FX ドリームチームのお話

原油価格が一時120ドル台まで下落したこともあって、
NYダウが堅調となりましたね。

さて、一昨日28日(月)は、早朝にNZの貿易収支が発表されて、
−2.230億NZDと市場予想よりはマイナス幅の少ない結果となり、
一時NZが強含みましたが限定的な反応となりました。
ドル円は東京市場がはじまると、限定的ながら上昇しましたが、
その後、レンジの範囲ながらしだいに軟調な展開となりました。
昼頃から英住宅価格の下落を背景にポンドも軟調となりました。
日経平均は前週末比+19.02円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
午後3時過ぎに独GFK消費者信頼感調査が発表されて、
2.1と市場予想より悪い数字となり、
限定的ながらユーロが軟調となりました。
その後、時間外取引でNY原油先物が1ドルほど上昇したことで、
ややドル売り傾向となりました。

この日のニューヨーク時間では、
米指標の発表はありませんでしたが、
IMF国際通貨基金が「世界の金融市場は、もろい状態が続き、
連鎖破綻リスクの兆しも残ったまま。
米住宅市場の底はまだ見えない。」
などの見解を示したことで、米金融株が下落して、
NYダウも100ドルを超える下落となって、
リスク回避の動意にドル円が軟調となりました。
しかしながら、株式市場の下落の割には
ドルは底堅さも感じる展開となりました。
NY原油は124ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−239.61ドルで取引を終えました。

昨日29日(火)は、早朝にNZの住宅建設許可が発表されて、
−20.1%と22年ぶりの低水準となりましたが、
市場反応は限定的でした。
朝に発表された日失業率は、4.1%と市場予想とおりとなりました。
各通貨ともレンジでの動きとなりました。
日経平均は、前日比−194.33円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
「NZのファンドが新規投資と払い戻しを停止した」
との報道にNZドルが下落しました。
午後5時半に英消費者信用残高は9億GBPと市場予想を下回りました。
しだいにドル買い動意となって、ユーロドルやポンドドルなど
ドルストレートが下落しました。ドル円は徐々に上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
発表時間が未定であった独消費者物価指数(速報値)が
午後9時半過ぎに発表されて、強弱交錯する結果に
市場反応は限定的となりました。
午後10時の米ケースシラー住宅価格は市場予想よりも、
ややマイナス幅を縮小する結果となりました。
午後11時の米消費者信頼感指数は、
構成項目の雇用値は悪化したものの、
指数自体は51.9と市場予想を上回り、
前回値も上方修正されたことや、
原油価格が一時120ドル台まで下落して、
NYダウが堅調な展開となり、
ドルが上昇して、ユーロドルなどドルストレートが
軟調の度を強めました。
NY原油は下落して、121ドル台後半で引けました。
NYダウは、前日比+266.48ドルで取引を終えました。

ゴトウ日の今日30日(水)は、
朝の8時半に日鉱工業生産(速報値)、
午前10時半に豪住宅建設許可、
昼の12時にNZマネーサプライ、
午後6時に欧消費者信頼感、欧業況判断指数、
午後6時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時15分に米ADP雇用統計、
夜の9時半に加鉱工業製品価格、加原料価格指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。
また、NY時間の米週間原油在庫にも注目です。

月末の明日31日(木)は、
朝の8時に英GFK消費者信頼感調査、
午前10時半に豪小売売上高、豪貿易収支、
昼の12時にNBNZ企業信頼感、
午後2時に日住宅着工戸数、
午後2時45分にスイス消費者物価指数、
午後4時55分に独失業率、独失業者数、
午後6時に欧消費者物価指数(速報値)、欧失業率、
夜の9時半に米GDP(速報)、米個人消費(速報)、
米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に加GDP、
夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・独欧・米・加の指標には注目です。
特に米のGDP(速報)には注目です。

さて、IMF国際通貨基金は、週はじめに「世界の金融市場は、
もろい状態が続き、連鎖破綻リスクの兆候も強いままである。」
という認識とともに、「サブプライム問題での損失は大きいと
予想されるものの、不透明感は薄らいだ」ことを示しました。

また、S&Pのケースシラー住宅価格は、
市場予想よりはマイナス幅を縮小したものの、
前年同月比で16.9%下落して、過去最大の値下がりとなりました。
ピークであった2006年6月からの下落率は、19.8%と2割近く
にもなり、米住宅市場低迷の底はまだ見えないようです。

米経済は今のところ、かろうじてプラス成長と
なっているようですが、
今年の10月から始まる米2009年度では、
財政赤字をGDPの3.3%にあたる過去最高の4,820億ドルと
見積もっている(日経新聞)とのことで、
厳しい状況はまだ続きそうです。

流れに乗りながらも、揺り戻しの動きにも注意して、
機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、ドリームチームのお話です。

スポーツの世界にはスター選手を集めた
ドリームチームというのがありますね。

バスケットポールでは、ビラップス、コービー、レブロン、
そして、ダンカンなどが同じチームにいるといると、
ドリームチームとなりそうです。

野球では、イチロー、ロドリゲス、ジーター、松坂…、
うーむ。チーム編成が難しそうですね。(笑)

そういえば、ヘッジ・ファンドにもドリームチームが
過去にありましたね。

1994年2月末に運用を開始した巨大ヘッジファンド
LTCM(Long Term Capital Management)です。

当時は、マイロン・ショールズとロバート・マートンという
2人のノーベル賞経済学者と、
FRBの副議長であったデビッド・W・マリンズも参加するなど、
LTCMは、ドリーム・チームと呼ばれていました。

運用開始にあたって、12億5000万ドルという
ファンドの立ち上げとしては「史上最高額」を当時記録するなど、
まさに鳴り物入りでのスタートでした。

その当初の実績ももの凄く、
デリバティブ(先物取引、オプション取引、スワップ取引)などで
4年で400%の実績を上げました。

オプション取引で「ブラック・ショールズの式」などを駆使して、
あたかも聖杯を得ていたかのように順風満帆でしたが…、

その結末は、ご存知のとおりで、(苦笑)

確率的には数百万分の1であったはずのロシアのデフォルトが
1998年に起こり、ドリームチームのLTCMは破綻しました。

そして現在、ファンドでは人的なドリームチームというのは、
あまり話を聞きませんが、人に代わって、
スーパーコンピューターが主役のドリームチームが
2007年に誕生しました。

その名はグローバル・アルファ・ファンドです。

ゴールドマン・サックスが、
市場で成功しているヘッジファンドの資金運用データを
スーパー・コンピュータで徹底的に分析して、
確実に高いリターンを目指す「史上最強の自信作」として、
鳴り物入りで登場した「究極のクローン・ファンド」でした。

2007年には、1152のヘッジ・ファンドが創設されて、
サブプライムの荒波で563社が市場から退場となった年でしたが、

はたして…、

ドリーム・ヘッジ・ファンドである
グローバル・アルファ・ファンドも、
ご多分にもれずサブプライムの激動で、
あえなく100億ドル近い損失を出すに至りました。

ゴールドマン・サックスの看板を信じて、
多額の資産運用を託した投資家達は、
大きな痛手を受けることとなりました。

このような史実をみると、

マーケットの将来は、どんなに分析しても
過去の延長だけではどうも完璧には捉えきれないようで、

あくまでもリスクを認識した上で、
エッジを求めて確率的に捉えるしかないのかもしれませんね。

天才達のドリームチームやスパコンをも、
いとも容易く打ち負かすマーケットに
絶対性は求めてはいけないのかもしれません。

市場は、侮り難いモンスター(怪物)のようです。


FX マネーの猛獣達のお話

26日(土)の米上院の本会議で、
米住宅公社支援法が可決されましたね。

さて、先週末25日(金)は、
朝に発表された日全国消費者物価指数は、
ほぼ市場予想とおりの結果となって、
市場反応は限定的でした。
また、豪銀最大手のナショナル・オーストラリアが
CDO投資関連引当金を積み増ししたことなどがあって
豪株式市場が下げていることを背景に
豪ドルが軟調となりました。
その後、株式市場の下げを背景にリスク回避の動意で、
ドル円クロス円が軟調となりました。
日経平均は、前日比−268.55円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、少しの間東京時間での地合いを継ぐ
展開となりましたが、その後、ドル円とスロス円が上昇しました。
午後3時に発表された独輸入物価指数は、1.5%と市場予想よりも
強い数字となりました。午後5時半に発表された英GDPは、
市場予想とおりの結果となりましたが、それまでのショートに
カバーが入って、ポンドがしばらく堅調に推移しました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時半に米耐久財受注が発表されて、
0.8%と市場予想を大きく上回り、ドルが堅調となりました。
その後、午後10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数が
発表されて、61.2と市場予想より強い数字となって、
また、午後11時に発表された米新築住宅販売件数も
前月より減少とはなったものの、市場予想を上回る結果となって、
ドル円とクロス円が上昇して、
ユーロドルなどドルストレートが軟調となりました。
その後、格付け機関のS&Pが米住宅公社の格下げの可能性を
示唆しましたが、上位債の格付けは維持するとして
市場反応は限定的でした。
終盤は、ドルストレートにやや反発も見られました。
NY原油は軟調で、123ドル台で取引を終えました。
NYダウは午後からはやや軟調な上下動となって、
前日比+21.41ドルで取引を終えました。

週はじめの今日28日(月)は、
朝の7時45分にNZ貿易収支、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査
などの経済指標が発表されます。
NZの指標には注目です。
今日は米指標の発表はありません。

明日29日(火)は、
朝の7時45分にNZ住宅建設許可、
朝の8時半に日失業率、日有効求人倍率、日小売売上高指数、
午後5時半に英消費者信用残高、英マネーサプライ(確報値)、
夜の10時に米S&Pケースシラー住宅価格、
夜の11時に米消費者信頼感指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には一応注目です。

今週の30日(水)からの主な注目材料は、

30日(水)に、豪建設許可、米ADP雇用統計、米週間原油在庫、

31日(木)に、豪小売売上高、スイス消費者物価指数、
欧消費者物価指数(速報値)、欧失業率、
米GDP(速報値)、米個人消費(速報値)、米シカゴ購買部協会景気指数、

1日(金)に、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米ISM製造業景況指数、米建設支出、

などがあります。米GDP速報値と週末の米雇用統計が
特に注目されます。

さて、異例となる26日(土)に開かれた米上院の本会議で、
「米住宅公社支援法」が可決されました。

ブッシュ大統領は速やかに署名する方針とのことで、
13日にポールソン米財務長官が表明して以来、
約2週間で早期実現となりました。
これで、ファニーメイとフレディマックの両公社に対して、
財務長官権限での緊急融資と公的資金による資本注入とが
できるようになりました。
また、借り手の救済策も盛り込まれ、
総額3000億ドルの公的な債務保証枠を設定して、
サブプライム・ローンから低利のローンへの借り換えを促し、
差し押さえで自宅を失うことがないように勧めるのことです。

市場にとっては信用収縮を緩和する良い材料となりますが、
先週もある程度の織り込みは進んでいる様子もあり、
また、米の財務を圧迫する懸念も指摘されていて、
今後の市場反応が注目されます。

また、今週は月末と月初の週で週末にビッグイベントの
米雇用統計を控え、原油価格の動向や、
8月5日の米FOMCへの思惑での動きも注目されます。

市場初動に注意しながら、
流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、マネーの猛獣達のお話です。

モノの本によると、投機や投資のマネーの全体規模は、
円換算で1京円とも6京円とも言われているようで、
あまりに差があって(苦笑)、よく分りませんが、
1京7,000兆円という説が有力なようですね。

私には、ゼロがいくつ続くか数え切れませんでしたが、(笑)
投機や投資のマネーは、とほうもなく大きなもの
であることは間違いないようです。

さて、この天文学的な巨額のマネーは、
おおむね5つのプレイヤーに大別されるようで、

投資銀行、証券会社、ヘッジファンド、
そして、年金・退職金ファンド、政府系ファンド(SWF)
となるようです。

それに、もちろん多数の個人投資家も加わるわけですが、
バイイング・パワーは、5つのプレーヤーが桁違いで、
その多くを占めているようです。

政府系ファンドは、「開けゴマ」の呪文にも似た(爆)
アラブUAEのアブダビ投資庁や、

そして、中国の中国投資公司や
シンガポールの政府投資公社(GIC)などが有名ですが、

為替ニュースなどに出てくるソブリン系は、
Sovereign Wealth Fund(国家資産運用基金)のことで、
頭文字をとって「SWF」で、政府系のファンドのことです。

また、年金・退職金ファンドもとても巨大で、
原油先物市場規模は、この年金ファンドの1%という
説もあるようで、巨大さにビックリしてしまいます。

これらの5つの巨大マネーは、
投機や投資の対象やそのスタイルは、
それぞれ違うようですが、
ときにマネーの猛獣となることもあるようで、

1987年に発生したアジアの金融危機も、
マネーの猛獣達によるアジア通貨に対する
売り浴びせであったとされていますし、

日本のバブル崩壊も、その下地は浮かれた景気でしたが、
どうも仕掛け役はマネーの猛獣達であったようです。

その後、巨大マネーは欧米の不動産を襲い、

さらに、ウォーレン・バフェット氏にして
大量破壊兵器と言わしめた「デリバティブ」で、
資産デフレの鞭も入り、グローバル化と規制緩和の温床のもと、
ついに世界の実経済を震撼させる
サブプライム問題を引き起こすモンスターとなっていきました。

その後もまだ餌は足りぬとばかりに、
原油や穀物のコモディティ市場まで牙をむいています。

為替市場でも、数年前までは日取引量が200兆円と
いわれていましたが、それは数年前の過去の話で、
2007年のBIS統計では、為替市場の日取引量は320兆円にまで
増大しているようで、マネーが加速度的に世界を
駆け回っている様子が覗えます。

私達トレーダーも、
投機の市場にお世話になっているわけで、
あまり偉そうなことはいえる立場ではありませんが、(苦笑)

近年のマネーは少し暴走的で、
教科書に書いてあるような「投機は流動性に貢献している」
などと綺麗ごとも言っていられないところがあるようで、
猛獣のように凶暴化しているような気がします。

でも、私達トレーダーは、
ビッグプレーヤーの売り浴びせでも、下げる時には売り、
インフレを煽って相場が上げている時でも、買うしかないようです。

実経済を考えると少し後ろめたい感じもしますが、
トレードとはマネーの猛獣達につき従うしかないものなのですね。


FX 複雑系としてのマーケットのお話

一昨日は岩手県など東北地方で大きな地震がありました。
私の住んでいる北海道でも家が揺れるほどでした。

さて、一昨日23日(水)は、NZドルが24日の政策金利を意識してか
一部に利下げ期待もあることから軟調な展開となりました。
午前10時半に豪消費者物価が発表されて、+1.5%と市場予想より
強い数字となりましたが、上下動とはなったものの
NZの動きに追従するように豪ドルは軟調となりました。
NZのハノーバーがローンや金利返済を停止した報道があって、
NZの下落が強まりました。
日経平均は前日比+127.97円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、クレディ・スイスの四半期決算が
市場予想より良かったことで株式マーケットが一時上昇しましたが
市場反応は限定的でした。
午後5時半にBOE議事録が公表されて、
市場の大方の予想に反して、
利上げに投票した委員が1名いたことで、
利上げ期待にポンドが上昇する展開となりました。
午後6時に欧鉱工業新規受注が発表されて、
市場予想を下回ったものの、
市場反応は限定的でした。
午後8時前にカナダの消費者物価指数が発表されて、
0.7%と市場予想より強い数字となりましたが、
対ドルや対円でまちまちな反応となりました。

この日のニューヨーク時間では、
S&Pがローマの長期発行体の格付けを下げたことで
ユーロが軟調となりました。
週間原油在庫の発表では、在庫増となって原油価格が下落して、
NYダウやドルが強含む場面がありました。
深夜に発表されたベージュブックでは、
米経済減速とインフレ昂進を強める認識の内容となり、
スタグフレーションを匂わすものとなったものの、
市場の反応は限定的でした。
NY原油は、124ドル台半ばで引けました。
NYダウは、前日比+29.88ドルで取引を終えました。

昨日の24日(木)は、早朝にRBNZの政策金利が発表されて、
据え置きと予想する向きも多かった中、0.25%の利下げとなって、
RBNZ声明でもも今後にさらに利下げする可能性をあることを
明言したことで、キウィが大きく下落する展開となりました。
東京時間では、メジャー通貨の多くは
レンジ相場の展開となりました。
日経平均は、前日比+290.38円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
欧州通貨が軟調となる展開となりました。
午後5時の欧経常収支は−73億ユーロという結果となりました。
また、同時刻の独IFO景気動向は市場予想を下回り、
97.5となりました。
午後5時半の英小売売上高指数は、
−3.9%と市場予想を下回りました。
米フォードの四半期決算では、
86億6700万ドル(約9300億円!)の赤字と
四半期年は同社過去最悪の結果となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時半に米新規失業保険申請件数が
発表されて、40.6万人と市場予想より悪い結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
午後11時に米中古住宅販売件数が発表されて、
市場予想を下回り、過去最低の486万件という結果となりました。
これを受けてNYダウがしだいに軟調となって、
リスク回避の動意にドル円とクロス円が軟調となりました。
NY原油は、125ドル台半ばで引けました。
NYダウは前日比−283.10ドルで取引を終えました。

週末でゴトウ日の今日25日(金)は、
朝の8時半に日消費者物価指数、
午後3時に独輸入物価指数、
午後5時に欧マネーサプライ、
午後5時半に英GDP(速報値)、
夜の9時半に米耐久財受注、
夜の10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数、
夜の11時に米新築住宅販売件数、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・米の指標には注目です。

さて、フレディマックとファニーメイの
緊急融資など経営支援の法制化が、
無事、進んでいて、ポールソン米財務長官からは、
「ファニーとフレディーに関する法案は市場に対する
非常に強いメッセージである。」と強気の発言もありました。

ファニーメイは、ルーズベルト大統領の時代の
ニューディール政策の一環として1938年に
政府系機関として設立され、68年に民営化されました。
日本ではさしずめ社名に「J」の名のつく会社のようです。
一方、フレディマックは、70年にファニーメイを
補完する目的で設立されました。
現在も民間企業でありながら、OFHEOを介して
政府の監督下にあります。
両社の発行する債券には、「暗黙の政府保証」があるとされ、
格付けは最上級のトリプルAとなっています。

そして、両社の保証・保有する住宅ローン担保関連資産は、
なんと5兆2000億ドル(約556兆円!)もある(日経新聞)そうです。
その資産が住宅価格の底なしの下落で
減価となって窮地に陥ったわけです。

両社を支援する法案が成立しますと、
新たに設立される連邦住宅金融庁(FHFA)の所管となるようですが、
ただアルファベットが変わっただけと
揶揄する声も聞こえてきているようです。(苦笑)

両社支援の法案成立は、まずはひと時の安堵感は得れそうですが、

一方、米フォードの四半期決算では、
86億6700万ドル(約9300億円!)の赤字となって、
米自動車業界のビッグスリー(フォード・クライスラー・GM)
からは、景気減速と原材料高による
呻(うめ)きが聞こえてきそうです。

さて、今日は週末の25日のゴトウ日です。
流れに乗りながらも、節目の時間での相場動向に注意して
トレードしていきたいものです。


さて今日は、複雑系としてのマーケットのお話です。

1987年に株式市場が大暴落した時、
米政府はブレイディ委員会というものを設置して、
株価暴落の「原因」を突きとめようとしました。

しかし、当時、徹底的な調査を行ったのにもかかわらず、
ついに「特定の」原因を突きとめることはできませんでした。

現在でも一部で研究がされていて、
ある程度の説得力のある説はあるようですが、
誰もが納得できる結論には至っていないようです。

さて、ここで興味深いのは、あたりまえのような
前提自体が間違っていた可能性があることです。

そうです。

1987年の暴落には「特定の(外的)要因があるはずだ」
という前提自体が間違っていた可能性があるのです。

市場には、他人の動きに追従する
「フィードバックループ」のような集団行動も見られ、
下落自体が大きな下落の要因となることもあるようです。

また、市場にまつわるその他の面白い事例では、

カルフォルニア工科大学の
デイビッド・ラインウェーバー博士による
「S&P500指数に最も相関のある要素の研究」という、
ものがありました。

その研究において最も高い相関を示したのは…、
先入観抜きに、いろいろな物事の変移量との相関を
単純に数学的な相関を調べた結果…、

なんと、その研究では
「バングラデシュのバターの生産量」が
「S&P500指数に最も相関のある要素」という
結果となったのでした。

そう。調査期間での統計では、
S&P500指数と最も強い順相関を示したのは、
バングラディシュのバターの生産量だった、
というわけです。(苦笑)

馬鹿げている…。

確かに馬鹿げていますが、(笑)
調査期間での先入観抜きの単純な統計処理では、
たまたまNYダウとの相関よりも、
事実として、こうなってしまったわけです。

1987年の米政府はブレイディ委員会による
暴落の主原因の追求と、
デイビッド・ラインウェーバー博士による
S&P500指数の相関の研究の結果は、

市場における前提と、統計の誤謬を象徴しているようで、
なんか興味深いですね。

さらに市場には、値動きも正規分布に収まりきらない
非線形のファットテールのようなところもあり、

論理や数学で解明できそうでも
どうも最後はカオス(混沌)の中に舞い戻ってしまいそうです。

どうやら複雑系の市場には、
決定論を前提とするような「ラプラスの悪魔」は
棲んでいないようですね。

不確定性の世界がマーケットなのかもしれません。(謎)


FX 勝ち負け流転のお話

昨日22日(火)は、ニューヨーク時間でドルが急伸しましたね。

一昨日21日(月)は、東京市場は海の日で休場でした。
午前10時半に豪生産者物価指数と豪新車販売台数が発表されて、
豪生産者物価指数が市場予想を下回り、
一時豪ドルが売られる場面もあったものの、
市場反応は限定的でした。

この日のロンドン時間では、ドル円やスイス円、
そしてポンド円が軟調な展開となりました。
午後4時15分のスイス生産者輸入価格の発表では、
市場予想に対して好悪錯綜して、市場反応は限定的でした。
BOEの政策委員から「英経済はリセッションに向かっている。
政策金利は現在をかなり下回る水準にしたい。」
との発言がありました。
午後8時に米バンク・オブ・アメリカの四半期決算が発表されて、
市場予想より良い結果に、ドル円とクロス円が上昇して、
ドルストレートが軟調となりました。

この日のニューヨーク時間に入っても、
しばらくロンドンの動きを継ぐ展開となっていましたが、
その後、熱帯性暴風雨がハリケーンに発達して
メキシコ湾に上陸するとの観測報道に原油先物が上昇したことや
米リーマンが米シティの目標株価を引き下げたことなどで、
一転して、ドル円が軟調となって、
ユーロドルなどドルストレートが堅調となる展開となりました。
午後11時の米景気先行指標総合指数は、
市場予想とおりの結果となって、
この指標による反応は限定的でした。
原油価格は131ドル台に乗せました。
NYダウは前週末比−29.23ドルで取引を終えました。

昨日22日(火)は、
米市場終了後に発表された米アップルの四半期決算が
市場予想を下回ったことや、
米アメックスの人員削減計画の発表などで、
一時、ドルの軟調がオセアニア時間に加速しました。
その後、東京時間に入っても昼頃までドルの軟調が続きました。
昼過ぎからドル円やクロス円にやや反発が見られました。
日経平均は前週末比+381.26円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
午後3時15分にスイス貿易収支が発表されて、
市場予想を上回る24.1億スイスフランという結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
しばらく各通貨ペアともにはっきりしない展開が続きました。
ECB理事からは「インフレ期待は低下し始めている」
と発言がありました。
午後8時に米銀大手のワコビアの四半期決算が発表され、
市場予想を大きく下回る結果となって、
一時、ドル円クロス円が上昇して、
ドルストレートが軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時半にカナダの小売売上高が発表されて
市場予想を下回る結果となりましたが、
前回値の上方修正もあって、市場反応は限定的でした。
ロンドン時間でのワコビアの四半期決算が悪かったことで、
ドルが軟調となっていまたが、
過去の金融事業の買収に絡む精査による損失計上で
現金流出を伴わない損失もあったことから、
発表後ややすると戻りも強く見られました。
その後、フィラデルフィア地区連銀総裁が
「インフレは高過ぎる。FRBはもっと総合インフレに気を配るべき。
政策の反転は早期に開始すべき。利上げへ経済の反転を待つ
必要はない」との利上げ期待を促すとても強い発言があり、
ドル円が急伸して、ドルストレードが下落していきました。
その後、午後11時過ぎに発表された
リッチモンド連銀製造業指数が市場予想を下回ったことや、
S&Pがワコビアの格付けを引き下げたことで、
多少の押し戻りはありましたが、原油価格も急落したことで、
市場の動意は強く、ドルの堅調と、ユーロドルやポンドドルなど
ドルストレートの軟調が続きました。
原油は、127ドル台で引けました。
NYダウは、前日比+135.16ドルで取引を終えました。

今日23日(水)は、
午前10時半に豪消費者物価、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧鉱工業新規受注、
夜8時に加消費者物価指数、
深夜の3時に米ベージュブック、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・加の指標には注目です。

明日24日(木)は、
朝の6時にRBNZ政策金利、
朝の8時50分に日通関ベース貿易収支、
午後5時に独IFO景気動向、独IFO現況評価値、独IFO予想値、
同午後5時に欧経常収支、
午後5時半に英小売売上高指数、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米中古住宅販売件数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・英・米の指標には注目です。
また、この日はクレディ・スイスの四半期決算が発表されます。

昨日22日(火)は、フィラデルフィア地区連銀総裁による
利上げ期待を促すとても強い発言や原油の下落があって、
ドルが急伸して、ドルストレートが下落する展開となりました。

さて、バンカメの予測によりますと、
4-6月期はの米実質成長率は2%近い上昇と
なるという良い予測となっていて、
また、先日のIMFの予測でも08年の米経済の実質成長率を0.5%から
1.3%に上方修正され、さらに利上げ期待と、
足元は良い感じとなってきているようですが、

一方、米財務省によりますと、
戻し減税の効果で家計部門の5月の可処分所得は
前月比+5.7%と33年ぶりの高い伸び率となっているものの、
6月の小売売上高の伸び率は前月比+0.1%にととどまっていて、
減税効果切れの消費を不安視する声は多いようで、
決して楽観はできない実況も覗えるようです。

そして、住宅ローンばかりではなく、
クレジットや車のローンにも焦げ付きが増えてきているようです。

また、たとえばスターバックスでは、米国内で600店舗を閉鎖して、
一万人を超える雇用削減を行うとのことで(日経新聞)、
その他、自動車メーカーや金融機関の雇用削減などもあり、
実経済では「原油高」「住宅下落」「雇用悪化」の
三重苦がしばらく続くと見る向きもあって、
秋以降の景気の下振れを懸念する声もあるようです。

しかしながら、夜明け前が最も暗いという例えもあり、
夜は深くとも日の出の時も少しずつ近づいているのかもしれません。

流れに乗りながらも、揺り戻しの動きにも注意して、
機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、勝ち負け流転のお話です。

世の中には写真のように切り取った一瞬の判断では、
一見、負けであるかのように見えることが、
実は勝ちの始まりであることがよくありますね。

その時の恋人と別れが、新たなすばらしい異性との出会いの
きっかけとなることもあるようですし、(苦笑)

私が小さな会社で目の当たりにしたのは、
ワンマン社長と折り合いが悪かったヤリ手の部長が、
ついに会社を追い出しにあって、

その後、誰が見ても最悪の事態から細々とはじめた事業で、
しばらくは鳴かず飛ばずであったものが、

ところが、ワンマン社長の会社の方が
大きな不渡り手形を掴まされて倒産してしまい、
追い出されたほうの元部長が新たに作った会社の方が
繁栄してしまう様を見たことがありました。

その部長にとっては、最悪期が成功の始まりであったわけです。

このように、時の流れまで含めると、
勝ちと負けが逆転してしまうことは、いたるところで見られ、
どうも日常茶飯事のようですね。

相場ならずとも、世の中はけっこう「波」を形成して
事柄が進むようです。

また、この「勝ち負けの流転」は、
彼我の相対で起こることもありますが、
自己の時系列の中で生じることもあります。

どうも「勝ちなのか負けなのか」のほんとうのところは、
時系列で見ないと判らないようですね。

各国の経済にもこれはあてはまるようで、

たとえば、1820年の国別のGDPでは、
なんと1位が中国で2位がインドであったという
記録になっていて、19世紀の初頭までは、
中国とインドは圧倒的な世界の経済大国であったようです。

ちなみにこの頃の米国は第9位で、
日本は6位であったという記録になっています。

当時、世界の経済の覇権は、中国とインドが握っていましたが、
しかしその後、中国とインドの経済は凋落してしまいました。

続いて、英国が台頭し、
その英国の覇権も1929年の世界恐慌たりから揺らいで、
経済の中心地は、ロンドンからニューヨークに移行しましたが、

英国は一時のたいへんな時期を乗り越えて、
再び世界の金融のメッカに復帰しました。

そして現在、経済は米国とユーロ圏と英国、
そして日本という構図のようですが、

今度は世界の4割近い人口を有する
かつての経済の覇者の中国とインドが
200年の時を経て再び世界の経済大国として
復帰しようとしていますね。

そして今…、

米国を震源とするサブプライム問題から、
世界の経済が揺れていますが、

勝ち負けが流転するのならば、

現在の厳しい経済情勢が、新たな世界経済の
繁栄の始まりであることを願いたいものです。


FX 状況による適正戦略のお話

今日の日本市場は海の日で休場ですね。

先週末18日(金)は、
前日のNY後半からオセアニアにかけて調整傾向にあった
ドルが東京時間に入ってから一時強含む場面がありましたが、
動意は続かず、小幅な揉み合い相場となりました。
午前10時半の豪物価指数(輸入・輸出)は強弱交錯して、
市場反応は限定的でした。
ウォールストリートジャーナル紙が
フレディマックが100億ドル規模の新株発行による
増資を検討していることが報じられました。
また、英フィナンシャルタイムズ紙が
「英財務省が財政規律を変更して、政府借を増やすことを検討」
という憶測を記事としたため、
ポンドが急落する場面がありましたが、英財務省によって否定され、
ポンドが戻す動きが見られました。
日経平均は前日比プラス圏で始まったものの、
−84.25円で引けました。

ロンドン時間に入ると、
午後3時に独生産者物価指数が発表されて
市場予想より強い数字となって、
上昇傾向にあったユーロを一時さらに押し上げました。
午後6時の欧貿易収支は市場予想を下回り、
前回値も下方修正されましたが、
米シティの決算発表が控えていたためか、
発表直後の反応は限定的でした。
米シティの四半期決算は、約25億ドルの赤字となりましたが、
3四半期連続の赤字となったものの、前四半期より損失が半減して、
一株当たり損失も−0.49ドルと市場予想より良かったことで、
ドルが強含む展開となりました。
ドル円とクロス円が堅調となって、
ユーロドルなどドルストレートが軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時半にカナダの景気先行指標指数と卸売売上高が発表されて
好悪交錯しましたが、卸売り売上高が+1.6%と
市場予想より良かったことで、一時カナダの上昇が加速しました。
格付け機関のムーディーズが
リーマンブラザースのシニア債を格下げしました。
NYダウはミネアポリス連銀総裁が
「FRBは危機終了まで利上げを待てない」
との主旨の発言もあり上下動となりましたが、
緩やかに上昇しました。
ドル円とクロス円も上下動しながら、
徐々に上昇する展開となりました。
ドルストレートはまちまちの展開となりました。
NY原油価格は下落して、128ドル半ばで取引を終えました。
NYダウは、一時前日比マイナス圏となるも、
+49.91ドルで引けました。

週はじめの今日21日(月)は、日本市場は海の日で休場です。
午前8時に英ライトムーブ住宅価格、
午前10時半に豪生産者物価指数、豪新車販売台数、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格、
夜の11時に米景気先行指標総合指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・米指標には注目です。
また、今日はバンカメの四半期決算が発表されます。
そして、米ポールソン財務長官の講演が予定されています。

明日22日(火)は、
朝の8時50分に日全産業活動指数、
午後3時15分にスイス貿易収支、
夜の9時半に加小売売上高、
夜の11時に米リッチモンド連銀製造業指数、米住宅価格指数、
などの経済指標が発表されます。
加・米指標には注目です。
また、この日は、ワコビアやワシントン・ミューチュアルの
四半期決算が発表されます。

今週の23日(水)からの主な注目材料は、

23日(水)に、豪消費者物価指数、BOE議事録、週間原油在庫、
加消費者物価指数、ベージュブック、

24日(木)に、RBNZ政策金利発表、独IFO景況感指数、英小売売上高、
クレディ・スイス四半期決算、米中古住宅販売件数、

25日(金)に、英GDP(速報値)、米MBIA四半期決算、米耐久財受注、
米ミシガン大学消費者信頼感指数、米新築住宅販売件数、

などがあります。

さて、先週後半の3日間は、米大手金融機関の四半期決算が、
市場予想より良かったことで、米シティの株価が32%、
米リーマンが44%、そして、ファニーメイとフレディマックが
約80%も上げる(日経新聞)など、信用収縮懸念も和らいでいますが
一部では、今日から実施される「金融株の空売り規制」の
影響があったとされ、
利益確定売りの懸念も指摘されているようです。

また、世界経済を揺さぶるファニーとフレディの支援について、
内実、無制限の支援を求めようとする米政府に対して、
議会では米与党の共和党が抵抗していて、米野党の民主党が
柔軟な姿勢を見せるという構図で、
綱引き状態となっているようです。

そして、米住宅公社債は、いまだ最上級のトリプルAと
なっていますが、同債を格下げすることは、
米国政府の格下げをすることにもなりかねなく、
格下げはないと見る向きが大勢のようですが、今後注目されます。

一方、原油価格はナイジェリアを巡る地政学的リスクに、
供給不安もあるようですが、
年金基金の商品投資の受け皿となってきた
米二大インデックスファンドが、
7月中に成立すると見られる「投資マネーの商品投資制限」も
意識してか、持ち高調整を行っていて、
7/11に147.27ドルの史上最高値をつけた後、
約一週間で10%も下落して、
原油価格は今後も乱高下となると指摘する声が多いようです。

今週は、思惑が交錯して読みにくい相場となりそうですが、
流れに従い、機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、状況による適正戦略のお話です。

レッグ・メイソン・バリュー・トラストの
ファンドマネジャーのビル・ミラーは、
過去40年間において、なんと15年間連続!で
S&P500の利回りを上回った伝説の人ですが、
投資手法が首尾一貫していないことでも有名でした。(苦笑)

1999年のポートフォリオの株価純資産倍率は、
バリュー株の平均と比べて、178%も高かったのですが、

一般のプロの投資家が
何らかの優れていると思われる投資手法、
つまり、信奉する投資手法に依存して運用するのに対して、

彼の投資手法は首尾一貫した投資手法ではなく、
「状況を重視したもの」であったようです。

たとえば、一般の投資手法と言いますと
株式マーケットでは、成長株を中心としたグロース戦略や、
割安株を中心としたバリュー戦略がありますが、

一般には、それぞれのファンドやマネージャーの
指針や考えに基づいて、
主軸の戦略を決めて運用することが多いものの、

ビル・ミラー、彼の場合は違ったのです。
「状況により」戦略を変えたのです。

その優柔不断な裁量が、首尾一貫の律儀を打ち負かして、
すばらしいパフォーマンスをレコードしたということで、
とても興味深いですね。

数学でも複数解があるものもありますが、
単純解のほうが美しく、

かのアインシュタインでさえ、
万象を説明できる大統一理論をもとめたように、

一般に人はより良いものを求め、
昂ずると「唯一絶対」を求めたがります。

ところが、ときには処女のように臆病で、
ときには暴君のように激しい振る舞いもする
優柔不断で多重的な市場を

たった一つの手法で解き明かそうとすること自体、
何でも治癒する万能薬を求めるように
無謀な試みであるのかもしれません。

ときに、特定の手法ではどうしても機能しない
「状況」が訪れます。

そのたびに新たな唯一の聖杯(ホーリー・グレイル)
を求めていては、永遠のドリフターとなってしまいますね。

薬にたとえるならば、
風邪には風邪の薬、胃の不調には胃薬、
というように、

「状況に応じた処方」ができないと、

一時は勝っても常勝とは成り得ないようです。

いくつもの複数戦略を所持して、
状況によって使い分けることが、
適正戦略となるのかもしれません。

また、もしかすると、

大工さんでノコギリしか持っていない人はいないように
そして、大工さんが要所要所で道具を使い分けるように
適正戦略となる「状況に応じた戦略の使い分け」こそが
真の裁量であり、聖杯であるのかもしれませんね。

多重的なマーケットには、多くの神様がいるようです。(笑)


FX フィードバックの輪廻のお話

ここ2日間ドルが堅調となっていますね。
今日は満月ですが、「満月のドル買い」のアノマリーは
最近はあまり聞かなくなったものの、
さて、今日のドルは如何なりますか…。

一昨日16日(水)は、オセアニア時間から東京時間の仲値にかけて、
やや動意薄の相場となりました。
その後、午前11時頃から前日の米上院でのバーナンキFRB議長の
発言が蒸し返されることとなったか、
ドル円クロス円が軟調な展開となりました。
また、豪ドルが、RBA総裁の発言に
利上げ期待が後退して軟調となりました。
日経平均は前日比+6.24円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
ドル円やクロス円が軟調に推移しました。
午後3時に独消費者物価指数が発表されましたが、
市場予想とおりの結果となって市場反応は限定的でした。
午後4時15分のスイス実質小売売上高では、
市場予想を上回る強い数字となり、
一時スイスが買われましたが限定的でした。
午後5時半の英失業率は市場予想とおりの結果となり、
午後6時の欧消費者物価指数も市場予想とおりの結果となりました。
ともに市場反応は、あまり見られませんでした。
その後、米銀のウェルズ・ファーゴの四半期決算が
市場予想より良かったことでNYダウ先物が上昇して、
ドル円とクロス円が堅調となっていきました。

この日のニューヨーク時間では、
米消費者物価指数が市場予想を上回る強い結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
午後10時の対米証券投資では、やや弱い結果となりましたが、
続いて発表された米鉱工業生産と米設備稼働率が、
市場予想を上回る良い数字となって、ドルが買われる展開となり、
ドル円クロス円が上昇して、ユーロドルが軟調となりました。
その後、政府統計で原油在庫の増加が発表されると、
原油価格が急落して、NYダウが堅調の度を増していきました。
そして、米下院での質疑応答でバーナンキFRB議長が
「無秩序な市場は為替介入を正当化させる。FRBの最優先課題は
インフレの抑制。ファニーメイとフレディーマックに
破綻の危険はない。」などの強い発言があって、
NYダウが大きく上昇して、
ドル円とクロス円の上昇に拍車がかかることとなりました。
また、深夜に発表されたFOMC議事録では、
「一部のメンバーは早急な利上げを支持していた」ことが
明かされて、その後、状況の変化もあり、
FRB議長の現在の発言といくぶん乖離があるも、
利上げ期待にドル買いが継続することとなりました。
NYダウは前日比+276.74ドルで取引を終えました。

昨日17日(木)は、FT紙による「一部の政府系ファンドがドルへの
エクスポージャーを減らそうとしている」との報道もあって、
ドルが軟調な展開となりました。
その後、午前11時頃からは動意のない
小幅な揉み合いとなっていきました。
日経平均は前日比+127.15円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
ドル円とクロス円が上昇してするスタートとなりましたが、
動意は続かず上下動となりました。
午後6時の欧建設支出は+0.2%となりましたが
市場反応は限定的でした。
その後、JPモルガンの四半期決算が発表され、
市場予想を上回ったことで、
ドルが堅調となりドル円とクロス円が上昇して、
ユーロドルが下げる展開となりました。
また、ポールソン米財務長官から
「政府系住宅金融機関の改革案に非常に自信を持ち楽観している」
とのコメントがありました。

ニューヨーク時間に入ると、米住宅着工件数と米建設許可件数、
そして米新規失業保険申請件数が発表されて、
どちらも市場予想より良い数字となって、
ドルが一時堅調となりました。
しかし、午後11時発表されたフィラデルフィア連銀指数が
市場予想を下回り、構成項目の雇用指数も悪化となったことと、
原油価格が一時136ドル台まで上昇したことで、
NYダウが軟調となり、ドル円やクロス円が一時軟調となりました。
その後、原油価格が133ドル台まで下落したことで、
NYダウも上昇してドル円クロス円が再び上昇して、
ドルストレートが軟調となりました。
カナダ中銀の金融政策報告では
「インフレは09年第1四半期に4.3%でピークの見込み。
政策金利は適切な水準」という見解を示しました。
IMFがリセッションの可能性は残るとしながらも、
世界経済の成長率を4.1%に上方修正しました。
その後、原油価格が130ドルを割り込む急落となって、
ドル円とクロス円の上昇が続きました。
NY時間の原油価格は129ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+207.38ドルで取引を終えました。

週末の今日18日(金)は、
朝の8時50分に日銀政策決定会合議事録、
午前10時半に豪輸入物価指数、
午後3時に独生産者物価指数、
午後6時に欧貿易収支(季調済)、欧建設支出、
夜の9時半に加景気先行指標指数、加卸売売上高、
などの経済指標が発表されます。

また、今日は米シティグループの四半期決算が発表されます。

さて、米住宅着工件数は+9.1%となりましたが、
ニューヨークの建築基準が7月に変わることによる
駆け込みがあった模様で、
これを除くと−4%で、前年同月比では−26.9%の
大幅減となっています。

そして、JPモルガンの四半期決算は、市場予想を上回ったものの、
前年同月比の純利益では、−53%となっています。(日経新聞)

一方、米議会では個人向け減税など
追加の景気対策の協議に入っているようです。

また、欧米の金融機関でヘッジファンドなどに
LBOでの買収資金を融資する際に、
リスク軽減のために発行している貸付債権の証券化が、
信用収縮に債権が値下がりして、
皮肉にも逆にこれにより損失を招いているとのことで、
ドイツ銀やクレディ・スイス、そして米シティグループや
米JPモルガンなど欧米大手銀の
さらなる追加損失懸念が指摘されています。

原油価格下落の影響の大きいNYダウ上昇によるドル反発のようで、
流れに乗りながらも、過度の楽観なく
トレードしていきたいものです。


さて今日は、フィードバックの輪廻のお話です。

以前も、一度取り上げた話題ですが、
少しだけ掘り下げてお話します。

フィードバックとは、反応とか帰還を意味する言葉ですが、
市場は正と負のフィードバックの両方が
作用しあって形成されていきます。

正のフィードバックは、変化をもたらし、
負のフィードバックは、安定化や沈静をもたらします。

正のフィードバックは、変化を加速させる力となります。
雪だるま効果やカスケード、
そして増幅などの現象などがそれです。
相場では、ブレークアウトの状態ですね。

また一方、価格が適正値から乖離した場合に、
その乖離を埋めようとして市場が動くことがあります。
オーバーシュート(行き過ぎ)を沈静化もしくは回帰させたりして、
発散への変化の抵抗となります。
これが負のフィードバックですね。

これら正と負のフィードバックが作用しあって
相場が形成されてきますが、

正のフィードバックが優勢の「変化が加速する時」には
順張り的なトレードをすべき時のようで、

負のフィードバックが優勢の「回帰の時」には
逆張り的なトレードをすべき時ですね。

また、正と負のフィードバックが拮抗している時は、
いわゆる「保ち合いの状態」で市場はとても効率的となって、
トレードチャンスがない状況といえるかもしれません。
昂じると膠着状態となって、次の動きを待たねばなりません。

現在はキャリートレード派は激減していますが、
スワップ狙いはともあれ、

保ち合いの状態は、差益狙いのトレードを「休む時」です。

「変化が加速する時」
「回帰の時」
「休む時」

トレードとは、これらの「時」を
見定めることなのかもしれませんね。

また、相場では正と負のフィードバックが
輪廻する性質があるようで、

「正のフィードバックは、負のフィードバックの予兆」
「負のフィードバックは、正のフィードバックの予兆」

となるようですね。

そして、フィードバックはボラティリティという言葉に
置き換えれそうで面白いですね。

増大したボラティリティは、保ち合いの予兆で、
また、保ち合いは、ボラティリティ増大の予兆となるようです。

ボラティリティの極限は、以前の合意の頂点である高値と安値で
あることも多く、レジスタンスと呼ばれることがあります。

ここが破れると、ボラティリティは新たな極限へと
進むことがあります。

また、保ち合いの極限の膠着は、
ボラティリティ増大の入り口となります。

こうしてみると、
膠着、そして以前の合意の頂点である高値と安値は、
正と負のフィードバックの転換点となることも多く、
チャートの注目ポイントとなりそうです。

相場の「変化が加速する時」「回帰の時」「休む時」
を見極めるには、

「市場合意の頂点である高値と安値」と、
そして「膠着状態」が
重要なヒントとなりそうですね。


FX 曖昧と明確のお話

昨日の米議会証言では、「米景気見通しには重大な下振れ
リスクがある。」としながらも、
「インフレ防止は金融当局者の重大な責任」と、
インフレ警戒へ政策運営の軸足を移す(日経新聞)
という発言がありましたね。

一昨日14日(月)は、窓の方向はまちまちでしたが
ドル円やクロス円で窓を空けてのスタートとなる
通貨ペアがありました。
米財務省とFRBによる「フレディマックとファニーメイの支援策」
の報道などでリスク回避がやや沈静して、
ドル買いの動きも見られましたが、
はっきりしない相場展開となりました。
日経平均は前週末比−29.53円で取引を終えました。

この日のロンドン時間でも、しばらく米財務省とFRBによる
フレディマックとファニーメイの支援策報道が蒸し返されたか、
ドル買いの動きが見られましたが、強い動意となりませんでした。
午後5時半の英生産者仕入価格と英生産者物価指数(コア)が
市場予想より弱い数字で、一時ポンドが売られましたが、
市場反応は限定的でした。
午後6時の欧鉱工業生産は−1.9%と、市場予想よりも低下幅は
小く済んだものの、市場反応は限定的でした。

この日のニューヨーク時間では、ダウが前週末比でプラス圏での
スタートとなったものの、米財務省とFRBによるフレディマックと
ファニーメイの支援策に対して
「株主にとって不利となるのではないか」
「政府支援があっても損失計上は避けれない」といった
思惑もあったか、前週末のインディマックの業務停止も
蒸し返されて、金融株が下落して、
NYダウも前週末比でマイナス圏となると、
リスク回避の動意にドル円とクロス円が軟調となりました。
一方ドル売りにポンドドルやユーロドルが堅調となりました。
NYダウは前週末比−45.35ドルで取引を終えました。

昨日15日(火)は、朝にNZ消費者価格が発表されて、
+1.6%と強い数字となったことで、
一時NZが買われる動きもあったものの、
スタグフレーション懸念もあって、上下動の後、NZが下げました。
午前10時半の豪RBA議事録の発表では、現在の豪金利がインフレを
抑制に適切な水準であるとして、
今後の利上げ示唆はありませんでしたが、
市場反応は限定的でした。
午後1時半過ぎに発表された日政策金利は、
市場予想とおりの据え置きとなりました。
日銀の経済見通しでは、08年度中心に成長率はいくぶん下振れ、
物価は上振れ、認識が示されました。
ドル円は、米経済の懸念や日経平均の軟調を反映して
軟調に推移しました。
一方、ユーロドルなどドルストレートが堅調な展開となりました。
日経平均は前日比−255.60円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、
米金融機関の信用収縮懸念にドル売りが進み、
ドル円やクロス円が下落して
ユーロドルなどドルストレートが上げました。
午後5時半に英消費者物価指数と英小売物価指数が発表されて、
ともに市場予想より強い数字となり、一時ポンドが上昇しましたが、
結果的に市場反応は限定的でした。
午後6時の独・欧のZEW景況感調査は
市場予想より悪い結果となりましたが、市場反応は限定的でした。
ユーロドルが1.60台前半まで上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
ドル円とクロス円の下げも一巡となって、
ユーロドルなどドルストレートの上昇も一服となりました。
午後9時半に発表された米小売売上高は+0.1%と弱く、
米生産者物価指数は+1.8%と強く、
NY連銀製造業景気指数は−4.9%と弱く、
市場予想に対して交錯して、市場反応は限定的でした。
午後10時のカナダ政策金利は市場予想とおりの
据え置きとなりました。
午後11時の米企業在庫は市場予想以下の0.3%という
結果になりました。
午後11時からの米上院での議会証言では、バーナンキFRB議長から
「景気見通しには重大な下振れリスクがある。住宅市場は引き続き
重大な圧力にさらされている。」などの発言があり、
リスク回避の動意にドル円クロス円が下落しました。
格付機関のムーディーズが、ファニーメイと
フレディーマックを格下げしました。
その後は、一時146ドル台となっていた原油価格が急落したことや、
その後のバーナンキFRB議長の発言で、
「インフレ防止は金融当局者の重大な責任」と
インフレ警戒へ政策運営の軸足を移す発言があり、
ドル円とクロス円が戻す展開となりました。
一方、ドルストレートもドルのショートカバーに
軟調な展開となりました。
原油価格は、138ドル台の後半で引けました。
NYダウは前日比−92.65ドルで取引を終えました。

今日16日(水)は、
朝の8時50分に日第三次産業活動指数、
午前9時半に豪Westpac先行指数、
午後0時05分に豪中銀総裁講演、
午後3時に日工作機械受注(前年比)、
同午後3時に独消費者物価指数(前年比)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高、
午後5時半に英失業率、
午後6時に欧消費者物価指数、
午後8時に米MBA住宅ローン申請数、
夜の9時半に米消費者物価指数、
同夜の9時半に加製造業出荷、
夜の10時に対米証券投資(米ネット長期TICフロー)、
夜の10時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数、
深夜3時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・欧・米の指標には注目です。

また、今日16日(水)の夜の11時には、米バーナンキFRB議長の
議会証言の2日目が下院で行われる予定です。

明日17日(木)は、
午後2時に日景気先動向調査(先行指数・一致指数)、
午後3時に独消費者物価指数(EU基準)、
午後6時にスイスZEW景況感調査、
夜の9時半に米住宅着工件数、米建設許可数、
米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に加国際証券取扱高、
夜の11時にフィラデルフィア連銀指数、
夜の11時半に加中銀金融政策報告、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

また、17日(木)には、米JPモルガンチェースと米メリルリンチの
四半期決算が発表予定となっていますので注目されます。

さて、米の議会証言では、バーナンキFRB議長が
「米景気見通しには重大な下振れリスクがある。
住宅市場は引き続き重大な圧力にさらされている。」
としながらも、「インフレ防止は金融当局者の重大な責任」と
インフレ警戒へ政策運営の軸足を移す(日経新聞)
という発言がありました。

また、米ポールソン財務長官からは
「フレディーマックとファニーメイの株式の早期買い入れの
計画はない。また、両社の国有化の考えはない。
GSEの支援は、ただちに公的資金投入をするものではない。
金融市場と住宅市場の安定が優先課題。」という主旨の発言があり
マーケットは揺れる展開となりました。

インフレを引き締めれば、脆弱な米景気を失速させる懸念もあり、
FRBの金融政策の舵取りはますます困難を極めた状況となっていて、
来月8月のFOMCが注目されます。

思惑に揺れる展開もありそうですので、流れに乗りながらも、
株価を睨みながら機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、曖昧と明確のお話です。

とかく「曖昧」といいますと、物事がぼんやりしていて、
はっきりしないことで、嫌われますね。

しかし、物事がすべて「明確」にできるかといいますと、
そうとも言えないようで、難しいところがあります。

たとえば「朝」という概念も、
午前何時何分と明確なものであったら、
ちょっと日常会話がギクシャクしてしまうかもしれませんね。(笑)

また、たとえば、建築に携わる左官屋さんでも、
一応は、セメント何kgに対して、水を何リッター、
そしてボンドが何gという、基本はあるようですが、

これはあくまで基本であって、熟練の親方さんともなると、
「今日は暑いし、この面の仕上げでは日照りも強いから…」
ということで、ちょっと水の加減を調整したり、
少し微妙な塗り厚の調整できれいな仕上げができるようで、

「ちょっと」や「少し」という曖昧な加減で、
新入りの職人さんではできない、
いわゆる「ベテランの職人技」となることもあるようですね。

ところが、実際に親方さんは、その微妙な調整をしていても

「ねぇ親方、外気温と日射の変移量で、セメントと水とボンドの
 混合比の最適化の表を作りたいのですが、教えてくれませんか?」

と、新入りさんが聞いたとしても、(笑)

「あぅ、なんだと? 変移量だぁ。そんなこたぁ、分からねぇよ。
 俺だって先代にコテでこつかれて体で覚えてきたんだ。
 知りたかったら、俺のやること見て覚えろ!」

と、一喝されてしまうことでしょう。

実際にそれを行えている親方さん自身でも、
明確な分量を表現できないこともあるようです。(苦笑)

でもまたさらに、もしかすると親方自身は意識していなくとも、
外気温と日射量だけではなく、風の具合や日没の時間まで含めて
微妙な加減をしているのかもしれませんね。

このような「曖昧」は、焼き鳥の塩加減にしても
中華料理の炒め物の火の入れ方にしても、
きっといろいろな分野にあることだと思います。

さて、学のある人ほど「分析」を好むようで、

「分析的に整理すれば物事が明確となる」ということを
ほとんど疑いもしないことがあります。

分析とは、物事を分解して、成り立っていることがらを
明らかにするために突き詰めることですが、

しかし、その反面、
全体観の認識が失われてしまうことがあるようですね。

たとえば、美しい女性を分析して、
「この美の構造を分析しよう」と、

鼻高が何センチ何ミリ、目や口の顔面に占める割合、
そして、それらの顔面における配置を分析しても
美容整形の分野以外では、ほとんど意味がないように、(爆)

全体観そのものが大切と言うことがありますね。

理屈抜きに「美しいから美しい」わけです。

さて、相場も多数の異質な要素が絡み合い、
相互作用的にひとつの「系」として
存在しているところがありますので、

分析は部分を明確化する大切なひとつのアプローチですが、
系として全体を見る「曖昧な全体観」も忘れずにいたいものです。

相場に、もしも数学的に分析できない
アートなところがあるとすれば、
ときには絵画を見るようにチャートを俯瞰(ふかん)して、

「下げそうだ」「上げそうだ」「保ち合が続きそうだ」

全体観で相場のイメージを感じてみることも面白そうですね。


FX プロの芸のお話

先週末は、米住宅公社関連の株価の下落で
為替も荒れた相場となりましたね。

今週も注目材料が多く、バーナンキFRB議長の議会証言や、
米金融機関の第2四半期の決算発表が15日から相次ぎますので
ボラタイルな相場展開となりそうです。

先週末11日(金)の東京時間は比較的小動きとなりました。
午後に米NYタイムズ紙による
「米政府がファニーメイとフレディマックのどちらかか、
あるいは両方の経営引き受けを検討している」との報道があり、
前日のポールソン米財務長官の「異常事態には公的資金の
投入もあり得る」とのコメントが蒸し返されたか、
信用収縮が緩和されることとなって、
一時ドル円とクロス円が上昇しました。
日経平均は前日比を挟んだ上下動となって−27.52円で引けました。

ロンドン時間に入ると、
午後3時に独卸売物価指数が発表されましたが、
市場予想と同じ結果に反応は限定的でした。
午後8時にカナダの雇用統計が発表されて、
雇用ネット変化率が−0.5万人と悪く、
失業率も0.1%悪化したためにカナダが下落しました。
その後、NY原油先物の時間外取引で過去最高値を更新したことや
NYダウ先物が下落していることなどで、
ドル円とクロス円が軒並み下落していきました。
一方、ユーロドルなどドルストレートはドル売りに上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
9時半に発表された米貿易収支は市場予想より
良い数字となったものの、米連邦住宅抵当公社のファニーメイの
株価が寄付き前の取引で50%近い下落となったことなどで、
市場の関心はリスク回避に向かい、
ドル円とクロス円の下げが加速していきました。
さらに、「イスラエルがイラン攻撃の準備を進めている」との
観測報道まであって、ドル売りが続きました。
ポンド円がリスク回避とポンドドルの上昇の両方の影響を受けて、
大きな上下動の展開となりました。
午後10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は、
市場予想を上回ったものの、市場の関心はリスク回避にあって、
市場反応は限定的でした。
その後、バーナンキFRB議長が政府系住宅金融機関に
連銀貸出の利用を認める通知をしたことが報じられたことで、
徐々にドル円とクロス円は戻りを見せました。
深夜3時の米月次財政収支は507億ドルと良い数字となりましたが、
ドル安に起因するものとして、あまり材料視されませんでした。
ユーロ円が一時169.61円まで上昇して史上最高値を更新しました。
原油価格は一時147ドル台まで上昇しましたが、
144ドル半ばで引けました。
NYダウは前日比−128.48ドルで取引を終えました。

週はじめの今日14日(月)は、
朝の7時45分にNZ小売売上高、
午後1時に日銀金融政策決定会合、
午後5時半に英生産者仕入価格、英生産者出荷価格、
英生産者物価指数、
午後6時に欧鉱工業生産、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧の指標には注目です。
今日は米指標の発表はありません。

ゴトウビの明日15日(火)は、
朝の7時45分にNZ消費者価格
朝の8時に英RICS住宅価格、
午前10時半に豪RBA議事録、
昼過ぎに日政策金利、(市場コンセンサスは据え置き)
午後3時に日銀月例経済報告、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
午後6時に独ZEW景況感調査、
同午後6時に欧ZEW景況感調査、
夜の9時半に米小売売上高、米NY連銀製造業景気指数、
米生産者物価指数、
夜の10時に加BOC政策金利、(市場コンセンサスは据え置き)
夜の11時に米企業在庫
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・独・米・加の指標には注目です。

この日(15日)には夜の11時から米バーナンキFRB議長の
半期に一度の議会証言初日(上院)が行われる予定で注目されます。
また、米ステートストリートの決算発表も注目されます。

今週の16日(水)からは、

16日(水)に英失業率、米ウェルズファーゴ四半期決算、
米消費者物価指数、対米証券投資、米鉱工業生産、
米バーナンキFRB議長議会証言、米FOMC議事録、

17日(木)に加BOC金融政策レポート、米JPモルガンチェース
四半期決算、米メリルリンチ四半期決算、米住宅着工件数、
米フィラデルフィア連銀製造業指数、

18日(金)に日銀議事録、米シティグループ四半期決算、

などの主な注目材料があります。


さて、サブプライム問題が表面化してから一年になりますが、
混迷は収まらないようです。

米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社
(フレディマック)の株価が急落して、
米住宅ローン大手のインディマックの業務も停止となり、
株安、ドル安、債券安のトリプル安となって、
「米国売り」の状況が進んできているようです。

米連邦住宅公社監督局(OFHEO)による縦割り行政が
後手を踏むことになっているとの指摘もあるようですが、
ポールソン米財務長官の「現行の経営形態で支援」という発言も、
マーケットは政策停滞と受け止められ、
失望感が醸成されてしまいました。
FRBによる資金供給を中心に安定化に努めるようですが、
FRB自体の財務体質が悪化して、
ドルへの信認が揺らぐのではという懸念の声も聞こえます。

住宅ローン担保証券では政府系のシェアが80%を占めると
いわれていますが、ファニーメイとフレディマック両社の
債券発行残高は、1兆6,000億ドルと米国債の発行規模の三割強にも
当たり、他に両社が発行する住宅ローン関連の証券化商品は
なんと5兆ドルにもなるとされ(日経新聞)、
仮に両社が債務不履行に陥るとたいへんなこととなります。
ブッシュ大統領が両社を「重要な機関」と位置づけているように
潰すことはしないと思われますが、
住宅産業への打撃は避けられないかもしれません。

米ミシガン大学消費者信頼感指数のアンケート調査では、
調査対象の90%が米はリセッション入りしたと回答したそうです。

今週も注目材料が多く、相場はボラタイルな状況となりそうです。
株価を睨みながら、流れに乗ってしっかりトレードをして
いきたいものです。


さて今日は、プロの芸のお話です。

先週末の土曜日、朝の空の具合を見ていたら、
どうも、「曇り時々雨」の天気予報が外れそうなので、(笑)
滝野すずらん丘陵公園というところへ行って来ました。

いつもサポートとトレードで家に軟禁状態となっていますので、
とても新鮮で、ストレスも癒されてすがすがしい気分になれました。

ここのところ少し体調が悪かったのですが、
元気をもらって来れました。

少し遅咲きのラベンダーがとてもきれいでした。

日本の滝百選にも入っているというアシリベツの滝や
不老の滝を見て回った後、お腹がすいたので、
公園内にあるレストハウスでジンギスカンを食べたのですが、

ふと、その前を見ると釣堀があったので、
1時間ほど釣堀でのニジマス釣りを楽しみました。

竿1本に、タッパーに入った餌、そしてバケツ1つを
借りての挑戦でした。

私は釣りはまったくの素人なので、悪戦苦闘でしたが、
それなりに素人の工夫をして、

「餌は少し大き目のほうが良いかな」
「餌がすぐ落ちないように、針の先でグッと固めたほうが良いかな」
「魚が群れているあたりに、そっと釣り針を落とせば良いかな」

などとやってみましたが、魚のほうが私よりずっと利口で(苦笑)
何十回も魚に餌だけダマシ取られ、
3度釣れかかったもの、2度は逃げられ、
1時間での戦績は、なんとたったの1匹でした。

後半は、少し不満ももたげて

「案外、ここの釣堀は魚の数が少ないじゃないか」
「この餌は食いつきが悪いなぁ」
「釣堀の魚は、餌だけ食べてなかなか釣れないものだ」

などと思い、帰ろうとしたところ、

そこの釣堀(フッシング・タキノ)の気さくなオーナーに

「どうでした。あまり釣れなかったですか?」

と声をかけられたので、これ幸いと、

「いやぁ、若い頃のオカ釣りも苦手でしたが、(笑)
 釣堀での魚釣りも難しいものですね。
 ここの魚の方が私よりずっと利口で参りました…。
 ところで、良かったら後学のために、
 是非、釣りのお手本を見せていただけませんかねぇ。」

と話の水を向けてみたところ、まんまと、(苦笑)

「あぁ、良いですよ。」と快く言ってくれたもので、
しげしげとお手並みを拝見することとなりました。

(本当に釣れるのかなぁ…。まぁ、見せてもらおうじゃないの)

と不遜にも思いながら、まじまじと見ていると、

同じ竿、同じ餌、同じ釣り針、で
オーナーは魚釣りを始めました。

(ふむ。まぁ、ハードは客と同じというわけだな…)

まずは講釈から始めて、

「こういうのがダメな例なんです。」

と言ってはじめたことが、なんと私が
素人なりの知恵を絞ってやっていたそのものでした。(涙)

(うーん。そういうものかねぇ…。)

「では、釣ってみますよ。」

と言って、ものの20秒もしないうちに
ほんとうに魚を釣り上げたではないですか!

やってることは、基本的には一見素人と全く同じなのですが、

釣り針に餌を丸くして小豆大に軽く刺して、
魚が特に群れてもいない遠くに投げて、

浮きに2度ほどクィッと引きが入り浮きが沈みかけると
手首を横へ返して、ゆっくりと竿を上げると、
ニジマスがピチピチ跳ねながら、見事に釣り上ったのです!

あまりにいとも簡単に釣り上げるので、
手品を見ているようでした。

素人には難しいことをいとも容易くやってのける
まさにプロの芸を見る思いでした。

恐らく、わずかな違いが
結果に天地の差をもたらしているのですね。

そのわずかな違いがプロの芸なのだと納得しました。

そう言えば、トレードも、そうですものね。

プロの技を見れたので、次回の釣堀では、
なんとか1時間に2匹はイケそうな気がして、
漁獲量は2倍は固いと思いました。(爆笑)


<業務連絡>

福岡県太宰府市のN様、e-Bookをお買い上げ後の大切なご案内の
メールが(アドレスのご登録違いか)不達となってしまいました。
このブログをご覧になっていらっしゃいましたら、
info@fxvictor.com までメールをお待ち申し上げます。
(認証のため、メールの際にはフルネームを添えてくださいませ)

ビデオ動画によるトレーディング実戦講座のご案内や
Q&AのPDFファイル5冊のダウンロードのご案内が
できないでいます。よろしくお願いいたします。


FX ヘンダーランドのお話

G8も原油高とドル安に明確な処方箋は出せなかったようですね。

一昨日9日(水)は、朝に発表された日機械受注は
市場予想を大きく上回る10.4%という結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
午前中に発表された豪Westpac消費者信頼感指数と豪住宅ローンが
市場予想より悪い結果となって、豪ドルが軟調となりました。
昼過ぎにイランのミサイル発射(試射)報道があり、
地政学的リスクの高まりにドルが売られました。
日経平均は前日比+19.03円で取引を終えました。

この日のロンドン時間に入ると、ドルの買戻しの動きとなりました。
午後3時に独貿易収支が発表されて
市場予想を下回る結果となりましたが市場反応は限定的でした。
トリシェECB総裁から「インフレ率は、目標を大きく上回って
推移する。米の強いドルは国益との見解は非常に重要。」
という認識のコメントがありました。
午後5時半に発表された英貿易収支は、市場予想より悪い数字と
なりましたが、市場反応は限定的でした。
午後6時に発表された欧GDPは市場予想をやや下回りましたが、
市場反応は限定的でした。
NY原油先物が時間外取引で上昇して、
しだいにドル売り傾向となりました。
一方、ユーロはしだいに堅調な展開となりました。

この日のニューヨーク時間は、
午後9時15分にカナダの住宅着工件数が発表されて、
市場予想を上回る結果に一時カナダが上昇しました。
格付機関のフィッチが米メリルリンチの格付け見通しを
引き下げたことが嫌気されて、
リスク回避の動意にNYダウが下落して、
ドルが売られる展開となりました。
NYダウは前日比−236.77ドルで取引を終えて
25ヶ月ぶりの安値となりました。

昨日10日(木)は、朝に日国内企業物価指数と
日国際収支が発表されて、市場予想を上回る結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
午前10時半に豪雇用統計が発表されて、
新規雇用者数が良い数字で失業率も市場予想より良かったことで、
豪ドルが上昇しました。
日経平均は前日比+15.08円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、ドル円やクロス円が一時上昇して、
ユーロドルやポンドドルが軟調となりました。
英政策金利は、市場コンセンサスとおりの据え置きとなりました。
その後、各通貨は一進一退の展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
米新規失業保険申請件数が発表されて、
市場予想よりも良い結果となりましたが市場反応は限定的でした。
午後11時頃から下院金融委員会における証言が行われ、
FRB議長からは「市場の混乱が続いている」
米財務長官からは「異常事態には公的資金投入」
などの発言があり、一時NYダウが軟調となりドルが下落しました。
その後、徐々にNYダウが上昇して、ドルも反発を見せましたが、
戻りは限定的でした。原油価格は上昇して141ドル台となりました。
NYダウは前日比+81.58ドルで取引を終えました。

週末の今日11日(金)は、
午後1時半に日鉱工業生産、日設備稼働率、
午後2時に日消費者態度指数、
午後3時に独卸売物価指数、
夜の8時に加雇用統計(失業率・雇用ネット変化率)、
夜の9時半に米貿易収支、米輸入物価指数、
同夜の9時半に加貿易収支、加新築住宅価格指数、
夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
深夜3時に米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。
※米ミシガンは5分早く発表される可能性があります。

さて、G8も原油高とドル安に明確な処方箋は
出せなかったようです。

バーナンキFRB議長とポールソン財務長官の議会証言では、
皮肉にも市場は、危機にある証券会社と投資銀行があることを
あらためて意識することになったようです。

静と動が交錯して、少し方向感のつかみづらい
相場ともなっているようで、機敏な立ち回りをしながらも、
厳選してトレードをしていきたいものです。


さて今日は、ヘンダーランドのお話です。

ヘンダーランドとは、おなじみクレヨンしんちゃんの
アニメに出てくる不思議の国のことですが、

いつまでたっても5歳の幼稚園児のままの
しんちゃんと同様にとてもヘンな世界のようです。(笑)

さて、相場の世界もほとんどヘンダーランドの
ようなところがあって、不思議な人たちが住んでいて、
一般常識と真逆のようなところがありますね。

オリバー・ベレスの「デイトレード」という著作には、
こんな意味のことが書かれていました。(部分要旨)

「考える」というとについて、

一般的には良いことだが、
考えすぎることはトレードでは良いことではなく、
熟練したトレーダーの多くは、「考える」という過程を経ずに、
行動が取れるのである―。

スポーツや車の運転にも似て、反射的な行動が取れるような
域にまでトレードを体で覚えていかなくてはならない、
ということなのかもしれませんね。

これは何となく理解できる感じがします。

また、「想像力」ということに関して、

いたずらに想像力を働かせることは問題である。
成功するトレーダーは、想像や推測や希望を抱かずに、
秒単位、分単位で「事実」を分析して、事実にのみに反応する、
ことである―。

ふーん。なるほどぉ。
憶測ではなく、事実に反応するのですね。

そして、「恐怖」ということについて、

得体の知れないものへの恐怖の感情は自然に思えるが、
恐れは精神を萎縮させ、知的な行動の妨げになる。
恐怖はトレーダーにとって大切な直感も減退させるのである―。

なるほどねぇ。

また、「欲」ということに関して、

世捨て人でもない限り、欲望は自然なことにも思えるが、
「大儲けを狙うのは初心者の証」である。
トレーディングでは数字を積み上げることが大切で、
熟練トレーダーは、1回で1万ドル狙うのではなく、
1,000ドルを10回狙うのである―。

ふーん。イチロウの打法のようですね。

さらに「情報」について、

一般的には情報は価値のあるもので、誰でも求めるものだが、
情報が多すぎると判断を狂わしてしまうこともある。
むしろ、それらの情報によって自らが行動するのではなく、
それらの情報によってマーケットがどう反応するかのほうが、
大切なのである―。

ふむ。なるほどぉ。

そして、「希望」に関して、

希望は知的な判断能力を妨げる麻薬のようなものであり、
疫病神ともなる希望は何としても避けなければならないものである。
含み損を抱えたトレーダーの希望は危険である―。

まるで小さい頃には「夢を持て」と励まされ、
大人になると「夢を見るな」と叱られるようなもので、(苦笑)

まぁ、これは何となく理解できますね。

これらが全て正しいかどうかは分りませんが、
マーケットには、ヘンな人が住んでいることだけは確かなようで、
普通の常識人にとってはたいへんな世界ですね。

だから、常識ある普通の人が「買うと下がり」
そして、「売ると上る」のかもしれませんね。(笑)

マーケットは本当にクレヨンしんちゃんのヘンダーランドのようで、
この世界の住人となるにはヘンな人になる必要がありそうです。(爆)


FX 野生の知恵のお話

昨日は大きなアップダウンの相場展開となりましたね。

一昨日7日(月)は、東京時間ではG8洞爺湖サミットで
ドル安牽制の協議が行われるかとの思惑や
原油が時間外取引で下げていること、
そして日経平均の下げも一服となったことなどを背景に
ドル円やユーロ円などが上昇して、
ユーロドルなどドルストレートが軟調となる展開となりました。
日経平均は13日ぶりに反発して前週末比+122.15円で引けました。

この日のロンドン時間に入っても円安とドル高傾向が続きました。
午後5時半に発表された英鉱工業生産と英製造業生産高は、
ともに市場予想を大きく下回ってポンドが下落しました。
午後7時の独鉱工業生産も市場予想を下回り、
ユーロが売られましたが限定的な範囲にとどまりました。

この日のニューヨーク時間では、
午後9時半にカナダの住宅建設許可が発表されて、
市場予想を大きく上回りましたが市場反応は限定的でした。
その後、原油価格の下落とNYダウがしばらく堅調であったことで
ドル買いにドル円が上昇して、
カナダ中銀の企業景況感が好感されて、
カナダが上昇。そしてユーロドルなど
ドルストレートの軟調が続きましたが、
米大手投資顧問会社がサブプライム問題により
市場が受けた損失総額を「1兆6000億ドル」と
試算を発表したことや、
米シティが「米メリルは60億ドルの評価損を計上の可能性」と
発表したことなどで、NYダウが急落して、
ドル円やクロス円がリスク回避の強い動意に
一転して急落していきました。
一方、ユーロドルなどドルストレートが堅調となりました。
NYダウは前週末比−56.58ドルで取引を終えました。

昨日8日(火)は、ドル円が軟調傾向のスタートとなったものの、
その後はやや反発する展開となりました。
しかしながら、日経平均が下落していることで、昼前ころから
ドル円が軟調となりました。
午前10時半の豪NAB企業信頼感指数は−9という
結果となりましたが、豪ドルの売りは限定的でした。
政府筋から「G8で強いドル発言に対し、
各国の首脳の反応は特になかった」
と報じられました。
日経平均やアジア株の多くが軟調であったことから、
ドル円とクロス円がしだいに軟調の度を強めていきました。
日経平均は前日比−326.94円と大きく下げました。

ロンドン時間に入ると、NYダウ先物が下落していることに加え、
イランについての地政学的リスクの高まりの報道などもあって、
リスク回避の動意にドル円やクロス円がしばらく下落しました。
その後、仏大統領から「ユーロの水準は問題と欧州各国の見方は
ほぼ一致。米国はドル安が問題。」との発言に
市場はG8サミットを意識したか、ダウ先物の反発を背景に
一転してドル円やクロス円が上昇しました。
一方、ユーロドルなどドルストレートは
ドル買いに軟調となりました。

ニューヨーク時間に入っても、
原油の下落を背景にドル買い地合いがしばらく続き、
ドル円が上昇してユーロドルなど
ドルストレードが軟調となりました。
バーナンキFRB議長から「投資銀行と大規模証券会社の
法律制定が必要。議会は破産寸前の証券会社を清算する方法を
検討する必要。」との発言がありました。
午後11時の米中古住宅販売保留は、
市場予想より悪い−4.7%となって、
米卸売在庫は0.8%という結果となりましたが、
市場反応は限定的でした。
リッチモンド連銀総裁からは
「FRBは低成長でも利上の必要が出てくる」との発言がありました。
米消費者信用残高は78億ドルとなりました。
また、原油価格は下落して、136ドル台となりました。
NYダウが上昇して、ドル円とクロス円が堅調な展開となりました。
NYダウは前日比+152.25ドルで取引を終えました。

今日9日(水)は、
朝の8時分に英ネーションワイド消費者信頼感、
朝の8時50分に日機械受注、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数、
午前10時半に豪住宅ローン、
午後3時に独貿易収支、
夕方5時半に英商品貿易収支、
午後6時に欧GDP(確報値)、
夜の9時15分に加住宅着工件数、
などの経済指標が発表されます。
英・欧・加の指標には注目です。
今日は米指標の発表はありません。

ゴトウ日の明日10日(木)は、
朝の8時50分に日国内企業物価指数、
日国際収支(経常収支・貿易収支)、
午前10時半に豪雇用統計(失業率・新規雇用者数・豪労働参加率)
夕方5時にECB月例報告、
夜の8時に英BOE政策金利、(市場コンセンサスは据え置き)
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・英の指標には注目です。
また、バーナンキFRB議長とポールソン財務長官の
議会証言が注目です。

さて、洞爺湖G8ではブッシュ大統領から「強いドル」の
表明があり、また、サルコジ仏大統領からは記者会見で
「首脳間の議論で、ドルは安過ぎるとの意見があった」ことが
明かされましたが、世界経済の危機感は共有するとしながらも、
各国が「適切な行動をとる」ということで、首脳の討議では
市場安定へ具体策までは話が進まなかったようです。
また、原油高騰に対する投機抑制の妙案も出なかった模様です。

アップダウンのボラタイルな相場となっているようで、
流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、野生の知恵のお話です。

孫子の兵法というのがありますね。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
なんていうのが有名です。

戦いのための兵法として、古来から伝えられているものですね。

ところが、FXというマネーバトルで戦う相手と言いますと、

私達と同じような個人トレーダーもいますが、
マーケットをメイキングしているのは、
機関投資家やヘッジファンド、金融機関、など
相手は世界のマーケットメーカーのトレーダー達ですね。

彼らは、最高の機器、お金をかけて得ている最新情報、
しっかりとした教育とともに豊かな経験、豊富な資金…、
などを有する巨大なバイイングパワーを持つ
プロのトレーダー達です。

たとえば原油の先物でも、相手はヘッジファンドやエクソンで、

もとより互角に渡り合えるわけなどないのですね。

つまり、彼らは「戦ってはいけない相手」なのですね。
最新兵器で武装した軍隊に槍と鎧で立ち向かうような
ものなのかもしれません。(苦笑)

ところで、野生には強い動物から弱い動物まで
弱肉強食の中で暮らしていますが、

それでも、弱い動物が強い動物に根絶やしに
食われてしまっているということはあまりないようですね。

弱い動物は、強い動物が襲ってきたら、
戦おうとはせずに「基本的に逃げる」という
知恵を持っているようです。

野生では、ネズミはネズミで、ライオンのまねをしないで
臆病に逃げることによって弱肉強食の中で生きているのですね。

ですので、マーケットで弱者となる私達一般個人トレーダーは、

「上下動激しい乱高下の相場からは逃げ」、
「方向感の定まらない相場からは逃げ」、
「判らない相場から逃げる」、のが良いようです。

巨大マーケットメーカーが作る相場に逆らわずに、

「動いたほうへ相乗りする」
「判るところだけトレードする」のが得策のようですね。

また、ときにマーケットメーカーへの相乗りでも、
利大は心がけながらも最後のひと絞りまで利益追求しないで、

頭と尻尾までは深追いしない
臆病な「利中」の勝ち逃げも立派な戦術となるようです。

もしかすると、「逃げる」「休む」「待つ」が上手なほど
個人トレーダーとしてうまく行くのかもしれません。(苦笑)

コバンザメといわれようと、
馬の尻尾のハエといわれようと、
ズルイ立ち回りといわれようと、

弱いなりに知恵を絞って、弱肉強食の厳しいマーケットを
野生の知恵で生き抜いていきたいものです。

そういえば、
司馬遷の史記の伯夷列伝にとても良い諺がありました。

「蒼蠅(そうよう)驥尾(きび)に付して千里を致す」

ハエ呼ばわりまではどうかとも思いますが、(苦笑)

マーケットで生き残り、食べていくためには
マーケットの巨人達のご機嫌伺いの
風見鶏くらいにはなっても良いのかも。。。(爆)


FX 学習のプロセスのお話

今日7日(月)から北海道の洞爺湖でG8サミットが開催されますね。

地球温暖化が主要テーマですが、原油価格や食料価格の高騰などの
インフレ問題や景気減速問題について、
為替も含めて協議されるようで、注目されます。

さて、先週末の米雇用統計明けとなる4日(金)は、
豪ドルが堅調な動きを見せたり、
ユーロでやや戻す動きが見られましたが、
手掛かり難から動意は薄く限定的な範囲にとどまりました。
午後2時の日景気先行・一致CI指数(速報値)は、やや市場予想を
下回ったものの、市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比−27.51円で引けて
12営業日連続での下落となりました。

ロンドン時間に入ると、
ドル円やクロス円のレンジブレイクのトライはありましたが
動意は続かず限定的な範囲の動きにとどまりました。
午後7時の独製造業受注の発表では、
−0.9%と市場予想を大きく下回る悪い数字となりましたが、
ユーロ売りは限定的な範囲にとどまりました。
上下動の浮動およびレンジでの展開となる通貨ペアが
多く見られました。

ニューヨーク時間に入っても米市場が独立記念日の休場で、
はっきりしない相場展開が続きました。
格付機関ムーディーズがスイスUBSの格付けを
引き下げ「B−」としました。
午後11時のカナダIvey購買部協会指数は69.6と良い数字となり、
一時カナダが買われましたが、その後は揉み合いとなりました。
全般、動意の少ない揉み合いのレンジ的な相場となりました。
米独立記念日でNYダウや米債券市場も休場でした。

週はじめの今日7日(月)は、
朝の8時半に豪AIG建設業指数、
午後2時45分にスイス失業率、
夕方5時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
夜の7時に独鉱工業生産、
夜の9時半に加住宅建設許可、
夜の11時に加法人企業景気予測調査、
などの経済指標が発表されます。
英・独の指標には注目です。
今日は米指標の発表はありません。

明日8日(火)は、
朝の7時にNZのNZIER企業景況感、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数、
朝の8時に英NIESRのGDP予想、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数、豪NAB企業景況感指数、
午後1時半に日企業倒産件数、
午後2時に日景気現況判断、日景気先行判断、
夕方5時半に英DCLG住宅価格、
夜の11時に米中古住宅販売保留(契約ベース中古住宅販売)、
米卸売在庫、
深夜4時に米消費者信用残高、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、7日〜9日までの北海道洞爺湖G8サミットで、
主要議題の世界経済、気候変動、資源高、食糧問題、
アフリカ開発、核不拡散、などとあわせて、
「強い米ドル」についてどこまで協議されるかが、注目されます。

その他の今週の主な注目材料としましては、

8日(火)に米中古住宅販売保留、
9日(水)に英商品貿易収支、欧GDP(確報値)、
10日(木)に豪雇用統計、ECB月報、英BOE政策金利発表、
バーナンキFRB議長・ポールソン財務長官の議会証言、
11日(金)に米貿易収支、加雇用統計、
米ミシガン消費者信頼感指数(速報値)、

などがあります。

まずは、連休明けの米市場での動向が注目されますが、
弱気相場の水準となったともいわれる米欧株式市場の動向や
7月半ばからの米金融機関の決算への思惑も注目されます。

現在進められている米の投資銀行の破綻処理のための法整備も
連鎖危機に対処するものですが、裏を返せば、商業銀行ではない
企業金融の投資銀行クラスでも破綻の危険があることになり、
市場の反応が注目されます。

株価の動向も睨みながら、市場初動に注意して、
流れに乗りながらも機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、学習のプロセスのお話です。

マーケットの魔術師といわれる有名トレーダー達には
面白い共通点があるもので、ベストトレーダーと
呼ばれている人達の多くは、何度か口座の資金上での
「破産」をしているようですね。

マーセル・リンクもご多分にもれず、
利益が出せるようになるまでかかったコストは、
7万5,000ドルにも及んだと、著書で述懐しています。

タクシードライバーなどをして働いて
資金が溜まるとトレードをして、すってんてんになると
また働くということを、なんと7年も続けたそうです。

ときにトレードをするために
週末も含め昼夜を分かず働いたことがあるのだそうで、
そのトレードにかける不屈の精神たるや凄いですね。

ところでヒラリー・クリントンが生牛先物でわずか1,000ドルを
たった一年間で10万ドルにした話は有名ですが、

そのマーセル・リンクはこう語ります。

「(大統領夫人となった)彼女ほどの強運の持ち主でもない限り、
 トレーディングは最初から稼げるほど簡単な商売ではない。」

プロのトレーダーの多くは徹底したトレーニングを受けて
ようやく利益が出せるようになるようになるとのことで、

トレーディングを始めて1〜2年は、大儲けをする時期ではなく、
学びの時期だということを理解することが大切だというわけです。

「高勝率トレード学のススメ」という彼の著書の38ページには、

「ゴールドマン・サックス、メリルリンチといった証券大手は
 全米のトップビジネススクールを回り、優秀な学生に
 高い金額をオファーし、自社のトレーニングプログラムに
 勧誘する。彼らはこういった学生をトレードさせるために
 雇うのではなく、トレーダーになるためのトレーニングを
 させるために雇うのだ。」

そして、こう続けます。

「ここで疑問に思わなければならないのは、
 プロのトレーディングの会社でさえ
 トレーダーを育てるのに数年を要し、
 多額の金を投じるというのに、
 一般のトレーダーはトレーディングの
 経験もないのに、なぜだか5,000ドルの先物口座を開き、
 すぐに金儲けできるなどと、なぜ考えてしまうのか
 ということである。
 (中略) 私の場合、フロアであらゆることを学び
 トレードできるようになるまでに3年はかかった。」

と述べていますが、また、こうも記しています。

「優れたトレーダーになるためには時間がかかるが、強い意志と、
 じっくりやろうという気持ちと、十分な資金があれば可能だ。」

そういえば、

医学博士でもあるアレキサンダー・エルダー博士が
かつて医局のトップにいるという同僚の眼科医に

「トレードに関して、あなたの教えを習得するのに
 どのくらいの期間が必要ですか?」

と質問されて、

「1〜2年で習得できる人もいますが、
 優秀なトレーダーになるには、時間がかかるものです。
 あなたが実習生の時に医学を学習するのに
 どのくらいの時間がかかりましたか?」

と、質問に質問で切り返したそうですが、

トレードを本当に習得するには
「ひとつの学問分野を習得するくらいたいへんなことである」
と答えたと言うエピソードがありましたね。

いくらモデリングによる加速学習で
トレードのトレーニングをするとしても、
ある程度の月日は学習のプロセスとして必要な期間のようです。


FX 逆説のPPCのお話

米雇用統計とECB政策金利のビッグイベントが終わりましたが、
市場の関心は次のイベントであるG8サミットへと
早くも向かいそうですね。

一昨日2日(水)は、NYタイムズ紙で
「アルカイダ系によるアルジェリア米石油施設攻撃のテロ計画」
の報道などがあって、地政学的リスクに
ドル円とクロス円が軟調に始まりました。
午前10時半に豪指標が発表されて、
住宅建設許可は予想を下回ったものの、
小売売上高が0.7%と市場予想を上回ったことで
豪ドルが上昇しました。
東京時間ではおおむね静かな相場となりました。
日経平均は前日比−216.15円と10営業日の続落となりました。

この日のロンドン時間では、
3日の米雇用統計やECB政策金利を意識してか、
ポジション調整と思われる動きに、
ドル円とクロス円が上昇しました。
一方、ユーロドルなどがしばらく軟調となりました。
英住宅関連のテイラー・ウインピーが
資本調達に失敗したとの報道に
英株式市場で住宅関連株が急落して、ポンドも軟調となりました。
午後6時の欧生産者物価指数では市場予想を上回り、
一時ユーロが買われましたが限定的でした。
NY時間の前にはドル円クロス円、
ドルストレードの調整が始まりました。

この日のニューヨーク時間では、
原油が高値を更新していることや、
午後9時15分に米ADP雇用統計で−7.9万人と
市場予想を大きく下回ったことなどで、
しばらくドル円クロス円が軟調となって、
ドルストレードがドル売りに堅調となりました。
午後11時の米製造業受注指数では、
市場予想を上回る結果となったものの、
市場反応は限定的でした。
米メリルリンチによって「米GMの破産の可能性を否定しない」
という見通しが伝えられ、NYダウは下落していきました。
その後は各通貨ペアともに上下動の揉み合いとなって行きました。
原油価格は144ドル台に乗せました。
Nyダウは前日比−166.75ドルで取引を終えました。

昨日3日(木)は、夜の米雇用統計やECB政策金利の発表を控え、
様子見的な展開となりましたが、
東京時間ではドル円やクロス円がやや上昇しました。
午前10時半の豪貿易収支の発表では市場反応は限定的でした。
午後2時45分のスイス消費者物価指数では市場予想をやや下回り、
一時スイスが売られる場面もありましたが限定的でした。
日経平均は前日比−20.97円で引けて、
54年ぶりの11営業日の続落となりました。

ロンドン時間に入ると、初動でドル円とクロス円が
軟調となる場面もありましたが、夜に米雇用統計と
ECB政策金利発表のイベントを控えていることもあってか、
動意は続かずレンジでの上下動の揉み合いとなりました。
その後、ポンドが軟調となって、
ドル円やユーロ円がしばらく上昇しました。
午後6時の欧小売売上高は市場予想を上回りましたが
反応は限定的でした。
午後8時45分に発表された欧ECB政策金利は
0.25%の利上げとなりました。

ニューヨーク時間に入ると米雇用統計が発表されて、
非農業部門雇用者数変化が−6.2万人、
失業率が5.5%という結果となりました。
この結果を受けて、ドルはいったん下落しましたが、
連休要因もあったか、ほどなくNYダウが上昇に転じたことから
上下動しながらもドル円が上昇しました。
クロス円はまちまちな動きとなりました。
同時刻からはじまった欧トリシェECB総裁の記者会見では、
インフレ圧力を認識しながらも、
将来の利上げには今はバイアスを持たないとして、
追加利上げの示唆はありませんでした。
この結果を受けてユーロが下落しました。
午後11時には米ISM非製造業景況指数が発表されて、
節目の50を割って市場予想を下回る結果となりました。
原油価格は145ドル台に乗せました。
NYダウは前日比+73.03ドルで取引を終えました。

週末の今日4日(金)は、米国が独立記念日で休場です。
午後2時に日景気選好CI指数(速報値)、
午後3時45分に仏財政収支、
夜の7時に独製造業受注、
夜の11時に加Ivey購買部協会指数、
などの経済指標が発表されます。
加の指標には一応注目です。

昨日の米雇用統計では、非農業部門雇用者数変化が
−6.2万人で、前回値、前々回値も下方修正となって、
米失業率が5.5%という結果となり、
ドルはいったん下落しましたが、
連休要因のショートカバーもあったか、
ほどなくNYダウが上昇に転じたことから
上下動しながらもドル円が上昇しました。

また、トリシェECB総裁の記者会見では、
追加利上げの示唆はなく、ユーロが大きく下落しました。

さて、米雇用統計とECB政策金利のイベントを終えた
市場の関心は、7日(月)〜9日(水)まで
北海道の洞爺湖で開かれる次のイベントである
G8サミットへと早くも向かいそうです。

地球温暖化が主要テーマですが、原油価格や食料価格の
高騰などのインフレ問題や景気減速問題について、
為替も含めて協議されるようで注目されます。


さて今日は、逆説のPPCのお話です。

トレードをギャンブル的な娯楽で行う人もいますが、(苦笑)
トレードのほぼ唯一の目的は利益を得ることですね。

ですので、ほとんどのトレーダーは利益を得るために
トレードを行うのわけですが、

私の敬愛するトレーダのひとり、マーセル・リンクの
著作には「トレードで利益を得ることについて」
面白いエピソードが書かれています。

マーセル・リンクも職業トレーダーの初心の頃は、
自他共に認める(笑)オーバートレーダーで、
来る日も来る日も、建て玉はもちろんのこと
トレード頻度も多く、文字とおりのオーバートレードを
していたのだそうです。

大きく忙しくトレードする割に収支はサッパリだったとのことで、
見かねた同僚のトレーダーが彼にあるアドバイスをしたそうです。

それは、「貴重な資金を減らさないようにトレードしなさい」
ということでした。

これは英文で、" PPC: Preserving Precious Capital "
というのだそうですが
「儲けるためには損をしないようにしなさい」
という意味なのだそうで、何か逆説的で面白いですね。

その後、マーセル・リンクは、トレードパッドの一番上に
「PPC」書いて、トレードの心構えの第一の指針と
したそうなのですが、

このエピソードを述懐して、彼はこう語ります。

「そういえば大学のテニスコーチが、
 こんなことを言っていた…。」

「いいか。相手のコートに4回は打ち返せ。
 そうすれば、ポイントの80%は君のものだ。
 点を取ろうとするな。ライン内に球を入れることだけ考えろ。
 勝とうとする気持ちから、
 負けないようにする気持ちに切り替えろ。
 そうすれば、勝利は自ずとついてくる。
 君が負けなければ、相手が負けるだけだ。
 君が毎回勝とうとすれば、ラインを外れる球を増やすだけだ。」

負けないことが大切などと聞けば、
どことなく消極的なイメージがあって、
勝つか負けるかの世界では、
もっとアグレッシブでなければダメな感じもするものですが、
どうもそうだけとも言えないのですね。

将棋や囲碁などの勝ち負けを争うゲームでも
「攻防一如」なんてことが言われますが、

「買えば下がる、売れば上る」こともある相場では(苦笑)、

特に「負けないこと」を「勝とうとすること」よりも、
まずは心掛けることは大切なようです。
 
相場で誰もが実践できる必勝法はなかなか無いようなのですが、

ただ、絶対に負けない方法はあって、
それは「トレードしないこと」なのですが、(爆笑)

トレードをしなければ利益の可能性も無いものの、

オーバートレードをせずに、
トレードの頻度は、負けを少なくするためにある程度は抑えて、

「ここぞ」というところだけをトレードするようにして
トレードを厳選する必要はありそうですね。


FX 素朴な疑問のお話

7月に入りまして、今年も前半が終わり
後半のスタートとなりました。

さて、米独立記念日の連休前の3日(木)は、
米雇用統計と欧ECB政策金利の発表という大きなイベントが
2つもありますね。注目の1日となりそうです。

週はじめで月末の一昨日30日(月)は小康状態でのスタートと後、
金融不安の再燃に加え、格付機関のムーディーズが
日本国債の格付けをAa3に格上げしたこともあって、
午後からは円高傾向となっていきました。
日経平均は、前週末終値比−62.98円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
原油が時間外取引で上昇したこともあって、
リスク回避の動意にドル円やクロス円がしばらく下落しました。
一方、ユーロドルもしばらく上昇しました。
欧消費者物価指数(速報)は、前年比+4.0%となって、
インフレ昂進を示すこととなりました。
その後、夜の7時半頃から下落傾向にあったドル円やクロス円が、
欧州株価の堅調を背景に、一転して上昇していきました。
一方、ユーロドルは軟調となりました。

この日のニューヨーク時間では、ロンドの動きを継いで、
しばらくドル円とクロス円の上昇が続きました。
米シカゴ購買部協会景気指数が発表されて
市場予想をやや上回りましたが、市場反応は上下動はなったものの、
限定的な反応にとどまりました。
一方、ユーロはアイルランドのGDPが落ち込んだこともあって、
軟調傾向が続きました。
その後は、各通貨ペアは揉み合い傾向となっていきました。
NYダウは前週末比を挟んだ上下動となって、
+3.50ドルで引けました。

月初めで第3四半期のスタートとなる昨日7月1日(火)は、
朝に日銀短観が発表されて、市場予想を上回る良い数字となって、
一時円が買われる動きも見られましたが、市場反応は限定的でした。
ドル円クロス円は仲値あたりまでやや堅調な動きとなりましたが、
その後、一転して軟調となりました。
午後1時半に発表された豪政策金利は据え置きとなりました。
豪RBA声明は、現在の金利が一時のピークを示唆する内容と
なったことで、豪ドルが軟調となりました。
日経平均は、一時反発も見せたものの
前日比−18.18円で引けました。

ロンドン時間に入ると独小売売上高指数が発表されて、
市場予想を上回る結果に一時ユーロが買われましたが、
市場反応は限定的でした。
欧失業率は、やや市場予想より悪い数字となりましたが、
市場反応は限定的でした。
米系銀の損失の噂やスイスUBSの追加損失の観測報道などがあって、
さらに原油の時間外取引で原油価格が上昇したことから
欧州株も軟調となってドル円とクロス円も下落傾向となりました。
一方、ユーロドルやポンドドルが堅調な展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
しばらく一進一退の状況となっていましたが、
午後11時に発表された米ISM製造業景況指数が50.2と
市場予想を上回るとともに、半年振りで節目の50を
超えたことから、ドル円クロス円が上昇しました。
ロンドン時間で発表された
「イスラエルがイランを攻撃する可能性」との米ABCの報道が
イスラエル政府によって否定されたことで、
ドル円とクロス円の上昇はしばらく続きましたが、
その後、戻しも見せたNYダウが下落に転じていったことで、
ドル円とクロス円が軟調となっていきました。
一方、NY時間に入ってドル買戻しに軟調となっていた
ユーロドルは反発しては下げる忙しい展開となりました。
その後は、またドルが戻すなど上下動の相場展開となりました。
原油価格は141ドル台半ば。NYダウは前日比+32.25ドルで
取引を終えました。

今日2日(水)は、
午前10時に豪小売売上高、豪住宅建設許可、
夕方5時に欧PMI製造業、
夕方5時半に英PMI製造業、
夕方6時に欧生産者物価指数、
夜の8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜の8時半に米チャレンジャー一時解雇者数、
夜の9時15分に米ADP雇用統計、
夜の11時に米製造業受注指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

明日3日(木)は、
朝の8時半に豪AIGサービス指数、
午前10時半に豪貿易収支、
午後2時45分にスイス消費者物価指数、
夕方5時に独PMIサービス業、
同夕方5時に欧PMI(サービス業・複合)
夕方6時に欧小売売上高、
夜の8時45分に欧ECB政策金利、
夜の9時半に米雇用統計(非農業部門)、米失業率、
米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
夜の11時に米ISM非製造業景況指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

昨日は、米系銀の損失の噂やスイスUBSの追加損失の
観測報道などや、米ABCによって
「イスラエルがイランを攻撃する可能性」と報道され、
イスラエル政府によってこれが否定されるなどもあり、
また、米ISM製造業景況指数が節目の50を超えるなどもあって、
上下動忙しい相場展開となりました。

また、報道によりますと、米銀のシティは株式時価総額で
米銀3位に転落して、日最大手の三菱UFJの株式時価総額を
下回ったそうで、追加増資を危ぶむ声も聞かれ始めたようです。

また、米ポールソン財務長官とトリシェECB総裁との会談では、
「ドル、ユーロ、その他通貨について議論。
 インフレについても議論。
 ECBを含めた全ての中銀の独立性を尊重する。
 金融政策について協調行動が必要かどうかについては
 ノーコメント。」
という内容であったことが報道され、ニュアンスからは
どうやらECBの利上げは行われる公算は大きいようです。

さて、米独立記念日の連休前の3日(木)には、
米雇用統計と欧ECB政策金利の発表という大きなイベントを迎え、
注目の1日となりそうです。

ビッグ・イベントを前にして調整の動きの可能性もありますので、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、素朴な疑問のお話です。

ときに子供達の素朴な疑問や質問は、
その分野の学者でさえも頭を抱えるほど、
本質を衝いた「難問」であることがあるようですね。

相対性理論で有名なアインシュタイン博士が
戦後に訪日したことがあって、子供達との質問会で、

「人は何ために生きているのですか?」

という質問を受けたことがあったそうです。

今の時代ではこのような質問はなかなかないと思いますが、
戦後間もない当時は、生き抜くことに厳しい世の中であったためか
無邪気であるはずの子供でさえ、悲しいかな
「人は何のために生きるのか」という、
哲学者顔負けの難問を心に抱いていたのでしょうね。

普通の大人なら「えっ」と驚き、しばらく言葉に詰まるものですが
ところがアインシュタインは違いました。

ほとんど間髪をいれずに、

「人はね。人を幸せにするために生きているんだよ。」

と優しく述べたということです。

もちろん、通訳を介しての言葉ですが、
博士は、自らの相対性理論が原爆の開発の元となってしまった
ことを深く悩み、日ごろから哲学的な思索をしていたためか、
哲学者でも即答は難しい難問にすぐに答えることが
できたのでしょうね。

さて、阪大の社会経済研究所の教授で経済学者の大竹文雄さんも
中央公論新社刊の「経済学的思考のセンス」という著書の中で、

近所の小学5年生から「学校の総合学習で経済学者にインタビュー」
したい旨の申し出があったのだそうで、
それに答えた興味深いエピソードを紹介していました。

社会人学級のように「景気はどうして変動するのか」
「株価はどうやって決まっているのか」という質問や、
「どうしたらお金が儲けられるのか」
という質問こそなかったものの、(笑)

本質を衝いていて簡単には答えられない難問もあったそうです。

小学生の投げかけた難問はいろいろあったそうですが、

その1つに、「お金のない人を助けるとき、
どやって助けるのですか?」という難問があったそうです。

社会保障制度から、それを実行するための財源となる税収について
「小学生が買い物をしてもかかる消費税」などの話を交えて、
NPOやNGO法人の話などをした後に、
お金のない人を助ける難しさを説くことになったそうですが、

社会保障と労働意欲の問題や、制度を悪用する人の可能性もあって
本当に貧しい人を見つけることの難しさ、
そして、どのくらいの金額をあげればよいかの問題など、
いまなお行政機関で完全に解決に至っていない問題へと
話が発展していきました。

「侮(あなど)りがたし小学生」という感じで、
なかなか読み応えのあるものでした。(苦笑)

このような素朴にして難問というものはあるものなのですね。

たとえば「平等」という概念も、
所得においては難しい面があるようです。

良く働いた人と、あまり働かない人がいたとして、(笑)
良く働いた人とあまり働かない人が同じ所得なら、
平等ではなく、労働対価の所得として不平等ですものね。

私も「どうしたらお金持ちになれるか」と
小学生から質問が来ても良いように、(爆)

「君たちはDSなんかが大好きでしょう?
 お金持ちになるには、多くの人が欲しがるモノやサービスを
 会社で作ったり、お店で売ったりすることなんだよ。」

と、一応、密かに言葉を用意しているのですが、(笑)

投機的な相場のことまでは小学生が納得できるように
語る言葉は用意できていません。(苦笑)

素朴な疑問や質問ほど始原的で奥が深いようです。


FX 場味のお話

先週後半は、原油高や格付け機関によるモノラインと
金融機関の格付け引き下げの動きなどで
NYダウをはじめ世界的に株価が下落して、
リスク回避の動意にドル円とクロス円が軟調となりましたね。

さて、先週末27日(金)は早朝にNZのGDPが発表されて、
ほぼ市場予想とおりとなりました。
NZ貿易収支は市場予想より弱い数字でしたが、
市場反応は限定的でした。
また、朝に発表された日失業率は市場予想とおりで、
日消費者物価指数、そして鉱工業生産など市場予想をやや上回り、
円が強含む場面もありましたが、市場反応は限定的でした。
日経平均は前日のNYダウの下落を背景に大幅安となりましたが、
ドル円やクロス円は東京時間ではジリジリ戻す展開となりました。
ユーロドルは緩やかな軟調傾向となりましたが、
豪ドル米ドルが原油高を背景に堅調に推移しました。

ロンドン時間に入ると、
原油先物が時間外取引で高値を更新したことや
ダウ先物の軟調を背景にドル円とクロス円が下落していきました。
午後5時半の英GDP確報値は0.3%と市場予想を下回りました。
午後6時の欧業況判断指数など複数の経済指標の発表では、
一部を除き市場予想を下回る結果となりましたが、
市場の関心がリスク回避動向にあるためか市場反応は限定的でした。
欧州委員から「欧インフレは不快なほど高い。インフレは
年末に低下の見通し。原油と農産物の上昇は排除できない。
ユーロ高が原油価格の上昇から欧経済を守っている。」と
ユーロ高容認の発言がありました。

ニューヨーク時間に入ると米指標が発表されて、
PCEデフレータは市場予想をやや下回ったものの、
個人所得と個人支出が市場予想を上回る数字で
一時ドル買いも見られましたが、
NYダウの下落にほどなくドル円などがまた弱含む展開となりました。
午後10時過ぎに時間が未定であった独消費者物価指数が
発表されましたが、ほぼ市場予想とおりの結果に
反応は限定的でした。
米ミシガン大学消費者信頼感指数は速報値よりも下方修正と
なりました。格付け機関のムーディーズがRBSやモルガン・
スタンレーの格付けを格下げする見通しであることを発表しました。
「米メリルリンチが第2四半期に54億ドルの評価損を計上か」との
観測報道もあって、NYダウは連日の下落となりました。
上下動しながらもドル円とクロス円が軟調傾向となって、
ドル売りにユーロドルやポンドドルがつ強含む展開となりました。
原油価格は一時143ドルまで上昇しましたが、
140ドル台で引けました。
NYダウは前日比−106.91ドルで取引を終えました。

週はじめで月末のゴトウ日で第2四半期末の今日30日(月)は、
朝の7時45分にNZ住宅建設許可、
朝の8時に英GFK消費者信頼感調査、※時間変更の可能性あり
お昼の12時にNBNZ企業信頼感、
午後2時に日住宅着工戸数、日建設工事受注、
夕方5時半に英消費者信用残高、英マネーサプライ、
夕方6時に欧消費者物価指数(速報値)、
夜の9時半に加GDP(前月比)、
夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

月初めで第3四半期スタートとなる明日1日(火)は、
朝の8時半に豪AIG製造業指数、
朝の8時50分に日銀短観(大企業業況判断)、
午後1時半に豪RBA政策金利、
午後3時に独ILO失業率統計、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数、
午後4時55分に独失業率、独失業者数、
夕方5時に独PMI製造業、
夕方5時半に英PMI製造業、
夕方6時に欧失業率、
夜11時に米ISM製造業景況指数、米建設支出、
などの経済指標が発表されます。
日・豪・独・欧・米の指標には注目です。
香港とトロントは休場です。

今週は豪欧の政策金利や米雇用統計など注目材料がいっぱいです。

30日(月)に、欧消費者物価指数(速報値)、
米シカゴ購買部協会景気指数、
1日(火)に、日銀短観、豪RBA政策金利、米ISM製造業景況指数、
2日(水)に、豪小売売上高、米ADP全国雇用者数、週間原油在庫、
3日(木)に、ECB政策金利、トリシェECB総裁記者会見、米雇用統計、
4日(金)に、(米独立記念日休場)、

さて、米主要500社の第2四半期の純利益は、27日集計で
前年同期比−11.3%と、
4・四半期連続での減少となる見通しのようです。

また、3日に0.25%の利上げがほぼ織り込まれているユーロですが
ここのところの経済指標が悪いことに加え、
スペインで失業率が9.63%にも達しているなど、
経済情勢の悪化も見られ、
ハプニングを懸念する声も上っているようです。
トリシェECB総裁の発言に大いに注目したいものです。

そして、米独立記念日の関係で連休を前にした
通常月より1日早い米雇用統計にも注目され、
事前のポジション調整の動きにも注目です。

株価も現実経済と自律反発とに揺れる展開もありそうです。
緊張の1週間となりそうですが、
機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、場味のお話です。

昔は取引所の雰囲気のことを
「場味(ばあじ)」と言ったようですね。
活況なときを「場味が良い」、閑散なときを「場味が悪い」
などと言っていたようです。

その後、電子ブローキングが発達して
FXのように取引所取引ではないマーケットも現れて、
場味という言葉は転じていって、「相場の雰囲気」や
「気配」などの意味でも用いられるようになったようですね。

このように言葉というものは、しだいに変遷するようで、

システムレードという言葉なども、
もとは、一定の決まったルールに基づいた
トレード手法のこと全般を意味していましたが、
現在では、トレードソフトによるトレード以外を
すべて裁量トレードと呼ぶようになってきているようです。

また一方、もともとは裁量トレードも、
大工さんが建築現場などで「このときは金槌」
「このときは木槌」「このときはカンナ」
また「このときは電動ドライバー」というように
場合やケースに応じて道具を使い分けるように
相場のパターンや状況で複数手法を場合に応じて使い分け
適用させることを意味していたのですが、
こちらの意味も変遷してきているようです。

現在では、コンピューター分析でのトレードをシステムトレード、
そして、コンピューター分析による以外を
裁量トレードと呼んでいて語義が変わってきてしまいました。

さて、少し広い意味で用いられるようになった
相場の雰囲気や気配を表す「場味」ですが、
それでは相場の雰囲気とは何でしょうか。

「何だって。相場の雰囲気だぁ? あははっ。
数値分析こそが大切なのであって、
 そんな曖昧なもの関係ないや。」

という声が聞こえてきそうですが、それもうなづけるものの、
相場は数値分析だけでは捉えきれないところがあって、
経験を積んで「場味」や「相場の雰囲気」を
感じ取れるようになると少なくても損はないようです。

「場味を感じる」「相場の雰囲気を感じる」とは、
直感にも似ていますが絵画を見る感覚に近いようですね。

女性の顔をパッと見て、顔の表面に対する目の位置が
黄金比の0.382に位置しているとか、
鼻が何センチ何ミリだから美しい、
とかいうような定量的な分析ではなく、(笑)

美人はパッと見れば、一瞬で判るものです。
理屈ではなく「美しいから美しい」わけです。

また、個性的な調和もあって、
目鼻口の顔における配置は異なっていても(笑)
それぞれ美しい女性は美しいものです。

このように変化めまぐるしいチャートも
パッと見ると理屈抜きに感じるものががあります。

「噴けてるが、今は追撃はちょっと待つか。」

「一見、下げ止まりのようだが、二段下げが来そうだな。」

など、どうしてそう感じたかをうまく説明できなくても、
なぜか感じることがありますね。

人付き合いでも「なんか嫌な感じのヤツだなぁ」とか、
会った瞬間にビビビッときて一目惚れなんてこともありますが(爆)
これらに似た感覚です。

まぁ、相場の場合、初心の頃は「ただの思い過ごし」や
「勘違い」なんてことも多いのですが、(苦笑)

経験の多少にかかわらず、とりわけセンスが良い人や
ベテラントレーダーの中には、
驚くほど的確にこの「場味」を感じられる人がいるようですね。

余談ですが、

私の好きな将棋でも、大局観というほどのものではなくても
ぼんやり漠然としたイメージや印象と言いますか、
理屈抜きのほとんど動物的な危機感覚で、
手を読めていなくても難を逃れた経験があります。

現代の相場は、数値分析が全盛の時代ですが、

皆が同じように数理的相場分析をするならば、
全てを突き刺す「矛」と全てを防御する「盾」の相克の誤謬で
分析精度が低下することがあるようで、

時代に反するようでもアートな感覚も忘れずにいたいものです。


FX 悪い勝ち方のお話

昨日は、格付け機関のフィッチがモノラインの
アムバックとMBIAの格付けを「無効」とするなどの発表もあって
また、原油価格も140ドルあたりまで急上昇したために、
NYダウのが前日比358.41ドルと終値は年初来の最安値となって、
ドル円やクロス円が大きく下落しましたね。

一昨日25日(水)は、
小幅な揉み合い相場でのスタートとなりました。
東京時間では目立った材料もなく、
ドル円がやや堅調に推移したものの、
ユーロドルなどドルストレートも様子見的な相場となりました。
日経平均は、前日のNYダウの下げなどを受け、
一時、200円を超える下落となりましたが
売り一巡後は下げ幅を縮小して、前日比−19.64円で引けました。

この日のロンドン時間でも米FOMCが控えているためか、
ドル円は小幅な上下動の相場展開となりました。
英金融大手バークレイズの45億ポンドの増資計画もあって、
レンジの範囲ながらポンドドルが上昇しました。
午後6時の欧鉱工業新規受注は市場予想を大きく上回りましたが、
FOMCの影響かユーロは上昇したものの、反応は限定的でした。
トリシェECB総裁からは「最新のインフレの統計は
満足できる範囲ではない。7月に金利を小幅に動かす
可能性がある。」と再度、7月の利上げをほのめかす
発言がありました。

この日のニューヨーク時間では、
米耐久財受注が発表されましたが、
下方修正はあったものの、市場予想とおりの結果となって
反応は限定的でした。
その後に発表された米新築住宅販売件数も
ほぼ市場予想とおりとなりましたが、
政府統計で原油の在庫増が発表されると、
原油価格が急反落しました。
これを好感してNYダウが上昇すると、
ドルが買われてドル円が上昇しました。
一方、ユーロドルやポンドドルが軟調となりました。
その後、予定よりやや早く深夜3時10分にFOMCが発表され、
市場予想とおり政策金利が据え置きとなりました。
FOMC声明では、「成長に対する下向きリスクはやや減少。
インフレの上向きリスクが高まっているが、
インフレは年後半から来年にかけて低下。」
という概要で、景気減速懸念よりもインフレのリスクに
やや傾斜した内容となり利下げは不要との認識を示しましたが、
ダラス連銀総裁が据え置きに反対したものの、
直接的な利上げへの言及もありませんでした。
ドル円が下落して、ユーロドルが上昇しました。
原油価格は、134ドル台半ばあたりとなり、
NYダウは、前日比+4.40ドルで取引を終えました。

昨日26日(木)は、朝にNZの経常収支が発表されて、
−21.60億NZDと市場予想より悪い数字となって、
レンジの範囲ながらNZが売られました。
ドル円は仲値過ぎあたりまで反発上昇の動きが見られました。
ユーロ円が史上最高値を更新するなど、
クロス円も東京時間では上下動しながらも
緩やかながら上昇傾向となりました。
ユーロドルなどドルストレートは膠着感のある相場となりました。
日経平均は一時上昇したものの前日比−7.60円で取引を終えました。

ロンドン市場に入ると独輸入物価指数が発表されて、
市場予想を上回るインフレ圧力を示す結果に
ユーロ円が一時上昇しましたが、
ユーロドルでは限定的な反応となりました。
その後、ユーロドルやポンドドルが
ストップ狙いの仕掛けが入ったか、一時軟調となりましたが、
ほどなく上昇に転じていきました。
午後5時半に英総合事業投資が発表されて、
市場予想を下回りましたが、限定的な反応でした。
BOE総裁から「今年はインフレがさらに加速する見込。
リセッション入りは避けたいが、インフレ率が目標まで
低下する為には、経済成長は今年鈍化する必要。」
との認識の発言があり、ポンドドルが上昇しました。
また、米シティの追加損失の憶測や、米クライスラーが
米連邦破産法を申請か、との噂も飛び交い、ドルが売られて、
ドル円がしだいに軟調となっていきました。

ニューヨーク時間に入ると、
米GDPなど複数の経済指標が発表されて、
米個人消費や米コアPCEなどやや市場予想を上回ったものの、
ロンドン時間からのドル売りの流れは止まらず、
午後11時の米中古住宅販売件数も市場予想をやや上回りましたが、
原油価格が急反発して、利下げストップの失望も手伝ってか、
NYダウが大幅に下落していったことで、リスク回避の強い動意に、
ドル円とクロス円が軒並み下落していきました。
米クライスラーが破産法の申請の噂を否定しましたが、
格付け機関のフィッチがモノラインのアムバックと
MBIAの格付けを「無効」(格付け停止)とする発表もあって、
ドル円とクロス円はストップを巻き込みながらの下げが
加速していきました。
原油価格は140ドルあたりまで急上昇しました。
NYダウの終値は年初来最安値となって、前日比−358.41ドルと
大きく下落しました。

週末の今日27日(金)は、
朝の7時45分にNZのGDP、NZ貿易収支、
朝の8時半に日失業率、全国消費者物価指数、
朝の8時50分に日鉱工業生産、日小売売上高(速報値)、
午後3時45分に仏生産者物価指数、
午後3時50分に仏GDP(確報値)、
夕方の5時に欧経常収支、
夕方の6時に欧消費者信頼感、欧業況判断指数、欧鉱工業信頼感、
夕方の5時半に英GDP(確報値)、英経常収支(確報値)、
夕方の6時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時半に米PCEデフレータ、米個人所得、米個人支出、
同夜の9時半にカナダ鉱工業製品価格、カナダ原料価格指数、
夜の11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、
などの経済指標が発表されます。
※独の消費者物価指数の発表時間は未定。
NZ・(日)・英・米指標には注目です。

さて、昨日26日はNYダウが大幅に下落して、
ドル円やクロス円がリスク回避の動意に
ストップを巻き込みながら大きく下げました。

市場は、ドル安・株安・原油高の三重苦に陥っているようです。
サブプライム問題の金融収縮の最悪期は越えたとの
観測がある一方、インフレを高度に警戒しなくてはならない
状況となってきているようです。

目前に迫る来月7月にはECBは利上げに踏み切る可能性が高く、
欧米の金利差が、欧米の連携の不協和音となると指摘する声もあり、
1987年ブラックマンデーは原因がよく判らないとされながらも、
その背景に米欧の金融政策を巡る亀裂も影響していたとする研究も
あるだけに、今後の市場動向をしっかり見ていきたいものです。

株価の動向を睨み、市場替りでの動きに気をつけながらも、
流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、悪い勝ち方のお話です。

「勝てば官軍、負ければ賊軍」とか、
「なんで勝っても勝ちは勝ち」などと言いまして、
勝負事は勝つことが一番大切なことですね。

私が、将棋を覚えたてのころ、
「待ち駒は卑怯だ。」なんてことを友達から教えられて、

相手の王様が逃げるその先にあらかじめ待ち伏せする手は
汚く卑怯な手なのだ、と信じていたのですが、

将棋を勉強していくと、「待ち駒は卑怯」などではなく、
王様の挟撃と退路封鎖を狙う、
正しく良い手筋であることが分りました。

卑怯な手と信じていたものが、じつは正しく良い手であることを
知ったのでした。

さて、相場に卑怯な手法があるのかというと、
内部情報によるインサイダー取引がありますが、
これは良くないどころか犯罪ですね。

その他にも、原油取引などで、巨額のマネーに物を言わせて、
取引の薄い時間に現物を買い煽って値を吊り上げておいて
現物と先物との値の開きを利用して仕掛けて儲ける手法があって、
取引を監督している当局が目を光らせている、
などということもあるようですが、

これらの犯罪や相場操縦のようなものではなく、
相場を読んでトレードする一般手法の範囲であれば、
恐らくどのような手法でも勝てれば良いものと思います。

さて、相場で勝つということはと言いますと、
もちろん、収益を上げるということですが、

けっこう初心の頃は勝率にこだわったりして、
勝率がよければ収益が上るものだと錯覚してしまうことがあって、
悪い勝ち方を覚えてしまうことがあります。

もちろん、勝率は大切なもので、
これが極端に悪いと収益も上りませんが、

「勝率=収益」ではなく、勝率は収益の条件の1つに過ぎません。

私の犯した過ちは数々ありますが(笑)、損切りについて、

「あと3Pips深く損切り設定していればよかった。」
と事実の経験を何度かして、

「損切り、損切りとは言うけれど、物事には表もあれば裏もある、
 あと10Pipsくらい損切りを深くしよう」と名案が湧いて(苦笑)、

損切りをいつもより深く取ると勝率が良くなること経験しました。

そして、「我、得たり」と思っていると、(笑)

ところが、また同じようなことが起きました。

「あと5Pipsさらに深くしておけば反転して、
 損切りせずに済んだ。」
ということを何度か経験して、

さらに損切りを深くすると、なんということでしょう。
もっと勝率が向上したのです。

勝率が向上しても、負けるときも大きいので
「ちょっと、どうかなぁ。」とは少しは思ったものの、

勝率のとりこになっていた私は、
損切りを深くすることに際限がなくなって
ついに、「損切りをしない」ということが
勝率を最大にするのでは? と思い至りました。(爆)

その後、どのようになったか、と言いますと、
ナンピンまでする癖がついていたために、
ご想像のとおりのこととなって、(笑)

ある程度利益も出ていた口座を1度の負けで飛ばしました。(泣)

しかも、この癖が直らなくて、
2度もマージンコールの強制ロスカットとなってしまったのです。

悪い勝ち方を覚えてしまって、
それが普遍的なものと愚かな錯覚をしてしまったのですね。

「損切りを深くしたら勝ってしまった」という
とんでもない悪い勝ち方の経験をしてしまったのです。

ときに悪い勝ち方の癖は、大きな痛手の始まりとなるようですね。

「プロと初心者の一番の違いは、勝つことよりも
 負ける技術にこそ差がある。」

と言ったオリバー・ベレスの言葉が思い出されます。


FX 習慣のお話

今日25日の深夜はFOMCの発表です。FOMC声明が注目されますね。

一昨日23日(月)は、オセアニア時間でドル円などが
下窓を空けてのスタートとなりましたが、
その後、窓埋めの買戻しが入る展開となりました。
英ライトムーブ住宅価格の発表では、対前年比が
統計開始以来の低い数字で市場予想を下回る結果となりました。
ウォールストリートジャーナルにより関係筋の情報として、
米シティが約65,000人の雇用削減の予定であることが
報じられました。ドル円やユーロドルは
レンジの範囲の神経質な上下動の展開となりました。
その後、FOMC声明の思惑もあってか、
仲値を過ぎたあたりからドルが堅調となってドル円が上昇して、
午後からはユーロドルなどドルストレート通貨が
軟調となって行きました。
日経平均は、一時270円を超える下落となっていましたが、
徐々に反発も見せ下げ幅を縮小して、
前週末比−84.61円で引けました。

この日のロンドン時間では、ドル買い動意を背景に
仏PMIが節目の50を割り込む悪い数字であったことなどもあって
ユーロドルが下落して、ポンドルや豪ドル米ドルなど
ドルストレートも軟調となりました。
午後5時の独IFO景気動向指数の発表では、
市場予想を大きめに下回る悪い数字となって、
ユーロの下落が一時加速しました。
ポンドドルも軟調が続きました。
一方、ドルはFOMC声明への思惑もあってか堅調となって、
ドル円が上下動しながらも上昇しました。

この日のニューヨーク時間では、
はじめはNY勢によるFOMC声明への思惑もあってか
ドルがやや上昇しましたが、経済指標の発表もなく、
動意は続かず、ドル円など一時上昇した後には押しが入って、
その後は小幅な上下動の揉み合いとなりました。
一方、ユーロドルもNY時間に入っていったん下足を強めたものの、
動意は長くは続かず、買戻しが入って、
その後は小幅な上下動の揉み合いとなりました。
クロス円は、ドルストレートの下落が落ち着いたこともあって、
しだいに堅調となる展開となりました。
スイス政府が2009年の経済成長の見通しを下方修正しました。
原油価格は136ドル後半となりました。
NYダウは先週末の終値を挟んだ上下動となり、
−0.33ドルで引けました。

昨日24日(火)は、午前中ドル円が一時18円台前半まで上昇して、
ユーロドルが一時1.54台後半ので下げる展開となりましたが、
その後、ドル円がしだいに軟調傾向の揉み合いとなり、
ユーロドルはしだいに堅調となっていきました。
ユーロ円やポンド円、豪ドル円などが
東京時間では堅調に推移しました。
日経平均は前日終値あたりからマイナス圏での動きとなり、
前日比−7.91円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、予定より10分ほど早く
独GFK消費者信頼感調査が発表されて
市場予想を下回る結果となりましたが、市場反応は限定的でした。
ドル円は軟調傾向の揉み合いが続きました。
ユーロドルははじめ上昇しましたが、
その後は揉み合いとなりました。
ユーロ円やポンド円や豪ドル円などが軟調となりました。
「英HSBCがスイスUBSを買収か」という噂に
スイスが堅調に推移しました。
欧州株価が軟調となりました。

ニューヨーク時間に入ると、
ポールソン米財務長官から
「原油高は世界経済と米経済を圧迫。年末までに米住宅市場の
低迷がほぼ終了すると期待。米国のファンダメンタルズは健全。」
というコメントが発表されましたが、市場反応は限定的でした。
午後10時にS&Pケースシラー住宅価格が発表されて、
市場予想より良かったものの、前年同月比で−16.3%と
1987の統計開始以来の最大の下げ幅となりました。
午後11時の米指標では米消費者信頼感指数が50.4、
そして、リッチモンド連銀製造業指数が−12という結果となり、
ともに市場予想を下回っただけではなく、
構成項目の新規受注と雇用指数も
市場予想を大きく下回ることとなって、一時ドルが急落しました。
一時ドル円が下落して、ユーロドルなど
ドルストレートが上昇しました。
また、一時クロス円の多くも軟調となりました。
しかしその後、金融株が底堅く、NYダウが前日比マイナス圏から
プラス圏へと反発したことで、リスク選好動意となって
ドル円やクロス円も反発上昇する激しい展開となりました。
その後はNYダウがまた前日比マイナス圏となり、
ドル円とクロス円は軟調となって激しい高下となりました。
原油価格は137ドル台前半あたりとなりました。
一時年初来安値となったNYダウは
前日比−34.93ドルで取引を終えまた。

ゴトウ日の今日25日(水)は、
朝の8時50分に日通関ベース貿易収支、
午後2時に日中小企業業況判断、
夕方6時に欧鉱工業新規受注、
夜の8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜の9時半に米耐久財受注、
夜の11時に米新築住宅販売件数、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
また、欧トリシェECB総裁の欧州議会での証言も
予定されているようです。
米指標および米FOMC声明には注目です。

明日26日(木)は、
朝の7時45分にNZ経常収支、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数、
午後3時に独輸入物価指数、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数、
夕方5時に欧ユーロ圏マネーサプライM3(季調済)、
夕方5時半に英総合事業投資(確報値)、
夜の9時半に米GDP、米個人消費、米コアPCE、
米新規失業保険申請件数、
夜の11時に米中古住宅販売件数、米求人広告指数、
などの経済指標が発表されます。
また、英キングBOE総裁の議会証言も予定されているようです。
米指標には注目です。

昨日24日(火)では、NY時間に発表された
S&Pケースシラー住宅価格が
前年同月比で−16.3%と1987以来最大の下げ幅となり、
今年1月から4ヶ月連続で二桁の下落となりました。
また、米消費者信頼感指数も50.4と悪い数字となりました。

今日25日の深夜には米FOMCが発表されます。
市場の関心はFOMC声明に集まっていますが、
景気後退とインフレのどちらに傾斜したものとなるかが
注目されます。

さて、米財務会計基準審議会(FASB)が、
4月のワシントンG7の共同声明を受けて、
金融機関の財務の透明化を高めるため、
今まで簿外会計としていた証券化商品を運用する
特別目的会社(SPC)などを連結決算とする
会計基準の改正の草案をまとめたそうです。

米シティでSPC関連は1兆1,000億ドルもあるとされ、
今まで、簿外とされていた赤字が露呈する可能性もあり、
「最大手クラス」でも経営が揺らぎかねない
との指摘もあるため、草案段階ながら、
やがては大きな市場テーマとなる可能性がありそうです。

また、トムソンとロイターの調査によると、
S&P500銘柄の第2四半期の業績が1株利益が前年同期比で
10.2%と二桁の下落見通しを発表しました。
思惑が先行していますが、
まだ米経済は厳しい状況が続きそうです。

FOMC声明に注目して、相場の流れに乗って
トレードしていきたいものです。


さて今日は、習慣のお話です。

日常の行いは深く人に染みこんで、
ちょっとやそっとでは直せないものですね。(笑)

習慣には良いものと悪いものがありますが、
もちろん良い習慣は直す必要はないものの
悪い習慣ほどなかなか直らないものです。
タバコなども悪い習慣なのかもしれません。

私も「呑み助」であったことやギャンブルに凝ったことがあって
夕暮れになるとそわそわして、どこかの酒場に寄らないと
気がすまないことがあったり、土日になると
お馬さんのことが気になって仕方のないことがありました。(苦笑)

よく男の道楽は「呑む打つ買う」などといいますが、
「買う」は(あまり)しなかったものの、 (^^;)
「飲む打つ」は若い頃よくやりました。

この悪習慣は、何をきっかけにこうなったかは
良くわからないのですが、
なにかをきっかけに飲み屋に寄ったことが
繰り返すほどに強い習慣となっていったようです。

「飲む打つ買う」は身上(しんしょう)を潰すなどと聞くと
自分でも「ちょっとなぁ…」と正気の時は思うものの、(笑)
悪習慣に狂っている時はとても直せるものではありませんでした。

その後、トレードに熱心になったこともあって、
強い意志で止めるでもなく、なんとなく飲み屋に行かないと
こんどは行かないことが習慣となって、
飲みに行くのが面倒になりました。

ほんとうに習慣とは怖くもあり不思議なものです。

ところで、

トレードでも各々のトレーダーごとに習慣がありますね。

いつでもポジョンを持っていないと気がすまないトレーダー。

負けるほど頭に血が上って、トレード回数が増え、
一発逆転を狙い玉を大きくしてしまうトレーダー。

損切りができないトレーダー。

スワップを意識しすぎるのか、
どうしても買いポジョンに偏重してしまうトレーダー。

臆病になって、レートがグングン動いているのに
ただ指をくわえてチャートを見続けるトレーダー。

トレンドが発生している最中でも逆張りだけを狙うトレーダー。

1Pipでもと思うあまりに、
待つことができずに、いつもフライングとなるトレーダー。

少し利が乗るとビビリ手仕舞いしてしまうトレーダー。

自分が最後のほうに情報を得たかもしれないのに
ニュースでエントリーしてしまうトレーダー。

などなど、いろいろなトレーダーがいますね。(苦笑)

私もほとんどすべて経験してきましたので、
その悪習慣がどんなにいけない習慣であるかを
身をもって経験してきました。
そしてまた、これらの悪習慣を直すことが
どんなにたいへんなのかも経験してきました。

そして、困ったことに自由であるがゆえに
この悪習間は、誰も矯正してくれないのですね。

手ごわい自分自身の中の悪習間を直すのは自分自身しかいません。

この悪習慣が直らないと、どんなにトレードの勉強をしても
ただの知識に終わってしまいます。

この悪習慣は、執行という行動の部分に棲みついているからですね。

この悪習慣を直す方法は、良い成功体験を積むことと
自分が自身に課す「規律」以外にないようです。

昔から言われているように、トレードにも

「最大の敵は我にあり」ということがあるようですね…。


FX 経済のジレンマのお話


先週末はNYダウが大台の12,000ドルを割り込みましたね。
今週はいよいよFOMC政策金利が発表されます。
市場コンセンサスは据え置きですが、FOMC声明が注目されます。

先週末20日(金)の東京時間は、
各通貨ペアともに比較的狭いレンジ相場のスタートとなりました。
米格付け機関のムーディーズが米モノラインのアムバックと
MBIAの保証部門の格下げを発表しました。
前日比プラス圏で始まった日経平均がしだいに軟調となって、
午前10時頃からドルが軟調となって、ドル円が下げて
ユーロドルが上昇する場面がありました。
その後もしだいにドルが軟調傾向となって行きました。
日経平均は前日比−188.09円で取引を終えまた。

ロンドン時間に入ると独生産者物価指数が発表されて、
市場予想を上回る結果にユーロが緩やかに上昇して行きました。
ECB専務理事からは、商品価格の上昇は一時的ではない認識を示し、
物価安定のためECBは行動すべきとの見解を示す発言がありました。
午後4時15分にスイス生産者輸入価格が発表されて、
市場予想を上回る結果にスイスが買われました。
ムーディーズのアムバックとMBIAの格下げが蒸し返されたか、
上下動しながらも、しだいにドル売りが強くなり、
ドル円が下落して、ユーロドルが上昇しました。
欧州株かも次第に軟調となっていきました。

ニューヨーク時間に入るとカナダの小売売上高が発表されて、
市場予想を上回る結果にとなりましたが、
前回値が下方修正されてカナダが売られました。
また、ユーログループ議長の
「ユーロ高が原油価格高騰の影響を和らげる。
私は為替介入の議論が出れば反対する。」との発言も
後押しとなって、ユーロが買われて、ドルが売られました。
NYダウが強い軟調となったことでドルの軟調が続いて
リスク回避に上下動しながらもドル円やクロス円が下落して、
ドル売りにユーロドルが上下動しながらも上昇しました。
その後、深夜にIMF国際通貨基金が2009年の米経済見通しを
2.0%に上方修正して、米経済は当初予測より悲観的でなく
早期の利上げが必要となる可能性。」と発表したことで、
いったんドル売りが一服となりかけるも、
格付け機関のS&Pが米自動車産業のビッグ3の格付け見通しを
引き下げる可能性があることを発表したことや、
メリルリンチが業績を下方修正するかとの噂も飛び交い、
NYダウの下落が続きドルが売られることとなりました。
その後、終盤はやや調整となりました。
原油は134ドル台後半となりました。
NYダウは前日比−220.40ドルで取引を終えました。

週はじめの今日23日(月)は、
朝の8時に英ライトムーブ住宅価格、
朝の8時50分に日景気予測調査(大企業製造業・全産業)、
午前10時半に豪新車販売台数、
夕方5時に独IFO景気動向、独IFO現況評価値、独IFO予想値、
などの経済指標が発表されます。
独指標には注目です。

明日24日(火)は、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査、
午後3時45分に仏住宅着工許可、仏消費者支出、
夜の10時に米S&Pケースシラー住宅価格、
夜の11時に米消費者信頼感指数、米リッチモンド連銀製造業指数、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

そして、今週の主な材料としましては、

23日(月)の独IFO景気動向、
24日(火)の米消費者信頼感指数、
25日(水)の欧鉱工業受注、トリシェECB総裁議会証言、
米耐久財受注、米新築住宅販売件数、米FOMC政策金利
26日(木)のBOE総裁議会証言、米GDP(確報)、米中古住宅販売件数、
27日(金)のNZのGDP、英GDP(確報値)、米個人所得・支出、
米PCEデフレータ、米ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)、

などが注目されます。
また、週末27日(金)の米ベア・スターンズの決算にも注目です。

さて、米経済に対する懸念が昂進することとなって、
NYダウが大台の12,000ドルをまた割り込みました。
今週はいよいよFOMCの発表で、今回は金利の据え置きが
市場コンセンサスですが、FOMC声明が景気後退と
インフレのどちらに傾斜したものとなるかが注目されます。

FOMCの声明の内容しだいでは、
大きく動く可能性もありそうです。
また、サウジアラビアが原油の増産を発表して、
今後の原油価格の動向も注目されます。
株価も睨みながら機敏にトレードして行きたいものです。


さて今日は、経済のジレンマのお話です。

北海道は、冬は寒く雪も多くてたいへんなのですが、
幸いに梅雨はなくて今の季節は過ごしやすい日々が続いています。
でも、今の日本各地は梅雨の季節ですね。

私も東京の戸越や北烏山や下落合などに7年くらい
住んでいたことがあって、梅雨のことはよく覚えています。
この時期はじめじめした感じで不快指数も高まるものですね。

この不快指数は、気温と湿度で求める数字なのだそうですが、
ところで経済にも不快指数というのがあるそうですね。

アーサー・オーカンというファンタジーに出てくる王様のような
名前の経済学者が(笑)、経済のジレンマを示す指数として、
失業率とインフレ率を足しただけのものですが、
「不快指数」を考案したそうです。

米のジョンソン政権やニクソン政権のときに
けっこう注目された指数なのだそうです。
経済がジレンマに陥っていたことがあったからです。
1965年以降ではこの指数が二桁になったこともありました。

さて、経済のジレンマといいますと、
経済の停滞(stagnation)とインフレーションが
同時進行してしまうスタグフレーションがありますね。

かつての主流であったケインズ経済学では、
失業率とインフレはシーソーに乗る子供のように、
こっちが高ければ、あっちが低くなるという関係にあるとされ、
失業率とインフレが同時進行することはいわゆる想定外でした。

しかし、ありえないことが現実に起こることがわかってきました。

スタグフレーションは、
あたかもトレードオフの関係にあるシーソーが
中央でバキンと折れたような状態で、
どうにもこうにも困った経済状態になって、
金融政策執行に頭を抱えることとなりました。

まぁ、スタグフレーションの負のスパイラルでも
需給はやがてバランスへと向かうようなのですが、
とても悪い状態で需給がバランスしても
良いわけがありませんね。

過去の歴史でもオイルショックや農産物の凶作などを
原因としてスタグフレーションが起こったことがあり、
現在の米国はぎりぎりの瀬戸際のようですが、
かなりピンチではあるようです。

アルゼンチンやトルコなど過去に国家破産した国は、
このスタグフレーションに強く陥っていた
という研究もあるようで、なんか怖いですね。

このスタグフレーションとなると、経済は麻痺状態となって、
金融政策も、とても打つ手が難しくなってしまいます。

金利を上げれば、インフレ抑制とはなっても
経済の首を絞めることになって、

かといって金利を下げれば、
経済の停滞を緩和することにはなっても
インフレが昂進してしまいます。

「どうすりゃいいのさ。思案橋ブルース」(笑)

となる経済のジレンマですが、

1974年頃のフォード大統領時代にインフレが二桁となって、
インフレ撲滅のための「WIN計画」が
実行されたことがありましたが、
決定的な施策の特効薬はまだ臨床試験の段階のようですね。

さて、サブプライム問題が表面化してから、
米国はこの経済のジレンマに陥りつつありますが、

今、臨床試験が始まろうとしています。

各国のドル資産も多く、賛同する向きも少なくはないようですが、
世界の基軸通貨のドルを守るという大義名分のもと、
「介入も辞さぬ」と自国通貨ドルの下落を食い止め、
力ずくでドルを上昇させて
米経済のジレンマを回避しようという試みです。

米国とともに歴史の実験台に乗せられる世界経済ですが、
米国のコミットは強い意思を示しています。

日平均で370兆円相当(2007年BIS統計)もの
取引のある巨大マーケットで、
ドルをほんとうに充分に上昇させることが出来るか
の難問もありますが、

新薬の臨床結果や如何に…。

FX 合理と非合理のお話

中国ではFXが一時禁止となるようです。
また、米CFTCは国外での原油先物取引を
制限する方向で動きだしましたね。

さて、一昨日18日(水)は、
全般に小動きでのスタートとなりました。
日銀政策会合議事録は、既報を踏襲した内容で
材料視されませんでした。
BOEの英財務省への書簡での報告が影響してか、
ポンドがしばらく軟調な展開となりました。
ユーロドルは東京時間では軟調傾向となりました。
ドル円はしばらく揉み合いとなっていましたが、
ロンドン時間の前に上昇しました。
日経平均は前日比+104.45円で取引を終えました。

この日のロンドン時間ではドル円が上昇しました。
一方、ユーロドルも序盤にECB専務理事による
「物価安定維持のために必要なことはすべて行う」
という発言を受け上昇しましたが、
午後4時半頃から軟調となり「行って来い」となりました。
午後5時半のBOE議事録では市場予想とおりで
市場反応は限定的でした。
午後6時の欧建設支出は−0.8%で
前回値も下方修正となりましたが、市場反応は限定的でした。
また、スイスZEW景況感調査では−63.8となって、
市場予想を下回りましたが市場反応は限定的でした。

この日のニューヨーク時間では、
モルガンの3〜5月期の決算が発表されて、
前年同月比60%の大幅減益ながら、
1株当たり利益は0.95ドルと市場予想を上回りましたが、
発表当初は市場反応は限定的であったものの、
ドル円は軟調に推移しました。
一方、ユーロドルは堅調な展開となりました。
午後9時半のカナダ景気先行指標指数では
市場予想とおりの結果となり市場反応は限定的でしたが、
カナダ円など軟調に推移しました。
スイスが利上げ期待の台頭に堅調に推移しました。
NYダウは金融株や売られ、原油高を背景にフェデックスが
赤字決算となったこともあって一時12,000ドルの大台を割って、
前日比−131.24ドルで取引を終えました。

昨日19日(木)の東京時間では、
朝に発表された日全産業活動指数が0.8%と
市場予想を上回りました。
また、前日のNYダウの下落や
ドルの利上げ期待の後退にドルが軟調となりました。
一方、ユーロドルは上下動しながらも堅調に推移しました。
世銀が中国のCPI上昇見通しを7.0%に引き上げました。
アジア株や日株は下落となりました。
日経平均は前日比−322.65円で取引を終えました。

ロンドン時間に入ると、スイスSNB政策金利が発表されて
市場予想とおりの据え置きとなりましたが、
一部で利上げ期待があって失望売りが出たことや
SNB総裁が「2%越すインフレは一時的。成長の鈍化により低下」
という見解を示したことが嫌気されスイスが売られました。
午後5時半に英小売売上高指数が発表されて、
+3.5%と市場予想を大きく上回ったことで
ポンドが急上昇しました。ユーロポンドも急落して、
ロンドン時間から軟調傾向となっていた
ユーロドルの下落が加速しました。
一方、ドル円はドル買戻しに急上昇しました。
豪ドルが日本時間の夕方から堅調となりました。
午後8時にカナダの消費者物価指数が発表されて
市場予想を上回る好結果にカナダが上昇しました。

ニューヨーク時間に入ると、
午後9時半に米新規失業保険申請件数が発表されて、
市場予想より悪い数字となったものの、
米利上げ期待が増す観測も台頭した模様で
ドル円の上昇が続きました。
また、カナダ卸売上高では市場予想を上回る結果に
カナダの上昇が加速しました。
午後11時に米フィラデルフィア連銀指数が発表されて
市場予想を大きく下回る−17.1という結果となり、
一時ドルが売られましたが
原油の下落もあって市場反応は限定的で、
上下動しながらもドル円の上昇が続きました。
一方、ユーロドルは揉み合いが続きました。
また、豪ドルやNZやポンドは堅調に推移しました。
スイスSNB総裁から「インフレを非常に強く警戒。
9月の利上げの可能性は排除しない」とのコメントがありました。
原油先物は132ドル台。
NYダウは前日終値を挟んだ上下動をしながらも
前日比+34.03ドルで取引を終えました。

週末でゴトウ日の今日20日(金)は、
午後3時に独生産者物価指数、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格、
夜の9時半に加小売売上高、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には注目です。
今日はトリシェECB総裁の講演が予定されているようです。

さて、昨日はオセアニア通貨や
ドルやポンドなどが堅調となりました。
一方、ユーロがECB理事から
「物価安定に向けて必要ならば行動すべき。」
との発言があっても軟調が続きました、

また、アジア株が軟調となって
中国の上海総合指数は6.5%も下落しました。

そして報道によりますと、欧米金融機関は昨年7月以降、
2,800億ドル超のサブプライム損失を計上したが、
さらに追加損失は約5,900億ドルの可能性があって、
今春からカイジが義務付けられた「レベル3」と呼ばれる残高は、
3月時点で3ヶ月前に比べて20%以上も増加しているそうです。

また、債務担保証券「CDO」の損失を先送りしているとの指摘があり、
今後の火種となる可能性もありそうです。

そして、ゴールドマン・サックスによると、米銀の損失計上は
来年2009年の1-3月期がピークとなるとのリポートも出されていて、

米連邦預金保険公社(FDIC)によると、07年以降の米銀破綻は6行で、
破綻銀行はまだ増えると観測しているとのことです。

これらもチャートは既に織り込みつつあると思いますが、
過度の楽観することなく、市場替りの初動に注意しながら
流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、合理と非合理のお話です。

古代ギリシャの将軍は、戦争のときにデルフォイの信託を
仰いだそうですね。

また、現代でも占星術や手相など
いろいろな占術が盛んに行われています。

占いがオカルトなのか、統計学に由来するものかは判りませんが、
古代から現代に至るまで、「未来を知りたい」という欲求が
人において絶えることはないようです。

まぁ、トレードなどをしていますと、誰でもきっと
「予知能力があったなら」と思うことがあるものですね。
あり得ない非合理を願ってしまうことがあります。

また、相場を物理学のように数式で解き明かそうという
試みも盛んで、いろいろと研究されています。
これもある意味、市場の未来予知のアプローチかもしれません。

しかしながら、相場を作る構成項目はとても多く、
心理という、なかなか定量化できないものまであって、
神のパズルの相場を完全に数学的に解き明かした人は
いないようです。

皮肉にもノーベル賞学者を2人も擁したLTCMの破綻が、
相場を数学的に解き明かそうという試みが
いかに困難なものであるか、を歴史の壮大な実験として
証明してしまいました。

そして、学者の中には、1987年10月19日の大暴落の原因を
研究している人がいますが、
原因はいまだにはっきりとは解明されていないようです。
ほとんど原因は不明のようですね。

さて、去年の秋にグリーンスパン前FRB議長の
回顧録「波乱の時代」が出版されましたが、
ブラックマンデー当時のFRB議長その人であった氏も

「わたしは、何ひとつとして知らない。
 この日、株価は一日中下がり続けたので、
 根拠のない不安の形で人間の本性が現れ、
 投資家は経済的に意味があるかどうかにかかわらず、
 ポジションを解消して、苦痛から逃れようとした。
 株価を動かすような財務情報はなかった。」

とその著書で述べています。

論理では説明できない「非合理」で突如として
雪崩のようにブラックマンデーは起こったのですね。

また、グリーンスパン氏はその著書の中で、

「熱狂に浮かされているとき株価を非合理な水準へ押し上げる。」

とも述べていて、

非合理が市場を支配することがあることをほのめかしています。

もしもこのように「非合理」が
市場を支配することが真実だとすると、
一義的かつ合理的に相場を解明しようとする試み自体が、
合理の枠に非合理をむりやり押し込めようとすることになって、
この行為自体が合理的ではない、
つまり非合理ということになりますが、

ところが、グリーンスパン氏は、
市場が合理的一面も併せ持つこともちゃんと認識していて、

「いつの日か投資家は、市場が合理的から非合理的に
 変わるときが分るようになるかもしれない。」

と述べています。

つまり、市場は合理的面と非合理的面の両面ある
多重人格者なのだというわけですね。(苦笑)

またグリーンスパン氏は、
さらにおもしろい視点で論を展開しています。

「投資で成功するのは難しい。
 友人のウォーレン・バフェットのように
 歴史的に特に成功した投資家の中には、
 アノマリーに早くから気づいていた人がいる。」

として、アノマリーという非合理が
合理を信奉する人たちよりも成功している
事実があることをほのめかしながらも、

「長期的な経済予想は、
 歴史的に安定している2つのデータを基にする。
 1つは人口であり、2つ目は生産性の伸びである。
 これは知識が徐々に蓄積された結果であり、
 持続可能な成長の源泉である。
 知識が失われることはないのだから、
 生産性は常に上昇する。」

とその著書で述べます。

ということは、もしかすると、

「私の好む投資期間は永遠だ。」という
長期投資のバフェット氏は、
長期的視点の人口と生産性という合理的な予測とともに、
長期によるプレミアムの超過利益という
非合理的なアノマリーにもよって、
多重人格のマーケットの勝利者となったのかもしれませんね。

どうも、偏屈で多重人格のマーケットでは、(苦笑)
合理だけでもダメ、非合理だけでもダメで、
合理と非合理をともに制する人が
マーケットの勝者となれるようです。


参考: 日本経済新聞社 「波乱の時代」
    世界と経済の行くえ アラン・グリーンスパン


FX エクストリームのお話

北海道はとてもすごしやすい気候が続いています。^^

さて、今日からマーケット・サマリーは、
注目トピックを中心とした
いくぶん簡単な記載とさせていただきます。 m(_ _)m

一昨日、週明けの16日(月)は、
ポールソン米財務相がG8後の記者会見で、
「強いドルは米国の国益」と発言したこともあって、
何度も聞くフレーズながらドル擁護の強いコミットとして
ドルが東京時間では堅調となりました。
欧州委員から「ユーロ圏のインフレは上向きリスク」と
発言があったこともあって、
ユーロも前週末の終盤の動きを継いで緩やかに上昇しました。
日経平均は前週末比+380.64円で取引を終えました。

この日のロンドン時間では、
スイスの実質小売売上高が発表されて、
市場予想を大きく下回る−9.4%となりましたが
市場反応は限定的でした。
ECB理事からは「警戒態勢を高めている」とのコメントがあり、
ユーロがしだいに堅調となって、ドル円が軟調となりました。
午後6時の欧消費者物価指数では、
通貨統合以来の最高となる対前年比で3.7%となるなど
市場予想を上回りましたが限定的な反応でした。

この日のニューヨーク時間では、
NY連銀製造業景気指数が市場予想をかなり下回る
悪い数字でドルが売られドル円などが軟調となりましたが、
その後は対米証券投資が市場予想を上回る数字となって、
ドルを買い戻す動きとなりました。ドル円は戻しをみせて、
その後は揉み合いとなっていきました。
一方、ユーロは序盤では上昇して、
その後はやや調整傾向の揉み合いとなりました。
米リーマンの決算発表は、
先週の暫定発表と同じ赤字内容の発表でした。
また、原油先物が一時139.89ドルの史上最高値をつけました。
NYダウは前週末比−38.27ドルで取引を終えました。

昨日17日(火)は、東京時間に豪RBA政策会合議事録が発表されて、
需要が鈍化しなければ、金融政策の見直し必要としながらも、
「過去1ヵ月のた経済指標は、需要の伸び鈍化を示す。」として
利上げ期待の後退に豪ドルが軟調となりました。
フィナンシャルタイムズ紙が
「FRBは市場予想ほど金融引き締めをしない」
との観測記事を報じたことでドルが軟調となりました。
一方、ユーロドルは東京時間では堅調に推移しました。
日経平均は前日終値を挟んだ上下動となり、
前日比+85.13円で引けました。

ロンドン時間に入ると、ECB専務理事から
「18〜24ヶ月以内にCPIを目標値に抑えるには
0.25%の利上げで充分」という主旨の発言がありました。
スイスの鉱工業生産は−9.4%と市場予想を下回り、
スイスが売られ上下動となりました。
英消費者物価指数と小売物価指数は市場予想を上回りましたが、
BOEの英財務省への書簡で
「CPI上昇率は4%超える可能性があるが、
CPI上昇率を2%の目標に戻すまでの金利の進路と方針は不透明」
と報告していたことが報道されたことで、
利上げ観測が後退してポンドが急落しました。
独ZEW景況感調査は−52.7という結果となり、
ユーロの軟調が進みました。

ニューヨーク時間に入ると、
ゴールドマン・サックスの決算が発表され、
1株あたりの利益は市場予想を上回りましたが、
前年同期比11%の減益で、
クレジット商品含む損失は約7.75億ドルと報じられました。
カナダの国際証券取扱高は市場予想を上回りましたが
反応は限定的でした。
米生産者物価指数は市場予想を上回り、
米住宅着工件数など建設関連指標は
市場予想に対して好悪交錯しましたが、
ドルが軟調となりました。
午後11時の米鉱工業生産は−0.2%と
市場予想を下回りドルが売られました。
ドルストレートはしだいに堅調となりました。
原油のNY終値は134ドルあたりとなりました。
NYダウは下落して前日比−108.78ドルで取引を終えました。

今日18日(水)は、
朝の8時50分に日銀金融政策決定会合議事録、
午後2時に日景気動向指数、
夕方5時半に英BOE議事録、
夕方6時に欧建設支出、
同夕方6時にスイスZEW景況感調査、
夜の9時半に加景気先行指標指数、
などの経済指標が発表されます。英BOE議事録には注目です。
また、モルガンの決算発表にも注目です。

明日19日(木)は、
朝の8時50分に日全産業活動指数、
午後3時15分にスイス貿易収支、
午後4時半にスイスSNB政策金利、
夕方5時半に英小売売上高指数、英マネーサプライ、
夜の8時に加消費者物価指数、
夜の9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に加卸売売上高、
夜の11時に米フィラデルフィア連銀指数、米景気先行総合指数、
などの経済指標が発表されます。
スイス政策金利、英・加・米の指標には注目です。
また、夜のFRB副議長の議会証言にも注目です。

さて、市場予想との対比で見られることの多い経済指標ですが、
米住宅着工件数は前月比3.3%減少、
米経常収支の赤字は前四半期よりも5.5%増加して、
米鉱工業生産(5月)は前月よりも0.2%低下していて、
米ゴールドマンの3月〜5月の決算も、
2四半期連続の減少となって、
「ほんとうに最悪期は脱したと言えるのか!」と
指摘する声も聞こえます。

原油や穀物相場が世界的に高騰して、インフレの圧力も
ますます強まり、スタグフレーション懸念も深まっているようです。

思惑と実態に上下動忙しい揺れる相場も見られますが、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、エクストリームのお話です。

おいしそうなアイスクリームみたいな言葉ですが、(爆)
エクストリーム"extreme"は、「極端」とか「極度」
そして「過激」などという意味ですね。

あの有名なハリーポッターの魔法の呪文にも
「エクストリームパトローナム」というのがでてきました。
特別に強い魔法のようでした。(笑)

さて、チャートでもどんどん上昇して過熱していった時に
「エクストリームだ!」なんていうことがあります。

相場の一面には、イス取りゲームのようなところがあって、
短期売買では、頃は良しというところで
利益確定をしなくてはならず、
あまりに噴け上っていると、高値警戒感が囁かれたりします。

また、ときに良い結果の経済指標やニュースが報道されたのに、
ちょっと跳ねた後、「あれれーっ?」というように
なんとも納得できない下落をしてしまうことがありますが、

これは、「思惑」で買い上げていた短期筋が、
誰もが知ることとなった好材料や経済指標の結果の「事実」に、
そこがいったんの「極」とみて、
利益確定に動いている場合もあるようです。

プロの短期筋は「噂や思惑で買って、事実で売る」
ほとんど習性に近いトレードをすることがあるようで、

このプロの短期筋の動きは、

"Buy the Rumor,Sell the Fact"とか、
「ニュース・リバーサル」とか
業界隠語で「うわーっ効果」などと呼ばれるようです。

プロの短期筋などは、ときに経済指標や良いニュースで
一般トレーダーが慌てて買いに入ってくる状況を

「こっちの水は甘いよ。さぁ、いらっしゃい。」

とばかりに噴けるのを待って、
利益確定の機会を覗っていることもあるようですね。

乱高下もこうしたことで起こるようです。

もしかすると「エクストリームパトローナム」と
ハリーポッターのように呪文をかけているかもしれませんね。(冗)

そして、これら「思惑」と「事実」にからむ動きの
とても顕著なのが政策金利の発表で、

政策金利の発表前は利上げの思惑にせっせと上げていたのに、
政策金利発表当日、実際に利上げとなったのに
織り込み済みで、さっぱり上昇しないこともよくあることで、

さらには利上げ後の中銀のコメントに、
その後の利上げが見込めないと、
逆に利上げとなった当日に下落することすらあります。

エクストリームと"Buy the Rumor,Sell the Fact"での動きには
ちょっとだけ注意が必要なようです。

事実に反する動きがあるときは、プロの短期筋はもう別のことを
思惑していることもあるのかもしれませんね。

FX 臨界点のお話

岩手宮城地震では大きな被害となりました。
たいへんであったことと思います。 m(_ _)m

さて、G8財務相会合が「世界経済の安定と成長確保のため、
個別あるいは共同して適切な行動をとっていく」
という共同声明を採択して閉幕しましたね。

ECBなど中央銀行が出席しない財務相会合であったためか、
為替への直接的な協議はされなかったようです。

先週末13日(金)は、早朝にNZの小売売上高が発表されて、
好悪交錯する結果となりましたが除自動車の数字が悪く
一時NZが売られました。
また、ユーロ円など上下動となる通貨ペアもありましたが、
おおむね各通貨ペア共に小動きでのスタートとなりました。
その後、堅調に始まった日経平均が
一時前日比でマイナス圏となったことで、
仲値を過ぎたあたりからリスク回避の動意に
ドル円とクロス円が軟調となりました。
昼頃に豪RBA総裁が
「交易条件を考慮すると金融引き締め政策が必要」と
発言したことで、豪ドルが限定的ながらも上昇しました。
日政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
日銀月例経済報告では、ほぼ前回を踏襲する内容でしたが
企業収益と輸出の見通しを下方修正しました。
また、白川日銀総裁の談話では、
「日米欧で景気と物価の状況は異なる。
世界的なインフレリスクの高まり。
意識するべきは景気物価全体。」
という認識などが示されました。
日経平均は前日比+85.13円で引けました。

ロンドン時間に入ると午後3時に独消費者物価指数が発表されて
構成項目の中では市場予想をやや上回る内容も見られましたが、
指標による市場反応は限定的でした。
しかし、仏財務相がドル高に満足している主旨の一部報道や、
G8財務相会合で為替協議をする観測報道、
そして、リスボン条約批准をめぐるアイルランドの
国民投票で反対が優勢となった報道などが重なり影響したか、
ドル高を背景にユーロが軟調となって行きました。
その後、ECB専務理事の「ユーロ圏の融資コストは歴史的低水準。
ECBは即時に金融政策を活用すべき。」
とのコメントも影響したか、下げも一服となりました。
一方、ドル円は108円台前半まで上昇しました。
また、クロス円はドル円につられて上昇するものもありましたが
ユーロ円では一時165円台後半まで下落するなど、
まちまちの展開となりました。

ニューヨーク時間に入ると、米消費者物価指数(CPI)が発表されて
市場予想を上回る結果となりましたが、コアの伸びが小幅で
利上げ観測を後押しすることとならず、
為替ではドル円とユーロドルで調整の動きが進みました。
その後、近頃5分ほど早めに発表されることの多い
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が
午後10時55分に発表されて、市場予想を下回る
28年ぶりとなる低水準の結果となって、
ドル円の調整が進み軟調となる動きみられました。
また、ユーロドルも調整となって戻す動きがみられました。
そして、深夜に英財務省から
「BOEからインフレ上昇に関する公開書簡を受け取る用意がある」
と発表されたことで、過去の2007年4月では公開書簡の提出の後に
利上げとなっていることから、
英利上げ観測の思惑にポンドが上昇しました。
また、アイルランドのリスボン条約に対する国民投票では、
反対多数で否決となりました。
一時調整となっていたドル円は
NY午後からまた上昇して行きました。
ユーロドルは上下動しながらも戻す動きが継続しました。
ユーロ円などクロス円はNY午後からは堅調な展開となりました。
NYダウは週末のショートカバーもあった模様で
また、原油価格も134ドル台と落ち着いたこともあって、
前日比+165.77ドルで週を終えました。

週はじめの今日16日(月)は、
朝の7時45分にNZ製造業売上高、
午後4時15分にスイス実質小売売上高、
夕方6時に欧消費者物価指数、
夜の9時半に米NY連銀製造業景気指数、
同夜の9時半に加新車販売台数、
夜の10時に対米証券投資(米ネット長期TICフロー)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
欧・米指標には注目です。

明日17日(火)は、
朝の8時50分に日第三次産業活動指数、
午前10時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注(確報値)、
午後4時15分にスイス鉱工業生産指数、
夕方5時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
夕方6時に独ZEW景況感調査、
同夕方6時に欧ZEW景況感調査、
夜の9時半に米生産者物価指数、米住宅着工件数、米経常収支、
同夜の9時半に加国際証券取扱高、
夜の10時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
などの経済指標が発表されます。
豪RBA議事録、英・独・米などの指標には注目です。

さて、G8財務相会合が「世界経済の安定と成長確保のため、
個別あるいは共同して適切な行動をとっていく」
という共同声明を採択して閉幕しました。
ECBなど中央銀行が出席しない財務相会合であったためか、
為替への直接的な協議はされなかったようです。

米経済の低迷とインフレというスタグフレーション懸念もある中、
あちら立てればこちら立たずの打開策として、
米財務省とFRBが協調して打ち出した
ドル安牽制と強いドルのコミットでの
ドル買戻しの地合いがしばらく継続すると見る
ストラテジストは多いようです。

ただ、各国ともインフレで自国通貨高を望む向きもあり、
アジア株の不気味な下落も続いていていることや、

米住宅産業は底打ちしていなく、また、税還付による消費刺激も
物価高の影響を受け、一過性の需要刺激効果が出尽くせば、
消費の落ち込みとなると指摘する声もあり、

最悪期は過ぎた感はあるものの、過度の楽観も出来ないようです。

さて、そして今週も注目材料が目白押しです。

16日(月)には、欧消費者物価指数、米NY連銀製造業景況指数、
対米証券投資、

17日(火)には、豪RBA議事録、英消費者物価指数、独ZEW景気指数、
米生産者物価指数、米住宅着工件数、米鉱工業生産、

18日(水)には、英BOE議事録、BOE総裁講演、米週間原油在庫、

19日(木)には、スイスSNB政策金利、英小売売上高指数、
加消費者物価指数、米フィラデルフィア連銀製造業指数、
FRB副議長の議会証言、 

20日(金)には、独生産者物価指数、加小売売上高、ECB総裁講演、

などの注目材料があります。

また、16日(月)のリーマン、17日(火)のゴールドマン、
18日(水)のモルガンなど米金融関連の決算発表も注目されます。

まずはG8財務相会合の後の動きを見据えて、
流れに乗りながらも過度の楽観をすることなく、
しっかりとトレードしていきたいものです。


さて今日は、臨界点のお話です。

臨界点とは"critical point"などとも呼ばれるようですが、
もともとは、物理学の気体と液体の相転移となる
温度や圧力の限界のことを意味するようです。

それまで「ある状態」であったものが、ある点を超えると
突如として大きく変化を起こす限界のことですね。

さて、臨界には面白いところがあって、
その限界までは、よく注意しないと
普段と何も違わないように見えて分らないことがあります。

でもよく観察すると、「ちょっと違う」ことが
発見できることもあるようです。

この平常の範囲にも見える「ちょっとの違い」が
とても大きなことの予兆となることがあります。

大きな地震の前にも風に動かない雲が
観測されると聞いたことがありますし、

棚にどんどん物を積み上げていっても、限界までは、
大きな変化は起こりませんが、しかし、よく注意すると
棚が落ちる前に「きしみ音」が聞こえたりします。

また、話が横道にそれますが、
世の女房殿も、亭主のちょっとした挙動や
おしゃれ具合に、女の第6感を働かせて浮気を見破る
ことがあるそうですね。(苦笑)

私の悪友も、「トイレその後に」ならぬ、浮気その後に、
香水の匂いを消すためにわざわざ焼き鳥屋に寄って
焼き物の匂いをつけて、同僚と飲んでいたアリバイ偽装を
したのにもかかわらず見事に浮気がばれて、
不思議がっていました。(笑)

まぁ、これには後日談があって、
下着を裏表に着けていたことでバレたそうで、

「おしりに熱いアイロンを当てて、
 折り目正しい真人間にしてやってもよいのよ。」

と女房殿に怒られたそうです。怖いですね。(苦笑)

さて、話がだいぶヘンな方へ行ってしまいました。

相場のお話です。

サブプライム問題が表面化して2007年8月17日に
株価が暴落したのですが、この暴落の少し前に
株式市場でとても奇妙なことが起こっていました。

好業績の割安銘柄が下落して、逆に業績不振の割高銘柄が
異様に上昇したのです。

株式の投資経験が数十年のプロの間でも
「こんな相場は見たことない」といぶかる声が聞かれました。

実はこのときすでに、サブプライム問題は水面下で進行していて、
海外の一部のヘッジファンドの破綻や解約によって、
ヘッジファンドの手法である「ロング・ショート」での
手仕舞いが始まっていて、ロングポジョンの売りと
ショートポジョンの買いが始まっていたのです。

後付的によく見れば、
異常事態の臨界の予兆がちゃんとあったのですね。

よく知られていることでは、異常に静かな低ボラの相場も、
大きなエクスパンションの予兆となることがあります。

不自然なことは何か大きなことの予兆となる場合があるようです。

そんなふうに考えると
「なにをバカな。」と笑われそうですが、
アジア株の下落続きもちょっと気になるかも。(謎)

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