FX 通貨の強弱マトリックスのお話

太陽から活動程度を示す黒点が消えている状態が続いているそうで、
光エネルギーの減衰も観測されて、太陽が100年ぶりの活動低調期に
入った可能性があるそうですね。

<一昨日22日(水)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアの多くが上下動の揉み合いとなりました。
ポンドが軟調傾向での推移となりました。
豪第2四半期消費者物価指数は市場予想とおり0.5%となりました。
ニュージーランド首相が
「リセッションを脱しても失業率は上昇する可能性。」
との認識を示しました。
英BOE副総裁が「景気回復の確かな兆候はあまりみられない。」
との主旨の発言をしました。
豪財務相が「短期的にインフレは抑制された水準が継続する可能性」
との認識を示しました。
日経平均は6日続伸して前日比+71.14円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが下げては反発する上下動となりました。
豪ドルが軟調傾向の揉み合いとなりました。
英BOE議事録では、「政策金利据え置きは全会一致。
資産買入プログラムの規模据え置きは全会一致。
量的緩和の増額を支持する証拠はない。8月に再評価。
第2四半期のGDPの落込みは5月予想よりも緩和。」
などの見解が講評されました。
ポンドが英BOE議事録発表後に上昇しました。
欧鉱工業新規受注(5月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが軟調にはじまった後に
反発して揉み合う展開となりました。
米モルガン・スタンレーの第2四半期決算では、
収入が市場予想より強い54億ドル、
1株損失は市場予想より弱い1.37ドルの赤字となりました。
予定より遅れて発表された米ウェルズ・ファーゴの
第2四半期決算では、収入が225億ドル、
1株損失は市場予想より弱い0.57ドルの赤字となりました。
カナダ小売売上高(5月)は市場予想より強い1.2%となりました。
米住宅価格指数(5月)は市場予想より強い0.9%となりました。
バーナンキFRB議長の米上院での議会証言は、
前日の米下院での証言の踏襲となりました。
「失業は現在の問題の中で最も困難な課題。
商業用不動産も困難な問題の一つ。
最近の経済データには勇気づけられる。
経済状況が弱くても必要なら利上げは可能。」
などの認識を示しました。
ペルー中銀が「外貨準備の米ドルの割合を62%に引き下げる」
ことを発表しました。
IMFが「中国人民元は過小評価されている。
中国には2010年までに景気刺激策を拡大させる余地がある。」
などの見解を発表しました。
NY原油は65ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−34.68ドルで取引を終えました。

<昨日23日(木)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
日通関ベース貿易収支(6月)は
市場予想より弱い5080億円となりました。
ニュージーランド財務相が、
「輸出の伸び促進のためにNZドルの下落が必要。」
との認識を示しました。
日経平均は7日続伸して前日比+69.78円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上昇してはじまった後に揉み合う展開となり、
その後、ドルストレートに調整の動きが見られました。
クレディ・スイスの第2四半期決算では、
純利益が第1四半期より22%減少したものの、
市場予想より強い前年同期比29%増の
16億スイスフランとなりました。
フォルクスワーゲンの子会社化で財務を悪化させたポルシェの
のヴィーデキング社長が引責辞任しました。
欧経常収支(5月)は−130億ユーロとなりました。
英小売売上高(6月)は市場予想より強い1.2%となりました。
独財務相が
「危機後も米ドルは主要通貨の立場を維持する見込みだが
中国元とユーロも重要性を増してきている。」
との認識を示す発言をしました。
中国の国務院が「中国経済にはよりポジティブな兆候。
中国の経済回復は重要な時期。」などの見解を発表しました。
フォード・モーターの第2四半期決算では、
純利益が23億ドル、1株あたり損失が0.21ドルとなりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調に推移して、
ドルストレートは振幅の大きな上下動の揉み合いとなりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや強い55.4万件となりました。
米中古住宅販売件数(6月)は
市場予想より強い489万件となりました。
NYダウが9,000ドル台に上昇しました。
カナダBOC金融政策報告では、
「カナダのリセッションは第3四半期に終了する。
今四半期の物価指数は年率で−0.7%の見込み。
09年のカナダGDPは−2.3%の見込み。
カナダドルの上昇は経済成長を抑制。
米経済は底を打った兆候がある。」
などの見解が公表されました。
英BOE政策委員が「見通しによっては国債購入停止の可能性。」
との認識を示す発言をしました。
カナダ中銀総裁が、
「世界経済は底打ちに近い可能性。
カナダドルの上昇と高い変動率が重要なリスク。
カナダ経済のリスクはほぼ均衡しているがダウンサイド寄り。
2010年中頃までリセッション前の経済水準に回復しない見込み。」
などの認識を示す発言をしました。
米ダラス連銀総裁が
「米経済が安定してきている確かな兆候がある。
FRBによる3,000億ドルの国債購入計画の拡大や延長は望まない。
GDPへの住宅市場の悪影響は止まった可能性。
失業率の上昇にはとても苦悩している。
米景気回復は貧血のように快活さが欠ける可能性。」
などの認識を示しました。
NY原油は67ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは9,000ドル台を回復して、
前日比+188.03ドルで取引を終えました。

<週末の今日24日(金)の主な予定>

午後1時半に日全産業活動指数(5月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(7月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(7月)、独サービス業PMI速報(7月)、
午後5時に独IFO景気動向(7月)、独IFO現況評価値(7月)、
同午後5時に欧製造業PMI速報(7月)、欧サービス業PMI速報(7月)、
午後5時半に英第2四半期GDP速報、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(7月 確報)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。

さて、米主要企業の四半期決算発表はこの後も続くものの、
米モルガン・スタンレーと米ウェルズ・ファーゴの
第2四半期決算は市場予想を下回る結果となりましたが、
米主要金融機関の四半期決算発表のイベントを終えることと
なりました。

米金融大手のシティグループ、ゴールドマン・サックス、バンク・
オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェース、
モルガン・スタンレーの6社の最終損益はいずれも黒字となり、
金融危機から脱しつつあることを印象づけることとなりました。

ただ、一部のアナリストによりますと「シティやバンカメなど
4-6月期は事業売却などの一時利益に支えられたことによる
黒字の金融機関もあり、またウェルズ・ファーゴなどでは
商業ローンの不良債権の増加も見られ、金融機関の業績が
再び悪化する懸念もある。」と見る向きもあるようです。

また、報道によりますと、各国政府と中央銀行による
米国債の保有残高は、5月末時点で2兆2287億ドルとなり、
1年前から約3割増加しているとのことですが、
中国が昨年8月末から今年5月までで短期債の割合を
3%から26%に高めるなど、新興国を中心に米国債の保有では
運用の機動性の高い短期債の購入へシフトの傾向が見られるとして、
背景には米財政赤字の拡大などによる各国のドル下落への
警戒感があったと見る向きもあるようです。


さて今日は、通貨の強弱マトリックスのお話です。

マトリックス"Matrix"とは、ラテン語の子宮を意味する言葉が
語源となっているそうで、「生み出すもの」という意味ですが、

アルゴリズム的な分析でも
この言葉が用いられることがあるようですね。

さて、為替相場でのトレードにおける通貨ペア選択は
ある意味、株式での銘柄選択にあたるところがあるようで、(笑)

為替差益を得る短期トレードでは、
一般にその時点で動きの良い通貨ペアを選んだりしますが、

もう少し、ロジカルに通貨ペアを選択する手法が
ありますのでご紹介いたします。

まず、トレード対象とする通貨ペアを構成する
「通貨」をいくつか選びますが、

解りやすいように、
たとえば「米ドルとユーロと円」としますと、

「米ドル」「ユーロ」「円」の3つの通貨の
強弱のマトリックスを調べるには、

ユーロドルとドル円とユーロ円の「3つの通貨ペア」の
強弱を見ていきます。

トレードを行おうとする時間軸で

もしもその時点での
ユーロドルの移動平均線が上昇していれば、
EUR(強)/USD(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ドル円の移動平均線が上昇していれば、
USD(強)/JPY(弱)とメモします。

そしてその次に、もしもその時点での
ユーロ円が上昇していれば、
EUR(強)/JPY(弱)とメモします。

そうすると、

USDは「弱が1つ、強が1つ」
EURは「強が2つ」
JPYは「弱が2つ」

となりますので、

「EUR>USD>JPY」という3つの通貨の強弱関係が導かれます。

この場合は、最も強いユーロを買って、最も弱い円を売るのが
このときの通貨の強弱関係では合理的と判別されますので、

(この時点でのこの場合は)
EUR/JPYのロングが良いことになります。

同様に、

たとえば「米ドルとユーロとポンドと円」としますと、

「米ドル」「ユーロ」「ポンド」「円」の4つの通貨の
強弱のマトリックスを調べるには、

ユーロドル、ドル円、ユーロ円、
ポンドドル、ポンド円、ユーロポンドの
「6つの通貨ペア」の強弱を見ていきます。

「ややこしやー。」という感じですが、(笑)

トレードを行おうとする時間軸で

もしもその時点での
ユーロドルの移動平均線が上昇していれば、
EUR(強)/USD(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ドル円の移動平均線が上昇していれば、
USD(強)/JPY(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ユーロ円が上昇していれば、
EUR(強)/JPY(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ポンドドルが上昇していれば、
GBP(強)/USD(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ポンド円が上昇していれば、
GBP(強)/JPY(弱)とメモします。

そして次に、もしもその時点での
ユーロポンドが下落していれば、
EUR(弱)/GBP(強)とメモします。

そうすると、

USDは「弱が2つ、強が1つ」
EURは「弱1つ、強が2つ」
JPYは「弱が3つ」
GBPは「強が3つ」

となりますので、

「GBP>EUR>USD>JPY」という
4つの通貨の強弱関係が導かれます。

この場合は、最も強いポンドを買って、最も弱い円を売るのが
このときの通貨の強弱関係では合理的と判別されますので、

(この時点でのこの場合は)
GBP/JPYのロングが良いことになります。

「なんだこりゃ。マトリックス分析とか格好つけちゃっても、
 三頭と四頭に絞った馬券を買うみたいじゃないか。」

「あはははっ。でも、競馬は強い馬を何頭か選ぶけど、
 この通貨マトリックス分析では
『なるべく強い通貨』と『なるべく弱い通貨』を選ぶんですね。」

「ふーん。」

「強い通貨と弱い通貨で構成される通貨ペアは、
 強い通貨側がより相対的に上昇しやすいというわけです。」

「ところで、移動平均線が平坦の通貨ペアは
 どうするのさ?」

「該当の通貨に▲とでもメモするとよいかも。」

「穴馬というわけだね。」

「うーん。そうとも言う…。(クレヨンしんちゃん風)」(笑)

「でも、ちょっと面白そうだね。」

「長中短の複数時間軸で通貨の強弱関係を調べてみると
 ちょっと面倒くさいけど、トレードすべき通貨ペアが
 もっと確信的に見えてくる場合がありますよ。」

「ふーん。」

「通貨ペアの選定ができたら、
 もちろんその通貨ペアのチャートをじっくり分析して
 INのタイミングを見計らうんですけど…。
 通貨の強弱とともにトレードすべき方向感も見えているので、
 チャート分析もしやすいかもしれませんね。」


FX トレードのもう1つの指針のお話

今日22日は奄美大島北部やトカラ列島で
皆既日食が観察できるそうで、
日本では1963年7月21日の北海道東部での
皆既日食以来とのことです。
また、部分日食は日本各地で見れるそうですが、
少し天気が心配ですね。

<週はじめの一昨日20日(月)の主な出来事>

東京時間では、日市場が休みでしたが、
米主要企業の好決算でリスク選好動意となったか
主要通貨ペアが堅調傾向での推移となりました。
英ライトムーブ住宅価格(7月)はロンドンの住宅価格が前年比で
プラスに転じたことなどで0.6%となりました。
豪第2四半期生産者物価指数は2期連続のマイナスとなって、
市場予想より弱い−0.8%となりました。
CFTCが「IMM通貨先物でドルが主要通貨に対して94億ドルの売り越し」
となって1年ぶりの高水準であることを発表しました。

ロンドン時間では、
ドル円が上昇した後に軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
米ノンバンク大手のCITグループが破綻の回避に債券保有者から
30億ドルの融資を受けられる可能性があることが報じられました。
独生産者物価指数(6月)は市場予想より弱い−0.1%となりました。
ドイツ連銀が「独経済は第1四半期から第2四半期にかけて
経済がわずかに縮小した可能性。」との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートが下げては上げてまた下げる
上下動の揉み合いとなりました。
カナダ国際証券取扱高(5月)は188.93カナダドル、
カナダ卸売売上高(5月)は−0.3%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米景気先行指標総合指数(6月)は
市場予想より強い0.7%となりました。
英BOE副総裁が「政策金利の今後の動向は判らないが、
低金利の維持は可能な限り短い期間にすべき。
BOEの調査員は経済の底打ちと報告。」
などの主旨の発言をしました。
米アトランタ連銀総裁が「米経済は安定してきて底に近い。
第2四半期の米経済はわずかに落ち込んだ可能性。
労働市場の懸念が消費者信頼感の重石。
住宅市場は改善しつつも依然として脆弱。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は63ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+104.21ドルで取引を終えました。

<昨日21日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向で推移した後に反発をみせる展開となり、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
S&P500の構成銘柄からCITグループが除外されて、
レッドハットが採用されることになりました。
米CTIが債権者から30億ドルの融資を受けることを発表しました。
日銀金融政策会合議事録(6月)では、
「臨時措置は措置ごとの取り扱いの検討が必要。
既存設備の陳腐化では需給ギャップが過大に計測されている可能性。
引き続き日銀は適切かつ機動的な金融政策の運営をすべき。」
などの討議があったことが公開されました。
バーナンキFRB議長が
「景気回復が定着すれば金融政策引き締めが必要。」
との認識を示しました。
豪RBA議事録(7月)では、
「現在の政策は持続的な成長や低インフレを促す。
インフレの見通しは追加利下げの余地を示唆。
経済活動は予想ほどは弱くない。年内の緩やかな景気回復を予想。
中国経済は力強く成長していて豪輸出を支援。」
などの見解が示されました。
豪新車販売台数(6月)は5.7%となりました。
日衆議院が解散されて、8月30日の総選挙が決定されました。
日経平均は5日続伸して前日比+256.70円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円など主要通貨ペアの多くが
軟調傾向から反発を見せる展開となりましたが、
ポンドがしばらく軟調傾向での推移となりました。
スイス貿易収支(6月)は15.7億スイスフランとなりました。
中国政府が「中国の貿易収支は今年度は下落が予想される。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で始まった後に軟調傾向に転じて、
終盤に反発を見せる展開となりました。
米シカゴ連銀全米活動指数(6月)は
市場予想より弱い−1.80となりました。
英BOE副総裁が「英第2四半期GDPはほぼ確実にマイナス。
現在のポンドの水準は経済が均衡を取り戻すことを支援。
住宅市場に一部安定化が見られるが永続性は不確実。
インフレリスクが2%の上方となった時に
量的緩和を巻き戻す可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
カナダBOC政策金利は市場予想とおり0.25%の据え置きとなりました。
カナダBOC声明では「2010年中旬まで金利を据え置くことを約束。
急激な上昇の文言は除外するが上昇する加ドルは成長を著しく抑制。
2009年の経済成長予想は−2.3%に引き上げる。」
などの見解が発表されました。
米ノンバンク大手のCITが
「第2四半期決算で15億ドルを超える損失となる見通し。
8月の債務交渉の結果によっては破産法適用申請の可能性もある。
などの発表をしました。
バーナンキFRB議長の米下院での議会証言では、
「経済見通しと金融市場の状況は改善。
失業率は年末にピークつける可能性があるが、
2011年まで持続可能水準を上回る可能性。
異例な低水準の金利は長期間維持となる可能性。
労働市場が改善すれば金融政策は引き締めに移行。
個人消費の見通しはダウンサイドリスクがある。
住宅差し押さえは2010年にいくぶん低下の見込み。
出口戦略の時期見極めについてインフレ指標も注視。
AIGとベア・スターンズへの介入でFRBは若干の損失。
他の全ての融資は順調な利益となっている。
FRBには購入した国債など長期債券を直ちに売却する計画はない。
今年と来年の米財政赤字への対処には手立てがない。
米債務の対GDP比率は今後数年で60%を超える見込み。」
などの認識を示しました。
NY原油は64ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+67.79ドルで取引を終えました。

<今日22日(水)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期消費者物価指数、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧鉱工業新規受注(5月)、
夜9時半に加小売売上高(5月)、
夜11時に米住宅価格指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・加の指標には注目です。
また、2日目ですがバーナンキFRB議長の
議会証言(上院銀行委員会)が夜11時に予定されています、
そして、モルガンスタンレー(時間未定)と
ウェルズファーゴ(午後6時予定)などの
米大手企業の第2四半期決算も注目されます。

<明日23日(木)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(6月)、
午後5時に欧経常収支(5月)、
午後5時半に英小売売上高指数(6月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売件数(6月)、
夜11時半に加BOC金融政策報告、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標に地は注目です。
また、クレディ・スイスの第2四半期決算発表や、
アメリカン・エキスプレス(翌朝6時予定)、
マイクロソフト(翌朝6時半予定)など
米主要企業の第2四半期決算発表も注目されます。

さて、先週末は米GEが前年同期比47%の減益となるなど
決算状況が弱い企業もあったものの、
金融セクターでは米シティー・グループとバンク・オブ・アメリカの
第2四半期決算では、貸倒引当金は急増しながらも、
2期連続の黒字となるなど、米主要企業の第2四半期決算は
おおむね市場予想より強い内容となる企業が多い状況と
なっているようです。

また、米ノンバンク大手CITグループはS&P500の構成から
除外されることとなりましたが、同社の債券保有者から
30億ドルの融資を受けることとなって
破綻の懸念が一時後退することとなりました。
しかしその後、CITグループは、第2四半期決算で15億ドルを超える
損失となる見通しや、8月の債務交渉の結果によっては
破産法適用申請の可能性もあるなどの発表をしました。

一方、米財務省の発表によりますと、中国が外貨準備高が
2兆ドルを超えたことを背景に5月末の中国の米国債保有残高は、
前月末時点と比べて380億ドル増の8,015億ドルとなって、
過去最高となる8,000億ドル台を突破したとのことで、
新たな世界の準備通貨待望論で揺らいでいた米ドルの信認問題も
とりあえずの一服感となっているようです。

今週はじめは、先週後半に引き続き米主要企業の第2四半期決算を
織り込む動きの後に、バーナンキFRB議長の議会証言が
焦点となりましたが、同議長の証言では
「経済見通しと金融市場の状況は改善している」としながらも、
「失業率は2011年まで持続可能水準を上回る可能性があるとして、
異例な低水準の金利は長期間維持されることになる
可能性を示唆して、個人消費の見通しにダウンサイドリスクがある。
米債務対GDP比率は今後数年で60%を超える見込み」などの
認識を示す発言がありました。

NYダウは前日比プラス圏で引けましたが、
為替ではリスクを回避する動きも一時見られました。


さて今日は、トレードのもう1つの指針のお話です。

ROOKIES(ルーキーズ)という青春映画が人気となっていて、
熱血教師の川藤幸一のせりふ

「夢にときめけ、明日に輝け」

もすっかり有名となりましたね。

青春時代には「夢を抱け」と励まされ、
夢や希望はとても大切な人生の原動力となりますが、

大人になると「いつまでも夢を見ているな」と
悲しく諭されることがあります。(苦笑)

さて、

米国のトップ・トレーダーたちのトレードに対する教訓も
大人を対象としているためか、(笑)
ポジティブなものよりも、
一見、ネガティブと思われるものが多いものです。

言葉は違えども、

「損切りをきちんとしなさい。」
「建て玉は大き過ぎないようにしなさい。」
「トレードのし過ぎに注意しなさい。」
「感情的にトレードしてはいけない。」
「口座資金を失うようなことはしてはいけない。」
「悪い勝ち方の癖をつけてはいけない。」

などなど、

「うるせーな。耳にタコだぜ」と言いたくなるほど、
親が子供を諭すような言葉が多いものですね。(苦笑)

まぁ、現在はトップ・トレーダーの彼らも、
そのトレードをマスターしていく過程で
「おぞましい」ほどの悪い状況を経てきている人が
ほとんどのようで、

その経験から親の小言のようになってしまうのかもしれません。

トップ・トレーダーのひとりのマーセル・リンクも
" Preserving Precious Capital "と書いた紙を
トレード画面の横に貼り付けて、

「儲けるためには損をしないようにしなさい。」

ということをトレードの第一の指針としていたと
その著書で語っています。

これは「マーセル・リンクのPPC」のエピソード
として知られていますが、

学生時代のテニスのコーチの言葉

「いいか。点を取ろうとするな。
 ライン内に球を入れることだけ考えろ!
 勝とうとする気持ちから、
 負けないようにする気持ちに切り替えろ。
 そうすれば、勝利は自ずとついてくる。
 君が負けなければ、相手が負けるだけだ。
 君が毎回勝とうとすれば、ラインを外れる球を増やすだけだ。」

に由来しているそうです。

お世辞にもポジティブ思考の言葉ではありませんが、(苦笑)

似たような言葉は私の好きな将棋の世界にも
「悪手なくば勝つ」という格言があります。

ところで、

トレードではもちろん「儲けよう」とする欲望が
トレードの意欲やインセンティブとなるものですが、

バン・K・タープ博士が指摘しているように

大きく儲けようと、意欲がグリードまで変容してしまうと
「損をする最も基本的な原因」と
なってしまうこともあるようですね。

「もっともっと」のグリード指向によって、
過剰なトレードをしてしまったり、
口座資金に対して大きすぎるポジションを持ったり、
損を嫌って損切りの執行を躊躇してしまったりして、

トレード自体の技能は上達しているのに
マインド由来の大きな損失を蒙ってしまうことがあります。

トレードはそれぞれのレベルにおいて
課題や悩みが尽きないものですが、

「もっと」いうポジティブ思考だけではなく、

* 自身で判らない相場には手を出さないでトレードを「控える」。

* 自身で判る状況となるまで「待つ」。

* 懸念が多いと感じたときにはトレードを「休む」。

* 雇用統計などの重要経済指標の直前は「様子を見る」。

などの、一見、ネガティブ思考が

なかなか抜け出せなかった「壁」を乗り越える力となったり、
負けトレードが減って
結果的に戦績が著しく向上することがあるようです。

「恐れてばかりじゃどうしようもない。」のも確かですが、
ポジティブなだけでもどうも駄目なようで、

良いトレードはポジティブとネガティブの狭間に
あるものかもしれませんね。


FX バン・K・タープ博士の研究のお話

ゴルフの全英オープンがターンベリーで開幕となりましたね。
石川遼君は同組となったタイガー・ウッズを
初日では上回る成績となって活躍が期待されます。^^

<一昨日ゴトウ日の15日(水)の主な出来事>

NYクローズ直後に発表された米インテルの第2四半期決算発表が
売上高80億ドル、1株利益0.18ドルと市場予想より強い結果になって
主要通貨ペアが上昇しました。
東京時間では、主要通貨ペアは上下動の揉み合いが続きましたが、
ロンドン時間直前にドルストレートが堅調になりました。
英BOE副総裁が「量的緩和の継続については8月に決定する。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが米カリフォルニアの格付けを引き下げ、
さらに引き下げる方向で検討していることを発表しました。
中国が「6月の人民元建て貸し出しは前年比+34.4%の1.53兆元。
6月の中国外貨準備は2.13兆ドル。6月外貨準備は421億ドル増加。」
と発表しました。
豪ウエストパック先行指数(5月)は−0.2%となりました。
NZ財務相が「NZドルが弱くなることを望む。」
との主旨の発言をしました。
日政策金利は市場予想とおり0.10%の据え置きとなりました。
日銀が「社債やCP買い入れの企業金融支援特別オペの期限を
12月末まで延長。」するなどの緩和策の期限の延長を発表しました。
日銀声明では「景気は下げ止まっている。
金融環境はなお厳しい状態にあるが改善の動きが見られる。」
などの見解が示されました。
米商務長官が「米中の貿易不均衡は持続不可能。」
との認識を示しました。
日工作機械受注(6月)は前年比で−72.8%となりました。
日経平均は前日比+7.44円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなりましたが、
ドルストレートが揉み合いながらも堅調に推移しました。
日銀総裁記者会見では
「今後、状況がさらに改善すれば年末には時限措置を終了や見直。
先行きの金融経済情勢は不確実性が大きい。
状況が改善しなければ時限措置の再延長も検討。
CPや社債の市場機能は着実に回復してきている。」
などの認識を示しました。
スイス実質小売売上高(5月)は−1.4%となりました。
英失業率(6月)は97年11月以来の高水準となったものの、
市場予想よりは強い4.8%となりました。
欧消費者物価指数(6月)は市場予想とおり0.2%となりました。
露中銀副総裁が
「近い将来においてはドルとユーロに代わる準備通貨はない。」
との認識を示しました。
ポルトガル中銀総裁が
「経済の不透明感は依然として高い。
最近、再び透明感が高まっている。
世界経済の不均衡が解決されない場合は新たな金融危機の可能性。」
などの認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアの多くが揉み合いながらも堅調に推移しました。
ポンドドルは上昇した後に揉み合う展開となりました。
米消費者物価指数(6月)は市場予想より強い0.7%、
NY連銀製造業景気指数(7月)は
市場予想よりかなり強い−0.55%となりました。
カナダ製造業出荷(5月)は市場予想より弱い−6.0%となりました。
米鉱工業生産(6月)は−0.4%、米設備稼働率(6月)は68.0%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
ガイトナー米財務長官が「米国は強いドルを目指す。
湾岸諸国は今後も米ドルを主要準備通貨とするとの見解。」
との主旨の発言をしました。
米FOMC議事録では、「経済への下向きリスクは顕著だが低下。
コアインフレは当面抑制。雇用状況は当面弱いと予測。
経済が潜在成長率回復するまでに5〜6年かかると予測。」
などの政策委員の認識が示され、
09年米GDP見通しが−1.5%〜−1.0%に上方修正されました。
09年米失業率見通しは9.8%〜10.1%に下方修正されました。
IMFが「日09年成長率見通しを−6%、10年を+1.75%として、
日本経済は安定化の兆しがあるが見通しは不透明。」
などの見解を発表しました。
NY原油は上昇して61ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウも堅調となって前日比+256.72ドルで取引を終えました。

<昨日16日(木)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向となりました。
NZ第2四半期消費者物価は市場予想より強い0.6%となりました。
日第三次産業活動指数(5月)は
市場予想より弱い−0.1%となりました。
中国の第2四半期実質GDPは市場予想より強い7.9%となりました。
CNBCが「米大手ノンバンクのCITが17日に連邦破産法の申請の可能性」
を報道しました。
格付け会社のフィッチが「NZは大きな経常赤字を抱えていて、
NZの対外債務は拡大している。」として、
NZの長期格付け見通しを引き下げることを発表しました。
日銀金融経済月報(7月)では、
「日景気は持ち直しに向かう見通し。
企業の資金繰りや金融機関の貸出態度は厳しいながらいくぶん改善。
海外の経済は全体として下げ止まっている。」
などの見解が発表されました。
日経平均は前日比+74.91円で取引を終えました。

ロンドン時間では
主要通貨ペアの揉み合いがしばらく続きましたが、
その後、JPモルガンの好決算に急反発する展開となりました。
米JPモルガン・チェースの第2四半期決算では、
収入が市場予想より強い280億ドル、
最終利益が前年同期比36%増の27億2100万ドル、
1株あたり利益が市場予想よりかなり強い0.28ドルとなりました。
ガイトナー米財務長官が「強いドルにコミットする。
米ドルは引き続き主要準備通貨にとどまる。
これには米国が景気回復後に財政赤字削減する必要。
米国が金融システムへの信用を維持する必要。」
などの見解を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが下げては上げる揉み合いとなりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より強い52.2万件となりました。
対米証券投資(ネット長期TICフロー 5月)は
市場予想より弱い−198億ドルとなりました。
米フィラデルフィア連銀指数(7月)は
市場予想より弱い−7.5となりました。
格付け会社のS&Pが米金融CITグループの格付けを引き下げました。
米NAHB住宅市場指数(7月)は、市場予想より強い17となりました。
IMFが英国の2009年の経済成長見通しを−4.2%に維持して、
2010年の同見通しを+0.2%とすることを発表しました。
NY原油は62ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+95.61ドルで取引を終えました。

<週末の今日17日(金)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期輸入物価指数、
午後2時に日景気一致CI指数(5月 確報)、
日景気先行CI指数(5月 確報)、
午後6時に欧貿易収支(5月)、欧建設支出(5月)、
午後8時に加消費者物価指数(6月)、
夜9時半に米住宅着工件数(6月)、米建設許可件数(6月)、
同夜9時半に加景気先行指標指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・加・米の指標には注目です。
また、米シティグループの決算発表(夜9時の予定)や
その他発表される米主要企業の第2四半期決算も注目されます。

さて、14日のNYクローズ直後に発表されたインテルの第2四半期の
決算発表では、売上高80億ドル、1株利益0.18ドルと
市場予想より強い結果となって、
16日の米JPモルガン・チェースの第2四半期決算でも、
収入が市場予想より強い280億ドル、
最終利益が前年同期比36%増の27億2100万ドルとなるなど

米主要企業の第2四半期決算発表は今のところおおむね良い
内容となっていますが、CNBCが米大手ノンバンクのCITの
連邦破産法の申請の可能性を観測報道するなどの悪材料も
散見されるようです。

また、14日に発表された米ゴールドマン・サックスの
4-6月期決算では、事前予想を大きく上回り過去最高益を
記録しましたが、金融商品のトレーディングや
自己資金を使った投機収益によるところが強いとして、
巧みなリスク管理と市場の読みで最高益を達成したものの
「高リスク経営」に対して今後も高収益を維持できるかどうか
疑問符が付くと懸念する見方も、一部にはあるようです。

一方、報道によりますと15日に欧州自動工業会が発表した
6月の欧州の主要18ヶ国の新車販売台数は、
ドイツの新車買い替え奨励制度などが功を奏したこともあって、
前年同月比で4.6%増と14ヶ月ぶりにプラスに転じるなど、
良いニュースも聞かれます。

さて、今日は週末ですが、米シティ・グループ(夜9時の予定)など
米主要企業の第2四半期決済発表が続きます。
今のところ良い発表が多いながら、一部のアナリストでは
「多くの業種がまだ不況を脱してなく、製造業を中心に
第2四半期の業績は期待できない。」との見方もあるようで、
米株式市場の動向も睨みながら機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、バン・K・タープ博士の研究のお話です。

バン・K・タープ博士のトレーダーの心理に関する研究は、

博士自身がオプションのトレードで

「いつも、あっと言う間に損をしてしまったので、
 そのことは私自身と何か関係があるとしか考えられなった。」

という経験に由来しているのだそうで、(苦笑)

博士自身が「トレードでどのようにしてお金を失っていくか」を
人体実験的に調べたことからはじまっているのだそうです。

バン・K・タープ博士は自身のトレードの経験から、
トレードが技能だけではなく、「トレードのときの心理」にも
原因が潜んでいるのではないか、と考察していったわけです。

博士の述懐によれば、

まず投資に関するある本の中に記載されていた
トレードで成功するための10の重要な要因を学び、

そして、博士自身がたくさんのトレーダーを研究して得たデータを
統計的に分析した結果、

それら10の要因が「心理的要因」「自己管理要因」「意思決定要因」
の3つに大きく分類できることを発見して、

さらに第11番目の要因に
「直観」を付け加えることになったのだそうです。

心理だの直感だのと言いますと、

理数派にとっては「そんな曖昧なものはどうでもよい」
という思いも湧くものですが、(苦笑)

バン・K・タープ博士は、人の行為であるトレードは
「技術だけでは勝てない」ことを研究で見出したのですね。

たとえば、「意思決定要因」には、
テクニカルな面についてのしっかりした知識、
偏見にとらわれず論理的に決断する能力、
そして、独立した考え方のできる能力、などの3つがあるそうで、

また、「自己管理要因」には
リスク・コントロールの能力、忍耐力、
そして、(「あれっ?」という感じですが)「直感」という
3つの要因があるとのことですが、

単にテクニカルな面が優れているだけでは
高いテスト・スコアとならないことを
たくさんのトレーダーの調査から発見したのだそうです。
 
さて、

ジャック・D・シュワッガーのインタビューで

「儲けることのできないトレーダーには
 どういう特徴があるのでしょう?」

との問いに、バン・K・タープ博士はこう答えます。

「非常に強い緊張を強いられていてリラックスできない。
 悲観的な人生観を持っていていつも最悪の事態を想定してしまう。
 心の中にたくさんの矛盾を持っている。
 物事がうまくいかなくなったときに他人のせいにしてしまう。
 などの特徴があります。
 また、彼らは計画的ではありませんし、忍耐強くもありません。
 すぐに行動しようとしてしまいます。」

「………。」

「しかし、儲けることのできないトレーダーの多くが、
 今述べたような悪い面をすべて持っているわけではありません。
 一部分を持っているのに過ぎないのです。」

シュワッガーが続いて質問します。

「トレードでの成功を難しいものにしている最も大きな
 心理的障害は何ですか?」

「たとえばトレーディング・システムを持っている場合でも、
 出たシグナルに基づいて決定を下すとき、結局は日頃の
 自分自身が行っているやり方(や問題)を持ち込んでいるのです。」

「………!」

「1つの問題は、ストレスをどう扱うかということです。
 ストレスは2つの形態をとっています。
 心配事と生物学上の勝負逃避行動です。
 私達の脳が情報を処理できる能力は限られています。
 もし心配事で頭が一杯であれば、
 正しい決定をするための余地は極めて限られてしまい、
 効果的な行動を決定することは非常に難しくなるでしょう。」

「………。」

「また、ほとんどのトレーダーが直面する基本的な問題に、
 リスクをどう扱うかという問題があります。
 例えば、スペキュレーションで成功するためには
 『損切りは素早く、利食いはゆっくり』という
 基本的な2つのルールがあります。
 しかし、多くの人はこの2つのルールに従うことができません。
 つまり、成功するためにすべきことと
 正反対のことをしてしまうのです。」

「………!!」

「もしも、あなたがトレードのことをゲームだと考え、
 失敗したのはゲームのルールに反していたからだと考えれば、
 その2つのルールに従うことが簡単になるはずです。
 あなたは1日の初めに、自分のルールを
 心の中で読み返してみるべきですし、
 1日の終わりに自分のトレードを振り返ることも必要です。」

そして、シュワッガーがこう質問をしました。

「それでは、どうすればトレードで成功できるのですか?」

「トレードで成功するためには、(トレード技術の他に)
 (心理面の)3つの不可欠な要素があります。
 それは、その人の信念、精神状態、メンタル・ストラテジーです。
 もしもあなたが優秀なトレーダーにこの3つの要素について学び、
 それを真似ればトレードの成果もまた優秀なトレーダーと
 同様なものになるのです。これをモデリングと言います。」

「………!」

「何かに熟練している人に共通して言えることは、
 それを無意識のうちに行っているということです。
 特別うまくやろうと意識することなく、
 自然と彼らは行っているのです。
 例えば、多くの人が無意識に車を運転しているのと同じです。」

「………!!」

「トップ・トレーダーの信念としては次のようなものが
 挙げられると思います。」

「………。」
 
「お金が全てではないと思っている。
 相場で損してもあまり気にしない。
 トレードはゲームであると思っている。
 成功するためには心理的なリハーサルが不可欠と思っている。
 トレードを行う前から勝っている。」

「………?!」

「この他にもたくさん挙げられますが、
 この5つが最も大切だと思っています。」

「………。」

「なぜ心理的なリハーサルや綿密な計画が大切かというと、
 トップ・トレーダーはトレードを始める前に
 すでに心の中で全て起こりうる状況を想定し、
 それについて試行錯誤を繰り返しているのです。」

「………。」

「そして、ほとんどの人が大きく儲けようとして
 トレードを始めますが、
 それは損をする最も基本的な原因なのです。
 なぜなら、お金を非常に大切に考えている人は、
 損切りすることや含み益を伸ばすことに
 抵抗を感じてしまうからです。」

「………!」

「それとは対照的に、トレードをゲームだと考え、
 しっかりとしたルールに従ってトレードを行えば、
 2つの黄金律の『損切りは素早く、利食いはゆっくり』に
 従うことはより容易となることでしょう。」

うーむ…。

「そうはいってもなぁ…。」とも思うものですが、(苦笑)

『トレードをゲームとして捉える』とは、
ある意味、トレードに対する思考のパラダイムを
変えるほどのすごい考え方ですね。

また、「負けそうだ」と
おっかなびっくりトレードする場合は、
結果もそのようになることは誰でも経験するものですが、(苦笑)

トップ・トレーダーが心理的な意味において、
「トレードを行う前から勝っている。」というのも驚きです。

そして、

損益の数字は確かにお金そのものではあっても、
数字をお金であると意識し過ぎてしまうと、

恐怖感が湧いてきてマインドに強い悪影響と
なってしまうことがあるのですね。

(なかなか言うほどたやすくはできませんが、)

トレードをゲームとして捉えて、

『損切りは素早く、利食いはゆっくり』の黄金律に則り
トレードを行えるようになることによって、

なんとか儲けてやろうとする餓鬼のトレードから、
ただ単にルールに基づいた良いトレードをしようとすることで、

マネーと言う名の結果は、嫌がうえでも後からついて来て、(笑)
手に入るものなのかもしれませんね。


<参考>
パンローリング社 ジャック・D・シュワッガー著
「マーケットの魔術師」米トップ・トレーダーが語る成功の秘訣

<お知らせ>
7月20日(月)祝日のブログの更新はお休みいたします。


FX 専業トレーダーと手漕ぎボートのお話

マイクロソフト社が統合ソフト「オフィス」の無償版を
リリースするそうですね。

<週はじめの昨日13日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が仲値まで堅調でしたがその後軟調となりました。
その他の主要通貨ペアも軟調傾向での推移となりました。
12日に英紙が「英銀大手のロイズが130億ポンドの損失を
公表する可能性」との観測報道をしました。
12日にNYタイムズが「ゴールドマン・サックスの四半期決算では
20億ドル以上の黒字決算の可能性」との観測報道をしました。
NZ小売売上高(5月)は市場予想より強い0.8%となりました。
中国人民銀行が「人民元の安定を維持しつつも、
市場の流動性に応じ柔軟に金利や預金準備率を調整。」
との見解を発表しました。
格付け会社のS&Pが
「中国の銀行のクレジットリスクが高まっている」
との観測を発表しました。
日衆議院が7月21日解散されることとなって、
総選挙が8月30日に行われると報道されました。
日鉱工業生産(5月 確報)は5.7%となりました。
日消費者態度指数(6月)は38.1となりました。
日経平均は9日続落して前週末比−236.95円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移した後、反発する展開となりました。
スイス生産者輸入価格(6月)は市場予想より弱い0.0%となりました。
日月例報告では「景気の足元は持ち直しの動きが見られる」に
上方修正されました。
トリシェECB総裁が「世界経済は依然として厳しい未知の領域。
経済は09年内は低迷するがて2010年半ばにはプラスの見通し。
カバーボンド買い入れプログラムは徐々に行う。
金利は適切。経済が回復したときには流動性を吸収する。」
との見解を示しました。
英財務相が「年末には成長の回復を確信するが、
世界には多くの不確実性がある。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調に推移しました。
ガイトナー米財務長官が
「「世界経済の回復には依然としてリスクや困難があるが、
米国と世界経済は向こう2四半期で成長再開の充分な可能性がある」
との認識を示しました。
英財務省が「(G20サミット首脳会議とは別に)9月4・5日に
ロンドンでG20財務相会合を開く」ことを発表しました。
英BOEの副総裁が「刺激策の拙速な撤退は回復の芽を摘み取る。
資産買い取りプログラムの増額の必要性を注視している。
量的緩和の効果の判断は時期尚早。失業率の上昇を回避する必要。」
などの認識を示す発言をしました。
米月次財政収支(6月)は
市場予想よりは強い−947億ドルとなりましたが、
6月の赤字額としては統計開始以来で最大となりました。
NY原油は59ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+185.16ドルで取引を終えました。

<昨日14日(火)の主な出来事>

東京時間では
主要通貨ペアが上げて下げて反発する
上下動の揉み合いとなりました。
RBNZ総裁が「NZ経済の回復は貿易相手国より早い可能性。
世界的に景気回復の兆しが見られる。」
との認識を示しました。
英RICS住宅価格(6月)は
市場予想よりかなり強い−18.1%となりました。
豪財務相が「中国などアジア経済を楽観視している。
商品需要は大幅に増加すると予測。」
との見解を示す発言をしました。
豪NAB企業景況感指数(6月)は−2、
豪NAB企業信頼感指数(6月)は4と、良い数字となりました。
日経平均は10日ぶりに反発して
前日比+211.48円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが下げては反発する上下動の揉み合いとなりました。
ポンドが上下動しながらも堅調傾向となりました。
ガイトナー米財務長官が
「リセッションは緩和しているが世界経済は大きな問題に直面。
景気回復は米国の金融システムの安定にかかっている。
経済情勢の回復は予想より早いが経済回復には多くの時間を要する。
米国は開かれた経済の維持にコミットする。
景気回復を促す持続的な措置が必要。
米国の政策は強いドルの再構築を意図している。」
などの認識を示す発言をしました。
英消費者物価指数(6月)は市場予想とおりの0.3%となりました。
英DCLG住宅価格(5月)は前年比で
市場予想よりはやや強い−12.5%となりました。
独ZEW景況感調査(7月)は市場予想より弱い39.5となりました。
欧ZEW景況感調査(7月)は39.5、
欧鉱工業生産(5月)は0.5%と9ヶ月ぶりの増加となりましたが、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
アイルランド中銀総裁が
「09年のアイルランドのGDPは8.3%縮小の見込み。
2010年のGDPは3%縮小の見込み。
失業率は平均で09年約13%で、2010年約15%の見通し。
必要な限りユーロ圏の金融政策は実体経済への支援を続ける必要。
金利は持続的な回復の兆しがあるまで上げるべきではない。」
などの見解を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが前半に上下動激しい揉み合いとなりましたが、
その後、ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなって、
ドル円が堅調傾向の揉み合いになりました。
米ゴールドマン・サックスの第2四半期決算発表は
予定より少し早く発表されて、最終利益が34億3500万ドルで、
前年3-5月期比65%の増加、純営業利益は137億6100万ドル、
普通株1株利益はアナリスト予想より強い4.93ドルとなりました。
米小売売上高(6月)は0.6%、米生産者物価指数(6月)は1.8%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
カナダ新車販売台数(5月)は市場予想とおりの1.0%となりました。
米企業在庫(5月)は市場予想とおりの−1.0%となりました。
オバマ米大統領が「米失業率は向こう数ヶ月間上昇する見込み。」
との認識を示す発言をしました。
ルクセンブルク中銀総裁が「現在の金利は適切。金利を引き下げて、
さらなる効果が得れるかは疑わしい。」との認識を示しました。
米カンザスシティ連銀総裁が「米第2四半期GDPは楽観的と予想。」
との認識を示しました。
NY原油は59ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+27.81ドルで取引を終えました。

<今日ゴトウ日15日(水)の主な予定>

午前10時に豪ウエストパック先行指数(5月)、
正午過ぎに日銀政策金利、(市場予想は据え置)
午後3時に日工作機械受注(6月 確報)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(5月)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時半に英失業率(6月)、英失業保険申請件数(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数(6月 確報)、
夜9時半に米消費者物価指数(6月)、米NY連銀製造業景気指数(7月)
同夜9時半に加製造業出荷(5月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(6月)、米設備稼働率(6月)、
深夜3時に米FOMC議事録(6月24日分)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・欧・米の指標には注目です。

<明日16日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期消費者物価、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(5月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後3時45分に仏消費者物価指数(前年比)、
午後6時にスイスZEW景況感調査(予想 7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜10時に対米証券投資(ネット長期TICフロー 5月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(7月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、JPモルガン(午後7時半の予定)、IBM(深夜5時半の予定)、
そして、グーグルなどの決算発表も注目されます。

さて、ガイトナー米財務長官の欧州・中東訪問が今週スタートして
いますが、13日はロンドンでブラウン英首相らと世界の景気回復の
今後の対応策などについて協議したこのことです。
また、中東では政府系ファンドのアブダビ投資庁の幹部と会談して
ドル資産投資の安全性について理解を求めるとのことです。
9月に米ピッツバーグで開かれるG20金融サミットに向け、
各国との政策協調を進めるとのことです。

また、報道によりますと欧ECBの潤沢な資金供給を背景に
ユーロ圏の翌日物金利が6月末から急低下しているとのことで、
日米との金利差が縮小して、一部ではユーロもドルや円と並んで
「低金利通貨」の仲間入りをしたとの見方でユーロの先安観測を
する向きもあるようです。今後のユーロの相場動向が注目されます。

さて、先週末から米主要企業の第2四半期決算発表がはじまって
いますが、14日の米ゴールドマン・サックスの第2四半期決算発表
では、最終利益が34億3500万ドルで前年3-5月期比65%の増加、
純営業利益137億6100万ドル、普通株1株利益はアナリスト予想
より強い4.93ドルとなりました。
明日16日にもJPモルガン(午後7時半)やIBM(深夜5時半)などが
予定されているとのことで、決算発表の結果や米株式市場の反応が
注目されます。株式市場の動向もにらみながらトレードしていきたい
ものです。

今日15日(水)の米FOMC議事録での経済観測もいつも以上に
注目されます。


さて今日は、専業トレーダーと手漕ぎボートのお話です。

現在、企業業績が少しずつ回復してきているようですが、
その裏面の一つにはいわゆるリストラによる雇用縮小があって、

企業という名の箱舟から離脱を余儀なくされている人たちがいる、
という厳しい現実があります。

米上院のシェルビー議員がバーナンキFRB議長と会談した際に、
「雇用なき回復になるだろうか。」と議員が尋ねたところ、
議長は「その可能性がある。」と答えたとのことで、
米国でも雇用の問題の根深さと深刻さが覗えます。

もちろん、日本でもこのような実情は例外ではなく、
とても厳しい雇用情勢となっているようです。

企業という名の箱舟から離脱することは、
昨今ではメンツをかなぐり捨てて新たな就職先を探すか、
就職せずに何らかの個人事業などをしていくことになりますが、

経済荒れ狂う大海原に手漕ぎボートで一人旅立つにも似て、
厳しい現実がありますね。

まぁ、若い世代の方でしたら、

「オレを切るだと。上等じゃないか。ちょうどいいぜ。
 こんなヨタレの会社にはこちらのほうからおさらばグッバイだ。
 よーし、この機会に独立しよう!」

と意気盛んに三行半(みくだりはん)を叩きつけることもできますが、

熟年世代にとっては深刻な問題です。

「会社がどうの」「賃金がどうの」など
なんだかんだと言っても、安定収入は生活にとって大切なことです。

仮に1,000万円くらいの蓄えがあったとしても、
収入がないと細々暮らして3年もすれば枯渇してしまいます。

首筋の後ろから脊髄にかけて、なんとも言えない冷たいものが走り、
不気味なまでの恐怖が襲ってきます。

ところで、話はいったんガラリと変わりますが、

「プロ・トレーダーとは何ぞや」

との論議がされることがありますね。

特に定まった定義はないものの、
専業であれ、仕事を持っていての傍らでのトレードであれ、
「プラス収支のトレーダーはプロのトレーダー」
と言ってよいようです。

トレードで儲けている人のみをプロと呼ぶという考え方で、
専業とか副業とか、そんなことは関係ないというわけです。

一方、専業トレーダーは、
トレードの腕にそれなりの覚えがあって始めるものですが、

その始まりで、仕事を持っていての傍らでのトレードでは
全く感じたことのなかった感情を経験するものです。

もう、会社からの給料という安定収入はなく、

ある程度の蓄えがあったとしても、
それを原資に是が非でもトレードだけで収益を上げて
生きていかなくてはならないからです。

収支トントンではやがては困窮しますし、
無理して原資が尽きれば
専業トレーダーとしては生きていけなくなります。

でも、何が何でもどうしても
トレードで稼がなくてはならないのです。

(専業トレーダーとして順風満帆の
スタートとなる人もいるとは思いますが)

専業トレーダーとしてのはじまりは、
企業のリストラにあってしまって、
経済荒れ狂う大海原に手漕ぎボートで
一人旅立つことになってしまった状況と同じような

首筋の後ろから脊髄にかけて、
なんとも得体の知れない冷たいものが走る
不気味なまでの恐怖感が襲ってくるものです。

慄(おのの)きと焦りのトレード…。
努力が空回りする焦燥感…。
悲壮なまでの孤独感…。
体が疲れていても眠れない苛立ち…。
そして、預金残高が減る恐怖…。

一部の天才的な技能を持っている人や
億単位の資金を持っている人や
強靭な精神力を持っている人は別としても、

専業トレーダーは多かれ少なかれ、
スタートでは多くの人がこのような経験をするものです。

仕事を持っていての傍らでのトレードのときとは
トレードの感覚も変わってきます。

お気楽で過剰な娯楽トレードを楽しめなくなりますが、(苦笑)

ようやく、
トレードをしてはいけない状況を認識できるようになって、
防御こそが攻めるよりも大切なことを身に染みて解ったり、
トレードを厳選できるようになります。

日々、たった20Pipsの損益トータルでの
プラス収支を得る難しさを知り、

そして、わずか日々20Pipsで生きていけることができる
尊さを知るようになります。

また、原資がなくなれば生きていけませんから、

損切りの規律も守れるようになるものの、
エントリーの執行にとてつもない躊躇と恐れの念が
生まれることもあります。

また、利が乗ったときには、以前にも増して
早く利益を確定したくなります。

利小決済に悩み、ならばと、
建て玉の枚数を増やして数Pipsで決済する
トレードスタイルになっていくこともあります。

華やかにも見える憧れの専業トレーダーも
マーセル・リンクなど多くの著名トレーダーたちでさえ
経験してきているように、そのはじまりは、
厳しい状況からのスタートであることがあります。

現在、生き残っている専業トレーダーは
このはじまりの厳しい時期を歯を食いしばり
涙を流しながら乗り越えてきているのです。

もちろん、私も経験してきました。

ですので、

できればしばらくは仕事を持っていての傍らでの
トレードをしていただきたいと思っています。

専業トレーダーになるために、
いきなり仕事を辞めるなどの冒険はせずに

しばらく仕事を持っていてのプロ・トレーダーでも
良いのではないかと思います。

安定収入のあるなしは、
トレードでの精神状態がぜんぜん違うものです。

「仕事を持っていて小額の口座資金をまずは2倍にできるのが
 専業トレーダーとしての最低のライセンスだ。」

と聞くこともありますが、

それさえできていなかったり、損切りができないのであれば
すぐに専業トレーダーになろうなどとは考えが甘すぎるようです。

また、たとえそれができた人であってもでも
専業でのトレードとなったとたんに
マインド的には厳しい状態に直面することになります。

しかしながら、

リストラにあっても立派に個人事業主として
活躍していらっしゃる人もいるように、

専業トレーダーも勉学と精神力と技能を身につければできますが、

専業トレーダーとなるためには、

成功行きの切符を買い求めるように
聖杯の手法や奇跡のトレードソフトを捜し求めるだけではなく、

経済荒れ狂う大海原に手漕ぎボートで一人旅立ち、
そして生き抜いていくような
「強い決意」と「泣きの入った努力」は必要なようです。


FX ポジションの非対称性のお話

キリンとサントリーが経営統合するそうですね。

<先週末10日(金)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが上下動しながらも軟調に推移しました。
日国内企業物価指数(6月)は市場予想より弱い−0.3%となりました。
日経済担当相が「デフレ懸念が現実にならないよう経済運営。
日本経済は底を打ち、反転への正念場。」
などの発言をしました。
スイスSNB総裁が「デフレ回避のためスイスフランの上昇を望まない。
SNBは断固としてその政策を堅持する。
国際金融市場にポジティブな兆候がみられるが、
依然として政策金利の転換点は遠い。」などの見解を示しました。
日経平均は8日続落となって
前日比−3.78円の小幅安で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがしばらく軟調に推移した後、
NY時間前に反発の動きが見られ揉み合う展開となりました。
独卸売物価指数(6月)は0.9%となりました。
新華社が「中国輸出(6月)は前年比−21.4%、
中国輸入(6月)は前年比−13.2%、1-6月期中国貿易黒字は−1.3%。
減少ペースは鈍化している。」と報道しました。
英生産者仕入価格(6月)は市場予想より強い1.5%、
英生産者出荷価格(6月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。
加失業率(6月)は8.6%、加雇用ネット変化率(6月)は−0.74万人と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも反発する展開となりました。
加国際商品貿易(5月)は市場予想より弱い−14億カナダドル、
加新築住宅価格指数(5月)は市場予想より強い−0.1%となりました。
オバマ米大統領が
「景気刺激策の解消開始は時期尚早。
世界は経済の崩壊を回避したが、完全な回復は遠い。」
との認識を示す発言をしました。
米貿易収支(5月)は−260億ドル、米輸入物価指数(6月)は3.2%と、
雇用悪化を示しながらも、ともに市場予想より強い結果となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)は
市場予想より弱い64.6となりました。
カナダの首相が「景気回復すればカナダの財政は均衡状態へ回帰。
財政赤字は長期には続けない。カナダの労働市場は米国よりは良好。」
などの認識を示す発言をしました。
ガイトナー米財務長官が「強いドルは米国の国益。
世界的な新通貨の議論の高まりは懸念していない。」
などの発言をしました。
NY原油は59ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−36.65ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日13日(月)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(5月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(5月)、日稼働率指数確報(5月)、
午後2時に日消費者態度指数(6月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(6月)、
深夜3時に米月次財政収支(6月)、
などの経済指標が発表されます。
NZの指標には注目です。
この日は、トリシェECB総裁の講演が予定されているようです。

<明日14日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(6月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(6月)、豪NAB企業信頼感指数(6月)、
午後5時半に英消費者信物価指数(6月)、英小売物価指数(5月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(7月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(7月 現況)、欧鉱工業生産(5月)、
夜9時半に米小売売上高(6月)、米生産者物価指数(6月)、
同夜9時半に加新車販売台数(5月)、
夜11時に米企業在庫(5月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独・米の指標には注目です。
また、この日はフランス革命記念日でパリ市場がお休みです。
米ゴールドマン・サックス決算発表(夜9時半の予定)や、
米インテルなどの決算発表(NYクローズ後)も注目されます。

そして、今週の7月15日(水)からの主な注目材料は、

15日(水)に、日銀政策金利、日工作機械受注、スイス実質小売売上高、
日銀総裁記者会見、英失業率、英失業保険申請件数、
欧消費者物価指数、米消費者物価指数、米NY連銀製造業景気指数、
加製造業出荷、米鉱工業生産、米設備稼働率、米FOMC議事録、

16日(木)に、NZ第2四半期消費者物価、中国第2四半期GDP、
日金融経済月報、スイスZEW景況感調査、欧ECB理事会、
米JPモルガン決算発表(午後7時半)、グーグル決算発表、
米IBM決算発表、米新規失業保険申請件数、
対米証券投資(ネット長期フロー)、
米フィラデルフィア連銀景況指数、米NAHB住宅市場指数、

17日(金)に、豪四半期輸入物価指数、中国小売売上高、
中国鉱工業生産、日景気動向指数(CI指数 改訂値)、欧貿易収支、
欧建設支出、シティグループ決算発表(夜9時)、米GE決算発表、
バンク・オブ・アメリカ決算発表、加消費者物価指数、
米住宅着工件数、米建設許可件数、加景気先行指標指数、

などがあります。

さて、イタリアのラクイラでのG8・G14首脳会合も終わりましたが、
地球温暖化問題や通貨などの懸案で各国の隔たりが鮮明となって、
景気低迷で各国とも自国の利害にを損なう合意には抵抗を強めて、
妥協点に苦しむ会合となったようです。
主要国と新興国の共同宣言では「安定した国際通貨体制」の必要性を
盛り込むこととなりましたが、意見の対立もあったようで
9月に開かれるG20首脳会合でも議論が再燃しそうです。
基軸通貨ドルにかかわる問題でもあるだけに今後も注目されます。

そして、報道によりますと、米GMはわずか約40日間で法的整理を
終えて、同社の優良ブランドや優良資産を新会社に譲渡する手続きを
完了して「新生GM」が発足することとなりました。

一方、需要期に入っても燃料消費が低迷していて、米国のガソリン
在庫が過去5年間の振幅の上限に近い状況となっていることもあって
NY原油は一週間で一割ほども下落して、穀物や金を含めたコモディ
ティ(商品)市場から投機マネーが安全資産とされる債券市場へと
向かうフローがみられるようです。

さて、今週のアナリスト予想は「円急騰の反動が出やすい」として
円安と見る向きもありますが、「米景気回復への期待感が薄れ」
じりじりと円高になると見る向きもあるようで
見解が対立しているようです。

14日に発表される米景気動向を反映する米小売売上高をはじめ、
米金融当局の景気見通しが明らかにされる15日のFOMC議事録とともに
14日の米ゴールドマン・サックス決算発表や、
その後の16〜17日の米金融機関や主要企業の決算発表が注目されます。
揺れる相場展開となる可能性もありそうで、
機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、ポジションの非対称性のお話です。

1992年9月16日のポンド危機で
当時、イングランド銀行をつぶした男と呼ばれたこともある
クォンタム・ファンドの総帥のジョージ・ソロス氏が、
新たに著した本が出版されましたので読んでみました。

昨2008年に出版された「ソロスは警告する」の続編で、
「ソロスは警告する2009」という著作です。

その内容につきましてはまた別の機会にお話したいと思いますが、

第一章の「クラッシュを読み解く三つのステップ」
の中に興味深いことが記述されていました。

株式市場における買いポジションと
売りポジション「の非対称性」についてのことでした。

売りと買いのポジションは対称ではないというわけです。

買いポジションの場合は、
どこまで上昇するかということは別としまして、
「絶対上限」というものがないのに対して、

売りポジションの場合は、無限に下落することはなく、
「価格ゼロという絶対下限」があるということの
事実に関しての記述でした。

買いの場合は無限とはいえないまでも
「絶対上限」がないのに対して、

売りの場合は価格ゼロという、
「絶対下限」があるということは、

言われてみればそのとおりですが、

これは、

買いポジションの場合は「利益上限なし、リスク有限」、
売りポジションの場合は「利益有限、リスク上限なし」、

ということでもあり、

大手ファンドが株式では基本的に買いポジションであることの
幾つかあるであろう理由の1つともなっているのかもしれません。

(株式では企業破綻というリスクもあるものの)
買いポジションの場合は、価格がゼロに近づくほど
価格という面でのリスクはより限定されて、
利益の可能性は増大することになりますので、

「下げれば下げるほど買い場が近くなってきている」
と言えるのかもしれませんね。

一方、為替取引の場合は、通貨交換ですから、

ドル円を買うということは、
「USDを買ってJPYを売る」ことで、

ドル円を売るということは、
「USDを売ってJPYを買う」ことで、

為替のトレードでは、買うにしても売るにしても
どちらも買いの要素も売りの要素もあって、
なんか「ややこしやー」という感じですが、(苦笑)

為替取引という「通貨の相対価値のトレード」でも、

やはり、

USD/JPYでは現在値から92円50銭ほど下が現在の「絶対下限」で、
たとえばNZD/JPYでは現在値から58円少々下が、
(現在の)「絶対下限」となりますね。

価格はゼロ以下には絶対に下がりませんが、
たとえば1NZDが遠い将来にも絶対に150円にはならないと
言い切ることはできないようです。

そういう意味では、為替も
「下げれば下げるほど買い場が近くなってきている」
と言えるのかもしれませんね。

もっとも、これは巨視的で理論的な視点での話で、
かなり安くなってきているとはいえ、
まだまだ絶対下限には何十円もの余地がありますから、

買いポジションを安易に持って、
仮に10円も下げたなら酷いことになってしまいます。(苦笑)

まぁ、理論的にはこのようなポジションの非対称性の
視点もあるということで、

価格の上げ下げの「部分を切り取るトレード」では、
もちろん、ときには売ることも大切な戦略となります。

また、ポジションを持つにあたっては
やはり感覚的で曖昧な「値ごろ感」ではなく、

株式ではPERやPBRといった理論的な分析や
景気動向や相場状況を映すチャートを見てトレードする
必要がありそうですし、

為替のトレードでは、
たとえばポンド円が2007年7月に251円をつけていたものが、
2009年1月に118円台をつけるなど、
ときに13,000Pips以上もの長く巨大なトレンドと
なることがありますので、

ときには短期的に逆張りをすることはあっても、
基本的にはトレンドに逆らわないように、
相場の方向をよく分析してトレードする必要がありそうですね。

それにしても、ジョージ・ソロス氏は
「ポジションの非対称性」という
大きな視点でも相場を見ているものなのですね。(驚)


FX トレードと認識のお話

マイクロソフト社が今年の10月からパソコンの新たなOSの
「ウィンドウズ7(セブン)」を発売予定ですが、
インターネット検索大手のグーグル社も「グーグル・クローム」
という無償OSの提供を開始するそうですね。

<一昨日8日(水)の主な出来事>

東京時間ではドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
他の主要通貨ペアも上下動の揉み合いとなりました。
中国の新疆の暴動のため中国国家主席が急遽イタリアから
帰国することとなってサミットを欠席することになり、
戴国務委員が国家主席の代理として
出席することが報道されました。
英ネーションワイド消費者信頼感(5月)は
市場予想より強い08年10月以来の高水準となる58となりました。
日機械受注(5月)は市場予想より弱い−3.0%となりました。
日国際経常収支(5月)は市場予想よりやや弱い1兆3018億円、
日国際貿易収支(5月)は市場予想より弱い3873億円となりました。
豪Westpac消費者信頼感指数(7月)は
07年12月以来の高水準の9.3となりました。
企業倒産件数(6月)は前年比で7.4%となりました。
景気ウォッチャー調査(6月 現状判断DI)は市場予想より強い42.2、
景気ウォッチャー調査-6月 先行判断DI)は45.6となりました。
スイス失業率(6月 季調済)は市場予想より弱い3.8となりました。
日経平均は前日比−227.04円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動激しい揉み合いとなりました。
欧ECBの専務理事が「回復への見通しは非常に不確実性が高い。
原油価格と失業率上昇はリスク。
中・長期にわたり銀行システムが自助的に利益を出すことは不可能」
などの認識を示す発言をしました。
G8の声明草案が
「株式市場の回復を含め安定の兆しがみられるが、
経済および金融の安定には多大なリスクが残存。
各国財政の持続可能性を確実なものにするコトを目指す。
物価安定と財政の持続性に沿った景気刺激策を提供。
ドーハラウンドの早期妥結にコミット」
などとなることが発表されましたが、
通貨や為替についての直接言及は草案段階では除外されました。
欧四半期GDP(確報)は市場予想とおりの−2.5%となりました。
独鉱工業生産(5月)は市場予想よりかなり強い3.7%となりました。
中国人民銀行が6月の新規融資が1.53兆元に達したと発表しました。
IMFが09年は1.4%のマイナス成長としながらも、
2010年の世界成長率を+2.5%に上方修正しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円など主要通貨ペアが急落して、
その後、後半に反発傾向の揉み合いとなりました。
日政府筋から「G8では基軸通貨についての議論はなかった」
ことが報告されました。
NYダウが前日比マイナス圏への転落を契機に
主要通貨ペアで売りが仕掛けられドル円などが急落しました。
米シカゴ連銀総裁が「09年下半期は緩やかな成長を予想。
2010年はやや強い成長になる可能性。
失業率は09年後半も上昇続ける可能性。
非伝統的手段に関してはFRBは様子見。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(5月)は
市場予想よりは強い−32億ドルとなりました。
NY原油は60ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは後半に反発して前日比+14.81ドルで取引を終えました。

<昨日9日(木)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが上下動しながらも
反発が継続する展開となりました。
米財務省が最大400億ドル規模の不良債権買い入れプログラムを
発表しました。
豪消費者インフレ期待(7月)は
08年11月以来の高水準となる3.2%となりました。
豪失業率(6月)は市場予想より強い5.8%、
豪新規雇用者数(6月)は
市場予想よりやや弱い−2.14万人となりました。
ロシア財務相が露銀行への資本注入のため
4600億ルーブル相当の特別国債を発行すると発表しました。
日官房長官が「為替相場の過度の変動は好ましくない。
経済や金融に悪影響となる。為替市場の動向を引き続き注視する」
との発言をしました。
日経平均は7日続落となる前日比−129.69円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調となりました。
独消費者物価指数(6月 確報)は市場予想とおり0.4%となりました。
独経常収支(5月)は市場予想より弱い37億ユーロ、
独貿易収支(5月)は市場予想より強い96億ユーロとなりました。
OECD事務総長が「米ドルは引き続き主要な準備通貨。」
との見解を示しました。
英商品貿易収支(5月)は市場予想よりは強い
−62.63億ポンドとなりました。
英BOE政策金利は市場予想とおり0.50%に据え置きとなりました。
また、資産買い入れプログラムの増額については、
8月会合で検討するとして、今回は増額となりませんでした。
G8・G5声明の草案が発表されて
「保護主義に抵抗し開放市場を促進。
競争的な為替相場抑制を回避。
安定的に機能する国際金融システムを促進。」
が盛り込まれる見通しとなりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調傾向での推移となりました。
カナダ住宅着工件数(6月)は
市場予想より強い14.07万件となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より強い56.5万件となりました。
FRB理事が「金融システムの信頼感は危機前水準には
戻っていないが、マーケットは緩やかに改善の兆候を示す。」
との認識を示す発言をしました。
米卸売在庫(5月)は市場予想よりは強い−0.8%となりました。
オーストリア中銀総裁が
「2011年まで経済成長は低水準の可能性。
ユーロ圏の失業率は10%以上になると予想。」
との認識を示す発言をしました。
G8・G5声明では、
「金融規制の強化として国際金融機関の改革にコミット。
需要促進のために民間支出の拡大を促す。
回復が確実となった時点に向け出口戦略の導入を準備。
競争的な通貨切り下げを控える。」
などが表明されました。
ミネアポリス連銀総裁が
「米財務省は大きすぎて潰せない問題に対処すべき。
バブルは抑制していかなくてはならないが、
これは利上げを意味することになる。」
などの見解を示しました。
NY原油は60ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+5.06ドルで取引を終えました。

<週末でゴトウ日の今日10日(金)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(6月)、
午後5時半に英生産者仕入価格(6月)、英生産者出荷価格(6月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(5月)、仏経常収支(5月)、
仏財政収支(5月)、
午後8時に加失業率(6月)、加雇用ネット変化率(6月)、
夜9時半に米貿易収支(5月)、米輸入物価指数(6月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(5月)、加新築住宅価格指数(5月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には注目です。

さて、イタリアのラクイラでG8主要国首脳会議が開催されて、
世界経済や地球温暖化問題などが討議されていますが、
経済分野の首脳宣言では、「世界経済に安定化を示す兆候があるが
状況は不確実。大きなリスク存在。成長の回復と金融安定に
あらゆる措置をとる。雇用の促進にさらなる行動。
景気回復後の出口戦略が必要。保護主義防止を再確認。
WTO交渉早期妥結」などを採択しました。

G8・G14拡大会合でもWTO(世界貿易機関)交渉の
早期妥結について討議されて、ドーハ・ラウンド(多角的通商交渉)
を2010年中に妥結させることが確認されました。
また、同拡大会合では、通貨の切り下げ競争を回避する
ことを確認するとともに、中国の国家主席代理の戴国務委員が
ドルを基軸とした国際通貨制度改革の必要性について言及して、
「安定した国際通貨システム」が必要との認識も宣言に
盛り込まれることとなりました。

今後、ドル基軸体制を巡る議論が先進国と新興国の間で高まる
可能性が出てきたとのことです。(日経新聞7/10)
9日はドル安となりましたが、今後のドルの信認についての
市場動向が注目されます。

その他、報道によりますと、米商品先物取引委員会(CFTC)が
原油先物など金融派生商品(デリバティブ)取引をめぐる投機的な
動きへの規制を検討しているのだそうで、持ち高制限のほか、
すべての取引参加者の売買実態を把握できるように
「口座背番号制」の導入を検討しているとのことです。


さて今日は、トレードと認識のお話です。

認識とは、物事を見定めることや物事の意味を理解することですね。

認識のその基となるものは情報ですが、

「2009年6月24日の米FOMCでFF金利が
 0.00%〜0.25%の範囲で据え置きとなった。」

「2009年6月末日に71ドル台半ばであった原油価格は、
 2009年7月9日に一時60ドル台を割り込むほど下落した。」

「ドル円の2009年3月19日〜2009年7月7日の最安値は93円半ばで、
 ドル円は2009年7月8日にそれを下抜け91円後半の安値をつけた。」

という情報と、

「経済は底打ちしたので、年内には米国は利上げする。」

「原油はまだ高値圏にある。」

「ドル円は安値圏になった。」

などの情報はまったく異質なものです。

前者は「事実の客観的な情報」で、
後者は「思惑の主観的な情報」なのですね。

他人の意見でもある思惑の主観的な情報では
「認識」が歪められて、自身の判断にバイアスの認識が
形成されてしまうことがあります。

事実の客観的な情報を七面倒くさく分析するよりも、
ひとつの結論でもある他人の判断による思惑の情報のほうを
むしろ、知りたくなるものですが、(苦笑)

他人の思惑の情報は、そもそも予想や相対的評価や
他人の思い込みでもあるわけで、

ときにアタリることがあっても、
ハズレの見解となることもあって、

「有名なあのアナリストが上昇すると言っていたのだから…。」

と、現実に相場が下落しているのにいつまでも買い向かう、
なんてことをバイアス思考でヤラかしてしまう
こともあり得ることで、とても危険な情報となる場合がありますね。

また、

情報にはインターネットが普及している現代であっても
「時間格差」や「質の格差」は存在しているようで、

株式相場での「○○社が過去最高益を達成。」
為替での「仲値にかけて300本の大幅不足。」

などの情報も、仮にそれが事実であっても
あまり役に立たないこともあります。

株式投資のベテランであればあり得ないことですが、

「おぉ、そうかぁ○○社が過去最高益となったんだな。
 よし、じゃぁ買っておくとするか…。」

などとやりますと、(苦笑)

すでにとっくにニュースが相場に織り込まれていて、
買ったとたんに利益確定の利食いをあびて、
下落するなどということは日常茶飯事ですね。

情報入手のタイミングは人によって異なり、
メディアに掲載されるころには、
すでに多くの人が知っている情報で、

個人トレーダーが「最後のニュース受信者」と
なってしまうこともあるようです。

市場に反映されるのが遅い、遅効性のある情報もありますが、
無料で得れるレベルの情報は、一般の人が認知する頃には
もうすでに古い情報となっていることが多いのですね。

情報収集に多額の費用をかけているマーケットの巨人達と
情報で戦おうとすることは戦車と竹槍の戦いとなることもあって、

同じ速さで得ることのできる情報は
ほとんど「価格(レート)の動き」と言ってよいようです。

個人トレーダーにとって最も重要な最速の「事実の情報」は、
チャートの動きとなるのかもしれませんね。

さて、

このチャートの事実の情報をどう料理して、
トレード判断をしていくかが問題となりますが、

これにはアレキサンダー・エルダー博士は
3つのMが大切と説いていますね。

この3つのMとは、

「マインド (Mind)」「メソッド(Method)」「マネー(Money)」
の頭文字のことで、

「トレーダーとしての心理」「トレード手法」「資金管理」
となりますが、

これらを身につけるには、ある程度の期間におよぶ努力と
実践的トレーニングが必要となります。

医学の勉強や司法の勉強やスポーツの上達などと同じで、
専門分野となるトレードにも
かなりの勉学とトレーニングが必要なものですが、

ところがどういうわけか、

トレードは「簡単にすぐ覚えられる」という
誤謬の認識が広くはびこっているようですね。

「もう、トレードを1ヶ月も勉強したのに…。」

というのは認識の誤謬である場合もあって、
まだたったの1ヵ月目と認識すべきなのかもしれません。

アレキサンダー・エルダー博士の
投資苑3の226ページには、こう記されいます。

同僚の眼科の医局長がこう尋ねました。

「私は眼科医で、医局のトップにいます。
 あなたの教えを習得するにはどのくらいの期間が必要でしょうか。」

すると、エルダー博士はこう答えました。

「1〜2年で習得する人もいれば、何年たっても習得できない
 人もいます。(トレードは)ほかの分野よりも多くの時間、
 集中力、謙虚さが必要です。
 また、医学部と同じくらい授業料がかかるかもしれません。
 (医学部の)実習生時代、途方もない時間を過ごしたでしょう?
 当時、(医学を)学習するのにどのくらいの時間を要しましたか?
 優秀なトレーダーになるには、
 それくらいの時間がかかるものです。」

モデリングによる加速学習では期間は短縮できるものですが、
それでも、ある程度の期間にわたる学習の努力とともに、

本だけ読んでゴルフが上達しないように
実践的なトレーニングも必要となるなどの
トレードに対する「認識」のほうがどうも正しいようですね。


FX 「身の丈(たけ)」のお話

今日8日(水)からイタリアの人口7万人の小さな町のラクイラで、
G8サミットとG14首脳会議がはじまりますね。

ラクイラは3ヶ月ほど前に大地震があり中心部は閉鎖されていて、
オバマ米大統領や日首相もお風呂のない警察研修所に
宿泊するそうです。

<週はじめの一昨日6日(月)の主な出来事>

東京時間では、ドル円とクロス円が軟調となり、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
ロシア大統領が「より多くの準備通貨が必要だが、
現段階ではドルやユーロに代わるものはない。」
との認識を示す発言をしました。
日銀総裁が「景気は大幅に悪化した後に下げ止まりつつある。」
との認識を示しました。
米ニューヨークタイムズ紙が
「米裁判所がGMの新会社への優良資産売却を承認した」
ことを報道しました。
日景気先行CI指数速報(5月)は77.0、
日景気一致CI指数速報(5月)は86.9と、
ともに市場予想とおりの結果となりました。
中国外務次官が
「ドルは長年にわたり主要準備通貨であり続けると信じる。
中国は米ドルの安定を求めている。
新準備通貨は中国政府の姿勢ではない。」
との見解を示す発言をしました。
日経平均は前週末比−135.20円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが下落する展開となりました。
世界銀行総裁が「G8各国は09年依然危険な状況。
2010年の景気回復のペースは不確実。
新興国の回復が近いと見なすには時期尚早。」
などの認識を示しました。
欧州委員長が「EU経済は年末までマイナス圏の状態が続く可能性」
との見解を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が下落した後に反発上昇して、
ドルストレートも反発する相場展開となりました。
米ISM非製造業景況指数(6月)は
市場予想より強い47.0となりました。
NYダウが下落した後に反発する展開となりまた。
独財務相が「米ドルは主導的な役割維持する。
ユーロと人民元はしだいにその役割を拡大する可能性。」
との認識を示す発言をしました。
IMFの副専務理事が「中国を含むアジア諸国で景気底入れの兆候。
日米の経済見通しは数ヶ月前より若干改善。」
などの見解を示しました。
ルクセンブルク中銀総裁が
「2010年のインフレ率は非常に強くなる可能性。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のフィッチが米カリフォルニアの
債務格付けを引き下げました。
NY原油は64ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週営業日末比+44.13ドルで取引を終えました。

<昨日7日(火)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
NZIER四半期企業景況感は
1974年第4四半期以来の低水準の−25となりました。
豪RBA政策金利は市場予想とおり3.00%に据え置きとなりました。
豪RBA声明では「インフレ見通しに対し追加利下げの余地がある。
世界経済は安定しつつある。中国経済はかなり拡大の傾向。
豪経済のダウンサイドリスクは低下。信用状況は引き続きタイト」
などの見解が発表されました。
日経平均は前日比−33.08円で5日続落して取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロが堅調となって、
その他の主要通貨ペアの多くが軟調となった後に反発して、
揉み合う相場展開となりました。
スペイン中銀総裁が「世界経済の回復は2010年初めと予想。
しかし、大きな不確実性がある。緩和政策を続ける必要。」
などの認識を示す発言をしました。
英鉱工業生産(5月)は−0.6%、英製造業生産高(5月)は−0.5%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
ロシアの大統領筋の談話として
「ロシアにはドルの価値を弱めるような計画はない。
露・中はG8で新たな準備通貨の段階的発展の必要性は強調予定。」
などが伝えられました。
ブラジル大統領が「米ドルは今後数十年にわたり重要な通貨。
米ドルに代替する通貨は必要だが長期にわたる議論が必要。」
との見解を示す発言をしました。
独製造業受注(5月)は市場予想よりかなり強い4.4%となりました。
独財務相が「(過剰な)流動性を吸収するために、
将来的に利上げが必要となる可能性。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で揉み合う展開となりました。
カナダ住宅建設許可(5月)は
市場予想よりかなり強い14.8%となりました。
英NIESRのGDP予想(6月)が前倒しで発表されて、
前回値より強い−0.4%となりました。
カナダIvey購買部協会指数(6月)は
市場予想より強い58.2となりました。
米商品先物取引委員会が原油などの投機的取引抑制の制限を
設ける措置を検討していることが報道されました。
独連銀総裁が「独にはクレジットクランチはない。」
との見解を示す発言をしました。
NY原油は62ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−161.27ドルで取引を終えました。

<今日8日(水)の主な予定>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(6月)、
朝8時50分に日機械受注(5月)、日経常収支(5月)、日貿易収支(5月)
午前10時に豪Westpac消費者信頼感指数(7月)、
午後1時に日企業倒産件数(6月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査
現況判断DI(6月)・先行判断DI(6月)、
午後2時45分にスイス失業率(6月)、
午後6時に欧四半期GDP(確報)、
午後7時に独鉱工業生産(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜4時に米消費者信用残高(5月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・独の指標には注目です。
また、今日はイタリアG8サミットの初日です。

<明日9日(木)の主な予定>

午前10時に豪消費者インフレ期待(7月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(6月)、豪失業率(6月)、
豪労働参加率(6月)、
午後3時に日工作機械受注(6月)、
午後3時に独経常収支(5月)、独貿易収支(5月)、
独消費者物価指数(6月)、
午後5時に欧ECB月例報告(7月)、
午後5時半に英商品貿易収支(5月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時15分に加住宅着工件数(6月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数
夜11時に米卸売在庫(5月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・欧・英・米の指標には注目です。
また、この日は米30年債の入札日です。

さて、報道によりますと、欧米が行き過ぎた信用創造を抑制して、
金融機関の破綻を回避することを目的に規制強化に動いている
とのことですが、英金融サービス機構(FSA)が課す、英国内で
活動する金融機関に対しての「一定の流動性資産の確保の義務付け」
などは、自国・地域の金融安定化を優先させようとする
「金融保護主義」の兆しも見えるとして、
懸念する向きもあるとのことです。

また、EU欧州連合の7日の財務相理事会では、ハンガリーや
リトアニアや、そしてルーマニアやラトビアやポーランドなど
金融危機に直面して財政悪化となった中・東欧の国々の
財政健全化のために、遅くとも2012年までに単年度の財政赤字を
GDP比3%以下にするなどの目標を取り決めたそうです。

そして、今日8日(水)からイタリアのラクイラで、G8サミットと
G14首脳会議がはじまります。議題は世界経済の現状、金融規制、
緩和の出口戦略、地球温暖化対策、貿易、4月の金融サミットの
合意後の実行点検、開発など、多岐に及ぶとされていますが、
声明には盛り込まれないとする観測が多いものの、
準備通貨問題について話し合われることになるのかが注目されます。

また、9月に米ピッツバーグでG20首脳会合の「金融サミット」が
予定されているとのことで、温暖化問題に併せて軍縮も議論される
とのことです。


さて今日は、「身の丈(たけ)」のお話です。

トレードがとてもうまくいったときに

「ちぇっ、口座資金にまだまだ余力があったんだから、
 もっと大きく建て玉をしておけば、
 ガッツリ利益をゲットできたのになぁ…。」

と、勝って悔しい思いをすることがあるものですね。(苦笑)

10万通貨単位でなくて50万通貨単位にしていれば、
たとえば5万円の利益が25万円になっていたというわけです。

ただ、このような考え方は、ときに欲に目隠しされた
危険な心理状態となることがあって、

リターン5倍の可能性の背後では、
常にリスクもそれなりに増大していて、

リスクの増大の可能性のほうが
ユーフォリアの高揚によって見えなくなってしまうと、
「コツコツ、ドカーン」と資金を減らしてしまうことも
ないわけではありません。

グレートベアの異名を持っていた
稀代の相場師ジェシー・リバモアですら、
伝記を読みますと桁が違えど例外ではなかったようで、

大勝負には大負けの危険が潜んでいるものです。

それだけ「欲」とは、
相場で儲ける意欲の原動力となることもあるものの、
ときにリスクを顧(かえり)みることを忘れてしまうと、
とても危険な感情となることがあるのですね。

また、口座資金に対してばかりではなく、
自身のマインドの許容範囲を超えた建て玉は、

いつもならきちんと損切りできていた人でさえ、
損切りのタイミングを躊躇して逃してしまったり、

大玉ゆえにトレード判断がいつもとは違ってしまって、
判断に狂いが生じてしまうことすらあるようです。

口座資金に対して何%というリスク管理面の
建て玉数だけではなく、

トレーダーにはトレーダーごとの身の丈の
マインド・キャパシティ(マインドの容範囲)となる
建て玉数というものがあるようで、

夜も寝られないくらいの建て玉数はとんでもない話ですが、
リラックスしてトレードできるまでが
そのトレーダーの適正な建て玉範囲なのかもしれません。

トレーダーによっては1万通貨単位でも
精神的なプレッシャーでストレスとなることがありますが、

また、トレーダーによっては50万通貨単位でも、
ほとんどデモトレードと変わらなく、
リラックスしてトレードできる人もいます。

この建て玉範囲は、口座資金や慣れや
自信や経済環境などによって変わり行くものですが、
自身の身の丈にあわせて、
焦らず徐々に増やしていくのが良いようですね。

ところで、

相場の分析でも「身の丈」というものがあります。

「なんだこりゃ〜。上げたと思ったら急に下げて、
 今日の相場は何がなんだかさっぱり判らないよ。」

と、思うような相場つきのときもありますが、(苦笑)

これはこれでとても良い判断であることがあります。

「判らないときはトレードしていけないサインであり、
 トレードをしないのが最善の選択」

であることが少なくないからです。

判らないところでも何でもかんでもトレードしてしまうと
負けトレードの増産につながってしまうことがありますね。

「自分が判らないときには絶対にトレードしない。」
という規律だけでも勝率は大きく向上するものです。

たとえば自身の得意パターンが、
仮に、ブレーク狙い一本槍であっても、
得意の状況のそうなるまで「待て」ば良いのですね。

それを技能がまだ未熟なのに、
オールラウンド・プレーヤーのようにトレードするほうが
良くない結果を招くことになるものです。

学習と経験を積むことによって身の丈は成長して、
少しずつ相場での判る範囲は拡大していくものですから、
焦らずに「自身に時間を与える」ことも大切となります。

トレードでは「身の丈」ということが
いろいろな面で大切なようですね。


FX 米国3つの別シナリオのお話

米ロサンゼルスで7日行われるマイケル・ジャクソン氏の
追悼式の登録用のウェブサイトには3日の受け付け開始後90分で
5億件ものアクセスがあり、8750人の枠に対して
160万人以上が登録したそうですね。

<先週末3日(金)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが反発する展開となりました。
世界銀行総裁が
「世界経済の回復の兆候はあるが不透明性は依然高い。
保護貿易主義が懸念される。」との見解の発言をしました。
日経済相が「米経済はまだ底打ちしていない可能性。」
との認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比−60.08円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で揉み合う展開となりました。
スイス消費者物価指数(6月)は市場予想より強い0.2%となりました。
独サービス業PMI(6月 確報)は市場予想より強い45.2となりました。
欧サービス業PMI(6月 確報)は市場予想より強い44.7となりました。
英サービス業PMI(6月)は市場予想よりやや強い51.6となりました。
欧小売売上高(5月)市場予想より弱い−0.4%となりました。
一時、EUR/CHFが介入の噂によるためか上昇する場面がありました。

ニューヨーク時間では、
米市場が独立記念日の振り替え休日で休場のため、
主要通貨ペアが比較的小幅に揉み合う相場となりました。
トリシェECB総裁が「経済回復には信用回復が鍵となる。
銀行は中銀から提供された流動性を反映させるべき。」
との認識を示す発言をしました。
カナダ財務相が
「準備通貨問題がG8やG14で取り上げられる可能性。
経済回復を前にしてグローバルに金融制度を整理する必要。
加ドルは世界的な通貨再編の一部として評価される可能性。」
などの認識を示す発言をしました。

<週はじめの今日6日(月)の主な予定>

午後2時に日景気先行CI指数速報(5月)、日景気一致CI指数速報(5月)
夜11時に米ISM非製造業景況指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。
また、この日は日銀総裁の講演が予定されています。

<明日7日(火)の主な予定>

朝7時にNZIER第2四半期企業景況感、
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後5時半に英鉱工業生産(5月)、英製造業生産高(5月)、
午後7時に独製造業受注(5月 季調済)、
夜9時半に加住宅建設許可(5月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英の指標には注目です。
また、この日はIMFの経済見通しの発表が予定されています。
そして、EU財務相理事会がブリュッセルで行われます。

そして、今週の7月8日(水)からの主な注目材料は、

8日(水)に、英ネーションワイド消費者信頼感、英NIESRのGDP予想、
日機械受注、日経常収支、日貿易収支、スイス失業率、
欧四半期GDP(確報)、独鉱工業生産、米消費者信用残高、
イタリアG8サミット初日、

9日(木)に、豪失業率、豪新規雇用者数、独消費者物価指数、
独貿易収支、独経常収支、欧ECB月例報告、英貿易収支、
英BOE政策金利、英BOE声明、加住宅着工件数、
米新規失業保険申請件数、米卸売在庫、米30年債入札、
イタリアG8サミット2日目、

10日(金)に、日企業物価指数、英生産者物価指数、
英生産者出荷価格、加失業率、加雇用ネット変化、
加国際商品貿易、加新築住宅価格指数、米貿易収支、
米輸入物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
米GM優良資産の「新生GM」への譲渡承認期限日、イタリアG8声明、

などがあります。

さて、先週2日の米雇用統計で景気回復期待先行の市場に
冷や水が注がれることになり、その後の週末もリスク回避傾向の
相場展開となりました。

一部指標では景気底打ちの兆しも示し続けていることや、
また、第2四半期の決算発表も控えていていることから、
今週は「一喜一憂相場」の揺れる相場展開となるとの見方もある
ようで、9日(木)の米新規失業保険申請件数や米30年債入札結果、
そして米貿易収支や米ミシガン大学消費者信頼感指数速報など
経済指標への注目もいつも以上に高まる可能性がありそうです。

また、今週は8日(水)からイタリアのラクイラで行われる
G8サミットが注目イベントとなりますが、同時に開催される
インド・中国・ブラジル・南ア・メキシコ・エジプトなどが加わる
G14で「準備通貨問題」が取り上げられるかどうかも注目されます。

一部G8の関係筋からは、今回G8では地球温暖化や経済では
「出口戦略」をめぐる議論が主題であり、また4月の金融サミットの
合意後を点検する中間報告的な性格のものであり、
G8声明には準備通貨問題については盛り込まれないとの
観測がありますが、世界の基軸通貨の米ドルの今後の信認にかかわる
問題であるだけに、G14各国首脳の討議の成り行きによっては
ドルの動向に影響が強まる可能性もありそうです。

一方、報道によりますと、米地銀の破綻が相次いでいるとのことで、
米イリノイ州の6つの銀行やテキサス州での1行など、
年初来の米銀破たん件数は52行にもなっていて、
08年の米銀破綻件数25件を09年半年にしてすでに超える状況と
なっているようです。

また、米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が
「州財政は7月末までに現金が底をつく」として、
借用書に該当する将来の支払いを約束する「IOU」を発行すると
発表するなど、米地方財政は悪化しているようで、
FRBも「借用書乱発が金融システムを揺さぶりかねないとみて警戒」
しているとのことで(日経新聞)、今後の市場テーマのひとつとなる
可能性もありそうです。

アナリスト予想では、米ドルについて売られやすいと見る向きが
ある一方、リスク回避の動意が強まった場合では円とともに
避難通貨として米ドルが買われやすくなると見る向きもあるようで、
見解はまちまちのようですが、円に関しては円高予想が優勢の
ようです。いかがなりますか注目されます。


さて今日は、米国3つの別シナリオのお話です。

ぶらり書店に行きますと、世が世の状況を反映してか、
最近は経済をテーマにした書籍がとても多く驚かせられます。

一部の投資関連の月刊誌では、100年に1度の絶好の買い場との
論調のものもありますが、

ハードカバーの書籍では、おぞましいくらいに(苦笑)
悲観的な論調の本が多いようですね。

それらの本の中に出てくる数字も
兆の上の「京」という単位まであって、
私などにはその数字の真偽はまったく判りませんが、
驚くことしきりでしばし立ち読みしてしまいます。(笑)

立ち読みは本屋さんに申し訳ないので、
「積読(つんどく)」となるかもしれないと思いながらも
何冊か購入したのですが、

興味ある内容のものがありましたので、
少しご紹介したいと思います。

さて現在、

BRICsなどで新たな準備通貨の必要性の討議もされていますが、

経済施策のための財政問題に苦しみながらも
各国政府は既存体制を原則維持させながら、
「回復と蘇生のための経済政策」に取り組んでいて、
その効果もあって良い兆しも見られるようになってきています。

いまだ経済は収縮の状態から脱しているとは言えないようですが、
この「回復と蘇生」を目指していることは「1つの主要シナリオ」
であることは間違いはないようです。

ただ、

このたった1つのシナリオとおりに絶対にコトが運ぶかというと、
必ずしもそうとは言い切れないとする考えもあるようですね。

メリルリンチ時代に"Chairman's Club"や
Million Doller Producer's Club"に
メンバーとして招待されたことのある菅下清廣さんが書いた
フォレスト出版の「2011年まで待ちなさい!」(2009年5月30日初版)
という本の中に興味深い記述がありました。

「不良債権がアメリカには500兆円(相当)あり、
 全世界ではその3倍、1,500兆円に上るという推計があるいっぽう、
 アメリカの不良債権は1,000兆円を超え、
 世界全体では2,000兆円を超えるという推計も発表されています。
 1,000兆円といえばざっとアメリカのGDPに相当する金額です。
 ガイトナー財務長官が発表した官民共同の不良債権買い取り
 基金の上限が2兆ドル(180兆円)ですから、
 これが充分とはいえないことははっきりしています。」

「金融市場の楽観をよそに、世界経済の状況は
 刻一刻と厳しさを増しているようです。
 エコノミストたちからは09年末からの景気回復を予想する
 強気の発言が目立ちますが、
 私は、08年春の戻り相場のときと非常によく似ていると感じます。
 あのときもエコノミストたちは、3月につけた日経平均11,691円が
 大底になったとして、年後半の景気回復を強気で唱えたものです。
 その後、楽観が徐々にはがれ、悲観相場にと突入していった事実を
 私たちはもうわすれてしまったかのようです。」

「ただし、(中略) 私は、案外、ぎりぎりのところで
 世界恐慌は回避できるのではないか、と考えています。
 それは、アメリカという国は常に(施策の)最終兵器を用意している
 国である、という歴史的な認識に基づいています。」

「71年のニクソン・ショックで第二次大戦後のブレトンウッズ体制が
 崩壊したときのことを思い起こしてください。(中略)
 ニクソン大統領はこのとき、ドルと金の交換停止を宣言、(中略)
 固定相場制の終了と変動相場制への移行を電撃的に発表しました。」

「85年のプラザ合意のときも同様です。
 アメリカが望むドル安水準を実現するために、
 G5にドルを売り、自国通貨買いの協調介入を行うことを合意させ、
 むりやりドル安を導く離れ業を行っています。(中略)
 アメリカが節目、節目できわめてしたたかな経済戦略を描き、
 世界があっと驚く"転身"を図った典型例といえます。(中略)
 世界恐慌を目前にすれば、アメリカが再び世界が驚くような
 手段を使って、それを回避する策に打って出る可能性が
 十分にあるということです。」

と著書に記述されていまして、

米国の政策転換の3つの可能性を指摘されています。

* 世界経済の安定的成長のための「国際通貨体制の変更の可能性」

(基軸通貨としての利得を得ているアメリカですが、
IMFの特別引出権であるSDRや主要通貨のバスケット通貨構想など
世界統一通貨構想に、世界恐慌の回避の大義名文で、
突如、賛同に回る可能性も排除できないのかもしれません)

* 経済危機の元凶となっている不良債権問題を一掃すめための
 外貨建て特別米国債「500兆円規模のオバマ・ボンド設立の可能性」

* 90年代のクリントン政権以来からの強いドル政策を一転して、
 金融立国から米輸出競争力を高めるため「ドル安の放置の可能性」

などの主要シナリオとは別の3つのシナリオの可能性です。

なぜ、このような可能性の指摘ができるのかは、
菅下清廣さん著「2011年まで待ちなさい!」(フォレスト出版)を
お読みいただきたいと思いますが、(笑)

金融緩和によって不景気の中で起こる株高現象の
「金融相場」に関する記述もあり、

一般の表面的事実のニュースの背後にうごめくものが
少し垣間見られるような気もして興味深いです。

「あははっ。
 書店に並ぶ一般人好みの経済関連の本なんてのは、
 半分以上がセンセーショナルに煽って書き立てている
 興味本位のトンデモ本じゃないか…。」

という声もあるようですが、(苦笑)

中には面白さだけではなく、役に立つものもありそうですね。


FX 勝つ人負ける人の違いのお話

国際原子力機関(IAEA)の事務局長の選挙で、
日本人では初となる天野氏が当選しましたね。

<一昨日1日(水)の主な出来事>

東京時間では、ドル円が堅調となり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
日銀短観の第2四半期大企業製造業業況判断は、
2年半ぶりに改善したものの、市場予想より弱い−48となりました。
第2四半期大企業製造業先行きは
市場予想より強い−30となりました。
中国製造業PMI(6月)は前回よりやや強い53.2となりました。
サンフランシスコ連銀総裁が
「金融市場は改善。リセッションは09年後半には終了見込み。
失業率は数年間高い水準となる可能性。早期の金融引締めはリスク。
FF金利は2年ほどゼロ付近となる可能性。
さらなる措置の可能性もある。
FRBは出口戦略のための手段を有している。」
などの見解を示す発言をしました。
豪小売売上高(5月)は市場予想より強い1.0%となりました。
豪住宅建設許可件数(5月)は
市場予想よりかなり弱い−12.5%となりました。
英ガーディアン紙が「英経済の落ち込みここ50年で最も速い」
と観測報道しました。
格付け会社のフィッチが日トヨタの優先債務格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとしました。
日経平均は前日比−18.51円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
独小売売上高指数(5月)は市場予想より強い0.4%となりましたが、
前年比では市場予想より弱い−2.9%となりました。
独連銀総裁が「2010年半ば前のプラス成長は予想できない。」
との見解を示す発言をしました。
スイスSVME購買部協会景気指数(6月)は
市場予想より強い41.8となりました。
独製造業PMI(6月 確報)は市場予想より強い40.9となりました。
欧製造業PMI(6月 確報)は市場予想より強い42.6となりました。
英製造業PMI(6月)は市場予想より強い47.0となりました。
独財務相が「独経済は下半期に信用状況が厳しくなる可能性がある」
との認識を示しました。
米チャレンジャー人員削減数(6月)は前年比で−9.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
米ADP雇用統計(6月)は前月より改善したものの、
市場予想よりかなり弱い−47.3万人となりました。
米ISM製造業景況指数(6月)は市場予想より強い44.8となりました。
米中古住宅販売保留(5月)は0.1%、米建設支出(5月)は−0.9%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
7月8日〜10日にイタリアのラクイラで行われるG8で
「中国が新しい準備通貨について提案する」との
観測報道がありました。
IMFが「理事会はIMF債発行のためのフレームワークを承認。
IMF債は支援が必要な時のみ発行されるが、上限は設定しない。
中央銀行など公的セクターで取引可能。」と発表しました。
米30年債は4.3379%となりました。
NY原油は69ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+57.06ドルで取引を終えました。

<昨日2日(木)の主な出来事>

東京時間では、ドル円がやや堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
豪貿易収支(5月)は市場予想より弱い−5.56億豪ドルとなりました。
中国外務次官が
「将来的には準備通貨の多様化を望んではいるが、
米ドルは世界の主要準備通貨。
世界の主要準備通貨が引続き安定することを期待している。」
との見解を示す発言をしました。
トリシェECB総裁の記者会見や米雇用と受けを控え、
様子見的な展開の通貨ペアも見られました。
日経平均は前日比−63.78円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ポンドドルなどドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
スウェーデン中銀が政策金利を0.25%引き下げました。
スイスSNB理事が
「スイスフラン上昇と戦うために介入を続ける用意がある。
大規模な量的緩和を続ける姿勢を持っている。」
とのコメントを出しました。
英建設業PMI(6月)は市場予想より弱い44.5となりました。
欧失業率(5月)は9.5%、欧生産者物価指数(5月)は−0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
北朝鮮が短距離ミサイルを発射したことが報道されました。
格付け会社のムーディーズがアイルランドをAA1に格下げしました。
欧ECB政策金利は市場予想とおり0.25%に据え置きとなりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が急落して、
その他の主要通貨ペアも軟調になりました。
米失業率(6月)は市場予想より強い9.5%となりましたが、
米非農業部門雇用者数変化(6月)は
市場予想より弱い−46.7万人となりました。
米製造業雇用者数変化(6月)は
市場予想より強い−13.6万人となりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い61.4万件となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「09年下期の経済の落ち込みは上期より和らぐ見通し。
最近のデータは年内の経済活動の低迷を示唆。
労働市場は今後さらに悪化する可能性。
インフレ率がマイナスは短期的。
信頼感は予想以上に早く回復する可能性があるが、
実体経済は引き続き懸念が残る。
カバードボンドの期間は3年から10年になる可能性。
現在の政策金利を最低とは決定していない。」
などの見解が公表されました。
米製造業受注指数(5月)は市場予想より強い1.2%となりました。
ホワイトハウスが「2〜3ヶ月以内に失業率が10%に達する見込み」
と見解を発表しました。
NY原油は下落して66ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−223.32ドルで取引を終えました。

<週末の今日3日(金)の主な予定>

午後4時15分にスイス消費者物価指数(6月)、
午後4時55分に独サービス業PMI(6月 確報)、
午後5時に欧サービス業PMI(6月 確報)、欧複合PMI(6月)、
午後5時半に英サービス業PMI(6月)、
午後6時に欧小売売上高(5月)、
などの経済指標が発表されます。
欧の指標には注目です。
また、今日は米国が米独立記念日振り替え休日で休場です。

さて、欧ECB政策金利の発表・トリシェECB総裁の記者会見と
米雇用統計のビッグ・イベントを終えた市場ですが、
リスク回避傾向となりました。

また、報道によりますと、世界銀行は08年7月〜09年6月期の
融資額が、途上国などからの支援要請が相次ぎ54%増の
590億ドルとなり、過去最大となったことを発表しました。
そして、ゼーリック総裁は「景気回復ペースはかなり不透明で、
この傾向は2010年も続く見通し」との声明を出しました。

一方、中国の商業銀行による人民元の貸し出しも急増していて、
3月の増加額は前年同月比の約7倍にあたる1兆8900億元に
達するなど、1-6月期の人民元の融資増加額は7兆元となり、
08年の通年実績の1.4倍になっているとのことで、
資金の大半が株式や不動産に流れ込んでいるとみられ、
資産バブルの懸念も浮上してきて、中国政府は金融危機対応の
緊急措置を終わらせる出口戦略に苦慮しているようです。(日経新聞)

また、米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は
財政非常事態宣言を発して、263億ドルに拡大した財政赤字に
対処するため特別会議の開催をすることとなりました。
また、州当局は納入業者などへの支払いを停止し、
将来の支払いを約束する「IOU」を発行することになるとのことで
財政が厳しい事態となっているようです。


さて今日は、勝つ人負ける人の違いのお話です。

たった400ドルから数十億ドルに資産を増やした逸話を持つ
リチャード・デニス氏と、
彼の同僚のウィリアム・エックハート氏が、

「トレーダーは養成することが可能かどうか」賭けをしたことで
20世紀の末頃に誕生したとされるトレーダー集団がありました。

このトレーダーズ集団はタートルズと言われていますが、
カーティス・フェイス氏など
優れたトレーダーが輩出されましたことでも有名となりました。

さて、

タートルズは、1000人を超えるトレーダーの一般公募の中から、
アンケート形式の紙面テストで40名に候補生が絞られ、
その中から、さらに10人だけが選りすぐられることになりました。

しかし、10人の精鋭たちですが、
彼らの約半分が満足にトレードできなかったそうで、

落ちこぼれとなったタートルズの中には、

「カーティス・フェイスら極一部のものだけが
 特別にリチャード・デニスから
 トレードの秘密を伝授されたに違いない…。」

と思い込む人がいたそうです。

ところが、

カーティス・フェイス氏の著書によりますと、
そのような事実はまったくなく

「みな同じ教育を受けていた。」のだそうで、
同じトレード法を使っていながら結果に天地の差が出るのは、

「トレードでの心理的な面において、
 一貫性や規律を貫けたかどうかの差であった。
 そして、どこまで執行できたかの差であった。」

という意味のことをカーティス・フェイス氏は語っています。

精鋭たちの半分は、自己の思惑や恐怖という
心理が生じてしまったために執行に一貫性を保てなかったわけです。

もっとも、これはトレーディングの手法が有効であるという
大前提が必須ですが、(苦笑)

勝つ人負ける人には、それぞれの共通点があると、
指摘されることがあります。

たとえば、含み損となっているポジションが、
「5%の含み損」「10%の含み損」「15%の含み損」の
3種類あると仮定して、どれを最初に損切るか、
という設問では、

勝ち組のトレーダーは、
最も大きな含み損となっている「15%の含み損」を切る選択をして、

負け組のトレーダーは、
逆に最も大きな含み損のほうを残したがる傾向があるのだそうです。

また、利益が出ているポジションの場合では、

勝ち組のトレーダーは、
なるべく利を伸ばそうとするのに対して、

負け組のトレーダーは、
なるべく早めに利益を確定したがる傾向があるそうです。

つまり、

勝ち組トレーダーは、含み損に対してはリスクを選好したがらず、
含み益に対してはリスクを選好したがる傾向があり、

負け組トレーダーは、含み損に対してはリスクを選好したがり、
含み益に対してはリスクを選好したがらないという、

真逆の傾向があるとされています。

このような傾向があるからか、
トレードの先進国でもある米国では、

"Take Our Profits Slowly, Cut Off Losses At once"
(利益はゆっくり得て、損失はただちに断ち切れ。)

と、頭文字を取って、コカコーラならぬ、(笑)
「TOPS COLA」をトレードの基本中の基本として
教えているようですね。

その他にも、勝つ人負ける人には、
それぞれの際立った特徴があるとされています。

勝ち組のトレーダーは、
ときに大胆でもけっこう臆病で、
勝つことよりも負けないことを心がける傾向があり、
判らないところではジッと待って無闇にトレードに手を出さない。

負け組のトレーダーは、
常に無謀なまでに勇猛果敢で、
勝とうとすることばかり考える傾向があり、
待つことができず、焦り急ぎ、
チャンスを逃すまいと数多くトレードしたがる。

(あるいは逆に、良いチャンスでもビビッて執行できない。)

勝ち組のトレーダーは、
リスクをコントロールする資金管理を重要視する傾向があり、
ポジションを小さめに取ろうとする。

負け組のトレーダーは、
勝つための手段や方法を重要視する傾向があり、
勝ったときの利益を大きくしようと
口座資金に対して大きくポジションを取りたがる。

勝ち組のトレーダーは、
自己努力を惜しまず
他人の意見よりも自身の分析を重んじる傾向があり、
失敗を受け入れ自省的な傾向がある。

負け組のトレーダーは、
自己努力による判断よりも簡単即席を好み
他人の意見を聞きたがり、
失敗を受け入れたがらず外罰的な傾向がある。

勝ち組のトレーダーは、
負けたトレードを反省はするが気持ちにシコリを作らない。

負け組のトレーダーは、
負けたトレードをあまり反省はしないが、
感情的になり、気持ちに怒りのシコリを作りやすい。

勝ち組のトレーダーは、
勝ってもあまり調子に乗らず淡々としている傾向がある。

負け組のトレーダーは、
勝てばとても気分が良くなり、
調子に乗り高揚しやすい傾向がある。

勝ち組のトレーダーは、
ときにネガティブで連敗するとポジションを小さくするか、
もしくはトレードを休もうとする傾向がある。

負け組のトレーダーは、
多くはポジティブで連敗すると一発逆転を狙って
ポジションをさらに大きく取りたがり、
負けを早く取り戻そうともっと多くトレードをしたがる。

勝ち組のトレーダーは、トレンドを好む傾向がある。

負け組のトレーダーは、天底狙いを好む傾向がある。

うーん…。

必ずしもこうだとばかりも言えないところもありそうですが、
いくつかはそんなところもあるかなぁ、
と思うフシも少しはありそうですね。

でも、負け組みトレーダーのほうがとても人間的な感じもして、
勝ち組トレーダーのほうが
人間感情としては異常な感じもするものです。(笑)

それだけ、相場の世界はヘンな世界なのでしょうね。

ちなみに私は、かつて負け組のかなり多くの項目に該当する
典型的な駄目トレーダーでしたが、(苦笑)

トレード手法以前の問題として、
勝つ人負ける人のマインドや行動習慣は、
ほとんど真逆なようですね。

さてところで、

マインドや行動習慣を勝ち組のそれに転換するには
どうしたらよいのか、という難問への回答ですが、

カーティス・フェイス氏ら多くの著名トレーダーたちは
唯一、「自己規律」していく以外にはないと説いているようです。


FX 謎のビルダーバーグのお話

米GMがトヨタ自動車との合弁会社"NUMMI"から撤退するとのことで、
トヨタは北米戦略で厳しい選択を迫られることとなりそうですね。

<週はじめの一昨日29日(月)の主な出来事>

東京時間では、ドル円が上昇傾向の上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが揉み合いながらも軟調傾向で推移しました。
NZ貿易収支(5月)は市場予想より強い8.58億NZドルとなりました。
NZ住宅建設許可は3.5%と好結果になりました。
英ホームトラック住宅価格は0.0%となりました。
日小売販売額(5月)は
前年比で市場予想より弱い−2.8%となりました。
日鉱工業生産速報(5月)は市場予想よりは強い5.9%となりましが、
前年比では市場予想より弱い−29.5%となりました。
日自動車生産(5月)は前年比で−41.4%となりました。
中国国家外為管理局が「米ドルは世界の金融市場で優位性を維持。」
との認識を示しました。
日経平均は前週末比−93.92円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円がやや軟調傾向揉み合いとなり、
ドルストレートは上下に揉み合いながらも堅調傾向となりました。
欧州委員が「金融市場はポジティブな反応を示しているが、
欧経済は数四半期マイナス成長になると予想。
失業は増加し続けると予想。追加の刺激策を排除すべきでない。
出口戦略は議論すべき時で行う時ではない。
欧州では米国より危機からの回復に時間がかかる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
英消費者信用残高(5月)は市場予想とおりの3億ポンドとなり、
英モーゲージ承認件数(5月)は
市場予想より弱い4.34万件となりました。
欧業況判断指数(6月)は−2.97、欧消費者信頼感(6月)は−25と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
欧鉱工業信頼感(6月)は市場予想とおりの−32となりました。
欧州委員会が「ユーロ圏の収縮の最悪期は過去のものとなったが、
危機が去ったと言うには時期尚早。」との見解を発表しました。
国際決済銀行BISの年次報告では、
「景気刺激策が一時的に成長を押し上げるが、
見通しは不確実で長期低迷の可能性がある。
各国政府や中央銀行は景気刺激策からの出口戦略が必要。」
などの見解を発表しました

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇して、ドルストレートは揉み合いながらも
堅調傾向となりました。
米シカゴ連銀全米活動指数(5月)は−2.30となりました。
米ボストン連銀総裁が
「米GDPは09年後半にプラスに転じると予想。
米失業率は2010年にピークとなると予想。」
との認識を示しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(6月)は
市場予想より弱い−20.4となりました。
米30年債は4.2852%となりました。
NY原油は71ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比+90.99ドルで取引を終えました。

<月末の昨日30日(火)の主な出来事>

東京時間ではドル円が軟調となり、
ポンドは堅調傾向の推移となったものの、
その他のドルストレートは上げては下げる揉み合いとなりました。
予定時間より早く発表されたNZ企業信頼感(6月)は
5.5の好結果となりました。
英GFK消費者信頼感調査(6月)は
市場予想とおりの−25となりました。
日失業率(5月)は市場予想とおりの5.2%となりました。
日住宅着戸数(5月)は
前年比で市場予想より弱い−30.8%となりました。
日建設工事受注(5月)は前年比で−41.9%となりました。
日経平均は前日比+174.97円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が下落した後に反発して、
ポンドが上昇の後に急落して、
ユーロドルが上げては下げる揉み合いとなりました。
英ネーションワイド住宅価格(6月)は
市場予想よりかなり強い0.9%となりました。
独失業率(6月)は市場予想とおりの8.3%となりました。
英四半期GDP(確報)は−2.4%、
英四半期経常収支は−85億ポンドと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
欧消費者物価指数速報(6月)は
前年比で市場予想より強い−0.1%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇して、ドルストレートが下落しました。
カナダGDP(4月)は市場予想とおりの−0.1%、
カナダ鉱工業製品価格(5月)は
市場予想より弱い−1.1%となりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(4月)は
前年比で市場予想よりは強い−18.12%となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(6月)は
市場予想より強い39.9%となりました。
米消費者信頼感指数(6月)は市場予想より弱い49.3となりました。
米セントルイス地区連銀総裁が
「出口戦略は必要だが、長期金利を押し上げるなら
現時点では逆効果。米財政赤字は大規模。
FRBのバランスシート管理では資産売却が適切。
夏の経済データを精査してから資産購入プログラムを
どうするか検討するようになる見込み。」
などの認識を示しました。
NY原油は69ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−81.85ドルで取引を終えました。

<月初めの今日7月1日(水)の主な予定>

朝8時50分に日銀短観(第2四半期大企業業況判断・先行き・
設備投資)、
午前10時半に豪小売売上高(5月)、豪住宅建設許可件数(5月)、
午後2時に日自動車販売台数(6月)、
午後3時に独小売売上高指数(5月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(6月)、
午後4時55分に独製造業PMI(6月 確報)、
午後5時に欧製造業PMI(6月 確報)、
午後5時半に英製造業PMI(6月)、
午後8時半に英チャレンジャー人員削減数(6月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(6月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(6月)、中古住宅販売保留(5月)、
建設支出、
などの経済指標が発表されます。
日・豪・独・米の指標には注目です。
今日はカナダのトロント市場がお休みです。

<明日2日(木)の主な予定>

午前10時半に豪貿易収支(5月)、
午後5時半に英建設業PMI(6月)、
午後6時に欧失業率(5月)、欧生産者物価指数(5月)、
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は1.00%で据え置き)
夜9時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(6月)、失業率(6月)、
米製造業雇用者数変化(6月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時に米製造業受注指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。
また、翌日の米市場が米独立記念日振り替え休日となるため、
この日は米市場の連休の前日となります。

さて、月末30日(火)の英国立統計局が発表した
第1四半期GDP(確報)では、1958年の第2四半期以来の50年ぶり
となる落ち込みとなって、前期比−2.4%という結果となり
ポンドが急落するサプライズとなりました。

また、報道によりますと、ここのところの世界的な景気回復期待の
高まりにより、それまで日国内機関投資家が保有する
外貨建て資産の為替変動リスクを回避するため行っていた
「外貨売り円買いによるヘッジ」を解消する動きがあることや、
今週からの欧米各国での国債入札を控えていることから、
日国内投資家の外貨需要などで、これらが円安圧力となると
見る向きがあるようです。

一方、近頃、中国人民銀行が「1つの通貨の世界の金融システム
独占には深刻な問題がある。一部の準備通貨への依存の低減を
世界に求める。」としていましたが、
中国国家外為管理局が「米ドルは世界の金融市場で優位性を維持。」
との認識を示し、米ドル擁護の姿勢を示すなど、
中国の米ドル対する考え方も揺れているようです。

そして、国際決済銀行BISの年次報告では「景気刺激策が一時的に
成長を押し上げるが、見通しは不確実で長期低迷の可能性がある。」
としていて、また、アルムニア欧州委員が「金融市場はポジティブな
反応を示しているが、欧経済は数四半期マイナス成長になると予想。
失業は増加し続けると予想。追加の刺激策を排除すべきでない。
出口戦略は議論すべき時で行う時ではない。欧州では米国より
危機からの回復に時間がかかる可能性。」とも述べていて、
良い兆しは認めつつも楽観は時期尚早なのかもしれません。

さて、今日1日(水)の米ADP雇用統計(6月)や米ADP雇用統計(6月)に
続き、明日2日(木)はECB政策金利とトリシェECB総裁記者会見と、
3日(金)が米独立記念日振り替え休日で米市場が休みとなることから
今週のメイン・イベントの米雇用統計も2日(木)に併せて発表される
ことになっていて、相場が大きく動く可能性もあり、
2日(木)は注目の一日となりそうです。


さて今日は、謎のビルダーバーグのお話です。

たまに面白話を1つお届けいたします。^^

なんかハンバーグみたいな名称ですが、(笑)

1954年にオランダのユリアナ女王の夫君のベルンハルト氏や、
オランダのベルナルド王子や
ジョセフ・レティンガー氏たちによって、
米国と欧州の北大西洋条約機構(NATO)加盟国の橋渡しのために、
創始されたとされるビルダーバーグ・ソサエティとも呼ばれる
非公開の秘密会議のことで、

王立国際問題研究所や外交問題評議会や三極委員会などにも
関係があるとされていますが、
欧米のジャーナリストも招待されるものの、
会議での討議内容は非公開で記事になることはないそうです。

毎年一回開催されているそうですが、
第1回目がオランダのオーステルベークの
ビルダーバーグ・ホテルで行われたことから、
ビルダーバーグ会議と呼ばれています。

50年以上も続くこの秘密会議の代々の出席者が
あまりにも世界的に影響力をもつな要人たちであることから、
「陰のサミット」と呼ばれることもあるそうですね。

デービッド・ロックフェラー、ロスチャイルド財閥、
ヘンリー・キッシンジャー、アイゼンハワー以降の歴代米国大統領、

トニー・ブレア英国首相、ハビエル・ソラナ前EU理事会事務総長、
トリシェ欧ECB総裁、英BOE総裁、世界銀行総裁、NATO事務総長、
などの他にイギリスのフィリップ殿下や欧州の全王室、
そして、ゴールドマンサックスCEOやビル・ゲイツ夫妻、
ロイヤル・ダッチ・シェル会長たちも参加していたのだそうで、

そうそうたる面々には驚いてしまいます。

ロックフェラー家やロスチャイルド財閥も出席することから、
トンデモ本でよくありかちなユダヤ陰謀説と結びつけて
ビルダーバーグ会議を謎めいて紹介されることも多いようですが、

いろいろといわくの噂があるようですね。

70年代に批判的記事を書いた英フィナンシャル・タイムズ紙
の記者が辞職に追い込まれた噂。

イラク戦争が起こる2年前のビルダーバーグ会議で
「イラク戦争」が主要議題となっていたとする参加者の談話。

約8兆円もの公的資金を注入された後に
平成10年に破綻した旧長銀を10億円の破格の安値で買い取り、
その後、新生銀行として上場を成し遂げ、
2200億円もの利益を手にしたといわれている
「ハゲタカ・ファンド」リップルウッドの
創業者ティモシー・コリンズの影に見える、
ビルダーバーグ会議の常任理事のバーノン・ジョーダンの噂。

そして、

ビル・クリントン、ジョージ・ブッシュ、
英元首相ジョン・メージャー、マーガレット・サッチャーたちが、
なぜか大統領や首相となる前に
ビルダーバーグ会議に招かれている事実。

などを見聞きしますと、

「もしや、この秘密会議で…。」と
かんぐりたくなりますね。(苦笑)

バラク・オバマ米大統領がこの会議に招かれたどうかは
伝わっていませんが、

なにやら秘密のベールに包まれた会議ではありますね。

ダニエル・エスチューリン氏の
「ビルダーバーグ倶楽部 世界を支配する陰のグローバル政府」
によれば、

「何もかも見通す監視機能を備えた陰のグローバル政府だ。
 密室の年次総会では、悪魔的な計画をいかに実行するかが決まる。
 決まれば、すべてが必然となる。戦争、飢饉、貧困、政府転覆、
 それに加えて思わぬ政変や社会変動、あるいは通貨価値の変動
 などが突然起こるのだ。」

とされていて、(驚)

にわかには信じがたいトンデモ本の香りもしますが、(苦笑)

もしも、通貨価値の変動などが
突然起こるように計画されているとすると
私達トレーダーにとっても気になりますね。

今年の5月の世界金融危機の最中に
ギリシャで行われたビルダーバーグ会議では、
ティモシー・ガイトナー財務長官も出席されたようですが、
何が議題となり、どのように決議されたのでしょうか…。(謎)

いろいろな噂や憶測があるようですね。

なにやら、真偽不明ながらも、

世界経済を再構築するために、いったん

「世界を数十年間にわたる経済的停滞とさせる案」

「短期的な大恐慌にして、一時的なドル大暴落も辞さず、
 その後、継続可能な新たな世界経済体制を構築する案。」

の二案が協議されたのだとか…。

まるで、「生まれ変わるためには一度死ななければならない」
との破壊を正当化するカルト思想のようでもあり、

表向きに各国が行っている「蘇生のための経済政策」とは
真逆のような感じもして、にわかには信じがたいお話ですが、

世の中には興味深いトンデモなお話があるものですね。


FX 「負けに不思議の負け無し」のお話

世界的なスーパースターのマイケル・ジャクソン氏が
急逝されたニュースが報道されましたね。

<先週末26日(金)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
NZ四半期GDPは市場予想より弱い−1.0%となりました。
日東京消費者物価指数(6月)は−1.5%、
日全国消費者物価指数(5月)は−1.1%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
日財務相が「物価下落は極端な需要減が要因。」
との認識を示しました。
日全参議要活動指数(4月)は市場予想より強い2.6%となりました。
日経平均は前日比+81.31円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となって、
ドルストレートが揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
独輸入物価指数(5月)は市場予想より弱い0.0%となりました。
仏中銀総裁が「ストレステストは仏銀行の健全性を裏付ける。」
との認識を示す発言をしました。
スイス財務相が「UBSの増資を歓迎。UBSは充分な資金力となる。」
とコメントしました。
スイスKOF先行指数(6月)は市場予想より強い−1.65となりました。
中国人民銀行が
「1つの通貨の世界の金融システム独占には深刻な問題がある。
一部の準備通貨への依存の低減を世界に求める。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円は軟調が進んだ後に揉み合いとなって、
ドルストレートの多くは揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
ユーロドルが終盤にかけてやや軟調となりました。
米個人所得(5月)は市場予想より強い1.4%となりました。
米個人支出(5月)は0.3%、米PCEデフレータ(5月)は0.1%と、
ともに市場予想とおりの結果となりました。
発表時間が未定であった独消費者物価指数速報(6月)は、
市場予想より強い0.4%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(6月 確報)は、
市場予想より強い70.8となりました。
カナダ財務相が「経済が安定しつつある確信は拡大している。」
との認識を示しました。
米ダラス連銀総裁が、
「米経済の底打ちは近いがまだ困難な状況にある。
失業率が10%を上回らない理由はまだない。」
FRBは出口戦略について明示する用意はまだできていない。」
などの認識を示す発言をしました。
米30年債は4.3322%となりました。
NY原油は69ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−34.01ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日29日(月)の主な予定>

朝7時45分にNZ貿易収支(5月)、NZ住宅建設許可(5月)、
朝8時01分に英ホームトラック住宅価格(6月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(5月)、日小売業販売額(5月)、
午後1時に日自動車生産(5月)、
午後5時半に英消費者信用残高(5月)、英モーゲージ承認件数(5月)、
午後6時に欧業況判断指数(6月)、欧消費者信頼感(6月)、
欧鉱工業信頼感(6月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(5月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧・米の指標には注目です。

<月末の明日30日(火)の主な予定>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(6月)、
朝8時半に日失業率(5月)、日家計調査消費支出(5月)、
午前10時に豪HIA新築住宅販売(5月)、
昼12時にNBNZ企業信頼感(6月)、
午後2時に日住宅着工戸数(5月)、日建設工事受注(5月)、
午後4時55分に独失業率(6月)、独失業者数(6月)、
午後5時半に英四半期GDP(確報)、英四半期経常収支(確報)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(6月)、
夜9時半に加GDP(4月)、加鉱工業製品価格(5月)、
加原料価格指数(5月)、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(4月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(6月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・欧・加・米の指標には注目です。

そして、今週の7月1日(水)からの主な注目材料は、

1日(水)に、日銀短観、豪小売売上高、豪住宅建設許可件数、
香港休場、独小売売上高指数、スイスSVME購買部協会景気指数、
独製造業PMI、欧製造業PMI、英製造業PMI、加トロント休場、
米チャレンジャー人員削減数、米ADP全国雇用者数、
米ISM製造業景況指数、米中古住宅販売保留、米建設支出、
      
2日(木)に、豪貿易収支、欧失業率、欧生産者物価指数、
欧ECB政策金利、欧トリシェECB総裁記者会見、
米新規失業保険申請件数、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米製造業受注指数、米市場の連休直前日、

3日(金)に、スイス消費者物価指数、独サービス業PMI、
欧サービス業PMI、英サービス業PMI、欧小売売上高、
米独立記念日振り替え休日(米国のほぼ全市場が休場)、

などがあります。

さて、月末と月初となる今週は、2日(木)の欧ECB政策金利・
欧トリシェECB総裁記者会見や、米雇用統計の発表をヤマバに、
週末3日(金)から米市場が連休になるなど
ポジション調整の動きも含めて、注目材料が目白押しで、
第3四半期入りでもあり、相場が大きく動く可能性を秘めた
一週間となりそうです。

そして、注目されていた先週の米国債の入札も応札率は
高い結果となり、需給悪化懸念が後退して、日米金利差が
取引材料として注目されやすい地合いとなって、
米長期金利とドル相場に連動性が強まると見る向きもあるようで、
市場での米長期金利の動向も注目されます。

また、今週のアナリスト予想では、強弱様々ながら、
経済指標については良い内容となっても、市場の景気回復期待は
既に織込みが進んでいて、市場反応は限定的と見る向きがある一方、
リスク選好ポジションの巻き戻しが続く為替市場では
円高圧力がかかりやすいと見る向きや、
経済指標に良い内容が多ければ、米景気回復期待が高まり
米長期金利が上昇しやすく、ドル買いが進むと見る向きも
あるようです。

一方、各国中銀は緩和政策から出口戦略へと向かっているとして、
この過程では不安材料の残るユーロに懸念する向きも一部には
あるようですが、予想や見解はあくまで参考までとして、
チャートの示唆やチャートが描く相場の流れに乗って
トレードしていきたいものです。


さて今日は、「負けに不思議の負け無し」のお話です。

心形刀流の松浦静山の「常静子剣談」の中の一文とされていますが、

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」

という言葉がありますね。

ボヤキ節でも有名な(笑)東北楽天イーグルスの
野村監督も記者のインタビューで
この言葉でホヤいていたことがありましたし、(苦笑)

詰め将棋の大家でもある将棋の内藤國雄九段も、
対談などでこのコトバを語ることがあります。

勝つ時はなんとも幸運な不思議ともいえる勝ちがあっても、
負けた時には必ず理に適わない原因があるものだ、
というワケですが、

厳しい勝負を生業とする方は、
しみじみ実感をこめてこの言葉を語ることがありますね。

ところで、

個人トレーダーであれば、相場自体を動かすなどということなどは
もちろんできませんので、(苦笑)

マーケットの動きについていき、

「買うか」「売るか」「休むか」の
たった3通りの選択肢で臨むほかはなく、

ポジションを保有しているときには、
「休むか」が「保持するか」に替わりますが、

やはり「(手仕舞いで)売るか」「手仕舞いで)買うか}
の選択肢しかありません。

基本的にやることはとても単純ですが、
その執行の判断は神のパズルといわれるくらい、
まぁ、難しいこと、難しいいこと。(笑) 
簡単ではありませんね。

もっとも、

この「買う」「売る」「休む」は
トレーダーが市場に対してオペレートできる
ただ3つの可能な動作ですが、

「買うか」「売るか」の判断の裏側には
数々、判断しなくてはならない事項があります。

1. 銘柄選択 (FXであれば通貨選択)

2. どこで買うか(売るか)

3. 取引金額の決定 (枚数やレバレッジ)

4. ストップ位置(幅)はどこに置くか

5. 利益目標はどこにするか

などの基本5項目から、

細かくは、短期トレードでは
どのような経済指標がいつ発表されるか、
も把握しておいたほうがよさそうですし、

トレード以前の問題では、
どこの証券会社(業者)に口座を設けたほうがよいか、
などということまでありますね。(笑)

また、口座の資金量や、そのときの精神状態も
トレードに少なからず影響を与えます。

口座資金に余裕があって、
小さめの建て玉数なら、

あたかもデモトレードをするように
ほとんど精神的なプレッシャーがなく
トレードできることもあって、

米著名トレーダーのマーセル・リンクは、
その著書"High Probability trading"で
余裕資金の重要性について説いています。

まぁ、口座資金については、
近年は1,000通貨単位でもトレードできる業者もあって、
資金に対する建て玉数のほうが問題となるのだと思いますが、

投資家でフィナンシャルプランナーの新田ヒカルさんという方は、
その著書「気づきの投資術」(サンガ社)の中で、

「投資額が増えることで、ストップロスを勝手に
 変えてしまうようになったり、利益確定が早くなったり、
 生活のなかで感情的になる場面が増えてしまうようであれば、
 投資額が大きすぎるということです。」

と書かれていて、

許容リスクの数値的計算とは別に

「精神的にストレスなく売買を続けられる範囲」が
その投資家やトレーダーにとっての最適建て玉との考えを
示されていて、なるほどなぁ、と思いました。

さて、

トレードにも「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
ということは、(とうしうもないダマシや急変もありますが)
どうも、これに近いことはあるようで、

著名トレーダーのエド・スィコータ氏が
負け続けるトレーダに対して

「いつも同じように同じことをして負ける。」

と言う意味のことを手厳しく指摘しているように、

負けトレーダーからなかなか抜け出せなかった時代を振り返ると、
これは確かにあると語るベテラントレーダーも少なくないようです。

負け続けているときには、
負けるべくして負けている場合が多いというわけですが、

マーセル・リンクは著書でこう語っています。

「人間である以上、誰だって過ちを犯すし負けることもある。
 (中略)
 成功するトレーダーと負け続けるトレーダーとの決定的違いは、
 犯した過ちの扱いにある。良いトレーダーは、自分の犯した
 過ちを記録して、そこから学ぼうとするが、悪いトレーダーは、
 同じ過ちを何度も繰り返して、そこから何も学ぼうとしない。」

うーん…。

とかく、なんとか勝とうとすることばかり考えるものですが、

勝ちトレーダーへと変身していくためには、
繰り返す失敗を学びに変えるための
自己のトレードを振り返るトレード・ノートを記録して、

自分自身の弱点や癖と対峙して、
見つめ直していくことも必要なようですね。


FX 超過利益を得る秘術のお話

中国石油大手の中国石油化工集団シノペック・グループが、
スイスのアダックス石油を買収することになったそうですね。
中国企業による買収では過去最大となるのだそうです。

<一昨日24日(水)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが揉み合いながらも、
しだいに堅調傾向となっていきました。
日通関ベース貿易収支(5月)は市場予想より強い2998億円、
日企業向けサービス価格指数(5月)は
前年比で市場予想より弱い−3.0%となりました。
NZ四半期ウエストパック消費者信頼感指数は106.0となりました。
日銀審議委員が「時限措置の終了は現時点ではまだ少し早い。」
との認識を示しました。
ECBの専務理事が「経済減速の速度には曲がり角がある。
利引下げの効果を待っている。」
との主旨の発言をしました。
日経平均は前日比+40.71円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円など主要通貨ペアが揉み合いながらも軟調傾向となりました。
日銀総裁が「日景気は大幅悪化の後に下げ止まりつつある。
金融環境は改善の動き見られるが全体としては厳しい。」
などの認識を示す発言をしました。
欧経常収支(4月)は赤字を拡大して−92億ユーロとなりました。
OECDが「米FRBは2011年まで利上の必要がない。
欧ECBは政策金利を遅れるより早期に引き下げるべき。
英国とカナダは2010年末まで政策金利を
可能な限りゼロ%近い水準に据え置くべき。」
などの見解を発表しました。
独財務相が「景気回復が安定すれば財政の強化に回帰。
独は他国以上に世界的な下落局面にさらされている。
独は深刻に中期的インフレのリスクを取っている。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドルが買われドル円が揉み合いながらも上昇して、
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
ECB専務理事が「記録的な低水準の政策金利と流動性供給により、
インフレリスクに向かっていることを意識している。
デフレにつながることは予期していない。」
などの認識を示す発言をしました。
米耐久財受注(5月)は市場予想よりかなり強い1.8%となりました。
英BOE政策委員が「英国の住宅市場は安定しつつある可能性。
英経済が自然回復するかに懸念を持っている。
第2四半期GDPは引続きマイナスの見通し。」
などの認識を示しました。
英BOE総裁が「ポンドの下落は英国の競争力拡大に繋がる。
英国の財政赤字は莫大。時期が来れば利上することがある。
景気回復の速度は不透明。世界的な金融システムには改革が必要。」
などの認識を示す発言をしました。
米新築住宅販売件数(5月)は市場予想より弱い34.2万人となりました。
独連銀総裁が「独経済はセッションの中にあるが、
景気は今年下半期に底打ちの可能性。」
との認識を示しました、
米FOMC政策金利は0.00%〜0.25%の範囲で据え置きとなりました。
FOMC声明では、
「米国債・MBS・政府機関債の買取規模は据え置く。
金利は長期間低水準を維持する。
金融市場の状況はここ数ヶ月でおおむね改善。
景気回復促進と物価安定維持に向け可能なあらゆる手段を講じる。」
などのややポジティブな見解が発表されました。
NY原油は68ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−23.05ドルで取引を終えました。

<昨日25日(木)の主な出来事>

東京時間では、ドル円が揉み合いながらも上昇しました。
ポンドはロンドン時間前あたりから軟調となりましたが、
その他の主要通貨ペアは堅調傾向での推移となりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(4月)は0.7%となりました。
日財務相が「「強いドルは米国と世界各国の利益となる。
日決済手段としてドルを基軸通貨として使う方針に変化はない。」
などの主旨の発言をしました。
IMFが「豪経済成長はトレンド以下に減速した。
豪経済は09年に−0.5%、10年に+1.5%と予想。
成長が弱まる場合は一段の刺激策を行う余地がある。
豪RBAは金利を引き締める際には注意が必要。」
などの見解を発表しました。
ナイジェリアで石油パイプラインが爆破されたとの
報道がありました。
日経平均は前日比+205.76円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が揉み合いながらも上昇継続して、
ポンドドルなどドルストレートが軟調となりました。
中国人民銀行が「経済は回復しているが堅調ではない。
しばらく緩和的な金融政策を維持。」
との主旨の見解を発表しました。
欧鉱工業新規受注(4月)は市場予想より弱い−1.0%となりました。
IMFの筆頭専務理事が
「深刻な経済の後退の恐怖は乗り越えたが、
景気回復には多大な不確実性が残っている。
世界経済はポジティブな兆候が見られ信頼感は回復してきている。」
との認識を示す発言をしました。
仏中銀総裁が「経済状況を維持できていないバルト諸国の
ユーロ加盟を承認するのは時期尚早。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となって、ポンドドルなど
ドルストレートが反発する展開となりました。
米四半期GDP(確報)は市場予想より強い−5.5%、
米四半期個人消費(確報)は市場予想より弱い1.4%、
米四半期コアPCE(確報)は市場予想より強い1.6%、
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い62.7万件となりました。
バーナンキFRB議長が
「メリルリンチの買収はバンク・オブ・アメリカの
取締役会の決定でありFRBは関与していない。
インフレ阻止のためやがて金融刺激を巻き戻す。」
などの主旨の発言をしました。
FRBが「市場状況は改善したが機能が損なわれてる分野があるため、
緊急貸出制度を2010年初めまで延長する。」と発表しました。
格付け会社のフィッチが米カリフォルニア州の格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとすることを発表しました。
NY原油は70ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+172.54ドルで取引を終えました。

<週末の今日26日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ四半期GDP、
朝8時半に日全国消費者物価指数(5月)、日全産業活動指数(4月)、
午後3時45分に仏四半期GDP(確報)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(6月)、
夜9時半に米個人所得(5月)、米個人支出(5月)、
米PCEデフレータ(5月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(6月 確報)、
などの経済指標が発表されます。
独消費者物価指数速報(6月)も予定されていますが、
発表時間は未定です。(NY時間になることが多いようです)
(日)・NZ・独・米の指標には注目です。

さて、FOMCではFF金利を市場の大方の予想とおり0.00%〜0.25%の
範囲で据え置きとなりました。注目されたFOMC声明では、
「米国債・MBS・政府機関債の買取規模は据え置く。
金利は長期間低水準を維持する。金融市場の状況はここ数ヶ月で
おおむね改善。」という内容で、悲観的な基調が和らぎ、
デフレ懸念に関する文言は削除されることとなりました。

利上げやインフレ期待の高まりに関する市場観測に
歯止めをかける内容ながら、米国債とモーゲージ債の買い取りを
継続する方針は継続するも、米国債買い入れの規模拡大は
しないとの内容になりました。
サプライズはなかったものの、無事通過の印象とともに
悲観は後退して、総じてややポジティブな結果となったようです。

また、報道によりますと、モルガン・スタンレーが
不良資産救済プログラム(TARP)資金の返済に絡み、
第2四半期に8億9200万ドルの大幅な損失を計上する恐れが
あるとの観測があるようです。

一方、世界経済の牽引役として注目される中国経済ですが、
GDP8%成長を目指す「保八」と言われる政策で、
09年の財政赤字が前年比で8倍を超える9500億元と過去最大に
膨れ上がっていることで、対GDP比の財政赤字が3%を超えると
中国国債の信用力が低下し、格下げの懸念が生まれることから、
今すぐどうこうということではないものの、
一部では「チャイナ・リスク」として懸念する向きもあるようです。


さて今日は、超過利益を得る秘術のお話です。

今日はなんと意味シンな話題なのでしょう。(笑)

さて…、

投資の世界でよく論議されることのある対立の話題に、

「テクニカル対ファンダメンタルズ」
「順張り対逆張り」
「短期対長期」
「裁量対システム」

などがありますが、

今までたくさんの論議がされてきたものの、
決着には至っていないようで、

「そもそもテクニカルチャートなどというものは、
 過去の記録にしか過ぎないんだよ。
 つまり、テクニカルチャートとはレートのアーカイブなわけだ。
 それ以上でもそれ以下でもない。
 大切なのは経済情勢や相対金利なんだよ。」

「では、先ほどから20Pipsほどの値動きがあったが、
 ここ数分で何か経済指標が発表されたのであろうか。
 金利が変わったのだろうか。要人の発言があったのだろうか。
 これこそ、テクニカルな動きと考えるが、どうなのだろうか。
 さぁ、ファンダメンタルズで説明していただきたい…。」

などと不毛な論議をしていたようですが、(苦笑)

現在はどちらの派も互いに少し非難しながら、(笑)
互いを認め合うような、関係に落ち着いてきているようです。

また、近年はハイブリッドにあやかってか、
対立をフュージョンするような手法もあるようですね。

テクニカル分析で勝っているトレーダーもいれば、
ファンダメンルズ分析で勝っている投資家もいれば、

順張りで勝っている投資家もいれば、
逆張りで勝っているトレーダーもいるわけで、

まぁ、どちらが優れているかという一義を求めるより、
どれがそれぞれの投資家や投機トレーダーにとって
相性がよいか、その人にとって儲けれるものか、

ということのほうが、もしかしますと大切なのかもしれませんね。

チャートにたくさんの線を引いたり、
テクニカル指標に注目するもよし、

株式相場であれば、会社四季報をボロボロになるまで
読み調べるのもよし、なのだと思います。

似たような論議に、

「相場は数理的に解明できる派」と

「人の行動としての相場は数理だけでは解明できない派」

の対立もありますね。

まぁ、こちかのほうの対立も、
「相場自体の動きに心理は反映されている」として
完全に決着がついたわけではないようですけれども、

相場の動きには「人の心理」というファクターは
無視できないものとして、

「数値的なデータ」とともに「不合理な人の心理」も
相場分析に加えるべきだとの思想から、

行動ファイナンスという理論が注目されているようですね。

さて、

この行動ファイナスナンスに
大きな影響を与えることとなったものの1つに
1979年にダニエル・カーネマンとエイモス・トゥベルスキーが
提唱した「プロスペクト理論」"Prospect theory"というものが
あるそうですが、

この理論によりますと、利益と損失を受け止める
人間の感情には差があって、

この感情の歪みが、人が投資やトレードを行う際に
「損するほう、損するほうへと行動を誘う」
ことになるのだそうです。

よくこのプロスペクト理論を説明する際に
引き合いに出される例ですが、

「無条件で80万円がもらえる」

「85%の確率で100万円をもらえるが、
 15%の確率で1円ももらえない」

の場合は、無条件に80万円をもらえるほうを選択しがちで、(笑)

「無条件で80万円を支払わなくてはならない」

「85%の確率で100万円を支払わなくてはならないが、
 15%の確率で1円も払わなくてよい」

の場合は、パーセンテージは少なくても望みに賭けて、
1円も払わなくてもよい可能性のほうを選択しがちなのだそうで、

この利益と損失の場合の違いで、
市場参加者は確率の期待値を無視した行動を
とりがちとなってしまうことが、

人が投資やトレードを行う際に
自己の心理自体が「損するほう、損するほう」へと
行動を誘(いざな)ってしまうことになり、

「損する元凶」となるのだそうです。

この

「85%の確率で100万円を支払わなくてはならないが、
 15%の確率で1円も払わなくてよい」

ほうを選択肢しがちな心理こそが、
「トレーダーの損切り出来ないシンドローム」と
なっているのですね。

ところで、

考え方に対立の多い相場の世界ですが、
正統とされる理論でほぼ認められているものに、
「リワード対リスクは、1対1」という原則があります。

これはリターンの分だけリスクがある、というワケで、

これによりますとローリスクハイリターンは
あり得ないことになるのですが、

リターンとリスクがイーブンであれば
投資で勝ち続けているのは異常な幸運が続いていることなのか、
といいますと、これまたそうではないのだそうで、

リスクのほうを小さく切って
損失となるときに損を小さくすることによって、
「リワード対リスクが1対1」の中でも
超過利益を得れる可能性を見出すことができるのだそうです。

まぁ、こう言われても、

「リワード対リスクが1対1」であれば、
リスクを小さく切ると
リワードも小さくなる理屈になりそうですが、(苦笑)

損を早めに切ることによって、
トレンドという、非ランダム性の歪みが存在する
ある期間の相場状況においては
超過利益はあり得るのだそうです。

うーむ。

そうすると…、

「リワード対リスクが1対1」の原則において、
損切りこそが超過利益を得れる可能性を見出す秘術であり、
魔法の手段となるのかもしれません。

もちろん、損切りだけで勝てるわけはありませんが、

損切りという錯誤の試行で、ときに往復ビンタを食らいながら
トレンドという名の非ランダム性の歪みが存在する
ある期間の相場状況を捕まえることが
きっと超過利益を得るトレードいう行為なのですね。

ならば、捕まえたトレンドは簡単には手放したくないですね。

そして、より効果的にトレンドを捕まえるためにあるものが、
トレードの手法なのかもしれませんね。


FX (2)米著名トレーダーのアドバイス

今日24日(水)の深夜は米FOMCの発表ですね。
バーナンキFRB議長をはじめ10人の投票権保有者が
米国の金融政策をどのようにするのか注目されますね。

<一昨日の週はじめ22日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
英ライトムーブ住宅価格(6月)は改善して−0.4%となりました。
日第2四半期景況判断BSI(全産業)は−22.4、
日第2四半期景況判断BSI(大企業製造業)−13.2、
日第三次産業活動指数(4月)は市場予想より弱い2.2%となりましたが
プラスとなって、前回値も上方修正されました。
豪シドニー・M・ヘラルド紙が「豪RBAの政策金利は上がるより
下がる可能性が高い。」と観測報道をしました。
ウォールストリートジャーナル紙が
「独の公的債務は大幅に増加する見通し。」と観測報道をしました。
豪新車販売台数(5月)は+5.4%となりました。
世銀が米・日・欧の2009年と2010年のGDP見通しを引き下げました。
また、BRICsではブラジルとロシアの2009年GDP見通しを引き下げ、
インドの見通しを引き上げました。
日経平均は前週末比+40.01円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円は揉み合いが続きましたが、
ドルストレートやクロス円が軟調となりました。
独IFO景気動向(6月)は市場予想より強い85.9、
独IFO現況評価値(6月)は市場予想より弱い82.4、
独IFO予想値(6月)は市場予想より強い89.5となりました。
独IFOのエコノミストが
「IFO指数の上昇は期待指数の上昇によるもので、状況は依然悪く、
経済が転換点を迎えたと証明するものではない。」
とコメントしました。
独政府が「IFO指数は独経済の安定化を表す。」
との見解を発表しました。
IMFのチーフエコノミストが
「世界経済の回復が強い兆しは十分に見えない。
下降リスクが見られる。」とコメントしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円は揉み合いが続きましたが、
ドルストレートやクロス円が揉み合いながらも軟調に推移しました。
トリシェECB総裁が
「景気後退ペースが鈍化している兆候がみられるが、
依然として下降局面にある。引き続き警戒は必要。
金融セクターには支援が依然として必要。
ECBは安定と信頼のために必要なことすべて行う。
現在のユーロ圏の政策金利水準は適切。米国の強いドル発言は重要。
金融セクターの構造改革は非常に重要。
景気は2010年に回復開始の見込み。」などの発言をしました。
カナダ国際証券取扱高(4月)は
市場予想より強い90.48億加ドルとなりました。
米政府が「失業率は数ヶ月以内に10%に達する見込み。」
と発表しました。
米30年債は4.4376%となりました。
NY原油は下落して66台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−200.72ドルで取引を終えました。

<昨日23日(火)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが
揉み合いながらも軟調に推移しました。
日経平均やアジア株が軟調に推移しました。
日景気先行CI指数確報(4月)は76.2、
日景気一致CI指数確報(4月)は86.0となりました。
日経平均は前日比−276.66円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロなど主要通貨ペアは
揉み合いながらも反発する展開となりました。
独GFK消費者信頼感調査(7月)は市場予想より強い2.9となりました。
スイス貿易収支(5月)は20.1億スイスフランとなりました。
格付け会社のムーディーズが
「米政府が債務水準を低下させられる限り
米国のトリプルA格付けは安全。
米ドルの準備通貨としての位置づけにはリスクがある。」
との見解を発表しました。
独製造業PMI速報(6月)は40.5、独サービス業PMI速報(6月)は44.3と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
欧製造業PMI速報(6月)は市場予想よりやや強い42.4、
欧サービス業PMI速報(6月)は
市場予想よりやや弱い45.5となりました。
ECBの専務理事が
「時期を早めての出口戦略適用は有害となる可能性。
ECBは政策金利を安定化させることを保証する。
SDR債など新たな準備通貨の高まりは、
世界を不安定化させるリスク。
イタリアは危機の終了を待たず経済改革を実行すべき。
2010年の経済回復には依然として疑う余地がある。」
との認識を示す発言をしました。
仏銀総裁が「成長を助ける金融政策は継続すべきだが、
適切な時期に流動性を吸収する準備をしておくべき。
欧州圏の銀行のストレステストは良い発表内容。
国家財政の長期的な持続性を確保することが不可欠。」
などの認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル売り動意にドル円が下落して、
ドルストレートが揉み合いながらも堅調な展開となりました。
独連銀総裁が
「ECBは現在さらなる政策を取る必要はない。
早すぎる出口戦略は避けないといけないが、
適切な出口戦略の時期を探る必要。ECBは利下げの余地を使い切った。」
などの見解を示す発言をしました。
米中古住宅販売件数(5月)は
市場予想より弱い477万件となりました。
米リッチモンド連銀製造業指数(6月)は
市場予想より強い6となりました。
バーナンキFRB議長が来年1月末に任期を迎えることについて、
オバマ米大統領が「困難な時期に素晴らしい仕事をやり遂げた。」
とコメントしましたが、
再指名に関しては「ニュースは作らない」と
含みのある発言をしました。
NY原油は69ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−16.10ドルで取引を終えました。

<今日24日(水)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(5月)、
日企業向サービス価格指数(5月)
午前11時にNZウエストパック消費者信頼感指数(四半期)、
午後5時に欧経常収支(4月)、
夜9時半に米耐久財受注(5月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(5月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
米の指標とFOMC声明には注目です。

<明日25日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ四半期経常収支、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(4月)、
午後6時に欧鉱工業新規受注(4月)、
夜9時半に米四半期GDP(確報)、米四半期GDP価格指数(確報)、
同夜9時半に米四半期個人消費(確報)、米四半期コアPCE(確報)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、米バーナンキFRB議長の議会証言が予定されているようです。

さて、期待先行で上昇傾向にあったマーケットですが、
世銀が米・日・欧の2009年と2010年のGDP見通しを引き下げたり、
IMFのチーフエコノミストが「世界経済の回復が強い兆しは
十分に見えない。下降リスクが見られる。」とコメントしたり、

トリシェECB総裁が「景気後退ペースが鈍化している兆候が
みられるが、依然として下降局面にある。引き続き警戒は必要」と
発言したり、米政府が「失業率は数ヶ月以内に10%に達する見込み」
と発表するなど、

ネガティブ材料に株式市場や原油先物市場および為替市場が
リスク回避の動意となりましたが、反発の動きも見られ、
期待と懐疑に揺れる相場となっているようで、
相場の強弱観が交錯しているようです。

また、報道によりますと、景気後退や相次ぐ企業破綻をきっかけに、
米国と中国が景気対策で自国製品を優先購入する方針を打ち出すなど
各国の景気対策や独自規格の策定で自国製品を優遇する
新たな保護主義の動きが世界で連鎖的に発生しているとのことで、

米国とEUが中国を鉄鋼・金属製品の原材料となる鉱物などの輸出を
制限して国際競争力をゆがめているとして、
世界貿易機関のWTOに提訴する動きもあり、
「バイアメリカンやバイチャイニーズなどの保護主義的な
貿易措置が広がれば、世界の自由貿易体制を揺るがしかねない。」と
世界経済の停滞の温床となるだけに懸念が高まっているとのことです。

さて、今日24日の深夜は米FOMCが発表されます。
米政策金利のほうは据え置き予想が大勢ですが、
FOMC声明が「景気は最悪期は脱したが、まだ予断を許さない」の
ような内容であれば、市場反応は限定的となる可能性が高いものの、

投資・投機のマネーともなる「ワールドダラー」が、
緩和政策によって前年を4割も上回る4兆5000億ドルに
膨らんでいることなども背景に、市場では緩和政策から
出口戦略への転換を思惑して年内の利上げを織り込んで
きていることから、米長期国債の買取の行くへなどに関する
FOMC声明内容によっては、相場が揺れる展開となる
可能性もありそうでFOMC声明が注目されます。


さて今日は、先日の米著名トレーダーのアドバイスの
お話の続きです。

ジャック・D・シュワッガーが米国のたくさんの
著名トレーダーにインタビューしてまとめた
"Interviews with Top Traders"という本から、

米著名トレーダーの一般個人トレーダーへの
アドバイスをいろいろと見てみたいと思います。

* ラリーハント氏の場合、

「統計的なアプローチではなく個人的な先入観を持って
 トレードをしてはいけない。
 そして、完璧な最適の手法を探すのではなく、
 最も確実な手法を求めるべきだと思う。
 また、トレードと人生に勝つための
 2つの基本ルールを知ることだ。
 1つは『儲けれなければ勝つこともない』ということ、
 もう1つは『すべてのチップがなくなれば、
 もう儲けることができない』ということだ。」

* ヘッジファンドの帝王の著者のマイケル・スタインハルト氏の場合

「ときに全く愚かな者が成功することがある。
 しかし、これはワナで不幸の始まりとなることがある。
 相場の世界はとても競争の激しい仕事だと認識する必要がある。
 売ったり買ったりするときには、人生の大半を相場に賭けて
 努力している連中と競争しているのだと認識しなくてはならない。
 あらゆる瞬間にプロはあなたの売買の反対側にいるのだ。
 良いトレードのためにはアイディアを追い続けていく信念と
 間違いを認める柔軟性のバランスが必要だ。
 そのためには、幅広い経験とミスから学ぶのが一番だ。
 そして、市場の変化に適応していく必要がある。」

* ウィリアム・オニール氏の場合、

「私の本の中に投資家が犯しやすい18の間違いについての
 章があるが、これを読んで欲しい。
 投資対象をよく選別すること。
 下げてる途中で買ってはいけない。
 ナンピンは悪い癖だ。この素人戦略が深刻な損失を招く。
 一発当てようと思ってはいけない。簡単な金儲けの方法はない。
 利食いが早いことや、損を引きずるのは
 正しい投資手法とは逆のものだ。」

* デビッド・ライアン氏の場合、
 
「売買日誌をつけるといいね。
 そして最も重要なアドバイスは、『自分のミスから学べ』だ。
 これがトレーダーとして成功する唯一の道だ。」

* チャンピオン・トレーダーのマーシュ・シュワルツ氏の場合、

「相場の流れとともにトレードしなさい。
 価格が移動平均の上にあるか下にあるか、どんな方法よりも
 これが一番効果的だ。移動平均線に逆らわないようにしなさい。
 逆らうことは自殺行為だからだ。
 そして、ポジションをとる前に自問すると良い。
 『自分はほんとうにこのポジションを取りたいか』と。
 ミスを認めるよりも損をするほうを選んではいけない。
 損切りを覚えなさい。
 そして、資金が二倍三倍と増えるまでポジションサイズを
 大きくしないことだね。」

* ジェームズ・B・ロジャーズJr.氏の場合、

「90%の人々が同じことに注目するが、
 良いトレーダーは何か別のものを見ている。
 過去の常識から抜け出すのだ。
 投資にあたって学ぶべきルールは、
 そうでないのなら何もしないしないということだ。
 できるだけトレードの回数を少なくして、
 道端にカネが落ちている状況まで待つことだ。
 遊びでトレードしてはいけない。
 注意深く選択して良いトレードが現れるまで待つ。
 トレードのためのトレードは決してしないこと。
 確率の高いトレードが準備されるまで待つ忍耐力を持つことだ。」

うーむ…。

「道端にカネが落ちている状況ってどんな状況なんだ?」
と、突っ込みを入れたくなるコメントもありますが、(笑)

著名トレーダーも十人十色でアドバイスも個性的ですね。

でも、彼らも初心の頃はほぼ例外なく
トレードに苦労してきたようで、(苦笑)

経験からの言葉には重みがあり、あれこれ参考になるものですね。


FX 「はじめの一歩」のお話

イラン大統領選の結果をめぐる混乱が激化しているようですね。

<先週末19日(金)の主な出来事>

東京時間では、ドル円がやや軟調傾向の揉み合いの後、
ロンドン時間前に半場する展開となりました。
ドルストレートがやや堅調傾向の揉み合いとなりましたが、
ロンドン時間前にユーロが軟調となりました。
日銀政策会合議事録では、
「金融環境は全体として厳しい状態。
導入した施策を着実に実施していくこと望ましい。
金融システムの不透明感はやや後退。」
などの認識が公開されました。
英BOE総裁が「英経済の悪化が鈍化している兆候はみられるが、
データからは経済回復の結論は時期尚早。」
との認識を示す発言をしました。
EU首脳会合では「さらなる刺激策は正当化されない。
済の回復に合わせて財政の統合を焦点とすべき。」
などが草案に盛り込まれることが発表されました。
日経平均は前日比+82.54円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
独生産者物価指数(5月)は市場予想とおりの0.0%となりました。
欧ECBのビニスマギ専務理事が
「金融監視改革を促進して、ヘッジファンドや投資銀行、
そして、デリバティブなどの取り締まりを強化すべき。」
との認識を示しました。
欧ECBのゴンザレスパラモ専務理事が
「物価リスクが上向いた時点では緩和政策から
出口戦略を段階的に行う必要があるが、
今すぐ出口戦略を計画するのは時期尚早。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となって、ドルストレートが押した後に
ロンドンフィックスあたりから急反発して
その後は揉み合う展開となりました。
カナダ小売売上高(4月)は
市場予想よりかなり弱い−0.8%となりました。
カナダドルが軟調となりました。
欧州委員が「数週間以内に欧州で新たなガス問題が起こるリスク。
EUはウクライナのガス問題を支援する予算はないが、
国際金融機関にはウクライナを支援する意思がある。」
との見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「米カリフォルニアの格付けを引き下げ方向で検討している。」
ことを発表しました。
NY原油は軟調となって69ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−15.87ドルで取引を終えました。

<週はじめ22日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(6月)、
朝8時50分に日第2四半景気判断BSI(全産業・大企業製造業)、
午前10時半に豪新車販売台数(5月)、
午後4時にスイスのマネーサプライ、
午後5時に独IFO景気動向(6月)、独IFO現況評価値(6月)、
独IFO予想値(6月)
夜9時半に加国際証券取扱高(4月)、
などの経済指標が発表されます。
独の指標には注目です。
また、トリシェECB総裁の講演が予定されているようです。

<明日23日(火)の主な予定>

午後2時に日景気先行CI指数(4月 確報)、
日景気一致CI指数(4月 確報)、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査(7月)、
午後3時15分にスイス貿易収支(5月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(6月)、独サービス業PMI速報(6月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(6月)、欧サービス業PMI速報(6月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(5月)、
米リッチモンド連銀製造業指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・欧・米の指標には注目です。

そして、今週の6月24日(水)からの主な注目材料は、

24日(水)に、日通関ベース貿易収支、欧経常収支、米耐久財受注、
米新築住宅販売件数、米FOMC政策金利、米FOMC声明、

25日(木)に、NZ四半期経常収支、OECD理事会、欧鉱工業新規受注、
米四半期GDP(確報)、米個人消費、米新規失業保険申請件数、
米四半期コアPCE、米バーナンキFRB議長の議会証言、

26日(金)に、NZ四半期GDP、日全国消費者物価指数、
日全産業活動指数、スイスKOF先行指数、独消費者物価指数速報、
米個人所得、米個人支出、米PCEコア・デフレータ、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)、

などがあります。

さて、2008年秋からの金融危機は最悪期を抜けたとの観測が
大勢となってきているようです。ただ、雇用や住宅市場は弱く、
回復軌道の予測では、V字と見る向きよりも、L字や、
二番底もあるW字となるとの見方のほうが今のところは多いようです。

1970年以降の先進国の景気後退の分析では
「住宅バブルと金融危機を伴う景気後退は全治3年」という
野村證券金融経済研究所のリポートもあるそうで(日経新聞)、
またIMFによる過去30年の金融危機の調査でも、
通常の景気後退の2〜4倍長い不況が続く
との報告もあるとのことで、相場は戻りながらも
ときに下値を確認していくような動きとなる可能性もありそうです。

また、米ミシガン大学が行った調査によりますと、
調整後の米住宅価格は今後5年間下落することが予想され、
向こう10年間は住宅資産が消費を押し上げる公算は
小さいとのことです。(ロイター)

そして、一部アナリストの予想によりますと、
マクロ環境の改善により株式市場は底堅い展開となりやすいと
しながらも、短期的な過熱感は解消に向かっているとして、
23日以降から過去最大級の米国債入札があることで、
これに伴う米長期金利の動向により神経質な展開と
なりそうだとのことです。

また、今週は24日(水)の米FOMC政策金利およびその声明が
焦点となりそうですが、今回の米政策金利は0.25%で据え置き予想が
大勢ながら、市場では緩和政策から出口戦略への転換で
年内の利上げを織り込んできていることから、
米長期国債の買取の行方などFOMC声明に注目度が高くなりそうで、
相場が揺れる展開となる可能性もありそうです。

アナリストの見解はまちまちながら、今週はドル安と円高を予想
する向きがやや多いようですが、いかがなりますか注目されます。


さて今日は、「はじめの一歩」のお話です。

同名の熱血ボクシング漫画がありますが、
今日はトレードの「はじめの一歩」のほうです。

「何も解らない初心のころは、それなりに勝てたのに、
 いろいろなトレード関連の本を読み、
 勉強をすればするほど逆に勝てなくなってしまった…。」

ということは、学習のプロセスでもあるかのように
多くの人が経験することのひとつのようです。

初心のうちは、もちろん誰でも知識が少ないものですが、
この知識の少なさ故にときにシンプルに相場を見れるという
メリットとなることもあって、

ベテランが唸るような難しい相場状況でも、

「なんか相場が上昇してきたので買ってみたら儲かった。」

などと、すんなり決断ができて
良い結果となることもあるものですね。

ところが…、

もっと勝てるようにとトレードの勉強し始めると、

「このあたりは高値抵抗となるな…。」
「ここは○月○日の高値(安値)に近接してきている…。」
「○日移動平均線が…。」
「フェボナッチの1.618が気になる…。」
「ネックラインが近い…。」
「ヘッドを形成する可能性もありそうだ…。」
「ピボットのR2のあたりとなってしまったな…。」
「昨日のバーナンキFRB議長とトリシェ発言が…。」

まぁ、気になること気になること。(苦笑)

頭の中がごちゃごちゃと錯綜して、
何がなんだか解らなくなってしまうことがあります。

トレード判断のためには、いろいろな判断要素を
帰納的に検討して結論に達しなくてはなりませんが、

検討要素が増えれば増えるほど
迷いが生じてしまうというわけですね。

トレード精度を上げるために複雑な分析をしていく場合には、
要順のプライオリティ(Priority)をしっかり認識して、
より帰納的に「雑」を「要」に絞り込み、
最終的には「買う・売る・休む」のどれかに帰結する
単純な「解」を得ていくことが大切となってきますね。

さて、

物事にはとても大切なコアの部分があって、
トレードでもその大切なことを学んでおく必要があります。

これを認識しないで、我武者羅に並列的に頭に知識を詰め込んでも、
大切なコアがわかっていないと混乱の基となることがあります。

トレードで何が基礎的なコアとなるのかは難しいテーマですが、

投資苑という著作で有名なアレキサンダー・エルダー博士は、
このコアを「3つのM」と呼びました。

「マインド (Mind)」「メソッド(Method)」「マネー(Money)」

の頭文字をとった3つのMのことで、

トレードの大切なコアを

「トレーダーとしての心理」
「トレード手法」
「資金管理」

であるとしました。

多くの人は「トレードの手法」を中心に学習するものですが、

学んだことを執行するには、
「トレーダーとしての心理」について知り、
自己規律を身につけなくてはなりませんし、

「レバレッジを小さくなんていうことは、
 手法が劣っている証拠なんだよ!」

というのも、どうも違うようで、(苦笑)

口座資金に対する適正な建て玉や、
損切りなどの「資金管理」は、
トレード手法よりも大切なものとなることがあります。

買うか売るかのトレード技術だけでは
相場に勝ち続けることはできないのですね。

たとえば、

相場は上げるか下げるかの2つに1つなどと思っていると、
(確かにこれはこうなのですが)
トレードを行うという観点ではときに違うこともあって、

「上昇の可能性が高いので買う」
「下落の可能性が高いので売る」

そして、

「判然としないのでトレードを休む」

の3とおりあるわけで、

いつも上げるか下げるか2つに1つと思っていると、
過剰トレードとなってしまい、
トータルで負けてしまうことがありますね。

たくさんの負けも経験してきたベテランで、
市場から退場せずに残っている人は、
第3のポジションとも言われる「ノーポジ・スクエア」の
選択がとてもうまいものです。

よく「休むも相場」と言いますが、

ときに休むことが最善の選択肢であることを
ベテラン達は身に染みて学習しているわけですね。(苦笑)

トレードの基礎的なコアにかかわることですが、
トレードの「はじめの一歩」こそがとても大切で、

* 上昇の可能性が高いと判断されれば買いを躊躇なく執行する。

* 下落の可能性が高いと判断されれば売りを躊躇なく執行する。

* これらの売り買いは、必ず資金管理上、
 口座資金に対して適正な建て玉範囲までで行う。

* 判らない場合は、トレードをしていけないというサインなので
 冷静にトレードを休む。(来るべきチャンスをじっと待つ)

* トレード判断と執行に対して、相場が逆に動いたら、
 含み益となっている場合には利益確定の手仕舞いをして、
 また、規定の含み損に達した場合では躊躇なく損切りを執行する。

これらの5つのコアが重要事項となります。

「あははっ。こんなのあたりきしゃりきのコンコンチキだぜ。
 何が重要事項だ。こんなんでトレードに勝てれば苦労しないよな。」

もちろん、それはそうで、

相場の上昇や下降の可能性をより正確に分析する
優れたエッジのあるトレード手法を身につけることは大切です。

ただ、トレードの学習をしているようでいて、

口座資金に対して無謀な大玉のトレードをしていたり、

トレード判断に対して相場が逆に動いて
含み損が規定以上に増大しているのに損切りすらできないのでは、

大切なコアも判らずにトレードしていることになるのかもしれません。

数多く勝っても結局は負けてしまう
「コツコツ、ドカーン」の悪癖のループから

いつまでたっても抜けられないトレーダーも
少なくはないようです。

「行き詰ったら原点にもどれ。」とも言われますが、

トレードの学習を広く深くしていく過程で、
「学べば学ぶほど、何がなんだか解らなくなっってしまった…。」
というような、

道しるべを見失ってカオスの迷宮に入り込まないために、

幼稚なこととバカにして笑い飛ばさずに
ときどき「はじめの一歩」から自身のトレードを
見直してみるのも良いのかもしれませんね。


FX 米著名トレーダーのアドバイスのお話

シカゴ、東京、リオデジャネイロ、マドリードなどの
2016年夏季オリンピック候補の各地が
IOCにアピール合戦をしましたね。

<一昨日17日(水の主な出来事>

オセアニア時間で一時ドル円が下落したものの、
東京時間では主要通貨ペアが堅調傾向となりました。
米オバマ政権の金融規制改革案が発表されました。
格付け会社のフィッチが日本の債務格付けを据え置きました。
豪Westpac先行指数(4月)は
2ヶ月連続プラスとなる0.7%となりました。
豪四半期新規住宅は−4.0%となりました。
RBNZ総裁が「経済の下降トレンドは底に近い可能性。
NZ経済は年末にかけ回復開始。
NZドル高は経済回復にとってマイナス。」
などの認識を示す発言をしました。
日銀金融経済月報(6月)では、
「CP・社債の発行環境は一段と改善。
企業の資金調達コストは金利の低下で低下。
海外経済は下げ止まりつつある。」
などの見解が発表されました。
日工作機械受注(5月 確報)は前年比で−79.2%となりました。
日経平均は前日比+87.97円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが下落する展開となりました。
スイス実質小売売上高(4月)は前年比で1.2%となりました。
フィンランド首相が
「景気回復の時期と持続期間は依然として不確実。
景気回復は緩やかになる可能性。」との認識を示しました。
英失業率(5月)は市場予想より強い4.8%となりました。
英BOE議事録では
「全会一致で金利と資産買入れプログラムの規模の据え置きを決定。
ダウンサイドリスクに変化なく、信用供与は抑制。
景気が底を打ったと宣言するのにはまだ早すぎる可能性。」
などの議事が公表されました。
欧貿易収支(4月 季調済)は市場予想より弱い−3億ユーロ、
欧建設支出(4月)は0.6%となりました。
ポルトガル中銀総裁が
「弱い経済成長が長引くリスクがある。
ドルの大幅な下落は世界経済に多大な問題を起こす可能性。
ドルの急激な下落は予想していない。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートやクロス円が反発する展開となりました。
米消費者物価指数(5月)は市場予想より弱い0.1%、
米四半期経常収支は−1015億ドルと、
ともに市場予想より弱い結果となりましたが、
経常赤字は前期比で34.5%言となりました。
カナダ卸売売上高(4月)は市場予想より弱い−0.6%、
カナダ景気先行指標指数(5月)は、
市場予想より強い−0.1%となりました。
ロシア大統領が
「中露の2国間貿易でルーブルと人民元の利用拡大で合意」
したことを発表しました。
S&Pが米銀22行の格下げして見通し変更することを発表しました。
オバマ米大統領が
「監督の欠如が金融システムの乱用を引き起こした。
預金取扱機関の資本基準引き上げと、
ヘッジファンドにSECへの登録義務付けと、
CDS含むデリバティブの包括的規制などと、
消費者金融保護局の創設を議会へ提案する。」
と発表しました。
格付け機関のS&Pが米国のトリプルAの格付けを
短期的に引き下げる可能性は低いことを発表しました。
英BOE総裁が「ポンド安は英国製品の購入を促進する。」
との認識を示しました。
米モルガンスタンレーやJPモルガンチェースなどが
米財務省に公的資金を返済しました。
NY原油は71ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−7.49ドルで取引を終えました。

<昨日18日(木)の主な出来事>

東京時間ではまちまちながら主要通貨ペアが
上下動で揉み合う相場展開となりました。
世銀が「09年の中国の経済成長予想を7.2%へ上方修正。
人民元が近い将来に主要な準備通貨とはならない。」
との見解を発表しました。
日経平均は前日比−137.13円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上昇してはじまりましたが、
その後、反落して揉み合う相場展開となりました。
スイスSNB政策金利は市場予想とおり0.25%で据え置きとなりました。
スウェーデンの失業率が9.0%となりました。
スイスSNB声明では
「スイスフラン建て社債の買い入れを継続。
対ユーロでのスイスフラン上昇回避のため断固として行動する。」
などを表明しました。
SNB副総裁が「スイスと国際的な金融システムは依然として脆弱。
UBSとクレディスイスは大きな市場リスクと
信用リスクにさらされている。」
との認識を示す発言をしました。
英小売売上高指数(5月)は
市場予想よりかなり弱い−0.6%となりました。
ポンドが急落しました。
スイスSNB総裁が
「対ユーロでのスイスフランの不合理な上昇を阻止する。」
と発言しました。
カナダ消費者物価指数(5月)は市場予想より強い0.7%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇して、ユーロが下落しました。
他のドルストレートは上昇した後にやや下げる展開となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや弱い60.8万件となりました。
米フィラデルフィア連銀指数(6月)は
市場予想よりかなり強い−2.2となりました。
米景気先行指標指数(5月)も市場予想より強い1.2%となりました。
ガイトナー米財務長官が
「金融システム統合で信頼を回復するための行動が必要。
米FRBの金融政策運営とシステム上のリスク防衛に矛盾はない。
金融協議会は緊急事態での対応機関として不適切。FRBが担うべき。」
などを下院の公聴会での議会証言で発言しました。
米10年債利回りが一時3.83%を超えるなど
米長期金利が上昇しましたが、その後に反落しました。
NY原油は71ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+58.42ドルで取引を終えました。

<週末の今日19日(金)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録、
午後3時に独生産者物価指数(5月)、
夜9時半に加小売売上高(4月)、
などの経済指標が発表されます。
加(カナダ)の指標には注目です。
また、EU首脳会議の声明にも注目されます。

さて、昨年に世界最大の保険会社の米AIGがリスク資産を対象に
巨額の保証となるクレジット・デフォルト・スワップを
販売していたにもかかわらず、支払い義務をカバーする
資本を保有していなく、世界金融危機で実質的に破綻すること
になって米政府が支援することになった経緯などを教訓に、

米オバマ政権は、17日に金融危機の再発を防止を目的とした
米政府とFRBの権限を強化する金融規制改革案を発表して、
膨張したデリバティブ市場規制と、預金取扱機関の資本基準の
引き上げや、ヘッジファンドにSEC登録義務付けなどを課すことや、
金融消費者保護庁の創設などの包括的な金融規制の方針を
明らかにしました。

この米金融規制に対して、一部では、安全かつ健全な金融システムの
構築とはなるが、銀行の経費増加や金融商品の収益性低下などを
もたらすと懸念する向きもあるようです。

一方、欧州連合EUが18-19日に開く首脳会議の草案が発表されて、
2010年以降の景気回復を視野に経済と金融対策として行った
財政出動を徐々に縮小して財政を健全化していく
「出口戦略」を明記して、長期金利やインフレ圧力の緩和につなげ、
また、中・東欧の金融不安に備えてIMFの緊急融資枠拡大のために
EU各国で追加負担する方針も盛り込まれることになるようです。

また、ここのところ主要通貨ペアのいくつかはロンドン時間の
はじめ頃から下げて、ニューヨーク時間に反発して、
いったん「行って来い」となる相場が続いているようですが
週末の今日はいかがなりますでしょうか。


さて今日は、米著名トレーダーのアドバイスのお話です。

ジャック・D・シュワッガーが米国のたくさんの
著名トレーダーにインタビューしてまとめた
"Interviews with Top Traders"という本から、

今日は米著名トレーダーの一般個人トレーダーへの
アドバイスをいろいろと見てみたいと思います。

それでは、はじまり、はじまり〜。(笑)

* 3万ドルの口座を8000万ドルにしたマイケル・マーカス氏の場合、

「アドバイスかい。そうだなぁ…。
 トレードは最終的にはポジションを持って
 リスクをとりにいくのだから、勇気が必要なんだ。」
 そして、多分最も重要なことは…、
 利が乗っているポジションはできるだけそのままにしておいて、
 やられているポジションは早く切るということじゃないかな。
 どちらも同じくらい大事だね。」

* ブルース・コフナー氏の場合、 

「プレッシャーの中にあっても常に理性を保ち、
 平静を装える能力を養っていくことかな。
 努力しなければ優れたトレーダーにはまずなれないと思うよ。
 そして、第一にリスク・マネージメントをしっかりすること。
 第二にはアンダートレードだ。
 つまりトレードする枚数を抑えることが重要だね。」

* タートルズを薫陶したリチャード・デニス氏の場合、

「常に最悪となるポイントを決めてトレードに臨むべきだ。
 そして、トレードだがゴルフに多少似ているね。
 悪いショットをした後にクラブを放り投げても構わないが、
 次の一打を打つ時は頭を下げてボールから目を離しちゃいけない。
 それに初心のうちは小さくトレードしなさい。
 初めのうちはそれ以上悪くなり得ないほど
 出来が悪いものだからだ。」

* ポール・チューダー・ジョーンズ氏の場合、

「カネ儲けに執着するな。
 自分が手にしたものを守ることに執着せよ。
 トレードにおいて最も重要なルールは、
 巧みな攻撃ではなく防御なのだ。」

* ゲーリー・ビールフェルド氏の場合、

「トレードし過ぎると損をする。
 そして、トレーダーとして一番重要なのは自己規律だ。
 二番目は忍耐だと思う。三番目は相場に入っていく勇気だ。」
 それとまだあるよ。
 ほとんどのトレーダーは初めにリスクを大きくとり過ぎる。
 初めのうちは大きく勝負に出ないほうが良い。
 失敗してしまうと気力を取り戻すのは容易じゃないからね。」

* 16年間で25万%のリターンを達成したエド・スィコータ氏の場合、

「一に損切り。二に損切り。三に損切りだ。
 そして、自分でも好きになれそうなトレードのやり方を
 何か見つけることだね。
 この業界は多くの者を惹きつけるが、優れた者は残り、
 他の者は別のことに挑戦するように解き放たれる。
 負けるトレーダーは真に自分自身を変えたいなどとは思っていない。
 いつも同じように同じことをして負ける。
 勝てるようになるトレーダーの識別は簡単さ。
 彼または彼女はトレードすることが好きであるし、
 彼または彼女は勝つことが好きなんだ。
 ほんとうに燃えるような欲望を抱いていて、
 勝ちたいけれども技術のない場合は、
 技術の備わっている人に助けてもらえば良い。」

まだまだ米著名トレーダーのアドバイスが紹介されていますが、
今日はこのあたりでやめておきます。

小うるさい言い回しもありますが、(苦笑)

彼らトップ・トレーダーの経験からにじみ出ている言葉だけに
けっこう「深イイ話」もありますね。


FX マネーバトルのお話

先週末に1万円の大台に乗せた日経平均ですが、
3営業日目にして早くも大台割れとなってしまいましたね。

<一昨日の週はじめ15日(月)の主な出来事>

東京時間では、ドル円が下げては上げる揉み合いなって、
ドルストレートは軟調傾向で推移しました。
英テレグラフ紙が「独のクレジットクランチが深刻化している。」
と報じました。
IMFの専務理事が「米ドルの水準は適切でドルは弱くない。
米国とアジアの経済見通しは改善しているが、
経済危機はまだ終わっていない。
新興国市場には依然として懸念の兆候がある。」
などの見解を示しました。
NZ四半期製造業売上高は市場予想より強い−0.9%となりました。
日経平均は前週末比−96.15円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調傾向となり、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
スイス生産者輸入価格(5月)は
市場予想より弱い−0.3%となりました。
IMFの専務理事が
「世界的経済危機の最悪な状況はまだ終わっていない。
ラトビアの予算を懸念する。」との認識を示す発言をしました。
キプロス連銀総裁が
「実体経済のデータに改善が明確に現れているが、
経済見通しにはまだ不確実性がまだか高い。」
などの認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向での揉み合いとなりました。
NY連銀製造業景気指数(6月)は
市場予想より弱い−9.41となりました。
カナダ製造業出荷(4月)は市場予想より強い−0.1%、
カナダ新車販売台数(4月)は市場予想とおりの0.0%となりました。
対米証券投資(4月)は
市場予想よりかなり弱い112億ドルとなりました。
ガイトナー米財務長官が
「金融システムは修復の初期段階にある。
経済は依然として非常に困難な時期に直面している。
経済成長が回復しても失業率は引き続き悪化の見通し。」
などの認識を示しました。
ロシア財務相が「新しい準備通貨に変更する早急な計画はない。」
ことをコメントしました。
IMFの筆頭副専務理事が
「来年終わりまでに高い成長率への回復は困難。
米ドルは予見できる将来において主要な準備通貨。」
との認識を示す発言をしました。
欧ECBが「ユーロ圏の銀行は、経済活動の縮小や
成長見通しの低下による資産の市場価値の低下で、
2010年末までに2830億ドルの追加評価損を
計上する可能性がある。」と発表しました。
米NAHB住宅市場指数(6月)は市場予想より弱い15となりました。
ダラス連銀総裁が
「FRBが近い将来に引き締めを行うことを予想していない。」
との認識を示しました。
NY原油は70ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−187.13ドルで取引を終えました。

<昨日16日(火)の主な出来事>

東京時間では、ドル円が下落して、
ドルストレートが下げた後に堅調となる展開となりました。
FRBの理事が「金融セクター支援策打ち切りが早過ぎれば、
米経済に打撃を与える可能性がある。
システム上重要な企業と主要な決済システムの監視が必要。」
との認識を示しました。
豪RBA議事録では「世界の信用市場は改善。
データは力強さを示していて、豪住宅市場は改善しつつある。
インフレ率は低下の見通し。
理事会は追加利下げする強い必要性ないと認識しいるが、
需要を支援する必要があれば追加利下げする余地はある。」
などの見解を発表しました。
日銀政策金利は市場予想とおり据え置きとなりました。
日銀声明では「景気は下げ止まりつつあり、上方修正。
金融環境は改善がみられるも全体としてはなお厳しい状態。」
などの見解を発表しました。
ロシア大統領が「世界には新たな準備通貨が必要。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−286.79円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向での推移となりました。
日銀総裁記者会見では「景気下げ止まりへの市場の期待がある。
景気判断は展望リポートに概ね沿った動きとなっている。
CP・社債市場の状況は大きく改善。
企業金融の状況は厳しさが残っている。」
などの見解を発表しました。
スイス四半期鉱工業生産は
市場予想より弱い−13.1%となりました。
英消費者物価指数(5月)は0.6%、英小売物価指数(5月)は0.6%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
独ZEW景況感調査(6月)は市場予想より強い44.8となりました。
欧消費者物価指数(5月)は市場予想より強い0.1%、
欧ZEW景況感調査(6月)は市場予想より弱い42.7となりました。
ロシア大統領が
「米ドルを含めた現在存在する準備通貨は役割を果たしていない。
世界は超国家的な通貨の設立を目の当たりにするだろう。」
と新準備通貨の創設を示唆する発言をしました。
格付け会社のS&Pが
「欧州の銀行は09年中に貸し倒れに直面する可能性がある。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となって、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
米生産者物価指数(5月)は市場予想より弱い0.2%となりました。
米住宅着工件数(5月)は53.2万件、
米建設許可件数(5月)は51.8万件と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米鉱工業生産(5月)は市場予想より弱い−1.1%となりました。
BRICs声明の草案では、米ドルの役割や国際通貨に言及しない、
ことになりました。
スロバキアが「09年GDPは年率−6.2%の見通し」
であることを発表しました。
フィンランドが09年のGDPを−6.0%へ下方修正しました。
FRB理事が「危機の緩和は力強い回復と誤認してはならない。
数四半期、個人消費は失望する結果が続く可能性。
輸出は強い回復のための準備ができていない可能性。」
との警鐘的な主旨の発言をしました。
オバマ政権が消費者金融保護局の創設を
議会提案したことが報じられました。
NY原油は70ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−107.46ドルで取引を終えました。

<今日17日(水)の主な予定>

午前10時に豪Westpac先行指数(4月)、
午前10時半に豪四半期新規住宅、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後3時に日工作機械受注(5月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(4月)、
午後5時半に英BOE議事録、英失業率(5月)、英失業保険申請件数(5月)
午後6時にスイスZEW景況感調査(6月 予想)、
同午後6時に欧貿易収支(4月 基調済)、欧建設支出(4月)、
夜9時半に米消費者物価指数(5月)、米四半期経常収支、
同夜9時半に加景気先行指標指数(5月)、加卸売売上高(4月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・米の指標には注目です。
また、バーナンキ米FRB議長の講演がNY時間に予定されています。

<明日18日(木)の主な予定>

午後4時半にスイスSNB政策金利、(市場予想は据え置き)
午後5時半に英小売売上高指数(5月)、英マネーサプライ速報(5月)、
午後8時に加消費者物価指数(5月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(6月)、
米景気先行総合指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
スイス・英・加・米の指標には注目です。
また、ガイトナー米財務長官の下院公聴会での
議会証言が予定されています。

さて、報道によりますと米市場関係者の間では、米景気悪化の
ペースが緩やかになってきて景気回復期待の中、住宅バブル崩壊や
過剰消費の見直しなどの構造問題の調整に時間がかかるため、
米景気が年内に底入れするとしてもV字回復は見込めず、
先行きは1990年代以降に日本が経験したような、
低成長となることを懸念する見方があるようです。

また、メドベージェフ露大統領が「米ドルを含めた現在存在する
準備通貨は役割を果たしていない。世界は超国家的な通貨の
設立を目の当たりにするだろう。」と新準備通貨の創設を
示唆する発言をするなど、ロシアや中国やブラジルなどが
米ドルに代わる新たな準備通貨を求める声を強めていますが、
ロシア財務相が「新しい準備通貨に変更する早急な計画はない。」
とコメントするなど見解のブレも見られるようで、
一部ではドル相場が準備通貨をめぐる議論に振り回される
可能性を指摘する声があるようです。

一方、米長期金利の上昇懸念から長期国債の購入増額を求める声も
強い中、景気底入れ期待から市場が実質ゼロ金利政策の出口を
探り始めていて、膨れ上がる財政赤字への懸念も浮上している
とのことで、23-24日のFOMCで委員の意見が割れることも
ありえることから、市場はFOMCへの思惑へと向かっているようです。

そして、ここのところ上下動激しい相場展開となっていますが、
ときにドル買いと円買い、もしくはドル売りと円売りが
セットとなる、リスクテーマのような相場の動き
(リスク回避・リスク選好)も見られ、
クロス円の値動きも激しくなっているようですので、
NYダウなど株価の動向も良く見てトレードしていきたいものです。


さて今日は、マネーバトルのお話です。

長期投資は実体経済とのかかわりが深く、
投資した企業によって経済的価値を創出するが、

投機のような実質的なマネーバトルは、
ほとんどマネー与奪のゼロサムゲームだ、
などと手厳しく言われることがありますね。(苦笑)

これに対して、いろいろ論議されることはありますが、

まぁ、もっともらしい綺麗事を言ったとしても、
ギャンブルとまったく同じではないのかもしれませんが、
たくさんの人が参加しての運だけではない技術介入要素のある
頭脳戦のマネーバトルには違いないようですね。

バトルであれば、いわば一種の喧嘩であるわけで、
様々な喧嘩仕様の作戦が展開されます。(笑)

株などのインサイダー取引は非合法で悪事となりますので、
これは別としましても、(苦笑)

前回高値など短期レジスタンスのすぐ上に置いてある
トレーダー達のストップを執行させてしまおうとする
ビッグプレーヤーによるストップ狙い作戦などもその1つです。

このビッグプレーヤーと呼ばれる輩は、
ファンド勢や機関投資家などのほか、
ときに顧客第一を謳う業者自身がディーリングと称して
プレーヤーとなることもあるそうですね。

為替取引の場合は電脳網の市場でありながら、
基本的に相対取引ですので、

インターバンク直結のDMA
(Direct market access with no conflict of interest)
等の方式でない証券会社の場合は、

張り手の顧客と受け手の証券会社が
利益背反となっていることもあって、
客の損が業者の儲けとなるような構図もあるとのことで、

合法的ながら、客同士の売り買い相殺して
手数料を稼ぐだけではなく、
証券会社自身がプレーヤーとして
ストップつけに動くこともあると聞きます。

そのほか、喧嘩仕様の作戦といいますと、

トレード手法を正攻法的に研究するだけではなく、
他のヘッジファンドの手法をスパコンで解析して、
喧嘩相手の手法を逆手に取る方法の研究もされていると聞きます。

まぁ、私達個人レーダーは、
巨人達のマネーバトルを見物して、
優勢になったほうにつく風見鶏式コバンザメ戦法で
それなりにトレードできるものではありますが、
巨額資金に物を言わせる彼らには
「くわばらくわばら」ですね。(苦笑)

そのほか、表示の速い会社のチャートを見て、
表示の遅いチャートの会社でトレードする方法とか、
あの手この手の姑息な手段も横行しているようですが、

その他の変り種では、

「負けるトレーダーの真逆のトレードは勝つことができる」
という考えなのでしょうか、

嘘か誠か、

あえて極端に負けの多い
ネガティブインジケーターとなるトレーダーを雇って、

基本的に、彼が売れば買い、彼が買えば売り、
彼が利益を出して手仕舞ったらポジションを保有し続け、
彼が含み損を抱えてポジションを保有し続けていたら損切る、
などの真逆のトレードを行うこともあるなどと聞きます。

でも、なんかこれは話が出来すぎていて、
なんか嘘っぽいですね。(謎)

さて、

喧嘩といいますと、
面白い「不敗のストリートファイターの話」というのがあります。

よくスモール・ビジネスでニッチ市場を狙いましょう、
などというときに引用されますが、

私達個人トレーダーにもあてはまるところがありそうで
少し参考となるようです。

「オレは確かにストリートファイトで一度も負けなかったよ。
 でもそれは、誰に笑われようが卑怯者呼ばわりされようと
 オレより強いと思ったヤツとは決して戦わなかったからだ。
 だからそのストリートファイトの経験を生かして、
 こんなオレでも勝てる大手が振り向かないような
 ニッチな隙間を狙ってビジネスをしているんだ。
 相手も弱いからだからそうそう簡単には負けないんだよ。」

落語のオチのようなお話ですが、
笑えない教訓を含んでいます。

「勝算のあるときだけ戦う」というわけですね。

チェ・ホンマンのような見るからに大男で
強そうなやつとは決して喧嘩をせずに逃げて、(笑)

ひ弱でいかにも喧嘩に弱そうなやつとだけ
喧嘩をしたという、なんとも卑怯な戦法ですが、(苦笑)

トレードをするにも、なんか参考とできそうです。

判りやすそうなところや、
自身の得意パターンとなったところだけトレードして

あとはそっぽを向いて無理してトレードしないと、
戦績が向上しそうな気がしますがどうなのでしょう。

えっ?

「弱そうと思って喧嘩してみたら、
 めっぽう強かったらどうするんだ。」ですって?

そんなの決まっているじゃないですか、

「さっさと損切りして尻尾を巻いて逃げて、
 次の弱そうなやつ(判りやすい場面)を探すだけ〜。」

「これが場を見る眼力だ!」なーんちゃって。。。(爆)


FX 受身技のお話

イランの大統領選挙でアハマディネジャド大統領が
圧勝となりましたが、
不正が行われたとするムサビ元首相の支持者数千人の一部が
暴徒化して警官隊と衝突するという事件となりましたね。

<先週末12日(金)の主な出来事>

東京時間ではドル円が揉み合いながらも堅調傾向となって、
他の主要通貨ペアはまちまちな揉み合い相場となりました。
英財務相が「原油価格は景気回復の潜在的問題となる可能性。
欧州の銀行は不良債権を更に解消する必要。」
などの認識を示しました。
NZの小売売上高は市場予想より強い0.5%となりました。
米ブラックロックが英銀バークレイズの
資産運用部門の買収を発表しました。
中国鉱工業生産(5月)は前年比で+8.9%、
中国小売売上高(5月)は前年比で+15.2%となりました。
日鳩山総務大臣が辞任して事実上の更迭となりました。
日鉱工業生産(4月 確報)は5.9%となりました。
日消費者態度指数(5月)は市場予想より強い36.3%となりました。
日経平均は前日比+154.49円で終値で1万円台を回復しました。

ロンドン時間では、
ドル円が揉み合いながらも上昇して、
ドルストレートが軟調となりました。
独卸売物価指数(5月)は市場予想とおりの0.1%となりました。
欧鉱工業生産(4月)は市場予想より弱い−1.9%となりました。
英BOEの金融政策委員が
「最悪期は過ぎようだが自己満足すべきではない。
英第2四半期の生産活動は低下の可能性。
金融セクターが英経済成長への下方リスクとなる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となった後に戻す動きとなって、
ドルストレートが反発の後にやや押される展開となりました。
格付け会社のS&Pが資産運用会社の
ブラックロックの格付けを引き下げました。
米輸入物価指数(5月)は市場予想より弱い1.3%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)は
市場予想より弱い69.0となりました。
英BOEのエコノミストが
「英国の出口戦略は利上げか資産売却か、
あるいはその両方の可能性。」
との見解を発表しました。
トリシェECB総裁が「現在の経済状況には課題が多い。
満足している時間はない。」との認識を示しました。
NY原油は72ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+28.34ドルで取引を終えました。

<週はじめのでゴトウ日の今日15日(月)の主な予定>

朝7時45分にNZ四半期製造業売上高、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(5月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(6月)、
同夜9時半に加製造業出荷(4月)、加自動車販売台数(4月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資4月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、独連銀総裁の講演や、
複数のFRB理事の講演も予定されているようです。

<明日16日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA議事録、
昼過ぎに日政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時15分にスイス四半期鉱工業生産、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時半に英消費者物価指数(5月)、英小売物価指数(5月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(6月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(6月)、欧消費者物価指数(5月)、
夜9時半に米生産者物価指数(5月)、米住宅着工件数(5月)、
米建設許可件数(5月)、
同夜9時半に加四半期労働生産率、
夜10時15分に米鉱工業生産(5月)、米設備稼働率(5月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・独・米の指標には注目です。
また、BRICsの首脳会議も予定されています。

そして、今週の6月17日(水)からの主な注目材料は、

17日(水)に、豪Westpac先行指数、日銀金融経済月報、
日工作機械受注、スイス実質小売売上高、英失業率、
英失業保険申請件数、英BOE議事録、英BOE総裁の講演、
欧貿易収支、欧建設支出、加卸売売上高、加景気先行指数、
米消費者物価指数、米四半期経常収支、バーナンキFRB議長の講演、

18日(木)に、スイスSNB政策金利、英小売売上高、
加消費者物価指数、加BOC総裁の講演、米新規失業保険申請件数、
米景気先行指標総合指数、米フィラデルフィア連銀景況指数、
ガイトナー米財務長官の下院公聴会での議会証言、

19日(金)に、日銀政策会合議事録、独生産者物価指数、
加小売売上高、EU首脳会議(2日目)の声明、

などがあります。

さて、イタリアのレッチェで開かれたG8財務相会合では、
昨秋以降に急激に落ち込んだ世界経済が各国の景気対策の効果などで
最悪期を脱したとの認識とともに、雇用情勢の悪化など先行きの
不確実性も確認して、必要な財政と金融政策を継続することで
合意して「世界経済の安定化を示す兆候」があるとの景気判断を
盛り込んだ共同声明を採択して閉幕となりました。

また、景気回復後には政策を総動員してきた危機対応を見直して、
財政の健全化や金融政策の正常化などを進める「出口戦略」について
G8各国が自国の事情に応じて取り組む方針を打ち出しました。

日経平均も1万円の大台を回復してリスク選好が進んでいますが、
今後の展開について警鐘をならすアナリストもいて
見解はまちまちですが、新興国が外貨準備に占める米国債の比率を
低下させるとの見方で、ドル安を予測する向きが多いものの、
G8の結果を受けて景気回復期待によるポジションの巻き戻しで
ドルが買い戻されると見る向きもあるようです。
週はじめの市場反応が注目されます。

さて、G8のイベントを終えたマーケットは、来週23日・24日の
FOMCへと市場の関心が移っていくものと思われますが、
米長期金利の動向や高騰が続いているコモディティ市場の動向、
そして株価の動向をにらみながら、チャートをよく見て
相場の流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、受身技のお話です。

かつて2代目タイガーマスクとしても人気のあった
プロレス団体ノアの社長でプロレスラーの三沢光晴さんが
13日(土)の広島県立総合体育館グリーンアリーナで開催された
タイトル戦の試合中にバックドロップで頭を強打して
亡くなられてしまいました…。

レスラーはリングで死ねれば本望などとも言われているようですが、
私もファンのひとりでしたので、とても残念でなりません。

満身創痍(そうい)で戦い続ける三沢選手の姿から
勇気を貰った人も多かったのではないでしょうか。
ご冥福をお祈りしたいと思います。 m(_ _)m

三沢選手は1981年に全日本プロレスでデビューして、
故ジャイアント馬場さんに師事して頭角を現し、
2000年に新団体のノアを旗揚げしして、
社長を兼任しながらトップレスラーとして活躍していました。

かつて四天王プロレスでは凄い技の攻防でしたが、
三沢選手は常識を覆すような荒技を受け切って勝利を収めて、
三冠王座を防衛するなどの活躍をしていました。

昔はショーと言われることもあったプロレスでしたが、
近年は、プロレスの技がますます過激となっていて
命がけの戦いとなっていたようです。

三沢さんは、受身が得意といわれていましたが、
本気モードのタイトル戦で合体アイアンクロースラムを喰らった後の
バックドロップでは受身の余地がなかったのかもしれませんね。

さて、

このような話題ではじまって、
相場の話につなげるのも気がひけますが、
お許しくださいませ。 m(_ _)m

柔道を私は習ったことはないのですが、
いろいろな攻めの型とともに、
はじめは受身を習うのだそうですね。

勝ち負けを争う試合の場合は別とは思いますが、
投げられるときには無理に投げられまいと抵抗しないほうが

怪我やダメージが少ないのだとも聞いたことがあります。

トレードでは、言うまでもなく「損切り」が
この受身にあたりますが、

耳にタコで「うるせーな。だから何だよ。」
と言われてしまいそうです。(汗)

トレード口座を飛ばすパターンは、
口座の資金量にもよりますものの、
じわじわ負けて口座を飛ばすのはそれほど聞いたことはなく、

ほとんど「コツコツ(と儲け)、ドカーン(とやられる)」(苦笑)
のが多いことを思いますと、

ほんとうに「損切り」は大切なことなのですね。

最近はスクール形式のレッスンもあるようですが、
多くの場合は、トレードは本を読んだり実戦での
いわばそれぞれのトレーダーの自己流なわけで、

損切りを格闘技の受身のようにトレーニングすることは
多くのトレーダーが経験することはないようですね。

ほとんどはじめから損切りができる人もいるのですが、

ナンピンの悪癖で、たまたましばらく勝ち続けることもあって
悪い習慣が恒常化してしまい、

1年以上のトレード経験がある人が、
損切りできずに悩んでいる場合もあって、

損切りできない人にとっては、
けっこう大きなテーマとなっていることもあるようです。

口座を飛ばしてはじめて「損切り」の大切さを
身をもって知る場合もありますね。

私も損切りができるようになるまでに
恥ずかしながら10年近くもかかりました。(大汗)

もしも、トレードの学習にカリキュラムのようなものがあるのなら、
最初の単位取得は「損切り授業」が良いのかもしれません。

長いトレード生活をしていくためには、
少なくても最初の1ヵ月くらいは、
デモトレードなどで、「損切り」をするために、
模擬トレードを経験しておくのも良いことだと思います。

損切りためにトレードするなどとは、
馬鹿げているようですが、

適当なエントリーでもたまに勝つことはあって、
取り決めた幅できっちり損切りしていると、
口座資金に対して適正な建て玉をしている場合では、
じれったくなるほど、なかなか口座の仮想資金が減らない、
という奇妙な経験をすることができます。(笑)

まぁ、適当なエントリーでは、
やがてじわじわ仮想資金は減ることにはなるのですが、

資金がじれったくなるほど守られることを
経験しておくことは、後々のトレードのために
とても良い経験とはなりそうですね。

浅く負ける技術の「損切り」を身につけた後、
エッジ(優位性)のあるエントリー手法を得ると、
「コツコツ、ドカーン」の悪夢は見ないですみそうです。

トレードに100%勝つことはほとんど不可能で、
どんなにエッジ(優位性)のあるエントリー手法を得たとしても
損切りができないと、いつかは大きな損を経験することになります。

とかくエントリーの手法ばかりに目が行くものですが、
格闘技の受身となる負ける技術の損切りも大切で、

もしかしますと、この2つは車の両輪のように
どちらも欠くべからざるものなのかもしれませんね。


FX ハイド氏の悩みのお話

北海道ではYOSAKOIソーラン祭りがはじまりました。
雨模様の中、はつらつとした踊りが繰りひろげられています。^^

<一昨日10日(水)の主な出来事>

ドル円が軟調にはじまりましたが仲値あたりから堅調に転じて、
ドルストレートは揉み合いながらもしだいに堅調となりました。
米最高裁が伊フィアット・グループへの
米クライスラー売却を承認したことが報道されました。
日機械受注(4月)は市場予想よりかなり弱い−5.4%となりました。
日企業物価指数(5月)も市場予想より弱い−0.4%となりました。
豪Westpac消費者信頼感指数(6月)は上昇して12.7%となりました。
中国の消費者物価指数(5月)は前年比で−1.4%、
中国の生産者物価指数(5月)は前年比で−7.2%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
日経平均は前日比+204.67円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円とクロス円が揉み合いながらも上昇して、
ドルストレートは上下動激しい相場展開となりました。
英財務省がノーザンロックの株式の売却検討をしている、
との観測報道がありました。
英商品貿易収支(4月)は市場予想より弱い−70.03億ポンド、
英鉱工業生産(4月)は市場予想より強い0.3%、
英製造業生産高(4月)は市場予想より強い0.2%、
などの結果となりました。
独銀総裁が「先回りの利上げはバブルを防止できる。
ECBは予防的な利上げも可能。」との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
しばらくドル円が上昇して、
ドルストレートが下落する展開となっていましたが、
FOMC議事録発表からは、ドル円が下落して、
ドルストレートが上昇する展開に転じました。
米貿易収支は市場予想より弱い−292億ドル、
米新築住宅価格指数(4月)は
市場予想より弱い−0.6%となりました。
加国際商品貿易(4月)は
市場予想より弱い−2億加ドルとなりました。
米リッチモンド連銀総裁が
「米経済の減速ペースは鈍化。経済状況は依然弱い。
労働市場は引続き弱まる可能性。製造業の最悪期は過ぎた可能性。
デフレの危機は後退。経済が回復すれば利上の必要。」
などの認識を示しました。
英NIESRのGDP予想(5月)が前倒しで発表されて
0.9%という結果になりました。
アイルランド財務相が「アイルランドは破綻していない。
対外債務は減少している。」とコメントしました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では
「米経済は引き続き悪化。12地区連銀のうち5つが経済下降が鈍化。
労働市場は引き続き弱い。個人消費は引き続き弱い。
クレジット市場は引き続き逼迫。商業不動産は全地区で軟調。」
など前回同様ネガティブな内容となりました。
米月次財政収支(5月)は
市場予想より弱い−1897億ドルとなりました。
米10年債は3.9475%となりました。
米30年債は4.7640%となりました。
NY原油は71ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−24.04ドルで取引を終えました。

<昨日11日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートが堅調傾向で推移しました。
RBNZ政策金利は市場予想とおりの2.50%で据え置きとなりました。
RBNZ声明では「経済見通しは引続き弱い。
経済は今年後半から回復を開始の見込み。
通貨高が輸出の回復を遅らせるリスク。
政策金利は数四半期のうちに緩やかに引下げる見込み。
失業率は2010年にかけて悪化の可能性。」
などの見解を発表しました。
RBNZ総裁が「NZ経済には輸出の回復が必要。
米ドルの下落は一時的なもの。」などの認識を示しました。
日四半期実質GDP(確報)は−3.8%、
日四半期名目GDP(確報)は−2.7%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
豪失業率(5月)は市場予想とおりの5.7%、
豪新規雇用者数(5月)は市場予想より強い−0.17万人、
という結果になりました。
日経平均は前日比−10.16円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が揉み合いながらも上昇して、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
フランス中銀総裁が「09年後半から2010年中旬にかけて
世界経済はポジティブに反転する可能性。
IMFのSDR債は準備通貨の代替とはできない。」
との認識を示す発言をしました。
欧ECB月報(6月)では
「非標準的措置の実体経済へ波及には時間を要する。
現ECB金利水準は適切。インフレ期待は2%以下に抑制されている」
などの見解が公表されました。
日銀総裁が「米不良債権処理は日本の経験よりも速く進んでいる。
世界経済はこれ以上生産調整必要ないと感じられる段階。
株は先取り的に明るい雰囲気だが先行き確信を持っているわけでない。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が揉み合いながらも軟調となって、
ドルストレートが揉み合いながらも堅調となりました。
英BOEが「英国の向こう一年間のインフレ期待は2.4%に上昇。」
と発表しました。
米小売売上高(5月)は市場予想とおりの0.5%でしたが、
前回値が上方修正されました。
新規失業保険は市場予想より強い60.1万件となりましたが、
前回値が下方修正されました。
加四半期設備稼働率は市場予想より弱い69.3%となりました。
米企業在庫(4月)は市場予想より弱い−1.1%となりました。
WHOが新型インフルエンザの警戒レベルを最高の6に引き上げて、
パンデミックレベルとしました。
世界銀行が世界の経済成長の見通しを−3.0%へ下方修正しました。
米30年債入札では、最高落札利回りが4.720%と、
2007年8月9日入札以来の高水準となりました。
アトランタ連銀総裁が「米経済の減速は緩やかになってきたが、
経済回復は抑制される可能性。問題を抱える銀行が多くなるだろう。
準備通貨としてのドルに問題はないがドルの役割は後退する可能性」
などの認識を示す発言をしました。
カナダ中銀総裁が「向こう1年政策金利の変更はない可能性。
カナダドル高はカナダの景気を損ねる可能性。
G7諸国全体で失業率は悪化。世界経済の潜在成長は低下。」
などの認識を示しました。
NY原油は72ドル後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+31.90ドルで取引を終えました。

<週末の今日12日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高指数(4月)、
午後1時半に日鉱工業生産(4月 確報)、
午後2時に日消費者態度指数(5月)、
午後3時45分に仏経常収支(4月)、仏財政収支(4月)、
午後6時に欧鉱工業生産(4月)、
夜9時半に米輸入物価指数(5月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧・米指標には注目です。
また、東京時間に中国小売売上高と
中国鉱工業生産の発表があります。
今日はトリシェ欧ECB総裁の講演も予定されているようです。
そして、今日からイタリアのレッチェで
G8財務相会合が開催されます。

さて、米地区連銀経済報告では「「米経済は引き続き悪化。
12地区連銀のうち5連銀で経済下降が鈍化。労働市場と個人消費は
引き続き弱い。クレジット市場は引き続き逼迫。商業不動産は
全地区で軟調。」など前回同様にネガティブな内容となりました。

また、米10年債利回りが一時8ヵ月ぶりに4%を超えたことなどで、
金利の上昇に個人消費や設備投資の回復が遅れる懸念となったか、
NYダウの上昇も一服となって、そして日経平均も一時10,000円の
大台を回復するも、こちらも上昇一服となっていて、一部では
出来高の推移からいったんの天井となるとの見方もあるようで、
今後の米長期金利と株式の動向が注目されます。

世界的な経済危機に底入れ感が浮上して、主要中銀が危機対策として
打ち出した供給が減少して、金融不安の後退に伴い、供給残高が
ピークであった昨年12月の3割ほどとなって、世界的経済危機が
早くも各国の経済対策により過ぎ去ってゆくとする見方もある中、

一部では、100年に1度の経済危機といわれているのに、1995-2000年
の安値すら下回っていない主要通貨ペアもあることから
「このままで終わるはずはない」と、二番底の到来を警戒する
向きも根強くあるようで、経済回復への良い兆しはありながらも、
経済はいまだに収縮の過程にあることで、
まだ波乱はあると期待先行へ警鐘する声もあるようです。

また、報道によりますと、新興国に外貨運用を多様化する動きが
出ているとして、ロシアや中国に続きブラジルもIMF債の購入を
することになって、三カ国合計で購入額が700億ドルに達する
見通しということです。
IMF債はSDR建てになる可能性が高く、各国はIMF債の購入に伴い、
今後、外貨準備による米国債の保有を絞る可能性もあり、
米長期金利の押し上げ要因となる可能性もあるとのことです。

さて、イタリアのレッチェで開かれるG8財務相会合では、
中銀総裁らの参加がなく、為替は会合の話題にならないとの
見方があるようで、経済危機対策の出口戦略の協議や
金融規制と財政政策についての協議と見る観測が多いようです。


さて今日は、ハイド氏の悩みのお話です。

1886年の1月のイギリスでの出版が初版なのだそうですが、
解離性同一性障害(二重人格)を扱った
ロバート・ルイス・スティーヴンソンの
「ジキル博士とハイド氏」という小説がありますね。

医学と法学の博士号を持つヘンリー・ジキル博士の屋敷に
醜怪なハイドという男が夜な夜な頻繁に出入りしていることに
不審に思ったジキル博士の友人のアターソン弁護士が、

ジキル博士が薬を飲むことによってハイドという男に
なっていくことをついに突き止め謎解きをしていくという物語です。

映画やテレビどらのモチーフともなっていたので、
「ジキル博士とハイド氏」は、多くの人が知る有名なお話ですね。

この「ジキル博士とハイド氏」のお話と似たようなことが、
もちろん薬を飲むわけではないのですが、(苦笑)
トレーダーの身にも起こることがあるようです。

「また口座を飛ばしてしまいました…。」

「……!」

「ええ。パン屋の本も十数冊読みましたとも。
 そして、トレードの大切なことを学びました。」

「……。」

「でも、ダメなんですよ。
 トレードをしようとチャートに向かうと
 別の私が出てきてしまうのです。」

「……?」

「ええ。トレンドフォローが基本となることも。
 損切りが大切なことも。リスク管理が大切なことも…。
 そんなことは頭では解っているのです!」

「……。」

「でも、高値を抜けると逆張りをしたくなり。
 含み損となると、なんとか損せずに取り返してやろうと、
 ナンピンを際限なく繰り返す…。」

「あぁ。損切りが大切なんて解っちゃいるよ!
 そんなことは腐るほど解っているさ。
 でも、それができないんだよ!!」

「……!」

「ええ。頭に血がのぼると、損を一気に取り戻そうと
 無茶な大玉も張りましたよ。」

「……。」

「あぁ。これらがやってはいけないことのオンパレードなどと
 いうことは、そんなことは百も二百も承知だとも!
 でも、ダメなんだ…。
 チャートに向かうと別の自分が出てくるんですよ…。」

「……。」

「あぁ、そうだよ。解っている。
 そんなことは解っているよ…。でも出来ないんだ。
 俺にはもう1人の自分が棲みついているんだよ。」

このような解離性同一性障害は
多くのトレーダーのシンドロームで、
大なり小なり誰でも患うことがありますが、(苦笑)

これを治すためには口座の1つや2つ飛ばさないと
治らないという著名トレーダーもいますね。

その1人、ジョン・F・カーター氏は、
その著書" Mastering the Trade "の中で

「トレード口座を破産させるまで自己規律は身に付かない。
 これが現実であろう。」

と自身の経験から述懐していますし、

マーセル・リンクもその著書"High Probability Trading"の中で
 
「ベストトレーダーのほとんどは、身の毛もよだつような
 記録からスタートしている。
 私自身、破産してトレーディングが中断に追い込まれたのは、
 一度や二度ではない。『マーケットの魔術師』を読めば、
 破産はほぼ全てのトレーダーに共通する特徴とも言えるものだ。
 ベストトレーダーのほとんどはベストプレーヤーになるまでに、
 少なくとも2回は破産を経験している。
 トレーディングに破産はつきもので学習のプロセスなのである。」

とまで述べています。(驚)

タバコが悪いと知っていながら吸ってしまう。(汗)
メタボなのに食べ過ぎてしまう。(汗)

(↑これは私のことです)

知っていることと、やっていることには
多くの人においてギャップがあるものですが、

病気になってはじめて身に染みて分ることがあるように、

口座を飛ばすほど損をして、痛みを伴う経験をして、
はじめて気づくことがあるものなのですね。

そして、それらの気づきはほぼ例外なく…、

「もうすでに知っていること」なのですね。(苦笑)

感情や自己の潜在的な考えに振り回されて、
「学んだことが執行できない」うちは、
これが勝てない潜在的な原因となっていることがあります。

問題は、学んだことを実行できるかどうかの
「執行」こそにあることがあります。

「最大の敵は我にあり」

繰り返す自身の悪癖の鉄鎖を打ち砕き、
自身の中のハイド氏を追い出すことこそが、
堂々巡りの負けトレーダーからの脱皮となることで、

手法を学ぶよりも大切であることもあるのかもしれませんね。


FX 2つのレバレッジのお話

バン・クライバーン国際ピアノコンクールで、
全盲の若きピアニストの辻井伸行さんが優勝しましたね。^^

<一昨日の週はじめ8日(月)の主な出来事>

東京時間では、ポンドが軟調傾向での推移となりましたが、
その他の主要通過ペアの多くは上下動の揉み合いとなりました。
日国際経常収支(4月)は6305億円、日国際貿易収支(4月)は1843億円と
ともに市場予想より弱い結果となりました。
日企業倒産件数(5月)は前年比で−6.7%と改善しました。
日景気ウォッチャー調査(5月)の現況判断DIは市場予想より強い36.7、
日景気ウォッチャー調査(5月)の先行判断DIは43.3となりました。
日経平均は前週末比+97.62円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円は上下動の揉み合いとなりましたが、
ドルストレートやクロス円が軟調傾向となって、
その後、反発を見せる展開となりました。
スイス失業率(5月 季調済)は市場予想とおりの3.5%となりました。
格付け会社のS&Pがアイルランドの格付けをAAに引き下げて、
見通しをネガティブとしました。
独製造業受注(4月)は市場予想とおりの0.0%となりました。
英BOEが量的緩和策で資産買取額を増加することを発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円の上下動の揉み合いが続きましたが、
ドルストレートやクロス円が反発する展開となりました。
カナダ住宅着工件数(5月)は
市場予想より強い12.84万件となりました。
オバマ米大統領が夏季強化計画の景気・雇用対策を発表しました。
IMFの専務理事が
「銀行システムに依然として信頼性の欠如がある。
金融機関には総合的な情報開示が必要。」
などの認識を示す発言をしました。
FRBの理事が「最新のデータを見る限り米経済は底打ちに近い。
米経済は本年後半に成長を再開する可能性。
失業率は増加を続ける可能性。住宅価格は低下を続ける可能性。」
などの認識を示しました。
IMFが「ユーロ圏の金融システムには執拗な重石がある。
ユーロ圏は強いディスインフレ圧力に直面。
ECBは低金利の維持に勤めるべき。」
などの見解を発表しました。
欧州委員が「景気が回復してくれば出口戦略を開始する必要。」
との認識を示しました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+1.36ドルで取引を終えました。

<昨日9日(火)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
英RICS住宅価格(5月)は市場予想よりは強い−44.1%となりました。
豪NAB企業景況感指数(5月)は−14と前期比で悪化して、
豪NAB企業信頼感指数(5月)は−2に改善する結果になりました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が
「米国がG8財務相会合で欧州へ厳格な
銀行ストレス・テストを求める」との観測報道をしました。
日景気先行CI指数速報(4月)は76.5、
日景一致行CI指数速報(4月)は85.8と、
回復は示したものの、ともに市場予想より弱い結果となりました。
日工作機械受注速報(5月)は前年比で−79.3%となりました。
日経平均は前日比−78.81円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがまちまちながら上下動の揉み合いとなりました。
独貿易収支(4月)は市場予想より強い94億ユーロ、
独経常収支(4月)は市場予想よりかなり弱い58億ユーロとなりました。
フィンランド中銀が「目先の世界経済の見通しは弱い。
金融システムは信用収縮など多くのリスクに直面。」
などの見解を発表しました。
英DCLG住宅価格(4月)は市場予想よりやや弱い−13.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル全面安となってドル円が下落して、
ドルストレートが堅調となりました。
「大手米銀19行のうち10行の総額680億ドルの公的資金返済を承認」
したことを米財務省が発表しました。
米卸売在庫(4月)は市場予想より弱い−1.4%となりました。
英貿易産業相が「英経済が機能復調している明確な兆しが見える。」
との認識を示しました。
ガイトナー米財務長官が
「経済と金融システムには改善の一次的な兆候が見えるが課題はある。
金融市場の嵐は徐々に弱まってきている。」
との認識を議会証言で述べました。
欧州委員が「ユーロ圏は依然として困難な環境にあるが、
次の四半期の経済は緩やかな改善となる見込み。」
との認識を示しました。
NY原油は69ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−1.43ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の今日10日(水)の主な予定>

朝8時50分に日機械受注(4月)、日企業物価指数(5月)、
午前10時に豪Westpac消費者信頼感指数、
午後3時に独消費者物価指数(5月 確報)、
午後5時半に英貿易収支(4月)、英鉱工業生産(4月)、
英製造業生産高(4月)
夜9時半に米貿易収支(4月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(4月)、加新築住宅価格指数(4月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
米月次財政収支(5月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には注目です。
また、米10年債の入札日でこちらも注目されます。

<明日11日(木)の主な予定>

朝6時にRBNZ政策金利、(市場予想は据え置き)
朝8時01分に英NIESRのGDP予想(5月)、
朝8時50分に日四半期実質GDP(二次速報)、
日四半期名目GDP(二次速報)、
午前10時に豪消費者インフレ期待(6月)、
午前10時半に豪失業率(5月)、豪新規雇用者数(5月)、
午後5時に欧ECB月例報告(6月)、
夜9時半に米小売売上高(5月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加四半期設備稼働率、
夜11時に米企業在庫(4月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・米の指標には注目です。
この日はフランクフルトが聖体節で休場です。
また、米30年債の入札日でこちらも注目されます。
そして、加BOC総裁の講演が予定されているようです。

さて、格付け会社のS&Pが8日にアイルランドの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとしましたが、一部の観測では英国の
ソブリン格付け見通しがすでにネガティブとなっていることから、
現在トリプルAである英国の格付けが引き下げられる可能性も
あるとの見方や、オーストリアのソブリン格付けも
引き下げられる可能性があるのではないかとする見方もあるようです。

また報道によりますと、EU欧州連合は金融対策に関する報告書を
発表して、昨年来の金融危機で加盟27カ国が打ち出した
金融機関への資本注入額は約3,100億ユーロで、
銀行間取引の政府保証を含めると3兆7,000億ユーロに
膨らんだとして、不良資産の増加リスクに懸念を表明するとともに、
EU全域のストレステストを実施するなどの方針を
打ち出したとのことです。

そして、9日のウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば
「米国がG8財務相会合で欧州へ厳格な銀行ストレス・テストを
求める」とのことで、

また、欧州銀行の融資先のひとつの資源国のロシアには
世界の景気底入れ期待もあるものの、
1-3月期のロシアの成長率は大幅なマイナスを記録していて、
今後、欧州圏の金融システムの状況がひとつの市場の焦点となる
可能性もありそうです。

一方、金融危機は過ぎ去ってはいないとの見方も根強い中、
市場では早くも出口論が台頭してきているようです。

経済回復を前提としながらも、市場では金融緩和によって
だぶついたマネーの過剰流動性を各国中銀が吸収する時期の
模索も始まっているようで、

大半の中央銀行はしばらく緩和型・拡張型の金融政策を維持して、
政策金利の引上げは2010年第1四半期以降になるとの見方も多い中、
一部では早くも年内に量的緩和の巻き戻しの利上げが
完全にないということは言えない、との観測もあるようです。

他方、FRBはかつて失業率が上昇しているときに
利上げをしたことはなく、年内の米利上げはない
との見方もあるようで市場の見解は様々のようです。


さて今日は、2つのレバレッジのお話です。

レバレッジ(leverage)は、梃(てこ)という意味の
レバー(lever)からきている言葉なのだそうですが、

自己以外の資本を利用することで、自己資本以上に
投資や投機などの規模を大きくすることを言うのだそうですね。

私達のトレードしているFXでも、ほとんど全ての証券会社などで
このレバレッジを提供してくれています。

また、慣用的にレバレッジと呼ばれているものには、
各証券会社などの業者が提供してくれる「証拠金倍率」も
レバレッジと呼ばれるようですし、

そして、実際に私達がトレードするときの
「為替レートに対する投資額と資金量の割合」も
レバレッジと呼ばれますが、

もともとの意味からは、後者の
「為替レートに対する投資額と資金量の割合」のほうを
レバレッジと呼ぶべきなのかもしれませんね。

よく「ハイ・レバレッジは怖い」などといわれますが、(苦笑)
損益分布範囲としてのリスクとリターンが、
レバレッジによって増大するという意味では、

そのリスクをしっかり認識してリスク管理をしていないと、
わずかな為替レートの変動で、
口座資金がいっぺんに飛んでしまうこともありますので、
怖いという意味も解らなくはありませんが、

「証拠金倍率」というほうのいわゆるレバレッジでは、
これが高くても危険などということは本来はないようで、

当然ながら、
高い証拠金倍率の各証券会社などが怖い業者なのではなく、
そのレバレッジを運用する側のリスク管理の問題のようです。

「証拠金倍率」はその業者が提供している、
1ポジションを売買するために必要な倍率のことで、

レバレッジが仮に10倍だとすれば、
資金の10倍までポジションが持てるということですから、

逆に言えば、

たとえドル円のレートを便宜的に100円とすると、
10万通貨単位のポジションを持つのに
レバレッジが10倍なら1/10の100万円で済むということで、

レバレッジが100倍なら10万通貨単位のポジションを持つのに10万円、

同様にレバレッジが400倍なら25,000円で、
同じ10万通貨単位のドル円のポジションを持てる
ということになります。

こうしてみますと、「証拠金倍率」というほうのレバレッジは、
その証券会社などの業者がいくらの証拠金で、
どのくらいの取引を提供してくれることになるのか、
というサービスを表している数字でもあることになります。

たとえば、(ロスカット率などはさておき) 単純な計算では、

仮にドル円が100円から95円まで下落したとしまして、
10万通貨単位のドル円をロングしていたとしますと、(汗)

1Pipで1,000円の差損となりますので、
単純計算で1,000円×500Pips=50万円の損となって、

そしてその損失分は、口座資金から必要証拠金を引いた
余剰金より引かれていって、それがゼロになると退場となります。

このとき、レバレッジ10倍の業者であれば、
ドル円10万通貨単位のポジョンを持つのに
必要証拠金として100万円が既にかかっていますから、

仮に口座資金が150万円であったとしますと、
必要証拠金を差し引いた余剰金は50万円となっていて、

そして、ドル円が100円から95円まで下落したときの
10万通貨単位の損失分の50万円を差し引きますと、
余剰金はゼロとなって即退場となります。(汗)

ところが、

「証拠金倍率」というほうのレバレッジが100倍の業者の場合では、

(もちろん、損失額は同じ50万円ですが)

ドル円10万通貨単位のポジョンを持つのに
必要証拠金として10万円で済んでいるために、

口座資金が同じく150万円であったとしますと、
必要証拠金を差し引いた余剰金は140万円あるので、

ドル円が100円から95円まで下落したときの
10万通貨単位の損失分の50万円を差し引いても、

余剰金は90万円残っていて、
こちらの業者の口座では退場とならずに、
持ちこたえることができることになります。

このように考えますと、

本来は、「証拠金倍率」というほうのレバレッジは、
大きなほど余剰金の余裕があって、良いことになります。

しかしながら…、

一部のトレーダーはこの「証拠金倍率」というほうのレバレッジが
高いことをよいことに、無理に大きな立て玉をして、
わずかな為替変動で退場となってしまうことがあって、

金融庁が「投機助長を抑制する」との大義名文で規制に乗り出し、

2010年の夏頃から上限50倍規制にして、
2011年の夏頃をめどに25倍に規制するとのことで、
今夏にも公布する予定なのだそうです。

本来は、実際にトレードするときの
「為替レートに対する投資額と資金量の割合」
のほうのレバレッジこそが問題で、

投資通貨単位×為替レート÷総資金
=実際のトレードのレバレッジ

という計算や、

総資金×損失許容範囲(総資産百分率)÷損切り幅(Pips)
=ポジション量

などの計算で適正な立て玉をしていれば、

高い証拠金倍率の証券会社などの業者のほうが
「証拠金倍率」というほうのレバレッジの面では
余剰金などにメリットのある業者となると思うのですが、

高い証拠金倍率をよいことに無謀な立て玉をして
退場となるトレーダーが後を絶たないために、
自己責任の投資・投機の世界ではあっても、
金融庁の規制もやむなきことなのでしょうか…。

せっかく証券会社などの業者さんが、
「高い証拠金倍率」というサービスを提供してくれていたのに
少し残念な感じもします…。

一部では、信託保全の義務化なども含めて
金融庁の規制は業者の淘汰ともなると言われていますが、
FX業界も新たな節目を迎えることとなって、
業者選びも慎重に行わなくてはならないのかもしれませんね。


FX ポイント・ブレークのお話

サッカーの日本代表が4大会連続で
ワールドカップへ出場することになりましたね。^^

<先週末5日(金)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアの多くが
上下動の揉み合いとなりました。
ユーロが対ポンドで堅調となりポンドが
やや軟調な展開となりました。
韓国紙が「韓国中銀は米国債の投資割合を引き下げない方針」
であることを報道しました。
英国で政治的な混乱が起きて
今週に入り5人の閣僚が辞任したことや、
ブラウン英首相がダーリング財務相を更迭するのではないかとの
観測報道がありました。
日経平均は前日比+99.05円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが上下動の揉み合いとなりました。
ポンドが一時反発する展開となりました。
IMFの筆頭副専務理事が
「中国が最大500億ドルの規模でIMF債権を購入の意向。
世界経済は底を打っていないが最悪期は過ぎた可能性。」
との認識を示す発言をしました。
スイス消費者物価指数(5月)は市場予想とおり0.2%となりました。
スイスSNB副総裁が、
「世界の金融システムには明確な安定化の兆しがみられる。
経済の低迷は底打ち間近か、すでに快方に向かっている可能性。」
との認識を示しました。
「英ダーリング財務相は内閣改造後に留任となる」
との観測報道がありました。
英生産者仕入価格(5月)は市場予想より弱い0.4%、
英生産者出荷価格(5月)は市場予想とおりの0.4%となりました。
ドイツ連銀が「独09年のGDPは6.2%の収縮。
独経済は急激なリセッションにある。
下落圧力は09年のうちに緩和の見込み。」
などの認識を発表しました。
カナダ失業率(5月)は8.4%、
カナダ雇用ネット変化率は−4.18万人と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル買い動意に、ドル円が上昇して
ドルストレートが軟調となりました。
米失業率(5月)は市場予想より弱い9.4%となりましたが、
米非農業部門雇用者数変化(5月)は
市場予想よりかなり強い−34.5万人となりました。
米10年債の利回りが上昇しました。
米アトランタ連銀総裁が
「FEDは金融政策の引き締めを待ちすぎてはいけない。
FRBは量的緩和策を維持しながらも利上げする可能性。」
との認識を示す発言をしました。
英政府がダーリング財務相の留任を発表しました。
ブラウン英首相が「危機の最中に退陣することは考えていない。」
と発言しました。
米消費者信用残高(4月)は
市場予想より弱い−157億ドルとなりました。
米ボストン連銀総裁が
「多くの市場はまだ危機前のような機能とはなっていない。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は68ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+12.89ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日8日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際経常収支(4月)、日国際貿易収支(4月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(現況判断DI、先行判断DI)(5月)
午後2時45分にスイス失業率(5月)、
午後7時に独製造業受注(4月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
今日は豪シドニーが女王誕生日で休場です。

<明日9日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(5月)、
午前10時半に豪NAB企業景況指数(5月)、豪NAB企業信頼感指数(5月)、
午後2時に景気先行CI指数速報(4月)、日景気一致CI指数速報(4月)、
午後3時に日工作機械受注速報(5月)、
午後3時に独貿易収支(4月)、独経常収支(4月)、
午後5時半に英DCLG住宅価格(4月)、
午後7時に独鉱工業生産(4月)、
夜11時に米卸売在庫(4月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・独の指標には注目です。

そして、今週の6月10日(水)からの主な注目材料は、

10日(水)に、日機械受注、豪Westpac消費者信頼感指数、
中国消費者物価指数、独消費者物価指数、英貿易収支、
英鉱工業生産、加貿易収支、米貿易収支、米10年債入札、
米地区連銀経済報告、米財政収支、

11日(木)に、フランクフルト休場、RBNZ政策金利発表、
日第1四半期GDP(二次速報)、豪失業率、豪新規雇用者数、
欧ECB月例報告、加小売売上高、加BOC総裁の講演、米小売売上高、
米新規失業保険申請件数、米30年債入札、米企業在庫、

12日(金)に、NZ小売売上高指数、日鉱工業生産、中国小売売上高、
中国鉱工業生産、欧鉱工業生産、欧ECB総裁の講演、
米輸入物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
G8財務相会合、

などがあります。

さて、先週末の米雇用統計では、米失業率(5月)は
市場予想より弱い9.4%とったものの、
米非農業部門雇用者数変化(5月)は市場予想よりかなり強い
−34.5万人と足元での改善を見せる結果となり、
米雇用統計の発表後はドルが全面高となりました。

次の市場の関心は、今週の米貿易収支やベージュブックや
米小売売上高、そして週末にイタリアのレッチェで開催される
G8財務相会合へと向かいそうです。

一方、市場には景況感の改善で、景気回復への期待感が強く、
リスク選好動意が優勢となってきている中にあって、
一部では、米国債の金利上昇で日米金利差の拡大により、
日本などの外債投資が復活する兆しがあるとしながらも、
米国債の利回りが4月下旬の1.9%台から急上昇して、
現在3.72%あたりまで上昇している背景には、
インフレ懸念と過剰な債権発行からくる需給バランスの崩れ
によるところがあるとして、

元米財務次官のジョン・テイラー氏のように、
「政府債務が加速度的に膨張している現状では、米政府こそ、
システミックリスクを引き起こす最も深刻な震源であり、
現在の金融危機より大きなダメージを経済に与える可能性」
を指摘する声もあるようで、
また、米10年債利回りが4%を突破するような勢いになれば、
過熱感が意識されてリスク資産にもいったん利益確定売りが
出る可能性もあるとの見方もあるようです。

他方、日本のボーナスシーズンを見込んで、
投信会社が外貨建て投資信託の設定増加により、
短期的には円安要因になるとの見方もあるようで、
アナリストの見解は様々なようですが、
10日と11日の米債の10年物と30年物の応札結果に
注目したいとする向きは多いようです。


さて今日は、ポイント・ブレークのお話です。

チャート・ポイントと言ってもいろいろあって、
いろいろな考え方や流儀によりたくさんあるようですが、(笑)

代表的なレジスタンスやサポートラインとと呼ばれるものや、

歴史的な高値や安値、
トレンドラインやネックライン、
バンドやチャネルの上限や下限、

フェボナッチポイントやピボットのポイント、

そして、長短さまざまな移動平均線なども
チャート・ポイントと言えそうです。

これらのチャートポイントは、いわばひとつの「関所」や
「堤防」のようなところがあるようですが、

このチャートポイントに対しては
中には手厳しいご意見もあるようで…、

「レジスタンスやサポートとか言ったってさぁ、
 あんなものあてにならないよ。
 破られるときには簡単に破られるじゃんか。」

「破られるまでは抵抗線として機能していると思いますが…。」

「ふざけたこと言うんじゃないよ!
 それってどういう意味だい?」

あれまぁ、
かなりお怒りのご様子の方もいらっしゃるようです。(苦笑)

「ここの抵抗線ではレートがはじき返されるはずだ」
などという見方をしていると、何度も裏切られて、(汗)
抵抗線に不信感を抱いてしまうものですが、

レジスタンスやサポートは、多くの市場参加者に意識されて、
売り買いの攻防の争点となって、抵抗線として機能して、
レートの動きを阻止することは多いものの、
もちろん、そこをブレークしてしまうこともあります。

そもそも、チャートポイントや抵抗線は、
「こうなるべき」という画一的な思惑を持つべき
ポイントとではないのかもしれませんね。 

    ☆ ☆ ☆

昔々、あるところに殿様がいました。(笑)

「殿、申し上げます。
 敵軍が攻め寄って国境の関門に迫っております。」

「うむ…。そうか。
 国境の関門には強力(ごうりき)の岩兵衛がおるではないか。
 まぁ、心配には及ばぬ。」

「殿、申し上げます。
 敵軍は岩兵衛率いる我が軍の防御に尻尾を巻いて逃走しました。」

「はっはっは…。そうであろうぞ…。
 岩兵衛に申し伝えい。大儀であったとな。よいな。」

「はっ。かしこまりました。」

* * * *

「殿、申し上げます。
 一難去ってまた一難でございまする。
 国境の関門に先の敵軍より多くの勢が押し寄せておりまする。」

「うむ…。そうか。
 国境の関門には強力(ごうりき)の岩兵衛がおるではないか。
 そう心配には及ばぬ。」

「殿、申し上げます。
 敵軍は岩兵衛が率いる我が軍の防御を打ち破り、
 二の関所に迫っておりまする。」

「むっ…。なんと、あの岩兵衛でも撃退できなかったと…。
 なかなか敵勢もヤルではないか。」

「殿。敵軍には、敵国一の闘将も参戦しているとのことです。」

「二の関所には我が軍一の猛大将がおるではないか。
 あわてるでない。心配には及ばぬ。」

* * * *

「殿、申し上げます。
 なんと敵軍は我が軍一の猛大将をも打ち破り、
 城内へと迫っておりまする。」

「なんじゃと、予軍の猛大将をも打ち破ったとな。
 ならば話は別だ。これ一大事なり。
 三十六計逃げるに如(し)かずとは王敬則伝の言葉。
 撤収じゃ、撤収じゃ〜。」

「はっ。かしこまりました。かしこ。」

「この期(ご)に及んでたわけたことをぬかすでないぞ。
 しかして、予軍の猛大将もかなわぬ敵将とは何者ぞ。」

「形相は修羅の如き者で、前田の慶次とか申すようにございまする。」

「おのれ〜、慶次とな…。この傾奇者めが!」

    ☆ ☆ ☆

ヘンなお話で失礼しました。(大笑)

どうも、チャートポイントは抵抗線と機能はしていても、
強い動意の前には屈することもあって、

抵抗線が破られたということは、
抵抗が弱いということや、抵抗線はあてにならないというよりも、

「突き破るほどに、それだけ動意が強いのだ。」ということを
相場が教えてくれていると認識すべきものなのかもしれません。

「チャート・ポイントでは反転の可能性は高いが、
 思惑の予想や予見はしてはいけない。
 チャート・ポイントでの相場自体の動きを見極めよ。」

ということになるのかもしれませんね。


FX情報をもっと見る
過去ログ
2017年10月(3)
2017年09月(4)
2017年08月(3)
2017年07月(5)
2017年06月(4)
2017年05月(4)
2017年04月(4)
2017年03月(4)
2017年02月(4)
2017年01月(4)
2016年12月(4)
2016年11月(4)
2016年10月(5)
2016年09月(4)
2016年08月(2)
2016年07月(5)
2016年06月(4)
2016年05月(4)
2016年04月(4)
2016年03月(4)
2016年02月(4)
2016年01月(5)
2015年12月(3)
2015年11月(4)
2015年10月(4)
2015年09月(3)
2015年08月(4)
2015年07月(4)
2015年06月(4)
2015年05月(4)
2015年04月(4)
2015年03月(4)
2015年02月(4)
2015年01月(3)
2014年12月(3)
2014年11月(4)
2014年10月(4)
2014年09月(4)
2014年08月(4)
2014年07月(4)
2014年06月(4)
2014年05月(3)
2014年04月(4)
2014年03月(4)
2014年02月(4)
2014年01月(4)
2013年12月(3)
2013年11月(4)
2013年10月(4)
2013年09月(5)
2013年08月(3)
2013年07月(4)
2013年06月(4)
2013年05月(4)
2013年04月(4)
2013年03月(5)
2013年02月(4)
2013年01月(4)
2012年12月(4)
2012年11月(3)
2012年10月(4)
2012年09月(5)
2012年08月(3)
2012年07月(5)
2012年06月(3)
2012年05月(4)
2012年04月(5)
2012年03月(4)
2012年02月(4)
2012年01月(4)
2011年12月(4)
2011年11月(4)
2011年10月(5)
2011年09月(4)
2011年08月(3)
2011年07月(5)
2011年06月(4)
2011年05月(5)
2011年04月(4)
2011年03月(4)
2011年02月(4)
2011年01月(5)
2010年12月(4)
2010年11月(4)
2010年10月(5)
2010年09月(4)
2010年08月(5)
2010年07月(4)
2010年06月(4)
2010年05月(5)
2010年04月(4)
2010年03月(5)
2010年02月(4)
2010年01月(4)
2009年12月(7)
2009年11月(8)
2009年10月(7)
2009年09月(8)
2009年08月(9)
2009年07月(13)