FX クロス円トレードの大切なヒントのお話

鳩山氏が29票差で民主党代表に就任されることとなりましたね。

一方、世界最大の選挙規模(7億人の有権者)といわれるインドでは、
下院選挙が行われ、シン首相率いる国民会議派の与党連合が
過半数に迫る議席を獲得したそうです。

<先週末15日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
NZ小売売上高(3月)は市場予想よりかなり弱い−0.4%となりました。
IMFが「NZの大規模な景気刺激策は景気減速を短期的に緩和。
NZの財政は刺激策と商品価格により中期的に悪化見通し。
NZの大幅な金融緩和は適切。
今後一段の金融緩和が必要となる可能性。」
などの見解を発表しました。
日機械受注(3月)は−1.3%、国内企業物価指数(4月)は0.2%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
日内閣府が機械受注の判断を上方修正しました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、
「米GMは来週にも全米自動車労組と
年10億ドル以上の労務費削減で合意の見通し。」
と報道しました。
日経平均は前日比+171.29円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調な展開となりました。
ドル円が一時95円台を割り込みました。
独四半期GDP四半期速報は市場予想より弱い−3.8%となりました。
仏経済・雇用相が「09年の仏GDPは−3.0%の見込み。」
との認識を示しました。
スイス小売売上高(3月)は前年比で1.2%となりました。
IMFの専務理事が「銀行のバランスシートは健全化すべき。
経済は銀行のバランスシートの改善なくしては回復しない可能性。
2010年上期の景気は下振れリスクが大きいが、
希望の兆しがある。2010年上期以降に景気回復を予測。
ユーロ圏各国はIMFの支援なしで対処できるほど強い。
東欧諸国のリスクはコントロールが可能な範囲。」
などの認識を示す発言をしました。
欧四半期GDPは市場予想より弱い−2.5%となりました。
欧消費者物価指数(4月 確報)は
市場予想とおりの4.0%となりました。
独政府が「第1四半期のDGPの落込みが
再度起こりえる見込みはない。
独経済には安定化の希望の兆しが見られる。」
との声明を出しました。
欧州委員会が「ユーロ圏の第1四半期のGDPの数字は
緩やかな回復見通しを変更するものではない。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発の動きなった後に反落する展開となりました。
米消費者物価指数(4月)は市場予想とおりの0.0%となりました。
米NY連銀製造業景気指数(5月)は
市場予想よりかなり強い−4.55となりました。
カナダ製造業出荷(3月)は市場予想より弱い−2.7%となりました。
対米証券投資(3月 ネット長期TICフロー)は
市場予想より強い558億ドルとなりました。
米鉱工業生産(4月)は市場予想より強い−0.5%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)は
市場予想より強い67.9となりました。
米ミネアポリス連銀総裁が「米経済はリセッションの底に近い。」
との認識を示しました。
スイスSNB中銀のスイスフランの売り介入があったか、
スイスフランが主要通貨に対して軟調になりました。
米大統領報道官が「米GMの破産の必要性は数週間以内に決断。」
との米政府の意向を発表しました。
NY原油は下落して56ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−62.68で取引を終えました。

<週はじめ18日(月)の主な予定>

朝7時45分にNZ四半期生産者物価、
朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(5月)、
午後2時に消費者態度指数(4月)、
午後6時に欧貿易収支(3月 季調済)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧の指標には一応注目です。
今日はカナダのトロントが休場です。
また、ガイトナー米財務長官の講演が
NY時間に予定されているようです。

<明日19日(火)の主な予定>

朝7時10分に豪RBA総裁講演、
午前10時半に豪RBA議事録、
午後1時半に日鉱工業生産(3月)、
午後3時に日工作機械受注(4月)、
午後5時半に英消費者物価指数(4月)、英小売物価指数(4月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(5月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(5月)、欧建設支出(3月)、
夜9時半に米住宅着工件数(4月)、米建設許可件数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・米などの指標には注目です。
また、ガイトナー米財務長官の証言が
NY時間に予定されているようです。
米ホーム・デポの四半期決算も注目されます。

そして、今週の20日(水)からの主な注目材料は、

20日(水)に、日四半期GDP一次速報、豪Westpac消費者信頼感、
独生産者物価指数、英BOE議事録、スイスZEW景況感調査、
加消費者物価指数、加景気先行指標指数、米FOMC議事録、

21日(木)に、スイス・ドイツ・フランスの休場、
日第3次産業活動指数、独PMI製造業、欧PMI製造業、
英小売売上高指数、加卸売上高、米新規失業保険申請件数、
米景気先行総合指標指数、米フィラデルフィア連銀景況指数、

22日(金)に、日政策金利、日景気動向指数(改訂値)、
日銀総裁記者会見、英四半期GDP(改訂値)、英個人消費(改訂値)、
加小売売上高、バーナンキFRB議長の講演、
25日(月)の英米主要市場の休場前の動向、

などがあります。

さて、先週末は独GDP速報が1990年のドイツ統一後で最大の
マイナス幅を記録して、続く欧州のGDP速報も通貨統合後で
最悪となる数字を示したことなどが契機となったか
リスク回避の動意となって、米国債償還日でもあり
ドル円が一時95円台を割り込むなど、
上下動しながらも主要通貨ペアが軟調傾向となりました。

今週のアナリストの予想レンジでは、ドル円が94.00〜98.00円、
ユーロドルが1.35〜1.38付近とのこと(ロイター)で、
下値余地は限定的との見方となっているようです。

別の見方では、大規模な景気刺激策によって財政負担から
米国債発行が増大して需給が悪化していて、
米長期金利が高止まりしているとのことで、
米FRBによる国債購入枠の拡大が余儀なくなり、
ドル売り圧力となるとの声もあるようです。
いかがなりますか、今週の相場動向が注目されます。

一方、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が
15日に「米GMは来週にも全米自動車労組と年10億ドル以上の
労務費削減で合意の見通し」と報道しました。
労働コストの圧縮や、全米に約6000あるディーラーのうち
約1100を削減するとのことですが、

全米自動車ディーラー協会(NADA)は一連の削減策で18万人が
職を失うと反対しているそうです。

また、米GMの退職者の医療保険基金への拠出義務の200億ドルの
半分以上を株式で支払うことについても今週にも基本合意して、
組合員による投票を経て最終承認となるとのことで、
米GM関連に新たな動きが出てきているようです。


さて今日は、クロス円トレードの大切なヒントのお話です。

何がいまさら「クロス円なのさ」という話題ですが、(笑)

じつはクロス円という名称それ自体に
大切なトレードのヒントが隠されているようです…。

さて、

米ドル円だけは、円絡みではあっても、
そのまま「ドル円」と呼ばれますが、

ドル円以外は、円と絡みのある通貨ペアは、
すべて「クロス円」と一括りで呼ばれることがあります。

ユーロ円やポンド円や豪ドル円などのクロス円がお馴染みですね。

なぜ「クロス」などと呼ばれるかといいますと、

(現在は、ユーロと円が直接交換されることもありますものの)

もともとは、ユーロと円を交換するためには、
いったん円を基軸通貨である「米ドル」と交換して、
そして、(円と交換した)米ドルとユーロを交換するという
手順が必要となっていたからです。

この際、ユーロと円の交換の際に
米ドルを介してクロス(交差)させてユーロ円となるために、
クロス円と呼ばれるようになったのだそうです。

「ややこしやー」という感じですが、(笑)

たとえば、先週末の終値のように、

ユーロドルの「ビット・レートが1.3494 (A)」で、
「オファー・レートが1.3496 (B)」で、

ドル円の「ビット・レートが95.18 (C)」で、
「オファー・レートが95.21 (D)」であったとしますと、

ユーロ円のビット・レートは、
(B)×(C)となるので、1.3496×95.18≒128.45 (円)

そして、ユーロ円のオファー・レートは、
(A)×(D)となるので、1.3494×95.21≒128.48 (円)

とクロス計算(四捨五入)されますので、

先週末の終値のクロス円としての
「ユーロ円は、128.45円(ビット・レート)」
ということになります。

(ユーロドル、ドル円、ユーロ円の
それぞれのチャートで確認してみてくださいね)

こんなことは、どうでもよいことのようにも思えますが、

ユーロ円のレートは、ユーロドルとドル円で
決定されていることがわかります。

つまり、

ユーロドルとドル円のレート変動の影響を
ユーロ円は例外なく必然的に受けることになるわけです。

言葉を換えますと、

絶対はないとされる相場ですが、

「ユーロドルとドル円の動き」は、
「ユーロ円」に絶対的な影響を与えるわけですね。

もう少し別の観点から噛み砕いてみましょう。

EUR/USDは、左側が主軸通貨で右側を決済通貨といいます。

通貨ペアのEUR/USDを買うということは、
EURを買って、USDを売るということです。

通貨ペアのEUR/USDを売るということは、
EURを売って、USDを買うということです。

同様に、

通貨ペアのUSD/JPYを買うということは、
USDを買って、JPYを売るということです。

通貨ペアのUSD/JPYを売るということは、
USDを売って、JPYを買うということです。

従いまして、

ユーロドルとドル円の両方を買ったとしますと、

EUR/USDを買うということは、
EURを買って、USDを売るということで、

USD/JPYを買うということは、
USDを買って、JPYを売るということですので、

(両方あわせますと)

EURを買って、USDを売って、
(同時に)USDを買って、JPYを売る、

こことになります。

これは、ドルを買って(同時に)ドルを売って、いまして、

そして、ユーロを買って、円を売ることになります。

そのため、ドルは消去されて、

EURを買って、JPYを売る

ことになります。

つまり、

「EURを買って、JPYを売る」 こととなって、

これをEUR/JPYを買うといいます。

つまり、ユーロ円を買うということになります。


「ユーロドルを買って、同時にドル円を買う」
ということが、

簡単な図式では、ユーロ円を買うということなのですね。

(ただし、ややこしい話しながら完全等価とまではなりません)

さて…、

「だからどうした?」ということになりますが、(苦笑)

クロス円どうしも同調傾向がありますので、
クロス円をトレードしようとするときに、
他のクロス円の動向を見てみるのも有効ながら、

「ユーロドルとドル円の動き」は、
「ユーロ円」に絶対的な影響を与えるわけで、

EUR/JPYをトレードするときには、
EUR/USDとUSD/JPYの両方の動きを見る方法が
特に有効なことがわかります。

ユーロ円を売ろうとしているときには、
「ドル円とユーロドルとがともに下落」
している状況が良く、

ユーロ円を買おうとしているときには、
「ドル円とユーロドルとがともに上昇」
している状況が良いのですね。

ユーロ円をトレードするときに、
ユーロドルとドル円とがバラバラな方向で動いているときには、

ユーロドルとドル円との動きが綱引きとなって、
ユーロ円が浮動の多い状況となりがちとなるようです。

これらの関係は、すべてのクロス円について言えることで、
ポンド円の場合では、ポンドドルとドル円の影響を受けます。

該当するドルストレート通貨ペアの動きとドル円との動きは
そのクロス円のチャートに集約的に描画されるので、
クロス円のチャートだけでもトレードはできますが、

もしもクロス円のトレードで少し迷うことがあったら、

その基となっている該当するドルストレートと
ドル円の動きを見てみると、

思わぬ発見やトレードのヒントが
見つけられる場合もあるかもしれませんね。^^


FX モノポリーのお話

米GMのラッツ副会長ら役員6人が
自社GM株を売却していたのだそうですね。

<一昨日13日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが
下げては戻す上下動の揉み合いとなりました。
RBNZ副総裁が「NZ宅市場が底打ちしたと見るのは時期尚早。
金融政策には引続き変更させる余地がある。
NZドルの上昇は持続するとは思っていない。」
との認識を示す発言をしました。
英フィナンシャルタイムズ紙が
「米国はAAA格付けを失うリスクがある」と報じました。
ブルームバーグが「GMの副会長を含む役員6名が
GM株を売却した」ことを報道しました。
日国際経常収支(3月)は9023億円、日貿易収支(3月)は1329億円と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
中国鉱工業生産(4月)は前年比+7.3%、
中国小売売上高(4月)は前年比+14.8%となりました。
日景気ウォッチャー調査(現況判断DI 4月)が市場予想より強い34.2、
先行判断DIの4月が39.7と、改善を示す結果となりました。
日経平均は前日比+41.88円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
「独政府が資産担保証券(ABS)の不良資産
約2000億ユーロの買取のバッドバンク構想を閣議決定して
今夏までの議会決定を目指す」
との関係筋のコメントが報道されました。
欧鉱工業生産(3月)は市場予想より弱い−2.0%となりました。
英BOE四半期インフレ報告では
「景気回復は信用収縮と消費落込みでもたつく可能性。
英国と世界経済はさらなる衝撃に対して脆弱。
インフレ見通しは上方修正。GDPの見通しは下方修正。
経済の下落ペースは緩和してきている。」
などの見解を発表しました。
ネガティブな英BOE四半期インフレ報告にポンドが急落しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが一時反発を見せるも
軟調傾向での推移となりました。
米小売売上高(4月)は市場予想より弱い−0.4%となりました。
米輸入物価指数(4月)は市場予想より強い1.6%となりました。
スロベキア中銀総裁が「ECBのカバーボンドの購入規模は
600億ユーロを超える見通し。」との発言をしました。
ガイトナー米財務長官が「資産5億ドル以下の銀行にも
資産買い入れプログラムを再開。システミックリスクは後退。」
との主旨の発言をしました。
米企業在庫(3月)は市場予想より弱い−1.0%となりました。
独連銀総裁が「当初予想よりも動的な景気回復となる可能性。
ECBによるカバードボンドの購入額上限は600億ユーロ。
景気回復への過度の楽観論は排除すべき。
ユーロ圏CPIは数ヶ月マイナスとなる可能性。」
などの認識を示しました。
米GMが部品メーカーへの支払いの前倒しを
決定したことが報道され、GMの破産法適用の観測が強まりました。
NY原油は58ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−184.22ドルで取引を終えました。

<昨日14日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
英フィナンシャルタイムズが
「EU圏での銀行システムのストレーステストは無意味。」
との独財務相の談話を報道しまた。
中国統計局が第1四半期の中国鉱工業部門企業利益を
前年比−32.2%と発表しました。
仏首相が「労働市場は悪化が継続の見込み。
2012年度に予算を均衡化できる欧州の国はない見込み。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−246.76円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いの後に軟調となりました。
スイス生産者輸入価格(4月)は
市場予想より弱い−0.2%となりました。
スイスSNB理事が「世界経済は深刻なリセッションに直面。
その後の低成長は避けられない。」
との認識を示す発言をしました。
欧ECB月報では「ユーロ圏のインフレ圧力は緩和。
1-3月期の経済収縮は予想を上回ったが、経済安定の兆しがある」
との見解が発表されました。
オランダ中銀総裁とオーストリア中銀総裁が
「600億ユーロのカバーボンドの購入規模は十分」
との認識を示しました。
米ウォールマートの四半期決算では、
売上高が前年同期比0.6%減の934億7100万ドルで、
純利益が横ばいの30億2200万ドルとなりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも、
しだいに堅調となっていきました。
米生産者物価指数(4月)し市場予想より強い0.3%となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い63.7万件となりました。
米GMのCEOが「破産法適用の可能性がさらに高まった。」と
コメントを出しました。
ECB理事が「現在のユーロ圏の政策金利は適切な水準。
ECBはゼロ金利政策は考慮していない。
現在、カバードボンドの購入額の拡大は考えていない。
ECBの政策委は分断していない。
景気は底打ちしている可能性がある。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は58ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+45.24ドルで取引を終えました。

<週末の今日ゴトウ日15日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(3月)、
朝8時50分に日機械受注(3月)、日国内企業物価指数(4月)、
午後3時に独四半期GDP速報、
午後4時15分にスイス小売売上高(3月)、
午後6時に欧四半期GDP速報、欧消費者物価指数(4月)、
夜9時半に米消費者物価指数(4月)、米NY連銀製造業景気指数(5月)
同夜9時半に加製造業出荷(3月)、
夜10時に米対米証券投資(ネット長期TICフロー 3月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(4月)、米設備稼働率(4月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。

さて、報道によりますと、米GMのラッツ副会長ら役員6人が
自社GM株を売却していたことが明らかとなって、
また、6月2日に予定していた部品メーカーへの支払いの
前倒しを決定したことで、GMの破産法適用の観測が強まり、
米GM株は一時1ドルとなりました。
市場はGMの破綻を織り込んできているようですが、
今月末までに再建案の期限も迫り、
いよいよ大詰めとなってきているようです。

また、ガイトナー米財務長官は「調整のプロセスは過去のものに
なり、金融システムは回復してきていてシステミックリスクの
懸念は解消した。」と市場に安堵感を与える
宣言にも似たポジティブな発言をしました。

一方、13日の米小売売上高の速報(4月)では、
3376億7700万ドルと前月比で0.4%の減少となって、
期待先行の相場が現実に目覚めると警鐘を鳴らす
厳しい見方も台頭してきているようです。

そして、現在も経済収縮は鈍化しながらも続いていて、
一説では少し良い兆しは財政出動などによるカンフル効果であり、
世界的な景気後退は2年から5年は続き、日本のバブル崩壊後の
ように、回復もV字型ではなくL字型となるとの見方もあって、
期待感で反発した後は、中期的に現実に目覚める
相場展開となるであろうとの指摘の声もあるようです。

また一方、日経新聞によりますと、ファンド勢がユーロ売りを
手仕舞っていることに加え、原油高を背景に産油国がドル建てで
得た利益をユーロに分散する動きが広がるとの見方や、
政策金利が1.00%と下げ余地が乏しくなってきていることなどで、
ユーロは底入れしてきたとのアナリストの見解があるそうです。


さて今日は、モノポリーのお話です。

その昔、米GM株が1ドル台であった頃…、
(あっ、現在もまた米GM株は1ドルほどとなりましたね)

今から74年も前の1935年のクリスマスに誕生したのが、
資産運用ゲームの「モノポリー」でした。

考案者は米ペンシルバニア州に住んでいた
チャールズ・B・ダロウと人であったとされています。

日本古来の「すごろく」にも少し似ているようですが、
現在もモノポリーは日本でも発売されていて、
「億万長者ゲーム」もこのゲームを原型としているそうです。

その昔、音楽で一時代を風靡(ふうび)したビートルズも
このゲームにはまっていたといいます。(笑)

モノポリーはいくつかのバージョンがあるようですが、
代表的なのはアトランティック・シティという仮想の町を
ステージとしたもので、地所・鉄道・会社などを巡り、
プレーヤー達によってバーチャルなマネーバトルが展開されます。

アトランティック・シティには、
ニューヨーク通りやイリノイ通りやインディアナ通りなど、
お馴染みの地名も登場します。

さて、モノポリーは戦略の研究もされていて、
モノの本によりますと、少人数の戦略とか大人数の戦略とか
いろいろな戦略があるそうですね。

モノポリーとは「独占」という意味で、
不動産22、鉄道4、公共会社2の
28の地所を争奪するバトルですが、
いかにして独占していくかを争います。

擬似経済ゲームのようでありながら、
その実、ゼロサム・ゲームとなっていて、

実際の経済のように「富の創出」はないので、
「いかにして対戦相手を破産させるか」が
戦略のテーマとなるのだそうです。(怖)

まぁ、リアル経済でも商売仇(かたき)を打ちのめし、
寡占(かせん)を目指すことがありますが、(苦笑)

単独では成り立たない実経済では
ときに一部の巨大なグリード(強欲)の暴挙が経済をきしませて、
今のような経済危機となることもあるようです。

甘いといわれることがあっても、
中世のギルドの共存共栄の精神も
忘れてはならないのかもしれませんね。

経済危機に、もしも効用が1つでもあったとすると、
先進国だけではなく、G20として世界で手を携えて
経済を育てていくということに国という垣根を越えて
現実的に取り組めるようになった点でしょうか。

大国や少数の国々だけで反映していくことは
グローバリズム経済となった今ではもはや出来ないのですね。

さてところで、

外国為替市場は貿易にかかわる通貨交換や
ヘッジなどで実経済と密接につながってはいますが、

その取引の9割くらいは投機にかかわるものとも言われていて、
ゼロサム・ゲームのマネー争奪戦という面も色濃く、

投機の収益には、全てとはいえないまでも、
誰かほかの市場参加者の損失あればこそ、
というゼロサムのマネーバトルという面があります。

そうです。

FXにはモノポリーのようなところもあるわけで、

まぁ、モノポリーのように
「いかにして対戦相手を破産させるか」が
テーマとはならないまでも、

市場取引の中で誰かを損させると
利得となる可能性が高まるわけです。

私達個人トレーダーは、相場について行くしかありませんが、

「ヤカラ」とも呼ばれるビッグプレーヤー達は、(苦笑)
ときにその巨大な資金に物を言わせて、
ブック・クリアと呼ばれるストップをつけることを狙い、
相場を操縦するように仕掛けたりたりすることがあるようですね。

「えっ? 為替取引はBISの調べで
 1日に320兆円相当もあるというじゃないか。
 そんな巨大なマーケットを意図的に動かせるのかよ。」

という疑問も湧いてきますが、

大きな相場の流れの中では、所詮、小手先の範囲ではあっても、

どのくらい為替相場を動かせるかは未知数ながら、
「彼らは確かに為替相場をある程度は動かすことができる」
という論説は良く見聞きします。

真偽は定かではありませんが、
ロンドン時間の初動あたりや、
主要マーケットが替わるころの時間帯あたりで
仕掛けてくることが多いとも聞きます。

もしもそうであるならば、

市場替わりの初動には注意をする必要がありそうですが、

それだけではなく、もしも自分にマーケットを
動かせるくらいの資金があったとしたら、(大笑)

「どうしたらトレーダー達を揺さぶって
 ダマシにひっかけることができるだろうか…。」

という視点で仕掛けを夢想してみるのも、
何かヒントが見えてくる場合もあるかもしれませんね。

「おいおい。そんな想像、
 身の程知らずの気違いのすることだろ。」

うーん。それもそうかなぁ…。(爆)


FX 驚異の1%のお話

昨日12日に英失業率(4月)が急遽13日の予定から
前倒しで発表されましたが、
発表元の英国立統計局によりますと、
事前リークされてしまったので急遽発表したのだそうですね。

<一昨日の週明け11日(月)の主な出来事>

ドル円など一部の主要通貨ペアが
小幅な上窓を空けてのスタートとなり、
東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
豪NAB企業信頼感指数(4月)は−14、
豪NAB企業景況感指数(4月)は−10となりました。
メキシコ中銀総裁が
「世界経済の改善に関する良いニュースが見られる。
金融市場の確かな改善が見られる。」との認識を示しました。
日民主党の小沢代表が辞任しました。
日経平均は前週末比+19.15円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調となりました。
ドイツ経済相が「今年度に独経済は底を打つと予想。」
との認識を示す発言をしました。
フランス財務相が「第1四半期のGDPは疑う余地なく悪くなる。」
との認識を示しました。
トリシェECB総裁が「中銀は物価安定を維持すべきである。
GDPはゆっくりと下落しているが一部成長の上向きも観測される。
緊急対策は継続するがインフレは回避しなくてはならない。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発を見せながらも
上下動の揉み合いとなりました。
カナダ新築住宅価格指数(3月)は
市場予想とおりの−0.5%となりました。
米GMのCEOが電話会見で
「破産法の適用の可能性が高まっている」ことを明かしました。
NY原油は58ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−155.88ドルで取引を終えました。

<昨日12日(火)の主な出来事>
東京時間では主要通貨ペアが仲値あたりで軟調となった後、
上下に揉み合う展開となりました。
ドル円はやや軟調傾向が続きました。
英RICS住宅価格(4月)は
市場予想よりは強い−59.9%となりました。
バーナンキ米FRB議長が「ストレステストでの対象銀行の多くは
民間からの資本調達が順調にすんでいる。
数年後の米銀行の健全化を希望。
米経済は強くなり米ドルも強くなる。
米ドルは今後も世界の基軸通貨であり続けることを予想。
1.5〜2.0%がインフレの目標。」
などの認識を講演で示しました。
中国の1-4月期の輸出は前年比−20.5%、
貿易収支は129億ドルの黒字となりました。
日景気先行CI指数速報(3月)は76.9、
日景気一致CI指数速報(3月)は84.9と、
市場予想よりやや弱い結果となりました。
日工作機械受注速報(4月)は前年比で−80.4%となりました。
日経平均は前日比−153.37円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ポンドが反発して、主要通貨ペアに反発が見られましたが、
その後、ドル円など調整傾向も見られる展開となりました。
独消費者物価指数確報(4月)は市場予想とおりの0.0%、
独卸売物価指数(4月)は市場予想より強い0.1%となりました。
英商品貿易収支(3月)は−65.89億ポンド、
英鉱工業生産は(3月)−0.6%、英製造業生産高(3月)は−0.1%と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
英DCLG住宅価格(3月)は市場予想より弱い−13.6%となりました。
関係筋の談話として、「9月までに、欧州で個別の銀行ではなく
銀行システム全体のストレステストが実施される」
ことが明かされました。
IMFリポートでは「欧州は金融の修正と2010年の経済回復を
確実にするために、さらなる措置が必要。」
との見解が発表されました。
格付け機関のムーディーズがウクライナのソブリン格付けを
引き下げ、見通しをネガティブとすると発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円など主要通貨ペアが軟調傾向となりました。
米貿易収支(3月)は市場予想よりは強い−276億ドルとなりました。
カナダ国際商品貿易(3月)は
市場予想より強い11.1億カナダドルとなりました。
英失業率と英NIESRのGDP予想(4月)は13日から前倒し発表となり、
英NIESRのGDP予想(4月)は−1.5%、
英失業率(4月)は市場予想とおりの4.7%となりました。
格付け会社のフィッチがギリシャの格付けを
ネガティブ格に引き下げました。
独連銀総裁が「ECBによる民間資産のこれ以上の買取は必要ない。
現在の性崎金利の水準は適切。
経済には明るい兆しがいくつか見える。
独の第1四半期のGDPは昨年第4四半期の−2.1%を上回る可能性」
などの認識を示す発言をしました。
米月次財政収支(4月)は
市場予想より弱い−209億ドルとなりました。
スイスSNB理事が「SNBはスイスフランの上昇を阻止していく。」
と発言しました。
NY原油は58ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+50.34ドルで取引を終えました。

<今日13日(水)の主な予定>

英NIESRのGDP予想は発表日が変更となり12日に発表されました。
朝8時50分日国際貿易収支(3月)、日国際経常収支(3月)、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数(5月)、
午後2時に日景気ウォッチャー現況判断DI(4月)・先行判断DI(4月)
午後3時に日工作機械受注(4月)、
英失業率(4月)は発表日が変更となり昨日12日に発表されました。
午後6時に欧鉱工業生産(3月)、
午後6時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜9時半に米小売売上高(4月)、米輸入物価指数(4月)、
同夜9時半に加新車販売台数(3月)、
夜11時に米企業在庫(3月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<明日14日(木)の主な予定>

午前10時に豪消費者インフレ期待(5月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(4月)、
午後5時に欧ECB月例報告、
夜9時半に米生産者物価指数(4月)、米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

さて、米GMの交渉期限があと2週間半ほどとなりましたが、
全米自動車労組(UAW)は4月末にGMが発表した再建計画には
反対するとして、債権者側が再建案を逆提案するなど
混迷していて、米GMのヘンダーソンCEOが
「米連邦破産法第11条を申請する可能性が強まっている」と
電話記者会見で述べるなど、
市場ではある程度の織り込みが進んでいるとされるも、
今後の展開が注目されます。

また、欧州主要銀行の1-3月期の最終損益が出揃って、
クレディ・スイスやドイツ銀行や英バークレイズが増益黒字転換、
スペイン・サンタンデールや仏BNPパリバやBBVAなどが減益、
スイスUBSや英RBSや独コメルツや仏ソシエテ・ジェネラルなどが
赤字決算となったそうです。
そして、EU圏では主要銀行の(個別ではなく)銀行システム自体の
ストレス・テストを9月までに実施することとなりました。

一方、米オバマ政権は初の予算教書を発表して、
08年10月-09年9月の会計年度で財政赤字が
過去最大の1兆8410億ドルと予測すると発表しました。
近々に市場テーマとなることはない模様ですが、
将来的には市場テーマとなる可能性がありそうです。

また、ここのところのドル安について、アナリストによりますと、
世界的に景気底入れの期待感が広がり、
米国に回帰していた資金が新興国の通貨などに向かうとの見方が
市場に広がってきて、ドル以外の通貨が買われる動きにも
影響されているとのことです。ドルインデックスも軟調のようです。


さて今日は、驚異の1%のお話です。

もう一昔前になりますが、青木雄二さん作の
「ナニワ金融道」という漫画が人気となったことがありましたね。

商人の町の大阪を舞台に、
いわゆるマチ金の「帝國金融」に勤める主人公の灰原青年と、

「最高裁の裁判長かて、そら払わなアカンて言いまっせ。」

が口癖の彼の先輩の桑田や、銭田やなどが繰り広げる
人間模様と裏金融を描いた作品です。

闇高利貸の世界では、10日ごとに1割の金利が取られる「トイチ」
などはまだ甘いほうなのだそうで、(驚)

「トニ」「トサン」や、
夕方にカラスが鳴くと、つまり一日で1割の金利が取られる
「カラス金」という物凄いものまであるそうですね。(怖)

借りると怖い高金利ですが、
これは元金にだけではなく、利息にも利息がつく「複利」で
雪だるまのように返済額が膨れ上がるからです。

この「複利」というものは借金では想像以上に恐ろしいもので、

たとえば、100万円を1日に1%の金利で借りたとすると、
1日後の返済額は101万円で、2日後は102万100円で、
それほど大したことはないようにも一見思われますが、

仮に、一年365日返済しないでいると、
いくらになるかといいますと、

「年利で365%だから、元金とともに465万円」などというのは、
(これはこれで凄いお金ですが) これは複利の計算ではなく、

「おい、舐めるんじゃねぇぞ、ゴラァ!」
と凄まれることになります。(恐)

なんと、なんと、

100万円を日1%で借りた一年365日後の借金の元利合計は、
「3,847万円」もの金額となってしまうそうです。(驚)

そうです。

一年で、三千八百万円以上にもなるのですね。

さてところで、

これは借金でのお話ですが…、

でもこれって、利益を上げていくときも同じなんですね。

仮に100万円の口座資金ならば、

損切りをしっかりすることを前提に、
10万通貨単位の建て玉で
スプレッド分を別に「10Pips」の利益を上げることができると、

口座資金は、101万円となりますから、
100万円を元に1日1%の金利の利得となったことと同じとなります。

そして、次の日に、(笑)

(1000通貨単位でも建て玉ができる口座なら)

10万通単位+1000通貨単位の建て玉をして、
スプレッド分を別に「10Pips」の利益を上げることができると、

口座資金は、102万100円で、
「複利」で1日1%の金利の利得となったことと同じとなります。

まぁ、勝率100%などということはあり得なく、
FXの市場も土日は休みで、さすがに365日とはいかなく、

また、3日目からの端数の10通貨単位の建て玉もできないので、
端数を最低1000通貨単位とする調整も必要ですが、

(闇金さんの利得までには及びそうもなくとも)

想像するだけでも楽しくなるくらい、
皮算用の口座資金は増やしていけそうですね。(爆)

口座資金10万円に対して1万通貨単位であれば、
ドル円ならレバレッジは10倍程度ですし、
それに1日10Pips程度なら、何とかなりそうな気がします。

名づけて「逆ナニワ金融道投資法」な〜んちゃって。(冗談)

かつて、アインシュタイン博士が、
「人間の発明した仕組みでもっとも驚くべきものは複利である」
といったそうですが、

こんなことを考えると、複利で増やす資産が少し身近に感じます。

「そうは言ってもなぁ…。」とも思うものですが、

パンローリング社の「FXの小鬼たち」
という本の中で紹介されている
フーサイン・ハーネカー氏のトレード・スタイルが
これに近いものであったのかもしれませんね。

ハーネカー氏は
「1日10Pipsの利益が出たらその日はトレードしない」
ということを頑(かたく)なに守って
事実、億万長者となったのだそうです。

「200Pipsゲットォォォー!」と、
ときにある程度大きな獲得Pipsがあったとしても、
娯楽の無駄トレードや過剰トレードばかりしていて、
トータル収支が赤字になったら何にもならないものです。

焦りのトレードや無駄トレードをしないで、

ひとつのトレードを厳選に厳選を重ねて行う
たった10Pipsの「複利運用1%」のトレードは、
決してバカにはできないもののようですね。

複利は時間というパラメーターで増大して
単利と複利は天地ほども違うものとなるようです。

たかが1%、されど1%なのですね。(^-^)


FX オリバー・ベレスの天使のお話

新型ウイルスの感染が日本でも確認されたそうですね。

<先週末8日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが
下げては上げる上下動の揉み合いとなりました。
米AIGの四半期決算では、純損失が43億5000万ドル、
1株あたり損失が1.93ドルとなり、
6四半期連続の赤字決算となりました。
米政府当局が「米主要19銀行のストレステストで、
10行が資本増強が必要で、合計で746億ドルとなる」
ことを発表しました。
豪RBA四半期金融政策報告では、
「豪経済とインフレ予測を下方修正。
09年終盤に緩やかに景気回復の可能性。
09年第2四半期のGDP予想は立て前年比で−1.25%。
失業率は大幅に上昇する見込み。
追加利下げは経済回復の見通し次第となる。」
などを発表しました。
豪財務相が「(最近の)経済データには勇気付けられる兆候がある」
との認識を示しました。
スイス失業率(4月)は市場予想とおりの4.3%となりました。
日経平均は前日比+47.13円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要各通貨ペアが小幅な揉み合いとなりました。
独貿易収支(3月)は113億ユーロ、
独経常収支(3月)は102億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果となりました。
ECBの専務理事が「ユーロ圏1%の政策金利は最低ではない。」
との認識を示しました。
英生産者仕入価格(4月)は上予想より弱い−1.0%、
英生産者出荷価格(4月)は市場予想より強い0.6%となりました。
独鉱工業生産(3月)は市場予想より強い0.0%となりました。
カナダ失業率(4月)は8.0%、
同雇用ネット変化率(4月)は3.59万人と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
カナダドルが堅調となりました。

ニューヨーク時間では、
NYダウが上昇しましたが、
ドルが売られて、ドル円が軟調となり、
ドルストレートが堅調な展開となりました。
ナナダ住宅着工件数(4月)は
市場予想より弱い11.74万人となりました。
米雇用統計では、失業率(4月)が市場予想とおりの8.9万人、
非農業部門雇用者数変化(4月)は
市場予想より強い−53.9万人となりました。
また、前回値が3.6万人下方修正されました。
市場反応は、はじめドル買いに少し動きましたが、
その後、ドル売り動意となって行きました。
米卸売在庫(3月)は市場予想より弱い−1.6%となりました。
米ファニーメイの四半期決算では、
最終損益が231億8500万ドルの赤字となり、
7四半期連続の赤字となりました。
格付け会社のフィッチが日生命保険会社9社を格下げしました。
ガイトナー米財務長官が、「GMACは追加公的資金が必要。
米失業率は当面上昇する見通しで、09年下期に鈍化へ。
今回の雇用統計の数字にはいくぶん勇気付けられる。
米クライスラーの事例は米GMの破綻を必ずしも意味しない。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は58ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+164.80ドルで取引を終えました。

<週はじめの11日(月)の主な予定>

午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(4月)、豪NAB企業景況感指数(4月)
午後3時に日工作機械受注速報(4月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(3月)、仏製造業生産指数(3月)、
夜9時半に加新築住宅価格指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
また、日経新聞日曜版8面によりますと、
米バーナンキFRB議長のストレステストについての講演が
予定されているようです。

<明日12日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(4月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(3月)、日景気一致CI指数速報(3月)
午後3時に独消費者物価指数(4月 確報)、
午後5時半に英貿易収支(3月)、英鉱工業生産(3月)、
英製造業生産高(3月)
夜9時半に米貿易収支(3月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(3月)、
深夜3時に米月次財政収支(4月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

そして、今週の13日(水)からの主な注目材料は、

13日(水)に、英NIESRのGDP予想、RBNZ金融リポート、日貿易収支、
日経常収支、日景気ウォッチャー調査、日工作機械受注、
英失業率、欧鉱工業生産、英BOE四半期インフレリポート、
英BOE総裁の講演、米小売売上高、米輸入物価指数、米企業在庫、

14日(木)に、豪インフレ期待、欧ECB月例報告、米生産者物価指数、
米新規失業保険申請件数、

15日(金)に、NZ小売売上高、独四半期GDP速報、
スイス実質小売売上高、欧消費者物価指数、加製造業出荷、
米消費者物価指数、米NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、
米鉱工業生産、米設備稼働率、ミシガン大学消費者信頼感指数速報、

などがあります。

さて、米主要19銀行のストレステストや米雇用統計などの
イベントを終えたマーケットですが、
アナリストの予想では「日輸出企業が想定している09年のドル円の
為替レートが95円となっていることから、為替レートが
上げたところでは日輸出企業の円買いを予測する向き」と、
「目先の不安も和らぎ景気の底打ち感も出てきていることから、
リスク選好姿勢が強まるとの見方で円に売り圧力がかかる
と見る向き」があるようです。

やや後者の見解がアナリストの見解としては優勢なようですが、
バーナンキFRB議長の講演や、12日の米貿易収支と米財政収支、
13日の米小売売上高、14日の米生産者物価指数、
15日の米消費者物価指数とNY連銀製造景気指数と米鉱工業生産や、
対米証券投資とミシガン大学速報などと、
NYダウの動向をにらんだ展開となりそうで、
チャートをしっかり見てトレードしていきたいものです。


さて今日は、オリバー・ベレスの天使のお話です。

オリバー・ベレスの
" Tools and Tactics for the Master Day Trader " の
第6章「熟練トレーダーへの道」には、

とても興味深いことが記載されています。

「マーケットを極めることは苦難に満ちた旅である。
 危険と損失、試行錯誤は向上心のあるトレーダーが
 乗り越えなければならないものであるが、
 それにあえて挑む者の心に穴を穿ち、背骨を打ち砕きかねない。
 (中略)
 今日、成功を享受しているトレーダーは皆、
 かつて敗者の苦痛と苦しみを経験しているのは間違いない。
 人間というものは、むしろ失敗に終わったものから学ぶのである。」

「えーっ、そうなの〜。」という感じですが、(苦笑)
さらにこの章のお話は続きます。

「ここで質問がある。
 マーケットで失敗した時、それにどう対処しているか。
 失敗の経験が無駄になり、無視され、傷口はうずくままにされ、
 時間とともに忘れ去られているようなことはないか。
 そう、失敗が、将来に向けて行ってはならないことの
 貴重な例として活用されているだろうか。
 失敗の中にこそ、探し求めている成功への秘訣が
 隠されているのである…。」

「いったんかがまないと、前に大きく跳ぶことが出来ないことを
 忘れないで欲しい。前に飛ぶために、まずかがむのだ。
 これは自然の法則である。これが成功への青写真であり、
 トレーディングを極めるための方法なのである。
 損失を蒙っても、嘆いたり、泣き言をいうのはやめよう。
 むしろ、喜ばなければならないことではないか。
 将来の成功へ導く天使になりえるものである…。」

さて、

オリバー・ベレスのこのお話の感想は
経験によって様々であると思います。

「うん。確かになるほどそうだよね…。
 オリバー・ベレスの言うことは経験してきたからよくわかるよ。」

「へっ、こんなの駄目トレーダーへのお慰(なぐさ)みじゃないか。
 うまくいっている俺には関係ないやね。
 今日もフル・ポジションで突っ走るぜぃ。」

ところで、

16年間で250,000%! という驚くべきリターンを実現したという
システム・トレーダーの元祖のような(笑)
エド・スィコータでさえもマイケル・マーカスのインタビューで

「良いトレードの要素とは何ですか。」と問われて、

「良いトレードの要素とは、(1)に損切り、(2)に損切り、
 そして(3)に損切りだ。
 もし、この3つの法則に従うなら、
 誰にでもチャンスは巡ってくる。」

と答えています。

驚異的なトレーダーとしての成功の背景に
「損切りあり」は興味深い事実ですが、

もしかしますと、エド・スィコータも
失敗経験からこれらを学んだのかも知れません。

またむしろ、

かつて、イングランド銀行を潰したトレーダーとして知られる
ウィリアム・パターソンのように、

一時はトレードの天才と称され、
失敗らしい失敗を身に染みて経験したことがないと、

自信過剰とユーフォリアに狂い、
マーケットの支配者のような錯覚に陥って、
後々、取り返しのつかない致命的な
大失敗を犯してしまうこともあるようですね。

トレードでの大成功には

エド・スィコータのような真に優れた手法による場合と、

馬券に1,000万円を投じるような過剰リスク選好の暴挙によって、
大失敗と紙一重で、たまたまうまくいった場合とがあるようですが、

転ばぬ先の杖ならぬ、狂わぬ先の杖として、(笑)
失敗は早めに身で覚えておいたほうが良いようですね。

ただ、

厳しい語り口のマーセル・リンクが
彼の著書" High Probability trading " で語っているように、

「成功するトレーダーと負け続けるトレーダーとの決定的違いは、
 犯した過ちの扱いにある。良いトレーダーは、自分の犯した
 過ちを記録して、そこから学ぼうとするが、悪いトレーダーは、
 同じ過ちを何度も繰り返して、そこから何も学ぼうとしない。」

のだそうで、(苦笑)

嘆いているだけで、失敗から学ぼうとしない限り、

失敗という名の痛みの小悪魔は、
オリバー・ベレスのいう「将来の成功へ導く天使」には
ならないようですね。


FX 移動平均線のお話

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
さて、週末の今日は米雇用統計の発表ですね。

<一昨日6日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調傾向での推移となりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(4月)は、
市場予想より強い50となりました。
豪小売売上高(3月)は2.2%、豪貿易収支(3月)は24.98億豪ドルと、
ともに市場予想よりも強い結果となりました。
ウォール・ストリート・ジャーナルが、
「米政府によるストレステストで、バンカメが
350億ドルの資本不足への対策を求められることになる。」
との観測報道をしました。
NYタイムズが「米政府によるストレステストで、
米シティグループが50〜100億ドルの新規資本調達が必要となる」
との観測報道をしました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも反発を見せる展開となりました。
ポンドがNY時間入り前に一時軟調となりました。
スイスSNBま理事が「ユーロに対するスイスフランの上昇には、
あらゆる手段を用いて断固として行動する。」と発言しました。
中国人民銀行が「中国の経済は安定した早い成長となる。
急激な物価下落は起こりそうになく、
政策金利の改定を強める可能性。
ドルを含む基軸通貨には量的緩和策により
価値下落のリスクが見られる。」などの見解を発表しました。
欧小売売上高(3月)は市場予想より弱い−0.6%となりました。
米チャレンジャー人員削減数(4月)は前年比で47.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇の後に軟調に転じて、ユーロドルが下げては上げる
上下動となるなど、主要通貨ペアがまちまちの展開となりました。
米ADP雇用統計(4月)は市場予想より強い−49.1万人となりました。
カナダ住宅建設許可(3月)は
市場予想より強い23.5%となりました。
カナダIvey購買部協会指数(4月)は
市場予想より強い53.7となりました。
スイスSNB総裁が「スイスフランは
正しい評価にしなくてはならない。
デフレリスクがある限り断固として為替介入政策を行う。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は56ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+101.63ドルで取引を終えました。

<昨日7日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアがまちまちの動きとなりました。
豪ドルが堅調となり、ユーロが軟調傾向で推移しました。
米政府当局が「ストレス・テストの結果は
日本時間8日午前6時に発表。
全銀行は最低資本水準(Tier1)の4%は満たす見通し。」
などを発表しました。
ガイトナー米財務長官が「世界経済の縮小ペースは鈍化。
ストレステストの対象19銀行に債務超過はない。
さらなる財政出動は不要。(資本増強の必要な金融機関は)6ヶ月間で
資本調達できると認識。」などの認識を示す発言をしました。
NZ四半期失業率は市場予想より強い5.0%となりました。
豪新規雇用者数(4月)は2.73万人、豪失業率(4月)は5.4%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米財務省が「ストレステストの結果について、
米財務長官とFRB議長が日本時間の午前5時15分に会見を開く」
と発表しました。
日経平均は前週末比+408.33円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円や豪ドルなどが堅調に推移して、
他の主要通貨ペアも反発を見せました。
スイス消費者物価指数(4月)は
市場予想より強い0.9%となりました。
独製造業受注(3月)は市場予想より強い3.3%となりました。
英BOE政策金利は市場予想とおりの
0.50%の据え置きとなりました。
英BOE声明では「資産買入れプログラムの規模を
500億ポンドに拡大。経済の下落ペースは鈍化してきている。
英CPIは2%以下となる可能性。
世界の金融システムは依然として脆弱。」
などの認識を示しました。
ポンドが一時急落しました。
米GMの四半期決算では、総売上高が前年同期比の約半減となる
224億ドル、最終損益が59.75億ドルと7四半期連続の赤字となり、
1株当たり純損失は市場予想より強い9.66ドルとなりました。
欧ECBの政策金利は市場予想とおり0.25%の利下げとなり、
政策金利が1.00%となりました。
市場はユーロ買い反応となりました。

ニューヨーク時間では、
ポンドが軟調傾向となって、
ユーロは一時急落した後にしばらく上昇傾向となっていきました。
ドル円が一時上昇した後に反落して
その後は揉み合いとなっていきました。
NY後半にかけて主要各通貨ペアの多くが軟調となりました。
米四半期非農業部門労働生産性(速報)は0.8%、
米新規失業保険申請件数は60.1万件と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
トリシェ欧ECB総裁の記者会見では、
「利下げとともに信用支援の拡大を進めることを決定。
資産買い入れ詳細は6月に発表予定。
銀行や企業の資金調達環境を改善するために、
非標準的処置として資金供給の長期オペを12ヶ月間行う。
世界経済は依然として深刻な状態だが、
最新の欧経済指標は暫定的ながら安定の兆候が示唆される。
雇用市場は数ヶ月間一段と悪化する可能性がある。
第1四半期の欧州経済成長は大幅なマイナスとなる。
インフレ圧力は緩和ないし低下。
新たな金利水準を最低とは決定せず。」
などの認識を示しました。
バーナンキFRB議長が「銀行監督の効果向上がFRBの最優先課題。
米政府のストレステストは銀行に対する市場の信頼向上につながる。
インフレ期待は抑制されている。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(3月)は
市場予想より弱い−111億ドルとなりました。
NY原油は56ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−102.43ドルで取引を終えました。

<週末の今日8日(金)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録(4月分)、
午前10時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時45分にスイス失業率(4月)、
午後3時に独貿易収支(3月)、独経常収支(3月)、
午後5時半に英生産者仕入価格(4月)、英生産者出荷価格(4月)、
午後7時に独鉱工業生産(3月)、
午後8時に加失業率(4月)、加雇用ネット変化率(4月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(4月)、
夜9時半に米失業率(4月)、米非農業部門雇用者数変化(4月)、
夜11時に米卸売在庫(3月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・加・米の指標には注目です。
今日は仏のパリが休場です。

さて、昨日の英BOE政策金利は0.50%のままの据え置きとなり、
欧ECB政策金利は0.25%の利下げとなって政策金利が1.00%となり、
ともに市場予想とおりの結果となりました。
資産買入などをめぐり、ポンドが下落して、
ユーロが堅調傾向となりました。

一方、米政府当局が「米19銀行のストレス・テストの結果は
日本時間の8日午前6時に発表。全銀行は最低資本水準(Tier1)の
4%は満たす見通し。」として、
この原稿を書いている時間ではその結果がまだわかりませんが、

ウォール・ストリート・ジャーナルやCNBCなど複数の報道機関の
観測報道によりますと、「米政府によるストレス・テストで、
JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスや
モルガン・スタンレーやメットライフなどは追加資本増強は不要。
また、シティ・グループは50億ドルの追加資本増強が必要。
GMACが115億ドルの追加資本増強が必要。
リージョーンズ・フィナンシャルも追加資本が必要。
19銀行中で少なくとも7行が追加資本増強を求められる」
という結果が予想されているとのことです。
また、米バンカメは340億ドルの資本不足となる
との観測があるようです。

そして、フィンランド財務相など欧州の一部の要人からは
「欧州の銀行にもストレス・テストを求める」
との発言があったようで、場合によれば欧州の主要銀行でも、
今後、ストレス・テスト(金融機関健全性テスト)がテーマとなる
可能性も僅かながらありそうです。

また、ここのところ市場予想より強い経済指標の発表が相次ぎ、
経済収縮の減速の兆候が見られ始めて、
市場のリスク回避傾向も後退してきているようですが
いまだ経済収縮は続いていて、ロイターによりますと、
金融危機を予測したことで知られる米NY大学の
ヌリエル・ルービニ教授は「まだ弱気相場の一時的反発」
とも指摘していて、短期的に市場動意に乗りながらも、
過度の楽観はまだ早計のようです。

さて、週末の今日は米雇用統計の発表ですが、
6日の米ADP雇用統計(4月)は市場予想より強い−49.1万人と
改善を見せていて、米雇用統計の結果が注目されます。


さて今日は、移動平均線のお話です。

何をいまさらというテーマですが、(苦笑)

移動平均線は、米国のウォール街のアナリストで
チャート分析家でもあったジョセフ・グランビルが、
統計学の移動平均法を株価動向の基調測定に応用して、

1960年代の中頃に出版された「グランビルの投資法則」
という本の中で紹介されたのが始まりと言われていますが、
日本にも昭和30年代の末頃には伝わっていたそうですね。

「グランビルの投資法則」では、200日移動平均線を用い、
経験則としてのトレード方法が紹介されていて、
「グランビルの法則」として投資家や投機家の間で
広く知られることとなりました。

そして、50年も経過した現代でも、
チャートを見てトレードするトレーダーの中で、
「移動平均線」を知らない人はいないくらい
最も代表的なトレンド系テクニカル指標のようです。

当初は、いわゆる単純移動平均線で、
一定期間を均等に平均化してグラフ描画したものだけでしたが、

その後「直近のデータは過去のデータよりも加重されるべき」
との考え方などから、加重移動平均線や指数移動平均線、
そして修正移動平均線や三角移動平均線など、
派生的なバリエーショーンも増えてきて今日に至っています。

また、今は古典的となるのかもしれませんが、
移動平均線をトレードに応用する方法として、

長短の移動平均線のゴールデン・クロスや
デッド・クロスによる方法が考案されたりしました。

そして、移動平均線乖離(かいり)率という考え方や、
長中短の複数の移動平均線の順列をみて
トレンドの趨勢(すうせい)を判断しようとする
パーフェクト・オーダーという考え方も考案されました。

どの移動平均線が最も優れているか、
その期間パラメーターは何本(何日)にするのが最も良いか、

などは諸説や異論があり、統一的な見解の一致は
できそうもありませんが、(苦笑)

移動平均線は、トレンドを示す基本的なテクニカル指標として、
今尚、その有効度は健在なようで、

移動平均線は、市場心理の平均線として、
ブルとベアを分かつ境界線の働きをしたり、

遅効性質はありながらも、相場の挙動のノイズを適度に吸収して
トレンドの方向やトレードすべき方向を指し示してくれます。

ちなみに私は抵抗線としての働きも考慮して、
あえて単純移動平均線の21日期間を愛用しています。

さて、

この移動平均線ですが、

私の思い込みだけかもしれませんが、
テクニカル指標という観点以外からも、

トレーダーとしてのレベルのバロメーター的な役割も
感じることがあります。(笑)

ごく初心の頃は

「ふーん。これを移動平均線というんだね。なるほどねぇ。」

腕に覚えが出始めた頃は、(苦笑)

「へっ、なんだって。単純移動平均線だぁ。
 そんな幼稚なテクニカルなんかは屁のツッパリにもならないぜ。
 せめてEMAくらい使わないとな。
 それに、移動平均線なんかじゃなくて
 もっと高度なテクニカルを使ったほうがイイんじゃない。」

やがて、トレードをいろいろと経験してくると

「遅行もあり、転換期ではダマシとなる移動平均線だけど、
 押し目買いにしても、戻り売りにしても、
 そしてときにブレーク狙いでも、なんだかんだと言っても、
 やはり移動平均線の方向へのトレードが基本となるようだなぁ。
 また、平坦で移動平均線に方向感のないときにさえも、
 移動平均線はレンジの振幅をトレードするべきことを
 示唆してくれているようだ…。」

というような、経験をたどるトレーダーは
案外多いようにも思いますがどうなのでしょう。(笑)

そして、

移動平均線の示唆を重要視しながら、
さらに精度を上げるトレードをするために、

ダマシ軽減のための何がしかのプラス・ワンや
精度向上のための何がしかのプラス・ツーの手法を組み入れて、
トレードをされているトレーダーの方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

その他にも、トレンド・ラインや
レジスタンス(サポート)・ラインなど
基本や原点と呼ばれるテクニカル手法がありますが、
これらも時を経て、今尚、凛として有効な手法のようです。

トレードには誰もが認めるオーソリティー(権威)はなく、
何が基本とは言えないものの、(苦笑)

新たな手法は取り入れながらも、
時の洗礼を経てなお有効な基本や原点となるものは
忘れずにいたいものですね。

えっ、

「さんざん遊んでわかったけど。
 やっぱり。家族が一番だよなぁ。」

というよな悪たれオヤジの回想録のようですって?

あれまぁ、なんと言うことを…。(爆)


FX ミリオネアとゼロサムのお話

オバマ米大統領が就任して
早くも「はじめの100日」が過ぎましたね。

<一昨日29日(水)の主な出来事>

前日に米紙が「米規制当局がストレステストの結果でバンカメと
シティグループに増資が必要となる可能性を通達」と報道
したことで、前日のNYダウは経済指標が良い数字にもかかわらず
軟調に推移しました。
29日の東京時間では東京市場は休場でしたが、
主要通貨ペアが上下動ながらも堅調傾向の相場展開となりました。
NZ貿易収支(3月)は市場予想より強い3.24億NZドルとなりました
NBNZ企業信頼感(4月)は改善となって−14.5となりました。
英BOE政策委員が「失業により差し押さえが増加して、
銀行は貸し出しに慎重となっている。」との認識を示しました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが大きめの上下動となりました。
ユーロは堅調傾向での推移となりました。
欧業況判断(4月)は−3.33、欧消費者信頼感は−31、
欧経済信頼感は67.2と、市場予想よりは強い数字となりました。
スイスKOF先行指数(4月)は
市場予想よりやや強い−1.86となりました。

ニューヨーク時間では、
しばらく主要通貨ペアの揉み合いが続きましたが、
終盤にドル円やクロス円が堅調な展開となりました。
米四半期GDP速報は市場予想よりかなり弱い−6.1%となりました。
米四半期個人消費速報は2.2%、米四半期コアPCE速報は1.5%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏の景気回復は米国より遅延する可能性」
との認識を示す発言をしました。
米ボルカー経済再生諮問会議議長が
「米経済は落ち着きつつあり追加の刺激策は必要ない可能性」
との認識を示す発言をしました。
米FOMCでは、市場予想とおりの政策金利据え置きとなりました。
FOMC声明では「米経済の収縮ペースはやや鈍化した。
景気見通しは3月に比べ緩やかに改善。
MBS・国債・政府機関債などの買取目標は維持。
景気回復と物価安定達成のために可能な手段を活用。」
などが発表されました。
NY原油は50ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+168.78ドルで取引を終えました。

<月末の昨日30日(木)の主な出来事>

東京時間では、
ドルが売られる展開となりドル円やクロス円が軟調となりました。
RBNZの政策金利は0.50%の利下げとなりました。
RBNZ声明では「政策金利は2010年後半まで
現状水準もしくはそれ以下で維持。
緩やかな追加利下げの可能性がある。」と発表しました。
NZ住宅建設許可(3月)は−4.6%となりました。
英GFK消費者信頼感(4月)は
市場予想よりやや強い−27となりました。
日鉱工業生産(3月 速報)は
市場予想より強い1.6%となりました。
豪カンファレンスボード景気先行指数(2月)は
0.2%となりました。
WHOが新型インフルエンザの警戒水準を
フェーズ5に引き上げました。
オバマ米大統領が「クライスラーの存続能力に強く期待。」
クライスラー再建のために破産法適用するか不明。」
との認識を示しました。
豪四半期NAB企業信頼感指数は−24となりました。
米UAWが労務費削減などクライスラーとの協約を
承認したことを発表しました。
日自動車生産(3月)は対前年比で−50%となりました。
NYタイムズが「クライスラーの債務削減に関する
米財務省と債権者との交渉が不調」となったことを報道しました。
日政策金利は据え置きとなりました。
日住宅着工戸数(3月)は前年比で
市場予想よりは強い−20.7%となりました。
日経平均は前日比+334.49円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルが買われて、ドル円が上昇して、
ドルストレートが軟調となりました。
英ネーションワイド住宅価格(4月)は
市場予想よりは強い−0.4%となりました。
独失業率(4月)は市場予想より弱い8.3%となりました。
欧消費者物価指数速報(4月)は前年比で0.6%、
欧失業率(3月)は8.9%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
イタリア紙が「伊フィアットは米クライスラーとの合意に調印」
したことを報道しましたが、
フィアットの関係筋が調印を否定するなど、
情報が錯綜しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円がしばらく堅調に推移して
ドルストレートが反発を見せましたが、
終盤にかけて揉み合う展開となりました。
米個人所得(3月)は−0.3%、米個人支出(3月)は−0.2%、
そして米PCEコア・デフレータ(3月)前年比は0.6%と、
いづれも市場予想より弱い結果となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より強い63.1万件となりました。
カナダGDP(2月)は市場予想とおりの−0.1%、
カナダ鉱工業製品価格(3月)は
市場予想より弱い0.3%となりました。
ホワイトハウスが「クライスラーが破産法第11条の申請を開始」
したことを発表しました。
米シカゴ購買部協会景気指数(4月)は
市場予想より強い40.1となりました。
オバマ米大統領が「クライスラーとフィアットの提携は合意。
新生クライスラーにはGMACが資金提供。
米GMとクライスラーは復活する。」との声明を発表しました。
また「政府は最大33億ドルの融資と最大47億ドルの再生資金を提供」
することも発表されました。
NY原油は51ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−17.61ドルで取引を終えました。

<週末で月初めの今日5月1日(金)の主な予定>

朝8時半に日失業率(3月)、日全国消費者物価指数(3月)、
午後2時に日自動車販売台数(4月)、
午後5時半に英消費者信用残高(3月)、英製造業PMI(4月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(4月 確報)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(4月)、米製造業受注指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。
今日はレーバーデイで、香港・シンガポール・
フランクフルト・パリ・チューリッヒなどの市場が休みとなります。
また、米ガイトナー財務長官講演が予定されているようです。

さて、豚由来の新型ウィルスはメキシコを中心に世界各国に
感染が拡大していて、メキシコ以外でも
米国内で幼児が死亡するなどの事態となり、
WHOにより警戒水準がフェーズ5に引き上げられました。
日本でもカナダから帰国した高校生に
新型ウィルス感染の疑いがあるそうです。

また、注目されていた米GDP四半期速報では、
オイルショック以来34年ぶりに3四半期連続のマイナスとなって、
市場予想よりかなり弱い年率換算で−6.1%となりましたが、
米GDPの7割を占める米個人消費のほうが前期のマイナスから
プラスに転じて2.2%増となったことで株式市場は上昇する
こととなりました。

そして、米クライスラーを巡る報道や観測が錯綜していましたが、
30日についに米クライスラーは米破産法第11条の申請を
開始することが正式に決定しました。
しかしながら、政府は最大33億ドルの融資と
最大47億ドルの再生資金を提供するとして、
新生クライスラーとして伊フィアットとの提携も
合意となることが正式に発表されました。

また、オバマ米大統領は「米GMとクライスラーは復活する」
との声明を発表しました。


さて今日は、ミリオネアとゼロサムのお話です。

ミリオネアといえば「ファイナル・アンサー!」の
クイズ・ミリオネアがお馴染みですが、(笑)

みのもんたさんが進行役の日本版だけではなく、
各国に似たようなクイズ番組があるようで、

小説「僕と1ルピーの神様」を映画化した
ダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」
という映画も話題となっていますね。

まぁ、現代ではミリオネアは小金持ち程度で、
大金持ちといえばビリオネア以上となるのかもしれませんが、

ミリオネアは昔の日本の「百万長者」ように、(笑)
お金持ちを表す慣用句として使っているのかもしれませんね。

さて、米経済誌のフォーブスの世界長者番付2009年版では、
資産が10億ドル(約1,000億円)の富豪は世界に793人いるそうですが、
2008年より3割も減ったのだそうで、
番付の富豪達の資産も、円換算で140兆円が消えたそうです。

また番付順位も入れ替わって、ビル・ゲイツ氏が1位となって、
2008年に世界一であったウォーレン・バフェット氏が
2位となったそうですね。

順位はともあれ、富豪の資産が140兆円が消えたのなら、
誰かが巨大な儲けをしていてもよさそうなものの、
必ずしもそうでもないようで、

経済は、富が創造されることがあるとともに、
富が消滅してしまうこともあって、

「ゼロサム(zero-sum)」ではなく、
「非ゼロ和」となっているようで、

世界の経済危機は世界の富を大きく消滅させたのですね。

ところで、

ゼロサム・ゲームといいますと、

「勝者の利得は、敗者が支払う」
「敗者の損失は、勝者の利得となる」ゲームのことですが、

マージャンなどはその典型的なもので、
経済と違い富の創造はなく、ゼロ和の中のやりとりで、
「Win-Win」などということはなく、
誰かが「ロン!」といえば、
別の誰かが必ず損をすることとなります。(苦笑)

一般に為替相場への参加も、
通貨交換だけでは企業活動のような富の創造はなく、
「和」への利得の加算がないために、
投資ではなく投機ということになって、
ほとんどゼロサム・ゲームとなるか、
手数料などもありマイナス・サムとなるようですね。

で、もしもそうであるならば、
必然的なあることが起こるようです。

このゼロサム・ゲームの特性について、

歯に衣着せぬことでも有名な(?)
イーストヒル・ジャパンのチーフアナリストの
陳 満咲杜さんの「為替の真実」という著作には、
興味深い記述があります。

「なぜゼロサム・ゲームで儲かるのは少数派かというと、
 ゼロサム・ゲームは新たな富や価値を創出しないからです。
 多数派が損しなければ、少数派の勝利は保証されません。
 仮に多数派が勝利してしまうと、
 少数派の損失だけでは分配しきれなくなってしまいます。
 だから多数派は自然に損をし、
 少数派に多数派の損失が分配されるのです。」

「これは非常に大事なポイントで、
 つまり、ゼロサム・ゲームにおいては
 往々にして他人と違うこと、要するに多数派と 違う
 行動を取らなければならないということです。」

「もちろんこれは戦略論・原則論であり、
 トレンドの逆をとるという方法論ではありません。」

ふーむ。なるぼどぉ…。

もしかしますと、

多数派によって作られることになる
トレンドにしっかり乗ってトレードしながらも、

どこかでは多数派に先んじて
トレンドが反転する前に
脱出しなければならないということでしょうか…。

そういえば、相場の格言にも、

「人の行く裏に道あり花の山」というものもあり、

「仕掛けは処女の如く、手仕舞いは脱兎の如し」

というのもありましたが、

トレンドに寄り添いながらも、
別れるときは素早い、というトレーダーが
勝ち組の少数派となれるのかもしれませんね。(爆)


<参考> 青月社発行  陳 満咲杜 著 「為替の真実」


<お知らせ>
4日(月)・6日(水)祝日のブログの更新はお休みさせていただきます。



FX 学習のタームのお話

WHOによりますと、メキシコと米国の一部で豚インフルエンザが
発生して、人への感染が多数確認されたそうですね。

<先週末24日(金)の主な出来事>

東京時間ではユーロドルは堅調傾向での推移となりましたが、
その他のドル円など主要通貨ペアの多くは軟調な展開となりました。
ポンドが英国の格下げ懸念もあって、
上下動しながらも軟調に推移しました。
日全産業活動指数(2月)は−2.0%、
日企業向けサービス価格指数(3月)前年比は−2.1%と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
中国外為管理局が「08年の経常黒字は4261億ドルと07年より増加。
08年度末の対外債務は3747億ドル。」と発表しました。
独銀総裁が「インターバンク市場で改善が見られるが、
経済の回復は2010年前には来ないと観測。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−139.02円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円やクロス円が初動で下げた後に反発する展開となりました。
独IFO景気動向(4月)は83.7、独IFO予想値(4月)は83.9と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
英四半期GDP速報は市場予想より弱い−1.9%となりましたが、
英小売売上高指数(3月)は市場予想より強い0.3%となりました。
格付け会社のムーディーズが「英国の格下げの見直しはしていない」
ことを発表しました。
米フォードの第1四半期決算では、
最終損益が14億2700万ドルの赤字、
特別項目を除く事業での1株損失は0.75ドルとなりましたが、
08年第4四半期よりは改善が見られ、
市場予想よりは強い結果となりました。
米フォードのCEOは「構造改革は着実に進んでいる。
政府支援は不要。」との見解を発表しました。
マイクロソフトの四半期決算では初の減収となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアの多くが反発した後、
軟調傾向の揉み合いとなりました。
豪ドルは堅調傾向での推移となりました。
米耐久財受注(3月)は市場予想よりは強い−0.8%となりました。
米新築住宅販売件数(3月)は
市場予想より強い35.6万件となりました。
米財務省が「米GMへ22日に20億ドルを運転資金として融資。
米銀4行がTARPの資金5962億ドルを返済した。」
などを発表しました。
米FRBが「ストレステストの結果で必要水準を下回る資本の銀行は
資本増強が必要。会計基準の変更は銀行のバランスシートを
資産上で9000億ドル押し上げる可能性。
大半の米銀は充分な資本水準を上回る資本を有している。」
などの発表をしました。
NY原油は51ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+119.23ドルと8000ドル台を回復して引けました。

<週はじめ27日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅価格(4月)、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査(5月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(4月)、
などの経済指標が発表されます。
また、トリシェECB総裁の講演が予定されているようです。

<明日28日(火)の主な予定>

朝8時50分に日小売売上高速報(3月)、日小売売上高指数(3月)、
午前10時半に豪四半期NAB企業信頼感指数、
午後2時に日中小企業業況判断(4月)、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(2月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(4月)、
米リッチモンド連銀製造業指数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間は未定ですが、独消費者物価指数速報(4月)の
発表も予定されているようです。
(日)・独・米指標には注目です。
ドイツ銀行の決算にも注目されます。

そして、今週の4月29(水)からの主な注目材料は、

29日(水)に、東京市場休場、NZ貿易収支、NZ企業信頼感、
欧業況判断指数、欧消費者信頼感指数、スイスKOF先行指数、
米四半期GDP速報、米四半期個人消費、米四半期コアPCE、
米FOMC政策金利・声明、

30日(木)に、RBNZ政策金利、NZ住宅建設許可、日鉱工業生産速報、
日政策金利、日自動車生産、日住宅着工戸数、日銀展望リポート、
日銀総裁記者会見、独失業率・失業者数、欧失業率、
欧消費者物価指数速報、米新規失業保険申請件数、
米四半期雇用コスト、米個人所得、米個人支出、米PCEデフレータ、
加GDP、加鉱工業製品価格、米シカゴ購買部協会景気指数、

1日(金)に、レイバーデーで日英米を除く主要市場の休場、
日失業率、日全国消費者物価指数、日自動車販売台数、英PMI製業、
英モーゲージ承認件数、米ガイトナー財務長官講演、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)、米ISM製造業景況指数、
米製造業受注指数、

などがあります。

さて、G7では「最新のデータは景気減速速度の鈍化が見られる。
経済見通しは引き続き弱いが本年内に回復を始める可能性。
下方リスクは継続している。雇用と経済成長の回復に協調して
措置を取る。財政の長期的な持続可能性を維持しつつ
必要な行動を取る。中国のより柔軟な為替レートへの移行を歓迎。
無秩序な為替の動きは経済や金融の安定に悪影響を与える。
金融システム上で重要な金融機関を健全性のために規制する。
各国支援にIMFの財源を活用することをコミット。」などが
声明として発表されました。

また、クライスラーの再建計画の提出が今月末に迫り、米財務省が
同社の破産法第11条の適用申請を準備しているとのことで、
一部では伊フィアットとの提携は新生クライスラーとなった時点で
行われると観測する向きもあるようですが、
相場への織り込みは進んでいるとされるも、
クライスラーの破産法の申請を巡る動向がひとつの材料と
なりそうです。

一方、5月4日から一般に公表予定の米銀主要19行の
ストレステストの結果ですが、FRBによりますと
「大半は充分な資本水準を上回る資本を有している」とのことですが
同時に「必要水準を下回る資本の銀行は資本増強が必要」とも
コメントしていて、また米ホワイトハウスによりますと、25日に
「複数の銀行が独自に審査内容を一部発表する見込み」と
発表していますので、市場の思惑とともに、ストレステストの
一部発表も注目されます。

また、WHOによりますと、メキシコと米国の一部で豚インフルエンザ
が発生して、人への感染が多数確認され、患者数は1000人を超え
死亡者も80人以上とのことで、為替への影響は不透明ですが、
ネガティブ材料となる可能性もありそうです。

為替相場のアナリスト予想では、英国の財政悪化による
ポンド安の観測や、米銀のストレステストの結果への警戒感で
株式市場の動向しだいでは、円高とドル安に振れやすいとする
観測があるようですが、如何なりますか注目されます。

また今週は米四半期GDP速報や米FOMC、欧消費者物価指数速報、
そして週末の米ISM製造業景況指数など注目材料も多く、
揺れる相場展開となる可能性もありそうです。


さて今日は、学習のタームのお話です。

日経新聞の26日(日曜日)の「春秋」というコラムに
フランス料理の達人として著名な
帝国ホテル総料理長でいらっしゃった
故村上信夫さんのエピソードが綴られていました。

あるとき、その村上総料理長のもとへ
息子をコックにしたいという母親が

「うちの子は勉強が嫌いで駄目なんです。
 コックならどうでしょう。」

と、相談に来られたそうで、

それを聞いた村上総料理長は、

「料理人の仕事は、お母さんが思っているほど
 簡単ではありませんよ。」

と諭したそうです。

さすが、人間のできた村上総料理長でしたが、
気の短いコックさんなら、

「料理人を舐めるんじゃない!」

と、一喝していたかもしれませんね。

村上総料理長は、フランス料理の原書を読むために、
夜に塾に通ってフランス語を勉強したほどの方でしたが、

母心もわかるものの、(苦笑)
はなからコックは簡単な職業であるとの母親の認識に
驚いたことでしょう。

まぁ、料理人に限らず、
塗装屋さんでも、左官屋さんでも、スポーツ選手でも、

才能ばかりではなく、

その道の達人となるには、
それ相応の血のにじむような努力があるものです。

もちろん、職人さんばかりではなく一般の職業でも、
それ相応の仕事の習得期間が必要ですね。

4月になりますと新入社員が入社してくるものですが、
1ヶ月もたたないのに、

「まだ、うまく営業やプレゼンができないのですが…。」
「まだ、加工技術が習得できないのですが…。」
「まだ、プログラミングの要領がわからないのですが…。」

と、もしも新入社員が言ったとしたら、
「えっ?、君、あのねぇ。」
と怒るどころか、その認識に唖然として驚いしまうことでしょう。

「誰でも入社早々で仕事をこなせる人はいないよ。
 大丈夫。まだまだこれからだよ。頑張って。」

と、諭すことになりますね。

どのような仕事も1ヵ月やそこらで
習得できるものではないからです。

ところが、

弁護士さんやお医者さんにも負けないくらいの
専門性のあるトレードですが、

なぜか日米を問わずとても簡単に習得できると考える風潮があって、

アレキサンダー・エルダー博士の「投資苑3」には、
次のように記されています。

エルダー博士のトレーディング・ブートキャンプへ
参加を希望したあるトレーダー志望の青年が、

「私の目標は高度なオプション・テクニックを使って
 トレードの腕を磨き、弱気でも強気でも保ち合いでも、
 どんな市況でも成功できるようになることです。
 また、別の目標もあります。
 それは最低でも年間25万ドルの利益を上げることです。
 このほかにもオプションのトレードで月に10〜15%のROIを
 達成したいと考えています。それから…。」

と、目標と希望を語りました。

子供が「僕は大人になったらスーパーマンになるんだ。」
というのにも似た無邪気な目標に、(苦笑)

静かに厳しく、こう答えました。

「あなたの目標は非現実的で、災難を予言しているようなものです。
 キャンプに参加してもその災難から救うことはできません。
 住宅ローンや家賃のお金まで使い果たさないようにしてください。
 あなたのおっしゃるような目標を達成するには
 致命的なリスクを伴います。
 トレードでリスクを気にしないというのは、
 あまりに天真爛漫に過ぎます。
 無遠慮かもしれませんが、正直にお答えしておきます。」

無謀な利益目標は、リスク管理を知らないか、
あるいはリスク管理を無視するがゆえ、であることを

博士は青年に諭したかったのだと思います。

また、投資苑3の226ページでは、こう記しています。

同僚の眼科の医局長がこう尋ねました。

「私は眼科医で、医局のトップにいます。
 あなたの教えを習得するにはどのくらいの期間が必要でしょうか。」

すると、エルダー博士はこう答えました。

「1〜2年で習得する人もいれば、何年たっても習得できない
 人もいます。(トレードは)ほかの分野よりも多くの時間、
 集中力、謙虚さが必要です。
 また、医学部と同じくらい授業料がかかるかもしれません。
 (医学部の)実習生時代、途方もない時間を過ごしたでしょう?
 当時、(医学を)学習するのにどのくらいの時間を要しましたか?
 優秀なトレーダーになるには、
 それくらいの時間がかかるものです。」

うーん。

まぁ、そこまでの長い時間は、
是が非でもなんとか短縮したいものですが、(苦笑)

いくらモデリングによる加速学習でトレーニングをするとしても、
ある程度の月日は学習のタームとして必要なようですね。


<参考>
* 日本経済新聞 2009年4月26日
* パンローリング アレキサンダー・エルダー著 「投資苑3」


<お知らせ>
4月29日(水)祝日のブログの更新はお休みさせていただきます。


FX カーター氏の40のアドバイスのお話

金融庁が、FX取引でレバレッジを20〜30倍程度に規制することを
検討していて、早ければ今年の夏にも実施されるそうですね。

<一昨日22日(水)の主な出来事>

主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
米財務省が「バンク・オブ・アメリカへ最大26.6億ドル、
米AIGへ298.35億ドルなどの追加支援を実施する可能性がある。」
ことを発表しました。
日通関ベース貿易収支(3月 季調済)は
市場予想より強い−971億円となりました。
豪四半期消費者物価指数は市場予想より弱い0.1%となりました。
豪財務相が「インフレ圧力は緩和を予想。
財政赤字は一時的に増える見込み。」との認識を示しました。
野村ホールディングスの09年3月期決算で
最終赤字が7000億円前後となる見通しが発表されました。
日経平均は前日比+15.97円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向の上下動となりました。
ECBの専務理事が「回復の兆しは2010年に現れると予想。
財政出動のさらなる拡大は財政赤字の拡大を招き、
財政の持続可能性が過度の圧力を受ける可能性。」
との認識を示しました。
英失業率(3月)は市場予想よりは強い4.5%となりました。
英BOE議事録では「政策金利据え置きと、750億ポンドの
資産買い入れプログラムは全会一致で決定。
住宅市場は安定してきた。信用状況は改善しつつある。
失業は急激に増加。全体的にリスクは下方。」
などの見解が公表されました。
英財務相が「09年の英GDPは−3.5%の見込み。
英経済は年末にかけて再び成長を開始する見込み。
英インフレは年末までに1%となる見込み。
失業対策として17億ポンドを追加。MBS保証スキームを導入。」
などの見解を発表しました。
米モルガン・スタンレーの四半期決算では、
純収入が約30億ドルで、最終損益が1億7700万ドルの
赤字となりました。
米ウェルズ・ファーゴの四半期決算では、
純利益が過去最高の30億4500万ドルと
前年同期比52%増となりましたが、
ローンの不良債権比率が上昇して、
貸し倒れ引当金繰入額が前年同期比で2.3倍になりました。

ニューヨーク時間では、
ポンドが英財務相発言で下落して、
他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いの展開となりました。
英財務相が「優位性のあるポンドの為替レートが英輸出業者を支援」
とポンド安を容認する発言をしました。
カナダ景気先行指標指数(3月)は
市場予想より弱い−1.3%となりました。
IMFが「09年の世界成長率は−1.3%の見通し。
2010年には世界成長率が1.9%に回復する見通し。」
などの見解を発表しました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が
「米政府は24日(金)にストレステストの結果を
金融機関に通知の可能性」があることを報道しました。
カナダ財務相が「債券市場や資本市場に改善が見られる。
小さいが有望なサインが発生している。」
との認識を示しました。
「米GMは6月1日の10億ドルの債務支払いを見送る可能性がある」
ことが報道されました。
NY原油は48ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは終盤に下落して前日比−82.99ドルで取引を終えました。

<昨日23日(木)の主な出来事>

主要通貨ペアが上下動しながらも、
しだいに堅調傾向となっていきました。
豪財務相が「豪経済のリセッションは不可避であるが、
他の先進国よりは良いと認識。
中国経済については楽観視している。
豪失業率は2桁に達しないとは断言できない。」
などの認識を示しました。
豪新車販売台数(3月)は−3.2%となりました。
みずほフィナンシャル・グループが、
不良債権処理が急増して
5800億円の赤字となることを発表しました。
クレディ・スイスの四半期決算では
純利益が20億スイスフランとなり、
市場予想より強い結果となりました。
日経平均は終盤に反発して前日比+119.71円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で始まったものの、
その後は上下動の揉み合いとなりました。
スイス貿易収支(3月)は1.2億スイスフランとなりました。
独PMI製造業速報(4月)は市場予想より強い35.0となりました。
欧経常収支(2月)は−81億ユーロ、欧PMI製造業速報(4月)は36.7と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
欧鉱工業新規受注(2月)は市場予想より強い−0.6%となりました。
スイスZEW景況感調査(4月 期待指数)は−27.7となりました。
スイスSNB副総裁が「デフレリスクがある限り、
ユーロに対するスイスフランの上昇と断固として戦う。」
との発言がありました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となり、ドルストレートが堅調傾向となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想とおりの64.0万件となりました。
カナダ小売売上高(2月)は市場予想より強い0.2%となりました。
米中古住宅販売件数(3月)は
市場予想より弱い457万件となりました。
加BOCが「量的緩和について
6月4日に問題がなければ発表する予定。
第1四半期GDPは年率換算で−7.3%、第2四半期は同−3.5%、
の見込み。」と発表しました。
FRBが「FRBの資産総額は08年末で2.25兆ドルとなって、
前年から1.33兆ドル拡大した」ことを発表しました。
米紙が「米財務省がクライスラーの破産法手続きをしていて、
来週にも申請の可能性がある。」ことを報道しました。
NY原油は49ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+70.49ドルで取引を終えました。

<週末の今日24日(金)の主な予定>

朝8時50分に日全産業活動指数(2月)、
日企業向けサービス価格指数(3月)、
午後5時に独IFO景気動向(4月)、独IFO現況評価値(4月)、
独IFO予想値、
午後5時半に英四半期GDP速報、英小売売上高指数(3月)、
夜9時半に米耐久財受注(3月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。
また、米フォードや米マイクロソフトの
四半期決算にも注目されます。
そして、G7財務相・中央銀行総裁会議、G20財務相会議が
開催されますので、こちらにも注目です。

明日25日(土)にはアイスランドの総選挙があります。

さて、米金融機関大手6社の09年第1四半期の決算が出揃って、
最終損益で米シティ・グループが15億9300万ドル、
JPモルガン・チェースが21億4100億ドル、
バンク・オブ・アメリカが42億4700万ドル、
ウェルズ・ファーゴが30億4500万ドル、
ゴールドマン・サックスが18億1400万ドルの黒字となって
モルガン・スタンレーのみ1億7700万ドルの
赤字とはなりましたものの、
少し金融市場に安堵感が出てきたようです。

しかし、一部では特殊な会計処理による「負債評価益」という
項目が各社の利益水準を大幅に嵩上げしていると指摘する
厳しい声もあり、また、ローンの不良債権化比率が上昇していて、
貸し倒れ引当金の計上も増えていることから、
本格的回復には不透明感があると見る向きもあるようで、
楽観はまだ許されないようです。

また、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によりますと
「米政府は24日(金)にストレステストの結果を金融機関に通知
の可能性」を報道していて、5月4日とされる一般公表日を前に、
その結果がリークされる可能性もあるかもしれませんので、
一応の注目は必要なようです。

そして、報道によりますと、米財務省がクライスラーの
破産法第11条の適用申請を準備しているとのことで、
来週にも破産申請となる可能性があるとのことです。

一方、G7財務相・中央銀行総裁会議、G20財務相会議が
ワシントンで開催されます。
今回のG7・G20では施策の具体的な実効性と成果が
問われると市場は見ているようでが、
ECBのシュタルク専務理事が「財政出動のさらなる拡大は
財政赤字拡大を招き、財政の持続可能性が過度の圧力を受ける。」
と発言しているなど、協調的な財政出動を求める米国との
溝もあるようで、協議の行方と声明が注目されます。

そして、今月末にかけて通貨選択型の投資信託の設定が
集中しているとのことで、これに伴い円を売って外貨を買うことで、
短期的に円安圧力となる可能性があるとの見方があるようです。


さて今日は、カーター氏の40のアドバイスのお話です。

カーター氏とは、昔の米大統領のことではなく、(笑)
著名トレーダーのジョン・F・カーター氏のことですが、

" Mastering the Trade "という著作で知られていますね。

今日はカーター氏の40のアドバイスの中から、
そのいくつかを要約してご紹介させていただきます。

はじまり、はじまり〜。(笑)

* トレードは単純だが簡単ではない。
 生き残りたいなら、甘い夢は捨て、
 特定のセットアップに集中してストップを守れ。

* トレードは工場労働と同じくらい退屈な一面を持つ。
 トレードでただひとつ確かなのは、スリルを求めたり
 衝動的トレーダーの口座には小銭しか残らないということだ。

* 「次の偉大なるテクニカル指標」探しをやめて、
 リスク管理を始めたとき、アマチュアはプロトレーダーとなる。

* 自分の感情をよく知れ。理性のない行動は破滅の入り口だ。
 冷静に仕掛け、冷静に手仕舞え。ストップを守れ。怒鳴るな。

* 気持ちが高ぶってきたら、要注意!
 興奮は判断力を鈍らせ、リスクを高める。

* トレードのし過ぎに注意しろ。良いトレードを辛抱強く待て。

* 大儲けを狙って(大玉で)トレードを始めれば、必ず絶望する。

* お金のことを考えずに、正しくトレードを実行するすること
 に集中せよ。お金は後からついてくる。

* リスクから身を守りながら、
 勝ちトレードの利を伸ばすことに集中せよ。

* リスクを最小化する最良の方法は、トレードしないことである。
 動きがおかしいときはトレードを控えよ。
 常にトレードしていてはいけない。

* リラックスせよ。仕掛けたらストップを入れよ。
 ストップアウトしても気にするな。
 積極的に小さな損を取るのがプロ。
 トレードを何が何でも維持しようとするのはアマチュアだ。
 プロは(小さな)損を恐れない。

* 損切りしたら、そのトレードのことは忘れて先に進め。

* 明確なシグナルが出ているのに躊躇することは、
 自分のトレードが失敗すると信じている証拠。
 明確なシグナルが出ていたら(ストップを入れ)
 ためらわずに仕掛けよ。

* 市場は悪癖を増長させる。
 ストップはずしなど悪い勝ち方をしてはならない。

* ナンピンは沈み行く船にさらに水を注ぎ込む愚劣な行為。

* トレード口座を破産させるまで自己規律は身に付かない。
 これが現実であろう。

* プロはリスクを限定して資産を守ることを重視する。
 アマチュアはどれだけ儲けられるかを重視する。

* 市場で次に何が起こるかは誰にもわからない。
 (建て玉数とストップで)リスクを限定せよ。

* トレードの結果の責任を自分以外に転嫁し続ける人は
 この世界で成功することはない。
 いつまでもアマチュアのままだ。

まぁ…、

よくも書いたりという厳しく歯に衣着せぬ内容ですが、(苦笑)

毒舌は次の節でも続きます。

「金融市場は人間の本質、特に欲、期待、恐れを巧みに利用して、
 それを餌食にして成り立っている。市場の大きな動きは、
 トレーダー達が買いたい気持ちになった時に発生するのではなく、
 さまざまなトレーダーが同時に串刺しにされ、
 ポジションの損切りが余儀なくなったときに起こることを
 覚えておくことは重要だ。」

「市場の騰落を生み出す要因に(自分自身が)なってはならない。
 儲かるトレーダーを目指すためには、
 市場の上昇や下落を乗りこなすことが必要だ。」

「上手なスキーヤーはコースを気にすることはない。
 コースにどんな障害があったとしても、それを乗り越えるだけの
 自信があるので、そのコースを行くだけだ。トレードでも同じだ。
 自分のテクニックに自信を持たなくてはならない。
 重要なのは、トレードを始める前に正しい心のあり方を
 脳裏に呼び覚ましておくことである。
 そうすれば、上手なスキーヤーのように、
 目の前にいきなり曲がり角が現れてもあわてることはない。」

うーむ。なるほどねぇ…。

それにしても、著名トレーダー達は、
言葉は違えども似たようなことを語るものですが、
経験を経て行き着くところはほとんど同じなのかも。。。

きっと、これらのアドバイスも、ジョン・F・カーター氏自身の
経験にも由来しているのかもしれませんね。


FX 勝敗を分かつ少しの違いのお話〜

米シティ・グループなど金融機関のクレジット損失が
急ピッチで増えているとのことで、
今後、市場テーマとなることもありそうですね。

<一昨日の週はじめ20日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペア軟調に推移しましたが、
午後にいったん反発する動きが見られました。
英ライトムーブ住宅価格(4月)は1.8%となりました。
トリシェECB総裁が「ゼロ金利政策は適切ではないが、
(0.25%の)追加利下げの可能性は排除しない。
5月の会合で非伝統的手段を決定。米国の強いドル政策を支持。」
などの主旨の発言をしました。
米大統領首席補佐官が「米銀行の国有化は回避可能。」
との認識を示しました。
豪四半期生産者物価指数は
市場予想よりかなり弱い−0.4%となりました。
英紙が「米GMは子会社のオペルとボクソールなど
欧州ブランドの経営権を手放す可能性」
があることを報道しました。
NYタイムズが「米政府が大手金融機関への融資の株式化を検討」
していることを報道しました。
日景気先行CI指数(2月)は75.2、同一致指数は86.0と
ほぼ市場予想とおりの結果となりました。
日経平均は前週末比+17.17円で取引を終了しました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが下落しました。
英貿易担当相が「ポンド安は英輸出企業に
支援とチャンスを与えている」
との認識を示すポンド安容認の発言をしました。
豪首相が「豪経済はほどなくリセッションに陥る」
との認識を示しました。
バンク・オブ・アメリカの四半期決算では、
収入360億ドル、利益42億ドル、1株利益0.44ドルと
市場予想より強かったものの、貸倒引当金が133.8億ドルとなって、
不良債権が拡大していることが明らかとなりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調に始まりましたが、
その後はしだいに反発もみせて上下動の揉み合いとなりました。
カナダ国際証券取扱高(2月)は
市場予想より強い61.07カナダドルとなりました。
NYダウが軟調に推移しました。
米景気先行指標総合指数(3月)は
市場予想より弱い−0.3%となりました。
バーナンキFRB議長が「世界経済は依然として異例の困難にある」
との認識を示しました。
シカゴ連銀総裁が「米国の景気は厳しい時期にある」
との認識を示しました。
ドイツ紙が「独政府は09年の成長見通しを
−5%に引き下げる見通し」と報道しました。
NY原油は45ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−289.60ドルで取引を終えました。

<昨日21日(火)の主な出来事>

主要通貨ペアは東京時間の直前に下げたものの、
その後は堅調傾向での推移となりました。
豪財務相が「豪経済成長は大きく減速」しているとの
認識を示しました。
FRBの副議長が「個人消費に安定化の兆候。
住宅価格には下方圧力があるが
住宅市場の落ち込みは底に近い可能性。
米自動車企業の今後は不透明。米景気は緩やかに回復する可能性」
などの認識を示す発言をしました。
豪RBA議事録では、「失業率は上昇の見通し。
中期的にはインフレ率は低下。09年GDPは縮小。2010年は成長再開。
中国経済にいくつかの改善の兆候。利下げが消費拡大に寄与。」
などの認識が示されました。
豪RBA総裁が「全てのデータが豪経済のリセッションを示唆。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−213.42円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが初動で軟調となりましたが、
その後は反発してまた下げる揉み合いの展開となりました。
独生産者物価指数(3月)は市場予想より弱い−0.7%となりました。
スウェーデンが政策金利を0.50%利下げしました。
英消費者物価指数(3月)は0.2%、英小売物価指数(3月)は0.0%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
独ZEW景況感調査(4月)は市場予想よりかなり強い13.0となりました。
欧ZEW景況感調査(4月)も市場予想より強い11.8となりました。
英BOE政策委員が「インフレが目標より低下するリスクを懸念。
ポンドの下落は正当化。必要ならば為替介入も可能だが、
為替介入が適切な状況とは考え難い。
さらなる量的緩和が必要かどうか5〜6月に協議の必要。」
などの認識を示す発言をしました。
バンク・オブ・ニューヨークや米ノーザン・トラストの
四半期決算は市場予想より弱い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアの多くが反発して堅調傾向の相場展開となりました。
カナダ卸売売上高(2月)は市場予想より弱い−0.6%となりました。
カナダBOCの政策金利が0.25%の利下げとなりました。
BOC声明では「5月以降の年内は政策金利を据え置く。
23日に非伝統的措置を発表。09年のGDP成長率は−3%の見通し。」
などを発表しました。
カナダドルが軟調となりました。
IMFが「日米欧の金融機関の不良資産の評価損は4.1兆ドルの可能性」
と発表しました。
米カンザスシティ連銀総裁が
「米大手金融機関を破綻から守ることは危機を長引かせる。
規模にかかわらず支払い不能企業は破綻させるべき。」
との見解を示す発言をしました。
ガイトナー米財務長官が
「銀行の健全性の不透明感が貸し出しを縮小させた。
大手19行に限らず、資格を有する全銀行は
政府の転換優先株計画の申請可能。資本注入はリストラが条件。
住宅市場へ追加支援を検討。金融機関への監督強化が必要。
金融市場の安定のためにあらゆる手段を用いる。」
などの主旨の発言をしました。
ECB副総裁が「09年のユーロ圏の経済の弱さは継続の可能性。
2010年に経済は徐々に回復する可能性。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は46ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+127.83ドルで取引を終えました。

<今日22日(水)の主な予定>

朝8時50分に日貿易収支(3月)、
午前10時半に豪四半期消費者物価指数、
午後5時半に英失業率(3月)、英BOE議事録、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加景気先行指標指数(3月)、
夜11時に米住宅価格指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英の指標には注目です。
また、米モルガン・スタンレー、米ウェルズ・ファーゴ、
米ボーイングなどの四半期決算の発表にも注目されます。

<明日23日(木)の主な予定>

午前10時半に豪新車販売台数(3月)、
午後3時15分にスイス貿易収支(3月)、
午後4時半に独PMI製造業速報・サービス業速報(4月)、
午後5時に欧PMI製造業速報・サービス業速報(4月)、
欧経常収支(2月)、
午後6時に欧鉱工業新規受注(2月)、
同午後6時にスイスZEW景況感調査(4月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数
同夜9時半に加小売売上高(2月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(3月)、
夜11時半に加BOC金融政策報告、
などの経済指標が発表されます。
独・欧・加・米の指標には注目です。
また、クレディ・スイス、米アメリカン・エクスプレス、
などの四半期決算の発表にも注目されます。

さて、米大手企業の第1四半期決算が続々と発表されていますが、
バンカメの四半期決算では、収入360億ドル、利益42億ドル、
1株利益0.44ドルと、市場予想より強かったものの
貸倒引当金が133.8億ドルとなって、不良債権の拡大が
明らかとなって、NYダウが下落することとなり、
リスク回避の動意で週はじめの主要通貨ペアが軟調となりました。

一方、米オラクルがコンピューター大手のサン・マイクロシステムズ
の買収を発表して、IT業界にも新たな再編の動きが出てきている
ようです。

また、ユーロに関しては5月7日の政策金利の発表で
0.25%の利下げの織り込みが進んでいるとの観測が
強くなってきているようで、政策金利は1%を利下げ打ち止めと
見る向きもあり、非伝統的手段の発表もあるものの、
強弱感はしだいに対立してきているようで、
今後の動向が注目されます。

米大手企業の第1四半期決算が続いていますので、株式市場の
動向にも注目してトレードをしていきたいものです。


さて今日は、勝敗を分かつ少しの違いのお話です。

物事にはちょっとの違いが結果を大きく分けることがありますね。

将棋の一手の違いは、100手の違いなどとも言われ、
わずかたった一手の違いでも、
対局者の片方が勝者でもう片方が敗者となります。

また、選挙などでも地方選挙では
実際に一票差ということがあったそうですが、(驚)
たった一票の差でも、当選と落選を分けることがあって、

結果だけ見ると、ゼロ対100と変わらないことがあるものです。

笑い話ですが、うちの女房もお目当てのデパートのバーゲンで、
タッチの差で狙っていたものが他の人に買われてしまって、
がっかりして帰ってきたことがありました。(笑)

さて、

トレードでも、ある程度長いタームのトレードでは、
「方向認識」が重要となってくるようですが、

短期タームのトレードとなるほど、
エントリーにしてもエグジットにしても、
「タイミングが命」となることがありますね。

「あそこでエントリーしていれば…」
「あそこでエグジットしていれば…」

などと思うことは、短期トレーダーであれば
ほとんど例外なく誰でも経験しているものです。(苦笑)

ところで、タイミングといいますと、
急がなくてはならないイメージがありますが、

野球のバッティングのように、
早すぎても遅すぎても良い結果とはならず、
けっこう狭い範囲でのショットとなるようです。

早すぎればダマシにあい、遅すぎれば利幅がなく、
まったくトレードの執行は難儀なものです。(大笑)

さて、

エントリーしたいポイントは、多くの場合で、
同時に反転の可能性も高まるポイントとなるようで、

ブレークアウト狙いでは、高値(安値)つかみと
なりやすいポイントでもあり、

レンジ内への反転狙いでは、
ブレークとなってしまうこともありえるポイントでもあります。

このことについて、
以前もご紹介したことがありますが、

面白いジェシー・リバモアのエピソードがあります。

買うならば、安いほうが良いに決まっているじゃないか、と
「ナゼだ?」と聞く友人に、

何をバカなことを言っているとばかりに、

「今の時点ではまだ相場が上がるかどうか判然としないからだ。」

と、答えるリバモア。

映画の1シーンのようでもありますが、

どうせ買うのなら少しでも1ポイントでも
安いうちに買うべき、と言う友人に対して、

何を言っているんだ、
売り買いの攻防に決着がついていないじゃないか、
とばかりに諭すリバモアの様子は、

なんとも含蓄の深いエピソードです。

リバモアとその友人とはトレードの視点がまるで違うのですね。

エントリーしたいポイントは、
また、同時に反転の可能性も高まるポイントとなりますが、

そこを少し待つと、反転の可能性のあるポイントが過ぎて、
より精度の高いトレードができるわけです。

リバモアはこのことを知っていて、友人は知らなかった…。

このエントリーを執行するときの
わずかな差が勝敗を大きく分けるのですね。

私も嫌というほど経験してきましたが、(苦笑)
初心であるほど、1Pipsを焦りがちで、
待てずにトレードで失敗してしまうことが多いものです。

「良い状態を待てるかどうか」の

ちょっとの違いが、勝つと負けるとの
180度違う結果となってしまうことがあります。

同じような手法でトレードしていて、
ある人はとても良い戦績を上げ、
またある人はまったく散々の戦績となることがあるものですが、

もしかしますと、勝敗を分けている主な原因は、
この「ちょっと」の違いなのかもしれませんね。


FX マーケットからの手紙のお話

今週も米主要企業の第1四半期決算発表ウィークとなりますね。

<先週末17日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動しながらも
軟調傾向で推移しました。
NZ四半期消費者物価指数は市場予想とおりの0.3%となりました。
日第三次産業活動指数(2月)は
市場予想とおりの−0.8%となりました。
米サンフランシスコ連銀総裁が
「米経済は依然として負の循環状態。経済は縮小している。」
との認識を示しました。
豪四半期輸入物価指数は−2.8%、
豪四半期輸出物価指数は−4.6%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
米ダラス連銀総裁が「米経済は深刻なリセッション。
米経済は弱い。輸出市場は落ち込んで米経済を悪化させている。
革新的FRBの政策は米経済の回復を促進。」
などの認識を示す発言をしました。
来日していたトリシェECB総裁が、
「ユーロ圏の金融構造を全面的に考慮して、
5月7日に非標準的幸を決定する。
ユーロは弱いとの主張は反映されていない。
強いドルは米の国益とする認識を評価する。」
などの発言をしました。
日消費者態度指数(3月)は市場予想よりやや弱い29.6となりました。
日経平均は前日比+152.32円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
東京時間の流れを継ぎ、主要通貨ペアが上下動しながらも
軟調傾向で推移しました。
英BOE委員が「英国は雇用危機。早急に政府の行動が必要。
英失業は300万人を大きく上回る可能性。」
との認識を示しました。
スイス実質小売売上高は
市場予想よりかなり弱い−3.8%となりました。
英貿易担当相が「ポンドの一段の下落は懸念せず。
輸出競争力は英景気後退の脱却を後押しする。」
とのポンド安の容認発言をしました。
スイスSNB総裁が「デフレリスクが続く限り為替介入を継続。」
との発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、アイルランドを格下げ方向で
検討していることを発表しました。
欧貿易収支(2月)は
市場予想よりは強い−40億ユーロとなりました。
米シティ・グループの四半期決算は、収入248億ドル、
1株当たり損失は市場予想より強い0.18ドルとなりました。
米GEの四半期決算では、純利益が前年同期比−35%の28億ドル、
1株当たり利益は市場予想より強い0.26ドルとなりました。
カナダ消費者物価指数(3月)は
市場予想より弱い0.2%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発を見せながらも
上下動の揉み合いとなりました。
欧ECB専務理事が「安定化協定の実施が重要。
行動の余地は充分にある。底打ち見通しは09年後半、
2010年は改善していく見通し。」
との認識を示しました。
米ミシガン大学景況感指数速報(4月)は
市場予想より強い61.9となりました。
米GMが「第2四半期に46億ドルの追加支援が必要となる可能性」
と発表しました。
米FRB議長が「クレジット市場混乱による経済損傷は
長期間継続する可能性。」との認識を示しました。
NY原油は50ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+5.90ドルで取引を終えました。

<週はじめでコドウ日の今日20日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(4月)、
午前10時半に豪四半期生産者物価指数、
午後2時に日景気先行CI指数(2月 確報)、
日景気一致CI指数(2月 確報)、
夜9時半に加国際証券取扱高(2月)、
夜11時に米景気選好指標総合指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。
米バンク・オブ・アメリカの四半期決算も注目されます。
また、NY時間にはバーナンキFRB議長の講演も予定されています。

<明日21日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA議事録、
午後3時に独生産者物価指数(3月)、
午後5時半に英消費者物価指数(3月)、英小売物価指数(3月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(4月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(4月)、
夜9時半に加卸売売上高(2月)、
夜10時に加BOC政策金利、(市場予想は据え置き)
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・加の指標には注目です。
米バンク・オブ・ニューヨークや米ステート・ストリートなどの
四半期決算も注目されます。
また、NY時間にはコーンFRB副議長の講演も予定されています。

そして、今週の4月22(水)からの主な注目材料は、

22日(水)に、日貿易収支、豪四半期消費者物価指数、英BOE議事録、
英失業率、米モルガン・スタンレー決算、米イーベイ決算、
米ウェルズ・ファーゴ決算、米アップル決算、米ボーイング決算、
加景気選好指標指数、米住宅価格指数、

23日(木)に、豪新車販売台数、日銀総裁講演、スイス貿易収支、
クレディ・スイス決算、独PMI製造業、欧経常収支、欧PMI製造業、
欧鉱工業新規受注、スイスZEW景況感調査、英BOE金融政策リポート、
米アメリカン・エクスプレス決算、米アマゾン決算、加小売売上高、
米新規失業保険申請件数、米中古住宅販売件数、加BOC金融政策報告

24日(金)に、日全産業活動指数、独IFO景況指数、英四半期GDP速報、
英小売売上高指数、米フォード決算、米マイクロソフト決算、
米耐久財受注、米新築住宅販売件数、
G7財務相・中央銀行総裁会議、G20財務相会議、

25日(土)に、アイスランド総選挙

などがあります。

さて、米シティ・グループの四半期決算では、
前年同期比で約51億ドルの赤字となりましたが、
最終利益が15億9300万ドルとなって6四半期ぶりに
黒字転換となりました。

米金融機関の第1四半期決算は市場予想を上回る結果が続いていて、
証券化商品の損失がピークを過ぎ、証券部門が復調して、
業績悪化に一服感が出できているようですが、一部で今後は
景気悪化に伴う融資の焦げ付きが本格化する時期を迎えると
観測する向きもあって過度の楽観はできないようです。

一方、自動車産業の米GMではステークホルダー(利害関係者)との
再建協議が遅れているとのことで、負のレガシー資産の重石もあって
ヘンダーソンCEOは17日の会見でも
「破産法の活用は好ましくはないがありえる選択肢」として、
UAWなど組合との瀬戸際交渉にあたっていることを示しました。

また、米政府が米GMに債務に対する480億ドルの債務株式化を
指示するなどの動きがありますが、あと10日ほどに迫った
最終期限を控え、今後の展開が大いに注目されます。

そして、GM向けに部品を提供している日本のデンソーも
取引リスクの回避にヨロズに続き米政府の支援制度の活用を
するとのことで、市場でも米GMの破綻は織り込みが進んできていると
観測する向きが強くなっているようです。

また、今週末にはG7財務相・中央銀行総裁会議とG20財務相会議が
ワシントンで開催されますが、政策協調の結束の段階から、
具体的な実効性と成果が問われると市場は見ているようで、
財政出動などを巡って各国の足並みの乱れが露呈すると、
リスク回避の動意となる可能性を指摘する声があるようです。
そして、25日(土)のアイスランドの総選挙も注目されます。


さて今日は、マーケットからの手紙のお話です。

トレーダーであればほとんど誰でも、多かれ少なかれ
「今のトレードで良いのだろうか?」
と自問することがありますね。

儲かっているトレーダーでも、
「さらにもっと儲けたい」「安定させたい」「持続させたい」と
向上心があればこその悩みがあるものです。

「天狗の鼻はいつかはへし折れる」ことも
教訓としているのかどうかは知りませんが、(苦笑)
優れたトレーダーは時代とともに変化する相場つきにも
謙虚な姿勢で、

トレーニングを怠らないプロスポーツの一流プレーヤーのように、
「進まざるは後退」という厳しい姿勢で
トレードに臨んでいる方もいらっしゃいますね。

また、負けているトレーダーであれば、
貪欲により良い手法を求めたり、
優秀なトレードソフトを探したり、
なんとか活路を見出そうと懸命になります。

向上を指向して、真剣であればこその悩みですね。

さて、どのようなトレードが良いのかは
相性も否定できなく
トレードのタームを含めて難しいテーマですが、

たまたま勝つことも、
たまたま負けることもあるトレードではあるものの、

ひとつだけ言えることは、
「悪いトレードでは継続的には勝てない」
ということはありそうです。

つまり、手法であれ、自身のメンタル面であれ、
あるいは建て玉数や損切り執行などの資金管理面であれ、、

どこかに悪いところがあると、
マーケットは「悪い」ということだけは厳しく告知してくれます。

そうです。

「損をしている」
「継続的に勝てない」

ということは、どこかが間違っているわけなのですね。

損をしている、継続的に勝てない、ということは、
いわば、「あなたは間違っています」という
マーケットからの手紙です。

ただ、ある程度時間がたたないと判らないことや、
ある程度のトレード数を経て
はじめて思い知らされることもあって、
少し厄介なところはあるようで、

たとえば、無限ナンピンも、
資金の続く限り一見必勝法に思えますが、

無限の資金の人はほとんどいなく、

何度も九死に一生を得たとしても、
資金の固定化による機会利益の損失とともに、

資金が途絶え、相場が戻らない場合には悲惨な末路となって、
マーケットからダメの刻印を押され、
市場からの強制退場の勧告を受け、
はじめて身に染みて気づくこともあります。

また、

すばらしい勝率なのに、
ハイレバレッジの超短期スキャル・トレードで、

たった1回、ストップ設定をせずに寝入ってしまって、
朝起きてみたら、いままでの数ヶ月分の利益を
一発で失ってしまった、などという事故にも似た
泣くに泣けない事件もよく聞くお話です。(苦笑)

さて、

マーケットから「あなたは間違っています」という
手紙を受け取っていたら、

まずはじっくりと「どこが悪いか」を
冷静に点検してみる必要がありそうです。

多くのトレーダーはその原因を短絡的に手法に求めたり、
あるいは外罰的に自分自身以外に原因を探しますが、

マーク・ダグラスが主張するように
自身のマインドに負けの原因が潜んでいる場合も少なくはなく、

また、悩んだ末に負けの原因をよーく点検をしてみると、

17世紀後半のジョセフ・デ・ラ・ベガの

「もしも、あらゆる売買で、損失を最小限に食い止めれば、
 80%は勝利を収めるだろう。」

の言葉のように、ようやく気づいたことが

なんのことはない言い古されて耳にタコの
「損切りの重要性」であったりすることもあります。(苦笑)

案外と、悩んだ末の回答は誰でも知っている
過去のトレーダーの気づきの追認となることは多いようですね。

私も、負けて負けて挙句の果てに気づいたことは「損切り」で、
愚かにも覚えるのに長い月日がかかりました。(大笑)

北斗の拳のケンシローではありませんが、
「あなたはもうその回答を知っている。」
なーんちゃって。。。(爆)

問題は、知識不足ではなく
その執行にある場合も少なくはないようですね。


FX トレードの特効薬のお話

5月4日のゴールデンウィークに米大手19銀行を対象とした
ストレステスト(健全性審査)の結果が発表されることになりましたね。

<一昨日15日(水)の主な出来事>

東京時間ではドル円やクロス円が軟調傾向で推移しました。
英RICS住宅価格(3月)は市場予想よりは強い−73%となりました。
豪Westpac先行指数(2月)は−0.3%となりました。
中国商務省が「1-3月の中国への海外直接投資は対前年比−20.6%、
中国の貿易は深刻な状況。中国には海外直接投資の維持が重要。」
との発表をしました。
日鉱工業生産(2月 確報)は−9.4%なりました。
日経平均は前日比−99.72円の3日続落で引けました。

ロンドン時間では、
ドル円とクロス円が堅調に転じました。
ユーロドルが上昇の後、軟調となりました。
独卸売物価指数(3月)は市場予想より弱い−0.9%、
伊フィアットのCEOが「労組がコスト削減に同意しなければ、
米クライスラーとの提携は断念となる。
携が成立する確率は50%。クライスラーの破産法申請は選択肢。」
との認識を示しました。
英DCLG住宅価格(2月)は−12.3%となりました。
英デイリーテレグラフが「英住宅市場の落ち込みは、
今年のクリスマスまでに終わる見通し。」と報じました。
ドイツ連銀総裁が「主要政策金利は利下げの余地があり、
ECBはそれを使うべき。ただし、主要政策金利を1%未満と
することには賛成でない。非伝統的措置は銀行に焦点をあてるべき」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがやや堅調傾向での上下動の揉み合いとなりました。
米消費者物価指数(3月)は市場予想とおりの−0.1%となりました。
NY連銀製造業景気指数(4月)は市場予想よりは強い−14.65となり、
雇用指数も前回より改善となりました。
カナダの新車販売台数は市場予想より弱い−2.2%となりました。
ユーログループ議長が「09年度中に大きな解雇リスクがある。
流動性の問題は不良資産を取り除かない限り解決しない。」
との認識を示す発言をしました。
対米証券投資(2月 ネット長期TICフロー)は
市場予想より強い220億ドルとなりました。
米鉱工業生産(3月)は市場予想より弱い−1.5%となりました。
米NAHB住宅市場指数(4月)は市場予想より強い14となりました。
米ホワイトハウスが「金融機関のストレステストの結果の一部を
5月に発表する」と報じました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
「12連銀の中で5地区連銀が経済の縮小ペースが鈍化と報告。
雇用見通しは全般的に厳しい。
一部のセクターは低水準ながら安定化。
住宅市場は低調ながらいくつか安定化の兆候。
消費支出は全面的に弱い。信用市場はまだ逼迫の状態。」
などを公表しました。
NY原油は49ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+109.44ドルで取引を終えました。

<昨日16日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが朝方堅調であったものの、
その後は中国のGDPの発表もあって軟調に推移しました。
米為替政策報告では「中国の通貨は過小評価されているが
為替操作国には指定しない。」と発表しました。
中国の第1四半期のGDP伸び率が市場予想より弱い
対前年比で統計開始以来の最低水準となる+6.1%となりました。
日工作機械受注(3月 確報)は対前年比で−85.2%となりました。
日経平均は、午前中一時180円ほど上昇していたましたが、
上げ幅を縮小して前日比+12.30円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
しばらく主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向で推移して、
NY時間前に反発をみせる展開となりました。
英政策委員に就任予定のマイルズ氏が
「英国のリセッションの最悪期は過ぎた可能性。」
との認識を示しました。
スイス生産者輸入価格(3月)は
市場予想より弱い−0.5%となりました。
豪財務相が「5月に示される経済成長と政府歳入は
かなり悪化となる。」との発言をしました。
欧消費者物価指数(3月)は市場予想とおりの0.4%となりました。
欧鉱工業生産(2月)は市場予想よりは強い−2.3%となりました。
ECBの専務理事が「来月にECBは新たな政策(追加資金対策)を発表。
金利が下がる可能性は排除できない。
高いデフレリスクは見られない。」
との認識を示す発言をしました。
米商業用不動産第2位のゼネラル・グロース・プロパティーズが
連邦破産法第11条の申請をしました。
JPモルガン・チェースの四半期決算では、
収益83億ドル、純利益21億ドル、1株当たり利益0.40ドル
と発表されて、前年同期比で10%の減益となったものの、
市場予想より強い結果となりました。
JPモルガン・チェースのCEOが
「TARPの250億ドルは明日にでも返済できる状況。」
とコメントしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円はやや堅調傾向の展開となりましたが、
他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
米住宅着工件数(3月)は
過去2番目の低水準となる前月比−10.8%の
市場予想より弱い51.0万件となりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い61万件となりました。
カナダ製造業出荷(2月)は市場予想より強い2.2%となりました。
米フィラデルフィア連銀指数(4月)は
市場予想よりは強い−24.4%となりました。
OECDが「NZ経済は09年度中はリセッションとなる。
RBNZは政策金利を2.00%まで利下げすべき。」
との見解を発表しました。
NZの首相が「NZの第1四半期は、前期より悪化した可能性。」
との認識を示す発言をしました。
CNBCが「米銀行のストレステストの結果は5月4日に発表。」
と報道しました。
米アトランタ連銀総裁が、
「米経済には勇気づけられる兆候が現れてきている。
09年下半期には景気回復を開始する可能性。」
との認識を示しました。
オランダ中銀総裁が「欧州経済の落ち込み速度は緩和してきている」
との認識を示しました。
米AIGが「自動車保険部門をスイスのチューリッヒ・
フィナンシャルへ売却」することを発表しました。
NY原油は49ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+95.81ドルで取引を終えました。

<週末の今日17日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ四半期消費者物価数、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(2月)、
午前10時半に豪四半期輸入物価指数、
午後2時に日消費者態度指数(3月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(2月)、
午後6時に欧貿易収支(2月)、欧建設支出(2月)、
午後8時に加消費者物価指数(3月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(4月)、
NZ・欧・米の指標には注目です。
また、米シティ・グループと米メリルリンチの
四半期決算にも注目されます。
NY時間には米バーナンキFRB議長の講演も予定されています。

さて、報道によりますと、スイスの大手銀行のUSBでは、
米政府などの要請を受けて2月に顧客情報を例外的に開示した
ことにより、約230億スイスフランの資金が流出しているそうで、
脱税目的で資金をスイスに移していた海外顧客が
スイス政府による銀行秘密主義の緩和を警戒したものと
見られているそうです。

また、スイスUSBは09年1-3月期の四半期決算で20億スイスフランの
赤字になる見通しも同時に発表したとのことです。

一方、米政府が定めた交渉期限が今月末に迫っているためか、
伊フィアットのマルキオーネCEOは米クライスラーの労務費削減が
実現しないと交渉を打ち切ると示唆して、
米クライスラーの労働組合を牽制する意図がある模様ですが、
今後の展開が注目されます。

また、CNBCが「米銀行のストレステストの結果は5月4日に発表」
と報道しました。健全度の分類は4段階でカテゴリーA〜Dと
なるそうで、まだ半月ほど先となりますが、今後の注目材料と
なりそうです。

さて、今日は週末ですが米シティ・グループと米メリルリンチの
四半期決算が発表され、米バーナンキFRB議長の講演も
予定されています。これらの材料とともに、
週末でもあり深夜12時のロンドンフィックスあたりの動向にも
注目してトレードしていきたいものです。


さて今日は、トレードの特効薬のお話です。

トレードの目的は、言うまでもなく
ビジネスと同じように「利益を上げること」で、

いわば、相場が上げるか下げるか、
どのポイントで買いに入るか、売りに入るか、
そして、どこで手仕舞えばよいか、
ただそれらだけ判ればそれでよいものですが、

チェスや囲碁などのように、
「思考を悩む楽しみ」みたいなものもありますね。(笑)

けっこう相場分析は知的娯楽としても
楽しいところがあるものです。

まぁ、ベテラントレーダーに言わせると、

「娯楽や楽しみでトレードをしているうちはダメだ。
 収益を真剣に求めるためには、
 娯楽のトレードは早く卒業しなくてはいけない。」

なんて厳しいことを言いますが、(苦笑)

トレードや相場分析は、神のパズルのようでもあり、

世界の頭脳の俊英たちと同じリングに参加してプレーすることは、
トレード好きのトレーダーにとっては
何物にも替えがたいくらい楽しいことですね。

でも、

その楽しみが昂じて収益を上げることが建前となってしまって、

ギャンブルをするときのようなスリル感や
ジェットコースターに乗るような興奮と爽快感が主体となって、
ほとんど娯楽目的でトレードすること自体が目的となってしまうと、

ときに重症のポジポジ病となって、(苦笑)

収益としては恒常的に悪い負けトレーダーとなってしまう、
なんてことがあるようですので、ある程度は自身に規律を課して、
過剰トレードだけは戒めていく必要がありそうです。

スキャルピングのトレードを否定するものでは決してありませんが、

ときにトレードのスキルを求めるよりも、
過剰トレードを控えて、「ここぞ」というところだけ
トレードするほうが、トレードの収益を向上させることがあります。

以前も話題に取り上げたことがありましたが、

パンローリング社の「FXの小鬼たち」という本の中で、
フーサイン・ハーネカー氏のトレード・スタイルが象徴的です。

ハーネカー氏は、「1日10Pips、損切り20Pipsで、
10Pipsの利益が出たらその日はトレードしない」

ということを頑(かたく)なに守って、
事実、億万長者となりましたが、

ハーネカー氏の「気づき」の大切な部分は、

「負けを重ねるような過剰トレードは決してしない」
ということであったようです。

まぁ、ハーネカー氏のトレードスタイルは、
一般に言われるトレードの理論では、

「損切り>利益」となって、損大利小となることから、
良くないということになりそうですし、

また、このリスク・リワード比では、
最低の勝率が少なくても7割以上は必要となるようで、
「どうなのかなぁ??」と思うものですが、

よほどトレードを厳選して勝率が良いのか、
また、徐々に建て玉を大きくしたのか、
この方法で、事実、億万長者となったといいますから驚きです。

また、別のトレーダーでは、

「トレード数を半分にしただけで収益が好転した」

という例もあって、

ときにトレードを厳選してトレード数を減らすことが、
負けトレードを減らすこととなって、
特効薬的に収益改善をもたらすこともあるようですね。

知的娯楽としても楽しい相場分析やトレードですが、(苦笑)
むやみやたらにトレードするのではなく、

そのトレードのタームなりに、「ここぞの感性」を磨き、

トレードはより良い状況を選りすぐって行う必要がありそうです。

そういえば、あるベテラントレーダーが
こんなことを言っていました。

「無駄トレードをやめられないとなかなか勝ち組にはなれないよ。
 難しい相場を当てるのが優れたトレーダーではないんだ。
 優れたトレーダーは場を読み観じることに優れ、
 判りにくいところのトレードをちゃんと避けて、
 判りやすいところだけトレードするから勝てるんだよ。」

ふーむ。なるほどぉ。
そんなもんですかねぇ。

小ズルく立ち回って、
勝てる相手とだけ喧嘩をするようなものなのですね。(爆)


FX モンテカルロ・シミュレーションのお話

ヤフーオークションで廃校となった校舎が
出品されたのだそうですね。(驚)

<週はじめ13日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
日国内企業物価指数(3月)は
市場予想よりはやや強い−0.2%となりましたが、
対前年比では−2.2%となり02年5月以来の下落率となりました。
アイルランドの銀行のアライド・アイリッシュが
国有化されるとの観測報道がありました。
CNBCが「米財務省が米GMに6月1日までに
破産法の下準備をするよう指示」したことを報道しました。
日経平均は前週末比−39.68円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
欧州株式市場はイースターで休場となったものの、
ドル売り動意にドル円が軟調となり、
ドルストレートが堅調傾向となる相場展開となりました。

ニューヨーク時間では、
揉み合いながらも、ドル円が軟調傾向で
ドルストレートが堅調傾向の相場展開となりました。
米財務省が24日にG7とG20をワシントンで
開催することを発表しました。
中国証券報が「中国政府は追加景気対策を計画」と報道しました。
米ゴールドマン・サックスの四半期決算では、
市場予想より強い18億1400万ドルの最終黒字となり、
注入された100億ドルの公的資金返済のため普通株50億ドルの
公募増資を行うと発表しました。
NYダウは前週末比−25.57ドルで取引を終えました。

<昨日14日(火)の主な出来事>

ドル円がオセアニア時間で反発を見せるも、
東京時間では軟調に推移しました。
NZ小売売上高(2月)は市場予想より強い0.2%となりました。
豪NABの企業信頼感指数(3月)は−13、
企業景況感指数は−17となりました。
日財務相が「米国の一部の指標改善は天候要因や反動増。
世界と米国経済は依然として厳しい状態。」
との認識を示しました。
朝鮮中央通信は「北朝鮮の核抑止力は強まる方針。
核施設での活動を再開する計画。」と報道しました。
日経平均は前日比−81.75円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨はまちまちな動きでの揉み合いとなりました。
米ダラス連銀総裁が「資本リターンが米ドル上昇要因となる。
中国経済は米経済からデカップリングしていない。
中国は米国の利益を損なうことはしない見解。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル売り動意でドル円が軟調で、
ドルストレートが堅調な展開となりました。
バーナンキFRB議長が「金融危機は大好況以来最悪。
経済活動の落ち込みが緩和した一時的兆候が最近見られる。
金融システムと信用市場の安定が持続的回復には不可欠。
大企業の破綻処理の新たな手続きの法制が必要。
TALFに他の種類のクレジットを含めることを検討。
来年の米財政赤字は大幅に拡大する可能性。
GDPにおける赤字比率は上昇する可能性。」
などを示す発言をしました。
米小売売上高(3月)は−1.1%、
米生産者物価指数(3月)は−1.2%と、
ともに市場予想よりかなり弱い結果となりました。
ドル円やクロス円が下落しました。
米経済諮問委員会の委員長が、
「米国の雇用喪失とGDP悪化はあと数ヶ月は続く。」
との認識を示しました。
米企業在庫(2月)は市場予想よりやや弱い−1.3%となりました。
ポルトガル中銀総裁か「国際的な経済対応策はまだ不十分。
ユーロ圏のリセッションは米国よりも深刻。」
との認識を示す発言をしました。
オバマ米大統領が「長期的な財政赤字は主要な問題であるが、
長期的繁栄を達成するために財政支出の拡大が必要。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は49ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−137.63ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の今日15日(水)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(3月)、
午前9時半に豪四半期Westpac先行指数、
午後1時半に日鉱工業生産(2月 確報)、
午後5時半に英DCLG住宅価格(2月)、
夜9時半に米消費者物価指数(3月)、米NY連銀製造業景気指数(4月)
同夜9時半に加新車販売台数(2月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(2月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(3月)、米設備稼働率(3月)、
深夜2時に米HAHB住宅市場指数(4月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

<明日16日(木)の主な予定>

午後3時に日工作機械受注(3月 確報)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数(3月)、欧鉱工業生産(2月)、
夜9時半に米住宅着工件数(3月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加製造業出荷(2月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。
また、この日は米JPモルガン・チェースやグーグルなどの
決算発表がありますので注目されます。

さて、例年より動きのある相場展開となったイースターでしたが、
イースター明けから始まっている09年第一四半期の
金融機関を中心とした米主要企業の決算発表が注目されます。

4月2日に米財務会計基準審議会が決定した時価会計基準の緩和が、
四半期決算にどの程度の影響をとなるか
不透明とも指摘されていますが、
注目されていた米ゴールドマン・サックスの四半期決算では、
市場予想より強い18億1400万ドルの最終黒字となり、
注入された100億ドルの公的資金返済のため
普通株50億ドルの公募増資を行うと発表するなど、
米企業の四半期決算発表はまずまずの滑り出しのようです。

一方、「米財務省が米GMに6月1日までに破産法の下準備を
するよう指示」したことがCNBCによって報道され、
今後も米指導者業界の動向が注目されます。

また、米FRBによりますとカードローンなど消費者向け融資の
焦げ付きが増加しているとのことで、2008年の10-12月期の
延滞比率は4.2%となって、1991年の10-12月期以来、
17年ぶりに4%を上回ったと発表しました。

米国では2009年3月に失業率が8.5%に増加していることから、
消費者ローンの焦げ付きも増えると見られていて、
米金融機関は個人信用枠を厳格化してきていることから、
個人消費の悪化の加速が懸念されます。

そして、今月24日(金)にワシントンでG7とG20が
開催されることが決定したとのことで、
IMFの資金活用などの協議がされるとのことです。


さて今日は、モンテカルロ・シミュレーションのお話です。

モンテカルロとは、フランス南東部の
イタリア国境に近い地中海岸の
世界で二番目に小さい国モナコの都市のことですが、
カジノの代名詞ともなっていますね。

この名にちなんだ面白い試みが
1984年、ロスアラモスの街とサンタフェの間の山の上建てられた
サンタフェ研究所で行われたことがあるそうです。

それは、ランダムな事象の生成の検証をカジノになぞらえて
モンテカルロ・シミュレーションと呼ばれました。

確率過程の研究やランダム・ランの研究のひとつとして、
不確実性の連続を時間経過でのシミュレーションで、
25台のコンピューターを使った仮想実験だったそうですが、

コンピューターが学習しながらしだいに賢くなっていく
「人工知能理論」のジョン・ホランド氏も加わって
学習して知能進化するコンピューター25台を使った
人工のマーケットを作って研究が進められました。

この実験についてナシーム・ニコラス・タレブは、
その著書で彼一流の辛辣で愉快な言葉でこう綴っています。

「上昇相場や下落相場など、いろいろな市場環境にして
 バカみたいに強気なトレーダー、ものすごく弱気なトレーダー、
 用心深いトレーダーなどの固体をシミュレーションで調べ、
 短期や長期で生存率がどうなるかも見た。」

「バカみたいに強気は市場が上がればお金持ちになり、
 増えたお金でまた資産を買って、
 いつしか叩きのめされるまで価格を吊り上げる。
 一方、ものすごく弱気なトレーダーは市場が上がると
 破産してしまう。」

「最後まで生き延びるものはほとんどいない。
 弱気派は急騰でハエみたいにバタバタ落ち、
 強気派は音楽(上昇)が止まると絵に描いた餅の
 利益が消えて、皆殺しだ。」

『そして誰もいなくなった…』というわけですが、(苦笑)

ある教訓をこの実験の結果は語っているようです。

まぁ、実際のマーケットでは世代交代のように
市場を去り行くトレーダーの後には、

意気揚々と夢をカバンに詰め込んだ新たなトレーダーが
参入してきますので、大暴落の後でもマーケットは
川の流れのように絶えることはなく、
誰もいなくなることはないようですが…。(笑)

さて、

モンテカルロ・シミュレーションでは、
学習して知能進化するコンピューター25台が、
あたかも25人の個性あるトレーダーとして
実験に参加したわけですが、

ひとつの教訓は、売り買いどちらかに偏向したバイアスがあると、
遅かれ早かれやがてマーケットから去らなくてはならない
ということがありそうですね。

そういえば、かつてグレートベアと呼ばれた
ジェシー・リバモアも最期はこの運命をたどりましたし、

2006年まで一時代を築いた買い偏向のキャリー・トレーダーの
多くもサブプライム問題以降にマーケットから去っていきました。

どうも市場で生きながらえるためには、
売り買いどちらにしても偏らない
指向の柔軟性が必要なようですね。

とかくチャートを見ると、頭の中に
「上げるはずだ」「下げるはずだ」の
自身のバイアスの囁きがこだまするものですが、(苦笑)

まずは子供のように素直な目でチャートを見て、
今あるそのままの相場展開をあるがままに観じてみるべき
なのかもしれません。

そして、上げ下げ忙しい方向感のない相場のときは、

「おーい、又三郎。どこに行くんだい?」
「そんなのわからねぇよ。風に聞いてくれ。」

と柔軟に相場の風に吹かれるとしても、(爆)

もしも、上昇している(下降している)ことが
はっきり見て取れたなら、

あれこれ複雑に考えないで、

「月に着くまで、地の果てまで」は大げさとしても、(笑)
「完全にダマシとなるまでは」

相場の流れに素直に乗ってみるのも良いのかもしれませんね。


FX 「違った歴史」のお話

タイで開催のASEAN(東南アジア諸国連合)の会議ですが、
会場のホテルにデモ隊数百人が乱入して急遽中止となりましたね。
アジア首脳達は映画さながらヘリコプターで脱出したとのことです。

<先週末10日(金)の主な出来事>

オセアニア時間時では
前日のウェルズ・ファーゴ第1四半期の収益予想が
+30億ドルと過去最高益になるとの報道の影響もあったか、
ドルが買われる展開となりましたが、
その後、東京時間では日経平均が伸び悩み
イースター休場も意識されたか、
ドルが売られて、揉み合う相場展開となりました。
オランダ中銀総裁が「ECBの政策金利は利下げ余地がある。
ECBは近く金利政策とは別の金融政策の措置を決定する。」
との主旨の発言をしました。ユーロが軟調に推移しました。
日経平均は前日比+48.05円で9000円台に届かず取引を終えました。

ロンドン時間では、
欧株式市場がイースターで休場であることもあって、
主要通貨ペアがやや軟調傾向の動意薄での推移となりました。

ニューヨーク時間では、
NY株式市場や債券市場がイースターで休場となったこともあって、
主要通貨ペアがしばらく動意薄の状況が続きましたが、
終盤にドルが売られてドル円が軟調となり、
ドルストレートとが堅調となる展開となりました。
米月次財政収支(3月)は
市場予想より弱い−1922億ドルとなりました。

<週はじめ13日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(3月)、
本日はイースターで日米を除く主要マーケットが休場のため、
注目すべき経済指標はありませんが、
日米の為替市場・株式市場・債券市場・商品市場などは
通常通り取引が行われます。

<イースター明けの14日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(2月)、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(3月)、
夜9時半に米小売売上高(3月)、米生産者物価指数(3月)、
午後3時45分に仏経常収支(2月)、
夜11時に企業在庫(2月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米指標には注目です。
この日は米ゴールドマン・サックスやインテルなどの
決算が発表されますので注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の講演が予定されています。

そして、今週の4月15(水)からの主な注目材料は、

15日(水)に、日鉱工業生産(確報)、加新車販売台数、
米消費者物価指数、NY連銀製造業景気指数、
対米証券投資(ネット長期TICフロー)、米鉱工業生産、
米設備稼働率、米地区連銀経済報告、

16日(木)に、日工作機械受注(確報)、スイス生産者輸入価格、
欧消費者物価指数(確報)、欧鉱工業生産、
米JPモルガン・チェース決算発表、グーグル決算発表、
加製造業出荷、米住宅着工件数、米建設許可件数、
米新規失業保険申請件数、米フィラデルフィア連銀景況指数、

17日(金)に、NZ四半期消費者物価指数、豪四半期輸入物価指数、
スイス小売売上高、日銀総裁講演、欧貿易収支、欧建設支出、
欧トリシェECB総裁講演、米シティ・グループ決算発表、
米メリルリンチ決算発表、加消費者物価指数、
米バーナンキFRB議長講演、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)

などがあります。

さて、週明け13日は日米を除く主要マーケットが
イースターで休場のため、動意薄の閑散な取引となりそうですが、
ときに閑散を衝く仕掛けで振れることもある場合がありますので、
スプレッドの拡大への注意とともに、
トレードする場合にはチョッピーな挙動にも注意をしたいものです。

イースター明けからは、14日の米ゴールドマン・サックスの
決算発表と米小売売上高と米バーナンキFRB議長の講演、
15日の米鉱工業生産と地区連銀経済報告(ベージュブック)、
16日の米JPモルガン・チェースの決算発表と米住宅着工件数、
17日の米シティ・グループ決算発表と米バーナンキFRB議長講演と
米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)など、
特注材料が目白押しで相場が大きく動く可能性もありそうです。

アナリスト予想では、米株式市場が堅調となれば円安が進むと
見る向きがある一方、円安ドル高の「楽観相場」は終わり
次の展開になると見る向きもあり、見解が割れているようです。

また、まだ今週には発表とならない可能性がありますが、
米政府による米金融機関の「ストレス・テスト」の結果発表も
注目されます。

余談ですが、報道によりますと、日本の株式市場では個人投資家の
4週連続の売り越しに対して、外国人の買い意欲が回復してきて、
4月第1週では日市場合計で794億円の買い越しとなっている
とのことです。

また、格付け会社の米ムーディーズが世界一の富豪のウォーレン・
バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの
格付けを最上級から2段階の格下げをしたとのことで、
景気悪化の波には、さしものバフェット氏も苦戦しているようですね。


さて今日は、「違った歴史」のお話です。

「そんなの意味無いよ」とも思うのですが、(笑)
「もしも」の仮定で、歴史を考察してみる
面白い分野があるそうですね。

もしも、パールハーバーに日本軍が奇襲をしていなかったら…、
もしも、ジョン・F・ケネディが暗殺されていなかったら…、
もしも、アインシュタインが生まれていなかったら…、

などなど切りがありませんが、(苦笑)

確かに歴史は今と少し違っていたかもしれませんね。

身近な例では、歴史という大仰なものではありませんが、

もしも、あの人と出会っていなければ…、
もしも、あの時あの車が衝突してこなかったら…、
もしも、あの時あっちの彼女(彼氏)と結婚していたら…、(笑)

などなど、よく考えてみると、
人生は確率的には奇跡のような事柄の連続なのかもしれませんね。

哲学の分野では、ライプニッツの「可能世界」という考え方や、
ソール・クリプキの「可能世界意味論」、

そして、神学の分野では、無限の「あり得る世界」から
神がその中から1つだけを選び、
選ばれなかった世界は可能性の世界であって、

「事実がそうなったのだから、
 それは(神による)必然であったのだ。」
という考え方もありますが、

「運」や「偶然」の要素も否定できないような気もします。(謎)

仮にそうであるならば、世の成功者のかなりの人達は
「強運」を味方として現在がある可能性もありそうですね。

ところで、

運と確率を象徴する恐ろしいゲームに
ロシアン・ルーレットというものがありますが、

パーティー・ゲームでの模擬ならば
ワイワイと騒いで楽しめますが、
本物であったら恐らく誰でも尻ごみをしてしまいますね。

6発まで銃弾をこめられる回転式の拳銃に1発だけ玉をこめて、
コメカミにあてて引き金を引くということなどは、

銃弾が頭を貫通する確率は16.66%程で、
無事である成功確率が83.33%程とはなりますが、

勇気を試すなどとはもってのほかで、

たとえ無事なときの報奨が1000万ドルと巨富であっても、
普通の心理状態であればとてもできるものではありません。

何物にも替えがたい「命」をリスクのテーブルに置くことなどは
慄然とする暴挙で出来ることではありませんね。

ところが、命の次に大切といわれるマネーに関しては、
けっこう恐れを知らないリスク選好で、
確率的には稀な、たまたまの巨富を得る人たちがいて、
時代の寵児としてもてはやされることがあります。

パーティーのじゃんけん大会で全勝者が必ず出るように、
確率論的な極少数の覇者はいつの時代にもいて、
ある意味、必然的にトップ数%の強運の勝者を作りますが、

この運とマネーについて、ナシーム・ニコラス・タレブ氏は、
その著書の中で辛らつなまでに記述しています。

「ジョンは守衛をしていたけれども、ニュージャージー州の
 宝くじに当たって金持ちの住む界隈へ引っ越した。
 ジョンの隣に住んでいた歯科医は過去30年間も1日8時間、
 人の歯を削っていたが、もっと質素な暮らしをしている。
 歯科医は仮に歯学部を出てから人生を1000回やり直したとしても
 あり得る結果は狭い範囲に収まるだろう。
 ジョンも100万回人生をやり直したとしても
 ほとんど守衛をしているかもしれない。
 そして、100万回の人生のうちで1回だけ、
 彼はニュージャージー州の宝くじに当たるのだ…。」

笑い話でもあるようですが、

「運も実力のうち」などとも言うものの、
また、努力という扱いの難しい変数もあるものの、

世の成功者の中には
「運」が主な成功の理由であることもあるようで、

タレブ氏のお話は、運と実力を錯覚しないように戒めています。

そして、またときに、たまたまの巨富を得た時代の寵児達も、
運命の嵐が吹いて突如として、吹き飛ばされることもあって、

かつてのLTCMの天才達もこの運命をたどりました。

さて、

確率的なエッジがある手法を得たとしても、
ランダム性にある程度支配される不確定要素もあるトレードでは、

命を懸けるロシアン・ルーレットの
引き金をトリガーするようなリスクは犯さずに、

身の丈にあった建て玉と、
リスク範囲を限定する負ける技術の損切り執行で、
命長くトレードしていきたいものですね。

これらのリスク管理をしていれば、
ロシアン・ルーレットに不運に当たってしまっても、
コメカミをチクリと虫に刺された程度で済むために、(笑)

悪いときも「違った歴史(人生)」とはなり難く、
リスクを安心して選好できそうです。

「チンタラなんてやってられるかい。
 男度胸のトレードだ!」ではなく、(苦笑)

焦らずに利を積み上げるトレードを心がけていきたいものです。


FX トレードのシンドロームのお話

イタリア中部で週はじめに強い地震がありましたね。

<週明けの一昨日6日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアがはじめ上昇して、
その後は揉み合いの相場展開となりました。
北のミサイル発射は特に材料視はされませんでした。
英財務相が「英国のリセッションは当初予想よりも深刻。」
と発言しました。
豪財務相が「状況は他国よりも良いがリセッションは不可避。」
との認識を示しました。
日景気先行CI指数速報(2月)は75.2、
日景気一致CI指数速報(2月)は86.8、と
市場予想よりやや弱くもほぼ市場予想とおりの結果となりました。
欧州の複数の要人から「ECBにはまだ利下げの余地がある。」
との認識を示す発言がありました。
日経平均は一時200円を超える上昇となっていましたが、
上げ幅を縮小して前週末比+108.09円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が一時101円台前半まで上昇しましたが、
その後に反落していきました。
ユーロドルが軟調に推移しました。
ECBの専務理事が「融政策で為替レートを目標にすることは無意味。
為替市場は行き過ぎがあるので介入が正当化される可能性。
ユーロ圏は国際機関のIMFなどで為替レートについて発言すべき。」
との認識を示しました。
欧小売売上高(2月)は市場予想より弱い−0.6%、
欧生産者物価指数(2月)は市場予想とおりの−0.5%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも軟調傾向となりました。
カナダ住宅建設許可(2月)は
市場予想よりかなり弱い−15.9%となりました。
欧ECBが「経済危機で金融統合のペースが落ちることに危機感がある」
ことを表明しました。
カナダIvey購買部協会指数(3月)は
市場予想より弱い43.2となりました。
日欧英スイスなどと米国の5中銀がスワップ協定で
米FRBに外貨供与をすることが報道されました。
ドイツの財務相が「独経済はまだ底を打っていないく、
2009年は危機を脱しない可能性。」との見解を示しました。
NY原油は51ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−41.74ドルで取引を終えました。

<昨日7日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いとなりました。
NZIER四半期企業景況感は−65となりました。
英紙が「IMFの新試算では世界の金融機関の損失は全体で4兆ドル」
と報道しました。
日政策金利は0.10%で据え置きとなりました。
豪RBA政策金利は0.25%の利下げとなりました。
豪RBA声明では「世界経済の縮小は継続。労働需要は弱まっている。
金融政策と財政政策が経済の支援要因となる。
世界の金融市場の状況は改善しつつあるが、豪経済は縮小段階。」
との認識を表明しました。
日銀総裁が「国経済は足元で明るい動きが多少出ているが、
米金融システムは安定化に向かっているわけではない。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−25.08円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロなど主要通貨ペアが軟調傾向の推移となりました。
英鉱工業生産(2月)は市場予想よりは強い−1.0%となりました。
欧四半期GDP(確報)は市場予想より弱い−1.6%となりました。
日財務相が「明日に追加経済対策の全貌を示す。」
ことを表明しました。
格付け会社のムーディーズが
「世界的な投機的格付け銘柄のデフォルト率は7.0%。
今後の見通しは、09年の第4四半期にピークの14.6%。
今後の一年間のデフォルト率は11.7%とでとどまる見通し。」
との見解を発表しました。
OECDが「租税回避地のブラックリスト4カ国が改善の約束を表明」
したことを発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが前半で反発して
後半は揉み合う相場展開となりました。
独財務相が「米・中・独は世界貿易の不均衡に関係している。
欧州のヘッジファンド規制提案は十分には成功していない。
タックスヘブンの銀行の国有化はやめるべき。」
との認識を示しました。
ギリシャ中銀総裁が「欧経済がさらに弱まった場合は
金利を引き下げる可能性を排除しない。
最新データはユーロ圏の経済が09年前半に弱いことを示す。」
との主旨の発言をしました。
アイルランド財務相が「アイルランドには
リセッションから回復する力がある。経済問題は修復可能。」
との認識を示しました。
米消費者信用残高(2月)は
市場予想より弱い−75億ドルとなりましたが、
前回値が大きく上方修正されました。
NY原油は49ドル台で取引を終えました。
NYダウは前日比−186.29ドルで取引を終えました。

<今日8日(水)の主な予定>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(3月)、
英NIESR GDP予想(3月)
朝8時50分に日国際経常収支(2月)、日国際貿易収支(2月)、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数(4月)、
午後1時半に日企業倒産件数(3月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(3月 現況・先行)、
日銀金融経済月報、
午後3時に独貿易収支(2月)、独経常収支(2月)、
午後7時に独製造業受注(2月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(3月)、
夜11時に米卸売在庫、
深夜3時に米FOMC議事録(3月)、
などの経済指標が発表されます。
独指標と米FOMC議事録には注目です。

<明日9日(木)の主な予定>

朝8時50分に日機械受注(2月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(3月)、豪失業率(3月)、
午後2時45分にスイス失業率(3月)、
午後3時に日工作機械受注速報(3月)、
同午後3時に独消費者物価指数(3月 確報)、
午後5時に欧ECB月報、
午後5時半に英商品貿易収支(2月)、英生産者仕入価格(3月)、
午後7時に独鉱工業生産(2月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
同午後8時に加雇用ネット変化率(3月)、加失業率(3月)、
夜9時半に米貿易収支(2月)、輸入物価指数(3月)、
新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際商品貿易(2月)、加新築住宅価格指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・英・加・米の指標には注目です。
また、この日は米債券市場短縮営業でイースター前日となります。

さて、上げ潮ムードだったマーケットですが、
イースター入りを前にして、週はじめのロンドン時間入りから
主要通貨ペアが一転して軟調傾向となりました。

また、日欧英などと米国の5中銀がスワップ協定で
米FRBに外貨供与をすることとなりましたが、
いろいろな噂が飛び交っているものの、
米系金融機関に外貨を供給する体制を整えるためのもので、
万一の場合に備えての米銀行の安定的な資金繰りを
確保するための予防措置とする見方が多いようです。

一方、日政府が追加経済対策に盛り込む資金繰り支援策が
37兆円規模となることが報道されました。
日本政策投資銀行の危機対応の資金枠を
15兆円に拡大することなどが柱となるとのことですが、
支援が手薄であった中堅企業への受け皿も
大幅に強化するとのことです。
また、エコカーへの購入補助や
省エネ家電への買い替え促進で5%還元補助も導入する方針
とのことです。

さて、10日(金)からはイースターで多くの国で休場となりますが、
連休前のポジション調整の動きや、連休明けからの
米企業決算発表への市場参加者の思惑も意識して
トレードしていきたいものです。


さて今日はトレードのシンドロームのお話です。

シンドロームとは、症候群のことですが、
トレーダーのかかる病は風邪だけではなく、(笑)
私も経験してきましたが、いろいろと患うことがありますね。

代表的なものはポジポジ病で、
恐らく初心の頃の罹患率は50%を超えているかもしれません。

常にポジションを持ってないと、
マーケットから置いてきぼりをされてしまうようで、
ついつい、のべつ幕なし常にトレードをしてしまいます。

ときに自分自身でもそれが悪癖だとわかっていても、
トレード自体も好きでたまらなく、

刺激とスリルを求めて、
トレードがやめられない時期があるものです。(苦笑)

でも、このようにトレードが娯楽化してしまった
トレード依存症では、
どうしてもあまり相場が良い状態でなくても手を出して、
無駄トレードをすることにより、

本来目的とすべき「収益」という面では、
飛びぬけた天才スキャルパーでもない限り

この病が完治して娯楽のトレードを卒業しないうちは、
ある程度、トレードのスキルを高めても
なかなか収益は改善しないことが多いものです。

やはり、買い物で厳しい目で品定めをするように、
より良い相場の状態を選んでトレードはするべきのようですね。

そのためには「待つ」「休む」が大切となります。

まぁ、こんなことは自分自身でも百も承知しているものですが、
「解っていても出来ない」わけで、
原因はマインドに由来しているようです。

また、別のトレード疾患では、

スピード狂のドライバーが、
「チンタラやってられるかい。眠くなっちまうぜ。」
というのに少し似た感情と思いますが、(苦笑)

口座資金に対して大きなリスクを取っていないと、
つまり、無理した大きな建て玉でないと満足できない、
というものもありますね。

もしかしますと、ジェットコースターに乗るような感じで、
トレードでの収益は一応目的としていながらも、
「スリルと興奮」のほうにウェートがあるのかもしれません。

このような「過剰トレード」や「無理した建て玉」は、
形は違っても「過剰リスク選好疾患」で、

恐れを知らない初心の時期の武勇伝は、遅かれ早かれ、
マーケットから厳しい教育的指導を受けることとなります。(苦笑)

そして、相場の怖さを知り、
トレーダーとしてのフェーズが次の段階となりますと、

「過剰リスク選好疾患」の反動となるためか、

慎重になり過ぎてタイミングに乗り遅れることが多くなったり、

また、ゴルフでパットができなくなるゴルファーがいるように、

マーケットからの厳しい教育的指導が
マインドに強く刷り込まれてしまって、(苦笑)

「エントリー恐怖症」となってしまうことがありますね。

負けトレードの経験のマインドへの刷り込みで、
怖くてトレードができなくなってしまう症候群です。

まぁ、ある意味、「エントリー恐怖症」は、
トレーダーとしての進化の過程でもあり、
その証(あかし)でもあるようなのですが、(笑)

ようやく損切りができるようになって、
過剰トレードもしなくなり、
適正なリスクの範囲でトレードができるようになっているなど、
トレーダーとしてはステップアップしているものの、

トレードが恐怖で出来ないことは困った問題となりますね。

これらのマインド由来の問題は、
愛煙家がタバコが体に悪いとわかっていても止められないように、
しだいに悪習慣化して身についてしまうことがあって、

昔々のクレージーキャッツのスーダラ節の歌のように
「わかっちゃいるけど、やめられない♪」わけで、(苦笑)

悪癖の鉄鎖を切ることは容易なことではありませんが、

「マインド」に原因があるため、なかなか理屈では克服できなく、
「強い決意」と「規律を自己に厳しく課す」必要があるようです。

禁煙をする人のように
難敵の自分自身のマインドとの真剣な対峙を「決意」して
パソコンの横に「やるべき規律」を書き出して、

一定期間、デモトレードなどで
損切り執行で口座資金が防護されることを体感するとともに、
条件が整った場合はエントリーもできるように

「執行」自体のトレーニングを積んで
マインドへ「規律」習慣化の刷り込みをするよう取り組む
矯正を試みてみるのも一策となりそうです。

多くの人が経験しますが、
ほんとうに自分自身に勝つことはたいへんで、

特効薬もなく、(苦笑)

ときにトレードのスキルを習得をするよりも
重要な問題や壁となることがありますが、

トレーダーとして成功するためには
多くの人が通らなければならない道でもあるようで、

手ごわい自分自身に凛として勝っていきたいものですね。


<お知らせ>
4月10日(金)のブログの更新はお休みさせていただきます。


FX 「迷いを晴らすシンプル思考」のお話

プロ野球の開幕戦が白熱していますね。^^

<先週末3日(金)の主な出来事>

東京時間はドル円がはじめ上昇して昨年11月4日以来の
100円を回復後、反落する展開となって、
ドルストレートは軟調傾向での推移となりました。
米紙が「オバマ政権の自動車作業部会が米GMに対して
破産法の申請も検討するように促した。」ことを報じました。
日経平均は前日比+30.06円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながら堅調傾向の揉み合いとなりました。
独輸入物価指数(2月)は−0.1%となりました。
ユーログループ議長が
「G20は意欲的な結果。正しい方向を示す。」
とコメントするなど、
複数の要人からG20の結果を支持する発言がありました。
スイス消費者物価指数(3月)は
市場予想より弱い−0.3%となりました。
独PMIサービス業(3月)は42.3、欧PMIサービス業(3月)は40.9と、
ともに市場予想よりやや強い結果となりました。
英HBOS住宅価格(3月)は市場予想よりやや弱い−1.9%となりました。
英PMIサービス業(3月)は市場予想より強い45.5となりました。
トリシェECB総裁が
「政策金利を緩やかに引き下げる可能性は排除しない。
非標準的措置は次回理事会で決定。」と発言しました。
カナダ財務相が
「第1四半期のGDPの数値は加のリセッションを確認するが、
リセッションはボトムに近い。」との主旨の発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調傾向で推移しました。
米非農業部門雇用者数変化(3月)は
市場予想よりやや弱い−66.3万人、
米失業率(3月)は市場予想とおりの8.5%となりました。
米雇用統計の発表後は荒っぽい上下動の展開となりました。
米ISM非製造業景況指数(3月)は
市場予想より弱い40.8となりました。
バーナンキFRB議長から
「市場の安定とクレジットの回復へ向けて
FRBはすべての手段を用いる。FRBは必要な時に
利上げする手段を有す。」などの発言がありました。
NY原油は52ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+39.51ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日6日(月)の主な予定>

午後2時に日景気先行CI指数速報(2月)、日景気一致CI指数速報(2月)
午後6時に欧小売売上高(2月)、欧生産者物価指数(2月)、
夜9時半に加住宅建設許可(2月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧指標には注目です。

<明日7日(火)の主な予定>

朝7時にNZのNZIER四半期企業景況感、
正午過ぎに日銀政策金利、(市場予想は据え置き)
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時半に英鉱工業生産(2月)、英製造業生産高(2月)、
午後6時に欧四半期GDP(確報)、
深夜4時に米消費者信用残高(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧の指標には注目です。

そして、今週の4月8(水)からの主な注目材料は、

8日(水)に、日経常収支、日貿易収支、日金融経済月報、
日景気ウォッチャー調査、独貿易収支、独製造業受注、
加住宅着工件数、米卸売在庫、米FOMC議事録、

9日(木)に、日機械受注、豪失業率、豪新規雇用者数、
スイス失業率、日工作機械受注、独消費者物価指数、
欧ECB月例報告、英生産者物価指数、英商品貿易収支、
独鉱工業生産、英BOE政策金利、加失業率、加雇用ネット変化、
加国際商品貿易、加新築住宅価格指数、米貿易収支、
米輸入物価指数、米新規失業保険申請件数、
米債券市場短縮営業、イースター前日、

10日(金)に、世界各所のイースター休場、日銀議事録、
米月次財政収支、

などがあります。

さて、注目の米雇用統計は米非農業部門雇用者数変化(3月)が
市場予想よりやや弱い−66.3万人、米失業率は市場予想とおりの
8.5%となりました。
発表直後は少し荒っぽい上下動となりましたが、
ほぼ市場予想の範囲で、無事G20と雇用統計のイベントを終えた
マーケットは主要通貨ペアが堅調傾向で週を終えました。

また、北の衛星を搭載したと思われるミサイルが
5日昼前に発射され、なんとか飛来物の事故などはなかった
ようですが、今後は国連安全保障理事会決議1718号の
違反についての協議へとなっていくようです。

そして、今週はいつもの週よりも注目イベントが少ないようですが、
リスク選好動意がどこまで継続するか、
株価も睨んだ展開となりそうです。
週末はイースターで週後半は調整への意識も
多少必要となりそうです。


さて今日は、「迷いを晴らすシンプル思考」のお話

とかくシンプルなものは単純ゆえにバカにされ、
複雑なほど高度なものと尊重される風潮があるようですが、(苦笑)

もちろん、物事にはそのような面も確かにあるものの、

シンプルは「雑」を取り払い、
「要」を際立たせるところがあって、
捨てがたい利点があり、
決してバカにはできないところがありますね。

むしろプライオリティをわきまえないで
複雑なものを実行しようとすると混乱してしまうことがあります。

物事には多くの場合で、肝心な「要」と
「捕捉事項」や「応用」などがありますが、

何が「要」で、何が「補足事項」や「応用」かを
しっかり認識していないと、
何がなんだか判らなくなってしまうことがあります。

単純な「要」だけのシンプルが、ときに物事を鮮明にして
判りやすくすることがありますね。

トレードでもこのようなことがあるようで、

勉強すればするほどトレードを複雑に考える傾向が
身に付いてしまって、ときに肝心な「要」を
見失ってしまうことがあります。(苦笑)

すべての相場状況を自在にトレードできるのは理想ですが、

一段の階段も満足に上れないのに
十段の階段を上ろうとするような
はじめからオール・ラウンド・プレーヤーを目指すより、

たとえば、基本的に順張りだけを狙うというのも良い場合があって、
初心のうちから順逆の両刀使いを目指すより、
あれこれ欲張って狙わずに、(苦笑)
はじめは順張り一辺倒のほうが良い戦績となることがあるものです。

また、よく「原点」が大切などとも言われますが、

勉強しすぎて何がなんだか解らなくなったら、(笑)
帰納的にシンプルな方向へ思考回路を切り替えると、

思考が鮮明となって「新たな気づき」を得られることがあります。

たとえば、順張りを指向しようとして、
移動平均線が右肩上がりであるならば、

基本的に移動平均線の指し示す方向、
つまりロング(買い)を狙いますが、

ところが移動平均線は右肩上がりなのに
レート自体が陰線となっていたりすると、

「移動平均線が上昇で、ローソク足が陰線」

という矛盾した状況に遭遇してしまい、
とたんに混乱してしまうことがあるものです。(苦笑)

これは矛盾した状況のこの時点で、(即断的に)
売り買いの結論急ぎ、無理に求めようとすることが
混乱を招き、いけないわけで、

シンプルに考えれば、

「移動平均線が上昇で、かつローソク足も陽線となる」

矛盾のない、より良い状況を「待つ」だけのことであって、
何も悩むことなどはないのですね。

そうです。

あれこれ複雑に考えないで、
単純にローソク足の陽転を待てば良いわけです。

「もしも、そうならなかったら?」

単純に次の機会を「待て」ばよいだけです。

チャート分析のその時点で結論を出すのではなく、
「待つ」ことを覚えると思考のシンプル化ができるものです。

チャートを開いたその時点で
無理やり売り買いの結論を出す必要はないわけです。

これが「押し目反発を待つ」ということで、
小難しく言うと「シナリオを立てる」ということになるのですね。

「でもさぁ、移動平均線が右肩上がりでも
 陰線がどんどん成長してしまうことだってあるじゃないか。
 シンプルに順張りを考えるったって、
 こんなときはどう考えりゃ良いのさ。」

このようなときも考え方は単純です。

「順張りを狙うのならば、
 ローソク足の陰線が成長して連なっていったなら、
 その方向と同調してやがて移動平均線が下降するのを待つ」

だけの話です。

そうです。

調整進んでトレンド転換へと移行して行ったなら、
順張りを目指す場合は、
ローソク足の方向と移動平均線の方向の矛盾のない

「移動平均線の反転下降を待つ」わけです。

まぁ、移動平均線が右肩上がりで、
陰線が成長して連なる動き自体を逆張りで取りにいく
ことも当然考えられる戦略ですが、

これは二刀流のオール・ラウンド・プレーヤーを目指すことで、
シンプルに順張り指向をするというのであれば、
このチャンスは見送ることとはなります。

もったいないようですが、シンプルに順張りを狙うのであれば、
これは致し方ないことです。

順逆の二刀流は順張りができるようになった後で
学んでも遅くはないと思います。

「じゃぁ、移動平均線が平坦で方向感がないときには
 どうすりゃいいのさ。」

このようなときも考え方は単純です。

「そのターム(期間)の時間軸に方向感がないときには
 そのタームでの順張りはできないので、
 順張りを指向するならばトレードをしない」

だけです。

これを「相場を休む」と言いますが、

「そのタームでは」という意味ですので、(笑)
より短いタームの時間軸で(小さな)順張りをすることはできますね。

「時間」と「待つ」と「ターム」がキーワードとなりますが、

トレードはシンプルな思考ができると迷いの霧が晴れて
「なーんだ。そういうことだったのか。」と
大切で肝心な「要」が見えてくることがあるものです。

そして…、

このような「要」に回帰するささやかな気づきが
トレードの戦績を劇的なまでに変えることがあるのです。


FX 確率とトレードのお話

関東以北でも桜の便りが聞かれるようになりましたね。^^

<月初の一昨日4月1日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いとなりました。
RBNZ総裁が「長期金利の上昇は経済見通しを反映していない。」
と懸念を表明して、NZドルが軟調となりました。
日銀短観では、大企業製造業業況判断が市場予想より弱い−58、
大企業製造業先行きが市場予想よりはやや強い−51となりました。
「米大統領は米GMではプレパッケージ型の破産法適用が
最善と判断した。」と米高官がコメントしたとする報道があり、
その後に「報道は性格ではない。」と米政府高官による否定発言で
一時相場が上下に大きく振れる展開となりました。
豪住宅建設許可件数(2月)は7.8%、豪小売売上高は−2.0%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
IMFが「外貨準備は世界全体で減少しているが、
世界の外貨準備における米ドル比率は64%に低下。」
と発表しました。
日自動車販売台数(3月)は前年比で−31.5%となりました。
日経平均は前日比+242.38円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルが売られてドルストレートが堅調になりました。
独小売売上高指数(2月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。
仏サルコジ大統領が「情けない妥協案に落ち着いてはならない。
私は間違ったG20の妥協策にはかかわらない。
G20から私が(途中)退場するときがサミットが失敗となったときだ。
現在のプランは仏と独には適していない。」
との主旨の発言をしました。
英BOE委員が「英失業率は09年末までに300万人を突破する可能性」
との認識を示しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(3月)は
市場予想よりやや弱い32.6となりました。
独PMI製造業(3月)は市場予想とおりの32.4となりました。
欧PMI製造業(3月)は市場予想よりやや弱い33.9となりました。
欧失業率(2月)は市場予想より弱い8.5%となりました。
トリシェECB総裁が
「欧米は財政支出や赤字を無制限に拡大できない。」
との認識を示しました。
オバマ米大統領が
「G20では保護主義を否定して新興国を支援すべき。
G20でし全ての点での合意は不可能だが、
成長促進のコアの考えでは合意して結束が必要。」
との主旨の発言をしました。
格付け機関のフィッチが
「東欧諸国は1990年以降で最悪の景気後退にある。」
との認識を発表しました。
米チャレンジャー人員削減数(3月)は前年比で181.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やユーロドルが揉み合いの展開となって、
ポンドドルや豪ドル米ドルが堅調に推移しました。
米ADP雇用統計(3月)は市場予想より弱い−74.2%となりました。
米ISM製造業景況指数(3月)は36.3、
米中古住宅販売保留(2月)は2.1%、米建設支出(2月)は−0.9%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
米ダラス連銀総裁が「FEDのMBS購入プログラムは住宅市場を支援。
住宅市場に活動の再生の兆候が見られる。」と発言しました。
カナダBOC総裁が「カナダ経済は09年後半に縮小へ。
4月23日に信用と量的緩和について概要を示す予定。
中銀はさらなる緩和のために利下げし続ける必要はないと認識。」
との主旨の発言をしました。
開催されたG20で金融規制改革やIMF財源拡大での合意が
難航していることが報道されました。
NY原油は48ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+152.68ドルで取引を終えました。

<昨日2日(木)の主な予定>

東京時間では主要各通貨ペアが堅調傾向での揉み合いとなりました。
豪紙が「豪首相が第三次景気刺激策を計画している。」
と報じました。
豪貿易収支(2月)は市場予想より強い21.09億豪ドルとなりました。
日経平均は前日比+367.87円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが揉み合いながらも堅調に推移しました。
英ネーションワイド住宅価格(3月)は
市場予想よりかなり強い0.9%となりました。
スイスSNB副総裁が「為替介入はデフレリスクと戦う処置。
SNBはスイスフランの上昇を阻止するため行動。」
との主旨の発言をしました。
G20金融サミットの声明草案で「IMFの5000億ドル増強」を
盛り込む協議がされていることが報道されました。
欧ECBの政策金利は大方の市場予想をより小さな利下げ幅の
0.25%の利下げが発表されました。
ユーロが大きく上下動となりながらも上昇しました。

ニューヨーク時間では、
ドルが売られてドルストレート通貨ペアが上下動しながらも
堅調傾向で推移しました。
ドル円は軟調傾向の揉み合いとなりました。
時価会計ルールの緩和が発表されました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い66.9万件となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「金利決定では物価圧力が弱まることを考慮した。
ユーロ圏はディスインフレの状態にある。
経済指標はユーロ圏の景気が著しく悪化していることを示す。
1.25%の政策金利は最低水準ではない。
今後政策金利の幅を縮小する可能性を排除しない。
銀行システムを活発にさせるためあらゆる手段を行う。
次回の会合で非標準的措置の詳細を示す予定。」
などの主旨の発言がありました。
米製造業受注(2月)は市場予想より強い1.8%となりました。
G20が終了して、オバマ米大統領は、
「世界経済の回復に向けた転換点となると確信する。
成長回復に向け措置をとることで合意となった。」
と大筋で成功となったことを宣言しました。
NY原油は52ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+216.24ドルで取引を終えました。

<週末の今日3日の主な予定>

午後3時に独輸入物価指数(2月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(3月)、
午後4時55分に独PMIサービス業(3月)、
午後5時に欧PMIサービス業(3月)、欧PMI複合(3月)、
午後5時半に英PMIサービス業(3月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(3月)、米失業率(3月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

さて、日銀短観では大企業業況判断指数(DI)が
設備や雇用に過剰感があって
第一次石油危機後の1975年の5月の数値を下回り
統計開始以来最悪の−58となりましたが、
3ヶ月先の景況見通しは−51と悪いながらも、
市場予想より強く3年ぶりに改善見込みを示す結果となりました。

しかしながら、報道によりますと今月30日に発表予定の
日銀経済展望では、09年度の実質経済成長率の見通しを
現行の−2.0%から下方修正の検討に入ったとも伝えられていて、
依然、経済の厳しい状況は続いているようです。

また、米自動車産業の救済ではつなぎ融資はされるものの、
期限付きで経営の抜本的改善を迫られることとなり、
米クライスラーは30日以内に伊フィアットとの正式契約が
求められることとなりましたが、伊フィアットもS&Pによれば
ジャンク債企業に格づけられていて、市場の一部では数ヵ月後に、
プレパッケージ型の破産申請に至ると観測する向きもあって、
今後も米自動車産業の動向は台風の目となる可能性がありそうです。

一方、北のミサイル発射問題では、先端部に人工衛星が搭載される
観測もあるようですが、液体燃料の注入も行われ発射が近く実施
される見込みで、短期的に相場に影響を与える可能性もあるようで、
一応の注目は必要なようです。

G20ロンドン金融サミットでは、
「世界で数百万人規模の雇用を創出。
2010年までに世界経済の2%成長へ協調。
各国の追加財政支出は来年末までに5兆ドル。
各国の景気刺激策によって世界の成長率を4%押し上げる。
新興国を支援するためIMFの資金基盤の増強。保護主義への対抗。
前回サミットでの新たな貿易障壁を設けない合意を
さらに一年延長と、WTOへの四半期ごとの報告。
金融政策での各国中銀の金融緩和継続。
量的緩和等の非伝統的手段の活用。金融危機再発防止のため
G20メンバーを新たに加え金融安定化フォーラムを格上げして
国際的な規制と監督を強化する。
脱税の温床の租税回避地の監督強化。ヘッジファンドの規制。」
などが合意となりました(詳細略)。

さて、週末の今日は米雇用統計の発表です。
市場予想は悪い数字となっていますが、ある程度織り込まれている
場合は、事実買いの動きとなることもありますので、
市場反応が注目されます。


さて今日は、確率とトレードのお話です。

ラルフ・ビンスは、その著書 " Portfolio Management Formulas "
の中で、面白いことを記述しています。

「コインを空中に投げ上げてください。その瞬間にあなたは
 自然の魅惑的なパラドックスに遭遇することになります。
 ランダム・プロセスに関するパラドックスに出会うのです。
 空中に投げ上げられたコインが着地するときに、
 表が出るか裏が出るかを正確に言い当てることは不可能です。
 しかし、何回もコインを投げ上げることによって、その結果を
 (数学的期待値として)論理的に予測することは可能なのです。」

コイントスでの個々の表裏は判らないが、
「率」としてどのような結果となるかは判る、
というわけですね。

仮にコインの表裏に模様がないとして、
コインの表裏に質量差がないとしますと、

個々のコイントスの表裏の予測はまったくできなくても、
何度もコイントスをした結果では、
表が50%、裏が50%に近づいていくわけで、
個々の結果は不明でも多数の平均としての期待値は判るわけです。

仮に「表」を勝ちとするゲームであれば、
この場合、勝つ期待値は50%となって、

どんなに負けていても、「しょば代」がなければ、
永続的にゲームを続けることができると
最終的に収支トントンで帰ってこれるわけですね。(苦笑)

さて、

このコインの表裏の模様が仮にもしも大きく違っていて、
たとえば裏に浮き出しの肖像などがあって、
コインの表裏の質量差が著しくあったとすると、
コイントスの結果も違ってきます。

重いほうの面が下となる確率が高くなって、
たとえば裏に浮き出しの肖像などがあって重いと、
表が上となって着地する確率が高くなります。

「表」が勝ちのゲームなら、
この裏の重いコインではエッジが生じていて、
「正の期待値」のゲームとなって、

個々のゲームの結果はなお不確実でも、
この裏の重いコインでゲームをすれば、
ゲーム回数を多く行うほど勝つ確率が高くなりそうです。

ところで、トレードでも似たようなことがありますね。

(トレードのエッジこそが重要テーマですが、
このお話は別の機会にするとしまして…)

相場の動きが経済学者の主張するようにランダムで、
瞬間瞬間のレートの動きは判らないとしても、
確率的にエッジのある手法を発見したり、
知ることができれば、「正の期待値」でのプレーとなって、
トレードは、すればするほど
勝つ見込みが高くなることになります。

ただ…、

終わりなきレートの変動が続く相場をどのように区切るか
(どのようにトレードを1回のコイントスとするか)
が問題となりそうですね。

このことに関連してアレキサンダー・エルダー博士が
投資苑で指摘している厳しい言葉があります。

「損するトレーダーは『確実な儲け』を捜し求めて、
 根拠のない希望にすがりつき、
 小額の損失を受け入れることを理屈抜きで回避しようとします。
 彼らのトレーディングは感情に基づいて行われます。
 敗者はランダム過程など確率論の基本概念を
 理解していないのです。」

そうです。

敗者は「すべてのトレードに勝とうとする」のですね。

仮にエッジのある手法を得ていたとしても、
1回の負けで致命的な損失となってはいけないのです。

エッジのある手法を得ることともに、
「負けとなったときには負けを認めて」
1回のコイントスとするように、トレードを区切り、
「損」は決めたリスクの範囲で切らなくてはならない
というわけです。

トレードを確率的に勝つためには、
エッジのある手法を得るとともに「損切り」が必須なのですね。

トレードとは勝ちと負けとを繰り返して、
トータル・ウィンを目指すことなのかもしれませんね。


FX 状態継続の性質のお話

今日から4月の新年度のスタートとなりますね。^^

<週はじめ30日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調傾向での推移となりました。
NZ住宅建設許可(2月)は11.6%となりました。
米GMのワゴナーCEOが辞任したことが報道されました。
日鉱工業生産(2月 速報)は市場予想より弱い−9.4%となり、
対前年比は−38.4%と5ヵ月連続で悪化となりました。
日自動車生産(2月)は対前年比で−56.2%となりました。
豪財務相が「豪は世界経済危機の影響を受けるも他国よりは良い。
豪RBAは利下げの余地がある。」との認識を示しました。
米政府の自動車作業部会が「GMとクライスラーの
再建の過程は確立されていない。
クライスラーは単独では存続できず伊フィアットと提携が支援条件。
両社は段階的に破産申請が選択肢となる可能性もある。」
との見解を発表しました。
日経平均は前週末比−390.89円の大幅安となりました。

ロンドン時間では、
はじめ東京時間の流れを継いで
主要通貨ペアが軟調に推移しましたが、
その後、主要通貨ペアは堅調に転じる展開となりました。
英消費者信用残高(2月)は市場予想より弱い−2億ポンド、
英モーゲージ承認件数(2月)は市場予想より強い3.8%となりました。
欧業況判断(3月)は−3.58、欧消費者信頼感(3月)は−34、
欧経済信頼感(3月)は64.6、欧鉱工業信頼感(3月)は−38と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向での上下動の揉み合いとなりました。
格付け機関のS&Pが
「米自動車のビッグスリーの破綻の可能性が高い」
との見通しを発表しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(3月)は
市場予想よりは強い−49.0となりました。
トリシェECB総裁が「09-10年に欧インフレ率は2%を下回る見通し。
09年は欧経済活動は引き続き軟調となる見通し。」
との認識を示しました。
米オバマ大統領が「米自動車業界を消失させることはないが、
自動車業界の存続は終わりなき公的資金注入に依存すべきではない。
GMとクライスラーは労組と従業員が痛みを伴う譲歩が必要。
債務の削減や削除のため破産申請が余儀なくなる可能性もある。」
との主旨の演説をしました。
格付け機関のS&Pが
アイルランド長期ソブリン格付けを引き下げました。
米GMの新CEOのヘンダーソン氏が
「破産方針性も排除しない。」と発言しました。
NY原油は48ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−254.16ドルで取引を終えました。

<月末の昨日31日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調に推移した後、
上下動の揉み合いとなりました。
英GFK消費者信頼感(2月)は市場予想よりは強い−30となりました。
日失業率(2月)は市場予想より弱い4.4%、
日家計調査消費支出(2月)は市場予想より強い−3.5%となりました。
NBNZ企業信頼感(3月)は−39.3となりました。
日住宅着工戸数(2月)は対前年比で
市場予想より弱い−24.9%となりました。
日経平均は前日比−126.55円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向の上下動の揉み合いとなりました。
EU委員長が「すべての金融機関を
法の規制と管理下に置くべきである。
抜け穴は早く塞がなければならない。」
との認識を示しました。
日本政府が10兆円規模の追加経済対策を
4月中旬までにまとめることを発表しました。
独失業率(3月)は市場予想より弱い8.1%となりました。
ECDが「ECBは利下げの余地を使い果たすべき。
ユーロ圏は迅速な利下げと量的緩和が必要。
日実質成長率は09年前年比−6.6%に下方修正。
日失業率は5.6%まで上昇する可能性。」
との見解を発表しました。
スペイン中銀総裁が「対策を講じなければ、
スペインの失業率は非常に憂慮すべき水準となる可能性。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円が揉み合いながらも堅調に推移しました。
カナダのGDP(1月)は市場予想とおりの−0.7%となりました。
カナダの鉱工業製品価格(2月)は
市場予想より強い1.7%となりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(1月)は
対前年比で市場予想より強い18.97%となりました。
シカゴ購買部協会景気指数(3月)は
市場予想より弱い31.4となりました。
米消費者信頼感指数(3月)は市場予想より弱い26.0となりました。
フランスの財務相が「我々は強いドルを必要としている。
金融サミットとは別に通貨不均衡の議論が必要。」
との認識を示しました。
NY原油は49ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に上げ幅を縮小して
前日比+86.90ドルで取引を終えました。

<月初で新年度となる今日4月1日(水)の主な予定>

朝8時50分に日銀短観(大企業四半期業況判断・先行き)、
午前9時半に豪小売売上高(2月)、豪住宅建設許可件数(2月)、
午後2時に日自動車販売台数(3月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(3月)、
午後4時55分に独PMI製造業(3月)、
午後5時に欧PMI製造業(3月)、
午後5時半に英PMI製造業(3月)、
午後6時に欧失業率(2月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(3月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(3月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(2月)、米中古住宅販売保留、
米建設支出、
などの経済指標が発表されます。
日・欧・米の指標には注目です。

<明日2日(木)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(2月)、
午後5時半に英PMI建設業(3月)、
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
夜9時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米製造業受注指数(2月)、
豪・欧・米の指標には注目です。

さて、米GMのワゴナーCEOが米政府の要求に応じる格好で
辞任となって更迭されることとなりました。
オバマ米大統領は演説で「GMクライスラーの再建計画は不十分。
米自動車業界を消失させることはないが、自動車業界の存続は
終わりなき公的資金注入に依存すべきではない。
GMとクライスラーは労組と従業員が痛みを伴う譲歩が必要。
債務の削減や削除のため破産申請が余儀なくなる可能性もある。」
として、クライスラーは単独では存続できず、
伊フィアットとの提携を求め、米GMには60日分のつなぎ融資は
実行するも、リストラ策を含めた新たな抜本的再建計画を
提出するよう求めました。

クライスラーと伊フィアットは株式取得など具体的に話が進んでいて
提携は基本合意となっているようですが、
今後のGMの労働組合の交渉などを巡る動向が注目されます。

そして、英国ロンドンで日本時間2日未明から開催される
G20金融サミットでは、「財政出動」「金融規制」「IMF改革」
などが主要テーマとなる模様ですが、
ドル基軸通貨の是非についても論議がされていて、
米国が火消しに努めているものの、
サミットで提議されるかされないか微妙なようです。

また、財政出動では積極的な日米中に対して
欧州各国には意見の温度差があるようで、
「総論強化、具体策で溝」となる懸念も指摘されていて、
前回11月に開催された前回金融サミットより深刻化した
世界的な景気後退への協議がどこまで歩み寄りとなって
政策協調となるかが注目されます。

一方、2日のECB政策金利の発表では0.50%の利下げが
市場コンセンサスとなっていますが、
トリシェECB総裁の記者会見では量的緩和策の発表があるとする
観測もあるようで、いかがなりますかこちらも注目されます。


さて今日は、状態継続の性質のお話です。

マーケットの動きが学者の主張するようにランダムであるか、
あるいはそうではないか、は良く論争となりますが、

市場全体が効率的(efficient)であるかについては、
完全に効率的であるなら分析も用がなくなり、(苦笑)

そしてもしも、誰も分析をしなくなるとすると
効率的ではなくなるというパラドックスもあって、
いろいろな論争がされています。

また、学者の中にも
ウォーナー・デボントとリチャード・セイラーの
「株式市場は過剰反応をしているのか?」と題される論文や
ナラシムハン・ジェガーデーシュと
シェリダン・ティットマンの研究など
ランダムウォーク理論に反旗を掲げる研究者もいて、

価格や株価収益率の上位のポートフォリオ群と
下位のポートフォリオ群において、
上位を売って下位を買うポートフォリオ群の逆張りで
超過利益が得られる事実をもって、
効率的市場仮説を一部否定する意見もあるようです。

そして、パッシブ運用をする投資家は別としましても、
アクティブに売り買いをして
キャピタルゲインの差益を得ようとするトレーダーの多くは
マーケットはランダムにウォークはしない、
という主張をしますが、ラリー・ウィリアムズも例外ではなく、

その著書「ラリー・ウィリアムズの短期売買法」の中で

「数学者は過去の価格変動と先物のトレンドの間に
 相互関係はないと言うであろう。
 それについては彼らは間違っている。
 そこにはいくらかの相関関係がある。
 酔った水平(価格)は威張って歩き、よろめくが、
 彼の狂気の沙汰には筋道がある。
 彼はどこかに行こうとしているのである。」

と語っています。

まぁ、トレーダーであれば、
何らかの手法に基づいてトレードをしていて、
見方によればその手法が仮定の範疇であろうと(苦笑)
マーケットのカオスに秩序を見出そうとしているわけで、

「マーケットは非ランダムである」と主張することは、
ある意味、当然であるのかもしれませんね。

さて、

マーケット構造には、誰もが認めざるを得ない
基本性質がいくつか発見されているようで、

* 価格が上昇するときには、単位時間の陽線が群として連なる
* 価格が下降するときには、単位時間の陰線が群として連なる

などという「そんなのあり前じゃないか!」ということや、(笑)

数学的に「なぜ」の証明は難しいようですが、事実の経験則として、

* 価格の動きは必ず波を形成する

* 低ボラティリティの後には、
 やがて必ず高ボラティリティの状態が訪れる

* 高ボラティリティの後には、
 やがて必ず低ボラティリティの状態が訪れる

などということもありますね。

「だから? それがどうした」という感じもしますが、

トレーダーの中には、陽線や陰線の連なりを見て
順張りのトレードを基本としている人や、

また、低ボラティリティの極まりを虎視眈々と待って、
その後の急激なボラティリティの拡大となるブレーク狙いの
オーメン(予兆)として見ている人もいて、
経験則的な基本性質も実戦に役立つことがあるようです。

ところで、経験則といえば、
「状態は継続しやすい」ということもありますね。

トレンドなども、「方向が継続」しているという
一種の「状態」ですし、
同様にも保ち合いや小幅揉み合いも
イライラするほどしばらく続くことはよく経験することで、
これなども「状態」が継続しやすいことを
示しているのかもしれません。

また、ドルが売られやすい状態が継続することもありますし、
逆にドルが買われやすい状態が継続することもあります。

通貨ペアの9割はドル絡みともいわれ、
ドルが売られやすいのか買われやすいのかは、
通貨ペアの挙動に大きな影響となることがあって、
ドルの動向を認識することは
為替のトレードではとても大切となるるようです。

そして、

リスク回避の動意が継続したり、
逆にリスク選好の動意も継続することがありますね。

(一義的に単純ではありませんものの)

リスクにかかわる動意が強くなると、
リスク回避では円やドルが買われやすくなったり、
リスク選好では円やドルが売られやすくなったり
することがあります。

(一見、理屈に合わないようですが、
NYダウが上昇するとリスク選好の動意でドルが売られて、
ドルストレート通貨ペアが上昇する場合もあるようです)

あべこべに動くことの多いドル円とドルストレートですが、
リスク回避ではともに下落したり、
リスク選好ではともに上昇したりすることがあります。

このようなときには、通貨相関のかかわりで、
相乗的にクロス円が大きく動くことがありますね。

また、インサイド・デイでは逆張りが有効となることが多かったり、
アウトサイド・デイでは順張りの有効度が増したりすることが
あります。

こうしてみると、「今はどの状態にあるか」
という相場の状態の基本認識はけっこうトレードに役立ちそうです。

* 現在、陽線や陰線は連なっているか
* 移動平均線の方向はどちらか、あるいは水平か
* 現在、ボラティリティは高いか、低いか
* 現在、保ち合いや揉み合いか
* 現在、インサイド・デイかアウトサイド・デイか
* 現在、ドルが買われているか、売られているか
* 現在、リスクは回避されているのか、選好されているのか

などは、トレードの前に認識しておいて損はないようですね。


FX リインカーネーションのお話

若田光一さんの滞在する国際宇宙ステーションを
日曜日の西北西の夜空に見ることができました。
星のように瞬(またた)いていました。^^

<先週末27日(金)の主な出来事>

東京時間ではドル円とクロス円が軟調傾向の揉み合いとなり、
ユーロドルなどドルストレートが
やや堅調傾向の揉み合いとなりました。
NZの四半期GDPは−0.9%、NZ貿易収支(2月)は4.89億NZドルと、
ともに市場予想よりも強い結果となりました。
日全国消費者物価指数(2月)は
市場予想とおりの−0.1%となりました。
日経平均は前日比−9.36円の小幅安で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
独輸入物価指数(1月)は
市場予想よりやや弱い−0.5%となりました。
OECDの事務総長が「09年のOECD圏のGDPは4.2%縮小見通し。
米ドルは今後も準備通貨となる。」との認識を示しました。
英四半期GDP(確報)は−1.6%、
英四半期経常収支は−76億ポンドと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
独財務相が「過度の債務は信頼を毀損する可能性。
安定と成長の協定が真摯に受け止められなければ
ユーロは脅威にさらされる。」
との認識を示す発言をしました。
英鉱工業新規受注(1月)は
市場予想よりは強い−3.4%となりました。
スイスKOF先行指数(3月)は市場予想より弱い−1.79となりました。
英政策委員のブランチフラワー委員の後任予定のマイルズ氏が
「英財政赤字はGDP比率で70%となる可能性。
英財政状況は当初予測よりはるかに悪化。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動で揉み合う相場展開となりました。
米個人所得(2月)は−0.2%、米個人支出(2月)は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
米PCEコア・デフレータ(2月)は
市場予想より強い0.2%となりました。
独消費者物価指数(3月 速報)は
市場予想より弱い−0.1%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月 確報)は、
市場予想より強い57.3となりました。
米オバマ大統領と主要金融機関のCEOとの会談では、
米不良資産買取計画への参加がほぼ合意となりました。
NY原油は52ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは軟調に推移して前日比−148.38ドルで取引を終えました。

<週はじめゴトウ日の今日30日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(2月)、
朝8時50分に日鉱工業生産(2月 速報)、
午後1時に日自動車生産(2月)、
午後5時半に英消費者信用残高(2月)、英モーゲージ承認件数(2月)
午後6時に欧業況判断指数(3月)、消費者信頼感(3月)、
鉱工業信頼感(3月)
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(日速報)・欧・米の指標には注目です。
今日から英・欧が夏時間となります。
NY時間にガイトナー米財務長官の講演が予定されているようです。

<月末の明日31日(火)の主な予定>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(3月)、
朝8時半に日失業率(2月)、日家計調査消費支出(2月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(3月)、
午後2時に日住宅着工戸数(2月)、日建設工事受注(2月)、
午後3時に独ILO失業率統計(2月)、
午後4時55分に独失業率(3月 季調済)、独失業者数(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(3月)、
夜9時半に加GDP(1月)、加鉱工業製品価格(2月)、
加原料価格指数(2月)、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(1月)、
午後10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(3月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(3月)、
独・欧・加・米の指標には注目です。
この日は米GMとクライスラーの状況報告日で結果が注目されます。

そして、今週の4月1(水)からの主な注目材料は、

1日(水)に、日銀短観、豪小売売上高、豪住宅建設許可件数、
スイスSVME購買部協会景気指数、英PMI製造業、欧製造業PMI、
欧失業率、米チャレンジャー人員削減数、米ADP全国雇用者数、
米ISM製造業景況指数、米中古住宅販売保留、米建設支出、

2日(木)に、豪貿易収支、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、米新規失業保険申請件数、
米製造業受注指数、G20ロンドン金融サミット、

3日(金)に、スイス消費者物価指数、英PMIサービス業、
欧サービス業PMI、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米ISM非製造業景況指数、バーナンキFRB議長講演、

などがあります。

さて、年度末のレパトリエーションの残りの動きもあったようで、
受け渡し日の関係もあったか先週末が実質的なビッグデーとなって
為替相場に動きが見られました。

今週は決算期の月末を終えて新年度の始まりとなりますが、
ドルでの米国の雇用の落ち込み観測や、
日銀短観も悪化が予想されていて、
また、ユーロもECBの利下げ予想とともに、
一部ではECBにより量的緩和策が進められるとみる向きがあるようで円・ユーロ・ドルの主要3通貨はそれぞれ悪材料を抱え
ていて、悪材料の綱引きでの揉み合いとなると見る向きもある一方、
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物取引市場では
3月17日時点から円が半年ぶりに売り越しとなってるとのことで、
アナリストの見解では年度替わりから円が売られやい状況になる
と見る向きの方が多いようです。
いかがなりますか、相場動向が注目されます。

今週は、年度替わり、ECBの政策金利発表、
トリシェECB総裁の記者会見、G20ロンドン金融サミット、
週末の米雇用統計などイベントが目白押しで、
相場が大きく動く可能性もありそうです。


さて今日は、リインカーネーションのお話です。

リインカーネーション" reincarnation "といいますと、
仏教思想の香りがしますが、
和訳しますと「輪廻」という意味なのだそうです。

「繰り返す輪のように永遠に流転すること」を表しますが、
これは相場の世界でも見られる事象のようです。

相場には、上げては下げる波のような動きをする性質が
あることが知られていますが、

相場の格言でも「山高ければ谷深し」と言われていて、
どこまでも続くかと思えるような大きなトレンドも
やがては大きく転換することがあります。

相場は上げたり下げたりを繰り返してくれて、
一過性でないリインカーネーションという
相場の基本性質があるからこそ、
何世代にもわたりトレーダーがトレードをすることができるわけで、

空気のようにあたりまえですが、
感謝すべき相場の根本的な性質のようです。

たとえば相場が、100がゼロとなったらお終(しま)いの
一過性のものであったら、証券会社もトレーダーも
きっと存在できないことでしょうね。(笑)

さて、リインカーネーションは、
ジョージ・ソロス氏の「再帰性」にも
少しかかわるところがあるようで、

また、ジョン・A・ボリンジャーも、
その著書「ボリンジャーバンド入門」の中で

平均への回帰(リグレッション)として、
ボラティリティについて、

「低いボラティリティが高いボラティリティを生み、
 高いボラティリティが低いボラティリティを生む。
 これが結論であり、根底となる考え方である。」

と述べられていて、

リインカーネーションの性質は、
価格(レート)の上げ下げを基としていますが、
分析的には様々に呼ばれています。

価格(レート)が上げる、
価格(レート)が下げる、

オーバーシュートで行き過ぎる、
調整"Correction"で戻る、

上昇トレンドとなる、
下降トレンドとなる、

異常に高騰してバブルとなる、
バブルがはじけて暴落となる、

平均値から乖離が起こる、
平均値へ回帰する、

ボラティリティが拡大する、
ボラティリティが縮小する、

などなど、レートの上げ下げが
その規模や状態でいろいろと呼称されますが、

ファンダメンタルズの他律と、
チャートの自己完結的な自律が織り成す相場において、

状態のリインカーネーションが、
平坦を挟んで、ある状態が次の状態の基となるように
繰り返していく様はまさに「輪廻」のようで
とても興味深いものですね。

確かに相場の上げ下げは、流転の輪のように思えます。

ところで、

ここで忘れてはならない、もう1つの状態があります。

それは「冥」や「空」とも言うべき状況で、
上げも下げもしない保ち合いや平坦期です。

たとえば、

移動平均線も急反転となることもありますが、

多くのケースで上昇(下降)の後の下降(上昇)に至る過程では、
平坦期の過程を経ることがあります。

また、ブレークの場合でも、
その後にV字の急転換となることもありますが、

多くのケースでは、ブレークの後にはいったんの平坦期が訪れて、
ジョン・A・ボリンジャーの主張するように、

ボラティリティの拡大の後には、
部分的にボラティリティが縮小した
スクイーズと呼ばれる状況が訪れることがあります。

そして、このような平坦期を経て相場が再始動することによって、
「段々畑」のような状況となることがありますね。

投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士は、
このことを駅になぞらえて、プラットフォームと呼びました。

「ここでいったん降りる人と、ここから乗り込む人がいる」
というわけですが、

プラットフォームは到着点(ゾーン)であると同時に、
再始動の始発点(ゾーン)となるわけで、とても面白いですね。

見方によれば、このプラットフォーム間の列車に乗ることが
トレードをすること、といえるのかもしれません。

もしもそうであるならば、
トレーダーにとって退屈な保ち合いこそ、
次のトレードの出発ゾーンとなるわけで、

トレンドを見るのがトレードにとって大切なのと同様に
保ち合いのプラットフォームの認識は、
トレードいう名のリインカーネーション「輪廻」にとって、
重要な意味がありそうです。

ここからが新たなトレードの出発点となるわけですね。


FX バスカービル家の犬のお話

「米AIGの頭文字は、アロガンス(傲慢)、インコンペテンス(無能)、
グリード(強欲)、の3文字だ。」という皮肉をこめた
ブラック・ジョークが米国で語られているそうですね。

<一昨日25日(水)の主な出来事>

主要通貨ペアは、オセアニア時間で上昇した後、
東京時間では軟調傾向の揉み合いとなりました。
日貿易収支(2月 季調済)は
市場予想よりは強い−433億円となりました。
オバマ米大統領が「済危機への対応には進展がみられる。
ドルが強いのは米国への信頼によるものである。
国際通貨は必要ないと認識。」などの主旨の発言をしました。
NZのWestpac四半期消費者信頼感は前回より弱い96.0となりました。
日経平均は前日比−8.31円と小幅安となりました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがまちまちの動きながら揉み合い相場となりました。
ユーログループ議長が「欧州の刺激策は強力。
米国が要求しても、欧州は刺激策の額を引き上げるつもりはない」
との主旨の発言をしました。
IMFが「ルーマニアへ200億ユーロの追加支援する合意となった」
ことを発表しました。
独IFO景気動向(3月)は市場予想よりやや弱い過去最低の82.1となり、
独IFO予想値(3月)は市場予想よりやや強い81.6となりました。
また、IFOのエコノミストが「ECBは利下げすべき」と
コメントしました。

ニューヨーク時間では、
ガイトナー米財務長官の発言にドルが売られて、
そして買い戻される激しい上下動の展開となりました。
米耐久財受注(2月)は市場予想よりかなり強い3.4%となりました。
米財務省が「ノンバンク破綻処理権限に関する法案を議会に提出」
することを発表しました。
米新築住宅販売件数(2月)は市場予想より強い33.7万件となりました。
ガイトナー米財務長官が
「IMFの特別引出権(SDR)を世界的な基準通貨とする
中国の提案は排除しない。中国政府を重んじる。
金融システムにおけるドルの役割は持続可能な財政状況による。」
との主旨の発言をして、
一時ドルが急落してドルストレートが急上昇ました。
続いて、ガイトナー米財務長官が
「基軸通貨としてのドルの地位に変化はない。
強いドルは米国の国益。強いドルを信じる。」
と火消し的な発言をしました。
サンフランシスコ連銀総裁が
「デフレはインフレより重大なリスク。
失業率は来年にピークとなる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は52ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは大きな上下動となって
前日比+89.84ドルで取引を終えました。

<昨日26日(木)の主な出来事>

主要通貨ペアが上下動しながらも堅調傾向で推移しました。
NZ四半期経常収支は市場予想よりやや弱い
−40.26億NZドルとなりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(1月)は−0.6%となりました。
豪RBAリポートでは「豪銀の資本基盤は良好。住宅市場は
弱含む可能性があるが、一部の国のように脆弱ではない。」
などの報告を発表しました。
フィナンシャル・タイムズ紙が「国連事務総長が1兆ドル規模の
新興国への支援をG20各国に要請するためG20で提案する予定。」
と報じました。
三菱UFJと米モルガンスタンレーが、証券会社の統合を
2010年3月末までに行うことが報道されました。
日経平均は前日比+156.34円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
独GFK消費者信頼感調査(4月)は
市場予想よりやや弱い2.4となりました。
英BOEの政策委員が「英国の財政赤字は巨額という事実に直面。
中期的に持続可能であるかの確認をしなくてはならない。」
との主旨の発言をしました。
中国人民銀行総裁が「先行指標は中国経済の回復を示唆している」
との認識を示しました。
英小売売上高指数(2月)は市場予想より弱い−1.9%、
英四半期総合事業投資は市場予想よりは強い−1.5%となりました。
ポンドが一時軟調となりました。
オランダ中銀総裁が「ヘッジファンドの監視機関が必要。
ECBは利下げ余地がなくなれば非伝統的措置も取るが、
財政赤字を非常に懸念している。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が揉み合いながらも堅調に推移して、
ポンドドルなどドルストレートが軟調となりました。
米四半期GDP(確報)は−6.3%、米四半期個人消費は−4.3%、
米四半期コアPCEは0.9%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや弱い65.2万人となりました。
ガイトナー米財務長官が議会証言で、
「金融機関の決済システムを担当する監督当局が必要。
一定水準を超える資産を有するヘッジファンドを
SECに登録すべきだが、銀行と同じようにヘッジファンドを
規制すべきでない。新たな破綻処理権限について
FDICに依存するモデルを提案する。」
などの認識を示しました。
オバマ米大統領が「米国は自動車業界を維持する必要ある。」
自動車業界の具体策を数日以内に発表。」と発言しました。
ミネアポリス連銀総裁が「リセッションは6月頃まで続く可能性。
米国は過度な金融規制を回避すべき。
経済回復への回帰はそう遠くはない。
健全な経済成長は2010年中頃からの見通し。」
との認識を示しました。
NY原油は54ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+174.75ドルで取引を終えました。

<週末の今日27日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ四半期GDP、NZ貿易収支(2月)、
朝8時半に全国消費者物価指数(2月)、
朝8時50分に日小売販売額(2月)、
午後4時に独輸入物価指数(1月)、
午後6時半に英四半期GDP(確報)、英四半期経常収支、
午後7時に欧鉱工業新規受注(1月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(3月)、
夜9時半に米個人所得(2月)、米個人支出(2月)、
米PCEデフレータ(2月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月 確報)、
※独消費者物価指数(3月 速報)も発表予定ですが発表時間が未定です。
NZ・英・米の指標には注目です。

さて、ドルへの信認を巡る中国人民銀銀行総裁の
「基軸通貨を発行する国だけで世界に流動性を提供すると同時に
通貨価値を安定させることはできない。
IMFのSDR(特別引き出し権)を活用した新たな基軸通貨を提案する。」
としたドル限界論の提案に、
25日の講演会でガイトナー米財務長官が「排除しない。」と
発言したことで、ドルが一時急落するすることとなりましたが、
その後、「ドルの基軸通貨としての地位は変わらない。」と
火消し的な発言でドルが買い戻されるという展開がありました。

また、ガイトナー米財務長官は講演で、保険や証券会社など
銀行以外の金融機関が経営危機に陥った場合の破綻処理の
法制の概要を明らかにしました。
この法制は、連鎖破綻などの金融危機につながる恐れのある場合は
対象金融機関を政府管理下におき、ノンバンク破綻時に
秩序だった処理を進める、というものですが、
週内にも米議会に法案の草案を提出するとのことです。

そして、米リッチモンド連銀総裁が「住宅と自動車市場は
底に近い可能性。消費も上向き始めている可能性。
住宅市場に関する悪いニュースは過去のものになりつつある。
経済が今年底打ちするとの予測には合理性がある。」
との米経済の好転の兆しの認識を示す発言をしました。


さて今日は、バスカービル家の犬のお話です。

「バスカービル家の犬」とは、
アーサー・コナン・ドイルの推理小説が由来ですが、
アレキサンダー・エルダー博士がその著書の投資苑で紹介して
トレードの分野でも有名なお話となりました。

「バスカービル家の犬」のもともとのお話は、
名探偵のシャーロック・ホームズが田舎の大邸宅で起きた
殺人事件を解決するときの物語ですが、

その事件の解決に向かったシャーロック・ホームズは
現場である重要なことに気づいたのでした。

それは、殺人事件が起こった夜に、
その邸宅で飼っている犬がまったく吠えなかったことが
調査を進めるうちにわかったのです。

犬がまったく吠えなかったことがわかったので、
シャーロック・ホームズは、
「犬は以前から犯人を知っていて、
邸宅内に犯人がいるに違いない。」
と推理をして、事件の謎解きをしていきます。

そして、ついに事件の決定的な証拠を見つけだして
事件を解決したのでした。

この「バスカービル家の犬」と同じようなことが
チャート分析でも起こることがあると
アレキサンダー・エルダー博士はその著書で述べられていて、

たとえば、ヘッド&ショルダーの
強力なチャート・フォーメーションで
強い売りサインが出ているのにもかかわらず、
マーケットが下落を拒んで、
右側のショルダーから上昇する場合は、

マーケットは「バスカービル家の犬」のシグナルを発している、
と説いています。

チャート・フォーメーションで期待される動きが
起こらなかったということは、

「レート(価格)が吠えなかった!」ということであり、

チャートの表面では見えない水面下で
普通とは違う「何か」が根本的に変化しつつあることを
示しているというわけですね。

そして、

マーケットが「バスカービル家の犬」の
シグナルを発している場合、

たとえば、ヘッド&ショルダーの
強力なチャート・フォーメーションで
強い売りサインが出ているのにもかかわらず、
マーケットが下落を拒んで、
右側のショルダーからレートが上昇しているのなら、

「売りポジションを買い戻し、ドテンして買うとき。」と、

アレキサンダー・エルダー博士はその著書で述べられています。

このような「ダマシ」を新たなエントリーのセットアップとする
考え方は、「ダマシのブレークアウト」などにもあるようですが、

ブレークアウトのサインがしっかり現れていたのに、
明確にフェイラー(失敗)となったら、

このダマシをもって
「逆側へのエントリーの機会とする」というものですね。

たとえば、フェイラーとなった
ブレーク方向へのレートの速度よりも、
(ダマシとなって)早いスピードで戻る状況などでは、
案外とブレーク方向と逆のエントリーが、
精度の高いセットアップとなることもあるようです。

「ダマシを逆方向のエントリーのセットアップとする」
とはなんとも皮肉なお話ですが、

チャートもいろいろな視点で見てみると面白いですね。

「チクショー! 騙されちまったぜ。」と、
嘆くトレーダーがいる一方、

「よし、しっかりダマシとなったな。」と、
ニヤリとしているトレーダーもいるのですね。(苦笑)

安易なドテンは往復ビンタを食らうこともありますが、

「ここはこれしかない。」くらいの自信のサインに乗って、
しっかりダマシとなってしまったら、

普通とは違う「何か」が根本的に変化しつつあることを示す、
「バスカービル家の犬」の状況となっている可能性もありそうで、

嘆きからいち早く目覚めて、気を取り直し、
逆側へのエントリーの検討も一考の価値はありそうですね。


FX モメンタムのお話

ワールド・ベースボール・クラシックでは
日本が優勝しましたね。^^

<週はじめの一昨日23日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動しながらも
堅調傾向の相場展開となりました。
米オバマ大統領が「大手銀行の破綻リスクは存在する。
これほど急激な景気悪化は予想していなかった。」
との認識を示す発言をしました。
ドイツのダイムラーが19.5億ユーロの増資を発表しました。
米紙が「米財務省も参加して、民間運営でリスク資産を扱う
投資基金を設立すること」を報道しました。
日経平均は前週末比+269.57円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロが軟調となり、ドル円が揉み合いながらも上昇しました。
IMFの専務理事が「金融システムが浄化しない限り
景気の回復はない。全世界の景気刺激は世界のGDPの
1.6〜1.7%の規模となっている。」
との認識を示す発言をしました。
欧貿易収支(1月)は市場予想より弱い−55億ユーロ、
欧建設支出(1月)は1.3%となりました。
米財務省が「不良資産買い取り計画に
750-1000億ドルのTARP資金を投入。
FDICとFRBのTALF通じ新たな資産調達計画を創設。
銀行から5000億〜1兆ドルの不良債権化資産の買い取りを目指す。
約8%を民間部門が拠出。」
などの不良資産買い取りファンド構想を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上げては下げる上下動となって、
ユーロドルなどドルストレートが
下げては上げる上下動の展開となりました。
カナダの景気選好指標指数(2月)は、
市場予想より弱い1981年11月以来の水準の−1.1%となりました。
ガイトナー米財務長官が「銀行のストレステストと
資金の利用でリセッションは緩和へ。
(不良資産買い取りファンドの)
資産プログラムは銀行のバランスシート処理を助ける。
財務省の資産プログラムが機能するためには
投資家がリスクを取る準備をすることが必要。
民間市場によりレガシー資産の価格形成が可能となる。」
などの認識を示しました。
英BOE政策委員が「英国の失業率は大幅に悪化している。
楽観的に過ぎる景気見通しを懸念している。」
との主旨の発言をしました。
米中古住宅販売件数(2月)は
市場予想より強い472万件となりました。
スイスSNB理事が「スイスフランのさらなる上昇は容認できない。
スイスは深刻なリセッションに直面している。」
との発言をしました。
米オバマ大統領が「資産買取プランで
信用の即時回復とはならない。米政府とFRBとFDICは
協力してクレジット市場の緊張緩和を進める。」
との主旨の発言をしました。
格付け機関のムーディーズが米GEの格付けを引き下げました。
米アトランタ連銀総裁が
「成長トレンドへの回帰は2012年まではない見込み。
失業率は9%台に上昇する可能性。」との認識を示しました。
NY原油は53ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+497.48ドルの大幅高で取引を終えました。

<昨日24日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調な展開となりました。
米財務省と米FRBが「FRBのバランスシートから
ベア・スターンズ破綻時の不良資産の受け皿の
特別目的会社の資産を分離もしくは精算していく。
財務省とFRBはあらゆる手段を用いて信用危機に対処して、
重要な金融機関の破綻回避に全力で取り組む。」
ことなどの共同声明を発表しました。
日経平均は前日比+272.77円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロが軟調となりました。
その他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
独PMI製造業速報(3月)は32.4、
独PMIサービス業速報(3月)は41.7と、
共に市場予想よりもやや強い結果となりました。
欧経常収支(1月)は−127億ユーロと前月より赤字が膨らみました。
欧PMI製造業速報(3月)は34.0、欧PMIサービス業速報は40.1と、
共に市場予想よりもやや強い結果となりました。
英消費者物価指数(2月)は0.9%、英小売物価指数(2月)は0.6%と、
共に市場予想よりも強い結果となりました。
英政策委員が「年末までに英失業率は2桁となる可能性。」
との認識を示しました。
英BOE総裁が「第1四半期の世界経済成長は
08年第4四半期よりも悪化。
景気低迷が財政赤字を上昇につながる可能性。」
との主旨の認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
シカゴ連銀総裁が、「米経済は重大な収縮状況。
失業率は9%を超えるリスク。米経済は年末までに成長が回復。
失業率は10年に低下する可能性。」
との認識を示しました。
格付け機関のS&Pがリトアニアの
ソブリン格付けを引き下げました。
ガイトナー米財務長官が
「巨大金融機関の清算のための法律が必要。」
との認識を示しました。
リッチモンド連銀製造業指数(3月)は
市場予想よりは強い改善を見せる−20となりました。
欧州委員長が「欧州の景気減速は極めて酷い。
景気回復プランは力強く実行されるべき。」
との発言をしました。
英BOE総裁が「量的緩和はBOEによる決定。
政策金利の決定はCPIの目標にもとづいで実施。
必要になれば迅速にBOEは利上げを実施する。」
との認識を示す発言をしました。
米紙が「中国人民銀行総裁がドルに代わる
新たな通貨発足を提案した」ことを報道しました。
欧州委員が「ドルは今後も準備通貨として選好されるだろう。」
と発言しました。
スイスSNB総裁が「スイス経済は2010年も
停滞し続ける可能性がある。」と発言しました。
英BOEの政策委員が
「英国はリセッションが長期化するリスクに直面。
しばらくは緩和政策が続けられる。
銀行救済のための新たな政策が必要となる可能性。」
との主旨の認識を示す発言をしました。
NY原油は53ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−115.49ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の今日25日(水)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(2月)、
午後6時に独IFO景気指数(3月)、独IFO予想値(3月)、
独IFO現況評価値(3月)
夜9時半に米耐久財受注(2月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
また、豪RBA総裁の講演も予定されているようです。

<明日26日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ四半期経常収支、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(1月)、
午前9時半に豪RBA金融安定化レビュー、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
午後6時半に英小売売上高指数(2月)、英四半期総合事業投資、
夜9時半に米四半期GDP、米四半期個人消費、
米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、ガイトナー米財務長官の講演も予定されているようです。

さて、ガイトナー財務長官が懸案となっていました金融機関の
不良資産買取の「官民投資プログラム」と呼ばれる枠組みを
発表しました。

民間投資家の出資額に応じて米政府が最大1000億ドルの
公的資金を拠出、保証や低利融資とあわせて、
金融機関から不良化した資産を買い取り、
金融システムから不良資産を分離して
金融システムを健全化しようとするものですが、
この不良資産の買取では、納税者の負担を抑えるために
民間も参入して、市場原理を導入して、
価格算定の難しい「証券化商品」の買取の算定もしようと
するもので、マーケットはこれを好感して株価が上昇して、
為替でもリスクを選好するクロス円などの
上昇の動きが見られました。

バッドバンク構想が「官民投資プログラム」として
具体化されたことで、市場の関心は4月2日のロンドンG20
金融サミットや、4月末に発表される米政府による
金融機関の資産査定(ストレス・テスト)の思惑へと
向かって行きそうです。

また、G20の議長国の英ブラウン首相によりますと、
G20では「金融システム改革」「経済成長の支援」
「IMFなど国際機関の改革」で各国が一致する見通しと
しているとのことです。

ここのところ、新興国を含む世界の株価や米経済指標などで、
いくぶん回復の端緒もみられるようになってきているようですが、
なお世界経済は厳しいとする見通しもあり、
為替にも調整傾向が見られはじめているようで
G20がひとつの正念場となりそうです。


さて今日は、モメンタムのお話です。

モメンタム" Momentum "とは、
同名のオシレーター系の指標もありますが、
一般に相場では、「順張り」とか「勢い」とか「方向」などと
和訳されるようですね。

また、モメンタムについていくとは、
「模倣すること」や「同調すること」や
「順応すること」ですが、

少し小難しい言い回しをしますと、(笑)
これらのことを「正のフィードバック」と言うのだそうです。

「買うから上がる、上がるから買う」の
バブルのメカニズムもこのモメンタムが一役買っていたと
モノの本には解説されていますが、

異常に高い価格がさらに上昇する様子は、
ビートたけしさんの「赤信号、皆で渡れば怖くない。」
のギャグを地で行くようなところもありますね。

さて、

経済学者のケインズは、かつて投資家のモメンタム行動を

「この世の知恵が教えてくれたものは、
 誰もしないようなことで成功するより、
 誰でもするようなことで失敗したほうが世間体が良いのだ。」

と少し皮肉をこめて、

群集行動は安心と安全を与えてくれるもので、
人はその一部に属することを好むとして、
「順応への選好」と呼びましたが、

相場の世界には資金量の超大なビックプレーヤーもいて、

また、「情報の非対称性」とも言われるように
情報量や分析において、ほかの有力な機関投資家のほうが
私達個人トレーダーよりも多くの情報や価値ある情報を知っている、
という可能性も否定できなく、

行動模倣と言われようが、群集行動と言われようが、
相場の動きについていくモメンタム的な行動にも
頷(うなず)けるところはありそうです。

そして、このような群衆行動は相場の世界に限ったことでなく、
モノの本によりますと、
アリのコロニーの集団などにも見られるそうですが、

アリの習性のひととつに「前のアリについていく」
という追従行動があるのだそうで、(笑)

何匹かの先発隊のアリがコロニーから離れて動き出すと
追従する働きアリが次々と現れて、

アリの集団がとても大きくなる場合では、
犬が尻尾を追いかけるように、アリが旋回運動をはじめて
ときに一周するのに丸2日もかかる外周が1200フィートにもなる
円陣の旋回運動となることがあって、
死ぬまで旋回を続けることもあるのだそうで、
驚いてしまいます。

また、150年ほど前にチャールズ・マッケイという人が
バブルを言い表すかのように「模倣の罠」と題して

「人は群れをなして考える。
 だから、群れをなして狂気に陥り、
 やがて一人づつ、ゆっくりと正気を取り戻すのである。」

と語っていますが、

人の集団帰属性は持って生まれた「性(さが)」なれば、
理屈抜きに相場ついていくことも良いことなのかもしれませんね。

むしろ、虎穴に入らずんばとばかりに
リスクを選好してモメンタムには素直に付き従い、

そして、いかに集団に遅れずに
正気に戻れるかが大切なのかもしれません。(笑)

アリの場合では、集団行動が極になると
堂々巡りの旋回運動となるようですが、

これは相場では揉み合いの踊り場のようでもあり、

モメンタムに従って、揉み合いの踊り場に至ったら、
自身のポジションの立ち位置を一度顧(かえり)みてみるのが
良いのかもしれませんね。

古の賢人達に笑われようとも、モメンタムの風見鶏となって、
方向感がわからなくなったらトレンドから降りてみる、
小ズルい風見鶏トレーダーでいたいものです。

な〜んちゃって。。。(爆)


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