FX キングドンの2つのルールのお話

4月となりました。
新たな年度がはじまります。

先週30日(金)の東京市場は、
仲値の前までは下げていましたが仲値直前には急に上昇して、
そして仲値を過ぎると下げが強まるなど、
ドル円、クロス円ともに年度末での仲値をはさんでの
アップダウンの激しい展開となりました。
その後、いくぶん堅調に推移しました。

ロンドン市場に入ると、
ドルやカナダがさらに堅調になりましたが、
ポンドはやや軟調でクロス円はレンジの動きとなりました。
ニューヨーク市場に入ると、
米PCEコアはほぼ市場の予想とおりでしたが、
シカゴ購買部協会景気指数や建設支出が
市場予想以上の良い数字で、ドルが買われ、
一時ドル円は118円台半ばに迫りました。
ところが、米商務省による中国への製紙製品に関する
相殺関税発動の報道と、イラン中銀総裁が
「ドル建てでの原油売却を完全に停止する計画」との報道や、
おまけにバーレーンの米国人に対して退避勧告が出たとの
「噂」まで出て、貿易摩擦や地政学的リスクの懸念から
ドルは一気に下げました。
これにつられるように欧州通貨やオセアニア通貨も下げました。

その後、ホワイトハウスから
バーレーン退避勧告を否定する報道や、
米長期金利が上昇したことなどで
値を戻す動きとなる激しい相場となりました。

今日2日(月)は窓空きでのスタートとなりましたが、
朝注目の日銀短観が大企業全産業設備投資が
良い数字であったものの大企業製造業業況判断は
少し悪い数字で、市場は円安に反応して始まりました。
そして、午前10時半に発表された豪小売売上高と
豪住宅建設許可件数が市場予想を大きく上回る数字で
AUDが急上昇しました。

この後、今日の主な経済指標は、
夜11時の米ISM製造業景況指数です。
製造業の購買担当役員へのアンケート結果ですが、
発表時期が早いため市場の関心は高いですので注目です。
要人発言では、夜中の1時半にセントルイス連銀総裁による
インフレについての講演が予定されているようです。

円キャリートレードの足取りもしだいに
しっかりしてきているようですが、
地政学的リスクもくすぶっていて、
株価も軟調で上値が重い状況です。
イラン情勢などにも注目が必要なようです。
原油価格なども大幅に上昇していて懸念材料もあります。
株価の動向にも注意を払いながら
しっかりとトレードしていきたいものです。

さて今日は、キングドンの2つのルールのお話です。

カーネギーホールタワーの50階にオフィスがある
キングドン・キャピタル・マネジメント社のオーナー
マーク・キングドンは、
「ロング・ショート」の投資手法で有名ですが、

彼にはとても大切にしている「2つのルール」がありました。

(それにしても強そうな名前ですね。
キングのドンなのですから…)笑

冗談はさておき、

その2つのルールとは?

キングドンの第1のルール
「損失を少なく抑えること」

キングドン第2のルール
「ルール1を守ること」

笑い声が聞こえてきそうですが、

インベストメント・スーパースターという
Pan Rolling社の本の中では、

世界の優れたファンドマネージャーが共通して
「いつも真っ先に考えていること」について
このような記述があります。

「下落リスクをコントロールすること」

そのために彼らは、

「レバレッジは驚くほど小さい」

のだそうです。

リスク管理を常に心がけているわけですね。

勇気と暴挙が違うように
慎重と臆病もまったく違うもののようです。

さらに彼らは、
1つのファンドでポートフォリオを50〜250ほど持って
分散投資を心がけてるとあります。

私たち個人投資家は、ここまで多くの緻密な分散投資は
なかなか難しいものですが、
いくつかの通貨ペアに分けてトレードして、
損失防御のためのプロテクティブ・ストップ・ロスを
しっかりと設定してトレードしていきたいものです。

そして、100%トレードに勝つことができない以上
(柔道の受身のように)

負けるときにいかに負けを小さく確定していくのかが、
トレードに総合的に勝つためには必要なことで、
「小さく負けるということは勝つために必要な技術」
であるということをキングドンに習って
身につけていきたいものです。

FX ヘンリーの投資哲学のお話

今日は、ゴトウ日で週末。
そして年度末3月の最終日でもありますね。

昨日29日(木)の東京市場は前日までの円高の調整で
朝方に円安に少し振れた後、
期末要因からかいったん外貨売り円買いの動きとなって、
その後、早朝に発表された日指標が弱かったことなどもあって
しだいに強い円安となっていきました。

背景には前日のバーナンキFRB議長議会証言で
米経済の不透明感の懸念とともに
FOMCでのインフレ中立発表を訂正して、
以前のようにインフレ懸念を継続する内容の発言も
あったことが指摘されていますが、
前日までの円高要因に、時価評価方式ではない
簿価会計の企業などのレパトリエーションの影響があって、
その反動もあったものと思われます。

その期末レパトリエーションの反動と
円キャリートレードの再開を思わせる全面的な円安の流れは
ロンドン市場に入ってもさらに加速しました。
ニューヨーク市場に入ると、
注目の米GDP確報値が市場予想を上回るかなり強い数字で
ドルが買われ118円台となりました。
クロス円もさらに上昇を続け、全面的な円安となりました。
結果、前日の円高を打ち消すように、
前日を含めて大きなアップダウンの行って来いとなって、
大きな振幅の相場となりました。

今日30日(金)は冒頭のとおりゴトウ日で週末。
そして年度末3月の最終日です。
いわゆるビッグデーで大きな振幅の可能性がありそうです。
経済指標の発表も多く、
朝のNZ第4四半期GDPと日指標にはじまって、
主なものでは、夕方6時の欧消費者物価指数と失業率。
そして夜の9時半には加GDPと米PCEデフレータや
米個人支出の発表があります。
市場の注目度が高い指標ですので注目です。
そして、夜の10時45分には
米シカゴ購買部協会景況指数の発表が、
続く夜の11時には米建設支出や
米ミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。
こちらにも注目しておいたほうがよさそうです。
夜中の1時半には、また米バーナンキFRB議長の講演も
予定されているようです。

さて、期末要因とキャリー攻勢が真っ向からぶつかる今日は、
大き目のボラティリティとなる可能性がありますので、
メリハリのある相場となる可能性があります。
過度に楽観することなく、
いつもに増して慎重なトレードをしていきたいものです。
アノマリーでは「変化を起こす重要日」となっています。

さて今日は、ヘンリーの投資哲学のお話です。

ヘンリーとは、
マリーンズを購入したことでも有名な
JWHのオーナーで著名な商品先物トレーダーの
ジョン・W・ヘンリーのことです。

その彼の投資哲学を一言で要約しますと、
「未来は誰も予測することなどできない。」
ということになります。

そして彼はこう述べます。

「投資決定に必要となる重要な情報は、
 マーケットのファンダメンタルズではなく、
 市場価格そのものであって、
 マーケットは人々の期待であり、
 その期待が価格のトレンドに現れる。
 不確かな世界ではトレンドを認識して、
 『 追従 』することが唯一妥当な投資の
 アプローチといえるのではないでしょうか?」

長期トレードのトレンドフォロワーであった
彼らしいすばらしい言葉ですが、
忙しいデイトレードをする私のような者にとっては、
とても違和感を感じてしまいます。

経済指標の発表でレートが大きく動くことを
事実として、目(ま)の当たりにしてしまうことや、
ほとんどの旧来の正統といわれる投資法が
相場の流れへの『 追従 』ではあっても、
ときに相場は反転することもあり、
機敏な逆張りをしなくてはならないこともあるからです。

確かに未来は誰にもわからないことですが、
落下物の運動の軌跡のように、
レートには勢いの慣性のような傾向もありますし、
また、レートのレジスタンスの壁もあるようで、
ときに『 追従 』を超えて『 予測 』もしていかないと
なかなかデイトレードで勝ち続けることはできません。

そして、未来は確かに誰にもわからないとはいえ、
ボラティリティの確率的範囲のなかに
尖度の高い偏差ではあっても
レートはその中に存在することが
圧倒的に多いのもボリンジャーがいうように
事実のようです。

また、ボラティリティーの偏差の壁の
あたりにレートが至った時は、
勢いが強いとその壁を押し広げますが、
かなりの確率でその壁にはね返されて、
レートが押し戻ることもあります。

長期トレンドフォロワーであれば、
これらのような小事は「ノイズ」ということに
なるのだと思いますが、

言ってみますと、
デイトレードはこの「ノイズ」をトレードする
ことでもあるので、
違和感を感じてしまうのですね。

まぁ、トレードのスタンスの違い
ということかもしれません。


巨匠にたてつく身の程知らずの田舎トレーダーの
たわごとでした。(苦笑)

ジョン・ヘンリーのように長期投資ができるように
もっと勉強に励みたいと思います。

参考: Pan Rolling社
    インベストメント スーパースター

FX わかっちゃいるけどのお話

昨日28日(水)の東京市場は、
仲値のあたりまでは方向感のない動きでしたが、
その後、一気に全面的円高の展開となりました。
日株が軟調に推移したことや、
この日の受け渡し日が2日後の年度末30日(金)にあたることから、
時価評価方式ではない簿価会計の企業などの
海外資金の自国への送金のためのレパトリエーションの
動きも影響した模様です。

ロンドン市場ではもみ合いとなり、
欧州通貨買いもみられましたが、
ニューヨーク市場に入ると、
米耐久財受注などの悪い内容にドルが売られ、
他の通貨も対円で軒並み軟調となりました。
一服後、注目のバーナンキFRB議長の議会証言で
「米景気先行きに不透明さ増す」との発言があり、
ドルは一気に116円半ばを割り込みました。
この動きにつられるように
欧州通貨、オセアニア通貨も軟調となりました。
その後、議会質疑で先日のFOMCでのインフレ中立見解から、
インフレを懸念する見解の変更の発言などがあり、
いくぶん反発も見せましたが、
総じて大きく下げた1日となりました。

今日29日(木)は夕方4時55分に、
独失業率などの発表があります。
続く夕方5時半には、英消費者信用残高などの
英指標が発表されます。
こちらには注目しておいたほうがよさそうです。
そして、夜の9時半には、米GDPデフレータ確報値や
個人消費や新規失業保険申請件数の発表があります。
注目いたしましょう。
要人発言としましては、昨日に続き
夜の9時から欧トリシェ:ECB総裁の講演が予定されています。
また夜の11時には、米のコーンFRB副議長の議会証言も
予定されています。そして、深夜の1時には、
米のスターンミネアポリス連銀総裁の講演もあるようです。

今日の日市場は、今朝方発表された日小売売上高が弱い数字で
前回発表も下方修正されたために円安ではじまりましたが、
すぐに下げたり、また上げたりと忙しい展開となっています。
株価の動向にも左右されがちで
また、地政学的なリスクや期末要因も残っていて、
今日も比較的大きな値動きとなる可能性がありそうです。

さて、コメディアンの巨匠、
植木等さんが80歳で亡くなりましたね。

名の「等」は、僧侶でもあった父が
「人間平等」から名づけたといいます。
植木等さんは学生の頃、
終戦を私の住む北海道で迎えたそうです。
伊達というところに農作業の手伝いに動員されて
住んでいたとあります。

芸能界へのデビューのきっかけは、
登別温泉に歌手のディック・ミネさんのショーを見に行って、
ミネさんから「東京に来いよ。」と声をかけられた
ことなのだそうです。
どこに運命の出会いがあるかわからないものです。

その後、クレイジー・キャッツの人生の仲間たちと
出会うことになりますが、
高度経済成長のときの花形コメディアンとなって、
大きな足跡を残しました。

スイスイスーダララッタ、スラスラスイスイスーイ♪
ヒットした「スーダラ節」ですが、

「わかっちゃいるけど、やめられない。」
の歌詞には今でも苦笑してしまいます。

オディーンが発見したと言われる
ディスポジションに陥る投資家と同じなのですね。

「利益を受けれる場合は、リスクを避けて利食いが早く、
 損失を蒙る場合は、リスクを選択して損切りができない。」

こういうものなのですね。
これがダメなことは頭では解っていても
なかなかこの傾向から離れられないものです。

まさに、「わかっちゃいるけど、やめられない」わけです。

そうそう。
もうひとつありましたね。

やめられないことが…。

一度、トレードを経験すると麻薬のように
もう二度とトレードから離れられなくなるようです。(苦笑)

ならば、優れた投資法を身につけて
トレードに勝っていかないとならないわけですね。

FX 見えざる神の手のお話

北陸の余震はまだ続いているようです。m(_ _)m

昨日27日(火)の東京市場は、
前日からのNYとオセアニア市場の流れを継いで
円安傾向ではじまりましたが、
日株価も軟調であったことから
方向感のないもみ合いとなって、
その後、徐々にやや円高傾向となっていきました。

ロンドン市場になると、
キャリートレードの動きも見られる中、
英議会でのキングBOE総裁の議会証言の中で、
英住宅市場の減速とインフレの収束の見通しについての
言及がありポンドが売られました。
これにつられるように他の欧州通貨やオセアニア通貨も
一時値を下げました。下げ一服後、
また円売りの動きが優勢になるなど、
下げたり上げたり忙しい相場展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
キングBOE総裁発言が尾を引いたのか、
しだいにクロス円が下げる傾向となりつつある中、
発表された米消費者信頼感指数が
市場予想を下回る数字であったことや、
FRB要人がサブプライムローン問題について懸念を表明した
ことなどで、ドルが売られました。
これにつられるように円が買われクロス円も値を下げました。
総じて、振幅の大きないくぶん軟調傾向の相場展開と
なりました。

今日28日(水)の主な経済指標としましては、
夕方5時に欧マネーサプライの発表があります。
続く5時半に英第4四半期GDPと英経常収支の発表があります。
こちらには注目しておいたほうがよさそうです。
夜の9時半には米耐久財受注の発表があります。
注目度の高い指標です。
そして、夜の11時半に大いに注目すべき
バーナンキFRB議長の議会証言があります。
米経済見通しについての証言がされる見込みです。
続く深夜の12時半には欧トリシェECB総裁の講演も
予定されているようです。

株価の動向や経済指標の発表、そして
要人発言や期末要因と、為替の変動要因も多く、
アップダウンの振幅の大きな相場となる可能性があり、
チャンスも多くなりますが相場の急変もありそうですので、
機敏な判断が要求される忙しい相場となりそうです。

さて今日は「見えざる神の手」のお話です。

かなり古いですが、
経済学の祖といわれるアダム・スミス(Adam Smith 1723-1790)
の国富論にでてくる1つの経済の概念です。

スミスは利己心に基づいた自己利益の追求が、
(不思議なことに)国家の社会全体では調和しながら
成長していくと考えました。

この自己利益と社会全体の調和という、
一見矛盾したことがうまく(不思議に)整合することを
「見えざる神の手」と呼んだようです。

(利己的な)自由競争が
(不思議なことに)国家経済を発展させると言うわけです。

アダム・スミスの神の手は
かなりしばらく機能していたようですが、

しかし、

時は移り現代となると
国家資源の有限性の問題やグローバリゼーションで
経済は国という単位から世界という単位で
密接な関係を伴って経済が動くようになりました。

労働にしても、機械化の影響もさることながら、
国境を越えて安い労働力を使う時代となりました。
ともすると国内の利己心に基づいた自己利益の追求が、
国内の経済をも衰退させる時代となっているようです。

もう国という単位での神の手は麻痺しているようで、
貧富の差も拡大してしまって、
国という単位での富の再配分も国境を越えて
洩れてしまっているようです。
どうも神の手は世界という単位のマーケット用に
大きくなってしまったようですね。(笑)

為替などをみていると、歪を感じることもありますが、
世界的な自由競争がワールドワイドに
不思議と調和している神の手を感じるときもあります。

現代のこの状況をスミスが見たらなんと言うのでしょう。

"THE BIG HAND"とでも呼ぶのでしょうか。

FX 小数の法則のお話

昨日26日(月)の東京市場は、
相場を動かす材料が少なく、レンジでのもみ合いでした。
ロンドン市場に入ると、徐々に買いが優勢となって、
ドル、クロス円が上げる展開となりました。
円キャリートレードも活発となってきた印象をみせました。

ところが、ニューヨーク市場になると、
注目の米新規住宅販売が市場の楽観的な予想に反して
悪い数字となり、おまけに前回発表も大幅に下方修正された
とあって、ドルが全面安となりました。
これにつられるように、欧州通貨とオセアニア通貨ともに
対円で下げました。その後、売りの動きが一服して、
オセアニア市場になると、下値の底堅さから
徐々に値を戻しました。

今日27日(火)の東京市場は、
前日の流れを継ぎはじまっていますが、
日株価もいくぶん軟調であることなどで、
いまのところ小さなレンジでの方向感のない
様子見的な展開となっています。
今日は、夕方5時に独IFOの発表があります。
続く5時半に英指標が複数発表されます。
そして、キング英中銀総裁証言なども予定されています。
また、夜の11時には米消費者信頼感指数と
リッチモンド連銀製造業指数の発表があります。
明日には、注目の米バーナンキFRB議長議会証言も
控えています。

さて、今日は大数の法則ならぬ「小数の法則」のお話です。

プロスペクト理論の
ツベルスキーとカーネマンによると、
大標本で適用されるべき大数の法則を
小標本に対しても適用してしまおうとする
判断傾向が人間にはあるとして、
これを「小数の法則」と呼びました。

東洋実用新報社の「神と悪魔の投資論」には、
面白い小数の法則の例えが紹介されています。

「規模の異なる2つの病院があって、
 大きな病院では毎日45人の赤ん坊が生まれている。
 一方、小さな病院では毎日15人の赤ん坊が生まれている。
 赤ん坊の男女比はどちらもほぼ50%づつであるが、
 日によって異同があって、男子が多く生まれる日もある。
 そして、2つの病院で男子が60%生まれる日が
 1年に何日あるかを記録した。
 さて、そこで質問。男子が60%生まれた日は、
 大きな病院と小さな病院でどちらが多いだろうか―。」

という問題なのですが…、

さて?

どちらも同じくらいと答える人が多いのですが、
実は、統計理論では、サンプル数が少ないほど
極端な値が出やすいと帰結していて、
「小さな病院のほうが多い」が正解となるのです。

ちょっと考えると
「なんか解んないなぁ」とも思えるのですが、
「男ばっかり5人兄弟」という家庭もありますので、
小標本の場合は、極端な男子誕生100%なんていうことも
あるわけですので、なんとなくイメージできますね。

このような小標本での出来事は、
実は特異なことなのですが、
ときに人は、その小標本での(特異な)出来事を
普遍的なものとして錯誤してしまうことがあります。

人には矮小な自己経験などを普遍的なものとして
錯誤してしまう傾向があるのです。

投資法でも何度か負け続けると、
「こんな投資法ダメだね」と思ったり、
また逆にたまたま勝ち続けると
「これは凄い」と過信してしまうことがあります。

ときに投資法の開発者も、
(意図的なのか、そうでないかは解りませんが)
この誤謬に漬かってしまうことがあるようです。
現在、日本で販売されている投資法の書籍の中には、
驚くような100%という文字とか、
月利数百%とか、年率1,000%を超える表示などが
あちらにもこちらにも踊っていて、
「売らんかな」の誇大広告の花盛りですが、
規制の厳しいアメリカなどでは考えられない
無法地帯の様相を呈していますが、恐ろしいことです。

たとえある時期ほんとうにそうであったとしても、
小標本での特異な出来事であった可能性もあるのです。

若葉マークが取れてそう間もない運転経験2年のドライバーが
「私の車の運転方法なら事故率0%で、安心度100%だ。」
と言って、運転法を著したとしても、
世間では失笑をかってしまうかもしれません。

年率数十%の利益率(顧客還元率)でさえ、
プロのファンドマネージャーとして、
とても優秀な成績だと言われています。
相場はそうしたものなのです。

私自身も商材販売者の端くれとして、
風潮に影響されている現在の自身のセールスページを改めて、
より正しい表示をするように
ホームページを改訂しようと思っています。

誇大表現や小手先や裏技ではない
真っ当な本物を提供したいと思います。

それで売れないならそれで良いのです。
私の本業は個人の専業トレーダーなのですから…。


FX レパトリエーションのお話

日曜日に北陸を中心に大きな地震がありました。
たいへんであったことと思います。
まだ余震が続いているようです。m(_ _)m

先週23日(金)の東京市場は、
前日の円安の流れを継いではじまりましたが、
仲値後は調整のドル売りがあり、
その後また盛り返すというレンジでの振幅の
相場となりました。

ロンドン市場になると、
ユーロ債の償還に絡んだユーロ売りでユーロが下げたことで、
これにつられるようにポンドやオセアニア通貨、
そしてドルまでが下げて相対的に円高の展開となりました。

ニューヨーク市場になると、
サブプライムローン延滞率上昇への懸念が根強い中にあって、
注目の米中古住宅販売が市場予想を大きく上回る好結果に、
住宅市場の底入れへの期待感などでドルが買われました。
これにつられるように欧州通貨やオセアニア通貨も
やや買いが優勢となる展開をみせました。

年度末と期末最終週の始まりとなる今日26日(月)は、
仲値でも下げるなど、軟調に始まっています。
今日は経済指標発表は少ないのですが、
午後1時に日銀政策会合議事録の発表があります。
そして、夜11時に米新築住宅販売件数の発表があります。
ここのところサプライム問題などから、
米の住宅系指標には鋭敏に反応する傾向がありますので、
注目しておいたほうがよさそうです。
市場のコンセンサスは少し良い数字を予想しているようです。

年度末と期末最終週がはじまりました。
28日(水)の夜には、
注目の米バーナンキFRB議長議会証言もあります。
今週は比較的大きな振幅の値動きとなる可能性も
強いようですので、相場の流れをしっかり読んで
注意深くトレードする必要がありそうです。

さて今日は、レパトリエーションのお話です。

レパトリエーション(Repatriation)とは、
「海外の兵士が自国へ帰還すること」です。
もともとは戦争で使われていた用語です。
「捕虜を(本国に)送還すること」という意味でも
使われることがあるようです。

外国為替では「海外投下資本を自国に戻すこと」
という意味で使われます。

3月末は機関投資家を含めて、
日本の多くの会社で会計年度末となります。
この決算に伴って、保有していた外貨を
いったん円に戻す動きがあります。
決済に使われることの多い基軸通貨のドルに
影響があることが多いようです。

つまり、円買い要因となるわけですが、
為替相場場は、様々な要因が複雑に絡まって
レートが作られていきますので、
このレパトリエーションで必ず円高になるとは限りませんが、
一時的な円高要因の1つとはなるようです。

過去を紐解きますと、特に年度末と期末最終週の最終日、
今年は31日が土曜日なので30日(金)がその日に当たりますが、
ビッグ・デーなどとも呼ばれることがあり、
けっこう大きな「値動き」が記録されています。

2000年以降のドル円の値幅では、

2000年がこの日だけで4円以上の値動き、
2001年が3円以上、
2002年がほぼ1円、
2003年が2円30銭以上、
2004年が2円50銭以上、
2005年が85銭、

そして、昨年の2006年ですが、
4本値でもう少し詳しく見てみますと
始値117.33 高値118.13 安値117.12 終値117.66と
ほぼ1円の値動きとなっています。

<参考> 為替時系列データ

その多くは円高となっていますが、
レパトリエーションの動きの後、
押し目での買いも入ることがあり、
結果、円安となる場合もあります。

だんだんレパトリエーションの動きも
1日集中ではなく、分散の傾向も感じられ、
そう神経質になる必要もないかもしれませんが、
大きな値動きの可能性のある日であることは言えそうです。

ボラティリティが高くなる日であれば、
危険日であると同時に、
波に乗ると1日で大きな利益も期待できそうです。

今年のビッグ・デーは如何に…。

注目されます。


FX 悪魔の天才トレーダーのお話

昨日22日(木)未明の3時すぎに発表された注目のFOMCは、
予定とおりの金利据え置きで注目は声明に集まりました。
サブプライム問題への声明はなかったようですが、
今回の声明の中で
「追加利上げが必要になるかもしれない」との
定型的な文言が削除されたことでドルが売られました。
しかしながら、米株が強い好転を示したことで、
ドルを除く欧州、オセアニアなどの通貨は上昇して、
円キャリートレードの復活を思わせる展開となりました。

東京市場に入るといくぶん膠着状態となった後、
ロンドン市場がはじまると、英小売売上高が、
前月比・前年比ともに市場予想を大きく上回り、
ポンドが前日に引き続き買われ大きく上昇しました。
この動きにつられるようにクロス円も堅調に推移しました。
ドル円も一時調整場面があったものの、
他の通貨に押し上げられるように
徐々に上昇する展開となりました。

ニューヨーク市場がはじまると、
米債券市場で利回りが上昇したことや、
米株が堅調となってきていることでの安心感からか
ドル買いの動きが強まって、ドル円は118円を回復しました。
また、欧州・オセアニア通貨なども
キャリートレードの再開で堅調となってきています。

週末の今日23日(金)は、
夕方4時に独輸入物価指数の発表が、
続く夕方6時に欧経常収支の発表があります。
そして、夜の11時には、
米中古住宅販売件数の発表があります。
こちらには注目しておいたほうがよさそうです。

桜の開花宣言も終わり春の高校野球も始まって
春爛漫で、世界の株価と為替も堅調となって
来ているようですが、過度の楽観は禁物のようです。
また、来週末には通常日の数倍の値動きがある期末最終日の
注目の「ビッグ・デー」が控えています。

さて、今日は悪魔の天才トレーダーのお話です。

悪魔の天才トレーダーとは、
若干27歳でイギリスの名門ベアリング銀行を
窮地に追いやったニック・リーソンのとです。

もっともこの話は、
銀行自体の危機管理体制の教訓として
語り継がれているようですが、
一時、ニック・リーソンは、
1人でベアリング銀行の年間収益の1/5を稼いだこともあった
まさに天才トレーダーでした。

彼は、1995年3月限月の日経平均先物決済値が
18,500円以上となることに賭けたのですが、

もちろん天才の彼なりに勝算の自信を持ってのことで、
たまたま今はシナリオとズレているだけだと、
確信していました。

この年の1月に阪神大震災が起こって、
日本の景気回復は順調であったのですが、
震災があったことで投資家の意欲が減退して、
株価は経済実態を反映できない
心理的なアンダー・バリューの状態である―。
こう彼は結論付けていたのでした。

連日の震災の暗いニュースを目の当たりにしても
彼の確信は揺るがなく、
自信過剰の悪魔に操られるように
彼は「あること」を実行し続けたのでした。

その「あること」とは…、

そうです。ナンピンです。
買いの平均値を下げるために
ナンピンにナンピンを重ねたのです。

結果、SQの3月限月に超大な評価損を抱えたまま、
決済日を迎えてしまいました。

果たして…、

ベアリング銀行は建て玉を決済できずに
名門ベアリング銀行は倒産したのでした。

銀行の危機管理体制の問題、ファンダメンタルの過信の危険、
相場に潜む投資家心理の魔物、損切りの重要さ…、
教訓だけが残りました。

このようなニック・リーソン事件ですが、
面白いことに相場にまったく関係のない書物の中で
彼の行為が記されていました。

その書物の名は、「広辞苑」

そこにはこうあります…。

なんぴん【難平】

(1)難すなわち損を平(なら)すこと。
予想に反して相場が騰貴または下落した時に
さらに売り増しまたは買い増しをして、
売値の平均を引き上げ
または買値の平均を引き下げて、
損失を回復しようとすること。

(2)身のほどを知らない者。おろか者。

どうやら、
損を平らにすることは、難しいことのようですね。

FX 下品な投資家のお話

昨日21日(水)の東京市場は
太陽が真西に沈む春分の日のお休みで、
眠たくなるほど値動きのない相場でした。

ロンドン市場に入ると、
数時間後にNYでのFOMCを控えて、
調整売りの中、英BOE議事録が発表されて、
コンセンサスとおりの金利据え置きであったものの
委員のうち7人が据え置き、
2人が利上げの「7対2」という市場の予想と違って、
8人据え置き、1人利下げという、「8対1」の結果に
一時、ポンド売りが強まりました。
しかし、それは長くは続かず、
インフレ警戒が解かれていないことから、
またポンドが買われる行って来いの展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
注目のFOMCは、予定とおりの金利据え置きで
注目は声明に集まりましたが、
サブプライム問題への声明はなかったようですが、
今回の声明の中で「追加利上げが必要になるかもしれない」
との定型的な文言が削除されたことでドルが売られました。
しかしながら、米株が強い好転を示したことで、
欧州、オセアニアなどの通貨は上昇して、
クロス円も上昇し、円キャリートレードの復活を
思わせる展開となりました。

今日は、夕方6時半に英小売売上高の発表があります。
続いて夜の7時にユーロ圏貿易収支の発表があります。
市場のコンセンサスはどちらもやや良しと
予想しているようですが注目いたしましょう。
夜の9時半には米新規失業保険申請件数の発表があります。
続く、10時20分にはバーナンキFRB議長の
発言が予定されています。
そして、11時には、米景気先行指数の発表があります。
こちらには注目です。
FOMCの発表は遅効性のある場合もあるので、
今後の各市場の反応にも注目したいものです。

今日は、下品な投資家(笑)のお話です。

投資に上品も下品もあるものか、
とは思うのですが、
今は短期売買屋もデイトレーダーなどと
かっこ良く呼ばれる時代ですが、
いろいろと掲示板で風説を流布したりする
不届きな輩もいたせいか、
少し以前までは、私のような短期売買をする人は、
間違いなく下品と思われていた時代がありました。(笑)
そればかりでなく、短期投資は劣っていて
長期投資のほうが優れているような風潮さえもありました。

確かに長期投資をしている人は、
私のように目も血走っていないようですし、
生まれたっての富裕層で、
それこそ温厚な紳士が多いようです。
もっとも、例外は何にでもあることで、
そうでない長期投資家もいるようですが…。

さて、長期投資といえば
もちろんタームの長い投資のことですが、
ほんとうの富裕層であれば、
期間とともに世界的に広範な投資もしているようです。

実際の金融商品にはないようですが、
世界のGDPの総和は、過去にアジア通貨危機や
同時多発テロなど短年の例外もあるものの
総じてしっかりとした右肩上がりで推移してきていて、
もしも、世界GDPに投資できたなら、
ほぼ間違いなく資産は増加することでしょう。

そのようなわけで、
為替、株、債権、商品などの経済市場を
包括的にトレードしようという考えが存在します。
まぁ、これには超大な資金が必要ですが、
企業よりも国、国よりも世界と、より規模が拡大するほど
株価がどうの債券市場がどうのアメリカがどうのという
バイアスが平滑化されて、
リターンが世界経済の成長に
収束すると考えられるからです。

世界という単位が最大とすると、
人類の際限なき拡大指向と
止まることのできない市場原理を
世界的に味方とすることができて
資本主義が破綻するまで
儲け続けることができるもしれません。

誇大妄想的なたわごとですが、
たまには下品なゴミ投資家も
こんなことを考えているのです。(苦笑)

FX リスクヘッジのお話

昨日20日(火)の東京市場は、
前日のNY株価の上昇と日株価も堅調になってきたことで、
リスク回避への懸念が後退して
円キャリーの再開を思わせるような
円安の流れとなりました。
昼過ぎの日銀金融政策決定会合も、
市場のコンセンサスとおりの据え置きで、
その後のコメントには反応薄でした。

ロンドン市場に入ると、
英HICP(消費者物価指数)が2.8%という強い数字に
インフレの思惑からポンドが大きく上昇しました。
カナダCPI(消費者物価指数)も市場予想を大きく上回る結果で、
カナダ高となりました。
ニューヨーク市場になると、
注目の米住宅関連指標が強弱交錯して、
じりじりとドル安になる中、中国人民銀行総裁の
「中国は外貨準備を積み上げる意向なし」との発言や、
サブプライム問題への懸念を再燃させる米ピープルズ・
チョイス・ホーム・ローンが破産法申請をしたニュースが
伝わると、軟調な展開となりました。

今日21日(水)は、東京市場が春分日の祝日でお休みで、
今はイライラするような閑散の膠着相場となっています。
夕方の5時に欧トリシェECB総裁の議会証言があります。
続く、夕方6時半に英BOE議事録の発表があります。
ここのところ比較的好調なポンドですので注目です。
また、夜の9時半にはカナダの小売売上高の発表があります。
こちらも昨日来好調なカナダですので注目です。
そして、夜中の3時15分には米FOMC政策金利発表があります。
市場のコンセンサスは据え置きですが、
懸念されているサブプライム問題への
FOMCの公式コメントもあるようで、
声明内容が大いに注目されます。

さて、昨日のリスクのお話の続きですが、

どうやら、リスクとは「危険」のことではなく、
損も利も含めた「損益分布範囲」といえそうで、

そうすると利を得るためには、
リスクをとらなくてはならなく、
リスクを恐れて避けてばかりいたのでは、
利を得る機会も失ってしまうようです。

つまり、何もしなければリスクがなく、
損失の可能性もゼロであるかわりに、
利を得る機会もないというわけです。

というわけで投資をするわけですが、

とはいっても、
投資という行為には損の可能性も常にあるのも事実で、
これを何とか少なくしようという考えがあって当然です。

いわゆるリスク・ヘッジですが、
リスクを「損益分布範囲」と定義することが
許されるならば、

リスク・ヘッジは、言い換えると
損益のばらつきである「損益分布範囲」を
狭めることと言えるかもしれません。

リスク・ヘッジをして、
「損益分布範囲」を狭めると、
同時にリスクが高い状況よりは、
利益を得る可能性も狭まる傾向があるため、

ここで何とか、
「損は減らしても利は得たいという」
むしの良いこと(笑)はできないかという、
考えも自然なことです。

ポートフォリオなどの方法ですね。

投資の2つのゲインである
キャピタルゲインとインカムゲインのうち、
キャピタルゲインのほうは「損益分布範囲」を狭めても、
スワップポイントなどのインカムゲインはしっかり得たい、
というわけです。

ポートフォリオを組んだ上でのキャリートレードなどは、
この「むしの良いこと」を具現しようとする
投資行為の1つとなると思いますが、

さらに投資分野において、
為替取引だけでは、リスクアバーションの
資金逃避が起こったときには具合が悪いので、
株式、債券、金などの商品と金融市場全般を抑えてしまおう、
というところまで考えは発展します。

たとえば為替市場から資金逃避が起っても、
為替や株と、債券市場は逆相関的な傾向があり、
(タンスには資金が入りきらないので)笑
為替や株などから逃避された資金は
たとえば債権や金などの商品など
どこかには集まるだろうという寸法です。

まぁ、私のようなゴミ投資家としますと、
ヘッジファンドのようにグローバルな金融市場全般で
自由自在にトレードすることなど、
夢のまた夢ですから、
為替なら為替の1つの市場で
リスクの高い賭博トレードと呼ばれるそれをするか、
せいぜい為替でのポートフォリオで
スワップポイントなどの
インカムゲインを得るしかありませんが、

それゆえ、賭博トレードでも勝ち残れるように
投資法を研ぎ澄ませているのですね。

FX 投資とリスクの雑談

昨日19日(月)の東京市場は、
前週末の人民元の利上げ報道で
中国株安を懸念した窓空けの円高でスタートしましたが、
日株価が堅調であったことと、
懸念していた上海株価が下落で始まった後、
プラスに転じて堅調に推移したことで、
空けた窓を埋めるように、円安の動きが強くなりました。

ロンドン市場に入ってもこの流れは続き、
利食いに押される場面もありましたが、
総じてキャリーの再開を思わせる円安の展開となりました。

ニューヨーク市場に入ってもこの流れは衰えず、
ラジアー大統領経済諮問委員会委員長のサブプライムローン
問題への「懸念は拡大せず」のコメントなどもあり、
米株の強い上昇を好感してドルが買われました。
その他のクロス円も含めて利食いをこなしながら、
総じて堅調に推移しました。

ゴトウ日の今日20日(火)は、
昨日に続き日株価が堅調なことから、
今のところ円安傾向で推移しています。

今日の昼過ぎには日政策金利の発表があります。
市場のコンセンサスは据え置きですが、
午後3時半からの福井総裁記者会見には注目です。
そして、夜の7時には欧貿易収支などの発表があります。
こちらは注目しておいた方が良いようです。
夜8時には、カナダの消費者物価指数などの発表があります。
カナダ関連では大きな指標ですので注目です。

続く夜の9時半には米住宅着工件数や
米建設許可件数の発表があります。
サブプライム問題なども
大きく取り沙汰されている時期であるだけに注目です。

さて今日は、投資とリスクの雑談です。

今は絶対的に近いものとはいえないまでも、
社会通念の一部では、
「郵便貯金や銀行預金は安全で、投資は危険」
という考えがいまなおあるようですね。
郵貯での10年定期貯金で預金が2倍となった
時期もありましたから、
このような通念が形成されたのかもしれません。

一般の人にとっての投資の代表選手と言えば、
株式投資なのだと思いますが、
歴史を紐解いてみると、
戦後の東証再開日の1949年5月16日の日経平均は176円で、
バブル期の1989年12月30日には38,915円と
インフレをみても、充分に正の期待値であったはずで、

バブル期以降であれば
「買いか手仕舞いしか知らない個人投資家」が
売り浴びせを受けて損したであろうことは
想像に難くありませんが、

この数字だけ単純に眺めると、
バブル期以前の投資家では、
損していた人がたくさんいるのが不思議なくらいです。
しかし、「投資は危険」の通念は
バブル以前からあったようです。

確かにバブル期以前でも投資で損をして、
首をくくる人がいたのも事実で、
また、証券会社が高い手数料で荒稼ぎしていたなどと
言う人もいますが、

どうも悪い面が誇張されて社会通念が形成されていた
ようにも感じます。

それは訳語にも由来していたと言う人もいます。
「投資にはリスクがある」というのは正しいですが、
このリスクをデンジャーと同じ「危険」という日本語を
当てたのにも少し通念の誤謬を後押しするところが、
あったのかもしれません。

投資において、リスクの反対語はリターン(マイナスも含む)で
よいと思いますが、日本語で「危険」の反対語は「安全」で、
ところが、リターンを「安全」とは訳さないわけですね。

どうも、リスクを「危険」と約すのは、
どこか違っているようです。

さりとて、リスクを言い表す
ピッタリした短く適切な日本語も見当たりませんが、
しかしながら、
日本語においてデンジャーと同義で扱われるのは、
困ったものです。

ベースボールを塁球ではなく、
広い野で球技に興じるイメージを髣髴とさせる
「野球」と和訳したように、
意を汲んだピッタリとした言葉はないものでしょうか。

うーん。「望益臨危」なんていうのも変ですねぇ。
お経の文句のようでわけが解らなくなってしまいます。
これでは健康食品のアガリクスをアガリスクと
呼ぶようなものかも。(笑)

投資でのリスクの趣意をとって、
リスクを「損益分布範囲」と訳すのが
適切であるのかもしれません。

この金融商品にはリスクがありますと言うよりも、
この金融商品には、−50%から+150%までの
損益分布範囲(リスク)があります、と言われるほうが
本来のリスクの意味が明瞭となるようです。



FX 負ける技術のお話

先週16日(金)の東京市場は
午前中に日株価が200円以上下げたことで、
リスク回避の円高となりました。
午後になると日株価がプラスに転じたことを受けて、
終盤にかけてドル円も117円を回復して、
豪ドルなども中銀筋のインフレ発言なども追い風として
いくぶん堅調さをみせました。

ロンドン市場になると、
特に目立った材料も見当たらないにもかかわらず、
米のサブプライム問題からの
米経済の減速懸念を嫌う動きからか、
ドル売りの流れとなりました。

ニューヨーク市場になると、
米CPIや鉱工業生産が良い数字でドルは下げ止り反発をみせ、
フィキシングの時間帯も無事こなしたものの
その後、いくぶん軟調となりつつ1週間の取引を終えました。

今日19日(月)はトラッキングエラーの
窓空きではじまりましたが、
ウップス・リバーサルを地で行くように
空けた窓が埋められるような展開となっています。

今日の経済指標は小粒ですが、
夕方5時15分にスイスの鉱工業生産、
夜の9時半にカナダ住宅市場指数などの発表があります。
そして、夜中の2時に米NAHB住宅市場指数の発表があります。
今日は比較的市場の注目度が低い経済指標ですが、
得てしてこのような日にテクニカル的に
大きくレートが動くことがありますので
レートの動きには監視が必要なようです。

株価などにも左右されやすい相場のようです。
株価のチェックもしていきたいものです。
アノマリーとしては、
今日19日は「高日柄」となっているようです。

今日は、負ける技術のお話です。

何のこっちゃですが、(笑)

プロスペクト理論と呼ばれているものがありますね。
変人を除いて(笑)、
普通のほとんどの人が持っていると言われる
ツベルスキーとカーネマンの提唱した、
利益を受ける時と損失を蒙るときの
意思決定の心理傾向のことです。

このプロスペクト理論の解説には
とても良いサイトがあります。
日本大学大学院総合社会情報研究科の田中先生のページです。

なるほどと、苦笑してしまうほど
ほとんど誰にでもこのような心理傾向があるようです。

利益を得れるときには、なるべく確実にという気持ちが働いて、
「危険回避行動」を取りたがり、

損失を蒙るときには、少しでも可能性があれば、
危険を冒してでも損失を回避する気持ちが働いて、
「リスクテイカー」といいますか、
危険愛好家(笑)になってしまうようです。

どちらにも共通するのは
「損を避けたい」という意思からの行動ですが、
これが投資ではとても好ましくない心理となるようです。

利益が乗ってきたら、早くエグジットしたくなるもので、
また、含み損が増えてきても「根拠のない、いつかの反騰」
の淡い期待になかなか損切りして損を確定できないものです。

ですので、「利小損大」となってしまって、
相場で損ばかりしているわけです。
かつての私もまったくこのとおりでした。

損を避けたいという自然な気持ちがなせることですが、

損の平均値 > 勝ちの平均値 では、

どうしても勝てるわけはなく、

まして、為替取引にも業者への手数料や
スプレッドといったものがありますので、
気持ちに任せて普通にトレードしていては
勝ち負けは50%づつなどではなく、
やや負の期待値となることもありまして
負けてしまうわけです。

レートがエントリーした方向とどんどん逆に
動いていってしまっているということは、
エントリーしたときの想定と違う現象が
起こっているわけですが、
この事実を目の当たりにしても負けを認められなく
根拠のない反発に期待して損を増大させるということは、
とても愚かなことのようです。

私も頭で解っていてもそれを実行できない愚か者でした。
先物で何度か追証をくらって
ようやく身に染みて解ったことがあります。

それは…、

いかに負けを小さく確定していくかが、
勝つためには必要なことで、
「小さく負けるということは勝つために必要な技術なのだ」
ということでした。

相場に勝てるようになった私自身の
大きな気づきの1つです。

FX マエストロのお話

昨日の15日(木)の東京市場では
前日の為替相場の反騰とともに、
米株の反発を好感してキャリー再開の思惑から
円安が優勢な展開ではじまりましたが、
日株の反発が限定的で伸びがなかったためか、
狭いレンジでのもみ合いとなりました。

ロンドン市場に入ってもアップダウンはあったものの、
もみ合い相場が続きました。
数日来のポンドの売り浴びせも一服でした。
また、スイスの政策金利の発表は、
市場の予想とおりの利上げでしたが、
すでに織り込み済みで、大きな反応はありませんでした。

NY市場に入ると、経済指標への反応は
何かを恐れているように鈍かったものの、
NY株式市場や債券市場などがしだいに落ち着いてきたこと
を受けて、徐々に円を売り戻す展開となりました。
フィラデルフィア連銀景気指数の発表直後は、
少しドルが売られましたが、
日本時間の深夜になるとドル円が117.50を回復するなど、
堅調な相場展開となりました。

ところがその後、深夜2時すぎの
グリーンスパン前FRB議長の
「サブプライム融資は小さな問題ではない。
 サブプライム問題は他の分野へ波及もある。」
の発言もあり、しだいに軟調となっていきました。
その流れは、今日の東京市場へと続いています。

週末の今日16日(金)は、
夜の9時半に米消費者物価指数の発表があります。
インフレの物差しとなる注目度の高い経済指標ですので、
注目したいと思います。
続く、10時15分には米鉱工業生産の発表があります。
こちらも注目です。
そして、夜の11時には
米ミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。
週末でもありますので、大き目の調整の可能性もありそうです。
深夜1時のロンドンフィキシングあたりの時間帯の
値動きには注意をしておいたほうがよさそうです。

少し明るい兆しも見え隠れしていますが、
市場は要人発言などにも過敏で、
小幅な値動きのように見えて急に動き出すなど
神経質になっているようです。
株価もチェックしながら、
慎重にトレードしていきたいものです。

まだまだ、マエストロ(巨匠)グリーンスパンの
発言には隠然たる重みがありますね。

かつてブラックマンデーでの迅速な英断で
名をはせた氏ですが、
戦略的曖昧性と言われた言葉が
ときとして鋭利な刃物のようにその時を切り裂きます。

こんな逸話があります。
レーガン政権最後の年、
ジェームズ・ベーカリーの側近の補佐官がFRBに対して、

「このままではアメリカ経済は鈍化する。
 FRBは利下げをすべきである。」

と書簡を送ると、
グリーンスパンは、FOMCの場で

「こうした政府の圧力には徹底して抵抗する。
 こうした利下げ圧力をかけ続けるのなら、
 FRBはとしては今後それとは反対のことをする
 必要性に直面するだろう。」

と、切り返したといいます。
そして、もちろんインフレの再発を恐れていたことも
ありましたが、わざわざ(?)共和党大会の数週間前に、
金利を0.5%引き上げて
FRBの独立性を示したそうです。

温厚そうでときには喧嘩屋であったわけです。

もっとも、グリーンスパン語と言われる
戦略的曖昧性(Strategic ambiguity)と
温和なイメージは、マスコミによって作られたという
説もあるようです。

グリーンスパン語について言いますと
氏はあるとき講演で

「しかし、いつ根拠なき熱狂が資産価値を過度に上昇させ、
 それが次には過去10年間の日本で起きたような
 予想外の、そして持続的な値下がりに転じるかなど、
 どうすれば判るのでょうか?」

と、結びましたが、マスコミがこの言葉を
フラッシュ・ニュースに載せるときに、

少し長いので!

「根拠なき熱狂(irrational exuberance)」

と、はしょったことでこの言葉が 一人歩きしたようです。
報道の誤謬であったわけです。


まぁ、しかし…、

マエストロ(巨匠)
もうそろそろ、ごゆっくりお休みになられたら…。

こう思うのは、私だけではありますまいに。(笑)


参考: グリーンスパンは神様か?
    TBSブリタニカ

FX 風が吹けば…のお話

昨日14日(水)は、東京市場ではじめやや円安であったものの、
中国・日本などアジア株が大幅安となったことを嫌気して、
リスク回避の売りによって相対的に円高傾向となりました。

その後、もみ合いとなって、ロンドン市場に入ると
ポンド円が224円あたりから222円後半へ下落するなど
円高の傾向は顕著となりました。
英失業率とユーロ圏鉱工業生産の発表が終わると
とりあえずの材料出尽くし感からか、もみ合いとなりました。

NY市場に入っても、NYダウが100ドル以上も下落して、
これを受けるように軟調な展開がしばらく続きました。
しかし、値ごろ感からか株に買いが入ると
つられるように円安の流れに変わりました。

その後、強日柄の特異日を象徴するように堅調となり、
オセアニア市場でもその流れを継承して、
今日の東京市場へと続いています。
今のところ日株価もやや反発しているようです。
今後の為替の動きが注目されます。

今日15日(木)は、
夜の7時にユーロ圏消費者物価指数の発表があります。
そして、夜の9時半には注目の米のコア卸売物価指数、
NY州製造業業況指数の発表が、
続く、10時に対米証券投資の発表があります。
市場の注目度も高い経済指標ですので注目です。
レートを大きく動かす可能性がありそうです。
同時刻にスイス中銀政策金利の発表発表があります。
市場はすでに織り込み済みのようですが、
市場のコンセンサスは、0.25%の利上げとなっています。
夜中の1時にはフィラデルフィア連銀指数の発表もあります。
続く、夜中1時半からのグリーンスパン前FRB議長の講演にも
注目してみたいものです。

さて今日は、「風が吹けば…」のお話です。

諺なのか、漫談なのか、落語のお話か、は知りませんが、
「風が吹けば桶屋が儲かる」というのがありますね。

ちょっと調べてみましたら…、

大風が吹く、すると土埃が舞う、
すると埃が目に入って盲目の人が増える、
すると盲人の三味線引きのための三味線が必要となる、
するとそのために胴に使う猫の皮が必要となる、
すると猫が獲られる、すると鼠が増える、
するとその鼠たちが桶をかじる、
すると新しい桶が要る、
だから桶屋が儲かる…。

という十段論法(?)なのだそうですが、
なんともふざけたようなこじつけの連鎖で
あきれてしまいますが、
複雑多岐な連鎖と相関は、
どことなく為替相場にも似ていますね。

政策金利だ。GDPだ。インフレだ。雇用だ。貿易収支だ。
財政収支だ。小売売上高だ。鉱工業生産だ。要人発言だ。
テロだ。戦争だ。証券高だ。商品相場だ。株安だ。……。

為替相場の要因の複雑な連鎖と怪奇(笑)さは、
「風が吹けば…」以上のようです。

さらに「投資家の心理」まで加わるとなれば、
スパコンでも解は得れないのは当然ですね。

あたかも為替の要因は、
海岸に無限に次々と押し寄せる波のようです。

少し大きめの波を見つけたなら、
そこでちょっと波乗りを楽しむサーファーのように
トレードしないといけないようです。

そうして、やがて来る「ビッグ・ウェーブ」を
楽しみながら待ちましょう。

FX ゲインのお話

昨日13日(火)の東京市場では、
9時55分の仲値公示のあたりではやや円安もあったものの、
日株価の弱含みに円高傾向の値動きとなりました。
ロンドン市場に入って日本時間の午後8時ころから、
円買いの動きが強くなりました。
NY時間になるとその動きはさらに顕著になり、
NYダウの大幅下落を嫌気したリスク回避の
ドル売りの動きが活発となりました。
その他の円・スイスを除く通貨もポンドをはじめ
総じて大きく売られました。
オセアニア通貨も、豪ドル円が90円後半となり、
NZドル円はふたたび80円を割り込んで
79円後半となるなど大幅下落となりました。

今日14日(水)の経済指標は小粒ながら、
夕方の6時半に英失業率、
続く7時に欧鉱工業生産の発表があります。
そして、夜の9時半には、米輸入物価指数と
米第4四半期経常収支の発表があります。
こちらには注目しておいたほうが良さそうです。
あと夜中の3時となりますが、
欧トリシェECB総裁の会見が予定されています。

株価に影響されている為替市場ですが、
いまだリスクアバーションの動きが根強いようです。
ロシアの投機的仕掛けの噂などいろいろ飛び交っていますが、
売られ過ぎを指摘する声もあります。
アノマリーとしましては、14日が「強象日」、
15日が「強日柄」となっていて
(売りでも儲けることのできる為替相場ですが)
そろそろ元気の良い反発も期待したいところです。

今日14日の午前中も日株価は500円以上下げています。

ともあれ、しっかりと株価の動向と為替相場の現実を
見据えて慎重にトレードしていきたいものです。

さて今日は、ゲインのお話です。

誰でも利得のために投資や投機を行いますが、
この利得には、キャピタルゲインとインカムゲインが
ありますね。

トレード期間が短いほどインカムゲインの比重が下がります。
宵越しのポジションは持たないとばかりに(笑)
デイトレードでは、スワップポイントもなく
インカムゲインはありません。

しかし、逆に売りポジションなどでの
スワップ支払いもありませんので、
売りポジションが持ちやすいというメリットはありそうです。

さて、キャピタルゲインに相当する
為替差益を得るためには、
安いところで買って、高いところで売るという
しごく理屈はシンプルなのですが、
これが実に難しいことです。

底と頂点を狙うことなど
偶然か天才でもなければ
なかなかできないことですが、

「安いところ、高いところ」を狙う気持ちが昂じると
コントラリアン症候群という病気に掛かってしまうようです。
なんとも皮肉ですが、この病気にかかると、
多くのトレーダーが損を蒙ってしまいます。

むしろ、古くからいわれているように
「谷越えを待って買い、山越えを待って売る」という
頭と尻尾をくれてやるくらいが、
凡人がトレードで勝てる極意のようですね。

コントラリアン症候群から身を守り、
この当たり前のことを
いつも正しく実行するには、
(天才でもない限り)
正しい投資ルールとなる
優れた投資法が必要なようです。


FX ロンドンバスのお話

昨日12日(月)は早朝オセアニア市場で円安が進んでいましたが、
東京市場に入って、日第4四半期GDP確報値が、
年率換算5.5%と前回の4.8%をさらに上回る結果を受けて
円が買われました。
その後、膠着状態となってロンドン市場に入りました。

ロンドン市場では、クロス円や欧州通貨が堅調な展開を
みせましたが、ドル円が118円台の半ばになると反落して、
これにつられるようにクロス円なども軟調となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
低所得層向けサブプライム住宅ローン業界2位の
ニュー・センチュリー・フィナンシャルへの
複数の金融機関から融資打ち切りの通告を嫌気したのか、
リスク回避の動きからドル売りの動きが活発となり、
他の通貨もつられるように軟調となりましたが、
株価の底堅さにしだいに戻す展開となりました。

今日13日(火)は、東京市場では
今のところ小幅なやや円高の軟調な展開となっています。

夕方6時半には英貿易収支の発表があります。
値動きの激しいポンドであるだけに注目しておきましょう。
続く7時には、ユーロ圏鉱工業生産の発表があります。
ユーロでは注目の指標です。
サマータイムとなった米では、
夜の9時半に米小売売上高の発表があります。
市場の注目度も高く、レートを大きく動かす可能性も
ありますので注視いたしましょう。
いくぶん悪いと予想する向きもあるよです。
そして、続く11時には米企業在庫の発表もあります。

さて今日は、ロンドンバスのお話です。

日本のバスも朝のラッシュなどや渋滞では、
なかなか定時運行とは行かないようですが、
ロンドンのダブルデッカーと呼ばれている二階建てバスは、
とりわけこの傾向が強いようで、

待っているときは待てど暮らせど(笑)来ないのに
来たとなると何台も連なって来ることが多いと
聞いたことがあります。

トレードチャンスも
これにとても良く似たところがありまして、
イライラするような膠着がしばらく続いた後、
この通貨ペアにもあちらの通貨ペアにも
ドーンとまとまってトレードチャンスが訪れることが
けっこうあります。

実はイライラするような膠着状態や
大凪(なぎ)のような状態は、
大きな相場の前兆なのですね。

ジョン・A・ボリンジャーに言わせると
「スクイーズの警報」とまで呼んでいます。
嵐の前の静けさ、というわけです。

また、長く投資をしていますと
似たようなことが収益でも発生します。

まぁ、聖杯(ホーリーグレイル)を持っている人は
別なのでしょうが、普通の投資家であれば、
膠着にも似た収支があまり変わらない時期と、
まとまって損をしてしまうドローダウンの時期と、
打つ手のほとんどすべてで儲かってしまう
笑いの止まらない時期が、それぞれ
ロンドンバスのようにまとまってやって来るものです。

酸いも甘いも充分に経験したベテランであれば、
「投資とはこうしたものさ」と経験からの達観ができますが、
私もそうでしたが、初心のうちはそうもいきません。

あまり収支が変わらない時期には、

「なんだかなぁ。投資なんて手間の割には
 大して儲からないものだな。」

とぼやいてみたり、

まとまって損をしてしまうドローダウンの時期には、

「もうやめた。こんな危険で賭博みたいなことは、
 してられないぜ。だいたい儲けてんのは
 証券会社の奴らだけだ…。」

と、悲壮感にさいなまれたり、

打つ手のほとんどすべてで儲かってしまう
笑いの止まらない時期には、

「へぇ、投資なんて簡単なものじゃないか。
 あははっ、投資で損する奴の顔が見てみたいよ。
 いや、もしかしたら、俺って天賦の才があるのかなぁ。
 ようし明日もガンガン儲けるぞーっ。」

と、コントロール・イリュージョンにかかった
天才症候群になってしまうものです。(笑)

愚かにも私はこれらのすべてを経験してしまいましたが、
その時その時の私を見ていたベテランの方がいたとしたら、

「そうかい。そうかい。まぁ、そのうち解るさ…。」

と苦笑されていたことでしょう。

私のつたない経験から言えることは、
儲からない時期こそ、研究を怠らず
投資行動を体感的に見直す絶好のまたとない研鑽の時期で、
また、儲かってしかたのない時期は、驕りを沈め、
財と力を蓄えていないといけません。

そうすることによって、
儲けとドローダウンの流転のサイクルの
基底を少しずつ押し上げることができるようです。

FX シミュレーションと実戦のお話

先週の9日(金)は、東京とロンドン市場ともに
緩やかな円安基調の中、
米雇用統計の発表待ちの
取引手控えムードでの相場でした。

さて、注目の巨大指標の米雇用統計は、
2月の非農業部門就業者数が9.7万人増と
ほぼ市場の予想とおりでしたが、
恒例となっている前回発表の修正があり、
1月分が11.1万人増から14.6万人増に上方修正されたことで、
米労働市場の強さに安心感が広がったことと、
米賃金が上昇していることから、
インフレへの期待的思惑が生じてドルが買われました。
ドル円は118円台に乗りました。

この米雇用統計につられるように
他の通貨も総じて買われました。
特にポンド円は228円台に上昇し、
わずか1週間で11円以上の大きな振幅となりました。

今日12日(月)は、朝に発表された日第4四半期GDP確報値が、
年率換算5.5%と前回の4.8%をさらに上回る結果となって
いまして円が買われています。
今のところ小幅なレンジの中の動きのようです。

今日から米国はサマータイムです。
今日の経済指標はどちらかというと小粒ですが、
夕方6時半の英生産者物価指数(コア)は
ポンドのレートを動かす可能性が高いので、
注目してみましょう。
夜の8時45分から欧トリシェECB総裁の
会見がある予定のようです。
また、深夜ですが夜中の3時には
米月次財政収支の発表があります。

世界同時株安と為替の急落も一服感がでてきて、
ほっと一安心と言うところですが、
今月は、日機関投資家の年度末による
資金引き揚げニーズもありますので、
過度の楽観も許されないようです。
世界の株価の動向も見据えながらの神経質
な相場展開の可能性も残っているようですので、
慎重にトレードしていきたいものです。

さて今日は、シミュレーションと実戦のお話です。

春ともなりますと、卒業と就職のシーズンですね。
以前からささやかれていたように、
今年の2007年から団塊の世代の定年退職がはじまるようです。

先輩が退職する中、後継の若い世代が社会で活躍します。
金融機関やファンドなどの機関投資を行っている会社にも
春になると新人のディーラー候補生が
ディーリングセクションに配属されます。

私自身はもちろんディーラーの経験はないのですが、
経験者の人づてに聞いたお話では、
(会社によって多少違うとは思いますが)
新人のディーラー候補生は、研修を経た後、
最初にやることは、毎日朝の会議で、
前日のロンドン・ニューヨークの市場動向を
こと細かに報告することだそうです。

GDPがどうだったとか、鉱工業生産指数がどうだったとか、
要人発言がどうであったとか、それで相場がどう動いたか、
などといったことを報告して、
意地悪な先輩ディーラーの質問にも
答えなければならないそうです。(笑)
この報告のために、
いやでも勉強をしなくてはならないわけですね。

その報告もある程度できるようになると、
次は模擬トレードに入ります。
聞いた人のお話しでは紙を使うのだそうですが、
現在はパソコンでのバーチャルトレードなのかもしれません。

それで、新人ディーラー候補生が模擬ディーリングをすると
毎年、ほとんどの候補生がとても良い成績を残すそうです。

模擬ディーリングで悪い成績の人は、
配置換えになるといいますから、
けっこうな緊張感の中でのデモ・トレードなのですが、
この次の段階の実戦トレードになると、
毎年、おしなべたように同じことが起こるそうです。

それは、模擬ディーリングであれだけ好調だった収益が、
実戦では少しも上らなくなるというのです。

この時期になると、鼻息も荒かった新人君もようやく
先輩ディーラーを尊敬するようになるのだそうです。(笑)

では、なぜ模擬と実戦ではこれほどの違いが
生まれるのでしょうか。

それは「投資心理」なのだそうです。

実戦になると悪い心理が働くのです。

「確実に儲けよう」
「安全に儲けよう」
「恐怖感が出てくる」
「先入観でチャートを見てしまう」
「慎重になりすぎて機敏さが失われる」
「含み損が出ても足がすくんで損切りができない」
「あれこれ考えすぎてタイミングを逸してしまう」
「わずかな経験での自己の相場観に支配されてしまう」

この時期に新人君はテクニックよりも心理が相場の勝ち負けの
大きな要素であることを身をもって学習するわけです。

私たち個人投資家にも当てはまることかもしれません。

慣れによって習熟するものもありますが、
慣れによって失われてしまうものもあるようです。
もしかすると慣れによって失われるものの方が大きい
のかもしれませんね。

「初心忘れるべからず」なれば

プロ野球選手が基礎トレーニングをするように
ときどき初心に帰って「デモトレード」での練習で、
忘れかけていた大切なものを思い出して
投資行動の修正をしてみるのも良いのかもしれませんね。


FX 巨人達のコロシアム

昨日8日(木)は、未明のベージュブックに
円高となっていた為替相場が、
日市場がはじまると日経平均がプラスに転じたことを好感して、
リスクアバーションの円買い戻しの動きから
一転して円安となりました。

ロンドン市場に入ると、もみ合いの後、
日株とアジア株の堅調さに
リスクアバーションの動きの収束感が強まり、
ドル円が117円を抜けると一段と円安傾向となりました。
英政策金利は市場の予想とおりの据え置きでしたが、
一時ポンドの売りが見られました。

NY市場に入るとユーロ政策金利が
市場のコンセンサスとおりの0.25%の利上げとなりましが、
これはすでに織り込み済みで、
ECBのトリシェ総裁の会見に注目が集まりました。
その会見でユーロ圏のインフレリスクに関して、
トリシェ総裁の常用の言い回しに、
警戒(vigilance)という言葉がなかったことで
ハト派的と受け止めた市場では、
ややユーロが軟調となりました。

さて今日9日(金)は、
夕方6時半に英鉱工業生産の発表があります。
そして、なんといっても注目は、
夜10時半の巨大指標である米雇用統計と
米失業率と米貿易収支です。
相場の方向性への重要な焦点となりそうです。
市場のコンセンサスは、前回よりもいくぶん低い予想ですが、
ISM製造業そして非製造業がともに
雇用部門では良いようですので、
いかがなりますか大いに注目です。
また、くせものの前回前々回発表の修正も
恒例となっていますので、
注意いたしましょう。大きな動きも予想されます。

世界同時株安後ですので、
株式相場を睨んだ為替の展開ともなりがちです。
株価の動きにも注目していきたいものです。

現在は巨大指標を前にしての様子見のためか、
静かな動きとなっています。

来週からは早くも夏時間(サマータイム)となります。
経済指標なども発表の時間が変わります。

さて今日は、巨人たちのコロシアムのお話です。

為替市場は、(へんな見方ですが)
大きな巨人たちが死闘を繰り広げる
(殺し合いならぬ)「コロシアム」のようなところがありますね。

もっとも、その巨人たちの1人が
ヘッジファンドよりも総投資高が大きいと言われる
個人投資家達なのですが、
私のようなゴミ投資家にとっては、
ファンドも機関投資家も皆、身の丈100mもの巨人に
思えてしまいます。

相場を仕掛け、ときには相場をコントロールする
彼らの中にあってできることと言えば、
尻馬に乗るように相場の流れについていくことと、
損失防御をすることだけです。

そういえば、損失防御つまり損切りやヘッジ、
そして相場を休むことは、
相場参加者に平等に与えられた
小人にもコントロールできるほとんど唯一のものですね。

「最終的に勝利を掴み取る手段としての損切り」は、
考え方によってはかなりアグレッシブな手段で
活用すべき戦術のようです。

巨人達のコロシアムに入場する時の
鉄のヘルメットであり鎧(よろい)となるようです。
これさえ身につけていれば、巨人達も怖くはありません。
さぁ、どこからでもかかってらっしゃい。(笑)

(建設現場の朝礼ではないですが…)
指差し確認。「ヘルメットよーし。あご紐よーし。」^^

FX 老相場師のお話

昨日の7日(水)は、ちょうど暴落から1週間となる
東京市場では、前日のNY株価が堅調であったことで、
上げてはじまったものの、
やがて日経平均がマイナスに転じると、
落胆からか大きく円高に振れました。
いつもながら、ポンドは激しい値動きでした。

その後、一進一退が続いて、
ロンドン市場になるともみ合いとなりました。
NY市場となってもしばらく膠着にも似た状態が続きましたが、
8日未明に発表されたベージュブックの
「米経済は緩やかな上昇にあるが、一部地域でやや減速」
の弱気も感じられる発表に落胆の下げを呼び、
ドルをはじめほとんどの通貨で
相対的に大きく円高となりました。

今日の8日(木)は、日経平均の反発を好感して、
為替も反発して始まっています。

夜の8時には、独鉱工業生産の発表があります。
そして、夜9時には、英中銀政策金利発表の発表があります。
市場のコンセンサスは、金利据え置きとなっています。

続く9時45分には、欧中銀政策金利発表の発表があります。
こちらは0.25%の利上げで市場の予想は一致しています。
織り込みも進んでいるようです。
英とユーロの政策金利の発表ですが、
コメントなどにサプライズの懸念もありますので
注目いたしましょう。

夜10時半には、米新規失業保険申請件数の発表もあります。
また、同時刻にトリシェ総裁の記者会見も予定されています。
こちらには大いに注目が必要なようです。
明日には巨大指標の米雇用統計も控え、
大きく相場が動く可能性もあるようです。

さて、今日は老相場師のお話です。

もう故人となってしまわれましたが、
無名の方でしたが、私が密かに相場のメンターと
思っていた人がいました。

まぁ、私が勝手に思っていたわけで、
師弟の関係はなかったのですが、
二十数年前の初心の頃に相場談義として
多くのことを学ばせていただきました。

ちょうど、昨日の7日が命日でしたので、
思い出していました。

当時は穀物の先物をやっていたのですが、
私が負けに負けていて、ヘトヘトとになったときに
訪ねていくと、

「あっはっはっ。追証かね。ほう、それはたいへんだね。
 でも、あんたな。はじめのうちは、うーんと負けて
 おいたほうが良いんだよ。相場は負けて体で覚えれるんだ。」

励ましを期待していた私にさらに畳み掛けるように…

「損切りの大切さが身に染みたかね。体の底から解ったかね。
 相場はねぇ、舐めちゃいけないんだよ。
 命の次に大切なお金をかけるんだ。生半可な気持ちで
 やっちゃいけない。たいしたこともないのに
 解った気になってたって、相場天狗の鼻は一度は折れる。」

と語気も荒くはき捨てるように言った後、

「この年になるまで、そりゃ何度か冷や汗も経験してきたよ。
 相場やってる奴はねぇ、一度は経験したほうがいいんだ。
 ちょっと損したくらいじゃできない心構えができるし、
 中途半端な負けじゃ身に染みないんだなぁ、これが。
 ポンと伸びるには、一度、地面のとこまで落ちないと
 地面を蹴って上がれないだろう?」

と諭すように言った後、おもむろに日本酒を持ってきて

「まぁ、たまに一杯やるかね。
 あんたみたいに学はないから、難しいことは解んないけど
 相場はねぇ、下げ相場で儲けれるようになって一人前だ。
 下げ相場のたびに損してるようじゃ、まだヒヨッコだよ。
 下げ相場でも儲けれるようになって初めて、
 相場で飯が食えるようになるんだよ。」

二十数年たった今でも心に深く思い出されます。


FX ブローデルの歴史観のお話

昨日6日(火)の東京市場では、
日とアジアの株価の持ち直しを好感するように、
嵐のようであった円高がいったん治まり、
調整の円売りの展開となりました。

値動きの大きいポンドは3円以上も上昇して、
ドル円も116円を回復しました。
ロンドン市場では総じて揉み合いの展開で、
NY市場になってもこの状態が続きましたが、
NY株価の堅調を受けて後半になって円安の動きとなりました。

指標発表には反応の限定的な為替市場ですが、
世界の株式市場の回復などから、
リスク回避の動きも一服という観測が
優勢になりつつあったようです。

今日7日(水)の東京市場は、
NY市場後半からの円安の動きを大きめに調整する
展開ではじまっています。
夜の8時には、独鉱工業受注の発表があります。
そして、夜10時15分には米ADP全米雇用報告が発表されます。
こちらには注目する必要がありそうです。

明日8日(木)は、
未明の朝4時にベージュブックの発表があります。
大きな指標発表ですので
その後の相場の動きが注目されます。

週末には、巨大指標の米雇用統計の発表も控えていて、
神経質でありながらも大きな振幅の展開も予想され、
楽観はできないようです。
気を緩めず慎重なトレードを心がけたいものです。

さて今日は、ブローデルの歴史観のお話です。

フランスの歴史家フェルナン・ブローデルの史観によりますと、
世界経済における覇権の移動、
つまり経済の中心地の変更が起こる頃には
いつも経済危機が起こっているそうです。

たとえば1929年の世界恐慌では、
経済の中心地は、ロンドンからニューヨークに移行しました。

また、さらに過去にさかのぼってみますと、

1820年頃の購買力平価でみた世界のGDPの総計は、
約7000億ドルで、1992年には28兆3700万ドルと
およそ40倍ほどになっていますが、

その1820年の国別のGDPでは、
なんと1位が中国で2位がインドであったという
記録になっています。

そうです。

19世紀の初頭までは、
中国とインドは圧倒的な世界の経済大国であったわけです。
ちなみにこの頃の米国は第9位で、日本は6位でした。
世界の経済の覇権は、中国とインドが握っていました。

その後、ドラスティックなまでに経済の動乱とともに
世界経済の構図は変遷しました。

中国とインドの経済は凋落して、
英国が台頭し、その英国の覇権も
やがて米国そして日本が担うこととなりました。

そして現在、経済は米国と(国ではありませんが)ユーロ圏
そして日本という構図のようですが、

世界の4割近い人口を有する
かつての経済の覇者の中国とインドがふたたび経済大国として
復帰しようとしています。

まだもう少し将来になるとは思いますが、
揺るぎなきように思える鉄壁の大勢が崩れて、
経済の中心地が移動するとすると
ブローデルの史観が蘇ります。

たとえ過去がそうであっても、
今後はその史観が適用されないことを願います。

動乱なき世界経済の成長を望みたいものです。


FX ナッシュ均衡と流行のお話

昨日の5日(月)は、先週の流れを加速させて、
東京市場では朝からポンドが4円以上も下落するなど、
軒並み、リスクをアバージョンする投げに
天気と同じような円高の嵐となりました。

ロンドン市場となっても、この嵐はおさまるどころか、
アジア株、欧州株のさらなる下げに
円キャリーの最終段階の解消が進んだ模様ですが、
ドル円は115円近辺でなんとか踏みとどまりをみせました。

NY市場に入ると、NY株式の持ち直しを好感して、
一時、ポンドが3円近く戻すなど
調整の買戻しの動きとなりましたが、
円買い圧力に押されるように再び値を落としました。

今日6日(火)は、キャリーの解消も一段落となったことと、
日株価の持ち直しもあって、神経質で慎重な展開ながら、
調整の円安の展開となっています。

夜の7時にユーロ圏のGDP改定値や
小売売上高の発表があります。こちらには注目です。
そして夜の10時半には、
米非農業部門労働生産性改定値などの発表があります。
続く、11時には、加の中銀政策金利発表があります。
市場のコンセンサスは据え置きですが、
カナダ関連のポジションを持たれている場合は、
注目しておいたほうが良いでしょう。
さらに夜中の12時にも、
米製造業受注などの指標発表があります。

おっかなびっくりの反発ですが、買い意欲も感じられます。
要所で戻り売りもありそうですので、
各市場の開始時間の動向にも注意しながら、
慎重にトレードしていきたいものです。

下げ相場の売りでも儲けれるトレードですが、
上げのチャートを見るのはやはり少しだけ心地よいものです。

さて、今日はナッシュ均衡と流行のお話です。

ナッシュ均衡とは、エミール・ボレル、
そしてフォン・ノイマンによるゲーム理論における
非協力ゲームの解の一種として、
数学者のジョン・F・ナッシュによって導かれた
ゲーム参加者全員の戦略が一定のものに収束する均衡点
のことで、その1つは囚人のジレンマとして有名ですね。

参加者の自由であるはずの打つ手が、
他の手を選択してもどうしても負けてしまう状態になって、
どうしようもなく1つになってしまう、
戦略の選択肢がなくなる状態というわけです。
将棋の千日手の手詰まりなどはナッシュ均衡ですね。
手を変えたほうが負けてしまいます。
相場の膠着状態などがこれに該当するようです。

また、相場は集団の内の誰かの効用(利得)の犠牲がなければ
他の誰かの効用を高めることができない面もありますので、
パレート効率的(Pareto efficient)でもあります。

普通の状態の相場であれば、売り買いが交錯して
相場が形成されて値がついていきますが、
ときに相場は、非協力ゲームが協力ゲームに変貌するようにして
皆で一方向に相場を作り飽和してしまうことがあります。
株式のストップ安などがこれに近いもののようです。

また、恐慌などが起こったときも、
買いに回れば損してしまうので、
売りの選択しかなくなって、
ときに売り気配一色で買い手がいないために流動性が低下して
売買が成立しなくなります。

さすがに巨大市場の為替取引では、
このようなことは滅多にありませんが、
かつてヘッジファンドのLTCMの破綻のときには、
3日で32円も下げてこれに近いものだったようです。

今回の上海株の暴落をトリガーとした世界同時株安による
下げは、大きなエポックではありましたけれども、
国家経済破綻など稀有な大事件によるものではありませんので、
一時、売りしか選択肢がなくなっても、
やがて要因の変化などにより、
ゲームのパラダイム自体が転換することとなって、
新たな選択肢(買うことのできる状態)が生まれていきます。

このようなパラダイムの変化は、
どことなく、(こちらは人為的に作られたものですが)
ファッションに似ているような気がします。

2007年の流行色は白だそうですが、
(実際のファッションは多様化していますが)
若い女性のほとんどが白に注目して、白い洋服を着だすと、
ファッション業界は、目的を達成したとばかりに
1年半も前から周到に用意していた
別の流行色をまた世に放つというわけです。

100人が100人同じ方向を向いたとき、
それが終焉して、新たなパラダイムがつくられていく…。

相場も人の意識の集合で作られているとするならば、
かつてのバブルもそうでしたが
皆が買い一色、あるいは売り一色になったときには、
大きく相場が変わるようです。
そういう意味で、どことなくファッションに
似ているような気がします。

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