FX プロの芸のお話

先週末は、米住宅公社関連の株価の下落で
為替も荒れた相場となりましたね。

今週も注目材料が多く、バーナンキFRB議長の議会証言や、
米金融機関の第2四半期の決算発表が15日から相次ぎますので
ボラタイルな相場展開となりそうです。

先週末11日(金)の東京時間は比較的小動きとなりました。
午後に米NYタイムズ紙による
「米政府がファニーメイとフレディマックのどちらかか、
あるいは両方の経営引き受けを検討している」との報道があり、
前日のポールソン米財務長官の「異常事態には公的資金の
投入もあり得る」とのコメントが蒸し返されたか、
信用収縮が緩和されることとなって、
一時ドル円とクロス円が上昇しました。
日経平均は前日比を挟んだ上下動となって−27.52円で引けました。

ロンドン時間に入ると、
午後3時に独卸売物価指数が発表されましたが、
市場予想と同じ結果に反応は限定的でした。
午後8時にカナダの雇用統計が発表されて、
雇用ネット変化率が−0.5万人と悪く、
失業率も0.1%悪化したためにカナダが下落しました。
その後、NY原油先物の時間外取引で過去最高値を更新したことや
NYダウ先物が下落していることなどで、
ドル円とクロス円が軒並み下落していきました。
一方、ユーロドルなどドルストレートはドル売りに上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
9時半に発表された米貿易収支は市場予想より
良い数字となったものの、米連邦住宅抵当公社のファニーメイの
株価が寄付き前の取引で50%近い下落となったことなどで、
市場の関心はリスク回避に向かい、
ドル円とクロス円の下げが加速していきました。
さらに、「イスラエルがイラン攻撃の準備を進めている」との
観測報道まであって、ドル売りが続きました。
ポンド円がリスク回避とポンドドルの上昇の両方の影響を受けて、
大きな上下動の展開となりました。
午後10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は、
市場予想を上回ったものの、市場の関心はリスク回避にあって、
市場反応は限定的でした。
その後、バーナンキFRB議長が政府系住宅金融機関に
連銀貸出の利用を認める通知をしたことが報じられたことで、
徐々にドル円とクロス円は戻りを見せました。
深夜3時の米月次財政収支は507億ドルと良い数字となりましたが、
ドル安に起因するものとして、あまり材料視されませんでした。
ユーロ円が一時169.61円まで上昇して史上最高値を更新しました。
原油価格は一時147ドル台まで上昇しましたが、
144ドル半ばで引けました。
NYダウは前日比−128.48ドルで取引を終えました。

週はじめの今日14日(月)は、
朝の7時45分にNZ小売売上高、
午後1時に日銀金融政策決定会合、
午後5時半に英生産者仕入価格、英生産者出荷価格、
英生産者物価指数、
午後6時に欧鉱工業生産、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧の指標には注目です。
今日は米指標の発表はありません。

ゴトウビの明日15日(火)は、
朝の7時45分にNZ消費者価格
朝の8時に英RICS住宅価格、
午前10時半に豪RBA議事録、
昼過ぎに日政策金利、(市場コンセンサスは据え置き)
午後3時に日銀月例経済報告、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
午後6時に独ZEW景況感調査、
同午後6時に欧ZEW景況感調査、
夜の9時半に米小売売上高、米NY連銀製造業景気指数、
米生産者物価指数、
夜の10時に加BOC政策金利、(市場コンセンサスは据え置き)
夜の11時に米企業在庫
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・独・米・加の指標には注目です。

この日(15日)には夜の11時から米バーナンキFRB議長の
半期に一度の議会証言初日(上院)が行われる予定で注目されます。
また、米ステートストリートの決算発表も注目されます。

今週の16日(水)からは、

16日(水)に英失業率、米ウェルズファーゴ四半期決算、
米消費者物価指数、対米証券投資、米鉱工業生産、
米バーナンキFRB議長議会証言、米FOMC議事録、

17日(木)に加BOC金融政策レポート、米JPモルガンチェース
四半期決算、米メリルリンチ四半期決算、米住宅着工件数、
米フィラデルフィア連銀製造業指数、

18日(金)に日銀議事録、米シティグループ四半期決算、

などの主な注目材料があります。


さて、サブプライム問題が表面化してから一年になりますが、
混迷は収まらないようです。

米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社
(フレディマック)の株価が急落して、
米住宅ローン大手のインディマックの業務も停止となり、
株安、ドル安、債券安のトリプル安となって、
「米国売り」の状況が進んできているようです。

米連邦住宅公社監督局(OFHEO)による縦割り行政が
後手を踏むことになっているとの指摘もあるようですが、
ポールソン米財務長官の「現行の経営形態で支援」という発言も、
マーケットは政策停滞と受け止められ、
失望感が醸成されてしまいました。
FRBによる資金供給を中心に安定化に努めるようですが、
FRB自体の財務体質が悪化して、
ドルへの信認が揺らぐのではという懸念の声も聞こえます。

住宅ローン担保証券では政府系のシェアが80%を占めると
いわれていますが、ファニーメイとフレディマック両社の
債券発行残高は、1兆6,000億ドルと米国債の発行規模の三割強にも
当たり、他に両社が発行する住宅ローン関連の証券化商品は
なんと5兆ドルにもなるとされ(日経新聞)、
仮に両社が債務不履行に陥るとたいへんなこととなります。
ブッシュ大統領が両社を「重要な機関」と位置づけているように
潰すことはしないと思われますが、
住宅産業への打撃は避けられないかもしれません。

米ミシガン大学消費者信頼感指数のアンケート調査では、
調査対象の90%が米はリセッション入りしたと回答したそうです。

今週も注目材料が多く、相場はボラタイルな状況となりそうです。
株価を睨みながら、流れに乗ってしっかりトレードをして
いきたいものです。


さて今日は、プロの芸のお話です。

先週末の土曜日、朝の空の具合を見ていたら、
どうも、「曇り時々雨」の天気予報が外れそうなので、(笑)
滝野すずらん丘陵公園というところへ行って来ました。

いつもサポートとトレードで家に軟禁状態となっていますので、
とても新鮮で、ストレスも癒されてすがすがしい気分になれました。

ここのところ少し体調が悪かったのですが、
元気をもらって来れました。

少し遅咲きのラベンダーがとてもきれいでした。

日本の滝百選にも入っているというアシリベツの滝や
不老の滝を見て回った後、お腹がすいたので、
公園内にあるレストハウスでジンギスカンを食べたのですが、

ふと、その前を見ると釣堀があったので、
1時間ほど釣堀でのニジマス釣りを楽しみました。

竿1本に、タッパーに入った餌、そしてバケツ1つを
借りての挑戦でした。

私は釣りはまったくの素人なので、悪戦苦闘でしたが、
それなりに素人の工夫をして、

「餌は少し大き目のほうが良いかな」
「餌がすぐ落ちないように、針の先でグッと固めたほうが良いかな」
「魚が群れているあたりに、そっと釣り針を落とせば良いかな」

などとやってみましたが、魚のほうが私よりずっと利口で(苦笑)
何十回も魚に餌だけダマシ取られ、
3度釣れかかったもの、2度は逃げられ、
1時間での戦績は、なんとたったの1匹でした。

後半は、少し不満ももたげて

「案外、ここの釣堀は魚の数が少ないじゃないか」
「この餌は食いつきが悪いなぁ」
「釣堀の魚は、餌だけ食べてなかなか釣れないものだ」

などと思い、帰ろうとしたところ、

そこの釣堀(フッシング・タキノ)の気さくなオーナーに

「どうでした。あまり釣れなかったですか?」

と声をかけられたので、これ幸いと、

「いやぁ、若い頃のオカ釣りも苦手でしたが、(笑)
 釣堀での魚釣りも難しいものですね。
 ここの魚の方が私よりずっと利口で参りました…。
 ところで、良かったら後学のために、
 是非、釣りのお手本を見せていただけませんかねぇ。」

と話の水を向けてみたところ、まんまと、(苦笑)

「あぁ、良いですよ。」と快く言ってくれたもので、
しげしげとお手並みを拝見することとなりました。

(本当に釣れるのかなぁ…。まぁ、見せてもらおうじゃないの)

と不遜にも思いながら、まじまじと見ていると、

同じ竿、同じ餌、同じ釣り針、で
オーナーは魚釣りを始めました。

(ふむ。まぁ、ハードは客と同じというわけだな…)

まずは講釈から始めて、

「こういうのがダメな例なんです。」

と言ってはじめたことが、なんと私が
素人なりの知恵を絞ってやっていたそのものでした。(涙)

(うーん。そういうものかねぇ…。)

「では、釣ってみますよ。」

と言って、ものの20秒もしないうちに
ほんとうに魚を釣り上げたではないですか!

やってることは、基本的には一見素人と全く同じなのですが、

釣り針に餌を丸くして小豆大に軽く刺して、
魚が特に群れてもいない遠くに投げて、

浮きに2度ほどクィッと引きが入り浮きが沈みかけると
手首を横へ返して、ゆっくりと竿を上げると、
ニジマスがピチピチ跳ねながら、見事に釣り上ったのです!

あまりにいとも簡単に釣り上げるので、
手品を見ているようでした。

素人には難しいことをいとも容易くやってのける
まさにプロの芸を見る思いでした。

恐らく、わずかな違いが
結果に天地の差をもたらしているのですね。

そのわずかな違いがプロの芸なのだと納得しました。

そう言えば、トレードも、そうですものね。

プロの技を見れたので、次回の釣堀では、
なんとか1時間に2匹はイケそうな気がして、
漁獲量は2倍は固いと思いました。(爆笑)


<業務連絡>

福岡県太宰府市のN様、e-Bookをお買い上げ後の大切なご案内の
メールが(アドレスのご登録違いか)不達となってしまいました。
このブログをご覧になっていらっしゃいましたら、
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(認証のため、メールの際にはフルネームを添えてくださいませ)

ビデオ動画によるトレーディング実戦講座のご案内や
Q&AのPDFファイル5冊のダウンロードのご案内が
できないでいます。よろしくお願いいたします。


FX ヘンダーランドのお話

G8も原油高とドル安に明確な処方箋は出せなかったようですね。

一昨日9日(水)は、朝に発表された日機械受注は
市場予想を大きく上回る10.4%という結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
午前中に発表された豪Westpac消費者信頼感指数と豪住宅ローンが
市場予想より悪い結果となって、豪ドルが軟調となりました。
昼過ぎにイランのミサイル発射(試射)報道があり、
地政学的リスクの高まりにドルが売られました。
日経平均は前日比+19.03円で取引を終えました。

この日のロンドン時間に入ると、ドルの買戻しの動きとなりました。
午後3時に独貿易収支が発表されて
市場予想を下回る結果となりましたが市場反応は限定的でした。
トリシェECB総裁から「インフレ率は、目標を大きく上回って
推移する。米の強いドルは国益との見解は非常に重要。」
という認識のコメントがありました。
午後5時半に発表された英貿易収支は、市場予想より悪い数字と
なりましたが、市場反応は限定的でした。
午後6時に発表された欧GDPは市場予想をやや下回りましたが、
市場反応は限定的でした。
NY原油先物が時間外取引で上昇して、
しだいにドル売り傾向となりました。
一方、ユーロはしだいに堅調な展開となりました。

この日のニューヨーク時間は、
午後9時15分にカナダの住宅着工件数が発表されて、
市場予想を上回る結果に一時カナダが上昇しました。
格付機関のフィッチが米メリルリンチの格付け見通しを
引き下げたことが嫌気されて、
リスク回避の動意にNYダウが下落して、
ドルが売られる展開となりました。
NYダウは前日比−236.77ドルで取引を終えて
25ヶ月ぶりの安値となりました。

昨日10日(木)は、朝に日国内企業物価指数と
日国際収支が発表されて、市場予想を上回る結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
午前10時半に豪雇用統計が発表されて、
新規雇用者数が良い数字で失業率も市場予想より良かったことで、
豪ドルが上昇しました。
日経平均は前日比+15.08円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、ドル円やクロス円が一時上昇して、
ユーロドルやポンドドルが軟調となりました。
英政策金利は、市場コンセンサスとおりの据え置きとなりました。
その後、各通貨は一進一退の展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
米新規失業保険申請件数が発表されて、
市場予想よりも良い結果となりましたが市場反応は限定的でした。
午後11時頃から下院金融委員会における証言が行われ、
FRB議長からは「市場の混乱が続いている」
米財務長官からは「異常事態には公的資金投入」
などの発言があり、一時NYダウが軟調となりドルが下落しました。
その後、徐々にNYダウが上昇して、ドルも反発を見せましたが、
戻りは限定的でした。原油価格は上昇して141ドル台となりました。
NYダウは前日比+81.58ドルで取引を終えました。

週末の今日11日(金)は、
午後1時半に日鉱工業生産、日設備稼働率、
午後2時に日消費者態度指数、
午後3時に独卸売物価指数、
夜の8時に加雇用統計(失業率・雇用ネット変化率)、
夜の9時半に米貿易収支、米輸入物価指数、
同夜の9時半に加貿易収支、加新築住宅価格指数、
夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
深夜3時に米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。
※米ミシガンは5分早く発表される可能性があります。

さて、G8も原油高とドル安に明確な処方箋は
出せなかったようです。

バーナンキFRB議長とポールソン財務長官の議会証言では、
皮肉にも市場は、危機にある証券会社と投資銀行があることを
あらためて意識することになったようです。

静と動が交錯して、少し方向感のつかみづらい
相場ともなっているようで、機敏な立ち回りをしながらも、
厳選してトレードをしていきたいものです。


さて今日は、ヘンダーランドのお話です。

ヘンダーランドとは、おなじみクレヨンしんちゃんの
アニメに出てくる不思議の国のことですが、

いつまでたっても5歳の幼稚園児のままの
しんちゃんと同様にとてもヘンな世界のようです。(笑)

さて、相場の世界もほとんどヘンダーランドの
ようなところがあって、不思議な人たちが住んでいて、
一般常識と真逆のようなところがありますね。

オリバー・ベレスの「デイトレード」という著作には、
こんな意味のことが書かれていました。(部分要旨)

「考える」というとについて、

一般的には良いことだが、
考えすぎることはトレードでは良いことではなく、
熟練したトレーダーの多くは、「考える」という過程を経ずに、
行動が取れるのである―。

スポーツや車の運転にも似て、反射的な行動が取れるような
域にまでトレードを体で覚えていかなくてはならない、
ということなのかもしれませんね。

これは何となく理解できる感じがします。

また、「想像力」ということに関して、

いたずらに想像力を働かせることは問題である。
成功するトレーダーは、想像や推測や希望を抱かずに、
秒単位、分単位で「事実」を分析して、事実にのみに反応する、
ことである―。

ふーん。なるほどぉ。
憶測ではなく、事実に反応するのですね。

そして、「恐怖」ということについて、

得体の知れないものへの恐怖の感情は自然に思えるが、
恐れは精神を萎縮させ、知的な行動の妨げになる。
恐怖はトレーダーにとって大切な直感も減退させるのである―。

なるほどねぇ。

また、「欲」ということに関して、

世捨て人でもない限り、欲望は自然なことにも思えるが、
「大儲けを狙うのは初心者の証」である。
トレーディングでは数字を積み上げることが大切で、
熟練トレーダーは、1回で1万ドル狙うのではなく、
1,000ドルを10回狙うのである―。

ふーん。イチロウの打法のようですね。

さらに「情報」について、

一般的には情報は価値のあるもので、誰でも求めるものだが、
情報が多すぎると判断を狂わしてしまうこともある。
むしろ、それらの情報によって自らが行動するのではなく、
それらの情報によってマーケットがどう反応するかのほうが、
大切なのである―。

ふむ。なるほどぉ。

そして、「希望」に関して、

希望は知的な判断能力を妨げる麻薬のようなものであり、
疫病神ともなる希望は何としても避けなければならないものである。
含み損を抱えたトレーダーの希望は危険である―。

まるで小さい頃には「夢を持て」と励まされ、
大人になると「夢を見るな」と叱られるようなもので、(苦笑)

まぁ、これは何となく理解できますね。

これらが全て正しいかどうかは分りませんが、
マーケットには、ヘンな人が住んでいることだけは確かなようで、
普通の常識人にとってはたいへんな世界ですね。

だから、常識ある普通の人が「買うと下がり」
そして、「売ると上る」のかもしれませんね。(笑)

マーケットは本当にクレヨンしんちゃんのヘンダーランドのようで、
この世界の住人となるにはヘンな人になる必要がありそうです。(爆)


FX 野生の知恵のお話

昨日は大きなアップダウンの相場展開となりましたね。

一昨日7日(月)は、東京時間ではG8洞爺湖サミットで
ドル安牽制の協議が行われるかとの思惑や
原油が時間外取引で下げていること、
そして日経平均の下げも一服となったことなどを背景に
ドル円やユーロ円などが上昇して、
ユーロドルなどドルストレートが軟調となる展開となりました。
日経平均は13日ぶりに反発して前週末比+122.15円で引けました。

この日のロンドン時間に入っても円安とドル高傾向が続きました。
午後5時半に発表された英鉱工業生産と英製造業生産高は、
ともに市場予想を大きく下回ってポンドが下落しました。
午後7時の独鉱工業生産も市場予想を下回り、
ユーロが売られましたが限定的な範囲にとどまりました。

この日のニューヨーク時間では、
午後9時半にカナダの住宅建設許可が発表されて、
市場予想を大きく上回りましたが市場反応は限定的でした。
その後、原油価格の下落とNYダウがしばらく堅調であったことで
ドル買いにドル円が上昇して、
カナダ中銀の企業景況感が好感されて、
カナダが上昇。そしてユーロドルなど
ドルストレートの軟調が続きましたが、
米大手投資顧問会社がサブプライム問題により
市場が受けた損失総額を「1兆6000億ドル」と
試算を発表したことや、
米シティが「米メリルは60億ドルの評価損を計上の可能性」と
発表したことなどで、NYダウが急落して、
ドル円やクロス円がリスク回避の強い動意に
一転して急落していきました。
一方、ユーロドルなどドルストレートが堅調となりました。
NYダウは前週末比−56.58ドルで取引を終えました。

昨日8日(火)は、ドル円が軟調傾向のスタートとなったものの、
その後はやや反発する展開となりました。
しかしながら、日経平均が下落していることで、昼前ころから
ドル円が軟調となりました。
午前10時半の豪NAB企業信頼感指数は−9という
結果となりましたが、豪ドルの売りは限定的でした。
政府筋から「G8で強いドル発言に対し、
各国の首脳の反応は特になかった」
と報じられました。
日経平均やアジア株の多くが軟調であったことから、
ドル円とクロス円がしだいに軟調の度を強めていきました。
日経平均は前日比−326.94円と大きく下げました。

ロンドン時間に入ると、NYダウ先物が下落していることに加え、
イランについての地政学的リスクの高まりの報道などもあって、
リスク回避の動意にドル円やクロス円がしばらく下落しました。
その後、仏大統領から「ユーロの水準は問題と欧州各国の見方は
ほぼ一致。米国はドル安が問題。」との発言に
市場はG8サミットを意識したか、ダウ先物の反発を背景に
一転してドル円やクロス円が上昇しました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは
ドル買いに軟調となりました。

ニューヨーク時間に入っても、
原油の下落を背景にドル買い地合いがしばらく続き、
ドル円が上昇してユーロドルなど
ドルストレードが軟調となりました。
バーナンキFRB議長から「投資銀行と大規模証券会社の
法律制定が必要。議会は破産寸前の証券会社を清算する方法を
検討する必要。」との発言がありました。
午後11時の米中古住宅販売保留は、
市場予想より悪い−4.7%となって、
米卸売在庫は0.8%という結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
リッチモンド連銀総裁からは
「FRBは低成長でも利上の必要が出てくる」との発言がありました。
米消費者信用残高は78億ドルとなりました。
また、原油価格は下落して、136ドル台となりました。
NYダウが上昇して、ドル円とクロス円が堅調な展開となりました。
NYダウは前日比+152.25ドルで取引を終えました。

今日9日(水)は、
朝の8時分に英ネーションワイド消費者信頼感、
朝の8時50分に日機械受注、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数、
午前10時半に豪住宅ローン、
午後3時に独貿易収支、
夕方5時半に英商品貿易収支、
午後6時に欧GDP(確報値)、
夜の9時15分に加住宅着工件数、
などの経済指標が発表されます。
英・欧・加の指標には注目です。
今日は米指標の発表はありません。

ゴトウ日の明日10日(木)は、
朝の8時50分に日国内企業物価指数、
日国際収支(経常収支・貿易収支)、
午前10時半に豪雇用統計(失業率・新規雇用者数・豪労働参加率)
夕方5時にECB月例報告、
夜の8時に英BOE政策金利、(市場コンセンサスは据え置き)
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・英の指標には注目です。
また、バーナンキFRB議長とポールソン財務長官の
議会証言が注目です。

さて、洞爺湖G8ではブッシュ大統領から「強いドル」の
表明があり、また、サルコジ仏大統領からは記者会見で
「首脳間の議論で、ドルは安過ぎるとの意見があった」ことが
明かされましたが、世界経済の危機感は共有するとしながらも、
各国が「適切な行動をとる」ということで、首脳の討議では
市場安定へ具体策までは話が進まなかったようです。
また、原油高騰に対する投機抑制の妙案も出なかった模様です。

アップダウンのボラタイルな相場となっているようで、
流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、野生の知恵のお話です。

孫子の兵法というのがありますね。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
なんていうのが有名です。

戦いのための兵法として、古来から伝えられているものですね。

ところが、FXというマネーバトルで戦う相手と言いますと、

私達と同じような個人トレーダーもいますが、
マーケットをメイキングしているのは、
機関投資家やヘッジファンド、金融機関、など
相手は世界のマーケットメーカーのトレーダー達ですね。

彼らは、最高の機器、お金をかけて得ている最新情報、
しっかりとした教育とともに豊かな経験、豊富な資金…、
などを有する巨大なバイイングパワーを持つ
プロのトレーダー達です。

たとえば原油の先物でも、相手はヘッジファンドやエクソンで、

もとより互角に渡り合えるわけなどないのですね。

つまり、彼らは「戦ってはいけない相手」なのですね。
最新兵器で武装した軍隊に槍と鎧で立ち向かうような
ものなのかもしれません。(苦笑)

ところで、野生には強い動物から弱い動物まで
弱肉強食の中で暮らしていますが、

それでも、弱い動物が強い動物に根絶やしに
食われてしまっているということはあまりないようですね。

弱い動物は、強い動物が襲ってきたら、
戦おうとはせずに「基本的に逃げる」という
知恵を持っているようです。

野生では、ネズミはネズミで、ライオンのまねをしないで
臆病に逃げることによって弱肉強食の中で生きているのですね。

ですので、マーケットで弱者となる私達一般個人トレーダーは、

「上下動激しい乱高下の相場からは逃げ」、
「方向感の定まらない相場からは逃げ」、
「判らない相場から逃げる」、のが良いようです。

巨大マーケットメーカーが作る相場に逆らわずに、

「動いたほうへ相乗りする」
「判るところだけトレードする」のが得策のようですね。

また、ときにマーケットメーカーへの相乗りでも、
利大は心がけながらも最後のひと絞りまで利益追求しないで、

頭と尻尾までは深追いしない
臆病な「利中」の勝ち逃げも立派な戦術となるようです。

もしかすると、「逃げる」「休む」「待つ」が上手なほど
個人トレーダーとしてうまく行くのかもしれません。(苦笑)

コバンザメといわれようと、
馬の尻尾のハエといわれようと、
ズルイ立ち回りといわれようと、

弱いなりに知恵を絞って、弱肉強食の厳しいマーケットを
野生の知恵で生き抜いていきたいものです。

そういえば、
司馬遷の史記の伯夷列伝にとても良い諺がありました。

「蒼蠅(そうよう)驥尾(きび)に付して千里を致す」

ハエ呼ばわりまではどうかとも思いますが、(苦笑)

マーケットで生き残り、食べていくためには
マーケットの巨人達のご機嫌伺いの
風見鶏くらいにはなっても良いのかも。。。(爆)


FX 学習のプロセスのお話

今日7日(月)から北海道の洞爺湖でG8サミットが開催されますね。

地球温暖化が主要テーマですが、原油価格や食料価格の高騰などの
インフレ問題や景気減速問題について、
為替も含めて協議されるようで、注目されます。

さて、先週末の米雇用統計明けとなる4日(金)は、
豪ドルが堅調な動きを見せたり、
ユーロでやや戻す動きが見られましたが、
手掛かり難から動意は薄く限定的な範囲にとどまりました。
午後2時の日景気先行・一致CI指数(速報値)は、やや市場予想を
下回ったものの、市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比−27.51円で引けて
12営業日連続での下落となりました。

ロンドン時間に入ると、
ドル円やクロス円のレンジブレイクのトライはありましたが
動意は続かず限定的な範囲の動きにとどまりました。
午後7時の独製造業受注の発表では、
−0.9%と市場予想を大きく下回る悪い数字となりましたが、
ユーロ売りは限定的な範囲にとどまりました。
上下動の浮動およびレンジでの展開となる通貨ペアが
多く見られました。

ニューヨーク時間に入っても米市場が独立記念日の休場で、
はっきりしない相場展開が続きました。
格付機関ムーディーズがスイスUBSの格付けを
引き下げ「B−」としました。
午後11時のカナダIvey購買部協会指数は69.6と良い数字となり、
一時カナダが買われましたが、その後は揉み合いとなりました。
全般、動意の少ない揉み合いのレンジ的な相場となりました。
米独立記念日でNYダウや米債券市場も休場でした。

週はじめの今日7日(月)は、
朝の8時半に豪AIG建設業指数、
午後2時45分にスイス失業率、
夕方5時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
夜の7時に独鉱工業生産、
夜の9時半に加住宅建設許可、
夜の11時に加法人企業景気予測調査、
などの経済指標が発表されます。
英・独の指標には注目です。
今日は米指標の発表はありません。

明日8日(火)は、
朝の7時にNZのNZIER企業景況感、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数、
朝の8時に英NIESRのGDP予想、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数、豪NAB企業景況感指数、
午後1時半に日企業倒産件数、
午後2時に日景気現況判断、日景気先行判断、
夕方5時半に英DCLG住宅価格、
夜の11時に米中古住宅販売保留(契約ベース中古住宅販売)、
米卸売在庫、
深夜4時に米消費者信用残高、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、7日〜9日までの北海道洞爺湖G8サミットで、
主要議題の世界経済、気候変動、資源高、食糧問題、
アフリカ開発、核不拡散、などとあわせて、
「強い米ドル」についてどこまで協議されるかが、注目されます。

その他の今週の主な注目材料としましては、

8日(火)に米中古住宅販売保留、
9日(水)に英商品貿易収支、欧GDP(確報値)、
10日(木)に豪雇用統計、ECB月報、英BOE政策金利発表、
バーナンキFRB議長・ポールソン財務長官の議会証言、
11日(金)に米貿易収支、加雇用統計、
米ミシガン消費者信頼感指数(速報値)、

などがあります。

まずは、連休明けの米市場での動向が注目されますが、
弱気相場の水準となったともいわれる米欧株式市場の動向や
7月半ばからの米金融機関の決算への思惑も注目されます。

現在進められている米の投資銀行の破綻処理のための法整備も
連鎖危機に対処するものですが、裏を返せば、商業銀行ではない
企業金融の投資銀行クラスでも破綻の危険があることになり、
市場の反応が注目されます。

株価の動向も睨みながら、市場初動に注意して、
流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、学習のプロセスのお話です。

マーケットの魔術師といわれる有名トレーダー達には
面白い共通点があるもので、ベストトレーダーと
呼ばれている人達の多くは、何度か口座の資金上での
「破産」をしているようですね。

マーセル・リンクもご多分にもれず、
利益が出せるようになるまでかかったコストは、
7万5,000ドルにも及んだと、著書で述懐しています。

タクシードライバーなどをして働いて
資金が溜まるとトレードをして、すってんてんになると
また働くということを、なんと7年も続けたそうです。

ときにトレードをするために
週末も含め昼夜を分かず働いたことがあるのだそうで、
そのトレードにかける不屈の精神たるや凄いですね。

ところでヒラリー・クリントンが生牛先物でわずか1,000ドルを
たった一年間で10万ドルにした話は有名ですが、

そのマーセル・リンクはこう語ります。

「(大統領夫人となった)彼女ほどの強運の持ち主でもない限り、
 トレーディングは最初から稼げるほど簡単な商売ではない。」

プロのトレーダーの多くは徹底したトレーニングを受けて
ようやく利益が出せるようになるようになるとのことで、

トレーディングを始めて1〜2年は、大儲けをする時期ではなく、
学びの時期だということを理解することが大切だというわけです。

「高勝率トレード学のススメ」という彼の著書の38ページには、

「ゴールドマン・サックス、メリルリンチといった証券大手は
 全米のトップビジネススクールを回り、優秀な学生に
 高い金額をオファーし、自社のトレーニングプログラムに
 勧誘する。彼らはこういった学生をトレードさせるために
 雇うのではなく、トレーダーになるためのトレーニングを
 させるために雇うのだ。」

そして、こう続けます。

「ここで疑問に思わなければならないのは、
 プロのトレーディングの会社でさえ
 トレーダーを育てるのに数年を要し、
 多額の金を投じるというのに、
 一般のトレーダーはトレーディングの
 経験もないのに、なぜだか5,000ドルの先物口座を開き、
 すぐに金儲けできるなどと、なぜ考えてしまうのか
 ということである。
 (中略) 私の場合、フロアであらゆることを学び
 トレードできるようになるまでに3年はかかった。」

と述べていますが、また、こうも記しています。

「優れたトレーダーになるためには時間がかかるが、強い意志と、
 じっくりやろうという気持ちと、十分な資金があれば可能だ。」

そういえば、

医学博士でもあるアレキサンダー・エルダー博士が
かつて医局のトップにいるという同僚の眼科医に

「トレードに関して、あなたの教えを習得するのに
 どのくらいの期間が必要ですか?」

と質問されて、

「1〜2年で習得できる人もいますが、
 優秀なトレーダーになるには、時間がかかるものです。
 あなたが実習生の時に医学を学習するのに
 どのくらいの時間がかかりましたか?」

と、質問に質問で切り返したそうですが、

トレードを本当に習得するには
「ひとつの学問分野を習得するくらいたいへんなことである」
と答えたと言うエピソードがありましたね。

いくらモデリングによる加速学習で
トレードのトレーニングをするとしても、
ある程度の月日は学習のプロセスとして必要な期間のようです。


FX 逆説のPPCのお話

米雇用統計とECB政策金利のビッグイベントが終わりましたが、
市場の関心は次のイベントであるG8サミットへと
早くも向かいそうですね。

一昨日2日(水)は、NYタイムズ紙で
「アルカイダ系によるアルジェリア米石油施設攻撃のテロ計画」
の報道などがあって、地政学的リスクに
ドル円とクロス円が軟調に始まりました。
午前10時半に豪指標が発表されて、
住宅建設許可は予想を下回ったものの、
小売売上高が0.7%と市場予想を上回ったことで
豪ドルが上昇しました。
東京時間ではおおむね静かな相場となりました。
日経平均は前日比−216.15円と10営業日の続落となりました。

この日のロンドン時間では、
3日の米雇用統計やECB政策金利を意識してか、
ポジション調整と思われる動きに、
ドル円とクロス円が上昇しました。
一方、ユーロドルなどがしばらく軟調となりました。
英住宅関連のテイラー・ウインピーが
資本調達に失敗したとの報道に
英株式市場で住宅関連株が急落して、ポンドも軟調となりました。
午後6時の欧生産者物価指数では市場予想を上回り、
一時ユーロが買われましたが限定的でした。
NY時間の前にはドル円クロス円、
ドルストレードの調整が始まりました。

この日のニューヨーク時間では、
原油が高値を更新していることや、
午後9時15分に米ADP雇用統計で−7.9万人と
市場予想を大きく下回ったことなどで、
しばらくドル円クロス円が軟調となって、
ドルストレードがドル売りに堅調となりました。
午後11時の米製造業受注指数では、
市場予想を上回る結果となったものの、
市場反応は限定的でした。
米メリルリンチによって「米GMの破産の可能性を否定しない」
という見通しが伝えられ、NYダウは下落していきました。
その後は各通貨ペアともに上下動の揉み合いとなって行きました。
原油価格は144ドル台に乗せました。
Nyダウは前日比−166.75ドルで取引を終えました。

昨日3日(木)は、夜の米雇用統計やECB政策金利の発表を控え、
様子見的な展開となりましたが、
東京時間ではドル円やクロス円がやや上昇しました。
午前10時半の豪貿易収支の発表では市場反応は限定的でした。
午後2時45分のスイス消費者物価指数では市場予想をやや下回り、
一時スイスが売られる場面もありましたが限定的でした。
日経平均は前日比−20.97円で引けて、
54年ぶりの11営業日の続落となりました。

ロンドン時間に入ると、初動でドル円とクロス円が
軟調となる場面もありましたが、夜に米雇用統計と
ECB政策金利発表のイベントを控えていることもあってか、
動意は続かずレンジでの上下動の揉み合いとなりました。
その後、ポンドが軟調となって、
ドル円やユーロ円がしばらく上昇しました。
午後6時の欧小売売上高は市場予想を上回りましたが
反応は限定的でした。
午後8時45分に発表された欧ECB政策金利は
0.25%の利上げとなりました。

ニューヨーク時間に入ると米雇用統計が発表されて、
非農業部門雇用者数変化が−6.2万人、
失業率が5.5%という結果となりました。
この結果を受けて、ドルはいったん下落しましたが、
連休要因もあったか、ほどなくNYダウが上昇に転じたことから
上下動しながらもドル円が上昇しました。
クロス円はまちまちな動きとなりました。
同時刻からはじまった欧トリシェECB総裁の記者会見では、
インフレ圧力を認識しながらも、
将来の利上げには今はバイアスを持たないとして、
追加利上げの示唆はありませんでした。
この結果を受けてユーロが下落しました。
午後11時には米ISM非製造業景況指数が発表されて、
節目の50を割って市場予想を下回る結果となりました。
原油価格は145ドル台に乗せました。
NYダウは前日比+73.03ドルで取引を終えました。

週末の今日4日(金)は、米国が独立記念日で休場です。
午後2時に日景気選好CI指数(速報値)、
午後3時45分に仏財政収支、
夜の7時に独製造業受注、
夜の11時に加Ivey購買部協会指数、
などの経済指標が発表されます。
加の指標には一応注目です。

昨日の米雇用統計では、非農業部門雇用者数変化が
−6.2万人で、前回値、前々回値も下方修正となって、
米失業率が5.5%という結果となり、
ドルはいったん下落しましたが、
連休要因のショートカバーもあったか、
ほどなくNYダウが上昇に転じたことから
上下動しながらもドル円が上昇しました。

また、トリシェECB総裁の記者会見では、
追加利上げの示唆はなく、ユーロが大きく下落しました。

さて、米雇用統計とECB政策金利のイベントを終えた
市場の関心は、7日(月)〜9日(水)まで
北海道の洞爺湖で開かれる次のイベントである
G8サミットへと早くも向かいそうです。

地球温暖化が主要テーマですが、原油価格や食料価格の
高騰などのインフレ問題や景気減速問題について、
為替も含めて協議されるようで注目されます。


さて今日は、逆説のPPCのお話です。

トレードをギャンブル的な娯楽で行う人もいますが、(苦笑)
トレードのほぼ唯一の目的は利益を得ることですね。

ですので、ほとんどのトレーダーは利益を得るために
トレードを行うのわけですが、

私の敬愛するトレーダのひとり、マーセル・リンクの
著作には「トレードで利益を得ることについて」
面白いエピソードが書かれています。

マーセル・リンクも職業トレーダーの初心の頃は、
自他共に認める(笑)オーバートレーダーで、
来る日も来る日も、建て玉はもちろんのこと
トレード頻度も多く、文字とおりのオーバートレードを
していたのだそうです。

大きく忙しくトレードする割に収支はサッパリだったとのことで、
見かねた同僚のトレーダーが彼にあるアドバイスをしたそうです。

それは、「貴重な資金を減らさないようにトレードしなさい」
ということでした。

これは英文で、" PPC: Preserving Precious Capital "
というのだそうですが
「儲けるためには損をしないようにしなさい」
という意味なのだそうで、何か逆説的で面白いですね。

その後、マーセル・リンクは、トレードパッドの一番上に
「PPC」書いて、トレードの心構えの第一の指針と
したそうなのですが、

このエピソードを述懐して、彼はこう語ります。

「そういえば大学のテニスコーチが、
 こんなことを言っていた…。」

「いいか。相手のコートに4回は打ち返せ。
 そうすれば、ポイントの80%は君のものだ。
 点を取ろうとするな。ライン内に球を入れることだけ考えろ。
 勝とうとする気持ちから、
 負けないようにする気持ちに切り替えろ。
 そうすれば、勝利は自ずとついてくる。
 君が負けなければ、相手が負けるだけだ。
 君が毎回勝とうとすれば、ラインを外れる球を増やすだけだ。」

負けないことが大切などと聞けば、
どことなく消極的なイメージがあって、
勝つか負けるかの世界では、
もっとアグレッシブでなければダメな感じもするものですが、
どうもそうだけとも言えないのですね。

将棋や囲碁などの勝ち負けを争うゲームでも
「攻防一如」なんてことが言われますが、

「買えば下がる、売れば上る」こともある相場では(苦笑)、

特に「負けないこと」を「勝とうとすること」よりも、
まずは心掛けることは大切なようです。
 
相場で誰もが実践できる必勝法はなかなか無いようなのですが、

ただ、絶対に負けない方法はあって、
それは「トレードしないこと」なのですが、(爆笑)

トレードをしなければ利益の可能性も無いものの、

オーバートレードをせずに、
トレードの頻度は、負けを少なくするためにある程度は抑えて、

「ここぞ」というところだけをトレードするようにして
トレードを厳選する必要はありそうですね。


FX 素朴な疑問のお話

7月に入りまして、今年も前半が終わり
後半のスタートとなりました。

さて、米独立記念日の連休前の3日(木)は、
米雇用統計と欧ECB政策金利の発表という大きなイベントが
2つもありますね。注目の1日となりそうです。

週はじめで月末の一昨日30日(月)は小康状態でのスタートと後、
金融不安の再燃に加え、格付機関のムーディーズが
日本国債の格付けをAa3に格上げしたこともあって、
午後からは円高傾向となっていきました。
日経平均は、前週末終値比−62.98円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
原油が時間外取引で上昇したこともあって、
リスク回避の動意にドル円やクロス円がしばらく下落しました。
一方、ユーロドルもしばらく上昇しました。
欧消費者物価指数(速報)は、前年比+4.0%となって、
インフレ昂進を示すこととなりました。
その後、夜の7時半頃から下落傾向にあったドル円やクロス円が、
欧州株価の堅調を背景に、一転して上昇していきました。
一方、ユーロドルは軟調となりました。

この日のニューヨーク時間では、ロンドの動きを継いで、
しばらくドル円とクロス円の上昇が続きました。
米シカゴ購買部協会景気指数が発表されて
市場予想をやや上回りましたが、市場反応は上下動はなったものの、
限定的な反応にとどまりました。
一方、ユーロはアイルランドのGDPが落ち込んだこともあって、
軟調傾向が続きました。
その後は、各通貨ペアは揉み合い傾向となっていきました。
NYダウは前週末比を挟んだ上下動となって、
+3.50ドルで引けました。

月初めで第3四半期のスタートとなる昨日7月1日(火)は、
朝に日銀短観が発表されて、市場予想を上回る良い数字となって、
一時円が買われる動きも見られましたが、市場反応は限定的でした。
ドル円クロス円は仲値あたりまでやや堅調な動きとなりましたが、
その後、一転して軟調となりました。
午後1時半に発表された豪政策金利は据え置きとなりました。
豪RBA声明は、現在の金利が一時のピークを示唆する内容と
なったことで、豪ドルが軟調となりました。
日経平均は、一時反発も見せたものの
前日比−18.18円で引けました。

ロンドン時間に入ると独小売売上高指数が発表されて、
市場予想を上回る結果に一時ユーロが買われましたが、
市場反応は限定的でした。
欧失業率は、やや市場予想より悪い数字となりましたが、
市場反応は限定的でした。
米系銀の損失の噂やスイスUBSの追加損失の観測報道などがあって、
さらに原油の時間外取引で原油価格が上昇したことから
欧州株も軟調となってドル円とクロス円も下落傾向となりました。
一方、ユーロドルやポンドドルが堅調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
しばらく一進一退の状況となっていましたが、
午後11時に発表された米ISM製造業景況指数が50.2と
市場予想を上回るとともに、半年振りで節目の50を
超えたことから、ドル円クロス円が上昇しました。
ロンドン時間で発表された
「イスラエルがイランを攻撃する可能性」との米ABCの報道が
イスラエル政府によって否定されたことで、
ドル円とクロス円の上昇はしばらく続きましたが、
その後、戻しも見せたNYダウが下落に転じていったことで、
ドル円とクロス円が軟調となっていきました。
一方、NY時間に入ってドル買戻しに軟調となっていた
ユーロドルは反発しては下げる忙しい展開となりました。
その後は、またドルが戻すなど上下動の相場展開となりました。
原油価格は141ドル台半ば。NYダウは前日比+32.25ドルで
取引を終えました。

今日2日(水)は、
午前10時に豪小売売上高、豪住宅建設許可、
夕方5時に欧PMI製造業、
夕方5時半に英PMI製造業、
夕方6時に欧生産者物価指数、
夜の8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜の8時半に米チャレンジャー一時解雇者数、
夜の9時15分に米ADP雇用統計、
夜の11時に米製造業受注指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

明日3日(木)は、
朝の8時半に豪AIGサービス指数、
午前10時半に豪貿易収支、
午後2時45分にスイス消費者物価指数、
夕方5時に独PMIサービス業、
同夕方5時に欧PMI(サービス業・複合)
夕方6時に欧小売売上高、
夜の8時45分に欧ECB政策金利、
夜の9時半に米雇用統計(非農業部門)、米失業率、
米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
夜の11時に米ISM非製造業景況指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

昨日は、米系銀の損失の噂やスイスUBSの追加損失の
観測報道などや、米ABCによって
「イスラエルがイランを攻撃する可能性」と報道され、
イスラエル政府によってこれが否定されるなどもあり、
また、米ISM製造業景況指数が節目の50を超えるなどもあって、
上下動忙しい相場展開となりました。

また、報道によりますと、米銀のシティは株式時価総額で
米銀3位に転落して、日最大手の三菱UFJの株式時価総額を
下回ったそうで、追加増資を危ぶむ声も聞かれ始めたようです。

また、米ポールソン財務長官とトリシェECB総裁との会談では、
「ドル、ユーロ、その他通貨について議論。
 インフレについても議論。
 ECBを含めた全ての中銀の独立性を尊重する。
 金融政策について協調行動が必要かどうかについては
 ノーコメント。」
という内容であったことが報道され、ニュアンスからは
どうやらECBの利上げは行われる公算は大きいようです。

さて、米独立記念日の連休前の3日(木)には、
米雇用統計と欧ECB政策金利の発表という大きなイベントを迎え、
注目の1日となりそうです。

ビッグ・イベントを前にして調整の動きの可能性もありますので、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、素朴な疑問のお話です。

ときに子供達の素朴な疑問や質問は、
その分野の学者でさえも頭を抱えるほど、
本質を衝いた「難問」であることがあるようですね。

相対性理論で有名なアインシュタイン博士が
戦後に訪日したことがあって、子供達との質問会で、

「人は何ために生きているのですか?」

という質問を受けたことがあったそうです。

今の時代ではこのような質問はなかなかないと思いますが、
戦後間もない当時は、生き抜くことに厳しい世の中であったためか
無邪気であるはずの子供でさえ、悲しいかな
「人は何のために生きるのか」という、
哲学者顔負けの難問を心に抱いていたのでしょうね。

普通の大人なら「えっ」と驚き、しばらく言葉に詰まるものですが
ところがアインシュタインは違いました。

ほとんど間髪をいれずに、

「人はね。人を幸せにするために生きているんだよ。」

と優しく述べたということです。

もちろん、通訳を介しての言葉ですが、
博士は、自らの相対性理論が原爆の開発の元となってしまった
ことを深く悩み、日ごろから哲学的な思索をしていたためか、
哲学者でも即答は難しい難問にすぐに答えることが
できたのでしょうね。

さて、阪大の社会経済研究所の教授で経済学者の大竹文雄さんも
中央公論新社刊の「経済学的思考のセンス」という著書の中で、

近所の小学5年生から「学校の総合学習で経済学者にインタビュー」
したい旨の申し出があったのだそうで、
それに答えた興味深いエピソードを紹介していました。

社会人学級のように「景気はどうして変動するのか」
「株価はどうやって決まっているのか」という質問や、
「どうしたらお金が儲けられるのか」
という質問こそなかったものの、(笑)

本質を衝いていて簡単には答えられない難問もあったそうです。

小学生の投げかけた難問はいろいろあったそうですが、

その1つに、「お金のない人を助けるとき、
どやって助けるのですか?」という難問があったそうです。

社会保障制度から、それを実行するための財源となる税収について
「小学生が買い物をしてもかかる消費税」などの話を交えて、
NPOやNGO法人の話などをした後に、
お金のない人を助ける難しさを説くことになったそうですが、

社会保障と労働意欲の問題や、制度を悪用する人の可能性もあって
本当に貧しい人を見つけることの難しさ、
そして、どのくらいの金額をあげればよいかの問題など、
いまなお行政機関で完全に解決に至っていない問題へと
話が発展していきました。

「侮(あなど)りがたし小学生」という感じで、
なかなか読み応えのあるものでした。(苦笑)

このような素朴にして難問というものはあるものなのですね。

たとえば「平等」という概念も、
所得においては難しい面があるようです。

良く働いた人と、あまり働かない人がいたとして、(笑)
良く働いた人とあまり働かない人が同じ所得なら、
平等ではなく、労働対価の所得として不平等ですものね。

私も「どうしたらお金持ちになれるか」と
小学生から質問が来ても良いように、(爆)

「君たちはDSなんかが大好きでしょう?
 お金持ちになるには、多くの人が欲しがるモノやサービスを
 会社で作ったり、お店で売ったりすることなんだよ。」

と、一応、密かに言葉を用意しているのですが、(笑)

投機的な相場のことまでは小学生が納得できるように
語る言葉は用意できていません。(苦笑)

素朴な疑問や質問ほど始原的で奥が深いようです。


FX 場味のお話

先週後半は、原油高や格付け機関によるモノラインと
金融機関の格付け引き下げの動きなどで
NYダウをはじめ世界的に株価が下落して、
リスク回避の動意にドル円とクロス円が軟調となりましたね。

さて、先週末27日(金)は早朝にNZのGDPが発表されて、
ほぼ市場予想とおりとなりました。
NZ貿易収支は市場予想より弱い数字でしたが、
市場反応は限定的でした。
また、朝に発表された日失業率は市場予想とおりで、
日消費者物価指数、そして鉱工業生産など市場予想をやや上回り、
円が強含む場面もありましたが、市場反応は限定的でした。
日経平均は前日のNYダウの下落を背景に大幅安となりましたが、
ドル円やクロス円は東京時間ではジリジリ戻す展開となりました。
ユーロドルは緩やかな軟調傾向となりましたが、
豪ドル米ドルが原油高を背景に堅調に推移しました。

ロンドン時間に入ると、
原油先物が時間外取引で高値を更新したことや
ダウ先物の軟調を背景にドル円とクロス円が下落していきました。
午後5時半の英GDP確報値は0.3%と市場予想を下回りました。
午後6時の欧業況判断指数など複数の経済指標の発表では、
一部を除き市場予想を下回る結果となりましたが、
市場の関心がリスク回避動向にあるためか市場反応は限定的でした。
欧州委員から「欧インフレは不快なほど高い。インフレは
年末に低下の見通し。原油と農産物の上昇は排除できない。
ユーロ高が原油価格の上昇から欧経済を守っている。」と
ユーロ高容認の発言がありました。

ニューヨーク時間に入ると米指標が発表されて、
PCEデフレータは市場予想をやや下回ったものの、
個人所得と個人支出が市場予想を上回る数字で
一時ドル買いも見られましたが、
NYダウの下落にほどなくドル円などがまた弱含む展開となりました。
午後10時過ぎに時間が未定であった独消費者物価指数が
発表されましたが、ほぼ市場予想とおりの結果に
反応は限定的でした。
米ミシガン大学消費者信頼感指数は速報値よりも下方修正と
なりました。格付け機関のムーディーズがRBSやモルガン・
スタンレーの格付けを格下げする見通しであることを発表しました。
「米メリルリンチが第2四半期に54億ドルの評価損を計上か」との
観測報道もあって、NYダウは連日の下落となりました。
上下動しながらもドル円とクロス円が軟調傾向となって、
ドル売りにユーロドルやポンドドルがつ強含む展開となりました。
原油価格は一時143ドルまで上昇しましたが、
140ドル台で引けました。
NYダウは前日比−106.91ドルで取引を終えました。

週はじめで月末のゴトウ日で第2四半期末の今日30日(月)は、
朝の7時45分にNZ住宅建設許可、
朝の8時に英GFK消費者信頼感調査、※時間変更の可能性あり
お昼の12時にNBNZ企業信頼感、
午後2時に日住宅着工戸数、日建設工事受注、
夕方5時半に英消費者信用残高、英マネーサプライ、
夕方6時に欧消費者物価指数(速報値)、
夜の9時半に加GDP(前月比)、
夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

月初めで第3四半期スタートとなる明日1日(火)は、
朝の8時半に豪AIG製造業指数、
朝の8時50分に日銀短観(大企業業況判断)、
午後1時半に豪RBA政策金利、
午後3時に独ILO失業率統計、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数、
午後4時55分に独失業率、独失業者数、
夕方5時に独PMI製造業、
夕方5時半に英PMI製造業、
夕方6時に欧失業率、
夜11時に米ISM製造業景況指数、米建設支出、
などの経済指標が発表されます。
日・豪・独・欧・米の指標には注目です。
香港とトロントは休場です。

今週は豪欧の政策金利や米雇用統計など注目材料がいっぱいです。

30日(月)に、欧消費者物価指数(速報値)、
米シカゴ購買部協会景気指数、
1日(火)に、日銀短観、豪RBA政策金利、米ISM製造業景況指数、
2日(水)に、豪小売売上高、米ADP全国雇用者数、週間原油在庫、
3日(木)に、ECB政策金利、トリシェECB総裁記者会見、米雇用統計、
4日(金)に、(米独立記念日休場)、

さて、米主要500社の第2四半期の純利益は、27日集計で
前年同期比−11.3%と、
4・四半期連続での減少となる見通しのようです。

また、3日に0.25%の利上げがほぼ織り込まれているユーロですが
ここのところの経済指標が悪いことに加え、
スペインで失業率が9.63%にも達しているなど、
経済情勢の悪化も見られ、
ハプニングを懸念する声も上っているようです。
トリシェECB総裁の発言に大いに注目したいものです。

そして、米独立記念日の関係で連休を前にした
通常月より1日早い米雇用統計にも注目され、
事前のポジション調整の動きにも注目です。

株価も現実経済と自律反発とに揺れる展開もありそうです。
緊張の1週間となりそうですが、
機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、場味のお話です。

昔は取引所の雰囲気のことを
「場味(ばあじ)」と言ったようですね。
活況なときを「場味が良い」、閑散なときを「場味が悪い」
などと言っていたようです。

その後、電子ブローキングが発達して
FXのように取引所取引ではないマーケットも現れて、
場味という言葉は転じていって、「相場の雰囲気」や
「気配」などの意味でも用いられるようになったようですね。

このように言葉というものは、しだいに変遷するようで、

システムレードという言葉なども、
もとは、一定の決まったルールに基づいた
トレード手法のこと全般を意味していましたが、
現在では、トレードソフトによるトレード以外を
すべて裁量トレードと呼ぶようになってきているようです。

また一方、もともとは裁量トレードも、
大工さんが建築現場などで「このときは金槌」
「このときは木槌」「このときはカンナ」
また「このときは電動ドライバー」というように
場合やケースに応じて道具を使い分けるように
相場のパターンや状況で複数手法を場合に応じて使い分け
適用させることを意味していたのですが、
こちらの意味も変遷してきているようです。

現在では、コンピューター分析でのトレードをシステムトレード、
そして、コンピューター分析による以外を
裁量トレードと呼んでいて語義が変わってきてしまいました。

さて、少し広い意味で用いられるようになった
相場の雰囲気や気配を表す「場味」ですが、
それでは相場の雰囲気とは何でしょうか。

「何だって。相場の雰囲気だぁ? あははっ。
数値分析こそが大切なのであって、
 そんな曖昧なもの関係ないや。」

という声が聞こえてきそうですが、それもうなづけるものの、
相場は数値分析だけでは捉えきれないところがあって、
経験を積んで「場味」や「相場の雰囲気」を
感じ取れるようになると少なくても損はないようです。

「場味を感じる」「相場の雰囲気を感じる」とは、
直感にも似ていますが絵画を見る感覚に近いようですね。

女性の顔をパッと見て、顔の表面に対する目の位置が
黄金比の0.382に位置しているとか、
鼻が何センチ何ミリだから美しい、
とかいうような定量的な分析ではなく、(笑)

美人はパッと見れば、一瞬で判るものです。
理屈ではなく「美しいから美しい」わけです。

また、個性的な調和もあって、
目鼻口の顔における配置は異なっていても(笑)
それぞれ美しい女性は美しいものです。

このように変化めまぐるしいチャートも
パッと見ると理屈抜きに感じるものががあります。

「噴けてるが、今は追撃はちょっと待つか。」

「一見、下げ止まりのようだが、二段下げが来そうだな。」

など、どうしてそう感じたかをうまく説明できなくても、
なぜか感じることがありますね。

人付き合いでも「なんか嫌な感じのヤツだなぁ」とか、
会った瞬間にビビビッときて一目惚れなんてこともありますが(爆)
これらに似た感覚です。

まぁ、相場の場合、初心の頃は「ただの思い過ごし」や
「勘違い」なんてことも多いのですが、(苦笑)

経験の多少にかかわらず、とりわけセンスが良い人や
ベテラントレーダーの中には、
驚くほど的確にこの「場味」を感じられる人がいるようですね。

余談ですが、

私の好きな将棋でも、大局観というほどのものではなくても
ぼんやり漠然としたイメージや印象と言いますか、
理屈抜きのほとんど動物的な危機感覚で、
手を読めていなくても難を逃れた経験があります。

現代の相場は、数値分析が全盛の時代ですが、

皆が同じように数理的相場分析をするならば、
全てを突き刺す「矛」と全てを防御する「盾」の相克の誤謬で
分析精度が低下することがあるようで、

時代に反するようでもアートな感覚も忘れずにいたいものです。


FX 悪い勝ち方のお話

昨日は、格付け機関のフィッチがモノラインの
アムバックとMBIAの格付けを「無効」とするなどの発表もあって
また、原油価格も140ドルあたりまで急上昇したために、
NYダウのが前日比358.41ドルと終値は年初来の最安値となって、
ドル円やクロス円が大きく下落しましたね。

一昨日25日(水)は、
小幅な揉み合い相場でのスタートとなりました。
東京時間では目立った材料もなく、
ドル円がやや堅調に推移したものの、
ユーロドルなどドルストレートも様子見的な相場となりました。
日経平均は、前日のNYダウの下げなどを受け、
一時、200円を超える下落となりましたが
売り一巡後は下げ幅を縮小して、前日比−19.64円で引けました。

この日のロンドン時間でも米FOMCが控えているためか、
ドル円は小幅な上下動の相場展開となりました。
英金融大手バークレイズの45億ポンドの増資計画もあって、
レンジの範囲ながらポンドドルが上昇しました。
午後6時の欧鉱工業新規受注は市場予想を大きく上回りましたが、
FOMCの影響かユーロは上昇したものの、反応は限定的でした。
トリシェECB総裁からは「最新のインフレの統計は
満足できる範囲ではない。7月に金利を小幅に動かす
可能性がある。」と再度、7月の利上げをほのめかす
発言がありました。

この日のニューヨーク時間では、
米耐久財受注が発表されましたが、
下方修正はあったものの、市場予想とおりの結果となって
反応は限定的でした。
その後に発表された米新築住宅販売件数も
ほぼ市場予想とおりとなりましたが、
政府統計で原油の在庫増が発表されると、
原油価格が急反落しました。
これを好感してNYダウが上昇すると、
ドルが買われてドル円が上昇しました。
一方、ユーロドルやポンドドルが軟調となりました。
その後、予定よりやや早く深夜3時10分にFOMCが発表され、
市場予想とおり政策金利が据え置きとなりました。
FOMC声明では、「成長に対する下向きリスクはやや減少。
インフレの上向きリスクが高まっているが、
インフレは年後半から来年にかけて低下。」
という概要で、景気減速懸念よりもインフレのリスクに
やや傾斜した内容となり利下げは不要との認識を示しましたが、
ダラス連銀総裁が据え置きに反対したものの、
直接的な利上げへの言及もありませんでした。
ドル円が下落して、ユーロドルが上昇しました。
原油価格は、134ドル台半ばあたりとなり、
NYダウは、前日比+4.40ドルで取引を終えました。

昨日26日(木)は、朝にNZの経常収支が発表されて、
−21.60億NZDと市場予想より悪い数字となって、
レンジの範囲ながらNZが売られました。
ドル円は仲値過ぎあたりまで反発上昇の動きが見られました。
ユーロ円が史上最高値を更新するなど、
クロス円も東京時間では上下動しながらも
緩やかながら上昇傾向となりました。
ユーロドルなどドルストレートは膠着感のある相場となりました。
日経平均は一時上昇したものの前日比−7.60円で取引を終えました。

ロンドン市場に入ると独輸入物価指数が発表されて、
市場予想を上回るインフレ圧力を示す結果に
ユーロ円が一時上昇しましたが、
ユーロドルでは限定的な反応となりました。
その後、ユーロドルやポンドドルが
ストップ狙いの仕掛けが入ったか、一時軟調となりましたが、
ほどなく上昇に転じていきました。
午後5時半に英総合事業投資が発表されて、
市場予想を下回りましたが、限定的な反応でした。
BOE総裁から「今年はインフレがさらに加速する見込。
リセッション入りは避けたいが、インフレ率が目標まで
低下する為には、経済成長は今年鈍化する必要。」
との認識の発言があり、ポンドドルが上昇しました。
また、米シティの追加損失の憶測や、米クライスラーが
米連邦破産法を申請か、との噂も飛び交い、ドルが売られて、
ドル円がしだいに軟調となっていきました。

ニューヨーク時間に入ると、
米GDPなど複数の経済指標が発表されて、
米個人消費や米コアPCEなどやや市場予想を上回ったものの、
ロンドン時間からのドル売りの流れは止まらず、
午後11時の米中古住宅販売件数も市場予想をやや上回りましたが、
原油価格が急反発して、利下げストップの失望も手伝ってか、
NYダウが大幅に下落していったことで、リスク回避の強い動意に、
ドル円とクロス円が軒並み下落していきました。
米クライスラーが破産法の申請の噂を否定しましたが、
格付け機関のフィッチがモノラインのアムバックと
MBIAの格付けを「無効」(格付け停止)とする発表もあって、
ドル円とクロス円はストップを巻き込みながらの下げが
加速していきました。
原油価格は140ドルあたりまで急上昇しました。
NYダウの終値は年初来最安値となって、前日比−358.41ドルと
大きく下落しました。

週末の今日27日(金)は、
朝の7時45分にNZのGDP、NZ貿易収支、
朝の8時半に日失業率、全国消費者物価指数、
朝の8時50分に日鉱工業生産、日小売売上高(速報値)、
午後3時45分に仏生産者物価指数、
午後3時50分に仏GDP(確報値)、
夕方の5時に欧経常収支、
夕方の6時に欧消費者信頼感、欧業況判断指数、欧鉱工業信頼感、
夕方の5時半に英GDP(確報値)、英経常収支(確報値)、
夕方の6時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時半に米PCEデフレータ、米個人所得、米個人支出、
同夜の9時半にカナダ鉱工業製品価格、カナダ原料価格指数、
夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、
などの経済指標が発表されます。
※独の消費者物価指数の発表時間は未定。
NZ・(日)・英・米指標には注目です。

さて、昨日26日はNYダウが大幅に下落して、
ドル円やクロス円がリスク回避の動意に
ストップを巻き込みながら大きく下げました。

市場は、ドル安・株安・原油高の三重苦に陥っているようです。
サブプライム問題の金融収縮の最悪期は越えたとの
観測がある一方、インフレを高度に警戒しなくてはならない
状況となってきているようです。

目前に迫る来月7月にはECBは利上げに踏み切る可能性が高く、
欧米の金利差が、欧米の連携の不協和音となると指摘する声もあり、
1987年ブラックマンデーは原因がよく判らないとされながらも、
その背景に米欧の金融政策を巡る亀裂も影響していたとする研究も
あるだけに、今後の市場動向をしっかり見ていきたいものです。

株価の動向を睨み、市場替りでの動きに気をつけながらも、
流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、悪い勝ち方のお話です。

「勝てば官軍、負ければ賊軍」とか、
「なんで勝っても勝ちは勝ち」などと言いまして、
勝負事は勝つことが一番大切なことですね。

私が、将棋を覚えたてのころ、
「待ち駒は卑怯だ。」なんてことを友達から教えられて、

相手の王様が逃げるその先にあらかじめ待ち伏せする手は
汚く卑怯な手なのだ、と信じていたのですが、

将棋を勉強していくと、「待ち駒は卑怯」などではなく、
王様の挟撃と退路封鎖を狙う、
正しく良い手筋であることが分りました。

卑怯な手と信じていたものが、じつは正しく良い手であることを
知ったのでした。

さて、相場に卑怯な手法があるのかというと、
内部情報によるインサイダー取引がありますが、
これは良くないどころか犯罪ですね。

その他にも、原油取引などで、巨額のマネーに物を言わせて、
取引の薄い時間に現物を買い煽って値を吊り上げておいて
現物と先物との値の開きを利用して仕掛けて儲ける手法があって、
取引を監督している当局が目を光らせている、
などということもあるようですが、

これらの犯罪や相場操縦のようなものではなく、
相場を読んでトレードする一般手法の範囲であれば、
恐らくどのような手法でも勝てれば良いものと思います。

さて、相場で勝つということはと言いますと、
もちろん、収益を上げるということですが、

けっこう初心の頃は勝率にこだわったりして、
勝率がよければ収益が上るものだと錯覚してしまうことがあって、
悪い勝ち方を覚えてしまうことがあります。

もちろん、勝率は大切なもので、
これが極端に悪いと収益も上りませんが、

「勝率=収益」ではなく、勝率は収益の条件の1つに過ぎません。

私の犯した過ちは数々ありますが(笑)、損切りについて、

「あと3Pips深く損切り設定していればよかった。」
と事実の経験を何度かして、

「損切り、損切りとは言うけれど、物事には表もあれば裏もある、
 あと10Pipsくらい損切りを深くしよう」と名案が湧いて(苦笑)、

損切りをいつもより深く取ると勝率が良くなること経験しました。

そして、「我、得たり」と思っていると、(笑)

ところが、また同じようなことが起きました。

「あと5Pipsさらに深くしておけば反転して、
 損切りせずに済んだ。」
ということを何度か経験して、

さらに損切りを深くすると、なんということでしょう。
もっと勝率が向上したのです。

勝率が向上しても、負けるときも大きいので
「ちょっと、どうかなぁ。」とは少しは思ったものの、

勝率のとりこになっていた私は、
損切りを深くすることに際限がなくなって
ついに、「損切りをしない」ということが
勝率を最大にするのでは? と思い至りました。(爆)

その後、どのようになったか、と言いますと、
ナンピンまでする癖がついていたために、
ご想像のとおりのこととなって、(笑)

ある程度利益も出ていた口座を1度の負けで飛ばしました。(泣)

しかも、この癖が直らなくて、
2度もマージンコールの強制ロスカットとなってしまったのです。

悪い勝ち方を覚えてしまって、
それが普遍的なものと愚かな錯覚をしてしまったのですね。

「損切りを深くしたら勝ってしまった」という
とんでもない悪い勝ち方の経験をしてしまったのです。

ときに悪い勝ち方の癖は、大きな痛手の始まりとなるようですね。

「プロと初心者の一番の違いは、勝つことよりも
 負ける技術にこそ差がある。」

と言ったオリバー・ベレスの言葉が思い出されます。


FX 習慣のお話

今日25日の深夜はFOMCの発表です。FOMC声明が注目されますね。

一昨日23日(月)は、オセアニア時間でドル円などが
下窓を空けてのスタートとなりましたが、
その後、窓埋めの買戻しが入る展開となりました。
英ライトムーブ住宅価格の発表では、対前年比が
統計開始以来の低い数字で市場予想を下回る結果となりました。
ウォールストリートジャーナルにより関係筋の情報として、
米シティが約65,000人の雇用削減の予定であることが
報じられました。ドル円やユーロドルは
レンジの範囲の神経質な上下動の展開となりました。
その後、FOMC声明の思惑もあってか、
仲値を過ぎたあたりからドルが堅調となってドル円が上昇して、
午後からはユーロドルなどドルストレート通貨が
軟調となって行きました。
日経平均は、一時270円を超える下落となっていましたが、
徐々に反発も見せ下げ幅を縮小して、
前週末比−84.61円で引けました。

この日のロンドン時間では、ドル買い動意を背景に
仏PMIが節目の50を割り込む悪い数字であったことなどもあって
ユーロドルが下落して、ポンドルや豪ドル米ドルなど
ドルストレートも軟調となりました。
午後5時の独IFO景気動向指数の発表では、
市場予想を大きめに下回る悪い数字となって、
ユーロの下落が一時加速しました。
ポンドドルも軟調が続きました。
一方、ドルはFOMC声明への思惑もあってか堅調となって、
ドル円が上下動しながらも上昇しました。

この日のニューヨーク時間では、
はじめはNY勢によるFOMC声明への思惑もあってか
ドルがやや上昇しましたが、経済指標の発表もなく、
動意は続かず、ドル円など一時上昇した後には押しが入って、
その後は小幅な上下動の揉み合いとなりました。
一方、ユーロドルもNY時間に入っていったん下足を強めたものの、
動意は長くは続かず、買戻しが入って、
その後は小幅な上下動の揉み合いとなりました。
クロス円は、ドルストレートの下落が落ち着いたこともあって、
しだいに堅調となる展開となりました。
スイス政府が2009年の経済成長の見通しを下方修正しました。
原油価格は136ドル後半となりました。
NYダウは先週末の終値を挟んだ上下動となり、
−0.33ドルで引けました。

昨日24日(火)は、午前中ドル円が一時18円台前半まで上昇して、
ユーロドルが一時1.54台後半ので下げる展開となりましたが、
その後、ドル円がしだいに軟調傾向の揉み合いとなり、
ユーロドルはしだいに堅調となっていきました。
ユーロ円やポンド円、豪ドル円などが
東京時間では堅調に推移しました。
日経平均は前日終値あたりからマイナス圏での動きとなり、
前日比−7.91円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、予定より10分ほど早く
独GFK消費者信頼感調査が発表されて
市場予想を下回る結果となりましたが、市場反応は限定的でした。
ドル円は軟調傾向の揉み合いが続きました。
ユーロドルははじめ上昇しましたが、
その後は揉み合いとなりました。
ユーロ円やポンド円や豪ドル円などが軟調となりました。
「英HSBCがスイスUBSを買収か」という噂に
スイスが堅調に推移しました。
欧州株価が軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
ポールソン米財務長官から
「原油高は世界経済と米経済を圧迫。年末までに米住宅市場の
低迷がほぼ終了すると期待。米国のファンダメンタルズは健全。」
というコメントが発表されましたが、市場反応は限定的でした。
午後10時にS&Pケースシラー住宅価格が発表されて、
市場予想より良かったものの、前年同月比で−16.3%と
1987の統計開始以来の最大の下げ幅となりました。
午後11時の米指標では米消費者信頼感指数が50.4、
そして、リッチモンド連銀製造業指数が−12という結果となり、
ともに市場予想を下回っただけではなく、
構成項目の新規受注と雇用指数も
市場予想を大きく下回ることとなって、一時ドルが急落しました。
一時ドル円が下落して、ユーロドルなど
ドルストレートが上昇しました。
また、一時クロス円の多くも軟調となりました。
しかしその後、金融株が底堅く、NYダウが前日比マイナス圏から
プラス圏へと反発したことで、リスク選好動意となって
ドル円やクロス円も反発上昇する激しい展開となりました。
その後はNYダウがまた前日比マイナス圏となり、
ドル円とクロス円は軟調となって激しい高下となりました。
原油価格は137ドル台前半あたりとなりました。
一時年初来安値となったNYダウは
前日比−34.93ドルで取引を終えまた。

ゴトウ日の今日25日(水)は、
朝の8時50分に日通関ベース貿易収支、
午後2時に日中小企業業況判断、
夕方6時に欧鉱工業新規受注、
夜の8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜の9時半に米耐久財受注、
夜の11時に米新築住宅販売件数、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
また、欧トリシェECB総裁の欧州議会での証言も
予定されているようです。
米指標および米FOMC声明には注目です。

明日26日(木)は、
朝の7時45分にNZ経常収支、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数、
午後3時に独輸入物価指数、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数、
夕方5時に欧ユーロ圏マネーサプライM3(季調済)、
夕方5時半に英総合事業投資(確報値)、
夜の9時半に米GDP、米個人消費、米コアPCE、
米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米中古住宅販売件数、米求人広告指数、
などの経済指標が発表されます。
また、英キングBOE総裁の議会証言も予定されているようです。
米指標には注目です。

昨日24日(火)では、NY時間に発表された
S&Pケースシラー住宅価格が
前年同月比で−16.3%と1987以来最大の下げ幅となり、
今年1月から4ヶ月連続で二桁の下落となりました。
また、米消費者信頼感指数も50.4と悪い数字となりました。

今日25日の深夜には米FOMCが発表されます。
市場の関心はFOMC声明に集まっていますが、
景気後退とインフレのどちらに傾斜したものとなるかが
注目されます。

さて、米財務会計基準審議会(FASB)が、
4月のワシントンG7の共同声明を受けて、
金融機関の財務の透明化を高めるため、
今まで簿外会計としていた証券化商品を運用する
特別目的会社(SPC)などを連結決算とする
会計基準の改正の草案をまとめたそうです。

米シティでSPC関連は1兆1,000億ドルもあるとされ、
今まで、簿外とされていた赤字が露呈する可能性もあり、
「最大手クラス」でも経営が揺らぎかねない
との指摘もあるため、草案段階ながら、
やがては大きな市場テーマとなる可能性がありそうです。

また、トムソンとロイターの調査によると、
S&P500銘柄の第2四半期の業績が1株利益が前年同期比で
10.2%と二桁の下落見通しを発表しました。
思惑が先行していますが、
まだ米経済は厳しい状況が続きそうです。

FOMC声明に注目して、相場の流れに乗って
トレードしていきたいものです。


さて今日は、習慣のお話です。

日常の行いは深く人に染みこんで、
ちょっとやそっとでは直せないものですね。(笑)

習慣には良いものと悪いものがありますが、
もちろん良い習慣は直す必要はないものの
悪い習慣ほどなかなか直らないものです。
タバコなども悪い習慣なのかもしれません。

私も「呑み助」であったことやギャンブルに凝ったことがあって
夕暮れになるとそわそわして、どこかの酒場に寄らないと
気がすまないことがあったり、土日になると
お馬さんのことが気になって仕方のないことがありました。(苦笑)

よく男の道楽は「呑む打つ買う」などといいますが、
「買う」は(あまり)しなかったものの、 (^^;)
「飲む打つ」は若い頃よくやりました。

この悪習慣は、何をきっかけにこうなったかは
良くわからないのですが、
なにかをきっかけに飲み屋に寄ったことが
繰り返すほどに強い習慣となっていったようです。

「飲む打つ買う」は身上(しんしょう)を潰すなどと聞くと
自分でも「ちょっとなぁ…」と正気の時は思うものの、(笑)
悪習慣に狂っている時はとても直せるものではありませんでした。

その後、トレードに熱心になったこともあって、
強い意志で止めるでもなく、なんとなく飲み屋に行かないと
こんどは行かないことが習慣となって、
飲みに行くのが面倒になりました。

ほんとうに習慣とは怖くもあり不思議なものです。

ところで、

トレードでも各々のトレーダーごとに習慣がありますね。

いつでもポジョンを持っていないと気がすまないトレーダー。

負けるほど頭に血が上って、トレード回数が増え、
一発逆転を狙い玉を大きくしてしまうトレーダー。

損切りができないトレーダー。

スワップを意識しすぎるのか、
どうしても買いポジョンに偏重してしまうトレーダー。

臆病になって、レートがグングン動いているのに
ただ指をくわえてチャートを見続けるトレーダー。

トレンドが発生している最中でも逆張りだけを狙うトレーダー。

1Pipでもと思うあまりに、
待つことができずに、いつもフライングとなるトレーダー。

少し利が乗るとビビリ手仕舞いしてしまうトレーダー。

自分が最後のほうに情報を得たかもしれないのに
ニュースでエントリーしてしまうトレーダー。

などなど、いろいろなトレーダーがいますね。(苦笑)

私もほとんどすべて経験してきましたので、
その悪習慣がどんなにいけない習慣であるかを
身をもって経験してきました。
そしてまた、これらの悪習慣を直すことが
どんなにたいへんなのかも経験してきました。

そして、困ったことに自由であるがゆえに
この悪習間は、誰も矯正してくれないのですね。

手ごわい自分自身の中の悪習間を直すのは自分自身しかいません。

この悪習慣が直らないと、どんなにトレードの勉強をしても
ただの知識に終わってしまいます。

この悪習慣は、執行という行動の部分に棲みついているからですね。

この悪習慣を直す方法は、良い成功体験を積むことと
自分が自身に課す「規律」以外にないようです。

昔から言われているように、トレードにも

「最大の敵は我にあり」ということがあるようですね…。


FX 経済のジレンマのお話


先週末はNYダウが大台の12,000ドルを割り込みましたね。
今週はいよいよFOMC政策金利が発表されます。
市場コンセンサスは据え置きですが、FOMC声明が注目されます。

先週末20日(金)の東京時間は、
各通貨ペアともに比較的狭いレンジ相場のスタートとなりました。
米格付け機関のムーディーズが米モノラインのアムバックと
MBIAの保証部門の格下げを発表しました。
前日比プラス圏で始まった日経平均がしだいに軟調となって、
午前10時頃からドルが軟調となって、ドル円が下げて
ユーロドルが上昇する場面がありました。
その後もしだいにドルが軟調傾向となって行きました。
日経平均は前日比−188.09円で取引を終えまた。

ロンドン時間に入ると独生産者物価指数が発表されて、
市場予想を上回る結果にユーロが緩やかに上昇して行きました。
ECB専務理事からは、商品価格の上昇は一時的ではない認識を示し、
物価安定のためECBは行動すべきとの見解を示す発言がありました。
午後4時15分にスイス生産者輸入価格が発表されて、
市場予想を上回る結果にスイスが買われました。
ムーディーズのアムバックとMBIAの格下げが蒸し返されたか、
上下動しながらも、しだいにドル売りが強くなり、
ドル円が下落して、ユーロドルが上昇しました。
欧州株かも次第に軟調となっていきました。

ニューヨーク時間に入るとカナダの小売売上高が発表されて、
市場予想を上回る結果にとなりましたが、
前回値が下方修正されてカナダが売られました。
また、ユーログループ議長の
「ユーロ高が原油価格高騰の影響を和らげる。
私は為替介入の議論が出れば反対する。」との発言も
後押しとなって、ユーロが買われて、ドルが売られました。
NYダウが強い軟調となったことでドルの軟調が続いて
リスク回避に上下動しながらもドル円やクロス円が下落して、
ドル売りにユーロドルが上下動しながらも上昇しました。
その後、深夜にIMF国際通貨基金が2009年の米経済見通しを
2.0%に上方修正して、米経済は当初予測より悲観的でなく
早期の利上げが必要となる可能性。」と発表したことで、
いったんドル売りが一服となりかけるも、
格付け機関のS&Pが米自動車産業のビッグ3の格付け見通しを
引き下げる可能性があることを発表したことや、
メリルリンチが業績を下方修正するかとの噂も飛び交い、
NYダウの下落が続きドルが売られることとなりました。
その後、終盤はやや調整となりました。
原油は134ドル台後半となりました。
NYダウは前日比−220.40ドルで取引を終えました。

週はじめの今日23日(月)は、
朝の8時に英ライトムーブ住宅価格、
朝の8時50分に日景気予測調査(大企業製造業・全産業)、
午前10時半に豪新車販売台数、
夕方5時に独IFO景気動向、独IFO現況評価値、独IFO予想値、
などの経済指標が発表されます。
独指標には注目です。

明日24日(火)は、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査、
午後3時45分に仏住宅着工許可、仏消費者支出、
夜の10時に米S&Pケースシラー住宅価格、
夜の11時に米消費者信頼感指数、米リッチモンド連銀製造業指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

そして、今週の主な材料としましては、

23日(月)の独IFO景気動向、
24日(火)の米消費者信頼感指数、
25日(水)の欧鉱工業受注、トリシェECB総裁議会証言、
米耐久財受注、米新築住宅販売件数、米FOMC政策金利
26日(木)のBOE総裁議会証言、米GDP(確報)、米中古住宅販売件数、
27日(金)のNZのGDP、英GDP(確報値)、米個人所得・支出、
米PCEデフレータ、米ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)、

などが注目されます。
また、週末27日(金)の米ベア・スターンズの決算にも注目です。

さて、米経済に対する懸念が昂進することとなって、
NYダウが大台の12,000ドルをまた割り込みました。
今週はいよいよFOMCの発表で、今回は金利の据え置きが
市場コンセンサスですが、FOMC声明が景気後退と
インフレのどちらに傾斜したものとなるかが注目されます。

FOMCの声明の内容しだいでは、
大きく動く可能性もありそうです。
また、サウジアラビアが原油の増産を発表して、
今後の原油価格の動向も注目されます。
株価も睨みながら機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、経済のジレンマのお話です。

北海道は、冬は寒く雪も多くてたいへんなのですが、
幸いに梅雨はなくて今の季節は過ごしやすい日々が続いています。
でも、今の日本各地は梅雨の季節ですね。

私も東京の戸越や北烏山や下落合などに7年くらい
住んでいたことがあって、梅雨のことはよく覚えています。
この時期はじめじめした感じで不快指数も高まるものですね。

この不快指数は、気温と湿度で求める数字なのだそうですが、
ところで経済にも不快指数というのがあるそうですね。

アーサー・オーカンというファンタジーに出てくる王様のような
名前の経済学者が(笑)、経済のジレンマを示す指数として、
失業率とインフレ率を足しただけのものですが、
「不快指数」を考案したそうです。

米のジョンソン政権やニクソン政権のときに
けっこう注目された指数なのだそうです。
経済がジレンマに陥っていたことがあったからです。
1965年以降ではこの指数が二桁になったこともありました。

さて、経済のジレンマといいますと、
経済の停滞(stagnation)とインフレーションが
同時進行してしまうスタグフレーションがありますね。

かつての主流であったケインズ経済学では、
失業率とインフレはシーソーに乗る子供のように、
こっちが高ければ、あっちが低くなるという関係にあるとされ、
失業率とインフレが同時進行することはいわゆる想定外でした。

しかし、ありえないことが現実に起こることがわかってきました。

スタグフレーションは、
あたかもトレードオフの関係にあるシーソーが
中央でバキンと折れたような状態で、
どうにもこうにも困った経済状態になって、
金融政策執行に頭を抱えることとなりました。

まぁ、スタグフレーションの負のスパイラルでも
需給はやがてバランスへと向かうようなのですが、
とても悪い状態で需給がバランスしても
良いわけがありませんね。

過去の歴史でもオイルショックや農産物の凶作などを
原因としてスタグフレーションが起こったことがあり、
現在の米国はぎりぎりの瀬戸際のようですが、
かなりピンチではあるようです。

アルゼンチンやトルコなど過去に国家破産した国は、
このスタグフレーションに強く陥っていた
という研究もあるようで、なんか怖いですね。

このスタグフレーションとなると、経済は麻痺状態となって、
金融政策も、とても打つ手が難しくなってしまいます。

金利を上げれば、インフレ抑制とはなっても
経済の首を絞めることになって、

かといって金利を下げれば、
経済の停滞を緩和することにはなっても
インフレが昂進してしまいます。

「どうすりゃいいのさ。思案橋ブルース」(笑)

となる経済のジレンマですが、

1974年頃のフォード大統領時代にインフレが二桁となって、
インフレ撲滅のための「WIN計画」が
実行されたことがありましたが、
決定的な施策の特効薬はまだ臨床試験の段階のようですね。

さて、サブプライム問題が表面化してから、
米国はこの経済のジレンマに陥りつつありますが、

今、臨床試験が始まろうとしています。

各国のドル資産も多く、賛同する向きも少なくはないようですが、
世界の基軸通貨のドルを守るという大義名分のもと、
「介入も辞さぬ」と自国通貨ドルの下落を食い止め、
力ずくでドルを上昇させて
米経済のジレンマを回避しようという試みです。

米国とともに歴史の実験台に乗せられる世界経済ですが、
米国のコミットは強い意思を示しています。

日平均で370兆円相当(2007年BIS統計)もの
取引のある巨大マーケットで、
ドルをほんとうに充分に上昇させることが出来るか
の難問もありますが、

新薬の臨床結果や如何に…。

FX 合理と非合理のお話

中国ではFXが一時禁止となるようです。
また、米CFTCは国外での原油先物取引を
制限する方向で動きだしましたね。

さて、一昨日18日(水)は、
全般に小動きでのスタートとなりました。
日銀政策会合議事録は、既報を踏襲した内容で
材料視されませんでした。
BOEの英財務省への書簡での報告が影響してか、
ポンドがしばらく軟調な展開となりました。
ユーロドルは東京時間では軟調傾向となりました。
ドル円はしばらく揉み合いとなっていましたが、
ロンドン時間の前に上昇しました。
日経平均は前日比+104.45円で取引を終えました。

この日のロンドン時間ではドル円が上昇しました。
一方、ユーロドルも序盤にECB専務理事による
「物価安定維持のために必要なことはすべて行う」
という発言を受け上昇しましたが、
午後4時半頃から軟調となり「行って来い」となりました。
午後5時半のBOE議事録では市場予想とおりで
市場反応は限定的でした。
午後6時の欧建設支出は−0.8%で
前回値も下方修正となりましたが、市場反応は限定的でした。
また、スイスZEW景況感調査では−63.8となって、
市場予想を下回りましたが市場反応は限定的でした。

この日のニューヨーク時間では、
モルガンの3〜5月期の決算が発表されて、
前年同月比60%の大幅減益ながら、
1株当たり利益は0.95ドルと市場予想を上回りましたが、
発表当初は市場反応は限定的であったものの、
ドル円は軟調に推移しました。
一方、ユーロドルは堅調な展開となりました。
午後9時半のカナダ景気先行指標指数では
市場予想とおりの結果となり市場反応は限定的でしたが、
カナダ円など軟調に推移しました。
スイスが利上げ期待の台頭に堅調に推移しました。
NYダウは金融株や売られ、原油高を背景にフェデックスが
赤字決算となったこともあって一時12,000ドルの大台を割って、
前日比−131.24ドルで取引を終えました。

昨日19日(木)の東京時間では、
朝に発表された日全産業活動指数が0.8%と
市場予想を上回りました。
また、前日のNYダウの下落や
ドルの利上げ期待の後退にドルが軟調となりました。
一方、ユーロドルは上下動しながらも堅調に推移しました。
世銀が中国のCPI上昇見通しを7.0%に引き上げました。
アジア株や日株は下落となりました。
日経平均は前日比−322.65円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、スイスSNB政策金利が発表されて
市場予想とおりの据え置きとなりましたが、
一部で利上げ期待があって失望売りが出たことや
SNB総裁が「2%越すインフレは一時的。成長の鈍化により低下」
という見解を示したことが嫌気されスイスが売られました。
午後5時半に英小売売上高指数が発表されて、
+3.5%と市場予想を大きく上回ったことで
ポンドが急上昇しました。ユーロポンドも急落して、
ロンドン時間から軟調傾向となっていた
ユーロドルの下落が加速しました。
一方、ドル円はドル買戻しに急上昇しました。
豪ドルが日本時間の夕方から堅調となりました。
午後8時にカナダの消費者物価指数が発表されて
市場予想を上回る好結果にカナダが上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時半に米新規失業保険申請件数が発表されて、
市場予想より悪い数字となったものの、
米利上げ期待が増す観測も台頭した模様で
ドル円の上昇が続きました。
また、カナダ卸売上高では市場予想を上回る結果に
カナダの上昇が加速しました。
午後11時に米フィラデルフィア連銀指数が発表されて
市場予想を大きく下回る−17.1という結果となり、
一時ドルが売られましたが
原油の下落もあって市場反応は限定的で、
上下動しながらもドル円の上昇が続きました。
一方、ユーロドルは揉み合いが続きました。
また、豪ドルやNZやポンドは堅調に推移しました。
スイスSNB総裁から「インフレを非常に強く警戒。
9月の利上げの可能性は排除しない」とのコメントがありました。
原油先物は132ドル台。
NYダウは前日終値を挟んだ上下動をしながらも
前日比+34.03ドルで取引を終えました。

週末でゴトウ日の今日20日(金)は、
午後3時に独生産者物価指数、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格、
夜の9時半に加小売売上高、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には注目です。
今日はトリシェECB総裁の講演が予定されているようです。

さて、昨日はオセアニア通貨や
ドルやポンドなどが堅調となりました。
一方、ユーロがECB理事から
「物価安定に向けて必要ならば行動すべき。」
との発言があっても軟調が続きました、

また、アジア株が軟調となって
中国の上海総合指数は6.5%も下落しました。

そして報道によりますと、欧米金融機関は昨年7月以降、
2,800億ドル超のサブプライム損失を計上したが、
さらに追加損失は約5,900億ドルの可能性があって、
今春からカイジが義務付けられた「レベル3」と呼ばれる残高は、
3月時点で3ヶ月前に比べて20%以上も増加しているそうです。

また、債務担保証券「CDO」の損失を先送りしているとの指摘があり、
今後の火種となる可能性もありそうです。

そして、ゴールドマン・サックスによると、米銀の損失計上は
来年2009年の1-3月期がピークとなるとのリポートも出されていて、

米連邦預金保険公社(FDIC)によると、07年以降の米銀破綻は6行で、
破綻銀行はまだ増えると観測しているとのことです。

これらもチャートは既に織り込みつつあると思いますが、
過度の楽観することなく、市場替りの初動に注意しながら
流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、合理と非合理のお話です。

古代ギリシャの将軍は、戦争のときにデルフォイの信託を
仰いだそうですね。

また、現代でも占星術や手相など
いろいろな占術が盛んに行われています。

占いがオカルトなのか、統計学に由来するものかは判りませんが、
古代から現代に至るまで、「未来を知りたい」という欲求が
人において絶えることはないようです。

まぁ、トレードなどをしていますと、誰でもきっと
「予知能力があったなら」と思うことがあるものですね。
あり得ない非合理を願ってしまうことがあります。

また、相場を物理学のように数式で解き明かそうという
試みも盛んで、いろいろと研究されています。
これもある意味、市場の未来予知のアプローチかもしれません。

しかしながら、相場を作る構成項目はとても多く、
心理という、なかなか定量化できないものまであって、
神のパズルの相場を完全に数学的に解き明かした人は
いないようです。

皮肉にもノーベル賞学者を2人も擁したLTCMの破綻が、
相場を数学的に解き明かそうという試みが
いかに困難なものであるか、を歴史の壮大な実験として
証明してしまいました。

そして、学者の中には、1987年10月19日の大暴落の原因を
研究している人がいますが、
原因はいまだにはっきりとは解明されていないようです。
ほとんど原因は不明のようですね。

さて、去年の秋にグリーンスパン前FRB議長の
回顧録「波乱の時代」が出版されましたが、
ブラックマンデー当時のFRB議長その人であった氏も

「わたしは、何ひとつとして知らない。
 この日、株価は一日中下がり続けたので、
 根拠のない不安の形で人間の本性が現れ、
 投資家は経済的に意味があるかどうかにかかわらず、
 ポジションを解消して、苦痛から逃れようとした。
 株価を動かすような財務情報はなかった。」

とその著書で述べています。

論理では説明できない「非合理」で突如として
雪崩のようにブラックマンデーは起こったのですね。

また、グリーンスパン氏はその著書の中で、

「熱狂に浮かされているとき株価を非合理な水準へ押し上げる。」

とも述べていて、

非合理が市場を支配することがあることをほのめかしています。

もしもこのように「非合理」が
市場を支配することが真実だとすると、
一義的かつ合理的に相場を解明しようとする試み自体が、
合理の枠に非合理をむりやり押し込めようとすることになって、
この行為自体が合理的ではない、
つまり非合理ということになりますが、

ところが、グリーンスパン氏は、
市場が合理的一面も併せ持つこともちゃんと認識していて、

「いつの日か投資家は、市場が合理的から非合理的に
 変わるときが分るようになるかもしれない。」

と述べています。

つまり、市場は合理的面と非合理的面の両面ある
多重人格者なのだというわけですね。(苦笑)

またグリーンスパン氏は、
さらにおもしろい視点で論を展開しています。

「投資で成功するのは難しい。
 友人のウォーレン・バフェットのように
 歴史的に特に成功した投資家の中には、
 アノマリーに早くから気づいていた人がいる。」

として、アノマリーという非合理が
合理を信奉する人たちよりも成功している
事実があることをほのめかしながらも、

「長期的な経済予想は、
 歴史的に安定している2つのデータを基にする。
 1つは人口であり、2つ目は生産性の伸びである。
 これは知識が徐々に蓄積された結果であり、
 持続可能な成長の源泉である。
 知識が失われることはないのだから、
 生産性は常に上昇する。」

とその著書で述べます。

ということは、もしかすると、

「私の好む投資期間は永遠だ。」という
長期投資のバフェット氏は、
長期的視点の人口と生産性という合理的な予測とともに、
長期によるプレミアムの超過利益という
非合理的なアノマリーにもよって、
多重人格のマーケットの勝利者となったのかもしれませんね。

どうも、偏屈で多重人格のマーケットでは、(苦笑)
合理だけでもダメ、非合理だけでもダメで、
合理と非合理をともに制する人が
マーケットの勝者となれるようです。


参考: 日本経済新聞社 「波乱の時代」
    世界と経済の行くえ アラン・グリーンスパン


FX エクストリームのお話

北海道はとてもすごしやすい気候が続いています。^^

さて、今日からマーケット・サマリーは、
注目トピックを中心とした
いくぶん簡単な記載とさせていただきます。 m(_ _)m

一昨日、週明けの16日(月)は、
ポールソン米財務相がG8後の記者会見で、
「強いドルは米国の国益」と発言したこともあって、
何度も聞くフレーズながらドル擁護の強いコミットとして
ドルが東京時間では堅調となりました。
欧州委員から「ユーロ圏のインフレは上向きリスク」と
発言があったこともあって、
ユーロも前週末の終盤の動きを継いで緩やかに上昇しました。
日経平均は前週末比+380.64円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
スイスの実質小売売上高が発表されて、
市場予想を大きく下回る−9.4%となりましたが
市場反応は限定的でした。
ECB理事からは「警戒態勢を高めている」とのコメントがあり、
ユーロがしだいに堅調となって、ドル円が軟調となりました。
午後6時の欧消費者物価指数では、
通貨統合以来の最高となる対前年比で3.7%となるなど
市場予想を上回りましたが限定的な反応でした。

この日のニューヨーク時間では、
NY連銀製造業景気指数が市場予想をかなり下回る
悪い数字でドルが売られドル円などが軟調となりましたが、
その後は対米証券投資が市場予想を上回る数字となって、
ドルを買い戻す動きとなりました。ドル円は戻しをみせて、
その後は揉み合いとなっていきました。
一方、ユーロは序盤では上昇して、
その後はやや調整傾向の揉み合いとなりました。
米リーマンの決算発表は、
先週の暫定発表と同じ赤字内容の発表でした。
また、原油先物が一時139.89ドルの史上最高値をつけました。
NYダウは前週末比−38.27ドルで取引を終えました。

昨日17日(火)は、東京時間に豪RBA政策会合議事録が発表されて、
需要が鈍化しなければ、金融政策の見直し必要としながらも、
「過去1ヵ月のた経済指標は、需要の伸び鈍化を示す。」として
利上げ期待の後退に豪ドルが軟調となりました。
フィナンシャルタイムズ紙が
「FRBは市場予想ほど金融引き締めをしない」
との観測記事を報じたことでドルが軟調となりました。
一方、ユーロドルは東京時間では堅調に推移しました。
日経平均は前日終値を挟んだ上下動となり、
前日比+85.13円で引けました。

ロンドン時間に入ると、ECB専務理事から
「18〜24ヶ月以内にCPIを目標値に抑えるには
0.25%の利上げで充分」という主旨の発言がありました。
スイスの鉱工業生産は−9.4%と市場予想を下回り、
スイスが売られ上下動となりました。
英消費者物価指数と小売物価指数は市場予想を上回りましたが、
BOEの英財務省への書簡で
「CPI上昇率は4%超える可能性があるが、
CPI上昇率を2%の目標に戻すまでの金利の進路と方針は不透明」
と報告していたことが報道されたことで、
利上げ観測が後退してポンドが急落しました。
独ZEW景況感調査は−52.7という結果となり、
ユーロの軟調が進みました。

ニューヨーク時間に入ると、
ゴールドマン・サックスの決算が発表され、
1株あたりの利益は市場予想を上回りましたが、
前年同期比11%の減益で、
クレジット商品含む損失は約7.75億ドルと報じられました。
カナダの国際証券取扱高は市場予想を上回りましたが
反応は限定的でした。
米生産者物価指数は市場予想を上回り、
米住宅着工件数など建設関連指標は
市場予想に対して好悪交錯しましたが、
ドルが軟調となりました。
午後11時の米鉱工業生産は−0.2%と
市場予想を下回りドルが売られました。
ドルストレートはしだいに堅調となりました。
原油のNY終値は134ドルあたりとなりました。
NYダウは下落して前日比−108.78ドルで取引を終えました。

今日18日(水)は、
朝の8時50分に日銀金融政策決定会合議事録、
午後2時に日景気動向指数、
夕方5時半に英BOE議事録、
夕方6時に欧建設支出、
同夕方6時にスイスZEW景況感調査、
夜の9時半に加景気先行指標指数、
などの経済指標が発表されます。英BOE議事録には注目です。
また、モルガンの決算発表にも注目です。

明日19日(木)は、
朝の8時50分に日全産業活動指数、
午後3時15分にスイス貿易収支、
午後4時半にスイスSNB政策金利、
夕方5時半に英小売売上高指数、英マネーサプライ、
夜の8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に加卸売売上高、
夜の11時に米フィラデルフィア連銀指数、米景気先行総合指数、
などの経済指標が発表されます。
スイス政策金利、英・加・米の指標には注目です。
また、夜のFRB副議長の議会証言にも注目です。

さて、市場予想との対比で見られることの多い経済指標ですが、
米住宅着工件数は前月比3.3%減少、
米経常収支の赤字は前四半期よりも5.5%増加して、
米鉱工業生産(5月)は前月よりも0.2%低下していて、
米ゴールドマンの3月〜5月の決算も、
2四半期連続の減少となって、
「ほんとうに最悪期は脱したと言えるのか!」と
指摘する声も聞こえます。

原油や穀物相場が世界的に高騰して、インフレの圧力も
ますます強まり、スタグフレーション懸念も深まっているようです。

思惑と実態に上下動忙しい揺れる相場も見られますが、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、エクストリームのお話です。

おいしそうなアイスクリームみたいな言葉ですが、(爆)
エクストリーム"extreme"は、「極端」とか「極度」
そして「過激」などという意味ですね。

あの有名なハリーポッターの魔法の呪文にも
「エクストリームパトローナム」というのがでてきました。
特別に強い魔法のようでした。(笑)

さて、チャートでもどんどん上昇して過熱していった時に
「エクストリームだ!」なんていうことがあります。

相場の一面には、イス取りゲームのようなところがあって、
短期売買では、頃は良しというところで
利益確定をしなくてはならず、
あまりに噴け上っていると、高値警戒感が囁かれたりします。

また、ときに良い結果の経済指標やニュースが報道されたのに、
ちょっと跳ねた後、「あれれーっ?」というように
なんとも納得できない下落をしてしまうことがありますが、

これは、「思惑」で買い上げていた短期筋が、
誰もが知ることとなった好材料や経済指標の結果の「事実」に、
そこがいったんの「極」とみて、
利益確定に動いている場合もあるようです。

プロの短期筋は「噂や思惑で買って、事実で売る」
ほとんど習性に近いトレードをすることがあるようで、

このプロの短期筋の動きは、

"Buy the Rumor,Sell the Fact"とか、
「ニュース・リバーサル」とか
業界隠語で「うわーっ効果」などと呼ばれるようです。

プロの短期筋などは、ときに経済指標や良いニュースで
一般トレーダーが慌てて買いに入ってくる状況を

「こっちの水は甘いよ。さぁ、いらっしゃい。」

とばかりに噴けるのを待って、
利益確定の機会を覗っていることもあるようですね。

乱高下もこうしたことで起こるようです。

もしかすると「エクストリームパトローナム」と
ハリーポッターのように呪文をかけているかもしれませんね。(冗)

そして、これら「思惑」と「事実」にからむ動きの
とても顕著なのが政策金利の発表で、

政策金利の発表前は利上げの思惑にせっせと上げていたのに、
政策金利発表当日、実際に利上げとなったのに
織り込み済みで、さっぱり上昇しないこともよくあることで、

さらには利上げ後の中銀のコメントに、
その後の利上げが見込めないと、
逆に利上げとなった当日に下落することすらあります。

エクストリームと"Buy the Rumor,Sell the Fact"での動きには
ちょっとだけ注意が必要なようです。

事実に反する動きがあるときは、プロの短期筋はもう別のことを
思惑していることもあるのかもしれませんね。

FX 臨界点のお話

岩手宮城地震では大きな被害となりました。
たいへんであったことと思います。 m(_ _)m

さて、G8財務相会合が「世界経済の安定と成長確保のため、
個別あるいは共同して適切な行動をとっていく」
という共同声明を採択して閉幕しましたね。

ECBなど中央銀行が出席しない財務相会合であったためか、
為替への直接的な協議はされなかったようです。

先週末13日(金)は、早朝にNZの小売売上高が発表されて、
好悪交錯する結果となりましたが除自動車の数字が悪く
一時NZが売られました。
また、ユーロ円など上下動となる通貨ペアもありましたが、
おおむね各通貨ペア共に小動きでのスタートとなりました。
その後、堅調に始まった日経平均が
一時前日比でマイナス圏となったことで、
仲値を過ぎたあたりからリスク回避の動意に
ドル円とクロス円が軟調となりました。
昼頃に豪RBA総裁が
「交易条件を考慮すると金融引き締め政策が必要」と
発言したことで、豪ドルが限定的ながらも上昇しました。
日政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
日銀月例経済報告では、ほぼ前回を踏襲する内容でしたが
企業収益と輸出の見通しを下方修正しました。
また、白川日銀総裁の談話では、
「日米欧で景気と物価の状況は異なる。
世界的なインフレリスクの高まり。
意識するべきは景気物価全体。」
という認識などが示されました。
日経平均は前日比+85.13円で引けました。

ロンドン時間に入ると午後3時に独消費者物価指数が発表されて
構成項目の中では市場予想をやや上回る内容も見られましたが、
指標による市場反応は限定的でした。
しかし、仏財務相がドル高に満足している主旨の一部報道や、
G8財務相会合で為替協議をする観測報道、
そして、リスボン条約批准をめぐるアイルランドの
国民投票で反対が優勢となった報道などが重なり影響したか、
ドル高を背景にユーロが軟調となって行きました。
その後、ECB専務理事の「ユーロ圏の融資コストは歴史的低水準。
ECBは即時に金融政策を活用すべき。」
とのコメントも影響したか、下げも一服となりました。
一方、ドル円は108円台前半まで上昇しました。
また、クロス円はドル円につられて上昇するものもありましたが
ユーロ円では一時165円台後半まで下落するなど、
まちまちの展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、米消費者物価指数(CPI)が発表されて
市場予想を上回る結果となりましたが、コアの伸びが小幅で
利上げ観測を後押しすることとならず、
為替ではドル円とユーロドルで調整の動きが進みました。
その後、近頃5分ほど早めに発表されることの多い
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が
午後10時55分に発表されて、市場予想を下回る
28年ぶりとなる低水準の結果となって、
ドル円の調整が進み軟調となる動きみられました。
また、ユーロドルも調整となって戻す動きがみられました。
そして、深夜に英財務省から
「BOEからインフレ上昇に関する公開書簡を受け取る用意がある」
と発表されたことで、過去の2007年4月では公開書簡の提出の後に
利上げとなっていることから、
英利上げ観測の思惑にポンドが上昇しました。
また、アイルランドのリスボン条約に対する国民投票では、
反対多数で否決となりました。
一時調整となっていたドル円は
NY午後からまた上昇して行きました。
ユーロドルは上下動しながらも戻す動きが継続しました。
ユーロ円などクロス円はNY午後からは堅調な展開となりました。
NYダウは週末のショートカバーもあった模様で
また、原油価格も134ドル台と落ち着いたこともあって、
前日比+165.77ドルで週を終えました。

週はじめの今日16日(月)は、
朝の7時45分にNZ製造業売上高、
午後4時15分にスイス実質小売売上高、
夕方6時に欧消費者物価指数、
夜の9時半に米NY連銀製造業景気指数、
同夜の9時半に加新車販売台数、
夜の10時に対米証券投資(米ネット長期TICフロー)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
欧・米指標には注目です。

明日17日(火)は、
朝の8時50分に日第三次産業活動指数、
午前10時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注(確報値)、
午後4時15分にスイス鉱工業生産指数、
夕方5時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
夕方6時に独ZEW景況感調査、
同夕方6時に欧ZEW景況感調査、
夜の9時半に米生産者物価指数、米住宅着工件数、米経常収支、
同夜の9時半に加国際証券取扱高、
夜の10時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
などの経済指標が発表されます。
豪RBA議事録、英・独・米などの指標には注目です。

さて、G8財務相会合が「世界経済の安定と成長確保のため、
個別あるいは共同して適切な行動をとっていく」
という共同声明を採択して閉幕しました。
ECBなど中央銀行が出席しない財務相会合であったためか、
為替への直接的な協議はされなかったようです。

米経済の低迷とインフレというスタグフレーション懸念もある中、
あちら立てればこちら立たずの打開策として、
米財務省とFRBが協調して打ち出した
ドル安牽制と強いドルのコミットでの
ドル買戻しの地合いがしばらく継続すると見る
ストラテジストは多いようです。

ただ、各国ともインフレで自国通貨高を望む向きもあり、
アジア株の不気味な下落も続いていていることや、

米住宅産業は底打ちしていなく、また、税還付による消費刺激も
物価高の影響を受け、一過性の需要刺激効果が出尽くせば、
消費の落ち込みとなると指摘する声もあり、

最悪期は過ぎた感はあるものの、過度の楽観も出来ないようです。

さて、そして今週も注目材料が目白押しです。

16日(月)には、欧消費者物価指数、米NY連銀製造業景況指数、
対米証券投資、

17日(火)には、豪RBA議事録、英消費者物価指数、独ZEW景気指数、
米生産者物価指数、米住宅着工件数、米鉱工業生産、

18日(水)には、英BOE議事録、BOE総裁講演、米週間原油在庫、

19日(木)には、スイスSNB政策金利、英小売売上高指数、
加消費者物価指数、米フィラデルフィア連銀製造業指数、
FRB副議長の議会証言、 

20日(金)には、独生産者物価指数、加小売売上高、ECB総裁講演、

などの注目材料があります。

また、16日(月)のリーマン、17日(火)のゴールドマン、
18日(水)のモルガンなど米金融関連の決算発表も注目されます。

まずはG8財務相会合の後の動きを見据えて、
流れに乗りながらも過度の楽観をすることなく、
しっかりとトレードしていきたいものです。


さて今日は、臨界点のお話です。

臨界点とは"critical point"などとも呼ばれるようですが、
もともとは、物理学の気体と液体の相転移となる
温度や圧力の限界のことを意味するようです。

それまで「ある状態」であったものが、ある点を超えると
突如として大きく変化を起こす限界のことですね。

さて、臨界には面白いところがあって、
その限界までは、よく注意しないと
普段と何も違わないように見えて分らないことがあります。

でもよく観察すると、「ちょっと違う」ことが
発見できることもあるようです。

この平常の範囲にも見える「ちょっとの違い」が
とても大きなことの予兆となることがあります。

大きな地震の前にも風に動かない雲が
観測されると聞いたことがありますし、

棚にどんどん物を積み上げていっても、限界までは、
大きな変化は起こりませんが、しかし、よく注意すると
棚が落ちる前に「きしみ音」が聞こえたりします。

また、話が横道にそれますが、
世の女房殿も、亭主のちょっとした挙動や
おしゃれ具合に、女の第6感を働かせて浮気を見破る
ことがあるそうですね。(苦笑)

私の悪友も、「トイレその後に」ならぬ、浮気その後に、
香水の匂いを消すためにわざわざ焼き鳥屋に寄って
焼き物の匂いをつけて、同僚と飲んでいたアリバイ偽装を
したのにもかかわらず見事に浮気がばれて、
不思議がっていました。(笑)

まぁ、これには後日談があって、
下着を裏表に着けていたことでバレたそうで、

「おしりに熱いアイロンを当てて、
 折り目正しい真人間にしてやってもよいのよ。」

と女房殿に怒られたそうです。怖いですね。(苦笑)

さて、話がだいぶヘンな方へ行ってしまいました。

相場のお話です。

サブプライム問題が表面化して2007年8月17日に
株価が暴落したのですが、この暴落の少し前に
株式市場でとても奇妙なことが起こっていました。

好業績の割安銘柄が下落して、逆に業績不振の割高銘柄が
異様に上昇したのです。

株式の投資経験が数十年のプロの間でも
「こんな相場は見たことない」といぶかる声が聞かれました。

実はこのときすでに、サブプライム問題は水面下で進行していて、
海外の一部のヘッジファンドの破綻や解約によって、
ヘッジファンドの手法である「ロング・ショート」での
手仕舞いが始まっていて、ロングポジョンの売りと
ショートポジョンの買いが始まっていたのです。

後付的によく見れば、
異常事態の臨界の予兆がちゃんとあったのですね。

よく知られていることでは、異常に静かな低ボラの相場も、
大きなエクスパンションの予兆となることがあります。

不自然なことは何か大きなことの予兆となる場合があるようです。

そんなふうに考えると
「なにをバカな。」と笑われそうですが、
アジア株の下落続きもちょっと気になるかも。(謎)

FX プロとアマの差のお話

今日から大阪でG8財務相会合が開催されますね。

世界的にスタグフレーションのリスクの高まる中、
インフレ対策の協調がどこまでなされるのかが注目されます。

一昨日11日(水)は、オセアニア時間から
東京時間の午前中にかけて、動意薄の相場となりました。
東京時間の午後に入ると、9日ポールソン米財務長官の
「通貨介入の選択肢も排除しない。」との発言や
ブッシュ大統領のドル安牽制発言に加え、
10日の米バーナンキFRB議長の
「大幅な下降局面に入るリスクは過去1ヵ月間に低下。
FRBは長期のインフレ期待の定着に強く抵抗する。」
との米要人らの発言を背景に、
日経平均が堅調な推移となったことから、
リスク選好動意となって、
ドル円が一時107円台後半まで上昇しました。
クロス円の多くも上昇する展開となりました。
日経平均は前日比+162.31円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
大手シンクタンクが顧客向け観測リポートで
「FRBは利上げしない。」と伝えたとの情報で、
ドル円と、カナダを除くクロス円が軟調となっていきました。
午後5時半の英指標では、失業率が市場予想とおりでしたが、
失業者数が4ヶ月連続で増加して、
また貿易収支が市場予想より悪い数字で、
一時ポンドが下振れしましたが、
すぐに買い戻しも入って、上下動となりました。
カナダが10日の政策金利据え置きの余波で
対ドルで堅調となりました。
また、ドル売りの動きにドルストレートが上下動しながらも、
しだいに堅調となって行きました。

この日のニューヨーク時間では、
ドル円の下落が加速して一時106円台後半まで下げました。
クロス円も一時軟調な展開となりました。
その後、ドル円とクロス円は戻す展開となって、
ユーロ円ではいったん「行って来い」となりましたが、
NYダウの軟調につられるように後半は
また軟調となって行きました。
一方、ユーロドルは前半上昇した後、
後半は揉み合いとなりました。
他のドルストレートは小幅なレンジでの動きが続きました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
米経済の減速と個人消費の減退の認識と、
エネルギーなどの価格上昇懸念と、
いくつかの工業セクターでの輸出増加等が報告されました。
また、セントルイス連銀総裁から
「現在のインフレは好ましい水準を超えている。
FRBが行動起こさねばインフレ問題は深刻となる。」
との強いインフレ懸念を表明する発言がありました。
NYダウは−205.99ドルで取引を終えました。

昨日12日(木)はオセアニア時間は小動きでしたが、
東京時間に入ると、セントルイス連銀総裁の発言も
材料視されたか、ポールソン米財務長官やブッシュ米大統領、
そしてバーナンキ米FRB議長ら要人の
強いドル擁護のコミットを背景に
株安にもかかわらずドル円が堅調な展開となりました。
午前10時半に豪雇用統計が発表されて、
新規雇用者数が市場予想より悪くマイナスに転じて
失業率も悪化したことを受けて、豪ドルが急落しました。
また、クロス円はまちまちながら軟調傾向となりました。
一方、ドルストレートはドル買いの動きに
軟調な展開となりました。
日経平均は前日比−294.88円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ってもドル買いの動きに加えて、
仏財務相の「大阪G8ではECBの金利政策姿勢が
見直しにつながる可能性がある。」との発言もあって、
ユーロドルが下げ足を早めることとなりました。
ポンドドルなど他のドルストレートも軟調に推移しました。
ドル円は堅調に推移しました。
また、クロス円は、まちまちながら
ユーロ円やカナダ円などが堅調な動きを見せました。
午後5時のECB月報では、強いインフレ懸念とともに
「インフレの2次的影響を阻止する為に断固として行動する
用意がある」との認識が示されました。
午後6時の欧鉱工業生産は市場予想に対して
好悪交錯して限定的な反応となりました。
また、独連銀総裁からは「ECB理事会は高度の警戒態勢。
行動する用意。」とのコメントがありましたが、
トリシェECB総裁の発言の踏襲で市場反応は限定的でした。

ニューヨーク時間に入ると、
米小売売上高ほか複数の経済指標が発表されて、
好悪交錯する結果となりましたが、
米減税の効果のためか小売売上高が市場予想を上回り、
前回値も上方修正されたことで、
ドル円が上下動を演じながらも上昇しました。
午後11時の米企業在庫は市場予想を上回りました。
NY午後からは、ドル買いも一服となって、
ドル円の上昇とドルストレートの下落も一服となりました。
クロス円は、まちまちながら揉み合いとなりました。
NYダウは一時前日比100ドル以上の上昇となっていましたが、
上げ幅を縮小して前日比+57.81ドルで取引を終えました。

週末の今日13日(金)は、
早朝の7時45分にNZ小売売上高指数、
昼過ぎに日政策金利発表、(市場コンセンサスは据え置き)
午後の1時半に日鉱工業生産(確報値)、
午後の3時に日金融経済月報、
午後の3時に独消費者物価指数、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格、
午後4時半に白川日銀総裁記者会見、
夕方6時に欧労働コスト、
午後9時半に米消費者物価指数、
同夜の9時半に加製造業出荷指数、
夜の11時にミシガン大学消費者信頼感指数、
などの経済指標が発表されます。
NZと米の指標には注目です。

さて、大手シンクタンクが顧客向け観測リポートで
「FRBは利上げしない」と伝えたことなどで、
いったん軟調となったドル円も、
ポールソン財務長官やブッシュ大統領、
そしてバーナンキFRB議長、セントルイス連銀総裁など、
米要人の強いドル擁護のコミットで、ドルが堅調となり、
ドルストレートが軟調となる展開となりました。

しかしながら、アジアをはじめとして株価の軟調傾向が続いて、
VIX指数(恐怖指数)も24近くとなっていて比較的高く、
為替の動きとの違和感を指摘する声もあるようです。
また、原油価格はG8財務相会合を前にしても、
137ドル程となっています。

日本各地でG8の担当大臣会合が開かれていますが、
今日13日から大阪でG8財務相会合が開催されます。

一部では、1987年のブラックマンデーでは米独の金利差縮小から
ドル暴落の懸念が強まり市場が混乱して、
株価が暴落した歴史の教訓があることから、
主要国の足並みの乱れを懸念する声もあり、
世界的にスタグフレーションのリスクの高まる中、
インフレ対策の協調がどこまでなされるのかが注目されます。

流れに乗りながらも警戒感を忘れずに
トレードしていきたいものです。


さて今日は、プロとアマの差のお話です。

プロとはプロフェッショナルのことで、
その道で飯を食っている人のことを指して、
アマとは愛好者のことを意味するようですね。

同じようなことをしているようでも、
プロとアマには、わずかで大きな違いがありそうです。

さて、私の昔の将棋仲間の悪友に(笑)
クリーナー(洗剤)の個別販売の業界で
当時、某社の国内全支店の中で10年以上にわたって
常に全国一の営業成績を上げていたMという男がいまして、

いったいぜんたいどんな営業をしているのかと
とても興味が湧いて、1日だけ営業車に同乗させてもらい、
営業を見せてもらったことがありました。

まぁ、トークのキレや押しの強さもさることながら、(苦笑)
いろいろと特徴がありました。

とにかく時間を大切にして、
食道楽でもあったので、昼食は車の中でこそ食べないものの、
少し良い食堂などで昼食を取るのですが、
まぁ、食べるのが早いことには驚きました。

それだけではなく、奇妙な行動がありました。

営業先といっても、お得意さんから
飛込みでの新規開拓もこなすのですが、

飛び込みの新規先では、車を止めてちょっとの間、
ジッと食い入るように店舗の内外の様子を眺めて、

「ここはダメだ。次へ行こう。」と言うのです。

やってることが飛び込み嫌いの
ダメ営業マンと一見同じなので、(苦笑)

営業のトライもしてみないのに、
何を言っているのかと思って問いただすと、

「試しに営業してみるかい。」

といって、車を飛び出すと、
例のキレの良い営業トークで攻めますが、(笑)
結局、お客様は購入しませんでした。

飛び込むのが嫌で様子見していたわけではなかったのです。

そして、ある店舗の前で、「ここで止まって!」と言うと、
また、ちょっとの間、しげしげと店舗の内外を観察して、

「よし。」と言うと営業車から降りて行って、
ものの10分もしないうちに
1/2ダースの商品の販売を終えてきました。

そして、何事もなかったかのように
淡々と次の店舗へと向かいました。

なんでまだ営業のトライしてもいないお客様が
買うか買わないのか、超能力のように判るのか
詳しく聞きましたが、

「詳しく話しても解らないと思うよ。
 若い時から1ヵ月で靴をすり減らすほど歩いて歩いて、
 そして、体で覚えたことだからね。」

「雰囲気みたいなのを読むの?」

「まぁ、綺麗好きとか、そうではないとか、もあるけど…、
 店主の顔の具合もあるさ。あははっ。
 それに時間勝負だからね。」

と、何がなんだか結局、煙に巻かれてしまいましたが、(苦笑)
その業界でトップ営業マンともなると、
やはり普通とは違うことだけは解りました。 (^^;)

相場でいいますと「場を感じる力」とか
「場味」になるのでしょうか。

行くべきところと、待つべきところが判るのですね。

愛好家レベルでは、このなんともロジック外の不文的な感覚が
なかなか身につかないようですね。

「若い時から1ヵ月で靴をすり減らすほど歩いて歩いて、
 そして、体で覚えたことだからね。」

一朝一夕の感覚ではないという、この言葉が印象的でした。

プロはアマが困難なことをいとも容易く行うものですが、
しかし、そこに至るまでは相応の努力をしてきたのですね。

楽器の演奏者など、その道の一流の人もそうであるように、
トレードにも分析的なことだけではインスタントに捉えきれない
鍛えの入ったアートな感覚も、ときに必要なのかもしれませんね。

FX メッセージのお話

ポールソン米財務長官の「通貨介入という選択肢は排除しない」
との発言や、米バーナンキFRB議長の
「大幅な下降局面に入るリスクは過去1ヵ月間に低下。
FRBは長期のインフレ期待の定着に強く抵抗する。」
との発言にドルが堅調となりましたね。

一昨日の9日(月)は、米雇用統計後の週はじめで
ドル円やクロス円で下窓を空けてのスタートとなりました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によって
リーマン・ブラザーズの第2四半期に20億ドル以上の
損失観測報道などがありました。
その後、ドル円とクロス円の売りが一巡すると、
窓埋めの動きとなって、東京時間に入って窓を埋めた後も、
最悪期は脱したとの観測を背景に、
米雇用統計が悪出しで買い場と見るショートカバーで
ドル円とクロス円が上昇していきました。
午後2時45分のスイス失業率は市場予想とおりの
結果となって反応は限定的でした。
午後からは膠着感のある相場展開となりました。
日経平均は前週末比−308.06円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
独の貿易収支と経常収支が発表されて
好悪交錯する結果に市場反応は限定できでしたが、
その後、ユーロがいったん1.58台前半まで上昇しました。
ドル円とクロス円は、はじめ保ち合いが続きましたが、
その後、上昇する展開となりました。
午後5時半の英生産者物価指数は市場予想を大きく上回り、
17年ぶりの高い伸び率となってポンドが上昇しました。
一方ユーロはドル買いに軟調となっていきました。
ブッシュ米大統領から「強いドルは米国の国益。」という発言と
ともにガソリン価格高騰に対する牽制発言がありました。

この日のニューヨーク時間では、
カナダの住宅着工件数が発表されて市場予想をやや上回る結果に
カナダが買われましたが反応としては限定的でした。
OPECの議長から「ドル安と投機でのバブルがなければ、
原油は1バレル70ドルが妥当。」という発言があり
原油が軟調となり、ドル買戻しを後押しすることとなりました。
一方、豪ドルなどがしばらく軟調となりました。
午後11時の米中古住宅販売保留(契約ベース中古住宅受注)では
6.3%と市場予想を大きく上回ったことでドル買いが昂進して、
リスク懸念が後退してドル円が上昇しました。
クロス円は豪ドル円ユーロ円が軟調となるなど
まちまちの展開となりました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは下落の足を速めました。
その後、格付け機関のS&Pがモノライン大手の
格下げ後の処置として米RMBS(住宅ローン担保証券)の格下げを
行ったことで、一時ドル売りの動きが見られました。
また、ポールソン米財務長官から「大阪G8では原油価格と
インフレについて議論となる。通貨介入という選択肢は
排除しない。」という発言があり、
為替介入も辞さぬとドル下落阻止への強い意志を
ほのめかしたことで、ドルは堅調を維持しました。
豪ドル円も後半は戻しました。
NYダウは前日比+70.51ドルで取引を終えました。

昨日10日(火)は、日本時間の朝に米バーナンキFRB議長が講演で
「米経済の成長リスクは依然下向きであるが、
大幅な下降局面に入るリスクは過去1ヵ月間に低下した。
FRBは、長期のインフレ期待の定着に強く抵抗する。」
と発言して、東京時間に入るとドル買いの強い動意に
ドル円とクロス円の多くが上昇しました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは軟調となりました。
午前10時半の豪指標での市場反応は限定的でした。
その後は、各通貨ペアともに小幅な揉み合いとなりました。
日経平均はスタートは前日比プラス圏で推移しましたが、
アジア株につられる格好でしだいに軟調となって
前日比−160.21円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、午後3時に独卸売物価指数が発表されて
市場予想を上回る結果となりましたが、市場反応は限定的でした。
その後、アジア株や日経平均の軟調とダウ先物の下落で、
リスク回避の動意にやや円高となり、
ドル円やクロス円が軟調となりました。
午後5時半に英指標が発表されて、
鉱工業生産は市場予想を上回ったものの、
製造業生産高とともに前回値が下方修正されて
市場反応は限定的にとどまりました。
その後も株価はインフレ懸念と利上げ期待に軟調が続きましたが
昨日のポールソン米財務長官の「通貨介入も選択肢となる」
との発言と、朝の米バーナンキFRB議長の
「長期のインフレ期待の定着に強く抵抗する。」との発言が
蒸し返されたか、ドル円が戻りを見せる展開となりましたが、
その後、また軟調となる上下動となりました。
クロス円も上下動となりましたが、まちまちな展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、米貿易収支が発表されて
市場予想よりやや赤字幅が拡大となる結果となりましたが、
前回の修正では赤字幅が縮小したことで市場反応は限定でした。
同時刻に発表されたカナダの貿易収支では、
市場予想を下回る結果となり一時カナダが
売られましたが限定的でした。
午後10時にカナダの政策金利が発表されて、
市場予想に対してサプライズとなる据え置きとなって、
カナダが急伸しました。
カナダ中銀からはインフレ懸念の表明がありました。
その後、ポールソン米財務長官が
「為替介入を決してしないとは言わない。
ドルに対する昨日の自身の見解を支持する。」
また、ブッシュ米大統領から「ドルに信任を置いている。」
などの発言や、NYダウが前日比マイナス圏から
プラス圏に転じたこともあって、
ドル円が上昇する展開となりました。
ドル買いにユーロドルなどドルストレートは
軟調な展開となりました。
一方、クロス円は、ドルストレートに引っ張られる動きで
まちまちな展開となりました。
NYダウは前日比+9.44ドルで取引を終えました。

今日11日(水)は、
朝の8時01分に英NIESR GDP予想、
朝の8時50分に日GDP(確報値)、日国内企業物価指数、日国際収支、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数、
夕方5時半に英失業率、英貿易収支、英失業保険申請件数推移、
夜の8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜の9時半に加新築住宅価格指数、加設備稼働率、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。
英指標と米ベージュブックには注目です。

明日12日(木)は、
午前10時半に豪新規雇用者数、豪失業率、豪労働参加率、
夕方5時に欧ECB月例報告、
夕方6時に欧鉱工業生産(季調済)
夜の9時半に米小売売上高、米輸入物価指数、
米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
豪の雇用統計と米小売売上高には注目です。

さて、ポールソン米財務長官が
「通貨介入という選択肢は排除しない。」という発言で、
為替介入も辞さぬとドル下落阻止への強い意志(ドル防衛)を
ほのめかしたことや、米バーナンキFRB議長が講演で
「米経済の成長リスクは依然下向きであるが、
大幅な下降局面に入るリスクは過去1ヵ月間に低下した。
FRBは、長期のインフレ期待の定着に強く抵抗する。」
と発言したことで、ドルが買われて、
先週のトリシェECB総裁の
「来月に利上げを行なう可能性を排除しない。」
とのコメントも影が薄くなる展開となりました。

先週末の米雇用統計の失業率5.5%ショックで
軟調であったドル円が、週が替わって
相場が大きく転換することとなりました。
また、原油相場はG8も意識してか131ドルあたりに下落しました。

地合いは続きそうな気配ですが、
今後のユーロとの金利格差の問題や、
また、アジア各国のインフレ抑制のため
自国通貨買いドル売り介入の動き、
そして、アジア株などの不気味な下落もありますので、
過度の楽観することなく、流れに乗りながらも
慎重にトレードしていきたいものです。


さて今日は、メッセージのお話です。

テレビを見ていると、
よくワイドショーに登場する気象予報士さんが、

「西の空がよく晴れているときは、夕焼けがきれいに見えます。
 日本の天気は西から変わることが多いので、
 西に雲がなければ翌日は天気が良いことが多いです。
 また、朝焼けが見えるのは、
 東側の天気が良いということですから、
 これは高気圧が東に去って、
 低気圧が近づいていることを示すので、
 その日の天気は下り坂になやすくなります。」

と、にこやかな笑顔で語っていました。

「夕焼けがきれいだと翌日は晴れ。
 朝焼けがきれいだとその日の天気は下り坂。」
という昔からの言い伝えですが、

天気予報士さんが説明すると、ちょっと科学的に思えてきて
「うーん。なるほど。」と、なんだか納得してしまいますね。

夕焼けと朝焼けは空からの天気のメッセージなのですね。

昔の人は、理屈はともあれこのことを経験的に知っていて、
生活に生かしていたのでしょうね。

さて、トレードにもメッセージというものがあります。

前回ご紹介したオリバー・ベレスとグレッグ・カプラの著書
「デイトレード」中にとても示唆に富んだ一文がありました。

「充分に知識を持たない初心者は、
 たとえば支持線などのテクニカルが
 うまく機能しなかった場合に、テクニカル分析は信用できず、
 使えないといった誤った認識を持つが、
 これは大きな間違いである。」

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、
 突然、下抜けしたとしよう。
 しかし、それは支持線の概念が機能しないことを
 示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、
 テクニカル分析の概念として、
 最も価値のあるメッセージなのである。」

一見、「えっ? ダマシに価値がるとはどういうこと?」
という一文ですが、このあとに次の言葉がが続きます。

「このメッセージは、相場の『変化』を伝えているのである。」

ひねくれて見ると、こじつけのようでもありますが、(苦笑)
よく考えると、レンジであれトレンドであれ
永遠に続く一様な相場はないわけで、
どのような相場もいつかは必ず変化の時を迎えるとしますと、

有効度の高いテクニカルがダマシとなったということは、
ほんとうに「相場が変化したこと」を
告げているのかもしれませんね。

いい加減なテクニカル分析でのダマシは別として、

正しく分析できていた時のチャートポイントなどでのダマシは、
悔しがるだけではなく、大切な「変化のメッセージ」として
受け止めなくてはならないようです。

そして、そのページの最後では、こう結ばれています。

「チャート分析が常に機能すると期待することは、
 愚の骨頂である。チャートが常に正しいわけではない。
 時には機能しないこともあるが、
 それは経験豊かなトレーダーには、
 価値あるメッセージなのである。」

「トレーダーは、いかにしてそのメッセージを聞くかを
 学ばなくてはならない。」

うーん。なーるほどぉ。。。


参考: 日経BP社 オリバー・ベレス、グレッグ・カプラ著
   「デイトレード」
   "Tools and Tactics for the Master Day Trader"


FX 不定のお話

先週末は米雇用統計の失業率5.5%ショックと、
原油価格の異常なまでの高騰に
NYダウが07年2月の世界同時株安以来の1日の下げ幅となる
前日比−394.64ドルも下落して、
ドル円とクロス円が大幅に下落して、
ドル売りにドルストレートが上昇する
激しい相場となりましたね。

先週末の6日(金)は、東京時間が始まると
日経平均も堅調に始まり、リスク選好動意に
ドル円やクロス円が堅調なスタートとなりました。
一方、ドルストレートは、米雇用統計が控えていることも
影響してか、動意なき様子見的な展開となりました。
その後、ドル円やクロス円も上げ一服となって、
やや調整傾向の様子見的な展開となりました。
日経平均は、前日比+148.32円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、原油の時間外取引での上昇を嫌気したか
ドル円とクロス円がいったん軟調な動きを見せましたが、
雇用統計も控えているためレンジでの上下動にとどまりました。
午後7時に独鉱工業生産が発表されて、
市場予想より悪い結果となって前回値も下方修正されましたが、
市場反応は限定的でした。
ドルストレートも様子見的な展開が続きました。
午後8時にカナダの雇用統計が発表されて、
失業率は市場予想とおりでしたが、雇用ネット変化率が
市場予想を下回り、一時カナダが少し下げたものの
買い戻しも入って、限定的な結果となりました。

ニューヨーク時間に入ると、注目の米雇用統計が発表されて、
非農業部門雇用者数変化は市場予想よりは良かったものの、
前回値が下方修正されて、
さらに失業率がサプライズとなる5.5%と悪化して、
04年10月以来の悪い数字にドルが売られて、
ドルストレートが上昇してドル円クロス円が一時急落しました。
その後、強い反発となって激しい上下動となりましたが、
NYダウが時間の経過と共に軟調となって、
また、イスラエルとイラン緊張が、ウラン濃縮問題に絡んで
攻撃もあり得るとの要人発言の報道があり、
昔と違う有事のドル売り反応も加わって、
ドル円に強いリスク回避の動意が起こり下落していきました。
一方、ドルストレートの上昇に引っ張られて、
しばらく下げ渋っていたクロス円も
しだいに下落となっていきました。
その中にあってユーロ円は比較的小幅な下げ幅にとどまりました。
モルガン・スタンレーによる
「7月はじめまでに原油が150ドルに達する可能性」が
報じられたことや、デリバティブでの動きや投機マネーの流入で
原油価格が140ドル目前まで上昇して、
NYダウは07年2月の世界同時株安以来の1日の下げ幅となる
前日比−394.64ドル下落しました。

週はじめの今日9日(月)は、
朝の8時50分に日マネーサプライ、
午後1時半に日企業倒産件数、
午後2時に日景気先行指数、日景気一致指数、
午後2時45分にスイス失業率、
午後3時に独貿易収支、独経常収支、
午後4時に日景気ウォッチャー調査、
夕方5時半に英生産者仕入価格、英生産者物価指数、
夜の9時15分に加住宅着工件数、
夜の11時に米中古住宅販売保留、
などの経済指標が発表されます。
スイス・英・加・米の指標には注目です。

ゴトウ日の明日10日(火)は、
朝の8時01分に英RICS住宅価格、
朝の8時50分に日機械受注、
午前10時半に豪住宅ローン、豪NAB企業信頼感指数、
豪NAB企業景況感指数、
午後3時に日工作機械受注、
夕方5時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、英DCLG住宅価格、
夜の9時半に米貿易収支、
同夜の9時半に加貿易収支、
午後10時に加BOC政策金利、(市場コンセンサスは0.25%の利下げ)
などの経済指標が発表されます。
英・米・加の指標には注目です。

さて、先週末は米雇用統計の失業率5.5%ショックと、
原油価格の異常なまでの高騰に、
NYダウが07年2月の世界同時株安以来の
1日の下げ幅となる前日比−394.64ドルも下落して、
ドル円とクロス円が大幅に下落して、
ドル売りにドルストレートが上昇する
激しい相場となりました。

今週も注目の一週間となりそうです。

主なものだけでも、
9日(月)には、米中古住宅販売保留、英生産者物価指数、
10日(火)には、米貿易収支、加BOC政策金利、英鉱工業生産、
             FRB議長講演、
11日(水)には、米ベージュブック、英失業率、英貿易収支、
12日(木)には、米小売売上高、BOE四半期インフレレポート、
             豪雇用統計、
13日(金)には、米消費者物価指数、米ミシガン(速報値)、
             欧鉱工業生産、

そして、米CNBCやリーマンブラザーズの暫定決算の発表など、
注目材料が目白押しです。
また、13日からの原油高騰の最中の
大阪でのG8にも注目されます。 

スタグフレーション懸念も強まってきていて、
世界経済はとても厳しい局面を迎えつつあるようです。

各市場の初動に注意しながらも、株価を睨みながら
流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、不定のお話です。

へんな題名ですみません。 m(_ _)m

不定といいますと、三面記事でおなじみの「住所不定」
なんていうのがよく使われますね。(笑)

「不貞をはたらいたな」
おっと失礼、これはぜんぜん意味が違いますね。(汗)

不定とは、文字とおり「定まらないこと」という意味ですが、
相場でも不定の状態というのがあります。

相場はある時点から見れば、
必ず上るか下がるかとはなるわけですが、

それは結果論として後からは分ったとしても、
その時点では、どうも方向不明という相場の場面がありますね。

相場には、トレードしてはいけない、休むべき時があるのです。

有名なウィリアム・D・ギャンも
「判らない相場には近づいてはいけない。」
という意味のことを述べていましたし、

また、トレーダー教育を手がけている
プリスティーン・キャピタル・マネジメントの
共同創業者であり、著名トレーダーでもある
オリバー・ベレスとグレッグ・カプラは、

その著書「デイトレード」の中で、
最も重要なトレーダーの取るべき『行動』として、
「何もしないことがベストの選択である場合もある」として、

「わたしは、ときにマーケットを傍観することが、
 行動することよりも数倍優れていることがあることを学んだ。
 明晰を取り戻すのは、バイアスのない
 傍観者である時のことが多い。
 マーケットが思うようにいかない時、
 何か様子がおかしい時には小休止すべきである。」

と述べています。

このダマシにあいやすい相場の不定の状態を見抜くことが、
ときにエントリーすることと同じくらい
トレードではとても重要な場合があるようです。

多くのポジポシ病の短期トレーダーが
この不定の場面でトレードしてしまって損失を蒙っているからです。

不定の場面は、損失の温床でもあるのですね。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラは、
その著書「デイトレード」の中で、さらに語ります。

「たいていのトレーダーは、『何もしないこと』の便益を
認識できないでいる。何もしないことは
 成功を極めたトレーダーのみが
使いこなせる有効な手段である。」
 
過剰トレードで勝ち続けれるトレーダーは
ほとんどいないようです。

どんな相場の状態でも勝つことや
トレード回数が大切なのではなく、
休むべき時と行くべき時を識ることが大切なようです。

トレードは迷ったら止めるのがほとんど正解のようで、

もしかすると、判らないということは、
トレードを休めという重要なサインなのかもしれませんね。

FX わずかで大きな違いのお話

北海道では第17回YOSAKOIソーラン祭がはじまりました。^^

さて、昨日の政策金利は各国とも据え置きとなりましたが、
トリシェECB総裁の記者会見では「来月に利上げを行なう
可能性を排除せず」と発言して、ユーロが急上昇しましたね。

一昨日の4日(水)は、ドル円とクロス円が
比較的狭いレンジでの揉み合いのスタートとなりました。
東京時間では、午前10時半の豪GDPが市場予想を上回り
豪ドルが堅調な動きとなりました。
その後、ドル円、豪ドルの除くクロス円とドルストレートも
比較的狭いレンジでの動きとなりました。
日経平均は前日比+226.40円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、金融不安の再燃となって、
米メリル・リンチによる米大手銀行の損失拡大予想や、
リーマン・ブラザーズの身売りの観測報道も手伝って、
3時過ぎからリスク回避の動意に
ドル円とクロス円が軟調となりました。
また、東京時間前の英ネーションワイド消費者信頼感が
調査開始以来の最低の数字となった蒸し返しもあったか、
ポンドドルが軟調となりました。

この日のニューヨーク時間では、
午後9時15分にADP雇用統計が発表されて、
+4.0万人と市場のマイナス予想を大きく上回る
結果となりましたが、リスク回避の動きも消えやらず
限定的な反応となりました。
その後の米非農業部門労働生産性と米ISM非製造業景況指数も
市場予想を上回る結果となって、ダウの動きに上下動しながらも
ドル円とユーロ円やポンド円などが
しだいに堅調となっていきました。
一方、ドルストレートはドル買いに
しだいに軟調となっていきました。
原油価格は軟調で122ドル代前半で取引を終えました。
NYダウは、前日比−12.37ドルで取引を終えました。

昨日5日(木)は早朝6時にNZ政策金が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりましたが、
RBNZ声明でNZドルの劇的な下落は望んでいないとしながらも
「景気は減速していて、早い時期に利下げする可能性。」
と表明したことでNZが急落しました。
午前10時半の豪貿易収支では、
市場予想よりも赤字幅が縮小する結果となって
一時豪ドルが上昇しましたが、原油価格の下落も影響したか
その後は軟調となりました。
また、米バーナンキFRB議長発言を背景に
原油の下落も手伝ってドルが買われて、
株価軟調の中でもドル円がしだいに堅調となって、
クロス円もしだいに上昇する展開となりました。
ドルストレートは軟調傾向でしたが東京時間終盤に
反発する動きが見られました。
日経平均は前日比−94.45円で取引を終えました。

ロンドン時間に入っても東京での流れを継ぐ展開となりましたが
ドル買いが昂進して、ドル円の上昇が強まりました。
欧州株価は上下動となりましたが、
ドル堅調にリスク回避が後退してクロス円も上昇しました。
一方、ドルストレート軟調な展開になりました。
午後7時に独製造業受注が発表されて、
市場予想を下回ったものの対前年比では市場予想を上回り、
交錯した結果に市場反応は限定的でした。
午後8時に英BOE政策金利が発表されて、
市場予想とおりの据え置きとなりました。
続き午後8時45分にECB政策金利が発表されて、
こちらも市場予想とおりの据え置きとなりました。
共に市場反応は限定的でした。

ニューヨーク時間に入ると、
カナダの住宅建設許可と米新規失業保険申請件数が発表されて
共に市場予想より良い数字となりましたが、
市場反応は限定的でした。
そして注目のトリシェECB総裁の記者会見では、
「インフレリスクの増大。欧州経済ファンダメンタルは健全。
雇用は拡大。物価安定が優先目標。バーナンキFRB議長による
ドルへの言及は重要。複数の委員は将来的な利上げを要請。
来月に利上げを行なう可能性を排除しない。」と述べて、
ユーロが急上昇しました。これに連れてポンドドルなど
ドルストレートも堅調に推移しました。
一方、堅調であったドル円はドル売りにやや軟調となるも、
トリシェECB総裁による米バーナンキFRB議長の発言の
支持もあって、記者会見の当初では大崩とはなりませんでした。
午後11時に発表されたカナダIvey購買部協会指数は、
市場予想を上回りましたが市場反応は限定的でした。
その後、NYダウは小売業の決算が良かったことから
しばらく堅調に推移しましたが、
格付け機関のS&PがモノラインのアムバックとMBIAの格付けを
格下げしたことで一時軟調となり、
ドル円やクロス円の多くも一時軟調となりました。
その後、株価と共に戻す動きが見られました。
ユードルは一時1.56台近くまで上昇しました。
原油は128ドル台近くまで上昇しました。
NYダウは上昇して前日比+213.97ドルで取引を終えました。

週末の今日6日(金)は、
朝の8時50分に日外貨準備高、
午後3時45分に仏貿易収支、仏財政収支、
夜の7時に独鉱工業生産、
夜の8時に加雇用ネット変化率、加失業率、
夜の9時半に米雇用統計(非農業部門雇用者数変化、失業率、他)
夜の11時に米卸売在庫、
深夜の4時に米消費者信用残高、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には注目です。そして米雇用統計には特に注目です。

さて、昨日の政策金利は各国とも据え置きとなりましたが、
トリシェECB総裁の記者会見では「来月に利上げを行なう可能性を
排除せず」と発言して、ユーロが急上昇しました。

報道によりますと、経済協力開発機構(OECD)が発表した
世界経済見通しでは、日米欧など加盟している30ヶ国の
08年の実質経済成長率を1.8%ととして、
昨年12月時点より下方修正したそうです。

また、サブプライム問題を発端とする市場混乱の
ピークは過ぎた可能性があるとしながらも、
08年の4-6月期では、実質経済成長率が0.5%のマイナスとなり、
その後の回復も09年にかけて1%台の低成長が続くとの
見解を公表したそうです。

昨日の原油価格はまた上昇しましたが、
国際商品の値動きを示すCRB指数が
ここのところの原油の下落で低下しているようです。
しかし、ドイツではガソリン1リットルが
なんと260円相当にもなっているそうです。

さて、今日は注目の巨大指標の米雇用統計が発表されます。
先々週には「前回値が−2万人から、−15万人に大幅に
下方修正か?」という噂も飛び交っていましたが、
今後の米経済を占うことになる重要指標ですので、
しっかりと結果を見据えたいものです。
好悪交錯する思惑が飛び交っているようですが、
その結果や如何に。。


さて今日は、わずかで大きな違いのお話です。

論理的にはまったく矛盾しているのですが、
世の中にはこのようなことが多いようですね。

世の中の不思議のひとつかもしれません。

同じような品揃えで同じような規模で売っている
ホームセンターの売り上げの大きな違いや、

同じように法律を学び同じように司法試験に合格した
弁護士さんの事務所ごとの依頼数の違いなどがあります。

まぁ、分析的に原因を追究すると、立地とか周辺人口の密集度や、
人脈やキャリア、勝訴数などいろいろあるのかもしれませんが、
分析的には把握できない「何か」があるのかもしれませんね。

このような同じようなことをしていても
大きな差となる不可解は、多くの分野で見られます。

営業成績、販売金額、個人事業の収入、などなど、
数え切れないほど不可解が存在しますね。

また例えば、同じように練習している野球の選手でも、
打率が一割五分以上も違う選手がいて、
基礎体力や動体視力などの身体能力や練習量といった
主要と思われるファクターだけでは
どうも説明が出来ないことがあります。

基礎体力の向上のためのトレーニングや練習量の強化は、
確かに一定の効果は期待できますが、
一割五分の打率の差は、そうやすやすと克服できないことが
どうも多いようですね。

できる選手とできない選手は、いったいどこが違うのでしょうか。
主要ファクターと思われること意外で
結果を大きく左右している「何か」とは何なのでしょう。

このような不可解なことは、

よく「センスの違い」だなどといわれることがありますが、
では、そのセンスとは何なのでしょうか。

そのできる選手は、いったい
「何を知っている」と言うのでしょうか。
「特別な何か」があるのでしょうか…。


私も将棋が好きで、若い頃は仕事が終わると
将棋道場に入り浸りの時期があったのですが、
三段くらいまでは棋書を読んだり、詰め将棋を解いたり
対局したりで、なんとかかんとかなれましたが、
それから四段になるまではけっこうたいへんで、
いくら勉強してもさっぱり棋力が伸びない時期がありました。

棋書に書いてあることは理解できている。実戦もこなしている。
でも、四、五段クラスには全く勝てない…。

悩みました。どこが悪いのだろう…。

そんなとき私を見ていた年老いた席亭が一言いいました。

「技術的には紙一重なんだよ。
 でもこの紙一重が大きいんだよねぇ。
 こんな時はさぁ、我武者羅にやってもダメなんだよ。
 ちょっと将棋から離れてみるのも良いもんだ。
 そして、将棋が指したくて指したくて、たまらなくなったら、
 またはじめると良い。何か気づくことがあるよ。」

そんな助言があって、しばらく将棋から離れて、
そしてまた将棋が指したくて指したくてたまらなくなって、
将棋盤に向かうと不思議なことに八十一枡が狭く見えて、
指し手がクリアに読めるようになって、
その後、しばらくすると四段クラスにも
勝ち越せるようになりました。

大げさに言うと開眼ですが、(笑)
何かが特別に解ったかというとそうでもなく、

「終盤は駒の損得より速度」という
既に何度も聞き読みした言葉が、
自分自身の深い部分にカチンとはまり、
身についたという感じでした。

頭の表層の言葉での浅い理解が、
深い部分に昇華して結実した感じでした。

ただ、それだけでした。

これが紙一重のことだったわけです。

トレードでもうまくいかないと、もがき苦しんで
「特別な何か」があるに違いないと捜し求めるものですが、

「捜し求めていること」は既に聞いていること、
もう知っていることの中にある場合もあるのかもしれません。

理解が浅いとその真意に気づかないのかもしれませんね。

エントリーチャンスを探すことばかりに気を取られて、
方向不明の保ち合いでの少しの動きにも手を出してしまう。

このようにチャンスが待てないかと思ったら、

今度はレートがグンと動き出しているのに妙に慎重になってしまう。

こんなチグハグでは勝てるものも勝てない時があります。

「あぁ俺も、そりゃぁ、うんざりするほど負けてきたさぁ。
 負けて気づいたことかい? そりゃぁ、耳にタコの
 損切りと適度な建て玉の大切だよ。
 何度か口座を飛ばしゃぁ、身に染みるわね。あははっ。
 それに…、手を出しちゃいけない場面が
 見えるようになったことかなぁ。」

「トレード手法はいろいろ勉強して、とても役には立ったよ。
 でも基本はさぁ、トレードで差益を得るってことは、
 レートが動いてはじめて得れるものだから、
 レートの動きたがっている方や、動いた方へ着いて乗る、
 大切なのは、ただこれだけさ。
 利が乗ったら利食いして、
 ダマシとなったら損切りするだけだよ。
 特別なことなどありゃしない。
 あとは、ちょっとだけトレード手法の手を借りるくらいさ。」

と語ったベテラントレーダーがいたとかいないとか。(笑)
 
捜し求めている「特別な何か」の答えは、
もしかすると既に誰でも知っていることなのかもしれませんね。

FX オーバートレードのお話

昨日はバーナンキFRB議長の発言で相場が大きく動きましたが、
後半にはゼネラル・モーターズの自動車販売台数の急減などで
NYダウが急落してドル円とクロス円が軟調となる上下動の激しい
相場となりましたね。

明日5日(木)はNZと英欧の政策金利が発表されますが、
トリシェECB総裁の記者会見に注目されます。

一昨日の月初めで週はじめの2日(月)は、
英住宅ローンの大手のブラッド・フォード・ビンクレーの
CEOが辞任したとの報道でポンドが急落して、
リスク回避にポンド円やドル円、そしてクロス円が
下窓を空けての波乱のスタートとなりました。
午前10時半の豪小売売上高は市場予想を下回り、
豪経済の減速に利上げ期待が後退して、豪ドルが下落しました。
その後、ポンドや豪ドル円を除いては、
日株価が堅調であったこともあって
いったん窓を埋めることとなりましたが、
しだいにドル円やクロス円は軟調傾向の揉み合いとなりました。
ドルストレートもやや軟調なもみ合いとなりました。
日経平均は前週末比+101.60円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
英住宅ローンの大手のブラッド・フォード・ビンクレーの
CEOが辞任した報道が蒸し返されて、
ポンドの下落が加速することとなって、
ドル円とクロス円がリスク回避の強い動意となって下落しました。
午後5時半の英モーゲージ承認件数等も市場予想を下回りました。
トリシェECB総裁からは「非常に重要な市場の調整に直面。
警戒を維持する必要。物価上昇は大きな問題。」
とのコメントがありました。
一方、IMFはユーロ圏の経済見通しを上方修正しました。

この日のニューヨーク時間では、先週末に
米商品先物取引委員会(CFTC)の調査が入る報道などもあり
原油価格の上昇が一服となっていたこともあって、
はじめ落ち着いた動きとなりましたが、
その後、格付け機関のS&Pがリーマン・ブラザーズ、
メリルリンチ、モルガン・スタンレーの格付けを下げて、
バンク・オブ・アメリカとJPモルガンの格付け見通しを
ネガティブへと引き下げたことが報道されると、
リスク回避の強い動意にドル円やクロス円が
下落していきました。
午後11時の米ISM製造業景況指数は市場予想を上回ったものの、
リスク回避の動きの中で限定的な反応となりました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは
ドル売りに堅調となりました。
NYダウは前週末比−134.50ドルで取引を終えました。

昨日3日(火)は、オセアニア時間に
政策金利の発表を控えた豪ドルが軟調となって、
東京時間に入ってから豪の経常収支や住宅建設許可件数が
市場予想より良い数字となったことから
上昇する展開となりました。
また、ウォールストリート・ジャーナル紙の
「米リーマンの四半期ベースで上場以来初の赤字転落の可能性。
第2四半期は評価損など合計20億ドル超える見通し」
と報道があり米金融不安が再燃して、日株価の軟調に、
やや円安へ振れていたドル円とスロス円が、
昼頃から下落する展開となりました。
午後に豪政策金利が発表されて
市場コンセンサスとおりの据え置きとなりました。
RBA声明では利上げの含みも残しながらも需要減速の見通しを示し
現在の政策金利のスタンスをさしあたり適切との
認識を示した内容となりました。
日経平均は前日比−230.97円で引けました。

ロンドン時間に入ると、東京時間の終盤に発表された
スイス消費者物価指数が市場予想を上回る強い数字となって
スイスが堅調となりました。
ドル円は上下動しながら午後5時半頃まで軟調に推移しました。
ドル売りにユーロドル等ドルストレートが堅調に推移しました。
クロス円はまちまちな動きとなりました。
午後6時の欧消費者物価指数は市場予想とおりの結果となって、
欧GDPはわずかに良い数字となりましたが、
市場反応は限定的でした。
その後、ダウ先物が前日比プラス圏となったことなどもあって、
夜のバーナンキFRB議長の経済見通しについての講演も影響したか
ショートカバーの動意となって、
ドル円とクロス円が上昇に転じました。
一方、ポンドドルを除くユーロドルなど
ドルストレートがドル買いに軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
バーナンキFRB議長の講演内容の報道があって、
「ドル安の影響と為替市場の動向を注視。
FRBは先制的な大幅利下げを実施した。
成長とインフレリスクを回避する政策を取っていく。」
と発言して、米経済の見通しを下方修正しながらも、
ドル安懸念を強く示したことで、
ドルが買われてドル円が急上昇して、
ユーロドルなどドルストレートが急落しました。
一方、クロス円は、まちまちな動きとなりました。
トリシェECB総裁からも「中銀は成長と雇用を支援するために
インフレ期待を抑制すべき」との発言がありましたが、
総裁自身からこのコメントを金融政策に対する
シグナルと取るべきではないとして、市場反応は限定的でした。
午後11時の米製造業受注指数は、市場予想を上回りましたが、
利食いの動きもあったか限定的な反応となりました。
ドル円は週はじめの下げを回復して、
いったん大きな「行って来い」となりました。
後半からは保ち合い傾向の相場となりましが、
その後、自動車販売台数でゼネラル・モーターズが
前年同月比で−30.2%と急減したことなどで、
NYダウが一時150ドル近い下落となって、
ドル円クロス円がリスク回避の動意に軟調となり、
その後には、また戻りを見せる忙しい展開となりました。
NYダウは前日比−100.97ドルで取引を終えました。

今日4日(水)は、
朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感、
午前10時半に豪GDP、
夕方5時に独・欧PMIサービス業、
夕方5時半に英PMIサービス業、
夕方6時に欧小売売上高、
夜の8時半に米チャレンジャー一時解雇者数、
夜の9時15分に米ADP雇用統計、
夜の9時半に米非農業部門労働生産性、米単位労働費用、
夜の11時に米ISM非製造業景況指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

ゴトウ日の明日5日(木)は、
早朝の6時にRBNZの政策金利、
午前10時半に豪貿易収支、
夜の7時に独製造業受注、
夜の8時に英BOE政策金利、
夜の8時45分に欧ECB政策金利、
夜の9時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に加住宅建設許可、
夜の11時に加Ivey購買部協会指数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧等の政策金利と
トリシェECB総裁記者会見には注目です。

さて、昨日はバーナンキFRB議長の異例のドル安の牽制発言に
相場が大きく動きましたが、後半には自動車販売台数で
ゼネラル・モーターズが前年同月比で−30.2%と急減して、
北米など4工場を休止することを発表したことや、
米食品大手のタイソン・フーズの養鶏場での
鳥インフルエンザ報道などで、
NYダウが一時150ドル近い下落となって、
リスク回避の動意にドル円やクロス円が軟調となりました。

明日はNZと英欧の政策金利が発表されますが、
欧中銀の10周年となるECBトリシェECB総裁の
記者会見に注目されます。

また、報道によりますと、米ミネソタ州の
ファースト・インテグリティ銀行が破綻して、
今年は半年にもならぬ間に4件目の銀行破綻となったそうです。
05年と06年の銀行破綻はゼロ件で、
サブプライム問題が表面化した07年でも3件とのことで、
サブプライム問題は実体経済へ波及しているようです。

2日にも米格付け機関が複数の米主要金融関連を
格下げするなどがあり、実態と将来への思惑に
大きく揺れる相場がまだ続く可能性もありそうです。

経済指標と共に株価も睨みながら市場替りの初動に注意して、
機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、オーバートレードのお話です。

オーバートレードとは、過剰売買のことですが、
一般的には、トレードの頻度の過剰のことを指すようです。

そして、これはチャールズ・ダウやW・D・ギャンの時代から、
戒められてきたのですが、

ただ、これはトレードのターム(期間)それぞれに対することで、
薄利を数多く狙うスキャルピングでは、
ある程度の売買頻度は必要ですね。

「ギャンの価値ある28のルール」でも、
第3条でオーバーポジションを厳禁と謳っていますが、
これはポジションの大きさやレバレッジについて
戒められているようです。

W・D・ギャン自身も1909年の
「チェッカー・&・ダイジェスト」紙の公開トレードで
驚異的な264勝22敗という記録が残っていますが、
1ヵ月に286回ものトレードをしたことになります。

まぁ、過剰回数の売買は保ち合いなどはっきりしない浮動も
トレードしてしまうこともあって、
あまりお奨めはできないものの、
問題は「ポジションの大きさ」のほうのようです。

前回のお話に登場したミセス・ラシュキも

「敗れ去ったトレーダーやCTA(先物投資顧問業者)の99%は、
 そのレバレッジが原因でした。
 いいですか。5万ドルの口座でS&P500の先物を
 10枚も建て玉することが問題なのです。」

と述べています。

また、FRBの元副議長デビッド・マリンズや
1997年にノーベル経済学賞を受けた経済学者の
マイロン・ショールズとロバート・マートンなどが参加して
ドリーム・チームとさえ呼ばれた1994年に創業のLTCMでさえ、
1997年のアジア通貨危機と1998年のロシア財政危機などで、
事実上の破綻をしました。

これも身動きが出来ないほどの巨大なポジションが原因でした。

そして、イギリスの名門のベアリングズ銀行を
潰した男として知られるニック・リーソン事件も
大きすぎるポジションが原因でした。

さらに、世界大恐慌での空売りで巨額の利益を上げて
グレート・ベアとも呼ばれたジェシー・リバモアも
その人生で4度も破産を経験して、最期はピストル自殺
したのですが、破産の原因はオーバーポジションでした。

リバモア、彼が最期に教えたかったことは、
「ネバー・オーバートレード」だったのかもしれません。

これほどオーバートレードは怖いものなのですね。

魔物の棲むマーケットでリスクを増大させると
名うてのトレーダでも簡単に葬り去られ、
巨額のマネーでさえ一飲みにされてしまいます。

勝ちが続いた時のユーファリア…。
負けが続いた時の一発逆転狙いの焦り…。

私達トレーダーには常にオーバートレードの
悪魔の誘惑が襲います。

そういえば、

「ザワザワ…」でお馴染みの漫画の賭博黙示録のカイジでも

「負けに負けて、最後に起死回生を狙って
 厚く張ったコマが当たった例があるか……?」

こんな言葉がありましたね。(笑)


「トレードで失敗する第一の原因はレバレッジの問題なのです。」

ミセス・ラシュキの言葉をしっかり噛み締めて
無理なく長くマーケットでトレードして行きたいものです。


FX ミセス・ラシュキのミステリーのお話

どうやら火星探索機が水を発見したようですね。^^

さて、今週は各国の政策金利の発表と共に
週末には米雇用統計が発表されるとあって、
ボラタイルな相場展開の可能性がありそうです。

先週末30日(金)は、オセアニア時間から東京時間の序盤は
日株価が堅調であったこともあってやや円安傾向となったものの
その後は狭いレンジながら円高傾向となって
はっきりしない展開となりました。
朝の日失業率は市場予想よりやや悪く、
日全国消費者物価指数はやや市場予想を下回り、
日鉱工業生産は市場予想を上回りましたが反応は限定的でした。
ドルストレートも比較的小動きとなりました。
日経平均は前日比+214.07円で取引を終えました。

ロンドン時間になると独小売売上高が発表されて、
市場素養を大きく下回ると共に前回値も下方修正されて
ユーロが下落しました。
午後6時の欧消費者物価指数(速報)ではやや市場予想を上回り、
スタグフレーション懸念もあったものの、
市場はユーロ買戻しへと反応しました。
欧失業率は市場予想とおりの結果となって
前日の独雇用統計悪化での懸念を幾分弱めることとなりました。
独連銀総裁からは「インフレ抑制のためECBは断固かつ
タイムリーに行動」との発言もユーロ買戻しを後押ししました。
ポンドドルは上下動しながらも軟調な展開となりました。
ドル円はこの時間下げては上げる展開となりましたが
比較的狭いレンジ相場となりました。

ニューヨーク時間に入ると午後9時半に米の個人所得と
PCEデフレータなどの経済指標が発表されて、
市場予想よりもやや良い結果にドルが買われましたが
強い動意とはなりませんでした。
その後、米シカゴ購買部協会指数が発表されて、
構成項目の雇用指数と新規受注も含めて
市場予想を上回りましたが、市場反応は限定的でした。
午後10時55分に発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数
(確報値)も市場予想をやや上回りましたが、
格付け機関のフィッチがモノラインのCIFGの格付けを
大きく引き下げ「CCC」とした報道もあり、
また、ボストン連銀総裁が「住宅価格の下落は依然米経済の
重大なリスク」と発言したことでリスク回避の動きも生じて、
原油価格動向や月末要因もあったか、
NYダウが前日終値を挟んだ上下動ではっきりしない展開となり、
ドル円はレンジの中で軟調な展開となりました。
一方、ユーロドルやポンドドルなどドルストレートは
ドル売りもあって堅調な展開となりました。
原油価格は、一部のトレーダーによる不正取引や
原油備蓄業者の不正報告の疑いで
米商品先物取引委員会(CFTC)の調査が入るとされ
乱高下となり127ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比−7.90ドルで取引を終えました。

月初めの今日2日(月)は、ウェリントンが休場です。
朝の8時50分に豪AIG製造業指数、
午前10時半に豪小売売上高、
同10時半に日毎月勤労統計、
午後2時に日自動車販売台数、
午後2時45分にスイスGDP、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数、
夕方5時に欧・独のPMI製造業、
夕方5時半に英消費者信用残高、英モーゲージ承認件数、
夜の11時に米ISM製造業景況指数、米建設支出、
などの経済指標が発表されます。
豪小売売上高と米の指標には注目です。

3日(火)は、
午前10時半に豪経常収支、豪住宅建設許可件数、
午後1時半に豪RBA政策金利、
午後2時45分にスイス消費者物価指数、
夕方5時半に英PMI建設業、
夕方6時に欧GDP、欧生産者物価指数、
夜の11時に米製造業受注指数、
などの経済指標が発表されます。
豪政策金利と欧・米の指標は注目です。

さて、今週は2日(月)の米ISM製造業景況指数、
3日(火)の豪RBA政策金利、
4日(水)の豪GDP、米ADP全国雇用者数、米ISM非製造業景況指数、
5日(木)のNZ政策金利、英BOE政策金利、欧ECB政策金利、
そして、ECB総裁記者会見、
6日(金)のカナダ雇用統計、米雇用統計、
など各国の政策金利の発表と週末の米雇用統計を中心に
注目材料が多数あります。

米景気への悲観論が後退して、米長期金利が上昇傾向となって、
米十年物国債が5ヶ月ぶりに4%台となり債券価格が下落して、
投機マネーが株式などリスク資産に回帰してきているようです。
また、インフレ懸念も強まり、米金利上昇期待も高まっていて、
先々週のドル売り傾向から先週はドル買い傾向となりました。

一方、ボストン連銀総裁が「住宅価格の下落は
依然米経済の重大なリスク」と発言しているように、
ケース・シーラー住宅価格指数も前年同期比で−14%となっていて
米中古住宅の売れ残り在庫も11.2ヶ月分相当もあるといわれ、
底入れの兆しはまだ遠いようです。

また、原油価格は米商品先物取引委員会(CFTC)の
調査が入るとの報道に上昇は一服となりましたが、
フィッチがモノラインのCIFGの格付けを大きく引き下げ
「CCC」とした報道や、米倒産件数の増加などがあって、
好悪さまざまなファクターが交錯していて、
ややドル買い圧力が強いようですが、
変動の要素も秘めているようです。

そして、週末には巨大指標の米雇用統計が発表されますが、
先々週には「前回値が−2万人から、−15万人に
大幅に下方修正か?」という噂も飛び交っていましたので、
波乱の可能性もありそうです。

流れに乗りながらも、柔軟にトレードして行きたいものです。


さて今日は、ミセス・ラシュキのミステリーのお話です。

ミセス・ラシュキとは、
「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」の著者のひとりの
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキのことです。

少し以前は、最先端を行く先物の女性トレーダーと呼ばれ、
高度なトレーディング法を駆使して一躍名を馳せていた人です。
公認CTAのLBR・G・トレーディング社などの社長でもあります。

タートル・スープやモメンタム・ピンホール、
ADXギッパー、ウォルフ波動、ブレイクアウト・モード、
などのいろいろな手法を相場の適所で使い分けて
短期トレードをする凄腕の裁量トレーダーでした。

そのミセス・ラシュキがあるインタビーで
トレードに役立つお奨めの本について

Richard Schabackerが著した
「Technical Analysis and Stock Market Profits」
と答えたそうなのですが、

その本はなんと一時代前の1932年の著作であったことに
驚かせられます。

そして、ミセス・ラシュキは、こうも語りました。

「そして、ある日突然、最もミステリアスな形で
 目の前の霧が晴れていくかのように、
 最も難しいと思われていたことが、
 とてもシンプルなことに思えてくるのです。
 消し去るプロセスを経ながら学んでいきます。」

「いいですか。いつかは必ずその時が来ます。
 ただ、最初の3年間に関して言えば、
 毎年、一貫して利益を上げられるような人は
 ほとんどいません。」

難解極まりないトレードが

「とてもシンプルに思えてくる、
 そんな時が必ずいつの日か来る」というのです。

まさにミセス・ラシュキのミステリーですね。

あのゲーリー・スミスでさえ安定して利益を出せるように
なるまでに20年もかかったといわれるトレーディングが、
簡単に思えるようになる、というわけです。

そして、

たくさんの先端トレーディング手法に精通していた
そのミセス・ラシュキが最後に到達したのは、

古典的な「ブルフラッグとベアフラッグのパターン」
であったとも言われていて、驚いてしまいます。

先進のトレーディングの技法を数多く学んで身につけて、
実践を通じて消し去り昇華して残ったものは、

「えっ、たったこれだけ?」と思えるほど、
古典的でオーソドックスなものであったわけです。

「そう。どんなに時代が変わっても、これらのパターンは、
 今日もちゃんとチャート上に現れますもの。」

と、彼女はあっさりと言い切りますが、
あのラシュキであるだけに言葉の重みが響いてきます。

先進のその先は原点回帰のようでもあり、
コアは何事もシンプルなのかもしれませんね。

そう思いを巡らすと、

「保ち合い離れに着け! ただこれだけだ。」

何度も聞いたあの言葉も甦り
頭の中でリフレインする感じさえもしてきます。(笑)

FX 市場テーマのお話

昨日は、ドル利上げ観測と原油の下落も背景とした
NYダウの上昇などで、終盤はやや調整も見られたものの、
ドル買い動意となりドル円が上昇して、
ユーロドルなどドルストレートが軟調な展開となりましたね。
最悪期は脱したとの観測も強くなっているようです。

一昨日28日(水)の東京時間では、米景気の潜在的不安感と共に
白川日銀総裁の「多くのバブルはデフレの危険の中で
低金利持続後に発生している」との発言も
円高傾向に影響を与えたか、
日経平均の軟調を背景にリスク回避の動きとなって
ドル円とクロス円の多くが軟調な展開となりました。
一方、ドル売りにユーロドルなどドルストレートが
この時間は堅調に推移しました。
また、豪豪民間設備投資が良かったことで
豪ドルが上昇する場面がありました。
日経平均は前日比−183.87円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、はじめ東京の流れを継ぐ動きで、
独ザクセン州などのCPIが良かったことも影響したか、
ユーロドルが堅調に推移していましたが、
原油先物が126ドル台まで下落したことなどで
ダウ先物が上昇して、さらに仏消費者信頼感指数の悪化も
後押ししてユーロドルが下落していきました。
また、ドル買いの動意にドル円が上昇して、
クロス円も堅調となりました。
豪ドルが対ドルで軟調となりました。

この日のニューヨーク時間では、午後9時半に米耐久財受注が
発表されて、市場予想を上回る結果に一時ドル買いが強まり
ドル円が上昇しましたが、原油が上昇に転じたことが影響したか
NYダウも前日比でマイナス圏となって、
一時ドル円が押される場面がありました。
また、午後10時前に発表された独消費者物価指数は
市場予想より良い結果となりましたが、市場反応は限定的で、
ユーロドルは軟調傾向の揉み合いとなりました。
NY時間では豪ドルやポンドが堅調となりました。
NYダウが前日比終値を挟む上下動となったことで、
後半は多くの通貨で保ち合いから小幅な揉み合いとなりました。
原油は上昇して131ドル台となりましたが、
NYダウは終盤に上昇して前日比+48.68ドルで取引を終えました。

昨日29日(木)は、はじめはっきりしない動きでしたが、
日経平均が堅調なスタートとなって、
FOMCに投票権を持つ米ダラス地区連銀総裁から
「FRBは、インフレ悪化ならば景気低迷が続いても
早めに利上げと予想」とコメントされたこともあって、
ドルが買われてドル円が堅調に推移しました。
一方、ドル買いにドルストレートは軟調となって行きました。
午前10時半の豪民間設備投資は市場予想を大きく下回り、
前回値は上方修正されたものの、
豪ドル米ドルが軟調となりました。
クロス円は、リスク選好動意とドルストレートの軟調の
綱引きとなって、まちまちの動きとなりました。
日経平均は上昇して前日比+415.03円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
午後3時に英ネーションワイド住宅価格が発表されて
市場予想を下回ると共に統計開始以来の最低となって
ポンドが急落して、ポンドドルでは一時1.96台後半まで
下落しました。対円でも一時206円台後半まで下落しました。
この動きにつれて軟調傾向にあったユーロドルも、
独失業率が市場予想より悪かったこともあって
一時下げの勢いを強めました。
午後6時に欧業況判断指数など複数の欧指標が発表されましたが
好悪交錯して市場反応は限定的でした。
ドル円は上下動しながらも堅調に推移しました。
ユーロドルはNYを前にして安値圏でも揉み合いとなりました。
軟調であったポンドドルがNY時間前に戻す動きが見られました。
欧州株価は前日比プラス圏ながら下降傾向となりました。

ニューヨーク時間に入ると、米GDP(改訂値)や
米個人消費など複数の米指標が発表され、
コアPCEや新規失業保険申請件数は
やや市場予想を下回ったものの、
他の指標は市場予想とおりとなって、
いったんややドル安反応となりましたが限定的にとどまりました。
その後、在庫の減少に一時133ドルとなっていた原油が、
一時126ドル台へ大幅に反落したことや、
米債利回りが上昇して、米株価も金融セクターが堅調で
NYダウも一時100ドルを越える上昇となって
ドルが買われ、リスク選好動意にドル円が上昇して、
ユーロドルなどドルストレートが軟調となる展開となりました。
クロス円はドル円の上昇とドルストレートの下落との
綱引きとなって、上昇と横這いの揉み合いの
まちまちの展開となりました。
また一方、米失業保険の継続受給者は
2.3%と04年2月以来の310万人を超えて、
5週連続で04年9月の水準を下回りましたが、
米利上げ観測の強まりに市場の関心は誘いませんでした。
終盤にやや調整も見られたものの、
ドル円は一時105円台後半まで上昇して、
ユーロドルは一時1.54台後半まで下落しました。
バーナンキFRB議長の講演は13日の講演を踏襲した内容で
材料視されませんでした。
NYダウは前日比+52.19ドルで取引を終えました。

ゴトウ日の今日30日(金)は、
早朝7時45分にNZ住宅建設許可、
朝の8時01分に英GFK消費者信頼感調査、
朝の8時半に日失業率、日有効求人倍率、日消費者物価指数、
朝の8時50分に日鉱工業生産(速報値)、
午後1時に日自動車生産、
午後2時に日住宅着工戸数、日建設工事受注、
午後3時に独小売売上高指数、
夕方6時に欧消費者物価指数(速報値)、欧失業率、
夕方6時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時半に米個人所得、米個人支出、米PCEコア・デフレータ、
同夜の9時半に加GDP、加鉱工業製品価格、
夜の10時45分に米シカゴ購買部協会指数、
夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、
などの経済指標が発表されます。
欧消費者物価指数(速報値)と米の指標には注目です。

※米ミシガンは、5分早く発表される場合もあります。

さて、ドル利上げ観測と原油の下落も背景とした
NYダウの上昇などで、終盤はやや調整も見られたものの、
ドル買い動意となりドル円が上昇して、
ユーロドルなどドルストレートが軟調となる展開となりました。

ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、
米シティ、独ウエストLB、英HBOS、米JPモルガン、
スイスUBSなど大手銀行が、
貸し出し金利を実勢よりも低く報告して
ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を歪めた可能性があり、
英銀行協会が今日30日に勧告を行う予定と報じられて、

また、米失業保険の継続受給者が増加していることや、
調査会社のジュピター・イーソーシズによりますと、
第1四半期の米企業倒産が前年同期と比で
48%増加しているとの調査結果もあるなど、
悪材料は今のところあまり材料視されていないものの、
潜在的な悪材料もありますので、

思惑が先行していますが、ある程度織り込まれると
市場テーマが悪材料に向く調整懸念もなくはなく、
流れに乗りながらも
過度の楽観することなくトレードして行きたいものです。


さて今日は、市場テーマ(theme)のお話です。

ギリシャ語が語源のようですが、
テーマ(theme)とは、「主題」とか「主旋律」という意味ですね。

小説なんかでも恋愛をテーマとした恋愛小説から、
恐怖をテーマとしたスリラー小説などいろいろあります。

また、「興味の中心」や「価値観」にも
通じるところがあるようで、
仕事々々で家庭よりも仕事が大切なお父さんと
家庭が大切なお母さんとが、
ときに喧嘩をしてしまうことがありますね。

「ねぇ、家庭と仕事のどっちが大切なのよ。」

「何を言っている。俺がこうして頑張って働いているから、
 飯が食えるんだぞ。俺は家庭のために働いているだ。」

あれまぁ、喧嘩はいけませんね。(苦笑)

どっちもその立場として正しい主張のようですが、
ときに価値としているテーマの違いで衝突することがあります。

そんな仕事々々のお父さんも、休日ともなれば
競馬がテーマとなったり、家族孝行がテーマとなって(笑)
時と状況で同じ人でもテーマが変わったりします。

テーマが変わるといいますと、世の中の興味も変わりますね。

オリンピックの聖火リレーが話題になっていたかと思うと
台風が近づいたりすると台風を気にする話題となったり、
大きな地震の事件が起こると、
今度はそちらが話題の中心になったりします。

身に迫る状況や事件の大きさで興味のテーマは移り変わります。

さて、為替相場にも似たようなところがあって、
為替変動の要因には一説では200もあるそうですが、
その時々で注目の主要テーマが変わりますね。

政策金利や雇用統計など重要経済指標や
NYダウなどの株価はおおむね常にテーマとなりますが、

同じ経済指標でも、米雇用統計などの前では、
雇用に関連することがテーマとなって、
普段はそれほど注目されない新規失業保険申請件数が
相場を動かすこともあります。

政策金利の発表が近づくと、
いつもより要人発言に神経質となります。

また、サブプライム問題で
住宅市況が急減速しているときなどでは、
住宅関連指標が主要テーマとなって動向に鋭敏となりますし、
金融機関の株価などにも鋭敏に反応することがあります。

しかし、慢性化してくると次のテーマを探すように
興味の主題が変化することがありますね。

たとえば現在、大手モノラインのアムバックの株価は、
ピーク時から96%も下落していて、
そして、MBIAも89%の下落となっているそうですが、
それでもなお、格付けがスリーAとなっていて、
不可解極まりないのですが、

織り込み済みということなのでしょうか、
今はあまり話題にものぼらないようです。

まぁ、これとても、米証券取引委員会による
大手格付け会社3社に対しての
格付け手法の調査がはじまっていて、
結果如何では、いつ主要テーマにのぼるか分かりませんね。

ときにニュースなどをきっかけとして、
市場が次々と探すように悪材料をテーマとすることがあります。

また、現在は米金利上昇の思惑と共に、

コモディティ市場の原油価格がかなりテーマとして
見られるようになってきていて、
原油価格が相場に大きな影響を与えています。

原油高→株安→ドル安
原油安→株高→ドル高

となりやすい地合いが見受けられます。

今はどのテーマなのか、という観点から
相場を見てみるのも面白いですね。

私も二十歳代の頃には女性がテーマで、
三十代の頃には仕事がテーマで、
四十代の頃にはお金と相場がテーマで、
五十代となった今は、どこどこの酒が旨いとか、
興味のテーマが変わっています。(爆笑)

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