FX 興味のレベルのお話

先日、株価の時価総額でユーロ圏が米国を抜きましたね。
トヨタがついに生産台数世界一となるなど
経済の構図は変化しているようです。

昨日24日(火)の東京市場は、
午前10時半に発表された豪CPIが
前日の豪PPIと同様に市場予想を大きく下回り、
5月2日の豪政策金利の利上げ観測が後退して、
オージーが下落しました。
これにつられるようにリスク回避で円高が進みましたが、
昼を過ぎると日株がプラスへと転じたことを好感してか、
しだいに円安となって堅調さを取り戻し
「行って来い」の相場展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
目だった材料は見当たりませんでしたが、
東京市場での巻き戻しの動きを強めて、円安が進みました。
ニューヨーク市場に入ると、
米中古住宅販売件数などが市場予想を下回る弱い数字で
ドルが売られましたが、NYダウが上げに転じたことなどで
118円半ばあたりで下げ止まりました。
一方、ユーロは堅調な推移となりました。
ポンドはロンドン時間で238円に迫った後反落して
もみ合いとなりました。
NY時間のオセアニア通貨は、
比較的狭いレンジでのもみ合いに始終しました。

今日25日(水)は、夕方5時に独IFO景気動向、
続く夕方5時半に英四半期GDPの発表があり、注目です。
そして、夜の9時半に米耐久財受注が発表されます。
続く、夜の11時に米新築住宅販売件数の発表があります。
どちらの米指標も市場の注目度が高く、
レートを大きく動かす可能性がありますので、
大いに注目です。
同時刻に米バーナンキFRB議長の談話も
予定されているようです。
また、夜中の3時には米ベージュブックの発表もあります。

さて、連休前相場も週半ばとなりますが
「行って来い」の相場が続いてます。
昨年は4月11日から5月17日に起こった
グローバル・リスク・リダクションの激しい動きで、
ドル円が118.90から108.97と10円近いドル安円高となって、
ちょうど今頃、その真っ只中だったのですが、
今年は今のところそのような動きはなく、
むしろ複数の通貨ペアでしだいに膠着感のある状態へと
移行しているようです。

しかしながら、このような持ち合いスクイーズの状態は、
相場の変動エネルギーを溜め込んでいる状態でもあり、
長中短の移動平均線も1つに重なってきている通貨ペアもあり
爆発前の不気味な状況も覗えるものもあるようです。
一部に仕掛けの噂もささやかれているようで、
油断することなくトレードしていきたいものです。

さて今日は、興味のレベルのお話です。

うまい言葉が見つからなくて、
なんとも変な題名ですが、

よく「トレードは資金管理ではじまり資金管理で終わる」
ということを聞くのですが、
今は「そうだよなぁ」と思いますが、
ずっと以前は今思うとずいぶん無謀なトレードをしてきた
時期があります。

そのような時分はポジション・サイジングも何もわからずに、
テクニカルなどの相場分析ばかりに興味があって、

「武勇伝、武勇伝」といった怖いトレードをしていました。

小さな資金で大きく儲けようとしていたのですね。
数百万の資金で本気で億を狙っていたのです(笑)

当時はトレードの方法、テクニカルチャート、
そしてトレーディング・システムばかりに
興味が向いていました。

「リスク」なんて言葉は、
知ってはいましたが、そんなものは眼中にありませんでした。

それで、何にも解らなかった大豆の先物相場で、
悪いことに200万円くらい儲けてしまったものですから、
もう始末に終えません。

有頂天はさらに高まり、
待っていたのは「追証」でした。

あるとき600万円くらいくらってしまったのです。
よく顔が青ざめるなどと言いますが、
私の場合は頭の中が真っ白になってしまいました。
怒りが通り過ぎると頭の中にポンと穴が開くような
感じがしました。
今でも昨日のことのように思い出されます。

当時の私にとってそれはもうたいへんなお金で、
数日以内に現金を用意しなければならないということで、
脳卒中で亡くなった相場師であった父の保険金を
つぎ込む始末。

まぁ、父も相場師だったので、
「このばか者」くらいで許してくれていたと
勝手に思ったものでしたが、

それからようやく、
リスクについて、資金管理についてを
考えれるようになり、
相場分析も真剣に取り組めるようになりました。

まぁ、高い授業料であっわけですが、
どんなもんだいと言わんばかりの
テクニカル談義花盛りの儲け話を聞くと、
自分の過去を見るようで
「リスクと資金管理に早く興味を持てるようになって。」
と心の中で小さな声でつぶやいてしまいます。

FX トレード日誌のお話

サミットが私の住む北海道で開催されるようです。

昨日23日(月)の東京市場は、円安の窓明けで始まった
通貨ペアもあって、ドル円も仲値近くまでは
ドルが買われ円安傾向となっていましたが、
豪生産者物価指数(PPI)が事前予想を大きく下回った
ことから豪ドルが下落して、さらに
S&Pの円長期債格付け引き上げが報じられたこともあってか、
しだいに強い円高の流れとなりました。

ロンドン市場に入ると、一転して切り返しの動きとなりました。
その中にあって、ギリシャ中銀総裁から
ユーロの追加利上げに対するネガティブな発言もあってか、
ユーロはやや重たい展開となりました。
ニューヨーク市場に入ると、円安ドル高傾向が継続して
一時ドル円が119円をつける場面もあり、東京市場からの
「行って来い」の状態となりました。
オセアニア通貨は底堅かったものの終日軟調な展開でした。
その後、下げていたユーロドルが反発したことなどで、
ドルも値を下げ、しだいにもみ合いへとなっていきました。

今日24日(火)は、午後3時15分にスイス貿易収支、
夕方5時に欧経常収支が発表されます。
そして夜の9時半に加景気先行指標指数、
続く夜の10時に加BOC政策金利が発表されます。
市場のコンセンサスは4.25%の据え置きですが
一応注目いたしましょう。
夜の11時には米消費者信頼感指数、
リッチモンド連銀製造業指数、米中古住宅販売などの
複数の米経済指標の発表があります。こちらには注目です。

さて、今日は午前10時半に豪消費者物価指数(CPI)が
発表されましたが、市場の予想を下回る悪い数字が
昨日にひき続いて豪指標で発表されたことから、
5月2日の豪利上げの思惑を後退させることとなり、
オージーが大きく下げました。
これをトリガーとするように他の通貨も値を下げて、
円高傾向で相場は午前中展開しましたが、
現在、ドルは反発をはじめました。
行って来いの相場が続いていますが、
今日はいかがなりますか。

さて今日は、トレード日誌のお話です。

よくトレーダーが自己規律をしていくために
トレード日誌をつけると良いといわれますね。

良い見本もあって、

・エントリーした日時
・買いか、売りか
・通貨ペアの種類
・ポジションサイズ
・エントリーしたときのレート
・スプレッド
・エグジットの日時
・エグジットしたときのレート
・損益
・口座残高
・自己評価とメモ

などだそうですが、
トレーディングの会社の職業トレーダーであれば、
会社自体にこれらを管理されるとしても、
忙しい個人のデイトレーダーにとっては
とてもここまでの記録を付けることはたいへんです。

でも、口座残高の変移状況である「資金カーブ」と
なぜそのような投資行動をしたのかの
メモだけは必要なようですね。

これをトレードオフ日などに見ることによって
自身のトレードの改善点などが見えてくることがあります。

決して人に見せるためのものではありませんが、
自分自身の通信簿のようでもあり、
ちょっとつけるのをためらうこともありますが、
誰も叱ってくれない個人投資家の自己採点表で
自分自身を規律することは、
長くトレードで生き抜くためにとても大切なようです。

私はファンドなどのトレーダーの経験はありませんが、
もしかするとファンドなどの職業トレーダーであれば、
会社の管理部に1人ずつ日々のトレード結果の評点を付けられ、
1人ずつ収益グラフに移動平均まで付けられて
収支予測されているのかもしれませんね。

その点、専業ではあっても
個人トレーダーは気楽な稼業ですが、
しかし、自分で自分を叱りながら自己を律して、
総じて資金カーブの右肩上がりだけは維持していなければ
生き残っていけません。

FX エルダーの処方箋のお話

フランスのシラク大統領の任期満了に伴う
フランス大統領選の一次選挙は、
サプライズなく、サルコジ氏とロワイヤル氏の
決選投票となりましたね。

先週20日(金)の東京市場は、
前日の木曜日にアジア株の下落とNY株の上昇で
注目されましたが、日経平均が堅調に始まったことで
リスク懸念が後退して、いったん
再びキャリートレードが優勢となる
円安傾向になりましたが、
徐々にもみ合いから軟調な展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
いったん欧州通貨が買われる局面もありましたが、
注目の英小売売上高が弱い数字であったために
ポンドが下落して、GBP/USDもすぐに反発したものの
いったん前日達成した2.0000を割りました。
ドル円など他の通貨も総じてもみ合いから
やや軟調な展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
ダウ平均が堅調に始まったことが好感されて、
ドル円を中心に堅調な展開となりましたが、
その後、ドル円が119円手前の売りに頭を抑えられると
欧州通貨を中心にしだいにやや軟調な
もみ合いの展開となりました。
そのような中オセアニア通貨は
高値圏でのもみ合いとなりました。

週明けの今日23日(月)は、夕方5時半に英マネーサプライ、
続く夕方6時に欧財政赤字/GDP比率が発表されます。
今日は米指標の発表はありません。

さて、週が明けて欧州通貨など窓空きではじまりましたが、
はじめ窓空きを埋めない強気な展開ではじまったものの、
昼頃から大きな押しが入っています。
チョッピーな動きには注意が要りそうです。
今週はゴールデンウィークの直前とあって、
案外軽視できない海外旅行などの外貨需要と、
輸出での売りがどこで出るか注目されます。
週末金曜日の米GDPとゴールデンウイークを前にして、
週の中ごろまで動きが活発になりそうです。
今日も指標は少ないですが大きく動く可能性があります。

株価も世界的にやや堅調となってきているようで
リスク懸念も後退して、キャーリーが活発になる可能性が
ありますが、過度の楽観することなく
トレードしていきたいものです。

さて今日は、エルダーの処方箋のお話です。

投資苑の著者のアレキサンダー・エルダーは、
とてもユーモアにあふれた人です。

彼自身トレーダーでありながら、
いろいろなトレーディングの会社に呼ばれて
トレーダーのコーチをすることがあるのですが、

あるとき損切りポイントをずらすことについて、

つまり、相場が下げ始めてトレーダーが置いた
損切りポイントにレートが近づいた時、
もう少し下に損切りポイントをずらすことについて
質問のあった時に彼はこう答えました。

「それは、バンジージャンプのコードを伸ばす行為です。」

その光景の映像も頭に浮かんできて、
ユーモラスながら核心をついていてとても面白いですね。

そのエルダーがあるローカルの
トレーディング会社に呼ばれたとき、

そのトレーディング会社の深刻な問題にあたりました。

その会社では、ある優秀なトレーディングシステムを使って
トレードをしていました。

その会社の2人のトップトレーダーは
毎月100万ドルを超える利益を上げていたのですが、

ところが、

まったく同じ優秀なトレーディングシステムを用いていながら、
損失ばかりのトレーダーがいたのです。
なんとその中には13週続けて毎日損失を出した
トレーダーもいました。

とても難問ですが、
そこで取ったエルダーの処方箋はとてもユニークなものでした。

そのスランプに陥ったトレーダー達に、
エルダーはトレーディングメソッドのレクチャーを
するわけではなく

2週間の期間で勝つ日が負ける日より多くなって、
トレーディング全体で利益が出るようになるまで
トレードを100株まで減らすよう指示したのです。

そして、利益が出るようになったら、
トレードをもう100株増やし、損失が出たらまた100株減らす、
このようなトレーニングを課したわけです。

職業トレーダーとしては屈辱的な訓練でしたが、
はたして、スランプに陥っていたトレーダーは
見事に復活したのです。

「なぜだか解るかね。」

トレーダーの会議でエルダーは質問しました。

「リスクのレベルが上ると、
 人は判断と行動の能力が低下するのです。
 100株なら儲けることができるが、
 500株なら損してしまうのはそのためです…。」

スランプの原因はテクニックではなく、
そのトレーダーにとってのポジションサイズにある
というわけです。

どうも、
トレーダーにはその人の現在のレベルや資金に見合った
適正なポジションサイズというものがあって、
実戦でその「平常心」を保てる範囲を徐々に鍛えて
ゆっくりとポジションサイズを大きくしていかなくては
いけないようです。

調子が良いからと急に大きなポジションを持ったとたんに
スランプはやってくるようです。

そして、もしもスランプとなってしまったときには、
エルダーの処方箋に習って、
しばらくの間ポジションサイズを小さくすることも
時には必要なことなのかもしれませんね。


FX シュンペーターの見解のお話

2日続けて大きなアップダウンの
振幅相場となりました。

昨日19日(木)の東京市場は、
前日のNY市場の後半に大きく値を戻しましたが、
オセアニア市場でのもみ合いの後、
東京市場の朝に反落をはじめました。
日株が安くはじまったことと、
午前中に発表予定であった中国GDPの発表が
午後4時に延期になったことで
「中国GDPがかなり良い数字となるのでは」
という噂が飛び交った模様で、
元高からのアジア通貨高による円高を連想したためか、
中国経済過熱による政策引き締めで
中国株安となる思惑が生じて、
実際の中国株も反落したことから、
全面的な円高となりました。
先日の世界同時株安のトラウマも
この円高に心理的拍車をかけたようです。

ロンドン市場に入って発表された中国GDPとCPIは、
市場予想を上回る数字で一瞬さらに円高となりましたが、
かなり織り込みも進んでいたことと、
ロシア系とみられるファンドからの
大量のポンド買いでポンドが急騰して、
これにつられるようにドル円をはじめ
他の通貨も対円で値を上げました。
しかし、この動きもやがて沈静化して
また円高傾向でNY時間となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
アジア株下落で懸念された米株価が堅調に始まったことで、
円高地合いに変化が現れました。
米経済指標での動きは限定的でしたが、
中国経済への思惑で円高傾向となっていた
東京とロンドンでの動きを打ち消すように
しだいに円安傾向となっていきました。
特筆としましては、
カナダが加CPIの堅調な数字を受けて上昇後に、
原油安などが影響もあって反落するなど
荒っぽい展開となりました。

今日20日(金)は、週末でゴトウ日。
夕方の5時半に英小売売上高指数の発表があります。
ここのところ相場の先導的な傾向がありますので、
注目が必要なようです。
そして、夜の9時半に加小売売上高の発表があります。
今日は米指標はありません。
要人発言としましては、夜中の1時に
米ポールソン財務長官の講演が予定されています。

さて、中国経済への思惑などで
大きくアップダウンする相場となっていますが、
今日は米指標はないものの、
大きく動く相場となる可能性もありそうです。
また、投機的な動きの激しいポンドには
引き続き注視が必要なようです。
株価の動向にも要注意です。
夜中の1時の米ポールソン財務長官の発言も注目されます。
また、22日(日)にはフランス大統領選の
第1回投票が行われます。
来週はじめの相場の動きに影響を与える
可能性もありますので注目です。

さて今日は、シュンペーターの見解のお話です。

シュンペーターとは、オーストリア出身の経済学者
ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーターのことです。

イノベーション理論などで有名ですね。

彼の著作「景気循環論」の中には、
とても興味深い相場のお話が記述されています。

実需にはさまざまな摩擦があるが、
投機においてそれはより少ないとして、

「投資家たちが、もうこれ以上買う理由がないと
 判断したとき、彼らは売りに回る」

という洞察を記しています。

買い進む正の要素が尽きた時、
つまり材料出尽くしや織り込みが済んでしまうと、
特段の負の要素がないのにもかかわらず
相場は下落することがあるというわけです。

このことを相場に内在する負の一次微分などと
言うのだそうですが、
最終学歴が自動車学校の私などには
解るはずもありません。(笑)

しかしながら、
現状以上に良くなるという正の追加情報のないときには
負の情報がなくても下落するとなれば、
相場はときに一般の景気感に先行して、
逆の方向に動くこともあるわけで、

まして、ユージン・F・ファーマによる
株価の利回り、実体経済活動、
そして、物価とマネーサプライに関する報告での
「株の収益はいずれの実物変数よりも先行する。
 このことは株式市場が実物部門に予測を与えると
 示唆される。」とを考え合わせると、

なんとも奇妙なこと気づきます。

よくファンダメンタルで
相場の動向を予測をしようとするのですが、
相場の動向のほうがファンダメンタル自体の予見と
なっていることもうかがわせて、
パラドックスとなっているようです…。

ちょっと頭が痛くなりますが、
でも良い言葉がありました。

『実体経済と相場は相互依存関係となっている』

なーるほど。解ったつもりになれる
なんとも便利な言葉ですね。(笑)

実体経済と相場は互いに変数となっていて、
数学的に解は得られないわけなのです。

なので

「市場には確実なものは何もなくて、
 あるのは可能性だけ」

という言葉が生まれたのかもしれませんね。


FX シーラーの質問状のお話

昨日18日(水)は、大きな振幅の相場となりました。
東京市場では、前日の英HICPが好結果であったポンドは
堅調でGBP/USDでは1992年以来の2.0090をつけましたが、
日本の機関投資家の円買いなどで大きく円高が進み、
ドル円、ユーロ円、そしてオセアニア通貨が下げました。

ロンドン市場になると、注目度の英MPC議事録で
利上げ派が増え利下げ派が減ったことを受けて、
来月の利上げがほぼ確実という市場のコンセンサスとなって
GBP/USDは一時、2.0130まで上昇しました。
その織り込みが済むと、一転、100Pips以上下落して
ポンドは大きく下げました。
そして、東京市場から続いていた円高がさらに加速して、
ドル円、クロス円ともに全面安の展開となりました。

ニューヨーク市場に入っても、
この流れはしばらく継続しましたが、
日本時間の深夜の1時半過ぎ頃から反発して、
大きく値を戻し大きな振幅相場となりました。
特に目立った材料は見当たらないようですが、
日本の機関投資家の新年度での外債投資に伴う外貨買い
の需要も一段落して、ゴールデンウィークの
連休を前にしての不確定なリスクの回避から、
いったんポジションを整理しておこうという動きや
利益確定の動きもあった様子です。

今日19日(木)は、
午後の3時に独生産者物価指数の発表があります。
そして、夜の8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に加卸売売上高と
米新規失業保険申請件数の発表があります。
続く夜の11時に米景気先行指標総合指数が発表されます。
また、夜中の1時には米フィラデルフィア連銀の
経済指標の発表があります。
米指標には特に注目しておいたほうが良さそうです。
今日の日本市場の午前中の動きは、
昨日ニューヨークでの戻りが売られる
軟調な展開となってはじまっています。
株価も芳しくなく、今後の動きに注目されます。

さて今日は、シーラーの質問状のお話です。

シーラーとは、アメリカの経済学者の
ロバート・J・シーラーのことです。

1986年9月11日の木曜日は、米債券先物(T-ボンド)が
インフレ懸念の恐れが市場に広がったことを受けて、
下げたことをきっかけに、S&P500の株価指数先物に
売りが出て、またこれをきっかけに
S&P500の現物指数が4ポイント下げて、
またまたこれに自動売買での大きな売りが出て、
いわゆるドミノ倒しの自己トレンドが加速した、
後に「灰色の木曜日」と呼ばれることが起こりました。

この「灰色の木曜日」の後、経済学者のシーラーが、
無作為抽出で選んだ機関投資家175社と個人投資家125人
に対してある質問状を送りました。

その内の有効回答は113通だったのですが、
でとても面白いことが判明しました。

「あなたは、この灰色の木曜日にどのような理由から、
 売りまたは買いに出ましたか?」

この質問の回答で、

一般の経済ニュースを理由に挙げた者はゼロ。
アナリストなどを含めた噂を理由に挙げた者もゼロ。
個別の財務諸表や風説を挙げた者は3。

そして、残りのすべては
「相場の下落それ自体」という回答結果となったのでした。

ドミノの最初の一撃となったファンダメンタルの
インフレ昂進を挙げた人もいなければ、
経済ニュースさえもそのときの投資行動の直接的動機とは
まったくなっていなかったのです。
相場が下がり始めたから売ったわけだったのですね。

近年、相場動向に関する心理的要因の研究も
されているようですが、
その1つの帰結である「相場を動かすたった1つの理由」

『相場をつくるのは人である。人がそう思うから動く』

を傍証しているようにも思えてとても興味深い内容です。

経済指標さえも人の心理の1つのファクターに
過ぎないのかもしれませんね。

誰しも聞きたがるアナリストの後付論は
実際どのような価値を持つのでしょう。

さて今、
人は相場の動きを見て
何を考えているのでしょうか―。


FX 相場織り込みのお話

GBP/USDがついに
1992年9月以来の2.0000越えとなりましたね。

昨日17日(火)の東京市場は、
オセアニア市場まで高値圏にあったドル円が
売りに押されて反落しました。
これにつられるように他の通貨も円高傾向の中の
比較的狭いレンジでのもみ合いに始終しました。

ロンドン市場がはじまるころから
ポンドが思惑からしだいに堅調な動きを見せ、
そして、日本時間の夕方に注目の
英消費者物価指数(HICP)が発表されると、
その内容が市場予想の2.8%を大きく上回る
3.1%というサプライズとなって、
BOEが財務相に対して報告義務が生じる
インフレターゲットの上限の2.0%を1%以上も上回る
結果となり、ポンドが全面高となりました。
GBP/USDは遠く見えた2.0000をあっさりと超えて、
いったん利益確定のリミットに押されて
瞬間激しい下げを演じましたが、その後続伸し続けました。
これにつられるようにAUDなどをはじめ
他のクロス円通貨も堅調となりました。

ニューヨーク市場が始まると、
AUD/JPYはニューヨーク市場の開始直後に
瞬間100円をつけるなどの動きがありましたが、
ほどなく米債券市場での長期金利の低下などを受けてか、
ポンドを除き、ドル円を中心として
ユーロ円やオセアニア通貨も総じて軟調な展開となりました。
日本の生保筋からの売りも見られたようです。

今日18日(水)は、夕方5時半に英BOE議事録公表があります。
来月の英利上げ期待がほぼ確定的とまで
高まる中で注目されます。
同時刻に英3月失業率など複数の英経済指標が発表されます。
続く6時に欧建設支出、
夜の9時半に加国際証券取扱高の発表があります。
今日は米指標の発表はありません。
また、夜の11時に欧トリシェECB総裁の講演が
予定されているようです。

さて、日本のゴールデンウィークも
少しずつ意識しなければならない相場に入ってきているようで、
ポンドを除きドル円クロス円ともに軟調でユーロや
オセアニア通貨も基調の流れをいったん調整する
局面となってきているようです。
ポンドの動きには今後も注目です。
また、最近の傾向で米指標の発表のない日に
けっこう大きくドルが動くことがありますので
注意が要りそうです。

さて今日は、相場織り込みのお話です。

いろいろな経済概況を調べて、
その故(ゆえ)ある内容にかなりの確信が持てて
「間違いなく相場はこう動く」と思うのにもかかわらず
相場がまったく逆に動くことがありますね。

その相場の逆に動く現実を見ていながらも
「これは変だ。市場が間違っている。」と
思ってしまうことがあります。(笑)

「シンジラレナーイ」

でもこのような思いはどうも違うようなのです。

相場は今現在の経済の実態を表す側面ももちろんありますが、
「それ以上に将来への思惑で動いている」面があるのですね。

為替取引は、貿易取引などの実需よりも、
投機と投資である資本取引の比率が圧倒的に多いこともあって、
大きな流れは経済の実態に収束しても
現実はどうしても経済実態に先行したがる傾向があります。

つまり、レートに反映されている事実は、

「現在の経済状況とともに、
 将来への期待値が反映されて形成されている」

わけです。

なので現在の経済状況とレートは
常に少し乖離しているのですね。

疑う余地のないほど納得できる
私たちが知りえて確信した経済状況は、もうすでに
あらかたとっくに織り込み済みで、

レートはその先に「先行しようとして」
動いているわけですから、

「えっ? なんでこんな良い経済指標が発表されたのに
 すぐに反落するの」

ということになるわけです。

「Sell(Buy) the Rumor,Buy(Sell) the Fact.」
噂(思惑)で買い(売り)、要因(事実)が明らかとなった時に
手仕舞う、ということが起こるわけですね。

また、たとえばドル円やクロス円も
ちょっと考えると、圧倒的な金利差があって、
世界同時株安の時のような
リスクアバーションの動きは別としても、
目だった経済指標などの直接要因が見当たらないのに
「なんで円買い傾向が発生するのか」
投機がとても多い通常の状態では
不思議な感じがするものですが、
金利差をすでに織り込んでいるとするならば、
円の利下げの可能性の少ない現在では
逆に投機的な意味において納得できるフシもあります。

ファンダメンタルズのその基調は基調として、
心理的バイアスの先入観に囚われず、
チャートをトレードの現実の羅針盤として
トレードしなくてはいけないようです。


FX 仕掛けのお話

昨日16日(月)の東京市場は、
ワシントンG7後の週明けでしたが、
日本時間早朝のオセアニア市場で窓空けした分を
いったん調整する動きではじまりました。
調整が一服すると、徐々にもみ合いをしながら
値を戻していきました。
ロンドン市場に入ると、夕方5時半に発表された英PPIが
かなり良い数字となって、ポンドが買われました。
GBP/USDは、1992年以来の高値をつけました。
その他の通貨は、総じてやや戻り優勢のもみ合いの
レンジ相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
注目の米経済指標が強弱交錯しましたが、
米小売売上高での前回発表の上方修正などもあって、
しだいにドルが買われる展開となりました。
「世界経済の成長が米企業に対する需要を創出する」との
グリーンスパン前FRB議長のシアトルでの談話や
株価が堅調であることも後押しした模様です。
しかしドル円は119円80銭あたりに売りが控えていて、
その後、狭いレンジでのもみ合いとなりました。
この動きにつられるように、欧州通貨、オセアニア通貨
ともに頭が抑えられ、もみ合いの中、
調整で少しずつ値を下げる展開となりました。

今日17日(火)は、夕方5時半に英消費者物価指数、
続く夕方6時に独ZEW景況感調査と欧貿易収支の発表が
あります。注目です。
そして、夜の9時半に米消費者物価指数と
米住宅着工件数などの発表があります。
市場の関心度が高いので注目です。
続く夜の10時15分に米鉱工業生などが発表されます。
要人発言もいくつか予定されていますが、
深夜1時半からのNY連銀と欧州委員会合同会合での
米欧のコメントが注目されます

さて、ドル円の120円、豪ドル円の100円、ポンドドルの2.00と、
大きな節目が近くて遠く上値も少し重たいようです。
当面のドル円のレジスタンスの119.80〜120円、
そしてサポートの118.40〜118.50円をどう抜けるのか、
世界の通貨のバロメーターの行く末に注目したいものです。

さて今日は、仕掛けのお話です。

「仕掛け」とは、単にエントリーを意味する言葉として
使われることもありますし、
いわゆる「企て」や「策謀」、そしていわゆる「つけ」
という意味で使われることもあります。

貿易取引などの実需よりも、
投機と投資である資本取引の比率が
圧倒的に多い為替取引では、
綺麗事なきマネーバトルの要素が多分にあるようです。

「どうやったら、市場から金を吸い上げられるか」が

市場参加の大きな動機ですから
当然といえば当然なのですが、
最近は、そのマネーバトルの戦術も
多様化してきているようです。

たとえば、100年以上の歴史のあるチャールズ・ダウの
理論に基づく、レジスタンスやサポートのラインも
狙われることが多々あります。

誰もが節目と思うポイントを利用して狙うのですね。

その仕掛け人には、ヘッジファンドがありますが、
最近の彼らの一部には、名こそヘッジと呼ばれていますが、
積極的にリスクをとって仕掛けてくるところも
少なくないようです。

もちろん経済情勢のウオッチもするのですが、
それに加えて、現在のチャートはどうなっていて
旧テクニカル手法では、どこのあたりにレジスタンスと
サポートがあるのか、などということと、
各銀行での売り買いのオーダーや損切りのオーダーを
顔ききが調査して権謀術数を練るのですね。

そして、チャートポイントなどに並ぶ
損切り注文を狙って食いにいくのだそうです。

たとえば、緩やかな上げ相場で
徐々に売り注文を入れてそのポイントに誘導して
まず「上値が重い」という市場心理に誘導します。
そして、ポイントに近づいたら、一気に売り注文を入れて、
サポートラインを切って下落させます。

そうすると、チャートポイントに並んだ損切り注文が
執行されて、下げは瞬間的に加速します。
そして、その下げに追従してくる
トレーダーの新たな売り注文が入るのを見計らって
一気に買い上げるのです。

すると、新たな売り注文を出したトレーダーの
慌てた買い戻しの動きもあり、
まんまとチャートポイントに並んだ損切り注文を
食うこととなるわけです。

それまで買い方だった投資家の損は損切り執行で確定され、
新たに売りに追従した投資家も買戻しに動いて
損失だけが残される、という寸法です。
もちろん、儲けたのは仕掛けた彼らというわけです。

まぁ、彼らにとっても命がけだとは思いますが、
下げた理由も、また上げた理由も解っているのは
彼らだけのようです。

それとは知らぬ投資家は文字とおりの「ダマシ」に
遭ってしまったわけです。

チャートポイント付近での不穏な動きには
用心しなければならないようです。

FX バイアスと危機感のお話

G7明けの月曜日、1週間のスタートです。

先週13日(金)の東京市場は、
イベント(G7)を前にキャリーを一部解消する
ポジション調整の動きで、午前中はドル安、
午後は円高の展開となりました。
ロンドン市場に入っても東京の流れを継続するように
円高とドル安が進みましたが、
ブラウン英財務相による
「円キャリートレードはG7で特別な議題とにならない」
との見解に加え、ニューヨーク時間になってのG7関係者による
「G7声明は前回のものを踏襲し、キャリートレード懸念は
 盛り込まれないと」との認識が示されたことや、
ドッジ・カナダ中銀総裁の「円安は気にしない」という
複数の要人発言が重なって、
円安が急に加速する展開となって、
東京、ロンドンでの円高を打ち消す展開となりました。

ニューヨーク時間でのPPI(生産者物価指数)は
市場の予想を上回り、貿易収支もやや良い数字でしたが、
注目のPPIコアのほうの数字が芳しくなく、
経済指標でのレートの動きは限定的でした。
ミシガン消費者信頼感指数も市場予想を下回る結果でしたが、
G7に対する要人発言のほうに市場の関心は集まり、
クロス円の上昇に支えられる格好でドル円も上昇しました。
その後、日本時間の深夜を過ぎたころから、
上昇分を少し調整する動きとなって週末を終えました。

今日16日(月)は、今回のG7がほぼ前回のG7での
共同声明を踏襲する内容であったことに加え、
円安やユーロ高に言及しなかったことや、
ヘッジファンドの投機的行動を強く牽制する内容もなかった
ことを受けて窓空けの円安ではじまりました。
その後、空いた窓を埋めるようにいったん調整の動きとなって
相場が展開しています。

今日の主な経済指標としましては、
夕方5時半に英生産者物価指数の発表が予定されています。
続く、夕方6時に欧消費者物価指数が発表されます。
そして、夜の9時半に米小売売上高と
NY連銀製造業景況指数の発表があります。
市場の注目度も高いので注視いたしましょう。
続く、夜の10時に米の対米証券投資が発表されます。
こちらも大いに注目です。
また、夜の11時にはいくぶん注目度は低いものの
米企業在庫も発表されます。

さて、G7のイベントが終わり、
「世界経済にはリスクが残存するが、過去30年で最も力強い
 持続的拡大をしている。米経済は内需が緩やかになって
 いるが、引き続き堅調。ユーロ圏経済は健全に上昇。
 英経済は引き続き成長。加経済は成長が加速している。
 日本経済の回復は軌道に乗り継続が見込まれる。
 為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
 中国の実効為替レートは変動することが望ましい。」
などという共同声明の内容となりました。

相場の基調はしばらくは、円安とドル安、そして欧州高、
また中国など世界の資源実需を反映しての
オセアニアとカナダ高の構図となると思われますが、
要所では調整が入ることも考えられますので、
過度の楽観なく冷静にトレードしていきたいものです。

さて今日は、バイアスと危機感のお話です。

バイアスにはいろいろな意味がありますが、
主に「偏重」「傾向」そして「先入観」や「偏見」
などということを指して用いられる言葉ですね。

市場には多種多様な考えがあって、
合理的でないことがある意味流動性を確保して
柔軟な市場を形成しているとも言えると思うのですが、

ときに大勢の相場動向に対する見解がバイアスとなって、
一方向に硬直してしまうことがあります。

バブル期の株式相場が典型的ですが、
とても危険な状態となることが多いようです。

「うーん、どうなんだろうなぁ。
 円安になるんだろうか、円高になるんだろうか」

という悩ましい状況が
むしろ市場としては自然なのかもしれません。

これが、あのアナリストもこのアナリストも
そしてあの新聞もこの新聞も、
あの証券会社もこの証券会社も、

そして「自分までも!」が、

「充分に納得できる理由をもって、
 相場観にバイアスが生じたとき」

とても危険な状態となるようです。

何年か前に、「100人の村」というお話が
流行したことがあったのですが、
もしも世界に相場参加者が100人しかいなかったら、
どうでしょう。

(何言ってやがる、佐野もますますバカになったな、
という声が聞こえてきそうですが…)

80人が買い方となって、さらにもう10人が買い方となって…、
このような極端なバイアスとなったとき、
流動性が低下してしまうのです。
どんどん値がつり上って、そしてやがていつかは
「そんなに高いなら、もう買えないや」という
クリティカル・ポイント(臨界点)を迎えて、
『誰か』の大きな売りをトリガーとして、瓦解が始まるのです。

確かに為替の市場は巨大で、なかなかこのような
極端なバイアスは起こりにくいものですが、

相場の重要な法則だけは常に忘れてはいけないようです。

「先行する」ということと、
「オーバー・シュート(行き過ぎる)」ということです。

あの新聞の見解が間違っていたわけでも、
この証券会社の見解が間違っていたわけでも、
そして自分が間違っていたわけでもないのです。

それらはすべて「過去と現在の事実による見解の帰結」
であっただけです。

ただ相場が
「現在の実態を越えて(未来の状態に向けて)先行しよう」と
動いただけなのです。

仕掛け人やトリガーを引く人は、
インターバンクに売り買いのオーダー状況を聞ける立場の
人であったり、ストップ・オーダーの状況も聞くことのできる
顔ききのマクロファンドであるかもしれません。

少しだけインサイダー的な匂いもしなくもありませんが、
「高度な相場分析と市場心理を巧みにつく」
虎視眈々とタイミングを待つ仕掛けは
汚いやり口のようにも思われますが、
それが彼らの仕事なのです。

一方、私たち個人投資家は、
そのようなソースをリアルタイムで
入手することはなかなか難しいものです。
入ってくるニュースはすべて
現在より少し以前の過去のものです。

ですから、どんなに相場の状況が良い時でも
常に危機感は忘れずにプロテクティブ・ストップ・ロスを
入れて、「尻尾と頭をくれて」やりながらも、
相場観のバイアスに囚われることなく、
機敏に立ち回らなくてはならないのですね。


FX 過去による支配のお話

昨日12日(木)の東京市場は、朝方に
ユーロに一時的な仕掛けとも思われる上げが見られ、
これにつられるようにドル円、
クロス円も一時的に上昇しました。その後、
上げが一服すると夜のECBを意識したように
もみ合いの中でゆっくりとやや値を下げていきました。

ロンドン市場に入ると、
ユーロ円などで調整の動きとなりました。
夕方の英貿易収支も市場予想を下回り、
限定的でしたがポンドにも調整が入りました。
カナダは原油先物の堅調を反映してか強含みに推移しました。
注目のECB政策金利の発表ですが、
一部に利上げ観測もあったものの、
市場の大方の予想とおりの据え置きとなりました。
市場の反応はきわめて限定的で
NY市場に入ってからのトリシェECB総裁の会見に
注目が集まりました。

ニューヨーク市場に入ると、
トリシェECB総裁の会見で慎重な言い回しの中にも
「円はファンダメンタルを反映するべき」との
円安進行を牽制する発言があったことで、
円高を誘発してG7へ向けての調整かとも思える状況と
なりましたが、もみ合いの後に
しだいに値を戻す展開となりました。
ドルはその中にあって、弱含みに推移しました。
また、会見でユーロ圏のインフレに対する注視を
表明する発言もあったことで、
対ドルなどで欧州通貨の買いが優勢となる動きが見られました。
オセアニア通貨は一時の下げもあったものの
対円で堅調に推移しました。
総じて欧州通貨とオセアニア通貨の底堅さと堅調さが
印象的な展開となりました。

今日13日(金)は、
夕方6時に欧鉱工業生産の発表があります。
そして、夜の9時半には米貿易収支と
米生産者物価指数の発表があります。
市場の注目度の高い経済指標ですので注目いたしましょう。
また、同時刻にカナダの国際商品貿易収支の
発表も予定されています。
続く、夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数の
発表があります。こちらにも注目です。
真夜中の2時15分にトリシェECB総裁の記者会見も
予定されているようです。
12時過ぎのロンドンフィキシングや欧州市場クローズの
深夜の動きにも注目する必要がありそうです。
朝に発表されたNZ小売売上高指数も好結果で
オセアニア通貨が買われました。
欧州通貨も堅調で、今のところ昨日来の地合いが
継続しているようですが、今後、調整の可能性も
ありますので注意が必要なようです。

さて、今夜13日の金曜日(笑)から
ワシントンでG7が開催されますね。
独財務相が家族旅行でお休みで
中国が不参加という今回のG7ですが、
中国人民元などについての話が出るものと思われますが、
現在の為替のあり方への言及やキャリートレードについて
どのような話し合いとなるのでしょうか。
声明への強い形の盛り込みはないであろうという
アナリストの意見が多いようです。いかがなりますか。
明日の土曜日にはG7の共同声明が発表される予定です。

さて今日は、過去による支配のお話です。

トレーダーは、しばしば過去の自分自身の行動に
不必要に影響されてしまうことがあるようです。

私自身の経験からも
ときに自身の行動に合理的であろうとして、
自分自身の過去の投資行動に
支配されてしまうことがあります。

かつて私もこの性癖が直らずに
その日一度、買いのスタンスを取ると、
一度その日のトレードに失敗しても
何度もその日に買いだけに固執して、
押し目を買おうとして失敗したことがありました。

押し目を買ったつもりが、また下がる…。

その時は、トレンドがもうすでに下げに転じていたことが
見えなくなってしまっていたのですね。
過去に自分の取ったスタンスに支配される必要はないのですが、
この癖が取れずにずいぶんと悩んだものです。

後でチャートを見ると
「なんで俺はあの時あんなトレードをしていたんだろう」
と自分自身で不思議に思ってしまうこともありました。
「いかに中立な心で相場を計測しなければならないのか」を
痛切に思い知らされました。

また、かつて私は、
ちょとの損を「すぐに」取り戻そうと、
負けても負けても、すぐにポジションを持とうとする
気持ちが抑えられないことがありました。

後で冷静になってチャートを見ると
「なんであのケースであんなトレードをしたんだろう」
と思うのですが、その時は頭に血が上っていて、
狂気の投資行動をしてしまう時期がありました。
結果はもちろん、少しの損を取り戻そうとしたばっかりに
損を大きく上塗りしてしまったのです。

まるで長州小力もびっくりの
キレて怒れるギャンブラーみたいでした。(笑)

「キレてますか?」
「あぁ、もうとっくにキレてるよ!」

過去の自分自身の行動に縛られないように
「常に中立な目で相場を見ることが大切なようです」

そしてまた、
「チャンスをしっかりと焦らず待つことが大切なようです」

これがきっと未来の自分自身に叱られないコツですね。
私は、このことが体の芯から解るようになるまで
ずいぶん長い時間と高い授業料を払ってしまいました。

精神論はとかく嫌われますが、
投資法を運用するにあたっても大切な要素となるようです。

中国の仏典にも面白いことが記述されています。
水についてのことですが、
「人は水と見る。天人は甘露と見る。餓鬼は火と見る」
とあります。

心のスタンスによって見えてくるものが
違ってくるようですね。

でも、しかし
いくら平穏な落ち着いた気持ちであっても、
トレードのスキルがなくては相場に勝てません。
トレードで勝つためには、精神論ばかりではない
しっかりとしたトレーディング・メソッドが必要です。


FX 複利のお話

松坂とイチロー、そして城島との対決は
ワクワクしましたね。

昨日11日(水)の東京市場は、朝に発表された日機械受注や
日貿易収支が市場予想よりかなり悪い数字で、
円安ではじまりましたが、ほどなく債券の償還に絡んだ
と思われる売りにいったんユーロ円やドル円が
大きく押される展開となりした。
一方、英のレパトリ送金を優遇する税制改革の報道などもあり、
ポンドがもみ合いの後、上昇しました。
これにつられるように、押されていたユーロ円やドル円が
ゆっくりと値を戻していきました。

ロンドン市場に入ると、もみ合いながらも
ポンド買いの流れは続きましたが、
英財務省から税制改革は税収ニュートラルとするなどの
発言がされたこともあって、ポンドが一時反落しました。
一方、カナダが好調でUSD/CADが大きく下げました。

ニューヨーク市場に入ると、IMF調査局長から
「円キャリー取引に介入の必要なし」との発言があり、
円キャリートレードを容認する見解が示されて、
ドル円、ロス円ともに円安が進行する展開となりました。
その後、注目のFOMC議事録が発表されて、
その内容が米利下げを後退させインフレを警戒する色彩
であったことから、一時ドルが上昇する場面もありました。
しかし、その動きは限定的で、値を戻す展開となりました。

今日12日(木)は、夕方5時半に英貿易収支、
続く夕方6時に欧第4四半期GDPの発表があります。
そして、夜の8時45分に欧ECB政策金利発表が発表されます。
市場の予想では据え置きが優勢のようですが、
一部に利上げを予想する向きもあり、大いに注目されます。
また、これに続く夜の9時半から欧トリシェECB総裁の
記者会見が予定されています。こちらにも注目です。
同時刻に米輸入物価指数と米新規失業保険申請件数の
発表もあります。

明日からG7も開催されますが、円キャリートレードへは
前回と違って容認論が多く見受けられるものの、
中国人民元問題への火種が少し気になります。

株は低迷していますが、
現在、もみ合いの後、バーナンキFRB議長の
円安容認発言もあり、やや円安の展開となっています。

さて今日は、複利のお話です。

複利のお話の引き合いには、
よくアインシュタインの言葉が引用されますが、

私としては、アインシュタインの言葉では、
博士が戦後の復興のさなかに来日したときに
子供たちの質問会で答えたという言葉が印象的です。

「博士! 人は何のために生きているのですか?」

短くも哲学の究極的ともいえる素朴な子供のこの問いに
普通の人なら唸ってしまうものですが、
すぐさまこう答えたといいます。

「それはね。人は他人(ひと)を幸せにするために
 生きているんだよ。」

自らの相対性理論が
原爆を生み出すこととなってしまったことに
博士が常日頃から哲学的思索をしていたことを
うかがわせるエピソードです。

いきなりお話が脱線してしまいましたが、
アインシュタインは複利についてこのように述べています。

「人間の発明した仕組みで、数学の歴史上、最大の発見」

複利とは、雪ダルマが大きくなるように
利子を元金に組み入れることで利子に利子がつくことですね。

たとえば、10,000円を元金として10%の月利とした場合、
3ヵ月後の単利では、3,000円の利子ですが、
複利では、3,310円の利子となって、
単利と比べて310円多くなります。

「なーんだ。こんなぽっち…。」

という印象も受けます。

でも、例えば100万円の資金があって
これを月利2%で運用できたとすると、
20年で複利では元利合計が1億円にもなってしまうのです。

感覚的には「えーっ、ほんとかなぁ。」
という感じですが、お金を引き出さなければ(笑)
不思議なようですが、こうなるのですね。
どんどんお金が加速して増えていくわけです。

インターネット上に複利の計算シートが公開されていますので、
興味のある方は調べてみてくださいね。

借金が雪ダルマ式になんていう悪徳金融の話は
三面記事でもよく見ますが、
複利で実際にお金持ちになった人の話はあまり聞きませんね。
複利の効果を享受するには、大切なことがあるようです。

それは、複利は元金とともに
その元金に金利分自体を組み入れて
それにさらに金利が付いていく仕組みですから、
元金という初期値ばかりでなく、
途中経過における「確実性」がとても大切となります。

よく投資関連の書籍に100万円の資金が、
月にこれだけ儲かると○○年で○億円となる
というシミュレーションが載っていますが、
あれがなかなか実現できなく絵に描いた餅となってしまうのは、
初期値の金額の大きさよりも、
経過に浮動が生じることによって複利が
破綻してしまうからなのですね。

複利を実現するためには、
増加率(利率)は仮に少なくても「確実性」がとても大切で、
増えた元利を減らしたり降ろしたりしないで済むために
勝率は100%でほったらかしをなくてはなりません。

FXでこれを実現するためには、
手付かずの別口座で、ある程度の資金を
対資金のレバレッジをMCにならないように抑えて、
なおかつ為替差損の影響も極力抑えるための
通貨ペア間の順相関や逆相関に基づく、
スワップポイントを安定して得れる
適正なポートフォリオを構築して、
出金せずにゆっくりと買い増ししながら
長期間にわたって育てていかなくてはならないのですね。

為替変動リスクの影響を極力抑える適正なポートフォリオ?

これが最重要の課題ですが、

近年の金融工学はもうすでにこの解を発見しています。
FXってほんとうに凄いですね。

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私のFXトレーディング・メソッドですが、
今月21日に値上げさせていただくことにいたしました。
それまでは旧価格で販売しています。


FX トゥヴェーデの著作のお話

昨日10日(火)の東京市場は、
イースターも明けて実質の週はじめのゴトウ日でしたが、
ドル調整売りと円安が同時進行する展開となりました。
オセアニア通貨は堅調となって特にAUDなどが上げました。
この日、発表された日政策金利は、
市場予想とおりの据え置きで材料とはなりませんでした。

ロンドン市場となってもドル安と円安の同時進行は継続して、
さらに欧州通貨も堅調となって、
ユーロ円が史上最高値を更新する160円台となりました。
日本時間の午後8時頃からは欧通貨などに
いくぶんの調整が見られました。

ニューヨーク市場に入っても、雇用統計の好結果を受けても
なお米経済に対する先行き不透明感からか、
底堅さもあるもののドルの軟調傾向は続きました。
欧州通貨やオセアニア通貨は調整もあるものの高値圏で
推移して、EUR/USDやAUD/USDが堅調でした。
USD/CADはカナダ高に値を下げました。
日本時間の深夜のニューヨークの午後になると、
総じてやや戻しの中でのレンジ相場となって行きました。

今日11日(水)は、キャリートレードの復活の中、
朝に発表された日機械受注や日貿易収支が
市場予想よりかなり悪い数字で、円安ではじまりましたが、
ほどなくいったん円高に振れる相場展開となりました。
今日の主な経済指標は、夜の9時15分の加住宅着工件数、
夜11時半の英先行指数などですが、
市場の注目度は比較的低いようです。
そして、深夜12時を回って真夜中の3時に
米FOMC議事録の発表があります。
議事録内容に注目されます。

さて、キャリートレードが復活してきていて、
日経新聞などにもドル円の120円台も視野にする
円ジリ安論も掲載されているようですが、
週末にはG7の開催もありますので、
どこかで警戒からの調整局面となる可能性もあり、
注意が必要なようです。

さて今日は、ラース・トゥヴェーデの著作のお話です。

ラース・トゥヴェーデ氏は、
デンマークのコペンハーゲン生まれで、
相場を(群集)心理学の観点から研究している人です。
ヘッジファンドの重役でもあります。

その人の著書「相場の心理学」(ダイヤモンド社)の
ブックカバーに本の内容への導入として
チャールズ・マッケイとバーナード・バルークという
2人の言葉が記されているのですが、
とても興味深いものです。

「よく言われていることだが、人間は群れで考える。
 彼らは群がって気が変になるが、
 正気に戻るときは、徐々に、しかも個々別々である。」

かつての学生運動もそうであったかもしれないですし、
下落相場でのパニックもこれに当てはまるのかもしれませんね。

「相場の変動に記録されているのは、
 ありのままの出来事ではなく、人間の反応である。」

ファンダメンタルとして特に悪い材料がなくとも、
時に相場は利食いで下げたり、
警戒感などの実体の不確かな群集心理で
不可解な下げとなることがありますので、
なるほどと思ってしまいます。

「Sell(Buy) the Rumor,Buy(Sell) the Fact.」という
噂が出た時に買い(売り)、要因(事実)が明らかとなった時に
手仕舞う、という短期のファンダメンタル・トレードの定石も
この言葉を如実に語っているのかもしれませんね。

さてそして、ラース・トゥヴェーデはその著作の中で
相場はゲームに似ているとして、
4つの興味深いルールを紹介しています。

第1のルール
市場は先行する。

第2のルール
市場は非合理的である。

第3のルール
市場の「環境」は、カオス的である。 (カオス: 混沌)

第4のルール
チャートは自己実現的である。

市場の環境は混沌としていて、
人の作る市場は先行しようとして非合理的であるが、
レートのアーカイブ(チャート)は、
自己実現的だというのですね。

妙に納得してしまいます。

FX 分析家の論争のお話

昨日9日(月)はイースターマンデーで、
オセアニアや香港、そしてシンガポールも休場であったため、
東京市場でも眠たくなるほどの狭いレンジでの小動きと
なってデイトレーダーにとっては開店休業状態となりました。
ロンドン時間となっても、欧州市場がお休みで
ポンドが若干下げるも静かな相場となりました。

ニューヨーク市場に入ると、カナダ市場の参加などもあり、
いくぶん値動きも見られましたが、総じて様子眺めムードの
小動きでした。その後イランの英兵解放のニュースで
原油先物が急落するとドルが買われる展開となりました。
しかし、これも長続きせず、
総じてレンジ内での動きに留まりました。

今日10日(火)は、イースターも明けて実質の週はじめの
ゴトウ日。休みであった各市場の米雇用統計の評価や
ドルの調整の動きも含めて、相場動向に注目です。
明日のFOMC議事録や
イチローと松坂の対決がある(笑)木曜日の
ECB政策金利も意識する神経質な展開の可能性もありそうです。
また、木曜日のECB会合後のトリシェ総裁の会見も
注目されそうですし、また週末に開催されるG7も
視野に入れていかなくてはならないようです。

今日の経済指標の発表は、日銀政策金の発表がありますが、
市場のコンセンサスは据え置き。
むしろ3時からの日銀金融経済月報と
福井日銀総裁の記者会見のほうが注目されそうです。
昼の2時45分にスイスの失業率の発表があります。
そして続く昼の3時にドイツの貿易収支の発表があります。
夜の米指標などの発表はありません。

私などのデイトレーダーにとって
動きのないイースターは退屈で辛いものでした。
現在、イランの核産業レベル生産のニュースなどもあってか、
ドルを中心に調整の動きとなりましたが、
欧州通貨やオセアニア通貨は堅調です。
やはり動きのある相場は活気があってよいものですね。

さて今日は、分析家の論争のお話です。

いわゆる相場というものがこの世にいつ誕生したのかは、
文献を調べてもなかなか判然としません。
十二世紀のフランスのシャンパーニュ地方を
起源としているという説が有力なようですが、
紀元前の文明の中に存在していた可能性も
否定できないようです。

その後、市場というものが発達してくると
価格変動のダイナミクスを研究しようという試みが
生まれて、そこに実務派と旧学者の論争が起こりました。

実務派は市場の構造とパターンを
チャートに見出そうとするテクニカル派と
市場の動きを経済の基礎的要因に見出そうとする
ファンダメンタル派に細分類されますが、
その二派を一つとした実務派と、
旧経済学者たちの論争が始まったのです。

旧経済学者の多くは、市場の運動がその総和において
ランダム(予測不能)に帰着すると結論して、
また一方、実務派の多くは、市場の運動が
フィードバック過程に支配されていて、
このプロセスにおいて
相場のトレンドを作り出す傾向があると結論します。

いわゆる「ランダム・ウォーク・モデル」と
「決定論的カオス・モデル」の論争です。

しかし近年になって、
この宗教的論争を仲裁する考え方が学者側に生まれました。

人が行う投資行動を心理面から分析しようという
「経済心理学者」という新派です。

彼らはこう主張します。

「フィードバック過程に支配された相場のシステムに
 おける運動の総和は、決定論的カオスと呼ばれる
 蓋然(がいぜん)性が大きいが、こうしたカオス系の
 動学の予測(相場の予測)は困難であるが、
 心理的意味において決して不可能ではない。」

まぁ、なんともごちゃごちゃした言い回しですが、
相場の動きは不可解ではあるけれども
心理学的に予測可能ということのようです。

難しいことは解りませんが…、

私なんかも最近「千の風にぃなぁってぇ〜♪」
などと口ずさむくらいですから、(笑)
やはりどうも心理的ブームなるものは実在していて、
そして、ブームに影響されて
そのフィードバック(反映)として、
不覚にもCDを買ってしまったわけで、(苦笑)

どうも、
相場にも経済心理学者の主張することは実在していて、
心理学的動学予測は可能なようです。

テクニカル派としては、もともと
ファンダメンタルも相場心理も
すべてチャートに反映されているとして
それ(動学予測)こそがテクニカルによる相場予測だと
主張していたはずなのですが…。

まぁ、小難しいことは実務家としては
どうでも良いことです。

関心のあるのは儲けることだけですから。

FX 復活のお話

週明けの今日もイースターで
日米を除くほとんどの外為市場がお休みです。

先週6日(金)の東京市場は、
イースターのグッドフライデーで日本と米国を除く、
欧州市場とオセアニアの豪やNZ、
そして、シンガポールや香港市場までお休みで、
さらにこの日の夜に米雇用統計も控えていて、
休日モードで指標待ちの
狭いレンジでの静かな相場となりました。
この流れは市場が休みのロンドン時間となっても続きました。

ニューヨーク市場に入ると注目の米雇用統計が発表され、
NFP(非農業部門雇用者数)が、18万人と
市場予想の13万人を上回り、
失業率も4.39%と好結果でドルが一気に買われ、
ドル円は119円40銭近くまで上昇しました。
米雇用統計の以前に発表されていたISM製造業、
非製造業景況感指数での雇用部門の数字が弱かっただけに、
今回の米雇用統計の数字は、
いくぶんサプライズであったようです。
その後、米雇用統計での値動きがおさまってくると
米市場もイースターの半ドンとあって、
しだいに高値圏での小さなもみ合いとなって週末を終えました。

今日9日(月)も日米を除くほとんどの市場で
イースター休暇となります。
金曜日のグッドフライデーと違う点は、
NYの株式市場や商品市場そして債券市場が
通常営業であることですが、
本日は日本を除き経済指標の発表もないため、
地政学的な事件でもない限り、
ニューヨーク市場がはじまるまでは
静かな相場となりそうです。

さて、米失業率も4.39%と発表されて、
この数字がこれまででもかなりの低レベルとあって、
失速感もある米経済に対する懸念も和らぐ内容となりました。
前回発表の修正が恒例となっている雇用関係だけに、
次回5月4日発表での修正が
個人的には気になるところですが(笑)、
明日からのイースター明けの
欧州などの各市場の反応も気になるものの
ともあれキャリートレードにとっては良い材料となりそうです。

今日はイースターにちなんで復活のお話です。

いつもお堅いお話ばかりなので、
今日は、ちょっと雑談をさせていただきます。^^

日米を除くイースターで、
チャートを見るのが好きな私ですが、
あまりに静かな相場なのでさすがに眠たくなってしまいます。
はらはらドキドキしても
やはりある程度相場にボラティリティがあったほうが
良いものですね。(笑)

イースター。
キリスト教圏での「復活際」ですが、
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日がその日に当たり、
前後がホリデーとなります。

イエスキリストの復活を祝う聖日ですが、
ゲルマン神話の春の女神エオストレの
季節がめぐりよみがえった春を祝うお祭りにも
由来しているという説もあるようです。

さて、私は最近「千の風になって」という
昨年末のNHK紅白発歌合戦で注目された歌のCDを買いました。
そして、何度か聞いていると、
頭の中で勝手に歌がリフレインするようになって、
歌がとめどもなく繰り返されて困ってしまいました。
さしずめ「千の風症候群」といった状況です。
もちろん、自然と口ずさんでしまいます。(笑)

私のぉお墓の前でぇ〜泣かないでくださいぃ〜♪
そこに私はいません〜眠ってなんかいません〜♪

歌詞に「お墓」というワードはとてもインパクトがありますね。
この歌がちょっとしたブームになりかけていた頃、
「なんか変な歌だなぁ。」と思ったものですが、
何度か聞いているとなんかとても癒される思いがしました。

肉体を失った命が、愛する人のために
自然に溶け込んで(復活して)元気よく活躍している
というのですから、とても哲学的でもあります。

千の風にぃ〜千の風になってぇ〜♪
あの大きな空をぉ〜吹きわたっていますぅ〜♪

原詩は作者不明の『a thousand winds』なのだそうです。

Do not stand at my grave and weep;
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow.
I am the diamond glints on snow.
I am the sunlight on ripened grain.
I am the gentle autumn's rain.

そういえば、
相場でも「相場の本質はトレンドなのか、レンジなのか」
という論争がありますが、
部分を切り取ると75%〜85%はレンジのようでもあり、
大きな目で見るとトレンドのようでもあります。
消滅してしまう可能性なくはありませんが、
上下は無限ともいい難く、
有限時間の中では流れが「復活する」
巨大なレンジのようにも思えます。
相反することが並存していてトレンドでレンジである相場も
けっこう哲学的な面があるのかも…。

そんなことより、相場よ。眠っていないで早く動いて!(笑)

FX マーケットニュートラルのお話

昨日5日(木)の東京市場は、
市場の休みを控えていることを意識してか、
比較的穏やかなレンジ相場となりました。
ロンドン市場に入ると、
注目されていた英政策金利が据え置きの結果となって、
一部で利上げの思惑買いがされていたこともあり、
ポンドがいったん大きく下げました。
その後、買戻しも入って荒っぽく上下する展開となりました。
一方、独鉱工業生産の内容が好結果となったユーロは、
懸念されていたVAT(間接税)引き上げによる
ドイツ経済悪化が薄らいだことなども手伝って
買い進まれました。ドル円はやや強含みの中、
118円後半でもみ合いとなりました。
オセアニア通貨は高値圏での小幅なもみ合いとなりましたが、
カナダは堅調な展開をみせました。

ニューヨーク市場に入ると、
ユーロ高の動きはさらに強まりました。
EUR/GBPやEUR/USDなどが大きく買われて、
ユーロ全面高の展開となりました。
一方、ドルは一時弱含みましたが、
下げたところでは買いが入いる展開となりました。
日本時間の深夜となるNYの午後になると、
イースター休暇を前にしてしだいに閑散な取引となり、
週末モードでの小幅な値動きとなりました。

今日6日(金)は、日米市場を除く
多くの市場がイースター休暇となっています。
米市場もほぼ半ドンということで、
市場参加者が少なく閑散で
流動性が低下することが予想されます。
このような中、
夜の9時半に巨大指標の米雇用統計が発表されます。
ISMの雇用部門などが製造/非製造業ともに
あまり良くない数字であったことや、
昨日発表された米週間新規失業保険申請件数の悪化もあり、
市場のコンセンサスでは前回よりも良い数字を
予想しているものの、いかがなりますか注視いたしましょう。
市場は休日が多く閑散となりますが、
大玉で大きく相場が揺らぐ可能性もありますので
注意が必要なようです。
夜11時には注目度は低いですが米卸売在庫の発表もあります。

さて、今日はマーケットニュートラル投資法のお話です。

マーケットニュートラルとは、
マーケットのどちらにもつかない「中立」という意味です。

買い建て金額と売り建て金額をほぼ同額にして、
マーケット全体が変動するリスクを
中立にしようというわけですが、
ちょっと考えると「ん?」と思ってしまいますね。

買いポジションと売りポジションをほぼ同額にすれば、
確かにリスクもなくなるのでしょうが、
リターンもないように思えます。

上昇相場となって、
買いポジションのほうで利益が出ても
売りポジションのほうで損が発生してしまうからです。
リスクがなくても差し引き儲けはゼロとなってしまいます。
これでは何をしているか分かりませんね。

でも、この手法はかつてのLTCM(
ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)
などのヘッジファンドの投資手法として知られています。

LTCMの場合では、タイバーツなどの
高金利新興国の通貨グループと
米ドルや(当時の)ドイツマルクや英ポンドなどの
先進国通貨のグループを
緻密な金融工学の手法で振り分けて
為替市場や債券市場などで
アセットアロケーションの運用をしました。

金融工学などという言葉が出てきますと、
なんだかとても難しそうですが、
(確かに厳密に数値計算することは難しいです)^^

為替相場に置き換えて要点を簡単に述べますと、

1. 値上がりしそうな通貨ペアを数種類選択して
  グループ化する。

2. 値下がりしそうな通貨ペアを数種類選別して
  グループ化する。

3. 高金利通貨ペアを数種選別してグループ化する。

4. 低金利通貨ペアを数種選別してをグループ化する。

5. 新興国通貨ペアを数種選別してをグループ化する。

6. (カントリーリスクの小さい)先進国通貨ペアを
  数種選別してをグループ化する。

これらの対(つい)となる関係のグループ、つまり、
例えば値上がりしそうな通貨ペアのグループをロングして
値下がりしそうな通貨ペアのグループをショートするわけです。

そうすると、「分散投資」によって軽減されるリスクと
「ロングとショート」の反対ポジションを取ることによって
軽減されるリスクという『2つのリスク軽減がなされる』
ことになります。

その上で、グループ選別の性質上
リターンも見込めるというわけですね。

「売るか買うか」「休むか」「スワップポイント」しかない
一見、単純な為替トレードですが、

まぁ、ヘッジファンドというところは
いろいろと考えているものですね。(笑)

為替や債権と、異市場に渡れば、
ポートフォリオはいくつでも作れそうです。

私たち個人投資家にとっては少し煩雑すぎますが、

為替なら為替市場だけで、
小さな通貨ペアのグループ化をして、
ヘッジファンドの手法を取り入れて、
個人のミニファンドとしてみるのも
面白いかもしれませんね。

FX エンロンの箱のお話

昨日4日(水)の東京市場は、
朝方オセアニア市場からいくぶん軟調となってきたところへ、
豪政策金利の発表が市場の利上げ期待もあった中、
据え置きとなったことから、AUDが大きく下げました。
その後、豪ハワード首相の「豪金利は依然として低い」
とのコメントなどもありゆっくりと買い戻され、
結果、行って来いとなりました。
ドル円、クロス円はキャリーの動きもあるも
頭の重いもみ合いとなりました。

ロンドン市場では、ドル円が東京市場に続いて
119円をトライしても上抜けできず、
夜7時の独製造業受注の好結果でユーロが買われたものの
利益確定売りなどで上値が抑えられる展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、AUDは堅調に推移しましたが、
他のクロス円の多くは調整により軟調となりました。
注目のISM非製造業などの米指標も市場予想を下回り、
ドルが売られました。
その後、下値にはしっかり感があるものの、
もみ合いとなり、イベントを意識してか
様子見ムードも感じられる展開となりました。

今日5日(木)は、明日のグッドフライデーを控えて、
ゴトウ日で実質の週末となります。
夕方5時半に注目の英鉱工業生産が発表されます。
続く、夜の7時には独鉱工業生産が発表されます。
そして、夜の8時には英BOE政策金利発表の発表があります。
英政策金利では据え置き論がやや優勢なものの、
一部では利上げ期待も根強く、
結果がどちらにしてもポンドのレートが
大きく動く可能性が濃厚のようです。
注目いたしましょう。
夜の9時半には、米新規失業保険申請件数の発表も
予定されています。

さて、明日の巨大指標の米雇用統計を控えて、
動きづらい相場となりそうです。
また、明日からのグッドフライデー、土日、
イースターマンデーと休場続きにも意識が必要となりそうです。
夜中12時のロンドンフィキシングや
その後の欧州市場クローズの時間帯の動きも
注視したいものです。

今日はエンロンの箱のお話です。

エンロンとは、2002年7月のワールドコム破綻まで
米史上最大の企業破綻といわれた
あのエンロンのことです。

エンロンは、1985年にインターノース社と
ヒューストン・ナチュラルガス社が合併して誕生しました。
後年、エネルギー供給の本業よりは、
経済学を学んだスタッフを多く抱え、
金融工学を駆使して、
電力をあたかも株や債権のように取り扱い
次々と金融商品をつくり出し、
デリバティブが社業の中心となっていったようです。
粉飾会計が発端となって
2001年12月に破綻して世の中から忽然と消えました。

そのエンロンが存在当時に
そのホームページに記載されていたという
通称「エンロンの箱」と呼ばれている設問がありました。
(便宜的に円に置き換えます)

「中の見えない箱が3つある。
 その1つに1億円。残り2つは空。
 そして、あなたがその内のどれかの箱を任意に選ぶ。
 もちろんその中に1億円が入っているかどうかは解らない」

「さて、残りの箱は2つになる。
 その残りの箱の中から、1つの空の箱が取り除かれた。
 残りの箱も1つとなった。
 この残りの箱に1億円が入っているかもしれないし、
 最初にあなたが選択した箱に1億円がすでに入っていて、
 この残りの箱も空箱である可能性もある。」

「そこで質問。
 あなたは、中身のわからない先ほどあなたが選択した箱と、
 この残りの箱とをお金を払って換えることができる。
 換えるか換えないか。換えるならいくらまで払ってよいか」

どっちも可能性は半々、あえてお金を払ってまで、
箱を換える価値はないのでは。
ほとんどの人はこのように答えるそうです。

でも回答はこのようなものでした。

最初にあなたが選んだ箱に1億円が入っている確率は、
1/3。逆に言うとはずれる確率は2/3です。

当たる確率はどの箱も1/3。

あなたの持っている箱は1つ。
残りは2つ。(あなたの2倍の当たる確率)

今ここで残りの2つの箱から「空の箱」が
取り除かれました。
残りの1つの箱は、あなたの持っている1つの箱よりも
2倍当たる確率が高くなるのですね。

なんかややっしくて
頭が変になりそうですが、
期待値が2倍違ってくるわけです。

それで、あなたの持っている箱と
残りの1箱を換えるということは、
1/3億円払って、2/3億円受け取ることになるので、

(2/3-1/3)×1/2で、1,666万円と少しまでなら、
お金を払ってでも交換する価値があることになるそうです。

なんか、感覚的には解せませんが、
確率は面白いものですね。
投資にもここのような確率や期待値の考え方は大切なようです。

まぁ、こんなことばかり考えているから、
エンロンが世を騒がせることとなったのかも
しれませんが…。(笑)


FX マコービッツの投資理論のお話

昨日3日(火)の東京市場は、
朝方発表された豪貿易収支が良い数字で
AUDが利食いをこなしながら上げました。
その他ドル円などは、
午前中はもみ合いの展開となりましたが、
午後に入ってしだいにキャリートレードの動きが
活発化してきて、
ほぼ全面的な円売り外貨買いの展開となりました。

ロンドン市場に入ると、その動きはさらに強まって、
ドル円が先月初頭以来の118円後半まで値を上げました。
利上げ観測の思惑も手伝ってかポンドやAUDが
上昇して、これにつられるように
ユーロ円などクロス円が全般的に上げました。
その後、利益確定の売りに押される場面もありましたが、
総じて堅調でした。

ニューヨーク市場に入っても円安傾向は継続しました。
米株が大きく上昇したことなどで、
市場にはキャリートレードへしだいに安心感が生じたようで、
利食いでの押しをこなしながら堅調に推移しました。

今日4日(水)は、早朝のオセアニア市場から
いくぶん軟調となってきて、そこへ
注目の豪政策金利が市場の思惑に反して
据え置きであったことから、
AUDが大きく売られました。
キャリートレードに水を差されることになったか、
これにつられるように対円での他の通貨も、
底堅いながらもいったん下げに転じました。

今日これからは、夕方6時の欧小売売上高と、
続く夜7時の独製造業受注があります。
また、夜の9時15分には米ADP雇用統計があります。
こちらには注目です。
そして、夜の11時には米ISM非製造業景況指数と
米製造業受注の発表があります。
市場の関心の高い経済指標です。
市場のコンセンサスでは、良い数字を予想しているようです。
いかがなりますか注目です。

さて、今月13日にワシントンで
G7(財務相中央銀行総裁会議)が開催されることとなりました。
もう来週のことですのでこの大きなイベントも
意識していかなくてはならないようです。

さて今日は、マコービッツの投資理論のお話です。

昨日は満月でしたね。
満月のドル買い…
どうもアノマリーは存在するようです。^^

怒られそうなのでオカルトのお話はさておき、
正統な投資理論のお話です。

マコービッツ博士。
どことなく香辛料の食品メーカーの名前に似ていますが(笑)
投資理論の始祖と呼ばれている著名な経済学者です。

ファンダメンタルズ分析をして最も優れたものに投資をする、
というグレアム・ドット理論が全盛期の頃、
25歳の時の彼は異を唱えました。

「ポートフォリオ・セレクション」という論文です。

当時、支配的であったグレアムとドットが提唱していたのは、
「ファンダメンタルズで最も優れたものを選ぶ」
というものでした。

つまり、「劣」を捨てて「優」を取るということです。

誤解を恐れず書きますと、
「ファンダメンタル的に劣っているものに投資するような
 バカなことはしない」というものでした。

これに対して、マコービッツは、
劣にも成長の可能性があり、
現在ファンダメンタルズ的に劣っているものも
投資対象になり得ると考え、その効果を考察しました。
そこで劣ったものを投資対象とする際のリスクを
単独でなく組み合わせで捉えることはできないかと考えました。

「分散投資」の考え方の誕生です。
組み合わせでリスクを軽減しようという考えです。

個別では不規則でもグループ化したときに、
ある方向性、つまり「共分散」が生じることに気づいたのです。

そのグループ群の中でより良い投資対象となる
グループを見つければよいことになるわけですが、

ところが大きな壁がありました。
そのグループの数がとてつもなく多数あるのです。
コンピューターのまだ発達していない時代、
そのグループを一つ一つ調べて共分散を数値化していく作業は、
途方にくれるほどたいへんなことでした…。

そのような苦闘の日々に、
マコービッツのもとにシャープという名のUCLAの学生が
弟子入りしました。後に有名なシャープ博士です。

(長くなりますので話はハショリますが)

あるとき弟子のシャープが
「すべての組み合わせを調べるのではなく、
 ベンチマークという基準値(平均値)と
 個々の関係における共分散という考え方はどうでしょう。」
という、後に有名となる提案をしました。

インデックス(基準値)という考え方の誕生です。

まだ私は不勉強で発見できていませんが、
通貨の場合、単独ではなく必ずペアでの相対値(レート)とは
なりますが、株価のインデックスのように、
ある程度主要な通貨の平均的インデックス(基準値)
みたいなものがないだろうかと思案しています。

もしもこれができると、
新たな投資法誕生の可能性もありそうです。

FX ビスタのお話

週はじめの昨日2日(月)の東京市場は、
窓空きでのスタートとなりましたが、
朝注目の日銀短観が
大企業全産業設備投資が良い数字であったものの
大企業製造業業況判断は少し悪い数字で、
市場は円安に反応して始まりました。
そして、午前10時半に発表された豪小売売上高と
豪住宅建設許可件数が市場予想を大きく上回る数字で
対ドルでは1996年来となる0.81台前半となるなど、
AUDが急上昇しました。

ロンドン市場に入ると、
ドルは頭の重い状況が続きましたが、
キャーリートレードの動きも活発となり、
クロス円の買いが進みました。
特にポンドでは、先週末に「影のMPC」が
8対1で利上げを決議したとの報道も影響してか
買いが目立ちました。

ニューヨーク市場に入ると、
注目のISM製造業指数が市場の予想を下回りましたが、
雇用部門の50を割り込む数字であっても
ドル安がある程度織り込まれていたためか、
加えてサブプライム渦中の会社の破産申請の報道にも
下げの動意とはならずもみ合いとなりました。
その後、米財務省が今月13日にワシントンで
G7(財務相中央銀行総裁会議)を開催するとの
決定を報道すると、カナダ財務相による
「G7では円について討議がされるだろう」との
コメントも手伝って、G7を意識してか、
底堅くもドルとクロス円ともに頭の重い展開となりました。

今日3日(火)は、午前10時半の豪貿易収支は、
市場コンセンサスよりも良い数字でしたが動意薄でした。
その他、今日の経済指標は小粒ですが、
夕方6時に欧生産者物価指数の発表があります。
そして夜の11時に米中古住宅販売保留指数の発表があります。

インド株価の下落があっても影響は限定的で
株価もしだいに堅調さを取り戻しつつあり、
キャリートレードも活発となってきているようですが、
週末のグッドフライデー休暇で
流動性低下の中での米雇用統計、
そして、来週はじめのイースター休暇、
13日からのワシントンでのG7と、
休場や大きなイベントを控えていて、
木曜日の英MPCの期待感もあるものの、
場合によっては大きく変動する要素もあり、
いくぶん仕込みづらい環境ともなってきているようで、
慎重にトレードしていきたいものです。

さて、今日はビスタのお話です。

最近、ビスタという言葉が注目を集めているようです。

ウインドウズの新しいOSもVISTAと命名されましたね。

「VISTA」とは、追憶という意味もあるようですが、
普通、「見通し」とか(未来への)「展望」「予想」
という意味で使われるようです。

少し以前までは有力新興国として
ブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国が
「BRICs(ブリックス)」などと呼ばれ、
注目を集めていました。

これは今でも続いているようですが、
最近は、ベトナム(Vietnam)、インドネシア(Indonesia)、
南アフリカ(South Africa)、トルコ(Turkey)、
アルゼンチン(Argentina)などが「VISTA」と呼ばれ、
有力新興国としての投資対象として人気のようです。

たまたまそのような名称となったのかは分かりませんが、
上手なネーミングをするものですね。

「未来への展望」
意味としてもとても良い名前です。

経済破綻した国やデフォルトの履歴のある国もありますが、
現在は復興して経済活動が活発となってきています。

高金利通貨のトルコリラの国トルコも
ヨーロッパとアジアの架け橋に位置していて、
現在、その国土の約97%がアジア圏にありますが、
EUに加盟申請をしているとかで、注目されます。
かつてのオスマントルコ帝国の血筋を引く国ですから、
もっと世界を舞台に活躍してほしいものです。

トルコリラの政策金利は17.5%と世界最高水準のようです。
為替変動リスクも大きく、
他の通貨ペアとの相関も低いので
ポートフォリオも組みづらい印象ですが、
なんと言ってもスワップポイントが高く、
1万通貨単位あたり対円でも1日に400円近く、
ポンドとの組み合わせではなんと1日に800円以上!もあり、
とても魅力的です。

将来への展望(VISTA)にかけて
投資してみましょうか。。

FX キングドンの2つのルールのお話

4月となりました。
新たな年度がはじまります。

先週30日(金)の東京市場は、
仲値の前までは下げていましたが仲値直前には急に上昇して、
そして仲値を過ぎると下げが強まるなど、
ドル円、クロス円ともに年度末での仲値をはさんでの
アップダウンの激しい展開となりました。
その後、いくぶん堅調に推移しました。

ロンドン市場に入ると、
ドルやカナダがさらに堅調になりましたが、
ポンドはやや軟調でクロス円はレンジの動きとなりました。
ニューヨーク市場に入ると、
米PCEコアはほぼ市場の予想とおりでしたが、
シカゴ購買部協会景気指数や建設支出が
市場予想以上の良い数字で、ドルが買われ、
一時ドル円は118円台半ばに迫りました。
ところが、米商務省による中国への製紙製品に関する
相殺関税発動の報道と、イラン中銀総裁が
「ドル建てでの原油売却を完全に停止する計画」との報道や、
おまけにバーレーンの米国人に対して退避勧告が出たとの
「噂」まで出て、貿易摩擦や地政学的リスクの懸念から
ドルは一気に下げました。
これにつられるように欧州通貨やオセアニア通貨も下げました。

その後、ホワイトハウスから
バーレーン退避勧告を否定する報道や、
米長期金利が上昇したことなどで
値を戻す動きとなる激しい相場となりました。

今日2日(月)は窓空きでのスタートとなりましたが、
朝注目の日銀短観が大企業全産業設備投資が
良い数字であったものの大企業製造業業況判断は
少し悪い数字で、市場は円安に反応して始まりました。
そして、午前10時半に発表された豪小売売上高と
豪住宅建設許可件数が市場予想を大きく上回る数字で
AUDが急上昇しました。

この後、今日の主な経済指標は、
夜11時の米ISM製造業景況指数です。
製造業の購買担当役員へのアンケート結果ですが、
発表時期が早いため市場の関心は高いですので注目です。
要人発言では、夜中の1時半にセントルイス連銀総裁による
インフレについての講演が予定されているようです。

円キャリートレードの足取りもしだいに
しっかりしてきているようですが、
地政学的リスクもくすぶっていて、
株価も軟調で上値が重い状況です。
イラン情勢などにも注目が必要なようです。
原油価格なども大幅に上昇していて懸念材料もあります。
株価の動向にも注意を払いながら
しっかりとトレードしていきたいものです。

さて今日は、キングドンの2つのルールのお話です。

カーネギーホールタワーの50階にオフィスがある
キングドン・キャピタル・マネジメント社のオーナー
マーク・キングドンは、
「ロング・ショート」の投資手法で有名ですが、

彼にはとても大切にしている「2つのルール」がありました。

(それにしても強そうな名前ですね。
キングのドンなのですから…)笑

冗談はさておき、

その2つのルールとは?

キングドンの第1のルール
「損失を少なく抑えること」

キングドン第2のルール
「ルール1を守ること」

笑い声が聞こえてきそうですが、

インベストメント・スーパースターという
Pan Rolling社の本の中では、

世界の優れたファンドマネージャーが共通して
「いつも真っ先に考えていること」について
このような記述があります。

「下落リスクをコントロールすること」

そのために彼らは、

「レバレッジは驚くほど小さい」

のだそうです。

リスク管理を常に心がけているわけですね。

勇気と暴挙が違うように
慎重と臆病もまったく違うもののようです。

さらに彼らは、
1つのファンドでポートフォリオを50〜250ほど持って
分散投資を心がけてるとあります。

私たち個人投資家は、ここまで多くの緻密な分散投資は
なかなか難しいものですが、
いくつかの通貨ペアに分けてトレードして、
損失防御のためのプロテクティブ・ストップ・ロスを
しっかりと設定してトレードしていきたいものです。

そして、100%トレードに勝つことができない以上
(柔道の受身のように)

負けるときにいかに負けを小さく確定していくのかが、
トレードに総合的に勝つためには必要なことで、
「小さく負けるということは勝つために必要な技術」
であるということをキングドンに習って
身につけていきたいものです。

FX ヘンリーの投資哲学のお話

今日は、ゴトウ日で週末。
そして年度末3月の最終日でもありますね。

昨日29日(木)の東京市場は前日までの円高の調整で
朝方に円安に少し振れた後、
期末要因からかいったん外貨売り円買いの動きとなって、
その後、早朝に発表された日指標が弱かったことなどもあって
しだいに強い円安となっていきました。

背景には前日のバーナンキFRB議長議会証言で
米経済の不透明感の懸念とともに
FOMCでのインフレ中立発表を訂正して、
以前のようにインフレ懸念を継続する内容の発言も
あったことが指摘されていますが、
前日までの円高要因に、時価評価方式ではない
簿価会計の企業などのレパトリエーションの影響があって、
その反動もあったものと思われます。

その期末レパトリエーションの反動と
円キャリートレードの再開を思わせる全面的な円安の流れは
ロンドン市場に入ってもさらに加速しました。
ニューヨーク市場に入ると、
注目の米GDP確報値が市場予想を上回るかなり強い数字で
ドルが買われ118円台となりました。
クロス円もさらに上昇を続け、全面的な円安となりました。
結果、前日の円高を打ち消すように、
前日を含めて大きなアップダウンの行って来いとなって、
大きな振幅の相場となりました。

今日30日(金)は冒頭のとおりゴトウ日で週末。
そして年度末3月の最終日です。
いわゆるビッグデーで大きな振幅の可能性がありそうです。
経済指標の発表も多く、
朝のNZ第4四半期GDPと日指標にはじまって、
主なものでは、夕方6時の欧消費者物価指数と失業率。
そして夜の9時半には加GDPと米PCEデフレータや
米個人支出の発表があります。
市場の注目度が高い指標ですので注目です。
そして、夜の10時45分には
米シカゴ購買部協会景況指数の発表が、
続く夜の11時には米建設支出や
米ミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。
こちらにも注目しておいたほうがよさそうです。
夜中の1時半には、また米バーナンキFRB議長の講演も
予定されているようです。

さて、期末要因とキャリー攻勢が真っ向からぶつかる今日は、
大き目のボラティリティとなる可能性がありますので、
メリハリのある相場となる可能性があります。
過度に楽観することなく、
いつもに増して慎重なトレードをしていきたいものです。
アノマリーでは「変化を起こす重要日」となっています。

さて今日は、ヘンリーの投資哲学のお話です。

ヘンリーとは、
マリーンズを購入したことでも有名な
JWHのオーナーで著名な商品先物トレーダーの
ジョン・W・ヘンリーのことです。

その彼の投資哲学を一言で要約しますと、
「未来は誰も予測することなどできない。」
ということになります。

そして彼はこう述べます。

「投資決定に必要となる重要な情報は、
 マーケットのファンダメンタルズではなく、
 市場価格そのものであって、
 マーケットは人々の期待であり、
 その期待が価格のトレンドに現れる。
 不確かな世界ではトレンドを認識して、
 『 追従 』することが唯一妥当な投資の
 アプローチといえるのではないでしょうか?」

長期トレードのトレンドフォロワーであった
彼らしいすばらしい言葉ですが、
忙しいデイトレードをする私のような者にとっては、
とても違和感を感じてしまいます。

経済指標の発表でレートが大きく動くことを
事実として、目(ま)の当たりにしてしまうことや、
ほとんどの旧来の正統といわれる投資法が
相場の流れへの『 追従 』ではあっても、
ときに相場は反転することもあり、
機敏な逆張りをしなくてはならないこともあるからです。

確かに未来は誰にもわからないことですが、
落下物の運動の軌跡のように、
レートには勢いの慣性のような傾向もありますし、
また、レートのレジスタンスの壁もあるようで、
ときに『 追従 』を超えて『 予測 』もしていかないと
なかなかデイトレードで勝ち続けることはできません。

そして、未来は確かに誰にもわからないとはいえ、
ボラティリティの確率的範囲のなかに
尖度の高い偏差ではあっても
レートはその中に存在することが
圧倒的に多いのもボリンジャーがいうように
事実のようです。

また、ボラティリティーの偏差の壁の
あたりにレートが至った時は、
勢いが強いとその壁を押し広げますが、
かなりの確率でその壁にはね返されて、
レートが押し戻ることもあります。

長期トレンドフォロワーであれば、
これらのような小事は「ノイズ」ということに
なるのだと思いますが、

言ってみますと、
デイトレードはこの「ノイズ」をトレードする
ことでもあるので、
違和感を感じてしまうのですね。

まぁ、トレードのスタンスの違い
ということかもしれません。


巨匠にたてつく身の程知らずの田舎トレーダーの
たわごとでした。(苦笑)

ジョン・ヘンリーのように長期投資ができるように
もっと勉強に励みたいと思います。

参考: Pan Rolling社
    インベストメント スーパースター

FX わかっちゃいるけどのお話

昨日28日(水)の東京市場は、
仲値のあたりまでは方向感のない動きでしたが、
その後、一気に全面的円高の展開となりました。
日株が軟調に推移したことや、
この日の受け渡し日が2日後の年度末30日(金)にあたることから、
時価評価方式ではない簿価会計の企業などの
海外資金の自国への送金のためのレパトリエーションの
動きも影響した模様です。

ロンドン市場ではもみ合いとなり、
欧州通貨買いもみられましたが、
ニューヨーク市場に入ると、
米耐久財受注などの悪い内容にドルが売られ、
他の通貨も対円で軒並み軟調となりました。
一服後、注目のバーナンキFRB議長の議会証言で
「米景気先行きに不透明さ増す」との発言があり、
ドルは一気に116円半ばを割り込みました。
この動きにつられるように
欧州通貨、オセアニア通貨も軟調となりました。
その後、議会質疑で先日のFOMCでのインフレ中立見解から、
インフレを懸念する見解の変更の発言などがあり、
いくぶん反発も見せましたが、
総じて大きく下げた1日となりました。

今日29日(木)は夕方4時55分に、
独失業率などの発表があります。
続く夕方5時半には、英消費者信用残高などの
英指標が発表されます。
こちらには注目しておいたほうがよさそうです。
そして、夜の9時半には、米GDPデフレータ確報値や
個人消費や新規失業保険申請件数の発表があります。
注目いたしましょう。
要人発言としましては、昨日に続き
夜の9時から欧トリシェ:ECB総裁の講演が予定されています。
また夜の11時には、米のコーンFRB副議長の議会証言も
予定されています。そして、深夜の1時には、
米のスターンミネアポリス連銀総裁の講演もあるようです。

今日の日市場は、今朝方発表された日小売売上高が弱い数字で
前回発表も下方修正されたために円安ではじまりましたが、
すぐに下げたり、また上げたりと忙しい展開となっています。
株価の動向にも左右されがちで
また、地政学的なリスクや期末要因も残っていて、
今日も比較的大きな値動きとなる可能性がありそうです。

さて、コメディアンの巨匠、
植木等さんが80歳で亡くなりましたね。

名の「等」は、僧侶でもあった父が
「人間平等」から名づけたといいます。
植木等さんは学生の頃、
終戦を私の住む北海道で迎えたそうです。
伊達というところに農作業の手伝いに動員されて
住んでいたとあります。

芸能界へのデビューのきっかけは、
登別温泉に歌手のディック・ミネさんのショーを見に行って、
ミネさんから「東京に来いよ。」と声をかけられた
ことなのだそうです。
どこに運命の出会いがあるかわからないものです。

その後、クレイジー・キャッツの人生の仲間たちと
出会うことになりますが、
高度経済成長のときの花形コメディアンとなって、
大きな足跡を残しました。

スイスイスーダララッタ、スラスラスイスイスーイ♪
ヒットした「スーダラ節」ですが、

「わかっちゃいるけど、やめられない。」
の歌詞には今でも苦笑してしまいます。

オディーンが発見したと言われる
ディスポジションに陥る投資家と同じなのですね。

「利益を受けれる場合は、リスクを避けて利食いが早く、
 損失を蒙る場合は、リスクを選択して損切りができない。」

こういうものなのですね。
これがダメなことは頭では解っていても
なかなかこの傾向から離れられないものです。

まさに、「わかっちゃいるけど、やめられない」わけです。

そうそう。
もうひとつありましたね。

やめられないことが…。

一度、トレードを経験すると麻薬のように
もう二度とトレードから離れられなくなるようです。(苦笑)

ならば、優れた投資法を身につけて
トレードに勝っていかないとならないわけですね。

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