FX ネガティブインジケーターのお話

昨日は後半、ドルとユーロそれぞれに動きがありましたね。

昨日16日(水)の東京市場は、
午前中に発表された豪指標が市場予想を下回ったことで
オージーが100円を割り込む軟調となりました。
午後、欧州通貨がしだいに堅調となってきました。
その他の通貨はやや膠着感のある相場でしたが、
ロンドン時間が近づくにつれドルが堅調の兆しをみせました。

ロンドン市場に入ると、注目の英四半期インフレ報告で
インフレリスクによる利上げの必要性が発表されましたが、
市場はよりトーンの強いリポートを期待していたのか、
ポンド売りに反応しました。
これにつられるようにユーロも軟調となりました。
一方、ドルはゆっくりと強い上昇をしてドル全面高となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
注目の住宅関連の複数の米指標が発表されましたが、
強弱まちまちでしたが、ロンドンからのドル買いの流れを
継ぐようにドルは堅調に推移しました。
一方、ユーロやポンドは軟調となりました。
米系銀行筋から売りが入ったと報じられたユーロドルは
1.3500近くまで急落しました。
その後、NY後半はもみ合いとなり、
ドル円も121円手前では売り方の防衛も強かったようです。

今日17日(木)は、朝の9時前に日実質GDP(速報値)が発表され
ましたが、市場予想より悪い数字で円売り材料となりそうです。
昼過ぎには日政策金利が発表されます。
市場のコンセンサスは据え置きです。
午後3時半より福井日銀総裁定例記者会見が
予定されています。
こちらの会見内容には注目しておいたほうがよさそうです。

そして、夜の8時には加消費者物価指数、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、加卸売売上高、
夜の11時に米景気先行指標総合指数、
深夜1時にはフィラデルフィア連銀指数などの発表があります。

ドルの堅調、欧州通貨の軟調、円安といった
相場となっているようです。
調整なのか、新たな流れが形成されつつあるのか、
今後の動向が注目されます。
また今日はG8も近づく中、要人発言も多いようです。

さて今日は、ネガティブインジケーターのお話です。

このようなオシレーター系テクニカル指標が
あるわけではないのですが、

ネガティブサインを出すものをこう呼ぶことがあるようです。

あの絶不調のアナリストがこう書いたから逆に動くとか(笑)
いろいろあるのですが、

プロのディーラー達の中でも、同じディーリングルームの中で
アイツが買いポジションを取ったから、
そろそろトレンドも終わりで、もうじき下げに転じるという、
「人間インジケーター」もあると聞きます。

一般の新聞に為替のコメントが載ったときも
ネガティブインジケーターとなるとよく言われます。
確かに記事作成の段階の過去では、
新聞に記載のとおりなのですが、
そろそろ新聞に記載内容の示すトレンドが頂点が近づいている
こともよくあるようですね。

また、ほとんどすべてのソースが同じ見解を示しているときも
ネガティブインジケーターとなります。
あのアナリストもこの分析もあのサイトもこの新聞も
同じ見解だとかなり過熱したバイアスとなっていて、
かつてのバブル崩壊が典型的な史実ですが、
危険なサインとなることがあります。

調整なのかトレンドなのかに悩む頃が
仕込みごろで、ネガティブインジケーターの
サインがちらほら出る頃に手仕舞いするするというのが
良いのかもしれませんね。

基本的には「買いか」「売りか」「休むか」
「スワップか」「それらの組み合わせか」
はたまた裏技か(笑)、ストラテジー自体の選択肢は
ある程度限られていますので、
ネガティブインジケーターを見つけると
かなり有効に活用できそうです。

FX 経済指標のお話

今日の北海道は晴れ晴れとしたとても良い天気です。

昨日15日(火)の東京市場は、朝9時前に発表された
日機械受注がかなり悪い数字で円が売られましたが、
その動きは限定的でした。
その他通貨も特段の材料がなくもみ合いに始終しました。

ロンドン市場に入ると、注目の英消費者物価指数が
ほぼ市場の予想とおりであったものの、
一部に3.0%超えの思惑もあってその失望のためか、
ポンドが売られました。ドル円は振幅の激しい相場となりました。
上値も重く下値も固いというまさにレンジ相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
注目の米CPIのコア前年比が市場の予想よりも悪い結果と
なりましたが、ドル円ではいったん大きく下げたものの
NY株価の好調さにも影響されたようで
買い方の意欲も旺盛で底堅く上昇に転じ、
その後もみ合いとなりました。
一方、ユーロが強気の動きを見せ上昇しました。
これにつられるように軟調であったポンドも
堅調な相場展開となりました。
また一方、連日カナダが好調でこの日も大きく上昇しました。

今日16日(水)は、昼の1時半に日鉱工業生産(確報値)、
午後3時に独消費者物価指数、夕方5時半に英失業率、
続く6時に欧消費者物価指数、
そして、夕方6時半に英中銀四半期インフレレポート、
夜の9時半に米住宅着工件数、
夜の10時15分に米鉱工業生産などの
経済指標の発表があります。英米経済指標には注目です。

さて、悪い経済指標の発表にも強さをみせるドル円ですが、
ドル金利の先安感もくすぶっていることと、
米株の堅調に支えられているところも見受けられるようですので、
株価の動向には注目が必要なようです。
下値も底堅くキャリーの円売り基調が続いている
クロス円ですが、数日後に迫ったG8に対する
要人発言にも気をつけてトレードしたいものです。

今日は、経済指標のお話です。

為替相場を動かす要因のひとつの経済指標について
ご一緒に基礎的なことを学んでみたいと思います。

毎日のように発表される各国の経済指標ですが、
ときに為替相場を大きく動かすのはご存知のとおりです。

諸説がありますが、一般に経済指標は
大きく6分類されます。

1. 雇用関連の経済指標

2. 消費関連の経済指標

3. 物価関連の経済指標

4. 各国の収支に関する経済指標

5. 各国の経済全体に関する経済指標

6. 各国の政策金利の発表

そして、1の雇用関連の経済指標では、
毎月第1金曜日に発表される米雇用統計が
いわゆるS級経済指標となります。
それぞれ各国の雇用統計も重要な経済指標ですが、
世界の基軸通貨が米ドルであるために、
アメリカの雇用統計は特に市場の注目が集まります。
その中でも非農業部門の雇用統計が
相場を大きく動かします。

その他、雇用関連の経済指標には、
毎週木曜日に発表される新規失業保険受給申請者数や、
ISM製造業の雇用部門の発表があります。

2の消費関連の経済指標では、
小売売上高や住宅着工件数などがあります。
やはり基軸通貨国のアメリカの経済指標に
市場の注目が集まります。
よく「米の消費は車と家を見ればよい」といわれるように、
毎月中旬に発表される米小売売上高と、
毎月16〜19日に発表される住宅着工件数が相場を動かします。
いわゆるA〜B級の経済指標となります。

3の物価関連の経済指標では、
消費者物価指数や生産者物価指数などがあります。
やはり、毎月中旬に発表される米の消費者物価指数(CPI)と
同じく毎月中旬に発表される米の生産者物価指数(PPI)に
市場の注目が集まります。
これらの物価関連の経済指標ではインフレの状況を見ますが、
市場がインフレを問題視している時期とそうでない時期とでは、
反応が異なることがあるので注意が必要です。
また、CPIは商品だけではなく
サービスも含めた指標内容となっています。
いわゆるA〜B級の経済指標となります。

4の各国の収支に関する経済指標では、貿易収支があります。
国の収支には、経常収支と財政収支がありますが、
その経常収支は、貿易収支、貿易外収支、移転収支と分類され、
貿易収支はその中の1つです。
しかし、為替相場ではこの貿易収支がとりわけ注目されます。
やはり米の貿易収支に市場の関心が集まります。
あまり市場反応のないときもありますが、
いわゆるA級の経済指標です。
米の赤字問題が浮上している時には
相場を大きく動かすことがあります。

その他、米の財政収支も毎月発表されていますが、
比較的市場の反応は鈍いようです。
事実上C級指標といってよいでしょう。

5の各国の経済全体に関する経済指標では、
GDPの発表とISM製造業景況紙数があります。
GDPは国内総生産のことで国全体でどのくらいの
経済活動(付加価値生産)があったのかを示すものですが、
四半期分として3ヶ月ごとに発表されます。
そして、このGDPには、速報値、改定値、確定値の
3種類があります。特に「速報値」に市場の注目が集まります。
やはり米のGDPに市場の関心が集まります。
いわゆるS〜A級指標です。

一方、米ISM製造業景況紙数は
毎月第1営業日に発表されます。
月初の経済指標なので市場の注目が集まります。
A級経済指標です。

6の各国の政策金利の発表は、
一里塚といった傾向のある経済指標です。
この政策金利を思惑して市場は事前に織り込みをしていきます。
ですので、思惑とおり金利が発表された時でも、
すでに織り込み済みであまり反応がなかったり、
例えばその後の金利上昇の思惑が見込めない場合は
「とりあえずの頂点」ということで、
利上げ発表があった直後に相場が逆に
下がってしまうこともあります。
いわゆる"Sell(buy) on Rally,Buy(sell) on Dip"です。
また、市場の予想と違う政策金利の発表があった場合には、
サプライズとして大きく為替相場を動かすこともあります。
S級の経済指標ですが、市場反応は単純ではないようです。

●米の注目経済指標

FOMC議事録、雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率)、
貿易収支、GDP(国内総生産)、ISM指数(製造業指数)、
住宅販売統計、PPI(生産者物価指数)、
CPI(消費者物価指数)、小売理売上高

●ユーロの注目経済指標

IFO(独などの企業景況感指数)、雇用統計(独などの失業率)、
12ヶ国GDP、12ヶ国景況感指数、12ヶ国鉱工業生産指数、

●人気のキウイの注目経済指標

雇用統計、貿易収支、企業景況感指数、小売売上高、
CPI(消費者物価指数)

FX トレ柳のお話(雑談)

週はじめの昨日14日(月)の東京市場は、
朝9時前に発表された日経常収支が
記録的ともいえる大幅な黒字で、
日国内企業物価も好結果でしたが、円高は限定的で、
日経平均の堅調さを背景とした円キャリーの活発さを
印象付ける展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
注目の英生産者物価指数など複数の指標が
悪い数字でおまけに前回発表分も下方修正されて、
ポンドが売られました。ポンドドルは一時1.98を割りました。
しかし、PPI出荷総合が市場の予想とおりであったことや、
今日15日に英消費者物価指数の発表も控えているためか、
大きな下落までは至りませんでした。
ドル円は、頭が重いものの世界株安の懸念が薄らいだことを
背景とするキャリートレードに支えられてジリ高となりました。
一方カナダは、クライスラー買収にからむ
資金支出がなくなったことも影響したためか、
堅調な展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
ドル円では一時120円台半ばを試したものの、
やや軟調さを見せる場面もありましたが、
ポンドの軟調さもあって、
1.9780あたりまでポンド安ドル高となりました。
また、対カナダでは、カナダの堅調さに押され
相対的にドル安カナダ高となりました。
一方、オセアニア通貨はNZドル円が
一時久方ぶりの89円台に乗せるなど
堅調さをみせる場面がありました。
後半はわずかに弱含むもみ合いとなりましたが、
豪ドル円がしっかり100円台をキープするなど
オセアニア通貨は底堅い展開となりました。

ゴトウ日の今日15日(火)は、午後3時に独GDP、
夕方5時半に英消費者物価指数など複数の英指標、
6時に欧GDP、
そして夜の9時半に米消費者物価指数など複数の米指標、
同時刻にカナダの指標、夜の10時に対米証券投資などの
経済指標の発表があります。

昨日PPIが弱かった英の消費者物価指数(CPI)が、
英財務省への報告義務を伴う3.0%超になるかどうかが、
ポンドの上げ下げの分岐点となりそうで大いに注目されます。

また一方、米の消費者物価指数(CPI)も先週末に発表された
PPIが弱めであったこともあって、
発表される数字しだいでは米利下げ観測が再燃する
可能性もあり、コア前年比が2.3%を維持できるかが
注目されます。指標発表の直前となりますが夜の9時過ぎから
米バーナンキFRB議長の講演も予定されているようです。
今日は今週の注目日となりそうです。

さて、恒例のサラ柳(サラリーマン川柳)が発表されましたね。
今回の第1位は、ペンネーム満33歳さんの
「脳年齢、年金すでにもらえます」
となりました。面白いですね。

第2位は「このオレにあたかいのは便座だけ」
第3位は「犬はいい崖っぷちでも助けられ」
世知辛い人生の悲哀をユーモラスにうたっていますね。

トレ柳(トレード川柳)みたいなものは
見たことがありませんが、あったら面白いですね。

「売り買いのクリック間違え大儲け」
(怪我の功名さん)

「そんなバカな ニュースのレートで納得し」
(市場が間違ってるさん)

「買えば下げ ならばと売ればこんど上げ」
(往復びんたさん)

「アナリスト あとづけ講釈先に言え」
(どうでも言える検死解剖さん)


みたいな、トレ柳を誰か企画してみませんか。。(笑)




FX 無人島の3人の男のお話

今日の北海道は曇りですがうららかな陽気です。
庭の桜も綺麗です。

先週11日(金)の東京市場は、
木曜日にNYダウの急落を受けてアジア株が下落して
リスクアバーションの動きがあったことを継いで、
軟調に始まりました。
その後もアジア株が軟調でこれにつられるように
軟調なもみ合いとなりましたが、
前日大幅に値を下げたクロス円は
後半に反発する場面も見られました。
ドル円はやや頭の重いもみ合いとなりました。

ロンドン市場に入ってからもドル円が119円台半ばを割り込み、
ポンド円が236円台半ばまで下落するなど軟調な相場でしたが、
欧州株が下げ止まったあたりから、
市場は世界株安の懸念が薄れたとみたためか、
市場の動向は一変して、
ドル円が119円90銭まで値を戻し、
ポンド円が237円20銭あたりまで戻すという
堅調な展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
発表された米生産者物価指数の注目のコア部分が
インフレ圧力の低下を示す悪い数字であったことと、
米小売売り上げの結果も芳しくなかったことから
ドルが売られました。
しかし、NYダウ平均が上昇したこともあってか、
限定的ながらドルがしだいに堅調となりました。
そのような中、前日の反発もあってか
欧州通貨が堅調の度を増し上昇しました。
しだいにオセアニア通貨も含めてクロス円での
キャリートレードの再仕込みを思わせる円安の展開となりました。

週はじめの今日14日(月)は、朝に発表された
NZ小売売上高が良い数字で、キウイが上げました。
今日の主な経済指標は、夕方5時半に英生産者物価指数などの
複数の英指標、続く夕方6時に欧鉱工業生産、
夜の11時に英先行指数などの複数の英指標が発表されます。
今日は米指標の発表はありません。

さて先週来、相場は大きなアップダウンの展開となっていますが、
その大きな要因に世界の株価の動向が指摘されていますので、
今後も株価の動向には注視していきたいものです。
先週金曜日にうっかりG8の開催を今月末と誤記して
しまいましたが、そのドイツのポツダムで開催されるG8も
今週末に控えていますので、
今後の思惑による動きにも注意が必要なようです。
一部の筋では、今回のG8でユーロ高の議題も出るのでは
とささやかれているようです。

また、米経済のソフトランディングがうまく行きそうな
観測が出でいるようですが、
発表される指標からはスタグフレーション懸念も
払拭し切れていないようです。
楽観論もありますが、大幅な調整懸念の声も
あちらこちらから聞こえてきます。
噂は噂としても、今後大きく動く可能性もあるようで
相場動向が注目されます。

今日は、面白いブラックジョークがありますので
ご紹介いたしますね。無人島の3人の男のお話です。

あるとき船が座礁して、命からがら3人の男が、
とある無人島に流れ着きました。

1人は物理学者。もう1人は科学者。
そして最後の1人は経済学者でした。

「いやぁ、たいへんな目にあいましたな。」

「まったくそうですな。でも命が助かっただけでも
 私たちは幸運でしたね。あの惨事でこうして生きていることは
 とても少ない確率だと思います。」

「ほんとうですね…。ところで一安心したせいか、
 空腹がこたえますね。」

そして、ふと周りを見渡すと、
彼ら3人といっしょに流れ着いたと思われる
船の食料庫にあった缶詰を見つけました。

ところが、当然のことながら缶きりがありません。
そこで、さてどうしたものかということで3人は考え始めました。

物理学者は、石で缶をこじ開けることを考えて、
缶の中身が飛び散らない石の質量と缶にぶつける角度を
思索しました。

科学者は、金属でできている缶を海水で腐食させることを考えて、
海水の水を蒸発させてどのくらいの塩分濃度にしたら良いかを
思索しました。

そして最後の経済学者は、缶が開くということを仮定して、
缶を開ける作業に対する缶の中身の分配を考えました…。(笑)


「合理的な投資家モデル」「理想的な市場モデル」
「効率的市場仮説」「ランダムウォーク仮説」など、
いままでありがちであった仮定を演繹させて体系をつくる
経済学に対するブラックジョークですがけっこう笑えます。

確かにこれらの仮説に基づく演繹理論は
多くの経済事象を合理的に説明できるのですが、

エリオットの主張するような市場心理の波動サイクルや
ありがちな相場の局面で多くの市場参加者が同じような
心理的過ちを繰り返す事実や、
現実に負け続ける投資家も多いこと、
そして反面、理論的にはありえないとされる
長きに渡って確率的に明らかに有意に勝ち続ける
投資家がいるのも事実ですから、
人のつくる市場は想像以上に奥深いようですね。

FX マネーの鼠のお話

昨日はイベントデーで大きく相場が動きましたね。

昨日10日(木)の東京市場は、午前10時半に発表された
豪新規雇用者数が市場の予想を大きく上回る
4.96万人増となって、また豪失業率も
数十年来となる4.4%の低水準でオージーが大きく上げました。
その他の通貨は政策金利の発表前とあって
押しなべて小動きでした。

ロンドン市場に入ると、夕方発表された
英鉱工業生産が前回発表の修正ともに悪い数字で
ポンドが軟調となったところへ、
政策金利の据え置きが発表されて、
BOEのインフレ政策目標の2.0%に戻るまで利上げが必要との
コメントで、いったん上げる動きも見せましたが、
一部でささやかれていた0.5%の利上げ期待の失望や
"Sell on Dip"のためか、アップダウンしながら
結果的にポンドが大幅に下落しました。
続いて発表された欧ECB政策金利は市場の予想とおりの
3.75%の据え置きでした。

ニューヨーク市場に入ると、トリシェECB総裁が
記者会見でインフレに対する強い警戒を示し
6月会合での利上げの可能性を強く示唆して
一時的にユーロは上昇をみせましたが、
その後、その他のクロス円の下落に同調するように
強く軟調となりました。
また、NY株安を嫌気したためかドル円も下げ、
さらにクロス円も続落して大幅安となり、
ポンド円では239円台から236円台まで下落しました。
円高が目立つ展開となりましたが、
オセアニア通貨は対円ばかりでなく対ドルでも値を下げました。

今日11日(金)は、夜の8時に加失業率、
そして夜の9時半に米生産者物価指数と
米小売売上高の発表があります。注目いたしましょう。
また、夜の11時には米企業在庫の発表も予定されています。

さて、昨夜のイベントで大きく動いた為替相場ですが、
その一因に株価の動向がありましたので、
引き続き株価への注視が必要なようです。
ユーロには来月利上げ以降での金利据え置き論が
出てきているようです。
現在(11日昼)は、戻しの動きとなっていますが、
さらなる円高を指摘する声もありますので
動向を注視いたしましょう。
また、市場は早くも今月末のポツダムでのG8に
思惑の動きの照準を合わせて来るとの声も聞かれます。
ともあれ今日は週末要因にも注意しながら
慎重にトレードしていきたいものです。

さて今日は、マネーと鼠のお話です。

昔、こんな話を聞いたことがあります。
いまどき鼠のいる家はほとんどないと思いますが、
火事になる昔の家からは事前にその家に棲む鼠たちが
逃げてしまうというのですね。

まぁ、動物の第六感とでもいうのでしょうか、
未だ起こっていないことを予知して
逃避行動を取るというのですから不思議ですね。

逃避行動といいますと、マネーがまさに鼠のようです。
わずかな兆候を見逃さず、
サーッとリスクを回避してどこかへ行ってしまいます。

株式に不穏を感じれば株式市場から退避して
債券市場かなんかに逃げ込みます。
為替でもキャリートレードがおいしいうちは喰らいつきますが、
ちょっと怪しいムードが漂うと、
リスクを回避してもうどこかへ行ってしまいます。

「チュウ、チュウ」ならぬ「アバーション、アバーション」と
小さく叫びながらわれ先にと逃げていきます。

そしてマネーの鼠たちの逃げた市場は下落します。

5月と6月はヘッジファンドの中間決算時期として
知られています。いつでも一旦手仕舞いして
退出を図っているようです。

そしてまた、マネーの鼠たちはとても鼻がよいので
自分たちのマネーの匂いをまた嗅ぎつけます。
その匂いがするとどこからともなく集まって、
またキャリーのチーズなどをおいしそうにむさぼります。

もともとマネーの鼠たちの故郷は、私たちジャパンマネーの巣や
原油価格高騰での産油国ペテロマネーの巣、
そして、貿易黒字のチャイナマネーの巣や
その他の東アジアマネーの巣、
そしてOECD加盟国などの世界の年金基金の巣、
その他アメリカやヨーロッパなど世界中の巣に生息しています。
中にはファンドに託して素性を隠している大鼠もいるようです。

そして、もうけっこうお腹一杯潤沢なはずなのに
まだマネーのチーズを貪欲にむさぼろうとします。

逃げては集いマネーの鼠は今日も元気に活躍しています。
こうして世界のマネーは動いているのでチュウ。(笑)

FX ポートフォリオ 天才達の帰結のお話

今日はFOMCに続くイベントの多い日ですね。

昨日9日(水)の東京市場は、朝方から仲値にかけて
海外からの日株投資信託絡みの買いが入ったとのことで
円高で始まりましたが、その後、しだいにFOMCを睨んだ
もみ合いとなっていきました。

ロンドン市場に入ると、しだいに東京での円高を戻すように
円安傾向のもみ合いへと移行していきました。
ドル円はいったん120円を回復するまでに至りましたが、
このあたりでの売り方の攻勢も強く、NY時間が近づくにつれ
また円高となるなど忙しい展開となりました。
一方、ポンドがこの時間1.99台に乗せるなど、
しだいに堅調な動きとなりました。

ニューヨーク市場となると、ポンドの上げはさらに急加速して
瞬間的でしたがポンドドルが2.00に迫りました。
これにつられるようにユーロドルも一時1.356を超えました。
一方この時間、ドルはドル円で119円70銭を割るなど
軟調な展開を見せました。その後、欧州通貨はやや軟調に、
ドルはやや持ち直しの調整を経て、FOMCの発表を迎えました。

注目のFOMCは、政策金利は市場の予想とおりの据え置きで、
声明内容もほぼ前回を踏襲する内容にとどまりましたが、
心配されていた弱気の発言の危惧が払拭されたことで
ドル円が120円を回復するなどドルが買い戻され、
相対的にポンドドルやユーロドルが値を下げました。

今日10日(木)は、英欧の政策金利の発表も含めて
とても指標発表の多い注目日です。
まず午前中10時半に発表された豪の雇用関連指標が好結果で
オージーが急騰しました。
そして、夕方5時半には鉱工業生産や貿易収支等の
複数の英指標、夜8時には英BOE政策金利、
続く夜8時45分の欧ECB政策金利、
また、夜の9時半には米貿易収支など複数の米指標があるなど
イベントが目白押しです。
同時刻に欧トリシェECB総裁の記者会見も予定されています。

政策金利の市場のコンセンサスは、
英BOE政策金利では5.50%と0.25%の利上げ、
欧ECB政策金利では3.75%の据え置きとなっていますが、
一部に英は0.5%の利上げをするのでは、という観測も
出ているようです。一方、欧の利上げは来月とみる観測が
大勢を占めているようです。如何なりますか注目です。
また、政策金利は材料の一時的な結末でもありますので、
"Buy(Sell) on Dip"のいったんの利食いや手仕舞いの動きにも
注意を払いたいものです。

さて今日は、ポートフォリオ 天才達の帰結のお話です。

名前こそ通称で「書類挟み」となっていますが、
ご存知「分散投資」のことですね。

理想的には、1番上るものを買い、
1番下がるものを売ればよいわけですが、
なかなか現実にはそうもいかないということで
リスクを軽減しながらなんとか利益を得れないか、
ということを人類は考えました。

そもそもリスクとは、危険のことではなく
損益の分布範囲のことですから、
それを少なくして利を得ようということは、
ちょっとむしの良い考えなのですが、
マコービッツやトービンやシャープなど多くの経済学者
によって一応の結論を得るに至りました。

「一応の」と書いたのは、
市場のパニック状態や経済の負の成長などの特殊状況では
適用できないからですが、(LTCMの破綻の史実など)
お話をそこまで演繹するとちょっと厄介なので割愛しますが、

さて、分散投資をするとリスクも分散されます。
リスクが加重平均されるのでこうなるのですが、
ポートフォリオの利点は、このリスク分散だけではなく、
リターンも加重平均されて、経済が正である限り
「1番上るものを単独で買う」ほどの利益は得られないものの
正のリターンが期待できるという点にあります。

そのポートフォリオによるリターンを最大化するには
リスク(ボラティリティ)や相関係数やウェイト(投資比重)、
そして、安全資産を組み入れて有効フロンティア曲線に
接点ポートフォリオを求めるという、
ちんぷんかんぷんな難しい計算を経なければならないのですが、
天才経済学者シャープの回答(CAPM理論)を盗み見ますと、
面白い帰結に驚かせられます。

さて、その結論とは?
(三流マーケティングのキャッチコピー風)笑

「市場全体をポートフォリオする」ということなのです。

これが最善のポートフォリオだ! というのですね。

あっけないような、凄いような、
不思議な感じがしてしまいますが、その結論に驚かされますね。

さらに、アセットアロケーションまで拡張しますと、
株式、債券、為替、商品…、
世界中のあらゆる投資対象すべてにウェイトを適正にした上で
投資することが最善となる、という帰結に至るようです。

市場がパニック状態ではなく、
地球規模で正の成長をしている限り、
必ず儲かる究極の投資法となるようです。

もっともこれはキャピタルゲインを含めた壮大なお話で
為替のスワップポイントのインカムゲインだけに絞れば、
為替の差益差損が安定的にヘッジされるようにして、
かつスワップポイントのプラスが大きくなる
通貨ペアの組み合わせのポートフォリオを
見つければよいことになりそうです。

天才たちのそのポートフォリオの解はいかに…?!

FX 人類の発明した偉大なシステムのお話

今日の日本は真夏日のところも多いようですね。
私の家の桜の木も遅まきながら桜花爛漫となりました。

さて、昨日は調整相場となりましたね。

昨日8日(火)の東京市場は、仲値近くまでは
ドル買いの動きが見られましたが、
その後、特に目立った材料が見当たらなかったものの
ドルが売られ、ドル円が119円台後半まで下げました。
一方、午前中10時半に発表された
豪小売売上高の好結果を受けて、
ここのところ軟調気味のオージーが堅調となりました。
その他の通貨ペアでは円高傾向での推移となりました。

ロンドン市場に入るころからユーロが大きく値を崩しました。
大口の売りにさらに調整が重なる格好で
ユーロ円は163円台前半から162円台前半、
そしてユーロドルは1.36台前半から1.35台半ばまで
下落しました。
政策金利の発表日が近づいたことからの
織り込み済みの高値の前倒しの利食い調整か、
特に目立った材料が見当たりませんでしたが、
いくつもの通貨ペアで大きな調整が進みました。
これにつられるかのようにドル円も
119円台半ばまで値を落としました。

ニューヨーク市場になるとさらにユーロの売りが加速して、
ユーロドルは1.3550を割り込みました。
円高傾向は一服しましたが、対ドルでの下げが進んだことや
FOMCを前にした買戻しのためか、ドルが急反発して
一時ドル円が120円台を回復しました。

今日9日(水)の主な経済指標の発表は、
午後2時に日景気先行指数、
午後3時から独の貿易収支など複数の経済指標の
発表が予定されています。
そして、明日未明(9日27:15)にFOMC米政策金利と
議事録の発表があります。
市場のコンセンサスは5.25%の据え置きですが、
議事録内容が注目されます。

さて、米FOMCや明日には英BOEや欧ECBもあるとあって
注目の2日間となりそうです。

特に明日10日は指標発表が多く
激しい値動きとなる可能性がありますので、
相場動向への注視が必要となりそうです。
また事前の思惑や織り込みに対する前倒しの動きや
調整の動きにも注意が必要です。
株価の動向にも注目されます。

さて今日は、人類の発明した偉大なシステムのお話です。

人類が発明したものにはいろいろなものがりますが、
その1つに「会社」というシステムがあります。

日本の江戸時代では仕事のシステムは
そのほとんどが個人事業であったそうですが、
世界的に見ると1602年に「オランダ東インド会社」という
人類最初の株式会社が設立されたとされています。

そして、この株式会社というシステムは、
15世紀頃からの「大航海時代」に由来しているそうです。

当時、多くの冒険家や商人たちが新大陸へ向けて
野心に満ち溢れた航海の旅をしたのですが、
この航海のための船の建造には莫大なお金が必要でした。

大金持ちの支援を受けれた幸運な冒険家もいましたが
そうではない貧しい冒険家もいました。

またもちろん、
すべての航海が成功したわけではありませんが、
成功した冒険家たちの中には、
金銀宝石、そして当時とても貴重であった香辛料など
とても価値のあるものを持ち帰る者もいて、
その冒険を支援した大金持ちがそれらを受け取り
さらに大金持ちになることもありました。

そうです。

期せずしてリスクとリターンのある
投資的な構図が生まれたわけですね。

そこで、なんという名前の人かは歴史は語ってませんが、
ある人が、大金持ちだけの利得の構図を
誰もが参加できる形で実現できないかということで
あるシステムの提案をしました。

大航海のために必要な船の建造費や
船員たちの給料などのために
持ち寄りでお金を出資金として拠出して、
冒険家に航海をさせて、
航海で得た利得である金銀宝石や香辛料などを
出したお金の比率に対して山分けにしようとしたのです。

実際の出資は、まぁ、いわば小金持ちしかできませんでしたが、
その小金持ちたちが大富豪や大商人に伍して渡り合う
システムが誕生しました。

このような背景もあって、
夢と情熱と行動力のある貧しい冒険家が大航海の旅に出て
富と名声を得る機会が得られることとなって、
そしてまた、それに出資する小金持ちが大金持ちとなれる
可能性を得ることができるようになったのです。

その後、この完結型のプロジェクトのシステムは、
継続型事業に会計システムを入れるなどで
「共同出資」「有限責任」「継続性」ということを
進化させながら、やがて株式会社というシステムへと
発展していきます。

そして現在、株式は投資対象となって
市場で売買されています。当時でいいますと
「よりたくさん金銀宝石や香辛料を持って帰る冒険家」に
投資しようというわけですね。

経済を人体にたとえますと、
細胞が個々の会社で消費者とを流れる血液が
マネーともいえますが、

アメリカを「米株式会社」、
そして日本を「日株式会社」などと見立ててみると、
為替取引もどことなく株式投資にも似て、
われわれFXトレーダーもどことなく大航海時代に出資する
小金持ちたちのようにも見えてきますね。(笑)

FX 景気循環サイクルのお話

GW明け相場も動き出してきましたね。

昨日7日(月)の東京市場は、先週末の米雇用統計の影響か、
仲値あたりからドルが下げ始め119.70あたりまで下落しました。
一方、ポンドドルは1.9930台の後半まで上昇しました。
ユーロドルも、もみ合いながらも
しだいに堅調となっていきました。
復調しつつあるオセアニア通貨に対してもドルが下げて
AUD/USDなども上げました。

ロンドン時間になると、ホリデーで英市場が休場とあって、
もみ合いに始終して、動意ある動きは各通貨とも
ほとんど見受けられませんでした。

ニューヨーク市場に入ると、はじめドル売りが見られたものの
限定的で、欧州通貨も頭が重たかったことから
調整のドル買いでドル円が120円を回復しました。
ポンドドルやユーロドルは相対的に軟調となって、
いったん調整される相場展開となりました。
一方、カナダは米アルミ業界大手のアルコアからの
加アルキャンの買収のニュースなどもあって、
堅調な展開となりました。

今日8日(火)はフランスが休日ですが、
ほぼ市場も連休ムードから覚めて
値動きが活発となってきているようです。
午前中10時半に発表された豪小売売上高が良い数字で
オージーが堅調な展開を見せています。
その他の今日の主な経済指標は、夜の7時には独鉱工業生産、
夜の9時15分に加住宅着工件数、
夜の11時に米卸売在庫の発表が予定されています。
今日も昨日に続き比較的指標発表は小粒なようです。

明日にFOMCを控え、注目の焦点はそちらに集まりそうですが、
米GDPがここ4年で最低となったなど
米インフレ関連の経済指標が悪いとあって、
ファンドによるストップ狙いのドル売り攻勢も見られます。
米利下げもささやかれていて、
米国株価動向、原油先物相場にも注視が必要なようです。

一方、10日(木)には、英欧の政策金利の発表も控えていて、
英国は利上げ、欧は据え置きの市場コンセンサスですが、
英には0.5%の利上げ観測も一部でささやかれていて、
思惑に絡んだ値動きにも注目が集まります。
ポンドドルやユーロドルがどこまで値を上げるか注目されます。
また、期待が先行しているだけに調整の動きも要注意です。

さて今日は、景気循環サイクルのお話です。

景気のドミノ的な景気の短期循環サイクルには
2種類あるとする学説があります。

ちょっと変な名前なのですが、
「キチン循環」と「ジュグラー循環」です。

そのキチン循環(3〜4年周期)は、
以下が循環するとしています。

景気の立ち直り
  ↓
出荷の増大(在庫の減少)
  ↓
景気の上昇
  ↓
生産の拡大(在庫の積み増し)
  ↓
景気のピーク後退
  ↓
出荷の減少(在庫増大)
  ↓
生産の縮小(過剰在庫の調整)


また、ジュグラー循環(7〜8年周期)は、
以下が循環するとしています。

設備投資の拡大
  ↓
景気の上昇
  ↓
金利、賃金の上昇
  ↓
期待利益率の低下
  ↓
設備投資の縮小
  ↓
需要の減速
  ↓
経済不況
  ↓
金利低下、政策転換


学説によると実経済では、
これらの景気の循環サイクルは
共存しているとされているようです。
(実際の経済はより複雑なものと思われます)

調整のあとに景気が上昇するという
共通点があり、どことなく為替そのものにも似て
興味深いものですが、
このような景気循環サイクルの観点から
各国で発表される経済指標を見て、
粗筋で今どこに経済が置かれているのかを
考えてみるのも面白いものです。

FX よくあることが違ったら…

大型連休もあっという間に終わってしまいましたね。^^
私はほんとんどいつもと変わらない日々でしたが、
女房の友人たちの家族と国立滝野すずらん丘陵公園へ
行ってきました。ようやく北海道にも美しい桜が咲き始め、
陽光の中で涼やかな風に吹かれていると
心が洗われるようでとても爽快な気分なりました。

先週4日(金)の東京市場は、午前中10時半に発表された
豪貿易収支が良くなかったことでオージーが軟調となりました。
またGW中とあってドル円は120円前半での
もみ合いで大きな動きは見られませんでした。

ロンドン市場に入っても、ドル買いの限定的動きや
ユーロドルに海外ファンドからの大口の売りなどがあって、
一時的なアップダウンがありましたが、
それらの動きも限定的でレンジ相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
ここのところ好調であった米指標ですが、
発表された注目の米雇用統計が、
市場予想の10万人を下回る8.8万人という結果で、
さらに前回・前々回の発表値も下方修正され、
そして、失業率も4.5%と悪化を示し、
全体的に悪い数字となりました。

このため、発表当初は"Buy on Dip"での
買い方の攻勢も見られ乱高下もありましたが
やがてしっかりドルが売られて
ドル円が一時120円を割り、
ユーロドルやポンドドルが値を上げました。
その後、ドル円はいったん120.23まで戻すも
しだいに軟調なもみ合いとなっていきました。

GWの終わった週はじめの今日7日(月)ですが、
アーリーメイバンクホリデーでロンドン市場が休場です。
今日の主な経済指標の発表は、
午後2時に日銀金融政策決定会合議事録、
同時刻にスイス失業率、夜の7時に独製造業受注、
そして夜の9時半に加住宅建設許可、
明け方4時に米消費者信用残高、などがありますが、
小粒であるため注目材料の乏しい一日となりそうです。

さて、大型連休も終わり
今日のアーリーメイバンクホリデーも過ぎると、
為替市場も活発な取引が展開されると思われます。
今日明日は経済指標の発表は小粒となりますが、
得てしてこのようなときに
経済指標の発表によるリスクが少ないとあってか
仕掛ける動きもあるようで、レートが大きく動くことが
少なくないようですので注意が必要です。

10日(木)未明(9日27時15分)にFOMCが控えていて、
今回の米雇用統計がどのような影響を与えるか注目されます。
クロス円が堅調さを取り戻しつつある中、
今日もいつもは上げる仲値(午前9時55分)で
ドル円が下げるなどのドルの動きや
先週末のウォーレン・バフェット氏の
「アジア通貨は今後上昇するだろう」
という発言もポジショントークの可能性もあるものの
少し気になるところです。

さて今日は、よくあることが違ったら…のお話です。

私は、若い頃に東京に7年ほど住んでいたことがありました。

品川の戸越銀座商店街の裏のぼろアパート、
そして世田谷の北烏山、
新宿の下落合のマンションと引越し魔で
いろいろなところに住んでいました。

その戸越銀座商店街の裏のぼろアパートに
住んでいた時分のお話です。

港区の西麻布にあった綿工連ビルの繊維関係の会社に
私が毎朝通勤するときにいつも電車のホームで見かけた
若くて美しい女性がいました。
もちろん名前もどこの誰かも知らなかったのですが、
毎朝、その人は私と同じ電車に乗っていました。
ところが、あるときからその姿は
ぱったりと見えなくなりました。
なんのかかわりもないので気にする必要はないのですが、
どうも気になりました。

「なにかあったのだろうか。それとも…。」

いつもあることが突然なくなるととても気になるものです。^^

さて、相場でも「よくあること」が
その日、突然違うこととなることがあります。

今週はありませんでしたが、先週のように
週はじめに大きく窓を空けて相場がはじまることがありますね。

先日も書きましたが、週はじめの窓空けは、
トラッキングエラーなどと呼ばれるますが、
市場が休みの土日にいろいろ思案した投資家の朝一の動きや
週末の終値によるシステム的な動きなどが
反映された結果であると言われています。

月曜朝一のトレードは控えたほうがよいという
意見がありますが、窓を空けてはじまった場合は、
「窓空けは埋められることが多い」から
ウップス・リバーサル狙いを実行すべきだ、
などいろいろな意見があります。

そして、どのくらいの率になるかの
統計的調査は知らないのですが、
確かに「窓空けが埋められる」ことはとても多いようです。

逆に「空けた窓が埋められない時」
またいつもは上げることの多い
「午前10時直前の仲値で下げた時」などは、
よくあることと違うことが起こっている可能性もあり、
要注意なことが多いようですね。

経済指標の発表などでも、

市場のコンセンサスがこのくらいだから、
発表された数字がこうであれば、
まぁ、この方向にこのくらいまでは動くかなと思っていると、
過剰に反応したかのように大きく動いたり、
また政策金利の発表などでは"Buy on Dip"で
逆に動いたりすることもあります。

指標発表や要人発言などの機に乗じて、
検死解剖官(アナリスト)が後付の説明がしやすいように
過剰反応的な仕掛けを行う「血に飢えたサメ」と呼ばれる
荒くれファンドもあるようですので注意が必要なようです。
その気になって追従していると、
急反転を喰らってしまうこともあります。

いつもと違う相場の動きには、
注意と注視が必要なようですね。


FX 地球によく似た星のお話

昨日は多忙でブログの更新ができませんでした。

GWは如何お過ごしですか。
私は、人ごみがあまり好きではないので、
いつもと変わらない読書三昧の日々を過ごしています。
連休が終わったら少し旅行でもしようと思っています。

昨日3日(木)の東京市場は憲法記念日の祝日で
日市場が休場とあって閑散な取引となり、
狭いレンジでの小動きに始終しました。
ロンドン市場になると直前の午後3時前に発表された
スイスの消費者物価指数が市場予想を上回る良い数字で、
一部でキャリー解消の動きもあったためか、
ドル円が一時120円すれすれになるなど
欧州通貨を含めて軟調となりました。
しかしその動きも限定的で、やがてその後
小幅なもみ合い相場となりました。

ニューヨーク市場になると、夜の9時半に発表された
米ISM非製造業景況感指数が市場予想を大きく上回る好結果で、
先の今週火曜日に発表された製造業も良い数字であった
こともあって、ドル買いに対する安心感が増幅して、
ドルが堅調となりました。これに呼応して
ポンドドルやユーロドルが下落して、
欧州通貨は軟調となりました。
オセアニア通貨はまちまちの動きとなりましたが、
ロシアのニッケル業界最大手からカナダの企業への
オファーがあったようで、ドル高も手伝ってか
カナダが堅調となってカナダ円は15年来の高値をつけました。

今日は、いよいよ巨大指標の米雇用統計が発表されます。

今日4日(金)は午前中10時半に発表された
豪貿易収支が悪い数字で、豪ドルが下げました。
その他の主な経済指標は、夕方6時に欧小売売上高、
そして、夜の9時半に米雇用統計、米失業率など
複数の米指標が発表されます。
大いに注目されるところですが、
恒例となっている前回発表の修正もありそうですので、
こちらにも注意が必要なようです。
前回が良すぎた反動があるとの見解もありますが、
ここのところの米指標が比較的好調でもあり、
その結果が注目されます。
また、このようなことを書くと怒られそうですが、
今日は97%のほぼ満月だそうで、ほんのちょっと気がかりです。
ムーンパワーやいかに…。(笑)

世界のトップトレーダーが会議に参集して
不在との情報もあるようですが、
いづれにしましても、今日はGW相場の
注目のヤマ場となりそうです。

さて今日は、地球によく似た星のお話です。

いつも相場のお話ばかりですので、
今日は、満月にちなんで(笑)
「地球によく似た星」のお話をさせていただきます。

先日、ニュースで報道されていましたので
もうすでにご存知の方も多いことと思います。

南米のチリには、大きな天文台があって、
その天文台は「ヨーロッパ南天天文台」というのだそうです。

フランスなどヨーロッパの研究チームが、
その天文台でてんびん座の方角に
地球から20光年離れたある星を見つけました。

その名は「グリーセ581」

この星は、直径が地球の1.5倍、質量がおよそ5倍と、
地球より少し大きい程度なのですが、
地球と同じく岩石でできているとみられるということです。
また、表面の温度は数十度とみられていて、
「生命に不可欠な水」が蒸発することなく星の表面に
存在している可能性もあるということです。

そうです。

生命が存在する可能性があるのですね。
今後、さらに生命存在の調査をするそうです。

今まで太陽系以外の惑星は200個以上発見されてるそうですが、
他の惑星にも生命体が存在するとしたら、
とても凄いことですね。

もっとも、

広大無辺の宇宙に生命が存在するのは地球だけ
ということのほうがもしかすると
地動説的な人類の思い込みなのかもしれませんね…。

良いゴールデンウィークをお過ごしくださいませ。

FX 経済理論の新たな潮流のお話

今朝の豪政策金利は据え置きでしたね。

昨日1日(火)の東京市場は、レーバーデーで
休みの市場もあった影響からか目立った動きはなく、
比較的小さなレンジでのもみ合いに始終しました。
ロンドン市場に入っても休みの欧州市場が多く、
休日ムードで狭い範囲でのレンジ相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、米系銀行などから
ドル売りがあった様子で、ドルの下げが一時強まりました。
相対的にポンドドルやユーロドルも上げましたが、
その動きは長く続ませんでした。
そして、注目の米指標の中古住宅販売保留が
市場予想を大きく下回る-4.9%と悪い数字であったものの、
ISM製造業景況指数のほうが市場予想を大きく上回る好結果で、
特に内訳の雇用部門が前回の48.7から53.1と
昨年8月以来の水準まで上昇したことで、
ドルが大きく買われました。

今日2日(水)の主な経済指標はいくぶん小粒ですが、
午後4時55分に独失業者数、夕方5時半に英消費者信用残高、
続く夕方6時に欧失業率、
そして、夜の9時15分に米ADP雇用統計、
夜の11時に米製造業受注などの発表があります。
要人発言としましては、米ポールソン財務長官の講演が
夜中の12時から予定されているようです。

さて、NY株も史上最高値を更新するなど米経済の強さも
覗えますが、過熱感を指摘する声もあるようです。

ドル円が120円の壁を越えられるかがとても注目されます。
120円手前には大きな売りオーダーがあるとも噂されていて
今後の動きが注目されます。
例年と比較すると平穏な今年のGW週ですが、
どこかで大きく動く可能性も否定できませんので、
油断することなくトレードしていきたいものです。

さて今日は、経済理論の新たな潮流のお話です。

確率論や統計学に基礎を置いた金融工学ですが、
その暗黙の前提に
「金融市場は常に合理的かつ効率的に動いている」という
効率的市場仮説というものがあります。

「仮説」というおくゆかしい名称ですが、
効率的市場仮説で多くの金融事象を説明できるものの、

「買うから上る、上るから買う」
というバブルのメカニズムや
1987年10月に1日に22.6%も株価が下落した
ブラックマンデーのようなパニックや
1998年にLTCMを破綻させたのロシアのモラトリアム事件など、

市場のオーディエンスがとても合理的とは言えない事象も
あって、金融工学が魔法の杖ではないという考えが
生まれてきました。
あの完璧と言われたブラック・ショールズ・モデルにさえ
異を唱える考えが出てきたのです。

その1つの潮流は、
経済は生身の人間が行う活動であるから
市場の合理性自体を見直そうとする
「行動ファイナンス理論」です。

認知心理学や社会心理学のアプローチを使った
経済理論ですが、人が感じる価値を計るという
「価値関数」の考えや、
不特定多数の人の中での情報伝達の研究など
旧経済学のアノマリーの領域にまで踏み込んで
数式化する試みはとても興味深いものですね。

もう1つの潮流は、
正規分布や均衡という公理に近いことさえも疑って
物理学的アプローチで経済現象を解き明かそうとする
「経済物理学」というものもあります。

標準偏差5σを超える変動が、
正規分布の考え方では約7000年に1度起こる確率なのに
アジア通貨危機やアルゼンチン危機のように
実際は十年未満でよく起こる事象であることや

また、正規分布によれば
5億年以上で1度起こる確率なのにもかかわらず
1日に22.6%も株価が下落したブラックマンデーの史実をみると、
公理的な基礎さえも一度否定して、
実データから経済理論を再構築しようという潮流です。

最終学歴が自動車学校の私などにはよく解らないものの、
カオスへ回帰したような経済学の様相にも見えますが、
多くの経済事象はいまだ金融工学で
ほぼ説明と解析ができるようです。
しかし、特異な経済事象も決して非日常ではないのも事実で、
考え合わせますと、統一的に説明しようとするのではなく、
ケースによる使い分けも大切なように思います。

そのケースによる使い分けをするのための
正気と狂気を分かつような
「通常」と「特異」を知らせるバロメーターこそ
むしろ知りたくなってしまいます。

FX 窓空けのお話

昨日30日(月)の東京市場は、先週末の中国の
準備預金率引き上げ発表による中国株下落の思惑の連鎖からか
週明けのオセアニア市場での大きな窓を空けを引き継いで
円高で始まりました。
結局、その思惑が杞憂に終わって、
アジア株式市場が大過なく落ち着いていたことで、
しだいに窓を埋めるように値を戻していきました。

ロンドン市場に入ると、しだいにドルがジリ高となって、
ドル円は119.70を越えました。
相対的に一時、ユーロドルやポンドドルが下げましたが、
その後、クロス円の反発などでユーロドルや
ポンドドルもしだいに堅調となりました。

ニューヨーク市場に入ると、注目の米PCEコアデフレータが
弱い数字であつたことから米インフレへの思惑が後退して、
米利下げ期待が強まったためか、
ドル安がすすみドル円が119.30あたりまで下落しました。
相対的にユーロドルが1.3680あたり、
そしてポンドドルが2.0030あたりまで上昇しました。
その後、しだいにも見合い相場へと移行しました。
一方、発表された加GDPが好調であったことから、
カナダドルが全面高となりました。
また、オセアニア通貨は上げては下げるレンジ相場の
展開となりました。

今日1日(火)は、レーバーデーで
ドイツ・フランス・シンガポールなどが休場です。
主な経済指標は、夜の9時半に加鉱工業製品価格、
そして、夜の11時に米ISM製造業指数、
米中古住宅販売保留などがあります。
市場の関心も高くレートを大きく動かす可能性が
ありますので注意が必要なようです。

明日2日(水)早朝8時半の豪RBA政策金利も
6.25%据え置き論が強いようですが、利上げ期待もあり
一応注目しておいたほうが良さそうです。

さて、今日は窓空けのお話です。

「窓空けは埋められる」とよく言われますが、
昨日もまた、空けた窓を埋める展開となりましたね。

週はじめの窓空けは、トラッキングエラーなどと
呼ばれることもあるようですが、
市場が休みの土日にいろいろ思案した投資家の朝一の動きや
週末の終値によるシステム的な動きなどが
反映された結果の窓空きですが、
月曜朝一のトレードは控えたほうがよいという意見と、
逆に窓空けは埋められることが多いから
ウップス・リバーサル狙いを実行すべきだ、
などいろいろな意見があるようです。

確かに「窓空けは埋められる」ことが多いのですが、
逆に「空けた窓が埋められない時」
そして「午前10時直前の仲値で下げた時」などは、
よくあることと違うことが起こっている可能性もあり、
要注意なことが多いようですね。

話は変わりますが、
日経に1強2弱(ユーロ高、ドル安、円安)の記事が
載っていましたが、へそ曲がりな私は、
新聞に出る頃は短期的なピークとなっていることを感じて
もうじき違う動きにならないかと
逆に危機感を抱いてしまいます。(笑)

さて、GW週の中盤。
仕掛けの動きの噂も飛び交っていますが、
ドルは悪いながらも底堅くもあり、
今後の展開に注目されます。

FX もう1つの選択のお話

今日は昭和の日の振り替え休日で日本市場はお休みです。
明日はレーバーデーでドイツ・フランス・シンガポールなどが
休場ですね。

先週27日(金)の東京市場は、
朝に発表された日消費者物価指数(CPI)など
複数の指標が軒並み市場の予想を下回り、
仲値あたりまで円安の展開となりました。
その後、市場の関心は日銀レポートに移りましたが、
福井総裁のタカ派的な発言もあって
ドル円が119円前半まで下落するなど
やや円高のもみ合いとなりました。

ロンドン市場に入る頃から、
2時過ぎまで続いた日政策金利決定会合が
結局全員一致での金利据え置きであったことなどで
また円安となるなど、上げ下げ忙しい相場展開となりました。
その後、NY時間での米GDP発表を控えてドル安の展開となり、
相対的にユーロドルやポンドドルなどが上げました。

ニューヨーク市場になると、
注目の米GDPが市場予想を0.5%も下回る悪い数字で
ドルが一時大きく売られました。
しかし、その発表内容がインフレ度合いを示すGDPデフレータが
市場予想より1%も良かったことや、
住宅市場の落ち込みで懸念されていた個人消費が
市場予想より0.3%良かったことなどが評価される格好で
ドル円が119.75あたりまで上昇するなど、
堅調な展開となりました。
その後、終盤に入ると週末の利食い調整も入ったためか、
また値を下げるなど、荒っぽい展開で週を終えました。

今日30日(月)の主な経済指標は、
夕方6時の欧消費者物価指数、
続く6時半に英GFK消費者信頼感調査。
そして、夜の9時半に米PCEコアデフレータなどがあります。
レートを大きく動かす可能性がありますので注目です。
同時刻に加GDPの発表も予定されています。
そして、夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
続く11時に米建設支出の発表があります。
こちらも材料視されることが考えられますので、
注目しておいたほうが良さそうです。

さて、ゴールデンウイーク真っ只中ですが、
週末の金曜日には巨大指標の米雇用統計も控えていて
気の抜けない相場となりそうです。
先日の米欧市場がお休みだった静かな相場のイースターなどと
違って、日市場の休みが続くGWは、
例年一週間ほどで2〜3円も値動きすることが多いため、
注意が必要です。どちらかというとこの時期は
円高となることが多いですが、円安となった年もあります。
市場が閑散とはなりますので、大玉の仕掛けで
相場が激しく動く可能性もありますので、
ストップを入れながら、経済指標とチャートを
しっかり見ながらトレードしたいものです。

GWですので、今日も面白話の続きをさせていただきます。^^

第2話 もう1つの選択

「ねぇ、A子。このチャート見てよ。」

「どうしたの?」

「なんかビミョーでさぁ、上るか下がるか判んないのよ。
 もう、ほんと嫌んなっちゃうわ。
 ねぇ、A子。どっちにポジション持ったらよいのかしら?」

「ははーん、B子ったら。あんたもしかして
 ポジポジ病になってるでしょ。」

「何それ?」

「あら嫌だ知らないのぉ。
 常にポジションを持っていないと気がすまなくなる
 トレーダーを死に至らしめるコワーイ病気なのよ。」

「もうA子ったら、人が悪い。脅かさないでよ。」

「ねぇB子。『いーい? 私の言うことを良く聞いて!』、
 チャートのテクニカル判断で大切なことなんだけど…。
 上げを示唆するサインと下げを示唆するサインと
 もう1つ大切なサインがあるのよ。」

「何よ、エヴァンゲリオンのミサトみたいな言い方して。
 私はシンジ君じゃないのよ。で、それ何よ…。」

「あははっ。私たちならオバンゲリオンかもね。
 それはそうと、エヴァンゲリオンは「良き知らせ」という
 ギリシャ語に由来しているんだけど、
 チャートも良き3つの知らせを告げるのね。
 トレードには、上げで、つまり買いでエントリーするべき時と
 下げで、つまり売りでエントリーするべき時と
 トレードを休むべき時の3つがあるのよ。」

「まぁ、A子ったら。オバンゲリオンだなんて…。
 ふーん。売り買いのほかにもう1つの選択肢があるのね。」

「だから、チャート分析で不明という結論も
 相場を休むべき時の立派なサインなのよ。
 これがとても大切なの。だからぁ、
 買いか売りかの二者択一でチャートを見ていてはダメなのね。
 サインが2種類と思ってチャートを見ていると
 ポジポジ病になっちゃうのよ。
 3つのサインを見るようにしないといけないのよね。
 なので、個人投資家がなかなか利益が上げられない
 大きな理由に過剰トレードあると指摘されているのよ。
 損をするトレードはサインが見えないほうが良いし、
 よく解らなかったり迷ったりした時はトレードしないほうが
 良いわけね。」


FX 金持ちA様 貧乏B様のお話

NYダウが2日連続で最高値を更新しましたね。
ただ、S&Pがマイナス圏で引けましたので、
ちょっと気がかりです。

昨日26日(木)の東京市場は、
早朝にND政策金利の利上げの発表がありました。
一部で利上げ観測もあったものの、
多くの意見は据え置きであったために
ちょっとしたサプライズとなりましたが、
一度NZDが大きく上げた後、材料の出尽くし感や
ネガティブな要人発言などもあって、
大きな振幅でもみ合いとなりました。
一方、他の通貨は午後に入る頃から
しだいに欧州通貨などをはじめとして
徐々に堅調となって円安傾向となりました。

ロンドン市場に入ると、ドル円が119円前での
もみ合いをこなして上昇するなど、
特に大きな材料は見当たりませんでしたが
ドル高がすすみました。
ポンドドルは100Pips以上下落して
ユーロドルも軟調となりました。
堅調だったポンド円もロシア系ファンドの動きの噂も
あったためか軟調となりました。
オセアニア通貨もNY市場の始まる前後に軟調となりました。

ニューヨーク市場に入るとNYダウの好調さを受けてか、
いったんもたつく場面も見られたもののドルが続伸しました。
ユーロ円はもみ合いがしばらく続いた後、
日本時間の深夜になってしだいに堅調となりました。
下げていたポンド円やオセアニア通貨も、
しだいに巻き返しの動きとなりましたが、
その後もみ合いの展開となりました。

今日27日(金)は、朝方発表された
日経済指標が弱い数字であったために、
いったん市場はやや円安に反応しました。
午後3時からの日銀レポートも
注目しておいたほうが良さそうです。
今日の主な経済指標は、夕方5時に欧経常収支(2月)、
そして夜の9時半には大いに注目の米実質GDPなど
複数の米指標が発表されます。
レートを大きく動かす可能性がありますので
注視の必要があります。
また、夜の11時にはミシガン大学消費者信頼感指数の
発表もあります。

さて、連休前の最終日で実質の月末となる今日ですが、
連休を前にしたポジション調整の動きがある可能性もあり、
月末要因なども重なって、さらに米GDPの発表もあるとあって
相場の節目となる重要な1日となりそうです。

さて今日は、金持ちA様、貧乏B様のお話です。

いつも堅い話ばかりですので、
今日は、以前にあった人気テレビ番組になぞらえて、
おもしろ話をお届けいたします。

第1話 損切りの不思議

「いやー、どの投資本見ても、まともそうなヤツはみな、
 損切り損切りって耳にタコができちゃうよ。まったく…。
 それにさぁ、A君、オレ凄いこと発見しちゃったんだよ。」

「うーん。僕はやっぱり損切りは大切だと思うんだけど…。
 で、B君、発見した凄いことってなーに?」

「えへへへ。論より証拠。一緒にトレードして
 見せてやっから…。おっ、B君も△/JPYのロングで
 トレードかい。いいセンスしてるねぇ。
 オレと同じエントリーポイントだ。」

ところが、2人がエントリーしたとたんに
皮肉にも△/JPYは下がってしまいました。(>_<)

「あれれっ、下がっちまいやがった。でもいいさ、
 ここが秘術の腕の見せ所だ。A君、まぁ見ていなって。」

「うーん。僕は『いったん』損切りするよ。」

その後、エントリーしていったん大きく100Pipsも下げた
レートは、みごとに復活して上昇しました。
+20Pipsとなりました。

「よし、ここらでエグジットだな。ちょっと冷や汗かいたけど、
 少ないが+20Pipsのゲットだぜい。A君は残念だったね。
 かわいそうに損切りしちゃったんだもんね。
 本は本。いくら損切りが大切だなんて言っても、
 物事には表もあれば裏もある。
 じっと我慢して持ち続けていると、必ず上るんだよ。
 相場なんてヤツはさ。
 これがオレの発見した凄いことさ。今日も勝率100%だ。」

「僕は、確かに一度いったん損切りして
 −20Pipsの損だったけど。
 その後、短期で下げ切って少し上昇したところを確認して、
 再度ロングでエントリーして、
 ちょうどB君と同じところでエグジットしたから、
 損切りと差し引きで+80Pipsの利益だったよ。
 つまり、勝率50%で+80Pipsの利益だったわけさ。」

「なんか解せないなぁ。
 勝率100%だったオレ様が+20Pipsの利益だったのに、
 一度損切りで口座残高を減らして勝率が50%だったA君が
 +80Pipsだって?」

「そうだよB君。これが『損切りで勝つ』ということ
 なんだよ。思惑と現実が逆の結果になったら、
 いったんポジションをリフレッシュして
 仕切り直しをするわけなんだ。
 損切りは恥ずかしいことでもなんでもないんだ。
 総合的にトレードに勝つために損切りをするんだ。
 損切りは勝つためのアグレッシブな戦術で
 重要なテクニックなんだよ。」

「けっ、アグレだかなんだか知らないけど、
 えらそうにA君、なに言ってやがる。
 オレはオレのやり方でやるさ。」

そしてあるとき、また2人はトレードをしました。

「あはははっ。また下げてきちゃったね。
 まっいいさ。そのうち必ず上げるから…。
 下げては上げる、これが相場だ。
 オレは今までこのやり方で勝ち続けてきたんだぜ。」

「B君、無理しないほうが…。」

「うるさいぞA君! そろそろ相場は上るんだよ!
 まぁ、黙って見ていなって。」

「…。」

「あれれれっ、変だな。いったいどうなっているんだ。
 そんな馬鹿な…。シンジラレナーイ。あり得ない。
 下げが止まらないぃ〜、うわーっ…!」

 
アーメン † 。。。


FX 投資とギャンブルのお話

NZが一部で利上げもささやかれていたものの
サプライズの0.25%利上げとなりましたね。

昨日25日(水)の東京市場は、目立った材料も
ありませんでしたが、ゴトウ日にもかかわらず
仲値でも幾分下げて心配もよぎりましたが、
やや弱含みのもみ合いとなりました。

ロンドン市場に入ると、狭いレンジながら
日本時間夕方の独英の経済指標が
やや良い数字であったこともあってか、
主要通貨はわずかに巻き戻しの後、
様子見的な静かな展開となりました。

ニューヨーク市場はいると、注目の米耐久財受注が
市場予想を上回る数字となって、ドルが買われました。
しかし、その後発表された米新築住宅販売が悪い数字で、
さらに前回発表分も下方修正されて、
前日の中古住宅販売も悪い数字であったことから、
米住宅市場の深刻さを印象付けることとなって、
ドルが一時全面的に軟調となりました。
しかしその後、NYダウが史上初となる13000の大台乗せや
債券市場の回復に支えられる格好で、
底堅く堅調に推移する展開となり、
その後もみ合いとなりました。

今日26日(木)は、NZ政策金利発表の後の
経済指標は比較的小粒で、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
続いて夜の11時に米求人広告指数の発表があります。
市場の注目度はそれほど高くはないようです。
むしろ明日金曜朝の日重要経済指標や
その夜の米GDPの発表のほうが気がかりです。

今朝発表されたNZの政策金利が
一部で利上げもささやかれていたものの
サプライズの0.25%利上げとなって、
NZの買いと、材料の出尽くし感からか
利食いの売りも激しく、荒っぽい展開となりましたが、
現在の昼近くではそれも収まって、
やや堅調に推移しています。
他の通貨は今のところ小幅な値動きとなっています。

さて今日は、投資とギャンブルのお話です。

良くある話題ですが、
投資行動によって「損と得」があることや
為替の差損差益を狙う投機に限れば
誰かが儲けるということは、誰かが損をしているわけで、
限りなくゼロサムゲームに近いことは否定できないようです。

ゲームの性質上、
ある程度技量の要素もあり損の限定ができるので、
運が100%の丁半ばくちでもなく、
さりとて、技量の占めるウェートがとても高い
囲碁や将棋とも異なりますので、
しいて言うと、技量と運が共存する
マージャンに近いのかもかもしれませんね。

ですので、
運は誰しも同じくらいとすると
(この仮定も実は微妙ですが)
技量の差だけ強い人が勝てる可能性の高いゲームと
いえるかもしれません。

また一方、「期待値」で言いますと、
余裕のある資金とともに、資金管理をして
しっかりとした金融工学に基づくポートフォリオで
為替差損のリスクをほぼなくすことができさえすれば、
確実に近い状況でスワップ金利(ポイント)を得る方法も
実在していますので、「正の期待値」のゲームと
することも可能なようです。
この場合、投資はギャンブルの範疇ではなくなります。

そして、実需よりもはるかに多い投資資本の
マネーバトルという面もありますが、
投資や投機には市場の流動性を担う
実経済に資する面も確かに在って、
この点は、アミューズメントという無形の価値を与えながら
従業員さんへの給与など実経済活動ともなっている
娯楽産業と形は大いに違えども、
共通する面もあるようです。

こうして考えますと、投資や投機は
技量により勝ち続けられる可能性と、
ゼロサムである為替差損差益の部分をほぼなくしてしまう
方法もあって、さらに実経済へ資する面もあることから、
限りなくギャンブルに近い面も在りながら、
似て非なるものといえそうです。

ちょっと苦しいたわごとですね。(笑)

FX 興味のレベルのお話

先日、株価の時価総額でユーロ圏が米国を抜きましたね。
トヨタがついに生産台数世界一となるなど
経済の構図は変化しているようです。

昨日24日(火)の東京市場は、
午前10時半に発表された豪CPIが
前日の豪PPIと同様に市場予想を大きく下回り、
5月2日の豪政策金利の利上げ観測が後退して、
オージーが下落しました。
これにつられるようにリスク回避で円高が進みましたが、
昼を過ぎると日株がプラスへと転じたことを好感してか、
しだいに円安となって堅調さを取り戻し
「行って来い」の相場展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
目だった材料は見当たりませんでしたが、
東京市場での巻き戻しの動きを強めて、円安が進みました。
ニューヨーク市場に入ると、
米中古住宅販売件数などが市場予想を下回る弱い数字で
ドルが売られましたが、NYダウが上げに転じたことなどで
118円半ばあたりで下げ止まりました。
一方、ユーロは堅調な推移となりました。
ポンドはロンドン時間で238円に迫った後反落して
もみ合いとなりました。
NY時間のオセアニア通貨は、
比較的狭いレンジでのもみ合いに始終しました。

今日25日(水)は、夕方5時に独IFO景気動向、
続く夕方5時半に英四半期GDPの発表があり、注目です。
そして、夜の9時半に米耐久財受注が発表されます。
続く、夜の11時に米新築住宅販売件数の発表があります。
どちらの米指標も市場の注目度が高く、
レートを大きく動かす可能性がありますので、
大いに注目です。
同時刻に米バーナンキFRB議長の談話も
予定されているようです。
また、夜中の3時には米ベージュブックの発表もあります。

さて、連休前相場も週半ばとなりますが
「行って来い」の相場が続いてます。
昨年は4月11日から5月17日に起こった
グローバル・リスク・リダクションの激しい動きで、
ドル円が118.90から108.97と10円近いドル安円高となって、
ちょうど今頃、その真っ只中だったのですが、
今年は今のところそのような動きはなく、
むしろ複数の通貨ペアでしだいに膠着感のある状態へと
移行しているようです。

しかしながら、このような持ち合いスクイーズの状態は、
相場の変動エネルギーを溜め込んでいる状態でもあり、
長中短の移動平均線も1つに重なってきている通貨ペアもあり
爆発前の不気味な状況も覗えるものもあるようです。
一部に仕掛けの噂もささやかれているようで、
油断することなくトレードしていきたいものです。

さて今日は、興味のレベルのお話です。

うまい言葉が見つからなくて、
なんとも変な題名ですが、

よく「トレードは資金管理ではじまり資金管理で終わる」
ということを聞くのですが、
今は「そうだよなぁ」と思いますが、
ずっと以前は今思うとずいぶん無謀なトレードをしてきた
時期があります。

そのような時分はポジション・サイジングも何もわからずに、
テクニカルなどの相場分析ばかりに興味があって、

「武勇伝、武勇伝」といった怖いトレードをしていました。

小さな資金で大きく儲けようとしていたのですね。
数百万の資金で本気で億を狙っていたのです(笑)

当時はトレードの方法、テクニカルチャート、
そしてトレーディング・システムばかりに
興味が向いていました。

「リスク」なんて言葉は、
知ってはいましたが、そんなものは眼中にありませんでした。

それで、何にも解らなかった大豆の先物相場で、
悪いことに200万円くらい儲けてしまったものですから、
もう始末に終えません。

有頂天はさらに高まり、
待っていたのは「追証」でした。

あるとき600万円くらいくらってしまったのです。
よく顔が青ざめるなどと言いますが、
私の場合は頭の中が真っ白になってしまいました。
怒りが通り過ぎると頭の中にポンと穴が開くような
感じがしました。
今でも昨日のことのように思い出されます。

当時の私にとってそれはもうたいへんなお金で、
数日以内に現金を用意しなければならないということで、
脳卒中で亡くなった相場師であった父の保険金を
つぎ込む始末。

まぁ、父も相場師だったので、
「このばか者」くらいで許してくれていたと
勝手に思ったものでしたが、

それからようやく、
リスクについて、資金管理についてを
考えれるようになり、
相場分析も真剣に取り組めるようになりました。

まぁ、高い授業料であっわけですが、
どんなもんだいと言わんばかりの
テクニカル談義花盛りの儲け話を聞くと、
自分の過去を見るようで
「リスクと資金管理に早く興味を持てるようになって。」
と心の中で小さな声でつぶやいてしまいます。

FX トレード日誌のお話

サミットが私の住む北海道で開催されるようです。

昨日23日(月)の東京市場は、円安の窓明けで始まった
通貨ペアもあって、ドル円も仲値近くまでは
ドルが買われ円安傾向となっていましたが、
豪生産者物価指数(PPI)が事前予想を大きく下回った
ことから豪ドルが下落して、さらに
S&Pの円長期債格付け引き上げが報じられたこともあってか、
しだいに強い円高の流れとなりました。

ロンドン市場に入ると、一転して切り返しの動きとなりました。
その中にあって、ギリシャ中銀総裁から
ユーロの追加利上げに対するネガティブな発言もあってか、
ユーロはやや重たい展開となりました。
ニューヨーク市場に入ると、円安ドル高傾向が継続して
一時ドル円が119円をつける場面もあり、東京市場からの
「行って来い」の状態となりました。
オセアニア通貨は底堅かったものの終日軟調な展開でした。
その後、下げていたユーロドルが反発したことなどで、
ドルも値を下げ、しだいにもみ合いへとなっていきました。

今日24日(火)は、午後3時15分にスイス貿易収支、
夕方5時に欧経常収支が発表されます。
そして夜の9時半に加景気先行指標指数、
続く夜の10時に加BOC政策金利が発表されます。
市場のコンセンサスは4.25%の据え置きですが
一応注目いたしましょう。
夜の11時には米消費者信頼感指数、
リッチモンド連銀製造業指数、米中古住宅販売などの
複数の米経済指標の発表があります。こちらには注目です。

さて、今日は午前10時半に豪消費者物価指数(CPI)が
発表されましたが、市場の予想を下回る悪い数字が
昨日にひき続いて豪指標で発表されたことから、
5月2日の豪利上げの思惑を後退させることとなり、
オージーが大きく下げました。
これをトリガーとするように他の通貨も値を下げて、
円高傾向で相場は午前中展開しましたが、
現在、ドルは反発をはじめました。
行って来いの相場が続いていますが、
今日はいかがなりますか。

さて今日は、トレード日誌のお話です。

よくトレーダーが自己規律をしていくために
トレード日誌をつけると良いといわれますね。

良い見本もあって、

・エントリーした日時
・買いか、売りか
・通貨ペアの種類
・ポジションサイズ
・エントリーしたときのレート
・スプレッド
・エグジットの日時
・エグジットしたときのレート
・損益
・口座残高
・自己評価とメモ

などだそうですが、
トレーディングの会社の職業トレーダーであれば、
会社自体にこれらを管理されるとしても、
忙しい個人のデイトレーダーにとっては
とてもここまでの記録を付けることはたいへんです。

でも、口座残高の変移状況である「資金カーブ」と
なぜそのような投資行動をしたのかの
メモだけは必要なようですね。

これをトレードオフ日などに見ることによって
自身のトレードの改善点などが見えてくることがあります。

決して人に見せるためのものではありませんが、
自分自身の通信簿のようでもあり、
ちょっとつけるのをためらうこともありますが、
誰も叱ってくれない個人投資家の自己採点表で
自分自身を規律することは、
長くトレードで生き抜くためにとても大切なようです。

私はファンドなどのトレーダーの経験はありませんが、
もしかするとファンドなどの職業トレーダーであれば、
会社の管理部に1人ずつ日々のトレード結果の評点を付けられ、
1人ずつ収益グラフに移動平均まで付けられて
収支予測されているのかもしれませんね。

その点、専業ではあっても
個人トレーダーは気楽な稼業ですが、
しかし、自分で自分を叱りながら自己を律して、
総じて資金カーブの右肩上がりだけは維持していなければ
生き残っていけません。

FX エルダーの処方箋のお話

フランスのシラク大統領の任期満了に伴う
フランス大統領選の一次選挙は、
サプライズなく、サルコジ氏とロワイヤル氏の
決選投票となりましたね。

先週20日(金)の東京市場は、
前日の木曜日にアジア株の下落とNY株の上昇で
注目されましたが、日経平均が堅調に始まったことで
リスク懸念が後退して、いったん
再びキャリートレードが優勢となる
円安傾向になりましたが、
徐々にもみ合いから軟調な展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
いったん欧州通貨が買われる局面もありましたが、
注目の英小売売上高が弱い数字であったために
ポンドが下落して、GBP/USDもすぐに反発したものの
いったん前日達成した2.0000を割りました。
ドル円など他の通貨も総じてもみ合いから
やや軟調な展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
ダウ平均が堅調に始まったことが好感されて、
ドル円を中心に堅調な展開となりましたが、
その後、ドル円が119円手前の売りに頭を抑えられると
欧州通貨を中心にしだいにやや軟調な
もみ合いの展開となりました。
そのような中オセアニア通貨は
高値圏でのもみ合いとなりました。

週明けの今日23日(月)は、夕方5時半に英マネーサプライ、
続く夕方6時に欧財政赤字/GDP比率が発表されます。
今日は米指標の発表はありません。

さて、週が明けて欧州通貨など窓空きではじまりましたが、
はじめ窓空きを埋めない強気な展開ではじまったものの、
昼頃から大きな押しが入っています。
チョッピーな動きには注意が要りそうです。
今週はゴールデンウィークの直前とあって、
案外軽視できない海外旅行などの外貨需要と、
輸出での売りがどこで出るか注目されます。
週末金曜日の米GDPとゴールデンウイークを前にして、
週の中ごろまで動きが活発になりそうです。
今日も指標は少ないですが大きく動く可能性があります。

株価も世界的にやや堅調となってきているようで
リスク懸念も後退して、キャーリーが活発になる可能性が
ありますが、過度の楽観することなく
トレードしていきたいものです。

さて今日は、エルダーの処方箋のお話です。

投資苑の著者のアレキサンダー・エルダーは、
とてもユーモアにあふれた人です。

彼自身トレーダーでありながら、
いろいろなトレーディングの会社に呼ばれて
トレーダーのコーチをすることがあるのですが、

あるとき損切りポイントをずらすことについて、

つまり、相場が下げ始めてトレーダーが置いた
損切りポイントにレートが近づいた時、
もう少し下に損切りポイントをずらすことについて
質問のあった時に彼はこう答えました。

「それは、バンジージャンプのコードを伸ばす行為です。」

その光景の映像も頭に浮かんできて、
ユーモラスながら核心をついていてとても面白いですね。

そのエルダーがあるローカルの
トレーディング会社に呼ばれたとき、

そのトレーディング会社の深刻な問題にあたりました。

その会社では、ある優秀なトレーディングシステムを使って
トレードをしていました。

その会社の2人のトップトレーダーは
毎月100万ドルを超える利益を上げていたのですが、

ところが、

まったく同じ優秀なトレーディングシステムを用いていながら、
損失ばかりのトレーダーがいたのです。
なんとその中には13週続けて毎日損失を出した
トレーダーもいました。

とても難問ですが、
そこで取ったエルダーの処方箋はとてもユニークなものでした。

そのスランプに陥ったトレーダー達に、
エルダーはトレーディングメソッドのレクチャーを
するわけではなく

2週間の期間で勝つ日が負ける日より多くなって、
トレーディング全体で利益が出るようになるまで
トレードを100株まで減らすよう指示したのです。

そして、利益が出るようになったら、
トレードをもう100株増やし、損失が出たらまた100株減らす、
このようなトレーニングを課したわけです。

職業トレーダーとしては屈辱的な訓練でしたが、
はたして、スランプに陥っていたトレーダーは
見事に復活したのです。

「なぜだか解るかね。」

トレーダーの会議でエルダーは質問しました。

「リスクのレベルが上ると、
 人は判断と行動の能力が低下するのです。
 100株なら儲けることができるが、
 500株なら損してしまうのはそのためです…。」

スランプの原因はテクニックではなく、
そのトレーダーにとってのポジションサイズにある
というわけです。

どうも、
トレーダーにはその人の現在のレベルや資金に見合った
適正なポジションサイズというものがあって、
実戦でその「平常心」を保てる範囲を徐々に鍛えて
ゆっくりとポジションサイズを大きくしていかなくては
いけないようです。

調子が良いからと急に大きなポジションを持ったとたんに
スランプはやってくるようです。

そして、もしもスランプとなってしまったときには、
エルダーの処方箋に習って、
しばらくの間ポジションサイズを小さくすることも
時には必要なことなのかもしれませんね。


FX シュンペーターの見解のお話

2日続けて大きなアップダウンの
振幅相場となりました。

昨日19日(木)の東京市場は、
前日のNY市場の後半に大きく値を戻しましたが、
オセアニア市場でのもみ合いの後、
東京市場の朝に反落をはじめました。
日株が安くはじまったことと、
午前中に発表予定であった中国GDPの発表が
午後4時に延期になったことで
「中国GDPがかなり良い数字となるのでは」
という噂が飛び交った模様で、
元高からのアジア通貨高による円高を連想したためか、
中国経済過熱による政策引き締めで
中国株安となる思惑が生じて、
実際の中国株も反落したことから、
全面的な円高となりました。
先日の世界同時株安のトラウマも
この円高に心理的拍車をかけたようです。

ロンドン市場に入って発表された中国GDPとCPIは、
市場予想を上回る数字で一瞬さらに円高となりましたが、
かなり織り込みも進んでいたことと、
ロシア系とみられるファンドからの
大量のポンド買いでポンドが急騰して、
これにつられるようにドル円をはじめ
他の通貨も対円で値を上げました。
しかし、この動きもやがて沈静化して
また円高傾向でNY時間となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
アジア株下落で懸念された米株価が堅調に始まったことで、
円高地合いに変化が現れました。
米経済指標での動きは限定的でしたが、
中国経済への思惑で円高傾向となっていた
東京とロンドンでの動きを打ち消すように
しだいに円安傾向となっていきました。
特筆としましては、
カナダが加CPIの堅調な数字を受けて上昇後に、
原油安などが影響もあって反落するなど
荒っぽい展開となりました。

今日20日(金)は、週末でゴトウ日。
夕方の5時半に英小売売上高指数の発表があります。
ここのところ相場の先導的な傾向がありますので、
注目が必要なようです。
そして、夜の9時半に加小売売上高の発表があります。
今日は米指標はありません。
要人発言としましては、夜中の1時に
米ポールソン財務長官の講演が予定されています。

さて、中国経済への思惑などで
大きくアップダウンする相場となっていますが、
今日は米指標はないものの、
大きく動く相場となる可能性もありそうです。
また、投機的な動きの激しいポンドには
引き続き注視が必要なようです。
株価の動向にも要注意です。
夜中の1時の米ポールソン財務長官の発言も注目されます。
また、22日(日)にはフランス大統領選の
第1回投票が行われます。
来週はじめの相場の動きに影響を与える
可能性もありますので注目です。

さて今日は、シュンペーターの見解のお話です。

シュンペーターとは、オーストリア出身の経済学者
ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーターのことです。

イノベーション理論などで有名ですね。

彼の著作「景気循環論」の中には、
とても興味深い相場のお話が記述されています。

実需にはさまざまな摩擦があるが、
投機においてそれはより少ないとして、

「投資家たちが、もうこれ以上買う理由がないと
 判断したとき、彼らは売りに回る」

という洞察を記しています。

買い進む正の要素が尽きた時、
つまり材料出尽くしや織り込みが済んでしまうと、
特段の負の要素がないのにもかかわらず
相場は下落することがあるというわけです。

このことを相場に内在する負の一次微分などと
言うのだそうですが、
最終学歴が自動車学校の私などには
解るはずもありません。(笑)

しかしながら、
現状以上に良くなるという正の追加情報のないときには
負の情報がなくても下落するとなれば、
相場はときに一般の景気感に先行して、
逆の方向に動くこともあるわけで、

まして、ユージン・F・ファーマによる
株価の利回り、実体経済活動、
そして、物価とマネーサプライに関する報告での
「株の収益はいずれの実物変数よりも先行する。
 このことは株式市場が実物部門に予測を与えると
 示唆される。」とを考え合わせると、

なんとも奇妙なこと気づきます。

よくファンダメンタルで
相場の動向を予測をしようとするのですが、
相場の動向のほうがファンダメンタル自体の予見と
なっていることもうかがわせて、
パラドックスとなっているようです…。

ちょっと頭が痛くなりますが、
でも良い言葉がありました。

『実体経済と相場は相互依存関係となっている』

なーるほど。解ったつもりになれる
なんとも便利な言葉ですね。(笑)

実体経済と相場は互いに変数となっていて、
数学的に解は得られないわけなのです。

なので

「市場には確実なものは何もなくて、
 あるのは可能性だけ」

という言葉が生まれたのかもしれませんね。


FX シーラーの質問状のお話

昨日18日(水)は、大きな振幅の相場となりました。
東京市場では、前日の英HICPが好結果であったポンドは
堅調でGBP/USDでは1992年以来の2.0090をつけましたが、
日本の機関投資家の円買いなどで大きく円高が進み、
ドル円、ユーロ円、そしてオセアニア通貨が下げました。

ロンドン市場になると、注目度の英MPC議事録で
利上げ派が増え利下げ派が減ったことを受けて、
来月の利上げがほぼ確実という市場のコンセンサスとなって
GBP/USDは一時、2.0130まで上昇しました。
その織り込みが済むと、一転、100Pips以上下落して
ポンドは大きく下げました。
そして、東京市場から続いていた円高がさらに加速して、
ドル円、クロス円ともに全面安の展開となりました。

ニューヨーク市場に入っても、
この流れはしばらく継続しましたが、
日本時間の深夜の1時半過ぎ頃から反発して、
大きく値を戻し大きな振幅相場となりました。
特に目立った材料は見当たらないようですが、
日本の機関投資家の新年度での外債投資に伴う外貨買い
の需要も一段落して、ゴールデンウィークの
連休を前にしての不確定なリスクの回避から、
いったんポジションを整理しておこうという動きや
利益確定の動きもあった様子です。

今日19日(木)は、
午後の3時に独生産者物価指数の発表があります。
そして、夜の8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に加卸売売上高と
米新規失業保険申請件数の発表があります。
続く夜の11時に米景気先行指標総合指数が発表されます。
また、夜中の1時には米フィラデルフィア連銀の
経済指標の発表があります。
米指標には特に注目しておいたほうが良さそうです。
今日の日本市場の午前中の動きは、
昨日ニューヨークでの戻りが売られる
軟調な展開となってはじまっています。
株価も芳しくなく、今後の動きに注目されます。

さて今日は、シーラーの質問状のお話です。

シーラーとは、アメリカの経済学者の
ロバート・J・シーラーのことです。

1986年9月11日の木曜日は、米債券先物(T-ボンド)が
インフレ懸念の恐れが市場に広がったことを受けて、
下げたことをきっかけに、S&P500の株価指数先物に
売りが出て、またこれをきっかけに
S&P500の現物指数が4ポイント下げて、
またまたこれに自動売買での大きな売りが出て、
いわゆるドミノ倒しの自己トレンドが加速した、
後に「灰色の木曜日」と呼ばれることが起こりました。

この「灰色の木曜日」の後、経済学者のシーラーが、
無作為抽出で選んだ機関投資家175社と個人投資家125人
に対してある質問状を送りました。

その内の有効回答は113通だったのですが、
でとても面白いことが判明しました。

「あなたは、この灰色の木曜日にどのような理由から、
 売りまたは買いに出ましたか?」

この質問の回答で、

一般の経済ニュースを理由に挙げた者はゼロ。
アナリストなどを含めた噂を理由に挙げた者もゼロ。
個別の財務諸表や風説を挙げた者は3。

そして、残りのすべては
「相場の下落それ自体」という回答結果となったのでした。

ドミノの最初の一撃となったファンダメンタルの
インフレ昂進を挙げた人もいなければ、
経済ニュースさえもそのときの投資行動の直接的動機とは
まったくなっていなかったのです。
相場が下がり始めたから売ったわけだったのですね。

近年、相場動向に関する心理的要因の研究も
されているようですが、
その1つの帰結である「相場を動かすたった1つの理由」

『相場をつくるのは人である。人がそう思うから動く』

を傍証しているようにも思えてとても興味深い内容です。

経済指標さえも人の心理の1つのファクターに
過ぎないのかもしれませんね。

誰しも聞きたがるアナリストの後付論は
実際どのような価値を持つのでしょう。

さて今、
人は相場の動きを見て
何を考えているのでしょうか―。


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