FX 取と捨のお話

クリスマスで欧米が休暇となる前の1週間の始まりですね。
先週末は、米CPIが前月比+0.8%と2005年9月以来の
高い伸びとなり、今後の米金利の思惑から
株式市場と為替市場で違った反応となりました。

先週末14日(金)は朝に四半期に1度の日銀短観が発表されて、
中小企業製造業と大企業全産業設備投資は
やや良い数字であったものの、
大企業製造業業況判断が19と05年9月以来の低水準で
全般に弱い結果となって、
緩やかに円が売られる展開となりました。
その後、仲値を過ぎたあたりから、
ドル円とクロス円が調整でやや軟調となりました。

ロンドン時間に入ると、いったんドル売りも見られたものの、
夜の米CPIが上振れするとの思惑が台頭して、
米利下げ観測の後退から、ドルが買い戻される展開となって、
ドルストレートが軒並み下落していきました。
ユーロドルが1.45を割り込み、
ポンドドルも2.02台半ばを割り込みました。
一方ドル円はドル買いに113円に届くあたりまで上昇しました。
また、ドルストレートの動きに引っ張られる格好で、
ユーロ円が上下動しながらも163円台前半、
ポンド円が228円台前半となるなど、
カナダ円を除き、多くのクロス円が下落しました。

ニューヨーク時間に入ると、
いったんドル買い戻しの動きは収まりましたが、
その後、米消費者物価指数が発表され、
+0.8%となりコア・前年比でも2.3%と
前回値を上回る結果となりました。
また、その後発表された米鉱工業生産と
米設備稼働率も市場予想を上回ることとなって、
再びドル買いの動きとなり、ユーロドルが1.44台前半まで、
豪ドル米ドルでも0.86台前半まで下落するなど
ドルストレートがこぞって下落しました。
また、ドルカナダは、一時1.02台前半まで上昇しましたが、
その後に反落しました。
一方、ドル円は11月8日以来の113円台前半に上昇しました。
また、クロス円はドルストレートの動きの影響を受けながら、
上下動しつつ、ユーロ円が163円台前半、
ポンド円が228円台前半まで下落しました。
その後、NYダウが−178.11ドルで引けて、
ドル円も終盤にはやや調整となりました。
景気減速懸念の中での米消費者物価指数の上昇と、
米金利政策の思惑から
株式とドル円の動きがまちまちとなったことや、
ドル円とクロス円のまちまちの動きなどが印象的でした。

週はじめの今日17日(月)は、
午前9時過ぎに英ライトムーブ住宅価格が発表されて
−3.2%と市場予想を下回りましたが、ポンド円で
上下動とはなったものの限定的な動きにとどまりました。
続いて、豪新築住宅が発表され
前回値を上回る+1.3%となって一時オージーが上げましたが、
こちらも限定的な動きにとどまりました。

夕方5時15分にスイス鉱工業生産、
夜10時半に米NY連銀製造業景気指数、米経常収支、
同10時半に加国際証券取扱高、加新車販売台数、
夜の11時に米対米証券投資、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数、
などが発表されます。
対米証券投資など米指標には注目です。

明日18日(火)は、
午前9時半に豪RBA議事録、
午前11時にNBNZ企業信頼感、
夕方5時15分にスイス実質小売売上高、
夕方6時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
夜の7時に欧貿易収支、
夜の9時に加消費者物価指数、
夜の10時半に米住宅着工件数、米建設許可件数、
同10時半に加景気先行指標指数、
などが発表されます。
豪RBA議事録と英消費者物価指数と米指標には注目です。

さて欧米市場が休みとなるクリスマス前の1週間の始まりです。
また、今週は欧米の5ケ国による資金供給が実施される予定で、
今日は米欧スイスなどが資金供給するため、
先週末の米株式下落後の市場反応が注目されます。

引き続き株式市場の動向には注目が必要ですが、
米追加利下げが後退してきて、株式市場と為替との動きが
一部まちまちとなってきていることも覗えて、
少し難しい判断となりそうです。

また、ドル買戻しがどこまで続くかも焦点となりそうです。
市場参加者も減少してきているとのことで、
チョッピーな動きにも注意してトレードしていきたいものです。

さて今日は、取と捨のお話です。

相場には絶対は無いといわれていますが、
もしもあるとすれば、
相場はとどまらず、どんな保ち合いや膠着状態でも、
必ず動くということがありますね。

どちらに動くかが問題ですが(笑)、必ず動くわけで、

買い方が勝つか売り方が勝つかのポイントが争点となる
ことが多いようですが、

この見えない争点のポイントは、
さまざまな流儀によって、
長短の移動平均線であったり、前回の高値や安値であったり、
いわゆるサポートやレジスタンスラインであったり、
フェボナッチポイントであったり、バンドであったり、
ときにオシレーターの買われすぎ売られすぎゾーンのポイント
であったりと、チャートにラインを引くものなら、
ごちゃごちゃとラインだらけになって、
何がなんだか、ラインだらけで
解らなくなってしまいますね。(苦笑)

ですので、

どれを主要なポイントとするか、
手法によって異なるものの、
取り込む「取」だけでなくて、
捨てる「捨」の絞込みも大切となるようです。

そして、そのポイントでしっかりと優勢となったほうへ
風見鶏のようにトレードすれば、戦績も向上しそうです。

さて一方、自転車の補助輪のようだと悪口を言う人もいる
各種のテクニカルインジケーターも
トレーダーの中には、たくさん装備するほど
精密なトレードができると信じている人もいるようで、
驚くほどたくさんのインジケーターで相場を計っている
人がいるようですが、

こちらも、あまりにフィルターが多すぎると、
あたかも大人数の会議でのバズセッションのように、
切れの良い決断が下せなくなることがあります。
まして、全合意をしてからなどとすると、
最後のゴーサインに依存することになって、
出遅れるか、一致を見ない見送りばかりとなってしまいます。

じゃぁ、多数決ではどうか、
これも、たいして負けもしないが勝ちもできない
中途半端なものになってしまう恐れがあるようです。

また、聖杯となるインジケーターを探している人もいて、
「あぁ、ストキャスね。あんなの古いよ。
 オレはこんな凄いの見つけたんだぜ。まだほとんどのヤツが
 知らないオシレーターなんだよ。」

と得意気に話す人もいますが、

ありきたりのテクニカル指標が、
むしろ多くの年月とたくさんの人たちの「ふるいの洗礼」を
受けながらも残り続けている事実と、その優秀さを
知らない可能性もありそうです。

むしろ大切なのは、組み合わせのワークと
その運用のスキルにありそうですが、

オシレーター系をたくさん並べるよりも、
トレンド系も取り入れて、
バランスの良いシステムにしていく必要がありそうで、

やはり、取り込む「取」だけでなくて、
捨てる「捨」の絞込みも大切となるようですね。

ところで、「捨てる」といいますと、
相場にかかわり老練するほど、
トレードにおける、この「捨」の大切さが解ってきて、

思惑と逆に動いた時のポジションを
うまく捨てれるようになるばかりでなく、

超短期は別としても、
たとえば短期トレードであれば、
2割ほどのとてもトレードに良い状態を除き、
8割ほどのトレードに不適な状況を捨てることが
できるようになってくるものです。

この「捨」ができるか、できないかが、
相場で勝ち続けるためのとても大切なコツのようですね。


FX 実需のヘッジのお話

デパートに門松が飾られる時期となりましたね。

昨日13日(木)は、前日の5カ国の中銀による
共同の流動性供給の措置で米株価が上昇して、
ドル円やクロス円が上昇した後の
オセアニア時間での調整を継いではじまりました。
早朝にNZ小売売上高が発表されて、
市場予想を下回る結果に、
NZがいったん限定的ながら下げました。
東京時間になると豪雇用統計が発表されて、
新規雇用者数が市場予想を上回ったものの、
フルタイム雇用の伸びが鈍かったこともあってか、
オージーの上昇は一時的かつ限定的でした。
ポンドドルが午前中に上昇しましたが午後になって下げて、
主要各通貨ペアはやや調整的で小幅な値動きが続きました。
日本やアジアの株かも軟調な展開となりました。

ロンドン時間に入っても、しばらく調整傾向が続いて
ドル円が一時111円前半まで下落して、
前日のNY時間での上昇前のレベルに下げることとなりました。
夕方にスイスSNB政策金利が発表されて、
市場の大方の予想とおりの据え置きとなりましたが、
一部で0.25%利上げ説もあったためか、
スイスが売られました。
その後、ドル円は欧株が軟調な中でも、
いったん111円後半まで戻しましたが、
大きな動意には至りませんでした。
クロス円もユーロ円が164円後半まで上昇するなど
切り返しも見せましたが、
NY時間まで頭の重い展開が続きました。
欧州株価も軟調な展開となりました。
一方、ドルストレートでは夕方あたりから、
ドルが買われる展開となって軒並み下落傾向となりました。
特にユーロドルの下げが著しく、
米ドルカナダが上昇していきました。

ニューヨーク時間に入るとドル買いの動意がさらに強まり、
発表された米生産者物価指数と米小売売上高が
市場予想と前回値を上回る好結果となって、
ユーロドルが1.45台後半まで下落しました。
その他のドルストレートでも軟調な展開となりました。
米ドルカナダは、1.02台前半まで上昇しました。
一方、ドル円は112円前半まで上昇しました。
また、クロス円はユーロ円で164円後半まで上げるも、
株式市場が米経済指標の結果に
追加利下げの期待が後退したためか、
軟調となる反応となったことや、
対ドルでの下落に引っ張られる格好で下げて、
ユーロ円が163円後半まで下落する展開となりました。
後半、NYダウが緩やかに反発して
前日比プラス圏となりましたが、
ドル円やクロス円に顕著な反発は見られませんでした。
終盤となるころ、グリーンスパン前FRB議長から
「米経済のリセッションの確率は30%から50%となった」
と発言がありました。

週末の今日14日(金)は、
朝に四半期に一度の日銀短観が発表されて、
05年9月以来の市場予想を下回る数字に
いったん円安に反応しましたが、
中小企業製造業の数字や大企業全産業設備投資は
市場予想よりも良い数字で強弱交錯したためか
上昇反応はやや限定的にとなりました。

午後4時に独消費者物価指数(確報値)、
夜の7時に欧消費者物価指数、
夜の10時半に米消費者物価指数、
同時刻10時半に加設備稼働率、
夜の11時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
などが発表されます。

欧および米の指標には注目です。

さて、先日スイスのUBSが1.1兆円相当の
追加損失を計上するなど、
猛威さめやらぬサブプライム問題が
世界を揺り動かしていますが、
グリーンスパン前FRB議長が
「米経済のリセッションの確率は50%となった」
と発言するなど、今後の経済への波及を懸念する声や、
5カ国の中銀の共同の流動性供給の措置も
痛み止めのカンフルに過ぎないという声も聞かれ、
今後の経済指標がさらに注目されます。

今後も経済指標と世界の株価には注目が怠れないようです。
市場参加者が減少して、ときにチョッピーな動きも見られ、
また、今日は週末でもあり、深夜の動きにも注意して、
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、実需のヘッジのお話です。

コモディティ市場(商品)の高騰が続いていますね。

原油もいったん調整とはなりましたが、
また上げてきています。

バイオエタノール需要を背景に
穀物相場も高騰が続いています。

普通に生活していても、
ガソリン価格がリッター150円にもなると
さすがに「高いものだなぁ」と思います。

マヨネーズやインスタントラーメンまで(笑)
値上げとあって、相場と生活が
確かに関連していることが実感されますね。

原材料が高騰すると製造業などが
原価高騰でたいへんですが、
航空産業なども燃料費の高騰でコストが上昇します。

このようなときに役立つのが
原材料高騰に対するヘッジのための
企業による相場参加ですね。

博打みたいに思われることもある相場ですが、
しっかりと経済に寄与して結びついているのですね。

たとえば、原油高に起因して航空燃料が高騰するとき、
航空会社では、ヘッジのための原油先物のトレードを
することがあります。

当然、ロングポジションを持つわけですが、
燃料経費が上っても、原油価格が上ることによる
相場利益でまかなおうとするヘッジのトレードです。

まぁ、実際はヘッジ以上に積極的なトレードを
することもあるようですが、(笑)

原油価格が下がって、仮に相場で損をしても、
そのときは燃料経費が下がるので、
ツーペイとなって、コストが一定に保たれるというわけですが、
仮に相場で損をしても良いという
ヘッジを目的とした参加者がいることは面白いですね。

このヘッジャーの受け手としての投機筋との構図が
商品相場の参加者の原型なのかもしれませんが、
実際は相場自体で儲けようとする投機筋のほうが
圧倒的に多く、鉄火場的にはなってはいるものの、(苦笑)
投機は確かに市場に流動性をもたらしています。

ヘッジャーは、その立場において困る方、
つまり、たとえば食品製造業などで
原料の穀物価格が高騰して困るときには、
市況が高騰したら相場で儲けれるように投機しますので、
ほぼ一定の方向(上昇)へのトレードとなります。

ですので、トレンドを作る要因ともなっているようです。

また、ヘッジでないこともありますが、
たとえば輸出企業であれば、
貿易で獲得した外貨を自国通貨に換える必要もあって、
外貨売りの自国通貨買いの圧力となります。
もちろん、輸入企業はこの逆で、
為替の場合はこのバランスが実需圧力として
どうかということになります。

投機筋が休暇に入る12月には
まだ休みではない実需の圧力がやや顕著になるようですが、
それでも、投機筋のほうが多いので、
切った張ったではあります。(苦笑)

今はトレーダーなどと呼ばれ、少しかっこよいのですが、
一昔前は相場屋などと博徒のように悪口を言われたものです。

ゼロサムにかなり近いものの、しかしながら、
実経済にもトレーダーは寄与しているものなのですね。
(うっ、少し苦しいいい訳かも…)爆


FX ロングストラドルのお話

FOMCを見とどけようと徹夜してしまいました。^^

FOMC政策金利は市場予想とおり
0.25%の引き下げとなりましたが、
公定歩合が市場予想に反して
0.25%の引き下げにとどまったことや、
そして、政策金利の0.5%説もあったことや、
金融市場の緊張とインフレ見通しの不透明の
認識を示したFOMC声明を受けて、
ドル円やクロス円、そしてドルストレートが急落しました。
また、NYダウも−300ドルに迫る急落となりました。

昨日11日(火)は、前日にNYダウが+101.45ドルで引けて、
日株も堅調にスタートする中での為替相場でしたが、
ドル円はオセアニア時間でやや上げた後に
東京時間になるとやがて小幅に反落して、
はっきりしない展開が続きました。
朝に豪NAB企業信頼感指数が発表されて
今年最低の結果となりましたが、
11月の利上げと原油高に起因するところもあってか、
オージーが上昇する市場反応となりました。
クロス円は全般小動きの上下動で
はっきりしない展開が続きました。
一方、オセアニア通貨が午前中に対ドルで上昇しましたが、
午後には軟調傾向となりました。
また、欧州通貨も対ドルではっきりしない展開が続き
午後3時過ぎにはチョッピーな上下動となりました。

ロンドン時間に入ると、
はじめドル円が限定的ながら上昇傾向となって、
オプション売りをこなしながら112円台に乗せましたが、
その後FOMCを意識してか、反落していきました。
午後4時に独卸売物価指数が発表されて、
やや強い数字であったものの、
欧州通貨もFOMCを意識してか
対ドルでも対円でも下落して行きました。
また、オセアニア通貨も豪RBA総裁が講演で
「利上げせずとも、借り入れコストの増大が
 インフレ抑制に寄与するだろう」と
コメントしたことなども手伝って軟調となって行きました。
その後、発表された独のZEW景況感調査の数字も
1993年1月以来の低水準となって、
ユーロドルが1.46台半ば近くまで下落しました。
欧株も小高く始まった後、軟調傾向が続きました。

ニューヨーク時間に入っても
ドル円とクロス円のFOMCを前にした下落が続き、
ドル円が一時111円台半ばあたりまで、
ポンド円が227円台前半まで下落しました。
その後、日本時間深夜となってから
ドル円は111円台後半まで戻しました。
また、ポンド円を除くクロス円も反発を見せました。
一方、ポンドドルを除くドルストレートは
NY時間のはじめから頃からいったん反発する展開となって、
ユーロドルが1.47台前半まで、
豪ドル米ドルが0.88台後半まで戻す展開となりました。
しかし、深夜未明にFOMCの政策金利と声明が発表されると、
政策金利が市場予想とおり0.25%の引き下げとなりましたが、
公定歩合が市場予想に反して
0.25%の引き下げにとどまったことや、
政策金利の0.5%利下げ説もあったこともあり、
また、金融市場の緊張とインフレ見通しの不透明の
認識を示したFOMC声明を受けて、
ドル円やクロス円、そしてドルストレートが急落しました。
ドル円が110円台半ば、ユーロ円が162円ちょうどあたりまで、
ユーロドルが1.46台前半までとなるなど、
総崩れ的な急落となりました。

今日12日(水)は、
朝8時50分に日国内企業物価指数、日国際収支、
など複数の日経済指標、
午後1時半に日企業倒産件数、
夕方6時半に英失業率、英国際労働機関失業率統計、
夜の7時に欧鉱工業生産、
同じく夜の7時にスイスZEW景況感調査、
夜の10時半に米貿易収支、米輸入物価指数、
同じく夜の10時半に加国際商品貿易、
深夜未明4時に米月次財政収支、

などの経済指標が発表されます。米指標には注目です。

要人発言としましては、夜11時に米スティール財務次官による
サブプライム問題に関する講演が予定されています。

明日13日(木)は、
早朝6時45分にNZ小売売上高、
午前9時半に豪新規雇用者数、豪失業率、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)、日設備稼働率(確報値)
夕方5時半にスイスSNB政策金利、
夜の10時半に米生産者物価指数、米小売売上高、
同じく夜10時半に加新築住宅価格指数、加製造業出荷、
同じく夜の10時半に英企業在庫、
などの経済指標が発表されます。

豪雇用統計・スイス政策金利、そして米指標には注目です。

さて、FOMCは市場コンセンサスとおり0.25%の利下げでしたが、
公定歩合や声明がサプライズとなって、
為替、株式ともに急落しました。
今後の、東京とロンドンでの市場反応が注目されます。

また、12日と13日の注目の経済指標とともに、
北京で行われる米中戦略経済対話の
結果にも注目が集まります。
流動性の薄くなる12月でもあり、
動向に注視してストップをしっかり入れながら
慎重にトレードしていきたいものです。

さて今日は、ロングストラドルのお話です。

まぁ、世の中にはいろいろな投資法があるもので、
オプション取引には「ロングストラドル」と呼ばれる
手法があります。

ドルと名がついてもロングストラ国のドルではなくて、(笑)

買う権利である「コールオプション」と
売る権利である「プットオプション」とを
両方買うという手法のことです。

説明はややっこしいのではしょりますが、
上げても下げても、コール、プットの両方の価格よりも
大きい価格変動があれば、儲かることとなって、

逆に、決済日までにコール、プットの合計価格以内の
変動に収まってしまうと損をしてしまう、

いわば、荒れて動いてくれと願う、(苦笑)
「ボラティリティを当てる投資法」というわけです。

普通のトレードでは、上るか下がるかに投資するわけですが、
変動の度合いに対して投資するのですから、面白いですね。

これと「似たこと」を
スポットの為替取引で行う方法があります。

名づけて「損切り&利益保持トレード法」です。(爆)

実損が先行して、含み益を保持することになるので、
心理的にはじめは抵抗が生じるのですが、
なかなか面白い投資法です。

相場が大きく動きそうか、小動きとなるか、
にかかわらず、毎日、この手法でトレードして
アベレージ的な差益を狙う方法が基本ですが、

「今日は相場が大きく動きそうだ。」
という日だけ行うこともできます。

その方法は、

両建てできるIBを使って「両建て」して、
買いと売りの両方のポジションを持ちます。

当然ながら、どちらかが「含み益」となって、
どちらかが「含み損」となります。

そうして、「含み損」となる側を
あらかじめ決めた基準で「ストップの損切り」。

そしてまた、「含み益」となる側を
あらかじめ決めたR倍数まで保持して「リミットの利確」。

ただこれだけのことを
たんたんと繰り返します。

ただ、個々のトレードではいつも利益になるとは限らず、
あらかじめ決めたR倍数まで「含み益」側が
到達しないで逆に動いたために
損をしてしまうトレードもあるのですが、

「損切り」の基準と、「利確」の基準を
どこに置いたらより良いかというノウハウが必要なものの、
大数の法則的に数多くこなすトータルでは、
ある研究で、はっきりと右肩上がりの
プロフィット(超過利益)を得られると結論付けられています。

プロスペクト理論で指摘されているような
トレーダーが陥りやすい「利小損大」の投資行動の逆を行く、
トレードの黄金律である「損小利大」自体を
システムトレードにしたようなものなので、
そーか、なるほどとも思えますが、

長期間の無料デモトレードができるIBもありますので、
「損切り」の基準と「利確」の基準をいろいろ変えながら、
実験的にスプリットランのテストトレードを
してみる価値がありそうですね。

まぁ、片張りトレードでも
充分に利益が上げられる人にとっては必要のないことですが、
(トレードする楽しみもあまりないものの)
儲けるだけなら、このような機械的手法も面白そうです。

こんなこと書くと、また誰かが
商材として販売してしまいそうですね。(苦笑)

それとも、もうすでに利確の基準をピボットや
ボラティリティやフェボナッチなんかのポイントにして、
投資法として販売されているのかも…。


FX ダマシとスクエアのお話

今日の北海道は雪が降って、木々の梢も真っ白になりました。

勘違いをしていまして、FOMCは今月の11日でしたですね。
お恥ずかしい…。
さて、先週の米雇用統計では、
非農業部門雇用者数変化が9.4万人で、
失業率が4.7%と市場予想よりも良い数字でしたが、
5日の米ADP雇用統計などから雇用統計が
ある程度良い数字となることを織り込んでいたためか、
そして、米の0.5%の利下げ観測の後退ともなって、
ドルストレートではある程度の値動きがみられたものの、
ドル円やクロス円では直後に振幅がありましたが、
終わってみればやや平穏な市場反応でしたね。

先週末7日(金)の東京時間は朝に日GDPが発表され、
やや悪い数字でしたが、
確報値であったことや米雇用統計を夜に控えて、
小幅な値動きとなりました。
その後も、日株価が前日比プラス圏で
穏やかに推移していたこともあって、
為替はやや軟調ながらも小動きが続きました。

ロンドン時間に入っても、やや調整トーンの相場が
続きましたが、徐々に戻す展開となっていきました。
午後8時に独鉱工業生産が発表されましたが、
やや良い数字であったものの
市場反応は限定的で小動きとなりました。
そのような中、ポンドにレパトリーに絡むと
噂された大口の買いが入り、
ポンドドルが2.03台半ば近くまで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時にカナダの雇用統計が発表されて、
雇用ネット変化率が4.26万人と
市場予想の0.9万人を大きく上回る結果に、
カナダが急騰しました。
米ドルカナダが一時パリティに近いあたりまで値を下げ、
カナダ円が一時111円半ばあたりまで上昇しました。
その後、午後10時半に米雇用統計が発表されて、
9.4万人と失業率ともに良い数字となりましたが、
ポンドを除くクロス円が上昇したものの、
米の0.5%の利下げ観測の後退とともに、
ドルへの"Buy the Rumor,Sell the Fact"
(噂で買い事実が出たら売る)動きもあって、
ポンドを除くドルストレートも上げる展開となって、
これにはさまれたドル円が
結果的に限定的な動きにとどまることとなりました。
また、深夜に発表されたミシガン大学消費者信頼感では
やや悪い数字であったものの予
想の範囲で顕著な動意とはなりませんでした。
その後、原油などコモディティ市場の軟調に
オセアニア通貨が軟調となりましたが、
終盤、その他の通貨は米株の小幅な値動きもあって
落ち着いた展開となりました。

ゴトウ日で週はじめの今日10日(月)は、
オセアニア時間でドル円やクロス円が
窓を空けてのスタートとなりましたが、
東京時間が始まるあたりでいったん埋まる展開となりました。
(窓空きは、かなりの率でよく埋まるものですね)

朝に少し遅れて日機械受注が発表されて、
12.7%と市場予想を大きめに上回る結果となり、
やや円が買われましたが限定的な市場反応にとどまりました。

午後4時に独貿易収支、
夕方6時半に英生産者仕入価格や英生産者物価指数など
複数の英指標、
夜の10時15分に加住宅着工件数、
深夜12時に米中古住宅販売保留、
深夜12時半に英先行指数と英一致指数、
などの経済指標が発表されます。
英指標と米中古住宅販売保留には注目です。

明日11日(火)は、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数、
夕方6時半に英商品貿易収支、
夜の7時に独ZEW景況感調査と欧ZEW景況感調査、
深夜12時に米卸売在庫、
深夜朝方4時15分に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
独ZEW景況感調査と米FOMC政策金利には特に注目です。

さて、米住宅産業の動向をみるために
米中古住宅販売保留にも注目されますが、
11日のFOMCが焦点となりそうです。
0.5%利下げ説もありますが、
市場のコンセンサスは0.25%の利下ということで
観測は落ち着いてきているようですが、如何なりますか。
今後の観測に同時に発表される
FOMC声明にも注目が集まっています。

「利下げやサブプライム金利猶予は
 モーゲージ問題の完全解決には至らない。
 カンフル的な処置であり、利下げ自体が
 今後の米ドルの重石になる。」

とする意見もあり、
今後ともサブプライム問題の実体経済への影響を
よく見ていかないといけないようです。
 
また、週中に北京で行われる
米中戦略経済対話が気になりますが、
引き続き世界の株価の動向にも注視していく
必要がありそうです。

市場参加者が減少してきているため、
流動性を衝くチョッピーな動きにも気をつけて
慎重にトレードしていきたいものです。

さて今日は、ダマシとスクエアのお話です。

週はじめの、のっけからヘンな話題で恐縮です。 m(_ _)m

昔々のその昔、
バーブ佐竹という往年の歌手がいまして、
その人の歌がダマシの歌でした。(爆)

「どうせ私を騙すならぁ、騙し続けてほしかったぁ〜♪」

こんな歌を知っているのは、
かなりの年配なわけですが、それはさておいて、

相場にもダマシというものがありますね。

テクニカルサインを信じてトレードして、
たとえば上昇サインなのに、ほどなく下落してしまうなど
ダマシは困ったものです。

アナリストの話や新聞を読んで騙されてしまうこともありますね。

どんなにトレードのベテランになっても、
ダマシを完全に避けることは至難の業(わざ)ですが、
私も初心の頃、よく騙されました。(笑)

あたり前といえばあたり前ですが、
月まで行くかと思われるトレンドでも、(笑)
やがていつかは、そのトレンドも終焉して、
長く続いていたレンジ相場も、
いつかは必ず上か下にブレークして行きます。

順張りでも逆張りでも、
まぁ、いつか最後は騙されるわけですが、

騙されることが現実となるまでは
基本的な意味において信じるべきのようですが、
その利幅などを考えると、(たとえ最後は騙されても)
中長期では、損切りを駆使しながらも、
行き着くところまでトレンドを信じて
トレンドの方向へトレードするほうが良いようですね。

さて、トレンドの転換期もそうですが、
その道中のトレンドとレンジの転換でも、
なかなか正確に把握することは難しいものですが、

順張り派と逆張り派のせめぎあう
チャートポイントでは、
「焦らず待って見極める」のがコツのようです。
ブレイクしそうなポイントは、
逆張り派の待ち構える「逆張りポイント」でもあることが
多いため、どっちが勝つのか、
しばらくは高みの見物も良い場合があります。

この「待つ」と「休む」が
初心のうちはどうもできなくて、
まぁ、ずいぶんやられたものです。

どこでも、上げるか下げるしかないだろう、
ということで、相場がはっきりしない揉み合いでも、
知らぬが仏の怖さ知らずのトレードをしたものでした。

著名トレーダーのなんという方でしたか、
ポジションには、ロングとショート以外にスクエアという
3つ目のポジションがあって、
この第3のポジションが最も強い、
ということを仰っていましたが、

第3のポジションでは、儲けることができないものの、
この「スクエアという名のポジション」も
うまく使えるようになると、
確かにトレードが上達しそうですね。

君子危うきに、なんとやらではないですが、
君子ならずとも、危ない儲け話と、危ない人と、

そして、危ない相場には、(騙されないように)
のべつ幕なしのトレードでヘタこかないためにも
近づかないことも大切な選択肢となりそうです。w


FX トレーニングのお話

女房殿のアッシー要請でヨーカドーに行きましたら、(笑)
もう正月飾りを特設コーナーで販売していました。
年の瀬を実感します。
さて今日は、米雇用統計の発表の日ですね。

昨日6日(木)は、早朝5時にRBNZ政策金利が発表されて、
8.25%と据え置きになりましたが、
一部で利下げ思惑もあったためか、
市場はキウィ上昇の反応となりました。
声明文ではしばらく現状の金利政策を続けるとの
発表がありました。
東京時間になると、日株が堅調なスタートとなって、
ドル円やクロス円も上昇傾向で始まりましたが、
ユーロ円はほどなく軟調となって、
昼ごろからはしだいにドル円やクロス円も
軟調な展開となりました。

ロンドン時間となるとスイスの失業率が発表されましたが、
市場コンセンサスとおりの据え置きとなりました。
ドル円やクロス円は夕方まで軟調な展開が続いていましたが、
夕方6時半に英経済指標が発表されて、
市場予想をやや上回る結果に限定的ながら
ポンドが上昇しました。
また、このあたりから、ドル円や他のクロス円も
下げをいったん調整する動きとなりました。
夜9時になると英MPCが政策金利を決定して
英BOE政策金利が発表され、据え置き予想の多い中、
信用市場逼迫のためとして0.25%の利下げとなりました。
ポンド円が一時224円あたりまで、
ポンドドルも一時2.01台後半まで下落しました。
その後発表された欧ECB政策金利は
市場予想とおりの据え置きとなりました。

ニューヨーク時間に入ると、
注目のトリシェECB総裁の定例記者会見が行われ

「短期的に強いインフレ押上げ圧力を確認。
 金融政策は、物価安定に対する情報リスクに対処する用意。
 状況を非常に注意深く監視。
 一時的な高インフレ局面は当初の予想よりも長期化。
 ユーロ圏では景気拡大が持続。」など、

インフレ警戒姿勢のコメントに
利下げ観測が後退してユーロが上昇しました。
ユーロ円が162円半ばあたりまで、
ユーロドルがドル売りともなって、
1.46台半ばあたりまで上昇しました。
この動きにドル円が一時下げる展開が見られました。
一方、カナダの経済指標も発表されて、
良い結果に指標発表後はカナダが堅調な展開を見せました。
また、後半はNY株価が堅調に推移して、
振幅しながらもドル円やクロス円が堅調な展開となり、
ドル円が111円台をしっかり回復しました。
また後半はドルストレートもユーロドルにつられるように
ポンドドルを除き堅調な展開となりました。
NYダウは、+174.93ドルで引けました。

週末の今日7日(金)は、朝に日実質GDP(確報値)など
複数の日指標が発表されましたが、
各指標とも市場予想を下回りました。

夜の8時に独鉱工業生産、
夜の9時に加失業率と加雇用ネット変化率、
夜の10時半に米失業率、米非農業部門雇用者数変化、
など複数の米指標、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
朝方5時に米消費者信用残高、
などが発表されます。

米雇用統計と米ミシガンには特に注目です。

要人発言としましては、昨日の定例記者会見に続き
深夜2時にトリシェECB総裁の講演が予定されています。

さて、週末の今日はいよいよ米雇用統計が発表されます。
過日の米雇用関連の指標では、
シカゴ購買部と特にADP雇用統計が良い数字でしたが、
NY連銀製造業景気指数など各地区連銀の発表したものは
あまり良い数字ではありませんでした。

年明け来月11日には米FOMC政策金利が発表されますが、
恒例となっている前回、前々回の修正もあわせて、
今日の米雇用統計の結果が注目されます。

また、堅調さを取り戻しつつある世界の株価にも注目です。

さて今日は、トレーニングのお話です。

トレードを習得するということは、
1つの学問分野を極めるほど、
それなりの時間と勉強が必要なのですが、

なぜかトレードは簡単に習得できるという風潮があって、
(ソフト任せの自動トレード法もありますが)
裁量トレードのスキルを高めるためには、
学習とともにトレーニングが必要です。

トレーニングといえば、
野球のイチロー選手が小学生の時に書いたといわれる
作文が公表されていて、とても興味深いです。

<ここから>

   僕の夢        愛知県とよなり小学校
                6年2組 鈴木 一郎

僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。

そのためには、中学、高校と全国大会に出て
活躍しなければなりません。
活躍できるようになるためには練習が必要です。
僕は3歳の時から練習を始めています。
3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが、
3年生の時から今までは、
365日中360日は激しい練習をやっています。
だから1週間中で友達と遊べる時間は5〜6時間です。

そんなに練習をやっているのだから、
必ずプロ野球の選手になれると思います。
そして、中学、高校と活躍して高校を卒業してから
プロ野球に入団するつもりです。
そしてその球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。
ドラフト入団で契約金は一億円以上が目標です。

僕が自信のあるのは投手か打撃です。
去年の夏、僕達は全国大会に行きました。
そしてほとんどの選手を見てきましたが、
自分が大会NO1選手と確信でき、
打撃では県大会4試合のうちホームラン3本を打ちました。
そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。
このように自分でも納得いく成績でした。
そして、僕が一流の選手になって
試合に出られるようになったら、
お世話になった人に招待状を配って
応援してもらうのも夢のひとつです。

とにかく一番大きな夢は、プロ野球の選手になることです。

<作文はここまで>

やがて、小学生だった鈴木一郎君は愛工大名電高に進学して、
甲子園に2回出場しました。
ところが残念なことに、一度も勝てずに甲子園を去りました。

でも、巨人に入団した松井選手のように
目立つ存在ではありませんでしたが、
平成3年ドラフト会議でオリックスに4位指名で入団。

その後、徐々に頭角を現しますが、
彼の「振り子打法」は、
当時のオリックスの土井監督に好まれず、
1軍の試合にあまり出場させてもらえなかったことも
ありました。

しかし、彼は腐ることなく、
2軍で自身の信ずる「振り子打法」に磨きをかけました。

今のイチロー選手からは想像することが難しいくらいですが、
最初からトップエリートではなかったのです。
不遇の時期もあったのですね。

そして現在…、
誰もが知り認められているように

彼の「振り子打法」は、大リーグの記録を塗り替えるほどの
レベルの打法技術となっています。

この作文で驚かされるのは、
遊び盛りの小学生が、
1週間で友達と遊べる時間は5〜6時間となるくらい
「365日中360日は激しい野球の練習」をした、
ということですが、
才能やセンスや体力もあるであろう野球でも、
人の戦いなれば、そして、ここまでやれば、
「勝てないわけがない」という感じもしてきます。

トレードの分野でも、
投資関連書籍を何十冊も読んで学習した人や、
トイレの中までチャートブックを持ち込むくらい
勉強している人までいますが、

トレードで勝ち抜くためには、
優れたトレーディングのノウハウを得るとともに、

反面教師の教訓の

「負けてる人は、トレードをたくさんしたがり、
 過剰トレードによる無駄な負けトレードが多い傾向がある」

「負けてる人は、焦りのフライングが多い傾向がある」

「口座を破壊してしまうトレーダーは、
 損切りの執行を極端に嫌う傾向がある」

(すべて過去の私の経験したことです)

など、投資行動の修正も必要で、 (^^;)

さらに、動的なチャートを見て的確にトレード判断するには、
(優れたトレーディングのノウハウを得た後)
実際のバッティングが練習なしでは出来ないように

「知識を体得のレベルまでにする」ための
たくさんの実践的トレーニングが必要なようですね。


FX エッジのお話

湾岸協力首脳会議(GCC)の最終声明では
ドル安と為替に言及せず、
通貨統合の目標時期を2010年とする方針を
維持することとなりましたね。
サウジアラビア財務相の談話でも
「為替政策を変更する計画はない」との発言があり、
とりあえずドルペッグ制は維持されることとなりましたが、
株式市場の軟調に同調するように
ドル円など為替も軟調となりました。

昨日4日(火)の東京時間は、朝に発表された豪小売売上高が
0.2%と市場予想を大きく下回ったことで、
オージーが急落しました。
豪ドル円が東京時間で96円前半まで、
豪ドル米ドルが0.87前半まで下落しました。
また、資源国通貨がいったんオセアニアでの
調整を戻す動きの後、原油価格が90ドルを割って
下落していることが嫌気されたか、軟調となって
カナダなどが下落しました。
そして、日株がサブプライムローン凍結の
救済策報道も織り込み済みで、
結局、前日終値を割り込んで引けたことで、
ドル円やクロス円も上下動しながらも、
しだいに軟調な展開となっていきました。

ロンドン時間に入ると、
しばらくやや戻しながらの揉み合いが続きましたが、
湾岸協力首脳会議(GCC)が最終声明で
対米ドルペッグ制の維持が伝えられるも
小高く始まった欧株がほどなく軟調に転じて、
これにつれて夕方からドル円とクロス円が
下落する展開となりました。
ドル円がドルスイスの下落につれて
午後8時位くらいまでの間に109円後半まで、
人民元変動幅拡大の誤報も手伝ってか、
ポンド円も226円前半あたりまで下落しました。
一方、ドルスイスの動きにに影響されたか、
ユーロドルが夕方からNY時間にかけて1.47台を回復したことで
軟調であったユーロ円も上昇に転じて、
一時162円に乗せるあたりまで上昇しました。
また、ドルストレートまちまちの動きとなって、
ポンドドルなどでは上下動の神経質な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると欧株の軟調に米株も下げて始まって
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
上昇していたユーロ円にも一時押しが入り、
その他のクロス円も軟調な展開となりました。
その後、午後11時にカナダBOCの政策金利が発表されましたが、
一部で利下げがささやかれてはいたものの、
大方の予想であった据え置きではなく、
0.25%金利引き下げで4.25%となったことで
カナダが急落して、ドルカナダが一時1.015あたりまで上昇して
カナダ円が一時108円前半まで下落しました。
この動きにつれて資源国通貨の豪ドルも
対米ドルで下落しました。
一方、ユーロドルは高値での揉み合いが続きました。
その後、終盤にかけて、各通貨ペアは、
揉み合いとなって行きました。

クロス円やドルストレートの一部での
まちまちな展開が印象的で、
また全般に12月特有の局所的に上下動の
振幅の激しい印象の相場もみられました。

ゴトウ日の今日5日(水)は、
早朝に豪RBA政策金利が発表され、
市場の予想とおりの据え置きとなりましたが、
今回から据え置きでも声明が発表されることとなって、
声明文は世界経済の見通しに対する
ややネガティブなものとなりました。
続いて午前9時半に発表された豪GDPは、
対前年比で4.3%と市場予想を下回ったことで、
限定的ながらオージーが売られました。

夕方6時半に英外貨準備高、
夜の7時に欧小売売上高、
夜の9時半に米チャレンジャー人員削減数、
夜の10時15分に米ADP雇用統計、
夜の10時半に米非農業部門労働生産性、米単位労働費用、
深夜12時に米ISM 非製造業景況指数、米製造業受注指数、
などが発表されます。
欧米の経済指標には注目です。

要人発言としましては、
夕方5時半にトリシェECB総裁の講演が予定されています。

明日6日(木)は、
早朝の5時にRBNZ政策金利、
午後2時に日景気先行指数(速報値)他複数の日指標、
午後3時15分にスイス失業率、
夕方6時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
夜の8時に独製造業受注、
夜の9時に英BOE政策金利、
夜の9時45分にECB政策金利、
夜の10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
夜の10時半に米新規失業保険申請件数、
夜の10時半に加住宅建設許可、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数、
などが発表されます。

英欧の政策金利の市場コンセンサスは据え置きですが、
トリシェECB総裁の記者会見には注目です。

さて、週中からは英欧の政策金利も発表もあり、
週末には米雇用統計も控えていて、
思惑やポジション調整に気をつけたいものですが、
世界の株価は軟調傾向にあって、
戻りを売ろうとする向きも多いようです。

また、12月特有の局所的に上下動の振幅の激しい
相場の可能性もありますので、方向感が正しくとも
振り落としに遭わないように
いくぶんストップを深めに取ったり、
機敏なトレードも必要なようです。

さて今日は、エッジのお話です。

エッジ(edge)という言葉には、
「刃」とか「端」などという意味のほかに
「鋭さ」「激しさ」「ぎりぎり」などと
いろいろな意味があるそうで、

ルーさんも困りそうですね。(笑)

エッジはトレードでも良く使われる言葉で、
「優勢」とか「強み」などという意味で使います。

「エッジのあるトレードをしましょう。」
などと使うわけですが、

さて、エッジのあるトレードとは
いったいどんなトレードなのでしょうか。

このお話をするのにとても良い例がありますので、
ご紹介いたします。

マーク・ダグラスという人の著した
「ゾーン 勝つ 相場心理学入門」という
本の中には、このようなことが書かれています。

カジノには、連勝する人や大勝する人、そして小勝ち人、
また、大負けして帰る人やちょい負けの人など
さまざまな人がいるわけですが、
個々のプレーは「ランダムな結果で不確実性がある」
にもかかわらず、カジノが一貫した収益を残せることを例に、

ランダムな結果に一貫した収益を残せるのは、
「確率的なエッジ」があるから、と説いています。

(プロのカジノディーラーはルーレットでも
自在に目が出せるんだぜ、という話はさておいて)

ルーレットであれば出目の中の「0」と「00」
ブラックジャックでは、約4.5%の親(ディラー)の利(付け目)
などのエッジのことですね。

プレーする人の中での
「勝ちも負けも織り込んでいる」わけです。

「あの客、大勝しやがってチクショー。冷や汗かいたぜ。」
などとは思うことはないのですね。(笑)

では、トレードでのエッジとはなんでしょうか。

マーク・ダグラスは、こう説きます。

それは…、

「Trader's Edge : Thinking In Probabilities」であると。

これをルー語で翻訳すると(笑) nande ruugo nandayo

「トレーダーのエッジ。
 つまり、強みのあるトレードっていうのはさぁ、
 プロバビリティ、つまり、確率でシンキングしなきゃ
 ノーグッド、つまりダメっていうことで、
 一つ一つのトレード結果は不確実で、
 ウィン、つまり勝つことも、
 あるいは負けたりすることもあるわけだけど、
 一喜一憂しないで、トレードのトータルで
 シンキングしなきゃならないってことなんだよ。」

うーん。

なんか解ったような解らないような
気分にさせられますが、(苦笑)

では、確率的なトレードのエッジ(強み)とは
何なのでしょうか。
 
これは、

『あることが起きる可能性が、
 もう1つの可能性よりも高いことを知ること』ですが、

しかしながら、すくなくとも、

1つのトレードで狂喜乱舞して、
また1つのトレードで怒りや苦痛や悲嘆に浸る、
個々のトレードに感情を揺さぶられることの多い
トレーダー達よりも、

勝ちもあり、認めなければならない負けもある
トレードをトータルで考えれるならば、

「感情のリスクを排除している」分だけ
すでにエッジがあることにはなりそうですね。

そして、

『あることが起きる可能性が、(たとえ少しでも)
 もう1つの可能性よりも高いことを知ること』

ができれば、

確率的にエッジのあるトレードができそうです。^^


FX 餅つき相場のお話

月めくりのカレンダーも残り一枚となりましたね。
しだいに閑散となる市場ですが、今日から12月のスタートです。

先週末30日(金)の東京時間は、
朝にバーナンキFRB議長のコメントが発表されて、
利下げ観測を後押しする内容でしたが、
利下げが景気刺激となるとの思惑と、
サブプライムローン自体の金利凍結の噂による
株式市場の戻りを背景に
ドル円やクロス円が堅調なスタートとなりました。
一方、ドルストレートはドル買いに
軟調なスタートとなりました。
ドル円がロンドン時間を前に110円台半ばあたりまで、
ユーロ円が162円後半まで上昇しました。
朝に発表された日指標はおおむね市場予想とおりでしたが、
午後に発表された日住宅関連指標は
前年比を大きく下回りました。
また、渡辺金融担当相が、日政府系ファンドの創設を
まだ考えているわけではないとしながらも、
政府系ファンドについて意見聞くことはあり得る、
とのコメントをしました。

ロンドン時間に入ると、いったん限定的な調整を経て、
日亜欧の株式市場の堅調な推移を背景に、
夕方5時過ぎあたりからドル円やクロス円が
さらに上げる展開となって、
NY時間を前にドル円が110円後半あたりまで、
ユーロ円が欧指標の消費者物価指数速報と
鉱工業信頼感が良かったこともあって、
163円後半まで上昇しました。
一方、ドルストレートは一時クロス円の上昇に
つれた動きとなるも、
ほどなくドル買いに押されて揉み合いとなりました。

ニューヨーク時間に入ると、
ドル円やクロス円の上昇がいったん一服となって
揉み合いとなりました。
注目の米指標では、個人所得と個人支出が市場予想を
下回ったものの、PCEデフレータが市場予想を上回り、
また、米株が弱いながら前日比プラス圏で推移したことなどで
ドル円が揉み合いながらも徐々に値を上げました。
一方、ドル買いの動意に
ドルストレートが下落していきました。
また、クロス円も頭の重い状態から調整となりました。
その後、深夜に発表されたシカゴ購買部協会景気指数が
良い数字であるとともに節目の50を上回ったことで
さらに強いドル買いの動意となって、
ユーロドルが1.46台前半まで、
ポンドドルが2.05台半ばあたりまで下落しました。
また、原油が下げていることもあって、
ドルカナダが上昇して一時パリティ(等価)となりました。
ドル円は111円前半まで上昇しました。

12月のスタートとなる今日3日(月)は、
朝に豪貿易収支と豪企業営業利益が発表されて、
−29.83億AUDと市場予想を下回りましたが
限定的な反応にとどまりました。

午後4時45分にスイスSVME購買部協会景気指数、
夕方5時55分に独製造業PMI、
続く6時に欧製造業PMI、
夕方6時半に英製造業PMI、
夜7時に欧失業率、
深夜12時に米ISM製造業景況指数、
などが発表されます。米指標には注目です。

要人発言としましては、
夕方6時半にトリシェECB総裁の講演、
夜の10時にボストン連銀総裁の講演、
深夜12時半にポールソン財務長官の講演、
などが予定されています。

明日4日(火)は、
午前9時半に豪住宅建設許可件数と豪小売売上高、
夜7時に欧生産者物価指数、
夜11時に加BOC政策金利、
などが発表されます。

さて、今年も残すところ1ヵ月足らずとなってしまいましたね。
今年はクリスマスなどの祝日と曜日の関係で
20日の朝(19日NYクローズ)に5日分と
27日の朝(26日NYクローズ)に8日分(9日分)の
スワップが得れるIBもあると話題になっているようです。

一説に2兆5千億ドルもあるといわれる
世界の政府系ファンドを背景に
ドルが先週のアブダビ投資庁(ADIA)や
中国のSWF(政府系ファンド)中国投資公司などの
材料を好感した米株式市場の復調を後押しに
好調となりましたが、
一部では月末と期末の資金繰りによる
ドル需要によるものという声や、
ファンダメンタルはそれほど良くはないとの声も聞かれ、
今日明日(3日、4日)のカタールでの湾岸協力会議(GCC)で
主要産油国のドルペッグの見直しも検討されていますので、
今後の動向が注目されます。

今週は、週初めの米ISM製造業景況指数や
後半の英欧の政策金利発表にトリシェECB総裁の記者会見、
そして週末の米雇用統計と注目材料が多くなります。

また、引き続き株価の動向の注視が必要なようですが、
あわせて、欧米では早めにクリスマスと年末休暇を取るのが
儲けたトレーダーのステータスともなっているようで、
市場参加者が徐々に減少するために、
流動性を衝く仕掛けでチョッピーな動きとなる可能性もあり、
12月のトレードは慎重にしていきたいものです。

さて今日は、餅つき相場のお話です。

師走といえば、正月の餅代稼ぎのためや(笑)
税金対策で株を売る人と、
逆に年末資金を稼ごうと仕込みに入る人もいて、
仕手材料株や超低位株が上げたりすることなどがあって、

その忙しい上下動を
ぺったんぺったんと杵で餅つく様子になぞらえ、
「餅つき相場」などといわれますね。

株式の税金対策といえば、
「上場株式の売却益の一千万円非課税特例」が
年内で終了するため、日本では年末にかけて駆け込み売却も
増えるのではないかと話題になっていますね。

源泉徴収ありの特定口座から一般口座に
移してからでないと、非課税特例が受けられない、
そうですので注意が要りそうです。

一方、為替相場のほうも、
投資家で気の早い人は先月の22日のサンクスビギンズデー
あたりから休暇に入っている人もいて、
今月7日の米雇用統計後、
しだいに休暇を取る人が増えていき、
クリスマスにはほとんど多くの欧米トレーダーが
長い休暇に入って市場が閑散としてくるために、
流動性を衝く「餅つき相場」のような
動きとなりやすくなります。

どうも欧米では、早めに休暇に入るのが
儲けているトレーダーのステイタスにも
なっているようなところがあり、

「あいつは12月もトレードしている。
 今年はうまくトレードできなかったんだな。」と

言われるとか言われないとか。(笑)

12月は欧米の金融機関の決算月になりますので、
大きなリスクは取りづらく、

機関投資家のトレーダーも、
もうすでにボーナスが確定しているので(笑)
年末に「下手をこいて」お小言を頂戴しないように
あまり積極的に仕掛ける向きも少ないと
聞いたことがありますが、

しかしまた、12月は市場閑散の流動性を衝く暴れん坊も
暗躍するようで、注意が必要なようです。

さて、いろいろ新聞などの論調を見ていますと、

日本のマーケット参加者は、
ドル円などの「戻り売り」を狙っているようで、
また、欧米のマーケット参加者は、
107円で、いったんボトムを形成したということで
ドル円などで「押し目買い」を狙っている向きがあります。

まったく正反対の思惑の激突ですが、
今後の相場動向が注目されます。
トレードをする場合は、チャートをしっかり見て
荒波サーフィンのトレードをしていきたいものですね。^^


FX ギャンブル考

アブダビ投資庁に続いて、中国のSWF(政府系ファンド)の
中国投資公司が市場の安定化への貢献を表明しましたね。

昨日29日(木)は、
外報のアブダビ投資庁(ADIA)絡みの材料などで、
NYダウが前日比+331.01ドルとなった地合いを受けてはじまり
日経平均も15,500円レベルでの堅調な推移となりましたが、
東京時間での為替相場は警戒感もあってか、
オセアニア時間で調整となった動きを継いで、
ドル円で110円を挟む揉み合いとなりました。
ユーロ円も163円台での揉み合いとなりました。
一方、ユーロドルも1.48台前半での揉み合いとなるなど、
ドルストレートも様子見的な展開が続きました。
また、キウィは発表されたNBNZ企業信頼感が
構成項目14種のうち12種が前回比で悪化となって、
さらにNZのヘラルド紙によって、NZの金融機関の
破綻なども伝えられ軟調な展開が見られました。

ロンドン時間に入ると、
アジア株が堅調であったにもかかわらず、
序盤に揉み合いが続き、やがてこれに業を煮やすように
ソブリン系によるユーロなど欧州通貨の売りが仕掛けられて、
ユーロ円が161円台後半あたりまで、
ユーロドルが1.47台半ばを割り込みました。
ポンドも英の指標が良くなかったことや、
英議会証言でのBOEキング総裁のコメントも
経済成長減速を懸念する弱気であったこと、
さらに英銀大手のRBSが新たに120億ポンドの
評価損を計上する可能性の噂まで出て、
ポンド円が226円台前半まで下落するなど、
軟調な展開となりました。
一方、ドル円は109円台後半から110円台前半の
上下動をしながら、もみ合いが続きました。
欧株の多くは前日終値近辺でのはっきりしない動きでしたが、
為替は全般に軟調傾向の展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると複数の米指標が発表されて、
米実質GDPやコアPCEはほぼ市場予想とおりであったものの、
米個人消費の落ち込みとともに
米新規失業保険申請件が市場予想より悪く、
序盤の米株が前日比マイナス圏で推移したことから、
ドル円とクロス円が軟調な展開となりました。
その後、発表された米新築住宅販売件数が
72.8万件と市場予想を下回ったことや、
前回値も下方修正されたことで、
ドル円とクロス円の軟調が続きましたが、
やがて米株価が前日比プラス圏に上昇するにつれ、
限定的ながらまた戻し、
また株価が前日の終値レベルで上下動となると
為替もつれた動きと成って、
後半は小幅な上下動の展開となりました。
一方、原油価格が1バレル91ドルあたりまで値を下げたことで
カナダが軟調となりました。ドル円の底堅さも印象的でした。

月末で週末のゴトウ日の今日30日(金)は、
朝に複数の日指標が発表され、全国CPIがやや良かったものの、
失業率などほぼ市場予想とおりの結果となりました。

続いて、豪経常収支と豪民間部門信用が発表されて、
経常収支が-155.87億AUDと市場予想を上回りましたが、
民間部門信用がやや市場予想を下回りました。

午後2時に日住宅着工戸数と日建設工事受注、
午後3時45分にスイスGDPとスイス消費者物価指数、
午後4時に独小売売上高指数、
夜の7時に欧消費者物価指数速報と欧GDPなど複数の欧指標、
夜の7時半に英GFK消費者信頼感調査、
夜の10時半に米個人支出と米PCEコア・デフレータなど
複数の米指標
同10時半に加GDP、
夜の11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
深夜12時に米建設支出、
などが発表されます。米指標には注目です。

さて、米利下げ観測の織り込みが進む中、
先ほど米バーナンキFRB議長が
「12月11日のFOMCでは11月の雇用データを考慮。
 インフレの上振れリスクを注視。住宅市場にさらなる
 悪影響を及ぼす可能性。
 コアインフレは引き続き落ち着いている。
 市場の混乱の再燃で見通しに重大な影響与えた。
 今後数日以内に新しいデータ入手して判断。」
と発言したことを受けての市場反応が注目されます。

また、アブダビ投資庁に続いて、
中国がドル建て資産を多数保有していることもあってか、
SWF(政府系ファンド)の中国投資公司が、
市場の安定化への貢献を表明したとする
市場にとっての良いニュースもあり、
各国の株価やドルの動向も注目されます。

月末で週末の今日は、ファンドの決算に絡む調整なども
ありそうですが、株価の動向とともに市場初動と
経済指標の発表を見ながら、
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、ギャンブル考のお話です。

たまにはこんな話題もお許しください。 (^-^)

昔から「飲む、打つ、買う」は、
男の甲斐性…ではなくて、
男の三悪と言われてきましたね。(苦笑)

大酒飲みには娘を嫁にやっても、
「打つ」奴には嫁にやれないと言われていたようです。

まぁ、

「飲む」は体を壊したりしておさまることもあり、
「買う」も年齢とともに衰えるものですが、(笑)

「打つ」、つまりギャンブルには果てしがなく、
はまり込むと一生直らないと言われていたから
なのでしょうね。

ところでギャンブルには、

(腕利きディラーは自在に目を出せるそうですが…)
偶然に支配されるルーレットのようなものから、
マージャンのように偶然に技術介入できるものがあって、

多くの宗教では偶然に頼るギャンブルは、
無理な願いに神様も困るのか、
のめりこむと人生を棒に振るからなのか、
は分かりませんが、禁止されていたようです。

禁止といえば、

日本でも昔から賭け事が盛んで、
西暦689年に「すごろく禁止令」が出ていたそうで、
また、鎌倉時代には、庶民はもちろんのこと
公家や武士、そして神官から僧侶に至るまで
博打が流行していたと記録に残っています。

賭博場のフィーを「寺銭(テラセン)」と言いますが、
その時代の名残であるそうです。

現代の日本では、賭博罪が規定されていて、
刑法185条には「賭博をした者は五十万円以下の罰金
又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を
賭けたにとどまるときは、この限りではない」

刑法186条の一では「常習として賭博した者は、
三年以下の懲役に処する」

同じくその二では、「賭博場を開帳し、賭博を結合して
利益を図った者は、三年以上五年以下の懲役に処する」

と定められていています。

185条は単純賭博禁止で
186条の二は賭博場開帳等図利罪というそうですが、
公営ギャンブルは刑法の対象外なのだそうで、
なんか都合よいですね。(笑)

「一時の娯楽に供する」庶民の娯楽パチンコも
射幸心を煽って賭博性も高くなっていますが
換金には古物商を介入して苦肉の手段となっています。

そういえば、
G8(主要国)でカジノが合法でないのは
日本だけだそうで、いつかは日本にも
カジノが合法となる日が来るのかもしれません。

さて、どうでも良いことですが、
この条文を読んでいると、
投資をするトレーダーと証券会社にもどことなく似ている
ような感じもして苦笑してしまいます。^^

ものの本には投資とギャンブルがどのように違うのか、
詳しく書かれたものがありますが、
社会貢献という点が違うとはいっても、
境目はどうも曖昧なところがあるようです。

しかしながら、

投資やビジネスは、不確定要素がある点では
ギャンブルに似ているものの、

人や社会に寄与することや、生産ということ、
だけではなく、努力や技能やノウハウの介入要素が入る点でも
まったく違うようです。

投資やビジネスでは、
それなりの努力やノウハウの蓄積が必要ではあっても、
すべてが運まかせで、成るようになれの
ケセラセラ(Que sera sera)などではないのですね。

職業とすることができるほど
「成るようにできる」ものなのです。


参考: 文芸春秋 
   お金に学ぶ 「東大で教えた社会人学」


FX 先物取引のお話

昨日は、アブダビ投資庁(ADIA)が
米金融大手シティグループの出資証券75億ドル相当を
取得するニュースに株式市場が一時高騰して
円売りの動きと、その後の調整で
相場が大きな上下動となりましたね。

昨日27日(火)は、前日のNYダウが−237.44ドルと
大幅安となった後のオセアニア時間での
小幅もみ合いが続く格好で東京時間が始まり、
午前中は、はっきりしない展開となっていましたが、
昼に「アブダビ投資庁(ADIA)が米金融大手シティグループの
出資証券75億ドル相当を取得する」とのニュースが伝わると、
それを好感してリスク懸念の後退に株式市場が高騰して、
ドル円やクロス円が急騰して、
ドル円が一時108円台後半まで、
ユーロ円が161円後半まで上昇しました。
その後、利食いの動きとともに
株価が前日終値レベルでの上下動となったこともあって、
反落することとなりました。

ロンドン時間時はいると、ドル円とクロス円の動きも
一服となって、しばく保ち合いとなりました。
一方、小幅な値動きが続いていたユーロドルが、
「独IFO景気動向が事前予を下回る」との噂に
やや下げましたが、実際に発表された独IPOが
やや良い数字でまた戻すという展開を演じました。
その後、欧株が軟調に推移したことで
リスク回避の動意が生じて、
ニューヨーク時間のはじめにかけて、
ドル円が107円台後半まで、
ポンド円が222円半ば近くまで下落しました。
一方、ユーロドルもドル買いの動きとともに
アイルランド中銀総裁の
「ユーロ圏の経済成長のリスクバランスは下向きに傾斜」
とのコメントも影響したか下落して、
その他のドルストレートも軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
シティグループの出資証券にまつわる好材料の
市場評価に注目が集まりましたが、
NYダウが200ドルを超える上昇となって、
ドル円が108円台後半まで、
ユーロ円が一時161円台にワンタッチするなど、
クロス円も上昇しました。
一方、ドルストレートではドル買いの動きとなって
軒並み下げてユーロドルが1.48台前半まで下落しました。
その後、米住宅指標と消費者信頼感指数が
市場予想を下回る結果にもみ合いとなって、
いったんは調整となるも再び株価が上昇して、
ドル円が一時109円台に乗せ、
ユーロ円が161円台後半となるなど、
ドル円とクロス円が上昇しました。

今日28日(水)は、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査、
夕方6時に欧マネーサプライ、
夜7時半にスイスKOF先行指数、
夜の10時半に米耐久財受注、
深夜12時に米中古住宅販売、
深夜未明の4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが発表されます。
夜の10時半からの米指標には注目です。

要人発言としましては、
夜の10時にFRB副議長の講演が予定されています。

明日29日(木)は、
早朝6時45分にNZ住宅建設許可、
朝8時50分に日鉱工業生産(速報値)、
午後4時に独国際労働機関失業率統計、
夕方5時55分に独失業率、
夕方6時半に英消費者信用残高と英モーゲージ承認件数、
夜10時半に米実質GDP(改定値)、米個人消費、米コアPCE、
同時刻10時にに加経常収支、加鉱工業製品価格、
加原料価格指数、
深夜12時に米新築住宅販売件数、米住宅価格指数、
などが発表されます。米指標には特に注目です。

さて、アブダビ投資庁(ADIA)が
米金融大手シティグループの出資証券75億ドル相当を取得する
報道を好感して沸き立った米株式市場ですが、
11%の金利を支払う形での出資証券の発行には、
シティグループの苦しさも見られて、
過度の楽観はできないようです。

今日から注目の経済指標も多く、
相場が大きく動く可能性がありそうです。
来月13日にFOMCが控えていて、
米追加利下げ観測が広がっている中での
28日深夜4時のベージュブックに注目が集まります。

まだしばらく株価に連動した為替相場が予想されますので、
引き続き各市場の株価には注目です。

市場が替わるごとに逆の動きとなる大き目のボックス傾向も
見られますので、市場替わりの初動にも注意して
機敏に流れに乗ってトレードしていきたいものです。

さて今日は、先物取引のお話です。

商品先物取引の歴史は古く、
一説ではメソポタミア文明を起源とする説もあるそうですが、
一応、世界最古の商品先物取引は1531年のベルギーの
アントワープでの先物取引市場を起源としていると
されているようですね。

日本でも江戸時代から商品先物は、
由緒ある取引とされて、(笑)

江戸時代初期に豪商が作ったとされる
米相場の先物市場である帳合米市場がルーツとされ、
米将軍の異名を持つ徳川吉宗の時代の
1730年に開設された大阪の堂島の
「米相場会所」が発祥の地であるようです。

当時の米商人は、一定の保証金を積む信用取引で
「空売り」や「空買い」行っていたといいますから、
なんか、現代の証拠金による先物取引に似ていますね。

当時は、もちろん電話すらなかったのですが、
堂島での米相場が全国の米の相場の基準でしたので、
堂島の相場情報は、高い塔からなんと手旗信号で
各方面に伝えられたと記録に残っています。
堂島での手旗信号を望遠鏡で見ながら、
また次の塔へと伝えられ、大阪から京都まで4分、
神戸まで7分、江戸まで1日と少しで伝わった
といいますから凄いですね。

明治に入って「堂島米穀取引所」となって、
その後、昭和14年に食管法ができて
米取引ができなくなるまで続いたそうです。

さて、戦後に商品先物で有名になったのが
「赤いダイヤ」といわれた小豆(あずき)で、
穀物相場師であった私の父も
「手亡」という銘柄とともに手がけていました。

私がまだ学生の頃、父は脳梗塞で倒れて他界しましたので、
私が相場をやっているのを知らずに亡くなったわけですが、

その父も生前は罫線屋といわれていたので、
草葉の陰で私のトレードスタイルを見ているとしたら

「俺の時代は電話取引だったが、
 ネットとやらで即時的に相場が張れるとは凄いものだね。
 しかし、なんだ。覚えたての子供の自転車のように(笑)
 補助車(テクニカル指標)をいっぱい付けた足グラフは…。」

と、笑っているかもしれません。

ついに相場の手ほどきは受けたことがありませんでしたが、
たった一つの言葉だけは守るようにしています。

「大きくなって相場をやるようになっても、
 大玉(おおだま)だけは張るな。」

億をトレードする花形トレーダーとは程遠い
田舎トレーダーの私ですが、
相場をこよなく愛していることと、
身の程を知っていることを少しだけ誇りに思っています。

なんか今日は、
取りとめのないお話となってしまいましたね。 m(_ _)m


FX 投資と投機のお話

札幌の冬を彩る大通公園のホワイト・イルミネーションが
夜に煌いて、とても綺麗でした。
地下街やデパートもたくさんの買い物客で驚きました。
一方、報道によると米国のクリスマス商戦は少し厳しそうです。

先週木曜日のサンクスビギンズデーに続き、
日本も祝日となった先週末23日は、
前日のNY後半の膠着状態から一変して、
午前9時頃から短期筋による閑散を狙った
流動性を衝くドル売りが仕掛けられて、
ユーロドルなどを中心にドルストレートが上昇して、
ドル円が下落しました。
この動きを受けて、いったんクロス円が上昇したものの、
ほどなく下落に転じる展開となりました。
昼までにユーロドルが1.49台半ば過ぎまで
市場最高値を更新して上昇、一方、ドル円は、
昼過ぎまでに107円台半ば近くまで下落しました。
動きが落ち着くと、
オセアニア通貨は対ドルで昼頃から下落に転じ、
欧州通貨などのドルストレートは、
しばらくもみ合いとなりました。
その後、クロス円は上下動しながらも軟調に推移して、
ドル円はもみ合いとなりました。

ロンドン時間に入ると、各通貨ペアはそれぞれの動きの中で、
しばらくもみ合いが続きましたが、夕方5時近くになると、
欧株が前日比プラス圏で推移していたことや、
スペイン中銀総裁による
「ユーロ圏の景気減速は予想されたよりも大きい」
とのコメントも材料視されたか、
急激なショートカバーが入りドルが買い戻されて、
上昇にあったユーロドルが1.47台後半まで下落して、
ドルストレートが軒並み下落していきました。
この動きにつれてユーロ円やポンド円が下げて、
トリシェECB総裁による
「市場は日本経済の力強い改善を評価すべき」
とのコメントも手伝うこととなったか、
ユーロ円が159円半ばあたりまで、
ポンド円も221円台まで下落しました。
一方、ドル円はドル買戻しにいったん上げた後また下げて、
オセアニア通貨の対円での大きめの上下動とともに
チョッピーな動きを演じました。

ニューヨーク時間に入ると、
東京とロンドン時間での流動性を衝く激しい動きも一服して、
やや軟調ながら落ち着きを取り戻す動きとなりました。
その後、ユーロドルは膠着的な動きであったものの、
深夜12時あたりから、堅調であった株式市場の動きを背景に
リスク懸念が後退して、ドル円とクロス円、そして
ドルストレートもオセアニア通貨を中心に上げていきました。
ドル円が108円台前半あたりまで、
ポンド円が223円台前半まで上昇しました。
また、選挙後の歳出拡大によるインフレ圧力観測も手伝ったか
豪ドル米ドルが0.87台後半まで上昇していきました。
終盤は、米株式市場が短縮取引だったこともあり、
上昇ムードの中で落ち着いた動きとなりました。

連休明けとなる週初めの今日26日(月)は、
早朝にNZの貿易収支が発表されて、
輸出が+34.2億NZDで輸入が+41.1億NZDで
総合−6.90億NZDという数字となりましたが、
キウィも他のクロス円につられてた格好の上下動となって、
徐々に堅調な動きをみせました。

今日は、この後の経済指標の発表はありません。

明日27日(火)は、
夕方5時15分にスイス生産者輸入価格、
夕方6時に独IFO景気動向と複数の独IFO関連指標、
夜の11時に米S&Pケースシラー住宅価格、
深夜12時に米消費者信頼感指数と
米リッチモンド連銀製造業指数、
などが発表されます。独IFOと米指標には注目です。

さて、米の年間小売売上の4分の1にもなると言われている
米クリスマス商戦もやや不調が伝えられて、
予断は許されませんが、買い意欲も垣間見られて、
下げに、とりあえずの一服感も出てきているようですが、
中国匿名高官のコメントとして
「中国は外貨準備の一部で日本株式を取得」と報道されると、
円が買われる動きとなりました。

今週はベージュブックに米耐久財受注や米住宅関連指標、
そして米GDP(改定値)に米個人消費やPCEデフレータなど
注目の指標も多く、相場の動向が注目されます。

あいかわらず株価のご機嫌伺いの為替相場も予想されますので、
各国の株価の動きには、引き続き注目して
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、投資と投機のお話です。

オックスフォード英英辞典には、
投資(Investment)と投機(Speculation)が、
はっきりと定義されているようですが、
これが少し苦笑モノです。^^

利益を期待してお金を投じるのが「投資」で、
(フムフム、これはすんなり理解できますね)

そしてなんと、

「投機」とは、損失の危険を冒してお金を投じること、
となっています。(苦笑)

トレーダーの多くが行っていることは「投機」で、
儲けようとして損をしている人も少なくなく、
言い得て妙といえば、そうですが、
どちらもお金にお金を稼がせる行為に違いはなくとも、
なんとも複雑な心境にさせられます。

「誰でも簡単」「1日○分で億万長者」といった
誤った風潮が蔓延しているためか、
資金管理やトレードスキルなど高度な技術を要する、
プロ筋のマネーバトルに参戦することになる投機を
甘く考えて、資金を減らす人が後を絶ちません。

切った張ったのギャンブルの域から脱して
正しく投機行為であるトレードをするには、
特定の学問分野を極めるように
それ相応のトレードの勉強と時間が必要なのです。

一方、投資は、
(最近は投機との境界が曖昧になりつつあるようですが)

事業、不動産、証券などに資本を投じて、
お金にお金を稼がせることで、
なんだほとんど同じじゃないか、と思うものの
理念と言えばオーバーかもしれませんが、
基本としている考え方が違うようです。

たとえば、本物の富裕層がその財産を
守り維持する方法の1つとして、
19世紀の中ごろからのスイスの銀行の
プライベート・バンキングを利用することが
あるそうですが、

まず、時間といいますか、
期間の認識が投機とはずいぶん違うようです。
30年から50年単位での運用となるそうです。

預かり資産も最低1億円というところもあって、
10億、100億単位での運用も多いといいます。

また、これら期間や資金量の違いだけでなく、

運用の目的が、資産を増やすというよりは
「インフレからお金の購買価値を守るために運用する」
という考えの富裕層も多いそうで、
「すでにお金が充分にあるぞ」と言わんばかりですが、
(金持ち投機家ももちろんいるものの)
何十%もの利回りを目指して欲に目が血走る貧乏投機家とは、
目的の根が違うようですね。(苦笑)

そして、3〜5%の利回りを目標に
その資金は安全性の高い債券市場などで
運用が行われるそうです。

しかしながら…、

投機にはない安定運用が見込まれるため、
投機では空絵事となりがちで
なかなかでき得ない複利運用ができて、
たとえ5%の利回りでも、
50年では11.47倍となるために、
100億の資産が(税は別として)
1,000億円以上にも現実になってしまうわけです。(驚)

類友の法則ではないですが、
資本主義の世の中なれば、
どうも、お金はお金のあるところに集まるようですね…。

てなことなわけですが(笑)

しかーし、

指をくわえて億単位が小銭の富裕層を
羨望の目で見ているわけにはいかず、
我々投機家も奮起しなくてはなりませぬ。

ファイト! オーッ! (爆)


<業務連絡>

24日(土)にニフティのアドレスでお問合せいただきました
方で回答のメールが着いていらっしゃらない方がいらっしゃい
ましたら、記載のメールアドレスを再確認の上、
もう一度メールをお送りくださいませ。
回答のメールをお送りいたしましたが、
アドレス違いのため回答メールが戻ってきてしまいました。
回答が到着していないものと思います。 m(_ _)m



FX 相場分析のお話

北海道では、昨日、雪が強い風で吹きつける
吹雪(ふぶき)となりました。
冬将軍の到来で、とても寒い一日でした。
でも、冬のおかげで鍋がとても美味しいです。^^

昨日22日(木)の東京時間は、前日に世界各市場の株安で、
ドル円が05年6月以来の108円29銭となるなどの
円高を調整する動きで始まりました。
この動きで日株も午後になって前日比プラス圏まで戻して、
ドル円も109円前半まで、
クロス円もユーロ円で162円あたりまで上昇しましたが、
米元大統領経済諮問委員会のリンゼー氏による
「ドル円は2年以内に80円まで下落する可能性がある」
とのコメントや、中国国家統計局長による
「より柔軟な人民元が中国経済に不可欠、
人民元は過小評価されている」との発言に
円高連想となったか、反発の流れは続かず、
再びドル円とクロス円が下落していきました。

ロンドン時間に入っても円高の流れが続き、
ドル円が108円台後半、
クロス円もポンド円で224円前半で推移するなど
軟調な展開が続きました。
ドルストレートもクロス円におおむね同調的な動きでしたが、
そのような中でも堅調であったユーロドルが、
バローゾ欧州委員長による
「非常に強いユーロが懸念となっている」
とのコメントが出されると、警戒感からか
1.48台前半まで売られました。
その後は米市場の休日も意識してか、
欧株が落ち着きを取り戻していたこともあって、
動意に乏しい膠着感のある相場となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
米国がサンクスビギンズデーの祝日であることもあって
株価などの材料にも乏しく静かな相場が続きましたが、
その後じわじわと円高傾向で推移する中、
トリシェECB総裁が円や人民元の上昇を求める発言をした
ことも影響してか、ドル円やクロス円が下落していきました。
ドル円が108円の半ばを割って、
クロス円もポンド円で223円前半までと、
限定的ながら軟化しました。
終盤は、ドル円では膠着状態、
クロス円とドルストレートはわずかに反発という
展開でしたが、総じて小幅な値動きとなりました。

週末の今日23日(金)は、
午後4時に独輸入物価指数、
夕方6時半に英第3四半期GDP(改定値)
などが発表されます。今日は米指標はありません。

さて、今日は日市場がお休みですが、
現在、ストップ狙いの仕掛けだと噂されていますが、
ドルが売られてドル円が下落して、
欧州通貨を中心にドルストレートが上昇しています。
例年のことですが、
市場の休みの多いこの時期は流動性が減少して、
仕掛けなどでのチョッピーな動きとなることがあります。
騙され覚悟で流れに乗るのも一策ですが、
高値安値を掴まぬようにも注意したいものです。

今日は指標発表が少なく、
日を除く各市場の株価の動向に注目が集まりそうです。
午後4時過ぎと夜9時過ぎからの市場初動とともに
流動性を衝くチョッピーな動きに注意して、
慎重にトレードしていきたいものです。

さて今日は、相場分析のお話です。

このごろは、ファンダメンタル派と
テクニカル派は、互いに一目置いて、
だいぶん仲が良くなってきましたが、

過去にはファンダメンタル分析のみが
正統といわれていた時代があったそうで、

その頃は、「オカルト」だの
「アウトローな星占い」だの
「罫線屋」などと、
テクニカル分析がバカにされ
邪道扱いされていたようですね。

そういえば相場師であった私の亡父も
いわゆる罫線屋と呼ばれていたようで、
手書きの穀物相場の折れ線チャートを
部屋の壁一面に貼って、
夜中に一人ぶつぶつ言いながら
何時間もチャートを眺めていたことを思い出します。
私の父は、オカルティストであったわけです。(笑)

今では、ヘッジファンドのマネージャーでも
ディーラーでも、テクニカル分析にたいして、
そのようなことを言う人はほとんどいないようで、

大きな経済の方向を捉えようとする
ファンダメンタル派に対して、

「その経済情報をあなたが
 最初に得れた可能性はないのだから、
 経済情報で相場を張るのはおかしい。
 もう手遅れなんですよ。
 それに…、あんたの言うことは常に後付だ。」

などと、とんちんかんな言いがかりや、

相場自体の傾向を捉えようとするテクニカル派に対して

「どたいチャートなんかで相場が解るわけがない。
 相場はテクニカルで動いているわけではない。
 相場はファンダメンタルで動いているんだ。
 経済指標一発で相場の動きなんてガラリと
 変わることもあるんだよ。」

などとの悪口の言い合いも、
しだいになりを潜めてきているようですね。(苦笑)

現在でも、厳格なテクニカル派の中には、
ファンメンタル分析は先入観のバイアスを生じさせて
テクニカル分析には有害だ、と言う人もいるものの、
ファンダメンタルとテクニカルは、
相互補完ということで、ほぼ落ち着いてきているようです。

ファンダメンタルが(直接)相場を形成するわけではなく、
ファンダメンタルに反応した市場心理こそが
相場を形成することが解ってきて、

経済のファンダメンタルの趨勢が、
(流れを見て)具体的に「いつ」市場心理に反映されるかが、
トレードでは必要なためにテクニカル分析も必要で、
相互補完の関係となるのですね。

どことなく、昔は喧嘩ばかりで
今は仲のよい老夫婦にも似ていて面白いですね。 (^-^)

不確実な相場において、
未来は誰にも判るものではありませんが、

ファンダメンタルでの大きな経済の方向認識とともに、
今の流れを捉えて「いつ」を探る、
テクニカルで相場の傾向認識もできることは、
トレーダーにとって、やはり大切なようです。


FX ストラテジーのお話

夜のショッピング街のウインドウ越に見る
クリスマスの飾りつけが、
白い雪の中でキラキラ輝いてとても綺麗です。

ゴトウ日の昨日20日(火)の東京時間は、
前日19日のNYダウの大幅下落でのドル円とクロス円の
大幅下落を調整する動きで始まりましたが、
この動きも仲値までで、ほどなく反転軟調となって
ドル円が109円台の後半あたりまで、
ユーロ円が160円台半ば近くまで下落しました。
しかしその後「本日FEDが緊急ミーティングを実施して
利下げに踏み切るのでは?」との噂が飛び交って、
日株も前日比プラス圏に上昇すると、
ドル円とクロス円、
そして同調傾向にあったドルストレートも
こぞって一転の上昇となって行きました。

ロンドン時間に入ると、
サウジアラビアの新聞に匿名高官のコメントとして、
湾岸諸国がドルペッグ制をまだ廃止できないとしながらも、
このままドル安が続くならば湾岸諸国の通貨切り上げと
バスケット制への移行を検討しているとの報道に、
ドルが売られてユーロドルやポンドドルが上昇しました。
また、欧株価が上下動しながらもしだいに
堅調となっていったことで、
クロス円はユーロ円が163円前半まで
上昇するなど総じて上昇しました。
その後は、もみ合いとなって行きました。
一方、ドル円は強弱綱引きとなる中、
上下動しながら軟調傾向のもみ合いとなりました。

ニューヨーク市場に入ると
カナダ消費者物価指数が発表されて、
市場予想を下回る結果にカナダが売られました。
ドルカナダが0.98台半ばあたりまで上昇しました。
また、発表された米住宅関連指標は強弱交錯しましたが、
ややドルが売られる反応となりました。
その後、クロス円やドルストレートは
もみ合いが続きましたが、
ドル円は上下動しながら109円台に下落しました。
ニューヨークの午後に発表された注目の米FOMC議事録では、
インフレ警戒姿勢を取りながらもやや弱気の内容で、
10月の利下げ決定がぎりぎりの選択あったと
発表されたことに12月の利下げ期待がやや後退したか、
株価がいったん軟調となる反応となりました。
しかし原油価格が史上最高値を更新したこともあって、
石油関連株主導で株価が終盤に上昇に転じました。
この動きにドル円は一時110円台に戻す動きとなりました。
他のクロス円も終盤やや上昇して、
ドルストレートも終盤に限定的ながら上昇しました。

今日21日(水)は、
夕方6時半に英BOE議事録、
夜の9時に米住宅ローン申請指数、
夜の10時半に米新規失業保険申請件数と加小売売上高、
深夜12時に米ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)と
米景気先行指数、
などが発表されます。
英BOE議事録と米指標には注目です。

明日22日(木)は、
午後4時に独GBPと独個人消費など確報値の複数の独指標、
夕方5時15分にスイスの雇用水準と失業水準、
夕方6時に欧経常収支、
夕方6時半に英総合事業投資(速報値)、
夜7時に欧鉱工業新規受注、
などが発表されます。米指標は祝日のためありません。
英欧の指標には一応注目です。

さて、FOMC議事録が発表されましたが、
やや利下げ期待が後退する結果となりました。
原油が1バレル100ドル近い高騰となっていて、
湾岸諸国からは、このままドル安が続くと
ドルペッグも危ういとの声も出てきていて、
ドルにとっては厳しい状況が続いているようです。

明日22日が米のサンクスギビングデーでお休みで、
明後日23日が日本の祝日とあって、
今日21日も米債券市場が短縮営業となりますので、
明日あたりから早々とクリスマス休暇に入る投資家もいて、
連休ムードが強くなることによるポジション調整の動きには
注意が必要なようです。

世界の株価の動向を睨みながらも、
節目の時間と深夜の動きには気をつけたいものです。

さて今日は、ストラテジーのお話です。

もともとはギリシャ語の
strategiaに由来するそうですが、
よくストラテジー(strategy)なんていうことを
言いますね。

軍事用語などで使われる「戦略」のことで、
最近は、マーケティングの分野でも応用されているようです。

ものの本によりますと、
さらに作戦だの戦術だのに分類されるようですが、
そのような細分類は私のようなものにとっては
「そんなの関係ネー。」ですが、(爆)

トレードも戦闘とするならば、
ストラテジーは大切なようですね。

戦略法則の1つに
ランチェスターの法則というのがあって、
トレードにおいても興味深いものです。

「一騎打ちの法則」とも呼ばれる第1法則では、
兵力の大きいほうが優位とされて、
トレードではさしづめ「資金」にあたるのかもしれません。

また、「集中効果の法則」と呼ばれる第2法則では、
機銃装備などの兵器戦で、これはさしづめ、
テクニカルインジケーターや
トレードソフトなどにあたるのかもしれません。

さらにランチェスターによれば、
第1法則と第2法則のどちらを使って戦闘を行うか、
という「最適戦略」をとって、
弱者と強者の戦略を説きますが、

まぁ、どっちもあると
より「オッパッピー」のようです。(笑)

さて、

トレードでの昔ながらの戦略といいますと、

「保(持)ち合い離れにつけ」
などの順張り戦略から、

「山高ければ谷深し」
「人の行く裏に道あり花の山」
などの逆張り戦略もあって、

適用すべき時を知らないと
何がなんだか解らなくなってしまうものですが、
肝心なのは順張りすべき時か、
逆張りすべき時か、を知ることのほうのようです。

私の好きな戦略は、順逆両要素のある
「押し目買い」や「戻り売り」で、
次に好きなのは「保(持)ち合い離れにつけ」
の順張り戦略なのですが、

初心の頃、この「保ち合い離れにつけ」のほうが
まったく理解できませんでした。 (^^;)

1Pipでも安く買いたい、1Pipでも高く売りたい、
とばかり思っていたものでしたから、(苦笑)

この「ポイントを超えて高くなったから買う」
「ポイントを超えて安くなったから売る」
というブレークアウトの思考が理解できなかったわけです。

「なんで高くなってからわざわざ買うのか」
まったく理解できなくて、なんだこれ、と思ったものです。

まぁ、わけのわからない逆張り思考だったのですね。

相場には、逆張りすべき時もあり、
また、順張りすべき時もあるわけで、

気難しいマーケットを攻略するには、

単なるフォーメーション認識での戦略だけでも、
また、兵器にあたるテクニカルで、
まして逆張り指向のオシレーターだけでは、
片手落ちもいいとこで、

「時」をわきまえる術を持って、
その上で形などによる戦略(ストラテジー)を立てて、

さらに戦略に適した兵器にあたる
テクニカルなどを順逆適正に使い分けて、
戦略とテクニカルの整合を得れたとき、

うまくトレードチャンスを捉まえれるようですね。


FX 涌き出るのお話

今日の北海道は夜に雪が降って、
大地の白と青い空がとても綺麗です。
私の家の庭の木々も白い雪の綿帽子をかぶりました。^^

先週末の16日(金)の東京時間は、
はじめ投信がらみの買いなどでドル円とクロス円が
仲値あたりまで堅調に推移しましたが、
「米カーライルの主要ファンドが投資家の大量解約に
直面している」との14日の英系通信社の報道を背景に
「米ヘッジファンドが破綻か」との噂となった模様で、
日経平均株価が300円超の下落となったことや、
アジア株も軟調となったことで、
ドル円やクロス円が一転して下落していきました。
ドル円が一時109円台後半まで、
ユーロ円が160円後半まで値を下げました。

ロンドン時間に入ると、しばらく
ドルストレートも含めてもみ合い相場が続きましたが、
夕方5時頃に英タイムズ紙によって、
「BOEが緊急融資をした総額が230億GBPだが、英ノーザン・
ロックが受け取った額は200億GBPで、残りはどこへ?」
という報道や、独紙による「独IKBがサブプライムに絡んで、
3億ユーロの追加損失計上か」との約束記事などで、
銀行破綻の可能性の噂が出てポンドやユーロが下げました。
一方、欧州通貨以外のクロス円ドル円は
徐々に上昇する展開となりました。
その後、ドルストレートも反発して上昇に転じました。
また、ユーロポンドが一時0.7169まで上昇して
2003年6月以来の高値をつけました。
その後、欧株の軟調にドル円やクロス円が
いったん軟調となりましたが、
再び上昇する展開となりました。

ニューヨーク市場に入ると、
しばらくロンドの流れを継いで
ドル円とクロス円が堅調に推移して、
さらにNYダウが前日比プラス圏で寄り付いたことなどで、
さらに上げ潮の展開となりましたが、
発表された米証券投資と米鉱工業生産が
どちらも市場予想を下回る結果となって、
リスク回避の動意にドル円とクロス円が下落しました。
一方、ドルストレートはドル売りに上昇しましたが、
その後利食いに押される場面もあったものの、
ドル安傾向の展開となりました。
その後、株価の持ち直しで
ドル円とクロス円が上昇していきましたが、
また株価が下落していったことで、一時、再度反落して、
その後、ハイテク株主導で株価が持ち直すと、
また買い戻されるという上下動忙しい展開で、
終盤にかけて上昇基調となりました。
NYダウは、+66.74ドルで引けました。

日米欧、中、印など20ヶ国による
G20(財務相・中央銀行総裁会議)では、
「世界経済の下振れリスクが高まった」
「一部のアジア諸国には為替レートの柔軟性拡大が必要」
との中国の人民元への圧力も覗える声明と、
原油や食料の価格上昇にも懸念の表明がありました。

このG20に際して、ポールソン米財務長官の
「強いドルは国益、強いドル政策は不変、
 ドルは米経済の強さを反映するだろう。」
というコメントとともに、中国人民銀行総裁の
「中国は必要なら人民元の変動幅の拡大を検討可能、
 人民元の柔軟性を徐々に拡大へ」
とのコメントが印象的でした。

また、リヤドで開かれていた
OPEC(石油輸出国機構)の首脳会議では、
世界市場に原油を安定供給するとしながらも、
消費国が求めていた原油の追加増産には言及はなく、
12月5日にUAEで開かれるOPEC総会に持ち越されました。

その他のニュースでは、渦中の英ノーザンロックのCEOの
辞任が17日に報道されました。

週初めの今日19日(月)は、
夜の10時半に加国際証券取扱高と加卸売売上高、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数、
などが発表されます。今日の経済指標は小粒です。

要人発言としましては、
夜の7時半から欧トリシェECB総裁の記者会見と、
深夜12時45分から米ポールソン財務長官の記者会見が
予定されているようです。

ゴトウ日の明日20日(火)は、
午後4時に独生産者物価指数、
午後4時15分にスイス貿易収支、
夜の9時に加消費者物価指数、
夜の10時半に米住宅着工件数と米建設許可数、
深夜4時に米FOMC議事録、
などが発表されます。米指標は注目されます。

さて、株価の反発の兆しも見られるようですが、
ときおり意図的かと思われるほど飛び交う噂には注意が要りそうです。
また、今週は20日の米指標以外は経済指標が小粒で、
依然、世界の株価のご機嫌を伺う為替相場が予想されますので、
市場替りの午後4時過ぎと夜9時過ぎの初動の動きとともに
株価の動向が注目されます。

そして、22日(木)がサンクスギビングデーで
米市場が休みとなり、翌23日(金)が
日本の祝日で続いて土日となりますので、
それらを前にした調整の動きには注意したいものです。

さて今日は、涌き出るのお話です。

「勇」という漢字は、
涌き出る力という意味なのだそうですが、

温泉や泉など、涌き出るものは、
けっこうありがたがられるものが多いのですね。

でも、最近の社会現象ともなっている「涌き出る」は、
困ったものが多いようで、
まるで膿が出るように次々と問題が涌き出て
露呈されていくようです。(苦笑)

半分以上が牛肉ではない、
別の肉が混ざった「牛肉ミンチ」や
重さを増すために水を入れて凍らせたブロイラー、
(重さ自体は正しかったようです)驚

兵庫県産ではない「但馬牛」
賞味期限の切れた「賞味期限内商品」
ブロイラーの「地鶏」などなど、

数年前は不正燃料も出回っていたこともあり、
まるでコントのネタのような
驚きをとおり越して、あきれ果てて
滑稽さも感じるくらいですが、
次々に明らかにされる事件は底なし沼のようで、
笑えない不気味な深刻さがあります。

不気味な深刻さ、といいますと、
私達トレーダーにとって
全容がいまだ明らかとならない
サブプライム問題がありますね。

日本でも野村ホールディングスが、
1456億円の損失とかで、
日本にとっても対岸の火なわけではありません。

日米欧で7兆円の損失を超えるのではないか、
と騒がれていますが、果たしてどうやら…、

トップの交代が余儀なくなった
シティグループだけで2兆円に達する模様で、
メリルリンチの7月から9月だけでも、
9,200億円の損失と言いますから、
まだまだ、底なし沼の状態のようです。
一説では、最終的に2,000億ドル(22兆2千億円)
にはなるだろう、というIMFの推計もあるそうで、
底なし沼状態の不気味な深刻さを感じます。

また、中国株のユーフォリア崩壊の
不気味なトリガーも潜在していているようで、
なんか嫌な予感もします。

私達トレーダーにとっては、
「相場が下げれば売ればよいだけ」のこと
なのかもしれませんが、 o(^v^)o

涌き出るものは温泉や泉や
お金が出てくる打ち出の小槌だけで充分で、(笑)
社会問題が次々と涌き出て来るのは困ったものですね。

経済は安定していることに越したことはなく、
世界の経済がより安定することを望みたいもです。


FX 学習曲線のお話

昨日、北海道は街中でもほんの少し雪が積もりました。
子供達は大はしゃぎのようでしたが、
大人達からは「また冬か」と嘆きの声が聞かれました。^^

ゴトウ日の昨日15日(木)は、早朝のオセアニア時間に
前日のNYの動きを調整する動きとなりましたが、
東京時間に入ってからはゴトウ日の仲値の期待も手伝ってか、
仲値にかけてドル円やクロス円などが堅調な動きとなりました。
ドル円が111円後半あたりまで、
ユーロ円が163円台後半まで上昇しました。
その後、仲値を過ぎるとタイムズ紙が
「英バークレイズがサブプライム関連の評価損額を
 緊急発表する可能性」と報じたこともあって、
ドル円やクロス円が軟調なもみ合いとなりました。

ロンドン時間に入ると、
日亜欧の株式市場がこぞって軟調であったことを背景に、
英バークレイズ・キャピタルが、
クレジット関連で評価損を追加計上したことも発表されて、
さらに米WSJ紙が「UBSが第4四半期に最大71.1億ドルの評価損
計上の可能性」「シティグループもさらに痛手を被る可能性」
と相次いで悪い憶測記事が流れ、
NYダウ先物が急落しはじめました。
これに伴いしばらく堪えていた為替市場も
英小売売上高が市場予想を下回ったことをトリガーとして、
リスク回避の動意が生じて、まずポンドの下落が始まり、
それに続くようにクロス円やドル円が下落していきました。
ポンドドルが2.04台まで、ポンド円が225円台まで、
そしてユーロ円が161円台半ば割れまで急落しました。

ニューヨーク時間に入ると下落も一服となって、
米消費者物価指数(CPI)も市場の予想とおりで、
NYダウが軟調ではあるものの下げ渋りも見せていたことや、
NY連銀製造業景況指数が予想を上回ったこともあって、
ドル買いの動きとともにドル円クロス円も買い戻されました。
しかしその後、格付け会社が
ベア・スターンズの格付けを引き下げたこともあって、
NYダウなど米株が終盤に下落の度を強めたことで、
また再びドル円やクロス円が売られる展開となりました。
ドル円が110円前半、
ユーロ円が161円前半あたりまで下落しました。
ドルストレートはロンドン時間で下げた後、
上下動のもみ合いとなりました。

週末の今日16日(金)は、
午後2時に日景気動向調査(改訂値)、
夕方5時15分にスイス実質小売売上高、
夜の7時に欧貿易収支、
夜の11時に対米証券投資、
夜の11時15分に米鉱工業生産、
などが発表されます。米指標には注目です。

さて、反発の兆しも見え隠れするものの、
サブプライム問題は根強く、
いまだ市場は悪いニュースに敏感で
リスク回避の動きへと反応しやすいようです。
また、明日明後日と南アフリカのケープタウンでG20
(20ヶ国財務相・中央銀行総裁会議)と
BIS会議が開催される予定で、
今日の早朝にポールソン米財務長官が「強いドルは国益。
明日からのG20では通貨問題がトピックになる可能性も」と
コメントしていることもあって、G20での結果が注目されます。

今日もまた各国の株価にご機嫌を伺う
為替相場となりそうですが、
各市場での初動とともに経済指標に注目しての
機敏なトレードが要求されそうです。
また、週末でもありG20を控えていることから、
深夜の動きにも注目されます。

さて今日は、学習曲線のお話です。

投資苑で有名なエルダー博士は
とてもユーモアのある方で、
著作を読んでいてもとても愉快です。

そしてまた、博士の友人にルー・テイラーという人がいて、
「毎年、0.5%づつ賢くなっていけば、
 死ぬ時には天才となっているだろうね。」
と言ったそうで、それを読んで思わず笑ってしまいました。

学習曲線(learning curve)には、
ピロリとアンダーソンの式などという
難しいものがあるそうですが、それはさておき、

学習は、何でもけっこう骨の折れるもので、

私も若い頃から無類の将棋好きで、
棋書を何十冊と読んで、足げく道場に通ったものですが、
なかなか上達しなく、何か解りかけたなと思うとまた壁にぶつかり、
初段になるのに何年もかかりました。

そして、万年初段と言われた後、
また三段を前にして壁にぶつかり
日本将棋連盟の五段(アマ)になるのに
十数年もかかったものでした。

さて、
投資苑のエルダー氏は精神医学の博士でもあるのですが、
友人の眼科医からトレードについて、
習得するのにどのくらいの時間がかかるか、
と問われた時このように答えています。

「1〜2年で習得できる人もいれば、
 何年たっても習得できない人もいます。
 ほかの分野より、多くの時間と集中力と謙虚さが必要です。
 あなたが眼科医となる前、
 どのくらい医学の学習に時間を費やしましたか?
 優秀なトレーダーになるには、そのくらいの時間が
 かかるものです。」

エルダー博士一流の言い回しですが、
トレードの成功の3つの鍵である
「マインド(Mind)」「メソッド(Method)」「マネー(Money)」
を習得するには、ある程度の時間は必要だというわけですね。

条件Aならば結論Bという数学的のような解となるほど
相場は単純ではなく、複雑な市場心理も絡んで
なんとも不可解なところもあるマーケットで、
手探りのゼロスタートで市場とかかわっていては、
何十年もかかるかもしれませんが、

過去のトレーダーの思考と汗を利用する
「モデリング」学習で、その学習時間を
短縮できるならば、トレードの学習も意義がありそうです。

最近は、億万長者への切符が得れるようなふれこみで
相場分析の回答の果実だけを得ようとする
トレードソフトの売り込みも盛んで、
(中にはとても良いものもあるそうですね)

一方、どういうわけか裁量トレードのほうは「ダメだ」
という風潮が醸成されてしまっているようですが、
エルダー博士の著作を読むと
少し考えが変わるかもしれません。

それに…、

ゲーム感覚のトレードは良くはありませんが、
裁量でトレードできるようになると
勝つ喜びとともにトレードがとても楽しくなります。(笑)


参考: パンローリング社 
   アレキサンダー・エルダー著
   投資苑2、投資苑3


FX UAEのお話

ボジョレー・ヌーボーがまもなく解禁ですね。
街中からは少し気の早いクリスマスソングが流れ始めました。

昨日13日(火)の東京時間は、朝に福田首相が
「円の上昇は急過ぎる。投機筋には注意が必要。」と
述べたことと、発表された日実質GDPが市場用を上回ったものの
GDPデフレータが−0.3%と減少となったことで円が売られ、
仲値過ぎあたりまでドルと円とクロス円が
堅調な展開となりました。ドル円が110円後半、
ユーロ円が161円前半あたりまで上昇しました。
しかしその後は警戒感もあってか、
やや軟調な頭の重いもみ合いとなりました。
昼過ぎに日政策金利が発表されましたが、
市場予想とおりの据え置きとなって
目立った市場反応とはなりませんでした。
一方ドルストレートは、昼過ぎにUAE中銀総裁が
「米ドルとのぺッグ制は、ドル安進行で岐路に立っている」と
発言したことがあって、ドルが売られ、
ユーロドルが1.46台に乗せるなどの上昇となりました。

ロンドン時間に入ると、
はじめドル売りが進みましたがほどなく調整となって、
ユーロドルが1.45台後半まで値を下げてはまた上げる、
神経質な展開となりました。
一方、ドル円やクロス円も英指標の消費者物価指数が
BOEのインフレ目標(+2.0%)を4ヶ月ぶりに上回る
結果となったものの欧指標の鉱工業生産や景況感が悪く、
上下動の神経質な展開で始まりました。
その後しだいに独を除く欧州株価が上昇に転じて
英株も前日比プラス圏となったこともあってか、
ドル円とクロス円も底堅く推移しました。

ニューヨーク時間に入ると
小売大手ウォールマートの好決算などもあって、
しだいにリスク回避の動きが後退して、
ドル円やクロス円が漸進的な上昇となって行きました。
カナダやオージーなど資源国通貨は
国際エネルギー機関(IEA)が米経済の減速と
旧ソビエト連邦の需要減少で
第4四半期と来年の世界の原油需給見通しを
引き下げたこともあって、しばらく渋っていたものの
後半から徐々に堅調となって行きました。
その後も米中古住宅販売の好結果も手伝って、
NYダウが200ドルを超える上昇となって、
ドル円が110円後半、ポンド円が229円後半となるなど
堅調な足取りとなりました。
この動きにつれるようにユーロドルも
後半は堅調な動きとなりました。
また、NY時間の後半にコメントされたブッシュ米大統領による
「米国は強いドル政策をとっている、世界はそれを知ることが
 重要。ドルの価値は市場が決定することが重要。
 ドルが強くなると認識することが重要。」
との発言も印象的でした。
一方NYダウは+314.83ドルで引けました。

今日14日(水)は、早朝にNZ生産者物価が発表されて、
市場予想を上回る結果にキウィの上昇が見られました。
午前9時半に豪指標も発表されましたが反応は限定的でした。

午後4時に独GDP(速報値)、
夕方6時半に英失業率と英失業保険申請件数、
夜の7時に欧第3四半期GDP(速報値)、
夜の7時半に英BOE四半期インフレレポート、
夜の10時半に米生産者物価指数と米小売売上高、
深夜12時に米企業在庫、
などが発表されます。

また、要人発言としましては、
夕方5時に欧トリシェECB総裁の講演、
夜の7時半に英BOE総裁の記者会見、
夜の11時過ぎに米バーナンキFRB議長の講演などが
予定されています。

ゴトウ日の明日15日(木)は、
早朝6時45分にNZ小売売上高、
午後4時に独消費者物価指数(確報値)、
夕方6時に欧ECB月報、
夕方6時半に英小売売上高指数、
夜の7時に欧消費者物価指数、
夜の10時半に米消費者物価指数、米NY連銀製造業景気指数、
米新規失業保険申請件数、
同10時半に加製造業出荷、
深夜2時にフィラデルフィア連銀指数、
などが発表されます。欧英米の各指標には注目です。

さて、株価も上昇に転じて、
為替も先週末からの大幅下落が反転して
半値あたりまで戻しています。
しかしながら、戻りを売る動きもあって、
まだ過度の楽観はできないようです。
今日から注目の経済指標が多く要人発言も重なることから、
押し目は拾いたいものの注意深いトレードが必要なようです。

流れに乗りながらも、午後4時過ぎからと夜9時過ぎからの
市場替りの初動とともに経済指標や要人発言と株価を睨んだ
機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、UAEのお話です。

国際エネルギー機関(IEA)が米経済の減速と、
旧ソビエト連邦の需要減少で、第4四半期と
来年の世界の原油需給見通しを引き下げ、
NY原油先物相場は100ドルを前に
軟調となっているようですが、

UAEアラブ首長国連邦のドバイでは、
世界の巨大建設クレーンの3割が集まっている、
といわれるほど、開発が盛んとなっているそうですね。

宇宙から見ると(笑)
ヤシの木の形をした巨大な人工の島や、
800mを超える高層ビルや
4500mの平行滑走路が6本もある新空港など、
原油高騰でのオイルマネーの凄さを物語っています。

世界の金融機関の誘致政策のため
税負担を免除した「ドバイ国際金融センター」も
あって、戦略的なインフラ整備が進んでいるようです。

米国に次ぐ世界第2位の石油消費国の
中国にとっても、原油の輸入依存度が
50%もあるそうで、爆食経済とも言われ、
今後も石油消費が拡大する傾向であるだけに
頭の痛い問題であるようです。

原油コールオプションが
100ドル近くで売買されていて、
一説では2022年までに150ドルになるという
予想もあるようで、自動車産業もたいへんな
時代へ入ってきているようです。

主要産油国が原油の輸出で積み上げた
いわゆるオイルマネーは160兆円ほどなって、
世界の株式市場やM&Aに投下されているだけではなく、
FX市場はもちろんのこと、
ヘッジファンドを通じて、
なんと原油先物市場にまで流れていて、
原油価格を吊り上げる要因のひとつになっているとも
言われていて、「なんかなー。」
という感じもします。(苦笑)

米ナスダック市場を運営する
ナスダック・ストック・マーケットの
20%もの株式を取得しようという動きもあって、
ブッシュ米大統領が国家安全保障上の疑義をたてまえに
「まった」をかけるなど、
オイルマネーは各国で暴れているようですね。

代替燃料としてのバイオエタノールの製造に絡み
穀物市場も高騰していて、
原油高騰が「持続的成長への大きなリスク」
となってきていることは間違いないようですが、

私のような北国に住むものにとって、
巷で老夫婦が会話する

「いやーっ、こんなに灯油高くなったら、
 雪が降ったってストーブも炊いていられないっしょ。」

という声が身に染みます。

相場は実生活にも影響を与えていて、
オイルマネーの富裕が、
遠く離れた国の庶民の生活の負担を強いている
現実を考えると、なんとも切ない思いがするものです。

相場は売った買ったの鉄火場の賭け事という側面や
国家経済や企業という大上段でのことばかりでなく
市井の生活とも確かにつながっているものなのですね。


FX タートルズのエピソードのお話

先週末は、FASBの新会計規則への移行と
ヘッジファンドの決算などの思惑と、
中国利上げの噂や英銀の噂、
米銀の貸し倒れ引当金積み増し報道などで、
英米の株価も下落して、
ポンド円が1日で7円以上も暴落となり、
ドル円が年初来安値となるなど為替相場も
大幅な下落となりました。

先週末9日(金)は、前日にバーナンキFRB議長が
「成長が顕著に減速すると予想」と述べたことで
12月の米利下げ観測が台頭したことにあわせて、
「米系投資銀がサブプライム関連で追加損を公表」との噂で、
ドルが売られて、ユーロドルが東京時間のはじめに
上下動しながらも1.47台前半まで上昇しました。
その他のドルストレートでは、
ドルカナダでドルが売られた他はもみ合いとなりました。
一方、ドル円とクロス円は、
オセアニア時間での調整の流れで
始めはやや堅調であったものの、
実質のゴトウ日でありながら仲値頃から小幅ながら下げて、
また上げるという展開となりました。
また、米系投資銀に絡む噂では、
FASB(米財務会計基準審議会)の新会計規則が今月15日から
実施されることで、この新規則により
米銀行証券全体で1000億ドルの資産評価引き下げとなる
可能性が英RBSの試算として伝えられたことが
背景にあったようです。
日株は一時堅調な場面もありましたが、
引けにかけて軟調となりました。

ロンドン時間に入ると、
欧株やNYダウ先物がはじめ堅調であったこともあって、
ドルが一時買い戻されたり、
ドル円とクロス円がしばらく小幅な上下動の展開で
推移していましたが、これは嵐の前の静けさでした。
まず、中国の利上げの噂が飛び出してきて、
ヘッジファンドの決算が今月末に控えている中、
東京時間でのFASB(米財務会計基準審議会)の
新会計規則に絡む英RBSの試算などを背景に、
夕方6時半に発表された英商品貿易が
市場予想を下回る悪い数字となってポンドが売られ、
ポンド円が下落を始めるとドル円も追従した下落が始まり
欧株も下落に転じたことで、
信用収縮懸念でクロス円も下落を始めました。
ドル円はストップを巻き込みながら一気に112円を割り込み、
年初来最安値となりました。
一方、この動きにドル安も進み
ロンドンはじめに軟調となっていたユーロドルが
一時1.47台半ばまで上昇して、
その後、ポンドドルなどと、ともに
クロス円に引っ張られるように下落することとなりました。

ニューヨーク時間に入ると、
米銀のワコビアが損失拡大に備え貸倒引当金を
積み増すことがロンドン時間に明らかになったことや、
英銀のバークレイズがクレジット関連で
100億ドルもの巨額損失を計上するとの噂が出て、
バークレイズによって否定はされたものの
信用収縮懸念は収まらず、
欧株に続いて米株も大幅下落となっていったことで
リスク回避の動意が高まり、
ドル円とクロス円と欧州通貨がさらに下落していきました。
その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数も
大幅に低下したことで、NYダウも200ドルを超える
下落となって、ドル円が110円台後半まで、
ユーロ円が162前半まで下げるなど総崩れとなりました。
一方、ユーロドルもクロス円の下げに追従する格好で
1.46台前半あたりまで、
ポンドドルも2.08台後半まで下落しました。
後半は、中東とアジアの買いが入った模様で、
しだいに下げ止まっていきましたが、
終盤にはNYダウの下げに追従することとなりました。
一方、ドルカナダではカナダが売られました。

週はじめの今日12日(月)は、
朝に複数の日指標が発表されて
市場予想をやや上回る結果となりましたが、
多くの通貨ペアで窓をあけてはじった後の反動の動きで
いったん円安方向に動いて、また戻りが売られています。

午前9時半の豪中銀四半期レポートでは、
豪のGDPが3.75%に引き下げ、
本年度中のコアインフレ見通しが3.25%に引き上げとなって、
オージーが売られる展開となりました。

午後2時に日消費者態度指数、
夕方6時半に英生産者物価指数(コア)、
英生産者仕入価格、英生産者出荷価格、
など複数の英指標が発表されます。英指標には注目です。
今日は米とカナダが祝日のため米経済指標の発表はありません。

明日13日(火)は、
朝8時50分に日実質GDP(速報値)、日GDPデフレータ、
午前9時01分に英RICS住宅価格、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数、
昼過ぎに日政策金利、
午後3時に日銀月例報告、
午後3時半に福井日銀総裁定例記者会見、
夕方6時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
夜7時に独ZEW景況感調査、
同時刻に欧ZEW景況感調査、欧鉱工業生産、
夜の11時に米中古住宅販売保留、
深夜4時に米月次財政収支、
などが発表されます。
日政策金利は据え置きがコンセンサスですが、
日銀月例報告と福井日銀総裁定例記者会見には一応注目です。
また、英欧の指標と特に米指標には注目です。

さて、大暴落といってよい状況から明けて始まった市場ですが、
引き続き株価も下落していて、警戒の要る状況です。
VIX指数(恐怖指数)もやや下がったものの依然高く、
買い方の攻勢も見られますが戻りが売られる可能性もあり、
警戒したトレードが必要なようです。

週始めの今日は米とカナダが祝日でお休みですが、
ロンドン時間での動きに注目です。
ニューヨーク時間では大玉による振れに注意しながらの
株価を睨んだトレードとなりそうです。

さて今日は、タートルズのエピソードのお話です。

かつて、
リチャード・デニスとウィリアム・ロックハートの
訓練を受けたトレーダー集団のタートルズについて
いろいろなエピソードが語られています。

1000人を超えるトレーダーの一般公募の中から、
アンケート形式の紙面テストで40名に候補生が絞られ、
その中から、さらに10人が選ばれてタートルズが
20世紀の末頃に誕生しました。

このタートルズは、
いわばエリート・トレーダーの育成塾でしたが、
カーティス・フェイスなど
優れたトレーダーが輩出されました。

彼らタートルズらが何を教えられ、
どのような訓練を受けてきたのかは、
10年間の緘(かん)口令もあって、
一部に掟破りで公開したメンバーもいたものの
長く秘密にされてきましたが、

それが解禁の時期を過ぎて
いろいろなことが語られはじめました。

トレードで使っていたブレークアウトを狙う方法や
タートルズのトレードルールなどですが、

面白いことに

カーティス・フェイスなど優れたトレーダーもいた反面、
トレードの専門的な英才教育を受けたタートルズの
精鋭10人の中の約半分が満足にトレードできなかったそうで、

タートルズの中の落ちこぼれとなった人は、
カーティス・フェイスら極一部のものだけが
特別にリチャード・デニスから
トレードの秘密を伝授されたと
思い込む者までいたようで、

後に、そのような事実はなかった、
みな同じ教育を受けていた、
ということをカーティス・フェイスが
彼の著作の中で明らかにしました。

同じトレード法を使っていながら
結果に天地の差が出ることは、
とても興味深いことですね。

そのことについて、
カーティス・フェイスは、
トレードでの心理的な面において
手法の有効性信じきれたかどうかだけに
差があったと述べています。

つまり、秘密の伝授などは何もなく、
一貫性をつらぬけたかどうかの
差であったというわけです。

何を買い、何を売るか
いくら買い、いくら売るか、
いつ買い、いつ売るか、
負けとなったとき、いつ出るか、
勝ちとなったとき、いつ出るか
どのように買い、どのように売るか、

どこまで執行できたかの差であったと
述べました。

精鋭たちの半分は、自己の思惑や恐怖という
心理が生じてしまったために
執行に一貫性を保てなかったのです。

もちろん、これはトレーディングの手法が
有効であるという大前提の基での話ですが、

興味深いエピソードですね。


参考: 廣済堂 カーティス・フェイス著
   「タートルズ流投資の魔術」


FX 破産の確率のお話

北海道の朝は立冬を過ぎたとあって、
はく息が白くなるほどです。
そのような中、登校する小学生が面白い歌を歌っていました。
「新しい朝が来たぁ〜♪希望の朝ぁーだ♪」ではなくて
「新しいママが来たぁ〜♪」でした。
思わず笑ってしまいました。^^

昨日8日(木)は、前日に中国の全人代副委員長などの
外貨準備にかかわる発言や、
GMやAIGなどの悪い決算を受けてNYダウが下落となり、
クロス円がとドルが大きく下落して、
早朝発表されたNZ雇用統計が悪い数字で
キウィがさらに下落しました。
その後、オセアニア時間から東京時間の仲値にかけて
下げを調整する動きではじまりました。
日株が軟調な中でも、ドル円がいったん113円を回復、
ユーロ円も165円後半まで戻しました。
その後、日株やアジア株が軟調な背景で
ドル円とクロス円がやや軟調なもみ合いとなっりました。

ロンドン時間に入ると、仏大手銀BNPパリバの
四半期決算が21%増となるなどの発表がありましたが、
アジア株が軟調であったことから、
しばらく方向感のないもみ合いが続きました。
夕方からは欧株が徐々に戻したことで、
ショートカバーが入って、ドル円とクロス円が
限定的ながら戻す動きとなりました。
ドル円が113円前半まで、
キウィ円も87円後半まで値を戻しました。
ドルストレートは上下動の神経質な動きもありましたが、
オージードルなどが上昇しました。
その後、英BOE政策金利が発表されて
市場の大方の予想とおりの据え置きとなりました。
一部で利下げ説も出ていたことから、
ポンドが買われる反応となりました。
ポンド円が238円台半ばまで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると欧ECB政策金利が発表されて、
こちらも市場予想とおりの据え置きとなって、
注目はトリシェECB総裁の記者会見に集まりました。
欧の経済成長の見通しとインフレ懸念や
600億ユーロの長期オぺの実施予定を示しましたが、
コード・ワードとなる「強い警戒(strong vigilance)」
という文言を使わなかったため、
利上げ期待が後退してユーロが軟調となりましたが、
インフレ傾向にあることと
それへの対処の準備があることにも言及したため、
強弱交錯して限定的な反応となりました。
深夜12時からは米FRBのバーナンキ議長の議会証言が行われて、
成長とインフレの両リスクについて述べたものの、
「成長が顕著に減速すると予想」と弱気であったため、
株価が下落して円が買われる展開となりましたが、
利下げ観測も強まったことで、このため下落していた米株も
深夜3時頃から反発して、これを背景に、
ドル円やクロス円も戻す動きとなりました。
一方、ドルストレートは強含みの後また弱含むなど
神経質なもみ合いの動きとなりました。

週末の今日9日(金)は、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)と日設備稼働率(確報値)、
午後4時に独卸売物価指数、
夕方6時半に英商品貿易収支、
夜の10時半に米貿易収支と米輸入物価指数、
同時刻に加国際商品貿易、
深夜12時に米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)、
などが発表されます。

英指標および米貿易収支と米ミシガン(速報値)には注目です。

ドル安傾向が続いていて、
今のところドルストレートが堅調な動きとなっています。
一方、ドル円とクロス円は、
株価を睨んだ神経質な展開となっていて、
週末の今日も株価との連動性の高い相場となりそうです。

4時頃からのロンドン初動と夜9時頃からのNY初動の動きと
経済指標の発表を見ながら、
流れに乗ってトレードしていきたいものです。

また、今日が週末で実質のゴトウ日であることや
来週月曜日が米国が祝日で連休前になりますので、
深夜の動きには注意が要りそうです。

さて今日は、破産の確率のお話です。

なにやら嫌な話題ですが、(苦笑)
トレーダーなれば知っていなくてはならないことに
破産の確率というものがあります。

破産の確率を求めるには
(数学音痴の私にはよく分かりませんが)
W・フェラーの式とかいうものもあるそうですが、
また、簡易な式もあるそうで、

勝率をTA(Trading Advantage)として、
資金に対する1回あたりの取引額を
IU(Initial Trading Unit)として、
破産の確率をPR( Probability of eventual Ruin)とすると、

PR(破産の確率)=(1−TA/1+TA)IU

という式が成り立つそうです。

これを見ると勝率が良いと破産の確率も下がりますが、
また、資金に対する1回あたりの取引額が大きいと
破産の確率が増大することがわかります。

取引額が大きいと儲ける時も大きいけれど、
資金に対する取引額が大きいほどに
破産の確率も高くなるというわけですね。

あたりまえのような感じですが、
資金に対する1回あたりの取引額が大きいほどに
「どんどん破産の確率が増大してしまう」ということが
大事な認識のようです。

たとえば、サイコロを使ったゲームで、
賭け金の1万円に対して
奇数が出たら3万円もらえるという、
おいしいギャンブルがあったとしても、(笑)

賭け金を1万円として10回勝負したとすると、
10回の賭け金が全部で10万円で、
奇数が出る確率が50%で、
偶数が出る確率が50%ですから、
偶数が5回で、賭け金はそのまま没収されて
奇数が5回で、15万円の利益が見込まれ、
差し引き5万円の利益が期待されますが、

手持ち金が100万円とすると
いったい1回いくら賭けたら最善かというと、

破産の確率もあって、
破産すれば元も子もなくなるわけで
賭け金を小さくしなければ
ならないことがわかります。

1回で100万円すべてを賭けたら
1回でパーとなる確率も50%で、
半分の50万円としても、
2回連続で負ける確率も低いわけではなく、
破産の確率が25%ほどとなるわけです。

ですからなんと、
(なんとも感覚的には理解できませんが)

破産せずに長くプレーするほど儲けも増えるので、
ゲームを無限に近いくらいできるとすると、
賭け金が小さいほど儲かるという結論になります。

でも、人生は有限で

また、確率にある程度支配されるとはいえ、
技能の介入余地もあるトレードでは、
もう少しキバレそうですが、(笑)

多くのトレーダーは
資金に対して建て玉が大きすぎるとも言われていて、

長く市場でトレードして儲けるには、
やはり、無謀を控えての
リスクと資金の管理は必要なようですね。


FX ビリー・ミリガンのお話

中国の成思危全人代常務委副委員長の外貨準備に絡む発言で、
米ドルとユーロが大揺れとなっていますね。

今朝、豪RBAは市場の予想とおり政策金利を
6.75%に引き上げました。声明文でも
「2008年第1四半期までインフレは3.0%を超える見込み」
として、追加利上げの観測にオージーが上げています。

昨日6日(火)はオセアニア時間で調整の動きとなった後、
東京時間に入ると日株が軟調に始まりましたが、
しだいに上昇して前日比プラス圏となったことも背景に、
ドル円とクロス円が堅調な展開となりました。
ドル円が114円後半あたりまで、
ユーロ円も東京時間中に166円を越えて上昇しました。
一方、ドルストレートも、グリーンスパン前FRB議長による
「ドルが対ユーロでさらに下落する可能性低い」
との発言が影響してか、午前中はもたついたものの
午後にかけて上昇しました。
日株は引けで軟調となるも、
香港、韓国などのアジア株は堅調に推移しました。

ロンドン時間に入ると、英財務相がロイズTSBの
ノーザンロック買収を支持しないことを最終決定したことで、
ポンドが一時弱含むも、欧株が前日比プラス圏で
推移したことや、ダウ先物の上昇で、
リスク懸念が後退してクロス円が上昇しました。
ユーロ円が166円後半あたりまで、
ポンド円も239円半ば越えあたりまで上げましたが、
ドル円はもみ合いとなりました。
また、上下動しながらもコモディティ市場動向も反映してか、
資源国通貨のオージーやカナダも堅調に推移して、
カナダ円が17年ぶりに124円に乗せるなど上昇しました。
一方、ドルストレートもドル安に堅調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると、ゴールドマンサックスが
巨額損失を出すとの噂が飛び交って、
小高く始まった米株が軟調に転じて、
ドル円は米系筋からの大口の売り注文を浴びて
114円前半あたりまで、ユーロ円も166円前半まで
値を崩しました。
一方、ドルストレートは
ドル安が強まったことを受けて上昇しました。
その後、モルガンスタンレーが60億ドルの
評価損の可能性との報道や、
サンマイクロシステムズの売上減少の見込みなどの
報道もありましたが、
NY時間のはじめに出た噂をゴールドマンサックス自体が
否定したことや、ムーディーズの
「米サブプライムローン問題の拡大終息」のコメントなどで、
米株が徐々に上昇に転じ、
ドル円は再び114円後半まで値を戻し、
ユーロ円は167円に迫るあたりまで上昇するなど、
後半はドル円とクロス円が堅調な動きとなりました。
一方、ユーロドルやポンドドルは
後半に上下動のもみ合いとなりましたが、
資源国のカナダは対ドルで0.91台となって、
オージーも対ドルで上昇しました。
NYダウも終値で+117.54ドルと上昇しました。

今日7日(水)は、朝に豪RBA政策金利が発表されて、
市場の予想とおりの6.75%とり0.25%の利上げとなって、
声明も強気であったことからオージーが上昇しました。
その後の豪住宅関連指標は住宅ローンは低下したものの、
その他は良い数字となりました。

夜の8時に独鉱工業生産、
夜の9時に米住宅ローン申請指数、
夜の10時半に米非農業部門労働生産性(速報値)と
米単位労働費用(速報値)
深夜12時に米卸売在庫、
翌未明の5時に米消費者信用残高、
などが発表されます。
いくぶん小粒ですが、米指標には注目です。

明日8日(木)は、
早朝6時45分にNZ就業者数増減とNZ失業率、
朝8時50分に日機械受注、
午前9時半に豪新規雇用者数と豪失業率、
午後3時に日工作機械受注(速報値)、
午後3時45分にスイス失業率、
夕方4時に独貿易収支と独経常収支、
夜の9時に英BOE金利、
夜の9時45分に欧ECB政策金利、
夜の10時15分に加住宅着工件数、
夜の10時半に欧トリシェECB総裁定例記者会見、
同時刻に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米バーナンキFRB議長議会証言、
深夜12時半に英先行指数と英一致指数
などが発表されます。

指標がとても多いですが、英欧の政策金利と、
トリシェECB総裁の記者会見、
米バーナンキFRB議長証言などが
特に注目されます。

さて、ムーディーズから
「米サブプライムローン問題の拡大終息」のコメント
などがありましたが、今後の展開は如何なりますか。
今週のヤマ場となる明日8日(木)は、
英欧の政策金利が発表される予定で、
どちらも据え置きが市場コンセンサスですが、
欧トリシェECB総裁の記者会見と
米バーナンキFRB議長証言が注目されます。

ドル安傾向が続いていますが、
グリーンスパン前FRB議長による
「ドルが対ユーロでさらに下落する可能性低い」との
発言も出てきていまので、今後の展開が気になりますが、
ドル円とクロス円では、
株価のご機嫌伺いの展開が予想されますので、
株価の動向は要チェックなようです。

各経済指標や要人発言とともに、
午後4時頃からや午後9時頃からの
各市場の初動にも注目して、流れに乗りながらも
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、ビリー・ミリガンのお話です。

十人十色などといいまして、
人はそれぞれ個性があるものですが、

さらに人ごとに、おだやかで機嫌の良いときや
怒っているとき、そして悲しんでいるときなど、
さまざまな状況があって、それらもカウントすると
十人は百色くらいになるのかもしれませんね。(笑)

1970年代後半にオハイオ州立大学キャンパスで
ビリー・ミリガン事件ということが起こって、
MPD多重人格(Multiple Personality Disorder)が、
注目されることとなりましたが、

その事件を起こしたビリーには、
スポットやアーサーと呼ばれる人格、
そして、アダラナと呼ばれる女性の人格など、
なんと24もの人格が、たった一人の中にあったそうです。

事件後、はじめ検事らは「演技ではないのか」と
多重人格を演技だと疑いましたが、
本物のネイティブでなければ話せないような
流暢なイギリス訛りの人格もみられたので、
精神鑑定にかけたところ、
最後の24番目の人格の「教師」も含めて
ビリーには、ジキルとハイドも驚く
24もの人格があったというわけです。

話せる言葉に筆跡や
それぞれの知性も才能も嗜好までも異なっていた、
といいますから、すごいですね。

ところで、WHOによると、
多重人格には、

別個のアイデンティティーを持った人格が
1つの肉体の中に存在していて、
1つの人格から他の人格への変化は突然に起こり、

解離性があって、別の人格が活躍している間、
本人(および他の人格)にはその間の記憶がない、

という特徴があるとされているそうですが、
これを読んで、不謹慎ながら思わず笑ってしまいました。

「これって、相場そのものじゃないか!」
と思ってしまったからです。(苦笑)

あるときは「こう」で、
また、あるときは「あー」の
気難しい多重人格のマーケットであれば、

トレーダーならずとも経済学者も苦労が絶えないわけで、
いつでも1つの理論をマーケットすべてに
当てはめようとすることや、
どのようなときでも一定の(単純な)「解」を求めようとする
その試み自体が間違っている可能性もあって、

「あなたは今、誰なんだい?」
と問いただした後、それに適合した手法を適用しないと
いけないのかもしれませんね。

トレンドフォローも逆張りも
どちらも、「ある時は正しく、ある時は間違っていて」
状態の見きわめが大切となりそうです。

そうしないと、

所かまわず一つ覚えのネタを連発して、
ヒンシュクをかっても
「今日の客は変やなぁ、よう笑わへんわー」と
場や空気を読めずにボヤク
三流お笑い芸人のようになって
しまうかもしれませんね。(苦笑)


FX コモディティのお話

一週間のスタートですね。
今週から米市場でも、サマータイムの終了に伴い
標準時間に移行して、経済指標の発表時間が
1時間ほど遅くなります。寝不足にご用心。^^

先週末の2日(金)は、前日に信用不安の再燃で
NYダウが大幅下落となったことを背景とした
ドル円とクロス円の下落を
オセアニア時間でやや調整する動きではじまりましたが、
東京時間では仲値あたりまでドル円とクロス円が戻すも、
日経平均の下落やアジア株の軟調に昼頃から円高傾向となり、
ドル円が114円半ばあたりまで、
ユーロ円も165円前半までとなるなど、
ドル円とクロス円が軟調となりました。
一方、ドルストレートはユーロドルが1.44台半ばとなるなど
ドル売りで堅調に推移しました。
また、この東京時間ではウォールストリートジャーナルの
記事を背景に湾岸諸国がドルペッグを廃止するかとの憶測が
再燃しました。

ロンドン時間に入ると、米ウォールストリート・ジャーナル紙
による「メリルリンチのMBS絡みの損失先送りで
米証券取引委員会が調査に乗り出す可能性」との報道に
ドル売りが進む展開となり、
ドルストレートが欧州通貨を中心に
ユーロドルが1.44台後半、
ポンドドルが2.08台半ばあたりまで上昇しました。
この動きにつられクロス円も序盤で上昇傾向となりましたが、
日株やアジア株の軟調の地合いを継いだ欧株が
英バークレイズ株が資金繰り懸念に関する噂などで
軟調の度を強めたことを背景に、
ドルストレートの上昇も一服となり、
ドル円とクロス円はやや軟調なもみ合いになっていきました。
また、発表されたカナダ雇用統計が予想を大きく上回る
好結果となって、ドルカナダは介入の噂のあった
0.94を割り込み、0.93台半ばの歴史的安値となりました。

ニューヨーク時間に入ると
注目の米雇用統計が発表されて、
米失業率は市場予想とおりであったものの、
非農業部門雇用者数が
市場予想を大きく上回る16.6万人となって、
発表直後はドル買いの動きでドルストレートが下落して、
直後の米株価上昇に一時ドル円が115.40あたりまで上げて、
クロス円もいったん上昇しましたが、
短期筋の利食いや
ゴールドマン・サックスの債務担保証券における
評価損が拡大するとの噂が流れ、
メリルリンチの株価が一時10%以上の下落となるなど
金融株を中心に大幅株安となったことで、
一転してドル売りとなって
上下動する荒っぽい展開となりました。
結果、ドルストレートは激しい上下動の後に上昇して、
ドル円とクロス円は雇用統計前の水準まで
押し戻されることとなりました。
その後、株式市場が持ち直し前日比プラス圏になるにつれ
ドル円とクロス円も戻す展開となりましたが、
払拭されぬ市場不安に頭の重い展開となりました。
市場予想を大きく上回る米雇用統計でしたが、
噂と信用不安にほぼ打ち消されることとなりました。

ゴトウ日で週はじめの今日5日(月)は、
朝に日銀政策決定会合議事録が発表されましたが、
ほぼ予想される内容にとどまりサプライズはありませんでした。

夕方6時半に英鉱工業生産と英製造業生産高、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数、
などが発表されます。どちらも注目指標です。
今日から標準時間となって、経済指標の発表が
サマータイムの時よりも遅くなっています。

明日6日(火)は、
午後2時に日景気先行指数(速報値)と日景気一致指数(速報値)、
夜7時に欧生産者物価指数と欧小売売上高、
夜8時に独製造業受注、
夜10時半に加住宅建設許可、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数、
などが発表されます。

さて、雇用統計後の週初めですが、
先週末の終盤にNYダウが持ち直したものの、
米ウォールストリートジャーナルが
「米シティグループは80〜110億ドルの評価損を追加計上へ」と
報道され、米シティグループのCEOも先週末に退任となった
ことなどが嫌気され、日株も軟調に始まり、
現在はドル売りと円高傾向となっています。

市場予想を大きく上回った米雇用統計が打ち消されるほど、
市場不安に根強さがありますが、
反面、底固さも垣間見られるようです。
依然、株価を睨んだ為替相場が続きそうですが、
午後4時頃からと夜9時頃からの市場初動を見ながら、
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、コモディティのお話です。

先日、ガソリンを入れに行きましたら、
なにやらすごい車の行列で、
どうしたのだろうと思っていましたら、
ガソリンの値上げ前の給油の行列でした。

なんと今はガソリンがリッター150円ほどもするのに
あらためて驚きました。

原油価格が先週末に95ドル台へ上昇して、
無理もないことなのですが、
世界の商品市況は実生活にも影響を及ぼしています。

ラテン語の「便利、快適」が語源とされる
コモディティ(commodity)は、
原油や金などの「商品」という意味ですが、
今、世界のマネーがそのコモディティ市場に流れていて、
金価格が27年ぶりの800ドルを上回る高値となっているなど、
高騰しています。

原油コールオプションが
なんと100ドルを超えて売買されていますので、
まだまだコモディティ市場の高騰は冷めやらぬようです。

また、原油高騰のあおりで、
代替燃料のバイオエタノール製造のため
トウモロコシなど穀物市況も以前の年より高くなって、
インスタントラーメンまで値上げとなるそうですね。(笑)

為替にもコモディティと連動性があって、
巨視的には株式からコモディティへ資金が逃げることで
株式市場にとってはあまり好ましいこととはいえず、
その余波でクロス円などにも影響があります。

また、オージーやキウィやカナダやスイスなどは
コモディティ通貨などとも呼ばれることがあり、
商品相場と連動性があります。

カナダは世界14位の石油産出国ですが、
(輸出の85%はアメリカへじゃないかといわれるものの)
輸出依存度が高いため、商品相場に敏感で
原油価格との連動性がけっこう見られます。

また、(中長期的に)これらコモディティ通貨は金相場が上ると
上昇傾向を示すなど、金相場との相関がみられます。

そして、米ドルも「アンチ・ダラー(anti-dollar)」
などと呼ばれることがあるように、
ドルが上れば金相場が下がり、
金相場が上ればドルが上るという、
ほぼ逆相関の関係がみられるようです。

たとえばAUD/USDなどは、
金相場が上ればAUDが上昇傾向となりやすく、
USDが下落傾向となりやすいことがあって、
ダブル効果(笑)となることがあるようですね。

そのようなわけで、金相場とAUD/USDは、
けっこう強い0.8ほどの順相関となっています。

風が吹けば桶屋が儲かるの小話ではないですが、(笑)

為替はマネーであるがゆえに、
いろいろと経済に密接なつながりがあって、
株式市場ばかりではなく、
コモディティ相場もけっこう大きなFXトレードの
ヒントとなりそうですね。


FX トレードと経験のお話

北海道の11月は雪が降る直前の晩秋で、
鍋がとても美味しい季節です。^^
いよいよ今日は雇用統計の発表ですね。

昨日1日(木)は、FOMC後のドル安と円安となった
流れを次いで始まりました。
朝に豪指標が発表され、小売売上高は市場予想より
良い数字で利上げ観測も高まったものの
貿易収支の輸出が悪く、
限定的ながらオージーが売られました。
日株は前日の米株高を継いで、
日企業の中間決算も良いところも多かったため堅調でしたが、
ドル円とクロス円が調整の動きとなり、
やや軟調に推移しました。
昼前に原油が時間外取引で95.91ドルと
過去最高値を更新しました。
カナダが対ドルでオセアニア時間でやや戻した後、
再び0.945水準での動きとなりました。
しかしながら、東京時間は各通貨とも小動きに始終しました。

ロンドン時間に入ると、前日のFOMC声明文が
景気とインフレの両睨みの中立スタンスへ移行したことで、
米金利先安感が後退したと受け止めたロンドン勢によって
ドルが売られて、ユーロドルが1.44に迫るあたりまで、
ポンドドルも一時小幅ながら2.07台後半まで下落しました。
一方、欧株は軟調に推移しましたが、
ドル円は、115.90あたりまで上昇して、
ポンド円が一時241円台の前半に乗せるなどして、
他のクロス円も底堅い動きとなりました。

ニューヨーク市場に入ると、シティバンクなど
注目企業の決算が市場予想を下回ったことや、
ニューヨークタイムズが
「シティグループとバンク・オブ・アメリカの投資判断が
引き下げられた」と報じたことなどで
NYダウが300ドルを超える大幅安となったことを背景に
リスク回避の動意となって、
ドル円とクロス円が総崩れとなりました。
ドル円が114円台半ばあたりまで、
ユーロ円も165円に迫るあたりまで急落しました。
一方、ドルストレートはドル売りに、
ユーロドルが一時1.44台後半あたりまで、
ポンドドルも一時2.08台後半まで上昇しましたが、
その後、雇用統計を意識したか
利食い調整の動きとなって反落しました。
昨日の米指標はリスク回避の動きに影が薄くなりましたが、
米個人所得と米PCEデフレータはほぼ市場の予想とおりで、
米ISM製造業景況指数はやや市場予想を下回りました。

週末の今日2日(金)は、
午後3時45分にスイス消費者物価指数、
夜8時に加失業率、
夜9時30分に米雇用統計(非農業部門)と米失業率、
夜の11時に米製造業受注指数、
などが発表されます。

さて、いよいよ今夜は恒例の
月初めの金曜日のイベントの米雇用統計が発表されます。
市場のコンセンサスは+8.0万人ですが、
決め打ちは好ましくないものの、
さらに良い数字を予想する声も聞かれ、
いかがなりますか、注目が集まります。
また、恒例となっている前回と前々回の修正値などでの
上下動にも気をつける必要がありそうです。

昨日はNYダウが一時380ドルもの下落となるなど
リスク回避の動きとなって、
今日の日株も軟調に始まっていますが、
欧株の動向とともに午後4時あたりからの
為替の初動も注目されます。
米雇用統計しだいでは株価反騰の可能性もあり、
しっかりと動きを見極めたいものです。
また、週末でもありますので、
深夜の動きにも注意してトレードしていきたいものです。

さて今日は、トレードと経験のお話です。

テクニカルトレードをするときに
誰でもいろいろと勉強するものですが、
学校の授業のように体系的に学ぶ機会も
少ないこともありますが、

学問のように誰もが認める手法はわずかで、
テクニカルのトレード手法には
さまざまな、いわば流儀があって、
どれがほんとうに正しいものなのか、
解らなくなることがあります。

不確実な市場心理とファンダメンタルで
形成されていく市場の動きは、
たとえば100年を経ても有効なダウ理論でさえ
例外となる事象があって、
完全に市場の動きを捕捉できる聖杯の投資法や
魔法のテクニカル指標は存在していないことから、

机上で学んだ理論を実践に移すとき、
どのような投資法でも負けトレードとなることがあり、
さまざまトレーダーがそれぞれに遭遇する個々の経験と
トレーダーごとの思考傾向によるアイデアが加味されて
細かく分類すれば、ほとんどトレーダーの数だけ
投資法が作られ行くようです。

ある人は負けトレードで損切りと資金管理の大切さを学び、
またある人は、たまたま損切りを躊躇したことが功を奏して、
その後の反騰で利益を得たことを学習して、
その学習を自身の中でルール化してしまい
相場がリダクションとなったときにも適用して、
大きな痛手の再学習をすることになる場合もあるようです。

また、最初のビギナーズラックに味をしめて、
資金管理の警告を無視して何度か大儲けした経験を
ルール化してしまい、やがて誰もが予想するように
一度の負けトレードで大怪我をしてしまうこともあるようです。

ときに良い経験がじつは最悪の経験で、
その経験による軽率なルール化が
口座資金に致命傷をもたらすことがあるわけですね。

どのような投資法も絶対ではないように
個々の事実に基づく経験もまた絶対ではありません。

翻ってまた基本に戻るとき、
「あぁ、やっぱりそうだよなー。」
と再確認することになるものです。

愚かな私も何度経験してきたことでしょうか。(笑)

大儲けも負けも、どれもが
トレードの一部であるのに過ぎず、

負けも勝ちもトレードの一部であって、
何度かの負けでも「こうしたものだ」と腐らず、
何度かの大勝ちでも「こういうこともあるさ」と奢らず、

ただ、たんたんと
確率的に優位を示すテクニカルに従って、
トレードできる機械人間となるには、
良い経験と悪い経験とを充分に味わう必要があるようですね。(苦笑)

たんたんと、といえば、先日TVで
スパイダー投資法が紹介されていましたね。

どんなに上げそうでも建て玉の10%の利益となったら利食い、
どんなに戻りそうでも建て玉に2%の損失が出たら損切る、
という鉄人ルールを自身で構築して、
それに忠実に従い株で大儲けし続けている若きトレーダーの
ドキュメンタリーでしたが、
その人も鉄の意志を持つキカイダーなのでしょうね。(笑)

でもTVに映るその人はとても優しそうでした。。。^^


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