FX 「違った歴史」のお話

タイで開催のASEAN(東南アジア諸国連合)の会議ですが、
会場のホテルにデモ隊数百人が乱入して急遽中止となりましたね。
アジア首脳達は映画さながらヘリコプターで脱出したとのことです。

<先週末10日(金)の主な出来事>

オセアニア時間時では
前日のウェルズ・ファーゴ第1四半期の収益予想が
+30億ドルと過去最高益になるとの報道の影響もあったか、
ドルが買われる展開となりましたが、
その後、東京時間では日経平均が伸び悩み
イースター休場も意識されたか、
ドルが売られて、揉み合う相場展開となりました。
オランダ中銀総裁が「ECBの政策金利は利下げ余地がある。
ECBは近く金利政策とは別の金融政策の措置を決定する。」
との主旨の発言をしました。ユーロが軟調に推移しました。
日経平均は前日比+48.05円で9000円台に届かず取引を終えました。

ロンドン時間では、
欧株式市場がイースターで休場であることもあって、
主要通貨ペアがやや軟調傾向の動意薄での推移となりました。

ニューヨーク時間では、
NY株式市場や債券市場がイースターで休場となったこともあって、
主要通貨ペアがしばらく動意薄の状況が続きましたが、
終盤にドルが売られてドル円が軟調となり、
ドルストレートとが堅調となる展開となりました。
米月次財政収支(3月)は
市場予想より弱い−1922億ドルとなりました。

<週はじめ13日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(3月)、
本日はイースターで日米を除く主要マーケットが休場のため、
注目すべき経済指標はありませんが、
日米の為替市場・株式市場・債券市場・商品市場などは
通常通り取引が行われます。

<イースター明けの14日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(2月)、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(3月)、
夜9時半に米小売売上高(3月)、米生産者物価指数(3月)、
午後3時45分に仏経常収支(2月)、
夜11時に企業在庫(2月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米指標には注目です。
この日は米ゴールドマン・サックスやインテルなどの
決算が発表されますので注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の講演が予定されています。

そして、今週の4月15(水)からの主な注目材料は、

15日(水)に、日鉱工業生産(確報)、加新車販売台数、
米消費者物価指数、NY連銀製造業景気指数、
対米証券投資(ネット長期TICフロー)、米鉱工業生産、
米設備稼働率、米地区連銀経済報告、

16日(木)に、日工作機械受注(確報)、スイス生産者輸入価格、
欧消費者物価指数(確報)、欧鉱工業生産、
米JPモルガン・チェース決算発表、グーグル決算発表、
加製造業出荷、米住宅着工件数、米建設許可件数、
米新規失業保険申請件数、米フィラデルフィア連銀景況指数、

17日(金)に、NZ四半期消費者物価指数、豪四半期輸入物価指数、
スイス小売売上高、日銀総裁講演、欧貿易収支、欧建設支出、
欧トリシェECB総裁講演、米シティ・グループ決算発表、
米メリルリンチ決算発表、加消費者物価指数、
米バーナンキFRB議長講演、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)

などがあります。

さて、週明け13日は日米を除く主要マーケットが
イースターで休場のため、動意薄の閑散な取引となりそうですが、
ときに閑散を衝く仕掛けで振れることもある場合がありますので、
スプレッドの拡大への注意とともに、
トレードする場合にはチョッピーな挙動にも注意をしたいものです。

イースター明けからは、14日の米ゴールドマン・サックスの
決算発表と米小売売上高と米バーナンキFRB議長の講演、
15日の米鉱工業生産と地区連銀経済報告(ベージュブック)、
16日の米JPモルガン・チェースの決算発表と米住宅着工件数、
17日の米シティ・グループ決算発表と米バーナンキFRB議長講演と
米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)など、
特注材料が目白押しで相場が大きく動く可能性もありそうです。

アナリスト予想では、米株式市場が堅調となれば円安が進むと
見る向きがある一方、円安ドル高の「楽観相場」は終わり
次の展開になると見る向きもあり、見解が割れているようです。

また、まだ今週には発表とならない可能性がありますが、
米政府による米金融機関の「ストレス・テスト」の結果発表も
注目されます。

余談ですが、報道によりますと、日本の株式市場では個人投資家の
4週連続の売り越しに対して、外国人の買い意欲が回復してきて、
4月第1週では日市場合計で794億円の買い越しとなっている
とのことです。

また、格付け会社の米ムーディーズが世界一の富豪のウォーレン・
バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの
格付けを最上級から2段階の格下げをしたとのことで、
景気悪化の波には、さしものバフェット氏も苦戦しているようですね。


さて今日は、「違った歴史」のお話です。

「そんなの意味無いよ」とも思うのですが、(笑)
「もしも」の仮定で、歴史を考察してみる
面白い分野があるそうですね。

もしも、パールハーバーに日本軍が奇襲をしていなかったら…、
もしも、ジョン・F・ケネディが暗殺されていなかったら…、
もしも、アインシュタインが生まれていなかったら…、

などなど切りがありませんが、(苦笑)

確かに歴史は今と少し違っていたかもしれませんね。

身近な例では、歴史という大仰なものではありませんが、

もしも、あの人と出会っていなければ…、
もしも、あの時あの車が衝突してこなかったら…、
もしも、あの時あっちの彼女(彼氏)と結婚していたら…、(笑)

などなど、よく考えてみると、
人生は確率的には奇跡のような事柄の連続なのかもしれませんね。

哲学の分野では、ライプニッツの「可能世界」という考え方や、
ソール・クリプキの「可能世界意味論」、

そして、神学の分野では、無限の「あり得る世界」から
神がその中から1つだけを選び、
選ばれなかった世界は可能性の世界であって、

「事実がそうなったのだから、
 それは(神による)必然であったのだ。」
という考え方もありますが、

「運」や「偶然」の要素も否定できないような気もします。(謎)

仮にそうであるならば、世の成功者のかなりの人達は
「強運」を味方として現在がある可能性もありそうですね。

ところで、

運と確率を象徴する恐ろしいゲームに
ロシアン・ルーレットというものがありますが、

パーティー・ゲームでの模擬ならば
ワイワイと騒いで楽しめますが、
本物であったら恐らく誰でも尻ごみをしてしまいますね。

6発まで銃弾をこめられる回転式の拳銃に1発だけ玉をこめて、
コメカミにあてて引き金を引くということなどは、

銃弾が頭を貫通する確率は16.66%程で、
無事である成功確率が83.33%程とはなりますが、

勇気を試すなどとはもってのほかで、

たとえ無事なときの報奨が1000万ドルと巨富であっても、
普通の心理状態であればとてもできるものではありません。

何物にも替えがたい「命」をリスクのテーブルに置くことなどは
慄然とする暴挙で出来ることではありませんね。

ところが、命の次に大切といわれるマネーに関しては、
けっこう恐れを知らないリスク選好で、
確率的には稀な、たまたまの巨富を得る人たちがいて、
時代の寵児としてもてはやされることがあります。

パーティーのじゃんけん大会で全勝者が必ず出るように、
確率論的な極少数の覇者はいつの時代にもいて、
ある意味、必然的にトップ数%の強運の勝者を作りますが、

この運とマネーについて、ナシーム・ニコラス・タレブ氏は、
その著書の中で辛らつなまでに記述しています。

「ジョンは守衛をしていたけれども、ニュージャージー州の
 宝くじに当たって金持ちの住む界隈へ引っ越した。
 ジョンの隣に住んでいた歯科医は過去30年間も1日8時間、
 人の歯を削っていたが、もっと質素な暮らしをしている。
 歯科医は仮に歯学部を出てから人生を1000回やり直したとしても
 あり得る結果は狭い範囲に収まるだろう。
 ジョンも100万回人生をやり直したとしても
 ほとんど守衛をしているかもしれない。
 そして、100万回の人生のうちで1回だけ、
 彼はニュージャージー州の宝くじに当たるのだ…。」

笑い話でもあるようですが、

「運も実力のうち」などとも言うものの、
また、努力という扱いの難しい変数もあるものの、

世の成功者の中には
「運」が主な成功の理由であることもあるようで、

タレブ氏のお話は、運と実力を錯覚しないように戒めています。

そして、またときに、たまたまの巨富を得た時代の寵児達も、
運命の嵐が吹いて突如として、吹き飛ばされることもあって、

かつてのLTCMの天才達もこの運命をたどりました。

さて、

確率的なエッジがある手法を得たとしても、
ランダム性にある程度支配される不確定要素もあるトレードでは、

命を懸けるロシアン・ルーレットの
引き金をトリガーするようなリスクは犯さずに、

身の丈にあった建て玉と、
リスク範囲を限定する負ける技術の損切り執行で、
命長くトレードしていきたいものですね。

これらのリスク管理をしていれば、
ロシアン・ルーレットに不運に当たってしまっても、
コメカミをチクリと虫に刺された程度で済むために、(笑)

悪いときも「違った歴史(人生)」とはなり難く、
リスクを安心して選好できそうです。

「チンタラなんてやってられるかい。
 男度胸のトレードだ!」ではなく、(苦笑)

焦らずに利を積み上げるトレードを心がけていきたいものです。


FX トレードのシンドロームのお話

イタリア中部で週はじめに強い地震がありましたね。

<週明けの一昨日6日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアがはじめ上昇して、
その後は揉み合いの相場展開となりました。
北のミサイル発射は特に材料視はされませんでした。
英財務相が「英国のリセッションは当初予想よりも深刻。」
と発言しました。
豪財務相が「状況は他国よりも良いがリセッションは不可避。」
との認識を示しました。
日景気先行CI指数速報(2月)は75.2、
日景気一致CI指数速報(2月)は86.8、と
市場予想よりやや弱くもほぼ市場予想とおりの結果となりました。
欧州の複数の要人から「ECBにはまだ利下げの余地がある。」
との認識を示す発言がありました。
日経平均は一時200円を超える上昇となっていましたが、
上げ幅を縮小して前週末比+108.09円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が一時101円台前半まで上昇しましたが、
その後に反落していきました。
ユーロドルが軟調に推移しました。
ECBの専務理事が「融政策で為替レートを目標にすることは無意味。
為替市場は行き過ぎがあるので介入が正当化される可能性。
ユーロ圏は国際機関のIMFなどで為替レートについて発言すべき。」
との認識を示しました。
欧小売売上高(2月)は市場予想より弱い−0.6%、
欧生産者物価指数(2月)は市場予想とおりの−0.5%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも軟調傾向となりました。
カナダ住宅建設許可(2月)は
市場予想よりかなり弱い−15.9%となりました。
欧ECBが「経済危機で金融統合のペースが落ちることに危機感がある」
ことを表明しました。
カナダIvey購買部協会指数(3月)は
市場予想より弱い43.2となりました。
日欧英スイスなどと米国の5中銀がスワップ協定で
米FRBに外貨供与をすることが報道されました。
ドイツの財務相が「独経済はまだ底を打っていないく、
2009年は危機を脱しない可能性。」との見解を示しました。
NY原油は51ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−41.74ドルで取引を終えました。

<昨日7日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いとなりました。
NZIER四半期企業景況感は−65となりました。
英紙が「IMFの新試算では世界の金融機関の損失は全体で4兆ドル」
と報道しました。
日政策金利は0.10%で据え置きとなりました。
豪RBA政策金利は0.25%の利下げとなりました。
豪RBA声明では「世界経済の縮小は継続。労働需要は弱まっている。
金融政策と財政政策が経済の支援要因となる。
世界の金融市場の状況は改善しつつあるが、豪経済は縮小段階。」
との認識を表明しました。
日銀総裁が「国経済は足元で明るい動きが多少出ているが、
米金融システムは安定化に向かっているわけではない。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−25.08円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロなど主要通貨ペアが軟調傾向の推移となりました。
英鉱工業生産(2月)は市場予想よりは強い−1.0%となりました。
欧四半期GDP(確報)は市場予想より弱い−1.6%となりました。
日財務相が「明日に追加経済対策の全貌を示す。」
ことを表明しました。
格付け会社のムーディーズが
「世界的な投機的格付け銘柄のデフォルト率は7.0%。
今後の見通しは、09年の第4四半期にピークの14.6%。
今後の一年間のデフォルト率は11.7%とでとどまる見通し。」
との見解を発表しました。
OECDが「租税回避地のブラックリスト4カ国が改善の約束を表明」
したことを発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが前半で反発して
後半は揉み合う相場展開となりました。
独財務相が「米・中・独は世界貿易の不均衡に関係している。
欧州のヘッジファンド規制提案は十分には成功していない。
タックスヘブンの銀行の国有化はやめるべき。」
との認識を示しました。
ギリシャ中銀総裁が「欧経済がさらに弱まった場合は
金利を引き下げる可能性を排除しない。
最新データはユーロ圏の経済が09年前半に弱いことを示す。」
との主旨の発言をしました。
アイルランド財務相が「アイルランドには
リセッションから回復する力がある。経済問題は修復可能。」
との認識を示しました。
米消費者信用残高(2月)は
市場予想より弱い−75億ドルとなりましたが、
前回値が大きく上方修正されました。
NY原油は49ドル台で取引を終えました。
NYダウは前日比−186.29ドルで取引を終えました。

<今日8日(水)の主な予定>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(3月)、
英NIESR GDP予想(3月)
朝8時50分に日国際経常収支(2月)、日国際貿易収支(2月)、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数(4月)、
午後1時半に日企業倒産件数(3月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(3月 現況・先行)、
日銀金融経済月報、
午後3時に独貿易収支(2月)、独経常収支(2月)、
午後7時に独製造業受注(2月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(3月)、
夜11時に米卸売在庫、
深夜3時に米FOMC議事録(3月)、
などの経済指標が発表されます。
独指標と米FOMC議事録には注目です。

<明日9日(木)の主な予定>

朝8時50分に日機械受注(2月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(3月)、豪失業率(3月)、
午後2時45分にスイス失業率(3月)、
午後3時に日工作機械受注速報(3月)、
同午後3時に独消費者物価指数(3月 確報)、
午後5時に欧ECB月報、
午後5時半に英商品貿易収支(2月)、英生産者仕入価格(3月)、
午後7時に独鉱工業生産(2月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
同午後8時に加雇用ネット変化率(3月)、加失業率(3月)、
夜9時半に米貿易収支(2月)、輸入物価指数(3月)、
新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際商品貿易(2月)、加新築住宅価格指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・英・加・米の指標には注目です。
また、この日は米債券市場短縮営業でイースター前日となります。

さて、上げ潮ムードだったマーケットですが、
イースター入りを前にして、週はじめのロンドン時間入りから
主要通貨ペアが一転して軟調傾向となりました。

また、日欧英などと米国の5中銀がスワップ協定で
米FRBに外貨供与をすることとなりましたが、
いろいろな噂が飛び交っているものの、
米系金融機関に外貨を供給する体制を整えるためのもので、
万一の場合に備えての米銀行の安定的な資金繰りを
確保するための予防措置とする見方が多いようです。

一方、日政府が追加経済対策に盛り込む資金繰り支援策が
37兆円規模となることが報道されました。
日本政策投資銀行の危機対応の資金枠を
15兆円に拡大することなどが柱となるとのことですが、
支援が手薄であった中堅企業への受け皿も
大幅に強化するとのことです。
また、エコカーへの購入補助や
省エネ家電への買い替え促進で5%還元補助も導入する方針
とのことです。

さて、10日(金)からはイースターで多くの国で休場となりますが、
連休前のポジション調整の動きや、連休明けからの
米企業決算発表への市場参加者の思惑も意識して
トレードしていきたいものです。


さて今日はトレードのシンドロームのお話です。

シンドロームとは、症候群のことですが、
トレーダーのかかる病は風邪だけではなく、(笑)
私も経験してきましたが、いろいろと患うことがありますね。

代表的なものはポジポジ病で、
恐らく初心の頃の罹患率は50%を超えているかもしれません。

常にポジションを持ってないと、
マーケットから置いてきぼりをされてしまうようで、
ついつい、のべつ幕なし常にトレードをしてしまいます。

ときに自分自身でもそれが悪癖だとわかっていても、
トレード自体も好きでたまらなく、

刺激とスリルを求めて、
トレードがやめられない時期があるものです。(苦笑)

でも、このようにトレードが娯楽化してしまった
トレード依存症では、
どうしてもあまり相場が良い状態でなくても手を出して、
無駄トレードをすることにより、

本来目的とすべき「収益」という面では、
飛びぬけた天才スキャルパーでもない限り

この病が完治して娯楽のトレードを卒業しないうちは、
ある程度、トレードのスキルを高めても
なかなか収益は改善しないことが多いものです。

やはり、買い物で厳しい目で品定めをするように、
より良い相場の状態を選んでトレードはするべきのようですね。

そのためには「待つ」「休む」が大切となります。

まぁ、こんなことは自分自身でも百も承知しているものですが、
「解っていても出来ない」わけで、
原因はマインドに由来しているようです。

また、別のトレード疾患では、

スピード狂のドライバーが、
「チンタラやってられるかい。眠くなっちまうぜ。」
というのに少し似た感情と思いますが、(苦笑)

口座資金に対して大きなリスクを取っていないと、
つまり、無理した大きな建て玉でないと満足できない、
というものもありますね。

もしかしますと、ジェットコースターに乗るような感じで、
トレードでの収益は一応目的としていながらも、
「スリルと興奮」のほうにウェートがあるのかもしれません。

このような「過剰トレード」や「無理した建て玉」は、
形は違っても「過剰リスク選好疾患」で、

恐れを知らない初心の時期の武勇伝は、遅かれ早かれ、
マーケットから厳しい教育的指導を受けることとなります。(苦笑)

そして、相場の怖さを知り、
トレーダーとしてのフェーズが次の段階となりますと、

「過剰リスク選好疾患」の反動となるためか、

慎重になり過ぎてタイミングに乗り遅れることが多くなったり、

また、ゴルフでパットができなくなるゴルファーがいるように、

マーケットからの厳しい教育的指導が
マインドに強く刷り込まれてしまって、(苦笑)

「エントリー恐怖症」となってしまうことがありますね。

負けトレードの経験のマインドへの刷り込みで、
怖くてトレードができなくなってしまう症候群です。

まぁ、ある意味、「エントリー恐怖症」は、
トレーダーとしての進化の過程でもあり、
その証(あかし)でもあるようなのですが、(笑)

ようやく損切りができるようになって、
過剰トレードもしなくなり、
適正なリスクの範囲でトレードができるようになっているなど、
トレーダーとしてはステップアップしているものの、

トレードが恐怖で出来ないことは困った問題となりますね。

これらのマインド由来の問題は、
愛煙家がタバコが体に悪いとわかっていても止められないように、
しだいに悪習慣化して身についてしまうことがあって、

昔々のクレージーキャッツのスーダラ節の歌のように
「わかっちゃいるけど、やめられない♪」わけで、(苦笑)

悪癖の鉄鎖を切ることは容易なことではありませんが、

「マインド」に原因があるため、なかなか理屈では克服できなく、
「強い決意」と「規律を自己に厳しく課す」必要があるようです。

禁煙をする人のように
難敵の自分自身のマインドとの真剣な対峙を「決意」して
パソコンの横に「やるべき規律」を書き出して、

一定期間、デモトレードなどで
損切り執行で口座資金が防護されることを体感するとともに、
条件が整った場合はエントリーもできるように

「執行」自体のトレーニングを積んで
マインドへ「規律」習慣化の刷り込みをするよう取り組む
矯正を試みてみるのも一策となりそうです。

多くの人が経験しますが、
ほんとうに自分自身に勝つことはたいへんで、

特効薬もなく、(苦笑)

ときにトレードのスキルを習得をするよりも
重要な問題や壁となることがありますが、

トレーダーとして成功するためには
多くの人が通らなければならない道でもあるようで、

手ごわい自分自身に凛として勝っていきたいものですね。


<お知らせ>
4月10日(金)のブログの更新はお休みさせていただきます。


FX 「迷いを晴らすシンプル思考」のお話

プロ野球の開幕戦が白熱していますね。^^

<先週末3日(金)の主な出来事>

東京時間はドル円がはじめ上昇して昨年11月4日以来の
100円を回復後、反落する展開となって、
ドルストレートは軟調傾向での推移となりました。
米紙が「オバマ政権の自動車作業部会が米GMに対して
破産法の申請も検討するように促した。」ことを報じました。
日経平均は前日比+30.06円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながら堅調傾向の揉み合いとなりました。
独輸入物価指数(2月)は−0.1%となりました。
ユーログループ議長が
「G20は意欲的な結果。正しい方向を示す。」
とコメントするなど、
複数の要人からG20の結果を支持する発言がありました。
スイス消費者物価指数(3月)は
市場予想より弱い−0.3%となりました。
独PMIサービス業(3月)は42.3、欧PMIサービス業(3月)は40.9と、
ともに市場予想よりやや強い結果となりました。
英HBOS住宅価格(3月)は市場予想よりやや弱い−1.9%となりました。
英PMIサービス業(3月)は市場予想より強い45.5となりました。
トリシェECB総裁が
「政策金利を緩やかに引き下げる可能性は排除しない。
非標準的措置は次回理事会で決定。」と発言しました。
カナダ財務相が
「第1四半期のGDPの数値は加のリセッションを確認するが、
リセッションはボトムに近い。」との主旨の発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調傾向で推移しました。
米非農業部門雇用者数変化(3月)は
市場予想よりやや弱い−66.3万人、
米失業率(3月)は市場予想とおりの8.5%となりました。
米雇用統計の発表後は荒っぽい上下動の展開となりました。
米ISM非製造業景況指数(3月)は
市場予想より弱い40.8となりました。
バーナンキFRB議長から
「市場の安定とクレジットの回復へ向けて
FRBはすべての手段を用いる。FRBは必要な時に
利上げする手段を有す。」などの発言がありました。
NY原油は52ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+39.51ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日6日(月)の主な予定>

午後2時に日景気先行CI指数速報(2月)、日景気一致CI指数速報(2月)
午後6時に欧小売売上高(2月)、欧生産者物価指数(2月)、
夜9時半に加住宅建設許可(2月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧指標には注目です。

<明日7日(火)の主な予定>

朝7時にNZのNZIER四半期企業景況感、
正午過ぎに日銀政策金利、(市場予想は据え置き)
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時半に英鉱工業生産(2月)、英製造業生産高(2月)、
午後6時に欧四半期GDP(確報)、
深夜4時に米消費者信用残高(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧の指標には注目です。

そして、今週の4月8(水)からの主な注目材料は、

8日(水)に、日経常収支、日貿易収支、日金融経済月報、
日景気ウォッチャー調査、独貿易収支、独製造業受注、
加住宅着工件数、米卸売在庫、米FOMC議事録、

9日(木)に、日機械受注、豪失業率、豪新規雇用者数、
スイス失業率、日工作機械受注、独消費者物価指数、
欧ECB月例報告、英生産者物価指数、英商品貿易収支、
独鉱工業生産、英BOE政策金利、加失業率、加雇用ネット変化、
加国際商品貿易、加新築住宅価格指数、米貿易収支、
米輸入物価指数、米新規失業保険申請件数、
米債券市場短縮営業、イースター前日、

10日(金)に、世界各所のイースター休場、日銀議事録、
米月次財政収支、

などがあります。

さて、注目の米雇用統計は米非農業部門雇用者数変化(3月)が
市場予想よりやや弱い−66.3万人、米失業率は市場予想とおりの
8.5%となりました。
発表直後は少し荒っぽい上下動となりましたが、
ほぼ市場予想の範囲で、無事G20と雇用統計のイベントを終えた
マーケットは主要通貨ペアが堅調傾向で週を終えました。

また、北の衛星を搭載したと思われるミサイルが
5日昼前に発射され、なんとか飛来物の事故などはなかった
ようですが、今後は国連安全保障理事会決議1718号の
違反についての協議へとなっていくようです。

そして、今週はいつもの週よりも注目イベントが少ないようですが、
リスク選好動意がどこまで継続するか、
株価も睨んだ展開となりそうです。
週末はイースターで週後半は調整への意識も
多少必要となりそうです。


さて今日は、「迷いを晴らすシンプル思考」のお話

とかくシンプルなものは単純ゆえにバカにされ、
複雑なほど高度なものと尊重される風潮があるようですが、(苦笑)

もちろん、物事にはそのような面も確かにあるものの、

シンプルは「雑」を取り払い、
「要」を際立たせるところがあって、
捨てがたい利点があり、
決してバカにはできないところがありますね。

むしろプライオリティをわきまえないで
複雑なものを実行しようとすると混乱してしまうことがあります。

物事には多くの場合で、肝心な「要」と
「捕捉事項」や「応用」などがありますが、

何が「要」で、何が「補足事項」や「応用」かを
しっかり認識していないと、
何がなんだか判らなくなってしまうことがあります。

単純な「要」だけのシンプルが、ときに物事を鮮明にして
判りやすくすることがありますね。

トレードでもこのようなことがあるようで、

勉強すればするほどトレードを複雑に考える傾向が
身に付いてしまって、ときに肝心な「要」を
見失ってしまうことがあります。(苦笑)

すべての相場状況を自在にトレードできるのは理想ですが、

一段の階段も満足に上れないのに
十段の階段を上ろうとするような
はじめからオール・ラウンド・プレーヤーを目指すより、

たとえば、基本的に順張りだけを狙うというのも良い場合があって、
初心のうちから順逆の両刀使いを目指すより、
あれこれ欲張って狙わずに、(苦笑)
はじめは順張り一辺倒のほうが良い戦績となることがあるものです。

また、よく「原点」が大切などとも言われますが、

勉強しすぎて何がなんだか解らなくなったら、(笑)
帰納的にシンプルな方向へ思考回路を切り替えると、

思考が鮮明となって「新たな気づき」を得られることがあります。

たとえば、順張りを指向しようとして、
移動平均線が右肩上がりであるならば、

基本的に移動平均線の指し示す方向、
つまりロング(買い)を狙いますが、

ところが移動平均線は右肩上がりなのに
レート自体が陰線となっていたりすると、

「移動平均線が上昇で、ローソク足が陰線」

という矛盾した状況に遭遇してしまい、
とたんに混乱してしまうことがあるものです。(苦笑)

これは矛盾した状況のこの時点で、(即断的に)
売り買いの結論急ぎ、無理に求めようとすることが
混乱を招き、いけないわけで、

シンプルに考えれば、

「移動平均線が上昇で、かつローソク足も陽線となる」

矛盾のない、より良い状況を「待つ」だけのことであって、
何も悩むことなどはないのですね。

そうです。

あれこれ複雑に考えないで、
単純にローソク足の陽転を待てば良いわけです。

「もしも、そうならなかったら?」

単純に次の機会を「待て」ばよいだけです。

チャート分析のその時点で結論を出すのではなく、
「待つ」ことを覚えると思考のシンプル化ができるものです。

チャートを開いたその時点で
無理やり売り買いの結論を出す必要はないわけです。

これが「押し目反発を待つ」ということで、
小難しく言うと「シナリオを立てる」ということになるのですね。

「でもさぁ、移動平均線が右肩上がりでも
 陰線がどんどん成長してしまうことだってあるじゃないか。
 シンプルに順張りを考えるったって、
 こんなときはどう考えりゃ良いのさ。」

このようなときも考え方は単純です。

「順張りを狙うのならば、
 ローソク足の陰線が成長して連なっていったなら、
 その方向と同調してやがて移動平均線が下降するのを待つ」

だけの話です。

そうです。

調整進んでトレンド転換へと移行して行ったなら、
順張りを目指す場合は、
ローソク足の方向と移動平均線の方向の矛盾のない

「移動平均線の反転下降を待つ」わけです。

まぁ、移動平均線が右肩上がりで、
陰線が成長して連なる動き自体を逆張りで取りにいく
ことも当然考えられる戦略ですが、

これは二刀流のオール・ラウンド・プレーヤーを目指すことで、
シンプルに順張り指向をするというのであれば、
このチャンスは見送ることとはなります。

もったいないようですが、シンプルに順張りを狙うのであれば、
これは致し方ないことです。

順逆の二刀流は順張りができるようになった後で
学んでも遅くはないと思います。

「じゃぁ、移動平均線が平坦で方向感がないときには
 どうすりゃいいのさ。」

このようなときも考え方は単純です。

「そのターム(期間)の時間軸に方向感がないときには
 そのタームでの順張りはできないので、
 順張りを指向するならばトレードをしない」

だけです。

これを「相場を休む」と言いますが、

「そのタームでは」という意味ですので、(笑)
より短いタームの時間軸で(小さな)順張りをすることはできますね。

「時間」と「待つ」と「ターム」がキーワードとなりますが、

トレードはシンプルな思考ができると迷いの霧が晴れて
「なーんだ。そういうことだったのか。」と
大切で肝心な「要」が見えてくることがあるものです。

そして…、

このような「要」に回帰するささやかな気づきが
トレードの戦績を劇的なまでに変えることがあるのです。


FX 確率とトレードのお話

関東以北でも桜の便りが聞かれるようになりましたね。^^

<月初の一昨日4月1日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いとなりました。
RBNZ総裁が「長期金利の上昇は経済見通しを反映していない。」
と懸念を表明して、NZドルが軟調となりました。
日銀短観では、大企業製造業業況判断が市場予想より弱い−58、
大企業製造業先行きが市場予想よりはやや強い−51となりました。
「米大統領は米GMではプレパッケージ型の破産法適用が
最善と判断した。」と米高官がコメントしたとする報道があり、
その後に「報道は性格ではない。」と米政府高官による否定発言で
一時相場が上下に大きく振れる展開となりました。
豪住宅建設許可件数(2月)は7.8%、豪小売売上高は−2.0%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
IMFが「外貨準備は世界全体で減少しているが、
世界の外貨準備における米ドル比率は64%に低下。」
と発表しました。
日自動車販売台数(3月)は前年比で−31.5%となりました。
日経平均は前日比+242.38円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルが売られてドルストレートが堅調になりました。
独小売売上高指数(2月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。
仏サルコジ大統領が「情けない妥協案に落ち着いてはならない。
私は間違ったG20の妥協策にはかかわらない。
G20から私が(途中)退場するときがサミットが失敗となったときだ。
現在のプランは仏と独には適していない。」
との主旨の発言をしました。
英BOE委員が「英失業率は09年末までに300万人を突破する可能性」
との認識を示しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(3月)は
市場予想よりやや弱い32.6となりました。
独PMI製造業(3月)は市場予想とおりの32.4となりました。
欧PMI製造業(3月)は市場予想よりやや弱い33.9となりました。
欧失業率(2月)は市場予想より弱い8.5%となりました。
トリシェECB総裁が
「欧米は財政支出や赤字を無制限に拡大できない。」
との認識を示しました。
オバマ米大統領が
「G20では保護主義を否定して新興国を支援すべき。
G20でし全ての点での合意は不可能だが、
成長促進のコアの考えでは合意して結束が必要。」
との主旨の発言をしました。
格付け機関のフィッチが
「東欧諸国は1990年以降で最悪の景気後退にある。」
との認識を発表しました。
米チャレンジャー人員削減数(3月)は前年比で181.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やユーロドルが揉み合いの展開となって、
ポンドドルや豪ドル米ドルが堅調に推移しました。
米ADP雇用統計(3月)は市場予想より弱い−74.2%となりました。
米ISM製造業景況指数(3月)は36.3、
米中古住宅販売保留(2月)は2.1%、米建設支出(2月)は−0.9%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
米ダラス連銀総裁が「FEDのMBS購入プログラムは住宅市場を支援。
住宅市場に活動の再生の兆候が見られる。」と発言しました。
カナダBOC総裁が「カナダ経済は09年後半に縮小へ。
4月23日に信用と量的緩和について概要を示す予定。
中銀はさらなる緩和のために利下げし続ける必要はないと認識。」
との主旨の発言をしました。
開催されたG20で金融規制改革やIMF財源拡大での合意が
難航していることが報道されました。
NY原油は48ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+152.68ドルで取引を終えました。

<昨日2日(木)の主な予定>

東京時間では主要各通貨ペアが堅調傾向での揉み合いとなりました。
豪紙が「豪首相が第三次景気刺激策を計画している。」
と報じました。
豪貿易収支(2月)は市場予想より強い21.09億豪ドルとなりました。
日経平均は前日比+367.87円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが揉み合いながらも堅調に推移しました。
英ネーションワイド住宅価格(3月)は
市場予想よりかなり強い0.9%となりました。
スイスSNB副総裁が「為替介入はデフレリスクと戦う処置。
SNBはスイスフランの上昇を阻止するため行動。」
との主旨の発言をしました。
G20金融サミットの声明草案で「IMFの5000億ドル増強」を
盛り込む協議がされていることが報道されました。
欧ECBの政策金利は大方の市場予想をより小さな利下げ幅の
0.25%の利下げが発表されました。
ユーロが大きく上下動となりながらも上昇しました。

ニューヨーク時間では、
ドルが売られてドルストレート通貨ペアが上下動しながらも
堅調傾向で推移しました。
ドル円は軟調傾向の揉み合いとなりました。
時価会計ルールの緩和が発表されました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い66.9万件となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「金利決定では物価圧力が弱まることを考慮した。
ユーロ圏はディスインフレの状態にある。
経済指標はユーロ圏の景気が著しく悪化していることを示す。
1.25%の政策金利は最低水準ではない。
今後政策金利の幅を縮小する可能性を排除しない。
銀行システムを活発にさせるためあらゆる手段を行う。
次回の会合で非標準的措置の詳細を示す予定。」
などの主旨の発言がありました。
米製造業受注(2月)は市場予想より強い1.8%となりました。
G20が終了して、オバマ米大統領は、
「世界経済の回復に向けた転換点となると確信する。
成長回復に向け措置をとることで合意となった。」
と大筋で成功となったことを宣言しました。
NY原油は52ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+216.24ドルで取引を終えました。

<週末の今日3日の主な予定>

午後3時に独輸入物価指数(2月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(3月)、
午後4時55分に独PMIサービス業(3月)、
午後5時に欧PMIサービス業(3月)、欧PMI複合(3月)、
午後5時半に英PMIサービス業(3月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(3月)、米失業率(3月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、日銀短観では大企業業況判断指数(DI)が
設備や雇用に過剰感があって
第一次石油危機後の1975年の5月の数値を下回り
統計開始以来最悪の−58となりましたが、
3ヶ月先の景況見通しは−51と悪いながらも、
市場予想より強く3年ぶりに改善見込みを示す結果となりました。

しかしながら、報道によりますと今月30日に発表予定の
日銀経済展望では、09年度の実質経済成長率の見通しを
現行の−2.0%から下方修正の検討に入ったとも伝えられていて、
依然、経済の厳しい状況は続いているようです。

また、米自動車産業の救済ではつなぎ融資はされるものの、
期限付きで経営の抜本的改善を迫られることとなり、
米クライスラーは30日以内に伊フィアットとの正式契約が
求められることとなりましたが、伊フィアットもS&Pによれば
ジャンク債企業に格づけられていて、市場の一部では数ヵ月後に、
プレパッケージ型の破産申請に至ると観測する向きもあって、
今後も米自動車産業の動向は台風の目となる可能性がありそうです。

一方、北のミサイル発射問題では、先端部に人工衛星が搭載される
観測もあるようですが、液体燃料の注入も行われ発射が近く実施
される見込みで、短期的に相場に影響を与える可能性もあるようで、
一応の注目は必要なようです。

G20ロンドン金融サミットでは、
「世界で数百万人規模の雇用を創出。
2010年までに世界経済の2%成長へ協調。
各国の追加財政支出は来年末までに5兆ドル。
各国の景気刺激策によって世界の成長率を4%押し上げる。
新興国を支援するためIMFの資金基盤の増強。保護主義への対抗。
前回サミットでの新たな貿易障壁を設けない合意を
さらに一年延長と、WTOへの四半期ごとの報告。
金融政策での各国中銀の金融緩和継続。
量的緩和等の非伝統的手段の活用。金融危機再発防止のため
G20メンバーを新たに加え金融安定化フォーラムを格上げして
国際的な規制と監督を強化する。
脱税の温床の租税回避地の監督強化。ヘッジファンドの規制。」
などが合意となりました(詳細略)。

さて、週末の今日は米雇用統計の発表です。
市場予想は悪い数字となっていますが、ある程度織り込まれている
場合は、事実買いの動きとなることもありますので、
市場反応が注目されます。


さて今日は、確率とトレードのお話です。

ラルフ・ビンスは、その著書 " Portfolio Management Formulas "
の中で、面白いことを記述しています。

「コインを空中に投げ上げてください。その瞬間にあなたは
 自然の魅惑的なパラドックスに遭遇することになります。
 ランダム・プロセスに関するパラドックスに出会うのです。
 空中に投げ上げられたコインが着地するときに、
 表が出るか裏が出るかを正確に言い当てることは不可能です。
 しかし、何回もコインを投げ上げることによって、その結果を
 (数学的期待値として)論理的に予測することは可能なのです。」

コイントスでの個々の表裏は判らないが、
「率」としてどのような結果となるかは判る、
というわけですね。

仮にコインの表裏に模様がないとして、
コインの表裏に質量差がないとしますと、

個々のコイントスの表裏の予測はまったくできなくても、
何度もコイントスをした結果では、
表が50%、裏が50%に近づいていくわけで、
個々の結果は不明でも多数の平均としての期待値は判るわけです。

仮に「表」を勝ちとするゲームであれば、
この場合、勝つ期待値は50%となって、

どんなに負けていても、「しょば代」がなければ、
永続的にゲームを続けることができると
最終的に収支トントンで帰ってこれるわけですね。(苦笑)

さて、

このコインの表裏の模様が仮にもしも大きく違っていて、
たとえば裏に浮き出しの肖像などがあって、
コインの表裏の質量差が著しくあったとすると、
コイントスの結果も違ってきます。

重いほうの面が下となる確率が高くなって、
たとえば裏に浮き出しの肖像などがあって重いと、
表が上となって着地する確率が高くなります。

「表」が勝ちのゲームなら、
この裏の重いコインではエッジが生じていて、
「正の期待値」のゲームとなって、

個々のゲームの結果はなお不確実でも、
この裏の重いコインでゲームをすれば、
ゲーム回数を多く行うほど勝つ確率が高くなりそうです。

ところで、トレードでも似たようなことがありますね。

(トレードのエッジこそが重要テーマですが、
このお話は別の機会にするとしまして…)

相場の動きが経済学者の主張するようにランダムで、
瞬間瞬間のレートの動きは判らないとしても、
確率的にエッジのある手法を発見したり、
知ることができれば、「正の期待値」でのプレーとなって、
トレードは、すればするほど
勝つ見込みが高くなることになります。

ただ…、

終わりなきレートの変動が続く相場をどのように区切るか
(どのようにトレードを1回のコイントスとするか)
が問題となりそうですね。

このことに関連してアレキサンダー・エルダー博士が
投資苑で指摘している厳しい言葉があります。

「損するトレーダーは『確実な儲け』を捜し求めて、
 根拠のない希望にすがりつき、
 小額の損失を受け入れることを理屈抜きで回避しようとします。
 彼らのトレーディングは感情に基づいて行われます。
 敗者はランダム過程など確率論の基本概念を
 理解していないのです。」

そうです。

敗者は「すべてのトレードに勝とうとする」のですね。

仮にエッジのある手法を得ていたとしても、
1回の負けで致命的な損失となってはいけないのです。

エッジのある手法を得ることともに、
「負けとなったときには負けを認めて」
1回のコイントスとするように、トレードを区切り、
「損」は決めたリスクの範囲で切らなくてはならない
というわけです。

トレードを確率的に勝つためには、
エッジのある手法を得るとともに「損切り」が必須なのですね。

トレードとは勝ちと負けとを繰り返して、
トータル・ウィンを目指すことなのかもしれませんね。


FX 状態継続の性質のお話

今日から4月の新年度のスタートとなりますね。^^

<週はじめ30日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調傾向での推移となりました。
NZ住宅建設許可(2月)は11.6%となりました。
米GMのワゴナーCEOが辞任したことが報道されました。
日鉱工業生産(2月 速報)は市場予想より弱い−9.4%となり、
対前年比は−38.4%と5ヵ月連続で悪化となりました。
日自動車生産(2月)は対前年比で−56.2%となりました。
豪財務相が「豪は世界経済危機の影響を受けるも他国よりは良い。
豪RBAは利下げの余地がある。」との認識を示しました。
米政府の自動車作業部会が「GMとクライスラーの
再建の過程は確立されていない。
クライスラーは単独では存続できず伊フィアットと提携が支援条件。
両社は段階的に破産申請が選択肢となる可能性もある。」
との見解を発表しました。
日経平均は前週末比−390.89円の大幅安となりました。

ロンドン時間では、
はじめ東京時間の流れを継いで
主要通貨ペアが軟調に推移しましたが、
その後、主要通貨ペアは堅調に転じる展開となりました。
英消費者信用残高(2月)は市場予想より弱い−2億ポンド、
英モーゲージ承認件数(2月)は市場予想より強い3.8%となりました。
欧業況判断(3月)は−3.58、欧消費者信頼感(3月)は−34、
欧経済信頼感(3月)は64.6、欧鉱工業信頼感(3月)は−38と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向での上下動の揉み合いとなりました。
格付け機関のS&Pが
「米自動車のビッグスリーの破綻の可能性が高い」
との見通しを発表しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(3月)は
市場予想よりは強い−49.0となりました。
トリシェECB総裁が「09-10年に欧インフレ率は2%を下回る見通し。
09年は欧経済活動は引き続き軟調となる見通し。」
との認識を示しました。
米オバマ大統領が「米自動車業界を消失させることはないが、
自動車業界の存続は終わりなき公的資金注入に依存すべきではない。
GMとクライスラーは労組と従業員が痛みを伴う譲歩が必要。
債務の削減や削除のため破産申請が余儀なくなる可能性もある。」
との主旨の演説をしました。
格付け機関のS&Pが
アイルランド長期ソブリン格付けを引き下げました。
米GMの新CEOのヘンダーソン氏が
「破産方針性も排除しない。」と発言しました。
NY原油は48ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−254.16ドルで取引を終えました。

<月末の昨日31日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調に推移した後、
上下動の揉み合いとなりました。
英GFK消費者信頼感(2月)は市場予想よりは強い−30となりました。
日失業率(2月)は市場予想より弱い4.4%、
日家計調査消費支出(2月)は市場予想より強い−3.5%となりました。
NBNZ企業信頼感(3月)は−39.3となりました。
日住宅着工戸数(2月)は対前年比で
市場予想より弱い−24.9%となりました。
日経平均は前日比−126.55円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向の上下動の揉み合いとなりました。
EU委員長が「すべての金融機関を
法の規制と管理下に置くべきである。
抜け穴は早く塞がなければならない。」
との認識を示しました。
日本政府が10兆円規模の追加経済対策を
4月中旬までにまとめることを発表しました。
独失業率(3月)は市場予想より弱い8.1%となりました。
ECDが「ECBは利下げの余地を使い果たすべき。
ユーロ圏は迅速な利下げと量的緩和が必要。
日実質成長率は09年前年比−6.6%に下方修正。
日失業率は5.6%まで上昇する可能性。」
との見解を発表しました。
スペイン中銀総裁が「対策を講じなければ、
スペインの失業率は非常に憂慮すべき水準となる可能性。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円が揉み合いながらも堅調に推移しました。
カナダのGDP(1月)は市場予想とおりの−0.7%となりました。
カナダの鉱工業製品価格(2月)は
市場予想より強い1.7%となりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(1月)は
対前年比で市場予想より強い18.97%となりました。
シカゴ購買部協会景気指数(3月)は
市場予想より弱い31.4となりました。
米消費者信頼感指数(3月)は市場予想より弱い26.0となりました。
フランスの財務相が「我々は強いドルを必要としている。
金融サミットとは別に通貨不均衡の議論が必要。」
との認識を示しました。
NY原油は49ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に上げ幅を縮小して
前日比+86.90ドルで取引を終えました。

<月初で新年度となる今日4月1日(水)の主な予定>

朝8時50分に日銀短観(大企業四半期業況判断・先行き)、
午前9時半に豪小売売上高(2月)、豪住宅建設許可件数(2月)、
午後2時に日自動車販売台数(3月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(3月)、
午後4時55分に独PMI製造業(3月)、
午後5時に欧PMI製造業(3月)、
午後5時半に英PMI製造業(3月)、
午後6時に欧失業率(2月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(3月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(3月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(2月)、米中古住宅販売保留、
米建設支出、
などの経済指標が発表されます。
日・欧・米の指標には注目です。

<明日2日(木)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(2月)、
午後5時半に英PMI建設業(3月)、
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
夜9時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米製造業受注指数(2月)、
豪・欧・米の指標には注目です。

さて、米GMのワゴナーCEOが米政府の要求に応じる格好で
辞任となって更迭されることとなりました。
オバマ米大統領は演説で「GMクライスラーの再建計画は不十分。
米自動車業界を消失させることはないが、自動車業界の存続は
終わりなき公的資金注入に依存すべきではない。
GMとクライスラーは労組と従業員が痛みを伴う譲歩が必要。
債務の削減や削除のため破産申請が余儀なくなる可能性もある。」
として、クライスラーは単独では存続できず、
伊フィアットとの提携を求め、米GMには60日分のつなぎ融資は
実行するも、リストラ策を含めた新たな抜本的再建計画を
提出するよう求めました。

クライスラーと伊フィアットは株式取得など具体的に話が進んでいて
提携は基本合意となっているようですが、
今後のGMの労働組合の交渉などを巡る動向が注目されます。

そして、英国ロンドンで日本時間2日未明から開催される
G20金融サミットでは、「財政出動」「金融規制」「IMF改革」
などが主要テーマとなる模様ですが、
ドル基軸通貨の是非についても論議がされていて、
米国が火消しに努めているものの、
サミットで提議されるかされないか微妙なようです。

また、財政出動では積極的な日米中に対して
欧州各国には意見の温度差があるようで、
「総論強化、具体策で溝」となる懸念も指摘されていて、
前回11月に開催された前回金融サミットより深刻化した
世界的な景気後退への協議がどこまで歩み寄りとなって
政策協調となるかが注目されます。

一方、2日のECB政策金利の発表では0.50%の利下げが
市場コンセンサスとなっていますが、
トリシェECB総裁の記者会見では量的緩和策の発表があるとする
観測もあるようで、いかがなりますかこちらも注目されます。


さて今日は、状態継続の性質のお話です。

マーケットの動きが学者の主張するようにランダムであるか、
あるいはそうではないか、は良く論争となりますが、

市場全体が効率的(efficient)であるかについては、
完全に効率的であるなら分析も用がなくなり、(苦笑)

そしてもしも、誰も分析をしなくなるとすると
効率的ではなくなるというパラドックスもあって、
いろいろな論争がされています。

また、学者の中にも
ウォーナー・デボントとリチャード・セイラーの
「株式市場は過剰反応をしているのか?」と題される論文や
ナラシムハン・ジェガーデーシュと
シェリダン・ティットマンの研究など
ランダムウォーク理論に反旗を掲げる研究者もいて、

価格や株価収益率の上位のポートフォリオ群と
下位のポートフォリオ群において、
上位を売って下位を買うポートフォリオ群の逆張りで
超過利益が得られる事実をもって、
効率的市場仮説を一部否定する意見もあるようです。

そして、パッシブ運用をする投資家は別としましても、
アクティブに売り買いをして
キャピタルゲインの差益を得ようとするトレーダーの多くは
マーケットはランダムにウォークはしない、
という主張をしますが、ラリー・ウィリアムズも例外ではなく、

その著書「ラリー・ウィリアムズの短期売買法」の中で

「数学者は過去の価格変動と先物のトレンドの間に
 相互関係はないと言うであろう。
 それについては彼らは間違っている。
 そこにはいくらかの相関関係がある。
 酔った水平(価格)は威張って歩き、よろめくが、
 彼の狂気の沙汰には筋道がある。
 彼はどこかに行こうとしているのである。」

と語っています。

まぁ、トレーダーであれば、
何らかの手法に基づいてトレードをしていて、
見方によればその手法が仮定の範疇であろうと(苦笑)
マーケットのカオスに秩序を見出そうとしているわけで、

「マーケットは非ランダムである」と主張することは、
ある意味、当然であるのかもしれませんね。

さて、

マーケット構造には、誰もが認めざるを得ない
基本性質がいくつか発見されているようで、

* 価格が上昇するときには、単位時間の陽線が群として連なる
* 価格が下降するときには、単位時間の陰線が群として連なる

などという「そんなのあり前じゃないか!」ということや、(笑)

数学的に「なぜ」の証明は難しいようですが、事実の経験則として、

* 価格の動きは必ず波を形成する

* 低ボラティリティの後には、
 やがて必ず高ボラティリティの状態が訪れる

* 高ボラティリティの後には、
 やがて必ず低ボラティリティの状態が訪れる

などということもありますね。

「だから? それがどうした」という感じもしますが、

トレーダーの中には、陽線や陰線の連なりを見て
順張りのトレードを基本としている人や、

また、低ボラティリティの極まりを虎視眈々と待って、
その後の急激なボラティリティの拡大となるブレーク狙いの
オーメン(予兆)として見ている人もいて、
経験則的な基本性質も実戦に役立つことがあるようです。

ところで、経験則といえば、
「状態は継続しやすい」ということもありますね。

トレンドなども、「方向が継続」しているという
一種の「状態」ですし、
同様にも保ち合いや小幅揉み合いも
イライラするほどしばらく続くことはよく経験することで、
これなども「状態」が継続しやすいことを
示しているのかもしれません。

また、ドルが売られやすい状態が継続することもありますし、
逆にドルが買われやすい状態が継続することもあります。

通貨ペアの9割はドル絡みともいわれ、
ドルが売られやすいのか買われやすいのかは、
通貨ペアの挙動に大きな影響となることがあって、
ドルの動向を認識することは
為替のトレードではとても大切となるるようです。

そして、

リスク回避の動意が継続したり、
逆にリスク選好の動意も継続することがありますね。

(一義的に単純ではありませんものの)

リスクにかかわる動意が強くなると、
リスク回避では円やドルが買われやすくなったり、
リスク選好では円やドルが売られやすくなったり
することがあります。

(一見、理屈に合わないようですが、
NYダウが上昇するとリスク選好の動意でドルが売られて、
ドルストレート通貨ペアが上昇する場合もあるようです)

あべこべに動くことの多いドル円とドルストレートですが、
リスク回避ではともに下落したり、
リスク選好ではともに上昇したりすることがあります。

このようなときには、通貨相関のかかわりで、
相乗的にクロス円が大きく動くことがありますね。

また、インサイド・デイでは逆張りが有効となることが多かったり、
アウトサイド・デイでは順張りの有効度が増したりすることが
あります。

こうしてみると、「今はどの状態にあるか」
という相場の状態の基本認識はけっこうトレードに役立ちそうです。

* 現在、陽線や陰線は連なっているか
* 移動平均線の方向はどちらか、あるいは水平か
* 現在、ボラティリティは高いか、低いか
* 現在、保ち合いや揉み合いか
* 現在、インサイド・デイかアウトサイド・デイか
* 現在、ドルが買われているか、売られているか
* 現在、リスクは回避されているのか、選好されているのか

などは、トレードの前に認識しておいて損はないようですね。


FX リインカーネーションのお話

若田光一さんの滞在する国際宇宙ステーションを
日曜日の西北西の夜空に見ることができました。
星のように瞬(またた)いていました。^^

<先週末27日(金)の主な出来事>

東京時間ではドル円とクロス円が軟調傾向の揉み合いとなり、
ユーロドルなどドルストレートが
やや堅調傾向の揉み合いとなりました。
NZの四半期GDPは−0.9%、NZ貿易収支(2月)は4.89億NZドルと、
ともに市場予想よりも強い結果となりました。
日全国消費者物価指数(2月)は
市場予想とおりの−0.1%となりました。
日経平均は前日比−9.36円の小幅安で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
独輸入物価指数(1月)は
市場予想よりやや弱い−0.5%となりました。
OECDの事務総長が「09年のOECD圏のGDPは4.2%縮小見通し。
米ドルは今後も準備通貨となる。」との認識を示しました。
英四半期GDP(確報)は−1.6%、
英四半期経常収支は−76億ポンドと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
独財務相が「過度の債務は信頼を毀損する可能性。
安定と成長の協定が真摯に受け止められなければ
ユーロは脅威にさらされる。」
との認識を示す発言をしました。
英鉱工業新規受注(1月)は
市場予想よりは強い−3.4%となりました。
スイスKOF先行指数(3月)は市場予想より弱い−1.79となりました。
英政策委員のブランチフラワー委員の後任予定のマイルズ氏が
「英財政赤字はGDP比率で70%となる可能性。
英財政状況は当初予測よりはるかに悪化。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動で揉み合う相場展開となりました。
米個人所得(2月)は−0.2%、米個人支出(2月)は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
米PCEコア・デフレータ(2月)は
市場予想より強い0.2%となりました。
独消費者物価指数(3月 速報)は
市場予想より弱い−0.1%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月 確報)は、
市場予想より強い57.3となりました。
米オバマ大統領と主要金融機関のCEOとの会談では、
米不良資産買取計画への参加がほぼ合意となりました。
NY原油は52ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは軟調に推移して前日比−148.38ドルで取引を終えました。

<週はじめゴトウ日の今日30日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(2月)、
朝8時50分に日鉱工業生産(2月 速報)、
午後1時に日自動車生産(2月)、
午後5時半に英消費者信用残高(2月)、英モーゲージ承認件数(2月)
午後6時に欧業況判断指数(3月)、消費者信頼感(3月)、
鉱工業信頼感(3月)
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(日速報)・欧・米の指標には注目です。
今日から英・欧が夏時間となります。
NY時間にガイトナー米財務長官の講演が予定されているようです。

<月末の明日31日(火)の主な予定>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(3月)、
朝8時半に日失業率(2月)、日家計調査消費支出(2月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(3月)、
午後2時に日住宅着工戸数(2月)、日建設工事受注(2月)、
午後3時に独ILO失業率統計(2月)、
午後4時55分に独失業率(3月 季調済)、独失業者数(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(3月)、
夜9時半に加GDP(1月)、加鉱工業製品価格(2月)、
加原料価格指数(2月)、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(1月)、
午後10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(3月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(3月)、
独・欧・加・米の指標には注目です。
この日は米GMとクライスラーの状況報告日で結果が注目されます。

そして、今週の4月1(水)からの主な注目材料は、

1日(水)に、日銀短観、豪小売売上高、豪住宅建設許可件数、
スイスSVME購買部協会景気指数、英PMI製造業、欧製造業PMI、
欧失業率、米チャレンジャー人員削減数、米ADP全国雇用者数、
米ISM製造業景況指数、米中古住宅販売保留、米建設支出、

2日(木)に、豪貿易収支、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、米新規失業保険申請件数、
米製造業受注指数、G20ロンドン金融サミット、

3日(金)に、スイス消費者物価指数、英PMIサービス業、
欧サービス業PMI、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米ISM非製造業景況指数、バーナンキFRB議長講演、

などがあります。

さて、年度末のレパトリエーションの残りの動きもあったようで、
受け渡し日の関係もあったか先週末が実質的なビッグデーとなって
為替相場に動きが見られました。

今週は決算期の月末を終えて新年度の始まりとなりますが、
ドルでの米国の雇用の落ち込み観測や、
日銀短観も悪化が予想されていて、
また、ユーロもECBの利下げ予想とともに、
一部ではECBにより量的緩和策が進められるとみる向きがあるようで円・ユーロ・ドルの主要3通貨はそれぞれ悪材料を抱え
ていて、悪材料の綱引きでの揉み合いとなると見る向きもある一方、
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物取引市場では
3月17日時点から円が半年ぶりに売り越しとなってるとのことで、
アナリストの見解では年度替わりから円が売られやい状況になる
と見る向きの方が多いようです。
いかがなりますか、相場動向が注目されます。

今週は、年度替わり、ECBの政策金利発表、
トリシェECB総裁の記者会見、G20ロンドン金融サミット、
週末の米雇用統計などイベントが目白押しで、
相場が大きく動く可能性もありそうです。


さて今日は、リインカーネーションのお話です。

リインカーネーション" reincarnation "といいますと、
仏教思想の香りがしますが、
和訳しますと「輪廻」という意味なのだそうです。

「繰り返す輪のように永遠に流転すること」を表しますが、
これは相場の世界でも見られる事象のようです。

相場には、上げては下げる波のような動きをする性質が
あることが知られていますが、

相場の格言でも「山高ければ谷深し」と言われていて、
どこまでも続くかと思えるような大きなトレンドも
やがては大きく転換することがあります。

相場は上げたり下げたりを繰り返してくれて、
一過性でないリインカーネーションという
相場の基本性質があるからこそ、
何世代にもわたりトレーダーがトレードをすることができるわけで、

空気のようにあたりまえですが、
感謝すべき相場の根本的な性質のようです。

たとえば相場が、100がゼロとなったらお終(しま)いの
一過性のものであったら、証券会社もトレーダーも
きっと存在できないことでしょうね。(笑)

さて、リインカーネーションは、
ジョージ・ソロス氏の「再帰性」にも
少しかかわるところがあるようで、

また、ジョン・A・ボリンジャーも、
その著書「ボリンジャーバンド入門」の中で

平均への回帰(リグレッション)として、
ボラティリティについて、

「低いボラティリティが高いボラティリティを生み、
 高いボラティリティが低いボラティリティを生む。
 これが結論であり、根底となる考え方である。」

と述べられていて、

リインカーネーションの性質は、
価格(レート)の上げ下げを基としていますが、
分析的には様々に呼ばれています。

価格(レート)が上げる、
価格(レート)が下げる、

オーバーシュートで行き過ぎる、
調整"Correction"で戻る、

上昇トレンドとなる、
下降トレンドとなる、

異常に高騰してバブルとなる、
バブルがはじけて暴落となる、

平均値から乖離が起こる、
平均値へ回帰する、

ボラティリティが拡大する、
ボラティリティが縮小する、

などなど、レートの上げ下げが
その規模や状態でいろいろと呼称されますが、

ファンダメンタルズの他律と、
チャートの自己完結的な自律が織り成す相場において、

状態のリインカーネーションが、
平坦を挟んで、ある状態が次の状態の基となるように
繰り返していく様はまさに「輪廻」のようで
とても興味深いものですね。

確かに相場の上げ下げは、流転の輪のように思えます。

ところで、

ここで忘れてはならない、もう1つの状態があります。

それは「冥」や「空」とも言うべき状況で、
上げも下げもしない保ち合いや平坦期です。

たとえば、

移動平均線も急反転となることもありますが、

多くのケースで上昇(下降)の後の下降(上昇)に至る過程では、
平坦期の過程を経ることがあります。

また、ブレークの場合でも、
その後にV字の急転換となることもありますが、

多くのケースでは、ブレークの後にはいったんの平坦期が訪れて、
ジョン・A・ボリンジャーの主張するように、

ボラティリティの拡大の後には、
部分的にボラティリティが縮小した
スクイーズと呼ばれる状況が訪れることがあります。

そして、このような平坦期を経て相場が再始動することによって、
「段々畑」のような状況となることがありますね。

投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士は、
このことを駅になぞらえて、プラットフォームと呼びました。

「ここでいったん降りる人と、ここから乗り込む人がいる」
というわけですが、

プラットフォームは到着点(ゾーン)であると同時に、
再始動の始発点(ゾーン)となるわけで、とても面白いですね。

見方によれば、このプラットフォーム間の列車に乗ることが
トレードをすること、といえるのかもしれません。

もしもそうであるならば、
トレーダーにとって退屈な保ち合いこそ、
次のトレードの出発ゾーンとなるわけで、

トレンドを見るのがトレードにとって大切なのと同様に
保ち合いのプラットフォームの認識は、
トレードいう名のリインカーネーション「輪廻」にとって、
重要な意味がありそうです。

ここからが新たなトレードの出発点となるわけですね。


FX バスカービル家の犬のお話

「米AIGの頭文字は、アロガンス(傲慢)、インコンペテンス(無能)、
グリード(強欲)、の3文字だ。」という皮肉をこめた
ブラック・ジョークが米国で語られているそうですね。

<一昨日25日(水)の主な出来事>

主要通貨ペアは、オセアニア時間で上昇した後、
東京時間では軟調傾向の揉み合いとなりました。
日貿易収支(2月 季調済)は
市場予想よりは強い−433億円となりました。
オバマ米大統領が「済危機への対応には進展がみられる。
ドルが強いのは米国への信頼によるものである。
国際通貨は必要ないと認識。」などの主旨の発言をしました。
NZのWestpac四半期消費者信頼感は前回より弱い96.0となりました。
日経平均は前日比−8.31円と小幅安となりました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがまちまちの動きながら揉み合い相場となりました。
ユーログループ議長が「欧州の刺激策は強力。
米国が要求しても、欧州は刺激策の額を引き上げるつもりはない」
との主旨の発言をしました。
IMFが「ルーマニアへ200億ユーロの追加支援する合意となった」
ことを発表しました。
独IFO景気動向(3月)は市場予想よりやや弱い過去最低の82.1となり、
独IFO予想値(3月)は市場予想よりやや強い81.6となりました。
また、IFOのエコノミストが「ECBは利下げすべき」と
コメントしました。

ニューヨーク時間では、
ガイトナー米財務長官の発言にドルが売られて、
そして買い戻される激しい上下動の展開となりました。
米耐久財受注(2月)は市場予想よりかなり強い3.4%となりました。
米財務省が「ノンバンク破綻処理権限に関する法案を議会に提出」
することを発表しました。
米新築住宅販売件数(2月)は市場予想より強い33.7万件となりました。
ガイトナー米財務長官が
「IMFの特別引出権(SDR)を世界的な基準通貨とする
中国の提案は排除しない。中国政府を重んじる。
金融システムにおけるドルの役割は持続可能な財政状況による。」
との主旨の発言をして、
一時ドルが急落してドルストレートが急上昇ました。
続いて、ガイトナー米財務長官が
「基軸通貨としてのドルの地位に変化はない。
強いドルは米国の国益。強いドルを信じる。」
と火消し的な発言をしました。
サンフランシスコ連銀総裁が
「デフレはインフレより重大なリスク。
失業率は来年にピークとなる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は52ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは大きな上下動となって
前日比+89.84ドルで取引を終えました。

<昨日26日(木)の主な出来事>

主要通貨ペアが上下動しながらも堅調傾向で推移しました。
NZ四半期経常収支は市場予想よりやや弱い
−40.26億NZドルとなりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(1月)は−0.6%となりました。
豪RBAリポートでは「豪銀の資本基盤は良好。住宅市場は
弱含む可能性があるが、一部の国のように脆弱ではない。」
などの報告を発表しました。
フィナンシャル・タイムズ紙が「国連事務総長が1兆ドル規模の
新興国への支援をG20各国に要請するためG20で提案する予定。」
と報じました。
三菱UFJと米モルガンスタンレーが、証券会社の統合を
2010年3月末までに行うことが報道されました。
日経平均は前日比+156.34円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
独GFK消費者信頼感調査(4月)は
市場予想よりやや弱い2.4となりました。
英BOEの政策委員が「英国の財政赤字は巨額という事実に直面。
中期的に持続可能であるかの確認をしなくてはならない。」
との主旨の発言をしました。
中国人民銀行総裁が「先行指標は中国経済の回復を示唆している」
との認識を示しました。
英小売売上高指数(2月)は市場予想より弱い−1.9%、
英四半期総合事業投資は市場予想よりは強い−1.5%となりました。
ポンドが一時軟調となりました。
オランダ中銀総裁が「ヘッジファンドの監視機関が必要。
ECBは利下げ余地がなくなれば非伝統的措置も取るが、
財政赤字を非常に懸念している。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が揉み合いながらも堅調に推移して、
ポンドドルなどドルストレートが軟調となりました。
米四半期GDP(確報)は−6.3%、米四半期個人消費は−4.3%、
米四半期コアPCEは0.9%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや弱い65.2万人となりました。
ガイトナー米財務長官が議会証言で、
「金融機関の決済システムを担当する監督当局が必要。
一定水準を超える資産を有するヘッジファンドを
SECに登録すべきだが、銀行と同じようにヘッジファンドを
規制すべきでない。新たな破綻処理権限について
FDICに依存するモデルを提案する。」
などの認識を示しました。
オバマ米大統領が「米国は自動車業界を維持する必要ある。」
自動車業界の具体策を数日以内に発表。」と発言しました。
ミネアポリス連銀総裁が「リセッションは6月頃まで続く可能性。
米国は過度な金融規制を回避すべき。
経済回復への回帰はそう遠くはない。
健全な経済成長は2010年中頃からの見通し。」
との認識を示しました。
NY原油は54ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+174.75ドルで取引を終えました。

<週末の今日27日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ四半期GDP、NZ貿易収支(2月)、
朝8時半に全国消費者物価指数(2月)、
朝8時50分に日小売販売額(2月)、
午後4時に独輸入物価指数(1月)、
午後6時半に英四半期GDP(確報)、英四半期経常収支、
午後7時に欧鉱工業新規受注(1月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(3月)、
夜9時半に米個人所得(2月)、米個人支出(2月)、
米PCEデフレータ(2月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月 確報)、
※独消費者物価指数(3月 速報)も発表予定ですが発表時間が未定です。
NZ・英・米の指標には注目です。

さて、ドルへの信認を巡る中国人民銀銀行総裁の
「基軸通貨を発行する国だけで世界に流動性を提供すると同時に
通貨価値を安定させることはできない。
IMFのSDR(特別引き出し権)を活用した新たな基軸通貨を提案する。」
としたドル限界論の提案に、
25日の講演会でガイトナー米財務長官が「排除しない。」と
発言したことで、ドルが一時急落するすることとなりましたが、
その後、「ドルの基軸通貨としての地位は変わらない。」と
火消し的な発言でドルが買い戻されるという展開がありました。

また、ガイトナー米財務長官は講演で、保険や証券会社など
銀行以外の金融機関が経営危機に陥った場合の破綻処理の
法制の概要を明らかにしました。
この法制は、連鎖破綻などの金融危機につながる恐れのある場合は
対象金融機関を政府管理下におき、ノンバンク破綻時に
秩序だった処理を進める、というものですが、
週内にも米議会に法案の草案を提出するとのことです。

そして、米リッチモンド連銀総裁が「住宅と自動車市場は
底に近い可能性。消費も上向き始めている可能性。
住宅市場に関する悪いニュースは過去のものになりつつある。
経済が今年底打ちするとの予測には合理性がある。」
との米経済の好転の兆しの認識を示す発言をしました。


さて今日は、バスカービル家の犬のお話です。

「バスカービル家の犬」とは、
アーサー・コナン・ドイルの推理小説が由来ですが、
アレキサンダー・エルダー博士がその著書の投資苑で紹介して
トレードの分野でも有名なお話となりました。

「バスカービル家の犬」のもともとのお話は、
名探偵のシャーロック・ホームズが田舎の大邸宅で起きた
殺人事件を解決するときの物語ですが、

その事件の解決に向かったシャーロック・ホームズは
現場である重要なことに気づいたのでした。

それは、殺人事件が起こった夜に、
その邸宅で飼っている犬がまったく吠えなかったことが
調査を進めるうちにわかったのです。

犬がまったく吠えなかったことがわかったので、
シャーロック・ホームズは、
「犬は以前から犯人を知っていて、
邸宅内に犯人がいるに違いない。」
と推理をして、事件の謎解きをしていきます。

そして、ついに事件の決定的な証拠を見つけだして
事件を解決したのでした。

この「バスカービル家の犬」と同じようなことが
チャート分析でも起こることがあると
アレキサンダー・エルダー博士はその著書で述べられていて、

たとえば、ヘッド&ショルダーの
強力なチャート・フォーメーションで
強い売りサインが出ているのにもかかわらず、
マーケットが下落を拒んで、
右側のショルダーから上昇する場合は、

マーケットは「バスカービル家の犬」のシグナルを発している、
と説いています。

チャート・フォーメーションで期待される動きが
起こらなかったということは、

「レート(価格)が吠えなかった!」ということであり、

チャートの表面では見えない水面下で
普通とは違う「何か」が根本的に変化しつつあることを
示しているというわけですね。

そして、

マーケットが「バスカービル家の犬」の
シグナルを発している場合、

たとえば、ヘッド&ショルダーの
強力なチャート・フォーメーションで
強い売りサインが出ているのにもかかわらず、
マーケットが下落を拒んで、
右側のショルダーからレートが上昇しているのなら、

「売りポジションを買い戻し、ドテンして買うとき。」と、

アレキサンダー・エルダー博士はその著書で述べられています。

このような「ダマシ」を新たなエントリーのセットアップとする
考え方は、「ダマシのブレークアウト」などにもあるようですが、

ブレークアウトのサインがしっかり現れていたのに、
明確にフェイラー(失敗)となったら、

このダマシをもって
「逆側へのエントリーの機会とする」というものですね。

たとえば、フェイラーとなった
ブレーク方向へのレートの速度よりも、
(ダマシとなって)早いスピードで戻る状況などでは、
案外とブレーク方向と逆のエントリーが、
精度の高いセットアップとなることもあるようです。

「ダマシを逆方向のエントリーのセットアップとする」
とはなんとも皮肉なお話ですが、

チャートもいろいろな視点で見てみると面白いですね。

「チクショー! 騙されちまったぜ。」と、
嘆くトレーダーがいる一方、

「よし、しっかりダマシとなったな。」と、
ニヤリとしているトレーダーもいるのですね。(苦笑)

安易なドテンは往復ビンタを食らうこともありますが、

「ここはこれしかない。」くらいの自信のサインに乗って、
しっかりダマシとなってしまったら、

普通とは違う「何か」が根本的に変化しつつあることを示す、
「バスカービル家の犬」の状況となっている可能性もありそうで、

嘆きからいち早く目覚めて、気を取り直し、
逆側へのエントリーの検討も一考の価値はありそうですね。


FX モメンタムのお話

ワールド・ベースボール・クラシックでは
日本が優勝しましたね。^^

<週はじめの一昨日23日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動しながらも
堅調傾向の相場展開となりました。
米オバマ大統領が「大手銀行の破綻リスクは存在する。
これほど急激な景気悪化は予想していなかった。」
との認識を示す発言をしました。
ドイツのダイムラーが19.5億ユーロの増資を発表しました。
米紙が「米財務省も参加して、民間運営でリスク資産を扱う
投資基金を設立すること」を報道しました。
日経平均は前週末比+269.57円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロが軟調となり、ドル円が揉み合いながらも上昇しました。
IMFの専務理事が「金融システムが浄化しない限り
景気の回復はない。全世界の景気刺激は世界のGDPの
1.6〜1.7%の規模となっている。」
との認識を示す発言をしました。
欧貿易収支(1月)は市場予想より弱い−55億ユーロ、
欧建設支出(1月)は1.3%となりました。
米財務省が「不良資産買い取り計画に
750-1000億ドルのTARP資金を投入。
FDICとFRBのTALF通じ新たな資産調達計画を創設。
銀行から5000億〜1兆ドルの不良債権化資産の買い取りを目指す。
約8%を民間部門が拠出。」
などの不良資産買い取りファンド構想を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上げては下げる上下動となって、
ユーロドルなどドルストレートが
下げては上げる上下動の展開となりました。
カナダの景気選好指標指数(2月)は、
市場予想より弱い1981年11月以来の水準の−1.1%となりました。
ガイトナー米財務長官が「銀行のストレステストと
資金の利用でリセッションは緩和へ。
(不良資産買い取りファンドの)
資産プログラムは銀行のバランスシート処理を助ける。
財務省の資産プログラムが機能するためには
投資家がリスクを取る準備をすることが必要。
民間市場によりレガシー資産の価格形成が可能となる。」
などの認識を示しました。
英BOE政策委員が「英国の失業率は大幅に悪化している。
楽観的に過ぎる景気見通しを懸念している。」
との主旨の発言をしました。
米中古住宅販売件数(2月)は
市場予想より強い472万件となりました。
スイスSNB理事が「スイスフランのさらなる上昇は容認できない。
スイスは深刻なリセッションに直面している。」
との発言をしました。
米オバマ大統領が「資産買取プランで
信用の即時回復とはならない。米政府とFRBとFDICは
協力してクレジット市場の緊張緩和を進める。」
との主旨の発言をしました。
格付け機関のムーディーズが米GEの格付けを引き下げました。
米アトランタ連銀総裁が
「成長トレンドへの回帰は2012年まではない見込み。
失業率は9%台に上昇する可能性。」との認識を示しました。
NY原油は53ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+497.48ドルの大幅高で取引を終えました。

<昨日24日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調な展開となりました。
米財務省と米FRBが「FRBのバランスシートから
ベア・スターンズ破綻時の不良資産の受け皿の
特別目的会社の資産を分離もしくは精算していく。
財務省とFRBはあらゆる手段を用いて信用危機に対処して、
重要な金融機関の破綻回避に全力で取り組む。」
ことなどの共同声明を発表しました。
日経平均は前日比+272.77円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロが軟調となりました。
その他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
独PMI製造業速報(3月)は32.4、
独PMIサービス業速報(3月)は41.7と、
共に市場予想よりもやや強い結果となりました。
欧経常収支(1月)は−127億ユーロと前月より赤字が膨らみました。
欧PMI製造業速報(3月)は34.0、欧PMIサービス業速報は40.1と、
共に市場予想よりもやや強い結果となりました。
英消費者物価指数(2月)は0.9%、英小売物価指数(2月)は0.6%と、
共に市場予想よりも強い結果となりました。
英政策委員が「年末までに英失業率は2桁となる可能性。」
との認識を示しました。
英BOE総裁が「第1四半期の世界経済成長は
08年第4四半期よりも悪化。
景気低迷が財政赤字を上昇につながる可能性。」
との主旨の認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
シカゴ連銀総裁が、「米経済は重大な収縮状況。
失業率は9%を超えるリスク。米経済は年末までに成長が回復。
失業率は10年に低下する可能性。」
との認識を示しました。
格付け機関のS&Pがリトアニアの
ソブリン格付けを引き下げました。
ガイトナー米財務長官が
「巨大金融機関の清算のための法律が必要。」
との認識を示しました。
リッチモンド連銀製造業指数(3月)は
市場予想よりは強い改善を見せる−20となりました。
欧州委員長が「欧州の景気減速は極めて酷い。
景気回復プランは力強く実行されるべき。」
との発言をしました。
英BOE総裁が「量的緩和はBOEによる決定。
政策金利の決定はCPIの目標にもとづいで実施。
必要になれば迅速にBOEは利上げを実施する。」
との認識を示す発言をしました。
米紙が「中国人民銀行総裁がドルに代わる
新たな通貨発足を提案した」ことを報道しました。
欧州委員が「ドルは今後も準備通貨として選好されるだろう。」
と発言しました。
スイスSNB総裁が「スイス経済は2010年も
停滞し続ける可能性がある。」と発言しました。
英BOEの政策委員が
「英国はリセッションが長期化するリスクに直面。
しばらくは緩和政策が続けられる。
銀行救済のための新たな政策が必要となる可能性。」
との主旨の認識を示す発言をしました。
NY原油は53ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−115.49ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の今日25日(水)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(2月)、
午後6時に独IFO景気指数(3月)、独IFO予想値(3月)、
独IFO現況評価値(3月)
夜9時半に米耐久財受注(2月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
また、豪RBA総裁の講演も予定されているようです。

<明日26日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ四半期経常収支、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(1月)、
午前9時半に豪RBA金融安定化レビュー、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
午後6時半に英小売売上高指数(2月)、英四半期総合事業投資、
夜9時半に米四半期GDP、米四半期個人消費、
米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、ガイトナー米財務長官の講演も予定されているようです。

さて、ガイトナー財務長官が懸案となっていました金融機関の
不良資産買取の「官民投資プログラム」と呼ばれる枠組みを
発表しました。

民間投資家の出資額に応じて米政府が最大1000億ドルの
公的資金を拠出、保証や低利融資とあわせて、
金融機関から不良化した資産を買い取り、
金融システムから不良資産を分離して
金融システムを健全化しようとするものですが、
この不良資産の買取では、納税者の負担を抑えるために
民間も参入して、市場原理を導入して、
価格算定の難しい「証券化商品」の買取の算定もしようと
するもので、マーケットはこれを好感して株価が上昇して、
為替でもリスクを選好するクロス円などの
上昇の動きが見られました。

バッドバンク構想が「官民投資プログラム」として
具体化されたことで、市場の関心は4月2日のロンドンG20
金融サミットや、4月末に発表される米政府による
金融機関の資産査定(ストレス・テスト)の思惑へと
向かって行きそうです。

また、G20の議長国の英ブラウン首相によりますと、
G20では「金融システム改革」「経済成長の支援」
「IMFなど国際機関の改革」で各国が一致する見通しと
しているとのことです。

ここのところ、新興国を含む世界の株価や米経済指標などで、
いくぶん回復の端緒もみられるようになってきているようですが、
なお世界経済は厳しいとする見通しもあり、
為替にも調整傾向が見られはじめているようで
G20がひとつの正念場となりそうです。


さて今日は、モメンタムのお話です。

モメンタム" Momentum "とは、
同名のオシレーター系の指標もありますが、
一般に相場では、「順張り」とか「勢い」とか「方向」などと
和訳されるようですね。

また、モメンタムについていくとは、
「模倣すること」や「同調すること」や
「順応すること」ですが、

少し小難しい言い回しをしますと、(笑)
これらのことを「正のフィードバック」と言うのだそうです。

「買うから上がる、上がるから買う」の
バブルのメカニズムもこのモメンタムが一役買っていたと
モノの本には解説されていますが、

異常に高い価格がさらに上昇する様子は、
ビートたけしさんの「赤信号、皆で渡れば怖くない。」
のギャグを地で行くようなところもありますね。

さて、

経済学者のケインズは、かつて投資家のモメンタム行動を

「この世の知恵が教えてくれたものは、
 誰もしないようなことで成功するより、
 誰でもするようなことで失敗したほうが世間体が良いのだ。」

と少し皮肉をこめて、

群集行動は安心と安全を与えてくれるもので、
人はその一部に属することを好むとして、
「順応への選好」と呼びましたが、

相場の世界には資金量の超大なビックプレーヤーもいて、

また、「情報の非対称性」とも言われるように
情報量や分析において、ほかの有力な機関投資家のほうが
私達個人トレーダーよりも多くの情報や価値ある情報を知っている、
という可能性も否定できなく、

行動模倣と言われようが、群集行動と言われようが、
相場の動きについていくモメンタム的な行動にも
頷(うなず)けるところはありそうです。

そして、このような群衆行動は相場の世界に限ったことでなく、
モノの本によりますと、
アリのコロニーの集団などにも見られるそうですが、

アリの習性のひととつに「前のアリについていく」
という追従行動があるのだそうで、(笑)

何匹かの先発隊のアリがコロニーから離れて動き出すと
追従する働きアリが次々と現れて、

アリの集団がとても大きくなる場合では、
犬が尻尾を追いかけるように、アリが旋回運動をはじめて
ときに一周するのに丸2日もかかる外周が1200フィートにもなる
円陣の旋回運動となることがあって、
死ぬまで旋回を続けることもあるのだそうで、
驚いてしまいます。

また、150年ほど前にチャールズ・マッケイという人が
バブルを言い表すかのように「模倣の罠」と題して

「人は群れをなして考える。
 だから、群れをなして狂気に陥り、
 やがて一人づつ、ゆっくりと正気を取り戻すのである。」

と語っていますが、

人の集団帰属性は持って生まれた「性(さが)」なれば、
理屈抜きに相場ついていくことも良いことなのかもしれませんね。

むしろ、虎穴に入らずんばとばかりに
リスクを選好してモメンタムには素直に付き従い、

そして、いかに集団に遅れずに
正気に戻れるかが大切なのかもしれません。(笑)

アリの場合では、集団行動が極になると
堂々巡りの旋回運動となるようですが、

これは相場では揉み合いの踊り場のようでもあり、

モメンタムに従って、揉み合いの踊り場に至ったら、
自身のポジションの立ち位置を一度顧(かえり)みてみるのが
良いのかもしれませんね。

古の賢人達に笑われようとも、モメンタムの風見鶏となって、
方向感がわからなくなったらトレンドから降りてみる、
小ズルい風見鶏トレーダーでいたいものです。

な〜んちゃって。。。(爆)


FX 基本と応用のお話

米下院で税率9割のAIG賞与課税が可決されたそうですね。
同様の事態を懸念してか一部の金融機関では米政府の資本注入を
回避するところもあるとのことで、話題となっているようです。

<先週末20日(金)の主な出来事>

18日深夜のFOMCで「向う6カ月間で最大3000億ドルの長期国債買取」
が発表されたことや、AIGの賞与問題でガイトナー米財務長官が
辞任となるかとの憶測や噂による19日までのドル売り動意が
一服となって、東京時間では日市場が休みであったこともあり、
主要通貨ペアが揉み合いとなりました。
AIGの賞与問題でのガイトナー財務長官の辞任問題は
一応否定されました。

ロンドン時間では、
はじめドル売りとなる場面がありましたが、
その後はドルが買い戻される展開となりました。
OECDが「加盟国の09年の成長率はネガティブ」
との見解を示しました。
独生産者物価指数(2月)は
市場予想より弱い−0.5%となりました。
欧鉱工業生産(1月)は市場予想よりは強い−3.5%となりました。
独バーンハルト議員が
「ユーロ加盟国の破綻回避に向けて救済策を用意。」
と発言しましたが、ECBによって間違いであると否定されました。

ニューヨーク時間では、
前半までドル買戻しの動きとなりましたが、
その後は揉み合いの展開となりました。
クロス円は上げては下げる上下動の相場となりました。
カナダの小売売上高(1月)は
市場予想より強い1.9%となりました。
カナダの新車販売台数は市場予想より弱い5.5%となりました。
EU首脳会談ではIMFの支援金を2倍にすることや、
東欧諸国への支援策として危機緊急資金を500億ユーロとする
ことなどが合意となりました。
独銀総裁が、「金融市場の問題は金融政策で解決できない。
金融システムに関する重大な問題を提起しなくてはならない。
支払いの問題を抱えるユーロ圏の国はない。」
などの認識を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長が
「金融安定回復まで本格的な景気回復はない。
大手ノンバンクの破綻処理は改善して安全な方法とする必要。
破綻手続きの改善はシステミックリスク上で
重要な金融機関を安全に破綻させることが可能となる。」
との認識を示しました。
スイスSNB総裁が「先週の政策決定はデフレリスクが主な理由。
現在のスイスフランの為替レートは障害。
通貨切り下げ競争をせずにスイスフランの上昇をとめたい。
量的緩和のために外貨を取得しデフレと戦う。」
などの発言をしました。
NY原油は51ドル前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−122.42ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日23日(月)の主な予定>

朝8時50分に日四半期景気判断BSI、
午後7時に欧貿易収支(1月 季調済)、欧建設支出(1月)、
夜9時半に加景気先行指標指数(2月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

<明日24日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録(2月分)、
午後5時半に独PMI製造業速報(3月)、独PMIサービス業速報(3月)、
午後6時に欧PMI製造業速報・サービス業速報(3月)、
欧経常収支(1月)、
午後6時半に英消費者物価指数(2月)、英小売物価指数(2月)、
午後7時に欧鉱工業新規受注(1月)、
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(3月)、
米住宅価格指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
独欧速報・英・米の指標には注目です。
また、ドイツ銀行の決算発表や、NY時間のバーナンキFRB議長と
ガイトナー米財務長官の議会証言にも注目されます。

そして、今週の3月25(水)からの主な注目材料は、

25日(水)に、日貿易収支、豪RBA総裁の講演、独IFO景気動向、
独IFO予想値、米耐久財受注、米新築住宅販売件数(2月)、

26日(木)に、NZ経常収支、英小売売上高(確報)、
米新規失業保険申請件数、米四半期GDP(確報)、
米四半期個人消費(確報)、米四半期コアPCE(確報)、
ガイトナー米財務長官の講演、

27日(金)に、NZ四半期GDP、日全国消費者物価指数、
独消費者物価指数(速報)、英四半期GDP(確報)、英四半期経常収支、
米個人所得、米個人支出、米PCEデフレータ、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)、

などがあります。

さて、先週18日の米FOMCで「向う6カ月で最大3000億ドルの
長期国債買取」が発表されたことが、
ドルの価値の低下懸念を招くサプライズとなって、
さらに19日にAIGの賞与問題でガイトナー米財務長官が
辞任となるか?との憶測や噂によるドル売りで、
大きく相場が動きましたが、先週末には
バーナンキ議長が「FRBによる期間が長めの国債買い入れについて、
経済が支援を必要としなくなれば徐々に縮小することができる。」
との認識を示したことや週末調整もあって、
ドルの買戻し傾向となりました。
年度末・期末も大詰めとなりますが、
今週のドルを巡る動意がどのようになるかが
焦点となりそうで注目されます。

また、報道によりますと、米FRBによる
ターム物資産担保証券貸し出しTALFが
19日に第1回目の申し込みが締め切られましたが、
想定枠の2000億ドルに対して、申し込み額がわずか47億ドルと
需要が少なく低調なスタートとなったことで
株式市場などでは失望を招いたとのことです。

そして、今週は米住宅系の経済指標が発表予定で、
市場予想は前回値よりもやや落ち込みの予想となっていますが、
一部では金利低下により住宅ローン申請が好調とも伝えられていて、
市場予想と結果に乖離が生じる可能性もありそうですので、
米住宅系の経済指標の結果にも注目されます。


さて今日は、基本と応用のお話です。

学問でもスポーツでも囲碁や将棋などでもそうですが、
物事のほとんどのものに「基礎や基本」というものがありますね。

そして、その道を極めた人たちは異口同音に
「基本こそが大切である。」なんてことを言います。

ミスタージャイアンツといわれた長嶋茂雄さんも
現役当時は華麗なプレーでファンを魅了したものですが、
その影で宿舎の畳が立ち位置の2箇所がボロボロになるほど、
人知れず深夜に素振りの練習をしていたという逸話があったそうで
さすがに凄いものだなぁ、と思うと同時に、
基礎の大切さを物語っているようでもあり感心してしまいます。

このようなその道のスターの影の努力の逸話は、
1日に何十Kmも練習で走るマラソンランナーのお話や
数千問もの詰め将棋を解いていた棋士のエピソードなど、
枚挙に暇(いとま)がないほどですが、

基礎や基本といいますと、
ほとんどが地味で退屈なものですね。(苦笑)

さて、

トレードに基礎とか基本というものがあるかどうかは、
誰もが認めるオーソリティというものがないだけに
何が基礎や基本となるかは難しいテーマですが、

あるトレーダーのグループでは、
デモ口座で少なくとも1ヶ月間以上も
「損切りの練習」をすると聞いたことがあり、
これも基本のひとつかと感心したことがあります。

この練習で何を学ぶかと言いますと、
「損切りに対する心理抵抗をなくして」
損が切れる習慣を身につけることのようですが、

また、この練習では規定値になると損切りするとともに、
利益となってしまったときには利確もするので、

リアルではちゃんと損失となるのに、(苦笑)
練習では損切り訓練なのでエントリーは適当にするものの、
あんがい口座の残高が減らないこともあるのだそうで、(笑)

とくネガティブに捉えられがちな損切りですが、
「損切りはトレードの戦略の一部」であることを
体験的に学ぶというわけのようですね。

またその他、トレードには流儀や思想もたくさんあって、
(損切りすることにさえも異論を唱える流派もあるように)
何がトレードの基本となるかは難しいところですが、

「トレンド方向へのエントリー」なども、
基本となる可能性があるものなのかもしれませんね。

まぁ、でも一言にトレンド方向といっても、
ヘタをすれば高値つかみや、安値つかみをすることもあり、
また、いつかはトレンドも転換してしまうこともあったり、

時間軸ごとにトレンドが違う場合もあって、
そう簡単ではないのですが、(笑)

いつも見てトレードしている時間軸に加えて、
一段上の時間軸と一段下の時間軸が
同じ方向のトレンドとなっている場合などでは、

「トレンド方向へのエントリー」も
安心感があることが多いようですね。

保ち合いや揉み合いをトレンド方向へ抜けたあたりを
タイミングとしてエントリーしても面白そうです。

さて、そしてトレードの「応用」と言いますと、
これはおそらく流儀の数だけあるようで、

ダブル・トップやブル・フラッグやペナントやバタフライなどの
チャート・フォーメーションによるものや、

ピボット・ポイントでの逆張り手法や、
フェボナッチのポイントによるものや、

レジスタンスやサポートのラインやトレンドライン、
そして、チャネルやバンドによる
ブレーク・インやブレーク・アウトの手法、

また、テクニカル指標によるものや、
レートの動意への追従法や、通貨相関による方法などなど…、

流儀の数だけ「いろいろな応用」がありそうですね。

そして、応用というものには入らないかもしれませんが、
ドル円とドルストレートの「ハーフ」のようなクロス円では(笑)

「ドル円とドルストレートが逆方向であれば
 綱引きによってクロス円が浮動の揉み合いとなりやすく」

「ドル円とドルストレートが同方向であれば、
 クロス円は相乗的に一方向に動く傾向がある」

なんてことも、知っていて損はない
トレードの雑学とはなりそうです。

まぁ、トレードは学べばきりがなく、
また、誰もが認める絶対のトレードの基本もないものの、

「損失を限定させる損切り」と「トレンド方向への順張り」は、
ほぼトレードの基本となるものとしても良いような気がしますが、
どうなのでしょうか…。

もしもそうであるならば、基本に則りながらも、
判らないところは休んで、
そして、より良い状況をしっかり待って、
小ズルく立ち回ってトレードに臨みたいものです。(爆)


FX ワイルダーのインタビューお話

今日はWBCで3回目の日韓戦が行われますね。^^

<週はじめ一昨日16日(月)の主な出来事>

東京時間ではドル円が上窓を空けてのスタートで
上下動の揉み合いとなりました。
ドルストレートは下窓を空けてのスタートで
下げては上げる揉み合いとなりました。
NZ四半期製造業売上高は0.0%となりました。
米バーナンキFRB議長が「米景気後退は年内に終わる可能性。
2010年から景気は回復へ。米国の主要行は破綻しない。
新たな米経済の落ち込みリスクは回避された。」
などの認識を示す発言をしました。
英ライトムーブ住宅価格(3月)は0.9%となりました。
日経平均は前週末比134.87円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが堅調に推移しました。
英銀大手のバークレイズが「09年は力強いスタートを切った。」
と声明を出しました。
英紙が「中国政府系ファンドが金融市場混乱で莫大な損失。」
と報道しました。
日月例経済報告では「景気は急速な悪化が続き厳しい状況。
企業収益は大幅に減少。景気後退の長期化リスクが高まりつつある」
との認識が示されました。
欧消費者物価指数(2月)は市場予想とおり0.4%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
米NY連銀製造業景気指数(3月)は市場予想より弱い
過去最悪の−38.23となりました。
カナダ四半期設備稼働率は
市場予想よりやや弱い74.7%となりました。
米長期TICフロー(1月対米証券投資)は
市場予想よりかなり弱い−430億ドルとなりました。
米鉱工業生産(2月)は−1.4%、米設備稼働率(2月)は70.9%と、
市場予想よりもやや弱い結果となりました。
米NAHB住宅市場指数(3月)は市場予想とおりの9となりました。
米財務省が「中小企業局保証ローン担保証券を最大150億ドル購入。
中小企業向け債務保証の上限を融資額の90%に拡大。」
することなどを発表しました。
NY原油は47ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−7.01ドルで取引を終えました。

<昨日17日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
日第三次産業活動指数(1月)は市場予想より強い0.4%となりました。
豪RBA議事録では「将来の会合に柔軟性を残すため
金利据え置きを決定。豪交易条件は低下しているが
向こう1年は依然として高い見込み。」
など、将来の利下げに含みがあることが明かされました。
日工作機械受注(2月 確報)は−84.4%となりました。
日経平均は前日比+244.98円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
欧州委員が「欧州経済は3カ月前よりは良い兆しが見られる。」
との認識を示しました。
スイス政府が「失業率見通しを09年3.8%、2010年5.2%。
2010年GDP見通しを0.1%へ下方修正。」と発表しました。
日銀が「金融機関に対する劣後特約付貸付の
供与の具体的検討を開始」したことを発表しました。
英DCLG住宅価格(1月 前年比)は
市場予想よりはやや強い−11.5%となりました。
欧ZEW景況感調査(3月)は市場予想よりは強い−6.5となりました。
独ZEW景況感調査(3月)は市場予想よりは強い−3.5となりました。
独ZEWが「向こう6カ月間の経済展望は明るい。
景気減速は徐々に解消している。景気は今夏に底を打つ可能性。」
との見解を示しました。
独ハレ経済研究所が「独09年GDPの見通しは−4.8%、
独失業率の見通しは2010年までに9.5%、
独財政赤字の見通しは2010にGDPの6%へ拡大。」
との悲観的見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
米住宅着工件数(2月)は58.3万件、
米建設許可件数(2月)は54.7万件と、
共に市場予想より強い結果となりました。
米生産者物価指数(2月)は市場予想より弱い0.1%となりました。
カナダ製造業出荷(1月)は市場予想よりは強い−5.4%、
カナダ四半期労働生産性は
市場予想より弱い−0.5%となりました。
IMFが「09年の世界経済成長見通しを
−0.6%へ下方修正」しました。
欧州委員が「銀行の不良債権処理が進めば
数ヶ月以内に明確な効果が現れる。」との認識を示しました。
ユーログループ議長が「ユーロ圏にはデフォルトに陥る国はない」
との認識を示しました。
NY原油は48ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+178.73ドルで取引を終えました。

<今日18日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(1月)、
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は0.10%で据え置き)
午後2時に日景気先行CI指数(1月 確報)、
日景気一致CI指数(1月 確報)、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(1月)、
午後6時半に英失業率(2月)、英BOE議事録、
夜9時半に米消費者物価指数(2月)、米四半期経常収支、
同夜9時半に加卸売売上高(1月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
日銀総裁記者会見・英・米の指標には注目です。

<明日19日(木)の主な予定>

朝8時50分に日全産業活動指数(1月)、
午前9時半に豪新車販売台数(2月)、豪四半期新規住宅、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後4時15分にスイス貿易収支(2月)、
午後7時に欧鉱工業生産(1月 基調済)
同午後7時にスイスZEW景況感調査(3月予想)、
午後8時に加消費者物価指数(2月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数
同夜9時半に加国際証券取扱高(1月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(3月)、
米景気先行指標総合指数(2月)
スイス・加・米の指標には注目です。

さて、過去4回にわたり計1700億ドルに達する公的資金での
救済措置を受けている米AIGが08年度分のボーナスとして
幹部約400名に最大6億円相当の賞与を含む
総額1億6500万ドルものボーナスを支給することが報じられ、
米サマーズ国家経済会議委員長が「言語道断」と厳しく非難して、
オバマ大統領も「ボーナス差し止めに向け、あらゆる
法的手段を探るようガイトナー財務長官に要請」するなど、
物議となっているようです。

一方、米政府は中小企業の資金繰り支援策として、
2月に成立した8000億ドル規模の景気対策法や
金融安定化法に基づく7000億ドルの一部を財源に、
中小企業向け融資への政府保証拡大、関連手数料の一部撤廃、
融資債権を裏づけとする資産担保証券の政府購入など
を発表して米中小企業の下支えの実施を打ち出しました。

また、IMFが「09年の世界経済成長見通しを−0.6%に下方修正」
したり、ドイツのDIWやIWHなどの経済研究所も悲観的な見解を示す
一方、ドイツZEWは「向こう6カ月間の経済展望は明るい。
景気減速は徐々に解消している。景気は今夏に底を打つ可能性。」
との見解を示したり、バーナンキFRB議長も「米景気後退は
年内に終わる可能性。2010年から景気は回復へ向かう。」
との見解を示すなど、経済予測はまちまちのようですが、

経済指標のほうでは、米商務省が発表した2月の住宅着工件数が、
2008年4月以降で初めて増加に転じて、
1990年1月以来の大幅な増加率となる前月比22.2%増となるなど、
暗雲の中に曙光も見られるようになってきているようです。


さて今日は、ワイルダーのインタビューお話です。

「ギャンの相場理論」や「基礎から学ぶデイトレード」など
多数の翻訳や著作で知られる林 康史さんの著作のひとつに
日本経済新聞出版社から発刊されている
「はじめてのテクニカル分析」という本がありますが、

その12章の中で林 康史さんが1990年に、
米国のノースカロナイナ州のグリーンズポロで

RSIやパラボリックで有名なJ・ウエルズ・ワイルダー・Jr氏を
訪ねてされた興味深いインタビューが載っていますので
一部を引用してご紹介いたします。

―なぜテクニカル分析を始めたのですか―

「私はもともとエンジニアでしたが、不動産を始め、
 年齢的には遅くマーケットの世界に入りました。
 その際、まず考えたことが相場の数理的処理ということでした。
 (中略)テクニカル分析はファンダメンタル分析と比べると、
 普遍性が高く、時間の無駄が省けると考えたのです。」

―ちなみに、どの手法を好んで使っているのですか―

「どれか1つの手法ということよりも、
 コンビネーションが大切だと考えています。
 さまざまな分析手法を組み合わせて意思決定していきます。
 ただ、シグナルが多すぎるシステムもよくないと思います。」

―テクニカル分析で重要と考えていることは何でしょうか―

「まず大切なのはトレンドでしょう。次にタイム・フレーム
 (時間枠・時間要素)も考慮しなければならないでしょう。」

―占星術など、いわゆる神秘主義についてはどう考えていますか。
 参考にすることはあるのでしょうか―

「ありません。そういったものは存在するかもしれませんが、
 不可知です。」

―エリオット波動理論やフェボナッチ数列についてはどうですか―

「使っていません。ある時は完璧なまでに当たるようですが、
 不確実だと考えています。」

―ギャン理論についてはいかがですか―

「使っていません。」

―RSIは期間の取り方が問題となりますが、
 14日で固定すべきではないのではないですか―

「いや。基本的にはRSIの場合は固定で考えています。
 RSIを作ったとき、過去の調査の結果から、
 相場のサイクルは一般的に7日の倍数、
 おおむね28日であることを結論づけました。
 そして、RSIは半周期で見るのが適しているから
 14日としたのです。」

―パラボリックについてですが、固定された係数ではなく、
 媒介変数として取り扱われるべきと思いますが。
 また、本日高値・安値ではなく、
 タームをもっと長くする方法もあると思いますが―

「いずれも興味ある意見ですね。
 先ほど、コンビネーションが大切と言いましたが、
 複数の分析手法を組み合わせて意思決定していく方法以外に、
 あなたの言うように、同じシステムや手法の中での
 (タームを複数にとる)コンビネーションも考えれるでしょう。」

鋭くインタビューで切り込む林 康史さんに、

J・ウエルズ・ワイルダー・Jr氏は、ときにエンジニアらしい
信念に基づく頑で妥協しない回答をしながらも、(苦笑)

「固定された係数ではなく、媒介変数として取り扱われるべき」

などの意見には、柔軟に興味を示していて、
なんか面白いですね。

J・ウエルズ・ワイルダー・Jr氏は、
RSIは相場のサイクルという観点から
期間についてベストの14日を譲りませんでしたが、

他のテクニカル指標については、
複数の分析手法を組み合わせて意思決定していくように、
期間パラメーターを複数とって考察することに
興味を示していたようです。

テクニカル指標のパラメーターは、
興味の尽きないテーマですが、

普遍的1つのベストのパラメーターを求めるよりも、
相場自体が変容するために、複数のパラメーターによる
同一テクニカルの複数表示による相場分析も面白そうですね。

もしかすると、相場を自動車に見立てるならば、
そもそもベストの固定的ギヤ比というものはなくて、

自動車が車速に応じてギヤ・チェンジするように
テクニカルの期間などのパラメーターも
相場状況によって可変されるべきなのか、

あるいは複数パラメーターの同時表示で、
そのときの相場をよく捉えているものを見ていく
などの方法もあるのかもしれませんね。(謎)


※ 3月20日(金)ブログの更新はお休みさせていただきます。


FX タラ・レバと相場のスキルのお話

北海道でも日一日と春の訪れが感じられるようになってきました。

<先週末13日(金)の主な出来事>

NZ小売売上高(1月)は市場予想よりかなり弱い−1.1%となりました。
東京時間は主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
スイスSNB総裁が「為替介入はスイスフランの
一段の上昇を避けるため」であったことを表明しました。
米シティグループの会長が
「米政府の追加資本注入は必要としていない。」と発言しました。
日銀総裁が「景気のさらなる下振れリスクに注意が必要。
ゼロ金利や量的緩和が長引くと弊害を生み出す。」
との認識を示しました。
中国首相が「必要なならば新たな景気刺激策を打ち出す可能性。
米国における中国の資産の安全性をやや懸念している。
外貨準備はすでに分散化計画を導入し始めている。」
との認識を示しました。
日鉱工業生産(1月 確報)は−10.2%、
日消費者態度指数(2月)は27.6となりました。
日経平均は今年最大の上昇幅の
前日比+371.03円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上昇した後に揉み合う展開となりました。
独卸売物価指数(2月)は
7ヶ月連続マイナスすの−0.1%となりました。
スイス生産者輸入価格(2月)は
市場予想より弱い−0.6%となりました。
欧小売売上高(1月)は市場予想より弱い0.1%となりました。
カナダの失業率は7.7%、雇用ネット変化率(2月)は−8.26万人と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
スペインの経済相が「金融政策の効果は限定的となる可能性。
いつかは銀行救済から撤退が必要。
銀行救済は一時的措置であるべき。」
との認識を示す発言をしました。
この時間、欧州株価は堅調に推移しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがやや軟調な揉み合いとなりました。
米貿易収支は輸出・輸入共に減じて、
市場予想よりは強い−360億ドルとなりました。
米輸入物価指数は市場予想より強い−0.2%となりました。
カナダの国際商品貿易(1月)は
市場予想とおり−10億カナダドルとなりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月 速報)は
市場予想より強い56.6となりました。
米サマーズ国家経済会議委員長が
「米国がデフレ入りするなら、GDPは悪化して多くの借入が必要」
との認識を示しました。
カナダ財務相が「金融システム修復のためには
不良資産切り離しが必要。大きな雇用喪失を予想している。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は46ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは上下動しながらも
前日比+53.92ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日16日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ製造業売上高(四半期)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(3月)、
午後7時に欧消費者物価指数(2月 確報)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(3月)、
同夜9時半に加設備稼働率(四半期)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(1月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(2月)、米設備稼働率(2月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。
また、欧トリシェECB総裁の講演が予定されているようです。

<明日17日(火)の主な予定>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(1月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注(2月 確報)、
午後5時15分にスイス鉱工業生産(四半期)、
午後6時半に英DCLG住宅価格(1月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(3月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(3月)、
夜9時半に米生産者物価指数(2月)、住宅着工件数(2月)、
建設許可件数(2月)、
同夜9時半に加製造業出荷(1月)、加労働生産率(四半期)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・米の指標には注目です。
また、英BOE総裁の講演も予定されているようです。

そして、今週の3月18(水)からの主な注目材料は、

18日(水)に、日政策金利発表、日銀総裁記者会見、
スイス実質小売売上高、英BOE議事録、英失業率、
米消費者物価指数、米経常収支、米FOMC政策金利発表、

19日(木)に、スイス貿易収支、スイスSNB総裁講演、
欧鉱工業生産、加消費者物価指数、米新規失業保険申請件数、
米フィラデルフィア連銀景況指数、米景気先行指標総合指数、

20日(金)に、東京市場休場、独生産者物価指数、欧貿易収支、
加小売売上高、米バーナンキFRB議長講演、

などがあります。

さて、
ロンドン近郊で週末に開かれていた
G20(財務相・中央銀行総裁会議)では、

1. 世界経済の成長の回復のために、成長が回復するまで
必要な行動をとる用意があり、あらゆる形の保護主義に対抗し、
開かれた貿易と投資を維持する。2. 流動性支援の継続と銀行の
資本増強を通じて金融システム上重要な機関の健全性を確保する。
3. 成長の回復と長期的な財政の持続可能性を確保する。
4. 価格の安定と整合的に非伝統的な政策手法も活用しながら、
必要期間、緩和政策を維持していく。5. 新興国や途上国が
国際的な資本フローの反転に対処するのを支援するため、
IMFの資金基盤を大幅に増加させ、世銀による進展を歓迎する。
6. 金融システムの強化のために、金融機関、市場、商品が
適切な規制と監督の下に置かれ、適切な情報を開示すること、
システミック・リスクの集積を防ぐためにマクロ健全性監督を
強化すること、危機解決・予防のための国際協調を強化すること、
などを提言。7. 信用格付け機関の登録等も含めた規制上の監督、
信用派生商品市場の標準化などと共に、非協力的な国や地域を
特定して、対抗措置を策定する。8. 国際金融機関の有効性と
正統性を強化するため、バナンスを向上させ、それらの機関が
世界経済における変化を反映することを確保させるべき。

などからなる、ロンドン金融サミットの前段としての
共同声明が採択されました。

一部では、協調優先で各論には温度差があり、
財政出動の具体的な目標は協調を得ていなく、
失敗の許されない4月2日のロンドンG20金融サミットへ向けての
総論採択で、具体性に欠けるとの厳しい声もあるようです。

一方、ロイターの報道によりますと、米財務省は金融機関の
不良資産買い取りに向けた官民共同ファンド設立の詳細を、
1週間以内に発表するとのことで、金融不安の根ともなっている
金融機関の不良資産切り離しに向けた具体策と
その後の動きが期待されます。

また、米リーマンの破綻から約半年目を向かえ、
各国政府の財政負担も膨張して、
いまだ金融不安は収まっていない状況ではありますが、
日本の景気ウォッチャー調査(2月)では
前月比で2.3ポイント上昇したり、
また、米国の個人消費にも改善が垣間見られたり、
中国でも最近の経済指標に好転の兆しがわずかながらも
見られるようになってきたとする向きもあるようです。
まだ楽観は許される状況ではないものの、
今後の経済指標が注目されます。


さて今日は、タラ・レバと相場のスキルのお話です。

タラ・レバとは、よく勝負事の禁句といわれますね。

勝負が進行しているのに、
あるいは結果が出てしまっているのに、

「○○だったタラ。」「○○していレバ。」
などという過去の仮定や後悔は無意味だというわけですね。

「はじめに想定していないと後付では手遅れで無意味だ。」
というわけです。(苦笑)

でも、タラ・レバは勝負事では誰しも思うことがあるもので、
競馬なんかでも「もう一点買っていレバ…。」
なんてことはありますね。(苦笑)

勝った時にも「もっと買っていれば」と思うことさえあります。(笑)

まぁ、同じシーンからやり直しがきくゲームの場合は、
少し事情が違うところがあって、
タラ・レバは学習効果となるようで、

たとえば再現性のあるコンピューター・ゲームなどでは、
繰り返すほどにしだいに上達して、
ゲームをクリアしてゴールができるようになるものですが、

ところがまったく完全に同条件のシーンのない勝負事では、
なかなか学習が難しいところがありますね。

たとえば、競馬でもまったく同じ馬が同じ体調で
騎手も同じで、距離や天気や馬場などの条件もまったく同じレース
などということは恐らくはないわけで、

そういった意味では、類型のレースはあったとしても
煎じ詰めますとほとんどレース毎では一発勝負となるようですし、

また、相場も似たような上げ下げをしているようでも、
その時点、その時点での各国のファンダメンタルズは
微妙に異なり、また新たなニュースや新たな思惑とともに
各通貨の強弱関係も一様ではありませんから、
類型の行く末は一様ではない、いろいろなパターンとなります。

ですので、完全再現となるコンピューター・ゲームとは
まったく異なるものとなるようです。

相場などは、学習や上達が極めて難しい勝負事となるわけです。

ある場面で「もっと我慢をしていレバ、利を伸ばせたのに」と
後悔の学習をしても、

別の似たような場面では、
「頑張りすぎて含み益が損失となった」という事態に遭遇して、
以前の後悔の学習がアダとなってしまうことがあって、

学習するほどに、
何がなんだか判らなくなってしまうことがありますね。

さて、

相場の類型はその時点での各国のファンダメンタルズが異なり、
また新たなニュースが発表され、新たな思惑が生じ、
総体的に似て非なる状況であるために、
過去のチャートは未来を推し量るに
完全なツールとまではなり得ないようですが、

それでも、チャートはその研究者によりますと、
過去のチャートと未来の相場は完全に無関係ではなく、
「有意の相関性」があるとされていて、
ひとつの有効なツールとしては扱えることができそうです。

過去のチャートと未来の相場をつなぐのは、
「今」という瞬間の時ですが、

「今」瞬間の相場にはいくつかの興味深い性質があるようです。

イゴール・トシュチャコフによれば、

「相場が動く方向は2つしかない」
「相場は常に動いている」
「相場は日々(その日の)レンジを形成する」

などという基本性質とともに

「相場が現行の方向に動き続ける確率は、
 相場がすぐに反対方向へ転換する確率よりも高い」

ということをその著書 " Beat the Odds in Forex Trading "
で明確に述べています。

また、J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアは、
アダムセオリーという著著の中で

「(前略) マーケットの動きが早いほど、
 マーケットによる未来の予測は正確になる。」

と書き記しています。

何のこっちゃ、という感じですが、(笑)

「急伸、急落など、動きが早く強いほど未来予測がしやすく
 また、予測も正確になる」

ということのようです。

また、古来からに言われているように、
(あたりまえのことですが)

「相場が上昇するときには、陽線が多くなる。」
「相場が下落するときには、陰線が多くなる。」

などということも、
テクニカル判断のエッジ(優位性)となりそうですね。

もしかしますと、

相場のすべてを法則的あるいは数理的に理解しようとすると
混乱してしまうものなのかもしれませんが、

「その多くの挙動は不可解で数理的に完全な分析はできないが、
 しかし、一部には確率的なエッジが間違いなく存在している。」

と捉えるならば、少し相場というものが理解できそうな気がします。

また、トレードのスキルとは不確かな中から、
このエッジを見出す技術といえるのかもしれませんね。

そして、タラ・レバも「後の祭り」の後悔であれば無意味でも、
トレード前にしっかりとタラ・レバでの
「場合のストーリー」を考察して、
シナリオを想定するのならば有効なのかもしれません。

事前のタラ・レバの考察と相場の性質のエッジで、
今日も相場を読み解く苦労を楽しんで行きたいものです。

えっ、「タラ・レバの想定違いとなったらどうするんだ。」
ですって?

それは、当然の損切りということに。。。(爆)


FX ジョン・F・カーター氏の語録

スペースシャトルの発射は延期となってしまったようですが、
WBCの侍ジャパンは好調なようですね。

<一昨日11日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調なスタートとなりましたが、
その後、軟調傾向の揉み合いとなりました。
ガイトナー米財務長官が「米景気後退は深刻化。
金融機関は有害資産のバランスシートの洗浄をすべき。
金融不良資産は数週間以内に詳細を提示。
自動車会社の再構築は長期的に存続能力があるか監視。」
などの認識を示しました。
豪Westpac消費者信頼感指数(3月)は−0.2%となりました。
日機械受注(1月)は−3.2%、日国内企業物価指数(2月)は−0.4%と
共に市場予想よりは強い結果となりました。
英NIESRのGDP予想(2月)は−1.8%となりました。
中国の貿易収支(2月)は
市場予想より黒字幅が縮小して48.4億ドルとなりました。
日経平均は前日比+321.14円で取引を終え
4営業日ぶりに反発しました。

ロンドン時間では、
ドルストレートやクロス円が堅調傾向の展開となりました。
IMFの専務理事が「先進各国の銀行の不良債権を
切り離す遅い動きを懸念している。」と発言しました。
スイスUBSの08年純損失は209億スイスフランと発表されました。
独生産者物価指数(1月)は市場予想より弱い−1.2%となりました。
英商品貿易収支(1月)は
市場予想より弱い−77.45億ポンドとなりました。
独製造業受注(1月)は市場予想より弱い−8.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ユーロドルなどドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
カナダの新築住宅価格指数(1月)は
市場予想より弱い−0.6%となりました。
IMFが「カナダ経済は下降リスクが支配して目先は縮小。
信用の成長は依然底堅く経済は回復の見込み。」
との認識を示しました。
オバマ米大統領が「G20では経済を復活させる協調行動を取るべき。
財政規制の議論は不可欠。各国が保護主義とならないことが重要。」
との認識を示しました。
米月次財政収支(月)は市場予想よりはやや強い
−1927億ドルとなりました。
NY原油は在庫増が嫌気されたか42ドル台半ば取引を終えました。
NYダウは前日比+3.91ドルで取引を終えました。

<昨日12日(木)の主な出来事>

RBNZの政策金利は0.50%の利下げとなりました。
RBNZ声明では「09年央に経済は底打ち。
経常赤字は09年にGDPの8%。09年第1四半期GDPは−0.8%。
将来の利下げ幅は小さくなる。」
などの見解が発表されました。
NZドルが反発しました。
東京時間ではドル円やクロス円が軟調となりました。
日四半期実質GDP(確報)は−3.2%、
日四半期名目GDP(確報)は−1.6%と、
共に市場予想よりは強い結果となりました。
豪消費者インフレ期待(3月)は2.2%となりました。
豪新規雇用者数(2月)は市場予想より強い0.18万人、
豪失業率(2月)は市場予想より弱い5.2%となりました。
RBNZ総裁が「状況が悪化すれば政策金利が2.50%を下回る可能性」
があるとの認識を示しました。
日経平均は前日比−177.87円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いとなりました。
ECB月報(3月)では「09-10年のインフレは2%を下回る。
経済に対するリスクは均衡。10年に経済は緩やかに回復。」
などが示されました。
欧生産者物価指数(1月)は市場予想より弱い−0.8%となました。
独鉱工業生産(1月)は市場予想より弱い−7.5%となりました。
ユーログループ議長が「財政は危機対策により痛手を受けている。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
揉み合いながらも主要通貨ペアが堅調な展開となりました。
米小売売上高(2月)は市場予想より強い−0.1%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い65.4万件となりました。
スイスSNB政策金利が0.25%の利下げとなりました。
SNB声明では「09年GDPを−2.5〜3.0の見通し。
通貨高回避のため為替介入。
スイス国債買入を計画。社債買取。」など量的緩和も発表しました。
S&Pが見通しは安定的としながらも米GEの格付けを引き下げました。
米企業在庫(1月)は市場予想とおりの−1.1%となりました。
ガイトナー米財務長官が
「クレジットフローの回復がなければ金融は正常に機能しない。
信用障害の潜在的損失の回避のための分析は慎重に行う必要。
不良資産を除去する機構は民間資本と政府融資を使う。
時価会計ルールはSECの権限。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが
米地銀23行の格付けを引き下げる可能性があることを報じました。
独・仏両首相がG20での財政出動に関する米国の呼びかけを
拒否することを明らかにしました。
バンカメのCEOが「09年最初の2ヶ月は黒字。通年でも黒字を予想。
メリルリンチの買収は長期的にはプラスなにると予想。」
との認識を示しました。
NY原油は47ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+239.66ドルで取引を終えました。

<週末の今日13日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高指数(1月)、
午後1時半に日鉱工業生産(1月 確報)、日稼働率(1月 確報)、
午後2時に日消費者態度指数(2月)、
午後4時に独卸売物価指数(2月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
午後8時に加失業率(2月)、加雇用ネット変化率(2月)、
夜9時半に米貿易収支(1月)、米輸入物価指数(2月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(1月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧・加・米の指標には注目です。

さて、米金融大手のシティ・グループやJPモルガンなどの
首脳による収益改善見通しが伝えられたことで、
7000ドルの大台を回復したNYダウですが、
一部ではこれは不安払拭を意図したもので、
保有資産の値下がり傾向は続いている状況では
最終損益は楽観視できないとして、
この反発がどこまで続くか疑問視する向きもあるようです。
今後の株式市場の動向が注目されます。

また、バーナンキFRB議長は、経営が悪化した大手金融機関を
対象に、金融システムへの影響を最小限にとどめて
破綻処理をする法制度が必要との認識を示し、
金融危機の再発防止のための金融機関の包括的改革の必要性や、
破綻が連鎖するリスクを監視する機関を設け監督を強化するのが
望ましい、との見解を示しました。

さて、今日13日からロンドン近郊でG20(財務相・中央銀行総裁会議)
が開催されますが、米国は「財政出動など景気回復へ世界的な
協調行動を各国に呼びかける」と共に「金融危機の再発防止へ
規制改革にも取り組む」として、これまで慎重であった
金融規制強化も前向きに検討するとしているものの、
欧州各国では「銀行以外にヘッジファンドも含めて
規制強化すべき」と、温度差がどこまで埋まり協調となるか
注目されます。G20を前にして早くも独・仏両首相が
財政出動に関する米国の呼びかけを拒否することを明らかにするなど
不協和音も聞かれるようです。


さて今日は、ジョン・F・カーター氏の語録のお話です。

ジョン・F・カーター氏は、
どことなく過去の二人の米大統領に似ているようなお名前ですが(笑)
トレード・ザ・マーケッツ社の社長で、
株式、オプション、先物などのベテラン・トレーダーです。

" Mastering the Trade " という著作でも有名ですが、
歯に衣着せぬ言い回しが痛烈な講演家でもあります。

ジョン・F・カーター氏の著作

" Mastering the Trade " の冒頭には

「プロトレーダーに転身するという過酷な作業に
 勇気をもって立ち向かおうとするすべての人に本書を捧げる。」

という静かな語り口ながらも、本の中身には
遠慮ないズケズケした文章が小気味よく踊っています。

ちょっと味わってみましょう。

悪たれ言葉や毒舌の裏にキラリとした真実が光っています。

「プロのトレーダーが金儲けできるのは、
 彼らがいつも正しいことをしているのではなく、
 俗にいう"フレッシュミート"をうまく利用する方法を
 知っているからなのだ。」

「フレッシュミート? そうさ新鮮な肉だよ。
 経験が10年に満たないアマチュア、
 つまり準備のないトレーダーたちのことだよ。」

「こういった知識のないトレーダーは、
 ライオンの群れに囲まれたアンティロープと同じさ。」

「プロのトレーダーになるための唯一の方法は、大移動する
 羊の群れから抜け出すための武器を手に入れることさ。」

「市場を動かすのは経済原理などではない。」

「勝つためには、舞台裏で起こっている市場の力学というものを
 理解しなければならないんだよ。」

「一般トレーダーは、間違ったときに、間違った場所で
 間違ったスキルを用いる、これが彼らの特徴さ。」

「トレードの第一段階は、常に負ける。
 トレードの第二段階は、恐れによるトレード。
 そして第3段階は、永遠の聖杯探し。」

「夢を食べて生きる者は空腹で死ぬ、とはベンジャミンの言葉だが
 人生で勝つために必要な決断力、楽観的思考、頑固さなどは、
 マーケットでは完敗へと導くものでしかない。」

「トレーダーと市場の関係はダンスに似ている。
 市場とうまくダンスするには、
 市場にリードしてもらうのがベストだ。
 過度に強気の展望を持ってもいけないし、
 過度に弱気の展望を持ってもいけない。
 ビジョンよりも規律が大事だ。」

「衝動的にトレードしていてはハゲワシたちの餌食になるだけだ。」

「トレーディングにも泣くなんてないし、
 コーヒーカップを壁に投げつけたり、
 モニターに向かって怒鳴りつけるなんてこともない。
 損失も失敗したトレードも
 すべてトレーディングの一部に過ぎない。
 何をやってもまるでチグハグという日もあるさ。」

「買った株が下がったら? ならば私はすぐに売る。
 私には下がる株を止めることはできないし、
 なぜ下げているのかも分るはずがない。
 下がっているから下がっているだけだ。
 投機家がトレードを手仕舞うときに
 それ以上の理由が必要だろうか。
 小さな損を取ることこそが成功の秘訣だ。」

「ブローカーの多くは、顧客の口座がいつ破産するかを予測する
 口座分析を実際にやっている。
 口座が破産する第一の兆候は、トレード回数の増加と
 指値注文が成り行きになることが増える点だ。
 ブローカーはこういった状況が起こると舌なめずりをして、
 顧客の行うすべてのトレードと逆のトレードを行う。
 突然、小利で利食いし始めるトレーダーはそれまでよりも
 トレード回数が増えていることが多い。
 顧客のこういった行動は90%以上のの確率で
 口座を破産させることが彼らには分っているのである。」

「トレードは待つこと、と言っても過言ではない。
 衝動的トレードに走らないのがここでのスキルだ。
 また、プロのトレーダーは動きがあるたびに
 仕掛けているわけではない。
 すべての動きを捉えるのは不可能だ。
 すべての動きを追っかけようとするのは
 アマチュアのやることだ。」

「アマチュアは1回のトレードでいくら儲けれるかを重視する。
 プロのトレーダーはリスクを限定し資産を守ることを重視する。」

「私のトレードに大きな変化が現れたのは、自分の考えを無視し、
 一握りの良いセットアップに集中するようになったときだった。」

ふーむ。

毒舌にして痛烈ながらも、参考となる言葉がありますね。

風邪の完治していない私にはクラクラくるほどです。(爆)


FX 得意技のお話

今日11日は若田光一さんも搭乗するスペースシャトル
「ディスカバリー」がケネディ宇宙センターから
打ち上げられますね。^^

<一昨日の週はじめ9日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなました。
英BOE副総裁が「英国は特に酷いリセッションの初期段階。
必要があれば追加措置の余地がある。」と発言しました。
日国際収支(経常収支1月)は2580億円、
日国際収支(貿易収支1月)は
1985年以来で最大の赤字額の−8444億円と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
日企業倒産件数(2月)は帯前年比で10.3%となりました。
日景気ウォッチャー調査(2月 現況判断DI)は市場予想より強い19.4、
同(2月 先行判断DI)は26.5となりました。
日経平均は前週末比−87.07円で引けて、
バブル後最安値を更新することとなりました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調に推移して、
ポンドドルなどドルストレートが軟調となる展開となりました。
スイス失業率(2月)は市場予想とおりの3.1%となりました。
英銀ロイズの政府管理下での大幅コスト削減の観測もあり、
ポンドが軟調となりました。
欧ECB専務理事が「ECBには金利を動かす余地があるが、
追加利下げが金融危機の根本的解決とはならない。」
との認識を示す発言をしました。
英国商工会議所が「リセッション状況を含めた
08-09年のGDPは−3.7%」との認識を示しました。
IMFが「スイス経済は09年に少なくとも2%縮小の見込み。」
との認識を示しました。
カナダの住宅着工件数(2月)は
市場予想より弱い13.46万件となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
格付け会社のムーディーズが
英HSBCの格付け見通しをネガティブとしました。
米財務省がバッドバンク計画の詳細を
数週間以内に公表すると発表しました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏の経済状況が転換している兆しはない。
深刻な景気後退期にある。」との認識を示しました。
欧ECBトリシェ総裁が国際決済銀行(BIS)での
G10主要国中央銀行総裁会議で
「金融市場は回復の可能性を依然過小評価しているものの、
世界経済は転換点に近づいている可能性がある。」
との認識を示しました。
NY原油は47ドル前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−79.89ドルで取引を終えました。

<昨日のゴドウ日10日(火)の主な出来事>

東京時間ではユーロドルが堅調推移しましたが、
その他の主要通貨ペアは揉み合いの展開となりました。
英財務相が「G20では経済支援に財政と金融両面で
政策対応することを改めてコミットすべき。」と発言しました。
英RICS住宅価格(2月)は市場予想より弱い−78%となりました。
豪NAB企業信頼感指数(2月)は−22、
豪NAB企業景況感指数(2月)は−20、という結果になりました。
日財務相が「政府は株価下落による信用収縮に断固立ち向かう決意」
であると発言しました。
ガイトナー米財務長官が「米国は経済に関し、
ここ数週間で他国が数年間に行った以上の行動を取った。」
との認識を示しました。
日景気先行CI指数(1月)速報は77.1、
日景気一致CI指数(1月)速報は89.6、
と共に市場予想よりやや弱い結果となりました。
欧州航空関連大手のEADSの08年通期決算で純利益が
市場予想より強い15.7億ユーロとなりました。
日工作機械受注(2月)速報は前年比で−83.9%となりました。
日経平均は前日比−31.05円で取引を終え
バブル崩壊後の最安値を更新しました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となり、ユーロドルが堅調となりました。
米紙が「米当局が米シティの経営悪化に備え追加策を検討」
していることを報じました。
IMFが「09年の世界の経済成長はゼロ以下」との認識を示しました。
独貿易収支(1月)は85億ユーロ、独経常収支(1月)が42億ユーロと
共に市場予想より弱い結果となりました。
独消費者物価指数(2月)確報は市場予想とおりの0.6%となりました。
ECB理事が「経済情勢が悪化すればゼロ金利もありえる。
流通市場からの国債買い入れはECB創設時の精神に反する。」
との認識を示しました。
英鉱工業生産(1月)は−2.6%、英製造業生産高は−2.9%と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
独銀総裁が「09年に独失業率は一段と上昇。
独経済の安定化の兆しは見られない。
個人的にECB政策金利の下限は1.00%と見ている。
目標を上回るインフレは容認しない。先制行動をとるだろう。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が揉み合いながらも堅調な展開となりました。
ドルストレートがしだいに軟調となりました。
米シティのCEOが「09年1-2月の収益は190億ドルと好調。」
とコメントしました。NYダウが反発しました。
バーナンキFRB議長が
「金融システム上重要な金融機関の破たんは回避すべき。
金融機関全体を監督する規制が必要。
銀行システムが安定すれば景気後退が年内に収束する可能性。
時価会計の凍結は支持しない。」などの認識を示しました。
米卸売在庫(1月)は市場予想よりは強い−0.7%となりました。
カナダ首相が「米国の金融が安定するまてせカナダは景気後退から
脱出できない可能性。4月に経済へ200億カナダドルの
注入を始める。」などの主旨の発言をしました。
米ドッド上院議員が「株の空売り規制の早期再開を支持する。」
と発言しました。
EU欧州連合が「ルーマニアを支援する準備ができている。」
ことを発表しました。
ガイトナー米財務長官が「一部の銀行には多額の政府資本が
必要な状況。金融システムは依然として大きな損傷を負っている。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は45ドル台ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは大きく反発して前日比+379.44ドルで取引を終えました。

<今日11日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感指数(3月)、
朝8時50分に日機械受注(1月)、日国内企業物価指数(2月)、
午前9時01分に英NIESRのGDP予想(2月)、
午後6時半に英商品貿易収支(1月)、
午後8時に独製造業受注(1月)、
夜9時半に加新築住宅価格指数(1月)、
深夜3時に米月次財政収支(2月)、
などの経済指標が発表されます。
英指標には一応注目です。

<明日12日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は0.75%の利下げ)
朝8時50分に日四半期実質GDP(確報値)、日四半期名目GDP(確報値)
午前9時に豪消費者インフレ期待(3月)、
午前9時半に豪失業率(2月)、豪新規雇用者数(2月)、
豪労働参加率(2月)、
午後6時に欧ECB月例報告(3月)、
午後7時に欧鉱工業生産(1月)、欧生産者物価指数(1月)、
午後8時に独鉱工業生産(1月)、
夜の9時半に米小売売上高(2月)、米新規失業保険申請件数、
夜の10時にスイスSNB政策金利、(市場予想は0.25%の利下げ)
夜11時に米企業在庫(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・米・スイスの指標には注目です。
※スイスSNB政策金利は発表時間が変更となる可能性があります。

さて、米シティの実質的な政府管理下入りなどで再燃することと
なった金融不安ですが、米保険大手AIGの巨額損失計上と
政府の追加支援、さらに英政府による大手銀行のRBS
英ロイズの相次ぐ実質国有化で深刻さが増してきていたようです。

そしてフォーブス2008年版世界有力企業2000社番付で
1位を獲得した英HSBCを格付け会社のムーディーズが
格付け見通しをネガティブにするなど、
危機のスピードには凄まじいものがあったようです。

一方、米バーナンキFRB議長は10日の講演で、金融機関全体を
監督する規制は必要としながらも、「金融システム上重要な
金融機関の破たんは回避すべき。」と明言して、
銀行システムが安定すれば景気後退が年内に収束する
可能性があることも示しました。
また、10日には米シティのCEOが「09年1-2月の収益は190億ドルと
好調。」とコメントしてNYダウが反発しました。

そして、ウォーレン・バフェット氏が、08年9月の時点で
米経済は崩壊寸前だったことを指摘して、現在は「崖から落ちた」
状況で、経済活動の鈍化や失業率の上昇など
「最悪のシナリオに近い」状態に直面しているとして、
即座には回復しない、としながらも「5年後には米経済が
良好に機能しているとことを保証する」と
長期的には楽観していることを示しました。

なお、ユンケル・ユーログループ議長によりますと、
欧州16カ国の財務相は各国に一段の景気刺激策を求める
米国の呼びかけには賛同しない、ことを明らかにしたそうです。
サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長とユーロ圏の財務相の
景気刺激策に対する認識には明確な温度差があるようです。


さて今日は、得意技のお話です。

プロフェッションやプロフェッショナルのことを
よく「プロ」などといいますが、

専門職やいわゆる玄人のことを指して言いますね。

さて、元ヤクルトの古田さんと将棋の谷川九段との対談の
「勝負脳を鍛える」という本があるのですが、

野球と将棋というまったく分野の違う勝負真世界で、
いくつもの共通認識があることには驚きがありました。

何かプロといいますと、その道の「マスター」といいますか、
その道の高みに揺るぎなく立つ人というイメージがありますが、

確かに少年期に憧れた分野で一流となったわけですけれども、

それは今もなお続けている「不断の努力に支えられている」
ものなのだそうです。

たとえば、バッターでのプロであり続けるためには、

プロの世界であれば、当然、相手となるピッチャーもプロですから
ただ手をこまねいて、いつも球を投げているわけではなく、
バッターを凡打か三振に討ち取ろうと研究しているわけで、

もしも、そのバッターが内角低めが弱いと判ってしまうと、
プロのピッチャーは、いやらしくそこを中心に投げてくるのだそうで

プロとしては、まずはプロのレベルとしての
顕著な弱点がない状態は少なくともキープしておく必要があって、

その上で、「外角中ごろに来たら、いったるでぇ。」
というような得意を持っているのが一流なのだそうですね。

また、将棋でも特定の戦型が顕著に弱いとプロにはなれませんが、
しかしながら逆に、空中戦が得意、四間飛車が得意という
「得意技のない一流棋士」もいないのですね。

どの分野のプロも、一流と呼ばれるには
そつなきオールラウンドに加えて「得意技」も持っている
ものなのだそうです。

そういえば格闘技でも、「得意の右ストレート」とか
「得意のハイキック」など一流選手はほぼ例外なく
決め技を持っているものですね。

さて、

トレードでプロといいますと、
ファンド筋やディーラーのトレーダーなどはプロと呼ばれますが、

個人トレーダーでも、専業で飯を食っているトレーダーであれば
プロと呼んでよいのかもしれませんし、

兼業トレーダーではあっても、恐ろしく良い戦績を上げて
本業以上の収入をあげている人もプロと呼ばれるのかもしれません。

(まぁ、こんな定義はどうでもよいことなのですが)

元ヤクルトの古田さんと将棋の谷川九段との対談に習えば、

トレードであってもプロともなれば、
「レンジ相場に弱いプロ」も「ドル円以外は弱いプロ」も
プロとしてやっていけそうもないことになりそうですが、(苦笑)

顧客オーダーを捌かなくてはならないディーラーの
プロトレーダーは休むことは許されないのかもしれませんものの、

個人のトレーダーであれば、職務的な拘束も
会社のご機嫌伺いなどもまったく必要のないことですから、

「休む特権」を大いに行使して、(笑)

「自身を知ることによる不得手な相場には手を出さずに高みの見物」

「得意なパターン、得意な通貨ペア中心のトレード」

でも良いのではないかと思います。

むしろ、個人トレーダはこうあるべきなのかもしれませんね。

「得意技はズル賢くトレードで立ち回ることです。」

な〜んちゃって。。。(爆)


FX 3つの選択肢のお話

今日から米国が夏時間となり、NYダウも1時間早く始まりますね。

<先週末6日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが
やや堅調傾向の揉み合いとなりました。
IMFの筆頭副専務理事が「先進国の不況は2010年まで続く可能性」
との認識を示しました。
中国人民銀行総裁が「中国経済には回復の兆しが見られる。
危機対応は遅いよりも早いほうが良い。」
との認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比−260.39円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
米雇用統計前の調整によるものか、
ドル売り動意にドル円が軟調となって、
クロス円も軟調傾向の展開となりました。
ドルストレートはまちまちながらも
ユーロドルが堅調となりました。
ECB専務理事が「ユーロ圏ではない東欧諸国は困難にあるが、
ユーロ圏の国に債務不履行の可能性はなく、
それは報道関係者の仮説に過ぎない。」と発言しました。
スイス消費者物価指数(2月)は
市場予想より強い0.2%となりました。
英生産者仕入価格(2月)は市場予想より強い0.6%、
生産者出荷価格(2月)は市場予想とおりの0.1%となりました。
格付け会社のフィッチが欧州のアイルランドの格付けを
引き下げる方向で検討していることが報じられました。

ニューヨーク時間では、
ドル円とクロス円が上下動しながらも堅調となって、
ドルストレートが上下動しながらも軟調となる展開となりました。
米非農業部門雇用者数変化(2月)は
市場予想とほぼ同じ−65.1万人となりました。
また、過去2ヶ月分が下方修正されました。
米失業率(2月)は市場予想より弱い8.1%となりました。
市場反応はドル買いとなりました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「金融危機の圧力を被っている銀行は早急に資本増強する必要。
深刻で危険な兆候があれば閉鎖も選択肢となる。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のフィッチが
「アイルランドの債務不履行の可能性は低い。」
との見解を示しました。
欧州委員が「経済危機は大異変。
今年の下半期も明確に悪化の可能性。
2010年の下半期に景気が上向く可能性。」
との主旨の発言をしました。
格付け機関のS&Pが英ロイズと英RBSの
短期発行体格付けを引き下げました。ポンドが急落しました。
米紙が「米メリル・リンチは昨年に
数億ドルの損失を出した可能性」と観測報道をしました。
格付け機関のS&Pが英ブリティッシュ航空の格付けを
ジャンク級に格下げしました。
カンザスシティ連銀総裁が
「損失処理が複雑すぎる金融機関は解体すべき」
との主旨の発言をしました。
米消費者信用残高(1月)は
市場予想よりは強い−18億ドルとなりました。
終盤にドルストレートがやや反発を見せる場面がありました。
NY原油は44ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に反発して前日比+32.50ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日9日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際収支(1月 経常収支)、日国際収支(1月 貿易収支)
午後1時半に日企業倒産件数(2月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(2月 現状判断DI・先行判断DI)、
午後4時15分にスイス失業率(2月)、
午後9時15分に加住宅着工件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
日指標には一応注目です。
また、米国が夏時間となりますので、
NYダウのはじまりも今までより1時間早くなります。

<ゴトウ日の明日10日(火)の主な予定>

朝6時にNZIER企業景況感(第1四半期)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(2月)、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(2月)、豪NAB企業景況感指数(2月)
午後2時に日景気先行CI指数(1月 速報)、日景気一致CI指数(同)、
午後3時に日工作機械受注(2月 速報)、
午後4時に独消費者物価指数(2月)、独貿易収支(1月)、独経常収支、
午後6時半に英鉱工業生産(1月)、英製造業生産高(1月)、
午後7時に欧生産者物価指数(1月)、
夜11時に米卸売在庫(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(日速報)・独・英の指標には注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の講演が予定されているようです。

そして、今週の3月11(水)からの主な注目材料は、

11日(水)に、日機械受注、日国内企業物価指数、英商品貿易収支、
独製造業新規受注、加新築住宅価格指数、米月次財政収支、

12日(木)に、RBNZ政策金利、日実質GDP(確報値)、豪失業率、
豪新規雇用者数、欧ECB月例報告、欧鉱工業生産、独鉱工業生産、
欧生産者物価指数、米新規失業保険申請件数、米小売売上高、
スイスSNB政策金利、米企業在庫、

13日(金)に、NZ小売売上高指数、日鉱工業生産、欧小売売上高、
加失業率、加雇用ネット変化、加国際商品貿易、米貿易収支、
米輸入物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
英国でのG20(財務相・中央銀行総裁会議)開催、

などがあります。

さて、先週末の米雇用統計では、
米非農業部門雇用者数変化(2月)が−65.1万人となり、
そして過去2ヶ月分が下方修正されました。
また、米失業率(2月)は1983年12月以来、25年ぶりの水準の
8.1%となりました。米ホワイトハウスも「景気後退の深刻さと
景気回復への道程は遠い。」と声明を出しましたが、
市場はドル買い反応となりました。

また、今年1月に米バンカメに救済合併された米証券大手の
メリル・リンチですが、幹部への巨額ボーナス支払いの問題に
加えて、NYタイムズ紙の報道によりますと、昨年にメリル・リンチの
ロンドンのトレーダーがノルウェー・クローネと
スウェーデン・クローナの取引で4億ドル相当の
巨額損失を出していた可能性があるとのことです。

一方、米政府による金融機関の調査が行われますが、
企業の倒産リスクを売買するデリバティブの
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)などによる損失は、
一部では市場の予想以上に深いとも囁かれていて、
金融機関の損失にかかわる観測報道などが注目されます。

さて、今週は12日(木)にRBNZ政策金利とスイスSNB政策金利などの
発表や週末には英国でG20(財務相・中央銀行総裁会議)が
開催されます。思惑などの動きも含めて相場動向が注目されます。


さて今日は、3つの選択のお話です。

3年ぶりくらいに、酷い風邪をひいてしまいました。(笑)

買い物好きの女房が何処からか風邪を貰(もら)ってきて、
それがうつってしまったようなのですが、

女房のほうは3日ほどで治ったものの、
私は風邪をこじらせてしまいました。

さて、

多くの物事には3通りあるそうなのですが、
風邪をひいたときにも選択肢が3つあって、

ひとつは、すぐさま病院にいって処置や処方を受けて、
なおかつ安静にする選択肢、

もうひとつは、風邪薬やビタミンを服用して
ゆっくり寝て汗をかけばよい、などという民間療法的な選択肢、

もうひとつは、風邪を引くとは気の緩んでいる証拠、
風邪くらいは仕事をやりながら根性で治すもんだという
鬼軍曹的な選択肢、(苦笑)

などですが、

たかが風邪だと舐めていたことや、
ご質問や問合わせなどが容赦なく寄せられていたこともありまして
風邪薬は飲んだものの、ほとんど鬼軍曹の選択をしてしまい、
酷いこととなってしまいました。(笑)

ところで、

トレードでも多くのケースで3つの選択肢がありますね。

エントリーの決断をするときにも

「買おうか」「売ろうか」「様子を見ようか」

の3つの選択肢の中から、
ある時点では1つを選択することとなりますし、

そして、ポジションを持った後にも、
3つの状況により、それぞれ3つの選択肢があります。

たとえば、買いでエントリーしたとたんに
保ち合いや浮動に捕まってしまった場合も、

「うーん。なんとも言えないなぁ。もう少し様子を見ようか」
というが選択肢の中心になるのかもしれませんが、

相場観に自信があれば「今のうちにもっと買い増しておこうか」
という選択肢もないわけではないと思いますし、

あるいは逆に
「この保ち合いは相場観と異なる状況には変わりなし。
 これではどちらに転ぶか分らない。
 いったん仕切り直しをしよう。」
という不明のリスクを嫌う選択肢もありそうです。

また、買いポジションで
相場観とおりに相場が展開している場合でも、

「反転に気をつけながらも、
 利大を目指しもっと様子を見てみよう。」
というのが中心となるかもしれませんが、

「よし、これはもっとイケるぞ。追撃の増し玉だ。」
という攻めの選択肢もあると思いますし、

あるいは逆に
「利食い千人力とも言うし、
 いつ反転するか分らない。
 とりあえずここらあたりで利食っておくか。」
という自己肯定の言葉で自身を納得させながら利食う(笑)
反対売買による手仕舞いの選択肢もありそうです。

そして、買いポジジョンで相場観に反して下落している場合でも、

「辛抱と祈りの含み損での様子見。」
を選択して、根拠なき戻りの期待感とともに、
問題の先送りをするトレーダーもいますし、

「チクショー、下げやがったか。
 ならば買いの平均値を下げてやれ。」
と、さらに買い下がりリスクを増大させる
難平(ナンピン)を選択肢とするトレーダーもいます。

あるいは逆に
「これは自分の判断を相場が違うと教えてくれたこと。
 ここは負けを認めて資金を温存しておくべき。
 直ちに損切りの売りだ。」
と損切りの執行を選択肢とするトレーダーもいます。

(さらにこの売りを細分化しますと、一部売り、全部売り、
手仕舞いと同時に売りポジする倍返し売りと、
また3つに分かれます)

それぞれが、ときに有効なことがある選択肢ですが、

でも、私が風邪をこじらせてしまったように、

「悪い状況となったとき」の選択肢は3つではなく、
もしかしますと、いくつかは選択してはいけない
ものなのかもしれませんね。

ときにたまたまの成功体験が、悪い習慣となって
取り返しのつかない事態となることもあるようです。

そういうことで、たかが風邪と侮らずに、
今週こそは病院に行ってみたいと思います。(苦笑)


余談ですが、含み損について、

「よく含み損は実損ではない。」と言いますが、

「実損は痛いが過去の死んだ損。
 含み損はさらに巨大化する可能性もある、生きている損。
 だから死んでそれ以上大きくならない実損よりも
 生きている含み損のほうが怖いんだよ。」

と言っていた某トレーダーがいますが、

「お化けなんかは怖くない。
 生きている人のほうがよほど怖い。」

という言葉にも似ていますね。

うーん。なんかイミフー。。。(爆)


FX 意識のフェーズのお話

WBCでは侍ジャパンが初戦を勝利しました。^^
さて、早くも来週から米国で夏時間が始まりますね。

<一昨日4日(水)の主な出来事>

東京時間時間では初め豪ドル米ドルなどドルストレートが
下落しましたが、その後、主要通貨ペアは揉み合いとなりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(2月)は
市場予想より強い43となりました。
豪第4四半期GDPは市場予想よりかなり悪い−0.5%となりました。
日銀審議委員が「量的緩和とゼロ金利は現時点では
必要と思っていない。日経済見通しは下振れる可能性が高い。
株価対策は歪みを引き起こす可能性。
金融政策による経済サポートで株価に好影響となることを期待。」
との認識を示しました。
中国が「4兆元の景気対策に加え支出を拡大する」
ことを発表しました。
日経平均は前日比+61.24円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円など主要通貨ペアが堅調に推移しました。
独PMIサービス業(2月 確報)は市場予想よりやや弱い41.3、
欧PMIサービス業(2月 確報)は市場予想よりやや強い39.2、
という結果になりました。
米チャレンジャー人員削減数(2月)は
前年比で158.4%と悪化しました。

ニューヨーク時間では、
ドルストレートやクロス円が堅調傾向で推移して、
ドル円が揉み合いの展開となりました。
米ADP雇用統計(2月)は市場予想より弱い−69.7万人となりました。
米ISM非製造業景況指数(2月)は
市場予想より強い41.6となりました。
ガイトナー米財務長官の議会証言では
「金融安定化策に要するコストは一段と拡大する可能性。
世界経済は昨年9月以降に劇的に悪化。
AIGを破綻されば破局的大ダメージとなった可能性。」
との認識が示されました。
米GEが増資計画がないことを明らかにしました。
米ベージュブックでは、悲観的内容が示されました。
米財務省が、融資上限729,750ドルの
住宅ローン支援計画を発表しました。
NY原油は上昇して45ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは反発して前日比+149.82ドルで取引を終えました。

<昨日5日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
格付け会社のムーディーズが
米JPモルガンの格付け見通しをネガティブに引き下げました。
豪貿易収支(1月)は9.7億豪ドル、
豪住宅建設許可数(1月)は−3.7%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
中国首相が第11期全人代第2回会議で、
金融危機の深刻化の中でも8%成長は可能であると表明しました。
日経平均は前日比+142.53円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも軟調な展開となりました。
独小売売上高指数(1月)市場予想より弱い−0.6%となりました。
中国人民銀行総裁が
「中国経済は09年下期に著しく回復の見込み。」
との認識を示す発言をしました。
欧四半期GDP(改訂値)は市場予想とおりの−1.5%となりました。
英BOEが政策金利を0.50%引き下げました。
英BOE声明では750億ポンド規模の資産買い入れプログラムや、
流通市場で中長期の英国債を買い入れる
量的緩和策が発表されました。
欧ECBが政策金利を0.50%引き下げました。

ニューヨーク時間では、
ドル売り動意にドル円が軟調となって
クロス円も軟調傾向の推移となりました。、
ドルストレートは反発を見せて揉み合いとなりました。
米四半期非農業部門労働生産性は市場予想より弱い−0.4%、
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや強い63.9万件となりました。
カナダ住宅建設許可(1月)は
市場予想よりは強い−4.6%となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「インフレ率は低下。金融市場の混乱の拡大を懸念。
各国政府は財政回帰を目指すべき。ECBは必要な流動性を供給。
ゼロ金利は問題があるが、ECBは1.5%が最低の金利とは決定せず。
追加利下げの可能性を排除しない。
信用市場緩和のための新たな政策が必要となる可能性。」
などの見解を示しました。
米製造業新規受注指数(1月)は
市場予想よりは強い−1.9%となりました。
カナダIvey購買部協会指数(2月)は
市場予想より強い45.2%となりました。
英財務相が「可能な策を全て実行すべき。
英政府は英経済を守るため出来得る全てを行う。」
と発言しました。
米電機大手のGEが「1-3月期は黒字を想定。増資の必要はない。」
との認識を発表しました。
英BOE総裁が「今後の追加利下げの可能性は非常に低い。」
と発言しました。
NY原油は43ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは大きく下落して前日比−281.40ドルで取引を終えました。

<週末の今日6日(金)の主な予定>

午後4時に独生産者物価指数(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
午後6時半に英生産物価指数(2月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(2月)、米失業率(2月)、
明け方5時に米消費者信用残高(1月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には特に注目です。

さて、金融危機で経営が悪化して今年1月に米バンカメに
救済合併された米証券大手のメリルリンチの幹部が、
昨年に276億ドルの巨額最終損失を計上したにもかかわらず、
年収1,000万ドル(9億9000万円)以上が11人、
300万ドル以上が149人もいたことが
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によって報じられて、
NY州の司法長官が幹部報酬に関する情報開示を定めた
証券法に違反する可能性があるとして、メリルリンチの元幹部に
対して事情聴取を行うことになったことが報道されました。

また、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では
「米経済は今年の1月から2月に大幅に悪化。
景気回復は今年後半から2010年初めまで期待できない。
製造業では顕著な落ち込み。住宅市場は停滞し、住宅価格の下落は
継続。商業用不動産市場は明らかに悪化。クレジット利用は逼迫。」
など、とても悲観的な内容となりましたが、
織り込みがある程度進んでいたためか、市場反応は限定的でした。

そして、5日には英欧の中央銀行がともに政策金利を0.50%下げて
過去最低の政策金となりました。英国の政策金利は0.50%となって
量的緩和策の発表もされました。
また、ユーロ圏の政策金利は1.50%となって、
トリシェECB総裁の記者会見では今後の追加利下げも排除しない
との認識が示されることとなりました。

一方、米GMが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書では
「GMは企業存続能力に多大な懸念。事業継続できなければ
破産法に基づく救済申請の可能性」と示され、
米GMをめぐる動向が今後もまた台風の目となる
可能性がありそうです。

さて、今日は米雇用統計の発表ですが、4日の米ADP雇用統計では
−69.7万人と過去最悪を記録しましたものの、
織り込みが進んでいたためか、市場反応は限定的となりました。
今日の米雇用統計は、アトランタ連銀総裁も懸念を示していたように
市場予想のほうも悪い予想となっているようです。
米雇用統計の結果と共に市場がどのよう反応するか
大いに注目されます。


さて今日は、意識のフェーズのお話です。

ノンフィクション作家の柳田邦男さんによりますと、

人間の意識(覚醒)レベルには

寝ているような状態のフェイズ1のレベル、
寝ぼけているようなまどろみのフェイズ2のレベル、
意識がはっきりしているフェイズ3のレベル、
緊張や興奮しているフェイズ4のレベル、

などの4段階あるのだそうです。

平常心と呼ばれるものは、フェイズ3となるのだと思いますが、

閃(ひらめ)きなどは、2と3の中間的なリラックス状態で
得やすいのかもしれませんし、

また、アーティストなどが時のたつのも忘れて、
一心不乱に集中してキャンバスに向かったり、
楽曲作りにいそしんでいる時などは、
3と4の間のようでもあり、
ときにトランス状態のようでもありますね。

たとえば、「我(わ)ば、ゴッホになる。」の言葉でも有名な
版画の大家の青森の棟方志功(むなかたしこう)師も、
いつであったかNHKテレビの特集のときに見た映像では、
何かに取り付かれたかように
鬼気迫る形相で創作活動をしていましたが、

もしかしますと、2と3と4の意識のフェイズを
彷徨(さまよ)うようなマインド状態であったのかもしれませんね。

ところで、トレードでの意識のフェーズはどうなんでしょうか。

デモトレードでは、お気楽なためか、
だいたい意識レベルはフェーズ3で行えるものです。

ただ、慣れてきますと、「どうでもいいや」と
気の抜けたようにフェーズ2に近いものと
なってしまうこともありますが、(笑)

デモではあっても、真剣にトレーニングしようとするときは、
おおむね意識レベルはフェーズ3となるようです。

また、はじめてリアル・トレードした時のことは
もうよくは覚えていませんが、
おそらく、興奮状態とまではいかないまでも、
自動車の仮免後の路上教習初日のように緊張していて、(苦笑)
ほとんど意識レベルのフェーズ4に
近いような感じであったようです。

そして、リアル・トレードにもある程度なれてきますと、
意識レベルのフェーズ3の
平常心でトレードできるようになりますが、

負けトレードを何度も経験することによって、(苦笑)
相場の怖さも身に染みて知るようになり、
フェーズ3の平常心ではトレードできなくなってしまい、
緊張してしまうフェーズ4が恒常化してしまうことがありますね。

これは、ひとつの上達までのプロセスともいえそうですが、

全般的にトレードが萎縮して、ビビリとなってしまい、
「木っ端を集めては筏(いかだ)を流す」ような
リアルでは利小のトレードばかりとなってしまう
時期があるものです。

また、このようなことが余りないトレーダーでも
建て玉を大きくしたときには、
とたんに意識レベルがフェーズ4となって、
緊張しまくりで平常心のフェーズ3では
トレードできなくなることがあります。

1Pipで100円の値動きの1万通貨単位では、
さほどビビリとはならないのに、

1Pipで3,000円上下する30万通貨単位では、
ビビリのトレードとなってしまい、まともにトレードできない、

なんてことがあるわけです。

ファンドマネージャーなどは、他人のお金の運用ではあるものの、
1000万通貨単位以上でもほぼ平常心でトレードできるわけで、

場慣れや性格といってしまえば、まぁ、そうなのかもしれませんが、

どうも建て玉の大きさには、

口座資金に応じたリスク管理上の
適正レバレッジを守ることは当然としましても、

まぁ、練習では歌のうまい人が、
大きな舞台に上がり観衆の前に出ると
足はガクガク、声はプルプル、頭の中が真っ白になって、
普段の実力の半分も出せない、というような

「あがる」状況に、ある意味、似た状況が
トレードで起こることがあるわけで、

身の丈といいますか、トレーダーごとの精神的な許容範囲の
「マインド・キャパシティ」というものがあるようです。

もしかしますと、平常心を保てる範囲が、
そのトレーダーのその時点での
最大建て玉となるのかもしれませんね。

また、よく聞くお話に、

「デモトレードではうまく行くんだけど…。」

なんていうことがありますが、

これなどもマインドがトレードに与える影響の大きさを
物語っているようです。

このマインド面の克服には、
トレーダー各々が、自分自身で乗り越えていかなくてはならない
自分自身との戦いとなる課題で、

克服するのは自分自身しかできない
孤独で厳しい心のトレーニングの戦いとなりますが、

「この口座資金は飛ばしてもかまわない」
くらいの開き直りも必要なようで、
場数をこなしていく以外にはないようです。

開き直りますと、心が楽になり
のびのびとトレードできることがあります。

また、不思議と「実弾トレードなので慎重に」
と思って堅くなってトレードするよりも、

リラックスしてトレードするほうが戦績は向上するものです。

口の悪いベテラントレーダーでは、

「なに。デモだとうまく行くけど、
 実弾リアルのトレードだとうまく行かないだって?」

「……。」

「デモだとうまく行くんだだろう?
 じゃぁ、こんなのデモと同じだと思って
 気後れなく、やりゃいいだけのことじゃないか。」

という人もいるようで、(笑)

(そんなこと言ったってなぁ、と思ってしまいますものの)

ストップの防護服を着ているのだから、
トレードすることを極度に恐れることなく、

「デモトレードのように、のびのびとリアルトレードを行う」

心構えが結果的に良い戦績となる場合が多いようです。

トレードでは、意識レベルのフェーズ3の平常心か、
もしくは少し緊張感があったとしても
冷静さは失っていない状態の
フェーズ3とフェーズ4の中間あたりが、

どうも、一番良いあたりなのかもしれませんね。


FX プライス・アクションのお話

トリシェECB総裁が、英国の決定次第としながらも、
「英国のユーロ圏入りを歓迎する。」と表明しましたね。

<お詫び>

前号では、悪意のない軽い冗談のつもりで
アラフォーについて記載いたしましたが、
厳しいお叱りのメールをいただきました。
不快感を与えてしまいましたことに
深くお詫び申し上げます。 m(_ _)m

<週はじめ一昨日2日(月)の主な出来事>

主要通貨ペアがオセアニア時間では軟調に始まりましたが、
東京時間では上下動の揉み合いとなりました。
米政府が米保険大手のAIGに300億ドル規模の追加支援を
検討していることが報道されました。
日自動車販売台数(2月)は前年比で−32.0%となりました。
日経平均は前週末比−288.27円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
英銀大手のHSBCの08年通期決算では、
税引き前利益(のれん代償却前)で
199億ドルと前年比−18%となりました。
また、リストラ案とともに
177億ドルの増資を行うことを発表しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(2月)は
市場予想より弱い32.6となりました。
独PMI製造業(2月 確報)は32.1、欧PMI製造業(2月 確報)は33.5と、
ほぼ市場予想とおりの結果となりました。
英消費者信用残高(1月)は
市場予想より弱い4.03億ポンドとなりました。
欧消費者物価指数(2月 速報)は
市場予想より強い1.2%となりました。
米政府が米AIGへ300億ドル規模の追加支援策を発表しました。
また、さらなる追加支援が必要となることも示唆しました。
米AIGの四半期決算では純損失が617億ドル、
1株あたり損失が22.95ドル、
08年通期の純損失が992億ドルとなったことが発表されました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがやや軟調傾向の上下動の揉み合いとなりました。
米個人所得(1月)は0.4%、米個人支出(1月)は0.6%、
米PCEデフレータ(1月)は0.7%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
カナダGDP(12月)は市場予想より弱い−1.0%となりましたが、
カナダ四半期GDP(年率換算)は
市場予想よりは強い−3.4%となりました。
米ISM製造業景況指数(2月)は市場予想より強い35.8となりましたが
構成項目の雇用指数は26.1と悪化しました。
米建設支出(1月)は市場予想より弱い−3.3%となりました。
スイスSNB総裁が「第4四半期GDPの年率換算は−1.9%の見込み。
09年のスイス経済は落ち込む公算。スイスフランの動向を懸念。」
などの主旨の発言をしました。
NYダウはAIGショックで下落して、
前週末比−299.64ドルと7000ドルの大台を割り込みました。

<昨日3日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調傾向の展開となりました。
英財務相が「英BOEは今週に量的緩和の活用を決定する可能性。」
との発言を示しました。
豪四半期経常収支は−64.99億豪ドル、豪小売売上高(1月)は0.2%と
共に市場予想より強い結果となりました。
日財務相が「株価の必要以上の下げは看過できない。」
と発言しました。
豪RBA政策金利は市場予想に反し3.25%で据え置きとなりました。
豪RBA声明では「世界経済は引き続き弱い。次回会合で再検討。
現時点のデータでは豪経済が大幅な収縮は見られない。」
などの認識が示されました。
日経平均は一時200円ほど下げていたものの、
日政府の株価安定策への期待もあってか下げ幅を縮小して
前日比−50.43円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円や豪ドル円などが上下動しながらも上昇して、
その他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
スイス四半期GDPは市場予想よりは強い−0.3%となりました。
独卸売物価指数(1月)は市場予想より強い−0.4%となりました。
欧州委員が「ウクライナの状況は憂慮すべき事態。
ユーロ1.2〜1.3ドルの範囲は正常な為替レート。」
との認識を示す発言をしました。
格付会社のムーディーズが米シティの日子会社を格下げしました。
独銀総裁が「CP買取には賛否両論がある。
ECBは非伝統的選択肢についても検討。」
との主旨の発言をしました。
アトランタ連銀総裁が「経済は劇的に落ち込み。
米政府はさらに銀行への資本投下が必要。
住宅市場の脆弱はまだ継続。
商業用不動産と世界経済が特別なリスク。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドルが買われてドル円が上昇して、
ドルストレートが軟調となる展開となりました。
カナダBOCが政策金利を0.50%引き下げました。
BOC声明では「さらに金融刺激策が必要となる可能性。
必要に応じ量的緩和も検討。政策金利は低位で維持か、
さらに引き下げることもある。」
との主旨の表明がありました。
米FRBがターム物資産担保証券ローンファシリティー(TALF)を
今月25日から開始することを発表しました。
米中古住宅販売保留(1月)は市場予想より弱い
統計開始以来最低の−7.7%となりました。
米バーナンキFRB議長の議会証言では、
「銀行支援の規模は政府査定の結果による。
景気刺激策の効果には多大な不透明性がある。
金融安定化へ一段の措置が必要。労働市場は過去数週間で悪化。
ヘッジファンドのような運営をしていた
AIGの支援には怒りを感じるが、
AIGを破綻させたら衝撃が市場を襲うこととなった可能性。
米国はドルの価値を支えることができると確信。」
などの認識が示されました。
トリシェECB総裁が「現在の経済環境は異例な困難にある。
ECBとFRBは同様の課題に直面。英国のユーロ圏入りを歓迎する」
との認識を示す発言をしました。
格付け機関のS&Pが米バンカメの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとしました。
NYダウは上下動しながらも前日比−37.27ドルで取引を終えました。

<今日4日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(2月)、
午前9時半に豪四半期GDP、
午後5時55分に独PMIサービス業(2月)、
午後6時に欧PMIサービス業(2月)、
午後6時半に英PMIサービス業(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
午後9時に米MBA住宅ローン申請指数、
午後9時半に米チャレンジャー人員削減数(2月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(2月)、
深夜4時に米ベージュブック(米地区連銀経済報告)
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日5日(木)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(1月)、豪住宅建設許可件数(1月)、
午後7時に欧四半期GDP(改訂値)、
午後9時に英BOE政策金利、(市場予想は0.5%利下げ)
午後9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は0.5%の利下げ)
夜10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米四半期非農業部門労働生産性、
米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加住宅建設許可(1月)、
深夜12時に米製造業新規受注指数(1月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。

さて、米AIGの四半期決算では、商業用不動産ローン担保証券(CMBS)
や、証券などの損失を保証するクレジット・デリバティブ・
スワップ(CDS)の評価損などで純損失が617億ドル(約6兆円)、
1株あたり損失が22.95ドル、08年通期の純損失が
過去22年の利益を帳消しとする
992億ドルの赤字となったことが発表され、
米政府が4度目の支援となる300億ドル規模の追加支援策
を発表することとなりました。

米政府のAIG追加支援では、AIGが米財務省へ優先株を段階的に
発行して、その見返りに同省が最大300億ドルの資本注入を受ける
とするもので、また、子会社の米アリコなどの株式を米FRBが
間接的に保有するとのことで、AIGはすでに以前に400億ドルの
注入を受けていて、全て完了すると米シティを上回り
米金融機関で最大の政府支援を受けることになるとのことです。

破綻回避を最優先した処置ですが、四半期決算が5期連続赤字と
なっているAIGの再建には目算があるわけでないとされ、
歯止めなき支援にFRBの資産劣化を懸念する声と共に、
不透明な金融再生の道筋を懸念する声もあって、
NYダウは7000ドルの大台を割り込むこととなりました。

一方、欧州の主要14銀行の08年決算では、スイスUBSや英RBSなど
6行が最終赤字で、残る8行も実質的に減益なり、
保有有価証券などの値下がりなどで
1560億ドル(約15兆円)の損失計上されたことが報道されました。

さて、日経新聞のマーケット・ウォッチャーの記事によりますと、
2月上旬に80円台後半であったドル円が、一ヶ月ほどで10円程度の
円安となっていることから、FXで個人投資家が円高となることを
狙う逆張り指向となって、ドル売り持ち高が最高水準に達して
いるとのことで、くりっく365のドル円取引では6割ほどが
ドル売りとなっていて、ポンド円では7割前後がポンド売りの
持ち高と、過去最高水準になっているとのことです。

ここのところのドル円の動きはビッグ・プレーヤーが日個人投資家の
建て玉をターゲットとしてストップ執行を狙っているいるわけでは
ないとは思いますものの、一部では不可解な動きであるという
声も聞かれるようです。

また一部では、以前の株価下落での円買いの構図のように、
日本の経済不安と政局の混迷で円の価値が低下したために、
今は消去法的にリスク回避でのドル買いとなっていると見る
向きもあるようですが、ドル円の動きはクロス円の動きにも
影響を与えますので、今後のドル円の動向が注目されます。


さて今日は、プライス・アクションのお話です。

相場の世界では「投資とは、失敗した投機である」

なんて言葉があるそうですが、(笑)

確かに失敗した投機玉を塩漬けの長期投資に
変更してしまう人も少なからずにいるようで、
私にも経験があり、あまり笑えたことではないものの、
ある意味、言い当て妙なところもあるようです。

さて、

実需筋には輸入のためのドル資金の調達や、
輸出によって得た外貨を円転するために、
買い切りや、売り切りということがあって、

また、経済動向がこの実需筋の動きに影響することとなって、
トレンドが形成されていくことになるようです。

一方、仮需といわれる投機のほうは、
売買差益のキャピタルゲインを得る目的で行われて、
また、この仮需の動きは市場に流動性を
提供する役割を担うわけですが、

投機にもある程度の長短がありますものの、
実需のように買い切りや売り切りというのはほとんどなく、
買われたポジションは反対売買の売りで、
売られたポジションは反対売買の買いで、

膨らんだポジションはいつかは必ず閉じられる
ネットで「ゼロ」となる性質があるために、

短期的(一時的)なトレンド形成は別としましても、
長期的なトレンドの形成に関与することなく、
結果的に市場のボラティリティに関与することになるようですね。

そして、実需よりも仮需となる投機のほうが
市場に占める割合がとても多いために、
プライス・アクションとしては
「上げては下げる」「下げては上げる」
上下動の動きのレンジ相場が形成されやすくなるようです。

ところで、

投機では価格の動きであるプライス・アクションが
命というところがあるようで、

シカゴの先物市場のピットでおしくら饅頭のように
ぎゅうぎゅう詰めとなって売り買いをしているトレーダー達も

テクニカル的には相場を検討することはあるようですが、
あまりファンダメンタルズを吟味するようなことはなく、
ポジションの偏り具合や他のピットの動向や他のトレーダーの挙動
などを参考に価格自体の動きを中心にトレードをしていると
言われているのだそうで、

目の前のプライス・アクションという
いろいろな事柄が織り込まれ集約されていくコンセンサス、

つまり、「短期的に相場の流れに付いて行くこと」が
投機では大切なこととなるようですね。

良い経済指標でも良いニュースでも、
プライス・アクションが事実として下落しているのなら、
場当たり的であろうが何であろうが
何はともあれ上げるまでは売るというわけです。

もちろん、

ただフットワーク軽く相場の流れに付いて行くといっても、
むやみな価格追いは、振動的な価格の動きや浮動に翻弄されるので
抵抗線やチャートポイントなどは参考とされますが、

上値が重いとか、下値が堅いとか、
プライス・アクションの勢いが強いとか、弱いとか、

テクニカル的には「曖昧だ!」とそしられる
感覚(センス)もある程度は必要なようで、(苦笑)

そういった意味では、

投機、特に短期トレードでは、

「エイ、とくれば、ヤー」のような(笑)

格闘技的な一面が、ある程度はあるのかもしれませんね。

「短期トレードは格闘技である」

な〜んちゃって。。。(大笑)


FX 市場センチメントのお話

はやくも各地で春の訪れが聞かれる3月となりました。^^
今週は各国の政策金利発表ウィークで週末には米雇用統計ですね。

<先週末27日(金)の主な出来事>

オセアニア時間では揉み合いとなりましたが、
東京時間ではドル円やクロス円が軟調となりました。
NZ住宅建設許可(1月)は−13.1%となりました。
米紙が「米ファニーメイの第4四半期は252.3億ドルの損失。
25日に米政府へ152億ドルの追加支援を要請。」と報じました。
日失業率(1月)は市場予想より強い4.1%、
日全国消費者物価指数(1月)は
市場予想とおり前年比0.0%となりました。
日鉱工業生産(1月)速報は市場予想とおりの−10.0%となりました。
英GFK消費者信頼感調査(2月)は
市場予想よりは強い−35となりました。
米シティ・グループが米政府と優先株を普通株に転換することで
合意となったことが報道されました。
日自動車生産(1月)は前年比で−41.0%となりました。
日住宅着工戸数(1月)は市場予想より弱い−18.7%、
日建設工事受注(1月)は−38.3%となりました。
日経平均は前日比+110.49円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向で推移して、
ポンドドルなどドルストレートが下落しました。
英ロイズ銀の08年12月期の決算発表では、
最終損益が約75億ポンド、評価損が3.012億ポンドとなって、
英政府と資産保護スキームの
協議が進んでいることが報道されました。
日09年度予算案が可決となりました。
欧消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの−0.8%、
欧失業率(1月)は市場予想より弱い8.2%となりました。
ECB専務理事が「一部のユーロ圏の国は危機によって
脆弱な財政状態である。」との認識を示しました。
独消費者物価指数(2月)速報は
市場予想より強い0.6%となりました。
スイスKOF先行指数(2月)は
市場予想より弱い−1.41となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発して、ポンドドルなどドルストレートが
しばらく上昇する展開となりました。
後半は調整でやや軟調となる動きが見られました。
米四半期GDP(改正値)は−6.2%、
米四半期個人消費(改訂値)は−4.3%と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
カナダの四半期経常収支は
市場予想より弱い−75億カナダドルとなりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(2月)は、
構成項目の雇用指数は26.2と悪化したものの、
市場予想より強い34.2%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月 確報)は
市場予想よりやや強い56.3となりました。
米GEが四半期配当を10セントに減配することを発表しました。
格付け機関のムーディーズが米GEの格付けを引き下げる方向で
検討に入ったことを発表しました。
NY原油は44ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−119.15ドルで取引を終えました。

<週初めの今日3月2日(月)の主な予定>

午後2時に日自動車販売台数(2月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(2月)、
午後5時55分に独PMI製造業(2月 確報値)、
午後6時に欧PMI製造業(2月 製造業)、
午後6時半に英消費者信用残高(1月)、英PMI製造業(2月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(2月)、
夜10時半に米個人所得(1月)も米個人支出(1月)、
米PCEデフレータ(1月)、
同夜10時半に加GDP(12月)、加四半期GDP(年率)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(2月)、米建設支出(1月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米・加の指標には注目です。
また、米経済誌フォーブスの2008年版世界有力企業2000社番付で
1位を獲得した英HSBCホールディングスの
決算発表も予定されています。

<明日3日(火)の主な予定>

午前9時半に豪小売売上高(1月)、豪四半期経常収支、
昼12時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.5%の利下げ)
午後3時45分にスイス四半期GDP、
午後6時半に英PMI建設業(2月)、
午後7時に欧生産者物価指数(1月)、
夜11時に加BOC政策金利、(市場予想は0.25%の利下げ)
深夜12時に米中古住宅販売保留(1月)、
豪・加・米の指標には注目です。
また、NY時間に上院予算委員会での
バーナンキFRB議長の議会証言も予定されています。

そして、今週の3月4日(水)からの主な注目材料は、

4日(水)に、豪四半期GDP、欧小売売上高、
米チャレンジャー人員削減数、米ADP雇用統計、
米ISM非製造業景況指数、米ベージュブック、

5日(木)に、豪四半期貿易収支、豪住宅建設許可件数、
欧四半期GDP、英BOE政策金利、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、米四半期非農業部門労働生産性、
米新規失業保険申請件数、米製造業受注指数、
加Ivey購買部協会指数、

6日(金)に、独生産者物価指数、スイス消費者物価指数、
英生産者物価指数、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米消費者信用残高、

などがあります。

さて、報道によりますと、米財務省は現在米政府が保有する
優先株のうち最大250億ドル相当を議決権のある普通株に転換して、
シティ株の最大36%を保有して筆頭株主となり、
米シティは実質的に米政府の管理下におかれることとなりました。

これにより米シティの経営に事実上の米政府保証がつくこととなり、
併せて「巨大金融機関は潰さない」というメッセージを
市場に打ち出すことにもなりましたが、巨大資産を抱える
米シティは資産デフレの影響を今後も受けるとの指摘もあり、
今回の信用補完策の効果しだいでは、4度目の米政府の支援が
必要となる事態もありえると見る向きもあるようです。

一方、深刻な金融危機が進んでる中・東欧には、
世銀と欧州投資銀行(EIB)や欧州復興開発銀行(EBRD)などが、
総額で245億ユーロの緊急支援を表明して、欧州連合(EU)の
欧州委員会も最大150億ユーロの支援を表明するなど、
信用不安が欧州全体に広がるのを防ぐために
共同であたっているようです。

さて、ここのところの為替相場ですが、
アナリストの見解は割れていて、
日本の景気の急速な悪化と政局混迷に円の地位が低下して
ドル優位が続くと見る向きがある一方、
米国債発行に絡んだドル買いはそろそろ一服となり、
日本の機関投資家の3月期末に絡む海外資金を円に戻す
リパトリーの動きが優勢となって、
円安から円高に向かうとの見方があるようです。

また、一部ではここのところのドル円などの動きは、
経済指標やNYダウの動きも無視されているような格好となっている
と指摘があり、調整懸念の声も聞かれるようです。
今週の動きはいかがなりますか、注目されます。


さて今日は、市場センチメントのお話です。

今は「おセンチ」などという言葉はほとんど死語のようですが、
アラフォーのさらに少しお姉様たちのオバーフォー、

別名「おばフォー(オーバー40)」世代が、(失礼)
まだ青春時代の乙女であった頃に
「おセンチ」なんて言葉をよく使っていたようですね。

感傷的といいますか、

あこがれのA君が、別の女生徒とお話をしていただけで
この世も終わりと、泣いたりしていたものですね。(笑)

なんでも悲しくなってしまって、
ときにアルバムを見ては荒井(松任谷)由美の歌を思い出し、
春降る雪を見ても、イルカの「なごり雪」を思い出して
泣けてきたりしたそうです。

とにかく心が純で悲しかったのです。(笑)

似たようなことが相場の世界でもありますね。

市場センチメントが悲観のバイアスとなっていると、
良い経済指標の発表でも、少し上げては
ここぞとばかり売られて下落してしまう。

とにかく、このようなときには
悪い材料に反応しやすい地合いとなっているようで、
なんだかんだで鼻かんで、下げてしまう。

逆に、市場センチメントが躁(そう)状態のときには、(笑)
NYダウが下げようが、悪い経済指標が発表されようが、
なんだかんだで上げてしまう。

このようなことがありますね。

なんか相場の躁うつ病のようにも思えることがあります。

市場センチメントでは、
相場の地合いが弱いとか、強いとか、言われますが、

相場が「下げたがり」となったり、
「上げたがり」となります。

理屈ではうまく説明できないこともあるようで、
アナリストさん泣かせとなることもあります。

市場センチメントを形成する要因には、
いろいろあるようですが、

そのひとつには「織り込み」があります。

悪材料をある程度織り込んでしまうと、
その織り込みの範囲で予想できる「悪さ」には
反応しなくなることがあります。

血圧が150くらいであれば、けっこう高血圧と思いますが、

血圧が平常値の人が運動もしていないのに
急にこのくらいの血圧になりますと、
「こりゃたいへん」ということになりそうですが、

いつも高血圧傾向の人がたとえ160になっても

「あぁ、うちのお父さんは高血圧なのよ。
 ちょっと高いけど、まぁ大丈夫じゃない。」

と、あまりお母さんに心配してもらえないこともあります。(爆)

もうひとつは「期待感」がありますね。

現状、実態的には悪いのは悪くても、
期待する大きな要因があれば、

市場センチメントは、期待感での強気とか、
期待感での上げたがり、なんてことが起こります。

「オバマ政権への期待感で…」

なんてことが言われたりすることがありますね。

ところが期待感が一人歩きして行き過ぎると、
こんどは「失望」となることがあります。(苦笑)

そうすると実体の悪さに目覚めて、失望が悲観となって、
市場センチメントは弱気と
「売りたがり」になってしまうことがあります。

その他、「訓化」によるものもあります。

たとえばチャートの支持線を手がかりに買いを仕掛けても
相場が事実として「ずるずる下がったり」、

逆に売りから入ると、苦しい場面があっても儲かってしまう、

なんていうことが何回か繰り返されますと、
市場センチメントが弱気となってしまうことがあります。

そして、ビッグプレーヤーが仕掛けによって
無理やり市場センチメントを作っていくこともあるようですし、

また、過去玉の「ポジションの偏り」によるものがあるようです。

市場参加者の大勢の一部から

「やりすぎたかなぁ。あっ、充電充電。」(シローさん)

というわけではない思いますが、(笑)

以前に建てているポジションの偏りを解消したり修正しようと
カバー的に動くことによって、しだいにセンチメントが形成されて
調整方向にしばらくバイアスが生じることがありますね。

もしかしますと、こんな指標を見ているのかもしれません。

また、「実需的な理由」によるものがあります。

厳密に分類すると違うのかもしれませんが、

米国債の売り出し(笑)のときのドル需要とか、
期末の資金リパトリなどによって、強気や弱気と同じような
市場センチメントが形成されることがあります。

貿易の盛衰に起因した外貨の需要の変化によって、
結果的に強気や弱気と同じような
市場センチメントが形成されることもありますが、

こちらはセンチメントというよりは構造的なもので
トレンドのほうに関係してくるのかもしれませんね。

相場心と秋の空、てなわけではありませんが、(笑)

市場センチメントという切り口で
相場を観てみるのも面白いものです。

そのときのファンダメンタルズでは見えづらい
「理外の理」が少しだけ見えてくるかもしれませんね。

さて、今日の市場センチメントは如何に…。


FX 順張りと逆張りのお話

ドル円が一時、昨年10月以来となる98円台後半まで上昇しましたね。

<一昨日25日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりましたが、
昼前からドル円が堅調な展開となりました。
日通関ベース貿易収支(1月)は
市場予想よりは強い−3649億円となりました。
オバマ米大統領の議会演説では、
「金融市場の救済には想定以上の資金が必要となる可能性。
今後10年で歳出削減は可能。
銀行に政府支援への責任を果たすよう促す。
医療保険制度の膨大なコストに対処する必要性。
保護主義を回避するよう各国と協力。
困難は乗り越えられる。」などの発言がありました。
連銀総裁が「ユーロ圏で困難な状況に陥った国に支援する
必要が発生する可能性がある。」との認識を示しました。
日経平均は反発して前日比+192.66円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
はじめ主要通貨ペアが堅調でしたが、
その後、ドル円やポンドドルなど
ドルストレートが軟調となりました。
独四半期GDP(確報値)は市場予想とおり−2.1%となりました。
格付け会社のムーディーズが
ギリシャのA1ソブリン格付けを引き下げました。
英四半期GDP(改訂値)は市場予想よりは強い−1.5%、
英四半期個人消費(改訂値)は
市場予想より弱い−0.7%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調となり、ポンドドルやユーロドルなど
ドルストレートが軟調な展開となりました。
欧州委員が「銀行システムは脆弱、で国有化も可能性のひとつ。」
との認識を示しました。
英BOE政策委員が「景気の落ち込みが予想以上になる懸念。
英経済の回復は今年後半までは現れない可能性。
英政策金利はそこに近い。」との認識を示しました。
米中古住宅販売件数(1月)は
市場予想より、かなり弱い449万件となりました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
ほぼ前日の証言の踏襲となりましたが、
「米政府が米シティ株を大幅に増加する可能性。
米政府はいかなる携帯の銀行国有化の計画を持っていない。」
との認識を示しました。
英BOE政策委員のブランチフラワー氏が、
「予期せぬ事態が起こる可能性は排除できず。
住宅価格が劇的に下落する可能性。英経済は困難な状況。
英失業率は年末までに10%に達する可能性。
リセッションはさらに深刻化。
少なくとも0.50%まで利下げして
迅速に政策金利をゼロに近づける必要性。」
との認識を示す発言をしました。
仏財務相が「09年は仏の経済と労働市場にとって
困難な年となる可能性。」との認識を示しました。
NY原油は42ドル台なんばで取引を終えました。
NYダウは一時反発を見せる場面がありましたが、
前日比−80.05ドルで取引を終えました。

<昨日26日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
ドル円は上下動しながらも堅調に推移しました。
NZ貿易収支は市場予想よりは強い−1.87億NZドルとなりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(12月)は
−0.9%となりました。
米上院の銀行委員会によるAIGの公聴会が
3月5日に開かれることが報じられました。
NBNZ企業信頼感(2月)は市場予想より弱い−41.2となりました。
米紙が「米シティグループと政府の交渉が合意に近づいた」
との観測報道をしました。
日銀総裁が「経済見通しは最近になるほど厳しく、
経済情勢の変化が大きい。」との認識を示しました。
日経平均は前日比−3.29円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合い相場となりましたが、
しだいにポンドドルなどドルストレートが堅調となりました。
英ネーションワイド住宅価格(2月)は
市場予想より弱い−1.8%となりました。
独GFK消費者信頼感指数(3月)は市場予想より強い2.6となりました。
英RBSの08年12月期の決算では、市場予想よりは強かったものの、
英企業史上最大の赤字の「損失241億ポンド」と
なったことが発表されて、リストラ計画も示されました。
英財務省が、銀行の不良資産を政府が保障する
「資産保護スキーム」を発表しました。
英RBSが「資産保護スキーム」への参加を
英財務省と協議に入りました。
英財務相が「英政府の英RBSの持株比率は近々80%以上となる。」
との認識を示しました。
独失業率(2月)は市場予想とおり7.9%となりました。
欧業況判断指数(2月)は−3.51%、欧消費者信頼感は−33と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
英BOE総裁が「世界経済は09年10-11月に崖から落ちた。
銀行が最終的にどれだけの資本が必要かは予測不能。
我々は膨大な公的債務とともに危機に入った。
信用格付けに対しては正当性をよく考える必要。」
との認識を示す発言をしました。
米GMの四半期決算では1株あたり損失が調整前で15.71ドル、
08年純損失は308.6億ドル、08年末の債務超過額が861億ドル、
年金プランの資金不足が124億ドル、
となることなど、とても悪い内容が発表されました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがしばらく揉み合う展開となりましたが、
その後、ドル円とクロス円が堅調な展開となりました。
終盤は主要通貨ペアがやや調整傾向となりました。
米耐久財受注(1月)は−5.2%、
米新規失業保険申請件数は66.7万件と
共に市場予想より弱い結果となりました。
米新築住宅販売件数(1月)は、
市場予想より弱い過去最低の30.9万件となりました。
米政府が「09年財政赤字は過去最高の1.75兆ドルに達する見込み。
09年度の財政赤字は対GDP比で12.3%の見込み。
財政赤字は2013年までに対GDP比3%に縮小を目指す。」
ことなどを発表しました。
NYダウは前日比−88.81ドルで取引を終えました。

<週末の今日27日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(1月)、
朝8時半に日失業率(1月)、日全国消費者物価指数(1月)、
朝8時50分に日鉱工業生産(1月 速報)、日小売売上高(1月 速報)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後1時に日自動車生産(1月)、
午後2時に日住宅着工戸数(1月)、日建設工事受注(1月)、
午後7時に欧失業率(1月)、欧消費者物価指数(1月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(2月)、
夜10時半に米四半期GDP(改訂値)、米四半期個人消費(改訂値)、
同夜10時半に加四半期経常収支、加鉱工業製品価格(1月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(2月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月 確報値)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・米の指標には注目です。
26日発表予定であった独消費者物価指数(2月)の発表が
今日27日(金)に延期となりました。(発表時間未定)
また、英ロイズ・バンキング・グループの決算発表も注目されます。

さて、24日のオバマ大統領の議会演説では、危機克服、財政再建、
長期投資などに言及して、「景気対策を実行しても信用危機を
解決しない限り本当の回復は実現しない。」ことや
「10年間で2兆ドルの歳出のムダを削減。」
そして、「代替エネルギー開発などには長期投資をする。」
ことなどを強調して、困難は乗り越えられ
米国は復活することができると発言しました。

そして、26日の政権初の予算の基本方針では富裕層の
実質増税などで、所得再配分化を強化して中間層の底上げを図る
基本戦略を示しましたが、医療保険の拡充に6300億ドルの
社会保障準備基金の創設も含めるも、2010年の成長見通しを
3.2%とするなど、楽観シナリオと指摘の声も聞こえます。

一方、報道によりますと米政府は25日に大手銀19行の
資産査定に着手するとして、企業や個人向け貸し出しの継続に
必要な自己資本額を査定することとなったようです。
資本不足を民間資金で場合は公的資金の追加注入を行うとのですが、
米政府の査定により潜在的な損失額を確定して、
市場の金融機関に対する疑心を緩和する狙いもあるとのことです。

また、ここのところドル円などで進んでいる円売り動意について、
経済紙によりますと、日本経済の急激な落ち込みや政局不安を背景に
昨年秋から円買いを膨らませていたヘッジファンドなどが
円売りに転じたり、巨額損失を抱える米系金融機関が
損失を埋める目的で日本から資金を引き上げて、
円建て資産を売りドル確保に動いているとの観測があるようですが、

アナリストの見解によりますと、これらの動きがさらに昂進して
円安が進むと見る向きがある一方、
日本の企業や機関投資家は3月に期末を向かえ、
リスクの伴う海外資産を圧縮して円に資金を移している動きもあり、
ヘッジファンドなどのドル買いが一巡した後は円高に向かうとの
反対意見もあるようで、今後の展開が注目されます。


さて今日は、順張りと逆張りのお話です。

「順張りか、逆張りか」ということが
トレーダーの中で談義となることがありますね。

正統といわれているトレード関連の書籍では
基本は「トレンド方向への順張り」と説くものが多く、

これはこれで「なるほどなぁ」とも思いますが、

たとえば投機筋の買いがかさむと、

実需筋のドル調達や円転のための
「買い切りや売り切り」とは違って、
「やがて売らなければならないポジション」が増えてきて(苦笑)

どこかでは必ずと言ってよいほど調整の下落となりますから、

それを狙って、逆張りをしようとする考えも
当然のようにあるわけです。

さて、

レートの動きですが、

たまに「あれっ、チャートがフリーズしているのかしら。」
と思うくらいに動きがないこともなくはありませんが、

多くの場合で、レートの動きは落ち着きのない子供のように
じっとしていることがほとんどありません。(笑)

トレートは振動を伴うウェーブを描きながら常に動き続けています。

そして、トレンドが一服となっているときには、

レンジとかボックスなどと呼ばれるような
「一定範囲の上下動の相場」となることがありますね。

ポジションが一方向に膨らんだかと思うと、また萎(しぼ)んで、
「膨らむ、萎む」を繰り返す状態です。

これは、トレンドをリードする実需筋や投資筋よりも、
日計り屋と呼ばれることもあるポジションの保有期間の短い
短期筋が市場の大勢を占めていることや、
また、オシレーター系のテクニカルが普及していることにも
影響しているのかもしれませんが、

ともあれ、このようなレンジとかボックスと呼ばれる相場の状態は
レート(値動き)の振幅は大小はあっても、
そして時間軸ごとに様々でも、
8割ほどはあるとも言われていますね。

そして、このようなレンジ相場の状態では、
上限や下限の認識が前提とはなりますものの、
「一定範囲の上下動の相場」のレンジ上限や下限では
逆張りが有効となりやすいものです。

ところが、ときにレンジやボックスをレートが飛び出して
ブレークとなることもあって、何度かダマシにあう経験をしますと、

「レンジなんていつ破られるか分らない。信じられな〜い。」
ということにもなりますが、(苦笑)

レンジ的な上下動の動きの相場が多いのは間違いがないようです。

さて、

トレードでは「レートはどちらに…。」ということで、
いろいろとチャート分析をしたり悩むわけですが、(笑)

トレードでのダマシを何度も経験しますと、

レンジの上限や下限での逆張りも、
あるいはレンジを突き破るブレーク狙いでも、

萎縮してエントリーができなくなってしまったり、
ダマシにあってなるものかと
過度に慎重になってしまったりするものですが、(苦笑)

あるベテラントレーダーが面白いことを言っていました。

「いいかね…。レンジ相場のほうが多いのだから、
 ある程度レンジの幅があって、
 それまでレンジの端が堅かったのなら、
 上限下限で反転を見てから、まずは逆張れば良い。
 そしてもしも、いよいよ相場がレンジを抜けてヤラレタ時は、
 損切りと同時にポジションを入れ替える倍返しをして、
 順張りで相場を取りに行けば良いんだよ。
 損切りを覚えとりゃ、怖いことはない。
 損切りはこういうときにこそ使うんだよ。あははっ。」

ふーん。そういうものなのですかねぇ…。

でも、こう考えるとトレードする気持ちが楽にはなりそうですね。

ところで、倍返しとは負けポジションと逆に
2倍のポジションを持つことではなく、

たとえば、買い一枚での損切りで、その反対売買の売り一枚と、
新たに建てる売り一枚で、(損切りと合計で) 売り二枚となるので、

「倍返し」というのだそうです。

「ふん。ドテンだろう。そんなことは解っとるわい!」

こりゃまた失礼。。。(またまた自爆) m(_ _)m


FX ポジションへの3作用のお話

アカデミー賞で滝田洋二郎監督作品で本木雅弘さん主演の
「おくりびと」が外国語映画賞を受賞しましたね。
外国では日本語が外国語なんですね。(笑)

<週はじめ23日(月)の主な出来事>

マーケットオープンでは主要通貨ペアが軟調にはじまりましたが、
その後、ドルストレートが上昇する展開となって、
クロス円も堅調となりました。
ドル円はこの時間は揉み合いとなりました。
米政府が、米シティ・グループの普通株式を
最大40%取得することが報じられました。
米財務省が「銀行の資本構造強に必要な場合、
普通株への転換を実施。
金融システムの強化と安定化に必要なことを実施。」
などをコメントしました。
日SFCGが破綻しました。
日経平均は前週末比−40.22円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上昇してユーロドルが下落する展開となりました。
クロス円は上下動しながらも堅調に推移しました。
トリシェECB総裁が「ユーロ圏の金融システムは深刻な緊張状態。
金融システムが景気回復の阻害要因となっている。」
との認識を示しました。
ECBの専務理事が
「流動性の問題は支払能力問題へと発展する可能性。
欧州とその他の場所で支払能力問題のリスクがある。」
と発言しました。

ニューヨーク時間では、
ドルストレートやクロス円が軟調な展開となりました。
ドル円は上下動の揉み合いとなりました。
米財務省とFRBが「米政府は金融システムを断固として支える。
米政府は経済回復に必要な銀行の資本と流動性を確実にする。」
などの共同声明を発表しました。
カナダの小売売上高(12月)は
市場予想よりかなり悪い−5.4%となりました。
カナダドルが下落しました。
米上院の院内総務が「米銀の国有化の検討は不要。」
との認識を示しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(2月)は
市場予想より弱い−57.3となりました。
寄り付きでは上げていたNYダウが下落していきました。
米アトランタ連銀総裁が
「銀行救済は結果的に経済成長の回復につながる。」
との認識を示しました。
CNBCが「米AIGは600億ドルの損失を発表して、
米政府に追加資金注入を要請する見込み。」
との観測報道がありました。
NY原油は38ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−250.89ドルドルで取引を終えました。

<昨日24日(火)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが
上下動しながらも堅調な展開となりました。
米ダラス連銀総裁が「米FRは金融危機対策であらゆる手段講じる。
FRBはバランスシートをさらに拡大させる用意がある。
失業率は9%へ向かっている可能性。
AIGは巨大なヘッジファンドのような経営。」
との認識を示す発言をしました。
日銀政策会合議事録では「企業のキャッシュフローは急速に減少。
今後雇用面での調整が広がる可能性。グローバルな景気後退は
不均衡の調整が背景。」などが公開されました。
日経平均は一時バブル後最安値を更新する場面があり、
前日比−107.60円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
一時、調整となる場面もありましたが
ドル円とクロス円が円売り動意に
上下動しながらも堅調な展開となりまた。
欧経常収支(12月)は−73億ユーロとなりました。
独IFO景気動向(2月)は市場予想よりやや弱い82.6となりました。
英総合事業投資四半期速報は
市場予想よりは強い−3.9%となりました。
英BOEの政策委員が「デフレリスクの対処にさらに刺激策が必要。
金利がゼロに近づきつつあり量的緩和も視野。
09年から10年にかけて英国や世界経済の回復見込みの根拠がある」
との認識を示しました。
欧鉱工業新規受注(12月)は市場予想より弱い−5.2%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドルが買われてドル円の堅調が続き、
前半ではドルストレートが軟調となりました。
ギリシャ中銀総裁が
「3月のECB理事会では0.5%より大きな利下げの公算は少ない。
利下げは0.5%までの可能性。据え置きの可能性も排除できない。
ECB利下げは下限に近づいている。」
との認識を示しました。
米S&Pケースシラー住宅価格(12月)は、
前年比で市場予想より弱い
過去最大の下落幅の−18.55%となりました。
米消費者信頼感指数(2月)は25.0、
米リッチモンド連銀製造業指数(2月)が−51と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「経済は負の連鎖となって金融危機を悪化させている。
完全な景気回復には2〜3年は要する。
09年に景気後退が終了するかは市場状況による。
インフレ圧力は低下。経済は非常に収縮。
異例な低金利が妥当な状況は続く可能性。
非常に大きなリスク回避の動きが見られる。
金融システムが機能不全となれば景気回復は不可能。
金融支援策は金融安定化への最善の希望。
米主要銀は管理下に置かれる状況ではないが、
大手金融機関を破綻させないことは確約できない。」
などの発言がありました。
米住宅価格指数(12月)は市場予想より強い0.1%となりました。
仏大統領が「ユーロ圏の銀行はさらに悪化する可能性。」
と発言しました。
一連の弱い米経済指標にもかかわらずNYダウが反発を見せました。
独銀総裁が「ECBにはまだ利下げ余地はあるが危機が終われば
迅速に利上げすべき。ゼロ金利は望ましくない。
ECBの政策金利の下限は1.00%までの可能性。」
との主旨の発言をしました。
後半にドルストレートが反発を見せました。
NYダウは前日比+236.08ドルで取引を終えました。

<今日25日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ四半期インフレ期待(2年間分)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(1月)、
午前11時に米大統領の上下両院合同本会議で政策概要演説、
午後4時に独四半期GDP(季調済)、独四半期個人消費、
午後6時半に英四半期GDP、英四半期個人消費、英四半期輸出入、
午後9時に米MBA住宅ローン申請指数
深夜12時に米中古住宅販売件数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の2日目の議会証言(下院)が
予定されています。

<明日26日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(1月)、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(12月)、
午後4時に英ネーションワイド住宅価格(2月)、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査(3月)、
午後5時55分に独失業率(2月)、独失業者数(2月)、
午後7時に欧業況判断指数(2月)、欧消費者信頼感、欧鉱工業信頼感
夜10時半に米耐久財受注(1月)、米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米新築住宅販売件数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。

なお、独消費者物価指数(2月)の発表も予定されているようですが、
発表時間が未定です。
また、英BOE総裁の議会証言も予定されています。(時間不明)
英RBSの決算発表にも注目されます。

さて、米財務省とFRBなど米金融監督当局は金融システムにとって
重要な金融機関を存続させる決意を改めて強調するとして
「金融システムを断固として支える。経済回復に必要な銀行の資本と
流動性を確実にする。」などの共同声明を23日に発表しました。

しかし、23日に「米AIGは来週発表される10-12月期決算で
600億ドル(5兆円)の損失を発表して、米政府に追加資金注入を
要請する見込み」との観測報道もあって、
週初めのNYダウは大幅下落することとなりました。
その後24日には、一連の米の施策がしだいに功を奏してきたか、
NYダウも反発して、ドルも各通貨に対して強い展開となりました。

一方、日銀も金融危機対応の追加策として、2010年4月までに
最大1兆円を上限に銀行の保有する株式の買取を再開して、
社債などの担保の範囲内で3ヶ月物の資金を翌日物と同じ
0.1%の低金利で貸し出す資金供給するなどの動きや、
銀行の保有株や持ち合い株だけではなく市場に流通する株式や
上場投資信託に拡大して政府保証付きの公的資金で
市場から直接買い取りする取得機構構想案が検討されることと
なりましたが、日経平均が一時バブル後最安値をつけるなど、
ここのところ日本からのマネーの逃避傾向と
円安が続いているようです。

また、報道によりますと、ドイツの自動車メーカーのオペルも
親会社の米GMが再建を断念して、米GMからの分離案が
浮上していますが、業績は悪化していて独連邦・州政府に申請した
信用保証の供与は18億ユーロから30億ユーロに膨らみそうで、
政府支援なしでは5月にも資金繰りに行き詰るとあって、
厳しい状況となっているようです。

そして、報道によりますと、ドル買いの背景には、
巨額損失計上に伴い米金融機関は米国外の資産を減らして
ドルを確保するとの観測や、米国債の入札を控えて
機関投資家のドル需要があったとのことです。
それらが一巡後に動きが継続するか否かが注目されます。


さて今日は、ポジションへの3作用のお話です。

ポジションと言いますと、
自分自身のエントリーした買いなり売りなりのポジションや、
これから持とうとするポジションが主な関心事となりますが、

当然ながらマーケットには、多くのトレーダーによって作られた
「過去のポジション」というものが存在しています。

そして、この「過去のポジション」は
均等に分布しているわけではなく、

過去の相場へ変動の中で、いろいろな価格レベルに不均衡に
しかも大きさも様々に分布しています。

これらは「ポジション・クラスター群」と
呼ばれることがあるようですが、

この「ポジション・クラスター群」の各所から
レートが離脱しようとするときに、

「ポジション・クラスター群」の中には
損失を限定回避しようと損切りが執行されることがあります。

そうすると、レートが動いた方向へ相場の流れを
「加速」させる作用として働くこととなります。

たとえばレートがポジション・クラスター群を
上に離れるときには、
売りポジションのストップが執行されると、
反対売買の「買い」がなされてさらに上昇するというわけですね。

よく聞く、「保ち合い離れにつけ」も
この「加速」の作用を利用したトレードを
実戦的に言い表したものなのかもしれませんね。

また、ストップ狩りなども、この作用を力技で強制的に
起こさせようとするものなのかもしれません。(苦笑)

そして、この作用による加速の動きの場合では、
あるポジション・クラスター群での
損切りがあらかた済んでしまいますと、
レートの加速が停滞することとなります。

またそして、ポジション・クラスター群を離れるときに
損切り執行で加速した動意が一服となった後も、

同方向の新たな買い(売り)で、
トレンドが形成されることがありますが、

今度は含み利益となったトレーダーによる
利益を確定しようという動きが現れることとなって、

利食いによる反対売買によって、
動きにブレーキがかかることとなります。

よく聞かれるる「利益確定売りやショートカバー」が
これに該当するのだと思いますが、このような利食いにより、

レートは元のポジション・クラスター群のほうへ
「引き寄せられる(引き戻される)」作用を受けることとなります。

上げては下げるボックス相場がよく見られるのも、
このような作用によるものなのかもしれませんね。

そしてまた、ポジション・クラスター群にレートが復帰してくると、

今度は含み損となっていたポジションが解き放たれるように、
「やれやれ売り」などの
ポジション解消の動きが現れることとなって、

こんどは、ポジション・クラスター群の価格帯が
「抵抗」の作用として働くこととなります。

一定の価格レベルでレジスタンス(サポート)となることも、

たんに「市場参加者は過去の高値安値をよく覚えている」
と言うよりは、

このような作用によるものなのかもしれませんね。

そして、売り買いの攻防の後、

何がしかのファンダメンタルズのインパクト(衝撃)があったり、
経済情勢の変化で実需筋の売り切りや買い切りのポジションに
変化が顕著となってきたり、
市場センチメント(心理)が臨界を越えてしまいますと

爆発的な動意となって、
レートは次のレベルへと向かうこととなります。

このようにして、
また新たなポジション・クラスター群を
形成することとなるわけですが、

どことなく島宇宙のようでもあり、なんか面白いですね。

ブレーク狙いのトレードは、さしずめ隣の島宇宙行きを目指す
宇宙旅行のようにも思えます。(笑)

このように

「加速」「引き寄せ(引き戻り)」「抵抗」の3作用の観点から

相場を観察しても楽しくチャートが見れそうですね。^^

さぁ、今日もチャートの宇宙旅行を楽しみましょうか。

な〜んちゃって。。。(爆)


FX ヒューリスティックのお話

米国では可決となった景気対策法案での
勤労者層95%が対象の減税が早くも4月前に実施されるようですね。

<先週末20日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調に推移しました。
豪RBA総裁の講演では、「消費者は貯蓄と債務返済指向。
2010年にかけて交易条件が20%悪化の可能性。インフレ率は低下へ。
豪大手金融機関は良好。豪の景気悪化は深刻ではない。
必要ならば利下げするがゼロ金利の見通しは現在はない。
住宅ローン需要は上昇。」などの認識を示しました。
日全産業活動指数(12月)は市場予想とおり−2.7%となりました。
英政府が最大5億ポンドの住宅支援する観測報道がありました。
米バンカメがNY州法違反の疑いで調査されることが報じられました。
日銀金融経済月報では「企業収益の悪化拡大。
企業の資金調達コスト低下。」などが示されました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調に推移しました。
米GM傘下のスウェーデンのサーブが
企業再生法の適用を申請したことが報じられました。
独PMI製造業(2月)速報は市場予想より弱い32.2となりました。
トリシェECB総裁が
「短期金融市場はリスク回避の影響を受けているが、
一定の改善を示す兆候が見られる。国際金融を改革できると確信。
政策金利については以前の発言に変わりはない。」
などの認識が示されました。
欧PMI製造業(2月)速報は市場予想より弱い33.6となりました。
英小売売上高指数(1月)は市場予想より強い+0.7%となりました。
ポンドが上昇しました。

ニューヨーク時間では、
前半ではドルが買われる展開でしたが、
NY午後からドルが売られてドル円が急落して、
ユーロドルなどドルストレートが堅調に推移しました。
カナダ消費者物価指数(1月)は
市場予想より弱い−0.3%となりました。
米消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの0.3%となりました。
ユーログループ議長が
「どこのユーロ圏諸国にも深刻な資金調達難はない。
ユーロ圏諸国はIMFに支援要請する必要はない。
支援が必要な場合はユーロ圏で支援を受けるべき。」
との認識を示す発言をしました。
米上院議員のドット銀行委員長が
「米銀行の国有化の可能性はあるが、
米政府は銀行国有化の回避に努力。」との発言をしました。
ドルが急落しました。
格付け会社のムーディーズが仏ルノーの格付けを引き下げ、
ジャンク級としました。
米財務省が月末までに金融安定化プランの詳細を発表するとの
観測報道がありました。
NY原油は38ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−100.28ドルとなって、
2002年10月以来の安値となりました。

<週はじめの今日23日(月)の主な予定>

午後2時に日全国スーパー売上高(1月)、
夜10時半に加小売売上高(12月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。

<明日24日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録(1月分)、
午後5時15分にスイス雇用水準(四半期)、
午後6時に独IFO景気動向(2月)、独IFO現況予想値(2月)、
同午後6時に欧経常収支(12月)、
午後6時半に英総合事業投資(四半期速報)、
午後7時に欧鉱工業新規受注(12月)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(四半期)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(2月)、
米リッチモンド連銀製造業指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・欧・米の指標には注目です。
また、この日は米上院の銀行委員会で
バーナンキFRB議長の議会証言がNY時間に予定されています。
米ホーム・デポの決算も注目です。

そして、今週の2月25日(水)からの主な注目材料は、

25日(水)に、日通関ベース貿易収支、英四半期GDP(改定値)、
英個人消費、バーナンキFRB議長の議会証言(下院)、
米中古住宅販売件数、

26日(木)に、NZ貿易収支、独失業率、独消費者物価指数、
英BOE総裁議会証言、英RBS決算発表、欧業況判断指数、
米新規失業保険申請件数、米耐久財受注、米新築住宅販売件数、

27日(金)に、NZ住宅建設許可、日失業率、日全国消費者物価指数、
日鉱工業生産、欧消費者物価指数(速報)、欧失業率、
英ロイズ・バンキング・グループ決算、米四半期GDP(改定値)、
米個人消費、米シカゴ購買部協会景気指数、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、

などがあります。

さて、NYダウが前週末に前日比−100.28ドルとなり、
終値で7,365.67ドルと、昨年2008年秋の下落期よりも安い、
2002年10月以来の安値となりました。
米株式市場では、米GMとフォードの株価が1ドル台、
米保険大手のAIGの株価に至っては1ドル未満と
すさまじい状況となっていて、NY証取とナスダックに上場している
株式時価総額は21兆ドルを下回り、NYダウでは過去最高値をつけた
2007年10月9日以来、約10兆ドル減少して
株式時価総額がピークの半分程となってしまいました。

そして、20日にはオレゴン州のシルバー・フォールズ・バンクが
経営に行き詰り、米地銀の破綻は今年に入って14行目となりました。
また、米ビッグスリーの経営再建では、先日米政府に提出された
経営再建案をガイトナー米財務長官の指示で作業部会を設置して
分析検討が進められていますが、肝心の新車販売は
「つるべ落し」のように不調となっているようです。

一方、欧州でも中・東欧の金融危機が深刻化してきていて、
欧州要人は問題ないとしていますが、
ユーロ圏への負の波及を懸念する声もあるようです。
また、欧州主要国の22日の緊急首脳会議では、
ヘッジファンドを含め、格付け会社も規制と監視下に置くなどで
合意して、4月に英国で開催されるG20金融サミットで
提案して各国に同調を求めるとのことで成り行きが注目されます。

また、日本でもGDPの大幅落ち込みに加えて政局の混迷もあって、
日経平均が昨年来安値に近づきつつあり、東証株価指数(TOPIX)が
バブル崩壊の最安値を更新してしまいました。
円相場の構図も変化して、リスク回避の円買いも微妙な状況と
なってきているようです。

まるで病気自慢の様相ですが、不透明感があり、
荒っぽい揺れる相場となる可能性もありそうです。


さて今日は、ヒューリスティックのお話です。

ヒューリスティック" heuristic "とは、
ギリシャ語の「見つける」を語源とする言葉なのだそうですが、

「発見を助ける(促す)」という意味や、
「経験則」という意味で一般に用いられるとともに、

脳科学の分野でも用いられる言葉なのだそうで、
人の脳の情報処理や判断のプロセスでみられる特性とされています。

事例の蓄積などから未知のものに対して「予測」するときにも
作用する働きですが、結論に至る過程を経験則的に短縮して、
直感的判断ができる良い面もある反面、

物事を「思い込み」で見てしまったり、
短絡的に捉えるバイアスとなって、
ときに判断を誤る元となることがあるようです。

さて、そのヒューリスティック的思考ですが、
主に4つあるそうです。

よく引用されるのが「陽気なブラジル人」ですが、

リオのカーニバルの陽気な印象などで、
「ブラジル人=陽気」と脳に刷り込みの
イメージが形成されるためか、

陽気でないブラジル人はいないように思い込んでしまう
心理的バイアスとなることがあります。

これを「代表性」と言うのだそうです。

もちろん、ブラジルの人の中にもよくあるイメージとは違う
根暗な人もいないわけではありません。(笑)

トレードで言いますと、
「リスク回避では円が買われる」などとなるかもしれませんが、

日本の状況がとても悪いと、
リスク回避で円が売られることもないわけではありません。

もうひとつが、頭の中でシナリオがもっともらしく描けるほど、
可能性が大きいと感じてしまう心理バイアスがあります。

これを「シミュレーション」と言うのだそうです。

トレードで言いますと、
「米国の状況は悪いからドルが売られる」などと
なるかもしれませんが、

こっちの国もあっちの国もそれ以上に状況が悪かったり、
米国の状況の織り込みが進んでいたりすると、

消去法的や相対的に「それでも米ドル」とドルが買われることや、

こっちの国やあっちの国の新たな悪いニュースに反応して、
ドルが買われることもないわけではありません。

もうひとつが、想起しやすいものほど、起こる確率が高いと
判断してしまう心理バイアスがあります。

これを「アクセスの容易性」と言うのだそうです。

A夫さんとB子さんが話をしていただけで、
「二人は恋仲」と思い込む噂などもこれに該当するかもしれません。

ほんとうは仕事の打ち合わせをしていただけでも、
会って話していたというだけで
あらぬ噂が駆け巡ることがあります。(苦笑)

トレードで言いますと、
「良いニュースが出たから上昇する」などとなるかもしれませんが、
一般の人が得れるニュースは古びていることがあって、

「噂で買って事実で売る」短期筋もあり、
ときにニュース・リバーサルとも言われていて、
織り込みが事前に進行していたりすると、
良いニュースを一時の頂点としてその後に下げてしまうことも
ないわけではありません。

もうひとつが、固定観念的に物事を判断してしまう
心理バイアスがあります。

これを「アンカーリング」と言うのだそうです。

事態は変化しているのに、イカリを降ろしてしまったかのように
いつまでも変わらないように思い込んでしまうことがあります。

トレードで言いますと、
「高金利通貨買い」などとなるのかもしれませんが、

キャリートレードがいつまでも通用すると信じて
経済が激変しているのに手仕舞いできなかった多くの人がいて、
かなりのトレーダーがマーケットから退場となりました。

高金利通貨も下落することがあり、そのキャピタル・ロスが、
スワップポイントによる利益以上になってしまうことも
ないわけではありませんでした。

まぁ、こうして見ますと、

心理バイアスを取り払いフラットに相場と向き合うことが
大切なようで、

モノの本によりますと、あるテクニカル・トレーダーは、
ニュースなどはバイアスを生じさせる有害なものとして、

チャートのみ見て、チャート以外の一切の情報が入らないように、
別棟の小屋を建てて、外部の光も入らないように
窓さえも覆ったという、驚くような逸話が伝えられていますが、

(これは極端に過ぎるようにも思われますものの)

有益であるはずの情報もバイアスなく得ることは
人なれば確かに難しいところもあるようです。

ところで、チャートだけ見ていても、

自身の囁(ささや)きが「直感の閃(ひらめ)きのように」
頭の中を駆け巡ることがありますね。(苦笑)

「まだ上げそうだ。」「もう下げそうだ。」(笑)

こうなると、チャートもバイアスの目で見ることとなって、

(好き嫌いを最初に判断して、後付的に理由を探すことがあるように)

たとえばトレンドに逆らって、逆張りだけしか考えられない
囁きの閃きに都合の良いことしか
見えなくなってしまうことがあります。

そして、トレードの恋の病(やまい)から覚めてみると、

「なんで俺は、あそこで売りばかり狙っていたのだろう。
 今、冷静になってみると、どう見たって買いだったよなぁ。」

ということになることがあります。(笑)

「あのとき俺はどうかしていたぜ。」というわけですが、

ヒューリスティック的な思考は私達人間の性(さが)のようで、
なかなか避けられるものではないものの、

トレードの執行前にはせめて自問したいものです。

「このトレードの判断は偏見のバイアスに陥っていないだろうか?」

えっ、何ですって…、

「それもそうかもしれないが、間違えたって良いじゃないの。
 トレードから間違いを排除することなんてできっこないよ。
 間違えたときには、その間違いの事実を素直に認めて
 ダマシの確認と、損切りができればそれで問題ないのでは?」

うーん。確かに。。。(自爆)


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