FX 得意技のお話

今日11日は若田光一さんも搭乗するスペースシャトル
「ディスカバリー」がケネディ宇宙センターから
打ち上げられますね。^^

<一昨日の週はじめ9日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなました。
英BOE副総裁が「英国は特に酷いリセッションの初期段階。
必要があれば追加措置の余地がある。」と発言しました。
日国際収支(経常収支1月)は2580億円、
日国際収支(貿易収支1月)は
1985年以来で最大の赤字額の−8444億円と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
日企業倒産件数(2月)は帯前年比で10.3%となりました。
日景気ウォッチャー調査(2月 現況判断DI)は市場予想より強い19.4、
同(2月 先行判断DI)は26.5となりました。
日経平均は前週末比−87.07円で引けて、
バブル後最安値を更新することとなりました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調に推移して、
ポンドドルなどドルストレートが軟調となる展開となりました。
スイス失業率(2月)は市場予想とおりの3.1%となりました。
英銀ロイズの政府管理下での大幅コスト削減の観測もあり、
ポンドが軟調となりました。
欧ECB専務理事が「ECBには金利を動かす余地があるが、
追加利下げが金融危機の根本的解決とはならない。」
との認識を示す発言をしました。
英国商工会議所が「リセッション状況を含めた
08-09年のGDPは−3.7%」との認識を示しました。
IMFが「スイス経済は09年に少なくとも2%縮小の見込み。」
との認識を示しました。
カナダの住宅着工件数(2月)は
市場予想より弱い13.46万件となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
格付け会社のムーディーズが
英HSBCの格付け見通しをネガティブとしました。
米財務省がバッドバンク計画の詳細を
数週間以内に公表すると発表しました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏の経済状況が転換している兆しはない。
深刻な景気後退期にある。」との認識を示しました。
欧ECBトリシェ総裁が国際決済銀行(BIS)での
G10主要国中央銀行総裁会議で
「金融市場は回復の可能性を依然過小評価しているものの、
世界経済は転換点に近づいている可能性がある。」
との認識を示しました。
NY原油は47ドル前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−79.89ドルで取引を終えました。

<昨日のゴドウ日10日(火)の主な出来事>

東京時間ではユーロドルが堅調推移しましたが、
その他の主要通貨ペアは揉み合いの展開となりました。
英財務相が「G20では経済支援に財政と金融両面で
政策対応することを改めてコミットすべき。」と発言しました。
英RICS住宅価格(2月)は市場予想より弱い−78%となりました。
豪NAB企業信頼感指数(2月)は−22、
豪NAB企業景況感指数(2月)は−20、という結果になりました。
日財務相が「政府は株価下落による信用収縮に断固立ち向かう決意」
であると発言しました。
ガイトナー米財務長官が「米国は経済に関し、
ここ数週間で他国が数年間に行った以上の行動を取った。」
との認識を示しました。
日景気先行CI指数(1月)速報は77.1、
日景気一致CI指数(1月)速報は89.6、
と共に市場予想よりやや弱い結果となりました。
欧州航空関連大手のEADSの08年通期決算で純利益が
市場予想より強い15.7億ユーロとなりました。
日工作機械受注(2月)速報は前年比で−83.9%となりました。
日経平均は前日比−31.05円で取引を終え
バブル崩壊後の最安値を更新しました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となり、ユーロドルが堅調となりました。
米紙が「米当局が米シティの経営悪化に備え追加策を検討」
していることを報じました。
IMFが「09年の世界の経済成長はゼロ以下」との認識を示しました。
独貿易収支(1月)は85億ユーロ、独経常収支(1月)が42億ユーロと
共に市場予想より弱い結果となりました。
独消費者物価指数(2月)確報は市場予想とおりの0.6%となりました。
ECB理事が「経済情勢が悪化すればゼロ金利もありえる。
流通市場からの国債買い入れはECB創設時の精神に反する。」
との認識を示しました。
英鉱工業生産(1月)は−2.6%、英製造業生産高は−2.9%と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
独銀総裁が「09年に独失業率は一段と上昇。
独経済の安定化の兆しは見られない。
個人的にECB政策金利の下限は1.00%と見ている。
目標を上回るインフレは容認しない。先制行動をとるだろう。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が揉み合いながらも堅調な展開となりました。
ドルストレートがしだいに軟調となりました。
米シティのCEOが「09年1-2月の収益は190億ドルと好調。」
とコメントしました。NYダウが反発しました。
バーナンキFRB議長が
「金融システム上重要な金融機関の破たんは回避すべき。
金融機関全体を監督する規制が必要。
銀行システムが安定すれば景気後退が年内に収束する可能性。
時価会計の凍結は支持しない。」などの認識を示しました。
米卸売在庫(1月)は市場予想よりは強い−0.7%となりました。
カナダ首相が「米国の金融が安定するまてせカナダは景気後退から
脱出できない可能性。4月に経済へ200億カナダドルの
注入を始める。」などの主旨の発言をしました。
米ドッド上院議員が「株の空売り規制の早期再開を支持する。」
と発言しました。
EU欧州連合が「ルーマニアを支援する準備ができている。」
ことを発表しました。
ガイトナー米財務長官が「一部の銀行には多額の政府資本が
必要な状況。金融システムは依然として大きな損傷を負っている。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は45ドル台ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは大きく反発して前日比+379.44ドルで取引を終えました。

<今日11日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感指数(3月)、
朝8時50分に日機械受注(1月)、日国内企業物価指数(2月)、
午前9時01分に英NIESRのGDP予想(2月)、
午後6時半に英商品貿易収支(1月)、
午後8時に独製造業受注(1月)、
夜9時半に加新築住宅価格指数(1月)、
深夜3時に米月次財政収支(2月)、
などの経済指標が発表されます。
英指標には一応注目です。

<明日12日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は0.75%の利下げ)
朝8時50分に日四半期実質GDP(確報値)、日四半期名目GDP(確報値)
午前9時に豪消費者インフレ期待(3月)、
午前9時半に豪失業率(2月)、豪新規雇用者数(2月)、
豪労働参加率(2月)、
午後6時に欧ECB月例報告(3月)、
午後7時に欧鉱工業生産(1月)、欧生産者物価指数(1月)、
午後8時に独鉱工業生産(1月)、
夜の9時半に米小売売上高(2月)、米新規失業保険申請件数、
夜の10時にスイスSNB政策金利、(市場予想は0.25%の利下げ)
夜11時に米企業在庫(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・米・スイスの指標には注目です。
※スイスSNB政策金利は発表時間が変更となる可能性があります。

さて、米シティの実質的な政府管理下入りなどで再燃することと
なった金融不安ですが、米保険大手AIGの巨額損失計上と
政府の追加支援、さらに英政府による大手銀行のRBS
英ロイズの相次ぐ実質国有化で深刻さが増してきていたようです。

そしてフォーブス2008年版世界有力企業2000社番付で
1位を獲得した英HSBCを格付け会社のムーディーズが
格付け見通しをネガティブにするなど、
危機のスピードには凄まじいものがあったようです。

一方、米バーナンキFRB議長は10日の講演で、金融機関全体を
監督する規制は必要としながらも、「金融システム上重要な
金融機関の破たんは回避すべき。」と明言して、
銀行システムが安定すれば景気後退が年内に収束する
可能性があることも示しました。
また、10日には米シティのCEOが「09年1-2月の収益は190億ドルと
好調。」とコメントしてNYダウが反発しました。

そして、ウォーレン・バフェット氏が、08年9月の時点で
米経済は崩壊寸前だったことを指摘して、現在は「崖から落ちた」
状況で、経済活動の鈍化や失業率の上昇など
「最悪のシナリオに近い」状態に直面しているとして、
即座には回復しない、としながらも「5年後には米経済が
良好に機能しているとことを保証する」と
長期的には楽観していることを示しました。

なお、ユンケル・ユーログループ議長によりますと、
欧州16カ国の財務相は各国に一段の景気刺激策を求める
米国の呼びかけには賛同しない、ことを明らかにしたそうです。
サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長とユーロ圏の財務相の
景気刺激策に対する認識には明確な温度差があるようです。


さて今日は、得意技のお話です。

プロフェッションやプロフェッショナルのことを
よく「プロ」などといいますが、

専門職やいわゆる玄人のことを指して言いますね。

さて、元ヤクルトの古田さんと将棋の谷川九段との対談の
「勝負脳を鍛える」という本があるのですが、

野球と将棋というまったく分野の違う勝負真世界で、
いくつもの共通認識があることには驚きがありました。

何かプロといいますと、その道の「マスター」といいますか、
その道の高みに揺るぎなく立つ人というイメージがありますが、

確かに少年期に憧れた分野で一流となったわけですけれども、

それは今もなお続けている「不断の努力に支えられている」
ものなのだそうです。

たとえば、バッターでのプロであり続けるためには、

プロの世界であれば、当然、相手となるピッチャーもプロですから
ただ手をこまねいて、いつも球を投げているわけではなく、
バッターを凡打か三振に討ち取ろうと研究しているわけで、

もしも、そのバッターが内角低めが弱いと判ってしまうと、
プロのピッチャーは、いやらしくそこを中心に投げてくるのだそうで

プロとしては、まずはプロのレベルとしての
顕著な弱点がない状態は少なくともキープしておく必要があって、

その上で、「外角中ごろに来たら、いったるでぇ。」
というような得意を持っているのが一流なのだそうですね。

また、将棋でも特定の戦型が顕著に弱いとプロにはなれませんが、
しかしながら逆に、空中戦が得意、四間飛車が得意という
「得意技のない一流棋士」もいないのですね。

どの分野のプロも、一流と呼ばれるには
そつなきオールラウンドに加えて「得意技」も持っている
ものなのだそうです。

そういえば格闘技でも、「得意の右ストレート」とか
「得意のハイキック」など一流選手はほぼ例外なく
決め技を持っているものですね。

さて、

トレードでプロといいますと、
ファンド筋やディーラーのトレーダーなどはプロと呼ばれますが、

個人トレーダーでも、専業で飯を食っているトレーダーであれば
プロと呼んでよいのかもしれませんし、

兼業トレーダーではあっても、恐ろしく良い戦績を上げて
本業以上の収入をあげている人もプロと呼ばれるのかもしれません。

(まぁ、こんな定義はどうでもよいことなのですが)

元ヤクルトの古田さんと将棋の谷川九段との対談に習えば、

トレードであってもプロともなれば、
「レンジ相場に弱いプロ」も「ドル円以外は弱いプロ」も
プロとしてやっていけそうもないことになりそうですが、(苦笑)

顧客オーダーを捌かなくてはならないディーラーの
プロトレーダーは休むことは許されないのかもしれませんものの、

個人のトレーダーであれば、職務的な拘束も
会社のご機嫌伺いなどもまったく必要のないことですから、

「休む特権」を大いに行使して、(笑)

「自身を知ることによる不得手な相場には手を出さずに高みの見物」

「得意なパターン、得意な通貨ペア中心のトレード」

でも良いのではないかと思います。

むしろ、個人トレーダはこうあるべきなのかもしれませんね。

「得意技はズル賢くトレードで立ち回ることです。」

な〜んちゃって。。。(爆)


FX 3つの選択肢のお話

今日から米国が夏時間となり、NYダウも1時間早く始まりますね。

<先週末6日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが
やや堅調傾向の揉み合いとなりました。
IMFの筆頭副専務理事が「先進国の不況は2010年まで続く可能性」
との認識を示しました。
中国人民銀行総裁が「中国経済には回復の兆しが見られる。
危機対応は遅いよりも早いほうが良い。」
との認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比−260.39円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
米雇用統計前の調整によるものか、
ドル売り動意にドル円が軟調となって、
クロス円も軟調傾向の展開となりました。
ドルストレートはまちまちながらも
ユーロドルが堅調となりました。
ECB専務理事が「ユーロ圏ではない東欧諸国は困難にあるが、
ユーロ圏の国に債務不履行の可能性はなく、
それは報道関係者の仮説に過ぎない。」と発言しました。
スイス消費者物価指数(2月)は
市場予想より強い0.2%となりました。
英生産者仕入価格(2月)は市場予想より強い0.6%、
生産者出荷価格(2月)は市場予想とおりの0.1%となりました。
格付け会社のフィッチが欧州のアイルランドの格付けを
引き下げる方向で検討していることが報じられました。

ニューヨーク時間では、
ドル円とクロス円が上下動しながらも堅調となって、
ドルストレートが上下動しながらも軟調となる展開となりました。
米非農業部門雇用者数変化(2月)は
市場予想とほぼ同じ−65.1万人となりました。
また、過去2ヶ月分が下方修正されました。
米失業率(2月)は市場予想より弱い8.1%となりました。
市場反応はドル買いとなりました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「金融危機の圧力を被っている銀行は早急に資本増強する必要。
深刻で危険な兆候があれば閉鎖も選択肢となる。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のフィッチが
「アイルランドの債務不履行の可能性は低い。」
との見解を示しました。
欧州委員が「経済危機は大異変。
今年の下半期も明確に悪化の可能性。
2010年の下半期に景気が上向く可能性。」
との主旨の発言をしました。
格付け機関のS&Pが英ロイズと英RBSの
短期発行体格付けを引き下げました。ポンドが急落しました。
米紙が「米メリル・リンチは昨年に
数億ドルの損失を出した可能性」と観測報道をしました。
格付け機関のS&Pが英ブリティッシュ航空の格付けを
ジャンク級に格下げしました。
カンザスシティ連銀総裁が
「損失処理が複雑すぎる金融機関は解体すべき」
との主旨の発言をしました。
米消費者信用残高(1月)は
市場予想よりは強い−18億ドルとなりました。
終盤にドルストレートがやや反発を見せる場面がありました。
NY原油は44ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に反発して前日比+32.50ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日9日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際収支(1月 経常収支)、日国際収支(1月 貿易収支)
午後1時半に日企業倒産件数(2月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(2月 現状判断DI・先行判断DI)、
午後4時15分にスイス失業率(2月)、
午後9時15分に加住宅着工件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
日指標には一応注目です。
また、米国が夏時間となりますので、
NYダウのはじまりも今までより1時間早くなります。

<ゴトウ日の明日10日(火)の主な予定>

朝6時にNZIER企業景況感(第1四半期)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(2月)、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(2月)、豪NAB企業景況感指数(2月)
午後2時に日景気先行CI指数(1月 速報)、日景気一致CI指数(同)、
午後3時に日工作機械受注(2月 速報)、
午後4時に独消費者物価指数(2月)、独貿易収支(1月)、独経常収支、
午後6時半に英鉱工業生産(1月)、英製造業生産高(1月)、
午後7時に欧生産者物価指数(1月)、
夜11時に米卸売在庫(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(日速報)・独・英の指標には注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の講演が予定されているようです。

そして、今週の3月11(水)からの主な注目材料は、

11日(水)に、日機械受注、日国内企業物価指数、英商品貿易収支、
独製造業新規受注、加新築住宅価格指数、米月次財政収支、

12日(木)に、RBNZ政策金利、日実質GDP(確報値)、豪失業率、
豪新規雇用者数、欧ECB月例報告、欧鉱工業生産、独鉱工業生産、
欧生産者物価指数、米新規失業保険申請件数、米小売売上高、
スイスSNB政策金利、米企業在庫、

13日(金)に、NZ小売売上高指数、日鉱工業生産、欧小売売上高、
加失業率、加雇用ネット変化、加国際商品貿易、米貿易収支、
米輸入物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
英国でのG20(財務相・中央銀行総裁会議)開催、

などがあります。

さて、先週末の米雇用統計では、
米非農業部門雇用者数変化(2月)が−65.1万人となり、
そして過去2ヶ月分が下方修正されました。
また、米失業率(2月)は1983年12月以来、25年ぶりの水準の
8.1%となりました。米ホワイトハウスも「景気後退の深刻さと
景気回復への道程は遠い。」と声明を出しましたが、
市場はドル買い反応となりました。

また、今年1月に米バンカメに救済合併された米証券大手の
メリル・リンチですが、幹部への巨額ボーナス支払いの問題に
加えて、NYタイムズ紙の報道によりますと、昨年にメリル・リンチの
ロンドンのトレーダーがノルウェー・クローネと
スウェーデン・クローナの取引で4億ドル相当の
巨額損失を出していた可能性があるとのことです。

一方、米政府による金融機関の調査が行われますが、
企業の倒産リスクを売買するデリバティブの
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)などによる損失は、
一部では市場の予想以上に深いとも囁かれていて、
金融機関の損失にかかわる観測報道などが注目されます。

さて、今週は12日(木)にRBNZ政策金利とスイスSNB政策金利などの
発表や週末には英国でG20(財務相・中央銀行総裁会議)が
開催されます。思惑などの動きも含めて相場動向が注目されます。


さて今日は、3つの選択のお話です。

3年ぶりくらいに、酷い風邪をひいてしまいました。(笑)

買い物好きの女房が何処からか風邪を貰(もら)ってきて、
それがうつってしまったようなのですが、

女房のほうは3日ほどで治ったものの、
私は風邪をこじらせてしまいました。

さて、

多くの物事には3通りあるそうなのですが、
風邪をひいたときにも選択肢が3つあって、

ひとつは、すぐさま病院にいって処置や処方を受けて、
なおかつ安静にする選択肢、

もうひとつは、風邪薬やビタミンを服用して
ゆっくり寝て汗をかけばよい、などという民間療法的な選択肢、

もうひとつは、風邪を引くとは気の緩んでいる証拠、
風邪くらいは仕事をやりながら根性で治すもんだという
鬼軍曹的な選択肢、(苦笑)

などですが、

たかが風邪だと舐めていたことや、
ご質問や問合わせなどが容赦なく寄せられていたこともありまして
風邪薬は飲んだものの、ほとんど鬼軍曹の選択をしてしまい、
酷いこととなってしまいました。(笑)

ところで、

トレードでも多くのケースで3つの選択肢がありますね。

エントリーの決断をするときにも

「買おうか」「売ろうか」「様子を見ようか」

の3つの選択肢の中から、
ある時点では1つを選択することとなりますし、

そして、ポジションを持った後にも、
3つの状況により、それぞれ3つの選択肢があります。

たとえば、買いでエントリーしたとたんに
保ち合いや浮動に捕まってしまった場合も、

「うーん。なんとも言えないなぁ。もう少し様子を見ようか」
というが選択肢の中心になるのかもしれませんが、

相場観に自信があれば「今のうちにもっと買い増しておこうか」
という選択肢もないわけではないと思いますし、

あるいは逆に
「この保ち合いは相場観と異なる状況には変わりなし。
 これではどちらに転ぶか分らない。
 いったん仕切り直しをしよう。」
という不明のリスクを嫌う選択肢もありそうです。

また、買いポジションで
相場観とおりに相場が展開している場合でも、

「反転に気をつけながらも、
 利大を目指しもっと様子を見てみよう。」
というのが中心となるかもしれませんが、

「よし、これはもっとイケるぞ。追撃の増し玉だ。」
という攻めの選択肢もあると思いますし、

あるいは逆に
「利食い千人力とも言うし、
 いつ反転するか分らない。
 とりあえずここらあたりで利食っておくか。」
という自己肯定の言葉で自身を納得させながら利食う(笑)
反対売買による手仕舞いの選択肢もありそうです。

そして、買いポジジョンで相場観に反して下落している場合でも、

「辛抱と祈りの含み損での様子見。」
を選択して、根拠なき戻りの期待感とともに、
問題の先送りをするトレーダーもいますし、

「チクショー、下げやがったか。
 ならば買いの平均値を下げてやれ。」
と、さらに買い下がりリスクを増大させる
難平(ナンピン)を選択肢とするトレーダーもいます。

あるいは逆に
「これは自分の判断を相場が違うと教えてくれたこと。
 ここは負けを認めて資金を温存しておくべき。
 直ちに損切りの売りだ。」
と損切りの執行を選択肢とするトレーダーもいます。

(さらにこの売りを細分化しますと、一部売り、全部売り、
手仕舞いと同時に売りポジする倍返し売りと、
また3つに分かれます)

それぞれが、ときに有効なことがある選択肢ですが、

でも、私が風邪をこじらせてしまったように、

「悪い状況となったとき」の選択肢は3つではなく、
もしかしますと、いくつかは選択してはいけない
ものなのかもしれませんね。

ときにたまたまの成功体験が、悪い習慣となって
取り返しのつかない事態となることもあるようです。

そういうことで、たかが風邪と侮らずに、
今週こそは病院に行ってみたいと思います。(苦笑)


余談ですが、含み損について、

「よく含み損は実損ではない。」と言いますが、

「実損は痛いが過去の死んだ損。
 含み損はさらに巨大化する可能性もある、生きている損。
 だから死んでそれ以上大きくならない実損よりも
 生きている含み損のほうが怖いんだよ。」

と言っていた某トレーダーがいますが、

「お化けなんかは怖くない。
 生きている人のほうがよほど怖い。」

という言葉にも似ていますね。

うーん。なんかイミフー。。。(爆)


FX 意識のフェーズのお話

WBCでは侍ジャパンが初戦を勝利しました。^^
さて、早くも来週から米国で夏時間が始まりますね。

<一昨日4日(水)の主な出来事>

東京時間時間では初め豪ドル米ドルなどドルストレートが
下落しましたが、その後、主要通貨ペアは揉み合いとなりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(2月)は
市場予想より強い43となりました。
豪第4四半期GDPは市場予想よりかなり悪い−0.5%となりました。
日銀審議委員が「量的緩和とゼロ金利は現時点では
必要と思っていない。日経済見通しは下振れる可能性が高い。
株価対策は歪みを引き起こす可能性。
金融政策による経済サポートで株価に好影響となることを期待。」
との認識を示しました。
中国が「4兆元の景気対策に加え支出を拡大する」
ことを発表しました。
日経平均は前日比+61.24円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円など主要通貨ペアが堅調に推移しました。
独PMIサービス業(2月 確報)は市場予想よりやや弱い41.3、
欧PMIサービス業(2月 確報)は市場予想よりやや強い39.2、
という結果になりました。
米チャレンジャー人員削減数(2月)は
前年比で158.4%と悪化しました。

ニューヨーク時間では、
ドルストレートやクロス円が堅調傾向で推移して、
ドル円が揉み合いの展開となりました。
米ADP雇用統計(2月)は市場予想より弱い−69.7万人となりました。
米ISM非製造業景況指数(2月)は
市場予想より強い41.6となりました。
ガイトナー米財務長官の議会証言では
「金融安定化策に要するコストは一段と拡大する可能性。
世界経済は昨年9月以降に劇的に悪化。
AIGを破綻されば破局的大ダメージとなった可能性。」
との認識が示されました。
米GEが増資計画がないことを明らかにしました。
米ベージュブックでは、悲観的内容が示されました。
米財務省が、融資上限729,750ドルの
住宅ローン支援計画を発表しました。
NY原油は上昇して45ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは反発して前日比+149.82ドルで取引を終えました。

<昨日5日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
格付け会社のムーディーズが
米JPモルガンの格付け見通しをネガティブに引き下げました。
豪貿易収支(1月)は9.7億豪ドル、
豪住宅建設許可数(1月)は−3.7%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
中国首相が第11期全人代第2回会議で、
金融危機の深刻化の中でも8%成長は可能であると表明しました。
日経平均は前日比+142.53円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも軟調な展開となりました。
独小売売上高指数(1月)市場予想より弱い−0.6%となりました。
中国人民銀行総裁が
「中国経済は09年下期に著しく回復の見込み。」
との認識を示す発言をしました。
欧四半期GDP(改訂値)は市場予想とおりの−1.5%となりました。
英BOEが政策金利を0.50%引き下げました。
英BOE声明では750億ポンド規模の資産買い入れプログラムや、
流通市場で中長期の英国債を買い入れる
量的緩和策が発表されました。
欧ECBが政策金利を0.50%引き下げました。

ニューヨーク時間では、
ドル売り動意にドル円が軟調となって
クロス円も軟調傾向の推移となりました。、
ドルストレートは反発を見せて揉み合いとなりました。
米四半期非農業部門労働生産性は市場予想より弱い−0.4%、
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや強い63.9万件となりました。
カナダ住宅建設許可(1月)は
市場予想よりは強い−4.6%となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「インフレ率は低下。金融市場の混乱の拡大を懸念。
各国政府は財政回帰を目指すべき。ECBは必要な流動性を供給。
ゼロ金利は問題があるが、ECBは1.5%が最低の金利とは決定せず。
追加利下げの可能性を排除しない。
信用市場緩和のための新たな政策が必要となる可能性。」
などの見解を示しました。
米製造業新規受注指数(1月)は
市場予想よりは強い−1.9%となりました。
カナダIvey購買部協会指数(2月)は
市場予想より強い45.2%となりました。
英財務相が「可能な策を全て実行すべき。
英政府は英経済を守るため出来得る全てを行う。」
と発言しました。
米電機大手のGEが「1-3月期は黒字を想定。増資の必要はない。」
との認識を発表しました。
英BOE総裁が「今後の追加利下げの可能性は非常に低い。」
と発言しました。
NY原油は43ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは大きく下落して前日比−281.40ドルで取引を終えました。

<週末の今日6日(金)の主な予定>

午後4時に独生産者物価指数(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
午後6時半に英生産物価指数(2月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(2月)、米失業率(2月)、
明け方5時に米消費者信用残高(1月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には特に注目です。

さて、金融危機で経営が悪化して今年1月に米バンカメに
救済合併された米証券大手のメリルリンチの幹部が、
昨年に276億ドルの巨額最終損失を計上したにもかかわらず、
年収1,000万ドル(9億9000万円)以上が11人、
300万ドル以上が149人もいたことが
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によって報じられて、
NY州の司法長官が幹部報酬に関する情報開示を定めた
証券法に違反する可能性があるとして、メリルリンチの元幹部に
対して事情聴取を行うことになったことが報道されました。

また、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では
「米経済は今年の1月から2月に大幅に悪化。
景気回復は今年後半から2010年初めまで期待できない。
製造業では顕著な落ち込み。住宅市場は停滞し、住宅価格の下落は
継続。商業用不動産市場は明らかに悪化。クレジット利用は逼迫。」
など、とても悲観的な内容となりましたが、
織り込みがある程度進んでいたためか、市場反応は限定的でした。

そして、5日には英欧の中央銀行がともに政策金利を0.50%下げて
過去最低の政策金となりました。英国の政策金利は0.50%となって
量的緩和策の発表もされました。
また、ユーロ圏の政策金利は1.50%となって、
トリシェECB総裁の記者会見では今後の追加利下げも排除しない
との認識が示されることとなりました。

一方、米GMが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書では
「GMは企業存続能力に多大な懸念。事業継続できなければ
破産法に基づく救済申請の可能性」と示され、
米GMをめぐる動向が今後もまた台風の目となる
可能性がありそうです。

さて、今日は米雇用統計の発表ですが、4日の米ADP雇用統計では
−69.7万人と過去最悪を記録しましたものの、
織り込みが進んでいたためか、市場反応は限定的となりました。
今日の米雇用統計は、アトランタ連銀総裁も懸念を示していたように
市場予想のほうも悪い予想となっているようです。
米雇用統計の結果と共に市場がどのよう反応するか
大いに注目されます。


さて今日は、意識のフェーズのお話です。

ノンフィクション作家の柳田邦男さんによりますと、

人間の意識(覚醒)レベルには

寝ているような状態のフェイズ1のレベル、
寝ぼけているようなまどろみのフェイズ2のレベル、
意識がはっきりしているフェイズ3のレベル、
緊張や興奮しているフェイズ4のレベル、

などの4段階あるのだそうです。

平常心と呼ばれるものは、フェイズ3となるのだと思いますが、

閃(ひらめ)きなどは、2と3の中間的なリラックス状態で
得やすいのかもしれませんし、

また、アーティストなどが時のたつのも忘れて、
一心不乱に集中してキャンバスに向かったり、
楽曲作りにいそしんでいる時などは、
3と4の間のようでもあり、
ときにトランス状態のようでもありますね。

たとえば、「我(わ)ば、ゴッホになる。」の言葉でも有名な
版画の大家の青森の棟方志功(むなかたしこう)師も、
いつであったかNHKテレビの特集のときに見た映像では、
何かに取り付かれたかように
鬼気迫る形相で創作活動をしていましたが、

もしかしますと、2と3と4の意識のフェイズを
彷徨(さまよ)うようなマインド状態であったのかもしれませんね。

ところで、トレードでの意識のフェーズはどうなんでしょうか。

デモトレードでは、お気楽なためか、
だいたい意識レベルはフェーズ3で行えるものです。

ただ、慣れてきますと、「どうでもいいや」と
気の抜けたようにフェーズ2に近いものと
なってしまうこともありますが、(笑)

デモではあっても、真剣にトレーニングしようとするときは、
おおむね意識レベルはフェーズ3となるようです。

また、はじめてリアル・トレードした時のことは
もうよくは覚えていませんが、
おそらく、興奮状態とまではいかないまでも、
自動車の仮免後の路上教習初日のように緊張していて、(苦笑)
ほとんど意識レベルのフェーズ4に
近いような感じであったようです。

そして、リアル・トレードにもある程度なれてきますと、
意識レベルのフェーズ3の
平常心でトレードできるようになりますが、

負けトレードを何度も経験することによって、(苦笑)
相場の怖さも身に染みて知るようになり、
フェーズ3の平常心ではトレードできなくなってしまい、
緊張してしまうフェーズ4が恒常化してしまうことがありますね。

これは、ひとつの上達までのプロセスともいえそうですが、

全般的にトレードが萎縮して、ビビリとなってしまい、
「木っ端を集めては筏(いかだ)を流す」ような
リアルでは利小のトレードばかりとなってしまう
時期があるものです。

また、このようなことが余りないトレーダーでも
建て玉を大きくしたときには、
とたんに意識レベルがフェーズ4となって、
緊張しまくりで平常心のフェーズ3では
トレードできなくなることがあります。

1Pipで100円の値動きの1万通貨単位では、
さほどビビリとはならないのに、

1Pipで3,000円上下する30万通貨単位では、
ビビリのトレードとなってしまい、まともにトレードできない、

なんてことがあるわけです。

ファンドマネージャーなどは、他人のお金の運用ではあるものの、
1000万通貨単位以上でもほぼ平常心でトレードできるわけで、

場慣れや性格といってしまえば、まぁ、そうなのかもしれませんが、

どうも建て玉の大きさには、

口座資金に応じたリスク管理上の
適正レバレッジを守ることは当然としましても、

まぁ、練習では歌のうまい人が、
大きな舞台に上がり観衆の前に出ると
足はガクガク、声はプルプル、頭の中が真っ白になって、
普段の実力の半分も出せない、というような

「あがる」状況に、ある意味、似た状況が
トレードで起こることがあるわけで、

身の丈といいますか、トレーダーごとの精神的な許容範囲の
「マインド・キャパシティ」というものがあるようです。

もしかしますと、平常心を保てる範囲が、
そのトレーダーのその時点での
最大建て玉となるのかもしれませんね。

また、よく聞くお話に、

「デモトレードではうまく行くんだけど…。」

なんていうことがありますが、

これなどもマインドがトレードに与える影響の大きさを
物語っているようです。

このマインド面の克服には、
トレーダー各々が、自分自身で乗り越えていかなくてはならない
自分自身との戦いとなる課題で、

克服するのは自分自身しかできない
孤独で厳しい心のトレーニングの戦いとなりますが、

「この口座資金は飛ばしてもかまわない」
くらいの開き直りも必要なようで、
場数をこなしていく以外にはないようです。

開き直りますと、心が楽になり
のびのびとトレードできることがあります。

また、不思議と「実弾トレードなので慎重に」
と思って堅くなってトレードするよりも、

リラックスしてトレードするほうが戦績は向上するものです。

口の悪いベテラントレーダーでは、

「なに。デモだとうまく行くけど、
 実弾リアルのトレードだとうまく行かないだって?」

「……。」

「デモだとうまく行くんだだろう?
 じゃぁ、こんなのデモと同じだと思って
 気後れなく、やりゃいいだけのことじゃないか。」

という人もいるようで、(笑)

(そんなこと言ったってなぁ、と思ってしまいますものの)

ストップの防護服を着ているのだから、
トレードすることを極度に恐れることなく、

「デモトレードのように、のびのびとリアルトレードを行う」

心構えが結果的に良い戦績となる場合が多いようです。

トレードでは、意識レベルのフェーズ3の平常心か、
もしくは少し緊張感があったとしても
冷静さは失っていない状態の
フェーズ3とフェーズ4の中間あたりが、

どうも、一番良いあたりなのかもしれませんね。


FX プライス・アクションのお話

トリシェECB総裁が、英国の決定次第としながらも、
「英国のユーロ圏入りを歓迎する。」と表明しましたね。

<お詫び>

前号では、悪意のない軽い冗談のつもりで
アラフォーについて記載いたしましたが、
厳しいお叱りのメールをいただきました。
不快感を与えてしまいましたことに
深くお詫び申し上げます。 m(_ _)m

<週はじめ一昨日2日(月)の主な出来事>

主要通貨ペアがオセアニア時間では軟調に始まりましたが、
東京時間では上下動の揉み合いとなりました。
米政府が米保険大手のAIGに300億ドル規模の追加支援を
検討していることが報道されました。
日自動車販売台数(2月)は前年比で−32.0%となりました。
日経平均は前週末比−288.27円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
英銀大手のHSBCの08年通期決算では、
税引き前利益(のれん代償却前)で
199億ドルと前年比−18%となりました。
また、リストラ案とともに
177億ドルの増資を行うことを発表しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(2月)は
市場予想より弱い32.6となりました。
独PMI製造業(2月 確報)は32.1、欧PMI製造業(2月 確報)は33.5と、
ほぼ市場予想とおりの結果となりました。
英消費者信用残高(1月)は
市場予想より弱い4.03億ポンドとなりました。
欧消費者物価指数(2月 速報)は
市場予想より強い1.2%となりました。
米政府が米AIGへ300億ドル規模の追加支援策を発表しました。
また、さらなる追加支援が必要となることも示唆しました。
米AIGの四半期決算では純損失が617億ドル、
1株あたり損失が22.95ドル、
08年通期の純損失が992億ドルとなったことが発表されました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがやや軟調傾向の上下動の揉み合いとなりました。
米個人所得(1月)は0.4%、米個人支出(1月)は0.6%、
米PCEデフレータ(1月)は0.7%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
カナダGDP(12月)は市場予想より弱い−1.0%となりましたが、
カナダ四半期GDP(年率換算)は
市場予想よりは強い−3.4%となりました。
米ISM製造業景況指数(2月)は市場予想より強い35.8となりましたが
構成項目の雇用指数は26.1と悪化しました。
米建設支出(1月)は市場予想より弱い−3.3%となりました。
スイスSNB総裁が「第4四半期GDPの年率換算は−1.9%の見込み。
09年のスイス経済は落ち込む公算。スイスフランの動向を懸念。」
などの主旨の発言をしました。
NYダウはAIGショックで下落して、
前週末比−299.64ドルと7000ドルの大台を割り込みました。

<昨日3日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調傾向の展開となりました。
英財務相が「英BOEは今週に量的緩和の活用を決定する可能性。」
との発言を示しました。
豪四半期経常収支は−64.99億豪ドル、豪小売売上高(1月)は0.2%と
共に市場予想より強い結果となりました。
日財務相が「株価の必要以上の下げは看過できない。」
と発言しました。
豪RBA政策金利は市場予想に反し3.25%で据え置きとなりました。
豪RBA声明では「世界経済は引き続き弱い。次回会合で再検討。
現時点のデータでは豪経済が大幅な収縮は見られない。」
などの認識が示されました。
日経平均は一時200円ほど下げていたものの、
日政府の株価安定策への期待もあってか下げ幅を縮小して
前日比−50.43円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円や豪ドル円などが上下動しながらも上昇して、
その他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
スイス四半期GDPは市場予想よりは強い−0.3%となりました。
独卸売物価指数(1月)は市場予想より強い−0.4%となりました。
欧州委員が「ウクライナの状況は憂慮すべき事態。
ユーロ1.2〜1.3ドルの範囲は正常な為替レート。」
との認識を示す発言をしました。
格付会社のムーディーズが米シティの日子会社を格下げしました。
独銀総裁が「CP買取には賛否両論がある。
ECBは非伝統的選択肢についても検討。」
との主旨の発言をしました。
アトランタ連銀総裁が「経済は劇的に落ち込み。
米政府はさらに銀行への資本投下が必要。
住宅市場の脆弱はまだ継続。
商業用不動産と世界経済が特別なリスク。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドルが買われてドル円が上昇して、
ドルストレートが軟調となる展開となりました。
カナダBOCが政策金利を0.50%引き下げました。
BOC声明では「さらに金融刺激策が必要となる可能性。
必要に応じ量的緩和も検討。政策金利は低位で維持か、
さらに引き下げることもある。」
との主旨の表明がありました。
米FRBがターム物資産担保証券ローンファシリティー(TALF)を
今月25日から開始することを発表しました。
米中古住宅販売保留(1月)は市場予想より弱い
統計開始以来最低の−7.7%となりました。
米バーナンキFRB議長の議会証言では、
「銀行支援の規模は政府査定の結果による。
景気刺激策の効果には多大な不透明性がある。
金融安定化へ一段の措置が必要。労働市場は過去数週間で悪化。
ヘッジファンドのような運営をしていた
AIGの支援には怒りを感じるが、
AIGを破綻させたら衝撃が市場を襲うこととなった可能性。
米国はドルの価値を支えることができると確信。」
などの認識が示されました。
トリシェECB総裁が「現在の経済環境は異例な困難にある。
ECBとFRBは同様の課題に直面。英国のユーロ圏入りを歓迎する」
との認識を示す発言をしました。
格付け機関のS&Pが米バンカメの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとしました。
NYダウは上下動しながらも前日比−37.27ドルで取引を終えました。

<今日4日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(2月)、
午前9時半に豪四半期GDP、
午後5時55分に独PMIサービス業(2月)、
午後6時に欧PMIサービス業(2月)、
午後6時半に英PMIサービス業(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
午後9時に米MBA住宅ローン申請指数、
午後9時半に米チャレンジャー人員削減数(2月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(2月)、
深夜4時に米ベージュブック(米地区連銀経済報告)
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日5日(木)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(1月)、豪住宅建設許可件数(1月)、
午後7時に欧四半期GDP(改訂値)、
午後9時に英BOE政策金利、(市場予想は0.5%利下げ)
午後9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は0.5%の利下げ)
夜10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米四半期非農業部門労働生産性、
米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加住宅建設許可(1月)、
深夜12時に米製造業新規受注指数(1月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。

さて、米AIGの四半期決算では、商業用不動産ローン担保証券(CMBS)
や、証券などの損失を保証するクレジット・デリバティブ・
スワップ(CDS)の評価損などで純損失が617億ドル(約6兆円)、
1株あたり損失が22.95ドル、08年通期の純損失が
過去22年の利益を帳消しとする
992億ドルの赤字となったことが発表され、
米政府が4度目の支援となる300億ドル規模の追加支援策
を発表することとなりました。

米政府のAIG追加支援では、AIGが米財務省へ優先株を段階的に
発行して、その見返りに同省が最大300億ドルの資本注入を受ける
とするもので、また、子会社の米アリコなどの株式を米FRBが
間接的に保有するとのことで、AIGはすでに以前に400億ドルの
注入を受けていて、全て完了すると米シティを上回り
米金融機関で最大の政府支援を受けることになるとのことです。

破綻回避を最優先した処置ですが、四半期決算が5期連続赤字と
なっているAIGの再建には目算があるわけでないとされ、
歯止めなき支援にFRBの資産劣化を懸念する声と共に、
不透明な金融再生の道筋を懸念する声もあって、
NYダウは7000ドルの大台を割り込むこととなりました。

一方、欧州の主要14銀行の08年決算では、スイスUBSや英RBSなど
6行が最終赤字で、残る8行も実質的に減益なり、
保有有価証券などの値下がりなどで
1560億ドル(約15兆円)の損失計上されたことが報道されました。

さて、日経新聞のマーケット・ウォッチャーの記事によりますと、
2月上旬に80円台後半であったドル円が、一ヶ月ほどで10円程度の
円安となっていることから、FXで個人投資家が円高となることを
狙う逆張り指向となって、ドル売り持ち高が最高水準に達して
いるとのことで、くりっく365のドル円取引では6割ほどが
ドル売りとなっていて、ポンド円では7割前後がポンド売りの
持ち高と、過去最高水準になっているとのことです。

ここのところのドル円の動きはビッグ・プレーヤーが日個人投資家の
建て玉をターゲットとしてストップ執行を狙っているいるわけでは
ないとは思いますものの、一部では不可解な動きであるという
声も聞かれるようです。

また一部では、以前の株価下落での円買いの構図のように、
日本の経済不安と政局の混迷で円の価値が低下したために、
今は消去法的にリスク回避でのドル買いとなっていると見る
向きもあるようですが、ドル円の動きはクロス円の動きにも
影響を与えますので、今後のドル円の動向が注目されます。


さて今日は、プライス・アクションのお話です。

相場の世界では「投資とは、失敗した投機である」

なんて言葉があるそうですが、(笑)

確かに失敗した投機玉を塩漬けの長期投資に
変更してしまう人も少なからずにいるようで、
私にも経験があり、あまり笑えたことではないものの、
ある意味、言い当て妙なところもあるようです。

さて、

実需筋には輸入のためのドル資金の調達や、
輸出によって得た外貨を円転するために、
買い切りや、売り切りということがあって、

また、経済動向がこの実需筋の動きに影響することとなって、
トレンドが形成されていくことになるようです。

一方、仮需といわれる投機のほうは、
売買差益のキャピタルゲインを得る目的で行われて、
また、この仮需の動きは市場に流動性を
提供する役割を担うわけですが、

投機にもある程度の長短がありますものの、
実需のように買い切りや売り切りというのはほとんどなく、
買われたポジションは反対売買の売りで、
売られたポジションは反対売買の買いで、

膨らんだポジションはいつかは必ず閉じられる
ネットで「ゼロ」となる性質があるために、

短期的(一時的)なトレンド形成は別としましても、
長期的なトレンドの形成に関与することなく、
結果的に市場のボラティリティに関与することになるようですね。

そして、実需よりも仮需となる投機のほうが
市場に占める割合がとても多いために、
プライス・アクションとしては
「上げては下げる」「下げては上げる」
上下動の動きのレンジ相場が形成されやすくなるようです。

ところで、

投機では価格の動きであるプライス・アクションが
命というところがあるようで、

シカゴの先物市場のピットでおしくら饅頭のように
ぎゅうぎゅう詰めとなって売り買いをしているトレーダー達も

テクニカル的には相場を検討することはあるようですが、
あまりファンダメンタルズを吟味するようなことはなく、
ポジションの偏り具合や他のピットの動向や他のトレーダーの挙動
などを参考に価格自体の動きを中心にトレードをしていると
言われているのだそうで、

目の前のプライス・アクションという
いろいろな事柄が織り込まれ集約されていくコンセンサス、

つまり、「短期的に相場の流れに付いて行くこと」が
投機では大切なこととなるようですね。

良い経済指標でも良いニュースでも、
プライス・アクションが事実として下落しているのなら、
場当たり的であろうが何であろうが
何はともあれ上げるまでは売るというわけです。

もちろん、

ただフットワーク軽く相場の流れに付いて行くといっても、
むやみな価格追いは、振動的な価格の動きや浮動に翻弄されるので
抵抗線やチャートポイントなどは参考とされますが、

上値が重いとか、下値が堅いとか、
プライス・アクションの勢いが強いとか、弱いとか、

テクニカル的には「曖昧だ!」とそしられる
感覚(センス)もある程度は必要なようで、(苦笑)

そういった意味では、

投機、特に短期トレードでは、

「エイ、とくれば、ヤー」のような(笑)

格闘技的な一面が、ある程度はあるのかもしれませんね。

「短期トレードは格闘技である」

な〜んちゃって。。。(大笑)


FX 市場センチメントのお話

はやくも各地で春の訪れが聞かれる3月となりました。^^
今週は各国の政策金利発表ウィークで週末には米雇用統計ですね。

<先週末27日(金)の主な出来事>

オセアニア時間では揉み合いとなりましたが、
東京時間ではドル円やクロス円が軟調となりました。
NZ住宅建設許可(1月)は−13.1%となりました。
米紙が「米ファニーメイの第4四半期は252.3億ドルの損失。
25日に米政府へ152億ドルの追加支援を要請。」と報じました。
日失業率(1月)は市場予想より強い4.1%、
日全国消費者物価指数(1月)は
市場予想とおり前年比0.0%となりました。
日鉱工業生産(1月)速報は市場予想とおりの−10.0%となりました。
英GFK消費者信頼感調査(2月)は
市場予想よりは強い−35となりました。
米シティ・グループが米政府と優先株を普通株に転換することで
合意となったことが報道されました。
日自動車生産(1月)は前年比で−41.0%となりました。
日住宅着工戸数(1月)は市場予想より弱い−18.7%、
日建設工事受注(1月)は−38.3%となりました。
日経平均は前日比+110.49円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向で推移して、
ポンドドルなどドルストレートが下落しました。
英ロイズ銀の08年12月期の決算発表では、
最終損益が約75億ポンド、評価損が3.012億ポンドとなって、
英政府と資産保護スキームの
協議が進んでいることが報道されました。
日09年度予算案が可決となりました。
欧消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの−0.8%、
欧失業率(1月)は市場予想より弱い8.2%となりました。
ECB専務理事が「一部のユーロ圏の国は危機によって
脆弱な財政状態である。」との認識を示しました。
独消費者物価指数(2月)速報は
市場予想より強い0.6%となりました。
スイスKOF先行指数(2月)は
市場予想より弱い−1.41となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発して、ポンドドルなどドルストレートが
しばらく上昇する展開となりました。
後半は調整でやや軟調となる動きが見られました。
米四半期GDP(改正値)は−6.2%、
米四半期個人消費(改訂値)は−4.3%と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
カナダの四半期経常収支は
市場予想より弱い−75億カナダドルとなりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(2月)は、
構成項目の雇用指数は26.2と悪化したものの、
市場予想より強い34.2%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月 確報)は
市場予想よりやや強い56.3となりました。
米GEが四半期配当を10セントに減配することを発表しました。
格付け機関のムーディーズが米GEの格付けを引き下げる方向で
検討に入ったことを発表しました。
NY原油は44ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−119.15ドルで取引を終えました。

<週初めの今日3月2日(月)の主な予定>

午後2時に日自動車販売台数(2月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(2月)、
午後5時55分に独PMI製造業(2月 確報値)、
午後6時に欧PMI製造業(2月 製造業)、
午後6時半に英消費者信用残高(1月)、英PMI製造業(2月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(2月)、
夜10時半に米個人所得(1月)も米個人支出(1月)、
米PCEデフレータ(1月)、
同夜10時半に加GDP(12月)、加四半期GDP(年率)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(2月)、米建設支出(1月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米・加の指標には注目です。
また、米経済誌フォーブスの2008年版世界有力企業2000社番付で
1位を獲得した英HSBCホールディングスの
決算発表も予定されています。

<明日3日(火)の主な予定>

午前9時半に豪小売売上高(1月)、豪四半期経常収支、
昼12時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.5%の利下げ)
午後3時45分にスイス四半期GDP、
午後6時半に英PMI建設業(2月)、
午後7時に欧生産者物価指数(1月)、
夜11時に加BOC政策金利、(市場予想は0.25%の利下げ)
深夜12時に米中古住宅販売保留(1月)、
豪・加・米の指標には注目です。
また、NY時間に上院予算委員会での
バーナンキFRB議長の議会証言も予定されています。

そして、今週の3月4日(水)からの主な注目材料は、

4日(水)に、豪四半期GDP、欧小売売上高、
米チャレンジャー人員削減数、米ADP雇用統計、
米ISM非製造業景況指数、米ベージュブック、

5日(木)に、豪四半期貿易収支、豪住宅建設許可件数、
欧四半期GDP、英BOE政策金利、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、米四半期非農業部門労働生産性、
米新規失業保険申請件数、米製造業受注指数、
加Ivey購買部協会指数、

6日(金)に、独生産者物価指数、スイス消費者物価指数、
英生産者物価指数、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米消費者信用残高、

などがあります。

さて、報道によりますと、米財務省は現在米政府が保有する
優先株のうち最大250億ドル相当を議決権のある普通株に転換して、
シティ株の最大36%を保有して筆頭株主となり、
米シティは実質的に米政府の管理下におかれることとなりました。

これにより米シティの経営に事実上の米政府保証がつくこととなり、
併せて「巨大金融機関は潰さない」というメッセージを
市場に打ち出すことにもなりましたが、巨大資産を抱える
米シティは資産デフレの影響を今後も受けるとの指摘もあり、
今回の信用補完策の効果しだいでは、4度目の米政府の支援が
必要となる事態もありえると見る向きもあるようです。

一方、深刻な金融危機が進んでる中・東欧には、
世銀と欧州投資銀行(EIB)や欧州復興開発銀行(EBRD)などが、
総額で245億ユーロの緊急支援を表明して、欧州連合(EU)の
欧州委員会も最大150億ユーロの支援を表明するなど、
信用不安が欧州全体に広がるのを防ぐために
共同であたっているようです。

さて、ここのところの為替相場ですが、
アナリストの見解は割れていて、
日本の景気の急速な悪化と政局混迷に円の地位が低下して
ドル優位が続くと見る向きがある一方、
米国債発行に絡んだドル買いはそろそろ一服となり、
日本の機関投資家の3月期末に絡む海外資金を円に戻す
リパトリーの動きが優勢となって、
円安から円高に向かうとの見方があるようです。

また、一部ではここのところのドル円などの動きは、
経済指標やNYダウの動きも無視されているような格好となっている
と指摘があり、調整懸念の声も聞かれるようです。
今週の動きはいかがなりますか、注目されます。


さて今日は、市場センチメントのお話です。

今は「おセンチ」などという言葉はほとんど死語のようですが、
アラフォーのさらに少しお姉様たちのオバーフォー、

別名「おばフォー(オーバー40)」世代が、(失礼)
まだ青春時代の乙女であった頃に
「おセンチ」なんて言葉をよく使っていたようですね。

感傷的といいますか、

あこがれのA君が、別の女生徒とお話をしていただけで
この世も終わりと、泣いたりしていたものですね。(笑)

なんでも悲しくなってしまって、
ときにアルバムを見ては荒井(松任谷)由美の歌を思い出し、
春降る雪を見ても、イルカの「なごり雪」を思い出して
泣けてきたりしたそうです。

とにかく心が純で悲しかったのです。(笑)

似たようなことが相場の世界でもありますね。

市場センチメントが悲観のバイアスとなっていると、
良い経済指標の発表でも、少し上げては
ここぞとばかり売られて下落してしまう。

とにかく、このようなときには
悪い材料に反応しやすい地合いとなっているようで、
なんだかんだで鼻かんで、下げてしまう。

逆に、市場センチメントが躁(そう)状態のときには、(笑)
NYダウが下げようが、悪い経済指標が発表されようが、
なんだかんだで上げてしまう。

このようなことがありますね。

なんか相場の躁うつ病のようにも思えることがあります。

市場センチメントでは、
相場の地合いが弱いとか、強いとか、言われますが、

相場が「下げたがり」となったり、
「上げたがり」となります。

理屈ではうまく説明できないこともあるようで、
アナリストさん泣かせとなることもあります。

市場センチメントを形成する要因には、
いろいろあるようですが、

そのひとつには「織り込み」があります。

悪材料をある程度織り込んでしまうと、
その織り込みの範囲で予想できる「悪さ」には
反応しなくなることがあります。

血圧が150くらいであれば、けっこう高血圧と思いますが、

血圧が平常値の人が運動もしていないのに
急にこのくらいの血圧になりますと、
「こりゃたいへん」ということになりそうですが、

いつも高血圧傾向の人がたとえ160になっても

「あぁ、うちのお父さんは高血圧なのよ。
 ちょっと高いけど、まぁ大丈夫じゃない。」

と、あまりお母さんに心配してもらえないこともあります。(爆)

もうひとつは「期待感」がありますね。

現状、実態的には悪いのは悪くても、
期待する大きな要因があれば、

市場センチメントは、期待感での強気とか、
期待感での上げたがり、なんてことが起こります。

「オバマ政権への期待感で…」

なんてことが言われたりすることがありますね。

ところが期待感が一人歩きして行き過ぎると、
こんどは「失望」となることがあります。(苦笑)

そうすると実体の悪さに目覚めて、失望が悲観となって、
市場センチメントは弱気と
「売りたがり」になってしまうことがあります。

その他、「訓化」によるものもあります。

たとえばチャートの支持線を手がかりに買いを仕掛けても
相場が事実として「ずるずる下がったり」、

逆に売りから入ると、苦しい場面があっても儲かってしまう、

なんていうことが何回か繰り返されますと、
市場センチメントが弱気となってしまうことがあります。

そして、ビッグプレーヤーが仕掛けによって
無理やり市場センチメントを作っていくこともあるようですし、

また、過去玉の「ポジションの偏り」によるものがあるようです。

市場参加者の大勢の一部から

「やりすぎたかなぁ。あっ、充電充電。」(シローさん)

というわけではない思いますが、(笑)

以前に建てているポジションの偏りを解消したり修正しようと
カバー的に動くことによって、しだいにセンチメントが形成されて
調整方向にしばらくバイアスが生じることがありますね。

もしかしますと、こんな指標を見ているのかもしれません。

また、「実需的な理由」によるものがあります。

厳密に分類すると違うのかもしれませんが、

米国債の売り出し(笑)のときのドル需要とか、
期末の資金リパトリなどによって、強気や弱気と同じような
市場センチメントが形成されることがあります。

貿易の盛衰に起因した外貨の需要の変化によって、
結果的に強気や弱気と同じような
市場センチメントが形成されることもありますが、

こちらはセンチメントというよりは構造的なもので
トレンドのほうに関係してくるのかもしれませんね。

相場心と秋の空、てなわけではありませんが、(笑)

市場センチメントという切り口で
相場を観てみるのも面白いものです。

そのときのファンダメンタルズでは見えづらい
「理外の理」が少しだけ見えてくるかもしれませんね。

さて、今日の市場センチメントは如何に…。


FX 順張りと逆張りのお話

ドル円が一時、昨年10月以来となる98円台後半まで上昇しましたね。

<一昨日25日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりましたが、
昼前からドル円が堅調な展開となりました。
日通関ベース貿易収支(1月)は
市場予想よりは強い−3649億円となりました。
オバマ米大統領の議会演説では、
「金融市場の救済には想定以上の資金が必要となる可能性。
今後10年で歳出削減は可能。
銀行に政府支援への責任を果たすよう促す。
医療保険制度の膨大なコストに対処する必要性。
保護主義を回避するよう各国と協力。
困難は乗り越えられる。」などの発言がありました。
連銀総裁が「ユーロ圏で困難な状況に陥った国に支援する
必要が発生する可能性がある。」との認識を示しました。
日経平均は反発して前日比+192.66円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
はじめ主要通貨ペアが堅調でしたが、
その後、ドル円やポンドドルなど
ドルストレートが軟調となりました。
独四半期GDP(確報値)は市場予想とおり−2.1%となりました。
格付け会社のムーディーズが
ギリシャのA1ソブリン格付けを引き下げました。
英四半期GDP(改訂値)は市場予想よりは強い−1.5%、
英四半期個人消費(改訂値)は
市場予想より弱い−0.7%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調となり、ポンドドルやユーロドルなど
ドルストレートが軟調な展開となりました。
欧州委員が「銀行システムは脆弱、で国有化も可能性のひとつ。」
との認識を示しました。
英BOE政策委員が「景気の落ち込みが予想以上になる懸念。
英経済の回復は今年後半までは現れない可能性。
英政策金利はそこに近い。」との認識を示しました。
米中古住宅販売件数(1月)は
市場予想より、かなり弱い449万件となりました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
ほぼ前日の証言の踏襲となりましたが、
「米政府が米シティ株を大幅に増加する可能性。
米政府はいかなる携帯の銀行国有化の計画を持っていない。」
との認識を示しました。
英BOE政策委員のブランチフラワー氏が、
「予期せぬ事態が起こる可能性は排除できず。
住宅価格が劇的に下落する可能性。英経済は困難な状況。
英失業率は年末までに10%に達する可能性。
リセッションはさらに深刻化。
少なくとも0.50%まで利下げして
迅速に政策金利をゼロに近づける必要性。」
との認識を示す発言をしました。
仏財務相が「09年は仏の経済と労働市場にとって
困難な年となる可能性。」との認識を示しました。
NY原油は42ドル台なんばで取引を終えました。
NYダウは一時反発を見せる場面がありましたが、
前日比−80.05ドルで取引を終えました。

<昨日26日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
ドル円は上下動しながらも堅調に推移しました。
NZ貿易収支は市場予想よりは強い−1.87億NZドルとなりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(12月)は
−0.9%となりました。
米上院の銀行委員会によるAIGの公聴会が
3月5日に開かれることが報じられました。
NBNZ企業信頼感(2月)は市場予想より弱い−41.2となりました。
米紙が「米シティグループと政府の交渉が合意に近づいた」
との観測報道をしました。
日銀総裁が「経済見通しは最近になるほど厳しく、
経済情勢の変化が大きい。」との認識を示しました。
日経平均は前日比−3.29円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合い相場となりましたが、
しだいにポンドドルなどドルストレートが堅調となりました。
英ネーションワイド住宅価格(2月)は
市場予想より弱い−1.8%となりました。
独GFK消費者信頼感指数(3月)は市場予想より強い2.6となりました。
英RBSの08年12月期の決算では、市場予想よりは強かったものの、
英企業史上最大の赤字の「損失241億ポンド」と
なったことが発表されて、リストラ計画も示されました。
英財務省が、銀行の不良資産を政府が保障する
「資産保護スキーム」を発表しました。
英RBSが「資産保護スキーム」への参加を
英財務省と協議に入りました。
英財務相が「英政府の英RBSの持株比率は近々80%以上となる。」
との認識を示しました。
独失業率(2月)は市場予想とおり7.9%となりました。
欧業況判断指数(2月)は−3.51%、欧消費者信頼感は−33と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
英BOE総裁が「世界経済は09年10-11月に崖から落ちた。
銀行が最終的にどれだけの資本が必要かは予測不能。
我々は膨大な公的債務とともに危機に入った。
信用格付けに対しては正当性をよく考える必要。」
との認識を示す発言をしました。
米GMの四半期決算では1株あたり損失が調整前で15.71ドル、
08年純損失は308.6億ドル、08年末の債務超過額が861億ドル、
年金プランの資金不足が124億ドル、
となることなど、とても悪い内容が発表されました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがしばらく揉み合う展開となりましたが、
その後、ドル円とクロス円が堅調な展開となりました。
終盤は主要通貨ペアがやや調整傾向となりました。
米耐久財受注(1月)は−5.2%、
米新規失業保険申請件数は66.7万件と
共に市場予想より弱い結果となりました。
米新築住宅販売件数(1月)は、
市場予想より弱い過去最低の30.9万件となりました。
米政府が「09年財政赤字は過去最高の1.75兆ドルに達する見込み。
09年度の財政赤字は対GDP比で12.3%の見込み。
財政赤字は2013年までに対GDP比3%に縮小を目指す。」
ことなどを発表しました。
NYダウは前日比−88.81ドルで取引を終えました。

<週末の今日27日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(1月)、
朝8時半に日失業率(1月)、日全国消費者物価指数(1月)、
朝8時50分に日鉱工業生産(1月 速報)、日小売売上高(1月 速報)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後1時に日自動車生産(1月)、
午後2時に日住宅着工戸数(1月)、日建設工事受注(1月)、
午後7時に欧失業率(1月)、欧消費者物価指数(1月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(2月)、
夜10時半に米四半期GDP(改訂値)、米四半期個人消費(改訂値)、
同夜10時半に加四半期経常収支、加鉱工業製品価格(1月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(2月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月 確報値)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・米の指標には注目です。
26日発表予定であった独消費者物価指数(2月)の発表が
今日27日(金)に延期となりました。(発表時間未定)
また、英ロイズ・バンキング・グループの決算発表も注目されます。

さて、24日のオバマ大統領の議会演説では、危機克服、財政再建、
長期投資などに言及して、「景気対策を実行しても信用危機を
解決しない限り本当の回復は実現しない。」ことや
「10年間で2兆ドルの歳出のムダを削減。」
そして、「代替エネルギー開発などには長期投資をする。」
ことなどを強調して、困難は乗り越えられ
米国は復活することができると発言しました。

そして、26日の政権初の予算の基本方針では富裕層の
実質増税などで、所得再配分化を強化して中間層の底上げを図る
基本戦略を示しましたが、医療保険の拡充に6300億ドルの
社会保障準備基金の創設も含めるも、2010年の成長見通しを
3.2%とするなど、楽観シナリオと指摘の声も聞こえます。

一方、報道によりますと米政府は25日に大手銀19行の
資産査定に着手するとして、企業や個人向け貸し出しの継続に
必要な自己資本額を査定することとなったようです。
資本不足を民間資金で場合は公的資金の追加注入を行うとのですが、
米政府の査定により潜在的な損失額を確定して、
市場の金融機関に対する疑心を緩和する狙いもあるとのことです。

また、ここのところドル円などで進んでいる円売り動意について、
経済紙によりますと、日本経済の急激な落ち込みや政局不安を背景に
昨年秋から円買いを膨らませていたヘッジファンドなどが
円売りに転じたり、巨額損失を抱える米系金融機関が
損失を埋める目的で日本から資金を引き上げて、
円建て資産を売りドル確保に動いているとの観測があるようですが、

アナリストの見解によりますと、これらの動きがさらに昂進して
円安が進むと見る向きがある一方、
日本の企業や機関投資家は3月に期末を向かえ、
リスクの伴う海外資産を圧縮して円に資金を移している動きもあり、
ヘッジファンドなどのドル買いが一巡した後は円高に向かうとの
反対意見もあるようで、今後の展開が注目されます。


さて今日は、順張りと逆張りのお話です。

「順張りか、逆張りか」ということが
トレーダーの中で談義となることがありますね。

正統といわれているトレード関連の書籍では
基本は「トレンド方向への順張り」と説くものが多く、

これはこれで「なるほどなぁ」とも思いますが、

たとえば投機筋の買いがかさむと、

実需筋のドル調達や円転のための
「買い切りや売り切り」とは違って、
「やがて売らなければならないポジション」が増えてきて(苦笑)

どこかでは必ずと言ってよいほど調整の下落となりますから、

それを狙って、逆張りをしようとする考えも
当然のようにあるわけです。

さて、

レートの動きですが、

たまに「あれっ、チャートがフリーズしているのかしら。」
と思うくらいに動きがないこともなくはありませんが、

多くの場合で、レートの動きは落ち着きのない子供のように
じっとしていることがほとんどありません。(笑)

トレートは振動を伴うウェーブを描きながら常に動き続けています。

そして、トレンドが一服となっているときには、

レンジとかボックスなどと呼ばれるような
「一定範囲の上下動の相場」となることがありますね。

ポジションが一方向に膨らんだかと思うと、また萎(しぼ)んで、
「膨らむ、萎む」を繰り返す状態です。

これは、トレンドをリードする実需筋や投資筋よりも、
日計り屋と呼ばれることもあるポジションの保有期間の短い
短期筋が市場の大勢を占めていることや、
また、オシレーター系のテクニカルが普及していることにも
影響しているのかもしれませんが、

ともあれ、このようなレンジとかボックスと呼ばれる相場の状態は
レート(値動き)の振幅は大小はあっても、
そして時間軸ごとに様々でも、
8割ほどはあるとも言われていますね。

そして、このようなレンジ相場の状態では、
上限や下限の認識が前提とはなりますものの、
「一定範囲の上下動の相場」のレンジ上限や下限では
逆張りが有効となりやすいものです。

ところが、ときにレンジやボックスをレートが飛び出して
ブレークとなることもあって、何度かダマシにあう経験をしますと、

「レンジなんていつ破られるか分らない。信じられな〜い。」
ということにもなりますが、(苦笑)

レンジ的な上下動の動きの相場が多いのは間違いがないようです。

さて、

トレードでは「レートはどちらに…。」ということで、
いろいろとチャート分析をしたり悩むわけですが、(笑)

トレードでのダマシを何度も経験しますと、

レンジの上限や下限での逆張りも、
あるいはレンジを突き破るブレーク狙いでも、

萎縮してエントリーができなくなってしまったり、
ダマシにあってなるものかと
過度に慎重になってしまったりするものですが、(苦笑)

あるベテラントレーダーが面白いことを言っていました。

「いいかね…。レンジ相場のほうが多いのだから、
 ある程度レンジの幅があって、
 それまでレンジの端が堅かったのなら、
 上限下限で反転を見てから、まずは逆張れば良い。
 そしてもしも、いよいよ相場がレンジを抜けてヤラレタ時は、
 損切りと同時にポジションを入れ替える倍返しをして、
 順張りで相場を取りに行けば良いんだよ。
 損切りを覚えとりゃ、怖いことはない。
 損切りはこういうときにこそ使うんだよ。あははっ。」

ふーん。そういうものなのですかねぇ…。

でも、こう考えるとトレードする気持ちが楽にはなりそうですね。

ところで、倍返しとは負けポジションと逆に
2倍のポジションを持つことではなく、

たとえば、買い一枚での損切りで、その反対売買の売り一枚と、
新たに建てる売り一枚で、(損切りと合計で) 売り二枚となるので、

「倍返し」というのだそうです。

「ふん。ドテンだろう。そんなことは解っとるわい!」

こりゃまた失礼。。。(またまた自爆) m(_ _)m


FX ポジションへの3作用のお話

アカデミー賞で滝田洋二郎監督作品で本木雅弘さん主演の
「おくりびと」が外国語映画賞を受賞しましたね。
外国では日本語が外国語なんですね。(笑)

<週はじめ23日(月)の主な出来事>

マーケットオープンでは主要通貨ペアが軟調にはじまりましたが、
その後、ドルストレートが上昇する展開となって、
クロス円も堅調となりました。
ドル円はこの時間は揉み合いとなりました。
米政府が、米シティ・グループの普通株式を
最大40%取得することが報じられました。
米財務省が「銀行の資本構造強に必要な場合、
普通株への転換を実施。
金融システムの強化と安定化に必要なことを実施。」
などをコメントしました。
日SFCGが破綻しました。
日経平均は前週末比−40.22円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上昇してユーロドルが下落する展開となりました。
クロス円は上下動しながらも堅調に推移しました。
トリシェECB総裁が「ユーロ圏の金融システムは深刻な緊張状態。
金融システムが景気回復の阻害要因となっている。」
との認識を示しました。
ECBの専務理事が
「流動性の問題は支払能力問題へと発展する可能性。
欧州とその他の場所で支払能力問題のリスクがある。」
と発言しました。

ニューヨーク時間では、
ドルストレートやクロス円が軟調な展開となりました。
ドル円は上下動の揉み合いとなりました。
米財務省とFRBが「米政府は金融システムを断固として支える。
米政府は経済回復に必要な銀行の資本と流動性を確実にする。」
などの共同声明を発表しました。
カナダの小売売上高(12月)は
市場予想よりかなり悪い−5.4%となりました。
カナダドルが下落しました。
米上院の院内総務が「米銀の国有化の検討は不要。」
との認識を示しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(2月)は
市場予想より弱い−57.3となりました。
寄り付きでは上げていたNYダウが下落していきました。
米アトランタ連銀総裁が
「銀行救済は結果的に経済成長の回復につながる。」
との認識を示しました。
CNBCが「米AIGは600億ドルの損失を発表して、
米政府に追加資金注入を要請する見込み。」
との観測報道がありました。
NY原油は38ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−250.89ドルドルで取引を終えました。

<昨日24日(火)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが
上下動しながらも堅調な展開となりました。
米ダラス連銀総裁が「米FRは金融危機対策であらゆる手段講じる。
FRBはバランスシートをさらに拡大させる用意がある。
失業率は9%へ向かっている可能性。
AIGは巨大なヘッジファンドのような経営。」
との認識を示す発言をしました。
日銀政策会合議事録では「企業のキャッシュフローは急速に減少。
今後雇用面での調整が広がる可能性。グローバルな景気後退は
不均衡の調整が背景。」などが公開されました。
日経平均は一時バブル後最安値を更新する場面があり、
前日比−107.60円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
一時、調整となる場面もありましたが
ドル円とクロス円が円売り動意に
上下動しながらも堅調な展開となりまた。
欧経常収支(12月)は−73億ユーロとなりました。
独IFO景気動向(2月)は市場予想よりやや弱い82.6となりました。
英総合事業投資四半期速報は
市場予想よりは強い−3.9%となりました。
英BOEの政策委員が「デフレリスクの対処にさらに刺激策が必要。
金利がゼロに近づきつつあり量的緩和も視野。
09年から10年にかけて英国や世界経済の回復見込みの根拠がある」
との認識を示しました。
欧鉱工業新規受注(12月)は市場予想より弱い−5.2%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドルが買われてドル円の堅調が続き、
前半ではドルストレートが軟調となりました。
ギリシャ中銀総裁が
「3月のECB理事会では0.5%より大きな利下げの公算は少ない。
利下げは0.5%までの可能性。据え置きの可能性も排除できない。
ECB利下げは下限に近づいている。」
との認識を示しました。
米S&Pケースシラー住宅価格(12月)は、
前年比で市場予想より弱い
過去最大の下落幅の−18.55%となりました。
米消費者信頼感指数(2月)は25.0、
米リッチモンド連銀製造業指数(2月)が−51と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「経済は負の連鎖となって金融危機を悪化させている。
完全な景気回復には2〜3年は要する。
09年に景気後退が終了するかは市場状況による。
インフレ圧力は低下。経済は非常に収縮。
異例な低金利が妥当な状況は続く可能性。
非常に大きなリスク回避の動きが見られる。
金融システムが機能不全となれば景気回復は不可能。
金融支援策は金融安定化への最善の希望。
米主要銀は管理下に置かれる状況ではないが、
大手金融機関を破綻させないことは確約できない。」
などの発言がありました。
米住宅価格指数(12月)は市場予想より強い0.1%となりました。
仏大統領が「ユーロ圏の銀行はさらに悪化する可能性。」
と発言しました。
一連の弱い米経済指標にもかかわらずNYダウが反発を見せました。
独銀総裁が「ECBにはまだ利下げ余地はあるが危機が終われば
迅速に利上げすべき。ゼロ金利は望ましくない。
ECBの政策金利の下限は1.00%までの可能性。」
との主旨の発言をしました。
後半にドルストレートが反発を見せました。
NYダウは前日比+236.08ドルで取引を終えました。

<今日25日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ四半期インフレ期待(2年間分)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(1月)、
午前11時に米大統領の上下両院合同本会議で政策概要演説、
午後4時に独四半期GDP(季調済)、独四半期個人消費、
午後6時半に英四半期GDP、英四半期個人消費、英四半期輸出入、
午後9時に米MBA住宅ローン申請指数
深夜12時に米中古住宅販売件数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の2日目の議会証言(下院)が
予定されています。

<明日26日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(1月)、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(12月)、
午後4時に英ネーションワイド住宅価格(2月)、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査(3月)、
午後5時55分に独失業率(2月)、独失業者数(2月)、
午後7時に欧業況判断指数(2月)、欧消費者信頼感、欧鉱工業信頼感
夜10時半に米耐久財受注(1月)、米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米新築住宅販売件数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。

なお、独消費者物価指数(2月)の発表も予定されているようですが、
発表時間が未定です。
また、英BOE総裁の議会証言も予定されています。(時間不明)
英RBSの決算発表にも注目されます。

さて、米財務省とFRBなど米金融監督当局は金融システムにとって
重要な金融機関を存続させる決意を改めて強調するとして
「金融システムを断固として支える。経済回復に必要な銀行の資本と
流動性を確実にする。」などの共同声明を23日に発表しました。

しかし、23日に「米AIGは来週発表される10-12月期決算で
600億ドル(5兆円)の損失を発表して、米政府に追加資金注入を
要請する見込み」との観測報道もあって、
週初めのNYダウは大幅下落することとなりました。
その後24日には、一連の米の施策がしだいに功を奏してきたか、
NYダウも反発して、ドルも各通貨に対して強い展開となりました。

一方、日銀も金融危機対応の追加策として、2010年4月までに
最大1兆円を上限に銀行の保有する株式の買取を再開して、
社債などの担保の範囲内で3ヶ月物の資金を翌日物と同じ
0.1%の低金利で貸し出す資金供給するなどの動きや、
銀行の保有株や持ち合い株だけではなく市場に流通する株式や
上場投資信託に拡大して政府保証付きの公的資金で
市場から直接買い取りする取得機構構想案が検討されることと
なりましたが、日経平均が一時バブル後最安値をつけるなど、
ここのところ日本からのマネーの逃避傾向と
円安が続いているようです。

また、報道によりますと、ドイツの自動車メーカーのオペルも
親会社の米GMが再建を断念して、米GMからの分離案が
浮上していますが、業績は悪化していて独連邦・州政府に申請した
信用保証の供与は18億ユーロから30億ユーロに膨らみそうで、
政府支援なしでは5月にも資金繰りに行き詰るとあって、
厳しい状況となっているようです。

そして、報道によりますと、ドル買いの背景には、
巨額損失計上に伴い米金融機関は米国外の資産を減らして
ドルを確保するとの観測や、米国債の入札を控えて
機関投資家のドル需要があったとのことです。
それらが一巡後に動きが継続するか否かが注目されます。


さて今日は、ポジションへの3作用のお話です。

ポジションと言いますと、
自分自身のエントリーした買いなり売りなりのポジションや、
これから持とうとするポジションが主な関心事となりますが、

当然ながらマーケットには、多くのトレーダーによって作られた
「過去のポジション」というものが存在しています。

そして、この「過去のポジション」は
均等に分布しているわけではなく、

過去の相場へ変動の中で、いろいろな価格レベルに不均衡に
しかも大きさも様々に分布しています。

これらは「ポジション・クラスター群」と
呼ばれることがあるようですが、

この「ポジション・クラスター群」の各所から
レートが離脱しようとするときに、

「ポジション・クラスター群」の中には
損失を限定回避しようと損切りが執行されることがあります。

そうすると、レートが動いた方向へ相場の流れを
「加速」させる作用として働くこととなります。

たとえばレートがポジション・クラスター群を
上に離れるときには、
売りポジションのストップが執行されると、
反対売買の「買い」がなされてさらに上昇するというわけですね。

よく聞く、「保ち合い離れにつけ」も
この「加速」の作用を利用したトレードを
実戦的に言い表したものなのかもしれませんね。

また、ストップ狩りなども、この作用を力技で強制的に
起こさせようとするものなのかもしれません。(苦笑)

そして、この作用による加速の動きの場合では、
あるポジション・クラスター群での
損切りがあらかた済んでしまいますと、
レートの加速が停滞することとなります。

またそして、ポジション・クラスター群を離れるときに
損切り執行で加速した動意が一服となった後も、

同方向の新たな買い(売り)で、
トレンドが形成されることがありますが、

今度は含み利益となったトレーダーによる
利益を確定しようという動きが現れることとなって、

利食いによる反対売買によって、
動きにブレーキがかかることとなります。

よく聞かれるる「利益確定売りやショートカバー」が
これに該当するのだと思いますが、このような利食いにより、

レートは元のポジション・クラスター群のほうへ
「引き寄せられる(引き戻される)」作用を受けることとなります。

上げては下げるボックス相場がよく見られるのも、
このような作用によるものなのかもしれませんね。

そしてまた、ポジション・クラスター群にレートが復帰してくると、

今度は含み損となっていたポジションが解き放たれるように、
「やれやれ売り」などの
ポジション解消の動きが現れることとなって、

こんどは、ポジション・クラスター群の価格帯が
「抵抗」の作用として働くこととなります。

一定の価格レベルでレジスタンス(サポート)となることも、

たんに「市場参加者は過去の高値安値をよく覚えている」
と言うよりは、

このような作用によるものなのかもしれませんね。

そして、売り買いの攻防の後、

何がしかのファンダメンタルズのインパクト(衝撃)があったり、
経済情勢の変化で実需筋の売り切りや買い切りのポジションに
変化が顕著となってきたり、
市場センチメント(心理)が臨界を越えてしまいますと

爆発的な動意となって、
レートは次のレベルへと向かうこととなります。

このようにして、
また新たなポジション・クラスター群を
形成することとなるわけですが、

どことなく島宇宙のようでもあり、なんか面白いですね。

ブレーク狙いのトレードは、さしずめ隣の島宇宙行きを目指す
宇宙旅行のようにも思えます。(笑)

このように

「加速」「引き寄せ(引き戻り)」「抵抗」の3作用の観点から

相場を観察しても楽しくチャートが見れそうですね。^^

さぁ、今日もチャートの宇宙旅行を楽しみましょうか。

な〜んちゃって。。。(爆)


FX ヒューリスティックのお話

米国では可決となった景気対策法案での
勤労者層95%が対象の減税が早くも4月前に実施されるようですね。

<先週末20日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調に推移しました。
豪RBA総裁の講演では、「消費者は貯蓄と債務返済指向。
2010年にかけて交易条件が20%悪化の可能性。インフレ率は低下へ。
豪大手金融機関は良好。豪の景気悪化は深刻ではない。
必要ならば利下げするがゼロ金利の見通しは現在はない。
住宅ローン需要は上昇。」などの認識を示しました。
日全産業活動指数(12月)は市場予想とおり−2.7%となりました。
英政府が最大5億ポンドの住宅支援する観測報道がありました。
米バンカメがNY州法違反の疑いで調査されることが報じられました。
日銀金融経済月報では「企業収益の悪化拡大。
企業の資金調達コスト低下。」などが示されました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調に推移しました。
米GM傘下のスウェーデンのサーブが
企業再生法の適用を申請したことが報じられました。
独PMI製造業(2月)速報は市場予想より弱い32.2となりました。
トリシェECB総裁が
「短期金融市場はリスク回避の影響を受けているが、
一定の改善を示す兆候が見られる。国際金融を改革できると確信。
政策金利については以前の発言に変わりはない。」
などの認識が示されました。
欧PMI製造業(2月)速報は市場予想より弱い33.6となりました。
英小売売上高指数(1月)は市場予想より強い+0.7%となりました。
ポンドが上昇しました。

ニューヨーク時間では、
前半ではドルが買われる展開でしたが、
NY午後からドルが売られてドル円が急落して、
ユーロドルなどドルストレートが堅調に推移しました。
カナダ消費者物価指数(1月)は
市場予想より弱い−0.3%となりました。
米消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの0.3%となりました。
ユーログループ議長が
「どこのユーロ圏諸国にも深刻な資金調達難はない。
ユーロ圏諸国はIMFに支援要請する必要はない。
支援が必要な場合はユーロ圏で支援を受けるべき。」
との認識を示す発言をしました。
米上院議員のドット銀行委員長が
「米銀行の国有化の可能性はあるが、
米政府は銀行国有化の回避に努力。」との発言をしました。
ドルが急落しました。
格付け会社のムーディーズが仏ルノーの格付けを引き下げ、
ジャンク級としました。
米財務省が月末までに金融安定化プランの詳細を発表するとの
観測報道がありました。
NY原油は38ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−100.28ドルとなって、
2002年10月以来の安値となりました。

<週はじめの今日23日(月)の主な予定>

午後2時に日全国スーパー売上高(1月)、
夜10時半に加小売売上高(12月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。

<明日24日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録(1月分)、
午後5時15分にスイス雇用水準(四半期)、
午後6時に独IFO景気動向(2月)、独IFO現況予想値(2月)、
同午後6時に欧経常収支(12月)、
午後6時半に英総合事業投資(四半期速報)、
午後7時に欧鉱工業新規受注(12月)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(四半期)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(2月)、
米リッチモンド連銀製造業指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・欧・米の指標には注目です。
また、この日は米上院の銀行委員会で
バーナンキFRB議長の議会証言がNY時間に予定されています。
米ホーム・デポの決算も注目です。

そして、今週の2月25日(水)からの主な注目材料は、

25日(水)に、日通関ベース貿易収支、英四半期GDP(改定値)、
英個人消費、バーナンキFRB議長の議会証言(下院)、
米中古住宅販売件数、

26日(木)に、NZ貿易収支、独失業率、独消費者物価指数、
英BOE総裁議会証言、英RBS決算発表、欧業況判断指数、
米新規失業保険申請件数、米耐久財受注、米新築住宅販売件数、

27日(金)に、NZ住宅建設許可、日失業率、日全国消費者物価指数、
日鉱工業生産、欧消費者物価指数(速報)、欧失業率、
英ロイズ・バンキング・グループ決算、米四半期GDP(改定値)、
米個人消費、米シカゴ購買部協会景気指数、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、

などがあります。

さて、NYダウが前週末に前日比−100.28ドルとなり、
終値で7,365.67ドルと、昨年2008年秋の下落期よりも安い、
2002年10月以来の安値となりました。
米株式市場では、米GMとフォードの株価が1ドル台、
米保険大手のAIGの株価に至っては1ドル未満と
すさまじい状況となっていて、NY証取とナスダックに上場している
株式時価総額は21兆ドルを下回り、NYダウでは過去最高値をつけた
2007年10月9日以来、約10兆ドル減少して
株式時価総額がピークの半分程となってしまいました。

そして、20日にはオレゴン州のシルバー・フォールズ・バンクが
経営に行き詰り、米地銀の破綻は今年に入って14行目となりました。
また、米ビッグスリーの経営再建では、先日米政府に提出された
経営再建案をガイトナー米財務長官の指示で作業部会を設置して
分析検討が進められていますが、肝心の新車販売は
「つるべ落し」のように不調となっているようです。

一方、欧州でも中・東欧の金融危機が深刻化してきていて、
欧州要人は問題ないとしていますが、
ユーロ圏への負の波及を懸念する声もあるようです。
また、欧州主要国の22日の緊急首脳会議では、
ヘッジファンドを含め、格付け会社も規制と監視下に置くなどで
合意して、4月に英国で開催されるG20金融サミットで
提案して各国に同調を求めるとのことで成り行きが注目されます。

また、日本でもGDPの大幅落ち込みに加えて政局の混迷もあって、
日経平均が昨年来安値に近づきつつあり、東証株価指数(TOPIX)が
バブル崩壊の最安値を更新してしまいました。
円相場の構図も変化して、リスク回避の円買いも微妙な状況と
なってきているようです。

まるで病気自慢の様相ですが、不透明感があり、
荒っぽい揺れる相場となる可能性もありそうです。


さて今日は、ヒューリスティックのお話です。

ヒューリスティック" heuristic "とは、
ギリシャ語の「見つける」を語源とする言葉なのだそうですが、

「発見を助ける(促す)」という意味や、
「経験則」という意味で一般に用いられるとともに、

脳科学の分野でも用いられる言葉なのだそうで、
人の脳の情報処理や判断のプロセスでみられる特性とされています。

事例の蓄積などから未知のものに対して「予測」するときにも
作用する働きですが、結論に至る過程を経験則的に短縮して、
直感的判断ができる良い面もある反面、

物事を「思い込み」で見てしまったり、
短絡的に捉えるバイアスとなって、
ときに判断を誤る元となることがあるようです。

さて、そのヒューリスティック的思考ですが、
主に4つあるそうです。

よく引用されるのが「陽気なブラジル人」ですが、

リオのカーニバルの陽気な印象などで、
「ブラジル人=陽気」と脳に刷り込みの
イメージが形成されるためか、

陽気でないブラジル人はいないように思い込んでしまう
心理的バイアスとなることがあります。

これを「代表性」と言うのだそうです。

もちろん、ブラジルの人の中にもよくあるイメージとは違う
根暗な人もいないわけではありません。(笑)

トレードで言いますと、
「リスク回避では円が買われる」などとなるかもしれませんが、

日本の状況がとても悪いと、
リスク回避で円が売られることもないわけではありません。

もうひとつが、頭の中でシナリオがもっともらしく描けるほど、
可能性が大きいと感じてしまう心理バイアスがあります。

これを「シミュレーション」と言うのだそうです。

トレードで言いますと、
「米国の状況は悪いからドルが売られる」などと
なるかもしれませんが、

こっちの国もあっちの国もそれ以上に状況が悪かったり、
米国の状況の織り込みが進んでいたりすると、

消去法的や相対的に「それでも米ドル」とドルが買われることや、

こっちの国やあっちの国の新たな悪いニュースに反応して、
ドルが買われることもないわけではありません。

もうひとつが、想起しやすいものほど、起こる確率が高いと
判断してしまう心理バイアスがあります。

これを「アクセスの容易性」と言うのだそうです。

A夫さんとB子さんが話をしていただけで、
「二人は恋仲」と思い込む噂などもこれに該当するかもしれません。

ほんとうは仕事の打ち合わせをしていただけでも、
会って話していたというだけで
あらぬ噂が駆け巡ることがあります。(苦笑)

トレードで言いますと、
「良いニュースが出たから上昇する」などとなるかもしれませんが、
一般の人が得れるニュースは古びていることがあって、

「噂で買って事実で売る」短期筋もあり、
ときにニュース・リバーサルとも言われていて、
織り込みが事前に進行していたりすると、
良いニュースを一時の頂点としてその後に下げてしまうことも
ないわけではありません。

もうひとつが、固定観念的に物事を判断してしまう
心理バイアスがあります。

これを「アンカーリング」と言うのだそうです。

事態は変化しているのに、イカリを降ろしてしまったかのように
いつまでも変わらないように思い込んでしまうことがあります。

トレードで言いますと、
「高金利通貨買い」などとなるのかもしれませんが、

キャリートレードがいつまでも通用すると信じて
経済が激変しているのに手仕舞いできなかった多くの人がいて、
かなりのトレーダーがマーケットから退場となりました。

高金利通貨も下落することがあり、そのキャピタル・ロスが、
スワップポイントによる利益以上になってしまうことも
ないわけではありませんでした。

まぁ、こうして見ますと、

心理バイアスを取り払いフラットに相場と向き合うことが
大切なようで、

モノの本によりますと、あるテクニカル・トレーダーは、
ニュースなどはバイアスを生じさせる有害なものとして、

チャートのみ見て、チャート以外の一切の情報が入らないように、
別棟の小屋を建てて、外部の光も入らないように
窓さえも覆ったという、驚くような逸話が伝えられていますが、

(これは極端に過ぎるようにも思われますものの)

有益であるはずの情報もバイアスなく得ることは
人なれば確かに難しいところもあるようです。

ところで、チャートだけ見ていても、

自身の囁(ささや)きが「直感の閃(ひらめ)きのように」
頭の中を駆け巡ることがありますね。(苦笑)

「まだ上げそうだ。」「もう下げそうだ。」(笑)

こうなると、チャートもバイアスの目で見ることとなって、

(好き嫌いを最初に判断して、後付的に理由を探すことがあるように)

たとえばトレンドに逆らって、逆張りだけしか考えられない
囁きの閃きに都合の良いことしか
見えなくなってしまうことがあります。

そして、トレードの恋の病(やまい)から覚めてみると、

「なんで俺は、あそこで売りばかり狙っていたのだろう。
 今、冷静になってみると、どう見たって買いだったよなぁ。」

ということになることがあります。(笑)

「あのとき俺はどうかしていたぜ。」というわけですが、

ヒューリスティック的な思考は私達人間の性(さが)のようで、
なかなか避けられるものではないものの、

トレードの執行前にはせめて自問したいものです。

「このトレードの判断は偏見のバイアスに陥っていないだろうか?」

えっ、何ですって…、

「それもそうかもしれないが、間違えたって良いじゃないの。
 トレードから間違いを排除することなんてできっこないよ。
 間違えたときには、その間違いの事実を素直に認めて
 ダマシの確認と、損切りができればそれで問題ないのでは?」

うーん。確かに。。。(自爆)


FX キャシー・リーエンの教え

世界の実体経済の悪化はさらに進んでいるようですね。

<一昨日18日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合い相場となりました。
豪RBA総裁補佐官が「国際環境は依然厳しい。
豪経済は金融危機の中でも他先進国より良い。
豪ドルの下落が豪国内経済を支援する。」
との見解を示しました。
米クライスラーと米GMが米政府に経営再建計画を提出しました。
米ガイトナー財務長官が、米GMとクライスラーの
再建計画分析のための作業部会を設置することを発表しました。
豪Westpac先行指数(12月)は−0.4%となりました。
グリーンスパン前FRB議長が
「米銀行システム安定化には一段の救済資金が必要。
住宅価格安定にはなお時間を要する。
米連邦政府の負担拡大には限界がある。」
などの認識を示す発言をしました。
日景気先行CI指数(12月)は80.0、
日景気一致CI指数(12月)は92.4となりました。
日経平均は前日比−111.07円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
英テレグラフ紙が「英国は銀行救済措置の結果しだいで
信用格下の可能性」と報道したことで、
一時、ポンドが急落しました。
英BOE議事録では「2月金融政策は8対1で0.50%の利下げ。
委員の1名が1.00%の利下げを主張。英政府に全会一致で
英国債買い入れによる量的緩和承認を求める。」
ことなどが明かされました。
仏ソシエテ・ジェネラルの08年10-12月期の決算では、
最終利益が8700万ユーロとなりまし。
欧建設支出(12月)は−2.2%となりました。
下落していたポンドがしだいに反発していきました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円が堅調な展開となりました。
米輸入物価指数(1月)は市場予想よりは強い−1.1%となったものの
米住宅着工件数は46.6万件、米建設許可件数は52.1万件と、
ともに市場予想より弱い過去最低の結果となりました。
カナダの卸売売上高(12月)は
市場予想より弱い−3.4%となりました。
格付け機関のS&Pが米信用保証会社MBIAを格下げしました。
米政府が最大900万世帯を対象とする住宅ローン返済支援策など
750億ドル規模の包括的住宅対策を発表しました。
米鉱工業生産(1月)は市場予想より弱い−1.8%となりました。
格付け機関のフッチがスペイン・マドリードについて、
格付けは維持するとしながらも、欧州東欧新興国の危機が
西欧の銀行に影響する懸念があるとして、
見通しをネガティブとしました。
IMF専務理事が、二次的な銀行危機が起こる可能性について
懸念を表明しました。
米FRB議長が「インフレ率は当面低水準。
景気が回復すればやがて利上げへ。
FRBのバランスシート縮小は可能。
ベア・スターンズとAIGの資産はやがて売却。」
などの認識を示しました。
米FOMC議事録では「インフレ率2%を長期目標とする。
住宅市場の安定の兆候は見えない。
銀行セクターの新たな悪化が下振れリスク。」
などの見解であったことを明かしました。
市場反応は限定的でした。
NY原油は34ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+3.03ドルで取引を終えました。

<昨日19日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円は横ばい推移が続きましたが、
クロス円やドルストレートがしばらく堅調に推移しました。
その後、ドル円やクロス円がやや軟調となりました。
サマーズ米国家経済会議委員長が
「米リセッションは大恐慌以来で最長となる見通し。
景気支援をやり過ぎるリスクよりも、不足するリスクを懸念。」
との認識を示しました。
豪新車販売台数(1月)は−1.1%となりました。
日銀が市場予想とおり政策金利を0.10%で据え置きました。
また、日銀は「社債買入対象はA格相当以上。限度額は1兆円。
CP買入期限を9月まで延長。企業金融特別オペレーションを強化」
などを発表して、声明では「金融環境は依然厳しい。
景気は大幅に悪化。金融と実体経済の負の相乗が強まる可能性。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比+35.33円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ポンドドルなどのドルストレートや
クロス円が堅調に推移しました。
スイス貿易収支(1月)は20.3億スイスフランとなりました。
白川日銀総裁の記者会見では、
「金融政策の検討を指示していないことは
今後に何もないことではない。
政府保証があれば金融円滑化に対して
何でもやるということではない。
短期国債買入オペは増額を決めていない。
企業金融の状況は厳しい。」
との認識を示す発言をしました。
フランスの大手銀行のBNPパリバの第4四半期決算では、
ほぼ市場予想とおりの13.7億ユーロの純損失となりました。
与謝野経済財政担当相が
「日本が消費にも影響が出始めたことに重く注視。
景気底割れは絶対防がなければならない。」と発言しました。

ニューヨーク時間では、
序盤に主要通貨ペアが上昇しましたが、
その後、ドルストレートやクロス円が
軟調傾向の揉み合いとなりました。
ドル円は上下動の揉み合いとなりました。
米生産者物価指数(1月)が市場予想より強い0.8%、
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い62.7万件となりました。
カナダの景気先行指標指数(1月)は
市場予想より弱い−0.8%となりました。
ドイツ商工会議所が「ECBは追加利下げしない可能性。」
との見解を発表しました。
米景気先行指標指数(1月)は
市場予想より強い0.4%となりましたが、
米フィラデルフィア連銀指数は
市場予想より弱い過去最悪の−41.3となりました。
英首相が「G20では東欧の金融危機を議論したい。」
と発言しました。
英BOEの副総裁が「金融市場が回復を始めたと見るのはまだ早い。
英の量的緩和は数週間以内に実施の可能性。」
との認識を示しました。
独首相が「欧州の一部の国の問題は憶測しないが、
IMFの支援が必要な場合はドイツは協力。」と、
ユーロ圏に問題のある国があることを暗にほのめかしました。
米アトランタ連銀総裁が
「米の景況感は滝のように下落。
米景気後退は6月頃まで継続の可能性。
失業率は9%手前まで上昇する可能性。FRBは更なる行動が可能」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は39ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−89.68ドルで取引を終えました。

<週末でゴドウ日の今日20日(金)の主な予定>

朝8時50分に日全産業活動指数(12月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後4時45分に仏消費者物価指数(1月)、
午後5時半に独PMI製造業(2月 速報)、独PMIサービス業(2月 速報)
午後6時に欧PMI製造業(2月 速報)、欧PMIサービス業(2月 速報)、
午後6時半に英小売売上高指数(1月)、
夜9時に加消費者物価指数(1月)、
夜10時半に米消費者物価指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には注目です。
また、今日は豪RBA総裁講演も予定されているようです。

さて、米GMとクライスラーの経営再建計画が提出され、
米GMの再建計画では「09年末までに世界で47,000人の削減。
米国内でさらに5ヵ所の工場閉鎖。
米政府へ最大300億ドルの支援要請。
全米自動車労組との協議は進展するも
基金に関する交渉は端緒の状態。」などの内容となりました。
また、米GMは破産法適用はコストがかかるため
最終手段とすべきとの認識を示しました。

そして、米ガイトナー財務長官が、米GMとクライスラーの
再建計画分析のための作業部会を設置することを発表しました。
米経済全般の影響により支援方向で進められる模様ですが、
際限なき救済には米世論に反対意見も少なくなく、
米GMでは破産法適用も最終手段ながら
選択肢の1つとなっているだけに、今後の展開が注目されます。

また、米政府が最大900万世帯を対象とする
住宅ローン返済支援策など、
750億ドル規模の包括的住宅対策を発表して、
これに伴い、米連邦預金保険公社と米政府が100億ドルの
保証基金を新設することや、住宅金融公社への
資本注入枠を4000億ドルに増やすことを発表しました。

米連邦預金保険公社の総裁によれば3月に米住宅安定化策は
効果を表すとの見方があるものの、雇用面では米国は最悪期を
迎えつつあり、一部では早くも米の金融対策・景気対策・住宅対策
などの材料の一旦の織り込み後の
相場動向を懸念する声もあるようです。

一方、織り込みはある程度は進んでいるようではあるものの、
スペインでは10-12月期の実質GDPが前期比で1.0%後退して、
失業率が15%に迫り、ドイツのコメルツ銀行では、08年12月の
通期決算で純利益が300万ユーロと前の期に比べて、
純利益が99.8%も減少したり、中・東欧のハンガリーなどで、
経済収縮が加速して、欧州銀に焦げ付きリスクが発生するなど、
欧州に危機の嵐がさらに猛威をふるっています。

そして、次々と対策を打ち出す米国とは対照的に、
日本は政治混迷から政策決定が後手となっていると
懸念する声も聞かれ、また、日経済財政担当相が
「消費にも影響が出始めたことを十分注意。
景気底割れは絶対防がなければならない。」と、
危機感を伴い発言をしているように、
日本の実体経済の悪化が昂進していて、海外勢の日本株離れも進み、
円の為替市場におけるリスク回避先の立場も
少し揺らぎを見せているようで、一時のような
円全面高圧力が緩和して、円相場には構造的な変化が
生じつつあるとの指摘の声も聞かれます。


さて今日は、キャシー・リーエンの教えのお話です。

たくさんの成功しているFXの小鬼たちの取材を通じて、
「FXトレーディング」の著書で有名なキャシー・リーエンは、
自身の体験を交えて、(その一部を)こう語っています。

「トレーディングの方法を学ぶことは、
 自転車に乗ること、運転することなど、と似ている。
 最初からうまくできる人などいやしない。
 誰でも最初に自転車に乗るときは転ぶだろうし、
 最初に車を運転するときは急ブレーキをやたら使ってしまう。
 それはトレードでも同じだ。」

そして、こう続けます。

「最初からうまくできると思ってはならない。
 あなたは間違いを犯すだろうし、
 おそらく最初の取引口座を破滅させるだろう。
 だが、それはあなただけではなく、
 われらスター・トレーダーたちが一人残らず経験したことだ。」

なんということでしょう。 (^^;)

「今は成功しているFXの小鬼たちの多くもそうだ。
 しかし、誰もが2万ドルを失うだけの余裕があるわけではない。
 8000ドルでもそうだ。だからリアルトレードに移る前に
 デモトレードやペーパートレードをすることをお勧めする。
 適切な戦略を持ち、小さいサイズで始めて徐々に大きくしていく。
 損をすること、ミスを犯すことを想定する。
 それらはトレーディングの勉強の一部だ。
 プロ並みになれるか、アマチュアレベルでとどまるかの違いは、
 向上する能力にある。」

ふーむ…。そうなんだぁ。

「あなたは人けのない湖で釣りをするのが好きだろうか、
 それとも難度の高いスロープを滑降するのが好きだろうか?
 この質問にどう答えるかで、あなたに適したトレードスタイルが
 分るかも知れない。
 つまり釣り師はじっくり待ってトレンドの全ポイントを搾り取る
 良いトレーダに、滑降スキーヤーは数ポイントずつの
 スキャルピングが得意なので、良い短期トレーダーになれる
 可能性が高い。ここで言いたいのは、スキーか釣りか
 ということではなく、自分の強みを知るということである。」

トレーダーには、それぞれ強みのある
得意なトレードタイルがあるので、
まずは自身の強みや得意を知ることが大切というわけですね。

「大人であるわれわれの性格は基本的に変えることができない。
 『老犬に新しい芸を仕込むことはできない』という格言は
 トレードにこそ当てはまる。
 自分の性格を根本的に変えることは極めて困難だ。
 どんな時間枠でも成功することはできる。
 しかし、人それぞれに異なり、トレーディングの成功の鍵は
 自分の性格にあった時間枠をどう選ぶかにかかっている。
 すぐに満足感を得たい人はおそらく長期トレードに向いておらず、
 短期トレードに焦点を絞ったほうが成功するかもしれない。
 また忍耐力があり、ひとつのトレードに何日も何週間もかける
 ことをいとわない人は長期トレーダーに向いているだろう。」

なるほど…。

自身にあった時間枠では力が発揮できるとは、
示唆に富んだお話ですね。

そのほかにも、資金とレバレッジのお話や、
ストップの重要性、トレーディングのためのツールのお話など、
「FXの小鬼たち」という本には、とても興味深いお話が
たくさん記載されていました。

(FXの小鬼たちのお話は今回で終わりといたします)

あっ、鬼といえば、うちにもツノをはやした赤鬼が一人…。
こっちは小鬼ではなく、大鬼のようです。。。(冗談)


FX アシュカン・ボロール氏のお話

米不動産王のドナルド・トランプ氏の会社が
米連邦破産法第11条の適用申請をしましたね。

<週初め16日(月)の主な出来事>

主要通貨ペアの多くが下窓を空けてのスタートとなり、
東京時間では上下動の揉み合い相場の展開となりました。
NZ生産者物価指数(四半期投入高)は
市場予想より弱い−2.2%となりました。
英タイムズ紙が「アイルランドが債務不履行となった可能性」
を報道しました。
日実質GDP四半期速報は市場予想より弱い−3.3%となり、
前期比では−12.7%となりました。
英ライトムーブ住宅価格(2月)は1.2%となりました。
OECD事務総長が「欧経済見通しはIMF見通し−2.0%より悪い可能性」
であることをほのめかしました。
「オバマ米大統領が自動車業界再編の作業部会を設置」
したことが報道されました。
「S&Pがウクライナを格下げする可能性」
があることが報じられました。
日鉱工業生産(12月確報)は−9.8%となりました。
日経平均は前週末比−29.23円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
序盤に一部の主要通貨ペアで反発が見られる場面もありましたが、
様子見的な揉み合いの展開が続きました。
欧ECB専務理事が「利下げが好ましい影響となって、
09年と2010年の経済成長見通しを見直している」
との主旨の発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、英銀のロイズTSBと
バンク・オブ・スコットランドを格下げしたことを発表しました。

ニューヨーク時間では、
序盤に一部の主要通貨ペアで反発が見られましたが、
米市場がプレジデンツ・デーで休場で、
上下動の揉み合い相場が続きました。
カナダ製造業出荷(12月)は−8.0%、
カナダ国際証券取扱高(12月)は−28.35億カナダドルと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
カナダドルが軟調傾向となりました。
英BOE副総裁が「英経済成長がBOE予測を下回る可能性があるが、
今年後半には回復へ。BOEは利下げをし続けることはできない。
ポンドの下落は不均衡是正に必要。」
との認識を示しました。
NY原油先物は37ドル台半ばで取引を終えました。

<昨日17日(火)の主な出来事>

東京時間ではドルが買われる展開となりました。
ドル円が堅調となり、ドルストレートが軟調となりました。
日第三次産業活動指数(12月)は
市場予想より弱い−1.6%となりました。
豪RBA議事録では「世界経済の逆風が豪経済に多大な影響。
インフレは下方トレンド。豪の目先のGDPの見通しは弱い。
08年第4四半期GDPは横ばい。」などの認識を明かしました。
格付け会社のムーディーズが
「欧州新興国市場の危機は、銀行格付けに下方圧力。」
との報告書を発表しました。
日中川財務・金融相が辞意を表明しました。
日工作機械受注(1月)は前年比で−84.1%となりました。
日経平均は前日比−104.66円で引け、年初来安値となりました。

ロンドン時間では、
ドル円が急落して、クロス円も軟調となりました。
欧州株やダウ先物が軟調に推移しました。
スイス実質小売売上高(12月)が前年比で3.6%となりました。
英消費者物価指数(1月)が−0.7%、
英小売売上高指数(1月)が−1.3%と、
共に市場予想よりは強い結果となりました。
ポンドが急反発しました。
独ZEW景況感調査(2月)は市場予想よりは強い−5.8となりました。
欧ZEW景況感調査(2月)は−8.7、
欧貿易収支(12月)は−7億ユーロと、
共に市場予想よりは強い結果となりました。
市場反応は限定的でした。

ニューヨーク時間では、
NY連銀製造業景況指数(2月)が市場予想より弱い
過去最低の−34.65となりました。
構成項目の雇用指数も−39.08と悪化しました。
対米証券投資(12月)は市場予想より強い348億ドルとなりました。
NYダウが軟調に推移しましたが、
円が売られて、ドル円やクロス円が堅調となりました。
ユーロドルは軟調に推移しました。
米NAHB住宅市場指数は市場予想より強い9となりました。
NZ財務相が「NZ経済は5四半期連続でマイナス成長の可能性。」
との認識を示しました。
NY原油は34ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−297.81ドルで取引を終えました。

<今日18日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(12月)、
午前9時半に豪賃金コスト指数(四半期)、
午後2時に日景気先行CI指数(12月 確報)、
日景気一致CI指数(12月 確報)、
午後6時半に英BOE議事録、
午後7時に欧建設支出(12月)、
夜10時半に米輸入物価指数(1月)、住宅着工件数(1月)、
建設許可件数(1月)
同夜10時半に加卸売売上高(12月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(1月)、米設備稼働率(1月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米指標には注目です。
また、ソシエテ・ジェネラルとINGグループの決算発表や
NY時間のバーナンキFRB議長講演にも注目されます。

<明日19日(木)の主な予定>

午前9時半に豪新車販売台数(1月)、
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時15分にスイス貿易収支(1月)、
午後4時半から白川日銀総裁記者会見、
午後7時にスイスZEW景況感調査(2月 予想)、
夜10時半に米生産者物価指数(1月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加景気先行指標指数(1月)、
深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数(2月)、
米景気先行指標指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。
また、BNPパリバの決算発表にも注目されます。

さて、週初めの日本の実質GDP四半期速報では、
市場反応は限定的であったものの、市場予想より弱い
−3.3%となり前期比では−12.7%という結果となりました。
また、17日にはG7後の「もうろう会見」に
中川財務・金融相が辞意を表明することになりました。

一方、欧州圏ではアイルランド国債のデフォルトリスクの
問題があったり、格付け会社のムーディーズが、
欧州新興国市場の危機は銀行格付けに下方圧力をもたらすとして、
欧州新興国の金融危機が昂進していることを発表しました。
また、独ダイムラーが08年12月期の決算では、
純利益が前期比で65%減となるなど厳しい状況のようです。

そして、米国でも世界最大の小売業のウォールマートの
08年11-09年1月期の決算では
純利益が前年同期比の7.4%減となりました。
また、米不動産王のドナルド・トランプ氏の会社が
米連邦破産法11条の適用申請をして、事実上の倒産となりました。

世界の各所で実体経済の先行きの不透明感が
強まっているようですが、米GMとクライスラーの
経営再建計画が日本時間18日午前7時に迫っていて、
まずは米自動車産業にかかわる今後の展開が注目されそうです。


さて今日は、アシュカン・ボロール氏のお話です。

「FXの小鬼たち」(パンローリング社)という本からもう一話。

世界最大の金融市場の最高のプレーヤーたちと
知恵比べをしながら、トレードのサーフィンをして
成功を収めているアシュカン・ボロール氏の場合です。

(要旨を脚色して記述いたします)

彼は90年代後半に証券ブローカーをしていました。

その後、リテール向けのFX取引が始まったので、
FX取引も扱うようになりました。

『FX取引がインターバンクだけでなく、
 一般でもトレードできるようになった当時はどうでしたか?』

「当時はスプレッドが現在と比べ大きかったです。
 現在で2〜3Pipのものが、確か10Pipsほどはありました。
 今のようにインターネットで取引させてもらえず、
 オフイイスの小さな窓に注文票を出すような取引でした。」

『そのような環境では、
 ポジョンの保有期間も長かったのでしょう?』

「ええ、そのとおりです。
 当時は週にせいぜい2〜3回のトレードだったと思います。
 当時はスキャルピングはできませんでした。」

『現在はどのような戦略でトレードされているのですか?』

「僕のスタイルは短期トレードですが、
 ファンダメンタルズに基づき方向バイアスを定め、
 それから、タイミングを見定めるために
 テクニカル分析に基づき相場に入ります。」

『ファンダメンタルズを前提とすると、順張り派と思いますが、
 逆張り派は反転が始まるイグゾースポイントを探すと思います。
 あなた自身はどちらと思いますか?』

「僕は基本的に順張りトレーダーです。
 トレンドが生きているときに反転を探す必要はないと思います。」

『ニュースイベントや経済指標を利用してトレードしますか?』

「ええ、経済指標を利用してトレードはしますよ。
 でも、ニュース的な材料が出尽くし、
 相場がテクニカルなトレード環境に戻ってしまったら、
 テクニカルのほうに意識を注(そそ)ぎ直し、
 ファンダメンタル・バイアスと同調した仕掛けの
 ポイントを探すようにしています。」

『FXのトレードで何か気をつけていることはありますか?』

「FX市場は週に144時間も開いているマーケットなので、
 自分を見失わないように、規律を設けています。
 24時間トレードはしたくないですから。(笑)
 そして、一晩に50〜60Pipsしか動かないようなときは
 ボラティリティが不十分なので僕はトレードしません。
 ただ相場を眺めている日もあります。」

『トレードしない日もあるのですか?』

「もちろんです。ボラティリティが十分でないときは
 決してトレードはしません。」

『その他に大切な規律や自身のルールはありますか?』

「そうですね…。
 トレードで何が起こるかは絶対に分りませんから、
 ストップは必ず置いています。かなり狭いのを…。
 40Pips以上は負けたくないですから。」

『ストップは40Pips以下なのですね?』

「ええ、自分は良いトレーダーだと思っているので、
 15〜20Pips逆に行ったら損切ります。
 以降のトレードで取り戻せると思っているからです。」

『トレードに自信があるから、ストップを小さく置くのですね?』
 
「そのとおりです。(笑)
 トレードを分析して、15Pipsぐらいの損が出たら、
 それはもう自分の判断が間違っていたということです。
 ですから、20Pipsまでいったら損切ります。」

うーん。なるほどぉ。

アシュカン・ボロール氏は
けっこう大きな建て玉をされるようですが、
トレードに自信があるからこそ、
浅いストップにしているわけなのですね。

欲深く損しまいと、いつまでもポジションにしがみつくような
愚かなことなどは決してしないようです。(笑)

そして、浅く負けた分はいつでも取り戻せる自信があるので、
ダマシを確認したらサッと損切り、次のトレードを行うのですね。

浅い損切りは、トレードの自信に裏打ちされた
トータルで勝ち続けるための「負ける技術」というわけのようです。


「トレードで負ける技術を知らないと、いつか口座はあの世行き。」

なんちゃって。

「おーい。座布団持ってって〜〜。」(笑点)


FXの小鬼たちのお話

G7の後は、17日(火)に迫る米政府への米GMの経営再建計画の
提出が注目されますが、報道によりますと、
GMは計画提出の遅れ可能性があると共に、
米連邦破産法第11条の申請も選択肢の1つとなるようですね。

<先週末13日(金)の主な出来事>

NZ小売売上高(12月)は−1.0%、NZ小売売上高(四半期)は−0.6%と、
市場予想より弱い結果となりました。
主要通貨ペアは年金基金系の買いも入った模様で、
G7を前にした持ち高調整もあってか、上下動しながらも、
しだいに堅調な展開となりました。
豪上院が420億豪ドル規模の追加景気対策法案を可決しました。
日経平均は前日比+74.04円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
序盤にユーロを除く主要通貨ペアが上下動をしながらも、
堅調に推移しました。ユーロは軟調傾向で推移しました。
独DGP四半期速報は市場予想より弱い−2.1%となりました。
英テレグラフ紙が「欧財務相がポンド下落について
英財務相を非難。」と報じました。
ポンドがしばらく堅調に推移しました。
スイス生産者輸入価格(1月)は
市場予想より弱い−0.8%となりました。
欧GDP四半期速報は市場予想より弱い−1.5%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が米連休前の持ち高調整や16日の日GDPも意識されたか、
上下動しながらも堅調な展開となりました。
ユーロドルはこの時間は上下動の揉み合いとなりました。
カナダの新車販売台数(12月)が
市場予想よりは強い−14.8%となりました。
英ロイズが「傘下のHBOSの損失が85億ポンドとなった」
ことを発表しました。
英首相が「ポンドの下落は英国の競争力を高める。
政策目標は通貨ではない。」と英テレグラフ紙報道を
一蹴して、ポンド安を容認する発言をしました。
ポンドが軟調に転じました。
また、英財務相が「G7でポンドが特別議論されない見通し。
G7では保護主義を問題提起。為替協議は通常の域の見通し。」
との認識を示しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月)速報は、
市場予想より弱い56.2となりました。
ユーログループ議長が「ここ数ヶ月の為替変動は過度過ぎる。」と、
過度な為替変動に懸念を表明しました。
米ホワイトハウスが18日(水)に「住宅差し押さえ拡大防止プラン」
を公表することを発表しました。
米下院が7870億ドル規模となった景気対策法案を可決しました。
NY原油は37ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−82.35ドルで取引を終えました。

<週初め16日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ生産者物価(四半期)、
朝8時50分に日実質GDP四半期速報、日GDPデフレータ、日名目GDP、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(2月)、
午後1時半に日鉱工業生産(12月)、日稼働率指数(12月)、
夜10時半に加製造業出荷(12月)、加国際証券取扱高(12月)、
などの経済指標が発表されます。
今日の日実質GDP四半期速報には注目です。
また、今日16日は米市場がプレジデンツ・デーの休場で
米指標はありません。

<明日17日(火)の主な予定>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(12月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注(1月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(12月)、
午後6時半に英消費者物価指数(1月)、英小売物価指数(1月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(2月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(2月)、欧貿易収支(12月)、
夜10時半に米NY連銀製造業景気指数(1月)、対米証券投資(12月)、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・米の指標には注目です。
また、この日は米GMと米クライスラーの経営再建計画の
提出期限日ですので、これに絡む相場動向にも注目されます。

そして、今週の2月18日(水)からの主な注目材料は、

18日(水)に、英BOE議事録、INGグループ決算発表、
ソシエテ・ジェネラル決算発表、米輸入物価指数、米住宅着工件数、
米建設許可件数、FRB議長講演、米鉱工業生産、米FOMC議事録、

19日(木)に、日政策金利、日銀総裁記者会見、BNPパリバ決算発表、
加景気先行指標指数、米生産者物価指数、米新規失業保険申請件数、
米景気先行指標総合指数、米フィラデルフィア連銀景況指数、

20日(金)に、豪RBA総裁講演、日金融経済月報、
独PMI(製造業・サービス)、欧PMI(製造業・サービス)、
英小売売上高指数、加消費者物価指数、米消費者物価指数、

などがあります。

さて、ある程度の織り込みは進んでいた模様ですが、
先週末13日には当初予定よりも規模縮小とはなったものの、
世界でも過去最大級の7870億ドル規模の景気対策修正法案が
可決となり、米財政出動が始動することとなりました。

また、ローマで開催されたG7(国財務相・中央銀行総裁会議)では
「世界経済と金融の安定化は最優先課題。成長・雇用支援に
政策手段を総動員。財政政策は前倒し迅速に実施。
為替相場の過度な変動は経済と金融の安定に悪影響。
市場を注視し協力。保護主義的な政策回避を約束。」
などからなる共同声明を発表して、閉幕となりました。
また、中国の財政出動と人民元上昇につながる柔軟な為替相場への
取り組みを歓迎するとも発表しました。
そして、日本によるIMFへの融資に対しても
良い評価が発表されました。

市場では今回のG7に対して、大規模な財政出動で協調して
先進7か国が最大限の政策措置をとることを明確化したことを
評価する声がある一方、
予想の範囲であり、あまりインパクトがない
とする向きもあるようです。
また、一部で懸念されていたポンド安についての
具体的な協議は行われなかったようです。

アナリストの見解では、リスク回避懸念が後退して
いったん円の手仕舞い売りを予想する向きがあると共に、
一方ではG7で円高懸念は共有できず、
大枠としてリスク回避の円買いの流れに戻ると予想する向きの
両方があるようです。

一方、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、
17日(火)に迫る米政府への米GMの経営再建計画では、
米連邦破産法第11条の申請も選択肢の1つになるとのことです。
また、他紙によれば米GMの経営再建計画の策定は難航して
提出遅れの可能性もあるとのことで、今後の展開が注目されます。

また、いつもは為替に影響度のあまり強くはない
日本の経済指標ですが、織り込みがある程度進んでいると
指摘する声もあるものの、週明け今日16日の朝に発表される
日実質GDP四半期速報の結果にも注目されます。


さて今日は、「FXの小鬼たち」のお話です。

「FXトレーディング」という著書で有名な
キャシー・リーエンと、ボリス・シュロスバーグの共著の
「FXの小鬼たち」(パンローリング社)という本には
興味深いエピソードがたくさん綴られています。

今日はその中から、フーサイン・ハーネカー氏の場合の
気づきのお話です。

ハーネカー氏は、共同事業に失敗して、
苦労した蓄えを根こそぎ失いました。

そして、いろいろと事情があったのでしょう。

大学生でもアルバイトをすれば簡単に稼げる
1000ドル(9万円ほど)を、7ヶ月間もかけて蓄え、
FXトレードを始めました。

そして、現在はミリオネアとなられています。

はて? その秘密とは…。

お世辞にも多い資金とはいえない元手で
どうやって、ミリオネアになることができたのでしょうか。

そう…。

でもその前に、このお話をしておかなくてはなりません…。

「150Pipsゲットォォォォォォ!」と息巻くトレーダー。

このような自慢げな姿はよく見かけるものです。(笑)

でも、けっこうこのような人に限って、
収支はマイナスとなっていることがあるようです。

小鬼の一人、チャック・ヘイズ氏はこう語っています。

「あぁ、そうです。長続きしている人はいないですね。
 1万ドルを25万ドルにした人は見たことがありますが、
 トレーディングのスキルをマスターできなければ、
 それを維持することはできませんね。」

「……。」

「大きく勝つことができた理由が、
 強欲とリスクを恐れないトレーディングであった場合、
 相場が逆に動いたときに
 大きく負ける理由ともなりますからね。」

さて、

1000ドルの資金からミリオネアとなった
ハーネカー氏の場合はまったく違いました。

ほとんど真逆。

彼は極端に保守的な慎重居士で、
デモ口座を3回連続で3倍にするまでは
実戦は決してしませんでした。

初心なのにいきなりリアルトレードの
プロのひしめくリングに上るような暴挙はしなかったのです。

まぁ、資金が少なかったから負ける余裕はなく
慎重になったとも思いますが、
とにかく頑(かたく)なに、こうしました。

そして、なんと驚くことに

彼は…、そう。ミリオネアとなった今もですが、

1日に1度だけ10Pipsのトレードだけをすることを
自身の鉄の規律としたのでした。

そうです。

資金が増えるにつれ、建て玉こそは大きくしましたが、

1日に1度、10Pipsのトレードだけをしたのです。

どんなにレートが上昇(下降)しそうでも、
しっかりと、たった10Pipsで利確しました。

それで、その日のトレードは終わりです。

どんなにチャンスがあるように見えても、
ぐっと堪えてそれ以上のトレードはしませんでした。

ストップは20Pipsに設定して、
それで負けた日はもうトレードしませんでした。

ええ、もちろん。

ハーネカー氏は、損小利大が大切なことも、
また、リスクリワード比が逆転していてはいけないことも
そんなことは知っていましたとも。

でもこれが彼のトレードスタイルなのです。

それだけ、「ここは!」と思うところしか
トレードしなかったのです。

そして彼の場合、経済指標の発表時間は、
しっかりチェックしてトレードを避けました。
彼の場合は、経済指標の発表が災いしてしまうことが
多かったからです。

彼は自分自身を研究したのです。

その結果、3つの結論を得たのでした。

1つは、自身のトレードで70Pips含み損となったら、
90%以上の確率でレートは戻ることはなく、
大きな負けトレードとなってしまうこと。

もう1つは、その日、勝った後のトレードは、
彼の場合はどういうわけか、
ことごとく負けトレードなること。

そして最後の1つが、

負けトレードを少なくすることが最も大事、
ということに気づいたのです。

そして、いろいろと自身のトレードスタイルを模索した結果、
身の丈にあった堅実な10Pipsトレードに行き着いたというわけです。

「あははっ。日10Pipsのトレードだと? 
 へっ、ショボ過ぎるんじゃん。」

「リスク・リワード比がてんで間違っていますなぁ。」

「トレード以前の問題のような…。
 こんなR倍率では利小損大となるのでは?」

もしかしますと、ハーネカー氏のトレードは
理論的には間違っているのかもしれません。

でも…、

収支マイナスの武勇のトレーダーや、
頭でっかちなだけで儲けることのできない理論派は、

ハーネカー氏のトレードスタイルを非難できないことでしょう。

だって彼は、そのような儲けれない人たちとは違って、
この方法で現実にミリオネアとなったのですから…。

うーん。

トレードは儲けてナンボの世界。

1日たった10Pipsでミリオネア。
世の中には理論を越えたすばらしいトレーダーが
いるものなのですね。(驚)

「己を知らば…」の孫子の兵法を地で行くようなお話しですね。


FX ブッカー氏の気づきのお話

今日からローマでG7(財務相・中央銀行総裁会議)が始まりますね。

<一昨日11日(水)の主な出来事>

週初めに発表が予定されていたガイトナー米財務長官による
米金融安定化策が前日の10日(火)に繰り延べで発表されましたが、
不良資産買取問題で内容に具体性が欠けていたことや
規模に不満があったか、期待先行の反動もあって、
NYダウがオバマ政権発足後、
最大の下落幅で年初来最安値となったことで、
主要通貨ペアが下落したことを継いでのスタートとなりました。
東京時間では東京市場が休場で、様子見的な相場展開となました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調となりました。
ドルストレートは序盤で堅調な動きを見せましたが、
その後は軟調傾向となりました。
独消費者物価指数が市場予想とおりの−0.5%となりました。
英失業率(1月)は市場予想とおりの3.8%となりました。
英BOE四半期インフレ・リポートでは、
「CPIは今後2年間で0.5%の見込み。
09年初めにGDPが約4%低下する見込み。」などを発表しました。
英BOE総裁談話では「英経済は深刻な景気後退にある。
金利は量的緩和もするのでゼロとする必要はない。」
などの認識を示しました。
スイス金融大手のクレディ・スイスの08年12月通期決算では、
82億スイスフランの最終赤字となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となりましたが、その他多くの主要通貨ペアは
上下動の揉み合いとなりました。
米貿易収支(12月)は市場予想より弱い−399億ドルとなりました。
カナダの新築住宅価格指数(12月)は市場予想よりは強い−0.1%、
国際商品貿易は対米輸出の落ち込みなどから
市場予想より弱い−5億カナダドルとなりました。
ガイトナー米財務長官の議会証言では
「政府による金融市場保護は役割を限定すべきだが、
早急に金融安定化策の詳細を示す必要。
今後、数週間以内に住宅対策の詳細を発表予定。」
などの認識を示しました。
シカゴ連銀総裁が「09年上期の米GDPは大幅に落ち込む見込み。
09年後半にはGDPは拡大する可能性。
失業率は2010年にかけて上昇の可能性。
数週間以内にTALF(ターム物資産担保証券貸出制度)が
開始できる可能性」との認識を示す発言をしました。
米上院で米景気対策について合意となり、
採決の準備ができことが報じられました。
米月次財政収支(1月)は
市場予想より弱い−838億ドルとなりました。
NY原油は続落して35ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+50.65ドルで取引を終えました。

<昨日12日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円とクロス円が上下動しながらも
軟調に推移して、ドルストレートは揉み合いとなりました。
日国内企業物価指数(1月)は
市場予想より弱い−1.0%となりました。
米議会の両院が米景気対策法案の修正案の
合意となったことが報じられました。
豪失業率(1月)は市場予想より弱い4.8%となりましたが、
豪新規雇用者数(1月)は市場予想より強い0.12万人となりました。
豪議会上院で420億豪ドル規模の景気刺激策が否決となりました。
日経平均は一昨日比−240.58円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルストレートなど主要通貨ペアが軟調となりました。
仏ルノーの08年決算では、純利益が5億9900万ユーロとなって、
前年の27億3400万ユーロから大きく後退することとなりました。
欧ECB月報では「09年のインフレ見通しを+0.9%、
09年GDP成長見通しを−1.7%」などが発表されました。
欧鉱工業生産(12月)は市場予想より弱い−2.6%、
欧鉱工業生産(前年比)は
過去最大の下落となる−12.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
米小売売上高(1月)が市場予想より強い+1.0%、
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い62.3万件となりました。
ドル円が上昇しました。
英フィナンシャルタイムズ紙が
「米ドルの価値が減じても中国は米国債の購入を継続。」と、
中国当局者のコメントを掲載しました。
ユーロが一時軟調となりました。
米企業在庫(12月)は市場予想より弱い−1.3%となりました。
格付け会社のムーディーズが米国と英国の格付けを
見直していることを発表しました。
トリシェECB総裁がユーロを脱退する
加盟国があるとの噂を否定しました。
終盤に主要各通貨が堅調となりました。
NY原油は34ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に反発して前日比−6.77ドルで取引を終えました。

<週末の今日13日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(12月)、NZ小売売上高(四半期)
午後4時に独GDP速報(四半期)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(1月)、
午後7時に欧GDP速報(四半期)、
夜10時半に加新車販売台数、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月)速報、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。
16日(月)の米祝日を控えた動向も注目されます。

さて、週初めに発表が予定されていたガイトナー米財務長官による
米金融安定化策が10日(火)に繰り延べで発表されました。
不良資産買取問題でのバッドバンク構想が
官民共同の投資基金となって、内容に具体性が欠けていたことや、
FRBによる資金供給拡大も含めますと、
最大2兆ドル規模の内容とはなりましたが、
マーケットは不満であったようで、
加えて、期待先行織り込みの反動もあって、
NYダウがオバマ政権発足後、最大の下落幅で年初来最安値となるなど
マーケットは金融安定化策に対して、
厳しい洗礼をすることとなりました。

また、16日のプレジデント・デーを法案成立の最終期限として
調整していた米景気対策のほうも、
米議会の両院で米景気対策法案の修正案の一本化が、
基本合意となったことが報じられましたが、
規模が縮小して、当初の雇用創出400万人は350万人規模となるようで
法案成立にかかわる市場の反応が注目されます。

一方、今日13日からローマで行われる
G7財務相・中央銀行総裁会議では、
「世界貿易協定の順守義務に沿う」としながらも、
米景気対策に盛り込まれることになる「バイ・アメリカン条項」が
貿易保護主義との批判の槍玉にあげられそうで、
経済保護主義に傾きつつある仏・伊など
欧州各国の対応を含めて注目されます。

また、G7では、09年は08年の10倍もの途上国向け融資が
必要となっているIMFなど国際金融機関の増資の問題や、
為替に関する協議の行くへと共に、
市場の期待感とその後の(ギャップの)動きにも注目されます。


さて今日は、ブッカー氏の気づきのお話です。

ロブ・ブッカー氏はウェスト・バージニア州の
弁護士出身のフルタイムトレーダーですが、
とても示唆にとんだ経験談を語っています。

なんで弁護士を辞めてまでトレーダーになったのか、
というお話は、さておいて(笑)

ブッカー氏は2,500ドルという、小さな資金から
トレードを始めたのだそうです。

そして、トレードを始めた最初の数日で、
ビギナーズ・ラックもあったと思いますが、
資金を10%増やすことに成功しました。

「そこで一休みするべきでした。
 すっかり舞い上がってしまっていて、
 FX界のウォーレン・バフェット気取りとなっていました。(笑)
 そして、大きな教訓を得ることになりました。」

「何が起こったのですか?」とインタビュアー。

「2週間後にストップを置かずに仕掛けて、
 72時間後に資金の90%を失いました。」

「……。」

「もとの2,500ドルまで減ったとき、
 『きっと損益ゼロで終わって、
 悪いトレードがなかったことになる』
 と自分に言い聞かせたのを覚えています。」

「……。」

「それから、資金は2,000ドルに減り、さらに1,500ドルになり…、
 そこまで減ったときには
 『もうこれ以上悪くなることはあり得ない』と放置しました。
 ええ、当然悪くなりましたが…。(苦笑)」

「今ならそういう状況でどうされますか?」(インタビュアー)

「資金を守るために全力をつくします。
 それが僕の最優先事項です。」

「……。」

「トレードを始めたとき、僕は経済的にかなり苦しい状況でした。
 そのとき事業で大成功している友人が僕の目を見ながら
 『ロブ、金儲けは難しいと思っているだろう。
  違うんだ。金儲けは簡単なんだ。守るのが難しいんだ。』
 と言いました。彼はトレードの話をしていたのではありませんが
 まさにトレードに当てはまることを言っていたのです。」

「守りのトレードをすべきだと自覚されたのですね?」

「ええ。2,500ドルをすべて失った後、11ヶ月間、
 徹底的にトレーニングしました。
 練習口座で安定的にトレードできるレベルまで上達し、
 ギャンブルでなくなるまでに11ヶ月かかりました。
 初期資金を絶対に失わないことが主な目標となりました。」

「……。」

「資金を守ることができればトレードを続けることができます。
 トレーディングは生き残りゲームですから…。」

そして、ブッカーは5年足らずで、
大口の資金を運用する大手銀行のクライアントになっています。

パンローリング社の「FXの小鬼たち」に載っているお話ですが、
一見、ネガティブな目標ながら、とても示唆に富んでいますね。

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

お話に出てきた世界一の富豪のウォーレンバフェット氏や
王様の親分みたいな名前の(笑) キング・ドン氏も、
同様のことをおっしゃっています。

「第一の目標は資金を守ること。第二の目標も資金を守ること。
 そして、第三の目標は、第一の目標を守ること。」

どうも、投資では積極よりも
「守」がより大切なようですね。(笑)

そういえば…、

あるベテラントレーダーがこんなことを言っていました。

「あんた達、チャートを見たら、エントリーすることばかり、
 エントリーチャンスばかり探しているのだろう?」

「???」

(そんなのあたりまえじゃないか! あと何があるって言うんだ)

「あははっ。だから負けるんだよ。」

「……?!」

「チャートを見て第一に考えるのは、
 エントリーチャンスを探すことなんかじゃない。」

「……?」

「いいかね。チャートを見て最初に考えることは、
 トレードをしていけない場面を把握することなんだよ。」

「……!」

「動きが出て判りやすい所では恐れをなして、
 良い場面を待つこともできずに、
 揉み合いや小動きばかりに手を出してちゃ、
 そりゃぁ、負けるわな。」

(イヤなことを言うオヤジだ。でもそんなところも少しは…)

うーん。

真逆なことの多いヘンダー・ランドのトレードの世界では、
もしかしたら、「守るは攻めるなり」なのかも。。。。(笑)


FX 「織り込み」のお話

週初めの今日9日(月)深夜2時にガイトナー米財務長官から
新たな金融安定化プランの概要が発表される予定で注目されますね。

<先週末6日(金)の主な出来事>

オセアニア時間から東京時間初動にかけて、
主要通貨ペアが軟調となる場面がありましたが、
東京時間では様子見的な上下動の相場展開となりました。
豪RBA四半期金融政策報告では、
経済成長とインフレの見通しを下方修正。
豪貿易は2008年終わりから2010年初めに約20%低下する可能性。」
との見解を示しました。
格付け会社のムーディーズがトヨタを格下げしました。
日景気先行CI指数速報(12月)は市場予想よりやや弱い79.8%、
日景気一致CI指数速報(12月)は
市場予想とおりの92.3%となりました。
日経平均は前日比+126.97円で8000円台を回復して引けました。

ロンドン時間では、
M&Aを材料としてポンドが上げるなど、
主要通貨ペアが初動で上げる場面がありましたが、
その後は下げる上下動の展開となりました。
スイス失業率(1月)は市場予想とおりの2.9%となりました。
英鉱工業生産(12月)は−1.7%、英製造業生産高(12月)は−2.2%と
ともに市場予想より弱い結果となり、
英生産者仕入価格(1月)は
1.5%と市場予想より強い結果となりました。
独鉱工業生産(12月)は市場予想より弱い−4.6%となりました。
カナダの失業率(1月)はここ4年で最も悪い7.2%、
カナダの雇用ネット変化率(1月)は過去最悪の−12.90万人と
ともに市場予想よりかなり悪い数字となりました。
一時カナダドルが売られました。

ニューヨーク時間では、
米失業率(1月)が1993年以来で最悪の7.6%、
米非農業部門雇用者数変化が1974年12月以来で最悪の−59.8万人と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
米ホワイトハウスが「雇用統計は経済の大幅な収縮を示す。
大胆な財政措置の必要性。
対応に失敗すると失業率は2桁になる可能性。」
との認識を示しました。
英BOEがCP買い取りプログラムを
2月13日に開始することを発表しました。
格付け会社のフィッチが米バンカメと米シティの優先株式の
格付けを引き下げました。
米雇用統計発表後、上下動しながらも
主要通貨ペアが上昇する展開となりました。
スイスSNB副総裁が「スイス経済は大きく減速する可能性。
スイスフランの上昇を懸念。スイスフラン安は歓迎。
SNBはさらに経済対策手段を有する。」
との主旨の発言をしました。
米消費者信用残高(12月)は
市場予想より弱い−66億ドルとなりました。
米ガイトナー財務長官が、金融安定化プランを
2月9日(月)に公表することを発表しました。
NY原油は40ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+217.52ドルで取引を終えました。

<週初めの今日9日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際収支(経常12月・貿易12月)、機械受注(12月)、
午後1時半に日企業倒産件数(1月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(1月現状判断DI・1月先行判断DI)
午後3時に日工作機械受注速報(1月)、
午後4時に独貿易収支(12月)、独経常収支(12月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(1月)、
などの経済指標が発表されます。

この日の深夜2時にガイトナー米財務長官が
新たな金融安定化プランの概要を発表するとのことで、
また、発表後にオバマ大統領が記者会見を行う予定で、
ともに大いに注目されます。

<ゴトウ日の明日10日(火)の主な予定>

午前9時01分に英RICS住宅価格(1月)、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(1月)、豪NAB企業景況感指数(1月)
午後2時に日消費者態度指数(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(1月)、
午後5時45分から豪RBA総裁講演、
午後6時半に英商品貿易収支(12月)、
深夜12時に米卸売在庫(12月)、
などの経済指標が発表されます。
英指標と豪RBA総裁講演には注目です。

また、この日のNY時間にバーナンキ米FRB議長と
ガイトナー米財務長官の
議会証言が行われる予定で大いに注目されます。

そして、今週の2月11日(水)からの主な注目材料は、

11日(水)に、日祝日休場、クレディ・スイス決算発表、
独消費者物価指数、英失業率、英BOE四半期インフレ・リポート、
加貿易収支、米貿易収支、米月次財政収支、

12日(木)に、豪失業率、豪新規雇用者数、欧ECB月例報告、
欧鉱工業生産、トリシェECB総裁講演、米小売売上高、
米新規失業保険申請件数、米企業在庫、

13日(金)に、NZ小売売上高指数、独GDP第4四半期速報、
欧GDP第4四半期速報、ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
G7財務相・中央銀行総裁会議開始、
16日の米祝日を控えた動向(米債券市場短縮取引)

などがあります。

さて、先週末の米雇用統計では、米失業率(1月)が1993年以来で
最悪となる7.6%、米非農業部門雇用者数変化が1974年12月以来で
最悪の−59.8万人と、米自動車産業などの大幅なリストラなどにより
実体経済の状況を繁栄して悪い結果となりましたが、
ホワイトハウスが大胆な財政措置を講ずる必要を宣言したことや、
米ガイトナー財務長官が、新たな金融安定化プランを日本時間の
2月9日深夜2時に公表することを発表したことなどもあって、
期待感からか主要通貨ペアは反発する展開となりました。

期待感による先織り込みの展開もあったようですが、
さらに相場が上昇する可能性とともに、
場合によっては一時の頂点とみる短期筋の「事実売り」の
仕掛けの可能性を指摘する声もあるようで、
9日(月)深夜2時のガイトナー米財務長官による
新たな金融安定化プラン発表前後の相場動向が注目されます。

そして、米オバマ新大統領は、ボルカー元FRB議長をトップとする
経済再生諮問会議のメンバーにGEのイメルト会長や
ハーバード大学教授や元米証券取引委員会(SEC)の委員長を加え、
米経済建て直しに積極的ですが、
オバマ米大統領の最大の課題である米景気対策法案では、
16日のプレジデント・デーを法案成立の最終期限として
調整に努めているものの米共和党からは規模縮小案なども提出され、
今後の動向が注目されます。

また、今週は市場の注目度の高い経済指標の発表が相次ぐとともに、
週末にはG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されるとあって、
相場が大きく動く可能性もありそうで、
イベント前の思惑の動向も含めて注目の一週間となりそうです。


さて今日は、「織り込み」のお話です。

相場ではよく「織り込み済み」などということが言われますね。

価格に影響のある事象が
既に先に相場に反映されてしまっていることを
「織り込み済み」などと言うわけですが、

ニュースなどにより、市場予想が現実化しても、
マーケットの織り込みの範囲であれば、
「さっぱり相場が動かない」なんてことが
相場では日常的に起こっています。

身近な例では前日のNYダウが上昇すると、
かなりの確率で翌日に日経平均も上昇するものですが、

日経平均が上昇という事実があっても
為替市場でリスク選好動意がもっと進むかと思いきや、
前日のNY時間に織り込まれた範囲であれば、
「そんなのもうとっくに織り込み済みさ。」というわけで、(笑)
さっぱり東京時間に為替相場が動かないこともありますね。

相場は現実と期待に揺れながらも、
常に未来を織り込もうとして動いているわけです。

ですので、現在の経済状況とレートは
ある程度は乖離していることがあって、

ときに実体経済が悪くとも期待感先行で上昇したり、
ときに実体経済の悪さに注目が集まり現実に目覚めたり、
未来への思惑や期待と実態経済との綱引きが相場を形成するようで、

ファンダメンタルズ的な事実とともに、
相場が未来を先んじて織り込もうとすることや
思惑や期待を含めた市場心理的動きも加えて見ないと、

「なんと不可解な。相場は間違っている。」

ということになってしまいます。(笑)

価格こそが相場の真実ですが、

もしかしますと、相場は実態経済に対して
常にある程度は間違っているのかもしれませんね。

なのでファンダメンタルズ的に大きな変動がなくても、
調整が起こるのかもしれません。(謎)

また、" Sell(Buy) the Rumor,Buy(Sell) the Fact. "

と呼ばれることも、相場が先織り込みをすることを象徴していて、

噂(思惑)で買い(売り)、要因(事実)が明らかとなった時に手仕舞う、
という短期筋の動きとなることがあるようです。

良いニュースが発表されたのに、ちょっと上昇した後に、
ぐんぐん下落するなんてこともよくあるわけですね。

単純な事実関係だけでいくと、良いニュースなのに、
「相場が下落した」という不可解なこととなるわけですが、

その裏には、「良い」という織り込みが既に以前に進んでいたわけで
「ニュース・リバーサル」などと呼ばれているようです。

さて、9日(月)深夜2時にガイトナー米財務長官によって
新たな金融安定化プランが発表されますが、如何なりますか。

でも、その後にはG7があって…、
またその後には、米景気対策法案が可決されるかも知れないし…。

市場の思惑を推し量るのはとてもたいへんなことです。(苦笑)

ならば…、

「なんだかんだと予想せずに、ただ相場の動きに柔軟についていく」

のが良いのかも。。。(笑)


<お知らせ>2月11日(水)祝日のブログの更新はお休みいたします。



FX チャート・ポイントのお話

北の街、札幌では「第60回さっぽろ雪まつり」が始まりました。^^
さて、週末の今日は注目の米雇用統計の発表ですね。

<一昨日4日(水)の主な出来事>

オセアニア時間時は主要通貨ペアが軟調傾向となりましたが、
東京時間では上下動しながらも堅調傾向で推移しました。
オバマ米大統領が「景気対策法案には銀行システムの修復を
盛り込むべき。また、景気対策法案のバイアメリカン条項を
再検討すべき。貿易戦争の引き金となりかねない条項の削除を望む」
との主旨の発言をしました。
英ネーションワイド消費者信頼感は
市場予想より弱い40となりました。
豪住宅建設許可(12月)は市場予想よりかなり弱い−2.9%、
豪小売売上高は市場予想より強い3.8%となりました。
日経平均は前日比+213.43円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
前半に主要通貨ペアが軟調となりました。
独PMIサービス業(1月)は市場予想よりやや弱い45.2となりました。
欧PMIサービス業(1月)は市場予想よりやや弱い42.2となりました。
英PMIサービス業(1月)は市場予想より強い42.5となりました。
欧小売売上高(12月)は市場予想より強い0.0%となりましたが、
前回値が大きく下方修正されました。
米チャレンジャー人員削減数(1月)は前年比で222.4%となりました。

ニューヨーク時間では、
前半に主要通貨ペアが反発しました。
米ADP雇用統計(1月)は市場予想よりは強い−52.2万人となりました。
米ISM非製造業景況指数(1月)は市場予想より強い42.9となりました。
ニューヨーク後半は主要通貨ペアが軟調傾向となっていきました。
英国立経済社会研究所が「利下げだけでは英経済立て直しに不充分」
との見解を示しました。
バンク・オブ・アメリカ株が急落して
一時18年ぶりの安値をつけました。
米タイムワーナーの四半期決算では
160億3200万ドルの赤字となりました。
NY原油は40ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−121.70ドルで取引を終えました。

<昨日5日(木)の主な出来事>

様子見的な上下動の揉み合い相場となりました。
NZ四半期失業率は市場予想とおりの4.6%となりました。
水野日銀審議委員が「世界経済の低迷は09年前半の観測。
最悪は2010年まで底打ちしない可能性も。
日銀は財政政策を含む政策対応や、異例の政策対応も必要。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−89.29円で
8000円台を割り込んで取引を終えました。

ロンドン時間では、
英欧の政策金利の発表やトリシェECB総裁記者会見のイベントを
意識したか、上下動の揉み合い相場がしばらく続きました。
谷垣元財務相が「急激な円高や為替変動は好ましくない。
1ドル90円程度は実勢から大きくかけ離れている。
追加景気対策は必要あれば行うべき。」
と円高に不快感を表明しました。
ポンドなど主要通貨ペアが堅調に推移しました。
独銀の2008年12月期通期決算では、
最終損益が初の赤字となる−38億3500万ユーロとなりました。
独製造業受注(12月)は市場予想より弱い−6.9%となりました。
英BOEが政策金利を大方の市場予想とおり0.50%引き下げ、
政策金利を1.00%ととました。
英BOE声明では「世界経済は深刻な下落局面。
インフレが目標を下回る見通しと判断して利下げを決断。」
との見解を示しました。
欧ECB政策金利は市場の大方の予想とおり
2.00%で据え置きとなりました。

ニューヨーク時間では、
上昇傾向にあった主要通貨ペアに調整の動きが見られました。
米非農業部門労働生産性(四半期)は市場予想より強い3.2%、
米新規失業保険申請件数はここ26年で最悪の62.6万件となりました。
カナダの住宅建設許可(12月)は
市場予想よりは強い−3.9%となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「最新データはさらなる景気の落ち込みを示唆。
ECBはインフレを2%に近づける。
景気刺激策が景気の落ち込みを緩和。
長期的な構造改革が必要。2.00%の政策金利は最低水準ではないが、
ゼロ金利政策は適切ではない。非伝統的政策をとることは可能。
ECBは3月に新たな見通しを示す。
3月の利下げの可能性は排除しない。
市場による3月の金融会合での
0.50%の利下げ観測はおそらく正しい。
貿易保護主義は重要な脅威。
バッドバンクを含めた追加措置は必要となる可能性。」
などを主旨とする発言をしました。
米製造業受注指数(12月)は市場予想より弱い−3.9%となりました。
カナダのIvey購買部協会指数(1月)は
市場予想より弱い36.1となりました。
NY後半からは、米財務会計基準審議会が時価会計ルールを
変更するという観測がマーケットに流れ、
ドル円やクロス円が急伸する展開となりました。
WTOやIFOやOECDや世銀などが
「グローバルな協調行動が必要。各国は保護貿易主義に抵抗すべき」
などの共同声明を出しました。
スイスSNB副総裁が「SNBは必要な場合は新たな金融政策手段をとる」
とコメントしました。
米セントルイス連連銀総裁が
「第2四半期までマイナス成長の可能性。
08年第4四半期GDPは下降修正される可能性。
実質的ゼロ金利政策は予見できる将来まで継続。
インフレは下振れリスク。CPIがマイナスに転ずる可能性。」
との認識を示しました。
カナダ財務相が「加雇用統計は残念な結果となる可能性。」
との主旨の発言をしました。
終盤は主要通貨ペアに調整の動きがみられました。
NY原油は40ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+106.41ドルで取引を終えました。

<週末の今日6日(金)の主な予定>

ウェリントン市場は休み。
午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時に日景気先行CI指数(速報 12月)、日景気一致CI指数、
午後3時45分にスイス失業率(1月)、
午後6時半に生産者物価指数(1月)、英鉱工業生産(12月)、
午後8時に独鉱工業生産(12月)、
夜9時に加失業率(1月)、加雇用ネット変化率(1月)、
夜10時半に米失業率(1月)、米非農業部門雇用者数変化(1月)、
明け方5時に米消費者信用残高(12月)、
などの経済指標が発表されます。
今日の指標は米雇用統計を中心にそれぞれ注目です。

さて、報道によりますと1月の新車販売台数で
米国は27年ぶりの低水準となって、世界最大の自動車販売市場の
米国が中国に抜かれることとなったとのことで、
年間販売台数でも今後「米中逆転」となる可能性があるそうです。

そして、1月の米新車市場が「悲観シナリオ」より
さらに悪く想定以上に落ち込んだことで、米ビッグスリーの
経営再建計画はよりいっそう厳しい事態となってきているようです。

また、期待高まる米オバマ政権ですが、
ガイトナー氏に続きダシュル氏の厚生長官指名でも
またもや納税漏れ問題となって、
急遽、厚生長官指名についてはダシュル氏の指名を取りやめるなど、
騒動となっているようです。

そして、景気対策法案のバイアメリカン条項削除法案も
米上院で付帯条項付きながらも否決されて、景気対策法案に対して
米共和党からは修正案も提出され、追加提案なども相次ぎ、
早期成立を目指すオバマ大統領も気苦労が絶えないようです。

一方、英BOEは政策金利を0.50%引き下げ
政策金利を過去最低となる1.00%としました。
これで5ヵ月連続の政策金利引き下げとなりました。
今後は英政府による金融機関の不良資産の買取が
どうなるかが注目されそうです。

また、欧ECBは2月金融政策会合では
政策金利を2.00%で据え置きとしましたが、
トリシェECB総裁は、記者会見で
今後のゼロ金利政策は否定しながらも、
次の3月会合で0.50%の利下げをすることをほのめかしました。
経済見通しなど談話内容は総じて前回よりも
弱い内容であったようです。

さて、昨日はNY時間に米財務会計基準審議会が
時価会計ルールを変更するという観測がマーケットに流れ
相場が動いたようですが、今日は注目の米雇用統計の発表で、
昨日に続き相場が大きく動く可能性もありそうです。
オバマ米大統領からは「雇用統計は暗い内容となるだろう。
行動を起こさなければ事態は悪化する。」との
コメントがあったそうです。


さて今日は、チャート・ポイントのお話です。

チャート・ポイントと一口に言っても
いろいろありますね。

代表的な前回高値(安値)の
レジスタンスやサポートもありますし、

歴史的な高値や安値、
トレンドラインやネックライン、
バンドやチャネルの上限や下限、
フェボナッチやピボットのポイントや、
ブル領域とベア領域を分かつ移動平均線なども、

チャート・ポイントと言えそうです。

いろいろな考え方や流儀があって、
チャート・ポイントもたくさんあるようですが、(笑)

抵抗線となることや、

逆にこのポイントを抜けると、
ブレークとなってレートの逸脱的動きが加速して行く
ことなどがパターン的に知られています。

まぁ、実際のトレードでは、
これらのポイントの近くにストップが置かれることが
多いことを利用して、力技でストップをつけに行く、
ビッグ・プレーヤーのストップ狩りの仕掛けなどもあり、

ちょいとチャート・ポイントを超えたあたりで、
またレートが戻ってきてしまう、
ダマシも少なくはありませんが、(苦笑)

チャート・ポイントは、
「戻るか、抜けるか」の注目ポイントとはなりそうです。

チャートポイントが強固であるうちは
逆張りオペレーションが有効な場合が多いようで、

また、ブレークされるとブレークしたほうへ
ついていくのが良い場合があります。

ブレークと言えば、昔から言われている
「保ち合い離れにつけ」なども、
1つのパターンを言い表したものかもしれませんね。

さて、チャートの「境界」ともいえるチャート・ポイントですが、
レートがこのポイントに近づくと、

「このポイントは守られるだろうか、
 それとも、破られるだろうか?」

ということがとても気になるものですが、

これに対して、多くの著名なトレーダーは口を合わせるように
よくこのようなことをいいます。

「チャート・ポイントは破られるまでは抵抗として機能する。
 しかし、守られるか、破られるか、は誰にもわからない。
 その答えは相場自体が教えてくれる。」

なんか、守られるときは守られる、破られるときは破られる、
と言われているようで、煙に巻かれる感じもして、(苦笑)

「じゃぁ、結局、何も判らないじゃないか!」

と駄々をこねてみたくなりますが、(笑)

この言葉の意味は、

「チャート・ポイントでは反転の可能性は高いが、
 思惑の予見はしてはいけない。
 チャート・ポイントでの相場自体の動きを見極めよ。」

ということになるのかもしれませんね。

「相場自体が、その回答を示してくれる」ということのようです。

また、古くから、

「相場の流れを重視することが大切で、
 相場には素直に従い乗ったほうが良い、
 売り買いどちらかは相場に聞くことである」

として、

「相場のことは相場に聞け」などと言いますが、

「思惑によらず」と言う点は共通しているようで、
どうもチャート・ポイントでも例外ではないようですね。


FX ウィリアムの教えのお話

米議会が総額8870億ドルの景気対策法案に盛り込んだ
「バイ・アメリカン条項」は、「保護主義だ」と米国の内外から
批判を浴びているようですね。

<一昨日2日(月)の主な出来事>

主要通貨ペアが軟調なスタートとなりました。
格付け会社のムーディーズが
英金融のバークレイズを格下げしました。
ポンドが軟調に推移しました。
豪首相が豪の財政収支が一時的に赤字となると発言しました。
日自動車販売台数(1月)は前年比で−27.9%となりました。
日経平均は前週末比−120.07円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
序盤ではドル円とクロス円を中心に主要通貨ペアが下落しました。
その後、主要通貨ペアが反発する展開となりました。
独PMI製造業(1月)は市場予想とおりの32.0となりました。
欧PMI製造業(1月)はほぼ市場予想とおりの34.4となりました。
英PMI製造業(1月)は市場予想より強い35.8となりました。
オバマ米大統領が米財務長官に金融機関指針の策定を要請しました。

ニューヨーク時間では、
前半では主要通貨ペアが堅調に推移しましたが、
後半では軟調傾向の揉み合いの展開となりました。
米個人所得(12月)は市場予想よりは強い−0.2%、
米個人支出(12月)は市場予想より弱い−1.0%、
米PCEデフレータ(12月)は市場予想より弱い0.6%となりました。
米ISM製造業景況指数(1月)は市場予想より強い35.6、
米建設支出は市場予想より弱い−1.4となりました。
アルムニア欧州委員が
「英国と北欧諸国が将来ユーロに加わる可能性。
いかなる加盟国もユーロを離脱することない。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は40ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは8000ドル台を割り込んで、
前週末比−64.03ドルで取引を終えました。

<昨日3日(火)の主な出来事>

東京時間前半では主要通貨ペアが堅調な展開となりましたが、
午後からは軟調傾向の揉み合いとなりました。
豪貿易収支(12月)は市場予想より弱い5.89億豪ドルとなりました。
豪政府が420億豪ドル規模の追加景気対策とともに、
08-09年度の財政収支の225億豪ドルの赤字見通しを発表しました。
日銀が購入総額1兆円規模で、
銀行保有株を買い取ることを発表しました。
ドル円とクロス円が一時急伸しました。
豪RBAが政策金利を1.00%引き下げ3.25%としました。
日経平均は一時堅調であったものの午後に値を下げ、
前日比−48.47円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
独小売売上高指数(12月)は
市場予想よりかなり弱い−0.2%となりました。
スイス貿易収支(12月)は
2.2億スイスフランと弱い結果となりました。
欧生産者物価指数(12月)は市場予想より弱い−1.3%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドルが売られユーロドルなど
ドルストレートが堅調な展開となりました。
ドル円は軟調となりましたが、クロス円が堅調に推移しました。
米中古住宅販売保留(12月)は市場予想より強い6.3%となりました。
その後、ドル円が反発をみせました。
英財務相が「英の政策目標はインフレで、通貨ではない。
世界経済は1930年以降で最悪の下落。」
との認識を示す発言をしました。
豪の財務相が「豪個人消費は強まった。」と発言しました。
NY原油は41ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+141.53ドルで
8000ドル台を回復して取引を終えました。

<今日4日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(1月)、
午前9時半に豪小売売上高動向(12月)、豪住宅建設許可件数(12月)
午後5時55分に独サービス業(1月)、
午後6時に欧PMIサービス業(1月)、
午後6時半に英PMIサービス業(1月)、
午後7時に欧小売売上高(12月)、
午後9時半に米チャレンジャー人員削減数(1月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(1月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(総合 1月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。
シスコシステムズなどの決算も注目されます。

<ゴトウ日の明日5日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ失業率(四半期)、NZ労働参加率(四半期)、
午後8時に独製造業受注(12月)、
夜9時に英BOE政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜10時半にトリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米非農業部門生産性(四半期)、米新規失業保険申請件数
同夜10時半に加住宅建設許可(12月)、
深夜12時に米製造業受注指数(12月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧・米の指標とトリシェECB総裁記者会見には注目です。

さて、報道によりますと米系シンクタンク調べで、
アラブ首長国連邦(UAE)のファンドだけで、
08年に1250億ドル(11兆円以上)も失ったとのことで、
原油高騰時には羽振りのよかった湾岸産油国全体で
資産残高が15-30%も減少したとの見方が強まっているそうです。

また、ユーロ圏各国では、1月に格付け会社のS&Pが
スペインの長期債務およびポルトガルやギリシャの
格付けを引き下げ、アイルランドの格付け見通しを
ネガティブにするなど、相場はある程度織り込みながらも、
経済格差がユーロの不安定要素となると指摘する声もあるようです。
ギリシャでは公的債務額がGDPの90%水準にまで
達しているとのことです。

一方、報道によりますと日米欧など15の主要国の中銀は、
金融不安の深まりでドル金利が高止まりしていることから、
世界的なドル調達難に対応して昨年秋から実施している
FRBからドルを借りてドル資金供給をすることを
本年10月末まで延長すると発表しました。
いまだ厳しい金融情勢が覗えるようです。

さて、明日5日(木)は英BOEと欧ECBの政策金利の発表と、
トリシェECB総裁の記者会見が行われますが注目されますね。


さて今日は、ウィリアムの教えのお話です。

ウィリアムとは、有名なラリー・ウィリアムズ氏のことでは
ありません。J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアが
教えを受けたと言うウィリアムのことです。
ファーストネームはわかりません。

ワイルダーは、このウィリアムの教えを
「生涯忘れることのできないレッスン」とその著書で述べています。

ある日の午後…、

S&P500は意味のない上下動を繰り返していました。

その後、マーケットは揉み合いの揺りかごから転げ落ちるように
下落して、5分間に50ポイントも下げる展開となりました。

そのときウィリアムは30枚のショートポジションを持ちました。

次の5分でS&P500はさらに50ポイント下げたので、
ウィリアムはショートポジションを30枚追加して、
60枚のショートを持っていました。

そして、マーケットは真空地帯に入ったか、
さらに100ポイント下落して、
ようやく多少の戻しが入るようになり、
そこでウィリアムはポジションを閉じました。

物語はここから始まります…。

「ウィリアム。マーケットがかなり下げたね。
 価格はかなり割安となったと思うが、
 ここからはさすがに買い場探しだろうね。」

と、ワイルダーが相談するように尋ねると、
ウィリアムは少し怒り顔になって
ワイルダーに向かってこう叫びました。

「気でも狂ったのかね!」

「えっ?、なんのことですか。」

言葉の意味を理解できずに困惑するワイルダー。

「気が狂っているんじゃないのか、と言っているんだ。
 わずか数分で200ポイント下げたと言うのに、
 君はここで買おうというのか。」

「じゃぁ、ウィリアム。どうするつもりなんです?」

「すくなくとも僕はここで買おうとは思わないよ。
 もちろん、売りだ。」

「でも…、もうここまで下げているじゃないですか。」

「そうだよ、ワイルダー。ここが大切なポイントなんだ…。」

と、ウィリアムが言い終わるか終わらないかのうちに
マーケットは底を割り、音を立てるように下落していきました。

ウィリアムはわずかの間に60枚の売りを作りました。

マーケットには買い持ちの人たちの投げが入り、
さらに150ポイント下落して、ようやく戻しが入ってきたとき、
ウィリアムスはショートポジションを利食いしたのでした。

わずか30分ほどの間に5万ドルを稼いだのです。

あっけにとられるワイルダー。

「ウィリアム。バカな質問をさせてください。
 どこまで下げれば買う気になるのですか?」

この質問に、信じられないという顔つきでウィリアムが言いました。

「マーケットが底を割って下げているときに、
 なぜ買う必要があるんだ!」

「でも、こんなに割安になったじゃないですか。
 30分前に比べて350ポイントも安いじゃないですか。
 絶好の買い場かもしれないじゃないですか。」
 
「いいか、ワイルダー。高いとか安いとかいう概念は捨てるんだ。
 それはスクリーンに映し出されている単なる数字だよ。」

「じゃぁ、ウィリアム。
 どこまで下げたら買っても良いと思うんですか。」

なんとか知りたいと、執拗に食い下がるワイルダー。

そして…、

ウィリアムがおもむろに口を開くと
驚くべきことを語り始めました。

「価格が下げ続けるなら、私はゼロになるまで売り続けるよ。」
 そして、
 価格が上昇し続けるなら、月に達するまで買い続けるさ…。」

ワイルダーはこの言葉を、その著書の中で
生涯忘れないレッスンと述懐しています。

うーん。

まぁ、レンジ相場もあるわけですし、
下落相場も上昇相場も永続することもないわけですが、

「トレンドが(明確に)変わらない限りトレンドを追い続ける」

ということを心深く学んだということなのでしょうね。

それにしても、ウィリアムは凄いことを言うものです。
いったいウィリアムとは何者なのでしょう。。。(謎)


(参考: パンローリング 「ワイルダーのアダムセオリー」)


FX アダム・セオリーのエピソード

もう「福は内、鬼は外」の2月になりましたね。
沖縄県では桜祭りがはじまっているそうです。 (^-^)

<先週末1月30日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調な展開となりました。
NZの住宅建設許可(12月)は統計開始以来最低の−6.0%となりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(11月)は−1.0%となりました。
日失業率は市場予想より弱い4.4%となりました。
日全国消費者物価指数(12月)は市場予想とおりの0.4%となりました。
日鉱工業生産(12月)速報は市場予想より弱い−9.6%となりました。
RBNZ総裁が「追加利下げの余地がある。」と発言しました。
日自動車生産(12月)は前年比で−25.2%となりました。
日住宅着工戸数(12月)は市場予想よりは強い−5.8%となりました。
日経平均は前日比−257.19円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円やポンドなどが上下動しなかせらも反発しました。
豪ドルやユーロの軟調が続きました。
英消費者信用残高(12月)は市場予想より弱い3億ポンドとなりました。
欧失業率(12月)は8.0%、欧消費者物価指数速報(1月)は1.1%と
ともに市場予想より弱い結果となりました。
格付け会社のムーディーズがアイルランドの
ソブリン格付け見通しをネガティブとしました。
欧州株価が軟調に推移しました。

ニューヨーク時間では、
米GDP四半期速報が1982年以来最悪で2期連続のマイナスながら、
市場予想よりは強い−3.8%となりました。
米個人消費四半期速報は市場予想とおりの−3.5%となりました。
ドル円が上下動しながらも上昇しました。
ポンドが堅調に推移しました。
ユーロが軟調に推移しました。
カナダのGDP(11月)は市場予想より弱い−0.7%となりました。
スイスの財務相が「輸出依存の高いスイスにとって、
スイスフランの水準は懸念。スイス政府はスイスフラン売りが
必要なときにスイス中銀を支援する。」と発言しました。
スイスフランが軟調となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(1月)は市場予想より弱い
33.3となり、雇用指数も34.8と悪化しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報は
市場予想よりやや弱い61.2となりました。
スイス財務相が翻って「為替介入までは必要なし」と発言しました。
CNBCがバッドバンク設立が難航しているとの観測報道をしました。
NY原油は41ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは辛うじて8000ドルの大台は終値で割り込まなかったものの、
前日比−148.15ドルで取引を終えました。

<月初で週はじめの今日2月2日(月)の主な予定>

午前9時半に豪住宅価格指数(四半期)、
午後2時に日自動車販売台数(1月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(1月)、
午後5時55分に独PMI製造業(1月)、
午後6時に欧PMI製造業(1月)、
午後6時半に英PMI製造業(1月)
夜10時半に米個人所得(12月)、米個人支出(12月)、
米PCEデフレータ(12月)
深夜12時に米ISM製造業景況指数(1月)、米建設支出(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・スイス・米の指標には注目です。
また、サンディスクなどの決算も注目されます。

<明日3日(火)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(12月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.50%〜1.00%の利下げ)
午後4時に独小売売上高指数(12月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(12月)、
午後6時半に英PMI建設業(1月)
午後7時に欧生産者物価指数(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(独・欧)・米の指標には注目です。
また、ディズニーやモトローラなどの決算も注目されます。

そして、今週の2月4日(水)からの主な注目材料は、

4日(水)に、豪小売売上高、豪住宅建設許可、欧小売売上高、
米ADP雇用統計、米ISM非製造業景況指数、
シスコシステムズやタイムワーナーなどの決算、

5日(木)に、NZ失業率(4Q)、独銀決算、独製造業受注、
英BOE政策金利、欧ECB政策金利、トリシェECB総裁記者会見、
加住宅着工件数、米非農業部門労働生産性(4Q)、
米新規失業保険申請件数、加Ivey購買部協会指数、米製造業受注指数

6日(金)に、ウェリントン休場、スイス失業率、英鉱工業生産、
英製造業生産高、英生産者物価指数、独鉱工業生産、
加失業率、加雇用ネット変化率、米失業率、
米非農業部門雇用者数変化、米消費者信用残高、

などがあります。

さて、ユーロ圏の失業率が8.0%となりました。
また一方、米のGDP四半期速報も市場予想よりは良かったものの、
7-9月期に続き2期連続のマイナスで、
年間算の季調済で3.8%の減少となって、個人消費も悪く、
米国の景気後退は、戦後最長となる可能性が高くなって、
一部では世界経済のけん引役から後退したとの声も
上がっているようです。

そして、米政府は今週にも米銀安定化に向けた施策を
発表するようですが、CNBCの報道によりますと、
不良資産を買い取るバッドバンク構想での話し合いが難航している
とのことで、今後の展開が注目されます。

また、今週は5日の英欧の政策金利の発表と
トリシェECB総裁の記者会見と週末には米雇用統計のイベントを控え
相場が大きく動く可能性もあり、注目の一週間となりそうです。


さて今日は、アダム・セオリーのエピソードです。

RSIやパラボリックなどのテクニカル指標の
開発者として知られるJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアが、
ジム・スローマンから100万ドル! で買ったといわれる
有名なアダム・セオリーですが、

そのアダム・セオリーを解説したワイルダーの著作の中の
第3章に載っているエピソードです。

実話とされていますが、ロバートという仮名で
お話が進められます。

短編の戯曲風にアレンジして、(笑)
そのエッセンスをお伝えしたいと思います。

シカゴ商品取引所の場外トレーダーであったジム・スローマンが
毎週巨額の利益を上げているロバートに出会って、

トレーダー同士であれば、話が弾むもので、
「どのようにトレードしているか」と、

スローマンもロバートもトレードしていたS&P500の
その日の動きについて、

スローマンがロバートに尋ねました。

そうすると信じられないような唖然とする回答が返ってきました。

「(相場が)今日どう動くかなんて分らないよ…。スローマン。」

「それは…、私には答えたくないという意味かい?」

「そうじゃないよ。スローマン。本当のことを言っているんだ。
 今日マーケットがどう動くかなんて、分らないさ。」

言葉の真意が解らず唖然とするスローマン。

「だってロバート。あなたはシカゴでもっとも成功している
 トレーダーのひとりじゃないですか。
 それでも今日の相場がどう動くかまったく分らないと
 言うのかい?」

「でも、ほんとうにそうなんだ…。分らない。」

たたみ掛けて質問するスローマン。

「じゃぁ…。何を基準にトレードしているだい?」

「うん。でも話しても、きっと君は信じてくれないだろうね。」

「そ、そうかもしれないが…、
 私を試すと思って話してくれないかな。」

そして、シカゴのベストとレーダーのひとりのロバートは、
スローマンをじっと見やってしゃべり始めました。

「いいだろう。じつはね…。」

「……。」

「こういうことなんだよ。」


果たして、
ロバートの語ったこととは、驚くべきことでした。

「もしもマーケットが上昇すれば買う。
 そしてもっと上昇すれば、もっと買う。
 さらに上げればさらに買う。」

「……?!」

「もしもマーケットが下落すれば売る。
 そしてもっと下落すれば、もっと売る。
 さらに下げればさらに売る。」

「……?!」

ばかげている話にも聞こえ、困惑するスローマン。

「じゃぁ、ロバート。
 買ったとたんに下げたらどうするんだい?」

「あぁ、もちろん下げたら売るだけさ。
 ただ、断っておくけど、上げ下げはっきりしないときは
 僕は決して相場には手出しはしないよ。」

「……!」

「いいかいスローマン。
 マーケットはこっちに動くはずだなんて思っても、
 思いとおりには動かないものなんだ。」

「……!!」

「君は相場が予測のゲームと思っているかもしれないけれど、
 僕は相場観や予測ではトレードしないんだ。
 マーケットに身を任せているだけなんだよ…。
 ただ、それだけさ。」


予測はせずに、ただマーケットに身を任せているだけ―。
トレードとはマーケットに身を任せること―。

このエピソードがあのアダム・セオリーの
ルーツとなっているそうです。

このようなお話に接しますと、

「ふん。こんなのただの物語さ。
 どだいこんな単純なことで勝てるわけがないがないじゃないか。
 こんなんで相場に勝てたら、誰も苦労していないぜ。」

と思うものですが、(笑)

「じゃぁ、相場にほんとうに身を任せたことがあるのか?」

と問われれば、マーケットに身を任せたことのある人は
とても少ないようで、

こんな疑念もただの根拠なき思惑である場合もあるようです。

ロバートに言わせれば、下げているのに買い持ちしているなんて
ばかげたことのようで、(苦笑)

「下手」に予測したり思惑したりするから、
トレードに負けてしまうのかもしれませんね。

もしかしますと、相場の真理はとても単純なのかもしれません。

なんとも興味深いアダム・セオリーのエピソードですね。 (^-^)


(参考: パンローリング 「ワイルダーのアダムセオリー」)


FX 経済学の教授とアナリストのお話

今日は注目の米GDP四半期速報値の発表がありますね。

<一昨日28日(水)の主な出来事>

ドル円は揉み合いが続きましたが、
その他の主要通貨ペアは上下動しながらも上昇傾向となりました。
豪Westpac先行指数(11月)は−1.0%となりました。
豪消費者物価指数(四半期)は
市場予想よりは強い−0.3%となりました。
豪財務相が「豪インフレは低下。
財政と金融政策の余地が残っている。」
と今後の利下げを示唆する発言をしました。
日経平均は前日比+45.22円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独GFK消費者信頼感調査が市場予想より強い2.2となりました。
OECDの事務局長が「ポンドの弱さは英経済にとって良い影響。
欧ECBと英BOEにはさらに利下げの余地がある。」
との主旨の認識を示しました。
この時間、主要通貨ペアが上下動しながらも堅調に推移しました。
スイスKOF選好指数(1月)は市場予想より弱い−0.87となりました。
IMFの専務理事が「ユーロ圏ではいっそうの経済政策の協調が必要。
銀行の一時国有化も検討すべき。」との認識を示しました。
ECBの専務理事が「インフレを抑制後にECBには利下げの余地がある」
との発言をしました。

ニューヨーク時間では、
IMFが09年の世界経済成長を
+2.2%から+0.5%に下方修正しました。
また、09年の米経済は−1.6%、09年の欧経済は−2.0%、
との見通しを発表しました。
独消費者物価指数速報(1月)は
市場予想より弱い−0.5%となりました。
トリシェECB総裁が「極端な低金利は不都合が生じる。
利下げ幅には言及しない。3月の金融政策会合が重要となる。」
との認識を示しました。
米FOMCでは政策金利が0.00-0.25%の据え置きとなりました。
米FOMC声明では「当面、異例に低い水準で政策金利を維持。
金融市場を支援することが政策の焦点。
09年後半に米経済は回復へ向かう。
資産担保証券貸出制度を実施。機関債・MBSの購入を拡大する用意。
効果を検討して米国債を購入する用意。」
などの認識を示しました。
FOMC声明を好感してドルが堅調となりました。
ドルストレートが軟調となりました。
RBNZが政策金利を市場予想以上の1.50%引き下げて、
政策金利を3.50%としました。
RBNZ声明では「貿易相手国の状況は弱く、
09年上期のNZの経済は後退。
NZには金利を動かす余地が大きくある。」
と今後も追加利下げがあることを示唆する認識を示しました。
NZドルが急落しました。
NY原油は42ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+200.72ドルで取引を終えました。

<昨日29日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調に推移しました。
NZの貿易収支(12月)は
市場予想より弱い−3.47NZドルとなりました。
米の8190億ドル規模の景気対策法案が下院で可決されました。
日小売業販売額(12月)は市場予想より弱い−2.7%となりました。
ウォールストリートジャーナルが
「米が2兆ドル規模の新たな銀行救済策の検討に入った」
ことを伝えました。
日経平均は前日比+144.95円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円は上下動の揉み合いとなりましたが、
欧州通貨が反発する展開となりました。
独失業率(1月)は7.8%、独失業者数(1月)5.6万人と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
トリシェECB総裁が「ECBは2%を下回る水準の利下げの
可能性も排除しない。非伝統的手段をとる可能性も排除しない。
ユーロ圏の崩壊のリスクはない。大幅な経済改革が必要。」
との主旨の発言をしました。
欧業況判断指数(1月)は市場予想よりは強い−3.16、
欧消費者信頼感(1月)は
市場予想とおりの−31という結果になりました。

ニューヨーク時間では、
ドル買が堅調となり、ユーロドルや豪ドル米ドルなど
ドル円は上下動の揉み合いとなりました。
ドルストレートが軟調な展開となりました。
米耐久財受注(12月)が−2.6%、
米新規失業保険申請件数が58.8万件と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
失業保険継続受給者数は477.6万件と
統計開始以来最悪となりました。
カナダの鉱工業製品価格(12月)は−1.9%、
原料価格指数は−15.4%となりました。
英財務相がBOEに500億ポンド規模の資産買収を承認して、
資産買収プログラムの設定を要請したことが報じられました。
ユーロがポンドに対して売られました。
米新築住宅販売件数(12月)は、
1963年の統計開始以来で最低の33.1万件となりました。
ハト派として知られるブランチフラワー英BOE政策委員が、
「英国は深刻なリセッションに直面。追
加利下げが必要な可能性。英ポンドは過小評価されている。」
との認識を示す発言をしました。
米副大統領が「米国は中国を為替操作国とは判断していない。」
との先日のガイトナー発言を訂正する声明を出しました。
NY原油は41ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−226.44ドルで取引を終えました。

<月末で週末でゴトウ日の今日30日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(12月)、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(11月)、
朝8時半に日失業率(12月)、日全国消費者物価指数(1月)、
朝8時50分に鉱工業生産速報値(12月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(1月)、
午後1時に日自動車生産(12月)、
午後2時に日住宅着工戸数(12月)、日建設工事受注(12月)、
午後6時半に英消費者信用残高(12月)、英モーゲージ承認件数(12月)
午後7時に欧消費者物価指数速報値(1月)、欧失業率(12月)、
夜10時半に米GDP速報値(四半期)、米個人消費速報値(四半期)
同夜10時半に加GDP(11月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(1月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(1月)
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・米の指標には注目です。

さて、米フォードの08年12月期決算では、
最終損益が145億7000万ドルの赤字となって、
3年連続での赤字となりました。
米フォードは自動車業界のビッグスリーの中では唯一
政府支援は不要としていたものの、
販売では世界第5位に転落することとなりました。

また、米新築住宅販売件数(12月)が、1963年の統計開始以来で
最低の33.1万件となるなど実体経済は依然厳しい状態ですが、
米連邦預金保険公社による不良資産買取の
バッドバンク運営が検討されたり、
8190億ドル規模の景気対策法案が下院で可決となったり、
また、米政府が2兆ドル規模の新たな銀行救済策の
検討に入ったとのことで、対策の駒は進められているようです。

一方、トリシェECB総裁も景気悪化に対処するため、
非伝統的な措置を講じる可能性があり、
政策金利を2%を下回る水準に引き下げることもあり得るとの
考えを示しました。

そして、2月10日(火)には米下院金融委員会でのバーナンキ
FRB議長と、ガイトナー米財務長官の証言、
また、2月24日(火)に半期に一度のバーナンキFRB議長の
議会証言など、イベント日程も決まったとのことです。

さて、相場は期待と実体経済とのはざまを揺れているようで、
不安定な状況も垣間見られるようですが、
今日の米GDP四半期速報への思惑と結果が注目されます。


さて今日は、経済学の教授とアナリストのお話です。

面白い笑い話をひとつ…。

経済学の教授には決して言って欲しくない言葉があるようで、

それは、アラ探し屋などと言われることではなく、

「先生。そんなに経済にお詳しいのでしたら、
 どうしてご自分でお金儲けをなさらないのですか?」

という類の質問なのだそうです。(苦笑)

もちろん、経済学は金持ちになるためのものなどではなく、
経済の仕組みなどを解き明かそうとするものですが、
素朴に意地悪な質問をしてみたくなるものですね。(笑)

このような質問は、世俗的な金儲けのためではなく、
純粋に学問として経済に取り組んでいる
経済学の教授にとっては苛立たせる質問となるようで、

「そんなことは、証券会社のアナリストに言いたまえ!」

と怒鳴りたくもなるようです。

一方、アナリストも恐らくこの手の質問は嫌うと思われますが(笑)

自身でポジションを持つと、心理的なバイアスが生じて、
相場分析を恣意的に行ってしまう懸念があって、
また、取材に企業訪問する際にもマズいことがあって、
自身でトレードすることは禁じられているようです。

「我々は、ファンダメンタルズや企業の財務諸表の事実を
 分析して、見通しを示しているのであって、
 いい加減な予想などはしていない。」

「そんなことは、テクニカル分析の有料ニュースレターを
 発行している予想屋の会社に言いたまえ!」

と、ちょっと怒って言い放つかもしれません。

ところで、

テクニカル分析の有料ニュースレターを発行している
相場の予想会社は米国などに多いのですが、
とびきり面白いエピソードがあります。

「モメンタムがふたたび蓄積された後の上昇相場は
 強気のサインである。しかしながら、それが支持線になるに足る
 証拠は、まだはっきりと現れておらず、また、ダウの40ポイント
 上方には、抵抗線も存在している。
 従って、これを強気相場の始まりと見るのは時期尚早であろう。
 ここ数週間のうちに、下値をテストする動きを持ちこたえ、
 市場がフラグをブレイクすれば、その後、一段の上昇が見込める
 だろう。反対に、もし下値を切り下げることになれば、
 しばらくは下降トレンドが続くだろう。
 トレーダーは、次のトレンドがはっきりするまで積極的な
 参加を手控えるものと考えられ、したがって、市場の動きは
 狭いトレーディング・レンジにとどまる可能性が非常に高い。」

(引用: 日本経済新聞出版社 ウォール街のランダム・ウォーカー)

まぁ、早い話が、

「相場が上にも下にも行かないのなら、
 レンジ相場となる可能性が高い」

というあたりまえのことを
小難しく書いているだけのようですが、(大笑)

万一、相場が上昇しても、あるいは下降しても、
予想が完全にハズレたことはならない
巧妙な文章構成だけはお見事ですね。

このような予想屋さんには、
冒頭のような教授に投げかける質問はハナから無理そうですが、
かわりにこんな質問はどうでしょう。

「で…、結局どうトレードしたら良いのですか?」

果たして…、もしかするとその答えには、

「相場のことは、相場に聞け…。」

という有名な言葉が返ってくるのかもしれませんね。(笑)

えっ、このブログもそのようなところがあるじゃないか、
ですって。うーん。。。(自爆)


FX 面白い投資法のお話

今日28日(水)深夜はFOMCの発表で
政策金利は据え置きとなる模様ですが、
FOMC声明のほうは注目されますね。

<週初めの一昨日26日(月)の主な出来事>

市場オープンでは、主要各通貨ペアが軟調に始まりましたが、
東京時間からは揉み合いながらも反発する展開となりました。
日経平均は前週末比−63.11円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
英バークレイズが08年通年の業績見通しを発表して、
税引き前利益が市場予想の53億ポンドを
大きく上回ることを公表しました。
ポンドが反発して上昇する展開となりました。
イェメンにある米大使館が攻撃予告を受けたとの
観測報道がありました。
ユーロも堅調となりました。
ダウ先物も堅調となったことも影響したか、
クロス円も堅調に推移しました。

ニューヨーク時間では、
ドルが欧州通貨などに対して売られる展開となりました。
米中古住宅販売件数(12月)が474万件、
米景気先行指標総合指数が0.3%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
ユーログループ議長が
「為替相場の過度な変動は非常に好ましくない。
次回のG7で協議したい。」と発言しました。
独銀総裁が「独09年の数ヶ月にはマイナスインフレとなる可能性。
独09年GDP予想が−2.25%は妥当。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は45ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比+38.47ドルで取引を終えました。

<昨日27日(火)の主な出来事>

アイスランドの連立政権が金融危機の影響により
崩壊したことが報道されました。
ユーロが一時軟調となりました。
米上院議会でガイトナー氏の米財務長官就任が
賛成60反対34で可決されたことが報道されました。
豪生産者物価指数(4Q)は市場予想より強い1.3%となりました。
NZ財務相が「RBNZは通貨利下げする。」との見解を示しました。
日経済産業省が企業への公的資金注入要綱を発表しました。
日経平均が堅調に推移しました。
ドル円とクロス円が上下動しながらも堅調に推移しました。
日経平均は前日比+378.93円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
初動で主要各通貨ペアが上昇しましたが、
その後、軟調傾向となりました。
独輸入物価指数(12月)が市場予想より弱い−4.0%となりました。
欧経常収支(11月)は−160億ユーロとなりました。
独IFO景気動向は83.0、独IFO現況評価値は86.8、
独IFO予想値は79.4と、それぞれ共に
市場予想より強い結果となりました。
ユーロは発表直後上昇しましたが、その後は軟調となりました。
ベルギー中銀総裁が「ECBは追加利下げの用意ができていると予想」
との見解を示す発言をしました。
独財務相が「独09年の新たな債務は368億ユーロを超える見通し。
EUの赤字基準を尊重して、これ以上の景気刺激策の計画はない。」
との主旨の認識を示しました。
主要通貨ペアが軟調となっていきました。

ニューヨーク時間では、
S&Pケースシラー住宅価格指数(11月)が
過去最大落ち込みとなって−18.18%となりました。
米消費者信頼感指数(1月)過去最低の37,7、
リッチモンド連銀製造業指数(1月)は−49となりました。
ドルが軟調となりました。
英政府が英自動車メーカーに23億ポンド規模の
融資保証を実施することをを発表しました。
ポンドが反発を見せました。
ECB理事が「ゼロ金利政策は経済危機の解決にはならない。」
との主旨の見解を示しました。
NY原油は42ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+58.70ドルで取り引きを終えました。

<今日28日(水)>の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(11月)、
午前9時半に豪消費者物価指数(四半期)、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(1月)、
深夜4時15分に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
この日、独消費者物価指数の発表も
予定されているようですが時間は未定です。
また、米ウェルズ・ファーゴやボーイングや
ファイザーやAT&Tなどの四半期決算も注目されます。
香港市場は旧正月で休場です。

<明日29日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は1.00%の利下げ)
朝6時45分にNZの貿易収支(12月)、
朝8時50分に日小売販売額(12月)、
午後5時55分に独失業率(1月)、独失業者数(1月)、
午後7時に欧業況判断指数(1月)、欧消費者信頼感(1月)、
欧鉱工業信頼感、
夜10時半に米耐久財受注(12月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(12月)、加原料価格指数(12月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧・米の指標には注目です。
また、米フォードやコンチネンタル航空や米アマゾンや3Mなどの
四半期決算も注目されます。

さて、英バークレイズが08年通年の業績見通しを発表して、
80億ポンドの評価損を吸収することができ、
税引き前利益が市場予想の53億ポンドを大きく上回り、
政府や民間に新たな資本を求める必要のないことを公表して、
英経済不安が一歩後退することとはなりました。

また、独IFO経済研究所が各指標でも、景気動向が83.0、
現況評価値が86.8、予想値は79.4と
それぞれ共に市場予想より強い結果となり、
経済不安がやや後退することとなりましたが、
アイスランドの連立政権が金融危機の影響により崩壊するなど、
好悪交錯する状況となっているようです。

そして、欧州のインフレ率も低下してきていて、
ECBの追加利下げ期待も高まっているようです。
2月の利下げはないとする向きが多いものの、
ユーロの今後の展開が注目されます。

一方、30日(金)には注目の08年第4四半期米GDP速報が
発表されますが、市場予想では26年ぶりの大幅なマイナス成長と
なっているようです。

一部では08年の第4四半期でリセッションが底を打つとの
期待感もあるようですが、09年の第1四半期こそ最低となる
との声もあるようで、思惑による相場動向が注目されます。

また、「米政府は金融安定への処置は実行したが、
景気刺激策は09年の第1四半期となる今でもまだ何ら
実行されていない。」との厳しい声もあるようで、
早急な景気刺激策の実行を期待する意見が聞かれます。


さて今日は、面白い投資法のお話です。

1990年代の半ばに面白い投資手法が発見されました。
その名はなんと「ダウの負け犬戦略」と名づけられました。(笑)

手法はいたって簡単で、

ダウ工業株30種平均の採用銘柄の中から、
最も人気がない10銘柄を毎年買うというものでした。

これらの10銘柄は、株価収益率も株価純資産倍率も
低いものが極めて多いのですが、
ところが翌年にはダウ平均のパフォーマンスを
2〜3%上回ることになることが発見されたのでした。

これはあたかも、学校の期末試験で90点の人が
次の試験で98点を取るのはけっこうたいへんでも、
赤点すれすれの人が頑張って50点を取るほうが簡単なのに
少し似ているのかもしれません。(笑)

発見したのは、リチャード・オヒギンズという
ファンドマネージャーで、また、ジェームス・オショネシー
という人が1920年代から検証して、

「これは間違いない。」

画期的な投資法の発見ということになりました。

ところが…、

ウォール街の犬たち(笑)が早速に嗅ぎつけて、

この「ダウの負け犬戦略」に基づく、
多くのファンドが設立されることとなってしまいました。

それらのファンドには、なんとモルガン・スタンレーや
メリルリンチなど当時の名門さえも一枚加わり、
200億ドル規模を超えるミューチュアル・ファンドまでが
誕生することとなりました。

すると、なんということでしょう。

それまで数十年来にもわたって
間違いなく有効であった「ダウの負け犬戦略」が、
1990年代の後半には、まったく機能しなくなってしまったのです。

「ダウの負け犬戦略」は、本当に勝てる投資法だったのですが、
やがて文字とおりの負け犬戦略となって、
これらのファンドも消えて亡くなることとなりました。

ウォール街に伝わる泣くに泣けない笑い話ですが、

発見者であるリチャード・オヒギンズは、
後にこう述懐しました。

「私の戦略はあまりに有名になりすぎてしまった…。」

秘密の投資法は公開されてしまったとたんに秘密でなくなり、
そして、マーケットのキャパシティを超えて
運用されるようになると、とたんに神通力を失ってしまう
ようですね。

まぁ、オヒギンスの場合は、
1991年に「ダウに勝つ」という本を書いて、
このダウの負け犬戦略を世に広く公開してしまったのですから、
ある意味、仕方ないのかもしれませんが…、(苦笑)

もしも、画期的な投資法を発見したなら、
秘密は目立たぬようにこっそりと行うか、
為替市場のように巨大なマーケットで行う必要がありそうですね。

その他にも、ジョン・テンプルトンが第二次世界大戦の時代に
株を始めたときにおこなったと言う、
暴落時に1ドルとなってしまった激安株を
片っ端から買いあさる戦略も、投資法としての逸話となっています。

また、変り種の投資法では

女性の短いスカートが流行する年には強気相場となり、
スカートの丈が長くなると弱気相場となるのだという、
アイラ・コブレーの「強気相場とあらわな膝」理論のように

株価と女性のスカートの丈との相関を(まじめに)研究した
すばらしく画期的な相場理論もありましたね。(爆)

女性のスカートの丈が短くなったら、
株を買いに入るというわけです。(笑)

確かに1920代に女性のスカートの丈が短くなると
ブル相場となって、その後、スカートの丈が長くなった
1930年代には恐慌となっていますし、

日本でも昭和の高度経済成長の時には
女性のスカートはとても短かったようです。^^

あながち株価とスカート丈は、無相関でもなさそうですが、
ファッション多様化の現代では通用しそうにありません。(笑)

その他、いろいろなトレード手法と言えば、

ウエルズ・ワイルダーがジム・スローマンから
100万ドルで購入したといわれる、
相場の再帰性により未来を見る
アダムセオリーというものもありますが、
これはまた別の機会のお話しとしましょう…。

さて、そういえば、流行は繰り返すと言いますから、

多くの人が忘れ去ってしまった「ダウの負け犬戦略」も、
またそろそろ再帰して、有効となってきているのかも。。。(謎)


FX 奇妙な事実のお話

米次期財務長官に指名されているガイトナー氏の
「中国は為替操作国とオバマ大統領は確信している。」との発言に
世界最大の米国債保有国の中国側が不快感を表明しましたね。

<先週末23日(金)の主な出来事>

主要通貨ペアが、オセアニア時間では保ち合い傾向となりましたが、
東京時間からしだいに軟調となっていきました。
日全産業活動指数は市場予想よりやや弱い−2.3%となりました。
豪輸入物価指数(四半期)は10.8%、豪輸出物価指数(四半期)は
15.9%と、ともに市場予想より強い結果となりました。
日経平均は軟調に推移しました。
英政府が英ノーザン・ロックに100億ポンド規模の資本注入を
検討していることが報道されました。
中国人民銀行が米ガイトナー氏発言
(中国は為替操作国と大統領が認識)
に対して不快感を表明しました。
日銀金融経済月報では
「コールレートは低水準だが緩和度合いは低下。
景気は当面悪化を続ける可能性。金融環境は厳しい状態。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−306.49円で8000円の大台を割り込みました。

ロンドン時間では、
しばらく主要通貨ペアが軟調に推移しましたが、
その後、反発する展開となりました。
独PMIサービス業速報(1月)は市場予想とおりの32.0となりました。
欧PMI製造業速報(1月)は市場予想より強い34.5となりました。
英GDP四半期速報は1980年以降最悪の−1.5%、
英小売売上高指数(12月)は市場予想より強い1.6%となりました。
ポンド円が一時118円台後半まで下落して、
史上最安値を更新しました。
その後はポンドは反発する展開となりました。
英財務相が英国の景気回復に対して、予想以上として各国に協力を
要請するコメントは出しました。
カナダの消費者物価指数は市場予想とおりの−0.7%となりました。

ニューヨーク時間では、
しばらく主要通貨ペアの反発が続く展開となりました。
終盤にドル円などがやや軟調となりました。
米ゼネラル・エレクトリックの四半期決算では、
金融部門の落ち込みもあって純利益が46%減の36.47億ドル、
08年の通期売上高は6%増の1825億ドルで、
純利益は通期173億ドルでしたが、
前期比では22%減少となりました。
トリシェECB総裁が「今後数ヶ月はインフレ率は低下。
現時点ではデフレリスクはない。1月の利下げは正当。」
との認識を示す発言をしました。
ドル円が日銀のレートチェックの噂も影響したか、
一時89円台半ばあたりまで上昇しましたが、
終盤はやや軟調となりました。
NY原油は46ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−45.24ドルで
8000ドル台は維持して取引を終えました。

<週はじめ26日(月)の主な予定>

深夜12時に米景気先行指標総合指数(12月)、
米中古住宅販売件数(12月)、
などの経済指標指標が発表されます。
これら米指標には注目です。
シドニーと香港が休場です。
また、米キャタピラーやアメリカン・エクスプレスや
サンディスクなどの四半期決算も注目されます。
そして、米上院本会議での前NY連銀総裁のガイトナー氏の
米財務長官就任承認の可決の行方も注目されます。

<明日27日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録(12月)、
午前9時半に豪生産者物価指数(四半期)、
午後6時に独IFO景気動向(1月)、独IFO現況評価値(1月)、
独IFO予想値(1月)
同午後6時に欧経常収支(季調済 11月)、
夜11時に米S&Pケースシラー総合、
深夜12時に米消費者信頼感指数(1月)、
リッチモンド連銀製造業指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
香港が旧正月で休場です。
また、米ヤフーやサン・マイクロシステムズなどの
四半期決算も注目されます。

そして、今週の1月28日(水)からの主な注目材料は、

28日(水)に、豪消費者物価、独GFK消費者信頼感調査、
スイスKOF先行指数、米ウェルズ・ファーゴやボーイングや
AT&Tなどの四半期決算、米FOMC政策金利、

29日(木)に、RBNZ政策金利、NZ貿易収支、独失業率、独失業者数、
米アマゾンや3Mなどの四半期決算、米耐久財受注、
米新規失業保険申請件数、米新築住宅販売件数、

30日(金)に、NZ住宅建設許可、日全国消費者物価指数、
日鉱工業生産速報、欧消費者物価指数速報、欧失業率、加GDP、
米エクソンやP&Gの四半期決算、米GDP速報、米個人消費、
シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数、

などがあります。

さて、次期米財務長官に指名されたガイトナー氏の
「オバマ米大統領は中国を為替操作と確信している。」との
発言が物議をかもし出しているようで、

報道によりますと、中国商務省は「中国政府は国際貿易で利益を
得るために為替操作を行ったことはない。輸出を支援するために
人民元切り下げに依存することはない。為替レートの基本的な
安定を目指しているだけで、根拠のない批判。」であるとして、
不快感を表明したとのことです。
世界最大の米国債保有国の中国だけに今後の展開が懸念されます。

また、26日からアジア各国が旧正月を迎えますが、
クリスマス商戦ならぬ旧正月商戦の動向が
アジア株に影響を与える可能性があると懸念する声もあるようで、
こちらのほうも注目しておいたほうがよさそうです。

一方、米オバマ大統領は就任後初となるラジオ・
インターネット演説で、米経済は供給に対して1兆ドルの
需要不足の状態であるとして、雇用創出や医療保険の拡大など
総額8250億ドルの経済対策法案成立を目指して、
その経済効果について説明するとともに、
不良資産救済プログラムの残りの活用法についても
検討を進めるとして、議会との調整に着手して
1ヵ月以内に成立させると発表しましたが、

米民主党内には公共事業の積み増しを求める声があり、
また米共和党からは減税拡大を求める意見もあり、
超党派による合意には曲折の可能性もありそうで、
経済対策の早期実施を待つマーケットの反応が注目されます。

また、今週は週中の米FOMCの発表とともに、
米有力企業の決算発表も多く、
思惑も含めて相場を動かす材料となりそうです。


さて今日は、奇妙な事実のお話です。

「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、
投資の世界にも「えっ?」と驚くようなことがありますね。

売りも買いもできるトレードで、
個人投資家が口座を飛ばしてしまうときは、
不思議となぜか買いポジションが多いのも奇妙な事実ですが、

プリンストン大学の経済学部長を経て
米大統領経済諮問委員会の委員や
エール大学ビジネススクールの学部長を歴任して、
米証券取引所理事などの要職についたこともある
バートン・マルキール氏の結論もその1つかもしれません。

その結論とは…、

「個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、
 プロのファンドマネージャーが運用する
 投資信託に投資するよりも、
 ただインデックス・ファンドを買って
 じっと持っているほうが、はるかによい結果を生む。」

(日本経済新聞社 ウォール街のランダム・ウォーカー)

というものでした。 

「えっ、ほんとう?」というような結論ですが、

おそらく世界的にGDPがプラスであり続ける限り、
ほとんど多くのケースでこのような結果となるようですね。

たとえば、バートン・マルキール氏によれば、
1969年の初めに1万ドルで
S&P500インデックス・ファンドを購入して、
すべての配当収入も再投資していったとすると、

サブプライム問題が表面化する以前の
2006年までの37年間の間、保有し続けたとすると、
1万ドルは42.2倍の42万2000ドルにまでに増えて、

一方、プロのファンドマネージャーが運用する株式投資信託の
「平均的パフォーマンス」で投資し続けたとすると、
2006年3月までで、その結果は、28万4000ドルとなるのだそうで、

ただじっとインデックス・ファンドを持っているほうが、
結果的に良いパフォーマンスとなるのだそうです。(驚)

まぁ、投資信託ではプロに運用してもらうための
運用コストがかかるから、とも言えるのかもしれませんが、

ともあれ、

一部の突出した運用パフォーマンスの投資信託は別としても
運用経費や手数料などを含めたトータル収支では、
このような結論となるようです。

(2007年からは長期保有も危うくはなってきたようですが…)

ちょっと、驚きですね。(苦笑)

また、話は変わりますが、

通貨危機は、第1世代モデルとか、
第2世代モデルとか呼ばれる
固定相場制や金融政策に起因するものや、
ハイパーインフレや経済の悪化など、
いろいろなケースがあるようですが、

大規模な資本流入後に、
リスク回避に伴う急激な資本移動(還流)によって、
もたらされる一種のバブル収縮的なものもあるそうですね。

また、ある研究者によれば、
「近年の通貨危機はドル変調の歴史」という人がいて、
通貨危機はドル変調を発端とすることが多いのだそうです。

難しいことは解りませんが、

世界での為替取引の9割ほどがドルに絡むことを考えますと、
「そうなのかなぁ。」と思ってしまいます。(笑)

米国が風邪を引くと、
どこかの弱っている国の風邪が酷(ひど)くなったり、
世界の経済も風邪を引いてしまうというわけですね。

かつて大英帝国の時代、経済覇権国であった英国のポンドも
ソロス氏以後、一度直った風邪が
また酷くなっているようです。(苦笑)

そして、バブルの発生につきましては、

「機会(チャンス)」と「新」という文字が
キーワードになるのだそうで、

「オランダのチューリップの新市場への投機」
「世界交易の新たな機会が到来したときの南海事業」

なども該当しそうですし、

「トロニクス、バイオ、インターネット、などの新技術」も
それらのセクターでのバブルを確かに生んできたようです。

これらも、奇妙な事実の1つなのかもしれませんね。

そう言えば、今の世界的な経済危機も、
端緒は金融デリバティブの「新」商品で、
知らず知らずのうちに世界に蔓延したバブルが崩壊して、
そして、米国が風邪を酷くこじらせたことが
原因となっているようです。

でもこれは、風邪というより
新種のウィルスの猛威のようでもありますね。

激動の経済なれば、機敏な短期トレードが良いのかも。。。^^


FX ソロス氏のセオリーのお話

米上院財政委員会が、納税漏れ問題となっていたガイトナー氏の
財務長官就任を賛成18反対5で承認することとなりましたね。
米上院本議会での採決が注目されます。

<一昨日21日(水)の主な出来事>

前日のオバマ大統領の就任当日に、
NYダウが過去の大統領就任当日として最大の下げ幅となるなど、
前日の軟調地合いを継いでのスタートとなりました。
NZの小売売上高は市場予想より強い0.0%となりました。
米メリルリンチの第4四半期の暫定決算で
純損失が153.1億ドルとなることが発表されました。
米GMのCEOが「米政府からの支援がなければ現金が枯渇する。
米政府から数日以内に追加融資を受ける見通し」と発言しました。
英紙が英財務相の高官の談話として、
「英国の金融危機は10年近く続く可能性がある。」
ことを報道しました。
ショートカバーの動きがあったか、
主要通貨ペアが東京時間ではしだいに反発していきました。
日景気先行CI指数(確報11月)は市場予想よりやや弱い81.3、
日景気一致CI指数(確報11月)は
市場予想とおりの94.9となりました。
日経平均は前日比−164.15円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調な展開となりました。
独生産者物価指数(12月)は
市場予想よりは強い−1.0%となりました。
英BOE議事録では「8対1で0.50%の利下げが決定。
委員の一人が1.00%の利下げ主張。
ポンドの大幅な下落が英経済の成長を支援すると認識。」
などが公表されました。
英失業率(12月)は市場予想より弱い3.6%となりました。
欧ECB総裁が「12月以降の景気見通しは下方リスク。
金融安定化フォーラムやG20を強化すべき。
09年は困難な一年となる。(2月13日-14日のローマでの)
G7では為替について協議する予定。」
などの主旨の発言をしました。

ニューヨーク時間では、
カナダの卸売売上高(11月)が
市場予想より弱い−1.6%となりました。
主要通貨ペアが一時反発の動きを見せました。
深夜12時にオプションにからむ動向があったか、
ドル円やクロス円が急落しました。
ドル円が一時13年半ぶりとなる87円10銭をつけました。
また、一時ユーロ円が6年10ヶ月ぶりに
112円台前半まで下落しました。
ポンド円も史上初となる一時119円台前半をつけました。
米ボルカー経済再生議長が
「米リセッションに終了時期が見えない。
ドルへの信頼性を毀損する複数のリスクが存在する。」
との主旨の発言をしました。
過去の納税漏れが取り沙汰され就任が懸念される
ガイトナー米次期財務長官が公聴会で
「過去の納税漏れは故意ではない。 
市場の信頼回復は困難であるが、経済プランは
数週間以内に提出予定。クレジット市場への直接支援が必要。
自動車業界の支援を確実にする必要。」などの見解を述べました。
格付け機関のS&Pがポルトガルの
長期ソブリン格付けを引き下げました。
格付け機関のフィッチがクレディ・スイスの格付けを
ネガティブとしました。
スイスSNBの副総裁が「スイスの利下げ余地は限られている。
スイスフランの売り介入は可能。
デフレは回避しなくてはならない。」
との主旨の発言しました。
スイスフランが軟調となりました。
米NAHB住宅市場指数(1月)は市場予想より弱い8となりました。
IMFの専務理事が「世界経済の回復は2010年まで
難しい可能性がある。」と発言しました。
NYダウが堅調となっていったことも影響したか、
しだいにドル円やクロス円が反発していきました。
NY原油は反発して43ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+279.01で取引を終えました。

<昨日22日(木)の主な出来事>

前日NY終盤に反発した主要通貨ペアが
オセアニア時間に再び軟調に転じました。
米GMが米政府から54億ドルの追加融資を
受けたことが報道されました。
日通関ベース貿易収支は
市場予想よりは強い−1488億円となりました。
豪新車販売台数(12月)が+1.8%となりました。
日政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
主要通貨ペアは東京時間では上下動の揉み合いとなりました。
日銀が「GDP見通し中央値08年は−1.8%、同09年は−2.0%。
CPI見通し中央値08年は+1.2%、同09年は−1.1%。」
と戦後最悪となる見通しを発表しました。
白川日銀総裁が買い取り条件を発表して、
日銀がCPを3兆円を上限に買い取ることを表明しました。
日経平均は前日比+150.10円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
欧ECB月例報告では目新しい材料はなかったようです。
欧鉱工業新規受注(11月)は
市場予想よりは強い−4.5%となりました。
スイスZEW景況感調査(予想1月)は
市場予想よりは強い−66.7%となりました。
主要通貨ペアがしだに軟調になっていきました。

ニューヨーク時間では、
加小売売上高(11月)は市場予想より弱い−2.4%、
加景気先行指標指数は市場予想とおりの−0.6%となりました。
米住宅着工数(12月)は過去最低の前月比15.5%減の55.0万件、
米建設許可件数(12月)も過去最低の前月比10.7%減の54.9万件、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い58.9万件となりました。
米マイクロソフトの四半期決算の売上高は2%増の166.3億ドル
となりましたが、1株利益が0.47ドルと市場予想を下回りました。
また、5,000人規模の人員削減予定も発表しました。
NYダウが軟調に推移しました。
次期米財務長官のガイトナー氏が
「長期的に経済と金融市場の安定的信頼が大切。
オバマ米大統領は中国を為替操作国と認識していて、
為替制度変更を求める外交を行う。
今後の米国の債務水準は長期的に持続不可能。財政改革が必要。」
との認識を示す発言をしました。
カナダBOCリポートでは「08年第4四半期GDP見通しを−2.3%、
09年第1四半期GDP見通しを−4.8%。」
などとする見解を報告しました。
米上院財政委員会が納税漏れ問題となっていた
ガイトナー氏の財務長官就任を
賛成18反対5で承認することとなりました。
ドル円が反発して、揉み合いとなっていた他の主要通貨ペアも
上下動しながら反発していきました。
トリシェECB総裁が「いかなる域内国もユーロを
脱退することはない。欧州経済は2010年に回復を開始する。」
との認識を示しました。
NY原油は43ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−105.30ドルで取引を終えました。

<週末の今日23日(金)の主な予定>

朝8時50分に日全産業活動指数(11月)、
午前9時半に豪輸入物価指数(四半期)、豪輸出物価指数(四半期)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後5時半に独PMI製造業(速報1月)、独PMIサービス業(速報1月)、
午後6時に欧PMI製造業(速報1月)、欧PMIサービス業(速報1月)、
午後6時半に英GDP速報(四半期)、英小売売上高指数(12月)、
午後9時に加消費者物価指数(12月)、加消費者物価指数(コア12月)、
などの経済指標が発表されます。
独欧・英・加の指標には注目です。
また、米ゼネラル・エレクトリックの四半期決算も注目されます。

さて、オバマ米大統領就任の翌日の21日のNY時間では、
この日を期日とする多額のオプション精算に絡む
動きであったようですが、ドル円とクロス円が急落して
その後戻すも、穿った見方をしますと、
20日に就任した米オバマ政権を洗礼して、
さらなる経済対策を求めるデモンストレーションをする
かのような相場展開にも見えました。

この日、株式市場では、IBMの四半期決算が市場予想より
良かったことや、米ノーザン・トラストの好決算を受けて
金融株が上昇したこともあって、21日のNYダウは反発しました。

一方、オバマ米大統領の経済顧問であるボルカーFRB議長は、
米国は深刻なリセッションに陥っていて、米経済の立て直しには
今後数兆ドルが必要との見解を示しました。

そして、本格的な金融危機に直面している英国では、
英金融機関に対する投資家の信頼感の急速な悪化とともに、
景気対策による英政府の債務残高の急増に、
ポンド通貨危機を懸念する声もあるようで、
英産業連盟(CBI)が発表した英製造業者受注指数が
1992年7月以来の落ち込みを記録するなど、
一部では格付け機関により英ソブリン格付けが
引き下げられるのではないか、との懸念も台頭しているようです。

なお、格付け機関の1つであるムーディーズは
英国はカテゴリーAAAに不適格ではないとの見解を発表しています。

また、2月13日-14日のローマでのG7では、
ポンド安について協議されると見る向きもあるようで、
今後のポンドの動向が注目されます。


さて今日は、ソロス氏のセオリーのお話です。

ジョージ・ソロス氏といえば、米国のヘッジ・ファンドの
大親分みたいな方ですが、(笑)

ただのやり手で強運の蛮勇の人ではないようで、
著作などを読みますと、哲学者のような深い思索と、
卓越した理論家であることがわかります。

さて、ソロス氏の相場理論の1つに
「反射理論 "Reflexivity Theory "」というのがありまして、

りフレックスとは、反射作用のことですが、

「物事や相場が動いた結果が市場参加者の思考に影響を与え、
 それにより行動が起こり、その行動の結果が、
 さらに市場参加者の思考と行動に影響を与える。」

という相場理論です。

このりフレックス理論ではその過程で
「自己強化サイクル」というものが生まれるとのことで、

ソロス氏によれば、相場を動かす原動力は、

「ファンダメンタルズから生じる潜在トレンド」と
「市場参加者の優勢な期待のバイアス」

であるとして、

これらが再帰的に作用してトレンドが進行すると説いています。

1. 不明瞭だがトレンド(方向性)の端緒が発生する。

2. トレンドを発見した市場参加者により、
  自己強化プロセスが働き出す。

3. 方向性のテストとなる「小さな調整と自律的トレンド回帰」
  が繰り返されるが、結局、トレンドが確認される。

4. トレンドに対する信頼感が増幅される。

5. (ファンダメンタル的)現実とのギャップを顧みなくなる。

6. クライマックス的な上昇や下落が起こる。

7. 相場がオーバーシュートして行き着くところへ行って、
  反対方向への自己強化プロセスが始まる。

バブルでの「買えば上がる、上がるから買う…」ことが
増長されて一方的に行き着くところまでいってしまう、
バブル生成過程もこの理論で説明ができそうですし、

また、3つ目などはブレークアウト前の揉み合いのようでもあり、

短期的なブレークアウトの過程も説明できそうで、
ブレークにも一時的な「反射作用」と
それによる増幅作用があるのかもしれませんね。

もしかしますと、クライマックス的な上昇や下落では、
過度のオーバーシュートの状態で
一時的に「相場が間違っている」のかもしれませんが、

感情高ぶる人のように、市場の理性は飛んでいて、(苦笑)

急騰(急落)相場に雷同的に乗ろうとする市場参加者が多く、
このようなときは、少し加熱が冷めて揉み合いとなるまでは、
「こんなバカな」と逆張りするより、
しばらく相乗りしたほうが良いのかもしれません。

ヘンダーランドの相場の世界では、信念を貫くより、
優柔不断に流れに身を任せるほうが良いのかもしれませんね。

「あれこれ難しいことは言わず、加速感のある方向へついて行く」

これが単純ながらも、あながちバカにできない
戦略となることもあるのかもしれませんね。(笑)


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