FX キャシー・リーエンの教え

世界の実体経済の悪化はさらに進んでいるようですね。

<一昨日18日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合い相場となりました。
豪RBA総裁補佐官が「国際環境は依然厳しい。
豪経済は金融危機の中でも他先進国より良い。
豪ドルの下落が豪国内経済を支援する。」
との見解を示しました。
米クライスラーと米GMが米政府に経営再建計画を提出しました。
米ガイトナー財務長官が、米GMとクライスラーの
再建計画分析のための作業部会を設置することを発表しました。
豪Westpac先行指数(12月)は−0.4%となりました。
グリーンスパン前FRB議長が
「米銀行システム安定化には一段の救済資金が必要。
住宅価格安定にはなお時間を要する。
米連邦政府の負担拡大には限界がある。」
などの認識を示す発言をしました。
日景気先行CI指数(12月)は80.0、
日景気一致CI指数(12月)は92.4となりました。
日経平均は前日比−111.07円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
英テレグラフ紙が「英国は銀行救済措置の結果しだいで
信用格下の可能性」と報道したことで、
一時、ポンドが急落しました。
英BOE議事録では「2月金融政策は8対1で0.50%の利下げ。
委員の1名が1.00%の利下げを主張。英政府に全会一致で
英国債買い入れによる量的緩和承認を求める。」
ことなどが明かされました。
仏ソシエテ・ジェネラルの08年10-12月期の決算では、
最終利益が8700万ユーロとなりまし。
欧建設支出(12月)は−2.2%となりました。
下落していたポンドがしだいに反発していきました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円が堅調な展開となりました。
米輸入物価指数(1月)は市場予想よりは強い−1.1%となったものの
米住宅着工件数は46.6万件、米建設許可件数は52.1万件と、
ともに市場予想より弱い過去最低の結果となりました。
カナダの卸売売上高(12月)は
市場予想より弱い−3.4%となりました。
格付け機関のS&Pが米信用保証会社MBIAを格下げしました。
米政府が最大900万世帯を対象とする住宅ローン返済支援策など
750億ドル規模の包括的住宅対策を発表しました。
米鉱工業生産(1月)は市場予想より弱い−1.8%となりました。
格付け機関のフッチがスペイン・マドリードについて、
格付けは維持するとしながらも、欧州東欧新興国の危機が
西欧の銀行に影響する懸念があるとして、
見通しをネガティブとしました。
IMF専務理事が、二次的な銀行危機が起こる可能性について
懸念を表明しました。
米FRB議長が「インフレ率は当面低水準。
景気が回復すればやがて利上げへ。
FRBのバランスシート縮小は可能。
ベア・スターンズとAIGの資産はやがて売却。」
などの認識を示しました。
米FOMC議事録では「インフレ率2%を長期目標とする。
住宅市場の安定の兆候は見えない。
銀行セクターの新たな悪化が下振れリスク。」
などの見解であったことを明かしました。
市場反応は限定的でした。
NY原油は34ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+3.03ドルで取引を終えました。

<昨日19日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円は横ばい推移が続きましたが、
クロス円やドルストレートがしばらく堅調に推移しました。
その後、ドル円やクロス円がやや軟調となりました。
サマーズ米国家経済会議委員長が
「米リセッションは大恐慌以来で最長となる見通し。
景気支援をやり過ぎるリスクよりも、不足するリスクを懸念。」
との認識を示しました。
豪新車販売台数(1月)は−1.1%となりました。
日銀が市場予想とおり政策金利を0.10%で据え置きました。
また、日銀は「社債買入対象はA格相当以上。限度額は1兆円。
CP買入期限を9月まで延長。企業金融特別オペレーションを強化」
などを発表して、声明では「金融環境は依然厳しい。
景気は大幅に悪化。金融と実体経済の負の相乗が強まる可能性。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比+35.33円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ポンドドルなどのドルストレートや
クロス円が堅調に推移しました。
スイス貿易収支(1月)は20.3億スイスフランとなりました。
白川日銀総裁の記者会見では、
「金融政策の検討を指示していないことは
今後に何もないことではない。
政府保証があれば金融円滑化に対して
何でもやるということではない。
短期国債買入オペは増額を決めていない。
企業金融の状況は厳しい。」
との認識を示す発言をしました。
フランスの大手銀行のBNPパリバの第4四半期決算では、
ほぼ市場予想とおりの13.7億ユーロの純損失となりました。
与謝野経済財政担当相が
「日本が消費にも影響が出始めたことに重く注視。
景気底割れは絶対防がなければならない。」と発言しました。

ニューヨーク時間では、
序盤に主要通貨ペアが上昇しましたが、
その後、ドルストレートやクロス円が
軟調傾向の揉み合いとなりました。
ドル円は上下動の揉み合いとなりました。
米生産者物価指数(1月)が市場予想より強い0.8%、
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い62.7万件となりました。
カナダの景気先行指標指数(1月)は
市場予想より弱い−0.8%となりました。
ドイツ商工会議所が「ECBは追加利下げしない可能性。」
との見解を発表しました。
米景気先行指標指数(1月)は
市場予想より強い0.4%となりましたが、
米フィラデルフィア連銀指数は
市場予想より弱い過去最悪の−41.3となりました。
英首相が「G20では東欧の金融危機を議論したい。」
と発言しました。
英BOEの副総裁が「金融市場が回復を始めたと見るのはまだ早い。
英の量的緩和は数週間以内に実施の可能性。」
との認識を示しました。
独首相が「欧州の一部の国の問題は憶測しないが、
IMFの支援が必要な場合はドイツは協力。」と、
ユーロ圏に問題のある国があることを暗にほのめかしました。
米アトランタ連銀総裁が
「米の景況感は滝のように下落。
米景気後退は6月頃まで継続の可能性。
失業率は9%手前まで上昇する可能性。FRBは更なる行動が可能」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は39ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−89.68ドルで取引を終えました。

<週末でゴドウ日の今日20日(金)の主な予定>

朝8時50分に日全産業活動指数(12月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後4時45分に仏消費者物価指数(1月)、
午後5時半に独PMI製造業(2月 速報)、独PMIサービス業(2月 速報)
午後6時に欧PMI製造業(2月 速報)、欧PMIサービス業(2月 速報)、
午後6時半に英小売売上高指数(1月)、
夜9時に加消費者物価指数(1月)、
夜10時半に米消費者物価指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には注目です。
また、今日は豪RBA総裁講演も予定されているようです。

さて、米GMとクライスラーの経営再建計画が提出され、
米GMの再建計画では「09年末までに世界で47,000人の削減。
米国内でさらに5ヵ所の工場閉鎖。
米政府へ最大300億ドルの支援要請。
全米自動車労組との協議は進展するも
基金に関する交渉は端緒の状態。」などの内容となりました。
また、米GMは破産法適用はコストがかかるため
最終手段とすべきとの認識を示しました。

そして、米ガイトナー財務長官が、米GMとクライスラーの
再建計画分析のための作業部会を設置することを発表しました。
米経済全般の影響により支援方向で進められる模様ですが、
際限なき救済には米世論に反対意見も少なくなく、
米GMでは破産法適用も最終手段ながら
選択肢の1つとなっているだけに、今後の展開が注目されます。

また、米政府が最大900万世帯を対象とする
住宅ローン返済支援策など、
750億ドル規模の包括的住宅対策を発表して、
これに伴い、米連邦預金保険公社と米政府が100億ドルの
保証基金を新設することや、住宅金融公社への
資本注入枠を4000億ドルに増やすことを発表しました。

米連邦預金保険公社の総裁によれば3月に米住宅安定化策は
効果を表すとの見方があるものの、雇用面では米国は最悪期を
迎えつつあり、一部では早くも米の金融対策・景気対策・住宅対策
などの材料の一旦の織り込み後の
相場動向を懸念する声もあるようです。

一方、織り込みはある程度は進んでいるようではあるものの、
スペインでは10-12月期の実質GDPが前期比で1.0%後退して、
失業率が15%に迫り、ドイツのコメルツ銀行では、08年12月の
通期決算で純利益が300万ユーロと前の期に比べて、
純利益が99.8%も減少したり、中・東欧のハンガリーなどで、
経済収縮が加速して、欧州銀に焦げ付きリスクが発生するなど、
欧州に危機の嵐がさらに猛威をふるっています。

そして、次々と対策を打ち出す米国とは対照的に、
日本は政治混迷から政策決定が後手となっていると
懸念する声も聞かれ、また、日経済財政担当相が
「消費にも影響が出始めたことを十分注意。
景気底割れは絶対防がなければならない。」と、
危機感を伴い発言をしているように、
日本の実体経済の悪化が昂進していて、海外勢の日本株離れも進み、
円の為替市場におけるリスク回避先の立場も
少し揺らぎを見せているようで、一時のような
円全面高圧力が緩和して、円相場には構造的な変化が
生じつつあるとの指摘の声も聞かれます。


さて今日は、キャシー・リーエンの教えのお話です。

たくさんの成功しているFXの小鬼たちの取材を通じて、
「FXトレーディング」の著書で有名なキャシー・リーエンは、
自身の体験を交えて、(その一部を)こう語っています。

「トレーディングの方法を学ぶことは、
 自転車に乗ること、運転することなど、と似ている。
 最初からうまくできる人などいやしない。
 誰でも最初に自転車に乗るときは転ぶだろうし、
 最初に車を運転するときは急ブレーキをやたら使ってしまう。
 それはトレードでも同じだ。」

そして、こう続けます。

「最初からうまくできると思ってはならない。
 あなたは間違いを犯すだろうし、
 おそらく最初の取引口座を破滅させるだろう。
 だが、それはあなただけではなく、
 われらスター・トレーダーたちが一人残らず経験したことだ。」

なんということでしょう。 (^^;)

「今は成功しているFXの小鬼たちの多くもそうだ。
 しかし、誰もが2万ドルを失うだけの余裕があるわけではない。
 8000ドルでもそうだ。だからリアルトレードに移る前に
 デモトレードやペーパートレードをすることをお勧めする。
 適切な戦略を持ち、小さいサイズで始めて徐々に大きくしていく。
 損をすること、ミスを犯すことを想定する。
 それらはトレーディングの勉強の一部だ。
 プロ並みになれるか、アマチュアレベルでとどまるかの違いは、
 向上する能力にある。」

ふーむ…。そうなんだぁ。

「あなたは人けのない湖で釣りをするのが好きだろうか、
 それとも難度の高いスロープを滑降するのが好きだろうか?
 この質問にどう答えるかで、あなたに適したトレードスタイルが
 分るかも知れない。
 つまり釣り師はじっくり待ってトレンドの全ポイントを搾り取る
 良いトレーダに、滑降スキーヤーは数ポイントずつの
 スキャルピングが得意なので、良い短期トレーダーになれる
 可能性が高い。ここで言いたいのは、スキーか釣りか
 ということではなく、自分の強みを知るということである。」

トレーダーには、それぞれ強みのある
得意なトレードタイルがあるので、
まずは自身の強みや得意を知ることが大切というわけですね。

「大人であるわれわれの性格は基本的に変えることができない。
 『老犬に新しい芸を仕込むことはできない』という格言は
 トレードにこそ当てはまる。
 自分の性格を根本的に変えることは極めて困難だ。
 どんな時間枠でも成功することはできる。
 しかし、人それぞれに異なり、トレーディングの成功の鍵は
 自分の性格にあった時間枠をどう選ぶかにかかっている。
 すぐに満足感を得たい人はおそらく長期トレードに向いておらず、
 短期トレードに焦点を絞ったほうが成功するかもしれない。
 また忍耐力があり、ひとつのトレードに何日も何週間もかける
 ことをいとわない人は長期トレーダーに向いているだろう。」

なるほど…。

自身にあった時間枠では力が発揮できるとは、
示唆に富んだお話ですね。

そのほかにも、資金とレバレッジのお話や、
ストップの重要性、トレーディングのためのツールのお話など、
「FXの小鬼たち」という本には、とても興味深いお話が
たくさん記載されていました。

(FXの小鬼たちのお話は今回で終わりといたします)

あっ、鬼といえば、うちにもツノをはやした赤鬼が一人…。
こっちは小鬼ではなく、大鬼のようです。。。(冗談)


FX アシュカン・ボロール氏のお話

米不動産王のドナルド・トランプ氏の会社が
米連邦破産法第11条の適用申請をしましたね。

<週初め16日(月)の主な出来事>

主要通貨ペアの多くが下窓を空けてのスタートとなり、
東京時間では上下動の揉み合い相場の展開となりました。
NZ生産者物価指数(四半期投入高)は
市場予想より弱い−2.2%となりました。
英タイムズ紙が「アイルランドが債務不履行となった可能性」
を報道しました。
日実質GDP四半期速報は市場予想より弱い−3.3%となり、
前期比では−12.7%となりました。
英ライトムーブ住宅価格(2月)は1.2%となりました。
OECD事務総長が「欧経済見通しはIMF見通し−2.0%より悪い可能性」
であることをほのめかしました。
「オバマ米大統領が自動車業界再編の作業部会を設置」
したことが報道されました。
「S&Pがウクライナを格下げする可能性」
があることが報じられました。
日鉱工業生産(12月確報)は−9.8%となりました。
日経平均は前週末比−29.23円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
序盤に一部の主要通貨ペアで反発が見られる場面もありましたが、
様子見的な揉み合いの展開が続きました。
欧ECB専務理事が「利下げが好ましい影響となって、
09年と2010年の経済成長見通しを見直している」
との主旨の発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、英銀のロイズTSBと
バンク・オブ・スコットランドを格下げしたことを発表しました。

ニューヨーク時間では、
序盤に一部の主要通貨ペアで反発が見られましたが、
米市場がプレジデンツ・デーで休場で、
上下動の揉み合い相場が続きました。
カナダ製造業出荷(12月)は−8.0%、
カナダ国際証券取扱高(12月)は−28.35億カナダドルと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
カナダドルが軟調傾向となりました。
英BOE副総裁が「英経済成長がBOE予測を下回る可能性があるが、
今年後半には回復へ。BOEは利下げをし続けることはできない。
ポンドの下落は不均衡是正に必要。」
との認識を示しました。
NY原油先物は37ドル台半ばで取引を終えました。

<昨日17日(火)の主な出来事>

東京時間ではドルが買われる展開となりました。
ドル円が堅調となり、ドルストレートが軟調となりました。
日第三次産業活動指数(12月)は
市場予想より弱い−1.6%となりました。
豪RBA議事録では「世界経済の逆風が豪経済に多大な影響。
インフレは下方トレンド。豪の目先のGDPの見通しは弱い。
08年第4四半期GDPは横ばい。」などの認識を明かしました。
格付け会社のムーディーズが
「欧州新興国市場の危機は、銀行格付けに下方圧力。」
との報告書を発表しました。
日中川財務・金融相が辞意を表明しました。
日工作機械受注(1月)は前年比で−84.1%となりました。
日経平均は前日比−104.66円で引け、年初来安値となりました。

ロンドン時間では、
ドル円が急落して、クロス円も軟調となりました。
欧州株やダウ先物が軟調に推移しました。
スイス実質小売売上高(12月)が前年比で3.6%となりました。
英消費者物価指数(1月)が−0.7%、
英小売売上高指数(1月)が−1.3%と、
共に市場予想よりは強い結果となりました。
ポンドが急反発しました。
独ZEW景況感調査(2月)は市場予想よりは強い−5.8となりました。
欧ZEW景況感調査(2月)は−8.7、
欧貿易収支(12月)は−7億ユーロと、
共に市場予想よりは強い結果となりました。
市場反応は限定的でした。

ニューヨーク時間では、
NY連銀製造業景況指数(2月)が市場予想より弱い
過去最低の−34.65となりました。
構成項目の雇用指数も−39.08と悪化しました。
対米証券投資(12月)は市場予想より強い348億ドルとなりました。
NYダウが軟調に推移しましたが、
円が売られて、ドル円やクロス円が堅調となりました。
ユーロドルは軟調に推移しました。
米NAHB住宅市場指数は市場予想より強い9となりました。
NZ財務相が「NZ経済は5四半期連続でマイナス成長の可能性。」
との認識を示しました。
NY原油は34ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−297.81ドルで取引を終えました。

<今日18日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(12月)、
午前9時半に豪賃金コスト指数(四半期)、
午後2時に日景気先行CI指数(12月 確報)、
日景気一致CI指数(12月 確報)、
午後6時半に英BOE議事録、
午後7時に欧建設支出(12月)、
夜10時半に米輸入物価指数(1月)、住宅着工件数(1月)、
建設許可件数(1月)
同夜10時半に加卸売売上高(12月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(1月)、米設備稼働率(1月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米指標には注目です。
また、ソシエテ・ジェネラルとINGグループの決算発表や
NY時間のバーナンキFRB議長講演にも注目されます。

<明日19日(木)の主な予定>

午前9時半に豪新車販売台数(1月)、
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時15分にスイス貿易収支(1月)、
午後4時半から白川日銀総裁記者会見、
午後7時にスイスZEW景況感調査(2月 予想)、
夜10時半に米生産者物価指数(1月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加景気先行指標指数(1月)、
深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数(2月)、
米景気先行指標指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。
また、BNPパリバの決算発表にも注目されます。

さて、週初めの日本の実質GDP四半期速報では、
市場反応は限定的であったものの、市場予想より弱い
−3.3%となり前期比では−12.7%という結果となりました。
また、17日にはG7後の「もうろう会見」に
中川財務・金融相が辞意を表明することになりました。

一方、欧州圏ではアイルランド国債のデフォルトリスクの
問題があったり、格付け会社のムーディーズが、
欧州新興国市場の危機は銀行格付けに下方圧力をもたらすとして、
欧州新興国の金融危機が昂進していることを発表しました。
また、独ダイムラーが08年12月期の決算では、
純利益が前期比で65%減となるなど厳しい状況のようです。

そして、米国でも世界最大の小売業のウォールマートの
08年11-09年1月期の決算では
純利益が前年同期比の7.4%減となりました。
また、米不動産王のドナルド・トランプ氏の会社が
米連邦破産法11条の適用申請をして、事実上の倒産となりました。

世界の各所で実体経済の先行きの不透明感が
強まっているようですが、米GMとクライスラーの
経営再建計画が日本時間18日午前7時に迫っていて、
まずは米自動車産業にかかわる今後の展開が注目されそうです。


さて今日は、アシュカン・ボロール氏のお話です。

「FXの小鬼たち」(パンローリング社)という本からもう一話。

世界最大の金融市場の最高のプレーヤーたちと
知恵比べをしながら、トレードのサーフィンをして
成功を収めているアシュカン・ボロール氏の場合です。

(要旨を脚色して記述いたします)

彼は90年代後半に証券ブローカーをしていました。

その後、リテール向けのFX取引が始まったので、
FX取引も扱うようになりました。

『FX取引がインターバンクだけでなく、
 一般でもトレードできるようになった当時はどうでしたか?』

「当時はスプレッドが現在と比べ大きかったです。
 現在で2〜3Pipのものが、確か10Pipsほどはありました。
 今のようにインターネットで取引させてもらえず、
 オフイイスの小さな窓に注文票を出すような取引でした。」

『そのような環境では、
 ポジョンの保有期間も長かったのでしょう?』

「ええ、そのとおりです。
 当時は週にせいぜい2〜3回のトレードだったと思います。
 当時はスキャルピングはできませんでした。」

『現在はどのような戦略でトレードされているのですか?』

「僕のスタイルは短期トレードですが、
 ファンダメンタルズに基づき方向バイアスを定め、
 それから、タイミングを見定めるために
 テクニカル分析に基づき相場に入ります。」

『ファンダメンタルズを前提とすると、順張り派と思いますが、
 逆張り派は反転が始まるイグゾースポイントを探すと思います。
 あなた自身はどちらと思いますか?』

「僕は基本的に順張りトレーダーです。
 トレンドが生きているときに反転を探す必要はないと思います。」

『ニュースイベントや経済指標を利用してトレードしますか?』

「ええ、経済指標を利用してトレードはしますよ。
 でも、ニュース的な材料が出尽くし、
 相場がテクニカルなトレード環境に戻ってしまったら、
 テクニカルのほうに意識を注(そそ)ぎ直し、
 ファンダメンタル・バイアスと同調した仕掛けの
 ポイントを探すようにしています。」

『FXのトレードで何か気をつけていることはありますか?』

「FX市場は週に144時間も開いているマーケットなので、
 自分を見失わないように、規律を設けています。
 24時間トレードはしたくないですから。(笑)
 そして、一晩に50〜60Pipsしか動かないようなときは
 ボラティリティが不十分なので僕はトレードしません。
 ただ相場を眺めている日もあります。」

『トレードしない日もあるのですか?』

「もちろんです。ボラティリティが十分でないときは
 決してトレードはしません。」

『その他に大切な規律や自身のルールはありますか?』

「そうですね…。
 トレードで何が起こるかは絶対に分りませんから、
 ストップは必ず置いています。かなり狭いのを…。
 40Pips以上は負けたくないですから。」

『ストップは40Pips以下なのですね?』

「ええ、自分は良いトレーダーだと思っているので、
 15〜20Pips逆に行ったら損切ります。
 以降のトレードで取り戻せると思っているからです。」

『トレードに自信があるから、ストップを小さく置くのですね?』
 
「そのとおりです。(笑)
 トレードを分析して、15Pipsぐらいの損が出たら、
 それはもう自分の判断が間違っていたということです。
 ですから、20Pipsまでいったら損切ります。」

うーん。なるほどぉ。

アシュカン・ボロール氏は
けっこう大きな建て玉をされるようですが、
トレードに自信があるからこそ、
浅いストップにしているわけなのですね。

欲深く損しまいと、いつまでもポジションにしがみつくような
愚かなことなどは決してしないようです。(笑)

そして、浅く負けた分はいつでも取り戻せる自信があるので、
ダマシを確認したらサッと損切り、次のトレードを行うのですね。

浅い損切りは、トレードの自信に裏打ちされた
トータルで勝ち続けるための「負ける技術」というわけのようです。


「トレードで負ける技術を知らないと、いつか口座はあの世行き。」

なんちゃって。

「おーい。座布団持ってって〜〜。」(笑点)


FXの小鬼たちのお話

G7の後は、17日(火)に迫る米政府への米GMの経営再建計画の
提出が注目されますが、報道によりますと、
GMは計画提出の遅れ可能性があると共に、
米連邦破産法第11条の申請も選択肢の1つとなるようですね。

<先週末13日(金)の主な出来事>

NZ小売売上高(12月)は−1.0%、NZ小売売上高(四半期)は−0.6%と、
市場予想より弱い結果となりました。
主要通貨ペアは年金基金系の買いも入った模様で、
G7を前にした持ち高調整もあってか、上下動しながらも、
しだいに堅調な展開となりました。
豪上院が420億豪ドル規模の追加景気対策法案を可決しました。
日経平均は前日比+74.04円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
序盤にユーロを除く主要通貨ペアが上下動をしながらも、
堅調に推移しました。ユーロは軟調傾向で推移しました。
独DGP四半期速報は市場予想より弱い−2.1%となりました。
英テレグラフ紙が「欧財務相がポンド下落について
英財務相を非難。」と報じました。
ポンドがしばらく堅調に推移しました。
スイス生産者輸入価格(1月)は
市場予想より弱い−0.8%となりました。
欧GDP四半期速報は市場予想より弱い−1.5%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が米連休前の持ち高調整や16日の日GDPも意識されたか、
上下動しながらも堅調な展開となりました。
ユーロドルはこの時間は上下動の揉み合いとなりました。
カナダの新車販売台数(12月)が
市場予想よりは強い−14.8%となりました。
英ロイズが「傘下のHBOSの損失が85億ポンドとなった」
ことを発表しました。
英首相が「ポンドの下落は英国の競争力を高める。
政策目標は通貨ではない。」と英テレグラフ紙報道を
一蹴して、ポンド安を容認する発言をしました。
ポンドが軟調に転じました。
また、英財務相が「G7でポンドが特別議論されない見通し。
G7では保護主義を問題提起。為替協議は通常の域の見通し。」
との認識を示しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月)速報は、
市場予想より弱い56.2となりました。
ユーログループ議長が「ここ数ヶ月の為替変動は過度過ぎる。」と、
過度な為替変動に懸念を表明しました。
米ホワイトハウスが18日(水)に「住宅差し押さえ拡大防止プラン」
を公表することを発表しました。
米下院が7870億ドル規模となった景気対策法案を可決しました。
NY原油は37ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−82.35ドルで取引を終えました。

<週初め16日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ生産者物価(四半期)、
朝8時50分に日実質GDP四半期速報、日GDPデフレータ、日名目GDP、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(2月)、
午後1時半に日鉱工業生産(12月)、日稼働率指数(12月)、
夜10時半に加製造業出荷(12月)、加国際証券取扱高(12月)、
などの経済指標が発表されます。
今日の日実質GDP四半期速報には注目です。
また、今日16日は米市場がプレジデンツ・デーの休場で
米指標はありません。

<明日17日(火)の主な予定>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(12月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注(1月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(12月)、
午後6時半に英消費者物価指数(1月)、英小売物価指数(1月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(2月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(2月)、欧貿易収支(12月)、
夜10時半に米NY連銀製造業景気指数(1月)、対米証券投資(12月)、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・米の指標には注目です。
また、この日は米GMと米クライスラーの経営再建計画の
提出期限日ですので、これに絡む相場動向にも注目されます。

そして、今週の2月18日(水)からの主な注目材料は、

18日(水)に、英BOE議事録、INGグループ決算発表、
ソシエテ・ジェネラル決算発表、米輸入物価指数、米住宅着工件数、
米建設許可件数、FRB議長講演、米鉱工業生産、米FOMC議事録、

19日(木)に、日政策金利、日銀総裁記者会見、BNPパリバ決算発表、
加景気先行指標指数、米生産者物価指数、米新規失業保険申請件数、
米景気先行指標総合指数、米フィラデルフィア連銀景況指数、

20日(金)に、豪RBA総裁講演、日金融経済月報、
独PMI(製造業・サービス)、欧PMI(製造業・サービス)、
英小売売上高指数、加消費者物価指数、米消費者物価指数、

などがあります。

さて、ある程度の織り込みは進んでいた模様ですが、
先週末13日には当初予定よりも規模縮小とはなったものの、
世界でも過去最大級の7870億ドル規模の景気対策修正法案が
可決となり、米財政出動が始動することとなりました。

また、ローマで開催されたG7(国財務相・中央銀行総裁会議)では
「世界経済と金融の安定化は最優先課題。成長・雇用支援に
政策手段を総動員。財政政策は前倒し迅速に実施。
為替相場の過度な変動は経済と金融の安定に悪影響。
市場を注視し協力。保護主義的な政策回避を約束。」
などからなる共同声明を発表して、閉幕となりました。
また、中国の財政出動と人民元上昇につながる柔軟な為替相場への
取り組みを歓迎するとも発表しました。
そして、日本によるIMFへの融資に対しても
良い評価が発表されました。

市場では今回のG7に対して、大規模な財政出動で協調して
先進7か国が最大限の政策措置をとることを明確化したことを
評価する声がある一方、
予想の範囲であり、あまりインパクトがない
とする向きもあるようです。
また、一部で懸念されていたポンド安についての
具体的な協議は行われなかったようです。

アナリストの見解では、リスク回避懸念が後退して
いったん円の手仕舞い売りを予想する向きがあると共に、
一方ではG7で円高懸念は共有できず、
大枠としてリスク回避の円買いの流れに戻ると予想する向きの
両方があるようです。

一方、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、
17日(火)に迫る米政府への米GMの経営再建計画では、
米連邦破産法第11条の申請も選択肢の1つになるとのことです。
また、他紙によれば米GMの経営再建計画の策定は難航して
提出遅れの可能性もあるとのことで、今後の展開が注目されます。

また、いつもは為替に影響度のあまり強くはない
日本の経済指標ですが、織り込みがある程度進んでいると
指摘する声もあるものの、週明け今日16日の朝に発表される
日実質GDP四半期速報の結果にも注目されます。


さて今日は、「FXの小鬼たち」のお話です。

「FXトレーディング」という著書で有名な
キャシー・リーエンと、ボリス・シュロスバーグの共著の
「FXの小鬼たち」(パンローリング社)という本には
興味深いエピソードがたくさん綴られています。

今日はその中から、フーサイン・ハーネカー氏の場合の
気づきのお話です。

ハーネカー氏は、共同事業に失敗して、
苦労した蓄えを根こそぎ失いました。

そして、いろいろと事情があったのでしょう。

大学生でもアルバイトをすれば簡単に稼げる
1000ドル(9万円ほど)を、7ヶ月間もかけて蓄え、
FXトレードを始めました。

そして、現在はミリオネアとなられています。

はて? その秘密とは…。

お世辞にも多い資金とはいえない元手で
どうやって、ミリオネアになることができたのでしょうか。

そう…。

でもその前に、このお話をしておかなくてはなりません…。

「150Pipsゲットォォォォォォ!」と息巻くトレーダー。

このような自慢げな姿はよく見かけるものです。(笑)

でも、けっこうこのような人に限って、
収支はマイナスとなっていることがあるようです。

小鬼の一人、チャック・ヘイズ氏はこう語っています。

「あぁ、そうです。長続きしている人はいないですね。
 1万ドルを25万ドルにした人は見たことがありますが、
 トレーディングのスキルをマスターできなければ、
 それを維持することはできませんね。」

「……。」

「大きく勝つことができた理由が、
 強欲とリスクを恐れないトレーディングであった場合、
 相場が逆に動いたときに
 大きく負ける理由ともなりますからね。」

さて、

1000ドルの資金からミリオネアとなった
ハーネカー氏の場合はまったく違いました。

ほとんど真逆。

彼は極端に保守的な慎重居士で、
デモ口座を3回連続で3倍にするまでは
実戦は決してしませんでした。

初心なのにいきなりリアルトレードの
プロのひしめくリングに上るような暴挙はしなかったのです。

まぁ、資金が少なかったから負ける余裕はなく
慎重になったとも思いますが、
とにかく頑(かたく)なに、こうしました。

そして、なんと驚くことに

彼は…、そう。ミリオネアとなった今もですが、

1日に1度だけ10Pipsのトレードだけをすることを
自身の鉄の規律としたのでした。

そうです。

資金が増えるにつれ、建て玉こそは大きくしましたが、

1日に1度、10Pipsのトレードだけをしたのです。

どんなにレートが上昇(下降)しそうでも、
しっかりと、たった10Pipsで利確しました。

それで、その日のトレードは終わりです。

どんなにチャンスがあるように見えても、
ぐっと堪えてそれ以上のトレードはしませんでした。

ストップは20Pipsに設定して、
それで負けた日はもうトレードしませんでした。

ええ、もちろん。

ハーネカー氏は、損小利大が大切なことも、
また、リスクリワード比が逆転していてはいけないことも
そんなことは知っていましたとも。

でもこれが彼のトレードスタイルなのです。

それだけ、「ここは!」と思うところしか
トレードしなかったのです。

そして彼の場合、経済指標の発表時間は、
しっかりチェックしてトレードを避けました。
彼の場合は、経済指標の発表が災いしてしまうことが
多かったからです。

彼は自分自身を研究したのです。

その結果、3つの結論を得たのでした。

1つは、自身のトレードで70Pips含み損となったら、
90%以上の確率でレートは戻ることはなく、
大きな負けトレードとなってしまうこと。

もう1つは、その日、勝った後のトレードは、
彼の場合はどういうわけか、
ことごとく負けトレードなること。

そして最後の1つが、

負けトレードを少なくすることが最も大事、
ということに気づいたのです。

そして、いろいろと自身のトレードスタイルを模索した結果、
身の丈にあった堅実な10Pipsトレードに行き着いたというわけです。

「あははっ。日10Pipsのトレードだと? 
 へっ、ショボ過ぎるんじゃん。」

「リスク・リワード比がてんで間違っていますなぁ。」

「トレード以前の問題のような…。
 こんなR倍率では利小損大となるのでは?」

もしかしますと、ハーネカー氏のトレードは
理論的には間違っているのかもしれません。

でも…、

収支マイナスの武勇のトレーダーや、
頭でっかちなだけで儲けることのできない理論派は、

ハーネカー氏のトレードスタイルを非難できないことでしょう。

だって彼は、そのような儲けれない人たちとは違って、
この方法で現実にミリオネアとなったのですから…。

うーん。

トレードは儲けてナンボの世界。

1日たった10Pipsでミリオネア。
世の中には理論を越えたすばらしいトレーダーが
いるものなのですね。(驚)

「己を知らば…」の孫子の兵法を地で行くようなお話しですね。


FX ブッカー氏の気づきのお話

今日からローマでG7(財務相・中央銀行総裁会議)が始まりますね。

<一昨日11日(水)の主な出来事>

週初めに発表が予定されていたガイトナー米財務長官による
米金融安定化策が前日の10日(火)に繰り延べで発表されましたが、
不良資産買取問題で内容に具体性が欠けていたことや
規模に不満があったか、期待先行の反動もあって、
NYダウがオバマ政権発足後、
最大の下落幅で年初来最安値となったことで、
主要通貨ペアが下落したことを継いでのスタートとなりました。
東京時間では東京市場が休場で、様子見的な相場展開となました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調となりました。
ドルストレートは序盤で堅調な動きを見せましたが、
その後は軟調傾向となりました。
独消費者物価指数が市場予想とおりの−0.5%となりました。
英失業率(1月)は市場予想とおりの3.8%となりました。
英BOE四半期インフレ・リポートでは、
「CPIは今後2年間で0.5%の見込み。
09年初めにGDPが約4%低下する見込み。」などを発表しました。
英BOE総裁談話では「英経済は深刻な景気後退にある。
金利は量的緩和もするのでゼロとする必要はない。」
などの認識を示しました。
スイス金融大手のクレディ・スイスの08年12月通期決算では、
82億スイスフランの最終赤字となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となりましたが、その他多くの主要通貨ペアは
上下動の揉み合いとなりました。
米貿易収支(12月)は市場予想より弱い−399億ドルとなりました。
カナダの新築住宅価格指数(12月)は市場予想よりは強い−0.1%、
国際商品貿易は対米輸出の落ち込みなどから
市場予想より弱い−5億カナダドルとなりました。
ガイトナー米財務長官の議会証言では
「政府による金融市場保護は役割を限定すべきだが、
早急に金融安定化策の詳細を示す必要。
今後、数週間以内に住宅対策の詳細を発表予定。」
などの認識を示しました。
シカゴ連銀総裁が「09年上期の米GDPは大幅に落ち込む見込み。
09年後半にはGDPは拡大する可能性。
失業率は2010年にかけて上昇の可能性。
数週間以内にTALF(ターム物資産担保証券貸出制度)が
開始できる可能性」との認識を示す発言をしました。
米上院で米景気対策について合意となり、
採決の準備ができことが報じられました。
米月次財政収支(1月)は
市場予想より弱い−838億ドルとなりました。
NY原油は続落して35ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+50.65ドルで取引を終えました。

<昨日12日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円とクロス円が上下動しながらも
軟調に推移して、ドルストレートは揉み合いとなりました。
日国内企業物価指数(1月)は
市場予想より弱い−1.0%となりました。
米議会の両院が米景気対策法案の修正案の
合意となったことが報じられました。
豪失業率(1月)は市場予想より弱い4.8%となりましたが、
豪新規雇用者数(1月)は市場予想より強い0.12万人となりました。
豪議会上院で420億豪ドル規模の景気刺激策が否決となりました。
日経平均は一昨日比−240.58円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルストレートなど主要通貨ペアが軟調となりました。
仏ルノーの08年決算では、純利益が5億9900万ユーロとなって、
前年の27億3400万ユーロから大きく後退することとなりました。
欧ECB月報では「09年のインフレ見通しを+0.9%、
09年GDP成長見通しを−1.7%」などが発表されました。
欧鉱工業生産(12月)は市場予想より弱い−2.6%、
欧鉱工業生産(前年比)は
過去最大の下落となる−12.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
米小売売上高(1月)が市場予想より強い+1.0%、
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い62.3万件となりました。
ドル円が上昇しました。
英フィナンシャルタイムズ紙が
「米ドルの価値が減じても中国は米国債の購入を継続。」と、
中国当局者のコメントを掲載しました。
ユーロが一時軟調となりました。
米企業在庫(12月)は市場予想より弱い−1.3%となりました。
格付け会社のムーディーズが米国と英国の格付けを
見直していることを発表しました。
トリシェECB総裁がユーロを脱退する
加盟国があるとの噂を否定しました。
終盤に主要各通貨が堅調となりました。
NY原油は34ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に反発して前日比−6.77ドルで取引を終えました。

<週末の今日13日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(12月)、NZ小売売上高(四半期)
午後4時に独GDP速報(四半期)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(1月)、
午後7時に欧GDP速報(四半期)、
夜10時半に加新車販売台数、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月)速報、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。
16日(月)の米祝日を控えた動向も注目されます。

さて、週初めに発表が予定されていたガイトナー米財務長官による
米金融安定化策が10日(火)に繰り延べで発表されました。
不良資産買取問題でのバッドバンク構想が
官民共同の投資基金となって、内容に具体性が欠けていたことや、
FRBによる資金供給拡大も含めますと、
最大2兆ドル規模の内容とはなりましたが、
マーケットは不満であったようで、
加えて、期待先行織り込みの反動もあって、
NYダウがオバマ政権発足後、最大の下落幅で年初来最安値となるなど
マーケットは金融安定化策に対して、
厳しい洗礼をすることとなりました。

また、16日のプレジデント・デーを法案成立の最終期限として
調整していた米景気対策のほうも、
米議会の両院で米景気対策法案の修正案の一本化が、
基本合意となったことが報じられましたが、
規模が縮小して、当初の雇用創出400万人は350万人規模となるようで
法案成立にかかわる市場の反応が注目されます。

一方、今日13日からローマで行われる
G7財務相・中央銀行総裁会議では、
「世界貿易協定の順守義務に沿う」としながらも、
米景気対策に盛り込まれることになる「バイ・アメリカン条項」が
貿易保護主義との批判の槍玉にあげられそうで、
経済保護主義に傾きつつある仏・伊など
欧州各国の対応を含めて注目されます。

また、G7では、09年は08年の10倍もの途上国向け融資が
必要となっているIMFなど国際金融機関の増資の問題や、
為替に関する協議の行くへと共に、
市場の期待感とその後の(ギャップの)動きにも注目されます。


さて今日は、ブッカー氏の気づきのお話です。

ロブ・ブッカー氏はウェスト・バージニア州の
弁護士出身のフルタイムトレーダーですが、
とても示唆にとんだ経験談を語っています。

なんで弁護士を辞めてまでトレーダーになったのか、
というお話は、さておいて(笑)

ブッカー氏は2,500ドルという、小さな資金から
トレードを始めたのだそうです。

そして、トレードを始めた最初の数日で、
ビギナーズ・ラックもあったと思いますが、
資金を10%増やすことに成功しました。

「そこで一休みするべきでした。
 すっかり舞い上がってしまっていて、
 FX界のウォーレン・バフェット気取りとなっていました。(笑)
 そして、大きな教訓を得ることになりました。」

「何が起こったのですか?」とインタビュアー。

「2週間後にストップを置かずに仕掛けて、
 72時間後に資金の90%を失いました。」

「……。」

「もとの2,500ドルまで減ったとき、
 『きっと損益ゼロで終わって、
 悪いトレードがなかったことになる』
 と自分に言い聞かせたのを覚えています。」

「……。」

「それから、資金は2,000ドルに減り、さらに1,500ドルになり…、
 そこまで減ったときには
 『もうこれ以上悪くなることはあり得ない』と放置しました。
 ええ、当然悪くなりましたが…。(苦笑)」

「今ならそういう状況でどうされますか?」(インタビュアー)

「資金を守るために全力をつくします。
 それが僕の最優先事項です。」

「……。」

「トレードを始めたとき、僕は経済的にかなり苦しい状況でした。
 そのとき事業で大成功している友人が僕の目を見ながら
 『ロブ、金儲けは難しいと思っているだろう。
  違うんだ。金儲けは簡単なんだ。守るのが難しいんだ。』
 と言いました。彼はトレードの話をしていたのではありませんが
 まさにトレードに当てはまることを言っていたのです。」

「守りのトレードをすべきだと自覚されたのですね?」

「ええ。2,500ドルをすべて失った後、11ヶ月間、
 徹底的にトレーニングしました。
 練習口座で安定的にトレードできるレベルまで上達し、
 ギャンブルでなくなるまでに11ヶ月かかりました。
 初期資金を絶対に失わないことが主な目標となりました。」

「……。」

「資金を守ることができればトレードを続けることができます。
 トレーディングは生き残りゲームですから…。」

そして、ブッカーは5年足らずで、
大口の資金を運用する大手銀行のクライアントになっています。

パンローリング社の「FXの小鬼たち」に載っているお話ですが、
一見、ネガティブな目標ながら、とても示唆に富んでいますね。

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

お話に出てきた世界一の富豪のウォーレンバフェット氏や
王様の親分みたいな名前の(笑) キング・ドン氏も、
同様のことをおっしゃっています。

「第一の目標は資金を守ること。第二の目標も資金を守ること。
 そして、第三の目標は、第一の目標を守ること。」

どうも、投資では積極よりも
「守」がより大切なようですね。(笑)

そういえば…、

あるベテラントレーダーがこんなことを言っていました。

「あんた達、チャートを見たら、エントリーすることばかり、
 エントリーチャンスばかり探しているのだろう?」

「???」

(そんなのあたりまえじゃないか! あと何があるって言うんだ)

「あははっ。だから負けるんだよ。」

「……?!」

「チャートを見て第一に考えるのは、
 エントリーチャンスを探すことなんかじゃない。」

「……?」

「いいかね。チャートを見て最初に考えることは、
 トレードをしていけない場面を把握することなんだよ。」

「……!」

「動きが出て判りやすい所では恐れをなして、
 良い場面を待つこともできずに、
 揉み合いや小動きばかりに手を出してちゃ、
 そりゃぁ、負けるわな。」

(イヤなことを言うオヤジだ。でもそんなところも少しは…)

うーん。

真逆なことの多いヘンダー・ランドのトレードの世界では、
もしかしたら、「守るは攻めるなり」なのかも。。。。(笑)


FX 「織り込み」のお話

週初めの今日9日(月)深夜2時にガイトナー米財務長官から
新たな金融安定化プランの概要が発表される予定で注目されますね。

<先週末6日(金)の主な出来事>

オセアニア時間から東京時間初動にかけて、
主要通貨ペアが軟調となる場面がありましたが、
東京時間では様子見的な上下動の相場展開となりました。
豪RBA四半期金融政策報告では、
経済成長とインフレの見通しを下方修正。
豪貿易は2008年終わりから2010年初めに約20%低下する可能性。」
との見解を示しました。
格付け会社のムーディーズがトヨタを格下げしました。
日景気先行CI指数速報(12月)は市場予想よりやや弱い79.8%、
日景気一致CI指数速報(12月)は
市場予想とおりの92.3%となりました。
日経平均は前日比+126.97円で8000円台を回復して引けました。

ロンドン時間では、
M&Aを材料としてポンドが上げるなど、
主要通貨ペアが初動で上げる場面がありましたが、
その後は下げる上下動の展開となりました。
スイス失業率(1月)は市場予想とおりの2.9%となりました。
英鉱工業生産(12月)は−1.7%、英製造業生産高(12月)は−2.2%と
ともに市場予想より弱い結果となり、
英生産者仕入価格(1月)は
1.5%と市場予想より強い結果となりました。
独鉱工業生産(12月)は市場予想より弱い−4.6%となりました。
カナダの失業率(1月)はここ4年で最も悪い7.2%、
カナダの雇用ネット変化率(1月)は過去最悪の−12.90万人と
ともに市場予想よりかなり悪い数字となりました。
一時カナダドルが売られました。

ニューヨーク時間では、
米失業率(1月)が1993年以来で最悪の7.6%、
米非農業部門雇用者数変化が1974年12月以来で最悪の−59.8万人と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
米ホワイトハウスが「雇用統計は経済の大幅な収縮を示す。
大胆な財政措置の必要性。
対応に失敗すると失業率は2桁になる可能性。」
との認識を示しました。
英BOEがCP買い取りプログラムを
2月13日に開始することを発表しました。
格付け会社のフィッチが米バンカメと米シティの優先株式の
格付けを引き下げました。
米雇用統計発表後、上下動しながらも
主要通貨ペアが上昇する展開となりました。
スイスSNB副総裁が「スイス経済は大きく減速する可能性。
スイスフランの上昇を懸念。スイスフラン安は歓迎。
SNBはさらに経済対策手段を有する。」
との主旨の発言をしました。
米消費者信用残高(12月)は
市場予想より弱い−66億ドルとなりました。
米ガイトナー財務長官が、金融安定化プランを
2月9日(月)に公表することを発表しました。
NY原油は40ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+217.52ドルで取引を終えました。

<週初めの今日9日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際収支(経常12月・貿易12月)、機械受注(12月)、
午後1時半に日企業倒産件数(1月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(1月現状判断DI・1月先行判断DI)
午後3時に日工作機械受注速報(1月)、
午後4時に独貿易収支(12月)、独経常収支(12月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(1月)、
などの経済指標が発表されます。

この日の深夜2時にガイトナー米財務長官が
新たな金融安定化プランの概要を発表するとのことで、
また、発表後にオバマ大統領が記者会見を行う予定で、
ともに大いに注目されます。

<ゴトウ日の明日10日(火)の主な予定>

午前9時01分に英RICS住宅価格(1月)、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(1月)、豪NAB企業景況感指数(1月)
午後2時に日消費者態度指数(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(1月)、
午後5時45分から豪RBA総裁講演、
午後6時半に英商品貿易収支(12月)、
深夜12時に米卸売在庫(12月)、
などの経済指標が発表されます。
英指標と豪RBA総裁講演には注目です。

また、この日のNY時間にバーナンキ米FRB議長と
ガイトナー米財務長官の
議会証言が行われる予定で大いに注目されます。

そして、今週の2月11日(水)からの主な注目材料は、

11日(水)に、日祝日休場、クレディ・スイス決算発表、
独消費者物価指数、英失業率、英BOE四半期インフレ・リポート、
加貿易収支、米貿易収支、米月次財政収支、

12日(木)に、豪失業率、豪新規雇用者数、欧ECB月例報告、
欧鉱工業生産、トリシェECB総裁講演、米小売売上高、
米新規失業保険申請件数、米企業在庫、

13日(金)に、NZ小売売上高指数、独GDP第4四半期速報、
欧GDP第4四半期速報、ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
G7財務相・中央銀行総裁会議開始、
16日の米祝日を控えた動向(米債券市場短縮取引)

などがあります。

さて、先週末の米雇用統計では、米失業率(1月)が1993年以来で
最悪となる7.6%、米非農業部門雇用者数変化が1974年12月以来で
最悪の−59.8万人と、米自動車産業などの大幅なリストラなどにより
実体経済の状況を繁栄して悪い結果となりましたが、
ホワイトハウスが大胆な財政措置を講ずる必要を宣言したことや、
米ガイトナー財務長官が、新たな金融安定化プランを日本時間の
2月9日深夜2時に公表することを発表したことなどもあって、
期待感からか主要通貨ペアは反発する展開となりました。

期待感による先織り込みの展開もあったようですが、
さらに相場が上昇する可能性とともに、
場合によっては一時の頂点とみる短期筋の「事実売り」の
仕掛けの可能性を指摘する声もあるようで、
9日(月)深夜2時のガイトナー米財務長官による
新たな金融安定化プラン発表前後の相場動向が注目されます。

そして、米オバマ新大統領は、ボルカー元FRB議長をトップとする
経済再生諮問会議のメンバーにGEのイメルト会長や
ハーバード大学教授や元米証券取引委員会(SEC)の委員長を加え、
米経済建て直しに積極的ですが、
オバマ米大統領の最大の課題である米景気対策法案では、
16日のプレジデント・デーを法案成立の最終期限として
調整に努めているものの米共和党からは規模縮小案なども提出され、
今後の動向が注目されます。

また、今週は市場の注目度の高い経済指標の発表が相次ぐとともに、
週末にはG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されるとあって、
相場が大きく動く可能性もありそうで、
イベント前の思惑の動向も含めて注目の一週間となりそうです。


さて今日は、「織り込み」のお話です。

相場ではよく「織り込み済み」などということが言われますね。

価格に影響のある事象が
既に先に相場に反映されてしまっていることを
「織り込み済み」などと言うわけですが、

ニュースなどにより、市場予想が現実化しても、
マーケットの織り込みの範囲であれば、
「さっぱり相場が動かない」なんてことが
相場では日常的に起こっています。

身近な例では前日のNYダウが上昇すると、
かなりの確率で翌日に日経平均も上昇するものですが、

日経平均が上昇という事実があっても
為替市場でリスク選好動意がもっと進むかと思いきや、
前日のNY時間に織り込まれた範囲であれば、
「そんなのもうとっくに織り込み済みさ。」というわけで、(笑)
さっぱり東京時間に為替相場が動かないこともありますね。

相場は現実と期待に揺れながらも、
常に未来を織り込もうとして動いているわけです。

ですので、現在の経済状況とレートは
ある程度は乖離していることがあって、

ときに実体経済が悪くとも期待感先行で上昇したり、
ときに実体経済の悪さに注目が集まり現実に目覚めたり、
未来への思惑や期待と実態経済との綱引きが相場を形成するようで、

ファンダメンタルズ的な事実とともに、
相場が未来を先んじて織り込もうとすることや
思惑や期待を含めた市場心理的動きも加えて見ないと、

「なんと不可解な。相場は間違っている。」

ということになってしまいます。(笑)

価格こそが相場の真実ですが、

もしかしますと、相場は実態経済に対して
常にある程度は間違っているのかもしれませんね。

なのでファンダメンタルズ的に大きな変動がなくても、
調整が起こるのかもしれません。(謎)

また、" Sell(Buy) the Rumor,Buy(Sell) the Fact. "

と呼ばれることも、相場が先織り込みをすることを象徴していて、

噂(思惑)で買い(売り)、要因(事実)が明らかとなった時に手仕舞う、
という短期筋の動きとなることがあるようです。

良いニュースが発表されたのに、ちょっと上昇した後に、
ぐんぐん下落するなんてこともよくあるわけですね。

単純な事実関係だけでいくと、良いニュースなのに、
「相場が下落した」という不可解なこととなるわけですが、

その裏には、「良い」という織り込みが既に以前に進んでいたわけで
「ニュース・リバーサル」などと呼ばれているようです。

さて、9日(月)深夜2時にガイトナー米財務長官によって
新たな金融安定化プランが発表されますが、如何なりますか。

でも、その後にはG7があって…、
またその後には、米景気対策法案が可決されるかも知れないし…。

市場の思惑を推し量るのはとてもたいへんなことです。(苦笑)

ならば…、

「なんだかんだと予想せずに、ただ相場の動きに柔軟についていく」

のが良いのかも。。。(笑)


<お知らせ>2月11日(水)祝日のブログの更新はお休みいたします。



FX チャート・ポイントのお話

北の街、札幌では「第60回さっぽろ雪まつり」が始まりました。^^
さて、週末の今日は注目の米雇用統計の発表ですね。

<一昨日4日(水)の主な出来事>

オセアニア時間時は主要通貨ペアが軟調傾向となりましたが、
東京時間では上下動しながらも堅調傾向で推移しました。
オバマ米大統領が「景気対策法案には銀行システムの修復を
盛り込むべき。また、景気対策法案のバイアメリカン条項を
再検討すべき。貿易戦争の引き金となりかねない条項の削除を望む」
との主旨の発言をしました。
英ネーションワイド消費者信頼感は
市場予想より弱い40となりました。
豪住宅建設許可(12月)は市場予想よりかなり弱い−2.9%、
豪小売売上高は市場予想より強い3.8%となりました。
日経平均は前日比+213.43円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
前半に主要通貨ペアが軟調となりました。
独PMIサービス業(1月)は市場予想よりやや弱い45.2となりました。
欧PMIサービス業(1月)は市場予想よりやや弱い42.2となりました。
英PMIサービス業(1月)は市場予想より強い42.5となりました。
欧小売売上高(12月)は市場予想より強い0.0%となりましたが、
前回値が大きく下方修正されました。
米チャレンジャー人員削減数(1月)は前年比で222.4%となりました。

ニューヨーク時間では、
前半に主要通貨ペアが反発しました。
米ADP雇用統計(1月)は市場予想よりは強い−52.2万人となりました。
米ISM非製造業景況指数(1月)は市場予想より強い42.9となりました。
ニューヨーク後半は主要通貨ペアが軟調傾向となっていきました。
英国立経済社会研究所が「利下げだけでは英経済立て直しに不充分」
との見解を示しました。
バンク・オブ・アメリカ株が急落して
一時18年ぶりの安値をつけました。
米タイムワーナーの四半期決算では
160億3200万ドルの赤字となりました。
NY原油は40ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−121.70ドルで取引を終えました。

<昨日5日(木)の主な出来事>

様子見的な上下動の揉み合い相場となりました。
NZ四半期失業率は市場予想とおりの4.6%となりました。
水野日銀審議委員が「世界経済の低迷は09年前半の観測。
最悪は2010年まで底打ちしない可能性も。
日銀は財政政策を含む政策対応や、異例の政策対応も必要。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−89.29円で
8000円台を割り込んで取引を終えました。

ロンドン時間では、
英欧の政策金利の発表やトリシェECB総裁記者会見のイベントを
意識したか、上下動の揉み合い相場がしばらく続きました。
谷垣元財務相が「急激な円高や為替変動は好ましくない。
1ドル90円程度は実勢から大きくかけ離れている。
追加景気対策は必要あれば行うべき。」
と円高に不快感を表明しました。
ポンドなど主要通貨ペアが堅調に推移しました。
独銀の2008年12月期通期決算では、
最終損益が初の赤字となる−38億3500万ユーロとなりました。
独製造業受注(12月)は市場予想より弱い−6.9%となりました。
英BOEが政策金利を大方の市場予想とおり0.50%引き下げ、
政策金利を1.00%ととました。
英BOE声明では「世界経済は深刻な下落局面。
インフレが目標を下回る見通しと判断して利下げを決断。」
との見解を示しました。
欧ECB政策金利は市場の大方の予想とおり
2.00%で据え置きとなりました。

ニューヨーク時間では、
上昇傾向にあった主要通貨ペアに調整の動きが見られました。
米非農業部門労働生産性(四半期)は市場予想より強い3.2%、
米新規失業保険申請件数はここ26年で最悪の62.6万件となりました。
カナダの住宅建設許可(12月)は
市場予想よりは強い−3.9%となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「最新データはさらなる景気の落ち込みを示唆。
ECBはインフレを2%に近づける。
景気刺激策が景気の落ち込みを緩和。
長期的な構造改革が必要。2.00%の政策金利は最低水準ではないが、
ゼロ金利政策は適切ではない。非伝統的政策をとることは可能。
ECBは3月に新たな見通しを示す。
3月の利下げの可能性は排除しない。
市場による3月の金融会合での
0.50%の利下げ観測はおそらく正しい。
貿易保護主義は重要な脅威。
バッドバンクを含めた追加措置は必要となる可能性。」
などを主旨とする発言をしました。
米製造業受注指数(12月)は市場予想より弱い−3.9%となりました。
カナダのIvey購買部協会指数(1月)は
市場予想より弱い36.1となりました。
NY後半からは、米財務会計基準審議会が時価会計ルールを
変更するという観測がマーケットに流れ、
ドル円やクロス円が急伸する展開となりました。
WTOやIFOやOECDや世銀などが
「グローバルな協調行動が必要。各国は保護貿易主義に抵抗すべき」
などの共同声明を出しました。
スイスSNB副総裁が「SNBは必要な場合は新たな金融政策手段をとる」
とコメントしました。
米セントルイス連連銀総裁が
「第2四半期までマイナス成長の可能性。
08年第4四半期GDPは下降修正される可能性。
実質的ゼロ金利政策は予見できる将来まで継続。
インフレは下振れリスク。CPIがマイナスに転ずる可能性。」
との認識を示しました。
カナダ財務相が「加雇用統計は残念な結果となる可能性。」
との主旨の発言をしました。
終盤は主要通貨ペアに調整の動きがみられました。
NY原油は40ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+106.41ドルで取引を終えました。

<週末の今日6日(金)の主な予定>

ウェリントン市場は休み。
午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時に日景気先行CI指数(速報 12月)、日景気一致CI指数、
午後3時45分にスイス失業率(1月)、
午後6時半に生産者物価指数(1月)、英鉱工業生産(12月)、
午後8時に独鉱工業生産(12月)、
夜9時に加失業率(1月)、加雇用ネット変化率(1月)、
夜10時半に米失業率(1月)、米非農業部門雇用者数変化(1月)、
明け方5時に米消費者信用残高(12月)、
などの経済指標が発表されます。
今日の指標は米雇用統計を中心にそれぞれ注目です。

さて、報道によりますと1月の新車販売台数で
米国は27年ぶりの低水準となって、世界最大の自動車販売市場の
米国が中国に抜かれることとなったとのことで、
年間販売台数でも今後「米中逆転」となる可能性があるそうです。

そして、1月の米新車市場が「悲観シナリオ」より
さらに悪く想定以上に落ち込んだことで、米ビッグスリーの
経営再建計画はよりいっそう厳しい事態となってきているようです。

また、期待高まる米オバマ政権ですが、
ガイトナー氏に続きダシュル氏の厚生長官指名でも
またもや納税漏れ問題となって、
急遽、厚生長官指名についてはダシュル氏の指名を取りやめるなど、
騒動となっているようです。

そして、景気対策法案のバイアメリカン条項削除法案も
米上院で付帯条項付きながらも否決されて、景気対策法案に対して
米共和党からは修正案も提出され、追加提案なども相次ぎ、
早期成立を目指すオバマ大統領も気苦労が絶えないようです。

一方、英BOEは政策金利を0.50%引き下げ
政策金利を過去最低となる1.00%としました。
これで5ヵ月連続の政策金利引き下げとなりました。
今後は英政府による金融機関の不良資産の買取が
どうなるかが注目されそうです。

また、欧ECBは2月金融政策会合では
政策金利を2.00%で据え置きとしましたが、
トリシェECB総裁は、記者会見で
今後のゼロ金利政策は否定しながらも、
次の3月会合で0.50%の利下げをすることをほのめかしました。
経済見通しなど談話内容は総じて前回よりも
弱い内容であったようです。

さて、昨日はNY時間に米財務会計基準審議会が
時価会計ルールを変更するという観測がマーケットに流れ
相場が動いたようですが、今日は注目の米雇用統計の発表で、
昨日に続き相場が大きく動く可能性もありそうです。
オバマ米大統領からは「雇用統計は暗い内容となるだろう。
行動を起こさなければ事態は悪化する。」との
コメントがあったそうです。


さて今日は、チャート・ポイントのお話です。

チャート・ポイントと一口に言っても
いろいろありますね。

代表的な前回高値(安値)の
レジスタンスやサポートもありますし、

歴史的な高値や安値、
トレンドラインやネックライン、
バンドやチャネルの上限や下限、
フェボナッチやピボットのポイントや、
ブル領域とベア領域を分かつ移動平均線なども、

チャート・ポイントと言えそうです。

いろいろな考え方や流儀があって、
チャート・ポイントもたくさんあるようですが、(笑)

抵抗線となることや、

逆にこのポイントを抜けると、
ブレークとなってレートの逸脱的動きが加速して行く
ことなどがパターン的に知られています。

まぁ、実際のトレードでは、
これらのポイントの近くにストップが置かれることが
多いことを利用して、力技でストップをつけに行く、
ビッグ・プレーヤーのストップ狩りの仕掛けなどもあり、

ちょいとチャート・ポイントを超えたあたりで、
またレートが戻ってきてしまう、
ダマシも少なくはありませんが、(苦笑)

チャート・ポイントは、
「戻るか、抜けるか」の注目ポイントとはなりそうです。

チャートポイントが強固であるうちは
逆張りオペレーションが有効な場合が多いようで、

また、ブレークされるとブレークしたほうへ
ついていくのが良い場合があります。

ブレークと言えば、昔から言われている
「保ち合い離れにつけ」なども、
1つのパターンを言い表したものかもしれませんね。

さて、チャートの「境界」ともいえるチャート・ポイントですが、
レートがこのポイントに近づくと、

「このポイントは守られるだろうか、
 それとも、破られるだろうか?」

ということがとても気になるものですが、

これに対して、多くの著名なトレーダーは口を合わせるように
よくこのようなことをいいます。

「チャート・ポイントは破られるまでは抵抗として機能する。
 しかし、守られるか、破られるか、は誰にもわからない。
 その答えは相場自体が教えてくれる。」

なんか、守られるときは守られる、破られるときは破られる、
と言われているようで、煙に巻かれる感じもして、(苦笑)

「じゃぁ、結局、何も判らないじゃないか!」

と駄々をこねてみたくなりますが、(笑)

この言葉の意味は、

「チャート・ポイントでは反転の可能性は高いが、
 思惑の予見はしてはいけない。
 チャート・ポイントでの相場自体の動きを見極めよ。」

ということになるのかもしれませんね。

「相場自体が、その回答を示してくれる」ということのようです。

また、古くから、

「相場の流れを重視することが大切で、
 相場には素直に従い乗ったほうが良い、
 売り買いどちらかは相場に聞くことである」

として、

「相場のことは相場に聞け」などと言いますが、

「思惑によらず」と言う点は共通しているようで、
どうもチャート・ポイントでも例外ではないようですね。


FX ウィリアムの教えのお話

米議会が総額8870億ドルの景気対策法案に盛り込んだ
「バイ・アメリカン条項」は、「保護主義だ」と米国の内外から
批判を浴びているようですね。

<一昨日2日(月)の主な出来事>

主要通貨ペアが軟調なスタートとなりました。
格付け会社のムーディーズが
英金融のバークレイズを格下げしました。
ポンドが軟調に推移しました。
豪首相が豪の財政収支が一時的に赤字となると発言しました。
日自動車販売台数(1月)は前年比で−27.9%となりました。
日経平均は前週末比−120.07円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
序盤ではドル円とクロス円を中心に主要通貨ペアが下落しました。
その後、主要通貨ペアが反発する展開となりました。
独PMI製造業(1月)は市場予想とおりの32.0となりました。
欧PMI製造業(1月)はほぼ市場予想とおりの34.4となりました。
英PMI製造業(1月)は市場予想より強い35.8となりました。
オバマ米大統領が米財務長官に金融機関指針の策定を要請しました。

ニューヨーク時間では、
前半では主要通貨ペアが堅調に推移しましたが、
後半では軟調傾向の揉み合いの展開となりました。
米個人所得(12月)は市場予想よりは強い−0.2%、
米個人支出(12月)は市場予想より弱い−1.0%、
米PCEデフレータ(12月)は市場予想より弱い0.6%となりました。
米ISM製造業景況指数(1月)は市場予想より強い35.6、
米建設支出は市場予想より弱い−1.4となりました。
アルムニア欧州委員が
「英国と北欧諸国が将来ユーロに加わる可能性。
いかなる加盟国もユーロを離脱することない。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は40ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは8000ドル台を割り込んで、
前週末比−64.03ドルで取引を終えました。

<昨日3日(火)の主な出来事>

東京時間前半では主要通貨ペアが堅調な展開となりましたが、
午後からは軟調傾向の揉み合いとなりました。
豪貿易収支(12月)は市場予想より弱い5.89億豪ドルとなりました。
豪政府が420億豪ドル規模の追加景気対策とともに、
08-09年度の財政収支の225億豪ドルの赤字見通しを発表しました。
日銀が購入総額1兆円規模で、
銀行保有株を買い取ることを発表しました。
ドル円とクロス円が一時急伸しました。
豪RBAが政策金利を1.00%引き下げ3.25%としました。
日経平均は一時堅調であったものの午後に値を下げ、
前日比−48.47円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
独小売売上高指数(12月)は
市場予想よりかなり弱い−0.2%となりました。
スイス貿易収支(12月)は
2.2億スイスフランと弱い結果となりました。
欧生産者物価指数(12月)は市場予想より弱い−1.3%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドルが売られユーロドルなど
ドルストレートが堅調な展開となりました。
ドル円は軟調となりましたが、クロス円が堅調に推移しました。
米中古住宅販売保留(12月)は市場予想より強い6.3%となりました。
その後、ドル円が反発をみせました。
英財務相が「英の政策目標はインフレで、通貨ではない。
世界経済は1930年以降で最悪の下落。」
との認識を示す発言をしました。
豪の財務相が「豪個人消費は強まった。」と発言しました。
NY原油は41ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+141.53ドルで
8000ドル台を回復して取引を終えました。

<今日4日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(1月)、
午前9時半に豪小売売上高動向(12月)、豪住宅建設許可件数(12月)
午後5時55分に独サービス業(1月)、
午後6時に欧PMIサービス業(1月)、
午後6時半に英PMIサービス業(1月)、
午後7時に欧小売売上高(12月)、
午後9時半に米チャレンジャー人員削減数(1月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(1月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(総合 1月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。
シスコシステムズなどの決算も注目されます。

<ゴトウ日の明日5日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ失業率(四半期)、NZ労働参加率(四半期)、
午後8時に独製造業受注(12月)、
夜9時に英BOE政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜10時半にトリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米非農業部門生産性(四半期)、米新規失業保険申請件数
同夜10時半に加住宅建設許可(12月)、
深夜12時に米製造業受注指数(12月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧・米の指標とトリシェECB総裁記者会見には注目です。

さて、報道によりますと米系シンクタンク調べで、
アラブ首長国連邦(UAE)のファンドだけで、
08年に1250億ドル(11兆円以上)も失ったとのことで、
原油高騰時には羽振りのよかった湾岸産油国全体で
資産残高が15-30%も減少したとの見方が強まっているそうです。

また、ユーロ圏各国では、1月に格付け会社のS&Pが
スペインの長期債務およびポルトガルやギリシャの
格付けを引き下げ、アイルランドの格付け見通しを
ネガティブにするなど、相場はある程度織り込みながらも、
経済格差がユーロの不安定要素となると指摘する声もあるようです。
ギリシャでは公的債務額がGDPの90%水準にまで
達しているとのことです。

一方、報道によりますと日米欧など15の主要国の中銀は、
金融不安の深まりでドル金利が高止まりしていることから、
世界的なドル調達難に対応して昨年秋から実施している
FRBからドルを借りてドル資金供給をすることを
本年10月末まで延長すると発表しました。
いまだ厳しい金融情勢が覗えるようです。

さて、明日5日(木)は英BOEと欧ECBの政策金利の発表と、
トリシェECB総裁の記者会見が行われますが注目されますね。


さて今日は、ウィリアムの教えのお話です。

ウィリアムとは、有名なラリー・ウィリアムズ氏のことでは
ありません。J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアが
教えを受けたと言うウィリアムのことです。
ファーストネームはわかりません。

ワイルダーは、このウィリアムの教えを
「生涯忘れることのできないレッスン」とその著書で述べています。

ある日の午後…、

S&P500は意味のない上下動を繰り返していました。

その後、マーケットは揉み合いの揺りかごから転げ落ちるように
下落して、5分間に50ポイントも下げる展開となりました。

そのときウィリアムは30枚のショートポジションを持ちました。

次の5分でS&P500はさらに50ポイント下げたので、
ウィリアムはショートポジションを30枚追加して、
60枚のショートを持っていました。

そして、マーケットは真空地帯に入ったか、
さらに100ポイント下落して、
ようやく多少の戻しが入るようになり、
そこでウィリアムはポジションを閉じました。

物語はここから始まります…。

「ウィリアム。マーケットがかなり下げたね。
 価格はかなり割安となったと思うが、
 ここからはさすがに買い場探しだろうね。」

と、ワイルダーが相談するように尋ねると、
ウィリアムは少し怒り顔になって
ワイルダーに向かってこう叫びました。

「気でも狂ったのかね!」

「えっ?、なんのことですか。」

言葉の意味を理解できずに困惑するワイルダー。

「気が狂っているんじゃないのか、と言っているんだ。
 わずか数分で200ポイント下げたと言うのに、
 君はここで買おうというのか。」

「じゃぁ、ウィリアム。どうするつもりなんです?」

「すくなくとも僕はここで買おうとは思わないよ。
 もちろん、売りだ。」

「でも…、もうここまで下げているじゃないですか。」

「そうだよ、ワイルダー。ここが大切なポイントなんだ…。」

と、ウィリアムが言い終わるか終わらないかのうちに
マーケットは底を割り、音を立てるように下落していきました。

ウィリアムはわずかの間に60枚の売りを作りました。

マーケットには買い持ちの人たちの投げが入り、
さらに150ポイント下落して、ようやく戻しが入ってきたとき、
ウィリアムスはショートポジションを利食いしたのでした。

わずか30分ほどの間に5万ドルを稼いだのです。

あっけにとられるワイルダー。

「ウィリアム。バカな質問をさせてください。
 どこまで下げれば買う気になるのですか?」

この質問に、信じられないという顔つきでウィリアムが言いました。

「マーケットが底を割って下げているときに、
 なぜ買う必要があるんだ!」

「でも、こんなに割安になったじゃないですか。
 30分前に比べて350ポイントも安いじゃないですか。
 絶好の買い場かもしれないじゃないですか。」
 
「いいか、ワイルダー。高いとか安いとかいう概念は捨てるんだ。
 それはスクリーンに映し出されている単なる数字だよ。」

「じゃぁ、ウィリアム。
 どこまで下げたら買っても良いと思うんですか。」

なんとか知りたいと、執拗に食い下がるワイルダー。

そして…、

ウィリアムがおもむろに口を開くと
驚くべきことを語り始めました。

「価格が下げ続けるなら、私はゼロになるまで売り続けるよ。」
 そして、
 価格が上昇し続けるなら、月に達するまで買い続けるさ…。」

ワイルダーはこの言葉を、その著書の中で
生涯忘れないレッスンと述懐しています。

うーん。

まぁ、レンジ相場もあるわけですし、
下落相場も上昇相場も永続することもないわけですが、

「トレンドが(明確に)変わらない限りトレンドを追い続ける」

ということを心深く学んだということなのでしょうね。

それにしても、ウィリアムは凄いことを言うものです。
いったいウィリアムとは何者なのでしょう。。。(謎)


(参考: パンローリング 「ワイルダーのアダムセオリー」)


FX アダム・セオリーのエピソード

もう「福は内、鬼は外」の2月になりましたね。
沖縄県では桜祭りがはじまっているそうです。 (^-^)

<先週末1月30日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調な展開となりました。
NZの住宅建設許可(12月)は統計開始以来最低の−6.0%となりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(11月)は−1.0%となりました。
日失業率は市場予想より弱い4.4%となりました。
日全国消費者物価指数(12月)は市場予想とおりの0.4%となりました。
日鉱工業生産(12月)速報は市場予想より弱い−9.6%となりました。
RBNZ総裁が「追加利下げの余地がある。」と発言しました。
日自動車生産(12月)は前年比で−25.2%となりました。
日住宅着工戸数(12月)は市場予想よりは強い−5.8%となりました。
日経平均は前日比−257.19円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円やポンドなどが上下動しなかせらも反発しました。
豪ドルやユーロの軟調が続きました。
英消費者信用残高(12月)は市場予想より弱い3億ポンドとなりました。
欧失業率(12月)は8.0%、欧消費者物価指数速報(1月)は1.1%と
ともに市場予想より弱い結果となりました。
格付け会社のムーディーズがアイルランドの
ソブリン格付け見通しをネガティブとしました。
欧州株価が軟調に推移しました。

ニューヨーク時間では、
米GDP四半期速報が1982年以来最悪で2期連続のマイナスながら、
市場予想よりは強い−3.8%となりました。
米個人消費四半期速報は市場予想とおりの−3.5%となりました。
ドル円が上下動しながらも上昇しました。
ポンドが堅調に推移しました。
ユーロが軟調に推移しました。
カナダのGDP(11月)は市場予想より弱い−0.7%となりました。
スイスの財務相が「輸出依存の高いスイスにとって、
スイスフランの水準は懸念。スイス政府はスイスフラン売りが
必要なときにスイス中銀を支援する。」と発言しました。
スイスフランが軟調となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(1月)は市場予想より弱い
33.3となり、雇用指数も34.8と悪化しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報は
市場予想よりやや弱い61.2となりました。
スイス財務相が翻って「為替介入までは必要なし」と発言しました。
CNBCがバッドバンク設立が難航しているとの観測報道をしました。
NY原油は41ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは辛うじて8000ドルの大台は終値で割り込まなかったものの、
前日比−148.15ドルで取引を終えました。

<月初で週はじめの今日2月2日(月)の主な予定>

午前9時半に豪住宅価格指数(四半期)、
午後2時に日自動車販売台数(1月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(1月)、
午後5時55分に独PMI製造業(1月)、
午後6時に欧PMI製造業(1月)、
午後6時半に英PMI製造業(1月)
夜10時半に米個人所得(12月)、米個人支出(12月)、
米PCEデフレータ(12月)
深夜12時に米ISM製造業景況指数(1月)、米建設支出(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・スイス・米の指標には注目です。
また、サンディスクなどの決算も注目されます。

<明日3日(火)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(12月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.50%〜1.00%の利下げ)
午後4時に独小売売上高指数(12月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(12月)、
午後6時半に英PMI建設業(1月)
午後7時に欧生産者物価指数(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(独・欧)・米の指標には注目です。
また、ディズニーやモトローラなどの決算も注目されます。

そして、今週の2月4日(水)からの主な注目材料は、

4日(水)に、豪小売売上高、豪住宅建設許可、欧小売売上高、
米ADP雇用統計、米ISM非製造業景況指数、
シスコシステムズやタイムワーナーなどの決算、

5日(木)に、NZ失業率(4Q)、独銀決算、独製造業受注、
英BOE政策金利、欧ECB政策金利、トリシェECB総裁記者会見、
加住宅着工件数、米非農業部門労働生産性(4Q)、
米新規失業保険申請件数、加Ivey購買部協会指数、米製造業受注指数

6日(金)に、ウェリントン休場、スイス失業率、英鉱工業生産、
英製造業生産高、英生産者物価指数、独鉱工業生産、
加失業率、加雇用ネット変化率、米失業率、
米非農業部門雇用者数変化、米消費者信用残高、

などがあります。

さて、ユーロ圏の失業率が8.0%となりました。
また一方、米のGDP四半期速報も市場予想よりは良かったものの、
7-9月期に続き2期連続のマイナスで、
年間算の季調済で3.8%の減少となって、個人消費も悪く、
米国の景気後退は、戦後最長となる可能性が高くなって、
一部では世界経済のけん引役から後退したとの声も
上がっているようです。

そして、米政府は今週にも米銀安定化に向けた施策を
発表するようですが、CNBCの報道によりますと、
不良資産を買い取るバッドバンク構想での話し合いが難航している
とのことで、今後の展開が注目されます。

また、今週は5日の英欧の政策金利の発表と
トリシェECB総裁の記者会見と週末には米雇用統計のイベントを控え
相場が大きく動く可能性もあり、注目の一週間となりそうです。


さて今日は、アダム・セオリーのエピソードです。

RSIやパラボリックなどのテクニカル指標の
開発者として知られるJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアが、
ジム・スローマンから100万ドル! で買ったといわれる
有名なアダム・セオリーですが、

そのアダム・セオリーを解説したワイルダーの著作の中の
第3章に載っているエピソードです。

実話とされていますが、ロバートという仮名で
お話が進められます。

短編の戯曲風にアレンジして、(笑)
そのエッセンスをお伝えしたいと思います。

シカゴ商品取引所の場外トレーダーであったジム・スローマンが
毎週巨額の利益を上げているロバートに出会って、

トレーダー同士であれば、話が弾むもので、
「どのようにトレードしているか」と、

スローマンもロバートもトレードしていたS&P500の
その日の動きについて、

スローマンがロバートに尋ねました。

そうすると信じられないような唖然とする回答が返ってきました。

「(相場が)今日どう動くかなんて分らないよ…。スローマン。」

「それは…、私には答えたくないという意味かい?」

「そうじゃないよ。スローマン。本当のことを言っているんだ。
 今日マーケットがどう動くかなんて、分らないさ。」

言葉の真意が解らず唖然とするスローマン。

「だってロバート。あなたはシカゴでもっとも成功している
 トレーダーのひとりじゃないですか。
 それでも今日の相場がどう動くかまったく分らないと
 言うのかい?」

「でも、ほんとうにそうなんだ…。分らない。」

たたみ掛けて質問するスローマン。

「じゃぁ…。何を基準にトレードしているだい?」

「うん。でも話しても、きっと君は信じてくれないだろうね。」

「そ、そうかもしれないが…、
 私を試すと思って話してくれないかな。」

そして、シカゴのベストとレーダーのひとりのロバートは、
スローマンをじっと見やってしゃべり始めました。

「いいだろう。じつはね…。」

「……。」

「こういうことなんだよ。」


果たして、
ロバートの語ったこととは、驚くべきことでした。

「もしもマーケットが上昇すれば買う。
 そしてもっと上昇すれば、もっと買う。
 さらに上げればさらに買う。」

「……?!」

「もしもマーケットが下落すれば売る。
 そしてもっと下落すれば、もっと売る。
 さらに下げればさらに売る。」

「……?!」

ばかげている話にも聞こえ、困惑するスローマン。

「じゃぁ、ロバート。
 買ったとたんに下げたらどうするんだい?」

「あぁ、もちろん下げたら売るだけさ。
 ただ、断っておくけど、上げ下げはっきりしないときは
 僕は決して相場には手出しはしないよ。」

「……!」

「いいかいスローマン。
 マーケットはこっちに動くはずだなんて思っても、
 思いとおりには動かないものなんだ。」

「……!!」

「君は相場が予測のゲームと思っているかもしれないけれど、
 僕は相場観や予測ではトレードしないんだ。
 マーケットに身を任せているだけなんだよ…。
 ただ、それだけさ。」


予測はせずに、ただマーケットに身を任せているだけ―。
トレードとはマーケットに身を任せること―。

このエピソードがあのアダム・セオリーの
ルーツとなっているそうです。

このようなお話に接しますと、

「ふん。こんなのただの物語さ。
 どだいこんな単純なことで勝てるわけがないがないじゃないか。
 こんなんで相場に勝てたら、誰も苦労していないぜ。」

と思うものですが、(笑)

「じゃぁ、相場にほんとうに身を任せたことがあるのか?」

と問われれば、マーケットに身を任せたことのある人は
とても少ないようで、

こんな疑念もただの根拠なき思惑である場合もあるようです。

ロバートに言わせれば、下げているのに買い持ちしているなんて
ばかげたことのようで、(苦笑)

「下手」に予測したり思惑したりするから、
トレードに負けてしまうのかもしれませんね。

もしかしますと、相場の真理はとても単純なのかもしれません。

なんとも興味深いアダム・セオリーのエピソードですね。 (^-^)


(参考: パンローリング 「ワイルダーのアダムセオリー」)


FX 経済学の教授とアナリストのお話

今日は注目の米GDP四半期速報値の発表がありますね。

<一昨日28日(水)の主な出来事>

ドル円は揉み合いが続きましたが、
その他の主要通貨ペアは上下動しながらも上昇傾向となりました。
豪Westpac先行指数(11月)は−1.0%となりました。
豪消費者物価指数(四半期)は
市場予想よりは強い−0.3%となりました。
豪財務相が「豪インフレは低下。
財政と金融政策の余地が残っている。」
と今後の利下げを示唆する発言をしました。
日経平均は前日比+45.22円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独GFK消費者信頼感調査が市場予想より強い2.2となりました。
OECDの事務局長が「ポンドの弱さは英経済にとって良い影響。
欧ECBと英BOEにはさらに利下げの余地がある。」
との主旨の認識を示しました。
この時間、主要通貨ペアが上下動しながらも堅調に推移しました。
スイスKOF選好指数(1月)は市場予想より弱い−0.87となりました。
IMFの専務理事が「ユーロ圏ではいっそうの経済政策の協調が必要。
銀行の一時国有化も検討すべき。」との認識を示しました。
ECBの専務理事が「インフレを抑制後にECBには利下げの余地がある」
との発言をしました。

ニューヨーク時間では、
IMFが09年の世界経済成長を
+2.2%から+0.5%に下方修正しました。
また、09年の米経済は−1.6%、09年の欧経済は−2.0%、
との見通しを発表しました。
独消費者物価指数速報(1月)は
市場予想より弱い−0.5%となりました。
トリシェECB総裁が「極端な低金利は不都合が生じる。
利下げ幅には言及しない。3月の金融政策会合が重要となる。」
との認識を示しました。
米FOMCでは政策金利が0.00-0.25%の据え置きとなりました。
米FOMC声明では「当面、異例に低い水準で政策金利を維持。
金融市場を支援することが政策の焦点。
09年後半に米経済は回復へ向かう。
資産担保証券貸出制度を実施。機関債・MBSの購入を拡大する用意。
効果を検討して米国債を購入する用意。」
などの認識を示しました。
FOMC声明を好感してドルが堅調となりました。
ドルストレートが軟調となりました。
RBNZが政策金利を市場予想以上の1.50%引き下げて、
政策金利を3.50%としました。
RBNZ声明では「貿易相手国の状況は弱く、
09年上期のNZの経済は後退。
NZには金利を動かす余地が大きくある。」
と今後も追加利下げがあることを示唆する認識を示しました。
NZドルが急落しました。
NY原油は42ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+200.72ドルで取引を終えました。

<昨日29日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調に推移しました。
NZの貿易収支(12月)は
市場予想より弱い−3.47NZドルとなりました。
米の8190億ドル規模の景気対策法案が下院で可決されました。
日小売業販売額(12月)は市場予想より弱い−2.7%となりました。
ウォールストリートジャーナルが
「米が2兆ドル規模の新たな銀行救済策の検討に入った」
ことを伝えました。
日経平均は前日比+144.95円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円は上下動の揉み合いとなりましたが、
欧州通貨が反発する展開となりました。
独失業率(1月)は7.8%、独失業者数(1月)5.6万人と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
トリシェECB総裁が「ECBは2%を下回る水準の利下げの
可能性も排除しない。非伝統的手段をとる可能性も排除しない。
ユーロ圏の崩壊のリスクはない。大幅な経済改革が必要。」
との主旨の発言をしました。
欧業況判断指数(1月)は市場予想よりは強い−3.16、
欧消費者信頼感(1月)は
市場予想とおりの−31という結果になりました。

ニューヨーク時間では、
ドル買が堅調となり、ユーロドルや豪ドル米ドルなど
ドル円は上下動の揉み合いとなりました。
ドルストレートが軟調な展開となりました。
米耐久財受注(12月)が−2.6%、
米新規失業保険申請件数が58.8万件と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
失業保険継続受給者数は477.6万件と
統計開始以来最悪となりました。
カナダの鉱工業製品価格(12月)は−1.9%、
原料価格指数は−15.4%となりました。
英財務相がBOEに500億ポンド規模の資産買収を承認して、
資産買収プログラムの設定を要請したことが報じられました。
ユーロがポンドに対して売られました。
米新築住宅販売件数(12月)は、
1963年の統計開始以来で最低の33.1万件となりました。
ハト派として知られるブランチフラワー英BOE政策委員が、
「英国は深刻なリセッションに直面。追
加利下げが必要な可能性。英ポンドは過小評価されている。」
との認識を示す発言をしました。
米副大統領が「米国は中国を為替操作国とは判断していない。」
との先日のガイトナー発言を訂正する声明を出しました。
NY原油は41ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−226.44ドルで取引を終えました。

<月末で週末でゴトウ日の今日30日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(12月)、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(11月)、
朝8時半に日失業率(12月)、日全国消費者物価指数(1月)、
朝8時50分に鉱工業生産速報値(12月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(1月)、
午後1時に日自動車生産(12月)、
午後2時に日住宅着工戸数(12月)、日建設工事受注(12月)、
午後6時半に英消費者信用残高(12月)、英モーゲージ承認件数(12月)
午後7時に欧消費者物価指数速報値(1月)、欧失業率(12月)、
夜10時半に米GDP速報値(四半期)、米個人消費速報値(四半期)
同夜10時半に加GDP(11月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(1月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(1月)
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・米の指標には注目です。

さて、米フォードの08年12月期決算では、
最終損益が145億7000万ドルの赤字となって、
3年連続での赤字となりました。
米フォードは自動車業界のビッグスリーの中では唯一
政府支援は不要としていたものの、
販売では世界第5位に転落することとなりました。

また、米新築住宅販売件数(12月)が、1963年の統計開始以来で
最低の33.1万件となるなど実体経済は依然厳しい状態ですが、
米連邦預金保険公社による不良資産買取の
バッドバンク運営が検討されたり、
8190億ドル規模の景気対策法案が下院で可決となったり、
また、米政府が2兆ドル規模の新たな銀行救済策の
検討に入ったとのことで、対策の駒は進められているようです。

一方、トリシェECB総裁も景気悪化に対処するため、
非伝統的な措置を講じる可能性があり、
政策金利を2%を下回る水準に引き下げることもあり得るとの
考えを示しました。

そして、2月10日(火)には米下院金融委員会でのバーナンキ
FRB議長と、ガイトナー米財務長官の証言、
また、2月24日(火)に半期に一度のバーナンキFRB議長の
議会証言など、イベント日程も決まったとのことです。

さて、相場は期待と実体経済とのはざまを揺れているようで、
不安定な状況も垣間見られるようですが、
今日の米GDP四半期速報への思惑と結果が注目されます。


さて今日は、経済学の教授とアナリストのお話です。

面白い笑い話をひとつ…。

経済学の教授には決して言って欲しくない言葉があるようで、

それは、アラ探し屋などと言われることではなく、

「先生。そんなに経済にお詳しいのでしたら、
 どうしてご自分でお金儲けをなさらないのですか?」

という類の質問なのだそうです。(苦笑)

もちろん、経済学は金持ちになるためのものなどではなく、
経済の仕組みなどを解き明かそうとするものですが、
素朴に意地悪な質問をしてみたくなるものですね。(笑)

このような質問は、世俗的な金儲けのためではなく、
純粋に学問として経済に取り組んでいる
経済学の教授にとっては苛立たせる質問となるようで、

「そんなことは、証券会社のアナリストに言いたまえ!」

と怒鳴りたくもなるようです。

一方、アナリストも恐らくこの手の質問は嫌うと思われますが(笑)

自身でポジションを持つと、心理的なバイアスが生じて、
相場分析を恣意的に行ってしまう懸念があって、
また、取材に企業訪問する際にもマズいことがあって、
自身でトレードすることは禁じられているようです。

「我々は、ファンダメンタルズや企業の財務諸表の事実を
 分析して、見通しを示しているのであって、
 いい加減な予想などはしていない。」

「そんなことは、テクニカル分析の有料ニュースレターを
 発行している予想屋の会社に言いたまえ!」

と、ちょっと怒って言い放つかもしれません。

ところで、

テクニカル分析の有料ニュースレターを発行している
相場の予想会社は米国などに多いのですが、
とびきり面白いエピソードがあります。

「モメンタムがふたたび蓄積された後の上昇相場は
 強気のサインである。しかしながら、それが支持線になるに足る
 証拠は、まだはっきりと現れておらず、また、ダウの40ポイント
 上方には、抵抗線も存在している。
 従って、これを強気相場の始まりと見るのは時期尚早であろう。
 ここ数週間のうちに、下値をテストする動きを持ちこたえ、
 市場がフラグをブレイクすれば、その後、一段の上昇が見込める
 だろう。反対に、もし下値を切り下げることになれば、
 しばらくは下降トレンドが続くだろう。
 トレーダーは、次のトレンドがはっきりするまで積極的な
 参加を手控えるものと考えられ、したがって、市場の動きは
 狭いトレーディング・レンジにとどまる可能性が非常に高い。」

(引用: 日本経済新聞出版社 ウォール街のランダム・ウォーカー)

まぁ、早い話が、

「相場が上にも下にも行かないのなら、
 レンジ相場となる可能性が高い」

というあたりまえのことを
小難しく書いているだけのようですが、(大笑)

万一、相場が上昇しても、あるいは下降しても、
予想が完全にハズレたことはならない
巧妙な文章構成だけはお見事ですね。

このような予想屋さんには、
冒頭のような教授に投げかける質問はハナから無理そうですが、
かわりにこんな質問はどうでしょう。

「で…、結局どうトレードしたら良いのですか?」

果たして…、もしかするとその答えには、

「相場のことは、相場に聞け…。」

という有名な言葉が返ってくるのかもしれませんね。(笑)

えっ、このブログもそのようなところがあるじゃないか、
ですって。うーん。。。(自爆)


FX 面白い投資法のお話

今日28日(水)深夜はFOMCの発表で
政策金利は据え置きとなる模様ですが、
FOMC声明のほうは注目されますね。

<週初めの一昨日26日(月)の主な出来事>

市場オープンでは、主要各通貨ペアが軟調に始まりましたが、
東京時間からは揉み合いながらも反発する展開となりました。
日経平均は前週末比−63.11円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
英バークレイズが08年通年の業績見通しを発表して、
税引き前利益が市場予想の53億ポンドを
大きく上回ることを公表しました。
ポンドが反発して上昇する展開となりました。
イェメンにある米大使館が攻撃予告を受けたとの
観測報道がありました。
ユーロも堅調となりました。
ダウ先物も堅調となったことも影響したか、
クロス円も堅調に推移しました。

ニューヨーク時間では、
ドルが欧州通貨などに対して売られる展開となりました。
米中古住宅販売件数(12月)が474万件、
米景気先行指標総合指数が0.3%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
ユーログループ議長が
「為替相場の過度な変動は非常に好ましくない。
次回のG7で協議したい。」と発言しました。
独銀総裁が「独09年の数ヶ月にはマイナスインフレとなる可能性。
独09年GDP予想が−2.25%は妥当。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は45ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比+38.47ドルで取引を終えました。

<昨日27日(火)の主な出来事>

アイスランドの連立政権が金融危機の影響により
崩壊したことが報道されました。
ユーロが一時軟調となりました。
米上院議会でガイトナー氏の米財務長官就任が
賛成60反対34で可決されたことが報道されました。
豪生産者物価指数(4Q)は市場予想より強い1.3%となりました。
NZ財務相が「RBNZは通貨利下げする。」との見解を示しました。
日経済産業省が企業への公的資金注入要綱を発表しました。
日経平均が堅調に推移しました。
ドル円とクロス円が上下動しながらも堅調に推移しました。
日経平均は前日比+378.93円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
初動で主要各通貨ペアが上昇しましたが、
その後、軟調傾向となりました。
独輸入物価指数(12月)が市場予想より弱い−4.0%となりました。
欧経常収支(11月)は−160億ユーロとなりました。
独IFO景気動向は83.0、独IFO現況評価値は86.8、
独IFO予想値は79.4と、それぞれ共に
市場予想より強い結果となりました。
ユーロは発表直後上昇しましたが、その後は軟調となりました。
ベルギー中銀総裁が「ECBは追加利下げの用意ができていると予想」
との見解を示す発言をしました。
独財務相が「独09年の新たな債務は368億ユーロを超える見通し。
EUの赤字基準を尊重して、これ以上の景気刺激策の計画はない。」
との主旨の認識を示しました。
主要通貨ペアが軟調となっていきました。

ニューヨーク時間では、
S&Pケースシラー住宅価格指数(11月)が
過去最大落ち込みとなって−18.18%となりました。
米消費者信頼感指数(1月)過去最低の37,7、
リッチモンド連銀製造業指数(1月)は−49となりました。
ドルが軟調となりました。
英政府が英自動車メーカーに23億ポンド規模の
融資保証を実施することをを発表しました。
ポンドが反発を見せました。
ECB理事が「ゼロ金利政策は経済危機の解決にはならない。」
との主旨の見解を示しました。
NY原油は42ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+58.70ドルで取り引きを終えました。

<今日28日(水)>の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(11月)、
午前9時半に豪消費者物価指数(四半期)、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(1月)、
深夜4時15分に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
この日、独消費者物価指数の発表も
予定されているようですが時間は未定です。
また、米ウェルズ・ファーゴやボーイングや
ファイザーやAT&Tなどの四半期決算も注目されます。
香港市場は旧正月で休場です。

<明日29日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は1.00%の利下げ)
朝6時45分にNZの貿易収支(12月)、
朝8時50分に日小売販売額(12月)、
午後5時55分に独失業率(1月)、独失業者数(1月)、
午後7時に欧業況判断指数(1月)、欧消費者信頼感(1月)、
欧鉱工業信頼感、
夜10時半に米耐久財受注(12月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(12月)、加原料価格指数(12月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧・米の指標には注目です。
また、米フォードやコンチネンタル航空や米アマゾンや3Mなどの
四半期決算も注目されます。

さて、英バークレイズが08年通年の業績見通しを発表して、
80億ポンドの評価損を吸収することができ、
税引き前利益が市場予想の53億ポンドを大きく上回り、
政府や民間に新たな資本を求める必要のないことを公表して、
英経済不安が一歩後退することとはなりました。

また、独IFO経済研究所が各指標でも、景気動向が83.0、
現況評価値が86.8、予想値は79.4と
それぞれ共に市場予想より強い結果となり、
経済不安がやや後退することとなりましたが、
アイスランドの連立政権が金融危機の影響により崩壊するなど、
好悪交錯する状況となっているようです。

そして、欧州のインフレ率も低下してきていて、
ECBの追加利下げ期待も高まっているようです。
2月の利下げはないとする向きが多いものの、
ユーロの今後の展開が注目されます。

一方、30日(金)には注目の08年第4四半期米GDP速報が
発表されますが、市場予想では26年ぶりの大幅なマイナス成長と
なっているようです。

一部では08年の第4四半期でリセッションが底を打つとの
期待感もあるようですが、09年の第1四半期こそ最低となる
との声もあるようで、思惑による相場動向が注目されます。

また、「米政府は金融安定への処置は実行したが、
景気刺激策は09年の第1四半期となる今でもまだ何ら
実行されていない。」との厳しい声もあるようで、
早急な景気刺激策の実行を期待する意見が聞かれます。


さて今日は、面白い投資法のお話です。

1990年代の半ばに面白い投資手法が発見されました。
その名はなんと「ダウの負け犬戦略」と名づけられました。(笑)

手法はいたって簡単で、

ダウ工業株30種平均の採用銘柄の中から、
最も人気がない10銘柄を毎年買うというものでした。

これらの10銘柄は、株価収益率も株価純資産倍率も
低いものが極めて多いのですが、
ところが翌年にはダウ平均のパフォーマンスを
2〜3%上回ることになることが発見されたのでした。

これはあたかも、学校の期末試験で90点の人が
次の試験で98点を取るのはけっこうたいへんでも、
赤点すれすれの人が頑張って50点を取るほうが簡単なのに
少し似ているのかもしれません。(笑)

発見したのは、リチャード・オヒギンズという
ファンドマネージャーで、また、ジェームス・オショネシー
という人が1920年代から検証して、

「これは間違いない。」

画期的な投資法の発見ということになりました。

ところが…、

ウォール街の犬たち(笑)が早速に嗅ぎつけて、

この「ダウの負け犬戦略」に基づく、
多くのファンドが設立されることとなってしまいました。

それらのファンドには、なんとモルガン・スタンレーや
メリルリンチなど当時の名門さえも一枚加わり、
200億ドル規模を超えるミューチュアル・ファンドまでが
誕生することとなりました。

すると、なんということでしょう。

それまで数十年来にもわたって
間違いなく有効であった「ダウの負け犬戦略」が、
1990年代の後半には、まったく機能しなくなってしまったのです。

「ダウの負け犬戦略」は、本当に勝てる投資法だったのですが、
やがて文字とおりの負け犬戦略となって、
これらのファンドも消えて亡くなることとなりました。

ウォール街に伝わる泣くに泣けない笑い話ですが、

発見者であるリチャード・オヒギンズは、
後にこう述懐しました。

「私の戦略はあまりに有名になりすぎてしまった…。」

秘密の投資法は公開されてしまったとたんに秘密でなくなり、
そして、マーケットのキャパシティを超えて
運用されるようになると、とたんに神通力を失ってしまう
ようですね。

まぁ、オヒギンスの場合は、
1991年に「ダウに勝つ」という本を書いて、
このダウの負け犬戦略を世に広く公開してしまったのですから、
ある意味、仕方ないのかもしれませんが…、(苦笑)

もしも、画期的な投資法を発見したなら、
秘密は目立たぬようにこっそりと行うか、
為替市場のように巨大なマーケットで行う必要がありそうですね。

その他にも、ジョン・テンプルトンが第二次世界大戦の時代に
株を始めたときにおこなったと言う、
暴落時に1ドルとなってしまった激安株を
片っ端から買いあさる戦略も、投資法としての逸話となっています。

また、変り種の投資法では

女性の短いスカートが流行する年には強気相場となり、
スカートの丈が長くなると弱気相場となるのだという、
アイラ・コブレーの「強気相場とあらわな膝」理論のように

株価と女性のスカートの丈との相関を(まじめに)研究した
すばらしく画期的な相場理論もありましたね。(爆)

女性のスカートの丈が短くなったら、
株を買いに入るというわけです。(笑)

確かに1920代に女性のスカートの丈が短くなると
ブル相場となって、その後、スカートの丈が長くなった
1930年代には恐慌となっていますし、

日本でも昭和の高度経済成長の時には
女性のスカートはとても短かったようです。^^

あながち株価とスカート丈は、無相関でもなさそうですが、
ファッション多様化の現代では通用しそうにありません。(笑)

その他、いろいろなトレード手法と言えば、

ウエルズ・ワイルダーがジム・スローマンから
100万ドルで購入したといわれる、
相場の再帰性により未来を見る
アダムセオリーというものもありますが、
これはまた別の機会のお話しとしましょう…。

さて、そういえば、流行は繰り返すと言いますから、

多くの人が忘れ去ってしまった「ダウの負け犬戦略」も、
またそろそろ再帰して、有効となってきているのかも。。。(謎)


FX 奇妙な事実のお話

米次期財務長官に指名されているガイトナー氏の
「中国は為替操作国とオバマ大統領は確信している。」との発言に
世界最大の米国債保有国の中国側が不快感を表明しましたね。

<先週末23日(金)の主な出来事>

主要通貨ペアが、オセアニア時間では保ち合い傾向となりましたが、
東京時間からしだいに軟調となっていきました。
日全産業活動指数は市場予想よりやや弱い−2.3%となりました。
豪輸入物価指数(四半期)は10.8%、豪輸出物価指数(四半期)は
15.9%と、ともに市場予想より強い結果となりました。
日経平均は軟調に推移しました。
英政府が英ノーザン・ロックに100億ポンド規模の資本注入を
検討していることが報道されました。
中国人民銀行が米ガイトナー氏発言
(中国は為替操作国と大統領が認識)
に対して不快感を表明しました。
日銀金融経済月報では
「コールレートは低水準だが緩和度合いは低下。
景気は当面悪化を続ける可能性。金融環境は厳しい状態。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−306.49円で8000円の大台を割り込みました。

ロンドン時間では、
しばらく主要通貨ペアが軟調に推移しましたが、
その後、反発する展開となりました。
独PMIサービス業速報(1月)は市場予想とおりの32.0となりました。
欧PMI製造業速報(1月)は市場予想より強い34.5となりました。
英GDP四半期速報は1980年以降最悪の−1.5%、
英小売売上高指数(12月)は市場予想より強い1.6%となりました。
ポンド円が一時118円台後半まで下落して、
史上最安値を更新しました。
その後はポンドは反発する展開となりました。
英財務相が英国の景気回復に対して、予想以上として各国に協力を
要請するコメントは出しました。
カナダの消費者物価指数は市場予想とおりの−0.7%となりました。

ニューヨーク時間では、
しばらく主要通貨ペアの反発が続く展開となりました。
終盤にドル円などがやや軟調となりました。
米ゼネラル・エレクトリックの四半期決算では、
金融部門の落ち込みもあって純利益が46%減の36.47億ドル、
08年の通期売上高は6%増の1825億ドルで、
純利益は通期173億ドルでしたが、
前期比では22%減少となりました。
トリシェECB総裁が「今後数ヶ月はインフレ率は低下。
現時点ではデフレリスクはない。1月の利下げは正当。」
との認識を示す発言をしました。
ドル円が日銀のレートチェックの噂も影響したか、
一時89円台半ばあたりまで上昇しましたが、
終盤はやや軟調となりました。
NY原油は46ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−45.24ドルで
8000ドル台は維持して取引を終えました。

<週はじめ26日(月)の主な予定>

深夜12時に米景気先行指標総合指数(12月)、
米中古住宅販売件数(12月)、
などの経済指標指標が発表されます。
これら米指標には注目です。
シドニーと香港が休場です。
また、米キャタピラーやアメリカン・エクスプレスや
サンディスクなどの四半期決算も注目されます。
そして、米上院本会議での前NY連銀総裁のガイトナー氏の
米財務長官就任承認の可決の行方も注目されます。

<明日27日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録(12月)、
午前9時半に豪生産者物価指数(四半期)、
午後6時に独IFO景気動向(1月)、独IFO現況評価値(1月)、
独IFO予想値(1月)
同午後6時に欧経常収支(季調済 11月)、
夜11時に米S&Pケースシラー総合、
深夜12時に米消費者信頼感指数(1月)、
リッチモンド連銀製造業指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
香港が旧正月で休場です。
また、米ヤフーやサン・マイクロシステムズなどの
四半期決算も注目されます。

そして、今週の1月28日(水)からの主な注目材料は、

28日(水)に、豪消費者物価、独GFK消費者信頼感調査、
スイスKOF先行指数、米ウェルズ・ファーゴやボーイングや
AT&Tなどの四半期決算、米FOMC政策金利、

29日(木)に、RBNZ政策金利、NZ貿易収支、独失業率、独失業者数、
米アマゾンや3Mなどの四半期決算、米耐久財受注、
米新規失業保険申請件数、米新築住宅販売件数、

30日(金)に、NZ住宅建設許可、日全国消費者物価指数、
日鉱工業生産速報、欧消費者物価指数速報、欧失業率、加GDP、
米エクソンやP&Gの四半期決算、米GDP速報、米個人消費、
シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数、

などがあります。

さて、次期米財務長官に指名されたガイトナー氏の
「オバマ米大統領は中国を為替操作と確信している。」との
発言が物議をかもし出しているようで、

報道によりますと、中国商務省は「中国政府は国際貿易で利益を
得るために為替操作を行ったことはない。輸出を支援するために
人民元切り下げに依存することはない。為替レートの基本的な
安定を目指しているだけで、根拠のない批判。」であるとして、
不快感を表明したとのことです。
世界最大の米国債保有国の中国だけに今後の展開が懸念されます。

また、26日からアジア各国が旧正月を迎えますが、
クリスマス商戦ならぬ旧正月商戦の動向が
アジア株に影響を与える可能性があると懸念する声もあるようで、
こちらのほうも注目しておいたほうがよさそうです。

一方、米オバマ大統領は就任後初となるラジオ・
インターネット演説で、米経済は供給に対して1兆ドルの
需要不足の状態であるとして、雇用創出や医療保険の拡大など
総額8250億ドルの経済対策法案成立を目指して、
その経済効果について説明するとともに、
不良資産救済プログラムの残りの活用法についても
検討を進めるとして、議会との調整に着手して
1ヵ月以内に成立させると発表しましたが、

米民主党内には公共事業の積み増しを求める声があり、
また米共和党からは減税拡大を求める意見もあり、
超党派による合意には曲折の可能性もありそうで、
経済対策の早期実施を待つマーケットの反応が注目されます。

また、今週は週中の米FOMCの発表とともに、
米有力企業の決算発表も多く、
思惑も含めて相場を動かす材料となりそうです。


さて今日は、奇妙な事実のお話です。

「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、
投資の世界にも「えっ?」と驚くようなことがありますね。

売りも買いもできるトレードで、
個人投資家が口座を飛ばしてしまうときは、
不思議となぜか買いポジションが多いのも奇妙な事実ですが、

プリンストン大学の経済学部長を経て
米大統領経済諮問委員会の委員や
エール大学ビジネススクールの学部長を歴任して、
米証券取引所理事などの要職についたこともある
バートン・マルキール氏の結論もその1つかもしれません。

その結論とは…、

「個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、
 プロのファンドマネージャーが運用する
 投資信託に投資するよりも、
 ただインデックス・ファンドを買って
 じっと持っているほうが、はるかによい結果を生む。」

(日本経済新聞社 ウォール街のランダム・ウォーカー)

というものでした。 

「えっ、ほんとう?」というような結論ですが、

おそらく世界的にGDPがプラスであり続ける限り、
ほとんど多くのケースでこのような結果となるようですね。

たとえば、バートン・マルキール氏によれば、
1969年の初めに1万ドルで
S&P500インデックス・ファンドを購入して、
すべての配当収入も再投資していったとすると、

サブプライム問題が表面化する以前の
2006年までの37年間の間、保有し続けたとすると、
1万ドルは42.2倍の42万2000ドルにまでに増えて、

一方、プロのファンドマネージャーが運用する株式投資信託の
「平均的パフォーマンス」で投資し続けたとすると、
2006年3月までで、その結果は、28万4000ドルとなるのだそうで、

ただじっとインデックス・ファンドを持っているほうが、
結果的に良いパフォーマンスとなるのだそうです。(驚)

まぁ、投資信託ではプロに運用してもらうための
運用コストがかかるから、とも言えるのかもしれませんが、

ともあれ、

一部の突出した運用パフォーマンスの投資信託は別としても
運用経費や手数料などを含めたトータル収支では、
このような結論となるようです。

(2007年からは長期保有も危うくはなってきたようですが…)

ちょっと、驚きですね。(苦笑)

また、話は変わりますが、

通貨危機は、第1世代モデルとか、
第2世代モデルとか呼ばれる
固定相場制や金融政策に起因するものや、
ハイパーインフレや経済の悪化など、
いろいろなケースがあるようですが、

大規模な資本流入後に、
リスク回避に伴う急激な資本移動(還流)によって、
もたらされる一種のバブル収縮的なものもあるそうですね。

また、ある研究者によれば、
「近年の通貨危機はドル変調の歴史」という人がいて、
通貨危機はドル変調を発端とすることが多いのだそうです。

難しいことは解りませんが、

世界での為替取引の9割ほどがドルに絡むことを考えますと、
「そうなのかなぁ。」と思ってしまいます。(笑)

米国が風邪を引くと、
どこかの弱っている国の風邪が酷(ひど)くなったり、
世界の経済も風邪を引いてしまうというわけですね。

かつて大英帝国の時代、経済覇権国であった英国のポンドも
ソロス氏以後、一度直った風邪が
また酷くなっているようです。(苦笑)

そして、バブルの発生につきましては、

「機会(チャンス)」と「新」という文字が
キーワードになるのだそうで、

「オランダのチューリップの新市場への投機」
「世界交易の新たな機会が到来したときの南海事業」

なども該当しそうですし、

「トロニクス、バイオ、インターネット、などの新技術」も
それらのセクターでのバブルを確かに生んできたようです。

これらも、奇妙な事実の1つなのかもしれませんね。

そう言えば、今の世界的な経済危機も、
端緒は金融デリバティブの「新」商品で、
知らず知らずのうちに世界に蔓延したバブルが崩壊して、
そして、米国が風邪を酷くこじらせたことが
原因となっているようです。

でもこれは、風邪というより
新種のウィルスの猛威のようでもありますね。

激動の経済なれば、機敏な短期トレードが良いのかも。。。^^


FX ソロス氏のセオリーのお話

米上院財政委員会が、納税漏れ問題となっていたガイトナー氏の
財務長官就任を賛成18反対5で承認することとなりましたね。
米上院本議会での採決が注目されます。

<一昨日21日(水)の主な出来事>

前日のオバマ大統領の就任当日に、
NYダウが過去の大統領就任当日として最大の下げ幅となるなど、
前日の軟調地合いを継いでのスタートとなりました。
NZの小売売上高は市場予想より強い0.0%となりました。
米メリルリンチの第4四半期の暫定決算で
純損失が153.1億ドルとなることが発表されました。
米GMのCEOが「米政府からの支援がなければ現金が枯渇する。
米政府から数日以内に追加融資を受ける見通し」と発言しました。
英紙が英財務相の高官の談話として、
「英国の金融危機は10年近く続く可能性がある。」
ことを報道しました。
ショートカバーの動きがあったか、
主要通貨ペアが東京時間ではしだいに反発していきました。
日景気先行CI指数(確報11月)は市場予想よりやや弱い81.3、
日景気一致CI指数(確報11月)は
市場予想とおりの94.9となりました。
日経平均は前日比−164.15円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調な展開となりました。
独生産者物価指数(12月)は
市場予想よりは強い−1.0%となりました。
英BOE議事録では「8対1で0.50%の利下げが決定。
委員の一人が1.00%の利下げ主張。
ポンドの大幅な下落が英経済の成長を支援すると認識。」
などが公表されました。
英失業率(12月)は市場予想より弱い3.6%となりました。
欧ECB総裁が「12月以降の景気見通しは下方リスク。
金融安定化フォーラムやG20を強化すべき。
09年は困難な一年となる。(2月13日-14日のローマでの)
G7では為替について協議する予定。」
などの主旨の発言をしました。

ニューヨーク時間では、
カナダの卸売売上高(11月)が
市場予想より弱い−1.6%となりました。
主要通貨ペアが一時反発の動きを見せました。
深夜12時にオプションにからむ動向があったか、
ドル円やクロス円が急落しました。
ドル円が一時13年半ぶりとなる87円10銭をつけました。
また、一時ユーロ円が6年10ヶ月ぶりに
112円台前半まで下落しました。
ポンド円も史上初となる一時119円台前半をつけました。
米ボルカー経済再生議長が
「米リセッションに終了時期が見えない。
ドルへの信頼性を毀損する複数のリスクが存在する。」
との主旨の発言をしました。
過去の納税漏れが取り沙汰され就任が懸念される
ガイトナー米次期財務長官が公聴会で
「過去の納税漏れは故意ではない。 
市場の信頼回復は困難であるが、経済プランは
数週間以内に提出予定。クレジット市場への直接支援が必要。
自動車業界の支援を確実にする必要。」などの見解を述べました。
格付け機関のS&Pがポルトガルの
長期ソブリン格付けを引き下げました。
格付け機関のフィッチがクレディ・スイスの格付けを
ネガティブとしました。
スイスSNBの副総裁が「スイスの利下げ余地は限られている。
スイスフランの売り介入は可能。
デフレは回避しなくてはならない。」
との主旨の発言しました。
スイスフランが軟調となりました。
米NAHB住宅市場指数(1月)は市場予想より弱い8となりました。
IMFの専務理事が「世界経済の回復は2010年まで
難しい可能性がある。」と発言しました。
NYダウが堅調となっていったことも影響したか、
しだいにドル円やクロス円が反発していきました。
NY原油は反発して43ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+279.01で取引を終えました。

<昨日22日(木)の主な出来事>

前日NY終盤に反発した主要通貨ペアが
オセアニア時間に再び軟調に転じました。
米GMが米政府から54億ドルの追加融資を
受けたことが報道されました。
日通関ベース貿易収支は
市場予想よりは強い−1488億円となりました。
豪新車販売台数(12月)が+1.8%となりました。
日政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
主要通貨ペアは東京時間では上下動の揉み合いとなりました。
日銀が「GDP見通し中央値08年は−1.8%、同09年は−2.0%。
CPI見通し中央値08年は+1.2%、同09年は−1.1%。」
と戦後最悪となる見通しを発表しました。
白川日銀総裁が買い取り条件を発表して、
日銀がCPを3兆円を上限に買い取ることを表明しました。
日経平均は前日比+150.10円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
欧ECB月例報告では目新しい材料はなかったようです。
欧鉱工業新規受注(11月)は
市場予想よりは強い−4.5%となりました。
スイスZEW景況感調査(予想1月)は
市場予想よりは強い−66.7%となりました。
主要通貨ペアがしだに軟調になっていきました。

ニューヨーク時間では、
加小売売上高(11月)は市場予想より弱い−2.4%、
加景気先行指標指数は市場予想とおりの−0.6%となりました。
米住宅着工数(12月)は過去最低の前月比15.5%減の55.0万件、
米建設許可件数(12月)も過去最低の前月比10.7%減の54.9万件、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い58.9万件となりました。
米マイクロソフトの四半期決算の売上高は2%増の166.3億ドル
となりましたが、1株利益が0.47ドルと市場予想を下回りました。
また、5,000人規模の人員削減予定も発表しました。
NYダウが軟調に推移しました。
次期米財務長官のガイトナー氏が
「長期的に経済と金融市場の安定的信頼が大切。
オバマ米大統領は中国を為替操作国と認識していて、
為替制度変更を求める外交を行う。
今後の米国の債務水準は長期的に持続不可能。財政改革が必要。」
との認識を示す発言をしました。
カナダBOCリポートでは「08年第4四半期GDP見通しを−2.3%、
09年第1四半期GDP見通しを−4.8%。」
などとする見解を報告しました。
米上院財政委員会が納税漏れ問題となっていた
ガイトナー氏の財務長官就任を
賛成18反対5で承認することとなりました。
ドル円が反発して、揉み合いとなっていた他の主要通貨ペアも
上下動しながら反発していきました。
トリシェECB総裁が「いかなる域内国もユーロを
脱退することはない。欧州経済は2010年に回復を開始する。」
との認識を示しました。
NY原油は43ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−105.30ドルで取引を終えました。

<週末の今日23日(金)の主な予定>

朝8時50分に日全産業活動指数(11月)、
午前9時半に豪輸入物価指数(四半期)、豪輸出物価指数(四半期)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後5時半に独PMI製造業(速報1月)、独PMIサービス業(速報1月)、
午後6時に欧PMI製造業(速報1月)、欧PMIサービス業(速報1月)、
午後6時半に英GDP速報(四半期)、英小売売上高指数(12月)、
午後9時に加消費者物価指数(12月)、加消費者物価指数(コア12月)、
などの経済指標が発表されます。
独欧・英・加の指標には注目です。
また、米ゼネラル・エレクトリックの四半期決算も注目されます。

さて、オバマ米大統領就任の翌日の21日のNY時間では、
この日を期日とする多額のオプション精算に絡む
動きであったようですが、ドル円とクロス円が急落して
その後戻すも、穿った見方をしますと、
20日に就任した米オバマ政権を洗礼して、
さらなる経済対策を求めるデモンストレーションをする
かのような相場展開にも見えました。

この日、株式市場では、IBMの四半期決算が市場予想より
良かったことや、米ノーザン・トラストの好決算を受けて
金融株が上昇したこともあって、21日のNYダウは反発しました。

一方、オバマ米大統領の経済顧問であるボルカーFRB議長は、
米国は深刻なリセッションに陥っていて、米経済の立て直しには
今後数兆ドルが必要との見解を示しました。

そして、本格的な金融危機に直面している英国では、
英金融機関に対する投資家の信頼感の急速な悪化とともに、
景気対策による英政府の債務残高の急増に、
ポンド通貨危機を懸念する声もあるようで、
英産業連盟(CBI)が発表した英製造業者受注指数が
1992年7月以来の落ち込みを記録するなど、
一部では格付け機関により英ソブリン格付けが
引き下げられるのではないか、との懸念も台頭しているようです。

なお、格付け機関の1つであるムーディーズは
英国はカテゴリーAAAに不適格ではないとの見解を発表しています。

また、2月13日-14日のローマでのG7では、
ポンド安について協議されると見る向きもあるようで、
今後のポンドの動向が注目されます。


さて今日は、ソロス氏のセオリーのお話です。

ジョージ・ソロス氏といえば、米国のヘッジ・ファンドの
大親分みたいな方ですが、(笑)

ただのやり手で強運の蛮勇の人ではないようで、
著作などを読みますと、哲学者のような深い思索と、
卓越した理論家であることがわかります。

さて、ソロス氏の相場理論の1つに
「反射理論 "Reflexivity Theory "」というのがありまして、

りフレックスとは、反射作用のことですが、

「物事や相場が動いた結果が市場参加者の思考に影響を与え、
 それにより行動が起こり、その行動の結果が、
 さらに市場参加者の思考と行動に影響を与える。」

という相場理論です。

このりフレックス理論ではその過程で
「自己強化サイクル」というものが生まれるとのことで、

ソロス氏によれば、相場を動かす原動力は、

「ファンダメンタルズから生じる潜在トレンド」と
「市場参加者の優勢な期待のバイアス」

であるとして、

これらが再帰的に作用してトレンドが進行すると説いています。

1. 不明瞭だがトレンド(方向性)の端緒が発生する。

2. トレンドを発見した市場参加者により、
  自己強化プロセスが働き出す。

3. 方向性のテストとなる「小さな調整と自律的トレンド回帰」
  が繰り返されるが、結局、トレンドが確認される。

4. トレンドに対する信頼感が増幅される。

5. (ファンダメンタル的)現実とのギャップを顧みなくなる。

6. クライマックス的な上昇や下落が起こる。

7. 相場がオーバーシュートして行き着くところへ行って、
  反対方向への自己強化プロセスが始まる。

バブルでの「買えば上がる、上がるから買う…」ことが
増長されて一方的に行き着くところまでいってしまう、
バブル生成過程もこの理論で説明ができそうですし、

また、3つ目などはブレークアウト前の揉み合いのようでもあり、

短期的なブレークアウトの過程も説明できそうで、
ブレークにも一時的な「反射作用」と
それによる増幅作用があるのかもしれませんね。

もしかしますと、クライマックス的な上昇や下落では、
過度のオーバーシュートの状態で
一時的に「相場が間違っている」のかもしれませんが、

感情高ぶる人のように、市場の理性は飛んでいて、(苦笑)

急騰(急落)相場に雷同的に乗ろうとする市場参加者が多く、
このようなときは、少し加熱が冷めて揉み合いとなるまでは、
「こんなバカな」と逆張りするより、
しばらく相乗りしたほうが良いのかもしれません。

ヘンダーランドの相場の世界では、信念を貫くより、
優柔不断に流れに身を任せるほうが良いのかもしれませんね。

「あれこれ難しいことは言わず、加速感のある方向へついて行く」

これが単純ながらも、あながちバカにできない
戦略となることもあるのかもしれませんね。(笑)


FX 高橋亀吉さんのお話

バラク・オバマ米国第44代大統領が正式就任となりましたね。^^

<週はじめの一昨日19日(月)の主な出来事>

米政府による米バンカメへの再資本注入や
英政府による英RBS支援策、
そしてイスラエルとハマスの一時停戦などが影響したか
リスク回避が後退して、ドル円やクロス円が
上窓を空けてのスタートとなりました。
その後、英RBSが200億ポンド規模の損失計上の観測報道や
アイルランドがユーロを脱退するかという噂もあり、
主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
日鉱工業生産(確報)は−8.5%、
日設備稼働率は−9.4%となりました。
日経平均は前週末比+26.90円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
英政府が、銀行への資本提供と資産保護や
資産担保証券向けの新制度を設けることを発表しましたが、
織り込み済みとなったかポンドが軟調な展開となりました。
主要各通貨ペアも軟調に推移しました。
スイスの実質小売売上高(11月)は
市場予想より弱い−1.4%となりました。
欧建設支出は−1.1%となりました。
EU欧州委員会が「09年欧州の実質経済成長率は−1.9%」
になるとの見通しを発表しました。
格付け機関のS&Pがスペインの格付けを
安定的としながらも格下げすることを発表しました。

ニューヨーク時間では、
NY株式市場が記念日の休場となりました。
カナダの国際証券取扱高(11月)が市場予想より弱い
−43億カナダドルの売り越しとなりました。
欧州通貨が軟調傾向で推移しました。
ドル買い同意にドルストレートが軟調に推移しました。
ドル円が、ドル買い動意に反発する展開となりました。
格付け機関のフィッチがスペインの格付けを
据え置くことを発表しました。
NY原油は34ドル台半ばで取引を終えました。

<ゴトウ日の昨日20日(火)の主な出来事>

主要通貨ペアが軟調なスタートとなりました。
日経平均が一時8000円台を割り込みました。
日消費者態度指数は市場予想よりやや弱い26.7となりました。
日工作機械受注(確報12月)は−71.8%となりました。
終盤にドル円が反発しました。
欧州通貨の軟調が続きました。
アジア株も軟調に推移しました。
日経平均は前日比−191.06円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
スイスSNB総裁が「09年のスイス経済は0.5〜−1.0%に縮小。」
との見通しを示しました。
ドル円の反発がしばらく継続しました。
欧州通貨の軟調が続きました。
その後、ドル円が軟調に転じました。
英消費者物価指数(12月)は市場予想よりは強い−0.4%、
英小売物価指数(12月)も市場予想よりは強い−1.4%となりました。
独ZEW景況感調査(1月)は市場予想よりは強い−31.0、
欧ZEW景況感調査(1月)も市場予想よりは強い−30.8となりました。
独ダイムラーが保有するクライスラーの株式19.9%を
売却する意向を表明しました。
仏首相が自動車セクターに最大60億ドル規模の
支援策を検討していることを表明しました。

ニューヨーク時間では、
カナダの製造出荷が1992年の現在の統計手法となって以来
最低の−6.4%となりました。
カナダBOCは市場予想とおり政策金利を0.50%利下げして、
カナダの政策金利が1.00%となりました。
カナダBOC声明では「09年のカナダ経済は−1.2%となる可能性。
10年経済成長率は3.8%の見込み。
総合CPIは半期の間0%を割り込む可能性。
コアCPIは09年第4四半期に1.1%で底打ちとなる可能性。
さらなる金融刺激策の必要が生じる可能性がある。」
などの認識を示しました。
NYダウが軟調に推移しました。
ドル円がオバマ大統領の就任式の最中も下落していきました。
一時反発を見せる通貨ペアもありましたが、
主要通貨ペアが軟調傾向となりました。
NY原油は38ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−332.13ドルで取引を終えました。

<今日21日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(11月)、
午後2時に日景気先行CI指数(確報11月)、
日景気一致CI指数(確報11月)、
午後4時に独生産者物価指数(12月)、
午後6時半に英BOE議事録、英失業率(12月)、
夜10時半に加卸売売上高(11月)、
午後9時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英の指標には注目です。
また、米のアップルやイーベイの四半期決算も注目されます。

<明日22日(木)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(季調済12月)、
午前9時に豪消費者インフレ期待(1月)、
午前9時半に豪新車販売台数(12月)、
正午過ぎに日銀政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時半から白川日銀総裁記者会見、
午後6時に欧ECB月例報告、
午後7時にスイスZEW景況感調査(予想1月)、
夜10時半に加小売売上高(12月)、加景気先行指数(12月)、
同夜10時半に米住宅着工件数(12月)、米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米住宅価格指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
日・欧・加・米の指標には注目です。
また、米のマイクロソフトやグーグルの四半期決算も注目されます。

さて、米クライスラーの発表によりますと、
伊フィアットが米クライスラー株の35%取得することとなり、
提携で合意となりました。

一方、米ゴールドマン・サックスが
米原油価格の今後の見通しを発表して、
第1四半期が30ドル、そして第4四半期に65ドルに回復するとの
見解を示しました。資源国通貨の動向が注目されます。

そして、世界が注目する中、バラク・オバマ米国第44代大統領が
正式就任となりました。注目の就任演説の経済関連では
「米経済は非常に弱まった。経済危機は一部の強欲と
無責任の結果である。試練の克服は容易ではないが
経済危機に対して大胆速やかに行動することを約束する。」
という主旨の演説をしました。
期待感先行するオバマ・ユーフォリアを意識したか、
やや控えめな印象を伴う演説であったようです。

マーケットは大統領就任の当日にも下落しましたが、
いよいよオバマ米大統領の「注目の最初の100日」が始まります。


さて今日は、高橋亀吉さんのお話です。

高橋亀吉さんとは、明治生まれで昭和の初期に活躍した
当時の経済研究のオーソリティーでした。

亀吉さん、と言っても、
落語の登場人物ではありませんが、
お名前はまるで和製タートル(ズ)ですね。(失礼)

さて、高橋亀吉さんですが、東洋経済新報社の勤務を経て、
昭和7年に高橋経済研究所を設立しました。

まぁ、今で言うところのシンクタンクの日本版ですが、
その後、日本経済研究所の設立に加わったり、
通産省の顧問や拓殖大学の教授なども歴任されました。

「私の実践経済学」という著作などが有名ですね。

激変する今の経済ですが、いまだその高橋亀吉さんの洞察は
温故知新をこえて光彩を放っているようです。

今日は、高橋亀吉さんの経済や相場に対する
哲学の一部をご紹介いたします。

* 経済理論は変化する

とかく一義的な法則やロジックを求めてしまうものですが、
時や状況により、(適用すべき)経済理論は変化するとした
考え方は新鮮さを感じますね。

時と状況が変われば
過去のケースからの一様な結論が導けないことがあるようで、
変化に応じてロジック(理論)そのものの適用を考えるのは、
トレードにも通じるものがありそうです。

たとえば、順張りすべきか、逆張りすべきか、なども
「その時の場」によるということになるのかもしれませんし、

各国の政策金利の差が縮小しているときには、
スワップ狙いはあまり得策とはならなくなるのも、
この変化ということになるのかもしれませんね。

* 理論は書物ではなく、現実から学ぶ

ロジックは「現実」で鍛え上げられ、
実効性の高いものとなっていくのかもしれません。
現実の中にこそ学びが多いものなのですね。

そういえば、私は将棋好きなのですが、
本で覚えた実戦不足のひ弱な理論将棋は、
道場の筋悪なはずの実戦派の将棋に、
こてんこてんに負かされたことがあります。(苦笑)

* 変態か変化かを早く識別せよ

変態といってもHオヤジのことでないです。(笑)

一時的な自律回帰性のある「変」なのか、
基本的な重要な何かが変わったのか、を
いち早く識別なければならない、
ということになるのかもしれませんが、

この判断は、タイムラグもあり難しそうですね。

トレードで言いますと、
調整なのか、トレンド転換なのかを
いち早く認識しなくてはならない、

ということになりそうです。

* 米経済は国内経済、日本経済は国際経済

まぁ、これはグローバリゼーションの今では、
少し違和感もあるものの、
それでも「そういうフシもある」と思えますね。

* 耐久力の限界線を知れ

キャパシティーの範囲にあっては何事もないようでも、
限界点を超えると、一気にドンと来るものですね。

おとなしい人でも我慢に我慢を重ねて、堪忍袋の緒が切れると
大激怒することがあります。(笑)

現在の金融危機や経済危機も、許容範囲の限界点を超えて
一気にカタストロフィーとなってしまったものかもしれませんね。

この他にもたくさんあって、とても書きれませんが、

* 経済統計は遅れ(過去データであること)を念頭において使え
* 目先の流れよりも根本的流れを見よ
* 対応力は変化する

など、亀吉さんは「深イイ」言葉を残されています。

「日本の経済学なんて外国の直訳に過ぎない」と
揶揄されることがありますが、

日本にもすばらしい経済の哲学者がいたのですね。


FX トレードと尺度のお話

いよいよ明日20日(火)はオバマ米大統領の就任式ですね。
リンカーンの行った古式に習って式典が行われるそうです。^^

<前週末16日(金)の主な出来事>

複数の米紙がバンカメへの資本注入と資産保障で
米政府と合意に近づいていることを報じました。
米上院で金融安定化法の残り3500億ドルの拠出拒否法案が
否決され、残りの3500億ドルも使えるようになりました。
ドル円やクロス円など主要通貨ペアが堅調に推移しました。
英タイムズ紙が「英政府が銀行への追加資本注入を検討」
していることが報じられました。
トリシェECB総裁が「2.00%の政策金利は限界ではないが、
ゼロ金利は考えていない。」と発言しました。
米政府がバンカメの優先株を
240億ドル取得することが決定しました。
日経平均は前日比+206.84円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
スイスの生産者輸入価格(12月)が市場予想より弱い
−0.7%となりました。
ドル円やクロス円は一時調整となるも、
しばらく上昇傾向が続きました。
英BOE副総裁が「09年の英GDPは大幅に下落する見通し。
追加利下げや財政出動が必要か検討すべき。」
との認識を示しました。
欧貿易収支は市場予想よりやや弱い−49億ユーロとなりました。
米シティの決算発表では、通年収入が13%減の56億ドル、
純損失が82.9億ドル、1株損失が1.72ドル、
という結果になりました。
米バンカメの決算発表では、総収入が156.8億ドル、
通年利益が73%減の40億ドルでしたが、
買収したメリルの純損失が153.1億ドルあり、
1株当たり損失が0.48ドル、
10-12月期では17.9億ドルの赤字という結果になりました。
ともに赤字決算であったものの、市場反応は限定的でした。

ニューヨーク時間では、
米消費者物価指数(12月)が
12月期にかかわらず−0.7%となりました。
対米証券投資(11月)は市場予想より弱い
−217億ドルとなりました。
米鉱工業生産(12月)は市場予想より弱い−2.0%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)は
市場予想より強い61.9となりました。
ムーディーズが仏BNPパリバの格付けをネガティブとしました。
19日の米休場も意識されたか、
ドルストレートに調整動意が起こり
軟調となりました。クロス円も軟調となりました。
終盤にはドルストレートとクロス円に反発の動きが見られました。
米レンタカーのハーツが4000人規模の人員削減を発表しました。
ユーログループ議長が「ECBにはゼロ金利政策はない」との
認識を示す発言をしました。
NY原油は36ドル半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+68.73ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日19日(月)の主な予定>

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(1月)、
午後1時半に日鉱工業生産(確報11月)、日設備稼働率(確報11月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(11月)、
午後7時に欧建設支出(11月)、
夜10時半に加国際証券取扱高(11月)、
などの経済指標が発表されます。
今日の米市場はキング牧師の生誕記念日で休場です。
また、ウェリントン市場も祝日でお休みです。

<ゴトウ日の明日20日(火)の主な予定>
朝6時45分にNZの消費者物価指数(四半期)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(11月)、
午後2時に日消費者態度指数(12月)、
午後3時に日工作機械受注(確報12月)、
午後6時半に英消費者物価指数(12月)、英小売物価指数(12月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(1月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(1月)、
夜10時半に加製造業出荷(11月)、
午後11時に加BOC政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・独欧・加の指標には注目です。
また、ジョンソン&ジョンソンやIBMの決算も注目されます。

さて、報道によりますと米シティが、預金・融資・投資銀行事業
などの中核部門のシティコープと、
証券仲介事業のシティー・ホールディングスとの
2部門に分割することを発表しました。
傘下の日興アセットマネジメントと日興コーディアル証券も
再編の影響を受けることとなりそうです。

そして、バンカメも、グローバルな景気後退による
企業の投資縮小や、住宅価格の下落による過剰債務と
雇用不安で冷え込む個人消費に加え、
価格低下に歯止めのかからない金融商品の不良資産が
経営を圧迫して、米政府の追加支援を受けざるを得ない状況となり、
金融危機と実体経済の負の循環が続いているようです。

また、報道によりますと、米地銀のナショナル・バンク・
オブ・コマースと米バンク・オブ・クラーク・カウンティが
破綻して、米連邦預金保険公社が業務停止命令を出しました。
2007年の金融機関破綻が3件、2008年が25件、でしたが、
金融危機の余波はさらに続いているようです。

米政府やFRBでは、金融機関から不良資産を分離するための
不良資産買取専門銀行となる「バッド・バンク」設立構想の
検討も始まりました。

さて、20日(火)には米ワシントンでオバマ大統領の就任式が
行われます。実態経済の悪化に加えて各国の金利差が縮小して、
潜在的な円高圧力が懸念される中ですが、
一部では祝儀的な材料となるかとの声もあるようで、
いかがなりますか、短期的にはこのあたりの相場展開も
注目されそうです。


さて今日は、トレードと尺度のお話です。

尺度とはものごとの「計量の基準」という意味ですが、
近代ではほとんど死語となっているようで、

尺度などという言葉より、スケールやスタンダードと
言ったほうが解りやすいかもしれませんね。

さて、このいわゆる尺度ですが、国際的に規定されている
メートルやグラムというSI単位というものもありますが、

ゴルフでは距離を表すのにヤードという単位を用いますし、
米国ではキロメートルよりもマイルのほうが、
距離のイメージがつかみやすいようですし、
また、日本の大工さんは今でも「間(けん)」という単位のほうが
長さのイメージがつかみやすいと聞いたことがあります。

まぁ、通貨なども国別の価値の単位や尺度ともいえそうですね。

また、尺度には単位のような、ときにローカル的ではあっても、
ある程度の共通認識が存在しているものもあれば、

「高い」「安い」「こんなに」「まだまだ」など、

個別の主観的で感覚的な尺度というものもあります。

たとえば300万円といいますと、
一般的に個人としては小さくはないお金ですが、

300万円の車なら、まぁまぁの車ではあっても、
300万円の家なら、あまりに安過ぎてお化けが出そうで(笑)
買うのが怖くなる人も多いかもしれませんね。

これは車や家など物の価格に対する相場観に、
ある程度の共通認識があるためと思われますが、

300万円自体は、交換を想定する対象物がないと、
高いか安いかは判らないということになりそうです。

そして、さらに判断する人毎の状況や信条などによって、
感覚にかなり異なる主観的な尺度もあるようで、
モノサシがまったく違うということもあります。

「ちよっと無理したけど、300万円の車が買えて嬉しい。」

「300百万程度の大衆車なんて恥ずかしくて乗れない。」

というまったく正反対の感覚もありそうですし、(笑)

「真心でボランティアがしたい。人につくしてみたい。」

と思っている人もきっといるはずですが、

「おかしい…。
 無償で奉仕活動をするなどということはあり得ない。
 なにか下心があるに違いない。きっとそのはずだ。」

と、かんぐりを入れる人がいても不思議ではないですし(苦笑)

「月に数百万の収入はあるけれども、
 仕事をやめて少しゆっくりしたいものだ。」

という人もいるかもしれませんが、

「なに? 月に数百万の収入があるのに、
 その仕事をやめるだと…。
 このご時勢にあり得ない。本当はそれほど儲かって
 いなかったんじゃないか。そうに違いない。」

という感覚も決しておかしなことではないですね。

これらは、置かれている状況の違いでもあり、
価値観の違いでもあり、人となりの違いでもありますが、

いわゆる「尺度のモノサシ」が違うのですね。

自分のモノサシを押し当てて全てを計ろうとすると
正しく計れなくなってしまい、
感覚の相違が生じてしまうようです。

さて、トレードでもこの「尺度のモノサシの違い」があります。

「こんなに上昇したんだから」
「こんなに下落したんだから」

という感覚もトレーダー毎に異なるようで、

「こんなに上昇したから」と
売り場を探しているトレーダーがいるときに、

「そろそろ上昇もしっかりしてきたな」と
買い場を探して、少しは押し目とならないかと
相場を見ているトレーダーもいるわけです。

これらは、まぁ曖昧で主観的な高い安いの感覚的な相場観ですが、

見ているチャートの時間軸でも異なりますね。

5分足で恐ろしいくらいに下落しているときでも、

日足レベルでは、

「揉み合いを少し下抜けしかけてきたかなぁ、
 いや…、まだかもしれないなぁ。」

という状況も日常的にあることです。

著名トレーダーで講演家でもあるジョー・ディナポリも
その著書で述懐してますが、

「現在のトレンドはどうだね?」

と、トレードの講義に入る前に
意地悪な質問をするのだそうです。(笑)

ある人は「上昇」、ある人は「下降」
そして、ある人は「横ばい」と答えますが、

でも、時間軸を限定せずにトレンドを尋ねることには、
じつは何の意味も無いのですね。

トレンドは短中長の時間軸の数だけあるわけで、
本来は答えようのない意地悪な質問というわけです。(苦笑)

そうであるならば、

トレンドに対する偏った感覚や高い安いのバイアスに捕らわれて、
相場の動向や判断を見誤らないためにも

いろいろな時間軸の尺度とモノサシで、
あれこれ相場を見ていく必要があるのかもしれませんね。


FX トレーディングと習慣のお話

ECBが0.50%の利下げをして、欧州政策金利が
過去最低の2.00%となりましたね。

<一昨日14日(水)の主な出来事>

NZの住宅建設許可(11月)は4.3%となりました。
東京時間では主要通貨ペアが堅調に推移しました。
日工作機械受注速報前年比(12月)は−71.9%となりました。
日経平均は前日比+24.54円の小幅高となりました。

ロンドン時間では、
はじめは主要通貨ペアが堅調に推移していましたが、
その後、急落していきました。
アイルランドが経済状況が悪化た場合、
IMFに支援要請をするという報道がされました。
OECDが09年の欧GDP見通しを−0.6%と発表して、
ECBは今後に政策金利をさらに引き下げる余地があるとの
見解を示しました。
その後、アイルランドがIMFへの救済要請報道を否定しました。
欧鉱工業生産(11月)は市場予想よりは強い−1.6%となりましたが、
対前年比は市場予想より弱い−7.7%となりました。
欧州株が軟調に推移しました。

ニューヨーク時間では、
米小売売上高(12月)が市場予想よりかなり弱い−2.7%となり、
08年通期で0.1%の減少(対前年比)となりました。
米輸入物価指数(12月)は市場予想よりは強い−4.2%となりました。
格付け機関のS&Pがギリシャの
ソブリン・クレジットを格下げしました。
ドル円が一時急落して、ユーロも下落しました。
カナダの通信機器大手のノーテルが破産法を申請しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、08年第4四半期と
09年第1四半期の米GDPが大幅にマイナスになる
との認識を示しました。
ベージュブックでは
「ほぼ全ての地区で前回報告より景気が弱まった。」
などネガでイブな内容となりましたが市場反応は限定的でした。
後半は主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
NY原油は37ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−248.42ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の昨日15日(木)の主な出来事>

バンク・オブ・アメリカが米政府に追加支援を
要請するとの報道がされました。
主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
日機械受注(11月)は市場予想よりかなり弱い−16.2%、
日国内企業物価指数(12月)は
市場予想よりは強い−1.2%となりました。
豪新規雇用者数(12月)は市場予想よりは強い−0.12万人、
失業率(12月)は市場予想とおりの4.5%となりました。
欧州へのロシアのガス供給か難航していることが報道されました。
日経平均は前日比−415.14円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独消費者物価指数(12月確報)が
市場予想とおりの0.3%となりました。
中国が不当な為替操作国に指定されるとの噂が出たようで、
連想的に日銀の為替介入懸念が後退したか、
ドル円やクロス円が一時仕掛け的な下落となりました。
欧消費者物価指数は市場予想とおりの−0.1%となりました。
JPモルガン・チェース第4四半期決算では、
買収したワシントン・ミューチュアルの業績もあって、
純利益が前年同期比の76%減、収入は同0.9%の減少となりました。
欧ECB政策金利は0.50%の利下げとなりました。
一部で0.25%の利下げ予想や据え置き予想の向きもあったためか、
発表後に一時ユーロが下落しました。

ニューヨーク時間では、
米生産者物価指数は市場予想よりやや弱い−1.9%、
NY連銀製造業景気指数は市場予想よりは強い−22.20、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い52.4万件となりました。
ドル円が上下動しながらも上昇していきました。
予定より少し遅れてはじまったトリシェECB総裁の記者会見では、
「金融政策決定は弱まった景気とインフレを反映。
ユーロ圏は大きな景気減速。今後数四半期は経済の弱さが
続く見込み。利下げ決定は全会一致。
インフレ率は今年下半期に再度上昇の見込み。
2%の政策金利は歴史的水準だが2%が限界というわけではない。
世界経済は2010年に回復へ向かう。
3月の理事会が次回の重要な会合。」
などの認識を示しました。
ユーロは一度戻しを見せた後、再度下げる展開となりました。
ポンドが一時軟調となりました。
米フィラデルフィア連銀指数は市場予想よりは強い
−24.3%となりましたが、構成項目の雇用指数は悪化しました。
スイスSNB理事が「スイスのリセッションは不可避。
09年GDPは−0.5〜−1.0の見通し。スイスフラン高は懸念。」
などの主旨の発言をしました。
シカゴ連銀総裁が「09年第1四半期のGDPは急減する。
失業率は明10年にかけて上昇する。」との認識を示しました。
後半、NYダウが反発して、主要通貨ペアも反発しました。
NY原油は34ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+12.35ドルで取引を終えました。

<週末の今日16日(金)の主な予定>

午後5時15分にスイス生産者輸入価格(12月)、
午後7時に欧貿易収支(11月 季調済)、
夜10時半に米消費者物価指数(12月)、
夜11時に米ネット長期フロー(対米証券投資 11月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(12月)、米設備稼働率(12月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米指標には注目です。

さて、米小売売上高(12月)がクリスマス商戦時期でありながら
前月比を2.7%も下回る結果となり、現行統計が始まった
1922年以来初となる08年の年間で米小売売上高は
0.1%前年を下回ることとなりました。

また、米銀大手のシティ・グループが個人向け証券事業
「スミスバーニー」をモルガン・スタンレーに売却して、
世界最大規模の証券会社「モルガン・スタンレー・スミスバーニー」
が誕生するなど金融再編の動きや、
バンク・オブ・アメリカが米政府に
追加支援の要請をするなどの動きがあるようです。

一方、ドイツ銀行は08年10-12月期で48億ユーロの赤字見通し
となり、08年通期でも39億ユーロの初の赤字の見通しとなって、
欧州でも厳しい金融情勢が続いているようです。

ECBは政策金利を0.50%引き下げましたが、3月の理事会が
次回の重要会合となることを示唆して、一部では2月の政策金利の
発表では早くも据え置予測も出てきたようです。


さて、今日はトレーディングと習慣のお話です。

習慣とは、なにやら難しい表現をしますと、

「日常的に繰り返される後天的な行動様式のことで、
 日常的に反復して行われることによって、
 身体的行動のほかに、考え方など心理的な傾向も形成する。」

ということなのだそうですね。(笑)

1996年にスティーブン・R・コヴィーによって著された
全世界で1,500万部以上も読まれたとされる「7つの習慣」
などでも、習慣の大切さを説いていますが、
習慣は成功と失敗を分かつほど大切なことのようです。

また、著名トレーダーのラリー・ペサベントもその著書
" Trade What You See " の中で、

「(トレーディングの)良い習慣は良い結果を
 悪い習慣は悪い結果をもたらすので、
 悪い習慣がついているときにはそれを良い習慣と
 入れ替えなければならない。」

と述べています。

もしも、いつもトレードで負けてしまっているのならば、
なんらかの悪い習慣が身に付いてしまっている可能性があり、

今のやり方がダメであるということであり、
その習慣や、やり方を直さなくてはならないということですね。

「じやぁ、何が悪いのさ」

ということになりますが、(苦笑)

トレーダーとしての悪い習慣は人それぞれながら
いろいろとありますね。

* 相場が勢い良く上昇(下降)していて
 トレンドの発生を感じているのに、
 心の中に「もうこんなに上(下)がったんだから」という
 自身の根拠なき値ごろ観のささやきが聞こえ
 トレードを躊躇する習慣。

* 何を勉強しても自身の浅薄な相場観に固執する習慣。

* 保ち合いでも小幅揉み合いでも、動意のないところでも、
 なんでもかんでもトレードしたくなる習慣。

* 良い状態を待つことや、相場を休むことのできない習慣。

* 難平(ナンピン)の悪い勝ち方が身に付いてしまい、
 トレンドが発生しているのに、場合をわきまえず、
 含み損となるといつでも難平をしてしまう習慣。

* 損切りができない習慣。

* いつもビビリの薄利決済をしてしまう習慣。

* 数度負けるとすぐに自信を喪失してしまう習慣。

* 負けが込むと、一気に取り戻そうと、
 建て玉をどんどん大きくしてしまう習慣。

* 負けた後にすぐにトレードしたくなる習慣。

* 勝つと、ついつい過剰にトレードしてしまう習慣。

ちなみに、私はすべてに該当する筋金入りの
負けトレーダーでしたが、(大笑)

これら深く自身に根付いてしまった悪習慣を直すことは、
大げさに言いますと、自身のパラダイムを転換させることで、

スモーカーがタバコを止めることのように
容易なことではありません。(笑)

まずは「謙虚に今の自身の習慣が悪いということを自覚して」
「その習慣を改めようという意思」が必要となりますが、

手ごわい自分自身の習慣を矯正することは
並大抵のことではないようです。

「7つの習慣」のスティーブン・R・コヴィーによれば、
ミッション・ステートメント(自己の憲法や信条)を
作るべきとされていますが、

トレーダーであれば、これは「規律」を書き出し、
パソコンの傍に掲げることが第一歩となるのかもしれませんね。

とかくメンタル面は軽視され、手法のみに目が行くものですが、

もしかすると…、

トレードの「最大の敵は我にあり」なのかもしれませんね。(笑)


FX 魚釣りとトレードのお話

オバマ次期大統領の就任式が行われる米首都ワシントンでは、
20日の式典に400万人が訪れる可能性があるのだそうで、
準備にてんやわんやとなっているそうですね。

<週はじめの一昨日12日(月)の主な出来事>

市場のオープンではドル円と複数のクロス円が
下窓を空けてのスタートとなりました。
東京時間では東京市場が休みであることもあってか、
主要通貨ペアは動意薄の小幅な揉み合いの展開となりました。
ユーログループ議長が「09年と10年は困難な年になる。」
との認識を示しました。
アジア株は軟調傾向となりました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調となりました。
トリシェ欧ECB総裁が「新興国を含む世界の景気減速は、
09年により顕著となる。主要先進工業国の09年の経済は
マイナスとなる可能性。」との認識を示しました。
ユーロが一時反発を見せまたものの、その後は軟調となりました。
欧州株が軟調傾向となりました。

ニューヨーク時間では、
カナダの新築住宅価格指数が
市場予想とおりの−0.3%となりました。
主要通貨ペアが下落しました。
ポンドの下落が目立ちました。
格付け機関のS&Pがスペインの格付け見通しをネガティブとして、
外貨建て長期格付けを引き下げる可能性を示しました。
NYダウが軟調に推移しました。
カナダの四半期企業景況感調査では、
調査開始以来最低の見通しとなることが報告されました。
アトランタ連銀総裁が「米経済は弱い状態。08年第4四半期と
09年第1四半期の米GDPは−4〜−6%となる可能性がある。
FRBにはさらなる手段がある。
09年及びそれ以上非常に低い金利を維持する
可能性がある。」との主旨の発言をしました。
NY原油は37ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−125.21ドルで取引を終えました。

<昨日13日(火)の主な出来事>

オセアニア時間では主要通貨ペアが軟調となりました。
東京時間では主要通貨ペアが小幅な揉み合いの展開となりました。
格付け機関のS&PがNZの外貨建て長期格付けの見通しを
引き下げました。
ロシアがウクライナを経由した天然ガスの
欧州向け供給を再開しました。
日企業倒産件数(12月)は前年比で24.1%となりました。
日経平均は前週末比−422.89円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独卸売物価指数(12月)が−3.0%となりました。
独政府が140億ユーロ規模の景気刺激策を発表しました。
欧州株価が軟調な展開となりました。
英商品貿易収支は統計開始以来最大の赤字となる
−83.30億ポンドとなりました。
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
その後ドル円がしだいに反発していきました。

ニューヨーク時間では、
米バーナンキFRB議長が講演で
「FRBにはゼロ金利でも、さらに危機に立ち向かう手段がある。
財政出動だけで景気押し上げはできないが、
政府の景気刺激策が経済を強く拡大することを期待する。
銀行へのさらなる資本注入が必要になる可能性。
米経済は09年内に安定し始める可能性。」
「米国の雇用悪化は加速した。米英は途方もない金融危機に直面。
国際的協調が必要。経済成長には金融市場の安定が必要。」
などの主旨の発言をしました。
米貿易収支は輸入の落ち込みにより
12年ぶりの大幅な赤字縮小となる−404億ドルとなりました。
カナダの国際商品貿易は市場予想より弱い
13億カナダドルとなりました。
格付け機関のフィッチがスペインの格付けを維持しましましたが、
スペイン政府債務が09年末までにGDPの48%に拡大する
可能性があることを発表しました。
格付け機関のS&Pがポルトガルの格下げを
検討していることが報じられました。
ドル円が一時反発したものの、
主要通貨ペアが軟調な展開となりました。
米月次財政収支は市場予想より弱い−836億ドルとなりました。
米シティと米モルガン・スタンレーの証券事業統合で
取締役会承認となったことが報じられました。
NY原油は38ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−25.41ドルで取引を終えました。

<今日14日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZの住宅建設許可(11月)、
午後3時に日工作機械受注速報(12月)、
午後5時15分に独GDP年間成長率、
午後7時に欧鉱工業生産(11月)、
夜10時半に米小売売上高(12月)、米輸入物価指数(12月)、
深夜12時に米企業在庫(11月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日15日(木)の主な予定>

朝8時50分に日機械受注(11月)、日国内企業物価指数速報(12月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(12月)、豪失業率(12月)、
豪労働参加率(12月)
午後4時に独消費者物価指数確報(12月)、
午後7時に欧消費者物価指数(12月)、
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
夜10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米生産者物価指数(12月)、
米NY連銀製造業景気指数(1月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新車販売台数(11月)、
深夜12時に米フィラデルフィア連銀製造業業況指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

さて、マーケットでは戦後最悪の雇用減少となった
米雇用統計後には、早くもオバマ・ユーフォリアが
覚めてしまったかのように、最悪期の渦中にある
実体経済へと市場の目が向かれたようで、
主要通貨ペアが軟調となりました。

また、12日に行われた国際決済銀行(BIS)での会合で
主要国中銀が「今年の世界経済は同時減速」で一致したり、
IMFの専務理事が数週間以内に発表する世界経済見通しでは
大幅に下方修正となると発言するなど、
各所で出される経済見通しもさらに実体経済が落ち込み
長期化するとするものが多いようで、
ロイターが発表したブルーチップ・エコノミック・
インディケーターズの調査でも、米経済の景気後退は
戦後最長となると予測するアナリストが多いようです。

そして、今月後半からは15日のマーシャル・アンド・イルスリーを
皮切りに米金融機関の四半期決算が発表されますが、
米政府による金融セクター支援策にもかかわらず、
1990年以降最も厳しい内容になると見込まれているようです。

また、一部の米国の企業再建の専門家の間では、
09年には米国に倒産ブームが起こるとも言われているようで、
7780億ドル規模に落ち着きそうなオバマ新政権の経済対策ですが、
実体経済への効果が注目されます。

さて、円はリスク回避の動意とともに消去法的にも
買われているようで、また、ドルも対円以外では
ドル買い動意となっているようです。
ユーロの動向では、明日15日のECB政策金利の発表と
トリシェECB総裁の記者会見が注目されます。


さて今日は、魚釣りとトレードのお話です。

冬の寒いときの魚釣りは、
さすがに季節風も強くなり海も荒れがちで
よほどの釣り好きでなければ海釣りには出かけないと思いきや、

冬が旬のカレイやアイナメを釣ろうと
風が冷たくなるにつれウズウズしている釣り人がいる
と聞きますと驚いてしまいますが、
好きなことには苦労も忘れるものなのですね。

トレーダーの中にも冬の釣り人に負けない(笑)
凄い人もいて、深夜のニューヨーク時間にトレードしていながら、
早朝のオセアニアの下落相場での
「下げの一押し」をトレードしたり、
また、木曜日などのスワップ3倍デーにスワップを得ようと
早朝に数分間のロールオーバー・トレードをしたりと、

「いったいこの人、ちゃんと睡眠とっているのかしら」

と思うほど眠りを削ってトレードされている
トレーダーもいらっしゃるようで、
本人はトレードが好きなこともあって、
ケロッとしていますが、驚いてしまいます。

まぁ、パチンコ好きな人も開店のかなり前から
早起きして行列を作って並んでいますので、
好きなことには人は労苦を感じないものなのですね。(笑)

さて、

魚釣りとトレードは似ているところがあると言う人がいますが、
言われてみればそのように思うフシがありますね。

小幅な揉み合いでは大きな魚はいないので、
ボラティリティが拡大するのを待つこととなりますが、
小魚を獲ろうと思えば、小さな時間軸では獲れそうです。

また、テクニカルは魚釣りで言えば
浮きや竿やリールなどの道具と言えるかもしれませんし、

餌や釣り針といえば、ビッグプレーヤーがブレークもどきの
仕掛けをしてくることもありますね。(苦笑)

そして、何気に釣り糸をたらすように
相場のトレンドに沿ってトレードする方法もありますが、

釣りではよく魚がつれるポイントがあるのだそうで、

トレードでもチャートポイントが
利益を得やすいポイントとなる場合があるようですね。

主要レジスタンス・サポート、前回高値安値、
ペナントやフラッグの揉み合い離れ、スクイーズ抜け、
トレンドライン、バンドの上限下限、チャネルの上限下限、
移動平均線、フェボナッチ・ポイント、ピボット・ポイント…etc、
チャートにはいろいろなポイントがありますが、

チャートポイントでは少し大きな魚が釣れそうです。

ポイントに釣り糸をたらして、
テクニカルの「浮き」の具合を見てみましょうか。

ときにダマシの怪魚を釣り上げることもありますが、(苦笑)
そんなときにはすぐに海に帰してやりましょう。

今日はどんな魚がつれるやら。。。(笑)


FX ビッグ・プレーヤーの仕掛けのお話

週末の今日は米雇用統計の発表ですね。注目されます。

<一昨日7日(水)の主な出来事>

NZの貿易収支市場予想よりは強い−5.20NZドルとなりました。
豪小売売上高は市場予想より強い0.4%となりました。
英財務相が「英国がリセッションを抜けるのは遠い。」
との主旨の発言をしました。
東京時間では主要通貨ペアは揉み合いの展開となりました。
日経平均は前日比+158.40円の7営業日続伸で取引を終えました。

ロンドン時間では
ドルが軟調となりました。
ポンドが堅調に推移しました。
独失業率は市場予想より弱い7.6%となりました。
欧生産者物価指数は市場予想より弱い−1.9%となりました。

ニューヨーク時間では、
米ADP雇用統計が市場予想より弱い−69.3万人となりました。
ドルの軟調が続きました。
しばらくポンドの堅調がつつきましたが、
NY午後から調整傾向となりました。
豪ドルが軟調に推移しました。
米半導体大手のインテルかせ売り上げ見通しを下方修正しました。
オバマ米次期大統領が「米景気刺激策は予算の上限近くで
一部のマスコミ報道ほどは大きくはならない見通し。」
とコメントしました。
NY原油は42ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−245.40ドルで取引を終え、
9000ドルの大台を割り込みました。

<昨日8日(木)の主な出来事>

豪貿易収支は市場予想より弱い14.48億豪ドル、
豪住宅建設許可数は市場予想よりかなり悪い
−12.8%となりました。
豪ドルの軟調が続きました。
ロケット弾がレバノンからイスラエルに
複数発射されたことが報道されました。
ドル円が一時反発を見せましたが、その後は軟調となりました。
日経平均は前日比−362.82円で引けて
9000円の大台を割り込みました。

ロンドン時間では
スイスの津業率が市場予想とおりの2.8%となりました。
ロケット弾がレバノンからイスラエルに複数発射されたことで、
中東情勢の地政学的リスクも手伝って、
円とスイスフラン買いの動意となり、ドル円が下落しました。
独貿易収支は市場予想より弱い97億ユーロとなりました。
スイスの消費者物価指数は市場予想とおりの−0.5%となりました。
欧GDP確報は、市場予想とおりの−0.2%、
欧失業率も市場予想とおりの7.8%、
欧業況判断指数は市場予想より弱い−3.17となりました。
独製造業受注は市場予想より弱い−6.0%となりました。
欧州株価は軟調な展開となりました。
英紙が「英政府が金融危機対策に紙幣を増刷」と報道しましたが、
英財務相が否定しました。
英BOE政策金利は大方の予想とおり0.50%の利下げとなりました。
英BOE声明ではインフレ率がさらに低下する見通しや、
ポンドの下落は英の輸出に与える景気後退の影響を和らげるとして、
ポンド下落の容認姿勢を見せました。
政策金利発表後は仕掛け的な動きもあったかポンドが上昇しました。

ニューヨーク時間では、
ユーロが反発しました。
米新規失業保険申請件数が市場予想より強い46.7万件となりました。
カナダのIvey購買部協会指数は
市場予想よりは強い39.1となりました。
米ウォールマートが四半期の利益見通しを下方修正しました。
ドル円は軟調傾向の揉み合いでの推移となりました。
上昇していたポンドやユーロに調整の動きが見られました。
米消費者信用残高は市場予想より弱い−79億ドルとなりました。
NY原油は41ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−27.24ドルで取引を終えました。

<週末の今日9日(金)の主な予定>

午後2時に日景気先行CI指数(11月速報値)、
日景気一致CI指数(11月速報値)
午後4時に独小売売上高(11月)、
午後6時半に英鉱工業生産高(11月)、英生産者物価指数(12月)、
午後7時に欧小売売上高(11月)、
午後8時に独鉱工業生産(11月)、
午後9時に加失業率(12月)、加雇用ネット変化率(12月)、
夜10時15分に加住宅着工件数、
夜の10時半に米非農業部門雇用者数変化(12月)、米失業率(12月)、
深夜12時に米卸売在庫(11月)、
などの経済指標が発表されます。
各指標には注目です。

さて、英国も0.50%の利下げとなって、1694年の英中銀創設以来で
初となる1.50%の政策金利となりました。
今月15日の欧ECBの追加利下げの動向が注目されます。

また、レバノンからイスラエルへロケット弾が複数発射されて、
中東情勢も年初から緊迫した情勢となっているようです。
今後の地政学的リスクでの円やスイスフラン買いの動向も
注目されます。

一方、オバマ米次期大統領がバージニア州で演説して
「米リセッションは長期化する可能性があり、失業率も2桁と
 なる可能性がある。迅速で強力な行動を取らなければならない。
 景気刺激策のコストは膨大だが悪循環を断ち切るためには
 必要なことである。経済を危機に追い込む金融機関の破綻は
 防がなくてはならない。3000億ドル規模の減税も実施の予定
 している。」
との主旨のコメントがされました。

また、7日に発表された米ADP雇用統計が、市場予想より
かなり弱い−69.3万人となりましたが、今回から新たな集計方式を
採用したとのことで、前回の11月値の修正でも約25万人減から
47.6万人減となって、今まで米政府の雇用統計と乖離の大きかった
米ADP雇用統計でしたが、これからは、より米政府発表の雇用統計に
近い数字が発表されることになりそうです。

そうしますと、今日の米雇用統計は市場予想よりも
悪い数字が発表される可能性もありそうですが、米雇用統計は
ビッグプレーヤーの事実買いの動きとなることも少なくはなく、
悪い数字となったとしても乱高下の動きには注意したいものです。


さて今日は、ビッグ・プレーヤーの仕掛けのお話です。

1933年のグラス・スティーガル法以来、
長い間、米国では金融機関としての銀行と
証券会社の兼業が禁止されていましたが、

世界金融危機となった昨年2008年9月には、
メリルリンチは米銀と合併、モルガン・スタンレーは
三菱UFJからの出資を受け入れ、
ゴールドマンとともに銀行持ち株会社となって、
ウォール街の象徴であった投資銀行が
わずか一週間で消えてなくなりましたね。

デリバティブで深い痛手を負うこととはなりましたが、

政府系のソブリン・ファンドや中国系商業銀行、
そして、政府支援を受けた米シティなどのメガバンクや、
ヘッジ・ファンド筋などとともに、
ビッグ・プレーヤーたちは、
いまなおマーケットに多大な影響力を持っているようです。

まぁ、マーケットは仮面舞踏会のようなところもあるようで(笑)

インターバンクはある程度は把握できるとしても、
一般トレーダーはビッグ・プレーヤーたちの手口や挙動は
あまり窺(うかが)い知れないところですが、

巨大なマネーを操るビッグ・プレーヤーたちは、
利益を得るために、ストップ狙いの仕掛けを
してくることもしばしばあるようで、
彼らの動きには注意がいる場合があります。

一説によりますと、あまり大きな材料のないときは、
東京、ロンドン、ニューヨークなど循環するマーケットの
直前のマーケットの高値安値を少し超えるところまで、
値を吊り上げたり(押し下げたり)して、ストップを付けに
動くことがあるそうです。

ストップを付けて、その方向へレートの動きが加速して、
一般トレーダーがブレークアウトに追従しようとフォローして
ブレークが始まったかようになったときに、
仕掛けた彼らはさっさと利食いの手仕舞いをする
という寸法のようです。

そして、一度、逆に仕掛けて揺り戻す、
ヘッドフェイクのようなダマシを演じることもあるようで、
いろいろ複雑なこともありますが、

このようなことがあってか、けっこう市場替わりでは
ブレークもどきのダマシのような動きが多いのかもしれませんね。

また、大きな材料が出ると、それをどんどん煽るような挙動で
(今までの流れと違っても)相場に強い動意を
誘発させることもありますが、

特に大きな材料のないときには、レートがレンジの中へと戻ったら、
それまでのトレンドに沿う格好で、基本的に同じ方向への
ストップ狙いの仕掛けをすることが多い、とも聞きますが、
そう言われてみれば、そのようなフシがあるような気もしますね。

もしかすると、トレンド発生時での
段々畑のようなレートの挙動にも
影響しているのかもしれませんね。(謎)

市場参加者の動意が徐々に醸成されたような動きではなく、

特にファンダメンダルズ的な材料もないのに、
突然、ぐいぐいと動くときには、
どうもビッグ・プレーヤーたちの巨大資金による
ストップ狙いの仕掛けの可能性もありそうですね。

このようなときの作戦ですが、
ダマシの動きと敬遠するのも一策ではあるものの、(苦笑)

狙いが直前のマーケット・レベルでの
ストップオーダーの執行ならば、

ぐいぐいと来たら、直前のマーケットの高値安値を
越えるあたりまで、(あまりブレークの深追いはせずに)
とりあえず、逆の動きが出るまでの相乗りをしてみるのも
作戦となるかもしれません。

もちろん、すべてのブレーク的な挙動が
ストップ狙いのダマシとなるわけではなく、
ニュースやファンダメンタルズなどを背景とした
真性のブレークもありますので、

直前のマーケットの高値安値を少し越えて動いて止まったあたりが、
ストップ狙いのダマシと真性ブレークの判断のポイントと
なるのかもしれませんね。

今日もきっと彼らは仕掛けてくる。。。はて? (笑)


FX 松下幸之助さんのツイてるお話

FOMC議事録では、当面、政策金利を低水準に維持する
ことが表明されましたね。

<一昨日5日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨が様子見的な揉み合いの展開となりました。
大発会の日経平均は前年末比+183.56円で
9000円の大台を回復しました。
日自動車販売台数(12月)は前年比−22.3%となりました。

ロンドン時間では、
ミラノ市への融資にからみ欧州大手行が訴訟を起こされる
という報道やロシアのガス供給削減などを
材料としたものかユーロが下落して、
また、オバマ米新政権への期待も後押ししたか、
ドル円が上昇する展開となりました。
次回G7が2月13日〜14日に開催されることが報道されました。

ニューヨーク時間では、
オバマ米次期政権で景気刺激策のため3100億ドル規模の減税が
行われるかとの観測もあってか、
ユーロの軟調も手伝ってドルが上昇しました。
その後、いったん調整的な動きが見られました。
ユーロの軟調が続きました。
ポンドは英FSAが「空売り情報の開示義務期間を
6月30日まで延長する案」を示したことが好感されたか、
堅調な展開となりました。
米建設支出は市場予想よりは強い−0.6%となりました。
NY原油は48ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−81.80ドルで
9000ドルの大台を割り込みました。

<昨日6日(火)の主な出来事>

ユーロの軟調が続きましたが、
主要通貨ペアの多くは前日NYでの動きを
調整する展開となりました。
日経平均は前日比+37.72円の小幅続伸で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルが堅調に推移しました。
欧消費者物価指数(速報)は市場予想より弱い1.6%となり、
物価上昇率が政策目標の2%未満となりました。
追加利下げ観測も後押ししたか、ユーロの軟調が続きました。
ポンドも一時軟調となりました。
NY原油先物が一時50ドル台となりました。
カナダの鉱工業製品価格は
市場予想より弱い−2.6%となりました。

ニューヨーク時間では、
米ISM製造業景況指数が市場予想より強い40.6、
製造業受注指数が市場予想より弱い−4.6%、
中古住宅販売保留が市場予想より弱い−4.0%となりました。
ポンドが堅調に推移しました。
ドル円は軟調傾向となっていきました。
ユーロが徐々に反発を見せました。
オバマ米次期大統領が、景気対策を実施すれば、
米財政赤字は1兆ドルを超してGDPの6%をはるかに上回る
可能性があるとの認識を示しました。
FOMC議事録では「経済収縮は長期化する懸念。
インフレが低水準にとどまる。景気は09年下半期に回復へ向かう。
FF金利は、当面、低水準で維持すると表明。」
政策手段を用いても、経済見通しは下向きリスク。」
などの認識が公開されました。
NY原油は48ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+62.21ドルで取引を終え、
辛うじて再び9000ドル台を回復しました。

<今日7日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(11月)、
午前9時半に豪小売売上高(11月)、
午後5時55分に独失業率(12月)、独失業者数(12月)、
午後7時に欧生産者物価指数(11月)、
夜9時に米MBAローン真性指数、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(12月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(12月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・独・欧・米の指標には注目です。

<明日8日(木)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(11月)、豪住宅建設許可件数(11月)、
午後3時45分にスイス失業率(12月)、スイス消費者物価指数(12月)
午後4時に独貿易収支(11月)、独経常収支(11月)、
午後7時に欧GDP(確報値)、欧失業率(11月)、欧業況判断指数(12月)
午後8時に独製造業受注(11月)、
夜の9時に英BOE政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
夜の10時半に米新規失業保険申請件数(1月)、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数(12月)、
明け方5時に米消費者信用残高(11月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・スイス・欧・英・の指標には注目です。

さて、イスラエル軍によるパレスチナ自治区のガザへの
攻撃が激化して、フランスのサルコジ大統領や
退任間際の米ブッシュ大統領の停戦呼びかけにも、
ハマス側も徹底抗戦の構えのようで、
きな臭い状況となっています。

また、原油が再び上昇していますが、
ロイターによるエコノミスト70人を対象とした調査によりますと、
15日の欧ECB政策金利は、−0.50%の予想が46人で、
−0.25%の予想が9人、据え置き予想が15人であったそうです。

そして、ポンドが堅調ですが、8日(木)に英BOE政策金利発表も
迫っていますので、調整の動きには注意したいものです。

一方、マーケットは就任式を20日に控える米次期大統領の
オバマ新政権への期待感も強く、「オバマ・ユーフォリア」
とも呼ぶアナリストもいるようですが、
実体経済は今だ最悪期でもあるために、流れに乗りながらも、
期待先行ゆえに反動への警戒感だけは怠れないようです。


さて今日は、松下幸之助さんのツイてるお話です。

松下幸之助さんと言えば、
ご存知、パナソニック(旧松下電器産業)の創業者で、
経営の神様とも呼ばれていた人ですね。

松下幸之助さんは、その生い立ちは
決して恵まれたものではなかったようで、

お父さんが今で言うトレーダーの相場師で、
米相場ですってんてんになり、
すべての財産を失ってしまった家に育ちました。

そのようなわけで、学校にも行けません。
九歳のときに小学校を中退して、
大阪の火鉢屋さんに奉公に出され、
十人家族は離散することとなります。

普通であれば、とても運が良いなどとは言えず、
とても悲惨な状況であったと思いますが、

なんと松下幸之助さんは、当時を振り返り、

「わしは学校にほとんど行っていなかったから良かった。
 (中略)
 だから、分らないのが当たり前。
 何でも人に尋ねることができた。
 おかげで、たくさんの人から良い知恵を貰(もら)って、
 会社を発展させることができた。」

と述べられています。(1998/3 PHP 江口克彦氏の記事)

「体が弱かったのも、運が強かった。
 だから、人に仕事を思いっきり任せ、そして人も育ち、
 優れた人材になってくれた。」

まぁ、なんとうポジティブ思考なんでしょう。(驚)

そして、こんなエピソードもあるそうです。

会社を始めたころ、松下幸之助さんが自分で作った
二股ソケットなどの製品を自転車の荷台にくくりつけた箱に入れて
電車道を走っていたところ、線路に自転車のタイヤをとられて
転んでしまいました。

大切な商品は路面に飛び散るわ、大勢の人に見られるわ、
怪我をするわ、

それだけではありません。
電車が警笛を鳴らして近づいてくるではありませんか。

そして…、

文字とおりの危機一髪、
松下幸之助さんは電車に轢(ひか)かれずに助かります。

普通であれば、なんとも運の悪い出来事で、
「ちぇ、まったくツイていないぜ。チキショー! 」
とも言いそうな場面ですが、(苦笑)

松下幸之助さんは、後日にこう語っています。

「自分は運が強かった。ツイていた。
 だから、電車に轢かれずに死なずに済んだ。」

映画の1シーンのようでもあり、
ここまでのポジティブ思考には驚かせられますが、(笑)

さすが「世界の松下」と言われる企業を創った人だけあって、
凡人とはだいぶん違うようです。

「すべてを肯定的に捉える」様には驚かされますね。

さて、

トレードでも売り買いのクリックを間違えて、
「あっ、しまった!」と思いきや、
その間違いが功を奏して、結果的に儲かってしまった、
などということも、稀にではあってもあることで、

これは文字とおりの「ツイているぜぃ。」ですが、(苦笑)

損切りできずに口座を飛ばして、
「損切りの大切さを身に染みて学ぶ」のも、

大きな損失はたしかに痛いけれども、
その後の長いトレード生活で
とても良い教訓となることもありますね。

私も大豆の先物以来、数々の失敗経験で相場を学んできました。

まぁ、松下幸之助さんのような
ポジティブ思考までは難しいとしても、
高い授業料を払うこととなった負けトレードでは、
せめて何がしかの有益な学びを得たいものです。

かつてのジェシー・リバモアもそうですが、
現在活躍しているベストトレーダーと呼ばれている人達の多くも、
何度か口座の資金上での「破産」をしているようですね。

著名トレーダーのマーセル・リンクはこう語っています。

「私も利益が出せるようになるまでかかったコストは、
 7万5,000ドルにも及んだ。(中略)
 成功するトレーダーと負け続けるトレーダーとの決定的違いは、
 犯した過ちの扱いにある。良いトレーダーは、自分の犯した
 過ちを記録して、そこから学ぼうとするが、悪いトレーダーは、
 同じ過ちを何度も繰り返して、そこから何も学ぼうとしない。」

悪い記憶は捨て去って、
気持ちも新たにトレードするのも大切ですが、

「負けトレードに学び多し」でもあり、
授業料分は何がしか身に付く教訓は得たいものですね。

負けに学べばツキがくるとか。。。(笑)

今年もトレードでは良い年にしたいものです。^^


FX 「2009年談義」のお話

新年明けましておめでとうございます。

昨年はたいへんにお世話になりました。
ありがとうございます。 m(_ _)m

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、外為マーケットは2日からオープンとなっていますが、
今年もトレードのスタートですね。

<週はじめでゴトウ日の5日(月)の主な予定>

朝7時半に豪AIGサービス業指数、豪AIG建設業指数、
午後2時に日自動車販売台数(12月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(12月)、
午後6時半に英PMI建設業(12月)、
深夜12時に米建設支出(11月)、
などの経済指標が発表されます。
なお、午後4時に予定であった独小売売上高指数は
9日(金)に変更となったようです。
日本の株式市場は今日が大発会で午後から休場となります。

<明日6日(火)の主な予定>

午後6時に欧PMI複合(12月)、欧PMIサービス業(12月)、
午後6時半に英PMIサービス業(12月)、英外貨準備高(12月)
午後7時に欧消費者物価指数速報(12月)、
夜10時半に加鉱工業製品価格(11月)、加原料価格指数(11月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(12月)、米製造業受注指数(11月)
米中古住宅販売保留(11月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
欧(速報)・米の指標には注目です。

そして、今週の1月7日(水)からの主な注目材料は、

7日(水)に、NZの貿易収支、豪小売売上高、独失業率、
欧生産者物価指数、米チャレンジャー人員削減数、
米ADP全国雇用者数、

8日(木)に、豪貿易収支、豪建設許可件数、豪住宅建設許可件数、
スイス失業率、スイス消費者物価指数、独貿易収支、欧GDP(確報)、
欧失業率、欧業況判断指数、独製造業受注、英BOE政策金利、
米新規失業保険申請件数、加Ivey購買部協会指数、米消費者信用残高

9日(金)に、独小売売上高、英生産者物価指数、英鉱工業生産、
英製造業生産高、欧小売売上高、独鉱工業生産、加失業率、
加雇用変化率、加住宅着工件数、米失業率、米非農業部門雇用者数、
米卸売在庫、

などがあります。

さて、世界的な金融危機で経済が激震することとなった
2008年でしたが、新年初のマーケットは、
米12月ISM製造業景況指数が32.4と市場予想を下回ったものの、
昨年末に米財務省が米金融安定化法案を拡大準用して、
米自動車のビッグ・スリーの救済指針を発表したことや、
昨秋の米シティで実行した金融機関の救済策を
他行にも適用するとして、金融機関の不良資産の
将来損失を米政府が肩代わり保証する制度の導入が
2日に発表されたことなども後押ししたか、
NYダウが前年末比+258.30ドルで9000ドルの大台を回復して
外為市場でも米ドルが堅調な展開となるスタートとなりました。

一方、欧州通貨はゼロ金利政策も視野に入れた
利下げ期待もあるためか、軟調な展開が見られましたが、
今週8日(木)の英BOE政策金利の発表が注目されます。

また、米次期大統領のオバマ氏の就任が20日に迫っていて、
1兆ドルにもなるとされる景気対策に市場の期待が高まる一方、
米共和党からは、「景気対策についてきちんと議論されていない。」
との慎重論もあるようで、今後の議会指導部との協議の行方も
注目されます。

年始相場ですが、今週から市場参加者も増えてくると
思われますものの、市場の薄みを衝くチョッピーな動きにも
気をつけてトレードしていきたいものです。


さて新年の今日は、「2009年談義」のお話です。

100年に一度の経済危機とも言われた歴史の一ページの
2008年が暮れて、早くも2009年のスタートとなりましたね。

正月休みも、ほんとうに「あっ」という間ですが、(苦笑)
この時期になりますと、今も変わらず
2009年はどんな年になるかとの談義が盛んになります。

まぁ、チャートを主要ツールにトレードするトレーダーにとっては
「経済予想も占いみたいなもの」ですが、
そうは言ってもちょっとだけ気になるものですね。(笑)

占いといえば、日経新聞のコラムにも

「アメリカに大天文台が多いのは、ニューヨークの相場師が
 星うらないをして貰(もら)いたさに寄付するからだ。」

という昭和の異端作家の稲垣足穂の「天文学者というもの」にある
一文が紹介されていましたが、

1988年5月15日のニューヨーク・タイムズにも

「億万長者は、占星術を信じない。
 しかし…、大富豪は活用する。」

というお話が載っていたのだそうで、

昔も今も、将来と行く末は多くの人の関心事ですね。

また、株式相場の格言と呼べるものかどうかは知りませんが、

「辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、
 未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。
 戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、
 丑(うし)はつまづき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる」

という、なんとも語呂合わせのようなものがありまして、

2008年の子(ね)年の「繁栄」は大はずれとなりましたが、(笑)

今年2009年は丑(うし)年で、この言葉によれば
株式相場は「つまづき」の年なんだそうです。(苦笑)

たまたまとは思いますが、

12年前の丑年の1997年では、アジア金融危機となって、
日本でも山一証券や三洋証券、そして北海道拓殖銀行など、
けっこう大手の金融機関が姿を消しましたね。

また、書店に行きますと、ここかしこに
おぞましいほどに悲観的な題名の経済関連の書籍が並んでいます。

まぁ、世界の株式時価総額は2008年のたった1年で、
30兆ドルが消滅して半減してしまったとも言われていて、
世界経済を牽引してきた米国の個人消費も
過去最悪の冷え込みとなっていて、
発表される経済指標もほとんど軒並み悪く、
新興国の経済も大きな打撃を受けている状況では、
実体経済の悪化が1年で終わるとは考えにくいようで、

アナリストの2009年経済予測では、
ダウ6000ドル台説や、ドル円70円台説まであるようですね。(凄)

しかし、ウォール街の言い伝えともなっている
ジョン・テンプルトンの有名な言葉

「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、
 楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えてゆく。」

によれば、悲観の中にこそ強気相場の芽が生まれるのだそうで、

今だ実体経済の底は見えないようですが、

未来を織り込む相場では
曙光が見えてくる一年となるかもしれませんね。

そう言えば、チャートなどはただの過去の記録に過ぎないと、
チャートでトレードするなどということは、
占いをするようなものと言われていた時代がありましたが、(苦笑)

上がるか下がるか保ち合うかの3通りを見るだけならば、
チャート分析は間違いなく占い以上の効能があるようです。

経済予測では悲観論優勢の2009年のようですが、
売りからでも買いからでもトレードできるFXなれば、
あまり先入観のバイアスなく、チャート自体を良く見て
しっかりトレードしていきたいものです。


FX マエストロと塞翁が馬のお話

本年もたいへんにお世話になりました。 m(_ _)m

明年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。

<一昨日24日の主な出来事>

オセアニア時間から東京時間午前中にかけて
ドル円や豪ドル円などクロス円が
レンジの範囲ながら軟調となりました。
ドルストレートは上下動ながらも強含みの展開となりました。
日景況判断BSIの大企業製造業は−44.5、
日景況判断BSIの全産業は−35.7となりました。
日経平均は22日終値比−206.68円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ポンドが一時軟調となるも、取引が閑散であったか
主要各通貨は上下動の揉み合いの展開となりました。

ニューヨーク時間では、
米個人所得が市場予想より弱い−0.2%、
米個人支出は市場予想よりは強い−0.6%、
米PCEコア・デフレータが市場予想よりやや強い0.0%、
米耐久財受注が市場予想よりは強い−1.0%、
米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い58.6万件、
などの結果となりました。
カナダのGDPは市場予想とおりの−0.1%となりました。
主要通貨ペアはレンジの範囲の上下動の揉み合いとなりました。
NY原油は35ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは午後が休場となって
前日比+48.99ドルで取引を終えました。

<昨日25日の主な出来事>

米GM関連の金融会社GMACの銀行持株会社への移行が承認されて、
TARP(不良資産買取プログラム)の対象となりました。
日銀政策会合議事録では
「日経済回復の条件が整うには時間を要する。
生産は減速が速まる可能性。」
などを認識していることが明かされました。
閑散な取引であったようで小幅な値動きの展開となりました。
日自動車生産11月の対前年比は−20.4%となりました。
日住宅着工件数は市場予想より弱い0.0%、
日建設工事受注は−12.5%となりました。
日経平均は前日比+82.40円で取引を終えました。

ロンドンとニューヨークは、
クリスマスで休場となりました。

<週末の今日26日の主な予定>

朝8時半に日失業率、日全国消費者物価指数、日家計調査消費支出、
朝8時50分に日鉱工業生産、日小売業販売額(速報)、
午後2時に日中小企業景況判断、
などの経済指標が発表されます。
日本を除く主要市場が祝日休場です。
米国は金融市場がNY午前中までで休みとなります。

さて、世界的な経済危機となった歴史的な激動の2008年も
暮れようとしています。2009年の経済予想も厳しいものと
なっているようですが、良い兆しの見える新年となることを
期待したいものです。

新年となりますと、いよいよオバマ次期大統領の政権が
スタートしますが、新政権の陣容も固まったようで、
副大統領に上院外交委員長のジョセフ・バイデン氏、
首席補佐官にランボーの異名のあるラーム・エマニュエル氏、
安保担当にNATO軍司令官のジェームズ・ジョーンズ氏、
国家経済会議委員長に元財務長官のローレンス・サマーズ氏、
経済再生諮問会議議長に元FRB議長のポール・ボルカー氏、
そして閣僚は、国務がヒラリー・クリントン氏、
財務にNY連銀総裁のティモシー・ガイトナー氏、などなど、
一部の口の悪いアナリストは第3期クリントン政権と
揶揄する人もいるものの、
超党派で経験重視のそうそうたる面々での船出となります。

1兆ドル規模になるとも言われる大型の景気刺激策も
用意しているとことで大きな期待が集まっているようです。

今年はもうトレード納めとなりました。
本年はお世話になりました。 m(_ _)m

明年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。


さて年末の今日は、マエストロと塞翁が馬のお話です。

2008年もクリスマスが終わると、
街の商店街ではもう正月の飾りつけがされて、
世界的な経済危機となっ今年も暮れようとしていますね…。

さて、経済激動の最中(さなか)の2008年10月23日、
米下院の「監視・政府改革委員会」で開かれた公聴会で、
議員による執拗なまでの責任追及に、
深いしわのある一人の男が苦悩の表情で重い口を開きました。

「私は過ちを犯した…。
「金融機関の自己利益の追求が株主や株主資本を
 最大限守ることになると思い込んでしまった点で
 私は過ちを犯してしまった…。」

その男の名は、アラン・グリーンスパン氏。

米FRBの議長を約18年務め、
市場との巧みな対話で世界経済を成長へと導き、
経済のマエストロと呼ばれたその人でした。

問われたのは、証券化商品を活用した
信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライム)を放置して、
住宅バブルを作ってしまったという「罪」についてでした。

「規制を求めなかった点において、間違いを犯したのではないか」

と議員たちに詰め寄られたのです。

その公聴会で、グリーンスパン氏は中空に目をやり、
あの時を回想していました。

それは、2002年11月6日のFOMCでのことでした。

当時は冷戦も終結して経済のグローバル化が進み、
インフレ率を驚くほど低下させて、デフレの影も忍び寄っていて、
その中での政策金利の決定でしたが、

地区連銀総裁たちの意見を一通り聞いた後、

「それでは私の考えを申し上げる…。」

とマエストロはFOMCの席上で発言しました。

「米国の異例の住宅ブームが将来にわたり
 無限に続くことはありえない…。
 そして、我々の決定は過ちになるかもしれない。
 しかし、動かないことで間違いを犯せば
 それはかなり高い代償を払うこととなる…。」

こうして、FOMCは政策金利を1.75%から0.5%引き下げ、
FFレートを1.25%と決定したのでした。

その後、2003年6月にも追加利下げに踏み切り、
1.00%という超低金利政策をおよそ1年間にわたって続ける
こととなりました。

銀行と証券会社の垣根であったグラス・スティーガル法が
1999年になくなるなどの規制緩和の温床の中で、
この米国の超低金利政策で溢れたマネーは、密かに
デリバティブの怪物を大きく成長させていったのでした。

そして、グリーンスパン氏のあとを継いだバーナンキFRB議長も
2007年春のG7の頃まではサブプライムローン残高は
住宅ローン市場全体の一割程度に過ぎなく
問題はないとの認識でしたが、

その後、2007年7月には1000億ドル以上に上る可能性があると
苦悩の表情で議会証言することになりました。

ところが、実態は大手金融機関の損失をあわせただけで
バーナンキFRB議長試算の軽く10倍以上であることが
しだいに明らかとなってきました。

それどころか潜在損失は世界にわたり
6兆ドルにもなるのではないかと
ささやかれる事態となっていきました。

そして、物語は米リーマン・ブラザーズの破綻をトリガーとして
金融危機は世界へ波及して、未曾有の世界経済危機へと進んで、

世界を震撼させることとなりました。

資産膨張は一気に収縮して、
世界の株式時価総額は2008年のたった1年で、
30兆ドルが消滅して半減してしまったのでした。

そう…。

誰も…、否、少なくとも世界の為政者も、
そしてFRB議長でさえも
サブプライム問題がこうまでに至るとは
判ってはいなかったのですね。

* * * * * * *

その世界金融危機という
歴史の大きな1ページの2008年が暮れ行きます…。

さてもしも、中国古書の「淮南子(えなんじ)」に書かれている

「人間(じんかん)万事塞翁が馬」が
時を経てもなお正しい理(ことわり)ならば、

大悪の2008年は、とても善き事の始まりであるわけで、

明年の2009年はしばし厳しいながらも、
大いなる善き事の兆しの曙光が見えてくる1年ともなりそうで、

希望的観測ではあっても、そうなればと願いたいものです。


※ 明年2009年は1月5日(月)から更新させていただく予定です。


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