FX シナリオとシーンのお話


NASAの無人探査機「フェニックス」が火星に到着して、
荒涼とした赤褐色の火星の大地の映像を見せてくれました。
夜空に光る赤い星の映像だと思うと、
SFの世界が現実になったようで、
なんか不思議な感じがしますね。

週はじめの26日(月)は、はじめ円高傾向での
スタートとなりましたが、
その後は英米市場が休みであることも影響してか、
模様眺め的なムードの漂う方向感のはっきりしない
相場展開となりました。そのような中にあって、
オセアニア通貨は堅調に推移しました。
ドルストレートも上下動のレンジ相場となりました。
日経平均は軟調に推移しましたが
為替への影響は限定的でした。
また、NY連銀総裁による「FRBはインフレリスクに
効果的に対処する」というコメントや、
英不動産調査会社による英住宅価格が8ヶ月連続の減少となって
前年比が過去最大の下落とたことにも、
あまり市場反応はありませんでした。
日経平均は前日比−322.01円で取引を終えました。

この日のロンドン時間は、レイト・メイ・バンク・ホリデーで
ロンド市場が休みで、はじめドル円とクロス円が上昇しましたが
強い動意には至らず、レンジでの動きにとどまりました。
ドルストレートはやや動きがあったものの、
下げては上げるレンジでの展開となりました。

この日のニューヨーク時間もメモリアルデーで
各通貨とも比較的狭いレンジでの相場に始終しました。
ECB副総裁から「欧州のインフレは3%近くで推移。
現在の金利水準が物価を安定させる。
08年後半にかけてインフレは低下へ。」
とのコメントがありました。

昨日27日(火)は、はじめ前日の流れを継ぎ
保ち合い傾向の相場となりました。
午後からは日経平均やアジア株が堅調であったことを背景に、
徐々にリスク選好動意となってドル円やクロス円が
しだいに堅調となる展開となりました。
ドルストレートは小幅レンジの展開が続きましたが、
東京時間の終盤でやや上昇する場面がありました。
日経平均は前日比+203.12円で引けました。

ロンドン時間に入ると、午後3時に独GDP(確報値)や
独個人消費(確報値)などと共に、
少し早めに独GFK消費者信頼感調査が発表されて、
市場予想を下回り、前回値も下方修正されたことが嫌気され、
ユーロドルが1.57台前半あたりまで下落しました。
この動きにつれてポンドドルも1.97台前半まで下落しました。
一方、ドル円はこの動きによるドル買いに
一時104円近くまで上昇しました。
この動きにつれてクロス円も上昇しました。
その後は、ドル円とクロス円は
上昇傾向の上下動の揉み合いとなって、
ユーロドルやポンドドルは、軟調傾向の上下動となりました。

ニューヨーク時間に入っても、ドル円とクロス円の
上昇傾向の揉み合いと、ユーロドルやポンドドルの
下値圏での揉み合いがしばらく続きました。
午後10時に米ケースシラー住宅価格が発表されて
市場予想を下回りましたが、市場反応は限定的でした。
午後11時に米新築住宅販売件数や米費者信頼感指数など
複数の米指標が発表されて、好悪交錯する結果となりました。
はじめドルが買われて、ドル円やクロス円が上昇しましたが、
市場予想をやや上回った米新築住宅販売件数の前回値が
下方修正されたことや米費者信頼感指数が市場予想を下回った
ことがしだいに材料視されて、NYダウが軟調になるにつれて
ドル円とクロス円が一時軟調となりました。
その後、原油が上昇が一服となって128ドル台となったことや
FOMC公定歩合議事録で引き下げ要求が5連銀あったことが
公表されたこともあって、NYダウが上昇傾向となり
ドル円が104円台前半まで上昇しました。
また、ユーロドルが1.56台後半まで下落する展開となりました。
サンフランシスコ連銀総裁からは
「今年後半は米経済成長は徐々に上向く。
インフレのデータは失望的だが数年で緩やかに下降。
住宅価格は09年にかけて下落。失業率は上昇。」
との観測のコメントがありました。
NYダウは前日比+68.72ドルで取引を終えました。

今日28日(水)は、
午前9時半に豪Westpac先行指数、
午後2時に日中小企業景況判断、
午後3時に独輸入物価指数、
夕方5時に欧3月経常収支(季調前)、
夕方6時に独消費者物価指数、※時間変更の可能性あり
夜8時に米MBA住宅ローン申請数、
夜9時半に米耐久財受注、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

明日29日(木)は、
朝の8時50分に日大型小売店販売額、日小売業販売額、
午前10時半に豪民間設備投資、
昼12時にNBNZ企業信頼感、NZマネーサプライ、
午後3時に英ネーションワイド住宅価格、
午後4時55分に独失業率、
夜の9時半に米GDP(改訂値)、米個人消費、米コアPCE、
米新規失業保険申請件数、米GDP価格指数、
同夜9時半に加経常収支、
午後11時に米求人広告指数、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

さて、ロンドンとニューヨークの2大市場の休み明けは、
ドルが買われてユーロが売られる展開となりました。

原油価格が上げ一服となって、128ドル台まで調製となりました。
しかし、報道によりますと、アラブ首長国連邦の
ドバイのDGCX取引所とドバイ・マーカンタイル取引所が、
ロンドンでも取引されているメジャー銘柄の北海ブレントなどの
原油先物の取引を開始するとのことで、
近い将来は原油の国際相場となっている
ニューヨークやロンドン市場にも
投機マネーが影響を与える可能性がありそうです。

さて、27日はNYダウは堅調となりましたが
VIX指数も節目の20近くとなっていて、
過度の楽観をすることなく、
流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、シナリオ(scenario)とシーン(scene)のお話です。

イタリア語がルーツとなっているようですが、
シナリオとは、いわゆる「筋書き」のことですね。
そして、シーンとは、「場面」のことです。

物語となる映画や演劇では、
ともになくてはならないものですね。

「人生はシナリオのないドラマだ」
なんて言われることがありますが、

水戸黄門の物語では、すったもんだのその後に
必ず「印籠」が出てこなくてはいけないようですし、(笑)
ウルトラマンでは、最後は、何とかいう名前の光線を
出さなくてはいけないようです。
そして、たいがいはワンパターンで良い結末となります。

あんなに効果のあるものなら、
最初から出せば良いものの、
物語ですのでそうもいかないのですね。(笑)

さて、トレードでもよくシナリオが大切と言われますが、
こちらは少し人生に似ています。

トレードを裁量するときにシナリオがないと、
「今、この時」の買うか売るかの判断となってしまうことが多く、
その「今、この時」が買うにしても売るにしても、
ベストのタイミングであるとは限らず、

「こうなったら」買おう、「ああなったら売ろう」など、
チャートポイントに基づいてシナリオを立てることは、
「今、この時の判断」だけではなくて、
将来までもトレードの範囲とできるところにメリットがあります。

今はタイミングではないとしても、
将来に対してトレードの計画を持てる、
というわけですね。

ですので、「上げるのか下げるのか、どっちなんだろう。」
というその場主義のトレードから、
将来を含めてチャートを見て考えれるようになって、
トレードの幅が広がります。

「なに。シナリオだぁ? そんなの頭ひねって考えたって、
 シナリオとおりに行くわけじゃなし。意味ねーし。」

あれまぁ。(笑)

トレードでのシナリオは、
そういう物語のシナリオのように「唯一決定的なもの」ではなく、
もちろん、「予言的な予定」でもないんですね。

たとえますと、降水確率と傘の関係に似ています。(笑)

何のこっちゃ、という感じですが、

降水確率80%なら、傘はあらかじめ持って行くとして、
逆に降水確率20%なら傘はほとんどいらないとしても、

降水確率40%は、まぁ統計的に
雨が降らないことの方が多いのですが、
雨が降ってしまうこともけっこうあって、

朝、会社に行くときに傘を持とうか持つまいか、
とても悩ましい降水確率です。(苦笑)

長いコウモリ傘は、雨が降らなければ邪魔だし格好悪く、
さりとて、持って行かないと
雨が降ればびしょ濡れになってしまいます。

そこで、「雨が降ったらビニール傘を100円ショップで買う」と
場合に従った行動予定としますと、
問題が解決することがあります。
雨が降らなければ、めでたしめでたしですし、
たとえ雨が降っても大丈夫です。
 
この「場合に従った行動予定」が
トレードのシナリオなのですね。

もう1つ例を挙げますと、

夜空が満天の星であれば、翌日は晴れることが多いものですが、
それでも、ときには翌日に雨が降ってしまうこともあります。

しかし、満天の星空の翌日に
晴れが多いことに変わりはありません。

そして、星空でのシナリオに反して翌日に雨が降ったならば、
場合に従ったシナリオで、
その時点で傘を持てば良いだけのことです。

これがトレードでのシナリオです。

また、よくシナリオをとても固く考えて、

レートは、レジスタンスラインで反発するもの、
トレンドラインでは再度トレンド方向へ向かうもの、
移動平均線ではレートは移動平均線の傾斜方向へ弾かれるもの、

などとシナリオを立てて、そのとおりとならなかったら、

「チクショー、騙された。
 だからシナリオなんて、あてにならないんだよ!」

と、怒る人がいますが、そうではないのですね。

レートがレジスタンスラインを明確に抜けるまでは、
反発する確率が高かったわけですし、
レートが傾斜する移動平均線を明確に抜けるまでは、
移動平均線の傾斜方向へ弾かれる可能性が高かったのです。

これらを明確に抜け切った後では、
別のシナリオとなるのですね。

いわゆるブレークが起こったということであり、
相場が変わり強い動意となったことを示しています。

あたり前なことですが、
トレンドラインを絶対に抜けないとあれば、
トレンドは永遠に続くことになり、
それこそヘンなことになります。
そんなことはありえません。

あくまでも支持される可能性が高いに過ぎません。

トレードのシナリオは、
シーン(場面)の事実によって可変されるものなのです。
事実の後は、次の可能性の高いシナリオが筋書きになるわけです。

シーン(場面)とは、チャートポイントでの動向であり、
そのチャートポイントでの動向がシナリオの表裏を割かちます。

トレードには絶対は無く、
傾向と確率をトレードすることであるならば、

その時点その時点で、将来を思量して
より確率の高いほうをテクニカル的に選好することが、
トレードでシナリオを立てるということなのですね。

そして、

より確率の高い方向が判らなかったら、トレードを休みます。
休むのも大切なトレードのシナリオです。

FX オーメン(omen)のお話

ブルガリア出身の琴欧州関が初優勝しましたね。
相撲も国際的になったもので、
為替のように欧州勢は強いようです。^^
国技なだけに日本人力士にも頑張って欲しいものです。

先週末23日(金)は、朝に日銀政策会合議事録が発表されて、
「金融市場の緊張は幾分緩和したものの依然として不安定。
米個人消費にさらに下振れリスクがある。
米経済は長い目でみれば実体経済が上振れる可能性。
世界的にはアップサイドリスク。」であるなどの
認識と討議がされた事が明らかにされました。
日経平均は小安く始まったものの、
その後は前日比プラス圏での推移となりました。
為替は小動きの通貨ペアが多く見られましたが、
オージーがやや強含みました。
東京時間の終盤では日経平均がしだいに上げ幅を縮小して、
前日比+33.74円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
はじめユーロが軟調傾向となったところへ
仏の消費者支出とサービス業PMIが市場予想を下回ったことで、
一時1.57台を割り込みましたが、
ドル利上げも前日にほぼ織り込まれて、
調整のドル売りもしだいに強くなって、
アルムニアイ欧州委員による
「08年のユーロ圏インフレ率は約3%。
ユーロ圏にインフレ圧力がみられる」とのコメントも
後押しして、上昇する展開となりました。
ポンドドルも連れ高傾向が見られました。
一方、調整となっていた原油価格が再び上昇し始めたことも
影響して、株価軟調を背景に、
3連休を前にしたポジション調整もあったか、
ドル円とクロス円が軟調となって下落していきました。

ニューヨーク時間に入ってもロンドンの流れがしばらく継続して
ドル円とクロス円の軟調がしばらく続きました。
午後11時に米中古住宅販売件数が発表されて、
市場予想を上回る結果に一時ドルが買われたものの、
在庫水準が増加していることで
中古住宅価格の下落圧力なることが嫌われて、
NYダウも軟調が続いていたことで、
リスク回避の動意に、ほどなくドル売りへ傾斜して、
ドル円とクロス円の下落が加速して、
ドル円が一時103円台前半まで下落しました。
一方ユーロドルなどもドル売りにしばらく堅調に推移しました。
また、格付け機関ムーディーズが米保険大手AIGを一段引き下げ、
株価の下落に拍車をかけました。
しかしながら終盤には、ドル円とクロス円の下落も一服となって
戻す動きが見られました。一方、上昇傾向にあった
ドルストレートも後半から終盤にかけてやや軟調となりました。
NYダウは前日比−145.99ドルで取引を終えました。

週はじめの今日26日(月)は、
早朝の7時45分にNZ貿易収支、
の経済指標の発表があります。
そして、ロンドン市場はレイト・メイ・バンク・ホリデーで、
ニューヨーク市場もメモリアルデーで
2大市場がともにお休みとなります。

明日27日(火)は、
午前11時にNZ中銀インフレ期待、
午後3時に独GDP(季調済)、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査、
午後3時15分にスイス貿易収支、
夜の10時に米S&Pケースシラー住宅価格、
夜の11時に米消費者信頼感指数、米新築住宅販売件数、
米リッチモンド連銀製造業指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、週はじめの今日26日(月)は、
ロンドンとニューヨークが休場です。

今週は、
27日(火)に米消費者信頼感指数と米新築住宅販売件数、
28日(水)に米耐久財受注、
29日(木)に独失業率、米四半期GDP(改定値)と米個人消費、
そして、バーナンキFRB議長の講演、
30日(金)に欧消費者物価指数(速報値)、米PCEデフレータ、
シカゴ購買部協会景気指数、
ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)、加GDP、
などの注目材料があります。

ロンドンとNYの連休明けとなる27日(火)の動きが、
特に注目されます。

流れに乗って、しっかりとトレードして行きたいものです。


さて今日は、オーメン(omen)のお話です。

オーメンとは「予兆」という意味ですが、
頭に新約聖書のヨハネの黙示録で獣の数字とされる「666」の
アザを持つ少年ダミアンが主人公の
映画の題名にもなっていましたね。

不気味な予兆といえば、
昨日のNHKスペシャル「北極大変動」でも、
北極の「川」などが紹介されていました。

この北極の川は、地球温暖化によって
なんと、北極の氷が溶けて流れているのだそうで、
氷河のいたるところに空いている巨大穴など、
不気味なまでに地球の異変が進行していることを
物語っています。

リポートによりますと、北極の氷が溶けると
氷の潜熱によって抑えられていた気温が上昇して、
また、覆っていた氷がなくなることによって、
海水中に閉じ込められていた二酸化炭素も噴出して
さらに地球温暖化に拍車がかかるのだそうです。

まさに負のスパイラルですね。(苦笑)

そして、北極を生息地としているホッキョクグマも、
餌さ不足でたいへんなことになっていて、
大げさなようですが人類の行く末を暗示しているかのようで、

今の北極の様子はは地球環境の将来を予兆する
まさに不吉なオーメンのようです。

さて、相場にもいくつかのオーメンがある場合があります。

歴史的大暴落といわれるものには、20世紀以降だけでも
1907年の金融市場の崩壊、1929年のウォール街の大暴落、
1987年の大暴落、そして、2007年のサブプライム問題による
大暴落など、いろいろありますが、

興味深いのは、1929年のウォール街の大暴落では、
大恐慌へと発展して、
大暴落は大恐慌のオーメンであったことで、

大暴落での下落率もすさまじかったものの、
しかし、それは端緒に過ぎなく、
その後、大恐慌の大底となる1932年7月の時点では、
なんとダウ平均株価は暴落前の89%もの下落となっていました。

しかし、一方、
1987年10月19日のブラックマンデーと呼ばれる大暴落では、
ダウ平均の不振はわずか2年間で
1989年の夏頃には株価がほぼ完全に回復しました。

暴落は、金融市場の自己組織化臨界現象とか、
群集心理によるものとか、プログラム売買によるものとか、
現物と先物のヘッジによる
負のフィードバック・ループによるものとか、
そのメカニズムの研究にはいろいろあるようですが、

暴落が恐慌のオーメンとなるのか、
あるいは比較的短期に回復することになるのか、

ともあれ、暴落のその後のストーリーには
2つのパターンがあるようです。

しかしながら、大暴落と名がついてしまうと
少なくとも数年は尾を引くようですね。

サブプライム問題が表面化してから
早や10ヶ月になろうとしていますが、
今後、どちらのストーリーとなるのでしょうか。

また、1929年のウォール街の大暴落は、
第一波が10月24日の木曜日でしたが、
第二波は、10月28日の月曜日でした。
そして、1987年のブラックマンデーは文字とおりの月曜日で、
休み明けに暴落となることが多いようです。

サブプライム問題の金融収縮にも
安堵感が醸成されてきているものの、

「そんなの杞憂だよ。」

と笑われてしまいそうですが、
休み明けには、まだ少しだけ
用心がいるのかもしれませんね。(苦笑)

FX ユーレカ(EYPHKA)のお話

米FOMC議事録の発表で米利上げ期待が台頭して、
21日のNY時間の為替は、利上げ期待によるドル買いと、
株価下落によるドル売りとの綱引きで揺れる展開となりましたが
22日には、米利上げ期待によるドル買いが優勢となって、
ドル円とクロス円が堅調な展開となりましたね。

一昨日の21日(水)は、前日のNYダウの下落を背景に
オセアニア時間からリスク回避の動意となって、
日経平均も下落して、ドル円では輸出勢の売りもあり、
103円台前半まで下落しました。
また、クロス円も軟調となる展開となりました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは強含みに推移しました。
午前10時半の豪指標では限定的反応となりました。
午後からは揉み合いとなりましたが
ドル円やクロス円でやや戻す動きが見られました。
日経平均は前日比−233.79円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、はじめドル円がやや戻し
クロス円が上下動の揉み合いとなる展開となりました。
午後5時に独IFO景気動向が発表されて、
一部に悪くなるとの噂もある中、
結果は市場予想を上回る強い数字となって、ユーロが急伸して、
ユーロドルが1.57台後半まで上昇しました。
その後、IFO要人から「今秋の利下げ期待は適正。
ユーロは過大評価。年末には軟化。」とのコメントに
頭を抑えられはしましたが、堅調に推移しました。
午後5時半の英BOE議事録では、
8対1での金利据え置きであったことが明らかにされましたが、
市場予想とおりで反応は限定的でした。
ドル円は上下動の展開となりました。
その後、午後8時にカナダの消費者物価指数が発表されて、
市場予想を上回る結果に、カナダが堅調な展開となりました。
また、クロス円では豪ドル円やユーロ円が
堅調な展開となりました。

この日のニューヨーク時間では、欧州の地合いを継ぐ動きの中、
カナダの景気先行指数が発表されましたが、
市場予想とおりの結果に市場反応は限定的でした。
ドル円が上下動の揉み合いとなりましたが、
原油先物が131ドル台と史上最高値を更新して、
NYダウが下落していったことを背景に、
リスク回避の動意となって、午後11時半頃から
ドル円が軟調となっていきました。
ユーロドルはLD時間でのIFO景気動向発表以来、
欧州企業が原油高をこなしているとの観測もあったようで
高値圏での推移が続きました。
深夜3時に米FOMC議事録が発表されて、
4月の利下げはぎりぎりの判断であり、
最大のリスクはインフレである認識を示し、
成長リスクとインフレリスクは均衡しつつあるとの
見解が示されました。これを受けて、
米利上げ観測が台頭して、NYダウは下落が続きました。
為替は利上げ観測によるドル買いと
株価の下落によるドル売りの綱引きとなりましたが、
NYダウ下落と原油だかによるリスク回避の方が優勢となって、
ドルが売られてドル円とクロス円が下落していきました。
NYダウは前日比−227.49ドルで引けて続落となりました。

昨日の22日(木)は、早朝のオセアニア時間では
小幅な揉み合いから保ち合いの展開となりました。
朝に日の全産業活動指数と日(通関ベース)貿易収支が発表されて
好悪交錯する結果となりましたが、
日経平均が前日のNYダウの下落を受けて、
軟調なスタートとなったことから、ドルが売られて、
ドル円とクロス円も軟調となりました。
午前10時半の豪指標では市場反応は限定的でした。
午前11時頃NZのカレン首相から、
NZ経済は著しく減速しているとしながらも、
「段階的な減税と、海外で活動するNZ企業に対する
所得税免除を導入する」との発表があり、
この処置を好感してNZが急伸しました。
その後、日経平均が徐々に下げ幅を縮小して
上昇傾向となったのを背景に、
ドル利上げ観測でのドル買いが優勢となって、
ドル円とクロス円が上昇して、
ドルストレートがやや弱含む展開となりました。
日経平均は前日比+52.16円の小幅高で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
はじめドルストレートが堅調な動きとなりましたが、
その後、株価の反発やドル利上げ期待でのドル買戻しに、
ドル円が上昇して、ドルストレードが軟調となる
展開となりました。また、豪ドルで軟調な動きが見られました。
ポンドが上下動しながらも堅調な動きとなる中、
午後5時半に英小売売上高指数と英総合事業投資が発表されて、
好悪交錯する結果とりましたが、
小売売上高指数が良い数字で前回値も上方修正されたことで、
ポンドが上昇して、堅調が続きました。
午後6時の欧鉱工業新規受注では、市場予想を下回りましたが、
市場反応は限定的でした。
ドル円が上下動しながらも堅調となって、ドル買いに
ポンドを除くドルストレードが徐々に軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると米新規失業保険申請件数が発表されて
市場予想よりも良い数字となって、
いつもは反応の少ない指標ながら、ダウ先物の上昇とともに
ドル買いの材料となって、ドルが上昇する展開となりました。
同時刻にカナダの小売売上高も発表されて、
市場予想を下回る結果となってカナダがいったん売られましたが
上下動となりました。その後、カナダ円では
ドル円につられて上昇する展開となりました。
利上げ期待にドルが堅調で、ドル円が104円台前半まで上昇して、
ポンド円も一時206円台に乗せて、ーロ円も堅調に推移しました。
一方、ドルストレートはドル買いにしだいに軟調となりました。
ユーログループ議長からは
「08年の第1四半期GDPと経済に悲観的になる要素はない。
欧州にリセッションの懸念はない。金融危機の影響が
明らかとなるには期間を要するが、向こう数ヶ月で
ユーロが対ドルで極端に下落することはないと思う。」
とのコメントがありました。
原油は一時135ドルをつけましたが、
その後、130ドル台まで調整となりました。
NYダウは前日比プラス圏での上下動となって、
前日比+24.43ドルで取引を終えました。

今日23日(金)は、
朝の8時50分に日銀政策会合議事録、
午後3時15分にスイス貿易収支、
午後3時45分に仏消費者支出
夕方5時半に英GDP、英個人消費、
夜の11時に米中古住宅販売件数、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

さて、米FOMC議事録の発表では、
経済成長を下方修正しながらも、
米利上げ期待を醸成する内容となって、
21日のNY時間の為替は、利上げ期待によるドル買いと、
株価下落によるドル売りとの綱引きで揺れる展開となりましたが、
22日には、米利上げ期待によるドル買いが優勢となって、
ドル円とクロス円が堅調な展開となりました。

また、ユーロでは、ZEW欧州経済研究センターのエコノミストが
「ECBは近い将来に利上げ」とコメントして、
一方、独IFOエコノミストは「今秋の利下げ期待は適切」として、
見解が分かれました。

そして、原油高について、米ポールソン財務長官から
「堅調な世界経済が原油価格を押し上げている。
投機によるものではない。需給の逼迫を注視すべき。」
との一般認識と違う発言がありました。

NYダウは前日比プラス圏ではありましたが、
不安定な上下動となって気迷いも感じられるようです。

為替は米利上げ期待を織り込む展開となりましたが、
株価のVIX指数も比較的高くNYダウの動きも不安定なだけに
過度の楽観をすることなく、
中国などの株価の動きも睨みながら、
為替の織り込み一巡後の動きを見据えて
トレードして行きたいものです。


さて今日は、ユーレカ(EYPHKA)のお話です。

その昔、ギリシアのヒエロンという人が
金細工師に金を渡して純金の王冠を作らせました。

ところが
「金細工職人が金に混ぜ物をして金の一部を盗んだ」
という噂が町中に広まってしまいました。

そこで、ヒエロンは賢人アルキメデスに、
「王冠を壊さずに混ぜ物があるかどうかを調べよ」
と命じました。

まぁ、非破壊検査のようなことを命ぜられたわけですが、
さて、アルキメデスは困りました。(苦笑)

彼はよく風呂に入りながら思索することがあったそうで、
そのときも風呂に入ってあれこれと考えていました。

そして、言い伝えによると、
アルキメデスが風呂に入って、その湯船から溢れるお湯を見て、
容積に対する浮力と物質の重さで密度が計算できることを
忽然と閃き思い立つやいなや、

「ユーレカ(EYPHKA)!」(我は見つけたり)と大声で叫びながら、

なんということでしょう、風呂から飛び出して、
そのまま裸で、シラクサの大通りを駆け出したということです。

まるでストリーキングさながらで、
現代ではきっと逮捕されてしまったことでしょうね。(笑)

おなじみ、アルキメデスの原理の誕生のエピソードです。

さて、相場のほうではと言いますと、

傾向が強く、確率が高いとうことはありますが、
このような普遍的な原理というものはないようです。

もっとも、かつて円安が何年も続いていた時期は、
買いナンピンがその「ユーレカ」に近いもので
あったことはありますが、
サブプライム問題の以降では命取りとなりました。

まぁ、現在でもレンジ相場の性格が強いときや、
大きなトレンドに逆らわない限り、
使えないこともありませんが、
レンジが新たなトレンドへと発展することがあり、
また、トレンドが変化して別の方向となって
しまうこともあって、決して必勝法とはならないようです。

さながら100本の栄養ドリンクの中に
1本だけ毒物のあるドリンクボトルを飲むようなもので、

仮に、ほとんどが良い結果となっても、
たった1本で命取りとなるロシアンルーレットは、
行わないのが原則でしょう。

困ったことに、かなりうまく行ってしまうことがあって、(苦笑)
わずかな経験での事実上、ほとんど良い結果となったとしても、
そして、「ユーレカ」(我、見つけたり)と叫びそうになっても、
それは普遍化してはいけません。

「適用の問題だ」という意見もありますが、
損切りしないことと、ナンピンは、
常用するといつかは命取りとなる悪魔の手法です。

そして、この手法の虜(とりこ)になってしまうと、
常に持ち玉に意識が行ってしまって、口座資金を金縛りにして、
大切な新たなトレードの機会利益さえも失ってしまいます。

資金管理とリスク管理をすることの大切さこそが
相場では真実の「ユーレカ(EYPHKA)!」で、原則なのですね。

FX ダマシのお話

台風4号が各地で大雨を降らし暴れましたが、
温帯低気圧になりました。

さて、原油先物が129ドル台となって、
また、モノラインのCIFGの格付けがムーディーズによって
7段階格下げの「投資不適格級」となったことなどがあって、
NYダウが大幅に下落して、ドルが軟調となりましたね。

一昨日の19日(月)は、東京時間では特に目立った材料もなく
様子見的な相場となりましたが、
日経平均が小幅ながら前日比プラス圏で推移したことで、
やや円安傾向の展開となりました。
ドルストレートもややドル買い傾向でしたが、
あまり方向感のない展開となりました。
その後、午後からはドルが売られて、
ドル円とクロス円がしだいに軟調となっていきました。
日経平均は、前日比+50.13円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
ドル売りにユーロドルが一時1.56台前半まで上昇して、
ポンドドルもはじめは軟調であったものの、
一時1.96台前半まで上昇しました。
一方、ドル円は、一時103円後半まで下落しました。
その後、これらの動きが一巡すると、
短期筋の調整の動きに一転してドル買戻しの動きとなって、
ユーロドルやポンドドルが軟調となりドル円が上昇して、
部分的な「行って来い」となりました。

この日のニューヨーク時間では
初めは静かなスタートとなりましたが、
原油先物が一時125ドル台へ反落しこともあって、
NYダウが上昇したことを背景にリスク選好動意となり、
夜の11時に米景気先行指標総合指数も
市場予想より良い結果となったことで、
ドル円とクロス円が上昇しました。
一方、この動きによるドル買いとともに、
トリシェECB総裁の欧経済に対する悲観的コメントも手伝って
ユーロドルが軟調となって、ポンドドルも軟調となりました。
その後は、原油が再び騰勢となって
NYダウが上げ幅を縮小させたことで、ドル円が軟調となって、
ドルストレートの軟調も一服となりました。
クロス円の多くは、ドル円とドルストレートの動きに
忙しい上下動となりました。
NYダウは後半に上げ幅を縮小したものの、前日比+41.36ドルと
なって、13000ドルの大台を回復して取引を終えました。

昨日20日(火)は、オセアニア時間では
円安の動きが見られましたが、東京時間となると、
日経平均が軟調に推移して、リスク回避の動意となって、
ドル円とクロス円が軟調な展開となりました。
午前10時半に発表された豪RBA議事録では、
利上げが討議されたことが明らかにされ、
オージーが急伸しました。
昼過ぎに発表された日政策金利は、
市場予想とおりの据え置きとなりました。
日銀金融経済月報では、景気は減速しているとしながらも、
住宅投資は緩やかに回復しているとして上方修正となりました。
ユーロドルとポンドドルは、
昼過ぎに一時軟調となる場面がありましたが、
その後は、ドル売りに徐々に堅調となっていきました。
日経平均は前日比−109.52円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、独生産者物価指数が発表されて
市場予想を上回る好結果にユーロが上昇して、
ドル売りにポンドドルも堅調な展開となりました。
午後4時15分にスイス生産者輸入価格が発表されて、
市場予想を上回る好結果となりました。
その後スイスが急伸する展開となりました。
午後6時に独欧のZEW景況感調査が発表されて、
独の数字が市場予想を下回りいったんユーロが売られましたが、
独ZEWのフランツ所長から
「ECBは金融市場危機が終わるまで金利を据え置くべきだが、
近い将来に利上げをするだろう」というコメントが報道されると
短期筋の買い戻しが入りユーロが上昇する展開となりました。
ポンドドルは堅調が続き一時1.96台後半まで上昇しました。
ドル円は午後6時頃から徐々に上昇していきました。
クロス円も上下動しながらも堅調に推移しました。

ニューヨーク時間入ると、
午後9時半に米生産者物価指数が発表されて、
エネルギーと食品を除くコアは市場予想を上回ったものの、
生産者物価指数自体が弱い数字となって、リスク回避の動意に
ドル円が急落して、クロス円も軟調となりました。
一方、ドルストレートでは、
ポンドドルが堅調な展開が続きました。
同時刻に発表されたカナダの国際証券取扱高と卸売売上高は
市場予想を上回りましたが前回値が下方修正されて、
米指標の影響も強く限定的な反応となりました。
また、原油先物が129ドル台と史上最高値を更新したこともあって
NYダウが軟調となり、リスク回避の動意に
ドル円が軟調に推移しました。
クロス円は一度下げた後、欧州通貨がドルストレートの上昇に
つれて一時戻す展開が見られました。
後半、格付け会社のムーディーズがモノラインのCIFGを
7段階引き下げ「投資不適格級」とするなどの報道されて、
NYダウの軟調が続き、ドル円とクロス円が軟調傾向の
揉み合い相場となっていきました。
NYダウは前日比−199.48ドルとなって
13000ドルの大台を割り込みました。

今日21日(水)は、
午前9時半に豪Westpac先行指数、
午前10時半に豪新車販売台数、
夕方5時に独IFO景気動向、独IFO現況評価値、
夕方6時半に英BOE議事録、
夜の8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に加景気先行指標指数、
深夜3時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
独・英・加の指標と米FOMC議事録には注目です。

明日22日(木)は、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(季調済)、日全産業活動指数、
午前9時半に豪消費者インフレ期待、
午後2時に日全国スーパー売上高、
夕方5時半に英小売売上高指数、英総合事業投資、
夕方6時に欧鉱工業新規受注、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
同9時半に加小売売上高、
夜の11時に米第1四半期住宅価格指数、
などの経済指標が発表されます。
加のほか、英・欧・米の指標にも一応注目です。

さて、原油先物が129ドル台となったことや、
モノラインのCIFGの格付けがムーディーズによって
一気に7段階引き下げられ、
「投資不適格級」となったことなどがあって、
NYダウの大幅下落にドルが軟調となりました。

FRBのコーン副議長のニューオーリンズの講演では、
「現行の米金融政策は適切。
 今後数ヶ月で米経済は一時的に上向く。
 今年後半に底固めして、09年には多少力強さが増す。」
と発言がありましたが、市場反応は冷ややで限定的でした。

また、日本の大手銀行6グループのサブプライム関連損失が
9,800億円に達して、34%も減益となるなど、
各国の実体経済への影響が顕著となってきているようです。

投機マネーによる不気味なまでの原油高など、
コモディティ市場の高騰も懸念されます。

ネガティブ材料に反応しやすい地合いとなってるようですが、
各市場の初動と株価を睨み、
流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、ダマシのお話です。

相撲が面白くなってきましたね。
琴欧洲が鶴竜を送り倒して9連勝です。^^

その相撲ですが、猫騙しという奇襲があるそうですね。

「八卦よーい」と、立合いと同時に
相手力士の目の前で両手をバチンと合わせて、
相手を驚かし隙を作っておいて、
有利に相撲をすすめようとするわけですが、

「押し出しで○○山の勝ち〜」というのはよく聞きますが、
「猫騙しで△△海の勝ち〜」とは聞きませんので、(笑)
決まり手とはならなく、立会いでの奇襲にすぎないようです。

そして、ご存知、相場にもダマシがあります。(苦笑)

相場でのダマシはもちろん相撲とは違いますが、

ビッグプレーヤーによる意図的で力技(ちからわざ)の
ストップ狙いの猫騙しのようなダマシもあるものの、
テクニカル指標によるダマシが一般的ですね。

オシレーター系指標では、トレンドが強いと
天井圏や底値圏での張り付きとなって、
天井圏かと売り急ぐとダマシにあってしまうことがあります。

口の悪いトレーダーさんは、

「あははっ。
 オシレーターの天(底)で売れば(買えば)良いのであれば、
 暴騰も暴落もありえねーし。」

なんてことを言う人までいます。(苦笑)

とは言え、暴騰や暴落も大きな時間軸のオシレーターでは
ちゃんと捕捉していることもあるようで、
そうとばかりも言えない面もあるかもしれませんね。

それはともあれ、

特定タームでのオシレーター系指標ではダマシとなっても、
そのタームでのトレンド系指標では
しっかり相場の動きを捉えていることもあります。
では、トレンド系がオシレーター系より優れているかといえば
そうとも言えず、レンジ相場ではトレンド系指標が
ダマシ連発となってしまうこともあります。

もしかすると、オシレーター系指標とトレンド系指標は
「適用」こそが大切なのかもしれませんね。

そして、ダウ理論でのレジスタンスラインも
ダマシの舞台となることがあります。

文字とおりのいわゆる「抵抗線」ですから、
ここで反発となることも多いのですが、

ここをブレークするとダムが決壊したように
グングンとレート伸びていくこともありますね。

このあたりは有名になって、レジスタンスラインで
反発しなくても騙されたとはあまり言わず、
ブレークしたことで、エントリーのセットアップと
することができることが良く知られています。

いわゆるブレークアウト狙いですね。

また、ダマシ自体を利用しようという
セットアップも知られています。

トレンドラインやチャネルなどをレートが少しブレークして、

「よし、ブレークだ。ブレーク方向へエントリーだ。」

と思っていると、

そのブレーク自体がダマシとなって、
トレンドラインなどの内側に
レートがまた戻ってきてしまうことがありますが、
このとき反動で勢いをつけたように
逆側にレートが動いていくことがあって、

ダマシのブレークアウトとか、ヘッドフェイクとか、
呼ばれているようですが、

このダマシ自体に乗ってエントリーしようという
セットアップがあります。

「明確な抵抗線のブレークに失敗した場合は、
 かなりの精度で逆側に大きく動きやすい」というわけです。

このセットアップは、イゴール・トシュチャコフなどの
著書でも紹介されていますね。

ときに「ダマシたな!」ということからでしょうか、(笑)
「倍返し」でトレードされることもあります。^^

また、移動平均線に関しては、グランビルの第2法則なども
これに該当するのかもしれません。

このようにダマシは相場につきものですが、
ダマシとなり易いポイントは、
また、セットアップとできるポイントとなることもあって、
あながち毛嫌いしていてもいけないようです。

もしかすると、「反発するはずだ。」「抜けるはずだ。」
という固定観念こそがダマシとなっているのかもれません。

どうやら、抵抗線およびその近傍は、
「上げ下げ、どちらもあり得るポイント」で、
警戒と同時にチャンスも秘めた
注目のチャートポイントのようです。

傾向と勢いを示すテクニカル指標の「状態に従った適用」と、
転換と加速の関所となる
「抵抗線の認識とそこでの動きを見る目」

これらのどちらもトレードには大切なようです。

FX ウロボロスの蛇のお話

北海道は、色とりどりのチューリップが
爽やかな風に揺れています。^^

さて、先週末はミシガンの速報値や
4月の米雇用統計にまつわる噂などで、
大きく荒れた上下動激しい相場展開となましたね。

先週末16日(金)は、朝に実質GDP(速報値)などの
複数の日経済指標が発表されて市場予想を上回ったものの、
前回値が下方修正されたことで好悪交錯することなりましたが、
3四半期連続のプラス成長に市場は限定的ながら、
豪ドル円やユーロ円を除き円高反応となりました。
その後の日鉱工業生産(確報値)や、日消費者態度指数では、
市場予想よりやや悪かったものの、
ドル円は小幅ながらやや軟調な展開となりました。
日経平均は前日比−32.26円と小幅安で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、午後3時過ぎあたりから
日GDPなどの結果を蒸し返す仕掛けもあったか、
格付け会社のムーディーズが米保険最大手のAIGの
一部の子会社を格下げしたこともあって、
ドル円とクロス円が一時急落しました。
その後、欧州株価の上昇を背景に、
一転してドル円とクロス円が上昇に転ずる
激しい上下動の相場展開となりました。
午後4時15分のスイス小売売上高は、市場予想を上回る
結果となって、スイスの上昇を後押ししました。

ニューヨーク時間に入ると、米の住宅着工件数と
建設許可件数が発表されて、市場予想を大きく上回り、
前回値も上方修正されて、ドル円とクロス円が上昇して、
ドル売りにドルストレートが下落しましたが、
変動の大きな集合住宅が数字に寄与した面が強く、
戸建て住宅件数が1991年の湾岸戦争以来の低水準となって
住宅市場を懸念する向きもあり
数字ほどの上昇とはなりませんでした。
その後、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が
少し早めに発表されて、1980年来の28年ぶりとなる
低水準となったことに加え、
4月の米雇用統計の−2万人が
「次回の雇用統計発表で−15万人へ大幅下方修正されるのでは」
という、噂が市場を飛び交って、ドル売りの強い動意が生じて、
ドル円が滝のように急落することとなりました。
このドル売りの動きの後押しもあってユーロドルや
ポンドドルなどドルストレートが急伸しました。
また、原油先物が一時127.82ドルと史上最高値を更新したことを
背景に、豪ドルが堅調となりました。
NYダウは100ドルくらい下落していましたが、
終盤にかけ下げ幅を縮小して、
前日比−5.86ドルの小幅安で取引を終えました。

週はじめの今日19日(月)は、
朝の8時01分に英ライトブーム住宅価格、
午後2時に日百貨店売上高、
夕方6時に欧建設支出、
夜の11時に米景気先行指標総合指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

ゴウビの明日20日(火)は、
朝の8時50分に日第三次産業活動指数、
午前10時半に豪中銀議事録、
昼過ぎに日政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
午後2時に日景気一致指数(確報値)、日景気先行指数(確報値)、
午後3時に日銀月例報告、
同3時に独生産者物価指数、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格、
夕方6時に独ZEW景況感調査、
同6時に欧ZEW景況感調査、欧建設支出、
夜の9時半に米生産者物価指数、
同9時半に加国際証券取引残高、加卸売売上高、
などの経済指標が発表されます。
独ZEWと米の指標には注目です。

さて、先週末はミシガンの速報値や
4月の米雇用統計にまつわる噂などで、
大きく荒れた上下動激しい相場展開となました。

今週は、19日(月)の米景気先行指標総合指数、
20日(火)の米生産者物価指数、
21日(水)の英BOE議事録、加消費者物価指数、深夜のFOMC議事録、
22日(木)の英小売売上高指数、米住宅価格指数、加小売売上高、
23日(金)の英GDP、米中古住宅販売件数、
など注目の指標が多く、
ボラタイルな相場展開の可能性もありそうです。

また、米ゴールドマン・サックスが16日に発表した
下半期の原油価格予想の141ドルも影響していると思われますが、
原油価格の上昇が続いています。

正直者で知られるバーナンキFRB議長が
2月の議会証言で言及したように、
米の中小金融機関の破綻が出始めているようです。
ミズーリ州のヒューム・バンクや
ダグラス・ナショナル・バンクに続き、
アーカンソー州のANBフィナンシャルが破綻しました。
米連邦預金保険公社によりますと、
昨年末時点でなんと76行を問題銀行と認定しているそうです。

米経済の底打ちとみる向きも少しずつ増えて、
安堵感も醸成されつつはあるものの、
一方では、住宅市場ではいまだ底打ちは見
られていないという声も多く、
中小の米銀行の破綻も現実となってきていて、
過度の楽観は許されないようです。

各市場の初動や株価の動向と経済指標に注目して、
流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、ウロボロスの蛇のお話です。

20日(火)は満月ですね。

「満月のドル買い」などと言いますと、

「バカか、お前は!」と一蹴されてしまいそうですが、(苦笑)

「満月のドル買い」をまじめに研究している人もいるそうで、
バイオタイド理論に基づいて、日経平均を20年間も
研究している人がいます。

20年間の満月はサンプル数が168日あったそうですが、
その満月の日の平均ボラティリティは、満月でない日よりも
はっきりと統計的な有意さがあるそうで、
ボラティリティが大きくなる「傾向」があるようですね。(驚)

さて、このような、いわゆる「傾向」は、
不規則にも思える相場のいろいろなところで見られます。

例外もあるのでそれらは「定理」とまでは言えないのですが、
たとえば、ジョン・A・ボリンジャーによりますと、

スクイーズと呼ばれるボラティリティが極度に低下した後には
エクスパンションと呼ばれる
レートの動きの拡張が見られるとして、

彼はその著書で
「エクスパンションにはスクイーズがほぼ必須である」
とまで、言い切っています。

まぁ、実際にはスクイーズを伴わないエクスパンションも
散見されますが、ボラティリティの極度の低下は、
その後に急激なレートの拡大となり易い「傾向」は、
確かに有意に観察することができます。

静と動のメリハリの大きなユーロドルやポンドドルなどでは、
しばしばお目にかかることが出来て、

急激なレートの拡大の前には、その予兆ともいえる
ボラティリティの低迷期を発見することが出来ます。

では、この逆に急激なレートの拡大の後はと言いますと、
アレキサンダー・エルダー博士が詩的に語るように
「プラットフォーム」と呼ばれるボラティリティの
局所的な低迷となる「傾向」が現れることが多くあります。

まぁ、これにも「V字転換」というのもあって、
あくまでも傾向に過ぎませんが、

とても大きなボラティリティの拡大の後には、
レートの動きが平坦でボラティリティが極度に低下した
状態がかなりの率で訪れます。

アレキサンダー・エルダー博士によると
その著書の投資苑の中で、

「この駅のプラットフォームのような状態では、
 ある人は下車して、また新たな人が乗車して
 列車は次の駅へと向かうのです。」

と列車と駅のプラットフォームになぞらえて
叙情的に語られていまして、(笑)
レートはこのプラットフォームに一時停車の後、
次の駅へと向かいます。

下りの列車となることもありますし、
上りの列車となって、次のプラットフォームへ向い、
段々畑のような(笑)上昇となることもありますね。

これらのボラティリティの縮小と拡大の循環は、
東洋思想的には「輪廻」のようでもあり、

「全ては、全ての中にある」とする、
西洋神秘学の永遠の回帰を象徴する「ウロボロスの蛇」
のようでもありますが、

少し厄介なことには、(笑)

このウロボロスの蛇は大小があって、
巨大なタームと中間的なターム、そして小さなタームと、
回帰のトグロは、小銀河と大銀河のように
ちょっと複雑で螺旋的に絡まっています。

巨大なタームでのエクスパンションでは、
どうも一方向へと動いているような感覚となりますし、
巨大なタームでボラティリティが低下している時期では、

小さなタームで動きが出ているようでも
レートはお釈迦さんの手の中の孫悟空のように
ちょっと大き目のレンジの中での
動きに過ぎないこともあります。

夢想家とバカにされてしまいそうですが、
相場には確かにウロボロスの蛇が棲息しているようです。(笑)

FX 決定理論のお話

米欧の金融機関の昨年7月以降のサブプライム関連損失額は、
シティやUBSなど全て合わせると
なんと29兆円相当にもなるそうですね。

一昨日14日(水)は、早朝にオランダ財務相による
「ユーロは強い経済を反映。ユーロ高をそれほど懸念しない」
という発言や、仏財務相による
「ユーロは10%から20%ほど過大評価」という相反する発言に
ユーロは上下動しながらも軟調な展開となりました。
一方、前日のNYダウは軟調であったものの
日株価が堅調に推移したことからリスク選好の動意となって、
ドル円やクロス円の多くが堅調な展開となりました。
一方、オセアニア通貨は軟調となりました。
また、ユーロの軟調につられるように
ドルストレートも軟調な展開となりました。

この日のロンドン時間では、はじめドル買いにドル円が上昇して
ユーロドルが軟調に推移しましたが、
仏BNPバリバやINGなど金融機関の決算が
市場予想よりも良かったことなどで欧州の信用懸念が後退して、
しだいに軟調であったユーロが上昇する展開となりました。
一方、ドルストレートの戻しに連れドルが売られて
ドル円がいったん軟調となりました。
午後5時半の英失業率は市場予想とおりの結果となりました。
続く欧鉱工業生産では対前年比が
悪い数字となりましたが市場反応は限定的でした。
午後6時半の英BOE四半期インフレ報告では、
インフレは一時昂進するもしだいに低下する見解を示しました。
また、英GDPの成長率は2009年までに
1%前後へと急減速する見通しを示しました。
これを受けてポンドが売られましたが、
買戻しも入って上下動となりました。
クロス円は上下動しながらもドルストレートの戻しに連れて
しだいに上昇傾向となっていきました。

この日のニューヨーク時間では、午後9時半に発表された
米消費者物価指数が市場予想をやや下回る結果であったことと、
格付け機関のムーディーズが連邦住宅貸付抵当公社
フレディーマックの各付けを格下げしたこともあって、
いったんドルが売られましたが、NYダウが堅調に推移したことで
またドルが買い戻しとなって上下動しながら
しばらく上昇傾向となりました。
ボルカー元FRB議長から
「金融機関やヘッジファンドの監督が不充分。
FRBの役割を明確にする必要。FRBの信任を失えば1970年代以上の
混乱の可能性。インフレの脅威を過小評価してはいけない」
とのコメントがありました。
ドル円やポンド円はNYダウが終盤にかけ上げ幅を縮小したことで
しだいに軟調となりました。
ユーロは上下動しながら揉み合いとなりました。
また、豪ドルは後半しだいに軟調となりました。
NYダウは前日比+66.20ドルで取引を終えました。

昨日15日(木)は、早朝にNZ小売売上高指数が発表されて、
市場予想を大きく下回る結果にキウィが急落しました。
朝の日機械受注では市場予想をかなり下回りましたが、
あまり材料視されませんでした。
日経平均は前日比プラス圏での推移となりましたが、
ドル円は仲値あたりから輸出勢の売りもあって
軟調に推移しました。ユーロドルが、欧州金融機関の
四半期決算を無事にこなしつつあることによる
安心感も台頭したかしだいに堅調となっていきました。
豪ドルが堅調な展開となりました。
ポンド円は軟調傾向となりました。
日経平均は鉄鋼株などが堅調で4日続伸となって
前日比+133.19円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、午後3時の独消費者物価数は
市場予想とおりであったものの、
独GDP(速報値)が市場予想を上回る好結果となったことで、
堅調であったユーロドルが急上昇する展開となりました。
一方、ドル円やポンド円は、一時、軟調な展開となりました。
午後6時に発表された欧消費者物価指数では、
前年比コアが市場予想を下回り、
GDPが市場予想よりも良い数字となり好悪交錯しましたが、
その後、ユーログループ議長から
「ユーロドルの1.6水準は高すぎる。欧のインフレは2009年に
低下と予測」、また、トリシェECB総裁からは
「欧の第2四半期の成長は今回ほど強くならないだろう」などの
発言が相次ぎ、ユーロドルが下落する展開となりました。
ポンドドルも軟調となりました。
一方、ドル円とクロス円は強含みで揉み合う展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、NY連銀製造業景気指数や
対米証券投資、そして米鉱工業生産など複数の米指標が
相次いで発表されて、市場予想より悪い数字となったものが多く
ドル円やクロス円がしばらく軟調となりました。
その後、反発の動きも見られる中で、
午後11時にフィラデルフィア連銀指数が発表されて
市場予想より良い数字であったことと、
その内訳である雇用数値に改善が見られたことで、
ドル円やポンド円などクロス円が戻す展開となりました。
ユーロドルは上下動しながらも下落傾向が続きました。
NY連銀総裁からは「インフレを考えれば、利上げは可能な選択」
というコメントがありました。
その後もユーロドルは軟調が続き、
ユーロ円も下落していきました。
ドル円やポンドドルでは上げ下げ忙しいレンジの揉み合いが
続きました。終盤は、ややドル円が軟調となって、
ユーロドルがやや戻す展開となりました。
NYダウは前日比+94.28ドルで取引を終えました。

週末の今日16日(金)は、
早朝の7時45分にNZ生産者物価、
朝の8時50分に日実質GDP(速報値)、日GDPデフレータ(速報値)、
午後1時半に鉱工業生産(確報値)、日設備稼働率(確報値)、
午後2時に日消費者態度指数、
午後3時に日工作機械受注(確報値)、
午後4時半にスイス実質小売売上高、
夕方6時に欧貿易収支(季調済)、
夜9時半に米住宅着工件数、米建設許可件数、
同夜9時半に加新車販売台数、
夜11時にミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
などの経済指標が発表されます。
朝方の日指標と夜の米指標には注目です。

さて、信用収縮がいくぶん緩和され安堵感も
醸成されつつあるようですが、

アナリスト予想に対しての経済指標結果に相場は上げ下げするも、
米欧の金融機関の昨年7月以来の損失額は、実に29兆円にもなり、

年明けからは欧州の金融機関での損失計上が目立ち、
英バークレイズの第1四半期の損失額は10億ポンド、
フランスのクレディ・アグリコルの第1四半期の損失は
8億ユーロ近くにもなって、欧州金融機関の第1四半期の損失は
昨年10-12月期よりも30%も損失額が増加しているとのことです。

また、インフレも世界中に波及してきていて、
実体経済が憂慮されます。

思惑と実態に、揺れる相場が続く可能性がありそうです。
狭いレンジでの揉み合いや保ち合いでのトレードは避けて、
動きに乗って機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、決定理論のお話です。

為替変動を説明しようとする試みに
決定理論というものがありますね。

各国の「経済成長率」や「国際収支」、
そして「物価」や「失業率」などの
いわゆるファンダメンタルズを基礎において、

「国際収支説」「購買力平価説」

などで説明しようとする試みなどが有名ですね。

国際収支説のルーツは、アダム・スミスや
ジョン・スチュワート・ミルまで遡るようですが、
変動要因を「国際的な需給」に求め推し量ろうとするものです。

「景気」や「金利」や「インフレ」なども
この分析要素となるようです。

購買力平価説(PPP)では、米国の経済学者のカッセルが
提唱したそうですが、変動の要因を
「通貨が持つ購買力」に求め推し量ろうとするものです。

ハンバーガーの価格に由来する「ビッグ・マック指数」や、
近年に現れた「iPod指数」などが有名ですね。

国際的に一物一価をあてはめてみようとする試みのようですが
「現地通貨での価格」や「ドルでの価格」で
乖離率をみてみようとするもので、なんか面白いですね。

また、これらのような実需的な観点からだけではなく、
実需よりも投機や投資などの資本取引が多いことから、
近年では、「アセット・アプローチ」という考え方も
有力視されていますね。

その他にも、「心理説」というのもあります。

たとえば第一次世界大戦後に
「ドイツが莫大な債務支払で大変なことになる」
という観測記事を発端としてマルクが暴落した史実も
需給によるものでない「心理」によるものとして知られています。

そう言えば、かつての日本の地方金融機関での取りつけ騒動も
「女子高生の噂話が発端だった」というのがありましたね。

この心理とマーケットについては、
サン・スポット説として語られることもあり、
ケインズの美人投票論として語られることもあるようです。

また一方、トレーダーの中には

「そんなの関係ねぇよ。いいか。為替はだなぁ。
 短期的には経済指標とNYダウで動くんだぜぃ。」

という人までいて、

「はい。はい。ごもっとも」(笑)

どれもある面では正しく、またある面では正しくないようで、

また、要人発言の影響も、コメントのあったときには
怒られた子供のように一時シュンとしても、
その後はまたモコモコと動き出す無邪気な面もあって、^^

何がなんだか分からなくなってしまいますが、(苦笑)

ターム(期間)や市場テーマや状況によっても適用は異り、

アインシュタインでさえ成しえなかった統一場理論のように
為替相場の変動に決定論を探す試み自体が
無謀なる挑戦なのかもしれませんね。

もちろん、チャートでも同じで
チャートが相場を決定するものではなく、
ある方法論はあるときは正しく、
また、どのような方法論も全てには適用できないようです。

カオスに見え隠れする「傾向」をトレードするのみです。

全てが一義的に判らないからこそ、神のパズルは面白く、

その神秘の謎解きに興味が尽きません…。

FX カオスの中の秩序のお話

中国四川省でマグニチュード7.8超えの大地震がありましたね。
なんと阪神大震災の32倍の地震エネルギーだったそうです。

さて、一昨日の週はじめの12日(月)は、
ドル円やユーロドルなどで窓を空けてのスタートとなりましたが
窓はほどなくいったん埋まり、ドル円は東京時間に入ると、
マクロ系とモデル系ファンドの調整の動きもあった模様で、
ドル円がショートカバーで上昇して、ユーロドルなど
ドルストレートが軟調となりました。
午前10時半の豪企業信頼感指数と住宅ローンが
市場予想より悪い数字で景気減速感に
オージーが一時軟調となりました。
その後、ウォール・ストリート・ジャーナル紙による
「米政府のドル下支えの取り組み」報道
などもあってドルの堅調が続きました。
白川日銀総裁からは、金融政策を従来の機を見て利上げから
中立化へ変更する見解が示されました。
日工作機械受注は0.3%と前回より低下しましたが
市場反応は限定的でした。
ユーロは「スペインがユーロを離脱か」という噂もあって、
この時間は軟調に推移しました。

この日のロンドン時間ではドル円の上昇が続き、
ユーロドルなどドルストレートも上昇する展開となりました。
夕方5時半の英生産者物価指数などの複数の指標発表では
市場予想を大きく上回る結果となってポンドが上昇しました。
欧州株価とダウ先物の堅調を背景に
クロス円も堅調な展開となりました。
NY時間前には豪ドルなどで一時調整の動きが見られました。

この日のニューヨーク時間では、
午後9時半にカナダの新築住宅価格指数が発表されて
市場予想とほぼ同じ結果となりましたが、
カナダドルが軟調となる展開となりました。
LD時間でのECB理事による「インフレは長い間ECBの目標を
上回る可能性」とのコメントもあって
ユーロはしばらく堅調が続きました。
一方、ドル円はモノライン大手のMBIAの決算が
悪いながらも市場予想より良かったことで上昇していましたが、
シカゴ連銀総裁の「米経済は依然ダウンサイドリスクに直面。
失業率は上昇する見込み」との発言や
米銀大手のJPモルガンCEOの米景気に対する
ネガティブ発言などもあって、ドル円の上昇も一服となって
揉み合いの展開となりました。
また、ポンドドルがしだいに軟調となりました。
終盤は保ち合い傾向の通貨ペアが多く見られました。
NYダウは前日比+130.43ドルで取引を終えました。

昨日13日(火)は、早朝にNZ食品価格が発表されて
前回値よりも悪かったものの市場反応は限定的でした。
朝の8時過ぎに英RICS住宅価格が発表されて、
市場予想を下回る−95.1%という結果に
ポンドが対ドルなどで軟調となりました。
ドル円とクロス円は、やや軟調な揉み合いとなりました。
ドルストレートも揉み合い傾向の展開となりました。
日株は堅調な展開となりましたが為替への影響は限定的でした。
午後2時過ぎに仏ソシエテジェネラルの四半期決算が公表されて
市場予想を上回る10.96億ユーロの黒字となって、
ユーロが上昇する場面が見られました。
日経平均は前日比+210.37円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、東京時間の終盤のユーロでのドル売りに
いったんドルが弱含みましたが、
その後、ドルが買い戻される展開となりました。
午後5時半の英消費者物価指数では市場予想を上回り
強い数字となって、いったんポンドが急上昇しましたが、
ドルストレート全般がドル買いによる下落する流れに
上昇していたポンドも売られて荒っぽい展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると米小売売上高と
輸入物価指数が発表されて、自動車を除いた小売売上高が
市場予想を上回る0.5%となったことや、
前回値も上方修正されたことなどで、ドルが急伸して
ドル円とクロス円が上昇しました。
一方、ドルストレートは、ドル買いの動きに
しばらく軟調が続きました。
その後、NYダウの軟調を背景に軟調となる場面もあったものの、
ドル円とクロス円は堅調に推移しました。
また、午後10時半頃から軟調であったユーロドルが
フランス小売大手のカルフールの決算が市場予想より
良かったことなどで、しだいに戻す動きとなりました。
また、ポンドドルの軟調はしばらく続きましたが、
軟調であったドルストレートの多くが、
クロス円の上昇につられるように徐々に戻す展開となりました。
サンフランシスコ連銀総裁からは
「米景気の低迷で失業率は悪化の可能性。スタグフレーションに
陥る証拠はない」とのコメントがありました。
終盤もドル円クロス円の上昇は続き、ドル買いに
ユーロドルなどドルストレートが再び軟調となりました。
NYダウは前日比−44.13ドルで取引を終えました。

今日14日(水)は、
朝8時50分に日国内企業物価指数、
日国際収支(経常収支と貿易収支)、
午前10時半に豪賃金コスト指数、
夕方5時半に英失業率、英製造業単位労働コスト、
夕方6時に欧鉱工業生産、
夕方6時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜の9時半に米消費者物価指数、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

ゴトウ日の明日15日(木)は、
早朝7時45分にNZ小売売上高
朝の8時50分に日機械受注、
午前9時半に豪消費者インフレ期待、
午後1時に日首都圏新規マンション販売、
午後3時に独消費者物価指数(確報値)、
夕方5時に欧ECB月報、
夕方6時に欧消費者物価指数、欧GDP(速報値)、
夜の9時半に米NY連銀製造業景気指数、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加製造業出荷、
夜の10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資)、
夜の10時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
夜の11時に米フィラデルフィア連銀指数、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧・米の指標には注目です。

さて、先週は軟調であったドル円が
今週に入って上昇傾向となり、ユーロも大き目の上下動となって
相場の振幅が忙しい展開となっています。

米経済の最悪期は過ぎたという観測もある反面、
雇用と住宅市場への懸念は依然根強い声が聞かれ、
週はじめのJPモルガンのCEOの談話では
「米景気後退の深度は深く、米国の景気後退は始まったばかり」
という認識もあり、市場の思惑も交錯して、
上下の値動き激しい相場となっているようです。

また、コモディティ市場では取引量が増大して、
ドバイでの原油スポットは5営業日ぶりに反落したものの、
ニューヨーク・マーカンタイル取引所での原油先物が
7営業日連続の史上最高値更新という
異常な事態となっていて懸念されます。

株価の動向も睨みながら、市場替りでの相場の変化に注意して、
機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、カオスの中の秩序のお話です。

レートの動きは酔っぱらいのように不規則な千鳥足で、
瞬間瞬間の動きは「不定」とする
ランダム・ウォーク理論というのがありますね。

一方、レートの動きはコイン・トスとは違って、
「いくらかの秩序や有意の偏り」があるとする研究もあります。

ラリー・ウィリアムズによるポーク・ベリーや
大豆、英ポンド、金、日経、Тボンドなど
10種のマーケットを調査した結果では、
日足ベースで前日終値に対して翌日高く引けた日の
平均パーセンテージは55.8%となって、
完全にランダムともいえない結果となっています。

これは株などではタイミングはいろいろ探しても
基本的に買い指向が多いためと思いますが、
下落する時にはドンときますので、単純にこの結果を
エッジとして捉えれるのかどうかは微妙なようですね。

まぁ、相場は完全にランダムとは言い切れないものの
また、絶対もないというところなのかもしれません。

しかしながら、ある程度、必然的なことはあります。

そんなの後付だ! とお叱りを受けそうですが、

それは…、

「上昇の時には陽線が多く連なる」
「下降の時には陰線が多く連なる」

ということです。

また、必然とまではいえないものの、

動きの出るときには、前のローソク足を包み込むように
大きな「包み足」となることが多く、
逆に、停滞する時には、前のローソク足の範囲に納まるように
「はらみ足」となることが多い、という傾向はあるようです。

ローソク足で言う「包み足」は、
米欧でもアウトサイドと呼ばれ、
一方、「はらみ足」はインサイドと呼ばれていて、
米欧日で似たような認識と呼称になっていることも興味深いです。

そして、足1本でボラティリティを論じるのも
どうかと思いますが、

包み足(アウトサイド)は、局所的なボラが高まったことを示し、
はらみ足(インサイド)は、局所的なボラが低下したことを
結果として示しています。

また、ローソク足は、1本だけではなく、
群として見ることも出来て、
狭いレンジの保ち合いからブレークする時には、
やはり、低ボラのローソク足群からの
包み足(アウトサイド)となります。

レートの動きを2次加工した
インジケーター漬けになっていると、

案外と、こんなあたり前なことも忘れて
トレードしていることがあります。

「おい、何言ってんだい。
 上昇したから陽線が連続したのであって、
 そして、ブレークしたから
 アウトサイドとなったんじゃないか!
 そんなの後付の結果論だ!」

まぁ、そうも言えなくもありませんが、

兆候と傾向をトレードすることが
テクニカルでトレードすることであるならば、

「陽線(陰線)の連続の初動」と「アウトサイド」は、

もしかするとカオス(混沌)の中に
秩序や偏りを見出す1つのエッジとして
捉えることができるのかもしれませんね。

ローソク足の陰陽は、どの時間軸でも
なぜか交互よりも部分連続性があるようです。

FX 錬金術師のお話

米シティの41兆円規模の資産売却や
米保険最大手のAIGの1兆5800億円規模の損失計上、
さらには独保険最大手のアリアンツが純利益65%減となったり、
再保険のスイス・リー社とミュンヘン社の世界上位2社が
こぞってて第1四半期決算で大幅減益となるなど、
サブプライムの激震はまだ冷めやらぬようですね。

先週末9日(金)は午前10時半に豪RBA四半期金融政策報告が
発表されて、短期的なインフレ率見通しを引き上げたものの、
内需の伸びの鈍化で長期的インフレ見通しを引き下げ、
GDPの成長見通しを大幅に下方修正したことで、
豪ドルが軟調となりました。ドル円とクロス円は、
米保険最大手AIGの損失計上の報道などもあって
日経平均やアジア株の軟調を背景に
上下動しながらも弱含みの展開となりました。
午後2時の日指標は市場予想とおりの結果となりました。
日経平均は前日比−287.92円で引けました。

ロンドン時間に入ると独卸売物価指数が発表されて、
市場予想を上回る結果にユーロが堅調な展開となりました。
また、ユーロが対ポンドでも上昇したことで、
ポンドが軟調となりました。
欧州株価とダウ先物の軟調を背景にドル円とクロス円も
リスク回避の動意で軟調傾向となりましたが、
その後、短期筋やアジア中銀の買戻しも入った模様で、
一時上昇して揉み合う展開となりました。
午後8時のカナダ雇用統計では好悪交錯しましたが、
雇用ネット変化率が良い数字で一時カナダが上昇したものの、
売りもあって上下動となりました。
ドル円とクロス円は、全般に揉み合いながらも
軟調な展開となりました。
ユーロも一時揉み合いで軟調となる場面がありました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時半にカナダの商品貿易と米貿易収支が発表されて、
加商品貿易が市場予想よりも10億カナダドルも良い数字となって
カナダドルが上昇しました。
一方、米貿易収支は赤字幅が市場予想よりも縮小して、
格付け機関のフィッチが米国の格付けを
「AAA」で据え置いたことなどで、
いったんドル買いの動きがありましたが、
輸入の減少に需要の鈍化懸念が生じたことや、
原油が126ドルの市場最高値を更新したことや、
米銀最大手のシティの資産売却が報じられたこと、
そして米保険最大手のAIGの損失計上の報道などで、
NYダウが軟調な展開となったこともあって、
しだいに市場はドル売り反応へとなっていきました。
一方、ドルストレートはドル売りに上昇傾向となって、
ユーロドルはソブリン系の買いなどが入って、
しだいに堅調となって行きました。
ドル円は102円台後半まで下落して、
ユーロドルは1.54台後半まで上昇しました。
NYダウは前日比−120.90ドルで取引を終えました。

週明けの今日12日(月)は、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数、
豪NAB企業景況感指数、豪住宅ローン、
午後1時半に日企業倒産件数、
午後2時に日景気ウォッチャー調査、
午後3時に日工作機械受注(速報値)、
夕方5時半に英商品貿易収支、英生産者物価指数、
夜9時半に加新築住宅価格指数、
深夜3時に米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。

明日13日(火)は、
早朝7時45分にNZ食品価格、
夕方5時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
英DCLG住宅価格、
夜9時半に米小売売上高、米輸入物価指数、
夜の11時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

さて今週は、明日13日(火)の米小売売上高、
14日(水)の米消費者物価指数や英BOE四半期インフレ報告、
15日(木)の対米証券投資やNY連銀指数、
16日(金)の米住宅着工件数、
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
など注目材料が多く、相場が大きく動く可能性がありそうです。

米指標には少しずつ良い兆しも垣間見られることがあるものの、
米最大手の金融機関であるシティが
41兆円規模の資産売却を発表したり、
米保険の最大手のアメリカン・インターナショナル・グループ
(AIG)が1兆5800億円規模のサブプライム関連損失を計上したり、
独保険最大手のアリアンツが純利益65%減となったり、
再保険の世界上位2社であるスイス・リー社とミュンヘン社が
こぞって第1四半期決算で大幅減益となるなど、
膿を出し切る過程と思いますが、
まだサブプライムの激震は冷めやらぬようです。

引き続き株価も睨みながら、市場替りの動向に注意して、
流れに乗ってトレードして行きたいものです。


さて今日は、錬金術師のお話です。

最近、硫化水素による事件が報道されていますね。

自然由来のものでは、
火山ガスや温泉にも硫化水素はあるそうで、
温泉の臭いも濃度が高いとなんか怖いですね。

そして、この硫化水素に酸素が4つつくと
あの酸の親分みたいな硫酸となるのだそうで、
化合で物質の性質が変わるのはなんか魔術のようです。(笑)

また、命をはぐくむ「水」も水素の燃えカスのようでもあり、
あるいは酸とアルカリの元となる親分同士が科学的に均衡して
調和しているようでもあり、
あるいは酸化した水素のようでもあり、
化学というのはなんか不思議な感じがします。

さて、この硫酸を発見したのは、中世の錬金術の祖といわれる
イスラムの錬金術師のゲベルという人なのだそうですが、

ルネサンス期には、パラケルススという錬金術師もいて、
火、水、土、空気というアリストテレスの四元素に、
硫黄、水銀、塩のアラビアの三原質を加えた体系の
イアトロ化学派をつくったのだそうです。

現代から見るとほとんどオカルトの世界ですが、
中世以降、このような錬金術も
徐々に化学と呼べるものへと発展していきました。

硫・硝酸・塩酸の混合液である「王水」などは
今でも使われることがあるようですし、
メッキなども原型は彼ら錬金術師の発明の産物でした。

薄暗い研究室で、フラスコから立ち上る煙…、

卑金属から貴金属を創ろうとしたり、
物質をより完全なものに変えるという
「賢者の石」を創ろうとする
オカルト的でマッド・サイエンティストのような
なにやら怪しげな彼ら錬金術師(Alchemy)達ですが、
その名のように化学(Chemistry)に
貢献することとなったわけです。

また、彼らにはどことなく
中世ヨーロッパのイメージがありますが、
その歴史は古く、起源は古代エジプトまで遡ると言われ、
ヘルメス・トリスメギストスの墓から発見されたという
「ヘルメス文書」にも記されていたそうで、
数千年の歴史があるようです。(驚)

インドや中国にも錬金術師達はいて、

また、なんとアイザック・ニュートンも
晩年は錬金術の研究に没頭したと言われています。

彼ら錬金術師達は、卑金属から貴金属を得る研究では、
金より原子番号の大きな常温で蒸発する不思議な物質
「水銀」に着目していたと言われ、

そして、現代では、水銀にガンマ線を照射すると
理論的には水銀が金に変わるそうで、
その系譜は現代にも受け継がれているようですね。

どうやら錬金術師は魔術師でもあるようです。(笑)

さて、魔術師(Wizard)と言えば、
投資家もそう呼ばれることがありますが、
ビルゲイツ氏を抜いて世界一のリッチマンとなった
バフェット氏のあの高く細長い鼻も
どことなく魔法使いのようです。(失礼)

私達トレーダーも、投資家のバフェット氏のように
とはいかないまでも、せめて投機用の呪文でも唱えて
富の芽を育てたいものですね。(笑)

「えっ、どんな呪文だよ? ですって?」

いろいろなトレードの呪文がありますが…、

「保ち合いは静観せよ。動き出したら乗れ。」

という小さな呪文はいかがでしょう。

この呪文を唱えていると銅が銀くらいにはなるかも。(爆)

FX 影のECB理事会のお話

北海道では、チューリップが雨の中で綺麗に咲いています。^^

さて、市場は英欧の政策金利の発表を終えて、
トリシェECB総裁の会見を受けユーロが戻す動きとなりました。
一方、ドルは軟調となっているようで風向きの変化も感じます。

一昨日7日(水)は、前日にファニーメイの四半期決算の結果や
原油高などで軟調となっていたドル円がNYダウが
13,000ドルの大台を回復したことで堅調となり、
一方ユーロドルがしだいに軟調となる
地合いを継いでのスタートとなりました。
ドル円は昼頃にいったん軟調となったものの、
米カンザスシティー連銀総裁が講演で
「景気が回復すれば時期適切に利上げは必要。
インフレが最大の懸念要因。」と述べたことで、
東京時間の午後からは、
再びドル円が上昇に転ずる展開となりました。
一方、ユーロの軟調傾向は継続しました。

この日のロンドン時間では、
英の鉱工業生産と製造業生産高が発表されて、
市場予想を下回る悪い数字にポンドが軟調となりました。
また、欧の小売売上高も悪化して、
さらに独製造業受注も市場予想を大きく下回る結果となって、
ユーロが下落していきました。

この日のニューヨーク時間では、
夜9時半に米非農業部門労働生産性(速報値)が発表されて、
市場予想を上回る結果にドル円が上昇して、
ドル買いにユーロドルなどドルストレートの軟調が続きました。
夜11時に米中古住宅販売保留が発表されて、
市場予想とおりの結果となったものの、
前回値が0.9%も下方修正されたことで、
米住宅市場に対する懸念が再燃して、
さらに原油が123ドルと史上最高値を更新したこともあって、
NYダウが軟調となり、リスク回避の動意に
ドル円とクロス円が軟調となって、
ドル売りにドルストレートの下落が持ち直すこととなりました。
NYダウは前日比−206.48ドルで取引を終え、
再び13,000ドルの大台を割り込みました。

今日8日(木)は、早朝にNZ雇用統計が発表されて、
失業率が悪化して就業者数も1989年以来の減少幅となって、
キウィが急落しました。また、英フィナンシャル・タイムズが
「米欧当局者が対ユーロでドル高が望ましいとの認識で一致」
と報じたことで、ユーロが一段安となりました。
午前10時半に豪雇用統計が発表されて
市場予想を上回る好結果となって、前回値も上方修正されて
一時オージーが急伸しましたが、
ほどなく元値に戻る大きな上下動を演じました。
ドル円とクロス円は前日のNYダウの下落を反映した
日経平均やアジア株の軟調を背景にリスク回避の動意となって
途中に揉み合いがあるもしだいに下落して行きました。
一方、ドルストレートはドル売りに堅調となっていきました。
2ヶ月ぶりに1.53台を割り込んでいたユーロドルも
ゆっくりと戻していきました。
日経平均は前日比−159.22円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、午後3時に独の経常収支と
貿易収支が発表されて輸出が悪い数字となりましたが、
市場反応は限定的でした。ユーログループ議長から
「欧州経済は米国よりも堅調。為替相場は
経済ファンダメンタルズを反映すべき。」とのコメントがあって
ユーロの戻りを後押しする格好となりました。
また、ドル円とクロス円が欧州株価が上昇傾向となった
こともあってしだいに戻す展開となりました。
午後5時頃からポンドで大口のポジション調整に
ポンドが一時上昇しました。
午後7時に独鉱工業生産が発表されて、
前回値が下方修正されたことで、やや悪い数字となりましたが、
政策金利の発表などが控えているためか、
市場反応は限定的でした。
午後8時に英BOE政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりました。
また、欧ECB政策金利も市場予想とおりの据え置きとなりました。

ニューヨーク時間に入ると、カナダ住宅着工件数が発表されて
やや悪い数字にカナダが売られましたが限定的でした。
米新規失業保険申請件数では、やや良い数字であったもの
前回値の修正もあって市場反応は限定的でした。
注目の欧トリシェECB総裁の記者会見では、
「物価の上向きリスクは明らか。マネーと信用の伸びは力強い。
ユーロ圏のファンダメンタルズは健全。雇用は拡大。
失業率は低下。インフレ期待の抑制が最優先課題。
インフレは緩やかに低下。ECBは物価安定に対し必要な事を実行」
との認識を示し、据え置きが全会一致であったことを
明らかにしました。
また、「G7では為替に関する文言が変更された。
米国は強いドルを求めている。」として、
必要があれば、利上げのコード・ワードである
"vigilance"(警戒)を使うとしながらも、
現時点では利上げの意思のないことを明らかにしました。
市場反応は、いったんユーロ売りの動きもあったものの、
しだいにユーロが上昇しました。
ドル円とクロス円は軟調な展開となりました。
午後11時の米卸売売上高は市場予想を下回って、
いったんドル売りに拍車をかけましたが、
その後、NYダウの持ち直しもあって
ドル円やクロス円がやや反発する展開となりました。
OPECの事務局長からは「原油は不足していない。
原油高はドル安に原因している」との発言がありました。
その後は一進一退の揉み合いとなりました。
グリーンスパン氏からは「信用危機の最悪期は過ぎ去った。」
との談話がありました。NYダウは上下動しながら、
前日比+52.43ドルで取引を終えました。

週末の今日9日(金)は、
午前10時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時に日景気先行指数(速報値)、日景気一致指数(速報値)、
夜の8時に加失業率、加雇用ネット変化率、
夜の9時半に米貿易収支、
同夜の9時半に加国際商品貿易、
などの経済指標が発表されます。
豪・加・米の指標には注目です。

さて、市場は英欧の政策金利の発表を終えて、
トリシェECB総裁の会見を受けてユーロが戻す動きとなりました。
一方、ドルは軟調となっているようで風向きの変化も感じます。

グリーンスパン氏からは「信用危機の最悪期は過ぎ去った。」
との談話がありましたが、VIX(恐怖指数)もまだ節目の20近くで、
米株価の動向が注目されます。

株価も睨みながら市場替りの動向に注意して、
流れに乗ってトレードして行きたいものです。


さて今日は、影のECB理事会のお話です。

昨日は英欧の政策金利の発表の日で、
軟調が続いていたユーロもトリシェECB総裁の記者会見で
少し風向きが変わってきたようですね。

さて、英国の政策金利を決定するのは、
ご存知イングランド銀行の金融政策委員会(MPC)ですが、

英経済研究所(IEA)が実施している、
経済学者やエコノミストなど9人で構成されるミーティングで、
影のMPC理事会と呼ばれるものがあるのが知られています。

影のMPC理事会では、かなりの精度で本物のMPCと
同じく政策金利を導くだけではなく、
投票結果の「据え置き」「利下げ」の票の割れ具合も
ほぼ似た結果となることが知られています。

一方、2009年から中欧のスロバキアが参加して
ユーロ導入国が16ヶ国に増えるECBにも
似たようなものがあることが知られていて、

これは、ドイツのハンデルスブラット紙が主催する、
経済学者やエコノミストの15人で構成されるミーティングですが、
影の欧州中央銀行理事会と呼ばれているそうで、
さながら影のECB理事会ですね。

独立した立場で金融政策提言をすることが
目的とされていますが、

この影のECB理事会で、4月30日に
政策金利についての協議と投票が行われたそうで、

果たしてその模擬投票の結果は、9名が「据え置き票」で
6名が「0.25bpの利下げ票」だったそうです。

つまり、識者によると利下げ票も多かったわけですが、

今回の本物のECB理事会では、トリシェ総裁が記者会見で
明らかにしたように、全会一致という結果で、
影のECB理事会の投票結果とは差異が見られました。

「なーんだぁ。影のECB理事会もたいしたことないなぁ。」

という感じもしなくもありませんが、
ちょっとひねくれて(笑い)、うがった見方をすると、

「本当のことは社員に聞け」などと言わることもあるように、
社長より一般社員の方が真実を語ってくれることもあるようで、

案外、いろいろとしがらみのない識者達のほうが
素直に真実を語っていることもあるのかもしれませんね。

ところで、バーナンキFRB議長は正直者で知られていて、
2月15日の議会証言では、
金融機関の現状を議員から聞かれた時に、
「中小の金融機関の中には破綻するところも出る可能性がある」
ことを当時の観測を素直に述べて、質問した議員から
「正直にありがとう」と言われるほどでしたが、(苦笑)

トリシェECB総裁の発言に意図的な作為は
ないものと信じたいものの、

「何を言うか!」と怒られそうですが、

市場の心理的不安を助長させない配慮や
欧州経済を誘導する信念的な考え方も
反映されているところがあるのかもしれませんね。(謎)

どこかの国の大統領や総理大臣も
どこまで真実を語っているのでしょうか…。

はて、謎は深まるばかりです。(笑)

FX アグフレーションのお話

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。
私もパソコン持参でしたが(笑)、温泉に行ってきました。^^
連休も終わってみればあっという間ですね。

さて、先週末には米雇用統計(NFP)が発表されて、
市場予想を上回ったことに加えて失業率も改善したことを受けて
ドルが急伸して、さらにFRBとECBとSNBが市場へのドル供給を
拡大することを発表したことで流動性懸念が後退して、
ドルの堅調がしばらくづきました。
しかしその後、格付け機関のS&Pが米住宅金融最大手の
カントリーワイドの格付けをジャンク級へと格下げしたことや、
米雇用統計の減少幅は縮小したものの
4ヶ月連続の減少であることもあって、
しだいにドルが軟調となって行きました。

週が明けて5日(月)は日欧の市場が休みで薄商いの中、
原油高を背景に豪ドル等 資源国通貨が堅調な展開となりました。
また、マイクロソフトのヤフー買収失敗も影響したか、
ドルが緩やかに軟調傾向となって、
ユーロドルが上下動しながらも上昇傾向となりました。
午後11時に米ISM非製造業景況指数が発表されて、
市場予想を上回るとともに節目となる50を上回ったことで
一時ドルが買われましたが、その後、
ナイジェリアからの供給不安などで
原油先物価格が一時120.21ドルと史上最高値を更新したことや、
NYダウが軟調に推移したことでドルが売られ、
ドル円も軟調となりました。

昨日6日(火)は、日市場が休みで東京時間では
大きな動意とはならなかったものの、
午前中は前日のNYの地合いを継いで
ドル円は弱含みのスタートとなりました。
一方、ユーロドルは堅調に始まりました。
午前10時半に発表された豪貿易収支が赤字縮小となったことで
豪ドルが上昇しましたが限定的でした。
午後1時半に豪RBA政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりましたが、
声明文で「インフレ率は需要が鈍化すればいずれ低下する」
との認識を示し、豪ドルが一時下落しました。
午後からはドル円がしだいに上昇して、
ユーロドルが軟調となる展開となりました。
午後2時45分にスイス消費者物価指数が発表されて、
市場予想を下回る結果に、限定的ながら
一時スイスが軟調となりました。

ロンドン時間に入ると、東京時間の後半から
軟調傾向となっていたユーロドルが、
アイルランドのサービス業PMIが節目の50を
3ヶ月連続で下回ったことを契機にロシア勢や
休み明けのロンドン勢の売りもあって
ストップを巻き込みながら、一時1.54台半ばあたりまで
下落しました。その後、下げ一服すると
午後6時の欧生産者物価指数が市場予想よりも
強い結果となったこともあって、短期筋の買戻しに、
再びユーロドルが上下動しながらも上昇して行きました。
一方、ドル円はしだいに軟調となって行きました。
また、ポンドが一時急落する場面がありました。

ニューヨーク時間に入ると、
米連邦住宅抵当金庫ファニーメイの第1四半期決算が発表され、
市場予想を大きく割り込みダウ先物が下落してドルが売られ、
ドル円が下落しました。
一方、ユーロドルなどドルストレートが上昇していきました。
午後9時半にカナダ住宅建設許可が発表されて、
市場予想よりかなり弱い結果となりカナダが下げました。
その後、原油が史上最高値を更新して、
NYダウの軟調やタームものファシリティ(TAF)の入札倍率が
前回を下回ったことを背景にドルが売られて、
ドル円の下落とドルストレートの上昇が続きましたが、
午後11時にカナダのIvey購買部協会指数が発表されて、
市場予想を上回る57.6という結果に、原油高もあって、
軟調傾向にあったカナダが一転して急伸しました。
また、原油高に豪ドルなど資源国通貨が堅調に推移しました。
その後、下げていたNYダウが前日比プラス圏となるにつれ
ドルの買い戻しが入って、ドル円が上昇して
NY時間での下げがほぼ行って来いとなって、
ユーロドルやポンドドルなどが軟調となりました。
NYダウは13,000ドルの大台を回復して
前日比+51.29ドルで取引を終えました。

今日7日(水)は、
朝の8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感、
夕方5時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
夕方6時に欧小売売上高、
夜の7時に独製造業受注、
夜の9時半に米非農業部門労働生産性(速報値)、
米単位労働費用(速報値)、
夜の11時に米中古住宅販売保留、
深夜4時に米消費者信用残高、
などの経済指標が発表されます。
英・欧・米の指標には注目です。

明日8日(木)は、
早朝7時45分にNZ失業率、
朝8時01分に英NIESR GDP予想、
午前10時半に豪失業率、豪新規雇用者数、豪労働参加率、
午後2時45分にスイス失業率(季調済)、
午後3時に独経常収支、独貿易収支、
夜7時に独鉱工業生産、
夜8時に英BOE政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
夜の8時45分に欧ECB政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
夜9時15分に加住宅着工件数、
夜の9時半にトリシェECB総裁記者会見、
同夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米卸売売上高、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・独の指標および
英欧政策金利とトリシェECB総裁の記者会見には注目です。

さて、ファニーメイの第1四半期決算の結果が
21.9億ドルの赤字となって、
市場予想よりかなり悪かったことに加え、
「信用市場の損失は今後も拡大」と
同社によりコメントされたことや、
原油が122.73ドルと史上最高値を更新したことなどもあって、
ドルが104円ぎりぎりまで下落した後、NYダウが反発するにつれ、
ドルが104円台後半まで戻す展開となって、
ユーロドルでも売り買いが激しく交錯して、
大きな上下動の相場展開となりました。

NYダウは、13,000ドルの大台を挟んでの攻防となり
大台を回復しました。

市場替りでの初動や経済指標の発表に注意しながら、
株価も睨んで機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、アグフレーションのお話です。

アグフレーション(Agflation)は、「農作物インフレ」を表す
造語と思われますが、最近、聞かれるようになりました。

もともと農業を意味するアグリカルチャーも、
モノの本によりますと「アグリ(畑)」と「カルチャー(耕す)」
という意味のラテン語に由来した、かつての造語なのだそうで、
過去の造語が今度はインフレと結びついて新たな造語として
展開していくのは面白いものですね。

さて、石油代替エネルギーとして、
そのクリーンさからも注目されているエタノール・ブームと、
株価下落やドル利下げによる、
投機マネーのコモディティ市場への流入によって、
近頃、農産物が異常なまでに高騰して、
けっこう深刻な問題となっているようです。

エタノール・ブームで原料となるコーンが儲かるとあって
その作付け面積を増やすために、
大豆や小麦のなどの生産の減少を背景に、
主要農作物のほとんどが高騰しています。

お米も例外ではなく、シカゴ商品取引所(CBOT)では
米までも高騰が続いています。

なんと最近では、米国のバイオ・エタノール政策が
世界のインフレを助長する諸悪の根源という人までいるそうで、

農作物だけがヤリ玉に上るのは、石油高騰もあり、
いささか極端な感じもしますが、

近年のエジプトでの暴動、そしてパキスタンの政情悪化も
その背景には食糧問題があった、という研究もあるそうで、
昔から言うように食べ物の恨みは怖いようですね。(苦笑)

また、IMFのストロスカーン専務理事も
「食品インフレは深刻な政治リスクであり、
 最悪の場合は、紛争や政府転覆に直結する可能性がある。」
と指摘していて、

インスタントラーメンやパン、そして
マヨネーズが値上がりしたって、どうということはない、
などと、タカをくくってもいられないようです。(笑)

農作物や原油などコモディティ市場が高騰すると
輸入国をはじめ、生産国までもインフレ圧力が高まり、
世界経済の成長のブレーキとなってしまうようで、

私達FXトレーダーも、
「インフレ率の高まりは金利上昇」となるのだから、
高金利通貨をロングすれば良いのであって、
大した問題ではないさ、とも言っていられないかもしれません。

確かに高金利通貨は上昇傾向がありますが、
インフレをうまく抑制できないと、
「インフレ率の高い国の通貨はやがて必ず大きく下落する」
という、歴史が教訓として残している事実もあって、
それが経済危機へと発展しないかとちょっと怖い感じがします。

自由経済ではありますが、

インフレーションの問題とともに、
命をつなぐ食自体の問題でもあるだけに、
投機マネーのコモディティ市場への異常流入も含めて、
悪しき連鎖を断ち切るために
世界各国の英知を集めて
何らかの対策を練る必要がありそうですね。

FX パチンコとトレードのお話

FOMC直後は米利下げの一段落に懐疑的な市場反応でしたが、
一夜明けてロンドン市場からは、
米経済指標の結果やNYダウの堅調に、米利下げ終了を
織り込むようなドル買いの相場展開となりましたね。

週末の今日は、米雇用統計の発表です。

月末であった一昨日30日(水)は、朝にNZ住宅建設許可と
英GFK消費者信頼感調査が発表されて、
共に悪い結果となってキウィとポンドが軟調となりました。
その後、日失業率は市場予想より良かったものの、
日鉱工業生産(速報値)が市場予想を大きく下回ったことで、
対円でキウィとポンドが戻しドル円も一時堅調となりましたが、
仲値を過ぎ昼前からはドル円とクロス円が軟調に転じました。
日政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
午後2時に発表された日住宅着工戸数は悪い数字となりましたが
FOMCを意識したかリスク回避の動意が優勢で、
ドル円とクロス円の軟調が続きました。
白川日銀総裁の記者会見では、
ダウンサイドリスクの認識とともに
物価上昇がインフレ率に影響するなら、
金融政策で対応すると将来の利上げもほのめかしましが、
市場反応は限定的でした。

この日のロンドン時間ではFOMCを前にしたポジション調整の中、
発表された毒失業率の悪化も手伝いユーロが軟調となって、
FOMCで利下げ休止の声明となるとの思惑もあって
ドル円とクロス円が東京時間から一転して上昇する
展開となりました。夕方6時の欧指標では、
悪い数字のものも見られたものの、
失業率は市場予想とおりで市場反応は限定的でした。

この日のニューヨーク時間では、
発表された米ADP雇用統計が市場予想を上回り、
続いて発表された米実質GDPと米個人消費の速報値も
市場予想を上回る数字となって、
一時ドル円とクロス円が上昇しましたが、
ほどなくFOMCを前に調整の揉み合いとなりました。
午後10時45分の米シカゴ購買部協会指数も
事前予想を上回ったものの、内訳の雇用指数が悪く
市場反応は限定的でした。
ドル円とスロス円はFOMCを前にした調整もあって、
揉み合いながらしだいに軟調傾向となって行きました。
深夜3時15分に米FOMC政策金利が発表されて、
市場の大方の予想とおり0.25%の利下げとなって
公定歩合も引き下げられました。
注目のFOMC声明では、今回の利下げが8対2で決定されて
据え置き票もあったことが明かされましたが、
声明でのインフレが緩和方向へ向くとの認識と
経済状況は引き続き弱いという認識に、
利下げ停止の観測が後退して、ドル売りの動意が優勢となって、
ドル円とクロス円が揉み合いながらも下げて、
ユーロドルが上昇する展開となりました。
NYダウは前日比−11.81ドルで引けました。

月初めの昨日5月1日は、早朝にポールソン財務長官から
「強いドルは国益」とのコメントや、
BOE金融政策報告で「信用収縮の影響の市場予測は誇張。
サププライム関連損失は市場予想の半分以下」との
認識が示されましたが、東京時間ではFOMC後のリスク回避傾向に
ドル円とクロス円の軟調が続きました。
午前10時半の豪建設許可件数は市場予想を下回る
悪い数字でオージーの軟調が目立ちました。
ドル円とクロス円の軟調は、休みの市場もあって
やや閑散な取引で大きな動意には至りませんでした。
日経平均は前日比−83.13円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、今朝のBOE金融政策報告での見解や
英購買担当者景況指数が市場予想をやや上回ったことなどで
ポンドが上昇しました。また、欧州早出勢によって
ドルが買い戻されて、ドル円が上昇して、
ユーロドルが急落する展開となりました。
ユーロ円を除くクロス円も上昇傾向となりましたが、
その後は保ち合いとなりました。
ユーロドルの下落はその後も続きました。

ニューヨーク時間に入ると、米PCEコア・デフレータなど
複数の米指標が発表されて、好悪交錯する結果となりましたが、
PCEコア・デフレータが市場予想より良かったことで、
対ユーロや対カナダドルなど、ドルストレートでは
軒並みドルが買われて、ユーロドルがさらに下げて
一時1.54台前半まで下落しました。
また、米ドルカナダドルが一時1.02台前半まで上昇して、
カナダ円が急落しました。
午後11時に米ISM製造業景況指数が発表されて、
市場予想を上回る結果とともにNYダウが堅調に推移している
こともあって、リスク選好の動意にドル円が上昇して、
一時104円台後半まで上昇しました。
一夜明けてからは前日のFOMC直後の動きが一転した
相場展開となりました。
その後、終盤は各通貨ともに揉み合う展開となりました。
NYダウは13,000ドル台を回復して、
前日比+189.87ドルで取引を終えました。

週末の今日2日(金)は、
朝の8時50分に日マネタリーベース(4月)、
午前10時半に豪小売売上高、
午後3時に独小売売上高指数、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数、
夜の9時半に米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
夜の11時に米製造業受注指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、FOMC直後は米利下げの一段落に
懐疑的な市場反応でしたが、一夜明けてロンドン市場からは、
米経済指標の結果やNYダウの堅調に
米利下げ終了を織り込むようなドル買いの相場展開となりました。

週末の今日は、巨大指標の米雇用統計が発表されます。
悪い結果を予想する声が多く聞かれるようです。
如何なりますか、大きく相場が動く可能性があり注目されます。


さて今日は、パチンコとトレードのお話です。

米雇用統計の日というのに変な題名で恐縮です。 m(_ _)m
ゴールデンウィークということでお許しください。

先月末に税理士さんのところへ打ち合わせに行った帰り道、
時間はなかったのですが、
かねてからの念願のパチンコを2時間ほどしました。(笑)

平日だというのにイベントだったためか、
大入りのお客さんで、
打ってみたいと思っていた「冬のソナタ2」という機種は
1つも席が空いていなく、
しかたなく「春のワルツ」という機種に座りました。

そのコーナー(シマというのですね)では、
2つの席が並んで空いていたのですが、
迷った挙句、22回も出ている出涸らし台よりは良いかと思って、
4回の大当たりで300回転ほど回していた台に座りましたが、
私の座った台はとても静かな演出ばかりが続いて、
さっぱり当たらないどころか、
あまり熱いリーチも楽しめませんでした。

「やっぱり隣の台の方が良かったかなぁ…。」

と思って、台を移ろうと思っていた矢先、
ちょっと遊び人風の男にその台に座られてしまいました。

しかたなく、そのまま打ち続けていたのですが、
その遊び人風の男のところへ、
何人か若い男が来て話しているので、
どんな話をしているのかと、聞き耳を立てていると、
こんなことを話していました。

「いいか。大当たりの多い台で、
 あんまり深くハマッていない台を選ぶんだぞ。」

どうも彼らはデータ派のグループで、
午後の空き台狙いの打ち手らしい様子でした。

ほんとにそうなのかと思っていましたら、
なんと私の隣に座ったその男の台が
15分もしないうちに

「シャキーン、シャキーン」と

何度も繰り返す擬似連のリーチとなって、
中央からフィギュアが出てきて、
寄り添うと大当たりとなりました。

ちょっと悔しい気持ちもありましたが、(苦笑)
隣の台ではあるものの、当たりが見れて嬉しくなりました。

どうやらパチンコもトレードに似ているところが
あるようで、台にはトレードでいうトレンドにあたる
「調子」というものがあるらしく、

良く出ていて、大ハマリとなっていない、
いわば「押し目買い」のように台を選ぶと良い、
ということのようです。

どうもパチンコは、運と偶然だけではないのですね。

大ハマリ後に出ることもあるのかもしれませんが、
そういえば、1日に40回も大当たりするような台は、
1時間に平均3回近くも大当たりするわけで、
出る台は出る、出ない台は出ない、
というケースの方が多いのかもしれません。

また、もしかすると彼らには
「押し目」と「ハマリ」を分かつ
何やら決めた回転数みたいなものまであって、
トレードで損切りするように
台を移るリスク管理のルールも
あるのかもしれないと思いました。(謎)

トレードは技術介入要素が強く、
運や偶然に支配されるゲームと違う面がありますが、
勝負なれば、ある面で通じるところもあるようです。

ちょっと勉強になった負けトレードならぬ
負けパチでした。(苦笑)

確率的には負のゲームのようですが、
たまにはパチンコも面白いものです。

よし、今度こそ。。。(笑)


<お知らせ>

来週の5日(月)のマガジンはお休みさせていただきます。

FX リアルとバーチャルのお話

月末の今日30日は、米実質GDP(速報値)やFOMCが発表され、
今週のひとつのヤマ場で注目の1日となりそうです。

週はじめの一昨日28日(月)は、はじめ日経平均やアジア株の
堅調も背景にドル円とクロス円が堅調となる展開となりました。
ドル円が104円の台後半まで、ユーロ円が163円台後半まで
上昇しました。ドルストレートも緩やかな上昇となりました。
その後、昼前くらいからドル円とクロス円は軟調となって、
揉み合う展開となりました。
日経平均は前日比+30.90円で取引を終えました。

この日、ロンドン時間に入ると独GFK消費者信頼感調査が
予定より少し早めに発表されて、
市場予想を上回る結果となりましたが市場反応は限定的でした。
しかし、ドイツの各州のCPIが弱かったことで、
今後発表される独CPIが悪い数字になるとの観測に
ユーロが下落しました。その後、トリシェECB総裁から
「物価安定のみを目的に適切な金融政策を行うことが重要」と
コメントされて、ユーロが一転して上昇しましたが、
ほどなくまた売られて、ユーロドルが軟調となりました。
これを受けてユーロ円が大きめの上下動となり、
ポンド円を除くクロス円もやや軟調傾向の揉み合いとなりました。
ドル円は揉み合いが続きました。
その後、ポンドは揉み合いの後しだいに堅調となりました。

この日のニューヨーク時間に入ると、手がかり薄の中、
米商務省が第1四半期の住宅空家率を発表して、
前回値より上昇したことで今後も米住宅価格が
低下するとの思惑にドルが売られて、ドル円が軟調となって、
下げていたユーロドルがやや戻す展開となりました。
その後、原油価格が一時119.93ドルと
史上最高値を更新したことで豪ドルなど資源国通過が
堅調となる場面が見られました。
深夜に発表時間が未定であった独消費者物価指数が発表されて、
市場予想を下回りましたが、ロンドン時間で思惑での
織り込みが進んでいたこともあって、市場反応は限定的でした。
その後、上昇していたポンドも軟調となり
クロス円が軟調となって、終盤は各通貨とも
揉み合いや保ち合いとなる展開となりました。
NYダウは終盤に失速して前日比−20.11ドルで取引を終えました。

昨日29日(火)は、早朝にNZ貿易収支が発表されて、
−0.5億NZDと市場予想を下回ったことに加え
輸出が鈍化していることでキウィが売られ、
NZD/USDなどが下落しました。
東京時間では、昭和の日で日本市場が祝日であったため、
取引も薄く各通貨とも小幅なレンジでの小動きとなりました。
午後2時半頃から、ユーロや豪ドルなどが軟調となって、
クロス円も軟調となりました。

ロンドン時間に入ると、独銀が第1四半期の決算で
約27億ユーロの損失を出したことが嫌気されてユーロの
下落が加速して、ドルストレートが下落していきました。
また、サブプライム問題が欧州で昂進してるとの懸念に
リスク回避の動意が強まり、ドル円クロス円が下落する中、
英CBI流通取引調査が前月比で大きく悪化したこともあって、
ポンドが急落しました。
欧州株価もしだいに軟調となっていきました。

ニューヨーク時間に入ると、午後10時に
S&Pケースシーラー住宅価格が発表されて、
市場予想を下回りましたが下げの織り込みも進んでいたためか、
この指標による市場反応は限定的でした。
午後11時になると米消費者信頼感指数が発表されて、
一部でかなり悪い数字となるとの噂が出ていたようで、
大方の予想を下回ったものの、
一時ドルが買い戻される展開も見られました。
しかし、その後、NYダウが下落していったことで
強いリスク回避の動意にドル円とクロスが急落していきました。
ドル円が一時103円台前半まで、
ポンド円が一時203円台前半まで下落しました。
一方、豪ドル米ドルやユーロドルなど、ポンドを除く
ドルストレートは、ドル売りにしばらく戻す展開となりました。
また、ブッシュ大統領やトリシェECB総裁の
コメントが伝えられましたが、直接的な反応は限定的でした。
その後、深夜12時近くからドル円やクロス円が戻す展開となって
ドルが買い戻され、ユーロドルなどドルストレートが
また軟調となる忙しい展開となりました。
深夜に英BOEのブランチフラワー委員が
「英はリセッションの懸念がある。追加利下げの可能性もある」
と発言したことで、ポンドが下げる場面がありました。
NYダウは前日比−39.81ドルで取引を終えました。

月末でゴトウ日の今日30日(水)は、
朝の7時45分にNZ住宅建設許可
朝の8時01分に英GFK消費者信頼感調査、
朝の8時半に日失業率、日有効求人倍率、
朝の8時50分に日鉱工業生産(速報値)、
昼の12時にNBNZ企業信頼感、
昼過ぎに日政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
午後1時に日自動車生産、
午後2時に日住宅着工件数、日建設工事受注、
午後3時半に日銀総裁定例記者会見、
午後4時55分に独失業率、
夕方6時に欧失業率、欧消費者物価指数(速報)、
他複数の欧指標、
夕方6時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時15分に米ADP雇用統計、
夜の9時半に米実質GDP(速報値)、米個人消費(速報値)、
米コアPCE(速報値)、
同夜の9時半に加GDP、加鉱工業製品価格、
夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
欧、そして特に米の指標には注目です。

月初めとなる明日5月1日(木)は、
午前10時半に豪住宅建設許可件数、
午後2時に日自動車販売台数、
夜の8時半に米(チャレンジャー)一時解雇者数、
夜の9時半に米個人所得、米PCEデフレータ、
米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米ISM製造業景況指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、独銀が第1四半期の決算で
約27億ユーロの損失を出すなど、
欧州のサブプライム問題の昂進の観測も台頭して、
ユーロが軟調となって、
ハト派で知られる英BOEのブランチフラワー委員の
「英はリセッションの懸念がある。追加利下げの可能性もある」
との発言もあって、ポンドも軟調となりました。

ドル円とクロス円も軟調ですが、
下げたところでは戻す動きも見られます。

FOMCでは、0.25%の利下げが大方の市場コンセンサスですが、
米利下げが今回で一段落となるとの観測もあって、
今年後半には利上げに転ずる見方も少なからずあるようで、
ドルストレートの下落を助長しているのかもしれません。

月末の今日30日は、今週のひとつのヤマ場となりそうで、
米実質GDP(速報値)、米個人消費(速報値)、米コアPCE(速報値)、
そして、FOMC政策金利の結果と声明が注目されます。


さて今日は、リアルとバーチャルのお話です。

ちょっとミスマッチなヒップホップのいでたちで
演歌を歌うジェロ君(Jerome Charles White, Jr.)が人気ですね。

あなた 追って 出雲崎〜♪
  悲しみの日本海〜♪ 

でおなじみの「海歌」(作詞:秋元康さん)がヒットしています。

作曲はあの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の
宇崎竜童さんです。
サビにビートも感じる新鮮な感じの演歌ですね。

ジェロくんは、アメリカのペンシルバニア州の
ピッツバーグに生まれて、
大学に在学中に関西外国語大学にも
3ヶ月間留学した経験があるそうですが、

演歌が好きであった母方のおばあさんの影響で
演歌歌手を志したのだそうです。

歌手となることができたきっかけは、
「NHKのど自慢」だったのだそうで、

カラオケボックスで一人練習しながら
いろいろなカラオケ大会に出場して、
その後、願いが通じたか、大阪の
ビクターエンターテイメントのスカウトの目に留まり
歌手となることができたそうです。

先日、NHKのトーク番組でジェロくんが招かれて
歌手になるきっかけとなった「NHKのど自慢」の
出場シーンが放送されていましたが、

当時22歳であった彼は、
とても上手に歌って見事に鐘3つを鳴らしましたが、
少し声はちりめんビブラートのプルプルで、
けっこうアガっていたようです。^^

おそらくカラオケで一人練習している時には、
才能ある彼は、プロとなった今に近いくらい
伸びやかに堂々と歌えていたと思いますが、
大勢の前で歌う初めてのリアルのステージでは
本来の実力までは歌え切れていなかったようですね。

さて、トレードでも同じようなことがあって、
バーチャルトレードでは、なかなかの成績となっていても、
リアルトレードとなるとからきしダメとなる
トレーダーはとても多いものです。

これは「緊張」「過度の慎重」「恐れ」「焦り」などの
メンタル面が強く影響してくるからですね。

中にはバーチャルで、ほとんど常勝トレーダーが、
リアルではビビリの連敗トレーダーと
なってしまうことすらあります。(苦笑)

これを克服するためには、
リアルでの場数を踏んで成功体験とともに
プレッシャーを感じないように
マインドを鍛えていくしかないようですが、

また、同じリアルでも玉数とマインド面の
相関もありますので、
「マインド・キャパシティ」を少しずつ
広げていく必要があります。

1万通貨単位ならビビリなくトレードできても、
数十万通貨単位となると、とたんにビビリの
トレードとなって、大きく建て玉したとたんに
負けトレードとなってしまう、なんてこともありますね。

プレッシャーなくトレードできる範囲の建て玉が
そのトレーダーの現在の「マインド・キャパシティ」
というわけです。

「だからシステムトレード」
なんて声も聞こえてきそうですが、

システムトレードでもドローダウン期には
3回連続で負けるなんてこともよくあることで、
ドローダウン期にシステムを使い続けるのも
ある意味、強いマインドが必要となります。

とかく精神論とバカにされることもありますが、
トレードにはマインドは重要な要素で、

トレードの技術を向上させるだけではなく、
「自分という手強い内なる敵」との戦いと克服も
トレードには不可欠で大切なことのようですね。

FX ローソクのゆらぎのお話

私の庭の桜の木にも綺麗な花が咲きました。^^

さて、ゴールデンウィーク前半ですが、
昨年は小動きであったものの、
例年はこの期間に比較的大きく動くことも多く、
今年は、月末30日に米FOMC、
そして週末2日には米雇用統計も控えていて、
注目の一週間となりそうです。

先週末25日(金)は、保ち合い傾向の相場を継いだスタートとなり
東京時間になって日経平均が堅調に推移したものの、
ある程度為替への織り込み済みのためか、
株高への反応は限定的で、昼前後にややドル売り傾向が見られ
ましたが各メジャー通貨はしばらく小幅な動きが続きました。
午後からは株価の続伸とともに、
30日のFOMCでドル利下げ政策がひと段落となるとの観測もあって
ドル買戻しの動意が静かに進み、ドル円が上昇して、
ドルストレートがしだいに軟調となっていきました。
この動きにつられてクロス円もやや軟調傾向となりました。
日経平均は前日比+322.60円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると独輸入物価指数が発表されて、
市場予想を下回る結果でしたが、市場反応は限定的でした。
東京時間後半からのドル買戻しがさらに進んで、
ユーロドルが1.55台半ば近くまで下落して、
早くも将来の米利上げを織り込む動きもあったか、
ドル円が104円台後半まで上昇しました。
午後5時過ぎからドル上昇の後を追うように
ポンドの上昇動意が起こり、
午後5時半に英GDP(速報値)が発表されて、
市場予想とほぼ同じ結果となったものの
ポンドは上昇して、ポンドドルが1.98台後半まで、
ポンド円が207円台の半ばあたりまで上昇しました。
ユーロドルや他のドルストレートも
ポンドドルの動きにつれるように
5時半ころから戻す動きとなって、
これによるドル売りにドル円が一転して下落する
忙しい展開となりました。
ポンド円を除くクロス円も軟調となっていきました。

ニューヨーク時間に入ると、午後10時55分頃、少
し早くミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が発表されて、
市場予想を下回る結果となって、ドルが売られましたが、
すぐに買い戻されて上下動となりました。
その後、「米軍が警告を無視したイラン船舶に対し
威嚇射撃を行った」という噂が流れて、
地政学的リスクにドルが一時売られて、
その後、買い戻されて上下動となるハプニングがあり、
ドル円やドルストレートがアップダウンの動きとなりました。
その後は、小幅な揉み合いとなりました。
NYダウは前日の終値を挟んだ行って来いの上下動で
前日比+42.91ドルで取引を終えました。

週はじめの今日28日(月)は、
朝の8時50分に日小売業販売額(速報・前年比)、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査、
〔時間未定〕独消費者物価指数(速報・前年比)
などの経済指標が発表されます。
独の指標は速報値なので注目です。

※独消費者物価指数の発表時間につきましては、
 お取引の証券会社などのウェブサイトでご確認ください。

明日29日(火)は、東京市場は昭和の日でお休みです。
朝の7時45分に豪貿易収支、
昼の12時に豪マネーサプライM4、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数、仏住宅着工許可、
夕方5時半に英消費者信用残高、英マネーサプライM4
夜の11時に米消費者信頼感指数、
などの経済指標が発表されます。
豪と米の指標には注目です。

さて、4月最終週と月初となる今週は
ゴールデンウィーク前半ですが、
29日(火)に米消費者信頼感指数、英銀行総裁の議会証言、
30日(水)に米ADP雇用統計、米第1四半期GDP(速報値)、
米個人消費(速報値)、そして、米FOMC政策金利発表、
5月1日(木)は、レーバーデーで
ドイツ・フランス・シンガポールなどが休場ですが、
米PCEコア・デフレータと米ISM製造業景況指数、
週末2日(金)は、巨大指標の米雇用統計の発表、
などと注目材料がいろいろとあって、

静と動の激しいメリハリのある注目の1週間となりそうです。

ドルの利下げ政策もひと段落という観測も
強くなってきているようで、FOMCでの米政策金利と
その後の思惑での短期的ドル回帰の動きも焦点となりそうです。

トレードをしていると、ゴールデンウィークでも
市場はなかなか休ませてはくれないようですね。

相場の流れに乗りながらも
機敏にトレードをしていきたいものです。


さて今日は、ローソクのゆらぎのお話です。

「キギギーッ」

ある男がきしむ重い鉄の扉を開けて、
初めて入る電灯のない暗い地下室へ
1本の小さなローソクをもって階段を下っていきます。

地下室へ着いても、ローソクの明かりはおぼろげで、
地下室にいったい何があるのか全体はみえません。
ゆらゆら揺れるローソクの明かりで見える範囲は限られ、
何かがあるのは判るけれども、ローソクの明かりのゆらぎは、
物陰を映し出しても、実体の視認はなかなか困難です。

チャートを見るとき、ほとんどのトレーダーが
この男のような状況を経験するものです。

「何か見えるのだけれども、どうもはっきりしない…。」

確かにレートの動きは、
ノーベル賞を受けるほどの学者でさえ、
ランダムウォークと帰結するほど、
一瞬一瞬の動きは誰にも判らないのですね。

しかし、

ではトレードはサイコロの一振りのランダムな連続か、
と言うとそうでもないようなのです。

たとえばEUR/USDは、2006年初頭からつい最近に至るまで、
マクロ的には、ほぼ2年以上も1本調子の上昇ですし、
USD/CADの場合では、2003年から昨年まで、
マクロ的な下降が続いていました。

確率論でどのような計算となるのかは
最終学歴が自動車学校の私には分かりませんが、(笑)
このような何年もの一方向の継続がランダムの所作で
偶然に形成されたとはとても思えません。

まぁ、仮にサイコロの一振り連続としても、
特定の出目がでるように細工してあるほどの
結果であろうと思われます。(苦笑)

一瞬は一瞬の動きは判らないけれども、
「レートの方向には一定期間の継続傾向がある」
という摩訶不思議な(笑)性質があるようです。

どうもレートの動きとは、
細かく突き詰めると(方向が)ランダム「不定」だけれども、
大きくは(方向が)トレンドとして「実在」していて、
どことなくですが、量子力学にも似た性質があるようです。

とすると…、

レートの動きは、細かく分析的に見るのではなく、
むしろ分析とは逆のアプローチの統合もしくは総合、
あるいは集合的に捉えていくほうが正解なのかもしれませんね。

そして、もしかすると、

トレンドというものが存在して、
それが一定期間「継続」するのならば、

トレードとは、

(トレンドのないときは手出しをせずに)

「たんに上げ始めたから買う」
「たんに下げ始めたから売る」

という一見幼稚なアプローチで、

その継続期間がそれこそランダムで「不定」ゆえに(苦笑)

思惑に反して、すぐに反転したら「損切り」
しばらく上げや下げのトレンドが続いて、反転したら「利食い」
そして、上げや下げのトレンドが続いている限り「保有」
という単純なことを、
それぞれのトレードタームにおけるリスク許容の範囲で
行えば良いだけのことなのかもしれませんね。

おぼろげなローソクの明かりのゆらぎで
レートの動きを予見しようとするアプローチだけでは、
トレード言う名の神のパズルは解けないのかもしれません。

ときに精緻にテクニカルでの「分析」を試みようとするよりも、
大雑把な背景と動向の認識のほうが優る場合もあるようです。

FX チャートの地雷のお話

北海道もようやく桜の季節となりました。^^

さて、ここ2日間はドル円が上昇傾向となって、
ドルストレートが軟調な展開となりましたね。

一昨日の23日(水)は、東京時間の午前10時半に
豪CPIが発表されて、市場予想を上回る数字となって、
豪利下げ観測が後退して豪ドルが堅調となりました。
豪ドル米ドルでは0,95台前半まで上昇して
24年ぶりの高値となりました。
豪ドル円も98円に迫るあたりまで上昇しました。
その他のクロス円とドル円は小幅な揉み合いとなりました。
ユーロドルやポンドドルも小幅な動きとなりました。

この日のロンドン時間では、仏欧州問題担当閣外相による
「ユーロ相場は懸念すべき水準」
「為替相場は、日米中との協力強化が必要な局面なりつつある」
との発言があり、ユーロがしだいに軟調となっていきました。
また、堅調であった豪ドル米ドルが
調整動意となって下落していきました。
夕方5時半に英BOE議事録が発表されて、
利下げ決定に2人の委員の据え置き主張があったことで、
追加利下げ観測が後退してポンドが一時上昇しましたが、
米アムバックや独系銀の追加損失の噂などもあって、
他のクロス円の軟調につられるように
やがて下落していきました。ドル円も軟調となりました。

この日のニューヨーク時間では、
午後9時半にカナダ小売売上高が発表されて
市場予想を大きく下回る結果に合わせて前回値も
下方修正されたことで、カナダが急落して、
米ドルカナダドルでは1.02台前半まで
一気に100Pipsも上昇しました。
カナダの財務相による「さらなる利下げの余地がある。」との
コメントもカナダの下落を後押しすることとなりました。
また、同相から「G7声明はマーケットに影響与えていない。」
という不満のコメントもあり、
G7声明の蒸し返しが意識されたか、ドル円が上昇して、
カナダ円も含みクロス円が上下動しながら上昇しました。
ユーロドルやポンドドルは欧州時間から
軟調が続いていましたが、さらにドル買いも加わって
下落していきました。その後、NY後半は、
ドル円とクロス円は揉み合いとなっていきました。

昨日の24日(木)は、早朝にRBNZ政策金利が発表されて
市場予想とおりの据え置きとなりましたが、
声明文で金利据え置き期間が短縮するニュアンスに
変わったことで利下げ観測が強まることとなって
キウィが下落しました。
これにつれて一時オージーも軟調となりました。
東京時間に入るとドル円とクロス円は、
小幅ながらしだいに堅調な動きとなりました。
ユーロドルは弱含みの展開となりました。
ウォールストリートジャーナル(電子版)では、
来週のFOMCでは0.25%の利下げの可能性が高いが、
声明では今後の利下げ休止が盛り込まれる可能性との
観測記事が報じられました。
日経平均は前日比−38.29円で引けました。

ロンドン時間に入ると夕方5時に独IFO景気動向が発表されて、
市場予想を下回るとともに、ここのところの欧経済指標が
欧州の景気減速をはっきり示唆する内容であることから、
ユーロが下落して、つられるようにポンドも下落しました。
続い夕方5時半に英小売売上高指数が発表されて、
好悪混在したものの、前年比では良く
ポンドが上昇しましたが、売り買いが交錯して、
激しい上下動となりました。
ドル円も軟調となってユーロ円は急落しました。
その他クロス円も軟調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
はじめ欧州株価やダウ先物の軟調を受けて、
ドル円とクロス円が軟調に推移しましたが、
夜9時半に米耐久財受注と米新規失業保険申請件数が
発表されて、耐久財受注の3月分は悪かったものの、
その他が良い数字で、これを好感してドル円とクロス円が
一転して堅調となる展開となりました。
その後、夜11時に米新築住宅販売件数が発表されて、
市場予想を下回る結果にドル円とクロス円が
一時下落する忙しい展開となりました。
その後NYダウが前日比で一時100ドルを越える上昇となったことで
再びドル円とポンド円などが上昇傾向なりました。
豪ドル米ドルが軟調であったことで、
豪ドル円は揉み合いとなりました。
ユーロドルなどドルストレートは軟調が続きました。
NYダウは前日比+85.73ドルで取引を終えました。

週末でゴトウ日の今日25日(金)は、
朝の8時半に日全国消費者物価指数、日東京消費者物価指数、
夕方5時に欧M3(季調済)
夕方5時半に英GDP(速報値)、
夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
などの経済指標が発表されます。
日指標にも一応注目です。
そして、英と米の指標には注目です。

さて、ここ2日間はドル円が上昇傾向となって、
ドルストレートが軟調な展開となりました。

普段、あまり注目されない米求人広告指数ですが、
調査開始以来の最低水準となって、米国の民生求人が
低下していることを示しているようです。
来週金曜日の米雇用統計(4月分)への影響が少し気になります。

満月も過ぎ(冗談です)^^、今日は週末ですので、
深夜の調整の動きにも少し気をつけたい感じもします。

市場替りの初動に気をつけてトレードして行きたいものです。


さて今日は、チャートの地雷のお話です。

変な題名で恐縮です。 (^^;)

地雷が登場したのは1863年から3年間にわたる
アメリカの南北戦争なのだそうですが、
第2次世界大戦でドイツ軍が使用した
「Sミイネ」と呼ばれる対人地雷では、
踏むと爆発により地中から飛び上がり、
鉄球を飛び散らせるものまであったそうですね。

人が踏んでも爆発せずに、戦車などの重量物が踏むと
爆発する「対戦車地雷」というのもあるそうで、
第2次世界大戦では、「対人地雷」など、
なんと3億個以上の地雷が使用されたといいます。

今では1年に約10万個の対人地雷を撤去しているそうですが、
それでも全て撤去するには1000年もかかるのだそうです。

1997年オスロで調印されたオタワ条約で
対人地雷の全廃を目指す動きがありますが、
現在でも、カンボジアやエルサルバドルなどで
市民が地雷の危険さらされて生活していています。

さて、私達トレーダーにとっても
トレードでの地雷があります。

その1つは、レジスタンスラインであったり、
サポートラインであったり、するわけですが、

そのポイントを踏むと勢い良く進んでいたレートが
クルリときびすを返して、逆に動くことがあります。

そうとは知らずに「よし、いい感じだ。」
などと動きに追従してポジションを持つと、
一気に反転して、「あれれっ。」ということになります。

これらの地雷網は幾重もあって、
ときにブルとベアを分かつ移動平均線も
この働きをすることがありますし、
直近の高値や安値、そして、ケルトナーや
ボリンジャーなどバンドや、チャネルの境界も
地雷の働きをすることがありますので
注意が必要ですね。

しかし、これらのポイントは、
うまくこれを抜けるとストップを巻き込んで
さらに上昇が加速したり、さらに下落が加速したりする
ブレークのポイントともなりますので、
ただ、避ければ良いというものでもなく、
このあたりが難しいところですが、

反転と加速の可能性の共存する
注目のチャートポイントと言えそうですね。
戻るか抜けるかの注目のポイントです。

まぁ、しかし、これらのポイントは
いろいなツールがあって、
見つけようと思えば見つけられ、
気をつけることもできるものですが、

もっと怖いトレードの大地雷があります。

それは…、

「保ち合い相場」や「ちゃぶつく狭いレンジの相場」です。

一見、低ボラティリティで安全なようですが、

ところがどっこい(笑)
これらは、一帯が危険な大地雷域であることが多いものです。

「テクニカル指標がこうだから…」などと、
生半可な知識で安易にトレードすると、
怪我をしてしまいます。

とても危険な地雷域です。

かつて私もそうでしたが、
休むことを知らない初心のトレーダーの多くが、
そうとは知らずにこの大地雷域に足を踏み込んで、
爆死とはいかないまでも、
怪我ばかりしているのを見かけます。

相場の状態がどうであれ
ポジションを持たないと気のすまないトレーダー。

トレードチャンスに飢えていて、何でも食いつくトレーダー。

ベテランでも難しいこの地雷域では、
未熟なトレーダーはひとたまりもありません。
相場にもてあそばれて負けてしまうことが多いのです。

一方向にしっかり動く相場を狙うべきなのに、
そのような相場もちゃんとあるのに、

場を読めなくては、せっかくの利益を
この地雷域で放出してしまいます。

ボラティリティの大きなレンジはトレードできても、

移動平均にはっきりとした傾きのない
「保ち合い相場」や「ちゃぶつく狭いレンジの相場」は
怖い相場なのです。

テクニカルを学ぶ前に知っていなくてはならないことです。

「休む」と「待つ」を知らないと、
トレードでは勝ち続けられないものです。

逆に、負けさえ減らせば口座資金は増えていくものです。
のべつ幕なしトレードする必要などないのですね。

危険な地雷域を見抜く目を養って、
しっかりレートがこの危険帯域を離れるのを待って、
トレードして行きたいものです。

FX 情報の選択のお話

バンカメの四半期決算発表やダラス連銀総裁の発言もあって、
ドルがまた軟調傾向となりましたね。
一方、ユーロは利上げ期待に上下動しながらも
史上最高値を更新しました。
また、投機マネーのコモディティ市場への流入で
原油が高騰しています。

一昨日21日(月)は、はじめ前週のNYダウの上昇を受けての
リスク選好の動きでドル円とクロス円が上昇しました。
その後、東京時間に入って豪生産者物価指数が発表されて、
市場予想を上回る結果に豪ドルが堅調な展開となりました。
その他の通貨ペアは保ち合いの相場が続きました。
日経平均は前日比+220.10円で取引を終えました。

その後、ロンドン市場に入ると、
前週からポンドの上げ要因となっていた
「BOEによるモーゲージ市場の緊急緩和策」が発表されて、
その内容が商業銀行が保有するモーゲージ証券と
約500億ポンドの国債との交換の提案であったことで、
"Buy the Rumor,Sell the Fact"の動きとなり、
加えて英系銀に新たな追加損失の計上の噂も出て、
ポンドが下落しました。
そして、午後8時頃米バンカメの四半期決算が発表れて、
市場予想を大きく下回る
「信用収縮損失67億ドル。純利益77%減。」
という結果となって、ドルが売られユーロドルが上昇して、
ドル円とクロス円が揉み合いながらも軟調となっていきました。

ニューヨーク時間に入ると、決算の悪かったバンカメを
ムーディーズがAA2に格下げしたこともあって、
NYダウがしばらく軟調に推移して、
ドル円とクロス円がさえない動きとなりました。
ユーロドルはしばらく上昇し後、調整の上下動となりました。
NYダウはしだいに下げ幅を縮小していきました。
トリシェECB総裁やパパデモスECB副総裁からは、
「物価安定に対するリスク」を強調する発言が相次ぎ、
欧利下げ観測が後退しました。
原油価格が117ドル台に乗せました。
NYダウは前日比−24.34ドルで取引を終えました。

昨日22日(火)の東京時間は主要となる経済指標もなく、
日経平均が軟調な推移となったことを背景に、
ドル円とクロス円がやや軟調な揉み合いの展開となりました。
午後2時過ぎにクウェートがディナール(通貨)の
対ドルの基準レートを20Pips切り下げたことでのドル買いに
ドルストレートが軟調となりました。
日経平均は、前日−148.73円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
独銀損失の噂にユーロの下げが進みましたが、
4時過ぎからはクウェート報道の織り込みも一巡して、
ドルストレードが上昇に転じました。
ユーロドルが1.59台後半からいったん調整となったものの、
ポンドドルは堅調な展開となりました。
また、ドル円は揉み合いとなりましたが、
ユーロ円は午後4時過ぎから上昇に転じて
164円台後半まで上昇して、この時間、
ポンド円も堅調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると、カナダの政策金利が発表されて、
市場の大方の予想とおり0.5%の利下げとなりました。
市場はカナダが4会合連続での利下げであったことや
BOC声明がネガティブな内容であったこともあって、
カナダドルが売られる展開となりました。
午後11時に米中古住宅販売件数と
リッチモンド連銀製造業指数が発表されて、
好悪交錯しましたが、ダラス連銀総裁の
「米第2四半期の経済成長は第1四半期より弱くなる。」
との発言もあり、NYダウの下落を背景にドルが軟調となりました。
一方、いったん調整傾向となっていたたユーロドルは、
EU高官による「次期会合で利上げバイアスへと移行。」
というコメントもあり、一時、史上最高値を更新しました。
ドル円は軟調となってクロス円は揉み合いとなりました。
原油が119ドル台をつけて史上最高値を更新しました。
NYダウは前日比−104.79ドルで取引を終えました。

今日23日(水)は、
早朝6時に米ABC消費者信頼感指数、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支、
午前10時半に豪消費者物価指数、
夕方5時半に英BOE議事録、
夜8時に米MBA住宅ローン申請件数、
夜9時半に加小売利売上高、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・加の指標には注目です。

明日24日(木)は、
早朝6時にNZ政策金利、
朝の8時50分に日全産業活動指数、
夕方5時に独IFO景気動向、独IFO現況評価値、独IFO予想値、
同5時に欧経常収支、
夕方5時半に英小売売上高指数、
夜の9時半に米耐久財受注、米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米新築住宅販売件数、米求人広告指数、
同夜の11時に加中銀政策レポート、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・英・米の指標には注目です。

さて、バンカメの四半期決算発表や
ダラス連銀総裁の発言もあって、
ドルがまた軟調傾向となりました。
一方、ユーロは独銀の損失の噂などもありながら、
EU高官による「次期会合で利上げバイアスへと移行。」
との発言もあり、史上最高値を更新しました。

また、英銀のRBSが今期に59億ポンド(1兆2000億円)の
損失処理をして、資本不足を補うため120億ポンドの
増資をすると発表しました。

投機マネーはコモディティ市場へと流れて、
原油がさらに高騰していて、

少し難しい場面もある為替相場ですが、
大勢を見てトレードして行きたいものです。


さて今日は、情報の選択のお話です。

大阪商業大学では、なんと
ギャンブル学というものを教えるのだそうで、(驚)
その権威に谷岡一郎先生という方がいらっしゃって
その大学の学長もされていたということですが、

将棋の名人にもなった谷川浩司というプロ棋士と
その谷岡教授との対談が「勝負運の法則」という
題名で出版されていています。

その中で、谷岡先生はこう語ります。

「これからは、いらない情報をいかに早く見極め、
 捨てるかが大切だ。」

情報化社会では、溺れるように情報のシャワーを
浴びるわけですが、(笑)

むしろ、必要な情報と不必要な情報を見分けて、
いらない情報をどう捨てるか、
そして、必要な情報をどう生かすかが大切というわけです。

情報が多すぎると大切なものや本質が
逆に見えなくなってしまうようです。

トレードでいいますと、事実の概況は良しとしても、
アナリストの見解まであちこちから得てしまうと、
強気と弱気が交錯することがあって混乱することもあり、

また、強気一辺倒でも弱気一辺倒でも、
トレンドの終焉が近づいている場合もあって、
トレード判断に悪影響となる場合がなくもないようです。

「こうなるはずだ。」

などという判断のバイアスで、チャートが違って見えて(苦笑)
痛い目を見たトレーダーも少なくないようですね。

また、チャートのテクニカル指標も、
オシレーターばかり見るなどということは
逆張りに偏重してしまうこともあって、

そして、多ければより正確な判断ができるかというと
決してそうではなく、あまりに多く見てしまうと、
遅延や混乱をしてしまうこともあります。

むしろ、どこまでシンプルに出来るかという
「捨」こそ大切な場合があります。

テクニカル指標の多くも、
過去のレートの動きの2次加工の描画ですから、

どんどん捨てていくと、最後に残るのは
(ローソク足もレートの2次加工ではありますが)
恐らくレートそのものの動きを表すローソク足で、

これこそがチャートの基礎であり、
最も大切な元となるようです。

さて、実体とヒゲで構成されるローソク足ですが、
足の長短もありますが、陰陽が大切で、

上昇とは「上値を切り上げながら、下値も切りあがること」
などという小難しい定義など知らずとも、

陽陽陽…と陽線が連なるときは「上昇」の状態で

上昇するときは、例外なく必ずこのパターンが現れます。
そして、上昇が強いほど陽が増えます。

(下降ならこの逆ですね)

陽陰陽陰で、陽と陰のローソク足の長さの違いで
上昇することもなくはありませんが、

陰陽がほぼ同数で混在する時は、
多くのケースで方向不明の保ち合いです。

「そんなのあたりまえじゃないか。
 だからどうしたんだ。」

上昇では陽線が多くなる。下降では陰線が多くなる。
保ち合いでは陽線と陰線が同比に近く混在する。

もしも、これがあたりまえならば、

陽線と陰線が同比に近く混在していれば見送り。

(保ち合いを離れて)
陽線が続きだしたら買い。陰線が続きだしたら売り。
そして、逆線が出れば手仕舞い。

この原始的なローソク足での相場認識をした上で、
(これでトレードできるくらいになって)

それから、テクニカルでブレを排除したり、
上昇の強さや加速度、下降の強さや加速度、
そして、反転の可能性のあるチャートポイントを
追加認識するべきなのかもしれません。

一度は情報をどんどん捨てて、
最後に残った最も大切なものを中心に
有用な情報を加えて再構成すると良いようで、

基礎や原点を忘れて応用も情報もないのですね。

チャートでは、はじめにローソク足ありき―。

主客の見極めこそ大切なようです。

FX ペーパーマネーのお話

北海道も春の爽やかな風がそよぎ
気持ちの良い日が続いています。

さて、先週末はドル円やポンド円など
相場が大きく動きましたね。

先週末の18日(金)は、前日のユーログループ議長の
「市場はG7のメッセージを正しく理解していない。
ユーロドルの上昇は望ましくない。」との
コメントを受けたユーロドルが軟調となり、
英の財務省関係筋が「BOEと英政府は来週にモーゲージ市場の
緊急緩和策を発表する可能性」と報じたことでポンドが上昇して
米ダラス連銀総裁の「米利下げには躊躇」とのコメントもあって
ドル円が102円台を回復した地合いを継いでの
スタートとなりました。
東京時間では、午前10時半の豪指標は
市場予想より強い数字となりましたが市場反応は限定的でした。
日経平均は小高くはじまった後、
昼まではやや軟調な展開となりました。
為替は新年度の投信の買いなどがあったようですが、
小幅な値動きが続きました。
午後からは日経平均が小幅ながら上昇して、
前日比+78.15円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると独生産者物価指数が発表されて、
0.7%と市場予想を上回る結果となってユーロが上昇しました。
また、英RBSが来週に株主割当増資を発表の可能性」が
伝えられたこともあって、欧州株価が堅調に推移する中、
午後7時半に米シティーグループの四半期決算が発表されて、
悪いながらも市場予想を上回る好結果となり
金融機関に対する懸念が幾分和らいだことで、
リスク選好の動意に欧州株価とダウ先物が上昇して、
ドル円とクロス円が急上昇するな展開となりました。
一方、この動きでのドル買いが前日のユーログループ議長の
発言を背景に進んで、ユーロドルが下落する展開となりました。
この時間、ドル円が104円前半まで、
ポンド円が208円前半まで一気に上昇しました。
また、ユーロドルはこの時間に1.57台半ばを
下回るあたりまで下落しました。

ニューヨーク時間に入ると、
格付け機関のフィッチが米シティの格付けを引き下げたことで、
水を差された格好となりましたが、
米フィラデルフィア連銀総裁による
「インフレ上昇を懸念には合理的な理由がある。
利下げが経済への万能薬と考えるのは危険な間違。」
との発言もあり、揉み合いながらも
ドル円とクロス円の上昇は深夜12時近くまで続きました。
午後9時半のカナダ指標では前回値の修正も含め
やや悪い数字となって、
米ドルカナダは上下動しながらも軟調となりました。
また、原油を除くコモディティ市場の軟調に
豪ドルなどオセアニア通貨が伸び悩む場面が見られました。
深夜12時あたりから調整の動きとなって、
104円台後半まで上昇していたドル円が103円台後半まで、
209円台に迫るあたりまで上昇していた
ポンド円が206円台後半まで反落して押す展開となりました。
一方、1.57台前半まで下落していたユーロドルは、
オーストリア中銀総裁による「(欧は)利下げの余地はないが、
利上げの可能性は排除しない」とのコメントもあって、
1.58台前半まで戻す展開となりました。
NYダウはおおむね堅調な展開が続き
前日比+228.87ドルで取引を終えました。

週はじめの今日21日(月)は、
朝の8時01分に英ライトムーブ住宅価格、
朝の8時50分に日第三次産業活動指数、
午前10時半に豪生産者物価指数、豪新車販売台数、
午後2時に日景気先行指数(確報値)、日景気一致指数(確報値)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格、
夜の9時半に米シカゴ地区連銀企業活動指数、
同夜の9時半に加国際証券取扱高、
などの経済指標が発表されます。

明日22日(火)は、
午後3時15分にスイス貿易収支、
夜の10時に加BOE政策金利(市場コンセンサスは0.5%の利下げ)、
夜の11時に米中古住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数、
などの経済指標が発表されます。
カナダの政策金利と米指標には注目です。

さて、今週は今日21日(月)の米バンカメの四半期決算や
明日22日(火)のカナダ政策金利と米中古住宅販売件数、
そして24日(木)のNZ政策金利、独IFO景況感や英小売売上高、
米耐久財受注と米新築住宅販売件数、
25日(金)の英GDP(速報値)などが注目ですが、
どちらかと言いますと材料が少なめのようです。

案外、このようなときに相場は大きく動くものですが、

また、17日のダラス連銀総裁による
「一段の利下げには引き続き躊躇。」との発言や、
18日の米フィラデルフィア連銀総裁による
「インフレ上昇を懸念には合理的な理由がある。
利下げが経済への万能薬と考えるのは危険な間違。」との
発言もあって、米利下げ観測が後退してきているのと同時に、

少し以前は、「米利下げ期待」→「株価上昇」→
「リスク懸念後退」→「ドル円上昇」という市場反応が、
「米利上げ期待」→「ドル円上昇」
というストレートな市場反応へと
変化してきていることにも注目されます。

そして、英の財務省関係筋が「BOEと英政府は来週に
モーゲージ市場の緊急緩和策を発表する可能性」と
報じたこともポンド上昇の要因となっていましたが、
短期筋による"Buy the Rumor,Sell the Fact"の動きの懸念もあり
英のモーゲージ市場の金融緩和策が
いつ実施されるのかにも注目されます。
ある程度の警戒も必要なのかもしれません。

流れに乗りながらも、過度の楽観することなく
機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、ペーパーマネーのお話です。

私達のトレードの対象である通貨ですが、
もともとは物々交換を円滑化させるために発明されたそうで、
大昔は、なんと「貝」や「石」や
「骨」であったと言いますから、
ビックリですね。(笑)

その後、地域を越えて異国との交易が盛んになると、
貝とか石とかというわけにもいかなくなったようで、(笑)

国を超えてより普遍的な価値の裏づけが必要となって、
金でできている「金貨」や銀でできている「銀貨」が
作られるようになったと言います。

地域を越えて価値が認められる貴金属そのものが
交換媒体としての貨幣としての役割を果たしていたわけです。

まさに「お金」そのものですね。(笑)

時代が過ぎ、物流と交易が盛んになると
額面に対して定量の金との兌換(だかん)が可能な
紙幣が考案されてペーパーマネー流通していきます。

金の価値と重さが紙幣の価値を保証していたわけで、
兌換紙幣などと呼ばれていました。
また、貨幣の価値を「金」をもとにしていたことから、
このような仕組みを金本位制などといっていました。

今は昔のお話のようですが、このような兌換は
英国では第一次大戦後に中休み(笑)はあったものの
1931年まで続きました。

1929年の大恐慌以降、
主要各国は金本位制を取りやめることとなりましたが、
米国では1971年のニクソン宣言までは、

1944年のブレトンウッズ体制で取り決めた
1ドルの価値は35分の1オンスの金となっていて、
金と兌換が可能でした。

金本位制の維持は、ドルが世界の基軸通貨となった
1つの理由であったかもしれませんね。

ところが、その米国も金本位制を
ベトナム戦争の泥沼化のためか、
スミソニアン体制の過渡期を経て、
世界へのドル流通の大義名分のもとに廃止して、
米ドルも文字とおりの紙幣(ペーパーマネー)となりました。

通貨の価値が金という保証によるものではなく、
その価値が市場で決定されるようになったわけです。
米ドルも含めて株式や債券と同じように
変動相場制となったのです。1973年のことでした。

その後、ペーパーマネーの増刷は続き、(苦笑)
世界にインフレの嵐が吹き荒れました。

1バレル4ドル! であった原油が
わずかの期間に40ドルとなり、
(現在は100ドル越えですね)

金はなんと1オンスあたり35ドルであったものが、
それほど長い期間を要せず800ドルを超え、
FRBは狂乱物価を抑えるために、
なんと1979年に○○金融並みの
金利を21%! まで引き上げました。(驚)

その後、時を経て2006年にロン・ポール米下院議員は
議会でこう演説します。

「ペーパーマネーを印刷することは、偽造に他ならない!」

(原文) (翻訳)

この演説は、なかなか圧巻な読み物です。

今はロン・ポール議員の言う
成るべくしてなった高いツケを払っているのかもしれませんね。

FX 通貨の分類のお話

昨日17日(木)は、英の財務省関係筋が
「BOEと英政府は来週にモーゲージ市場の
緊急緩和策を発表する可能性」との報じたことで、
ポンドの上昇が目立つ相場となりましたね。

一昨日16日(水)は、前日のNYダウの持ち直しと
ドル円とクロス円が上下動しながらも上昇した
地合いを継いでのスタートとなりましたが、
午前中はウォールストリートジャーナルによる
米メリルリンチの決算が追加損失を計上するとの
観測記事もあって軟調となる展開となって、
午後は揉み合いとなりました。
日経平均は、前日比+155.55円で取引を終えて
3営業日ぶりに13,000円台を回復しました。

ロンドン時間に入ると独消費者物価指数が発表されましが、
ほぼ市場予想とおりの結果となりました、
その後、ロシアと中東勢と目される
欧州通貨買いとドル売りが仕掛けられて、
ユーロドルやポンドドル、そして豪ドル米ドルなど
ドルストレートが上昇して、
ドル円が下落する展開となりした。
夕方5時半の英失業率は市場予想とおりで、
午後6時の欧消費者物価指数は市場予想を上回り
過去最高水準となる結果となりました。
また、中国人民銀行が預金準備率を
0.5%引き上げることを発表したこともあって、
ドル円が一時100円台後半まで下落しました。
一方、ユーロドルは1.59台後半まで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると
午後9時半にカナダの製造業出荷が発表されて
強い数字となり、やがてカナダが上昇する展開となりした。
同時刻に発表された米消費者物価指数は
ほぼ市場予想とおりでしたが、
一方の米住宅着工件数などが悪い数字で、
原油高も後押しする格好でドル円が下落しました。
その後、発表された米鉱工業生産が
市場予想を上回る強い数字となって、NYダウの
堅調を背景にドル円もしだいに堅調となっていきました。
クロス円もドルストレートの上昇にも支えられて
堅調に推移しました。
後半に英財務省関係筋のコメントなどで
軟調となる展開が見られました。
ベージュブックは予想の範囲内で
反応はあまり見られませんでした。
IBMの決算などもあって米企業業績の懸念が後退して、
NYダウは前日比+256.80ドルで引けました。

昨日17日(木)は、前日の流れを継いで
ドル円クロス円が堅調に始まりました。
東京時間では、日経平均が前日終値比+169.70円で
寄付きました。その後、ドル円は102円台を前にしての
輸出勢の売りもあって揉み合いとなりました。
ドルストレートは保ち合い傾向となりました。
午後1時半に日鉱工業生産の確報値が発表されて
市場予想を上回る結果に一時円高に振れる場面もありましたが、
限定的でした。様子見的な展開が続きましたが、
午後2時過ぎからは株価の堅調もあって
ドル円とクロス円が上昇しました。
日経平均は前日比+252.17円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、早
出勢によってドル売りが仕掛けられて、
ドルストレートが上昇して、
ドル円やポンド円が下落する展開となりました。
午後4時15分にスイス小売売上高が発表されて
市場予想を上回る結果に限定的ながらスイスが上げました。
その後、ドル円とポンドは揉み合いとなりましたが、
英財務省関係筋が
「英は来週にもモーゲージ市場の緊急緩和策を発表」と
伝えたことからポンドが上昇して、
リスク緩和にドル円も上昇する展開となりました。
午後7時過ぎに米メリルリンチの四半期決算が発表されて、
サブプライム住宅モーゲージのエクスポージャーの減少と
オルトA住宅モーゲージのエクスポージャーの増加とともに
人員削減方針なども伝えられました。
夜の8時にカナダの消費者物価指数が発表されましたが、
市場予想よりもコアが弱く、
しだいにカナダが軟調となりました。
その後、ユーログループ議長の
「市場はG7のメッセージを正しく理解していない。
ユーロドルの上昇は望ましくない。」とのコメントがあり
ユーロが急落しました。これに伴うドル買いで
ドル円が上昇しました。欧州株は軟調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると
米新規失業保険申請件数が発表されて、
やや雇用環境の改善を示す数字となりましたが、
市場反応は限定的でした。
一方、ユーロドルが一時戻す展開となりました。
午後11時には米景気先行指標総合指数と
フィラデルフィア連銀指数が発表されて、
連銀指数の方が市場予想を大きく下回り
7年ぶりの低水準となったことを受けて、
一時ドル円とクロス円が下落しましたが、
織り込みの後すぐに反発する展開となりました。
一方、ポンドも一時押しが見られましたが、
その後は堅調が続く展開となりました。
ポンド円が一時204円台前半まで、
ポンドドルが一時1.99台前半まで上昇しました。
NYダウは前日の終値を挟んだ上下動の展開となりました。
ドル円と、ポンド円を除くクロス円は上下動しながらも、
ダラス連銀総裁の「米利下げには躊躇」とのコメントもあって、
ドル円が一時102円台後半まで上昇しました。
一方、ユーロドルは戻した後は揉み合いとなって、
その後、徐々に軟調となりました。
NYダウは前日比+1.22ドルで取引を終えました。

週末の今日18日(金)は、
午前10時半に豪輸入物価指数、豪輸出物価指数、
午後2時に日消費者物価指数、日消費者態度指数、
午後3時に独生産者物価指数、
夕方5時半に英マネーサプライ、
夕方6時に欧建設支出(季調済)、
夜の9時半に加景気先行指数、加卸売売上高、
などの経済指標が発表されます。

さて、昨日は英財務省関係筋が
「BOEと英政府は来週にモーゲージ市場の
緊急緩和策を発表する可能性」
との報じたことで、ポンドの上昇が目立つ相場となりました。

また、ユーログループ議長の
「市場はG7のメッセージを正しく理解していない。
ユーロドルの上昇は望ましくない。」とのコメントと、

ダラス連銀総裁の「一段の利下げには引き続き躊躇する。
利下げで金融市場問題を解決することは、
インフレで状況を悪化させる。」
とのコメントが印象的でした。

ダラス連銀総裁の発言は、
FRBの政策金利の舵取りの難しさを物語っているようです。

今日は、シティーグループの決算発表があり注目されます。

流れに乗りながらも、機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、通貨の分類のお話です。

国際決済銀行(BIS)が昨年の9月に発表した
統計によりますと、為替は、なんと
1日あたり320兆円以上も取引がされているそうですね。

2004年の統計では、
日あたり200兆円以上と言われていましたので、
それでも「凄い取引量だなぁ」と思っていたものですが、
ほんとうに為替取引の市場は巨大ですね。

日本の国家予算の4倍近くも、
たった1日で取引されているのですね。

世界の年間の貿易総額でさえ1,300兆円ほどといいますから、
それがほんの一週間にも満たない間に取引されていて、
外国為替市場は世界最大のマーケットとなっています。

まぁ、為替市場などといっていますが、
一部を除き取引所取引ではなく、巨大な電脳網での
電子ブローキング・システムで作られている市場です。

さて、この外国為替取引で扱われる通貨は、
通貨のある国の数だけあるわけですが、
いろいろと分類される場合があります。

メジャーとかマイナーなどいう大雑把な分類もありますし、^^
北米系とか欧州系、それにアジア系とかオセアニア系とか
地域で分ける分類もありますし、ドルストレート通貨とか、
クロス円などという分類もありますね。

そのような通貨の分類の1つに
「債権国通貨」や「債務国通貨」なんていうのもあって、
「資源国通貨」という分類もあります。

「債権国通貨」とは、円やスイスフランがその代表です。
恐らく中国元もこちらに分類されると思います。

別名「負での成長通貨」とか「不況通貨」などと
呼ばれることがあるそうです。

別名のほうは語感的にあまりありがたくない
命名のようではありますが、(苦笑)
特徴としては、世界経済が悪化するほど通貨高になりやすい、
という特徴があるとされています。

一方、「債務国通貨」は、ドルやポンドがその代表です。

借金国のような名前ですが、(苦笑)
特徴として、世界の経済が良好なほど通貨高になりやすい、
という特徴があります。

債務国通貨は金利が高いという特徴もあるとされていますが、
米ドルは現在、そう高い金利とはいえません。

そして、もう1つ「資源国通貨」という分類があって、
豪ドルやNZドルやカナダドルがこれに分類されます。

別名でコモディティ(商品)通貨などとも呼ばれますが、
(カナダを除き)債務国でもあるので、
世界の経済が良好なほど通貨高になりやすい、
という特徴とともに、資源の輸出比率が高く、
コモディティ価格に大きく影響を受けます。

さて、ユーロですが、やや経常赤字で、
その意味では債務国通貨となりそうなものの、
サブプライム後の動きを見る限り、難しいところですが
どうやら債権国通貨に分類されそうです。

去年の11月頃までは、カナダドルが債権国でありながら、
資源国でもあり、コモディティの堅調に支えられて、
「最強通貨」などと巷で呼ばれたこともあったようですが、
なにせ8割くらいが米国への輸出であるために、
米経済の悪化に失速傾向となっています。
でも、対米ドルではまだ大きな目で見て堅調ですね。

やはり、いろいろ考えるとユーロは強そうですが、
どのようなものでしょうか。

また、債務国通貨でありながら金利もさほど高くない
米ドルはどうなのでしょうか。

日々のトレードはまた別として、マクロ的に
このような通貨分類でFXを見てみるのも面白いものです。

FX 情報サイト活用のお話

G7後の週はじめは、窓を空けて始まりましたが
その窓も埋まり、G7の影響もはかなく感じられましたが、
翌日はまた戻す忙しい展開となりましたね。

一昨日14日(月)は、ワシントンG7が終了して、
世界経済の悪化の認識が示されるとともに、
プラハG7以来7年7カ月ぶりにドル安懸念の声明も出されて
市場反応が注目されましたが、ドル円が101円台前半まで
上窓を空け、一方、ユーロドルも1.57台を割り込んで
下窓を空けてのスタートとなりました。
その後、午前10時半に豪住宅ローンが発表されて、
オージーが対ドルと対円ともに下落して、コモディティ市場の
軟調も背景にNZもつられるように下落しました。
日経平均やアジア株価は軟調に推移して、
リスク回避の動意にドル円とクロス円も空けた上窓を閉めて
軟調な展開となっていきました。
一方、ユーロドルは、しだいにG7をあざ笑うかのように
下窓を埋めていきました。
日経平均は前日比で一時450円を以上も下落しました。
ロンドン時間に入ると、さらにユーロドルが上昇して、
1.58台後半まで上昇しました。
夕方5時半の英生産者物価指数と英生産者出荷価格と
夕方6時の欧鉱工業生産は、ともに市場予想を上回る
結果となって、ポンド円が上昇して、
ユーロ円も上下動しながらも堅調な展開となりました。
午後7時に米銀のワコビアの四半期決算が発表されて、
資本増強計画も同時発表されたものの赤字計上であったため、
ドル円が軟調となりました。
ニューヨーク時間に入ると米小売売上高が発表されて、
除く自動車では市場予想を下回ったものの、
小売売上げ総体では市場予想を上回り、
ドル円が上下投資ながらも堅調に転じました。
一方、ユーロドルやポンド円は下落して行く展開となりました。

ゴトウ日の昨日15日(火)は、
早朝に米ベアース・ターンズの四半期決算が発表されて、
1株利益0.86ドル、収入34.3億ドルと言う結果になりました。
朝の7時45分にNZ小売売上高が発表されて、
市場予想をやや下回りましたが市場反応は限定的でした。
続いて英RICS住宅価格が発表されて
市場予想を下回るとともに30年来の低水準となったことで、
ポンドが下落しました。
日経平均が前日比で一時マイナス圏となったものの、
その後に堅調となったことで、
東京時間の午前中はドル円とクロス円が上昇しました。
ユーロドルとポンドドルは保ち合いとなりましたが、
豪ドル米ドルは堅調な展開となりました。
午後になると日経平均が頭が重く伸び悩んだこともあって、
ドル円とクロス円が軟調に転じました。
日経平均は前日比+73.07円で取引を終えました。

ロンドン時間に入るとドル円とクロス円の軟調が加速して、
ドル円が一時100円台後半まで下落しました。
夕方5時半に英消費者物価指数が発表されて
市場予想を下回る結果にポンドが下落しました。
ポンド円が198円台前半まで、ポンドドルが1.96台まで下落して
ユーロポンドが市場最高値を更新しました。
夕方6時に独欧のZEW景況感調査が発表されて、
ともに市場予想を下回る結果となりました。
これを受けてユーロドルが軟調となって、
ユーロ円も一時159円台後半まで下落しました。
豪ドル米ドルもロンドン時間に入ってからは
軟調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると午後9時半に
米生産者物価指数とNY連銀製造業景気指数が発表されて、
連銀指数では構成項目の雇用が悪かったものの、
総合では市場予想を上回る好結果となって、
続いて発表された対米証券投資は好悪交錯したものの、
ネット長期TICフローが良い数字となって、
ドル円とクロス円が上昇しました。
その後、揉み合いの乱高下を演じた後、
軟調であったNYダウの持ち直しを背景に、
深夜2時に発表されたNAHB住宅市場指数が
3ヶ月連続で横這いであったことで
住宅市場の底打ち感がでてきたこともあって、
ドル円とクロス円が揉み合いの上下動をしながら上昇しました。
ポンドドルなどドルストレートはドル買いに軟調となりました。
NYダウは前日比+60.41ドルで引けました。

今日16日(水)は、
午前9時半に豪Westpac先行指数、
午後3時に日工作機械受注、
同午後3時に独消費者物価指数(確報値)、
独調和消費者物価指数(確報値)、
夕方5時半に英失業率、
夕方6時に欧消費者物価指数、
夜の9時半に米消費者物価指数、米住宅着工件数、
米建設許可件数、
同夜の9時半に加製造業出荷、
夜の10時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
深夜3時に地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)、
などの経済指標が発表されます。
英・欧・米の指標には注目です。

明日17日(木)は、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)、日設備稼働率(確報値)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高、
夕方6時に欧貿易収支(季調済)、
夜8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米景気先行指標総合指数、
などの経済指標が発表されます。
スイス・加・米指標には注目です。

さて、G7後の週はじめは、プラハG7以来7年7カ月ぶりに
ドル安懸念の声明も出されたことで、
ドル円とクロス円が上窓を空け、
ユーロドルが下窓を空けてのスタートとなりましたが、
その日のロンドン時間までには空けた窓も埋まるG7の影響も
はかない結果に見えましたが、翌日は上下動しながらも、
ドル円とクロス円が持ち直し、
ポンドドルやユーロドルが軟調となって、
堅調であった豪ドル米ドルも下落して
ドルストレートが軟調となりました。

今日16日(水)は注目指標も多く、
JPモルガンの四半期決算もありますので、
また注目の1日となりそうです。
明日17日はやや経済指標は小粒ですが、
メリルリンチの四半期決算が注目されます。
株価の動向に注意しながら機敏にトレードして行きたいものです。

世界の株価


さて今日は、情報サイト活用のお話です。

私達トレーダーにとって、
リアルタイムで得られる最大の情報は、
プライスの変動そのもの、つまり、チャートである、
なんてことがよく言われて、

厳格なテクニカルトレーダーの中には、

「得た情報は、あなたが最初であることはないのだから、
 情報でトレードするなどということは、考えてはいけない。
 ニュースを見てトレードしたのでは、既に遅いのだ。」

などと厳しい考えの人もいるようですが、

まぁ、確かにそうではあっても、
ニュースや情報は気になるものですね。

情報に年間数千万円もかけるという機関投資家と
情報戦ではとても太刀打ちできませんが、

タイムラグがあるとは言え、
無料の情報やニュースをチェックしてみるのも、
ときには役立つこともあります。

経済指標の発表予定やその結果は、
ほとんどの取引している証券会社などで提供してくれますし、

概況やニュースについても
有名なところでは、

ロイター

ブルームバーグ

日経ネット

などがあって、無料で情報が得られて便利ですね。

そういえば、スカパーでも月に525円の有料ですが、
チャンネル250でブルームバーグニュースが見れますね。

さて、使い方も慣れてくると、
いろいろな使い方もあるようです。

一例では、ロイターのページには右上に検索欄があって、
例えばここに「決算 予定」と打ち込んで検索してみますと、
決算発表のニュースが見れたり、何日にどこの会社が決算発表か、
などという情報を得ることができます。

また、著名投資家の発言なども
この検索欄に例えば「ソロス」と打ち込んで検索すると、

1/22の記事などを見ることができます。

また、「ジム・ロジャース」と打ち込んで検索すると、

2/19の記事を見ることができます。

「なるほど、それでジム・ロジャースは、
 所有している米株式のほとんどを売って
 ニューヨークのハドソン湾が見える自宅まで売却して、
 シンガポールに移り住んだのかぁ。」

とか、(笑)

「著名投資家は、この頃から米経済にかなり悲観的だなぁ。」

とか、いろいろ楽しめそうですね。

でも、ニュースを読んで興奮しても、

仁侠映画を見てその気になる人よろしく(苦笑)

「よーし、売りだぜぃ。」と短期トレードで売りをかけると

短期的な情勢の変動で、逆に動くこともあるのでご用心。

やはり現実のトレードは、
リアルタイム情報であるチャートをしっかり見て
行いたいものですね。

FX 「負けないことを考える」のお話

日欧米主要金融機関の首脳も招かれた
ワシントンG7が終了して、
プラハG7以来7年7カ月ぶりに
ドル安懸念の声明も出されましたね。
世界経済の悪化の認識も示されて、
各市場での反応が注目されます。

また、今週は米金融・証券会社の
四半期決算発表もありますのでこちらにも注目です。

先週末11日(金)は前日のNY時間の地合いを継いで、
東京時間では日経平均が堅調に推移したことを背景に、
ドル円とスロス円もやや円安傾向での推移となりましたが、
NZドルは早朝に発表された宅販売が
前年比で−53.3%と大幅に落ち込んだことで、
早朝は軟調傾向の上下動となりました。
東京時間ではG7を意識したか
様子を見る向きも多かったようで動意薄の展開となりました。
ドルストレートも同意薄く、
ユーロドルが1.57台後半での小幅な値動きとなりました。
日経平均は、前日比+378.43円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると午後3時に独卸売物価指数が発表されて
市場予想を上回る結果となり、
ややユーロが買われてドルが売られる動きも見られたものの
指標自体の反応は限定的でした。
その後、米GE社の四半期決算が発表されて
市場予想を下回ったことによるダウ先物の下落と、
全米経済研究所の所長による
「ドルはさらに下落する必要がある。」とのコメントなども
あって、リスク回避とドル売りの動意となって、
ユーロドルが上昇して、
ドル円とクロス円が下落する展開となりました。
ドル円は100円台後半まで、
豪ドル円が93円台後半あたりまで下落しました。
欧州株価も軟調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると米輸入物価指数が発表されて
市場予想より強い数字となりましたが、
リスク回避の動意の渦中で、市場反応は限定的でした。
ドル円とクロス円の多くは揉み合いとなりましたが、
ユーロ円やポンド円は、軟調傾向の上下動となりました。
独連銀総裁から「ECBに利下げ余地はないことと、
短期的には利上げの必要もないこと。
米国経済鈍化がユーロ圏に及ぼす影響はそれほど強くはない。
IMFの欧州経済予測は(悲観的過ぎて)同意できない。」
という認識のコメントがありました。
午後10時55分になると5分フライングで
米ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が発表されて、
63.2と市場予想を下回り26年ぶりの低水準となりましたが、
構成項目の中に住宅市場の落ち込みに緩和を示す
数値が見られたことで、
ドル円とクロス円が下げ後に一時反発する場面も見られました。
しかし、その後はまた軟調傾向の揉み合いとなりました。
ユーロドルは、ルクセンブルグ首相の
「為替相場の最近の動きは好ましくない。
米大統領は強いドルを好むと明確にしている。」
との発言もあって、G7も意識したか深夜12時から下落して、
その後深夜3時頃から上昇してまた下げる
思惑の交錯した展開となりました。
深夜からワシントンでG7が開催されました。
NYダウは終日軟調で、前日比−256.56ドルで取引を終えました。

週はじめの今日14日(月)は、
早朝7時45分にNZ小売売上高、
朝の8時50分に日銀政策会合議事録、
午前10時半に豪住宅ローン、
夕方5時半に英生産者仕入価格、英生産者出荷価格、
英生産者物価指数、
夕方6時に欧鉱工業生産、
夜の9時半に米小売売上高、米小売売上高(除自動車)、
同9時半に加新車販売台数、
夜の11時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
NZと米の小売売上高には注目です。

ゴトウ日の明日15日(火)は、
早朝の7時45分にNZ消費者物価、
朝8時01分に英RICS住宅価格、
午後1時に日首都圏新規マンション発売、
夕方5時半に英消費者物価指数、英小売価格指数、
英DCLG住宅価格、
夕方6時に独ZEW景況感調査、
同6時に欧ZEW景況感調査、
夜の9時半に米生産者物価指数、NY連銀製造業景気指数、
夜の10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
NZと英の消費者物価、
米の指標の対米証券投資などには注目です。

さて、日欧米主要金融機関の首脳も参加した
ワシントンG7が終了しました。
世界経済の悪化を認識するとともに、
グローバル化に伴い金融システムの秩序だった
機能を確保するため、金融機関を各国協同で監視することと、
2004年の米ボカラトンG7以降続いてきた表現を改め、
「主要通貨で急激な変動がある。経済・金融の安定へ与え得る
影響について懸念している」と明記されることになりました。
また、プラハG7以来7年7カ月ぶりに
ドル安懸念の声明も出されました。

週明け、短期的に対円での「期初の買い」を
見込む声もあることも指摘されていますが、
G7でドル安懸念の声明があったものの、
ドルは上値の重い展開となりそうだとの観測もあります。
さて如何なりますか、
市場がどのような反応となるのか注目です。

今週は、今日14日(月)の米小売売上高をはじめ、
15日(火)の対米証券投資、
16日(水)の米消費者物価指数と米住宅着工件数・
米建設許可件数、地区連銀経済報告(ベージュブック)、
17日(木)の米フィラデルフィア連銀製造業指数、
などの経済指標のほか、

15日(火)のベアスターンズの決算、
16日(水)のJPモルガンの決算、
17日(木)のメリルリンチの決算、
18日(金)のシティーグループの決算、
など連日のように注目の金融・証券会社の
四半期決算が発表されます。
株式市場に連動して同意づく可能性もあるので、
これらにも注目です。

各市場の初動に注意しながら、
機敏にトレードして行きたいものです。
大きく相場が動く可能性があります。


さて今日は、「負けないことを考える」のお話です。

ぶらりと本屋さんに立ち寄りましたら、
月刊経済誌などが並んでいるコーナーに
以前はあまり見られなかった
FX関連の本が何冊か並んでいました。

その中に日本実業出版社が出している
「勝ち残りのFX」という本があって、
興味深い内容もあったので購入してみました。

若林栄四さんのドル円8年サイクルのお話も
興味深く読みました。

82年11月に278円の高値をつけてから下落して、
87年12月に121円の安値をつけて、
その後は上昇して90年4月に160円に戻した後、
歴史的に残る95年4月に80円を下回り、
その後また上昇して、98年8月に147円まで戻した後、
05年1月に101円の安値をつけて、
そして、現在に至るわけですが、

1年くらいのズレはあるものの、
どうも07年6月22日につけた124円が
約8年周期の天井のようで、

その周期説では11年に向けてさらに下落が進むとのことで、
その下落予想は95年をも凌ぐ凄い数字ですが、
「なるほどなぁ。」と思いました。

まぁ、あまり先入観もどうかとも思いますが、
興味のある方は、是非、ご一読をお奨めいたします。

さて、同書には巻頭に対談が掲載されていて、
外為どっとコムさんの為替セミナーでおなじみの
軽妙な語り口の酒匂さんと、15年連続で年間トータルで
勝ち続けた今井さんの対談なのですが、

その今井さんが勝ち続けた秘訣を
酒匂さんに尋ねられて答える場面がありました。

これにも「なるほどなぁ」と思いました。

勝ち続けた秘訣について

「答えは非常に明確で、とにかく負けないことです。」

と、今井さんは語られていらっしゃいました。

すぐに、「どうやりゃ負けないで済むの?」と
ツッコミたくなりますが、(笑)

これについても答えられていて、

「これはイケル! と思ったところだけトレードして、
 あとは、何もしないほうがいいんです。」

とおっしゃられています。

揉み合いや保ち合いなど、判らないときはトレードを控えて
ジッとしていると良いということのようです。

とかくトレードでは勝つことばかりを考えるものですが、

「負けないことを心がける」ことが、
「勝つことにつながる」というのは、

数々のトレードをこなした経験から滲み出る
とても含蓄のある言葉です。

天才的なスキャルパーならば別かもしれませが、
過剰トレードではプロでも負けてしまうのかもしれませんね。

なんか今日は本のレビュアーのように
なってしまいましたが、(苦笑)
そのほかいろいろな話題も盛りだくさんで、
なかなか良い本でした。

たまに、ぶらりと本屋さんに立ち寄るのも良いものです。^^


参考: 日本実業出版社 「勝ち残りのFX 儲け方別攻略法!」

FX ワクワクする大切なお話

昨日は堅調であったユーロドルが、
トリシェECB総裁の記者会見を発端としてG7も意識したか、
強いドル買戻しの動意となって下落して、
一方、軟調であったドル円とクロス円が
ドル買戻しとNYダウの堅調を背景に急上昇して、
大きく下げて大きく上げる激しい値動きとなりましたね。

一昨日9日(水)は朝に英ネーションワイド消費者信頼感が
発表されて、市場予想は上回ったものの
6ヶ月連続の低下となりました。
ドル円とクロス円は株価の軟調を背景に
リスク回避の動意となって軟調な展開となりました。
日政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
日銀金融経済月報では、足もとと先行きともに
景気認識を下方修正しました。
日工作機械受注は2.9%という結果になりました。
ロンドン時間に入ると独の貿易収支と経常収支が発表されて、
市場予想を上回る結果となりました。
この時間ドル円とクロス円はロンドン勢の参加とともに
しだいに堅調な展開となりました。
夕方5時半に英の鉱工業生産と製造業生産高が発表されて、
市場予想を上回る結果となりました。
これをうけてポンドドルが一時上昇しましたが、
すぐに調整となって、結果限定的な反応となりました。
夕方6時に欧GDP(確報値)が発表され、
市場予想とおりの結果となりました。
続くIMFリポートでは、米GDP伸び率などが下方修正されました。
その後も欧州株価やダウ先物が戻したことで
ドル円とクロス円の堅調が続きました。
ドルストレートはこの時間揉み合いの上下動となりました。
ニューヨーク時間に入ると、IMFの米経済に対する悲観的な見解や
サマーズ元米財務長官の「米国はリセッションにある」との
コメントやメリルリンチの大幅損失計上の噂もあって、
一転してドル円とクロス円が軟調となっていきました。
一方、ユーロドルは一時1.58台半ばを
超えるあたりまで上昇しました。
原油が一時112ドルを超えるあたりまで上昇しました。

昨日10日(木)は、前日のNY終盤からオセアニア時間にかけて、
いったん保ち合いとなったものの、東京時間に入ると
「IMFの米経済への悲観的な見解」や
「米メリルリンチが60億ドルを超える大幅な損失計上する」との
観測報道による米金融機関の決算懸念から、
日経平均の軟調を背景にドル円とクロス円が、
急落する展開となりました。
午前10時半に豪雇用統計が発表されて、
新規雇用者数が1.48万人と市場予想を上回ったことで、
オージーが上昇して、豪ドル米ドルが一時0.93台半ば近くまで
上昇して、豪ドル円では94円台後半まで上昇しました。
その後、豪ドル米ドルは調製となって、
豪ドル円は全般的なリスク回避の流れに飲まれるように
軟調となっていました。
その後、米メリルリンチのCEOから資本が健全である旨の
コメントがありましたが、市場反応は限定的でした。
その後もドル円とクロス円の軟調が続きました。
また、ポンドの利下げ思惑にユーロポンドが3日連続で
史上最高値を更新しました。
日経平均は、前日比−166.59円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、政策金利発表を意識したと思われる
持ち高調整でいったんドル円クロス円が戻し、
ユーロドルとポンドドルが押す動きも見られました。
午後5時半の英商品貿易では−74.87億GBPと
赤字幅の縮小となりました。
その後は、欧州株価の軟調も背景に、
リスク回避にまたドル円とクロス円が軟調となって、ドル売りに
ユーロドルとポンドドルが上昇する展開となりました。
午後8時に英BOE政策金利が発表されて、
市場の大方の予想とおり0.25%の利下げとなりました。
BOE声明では、今年のインフレ率は一段と上昇する
見込みとしながらも、金融政策は金融市場の混乱の
バランスを取る必要があるとの見解を示しました。
発表直後、ポンドドルは上下動となって、
その後は上昇する展開となりました。
ポンド円はいったん下げを加速させた後、
ショートカバーの入る展開となりました。
続く午後8時45分には欧ECB政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりました。

ニューヨーク時間に入ると米経済指標が発表されて、
貿易収支は赤字が拡大しましたが、新規失業保険申請件数は
減少して雇用環境の改善をうかがわせました。
同時刻に注目のトリシェECB総裁の記者会見が行われて、
中期的に物価安定の上方リスクがあるとしながらも、
マネーとクレジットの伸びは力強く、
ユーロ圏の失業率は25年来の低水準で、
ユーロ圏経済のファンダメンタルズが健全で
米国とは違うという認識が示されました。
また、質疑応答において、新たな行動は
今は示唆したくないとしながらも、
為替の過度な変動を忌み嫌うことを述べました。
ECB政策金利の発表とトリシェECB総裁の記者会見を受けて、
週末のG7も意識したか、ユーロドルが
強いドル買戻しの動きに軟調の度を強めていきました。
一方、ドル円とクロス円はポールソン米財務長官からの
「米経済は急激に下落に転じた。
住宅市場が最大のリスクである」とのコメントが
わずかに影響したか、上下動を演じた後、
ドル買戻しの動きとNYダウの堅調も後押されて、
強い上昇動意となって急上昇していきました。
ユーロドルが一時1.57台前半まで下落して、
一方、ドル円は一時102円台に迫るあたりまで上昇して、
下落著しかったポンド円も一時201円台前半まで上昇しました。
深夜3時の米月次財政収支は改善となりました。
NYダウは前日比+54.72ドルで引けました。

週末の今日11日(金)は、
朝の8時50分に日国内企業物価指数、
午後3時に独卸売物価指数、
夜の9時半に米輸入物価指数、
同夜の9時半に加新築住宅価格指数、
夜の11時にミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、昨日10日(木)は、堅調であったユーロドルが、
トリシェECB総裁の記者会見を発端としてG7も意識したか、
強いドル買戻しの動意となって下落して、
一方、軟調であったドル円とクロス円がドル買戻しと
NYダウの堅調を背景に急上昇して、
大きく下げて大きく上げる激しい値動きとなりました。

今日は夜11時のミシガンが速報値なので注目されます。

そして、今夜から開催されるワシントンでのG7ですが、
各国の財務相と中銀総裁のほか異例となる
米欧日の大手金融首脳も招いての開催で、
流動性不足に陥った金融機関への信用枠供与など
サブプライム問題への具体策が協議される模様ですが、
その他、金融再生策が具体的に
どこまで盛り込まれるかが注目されます。

先週末の4日(金)に発言のあった
ユンカー・ユーログループ議長の
「G7では為替の問題について協議するだろう。」
トリシェECB総裁からは
「G7では市場調整の教訓を確認するだろう。
為替の過度な変動は成長にとって歓迎出来ない。」などもあり、
為替協議も注目されます。ともあれ、先進主要国をあげて
サブプライム問題解決へ動こうとするG7とはなりそうです。
G7の結果が注目されます。


さて今日は、ワクワクする大切なお話です。

イソップ物語に登場する「アリとキリギリス」のお話は、
夏の間に歌い呆けていたキリギリスが、
冬を考えてせっせと働くアリたちに、
冬に食べ物を乞うても
「夏に歌っていたなのら、冬には踊ったら」と
アリが皮肉を言い、労働奨励をするという
クサイお話ですが、(笑)

もともとは、「アリとセミ」のお話だったとか、
伝承と翻訳の過程で儒教思想が入ったのだとか、とも言われる
いわくつきの物語のようです。

まぁ、働くばかりでも味気なく、
ときには娯楽も必要なものと思いますが、

さて、ところがお金に働いてもらう「投資」では、
アリとキリギリスのお話そのもののようなことがあるようです。

年間に数億とか数千Pipsという大仰なことではなく、
たとば、100万円を投資で1年かけて
利益を30万円だけ得れたとしますと、
元利両方で130万円となります。

これで、この30万円の利益を遊興などに使ってしまえば、
また、元金の100万円だけとなってしまいます。

これでは、毎年仮に30%の利益を得れていたとしても、
毎年30万円を遊興には使えるものの、
いつまでたっても100万円プレーヤーであるわけです。

たとえば20年間たつと、その間に600万円の利益となりますが、
20年間たっても元金は100万円のままです。

ところが、この利益を「再投資」して、
仮に同じ%の利益が得られると仮定すると…、

「おいおい、年30%の利益と言うと、
 かのジョージ・ソロスのクォンタム・ファンドや
 かつての天才少年マットセト君のマットセト・ファンドと
 同じような利益率じゃないか! 仮定が非現実的だぜ。」

というツッコミも聞こえてきそうですが、(苦笑)
まぁ、「再投資」を説明する仮定のお話として聞いてください。

さて、「再投資」を20年繰り返していくとすると、
2年目には元利を合わせて169万円となって、
なんと、20年たつと「1億9,000万円」となってしまいます。

「利益を毎年使ってしまったか」、
「再投資としたのか」、の
たった(?)これだけの違いだけで、
巨大な差となってしまうのですね。

かたや20年間後に元利ともで700万円、
かたや1億9,000万円です。

まぁ、実際は「再投資」をするとしても
税金もあるので1億円までいかないのですが、

感覚的に違和感があってにわかには信じられないほどの
大きな差となってしまいます。

年単位のゆっくりとした複利運用なわけですが、
このように見てみますと、

かつてアインシュタイン博士が、
「人間の発明した仕組みでもっとも驚くべきものは複利である」
といった言葉が実感を伴って迫ってきますね。

「利益が出ても引き出さない」

お金に働いてもらう投資では、
マネーには働きづめのアリさんになってもらう
必要がありそうですね。

「とは言うが、そんなの現実には無理だろう…。」

そうでしょうか。

FXでも、100万円の資金なら、
厳格に損失を限定するとするならば、
短期トレードで10万通貨単位のトレードはできそうですが、

10万通貨単位のトレードなら、
1Pipsは、1,000円ほどとなって、

初年に30万円なら、年間に300Pipsですから、
月なら25Pipsです。

100万円の資金で、ひと月で25Pipsなら
実現できそうな感じがしませんか?

次年度からは、増えた資金に従って建て玉を増して、
たとえば次年度では13万通貨単位というように
すれば良いわけです。
ひと月に目指す25Pipsには変わりはありません。

それでいて、100万円は大きなお金に変身します。
これで20年後には1億円を視野に入れることができるのです。

「億」を越えると精神的な意味でも人生が変わります。

もう少しだけ頑張って数億円にまでなると
トレードしなくても金利があれば、普通の生活なら
お金を使ってもなかなかお金が減らなくなるようです。

寝ててもできそう、とまでは言えないものの、
たまにはこんな(現実味のある)狸計算も楽しいものですね。

儲けるにはきっと「のんびりトレード」で良いのです。
もしかすると、これこそがトレードなのかもしれません。

「もっと、もっと」と焦る無謀が暴走トレードとなって、
儲けることのできない
「元凶」となっているのかもしれませんね。

「やったぁ、一発で150Pipsゲットォォォー。」

でも、過剰トレードで収支がマイナスなら
何にもならないのです。
ただのギャンブル的な興奮を味わうだけのトレードです。

「えーい、じれったい」とばかりに

早く育て!と、富の芽に
熱湯をかけて枯らしてしまうようなことは止めて

心にも時間にもゆとりある
「のんびりトレード」をしませんか―。

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