FX 投資と投機のお話

札幌の冬を彩る大通公園のホワイト・イルミネーションが
夜に煌いて、とても綺麗でした。
地下街やデパートもたくさんの買い物客で驚きました。
一方、報道によると米国のクリスマス商戦は少し厳しそうです。

先週木曜日のサンクスビギンズデーに続き、
日本も祝日となった先週末23日は、
前日のNY後半の膠着状態から一変して、
午前9時頃から短期筋による閑散を狙った
流動性を衝くドル売りが仕掛けられて、
ユーロドルなどを中心にドルストレートが上昇して、
ドル円が下落しました。
この動きを受けて、いったんクロス円が上昇したものの、
ほどなく下落に転じる展開となりました。
昼までにユーロドルが1.49台半ば過ぎまで
市場最高値を更新して上昇、一方、ドル円は、
昼過ぎまでに107円台半ば近くまで下落しました。
動きが落ち着くと、
オセアニア通貨は対ドルで昼頃から下落に転じ、
欧州通貨などのドルストレートは、
しばらくもみ合いとなりました。
その後、クロス円は上下動しながらも軟調に推移して、
ドル円はもみ合いとなりました。

ロンドン時間に入ると、各通貨ペアはそれぞれの動きの中で、
しばらくもみ合いが続きましたが、夕方5時近くになると、
欧株が前日比プラス圏で推移していたことや、
スペイン中銀総裁による
「ユーロ圏の景気減速は予想されたよりも大きい」
とのコメントも材料視されたか、
急激なショートカバーが入りドルが買い戻されて、
上昇にあったユーロドルが1.47台後半まで下落して、
ドルストレートが軒並み下落していきました。
この動きにつれてユーロ円やポンド円が下げて、
トリシェECB総裁による
「市場は日本経済の力強い改善を評価すべき」
とのコメントも手伝うこととなったか、
ユーロ円が159円半ばあたりまで、
ポンド円も221円台まで下落しました。
一方、ドル円はドル買戻しにいったん上げた後また下げて、
オセアニア通貨の対円での大きめの上下動とともに
チョッピーな動きを演じました。

ニューヨーク時間に入ると、
東京とロンドン時間での流動性を衝く激しい動きも一服して、
やや軟調ながら落ち着きを取り戻す動きとなりました。
その後、ユーロドルは膠着的な動きであったものの、
深夜12時あたりから、堅調であった株式市場の動きを背景に
リスク懸念が後退して、ドル円とクロス円、そして
ドルストレートもオセアニア通貨を中心に上げていきました。
ドル円が108円台前半あたりまで、
ポンド円が223円台前半まで上昇しました。
また、選挙後の歳出拡大によるインフレ圧力観測も手伝ったか
豪ドル米ドルが0.87台後半まで上昇していきました。
終盤は、米株式市場が短縮取引だったこともあり、
上昇ムードの中で落ち着いた動きとなりました。

連休明けとなる週初めの今日26日(月)は、
早朝にNZの貿易収支が発表されて、
輸出が+34.2億NZDで輸入が+41.1億NZDで
総合−6.90億NZDという数字となりましたが、
キウィも他のクロス円につられてた格好の上下動となって、
徐々に堅調な動きをみせました。

今日は、この後の経済指標の発表はありません。

明日27日(火)は、
夕方5時15分にスイス生産者輸入価格、
夕方6時に独IFO景気動向と複数の独IFO関連指標、
夜の11時に米S&Pケースシラー住宅価格、
深夜12時に米消費者信頼感指数と
米リッチモンド連銀製造業指数、
などが発表されます。独IFOと米指標には注目です。

さて、米の年間小売売上の4分の1にもなると言われている
米クリスマス商戦もやや不調が伝えられて、
予断は許されませんが、買い意欲も垣間見られて、
下げに、とりあえずの一服感も出てきているようですが、
中国匿名高官のコメントとして
「中国は外貨準備の一部で日本株式を取得」と報道されると、
円が買われる動きとなりました。

今週はベージュブックに米耐久財受注や米住宅関連指標、
そして米GDP(改定値)に米個人消費やPCEデフレータなど
注目の指標も多く、相場の動向が注目されます。

あいかわらず株価のご機嫌伺いの為替相場も予想されますので、
各国の株価の動きには、引き続き注目して
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、投資と投機のお話です。

オックスフォード英英辞典には、
投資(Investment)と投機(Speculation)が、
はっきりと定義されているようですが、
これが少し苦笑モノです。^^

利益を期待してお金を投じるのが「投資」で、
(フムフム、これはすんなり理解できますね)

そしてなんと、

「投機」とは、損失の危険を冒してお金を投じること、
となっています。(苦笑)

トレーダーの多くが行っていることは「投機」で、
儲けようとして損をしている人も少なくなく、
言い得て妙といえば、そうですが、
どちらもお金にお金を稼がせる行為に違いはなくとも、
なんとも複雑な心境にさせられます。

「誰でも簡単」「1日○分で億万長者」といった
誤った風潮が蔓延しているためか、
資金管理やトレードスキルなど高度な技術を要する、
プロ筋のマネーバトルに参戦することになる投機を
甘く考えて、資金を減らす人が後を絶ちません。

切った張ったのギャンブルの域から脱して
正しく投機行為であるトレードをするには、
特定の学問分野を極めるように
それ相応のトレードの勉強と時間が必要なのです。

一方、投資は、
(最近は投機との境界が曖昧になりつつあるようですが)

事業、不動産、証券などに資本を投じて、
お金にお金を稼がせることで、
なんだほとんど同じじゃないか、と思うものの
理念と言えばオーバーかもしれませんが、
基本としている考え方が違うようです。

たとえば、本物の富裕層がその財産を
守り維持する方法の1つとして、
19世紀の中ごろからのスイスの銀行の
プライベート・バンキングを利用することが
あるそうですが、

まず、時間といいますか、
期間の認識が投機とはずいぶん違うようです。
30年から50年単位での運用となるそうです。

預かり資産も最低1億円というところもあって、
10億、100億単位での運用も多いといいます。

また、これら期間や資金量の違いだけでなく、

運用の目的が、資産を増やすというよりは
「インフレからお金の購買価値を守るために運用する」
という考えの富裕層も多いそうで、
「すでにお金が充分にあるぞ」と言わんばかりですが、
(金持ち投機家ももちろんいるものの)
何十%もの利回りを目指して欲に目が血走る貧乏投機家とは、
目的の根が違うようですね。(苦笑)

そして、3〜5%の利回りを目標に
その資金は安全性の高い債券市場などで
運用が行われるそうです。

しかしながら…、

投機にはない安定運用が見込まれるため、
投機では空絵事となりがちで
なかなかでき得ない複利運用ができて、
たとえ5%の利回りでも、
50年では11.47倍となるために、
100億の資産が(税は別として)
1,000億円以上にも現実になってしまうわけです。(驚)

類友の法則ではないですが、
資本主義の世の中なれば、
どうも、お金はお金のあるところに集まるようですね…。

てなことなわけですが(笑)

しかーし、

指をくわえて億単位が小銭の富裕層を
羨望の目で見ているわけにはいかず、
我々投機家も奮起しなくてはなりませぬ。

ファイト! オーッ! (爆)


<業務連絡>

24日(土)にニフティのアドレスでお問合せいただきました
方で回答のメールが着いていらっしゃらない方がいらっしゃい
ましたら、記載のメールアドレスを再確認の上、
もう一度メールをお送りくださいませ。
回答のメールをお送りいたしましたが、
アドレス違いのため回答メールが戻ってきてしまいました。
回答が到着していないものと思います。 m(_ _)m



FX 相場分析のお話

北海道では、昨日、雪が強い風で吹きつける
吹雪(ふぶき)となりました。
冬将軍の到来で、とても寒い一日でした。
でも、冬のおかげで鍋がとても美味しいです。^^

昨日22日(木)の東京時間は、前日に世界各市場の株安で、
ドル円が05年6月以来の108円29銭となるなどの
円高を調整する動きで始まりました。
この動きで日株も午後になって前日比プラス圏まで戻して、
ドル円も109円前半まで、
クロス円もユーロ円で162円あたりまで上昇しましたが、
米元大統領経済諮問委員会のリンゼー氏による
「ドル円は2年以内に80円まで下落する可能性がある」
とのコメントや、中国国家統計局長による
「より柔軟な人民元が中国経済に不可欠、
人民元は過小評価されている」との発言に
円高連想となったか、反発の流れは続かず、
再びドル円とクロス円が下落していきました。

ロンドン時間に入っても円高の流れが続き、
ドル円が108円台後半、
クロス円もポンド円で224円前半で推移するなど
軟調な展開が続きました。
ドルストレートもクロス円におおむね同調的な動きでしたが、
そのような中でも堅調であったユーロドルが、
バローゾ欧州委員長による
「非常に強いユーロが懸念となっている」
とのコメントが出されると、警戒感からか
1.48台前半まで売られました。
その後は米市場の休日も意識してか、
欧株が落ち着きを取り戻していたこともあって、
動意に乏しい膠着感のある相場となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
米国がサンクスビギンズデーの祝日であることもあって
株価などの材料にも乏しく静かな相場が続きましたが、
その後じわじわと円高傾向で推移する中、
トリシェECB総裁が円や人民元の上昇を求める発言をした
ことも影響してか、ドル円やクロス円が下落していきました。
ドル円が108円の半ばを割って、
クロス円もポンド円で223円前半までと、
限定的ながら軟化しました。
終盤は、ドル円では膠着状態、
クロス円とドルストレートはわずかに反発という
展開でしたが、総じて小幅な値動きとなりました。

週末の今日23日(金)は、
午後4時に独輸入物価指数、
夕方6時半に英第3四半期GDP(改定値)
などが発表されます。今日は米指標はありません。

さて、今日は日市場がお休みですが、
現在、ストップ狙いの仕掛けだと噂されていますが、
ドルが売られてドル円が下落して、
欧州通貨を中心にドルストレートが上昇しています。
例年のことですが、
市場の休みの多いこの時期は流動性が減少して、
仕掛けなどでのチョッピーな動きとなることがあります。
騙され覚悟で流れに乗るのも一策ですが、
高値安値を掴まぬようにも注意したいものです。

今日は指標発表が少なく、
日を除く各市場の株価の動向に注目が集まりそうです。
午後4時過ぎと夜9時過ぎからの市場初動とともに
流動性を衝くチョッピーな動きに注意して、
慎重にトレードしていきたいものです。

さて今日は、相場分析のお話です。

このごろは、ファンダメンタル派と
テクニカル派は、互いに一目置いて、
だいぶん仲が良くなってきましたが、

過去にはファンダメンタル分析のみが
正統といわれていた時代があったそうで、

その頃は、「オカルト」だの
「アウトローな星占い」だの
「罫線屋」などと、
テクニカル分析がバカにされ
邪道扱いされていたようですね。

そういえば相場師であった私の亡父も
いわゆる罫線屋と呼ばれていたようで、
手書きの穀物相場の折れ線チャートを
部屋の壁一面に貼って、
夜中に一人ぶつぶつ言いながら
何時間もチャートを眺めていたことを思い出します。
私の父は、オカルティストであったわけです。(笑)

今では、ヘッジファンドのマネージャーでも
ディーラーでも、テクニカル分析にたいして、
そのようなことを言う人はほとんどいないようで、

大きな経済の方向を捉えようとする
ファンダメンタル派に対して、

「その経済情報をあなたが
 最初に得れた可能性はないのだから、
 経済情報で相場を張るのはおかしい。
 もう手遅れなんですよ。
 それに…、あんたの言うことは常に後付だ。」

などと、とんちんかんな言いがかりや、

相場自体の傾向を捉えようとするテクニカル派に対して

「どたいチャートなんかで相場が解るわけがない。
 相場はテクニカルで動いているわけではない。
 相場はファンダメンタルで動いているんだ。
 経済指標一発で相場の動きなんてガラリと
 変わることもあるんだよ。」

などとの悪口の言い合いも、
しだいになりを潜めてきているようですね。(苦笑)

現在でも、厳格なテクニカル派の中には、
ファンメンタル分析は先入観のバイアスを生じさせて
テクニカル分析には有害だ、と言う人もいるものの、
ファンダメンタルとテクニカルは、
相互補完ということで、ほぼ落ち着いてきているようです。

ファンダメンタルが(直接)相場を形成するわけではなく、
ファンダメンタルに反応した市場心理こそが
相場を形成することが解ってきて、

経済のファンダメンタルの趨勢が、
(流れを見て)具体的に「いつ」市場心理に反映されるかが、
トレードでは必要なためにテクニカル分析も必要で、
相互補完の関係となるのですね。

どことなく、昔は喧嘩ばかりで
今は仲のよい老夫婦にも似ていて面白いですね。 (^-^)

不確実な相場において、
未来は誰にも判るものではありませんが、

ファンダメンタルでの大きな経済の方向認識とともに、
今の流れを捉えて「いつ」を探る、
テクニカルで相場の傾向認識もできることは、
トレーダーにとって、やはり大切なようです。


FX ストラテジーのお話

夜のショッピング街のウインドウ越に見る
クリスマスの飾りつけが、
白い雪の中でキラキラ輝いてとても綺麗です。

ゴトウ日の昨日20日(火)の東京時間は、
前日19日のNYダウの大幅下落でのドル円とクロス円の
大幅下落を調整する動きで始まりましたが、
この動きも仲値までで、ほどなく反転軟調となって
ドル円が109円台の後半あたりまで、
ユーロ円が160円台半ば近くまで下落しました。
しかしその後「本日FEDが緊急ミーティングを実施して
利下げに踏み切るのでは?」との噂が飛び交って、
日株も前日比プラス圏に上昇すると、
ドル円とクロス円、
そして同調傾向にあったドルストレートも
こぞって一転の上昇となって行きました。

ロンドン時間に入ると、
サウジアラビアの新聞に匿名高官のコメントとして、
湾岸諸国がドルペッグ制をまだ廃止できないとしながらも、
このままドル安が続くならば湾岸諸国の通貨切り上げと
バスケット制への移行を検討しているとの報道に、
ドルが売られてユーロドルやポンドドルが上昇しました。
また、欧株価が上下動しながらもしだいに
堅調となっていったことで、
クロス円はユーロ円が163円前半まで
上昇するなど総じて上昇しました。
その後は、もみ合いとなって行きました。
一方、ドル円は強弱綱引きとなる中、
上下動しながら軟調傾向のもみ合いとなりました。

ニューヨーク市場に入ると
カナダ消費者物価指数が発表されて、
市場予想を下回る結果にカナダが売られました。
ドルカナダが0.98台半ばあたりまで上昇しました。
また、発表された米住宅関連指標は強弱交錯しましたが、
ややドルが売られる反応となりました。
その後、クロス円やドルストレートは
もみ合いが続きましたが、
ドル円は上下動しながら109円台に下落しました。
ニューヨークの午後に発表された注目の米FOMC議事録では、
インフレ警戒姿勢を取りながらもやや弱気の内容で、
10月の利下げ決定がぎりぎりの選択あったと
発表されたことに12月の利下げ期待がやや後退したか、
株価がいったん軟調となる反応となりました。
しかし原油価格が史上最高値を更新したこともあって、
石油関連株主導で株価が終盤に上昇に転じました。
この動きにドル円は一時110円台に戻す動きとなりました。
他のクロス円も終盤やや上昇して、
ドルストレートも終盤に限定的ながら上昇しました。

今日21日(水)は、
夕方6時半に英BOE議事録、
夜の9時に米住宅ローン申請指数、
夜の10時半に米新規失業保険申請件数と加小売売上高、
深夜12時に米ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)と
米景気先行指数、
などが発表されます。
英BOE議事録と米指標には注目です。

明日22日(木)は、
午後4時に独GBPと独個人消費など確報値の複数の独指標、
夕方5時15分にスイスの雇用水準と失業水準、
夕方6時に欧経常収支、
夕方6時半に英総合事業投資(速報値)、
夜7時に欧鉱工業新規受注、
などが発表されます。米指標は祝日のためありません。
英欧の指標には一応注目です。

さて、FOMC議事録が発表されましたが、
やや利下げ期待が後退する結果となりました。
原油が1バレル100ドル近い高騰となっていて、
湾岸諸国からは、このままドル安が続くと
ドルペッグも危ういとの声も出てきていて、
ドルにとっては厳しい状況が続いているようです。

明日22日が米のサンクスギビングデーでお休みで、
明後日23日が日本の祝日とあって、
今日21日も米債券市場が短縮営業となりますので、
明日あたりから早々とクリスマス休暇に入る投資家もいて、
連休ムードが強くなることによるポジション調整の動きには
注意が必要なようです。

世界の株価の動向を睨みながらも、
節目の時間と深夜の動きには気をつけたいものです。

さて今日は、ストラテジーのお話です。

もともとはギリシャ語の
strategiaに由来するそうですが、
よくストラテジー(strategy)なんていうことを
言いますね。

軍事用語などで使われる「戦略」のことで、
最近は、マーケティングの分野でも応用されているようです。

ものの本によりますと、
さらに作戦だの戦術だのに分類されるようですが、
そのような細分類は私のようなものにとっては
「そんなの関係ネー。」ですが、(爆)

トレードも戦闘とするならば、
ストラテジーは大切なようですね。

戦略法則の1つに
ランチェスターの法則というのがあって、
トレードにおいても興味深いものです。

「一騎打ちの法則」とも呼ばれる第1法則では、
兵力の大きいほうが優位とされて、
トレードではさしづめ「資金」にあたるのかもしれません。

また、「集中効果の法則」と呼ばれる第2法則では、
機銃装備などの兵器戦で、これはさしづめ、
テクニカルインジケーターや
トレードソフトなどにあたるのかもしれません。

さらにランチェスターによれば、
第1法則と第2法則のどちらを使って戦闘を行うか、
という「最適戦略」をとって、
弱者と強者の戦略を説きますが、

まぁ、どっちもあると
より「オッパッピー」のようです。(笑)

さて、

トレードでの昔ながらの戦略といいますと、

「保(持)ち合い離れにつけ」
などの順張り戦略から、

「山高ければ谷深し」
「人の行く裏に道あり花の山」
などの逆張り戦略もあって、

適用すべき時を知らないと
何がなんだか解らなくなってしまうものですが、
肝心なのは順張りすべき時か、
逆張りすべき時か、を知ることのほうのようです。

私の好きな戦略は、順逆両要素のある
「押し目買い」や「戻り売り」で、
次に好きなのは「保(持)ち合い離れにつけ」
の順張り戦略なのですが、

初心の頃、この「保ち合い離れにつけ」のほうが
まったく理解できませんでした。 (^^;)

1Pipでも安く買いたい、1Pipでも高く売りたい、
とばかり思っていたものでしたから、(苦笑)

この「ポイントを超えて高くなったから買う」
「ポイントを超えて安くなったから売る」
というブレークアウトの思考が理解できなかったわけです。

「なんで高くなってからわざわざ買うのか」
まったく理解できなくて、なんだこれ、と思ったものです。

まぁ、わけのわからない逆張り思考だったのですね。

相場には、逆張りすべき時もあり、
また、順張りすべき時もあるわけで、

気難しいマーケットを攻略するには、

単なるフォーメーション認識での戦略だけでも、
また、兵器にあたるテクニカルで、
まして逆張り指向のオシレーターだけでは、
片手落ちもいいとこで、

「時」をわきまえる術を持って、
その上で形などによる戦略(ストラテジー)を立てて、

さらに戦略に適した兵器にあたる
テクニカルなどを順逆適正に使い分けて、
戦略とテクニカルの整合を得れたとき、

うまくトレードチャンスを捉まえれるようですね。


FX 涌き出るのお話

今日の北海道は夜に雪が降って、
大地の白と青い空がとても綺麗です。
私の家の庭の木々も白い雪の綿帽子をかぶりました。^^

先週末の16日(金)の東京時間は、
はじめ投信がらみの買いなどでドル円とクロス円が
仲値あたりまで堅調に推移しましたが、
「米カーライルの主要ファンドが投資家の大量解約に
直面している」との14日の英系通信社の報道を背景に
「米ヘッジファンドが破綻か」との噂となった模様で、
日経平均株価が300円超の下落となったことや、
アジア株も軟調となったことで、
ドル円やクロス円が一転して下落していきました。
ドル円が一時109円台後半まで、
ユーロ円が160円後半まで値を下げました。

ロンドン時間に入ると、しばらく
ドルストレートも含めてもみ合い相場が続きましたが、
夕方5時頃に英タイムズ紙によって、
「BOEが緊急融資をした総額が230億GBPだが、英ノーザン・
ロックが受け取った額は200億GBPで、残りはどこへ?」
という報道や、独紙による「独IKBがサブプライムに絡んで、
3億ユーロの追加損失計上か」との約束記事などで、
銀行破綻の可能性の噂が出てポンドやユーロが下げました。
一方、欧州通貨以外のクロス円ドル円は
徐々に上昇する展開となりました。
その後、ドルストレートも反発して上昇に転じました。
また、ユーロポンドが一時0.7169まで上昇して
2003年6月以来の高値をつけました。
その後、欧株の軟調にドル円やクロス円が
いったん軟調となりましたが、
再び上昇する展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
しばらくロンドの流れを継いで
ドル円とクロス円が堅調に推移して、
さらにNYダウが前日比プラス圏で寄り付いたことなどで、
さらに上げ潮の展開となりましたが、
発表された米証券投資と米鉱工業生産が
どちらも市場予想を下回る結果となって、
リスク回避の動意にドル円とクロス円が下落しました。
一方、ドルストレートはドル売りに上昇しましたが、
その後利食いに押される場面もあったものの、
ドル安傾向の展開となりました。
その後、株価の持ち直しで
ドル円とクロス円が上昇していきましたが、
また株価が下落していったことで、一時、再度反落して、
その後、ハイテク株主導で株価が持ち直すと、
また買い戻されるという上下動忙しい展開で、
終盤にかけて上昇基調となりました。
NYダウは、+66.74ドルで引けました。

日米欧、中、印など20ヶ国による
G20(財務相・中央銀行総裁会議)では、
「世界経済の下振れリスクが高まった」
「一部のアジア諸国には為替レートの柔軟性拡大が必要」
との中国の人民元への圧力も覗える声明と、
原油や食料の価格上昇にも懸念の表明がありました。

このG20に際して、ポールソン米財務長官の
「強いドルは国益、強いドル政策は不変、
 ドルは米経済の強さを反映するだろう。」
というコメントとともに、中国人民銀行総裁の
「中国は必要なら人民元の変動幅の拡大を検討可能、
 人民元の柔軟性を徐々に拡大へ」
とのコメントが印象的でした。

また、リヤドで開かれていた
OPEC(石油輸出国機構)の首脳会議では、
世界市場に原油を安定供給するとしながらも、
消費国が求めていた原油の追加増産には言及はなく、
12月5日にUAEで開かれるOPEC総会に持ち越されました。

その他のニュースでは、渦中の英ノーザンロックのCEOの
辞任が17日に報道されました。

週初めの今日19日(月)は、
夜の10時半に加国際証券取扱高と加卸売売上高、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数、
などが発表されます。今日の経済指標は小粒です。

要人発言としましては、
夜の7時半から欧トリシェECB総裁の記者会見と、
深夜12時45分から米ポールソン財務長官の記者会見が
予定されているようです。

ゴトウ日の明日20日(火)は、
午後4時に独生産者物価指数、
午後4時15分にスイス貿易収支、
夜の9時に加消費者物価指数、
夜の10時半に米住宅着工件数と米建設許可数、
深夜4時に米FOMC議事録、
などが発表されます。米指標は注目されます。

さて、株価の反発の兆しも見られるようですが、
ときおり意図的かと思われるほど飛び交う噂には注意が要りそうです。
また、今週は20日の米指標以外は経済指標が小粒で、
依然、世界の株価のご機嫌を伺う為替相場が予想されますので、
市場替りの午後4時過ぎと夜9時過ぎの初動の動きとともに
株価の動向が注目されます。

そして、22日(木)がサンクスギビングデーで
米市場が休みとなり、翌23日(金)が
日本の祝日で続いて土日となりますので、
それらを前にした調整の動きには注意したいものです。

さて今日は、涌き出るのお話です。

「勇」という漢字は、
涌き出る力という意味なのだそうですが、

温泉や泉など、涌き出るものは、
けっこうありがたがられるものが多いのですね。

でも、最近の社会現象ともなっている「涌き出る」は、
困ったものが多いようで、
まるで膿が出るように次々と問題が涌き出て
露呈されていくようです。(苦笑)

半分以上が牛肉ではない、
別の肉が混ざった「牛肉ミンチ」や
重さを増すために水を入れて凍らせたブロイラー、
(重さ自体は正しかったようです)驚

兵庫県産ではない「但馬牛」
賞味期限の切れた「賞味期限内商品」
ブロイラーの「地鶏」などなど、

数年前は不正燃料も出回っていたこともあり、
まるでコントのネタのような
驚きをとおり越して、あきれ果てて
滑稽さも感じるくらいですが、
次々に明らかにされる事件は底なし沼のようで、
笑えない不気味な深刻さがあります。

不気味な深刻さ、といいますと、
私達トレーダーにとって
全容がいまだ明らかとならない
サブプライム問題がありますね。

日本でも野村ホールディングスが、
1456億円の損失とかで、
日本にとっても対岸の火なわけではありません。

日米欧で7兆円の損失を超えるのではないか、
と騒がれていますが、果たしてどうやら…、

トップの交代が余儀なくなった
シティグループだけで2兆円に達する模様で、
メリルリンチの7月から9月だけでも、
9,200億円の損失と言いますから、
まだまだ、底なし沼の状態のようです。
一説では、最終的に2,000億ドル(22兆2千億円)
にはなるだろう、というIMFの推計もあるそうで、
底なし沼状態の不気味な深刻さを感じます。

また、中国株のユーフォリア崩壊の
不気味なトリガーも潜在していているようで、
なんか嫌な予感もします。

私達トレーダーにとっては、
「相場が下げれば売ればよいだけ」のこと
なのかもしれませんが、 o(^v^)o

涌き出るものは温泉や泉や
お金が出てくる打ち出の小槌だけで充分で、(笑)
社会問題が次々と涌き出て来るのは困ったものですね。

経済は安定していることに越したことはなく、
世界の経済がより安定することを望みたいもです。


FX 学習曲線のお話

昨日、北海道は街中でもほんの少し雪が積もりました。
子供達は大はしゃぎのようでしたが、
大人達からは「また冬か」と嘆きの声が聞かれました。^^

ゴトウ日の昨日15日(木)は、早朝のオセアニア時間に
前日のNYの動きを調整する動きとなりましたが、
東京時間に入ってからはゴトウ日の仲値の期待も手伝ってか、
仲値にかけてドル円やクロス円などが堅調な動きとなりました。
ドル円が111円後半あたりまで、
ユーロ円が163円台後半まで上昇しました。
その後、仲値を過ぎるとタイムズ紙が
「英バークレイズがサブプライム関連の評価損額を
 緊急発表する可能性」と報じたこともあって、
ドル円やクロス円が軟調なもみ合いとなりました。

ロンドン時間に入ると、
日亜欧の株式市場がこぞって軟調であったことを背景に、
英バークレイズ・キャピタルが、
クレジット関連で評価損を追加計上したことも発表されて、
さらに米WSJ紙が「UBSが第4四半期に最大71.1億ドルの評価損
計上の可能性」「シティグループもさらに痛手を被る可能性」
と相次いで悪い憶測記事が流れ、
NYダウ先物が急落しはじめました。
これに伴いしばらく堪えていた為替市場も
英小売売上高が市場予想を下回ったことをトリガーとして、
リスク回避の動意が生じて、まずポンドの下落が始まり、
それに続くようにクロス円やドル円が下落していきました。
ポンドドルが2.04台まで、ポンド円が225円台まで、
そしてユーロ円が161円台半ば割れまで急落しました。

ニューヨーク時間に入ると下落も一服となって、
米消費者物価指数(CPI)も市場の予想とおりで、
NYダウが軟調ではあるものの下げ渋りも見せていたことや、
NY連銀製造業景況指数が予想を上回ったこともあって、
ドル買いの動きとともにドル円クロス円も買い戻されました。
しかしその後、格付け会社が
ベア・スターンズの格付けを引き下げたこともあって、
NYダウなど米株が終盤に下落の度を強めたことで、
また再びドル円やクロス円が売られる展開となりました。
ドル円が110円前半、
ユーロ円が161円前半あたりまで下落しました。
ドルストレートはロンドン時間で下げた後、
上下動のもみ合いとなりました。

週末の今日16日(金)は、
午後2時に日景気動向調査(改訂値)、
夕方5時15分にスイス実質小売売上高、
夜の7時に欧貿易収支、
夜の11時に対米証券投資、
夜の11時15分に米鉱工業生産、
などが発表されます。米指標には注目です。

さて、反発の兆しも見え隠れするものの、
サブプライム問題は根強く、
いまだ市場は悪いニュースに敏感で
リスク回避の動きへと反応しやすいようです。
また、明日明後日と南アフリカのケープタウンでG20
(20ヶ国財務相・中央銀行総裁会議)と
BIS会議が開催される予定で、
今日の早朝にポールソン米財務長官が「強いドルは国益。
明日からのG20では通貨問題がトピックになる可能性も」と
コメントしていることもあって、G20での結果が注目されます。

今日もまた各国の株価にご機嫌を伺う
為替相場となりそうですが、
各市場での初動とともに経済指標に注目しての
機敏なトレードが要求されそうです。
また、週末でもありG20を控えていることから、
深夜の動きにも注目されます。

さて今日は、学習曲線のお話です。

投資苑で有名なエルダー博士は
とてもユーモアのある方で、
著作を読んでいてもとても愉快です。

そしてまた、博士の友人にルー・テイラーという人がいて、
「毎年、0.5%づつ賢くなっていけば、
 死ぬ時には天才となっているだろうね。」
と言ったそうで、それを読んで思わず笑ってしまいました。

学習曲線(learning curve)には、
ピロリとアンダーソンの式などという
難しいものがあるそうですが、それはさておき、

学習は、何でもけっこう骨の折れるもので、

私も若い頃から無類の将棋好きで、
棋書を何十冊と読んで、足げく道場に通ったものですが、
なかなか上達しなく、何か解りかけたなと思うとまた壁にぶつかり、
初段になるのに何年もかかりました。

そして、万年初段と言われた後、
また三段を前にして壁にぶつかり
日本将棋連盟の五段(アマ)になるのに
十数年もかかったものでした。

さて、
投資苑のエルダー氏は精神医学の博士でもあるのですが、
友人の眼科医からトレードについて、
習得するのにどのくらいの時間がかかるか、
と問われた時このように答えています。

「1〜2年で習得できる人もいれば、
 何年たっても習得できない人もいます。
 ほかの分野より、多くの時間と集中力と謙虚さが必要です。
 あなたが眼科医となる前、
 どのくらい医学の学習に時間を費やしましたか?
 優秀なトレーダーになるには、そのくらいの時間が
 かかるものです。」

エルダー博士一流の言い回しですが、
トレードの成功の3つの鍵である
「マインド(Mind)」「メソッド(Method)」「マネー(Money)」
を習得するには、ある程度の時間は必要だというわけですね。

条件Aならば結論Bという数学的のような解となるほど
相場は単純ではなく、複雑な市場心理も絡んで
なんとも不可解なところもあるマーケットで、
手探りのゼロスタートで市場とかかわっていては、
何十年もかかるかもしれませんが、

過去のトレーダーの思考と汗を利用する
「モデリング」学習で、その学習時間を
短縮できるならば、トレードの学習も意義がありそうです。

最近は、億万長者への切符が得れるようなふれこみで
相場分析の回答の果実だけを得ようとする
トレードソフトの売り込みも盛んで、
(中にはとても良いものもあるそうですね)

一方、どういうわけか裁量トレードのほうは「ダメだ」
という風潮が醸成されてしまっているようですが、
エルダー博士の著作を読むと
少し考えが変わるかもしれません。

それに…、

ゲーム感覚のトレードは良くはありませんが、
裁量でトレードできるようになると
勝つ喜びとともにトレードがとても楽しくなります。(笑)


参考: パンローリング社 
   アレキサンダー・エルダー著
   投資苑2、投資苑3


FX UAEのお話

ボジョレー・ヌーボーがまもなく解禁ですね。
街中からは少し気の早いクリスマスソングが流れ始めました。

昨日13日(火)の東京時間は、朝に福田首相が
「円の上昇は急過ぎる。投機筋には注意が必要。」と
述べたことと、発表された日実質GDPが市場用を上回ったものの
GDPデフレータが−0.3%と減少となったことで円が売られ、
仲値過ぎあたりまでドルと円とクロス円が
堅調な展開となりました。ドル円が110円後半、
ユーロ円が161円前半あたりまで上昇しました。
しかしその後は警戒感もあってか、
やや軟調な頭の重いもみ合いとなりました。
昼過ぎに日政策金利が発表されましたが、
市場予想とおりの据え置きとなって
目立った市場反応とはなりませんでした。
一方ドルストレートは、昼過ぎにUAE中銀総裁が
「米ドルとのぺッグ制は、ドル安進行で岐路に立っている」と
発言したことがあって、ドルが売られ、
ユーロドルが1.46台に乗せるなどの上昇となりました。

ロンドン時間に入ると、
はじめドル売りが進みましたがほどなく調整となって、
ユーロドルが1.45台後半まで値を下げてはまた上げる、
神経質な展開となりました。
一方、ドル円やクロス円も英指標の消費者物価指数が
BOEのインフレ目標(+2.0%)を4ヶ月ぶりに上回る
結果となったものの欧指標の鉱工業生産や景況感が悪く、
上下動の神経質な展開で始まりました。
その後しだいに独を除く欧州株価が上昇に転じて
英株も前日比プラス圏となったこともあってか、
ドル円とクロス円も底堅く推移しました。

ニューヨーク時間に入ると
小売大手ウォールマートの好決算などもあって、
しだいにリスク回避の動きが後退して、
ドル円やクロス円が漸進的な上昇となって行きました。
カナダやオージーなど資源国通貨は
国際エネルギー機関(IEA)が米経済の減速と
旧ソビエト連邦の需要減少で
第4四半期と来年の世界の原油需給見通しを
引き下げたこともあって、しばらく渋っていたものの
後半から徐々に堅調となって行きました。
その後も米中古住宅販売の好結果も手伝って、
NYダウが200ドルを超える上昇となって、
ドル円が110円後半、ポンド円が229円後半となるなど
堅調な足取りとなりました。
この動きにつれるようにユーロドルも
後半は堅調な動きとなりました。
また、NY時間の後半にコメントされたブッシュ米大統領による
「米国は強いドル政策をとっている、世界はそれを知ることが
 重要。ドルの価値は市場が決定することが重要。
 ドルが強くなると認識することが重要。」
との発言も印象的でした。
一方NYダウは+314.83ドルで引けました。

今日14日(水)は、早朝にNZ生産者物価が発表されて、
市場予想を上回る結果にキウィの上昇が見られました。
午前9時半に豪指標も発表されましたが反応は限定的でした。

午後4時に独GDP(速報値)、
夕方6時半に英失業率と英失業保険申請件数、
夜の7時に欧第3四半期GDP(速報値)、
夜の7時半に英BOE四半期インフレレポート、
夜の10時半に米生産者物価指数と米小売売上高、
深夜12時に米企業在庫、
などが発表されます。

また、要人発言としましては、
夕方5時に欧トリシェECB総裁の講演、
夜の7時半に英BOE総裁の記者会見、
夜の11時過ぎに米バーナンキFRB議長の講演などが
予定されています。

ゴトウ日の明日15日(木)は、
早朝6時45分にNZ小売売上高、
午後4時に独消費者物価指数(確報値)、
夕方6時に欧ECB月報、
夕方6時半に英小売売上高指数、
夜の7時に欧消費者物価指数、
夜の10時半に米消費者物価指数、米NY連銀製造業景気指数、
米新規失業保険申請件数、
同10時半に加製造業出荷、
深夜2時にフィラデルフィア連銀指数、
などが発表されます。欧英米の各指標には注目です。

さて、株価も上昇に転じて、
為替も先週末からの大幅下落が反転して
半値あたりまで戻しています。
しかしながら、戻りを売る動きもあって、
まだ過度の楽観はできないようです。
今日から注目の経済指標が多く要人発言も重なることから、
押し目は拾いたいものの注意深いトレードが必要なようです。

流れに乗りながらも、午後4時過ぎからと夜9時過ぎからの
市場替りの初動とともに経済指標や要人発言と株価を睨んだ
機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、UAEのお話です。

国際エネルギー機関(IEA)が米経済の減速と、
旧ソビエト連邦の需要減少で、第4四半期と
来年の世界の原油需給見通しを引き下げ、
NY原油先物相場は100ドルを前に
軟調となっているようですが、

UAEアラブ首長国連邦のドバイでは、
世界の巨大建設クレーンの3割が集まっている、
といわれるほど、開発が盛んとなっているそうですね。

宇宙から見ると(笑)
ヤシの木の形をした巨大な人工の島や、
800mを超える高層ビルや
4500mの平行滑走路が6本もある新空港など、
原油高騰でのオイルマネーの凄さを物語っています。

世界の金融機関の誘致政策のため
税負担を免除した「ドバイ国際金融センター」も
あって、戦略的なインフラ整備が進んでいるようです。

米国に次ぐ世界第2位の石油消費国の
中国にとっても、原油の輸入依存度が
50%もあるそうで、爆食経済とも言われ、
今後も石油消費が拡大する傾向であるだけに
頭の痛い問題であるようです。

原油コールオプションが
100ドル近くで売買されていて、
一説では2022年までに150ドルになるという
予想もあるようで、自動車産業もたいへんな
時代へ入ってきているようです。

主要産油国が原油の輸出で積み上げた
いわゆるオイルマネーは160兆円ほどなって、
世界の株式市場やM&Aに投下されているだけではなく、
FX市場はもちろんのこと、
ヘッジファンドを通じて、
なんと原油先物市場にまで流れていて、
原油価格を吊り上げる要因のひとつになっているとも
言われていて、「なんかなー。」
という感じもします。(苦笑)

米ナスダック市場を運営する
ナスダック・ストック・マーケットの
20%もの株式を取得しようという動きもあって、
ブッシュ米大統領が国家安全保障上の疑義をたてまえに
「まった」をかけるなど、
オイルマネーは各国で暴れているようですね。

代替燃料としてのバイオエタノールの製造に絡み
穀物市場も高騰していて、
原油高騰が「持続的成長への大きなリスク」
となってきていることは間違いないようですが、

私のような北国に住むものにとって、
巷で老夫婦が会話する

「いやーっ、こんなに灯油高くなったら、
 雪が降ったってストーブも炊いていられないっしょ。」

という声が身に染みます。

相場は実生活にも影響を与えていて、
オイルマネーの富裕が、
遠く離れた国の庶民の生活の負担を強いている
現実を考えると、なんとも切ない思いがするものです。

相場は売った買ったの鉄火場の賭け事という側面や
国家経済や企業という大上段でのことばかりでなく
市井の生活とも確かにつながっているものなのですね。


FX タートルズのエピソードのお話

先週末は、FASBの新会計規則への移行と
ヘッジファンドの決算などの思惑と、
中国利上げの噂や英銀の噂、
米銀の貸し倒れ引当金積み増し報道などで、
英米の株価も下落して、
ポンド円が1日で7円以上も暴落となり、
ドル円が年初来安値となるなど為替相場も
大幅な下落となりました。

先週末9日(金)は、前日にバーナンキFRB議長が
「成長が顕著に減速すると予想」と述べたことで
12月の米利下げ観測が台頭したことにあわせて、
「米系投資銀がサブプライム関連で追加損を公表」との噂で、
ドルが売られて、ユーロドルが東京時間のはじめに
上下動しながらも1.47台前半まで上昇しました。
その他のドルストレートでは、
ドルカナダでドルが売られた他はもみ合いとなりました。
一方、ドル円とクロス円は、
オセアニア時間での調整の流れで
始めはやや堅調であったものの、
実質のゴトウ日でありながら仲値頃から小幅ながら下げて、
また上げるという展開となりました。
また、米系投資銀に絡む噂では、
FASB(米財務会計基準審議会)の新会計規則が今月15日から
実施されることで、この新規則により
米銀行証券全体で1000億ドルの資産評価引き下げとなる
可能性が英RBSの試算として伝えられたことが
背景にあったようです。
日株は一時堅調な場面もありましたが、
引けにかけて軟調となりました。

ロンドン時間に入ると、
欧株やNYダウ先物がはじめ堅調であったこともあって、
ドルが一時買い戻されたり、
ドル円とクロス円がしばらく小幅な上下動の展開で
推移していましたが、これは嵐の前の静けさでした。
まず、中国の利上げの噂が飛び出してきて、
ヘッジファンドの決算が今月末に控えている中、
東京時間でのFASB(米財務会計基準審議会)の
新会計規則に絡む英RBSの試算などを背景に、
夕方6時半に発表された英商品貿易が
市場予想を下回る悪い数字となってポンドが売られ、
ポンド円が下落を始めるとドル円も追従した下落が始まり
欧株も下落に転じたことで、
信用収縮懸念でクロス円も下落を始めました。
ドル円はストップを巻き込みながら一気に112円を割り込み、
年初来最安値となりました。
一方、この動きにドル安も進み
ロンドンはじめに軟調となっていたユーロドルが
一時1.47台半ばまで上昇して、
その後、ポンドドルなどと、ともに
クロス円に引っ張られるように下落することとなりました。

ニューヨーク時間に入ると、
米銀のワコビアが損失拡大に備え貸倒引当金を
積み増すことがロンドン時間に明らかになったことや、
英銀のバークレイズがクレジット関連で
100億ドルもの巨額損失を計上するとの噂が出て、
バークレイズによって否定はされたものの
信用収縮懸念は収まらず、
欧株に続いて米株も大幅下落となっていったことで
リスク回避の動意が高まり、
ドル円とクロス円と欧州通貨がさらに下落していきました。
その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数も
大幅に低下したことで、NYダウも200ドルを超える
下落となって、ドル円が110円台後半まで、
ユーロ円が162前半まで下げるなど総崩れとなりました。
一方、ユーロドルもクロス円の下げに追従する格好で
1.46台前半あたりまで、
ポンドドルも2.08台後半まで下落しました。
後半は、中東とアジアの買いが入った模様で、
しだいに下げ止まっていきましたが、
終盤にはNYダウの下げに追従することとなりました。
一方、ドルカナダではカナダが売られました。

週はじめの今日12日(月)は、
朝に複数の日指標が発表されて
市場予想をやや上回る結果となりましたが、
多くの通貨ペアで窓をあけてはじった後の反動の動きで
いったん円安方向に動いて、また戻りが売られています。

午前9時半の豪中銀四半期レポートでは、
豪のGDPが3.75%に引き下げ、
本年度中のコアインフレ見通しが3.25%に引き上げとなって、
オージーが売られる展開となりました。

午後2時に日消費者態度指数、
夕方6時半に英生産者物価指数(コア)、
英生産者仕入価格、英生産者出荷価格、
など複数の英指標が発表されます。英指標には注目です。
今日は米とカナダが祝日のため米経済指標の発表はありません。

明日13日(火)は、
朝8時50分に日実質GDP(速報値)、日GDPデフレータ、
午前9時01分に英RICS住宅価格、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数、
昼過ぎに日政策金利、
午後3時に日銀月例報告、
午後3時半に福井日銀総裁定例記者会見、
夕方6時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
夜7時に独ZEW景況感調査、
同時刻に欧ZEW景況感調査、欧鉱工業生産、
夜の11時に米中古住宅販売保留、
深夜4時に米月次財政収支、
などが発表されます。
日政策金利は据え置きがコンセンサスですが、
日銀月例報告と福井日銀総裁定例記者会見には一応注目です。
また、英欧の指標と特に米指標には注目です。

さて、大暴落といってよい状況から明けて始まった市場ですが、
引き続き株価も下落していて、警戒の要る状況です。
VIX指数(恐怖指数)もやや下がったものの依然高く、
買い方の攻勢も見られますが戻りが売られる可能性もあり、
警戒したトレードが必要なようです。

週始めの今日は米とカナダが祝日でお休みですが、
ロンドン時間での動きに注目です。
ニューヨーク時間では大玉による振れに注意しながらの
株価を睨んだトレードとなりそうです。

さて今日は、タートルズのエピソードのお話です。

かつて、
リチャード・デニスとウィリアム・ロックハートの
訓練を受けたトレーダー集団のタートルズについて
いろいろなエピソードが語られています。

1000人を超えるトレーダーの一般公募の中から、
アンケート形式の紙面テストで40名に候補生が絞られ、
その中から、さらに10人が選ばれてタートルズが
20世紀の末頃に誕生しました。

このタートルズは、
いわばエリート・トレーダーの育成塾でしたが、
カーティス・フェイスなど
優れたトレーダーが輩出されました。

彼らタートルズらが何を教えられ、
どのような訓練を受けてきたのかは、
10年間の緘(かん)口令もあって、
一部に掟破りで公開したメンバーもいたものの
長く秘密にされてきましたが、

それが解禁の時期を過ぎて
いろいろなことが語られはじめました。

トレードで使っていたブレークアウトを狙う方法や
タートルズのトレードルールなどですが、

面白いことに

カーティス・フェイスなど優れたトレーダーもいた反面、
トレードの専門的な英才教育を受けたタートルズの
精鋭10人の中の約半分が満足にトレードできなかったそうで、

タートルズの中の落ちこぼれとなった人は、
カーティス・フェイスら極一部のものだけが
特別にリチャード・デニスから
トレードの秘密を伝授されたと
思い込む者までいたようで、

後に、そのような事実はなかった、
みな同じ教育を受けていた、
ということをカーティス・フェイスが
彼の著作の中で明らかにしました。

同じトレード法を使っていながら
結果に天地の差が出ることは、
とても興味深いことですね。

そのことについて、
カーティス・フェイスは、
トレードでの心理的な面において
手法の有効性信じきれたかどうかだけに
差があったと述べています。

つまり、秘密の伝授などは何もなく、
一貫性をつらぬけたかどうかの
差であったというわけです。

何を買い、何を売るか
いくら買い、いくら売るか、
いつ買い、いつ売るか、
負けとなったとき、いつ出るか、
勝ちとなったとき、いつ出るか
どのように買い、どのように売るか、

どこまで執行できたかの差であったと
述べました。

精鋭たちの半分は、自己の思惑や恐怖という
心理が生じてしまったために
執行に一貫性を保てなかったのです。

もちろん、これはトレーディングの手法が
有効であるという大前提の基での話ですが、

興味深いエピソードですね。


参考: 廣済堂 カーティス・フェイス著
   「タートルズ流投資の魔術」


FX 破産の確率のお話

北海道の朝は立冬を過ぎたとあって、
はく息が白くなるほどです。
そのような中、登校する小学生が面白い歌を歌っていました。
「新しい朝が来たぁ〜♪希望の朝ぁーだ♪」ではなくて
「新しいママが来たぁ〜♪」でした。
思わず笑ってしまいました。^^

昨日8日(木)は、前日に中国の全人代副委員長などの
外貨準備にかかわる発言や、
GMやAIGなどの悪い決算を受けてNYダウが下落となり、
クロス円がとドルが大きく下落して、
早朝発表されたNZ雇用統計が悪い数字で
キウィがさらに下落しました。
その後、オセアニア時間から東京時間の仲値にかけて
下げを調整する動きではじまりました。
日株が軟調な中でも、ドル円がいったん113円を回復、
ユーロ円も165円後半まで戻しました。
その後、日株やアジア株が軟調な背景で
ドル円とクロス円がやや軟調なもみ合いとなっりました。

ロンドン時間に入ると、仏大手銀BNPパリバの
四半期決算が21%増となるなどの発表がありましたが、
アジア株が軟調であったことから、
しばらく方向感のないもみ合いが続きました。
夕方からは欧株が徐々に戻したことで、
ショートカバーが入って、ドル円とクロス円が
限定的ながら戻す動きとなりました。
ドル円が113円前半まで、
キウィ円も87円後半まで値を戻しました。
ドルストレートは上下動の神経質な動きもありましたが、
オージードルなどが上昇しました。
その後、英BOE政策金利が発表されて
市場の大方の予想とおりの据え置きとなりました。
一部で利下げ説も出ていたことから、
ポンドが買われる反応となりました。
ポンド円が238円台半ばまで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると欧ECB政策金利が発表されて、
こちらも市場予想とおりの据え置きとなって、
注目はトリシェECB総裁の記者会見に集まりました。
欧の経済成長の見通しとインフレ懸念や
600億ユーロの長期オぺの実施予定を示しましたが、
コード・ワードとなる「強い警戒(strong vigilance)」
という文言を使わなかったため、
利上げ期待が後退してユーロが軟調となりましたが、
インフレ傾向にあることと
それへの対処の準備があることにも言及したため、
強弱交錯して限定的な反応となりました。
深夜12時からは米FRBのバーナンキ議長の議会証言が行われて、
成長とインフレの両リスクについて述べたものの、
「成長が顕著に減速すると予想」と弱気であったため、
株価が下落して円が買われる展開となりましたが、
利下げ観測も強まったことで、このため下落していた米株も
深夜3時頃から反発して、これを背景に、
ドル円やクロス円も戻す動きとなりました。
一方、ドルストレートは強含みの後また弱含むなど
神経質なもみ合いの動きとなりました。

週末の今日9日(金)は、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)と日設備稼働率(確報値)、
午後4時に独卸売物価指数、
夕方6時半に英商品貿易収支、
夜の10時半に米貿易収支と米輸入物価指数、
同時刻に加国際商品貿易、
深夜12時に米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)、
などが発表されます。

英指標および米貿易収支と米ミシガン(速報値)には注目です。

ドル安傾向が続いていて、
今のところドルストレートが堅調な動きとなっています。
一方、ドル円とクロス円は、
株価を睨んだ神経質な展開となっていて、
週末の今日も株価との連動性の高い相場となりそうです。

4時頃からのロンドン初動と夜9時頃からのNY初動の動きと
経済指標の発表を見ながら、
流れに乗ってトレードしていきたいものです。

また、今日が週末で実質のゴトウ日であることや
来週月曜日が米国が祝日で連休前になりますので、
深夜の動きには注意が要りそうです。

さて今日は、破産の確率のお話です。

なにやら嫌な話題ですが、(苦笑)
トレーダーなれば知っていなくてはならないことに
破産の確率というものがあります。

破産の確率を求めるには
(数学音痴の私にはよく分かりませんが)
W・フェラーの式とかいうものもあるそうですが、
また、簡易な式もあるそうで、

勝率をTA(Trading Advantage)として、
資金に対する1回あたりの取引額を
IU(Initial Trading Unit)として、
破産の確率をPR( Probability of eventual Ruin)とすると、

PR(破産の確率)=(1−TA/1+TA)IU

という式が成り立つそうです。

これを見ると勝率が良いと破産の確率も下がりますが、
また、資金に対する1回あたりの取引額が大きいと
破産の確率が増大することがわかります。

取引額が大きいと儲ける時も大きいけれど、
資金に対する取引額が大きいほどに
破産の確率も高くなるというわけですね。

あたりまえのような感じですが、
資金に対する1回あたりの取引額が大きいほどに
「どんどん破産の確率が増大してしまう」ということが
大事な認識のようです。

たとえば、サイコロを使ったゲームで、
賭け金の1万円に対して
奇数が出たら3万円もらえるという、
おいしいギャンブルがあったとしても、(笑)

賭け金を1万円として10回勝負したとすると、
10回の賭け金が全部で10万円で、
奇数が出る確率が50%で、
偶数が出る確率が50%ですから、
偶数が5回で、賭け金はそのまま没収されて
奇数が5回で、15万円の利益が見込まれ、
差し引き5万円の利益が期待されますが、

手持ち金が100万円とすると
いったい1回いくら賭けたら最善かというと、

破産の確率もあって、
破産すれば元も子もなくなるわけで
賭け金を小さくしなければ
ならないことがわかります。

1回で100万円すべてを賭けたら
1回でパーとなる確率も50%で、
半分の50万円としても、
2回連続で負ける確率も低いわけではなく、
破産の確率が25%ほどとなるわけです。

ですからなんと、
(なんとも感覚的には理解できませんが)

破産せずに長くプレーするほど儲けも増えるので、
ゲームを無限に近いくらいできるとすると、
賭け金が小さいほど儲かるという結論になります。

でも、人生は有限で

また、確率にある程度支配されるとはいえ、
技能の介入余地もあるトレードでは、
もう少しキバレそうですが、(笑)

多くのトレーダーは
資金に対して建て玉が大きすぎるとも言われていて、

長く市場でトレードして儲けるには、
やはり、無謀を控えての
リスクと資金の管理は必要なようですね。


FX ビリー・ミリガンのお話

中国の成思危全人代常務委副委員長の外貨準備に絡む発言で、
米ドルとユーロが大揺れとなっていますね。

今朝、豪RBAは市場の予想とおり政策金利を
6.75%に引き上げました。声明文でも
「2008年第1四半期までインフレは3.0%を超える見込み」
として、追加利上げの観測にオージーが上げています。

昨日6日(火)はオセアニア時間で調整の動きとなった後、
東京時間に入ると日株が軟調に始まりましたが、
しだいに上昇して前日比プラス圏となったことも背景に、
ドル円とクロス円が堅調な展開となりました。
ドル円が114円後半あたりまで、
ユーロ円も東京時間中に166円を越えて上昇しました。
一方、ドルストレートも、グリーンスパン前FRB議長による
「ドルが対ユーロでさらに下落する可能性低い」
との発言が影響してか、午前中はもたついたものの
午後にかけて上昇しました。
日株は引けで軟調となるも、
香港、韓国などのアジア株は堅調に推移しました。

ロンドン時間に入ると、英財務相がロイズTSBの
ノーザンロック買収を支持しないことを最終決定したことで、
ポンドが一時弱含むも、欧株が前日比プラス圏で
推移したことや、ダウ先物の上昇で、
リスク懸念が後退してクロス円が上昇しました。
ユーロ円が166円後半あたりまで、
ポンド円も239円半ば越えあたりまで上げましたが、
ドル円はもみ合いとなりました。
また、上下動しながらもコモディティ市場動向も反映してか、
資源国通貨のオージーやカナダも堅調に推移して、
カナダ円が17年ぶりに124円に乗せるなど上昇しました。
一方、ドルストレートもドル安に堅調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると、ゴールドマンサックスが
巨額損失を出すとの噂が飛び交って、
小高く始まった米株が軟調に転じて、
ドル円は米系筋からの大口の売り注文を浴びて
114円前半あたりまで、ユーロ円も166円前半まで
値を崩しました。
一方、ドルストレートは
ドル安が強まったことを受けて上昇しました。
その後、モルガンスタンレーが60億ドルの
評価損の可能性との報道や、
サンマイクロシステムズの売上減少の見込みなどの
報道もありましたが、
NY時間のはじめに出た噂をゴールドマンサックス自体が
否定したことや、ムーディーズの
「米サブプライムローン問題の拡大終息」のコメントなどで、
米株が徐々に上昇に転じ、
ドル円は再び114円後半まで値を戻し、
ユーロ円は167円に迫るあたりまで上昇するなど、
後半はドル円とクロス円が堅調な動きとなりました。
一方、ユーロドルやポンドドルは
後半に上下動のもみ合いとなりましたが、
資源国のカナダは対ドルで0.91台となって、
オージーも対ドルで上昇しました。
NYダウも終値で+117.54ドルと上昇しました。

今日7日(水)は、朝に豪RBA政策金利が発表されて、
市場の予想とおりの6.75%とり0.25%の利上げとなって、
声明も強気であったことからオージーが上昇しました。
その後の豪住宅関連指標は住宅ローンは低下したものの、
その他は良い数字となりました。

夜の8時に独鉱工業生産、
夜の9時に米住宅ローン申請指数、
夜の10時半に米非農業部門労働生産性(速報値)と
米単位労働費用(速報値)
深夜12時に米卸売在庫、
翌未明の5時に米消費者信用残高、
などが発表されます。
いくぶん小粒ですが、米指標には注目です。

明日8日(木)は、
早朝6時45分にNZ就業者数増減とNZ失業率、
朝8時50分に日機械受注、
午前9時半に豪新規雇用者数と豪失業率、
午後3時に日工作機械受注(速報値)、
午後3時45分にスイス失業率、
夕方4時に独貿易収支と独経常収支、
夜の9時に英BOE金利、
夜の9時45分に欧ECB政策金利、
夜の10時15分に加住宅着工件数、
夜の10時半に欧トリシェECB総裁定例記者会見、
同時刻に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米バーナンキFRB議長議会証言、
深夜12時半に英先行指数と英一致指数
などが発表されます。

指標がとても多いですが、英欧の政策金利と、
トリシェECB総裁の記者会見、
米バーナンキFRB議長証言などが
特に注目されます。

さて、ムーディーズから
「米サブプライムローン問題の拡大終息」のコメント
などがありましたが、今後の展開は如何なりますか。
今週のヤマ場となる明日8日(木)は、
英欧の政策金利が発表される予定で、
どちらも据え置きが市場コンセンサスですが、
欧トリシェECB総裁の記者会見と
米バーナンキFRB議長証言が注目されます。

ドル安傾向が続いていますが、
グリーンスパン前FRB議長による
「ドルが対ユーロでさらに下落する可能性低い」との
発言も出てきていまので、今後の展開が気になりますが、
ドル円とクロス円では、
株価のご機嫌伺いの展開が予想されますので、
株価の動向は要チェックなようです。

各経済指標や要人発言とともに、
午後4時頃からや午後9時頃からの
各市場の初動にも注目して、流れに乗りながらも
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、ビリー・ミリガンのお話です。

十人十色などといいまして、
人はそれぞれ個性があるものですが、

さらに人ごとに、おだやかで機嫌の良いときや
怒っているとき、そして悲しんでいるときなど、
さまざまな状況があって、それらもカウントすると
十人は百色くらいになるのかもしれませんね。(笑)

1970年代後半にオハイオ州立大学キャンパスで
ビリー・ミリガン事件ということが起こって、
MPD多重人格(Multiple Personality Disorder)が、
注目されることとなりましたが、

その事件を起こしたビリーには、
スポットやアーサーと呼ばれる人格、
そして、アダラナと呼ばれる女性の人格など、
なんと24もの人格が、たった一人の中にあったそうです。

事件後、はじめ検事らは「演技ではないのか」と
多重人格を演技だと疑いましたが、
本物のネイティブでなければ話せないような
流暢なイギリス訛りの人格もみられたので、
精神鑑定にかけたところ、
最後の24番目の人格の「教師」も含めて
ビリーには、ジキルとハイドも驚く
24もの人格があったというわけです。

話せる言葉に筆跡や
それぞれの知性も才能も嗜好までも異なっていた、
といいますから、すごいですね。

ところで、WHOによると、
多重人格には、

別個のアイデンティティーを持った人格が
1つの肉体の中に存在していて、
1つの人格から他の人格への変化は突然に起こり、

解離性があって、別の人格が活躍している間、
本人(および他の人格)にはその間の記憶がない、

という特徴があるとされているそうですが、
これを読んで、不謹慎ながら思わず笑ってしまいました。

「これって、相場そのものじゃないか!」
と思ってしまったからです。(苦笑)

あるときは「こう」で、
また、あるときは「あー」の
気難しい多重人格のマーケットであれば、

トレーダーならずとも経済学者も苦労が絶えないわけで、
いつでも1つの理論をマーケットすべてに
当てはめようとすることや、
どのようなときでも一定の(単純な)「解」を求めようとする
その試み自体が間違っている可能性もあって、

「あなたは今、誰なんだい?」
と問いただした後、それに適合した手法を適用しないと
いけないのかもしれませんね。

トレンドフォローも逆張りも
どちらも、「ある時は正しく、ある時は間違っていて」
状態の見きわめが大切となりそうです。

そうしないと、

所かまわず一つ覚えのネタを連発して、
ヒンシュクをかっても
「今日の客は変やなぁ、よう笑わへんわー」と
場や空気を読めずにボヤク
三流お笑い芸人のようになって
しまうかもしれませんね。(苦笑)


FX コモディティのお話

一週間のスタートですね。
今週から米市場でも、サマータイムの終了に伴い
標準時間に移行して、経済指標の発表時間が
1時間ほど遅くなります。寝不足にご用心。^^

先週末の2日(金)は、前日に信用不安の再燃で
NYダウが大幅下落となったことを背景とした
ドル円とクロス円の下落を
オセアニア時間でやや調整する動きではじまりましたが、
東京時間では仲値あたりまでドル円とクロス円が戻すも、
日経平均の下落やアジア株の軟調に昼頃から円高傾向となり、
ドル円が114円半ばあたりまで、
ユーロ円も165円前半までとなるなど、
ドル円とクロス円が軟調となりました。
一方、ドルストレートはユーロドルが1.44台半ばとなるなど
ドル売りで堅調に推移しました。
また、この東京時間ではウォールストリートジャーナルの
記事を背景に湾岸諸国がドルペッグを廃止するかとの憶測が
再燃しました。

ロンドン時間に入ると、米ウォールストリート・ジャーナル紙
による「メリルリンチのMBS絡みの損失先送りで
米証券取引委員会が調査に乗り出す可能性」との報道に
ドル売りが進む展開となり、
ドルストレートが欧州通貨を中心に
ユーロドルが1.44台後半、
ポンドドルが2.08台半ばあたりまで上昇しました。
この動きにつられクロス円も序盤で上昇傾向となりましたが、
日株やアジア株の軟調の地合いを継いだ欧株が
英バークレイズ株が資金繰り懸念に関する噂などで
軟調の度を強めたことを背景に、
ドルストレートの上昇も一服となり、
ドル円とクロス円はやや軟調なもみ合いになっていきました。
また、発表されたカナダ雇用統計が予想を大きく上回る
好結果となって、ドルカナダは介入の噂のあった
0.94を割り込み、0.93台半ばの歴史的安値となりました。

ニューヨーク時間に入ると
注目の米雇用統計が発表されて、
米失業率は市場予想とおりであったものの、
非農業部門雇用者数が
市場予想を大きく上回る16.6万人となって、
発表直後はドル買いの動きでドルストレートが下落して、
直後の米株価上昇に一時ドル円が115.40あたりまで上げて、
クロス円もいったん上昇しましたが、
短期筋の利食いや
ゴールドマン・サックスの債務担保証券における
評価損が拡大するとの噂が流れ、
メリルリンチの株価が一時10%以上の下落となるなど
金融株を中心に大幅株安となったことで、
一転してドル売りとなって
上下動する荒っぽい展開となりました。
結果、ドルストレートは激しい上下動の後に上昇して、
ドル円とクロス円は雇用統計前の水準まで
押し戻されることとなりました。
その後、株式市場が持ち直し前日比プラス圏になるにつれ
ドル円とクロス円も戻す展開となりましたが、
払拭されぬ市場不安に頭の重い展開となりました。
市場予想を大きく上回る米雇用統計でしたが、
噂と信用不安にほぼ打ち消されることとなりました。

ゴトウ日で週はじめの今日5日(月)は、
朝に日銀政策決定会合議事録が発表されましたが、
ほぼ予想される内容にとどまりサプライズはありませんでした。

夕方6時半に英鉱工業生産と英製造業生産高、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数、
などが発表されます。どちらも注目指標です。
今日から標準時間となって、経済指標の発表が
サマータイムの時よりも遅くなっています。

明日6日(火)は、
午後2時に日景気先行指数(速報値)と日景気一致指数(速報値)、
夜7時に欧生産者物価指数と欧小売売上高、
夜8時に独製造業受注、
夜10時半に加住宅建設許可、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数、
などが発表されます。

さて、雇用統計後の週初めですが、
先週末の終盤にNYダウが持ち直したものの、
米ウォールストリートジャーナルが
「米シティグループは80〜110億ドルの評価損を追加計上へ」と
報道され、米シティグループのCEOも先週末に退任となった
ことなどが嫌気され、日株も軟調に始まり、
現在はドル売りと円高傾向となっています。

市場予想を大きく上回った米雇用統計が打ち消されるほど、
市場不安に根強さがありますが、
反面、底固さも垣間見られるようです。
依然、株価を睨んだ為替相場が続きそうですが、
午後4時頃からと夜9時頃からの市場初動を見ながら、
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、コモディティのお話です。

先日、ガソリンを入れに行きましたら、
なにやらすごい車の行列で、
どうしたのだろうと思っていましたら、
ガソリンの値上げ前の給油の行列でした。

なんと今はガソリンがリッター150円ほどもするのに
あらためて驚きました。

原油価格が先週末に95ドル台へ上昇して、
無理もないことなのですが、
世界の商品市況は実生活にも影響を及ぼしています。

ラテン語の「便利、快適」が語源とされる
コモディティ(commodity)は、
原油や金などの「商品」という意味ですが、
今、世界のマネーがそのコモディティ市場に流れていて、
金価格が27年ぶりの800ドルを上回る高値となっているなど、
高騰しています。

原油コールオプションが
なんと100ドルを超えて売買されていますので、
まだまだコモディティ市場の高騰は冷めやらぬようです。

また、原油高騰のあおりで、
代替燃料のバイオエタノール製造のため
トウモロコシなど穀物市況も以前の年より高くなって、
インスタントラーメンまで値上げとなるそうですね。(笑)

為替にもコモディティと連動性があって、
巨視的には株式からコモディティへ資金が逃げることで
株式市場にとってはあまり好ましいこととはいえず、
その余波でクロス円などにも影響があります。

また、オージーやキウィやカナダやスイスなどは
コモディティ通貨などとも呼ばれることがあり、
商品相場と連動性があります。

カナダは世界14位の石油産出国ですが、
(輸出の85%はアメリカへじゃないかといわれるものの)
輸出依存度が高いため、商品相場に敏感で
原油価格との連動性がけっこう見られます。

また、(中長期的に)これらコモディティ通貨は金相場が上ると
上昇傾向を示すなど、金相場との相関がみられます。

そして、米ドルも「アンチ・ダラー(anti-dollar)」
などと呼ばれることがあるように、
ドルが上れば金相場が下がり、
金相場が上ればドルが上るという、
ほぼ逆相関の関係がみられるようです。

たとえばAUD/USDなどは、
金相場が上ればAUDが上昇傾向となりやすく、
USDが下落傾向となりやすいことがあって、
ダブル効果(笑)となることがあるようですね。

そのようなわけで、金相場とAUD/USDは、
けっこう強い0.8ほどの順相関となっています。

風が吹けば桶屋が儲かるの小話ではないですが、(笑)

為替はマネーであるがゆえに、
いろいろと経済に密接なつながりがあって、
株式市場ばかりではなく、
コモディティ相場もけっこう大きなFXトレードの
ヒントとなりそうですね。


FX トレードと経験のお話

北海道の11月は雪が降る直前の晩秋で、
鍋がとても美味しい季節です。^^
いよいよ今日は雇用統計の発表ですね。

昨日1日(木)は、FOMC後のドル安と円安となった
流れを次いで始まりました。
朝に豪指標が発表され、小売売上高は市場予想より
良い数字で利上げ観測も高まったものの
貿易収支の輸出が悪く、
限定的ながらオージーが売られました。
日株は前日の米株高を継いで、
日企業の中間決算も良いところも多かったため堅調でしたが、
ドル円とクロス円が調整の動きとなり、
やや軟調に推移しました。
昼前に原油が時間外取引で95.91ドルと
過去最高値を更新しました。
カナダが対ドルでオセアニア時間でやや戻した後、
再び0.945水準での動きとなりました。
しかしながら、東京時間は各通貨とも小動きに始終しました。

ロンドン時間に入ると、前日のFOMC声明文が
景気とインフレの両睨みの中立スタンスへ移行したことで、
米金利先安感が後退したと受け止めたロンドン勢によって
ドルが売られて、ユーロドルが1.44に迫るあたりまで、
ポンドドルも一時小幅ながら2.07台後半まで下落しました。
一方、欧株は軟調に推移しましたが、
ドル円は、115.90あたりまで上昇して、
ポンド円が一時241円台の前半に乗せるなどして、
他のクロス円も底堅い動きとなりました。

ニューヨーク市場に入ると、シティバンクなど
注目企業の決算が市場予想を下回ったことや、
ニューヨークタイムズが
「シティグループとバンク・オブ・アメリカの投資判断が
引き下げられた」と報じたことなどで
NYダウが300ドルを超える大幅安となったことを背景に
リスク回避の動意となって、
ドル円とクロス円が総崩れとなりました。
ドル円が114円台半ばあたりまで、
ユーロ円も165円に迫るあたりまで急落しました。
一方、ドルストレートはドル売りに、
ユーロドルが一時1.44台後半あたりまで、
ポンドドルも一時2.08台後半まで上昇しましたが、
その後、雇用統計を意識したか
利食い調整の動きとなって反落しました。
昨日の米指標はリスク回避の動きに影が薄くなりましたが、
米個人所得と米PCEデフレータはほぼ市場の予想とおりで、
米ISM製造業景況指数はやや市場予想を下回りました。

週末の今日2日(金)は、
午後3時45分にスイス消費者物価指数、
夜8時に加失業率、
夜9時30分に米雇用統計(非農業部門)と米失業率、
夜の11時に米製造業受注指数、
などが発表されます。

さて、いよいよ今夜は恒例の
月初めの金曜日のイベントの米雇用統計が発表されます。
市場のコンセンサスは+8.0万人ですが、
決め打ちは好ましくないものの、
さらに良い数字を予想する声も聞かれ、
いかがなりますか、注目が集まります。
また、恒例となっている前回と前々回の修正値などでの
上下動にも気をつける必要がありそうです。

昨日はNYダウが一時380ドルもの下落となるなど
リスク回避の動きとなって、
今日の日株も軟調に始まっていますが、
欧株の動向とともに午後4時あたりからの
為替の初動も注目されます。
米雇用統計しだいでは株価反騰の可能性もあり、
しっかりと動きを見極めたいものです。
また、週末でもありますので、
深夜の動きにも注意してトレードしていきたいものです。

さて今日は、トレードと経験のお話です。

テクニカルトレードをするときに
誰でもいろいろと勉強するものですが、
学校の授業のように体系的に学ぶ機会も
少ないこともありますが、

学問のように誰もが認める手法はわずかで、
テクニカルのトレード手法には
さまざまな、いわば流儀があって、
どれがほんとうに正しいものなのか、
解らなくなることがあります。

不確実な市場心理とファンダメンタルで
形成されていく市場の動きは、
たとえば100年を経ても有効なダウ理論でさえ
例外となる事象があって、
完全に市場の動きを捕捉できる聖杯の投資法や
魔法のテクニカル指標は存在していないことから、

机上で学んだ理論を実践に移すとき、
どのような投資法でも負けトレードとなることがあり、
さまざまトレーダーがそれぞれに遭遇する個々の経験と
トレーダーごとの思考傾向によるアイデアが加味されて
細かく分類すれば、ほとんどトレーダーの数だけ
投資法が作られ行くようです。

ある人は負けトレードで損切りと資金管理の大切さを学び、
またある人は、たまたま損切りを躊躇したことが功を奏して、
その後の反騰で利益を得たことを学習して、
その学習を自身の中でルール化してしまい
相場がリダクションとなったときにも適用して、
大きな痛手の再学習をすることになる場合もあるようです。

また、最初のビギナーズラックに味をしめて、
資金管理の警告を無視して何度か大儲けした経験を
ルール化してしまい、やがて誰もが予想するように
一度の負けトレードで大怪我をしてしまうこともあるようです。

ときに良い経験がじつは最悪の経験で、
その経験による軽率なルール化が
口座資金に致命傷をもたらすことがあるわけですね。

どのような投資法も絶対ではないように
個々の事実に基づく経験もまた絶対ではありません。

翻ってまた基本に戻るとき、
「あぁ、やっぱりそうだよなー。」
と再確認することになるものです。

愚かな私も何度経験してきたことでしょうか。(笑)

大儲けも負けも、どれもが
トレードの一部であるのに過ぎず、

負けも勝ちもトレードの一部であって、
何度かの負けでも「こうしたものだ」と腐らず、
何度かの大勝ちでも「こういうこともあるさ」と奢らず、

ただ、たんたんと
確率的に優位を示すテクニカルに従って、
トレードできる機械人間となるには、
良い経験と悪い経験とを充分に味わう必要があるようですね。(苦笑)

たんたんと、といえば、先日TVで
スパイダー投資法が紹介されていましたね。

どんなに上げそうでも建て玉の10%の利益となったら利食い、
どんなに戻りそうでも建て玉に2%の損失が出たら損切る、
という鉄人ルールを自身で構築して、
それに忠実に従い株で大儲けし続けている若きトレーダーの
ドキュメンタリーでしたが、
その人も鉄の意志を持つキカイダーなのでしょうね。(笑)

でもTVに映るその人はとても優しそうでした。。。^^


FX 前提仮説のお話

思惑の交錯する中、今日の深夜(1日未明)にFOMCを迎えますね。
週末にも米雇用統計のビッグイベントが控えています。

ゴトウ日の昨日30日(火)は、早朝のオセアニア市場で
前日のNY市場での上げを調整する動きとなりました。
東京時間となっても日株が軟調傾向で、
中国を除くアジア株も軟調であったことから、
ドル円とクロス円も調整の展開となりました。
ドル円が小幅な下落ながら114円半ばを割って、
ユーロ円も164円後半あたりまで値を下げました。
一方、ドルストレートも上下動しながらも軟調となって、
オージーが0.91台後半まで下げました。

ロンドン時間に入ると、注目のUBSの四半期決算が発表されて、
市場予想の範囲であったものの
税引き前損失7.26億スイスフランという結果となって、
その後、FEDウオッチャーのグレッグ・イップ氏が
「FOMCで利下げが見送られる可能性もある」と
コメントしたこともあって、
欧株も冴えない動きとなりましたが、
BOEのバーカー委員やベーカー女史が
利下げに消極的になったとの報が伝わったことを引き金に
ポンド買いの動きとなり、ポンドが全面高に転じました。
ポンド円が237円に乗せて、
ポンドドルも2.06台後半まで上昇しました。
この動きにつれるようにドル円も114円後半まで、
ユーロ円も165円台に乗せるなど、堅調な動きとなりました。
一方、スイスがロートSNB総裁による
「スイスフランは、ファンダメンタルズを反映していない、
為替がスイスの物価安定を妨げるならば、利上げは不可避」
との発言を受けて、スイスが上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
ドル円は上げ下げ忙しい相場となりましたが、
クロス円は堅調な展開となりました。
午後11時に発表された米消費者信頼感指数は95.6と、
市場予想下回る結果となってドルが売られ、
ウェーバー独連銀総裁の
「08年のインフレはECBのターゲットを超過する見込みで、
ECBは物価安定のために必要なことを全て行う」
との発言もあり、ユーロドルが1.44台に乗せるなど
欧州通貨が対ドルで堅調な動きとなりました。
その後、インターナショナル社が
「ECBが近く利上げを実施した場合は
ユーロ圏経済に大きな打撃となりかねない」と
報じたことから、もみ合う場面も見られました。
一方、NYダウは軟調な展開でしたが、
クロス円の堅調な動きに支えられる格好で、
ドル円の下げは限定的となって
一時115円をトライする場面もありました。
その後、ウォールストリートジャーナルの
「FOMC政策金利は据え置きも選択肢に」という記事で
複数の通貨ペアに混乱の上下動が見られました。

月末の今日31日(水)は、
朝に豪住宅建設許可件数が発表されて、
+6.8%という市場予想を上回る結果に
限定的ながら一時オージーが上昇しました。

昼過ぎに日政策金利、
午後3時に日銀展望レポート、
午後3時半に福井日銀総裁記者会見、
午後4時に独小売売上高、
夜の7時に欧消費者物価指数(速報値)と欧失業率、
夜の7時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時15分に米ADP全国雇用者数、
夜の9時半に米GDP(速報値)と米個人消費、
同時刻に加GDP、
夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
夜の11時に米建設支出、
夜の11時半に米週間原油在庫、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、
などが発表されます。

日政策金利は、据え置きがコンセンサスですが、
日失業率が4%を上回ってきていることから、
日銀展望と福井総裁の記者会見には注目です。
また、米GDP(速報値)をはじめFOMC政策金利の発表と
米指標には特に注目です。

月初めの明日1日(木)は、
朝の9時半に豪貿易収支と豪小売売上高、
夜の8時半に米チャレンジャー人員削減数、
夜の9時半に米個人所得と米PCEコア・デフレータ、
米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米ISM製造業景況指数、
などが発表されます。
米ISM製造業景況指数など米指標が注目されます。

さて、いよいよ今日31日の深夜にFOMCが発表されます。
0.25%の利下げ見通しが市場の大方のコンセンサスですが、
0.5%利下げ説や、昨日からFEDウオッチャーの
グレッグ・イップ氏やウォールストリートジャーナル紙などで
金利据え置き説も出てきています。

ベンチマークとなる金利先物市場では、
利下げ確率を92%織り込んでいるとも報じられていますので、
発表後のいったんの材料出尽くし感での動きもありそうで、
波乱の可能性もありそうです。
また、年内最後の12月のFOMCでの追加利下げ期待に対する
FOMCの声明にも大いに注目されます。

FOMC前は思惑や噂で揺れる可能性もあり、
午後4時からと午後8時からの市場初動と株価を睨みながら、
いつもに増して慎重なトレードをしていきたいものです。
FOMC直前はポジションスクエアも選択肢となりそうです。

さて今日は、前提仮説のお話です。

テクニカル分析とこれを用いたトレードには、
3つの大きな前提仮説があります。

1. 値動きは、全てを織り込む
2. 値動きは、トレンドを形成する
3. 歴史は繰り返す

また、異論も存在しますが、
相場の状態には、3種類あるとされています。

1. 上昇トレンドの状態
2. 下降トレンドの状態
3. レンジの状態(保ち合いなども含む)

上記のテクニカル分析の前提仮説のうちの
「値動きは、トレンドを形成する」は、
「状態持続」の性質とも言われ、

相場の状態であるトレンドは、(場合によってはレンジも)
ある程度、継続しやすい傾向があるとされています。

しかしながら、

1. トレンドは遅かれ早かれ、やがては崩れる
2. 相場は必ず変化して波を形成する

という、公理として認識される2つの性質もあって、
混沌としますが、(苦笑)

どうやら、

イゴール・トシュチェコフが主張するように、

「相場が現行の方向で現在の動きを続ける確率は、
 相場がすぐに反対方向へ転換するよりも高い」

(引用: パンローリング 実践FXトレーディング)

とは言えそうです。

もしも、これが正しいとすると
面白いことに気づきます。

トレードする方向(エントリーの方向)は、
「現在の相場の方向を基本とする」ことになって、

テクニカルの役割は、

その状態継続の追認と

相場は必ずトレンドも崩れ変化して波となる、
その転換点を探る役割となりそうです。

ランダムウォークとも言われ
カオスの中の相場ですが、

「トレンドが崩れ去るまでは、
 現行の方向をトレードすべき(エントリーすべき)」

ということは、

相場の転換点を探りつつも、
予測に始終しがちなトレードにあって、
基本の指針とできそうですね。

(次の更新は、11/2(金)にさせていただきます)



FX ゲーム理論のお話

1週間のスタートですね。
今週は31日(水)深夜にFOMC、来月の2日(金)には米雇用統計と
ビッグイベントが続きます。

先週末26日(金)は、早朝のオセアニア時間では
ドル円が113円を割り込み軟調でした。
東京時間になると、発表された日CPIや鉱工業生産への反応は
あまり見られませんでしたが、
日株が堅調に推移して、中国株は中だるんだものの、
アジア株も総じて堅調であったことで、
ドル円が114円前半あたりまで、
クロス円も総じて堅調な展開となりました。
一方、ドルストレートもドル安傾向が続きました。
オセアニア通貨は対円対ドルともに
しっかりしとた足取りを見せました。

ロンド市場に入ると、株価の堅調を背景に
早出勢によって東京の流れを増長させる動きとなって、
ドル円が一時114円半ば過ぎまで、
ユーロ円も164円半ばあたりまで上昇するなど、
ドル円とクロス円が堅調な展開を見せました。
一方、ユーロドルもオプション売りの噂もある中で
1.43台後半と史上最高値を更新しました。
ドルカナダも原油高で33ぶりのドル安カナダ高となりました。
その後、午後4時過ぎあたりから、
ポンドの早期利下げ期待を背景とした
ポンド売りが仕掛けられて、
ポンドドルが2.04台後半あたりまで、
ポンド円でも234円前半まで大きく下落しました。
これにつれてドル円や他のクロス円
そして他のドルストレートも軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると、上下動しながらも
ユーロドルやオセアニア通貨は、
またしっかりとした足取りとなりましたが、
ミシガン大学消費者信頼感指数が80.9と市場予想を下回り、
ドル円はもみ合いとなって、
ポンド円もいったん戻すも233円後半まで下落して、
ポンドドルは戻しながらも、
深夜2時前までは不安定な動きとなりました。
その後、クロス円とドルストレートは
ゆっくりと上昇傾向となりましたが、
ドル円は上下動忙しい不安定な相場となりました。

月末最終週のはじまりの今日29日(月)は、
早朝にNZ貿易収支が発表されましたが、
限定的な反応にとどまりました。

夕方5時半に英マネーサプライ、
夕方6時半に英消費者信用残高、
などが発表されますが、今日の経済指標は小粒です。
なお、今日は米指標の発表はありません。

要人発言としましては、
夜11時半からポールソン米財務長官の講演と、
深夜2時15分からグリーンスパン前FRB議長の講演が
予定されています。

ゴトウ日の明日30日(火)は、
朝8時半に失業率など複数の日指標、
午後3時に独国際労働機関失業率統計、
夕方5時55分に独失業率、
夜の9時半に加鉱工業製品価格と加原料価格指数、
夜の10時に米ケースシラー住宅価格、
夜の11時に米消費者信頼感指数、
などが発表されます。米指標には注目です。

さて、各国の株価も堅調となってきていて、
リスク回避の動きも後退していますが、
米利下げの織り込みもだいぶん進んでいるようで、
ドル安基調ですが、明後日31日にFOMCを控えていることから
調整の動きにも気をつけたいものです。
また、押し目は拾いたい気もしますが、
週末にはビッグイベントの米雇用統計も控えていて、
不安定な動きの通貨ペアは敬遠して、
慎重なトレードをしていきたいものです。

依然、株価と連動する相場ともなりそうですので、
市場替りの夕方4時前後と夜8時からの初動に注目しながら、
株価を睨んだ機敏なトレードをしていきたいものです。
今週は欧州の金融機関の決算が発表されますので、
特に欧州株式市場の動向に注目です。

さて今日は、ゲーム理論のお話です。

ゲーム理論は、数学者のフォン・ノイマンと
経済学者のモルゲンシュテインとが共同で著した
「ゲーム理論と経済行動」を出発点とした学問分野です。

フランスの貴族のド・メレがギャンブルについて
友人の数学者のパスカルに質問したのが、
確率論の発端であった逸話があるそうですが、

そこまで動機が不純でなくとも、(笑)
数学的にゲームの解を得ようとして、
さらに経済に応用しようという試みは面白いですね。

プレイヤーがルールに基づき取り得る行動を
時間要素と初期状態において、
利得と利得係数や期待効用にかかわる
協力と非協力での集合的考察は
とても興味深いものです。

解が1つの場合もあれば、
異なる解がいくつも導き出されることもあって、

なんか相場に似ているようなところがあります。

相場でも保ち合いやもみ合いなど、
方向感が掴めない状況もありますが、
一般的には、あるトレードのターム(期間)を限定すれば、
ポジションを持った時点よりも時間経過によって、
上るか下がるか、どちらかの結論となって、

ロングであれば、当然ながら
上れば成功のトレードとなって利得を得て、
下がれば失敗のトレードとなって損失を蒙ります。

しかしながら、
たとえば長期のタームで上昇とはなっても、
相場は必ず上下動の波を形成して、
長期で上昇の相場でも、

その過程において、短い期間のタームでは、
一時的ではあっても下げることがあって、
たとえば、この小さな波をスキャルピングで
捉えることもできて、

つまり、上げ相場でも短期的なショートで
利益を上げることが可能なわけで、

トレードのタームごとの正解は1つであっても、
トレードのタームの長短の違いによって、
いくつもの正解が存在していることは、
ゲーム理論の複数解のケースにも似て、
とても面白いものです。

どのような相場であっても
(上げていても下げていても)
それぞれのトレードタームの数だけ
正解があるというわけです。

ただ、大きな流れが上昇しているということは、
短期に区切っても、
上昇場面が多いとは言えそうで、

ギャンブルが研究の発端となった確率論によれば、(苦笑)
大きな流れに沿うほうが有利となりそうです。

ここにマルチタイムフレーム分析の
効用と意義が見出せそうですね。

「大きな流れ中の小さな同方向の流れに乗る
トレード」は確率的に優位となるようです。

また、大きな流れが不安定なもみ合いでは、
小さな時間軸での判断だけに頼らざるを得ず、
確率的な優位は望めそうもありません。

ですので、大きな時間軸でしっかりと
方向性の出ている通貨ペアをトレードするほうが
確率を味方とすることができます。

大きな時間軸を使ったタームのトレードはかりではなく、
小さな時間軸を使ったトレードでも
大きな相場の流れのトレンドは有効で、
このことを"Trend is my friend"と
欧米のトレーダーが呼んでいたのかもしれませんね。


<お知らせ>
多忙となりましたため、しばらくの間ブログの更新は
月・水・金の週3回とさせていただきます。




FX 幽体離脱のお話

来週29日(月)から欧州で、米国も11月5日(月)から、
サマータイムの終了に伴い
経済指標が今までより遅い発表となりますね。
寝不足にご用心。(笑)

ゴトウ日の昨日25日(木)は、
未明にRBNZ政策金利が発表されましたが、
市場コンセンサスとおりの据え置きとなりました。
東京時間に入ると日株が前日比プラスで寄り付いたことで、
はじめドル円とクロス円がわずかに上昇したものの、
ほどなく軟調に転じました。
また、BOE金融安定報告書に絡むタイムズ紙の報道に
ポンドが軟調となりました。
一方、ユーロドルはドル安に午前中に
限定的ながら上昇しました。
その後、中国経済指標が強めの結果となって、
利上げ観測が強まり上海市場が下落したのが嫌気されたか、
しだいに日株が軟調となって、
ドル円とクロス円も軟調な推移となりました。

ロンドン時間に入ると、
欧株がプラス圏で寄付き
その後も堅調に推移したことを背景に
早出勢によって一転して円が売られて、
ドル円とクロス円が上昇しました。
前日のメリルリンチの決算が悪かったこともあってか、
ドルは軟調でしたが、
反面、31日のFOMCの観測が利下げ期待に傾斜して、
株式市場がこれを好感する格好となりました。
リスク回避の動きが後退したことで
ドル円が114円半ばあたりまで、
ユーロ円が一時164円に迫るあたりまで上昇しました。
また、ドル安にドルストレート通貨も
堅調な足取りを見せました。

ニューヨーク時間に入ると、
発表された米耐久財受注が−1.7%と悪い結果となって、
ドル円とクロス円が軟調に転じました。
ドル円が一時114円を割り込み、
ユーロ円も163円前半まで値を落としました。
その後、発表された米新築住宅販売は
市場予想とおりの結果となりましたが、
一部で弱めになるとの思惑がされていたことで、
ドル買戻しの動きとなりました。
ドル円もいったん114円後半まで反発しました。
その後、複数の米保険会社がサブプライム絡みで
大きく損失となっているとの噂が流れ、
ドル円が113.80を割り込むあたりまで下落して
クロス円も軟調となりました。
その後、名指しにあったAIGが噂を否定したことで、
また戻すという上げ下げ忙しいレンジ相場となりました。
一方、ドルストレートは上下動しながらも
ドル安に上昇傾向となりました。

週末の今日26日(金)は、
朝に日CPIが発表されましたが
市場予想とおりの結果となりました。
続いて発表された日鉱工業生産は
市場予想をしたまわる結果でしたが、
日株が堅調に推移していることもあって、
ドル円やクロス円が上昇するなど、
今のところ円安傾向の相場となっています。

午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格、
夜9時半に加業況判断、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数、
などが発表されます。

さて、上下動忙しい相場ですが、
ドル安のバイアスはかなり強そうな地合いのようです。
株価との連動性も強く、
引き続き各市場の株価を睨んだ展開となりそうです。
FOMCも近づいているため調整懸念もあり、
また、市場替りでメリハリのある展開となっていますので、
午後3時頃からと午後8時頃からの
初動には注目したいものです。
また、今日は週末ですので、
夜11時過ぎからの動きにも注意したいものです。
流れに乗りながらも
機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、幽体離脱のお話です。

タッチのことや美輪さんのことを
書こうというわけではないのですが、(笑)

私の好きな将棋の世界に
扇子などへの揮毫に「直感精読」と書く
加藤一二三(かとうひふみ)という九段がいます。

その棋士は、若かれし頃、
神武以来の天才といわれた人ですが、
変な(失礼)癖がありました。

対局の日、昼の食事の休憩になると
対局相手のほうから、ジッと盤面を見つめて、
「ふんふん」と一人うなづいているのです。

敵の側から局面を眺めていたわけですね。
そうすると、自陣の側から見えないことが
見えてくるというわけです。

これと少し似たことを
マーセル・リンクがその著書で述べています。

ポジションを保有したとたん、
トレーダーは、そのポジション自体に影響されて
自身の下したトレードを肯定する感情に
支配されてしまうことが多いものですが、

そのような時に、
もう一人の冷静な自分自身のになったつもりで、
つまり、意識を肉体から遊離させた
幽体離脱のような気持ちで、
自分の肩越しにチャートを見て、

凄い形相でトレードしている
自分自身に向かって、こう問いかけるそうです。

「もしも、 このポジションを
 持っていなかったとしたら…、
 相場はどうなると思う?」

「…。」

「自分自身である君はロングしているけど、
 ここで仕掛けるとするとやはりロングだろうか?」

「…。」

「もしかすると…、
 新たにショートをしたい場面ではないのかい?」

「…。」

「ならば、君のすべきことは決まっている。
 損切りの手仕舞いだ。」

チャートを見ながら、ブヅブツと
一人つぶやく姿は精神分裂症のようで
不気味ですが、(笑)

トレードでは、
エントリーした後は特に自分自身の「感情」と
戦わなくてはならないことが多いため、
冷静な視点が必要です。

ソフトに頼るトレードは別として、

すべてを自分自身で決定しなければならない
全権が自分自身にだけにある孤独なトレードでは、
ときに冷静なもう一人の自分と
相談することも大切なようです。

どこまで、客観的に相場を見れるかが大切だなんて、
なんと相場は困った心理ゲームなのでしょうね。(笑)


FX 相場のゾーンのお話

北海道では暖かいラーメンの美味しい季節となりました。
「すみれ」の味噌ラーメンはとても美味しいです。^^

昨日24日(水)は、早朝のオセアニア時間でドル円が115円に
2度トライするも届かず、東京時間に入ったとたんに、
日株がマイナススタートとなったこともあって、
円高傾向となりドル円とクロス円が下落していきました。
また、午前の豪CPIは、表面的な数字は良くなかったものの
コアの数字がインフレ目標上限で利上げ観測が高まり、
オージーが瞬間下げて上昇する展開となりました。
その後、午後1時過ぎにNYタイムスのテレ版が、
「米金融大手メリルリンチの四半期決算が
 今までの損失に加えてさらに25億ドルの損失となる」
と報じたことから、ドル円とクロス円の
下落の度が強くなりました。
一方、ドルストレートは昼頃までの保ち合いが
昼過ぎから軟調となりました。

ロンドン時間に入ると、いったん早出勢によって
ドル円やクロス円が買い戻されましたが続かず、
軟調傾向での上下動のもみ合いとなりました。
ドル円は114円前半まで下落しました。
一方、ドルストレートはドル売りに上昇していきました。
発表された注目のメリルリンチの四半期決算は、
評価損が79億ドルで総収入も94%減となったことで、
ドル円とクロス円の下落に拍車がかかりました。

ニューヨーク時間に入ると、
しばらくもみ合いが続きましたが、
注目の米中古住宅販売の数字が504万件と、
市場予想を大きく下回ったことと、
さらに週間石油在庫統計が大幅減となって、
石油先物が上昇して利下げのマイナス材料に
NYダウが一時200ドルを超える下落となって、
リスク回避から、ドル円とクロス円が
急落していきました。
ドル円が一時113円後半まで、
ポンド円が一時233円を割り込みました。
この動きにつれてドルストレートも下落しました。
その後、FRBが公定歩合を引き下げるとの噂が流れ、
NYダウが急上昇してプラス圏になると、
ドル円が114円前半まで、ユーロ円が163円にワンタッチ
するなど、ドル円とクロス円が買い戻されました。
これにつれて、ドルストレートも上昇していきました。

ゴトウ日の今日25日(木)は、
早朝5時にRBNZ政策金利が発表されましたが、
市場コンセンサスとおりの据え置きとなって、
大きな動きは見られませんでした。

夕方5時に独IFO景気動向ほか複数の独指標、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数と米耐久財受注、
夜の11時に米新築住宅販売件数と米求人広告指数、
などが発表されます。

米指標には大いに注目ですが、
特に米新築住宅販売件数は、
レートを大きく動かす可能性があるため
注視したいものです。

株価主導の為替相場が続いています。
今日もマイクロソフトやゼネラルモータースなどの
決算が注目されます。
来週31日にFOMCを控え、いろいろと憶測や噂も飛び交い
ドル安と円高に傾斜している中で上下動忙しい相場ですが、
株価と各市場の初動を睨みながら、
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、相場のゾーンのお話です。

相場には、レートがある範囲を行ったり来たりの
レンジの状態と、レートが上昇や下降を続ける
トレンドの状態がありますね。

また、短期的に陰線と陽線が交錯する手の付けづらい
めまぐるしいもみ合いの乱高下もありますが、
これとて大きな目で見れば、
中心値は上下どちらかに方向性を
持っていることが多いものです。

えぃ、と大鉈を振るえば、
たいがいの相場は、レンジのゾーンか
トレンドのゾーンになっているものです。

さて、トレーディングのコンセプトでは

「安値で買い、高値で売る」のが
相場で儲ける秘訣というものもあり、

また一方、
「弱気では売るべき、強気では買うべき」
というものもあり、

どちらも正しそうで、
またどちらも、ちょっと待てよ、
というところもあって混乱してしまいますね。

まるで禅問答のような
「まだはもうなり、もうはまだなり」のようで(笑)
イデオロギー論争のようでもあります。

いわゆる順張りか逆張りか、
ということですが、
相場がレンジのゾーンでは逆張り、
そして、トレンドのゾーンでは順張り、
とは思うものの、
大きな目で見るとトレンドと思っていたところも
大きなレンジであったりして、
何がなんだか解らなくなってしまうものです。

経験を経ていくと、
だんだんとこれらはトレードのそれぞれのタームにおける
2つのゾーンのことだと気づいてきますが、

さて、このことに少し関連して、
トレードのビギナーがなぜ初期のトレードに勝てるのか、
を研究したものの中に興味深い記述がありますので、
ご紹介いたします。

「ビギナーは、分析的なトレードはまだできなく、
 上げてるから買うといった、相場に沿う単純なトレードを
 する傾向があって、これが期せずして
 トレンドフォローのトレードとなっている」

「また、これが少し分析を覚えてくると、
 目先の相場の方向に逆らって、(より儲けようと)
 戦略の重点が天井や底を捕らえようとして、
 トレーダーがこのレベルの時期に移行したとたんに、
 成績は急激に悪化する」(要約)

とあります。

その後、分析の適所適用の本質を覚えて
トレードが本物となっていくわけですが、

まるで英語を覚えたての人が、
「俺は英語が使えるんだ」と言わんばかりに
わけもわからず、ルーさんのような(失礼)
ブロークンイングリッシュを連発するにも似て
なんか面白いですね。

そういえば私も勉強してもしても
どうしようもなく負けて
イヤになっちゃった時期がありました。(苦笑)

相場ばかりでなく、
トレードの成長レベルにも
いくつかの(段階の)ゾーンがあるようですね。



FX ヤミ業者のお話

今日の北海道はすがすがしい秋の青空が
どこまでも広がっています。^^

昨日23日(火)は、前日のNYダウが下げ止まり
世界的な株安が一服となってことで、
東京時間ではドル円とクロス円が上下動しながらも
しだいに堅調となりました。
ドル円が114円台半ばあたりまで上昇して、
ユーロ円も162円台に乗せました。
オージー円などオセアニア通貨も堅調な動きを見せました。
ドルストレートもユーロドルやポンドドルなど
緩やかな上昇となりました。

ロンドン時間に入っても
早出勢による目立った仕掛けは見られず、
しばらく東京時間での地合いが続きましたが、
夕方5時過ぎから欧鉱工業新規受注が
やや悪い数字であったことなどもあって、
いったん調整局面となりました。
しかしその後、欧株が堅調に推移したことと、
原油の反発を背景としたカナダ高も後押しする格好で、
ドル円とクロス円が再び上昇に転じました。
途中、スマギECB理事による
「ECBは秩序を保つための市場介入する用意がある」
との発言に揺れる場面もありました。
また、ハト派で知られる英中銀委員のバーカー女史が
講演でポンド利下げに触れなかったことで
ポンドの上昇に拍車がかかるなど、
要人発言に反応する場面もありました。

ニューヨーク時間に入ると、
発表された加小売売上高が良い数字で
カナダが原油反落の板ばさみとなりながらも
限定的に上昇しました。
NYダウもしだいに堅調な展開となっていったことで
ドル円とクロス円が上昇しました。
ドル円は瞬間的でしたが105円にワンタッチして、
ポンド円も235円前半まで上昇しました。
ドルストレートではポンドドルが2.05に迫るなど
ドル安傾向が継続しました。
その後、発表されたリッチモンド連銀製造業指数が
市場予想を大きく下回りマイナスの数字となったことで、
いったんドル円とクロス円が反落し、
NYダウも前日比でマイナスへ転じたものの、
しだいに持ち直したことを受けて、
再びドル円とクロス円は上昇傾向となっていきました。
株価との連動性の強い、上下動忙しい相場でしたが、
やや上昇傾向となりました。
しかしながら、ドル円は115円の壁で
頭が抑えられる状況が続きました。

今日24日(水)は、午前10時半に
豪四半期消費者物価指数が発表されて、
前年比+1.9%との結果に、
限定的ながらオージーが上昇する反応となりました。

夕方5時に欧経常収支など複数の欧指標、
夜の8時に米住宅ローン申請指数、
夜の11時に米中古住宅販売件数、
夜の11時半に米週間原油在庫、
などが発表されます。米指標には注目です。

要人発言としましては、
深夜1時にトリシェECB総裁の討論会での発言、
続く深夜1時半から米ポールソン財務長官の講演での発言など
が予定されているようです。

為替は株式市場と連動性がとても強い状況が続いています。
今日もNY時間でメリルリンチの四半期決算が発表されますので
注目されます。復調の兆しも見えますが、
大きな下げの調整であるとの声も聞かれ、
まだ過度の楽観は禁物なようです。
市場替りの午後3時と午後8時の初動とともに
米の住宅関連の経済指標と各市場の株価の動向を注視して
流れに乗りながらも機敏なトレードしていきたいものです。

さて今日は、ヤミ業者のお話です。

日本にはFXのヤミ業者はないと思われますが、
かつては米国や東欧、そして現在でも
東南アジアやオフショア諸国などでは、
たくさんのFXヤミ業者が蔓延しているようです。

そのような背景もあって、
2006年に米国でもFX取引業界に対する
政府規制が強化されました。
全米先物協会であるNFAが米国内のFX取引業者と
IB(Introducing Broker)を厳しく規制しています。

同様に為替取引のメッカの英国でも
証券先物機関である
SFA(Securities Futures Authority)という
政府機関が存在しています。

ヤミ業者の実態は把握できない部分もあるようですが、
いわば競馬のノミ屋のような形で、
顧客からのオーダーを実際の市場でカバーせずに
市場価格に基づくお金のやり取りで決済して、
本物の登録業者のように売買手数料や買値と売りるの差の
スプレッド分を稼いでしまおうというもののようです。

また、彼らは悪知恵にたけていて、
いろいろな登録業者の内部統計、
たとえば全顧客の取引総額の約60%は毎年のように
失われていることなども知っていて、
まるでカジノの胴元のように大儲けしている
ヤミ業者もあるそうです。

スプレッドを本物の取引業者より小さく設定したり、
本物の取引業者より小口で売買を引き受けたりしていて、
メリットがあるためか、利用者も多いといいます。

もちろん、顧客にとってメリットばかりであるはずがなく、
実際の市場で取引カバーをしていないわけで、
大きな為替変動では破綻してしまう可能性もあって、
顧客への不払いなど事件の温床となっているようです。

さて、先週末、日本でも私の地元のエフエックス札幌が、
サブプライム問題で為替が下落している中での
市場での自己売買取引に失敗して債務超過に陥って、
取引業務を停止するという事件が起こりました。

2005年7月に日本でFX業者が登録制になってからも
業務を停止した業者はありましたが、
今回の事件では顧客への証拠金の返還も満足にできないようで、
預かり金不返還の事件としてはじめてのようです。

過当競争の激しいFX業界では、
口座数が10,000以上ある業者はごくまれで、
資本規模の小さな業者もあることから、

命の次に大切なお金を預けて行うトレードでは、
手数料やスプレッドなど取引条件だけではなく、
トレードをする業者の資本金や経営内容、
そして、全額信託保全がされているかなど、
総合的に判断して業者選択をしなくては
ならないようですね。


FX 資本主義のゲームのお話

北海道は秋が深まり、落ち葉焚きができるくらいに
枯葉が風に舞っています。

G7後の週初めの昨日22日(月)は、
主要3通貨への言及がG7声明になかったことと
世界的な株安の進行に早朝のオセアニア時間で
ドル安、円高、ユーロ高の
窓を空ける通貨の多いスタートとなりました。
一時ドル円は113円前半まで売り込まれ、
クロス円も軟調で始まりました。
その後、東京時間となると、
豪四半期生産者物価指数が発表されて、
市場予想をやや上回る結果にオージーが限定的ながも上昇して
日株が大きく下落する中にあってにあっても、
ドル円とクロス円は緩やかな上昇に転じて、
ドル円が114円前半、ユーロ円が163円後半あたりまで
反発しました。

ロンドン時間に入ると、
独コメルツ銀の株価が一時急落するなど欧株の軟調な展開に
また再び円買いの動きとなって、
ドル円とクロス円が軟調となりました。
ドル円が113円半ば近くまで、オージー円が大台の100円を
一時割り込むなど、リスク回避の流れとなりました。
また、G7でユーロに言及がなかったにもかかわらず
上値の重かったユーロドルが調整となって、
ロシア勢などによって売り込まれ、
1.41台前半まで下落しました。
これによりドル高となって、
ポンドやオセアニア通貨も対ドルで下落していきました。
ほぼ全面軟調の相場展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
早出勢によってLD時間を調整する動きとなって、
その後、NYダウが上下動しながらもしだいに堅調となって
前日比でプラス圏になると、
リスク回避の動きが後退して、
ドル円も徐々に114円後半まで上昇して、
ユーロ円も揺れながらも162円前半、
ポンド円も233円に迫るあたりまで反発するなど、
クロス円とドル円が上昇しました。
一方、ドルストレートは、
ユーロドルなど欧州通貨は
対ドルで軟調な頭の重い展開が続きましたが、
オージーなどオセアニア通貨は、対ドルで上昇に転じて、
まちまちの動きとなりました。

今日23日(火)は、夕方6時に欧鉱工業新規受注、
夜9時半に加小売売上高、
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数、
などが発表されます。
今日の経済指標もやや小粒です。

要人発言としましては、夜の11時に
グリーンスパン前FRB議長の講演が予定されています。

明日に注目のメリルリンチの四半期決算発表を控え、
株価も大きく動きづらいようですが、
昨日に続き今日の経済指標も小粒で、
株価を睨んだ相場展開となりそうです。
昨日のNYダウは+44.95ドルと反発していますので、
日欧の株価の動向に注目です。
午後3時頃からと午後8時頃からの市場替りの
早出勢の動きが注目されます。

さて今日は、資本主義のゲームのお話です。

何やら難しい数式の並ぶ計算なので、
証明過程は省略するとして、(笑)
確率の面白い結論の1つに「破産までの賭け」
という問題があります。

AとBの2人が確率1/2の賭けをして、
どちらかが破産するまで勝負を続けた時、
どちらかが勝つ確率は、双方の資本金額の比率と
同じになるという確率論の帰結があるそうですね。

たとえば、Aが100万円の資金で
Bが300万円の資金なら、
BはAの3倍の確率で勝つことになるそうです。

資本主義のゲームでは、資金が多ければ多いほど
勝ち残る確率が高いということで、
それが数学的に証明されているということは、
ちょっと興味深いですね。

納得できるような、腑に落ちないところがあるような
なんともいえない思いもしますが、

近年の業界再編で、銀行や百貨店など
どんどん巨大資本どうしが合併して、
より巨大になりたがるのも、
生き残りの術であるとともに、
「資本主義のゲームに勝つため」の
そーいうこと、なのかもしれませんね。

投資や投機も似たようなところがあり、
やはり資本が大きいほど、
勝ちやすくなるのは事実のようです。

口座資金100万円でも、
ちょっと無理して10枚くらい建て玉して、
ちょっとがんばって100Pipsで10万円稼ぐのは
よくあることで可能な範囲の利益ですが、

口座資金1000万なら、ちょっと大目の100枚建て玉して、
たった10Pipsで、無理なく10万円を稼ぐことができます。

100Pipsの差益を狙うよりも
10Pipsの差益を狙うほうが、やはり難易度は低いわけで、
また、その程度の差益を狙うチャンス自体も多くなります。

つまり、資金量が大きいと
資金に対して同じ割合のトレードをしたとして、
難易度の低いトレードで、
なおかつトレードチャンスも多く得れる、
という有利な立場が得れるわけですね。

ですから、トレードで勝ちやすくなるためには
トレードの技術も当然大切であるものの、
資本主義のゲームという観点からは、
「資金」は優位に立つための重要なファクターで、
勝敗に大きく影響のあることとなります。

まぁ、もっとも、いくら巨大資本でも
かつて1998年のLTCMでさえ簡単に飲み込まれてしまうほど、
市場はあまりに巨大な怪物ですから
無茶なレバレッジでの運用では
破綻してしまうこともありますが、

各々の身の丈にあった適正レバレッジの投資も、
資本が大きいと、その身の丈も(自然と)大きくなって、
勝ちやすいものです。

ですので、娯楽気分の過剰なトレードを控えて
たとえトレード数が少なくなっても、
ジッとチャンスを待って、
「ここぞ!」というときだけトレードして、
まずは口座資金をある程度増やさなくてはなりません。

私がお世話になっている人の中に
たった5万円の資金で、(失礼)
一度、残高が1万になりながらも
100万円を大きく超えるほどの成績を上げられた
ボスさんという方がいらっしゃいますが、
(嘘のようなお話ですが、事実です)

その方がしみじみと
「口座資金が増えるほど、より儲けやすくなった。」
と述懐されていましたように、 

増えた資金の口座では、
有利で楽にトレードができて、
しかも勝ちやすくなるようです。

やはりトレードは、資本主義のゲームなのですね。


FX リバモアの述懐のお話

G7後の一週間のスタートです。

G7では、市場機能は改善しているとしながらも
金融市場の状況は注視を要するとして、
原油高と米住宅市場低迷は成長を鈍化させる可能性高いが、
世界経済のファンダメンタルズは引き続き強くなるとの
共同見解を示しました。
また、為替については人民元の迅速な上昇求めるとながらも、
為替は基礎的諸条件を反映すべきとして、
ユーロ、ドル、円などに具体的言及はありませんでした。

先週末19日(金)は、オセアニア時間から円高傾向となって、
東京時間では日株が大幅下落したことで
ドル円が115円をはさんだ軟調な展開となりました。
「ドイツ系ファンドが経営難になった」との噂も飛び交って、
クロス円も総じて軟調に推移しました。
一方、ドルストレートは、
「サルコジ仏大統領がユーロに関する議論から撤退せず」と
表明したことなどで揺れながらも、
流れはドル安傾向の推移で、
ユーロドルが1.43台前半まで上昇しました。

ロンドン時間に入ると、はじめ早出勢によって
英欧株価の堅調さを背景に、一時円が売られ
ドル円が115円台後半まで戻し、
ユーロ円も165円台前半まで上昇して
オセアニア通貨なども対円で上昇しました。
ドルもいったん買い戻されてユーロドルが
一時1.42後半まで押しました。
発表された英GDPが市場予想を上回る結果となって
ポンドが上昇しました。
その後、欧株が軟調に転じたことを受けて、
ドル円とクロス円も軟調となり、
ドルストレートも上下動しながら上昇していきました。
ユーロドルは史上最高値を更新しました。

ニューヨーク時間に入ると
奇しくもこの日がブラックマンデー20周年の日で、
「陶酔からの覚醒」などと報じられるなど
再来の声も聞かれる中、NYダウが360ドルを超える急落となって
ドル円とクロス円が一時的に下げ渋る場面もありましたが、
しだいにリスクアバーションの動意が強くなって
ドル円とクロス円は下落していきました。
その後、G7の草案がダウジョーンズから報道され、
前回6月のハイリゲンダムの内容を踏襲したものであったものの
懸念されていたユーロ高に対する言及はなく、
また、ドル安に対する具体的な対応策は出されなかったことと
ファンダメンタルを反映すべきとの共同声明に
ユーロ高、円高、ドル安の動意が継続することとなりました。

G7後の週はじめの今日22日(月)は、
午前10時に豪四半期生産者物価指数が発表されて、
前回の数字をやや上回る結果に限定的ながら
オージーが戻しの動きとなっています。

午後2時に日スーパー売上高
午後4時に日コンビニエンス売上高、
が発表されますが、小粒な指標です。
今日は米欧その他の経済指標の発表はありません。

要人発言としましては、
夜9時15分に米クロズナーFRB理事の金融市場に関する講演と
深夜3時45分に欧トリシェECB総裁の講演が予定されています。

さてビッグイベントのG7も終わり、
週はじめのオセアニア時間では多くの通貨ペアで
窓を空けてのスタートとなりました。
先週末に奇しくもブラックマンデー20周年の日に
今年3番目の下げ幅となったNYダウの下落を受けて、
現在、日株も500円を超える急落となって、
リスク回避の動意激しい相場となっています。
また、G7の結果の各市場での反応も注目されますが、
引き続き各市場の株価の動向に注目が集まりそうです。

為替は株価に連動性の高い傾向が続きそうで、
ロンドンとニューヨークでの初動に注目してみたいものです。
ユーロ高、円高、ドル安の流れですが、
しかしながら、次の相場への反発の機会を覗う筋もありそうで、
機敏なトレードをしていきたいものです。

<業界トピック>

個人投資家向けのFXを扱っている私の地元の
「エフエックス札幌」がサブプライム問題に絡む
急速な円高時の売買注文に失敗して、
債務超過により19日(金)に顧客の取引を強制的に決済する
案内を出して、取引業務を停止したことが報道されました。
顧客の証拠金の返還も難航するとのことで、
事実上の破綻となりました。
FXを扱う業者も過当競争が激化して、
証拠金を全額信託保全をしているかなど、
取引手数料やスプレッドばかりでなく、
しっかりとした目で業者選択をしていく必要を
改めて認識していかなくてはならないようですね。

さて今日は、リバモアの述懐のお話です。

1929年の大恐慌で1億ドル稼いだといわれる
ジェシー・リバモアが、彼の全盛期の頃の有名な述懐に

「なぜ損切りするかだって?!
 買った株が下がったとしても
 私には下がる株を止めることはできないし、
 なぜ自分の思惑と逆方向に動いているかなんて
 調べている暇はない。
 『下がっているから下がっているだけだ。』
 下がったのですぐに売る、投機家が手仕舞うのに
 これ以上の理由が必要だろうか。」

というのがあります。

トレードしているのは、株や先物やオプション自体ではなく、
それらはトランプなどと同じようなゲームの材料で
実際のトレードは、ほかのトレーダーと戦っているとする、
リバモア一流の述懐ですが興味深い言葉です。

トレードを科学的に考察したり分析したりする
金融工学という分野もありますが、
相場にはトレーダーとトレーダーの
戦いの場である側面もあって、
相場師ならではの見解ですが妙にうなずけます。

トレードに参加するということは、
プロ筋のマネーバトルに参戦することで、

あたかもタバコの紫煙が立ち込めるカジノの
テーブルに着きいたときのように、
ニヤリと不適な笑みを浮かべて
「見慣れんヤツだな。彼はニューカマーだ」と
身包みを剥ごうと目配せするつわものたちの中で
ポーカーをプレーする様子にもどことなく似ているようです。

かの有名なウォーレン・バフェットも、
ポーカーのテーブルに着いたときに、
ぐるりと周りを見渡して、
もしも誰が負けるかすぐに解らなかったら、
それは自分自身だと述べていますが、
トレードは確かに鉄火場的な側面もあります。

しかし、トレードにはカードゲームと違う点があって、

カードゲームでは必ずつわものの彼らと
戦わなくてはなりませんが、

トレードでは自身の相場観で彼らと戦おうとせずに
彼らのバトルの劣勢なほうについてしまったらすぐに降りて、
優勢なほうについたら、しっかりと乗っかるという、
動きに従った「追従」ができます。

巨人達のマネーバトルにあっても
掻痒が驥尾付して万里を渡るように
個人投資家でも利にあやかることができるわけです。

その追従を確かにする方法こそ、
トレンドとレンジに応じたテクニカル分析で、

確率的に優位な方向にポジションを持つということなのですね。


FX やぶれ靴下のお話

いよいよG7が19日午後(日本時間20日午前)に
ワシントンで開催されますね。
サブプライム問題後、初のG7となりますので注目されます。

昨日18日(木)東京時間は、
日株がプラスで寄付きその後も堅調に推移したことから、
いったんリスク回避の動きが収まり、
ドル円も116円半ば前後の落ち着いたレンジ相場となりました。
ユーロ円が165円後半まで上昇するなど円高傾向で
クロス円は全般的に堅調な展開を見せました。
アジア株も中国とシンガポールは軟調傾向でしたが、
その他の市場はおおむね落ち着いた動きでした。
前日に火種となったインド株は小高く始まった後、
しだいに軟調となって日株も午後に一時上値が重たく
ドル円とクロス円が弱含む場面もありましたが、
その後は持ち直しました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは
ドル安に徐々に堅調となっていきました。

ロンドン時間に入ると、
中国人民銀行総裁が利上げの可能性を
ほのめかしたこともあって、
欧株価が軟化したことを背景に
急速にリスク回避の円高の動意が起こり、
午後3時過ぎからドル円とクロス円が下落を始めました。
ドル円が115円半ばあたりまで、
クロス円もユーロ円が上下動しながら
165円の大台を割り込むなど下落しました。
夕方に発表れた英小売売上高が強い数字で
一時ポンド円が上昇しましたが、
クロス円全般の下げに飲み込まれる格好で、
ポンド円も下落に転じました。
ドルストレートは、クロス円の下げとドル安に
揺れながらも、ユーロドルは堅調な上昇となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
バンク・オブ・アメリカの四半期決算が発表されて、
サブプライム問題の影響で減収となったことが明らかになると
信用収縮懸念の動意が起こり、
ドル円とクロス円の下げが加速しました。
NYダウも軟調となって、一時ドル円が115円前半まで、
ユーロ円も164円後半あたりまで下落するなど、
ドル円とクロス円が全面安の展開となりました。
この動きに伴い米債券市場で利回りも下落して
ドル安となって、ポンドドルが2.05台に一時乗せるなど、
ドルストレートが上昇して、
ユーロドルも一時1.43台の史上最高値を更新しました。
その後、NYダウが前日プラス圏に戻したこともあって、
ドル円とクロス円は反発の場面を見せましたが、
終盤にはまた軟化していきました。
また、後半はアルムニア欧州委員の発言もあってか
ドルストレートも頭の重い展開となりました。

G7直前で週末の今日19日(金)は、
午後3時に独生産者物価指数、
夕方5時半に英第3四半期GDP(速報値)、
夜8時に加消費者物価指数、
などが発表されます。英とカナダの指標には注目です。
今日は米指標の発表はありません。

夜の11時から、セントルイス連銀での討論会で
米バーナンキFRB議長の発言が予定されています。

さて、G7直前ですが株価も軟調傾向となっていて、
市場のセンチメントもさらに調整が進みそうな
雰囲気となっているようです。
要人からユーロ高牽制の声も聞かれ注意が要りそうです。
また今回のG7では中国利上げ圧力も強まりそうな雲行きで、
円高へ傾斜すると予想する向きもあるようです。
G7の声明はいかがなりますか。注目されます。

株価の動向や市場替りでの初動、そして週末調整の可能性と、
緊張の週末ですが、午後3時過ぎと午後8時過ぎと夜11時頃、
そして深夜1時頃の動きには注目です。
流れに乗りながらも注意深くトレードしていきたいものです。

さて今日は、やぶれ靴下のお話です。

昨日、パリーグの優勝が決まりましたね。
日本シリーズが楽しみです。

新庄も引退して、小笠原も巨人に移籍した中、
ファイターズが見事にパリーグ優勝を果たしました。

私は野球のことは詳しくはないのですが、
チームプレイということの大切さを見た思いがします。

1+1が3などというかっこよいことは言えないまでも、
チームがしっかりと力を合わせると、
やぶれ靴下の重ね履きのように、(笑)
補い合いの補足協調が生じるようですね。

※補足協調の例えであって、ファイターズがやぶれ靴下だと
 言っているわけではありません。m(_ _)m

さて、よく小さな販売の会社でも、
トップ営業マンがハンティングや何らかの事情で
やめてしまうと、一時的に業績が下がることがありますが、
またしだいに業績が戻ることもあって、
組織力の地力を垣間見れることがあります。

また、アリの世界でも、ある研究者によると
80対20の法則よろしく、集団にぶら下がる
怠け者のアリのほうが多いらしいのですが、(笑)
その怠け者のアリだけを別ところに移して観察すると、
その群の中に働き者のアリがやはり2割ほど出てくるそうです。
そうしないとチームとして生きていけないから
なのでしょうけど、なんか不思議ですね。

私も早くに相場師であった父親を脳梗塞で
亡くしたものですから、少し遊び人であった私も
それからはまじめに母を助けて頑張ろうと
心に誓ったものです。(笑)

お話が横道にそれてしまいましたが、

チームとして強くあるためには、
投手陣だけ強くても打撃陣だけ強くてもダメなようで、
補い合う異種の協調が必要なようです。

相場でもチャートに表示させるテクニカル指標がありますが、
これも互いに補い合えるようなワークとする必要があります。

トレンド計測に優れたトレンド系だけでも、
また、レンジ計測に優れたオシレーター系だけでも、
弱いチーム構成となってしまいます。

また、全体観を認識する作戦参謀も必要で、
個々の指標を使い分ける監督も必要ですね。

余談ですが、
テクニカル指標には面白いものがあって、

たとえば、サンスクリット語で
「夜明けの最初の光」という意味の「AROON OSCILLATOR」や、
相場に先行して動く「MOMENTUM」などと言うものもあります。

でも、チームワークを考えますと、
これらは扱いの難しい外人選手のようなところがあって
起用が難しい場合もあるようです。

優れた選手のトレードも良いことですが、
チームとして力を発揮できるか、
ということのほうがより大切です。

個人プレーではなく、
やぶれ靴下の重ね履きのように、
補足と協調がチームの総合力を増すようですね。

優れたチーム力があれば、
それを使う監督であるトレーダーの経験が増すほど、
トレードに勝つことができます。


FX バイアスのお話

原油価格が中東情勢や需要期に入ったことなども影響してか、
投機マネーが入って高騰していますね。

昨日17日(水)は、オセアニア時間では
ドル円やクロス円が堅調に推移していましたが、
東京時間になったとたんに、
日株の軟調を背景にリスク回避の動意となって、
全面的な円高となりました。
途中反発も見せたものの、アジア株も軟調で、
インド財務相による海外資本流入制限の話もあって、
インド株も急落したことなどで、
それらの動向に連動するようにドル円が116円前半まで、
ユーロ円も同様に164円半ば近くまで下落するなど、
ドル円とクロス円が下落しました。
オセアニア通貨もオージー円が102円半ばに迫るなど
大きく下落しました。

ロンドン時間に入ると、
急落していたインド株も反発して
欧州株が落ち着いた展開となったことなどを背景に
早出勢によって円売りが仕掛けられて、
ドル円とクロス円ともに一転して上昇しました。
BOE議事録では、8対1での据え置き決定であったことが
明らかにされ、利下げ派が一人だけであったことも
好感されかポンドも上昇しました。
また、米銀大手JPモルガンの四半期決算が
市場予想を上回ったこともあってリスク回避動向が後退して、
ドル円が117円前半まで上昇して、
クロス円も全面高となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
発表された米消費者物価指数はほぼ市場予想とおりで
あったものの、住宅着工件数と建設許可件数が
14年ぶりの低水準となって市場予想を下回ったことや
IMFの世界経済予測が押しなべて下方修正されたことなどで、
小高く始まったNYダウが軟調に転じ、
ドル円とクロス円にリスク回避の同意が起こり、
全面的な円高となって、ドル円とクロス円が下落しました。
発表されたベージュブックは、
住宅関連を中心に米経済の減速を示唆する弱い内容でしたが、
利上げ観測が後退したためか、株価は上昇に転じて、
為替もドル円とクロス円が再び上昇に転じて、
その後、終盤からオセアニア時間でまた調整と、
上下動忙しい神経質な相場展開となりました。

今日18日(木)は、午後3時15分にスイス貿易収支、
夕方5時半に英小売売上高指数、
夕方6時に欧貿易収支と欧建設支出、
夜8時半にカナダ中銀金融政策報告、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
同時刻に加国際証券取扱高、
夜の11時に米景気先行指標総合指数、
深夜1時に米フィラデルフィア連銀指数、
などが発表されます。
英欧米の各指標には注目です。

G7が近づいていることもあって、
相場は株価に同調傾向のある神経質な上下動で
やや軟調なレンジ相場となっているようです。
今日もグーグルやバンク・オブ・アメリカなど
注目の決算発表が予定されていますので、
引き続き株価の動向を睨み、
市場替りの午後3時頃からと夜8時頃からの初動と
指標発表後の動きを見て
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、バイアスのお話です。

バイアスとは、「傾向」という意味ですが、
傾向はある程度硬直性があって、
一度形成されたバイアスは持続する性質があるようです。

忙しいお寿司屋さんでは、
お客が多いのでネタも新鮮、
新鮮で美味しいネタなのでまたお客が来店する、
ネタの仕入れも多いので、仕入れが安くできる、
安い仕入れなので、他店よりも品代を安くできて、
しかも安くしても儲けることができる。

てなぐあいで、
好循環のバイアスが生まれます。

暇なおすし屋さんはこの逆の
悪循環に陥りやすいバイアスとなる可能性があって、
よほどがんばらないと好循環のバイアスと
なることはできないかもしれません。

多少の日々の売り上げの変動があったとしても、
好循環のバイアスのおすし屋さんなら、
食中毒などよほどのファンダメンタルの変化がなければ、
ある月の売り上げが1000万で、次の月に500万になって
しまうようなことはほとんどありません。
不特定多数を相手とする、一見、不安定な商売でも
しっかりとした売り上げのバイアスが生まれます。

相場で言いますと、
大きな流れのメジャートレンドですね。

大きく相場を変えてしまうファンダメンタルの変化には
注意していなくてはなりませんが、
硬直性のある大きな相場の流れのバイアスは、
誰にも未来は見えないといわれる
不確実なトレードにあっても指針を示唆してくれます。

相場では、その大きな流れの中に
フラクタルな小さな流れがあって、
中長期のポジショントレードではなく、
デイやスキャルならば、
大きな流れの中の小さな流れを捉える必要があって、
小さな流れのバイアスを見きわめなくてはなりません。

そのためには、小さな時間軸で
小さな傾向を捉えるテクニカル分析が必要です。

そして、テクニカル分析のためには
小さな傾向にもトレンドとレンジがあるために
それらの判別も必要です。

また、短期的なトレンドの行き着く先を読むために
確率的な変動範囲も認識しなくてはなりません。

テクニカルトレードは、
言うなれば傾向(バイアス)をトレードすることですが、

ランダムウォークとも言われ
誰にもレートの未来は解らないものの、
傾向をたぐれば、レートの動きのその先の
不確定ながらも傾向と確率のトレードはできそうです。

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