FX 情報サイト活用のお話

G7後の週はじめは、窓を空けて始まりましたが
その窓も埋まり、G7の影響もはかなく感じられましたが、
翌日はまた戻す忙しい展開となりましたね。

一昨日14日(月)は、ワシントンG7が終了して、
世界経済の悪化の認識が示されるとともに、
プラハG7以来7年7カ月ぶりにドル安懸念の声明も出されて
市場反応が注目されましたが、ドル円が101円台前半まで
上窓を空け、一方、ユーロドルも1.57台を割り込んで
下窓を空けてのスタートとなりました。
その後、午前10時半に豪住宅ローンが発表されて、
オージーが対ドルと対円ともに下落して、コモディティ市場の
軟調も背景にNZもつられるように下落しました。
日経平均やアジア株価は軟調に推移して、
リスク回避の動意にドル円とクロス円も空けた上窓を閉めて
軟調な展開となっていきました。
一方、ユーロドルは、しだいにG7をあざ笑うかのように
下窓を埋めていきました。
日経平均は前日比で一時450円を以上も下落しました。
ロンドン時間に入ると、さらにユーロドルが上昇して、
1.58台後半まで上昇しました。
夕方5時半の英生産者物価指数と英生産者出荷価格と
夕方6時の欧鉱工業生産は、ともに市場予想を上回る
結果となって、ポンド円が上昇して、
ユーロ円も上下動しながらも堅調な展開となりました。
午後7時に米銀のワコビアの四半期決算が発表されて、
資本増強計画も同時発表されたものの赤字計上であったため、
ドル円が軟調となりました。
ニューヨーク時間に入ると米小売売上高が発表されて、
除く自動車では市場予想を下回ったものの、
小売売上げ総体では市場予想を上回り、
ドル円が上下投資ながらも堅調に転じました。
一方、ユーロドルやポンド円は下落して行く展開となりました。

ゴトウ日の昨日15日(火)は、
早朝に米ベアース・ターンズの四半期決算が発表されて、
1株利益0.86ドル、収入34.3億ドルと言う結果になりました。
朝の7時45分にNZ小売売上高が発表されて、
市場予想をやや下回りましたが市場反応は限定的でした。
続いて英RICS住宅価格が発表されて
市場予想を下回るとともに30年来の低水準となったことで、
ポンドが下落しました。
日経平均が前日比で一時マイナス圏となったものの、
その後に堅調となったことで、
東京時間の午前中はドル円とクロス円が上昇しました。
ユーロドルとポンドドルは保ち合いとなりましたが、
豪ドル米ドルは堅調な展開となりました。
午後になると日経平均が頭が重く伸び悩んだこともあって、
ドル円とクロス円が軟調に転じました。
日経平均は前日比+73.07円で取引を終えました。

ロンドン時間に入るとドル円とクロス円の軟調が加速して、
ドル円が一時100円台後半まで下落しました。
夕方5時半に英消費者物価指数が発表されて
市場予想を下回る結果にポンドが下落しました。
ポンド円が198円台前半まで、ポンドドルが1.96台まで下落して
ユーロポンドが市場最高値を更新しました。
夕方6時に独欧のZEW景況感調査が発表されて、
ともに市場予想を下回る結果となりました。
これを受けてユーロドルが軟調となって、
ユーロ円も一時159円台後半まで下落しました。
豪ドル米ドルもロンドン時間に入ってからは
軟調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると午後9時半に
米生産者物価指数とNY連銀製造業景気指数が発表されて、
連銀指数では構成項目の雇用が悪かったものの、
総合では市場予想を上回る好結果となって、
続いて発表された対米証券投資は好悪交錯したものの、
ネット長期TICフローが良い数字となって、
ドル円とクロス円が上昇しました。
その後、揉み合いの乱高下を演じた後、
軟調であったNYダウの持ち直しを背景に、
深夜2時に発表されたNAHB住宅市場指数が
3ヶ月連続で横這いであったことで
住宅市場の底打ち感がでてきたこともあって、
ドル円とクロス円が揉み合いの上下動をしながら上昇しました。
ポンドドルなどドルストレートはドル買いに軟調となりました。
NYダウは前日比+60.41ドルで引けました。

今日16日(水)は、
午前9時半に豪Westpac先行指数、
午後3時に日工作機械受注、
同午後3時に独消費者物価指数(確報値)、
独調和消費者物価指数(確報値)、
夕方5時半に英失業率、
夕方6時に欧消費者物価指数、
夜の9時半に米消費者物価指数、米住宅着工件数、
米建設許可件数、
同夜の9時半に加製造業出荷、
夜の10時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
深夜3時に地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)、
などの経済指標が発表されます。
英・欧・米の指標には注目です。

明日17日(木)は、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)、日設備稼働率(確報値)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高、
夕方6時に欧貿易収支(季調済)、
夜8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米景気先行指標総合指数、
などの経済指標が発表されます。
スイス・加・米指標には注目です。

さて、G7後の週はじめは、プラハG7以来7年7カ月ぶりに
ドル安懸念の声明も出されたことで、
ドル円とクロス円が上窓を空け、
ユーロドルが下窓を空けてのスタートとなりましたが、
その日のロンドン時間までには空けた窓も埋まるG7の影響も
はかない結果に見えましたが、翌日は上下動しながらも、
ドル円とクロス円が持ち直し、
ポンドドルやユーロドルが軟調となって、
堅調であった豪ドル米ドルも下落して
ドルストレートが軟調となりました。

今日16日(水)は注目指標も多く、
JPモルガンの四半期決算もありますので、
また注目の1日となりそうです。
明日17日はやや経済指標は小粒ですが、
メリルリンチの四半期決算が注目されます。
株価の動向に注意しながら機敏にトレードして行きたいものです。

世界の株価


さて今日は、情報サイト活用のお話です。

私達トレーダーにとって、
リアルタイムで得られる最大の情報は、
プライスの変動そのもの、つまり、チャートである、
なんてことがよく言われて、

厳格なテクニカルトレーダーの中には、

「得た情報は、あなたが最初であることはないのだから、
 情報でトレードするなどということは、考えてはいけない。
 ニュースを見てトレードしたのでは、既に遅いのだ。」

などと厳しい考えの人もいるようですが、

まぁ、確かにそうではあっても、
ニュースや情報は気になるものですね。

情報に年間数千万円もかけるという機関投資家と
情報戦ではとても太刀打ちできませんが、

タイムラグがあるとは言え、
無料の情報やニュースをチェックしてみるのも、
ときには役立つこともあります。

経済指標の発表予定やその結果は、
ほとんどの取引している証券会社などで提供してくれますし、

概況やニュースについても
有名なところでは、

ロイター

ブルームバーグ

日経ネット

などがあって、無料で情報が得られて便利ですね。

そういえば、スカパーでも月に525円の有料ですが、
チャンネル250でブルームバーグニュースが見れますね。

さて、使い方も慣れてくると、
いろいろな使い方もあるようです。

一例では、ロイターのページには右上に検索欄があって、
例えばここに「決算 予定」と打ち込んで検索してみますと、
決算発表のニュースが見れたり、何日にどこの会社が決算発表か、
などという情報を得ることができます。

また、著名投資家の発言なども
この検索欄に例えば「ソロス」と打ち込んで検索すると、

1/22の記事などを見ることができます。

また、「ジム・ロジャース」と打ち込んで検索すると、

2/19の記事を見ることができます。

「なるほど、それでジム・ロジャースは、
 所有している米株式のほとんどを売って
 ニューヨークのハドソン湾が見える自宅まで売却して、
 シンガポールに移り住んだのかぁ。」

とか、(笑)

「著名投資家は、この頃から米経済にかなり悲観的だなぁ。」

とか、いろいろ楽しめそうですね。

でも、ニュースを読んで興奮しても、

仁侠映画を見てその気になる人よろしく(苦笑)

「よーし、売りだぜぃ。」と短期トレードで売りをかけると

短期的な情勢の変動で、逆に動くこともあるのでご用心。

やはり現実のトレードは、
リアルタイム情報であるチャートをしっかり見て
行いたいものですね。

FX 「負けないことを考える」のお話

日欧米主要金融機関の首脳も招かれた
ワシントンG7が終了して、
プラハG7以来7年7カ月ぶりに
ドル安懸念の声明も出されましたね。
世界経済の悪化の認識も示されて、
各市場での反応が注目されます。

また、今週は米金融・証券会社の
四半期決算発表もありますのでこちらにも注目です。

先週末11日(金)は前日のNY時間の地合いを継いで、
東京時間では日経平均が堅調に推移したことを背景に、
ドル円とスロス円もやや円安傾向での推移となりましたが、
NZドルは早朝に発表された宅販売が
前年比で−53.3%と大幅に落ち込んだことで、
早朝は軟調傾向の上下動となりました。
東京時間ではG7を意識したか
様子を見る向きも多かったようで動意薄の展開となりました。
ドルストレートも同意薄く、
ユーロドルが1.57台後半での小幅な値動きとなりました。
日経平均は、前日比+378.43円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると午後3時に独卸売物価指数が発表されて
市場予想を上回る結果となり、
ややユーロが買われてドルが売られる動きも見られたものの
指標自体の反応は限定的でした。
その後、米GE社の四半期決算が発表されて
市場予想を下回ったことによるダウ先物の下落と、
全米経済研究所の所長による
「ドルはさらに下落する必要がある。」とのコメントなども
あって、リスク回避とドル売りの動意となって、
ユーロドルが上昇して、
ドル円とクロス円が下落する展開となりました。
ドル円は100円台後半まで、
豪ドル円が93円台後半あたりまで下落しました。
欧州株価も軟調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると米輸入物価指数が発表されて
市場予想より強い数字となりましたが、
リスク回避の動意の渦中で、市場反応は限定的でした。
ドル円とクロス円の多くは揉み合いとなりましたが、
ユーロ円やポンド円は、軟調傾向の上下動となりました。
独連銀総裁から「ECBに利下げ余地はないことと、
短期的には利上げの必要もないこと。
米国経済鈍化がユーロ圏に及ぼす影響はそれほど強くはない。
IMFの欧州経済予測は(悲観的過ぎて)同意できない。」
という認識のコメントがありました。
午後10時55分になると5分フライングで
米ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が発表されて、
63.2と市場予想を下回り26年ぶりの低水準となりましたが、
構成項目の中に住宅市場の落ち込みに緩和を示す
数値が見られたことで、
ドル円とクロス円が下げ後に一時反発する場面も見られました。
しかし、その後はまた軟調傾向の揉み合いとなりました。
ユーロドルは、ルクセンブルグ首相の
「為替相場の最近の動きは好ましくない。
米大統領は強いドルを好むと明確にしている。」
との発言もあって、G7も意識したか深夜12時から下落して、
その後深夜3時頃から上昇してまた下げる
思惑の交錯した展開となりました。
深夜からワシントンでG7が開催されました。
NYダウは終日軟調で、前日比−256.56ドルで取引を終えました。

週はじめの今日14日(月)は、
早朝7時45分にNZ小売売上高、
朝の8時50分に日銀政策会合議事録、
午前10時半に豪住宅ローン、
夕方5時半に英生産者仕入価格、英生産者出荷価格、
英生産者物価指数、
夕方6時に欧鉱工業生産、
夜の9時半に米小売売上高、米小売売上高(除自動車)、
同9時半に加新車販売台数、
夜の11時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
NZと米の小売売上高には注目です。

ゴトウ日の明日15日(火)は、
早朝の7時45分にNZ消費者物価、
朝8時01分に英RICS住宅価格、
午後1時に日首都圏新規マンション発売、
夕方5時半に英消費者物価指数、英小売価格指数、
英DCLG住宅価格、
夕方6時に独ZEW景況感調査、
同6時に欧ZEW景況感調査、
夜の9時半に米生産者物価指数、NY連銀製造業景気指数、
夜の10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
NZと英の消費者物価、
米の指標の対米証券投資などには注目です。

さて、日欧米主要金融機関の首脳も参加した
ワシントンG7が終了しました。
世界経済の悪化を認識するとともに、
グローバル化に伴い金融システムの秩序だった
機能を確保するため、金融機関を各国協同で監視することと、
2004年の米ボカラトンG7以降続いてきた表現を改め、
「主要通貨で急激な変動がある。経済・金融の安定へ与え得る
影響について懸念している」と明記されることになりました。
また、プラハG7以来7年7カ月ぶりに
ドル安懸念の声明も出されました。

週明け、短期的に対円での「期初の買い」を
見込む声もあることも指摘されていますが、
G7でドル安懸念の声明があったものの、
ドルは上値の重い展開となりそうだとの観測もあります。
さて如何なりますか、
市場がどのような反応となるのか注目です。

今週は、今日14日(月)の米小売売上高をはじめ、
15日(火)の対米証券投資、
16日(水)の米消費者物価指数と米住宅着工件数・
米建設許可件数、地区連銀経済報告(ベージュブック)、
17日(木)の米フィラデルフィア連銀製造業指数、
などの経済指標のほか、

15日(火)のベアスターンズの決算、
16日(水)のJPモルガンの決算、
17日(木)のメリルリンチの決算、
18日(金)のシティーグループの決算、
など連日のように注目の金融・証券会社の
四半期決算が発表されます。
株式市場に連動して同意づく可能性もあるので、
これらにも注目です。

各市場の初動に注意しながら、
機敏にトレードして行きたいものです。
大きく相場が動く可能性があります。


さて今日は、「負けないことを考える」のお話です。

ぶらりと本屋さんに立ち寄りましたら、
月刊経済誌などが並んでいるコーナーに
以前はあまり見られなかった
FX関連の本が何冊か並んでいました。

その中に日本実業出版社が出している
「勝ち残りのFX」という本があって、
興味深い内容もあったので購入してみました。

若林栄四さんのドル円8年サイクルのお話も
興味深く読みました。

82年11月に278円の高値をつけてから下落して、
87年12月に121円の安値をつけて、
その後は上昇して90年4月に160円に戻した後、
歴史的に残る95年4月に80円を下回り、
その後また上昇して、98年8月に147円まで戻した後、
05年1月に101円の安値をつけて、
そして、現在に至るわけですが、

1年くらいのズレはあるものの、
どうも07年6月22日につけた124円が
約8年周期の天井のようで、

その周期説では11年に向けてさらに下落が進むとのことで、
その下落予想は95年をも凌ぐ凄い数字ですが、
「なるほどなぁ。」と思いました。

まぁ、あまり先入観もどうかとも思いますが、
興味のある方は、是非、ご一読をお奨めいたします。

さて、同書には巻頭に対談が掲載されていて、
外為どっとコムさんの為替セミナーでおなじみの
軽妙な語り口の酒匂さんと、15年連続で年間トータルで
勝ち続けた今井さんの対談なのですが、

その今井さんが勝ち続けた秘訣を
酒匂さんに尋ねられて答える場面がありました。

これにも「なるほどなぁ」と思いました。

勝ち続けた秘訣について

「答えは非常に明確で、とにかく負けないことです。」

と、今井さんは語られていらっしゃいました。

すぐに、「どうやりゃ負けないで済むの?」と
ツッコミたくなりますが、(笑)

これについても答えられていて、

「これはイケル! と思ったところだけトレードして、
 あとは、何もしないほうがいいんです。」

とおっしゃられています。

揉み合いや保ち合いなど、判らないときはトレードを控えて
ジッとしていると良いということのようです。

とかくトレードでは勝つことばかりを考えるものですが、

「負けないことを心がける」ことが、
「勝つことにつながる」というのは、

数々のトレードをこなした経験から滲み出る
とても含蓄のある言葉です。

天才的なスキャルパーならば別かもしれませが、
過剰トレードではプロでも負けてしまうのかもしれませんね。

なんか今日は本のレビュアーのように
なってしまいましたが、(苦笑)
そのほかいろいろな話題も盛りだくさんで、
なかなか良い本でした。

たまに、ぶらりと本屋さんに立ち寄るのも良いものです。^^


参考: 日本実業出版社 「勝ち残りのFX 儲け方別攻略法!」

FX ワクワクする大切なお話

昨日は堅調であったユーロドルが、
トリシェECB総裁の記者会見を発端としてG7も意識したか、
強いドル買戻しの動意となって下落して、
一方、軟調であったドル円とクロス円が
ドル買戻しとNYダウの堅調を背景に急上昇して、
大きく下げて大きく上げる激しい値動きとなりましたね。

一昨日9日(水)は朝に英ネーションワイド消費者信頼感が
発表されて、市場予想は上回ったものの
6ヶ月連続の低下となりました。
ドル円とクロス円は株価の軟調を背景に
リスク回避の動意となって軟調な展開となりました。
日政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
日銀金融経済月報では、足もとと先行きともに
景気認識を下方修正しました。
日工作機械受注は2.9%という結果になりました。
ロンドン時間に入ると独の貿易収支と経常収支が発表されて、
市場予想を上回る結果となりました。
この時間ドル円とクロス円はロンドン勢の参加とともに
しだいに堅調な展開となりました。
夕方5時半に英の鉱工業生産と製造業生産高が発表されて、
市場予想を上回る結果となりました。
これをうけてポンドドルが一時上昇しましたが、
すぐに調整となって、結果限定的な反応となりました。
夕方6時に欧GDP(確報値)が発表され、
市場予想とおりの結果となりました。
続くIMFリポートでは、米GDP伸び率などが下方修正されました。
その後も欧州株価やダウ先物が戻したことで
ドル円とクロス円の堅調が続きました。
ドルストレートはこの時間揉み合いの上下動となりました。
ニューヨーク時間に入ると、IMFの米経済に対する悲観的な見解や
サマーズ元米財務長官の「米国はリセッションにある」との
コメントやメリルリンチの大幅損失計上の噂もあって、
一転してドル円とクロス円が軟調となっていきました。
一方、ユーロドルは一時1.58台半ばを
超えるあたりまで上昇しました。
原油が一時112ドルを超えるあたりまで上昇しました。

昨日10日(木)は、前日のNY終盤からオセアニア時間にかけて、
いったん保ち合いとなったものの、東京時間に入ると
「IMFの米経済への悲観的な見解」や
「米メリルリンチが60億ドルを超える大幅な損失計上する」との
観測報道による米金融機関の決算懸念から、
日経平均の軟調を背景にドル円とクロス円が、
急落する展開となりました。
午前10時半に豪雇用統計が発表されて、
新規雇用者数が1.48万人と市場予想を上回ったことで、
オージーが上昇して、豪ドル米ドルが一時0.93台半ば近くまで
上昇して、豪ドル円では94円台後半まで上昇しました。
その後、豪ドル米ドルは調製となって、
豪ドル円は全般的なリスク回避の流れに飲まれるように
軟調となっていました。
その後、米メリルリンチのCEOから資本が健全である旨の
コメントがありましたが、市場反応は限定的でした。
その後もドル円とクロス円の軟調が続きました。
また、ポンドの利下げ思惑にユーロポンドが3日連続で
史上最高値を更新しました。
日経平均は、前日比−166.59円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、政策金利発表を意識したと思われる
持ち高調整でいったんドル円クロス円が戻し、
ユーロドルとポンドドルが押す動きも見られました。
午後5時半の英商品貿易では−74.87億GBPと
赤字幅の縮小となりました。
その後は、欧州株価の軟調も背景に、
リスク回避にまたドル円とクロス円が軟調となって、ドル売りに
ユーロドルとポンドドルが上昇する展開となりました。
午後8時に英BOE政策金利が発表されて、
市場の大方の予想とおり0.25%の利下げとなりました。
BOE声明では、今年のインフレ率は一段と上昇する
見込みとしながらも、金融政策は金融市場の混乱の
バランスを取る必要があるとの見解を示しました。
発表直後、ポンドドルは上下動となって、
その後は上昇する展開となりました。
ポンド円はいったん下げを加速させた後、
ショートカバーの入る展開となりました。
続く午後8時45分には欧ECB政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりました。

ニューヨーク時間に入ると米経済指標が発表されて、
貿易収支は赤字が拡大しましたが、新規失業保険申請件数は
減少して雇用環境の改善をうかがわせました。
同時刻に注目のトリシェECB総裁の記者会見が行われて、
中期的に物価安定の上方リスクがあるとしながらも、
マネーとクレジットの伸びは力強く、
ユーロ圏の失業率は25年来の低水準で、
ユーロ圏経済のファンダメンタルズが健全で
米国とは違うという認識が示されました。
また、質疑応答において、新たな行動は
今は示唆したくないとしながらも、
為替の過度な変動を忌み嫌うことを述べました。
ECB政策金利の発表とトリシェECB総裁の記者会見を受けて、
週末のG7も意識したか、ユーロドルが
強いドル買戻しの動きに軟調の度を強めていきました。
一方、ドル円とクロス円はポールソン米財務長官からの
「米経済は急激に下落に転じた。
住宅市場が最大のリスクである」とのコメントが
わずかに影響したか、上下動を演じた後、
ドル買戻しの動きとNYダウの堅調も後押されて、
強い上昇動意となって急上昇していきました。
ユーロドルが一時1.57台前半まで下落して、
一方、ドル円は一時102円台に迫るあたりまで上昇して、
下落著しかったポンド円も一時201円台前半まで上昇しました。
深夜3時の米月次財政収支は改善となりました。
NYダウは前日比+54.72ドルで引けました。

週末の今日11日(金)は、
朝の8時50分に日国内企業物価指数、
午後3時に独卸売物価指数、
夜の9時半に米輸入物価指数、
同夜の9時半に加新築住宅価格指数、
夜の11時にミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、昨日10日(木)は、堅調であったユーロドルが、
トリシェECB総裁の記者会見を発端としてG7も意識したか、
強いドル買戻しの動意となって下落して、
一方、軟調であったドル円とクロス円がドル買戻しと
NYダウの堅調を背景に急上昇して、
大きく下げて大きく上げる激しい値動きとなりました。

今日は夜11時のミシガンが速報値なので注目されます。

そして、今夜から開催されるワシントンでのG7ですが、
各国の財務相と中銀総裁のほか異例となる
米欧日の大手金融首脳も招いての開催で、
流動性不足に陥った金融機関への信用枠供与など
サブプライム問題への具体策が協議される模様ですが、
その他、金融再生策が具体的に
どこまで盛り込まれるかが注目されます。

先週末の4日(金)に発言のあった
ユンカー・ユーログループ議長の
「G7では為替の問題について協議するだろう。」
トリシェECB総裁からは
「G7では市場調整の教訓を確認するだろう。
為替の過度な変動は成長にとって歓迎出来ない。」などもあり、
為替協議も注目されます。ともあれ、先進主要国をあげて
サブプライム問題解決へ動こうとするG7とはなりそうです。
G7の結果が注目されます。


さて今日は、ワクワクする大切なお話です。

イソップ物語に登場する「アリとキリギリス」のお話は、
夏の間に歌い呆けていたキリギリスが、
冬を考えてせっせと働くアリたちに、
冬に食べ物を乞うても
「夏に歌っていたなのら、冬には踊ったら」と
アリが皮肉を言い、労働奨励をするという
クサイお話ですが、(笑)

もともとは、「アリとセミ」のお話だったとか、
伝承と翻訳の過程で儒教思想が入ったのだとか、とも言われる
いわくつきの物語のようです。

まぁ、働くばかりでも味気なく、
ときには娯楽も必要なものと思いますが、

さて、ところがお金に働いてもらう「投資」では、
アリとキリギリスのお話そのもののようなことがあるようです。

年間に数億とか数千Pipsという大仰なことではなく、
たとば、100万円を投資で1年かけて
利益を30万円だけ得れたとしますと、
元利両方で130万円となります。

これで、この30万円の利益を遊興などに使ってしまえば、
また、元金の100万円だけとなってしまいます。

これでは、毎年仮に30%の利益を得れていたとしても、
毎年30万円を遊興には使えるものの、
いつまでたっても100万円プレーヤーであるわけです。

たとえば20年間たつと、その間に600万円の利益となりますが、
20年間たっても元金は100万円のままです。

ところが、この利益を「再投資」して、
仮に同じ%の利益が得られると仮定すると…、

「おいおい、年30%の利益と言うと、
 かのジョージ・ソロスのクォンタム・ファンドや
 かつての天才少年マットセト君のマットセト・ファンドと
 同じような利益率じゃないか! 仮定が非現実的だぜ。」

というツッコミも聞こえてきそうですが、(苦笑)
まぁ、「再投資」を説明する仮定のお話として聞いてください。

さて、「再投資」を20年繰り返していくとすると、
2年目には元利を合わせて169万円となって、
なんと、20年たつと「1億9,000万円」となってしまいます。

「利益を毎年使ってしまったか」、
「再投資としたのか」、の
たった(?)これだけの違いだけで、
巨大な差となってしまうのですね。

かたや20年間後に元利ともで700万円、
かたや1億9,000万円です。

まぁ、実際は「再投資」をするとしても
税金もあるので1億円までいかないのですが、

感覚的に違和感があってにわかには信じられないほどの
大きな差となってしまいます。

年単位のゆっくりとした複利運用なわけですが、
このように見てみますと、

かつてアインシュタイン博士が、
「人間の発明した仕組みでもっとも驚くべきものは複利である」
といった言葉が実感を伴って迫ってきますね。

「利益が出ても引き出さない」

お金に働いてもらう投資では、
マネーには働きづめのアリさんになってもらう
必要がありそうですね。

「とは言うが、そんなの現実には無理だろう…。」

そうでしょうか。

FXでも、100万円の資金なら、
厳格に損失を限定するとするならば、
短期トレードで10万通貨単位のトレードはできそうですが、

10万通貨単位のトレードなら、
1Pipsは、1,000円ほどとなって、

初年に30万円なら、年間に300Pipsですから、
月なら25Pipsです。

100万円の資金で、ひと月で25Pipsなら
実現できそうな感じがしませんか?

次年度からは、増えた資金に従って建て玉を増して、
たとえば次年度では13万通貨単位というように
すれば良いわけです。
ひと月に目指す25Pipsには変わりはありません。

それでいて、100万円は大きなお金に変身します。
これで20年後には1億円を視野に入れることができるのです。

「億」を越えると精神的な意味でも人生が変わります。

もう少しだけ頑張って数億円にまでなると
トレードしなくても金利があれば、普通の生活なら
お金を使ってもなかなかお金が減らなくなるようです。

寝ててもできそう、とまでは言えないものの、
たまにはこんな(現実味のある)狸計算も楽しいものですね。

儲けるにはきっと「のんびりトレード」で良いのです。
もしかすると、これこそがトレードなのかもしれません。

「もっと、もっと」と焦る無謀が暴走トレードとなって、
儲けることのできない
「元凶」となっているのかもしれませんね。

「やったぁ、一発で150Pipsゲットォォォー。」

でも、過剰トレードで収支がマイナスなら
何にもならないのです。
ただのギャンブル的な興奮を味わうだけのトレードです。

「えーい、じれったい」とばかりに

早く育て!と、富の芽に
熱湯をかけて枯らしてしまうようなことは止めて

心にも時間にもゆとりある
「のんびりトレード」をしませんか―。

FX 格闘家とトレードのお話

FOMC議事録ではかなり悲観的な内容となりましたが、
悪材料の織り込みはかなり進んでいるようで、
一時下落したものの、ほどなく戻す上下動となりました。

明日10日の英欧の政策金利と
トリシェECB総裁の記者会見が注目されます。

一昨日7日(月)は、前週末の米雇用統計が
悪い結果となりましたが、織り込みも済んだ模様で、
東京時間に入ると新規の外債投資や投信設定などで
ドル円とクロス円が上昇しました。
一方、ドルストレートは欧州通貨が軟調で、
オセアニア通貨が堅調なまちまちの展開となりました。
日経平均は前週比+157.01円で取引を終え、
アジア各国の株価もおおむね堅調となりました。
ロンドン時間に入ると、はじめドル円が堅調であったものの、
その後は揉み合いの上下動となりました。
クロス円も堅調に推移しましたが、
その後、カナダ円が軟調となり、
他のクロス円も揉み合いの上下動となりました。
一方、ドルストレートは、欧州通貨がはじめ軟調でしたが、
午後7時に発表された独鉱工業生産が市場予想を上回る
好結果となったこともあって、しだいに堅調に転じました。
オセアニア通貨は上下動しながらも堅調な推移が続きました。
ニューヨーク時間に入ると、
カナダの住宅建設許可が発表されて、
−1.0%と市場予想を大きく下回り、カナダが売られました。
米貯蓄貸付組合のワシントン・ミューチュアルが
複数の企業から50億ドルの出資を受けることが報道されて、
NYダウが上昇したこともあって、
一時ドル円とクロス円が上昇しましたが、
CNBCによるベア・スターンズの人員削減報道や
ボストン連銀総裁の米経済に対するネガティブ発言などもあって
後半はドル円とクロス円が軟調となりました。
一方、ドルストレートは、やや軟調傾向から揉み合いの
上下動となりました。NYダウは小幅高で取引を終えました。

昨日8日(火)は、早朝にNZのNZIER企業景況感が発表されて、
−64と33年ぶりの低水準となりましたが、
市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比マイナス圏で寄り付いて、
その後も軟調に推移しました。
東京時間に入るとドル売りの動意にドル円が下落して、
米欧の政策金利動向を反映してか
ユーロドルがストップを巻き込んで
一時1.57台後半まで急伸しました。
この動きにユーロ円も一時161円台後半まで上昇しました。
ユーロ円を除くクロス円は軟調となりましたが、
昼頃からは反発して揉み合いとなりました。
ユーロ円はユーロドルにつられて、
逆に昼頃から軟調となるまちまちの展開となりました。
一方、上昇していたユーロドルは昼頃から一転して軟調となり、
ポンドドルも昼頃から軟調となっていきました。
また、10日(木)発表の政策金利の思惑から
ユーロポンドが上昇しました。
日経平均は前日比−199.80円で取引を終えました。

ロンドン市場に入ると、
英HBOS住宅価格が市場予想を下回ったことも手伝って、
10日(木)の英政策金利が利下げになるとの思惑を背景に
ポンドドルとポンド円が下落していきました。
ポンドドルは1.96台後半まで、
ポンド円は201円台前半まで下落しました。
一方、ポンド円を除くクロス円とドル円は
午後3時半過ぎから軟調となって
午後5時半過ぎから一転して堅調となる展開となりました。
一方、ユーロドルは、はじめ上昇して揉み合いとなった後、
午後7時過ぎから下落する展開となりました。

ニューヨーク時間に入るとカナダ住宅着工件数が発表されて、
市場予想を上回る結果となりましたが市場反応は限定的でした。
ポンド円は安値での揉み合いとなりましたが、
他のクロス円とドル円は揉み合いながらも
やや堅調に推移しました。
夜の11時に米住宅販売保留が発表されて
市場予想を下回りましたが、
米の悪材料はかなり織り込んでいるためか、
市場反応は限定的でした。
深夜3時に米FOMC議事録が発表されて、
「深刻で長期的な経済下降の可能性」
「住宅市場の安定化の兆しがほとんど見えない」
「2008年上半期の実質GDP縮小と予想」
「金利政策だけでは市場の問題解決出来ないと認識」など、
悲観的な内容にドル円とクロス円が下落しましたが、
悪材料の織り込みは既に進んでいて、
ほどなく反発して揉み合いとなりました。
一方、ドルストレートは欧州通貨では
揉み合いでの上下動となりましたが、
オセアニア通貨は堅調な展開となって、
まちまちな動きとなりました。
NYダウは前日比−35.99ドルで取引を終えました。

今日9日(水)は、
朝の8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数、
昼過ぎに日政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
午後3時に日工作機械受注(速報値)、
同午後3時に日銀経済月報、
同午後3時に独貿易収支、
午後3時半に日銀定例記者会見、
夕方5時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
夕方6時に欧GDP(確報値)、
夜の11時に米卸売在庫、
などの経済指標が発表されます。

ゴトウ日の明日10日(木)は、
朝の8時01分に英NIESRのGDP予想、
朝の8時50分に日機械受注、日国際収支、
午前10時半に豪新規雇用者数、豪失業率、
夕方5時半に英商品貿易収支、
夜の8時に英BOE政策金利(市場コンセンサスは0.25%の利下げ)
同夜の8時にBOE声明、
夜の8時45分に欧ECB政策金利(市場コンセンサスは据え置き)
夜の9時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜の9時半に米貿易収支、米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に加国際商品貿易、
深夜3時に米月次財政収支
などの経済指標が発表されます。
豪・英。欧・米の指標
およびトリシェECB総裁の記者会見には注目です。

さて、FOMC議事録ではかなり悲観的な内容となりましたが、
悪材料の織り込みはかなり進んでいるようで、
一時下落したものの、ほどなく戻す上下動となりました。

明日の10日(木)には注目の英欧の政策金利が発表されます。
欧州の政策金利は据え置き濃厚のようですが、
英政策金利に関しては、据え置き論も1/4くらいあるようですが、
大方の予想では0.25%の利下げとなっていて、
昨日の8日(火)には織り込む動きが見られました。

10日の政策金利発表後のBOE声明とともにポンドの動きと
トリシェECB総裁の記者会見には大いに注目です。

欧英の政策金利の発表とトリシェECB総裁の記者会見のあとは、
市場の関心は、11日(金)の夜から開催される
ワシントンでのG7へと向かいそうです。

日本からも白川氏が日銀新総裁として
なんとかG7へ参加できそうです。

さて今日は、格闘家とトレードのお話です。

ボクシング・グローブもつけずに戦って、
そこでは打撲傷はもちろんのこと、
骨を折る者や失明する者まで出る、
文字とおりの死闘が繰り広げられる格闘技がありました。

その格闘技に出場する格闘家へ
あるインタビューがあって、

「試合に出るのが怖いか?」という質問に

多くの出場者は、「恐れるものは誰もいない!」と、
勇気に溢れる回答をしました。

ところが一人、

「リングに上るのが死ぬほど怖い」

と答えた格闘家がいました。

そり人の名は、ホイス・グレーシー。

そう。あの100戦無敗のグレーシー柔術の
ホイス・グレーシーでした。

そして彼はこう言葉を続けました。

「この恐れを自分に有利なように用いるのだ。
 恐れがなければ試合に勝つことはできない。
 試合は危険であり、恐れることは最大の防御なのだ。
 恐れることで、私は自分の持てる技の全てを使い、
 自分を守ろうとする。」

100戦全勝の秘訣は恐れを知る防御であったことを
明かしたのでした。

このお話は、ラリー・ウィリアムズの著書
"LONG-TERM SECRETS to SHORT-TERM TRADING"
で紹介されているものですが、

その著書の中で、ラリーは、格闘とトレードは似ているとして、

「マーケットには畏敬の念が必要で、
 マーケットと自分自身への恐れを知らなくてはならない。
 そして、トレードを仕掛けるには勇気が必要であるが、
 その勇気とは、自信・恐れ・積極性から成り立っている。」

と、述べています。

確かに私達トレーダーは、
つねにリスクと隣りあわせ、と言うよりも、
トレード自体が「リスクを売買する」ことですから、
恐れと防御は不可欠なのですね。

もちろんトレード言う「リスク」とは
単に危険という意味だけではなくて、
「損益分布の範囲」のことで、損失の可能性とともに
利益の可能性を含むものですが、

このリスクは大きなポジションほど増大して、
時間(期間)によっても長いほどリスクは増大されます。

また、トレード頻度によってもリスクが
集積的な意味において増大されます。

ですので、リスク管理では、
ポジションサイジングとストップ・ロスだけではなくて、
時間(期間)とトレードの頻度も
考慮しなくてはならないようです。

よくトレードはリスク管理に始まって
リスク管理に終わると言われますが、

トレード手法だけではなく、
一見、ネガティブに思える恐れと防御こそが
最終的に勝ちにつながる秘訣となるようですね。

グレーシーのように良い意味での恐れを持って
トレードに臨み、永きにわたり勝ち続けたいものです。

FX チャートのお話

先週末の米雇用統計では、大きな上下動となった後、
ドル円クロス円がしだいに下落する展開となりましたね。

先週末の4日(金)は、午前9時半に豪小売売上高が発表されて、
市場予想を下回る−0.1%という結果とRBA総裁の議会証言で
「豪国内需要は鈍化」の発言もあってオージーが売られ、
一時、豪ドル米ドルが0.90台を下回りました。
その後は、夜の米雇用統計を控えた様子見的な展開ながら、
ややドル円やクロス円が強含みで推移しました。
一方、ドルストレートもおおむね小幅な値動きとなりました。
日経平均は前日比−96.68円で引けました。

ロンドン時間に入ると、夜の米雇用統計が
悪い結果となるとの思惑とポジション調整の動き
となった模様で、ヘッジファンドなどのドル売りに
ドルストレートが堅調な展開となりました。
ユーロドルがこの時間1.57台前半、
豪ドル米ドルが0.92台に迫るあたりまで上昇しました。
一方、ドル円はやや軟調傾向となって、
クロス円はドルストレート上昇につれ高となりました。
夜7時に独製造業受注は好悪交錯して
限定的な反応となりました。
午後8時にカナダの雇用統計が発表されて、
失業率と雇用ネット変化率がともに市場予想を下回り
一時カナダが下落しました。
ユンカー・ユーログループ議長からは、
「G7では為替の問題について協議するだろう。」
というコメントがありました。
トリシェECB総裁からは「G7では市場調整の教訓を
確認するだろう。インフレ期待の抑制が必要。
為替の過度な変動は成長にとって歓迎出来ない。」
とのコメントがありました。
欧株価はかろうじて前日比プラス圏内の動きとなりました。

ニューヨーク時間に入ると、注目の米雇用統計が発表されて、
市場予想を下回り非農業部門雇用者数変化が
−8.0万人と3ヶ月連続の減少となりました。
また、前回前々回値も下方修正されました。
米の雇用はこの3ヶ月で23.2万人も減少となって、
失業率も5.1%に悪化しまして、米がリセッション入りした
ことを示唆する内容となりました。
雇用統計発表後は急落しましたが、
さらに大幅な減少を見込んでいた一部のヘッジファンドなどの
ドル買戻しが入って大きくドル円とクロス円が
反発する場面もありました。
結局はモノライン大手のMBIAの格付けが引き下げられた
報道もあって、リスク回避の動意に
NYダウも前日比マイナス圏に押し戻され、
ドル円とクロス円が下落することとなりました。
一方、ドルストレートも雇用統計発表直後は
大きな上下動となって、その後、ユーロドルは
トリシェECB総裁の「ECBが緊急支援を行なう可能性もある」
とのコメントを巡る解釈で揺れながらも、
やや堅調な揉み合いとなって、
豪ドル米ドルは徐々に上昇する展開となりました。
NYダウは前日比−16.61ドルで取引を終えました。

週はじめの今日7日(月)は、
午前10時半に豪貿易収支、豪住宅建設許可、
午後2時に日景気先行指数(速報値)、日景気一致指数(速報値)、
午後2時45分にスイス失業率(季調済)、
午後5時にノルウェー鉱工業生産、
夜の7時に独鉱工業生産、
夜の9時半に加住宅建設許可、
深夜4時に米消費者信用残高、
などの経済指標が発表されます。
豪・独の指標には注目です。

明日8日(火)は、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数、豪NAB企業景況感指数、
午後1時半に日企業倒産件数、
午後2時に日景気ウォッチャー現況判断、
日景気ウォッチャー先行判断、
夜の9時15分に加住宅着工件数、
夜の11時に中古住宅販売保留、
深夜3時にFOMC議事録(3/18分)
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、先週末の米雇用統計は市場予想を下回って、−8.0万人と
3ヶ月連続の減少となり、前回前々回値も下方修正されました。
米の雇用はこの3ヶ月で23.2万人も減少となって、
失業率も5.1%に悪化しました。

今後も金融関連や自動車(GMなど)や小売(メーシーズなど)や
ハイテク分野(デルやモトローラ)などのリストラが進む可能性が
指摘されていて、米GDPの7割を占める個人消費にも
さらに大きな影響が出る可能性もありそうです。

米雇用統計発表後は大幅な減少を見込んでいた
一部のヘッジファンドなどのドル買戻しが入って
大きく反発する場面もありましたが、
結局はリスク回避の動意にNYダウも前日比マイナス圏に
押し戻され、ドル円とクロス円が下落することとなりました。

今週は8日(火)深夜のFOMC議事録のほか、ゴトウ日10日(木)の
英欧の政策金利発表と同日のトリシェECB総裁の記者会見が
注目されます。また、週末にはミシガン大消費者信頼感指数の
速報値やG7も控えていて、
今週も相場が大きく動く可能性がありそうです。

株価も睨みながら、流れに乗りつつも
機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、チャートのお話です。

チャート(Chart)とは、現代では図表のことですが、
もともとは「海図」のことで、
海底地形や水深などを記した、いわば海の地図のことでした。

英国の作家スティーブンソンの
少年ジムが主人公の「宝島」でも、
この海図が登場します。

宝のありかを教える地図こそが「海図」だったわけですが、
その海図には緯度や軽度のほか
島や湾の名前や入海の名称などとともに、
船が座礁しないように
海底地形や水深など、海の表面では解らないことが
書いてあったそうです。

さて、この海図は13世紀頃の海賊もいたという地中海の
航海で使われた「ボルトラノ海図」が起源とされています。

この海図には、放射線状に目的地を32方位で描いた
コンパスローズと呼ばれるものが描かれていて、
ここに羅針盤を置いて進路をあわせて航海したそうです。

ただ広い海にも行くべき道があるのですね。
この道のことを海路とか航路などと呼びます。

ところで、

トレードでも海図ならぬチャートが使われますが、
「宝島」のように宝物を探すことにしても、
海の表面では見えない水深などにあたる
抵抗線があるのもまさに海図そのもので、
とても興味深いですね。

ダウ理論のレジスタンスラインも
見方によってはトレードいう航海で
座礁しないための海図のポイントのようでもあり、

何日線などの各日間の移動平均線や、
チャネルやバンドなども表示させれば可視化できますが、
抵抗線として機能する場合も多く、
レート表示だけのチャートでは、
あたかも見えない抵抗線のようですね。

座礁しないために、ある程度は表示させておいて
抵抗線の可能性を知っておくのも有効なようです。

さて、この航海に関して、1991年6月のラリー・ウィリアムズの
ニュースレターでは、面白い記述があります。

「マーケットは、あたかも海に浮かぶ船のようである。
 チャート・パターンのような波をこの船が起こし、
 その船尾から起こる波で船の行く先を読み取ろうとしている。

 しかし、問題はこの船のコースがしばしば変更される
 ということで、風や波など外からの力が加わると、
 新しい船長が現れ舵取りが変わり、
 船は新しい方向を模索する。」

と述べられていて、

テクニカルチャートである程度の方向性は読めるものの、
ファンダメンタルの変化によって、
プライスの変化の流れが新たな方向を模索する
こともあることを示しています。

方向示唆のテクニカルはある程度有効ですが、
ファンダメンタルによって
トレンドが変わることがあるわけですね。

経済情勢の変化は当然無視できないものであり、
また、テクニカル指標での方向示唆とともに、
座礁や方向転換のポイントともなる
海図のポイントの把握も必要で、

どれかをもって絶対とすることは到底できなく、

「テクニカル指標」「海図のポイント」「ファンダメンタル」

この3つは、どうやらトレードいう名の航海には、
どれも欠かせない三位一体のものであるようですね。


参考: ラリー・ウィリアムズの短期売買法

FX ブートキャンプのお話

東京では桜花爛漫のようですね。
さて、週末の今日4日(金)は、米雇用統計の発表です。

一昨日2日(水)は、米リーマン・ブラザーズや
スイスUBSの資本増強策もあって、
東京時間では日経平均は前日のNY株価を反映した
上昇となりましたが、ドル円とクロス円は
底堅く推移したものの、輸出の売りもあって、
堅調ながらも小幅な動きとなりました。
一時中国株価が軟調となって
日株価も押される場面がありましたが、
終盤に日経平均が前日比500円を超すと
ドル円とクロス円も上げて、ドル円が一時102円台前半まで
上昇しましたが、その後軟調となりました。
一方、ユーロドルはこの時間は軟調に推移して、
1.55台前半まで下落しました。
ロンドン時間では、はじめドル円とクロス円が
軟調傾向でしたが、その後は上昇傾向となりました。
一方、ユーロドルは一転してドル売りに上昇傾向となりました。
夕方に発表された欧生産者物価指数は、
ほぼ市場予想とおりの結果となりました。
米チャレンジャー人員削減数は、
前年比で9.4%という結果となりました。
ニューヨーク時間に入ると米ADP雇用統計が発表されて、
+0.8万人と市場予想を上回る好結果となって
ドル円とクロス円が上昇しました。
一方、ユーロドルはEU関係者が
「4月のG7でユーロ上昇についての懸念表明する」と
コメントしたこともあって反落しましたが、
その後はまた上昇に転じる忙しい展開となりました。
午後10時半からの注目のバーナンキFRB議長の議会証言では、
「米経済は上半期に幾分縮小の可能性」と
リセッションを認める発言をしましたが、
「下期には金融・財政政策によって持ち直す」
コメントがなされました。
また、「ベアースターンズ以外に
支援を必要としている金融機関はない」として、
信用不安がいくぶん和らぐこととなりました。
ドル売り傾向でドルストレートは堅調となりましたが、
ドル円とクロス円もしばらく上昇して、
終盤は緩やかに軟調傾向となりました。

昨日3日(木)は、オセアニア時間まで
軟調であったドル円とクロス円が、
東京時間がはじまると日経平均が堅調に転じたことも背景に、
投信の新規買いもあって、堅調地合いなりましたが、
ドル円の102.50円からは上値も重く、もたつきました。
その後は堅調傾向となって、
ドル円は102.90を超えるあたりまで、
豪ドル円も94円台前半まで上昇しました。
一方、ドル買い傾向にドルストレートは軟調な展開となって、
ユーロドルは1.56台前半まで下落しました。
日経平均は、前日比+200.54円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、スペインのサービス業PMIが
対前比月で悪化したことや、独バイエルン州立銀行が
43億ユーロの評価損を計上した報道などを背景に、
さらに午後6時に発表された欧小売売上高が
市場予想を下回って対前年比でマイナスとなったこともあって、
ユーロドルが軟調の度を強めて
1.55台前半まで下落していきました。
一方、ドル円は揉み合いが続きましたが、
ユーロ円や豪ドル円などクロス円が軟調な展開となりました。
ユーロ円が159円半ばあたりまで、
豪ドル円が一時92円台後半まで下落しました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時半に米新規失業保険申請件数が発表されて、
いつもは反応の少ない指標ながら、
2005年9月以来の悪い数字であったことで、
雇用関係の数字に敏感となっていた市場は
急激なドル売りの動意となって、
ドル円が急落して、クロス円も下落しました。
一方、ユーロドルなどドルストレートが
上昇する展開となりました。
その後、夜の11時に米ISM非製造業景況指数が発表されて、
市場予想を上回る数字にNYダウも前日比プラス圏となって、
ドル円とクロス円が上昇しましたが、
ドル円での上昇は限定的でした。
一方、ユーロドルは、米ISMに加えてラガルド仏財務相から
「ユーロは過大評価。ユーロ上昇は苦痛。」とのコメントや
ギリシャ中銀総裁発言などで押される場面もあったものの、
ユーロの上昇傾向はしばらく続き、
ユーロドルは1.56台後半まで上昇しました。
バーナンキFRB議長による昨日に続く議会証言では
「追加的金利変更は今後の経済動向しだい」と
金利政策の明言を避けました。
後半は、各通貨とも揉み合い傾向となりました。
NYダウは前日比+20.20ドルで取引を終えました。

週末の今日4日(金)は、
午前9時半に豪小売売上高
午後2時45分にスイス消費者物価指数、
夜の7時に独製造業受注、
夜の8時に加失業率、加雇用ネット変化率、
夜の9時半に米失業率、米非農業部門雇用者数変化、
他雇用統計関連指標、
夜の11時に加Ivey購買部協会指数、
などの経済指標が発表されます。
米雇用統計には特に注目です。

さて、2日(水)のバーナンキFRB議長の議会証言では、
「米経済は上半期に幾分縮小の可能性」と
リセッションを認める発言がはじめてなされ、

そして、ベアー・スターンズ救済は、同社から3月13日に
有力取引先の資金引き揚げで
170億ドルの手元資金が1日で枯渇して、
「翌日に連邦破産法の申請をしたい」との連絡があった、
切迫した状況での金融破綻連鎖を食い止めるための
ぎりぎりの処置であったことが明かされました。

また、「下期には金融・財政政策によって米経済は持ち直す」
との認識も示され、「ベアー以外には支援を必要としている
金融機関はない」と明言して、
信用不安が和らぐ微妙な内容となりました。
3日の議会証言の質疑応答でも金利政策については
今後の経済動向しだいと明言を避けました。

しかしながら、米の住宅ローンは
支払い不履行で差し押さえられると、
その段階で返済義務がなくなる「ノンリコース型」が
ほとんどで、中古住宅価格が下落が続けば
担保処分後の差額がまるまる金融機関の負担となる
構図となっていて、悪循環の乱麻は複雑に絡み合い
まだすぐに断てそうにありません。

不透明感がつのる中、週末の今日は
注目の米雇用統計が発表されます。
2日のADP雇用統計では市場予想を上回り
前回値も上方修正されたものの、
3日の米新規失業保険申請件数は
今回の雇用統計集計期間外ながら
悪い数字で、そして、バーナンキFRB議長は議会証言で
「今後の雇用は落ち込む可能性」とほのめかし、
なんとも予測しにくい状況のようですが、
さて米雇用統計の結果は如何なりますか、注目です。

さて今日は、ブートキャンプのお話です。

ブートキャンプ(Boot Camp)と言いますと、
スリムボディーを目指す
ビリーズ・ブートキャンプが有名ですが、(笑)

もともとは、「新兵訓練所」という意味で、
転じて、新兵に対して行われる教育と訓練のプログラムの
ことを言うのだそうですね。

日本ではあるのかどうかは知りませんが、
米国では兵隊さんばかりではなく、
いろいろなジャンルのブート・キャンプがあるそうです。

アレキサンダー・エルダー博士の主催する
トレーダーズ・キャンプもその1つで、
トレーダーのためのブートキャンプです。

博士の著書「投資苑3」によりますと、
初回はドミニカ共和国で開催され、
その後もカリブ海や太平洋、そして地中海の島々で
開催されているようです。

1週間ほどのそのキャンプでは、
毎朝ビーチを走り、午前9時から午後1時までと、
夕方5時から6時半までの講義の後、

プールで泳いだり、夜にはパーティーを開いたりするそうで、
なんか楽しそうですね。 (^-^)

さて、医学博士でもあるエルダー氏が
かつて医局のトップにいるという同僚の眼科医に

「トレードに関して、あなたの教えを習得するのに
 どのくらいの期間が必要ですか。」

と質問されて、

「1〜2年で習得できる人もいますが、
 優秀なトレーダーになるには、時間がかかるものです。
 あなたが実習生の時に医学を学習するのに
 どのくらいの時間がかかりましたか?」

と、トレードを本当に習得するには
「ひとつの学問分野を習得するくらいたいへんなことである」
と答えたと言う逸話があるように、

エルダー博士のキャンプの講義の内容は
トレードに関するテクニックなど
多岐にわたってなされるようですが、

そのキャンプの第2回目では、
3つのMについての講義がされたそうです。

この3つのMとは、

「マインド (Mind)」「メソッド(Method)」「マネー(Money)」

の頭文字のことで、

「トレーダーとしての心理」「トレード手法」「資金管理」

のことですが、これらの3つをカメラの三脚のように
バランスよく習得することが大切なことであるとして
講義がなされたと言います。

誰しも最初は魔法の手法を求めて
「トレード手法」ばかりを捜し求めることが多く、

かつて私も

「へっ。精神論と資金管理だぁ? そんなの俺には必要ないや。
 優れたトレード手法だけあればイイじゃないか。」

と思っていた愚かな時期があって、おバカなことに(苦笑)

「レバレッジを小さくなんていうことは、
 手法が劣っている証拠なんだよ!」などと思っていて、

無謀な大玉でトレードして、それを損切りできずに、
口座資金を何度か飛ばしてから、
はじめて資金管理の大切さを知り、

そして、自信がズタズタにされて消え去ると、
今度は「焦り」や「執行の恐怖」が襲うようになって、
ルールとおりにトレードすることさえ出来ない状況となった時、
はじめて、心理の大切さを学ばざるを得なくなりました。

まさに、

「愚者は経験に学ぶ」を地で行くおバカだったわけです。

トレード手法だけではなく、

エルダー博士のブートキャンプで講義されたという
3つのMの残り2つ、

「マインド (Mind)」と「マネー(Money)」も、

どうも間違いなく大切なようです。(愚者は語る) (^^;)

日本にも、正統を教えるトレーダーの
ブートキャンプがあったら良いですね。

FX 「捨」の決断のお話

昨日1日のニューヨーク時間では、
NYダウが前日比400ドルに迫る上昇となって、
ドル円やクロス円が急伸しましたね。
反面、ドル買いにドルストレートは軟調となりました。

週明け31日はドル円とクロス円が前週末の動向を継いで
軟調なはじまった後、東京時間に入って期末の影響か
輸入勢の買いと仲値でのドル不足観測で、
ドル円とクロス円が上昇して、
その後、日経平均の下落とアジア株の軟調を背景に
ドル円とクロス円が下げる展開となりました。
ロンドン時間では、欧消費者物価指数が強い数字なって、
ユーロが堅調な展開となりました。
ニューヨーク時間に入って、
米シカゴ購買部協会景気指数が発表されて、
市場予想を上回る結果となったものの、
期末要因でNY仲値でのユーロ需要によって
一時ユーロドルが急進して
ドル円が一時下落することとなりましたが、
その後はユーロドルが一転して軟調となって、
ドル円とクロス円が堅調となる展開となり、
終盤は揉み合いとなる展開となりました。

4月1日は、朝に日銀短観が発表されて
「大企業製造業の業況判断は先行き下振れ、
大企業非製造業は先行き上振れ、大企業設備投資計画は下方、
企業収益の見通しは、上期増収減益、
下期は7%増益への回復見通し」という見解が示されましたが、
予想の範囲で市場反応は限定的でした。
昼の12時半に豪RBA政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりましたが、
声明で「短期的にインフレは高水準を維持するが、
やがて低下。内需の伸び鈍化。当分の間、金融政策は適切。」
と今後の利上げ観測が後退して、
豪ドルが下落してゆく展開となりました。
午後2時過ぎに「スイスUSBが第1四半期に
120億スイスフランの損失を計上」の報道があって、
ユーロとスイスフランが下落しました。
そして、リスク回避の動意に
ドル円とクロス円も下落する展開となりました。
日経平均は前日比+130.88円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると独小売売上高指数が発表されて、
市場予想を下回ったことで
ユーロドルの下げが加速することとなり、
スイスSVME購買部協会景気指数が市場予想を下回る結果に
スイスの軟調が続きましたが、
欧州株価とNYダウ先物が堅調になっていったことを背景に
ドル円とクロス円はしだいに上昇していく展開となりました。
午後4時55分に発表された独失業率は
市場予想より良かったものの独失業者数が市場予想より悪く、
好悪交錯して市場反応は限定的でした。
午後6時の欧失業率は市場予想とおりの結果となりました。
IMFが08年の米GDP伸び率見通しを0.5%に引き下げましたが、
市場反応は限定的でした。
その後も欧州株価の堅調を背景に
ドル円とクロス円の堅調は続きました。
一方、ポンドドルはしばらく反発を見せたものの、
ドル買戻しにユーロドルの下落が続くこととなりました。

ニューヨーク時間に入ると
カナダ鉱工業製品価格と原料価格指数が発表されて、
インフレの緩和を示唆する結果にカナダがやや軟調となり、
米ドルカナダドルでは上下動となりましたが
限定的にとどまりました。
夜11時に米ISM製造業景況指数が発表されて、
市場予想を上回る結果となって、
48.6と分岐点の50には届きませんでしたが、
構成項目の支払価格と雇用者数が良かったことが好感されて、
NYダウの堅調も背景にドル円とクロス円が急伸しました。
ドル円が102円台に乗せるあたりまで、
ポンド円が201円台半ばまで、
豪ドル円も92円台前半まで上昇しました。
一方、ドルの買い戻しにドルストレートは軟調となって、
ユーロドルが一時1.55台後半まで、
豪ドル米ドルが一時0.90台前半まで、
ロンドン時間ではしばらく上昇していたポンドドルも
一時1.97台前半まで下落しました。
NYダウは前日比+391.47ドルで取引を終えました。

今日2日(水)は、
朝の8時50分に日マネタリーベース、
午前10時半に豪住宅ローン、
夕方5時半に英費者信用残高、
夕方6時に欧生産者物価指数、
夜の8時半に米チャレンジャー人員削減数、
夜の9時15分に米ADP雇用統計、
夜の11時に米製造業受注指数、
などの経済指標が発表されます。米指標には注目です。

また、夜の10時半頃に米上下院合同経済委員会で
バーナンキFRB議長によるリセッションと住宅危機についての
委員会証言が行われる予定です。こちらにも注目です。

明日3日(木)は、
夕方の6時に欧小売売上高、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米ISM非製造業景況指数、
などの経済指標が発表されます。米ISMには注目です。

また、夜に米上院銀行委員会で
ベアー・スターンズ買収に関する公聴会が
バーナンキFRB議長とポールソン財務長官を招いて開催されます。

さて、新4Q初日の昨日1日は、
NYダウが400ドルに迫る続伸となって、
ドル円とクロス円も堅調な展開となりました。
反面、ドル買いにドルストレートは軟調となりました。

早くもエイプリルフールと言う声も聞かれますが、
少しずつ米指標も市場予想より良い数字が見られはじめて、
曙光もわずかずつ見え隠れしてきたようです。

今日2日夜のバーナンキFRB議長の委員会証言、週末の雇用統計、
11日のG8、4月中旬の米金融機関の決算発表と
イベントが控えていて過度の楽観はできないようですが、
今後の相場が注目されます。

株価の動向も見ながら、
流れに乗ってトレードして行きたいものです。

さて今日は、「捨」の決断のお話です。

オマハの賢人と呼ばれているウォーレン・バフェット氏が
ついにマイクロソフトのビル・ゲイツ氏を抜いて、
世界一のお金持ちとなったそうですね。

昨今の経済情勢の厳しい中にあって、
投資で世界一のリッチマンとなったわけですから、
ほんとうに凄いですね。

慈善団体に巨額の寄付もしていながら
円換算で、6兆数千億円相当も個人で所有しているとのことで、
まさに溜息がでる天文学的マネーです。

年に1億円づつ使ったとしても6万数千年たっても(笑)
使い切れないお金を一代の数十年で築いたのですから、
本物の複利の体現者なのですね。

お金で買えるものなら、恐らく何でも買えることでしよう。

いったいぜんたい、
年あたりいったいどれだけ稼いできたのでしょうか。
イメージすらできないくらいです。

バフェット氏は、トレーダーの概念には入らない人で、
まさに「投資家」であるわけですが、
その投資の始まりは、
なんと11歳のときの株式売買だったそうです。

幼きバフェット氏は、オイル・サービスという
石油会社の株を38ドルで3株買ったのですが、
買ったとたんに27ドルまで下落して、
売るか売るまいか小さな頭で悩んだあげく、持ち続けて、
その後、株価は幸運にも上昇して、元は取ったということで、
40ドルで売却したのが投資家の始まりだったそうです。

ところが、その後、そのオイル・サービスの株価は
200ドルまで上昇したそうで、これを生涯の教訓に
「忍耐」と「長期投資」を学んだのでした。

億万長者になってからも、ボロボロの古いワーゲンに
乗り続けていたお話は有名ですが、
その理由が、服や車などに興味がなく
どうでも良かったこともあったと思いますが、

バフェット氏を伝える本によりますと、
「車を買うお金を投資に使ったら大きく増える」
という理由で、車を買うお金を惜しんだといいますから、
お金に対する考え方が常人と違うことが覗われます。

私なんかも、5ナンバーの小さな車に乗っていますが、
ただ服や車に頓着がないだけで動機はまるで違います。(爆笑)

さて、まさに投資の神様のバフェット氏ですが、
氏は投資家であってトレーダーではないことや、
氏の逸話はあまりに超絶していて、
私達トレーダーには、参考にできそうで
なかなか参考にできないものですが、

ベンジャミン・グレアムにヒントを得た
バフェット流の簿価割れ割安株を買う手法が
1970年代の後半に通用しなくなったことを自身で悟った時、

それを潔(いさぎよ)く捨て去って、

「優良ビジネスの株を適正価格で買い、
 長期保有によって、事業の価値向上を持つ」
戦略に切り替えたあたりに常人と違うものを感じます。

ミリオネアになった手法をあっさりと捨てたのですね。

ただの頑固親父ではなかったようです。(笑)
なかなかできることではありません。

その選択が、バフェット氏に
ビリオネアをも小金持ちに見えるほどの
巨富をもたらしたのです。

非を認める決断の意思決定は、
きっと辛いものであったと思いますが、
このあたりに身震いするほど
バフェット氏の凄さが垣間見られます。

せめて、私達トレーダーも、
損切りくらいは潔く行いたいものです。

ダマシにあってトレードが失敗であったと思ったときは、
非を潔く認めて、口座資金を蝕む損失は、
切って捨てなければならないのですね。

そうして、仕切り直しをしてまた儲ければ良いのです。

FX 「ありがたや」のお話

早くも今日で3月が終わり、明日からはもう4月です。

今週も2日(水)の米バーナンキFRB議長の議会証言や
週末4日(金)に米雇用統計と注目材料がありますね。

先週末28日(金)は、前日27日のNY時間で米個人消費(確報値)が
2.3%と市場予想を上回ったことや、
米新規失業保険申請件数が減少したことなどで、
ドル円が一時100円を回復したものの、
リーマン・ブラザーズの信用危機の噂や、
米銀の中に破産法を申請したところが出たのでは? という噂に
大きな上下動となって、リーマンによって噂は否定されたものの
その後、複数の連銀総裁のネガティブ発言などで
NYダウが軟調となり、ドル円とクロス円も下げて、
ドルストレートもやや調整となる地合いを継いでの
スタートとなりました。

早朝にNZのGDPが発表されて、市場予想を上回る好結果に
NZが買われましたが、利食いの応酬も入って、
やや限定的な結果となりました。
朝に日失業率やCPIが発表されて、
失業率の増加とCPIの上昇が示されましたが、
市場反応はいつもながら限定的でした。
ドル円は期末レパトリーの動きも手伝ったか、
99円台前半まで下げて始まりました。
昼前に北朝鮮が短距離ミサイルを西岸沖で発射したという
ニュースが報道されましたが、市場反応は限定的でした。
その後、日経平均が前日比マイナス圏から
しだいに堅調となってプラス圏になっていったことも背景に
ドル円とクロス円が堅調となっていき、
午後に一時調整が見られたものの
その後また戻す展開となりました。
日経平均は前日比+215.89円で取引を終えました。

ロンドン時間に入っても、
しばらくドル円とクロス円の上昇は続き、
ドル円が一時100円台前半まで上昇しました。
午後4時の独輸入物価指数は
コモディティ市場の高騰もあって市場予想を上回りました。
ウェーバー独連銀総裁やシュタルクECB専務理事が、
ユーロ圏のインフレに警戒が必要と懸念を表明したことで、
午後6時半頃からNY時間前までユーロドルが上昇しました。
また、ポンドが、ユーロポンド上昇でのポンド売りを背景に
ロンドン時間に入ってから軟調となって、
日本時間の英GFK消費者信頼感調査も悪化していたことや、
午後6時の英ネーションワイド住宅価格が低下して、
さらに英GDPが対前年比で市場予想を下回ったことなどで、
26日のキング英BOE総裁の議会証言での「利下げ方向へ傾斜」
していることが裏づけられることとなって、
ポンド売りの強い動意となり、下落していきました。
一方、上昇していたドル円とクロス円は、
欧州株価が前日比プラス圏からマイナス圏となったことを
嫌気してか、しだいにリスク回避の動意となって
下落していきました。

ニューヨーク時間に入ると、
いったんドル円とクロス円の軟調は小康を得て、
午後9時半の米PCEデフレータはやや市場予想を下回ったものの
米個人所得が良かったことで、ドル円は再び100円の大台を
回復しましたが、米個人支出の伸び悩みも露呈されたことで
動意は続かず、その後、欧州系の銀行が評価損拡大との噂や
独の政府銀が資金難との噂にユーロが下落して、
しだいにリスク回避性向も強くなって、
NYダウが軟調になっていったことを背景に、
ドル円とクロス円が下落していくこととなりました。
なぜか5分ほど早く発表された
ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は
69.5でしたが市場反応は限定的でした。
深夜12時半頃に突然、独消費者物価指数(速報値)が発表されて、
アナリスト予想より良い数字となって、
ユーロの下落を止めることとなりました。
一方、その後もNYダウは下落傾向となって、
ドル円やクロス円の下落傾向が続き、
ドル円は99円台前半、ポンド円は197円台後半、
豪ドル円は一時91円台を割り込むあたりまで下落。
NYダウは前日比−86.06ドルで引けました。

月末で週はじめの今日31日(月)は、
早朝の6時45分にNZ住宅建設許可、NBNZ企業信頼感、
朝の8時50分に日鉱工業生産(速報値)、
午前10時半に日毎月労働統計、
午後1時に日自動車生産、
午後2時に日住宅着工戸数、日建設工事受注、
夕方6時に欧消費者物価指数(速報値)、その他複数の欧指標、
夜の9時半に加GDP、
夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
などの経済指標が発表されます。
朝の日指標も速報値ですので一応注目です。
夕方の欧の消費者物価指数と夜の米指標には注目です。

月初となる明日4月1日(火)は、
朝の8時50分に日銀短観、
昼12時半に豪RBA政策金利、(コンセンサスは据え置き)
午後2時に日自動車販売台数、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数、
午後4時55分に独失業率、独失業者数、
夕方6時に欧失業率、
夜の9時半に加鉱工業製品価格、加原料価格指数、
夜の11時に米ISM製造業景況指数、米建設支出、
などの経済指標が発表されます。
朝の日銀短観には一応注目です。
昼の豪政策金利、夕方の独欧の指標と夜の米指標には注目です。

さて、先週は日足保ち合いながら、期末要因もあってか
短期的にはドル円やクロス円など比較的大き目のウェーブを
描く相場となりました。

ECBは先週末、金融市場へ500億ユーロ(7兆8000億円)の
資金供給を決定して、FRBも同日に1000億ドル(10兆円弱)の
金融機関へ貸し出しを発表しましたが、
市場の反応はいまひとつであったようです。

今週は、4日続落となったNYダウの動向や
4日ぶりの反落となったコモディティ(商品)市場の
動向も注目されますが、

2日(水)の米ADP雇用者数や
米バーナンキFRB議長の議会証言(初日)、
そして、3日(木)の米ISM非製造業景気指数、
さらに、週末4日(金)の米雇用統計など、
注目材料が多数あります。
また、来週末の11日にはワシントンでG7も控えていて、
新4Qのスタートでもあり、
大きく相場が動く可能性がありそうです。

節々の流れに乗って機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、「ありがたや」のお話です。(笑)

もしも、銀行に行って、カウンターの女性に

「50万円を預けたいのですが…。」

と告げると、一応、

「ありがとうございます。」とは言われるものの、
続けて「フロアの自動預払機でもできますが…。」と
いぶかしげに言葉を付け足されてしまうかもしれませんね。

そして、もしも、

「私自身で為替差損差益のリスクを許容するために
 総額1,000万円を預け入れしますので、そのうちの50万円で、
 2,275万円分のオーストラリアドルを預金したことにして、
 オーストラリアドルの金利をもらって、
 日本の政策金利の分は差し引いてかまいませんので、
 年間に150万円ほどのインカムゲインを
 得ることはできませんか?」

と言うならば、カウンターの女性は目を丸くして
「はぁ?」と言われてしまうに違いありません。(笑)

しつこくしようものなら、
キチガイ扱いとなってしまいますね。

ヘンテコなたとえ話ですが、(苦笑)

これは実は、外国為替証拠金取引における
1万通貨単位の保証金を2万円とした場合での
1豪ドル91円の場合の25万通貨単位をロングして、
スワップ金利をもらうことに他なりません。

普通の外貨預金でも、
2,275万円分のオーストラリアドルの預金をしようとするならば、
まるまる資金を用意しなければならないのに、

「たった保証金50万円で、2,275万円分の
 オーストラリアドルを預金したかのように、(笑)
 オーストラリアドルのスワップ金利をもらうこと」が

できるわけですから、FXとはよく考えると凄いものです。

まさに、普通ではありえない「ありがたや」ですね。

そして、FXの為替差益を狙うトレードでも、
仮にFXのような保証金による方法がなかったとすると、

たとえば100万通貨単位の米ドルを得ようとするならば、
いくら米ドルが安くなったと言えども、
少なくとも1億円は現金が必要ですが、

FXなら、実質200万円もあれば建て玉が可能で、
為替差損の余力を考慮しましても、
損切りをきちんと設定する短期トレードであるなら
まぁ、1,000万円もあればトレードできなくもありません。

そして、1日たった2〜3Pips平均の差益を確保できたとすると、

そう…。スプレッドに加えてたったの2〜3Pips…。

狸の皮算用では、月に50Pips相当になって、

コンスタントということは実に凄いことで、
年に600Pipsの差益を得ることが出来るなら、
平均的なサラリーマンの年収に相当する600万円を
稼ぐことになります。

まぁ、けっこう税金はかかりますが、
普通程度の暮らしならできるかもしれませんね。

実際は、この「日」あたり「スプレッド+2〜3Pips」も
コンスタントということであれば、
それなりのトレードのスキルは必要ですが、
あながち不可能でもなく、

これもまた、

(トレードスキルと言う重要なプラスαが必要なものの)

普通の金融商品ではなかなかない
「ありがたや」ですね。

さらに皮算用をすると、(苦笑)

プロ級のスキルとマインドが必要ですが、
日あたり20Pips少々をコンスタントに稼ぐことができるならば、

わずか100万円の資金で飯が食える可能性があることになって、
驚きの「ありがたや」となります。

「おい、そんなの絵に描いた餅だろう!」

まぁ、このような狸計算は、
仮にあくまで計算に過ぎないとはしても、(笑)
(内心、できると確信していますが)^^

ライフスタイルに合わせて、
昼でも夜でもリアルトレードが出来ることも含めて、
FXというものに多くの可能性とアドバンテージを感じます。


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1年半以上販売され続けて、
インフォカート総合ベスト10入りしている
本物のトレーディングメソッドです。

FX 生存者バイアスのお話

ガソリンなどの暫定税率の期限切れが迫っていて
気になります。そして、日銀総裁はどうなったのでしょうか。
問題山積みのようですね。

昨日27日(木)は、前日の26日にロンドン時間での
独IFO景気動向指数の好結果であったことと共に、
トリシェECB総裁がインフレを警戒する発言をしたことで、
欧利下げ観測が後退して、ドル代替通貨の
ユーロが急上昇したことによるドル売りと、
米耐久財受注が市場予想に反して
−1.7%となったことでドル円が下落して、
その後、米新築住宅販売件数が市場予想をやや上回ったことで、
一時ドル買戻しも見られたものの、
住宅市場は新築住宅のほうが規模が小さいためか、
強い反応とはならずドル円が軟調な展開となって、
ユーロ円はユーロドルにしばらく連れ高となるも、
NY午後からは他のクロス円に追従するように軟調な展開となって
ドル円とクロス円が下落傾向となりました。
一方、ユーロドルは堅調な展開の後、終盤に調整傾向となって、
他のドルストレートは、大きな振幅を演じながらも
総じて大括りでは堅調な展開となったことを
継いでのスタートとなりました。
日経平均は前日比−88.21円で寄り付いて、
ドル円は、仲値でのドル余りであったこともあって
昼頃まで軟調に推移して、その後、株式市場の持ち直しに
歩調を合わせるようにクロス円と共に堅調となって行きました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは
昼過ぎあたりまで揉み合いとなった後、
しだいに軟調傾向となっていきました。
日経平均は前日比−102.05円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると独GFK消費者信頼感調査が発表されて、
市場予想をやや上回ったものの反応は限定的でした。
欧州勢の参加とともにドル円とクロス円の
ショートカバーが進んで、ドル円は99円後半まで上昇して、
クロス円も総じて上昇する展開となりました。
一方、ユーロドルはドル買戻しとなって、
夕方5時頃いったんストップを巻き込んで、
1.57台前半まで下落しましたが、その後は持ち直して、
1.58台を回復しました。その後、ドル円は揉み合いが続き、
欧州株価も堅調だったこともあって、
豪ドル円やユーロ円などクロス円は、上下動しながらも、
さらに上昇する展開となりました。東京時間から
ロンドン時間にかけて大きな振幅の相場となりました。

ニューヨーク時間に入ると米個人消費(確報値)が発表されて、
2.3%と市場予想を上回ったことや
米新規失業保険申請件数が減少したことから、
ドル円が一時100円を回復してクロス円も上昇する
展開となりましたが、その後、
なんとリーマン・ブラザーズの破綻の噂と、
米銀の中に破産法を申請したところが出たのでは? という噂が
流れた模様で、噂はリーマンによって否定されましたが、
NYダウも一時急落してドル円が50Pips近くも
下落しては戻す展開が見られました。
その後、いつたん前日比プラス圏となったNYダウが、
複数の連銀総裁の講演などでの米経済に対する
悲観的とも取れる発言を反映してか、
再度下落に転じたことを背景に、ドル円とクロス円が軟調となり
一昨日から昨日にかけてボラタイルな展開となりました。
一方、ドルストレートも後半からは揉み合い
もしくはやや軟調な展開となりました。
NYダウは前日比−120.40ドルで取引を終えました。

週末の今日28日(金)は、
早朝の6時45分にNZのGDP、
朝8時半に日失業率、日全国消費者物価指数、他複数の日指標、
朝8時50分に日大型小売店販売額、日小売業販売額、
夕方6時半に英GDP(確報値)、
夜7時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時半に米個人所得、米PCEコア・デフレータ、
夜の11時にミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、一昨日と昨日でドル円とクロス円は
大きな上下動となりました。

NY株式市場では「噂」に揺れる場面もあり、
また、複数の連銀総裁の悲観的とも取れる発言があって
軟調な展開となりました。

一方、米債券市場は10年債など
前日よりも金利が上昇して軟調になるなど、
いくぶん違和感を感じる展開も見られました。

日本でも一昨日に長短金利が一時逆転したり、
財務省の発表によりますと、
欧米のヘッジファンドなどが日長期国債などを大量売却して、
中長期債の売り越が2兆円を超えるなど、
期末要因とも見られますが、いろいろな動きが見られます。

週末の今日、流れに乗りながらも気を引き締めて
機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、生存者バイアスのお話です。

相場の諺のお話も3回となりましたので、
話題を変えまして、面白話を1つ。^^

さて、名簿屋さんという職業があるそうで、
いろいろな名簿が売っているそうです。

現在のようにインターネットが普及して、
情報が駆け巡る時代ではなかなか通用し辛くなったようですが、

通信による販売手段が盛んになりつつあった頃のアメリカで、
ある男が何か一儲けできる方法はないかと、
思案に暮れていました。

「うーむ。何か、うまく儲ける方法はないだろうか…。」

そこで思いついたのが、
フットボールの予想屋をやることでした。(笑)

「よし、これならば…。数学的に完璧だ。」

その男はニヤリと笑い、
もう既に勝ち誇ったような笑みを浮かべて、
名簿屋からフットボールファンの名簿を購入すると、

『フットボールのシーズン残り3試合の
 準決勝からの勝敗予想をします』

というチラシを作って、
次々とダイレクトメールを送り始めました。

ブック・メーカーなどでのフットボールの賭けが
盛んなことに目をつけただれのにわか予想屋の彼でしたが、
フットボールのことなど、もちろん何も分かりませんでした。

しかし、悪知恵には長けていて、
当時としては、一風変わった仕掛けをしたのでした。

ダイレクトメールに最初無料で予想を載せたのです。

無料予想と銘打って、
名簿の半分に、残り3試合となった準決勝の第一試合に
「チームAが勝つ」と予想を載せて、

名簿のもう半分には、「チームBが勝つ」とした
予想を載せるという、ことをしたのです。

果たして、その男はドローゲームを恐れていましたが、
まんまとその男の思惑とおり、見事に名簿の半分の人たちに
予想を的中させることが出来ました。
チームAが勝ったのです。

「ふぅ、まずはうまく行った…。」

男はほくそ笑みました。

そして次に、
当たり予想となった名簿の半分の人たちに対して
またダイレクトメールを送りました。

そう…。

その当たり予想となった名簿の半分の人たちの
そのまた半分に「準決勝のもう一試合は、チームCが勝つ」、
もう半分に「準決勝のもう一試合は、チームDが勝つ」
と予想をつけて送ったのでした。

ドローゲームになることに慄(おのの)きながらも、
まんまと次も勝敗が決しました。チームCが勝ちました。

そうして、首尾よく2連勝となった名簿の1/4の人たちに対して、
今度はこのように書いてダイレクトメールを送りました。

『いよいよシーズンもクライマックス!
 チームA対チームC。決勝戦の行方や如何に?
 決勝戦の自信の予想を知りたい方は、
 ○○にお申し込みください。
 極秘予想料はたったの100ドルです。
 もちろん、予想が外れた場合は、
 100ドルを全額お返しします。』

そうして、応募のあったその半分に「チームAが優勝する」
もう半分に「チームCが優勝する」と送りました。

その後、見事、チームAが優勝すると、
正直者(?)のその男は、チームCが優勝すると
予想を送った顧客にお詫びとともに
100ドルを返金することとなりましたが、

一方、チームAの優勝の予想を送った人たちからは、
3戦完全的中の賞賛を得るとともに、
その人たち全員から100ドルを得て、

まんまと一儲けに成功したそうな。。。

「金銭的な被害者は誰一人として出してはいない」と、
彼はご満悦であったようですが、
なんとも困った男がいたものです。

これは、「生存者バイアス」を説明する時に
よく使われる寓話をアレンジしたものですが、

年間にファンド商品は1,000以上も作られるといわれていて、
そして、その多くは消滅するともいわれ、
一部のファンド商品のパンフレットが私達の目に留まるころ、
なぜか数回目の公募であるとともに、
とても良い成績となっているのは、
この「生存者バイアス」の影響が
少しはあるのかもしれませんね。(謎)

FX 相場の諺のお話(3)

北海道もすっかり春となって、
札幌もついに積雪ゼロとなりました。
春休みで子供達が元気に遊ぶ声が聞こえます。

昨日25日(火)は、前日のNY時間に米中古住宅販売件数が
503万件と7ヶ月ぶりの増加となって
市場予想を大きく上回ったことで、
ドル円やクロス円が上昇して、ユーロドルが下げる展開の後、
ユーロ円の動きにつられたか、
しだいにユーロドルも上昇に転じてドルストレートも
上昇する地合いを継いでのスタートとなりました。
日経平均は前日比+159.65円で寄付き、
ドル円も仲値あたりで101円に迫るところまで上昇して
クロス円も堅調な動きとなりましたが、
その後はユーロドルの急上昇に伴うドル売りで
ドル円が下落して、クロス円も短期筋のポジション解消売りに
押される格好で軟調な展開となりました。
ドルストレートは、上下動しながらも、
ほぼ軒並み上昇となる展開となりました。
ユーロドルはこの時間1.55台後半まで上昇しました。
日経平均は前日比+265.13円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、日株が堅調であったことと
台湾を除くアジア株がほぼ堅調であったこと、
そしてイースター明けの欧州株も好調な
スタートとなったことから、はじめリスク回避が後退して、
ドル円とクロス円が堅調な展開となりました。
一方、ドルストレートはやや軟調な展開がしばらく続きました。
その後、ドル円とクロス円そしてドルストレートともに
小幅な揉み合いとなって、ニューヨーク時間が近づく頃、
ドル円とクロス円が軟調となって、
ドルストレートが堅調となる展開となって行きました。

ニューヨーク時間に入ると、午後9時半に
カナダの小売売上高が発表されて、
市場予想を上回る好結果となりましたが、
米ドルカナダドルでは瞬間下げてまた戻し、
カナダ円もいったん上げては軟調地合いにまた下げる
上下動となりました。午後10時にS&Pケースシラー住宅価格が
発表されて13ヶ月連続マイナスながら市場予想をわずかに上回り
ドル円とクロス円がやや戻しユーロドルが下げる
動きが見られたものの限定的な範囲にとどまりました。
その後、メリルリンチの追加損失計上の噂が出た模様で
NYダウが下落して、ドル円とクロス円の軟調が
加速する展開となりました。
午後11時に注目の米消費者信頼感指数と
リッチモンド連銀製造業指数が発表されて、
好悪交錯する結果であったものの、
はじめ消費者信頼感指数のうちの「期待指数」が
35年ぶりの低水準であったほうに反応して、
ドル円とクロス円の軟調が継続することとなりましたが、
その後、集計時期が3月中盤からの株高を
反映していないことなども取り沙汰されたか、
NYダウが上昇に転じたことを背景に下落していた
ドル円とクロス円が戻す展開となり、
ドル円が100円台を回復しました。
一方、ドルストレートは上下動しながらも堅調な推移を見せて
ユーロドルは1.56台前半まで上昇しました。
NYダウは前日比−16.04ドルで取引を終えました。

今日26日(水)は、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(季調済)、
日企業向けサービス価格指数
夕方の6時に欧経常収支、欧鉱工業新規受注、
同じく6時に独IFO景気動向、独IFO現況評価値、独IFO予想値、
夜の9時半に米耐久財受注、
夜の11時に米新築住宅販売件数、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

明日27日(木)は、
早朝6時45分にNZ貿易収支、NZ経常収支、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数、
午後2時に日中小企業景況判断、
夜の9時半に米実質GDP(確報値)、米個人消費(確報値)、
米コアPCE(確報値)、
米GDP価格指数、米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米求人広告指数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には一応注目です。

さて、ドル売り傾向でドルストレートが堅調となって、
また、株式市場も揺れながらも
曙光が見え隠れしてきているようです。

米指標も悪い数字も多い中、24日の米中古住宅件数が
7ヶ月ぶりにプラスに転じたり、
25日のリッチモンド連銀製造業指数も市場予想に反して
プラスになったりと、悪いながら良い数字も
見られ始めてきたようです。

新聞でもそうですが、こんなことを書いたとたんに
下げることもあって(苦笑)
チャートを杖にトレードをしていきたいものですが、

日経新聞によりますと、世界で最も歴史があるとされる
世界第5位の資産規模を誇る政府系ファンドの
クウェート投資庁(KIA)が、
ドル安で米資産の割安感が強まってきたため、
今後、対米投資を拡充すると表明するなど、
好材料も出てきているようです。

世界1位のアブダビ投資庁以下の
政府系ファンドの動向も注目されます。

一方、今は一時の小春日和に過ぎないとの厳しい意見もあり、
ゴールドマンサックスによる試算では、
サブプライムでの世界的損失は12兆ドルにも及ぶとされ、
債券市場が堅調(金利低下)であるとともに、
米主要500社の3四半期決算は減益見込で、
過度の楽観は禁物のようですが、

思惑が交錯して日替わりメニューのように
揺れる可能性もあるものの、
流れに乗ってトレードして行きたいものです。

さて今日は、相場の諺(ことわざ)のお話(3)です。

一般の諺でもありますが、
「果報は寝て待て」ということが言われていまして、

スキャルピングのように、
頭の皮を剥ぐため積極的に売り買いをする
トレードスタイルもありますが、

スイング以上のタームのトレードで利が乗っている時には、

リバモアの言葉、「時間がより大きな利益を与えるであろう。」

のように、ジッとしていることが
利益を増大させる場合もあります。

もちろん、レンジ相場では機敏に立ち回らなくてはならなく、
また、損失が出ている時に
ジッと我慢する塩漬けはご法度ですが、(笑)

本当に我慢すべきは、
含み益となって利が乗っている時のようですね。

そして、レンジ相場なのにチョコまかとブレイクを狙って、
往復ビンタを喰らうこともよく聞く話ですが、
ジッとしっかりチャンスを待ってから
仕掛けるほうが良いことも多く、

どうやら相場では「待つ」ということが
けっこう大切なようですね。

さて、話は変わりますが、

相場の諺に「大衆は常に間違っている」というのがあります。

よく、新聞やアナリストのほとんど全てが
売り一色や買い一色のとき

「これは絶対に売りしかない(買いしかない)。」

と思っていると、案外と相場が逆に動く場合もあるわけです。

まぁ、新聞も少なくとも1日以前のことを書いているわけで、

(たとえば昨日25日の日経新聞の20面に「ドル買戻しが進む」と
事実が書かれたとたんにドルが売られて、
ドルストレートが上昇していますね)

そして、ほぼ市場参加者の皆が認める悲観的状況の時には、
もう既にかなり織り込みが進んでいて、

悪材料が出尽くしたりすると、
いわゆる「もう皆が売ってしまっていて、
さらに売る人のいない」状況となることもあるようですね。

また、どうも負けトレードの人が多いのは事実のようで、
そういう意味でも、「大衆は常に間違っている」と
言われているのかもしれません。

でも、ちょっと考えると
「トレンドは市場参加者の皆で作っている」とも言えそうで、

いくら「大衆は常に間違っている」と言えども、
いつも皆と逆でも勝てそうにありません。

トレンドに乗るとは、大勢について行くことである面もあって
あれこれ考えますと、わけが分からなくなってしまいますが、

流行のように、あまり早すぎても奇異の目で見られ、
遅すぎても次の流行が始まろうとしている時で、
もはや「ダサ古(ふる)」になっている場合があって、
どうやら「タイミングこそが命」というところがありそうです。

ファッションのように、比較的流行の変化の初期に入って、
次の流行の変化の前に退出できれば理想で、
「イケてる」ということになるのかもしれませんね。(笑)

このような目で「皆のポジションの動向を見る」と
面白い発見があるものです。

では見てみましょう。 (^-^)

エクセルのワークシート形式となっています。

上記は日単位ですが、
こちらはほぼリアルに近い動向が見られます。

海外の動向も見てみましょう。
こちらはほぼ1時間毎に更新されています。

塩漬けの人もいるので、ロング・ショートの割合だけではなく、
変化の行方(ゆくえ)が大切なようです。

何が見えました? トレンドの行方が見えましたか。(笑)
スイングトレードなどで役立ちそうですね。

「チャートを見るほうが早いんじゃないの?」

もちろん、チャートこそが主体で、
それもそうなのですが、よく観察しますと
もう1つ2つ見えてきそうです。

厚みとか、ほぼ絶対に到達しない
100%への「のりしろ具合」とか―。

何か見えてくるものがありそうですね。

FX 相場の諺のお話(2)

東京でも桜が開花して、桜前線がどんどん北上していますね。

先週末21日(金)は、前日20日のロンドン時間の序盤に
一時100円を超えるあたりまで上昇していたドル円が
夜7時頃から一転してニューヨーク時間の深夜1時半過ぎまで
クロス円の下落に同調するように98円台半ばあたりまで下げて、
一方、ユーロドルもドル買戻しに深夜12時頃まで
下落を続けた後、NYダウが200ドルを超える上昇と
なったことを背景に、ドル円とスロス円が上下動しながらも
戻し調子となり、一方、ユーロドルもドル買戻しの下落が
一服となって、やや戻しの後の揉み合いとなる
展開を継いでのスタートとなりました。
オセアニア時間では、主要市場が休みの中、
ドル円は30Pips程度の上下動を演じました。
その後、東京時間に入って日経平均が71.20円と
小高く始まったことで、朝方99円後半まで上昇した後、
動意なき保ち合いとなりましたが、
日経平均が前日比プラス圏で推移したことを背景に
信託筋や貿易筋の買いにドル円とクロス円が
小幅ながら堅調に推移しました。
日経平均は前日比+222.13円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、イースターで閑散な取引の中、
午後8時近くまでドル円とクロス円が
東京での動きを調整するように軟調な展開となりました。
ドル円が99円前半まで、また、前日のコモディティ市場の
影響もあったか、資源国通貨の豪ドルが対円で89円半ばを
下回るあたりまで下落しましたが、
その後は小幅なレンジ相場となって行きました。
一方、ユーロドルはロンドン時間の序盤で
1.54台後半まで上昇しましたが、やはり動意は続かず、
その後は下げては上げる小幅なレンジでの動きとなりました。

ニューヨーク時間に入って、S&Pがゴールドマンとリーマンの
格付け見通しを1ノッチ引き下げる可能性がある
見通しを発表して、また、モノラインのFGICの格下げの
可能性もあることを発表したことから、
限定的ながらドルが売られ、ドル円とクロス円も下げましたが、
動意は薄くレンジ相場が続きました。
その後、終盤にわずかながらドル買いの動きが見られ、
ドル円とクロス円が限定的ながら上げたものの、
イースター休場を反映した相場に始終しました。

週はじめの今日24日(月)は、
朝8時50分に日景況判断BSI(全産業)、
日景況判断BSI(大企業製造業)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格、
夜の11時に米中古住宅販売件数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

ゴトウ日でイースター明けとなる明日25日(火)は、
夜の9時半に加小売売上高、
夜の11時に米消費者信頼感指数、米リッチモンド連銀製造業指数、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。

今週はじめの今日24日(月)は、まだイースター休暇で
日・米・加・中を除く主要市場は休みのところが多いようですが、
ニューヨーク市場での相場動向が注目されます。

さて、ヘッジファンドの決算期末の
関係もあったと思われますが、
先週は、「商品買い」「株式売り」のポジションを
FOMCの結果も受けて、イースター前に
持ち高調整の動きが進んだようで、
商品相場の高値警戒や対ユーロでのドル買戻しも
動意となった模様ですが、
「商品手仕舞い売り」と「売っていた株式の買戻し」による
相場の動きが大きかったことが指摘されているようです。

もちろん、モルガンとリーマンの決算内容が
市場予想を上回ったことなども
株の動向に影響を与えたこともあったわけですが、
もしも、イースター前の相場の動意に、
持ち高調整の短期的要因が強かったとしますと、
株式復調との過度の楽観も早計なのかもしれません。

ともあれ、コモディティ市場は大きな調整となって、
ロイター・ジェフリーズCRB指数は、
たった2日間で5.7%も下落して、
コモディティ市場と株式市場は逆相関の色彩が
強くなってきているようです。

また、FRBの政策金利も、物価上昇を考慮した実質金利では
すでにゼロ金利になっているとの指摘もあり、
打てる手の「のりしろ」も少なくなってきていているようで、

債券市場への資金逃避も進んでいて、
リスク回避性向は強くなっているだけに、
今後の株式市場の動向と、株式市場に同調性の強い
ドル円とクロス円の動向が注目されます。

今週もイースター明けからは、月末と期末でもあり、
思惑が交錯して相場が大きく動く可能性がありそうですので、
チャートをよく読んで、しっかりと
トレードをして行きたいものです。

さて今日は、相場の諺(ことわざ)のお話(2)です。

昨日、笑点を見ていましたら、
さすが落語家さんで愉快なことを言っていました。

エコロジー・ブームについて、
これはご存知、環境保護などのことですが、
ケチで自分の利益しか考えない、自分自身を保護することを
セコロジーというのだそうです(笑)。なんか面白いですね。^^

さて、相場の諺ですが、
その1つに賭け事の諺ともなっている
「当たり屋につけ」というのがあります。

その昔いたという、車が交差点で止まる寸前に
パッと飛び出してきて、コウモリ傘でボンネットをドンと叩いて
「あっ、痛ててっ!」と言って示談金をせしめる、
あの「当たり屋」のことではありません。(笑)

勝負事や相場で当たっている人と
同じ目を張るというやり方です。

江戸時代に常勝将軍といわれた博徒の親分が、
死に際に一の子分に伝えたといわれる秘伝と言われています。

「お前には世話になったなぁ…。俺はもういくばくも命がない。
 お前に言い残しておきたいことがある。」

「親分! 何をおっしゃるんでぇ…。しっかりしてくだせぇ。」
 
「いいか。よく聞くんだ…。
 バクチてぇのはなぁ、胴元が一番儲かるようにできている。
 だからバクチは打つもんじゃねぇ。
 賭博を開帳するのが一番だ。」

「…。」

「そして、もしもお前が旅に出て、バクチを打つ時は、
 場を見渡して、一番勝っている奴のとおりに打つんだ。
 これが俺がバクチで財を成した秘訣だ。」

「…。」

「いいか。そしてそいつの目が落ちて負けだしたら、
 またグルリと場を見渡して、
 一番勝っている奴を見つけるんだ。
 誰彼の勝ち負けがはっきりしない時は、
 遊んで時を待つんだ。
 勝負てぇのは理屈じゃねぇ、運のいい奴が勝つんだよ。」

まぁ、FXは丁半バクチとは違って、運の要素よりも、
技能と情報の要素が強いですが、
「当たり屋につけ」はけっこう役立つことがあります。

「勝ってる人が何の通貨ペアをどのように売買しているか
 なんて分からないじゃないか!」

と怒られてしまいそうですが、

 
いえいえ。それは分かるのですね。

バーチャルFX に無料登録して、

ログイン後に、ランキングをクリックして、
次に、トップ300をクリックすると、
現在進行形の30位までの取引履歴が見れます。
重複登録はあるかもしれませんが、80万人くらいの参加の
トップ30人ですから、「当たり屋」というわけですね。

さて、話は変わりますが、

前回にホッグのお話のところで引用しました
「保ち合い離れに着け」も、なかなかの相場の諺です。

こう着状態でトレードする人は
さすがにあまりいないようですが、
保ち合いでも、ちょっと動きを感じるとすぐに喰らいつく、
より良い相場の状態を待つことの出来ない、
ホッグ・トレーダーは少なからずいるようで、(苦笑)

多少ボラティリティがあれば、
確かに超短期のスキャルピングは可能であるものの、

口の悪い相場師の中には
「保ち合いに手出しをするバカはなし」
などとも言う人もいるくらい、
保ち合い相場でのトレードは難しいようです。

ところが、この「保ち合い離れに着け」は、
1Pipでも多く利を得たいという気持ちが強いと、
どうもフライングとなってしまうものです。

私も初心の頃は、どうも理解が出来なくて、

「なんで、わざわざ高くなってから買わなきゃならないんだ。」
「なんで、わざわざ安くなってから売らなきゃならないんだ。」

「安い時に買う。高いときに売る。これが相場だろう。」

とばかり思っていました。

相場には、順張りすべき時と逆張りすべき時の
両方があることは言葉では知っていても
心理的に抵抗があって、納得する理解はできなかったのですね。

もちろん、どちらも「安い時に買う。高いときに売る。」
ことを目指していることになるなど、理解の外にありました。

リバモアのエピソードを理解することなど出来なかったのです。

それから…。

あら、また長くなってしまいましたね。

続きはまた次回にさせていただきます。
まだまだ相場の諺の面白いお話がたくさんあります。

FX 相場の諺のお話(1)

昨日は欧米の連休前の大きな動きとなりましたね。
今日は、イースター(復活祭)で欧米市場がお休みです。

昨日20日(木)は、前日の東京時間にドル円とクロス円が
下落した後、ロンドン時間のはじめに一時戻すも、
英金融機関の一部が困難な状況に陥っているのでは?
という噂と共に、BOE議事録が予想外の7対2での据え置きで
あったことなどで、ポンドを中心にドル円クロス円が下落して、
その後、米証券大手のモルガン・スタンレーの決算が
市場予想を上回ったことや、日銀よるレートチェックの噂
などを材料に反発して、あわせてドル買いの動きに
ユーロが軟調となる中、NY時間に、
米金融機関に新たな損失拡大か? という噂が流れて、
イースターを控えてのはやめのポジション調整も始まって、
コモディティ市場では金が過去最大の下落となり、
原油先物も4ドルも下落したことで、
オセアニアなどの資源国通貨が下落して、
NYダウも下落する激しい相場の動きの後の
揉み合いを継いでのスタートとなりました。

ドル円とクロス円は昼頃まで堅調となるも、
春分の日の影響もあってか、
その後は上値を試すまでの動意はなく
膠着感ある相場となっていきました。

ロンドン時間に入ると、
午後4時に独生産者物価指数が発表されて、
市場予想よりも強い数字となりましたが、
市場反応は限定的でした。
午後5時15分のスイス生産者輸入価格はほぼ市場予想とおりで、
こちらも反応はほとんど見られませんでした。
しかしながら、イースターを前にしたポジション調整と思われる
ドル買戻しの動意がしだいに強まって行き、
コモディティ市場の下落も影響したか、
ドルストレートではオセアニア通貨を中心に下落となって、
また、ユーロドルなども下落していきました。
一方、ドル円はしばらく上昇する展開となりました。
午後6時半に英小売売上高指数が発表されて、
市場予想を上回る結果にポンドが上昇しましたが、
ポンドドルでは発表直後に上げては強く押す攻防が見られました。
その後、7時頃からドルストレート通貨の軟調につられるように
クロス円が下落していく展開となって、
ドル円も下落に転じていきました。
欧州株価は軟調な上下動となりました。

ニューヨーク時間に入ると、メリルリンチの資産売却の噂で
はじめNYダウが軟調に始まったものの、
ドル円とクロス円の下落はいったん小康状態となりました。
午後9時半にカナダ景気先行指標指数などが発表され、
市場予想を下回る結果となりましたが、
カナダが下げたものの限定的な範囲となりました。
その後、米シンクタンクによって
「ECBはユーロの水準に不満を持っていて、
強めの牽制発言が出る可能性がある」と
発表されたことも手伝って、ユーロドルの下落が続きました。
夜の11時に米フィラデルフィア連銀指数などの
米指標が発表されて、市場予想を上回る数字に
ドル円やクロス円が限定的ながら瞬間的に上昇したものの、
ファンド筋のポジション調整の動意が強く、
ドル円やクロス円が下落して、ポ
ンドドルを除くドルストレートの下落が続きました。
ポジション調整が一巡すると、
NYダウが200ドルを超える上昇となっていったことを背景に、
午後2時頃からドル円とクロス円が上昇して行きました。
この動きにつられるようにドルストレード通貨も
ドル買戻しが一服となって上昇に転じる場面が見られましたが、
下落傾向は継続することとなりました。
NYダウは、前日比+261.66ドルで取引を終えました。

復活祭入りした今日21日(金)は、
午後4時に日コンビニエンスストア売上高、
の発表があるのみで、その他の経済指標の発表はありません。

さて、昨日はイースター(復活祭)を前にした
大きな動きとなりました。

例年のイースターでは欧米市場が休日で
静かな1日となることが多く、
今日も例年とおりであれば、
動意のあまりない静かな相場となりそうです。
ただ、荒れている時期だけに、
参加者の少ない時を衝くチョッピーな動きが
見られるかもしれませんが、
イースターくらいは静観して
トレードを休むのも良いのかもしれませんね。

さて今日は、相場の諺(ことわざ)のお話(1)です。

諺と言いますと「急がば回れ」なんていうものもありまして、

ユークリッド幾何学では、2点間の最短距離が直線ですから、
急ぐならば直線を行くべきで、この諺は、
数学的には間違っているのかもしれませんが、(笑)

ものごとの中には、ユークリッドやリーマンなどの
幾何学やソロバン勘定では捉えきれないことも数多くあって、
ある程度の人生経験を経ると、「急がば回れ」などという、
わけのわからない諺も、
「なるほどなぁ。」と思うことがありますね。

そして、相場の諺にも、このようなものがあります。

「強気相場は悲観の中に生まれ、
 懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟して、
 幸福感の中で消えていく」

投資家のジョン・テンプルトンの言葉とされる
有名な相場の諺ですが、

もしも、相場が投資家心理という1つの人格とするならば、
なるほどこれなら「ひねくれ者」となっても
仕方のないの生い立ちのようです。(爆)

しかし、長く相場をやっていると、

「底なしにさえ思える恐怖の歴史的な暴落が、
 後で見ると、夢にまで見る絶好の買い場であった」

ということは確かに経験するものです。

また、こんなのもありますね。

「ブルは時々儲ける。ベアも時々儲ける。
 しかし、ホッグは決して儲けない」

ブルとは雄牛が角を突き上げるような上昇相場のことで、
ベアとは熊がその手を振り下ろすような下降相場で、

そして、ホッグとは何でも喰らう豚が地を這うような
保ち合い相場と言うわけですが、

早い話(笑)「トレンドをトレードせよ」という諺ですね。
(豚のように、何でも喰らいついてはいけないようです)

しかしまぁ、トレンドは、タームの数だけ存在しますから、
スイングトレードではホッグでも、
デイトレードレベルでは、ベアやブルと言える状態もあって、

どうもホッグには、大ブタや子ブタがいるようです。(笑)

確かにそのトレードするタームでのホッグのときに、
「うーん。売りか買いかどっちだろう。」
などと無理してトレードするのは賢明ではなく、
静観したほうが良いようですが、

でも、ホッグを見つけることは決してバカにはできなく、
ベアから急にブルに転ずる相場もあるものの、
ブルもベアもホッグの間にこそ多く生存していて、

つまり、トレンドはホッグの間に存在していることがあって、

トレンドをトレードするということは、
ホッグとホッグの間をトレードする場合が多く、

(どうしようもない、だらだらと長いホッグもありますが)

見方によれば、
ホッグはトレンドの予兆とすることができるようです。

ですので、トレンドを見つけるには、
まずホッグを見つけるとよいのですね。

これらのことを相場の別の諺では、
「売るべし、買うべし、休むべし」などと、

「トレンドをトレードせよ。
 そして、ホッグでは休むべし。」と教えていて、

ホッグからのトレンドに着くことを
「保ち合い離れに着け」などと教えているのですね。

それから、それから…。

あら、また長くなってしまったようです。m(_ _)m

もっと役立つ相場の諺のお話があるのですが、
今日はこのくらいにして、
続きはまた次回にお話いたします。

FX マネー・ウォーズのお話(その3)

週はじめから昨日にかけて、激動の2日間となりましたね。

昨日18日(火)は、週はじめとなる前日の午前中に
ドル円が3円も下落して、ユーロドルが1.59台をつけるなど、
パニック的な動きの後、ようやくFRBの公定歩合の
緊急引き下げやBOEによる50億ポンドの緊急調整オペも
効いてきたか、落ち着きを取り戻し、
NY時間となってNY連銀製造業指数が統計開始以来の悪い数字に
通常であれば下落反応となるところを
FOMCでの1.00%利下げ期待となって、
また、ブッシュ米大統領の「米国は試練の時であるが
金融機関は強固で、必要な時に必要な行動をとる。」との
声明もあって、NYダウはプラスに転じて
ドル円とクロス円がやや戻し、
EUの匿名高官のユーロ高牽制発言に
ユーロドルが軟調となる地合いを継いで
小康の中でのスタートとなりました。
午前9時半の豪RBA議事録では
「需要鈍化とともにインフレが不快なほど高くなり得る」
認識であったことが示されましたが、市場反応は限定的でした。
その後、中国人民銀行総裁から
「中国利上げの余地」のコメント、
日銀総裁の候補に田波国際協力銀総裁案などのニュース、
温家宝中国首相の「米経済への深い懸念」のコメント、
などがありましたが、静かな相場展開となりました。
日経平均は前日比プラス圏で上下動しながらも、
+176.65円で引けました。

ロンドン時間に入ると、日経平均がプラス圏となったことや
NYダウ先物が上昇していることを背景に、
ロンドン勢によってドル円とクロス円の週はじめの下げに対する
FOMCを前にしてのショートカバーの動意となって、
ドル円とクロス円が堅調となる展開となりました。
夕方6時半の複数の英指標では、
やや市場予想を下回るものがあつたものの、
予想の範囲で市場反応は限定的でした。
その後、夜7時前に中国人民銀行が預金準備率を
0.50%引き上げたニュースが伝わり、
連想的円買いの材料とされて、ドル円とクロス円が
一時的に反落することとなり、ユーロドルが上昇しました。
夜8時にカナダ消費者物価指数が発表されて、
市場予想をやや上回る数字となりましたが、
いったんカナダが上昇した後にスタグフレーションの
連想となったか反落する展開となりました。
ポールソン米財務長官から
「米経済は急激に減速しているがリセッションではない」
との認識のコメントがありました。

ニューヨーク時間に入ると、米ゴールトマンと
米リーマンの四半期決算が発表されて、
共にアナリスト予想を上回る好結果となって、
信用収縮懸念が後退して、ドル円とクロス円が上昇しました。
その後午後9時半の生産者物価指数など
複数の米経済指標は好悪混在しながらも
総じてやや良い内容であったこと、
そして、NYダウが堅調に推移したことで、
この時間、ドル円が98円台後半、ユーロ円が155円台後半、
ポンド円が199円台後半まで上昇しました。
一方、ユーロドルはユーログループ議長の
「為替市場の急激な動きを望まない」などの発言や
NYダウが+300ドルとなる好調でのドル買戻しで
一時軟調な展開となりましたが、
ポンドドルは上下動しながらも堅調に推移しました。
その後、深夜3時15分のFOMCでは、
政策金利を0.75%の利下げとして、
公定歩合も0.75%引き下げる決定がされました。
FOMC声明では「政策金利の利下げ決定が8対2で、
フィッシャー総裁とプロッサー総裁が大幅利下げに反対した」
ことが表明されたことと、1%利下げ説もあったことから、
NYダウが一時下落して、為替も乱高下となりましたが、
声明において金融市場は依然として緊張下にあるとしながらも
インフレの高止まりを強く意識する内容であったことや、
ブッシュ大統領からFOMC後に異例の
「経済にとって必要ならば更なる行動」との
コメントもあったことから、対ユーロでのドル買戻しの
強い動意となって、ドル円が上昇して
クロス円も上昇していく波乱の展開となりました。
ドル円が一時100円に迫るあたりまで、
ポンド円が一時200円台前半まで上昇しました。
一方、ユーロドルは一時1.56台前半まで下落しました。
NYダウは前日比、+420.41ドルで取引を終えました。

今日19日(水)は、
朝の8時半に豪Westpac先行指数、
同8時半に日全産業活動指数、
午前9時に豪新規住宅、
夕方6時半に英BOE議事録、英失業率、製造業単位労働コスト、
夜の7時に欧建設支出、欧貿易収支、
夜の9時半に加卸売売上高、
などの経済指標が発表されます。
英指標には注目です。今日は、米指標はありません。

ゴトウ日の明日20日(木)は、
午前9時半に豪新車販売台数、
午後4時に独生産者物価指数、
午後4時15分にスイス貿易収支、
夕方5時15分にスイス生産者輸入価格、スイス生産者物価指数、
夕方6時半に英小売売上高指数、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
同9時半に加国際証券取扱高、加景気先行指標指数、
夜の11時に米フィラデルフィア連銀指数、
米景気先行指標総合指数、
などの経済指標が発表されます。

さて、FOMCでは政策金利が0.75%の利下げとなって、
8対2での決定であったことや、
1%利下げ説もあったことから、
発表後はドル円やクロス円が一度大きく下げて
乱高下となりましたが、

その後、ドルが買い戻される展開となって、
ユーロドルが急落して、
ドル円とクロス円が上昇する波乱の展開となり、
金価格も急落して、
あたかも、欧米の復活祭を前にした
ショートカバーと調整の舞台となったかのような
展開となりました。

週はじめから昨日にかけて、激動の2日間となりました。

欧米の連休を控えた今日明日も
激しい展開の余波となる可能性もあり、
流れに乗りながらも、気を引き締めて
機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、マネー・ウォーズのお話(その3)です。

前回からの続きです。

1990年1月16日、連休の翌日の火曜日にそれは執行された。
ついにソロモンが5,000億円もの債券の売りを仕掛けてきたのだ。

そして、債券相場は急落していった。

翌日には、債券の下落によって
損失の穴埋めに都銀が株の売却をはじめることとなった。

さらに、1月27日を過ぎて月末頃から、
外資系証券の各社が、引け間際の20分間に
連日のように銀行株の売り叩きを始めたのであった。

3ヶ月後には、裁定取引の情報公開がされることとなったが、
当時はまだ裁定取引はブラックボックスとなっていて、
仕掛けている者の正体と手口がほとんど見ない状況のため
日本の銀行や証券の金融各社では混乱が増幅していった。

「まるでこれでは東京大空襲のようではないか…。
 いったいどこがどのくらいの規模で仕掛けているんだ!」

「ソロモンなど外資系を中心とした仕掛けのようです。
 推定5,000億は投下されていますが、全容は分かりません…。」

しかし、巷では呑気な太鼓たたきも多かった。

「あははっ。なーに。こんなの単なる調整だよ。チョーセイ。
 総選挙が終われば株価は一気に急上昇てもんだ。」

ところが、自民勝利の2月19日、
株価は上げるどころか、下落していったのであった。

そして混乱は、「3月はじめの裁定の決済日にソロモンが
いっぺんに売ったらいったいどのような事態になるのか」と、
市場関係者は恐怖感に慄(おのの)くことになったのである。

2月21日には、1,161円安、23日には935円安と、
株価は連日下げて、ついに「あの日」がやってきた。

2月29日の月曜日。兜町はいつもの朝を迎えていたが、
ブラッマンデーが日本に再来となった。

株価の大崩壊がはじまったのだ。

売り気配のまま、買い手がつかず不気味に下げ続ける株価―。
「早く株を売ってくれ」と証券会社に押しかける人。叫ぶ人―。
市場をパニックが襲ったのである。

恐怖の大王は阿修羅のごとく
「ほとんど買うことしか知らなかった」兜町を
押し潰していった。

玉砕にも似た「ここまで下がれば買いだ。」の声も虚しく、
4月5日の後場の寄り付きで、27,251円を記録して、
NYを抜いて世界一のマーケットになっていた東京市場は、
わずか3ヶ月で叩き潰されてしまったのであった。

ソロモンの予言は実現した。

5,000億円で150兆円もの日本の金融資産は
合法のもと、金融の魔法にかけられて
みごとに吹き飛ばされてしまったのである。

そして、マーケットは教訓とともに、その焼け野原から
戦後の日本ように不屈の復興が始まっていった――。

                  - 完 -

参考: 浅井 隆 著 2004年12月刊
   「あと1年半は株で大儲けしなさい!」

FX マネー・ウォーズのお話(その2)

ついにドル円が一時2005年9月以来の98円台となり、
ポンド円も一時200円の大台割り込むなど、
尋常ではない相場となってきましたね。

先週末14日(金)は、前日のNY市場で米格付け会社大手の
S&Pが「大手金融機関の評価損が終息の兆し」と
報じたことなどを材料にNYダウが堅調となったことを背景に
NY時間の半ば過ぎまでドル円とクロス円が上昇しましたが、
その後、終盤にかけてドル円とクロス円が軟調となり、
ユーロドルや豪ドル米ドルなどが堅調となる地合いを継いでの
スタートとなりました。
日経平均は前日比でわずかにプラス圏で始まり、
ドル円が午前9時半頃まで堅調な動きを見せて、
一時101円台を回復しましたが、
その後は一転して軟調となっていきました。
日経平均も前日比マイナス圏に転じて、
米ウォールストリートジャーナル紙が
「70%以上のエコノミストが米国経済はリセッション入り
となった判断」との調査結果を公表したことや、
欧米の複数のファンドの破綻の噂も出て、
ドル円は午後2時頃に100円台を割り込むこととなり、
クロス円も軟調となりました。
一方、ユーロドルやポンドドルは堅調となりました。
日経平均は、前日比−191.84円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、早出勢が参加してくるにつれて
東京での動きを調整するように再びドル円とクロス円が
上昇に転じて、ドル円が100円台後半まで戻して行きました。
一方、ドル買戻しの動きとなってユーロドルなど
ドルストレートは軟調となって行きました。
午後4時の独消費者物価指数は、
市場予想とおりであることと確報値であったことで
材料とはなりませんでした。
午後7時の欧消費者物価指数の前年比とコアは
市場予想をやや上回りインフレ圧力を示す内容となりましたが、
限定的ながらユーロの売り反応となりました。
ユーロドルは中東筋からの利益確定の動きもあって
上下動しながらも1.55台前半まで下落しました。
欧州株価は前日終値レベルでの推移から
しだいに軟調となって行きました。

ニューヨーク時間に入ると米消費者物価指数が発表されて、
市場予想を下回る結果に、平常時であれば売り
反応となるところが、景気後退と物価上昇が同時進行する
スタグフレーション懸念が出ていたことで、
この懸念が後退することとなって、
市場はリスク後退からドル円クロス円の上昇へと反応しました。
ドル円が一時101円台を回復して、ユーロ円が
一時157円代前半となるなどクロス円も上昇しました。
ところがその後、NY連銀とJPモルガンが協調して
証券会社のベアー・ズターンズに
28日間の緊急流動性を供給すると報道されたことで、
一気に信用不安を招くこととなり、
ベアー・ズターンズ株は一時50%を超える暴落となって、
金融株を中心に売りが加速したことで、
リスク回避の強い動意にドル円とクロス円が
急落することとなりました。
その後、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が
市場予想よりも良い数字であったことで、
下げ一服となりましたが、
NYダウが11,900を割り込んで下落していったことで、
ドル円が一時2005年9月以来となる98円後半まで下落して、
ポンド円が瞬間的ながら200円の大台を割り込むなど
クロス円も大幅に下落しました。
その後、NYダウが戻したことで、
下落はいったん落ち着きましたが、
ドル円は99円台前半での推移となりました。
一方、ポンドドルが2.02台を割り込むなど
ドルストレートも軟調となる中、
ドル代替通貨のユーロが史上最高値を更新して、
1.56台後半まで上昇しました。
NYダウは前日比−194.65ドルで取引を終えました。

週はじめの今日17日(月)は、
朝8時50分に日第三次産業活動指数、
午後2時に日景気先行指数(確報値)、日景気一致指数(確報値)、
夕方5時15分にスイス実質小売売上高、
夜の9時半に米NY連銀製造業景気指数、米経常収支、
同9時半に加製造業出荷、加新車販売台数、
夜の10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資)、
夜の10時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

明日18日(火)は、
午後4時15分にスイス鉱工業生産指数、
夕方6時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
夜の7時に欧建設支出、
夜の8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に米生産者物価指数、米住宅着工件数、
米建設許可件数、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
注目指標が多いですが、特にFOMCに注目です。

さて、先週末、NY連銀とJPモルガンが協調して証券会社の
ベアー・ズターンズに28日間の緊急流動性を供給すると
報道されたことで、一気に信用不安を招くこととなり、
ついにドル円が一時2005年9月以来となる98円台に至りました。
またクロス円も急落して、ポンド円が一時200円台を割り込み、
ユーロドルが連日のように市場最高値を更新して、
相場は尋常ではない状態へと突入しています。

今回の証券会社ベアー・スターンズへの
JPモルガン経由の迂回処置は、証券会社が
連邦準備銀行に当座預金口座がないための特別処置ですが、
「流動性の危機にある金融機関を潰さない」
FRBの意思の表れでもるものの、
市場は極度の信用懸念として受け止めることとなりました。

市場では1995年や2005年と重ね合わせて、
様々な憶測が飛び交っているようです。
1995年のケースでは、ドル円は年初の101円から、
同年3月に95円台を割り込み、その後、一ヵ月半で
あの歴史的な80円割り込む事態に至りました。

100円の心理的壁を割り込むと下落は早いという声や、
いや、短期的には反騰するだろうとの声もあり、
かたや大手のベアーがこの状況では、
今月の27日に予定されている第1回の米国債の
貸し出し期日まで資金繰りがもたない金融機関も
出てくるのではないかとの憶測まで飛び交って、
不透明感はありますが、
ドルが不気味なまでに揺らいでいることは
疑いのない事実のようです。
今後の激しい思惑の激突が予想されます。

まずは明日18日のFOMCとその声明が大いに注目されますが、
週末の金曜日からは復活祭で多くの国が連休入りとなるため、
週中頃からはポジション調整の動きの可能性もあり、
尋常ではすまない相場展開となりそうです。

大きなチャンスであると同時に大きなリスクのある
一週間となりそうで、ときに静観も選択肢として、
心してトレードに臨みたいものです。
今、私達は後に語り草となる
相場の歴史の1ページにいるようです。

さて今日は、マネー・ウォーズのお話(その2)です。

なんか、こんな下手な小説風の内容を書くのも
躊躇される事態に現在の相場は
なってきているようですね。 m(_ _)m

前回からの続きです。

さて、ソロモンがなぜ損を覚悟してまで、
1990年のはじめに債券を購入したのか―。

これは金融理論に精通した
周到なもくろみあってのことであった。

大量に保有した債券を現物市場で一挙に売りに出ると、
債券価格が下がり、金利は上昇するが、
そうすると金利の上昇を嫌気して株の先物が下落する。

ここまでは金融工学を学んだ者であれば
想像できるところであるが、

ここでソロモンはその時に起こるであろう
あることを知悉(ちしつ)していたのである。

それは、債券の下がる割合よりも、
株の先物の下落割合の方が大きくなる、
ということであった。

そう…。

かれらは、すべて計算ずくの周到な計画で
債券と株の先物の裁定取引の解消時に
スプレッドが抜けるように準備していたのであった。

大量の債券購入は、巨額マネーと金融理論による
ソロモンの遠大な構想の一部であったのである。

そして、この下準備と同時進行で、
ある恐ろしい計画が着々と海を越えた地で進められていた。

それは日経平均連動の「プット・ワラント」という名の
怪物であった。

この金融商品は、日経平均を売る権利のことで、
プットを買った投資家は、日本の株価が下がれば下がるほど
儲かる仕組みとなっていて、

この怪物をソロモンは、アメックス(証券取引所)に
1月17日に上場したのであった。

そして、デンマークと米バンカースの2社も
日経平均に連動したプット・ワラントを相次いで上場して、
米の機関投資家を中心に売りさばいたのだ。

この「プット・ワラント」は、日本の株価は下落するという
「ソロモンの予言」の売込みで売れに売れた。
当時は、ときにこの3銘柄だけでアメックスの出来高の
28%を占めるほどであった。

こうして、日本の株式市場をターゲットにした
「エコノミック・ボム」は秒読み段階へとなっていった。

そして、ついにトリガーは引かれた―。


(次回につづく)


参考: 浅井 隆 著 2004年12月刊
   「あと1年半は株で大儲けしなさい!」

FX マネー・ウォーズのお話(その1)

ドル円が一時的でしたが時間を隔てて、
1995年11月以来となる12年ぶりに
100円を割り込む場面がありましたね。
また、原油が一時111ドルに乗せて、
金が初の1,000ドルとなるなど、
今、私達は歴史的な相場の只中にいるようです。

昨日13日(木)は、
前日のロンドン時間から軟調になったドル円とクロス円が、
NY時間でダウが12,300ドルを一時回復するも、
しだいに軟調となって前日比でマイナス圏へと
なっていったことで、深夜からさらに下落する
展開の地合いを継いでのスタートとなりました。
早朝にNZ小売売上高が発表されましたが、
市場予想のとおりであったことで、
反応はほとんど見られませんでした。
また、早朝にブッシュ米大統領から
「ドルは調整過程にある。依然として強いドルを支持している」
とのコメントがありました。
東京時間を前にしてドル円とクロス円の下落は
いったん落ち着きました。
午前9時半に豪雇用統計が発表されて、
新規雇用者数と失業率がともに市場予想を上回る
良い数字となって、オージーが上昇しました。
しかしその後、日銀人事などの混迷も後押しして、
日経平均の軟調の度が強まっていったことなどで
リスク回避の動意が強くなり
ドル円とクロス円が軟調となっていったところへ、
英フィナンシャルタイムズ紙が
「資産総額40億ドル以上の複数のヘッジファンドが
 破綻もしくは破綻寸前にある」と報道したことや、
「米の一部の州の年金基金が破綻か?」との噂まで出で、
これらが追い討ちとなって、
昼にかけてドル円とクロス円が急落して、
一方、ユーロドルが上昇して、
豪ドルやNZなどのドルストレートは上昇後、
クロス円に歩調を合わすように下落していきました。
アジア株も下落して、日経平均は、
前日比−427.69円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
欧州委員から「原油高が懸念であるが、ユーロ高がその影響を
相殺してくれる」とユーロ高を容認する発言もあって、
史上最高値を更新するなどユーロ高の地合いが続きましたが、
トリシェECB総裁からは「過度な為替の動きを懸念している」
との発言があり、高値警戒も台頭して、
ユーロは浮動の多い展開となりました。
また、豪ドル米ドルがロンドン時間に入って
東京での下落から一転して堅調な動きとなりました。
またこの時間、比較的静かな展開となっていたドル円ですが、
欧州株価が金融株を中心に軟調な展開が続いたこともあって、
短時間ながら1995年11月以来となる
100円を割り込む場面がありました。
しかし、その後は、底値感も台頭したか、
ショートカバーが入って、上下動しながらも
ドル円とクロス円が堅調な展開となって行きました。

ニューヨーク時間に入ると米小売売上高が発表され、
市場予想を下回る−0.2%という結果となり、
輸入物価指数も0.2%という結果になりましたが、
発表直後はドル円とクロス円が下げたものの、
市場の買い意欲は強く、ほどなく上昇に転ずる
荒っぽい動きとなりました。
その後NYダウが軟調に始まり、11900ドルを割り込んだことで、
ドル円とクロス円が下落して、
ドル円が再び100円を瞬間的に割り込む展開となりました。
しかし、ドル円とクロス円は、また一転、堅調となって、
S&Pの「信用市場の危機は長く続かない」との
レポートを材料としたか、NYダウと欧株価の上昇とともに
堅調な展開となりました。
スイスの政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
スイスSNBのコメントでは、インフレの上振れリスクの
認識とともにスイスフランの実行有効レートが
2006年レベルへ後退したことが示されました。
また、ポールソン米財務長官からは、
モーゲージに対しての規制強化をしていく
コメントがありました。
その後、ドル円は一時101円台に乗せて、
ユーロ円が一時157円台後半まで、
豪ドル円が一時95円台の後半まで上昇しました。
一方、ドルストレートは、ポンドドルは弱含みと
なったものの、その他の豪ドル米ドルやユーロドルなど
堅調な展開となりました。
そして、ドル円を中心に
クロス円が終盤に軟調な展開となりました。
NYダウは前日比+35.42ドルで取引を終えました。

週末の今日14日(金)は、
早朝6時45分にNZ製造業売上高、
午後4時に独消費者物価指数(確報値)、
独EU基準消費者物価指数(確報値)、
夜の7時に欧消費者物価指数、欧労働コスト、
夜の9時半に米消費者物価指数、米消費者物価指数(コア)
同9時半に加労働生産性、
夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には大いに注目です。

さて、ドル円が一時的でしたが時間を隔てて
1995年11月以来となる12年ぶりに
100円を割り込む場面がありました。
また、原油が一時111ドルに乗せて、
金が初の1,000ドルとなるなど、
今、私達は歴史的な相場の只中にいるようです。

しかしながら、14日の日経新聞によりますと、
対ドル以外の通貨を含めた円の実力を示す日経通貨インデックス
(実効為替相場)では、対ドル以外は円安傾向で
2005年9月の水準にあるとのことで、
円高というよりも、ドル安という色彩が強く、
ドル円とクロス円の同調傾向にも変化が出てきている
ことも覗えるようです。

今日もボラタイルな相場の可能性があり、
米消費者物価指数や米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
などの注目の経済指標が控えていて、注目の1日となりそうです。
流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、マネー・ウォーズのお話(その1)です。

今日は、ちょっと下手な小説風に…。(笑)

1989年の秋までは、兜町には確かに追い風が吹いていが、
しかし、ある準備が水面下で着々と静かに進められていた。

年末近くとなっても、90年代への期待と、
米ソのデタントの歓迎ムードから、
市場はユーファリアに酔いしれて、もはや4万円台は
多くの投資家が疑うことはできない状態となっていた。

ところが、奇妙なことが起こった。

当時、兜町では、野村、大和、山一、日興、の4大証券と、
外資系ではソロモン、モルガン、ゴールドマン、などが
裁定取引を行っていて、決済日には、現物を売って
先物を買い戻していたのだが、

決済日の翌日のパールハーバーの開戦日と同じ12月8日に、
ソロモンが1,900億円の資金を用意して、
証券各社の決済日で売った現物のほとんどを
買ってしまったのである。

これが後にソロモンの計画の起爆剤に使われるのだが、
この不穏な動きの真意を知るものはほとんどいなかった。

「何かヘンだなぁ。」

と、不穏な行動にいぶかる証券会社幹部もいたが、
その声は、東京市場の連日の上昇の熱気に
かき消されてしまっていた。

そして、興奮の中、12月29日の大納会で
日経平均は、38,915円の史上最高値をつけた。

投資家は酔いしれていた。

年が明けて1990年正月二日、
まず、為替市場で異変が起きた。

もちろん、御とそ気分の東京市場は休みであったが、
それはニューヨークで起こった。
円が仕掛けにより何の前触れもなく崩落を始めたのだ。

そして、東京市場の4日の大発会は大荒れとなった。
ご祝儀相場は、大きな下落に見舞われることとなったのである。

しかし、これはほんの端緒の出来事にすぎなかった。

翌5日には、「ゴルバチョフが英労働党の党首に会えない」
というニュースを利用した、危機を煽る外資系証券会社による
裁定取引での現物と先物の価格差であるベーシスの
潰しが始まり、先物は下落していったのであった。

さらに、1月11日。なんということであろうか。
ソロモンが6,000億円もの巨額の資金で、
下落し始めていた債券をわざわざ入札したのである。

なぜ、ソロモンが損をしてまでここで債券を入札したのか。
これには多くの投資家は疑問に思った。

これは遠大な構想のもとでの捨石であったのだが、
しかし、真意に気づくものはほとんどいなかった。

そこには、ソロモンのトリックが
巧妙に仕掛けられていたのである。

ソロモンの予言を実現するために…。


(次回につづく)


参考: 浅井 隆 著 2004年12月刊
   「あと1年半は株で大儲けしなさい!」

FX タイムラグのお話

昨日11日は、FRBによる最大2000億ドルの
追加流動性供給対策と、流動性供給に向け
各国中銀と強調して措置を講じることが発表されて、
ドル円やクロス円、そしてドルストレートも
大きく動きましたね。

昨日11日(火)は、前日に欧州株価やNYダウが下落したことで、
リスク回避の動意にドル円やクロス円が下落して、
NY時間終盤での米ベア・スターンズ資金難の噂に、
同社により噂は否定されたものの、
東京時間を前にしてさらに円買いとなる
地合いを継いでのスタートとなりました。
午前9時過ぎに英NIESR GDP予想とRICS住宅価格が、
そして、続く9時半に豪住宅ローンが発表されましたが、
ともに市場反応は限定的でした。その後、衆議院で開催された
正・副日銀総裁候補の所信発表が好感されたか、
前日比マイナス圏で始まった日経平均が堅調となったことで、
ドル円やクロス円が上昇するも、
民主党の不同意決定でまた軟調となりました。
しかし、これがショートカバーのスクイーズの動意を
招くこととなって、FRBの緊急利下げの噂とともに、
午後からは円売りの動意にドル円とクロス円が
堅調な展開となりました。
日経平均は前日比+126.15円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
午後4時に独卸売物価指数が発表されて、
市場予想を下回る結果でインフレ後退の数字となりましたが、
市場反応は限定的でした。
ダウ先物や欧州株価が回復傾向となったことで、
ドル円やクロス円の堅調が東京時間以降も
ややしばらく続きましたが、
その後、欧州株価の頭が重かったことで、
ドル円とクロス円の上昇も一服となりました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは
夕方5時くらいから堅調となって、
ストップを巻き込みながら上昇して行きました。
夜7時に欧ZEW景況感調査が発表され、
市場予想を上回る数字となり、
ユーロの上昇を後押しすることとなりました。
さらにウェーバー独銀総裁が
「欧の高いインフレ圧力に金融政策の緩和の余地はない。」
と発言したこともあって、ユーロドルは一時、
史上最高値となる1.54台後半まで上昇しました。
ポンドドルも一時、2.02台前半まで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、米貿易収支が発表されて
−582億USDと市場予想よりも赤字幅は縮小したものの
内容は良いものでありませんでしたが、
この指標発表とほぼ同時刻に
FRBにより追加流動性供給対策が発表されて、
市場に大きなインパクトを与えることとなりました。
ターム物の貸出ファシリティ(TSLF)で
プライマリーディーラーに最大2000億ドルの
財務省証券を貸し出すことと、
住宅ローンを担保として受け入れること、
そして、流動性供給に向け各国中銀と協調して
措置を講じることなどの表明がありました。
これにより信用収縮懸念が大きく後退して、
金融株を中心とした株価の急上昇して、
ドル円とクロス円が急上昇して、
ドル買いの強い動意にユーロドルやポンドドルが
急落することとなりました。
ドル円が一時103円台前半まで、
ユーロ円が一時158円台後半まで上昇して、
一方、ユーロドルは一時1.52台後半まで、
ポンドドルが一時2.00台を瞬間割り込むあたりまで
下落しました。その後は調整の動きとなりましたが、
ドル円やクロス円はまた戻す展開となって、
大きな動きの1日となりました。
NYダウは前日比+416.66ドルで取引を終えました。

今日12日(水)は、
朝の8時半に豪費者信頼感指数、
朝の8時50分に日銀政策会合議事録、
日実質GDP(確報値)など複数の日指標、
午後1時に日企業倒産件数、
午後2時に日消費者態度指数、
夕方6時半に英商品貿易収支、
夜の7時に欧鉱工業生産、
同く夜の7時にスイスZEW景況感調査(予想)、
深夜3時に米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。

明日13日(木)は、
早朝の6時45分にNZ小売売上高指数、
午前9時半に豪新規雇用者数、豪失業率、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)、日設備稼働率(確報値)、
夕方6時に欧ECB月報、
夜の9時半に米小売売上高、米輸入物価指数、
米新規失業保険申請件数、
同じく夜の9時半に加設備稼働率、
夜の10時にスイスSNB政策金利、
深夜12時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧の指標と、特に米小売売上高と
スイス政策金利が注目されます。

さて、FRBによる最大2000億ドルの追加流動性供給対策と、
流動性供給に向け各国中銀と強調して措置を講じることが
発表されて、市場に強いインパクトを与え、
大きく相場が動きました。

自律反発を助成する栄養剤の注射に過ぎないとの
声も聞こえますが、根深いサブプライム問題にも
モノラインの資本増強が進むなど改善の曙光も見え隠れして、
13日(木)の米小売売上高をはじめ
今後の米経済指標がよりいっそう注目されます。

このまま上げ潮に乗れるか、また奈落へ引き戻されるか、
為替劇場は展開の1つの節目を迎えそうです。

思惑が激突してボラタイルな相場となる可能性がありますが、
各国の株価の動向とともに市場替わりでの初動を睨みながら、
流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、タイムラグのお話です。

一花咲くをもって、万花咲き乱れる春の訪れるを想う。
などともいわれますが、

日本は南北に長いので、もう春の花が咲く地域もあれば、
私の住む北海道のように、いまだ残雪の多い地域もあります。
北国では、雪解けが春の訪れを告げます。

さて、季節の流転は、とても自然なことですが、
とても面白いことがあります。

季節は気団の影響も大きいですが、
主に太陽に対する地球の傾きによってもたらされます。

でも、ちょっと不思議なことがあります。

たとえば、冬の訪れを告げる冬至ですが、
この冬至が一年で最も夜が長く、日照時間が短いのですね。

そして、じつは冬至以降は
どんどん日照時間が長くなっています。

ところが季節としての冬は、どんどん深まり行きます。

つまり、季節の主要因である太陽に対する地球の傾きが、
どんどん日照が増える方向であるのに、
現実の季節は、逆にどんどん冬が深まっていくわけです。

「そんなの、あたりまえじゃん。」

と、お叱りを受けそうですが、

この本来的に根元となるべき原因と、
実際に現れる事象にタイムラグが存在している事実は
とても興味深いものです。

また、経済事象は季節より複雑そうで、
サブプライム問題も金融機関やモンライン問題へと波及して、
株価はもちろんのこと、今度はさらに
クレジット問題へと伝染し行く傾向も見られ、
これらの信用収縮が小売や雇用へと影響を与えて、
負の連鎖となって、リセッションまで囁かれていて、
投機マネーはコモディティへと流れて、
事態はなんとも複雑で、不透明といわざるを得ない状況ですが、

昨日、日本経済新聞の14面の
「複雑な証券化商品の保証 米モノライン最大手撤退」
という記事の末尾に、次の記述がありました。

「大手のアムバックが格下げ回避を狙って七日に実施した
 十五億ドルの公募増資では、シティグループなどが
 株式の引き受けなどで協力した。
 モノライン大手のアシュアード・ギャランティも、
 米著名投資家ウィルバー・ロス氏から
 最大十億ドルの資本増強で合意した。
 MBIAはいち早く二十六億ドルの資本増強を完了しており、
 モノライン危機は最悪期を脱したとの見方も出ている。」

まだまだ端緒についたところと思いますが、
少しずつ好転への兆しも出てきているようです。

しかし、一度起こった負の連鎖が巻き戻すには、
かなりの時間がかかるであろうことも指摘する声があり、
ことはそう単純ではないようですが、
サブプライム問題の実体経済上の好転は
いつとなるのでしょうか。

そして…、

未来を織り込んでいく相場のタイムラグや如何に…。

FX 長寿ファンドの秘密のお話

先週末の米雇用統計は、−6.3万人と2ヶ月連続で減少して、
2003年3月以来の悪い数字にドル円が8年ぶりとなる
101円半ばをつけて、その後はショートカバーに
一転して上昇する激しい値動きとなりましたね。

先週末7日(金)は、前日のNY時間に住宅ローン会社の
ソーンバーグが債務不履行通知を受け取った報道が
材料視されて、NYダウが下落したことを背景に、
ドル円とクロス円が下落して、一方、ユーロドルが上昇した
地合いを受けてのスタートとなりました。
その後、東京時間前に「米雇用統計後にFRBが緊急利下げを
実施するのでは?」という噂が流れて、
ドル円とクロス円が限定的ながら戻す展開が見られました。
また、米セントルイス連銀総裁が質疑応答において、
「米のリセッション入りは可能性があるが予想はしていない。
もしも、米の景気後退が起きればクレジットカードの
デフォルト急増するだろう。」と
コメントしたことが報道されました。
昼過ぎの日政策金利の発表では、
市場予想とおりの据え置きとなりました。
日銀経済月報と福井日銀総裁の記者会見では、
日経済の減速の認識と世界経済のダウンサイドリスクについて
言及するも、ほぼ前回の基調を踏襲する内容となりました。
ドル円は102円台後半で静かな展開を続けていましたが、
午後2時頃からしだいに下落していきました。
日経平均は前日比−432.62円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、ロンドン勢によって
再び米ソーンバーグ問題が材料視された模様で、
信用収縮懸念にリスク回避の円買いの動意となって、
ドル円とクロス円が下落していきました。
ドル円が夕方6時頃までに約3年2ヶ月ぶりに
101円台後半となって、ユーロ円が156円台後半、
豪ドル円が94円台後半まで下落しました。
午後8時には独鉱工業生産が発表されて
1.8%と市場予想を上回る数字となりましたが、
市場反応は米雇用統計を控えて限定的でした。
トリシェECB総裁から
「商品価格急上昇は、グローバル化がインフレの上方リスクに
つながることを示す。」とのコメントがありました。
米サンフランシスコ地区連銀総裁からは
「米経済は住宅バブル崩壊による下振れリスクに直面していて、
FRBはインフレと成長に対するリスクの不快な組み合わせにも
直面している。」との見解が示されました。
欧州株価は軟調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
FRBによる流動性を促す処置としての金融機関への
入札方式の資金貸し出し制度を600億ドルから
1,000億ドルへ増やすことが好感されて、
ドル円とクロス円が上昇しました。
夜10時半に注目の米雇用統計が発表されて、
失業率は4.8%であったものの、非農業部門雇用者数変化が、
−6.3万人と2ヶ月連続で減少して、
2003年3月以来の悪い数字となって、
いったんドル円とスロス円が急落しました。
ドル円が8年ぶりとなる101円半ばをつけて、
ポンド円も204円後半まで下落しました。
その後、ドル円が大レジスタンスに一度到達したことや
悪材料出尽くし感も出ていたようで、
また、著名な投資家がオプションでの
巨額のショートポジションを巻き戻すとの憶測も出て、
FRBのオペの増額も背景に、
利益確定のショートカバーが入って、
ドル円やクロス円が上昇に転じました。
ドル円が一時103円前半まで、
ユーロ円が一時158円前半まで上昇しました。
一方、ユーロドルは一時史上最高値の1.54台後半をつけた後、
ドル買戻しにより1.53台前半まで下落しました。
その後、荒っぽい反発の動きも一服となって、
やや戻る動きの中で取引を終えました。
NYダウは前日比−146.70ドルで引けました。

今日からサマータイムですね。

週はじめでゴトウ日の今日10日(月)は、
朝8時50分に日機械受注、
午後2時に日景気ウォッチャー、
午後4時に独貿易収支、
夕方6時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
英生産者関連の複数指標、
夜の9時15分に加住宅着工件数、
夜の11時に米卸売在庫、
などの経済指標が発表されます。
英・加の指標には注目です。

明日11日(火)は、
午前9時01分に豪NIESR GDP予想、
午前9時半に豪住宅ローン、
午後3時に日工作機械受注(前年比と確報値)、
夕方6時半に英DCLG住宅価格、
夜の7時に欧ZEW景況感調査、
同7時に独ZEW景況感調査、
夜の9時半に米貿易収支、
同9時半に加国際商品貿易、加新築住宅価格指数、
深夜12時半に英先行指数、英一致指数、
などの経済指標が発表されます。
独欧・米の指標には注目です。

さて、米雇用統計を終えて、
市場の関心は今月18日のFOMCとなりますが、
今週は、11日の米貿易収支、13日の米小売売上高、
週末の消費者物価指数と
速報値となるミシガン大消費者信頼感指数、
なども注目されます。

雇用統計でドル円とクロス円はいったん下落して、
大レジスタンスに至った後、ショートカバーとなって、
ユーロドルが市場最高値をつけた後、ドル買戻しに下落する
荒っぽい展開となりましたが、
株価は軟調で、債券市場は活況となっています。
コモディティ市場(商品)も、とりおり調整は見られるものの
活況で、資金シフトが鮮明となっているようです。

米年金基金さえもドル安で投資運用先を
商品にシフトしていることや、
また、サププライムで巨額損失を出した大手銀行が
住宅ローン関連資産の処分を急いでいることで、
ファンドに融資返済を迫り、その結果、
ファンドの資産切り売りを誘い、
トリプルA格にある米住宅ローン担保証券(RMBS)までが
元本の40%を超すまで下落する悪循環のパニック状態に
陥っていることが報道されています。(日経新聞)

サマーズ元米財務長官は講演で
「米国は現在、リセッションの状態にある」
と述べて、スタグフレーション入りを指摘する声も
上っているようです。
ドル円の100円割れの声もしだいに大きくなって
きているようですが、如何なりますが、
今後の展開が注目されます。

しばらく上下動激しいボラタイルな状況の
可能性もありますので、流れに乗りながらも、
各国の政府系ファンドの動向や各国の株価も睨みながら
機敏なトレードをしていきたいものです。

さて今日は、長寿ファンドの秘密のお話です。

長寿ファンドと言えば、
マン・インベストメンツが有名ですね。

Man Investmentsは、
"in depth in focus in front"のフレーズで、
知っている人は知っている世界最大級のファンドです。

二百二十数年もの長い歴史を有する会社ですが、
ドリームチームのLTCMでさえ撃沈した厳しい投資の世界で、
この長い間生き抜いてきたことは驚嘆に値しますね。

この歴史あるファンドは、
もともとは熱帯産品を扱っていた商社だったのですが、
その昔、扱っている現物作物が腐ってしまったり、
ハリケーン被害や天候状況で価格が不安定であったため、
業者間で熱帯産品の先物の仕組みを作ったのだそうです。

そこで培ってきたのが、儲けることよりも
いかに損失を抑えるかという、卓越したリスク管理でした。

そのマン・インベストメンツが世界的に有名となったのは、
2001年の同時多発テロのときでした。

突発的なテロによる世界的な株価の暴落で、
ほとんどのファンドが大きな損失を出す中、

マン・インベツトメンツの主力金融商品「ADP」は、
なんと、同時多発テロ後の一ヶ月で、16.4%も増益となって、
金融界を驚かせました。

ネガティブに捉えられがちなリスク管理ですが、
損切りを徹底して、「大損ができないシステム」
であるばかりでなく、よりアグレッシブで、
株価が暴落となっても利益が出るように
プログラムされていたようですが、

「儲けも大切であるが、まず損失回避にフォーカスする」
スタンスが長寿ファンドの秘密のようですね。

精密なリスク管理の方法や、株価急落で儲けるプログラムは
は詳しくは明かされていないようですが、

とかく儲けにばかりフォーカスしがちな
投資の世界において新鮮な驚きさえ感じます。

トレーディングは「最初にリスク管理ありき」なのですね。

私達トレーダーも、見習っていきたいものです。

FX 100人の為替市場のお話

春来たり、桜の開花予想のシーズンとなりましたね。
政策金利ウィークのイベントも終盤となって、
弱いドルと強いユーロが鮮明となりましたが、
今日はいよいよ巨大指標の米雇用統計の発表です。
また、来週からは早くもサマータイムとなりますね。

昨日6日(木)は、前日の米ISM非製造業景況指数の
好結果を受けて、ドル円とクロス円が上昇した後、
モノラインのAMBACの救済案が
15億ドルの資本増強にとどまったとの報道があり、
その後、ベージュブックでは、米経済減速とともに
インフレ傾向が示され、いったん戻しも見せるも、
ドル円やクロス円が上下動しながら
軟調傾向となる地合いを継いでのスタートとなりました。
早朝にNZ政策金利が発表されて
市場予想とおりの据え置きとなりました。
RBNZ声明では、インフレは根強くもNZ経済が減速していて、
かなりの期間の金利据え置きとなるであろうことが
示されましたが、市場反応は限定的でした。
午前9時半には豪貿易収支や豪建設許可件数などが発表され、
市場予想を下回りましたが、貿易収支が
輸入の増大によるもので動意には至りませんでした。
日経平均は堅調に推移して、
午前中はドル円とクロス円が強含むも、
ロンドンに拠点を置くペロトン・パートナーズ清算の
報道などがあって、午後からは軟調に転じました。
日経平均は前日比+243.36円で取引を終えました。

ロンドン時間に入っても
ドル円とクロス円は軟調傾向が続きましたが、
ロンドン勢によるドル売りに
ユーロドルやポンドドルなどドルストレートが堅調となって、
ユーロドルが一時1.53台前半まで上昇しました。
英HBOS住宅価格は市場予想を下回ったものの
影響は見られませんでした。
欧州株価は軟調な展開となりました。
ドル円はニューヨークのタイムズスクウェアでの
爆発報道もあり、この時間103円台前半まで下落しました。
政策金利やトリシェECB総裁の記者会見を控えて
ユーロドルが調整となる中、
午後8時にはの独製造業受注が発表されて、
市場予想を下回ったものの市場反応は限定的でした。
午後9時に英BOE政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりましたが、
英中銀が前回のMPCで利下げを実施していることから、
再度の利下げ懸念も燻っていたため、
金利据え置きにポンドが上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
ECBが市場予想とおり金利を据え置いて、
注目はトリシェECB総裁の記者会見へとなりました。
カナダの建設許可では、市場予想を下回る−2.9%という
結果となって、カナダが売られました。
そして、注目のトリシェECB総裁の記者会見では、
「欧州経済は減速しつつもファンダメンタルズは健全で、
年間のインフレ率は今後数ヶ月間2%を著しく上回る
水準が続く見込みで、また、銀行による企業への信用供与が
著しく損なわれている様子はなく、
インフレ期待の抑制に焦点をあてている。」ことが示されて、
利下げ期待が大きく後退することとなりユーロが上昇して、
ユーロドルが1.53台後半まで上昇しました。
一方、ユーロ円も一時上昇しましたが、
ドル円や他のクロス円の下落に引っ張られる格好で
軟調となって行きました。
NYダウはソーンバーグの債務不履行通知の報道などもあって
下落して、ドル円やクロス円はこれを背景に、
ドル円が102円台半ば近くまで、
豪ドル円も94円台後半まで下落しました。
NYダウは終日軟調で、前日比−214.60ドルで取引を終えました。

週末の今日7日(金)は、
昼過ぎに日政策金利、
午後3時半に日銀金融経済月報、福井日銀総裁記者会見、
夜の8時に独鉱工業生産、
夜の9時に加失業率、加雇用ネット変化、
夜の10時半に米失業率、非農業部門雇用者数変化、
米製造業雇用者数変化、
未明の5時に米消費者信用残高、

さて、政策金利発表のイベントもほぼ終え、
しばらく強含みも見せていたドルが再び下落することとなって、
一方、ユーロは市場最高値を更新することとなり、
弱いドルと強いユーロが鮮明となる結果となりました。

米はインフレ懸念と金融緩和の必要性という背反の狭間で
リセッション懸念まであり、
すっかり弱気のバーナンキFRB議長ですが、
難しい舵取りの選択が迫っているようです。
ドル円は、1999年と2005年の101円台の大レジスタンスでの
攻防となる可能性もあり、今後の相場展開が注目されます。

週末の今日は、日政策金利も発表される予定で、
据え置きが濃厚のようですが、
次期日銀総裁選出が難航しているようで、
この時期に政争の愚かといぶかる声も多く聞かれます。

そして、今日は米雇用統計の発表を迎えます。如何なりますか。
大いに注目したいものです。

さて今日は、100人の為替市場のお話です。

97〜99年にかけて財務官を務め、
「ミスター円」の異名まで榊原さんの
著作を読んでいましたら、面白いたとえ話がありました。

100人の村のお話ならぬ、100人の為替市場のお話です。

マーケットには、相互作用性"Reflexivity"という、
期待と現実、あるいは人と人が相互に影響しあう性質があって、

市場参加者が100人とするならば、
100人のうちで孤立したままだと一匹狼で
ただのスネモノとなってしまうものですが(笑)、
有力者3人寄ればマジョリティを作ることができて、

およそ95人の、流れを見て勝ち馬に乗るタイプの
「他者追従型」の多くの人たちの支持によって、
トレンドが作られていくのだそうです。

このトレンドの形成過程は、
ファッションにも似ているとしています。

そういえば、かつてルーズソックスなるものが、
女子高生を中心に流行したことがありますが、

バレーやエアロビに起源があるとする、
この「だらしなソックス」は(笑)、
恐らく最初は、とても奇妙で
異端的なものであったろうと思うのですが、

流行が進むと、ピッタリ靴下をはいている娘のほうが、
私のようなオジンの目からも、
流行おくれの違和感を伴うダサさを感じたものです。

さて、マーケットでのトレンドが
このファッションに似ているとしますと、
100人の市場参加者のマーケットでは、
次のようなことが起こります。

流行初期では、「な〜に、あれ。変なのぉ。」と
奇異の目で見られ、あまり流行先取りでも、
その流行が不発に終わって、
ダマシとなってしまうこともあり、(苦笑)

かといって、100人のうち90人も流行を追った終盤に
追従しますと、もう、その流行は終わりかけています。

そうです。100人のマーケット参加者であれば、
100人がファッションを認めた時点で
流行は終わってしまうのですね。

100%は、もはやトレンドの終焉で、

また逆に、たとえば株価であれば、
破綻の危険は伴うものの、どん底の株価は
その銘柄の最大リターンの可能性があるのですね。

根性再起ものの映画の

「今の俺はどん底だ。もう失うものはない…。
 今が最悪ならば、これからは良くなる一方だ。」

のワンシーンも想起されます。

トレンドへの参入は、ちょっと待つも、
やや早期のあたりが良いのかもしれませんね。

これらは、どことなく
オシレーター系のテクニカル指標にも似ているようです。

また、このような性質は、短期トレードの定石の一つの
"Buy on rumors, Sell on facts"という
「噂が立ったら買え、実際に事が決まったら売れ」
というものにも象徴されています。

為替のマーケットでも
「利上げとなるのではないか」との思惑で上昇し、
その後に果たして、実際に利上げとなったのにもかかわらず、
そのときは下落してしまうことがまま見られます。

どうやら、レートとは未来の期待と
現実の狭間にあるもののようで、
トレンドをファッションと見立ててみるのも
面白いものですね。


参考: 文藝春秋
   榊原英資著 「為替がわかれば世界がわかる」

FX M氏のお話

北海道でも雪解けのシーズンとなり
春の訪れを感じるようになりました。
さて、政策金利ウイークも
明日と週末の米雇用統計でヤマ場を迎えますね。

昨日4日(火)は、前日の米ISM製造業景況指数が
市場予想を下回るとともに、景気拡大と後退の分岐点となる
50を割り込んで03年4月以来の低水準となりましたが、
市場反応はここのところの下げに対する
利益確定のドル買い反応となって、
ドル円とクロス円が上昇して、ユーロドルが下げた後の
調整の揉み合いを継いでのスタートとなりました。
午前9時半に豪小売売上高が発表されて、
市場予想を下回る0.0%という結果に、
オージーが下落しました。
その後、ドル円とクロス円はやや戻しました。
昼の12時半に豪RBA政策金利が発表されて、
市場予想とおりの0.25%の利上げとなりましたが、
これ自体はすでに織り込み済みであったことと、
弱い内容となった声明に
今後の追加利上げの見通し薄いことでの失望売りを浴びて、
オージーが急落しました。
これにつられてドル円やクロス円も限定的ながら弱含み、
その後揉み合いとなりました。
日経平均は13000円を挟む動きで前日比+0.10円で引けました。

ロンドン時間に入ると、ベルギー中銀総裁による
「ユーロ高は有利な点と不利な点がある。過度な為替の変動は
避けるべき。米当局は強いドル政策を再確認すべき。」との
コメントがあり、前日のユーログループ議長による
過度な為替変動への牽制発言と重なって、
ユーロが軟調となりました。
しかし、その後、ユーログループ議長など
複数の欧要人のユーロ高の容認発言があって、
ユーロが堅調となって行きました。
欧生産者物価指数と欧GDPは
ほぼ市場予想とおりの結果となりました。
欧州株価は、一時前日比プラス圏となったものの、
その後は軟調となってドル円とクロス円も
軟調傾向となっていきました。
その後もユンケル・ユーログループ議長は活舌で
「ユーロは過大評価、円と人民元は過小評価、
ドルはその中間だが過小評価傾向。」との発言があり、
ユーロドルは上下動となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
いったんドル円とクロス円は戻りを見せましたが
夜の11時にカナダBOC政策金利が発表されて、
0.5%の利下げという結果に、
0.25%と予想していた向きも多かったことから、
カナダが下落しました。
BOC声明では、「カナダ経済のリスクの具現化の認識や、
隣国である米経済の減速の明確な兆候の認識」などが
示されました。また、米CNBCテレビが「米シティが
人員の10%削減か」と報じたことなどもあって
米株市場は金融株を中心に下落して、
ドル円とクロス円が軟調となっていきました。
そのような中、コモディティ市場でも原油や金が
利益確定売りと思われる下落となって、
資源国通貨のカナダやオージーが急落していきました。
一方、ユーロドルは中東筋の買いと
短期筋の売りとの攻防で忙しい上下動となりました。
その後、前日比−200ドルを超えて下げていたNYダウが
各国の政策金利や雇用統計の発表も意識してか、
利益確定の動きもあって、急速に下げ幅を縮小したことで
ドル円やクロス円も戻す展開となっていきました。
NYダウは前日比−45.10ドルで取引を終えました。

ゴトウ日の今日5日(水)は、
朝の8時50分に日法人季報設備投資、
午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感、
午前9時半に豪GDP、
夕方6時に欧PMI、
夜の7時に欧小売売上高、
夜の9時半に米チャレンジャー人員削減数、
夜の10時15分に米ADP雇用統計、
夜の10時半に米非農業部門労働生産性、米単位労働費用、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数、米製造業受注指数、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧と特に米指標には注目です。

明日6日(木)は、
早朝5時にRBNZ政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
午前9時半に豪貿易収支、豪住宅建設許可件数、
午後2時に日景気先行指数(速報値)、日景気一致指数(速報値)、
午後3時に日工作機械受注(速報値)、
午後3時45分にスイス失業率(季調済)、
夜の8時に独製造業受注、
夜の9時に英BOE政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
夜の9時45分に欧ECB政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
夜の10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同10時半に米新規失業保険申請件数、
同10時半に加住宅建設許可、
深夜12時に米中古住宅販売保留、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧の政策金利とトリシェECB総裁の記者会見、
そして、米指標には注目です。

さて、NYダウのなど各国の株式市場の動向とともに
今日5日の米ADP雇用統計と米ISM非製造業景況指数、
そしてベージュブック、
明日6日のNZ・英・欧の政策金利とトリシェECB総裁の記者会見、
そして、米中古住宅販売保留と、注目材料が目白押しです。

4日のEUの財務相理事会では「連鎖的な損失拡大を警戒して、
経済の安定性を確保する方向へ切り替える」と採択しましたが、
トリシェECB総裁の記者会見が注目されます。

また、原油や金などコモディティ(商品)市場でも
利益確定での大きな調整となって急展開しているようですが、
為替市場も変化の兆しが見え隠れして
ボラタイルとなる可能性がありそうです。

流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。

さて今日は、M氏のお話です。

私の旧知にM氏という人がいます。

小さな会社で体裁は株式会社ですが、
ひとり社長の会社というわけではないものの
その実は個人営業に近い、世の中によくある
個人会社を経営しています。

まぁ、言わば昔のフーテンの寅さんの映画に出てくる
タコ社長のような感じですが、(笑)
その彼がよく冗談とも本当ともつかぬ口調で
ニヤリと笑いながら「いゃぁ、ペイラインは大切だね。」
と言うことがありました。

レジスタンスラインやトレンドラインは知っているものの、
ペイラインとは聞いたことがなく、

「ねぇ、Mさん。そのペイラインて、何なの?」

と聞くと、待っていましたとばかりに持論を説き始めました。

「そりゃね、俺は難しいことは解らないよ。
 でもね。入ってくるお金からさ、
 仕入れとか従業員の給料など
 出て行くお金をぜーんぶ差し引いてさ、
 プラマイゼロとなるところが俺の言うペイラインで、
 天国と地獄の境目となるラインのことさ。」

「ふーん…。」

「プラスなら、たとえ月に差し引きたった50万円だって、
 年間じゃ、俺にとっちゃけっこうなもんだし。
 逆にマイナスなら、数年すれば首にロープだよ。
 あははっ。そのくらいペイラインは大切なんだ。」

この話を聞いて、同じくM氏となる(笑)
著名トレーダーのマーセル・リンクの著作の中で述べている
「利と損のバランス」こそトレーディングでは大切、とする
一文を思い出しました。

いわゆる「損切りは早く、利食いは遅く」ですが、
これを実行することは実はたいへんなことです。

もうひとりの自分が甘く囁きます。(苦笑)

『もう、けっこう利が乗っているんだし、早く手仕舞えよ。
 まごまごしてると、
 マイナスになっちまうかもしれないよ。』

『今、損となってるが、もしかしたら反転して
 儲けとなるんじゃないか。
 せめて、プラマイゼロまではしたいものだね。』

勝ちトレードは早く利確したくなるものですし、
また、負けトレードではついつい反転勝利を期待して
しまうものです。

利食いは遅くを実行しようと、頑張った挙句
利が乗っていたポジションが損に転ずることを経験したり、
また、損が利に転ずることも
経験してしまうこともあるからですが、

ひとつひとつのトレードでは、このようなことがあっても、
しかし、トータルでトレードを見れば、
「損切りは早く、利食いは遅く」は間違いなく黄金律で、
早期利食いの「利小」では、けっこう勝ってるようで、
さっぱり口座資金は増加しないものです。
そればかりか、「
損大」で口座を破壊してしまうこともあります。

たとえば、2つのポジションがあって、
1つが利が乗っていて、
もう1つが含み損となっているとすると

利の乗ってるポジションを早く利確して、
含み損となっているポジションを持ち続けるという
選択をする利小損大のトレーダーでは、
いろいろ学びたとえ勝率がよくても、
いつかは負け組みトレーダーとなってしまうようです。

そのマーセル・リンクがこう語っています。

「どんなトレーダーも数え切れないほどの損をする。
 これはトレーディングの一部なのだから仕方のないことだ。
 しかし、損をすることと負けることは、全くの別物である。
 負けは、小さな損であったものが大きな損となったときに
 生じる現象だ。負けトレードの手仕舞い方を知らなければ、
 トレーダーとしての成功はない。
 重要なのはむしろ負けトレードであって、
 勝ちトレードだけではない。」

勝つ技術とともに、負ける技術も大切なようですね。


参考: マーセル・リンク著 「高勝率トレード学のススメ」

FX トレードと将棋のお話

先週末は、モノライン大手のアムバックの救済策が難航して、
最大手の米MBIAに新たな損失発生の可能性があることが
報じられ、バーナンキFRB議長からは、
米中小銀行の破綻の可能性を是認する発言や、
ドル下落は米貿易赤字の縮小につながると、
ドル安を是認する発言まであり、
ドルの下落と円高で市場には悲鳴と歓喜が渦巻いています。

先週末29日(金)は、前日の米指標が弱かったことと
バーナンキFRB議長が上院での質問に対して
「米の中小の銀行に破綻の可能性があることを是認」した
ことなどで、ドル円とクロス円が下落して、
ユーロドルなどが上昇した地合いを継いでの
スタートとなりました。
朝に日失業率が発表されて、
3.8%と市場予想より良い数字となったことで、
相乗的にドル円とクロス円がさらに下げる展開となりました。
日経平均も軟調に始まりましたが、
その後、ドル円とクロス円の下落は昼過ぎまで、
いったん一服となったものの、
日住宅着工件数が、市場予想よりも良い結果となったことや、
「ドル円は104.50に大きなストップロスが設定されている」
との噂も手伝ってか、
ポールソン米財務長官のお決まりのフレーズ
「強いドルは米国の国益」発言も虚しく、
また軟調となって行きました。
日経平均は前日比−322.49円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、独小売売上高が発表されて
+1.6%と対前年比とともに市場予想を上回る好結果となって、
膠着傾向にあったユーロドルが上昇しました。
この反動でのドル売りに、ドル円の104.50に大量にあった
ストップがトリガーされて、ドル円が下落しました。
さらに英ネーションワイド住宅価格が
市場予想を下回ったことでポンドが下落して、
ポンド円をはじめクロス円全般が下げることとなりました。
午後7時に発表された複数のユーロ圏経済指標では、
失業率がやや良かったものの、
消費者物価指数の前年比コアや業況判断指数や
鉱工業信頼感などが悪く、限定的な反応となりました。
その後、ドル円とクロス円の下落は進み、
ドル円がこの時間104円前半、豪ドル円も97円台半ば
を割り込むあたりまで下落しました。

ニューヨーク時間に入ると、
「豪当局が対ドルで豪ドル売り介入か?」との噂が出て、
オージーが対ドルでも軟調となりました。
その後、米CNBCが「モノライン大手のアムバックの救済案に
重大な障害が発生」と報道したこともあって、
ドル円とスロス円の軟調は続きましたが、
夜10時半に発表された米個人所得や米PCEデフレータが
やや良い数字で、ドル円はしばらく104円前半での攻防が続き、
ポンド円でも206円前半での攻防となって、
クロス円の下げも一服となり、
一時ドル円とクロス円が戻す場面も見られましたが、
その後に発表されたシカゴ購買部協会景気指数が
市場予想を下回っただけではなく、
景気拡大と後退の分岐点となる50を大きく下回る、
2001年12月以来の44.5という低水準となって、
リスク回避の動意が起こって、
NYダウが下落の度を強めたことで、
その後、ドル円は104円台を割り込むことともに、
クロス円も軒並みの下落となりました。
一方、米ドルカナダは上昇して、
ユーロドルは1.51台後半での揉み合いとなり、
ポンドドルは終盤にかけて1.98台後半まで値を戻し、
豪ドル米ドルは0.93台前半まで下落するなど
まちまちの動きとなりました。
NYダウは、前日比−315.79ドルで取引を終えました。

今日3月3日(月)は、
午前10時半に日毎月勤労統計、
午後2時に日自動車販売台数、
夕方5時半にスイスSVME購買部協会景気指数、
夜の7時に欧消費者物価指数速報、
夜の10時半に加GDP、
深夜12時に米ISM 製造業景況指数、米建設支出、
などの経済指標が発表されます。
欧・加・米の指標には注目です。

明日4日(火)は、
午前9時半豪小売売上高、豪経常収支、
昼の12時半に豪RBA政策金利、
(市場コンセンサスは、0.25%の利上げ)
午後3時45分にスイス消費者物価指数、スイスGDP、
夜7時に欧生産者物価指数、欧GDP(速報値)、
夜の11時に加BOC政策金利
(市場コンセンサスは、0.25%の利下げ)
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・加の指標には注目です。
この日は米指標はありません。

さて、3月となって、各国の政策金利の発表とともに、
週末には米雇用統計も控えて注目材料が目白押しですが、
ネガティブ材料のほうへ反応しやすい地合いを
指摘する声が多いようです。

要人発言も、4日のバーナンキFRB議長の住宅関連の講演や
インフレ率と原油高を背景にユーロ圏の要人の
ユーロ高牽制の発言が少なくなってきている中での
6日の欧政策金利発表後のトリシェECB総裁の
定例記者会見なども注目です。

先週は、モノライン関連報道と、バーナンキFRB議長による
米中小銀行の破綻の可能性の是認や
ドル下落が米貿易赤字の縮小につながるとのドル安を是認する
発言まであり、ドル安とともに株式市場も下落して、
ドル円とクロス円が下落しました。

ドル円は、下落基調となって
100円割れを指摘する声も聞こえる中、
1999年と2005年の101円台の大レジスタンスに迫りつつあり、
戻しては下げる展開の可能性が強そうですが
反発にも注意が要りそうで、
月替わりの今後の展開が大いに注目されます。

ドルの下落と円高に市場には悲鳴と歓喜が渦巻いていますが、
佳境に入った為替劇場はますます面白くなりそうです。
まずは、米雇用統計まで流れに乗って
トレードして行きたいものです。

さて今日は、トレードと将棋のお話です。

いつもトレードにまつわるちょっと固いお話ばかりですので、
たまにこんな話題にもおつきあいください。

現在、日本将棋連盟の会長を勤める米長邦雄さんは
一時代、名人にもなった方ですが、
とてもユニークな人で、有名な語録があります。

「兄貴は頭が悪かったので東大に行った。
 私は頭が良かったので棋士になった。」

というのもありますが、
ラジオの番組でこんなことも語っていました。

「幸せの女神はね。努力する人に訪れると思っているでしょ。
 でも、そうじゃないんです。
 努力とは嫌なことを一生懸命すること。
 女神はね。好きなことに夢中になっている人に惚れるんです。」

まぁ、うまいことをいうもので、私なんかは、
きっとそうに違いないと思ってしまいました。(笑)

「プロは何手読むのですか。」
「将棋は才能ですか。努力ですか。」

というのが、アマチュアファンの二大質問なのだそうですが、
この「将棋は才能ですか。努力ですか。」の問いに

「両者は密接不離で、切り離すには無理がある。」
なんてヤボなことは答えずに、チラリと質問者を見て、
その人は努力派の人だと、人となりを読むと、
こう答えるのだそうです。

「天分も大切ですが、やはり努力です。」

そうすると質問者は「さもありなん」という顔で
うなづいてくれるそうで、
お茶目な一面もあるようです。(苦笑)

でも、もしかしたら、将棋に限らず、芸術やスポーツなどで
若くから頭角をあらわす人には天分は感じずにはいられない、
というのが、本心なのかもしれませんね。

このことについて、七冠を達成したことのある羽生善治さんも、
序盤の定跡や高度な手筋といった情報は、
四十代になってからでも身につけることができるが、
ある一つの場面について、
「選択肢はこの手とこの手だろう」という
非常に抽象的で曖昧な判断、
証明するのが難しい「感覚」というものは、
十代で骨格が形成され、
生まれ持ったものがあるように思えると述べています。
このあたりが天分なのでしょうか。

正しいことが書いてある棋書などを読んでも、
変化の多い実戦では、一朝一夕に上達しないのが将棋で、
確かに、芸術やスポーツにもある意味似ていますが、
もしかすると、裁量トレードにも
そのような所があるのかもしれませんね。

その羽生善治さんが、将棋に強くなる四つのプロセス
についてこう語っています。

まず第一にアイデアを構想する。
次に、そのアイデアの構想を自身で検証する。
第三段階として、相手のいる実戦で試してみる。
そして最後は、反省する、なのだそうです。

天才も弛まぬ努力をしているものなのですね。^^

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