FX 100年前の投資法のお話

北海道では一雨ごとに秋が深まってきています。

昨日10日(水)は、前日NY後半のドル安と円安の流れを継いで
オセアニア市場がはじまりましたが、
目だった調整もなく、東京時間に入っても
様子見的な展開が続き、クロス円で買いが見られたものの
限定された値動きにとどまりました。

ロンドン市場に入ると早出勢によって、
前日のNY時間でのキング英中銀総裁による
「インフレターゲット内に維持させるためには
向こう1年にかけ経済成長が減速することが必要」
との早期利下げ観測を後退させる発言を蒸し返し材料として
欧州通貨を中心に買いの仕掛けが入り、
ポンドドルやユーロドルが上昇して、
これにつれるように欧州通貨を中心として
クロス円も堅調な動きとなりました。
ポンドドルが2.04台後半まで、
ユーロドルが1.41台半ばあたりまで上昇して、
ポンド円が8月10日以来となる240円台、
ユーロ円も166円前半まで上昇しました。
ドル円もクロス円の上昇とドル安にはさまれながらも
117円半ばあたりまで上昇しました。

ニューヨーク時間に入るとこちらも早出勢によって、
ポンドの売りと円買いが仕掛けられて
ポンド円が239円台前半まで反落して、
ポンドドルやユーロドルも調整となりました。
また、米株が軟調になったことも手伝って、
クロス円が全般的に軟調に転じて、
ドル円も一時117円を割り込むなど調整相場となりました。
その後、オセアニア通貨などで盛り返しを見せるものの
全般的に軟調傾向が続く展開となりました。
その中でもポンドの下落が目立ちました。

今日11日(木)は、朝に日指標が発表されて、
貿易収支と経常収支はほぼ市場予想とおりで
先行指標となる機械受注が悪い結果となりましたが、
市場の反応は限定的にとどまりました。

午前10時半に発表された豪指標は、
失業率が低い水準であるものの、新規雇用者数が芳しくなく、
オージーが売られる展開となりました。

昼過ぎに日政策金利、
午後3時に日銀月例経済報告、
同時刻に独卸売物価指数、
午後3時半から福井日銀総裁定例記者会見、
午後5時に欧ECB月報、
午後6時に欧GDP(確報値)、
夜の9時半に注目の米貿易収支と米新規失業保険申請件数、
同時刻に加国際商品貿易と加新築住宅価格指数、
などが発表されます。

日政策金利は据え置きと思われますが、
福井日銀総裁の会見には
一応注目しておいたほうが良さそうです。
また、欧米の指標にも注目です。

アップダウン忙しい調整相場となっているようですが、
株価が軟調傾向にあることもあり、
短期的にやや下方リスクもありそうですが、
ロンドンやニューヨークでの市場替りの初動が注目されます。
押し目は拾いたい感じですが、
今日も機敏なトレードが要求されそうな相場となりそうです。

さて今日は、100年前の投資法のお話です。

近年はクウォンツに代表される
金融工学の理論をもとに
コンピュータ解析などを駆使した
ハイテク技術の投資法も盛んですが、

ダウ理論のように100年の歳月を経ても威光を放つ
時代を超越して、今なお有効なすばらしい投資法など、

歴史に埋没して忘れ去られていても、
現代でもその基本指針が有効な投資法があります。

売買を完全にコンピュータにゆだねる投資もある中、
いまだコンピュータ分析を重要な参考としながらも、
最終決断は人が行う投資法もなお多く、
「マーケットは人が動かしている」ことが、
100年前と基本的に変わらないためなのかもしれません。

もう100年以上も前、

1878年から1880年にニューヨークの綿花取引所の
所長を務めていたディクソン・G・ワッツの書いた
「スペキュレーション・アズ・ファインアート」
という名の著作の中に、
心理と規律とリスクマネジメントについて
このような記述が見られます。

1. トレードし過ぎないこと。
  資力を超えた利益を得ようとすると災いを招く。

2. トレード量を2倍にしないこと。
  一気にポジションを途転(ドテン)しないこと。

3. 迅速に動くか、まったく動かないこと。
  危険の兆候が見られたら、すぐに逃げること。
  ただし、逃げ遅れたら、そのまま踏みとどまるか
  一部を手仕舞うこと。

4. 疑わしいときは枚数を限定すること。
  安心して眠れるま枚数まで売却すること。

とあります。

まぁ、多少は古めかしく
現代の感覚と少し違うところはありそうですが、
今なおその実戦的で基本的な考え方は
それほど色あせてはいないように思われます。

ノスタルジックながら温故知新も感じますね。^^


参考: パンローリング社 
   アレキサンダーエルダー著「投資苑3」


FX 着眼大局着手小局のお話

北海道では紅葉も見られるようになって、
秋が深まってきています。

昨日9日(火)はオセアニア時間では
クロス円が一時強含む場面もありましたが、
午前7時頃からオセアニア通貨を除く
クロス円とドル円が軟調となりました。
その後、東京時間に入ると利益確定売りなどで
オセアニア通貨も対円で値を下げはじめ、
輸出勢の実需売りも入ったようで
ドル円が117円あたりまで値を落し
全般的に軟調な展開となりました。
ユーロドルの頭も重く
1.40近くまで値を下げました。

ロンドン市場に入ると
早出勢によって一時買戻しの動きとなって、
ドル円が117円半ば近くまで、ユーロ円が164円後半まで、
ポンド円も一時238円後半まで値を戻しました。
その動きが収まると、発表された貿易赤字が
市場予想よりも小幅な赤字程度であったにもかかわらず、
大口の売りが入ったことをきっかけにポンドが下落して、
ポンド円が237円半ばに迫るあたりまで、
ポンドドルも2.026に迫るあたりまで急落しました。
これにつれてユーロ円なども軟調に転じることとなりました。
また、欧州議会証言でトリシェECB総裁によって
「中期的な物価安定リスクは引き続き上向き」
「G7で為替問題を協議する」
「日本の経済状況は市場のリスク評価に織り込まれるべき」
などの発言がありましたが、予想の範囲の発言内容に
為替への影響は限定的であったようです。

ニューヨーク時間にはいると、
休み明けのファンド筋からドル売りが仕掛けられ
ユーロドルが1.41に迫るあたりまで一気に買い進めらました。
また、ダーリング英財務相が英国の成長見通しを
引き下げましたが、これはすでに織り込み済みで
ポンドも上昇して、オセアニア通貨も
対ドルで堅調な展開となりました。
発表されたカナダ住宅着工件数は27.82万件と
市場予想を上回り、カナダも堅調な展開を見せました。
一方、軟調だったドル円やクロス円も
午後11時頃からは堅調な展開となり、
後半はドル安と円安という構図となりました。
注目のFOMC議事録では、やや弱い内容であったものの
ほぼ予想の範囲で、瞬間的なドル買いの動きも見られましたが、
すぐにドル売り反応に転じて、
ニューヨーク後半の動きが継続することとなりました。

ゴトウ日の今日10日(水)は、
朝9時半に豪Westpac消費者信頼感指が発表されて
−0.3%と前回を大きく下回りましたが、
直後の反応は限定的にとどまりました。

午後3時に日工作機械受注(速報値)
夜の11時に米卸売在庫
夜の11時半に英景気動向調査(先行指数)
などが予定されています。
今日の経済指標は比較的小粒です。

要人発言としましては、
複数の欧中銀総裁の講演や米連銀総裁の講演のほか、
夜の10時にグリーンスパン前FRB議長の講演などが
予定されています。

FOMC議事録が発表されて、やや弱い内容に
ドルが軟調で株価が堅調という構図となっていますが、
G7が来週の19日開催と日程が正式に決まったことなどで、
要人発言と調整の動きには気をつけていきたいものです。
また、今日の午後3時頃からのロンドン初動にも注目されます。
流れに乗りながらも、機敏なトレードが必要なようです。

さて今日は、着眼大局着手小局のお話です。

落語に出てくる八っさんは、無類の将棋好きですが、
大家のご隠居は囲碁をたしなみます。

私も将棋好きですが、将棋はどこか下品なイメージがあって、
囲碁はどこか上品な感じがするようです。

その囲碁には「傍目八目(おかめはちもく)」という
ことが言われることがあって、
対局当事者よりも、周りで見ている人のほうが
「手」がよく見えることがあるそうです。

これは対局当事者が、なんとか良い手を見つけようとして
分析的な思考をするのに対して、
周りで見ている人は、対局者ほど手は読んでいなくても、
大局的にざっくりと大筋を概観することが
できるせいかもしれません。

さて昨日、お世話になっている方から一通のメールを
いただきまして、そこに面白いことが書かれていました。

スキーのジャンプ競技が好きで、
よくジャンプ競技を見られるそうなのですが、
何度もジャンプとその採点を見ていて、
自然と自分でも採点するようになって、

なんとしまいには、
飛距離と飛型点など採点のポイントの詳細は知り得なくても、
9割ぐらいの確率で5人の審判員の中心3人と
同じ採点ができるようになって、
外れた残りも、採用されなかった上下2人の審判員の得点と
同じということが多く、結果として100%近く
5人の審判員の採点の範囲内の採点が出来るようになった、
と書かれていました。

個々の採点の要領はわからなくても、
全体観で自然と結果だけがわかるようになってしまった
というわけです。

科学の世界でも、
スティーブン・ウルフラムらが指摘するように
ニュートン以来、

「自然界の物事は、できる限り細かい部分に
 分解して調べれば、理解することができる」

という還元主義的思想が支配していることに対して、
警鐘が鳴らされました。

数多くの構成要素が複雑に相互作用する場合、
全体としての性質や特徴が、
個々の構成要素やその集合と異なることがあって、
また、構成要素の相互作用が全体に影響を与えることもあるので、
個々の構成要素を調べただけでは、
全体を理解することができなく、
全体認識が大切であるというものです。

囲碁や将棋でいいますと、部分的最善手は、
必ずしも大局的な最善となるとは限らない、
というわけで、個も全体も大切で
全体あっての部分というわけですね。

「着眼大局、着手小局」という
将棋名人の言葉もあるようですが、

投資でも局所の分析だけでは、
全体観の認識を失ってしまうことがあります。

局所的なテクニカル分析とともに
メジャートレンドの認識や
大きな時間軸でのレートの確率範囲での位置など、
ざっくりと大雑把な大局感もとても大切なようです。

FX フェボナッチのお話

G7を控えてユーロなどを中心に調整相場となっていますね。
要人発言が注目されます。

昨日8日(月)は、日米加が祝日でお休みの中、
オセアニア通貨などで窓を空けてのスタートとなって、
いつもは早めに埋まることの多い窓空きも
東京時間では埋まりませんでした。
朝に発表された豪AiG建設業指数は
55.2と拡大と減少の分岐点50.0を3ヶ月ぶりに上回ったことで、
東京時間ではオージーが堅調な展開となりました。
ドル円も、もみ合いながら117円に乗せました。

ロンドン時間に入ると、来週のG7を警戒してか
早出勢によって初動からユーロ調整動きとなりました。
ポジション調整でドル買いの動意が起こり、
ユーロドルやポンドドル、
そしてオージーなどが軟調となりました。
注目の英指標は、好悪交錯する内容となりましたが、
インフレ傾向を示す内容と製造業生産高の前年比が
良かったことなどでポンドが買われて、
ポンド円が239円半ばあたりまで上昇して、
軟調傾向のポンドドルも一時2.04に迫るあたりまで
戻す展開となりました。
一方、オージーは軟調傾向となるなど、
クロス円はまちまちな展開となりました。
ドル円は117円半ばに迫るあたりまで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
コロンブスデーで閑散な取引の中、ドル買い傾向が続いて、
ユーロドルが1.4035あたりまで、
ポンドドルも一時2.0336あたりまで、
オージーも対ドルで0.8920あたりまで下落しました。
一方、ドル円も117円半ばあたりでやや軟調傾向となって、
クロス円も総じて軟調となりました。
その後、後半は反発の展開となって、また調整となるなど、
オセアニア通貨の戻りは強かったものの、
アップダウンしながらも全般軟調傾向の調整相場となりました。

日米加の連休明けとなる今日9日(火)は、
朝の8時過ぎに英NIESRのGDP予想が発表されましたが、
前回と同じ結果となって反応は限定的にとどまりました。

午前10時半に発表された豪NAB企業信頼感指数は、
前回値よりも悪い結果にオージーが軟調となっています。

午後3時に独貿易収支、
夕方5時半に英商品貿易収支、
夜の7時に独鉱工業生産、
夜の9時15分に加住宅着工件数、
深夜3時に米FOMC議事録、
などが発表されます。英独米の指標には注目です。

要人発言としましては、
夕方5時半にトリシェECB総裁の欧州議会経済金融委員会での
証言が予定されていて、大いに注目です。
深夜1時から複数の米連銀総裁講演も予定されています。

今日の深夜に9月18日に0.50%引き下げたときの
FOMC議事録が公表されますね。
今後の金利政策の動向を占う上でも注目です。

G7を前にして、ユーロなどを中心に
調整傾向の軟調な相場展開となってきているようです。
夕方のトリシェECB総裁の委員会証言も注目ですが、
ニューヨーク時間は連休明けですので、
早出勢の午後8時頃からの初動の動きに
大いに注目してみたいものです。

さて今日は、フェボナッチのお話です。

プラトン時代のエウドゥクソスが考え、
後にイタリアのレオナルド・ダ・ビンチが
名付けた「黄金比」というものがあります。

黄金比は、(1+√5)÷2で求められ、
この計算で求められる1.61803399は、
「1:1.618」という比率になります。

そして、時は移り13世紀に入って、
イタリアの数学者のフィボナッチという人が、
エジプトに行って持ち帰った加算数列、
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、…
の中において

(1)連続する2つの数の和はその上位の数となる
(2)どの数字もその下位の数に対して1.618倍の割合となる
(3)どの数字もその上位の数に対して0.618倍の割合となる

という、数列の中に黄金比の法則があることを発見しました。

そして、カタツムリの殻の渦の広がり方などに
黄金比が見られることも発見したのでした。

後にピラミッドも銀河の渦などにも
黄金比が見られることがわかり、
黄金比は「神の比」とまで呼ばれることとなりました。

1950年頃、ロンドンの投資グループによって
この「黄金比」が投資で使えないか
という研究が始まりました。

フィボナッチ・リトレースメントが
投資法として誕生したわけです。

相場の押しや戻りの目標値を推測する手法として、
ラリーウィリアムズをはじめ米欧では信奉者の多い手法です。

よく用いられる数値は、61.8%、50%、38.2%などです。
強いトレンドでは、最小の戻し38%前後、
弱いトレンドの場合は62%前後あたりまで押したり戻したり
することがあります。

計算の基点となる最高値と最低値は、
単純に前回の安値と高値を使うことも、
あるいは期間(たとえば前日の高値と安値)を
使うこともあります。
また、ダウ理論のレジスタンスラインや
サポートラインを最高値と最低値として使うこともあります。

基点となる最高値と最低値をどこにするかによっても
どの時間軸にするかによってもその結果は異なりますが、

日足や週足など各期間や各時間軸での
レジスタンスやサポートなどを
計算の基点とした複数のフェボナッチポイントが
ある程度集中するポイントが存在して、
それはフェボナッチの重合点と呼ばれることがありますが、
注目ポイントとなります。
欧米ではダウポイントやこのフェボナッチポイントの近くに
ストップを置く投資法が多いようです。

基点とする最高値と最低値を入力すると、
フェボナッチポイントを簡単に計算できる便利なサイトもあります。

少し長めの時間軸で有効度が増すようです。
また、特に米欧の市場ではフェボナッチ・リトレースメントを
使って投資行動をする筋がおおいためか、
このポイントでの仕掛けも多く見られます。

私もフェボナッチポイントは参考としますが、
私の投資法では確率境界を使った別の方法で
目標値の設定を行っています。

FXの秘密のお話

週明けの今日は、日米加がお休みですね。
今日のロンドン時間には注目です。

先週末の5日(金)は、オセアニア時間に
限定的な上下動があったものの、
東京時間では、米雇用統計の発表と三連休を控えて
様子見ムードとなりました。
ドル円は116.50前後での膠着状態となり、
他の主要通貨も小動きでした。
日景気一致指数(速報値)は30.0、
日先行指数(速報値)は83.3となりましたが、
限定的な反応にとどまりました。

ロンドン時間に入ると、
思惑売買かドル円や欧州通貨に上下動が見られましたが、
限定的な動きにとどまりました。
一方、オセアニア通貨は午後3時過ぎあたりから
堅調な動きとなりました。
午後8時に発表されたカナダ雇用統計が
市場予想を上回る強い結果となったことで、
カナダが全面高となって
ドルカナダは0.98台後半と31年来の水準に下落しました。
これをきっかけに主要通貨でもドル売り優勢となりましたが、
ユーロドルは1.41をはさんでの行って来いとなって、
ドル円も116.後半での小動きが続きました。

ニューヨーク時間に入ると注目の米雇用統計が発表されて、
非農業部門雇用者数変化は+11.0万人と市場予想を上回り、
失業率は4.7%と市場予想とおりでしたが、
雇用者数変化のほうで前回の−0.4万人が
+8.9万人と大幅に上方修正されたことを受けて、
一時ドルが買われて、
ドル円でも117.27まで上昇することとなりました。
また一方、指標発表後に1.4030あたりまで下げていた
ユーロドルにドイツ系やフランス系から
7.5億ユーロに迫る買いが入るなど、
中東筋や欧州系からの大口の実需買いで反騰したことで、
ドル円は一時116円半ば近くまで押されることとなりました。
また、米雇用統計の好結果で
NY株式市場が大幅に上昇したことで、
リスク回避の後退でのクロス円の上昇も顕著でした。
オージー円が一時105円台に乗せ、
ポンド円も239円に迫る上昇となりました。
また、ユーロやポンドドルはV字の激しい動きとなりました。
今回の米雇用統計では
発表後にも大きな動きとなる展開となりました。

週はじめの今日8日(月)は、
オセアニア通貨などで窓を空けてのスタートとなって、
いつもは埋まることの多い窓空きも
今のところ閉め切らず上昇の展開となっています。
朝に発表された豪AiG建設業指数は
55.2と2006年1月以来の高水準となって
オージーも堅調な展開となっています。
今日は日米加がお休みですが、やや閑散な取引の中、
値動きは活発となっているようです。

午後2時45分にスイス失業率、
夕方5時半に英生産者物価指数(コア)、英鉱工業生産、
英製造業生産高など複数の英指標、
夜の7時に独製造業受注、などが発表されます。
英指標には大いに注目です。

9日未明の午前4時10分頃から
英キングBOE総裁の講演も予定されています。

今日はコロンブスデーということで米市場はお休みで、
日市場も体育の日でお休みですが、
為替は活発な動きが見られています。
午後3時頃からのロンドン初動の動きと、
夕方5時半からの英指標での動きに注目しながら、
機敏ながらも流れに乗ってトレードしたいものです。

さて今日は、FXの秘密のお話です。

映画ハリーポッターの炎のゴブレットの中で、
ダンブルドアが

「いいか、ハリー。これは秘密じゃ…。
 秘密ということはみんなが知っとるということじゃ。」

と、言うシーンがあって思わず笑ってしまいましたが、
投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
その新刊「投資苑3」の中で、面白いことを書いていました。

「投資には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」(笑)

為替には、それを背後であやつる
影で動く超巨大資本の秘密組織もなければ、
絶対に勝つ秘密の投資法の聖杯も
存在しないというわけですね。

まぁ、多少の裏技はありますが、
それは裏技の域にとどまるもので、
決してホーリー・グレイルではありません。

もしも、そのような完璧な投資法があれば、
もうとっくに完全に世界の市場を支配しているわけで、
そのようなものはないのですね。

いやいや、それは違う。
「目立たぬように調整しながら行動しているだけで、
 投資の聖杯は実在しているのだ…。」

はて? 聖杯を求めさまようドリフターは
いろいろと夢想しますが、
さて、いったいどうなのでしょう。

かなり優秀なトレードソフトも実在するようですが、
中には魅惑のキャッチコピーで販売されていても
見事なまでに特定通貨や特定期間に依存して
カーブフィッティングされた(苦笑)
すばらしいバックテストの成績に仕立てられたソフトもあって、
億万長者を夢見てそれを購入して、
悲嘆にくれているトレーダーもいるようで、
夢や希望と現実にはかなり大きなダイバージェンス
(乖離)があるようですね。

もちろん、私のメソッドも
確率的に優位な方向を分析してトレードするだけで、
秘密の聖杯などではありません。

投資法にはパッシブ運用など
経済理論にかなったものがありますが、

アクティブな短期トレードでは、
相場は数理的に完全に解明することはできなく、
心理的な部分やヒューマンな部分も
重要な部分として入り込む余地があって、

シンプルでもあり、複雑でもあり、
数理的でもあり、心理的でもあり、ヒューマンでもあり、
それらがときに背反となることも、
それらがまた止揚され共存することもある
投資という不可解な神のパズルは
完全には永遠に解けそうもありません…。

勝ちやすい方向がわずかに
確率のカオスの中に見出せるのみのようです。

FX 第3のポジションのお話

今日は米雇用統計の発表ですね。

昨日4日(木)は、NY時間後半からオセアニア時間にかけて
クロス円を中心に前日のNY前半での動きを調整する
軟調な展開となりました。
東京時間に入ると午前11時頃までは
もみ合いながらも各通貨ともやや堅調な動きとなりました。
豪住宅建設許可件数が発表されて、
月集計と前年比が強弱交錯して
限定的ながらもオージー円が上昇しました。
昼前からテレグラフの「「BOEが利下げ?」との
憶測記事の影響や株価の軟調もあってか、
ポンドが先導する格好でクロス円や
ドルストレートが軟化しました。
ポンド円が236円半ばを割って、
ユーロドルが1.4080あたりまで下落しました。
一方、ドル円はもみ合いとなりました。

ロンドン市場に入ると、
米CITIによる買収の動きによる
英住宅大手ノーザンロック株が大幅高となったことで、
早出勢によってドル円やクロス円の買いが仕掛けられました。
ドル円が116円前半あたりまで、ユーロ円が164円後半まで、
ポンド円が237円半ばに迫るあたりまで上昇しました。
この動きにつられるように
ユーロドルも1.4120あたりまで上昇しました。
その後、ポンドドルが2.03あたりまで急落するなど、
イベント前の調整となった後、
発表された英欧の政策金利は、
市場コンセンサスとおりの据え置きとなって、
直後はユーロは限定的な動きとなりましたが、
ポンドは発表前に利下げ観測があったこともあって
発表後は上昇に転じました。

ニューヨーク市場に入ると、
トリシェECB総裁の記者会見が行われて、
成長リスクは下向きとしながらも、
物価見通しに上振れリスクがあるとして、
インフレ率が引き続き2%を大幅に上回る見通しを示し、
利上げスタンスが変わらないことを示唆しましたが、
「金融政策は緩和的」とのキーワードがなかったことから、
利上げサイクルは終焉との見方が出て、
ユーロ円が一時163円後半まで、
ユーロドルが一時1.4066まで一気に下げる
荒っぽい展開となりました。
一方、ドル円は堅調に推移しました。
午後11時過ぎになって
中東などから大口のユーロ買いがはいったことで
ユーロドルは1.4140あたりまで、
ユーロ円は164円後半まで上昇しました。
一方、ポンドドルは利下げの噂があった反動もあってか、
2.0420あたりまで上昇して、
ポンド円ももみ合いながらも上昇しました。
また、ドル円は一時116円後半まで堅調な上昇しましたが、
発表された米製造業受注指数が-3.3%と
市場予想を下回ることとなって、
いったん116円前半まで値を落とした後、
もみ合いとなっていきました。

週末でゴトウ日の今日5日(金)は、
午後2時に日景気先行指数(速報値)、
夜8時に加失業率、
夜の9時半に米雇用統計非農業部門雇用者数と
米失業率、
深夜4時に米消費者信用残高、などが発表されます。

要人発言としましては、夜10時過ぎに
FRB副議長による経済見通しに関する講演が予定されています。

さて、今日はいよいよメインイベントの米雇用統計の発表です。

前月9月の関連指標の雇用指数では、
NY連銀製造業景気指数(対前回で↑)、
リッチモンド連銀製造業指数(↓)、
シカゴ購買部協会指数(↓)、
ISM製造業景況指数(↑)、
ISM非製造業景況指数(↑)、
ADP雇用統計(↑)、
とまちまちでした。

前回の米雇用統計ではサプライズのマイナスとなりましたが、
前回値は政府雇用関連が遅れたことも
影響したとの観測もあって、
今回はやや良い数字を予測する筋が多いようです。
恒例となっている前回、前々回の修正も注目ですが、
仮に結果が多少悪くても
悪材料のいったん出尽くしとなるだろう、
という声も聞かれますが、
さて、いかがなりますか大いに注目です。
乱高下となる可能性もありそうです。

今日は米雇用統計中心の相場となりそうですが、
イベント前の市場初動での調整の動きとともに、
週明けの月曜日が日米加が祝日で休場となり、
今日が連休前となることから発表後の
いったん落ち着いた後の後半の動きにも注目したいものです。

さて今日は、第3のポジションのお話です。

長い間、たくさんのトレードをしてきた
経験の知恵だと思われますが、

米雇用統計などの巨大指標の前などには、
投機ポジションをいったん手仕舞って、
ポジションをスクエアにする投機家はけっこう多いようです。

それほど米雇用統計は
レートを大きく動かすことが多いのですが、
雇用統計のことを「偉大なる占い師」と呼ぶトレーダーもいて、
注目度が最も高い経済指標の1つですね。

米雇用統計では、失業率と非農業就業者数を中心として、
製造業就業者数や小売業就業者数や週労働時間、
そして平均時給など10数項目が発表されます。

「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、
就業者数が増えれば労働環境が良いこととなって、
景気も底堅いと判断されます。
また、労働需要が強ければ平均賃金も上昇する傾向があって、
賃金が増えれば、個人消費も活発となります。
個人消費が活発となれば、インフレ傾向となって、
やがては金利も上昇するという構図で、
実際の経済状態を計る物差しとなるわけです。

このように市場注目度が高く、
レートを大きく動かすことから、
局所的にリスクがとても高くなるために、
巨大指標の発表前にスクエアにするトレーダーが
多いわけですね。

ポジションには、
ロングポジション、ショートポジションだけではなく、
ポジションを持たないスクエアも
トレーダーにおける「第3のポジションだ」という人もいて、
上げ下げにまったく影響されない
安全なポジション(?)を作っておいて、
この無敵のポジション(笑)にしている間にじっくりと策を練り、
動向を瞬間でもしっかり見た後に
「あと出しジャンケン」をしようというわけですが、
経験はいろいろな知恵を生むようです。

長期投資や長いタームのポジショントレードは別として、
短期のトレードでのべつ幕なしポジションを持っている人は
「必ずいつかは負け越してしまう」などと
外国の某有名トレーダーも述べていますので、
トレードを休むスクエアという名の
第3のポジションを自在に使うことも
トレードの大切な戦術なのかもしれませんね。

FX トレードコストのお話

昨夜、グリーンスパン前FRB議長から、
「サブプライム問題は落ち着きはじめてきている、
 二次的影響なければ最悪期は終了となるだろう。」
とのコメントが出されましたね。

昨日3日(水)は、いつものようにオセアニア時間から
調整的なもみ合いとなっていましたが、
朝に豪RBAの政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなって、
続いて発表された午前10時半の豪経済指標が、
小売売上高が+0.7%と良い数字であったとともに、
貿易収支は前回を下回ったものの輸出もやや良い数字で、
オージーが買われる市場反応となりました。
AUD/USDでオージーが買われドルが売られたことで
ドルはやや軟調となりましたが、
AUD/JPYに引っ張られる格好で
日株も堅調に推移したことから、
午前中はクロス円が堅調な展開を見せました。
これらが一服後は各通貨ともにもみ合い相場となりました。

ロンドン時間に入ると、
早出勢によって円売りが仕掛けられて、
ロシア勢とからも大口のクロス円買いが入った模様で
序盤からクロス円が上昇しました。
ユーロ円が164円台後半あたりまで、
ポンド円が一時237円台に乗せました。
その後、MPCでの利下げ説の噂が流れたようで、
ポンドが下落して、クロス円も一時つれ安となって
また戻す荒っぽい展開となりました。
日亜の株が堅調であったこともあって、
リスク投資に対する安心感が醸成されたか、
キャリーの復活の兆しにドル円も堅調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
序盤はロンドの流れを継いで
クロス円とドル円が総じて堅調に推移して、
ユーロ円が165円台前半あたりまで、
ポンド円が237円台後半まで上昇しました。
ADP雇用統計は市場予想とおりでしたが、
その後、午後11時に注目のISM非製造業が発表されて、
総合的にやや良い数字の中、
雇用部門の数字が強弱目安の50を越えたことで、
強いドル買い反応となって、ユーロドルが1.41台を割り込み、
ポンドドルが2.03台前半まで、
豪ドル米ドルも0.88前半あたりまで下落しました。
これら欧州とオセアニア通貨の下落に
クロス円も午後11時頃から一斉に下落することとなりました。
ドル円はドル高とクロス円安にはさまれる格好で
116円後半でのもみ合いとなりました。

今日4日(木)は、午前10時半に豪住宅建設許可件数が
発表されましたが、月集計と前年比が強弱交錯して、
限定的な反応にとどまりました。

夕方6時半にスイスSACOB景況感指、
夜の8時に英BOE政策金利、
夜の8時45分に欧ECB 政策金利、
夜の9時半からトリシェECB総裁定例記者会見、
同時刻の夜の9時半に米新規失業保険申請件数と
加住宅建設許可、
夜の11時に米製造業受注指数と加Ivey 購買部協会指数、
などが発表されます。

さて今日は、注目の英欧の政策金利の発表ですが、
据え置きが市場コンセンサスとなっているものの、
一部では英BOEの利下げを思惑する筋もあるようで、
相場が揺れる可能性もありそうです。
ユーロ高を牽制する要人発言も相次いでいた中、
今日のトリシェECB総裁の記者会見には注目です。

また、米ISM製造業およびISM非製造業での雇用部門が
好転してきていることや米新規失業保険申請件数にも
好転の兆しが見られるようで、
昨日の夜にグリーンスパン前FRB議長から、
「サブプライム問題は落ち着きはじめてきている、
 二次的影響なければ最悪期は終了となるだろう。」
とのコメントが出されるなど、過度の楽観はできないものの
ドル復調の兆しも徐々に鮮明となってきている感じもします。
イベント前の調整にも注意しなくてはなりませんが、
明日はいよいよ米雇用統計で、
今日明日のイベントが大いに注目されます。

さて今日は、トレードコストのお話です。

どのようなビジネスでもコストは、
収益において大切な要素となりますが、
トレードでもコストの認識は大切です。

単純計算ですが、もし仮に
1日に5万通貨単位のトレードを3回するとして、
市場がオープンしている年に約240日、
毎日トレードしたとすると、

仮に売買手数料は無料でも
売り買いの価格差のスプレッドを
コストとして、もしそれが平均5Pipsであるならば、
年間のトレードコストは
180万円くらいにもなってしまいます。

たかがコスト、されどコストで、
1,000万円の口座でも収益を上げられなければ、
トレードコストだけで口座資金は
5年でほとんどなくなくなってしまうわけで、

これは決してバカにできない大きなコストです。

毎日のようにトレードしていれば、
たとえ取引通貨単位が小さくても
意識しているしていないにかかわらず
年に何十万かはコストを支払っているものなのですね。

どおりで、無料セミナーに行っても
とても良い待遇で本などくれるわけです。(笑)

1年間トレードして口座資金がトントンということは、
良く聞く話ですが、
実はけっこう勝っていることなのですが、
トレードコストに食われてしまっているわけで、

口座をプラスにするには、
トレードで勝って収益を上げるとともに
このトレードコストを下げなくてはなりません。

そのためには、売り買いの価格差の
小さな業者を選ぶのはもちろんのこと、
トレード頻度をなるべく少なくする必要も
あるようです。

ですので、
機に応じてスキャルピングをするとしても、
チャンスを厳しく取捨して、
トレードを厳選しなくては、
コスト倒れに陥ることがあります。

ポジポジ病ではけっこう勝っているようでも、
トレードコストがあるために
なかなか口座資金は増加しないのですね。

また、相場によりけりのところもありますが、
なるべく長いタームでのトレードも
心がける必要もありそうです。

業者やIBが増えて、
手数料が無料のところも多く、
売り買いの差のスプレッドも
小さくなる傾向がありますが、

海外にはスプレッドが通貨ペアによっては
1Pipsを下回るところもあるようで、
国内でもどこか
スキャルパーやデイトレーダー専用の
ある程度数多い取引をすることや
ある程度多い取引通貨単位でのトレードなどを前提とした
スプレッドのまだまだ安い業者が出てくると良いですね。

毎日何回も取引するトレーダーから
そんなに毎回コストをむしり取らなくても(笑)
日あたりある程度トレードコストをスプレッドで支払ったら、
後はノーチャージでコストフリーのトレードが
規定の範囲でできるようなところがあっても
良いように思います。

「おいおい、なに言い出すんだ。」

たわごとと笑われそうですが、
ポイント還元方式などで、
なんらかスキャルパー用のシステムを
作れないものでしょうか。。。

戯言を書いてすみません。m(_ _)m


FX 感情とトレードのお話

今日の北海道は気持ちの良い秋晴れです。

英FTの「ECBに対する介入期待」の記事や
「ECBが緊急ミーティングを実施するのでは?」との噂、
そして、G7を前に「EUは為替についてより強い表現を要求、
ドル安への懸念を表明する可能性」との噂、
しかし英政府筋が「そのような話し合いはなく、
為替政策はEUが強調する問題ではない」と否定するなど、
今月の19日と20日にワシントンで開かれるG7に向けて
噂と思惑が交錯しているようです。

昨日2日(火)は、朝8時半に豪AiG 製造業指数が発表されて、
50.7と年初来最低を記録したことで、
東京時間に全般的な調整の中でも
オージーが軟調の度を強めました。
これにつれるようにNZDも軟化しました。
また、G7を前にした噂や思惑が交錯して、
ここのところユーログループ議長などから
ユーロ高への懸念表明などもあったことで、
ユーロが調整の下落となって、
クロス円やドル円そしてドルストレート通貨まで
全面的な調整の動意となりました。
ユーロには債券償還の話まで出て
ユーロ円が164円割れに、
ポンド円が235円台まで売り込まれました。
オージーも0.88台をもう少しで割るあたりまで下落しました。

ロンドン時間に入ると、
G7で「欧関係者がドル安懸念についての討議を要求か」
との憶測報道などもあり、
ユーロ売りドル買いが強まることとなって、
ユーロドルがもみ合いながらも1.41台前半まで下落して、
ドル円が115円後半まで買い戻されることとなりました。
一方、発表されたスイスの消費者物価指数が
市場予想よりも弱くスイスが軟調となって
対ドルで値を下げました。
また、グリーンスパン前FRB議長から
「信用危機は終息に向かうだろう。
 重大な懸念が緩和しつつある兆候あり」
との発言も手伝ってか、
ドル買戻しの動きでドル円が上昇したのにつれて、
ユーロ円は上値が重い展開となったものの、
クロス円がしだいに戻す動きとなりました。
ポンド円は236円半ばあたりまで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
ユーロドルの下げは一服となって上下動しながらも
1.41台半ばでの保ち合いとなりました。
注目の米中古住宅販売保留は−6.5%と市場予想を下回り、
2ヶ月連続でマイナスという結果に
ドル買戻しの動きを止めることとなって、
ドル円が116円をトライしたものの上抜けはできず、
115円台後半で推移しました。
ポンドドルは2.04をはさんだレンジとなって、
ポンド円は236円台半ば過ぎまで上昇した後、
終盤には236円割れとなりました。
NY後半はドル円とクロス円がやや軟調なもみ合いとなりました。

今日3日(水)は朝に豪RBAの政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりました。
続いて午前10時半に豪経済指標が発表されましたが、
小売売上高が良い数字であるとともに、
貿易収支は前回を下回ったものの輸出もやや良い数字で、
オージーが買われる市場反応となりました。

この後、主な指標では
夕方6時に欧小売売上高、
夜9時15分に米ADP雇用統計、
夜の11時に米ISM非製造業景気指数、
などが発表されます。これらの指標には注目です。

さて、G7を前にしてユーロ関連の噂や憶測が飛び交い、
明日4日に英欧の政策金利の発表と
トリシェECB総裁の記者会見が控えていると
あって難しい局面で様子見も選択肢とはなりそうですが、
株価の動向とニュースと調整の動きに注意しながら、
市場替りの動きを見て機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、感情とトレードのお話です。

エドウィン・ルフェーブルの
「欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア」
という本の中には、
1929年の大恐慌でジェシー・リバモアが
1億ドル稼いだ武勇伝が綴られています。

当時の1億ドルは現在では10億ドルに近い価値が
あるとも言われ、円換算では1150億円近いのですから、
個人投資家の稼いだ金額としては驚くばかりですね。

ところがその後のリバモアは、
リチャード・スミッテンの著書
「世紀の相場師ジェシー・リバモア」によると
1億ドル稼いだたった5年後の1934年に
なんと破産申請を出して、
そしてなんということでしょう。
1940年11月28日にとあるホテルのバスルームで
頭を打ち抜いて拳銃自殺をしています。

夢にまで見る巨万の富を得た彼がなぜ?

悲劇は、一攫千金を得た相場を舞台に起こりました。

英雄となってしまったリバモアは、
高揚感と異常なまでの自信に支配されて
普通では考えられない巨大なポジションでの
無謀な投機を繰り返したのでした。

破産する前に3度大金をまた手にしますが、
それさえも相場につぎ込んで、
なんと5年もせずに彼は破綻しました。

「この俺が負けるはずがない…。」

恐ろしいことに
狂ったポジションサイズと
自信過剰の高揚感による錯覚は、
英雄でさえ葬り去ります。

市場はあまりに巨大で、
巨富でさえいとも簡単に飲み込みます。

身の丈にあったポジションと
己自身の器を知ることは相場で生き残るために
どうしても必要なことのようです。

勝った後のトレードが不思議なことに
一番負けやすい心理状態となるようで、
高揚感という名の悪魔が心に入り込んできます。

「トレードでは負けることもある」

この当たり前で大切なことを忘れてしまうと、
市場からの退場時間がすぐに迫ってきてしまいます。

浅く負けることはとても大切なトレードの技術です。

ときに感情はトレード技術以上に
口座への影響となって現れることがあります。

相場に対する畏怖の念と
謙虚さは相場で生き残るための
とても良い長寿の薬となるようですね。



FX トレードタームのお話

NYダウが1.4万ドル台を回復して最高値を更新しましたね。
ドルも買い戻しの動きとなりました。

月初めの昨日1日(月)の東京時間は、
朝に四半期に一度の日銀短観が発表されましたが、
大企業製造業業況は良い数字であったものの
中小企業関連が悪化を示し、強弱交錯する内容に
市場反応は限定的な結果にとどまりました。
オセアニア通貨が対ドルおよび対円で堅調な推移となって、
ドル円が115円から114円後半でもみ合いとなりました。
欧州通貨もユーロドルが1.42台半ばで、
ポンドドルが2.04台半ばでのもみ合いとなりました。
また、スイス大手のUBS銀行の損失報道で
スイスが軟調となりました。

ロンドン時間に入ると、トリシェECB総裁など複数の要人の
ユーロ高牽制と取られる発言が相次ぎ、
ユーロドルなど欧州通貨が対ドルで軟調になりました。
ユーロドルが1.42台前半まで、
ポンドドルもノーザンロック株が急落したことも
手伝って2.03台後半まで下落しました。
一方、ドル円やクロス円は堅調に推移して、
ドル円が115円後半まで、
ユーロ円も164円台後半まで上昇しました。
オセアニア通貨は対ドルでは値を崩す場面もありましたが、
対円では堅調に推移しました。
ドル買戻しが目立つ相場展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
米シティグループがサブプライムによる損失を
計上する見通しとの報道もあって、
午後8時頃に早出勢によって
大き目の調整となる仕掛けがあり、
クロス円を中心に一時大きく値を下げる展開となりました。
ドル円も一時115円前半まで下落しました。
その後、米株が堅調に推移したことを背景に
一時的な信用収縮懸念も後退して、
ドル円やクロス円が再び堅調さを取り戻していきました。
注目の米ISM製造業景況指数は、前回よりは悪かったものの
市場予想とほぼ同じ結果となって、
反応は限定的にとどまりました。
その後、NYダウが史上最高値を更新したこともあって、
ドル円やクロス円はもみ合いながらも堅調な推移となりました。
一方、ユーロドルやポンドドルは
綱引きでの保ち合いが続く展開となりました。

今日2日(火)は、朝8時半に豪AiG 製造業指数が発表されて、
50.7と年初来最低を記録したことで、
全般的な調整の中でもオージーが軟調の度を強めています。

午後2時45分にスイス消費者物価指数、
夕方6時に欧生産者物価指数と欧失業率、
夜の11時に米中古住宅販売保留、
などが発表されます。欧米の指標には注目です。

G7が近づいているためか、
市場は要人発言やニースには敏感となってきていて、
調整を指向するセンチメントも覗えるようです。
今日の東京時間は昨日のNYでの株高を好感して
日株は堅調なものの、
FT紙による「ECBに対する介入期待が高まっている」
という記事も影響があってか、
為替のほうは多くの通貨ペアが調整の動きではじまっています。
今後の午後3時頃のロンドン初動からの動きと
夜8時頃のニューヨーク初動からの動きに
注目してみたいものです。

さて今日は、トレードタームのお話です。

トレードのターム(期間)には、
長期間ポジションを保有して大きなトレンドをトレードする
ポジショントレードなどと呼ばれるものから、
数日間から長い時は数週間ポジションを保有する
スイングトレードや、
オーバーナイトでポジションは保有しないデイトレード、
短時間でトレードを完結させるスキャルピングまで、
いろいろありますね。

どのトレードタームが良いかは一概には言えませんが、
売買手数料は無料のところが多くなってきているものの
短期トレードほど、スプレッド分など
トレードコストは高くつくようです。

このトレードコストは決してバカにできないもので、
年間で見てみると驚くくらいの額になっているものです。
短期トレードは技術的なこともさることながら、
コスト負担が大きいという意味で
ある程度ハンディを負ったトレードとなることがあって、
40Pipsの利益を上げてもスプレッドが8Pipsあれば、
20%もテラ銭を払っていることになります。
%は違ってもこれが毎回のことですから、
このような高額のコストは収益全体にも影響を与えます。

「あははっ。何言ってんだい。
 スプレッドなんて考えていたら
 トレードなんてできやしないよ。」

とも思うものですが、
スキャルピングやデイトレードでは、
トレードする際の業者選びはとても重要となります。

しかしながら、短いタームのトレードは
一時の押しや戻りもトレードできるので、
トレードチャンスも多く、
トレードする時間があまり取れないトレーダーにも
トレードチャンスが得られるため
とても人気があるようです。

私が敬愛していた今は亡き老相場師は、
よくこんなことを言っていました。

「ある程度の売買期間は決めるとしても、
 日計りだの小掬いだの中期だのと
 あんまりこだわる必要はない。
 相場がちゃぶついているレンジのときや、
 ボラが大きく少し荒れ気味の時などは
 小掬いでもやれば良いし、
 利が伸びる時は長く持てば良いだけだ。
 利が伸びているのに市場から出る必要などはなく、
 手一杯利を伸ばせばよいのであって、
 売買期間はその時の相場自体が決めることなんだよ。」

負けトレードとなったスキャルのポジションを
スイングに変更することは、
メジャートレンドの方向へ
ポジションを持っている場合以外は
すべきではありませんが、

確かに利が乗っているときは、なにも早めに利確して、
市場から出てしまう必要はなさそうです。

スキャルピングとかデイトレードやスイングなど
それらのトレードの枠にあまり固執しないで
ある程度の範囲のトレードのタームを
その時の相場に応じて
自在に使い分けられると
確かによいのかもしれませんね。

FX トレードの基本のお話

今日から10月のスタートですね。

月末で週末であった28日(金)の東京時間は、
中間期末に伴う円買い需要とあわせて
英FT紙から「英銀ノーザン・ロックが英中銀から
50億ポンドをさらに借り入れた」と報道されたことから、
円買いとドル売りとポンド売りの展開となりました。
ドル円が午前10時半頃までに115円を割り込み、
ポンド円が233円を割り込むなどの激しい動きとなりました。
他のクロス円も軟調となりました。
一方、ドルストレートは堅調な展開となりました。

ロンドン時間に入ると、いつものように早出勢によって
いったん東京時間を調整する動きとなりました。
ユーロ円が163円後半まで、ドル円も115円半ばまで、
ポンド円が234円前半まで反発する展開となりました。
夕方発表された欧指標は鉱工業信頼感や経済信頼感などが
市場予想を下回る結果となって値を崩すも、
消費者信頼感が市場予想を上回っていたことなどもあってか、
ドルを除いては底堅く推移しました。
ドル円は115円半ばをピークに
徐々に下落する展開となりました。
また、ドルインデックスが連日低下していることを背景に、
ドルストレートが利食いをこなしながらも
アクセレレーションとなる堅調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
注目の米PCEコア・デフレータは1.8%と、
インフレ抑制を示す結果となってドルがじり安となりました。
ドル円が下げ、クロス円はもみ合いながらもしだいに上昇して、
ドルストレートは堅調が続く展開となりました。
その後発表された米建設支出と米ミシガンは
強弱交錯する結果となって、
相場の地合いは継続することとなりました。
ドル円が114円後半まで下落しましたが、
ポンド円が235円あたりまで、
ユーロ円も163円後半まで上昇しました。
一方、ユーロドルやポンドドルなどドルストレートは
もみ合う場面もあったものの堅調に推移しました。
その後、終盤はドル円が保ち合いとなって、
ユーロドルもユンケル議長のユーロ高牽制発言もあって、
1.43前のバリアの抵抗にあうこととなりました。

月初めの今日10月1日は、
朝に四半期に一度の日銀短観が発表されて、
大企業製造業業況判断が23、
大企業全産業設備投資も8.7%と市場予想を上回ったものの、
中小企業関連が悪化を示し、強弱交錯する内容に
市場反応は限定的な結果にとどまりました。

午後4時半スイスSVME購買部協会景気指数、
午後4時55分に独)造業PMI、
夕方5時に欧製造業PMI、
夕方5時半に英製造業PMI、
英マネーサプライほか複数の英指標、
夜の11時に米ISM製造業景況指数、
などが発表されます。米指標には注目です。

さて、今週も日銀短観から米ISM、週後半には
英欧の政策金利発表にトリシェECB総裁の記者会見、
そして週末には米雇用統計と注目材料が多くあります。

ドルインデックスは連日低下していて、
ドル安傾向トレンドとなっています。
また、ドル円は依然軟調傾向で、
ポンド円もノーザン・ロック問題でもたついていますが、
総じてクロス円は週足ベースでフェボナッチのポイントに
差し掛かって微妙なところはあるものの、
要所では調整も入り過度の楽観はできませんが、
日足ベースではアクセレレーションも見られ、
上昇トレンドに入った可能性が高いことをうかがわせています。

週後半からは、英欧の政策金利の発表や雇用統計があり、
いったんの調整の可能性がありますが、
いつもながら株価の動向とともに、
市場替りの初動と経済指標発表後の動きに注目しながも、
流れに乗ってトレードしていきたいものです。

さて今日は、トレードの基本のお話です。

相場の世界には裏技も含めていろいろな投資法がありますが、
やはりトレードの基本は、ただ、たんたんと
確率的に有利な方向に精査した上でポジションを持って、
後は、決めたルールに従って
利食いのエグジットか損切りを行う、
ということに尽きると思われます。

ここで、「確率的に有利な方向」とは、
たくさんの市場合意で形成された大きな時間軸の方向である
メジャートレンド(主なる相場)の方向です。

つまり、原則、メジャートレンドの方向へ
エントリーしてトレードすることが基本となります。

もちろん、相場には調整があって、
デイやスキャルでは、メジャートレンドと逆行する
短期的な押しや戻り自体の小さな流れを
トレードする逆張りもあり得るるわけですが、
基本はメジャートレンドの方向へのトレードとなります。

ですので、どの通貨ペアをトレードしたらよいかは、
好きな通貨ペアではなく、メジャートレンドの明確なものを
選ぶのが基本となります。

本来は、メジャートレンドが
保ち合いなどで不明瞭な通貨ペアは
トレードすべきではないのかもしれません。

また、これらメジャートレンドの方向へ
ポジションを持つ際に、
さらに、より有利にポジションを持つために、
いろいろな相場の局所的な分析手法がありますが、

やはり、基本的には(くどいようですが)
メジャートレンドの方向へトレードすることが、
確率的に有利な方向へのトレードとなるようです。

これが「大きな相場の流れの中の
小さな相場の流れに乗ってトレードする」
ということになります。

応用は応用として、
やはり基本となるトレードの概念だけは
しっかりと認識しておく必要があります。

少し極端ですが、小さな時間軸でのいろいろな相場計測は
あくまでもポジションを持つタイミングを取るための
手段に過ぎない、ともいえるかもしれません。

メジャートレンドに沿うトレードでは、
いったんレートが逆に動いても、
保有時間とともに戻してくることが多くなります。
安全度が増すとともに、
高い勝率やより多くの収益も期待できる
トレードとなることが多いものです。

ただ、いつかは小さな時間軸の強い動きの集積で
大きな時間軸のメジャートレンドも変化していきますので、
緩慢に見えるメジャートレンドの変化も
常に監視していなくてはなりませんね。


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小手先ではない本物のトレーディングメソッドなら
FXビクトリーメソッド

FX トレードするということ

月末要因もあってか、短期筋による仕掛けで
荒っぽい展開となる通貨ペアも見られます。

昨日27日(木)は、いつものように早朝のオセアニア時間で
小幅ながら前日のNYの動きを調整する動きとなって
東京時間に続きました。
朝にNZ住宅建設許可が発表されて
前回を上回る結果となりましたが、
市場反応はあまり見られませんでした。
日株は堅調に推移して
日経平均が一時400円を超える上昇となって、
ドル円はもみ合いが続いたものの、
多くの通貨ペアが昼前の11時頃から
しだいに堅調となって行きました。
株高にリスク回避懸念が後退して、
ポンド円が233円台半ばに上昇するなど、
東京の後半はクロス円の上昇が目立ちました。
この動きにつられるようにドルストレート通貨も上昇しました。

ロンドン時間に入っても早出勢による仕掛けはなく、
しばらく東京の流れを継いだ動きで堅調に推移しましたが、
夕方4時頃から短期筋によって、ドル売りが仕掛けられて
ドルストレート通貨を中心に下落して、これに連れて
いったんクロス円やドル円も調整の展開となりました。
調整をこなすと、その後はまた再び戻す動きとなって、
ドルストレート通貨やクロス円が上昇しましたが、
ドル円は一時115円前半まで売り込まれました。

ニューヨーク時間に入ると、
注目の米GDP確報値は市場予想のとおりでしたが、
米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことが好感されて、
ドル買いの反応となって、ドルストレートが下げ
下落していたドル円が買い戻される展開となりました。
その後、注目の米新築住宅販売が発表されて、
2000年6月以来の80万件割れと市場予想を下回り、
販売価格は低下して在庫が増加する悪い結果となりましたが、
瞬間的にドルが売られたものの市場反応は限定的で、
ドルの底堅さや株価が比較的堅調に推移したこと、
そして、米国債の堅調さを好感したか、
ドル円は115円台後半まで上昇して、
ユーロドルが1.41台前半まで下落して
しだいにドル高に傾斜することとなる荒っぽい展開となりました。
一方、クロス円は上下動のもみ合いの展開となりました。

週末で月末の今日28日(金)は、早朝にNZのGDPが発表されて、
市場予想を上回る結果に限定的ながらキウィが上昇しました。
また、朝方に複数の日指標が発表されて、
強弱交錯する結果となりましたが、やや円高の反応となりました。

午後3時に独小売売上高指数、
夕方6時に欧消費者信頼感指数速報、
欧鉱工業信頼感など複数の欧指標、

夜の9時半に加GDP、個人支出など複数の加指標、
同時刻に米個人所得、米コアPCEデフレータ、
夜の10時45分にシカゴ購買部協会景気指数、
夜の11時に米建設支出、米ミシガン大学消費者信頼感指数、
などが発表されます。

米コアPCEデフレータを中心に
シカゴやミシガンなどの米指標には注目です。

さて、今朝は東京時間に入ると
ファンド筋の中間期末を背景とした円買い需要で
ドル売りが仕掛けられて、
ドルストレートが急上昇してドル円が急落してはじまっています。
また、英銀ノーザン・ロックが
中銀から更に50億ポンド借り入れをした報道があって
ポンドが下落しました。

仲値でもドル安は加速して、日株価も軟調となって
クロス円も下落するなど
風雲急を告げる相場展開となっています。
今日は月末で週末でもあり、
注目指標も多いため荒っぽい相場の可能性もありそうですので、
各市場初動の動きに注意しながら、
機敏なトレードをしていきたいものです。

話は変わりますが、
中国投資有限責任公司が29日にも正式に発足するとの
報道がありましたね。
この新会社の資本金は2000億米ドル(23兆円)とのことで
彼らの動きは為替市場にも影響がありそうですね。

さて今日は、「トレードするということ」のお話です。

相場は市場参加者のポジションによって形成されますが、
その相場を作る市場参加者には
個人投資家からヘッジファンドまで、
さまざまなプレーヤーがいます。

金融工学のクウォンツを擁するプロ筋や
巨大な資金量でプレーする巨大資本のプレーヤーもいるわけで、
彼らは投資技術だけではなく、
巨大資本に物を言わせて、
ときに相場を操縦しようと仕掛けてくることがあります。
ニュースや指標発表やファンダメンタルで
相場が動くことも多いですが、
ときに彼らによる仕掛けで相場が大きく動くこともあります。

トレードするということは、
その巨大資本やプロ筋のマネーバトルの中に
参戦するこということですので、
なめた気持ちではみぐるみ剥ぎ取られることにも
なりかねません。

資本主義のゲームという側面もある相場では、
巨大な資本を有する富裕層の個人投資家もいるものの
一般に個人投資家はハンディを背負って
マーケットに参加していることになります。

ですので、防御のための損切りという名の鎧を
しっかり着込まなくてはならないのはもちろんのこと、
相場をコントロールすることはできませんので、
彼らと戦おうとせずに、
しっかりと彼らの作る相場の流れに追従して
行かなくてはならなりません。

そのためには、相場を予想せずに
相場の慣性に従った投資行動をする必要がありそうです。
また、相場の急変には自身の相場観に固執しないで
付き従っていく必要があります。

チャートを読むということと
相場を予想することは似ているようですが、
しなければならないのは、
チャートを読むことで、
「もうそろそろ、戻すだろう」
などといった思惑の予想をすることではないようです。

自身で予測することと、チャートを読むことは
まったく別のことです。

また、プロ筋のマネーバトルへの参加ですので、
危険な時はトレードを休むのも
弱い立場の個人投資家にとってはときには大切で
ポジポジ病となってトレードをあまり楽しんではいけないようです。
ポジションを持つことが大切なことではなく、
利益を得るのが大切なことです。

遊び感覚の楽しむトレードで勝ち続けれるほど
市場は甘くありません。

むしろ、サインを取捨してトレードを厳選して、
勝算の確信が持てるときだけトレードする必要があります。
迷った時に「まぁ、いいか」でトレードしてはいけないようです。
無理してポジションを持たずに
模様眺めの日もあって良いかもしれません。

市場の怖さを知り、娯楽的感覚でトレードをせずに、
緊張感を持って、一つ一つのトレードを慎重に
虎が獲物を狙うように虎視眈々とチャンスを待って、
仕事という心構えでトレードする必要がありそうです。

「子育てママの方が書いたFX投資法」という
本があるのですが、すばらしいことが書いてありました。

「勝つとは、勝率でも仕掛けでもなく、
 手元に利益が残ることです。
 FXに特別な秘密なんてありません。
 当たり前のことを当たり前にやるだけです。」

心に残る一文でした。

FX 虎視眈々のお話

北海道は彼岸を過ぎてから朝夕がとても涼しくなりました。

昨日26日(水)のは、いつものようにオセアニア時間で
NYでの動きの調整となった後、東京時間に入ると
しだいに円安傾向の展開となりました。
早朝発表されたNZ貿易収支は強弱交錯して、
限定的な反応にとどまりました。
ドル円が昼頃までに114円後半まで、
ポンド円が一時232円に迫るあたりまで上昇しましたが、
午後は調整的な展開となりました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは
もみ合いながらもやや軟調に推移しました。

ロンドン時間に入ると、早出勢によって
また再び相場は円安傾向となって、
ドル円は115円前半まで堅調な展開となりました。
一方、ポンドは英銀行の国内貸し出し枠削減報道や
英中銀の3ヶ月ものオペに対する応札なしの報道で、
不安が増したり、流動性不足の懸念が後退したりと、
振幅忙しい相場となりました。
落ち着くとともに上昇のほうへ傾斜して、
ポンドドルが2.01台半ばあたりまで、
ポンド円が232円台半ばあたりまで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
「サウジアラビアがドルぺッグを廃止するのでは?」
との噂に一部では不安視されていたものの、
サウジアラビア中銀総裁によって、
「通貨政策方針に変更はない」との声明が出され、
これについての不安は解消されることとなりました。
また、注目の米耐久財受注は市場予想を下回りましたが、
市場反応は限定的で、
ロンドンを継いだ円安の流れが続いて、
一時ドル円は115円台半ばあたりまで、
ユーロ円も163円台、ポンド円が233円台、
となるなどドル円やクロス円が上昇しました。
その後、米債利回りが戻したこともあってか、
後半はもみ合いながらも調整的な動きとなりました。
ユーロドルは神経質なもみ合いとなりました。

今日27日(木)は、早朝にNZ住宅建設許可が発表されて、
前回を上回る結果となりましたが、
市場反応はほとんど見られませんでした。

午後3時に独国際労働機関失業率統計、
英ネーションワイド住宅価格、
夕方4時55分に独失業者数、

夜の9時半に米実質GDP(確報値)、
米個人消費(確報値)、米コアPCE(確報値)
米新規失業保険申請件数、

夜の11時に米新築住宅販売件数、米求人広告指数
などが発表されます。

要人発言としましては、夜の10時に
米ポールソン財務長官の講演が予定されています。

動意が起こるとまた調整とアップダウンの相場で、
いまひとつ方向感が難しい状況のようです。
いつもながら株式の動向や市場替りの初動に注意が
要りそうですが、今日は、米実質GDPや米新築住宅販売件数など
注目してみたいものです。米GDPは確報値ですが、
景気減速を示す指標結果多い中、どのような結果となりますか。

さて今日は、虎視眈々のお話です。

易経にある言葉だそうですが、
虎視眈々(こしたんたん)は、
虎が獲物を狙って機会を覗う意味だそうです。

私はよく初心の頃、
パソコンを立ち上げてチャートを表示させると
あれこれ分析もどきのことを行って、
すぐさまポジションを持つことが多く、
よくやられていました。

レートは確かに現時点から
やがて上げるか下げるかするわけですが、
当然ながら保ち合いという踊り場的な状況もあって、
どちらに動くか不明なこともあるわけで、
当たり前ですがパッとチャートを開いた時に
いつでもトレードのグッドタイミングとなっている
わけではありません。

当時の私は、もうトレードが面白く、
一種の娯楽となっていて、チャートを開く前から
一刻も早くポジションを持ちたくて、
ウズウズしていました。

まぁ、いわゆるポジポジ病になっていたわけですが、
これではトレードに勝てるわけがありません。
うんざりするほどやられました。

そして、愚かにも散々負けた後で、ようやく
「トレードはジッとチャンスを待たなくてはいけない」
ことに気づきました。

まさにバカの知恵は後から出るの典型ですが、
トレードは、虎が獲物を狙うときに
ジッとチャンスを覗うようにしなければ
ダメなことに気づいたわけです。

「大きな時間軸で見るメジャートレンドは、こちらだが
 今は一時的な高値(安値)つかみとなる可能性もありそうだ。
 小さな時間軸でタイミングを計って、焦らずジッと待って
 もう少し押して(戻して)移動平均線近くにレートが来たら
 エントリーしよう…。」などと、

シナリオを描いてトレードできるようになっただけで、
戦績がずいぶんと変わりました。

「ポジポジ病ではトータルで必ずやられる」
ということともに、
「チャンスを待つトレードができると勝てる」
ということが解ったわけです。

このほかにも、
「損切りできないといつかは必ず大きくやられる」
「身の丈以上の大玉投機は、いつかは退場の憂き目に遭う」
などということも、高い授業料を払って身をもって学びました。

負けトレードには学びが多いものですね。
















FX 時間軸のお話

昨日は中秋の名月でしたね。
北海道は天気が冴えなくおぼろ月夜でした。

ゴトウ日の昨日25日(火)の東京時間は、
朝に日銀政策会合議事録が発表され、
日銀が利上げへの姿勢を崩していないことが
再確認されました。
朝方に英系のインディペンダント紙が
「イギリスの預金保護機構(DPS)は、
現在440万ポンドしか保有していない」と
報道したことで、ポンドが下落して、
これにつれた信用収縮懸念のリスク回避で
ドル円やクロス円が軟調な展開となりました。
ポンドドルが2.01台前半まで、
ポンド円は230円台半ばあたりまで、
ドル円も114円台の後半まで値を下げました。
一方、ユーロドルはもみ合いながらも
底堅く推移しました。
日株は後半やや堅調となって
為替の動きと温度差を感じさせる展開となりました。

ロンドン時間に入っても
ポンドの下落が、もみ合いながらも継続して、
ポンド円が一時230円割れとなって、
ドル円も114円台前半まで下落して、
欧株が銀行株を中心に売られて軟調に推移したことから、
信用収縮懸念のリスク回避の円高で
クロス円も軟調な展開となりました。
また、夕方発表された独IFO景況動向指数は
小売部門が19ヶ月ぶりの低水準となりましたが、
ある程度下げを織り込んでいたこともあってか、
ユーロドルは底堅く限定的な反応にとどまり
徐々に上昇する展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
総じて東京とロンドン時間での動きに
大きく反発する展開となって、
米指標の発表前にユーロドルは1.4130台に乗せ
史上最高値を更新しました。
注目の米指標は米中古住宅販売件数が
市場予想を上回ったものの02年8月以来の水準で、
米消費者信頼感指数は市場予想を下回り
分岐点100も割り込み
05年11月以来の低水準という結果となりました。
これを受けて指標発表直後は軟調となったものの、
リッチモンド連銀製造業指数が
市場予想を上回ったことも影響してか、
NYダウが底堅く推移したこともあって、
もみ合いながらもドル円が114円台後半まで値を戻し、
ポンド円が231円台後半まで反発しました。
ユーロドルは4日連続の史上最高値更新となりました。
総じて大きな行って来いの相場となりましたが、
FOMCがインフレよりも景気に重心を置いているとの観測で
米利下げ期待が強くドル安傾向が根強い相場となりました。
対ドルではAUD/USDなどオセアニア通貨も
後半堅調な動きとなりました。
ドルカナダは原油高の一服につれて
方向感を探る動きとなりました。

今日26日(水)は、朝にNZ貿易収支が発表されましたが、
総合収支は市場予想を下回ったものの輸出がやや良く、
発表直後は一時堅調な動きを見せましたが、
ほどなく反落して限定的な結果となりました。

午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査、
夕方5時半に英第2四半期GDP(確報値)、
英第2四半期経常収支、
夕方6時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時半に米耐久財受注、
などが発表されます。英米の指標には注目です。
また、要人発言としましては、
深夜12時過ぎに欧トリシェECB総裁の講演が予定されています。

さて、いまだドル安傾向にはありますが、
一説では次期の米利下げを8割方織り込みつつあるとも
観測されているようです。
また市場は、ネガティブ材料には敏感に反応するものの、
戻り意欲も強く、次のフェーズを探る方向感が難しい
大きなレンジの相場となっていると指摘する声も聞かれます。
ニュースや市場替りでの反転の動きに注意して、
相場動向に機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、時間軸のお話です。

チャートにはTICから年足に至るまで
いろいろな時間軸がありますね。

長いタームの時間軸は広く大きな相場の動きを
捉えることができますが、緩慢な動きとなります。

また、短い時間軸は局所の相場の動きを
捉えることができますが、俊敏でレスポンスは良いものの、
全体像が見えなくて翻弄されてしまうことがあります。

時間軸には概観を見たり局所の動きを捉えたり
それぞれの特性があるわけですが、
どの時間軸が一番よいかは、一義的には決定できなく
トレードするターム(期間)やボラティリティによって
適不適があるようです。

短い時間軸ほど俊敏でチャートのレスポンスが良いために
短い時間軸ほど高性能となるような錯覚をして
どんどん短い時間軸のほうに傾斜してしまって、
より大きな視点で相場を捉えることの大切さを
忘れてしまうことがあります。

たとえ大きな時間軸の一時的戻りや押しを
トレードすることもあるスキャルピングでも
ある程度大きな30分足や時間足くらいまでは
把握しておくと相場での自身の立ち位置を
認識することができます。

また、たとえばデイトレードでも、
30分足や1時間足くらいを見ることが多いですが、
タイミングを取るのに俊敏なレスポンスの
より短い時間軸を使うにしても、
相場での立ち位置を把握するために、
日足などを認識しておくと
大きな方向感を間違わずにすむことがあります。

そして、中心に見る時間軸が上下に振幅して、
方向感が掴みにくいときも
一段か二段大きな時間軸にしてみると
スッキリと方向感が見えてくることがあります。

トレードのタームやトレードスタイルによって
メインとして見る時間軸は異なっても、
そのメインとなる時間軸を中心として、
大きな時間軸で相場の方向感を認識したり、
短い時間軸でタイミングを取ったり、
大小の時間軸を自在に補足・補完的に使って
多角的に相場を見てトレードすると良いようです。

これを相場のマルチフレーム計測と言いますが、
著名なアレキサンダー・エルダーやマーセル・リンクも
推奨しているチャートを見る方法です。

もしかすると、
トレードをたった一つの時間軸で決定するのは、
危険な行為なのかもしれません。

大きな市場合意の集積で
大きな時間軸の相場の方向性が強いといっても、
やがて小さな時間軸での大きな動意が
大きな時間軸に波及してトレンドが転換することがあったり、

各時間軸の動向の相違があったりして
その解釈の仕方などノウハウも必要なため
初心のうちはマルチフレーム計測は厄介で
頭の痛くなることもありますが、
使いこなせるようになると
強力なトレードの武器となりますので、
是非とも習得したいトレード法の一つです。

これに熟練することができるとトレードが劇的に向上します。

-PS-
ビクトリーメソッドは相場をマルチフレーム計測いたします。


FX ケネディ家と噂のお話

北海道は、ゴロゴロと雷が鳴って大雨が降っています。

週はじめの昨日24日(月)の東京時間は、
日市場に加えてアジア市場の一部で休みのところもあり
いつもより閑散な取引となったようですが、
ドル円がオセアニア時間から軟調に推移して、
115円を割り込むあたりまで値を下げました。
クロス円もユーロ円が軟調となるなど
頭の重い展開となりました。
一方、ユーロドルはいったん1.41台に乗せた後、
上下動のもみ合いとなりました。
この時間、ドルカナダはパリティの割り込みが
より強まりました。

ロンドン時間に入ると、
ドル安にユーロドルが一時1.4130あたりまで上昇しました。
その後、ユーロ圏製造業新規受注が市場予想を下回ったことや
利食い売りに押されて上下動のもみ合いとなりました。
一方、一時ドル円が114円台後半まで下落して、
クロス円も5時頃まで軟調な展開となりましたが、
5時を過ぎるあたりから反発する忙しい相場となりました。
ポンド円は軟調傾向で推移しました。
ドル円はNY時間前には一時ドル円も115円を回復しました。
また、ドルカナダは原油先物の軟調も後押ししてか、
パリティを回復する上昇の展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
ユーログループ議長による
「ユーロの過度の変動を望まない」との発言や
高値警戒感も手伝ってか、
ユーロドルが一時1.4070を割って軟調となりました。
その後、独版のFT紙によって
「10月のG7でユーロ高が協議される」
と報道されたこともあって、
ユーロ円が軟調となって、
ユーロドルも頭の重い展開となりました。
また、IMFのラト専務理事の
「信用収縮の影響は、2008年が最大で
 打撃が最も深刻なのは米国」との発言や
米株がしだいに軟調となったこともあって、
ドル円はもみ合いながらも軟調傾向となりました。
その他クロス円もNY後半で反発も見られましたが、
やや軟調なもみ合いとなりました。

ゴトウ日の今日25日(火)は、
朝の8時50分に日銀政策会合議事録が発表され、
日銀は利上げへの姿勢を崩していないことが
改めて確認されました。

午後3時に独輸入物価指数、
夕方5時に独IFO景気動向など複数の独IFO関連指標、
夕方5時半に英総合事業投資(確報知)、
夜の10時に米S&Pケースシラー住宅価格、
同時刻にNZ Westpac消費者信頼感、
夜の11時に米消費者信頼感指数、米中古住宅販売件数、
そして、米リッチモンド連銀製造業指数、
などが発表されます。

さて、今日の朝に英系のインディペンダント紙が
「イギリスの預金保護機構(DPS)は、
 現在440万ポンドしか保有していない」
と報道されたことで、ポンドが下落して、
これにつれた信用収縮懸念のリスク回避で
ドル円やクロス円が軟調な展開ではじまっています。

IMFから「サブプライム問題の損失は2000億ドルに達して、
信用収縮の影響は2008年が最大となるだろう」と
発表されるなど、暗雲晴れやらぬ市場となっているようです。

市場はナーバスでネガティブな材料に
敏感に反応するセンチメントとなっていて、
今日も英紙の報道に市場が揺れています。

神経質な上下動する相場となっていますが、
株価の動向や市場替りの初動とともに
独IFO関連と米中古住宅販売件数の結果に注目して、
流れに乗って機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、ケネディ家と噂のお話です。

第35代の米アメリカの大統領
ジョン・F・ケネディが
1963年にダラスで暗殺されました。

そして、彼の弟で政治家であった
ロバート・ケネディも
1968年に遊説先で銃撃され亡くなりました。

さらに、ケネディの長男の
J・F・ケネディ・ジュニアが
大西洋上に飛行機で墜落死するという、
不可解な一連の事件があって、
かつて「呪われたケネディ家」
などと世間で言われたものでした。

当時、話題づくりかマスコミは、
この一連の事件の発端は元大統領ケネディの父
ジョセフ・P・ケネディにあるとして
書き立てました。

ルーズベルト大統領の時代に
ウォールストリートを突如襲った株価の大暴落で、
株投機をしていた多くの個人投資家が悲嘆にくれる中、
投資家であったケネディの父ジョセフは
不正の噂や黒い噂がささやかれる強引な先物取引の
ショートで巨万の富を築いたそうですが、

(真偽はわかりませんが)
そして、この黒い噂の莫大な財力を持って
ルーズベルトに接近して
息子ジョンを大統領にした影の立役者であったとも
噂されました。

たくさんの投資家の恨みが詰まった黒いマネーが
呪いを招いたというわけです。

投機にはいつの世も勝者と敗者がいて、
ひどく勝った者には不正の噂も出て
親の因果が子に報い的な話に仕立てて
敗者の心理を煽ってマスコミがセンセーショナルに
面白おかしく書き立てたものと思いますが、
確かにケネディ家には不可解にも思える
一連の事件がありました。

ところで当時のルーズベルト大統領時代の
株価大暴落ですが、
これにはサブプライムならぬ
ブローカーズローンという
個人投資家向けの無担保で貸し出す
高金利ローンの存在の影響も
少なくなかったといわれています。

借金での投機は、相場下落への耐久力がなく、
相場が大きく下げ始めるとひとたまりもありません。
いったん大きく下げ始めると下げが投げを呼び
すさまじいスピードで加速していくことがあります。

バブルの要件の1つに
借金での投機がブームとなっていることが
挙げられることがありますが、
いつの世も事が起きるとローン市場は
市場下落の火種となるようですね。

FX ノウハウ以前の問題のお話

今日は秋分の日の振り替え休日で日市場はお休みですね。

先週末の21日(金)の東京時間は、
前日NYダウが−48.86ドルで引けて、
日株も軟調な展開となりました。
為替はオセアニア時間から東京時間のはじめでは
投信設定の買いもあって、
ドル円やクロス円で一時わずかに反発も見られましたが、
仲値を過ぎて昼前から軟調に転じました。
一方、ユーロドルなどドルストレート通貨では
昼頃からドル全面安の相場となりました。
ドルカナダが原油高や
投信設定に絡むカナダ円の買いも後押しして
一時パリティを割り込む0.9940あたりまで下落しました。

ロンドン時間に入ると、
午後3時頃からは早出勢によって反発の動きとなり、
欧株も堅調に推移したことから
ドル円やクロス円が上昇しました。
ドル円が115円半ばを超えるあたりまで、
ポンド円が233円に迫るあたりまで上昇しました。
一方、ユーロドルは一時1.41台に迫るあたりまで上げましたが
その後は反落して1.40台半ばあたりまで値を下げました。
また、ポンドドルは、調整局面もあったものの
総じて堅調に推移しました。
下落していたドルカナダも反発して上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
早出勢によって一時ドル円やクロス円が押されましたが、
ほどなく押し目は買われて、
ドル円が一時115円台後半まで、
ポンド円が233円台半ばあたりまで上昇しました。
また、発表された加小売売上高が
市場予想を大きく下回る結果となって
ドルカナダが一時1.00半ばまで上昇しましたが、
その後、カナダ財務相による「カナダドルの価値は市場で決定」
とカナダ高を容認するともとれる発言に、
ドルカナダが再び0.99台半ばあたりまで下落するなど
上下動忙しい相場となりました。
一方、ユーロドルは調整をこなしながら上昇して、
1.40台後半まで上昇しました。
また、ニューヨーク時間後半は
ポンドドルなど堅調な通貨ペアもありましたが、
ドル円が115円前半あたりまで調整となるなど、
各通貨ペアは総じてもみ合いとなって週を終えました。

週はじめの今日24日(月)は、
夕方6時に欧鉱工業新規受注が発表されます。
その他の経済指標の発表はありません。
要人発言としましては、
深夜2時頃、米バーナンキFRB議長の
教育と金融に関する講演が予定されています。
日市場も振り替え休日とあって、
指標発表としては少し材料不足の一日となりそうです。

さて、先週はFOMCに揺れた相場となりました。
ドル安の基調はまだ続きそうですが、
市場は次のフェーズを探る展開となりそうです。
今後も米指標と株価の動向が注目されます。

今日は、日市場がお休みで経済指標の発表も少ないため、
東京時間では大きな動意がない可能性が高そうですが、
各国の株価の動向とともに、
ロンドンとニューヨークの初動には
注目してみたいものです。

さて今日は、ノウハウ以前の問題のお話です。

コネティカット州グリーンウィッチにある投資顧問会社に
ここのCEO兼ファンドマネージャーで、
J・P・オショーネシー(James P. O'Shaughnessy)
という人がいます。

この人は米国トップクラスの金融専門家で
「世界中の市場インデックスに勝つ男」とか
「統計のグル」とかいわれた著名な人です。

その彼がよく引用するお気に入りの言葉があるのですが、
それは、新聞連載漫画の主人公、フクロネズミのポゴが
その漫画の中で得意げにいった言葉でした。

「われわれは、敵にすでに出会っている。
 それはわれわれ自身だ。」

ことあるごとにオショーネシーは引用したそうですが、
トレーダーであれば、多かれ少なかれ
この言葉に思い当たることがあるものです。

トレードでは、自分自身の性向や癖や弱いところが、
強調されエンハンスされて、鏡に映し出されるように
如実に現れることがあります。

焦り、欲張り、狼狽、執行の躊躇…、
感情と性格に起因するものが多く、
いろいろとトレーディングの勉強をしても、
なかなか克服できないこともあります。

頭では解ってはいても、
強敵の自分自身に押し負けて、
そのとき実行ができないことがあり、
悩み苦しむことがあります。

私の場合は、そのとき実行できないばかりでなく、
同じトレードの過ちを何度もし続けました。
損切りができなくてMCを2度も経験したり、
何度も勝って一度に負けるトレードが続いて
ほとほと自分自身のトレードに
情けなくも嫌気がさしたことがかつてありました。

で、機械的なトレードをしようと
裁量を廃するために(なんという名前か忘れましたが)
当時はやっていたトレーディングソフトを
夢と期待に胸膨らませて購入してみたのですが、
すばらしい過去のバックテストの結果にもかかわらず
私が実行すると皮肉にもドローダウン期となって、(苦笑)
何度か勝った後、5度も負け続けると、挙句の果ては
怒り狂ってデリートして、
最大の「捨て去る」という裁量をしてしまう始末。
哀れで典型的なダメトレーダーでした。

そのようなことをさんざん経験して、
どうやらトレードで勝つためには、
テクニック以前に自身の悪い性行や癖や
トレードでの精神面の弱さを直さなくては
どうしようもないということに気づいて
千本ノックのようにデモトレードでの
孤独で長く苦しい矯正を始めました。

オショーネーシーが引用するポゴがいうように
「われわれは、敵にすでに出会っている。
 それはわれわれ自身だ。」
というわけだったのですね。

ただ、たんたんと、
(一つ一つのトレードに一喜一憂しないで)

確率的に有利な方向に精査した上でポジションを持って、
後は、決めたルールに従って
利食いのエグジットか損切りを行えば良い、

このことが解り「実行」できるまでに
愚かな私は何年も何年もかかってしまいました。

自身を鍛えなおすことは
どうやらノウハウ以前の問題のようですね。

弱い自分自身ですが、
自分自身にとってはかなり強敵なようです。(笑)

FX 最近の手口の傾向のお話

FOMC後ドルが下落して、相場が大きく動いていますね。

ゴトウ日の昨日20日(木)は、
早朝にNZ経常収支が発表されて
-32.86億NZDと市場予想を下回りましたが、
発表直後、キウィは堅調に推移しました。
続く朝の日本景況判断は前回から大きな改善となりましたが、
あまり材料視はされませんでした。
そして前日のNYダウ+76.17ドルを継いではじまった日株が
一時100円超えとなったものの伸び悩み下げに転ずると、
いつもは上げるゴトウ日の仲値でも上らず、
ドル円やクロス円がしだいに軟調な展開となりました。

ロンドン市場に入ると
「サウジアラビアがドル急落に備えてドルぺッグを廃止か?」
との観測記事がテレグラフ紙に載ったことで、
ドルが急激に下落して全面安となりました。
これにより、ユーロドルが1.4050を超える高値をつけるなど、
対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が上昇しました。
また、早出のロンドン勢による反発もわずかに見られましたが
ドル円が下落して、対ドルで堅調な欧州通貨も
対円では軟化して、クロス円が軟調となりました。
夕方に英小売売上高が発表されて
+0.6%と市場予想を上回りましたが、
BOEが今後は利下げに傾斜するとの憶測も根強く、
指標反応は限定的となりました。
また、キングBOE総裁議会証言は、
あまり材料視されなかった模様です。
一方、ネガティブ材料となりがちな
グリーンスパン前FRB議長の歯に衣着せぬ発言の方は
少し目立っていたようです。w

ニューヨーク市場に入ると、いったん早出勢によって
反発も試みられましたが、不発となりました。
米投資銀行大手ゴールドマンサックスの決算は
好調であったもののベアスターンズ決算が弱い結果となって、
ドル安と欧州やオセアニア高、
そしてクロス円安が強まることとなりました。
バーナンキFRB議長議会証言では
「住宅ローン市場は数ヶ月以内に回復へ」
「インフレ率に引き続き留意」などの発言がありましたが、
従来を踏襲する内容に反応は限定的で
ドル安の抑制とはならず、
米利下げでの米資産の魅力後退感も後押ししたかのように、
さらにドル安が強まる結果となりました。
そのような中、原油高も影響してか、
ドルカナダが1976年以来31年ぶりに一時1.0カナダドルとなって、
米ドルと加ドルがパリティ(等価)となりました。
その後、深夜1時にフィラデルフィア連銀指数が発表されて
10.9と市場予想を大きく上回ったこともあって、
NY後半は徐々にドル円やクロス円が反発しました。
ユーロドルなどストレート通貨ペアは、
もみ合いとなっていきました。

週末の今日21日(金)は、
夕方5時に欧経常収支など複数の欧指標、
夜の9時半に加小売売上高、などが発表されます。
今日は米指標の発表はありません。
指標ラッシュの今週でしたが、今日の指標は少なめです。
要人発言としましては、
夜の9時45分頃からフィラデルフィア連銀総裁の
消費者信用とその決済についての講演が
予定されているようです。
また、深夜2時にFRB理事による
金融市場動向に関する講演も予定されています。

さて、米ドルと加ドルが一時ついに1.0の等価となったり、
ユーロドルが史上最高値を更新するなど、
米利下げ影響でドル安が進んでいます。
一方、ドル円やクロス円はニューヨーク後半から
早朝のオセアニア、そして東京時間の前半で
反発の動きとなっています。
今日は指標発表は少ないものの、
来週月曜が日と南アが休日でもあり、
市場替りでの調整の動きなどに注意して
トレードしていきたいものです。

さて今日は、最近の手口の傾向のお話です。

「この紋所が目に入らぬか!」
「あっ、スーパーマンだ!」

おなじみのヒーローもののストーリー展開ですが、
それぞれの物語は異なっても、
どこかワンパターンなところがありますね。

それでも、
いつの時代もヒーローもののストーリーは
人気があり、ワンパターンでも
わくわくして見てしまうものです。

さてもちろん、為替には荒くれスペキュレーターはいても
正義のヒーローなどいませんが、
いつまで続く手口か判らないものの
最近はけっこうパターン的な手口が見受けられます。

もっとも、この為替相場のパターンは
強い動意があるときには崩れてしまうことがあるのですが、
けっこう部分的に手口のパターン化が垣間見られるようです。

どんなパターンかと言いますと、
(例外もけっこうあって、ご異論もあろうかと思いますが)

為替相場は、ニューヨーク⇒オセアニアと東京
⇒ロンドンとヨーロッパ⇒ニューヨーク・北米
(⇒オセアニアと東京)と、

順番にサイクルしながら市場が続いていきますが、

このとき、新たな市場がはじまると、
つまり、市場替りとなると、
「いったんは」前の市場での動きを調整する(逆となる)ような
動きとなることがとても多く見受けられるようです。

前日のニューヨーク市場の前半で上昇(もしくは下降)したと
しますと、おおむねニューヨークの後半は、
やや調整気味のもみ合いとなり、
そして、早朝6時過ぎのオセアニア時間から
朝8時からの東京時間にかけて、
ニューヨーク前半(あるいは全体)の上昇(もしくは下降)を
いったん調整する(逆の動きとなる)ことが多くみられます。

そして午前9時を過ぎた頃から、
真の東京市場の動きとなりますが、
東京時間の真の動きは、日株式市場の動向や
日指標の発表によって
2つのパターンに別れるようです。

反発(オセアニアと東京早朝で下げたら上げる、
上げたら下げる)
または、
増幅(オセアニアと東京早朝で下げたらより下げる、
上げたらより上げる)、
動きとなります。
今日のパターンは後者ですね。

その後、東京時間での動きが終わって一服すると、
その後はダラダラとした保ち合いやもみ合いとなることが多く、
動きが一服した後はトレードチャンスは少ないようです。

次にロンドン時間ですが、凄い早出勢がいまして、
ときに午後2時くらいから動きの出ることはありますが、
一般に普通のロンドン早出勢が動き出すのは、
午後3時頃からです。この時間頃から午後5時くらいまで
大きく動くことがけっこうあります。
ロシアネームなどの動きもこの時間に活発となることがあります。
ですので、午後3時から午後5時過ぎまでが
トレードチャンスとなることが多いようです。
チャートを監視すべき時間帯です。
いったん東京市場の動きの調整(逆の動き)となる傾向が
多く見られます。

その後、ニューヨーク時間開始まで
活発な動きが続くこともありますが、
普通、東京市場の動きを調整した後、
いったんはもみ合いとなって、
夕方の5時半〜6時の英欧の経済指標の発表や
欧株価の動向などによって、
反発(ロンドン時間の最初で下げたら上げる、
上げたら下げる)
または、
増幅(ロンドン時間の最初で下げたらより下げる、
上げたらより上げる)、
の動きとなります。

つまり、東京市場の調整後に
ロンドン市場自体の真の動きとなって行くわけですが、
ロンドン市場は世界最大の為替市場ですので、
大きな動きとなることが多いようです。

そして次に
夜の8時頃から早出のニューヨーク勢が動き出します。
本格的な動きは夜の9時頃からですが、
夜の8時くらいからはいったんロンドン時間での動きの
調整(逆の動き)となることが多く見られます。
トレードチャンスとなることが多いので、
午後8時頃からチャートを監視すべき時間帯です。

その後、夜の9時半頃からの米指標の発表などによって、
反発(ニューヨーク時間の最初で下げたら上げる、
上げたら下げる)
または、
増幅(ニューヨーク時間の最初で下げたらより下げる、
上げたらより上げる)、
の動きとなります。

つまり、ロンドン市場の調整後に
ニューヨーク市場自体の真の動きとなって行きますが、
ニューヨーク時間の前半は、
ロンドン市場とニューヨーク市場が重なりますので、
とても活発な動きとなることが多く、
ゴールデンタイムと呼ばれることがあります。

まとめますと、
チャートは常時監視するのでは疲れますので、
動きの出やすい、

1. 早朝オセアニア時間から東京の仲値過ぎの時間帯

2. 午後3時から夕方6時くらいのロンドンの時間帯
  (注目の時間帯)

3. 夜8時から深夜1時頃までのニューヨークの時間帯
  (注目の時間帯)

これらの中で、ライフスタイルに合わせて、
チャートを監視できる時間帯をどこか選ぶと良いようです。

ただし、上記は最近の手口の一般的傾向であって、
必ずこうなるということではなく、
FOMCの発表時のように
ニューヨークの後半で活発な動きとなることもあります。

また、ときに大きな同意(例: 世界同時株安など)がありますと、
東京市場からロンドン市場、そしてニューヨーク市場まで
調整の動きがあまり見られずに
各市場が同一方向に動き続けることもあります。

また逆に
各市場ともに動きのほとんどないこともまれにあります。

もちろん、トレードを執行する時には、
経済指標を確認したり、
テクニカル分析をしなくてはなりませんが、
大まかなよくある手口のパターンを知っておくと
少し役に立つこともありそうです。

「そろそろ小さな印籠が出てもよさそうな頃だな…。」(笑)

FX BOPマーケットのお話

FOMCで米FF金利が0.5%の利下げとなりましたね。
あわせて公定歩合も0.5%の引き下げとなりました。
大きく上下動しながらもドルが売られ、
株価の高騰にリスク懸念が後退して、
NY時間ではドル円やクロス円が上昇しました。

昨日18日(火)の東京市場は、
前日のNY終盤から早朝のオセアニア時間にかけての
調整を継いではじまりました。
すぐにRBAによって否定されましたが、
「豪の幾つかのローカルバンクがRBAに資金供給を求めた」との
噂も飛び交い、オージーが開始直後に急落して、
これにつれてクロス円が下げて、
ドル円も開始直後に115円を割り込むなど
東京時間は軟調なスタートとなりました。
その後、噂が否定されて戻すも、
前日のNYダウが−39.10ドルで引けて
日株も軟調に推移したことから、
為替も全般にFOMCを前にしたやや軟調で
様子見的な展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
BOEが短期金融市場の動揺を抑えるため、
44億ポンドの資金供給を実施すると発表したことや
ノーザンロックの全預金の保護を発表したこと、
そして欧株が堅調であったことなどで、
いったんポンドを中心にドル円やクロス円が
反発の動きを見せました。
ポンド円が230円あたりまで、
ドル円が115円前半まで上昇しました。
しかし、その後発表された英消費者物価指数(CPI)が
前年比で+1.8%と2006年3月以来の低い伸びとなって、
BOEのインフレ目標の+2.0%を2ヶ月連続で下回ったことで
ポンドが軟調となりました。
その後、英財務相がノーザンロック問題に関連して
「他行に英中銀の支援が必要な恐れなし」
「英経済は極めて力強く安定」
「現在の英政策金利は低水準」
と発言したことも支えとなったか、
つれ安となったドル円とクロス円の下げ幅は
限定的にとどまりました。

ニューヨーク市場に入ると早出勢によって反発した後、
発表された米生産者物価指数は弱かったものの
コアが強い数字となって、
加えてリーマン・ブラザーズの第3四半期決算が
減益ではあったものの市場予想を上回ったことで、
リスク回避が後退して、ドル円やクロス円が急騰しました。
その後発表された米ネット長期TICフローは弱かったものの、
ネットTICフロー合計が市場予想を上回り、
米株の堅調な推移もあって、
ドル円やクロス円が上昇する中、FOMCが発表されました。
はたしてその結果は、
金融混乱から経済への悪影響を未然に防ぎ
成長を促進するためとして、
全会一致で0.5%の利下げとなりました。
発表直後、大方の利下げ予想が0.25%であったこともあって、
株価上昇と利下げ売りとが激しく交錯して乱高下を演じた後、
対円を除くドルの下落と
株価上昇でのリスク回避後退でのクロス円の上昇という
結果となりました。
その後、後半から終盤にかけて調整の動きとなりました。

今日19日(水)は、昼過ぎに日銀政策金利発表が発表されます。
今回は据え置きが市場コンセンサスとなっています。
午後3時半からの福井日銀総裁の記者会見は一応注目です。

午後3時に独生産者物価指数、
夕方4時15分にスイス実質小売売上高、
夕方5時半に英BOE議事録、
夜の8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に米消費者物価指数と米住宅着工件数と
米建設許可件数、などが発表されます。
英と米の指標には特に注目が要りそうです。

ゴトウ日の明日20日(木)は、早朝7時45分にNZ経常収支、
午後3時15分にスイス貿易収支、
夕方5時半に英小売売上高、
夕方6時に欧建設支出、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数と加卸売売上高、
夜の11時に米景気先行指標総合指数、
深夜1時に米フィラデルフィア連銀指数、
などが発表されます。英米指標には注目です。

また、20日の夜11時には、
バーナンキFRB議長議会証言が予定されています。

さて、ビッグイベントのFOMCも終わりましたが、
今日のロンドン市場での反応に大いに注目したいものです。
また、昨日のリーマンに続き
今日は米証券大手のモルガンスタンレーの決算が
発表される予定ですので、今日の米指標とともに
米株価の動向にも大いに注目です。

各国の株式市場の動向とあわせて、
市場替りの動向に注意をしながら、
流れに乗ってトレードしたいものです。

さて今日は、BOPマーケットのお話です。

昨日は久しぶりに米政策金利が変わる日とあって、
FOMCを見とどけようと徹夜をしてしまいました。^^

毎朝、コーヒーを二杯ほど飲んだ後、
愛煙家なのでタバコを数本ふかして
さて、今日は何を書こうかと思いをめぐらして
ブログやマガジンのコラムを書くのですが、
どうも今日はボーッとしていつも以上に頭が回りません。

さて、今回のFOMCは0.5%の利下げとなりましたが、
元を尋ねますと、耳にタコのサブプライム問題が発端です。

多くの産業分野で最初にマーケティングターゲットとして
手がけ狙うのは、いわゆる中間層が多いようですが、
次に高級志向の富裕層のマーケットを
ターゲットとすることが多く、
それらのマーケットが飽和気味となると、
BOP市場へと向かうこととなるようです。

BOPとは「ボトム・オブ・ザ・ピラミッド」を略したもので、
経済ピラミッドの底辺、つまり貧困層のマーケットのことです。

「ネクスト・マーケット」の著者、
C・K・プラハラード氏が指摘するように、
このBOPマーケットはとても大きなマーケットです。

この市場へはたとえば日用品であれば、
P&Gが企画して成功したように
ボトルでシャンプーを買うことに躊躇する人たちへ
小分けの一回使い切りの製品を販売するなどの
ダウンサイズの方法もとれるのですが、

これが耐久消費財となると
とても高度なノウハウが必要となります。
ただの分割ローンでは回収リスクがとても大きくなって、
今般のようなサブプライム問題となりかねません。

このBOP市場への耐久消費財への販売の際には
BOP家電販売などで成長している
ブラジルの業界首位のカサスパイア社のように

安定した収入がなくとも正直で誠実な人を見抜く、
支払いが可能かどうか判断する、
返済能力以上の買い物をする顧客を諭し
予算内の購入の教育をする、
詐欺行為を未然に防ぐ、
契約の重要性を顧客に教育する、など

サブプライム・ローンを扱う金融機関でも
不動産販売でも担保設定以外に
クレジット・アナリストの養成が必要だったかもしれませんね。

泥縄式に政府がサブプライムの事後の対処療法を施す前に
政府と金融機関自体による
BOP市場の研究の必要性があったようです。

まして、マエストロと呼ばれたグリーンスパン氏の
「負の遺産」と言ってしまうのは、どうも違うようです。

これではムッとして、クリーンスパン氏も
おしゃべりマエストロとなってしまいます。(笑)

私達は日本にいるので実感が薄いのですが、
世界的には貧富や生活の格差はとても大きいようです。


※20日(木)のブログは都合によりお休みいたします。m(_ _)m

FX FOMCのお話

今日はいよいよFOMC政策金利の発表です。
利下げが確実視されている市場コンセンサスですが、
FF金利の変更は去年の8月末以来となりますね。

週はじめの昨日17日(月)の東京市場は、
早朝のオセアニア時間に複数の通貨ペアで
窓を空けてのスタートとなりましたが、
いったんその窓を埋めて、
その後は日市場が敬老の日で休みとあって、
ドル円も115円台前半でのもみ合いとなりましたが、
グリーンスパン前FRB議長による
「米住宅価格は更に下落へ」
「米リセッションの確率は3分の1をやや上回る」
などの発言が影響したか、
終盤にかけて徐々に軟調な展開となりました。

ロンドン市場に入ると、
英ノーザンロックに一日で20億ポンド(約4600億円)も
預金引き出しが殺到しているという報道があって、
預金引き出しが最大5時間待ちとなったとの噂も流れ、
英欧の株価が軟調となって、ポンド円が229円台前半まで、
ポンドドルでは1.99台半ばまでと、ポンドが下落しました。
また、欧貿易収支が-6億EURと
市場予想を大きく下回ったこともあって、
リスク回避の動意が起こって、
ドル円が一時114.70あたりまで下げるなど、
ドル円とクロス円全般が下落しました。

ニューヨーク市場に入ると、
サウジアラビアが戦闘機72機(44.3億ポンド相当)の購入を
英政府と合意したとの報道も材料となったか、
はじめはロンドン時間の動きに反発する展開となって、
ドル円が115円台を回復、ポンド円が230円後半まで、
ポンドドルが2.00台前半まで買い戻されました。
しかしその後、注目の米NY連銀製造業景況指数が
市場予想を下回り、またふたたびリスク回避の動きが
強まって、ポンドドルが1.9920あたりまで、
ポンド円が一時229円を割り込むあたりまで下落しました。
ドル円は115円を挟んでのもみ合いとなったものの、
クロス円はポンド主導で下落しました。

今日18日(火)は、夕方4時15分にスイス鉱工業生産、
夕方5時半に英消費者物価指数と英小売物価指数、
夕方6時に独欧のZEW景況感調査、加新車販売台数、
夜の9時半に米生産者物価指数、
夜の10時に米ネット長期TICフロー、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数、
そして、深夜3時過ぎに米FOMC政策金利が発表されます。

今日はFOMCを控えていることもあって、朝方から
ドル円とクロス円、そしてほとんどのストレート通貨も
調整の動きとなっています。

いよいよ今夜がFOMCの発表ですが、
一部では0.5%の利下げ観測があるものの、
市場の主要なコンセンサスは、
0.25%の利下げとなっているようです。

利下げ幅とともに、FOMC声明での
今後の利下げ余地などをしっかりと見据えたいものです。
また、米証券大手が決算期を迎えることから、
米株の動向にも注目されます。
波乱の可能性もあり、緊張の一日となりそうです。

さて今日は、FOMCのお話です。

今夜、米FF金利が利下げとなりますと、
金利の変更は去年の8月末以来となりますね。

6週間毎の火曜日、年に8回のFOMCの発表ですが、
毎回、声明には注目されていたものの、
(公定歩合は、先日利下げとなりましたが)
実際に米FF金利が変更となるのは、しばらくぶりとなります。

FOMCは、いわば日本での日銀金融政策決定会合や
欧でのECB政策理事会にあたりますが、
注目度は格段に高く、言うまでもない巨大指標です。

FOMCは"Federal Open Market Committee"を略したもので、
連邦公開市場委員会とも呼ばれます。
このFOMCは、FRBの理事7名、NY連銀総裁1名、
そして持ち回りの地区連銀総裁4名という
合計12名で構成されています。現在、FOMCの議長は、
大統領の指名と上院議会の承認という経過を経て選任された
FRBのバーナンキ議長が務め、NY連銀総裁が副議長を務めます。

FOMCで中心的な役割を担うのは、
米中央銀行システムFRS(=Fed)を統括する
米金融政策の最高意志決定機関である
連邦準備制度理事会のFRB(The Federal Reserve Board)です。

国際決済銀行のBISによりますと、
世界で取引されている通貨ペアの90%以上が
ドル絡みであることから、
FOMCの決定は、通貨レートをはじめ
世界の金融に大きな影響を与えます。

そのFOMCが今日発表されるわけで、緊張しますね。

さて、いろいろな経済指標や経済状況によって、
FOMCで総合的に検討・決定される政策金利のFFレートですが、
今は少し違ってきつつあるようですが、
従来から、地区連銀経済報告のベージュブックが
重要視されると言われてきました。

ロイターによりますと先日5日のそのベージュブックでは、

「ここ数週間で金融市場の混乱により
 大半の地区で住宅市場が著しく打撃を受けが、
 他のセクターには現時点で影響は波及していない」

「クレジットの収縮は住宅問題を悪化させ、
 商業用不動産にも影響を及ぼし始めたが、
 クレジットの質と利用可能度は
 大半の消費者や企業の借り手にとって引き続き良好」

と報告がなされたと報道されました。

また、著名なストラテジストのダグ・ロバーツ氏が
「ベージュブックは、利下げにつながるかもしれない
 大幅な悪化はないことを示した」と述べました。

市場はすでに利下げをかなり織り込んで
一部では0.5%利下げも説も今だ根強いものの、
市場の大方のコンセンサスは0.25%利下げのほうに
落ち着いてきているようです。

さて、今夜のFOMCの結果と声明はは如何に―。

FX ダマシのブレークアウトのお話

いよいよ明日の深夜3時にFOMC政策金利の発表ですね。
0.25%の利上げ予想が多いようですが、
0.5%の利上げとする声もあり、注目されます。

さて、先週末14日(金)の東京市場は、
前日のNY時間午後にBBCによって伝えられた
英銀ノーザン・ロックのBOEへの緊急融資要請報道で、
サブプライム問題が英国にも飛び火したとの観測が台頭して、
リスク回避の動きでポンドを中心に
クロス円やドル円が下げたことを継いではじまりました。

また、株式市場はNYダウが+133.23ドルで引けたことで、
日株も堅調に推移して、英金融当局による
「ノーザン・ロック銀の問題は解決した」
「同問題が他行に発生してもBOEは融資を実施する用意がある」
との声明もあって、仲値あたりではドル円が115円を回復して、
昼前まではドル円とクロス円は戻しの動きとなりました。
一方、ポンドドルの戻しは鈍い状況となりました。
その後、各通貨ペアは午後からもみ合いの展開となりました。

ロンドン市場に入ると、早出の欧州勢によって
クロス円やドル円に買いが入って、
ユーロドルやポンドドルも一時上昇しましたが、
欧株が軟調傾向であったことや
中国人民銀行が利上げを発表したこと、
そして、フィナンシャル・タイム紙の独版によって、
主要な英銀が欧州子会社を通じてECBから
キャッシュを借り入れていると報道されたことなどで、
結果的にダマシのブレークアウトとなって、
しだいにクロス円やドル円など
軟調な展開となって行きました。

ニューヨーク市場に入ると、
注目の米小売売上高が市場予想を下回る弱い結果となって
ドル円やクロス円が売られました。

ドル円が114円前半まで、
ポンド円が230円前半まで下落しました。
その後発表された米鉱工業生産も弱かったものの、
ミシガン大学消費者信頼感指数が
市場予想を上回る結果となって、
ポールソン米財務長官の
「強いドルは米国の国益、世界経済は非常に堅調、
米輸出に恩恵」との発言も後押しして、
ドル円は115円前半までと
週末のポジション調整も手伝ってか、
ロンドン時間からの下げ分をほぼ全て戻す
「行って来い」となりました。
またポンド円も231円半ば過ぎあたりまで戻しました。
一方、カナダは原油価格が80ドルを超え
史上最高値を更新したことや
米政策金利の下げ織り込みなどで騰勢を強めて、
ドルカナダが1.03台を下抜けました。
また、ユーロドルは乱高下しながら下げた後、
後半に堅調な戻しの動きを見せました。

週はじめの今日17日(月)は、日市場は敬老の日でお休みです。
夕方6時に欧貿易収支7月(季調済)、
夜の9時半に米NY連銀製造業景況指数、
同時刻に加国際証券取扱高、などが発表されます。

さて、今日も窓を空けてはじまった通貨ペアが多かったですが、
ドル円やクロス円では、東京市場が始まると
その窓もいったんは埋まりました。
今日は東京市場はお休みで
東京時間は動意少ない展開が予想されますが、
ロンドン時間やニューヨーク時間での
動きに注目したいものです。

今日の米NY連銀製造業景況指数には注目です。
また、深夜1時45分ころからポールソン米財務長官と英財務相の
記者会見が予定されています。

18日のFOMCでの利下げは、
ほぼ確実との市場コンセンサスですが、
0.25%の利上げ観測が優勢なものの
0.5%の利上げを予想する声もあり、
今後の追加利下げ観測に対してもFOMC声明が注目されます。
利下げ幅の観測が割れていることもあって、
FOMCではある程度大き目の動きとなる可能性がありそうです。

今日明日とFOMC前のポジション調整の動きや
思惑や噂での動きなどに充分に注意して、
トレードしていきたいものです。

さて今日は、ダマシのブレークアウトのお話です。

ブレークアウトは、エクスパンションとも
呼ばれることがありますが、

大きな利益をもたらすことも多いものの、
ダマシとなることも多いものです。

直近のレートの山を超えて、
動的なボラティリティの標準偏差の境界が
蜂に刺されたようにプックリと盛り上がり、
レンジがブレークしようとする時に
流れをフォローしようとする参加者が増えたその刹那、
プックリと盛り上がった標準偏差の境界が
虫さ刺されの薬でも塗られたかのように(笑)
元に戻ってしまうことがあります。

これは、ダマシのブレークアウトとか
チョッピーな動きとも呼ばれますが、

このフェイント的な動きの後、
さらに逆方向にレートがどんどん動くこともあって、
スポーツのホッケーのダマシ戦略になぞらえて、
このことをヘッドフェイクなどと呼ぶことがあります。

プレイヤーの中には、ブレイクアウトもどきを
意図的に仕掛け、ブレイクアウトの蜜に群がる
純心なフォロアーのポジションを狙おうとする
スペキュレーターもいて、困ったものです。

ロンドン市場での初動で多く見られ、
ニューヨーク市場での初動でもよく見られることがあります。
さしたるニュースなどのきっかけがないのに
ブレークアウトしかかったら
スペキュレーターの仕掛けの可能性もあり要注意です。

判別は難しいのですが、
ブレークアウトかと思われる比較的初期に
長めのヒゲや、上げでの陰線や下げでの陽線が
示現すると要注意です。
反転の動きが早い時もありますので、
とても厄介です。

また、

市場にはこのダマシのブレークアウトを
利用した戦略もあります。

ブレークアウトがダマシとなって、
元の方向へレートが戻り、
さらにそのダマシのブレークアウトと逆側の
直近の山(谷)を逆抜けしたら、
ヘッドフェイクということで、
仕掛ける戦略があります。

たとえば、
ダマシのブレークアウトが上げの方向だったら、
レートが逆側の直近の下の山(谷)を抜けたのを見計らって、
下げの方向、つまり売りポジションを持つわけですが、
このセットアップは、皮肉なことに
比較的成功率が高いと言われています。

市場に大きな動意がある時は、
市場が次に替わっても一方向にレートが
どんどん継続して動くこともありますが、
前市場がもみ合い傾向で上昇や下降していたときなどに、
ロンドン市場やニューヨーク市場のはじめは、
前市場といったん逆に動くことが比較的多いこと、

そして、

意図的なダマシのブレークアウトの仕掛けもあるので、
ブレークアウト初期の動きには
充分注意する必要がありそうです。

荒くれスペキュレーターの仕掛けにはご用心。

FX 「虎穴に入らずんば」のお話

昨日はロンドンとニューヨーク前半で
ドル円やクロス円が上昇しましたが
ニューヨーク後半に
「英銀のノーザン・ロックがBOEに緊急融資を求めた」
とのBBCの報道に下落して、
大きな行って来い相場となりましたね。

昨日13日(木)は、早朝に発表されたNZ政策金利は
市場のコンセンサスとおり8.25%の据え置きとなりました。
その後発表されたNZ小売売上高が市場予想を下回り、
限定的ながらキウィが軟調となりました。
その他、東京時間では、
日本の政局もはっきりしないこともあってか、
全般的に様子見的な上下動の相場に始終しました。
日経平均も23円59銭高の小動きで取引を終了しました。

ロンドン市場に入ると、
欧州勢の参入に伴い円売りが優勢の展開となりました。
夕方発表されたECB月報では、
金融市場の変動で不安定さが増大したとしながらも、
「金融政策は依然として緩和的で 中期的インフレ見通しは
 上振れリスクで今年のインフレ率は2%を上回るだろう」と
発表されたことで、
ユーロドルが1.39前半まで上昇して高値を更新しましたが、
その後軟調となりました。
一方ドル円やクロス円は、
ECB理事の「投資家は自信を回復するだろう」との発言も
後押しとなったか、堅調な動きとなりました。
ドル円が114円後半まで上昇して、
ポンド円が232円後半まで上昇しました。

ニューヨーク市場に入ると、
早出勢によっていったんの調整の動きも見られましたが、
ほどなく盛り返して、ドル円が115円台半ば、
ポンド円が234円後半まで上昇しました。
また、スイス政策金利は市場の大方の予想とおり
0.25%の利上げとなりました。これを受けて
ドルスイスが、利食いに押されながらも
1.1880スイスフランあたりまで上昇しました。
その後、ニューヨーク後半に
「英銀のノーザンがBOEに緊急融資を求めた」と
BBCから報道されたことをきっかけに、
急激なリスク回避の動きとなってポンドが急落、
これにつれてドル円やクロス円全般が大きく下げて、
ロンドンからの上昇を全て戻す
大きな振幅の「行って来い」相場となりました。

週末の今日14日(金)は、早朝NZ製造業売上高が発表されて
前月を上回る1.7%という結果となりました。

昼過ぎの1時半に日鉱工業生産と日設備稼働率、
午後3時半に独消費者物価指数、
夕方6時に欧消費者物価指数、
夜の9時半に注目の米小売売上高、
米経常収支などの複数の米指標
同時刻に加製造業出荷、加労働生産率、
夜の10時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数、米設備稼働率、
などが発表されます。

今日は米小売売上高と米鉱工業生産に注目です。
また、ミシガン大学消費者信頼感指数にも
今日は注意が必要なようです。

さて、昨日は欧株も堅調でNYダウも+133.23ドルと堅調で、
為替相場も堅調でしたが、
BBC報道でリスク回避の動きが急激に再燃するなど
市場のセンチメントは
まだ悪いニュースに敏感に反応するようです。

今日は日株も堅調にスタートして、
為替も戻してはじまっていますが、
報道に大きく振れる相場となることもありますので、
注意深い機敏なトレードの必要がありそうです。
また、来週月曜日が日市場が休みであることで、
調整の動きにも注意しながら
ロンドンとニューヨークの流れに乗って
トレードしていきたいものです。

さて今日は「虎穴に入らずんば」のお話です。

後漢時代に活躍した班超(はんちょう)の言ったこととして、
後漢書の班超伝に出てくる言葉の
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ですが、

危険を冒すことなく利益を得ることはできない、
という意味で用いられる諺です。

投資にあてはめれば、
「リスクを取ることによってリターンが得られる」
ということになるのかもしれませんね。

普通、リスクとは「危険」と和訳されますが、
投資では「損益分布の範囲」と定義されます。

損の可能性とともに利益の可能性もあることを
意味するわけですね。

ここで大切なのは、
「利益の可能性がある」ということで、
危険を冒すに足る利益の可能性の見込みが
重要なポイントとなるようです。

当然ながら、
危険を冒せば利益を得れるということではない、
わけです。

ですから、

上げそうだから買う、下げそうだから売る、
だけでは不十分で(これでうまくいくこともありますが)
これだけでは危険という意味が強い
蛮勇となってしまうことがあります。
トレードをするにあたっては、
利益の期待の見込みを立てる必要があります。

これではじめて「リスクを取る」ということになって、
リターンが期待できるようになるわけです。

一見、無秩序なランダムウォークに見えるレートの動きも、
ある程度の過去の連動性を伴って動いていて、

ときおり見られる週はじめの
土日をはさむ「窓空き(ギャップ)」は別としましても、
100円のレートが、次の瞬間に101円になるようなことは
可能性としてはあっても実際にはほとんどありえません。
ある程度の秩序の範囲で動いています。

そのレートの動く範囲は
動的なその時のボラティリティの境界の範囲に
かなり制約を受けている事実があって、
その見えない境界を知る必要があります。

もちろん、その境界を破り突き抜ける
ボラティリティ・ブレークアウトということもありますが、
標準偏差のバンドやチャネルなどの
見えない境界は意識する必要がありそうです。

このほかにも見えないレートの壁はいろいろあって、
ブルとベアを分かつ長短の移動平均線や
レジスタンスやサポートのラインやトレンドラインなどがあり、

トレードにあたっては、
これらの見えないレートの抵抗の壁を意識した上で、
利益の目標をたてて、その利益がリスクを冒すに足る時だけ
「リスクを取る」トレードができる条件が整います。

こうして、周到にトレードしても
ある程度負けることもあるものですが、

まして、なんとなく漠然とトレードしていたり、
「えい、行ってしまえ!」の蛮勇のトレードや
ただ数多くトレードがしたいだけのポジポジ病では、
なかなかプラスの収益とはならないようです。

たとえチャンスをジッと待つことにはなっても、
虎穴に入ってしっかりと虎子を得れる相場の状況を
しっかりと見定めて、トレードしていきたいものですね。

おまけ(笑)
神の目と言われている3000年に一度のエクスパンションです。
こんなエクスパンションが相場であったら凄いですね。

FX ロスチャイルドの戦略のお話

ユーロが史上最高値を更新しましたね。

昨日12日(水)の東京市場は、
突然の安倍首相辞任報道にいったん円安が進みましたが、
政局不安にしだいに日経平均がマイナス圏に転ずると
リスク資産圧縮の動きが強まり、円高に傾斜しました。
ドル円が113円後半まで値を下げました。
一方、ユーロは堅調な動きとなって、
ユーロドルが1.38後半まで上昇しました。

ロンドン市場に入ると、いったん調整の動きとなりました。
ユーロドルが一時1.3850ドルを割って、
ドル円が一時114円台を回復しました。
その後、調整が一服すると再びドル安が進みました。
一方ポンドは、口蹄疫報道や
金利のピークアウト感が台頭したようで
軟調な展開となりました。
ユーロポンドでもポンドが売られました。

ニューヨーク市場に入ると、
円売りの急な動きとなって、
ドル円が114.30あたりまで上昇しました。
ユーロ円も158円半ばを超えるあたりまで上昇しました。
口蹄疫報道などで軟調だったポンド円も
232円前半まで上昇しました。
一方、堅調なユーロドルはさらに上昇して、
1.3900ドルを突破して史上最高値を更新しました。
オセアニア通貨も前半まで堅調に推移して、
原油高に後押しされてカナダも堅調な展開となりました。
後半は総じてやや調整からもみ合いの展開となりました。

今日13日(木)は、早朝にNZ政策金利が発表されましたが、
市場コンセンサスとおりの据え置きとなりました。
続いて発表されたNZ小売売上高が市場予想を下回ったことで、
NZが軟調となりましたが、今のところ限定的な反応に
とどまっています。

夕方5時に欧ECB月報、
夜9時にスイス政策金利、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数と加設備稼働率、
深夜の3時に米月次財政収支、などが発表されます。
スイス政策金利は0.25%の利上げが
市場コンセンサスとなっています。

さて、昨日のNYダウは終盤に値を下げて
−16.74で引けていますが、日株は小高く始まっています。
現在は様子見的な展開が続いているようです。
ドル円がオセアニア時間からしばらく上昇しましたが、
その後は調整の動きも見られ、
総じて為替市場も上下動のある
方向感の難しい展開となりつつあるようです。
昨日の調整となる雰囲気も感じますが、
ロンドンとNYでの動きを見てトレードしたい印象です。

さて今日は、ロスチャイルドの戦略のお話です。

市場は今も昔も情報戦が盛んなようで、
作為を感じるタイミングで噂や憶測や報道が
流れて来るような印象を受けることがあります。

プレーヤー中には、単なる売り浴びせなどの仕掛け
だけではなく、噂などでの情報操作を画策する者も
無きにしもあらずのようで、
かつてのワーテルローの戦いでの
ロスチャイルド家もそうであったようです。

皇帝としてフランス軍を率いて、
ヨーロッパの制覇を目指したナポレオンが
戦いに敗れて、1814年にエルバ島へ流刑となりますが、
ナポレオンはエルバ島を脱出して、
わずか2ヶ月の間に大軍を再び集めて
再びフランスの勢力拡大の戦いを繰り広げます。

ヨーロッパ各国にとって、
このナポレオン軍の進撃は脅威で、
イギリスでも戦いに備えて、
戦費捻出のための高い利回りの国債を発行したのですが、
そのとき最大の買い手となったのは、
ロスチャイルド家でした。

イギリスを中心とする当時の連合国が勝利すると
その国債は高利で償還され、
逆に連合国側が敗れると
その国債はただの紙切れ同然となってしまいます。

ロスチャイルド家は、連合国の勝利と
ナポレオンの敗北に賭けたわけです。

ナポレオン軍は緒戦でプロイセン軍を破り
その破竹の勢いに乗って
ついにベルギー南部のワーテルローで
イギリス軍と激突しました。

ウェリントン将軍率いるイギリス軍は
戦いの当初、苦戦を強いられる状況となりました。

この旗色に国債価格はみるみる下落していきました。

その後、緒戦で敗退したプロイセン軍が
イギリス軍に合流して戦い、
一進一退の壮絶な戦いの後、
ついにパリを奪還して連合国側の勝利となるわけですが、

当時の情報網は現代のネット社会と違って
タイムラグが大きく、いち早く連合国側の
勝利の報を得ていたロスチャイルド家は
それを利用してある作戦に出ました。

緒戦でのプロイセンの敗北や
ウェリントン将軍の当初の苦戦という
下地があることをよいことに
ロスチャイルド家は国債を売り浴びせしたのです。

いまだ正確な情報を掴んでいない投資家は動揺して、

「こんなに売るとは、ロスチャイルド家が、
 いち早くナポレオン軍が勝利したという
 情報を掴んだに違いない」

と思い込み、売りが売りを呼んで
国債価格は大暴落しました。

それを見て、ロスチャイルド家は
バーゲンとなった国債を
まんまと安く買占めることに成功しました。

その後、イギリス連合国側の勝利の報が伝わると
ロスチャイルド家は巨万の富を手に入れました。

投資家武勇伝の今は昔の物語ですが、
現代でも、ほんの数分の情報のタイムラグを利用したり、
意図的な噂の流布などによって、
形は違えど情報戦は生きているのかもしれませんね。(謎)

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