FX よくあることが違ったら…

大型連休もあっという間に終わってしまいましたね。^^
私はほんとんどいつもと変わらない日々でしたが、
女房の友人たちの家族と国立滝野すずらん丘陵公園へ
行ってきました。ようやく北海道にも美しい桜が咲き始め、
陽光の中で涼やかな風に吹かれていると
心が洗われるようでとても爽快な気分なりました。

先週4日(金)の東京市場は、午前中10時半に発表された
豪貿易収支が良くなかったことでオージーが軟調となりました。
またGW中とあってドル円は120円前半での
もみ合いで大きな動きは見られませんでした。

ロンドン市場に入っても、ドル買いの限定的動きや
ユーロドルに海外ファンドからの大口の売りなどがあって、
一時的なアップダウンがありましたが、
それらの動きも限定的でレンジ相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
ここのところ好調であった米指標ですが、
発表された注目の米雇用統計が、
市場予想の10万人を下回る8.8万人という結果で、
さらに前回・前々回の発表値も下方修正され、
そして、失業率も4.5%と悪化を示し、
全体的に悪い数字となりました。

このため、発表当初は"Buy on Dip"での
買い方の攻勢も見られ乱高下もありましたが
やがてしっかりドルが売られて
ドル円が一時120円を割り、
ユーロドルやポンドドルが値を上げました。
その後、ドル円はいったん120.23まで戻すも
しだいに軟調なもみ合いとなっていきました。

GWの終わった週はじめの今日7日(月)ですが、
アーリーメイバンクホリデーでロンドン市場が休場です。
今日の主な経済指標の発表は、
午後2時に日銀金融政策決定会合議事録、
同時刻にスイス失業率、夜の7時に独製造業受注、
そして夜の9時半に加住宅建設許可、
明け方4時に米消費者信用残高、などがありますが、
小粒であるため注目材料の乏しい一日となりそうです。

さて、大型連休も終わり
今日のアーリーメイバンクホリデーも過ぎると、
為替市場も活発な取引が展開されると思われます。
今日明日は経済指標の発表は小粒となりますが、
得てしてこのようなときに
経済指標の発表によるリスクが少ないとあってか
仕掛ける動きもあるようで、レートが大きく動くことが
少なくないようですので注意が必要です。

10日(木)未明(9日27時15分)にFOMCが控えていて、
今回の米雇用統計がどのような影響を与えるか注目されます。
クロス円が堅調さを取り戻しつつある中、
今日もいつもは上げる仲値(午前9時55分)で
ドル円が下げるなどのドルの動きや
先週末のウォーレン・バフェット氏の
「アジア通貨は今後上昇するだろう」
という発言もポジショントークの可能性もあるものの
少し気になるところです。

さて今日は、よくあることが違ったら…のお話です。

私は、若い頃に東京に7年ほど住んでいたことがありました。

品川の戸越銀座商店街の裏のぼろアパート、
そして世田谷の北烏山、
新宿の下落合のマンションと引越し魔で
いろいろなところに住んでいました。

その戸越銀座商店街の裏のぼろアパートに
住んでいた時分のお話です。

港区の西麻布にあった綿工連ビルの繊維関係の会社に
私が毎朝通勤するときにいつも電車のホームで見かけた
若くて美しい女性がいました。
もちろん名前もどこの誰かも知らなかったのですが、
毎朝、その人は私と同じ電車に乗っていました。
ところが、あるときからその姿は
ぱったりと見えなくなりました。
なんのかかわりもないので気にする必要はないのですが、
どうも気になりました。

「なにかあったのだろうか。それとも…。」

いつもあることが突然なくなるととても気になるものです。^^

さて、相場でも「よくあること」が
その日、突然違うこととなることがあります。

今週はありませんでしたが、先週のように
週はじめに大きく窓を空けて相場がはじまることがありますね。

先日も書きましたが、週はじめの窓空けは、
トラッキングエラーなどと呼ばれるますが、
市場が休みの土日にいろいろ思案した投資家の朝一の動きや
週末の終値によるシステム的な動きなどが
反映された結果であると言われています。

月曜朝一のトレードは控えたほうがよいという
意見がありますが、窓を空けてはじまった場合は、
「窓空けは埋められることが多い」から
ウップス・リバーサル狙いを実行すべきだ、
などいろいろな意見があります。

そして、どのくらいの率になるかの
統計的調査は知らないのですが、
確かに「窓空けが埋められる」ことはとても多いようです。

逆に「空けた窓が埋められない時」
またいつもは上げることの多い
「午前10時直前の仲値で下げた時」などは、
よくあることと違うことが起こっている可能性もあり、
要注意なことが多いようですね。

経済指標の発表などでも、

市場のコンセンサスがこのくらいだから、
発表された数字がこうであれば、
まぁ、この方向にこのくらいまでは動くかなと思っていると、
過剰に反応したかのように大きく動いたり、
また政策金利の発表などでは"Buy on Dip"で
逆に動いたりすることもあります。

指標発表や要人発言などの機に乗じて、
検死解剖官(アナリスト)が後付の説明がしやすいように
過剰反応的な仕掛けを行う「血に飢えたサメ」と呼ばれる
荒くれファンドもあるようですので注意が必要なようです。
その気になって追従していると、
急反転を喰らってしまうこともあります。

いつもと違う相場の動きには、
注意と注視が必要なようですね。


FX 地球によく似た星のお話

昨日は多忙でブログの更新ができませんでした。

GWは如何お過ごしですか。
私は、人ごみがあまり好きではないので、
いつもと変わらない読書三昧の日々を過ごしています。
連休が終わったら少し旅行でもしようと思っています。

昨日3日(木)の東京市場は憲法記念日の祝日で
日市場が休場とあって閑散な取引となり、
狭いレンジでの小動きに始終しました。
ロンドン市場になると直前の午後3時前に発表された
スイスの消費者物価指数が市場予想を上回る良い数字で、
一部でキャリー解消の動きもあったためか、
ドル円が一時120円すれすれになるなど
欧州通貨を含めて軟調となりました。
しかしその動きも限定的で、やがてその後
小幅なもみ合い相場となりました。

ニューヨーク市場になると、夜の9時半に発表された
米ISM非製造業景況感指数が市場予想を大きく上回る好結果で、
先の今週火曜日に発表された製造業も良い数字であった
こともあって、ドル買いに対する安心感が増幅して、
ドルが堅調となりました。これに呼応して
ポンドドルやユーロドルが下落して、
欧州通貨は軟調となりました。
オセアニア通貨はまちまちの動きとなりましたが、
ロシアのニッケル業界最大手からカナダの企業への
オファーがあったようで、ドル高も手伝ってか
カナダが堅調となってカナダ円は15年来の高値をつけました。

今日は、いよいよ巨大指標の米雇用統計が発表されます。

今日4日(金)は午前中10時半に発表された
豪貿易収支が悪い数字で、豪ドルが下げました。
その他の主な経済指標は、夕方6時に欧小売売上高、
そして、夜の9時半に米雇用統計、米失業率など
複数の米指標が発表されます。
大いに注目されるところですが、
恒例となっている前回発表の修正もありそうですので、
こちらにも注意が必要なようです。
前回が良すぎた反動があるとの見解もありますが、
ここのところの米指標が比較的好調でもあり、
その結果が注目されます。
また、このようなことを書くと怒られそうですが、
今日は97%のほぼ満月だそうで、ほんのちょっと気がかりです。
ムーンパワーやいかに…。(笑)

世界のトップトレーダーが会議に参集して
不在との情報もあるようですが、
いづれにしましても、今日はGW相場の
注目のヤマ場となりそうです。

さて今日は、地球によく似た星のお話です。

いつも相場のお話ばかりですので、
今日は、満月にちなんで(笑)
「地球によく似た星」のお話をさせていただきます。

先日、ニュースで報道されていましたので
もうすでにご存知の方も多いことと思います。

南米のチリには、大きな天文台があって、
その天文台は「ヨーロッパ南天天文台」というのだそうです。

フランスなどヨーロッパの研究チームが、
その天文台でてんびん座の方角に
地球から20光年離れたある星を見つけました。

その名は「グリーセ581」

この星は、直径が地球の1.5倍、質量がおよそ5倍と、
地球より少し大きい程度なのですが、
地球と同じく岩石でできているとみられるということです。
また、表面の温度は数十度とみられていて、
「生命に不可欠な水」が蒸発することなく星の表面に
存在している可能性もあるということです。

そうです。

生命が存在する可能性があるのですね。
今後、さらに生命存在の調査をするそうです。

今まで太陽系以外の惑星は200個以上発見されてるそうですが、
他の惑星にも生命体が存在するとしたら、
とても凄いことですね。

もっとも、

広大無辺の宇宙に生命が存在するのは地球だけ
ということのほうがもしかすると
地動説的な人類の思い込みなのかもしれませんね…。

良いゴールデンウィークをお過ごしくださいませ。

FX 経済理論の新たな潮流のお話

今朝の豪政策金利は据え置きでしたね。

昨日1日(火)の東京市場は、レーバーデーで
休みの市場もあった影響からか目立った動きはなく、
比較的小さなレンジでのもみ合いに始終しました。
ロンドン市場に入っても休みの欧州市場が多く、
休日ムードで狭い範囲でのレンジ相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、米系銀行などから
ドル売りがあった様子で、ドルの下げが一時強まりました。
相対的にポンドドルやユーロドルも上げましたが、
その動きは長く続ませんでした。
そして、注目の米指標の中古住宅販売保留が
市場予想を大きく下回る-4.9%と悪い数字であったものの、
ISM製造業景況指数のほうが市場予想を大きく上回る好結果で、
特に内訳の雇用部門が前回の48.7から53.1と
昨年8月以来の水準まで上昇したことで、
ドルが大きく買われました。

今日2日(水)の主な経済指標はいくぶん小粒ですが、
午後4時55分に独失業者数、夕方5時半に英消費者信用残高、
続く夕方6時に欧失業率、
そして、夜の9時15分に米ADP雇用統計、
夜の11時に米製造業受注などの発表があります。
要人発言としましては、米ポールソン財務長官の講演が
夜中の12時から予定されているようです。

さて、NY株も史上最高値を更新するなど米経済の強さも
覗えますが、過熱感を指摘する声もあるようです。

ドル円が120円の壁を越えられるかがとても注目されます。
120円手前には大きな売りオーダーがあるとも噂されていて
今後の動きが注目されます。
例年と比較すると平穏な今年のGW週ですが、
どこかで大きく動く可能性も否定できませんので、
油断することなくトレードしていきたいものです。

さて今日は、経済理論の新たな潮流のお話です。

確率論や統計学に基礎を置いた金融工学ですが、
その暗黙の前提に
「金融市場は常に合理的かつ効率的に動いている」という
効率的市場仮説というものがあります。

「仮説」というおくゆかしい名称ですが、
効率的市場仮説で多くの金融事象を説明できるものの、

「買うから上る、上るから買う」
というバブルのメカニズムや
1987年10月に1日に22.6%も株価が下落した
ブラックマンデーのようなパニックや
1998年にLTCMを破綻させたのロシアのモラトリアム事件など、

市場のオーディエンスがとても合理的とは言えない事象も
あって、金融工学が魔法の杖ではないという考えが
生まれてきました。
あの完璧と言われたブラック・ショールズ・モデルにさえ
異を唱える考えが出てきたのです。

その1つの潮流は、
経済は生身の人間が行う活動であるから
市場の合理性自体を見直そうとする
「行動ファイナンス理論」です。

認知心理学や社会心理学のアプローチを使った
経済理論ですが、人が感じる価値を計るという
「価値関数」の考えや、
不特定多数の人の中での情報伝達の研究など
旧経済学のアノマリーの領域にまで踏み込んで
数式化する試みはとても興味深いものですね。

もう1つの潮流は、
正規分布や均衡という公理に近いことさえも疑って
物理学的アプローチで経済現象を解き明かそうとする
「経済物理学」というものもあります。

標準偏差5σを超える変動が、
正規分布の考え方では約7000年に1度起こる確率なのに
アジア通貨危機やアルゼンチン危機のように
実際は十年未満でよく起こる事象であることや

また、正規分布によれば
5億年以上で1度起こる確率なのにもかかわらず
1日に22.6%も株価が下落したブラックマンデーの史実をみると、
公理的な基礎さえも一度否定して、
実データから経済理論を再構築しようという潮流です。

最終学歴が自動車学校の私などにはよく解らないものの、
カオスへ回帰したような経済学の様相にも見えますが、
多くの経済事象はいまだ金融工学で
ほぼ説明と解析ができるようです。
しかし、特異な経済事象も決して非日常ではないのも事実で、
考え合わせますと、統一的に説明しようとするのではなく、
ケースによる使い分けも大切なように思います。

そのケースによる使い分けをするのための
正気と狂気を分かつような
「通常」と「特異」を知らせるバロメーターこそ
むしろ知りたくなってしまいます。

FX 窓空けのお話

昨日30日(月)の東京市場は、先週末の中国の
準備預金率引き上げ発表による中国株下落の思惑の連鎖からか
週明けのオセアニア市場での大きな窓を空けを引き継いで
円高で始まりました。
結局、その思惑が杞憂に終わって、
アジア株式市場が大過なく落ち着いていたことで、
しだいに窓を埋めるように値を戻していきました。

ロンドン市場に入ると、しだいにドルがジリ高となって、
ドル円は119.70を越えました。
相対的に一時、ユーロドルやポンドドルが下げましたが、
その後、クロス円の反発などでユーロドルや
ポンドドルもしだいに堅調となりました。

ニューヨーク市場に入ると、注目の米PCEコアデフレータが
弱い数字であつたことから米インフレへの思惑が後退して、
米利下げ期待が強まったためか、
ドル安がすすみドル円が119.30あたりまで下落しました。
相対的にユーロドルが1.3680あたり、
そしてポンドドルが2.0030あたりまで上昇しました。
その後、しだいにも見合い相場へと移行しました。
一方、発表された加GDPが好調であったことから、
カナダドルが全面高となりました。
また、オセアニア通貨は上げては下げるレンジ相場の
展開となりました。

今日1日(火)は、レーバーデーで
ドイツ・フランス・シンガポールなどが休場です。
主な経済指標は、夜の9時半に加鉱工業製品価格、
そして、夜の11時に米ISM製造業指数、
米中古住宅販売保留などがあります。
市場の関心も高くレートを大きく動かす可能性が
ありますので注意が必要なようです。

明日2日(水)早朝8時半の豪RBA政策金利も
6.25%据え置き論が強いようですが、利上げ期待もあり
一応注目しておいたほうが良さそうです。

さて、今日は窓空けのお話です。

「窓空けは埋められる」とよく言われますが、
昨日もまた、空けた窓を埋める展開となりましたね。

週はじめの窓空けは、トラッキングエラーなどと
呼ばれることもあるようですが、
市場が休みの土日にいろいろ思案した投資家の朝一の動きや
週末の終値によるシステム的な動きなどが
反映された結果の窓空きですが、
月曜朝一のトレードは控えたほうがよいという意見と、
逆に窓空けは埋められることが多いから
ウップス・リバーサル狙いを実行すべきだ、
などいろいろな意見があるようです。

確かに「窓空けは埋められる」ことが多いのですが、
逆に「空けた窓が埋められない時」
そして「午前10時直前の仲値で下げた時」などは、
よくあることと違うことが起こっている可能性もあり、
要注意なことが多いようですね。

話は変わりますが、
日経に1強2弱(ユーロ高、ドル安、円安)の記事が
載っていましたが、へそ曲がりな私は、
新聞に出る頃は短期的なピークとなっていることを感じて
もうじき違う動きにならないかと
逆に危機感を抱いてしまいます。(笑)

さて、GW週の中盤。
仕掛けの動きの噂も飛び交っていますが、
ドルは悪いながらも底堅くもあり、
今後の展開に注目されます。

FX もう1つの選択のお話

今日は昭和の日の振り替え休日で日本市場はお休みです。
明日はレーバーデーでドイツ・フランス・シンガポールなどが
休場ですね。

先週27日(金)の東京市場は、
朝に発表された日消費者物価指数(CPI)など
複数の指標が軒並み市場の予想を下回り、
仲値あたりまで円安の展開となりました。
その後、市場の関心は日銀レポートに移りましたが、
福井総裁のタカ派的な発言もあって
ドル円が119円前半まで下落するなど
やや円高のもみ合いとなりました。

ロンドン市場に入る頃から、
2時過ぎまで続いた日政策金利決定会合が
結局全員一致での金利据え置きであったことなどで
また円安となるなど、上げ下げ忙しい相場展開となりました。
その後、NY時間での米GDP発表を控えてドル安の展開となり、
相対的にユーロドルやポンドドルなどが上げました。

ニューヨーク市場になると、
注目の米GDPが市場予想を0.5%も下回る悪い数字で
ドルが一時大きく売られました。
しかし、その発表内容がインフレ度合いを示すGDPデフレータが
市場予想より1%も良かったことや、
住宅市場の落ち込みで懸念されていた個人消費が
市場予想より0.3%良かったことなどが評価される格好で
ドル円が119.75あたりまで上昇するなど、
堅調な展開となりました。
その後、終盤に入ると週末の利食い調整も入ったためか、
また値を下げるなど、荒っぽい展開で週を終えました。

今日30日(月)の主な経済指標は、
夕方6時の欧消費者物価指数、
続く6時半に英GFK消費者信頼感調査。
そして、夜の9時半に米PCEコアデフレータなどがあります。
レートを大きく動かす可能性がありますので注目です。
同時刻に加GDPの発表も予定されています。
そして、夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
続く11時に米建設支出の発表があります。
こちらも材料視されることが考えられますので、
注目しておいたほうが良さそうです。

さて、ゴールデンウイーク真っ只中ですが、
週末の金曜日には巨大指標の米雇用統計も控えていて
気の抜けない相場となりそうです。
先日の米欧市場がお休みだった静かな相場のイースターなどと
違って、日市場の休みが続くGWは、
例年一週間ほどで2〜3円も値動きすることが多いため、
注意が必要です。どちらかというとこの時期は
円高となることが多いですが、円安となった年もあります。
市場が閑散とはなりますので、大玉の仕掛けで
相場が激しく動く可能性もありますので、
ストップを入れながら、経済指標とチャートを
しっかり見ながらトレードしたいものです。

GWですので、今日も面白話の続きをさせていただきます。^^

第2話 もう1つの選択

「ねぇ、A子。このチャート見てよ。」

「どうしたの?」

「なんかビミョーでさぁ、上るか下がるか判んないのよ。
 もう、ほんと嫌んなっちゃうわ。
 ねぇ、A子。どっちにポジション持ったらよいのかしら?」

「ははーん、B子ったら。あんたもしかして
 ポジポジ病になってるでしょ。」

「何それ?」

「あら嫌だ知らないのぉ。
 常にポジションを持っていないと気がすまなくなる
 トレーダーを死に至らしめるコワーイ病気なのよ。」

「もうA子ったら、人が悪い。脅かさないでよ。」

「ねぇB子。『いーい? 私の言うことを良く聞いて!』、
 チャートのテクニカル判断で大切なことなんだけど…。
 上げを示唆するサインと下げを示唆するサインと
 もう1つ大切なサインがあるのよ。」

「何よ、エヴァンゲリオンのミサトみたいな言い方して。
 私はシンジ君じゃないのよ。で、それ何よ…。」

「あははっ。私たちならオバンゲリオンかもね。
 それはそうと、エヴァンゲリオンは「良き知らせ」という
 ギリシャ語に由来しているんだけど、
 チャートも良き3つの知らせを告げるのね。
 トレードには、上げで、つまり買いでエントリーするべき時と
 下げで、つまり売りでエントリーするべき時と
 トレードを休むべき時の3つがあるのよ。」

「まぁ、A子ったら。オバンゲリオンだなんて…。
 ふーん。売り買いのほかにもう1つの選択肢があるのね。」

「だから、チャート分析で不明という結論も
 相場を休むべき時の立派なサインなのよ。
 これがとても大切なの。だからぁ、
 買いか売りかの二者択一でチャートを見ていてはダメなのね。
 サインが2種類と思ってチャートを見ていると
 ポジポジ病になっちゃうのよ。
 3つのサインを見るようにしないといけないのよね。
 なので、個人投資家がなかなか利益が上げられない
 大きな理由に過剰トレードあると指摘されているのよ。
 損をするトレードはサインが見えないほうが良いし、
 よく解らなかったり迷ったりした時はトレードしないほうが
 良いわけね。」


FX 金持ちA様 貧乏B様のお話

NYダウが2日連続で最高値を更新しましたね。
ただ、S&Pがマイナス圏で引けましたので、
ちょっと気がかりです。

昨日26日(木)の東京市場は、
早朝にND政策金利の利上げの発表がありました。
一部で利上げ観測もあったものの、
多くの意見は据え置きであったために
ちょっとしたサプライズとなりましたが、
一度NZDが大きく上げた後、材料の出尽くし感や
ネガティブな要人発言などもあって、
大きな振幅でもみ合いとなりました。
一方、他の通貨は午後に入る頃から
しだいに欧州通貨などをはじめとして
徐々に堅調となって円安傾向となりました。

ロンドン市場に入ると、ドル円が119円前での
もみ合いをこなして上昇するなど、
特に大きな材料は見当たりませんでしたが
ドル高がすすみました。
ポンドドルは100Pips以上下落して
ユーロドルも軟調となりました。
堅調だったポンド円もロシア系ファンドの動きの噂も
あったためか軟調となりました。
オセアニア通貨もNY市場の始まる前後に軟調となりました。

ニューヨーク市場に入るとNYダウの好調さを受けてか、
いったんもたつく場面も見られたもののドルが続伸しました。
ユーロ円はもみ合いがしばらく続いた後、
日本時間の深夜になってしだいに堅調となりました。
下げていたポンド円やオセアニア通貨も、
しだいに巻き返しの動きとなりましたが、
その後もみ合いの展開となりました。

今日27日(金)は、朝方発表された
日経済指標が弱い数字であったために、
いったん市場はやや円安に反応しました。
午後3時からの日銀レポートも
注目しておいたほうが良さそうです。
今日の主な経済指標は、夕方5時に欧経常収支(2月)、
そして夜の9時半には大いに注目の米実質GDPなど
複数の米指標が発表されます。
レートを大きく動かす可能性がありますので
注視の必要があります。
また、夜の11時にはミシガン大学消費者信頼感指数の
発表もあります。

さて、連休前の最終日で実質の月末となる今日ですが、
連休を前にしたポジション調整の動きがある可能性もあり、
月末要因なども重なって、さらに米GDPの発表もあるとあって
相場の節目となる重要な1日となりそうです。

さて今日は、金持ちA様、貧乏B様のお話です。

いつも堅い話ばかりですので、
今日は、以前にあった人気テレビ番組になぞらえて、
おもしろ話をお届けいたします。

第1話 損切りの不思議

「いやー、どの投資本見ても、まともそうなヤツはみな、
 損切り損切りって耳にタコができちゃうよ。まったく…。
 それにさぁ、A君、オレ凄いこと発見しちゃったんだよ。」

「うーん。僕はやっぱり損切りは大切だと思うんだけど…。
 で、B君、発見した凄いことってなーに?」

「えへへへ。論より証拠。一緒にトレードして
 見せてやっから…。おっ、B君も△/JPYのロングで
 トレードかい。いいセンスしてるねぇ。
 オレと同じエントリーポイントだ。」

ところが、2人がエントリーしたとたんに
皮肉にも△/JPYは下がってしまいました。(>_<)

「あれれっ、下がっちまいやがった。でもいいさ、
 ここが秘術の腕の見せ所だ。A君、まぁ見ていなって。」

「うーん。僕は『いったん』損切りするよ。」

その後、エントリーしていったん大きく100Pipsも下げた
レートは、みごとに復活して上昇しました。
+20Pipsとなりました。

「よし、ここらでエグジットだな。ちょっと冷や汗かいたけど、
 少ないが+20Pipsのゲットだぜい。A君は残念だったね。
 かわいそうに損切りしちゃったんだもんね。
 本は本。いくら損切りが大切だなんて言っても、
 物事には表もあれば裏もある。
 じっと我慢して持ち続けていると、必ず上るんだよ。
 相場なんてヤツはさ。
 これがオレの発見した凄いことさ。今日も勝率100%だ。」

「僕は、確かに一度いったん損切りして
 −20Pipsの損だったけど。
 その後、短期で下げ切って少し上昇したところを確認して、
 再度ロングでエントリーして、
 ちょうどB君と同じところでエグジットしたから、
 損切りと差し引きで+80Pipsの利益だったよ。
 つまり、勝率50%で+80Pipsの利益だったわけさ。」

「なんか解せないなぁ。
 勝率100%だったオレ様が+20Pipsの利益だったのに、
 一度損切りで口座残高を減らして勝率が50%だったA君が
 +80Pipsだって?」

「そうだよB君。これが『損切りで勝つ』ということ
 なんだよ。思惑と現実が逆の結果になったら、
 いったんポジションをリフレッシュして
 仕切り直しをするわけなんだ。
 損切りは恥ずかしいことでもなんでもないんだ。
 総合的にトレードに勝つために損切りをするんだ。
 損切りは勝つためのアグレッシブな戦術で
 重要なテクニックなんだよ。」

「けっ、アグレだかなんだか知らないけど、
 えらそうにA君、なに言ってやがる。
 オレはオレのやり方でやるさ。」

そしてあるとき、また2人はトレードをしました。

「あはははっ。また下げてきちゃったね。
 まっいいさ。そのうち必ず上げるから…。
 下げては上げる、これが相場だ。
 オレは今までこのやり方で勝ち続けてきたんだぜ。」

「B君、無理しないほうが…。」

「うるさいぞA君! そろそろ相場は上るんだよ!
 まぁ、黙って見ていなって。」

「…。」

「あれれれっ、変だな。いったいどうなっているんだ。
 そんな馬鹿な…。シンジラレナーイ。あり得ない。
 下げが止まらないぃ〜、うわーっ…!」

 
アーメン † 。。。


FX 投資とギャンブルのお話

NZが一部で利上げもささやかれていたものの
サプライズの0.25%利上げとなりましたね。

昨日25日(水)の東京市場は、目立った材料も
ありませんでしたが、ゴトウ日にもかかわらず
仲値でも幾分下げて心配もよぎりましたが、
やや弱含みのもみ合いとなりました。

ロンドン市場に入ると、狭いレンジながら
日本時間夕方の独英の経済指標が
やや良い数字であったこともあってか、
主要通貨はわずかに巻き戻しの後、
様子見的な静かな展開となりました。

ニューヨーク市場はいると、注目の米耐久財受注が
市場予想を上回る数字となって、ドルが買われました。
しかし、その後発表された米新築住宅販売が悪い数字で、
さらに前回発表分も下方修正されて、
前日の中古住宅販売も悪い数字であったことから、
米住宅市場の深刻さを印象付けることとなって、
ドルが一時全面的に軟調となりました。
しかしその後、NYダウが史上初となる13000の大台乗せや
債券市場の回復に支えられる格好で、
底堅く堅調に推移する展開となり、
その後もみ合いとなりました。

今日26日(木)は、NZ政策金利発表の後の
経済指標は比較的小粒で、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
続いて夜の11時に米求人広告指数の発表があります。
市場の注目度はそれほど高くはないようです。
むしろ明日金曜朝の日重要経済指標や
その夜の米GDPの発表のほうが気がかりです。

今朝発表されたNZの政策金利が
一部で利上げもささやかれていたものの
サプライズの0.25%利上げとなって、
NZの買いと、材料の出尽くし感からか
利食いの売りも激しく、荒っぽい展開となりましたが、
現在の昼近くではそれも収まって、
やや堅調に推移しています。
他の通貨は今のところ小幅な値動きとなっています。

さて今日は、投資とギャンブルのお話です。

良くある話題ですが、
投資行動によって「損と得」があることや
為替の差損差益を狙う投機に限れば
誰かが儲けるということは、誰かが損をしているわけで、
限りなくゼロサムゲームに近いことは否定できないようです。

ゲームの性質上、
ある程度技量の要素もあり損の限定ができるので、
運が100%の丁半ばくちでもなく、
さりとて、技量の占めるウェートがとても高い
囲碁や将棋とも異なりますので、
しいて言うと、技量と運が共存する
マージャンに近いのかもかもしれませんね。

ですので、
運は誰しも同じくらいとすると
(この仮定も実は微妙ですが)
技量の差だけ強い人が勝てる可能性の高いゲームと
いえるかもしれません。

また一方、「期待値」で言いますと、
余裕のある資金とともに、資金管理をして
しっかりとした金融工学に基づくポートフォリオで
為替差損のリスクをほぼなくすことができさえすれば、
確実に近い状況でスワップ金利(ポイント)を得る方法も
実在していますので、「正の期待値」のゲームと
することも可能なようです。
この場合、投資はギャンブルの範疇ではなくなります。

そして、実需よりもはるかに多い投資資本の
マネーバトルという面もありますが、
投資や投機には市場の流動性を担う
実経済に資する面も確かに在って、
この点は、アミューズメントという無形の価値を与えながら
従業員さんへの給与など実経済活動ともなっている
娯楽産業と形は大いに違えども、
共通する面もあるようです。

こうして考えますと、投資や投機は
技量により勝ち続けられる可能性と、
ゼロサムである為替差損差益の部分をほぼなくしてしまう
方法もあって、さらに実経済へ資する面もあることから、
限りなくギャンブルに近い面も在りながら、
似て非なるものといえそうです。

ちょっと苦しいたわごとですね。(笑)

FX 興味のレベルのお話

先日、株価の時価総額でユーロ圏が米国を抜きましたね。
トヨタがついに生産台数世界一となるなど
経済の構図は変化しているようです。

昨日24日(火)の東京市場は、
午前10時半に発表された豪CPIが
前日の豪PPIと同様に市場予想を大きく下回り、
5月2日の豪政策金利の利上げ観測が後退して、
オージーが下落しました。
これにつられるようにリスク回避で円高が進みましたが、
昼を過ぎると日株がプラスへと転じたことを好感してか、
しだいに円安となって堅調さを取り戻し
「行って来い」の相場展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
目だった材料は見当たりませんでしたが、
東京市場での巻き戻しの動きを強めて、円安が進みました。
ニューヨーク市場に入ると、
米中古住宅販売件数などが市場予想を下回る弱い数字で
ドルが売られましたが、NYダウが上げに転じたことなどで
118円半ばあたりで下げ止まりました。
一方、ユーロは堅調な推移となりました。
ポンドはロンドン時間で238円に迫った後反落して
もみ合いとなりました。
NY時間のオセアニア通貨は、
比較的狭いレンジでのもみ合いに始終しました。

今日25日(水)は、夕方5時に独IFO景気動向、
続く夕方5時半に英四半期GDPの発表があり、注目です。
そして、夜の9時半に米耐久財受注が発表されます。
続く、夜の11時に米新築住宅販売件数の発表があります。
どちらの米指標も市場の注目度が高く、
レートを大きく動かす可能性がありますので、
大いに注目です。
同時刻に米バーナンキFRB議長の談話も
予定されているようです。
また、夜中の3時には米ベージュブックの発表もあります。

さて、連休前相場も週半ばとなりますが
「行って来い」の相場が続いてます。
昨年は4月11日から5月17日に起こった
グローバル・リスク・リダクションの激しい動きで、
ドル円が118.90から108.97と10円近いドル安円高となって、
ちょうど今頃、その真っ只中だったのですが、
今年は今のところそのような動きはなく、
むしろ複数の通貨ペアでしだいに膠着感のある状態へと
移行しているようです。

しかしながら、このような持ち合いスクイーズの状態は、
相場の変動エネルギーを溜め込んでいる状態でもあり、
長中短の移動平均線も1つに重なってきている通貨ペアもあり
爆発前の不気味な状況も覗えるものもあるようです。
一部に仕掛けの噂もささやかれているようで、
油断することなくトレードしていきたいものです。

さて今日は、興味のレベルのお話です。

うまい言葉が見つからなくて、
なんとも変な題名ですが、

よく「トレードは資金管理ではじまり資金管理で終わる」
ということを聞くのですが、
今は「そうだよなぁ」と思いますが、
ずっと以前は今思うとずいぶん無謀なトレードをしてきた
時期があります。

そのような時分はポジション・サイジングも何もわからずに、
テクニカルなどの相場分析ばかりに興味があって、

「武勇伝、武勇伝」といった怖いトレードをしていました。

小さな資金で大きく儲けようとしていたのですね。
数百万の資金で本気で億を狙っていたのです(笑)

当時はトレードの方法、テクニカルチャート、
そしてトレーディング・システムばかりに
興味が向いていました。

「リスク」なんて言葉は、
知ってはいましたが、そんなものは眼中にありませんでした。

それで、何にも解らなかった大豆の先物相場で、
悪いことに200万円くらい儲けてしまったものですから、
もう始末に終えません。

有頂天はさらに高まり、
待っていたのは「追証」でした。

あるとき600万円くらいくらってしまったのです。
よく顔が青ざめるなどと言いますが、
私の場合は頭の中が真っ白になってしまいました。
怒りが通り過ぎると頭の中にポンと穴が開くような
感じがしました。
今でも昨日のことのように思い出されます。

当時の私にとってそれはもうたいへんなお金で、
数日以内に現金を用意しなければならないということで、
脳卒中で亡くなった相場師であった父の保険金を
つぎ込む始末。

まぁ、父も相場師だったので、
「このばか者」くらいで許してくれていたと
勝手に思ったものでしたが、

それからようやく、
リスクについて、資金管理についてを
考えれるようになり、
相場分析も真剣に取り組めるようになりました。

まぁ、高い授業料であっわけですが、
どんなもんだいと言わんばかりの
テクニカル談義花盛りの儲け話を聞くと、
自分の過去を見るようで
「リスクと資金管理に早く興味を持てるようになって。」
と心の中で小さな声でつぶやいてしまいます。

FX トレード日誌のお話

サミットが私の住む北海道で開催されるようです。

昨日23日(月)の東京市場は、円安の窓明けで始まった
通貨ペアもあって、ドル円も仲値近くまでは
ドルが買われ円安傾向となっていましたが、
豪生産者物価指数(PPI)が事前予想を大きく下回った
ことから豪ドルが下落して、さらに
S&Pの円長期債格付け引き上げが報じられたこともあってか、
しだいに強い円高の流れとなりました。

ロンドン市場に入ると、一転して切り返しの動きとなりました。
その中にあって、ギリシャ中銀総裁から
ユーロの追加利上げに対するネガティブな発言もあってか、
ユーロはやや重たい展開となりました。
ニューヨーク市場に入ると、円安ドル高傾向が継続して
一時ドル円が119円をつける場面もあり、東京市場からの
「行って来い」の状態となりました。
オセアニア通貨は底堅かったものの終日軟調な展開でした。
その後、下げていたユーロドルが反発したことなどで、
ドルも値を下げ、しだいにもみ合いへとなっていきました。

今日24日(火)は、午後3時15分にスイス貿易収支、
夕方5時に欧経常収支が発表されます。
そして夜の9時半に加景気先行指標指数、
続く夜の10時に加BOC政策金利が発表されます。
市場のコンセンサスは4.25%の据え置きですが
一応注目いたしましょう。
夜の11時には米消費者信頼感指数、
リッチモンド連銀製造業指数、米中古住宅販売などの
複数の米経済指標の発表があります。こちらには注目です。

さて、今日は午前10時半に豪消費者物価指数(CPI)が
発表されましたが、市場の予想を下回る悪い数字が
昨日にひき続いて豪指標で発表されたことから、
5月2日の豪利上げの思惑を後退させることとなり、
オージーが大きく下げました。
これをトリガーとするように他の通貨も値を下げて、
円高傾向で相場は午前中展開しましたが、
現在、ドルは反発をはじめました。
行って来いの相場が続いていますが、
今日はいかがなりますか。

さて今日は、トレード日誌のお話です。

よくトレーダーが自己規律をしていくために
トレード日誌をつけると良いといわれますね。

良い見本もあって、

・エントリーした日時
・買いか、売りか
・通貨ペアの種類
・ポジションサイズ
・エントリーしたときのレート
・スプレッド
・エグジットの日時
・エグジットしたときのレート
・損益
・口座残高
・自己評価とメモ

などだそうですが、
トレーディングの会社の職業トレーダーであれば、
会社自体にこれらを管理されるとしても、
忙しい個人のデイトレーダーにとっては
とてもここまでの記録を付けることはたいへんです。

でも、口座残高の変移状況である「資金カーブ」と
なぜそのような投資行動をしたのかの
メモだけは必要なようですね。

これをトレードオフ日などに見ることによって
自身のトレードの改善点などが見えてくることがあります。

決して人に見せるためのものではありませんが、
自分自身の通信簿のようでもあり、
ちょっとつけるのをためらうこともありますが、
誰も叱ってくれない個人投資家の自己採点表で
自分自身を規律することは、
長くトレードで生き抜くためにとても大切なようです。

私はファンドなどのトレーダーの経験はありませんが、
もしかするとファンドなどの職業トレーダーであれば、
会社の管理部に1人ずつ日々のトレード結果の評点を付けられ、
1人ずつ収益グラフに移動平均まで付けられて
収支予測されているのかもしれませんね。

その点、専業ではあっても
個人トレーダーは気楽な稼業ですが、
しかし、自分で自分を叱りながら自己を律して、
総じて資金カーブの右肩上がりだけは維持していなければ
生き残っていけません。

FX エルダーの処方箋のお話

フランスのシラク大統領の任期満了に伴う
フランス大統領選の一次選挙は、
サプライズなく、サルコジ氏とロワイヤル氏の
決選投票となりましたね。

先週20日(金)の東京市場は、
前日の木曜日にアジア株の下落とNY株の上昇で
注目されましたが、日経平均が堅調に始まったことで
リスク懸念が後退して、いったん
再びキャリートレードが優勢となる
円安傾向になりましたが、
徐々にもみ合いから軟調な展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
いったん欧州通貨が買われる局面もありましたが、
注目の英小売売上高が弱い数字であったために
ポンドが下落して、GBP/USDもすぐに反発したものの
いったん前日達成した2.0000を割りました。
ドル円など他の通貨も総じてもみ合いから
やや軟調な展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
ダウ平均が堅調に始まったことが好感されて、
ドル円を中心に堅調な展開となりましたが、
その後、ドル円が119円手前の売りに頭を抑えられると
欧州通貨を中心にしだいにやや軟調な
もみ合いの展開となりました。
そのような中オセアニア通貨は
高値圏でのもみ合いとなりました。

週明けの今日23日(月)は、夕方5時半に英マネーサプライ、
続く夕方6時に欧財政赤字/GDP比率が発表されます。
今日は米指標の発表はありません。

さて、週が明けて欧州通貨など窓空きではじまりましたが、
はじめ窓空きを埋めない強気な展開ではじまったものの、
昼頃から大きな押しが入っています。
チョッピーな動きには注意が要りそうです。
今週はゴールデンウィークの直前とあって、
案外軽視できない海外旅行などの外貨需要と、
輸出での売りがどこで出るか注目されます。
週末金曜日の米GDPとゴールデンウイークを前にして、
週の中ごろまで動きが活発になりそうです。
今日も指標は少ないですが大きく動く可能性があります。

株価も世界的にやや堅調となってきているようで
リスク懸念も後退して、キャーリーが活発になる可能性が
ありますが、過度の楽観することなく
トレードしていきたいものです。

さて今日は、エルダーの処方箋のお話です。

投資苑の著者のアレキサンダー・エルダーは、
とてもユーモアにあふれた人です。

彼自身トレーダーでありながら、
いろいろなトレーディングの会社に呼ばれて
トレーダーのコーチをすることがあるのですが、

あるとき損切りポイントをずらすことについて、

つまり、相場が下げ始めてトレーダーが置いた
損切りポイントにレートが近づいた時、
もう少し下に損切りポイントをずらすことについて
質問のあった時に彼はこう答えました。

「それは、バンジージャンプのコードを伸ばす行為です。」

その光景の映像も頭に浮かんできて、
ユーモラスながら核心をついていてとても面白いですね。

そのエルダーがあるローカルの
トレーディング会社に呼ばれたとき、

そのトレーディング会社の深刻な問題にあたりました。

その会社では、ある優秀なトレーディングシステムを使って
トレードをしていました。

その会社の2人のトップトレーダーは
毎月100万ドルを超える利益を上げていたのですが、

ところが、

まったく同じ優秀なトレーディングシステムを用いていながら、
損失ばかりのトレーダーがいたのです。
なんとその中には13週続けて毎日損失を出した
トレーダーもいました。

とても難問ですが、
そこで取ったエルダーの処方箋はとてもユニークなものでした。

そのスランプに陥ったトレーダー達に、
エルダーはトレーディングメソッドのレクチャーを
するわけではなく

2週間の期間で勝つ日が負ける日より多くなって、
トレーディング全体で利益が出るようになるまで
トレードを100株まで減らすよう指示したのです。

そして、利益が出るようになったら、
トレードをもう100株増やし、損失が出たらまた100株減らす、
このようなトレーニングを課したわけです。

職業トレーダーとしては屈辱的な訓練でしたが、
はたして、スランプに陥っていたトレーダーは
見事に復活したのです。

「なぜだか解るかね。」

トレーダーの会議でエルダーは質問しました。

「リスクのレベルが上ると、
 人は判断と行動の能力が低下するのです。
 100株なら儲けることができるが、
 500株なら損してしまうのはそのためです…。」

スランプの原因はテクニックではなく、
そのトレーダーにとってのポジションサイズにある
というわけです。

どうも、
トレーダーにはその人の現在のレベルや資金に見合った
適正なポジションサイズというものがあって、
実戦でその「平常心」を保てる範囲を徐々に鍛えて
ゆっくりとポジションサイズを大きくしていかなくては
いけないようです。

調子が良いからと急に大きなポジションを持ったとたんに
スランプはやってくるようです。

そして、もしもスランプとなってしまったときには、
エルダーの処方箋に習って、
しばらくの間ポジションサイズを小さくすることも
時には必要なことなのかもしれませんね。


FX シュンペーターの見解のお話

2日続けて大きなアップダウンの
振幅相場となりました。

昨日19日(木)の東京市場は、
前日のNY市場の後半に大きく値を戻しましたが、
オセアニア市場でのもみ合いの後、
東京市場の朝に反落をはじめました。
日株が安くはじまったことと、
午前中に発表予定であった中国GDPの発表が
午後4時に延期になったことで
「中国GDPがかなり良い数字となるのでは」
という噂が飛び交った模様で、
元高からのアジア通貨高による円高を連想したためか、
中国経済過熱による政策引き締めで
中国株安となる思惑が生じて、
実際の中国株も反落したことから、
全面的な円高となりました。
先日の世界同時株安のトラウマも
この円高に心理的拍車をかけたようです。

ロンドン市場に入って発表された中国GDPとCPIは、
市場予想を上回る数字で一瞬さらに円高となりましたが、
かなり織り込みも進んでいたことと、
ロシア系とみられるファンドからの
大量のポンド買いでポンドが急騰して、
これにつられるようにドル円をはじめ
他の通貨も対円で値を上げました。
しかし、この動きもやがて沈静化して
また円高傾向でNY時間となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
アジア株下落で懸念された米株価が堅調に始まったことで、
円高地合いに変化が現れました。
米経済指標での動きは限定的でしたが、
中国経済への思惑で円高傾向となっていた
東京とロンドンでの動きを打ち消すように
しだいに円安傾向となっていきました。
特筆としましては、
カナダが加CPIの堅調な数字を受けて上昇後に、
原油安などが影響もあって反落するなど
荒っぽい展開となりました。

今日20日(金)は、週末でゴトウ日。
夕方の5時半に英小売売上高指数の発表があります。
ここのところ相場の先導的な傾向がありますので、
注目が必要なようです。
そして、夜の9時半に加小売売上高の発表があります。
今日は米指標はありません。
要人発言としましては、夜中の1時に
米ポールソン財務長官の講演が予定されています。

さて、中国経済への思惑などで
大きくアップダウンする相場となっていますが、
今日は米指標はないものの、
大きく動く相場となる可能性もありそうです。
また、投機的な動きの激しいポンドには
引き続き注視が必要なようです。
株価の動向にも要注意です。
夜中の1時の米ポールソン財務長官の発言も注目されます。
また、22日(日)にはフランス大統領選の
第1回投票が行われます。
来週はじめの相場の動きに影響を与える
可能性もありますので注目です。

さて今日は、シュンペーターの見解のお話です。

シュンペーターとは、オーストリア出身の経済学者
ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーターのことです。

イノベーション理論などで有名ですね。

彼の著作「景気循環論」の中には、
とても興味深い相場のお話が記述されています。

実需にはさまざまな摩擦があるが、
投機においてそれはより少ないとして、

「投資家たちが、もうこれ以上買う理由がないと
 判断したとき、彼らは売りに回る」

という洞察を記しています。

買い進む正の要素が尽きた時、
つまり材料出尽くしや織り込みが済んでしまうと、
特段の負の要素がないのにもかかわらず
相場は下落することがあるというわけです。

このことを相場に内在する負の一次微分などと
言うのだそうですが、
最終学歴が自動車学校の私などには
解るはずもありません。(笑)

しかしながら、
現状以上に良くなるという正の追加情報のないときには
負の情報がなくても下落するとなれば、
相場はときに一般の景気感に先行して、
逆の方向に動くこともあるわけで、

まして、ユージン・F・ファーマによる
株価の利回り、実体経済活動、
そして、物価とマネーサプライに関する報告での
「株の収益はいずれの実物変数よりも先行する。
 このことは株式市場が実物部門に予測を与えると
 示唆される。」とを考え合わせると、

なんとも奇妙なこと気づきます。

よくファンダメンタルで
相場の動向を予測をしようとするのですが、
相場の動向のほうがファンダメンタル自体の予見と
なっていることもうかがわせて、
パラドックスとなっているようです…。

ちょっと頭が痛くなりますが、
でも良い言葉がありました。

『実体経済と相場は相互依存関係となっている』

なーるほど。解ったつもりになれる
なんとも便利な言葉ですね。(笑)

実体経済と相場は互いに変数となっていて、
数学的に解は得られないわけなのです。

なので

「市場には確実なものは何もなくて、
 あるのは可能性だけ」

という言葉が生まれたのかもしれませんね。


FX シーラーの質問状のお話

昨日18日(水)は、大きな振幅の相場となりました。
東京市場では、前日の英HICPが好結果であったポンドは
堅調でGBP/USDでは1992年以来の2.0090をつけましたが、
日本の機関投資家の円買いなどで大きく円高が進み、
ドル円、ユーロ円、そしてオセアニア通貨が下げました。

ロンドン市場になると、注目度の英MPC議事録で
利上げ派が増え利下げ派が減ったことを受けて、
来月の利上げがほぼ確実という市場のコンセンサスとなって
GBP/USDは一時、2.0130まで上昇しました。
その織り込みが済むと、一転、100Pips以上下落して
ポンドは大きく下げました。
そして、東京市場から続いていた円高がさらに加速して、
ドル円、クロス円ともに全面安の展開となりました。

ニューヨーク市場に入っても、
この流れはしばらく継続しましたが、
日本時間の深夜の1時半過ぎ頃から反発して、
大きく値を戻し大きな振幅相場となりました。
特に目立った材料は見当たらないようですが、
日本の機関投資家の新年度での外債投資に伴う外貨買い
の需要も一段落して、ゴールデンウィークの
連休を前にしての不確定なリスクの回避から、
いったんポジションを整理しておこうという動きや
利益確定の動きもあった様子です。

今日19日(木)は、
午後の3時に独生産者物価指数の発表があります。
そして、夜の8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に加卸売売上高と
米新規失業保険申請件数の発表があります。
続く夜の11時に米景気先行指標総合指数が発表されます。
また、夜中の1時には米フィラデルフィア連銀の
経済指標の発表があります。
米指標には特に注目しておいたほうが良さそうです。
今日の日本市場の午前中の動きは、
昨日ニューヨークでの戻りが売られる
軟調な展開となってはじまっています。
株価も芳しくなく、今後の動きに注目されます。

さて今日は、シーラーの質問状のお話です。

シーラーとは、アメリカの経済学者の
ロバート・J・シーラーのことです。

1986年9月11日の木曜日は、米債券先物(T-ボンド)が
インフレ懸念の恐れが市場に広がったことを受けて、
下げたことをきっかけに、S&P500の株価指数先物に
売りが出て、またこれをきっかけに
S&P500の現物指数が4ポイント下げて、
またまたこれに自動売買での大きな売りが出て、
いわゆるドミノ倒しの自己トレンドが加速した、
後に「灰色の木曜日」と呼ばれることが起こりました。

この「灰色の木曜日」の後、経済学者のシーラーが、
無作為抽出で選んだ機関投資家175社と個人投資家125人
に対してある質問状を送りました。

その内の有効回答は113通だったのですが、
でとても面白いことが判明しました。

「あなたは、この灰色の木曜日にどのような理由から、
 売りまたは買いに出ましたか?」

この質問の回答で、

一般の経済ニュースを理由に挙げた者はゼロ。
アナリストなどを含めた噂を理由に挙げた者もゼロ。
個別の財務諸表や風説を挙げた者は3。

そして、残りのすべては
「相場の下落それ自体」という回答結果となったのでした。

ドミノの最初の一撃となったファンダメンタルの
インフレ昂進を挙げた人もいなければ、
経済ニュースさえもそのときの投資行動の直接的動機とは
まったくなっていなかったのです。
相場が下がり始めたから売ったわけだったのですね。

近年、相場動向に関する心理的要因の研究も
されているようですが、
その1つの帰結である「相場を動かすたった1つの理由」

『相場をつくるのは人である。人がそう思うから動く』

を傍証しているようにも思えてとても興味深い内容です。

経済指標さえも人の心理の1つのファクターに
過ぎないのかもしれませんね。

誰しも聞きたがるアナリストの後付論は
実際どのような価値を持つのでしょう。

さて今、
人は相場の動きを見て
何を考えているのでしょうか―。


FX 相場織り込みのお話

GBP/USDがついに
1992年9月以来の2.0000越えとなりましたね。

昨日17日(火)の東京市場は、
オセアニア市場まで高値圏にあったドル円が
売りに押されて反落しました。
これにつられるように他の通貨も円高傾向の中の
比較的狭いレンジでのもみ合いに始終しました。

ロンドン市場がはじまるころから
ポンドが思惑からしだいに堅調な動きを見せ、
そして、日本時間の夕方に注目の
英消費者物価指数(HICP)が発表されると、
その内容が市場予想の2.8%を大きく上回る
3.1%というサプライズとなって、
BOEが財務相に対して報告義務が生じる
インフレターゲットの上限の2.0%を1%以上も上回る
結果となり、ポンドが全面高となりました。
GBP/USDは遠く見えた2.0000をあっさりと超えて、
いったん利益確定のリミットに押されて
瞬間激しい下げを演じましたが、その後続伸し続けました。
これにつられるようにAUDなどをはじめ
他のクロス円通貨も堅調となりました。

ニューヨーク市場が始まると、
AUD/JPYはニューヨーク市場の開始直後に
瞬間100円をつけるなどの動きがありましたが、
ほどなく米債券市場での長期金利の低下などを受けてか、
ポンドを除き、ドル円を中心として
ユーロ円やオセアニア通貨も総じて軟調な展開となりました。
日本の生保筋からの売りも見られたようです。

今日18日(水)は、夕方5時半に英BOE議事録公表があります。
来月の英利上げ期待がほぼ確定的とまで
高まる中で注目されます。
同時刻に英3月失業率など複数の英経済指標が発表されます。
続く6時に欧建設支出、
夜の9時半に加国際証券取扱高の発表があります。
今日は米指標の発表はありません。
また、夜の11時に欧トリシェECB総裁の講演が
予定されているようです。

さて、日本のゴールデンウィークも
少しずつ意識しなければならない相場に入ってきているようで、
ポンドを除きドル円クロス円ともに軟調でユーロや
オセアニア通貨も基調の流れをいったん調整する
局面となってきているようです。
ポンドの動きには今後も注目です。
また、最近の傾向で米指標の発表のない日に
けっこう大きくドルが動くことがありますので
注意が要りそうです。

さて今日は、相場織り込みのお話です。

いろいろな経済概況を調べて、
その故(ゆえ)ある内容にかなりの確信が持てて
「間違いなく相場はこう動く」と思うのにもかかわらず
相場がまったく逆に動くことがありますね。

その相場の逆に動く現実を見ていながらも
「これは変だ。市場が間違っている。」と
思ってしまうことがあります。(笑)

「シンジラレナーイ」

でもこのような思いはどうも違うようなのです。

相場は今現在の経済の実態を表す側面ももちろんありますが、
「それ以上に将来への思惑で動いている」面があるのですね。

為替取引は、貿易取引などの実需よりも、
投機と投資である資本取引の比率が圧倒的に多いこともあって、
大きな流れは経済の実態に収束しても
現実はどうしても経済実態に先行したがる傾向があります。

つまり、レートに反映されている事実は、

「現在の経済状況とともに、
 将来への期待値が反映されて形成されている」

わけです。

なので現在の経済状況とレートは
常に少し乖離しているのですね。

疑う余地のないほど納得できる
私たちが知りえて確信した経済状況は、もうすでに
あらかたとっくに織り込み済みで、

レートはその先に「先行しようとして」
動いているわけですから、

「えっ? なんでこんな良い経済指標が発表されたのに
 すぐに反落するの」

ということになるわけです。

「Sell(Buy) the Rumor,Buy(Sell) the Fact.」
噂(思惑)で買い(売り)、要因(事実)が明らかとなった時に
手仕舞う、ということが起こるわけですね。

また、たとえばドル円やクロス円も
ちょっと考えると、圧倒的な金利差があって、
世界同時株安の時のような
リスクアバーションの動きは別としても、
目だった経済指標などの直接要因が見当たらないのに
「なんで円買い傾向が発生するのか」
投機がとても多い通常の状態では
不思議な感じがするものですが、
金利差をすでに織り込んでいるとするならば、
円の利下げの可能性の少ない現在では
逆に投機的な意味において納得できるフシもあります。

ファンダメンタルズのその基調は基調として、
心理的バイアスの先入観に囚われず、
チャートをトレードの現実の羅針盤として
トレードしなくてはいけないようです。


FX 仕掛けのお話

昨日16日(月)の東京市場は、
ワシントンG7後の週明けでしたが、
日本時間早朝のオセアニア市場で窓空けした分を
いったん調整する動きではじまりました。
調整が一服すると、徐々にもみ合いをしながら
値を戻していきました。
ロンドン市場に入ると、夕方5時半に発表された英PPIが
かなり良い数字となって、ポンドが買われました。
GBP/USDは、1992年以来の高値をつけました。
その他の通貨は、総じてやや戻り優勢のもみ合いの
レンジ相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
注目の米経済指標が強弱交錯しましたが、
米小売売上高での前回発表の上方修正などもあって、
しだいにドルが買われる展開となりました。
「世界経済の成長が米企業に対する需要を創出する」との
グリーンスパン前FRB議長のシアトルでの談話や
株価が堅調であることも後押しした模様です。
しかしドル円は119円80銭あたりに売りが控えていて、
その後、狭いレンジでのもみ合いとなりました。
この動きにつられるように、欧州通貨、オセアニア通貨
ともに頭が抑えられ、もみ合いの中、
調整で少しずつ値を下げる展開となりました。

今日17日(火)は、夕方5時半に英消費者物価指数、
続く夕方6時に独ZEW景況感調査と欧貿易収支の発表が
あります。注目です。
そして、夜の9時半に米消費者物価指数と
米住宅着工件数などの発表があります。
市場の関心度が高いので注目です。
続く夜の10時15分に米鉱工業生などが発表されます。
要人発言もいくつか予定されていますが、
深夜1時半からのNY連銀と欧州委員会合同会合での
米欧のコメントが注目されます

さて、ドル円の120円、豪ドル円の100円、ポンドドルの2.00と、
大きな節目が近くて遠く上値も少し重たいようです。
当面のドル円のレジスタンスの119.80〜120円、
そしてサポートの118.40〜118.50円をどう抜けるのか、
世界の通貨のバロメーターの行く末に注目したいものです。

さて今日は、仕掛けのお話です。

「仕掛け」とは、単にエントリーを意味する言葉として
使われることもありますし、
いわゆる「企て」や「策謀」、そしていわゆる「つけ」
という意味で使われることもあります。

貿易取引などの実需よりも、
投機と投資である資本取引の比率が
圧倒的に多い為替取引では、
綺麗事なきマネーバトルの要素が多分にあるようです。

「どうやったら、市場から金を吸い上げられるか」が

市場参加の大きな動機ですから
当然といえば当然なのですが、
最近は、そのマネーバトルの戦術も
多様化してきているようです。

たとえば、100年以上の歴史のあるチャールズ・ダウの
理論に基づく、レジスタンスやサポートのラインも
狙われることが多々あります。

誰もが節目と思うポイントを利用して狙うのですね。

その仕掛け人には、ヘッジファンドがありますが、
最近の彼らの一部には、名こそヘッジと呼ばれていますが、
積極的にリスクをとって仕掛けてくるところも
少なくないようです。

もちろん経済情勢のウオッチもするのですが、
それに加えて、現在のチャートはどうなっていて
旧テクニカル手法では、どこのあたりにレジスタンスと
サポートがあるのか、などということと、
各銀行での売り買いのオーダーや損切りのオーダーを
顔ききが調査して権謀術数を練るのですね。

そして、チャートポイントなどに並ぶ
損切り注文を狙って食いにいくのだそうです。

たとえば、緩やかな上げ相場で
徐々に売り注文を入れてそのポイントに誘導して
まず「上値が重い」という市場心理に誘導します。
そして、ポイントに近づいたら、一気に売り注文を入れて、
サポートラインを切って下落させます。

そうすると、チャートポイントに並んだ損切り注文が
執行されて、下げは瞬間的に加速します。
そして、その下げに追従してくる
トレーダーの新たな売り注文が入るのを見計らって
一気に買い上げるのです。

すると、新たな売り注文を出したトレーダーの
慌てた買い戻しの動きもあり、
まんまとチャートポイントに並んだ損切り注文を
食うこととなるわけです。

それまで買い方だった投資家の損は損切り執行で確定され、
新たに売りに追従した投資家も買戻しに動いて
損失だけが残される、という寸法です。
もちろん、儲けたのは仕掛けた彼らというわけです。

まぁ、彼らにとっても命がけだとは思いますが、
下げた理由も、また上げた理由も解っているのは
彼らだけのようです。

それとは知らぬ投資家は文字とおりの「ダマシ」に
遭ってしまったわけです。

チャートポイント付近での不穏な動きには
用心しなければならないようです。

FX バイアスと危機感のお話

G7明けの月曜日、1週間のスタートです。

先週13日(金)の東京市場は、
イベント(G7)を前にキャリーを一部解消する
ポジション調整の動きで、午前中はドル安、
午後は円高の展開となりました。
ロンドン市場に入っても東京の流れを継続するように
円高とドル安が進みましたが、
ブラウン英財務相による
「円キャリートレードはG7で特別な議題とにならない」
との見解に加え、ニューヨーク時間になってのG7関係者による
「G7声明は前回のものを踏襲し、キャリートレード懸念は
 盛り込まれないと」との認識が示されたことや、
ドッジ・カナダ中銀総裁の「円安は気にしない」という
複数の要人発言が重なって、
円安が急に加速する展開となって、
東京、ロンドンでの円高を打ち消す展開となりました。

ニューヨーク時間でのPPI(生産者物価指数)は
市場の予想を上回り、貿易収支もやや良い数字でしたが、
注目のPPIコアのほうの数字が芳しくなく、
経済指標でのレートの動きは限定的でした。
ミシガン消費者信頼感指数も市場予想を下回る結果でしたが、
G7に対する要人発言のほうに市場の関心は集まり、
クロス円の上昇に支えられる格好でドル円も上昇しました。
その後、日本時間の深夜を過ぎたころから、
上昇分を少し調整する動きとなって週末を終えました。

今日16日(月)は、今回のG7がほぼ前回のG7での
共同声明を踏襲する内容であったことに加え、
円安やユーロ高に言及しなかったことや、
ヘッジファンドの投機的行動を強く牽制する内容もなかった
ことを受けて窓空けの円安ではじまりました。
その後、空いた窓を埋めるようにいったん調整の動きとなって
相場が展開しています。

今日の主な経済指標としましては、
夕方5時半に英生産者物価指数の発表が予定されています。
続く、夕方6時に欧消費者物価指数が発表されます。
そして、夜の9時半に米小売売上高と
NY連銀製造業景況指数の発表があります。
市場の注目度も高いので注視いたしましょう。
続く、夜の10時に米の対米証券投資が発表されます。
こちらも大いに注目です。
また、夜の11時にはいくぶん注目度は低いものの
米企業在庫も発表されます。

さて、G7のイベントが終わり、
「世界経済にはリスクが残存するが、過去30年で最も力強い
 持続的拡大をしている。米経済は内需が緩やかになって
 いるが、引き続き堅調。ユーロ圏経済は健全に上昇。
 英経済は引き続き成長。加経済は成長が加速している。
 日本経済の回復は軌道に乗り継続が見込まれる。
 為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
 中国の実効為替レートは変動することが望ましい。」
などという共同声明の内容となりました。

相場の基調はしばらくは、円安とドル安、そして欧州高、
また中国など世界の資源実需を反映しての
オセアニアとカナダ高の構図となると思われますが、
要所では調整が入ることも考えられますので、
過度の楽観なく冷静にトレードしていきたいものです。

さて今日は、バイアスと危機感のお話です。

バイアスにはいろいろな意味がありますが、
主に「偏重」「傾向」そして「先入観」や「偏見」
などということを指して用いられる言葉ですね。

市場には多種多様な考えがあって、
合理的でないことがある意味流動性を確保して
柔軟な市場を形成しているとも言えると思うのですが、

ときに大勢の相場動向に対する見解がバイアスとなって、
一方向に硬直してしまうことがあります。

バブル期の株式相場が典型的ですが、
とても危険な状態となることが多いようです。

「うーん、どうなんだろうなぁ。
 円安になるんだろうか、円高になるんだろうか」

という悩ましい状況が
むしろ市場としては自然なのかもしれません。

これが、あのアナリストもこのアナリストも
そしてあの新聞もこの新聞も、
あの証券会社もこの証券会社も、

そして「自分までも!」が、

「充分に納得できる理由をもって、
 相場観にバイアスが生じたとき」

とても危険な状態となるようです。

何年か前に、「100人の村」というお話が
流行したことがあったのですが、
もしも世界に相場参加者が100人しかいなかったら、
どうでしょう。

(何言ってやがる、佐野もますますバカになったな、
という声が聞こえてきそうですが…)

80人が買い方となって、さらにもう10人が買い方となって…、
このような極端なバイアスとなったとき、
流動性が低下してしまうのです。
どんどん値がつり上って、そしてやがていつかは
「そんなに高いなら、もう買えないや」という
クリティカル・ポイント(臨界点)を迎えて、
『誰か』の大きな売りをトリガーとして、瓦解が始まるのです。

確かに為替の市場は巨大で、なかなかこのような
極端なバイアスは起こりにくいものですが、

相場の重要な法則だけは常に忘れてはいけないようです。

「先行する」ということと、
「オーバー・シュート(行き過ぎる)」ということです。

あの新聞の見解が間違っていたわけでも、
この証券会社の見解が間違っていたわけでも、
そして自分が間違っていたわけでもないのです。

それらはすべて「過去と現在の事実による見解の帰結」
であっただけです。

ただ相場が
「現在の実態を越えて(未来の状態に向けて)先行しよう」と
動いただけなのです。

仕掛け人やトリガーを引く人は、
インターバンクに売り買いのオーダー状況を聞ける立場の
人であったり、ストップ・オーダーの状況も聞くことのできる
顔ききのマクロファンドであるかもしれません。

少しだけインサイダー的な匂いもしなくもありませんが、
「高度な相場分析と市場心理を巧みにつく」
虎視眈々とタイミングを待つ仕掛けは
汚いやり口のようにも思われますが、
それが彼らの仕事なのです。

一方、私たち個人投資家は、
そのようなソースをリアルタイムで
入手することはなかなか難しいものです。
入ってくるニュースはすべて
現在より少し以前の過去のものです。

ですから、どんなに相場の状況が良い時でも
常に危機感は忘れずにプロテクティブ・ストップ・ロスを
入れて、「尻尾と頭をくれて」やりながらも、
相場観のバイアスに囚われることなく、
機敏に立ち回らなくてはならないのですね。


FX 過去による支配のお話

昨日12日(木)の東京市場は、朝方に
ユーロに一時的な仕掛けとも思われる上げが見られ、
これにつられるようにドル円、
クロス円も一時的に上昇しました。その後、
上げが一服すると夜のECBを意識したように
もみ合いの中でゆっくりとやや値を下げていきました。

ロンドン市場に入ると、
ユーロ円などで調整の動きとなりました。
夕方の英貿易収支も市場予想を下回り、
限定的でしたがポンドにも調整が入りました。
カナダは原油先物の堅調を反映してか強含みに推移しました。
注目のECB政策金利の発表ですが、
一部に利上げ観測もあったものの、
市場の大方の予想とおりの据え置きとなりました。
市場の反応はきわめて限定的で
NY市場に入ってからのトリシェECB総裁の会見に
注目が集まりました。

ニューヨーク市場に入ると、
トリシェECB総裁の会見で慎重な言い回しの中にも
「円はファンダメンタルを反映するべき」との
円安進行を牽制する発言があったことで、
円高を誘発してG7へ向けての調整かとも思える状況と
なりましたが、もみ合いの後に
しだいに値を戻す展開となりました。
ドルはその中にあって、弱含みに推移しました。
また、会見でユーロ圏のインフレに対する注視を
表明する発言もあったことで、
対ドルなどで欧州通貨の買いが優勢となる動きが見られました。
オセアニア通貨は一時の下げもあったものの
対円で堅調に推移しました。
総じて欧州通貨とオセアニア通貨の底堅さと堅調さが
印象的な展開となりました。

今日13日(金)は、
夕方6時に欧鉱工業生産の発表があります。
そして、夜の9時半には米貿易収支と
米生産者物価指数の発表があります。
市場の注目度の高い経済指標ですので注目いたしましょう。
また、同時刻にカナダの国際商品貿易収支の
発表も予定されています。
続く、夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数の
発表があります。こちらにも注目です。
真夜中の2時15分にトリシェECB総裁の記者会見も
予定されているようです。
12時過ぎのロンドンフィキシングや欧州市場クローズの
深夜の動きにも注目する必要がありそうです。
朝に発表されたNZ小売売上高指数も好結果で
オセアニア通貨が買われました。
欧州通貨も堅調で、今のところ昨日来の地合いが
継続しているようですが、今後、調整の可能性も
ありますので注意が必要なようです。

さて、今夜13日の金曜日(笑)から
ワシントンでG7が開催されますね。
独財務相が家族旅行でお休みで
中国が不参加という今回のG7ですが、
中国人民元などについての話が出るものと思われますが、
現在の為替のあり方への言及やキャリートレードについて
どのような話し合いとなるのでしょうか。
声明への強い形の盛り込みはないであろうという
アナリストの意見が多いようです。いかがなりますか。
明日の土曜日にはG7の共同声明が発表される予定です。

さて今日は、過去による支配のお話です。

トレーダーは、しばしば過去の自分自身の行動に
不必要に影響されてしまうことがあるようです。

私自身の経験からも
ときに自身の行動に合理的であろうとして、
自分自身の過去の投資行動に
支配されてしまうことがあります。

かつて私もこの性癖が直らずに
その日一度、買いのスタンスを取ると、
一度その日のトレードに失敗しても
何度もその日に買いだけに固執して、
押し目を買おうとして失敗したことがありました。

押し目を買ったつもりが、また下がる…。

その時は、トレンドがもうすでに下げに転じていたことが
見えなくなってしまっていたのですね。
過去に自分の取ったスタンスに支配される必要はないのですが、
この癖が取れずにずいぶんと悩んだものです。

後でチャートを見ると
「なんで俺はあの時あんなトレードをしていたんだろう」
と自分自身で不思議に思ってしまうこともありました。
「いかに中立な心で相場を計測しなければならないのか」を
痛切に思い知らされました。

また、かつて私は、
ちょとの損を「すぐに」取り戻そうと、
負けても負けても、すぐにポジションを持とうとする
気持ちが抑えられないことがありました。

後で冷静になってチャートを見ると
「なんであのケースであんなトレードをしたんだろう」
と思うのですが、その時は頭に血が上っていて、
狂気の投資行動をしてしまう時期がありました。
結果はもちろん、少しの損を取り戻そうとしたばっかりに
損を大きく上塗りしてしまったのです。

まるで長州小力もびっくりの
キレて怒れるギャンブラーみたいでした。(笑)

「キレてますか?」
「あぁ、もうとっくにキレてるよ!」

過去の自分自身の行動に縛られないように
「常に中立な目で相場を見ることが大切なようです」

そしてまた、
「チャンスをしっかりと焦らず待つことが大切なようです」

これがきっと未来の自分自身に叱られないコツですね。
私は、このことが体の芯から解るようになるまで
ずいぶん長い時間と高い授業料を払ってしまいました。

精神論はとかく嫌われますが、
投資法を運用するにあたっても大切な要素となるようです。

中国の仏典にも面白いことが記述されています。
水についてのことですが、
「人は水と見る。天人は甘露と見る。餓鬼は火と見る」
とあります。

心のスタンスによって見えてくるものが
違ってくるようですね。

でも、しかし
いくら平穏な落ち着いた気持ちであっても、
トレードのスキルがなくては相場に勝てません。
トレードで勝つためには、精神論ばかりではない
しっかりとしたトレーディング・メソッドが必要です。


FX 複利のお話

松坂とイチロー、そして城島との対決は
ワクワクしましたね。

昨日11日(水)の東京市場は、朝に発表された日機械受注や
日貿易収支が市場予想よりかなり悪い数字で、
円安ではじまりましたが、ほどなく債券の償還に絡んだ
と思われる売りにいったんユーロ円やドル円が
大きく押される展開となりした。
一方、英のレパトリ送金を優遇する税制改革の報道などもあり、
ポンドがもみ合いの後、上昇しました。
これにつられるように、押されていたユーロ円やドル円が
ゆっくりと値を戻していきました。

ロンドン市場に入ると、もみ合いながらも
ポンド買いの流れは続きましたが、
英財務省から税制改革は税収ニュートラルとするなどの
発言がされたこともあって、ポンドが一時反落しました。
一方、カナダが好調でUSD/CADが大きく下げました。

ニューヨーク市場に入ると、IMF調査局長から
「円キャリー取引に介入の必要なし」との発言があり、
円キャリートレードを容認する見解が示されて、
ドル円、ロス円ともに円安が進行する展開となりました。
その後、注目のFOMC議事録が発表されて、
その内容が米利下げを後退させインフレを警戒する色彩
であったことから、一時ドルが上昇する場面もありました。
しかし、その動きは限定的で、値を戻す展開となりました。

今日12日(木)は、夕方5時半に英貿易収支、
続く夕方6時に欧第4四半期GDPの発表があります。
そして、夜の8時45分に欧ECB政策金利発表が発表されます。
市場の予想では据え置きが優勢のようですが、
一部に利上げを予想する向きもあり、大いに注目されます。
また、これに続く夜の9時半から欧トリシェECB総裁の
記者会見が予定されています。こちらにも注目です。
同時刻に米輸入物価指数と米新規失業保険申請件数の
発表もあります。

明日からG7も開催されますが、円キャリートレードへは
前回と違って容認論が多く見受けられるものの、
中国人民元問題への火種が少し気になります。

株は低迷していますが、
現在、もみ合いの後、バーナンキFRB議長の
円安容認発言もあり、やや円安の展開となっています。

さて今日は、複利のお話です。

複利のお話の引き合いには、
よくアインシュタインの言葉が引用されますが、

私としては、アインシュタインの言葉では、
博士が戦後の復興のさなかに来日したときに
子供たちの質問会で答えたという言葉が印象的です。

「博士! 人は何のために生きているのですか?」

短くも哲学の究極的ともいえる素朴な子供のこの問いに
普通の人なら唸ってしまうものですが、
すぐさまこう答えたといいます。

「それはね。人は他人(ひと)を幸せにするために
 生きているんだよ。」

自らの相対性理論が
原爆を生み出すこととなってしまったことに
博士が常日頃から哲学的思索をしていたことを
うかがわせるエピソードです。

いきなりお話が脱線してしまいましたが、
アインシュタインは複利についてこのように述べています。

「人間の発明した仕組みで、数学の歴史上、最大の発見」

複利とは、雪ダルマが大きくなるように
利子を元金に組み入れることで利子に利子がつくことですね。

たとえば、10,000円を元金として10%の月利とした場合、
3ヵ月後の単利では、3,000円の利子ですが、
複利では、3,310円の利子となって、
単利と比べて310円多くなります。

「なーんだ。こんなぽっち…。」

という印象も受けます。

でも、例えば100万円の資金があって
これを月利2%で運用できたとすると、
20年で複利では元利合計が1億円にもなってしまうのです。

感覚的には「えーっ、ほんとかなぁ。」
という感じですが、お金を引き出さなければ(笑)
不思議なようですが、こうなるのですね。
どんどんお金が加速して増えていくわけです。

インターネット上に複利の計算シートが公開されていますので、
興味のある方は調べてみてくださいね。

借金が雪ダルマ式になんていう悪徳金融の話は
三面記事でもよく見ますが、
複利で実際にお金持ちになった人の話はあまり聞きませんね。
複利の効果を享受するには、大切なことがあるようです。

それは、複利は元金とともに
その元金に金利分自体を組み入れて
それにさらに金利が付いていく仕組みですから、
元金という初期値ばかりでなく、
途中経過における「確実性」がとても大切となります。

よく投資関連の書籍に100万円の資金が、
月にこれだけ儲かると○○年で○億円となる
というシミュレーションが載っていますが、
あれがなかなか実現できなく絵に描いた餅となってしまうのは、
初期値の金額の大きさよりも、
経過に浮動が生じることによって複利が
破綻してしまうからなのですね。

複利を実現するためには、
増加率(利率)は仮に少なくても「確実性」がとても大切で、
増えた元利を減らしたり降ろしたりしないで済むために
勝率は100%でほったらかしをなくてはなりません。

FXでこれを実現するためには、
手付かずの別口座で、ある程度の資金を
対資金のレバレッジをMCにならないように抑えて、
なおかつ為替差損の影響も極力抑えるための
通貨ペア間の順相関や逆相関に基づく、
スワップポイントを安定して得れる
適正なポートフォリオを構築して、
出金せずにゆっくりと買い増ししながら
長期間にわたって育てていかなくてはならないのですね。

為替変動リスクの影響を極力抑える適正なポートフォリオ?

これが最重要の課題ですが、

近年の金融工学はもうすでにこの解を発見しています。
FXってほんとうに凄いですね。

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私のFXトレーディング・メソッドですが、
今月21日に値上げさせていただくことにいたしました。
それまでは旧価格で販売しています。


FX トゥヴェーデの著作のお話

昨日10日(火)の東京市場は、
イースターも明けて実質の週はじめのゴトウ日でしたが、
ドル調整売りと円安が同時進行する展開となりました。
オセアニア通貨は堅調となって特にAUDなどが上げました。
この日、発表された日政策金利は、
市場予想とおりの据え置きで材料とはなりませんでした。

ロンドン市場となってもドル安と円安の同時進行は継続して、
さらに欧州通貨も堅調となって、
ユーロ円が史上最高値を更新する160円台となりました。
日本時間の午後8時頃からは欧通貨などに
いくぶんの調整が見られました。

ニューヨーク市場に入っても、雇用統計の好結果を受けても
なお米経済に対する先行き不透明感からか、
底堅さもあるもののドルの軟調傾向は続きました。
欧州通貨やオセアニア通貨は調整もあるものの高値圏で
推移して、EUR/USDやAUD/USDが堅調でした。
USD/CADはカナダ高に値を下げました。
日本時間の深夜のニューヨークの午後になると、
総じてやや戻しの中でのレンジ相場となって行きました。

今日11日(水)は、キャリートレードの復活の中、
朝に発表された日機械受注や日貿易収支が
市場予想よりかなり悪い数字で、円安ではじまりましたが、
ほどなくいったん円高に振れる相場展開となりました。
今日の主な経済指標は、夜の9時15分の加住宅着工件数、
夜11時半の英先行指数などですが、
市場の注目度は比較的低いようです。
そして、深夜12時を回って真夜中の3時に
米FOMC議事録の発表があります。
議事録内容に注目されます。

さて、キャリートレードが復活してきていて、
日経新聞などにもドル円の120円台も視野にする
円ジリ安論も掲載されているようですが、
週末にはG7の開催もありますので、
どこかで警戒からの調整局面となる可能性もあり、
注意が必要なようです。

さて今日は、ラース・トゥヴェーデの著作のお話です。

ラース・トゥヴェーデ氏は、
デンマークのコペンハーゲン生まれで、
相場を(群集)心理学の観点から研究している人です。
ヘッジファンドの重役でもあります。

その人の著書「相場の心理学」(ダイヤモンド社)の
ブックカバーに本の内容への導入として
チャールズ・マッケイとバーナード・バルークという
2人の言葉が記されているのですが、
とても興味深いものです。

「よく言われていることだが、人間は群れで考える。
 彼らは群がって気が変になるが、
 正気に戻るときは、徐々に、しかも個々別々である。」

かつての学生運動もそうであったかもしれないですし、
下落相場でのパニックもこれに当てはまるのかもしれませんね。

「相場の変動に記録されているのは、
 ありのままの出来事ではなく、人間の反応である。」

ファンダメンタルとして特に悪い材料がなくとも、
時に相場は利食いで下げたり、
警戒感などの実体の不確かな群集心理で
不可解な下げとなることがありますので、
なるほどと思ってしまいます。

「Sell(Buy) the Rumor,Buy(Sell) the Fact.」という
噂が出た時に買い(売り)、要因(事実)が明らかとなった時に
手仕舞う、という短期のファンダメンタル・トレードの定石も
この言葉を如実に語っているのかもしれませんね。

さてそして、ラース・トゥヴェーデはその著作の中で
相場はゲームに似ているとして、
4つの興味深いルールを紹介しています。

第1のルール
市場は先行する。

第2のルール
市場は非合理的である。

第3のルール
市場の「環境」は、カオス的である。 (カオス: 混沌)

第4のルール
チャートは自己実現的である。

市場の環境は混沌としていて、
人の作る市場は先行しようとして非合理的であるが、
レートのアーカイブ(チャート)は、
自己実現的だというのですね。

妙に納得してしまいます。

FX 分析家の論争のお話

昨日9日(月)はイースターマンデーで、
オセアニアや香港、そしてシンガポールも休場であったため、
東京市場でも眠たくなるほどの狭いレンジでの小動きと
なってデイトレーダーにとっては開店休業状態となりました。
ロンドン時間となっても、欧州市場がお休みで
ポンドが若干下げるも静かな相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、カナダ市場の参加などもあり、
いくぶん値動きも見られましたが、総じて様子眺めムードの
小動きでした。その後イランの英兵解放のニュースで
原油先物が急落するとドルが買われる展開となりました。
しかし、これも長続きせず、
総じてレンジ内での動きに留まりました。

今日10日(火)は、イースターも明けて実質の週はじめの
ゴトウ日。休みであった各市場の米雇用統計の評価や
ドルの調整の動きも含めて、相場動向に注目です。
明日のFOMC議事録や
イチローと松坂の対決がある(笑)木曜日の
ECB政策金利も意識する神経質な展開の可能性もありそうです。
また、木曜日のECB会合後のトリシェ総裁の会見も
注目されそうですし、また週末に開催されるG7も
視野に入れていかなくてはならないようです。

今日の経済指標の発表は、日銀政策金の発表がありますが、
市場のコンセンサスは据え置き。
むしろ3時からの日銀金融経済月報と
福井日銀総裁の記者会見のほうが注目されそうです。
昼の2時45分にスイスの失業率の発表があります。
そして続く昼の3時にドイツの貿易収支の発表があります。
夜の米指標などの発表はありません。

私などのデイトレーダーにとって
動きのないイースターは退屈で辛いものでした。
現在、イランの核産業レベル生産のニュースなどもあってか、
ドルを中心に調整の動きとなりましたが、
欧州通貨やオセアニア通貨は堅調です。
やはり動きのある相場は活気があってよいものですね。

さて今日は、分析家の論争のお話です。

いわゆる相場というものがこの世にいつ誕生したのかは、
文献を調べてもなかなか判然としません。
十二世紀のフランスのシャンパーニュ地方を
起源としているという説が有力なようですが、
紀元前の文明の中に存在していた可能性も
否定できないようです。

その後、市場というものが発達してくると
価格変動のダイナミクスを研究しようという試みが
生まれて、そこに実務派と旧学者の論争が起こりました。

実務派は市場の構造とパターンを
チャートに見出そうとするテクニカル派と
市場の動きを経済の基礎的要因に見出そうとする
ファンダメンタル派に細分類されますが、
その二派を一つとした実務派と、
旧経済学者たちの論争が始まったのです。

旧経済学者の多くは、市場の運動がその総和において
ランダム(予測不能)に帰着すると結論して、
また一方、実務派の多くは、市場の運動が
フィードバック過程に支配されていて、
このプロセスにおいて
相場のトレンドを作り出す傾向があると結論します。

いわゆる「ランダム・ウォーク・モデル」と
「決定論的カオス・モデル」の論争です。

しかし近年になって、
この宗教的論争を仲裁する考え方が学者側に生まれました。

人が行う投資行動を心理面から分析しようという
「経済心理学者」という新派です。

彼らはこう主張します。

「フィードバック過程に支配された相場のシステムに
 おける運動の総和は、決定論的カオスと呼ばれる
 蓋然(がいぜん)性が大きいが、こうしたカオス系の
 動学の予測(相場の予測)は困難であるが、
 心理的意味において決して不可能ではない。」

まぁ、なんともごちゃごちゃした言い回しですが、
相場の動きは不可解ではあるけれども
心理学的に予測可能ということのようです。

難しいことは解りませんが…、

私なんかも最近「千の風にぃなぁってぇ〜♪」
などと口ずさむくらいですから、(笑)
やはりどうも心理的ブームなるものは実在していて、
そして、ブームに影響されて
そのフィードバック(反映)として、
不覚にもCDを買ってしまったわけで、(苦笑)

どうも、
相場にも経済心理学者の主張することは実在していて、
心理学的動学予測は可能なようです。

テクニカル派としては、もともと
ファンダメンタルも相場心理も
すべてチャートに反映されているとして
それ(動学予測)こそがテクニカルによる相場予測だと
主張していたはずなのですが…。

まぁ、小難しいことは実務家としては
どうでも良いことです。

関心のあるのは儲けることだけですから。

FX 復活のお話

週明けの今日もイースターで
日米を除くほとんどの外為市場がお休みです。

先週6日(金)の東京市場は、
イースターのグッドフライデーで日本と米国を除く、
欧州市場とオセアニアの豪やNZ、
そして、シンガポールや香港市場までお休みで、
さらにこの日の夜に米雇用統計も控えていて、
休日モードで指標待ちの
狭いレンジでの静かな相場となりました。
この流れは市場が休みのロンドン時間となっても続きました。

ニューヨーク市場に入ると注目の米雇用統計が発表され、
NFP(非農業部門雇用者数)が、18万人と
市場予想の13万人を上回り、
失業率も4.39%と好結果でドルが一気に買われ、
ドル円は119円40銭近くまで上昇しました。
米雇用統計の以前に発表されていたISM製造業、
非製造業景況感指数での雇用部門の数字が弱かっただけに、
今回の米雇用統計の数字は、
いくぶんサプライズであったようです。
その後、米雇用統計での値動きがおさまってくると
米市場もイースターの半ドンとあって、
しだいに高値圏での小さなもみ合いとなって週末を終えました。

今日9日(月)も日米を除くほとんどの市場で
イースター休暇となります。
金曜日のグッドフライデーと違う点は、
NYの株式市場や商品市場そして債券市場が
通常営業であることですが、
本日は日本を除き経済指標の発表もないため、
地政学的な事件でもない限り、
ニューヨーク市場がはじまるまでは
静かな相場となりそうです。

さて、米失業率も4.39%と発表されて、
この数字がこれまででもかなりの低レベルとあって、
失速感もある米経済に対する懸念も和らぐ内容となりました。
前回発表の修正が恒例となっている雇用関係だけに、
次回5月4日発表での修正が
個人的には気になるところですが(笑)、
明日からのイースター明けの
欧州などの各市場の反応も気になるものの
ともあれキャリートレードにとっては良い材料となりそうです。

今日はイースターにちなんで復活のお話です。

いつもお堅いお話ばかりなので、
今日は、ちょっと雑談をさせていただきます。^^

日米を除くイースターで、
チャートを見るのが好きな私ですが、
あまりに静かな相場なのでさすがに眠たくなってしまいます。
はらはらドキドキしても
やはりある程度相場にボラティリティがあったほうが
良いものですね。(笑)

イースター。
キリスト教圏での「復活際」ですが、
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日がその日に当たり、
前後がホリデーとなります。

イエスキリストの復活を祝う聖日ですが、
ゲルマン神話の春の女神エオストレの
季節がめぐりよみがえった春を祝うお祭りにも
由来しているという説もあるようです。

さて、私は最近「千の風になって」という
昨年末のNHK紅白発歌合戦で注目された歌のCDを買いました。
そして、何度か聞いていると、
頭の中で勝手に歌がリフレインするようになって、
歌がとめどもなく繰り返されて困ってしまいました。
さしずめ「千の風症候群」といった状況です。
もちろん、自然と口ずさんでしまいます。(笑)

私のぉお墓の前でぇ〜泣かないでくださいぃ〜♪
そこに私はいません〜眠ってなんかいません〜♪

歌詞に「お墓」というワードはとてもインパクトがありますね。
この歌がちょっとしたブームになりかけていた頃、
「なんか変な歌だなぁ。」と思ったものですが、
何度か聞いているとなんかとても癒される思いがしました。

肉体を失った命が、愛する人のために
自然に溶け込んで(復活して)元気よく活躍している
というのですから、とても哲学的でもあります。

千の風にぃ〜千の風になってぇ〜♪
あの大きな空をぉ〜吹きわたっていますぅ〜♪

原詩は作者不明の『a thousand winds』なのだそうです。

Do not stand at my grave and weep;
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow.
I am the diamond glints on snow.
I am the sunlight on ripened grain.
I am the gentle autumn's rain.

そういえば、
相場でも「相場の本質はトレンドなのか、レンジなのか」
という論争がありますが、
部分を切り取ると75%〜85%はレンジのようでもあり、
大きな目で見るとトレンドのようでもあります。
消滅してしまう可能性なくはありませんが、
上下は無限ともいい難く、
有限時間の中では流れが「復活する」
巨大なレンジのようにも思えます。
相反することが並存していてトレンドでレンジである相場も
けっこう哲学的な面があるのかも…。

そんなことより、相場よ。眠っていないで早く動いて!(笑)

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