FX 貨物列車理論のお話

昨日19日は、ドル円とクロス円は軟調傾向の中、
アップダウン忙しい相場展開となりましたね。
また、ユーロドルが上昇しました。

昨日19日(火)は、前日のロンドン時間での
ドル円の上昇とポンドやユーロの下げも、
NY時間でユーロの買戻しとなった後、
プレジデントデーであったこともあって、
徐々に落ち着く地合いを継いでのスタートとなりました。
早朝にRBAの総裁補佐が
「インフレ抑制のために国内需要を緩やかにする必要。
インフレ率は今年4%近くまで上昇する。」と発言したことや、
午前9時過ぎに発表されたRBA議事録の内容からの
3月のRBA利上げ期待にオージーが上昇しました。
日経平均は堅調に推移しましたがドル円は揉み合いとなって、
その後、中国のインフレ率が7.1%となったことを背景とする
中国利上げの噂に連想的な円高となった模様で、
午後になると堅調であった豪ドル円も含めて
クロス円が下落していきました。
ドルの下落にユーロドルなどが上昇しました。
日経平均は、前日比プラス圏の13757.91円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
いったんドル円は揉み合いとなりましたが、
その後、下落を加速していきました。
同じくポンド円も揉み合いの後、
17日に発表された英ノーザン・ロックの国有化に加えて、
英系銀のSIVの資金難の噂も手伝って、
下落が加速していきました。
ユーロ円もユーロドルの上げに連れ高となっていましたが
下落に転じました。ドル円は一時107円台前半まで、
ポンド円は一時208円台後半まで、
ユーロ円は一時158円台を割り込むあたりまで下落しました。
その後、金融株を中心とした下落にマイナス圏で
推移していた欧州株価がプラス圏に転じて、
堅調になって行ったこともあって、
ドル円やクロス円が戻す展開となりました。

ニューヨーク時間に入っても、
しばらくドル円クロス円の反発が続きました。
カナダの消費者物価指数(CPI)は市場予想の範囲となり、
指標による市場反応は限定的となりました。
その後、欧州株やNYダウが前日比プラス圏ながら
下げ傾向となったこともあって、
ドル円とクロス円が再び下げに転ずることとなりました。
ドル円が再び107円前半まで、
ポンド円が一時209円台前半まで、
ユーロ円が一時158円台前半まで、
豪ドル円も一時98円台後半まで下落しました。
午後10時半にカナダの卸売売上高が発表されて、
市場予想を下回る−2.9%という結果に
カナダが急落することとなって、
ドルカナダが一時1.01台後半まで上昇して、
カナダ円は一時105円台後半まで下落しました。その後、
米NAHB住宅市場指数が市場予想を上回ったこともあって、
NYダウが一時持ち直すとドル円とクロス円が上昇に転ずるも、
再度、NYダウが軟調となって前日比マイナス圏となると、
またドル円とクロス円が下げるという、
忙しい上下動の相場展開となりました。
要人発言ではバーカーBOE委員による
「大幅利下げの議論があったが、CPIは長引くインフレ期待を
受け急上昇する可能性」というコメントが印象的でした。
原油価格も過去最高値となりました。
NYダウは前日比−10.99ドルで引けました。

ゴトウ日の今日20(水)は、
朝8時半に豪Westpac先行指数、
朝8時50分に日銀政策会合議事録、
午後4時に独生産者物価指数、
夕方6時半に英BOE議事録、
夜の10時半に米消費者物価指数、米住宅着工件数、
同夜の10時半に加国際証券取扱高、加景気先行指標指数、
深夜4時に米FOMC議事録(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英BOE議事録および米指標には注目です。

明日21日(木)は、
朝の8時50分に日通関ベース貿易収支、日全産業活動指数、
午前9時半に豪新車販売台数、
午後4時15分にスイス貿易収支、
夕方5時15分にスイス生産者輸入価格、
夕方6時に欧経常収支(季調済)、
夕方6時半に英小売売上高指数、
夜の10時半に米新規失業保険申請件数、
米フィラデルフィア連銀指数、
深夜12時に米景気先行指標総合指数、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

さて、昨日19日は、ドル円とポンドやカナダが下げて、
忙しいアップダウンの相場となりました。
今日はBOE議事録と米CPIや米建設許可件数などが発表されます。

引き続き各市場の株価も睨みながら
機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、貨物列車理論のお話です。

前回に続き、今日もラリー・ウィリアムズの
ニュースレターからのお話です。

ラリー自身が「大発見」と見出しをつけるくらいの
「貨物列車理論」ですが、彼が1983年に気づいたそうです。

それまで彼は、従来からの考えを踏襲して、

「トレンドとは、価格形成の連続性の中で発生するスロープ、
 角度、傾斜、のなせる業(わざ)。」

と考えていたといいます。

ところが、そうではないことに気づきます。

「トレンドとは、価格の爆発によって引き起こされる。
 その結果としてトレンドが形成され、
 新しい価格爆発が反対方向に作用するトレンドを形成するまで
 マーケットに影響を与え続ける!」

と、気づいたのです。

なんのこっちゃ、どう違うんじゃ、とも思われますが、(笑)
旧来の概念と違う重要なことがあります。

1つ目は、トレンドが貨物列車のように
一度ある程度のスピードに達してしまうと、
止めるには時間がかかり、
それを急停車させるのは不可能だということ。

また、そのために行き過ぎがあるということ。

そう言えば、過去何年も続いた円安も
そうであったかもしれませんし、
昨今のドル安もそうなのかもしれませんね。

日々でみると不規則な上下動ではあっても、
大きな目で見ると、たしかに巨大なトレンドはあったようです。

2つ目は、その流れは次の爆発によってのみ
止められるということで、大きな目では、
「歴史的な」と冠するような大暴落や大暴騰をもって
トレンドが終焉するということです。

そう言えば、今年に入ってからキャリートレードという
言葉をあまり聞かなくなりましたが、
昨年来の世界同時株安にはじまる歴史的大暴落という
「爆発」があって、高金利通貨のトレンドも
変わってきているのかもしれません。

これらは、マクロ的なお話ですが、
フラクタル(断片)な相似という観点で見ますと

短期売買での小さなトレンドの転換にも、
それなりのエクスパンションの小爆発を経て、
小さなトレンドの流れが変わることが多いようにも見えます。

へんな名称の理論ですが、(笑)
「貨物列車理論」で相場を見てみると

短期売買でも、エクスパンションで小さなトレンドが始まり、
その小さなトレンドは次のエクスパンションまで続き、
そして、そのエクスパンションによって、
次の小さなトレンドへ転換することもあるようです。

こうして見ますと、
新たな発見のような感じがするものですね。^^


参考: LONG-TERM SECRETS to SHORT-TERM TRADING


FX 勝者と敗者のリポートのお話

先週末にはロンドン時間からNY時間のはじめにかけて
ドル円とクロス円が下げましたが、
NY時間では米経済指標が相次いで悪い数字となったものの、
後半にはやや持ち直しも見せました。
週はじめの展開が注目されます。

先週末15日(金)は、前日のNY時間に
バーナンキFRB議長の議会証言での米経済見通しについての
ネガティブな発言を受けてのNYダウの下げに、
リスク回避の動意となったドル円とクロス円の下落が、
東京時間の前に一服となってのスタートとなりました。
日軽平均は前日比マイナス圏ではじまり、
その後もしばらく軟調が続きましたが、
為替市場は織り込みが済んでいて
昼過ぎまで保ち合いが続きました。
昼過ぎに発表された日銀政策金利は
市場予想とおりの据え置きとなりました。
その後、午後になって日経平均が
しだいに反発して行ったこともあって、
ドル円とクロス円もしだいに堅調となっていきました。
日銀金融経済月報では、景気は減速するも
基調は緩やかに拡大という見解が示されました。
また、福井日銀総裁の記者会見では、
日本の景気の好循環が弱まっているものの
政策運営にはインフレ圧力も考慮すべきとの
見解が示されましたが、政策スタンスには変更はないとして、
市場反応は極めて限定的でした。
日経平均はほぼ前日の終値レベルで取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
東京の午後からの円高傾向がさらに強まり、
ドル円やクロス円が上昇しました。
ダウ先物や欧州株価もはじめしばらく堅調に推移しました。
モノラインが格下げとなる前に救済策が打ち出されるとの噂も
出ていたようです。夕方からポンドが下落し始めて、
これに追従するように欧州株価も頭が重い展開となって、
やがて下落していきました。
午後7時頃になると株価下落にリスク回避の動意となって
ドル円とクロス円が大きく下げ始めました。
特に原油価格を背景としたカナダの下げと、
ポンドの下落が顕著となりました。
連休を前にした持ち玉調整もあったか、
ストップを巻き込みながら、
ドル円とクロス円の下げが続きました。
一方、早くに下げていたポンドドルはドル売りもあって
夜7時頃からは揉み合いとなり、
ユーロドルや豪ドル米ドルなどは
アップダウン忙しい展開となりました。

ニューヨーク時間に入ってもドル円とクロス円の下落は続き、
10時半のNY連銀製造業景気指数が市場予想を
大きく下回る約5年ぶりの低水準の−11.7という結果も手伝って
リスク回避の強い動意にドル円とクロス円の下落に
拍車がかかることとなりました。
ドル円が一時107円前半あたりまで、
ポンド円が一時210円前半まで下落しました。
その後、米ネット長期TICフローが565億USD、
ミシガン大学消費者信頼感指数が69.6と、
相次いで市場予想を大きく下回る悪い結果となって、
カナダ円では一時106円台半ばあたりまで下落しましたが、
NYダウの下げも一服となったこともあって、
下値を拾う買戻しも入って、
ドル円とクロス円は揉み合いとなって行きました。
また一方、ドルカナダはカナダの下げに
一時1.01台まで上昇しました。
後半からはNYダウが上下動しながらも反発して、
ドル円やクロス円が緩やかに上昇に転じていきました。
要人発言では、FRBのミシュキン理事の
「インフレ期待が大幅に上昇する明確な兆候が現れれば、
政策金利を維持するか利上げも視野に入れる必要がある」
とのコメントが印象的でした。
NYダウは終盤戻して前日比−28.77ドルで取引を終えました。

週はじめの今日18日(月)は、
朝の8時50分に日第三次産業活動指数、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格、
午後2時に日景気先行指数(確報値)、日景気一致指数(確報値)、
夕方の5時15分にスイス実質小売売上高、
などの経済指標が発表されます。
今日は米国がプレジデントデーで、
米指標の発表はありません。今日の指標はやや小粒です。

明日19日(火)は、
夜の7時に欧建設支出、
夜の9時に加消費者物価指数、
夜の10時半に加卸売売上高、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
この日もやや小粒な指標ですが、
カナダの指標には一応注目です。

さて、週はじめの今日18日(月)は
米国がプレジデントデーでお休みです。
先週末にはロンドン時間からドル円とクロス円が下げましたが
NY時間では米経済指標が相次いで悪い数字となったものの、
後半にはやや持ち直しも見せました。
週はじめの展開が注目されます。

今日明日と、比較的小粒な経済指標ですので、
株式市場のご機嫌伺いの相場展開の可能性もありそうです。
各市場の株価を睨んで機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、勝者と敗者のリポートのお話です。

ラリー・ウィリアムズの1993年2月のニュースレターには、
とても興味深いお話が載っています。

彼が、勝っているトレーダー20人と、
負けているトレーダー30人を調査したリポートです。

まぁ、母数が少ないので参考までということに
なるとは思いますが、とても面白い結果が書かれていました。

両者の共通点として挙げられていたものは、

トレードへの情熱でした。

どちらのトレーダーも熱心に情熱を傾けて
集中力とエネルギーを注入してトレードをしているのですね。

そして、生活やライフスタイルについては、
ほとんどの事柄に白黒の判断を下して、
灰色は好まないところがあるとしています。

なんとなく、頷けるような感じもしますね。

また、あまり社交的な人は少ないとの
リポートとなっています。

私は、凄く社交的なトレーダーも知っているのですが、
トレードはけっこう孤独な仕事なので、
人付き合いはちょっと苦手というトレーダーは
やはり少し多いのかもしれませんね。

さてそして、
両者の違いについてのリポートですが、

負けてるトレーダーの共通点は、

いかに早く1万ドルを100万ドルにするかという気持ちで
トレードしているということを挙げて、

「早期に大きな収益」をゴールとして、
情熱に突き動かされてトレードをして、
ポジションを持たずマーケットを傍観していることができない、
とラリー・ウィリアムズは指摘しています。

また、マネーマネジメントに気を配らなく、

「このゲームは、正しいか間違っているかであって、
 マネーマネジメントを競うわけではない。」

と言う人までいて、口座残高を毎日確認するトレーダーが
いることに驚く人もいたそうです。

また、自身で真剣にトレードしいるのにもかかわらず

「ほんとうに、トレードで生計を立てている人が 
 存在しているのか。」と問われたとも書かれています。

そして、勝っているトレーダーの共通点は、

マネー・マネジメントを実行していて、
調査の範囲では全ての人がテクニカル・トレーダーで、

心に刻んだ大きな負けトレードを経験していて、
損切りを使い、うまく行っていないトレードを「摘む」
ことができるとリポートされています。

そのほかでは、

オプション取引はしていなく、
好みのマーケットだけに集中している。

トレードで収益を上げられることを確信している。

などを挙げています。

また、純粋に情報自体を探しても、
助けてくれる人や儲けさせてくれる人を探すことはなく、

収益に貢献しない情報を拒否するオーラのような
防護壁を持っていると結んでいます。

少数調査のリポートですが、少し参考とできそうですね。


参考: LONG-TERM SECRETS to SHORT-TERM TRADING


FX 奇妙な農夫のお話

昨日のNYの午後は、バーナンキFRB議長の議会証言において
サブプライム損失で投資銀行が一段と評価損計上する公算が
示されたことなどでリスク回避の円高となりましたね。

昨日14日(木)は、前日のNY市場での米小売売上高が
悪くなるのでは?という思惑もあった中で
市場予想を上回る好結果となって、
NYダウが上昇したことも背景にドル円とクロス円が上昇して、
その後の保ち合いがオセアニア時間で、
いつものようにやや調整となる動きを継いでの
スタートとなりました。
朝に日GDP(速報値)が発表され、コア・デフレータを除き
良い数字となって、前日のNYダウの上昇も手伝い、
日株式市場は堅調なスタートとなりましたが、
為替市場の反応は限定的でした。
その後、豪の雇用統計が発表されて、
新規雇用者数と失業率がともに良い数字で、
豪の追加利上げ期待にオージーが
対円対ドルともに急上昇しました。
NZも上下動しながら上昇していきました。
ドル円とその他クロス円は比較的小動きな
揉み合いとなりました。

ロンドン時間に入るとスイスUBSの決算が発表されて、
07年の純損失は43.84億スイスフランで
第4四半期のサブプライム関連損失が137億ドルと
発表されましたが、市場の予想の範囲とあって
特に材料視はされませんでした。
その後、独GBPが発表されましたが、
こちらも市場予想とおりで材料とはなりませんでしたが、
欧州勢の参加が増えるに連れ、
欧州通貨が対ドルと対円などで上昇して、
オセアニア通貨も上昇して行きました。
ドル円も一時上昇するも、
やがて方向感のない揉み合いとなりました。
夕方6時半にECB議事録が発表されて、
2008年のユーロ圏インフレ率は2.5%の見通しで、
ユーロ高と経済減速がインフレリスクを後退させるとの
見解が示されましたが、市場反応は限定的でした。
ユーロ圏GDP(速報値)は市場予想をやや上回りました。
欧州株価は前日比プラス圏ながら頭の重い展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、ロンドンでの欧州通貨の上昇も
一服となって、その後、米貿易収支が発表されて
−588億USDと赤字縮小という結果となり、
市場予想とともに大台以下に縮小した良い数字となったことで
ドルが買われてドル円が上昇してユーロドルなど
ドルストレート通貨が下落しました。
その後、深夜にバーナンキFRB議長の議会証言が行われて
「成長に対する下振れリスクの高まりと、サブプライム損失で
投資銀行が一段と評価損計上する公算を示した」ことなどで、
急激なリスク回避の動意となって、NYダウの下落とともに、
ドル円とクロス円が下落しました。
一方、ウェーバー独連銀総裁から
「ECBに対する市場の期待はインフレリスクに対する正しい
見方を反映していない。ECBは成長よりインフレを懸念して
いる。2008年のインフレは2%を下回りそうにない。」との
コメントがあって、利上げ期待から下げていたユーロが
一転して上げました。ユーロドルは一時1.46台前半まで上昇
しました。NYダウは前日比−175.26ドルで取引を終えました。

週末でゴトウ日の今日15日(金)は、
早朝6時45分にNZ小売売上高、
正午過ぎに日政策金利、
午後3時に日金融経済月報、
午後3時半に福井日銀総裁記者会見、
夜の7時に欧貿易収支(季調済)、
夜の10時半に米NY連銀製造業景気指数、米輸入物価指数、
同10時半に加製造業出荷、加新車販売台数、
夜の11時に米ネットTICフロー、
夜の11時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、昨日のNY市場の後半はバーナンキFRB議長の
議会証言においてさらなる利下げもほのめかしたものの、
サブプライム損失で投資銀行が一段と評価損計上する公算
が示されたことなどで、株式市場が下落して
リスク回避の円高となりました。

今日は米国債の償還と利払いの日で、
円買い需要とドル安要因になると言われていますが、
あながちそうともいえないところもあるようで、
如何なりますか、今日の米経済指標とともに注目されます。

さて今日は、奇妙な農夫のお話です。

フロリダで講演したジェイク・バーンスタインが
ある農夫に出会いました。

それは、牧場主や農場経営者を集めて
ある証券会社がセミナーを開いていた会場でのことでした。

ジェイクは、講師として招かれていたのでした。

講演を終えたジェイクに主催者によって
その農夫は紹介されました。

このビギナー向けセミナーの会場で
唯一、かなり儲けている人としてその農夫は紹介されました。

その農夫はどうみても頭脳明晰には見えませんでしたが、
気さくな人柄で、すぐにジェイクと打ち解けました。

「どうだい、先生。俺がどうやってポーク・ベリーで
 儲けているか、見たくはないかい?」

「そりぁ、もちろん。是非、拝見したいですね。」

その農夫に好奇心をいだいたジェイクは、即座に答えました。

「先生さんよ。まぁ入りな。」

招かれた農夫の家に着くと、
おもむろにその農夫は、ポーク・ベリーのチャートを開き、
長い糸の振り子のを取り出して見せました。

「…?!」

「チャートの上でさ。こうかざしてフーチを振って、
 上下に振れたら買い。横に振れたら売りだ。」

「……。」

「あはははっ。このフーチが俺の秘密さ。
 先生、俺のトレーディング・システムを見てしまったね。」

驚いてしばらく声もなかったジェイクでしたが、
気を取り直して、こう尋ねました。

「……。それだけですか。他には何もありませんか。」

ちょっと困った顔をした農夫の相場師は、
少し口ごもった後に、

「えーと。もう1つあるけれども、
 それは大したもんじゃねぇよ。先生。」

「……。」

「まぁ、そうだなぁ…。
 いくつか玉を建てて、その日の終わりで損となっていたら、
 そのトレードは仕切ることにしてるんだ。」 

相場に深い洞察のあるジェイク・バーンスタインは、
すぐに事の次第を理解しました。

農夫の相場師は、ランダムエントリーで、
資金管理とリスク管理で相場に勝ち続けていたのです。

国道5号線での飛行場までの帰路で
ある歌がジェイクの脳裏にリフレインしました。

それはケニー・ロジャース「ギャンブラー」という歌でしたが、
その歌のバックコーラスのほうでした。

♪〜 どれを捨て、どれを持っていなければいけないか、
ギャンブラーならば知っていなければ 〜♪


<参考> 「ラリーウィリアムズ短期売買法」(パンローリング)

FX 判断基準のお話

昨日12日は、欧米の株価がバフェット氏の出動で上げましたね。

米セントルイス地区連銀総裁によると、
米経済は「滑りやすいスロープの上に非常に粘着性のある靴で
立っている」状態なのだそうです。^^
少しユーモラスでなんとも微妙な表現ですね。

昨日12日(火)は、オセアニア時間で
前日のNY午後の動きを緩やかに調整する
地合いを継いでのスタートとなりました。
日経平均は、はじめ下振れたものの、その後は持ち直し、
緩やかながら堅調に推移しましたが、
為替の反応は鈍く小さめのレンジでの小動きが続きました。
午後2時半ころからクロス円や
ユーロドルなどのドルストレードが上昇しました。
ドル円の上昇は極めて限定的でした。
その後、クレディ・スイスの決算が発表され、
2007年通年の純利益は85億スイスフランで、
四半期末の米サブプライムエクスポージャーは
ネットで16億スイスフランという結果となりました。
日経平均は後半に軟調となって、
前日比プラスとはなったものの、
13021.96円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
東京終盤ころからの上昇を継いで
クロス円やドルストレート通貨が上昇するも、
オランダのINGが巨額の評価損を計上するのでは?
との噂に、ほどなく失速して軟調となりました。
午後6時半に英経済指標が発表され、
消費者物価指数が市場予想を下回る結果となって、
ポンドが下げました。
ポンドドルが一時1.94台半ばあたりまで、
ポンド円が一時207円台後半まで下落しました。
また、独ZEW景況感調査は、
市場予想よりよい結果となりました。
欧州株は一時軟調となっていましたが、
その後、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が
モノライン数社に債務引受けを申し出たとの報道があって、
株価は上昇に転じて堅調に推移しました。
ドルストレートが上昇に転じて、
ドル円とクロス円も上昇して行きました。

ニューヨーク時間に入ってもロンドンの流れを継いで、
ドル円とクロス円とドルストレート通貨の上昇は
株式市場の堅調を背景に続くこととなりました。
ドル円は上下動しながらも一時107円半ばあたりまで、
ユーロ円が一時157円台に瞬間乗せるあたりまで、
ポンドドルが一時1.96台前半まで上昇しました。
NY後半になると一時200ドルを超える上昇となっていたNYダウが
米GMが円換算で4兆1,500億円もの
赤字決算となった報道も影響してか調整となり、
これに応するようにドル円とクロス円および
ドルストレート通貨も揉み合いから調整の動きとなりました。
NYダウは前日比+133.40ドルで引けました。

今日13日(水)は、
早朝6時45分にNZ生産者物価指数、
朝の8時半に豪Westpac消費者信頼感指数、
朝の8時50分に日国内企業物価指数、日国際収支、
午前9時01分に英RICS住宅価、
午後2時に日消費者態度指数、
午後4時に独卸売物価指数、
夕方6時半に英失業率、英国際労働機関失業率統計
など複数の英指標、
夜の7時に欧鉱工業生産、
夜の7時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜の10時半に米小売売上高、
深夜12時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
英BOE四半期インフレ報告と米小売売上高には注目です。

明日14日(木)は、
朝の8時半に豪消費者インフレ期待、
朝の8時50分に日実質GDP(速報値)、日名目GDP、
日GDPコアデフレータ、
午前9時半に豪失業率、豪新規雇用者数、豪労働参加率、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)、日設備稼働率(確報値)、
午後3時に日工作機械受注(確報値)、
午後4時に独GDP(速報値)、
夕方6時に欧ECB月報、
夜の7時に欧GDP(速報値)
同7時にスイスZEW景況感調査、
夜の10時半に米貿易収支、米新規失業保険申請件数、
同10時半に加国際商品貿易、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・欧・米の指標には注目です。

また、NY時間深夜12時ににバーナンキFRB議長と
ポールソン財務長官の議会証言が予定されています。
こちらには大いに注目です。

さて、要人発言も、米セントルイス地区連銀総裁からは、
「滑りやすいスロープの上に非常に粘着性のある靴で
 立っている。リセッションの確率は高まっているが
 回避できる確率は高い。」

ドイツのシュタインブリュック財務相からは、
「欧州経済は非常に順調に推移しているが、
 過小評価できない ダウンサイドリスクがある。」
との発言があるなど、
なんとも微妙な表現となっているようです。

欧州株価は、ウォーレン・バフェット氏がモノライン数社に
債務引受けを申し出たとの報道に全面高となりましたが、
米の株価は堅調となるも
米GMが円換算で4兆1,500億円もの赤字決算となった
報道もあって、調整も大きな展開となりました。
また、スイスUBSや複数の欧州金融機関の
決算発表も予定されているため、
今後も為替は株価のご機嫌伺いの展開も予想されます。

13日の英BOE四半期インフレ報告と米小売売上高、
そして、14日のバレンタインデーでのバーナンキFRB議長と
ポールソン財務長官の議会証言が注目されます。

株式市場の動向も睨みながら、
機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、判断基準のお話です。

私の今は亡き母が、脳梗塞で倒れて
入院したことがありました。

家から救急車で母は脳神経外科へ運ばれ、
いったんは血液の凝固を取る注射で
半身不随もなく一命は取り留めました。

しかし、翌日の午前中に病院から呼び出しがありました。
入院中の病院内で深夜に再び脳梗塞を起こして、
深夜でしたので発見まで数時間たってしまい、
脳の一部壊死によって母は半身不随の危機と
なってしまったのでした。

そして、お医者に血管のスキャン写真を見せられながら

「血栓の部位は急所を外れているけれども、
 太い血管のこの部分が極端に細くなって、
 血流が著しく悪くなっています。半身不随云々ではなく、
 生命維持のため、緊急に手術が必要です。
 カテーテルを使って血管を広げる
 バルーンという方法もありますが、
 血管の硬化もみられるので血管破裂の危険もあり…、
 そして、……。」

私は頭がくらくらしました。

「そうですか…。血管を無事拡張できると、
 半身の一部機能は残せる可能性があるのですね。
 でも、血管の破裂の危険があるのですか…。
 他の方法はないのですか?」

「他の方法としては、そうですね…。
 血管をバイパスするという方法はあります。」
 
「どっちが安全ですか?」

「急所近くですので、バイパスは少し離れた部位へとなって、
 半身全廃の可能性はいたし方ありませんが、
 安全度ではこちらの手術のほうです。」

「そうですか…。半身全廃はしかたありませんね。
 バイパス手術のほうでお願いいたします。」 

私はよりよい可能性よりも、命の安全を選択しました。
リスクを嫌う選択をしたわけです。

そういえば、
ビジネスでも、投資でも、人生でも
常に人は判断を迫られるものですね。

恐らくビジネスは、(短期長期を含めて)
「儲かるか損するか」が判断基準となるようです。
そして、信用も判断基準となるのかもしれません。

人生は…、
これはいろいろありますね。

利己欲を信条としていれば、(苦笑)
自分にとって、損か得かが判断基準となるようです。
私もそうですが、誰でも少しはこの基準があるものです。

家族を大切にしている人にとっては、
家族が幸せになるか不幸せになるかが
判断基準となるかもしれません。

宗教的信条を持っている人は、
他の人にとって、幸せかそうではないかが
判断基準となるのかもしれませんね。

そして国単位では、多数にとって良いことを
少数の不都合も助けながら行うということが、
判断基準となるのかもしれませんが、どうなんでしょう。

さて、トレードの判断基準ですが、
最終的にはビジネスと同じように
「儲かるか、損するか」ですが、
まず、エントリーに際しては「上るか、下がるか」ですね。

エントリー後は、判断の連続となります。
含み損をどうするか、含み益はいつエグジットするか…。

そのまま何もしないことは、
含み損益を継続する判断となりますね。

投資行動にはプロスペクト理論というものがあって、
人は、含み益となったときには、
危険を回避して早く利食いをしたくなり、
含み損となっているときには、
リスクを選好して損切りを拒む心理が働きます。

これは、損をしたくないという心理によるものですが、
どうも、含み損益の状況において
執行の判断基準がガラリと変わってしまう
傾向があるわけですね。

トレードにはエントリーの基準となるテクニックともに、
資金管理にも基づいた、エグジット(退出)の基準となる
明確なルールが必要となります。

ちょっと、とりとめないお話となってしまいましたね。
お許しください。 m(_ _)m

FX 資金管理の技術のお話

東京G7も閉幕して、金融機関の損失を即時
かつ徹底的な開示促進を求めるとしながらも、
資本の穴埋めに関しては明確な方策は示されませんでした。
また、米ヤフーがマイクロソフトの買収提案を
価格が不当に安いと拒否することとなりましたね。
今後のマーケットの反応が注目されます。

先週末8日(金)は、前日のドル円の急騰とクロス円の上昇が
一服して保ち合いからやや調整の流れの中での
スタートとなりました。朝に日機械受注が発表されて、
市場予想を大幅に下回る結果となりましたが、
円売り反応はほとんど見られませんでした。
日株は小安く始まりましたが「米ISM 非製造業景況指数が
上方修正されるのでは」という噂に、
一時、前日比プラス圏となりました。
為替市場は、土曜日の東京G7を見届けたいとの
思惑もあってか、これにも反応せず、
膠着的な状況がしばらく続くこととなりました。
日経平均は、その後軟調となって、
ぎりぎりで大台を維持する13017.24円で引けました。

ロンドン時間に入ると、
米サンフランシスコ地区連銀総裁の
「米国が景気後退を回避するという確信はないが、
FRBは最悪の下振れリスクの回避に努めている。
景気が回復すれば適宜刺激策を修正することが重要。」
との発言やG7思惑もあったか、
欧州株の堅調なスタートを背景に
ドル円やクロス円が一時、限定的ながら上昇しました。
その後やがて欧州株は軟調となって
ドル円とクロス円も軟調となりましたが、
再び欧州株が持ち直したことで、
また戻すレンジでの上下動となりました。
独貿易収支は経常収支とともに市場予想を下回りました。
また、スイスの消費者物価指数の前年比は
近14年で最大の伸びとなりましたが、
コア指数の伸びが緩やかで利上げ期待とはならず
反応は限定的でした。
独鉱工業生産は、市場予想をやや下回りました。

ニューヨーク時間に入ると、
カナダの失業率と雇用ネット変化率が発表されて
市場予想を上回る好結果にカナダが上昇しました。
その後発表されたカナダ住宅着工件数も市場予想を上回り、
カナダ円は一時108円あたりまで上昇して、
ドルカナダが一時0.99台半ばあたりまで下落しました。
また、資源国のオセアニア通貨も連れ高傾向となりました。
その他、ドル円やクロス円は、
NYダウの上下動をやや反映する動きとなりましたが、
9日の東京G7のイベントを意識してか、
小幅なもみ合いとなって、積極的な動意はありませんでした。
米卸売在庫は、市場予想より多い1.1%となりました。
NYダウは思惑も交錯する気迷い的な上下動となって、
前日比−64.87ドルで取引を終えました。

9日(土)に東京三田で開催されたG7では、
G7諸国の成長は短期的に幾分減速するも、
新興国は底堅い成長を続けるとの見通しを示しました。
世界経済については、ファンダメンタルズは依然強いものの
不確実性が増していて、米国については、
生産・雇用の伸びが著しく鈍化して
リスクはさらに下方に振れた認識となりました。
為替に関しては、経済ファンダメンタルズを反映すべきとの
再確認とともに、適切に協力すると明記されました。
サブプライム問題については、金融機関の損失を即時
かつ徹底的な開示促進を求めるとしながらも、
資本の穴埋めに関しては明確な方策は示されませんでした。

G7後の週はじめの今日11日(月)は、
本邦マーケットは祝日で休場です。

午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、豪住宅ローン、
夕方6時半に英生産者仕入価格、生産者物価指数他の英指標、
夜の10時半に加新築住宅価格指数、
などの経済指標が発表されます。
今日は米指標の発表はありません。
豪金融政策報告と英指標には注目です。

明日12日(火)は、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数と企業景況感指数、
夕方6時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
夜の7時に独ZEW景況感調査、
同7時に欧ZEW景況感調査、
深夜未明の4時に米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。
英指標には注目です。

さて、東京G7も閉幕して、金融機関の損失を即時
かつ徹底的な開示促進を求めるとしながらも、
資本の穴埋めに関しては明確な方策は示されませんでしたが、
今後のマーケットの反応が注目されます。

金融機関の損失開示では、欧州で云々(うんぬん)など
いろいろな憶測が飛び交っているようですが、
一度、膿の全容を見る必要は確かにありそうです。

マーケットは、これから今週水曜日の米小売売上高や
木曜日のスイスUBSの決算発表や
欧州の大手金融機関などの決算発表、
バーナンキFRB議長の議会証言、
そしてモノライン救済策の行方や
2月15日に控える米国債の償還と利払いに絡む憶測などが
焦点となってきそうです。

また、米ヤフーがマイクロソフトの買収提案を
価格が不当に安いと拒否することとなりました。
今日のG7後の日・欧・米のマーケットの動向が
注目されます。為替市場でも動意があれば流れに乗って
トレードして行きたいものです。

さて今日は、資金管理の技術のお話です。

資金管理には、金融工学的なアプローチもありますが、
カジノに由来するものもあります。

カジノといいますと、ギャンブルのメッカですが、
古来からペッティング(賭け方)に
いろいろな方法が考案されました。

モンテカルロ法、2in1法、
ココモ法、、ウィナーズ投資法、などのマーチンゲール系や、

逆マーチンゲール法、グランバーレー法、グッドマン法、
イーストコーストプログレッション法、バーネット法、
などのパーレイ系やダランベール法に至るまで、

運の要素がとても大きいギャンブルですが、
カジノを支配しようともくろんだペッティング法が、
ギャンブラー達によってさまざまに考案されました。

投資でも逆マーチンゲール法やダランベール法は、
実際に使えるのではないかという研究もあるようですね。

また、カジノ系ではないようですが、
そういえば、日本でもテレビなどで紹介されて
有名となってしまったスパイダー投資法
というのもありましたね。

上りそうな(下がりそうな)株をチョイスして、
リスクとリワードを5倍に設定して、

株価の10%の利益が出たら、
いくらもっと上りそうでも、うむを言わず利確して、
株価の2%の損となったら、
いくらその後戻しそうでも、うむを言わず損切りすることを
日々に多数、機械的に執行する方法です。

億単位のトレードをまるでゲームを楽しむように
たんたんと行っている姿が放映されました。

ギャンブル系の資金管理といえば、
なんといっても有名なのが、
ラリー・ウィリアムズの資金管理法ですね。

ある投資コンテントでNSF(全米先物協会)や
CFTC(商品先物取引委員会)まで巻き込んで
インチキではないかと疑念がかけられるほど
大騒ぎとなった歴史的パフォーマンスを
上げたとされる、あの資金管理法です。

1986年にラリー・ウィリアムズは
ブラックジャックというカードゲームのため
ある資金管理法に出会います。

それは、1956年に書かれた
"A New Interpretation of Information Rats"
という情報関連の論文にあったケリーの公式でした。

これにヒントを得て、ラリー・ウィリアムズは、
トレードされるべきユニット数(枚)を
破綻しない範囲で利益を最大化する
資金管理の最適化の数式を考案したのでした。

ユニット数: F、勝率: P、損益比: R、とすると

F(%)={(R+1)×P−1}÷R

勝率65%(計算では0.65)、損益比が1.3ならば、
計算しますと、38%となって、

口座に100万円あるとすると、ユニット数(枚)は、38万円分で、
枚単位の保証金が2万円とすると、19枚となります。

現在は、ちょっと大き過ぎる建て玉とも
言われているようですが、
この資金管理法で、ラリー・ウィリアムズは
実際に6万ドルを18ヶ月で50万ドルにしてみせたのですね。


参考: パンローリング
   ラリー・ウィリアムズの短期売買法


FX オマハの賢人のお話

昨日の英欧の政策金利は、
市場のコンセンサスとおりの結果となりましたが、
欧州通貨は下落して、ドル円とクロス円が反騰しましたね。
そして、明日の土曜日には注目の東京G7が開催されます。

昨日7日(木)は、前日のNY午後からオセアニア時間にかけて
ドル円クロス円が静かに下げる調整の動きの中、
早朝にNZの失業率が発表されました。
3.4%と過去最低の水準となる結果に、
対ドルで東京時間となるまで下落したものの、その後は
対円とともに堅調な足取りで上昇する展開となりました。
日株価は、いったん前日比プラス圏となった後、
昼にけてマイナス圏に転じて、再び上昇する展開となって、
ドル円とクロス円もボックス圏内で堅調に推移しました。
日経済財政担当相からは、日本の景気に下振れリスクが
強まっているとのコメントがありました。
日工作機械受注は対前年比で−1.0%という結果となりました。
日経平均は、13207.15円と上昇して引けました。

ロンドン時間に入ると、英欧の政策金利を控えて
ドル円とクロス円が調整の動きとなる中、
英鉱工業生産と製造業生産高が発表されて、
ともに市場予想を下回る結果となってポンドが下落しました。
夜の7時には独の製造業受注が発表されて、
対前年比で5.6%と市場予想を下回る結果となりました。
その後、夜の9時に注目の英BOE政策金利が発表されて、
一部で0.50%の利下げ思惑もあったものの、
大方の予想とおり0.25%の利下げとなり、
発表直後にいったんポンド買戻しの動きがあったものの、
やがてポンドの下落に拍車がかかることとなりました。
BOE声明では、エネルギーや食品価格の上昇が
CPIを押し上げている認識とともに、急激な経済減速が
生産の伸びに関する見通しを悪化させている認識を示しました。
ドル円とクロス円の下落も加速することとなりました。
欧州株価も軟調に推移しました。
その後、欧ECB政策金利が発表されました。

ニューヨーク時間では、
ロンドン時間で発表された欧ECB政策金利が、
市場のコンセンサスとおりの据え置きとなったものの、
ユーロが下落して、対欧州通貨などでドルが買われて、
ドル円とクロス円は、一転して上昇する展開となりました。
夜10時半からの注目の欧トリシェECB総裁の記者会見では、
金利据え置きの決定が物価の上振れリスクを
反映したものであることが示され、
ユーロ経済に不均衡はないとしながらも、
不透明感が異例なほど高くなって、
成長へのリスクが高まっている認識が示され、
ユーロの下落が進むこととなりました。
また、ドル円が反騰することとなりました。
深夜12時には米中古住宅販売保留が発表されて、
−1.5%と市場予想を下回りましたが、
ダラス連銀総裁のタカ派発言も後押しとなったか、
ドル円の反騰とクロス円の上昇は続きました。
その中にあってユーロ円とポンド円は反発しながらも
ユーロドルやポンドドルの動きにも影響されて、
やや頭の重い動きとなりました。
また一方、気迷い的な動きをしていたNYダウは
ドル円の反騰につられるように、一時しだいに堅調となって、
ドル円は107円台後半まで上昇しました。
一方、ユーロドルは1.44台前半まで下落しました。
終盤はやや利食い調整の動きとなりました。
NYダウは終盤にやや失速しましたが、
前日比+46.90ドルで引けました。  

週末の今日8日(金)は、
朝8時50分に日機械受注、
午前9時01分に英NIESR GDP予想、
午後2時に日景気ウォッチャー調査、
午後3時45分にスイス消費者物価指数、
午後4時に独易収支、独経常収支、
夜8時に独鉱工業生産、
夜の9時に加失業率、加雇用ネット変化率、
夜の10時15分に加住宅着工件数、
深夜12時に米卸売在庫、
などの経済指標が発表されます。

そして、9日(土)には、
注目の東京G7が開催されます。

さて、英欧の政策金利の発表とトリシェECB総裁の記者会見の
イベントも終わって、NYダウが気迷い的な動きの中、
ドル円が反騰してクロス円も上昇する展開となりました。

今日の日亜欧の株式市場の動向とともに
東京とロンドンでの為替動向が注目されます。

明日9日に東京G7も控えていることから、
NY時間深夜には調整の動きに注意しながらも、
流れに乗ってトレードして行きたいものです。

さて今日は、オマハの賢人のお話です。

怪人と呼ぶ人もいるようですが、(笑)
その人とは、世界最大の投資持株会社の
バークシャー・ハサウェイのCEOで
ビル・ゲイツに次ぐ世界第二位の資産家の
ウォーレン・バフェット氏のことです。

2006年には慈善事業へ、
なんと円換算で4兆円! もの寄付をした
ことでも有名ですね。

バリュー投資の祖といわれる
ベンジャミン・グレアムに師事して、
独自の投資哲学で文字とおりの大成功をされました。

投資家であって、
トレーダーという語義の範疇には
入らないと思われますので、
我々には雲の上の存在のようですが、
その語録はとても示唆に富んだすばらしいものです。

その1つに、このようなものがあります。

「市場が効率的なら、
 私は今、街頭で物乞いをしているだろう。」

近代の金融工学の市場効率仮説を
たった一言で、一蹴し切って捨てる言葉ですが、
成功の事実の前には、理論はひれ伏すしかないようですね。

「短期的効率性は、長期的非効率性を生むのだ。」と
バフェット氏は、持論を展開されています。

また、ポートフォリオや分散投資についても、
こう切って捨てています。

「分散とは、無知に対するリスク回避だ。
 勝手知ったる者にとって、
 分散の手法は、ほとんど意味がない。」

FXでは、もしかすると片張りにあたるのかもしれませんね。

確かにバフェット氏は、コカ・コーラや
ワシントンポスト、アメリカン・エキスプレス、
ウォールマートなど、富は生涯で1ダースほどの
投資対象によって築かれたそうです。

オマハの賢人バフェット氏は、
億万長者になってもなお、
ボロボロのワーゲンに乗り続けていたそうで、

うがった見方をしますと、
何から何まで一般の人とは正反対のようにさえ
見えてしまいますが、

空絵事になりがちな、
複利を体現した数少ない本物の投資家です。

多くの投資家が、狼狽して悲嘆にくれるときに
買いの仕込をするそうで、

多くの人が投げて売るときに買うのですから、
事実上、多くの投資家と逆で、
(底を冷徹に見据えての逆張りのようです)

そして、多くの投資家が活発に売り買いするときには、
ただひたすらじっと保有し続け、
(究極的なバイアンドホールドのトレンドフォロアーのようです)

高騰し始めて市場が浮き立つ頃には、
恐れを感じて、市場を離れるのだそうです。
(やはり、すべて逆のようですね)

バフェット氏の真似など、
凡人にはとてもできそうにありませんが、

負け続けている人の完全真逆の戦略は、
もしかすると凄い投資法となるかもしれませんね。(笑)

高騰し始めたら、しばらく待って天井を見て
(買いたいと思ったら、売りを狙い)

下落し始めたら、しばらく待って底を見て
(売りたいと思ったら、買いを狙い)

塩漬けしたくなったら、即売って。
(早期の損切りをして)

利確したくなったら、保有し続けて。
(トレンドには行くところまで乗り続けて)

もしも、こんにふうにトレードをしていったとしたら、
どのような結果となるのでしょうか…。
ちょっと興味深いですね。


FX フィブノード方程式のお話

北海道では恒例の雪祭りがはじまりました。^^

さて、明日7日はBOEとECBの政策金利の発表ですね。
トリシェECB総裁の記者会見での
政策トーンの変化が注目されます。

昨日5日(火)は、前日のNY後半からオセアニア時間にかけて
保ち合いとなって東京時間が始まりました。
午前9時半に豪経済指標が発表されて、
小売売上高は4Qが良い数字となりましたが、
住宅建設許可件数が悪く、交錯する結果となりました。
市場反応は限定的ながら下げの反応となりました。
日株は前日比マイナス圏で始まった後も
軟調な展開が続きましたが、
ドル円やクロス円、そしてドルストレートも
小幅な上下動の揉み合いが続きました。
昼の12時半に豪RBA政策金利が発表されて、
一部で据え置き説もあったものの、
大方の予想とおり0.25%の利上げとなりました。
発表直後オージーは利益確定売りがあり上下動しましたが、
ほどなく落ち着きもとのレベルでの推移となりました。
RBA声明では、豪のインフレ圧力の強さと
需要データーの強さなどが示されました。
午後になると短期筋の売りポジションの解消とみられる動きに
ドル円とクロス円が徐々に上昇する展開となりました。
一方、日経平均は13745円50銭で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、ファンド筋の
7日からの中国旧正月とBOEとECBの政策金利決定会合などを
前にする早目のポジション調整と見られる動きとともに、
欧サービス業PMIが50.6と市場予想を下回ったこともあって、
ユーロドルが先導する格好でドルストレート通貨が下落して、
相対的なドル買いにドル円が上昇して、
つられるようにクロス円の多くが上昇しました。
ユーロ円はユーロドルの下げに連れ安の展開となりました。
その後、欧小売売上高が発表されて
市場予想を下回る−0.1% という結果も手伝って、
ユーロドルが一時1.46台後半となるなど
下げに拍車がかかりました。
この動きでの相対的なドル買いにドル円が上昇しました。
その後、ドル円とクロス円は揉み合いとなっていきました。
ユーロドルは下げ一服、米ドルカナダは上げ一服、
となりましたが、その他の多くのドルストレート通貨は
下落が続きました。欧株価は軟調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると、
深夜12時に発表予定であった米ISM非製造業景況指数が、
異例となる前倒しで発表されて、
市場予想を大きく下回るとともに、
景気拡大と縮小の分岐点なる50を下回り、
41.9という2003年3月以来の結果にサプライズとなって、
ドル円とクロス円は急落することとなりました。
ドル円は東京午後とロンドンでの上昇をほぼ打ち消し、
ユーロ円は156円前半あたりまで、
豪ドル円は95円台後半あたりまで、
ポンド円は、209円台半ば近くまで下落しました。
その後、ポールソン米財務長官の中国関連の発言に加えて、
失業給付について「経済成長がストップした場合」と、
経済成長の停止を暗に前提とするような発言や、
リッチモンド連銀総裁の
「下方リスクは金融緩和を必要とする可能性はあるが、
今後数ヶ月に予想より弱いデータがなければ利下げは必要なし」
などの発言も影響してか、NYダウはリセッション懸念により
300ドルを超える下落となりましたが、
ドル円とクロス円およびドルストレート通貨の多くは
下げ一服となって揉み合いとなっていきました。
NYダウは前日比−370.03ドルの下落で取引を終えました。

今日6日(水)は、
午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感、
午後2時に日景気先行指数(速報値)、
日景気一致指数(速報値)、
夜の10時半に米非農業部門労働生産性(速報値)、
米単位労働費用(速報値)、
同10時半に加住宅建設許可、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数、
深夜12時半に英先行指数、英一致指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

明日7日(木)は、
早朝6時45分にNZ失業率、
午後3時に日工作機械受注(速報値)、
午後3時45分にスイス失業率、
夕方6時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
夜の8時に独製造業受注、
午後9時に英BOE政策金利、
夜の9時45分に欧ECB政策金利、
夜の10時半にトリシェECB総裁記者会見、
同10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米中古住宅販売保留、
深夜未明5時に米消費者信用残高、
などの経済指標が発表されます。

NZ失業率、BOE政策金利、ECB政策金利、
トリシェECB総裁記者会見、および米指標には注目です。

さて、昨日5日の米ISM非製造業景況指数は、
異例の前倒し時間での発表となって、
2003年3月以来の50を割り込むサプライズとなりました。

明日7日には、英欧の政策金利が発表されます。
BOE政策金利の市場コンセンサスは0.25%の利下げで、
ECB政策金利の市場コンセンサスは据え置きとなっていますが、
トリシェECB総裁の記者会見では、
インフレ警戒を継続しながらも、
経済に配慮する緩和姿勢となるのでは?
という声も聞かれます。いかがなりますか。注目です。

米経済は、瀕死の重傷に強い注射を何本も打って
経過を見ているようでもあり、
膠着とアップダウンを繰り返す方向感が見えにくい
相場展開となっているようです。
ときに株価との連動性が希薄となる場面も散見されますが、
株価の動向とともに市場替わりの動向に注意して
機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、フィブノード方程式のお話です。

黄金分割の「0.618」と、
フェボナッチ主要比率の「0.382」とを
どのように使ったら、
リトレースメント(押し・戻り)の予測に
応用できるのでしょうか。

無秩序にさえ見える押し戻りに何らかの
法則性などあるのでしょうか?

それは、いろいろな研究者によって、
少しずつ解明されてきました。

浮動ではない、ある程度強い動意で、
レートの変動が比較的大きくあって、

たとえば、それが下落で
高値A点から安値B点までレートがダウンしたとすると、

(まず、高値と安値の両頂点を把握して)

安値からのリトレースメント(戻り)が弱いときは、

安値B点からのリトレースメントは、
弱いリトレースメント=B−0.382×(B−A)

安値からのリトレースメント(戻り)が強いときには、

安値B点からのリトレースメントは、
強いリトレースメント=B−0.618×(B−A)

として、

戻りのレートの位置の目標を
推定できることが解ってきました。

そして、この弱いリトレースメントと
強いリトレースメントの間の価格帯を
フィブノードと呼び、

この式をフィブノード方程式と呼びます。

フェボナッチ比率をトレードに応用した
リトレースメントでのとても基本的な方程式です。

これらは「押し戻りがどこまであるか」の
とても優れた目安となりますが、

適用するためには、
(初期の)高値と安値の両頂点を
まず把握しなければならない、ことと、

そして、いったい戻りが

「弱いリトレースメントの位置となるのか」
「強いリトレースメントの位置となるのか」

のどちらとなるのかが問題となります。

高値と安値の両頂点の指定でも戻りの目安は変わり、
また、リトレースメントが強いか弱いかでも、
戻りの目安が変わるというわけですね。

さて、ここからが流派の見解といわれる部分となりますが、

高値と安値の両頂点の指定でも、

「直近の」高値と安値の両頂点を指定する派もあれば、
直近でも、時間軸ごとに算出して総合的に検討しようとする派
また、直近には限らないとする派もあります。

リトレースメントの強弱でも、

下落(上昇)の動意が強いときには、
弱いリトレースメント(0.382)を目安とする派、

下落(上昇)の動意がやや弱いときには、
強いリトレースメント(0.618)を目安とする派、

また、リトレースメントの強弱は結果論であり、
とりあえず弱いリトレースメント(0.382)を目安として、
それを超えたら、強いリトレースメント(0.618)を目安とする派、

などなどあって、
何がなんだか解らなくなってしまいそうです。(苦笑)

深い研究はいろいろありそうですが、

ともあれ、明確な下落や上昇があって、
レートが反転したら、
下落や上昇幅の「0.382」か、「0.618」は
リトレースメント(押し・戻り)の目安となりそうですね。

(戻らずに揉み合いの後、再度、同方向へ動くこともあります)

「そして、戻った後はどうなるの?」

その後も、フェボナッチの拡張分析で

目標ポイントや収縮と拡散の目標ポイントを
求める理論があって、

それらはさらに、
派生的にエリオット波動理論へと展開されていきます。


FX フェボナッチ級数のお話

米雇用統計の結果は、4年5ヶ月ぶりの
減少となりましたね。また、「ゲイツ氏の最後の賭け」と
報じられたマイクロソフトによる米ヤフー買収提案も
市場を動かしました。

先週末1日(金)は、
前日にNYダウが一本調子で上げたこともあって、
前日のNY午前中にドル円とクロス円が上昇して、
その後に揉み合いとなった地合いを継いでの
スタートとなりました。
早朝にムーディーズがモノライン(金融保証会社)の一部が、
トリプルAに必要な財務力が回復できない可能性を
報じたことで、リスク回避に
日経平均は前日比マイナス圏で始まりましたが、
その後いったんプラス圏に転じ、
また一方、為替市場のほうは、
キウィが前日のNZ貿易収支の好結果の影響か、
やや堅調であったものの、
ドル円とクロス円の多くは上下動しながも
概ね小動きで推移しました。
日経平均は13497.16円で引けました。

ロンドン時間になると、豪高官が
「豪のインフレは深刻で、今後18ヶ月間
 高水準で推移する可能性」と発言したことなどが報じられ、
豪ドルがキウィとともに限定的ながら
利上げ期待に上昇する場面が見られました。
ドルストレート通貨は、まちまちで限定的ながらも
やや強含みとなる通貨が多く見られました。
その後、ドル円クロス円の多くは雇用統計を
意識したと思われる揉み合いがしばらく続きました。
ところが午後8時半頃になって、米マイクロソフトが
約4兆7,500億円で米ヤフーに買収提案を出した
ことが報じられると、ドル円とクロス円が上昇しました。
この報道の後、米株価指数先物も急進しました。

ニューヨーク時間に入っても、
米マイクロソフトの米ヤフー買収報道の余波で
しばらく円売り傾向が続きましたが、
午後10時半に注目の米雇用統計が発表されると、
非農業部門雇用者数変化がサプライズとなる
−1.7万人という結果に
いったんドル円とクロス円が急落することとなりました。
しかしその後、NYダウが前日比をやや下回ったあたりで
反発したこともあって、ドル円とクロス円は
上昇に転じていきました。
またその後、ISM 製造業景況指数が発表されて、
50.7と市場予想を上回ったことと、
景気拡大と縮小の分岐点となる50を超えたことが評価されて、
雇用統計の余波と交錯しながらも
ドル円とクロス円が上昇していきました。
一方、ドルストレートは、まちまちな動きとなり、
ユーロドルは、上げては下げる大きなアップダウンで
しだいに下落、また、ポンドドルは一方向の下落、
豪ドル米ドルは、いったん下げてその後上昇という
展開となりました。
また、NYダウは雇用統計に揺れながらも、
後半しだいに堅調となって、前日比+92.83ドルで引けました。

週はじめの今日4日(月)は、
午前9時半に豪貿易収支、豪住宅価格指数、
夜の7時に欧生産者物価指数、
夜の9時半に米チャレンジャー人員削減数、
深夜12時に米製造業受注指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

ゴトウ日の明日5日(火)は、
午前9時半に豪小売売上高、豪住宅建設許可件数、
昼の12時半に豪RBA政策金利(市場は0.25%の利上げ予想)
夜の7時に欧小売売上高、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

さて、米雇用統計の結果は、
4年5ヶ月ぶりの減少となりました。

先日来、1500億ドルの景気刺激策とFRBの緊急利下げに、
FOMCでの利下、そして米雇用統計と、
大きな材料のあったマーケットですが、
今後、市場の関心は5日(火)の豪政策金利と
7日(木)の英欧の政策金利、
およびトリシェECB総裁の記者会見、
そして、週末の東京G7へと向かって行きそうです。

また、2004年の上場以来、3年ほどで18兆円を突破して
トヨタ自動車をも越えたグーグルの躍進に危機感を抱いたか、
ゲイツ氏率いるマイクロソフトによる米ヤフー買収提案など、
株式市場にエポックもあるものの、
一部では一過性を指摘する声もささやかれているようです。
今後の展開はいかがなりますか。

ボラタイルなマーケットで短期トレードのチャンスは
けっこう巡ってくるものの、
いまだ方向感が読みづらいようです。
いつもながら、株式市場の動向も見ながら
機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、フェボナッチ級数のお話です。

レオナルド・フェボナッチは、
彼の名が冠される「フェボナッチ級数」を
発見した人です。

数列は、1、1、2、3、5、8、13、21、
34、55、89、144、…と、無限に続きます。

この数列は、1から始まって、直近の2つの数を加えると、
次の値になり、比率は、いくつかあって
たとえば、13を21で割れば0.619、21を13で割ると1.615、
また、8を21で割れば0.381、
逆に21を8で割れば2.625となります。

そして、

この数列のなるべく大きい数字のほうで割り算すると、
本来のフェボナッチ級数の比率に近づきます。
ただし、完全に正確なフェボナッチ級数の
比率になることはありません。

1340を2165で割ると0.6189
2165を1340で割ると1.616 というように、

どんどん大きな数字のほうで割ると、
隣どうしの数の割り算は、
1.618や0.618に近づいていくわけです。

これが黄金分割とか黄金比率と
さまざまな名称でか呼ばれているものです。

ギリシャ人はこれを " phi " という文字で表し、
中世の数学者パシオリは「神授の比率」
ケルパーは「幾何学の宝石」
などと呼びました。

そして、自然界の中の
水晶の結晶やDNAのねじれ、うさぎの出生率、
また、エジプトのギザの大ピラミッドにまで
黄金比が発見されたのでした。

黄金比には、

「小さい部分と大きな部分の比率が、
 大きな部分と全体との比率に等しくなる」性質があって、

相場も均衡という秩序ある状態を目指すなら、
これらの比率の関係を構成すると考えられるようになりました。

フェボナッチ比率の投資での応用では、主に

「0.236」「0.382」「0.618」
「1」「1.618」「2.628」「4.236」

などを使います。

特にこの中でも、リトレースメントでは
黄金分割の「0.618」と主要比率の「0.382」を
基本的な押し戻りの分析に使います。

また、「1.618」や「2.628」などは
拡張のエクスパンションの分析に使うことがあります。

数字ばかりで頭が痛くなりますが、
なんか、興味深いですね。

(つづく)

FX 意地悪な講師のお話

今日から2月の始まりです。
FOMCに続き、月初めで週末の今日は米雇用統計の発表ですね。
不夜城の為替市場は今日も休ませてくれそうにありません。

月末の昨日31日(木)は、
未明4時15分に米FOMC政策金利が発表されて、
市場の大方のコンセンサスの0.50%の利下げとなりましたが、
注目の声明文では下振れリスクへ言及したものの、
"appreciable"(かなり)という言葉がなかったことで、
3月のFOMCでの利下げ期待が後退したことや、
短期筋による"Buy the Rumor,Sell the Fact"の動きもあり、
さらに追い討ちをかけるように
モノライン(金融保証会社)第4位のFGICの格付けが
格下げとなった報道や、
アムバックとMBIAの2社のモノラインも
格下げとなる可能性があると報じられたことで、
リスク回避の強い動意となって、
前日のNY午後とオセアニア時間にかけて
ドル円とクロス円が急落することとなりました。

その後、早朝にNZの貿易収支が発表され
市場予想より強い数字でしたが、
FOMC後の動きにかき消された格好となりました。
東京市場が始まる直前あたりから反発に転じて、
前日のNYダウの急落に
前日比マイナス圏で始まった日経平均も
年金資金の買いなどもあって前日比プラス圏となると、
FOMC後の調整の動きとともに、
ドル円とクロス円が上下動しながらも
しだいに上昇して行きました。
ドルストレート通貨は、まちまちな動きとなりましたが、
総じてドル軟調となりました。
日経平均は13592.47円で引けました。

ロンドン時間に入ると、夕方に独小売売上高が発表されて
市場予想を下回る結果となって、
調整の流れの中でユーロドルが下げました。
対円では、みずほFGのサブプライム関連損失が
1,900億円計上となるとの報道をはじめ、
日本の金融機関全体でサブプライム関連損失の総額が
5,884億円となるとの報道もあり、
綱引きとなったか反応は限定的でした。
その後、独失業率も発表されて市場予想をやや下回りましたが
市場反応は限定的でした。
午後7時になると注目の欧消費者物価指数速報値や
欧失業率などが発表されて、
強弱交錯する結果となりましたが、
欧CPI指数が過去最高水準となったことで、
ECBのインフレ警戒姿勢が継続するとの思惑に
限定的ながらユーロが上昇しました。
株価も軟調傾向で推移して、
しだいにドル円とクロス円が
リスク回避の動意に軟調となっていきました。
スイスのジョーダンSNB理事からは
「2008年はキャリートレードに不利な環境となるであろう。」
との談話がありました。

ニューヨーク時間に入ると、
米PCEデフレータや米個人所得などが発表されて、
ほぼ市場予想とおりであったものの、
新規失業保険申請件数が37.5万件と、
市場予想よりもかなり悪い数字となって、
ドル売りとともにドル円クロス円の下げが一時加速しました。
しかし、格下げの可能性の報道があった
モノライン(金融保証会社)の米MBIAが
大手格付け会社S&Pによって、
資本計画がトリプルAの格付け維持に十分と評価を得たと
広報したことで、下落して始まったNYダウが、
しだいに堅調な展開となって行ったことで、
ドル円とクロス円は一転して上昇となって行きました。
その後発表されたシカゴ購買部協会景気指数が
やや市場予想を下回ったものの50は下回らず、
105円台後半まで下げていたドル円が
106円台後半まで上昇するなど、
ドル円とクロス円がしばらく堅調に推移して、
FOMC後の下落をいったん2/3以上戻すこととなりました。
その後、NYダウが上げ一服となって、
ドル円とクロス円はいったん軟調に転じた後、
揉み合いへと移行していきました。
一方、ドルストレート通貨はまちまちながら
NY午後からは豪ドル米ドルやユーロドルなどが堅調となって、
ドルカナダはロンドン時間からNY前半まで上昇となりました。
1日を通じて各通貨ペアともに
アップダンウの激しい大きな振幅の相場となりました。
NYダウはしだいに堅調となって、
前日比+207.53ドルで引けました。

月初めで週末の今日2月1日(金)は、
夕方の5時半にスイスSVME購買部協会景気指数、
夜の10時半に注目の米非農業部門雇用者変化、米失業率、
同10時半に加鉱工業製品価格、加原料価格指数、
深夜12時に注目の米ISM 製造業景況指数、米建設支出、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
などの経済指標が発表されます。
米指標には特に注目です。

さて、FOMC後、思惑の激突や
モノライン格付け報道などもあって、
高下激しいボラタイルな相場となっています。
そしてまた、月初めで週末の今日は米雇用統計の発表です。
不夜城の為替市場は今日も休ませてくれそうにありません。

先週来、1500億ドルの景気刺激策に米FRBの緊急利下げに、
FOMCでの利下げと、立て続けてカードを切った米国ですが、
モノライン問題も浮上して、
ますます混迷を深めるているものの、
今日の米雇用統計で相場の方向感が
見えてきそうな感じもします。
一昨日のADP雇用統計は驚きの良い数字でしたが、
今日の米雇用統計ではいかがなりますか。
恒例となっている前回値の修正とともに、
その結果が大いに注目されます。

さて今日は、意地悪な講師のお話です。

「現在のトレンドはどうだね?」

これは、トレードの講義に入る前に
彼が好んでおこなう意地悪な質問です。(笑)

その彼の名は、ジョー・ディナポリ。

聴衆の答えはたった3種類だけ…。

ある人は「上昇」、ある人は「下降」
そして、ある人は「横ばい」と答えます。

彼は、もちろん、
この質問が何の意味もなさないことを知っています。

時間軸を限定せずにトレンドを尋ねることには、
何の意味も無いのです。

そうです。トレンドは短中長の時間軸の数だけあって、
トレンドとはその各時間軸の中にだけに
存在しているものなのですね。

この話をした後、彼はまた尋ねます。

「では、(レートの)方向はどうかね?」

「??」 当惑する聴衆。

トレンドと(レートの)方向が同じと
思っている聴衆はざわめきます。

そして、彼はおもむろに

トレンドの中には、
トレンドと順行する動きや、エクスパンション(拡大)とともに、
トレンドと逆行するリトレースメント(押し戻り)
があることを語り始めます。

トレンドの中にも、順行と、
逆行とがあるわけですね。

しかも、そのトレンドは
短中長の時間軸の数だけあるというのです。

「では、トレンドが上昇で、
 (レートの)方向が下降ならどうしたらよいのか?」

聴衆は混乱します。

さらに矢継ぎ早に

「レートの方向はどの範囲となるか?」
「押し戻りはどの範囲となるか?」
「論理的収益目標はどこに置いたらよいのか?」

と、問います。

論理的収益目標とは、相場がさらに先に進むのに
大きな抵抗となる価格帯、たとえばポジションとは反対の
大量の注文が設定されている価格水準で、
相場の流れがそのまま継続される確率が大幅に低下する
チャート・ポイントのことです。

ダウとその系譜を継ぐ人たちは、
これをレジスタンスラインと呼びました。

そして彼は、押し戻りを含めて
論理的収益目標が達成されることを説きます。

そして、さらに

『トレンドとレートの方向が同調している
 " Probability Trading "もあれば』

『押し戻りの範囲を予測して、
 その範囲で押し戻りのトレードする
 " Retracement "もある』

ことを述べて、

フェイラー(だまし)さえも
セットアップの予兆となる彼流の持論に触れた後、

あの人の話を始めます。
そう。あの人…。

1170年ころにイタリアのピサの裕福な商人
ギエルモ・ボナッチの息子として生まれた
レオナルド・フィボナッチのことを。

(つづく)


参考: ジョー・ディナポリ著
   「ディナポリの秘数」

FX フェルナンドの結論のお話

早いもので、もう1月も過ぎようとしていますね。
眠らぬ為替市場は、FOMCの発表の日となりました。
0.50%利下げ説が主流ですが、
0.25%説や据え置き説まであって、
その結果が注目されます。

昨日29日(火)は、前日に1995年以来の低水準となった
新築住宅販売件数を受けて、FOMCでの0.5%の利下げ期待が
再浮上してNYダウが+176.72ドルと上昇する中で
為替が一進一退の売り買いの攻防を継いでの
スタートとなりました。
朝に発表された失業率など日指標がよい数字で
あったこともあって、日経平均は堅調に始まりましたが、
為替の方はドル円とクロス円が昼近くまで
軟調な展開となりました。
午前11時にブッシュ米大統領の一般教書演説が行われましたが
減税を謳うにとどまり、安心感はいくぶん醸成されたものの
市場の反応は限定的でした。
その後、FOMCの利下げ期待などで
株価が堅調に推移したことでリスク懸念が緩和されたためか、
徐々にドル円クロス円が上昇して行きました。
日経平均は13,478.86円で引けました。

ロンド時間に入ると、三井住友銀行が
サブプライム絡みで990億円の損失計上の報道もありましたが
ラガルド仏経済相が「ソシエテ・ジェネラルは危機に」
とコメントしたことから、ユーロが軟調となって、
リスク回避懸念も生じることとなって、
ドル円とクロス円が軟調な展開となりました。
ユーロドルは一時、1.47台半ばあたりまで下落しました。
その後、アジア株と欧州株が揺れながらも
前日比プラス圏で推移したことから、
ドル円クロス円も上下動しつつ徐々に上昇して行きました。
その後、英・独・仏・伊首脳をはじめ複数の欧州要人による
「ユーロ圏の経済は減速しても経済は良好で経済の後退はない」
との主旨の発言が相次ぎリスク回避懸念も後退して、
ドル円とクロス円は、堅調な動きとなっていきました。

ニューヨーク時間に入ると米耐久財受注が発表されて、
5.2%と市場予想を上回る結果に
ドル円とクロス円が上昇しましたが、
FOMCも意識したか、いくぶん慎重で
頭の重い印象の上昇となりました。
同時刻にカナダの業況判断も発表されて、
2.0と市場予想を大きく上回る結果にカナダが上昇しました。
米ドルカナダが一時0.99台前半ありまで、
カナダ円が一時107円後半まで上昇しました。
その後、米S&Pケースシラー住宅価格が発表されて
市場予想を下回る結果にドル円は揉み合いとなりました。
NYダウは前日比プラス圏で寄り付きましたが、
JPモルガンがデリバティブ取引によって
40億ドル相当の損失が出たとの噂が駆け巡り、
株価も一時マイナス圏となって
ドル円とクロス円が下げました。
その後、米消費者信頼感指数が悪いながらも
市場予想をやや上回ったことや、FOMCでの利下げ期待もあって
また盛り返す展開となりましたが、
その後は浮動のある揉み合いがしばらく続きました。
終盤にはNYダウが上昇して、
ドル円とクロス円がやや気迷いが感じられながらも
上昇しました。NYダウは、前日比+96.41ドルで引けました。

ゴトウ日の今日30日(水)は、
朝8時50分に日鉱工業生産(速報値)、
夜の7時半にスイスKOF先行指数、
夜の10時15分に米ADP雇用統計、
夜の10時半に米実質GDP(速報値)、米個人消費、米コアPCE、
深夜4時15分(31日未明)に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
米指標には特に注目です。

月末の明日31日(木)は、
早朝6時45分にNZ貿易収支、
午後2時に日住宅着工戸数、日建設工事受注、
中小企業業況判断、
午後4時に独国際労働機関失業率統計、
夕方5時55分に独失業率、独失業者数、
夜の7時に欧消費者物価指数(速報値)、欧失業率、
他複数の欧指標、
夜の7時半に独GFK消費者信頼感調査、
夜の10時半に米個人所得、米個人支出、米PCEコアデフレータ、
同10時半に加GDP
夜の11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
深夜12時に米求人広告指数、
などの経済指標が発表されます。
独・欧、そして特に米の指標には注目です。

さて、FOMCの発表の日となりましたね。
米プライマリーディーラーの過半数が
0.50%の利下げを予想しているそうですが、
一方では0.25%の利下げを予想する声や
据え置き予想まであるようで、
波乱となる可能性もありそうです。

これで、1500億ドルの景気刺激策とFRBの緊急利下げに加えて、
今回のFOMCでの利下げがあると、
とりあえずの打つ手の3枚のカードを
すべて使うこととなりそうですが、
大底は打ったとの意見もあるとともに、
ドルには"Buy the Rumor,Sell the Fact"の
可能性も指摘されています。
いかがなりますか。
FOMCの結果と、今後の追加利下げ動向を示唆する
FOMC声明が大いに注目されます。

その後は、週末1日(金)の米雇用統計と、
協調利下げはないであろうとの意見も多いですが、
為替についてより明確なメッセージを表明すべきとの声もある
2月9日の東京G7に移っていきそうです。

さて今日は、フェルナンドの結論のお話です。

私の本棚にはたくさんのトレーディングに関する
本が並んでいます。

そのある本の中の後半に
とても興味深い題名の章を見つけました。

「第25章 トレーディングで成功する秘訣」
" THE SECRETS OF SUCCESSFUL TRADING "

なんか興味がそそられますね。(笑)

その本の名は
「魔術師リンダ・ラリー・の短期売買入門」
といういろいろなトレードのセットアップを
ごちゃ混ぜの玉手箱のように書いてある本ですが、

この第25章は、この本の結語にもあたる章で
フェルナンド・ディズという人が書いたものでした。

トレーダーであれば(恐らく)誰でも
心のどこかでホーリーグレイル(聖杯)を求めている
ところがあって、目が釘付けとなってしまうものです。(苦笑)

果たして、そこに書かれていたものとは?

聖杯探求者にとって、もしかすると、
いつも見つけてはその価値が心底分からずに
「なーんだ。」と思ってきた内容にも似たものでした。

「トレーディングで成功する秘訣。
 それは少なくとも3つの要素からなる。

 これら3つの要素を理解することによって、
 トレーディング全般に関するとても有益なガイドラインを
 得ることになるであろう。

 これらは、トレーダーが成功する理由と、
 トレーダーが失敗する理由とを
 丹念に調査することによって得られた。

 その結論は、次の3つである。」

「1. 精神的な強さ。
 2. トレーディング・システムの優位性。
 3. そして、綿密な資金管理。 である。」

f(^_^)

『 それをどうしたら実現できるかを知りたいんだよ!』
と、突っ込みを入れたくなりますが、(苦笑)

トレードの経験を積むと、
確かにこれら3つの大切さが身に染みます。

恐れ、という感情のため、
たった何度かの負けで、
システムをもう信じられなくなってしまうことや、

焦り、という感情のため、
トレードすべきときではないのに
過剰なトレードをしてしまうことや、

高揚、という感情のため、
何度かの勝ちで「よしこれならば!」と、
多目の資金を数度のトレードに注ぎ込んで
大負けしてしまうことなど、

多かれ少なかれ誰しもが経験するからです。

決めたルールを淡々と行うことは
とても難しいことです。

これができる人にだけ、
トレードの神は微笑むのかもしれませんね。

もう、私は何度このフェルナンドの3つの結論を
読んだことでしょうか。

そして、いつもこれを読むと、
モーリス・メーテルリンクの青い鳥を思い出します。


FX マーケットに学ぶのお話

今週は、30日の夜に米実質GDP(速報値)と明け方にFOMC、
そして週末には米雇用統計とビッグイベントがありますね。
株価の動向もいかがなりますか注目です。

先週末25日(金)は、前日にNYダウがモノライン救済を
好感して乱高下しながらも100ドル以上値を上げたことで、
リスク回避の後退に、ドル円やクロス円が
上昇した地合いを継いでのスタートとなりました。
朝8時半の日CPIはやや強い数字であったものの、
市場反応は限定的でした。
また、日銀決定会合議事録では、
日経済減速の一方で物価上振れの可能性が示されました。
また、ボラードRBNZ総裁からはNZドルが過大評価されている
との発言があってNZが弱含んだものの、
日株が堅調に推移して、ドル円やクロス円は
少し押しては値を上げる展開となりました。
一方、ユーロドルは前日のソシエテ・ジェネラルの
不祥事の報道とウェーバー独連銀総裁の利下げ否定発言が
綱引きとなった模様で、
他のドルストレート通貨も揉み合いとなりました。
その後、米WSJが「ソシエテ・ジェネラルがモルガンに
新株引受権で増資を要請」を報じたことや、
日経平均が+536.38円と6年ぶりの上昇幅で
取引を終えたことなどでドル円とクロス円が
上昇する展開となりました。

ロンドン時間に入ってもアジアに続き
欧州株も堅調なスタートとなったことから、
はじめドル円とクロス円が堅調に推移して、
ドル円が107円台後半、
ユーロ円が159円前半あたりまで上昇しました。
独輸入物価指数は市場予想をやや下回る結果となりました。
その後、欧州系金融機関の信用問題の噂もあって、
株式市場で英FTSEがいったん軟調となったこともあって、
調整の動意が生じてドル円とクロス円が
軟調となっていきました。
ドルストレート通貨も軟調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
カナダの消費者物価指数が発表されて、
注目のコアの数字が悪くカナダが一時売られました。
また、NYダウが前日比プラス圏でのスタートとなって、
いったんドル円やクロス円が戻りかけるも、
米大手金融機関GSの人員削減の報道ほども手伝ってか、
NYダウがほどなく軟調となって、
前日比マイナス圏となるとリスク回避の動意が生じて、
ドル円とクロス円が下落していきました。
ドル下落や債券利回りの急低下で窮地に陥った
米系ファンドから整理売りが出るといった噂や、
マクロ系ファンド、ロングショート系ファンドなどの
損失の噂などが飛び交い、
ドル円とクロス円の下げに拍車がかかることとなりました。
また、ポールソン米財務長官から
「米の経済刺激策で50万人の雇用を創出できるかもしれない」
との発言もあり、来週FOMCでの大幅利下げ観測が後退して、
ドルが買われドルストレートが軟調となる展開となりました。
欧州大手金融機関INGやフォルティスの
業績下方修正の噂もあって、
ユーロドルが1.46台後半まで下落して、
ドル円が106円後半、ユーロ円が
156円半ば近くまで下落しました。
一方、NYダウは前日比−171.44ドルで引けて、
3営業日ぶりの下落となりました。

週はじめの今日28日(月)は、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数、
深夜12時に米新築住宅販売件数、
などの経済指標が発表されます。米指標には注目です。

明日29日(火)は、
朝8時半に日失業率、日全世帯家計調査(消費支出)、
朝8時50分に日小売業販売額、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数、
午後4時15分にスイス貿易収支、
夕方6時に欧経常収支(季調済)、
夜の10時半に米耐久財受注、
同10時半に加業況判断、
夜の11時に米S&Pケースシラー住宅価格、
深夜12時に米消費者信頼感指数、
などの経済指標が発表されます。米指標には注目です。

さて、先週は米の1500億ドルの景気刺激策と
FRBの緊急利下げやモノライン支援策の動向など
大きく相場が揺れました。

先週なかの株高に隠れて
仏ソシエテ・ジェネラルのトレーダーの
ジェローム・ケルビエルの不祥事は、
あまり目立ちませんでしたが、
市場にはマクロ系ファンドの巨額損失の噂や
欧州系金融機関の信用問題の噂なども飛び交って、
さらに米自動車業界の
ビッグスリー(GM、フォード、クライスラー)の
3万人規模の人員削減報道もあって、
サブプライムの次はモノライン問題とク
レジットカードの不払い問題が
取り沙汰されるのでは? という声もあるようで、
ダボス会議でソロス氏が60年来で
最大の市場の危機と述べたことに
現実味を感じざるを得ない状況も覗えます。

しかしながら、投機マネーの過剰流動性はいまなお健在で、
少し良いとなると行き場を求めてどっと流入してくるようです。
ときにボラタイルなマーケットとなることがあるので、
方向感を見据えながらも機敏な立ち回りも必要なようです。

ポールソン米財務長官から
「米の経済刺激策で50万人の雇用を創出できるかもしれない」
との強気の発言もあり、今週のビックイベントともに
今後のマーケットの動向が注目されます。

引き続きリスクテーマのマーケットとなりそうですので、
株価の動向に注目しながらトレードして行きたいものです。

さて今日は、マーケットに学ぶのお話です。

1974年、ラリー・ウィリアムズは、
生牛の価格が大きく上昇すると確信して、

最初の買い玉を1(重量)ポンドあたり45セントで
仕込みをしました。

このレベルでは生牛価格は彼にとってたいへん割安に思える
価格で、彼は確実なトレードと信じて疑いませんでした。

しかし、生牛の価格は1ポンド当たり40セントに下がり、
さらに38セントとなっていったのですが、
彼は、バーゲンセールを買うような思いで、
喜んで増し玉をしていきました。

やがて2ヶ月後には、生牛価格は彼の思惑とおり、
1ポンド当たり60セントを超えるまでに跳ね上がりました。

しかし、彼は、巨富を得ることはできませんでした。
なんと、彼が得たのは損失でした。

いったいなぜなんでしょう?

彼が喜んで買い増ししたその後も生牛の価格は
まだ下がり続け、28セントまで行ってしまったからでした。

彼は、直前まで300万ドル!を費やして、
買い上げていきましたが、なんということでしょう。
もう僅かほんの少しのところで資金が尽きてしまったのです。

もうほんの僅かのところで、
その時の彼の資金は潰(つい)えてしまったのです。

そう、ほんの僅かの差で…。

何百万ドルの儲となるはずが
損失で終わってしまったのでした。

この苦い経験を経て後にラリー・ウィリアムズは
トレードで大成功するのですが、

そのとき彼は、貴重な2つの教訓を得たと、
彼の著書で語っています。

その1つ目は、

マーケットはどんなことでも起こり得る。
そして、価値とは時間の刹那(せつな)にあるものであること。

2つ目は、

どんなに確信に満ちた予想であっても
マーケットはその発生を遅らせることがあること。

文字どおりの高い授業料でしたが、
彼はこの2つの教訓により、ある重要なことに気がつきます。

マーケットでの時間というリスクから身を守るためには、
マネーマネジメント(資金管理)こそが最重要で、
マーケットで生き抜くためには、
負けトレードをどう管理するのかをいち早く
学ぶ必要のあることに気づいたのですね。

そうです。

勝つ技術よりも、負けトレードの管理こそ、

つまり、資金を破壊してしまう前に
負けとなったときにどうするかが大切だと気づいたのです。

ときにネガティブに捉えられがちな資金管理ですが、
資金に対しての建て玉数と
損切りでのトレードの仕切り直しが、
勝つための技術より大切なこともあるのですね。


参考: ラリー・ウィリアムズの短期売買法
   (副題 投資で生き残るための不変の真理)


FX トレードのタームのお話

日米欧の株式市場が堅調に推移したことを背景に、
ドル円とクロス円が上昇して、
ドルストレートも堅調な展開となりましたね。

昨日24日(木)は、前日のニューヨーク午後に
「NY州当局が金融保証会社であるモノラインへの
 支援策を検討している」との報道があって、
リスク懸念が後退したことでNYダウが反発して、
ドル円とクロス円およびドルストレートが急伸した後の
上げが一服となった地合いを継いではじまりました。
早朝5時にはRBNZ政策金利が発表され、
8.25%に据え置きとなりました。
その後、モノライン救済に対するNY州当局と
銀行の会合が失敗か、との噂や、
欧州の銀行の多額評価損の噂なども飛び交ったようで、
東京時間が始まった頃からドル円とクロス円が
調整もあって軟調な展開となりました。
一方、ドルストレート通貨は、オージーが堅調で、
欧州通貨が軟調とまちまちの動きとなりました。
その後、ドル円とクロス円は揉み合いの上下動となりました。
日経平均は前日のNYを継いで堅調に推移して
13,000円を回復しました。

ロンドン時間に入ると、
噂が出ていた仏ソシエテ・ジェネラルの
「20.5億ユーロの追加評価損を計上、ならびに
 トレーダーによる不正行為で49億ユーロの影響が出た」
ことが報じられると、ユーロドルが1.45台後半まで下落して
リスク回避の動意にドル円やクロス円も
限定的ながら下落しました。
夕方6時になると、独IFO景気動向が発表されて、
市場予想および基準値を上回る103.4という結果となりました。
ドル円とクロス円は上下動を演じながらも、
しばらく軟調に推移しましたが、
その後、ECBメンバーのウェーバー独連銀総裁が
「ユーロ圏の主要な懸念はインフレ率。
 市場の利下げ予想は希望的観測。前回のECB理事会では
 選択肢は利上げか金利据え置きであった」と発言したことで
ユーロが上昇、これに伴いユーロ円も上昇して、
欧株価も上昇傾向となったこともあって、
リスク回避後退に他のクロス円やドル円も
しだいに堅調な動きとなっていきました。

ニューヨーク時間に入っても欧州の地合いが続きました。
夜10時半に発表された米新規失業保険申請件数は
30.1万件と市場予想より良い数字となりました。
ホワイトハウスからは、具体化を欠いていると指摘されていた
景気刺激策がまもなく合意をみるとの報道がされました。
深夜12時に発表された米中古住宅販売件数は
489万件と市場予想より悪い数字でしたが、
この時間NYダウが乱高下しながらも堅調であったことから、
市場反応は限定的で、
ドル円とクロス円は上下動しながら緩やかに上昇していき、
その後しだいに揉み合いとなっていきました。
一方、ドルストレートはNYの午後も
緩やかに上昇傾向が続く展開となりました。
その後、NYダウが乱高下を演じながらも
堅調に推移したことで、
ドル円とクロス円が終盤になるにつれ
堅調な展開となりました。
また、ドルストレート通貨もところどころ上下動しながら
上昇して行きました。
NYダウは前日比+108.44ドルと続伸しました。
シカゴ日経平均先物も24日の日経平均終値よりも
約200円高くなりました。

ゴトウ日で週末の今日25日(金)は、
朝の8時に豪コンファレンスボード景気先行指数、
朝の8時半に日全国CPI他複数の日CPI関連指標、
日銀政策会合議事録(12月)、
午後4時に独輸入物価指数、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査、
夜の9時に加消費者物価指数、
などの経済指標が発表されます。
今日は米指標の発表はありません。

さて、日米欧の株式市場の堅調を背景に
為替も上昇に転じています。
このままどこまで上昇するかについては
懐疑的な声も多いものの、
短期的には上昇すると見る向きも増えてきているようです。
ファンダメンタルが依然悪い中での
自律反発の域と指摘する声もあり、
過度の楽観は許されないと思いますが、
今後も株式市場を睨んだ展開が予想されます。

今後の焦点は来週のFOMCに移っていますが、
0.5%の利下げをかなり織り込んできているようです。

ボラタイルな状況で振幅も激しいことから、
振り落としに遭わないように注意しながら
流れに乗ってトレードして行きたいものです。
また、週末ですので深夜の動きにも注意が要りそうです。

今日は、トレードのタームのお話です。

年足や月足のような大きな時間軸でも
チャートを見ると何本もの陽線の連なりや
何本もの陰線の連なりを見ることができるものです。

これは、大きな相場の流れにおいて
トレンドがあったことを示しています。

大きな相場の流れでは、何ヶ月もの間上昇していたり、
何ヶ月もの間下降していたことが示されているわけですね。

しかしまた、一方、目線を小さな時間軸にしてみると、
当たり前のことですが、たとえ月足で陰線の中でも
日足や時間足では陽線の連なりがあって、
大きな相場の流れの中に幾重にも小さな波が存在しています。

トレンドと思えるほどの日足での何本もの連なりでさえ、
月足レベルでは、一時の押しや戻りということもあるのですね。

こうしてみますと、トレンドとか、
一時の押しや戻りといっても、
トレードのターム(期間)ごとに、
その相場の波において、
相対的に幾重にも重なっているようです。

言い換えますと、トレードのターム(期間)の数だけ
トレンドというものはあるようです。

ただ、言えそうなのは、

大きな時間軸でトレンドとなっているとき、
たとえば下降のトレンドが発生している最中であれば、

小さな時間軸において、ときに上昇することもあり、
ときに上下することもある小さなトレンドですが、

その中において、下降の小さなトレンドが多かったことを
示していることになりそうですね。

ですので、大きな時間軸での
方向認識は、どうやら無駄ではないようです。

しかしながら、分足でトレードするときに
月足の同調までを意識するのも、どのようなものでしょうか。

下降する月足に対しては
一時の戻りの日足の上昇の連なりでも、
分足にとって大きな時間軸にあたる
日足の何日もの上昇があれば、
その流れに同調してトレードすれば、
良いのではないでしょうか。

ずーっと大きな時間軸まで、
同調を意識する必要はなさそうです。

ターム(期間)の数だけトレンドの方向と、
その正解となるトレードがあるとするならば、

そのトレードのタームに応じたトレンドの
方向性を見ていけばよい、と言えそうです。

マルチ・タイム・フレーム分析でよく言われるのは、

実際のトレードを判断する「執行時間軸」、
安全の分析と中期的状況を見るための「中期時間軸」、
相場の背景的状況を見るための「長期時間軸」

などで、

早い話が小・中・大の時間軸ですが、

もちろんこれらは、
相対的な小・中・大の時間軸の組み合わせですので、
ポジショントレードからスキャルピングに至るまで、
それぞれの小・中・大の時間軸の組み合わせがあります。

これらを固い頭で考えますと、

「これらの同調? 大が上向きでも中が下向き、
 おまけに小が上向き、はたまたその逆なんてこともあるぞ。
 一体何種類の向きの組み合わせがあると思ってんだ。」

ということになりますが、(笑)

種類なんて関係ないんですね。
大きいほうから順に降りてくれば良いんですね。
 
月足と週足が方向の整合をしていれば、
日足が同調したときにスイングを狙う。

月足と週足の方向が整合していなければ、
(あるいは月足の方向が不明ならば)
今度は週足と日足を見て、
方向が整合していれば
4時間足などが同調したときに
長めのデイトレを狙う。

週足と日足の方向が整合していなければ、
(あるいは週足の方向が不明ならば)
今度は日足と4時間足を見て、
方向が整合していれば、
30分足などが同調したときにデイトレを狙う。

日足と4時間足の方向が整合していなければ、
(あるいは日足の方向が不明ならば)
今度は4時間足と30分足などを見て、
方向が整合していれば、
5分足などでタイミングを計ってスキャルを狙う。

そして、どうも時間軸に整合がないバラバラの
相場なら、(よほど強い動意があるとき以外は)
基本的にトレードを休む。

てな具合で、

相場の状態に応じて
トレードのタームを決める方法もあるわけです。
目標のリワードも相場とタームしだいというわけです。
今、どのタームでトレードをすれば良いかを
相場に聞こうというわけです。

「俺は絶対スイングだ」なんて決めちゃうと、
マルチ・タイム・フレーム分析法では
時間軸の整合に悩むことになるのですね。


FX 移動平均線のお話

世界同時株安の再来のような状況となりましたね。

さて、FRBが2001年9月の同時多発テロ以来の
緊急利下げを行って、FF金利と公定歩合両方を
0.75%引き下げましたが、すでに織り込みも進んでいて、
ドル円やクロス円は上下動を激しく演じて、
ある程度上昇した後、揉み合いを経て終盤には反落しました。

昨日22日(火)の東京時間は、
日経平均が2005年10月以来の13,000円を割り込む中、
為替市場は日銀金融経済月報の下方修正の思惑や、
福井総裁が記者会見で利下げの可能性を示唆するのでは?
との憶測や期待と、米の早期利下げの噂もあって、
午前中、ドル円とクロス円が堅調に推移しました。
午後になると、日経平均が前日比で700円を超える
大幅下落となったことや、アジア株も軒並み下落して、
日銀金融経済月報が減速を認識しながらも、
緩やかに拡大という見解を示したことや、
アブダビ投資庁が米金融機関への資本注入を中止するのでは?
との噂もあって、ドル円とクロス円が一転して軟調となりました。
福井日銀総裁の記者会見では、
経済減速を認識しつつも金融政策スタンスは、
変更がない楽観論が示され、
東京時間では円高傾向が続くことになりました。
ドルストレート通貨も東京時間では軟調な展開となりました。
日経平均は、前日比752円89銭安と大幅続落で引けました。

ロンドン時間に入ると、株安や日銀総裁発言でも
ドル円やクロス円が下げ渋っていたことや、
米の緊急利下げの噂に加え、
独連銀総裁から米経済成長は抑制されても持続するとの見解や、
ECBは永続的な高インフレを容認しないとの
コメントがあったこと、
さらにユーログループ議長やオランダ財務相などから、
世界的な金融崩壊のリスクは見られないことや
欧州に景気後退リスクは見られないとの発言もあり、
また、続落して始まった欧州株価がいったん反発に転じて、
欧州通貨が主導する格好でドル円とクロス円が
反発する展開となりました。
その後、ドル円とクロス円は揉み合いとなって行きました。
一方、ドルストレート通貨は堅調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると
午後10時過ぎに米FRBが緊急利下げを行い、
FF金利と公定歩合ともに0.75%引き下げました。
ドル円とクロス円およびドルストレート通貨が急伸しましたが
織り込みも進んでいたこともあってか、
ドル円やクロス円では、ほどなく反落する
激しい上下動となりました。
その後、欧株が前日比プラス圏となり、
米株も上下動しながらも下げ幅を縮小したことで、
また上昇に転じましたが、頭の重い展開となりました。
一方、午後10時半にはカナダ政策金利が発表されて、
市場予想とおり0.25%の利下げとなりました。
また、ここのところの欧州通貨の下げに対してのものか、
口裏を合わせたようにメルケル独首相など
複数の欧州要人によって、
欧州経済のファンダメンタルを肯定する発言や
欧の利下げを否定する発言が相次ぎました。
BOE総裁からは、英経済の成長減速とともに
インフレがターゲットを1%上回るとの発言がありました。
ドル円とクロス円は、終盤にかけて揉み合いを経た後、
反落しました。シカゴ日経平均先物は反発しました。
NYダウは、乱高下となって
前日比−128.11ドルと続落して引けました。

今日23日(水)は、
午前9時半に豪消費者物価、
夕方6時半に英GDP(速報値)、英BOE議事録、
夜の7時に欧鉱工業新規受注、
夜の10時半に加景気先行指標指数、
などの経済指標が発表されます。
今日は米指標の発表はありません。
豪および、特に英の指標には注目です。

明日24日(木)は、
早朝5時にRBNZ政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(季調済)、
同8時50分に米全産業活動指数、
夕方6時に独IFO景気動向など複数の独指標、
夜の10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米中古住宅販売件数、
などの経済指標が発表されます。
NZ政策金利と独および米指標には注目です。

さて、週はじめの1500億ドルの景気対策の打ち出しに続き、
FFレートと公定歩合を0.75%緊急利下げするという、
ジョーカーを2枚使ってしまった米国ですが、
欧株は前日比プラス圏とはなったものの米株は続落して引けて、
切り札にも市場の頭は重かったようです。
シカゴ日経平均先物は反発しました。
今後の日本およびアジアなど各市場での反応に注目です。

早くも「今後の打つ手はどうするのか」という
懸念も囁かれはじめているようですが、如何なりますか。
深刻な米経済の先行きが懸念されます。

引き続き株価の動向と要人発言にも注意しながら、
慎重にトレードして行きたいものです。

さて今日は、移動平均線のお話です。

前回からの続きです。

ゲームセンターに行くと、
幼児の用の100円を入れる遊具の中に、
背景がスクロールして、次々と現れる曲がりくねった道の上を
おもちゃの車を道からそれないようにハンドルで操って、
点数を競い「ドラえもん」なんかのカードをもらえる
ゲームがありますが、

あれを見ていますと、どうも
チャートに見えてしまいます。(笑)

ゲームの中の道のセンターラインが移動平均線で、
そして、道幅がケルトナーのチャネルや
ボリンジャーのバンドというわけですね。

センターラインは、ときに曲がって行きますが、
直角に曲がったり逆戻りすることなく、
過去とのある程度の継続性を保って、
多くの場合で直近の未来の方向を暗示しています。

道幅は、自由度を表し、
橋などの狭いところでは難しい運転となりますが、
広い道ならば運転も楽です。♪

トレードでも移動平均線は、
過去のアーカイブの平均値の曲線に過ぎませんが、
ある程度の継続性を保っています。

また、膠着でボラティリティのないスクイーズならば、
トレードにふさわしくありませんが、

道幅にあたるバンドもボラティリティが
ある程度あるほうが、
差益を得るトレードもしやすいものです。

もっとも、あまりに広すぎる道幅だと、
雪原の中の白一色の道のように、
道がどちらに向かっているやら迷ってしまうことあるため、
極端なボラタイルもトレードしにくいものですが、
適度なボラティリティが良いようですね。

こうしてみますと、
なんとなくトレードに都合のよいマーケットの状態が、
見えてきそうですね。

さて、

これらは1つの時間軸でのお話ですので、
複数の時間軸によるマルチ・タイム・フレーム分析を
するとすると少し話が複雑となります。

こっちが下降を示唆して、あっちが上昇を示唆している
なんてこともあり、
何がなんだか混乱してしまうこともありますね。

キーワードは、大きな時間軸の優位性ですが、

大雑把にトレンドと長短の時間軸の整合を
1つの時間軸で見る方法がありますのでご紹介いたします。

それは、移動平均線の「オーダー(順列)」
を見るという方法です。

トレードしようとするタームに適すと思われる
執行の時間軸上に長期と短期の移動平均線を表示させて、
そのオーダー(順列)を見るのですが、
(長期・中期・短期の3種による方法もあります)

短期移動平均線が上で、長期移動平均線が下で、
移動平均線の方向がともに上向きで、
長短の移動平均線間にある程度の開きがあり、
短期移動平均線のほうがより強い上昇ならば、
しっかりした上昇トレンド。

短期移動平均線が下で、長期移動平均線が上で、
移動平均線の方向がともに下向きで、
長短の移動平均線間にある程度の開きがあり、
短期移動平均線の方がより強い下降ならば、
しっかりした下降トレンド。

なので、

「上昇トレンドであれば、タイミングを見計らってロング」
「下降トレンドならば、タイミングを見計らってショート」

というわけで、

「負けトレードさえ少なければ、
 たとえトレード数が少なくても口座の残高は増える」

との堅実な考えに従うならば、

このような長短のトレンドが整合する
勝ちやすい状況のみをトレードするのが良いのですね。

でも、こればかり狙うとトレードチャンスが
とても少なくなってしまいそうです。

あっ、またまた長くなってしまいました。m(_ _)m
続きは次回に。


FX 大きな波と小さな波のお話

切り札的なブッシュ大統領の1500億ドルの景気対策にも
懐疑的な見方も出て、NYダウが続落してリスク回避の動きとともに、
ドル円とクロス円が上げては下げる忙しい相場となりましたね。

先週末18日(金)は、前日NYダウが300ドルも下落して
ドル円とクロス円が軟調に推移した
地合いを継いでのスタートとなりました。
早朝にNZ小売売上高が発表され市場予想を上回る好結果
となりましたが、高騰するエネルギー関連の牽引とあって、
リスク回避の動意の中で限定的な反応にとどまりました。
東京市場が始まりほどなくすると、
日経平均が400円を超える下落となりましたが、
午前中ドル円とクロス円は一時反発しては下げる
上下動となりました。
午後になると、夜のNY時間にFEDの利下げの噂や
米の財政出動の報道もあって、
日株も上昇に転じ、ショートカバーもあって
ドル円とクロス円が上昇して行きました。

ロンドン時間に入ると、
はじめドル円とクロス円が再び軟調傾向となって、
夕方6時半に発表された英小売売上高も
市場予想を下回る悪い結果にポンドドルが
1.95台後半まで下落しました。
その後、ポンド円は頭が重かったものの
ドル円とクロス円は反発に転じて、
NY時間となるまで堅調に推移しました。
ドイツ連銀総裁からは、今年のユーロ圏のインフレ率は
2%を明確には下回らないという見解を示した発言があり、
ユーロが堅調な展開を見せました。
また、欧株価は軟調に始まりましたが
NY時間となるまで堅調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると、
反発して始まったNYダウが失速して
前日比マイナス圏となるにつれリスク回避の動意となって、
上昇傾向にあったドル円とクロス円も下落していきました。
一方、ユーロドルも1.46台後半まで上昇した後、
一転して下落していきました。その後、深夜12時に発表された
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が80.5と
市場予想を上回り、ドル円とクロス円が一時再度上昇に
転ずるも株価の軟調に押される格好で再び失速して、
ブッシュ大統領の景気刺激策の演説の最中、上下動しながらも
皮肉にも次第に軟調の度を強めていきました。
ポールソン米財務長官の「景気刺激策が雇用の促進と
成長の加速を進める」とのコメントにも
市場は反応を示しませんでした。
終盤になると、ポンド円の頭は重かったものの、
ドル円とクロス円にはショートカバーが入り上昇しましたが、
ユーロドルは1.46台前半まで下落しました。
ポンドドルは保ち合いとなりながらも
1.95台半ばまで下落しました。

週はじめの今日21日(月)は、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格、
午前9時半に豪生産者物価指数、
午後2時に日景気先行指数(確報値)、日景気一致指数、
午後4時に独生産者物価指数、
夕方5時15分にスイス生産者輸入価格、
夜の10時半に加卸売売上高、
などが発表されます。今日の経済指標は比較的小粒です。
また、今日はキング牧師誕生日の祝日で米市場はお休みです。

明日22日(火)は、
午前9時半に豪新車販売台数、
正午過ぎに日政策金利(市場コンセンサスは据え置き)
午後2時に日全国スーパー売上高、
午後3時に日工作機械受注、
夕方5時15分にスイス実質小売売上高、
夜の10時半に加小売売上高、
夜の11時に加BOC政策金利(市場コンセンサスは0.25%の利下げ)
深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数、
一応、日政策金利と、加政策金利と加経済指標、
および米経済指標には注目です。

さて、今週のイベントは少なめで、
為替市場の関心は株価中心となりそうですが如何なりますか。

ブッシュ大統領の切り札の財政出動も
市場は冷ややかに見ているようで、
リセッション入りを指摘する声まであり、
米経済の深刻さを物語っているようです。
もう底値かという声もあり、
反発の気運も垣間見られる場面もあるものの
月末までは底固めと見る向きが多いようです。
ドル円は105円90銭あたりにストップが多いともささやかれ、
売り買いの攻防が注目されます。

株価の動向とともに要人発言および市場替りでの初動を見て、
機敏にトレードしていきたいものです。

さて今日は、大きな波と小さな波のお話です。

前回からの続きです。

今は昔のよき時代、高度経済成長期では、
バイ・アンド・ホールド爺さんのように
ジッと持ってだけいれば、
なんだかんだ言っても儲けれるときもありましたが、

混迷を極める昨今では、
ボラタイルな大きな上下動のうねりもあって、

月足や年足のチャートを見ると、
確かに大きなトレンドは見られるものの、
トレンドの転換期などでの
方向認識の誤りが命取りにもなるので、
長い期間のトレードは、
よほどリバモアのような卓越した相場観でもない限り、
ちょっと怖いものです。

とは言っても、

ちゃぶつきの上昇と下降を追う浮き草のような
トレードをしていても、喜ぶのは証券会社だけで、
なかなか口座資金が増えないこともあって、
どうすりゃいいのさ思案橋となってしまいます。(苦笑)

でも、いったいどうしたら良いのでしょうか…。

もしも、大きなトレンドがあると仮定すると、
トレードすべき方向は大きなトレンドの方向です。

でも、一直線の相場はほとんどなく、
部分的には上下に動きながら大きなトレンドを作っていきます。
つまり、部分的には逆の動きもあるわけですね。

これはちょうど、南南西の隣県の目的地に車で行くときに、
市街地を一直線に行けるわけもなく、
ときに西向きの道を進み、ときに南向きの道を進み、
またあるときは、渋滞で逆方向の東へ少し迂回して、
そして、工事中でちょっと北向きの道を一本てな具合ですが、
途中、どう行こうが、そして何があろうと、
南南西の目的地に着くとするならば、
必ず、南向きと西向きの道を多く走ることになるわけです。

つまり、たとえば大きなトレンドが下げているならば(仮定)、
途中、上昇場面がいくつもあったとしても、
下げることの方が必ず多いはずだ、というわけですね。

この考えをトレードの手法として具体化したのが、
アレキサンダー・エルダー博士やマーセル・リンク氏などの
提唱するマルチ・タイム・フレーム分析という考え方です。

大きな相場の流れの中の
同調する小さな流れをトレードするという、
" High Probability Trading "
というトレード法です。

たとえば、大きな相場のトレンドを下降と判断できたら、
確率的に優位な、小さな相場の流れが下降で同調するときのみ、
ショートでトレードしようという考え方です。

大きなトレンドに逆行するポジションは、
大きな流れに飲み込まれてしまうことがあるので、
(よほど強い動意の逆行は別として)
原則、トレードしないのですね。

言い換えますと、少しの上下動も
正確にトレードできることは理想ではあるけれども、
大きなトレンドに逆らう方向のトレードは
負けを誘発しやすいので、ご法度で、
買いでも売りでも儲けてやろうとすること自体が
ちょっと虫が良すぎるのではないか、という考え方です。

大きなトレンドの転換期ではどうするのか、
レンジではどうするのか、
などのノウハウも必要ですが、

大きなトレンドが発生していることを前提とすると
とても有効なトレードの考え方のようです。

この方法なら、大きなトレンドを味方にしつつ、
なおかつ比較的安全なトレードができそうです。

なぜか。

大きな相場の流れを仮に見誤ったとしても、
(見誤って、上昇に転じた相場で売り場を探そうとするので)
そのようなケースでは小さな時間軸での上昇が多く、
同調がなかなか得られないので、
機会利益は損失しても、トレードのチャンスがなかなか
巡り来ないために実損はそれほど多くはなく、
大きなトレンドの認識の再考察の機会も得れそうだからです。

あっ、また長くなってしまいましたね。m(_ _)m
この続きはまた次回に。


FX 大きな流れのお話

バーナンキFRB議長が17日に、サブプライム損失は、
1000億ドルに達している可能性があり、
5000億ドルは超えないだろうという見解を示しました。
それにしても凄い数字ですね。

昨日17日(木)は、前日の米ネット長期TICフローや
タカ派で知られるルクセンブルク中銀総裁発言で揺れた相場が
オセアニア時間にかけて調整となった
地合を受けてのスタートとなりました。
早朝オセアニア時間にNZ消費者物価が発表され、
市場予想を上回る結果でしたが、
非貿易財物価が悪かったとのことで、
NZDが瞬間的に上振れたものの結果は限定的にとどまりました。
午前9時半に豪雇用統計が発表されましたが、
ほぼ市場予想とおりで動意は起こりませんでした。
昼前あたりから前日大きく下げたユーロドルが
また軟調となって行きました。
その後、NYタイムズなどが夜に行われる
バーナンキFRB議長の下院予算委員会での発言に対して
「今回の証言で議長は景気刺激策を支援する」
との見方を報じたこともあって、
ドル円とクロス円が午後2時くらいから
上昇に転じていきました。
日経平は278.94円高で引けました。

ロンドン時間に入ると、はじめドル円とクロス円は
さらに上昇していきました。その中にあって、
ユーロ円は、前日のルクセンブルグ中銀総裁による
ユーロ圏の成長見通しを下方修正発言が尾を引いたか、
頭の重い展開となりました。
ユーロドルも夕方5時頃まで軟調に推移しました。
その後、またルクセンブルク中銀総裁によって
「金利について協議したのは2つの選択肢であって、
 利下げは協議されていない」との発言があって、
ユーロが反発していきました。
一方、ドル円とクロス円は、午後6時頃から軟調に転じて、
東京とロンドンでの上昇をほぼ打ち消す下落となって
「行って来い」の相場となりました。
堅調にはじまった欧株も軟調となっていきました。
欧州株は続落して引けました。

ニューヨーク時間に入ると、
メリル・リンチの決算が発表され、
四半期の純損失が98億ドルで過去最大となりましたが、
"Buy the Rumor,Sell the Fact"となったか、
ロシア勢の買いも入って、ロンドンと一転して
ドル円クロス円が上昇する、ジェットコースターのような
大きな上下動の展開となりました。
ポンドドルなども上昇して行きました。
夜10時半に米の建設関連指標が発表され、
市場予想を下回る結果となりましたが、
同時刻に新規失業保険申請件数が発表され、
こちらは市場予想を上回りました。
その後もしばらく上昇動意は続きましたが、
夜11時半頃からバーナンキFRB議長の
下院予算委員会での発言を意識したか、
ドル円とクロス円、そしてポンドドルなどの
上昇動意も一服となりました。ほどなく
市場予想を下回るフィラデルフィア連銀指数が発表され
先日の発言を踏襲する内容のバーナンキFRB議長の
コメントが報道されましたが、
米リセッションは予測しないとしながらも、
景気刺激策の必要性の強調に
景気見通の悪化がさらに進んでいるのでは?と受け止めたか、
NYダウが200ドルを超える下落となっていって、
リスク回避の動意が生じて、
ドル円とクロス円が下落していきました。後半、
ポンドドルやユーロドルも調整傾向となっていきました。
また、NYダウは前日比−306.95ドルで引けました。

週末の今日18日(金)は、
早朝6時45分にNZ小売売上高が発表されて
市場予想を上回る良い数字となりました。

午前9時半に豪輸入物価指数、
午後2時に日消費者態度指数、
夕方6時半に英小売売上高、
夜の10時半に加製造業出荷、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
米景気先行指標総合指数、
などが発表されます。
NZ・英・米の各経済指標には注目です。

さて、思惑と事実が激しく火花を散らすような
激しい相場となっています。
ボラティリティも大きくなっていて、上下動激しく、
いくぶん小さな時間軸での機敏な立ち回りが
必要な場合もあるようです。

また、方向感が正しくとも
振り落としに遭うこともありそうですので、いくぶん
ストップも深めにしたほうが良い場合もありそうです。
株価は低迷していますが、
市場替りでは反発もみられることもあり、
短期筋の動きも活発化してきているようですので、
市場替りの初動とともに経済指標に注意して、
機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、大きな流れのお話です。

前回からの続きです。

リバモアの謎めいた言葉、
「時間が…、時間だけがより大きな利益を与えるであろう。」
とは、何を言っているのでしょうか。

相場に関する経済学の理論には、
ランダムウォーク理論まであって、
次の瞬間の値動きも解らないとされているのに、

どのようにして、時間を味方につけることが
できるのでしょうか。

彼の明かさなかった言わんとしていることは
いったい何だったのでしょうか。

さて…、

相場がもしもランダムなゲームであるならば、
終値の50%は高く引け、終値の50%は安く引ける
はずなのに(ラリー・ウィリアムズの問い)、

マーケットにはランダムでは説明できない
有意のトレンドが存在している事実があって、

これを利用しようということだったのかもしれません。

短期トレードではなかなか月足までは見ないものですが、
月足のチャートの一目盛1000Pipsものグラフの中に、
何本もの陽線の連なりや、何本もの陰線の連なるのを
誰でも見つけることができます。

これは、トレンドが何ヶ月も続いていたことを
象徴しています。

その一本一本には、さまざまなドラマがあって、
そのたった一本の中でも、

儲けて笑いの止まらない人がいる一方、
マーケットから退場を余儀なくなった人もいて、
歓喜と悲哀のトレーダーのドラマが眠っています。

タラ・レバ・は、トレードではタブーですが、(笑)
もしも、この何ヶ月にもわたるトレンドを捕まえたなら、
100だ200Pipsだの小動きに目を三角にしてトレードしなくとも、
エントリーした後、何ヶ月も旅行していたほうが
儲かることになりそうですね。

そういえば…、

今は昔のよき時代、高度経済成長期では、
頻繁に売買するプロの株屋よりも、

ただ買っただけの資産家の爺さんの
何年も寝かしたタンス株の方が儲けが大きかった、
なんてこともありましたね。(苦笑)

バイ・アンド・ホールド爺さんの勝ちだったわけです。^^

期せずしてまさに
「時を味方につけて」いたことになりますね。

もしかすると、リバモアは
このことを言いたかったのかもしれません。

とはいえ(笑)、
高度経済成長は今は昔のお話です。

乱れる経済の今は通用しそうにありません。

では、どうしたら乱れる経済の中で
時を見方にできるのでしょうか。

時を利用して儲ける方法や如何に…。

そのお話はまた来週。


FX 時間が与える利益のお話

昨日は、米小売売上高と消費者物価指数が
ともに悪い数字で相場が大きく動きましたね。

昨日15日(火)の東京市場は、
ドル円やクロス円およびドルストレート通貨が
オセアニア時間での地合いを継いで
静かなスタートとなりました。
日経平均も小高く寄り付きましたが、
仲値でもドル円は振るわず、先週末のCNBCによる
「シティ・グループは、240億ドルの評価損とともに
 2万人近くの人員削減の可能性」との憶測記事に合わせて、
ウォール・ストリート・ジャーナルからも
「シティ・グループは今決算で減配を表明する可能性」
という憶測記事が出たためか、徐々に円高傾向となって、
午後になると日経平均が軟調となり、
05年11月以来の14,000円割れとなって
リスク回避の円買いが加速していきました。

ロンドン時間に入ると、
ウォール・ストリート・ジャーナルから
グリーンスパン前FRB議長の
「米経済はリセッション入りの可能性」
とのコメントが報じられました。
夕方6時半になると英消費者物価指数などが発表され、
+2.1%と3ヶ月連続でBOEのインフレターゲットを
上回ったものの、BOEの利下げ観測も根強く、
発表直後は動意があまり見られませんでしたが、
その後、ポンドは徐々に値を上げる展開となりました。
夜7時になると独ZEW景況感調査が発表されて、
市場予想を下回る15年来の悪い数字となって
独経済の悪化が示されましたが、
限定的な市場反応となりました。
夜8時半には米シティグループの四半期決算が発表され、
98.3億ドルの赤字という結果になりましたが、
限定的ながら一時ドル円とクロス円が上昇する
場面が見られました。欧株は軟調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると、
注目の米小売売上高と米生産者物価指数が発表されて、
米景気後退懸念を裏付けるかのような悪い数字となって、
ドル円が05年6月以来の107円割れとなって
一時106円68銭あたりまで下落して、
ユーロ円が一時158円半ば近くまで急落するなど、
ドル円とスロス円が全面安となりました。
また一方、ドルストレート通貨は、
ユーロドルが1.49台前半まで上昇した後に
1.48台前半まで急落して、
ポンドドルが1.97台前半まで上昇した後に
1.96台前半まで下落、そして、
豪ドル米ドルが0.88台前半まで急落するなど、
ポンドスイスなど上昇したものもありましたが、
後半は主要通貨はほぼ軒並み下落となりました。
また、NYダウは−277.04ドルまで下落して引けました。

今日16日(水)は、
朝8時50分に日機械受注、日貿易収支など複数の日指標、
朝9時01分に英RICS住宅価格、
朝9時半に豪住宅ローン、
午後3時に日工作機械受注(速報値)、
夕方4時に独消費者物価指数、独調和消費者物価指数、
夕方6時半に英失業率など複数の英指標、
夜の7時に欧消費者物価指数、
夜の10時半に米消費者物価指数、
夜の11時に米ネット長期TICフロー、
夜の11時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
英欧の経済指標、特に米の経済指標には注目です。

明日17日(木)は、
早朝6時45分にNZ消費者物価指数、
朝の9時半に豪失業率、豪新規雇用者数、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)など複数の日指標、
夜の7時にスイスZEW景況感調査、
同夜の7時に欧貿易収支(季調済)、
夜の10時半に米建設許可件数、米住宅着工件数、
新規失業保険申請者数、
同夜の10時半に加国際証券取扱高、
深夜12時にフィラデルフィア連銀、
同深夜12時に米バーナンキFRB議長議会証言、
などが発表されます。
NZ、豪、米の経済指標には注目です。
また、米バーナンキFRB議長議会証言には特に注目です。

さて、グリーンスパン前FRB議長からも
「米経済はリセッション入りの可能性」とコメントされるなど、
発表される米経済指標もサブプライム問題が実体経済へと
波及していることを告げてきているのかもしれません。

一説によると、米シティグループ傘下の
7つのファンドなどの赤字はまだ表面化されていないが、
5兆円を超えているとも噂されていて、
不気味な感じすらします。

「こんなときゃ、売ってりゃいいんだ」なんて声も聞かれ、
サブプライムの激震に経済の先行きが強く懸念されます。

要所では調整もあり、そう単純ではないと思いますが、
ドルはまだ厳しい状態が続くとの声は強いようです。
米指標と米バーナンキFRB議長議会証言が注目されます。

さて今日は、時間が与える利益のお話です。

前回のお話の続きであれば、
「損失を克服するただ2つの方法」と題して、
お話を続けるべきですが、

なんともこの題名は、興味だけそそり
いつも拍子抜けするマーケティングの
三流キャッチのようで、ためらいがありました。(笑)

なんのことはない、
「損失を克服するただ2つの方法」とは、

1. 損失となるトレードの比率を低いパーセンテージに抑える

2. 平均損失より充分大きい平均利益を持つ

ただ、「なーんだ」のこれだけなのですが、(苦笑)

「ならば、どうするのか」
のほうが大切なようですね。

1は、優れたトレーディングのテクニックを身につけ、
なおかつ、過剰トレードを控えてよくトレードを厳選して
確信の持てないトレードはしない、ということで、

2は、損小利大ということですね。

損はさっさと損切りして、
そして、塩漬けで口座を破壊するのとは逆に(笑)
利が乗ったら口座が太りきるまで塩漬けするように増やす、
ということのようです。

「なーんだ」ですが、
案外、実行できる人は少ないようで、
それゆえトレードの秘訣なのでしょうね。

リバモアはさらに謎めいた言葉を残しています。

「時間が…、時間だけが
 より大きな利益を与えるであろう。」と。

時間が大きな利益を与える?

相場にはランダムウォーク理論まであって、
見方によっては次の瞬間もわからないカオスの世界ですが、

そのカオスの世界にあって、
時間を味方につけるにはどうしたら良いでしょうか。

撒いた種が時を経て果実となるように、
建てた玉によって大きな利益をもたらさせるには?

話が長くなりました。m(_ _)m

それはまた次回にお話しいたしますね。

FX リバモアの言葉のお話

今週も注目材料が多くなりそうですね。

FRBが緊急理事会を開き緊急利下げをするのでは?
という憶測もある中、
バーナンキFRB議長が14日に米経済について
米下院議長と協議することが報道されました。
また今週は、米シティやJPモルガン、メリルリンチなどの
決算発表を控えていて注目されます。
シティグループの最大100億ドルの資本増強策に、
サウジアラビアのアルワリード王子や
中国の国家開発銀行などが
出資に応じると報道されました。

先週末11日(金)の東京時間は、
前日の欧トリシェECB総裁の定例記者会見と
米バーナンキFRB議長の講演による動意が
沈静化する地合いでのスタートとなりました。
各通貨とも比較的小動きの中、
昼近くになって、NYタイムズが
「メリルリンチが不動産投資で150億ドルの損失の可能性」と
報道したことから、日亜の株式市場が反落して、
これにつれてリスク回避の動意となって、
円が買われて、日経平均がリンク債のターゲットである
14,231円を下方突破したことから
ドル円とクロス円が下落していきました。
一方、ドルストレート通貨は、比較的小動きが続きました。

ロンドン時間に入ると、メリルに続き
「シティも140億ドル規模の評価損を計上か」との噂が出て、
また、一部のエコノミストから
「前日のBOEによる政策金利の据置きは、英経済指標に対して
 後手となる判断だ」との声も上った模様で、
ポンドが下落してポンド円が212円前半まで下落、
そしてドル円も108円台後半となるなど、
東京時間後半の下げが加速する展開となりました。
その後、噂の否定などもあって、
ドル円とクロス円の下落は沈静することとなりました。
その後、欧州株価がマイナス圏での推移となる中、
上下動しながらドル円とクロス円は揉み合いとなって
いきました。夕方発表された英指標は、
やや悪いながらもしだいにポンドが反発していきました。
ドルストレート通貨は、
やや調整気味ながら揉み合いが続きました。

ニューヨーク時間に入るとカナダの雇用統計が発表されて、
失業率は市場予想とおりであったものの、
雇用ネット変化率12月が−1.87万人と
市場予想を大きく下回る結果となって、
カナダが急落して、ドルカナダが1.02台前半まで急伸して、
カナダ円が106円台半ばあたりまで急落しました。
その後、午後10時半に米貿易収支が発表されて、
06年9月以来の水準となる−631億USDと
市場予想を上回る赤字拡大となりましたが、
原油高による輸入増加ということもあってか、
市場の反応は限定的でした。
一方、FRB理事や連銀総裁によるFRBの利下を示唆する発言に
ドル円とクロス円が一時やや反発を見せるも、
FRBの利下げはすでに織り込みが進んでいることもあって、
NYダウが一時300ドルを超える下落となって、
リスク回避の動きにドル円とクロス円が軟調に推移しました。
ドルストレートは後半やや調整傾向の揉み合いとなりました。
NYダウは、前日比−246.79ドルで引けました。

週はじめの今日14日(月)は、
ドル円とクロス円で下に窓を空けてはじまりました。
まずは、この窓が埋まるかどうかが注目されます。

夕方6時半に英生産者物価指数など複数英指標、
英DCLG住宅価格、
夜の7時に欧鉱工業生産、
夜の10時半にカナダ新車販売台数、
今日は東京市場が成人の日でお休みです。
米指標はありません。

ゴトウ日の明日15日(火)は、
早朝6時にNZ IER企業景況感、
朝9時1分に英RICK住宅価格
夕方6時半に英消費者物価指数(12月)、英小売物価指数(12月)、
夜の7時に独ZEW景況感調査、欧ZEW景況感調査、
夜の10時半に米生産者物価指数(12月)、米小売売上高(12月)、
同時刻に米NY連銀製造業景気指数、
深夜12時に米企業在庫、
などが発表されます。
米経済指標には注目です。

さて、冒頭書きましたように、
FRBが緊急理事会を開き緊急利下げをするのでは?
という憶測もある中、バーナンキFRB議長が14日に
米経済について米下院議長と協議することが報道されました。
また、バンク・オブ・アメリカが米最大手の住宅ローン会社の
カントリー・ワイドを救済買収することを発表しました。
一方、カードローンの遅滞増加も問題視されてきています。

株価が反発するだろう、という声もある中、
一方では、景気後退のリセッション懸念とともに
物価高も同時進行する
スタグフレーションを懸念する声も聞かれて、
不透明感がいっそうつのってきているようです。

今週は、米シティやJPモルガン、メリルリンチなどの
決算発表を控えていて注目されます。

今週は米金融機関の決算発表がありますので、
いつもに増して株式市場との連動性が強まることが予想されます。
株価の動向ニュースに注目して、
機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、リバモアの言葉のお話です。

破天荒ともいえる人生を生きて、
相場とともに人生を歩み、
相場とともに没したリバモアの言葉ほど
トレーダーにとって味わい深いもはありません。

その彼の談話に次のようなものがあります。

「私が成功したのは、
 私がよく考えたからではなかった…。
 大金を儲けたのは、私がジッとしていたからであった。
 そう。私はジッとしていたのだ!」

彼曰く、

何百万ドルも儲けることを可能にした唯一の方法は、
トレードする時間枠の中で、
大きな変動を捉まえ続けることで、
マーケットが行き着くところまで着いていくことであった、
そうです。

今風に言うと、
「大きな流れに着いていけ」ということですが、
ときおりの上下動で機敏に振舞うも、
「トレンドの主方向だけは見誤るな!」
ということのようですね。

その彼が、こう付け加えます。

「正しい位置にいて、
 そしてジッと静観することのできる人は、
 とても少ない。」と。

たとえば株であれば、
経済が悪いときには、売り主体、
経済が良いときには、買い主体、
となるのでしょうが、
凡人なれば目先の浮動に踊らされたり、
天底を取ろうと思惑で動いてしまうものです。

大きなトレンドの主方向をしっかり見据えて、
時を味方にジッとし続け、玉をしっかり育て上げることは、
簡単にできそうでなかなかできないことですね。

大きな相場の流れの中の小さな流れに乗るのは良しとしても、
下げ相場で、買いでも儲けてやろうという
スケベ根性は、損を蒙ることも多くなるのかもしれませんね。

その彼が、「損失を克服するただ2つの方法」を
説いていますが、話が長すぎると怒られますので、(苦笑)
それはまた次回にでもお話いたします。


FX 晴れた日のドライブのお話

昨日は、欧トリシェECB総裁と米バーナンキFRB議長の発言に
大きく相場が動きましたね。
ECBの利上げ示唆と、FRBの利下げ示唆が対照的でした。
今月のFOMCでの0.5%の利下げが
ほぼ確実視されることとなりました。

ゴトウ日の昨日10日(木)は、
前日のNYダウが終盤に100ドルを超える上昇に転じて、
ドル円とクロス円も一転して上昇となった後を受けて、
東京時間がスタートしました。
午前9時半に豪貿易収支が発表されて、
輸出が5.6%と好調で赤字幅を縮小しましたが、
いったんオージーが買われたものの
限定的な市場反応となりました。
夜にBOEとECBの政策金利とトリシェECB総裁の定例記者会見と
深夜にバーナンキFRB議長の講演が控えているためか、
ドル円とクロス円は調整の展開となりました。
午後2時に日景気先行指数(速報値)などが発表されましたが、
ほぼ市場予想とおりの結果となりました。
ちょうどこの時間当たりでウォールストリートジャーナルが
米のシティとメリルによる海外資本への
追加出資要請があったことが伝えられ、
来週に発表される決算が悪いのではという憶測に、
ドル円とクロス円に限定的ながら
リスク回避の売りの動意が見られました。
株式市場も軟調に推移しました。
一方、ドルストレートは比較的小動きの
様子見的な展開となりました。

ロンドン時間に入ると
夕方6時半に英商品貿易収支が発表されて、
市場予想よりもやや悪く前回値も下方修正されましたが、
BOE政策金利発表が控えているためか、
GBPが限定的な上下動の動きとなりました。
夜9時になると英BOE政策金利が発表されて、
5.5%の据え置きとなりました。
発表前に一部で利下げ観測もあったことから、
GBP関連通貨ペアが一度上昇となりましたが、
その後、"Sell the Fact"の売りの動意となって下落しました。
夜9時45分にECB政策金利が発表されて、
市場予想とおり4.00%の据え置きとなりました。
欧州株はしだいに軟調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると
注目のトリシェECB総裁の定例記者会見が行われ、
「データは短期的にインフレ圧力が強いことを示している。
 物価の上方リスクに関する評価は裏付けられた。
 予防的な措置をとる用意がある。
 中央銀行の役割は、インフレ期待を抑制すること。」
などのコメントが報じられると、
ユーロが急上昇していきました。
ユーロドルが一時1.48台前半まで上昇しました。
深夜2時過ぎに米バーナンキFRB議長の講演での
「基調見通しは悪化して下振れリスクがより顕著となった。
 成長支援に向け追加的措置をとる必要がある。
 成長リスクを踏まえればさらなる緩和が必要。」
とのコメントが報じられると、
追加利下げ期待からNYダウが一時180ドルを超える
急上昇となって、リスク回避の後退に
ドル円やクロス円の上昇の強い動意となって、
軟調であったドル円も109円台後半まで、
ユーロ円が162円台前半まで、
堅調であった豪ドル円が一時98円台前半まで上昇しました。
終盤は調整となって、NYダウは117.78ドルで引けました。
ECBの利上げ示唆とFRBの利下げ示唆が対照的でした。
ドルが下落して、ユーロの上昇
およびオセアニア通貨の上昇が印象的でした。

週末の今日11日(金)は、
午後2時に日景気ウォッチャー調査、
夕方4時に独卸売物価指数、
夕方6時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
夜の9時に加失業率、加雇用ネット変化率、
夜の10時半に米貿易収支、米輸入物価指数、
同10時半に加国際商品貿易、
深夜4時に米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。

英鉱工業生産とカナダ雇用統計、
および米貿易収支には特に注目です。

さて、年始での流動性の薄さからチョッピーな動きも見られ、
気迷い気味であったマーケットですが、
昨日のトリシェECB総裁とバーナンキFRB議長の発言で
ある程度方向感が出てきそうです。
要所で調整懸念もあるものの、欧とオセアニア通貨に
方向感が見られるようになってきたようです。

引き続き株式市場の動きにも注目しながら、
機敏にトレードをしていきたいものです。

さて今日は、晴れた日のドライブのお話です。

トレードは精神疲労を伴うためか、
1986年にジョー・ディナポリは、
過剰なトレードと睡眠不足が原因となって、
精神的にも肉体的にも「燃え尽き症候群」となったことを
彼の著書で告白しています。

「私は、お金と賞賛との引き換えに、
 自らの健康と安らぎを犠牲にしていた…。
 私は、その時はじめてS&Pの次の1ティックよりも
 大切なことがあること悟った。」

その彼がまた、著書の中でこのように述べています。

「トレードを休むことは、デイトレーダーにとって不可欠だ。
 私が割り出した最適な休息ペースは、
 3〜6週間に3〜7日間程度の休暇を取ること。
 そして、デイリーベース以上の(短い)トレードなら、
 毎年、最低でも1〜3ヶ月間の大型休暇をとることだ。」

トレード好きの私には、にわかに納得しづらい言葉ですが、

まぁ、一年中トレードしていては、
身も精神もボロボロになるよということのようです。

逆に言うと、
トレード中はそれだけ集中しているということなのでしょうが、

パッと儲けた後は、
ダラダラと娯楽のトレードをしないで、
フィジーかどこかでバカンスを
楽しむべきなのかもしれませんね。
休息はほんとうに大切なようです。

また、これは、
「燃え尽き症候群」を防止する教訓だけではなく、
一年をとおして四六時中トレードしている
過剰トレーダーへのいさめの言葉とも受け取れます。

過剰トレードで勝ち続けている人がほとんどいないからです。

トレードの機会(チャンス)は、
マーケットが提供してくれるものですが、
いつもマーケットは儲けのチャンスに
満ち溢れているわけではなく、
損を蒙る見せ掛けの負のチャンスのほうが多いからですね。
 
なんとしてでも、今日の今この時に
無理をしてトレードする必要はありません。

なにも好んで雨の日のぬかるみ(乱高下のマーケット)を
ドライブする(トレードする)必要はないのですね。
晴れた気持ちの良い道路をドライブするほうが
ずっと快適で楽しいものです。

「最も強いポジションは第3のポジションのスクエアだ。」
というトレーダーもいました。

クスエアという名のポジションは、
儲けもないかわりに絶対に損もないのですね。

もしかすると、

『マーケットの良い状態とともにチャンスをジッと待つ』
『スクエアというポジションの大切な意味を知る』

この2点がテクニックや資金管理にさえも匹敵して、
成功するトレーダーと、負けるトレーダーを分かつ
とても大切なファクターなのかもしれませんね。


参考: パンローリング
    ジョー・ディナポリ著 ディナポリの秘数

FX ベガスの言い伝えのお話

昨日8日は、終盤にかけてNYダウが
前日比−238.52ドルの急落となって、
ドル円とクロス円も急落となりました。

昨日8日(火)の東京時間は、
日経平均が続落してスタートしましたが、
朝に発表された豪住宅建設許可件数が好結果による
オージーの上昇で、豪ドル円が上昇して、
やや頭が重かったもののドル円と他のクロス円も
堅調な展開となりました。
ドルストレートもオージーやポンドが
堅調な展開を見せました。

ロンドン時間に入ると、
英HBOS住宅価格が市場予想を上回り
4ヶ月ぶりのプラスに転じたことで、
燻っている英利下げ観測が後退したか、
ポンド円が一時217円前半あたりまで、
ポンドドルが一時1.98台前半までとなるなど、
ポンドが上昇しました。
夜7時になると欧小売売上高が発表されて、
市場予想を下回る結果にユーロが下げましたが
限定的な範囲にとどまりました。
このあたりからドル円やクロス円の上昇も一服となって、
ドルストレートも揉み合いとなりました。
独製造業受注はあまり材料視されませんでした。

ニューヨーク時間に入ると
頭が重い展開となってきたこともあって、
ドル円とクロス円が下げて、
NYダウも下げに転じたことで、
ドル円が一時109円台前半まで、
ロンドンまで堅調であったポンド円も
一時215円台後半まで下落するなど、
ドル円やクロス円が大きな調整となりました。
その後、注目の米中古住宅販売保留が発表されて、
市場予想を上回る−2.6%という結果となりましたが、
前回値が2.1%も上方修正されて、
市場はいったんドル円とクロス円が上昇する反応となって、
ドル買いの動きになりましたが、
やがてまた逆転する荒っぽい上下動となりました。
また、ボストン連銀総裁から
「過去50年で住宅投資の減少は最も長くなるだろう。
住宅投資減少が続けば重大な景気減速の危険性を高める。」
との発言がありました。
終盤になる頃、強いリスクアバージョンの動意が生じ、
NYダウが前日比で−238.42ドルもの急落となって、
ドル円とクロス円も急落となる波乱の展開となりました。

今日9日(水)の主な経済指標は、
朝の9時半に豪小売売上高、
夕方4時に独貿易収支、独小売売上高指数、
夜の7時に欧GDP(確報値)、
夜の8時に独鉱工業生産、
夜の10時15分に加住宅着工件数、
深夜12時半に英先行指数、英一致指数、
などが発表されます。米経済指標の発表はありません。
豪小売売上高には注目です。

ゴトウ日の明日10日(木)の主な経済指標は、
朝の9時半に豪貿易収支、
午後2時に日景気先行指数(速報値)、日景気一致指数(速報値)、
夕方6時半に英商品貿易収支、
夜9時に英BOE政策金利(コンセンサス5.50%)、
夜9時45分に欧ECB政策金利(今繊細4.00%)、
夜の10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜の10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜の10時半に加新築住宅価格指数、加住宅建設許可、
深夜12時に米卸売在庫、
などが発表されます。
豪貿易収支と英欧の政策金利と
トリシェECB総裁の記者会見には注目です。

さて、反発の兆しも見えていたものの、
株価の軟調にリスク回避の動意となって、
ドル円とクロス円が急落する波乱の展開となりました。

10日(木)の政策金利発表と
トリシェECB総裁の記者会見が注目されます。
また、英BOEの政策金利は利下げ観測が後退して、
市場の大方の予想は据え置きとなってきているようですが、
如何なりますか注目です。

相場が大きく動く可能性もあり、
引き続き株価の動向にも注意しながら、
機敏にトレードをしていきたいものです。

さて今日は、ベガスの言い伝えのお話です。

ベガスとは、ご存知 カジノのメッカ
ラスベガスのことですが、
古くからいろいろな言い伝えがあるそうです。

それらのうちの1つに
「金持ちは大きな賭けを好まない」
というものがあります。

賢い金持ちは、資産のすべてを1回のルーレットに
賭けたりは決してしない、というありふれたものですが、

熱くなって頭に血が上ると、
けっこう多くの人が無鉄砲な博打打ちとなることがおおいので、
これををいさめる言葉で示唆に富んでいます。

賢い金持ちは、カジノが負の期待値のゲームであることを
良く知っていて、無理はしないというわけですが、

それでもときおり、オイルダーラーの国の人などが
桁違いの負けで話題となることもあります。
それでもシンショウを潰さないのですから見上げたものです。
金持ちの度合いも桁違いというわけなのですね。

また、こんな言葉もあるそうです。

「すべてを賭けているなら、いつかはすべてを失う」

というものですが、
これはカジノに限らず、投資にも言えることで、
全資産をリスクにさらす愚かはないのですが、
幸運が続きすぎるとユーフォリアの魔女のとりこになって、
ときに全財産を賭してしまう人がいます。
かつての、かのリバモアもそうでしたね。

また、ベガスには
「1000ドル稼ぐには1000ドル賭けなければならない」
という格言めいたものがあるそうで、
これも、金持ちが大きく賭けないことを
別の角度から言い表したものだそうです。

つまり1ドルで1000ドル狙うような賭けをしていては、
勝てっこないというわけですが、ギャンブルにでさえ、
資本主義が息づいているのは面白いことですね。

投資で、同じ30万円の利益を上げるにも、
たとえば1000万の元手ならわずか3%のことですが、
もしも10万円の元手なら、300%を実現しなくてはならず、
難易度や実現性に天地の開きがあるわけです。

考えれば当たり前のことも、
ときに理性を見失い無理を重ねてしまうことがあります。

幸運が不運の始まりであることもよくある話で、

あるシステムトレードで3連勝して、
「これならば、小さく張るのはバカのやること」と
大きく相場を張って、口座資金を一気に増やすはずが、
逆に資金をたちどころに飛ばした人もいると聞きますが、
欲の前には人の理性ははかないもののようです。

ラリー・ウィリアムズもこう語っています。

「選択、タイミング、
 そしてリスク管理こそがトレードのすべてだ。」

昔の人が商売について語ったように
「細く長く」がトレードにも必要なのかもしれませんね。


FX 変革のお話

年明けは、経済が株安・円高・原油高の
トリプルパンチを浴びる厳しいスタートとなりましたね。

先週末4日(金)は、日株式市場で年明け最初の取引と
なりましたが、日経平均が一時765円も下落となり、
大発会の下げ幅としては過去最大となりました。
ドル円が108円後半まで、ユーロ円が160円半ばあたりまで
となるなど、クロス円も下落しました。
株式市場は午前で取引を終え、その後、
ドル円とクロス円が頭が重いながらも戻していきましたが、
ロンドン時間前にはまた調整となりました。
ドルストレートも追従的な動きとなりました。

ロンドン時間に入ると、
夜の米雇用統計を前にしてドル円やクロス円は
様子見的な小幅な値動きの展開となりましたが、
ユーロドルでは雇用統計の思惑からか、
ドル買戻しで一時1.46台後半まで値を下げました。
ポンドドルは、英経済減速と信用収縮懸念も手伝ってか、
一時1.96台後半までと昨年8月17日以来の安値となりましたが
その後、午後8時過ぎから短期筋の買い戻しで、
1.97台後半まで上昇する激しい展開となりました。
欧州株価は後半に軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると注目の米雇用統計が発表されて、
非農業部門雇用者数変化が市場予想の7.2万人に対して
1.8万人と大きく下回り、失業率もリセッションが
懸念される水準の5.0%となったことで、
ドル円が一時107円台後半、
ユーロ円が一時159円台後半となるなど、
ドル円とクロス円が急落しました。
一方、ドルストレートではドル売りとなって、
ユーロドルが1.48台前半まで、
ポンドドルが一時瞬発的に1.98台半ば近くまで上昇しました。
また、豪ドル米ドルは上下動を演じた後、
下落の度を強め0.87あたりまで下げました。
後半は、ユーロドルも短期筋を中心とした
押しの動きとなって、1.47台前半まで、
ポンドドルも荒っぽい上下動をしながら
1.97台前半まで調整となりました。
ドル円とクロス円も緩やかな調整の動きとなりました。
NYダウは−256.54ドルと大きく下落しました。

週はじめの今日7日(月)は、
早朝6時45分にNZの貿易収支、
午後3時45分にスイス失業率、
夜の7時に欧失業率(11月)、
欧生産者物価指数など複数の欧指標、

などの経済指標が発表されます。
今日は米指標の発表はありません。

明日8日(火)は、
午前9時半に豪住宅建設許可件数、
夜の7時に欧小売売上高、
夜の8時に独製造業受注、
深夜12時に米中古住宅販売保留、
早朝の5時に米消費者信用残高、
などの経済指標が発表されます。米指標には注目です。

さて、株安・円高・原油高の
トリプルパンチを浴びる経済ですが、
投機マネーは、コモディティ(商品)市場へ流れているようで、
国際商品の総合指標であるロイター・ジェフリーズCRB指数も
上昇を続けいてて、ドルの下落とともに、
中期的にはさらなる株安と、リスク回避のドル円とクロス円の
下落を懸念する声も多く聞かれます。
いかがなりますか、今後の動向に注目したいものです。

さて今週は10日(木)にBOEとECBの政策金利の発表もあり、
大方の市場予想は据え置きですが、
BOEでは利下げの声も一部でささやかれ、
今週も大きく相場が動く可能性がありそうです。

また、しばらくはリスクテーマとなりそうですので、
株価の動向にも注目してトレードをしていきたいものです。

さて今日は、変革のお話です。

祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…。

とは、有名な平家物語の冒頭の一節ですが、
世の中はほんとうに絶えず変化しているものですね。

米の大統領選も激戦でも、経済問題とともに
" Change "がテーマとなっているようです。

さて今、コモディティ(商品)市場が高騰していますが、
日本にとっても「天然資源」「エネルギー」「食料」
の三重の高騰となって経済を圧迫しています

2度の世界大戦の時代を含み100年以上も
安定した価格であった原油価格が、
2度の石油危機を経て、イラク戦争以来高騰を続け
ついに本年初頭に1バレル100ドルを記録することとなって、
消費国にとってはたいへんなこととなりました。

逆に産油国は羽振りよく、先日、アブダビ投資による
米シティーグループへの投資をで名を馳せたUAEでは、
連邦政府職員給与と年金を70%引き上げたそうで、
世界のマネーの構図もはっきりと変化してきていますね。

原油価格が1バレル1ドル上ると
UAEなど十カ国の石油輸出収入は年間65億ドルも増えるそうで、
原油マネーを秘密裏に投機マネーとしてファンドに供給して
高騰をあおる構図もささやかれていて、
実体価格と乖離してきているとはいえ、
まだまだ原油価格は高騰しそうです。

短期筋はあおりに乗じて行きますが、
「こんなに灯油が上ったら、ストーブも焚けない」と
嘆く声を聞くと、資本主義の行き過ぎも感じてしまいます。

一方、為替もドルが凋落してきていて、
円、スイスフランの逃避通貨とユーロが
順相関関係が強くなりました。

ユーロはすでに米国に匹敵する経済規模となり、
貿易量も外貨準備量も米国を超えています。
債券発行額もドルより多くなっています。

さらに、爆食経済とか、3つの過剰
(過剰貯蓄と過剰流動性と過剰投資)とか、
悪口を言われながらも世界一の外貨保有国の中国が
世界経済のおいて台頭してきていて、
今年のオリンピックが終わったら、
バブル崩壊が心配という声もあるものの、

一方では将来、ドル、ユーロ、元の
三極化となるというアナリストもいます。

ともあれ、今世界は音を立てて変わっているようです。

" Change "の「g」を「c」に変えると、
チャンス(Chance)になるなんて言葉遊びではないですが、

私達トレーダーは、大きく動くこの時流に乗って、
相場が良い時にはしっかり買って、
相場が悪い時にはしっかり売って、
しっかりと利益を得ていきたいものです。


FX情報をもっと見る
過去ログ
2017年09月(3)
2017年08月(3)
2017年07月(5)
2017年06月(4)
2017年05月(4)
2017年04月(4)
2017年03月(4)
2017年02月(4)
2017年01月(4)
2016年12月(4)
2016年11月(4)
2016年10月(5)
2016年09月(4)
2016年08月(2)
2016年07月(5)
2016年06月(4)
2016年05月(4)
2016年04月(4)
2016年03月(4)
2016年02月(4)
2016年01月(5)
2015年12月(3)
2015年11月(4)
2015年10月(4)
2015年09月(3)
2015年08月(4)
2015年07月(4)
2015年06月(4)
2015年05月(4)
2015年04月(4)
2015年03月(4)
2015年02月(4)
2015年01月(3)
2014年12月(3)
2014年11月(4)
2014年10月(4)
2014年09月(4)
2014年08月(4)
2014年07月(4)
2014年06月(4)
2014年05月(3)
2014年04月(4)
2014年03月(4)
2014年02月(4)
2014年01月(4)
2013年12月(3)
2013年11月(4)
2013年10月(4)
2013年09月(5)
2013年08月(3)
2013年07月(4)
2013年06月(4)
2013年05月(4)
2013年04月(4)
2013年03月(5)
2013年02月(4)
2013年01月(4)
2012年12月(4)
2012年11月(3)
2012年10月(4)
2012年09月(5)
2012年08月(3)
2012年07月(5)
2012年06月(3)
2012年05月(4)
2012年04月(5)
2012年03月(4)
2012年02月(4)
2012年01月(4)
2011年12月(4)
2011年11月(4)
2011年10月(5)
2011年09月(4)
2011年08月(3)
2011年07月(5)
2011年06月(4)
2011年05月(5)
2011年04月(4)
2011年03月(4)
2011年02月(4)
2011年01月(5)
2010年12月(4)
2010年11月(4)
2010年10月(5)
2010年09月(4)
2010年08月(5)
2010年07月(4)
2010年06月(4)
2010年05月(5)
2010年04月(4)
2010年03月(5)
2010年02月(4)
2010年01月(4)
2009年12月(7)
2009年11月(8)
2009年10月(7)
2009年09月(8)
2009年08月(9)
2009年07月(13)
2009年06月(13)