FX 歴史的チャートポイントのお話

南太平洋のサモア諸島沖でマグニチュード7.9の
大きな地震がありましたね。

<お詫び>

前号のコラムの記載内容につきまして、
よく内容を吟味して掲載すべきとのご批判をいただきました。

<週はじめの一昨日28日(月)の主な出来事>

ドル円は市場オープン後のオセアニア時間に下落して、
東京時間でしだいに反発する展開となりました。
ドルストレート通貨ペアは東京時間では軟調傾向で推移しました。
ドル円が一時88円台前半まで下落しました。
英ホームトラック住宅調査(9月)は0.2%となりました。
豪RBA総裁が、
「金利の低水準が長期間留まり過ぎれば不均衡となる可能性。
刺激策は民需の拡大に伴い解除が必要になるが、
景気刺激策の拙速な解除は望まない。」
との主旨の発言をしました。
日財務相が
「為替レートに人為的影響を及ぼすのは間違いだか、
円高是認とは言っていない。
為替はやや一方的に偏ってきている。
為替は安定的であることが望ましい。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均は辛うじて1万円台を維持して
前週末比−256.46円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
中国上海株価は前週末比−75.32ポイントで引けました。
日首相が
「モラトリアムまでは合意していないが、
中小企業が資金繰りに困っている実態がある。」
との認識を示しました。
英財務相が
「回復が強固となる前に支援を止めれば再び景気後退になる可能性。
財政赤字は新たな財務責任法が毎年削減することになる。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアの上下動の揉み合いが続きました。
米シカゴ連銀全米活動指数(8月)は−0.90となりました。
発表時間が未定であった独消費者物価指数速報(9月)が
午後10時半頃に発表されて市場予想より弱い−0.4%となりました。
米ダラス連銀製造業活動指数(9月)は前回値より改善したものの、
市場予想より弱い−6.4%となりました。
トリシェECB総裁が
「経済状況は3月に比べて改善したが
景気回復のペースは非常に緩やかとなる可能性。
景気刺激策を永久に続けることは不可能。
今は出口戦略を実施する時ではない。
ECBはで口戦略を有している。
現在の政策金利は適切である。
(準備通貨として)強いドルはとても重要。」
などの認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズがリトアニアの債務格付けを引き下げ、
見通しをネガティブと発表しました。
カナダBOC総裁が
「カナダドル高はカナダ経済に悪影響。
下半期のカナダ経済は予想より強い可能性。
政策金利の見通しはインフレ見通しによって変化するが、
カナダの政策金利は2010年6月まで0.25%を維持する。」
などの見解を示す発言をしました。
NY原油は66ドル台後半で取引を終えました。
NYダウはM&Aの発表が相次いだことが背景となったか、
前週末比+124.17ドルで取引を終えました。

<昨日29日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
NZ住宅建設許可(8月)は1.7%となりました。
日全国消費者物価指数(8月)は
市場予想とおりの−2.2%となりました。
日財務相が
「為替介入は異常事態ではあり得る。
現在の為替の動きは急激。円高是認など一言も言っていない。」
などの発言をしました。
豪RBA経済分析局長が
「住宅価格には望まない強い伸びのリスクが見られる。
金利が現在の低水準に永くとどまる予想は非合理。
金利が正常化に向かって上昇すれば住宅価格は値ごろ感を醸成。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比+90.68円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが上下に揉み合う展開となりましたが、
ユーロが軟調となり、ポンドが反発をみせました。
独輸入物価指数(8月)は市場予想より強い1.3%となりました。
英第2四半期GDP確報は市場予想とおりの−0.6%となりました。
英第2四半期経常収支は−114億ポンド、
英消費者信用残高(8月)は−0.3億ポンドと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
中国人民銀行が
「経済回復の足元は固まっていない。
過度に緩和的な金融政策を維持して信用の伸びを促す。」
などの見解を示しました。
欧業況判断指数(9月)は−2.07、欧消費者信頼感(9月)は−19と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
英BOEが金融機関のエコノミストを招いて会合を開きました。
出席した複数のエコノミストが
「BOEは準備預金金利の変更は当面予定していない。」
との主旨のコメントをしました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏の経済状況は安定化してきている。
回復の持続には不確実性がある。
出口戦略をいつ行うかは不確定。
ユーロ圏は世界経済不均衡を縮小へ向け行動すべき。」
などの見解を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が反発した後に揉み合いとなって、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(7月)は
前年比で市場予想よりは強い−13.30%となりました。
米ダラス連銀総裁が
「FRBによる住宅市場の救済には限界がある。
FRBはバランスシートの縮小を早急に開始するべき。
米経済に対する楽観論には警鐘を促したい。
長期間の低成長が続く見込み。ディスインフレのリスクがある。
失業率は10%に達する可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信頼感指数(9月)は構成項目の雇用関連が弱く
市場予想より弱い53.1となりました。
英財務相が「英国の失業率は2010年にかけて悪化する可能性。」
との認識を示しました。
NY原油は66ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−47.16ドルで取引を終えました。

<月末でゴトウ日の今日30日(水)の主な予定>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(9月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(8月)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(7月)、
午前10時半に豪小売売上高(8月)、豪住宅建設許可件数(8月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(9月)、
午後1時に日自動車生産(8月)、
午後2時に日住宅着工戸数(8月)、日建設工事受注(8月)、
午後4時55分に独失業者数(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(9月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(9月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(9月)、
夜9時半に米第2四半期GDP確報、米第2四半期個人消費確報、
同夜9時半に加GDP(7月)、加鉱工業製品価格(8月)、
加原料価格指数(8月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・欧・加・米の指標には注目です。

<月初の明日10月1日(木)の主な予定>

朝8時50分に日銀第3四半期短観、日小売業販売額(8月)、
午後2時に日自動車販売台数(9月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(9月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(9月)、
午後5時半に英製造業PMI(9月)、
午後6時に欧失業率(8月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(9月)、
夜9時半に米個人所得・支出(8月)、PCEデフレータ、
新規失業保険申請件数
夜10時からバーナンキFRB議長議会証言、
夜11時に米ISM製造業景況指数(9月)、米中古住宅販売保留(8月)、
などの経済指標が発表されます。
日・欧・米の指標には注目です。
また、この日から中国上海市場が8日間の連休入りとなります。

<週末2日(金)の主な予定>

朝8時半に日失業率(8月)、
午後3時に英ネーションワイド住宅価格(9月)、
午後5時半に英建設業PMI(9月)、
午後6時に欧生産者物価指数(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(9月)、米失業率(9月)、
夜11時に米製造業受注指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・米の指標には注目です。

さて、月末・月初と、週末に米雇用統計のイベントを控える
市場ですが、一部では米国の早期利上げ観測が後退して、
米長期金利が低下傾向になってドル売り要因になるとなると
見る向きがあるとともに、株価の不安定さを背景に
市場の関心が債券市場に向いてきているとして、
株価の不安定さがリスク回避の動きとなるのではないか
と指摘する声もあるようです。

一方、ここのところの原油など資源価格上昇に一服感が出て
きたようで、9月に対ドルで年初来高値をつけたユーロが
持ち高調整の動きが進むと見る向きもあるようです。

他方、豪RBAが11月および12月に利上げをするとの観測をする
向きがあるとのことです。

また、米国が対外不均衡の是正を打ち出したことで、
経常収支に市場の関心が集まると見る向きもあり、
経常収支不均衡の是正には為替調整を伴うことになることから、
(経常黒字は日本よりも中国が大きいものの、
人民元が自由な変動相場となっていないことで)
市場では円買いの仕掛けを誘いやすいと指摘する声もあるようです。

いろいろとファンダメンタルズ要因が交錯していて、
週末にかけて短期的に振れの大きな相場となる可能性もありそうで、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、歴史的チャートポイントのお話です。

週はじめの28日の月曜日の東京時間が始まろうとする前に
ドル円が、一時、今年の1月26日(月)以来となる
88円台の前半まで下落しましたね。

ドル円の過去最安値は、日本のバブル崩壊直後で
米国のクリントン大統領の時代の1995年4月19日の
79円75銭ですが、まだそこまではある程度の幅があるものの、

「やがて歴史的安値水準まで行くのではないか。」

と見ている人も少なからずいらっしゃるようです。

今後、どのような展開になるかは判りませんが、
とても興味深いですね。

さて、

チャート・ポイントには、
レジスタンスやサポートラインと呼ばれるものや、
バンドやチャネルの上限や下限、
トレンドラインやネックライン、
フェボナッチポイントやピボットのポイントなどなど、
いろいろありますが、

「歴史的な安値(高値)のポイント」だけは別格のようです。

たとえば、ドル円の1995年4月19日の79円75銭などは、
過去14年以上にわたり破られたことのなかったポイントである、
とともに、歴史においての最安値ですから、
チャートポイントの中でも注目度が違います。

いわゆる80円アラウンドには、歴史的な絶好の買い場とみて
買いオーダーが並ぶことでしょうし、

中には、

「ここを下げれば仕方がないよ。
 歴史的ポイントで買えることはそうあることではないから、
 記念ということでも根性入れて買ってみるさ。」

なーんていう人もいらっしゃるかもしれませんね。(笑)

また、売っていて含み益が大きくなった人でも、

「ここまで下げてくれりゃ、利大の極みだな。
 ここいらで利食うとするか。」

という気持ちにもなろうというもので、

「歴史的な安値のポイント」では、

新規の買い方やばかりではなく、売り方も利食いの買い決済で、
売り方、買い方ともに「こぞって買う」買い一色のポイント
となりやすいようです。

ところが、

もしもこの歴史的安値をはっきりと下抜けてしまったら、
売り方も買い方も心理状態が一変してしまいます。

「いんらなんでも、歴史的水準は下抜けないだろう…。」

と含み損に耐えて忍んで踏ん張ってきた
手持ちの買い玉のある買い方もついに観念して投げそうですし、

新規の買い方も、「あらっ、こりゃマズい。」と、
仕切り直しの損切りすることがありそうで、

そして、この動きに乗じる新規の売りも入って、

歴史的最安値という支えを失った市場は
パニック的な売り一色となる場合もありそうです。

鳥羽一郎さんの「男の港」(作詩 穂積淳/結城忍 さん) の

「板子一枚 生命(いのち)をはった〜
 男度胸の 海が呼ぶ〜♪ ………」

ではないですが、(笑)

「板子一枚」でガラリと相場が変わる
ほんとうの重要ポイントが歴史的チャートポイントなのですね。

ドル円は板子のポイントまでたどり着けるか否か―。
そして、その命運や如何に―。

相場劇場がますます面白くなってきそうですね。


<お知らせ>

北海道の書店では入荷が遅れているようで、
私自身まだ見ていないのですが、(^^;)
ダイアプレス社の「稼ぐFXマスター」という本に
私の教材の紹介ページが掲載されています。

いろいろなFX関連のノウハウが掲載されているとのことで、
発売早々にアマゾンでは完売となってしまったそうです。

楽天ブックスヤフーブックス などではまだ在庫があるようです。


FX 「予言の書」のお話

G20サミットが閉幕したと思ったら、
今週は9月期末に続く第4四半期の月初に週末の米雇用統計と
相変わらず忙しいマーケットですね。

<先週末25日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下動しながらも軟調傾向となりました。
ドルストレート通貨ペアが堅調の後に反発しました。
ポンドが一時1.6000台を割り込みました。
ガイトナー米債務長官が
「世界経済および米国で回復の初期の兆候が見られる。
米提案の持続可能で均衡の取れた成長の枠組みにG20で支持。
G20では明確な規制基準の合意が必要。
IMFは世界経済の変化を反映すべき。
米国は支援プログラムを必要期間で維持。
強いドルは米国にとって重要。
米ドルの基軸通貨としての役割を長期維持することが重要。」
などの認識を示す発言をしました。
NZ貿易収支(8月)は市場予想より弱い−7.25億NZドルとなりました。
日銀政策会合議事録では
「時限措置の見直しと金融緩和政策転換の結びつけは不適切。
需給ギャップが拡大して、デフレリスクにも留意が必要。
金融調節では市場機能の自律回復を阻害しないようにすべき。」
などの意見が公表されました。
日経平均は前日比−278.24円の大幅安で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円の軟調傾向が続き、
他の主要通貨ペアも軟調傾向の揉み合いとなりました。
中国人民銀行の当局者が
「米ドルの安定は世界経済の回復に影響を及ぼすため、
米国は政策決定で準備通貨としてのドルの地位に配慮すべき。」
との主旨の発言をしました。
独GFK消費者信頼感調査(10月)は好結果の4.3となりました。
中国上海株式市場は前日比−14.71ポイントで引けました。
英第2四半期総合事業投資(確報)は、
ほぼ市場予想とおりの−10.2%となりました。
ドル円が90円台を割り込みました。

ニューヨーク時間では、
ドル円とポンド関連通貨ペアの軟調傾向が続き、
ドルストレート通貨の多くが上下動の揉み合いとなりました。
米耐久財受注(8月)は市場予想より弱い−2.4%となりました。
バーナンキFRB議長が
「経済支援プログラムの利用は収束しつつあるが、
証券化支援のTALFの必要性は依然として強い。」
との見解を示す発言をしました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)は
市場予想より強い73.5となりました。
米新築住宅販売件数(8月)は
市場予想より弱い42.9万件となりました。
英財務相が「ポンド安を意図的に行う政策はない。」
との主旨の発言をしました。
中国の国家主席が
「各国はマクロ的経済政策で協調して景気刺激策を継続すべき。
準備通貨の発行国はバランスのある通貨政策とするべき。」
などの主旨の発言をしました。
米FRB理事が「出口戦略は必要性が明確となる以前に行う必要。」
との認識を示しました。
NY原油は66ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−42.25ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日28日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(9月)、
朝8時15分から豪RBA総裁講演、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(8月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(9月)、
同夜11時半からトリシェECB総裁議会証言、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間は未定(通常NY時間)ですが、
独消費者物価指数速報(9月)が発表される予定です。
独・米の指標には注目です。

<明日29日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅許可件数(8月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(8月)、日東京消費者物価指数(9月)
午後3時に独輸入物価指数(8月)、
午後5時半に英第2四半期GDP(確報)、英第2四半期経常収支、他
午後6時に欧業況判断指数(9月)、欧消費者信頼感(9月)、
欧鉱工業信頼感、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(7月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・欧・米の指標には注目です。

そして、今週の30日(水)からの主な注目材料は、

30日(水)に、英GFK消費者信頼感調査、日鉱工業生産速報、
豪小売売上高、豪建設許可件数、NBNZ企業信頼感、
日住宅着工件数、日建設工事受注、独失業者数、
欧消費者物価指数速報、スイスKOF先行指数、米ADP雇用統計、
加GDP、加鉱工業製品価格、米第2四半期GDP確報、
米第2四半期個人消費確報、米第2四半期PCEコアデフレータ確報、
米シカゴ購買部協会景気指数、

1日(木)に、日銀第3四半期短観、日小売業販売額、
スイスSVME購買部協会景気指数、独製造業PMI確報、
欧製造業PMI確報、英製造業PMI、欧失業率、
米チャレンジャー人員削減数、米個人所得、米個人支出、
米PCEデフレータ、米新規失業保険申請件数、
バーナンキFRB議長議会証言、米ISM製造業景況指数、
米中古住宅販売保留、米建設支出、

2日(金)に、日失業率、英ネーションワイド住宅価格、
英建設業PMI、欧生産者物価指数、米非農業部門雇用者数変化、
米失業率、米製造業雇用者数変化、米製造業受注指数、

などがあります。

さて、24〜25日に米ピッツバーグで行われたG20サミットでは、
「持続力のある回復が確実になるまで政策対応を維持。
出口戦略を準備するも刺激策を時期尚早に解除しない。
強力かつ持続的で均衡のある成長策を採用。
G20を国際的経済協力の首脳フォーラムとする。
金融機関の資本基準を引き上げて、過度なリスクテイクを
防止するため厳しい報酬基準を実施する。
2010年ドーハラウンド妥結を求め金融セクターを
保護主義に陥らせない。」などの主旨の声明として閉幕しました。

金融安定化理事会(FSB)が打ち出した金融機関のリスク経営抑制
のための「報酬基準」がG20で支持されることになったことで、
金融機関の活力への圧力となるのではないかと見る向きが
あるようです。

また、報道によりますと、野村ホールディングスが事業拡大と
財務基盤強化のために最大5000億円の公募増資発表するとして、
市場の一部では、今後、「他の証券や金融の大手も追従する
動きとなるのではないか。」との憶測で
日金融セクターの株価が軟調となりました。
そして、揺れてはいるものの、借金返済を3年程度猶予する
モラトリアムの法案提出の動きもあり、また、日銀の試算では、
今後3年間の不良債権処理損失が同じ期間の本業のコア業務純益を
上回る可能性があるとして、まだ金融セクターでは厳しい状況が
あるようです。

一方、「英国はAAAの格付けを失う寸前」
「英銀の見通しはネガティブ」など格付け会社の見解とともに、
「ポンド安は輸出主導の英経済に有効」とのBOE総裁の
ポンド安を容認する発言もあり、ポンドの軟調傾向が続き、
一部では「英景気の低迷の長期化の懸念がユーロ圏や東欧諸国にも
飛び火しかねない。」との憶測もあり、
欧州通貨安となるのではないか、と見る向きもあるようですが、
足元の米ドル安とのせめぎあいが注目されます。

さて、今週のアナリスト予想では、
G20で「世界経済の不均衡是正」が決まったこともあり、
経常黒字国の通貨「円」への上昇圧力になる可能性もあるとして、
また、4月の日本の税制改正で海外子会社からの配当への課税免除を
背景とした9月末の期末要因が90円台を割り込んだ円高を昂進させる
のではないか、との見方がある一方、
G20で金融機関の報酬規制が確認されたことで金融機関の
行政圧力懸念なよるリスク回避のドル買いの懸念もあり、
また積極的な円買い材料ではなく、短期の投機マネーが主導した
円高は一時的となりやすいと見るむきもあり、
今後の円とドルを巡る相場展開が注目されますが、
月末と月初で短期的な流れが変わる可能性もありそうです。


さて今日は、「予言の書」のお話です。

いつも堅い話ばかりなので、
今日は面白話をお届けいたします。

漫画週刊誌のビッグコミック・スピリッツに連載されていた
浦沢直樹さん原作のSFサスペンス「20世紀少年」が映画化されて、

その映画の3作目となる「20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗」が
8月の末頃から上映されていますが、
遅ればせながらようやく観ることができました。^^

ケンヂら少年たちが空想した「よげんの書」を中心に
展開されるSF物語ですが、

ケンヂら少年たちの時代が私の少年期でもあり、
妙な懐かしさがあって、私の好きな物語です。

さて…、

このような予言にまつわるお話は
SFの世界や映画だけかと思っていましたら、

先日、メンバーのYさんから
とても興味深い内容のメールをいただきました。

「佐野さん、Van de Meer博士を知っていますか?」

「博士は昨年の9月来の世界経済のフリーホールを
 10ヶ月前から予測していた方なのですが、
 その博士が米国破産がもうじき現実に始まるというのです…。」

リーマンの破綻以来、米国をはじめ世界が
しばらくフリーフォールの状態の経済危機となって、
米国が弱っているのはわかっていましたが、

ここのところは、仮に表面的ではあっても
経済回復の兆しが強まっているようにも見えて、

「えっ?」

と驚いてしまいました。

これからそのお話をご紹介しますが、

人によっては「あははっ。そんなのトンデモ話だよ。」と、

バッサリ切って捨てられる方もいらっしゃると思いますし、
むしろそのように思われるのがあたりまえとも思います。

しかし、

2007年のフォーチュン誌で「最も賞賛されるべき証券会社」と
紹介されたこともあるリーマン・ブラザーズが
2008年9月15日に突如として破綻したり、

ウォール街の象徴でもあった投資銀行が
銀行持株会社に移行するなどして
昨年9月のわずか1週間で消え去ってしまうなど、

ときに思いもよらぬことが現実に起こるものです。

2007年後半にサブプライム問題が惹起した頃でさえ、
「リーマンは2008年には破綻する。」といえば、
きっとキチガイ扱いされたことでしょう。

これからご紹介することは、少し過激な表現もあるようで、
ご覧になられて「世間を惑わすな。」と
不快に感じられたりするかもしれませんが、

「興味深いこんな話もあるものだ。」と、
面白話としてご覧いただくのもよいかもしれません。

メンバーのYさんからの興味深い内容のメールに
記(しる)されていたのは、このサイトでした。

世界で唯一の核兵器行使国として核軍縮の演説を行い、
今月24日の国連安保理で「核拡散防止と核軍縮」の提案をした
オバマ米大統領が古代へブライ語で「悪魔」という意味である
ということも驚きですが、

Van de Meer博士が米連銀の破綻による米国の9月30日の破産を
予測していることはさらに驚きです。

あとたった2日で「その時」が来るのですから、

昨年の9月来の世界経済のフリーホールを
オカルト的な予言ではなく、いろいろと調査の上で
10ヶ月前から予測していたというVan de Meer博士の予想なだけに、

なんとも不気味な感じがしますとともに、
興味津々との思いも禁じ得ません。

一説では、Van de Meer博士の予想は
いろいろな情報に基づいてはいても、
「けっこう外れることもある」との声もあるようですが、(苦笑)

予測(予言)の期日がここまで近いものを見れるのは、
そうあることでもなく、興味深いお話ではありますね。

今のところはこの期日での予想は外れるようにも思われますが、
水面下での逼迫状況の存在も垣間見られるようで、

「そんなのよくあるトンデモ話さ。」と
簡単に切って捨てることもできないのかもしれません。

「木の幹が割れるのは9月30日になるが、
 枝が地面に落ちるのは10月7日と10月27日、
 または11月になるであろう。」

とのことですが、その予言の事実の結末や如何に…。

「信じるも信じないもあなたしだいです。」

なーんちゃって。(爆)


FX 自己観念を外すと見える事のお話

日本では今週はシルバーウィークの連休ですね。
週後半の24日〜25日には米ピッツバーグで
G20サミットが開催されます。

<先週末18日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円がやや軟調傾向となり、
ドルストレート通貨ペアの多くも上下動しながら、
軟調傾向での推移となりました。
米WSJ紙の電子版が
「ポンドが新たなキャリートレード通貨となる可能性。」
との観測報道をしました。
米FT紙が「英銀ロイズ・バンキンググループが
不良資産保障スキームを申請する可能性。」
との観測報道をしました。
日銀金融経済月報(9月)では
「生産を上方修正して、景気の改善見通し」
を示す内容となりました。
日景気先行CI指数確報(7月)は82.5、
日景気一致CI指数確報(7月)は89.8、となりました。
中国上海株価は軟調傾向で推移しました。
日経平均は前日比−73.26円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くがいったん反発を見せて
揉み合う相場展開となりました。
独生産者物価指数(8月)は市場予想より強い0.5%となりました。
中国の銀監会が
「中国の国内銀行に対して融資急増のリスク増大を警告した。」
ことを発表しました。
中国上海株価は前日比−3.19%で取引を終えました。
欧経常収支(7月)は88億ユーロとなりました。
日財務相が
「為替相場は経済の実勢に合わせて決まるのが自然。
円高是認と報道されるのは心外。」との主旨の発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動の揉み合となり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
カナダ卸売売上高(7月)は市場予想より強い2.8%となりました。
IMFの専務理事が
「今は出口戦略を実行すべき時期ではない。
世界経済は2010年中頃より早く回復する可能性があるが、
金融規制の進展はまだ充分ではない。」
との認識を示しました。
NY原油は72ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+36.28ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日21日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(9月)、
午前10時半に豪新車販売台数(8月)、
夜9時半に加国際証券取扱高(7月)、
夜11時に加景気先行指標総合指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。

<22日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期経常収支、
朝11時にNZ第3四半期ウェストパック消費者信頼感指数、
午後3時15分にスイス貿易収支(8月)、
夜9時半に加小売売上高(7月)、
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(9月)、米住宅価格指数(7月)
などの経済指標が発表されます。
NZ・加・米の指標には注目です。

<23日(水)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期GDP、
午後4時半に独製造業PMI速報(9月)、独サービス業PMI速報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(9月)、欧サービス業PMI速報(9月)、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧鉱工業新規受注(7月)、
夜10時半にガイトナー米財務長官議会証言、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、(市場予想は0.25%で据え置き)
などの経済指標が発表されます。
NZ・(独)・(欧)・英・米の指標には注目です。
FOMC声明は特に注目されます。

<24日(木)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(8月)、
午前10時に豪HIA新築住宅販売(8月)、
午前10時半に豪RBA金融安定についての発表、
午後1時半に日全産業活動指数(7月)、
午後5時に独IFO景気動向(9月)、独IFO現況評価値(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売件数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・米の指標には注目です。
この日から米ピッツバーグで
G20サミット(首脳会合)が開催されます。

<週末のゴトウ日の25日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ貿易収支(8月)、NZ輸入(8月)、NZ輸出(8月)、
朝8時50分に日銀政策会合議事録(8月分)、
日企業向サービス価格指数(8月)
午後5時半に英第2四半期総合事業投資(確報)、
夜9時半に米耐久財受注(8月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(9月 確報)、
夜11時に米新築住宅販売件数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、G20サミットの声明にも注目されます。

さて、報道によりますと、欧州連合(EU)が
金融システムの安定化のために
金融機関の高リスク経営を抑制して
「高額報酬を支払う銀行に対する制裁を含めた是正措置」を
24日〜25日に米ピッツバーグで開催されるG20サミットで
提案するとのことです。
G20サミットでは、経済・金融の主要議題のほか、
原油価格や地球温暖化問題など幅広い議論がされる予定ですが、
週末25日(金)のG20声明が注目されます。

また、景気が一応の回復基調にあることを背景に
新興諸国への投資が増加して、
対米証券投資が大幅減となるとともに、
ドルが売られて他国通貨が買われる中期的な動きが続いていますが、
先週末にはドル買戻しの動きも見られ、
今週の米ドルを巡る動向が注目されます。

そして、報道によりますと、中国株投信などに
1,000億円の資金が集まったとのことで、
今月末にかけて外貨投信による円安圧力の観測もある一方、
日新政権の財務相の「日本は基本的に円高の方が良い。」
との主旨の発言に加えて、白川日銀総裁が記者会見で
「円高は短期的にはデフレ的圧力だが、
中長期的には経済を押し上げる力もある」と
述べたことなどを背景に、一部では日本の休場の期間に
ドル円が下値試しに動く可能性があるとの観測もあるようで、
今週前半のドル円の動向が注目されます。

さて、今週のアナリスト予想では、ドル余剰感が継続して
低金利通貨の米ドルを売って他国に投資するリスク選好の
ドルキャリートレードで米ドル安と見る向きがある一方で、
米FOMCで米国の出口戦略の近さが確認されれば
米ドルの巻き戻しもあると見る向きとともに、
G20で銀行の自己資本規律の強化の方向が固まれば
銀行経営に悪影響があるとして、
リスク回避の米ドル買いの動きとなる可能性を指摘する向きもあり、
意見は割れていますが、ドル円では軟調と見る向きが
やや優勢のようです。

23日(水)深夜3時15分の米FOMCでの声明と、
FOMC前と後での相場動向が注目されますが、
今週は上下に振幅のある相場となると予想する向きも
あるようですので、流れに乗りながらも
短期的には機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、自己観念を外すと見える事のお話です。

アレキサンダー・エルダー博士の著書の「投資苑」には、
翻訳者の福井 強 さんの影響もあると思いますが、
優しい言葉でサラリと文章が綴られていて、(笑)

読み手がうっかりすると、大切なところを
つい読み流してしまうことがありますね。

第3章の「20. トレーディング・レンジ」の
「トレードすべきか様子見すべきか」には、
こんなことがサラリと書かれています。

〜引用はここから〜

「上昇トレンド発見し、買いに入る決心をしたとき、
 いますぐ買うのか、下がったところを買うのかを
 決めなければなりません。
 すぐに買う場合、トレンドに乗り遅れずに済みますが、
 ストップを置くレベル(例えば間近のサポートの下)は、
 多分買値よりも相当離れたところになってしまい、
 潜在的な損の大きさは下がってから買うよりも
 大きなものとなります。」

「(しかし)もし下がったところを拾おうとするなら、
 値下がりのリスクは軽減されますが、
 あなたは次に挙げる4種類の競争相手と対決することになります。
 つまり、既に買ったもののさらに買い増ししたい人たち、
 売ったものの引かされ下がれば元値で手仕舞いたいと
 考えている人たち、まだ買っていない人たち、
 買っていたものの早く売りすぎてしまい、また下がったら
 買おうとしている人たちの4種類の集団です。」

「価格が調整するのを待っている、こうした人たちで、
 『待合室』はごった返しているのです。
 マーケットは慈善事業のために存在しているのではありませんし、
 今度の大幅な価格の調整は実はトレンドの反転の始まりを
 意味しているのかもしれません。」

〜引用はここまで〜

多くのトレーダーがトレンドに乗ろうとして悩む場面ですが、

「押し目待ちに押し目なし」とも言われ、
押しをあまりに待ちすぎれば、4種類の集団の素早い動きに
エントリー・チャンスを失ってしまうこともありますし、

「これは思惑とおり」との押しも、
トレンド反転の始まりであることもあり、

トレードはいつも、なんとも悩ましいものです。(苦笑)

「ベストのタイミング」は存在しているかもしれませんが、
それをいつも捉えることは難しいものです。

また、「早すぎれば騙される。遅すぎれば利幅がない。」
なんてこともありますね。

もしかしますと、

案外と「ベストを求めようとすること」自体が
無理を求めることとなり、
悩みの種となってしまうこともあるものですが、

この悩みにアレキサンダー・エルダー博士は
さりげなくヒントを与えてくれています。

「どのような方法を採用するにせよ、
 ここにあなたを最も危険なトレードから守ってくれる
 マネー・マネジメント・ルールが存在します。」

とリスク管理を促した上で、

「ブレイクアウトを期待して、それが起こる前に仕込むか、
 ブレイクアウトし始めたら買うのか、
 またはその後の押し目を待って買うのかを
 決めなくてはなりませんが、
 もし複数のポジションをトレードするつもりなら、
 1/3を事前に買い、次の1/3をブレイクアウト(初期)で買い、
 最後の1/3をその後の押しで買うということも可能です。」

とアドバイスされています。

不確定なマーケットにベストタイミングを求めようとせずに、
「要所のポイントで分割エントリーしてみては」ということで、
知ってしまえば簡単なことですが、

「ベストを求めよう」との自己の固定観念があると、
なかなか分割エントリーという方法を
見つけられなくなってしまうこともありますね。

また、

少し似たようなことがトレードのタームでの
エントリー・チャンスを見つけようとするときにも
起こる場合があります。

「俺はスイング・タームでしかトレードしない」

との固定観念があると、
なかなかエントリーチャンスがなくても、

自己の固定観念を外してしまうと、
エントリー・チャンスが見えてくることがありますね。

もしも、トレードのタームを
「俺はスイングだ。」「私はデイトレよ。」と決めないで、
相場状況に応じて決めるようにして、

ターム(期間)の数だけトレンドの方向と、
その正解となるトレードがあるとするならば、

たとえば、

少し複雑なマルチタイム・フレーム分析でも、

「長い足と中間の足が下向きで、そして短い足が上向きかよ。
 なんか頭がこんがらがって、何がなんだか判らないよー。」

と嘆かずに、(苦笑)

月足と週足のトレンド方向が整合をしていれば、
日足のトレンドが方向同調したときにスイングを狙う。

月足と週足のトレンド方向が整合していなければ、
(あるいは月足の方向が不明ならば)

今度は週足と日足を見て、トレンド方向が整合していれば
4時間足などのトレンドが方向同調したときに短期スイングを狙う。

週足と日足のトレンド方向が整合していなければ、
(あるいは週足の方向が不明ならば)

今度は日足と4時間足を見て、トレンド方向が整合していれば、
30分足などのトレンドが方向同調したときにデイトレを狙う。

日足と4時間足の方向が整合していなければ、
(あるいは日足の方向が不明ならば)

今度は4時間足と30分足などを見て、
トレンド方向が整合していれば、
5分足などのトレンドが方向同調したときに、
タイミングを見計ってスキャルを狙う。

そして、どうもこうにも
時間軸に整合がないバラバラの相場なら、
ダマシにあいやすいので、
(よほど強い動意があるとき以外は)基本的にトレードを休む。

などの、相場の状態に応じて、

今、どのタームでトレードをすれば良いかを
「相場に聞いてトレードのタームを決める」
という方法もありそうです。

自分自身にとっての難問は、

案外と、一度、自己の固定観念を外してしまうと

「なーんだ。そういうことかぁ。」

と回答が見えてくる場合もあるようですね。


<お知らせ> 次回のブログの更新は9月28日(月)を予定しています。


FX 勝ち組への階段のお話

週はじめに米シアトルマリナーズのイチロー外野手が、
大リーグ史上初の9シーズン連続200安打の偉業を達成しましたね。

<一昨日の週はじめ14日(月)の主な出来事>

市場オープンではドル円が下窓を空け、
ユーロドルが上窓を空けてのスタートとなりました。
東京時間では、
ドル円がショートカバーで反発する動きとなって、
ドルストレート通貨ペアが軟調に推移しました。
NZ小売売上高(7月)は市場予想より弱い
2ヶ月連続マイナスの−0.5%となりました。
IMFの専務理事が
「独仏の一時の指標は良好も世界的な経済危機が続く可能性。
出口戦略の検討は必要だが直ぐに実行すべきではない。
失業は2010年にピークとなる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均が軟調に推移しました。
日鉱工業生産確報(7月)は2.1%となりました。
日経平均は前週末比マイナス242.27円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向で推移しました。
ドルストレートの多くが揉み合いとなりましたが、
ポンドが軟調に推移しました。
スイス生産者輸入価格(8月)は市場予想とおり0.1%となりました。
中国上海株価が小幅続伸しました。
格付け会社のムーディーズが、
英銀行の見通しを引き続きネガティブと発表しました。
欧鉱工業生産(7月)は市場予想より弱い−0.3%となりました。
欧州委員会が「ユーロ圏の経済は転換点にある。
景気回復は不安定または低水準。経済の刺激策は続けるべき。」
などの見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となって、
ドルストレートが反発する相場展開となりました。
加第2四半期設備稼働率は市場予想より強い67.4%となりました。
中国から輸入されるタイヤ製品に最大35%の関税を課す
米国の先週末のセーフガードの決定に対して、
中国側がWTOに提訴して、
米中貿易の一部に摩擦懸念が生じることになりました。
米財務省が「金融システム破綻防止策を段階的に縮小」
することを発表しました。
ガイトナー米財務長官が
「年内に金融機関の包括的規制改革法案の可決が必要。」
との認識を示しました。
オバマ米大統領が
「過去2年間の金融の嵐は終わろうとしている。
経済の回復にはさらに時間と労力が必要。
年内の金融規制改革が必要。
金融にはまだ支援が必要だが必要性は後退している。
第2弾の景気刺激策は実施しない意向。」
などの認識を示す演説をウォール街で行いました。
サンフランシスコ連銀総裁が
「米経済はいまだショックに対して脆弱な状態。
失業率は数年間上昇する可能性。信用市場の逼迫が成長を抑制。
景気後退はこの夏で終了した可能性。米経済は下半期に拡大へ。
住宅差し押さえは峠を越えていない。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は続落して68ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+21.39ドルで取引を終えました。

<昨日のゴトウ日15日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
豪財務相が「豪政策金利は緊急的な低水準。
必要に応じてRBAは金利を調整する。」
との認識を示しました。
NZ第2四半期製造業売上高は
統計開始以来の減少率となる−4.8%となりました。
英RICS住宅価格は市場予想よりかなり強い10.7%となりました。
米財務省が救済時に取得した米シティ株を
売却する意向であることが報道されました。
日財務相が「急激な為替変動は好ましくない。」
との認識を示しました。
豪RBA議事録では
「良い経済状況が続けば拡張的でない金融政策とする必要。
国内外の経済見通しには一部に不透明感がある。
経済状況は将来の利上げ示している。
緩和政策継続のリスクと早期引き締めリスクとのバランスが必要。」
などの見解が示され、早期利上げ示唆はありませんでした。
中国商務省が「海外からの対中直接投資8月は前年比+7.0%」
となったことを発表しました。
日経平均は前日比+15.56円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
揉み合いとなる通貨ペアの多い中、ポンドが急落しました。
スイス第2四半期鉱工業生産は
市場予想よりはかなり弱い2.7%となりました。
中国上海株価は小幅ながら3営業日続伸で取引を終えました。
英消費者物価指数(8月)は0.4%、英小売物価指数(8月)は0.5%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
中国人民銀行が「元を国際通貨として普及することには慎重。」
との認識を発表しました。
独ZEW景況感調査(9月)は市場予想より弱い57.7となりました。
欧ZEW景況感調査(9月)は市場予想より弱い59.6となりました。
欧州経済センター(ZEW)が「景気見通しはさらに安定してきている。」
との見解を発表しました。
英BOE総裁が
「金利の引き下げはさらなる短期債の購入を意味する。
BOEは準備預金に対しての金利引き下げを検討している。
景気後退よって銀行はさらに損害を蒙る可能性。
英経済は第3四半期に成長を再開する可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
ポンドが急落しました。
トリシェECB総裁が
「金融セクターの規制に関する行動をしていく。
危機が過ぎ去ったととの断言は時期尚早。」
との見解を示しました。
欧州委員が「ロイズとRBSは英銀行支援スキームに加入見込み。」
と発言しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇した後に軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが上下動の揉み合いの後に堅調となる
相場展開になりました。
加新車販売台数(7月)は市場予想より強い5.3%となりました。
米生産者物価指数(8月)は1.7%、米小売売上高(8月)は2.7%、
NY連銀製造業景気指数(9月)は18.88と、
もとに市場予想より強い結果となりました。
加BOC副総裁が
「加ドル高はカナダ経済にとって向かい風。
順調な世界経済の回復は確信できない。」
などの認識を示す発言をしました。
米企業在庫(7月)は市場予想より弱い−1.0%となりました。
バーナンキFRB議長が
「金融規制改革が実現すると確信。
米国の景気後退は恐らく終わった。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は71ドルに迫るあたりで取引を終えました。
NYダウは前日比+56.61ドルで取引を終えました。

<今日16日(水)の主な予定>

午前10時に豪Westpac先行指数(7月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(7月)、
午後5時半に英失業率(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数(8月)、
午後6時にスイスZEW景況感調査(9月)、
夜9時半に加製造業出荷(7月)、
同夜9時半に米消費者物価指数(8月)、米第2四半期経常収支、
夜10時に米ネット長期TICフロー(7月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(8月)、米設備稼働率(8月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(9月)、
英・欧・米の指標には注目です。

<明日17日(木)の主な予定>

朝8時50分に日第3四半期景況判断BSI、日第三次産業活動指数(7月)
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は0.10%で据え置き)
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時半に英小売売上高指数(8月)、
午後6時に欧貿易収支(7月)、欧建設支出(7月)、
午後8時に加消費者物価指数(8月)、
夜9時にスイスSNB政策金利、(市場予想は0.25%で据え置き)
夜9時半に加景気先行指標指数(8月)、
同夜9時半に米住宅着工件数(8月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
日・英・加・スイス・米の指標には注目です。

<週末18日(金)の主な予定>

午後2時に日景気先行・一致CI指数(7月 確報)、日銀金融経済月報、
午後3時に独生産者物価指数(8月)、
午後5時に欧経常収支(7月)、
午後5時半に英マネーサプライ速報(8月)、
夜9時半に加卸売売上高(7月)、
などの経済指標が発表されます。

さて、欧州連合(EU)の欧州委員会は、09年後半のユーロ圏16ヵ国の
四半期ベースの実質経済成長率が前期比0.1〜0.2%の
プラス転換すると発表して、
「景気回復は不安定で不確実性に満ちている。」としながらも、
景気後退局面から脱却して緩やかな回復に向かうとの
見解を示しました。

一方、オバマ米大統領も14日にウォール街で「過去2年間の
金融の嵐は終わろうとしている。」と金融危機から脱却しつつある
ことを宣言して、また同時に「経済の回復にはさらに時間と労力が
必要。年内の金融規制改革が必要。金融にはまだ支援が必要だが
必要性は後退している。第2弾の景気刺激策は実施しない意向。」
などの認識を示す演説を行いました。

また、報道によりますと、ここのところのドル円相場は
従来の構図である「株高→投資家のリスク許容度の高まり
→安全通貨の円売り(他通貨買い)」という
米株価と円の逆相関関係が、米長期金利の低下観測を背景に、
市場の関心が長期金利に向かっているためか、
必ずしも経験則が通用しない場面も見られてきているとのことで、
株価と円の相関も注目されます。

そして、報道によりますと、次の危機の種とも言われている
米不動産ローンの延滞が急増して、米地銀の破綻が相次ぎ、
米連邦預金保険公社(FDIC)によりますと2009年だけで92行が破綻し、
破たん処理の費用が急増して、基金が底をつきかけているとのことで
今後の市場のテーマとなる可能性もあり、
問題の今後の動向が注目されます。

さて、今週はドル売り動意の中でドル買戻しの動きも
時折見られていますが、また、日本の新政権での
円の動向も見ながら、チャートの動きをよく見て、
相場の流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、勝ち組への階段のお話です。

相場を数理的に考察したり分析したりする
金融工学という分野もありますが、

トレードにはトレーダーとトレーダーの
戦いの場である側面もあって、

トレードに参加するということは、
プロ筋のマネーバトルに参戦することでもありますね。

かの有名なウォーレン・バフェット氏も、
ポーカーのテーブルに着いたときに、
ぐるりと周りを見渡して、
もしも誰が負けるかすぐに解らなかったら、
それは自分自身だと述べていますが、

トレードには確かに鉄火場的な側面もあるようで、

あたかもタバコの紫煙が立ち込めるカジノの
テーブルに着いたときのように、

ニヤリと不適な笑みを浮かべて
「見慣れんヤツだな。彼はニューカマー(新参者)だ。」と
目配せしてほくそ笑むつわものたちの中で
ポーカーをする様子にもどことなく似ているようです。

ところで、

私はマージャンはやらないのですが、
私の悪友にめっぽうマージャンに強い奴がいて、

仕事熱心ではあるものの、
金曜日の夜からは毎週のように徹夜のマージャンで遊び興じて、

あるとき金曜の夜から月曜の朝まで
3日も徹夜したことがあると自慢げに語っていました。(笑)

「自分の牌が目の前に一列に並んでいるだろう。
 あれがさぁ、三晩目の徹夜になると
 豆粒の行列のように小さく歪んで見えるんだよ。
 そして、カラスが生ゴミをあさる明け方ころに帰るんだけど、
 太陽が黄色く見えるんだぜ。」

こいつほんとうに筋金入りのバカだなぁ、と思いましたが、

ときに徹夜でトレードすることもある私には、
「お前、バカじゃないのか。」と偉らそうなことは
言えるわけがありません。(爆)

その悪友の彼ですが、あるときこんなことを言っていました。

「そりぁ、最初はカモもよいとこだったよ。
 弱いくせに、でかいマージャンや3人マージャンやって、
 田舎の家一軒くらいは授業料を払うようにやられたね。
 でもね、運三割五分、技術六割五分のマージャンだけど
 負けても負けても頑張ってるとさ。(苦笑)
 十年以上もかかったけど、だんだん相手の捨て牌で
 相手の手が透けて見えるように判ってくるんだ…。」

麻雀の世界で20年間無敗だったといわれる桜井章一氏の
「伏せ牌すら透けて見えた」という逸話までではないにしても、(笑)

「ふーん。そんなものかねぇ…。」

と思わせる話を悪友が語っていたことがありました。

どういうわけか、

トレードは簡単という風潮があるようですが、

世界のプロ筋とのマネーバトルに参戦するトレードも、
マージャンに負けず劣らず、(笑)

かのゲーリー・スミスが利益を安定的に出せるようになるのに
かなりの年月がかかったと述懐しているように、
トレードをある程度のレベルまで極めるには
それ相応の時間と努力が要るのが普通でもあるようですね。

さて、

投資は企業活動を支援して富の創造に寄与することはありますが、

為替相場の投機のトレード自体は、
流動性への寄与や経済の血液などと綺麗事を並べてみても、
通貨交換だけでは企業活動のような富の創造はなく、

「勝者の利得は、敗者が支払い」
「敗者の損失は、勝者の利得となる」、
勝者と敗者によるマネー・ゲームといってもよいようで、

もしかしますと、
本質的にはマージャンと変わらないのかも知れません。

そして、もしもそうであるならば、

しばらくの間は授業料をマーケットに支払ったとしても、
少しでも早く少数の勝者の「勝ち組の階級」へと
トレード・レベルの階段を駆け上がりたいものですが、

それには、

負けをバネとする「したたかさ」とともに、
ある程度の期間は狂気のジャン士のように(笑)
勝てるトレード技術を粘り強く集中して
習得していく必要がありそうですね。


FX 鈍感の効能のお話

今週はリーマン・ブラザーズ破綻から一年目となりますね。
また、先週末はドル円が一時90円台前半まで下落しました。

<先週末11日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートが堅調傾向での推移となりました。
RBNZの総裁が「NZドルの上昇は好ましくない。」
と発言をしました。
ガイトナー米財務長官が
「金融機関のリスク選好の制限は金融システムの健全化に重要」
との認識を示しました。
日第2四半期実質GDP確報は市場予想より弱い0.6%となりました。
中国政府が
「中国の人民元建て新規融資8月は4104億元。
8月末時点の人民元建て融資残高は前年比+34.1%。」
と発表しました。
中国駐在財務公使が
「米債への需要を懸念している」と発言しました。
日消費者態度指数(8月)は市場予想よりやや強い40.4となりました。
ドル円が91円台を割り込みました。
日経平均は前日比−69.34円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いとなりました。
独卸売物価指数(8月)は0.7%となりました。
上海の株価が前日比+2.26%で取引を終えました。
英生産者仕入価格(8月)は市場予想より強い2.2%、
英生産者出荷価格(8月)は市場予想よりやや弱い0.2%となりました。
IMFの専務理事が
「明るい兆しが見えていたとしても、危機は継続している。
公的な経済支援を終了すべきでない。」
との見解を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が下落した後に反発を見せて、
ドルストレートが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
米輸入物価指数(8月)は市場予想より強い2.0%となりました。
加新築住宅価格指数(7月)は市場予想より強い0.3%となりました。
金の価格が1008ドルを超えて18ヶ月ぶりの高値となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)は
市場予想より強い70.2となりました。
米卸売在庫(7月)は市場予想より弱い−1.4%となりました。
カナダ財務相が「カナダ経済は脆弱で刺激策が必要。
現在のユーロ水準は景気回復にとって脅威ではない。」
との認識を示す発言をしました。
ユーログループ議長が「危機の終息が近い兆候が見られる。」
との認識を示しました。
米月次財政収支(8月)は
市場予想よりは強い−1114億ドルとなりました。
NY原油は下落して69ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−22.07ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日14日(月)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(7月)、
午後1時半に日鉱工業生産(7月 確報)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(8月)、
午後6時に欧鉱工業生産(7月)、
夜9時半に加第2四半期設備稼働率、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧の指標には注目です。

<コドウ日の明日15日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期製造業売上高、
朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、
午前10時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注(8月 確報)、
午後4時15分にスイス第2四半期鉱工業生産、
午後5時半に英消費者物価指数(8月)、英小売物価指数(8月)、
午後5時45分から英BOE総裁議会証言、
午後6時に独ZEW景況感調査(9月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(9月)、
夜9時半に米小売売上高(8月)、米生産者物価指数(8月)、
米NZ連銀製造業景気指数(9月)、
同夜9時半に加新車販売台数(7月)、
夜11時に米企業在庫(7月)、
同夜11時からバーナンキFRB議長講演、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・米の指標には注目です。

そして、今週の16日(水)からの主な注目材料は、

16日(水)に、豪Westpac先行指数、スイス実質小売売上高、
英失業率、欧消費者物価指数、スイスZEW景況感調査、
加製造業出荷、米消費者物価指数、米第2四半期経常収支、
米ネット長期TICフロー、米鉱工業生産、米設備稼働率、
米NAHB住宅市場指数、

17日(木)に、日第3四半期景況判断BSI、日第三次産業活動指数、
日政策金利、日銀総裁記者会見、英小売売上高指数、
欧貿易収支、欧建設支出、加消費者物価指数、スイスSNB政策金利、
加景気先行指標指数、米住宅着工件数、米建設許可件数、
米新規失業保険申請件数、米フィラデルフィア連銀指数、

18日(金)に、日景気先行CI指数、日景気一致CI指数、
日銀金融経済月報、独生産者物価指数、欧経常収支、加卸売売上高、

などがあります。

さて、今週にリーマン・ブラザーズ破綻から1年目を迎える
市場ですが、先週はドル売り動意で相場が大きく動きました。
株式市場では、米欧がリーマン・ショック前を約10%下回る水準で、
日株価も同じく約15%下回るレベルですが、
中国上海の株価は2月にリーマン・ショック以前のレベルを回復して
以来おおむね堅調で、直近は軟調となる場面もあったものの、
リーマン・ショック前を約40%も上回る水準まで上昇しています。

為替相場でも、リーマン・ショック後の不透明感による
ドル買い傾向から、今年の3月あたりからドルを売って
他国通貨を買い投資するドル・キャリートレードの動きも
あったようでドル売り傾向に転じていますが、
ドル円相場では、新政権の財務相に就任する可能性のある
最高顧問の「日本は基本的に円高の方が良い。」との主旨の
発言があったことも後押しとなったか、
ドル売り動意の強まりに、ここのところはドル円の軟調が
昂進することとなりました。

一方、報道によりますと、金融・財政政策を平時に戻す
「出口戦略」は、時期尚早としながらも、
米財務省は貯蓄型の投資信託MMFの元本保証を今月内で
打ち切る方針を発表して、米金融当局が金融危機に拡充した
緊急対策の縮小に動き始めてきて、
今後の市場の思惑と反応が注目されます。

また、先週末は休みを前にした調整との観測もあるものの、
原油先物価格が前日比で3.68%下落して、
原油価格と連動性の強い資源国通貨やドルストレート通貨ペアの
今週の動向が注目されます。

リーマンの破綻から1年目となる市場は、回復を見せていますが、
「平時を装う市場、足元には危機が潜む」とみている識者も
依然多く、米国だけでGDPの1/3にあたる4.7兆ドル(430兆円強)の
経済支援策での持ち直しが本物となるか、
今後こそが正念場と見る向きもあるようです。

さて、アナリストの予想では、ドル余剰感が継続して
いったんはドル円が90円割れとなると見る向きが多いようですが、
その後の展開については意見が割れているようで、
チャートを良く見て相場の流れに乗ってトレードして
いきたいものです。


さて今日は、鈍感の効能のお話です。

北海道にも深いゆかりがあり、
札幌医科大学にお勤めされていたこともある作家の渡辺淳一さんは、
「失楽園」や「愛の流刑地」など
ちょっとエッチな作品もありますが、(笑)
「鈍感力」と題したエッセー集でも有名ですね。

「鈍感」というと、
一般的にマイナスのイメージがあるものですが、

渡辺淳一さんによれば、「鈍感」にもりっぱな効能があり、
世知辛い現代を生き抜くには、
必要な力であり能力であると説いています。

ところで、

似たような効能がテクニカル指標でもありますね。

テクニカルを勉強していく過程で、
私もそうでしたが、
多くのトレーダーが一度は思うことがあります。

「ほんとうに、このテクニカル・インジケーターは
 このパラメーターでよいのだろうか。
 なんか、ずいぶん遅行するような気がするなぁ。
 もっと期間設定を早めたほうがよいのじゃないのだろうか…。」

テクニカル・インジケーターには、
モメンタムという指標や予測オシレーターという指標など、
過去のレートの動きを基にした描画でも
先行的に動くテクニカルもありますが、

比較的メジャーなテクニカル指標には遅行指標も多く、
レートの動きの二次的な描画の遅行指標のその動きが
どうも「鈍感に感じられる」ということがあります。

それで、いろいろとパラメーターをいじって、
短期化にしたりするのですが、

こんどは鋭敏すぎてダマシが連発するという
不都合が生じたりすることがあります。(苦笑)

まぁ、もしも鋭敏ほど優れているのであれば、
レートの二次的な描画のテクニカルよりも、
レートそのものの動きが最も鋭敏で最も良いということにも
なりそうですが、

テクニカル指標には、振動しながら動くレートの動きを
ある程度なだらかにして、ブレを平滑化するという、
「鈍感力」のような大切な効用があるようですね。

また、

「鋭敏」や「鈍感」といいますと、
テクニカル指標のパラメーター設定だけではなく、
チャートの時間軸にも深いかかわりがありますね。

あたりまえのことですが、月足よりも週足は鋭敏で、
そして、日足よりも分足は鋭敏となります。

日本のほとんどのFX取り扱い会社のチャートは
1分足までのところが多いですが、

海外の会社のチャートには、
たとえばアメリカのOANDAという会社などでは、
5秒足というのもあるようです。

数Pipsを抜く高速スキャルピングでは
ときに秒足も有効と聞きますが、

ある程度の動意を捉えるタームでのトレードでは、
「大いなる鈍」の月足や週足にも、(笑)
りっぱな効用があるものです。

相場の局所の短い足の動きでも、同じ相場の
大きな相場の流れの中の一部であることを思えば、

たとえば日足で下降トレンドであれば、
分足も下降となっていたことが多かったことを示していて、
長い足の「鈍」の動きも参考とすべきなのかもしれませんね。

(スキャルピングもりっぱなトレード手法であり、
否定するものではありませんが)

ときに、鋭敏だけに目を奪われていては、
森はおろか木も見ずに、葉を見るが如く、
トレードが矮小化してしまったり、
相場の中の立ち位置を見失ってしまうこともありそうです。

短期トレードをしていますと、

「週足だぁ? そんな悠長なもの関係ないや。」

と思ってしまうものですが、(苦笑)

もしかしますと「長期か、短期か」という
どちらが優れているかという二元を決着させようとするよりも、

長短や鈍鋭、それぞれの効用を認めて、
賢く利用するほうが良いのかもしれません。

世の中には、「慎重かつ大胆に。」とか「急がば回れ。」など、
物理的に無理な背反命題を推奨する格言がありますが、(大笑)

「鋭の効用」とともに「鈍の効用」も利用したほうが良い、
という意味もこめられているのかもしれませんね。

「森も見て木も見て葉も見る」ように
複眼的な視点で相場を見ていきたいものです。(爆)


FX ジョン・F・カーター氏の毒舌のお話

昨日8日はドル売り動意となりましたね。
また、ドルと逆相関傾向にある金価格が1000ドル超となりました。

<週はじめの一昨日7日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下に揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
ポンドドルが軟調傾向で推移しました。
6日に英紙が「BOEは回復の芽を摘み取らぬようゼロ金利にすべき。」
との英国商業会議所のコメントを掲載しました。
中国上海株価などアジア株式市場が堅調傾向の推移となりました。
NZの財務省が「NZ経済は第3四半期に拡大の可能性。
NZ失業率は7.5%でピークの可能性。」との見通しを発表しました。
日経平均は4営業日ぶりに反発して、
前週末比+133.83円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上昇の後に軟調傾向の揉み合いに転じて、
ポンドが揉み合いながらも反発しました。
独製造業新規受注(7月)は市場予想より強い3.5%となりました。
トリシェECB総裁が
「世界的に指標は改善している。世界経済は急降下の時期を脱した。
不透明感は強く慎重であるべき。財政再建は信頼回復に必要。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
レイバー・デーで米・加が休場となりました。
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ポンドが再び下落して終盤に揉み合う展開となりました。
クウェート石油相が「OPEC総会では追加減産しない方向でほぼ合意。」
との見通しを発表しました。

<昨日8日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが小幅に揉み合う展開となりました。
英財務相が「回復となったら財務の再構築をしなくてはならないが、
今、支出削減をすると経済回復を駄目にする可能性。」
との見解を示しました。
日国際経常収支(7月)は兆2656億円、同貿易収支は4373億円と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
金の先物価格が1000ドルに上昇しました。
豪NAB企業景況感指数(8月)は4、
豪NAB企業信頼感指数(8月)は18となりました。
中国財務省が「香港でを60億元規模の人民元建て債権を発行する」
ことを発表しました。
日企業倒産件数(8月)は前年比で−1.0%となりました。
ECB専務理事が
「市場は明るい経済指標に過度に反応している可能性。
政府が改革を実施しなければ持続的成長は不可能。」
との認識を示す発言をしました。
日景気ウォッチャー調査の現況判断DIは市場予想より弱い41.7、
同先行判断DIは市場予想とおりの44.0となりました。
スイス失業率(8月 季調済)は市場予想よりは強い4.0%となりました。
日経平均は前日比+72.29円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルが売られ、ドル円が下落して、
ドルストレート通貨ペアが上昇しました。
独貿易収支(7月)は139億ユーロ、独経常収支(7月)は110億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果となりました。
仏中央銀行が「仏第3四半期の経済成長率は+0.3%」
との見通しを発表しました。
英紙が「国連は米ドルに替わる新たな世界通貨を望んでいる。」
との記事を掲載しました。
中国上海株価は5営業日続伸して前日比+1.71%で引けました。
英鉱工業生産(7月)は0.5%、英製造業生産高(7月)は0.9%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
独鉱工業生産(7月)は市場予想よりかなり弱い−0.9%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円の下落が一服となり、ドルストレートの上昇も一服となって
揉み合う相場展開となりました。
カナダの住宅建設許可(7月)は
市場予想よりかなり弱い−11.4%となりました。
独財務相が「09年の独GDPは5〜6%落ち込む見込み。」
との見解を示す発言をしました。
英財務相が「経済は依然として景気刺激策を必要としている。」
との認識を示しました。
英NIESRのGDP予想(8月)が前倒し発表されて
08年5月以来のプラスの0.2%となりました。
独連銀総裁が
「経済の急降下が終息した確実性は高まっているが、
ECBの景気支援策終了と金融危機終了宣言は時期尚早。
状況は改善して独とユーロ圏にクレジットクランチは見られない。」
などの認識を示す発言をしました。
IMFの世界経済見通しの草案で
「ユーロ圏成長率09年−4.2%、10年0%と引き上げ、
ユーロ圏の失業率が09年10%超、10年に約12%の見込み。」
となることが報道されました。
格付け会社のムーディーズが
ノルウェーの4銀行を格下げしました。
米国の3年債の応札率が3.02倍となり、
落札利回りが1.487%となりました。
米消費者信用残高(7月)は市場予想より弱い
6ヶ月連続のマイナスとなる−216億ドルとなりました。
NY原油は71ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+56.07ドルで取引を終えました。

<今日9日(水)の主な予定>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(8月)、
午前10時に豪Westpac消費者信頼感指数(9月)、
午前10時半に豪小売売上高(7月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(7月)、日景気一致CI指数速報(7月)、
午後3時に日工作機械受注速報(8月)、
同午後3時に独消費者物価指数確報(8月)、
午後5時半に英商品貿易収支(7月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(8月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・米の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日10日(木)の主な予定>

朝6時にRBNZ政策金利、(市場予想は2.50%で据え置き)
朝8時50分に日機械受注(7月)、日国内企業物価指数(8月)、
午前10時に豪消費者インフレ期待(9月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(8月)、豪失業率(8月)、
豪労働参加率(8月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は0.50%で据え置き)
夜9時半に米貿易収支(7月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際商品貿易(7月)、
夜10時に加BOC政策金利、(市場予想は0.25%で据え置き)
深夜2時にガイトナー米財務長官議会証言、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・米・加の指標には注目です。

<週末11日(金)の主な予定>

朝8時50分に日第2四半期実質GDP(確報)、
日第2四半期名目GDP(確報)、
午後2時に日消費者態度指数(8月)、
午後5時に欧ECB月例報告(9月)、
午後5時半に英生産者物価指数(8月)、英生産者仕入・出荷価格(8月)、
夜9時半に米輸入物価指数(8月)、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(7月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)、
夜11時に米卸売在庫(7月)、
深夜3時に米月次財政収支(8月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

さて、昨日8日は「国連が米ドルに替わる新たな世界通貨を
望んでいる。」との報道があったことや、
8〜10日の3日間で総額700億ドル規模の米国債の入札による
需給懸念もあるようで、米ドルが売られ、
また、上昇傾向にあった金価格が1000ドルの大台となって、
ドル円が下落してドルストレートが堅調となるなど、
相場が大きく動くこととなりました。
一部では週末までにはいったんドル円やドルストレートに
反動の動きがあるのではないかとの観測があるとのことです。

また、スイスのバーゼルで開かれていた国際決済銀行(BIS)の
総裁会議では不確実性が高いとしながらも
「世界経済が最悪期を脱した」との認識で一致することとなりました。

一方、報道によりますと、中国の8月の新車販売台数が前年
同月比81.7%増となるなどの経済回復を示す経済指標がある一方、
香港市場に株式を上場している中国大手銀行の発表した
1-6月期決算では、貸出残高は半年で25%の増加となりましたが、
貸出金利の低下に伴う利ザヤ縮小で6行中4行が前年同期比で
減益となり、中国の景気回復がずれ込んで金融緩和が長期化すれば
銀行収益がさらに低迷する可能性があるとして、
融資拡大のペースを落とす方針を打ち出す銀行も現れるなど、
経済へのブレーキとなる影響を懸念する声もあるようです。

また、豪ドルが対ドルでリーマン・ショック以前の水準に
回復するなど、資源高を背景に、利上げ期待もあって
資源国通貨が堅調ですが、一部では「機関投資家がバスを
降りようとしている。」との観測もあるようで、
流れに乗りながらも、一応の警戒は忘れずにいたいものです。

週後半は、9日深夜の米地区連銀経済報告(ベージュブック)や、
10日のRBNZ政策金利、豪雇用統計、英BOE政策金利、加BOC政策金利、
などがあり、各国政策金利の市場予想は据え置きですが、
中銀声明などが注目されます。


さて今日は、ジョン・F・カーター氏の毒舌のお話です。

トレード・ザ・マーケッツ社の社長でもあり
トレーダーでもあるジョン・F・カーター氏は
辛口の語り手としても知られています。

まぁ、歯に衣着せずに言いたいことをおっしゃるわけですが、
思わず笑ってしまうユーモアも持ち合わせているようです。
彼の著作の"Mastering the Trade"でも毒舌が冴えています。(笑)

「トレードは一般社会の通念とは無関係である。
 損をすれば失敗、利益を上げれば成功、と考えるのが一般社会だ。
 金を儲けたか損をしたかによって人を分類するこの一般社会の
 考え方を気にするトレーダーたちは、自らを破滅へと追いやる
 悪習という名の罠にいとも簡単にはまってしまう。」

「ブレイクイーブンで手仕舞いできることを期待して
 ストップを取り消すという悪習は、トレーダーたちが犯す
 最も悪い習慣のひとつだ。失敗すればひとたまりもない。」

「トレード以外の世界では金を失うのは悪いこととみなされるが、
 トレードでは小さい損失は成功の前兆なのである。」

なんだぁ、また損切り礼賛の話かぁ、とも思えますが、(苦笑)

次の一文が笑えるほどユーモラスです。

「でも、こういったことはトレード以外の世界では理解されない
 ことが多いので、『昨日は2000ドルばかり損をしたが、
 これは自分のサクセスプランの一環なのだ。』などと
 親類縁者に言って時間を無駄にしないようにしよう。
 もちろんこれは、あなたがちゃんと(トレードいう)仕事を
 している証拠だが、太陽が東から昇る限り、
 外部の人々がこれを理解することはないだろう。」

まぁ、たしかにトレードを知らない人にとっては

「こいつ、相場で損をしたことを体(てい)良く言い訳してやがる。」

と、思われるのがオチのようですね。(苦笑)

また、異論もあるかもしれませんが、
ドルコスト平均法についても手厳しく批判されています。

「フィナンシャルプランナーたちは
 よくドルコスト平均法の話をするが、
 私に言わせればそれは『ドル損失平均法』だ。
 勝ちトレードとなっている場合に増し玉するのはかまわないが、
 負けトレードとなっているときに増し玉するのはバカげている。
 あなたから盗みを働こうとしている従業員を捕まえたら、
 あなたはその従業員を昇給させるだろうか。」

そして、こんな面白いことも記されています。(要約)

「ストップには従えるようになった、
 しかし、仕掛けに問題がある、と気づいたとき、
 アルコール依存患者の言う『覚醒の瞬間』に達したことになる。
 仕掛けに問題があるということは、
 使っているインディケーターに問題があるという
 ことのように見える。だから、もっと良いインディケーターや
 手法を見つけにかかる。こうして聖杯探しが始まるのである。」

「どのトレードにも使える絶対確実なインディケーター探しは、
 山のような死体、破れた夢、あほうどもがゴロゴロ転がる
 迷宮へとトレーダーを誘い込む。残りの人生をこの探求に費やす
 トレーダーは少なくない。皮肉にもこの段階のトレーダーたちは
 自分がトレーダーとして進歩していると思い込んでいる。
 しかし、実際には彼らのトレーダーとしての進歩は停止して
 しまっているのが現実だ。この段階にいるトレーダーは、
 泥沼にはまり、何年も、何十年も、長い期間を過ごすことになる。」

「次にベストなものは何かと飽くことなく探し続けるというのが、
 この段階にいるトレーダーの特徴だ。
 彼らが探しているのは磁石のように金を引き寄せる
 夢のようなインディケーターやシステムだ。
 いろいろなトレーディングシステムやアイデアに見境なく
 飛びついて、マジックを紡ぎだすまで永遠にいじりまわすのだ。」

「そしてやがて、全てが報われるときがやってくる。
 探していたものをついに発見するのだ。
 『パラメーターはこうでなきゃいけないんだ。』
 さっそく、ヒストリカルデータに適用してみると良い結果だ。
 次のトレーディングデイを心待ちにする。」

「しかし、これが現実のトレードでうまくいかないことが分ると、
 今度は15分足チャートから13分足チャートに鞍替えする。
 これでもうまくいかないことが分ると、
 取引市場をEミニS&PからEミニナスダックに変更する。
 これでもうまくいかなければ、金投資に変更する。
 なぜって? 金こそが唯一本物の金だからだ。」

少し皮肉っぽく面白おかしく極端には書かれているとは思いますが、
「じゃぁ、どうすりゃいいのさ」とツッコミを入れたくなりますね。

詳しくはジョン・F・カーター氏の
著作を読んでいただく以外にありませんが、(笑)

「トレーダーと市場との関係はダンスに似ている。
 市場とうまくダンスするには、市場にリードしてもらうのが
 ベストだ。セットアップはシンプルなもので充分だ。
 ビジョンよりはまずは規律である。2つのルールが大切だ。
 感情によらないセットアップのルールと
 マネーマネジメントのルールだ。
 ルールに従う習慣がつき、自分を信じられるようになれば、
 提供される市場機会に集中できるようになる。(要約)」

「次なる聖杯探しをやめ、各トレードにおけるリスク管理を
 しっかり行うことである。これができて
 初めてプロへの道が開かれるのだ。」

そして、第1部の基礎編では、
ジョージ・S・パットン将軍の言葉を引用して結んでいます。

大きなことは規律づけられず、
小さなことは規律づけられるということはない。
勇敢な者でも規律を持っていなければ、
規律と勇気を持った者には太刀打ちできない。
わずか数人の警官で大衆を取り締まっているのを
見たことがあるだろうか―。

ふーん。そうかぁ…。

聖杯探しよりもトレードの規律こそが大切なことなのですね。


<参考>

パンローリング社 ジョン・F・カーター著 
「フルタイムトレーダー完全マニュアル」


FX 相場と大衆のお話

米シアトルマリナーズのイチロー外野手が
来季に日本球界に復帰するという噂があるそうですね。

<先週末4日(金)の主な出来事>

東京時間では
主要通貨ペアが小幅な上下動のの揉み合いとなりました。
米財務省が金融機関に対する国際的な資本基準の提案を
検討していることを表明しました。
日第2四半期法人設備投資は、
前年比で市場予想よりは強い−21.7%となりました。
米ダラス連銀総裁が
「米経済は長期的に緩やかな成長入りとなる見通し。
米失業率は当面は高水準にとどまる可能性。
金融市場は効率性を取り戻してはいない。
巨額の財政赤字により金利上昇は長期的なリスクがある。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均は3日続落して前日比−27.53円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
中国国家為替管理局が、
海外投資家による人民元建て株式への投資規制を緩和して、
1投資家あたりの投資枠を8億ドルから10億ドルに引き上げました。
トリシェECB総裁が、
「危機が終わったとの認識には時期尚早。
現在は非標準的措置を解除する時期ではない。
ECBは出口戦略を有するが然るべき時に行動。」
などの認識を示しました。
スイス消費者物価指数(8月)は市場予想より弱い0.1%となりました。
英財務相が
「英経済は今年末頃に景気後退を脱する可能性。
金融システムの回復が経済回復の鍵となる。
金融規制は今までより引き締める必要。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFの専務理事が
「刺激策の拙速な緩和は経済成長と失業率を狂わす可能性。
緩和政策からの撤退は明確な経済回復と失業率下落の以降。
危機の中での米ドルは比肩なきセーフヘイブン。
外貨準備過剰は不確実性要因となる。
金融改革は充分な速さではない。
2010年上半期での回復を確信している。」
などの認識を示す発言和しました。
カナダ雇用ネット変化率(8月)は2.71万人、カナダ失業率は8.7%と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
カナダドルが上昇しました。
IMFが、「09年世界GDP予想を−1.3%に上方修正。
米2009年米GDP予想を−2.9%に下方修正。
09年ユーロ圏GDP予想を−4.2%に上方修正。
2010年の世界・米・ユーロ圏のGDP予想をそれぞれ上方修正。」
することを発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが大きな上下振幅をしながらも堅調傾向で推移しました。
米非農業部門雇用者数変化(8月)は
市場予想よりは強い−21.6万人となりました。
米失業率(8月)は市場予想より弱い9.7%となりました。
米製造業雇用者数変化(8月)は
市場予想より弱い−6.3万人となりました。
非農業部門雇用者数変化の7月と6月分が下方修正されました。
ECB専務理事が
「早期回復の可能性はあるが一時的要因に因る。
最悪期は過ぎた可能性はあるが多大な課題がある。
潜在成長率は低下する見通し。」
などの見解を示す発言をしました。
加IVey購買部協会指数(8月)は市場予想より強い55.7となりました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+96.66ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日7日(月)の主な予定>

午後7時に独製造業新規受注(7月)、
今日は米国とカナダがレイバー・デーで休場です。

<明日8日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、
朝8時50分に日(国際)経常収支(7月)、日(国際)貿易収支(7月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(8月)、
豪NAB企業景信頼感指数(8月)、
午後1時半に日企業倒産件数(8月)、
午後2時に日景気ウォッチャー現況判断DI(8月)、同先行判断DI(8月)、
午後2時45分にスイス失業率(8月 季調済)、
午後3時に独貿易収支(7月)、独経常収支(7月)、
午後5時半に英鉱工業生産(7月)、英製造業生産高(7月)、
夜7時に独鉱工業生産(7月)、
夜9時半に加住宅建設許可(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(7月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独の指標には注目です。

そして、今週の9月9日(水)からの主な注目材料は、

9日(水)に、豪小売売上高、日景気CI指数(先行・一致)、
日工作機械受注、独消費者物価指数、英商品貿易収支、
加住宅着工件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、

10日(木)に、RBNZ政策金利、日機械受注、日国内企業物価指数、
豪新規雇用者数、豪失業率、英BOE政策金利、米貿易収支、
米新規失業保険申請件数、加国際商品貿易、加BOC政策金利、
ガイトナー米財務長官議会証言、

11日(金)に、日第2四半期実質GDP(確報)、
日第2四半期名目GDP(確報)、日第2四半期GDPデフレータ(確報)、
日消費者態度指数、欧ECB月例報告、英生産者物価指数、
加新築住宅価格指数、米輸入物価指数、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)、米卸売在庫、
米月次財政収支、

などがあります。

さて、注目されていた先週末の米雇用統計は「失業率(8月)が9.7%、
製造業雇用者数変化(8月)が−6.3万人とともに悪化して、
非農業部門雇用者数変化の7月と6月分が下方修正されたものの、
足元の雇用情勢を示す8月の非農業部門雇用者数変化が、
市場予想よりは強い−21.6万人となって、週明けの7日(月)の
米レイバー・デーの休場を前にしたNYダウが反発をみせたこともあり、
リスク選好動意の円売りドル売り反応で、
主要通貨ペアが上昇する結果となりました。

また、週末にロンドンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議
には、当初、日閣僚は欠席とのことでしたが、急遽、竹下財務
副大臣が、白川日銀総裁とともに参加することとなりました。
同G20では、「世界経済は改善しているが、成長と雇用情勢の
先行きは懸念される。景気回復が確実になるまでは財政拡大や
金融緩和の継続が必要。」との共同認識と、
「(リスク経営を抑制するために)金融機関の報酬に関する
国際基準の策定の必要。」との共同認識を盛り込む声明で合意して
閉幕となりました。

一方、報道によりますと、中国国家為替管理局が、「海外投資家
による人民元建て株式への投資規制を緩和して、1投資家あたりの
投資枠を8億ドルから10億ドルに引き上げる。」ことを発表したり、
中国人民銀行(中国中銀)が、これまで中国系銀行に限定していた
人民元の国際貿易決済業務を外資系銀行にも解禁すると発表して、
元建て決済の門戸を開いて、外資の中国株式市場へのさらなる導入を
促すとともに、人民元の国際化を徐々に促す政策を採ることと
なりました。

他方、報道によりますと、米国で商業用不動産向け融資を裏付け
とした証券化商品の「商業用不動産ローン担保証券(CMBS)」は
約7000億ドル発行されているとのことですが、
不況の長期化を背景にCMBSの延滞率が、過去1年間で約6倍にまで
上昇しているとのことで、金融機関の保有する商業用不動産向け
融資と商業用不動産ローン担保証券(CMBS)を合わせた残高が、
金融危機の発端ともなったサブプライム・ローンの約2倍近い
2兆ドルにもなることから、金融システムの今後の不安材料として、
強く懸念される状況になってきているとのことです。

さて、今週のアナリスト予想では、「米雇用不安による米市場金利の
低下が一巡して、また中国株も下げ止まり、悲観相場の反動での
円安。」と見る向きがある一方、「米経済指標の結果はまちまちで、
しばらく続いた実体経済の回復期待の過剰な織り込みの反動で
円が買われやすい。」と見る向きもあり、
意見は割れているようですが、短期的にはやや円買いと見る向きが
優勢のようです。しかしながら、揺れる展開もありそうで、
しっかりチャートを見て流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、相場と大衆のお話です。

2007年のフォーチュン誌で「最も賞賛されるべき証券会社」と
紹介されたこともあるリーマン・ブラザーズが
2008年9月15日に破綻してから、
早くも1年がたとうとしていますね。

1933年のグラス・スティーガル法以来、
米国では銀行と証券会社の兼業が禁止されていましたが、

2008年の金融危機の猛威は、
メリルリンチがバンカメに買収されることになって、
モルガン・スタンレーも三菱UFJからの出資を受け入れ、
ゴールドマン・サックスとともに、
FRBの規制と保護を受ける銀行持株会社に移行して、

昨2008年9月は、ウォール街の象徴であった
投資銀行がわずか1週間で消え去る激動の月となりました。

その後、株式市場は暴落して、
2008年秋には日経平均も海外の機関投資家の投売りで、
バブル崩壊後の最安値が更新され、総弱気とも思える中、
一時、証券会社の口座開設数が月間で10万口座近くも増えて、

日本の個人投資家は年末年始にかけて買い向かい、
金融危機の猛威にあっても08年通年では18年ぶりの
「邦人買い越し」となって、日個人投資家の果敢な闘志を
印象づけることとなりました。

そして、2009年の3月安値にかけて
売り抜ける個人投資家も少なくはなかったようで、

個人家計金融資産の統計を見る限り、
個人投資家の全体パイでの運用では、
個人家計金融資産での損失は6%以下にとどめていたようで、

多数のアナリストを擁して、金融工学を駆使する
欧米の機関投資家でさえ破綻する時期でも、
個人投資家は悪いながらも大健闘していたようです。

「素人だからできた逆張り好きの離れ業」
との声もあったようですが、
事実としてこの時期の欧米の機関投資家などのプロ筋より
優れた運用成績であったことは、

「個人投資家、侮(あなど)りかたし。」

で凄いことですね。(驚)

また、このようなことは昨年に限らず、

元メリルリンチとソロモン・ブラザーズで活躍されていた
歯に衣着せぬ論調で知られる松藤民輔さんと、
元ニューヨーク州立大学の助教授でいらっしゃった
アナリストの増田悦佐さんとの対談の
「2010年世界経済大予言」(ビジネス社)によりますと、

個人世帯の金融資産に占める株の比率の推移では、

「88年まではリスクを取り、89年からはリスク回避に転じ、
97〜99年までリスクを取り、2000年にはリスク回避に転じ、
03〜05年まではリスクを取り、06年にはリスク回避に転じている。」

のだそうで、個々の個人投資家のパフォーマンスはともあれ、
ネットの視点での売買では絶妙なタイミングとなっているそうです。

ところで、

相場では「大衆は常に間違う」とも言われることがあり、
ポジションの偏りは相場が逆方向に動きやすい傾向もあって、
ポジションの著しい偏りを逆張り指標とすることがありますが、

ときにはプロの機関投資家が
「大衆」となってしまうこともあるのかもしれませんね。

さて、

報道によりますと、8月末には、
2年ぶりの高水準の11億ドルに膨らんでいた
「くりっく365」でのドル円取引でのドルの買い越額ですが、

9月に入って急速に縮小して、
9月3日時点でのドル円取引でのドルの買い越額が
1億ドル強と9割ほど減少しているとのことで、

今週の相場展開が注目されます。

「個人投資家 VS 機関投資家―。
 いったい大衆とは誰のことなのでしょう。」

相場観の勝敗は如何に…。


FX テクニカルの妥当性の誤認のお話

ロンドンで今週末開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議に
日本の閣僚が欠席することになたのだそうですね。

<週はじめで月末の8月31日(月)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
日衆議院総選挙では民主党が圧勝となりました。
RBNZ総裁が
「NZ経済は緩やかに回復しているも漸進的。
NZの通貨高は輸出に悪影響を及ぼす可能性。
10日の声明は将来の金利動向を明確に示すものとなる。」
などの見解を示しました。
英ホームトラック住宅価格(8月)は0.1%となりました。
日鉱工業生産(7月 速報)は5ヵ月連続の改善となって
市場予想より強い1.9%となりました。
日経平均が一時前週末比+200円超の上昇となりましたが、
その後に反落しました。
中国上海株価が軟調に推移しました。
NBNZ企業信頼感(8月)は34.2となりました。
日自動車生産(7月)は前年比で−31.9%となりました。
日住宅着工件数(7月)は前年比で
市場予想より弱い−32.1%となりました。
日経平均は前週末比−41.61円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が揉み合いながらも反発して、
ドルストレートは上下動の揉み合いとなりました。
日銀総裁の講演では
「日景気は回復の兆しを見せている。
持ち直しの動きは緩やかになる可能性。
中国など新興国経済は予想よりも強めの動きとなっている。」
などの認識を示しました。
中国上海株価が前週末比−6.74%で引けました。
中国国家為替管理局が
「中国は外貨準備の長期的リターンの向上を目指す」
と発表しました。
欧消費者物価指数速報(8月)は
市場予想よりは強い−0.2%となりました。
NY連銀総裁が「FEDの買入プログラム取りやめの判断は時期尚早。」
との認識を示しました。
独財務相が
「インフレ圧力の対処のため政策委員に金融引き締めを要請した。
G20では公共財政赤字を削減することを明言すべき。」
などの発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
カナダGDP(6月)は市場予想より弱い0.1%となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(8月)は
市場予想より強い50.0となりました。
米ダラス連銀製造魚活動指数(8月)は
市場予想よりは強い−9.1%となりました。
オーストリア中銀総裁が
「金融危機終了の言及は時期尚早。
困難な状況は続いていて満足する余地はない。
失業への対策が優先課題。」
などの認識を示す発言をしました。
独首相が「G20では政策金利について議論する可能性。」
との認識を示しました。
NY原油は下落して69ドル台後半で取引を終えました。
Nyダウは前週末比−47.92ドルで取引を終えました。

<月初めの昨日9月1日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートの多くが堅調傾向で推移しました。
豪ドルが上昇傾向の後に軟調となりました。
中国製造業PMI(8月)が54.0と好結果になりました。
豪第2四半期経常収支は
市場予想より弱い−122.47豪ドルとなりました。
豪住宅建設許可件数(7月)は市場予想より強い7.7%となりました。
豪政策金利は3.00%に据え置きとなりました。
豪RBA声明では、
「世界経済は成長が再開しつつある。
中国の経済成長は力強い。豪経済も予想以上に強い。
失業率は予想ほどは上昇していない。
2010年の豪経済成長は堅調となる見込み。」
との見解が発表されました。
一部で利上げ期待もあったためか、豪ドルが軟調となりました。
日自動車販売台数(8月)は前年比で+2.3%となりました。
スイス第2四半期GDPは市場予想よりは強い−0.3%となりました。
日経平均は前日比+37.53円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートの多くが堅調の後に反落する展開となりました。
豪ドルは軟調傾向が続きました。
独小売売上高指数(7月)は市場予想とおりの0.7%となりましたが、
前年比では市場予想より強い−1.0%となりました。
中国上海株は前日比+0.60%で引けました。
スイスSVME購買部協会景気指数(8月)は
市場予想より強い50.2となりました。
独製造業PMI確報(8月)は市場予想よりやや強い49.2となりました。
独失業率(8月)は市場予想より強い8.3%となりました。
欧製造業PMI確報(8月)は市場予想より強い48.2となりました。
英製造業PMI(8月)は市場予想より弱い49.7となりました。
英消費者信用残高(7月)は
市場予想よりかなり弱い−2億ポンドとなりました。
ポンドが軟調となりました。
欧失業率(7月)は市場予想とおりの9.5%となりました。
中国の温家宝首相が
「中国は経済回復で重要な段階にあり、
経済政策の方向性は変更しない。」
と発言しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発をみせた後に
軟調傾向で揉み合う相場展開となりました。
独財務相が
「金融状況はより困難になっていて更に悪化する可能性がある。
独経済はまだ困難な時期を脱していない。」
との認識を示す発言をしました。
米ISM製造業景況指数(8月)は52.9、
米中古住宅販売保留(7月)は3.2%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米建設支出(7月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。
米AIGの株価が急落しました。
NYダウが前日比プラス圏から急落しました。
米セントルイス連銀総裁が
「米国の利上げはかなり先となる可能性。」
との認識を示しました。
G20サミットが9月24-25日に米ピッツバーグで開催することを
米国政府が発表しました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−185.68ドルで取引を終えました。

<今日2日(水)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期GDP、
午後5時半に英建設業PMI(8月)、
午後6時に欧第2四半期GDP(改正値)、欧生産者物価指数(7月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(8月)、
米MBA住宅ローン申請数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(8月)、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性(確報)、
同米単位労働費用、
夜11時に米製造業受注指数(7月)、
深夜3時に米FOMC議事録(8月12日分)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<明日3日(木)の主な予定>

午前10時半に豪貿易収支(7月)、
午後4時53分に独サービス業PMI(8月 確報)、
午後4時58分に欧サービス業PMI(8月 確報)、
午後5時28分に英サービス業PMI、
午後6時に欧小売売上高(7月)、
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<週末4日(金)の主な予定>

朝8時50分に日第2四半期法人設備投資、
午後3時45分からトリシェECB総裁講演、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(8月)、
午後8時に加失業率(8月)、加雇用ネット変化率(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(8月)、米失業率(8月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。
また、4〜5日にかけてG20財務相・中央銀行総裁会議が
ロンドンで開催されます。
そして、週明け7日が米レイバーデーで休場となり、
4日が米市場連休の直前日となります。

さて、週はじめはリスク回避の動きとなった後に主要通貨ペアは
反発を見せ上下動の相場となりました。月初め9月1日は
中国製造業PMI(8月)が54.0と好結果になったこともあって、
市場にリスク選好の動きが見られましたが、
一部で利上げ期待もあった豪ドルが軟調傾向となって、
また英製造業PMIが節目の50を割り込んで、
さらに英消費者信用残高(7月)も市場予想よりもかなり弱い
−2億ポンドとなったことなとでポンドが急落したり、
米AIGの株価が急落したり、NYダウも軟調傾向となるなど、
市場にはリスクを畏怖するナーバスなセンチメントが
覗えるようです。

経済回復期待と疑心暗鬼が交錯して、強気と弱気の激突で
上下に揺れる相場展開となっているようです。
週中の米ADP雇用統計と米FOMC議事録、週後半の欧小売売上高と
ECB政策金利の発表とトリシェECB総裁の記者会見に
米ISM非製造業景況指数、そして週末の米雇用統計と注目材料が多く、
週中から週後半にかけても大きく揺れる相場展開となる
可能性もありそうです。


さて今日は、テクニカルの妥当性の誤認のお話です。

オカルトや迷信と笑う人もいるものの、
今年も8月相場はアノマリーとおりとなって、
経済回復期待の中、ドル円では月足で陰線となりましたね。

9月からのアノマリーは、
9月の月足が陰線なら年末まで下げ基調となり、
9月の月足が陽線なら年末まで上げ基調となる、
確率が過去13年間で80%以上になるとのことで、
9月は年末までの動向を占う月となるのだそうです。

さて、

テクニカル分析はアノマリーではありませんが、
昨今、相場の世界でも市民権を得てきているテクニカル分析も、

いまなお、経済学者や一部の著名な知識人には

「テクニカルなどは星占いレベルのもの」

と、手厳しい批判を受けることがありますね。

まぁ、今では星占いも金融アストロジーとして
トレードに活用しようとする研究があるくらですが、

学者先生の中のアンチ・テクニカル派は
まだまだ、けっこういらっしゃるようです。(苦笑)

「相場は常にランダムであり、ダブルトップやボトム、
 そして、トレンド等々は乱数から導き出された
 チャートパターンでも描けるものである…。」

バートン・マルキール氏の著書
「ウォール街のランダムウォーカー」でも、

誤読を恐れず書くならば、

トレードそのものが

「ほとんど不可能なことを行おうとする愚行」

に近いくらいのニュアンスで
書かれているようにさえ思えます。(汗)

まぁ、学者の中にもロシュミット氏やツェルメロ氏など、
ランダムウォーク理論への学術的な反論をされる方も
いらっしゃるようですが、

テクニカル分析それ自体への手厳しい批判があるのは
事実のようです。

そのテクニカル分析への批判の1つに、
「妥当性の誤認」というものがあります。

「過去の値動きのアーカイブであるチャートによって、
 『反転する前にシグナルが発せられていた』などのたわごとは、
 『シグナルが発せられていたので反転する』とする
 原因と結果を取り違えた『妥当性の誤認』なのであ〜る。」

「チャートがそうなっていたから、
 価格(レート)がこう動いたのではないのだ。
 価格がこう動いたのでチャートがそうなったのに過ぎない。
 原因と結果を取り違えて論ずるテクニカルは
 こじつけであって、非科学的なものなのであ〜る。」

うーん。オーマイガ。(苦笑)

「その証拠にダブル・トップなどのチャートパターンを
 コンピューティングで過去の相場を徹底検証して
 統計学的見地によって分析してみるとよいだろう。
 ダブル・トップを形成後に価格がネックラインを割り込んで、
 そして下落することも確かにあるが、
 しかし、そうならないこと(上昇してしまうこと)もあって、
 チャートパターンには統計学的な有意は
 何ら存在していないのだよ。君〜ぃ。」

おぉ〜、手厳しい。(苦笑)

でもでもでも、(爆)

「人間のトレードする相場」には、
たとえば、ダブル・トップならずとも
前回高値安値などが意識されていることは
トレードしていて理屈抜きに肌で感じることです。

田舎トレーダーの私などには
壮大なテーマで恐れ多いことですが、(苦笑)

学者先生は大切なことを知っていらっしゃらないように
思えてなりません。

「テクニカルは事前予想しているのではなく、
 チャートポイントで反転するなどと
 テクニカルは確定的に一義規定などはしていない。」

「チャートポイントその時点での予測をしているのではなく、
 チャートポイントを『戻るか、抜けるか』の
 価格の動きの事実を見て、『対応』しているのである。」

「チャートポイントで戻ることもあれば、抜けることもある。
 抜ければポイントブレークで強い動意の示唆となるのであって、
 チャートポイントはたんに注目ポイントであって、
 どちらかの方向を事前に一義的に示唆するものではない。
 チャートポイント、その後の動きこそが肝要で、
 原因と結果を取り違えた『妥当性の誤認』には該当しない。」

「また、移動平均線やオシレーターなどについても、
 人のトレードする相場の傾向示唆として扱うが、
 テクニカル示唆は間違うことがあることも想定している。
 事実としてテクニカルの間違いが判明したときには、
 損小のうちにリスクを限定するのである。」

なーんちやって言っても、
学者先生には簡単に一蹴されそうです。(大笑)

でも、

ラリー・ウィリアムズ氏、マーセル・リンク氏、
アレキサンダー・エルダー博士、ジョン・F・カーター氏、
キャシー・リーエン氏、リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ氏、
ジョー・ディナポリ氏などなど、
テクニカル派のトレーダー達の常勝している事実は
どう説明するのでしょう。

「あははっ。ある程度テクニカル派として
 富を成した人達はそりぁいるだろうさ。
 何のことはない、彼ら常勝トレーダーの存在は
 たんに数十年の時間範囲において、
 確率的な意味であり得る7σの人達であるというだけだよ。」

「それに…、こんなこと言っちぁなんだがね。
 歴史的に相場で巨富をなした人には、
 ウォーレン・バフェット氏、ピーター・リンチ氏、
 そして、ビル・グロース氏、ジョージ・ソロス氏などがいるが、
 これらの人達は皆、ファンダメンタルズ派なのだよ。
 テクニカル派で彼らに匹敵するくらい巨富を成した人物は
 誰がいるというのだね。」

「ジョセフ・グランビル氏かね。エリオット氏かね。
 ロバート・プレクター氏なのだろうか。ギャン氏かね。
 それともエレイン・ギャザレー氏かな…。誰がいる?」

ふーっ。

とても論戦ではかないそうもありませんね。(汗)

頭の固い理屈精巧で意地悪な学者先生には困ったものです。
私は非テクニカル派の学者が嫌いです。(笑)

それでも、テクニカルは私達個人トレーダーにとって
必要なアイテムのように思いますがどうなのでしょう。

情報の末端となることの多い私達個人トレーダーが、
情報に多額の資金を使っているファンド筋と
ファンダメンダルズだけでどうやって伍して戦えるのでしょうか。

テクニカル分析は、

1.) 値動きは、全てを織り込む
2.) 値動きは、トレンドを形成する
3.) 歴史は繰り返す

の3つを前提とした
ドグマ信仰の上に成り立っているものですが、(苦笑)

ガリレオみたいな人が現代にもいたらよいですね。

「それでも、テクニカルは有効に回っている…。」

なーんちゃって。(爆)


FX トレーダーのオフ会のお話

第45回衆議院総選挙では民主党の圧勝となって、
政権交代となりましたね。

<先週末28日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上げては下げる上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが保ち合い傾向の相場となりました。
米セントルイス連銀総裁が
「FRBは成長支援のため長期間ゼロに近い金利を継続。
FRBは2010年にかけて手口戦略の視点にシフトしていく。
個人消費は底を打つも回復は低水準。受託市場は底に近い。
雇用の減少ペースは鈍化。利上げには時間を要する。
リセッションが終了したとする楽観論には要注意。
FRBが米銀行の預金準備率を引き上げる可能性は低い。」
などの認識を示しました。
NZ住宅建設許可(7月)は市場予想より弱い5.0%となりました。
英GFK消費者信頼感調査(8月)は
市場予想よりやや弱い−25となりました。
日失業率(7月)は市場予想より弱い5.7%となりました。
日全国消費者物価指数(7月)は
前年比で市場予想とおりの−2.2%となりました。
上海株価が軟調に推移しました。
日経平均は前日比+60.17円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上げては下げる上下動となって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
上海株価が前日比−2.90%で取引を終えました。
英第2四半期GDP改定値は−0.7%、
英第2四半期個人消費改定値は−0.7%と
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
英第2四半期輸出改定値は−2.7%、同輸入は−3.2%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
欧業況判断指数(8月)は市場予想よりは強い−2.21、
欧消費者信頼感(8月)は市場予想より弱い−22となりました。
スイスKOF先行指数(8月)は
市場予想より強い−0.04%となりました。
ECBリポートでは、
「見通しは不確実性が高いが
景気後退のペースが鈍化している可能性。
CDFの査定には情報開示と透明性が必要。」
などの見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で揉み合う相場展開となりました。
米個人所得(7月)は市場予想より弱い0.0%、
米個人支出(7月)は市場予想とおりの0.2%、
米PCEデフレータ(7月)は
前年比で市場予想より強い−0.8%となりました。
カナダ第2四半期経常収支は−112億カナダドル、
カナダ鉱工業製品価格(7月)は−0.5%と、
ともに市場予想とおりの結果となりました。
米インテル社が第3四半期の売り上げ予想を上方修正しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(8月)は
市場予想より強い65.7となりました。
NY原油は72ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−36.43ドルで取引を終えました。

<今日週はじめで月末の31日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅価格(8月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(7月)、日小売業販売額(7月)、
昼12時にNZNB企業信頼感(7月)、
午後1時に日自動車生産(7月)、
午後2時に日住宅着工戸数(7月)、日建設工事受注(7月)、
午後2時半から日銀総裁講演、
午後6時に欧消費者物価指数速報(8月)、
夜9時半に加GDP(6月)、加第2四半期GDP(年率換算)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(8月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・加・米の指標には注目です。
ロンドン市場がサマー・バンク・ホリデーでお休みです。

<月初めの明日9月1日(火)の主な予定>

午前10時半に豪住宅建設許可件数(7月)、豪第2四半期経常収支、
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後2時に日自動車販売台数(8月)、
午後2時45分にスイス第2四半期GDP、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(8月)、
午後4時55分に独失業率(8月)、独失業者数(8月)、
独製造業PMI(8月 確報)
午後4時58分に欧製造業PMI(8月 確報)、
午後5時半に英製造業PMI(8月)、英消費者信用残高(7月)、
午後6時に欧失業率(7月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(8月)、米中古住宅販売保留(7月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・スイス・独・欧・米の指標には注目です。

そして、今週の9月2日(水)からの主な注目材料は、

2日(水)に、豪第2四半期GDP、欧第2四半期GDP改定値、
欧生産者物価指数、米チャレンジャー人員削減数、
米ADP雇用統計、米第2四半期非農業部門労働生産性(確報)、
米製造業受注指数、アトランタ連銀総裁講演、米FOMC議事録、

3日(木)に、豪貿易収支、欧小売売上高、欧ECB政策金利、
トリシェECB総裁記者会見、米新規失業保険申請件数、
米ISM非製造業景況指数(総合)、

4日(金)に、トリシェECB総裁講演、スイス消費者物価指数、
加失業率、加雇用ネット変化率、米非農業部門雇用者数変化、
米失業率、米製造業雇用者数変化、加Ivey購買部協会指数、
週明け7日米レイバーデーによる米市場連休直前日、
ロンドンG20財務相会合、

などがあります。

さて、海外子会社からの配当を95%分を非課税とする日本の
税制改正に伴う日企業の資金還流報道などもあり、
27日には円高となる動きがありましたが
また、同日にはくりっく365などで個人投資家のドル円の
買いの持ち高が月初の約2倍の13兆8000億ドルに膨らみ
2年ぶりの高水準となっているようです。

市場では円の上昇余地が乏しいとの見方がある一方、
逆にドルの買い手がこれ以上増えにくく円は下支えされやすい
との見方もあって、29日の報道では、外貨投信の不調が報道され、
円売り圧力の弱まりと見る向きもあるようで、
一部には個人投資家のドル円の買い持ちは「大衆は間違う」の
表れであるとの手厳しい意見もあるようで、
思惑が交錯しているようです。

一方、28日には、日本の公的年金の4-6月期の運用利回りが
株式市場の堅調を背景に+4.85%と4四半期ぶりに改善して、
運用収益が4兆4921億円になったとの報道がありました。

また、ここのところの米経済指標も、26日の米新築住宅販売(7月)
では市場予想より強い9.6%と4ヵ月連続の増加となって、
米耐久財受注(7月)も市場予想より強い4.9%増の1684億2800万ドル
となって、米第2四半期GDPの改定値も−1.0%と
市場予想よりもマイナス幅が縮小することとなるなど、
(市場予想を下回る指標結果もあるものの) 市場予想より強い
指標が多く、経済回復をうかがわせる内容となっていますが、
米新車販売補助の終了で反動を懸念する向きもあるとのことです。

一方、中国政府の金融政策で「成長優先か、バブル抑止か」
の不透明感もあるためか、中国株式市場が乱高下していて、
揺れる相場展開となっているようです。
他方、米金融機関での高額報酬が復活していて、
米シティ・グループの商品トレーダーが約1億ドルの年棒に
達したり、米AIGのCEOが1050万ドルもの年棒を得たりと、
政府から資本注入を受けながらの高リスク経営への懸念と
高額報酬に批判が高まっているようです。

さて今週は、ECB政策金利とトリシェECB総裁記者会見や、
週末の米雇用統計など注目材料が比較的多いですが、
アナリスト予想では円安と見る向きが多いようです。
しかしながら、ここのところの為替市場は株式市場の動向や
経済指標の発表結果とちぐはぐな動きとなることもあるようで、
チャートをよく見て流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、トレーダーのオフ会のお話です。

トレーダー同士は案外とリアルな交流が少ないものですが、
先週末にトレーダーの方々とお会いする機会がありました。

FX関連の企画をされている社長さんと、
2人のトレーダーの方にお会いしましたが、

そのお1人は私の地元の北海道は札幌のトレーダー方で、
けっこう近くにもトレーダーの方がいらっしゃるものなのだなぁ、
と思いました。

その札幌のトレーダーはKさんというイケメンの方で、
食事はカップラーメンが主食とのことでしたが、 (^^;)
私よりも20歳以上もお若いのに億の資産を運用されていて、

「東京時間でのトレードでも300万くらいは稼げますよね。」

と、気負いもなく何気ないようにお話しされていて、
東京時間ではあまりトレードしない私には驚きでしたが、
FXだけではなく株価指数もトレードされているとのことでした。

お話していて、株式や商品先物や株価指数などの
差金決済取引(Contract for Difference) にも
取り組んだほうがよいのかなぁ、と思いました。

稼ぐ人は私のようにバカの一つ覚えのFXだけではなく、(笑)
いろいろな分野で、それぞれ動きのある時間帯に
トレードしているものなのだなぁ、と感心しました。

お話しぶりから、ハッタリや嘘は微塵も感じませんでしたが、
私よりはトレード経験は浅いものの、
裁量トレードで今まで大負けの経験はないとのことで、

大豆の先物以来、10年以上も負け組みトレーダーの
経験のある私などとは違い、
羨ましく思うくらいに才能溢れる方でした。

そして、もう1人のトレーダーの方は、
MT4を使ったシステム・トレードをされていらっしゃる
頭の回転の早いエネルギッシュで愉快な方で、

「先日、ハイレバでスキャルやっていて、
 トイレに行っている間にストップ入れていなかったものだから、
 ほんとにガッツリいかれちゃいましたよ。あははっ。」

と、あっけらかんとお話されていました。(笑)

それ以来、ハイレバ・スキャルでは、
トイレに行くときにはストップを必ず入れている
とのことでした。(苦笑)

いろいろな話題で盛り上がって、

「○○理論ではドル円はまだ売りなんだよねぇ。」とか、
「某米系の金融機関には経済指標が事前リークされている。」とか、

よくあるトンデモ話も愉快に語りましたが、(爆)

「トレードの何か新しい手法のアイデアはないの?」

なんていう話にもなって、

「うーん。複数時間軸のポイントを見るのも面倒くさいから、
 複数時間軸のフェボナッチやピボットとか、
 レジスタンスやサポートやトレンドラインやネックライン、
 そしてボリンジャーバンドの2や3などの主要ポイントを
 ぜーんぶ1つの時間軸に表示させて…。」

「あははっ。それじゃ、ラインだらけで
 何がなんだか判らなくなるよね。」

「だからね。それらが重なるポイントがあるじゃない。
 各手法で重なったポイントは重要度も高くなるよね。
 重なったところだけピンポイント表示できないものだろうか。」

「うーん。そうだなぁ。やってみなきゃ解らないけど、
 もしかしたからMT4でも出来るかもしれないなぁ…。」

「それらのポイントを抜けたらブレーク順張りで、
 それらのポイント抜けがフェイラーとなったら、
 逆張るなんて手法は面白いと思うけどなぁ。」

「それに…。こんな方法もあるよね…。」などなど、

話は尽きなく4時間以上も楽しい時間を過ごしました。

たまには、トレーダーとのオフ会の交流も面白いものですね。 (^-^)


FX 市場の4匹の動物達のお話

オバマ米大統領がバーナンキFRB議長の再任を発表しましたね。

<週はじめの一昨日24日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が堅調傾向で推移して、
ドルストレートが上げては下げる上下動の揉み合いとなりました。
日経平均やアジア株式市場が堅調に推移しました。
豪新車販売台数(7月)は−6.9%となりました。
日経平均は前週末比+342.85円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが下げては上げる上下動の揉み合いとなりました。
上海総合指数は前週末比+1.10%で引けました。
中国首相が
「中国経済は好調に推移しているが安定はしていない。
輸出需要の鈍化により圧力を受けている。
短期的に内需を拡大することは難しい。
中国経済は新たな多くの困難に直面している。
景気回復を楽観する理由はない。」
などの認識を示す発言をしました。
欧鉱工業新規受注(6月)は市場予想より強い3.1%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも軟調に推移しました。
米シカゴ連銀全米活動指数(7月)は−0.74となりました。
カナダの小売売上高(6月)は市場予想より強い1.0%となりました。
英タイムズ紙が
「英国の税収が英政府予想より弱い20%減となる可能性。」
との観測報道をしました。
ルクセンブルク中銀総裁が
「景気の落込みは落ち着くも過度な楽観は避けるべき。
現在の回復は景気対策や金融政策によるもので、
持続不可能となる可能性もある。
今のところ独・仏には持続可能な回復は見られていない。」
などの主旨の見解を示す発言をしました。
米銀サントラスト・バンクスのCEOが
「金融危機終了宣言は時期尚早。米銀は信用損失拡大リスクに直面」
などのネガティブな発言をしました。
NY原油は74ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+3.32ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の昨日25日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向で推移して、ドルストレートが
下げては上げてまた下げる上下動の揉み合いとなりました。
米ホワイトハウスがバーナンキFRB議長を
再指名すると発表しました。
上海株価が一時5%超の下落となって軟調に推移しました。
日経平均は前日比−83.69円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円とクロス円が揉み合いながらも反発して、
ドルストレートが上下動しながら反発する相場展開となりました。
独第2四半期GDP(確報値)は市場予想とおりの0.3%となりました。
上海株価は終盤に下げ幅を縮小して2.59%安で引けました。
ECBの専務理事が
「独・仏には経済成長の明るい兆しがあるが、
欧経済の見通しは不透明。危機からの脱出には財政改革も必要。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上昇してはじまった後に
軟調傾向で揉み合う相場展開となりました。
オバマ米大統領がバーナンキFRB議長の再任を発表しました。
S&Pケースシラー住宅価格(6月)は
市場予想よりは強い−15.44%となりました。
米政府が中間予算の見通しとして、
「2011-16年は持続的に正常水準を上回る見込み。
失業率は09年第4四半期に10%でピークを迎える見込み。
GDPは09年末までにプラスへ回復の見通し。
GDPの年間予想は、09年−2.8%、10年+2.0%。」
などの見解を発表しました。
米消費者信頼感指数(8月)は市場予想より強い54.1となりました。
リッチモンド連銀製造業指数(8月)は
市場予想より弱い14となりました。
米住宅価格指数(6月)は市場予想より強い0.5%となりました。
米議会予算局が
「09年度の米財政赤字は1兆6000億ドルの見込み。
10年度の米経済成長は2.8%の見込み。
10年度の米失業率は10.2%の見込み。」
などの予想を発表しました。
タルーロFRB理事が
「米の経済回復は緩やかで抑制される可能性。
失業率は当面悪化となる可能性。
住宅差し押さえ件数は増加継続の見込み。」
などの見解を示す発言をしました。
NY原油は72ドルあたりで取引を終えました。
NYダウは前日比+30.01ドルで取引を終えました。

<今日26日(水)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(7月)、
日企業向けサービス価格指数、
午後5時に独IFO景気動向(8月)、独IFO現況評価値(8月)、
夜9時半に米耐久財受注(7月)、
夜11時に米新築住宅価格指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

<明日27日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ貿易収支(7月)、NZ輸入(7月)、NZ輸出(7月)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(6月)、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査(9月)、
午後5時半に英第2四半期総合事業投資速報、
夜9時半に米第2四半期GDP(改定値)、
米第2四半期個人消費(改定値)、米第2四半期コアPCE(改定値)、
米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間が未定ですが(通常はNY時間)、
独消費者物価指数速報(8月)の発表が予定されています。
NZ・米の指標には注目です。

<週末28日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(7月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(8月)、
朝8時半に日失業率(7月)、日全国消費者物価指数(7月)、
午後5時に欧業況判断指数
午後5時半に英第2四半期GDP(改定値)、
英第2四半期個人消費(改定値)、
午後6時に欧消費者信頼感(8月)、欧業況判断指数(8月)、
欧鉱工業信頼感、
午後6時半にスイスKOF先行指数(8月)、
夜9時半に米個人所得(7月)、米個人支出(7月)、
米PCEデフレータ(7月)、
同夜9時半に加第2四半期経常収支、加鉱工業製品価格(7月)、
夜10時55分にに米ミシガン大学消費者信頼感指数(8月 確報)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・欧・米の指標には注目です。

さて、先週末の米中古住宅販売件数とバーナンキFRB議長の
発言などで、リスク選好となった市場でしたが、
トリシェECB総裁の「経済の若芽の正常回帰の観測には懸念がある」
との発言や、中国首相の「中国経済は好調に推移しているが
安定はしていない。中国経済は新たな多くの困難に直面している。
景気回復を楽観する理由はない。」との発言、

そして、ルクセンブルク中銀総裁の「景気の落込みは落ち着くも
過度な楽観は避けるべき。現在の回復は景気対策や金融政策に
よるもので持続不可能となる可能性もある。」など、
ネガティブな発言が相次いで、

25日には上海株価も軟調となって、マーケットに再びリスク懸念が
生じることとなりました。強気と弱気が交錯して、
各国の要人発言と中国株価やNYダウなどの株価に揺れる
相場展開ですが、流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、市場の4匹の動物達のお話です。

ウォール街という名称は、
マンハッタン島の南端の入植地から家畜が迷い出ないようにと
壁があったことに由来しているそうですね。

その名残なのかどうかは判りませんが、
市場参加者を動物に例えることがあります。(笑)

強気筋の象徴として、角を突き上げる雄牛の「ブル」、
弱気筋の象徴として、前足を振り下げる熊の「ベア」、
欲張りの象徴として、何でも食らうブタの「ホッグ」、
優柔不断の象徴として、臆病で気迷う羊の「シープ」、

などですが、日本ではシープの代わりに「チキン」などと
言うことがあったり、なんかユーモラスですね。

ブルは買い方(買い手)のことで、
価格の上昇によって利益を得ようとする人たち、

ベアは売り方(売り手)のことで、
価格の下落によって利益を得ようとする人たちで、

ともに、相場観には一定のバイアスがあるようです。

対しまして、ホッグとシープやチキンには、
相場観には強いバイアスはないようで、

ホッグは買いでも売りでもチャンスと見ると食らいつきますが、
なにせ欲張りなので、大玉で大食いしたり、
過剰トレードで過食したりと、ときどき腹痛を起こすようです。(笑)

シープやチキンは、従順ですが臆病で、
他人の意見や指示を求めたがります。

ときにブルの角をつけたり、ベアの毛皮をまといますが、
荒くれのブルやベアや、やんちゃなホッグに、
踏みにじられてしまうことがあります。

多くのトレーダーはこれらのマーケットの動物達の
どこかの種族に属しているようですが、(笑)

高所俯瞰の「イーグル」や
小ズルく優勢側につく「コバンザメ」など、
新種に属するトレーダーもいるようです。

私は「コバンザメ」か、良い意味での「風見鶏」に
なりたいと思っています。(爆)

ところで、

マーケットにトレーダーの動物達の群集がいるのならば、
そのリーダー役の調教師がいそうなものですが、

トニー・プライマーの著書「金融市場予測」
(副題: テクニカル分析の背後に潜む真実)

"Forecasting Financial Market ―
The Truth Behind Technical Analysis"

という古典の中には

「マーケットの主たるリーダーは価格そのものである。」

と書かれていますので、マーケットの真のリーダーは、
マーケットメーカーでも著名アナリストでもなく、

「価格(レート)そのもの」なのかもしれませんね。

そして、

この価格(レート)がうねりながら相場を形成していきますが、

利益というご褒美にあずかるには、
相場がときに理不尽で不可解な動きであろうとも、
自己の主張ではなく、リーダーである価格という名の相場意思に
従順についていくことが必要なようです。

マーク・ダグラスは、その著書「規律あるトレーダー」
"The Disciplined Trader"の中でこう語ります。

「もしも、マーケットの振る舞いが
 あなたにとって不可解に見えるならば、
 それはあなた自身の行動が、不可解で統制不可能なためなのだ。
 自分が次に何をなすべきか分っていないのに、
 マーケットが次に何をするかを判断することは
 本当に不可能なことだ。」

「あなたがコントロールできる唯一のことは
 あなた自身のことである。(中略)
 継続してカネを稼ぐことができるトレーダーは、(中略)
 トレーディングに対して精神的な規律という観点から
 アプローチしている。」

なにやら難しい語り口ですが、(苦笑)

どうやら、

相場の振る舞いが不可解と感じているうちはダメである。
コントロールできるのはトレーダー自身だけであって、
何でも起こりえる相場では、相場をコントロールしようとしたり、
希望的観測を持ったり、相場と戦おうとするのではなくて、
参加者側が自身を律してトレードに参加しなくてはならない。

相場に付き従い、負け方を学び、ランダムな結果を受け入れよ。
自己規律なく、感情に任せランダムにトレードして、
継続的な結果を望んではならない。

ということなのかもしれませんね。


FX 戦績を向上させるずるい勝ち方のお話

新型インフルエンザに感染して医療機関で受診した患者数が、
10日〜16日の1週間だけで11万人に達したとのことで、
新型インフルエンザが全国的に流行入りしたようですね。

<先週19日(水)〜20日(木)までのサマリー>

19日の東京時間では、
為替相場が中国株価に影響される相場展開となりました。
前日のNYダウの反発で円安傾向で始まった後、
中国株価が一時4%程下落したことを受けて、
主要通貨ペアが軟調傾向に転ずる動きとなりました。

19日のロンドン時間では、
中国株価が5%超下落したこともあって、
リスク回避の動きが強まり、円買いとドル買い動意となって、
主要通貨ペアの軟調傾向が続きました。
英BOE議事録では資産買収額についてキング総裁を含む3名が
750億ポンド規模の増額を支持していたことが明らかとなり、
ポンドが下落する相場展開となりました。

19日のニューヨーク時間では、
リスク回避の動きが後退して、リスク選好の相場展開となり、
ドル売り動意にドルストレートが反発して、
クロス円も反発する展開となりました。
NYダウも前日比で60ドルほど反発しました。

20日の東京時間では、
中国株価と日経平均が反発したことで、
リスク選好動意となって主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
中国株価は一時4%ほど上昇して、
日経平均も一時200円近く上昇しました。

20日のロンドン時間では
一転してリスク回避の動きとなって、
主要通貨ペアが軟調傾向となりました。
英小売売上高は0.4%となったものの、
英財政赤字懸念からポンドが売られました。
また、中国株価は反発を見せたものの、
米小売大手のシアーズの決算が市場予想を下回ったことなどで、
リスク回避の円買いの動きも見られました。

20日のニューヨーク時間では、
米新規失業保険申請件数は市場予想を下回ったものの、
米フィラデルフィア連銀景況指数が良かったことで、
リスク回避の動きが後退して、
主要通貨ペアが揉み合いながらも反発する展開となりました。
NY原油は72ドル台半ば手取引を終え、
NYダウは前日比で70ドルほど上昇しました。

<先週末21日(金)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
英財務相が
「独仏のGDPに改善の兆候が見られるが
景気回復については慎重であるべき。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「豪州の格付けは歳入の落込みで圧力を受けている。」
との見解を発表しました。
「中国が銀行の資本基準引き上げを計画している。」
との観測報道がありました。
日経平均は前日比−145.21円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が反発した後に軟調となって、
ドルストレート通貨ペアが堅調に推移しました。
中国株価が前日に続き続伸しました。
独製造業PMI速報(8月)は49.0、独サービス業PMI速報(8月)は54.1と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
欧製造業PMI速報(8月)は47.9、欧サービス業PMI速報(8月)は49.5と、
ともに市場予想より強い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調の後に急伸しました。
ドルストレートは一時上昇した後にドル買い動意に反落して、
その後に揉み合う相場展開となりました。
米セントルイス連銀総裁が
「米第3四半期と第4四半期はプラス成長の可能性。」
との認識を示す発言をしました。
米中古住宅販売件数(7月)は市場予想より強い
前月比+7.2%の524万件となりました。
バーナンキ米FRB議長の講演では
「世界経済と米経済は景気後退から脱却しつつある。
金融システム崩壊の不安は明らかに薄れた。
世界の金融市場にはまだ圧力が存在している。
金融機関は損失拡大の可能性に直面している。
短期的な経済成長の回復の見通しは良いが、
回復の初期は緩やかに進行する可能性。」
などの認識を示しました。
トリシェECB総裁が
「経済の若芽についての正常回帰の観測には懸念がある。
引き続きやるべきことがたくさんある。行動的であるべき。」
などの認識を示す発言をしました。
独連銀総裁が
「2010年の経済成長見通しは上方修正の可能性。
経済の急落は収まっているが、全てが解決したとの結論は時期尚早」
などの見解を表明しました。
NY原油は73ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは年初来高値を更新して、
前日比+155.91ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日24日(月)の主な予定>

午前10時半に豪新車販売台数(7月)、
午後6時に欧鉱工業新規受注(6月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(7月)、
同夜9時半に加小売売上高(6月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・加・米の指標には注目です。
また、米2年債の入札状況も注目されます。

<ゴトウ日の明日25日(火)の主な予定>

昼12時にRBNZ第3四半期インフレ期待、
午後3時に独第2四半期GDP(確報)、独第2四半期個人消費、
午後4時15分にスイス第2四半期雇用数順、スイス第2四半期失業率、
午後5時半に英BBA住宅ローン承認件数、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(6月)、
米S&Pケースシラー総合20、
夜11時に米消費者信頼感指数(8月)、
米リッチモンド連銀製造業指数(8月)、米住宅価格指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・スイス・米の指標には注目です。
また、米5年債の入札状況も注目されます。

そして、今週の8月26日(水)からの主な注目材料は、

26日(水)に、日通関ベース貿易収支、独IFO景気動向、
独IFO現況評価値、米耐久財受注、米新築住宅販売件数、
米7年債入札、米アトランタ連銀総裁の経済関連の講演、

27日(木)に、NZ貿易収支、豪コンファレンスボード景気先行指数、
豪第2四半期民間設備投資、独GFK消費者信頼感調査、
英第2四半期総合事業投資速報、米第2四半期GDP(改定値)、
米第2四半期個人消費(改定値)、米第2四半期コアPCE(改定値)、
米新規失業保険申請件数、独消費者物価指数速報、

28日(金)に、NZ住宅建設許可、英GFK消費者信頼感調査、
日失業率、日全国消費者物価指数、欧業況判断指数、
英第2四半期GDP(改定値)、英第2四半期個人消費(改定値)、
英第2四半期輸出・輸入、欧消費者信頼感、欧鉱工業信頼感、
スイスKOF先行指数、米個人所得、米個人支出、米PCEデフレータ、
加第2四半期経常収支、加鉱工業製品価格、
ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)、
米ゼネラルモーターズの決算発表、

などがあります。

さて、先週は中国の株価やBOE議事録や、中国の銀行規制案の
観測報道、そして米中古住宅販売件数とバーナンキFRB議長の
講演での発言などで、揺れる相場展開となりました。

また、21日には米短期金利の上昇が見られたものの、
先週は日米の銀行間取引の短期金利が16年ぶりに急接近したことや、
スイスUSBが課税回避支援の疑惑を晴らすため、
顧客情報4,450人を米国へ開示することなども話題となりました。

そして、株価の揺れている中国では世界最大の米国債保有国ながら、
6月末の米国債保有残高は前月末比251億ドル減となったことが
報道され、9年ぶりの大幅減となって政策転換も若干覗わせて
いるようです。

また、中国財政省によりますと、6月の中国国有企業の
営業収入総額は前年同月実績を上回ったものの、
7月では再び落ち込んで、前年同月比で4.9%減となる
1兆8437億元となったとのことで、
景気刺激策の効果で4-6月期の経済成長率が
前期6.1%から今期7.9%に回復していながらも、
個人消費や設備投資が増える好循環にはまだ入っていないようで、
CPIの低下傾向とともに厳しい側面も並存しているようです。

そして、中国は適度に緩和的な金融政策を維持する観測ですが、
金融緩和の継続によって資産バブル懸念もあるようで、
出口戦略の時期の模索もされていることが
要人発言に垣間見られますが、ここのところの中国株価は
一頃の過熱感を調整する動きが見られ、市場がナーバスとなって、
神経質な一面もあるために金融政策の舵取りも難しいところが
ありそうです。

さて、先週末21日の中古住宅販売件数の好調とともに、
リスク回避を和らげるバーナンキFRB議長発言があったことなどで、
今週のアナリスト予想ではリスク選好での円安とみる向きが
優勢ながら、中国株価と為替相場に強い相関が見られるだけに、
中国株価の動向も睨んでトレードしていきたいものです。

また、独・米・英のGDP発表は改定値ながら、
訂正値の大きさを懸念する向きもあるとのことで
結果発表が注目されます。


さて今日は、戦績を向上させる「ずるい勝ち方」のお話です。

へんな題名ですみません。 m(_ _)m

多くの勝負事には「正攻法的な勝ち方」と
「ずるい勝ち方」がありますね。(笑)

私は若い頃に将棋に凝っていた時期がありまして、
よく将棋道場に通っていたのですが、

強い人と弱い人との対局を数多くこなしていると、

アマチュアの将棋大会などで、
初手合いの段位不明の人と対局するときでも、
最初の数手で相手の実力がおぼろげに判る感覚が
いつしか身についてきて、

角道を通す「3四歩」や飛車先をつく「8四歩」などの
誰でも指すあたりまえの一手でも、
その手つきや間合いの雰囲気で、
「この人はかなり強そうだなぁ…。」とか「この人は弱いな。」
などが判るようになりました。

まぁ、

中には人差し指と中指で凛とした駒捌きなのに将棋は弱い
「手つき五段」という人や、(笑)

人差し指と親指のぎこちない手つきで駒をつまんで指してはいても、
めっぽう強いオヤジなどもいて、判別率は100%ではないのですが、

ある程度はほんの数手の指し手だけで相手の実力が判ったものでした。

勝負事としての正攻法であれば、その道で自身を鍛錬して、
相手が強かろうと弱かろうと最善を尽くすべきものと思いますが、

「ははーん。どうも手つきからすると、この人は弱そうだな。
 ならば、高段者には通用しないがハメ手でもいってやろうか。」

などとやっていました。(苦笑)

ところで、

ケンカなどでもこのような感覚があるようで、

路上で殴り合いのケンカをする
米国などのストリートファイター同士では、
犬同士ではありませんが、(笑)
目と体格や腕のキズなどをチラッと見ただけで、
自分に勝てる相手か勝てない相手か瞬時に判るのだそうですね。

この一瞬にして「勝てるか勝てないか」が判る感覚は、
卑怯といわれようと、命を賭けるケンカ道では大切なもので、

ボクシングなどの格闘技のスポーツでは、
チャンピオンになるためには
その階級で誰にも負けないように自身を鍛錬して
技と体力とマインドを強くしていかなくてはなりませんが、

ケンカ道では弱い者とだけ戦うのが、
勝ち抜く秘訣となるようです。(苦笑)

私などはケンカはほとんどしたことがなくめっぽう弱いのですが、
それでも小学生の低学年までならばなんとか勝てそうです。(大笑)

さて、

これらのお話に似たような勝つための概念や
自身を見据えた現実的な戦法がトレードにもあるようで、

投資関連書籍を何十冊と読み、トレードの研究をたくさんして、
1日に何時間もチャートとにらめっこして
トレード技術の向上に努めても、

パソコンの向こう側にいるトレードの相手は、
ファンド筋の世界のプロトレーダー達や金融工学の天才達もいて、
すべての相場状況で連戦連勝とはなかなかいかないものですが、

マーケットを全方位的に対象とした勝つための研究だけではなく、
自身のトレードの傾向の検証(把握)が
勝率を大きく向上させることがあります。

つまり、

どのような相場の状態でも勝てるようになるのが理想ですが、
それはトレーダーの永遠のテーマの見果てぬ夢ともなりがちで、

それよりも、自身の現在のレベルで
勝ちトレードを現実的に増やしていくために、

自身のトレードの傾向を把握して、
「自身で勝ちやすい状況」と
「自身でよくミスる状況」を検証的に認識して、

自身のトレードの傾向において、

「負けやすい状況を排除して、
 自身の負けやすいところではトレードしない」

ようにすると、勝率が劇的に向上する場合があります。

ある人にとってはブレーク狙いは苦手でも
レンジの上下動が勝ちやすい場合もありますし、

またある人にとってはレンジのトレードは苦手でも
ブレークが勝ちやすい場合もあるわけです。

またたとえば、山と谷で形成されるスイングの波動を
買いでも売りでも取れることは理想ですが、

大きな相場のトレンドが上昇(下降)の場合は、
買い(売り)だけを基本的に狙う、などということも、
勝ちやすいところだけトレードすることに通じる場合もあります。

ケンカで言いますと、
全ての相手と戦わずに、勝てそうな相手を選別して戦い、
自分自身にとって強そうで負けそうな相手からは逃げる、
というわけですが、(苦笑)

己(おのれ)の実力を認識するという意味では、
孫子の兵法にも少し通じるところがありそうですね。

より多くの場面で勝てるようになるために
「取」を重ねて正攻法的な向上を目指すことも大切ですが、

「負け少なければトータルで勝つ」わけで、

ときに、負けを排除するための「捨」こそが
勝つチャンスを数多く求めることよりも
現実的にトレードの収支を向上させる場合があります。

自身のトレードの得手と不得手の傾向を謙虚に見つめ、
負けトレードを出来るだけ減らすことを目指す、
「ずるい勝ち方」も必要なようですね。(笑)

壁にぶつかってなかなか抜け出せないときなどでは、
さらに勉強してより多くの勝ちを求めるよりも
負けを減らすことを目指してみるほうが現実的に効果があって、
トレードの戦績向上のための大きなヒントとなることがあります。

勝負は勝ってナンボの世界であるならば、
良い意味での「ずるい勝ち方」も大いに結構ではないですか。(笑)


FX 標本値と誤謬のお話

世界陸上のベルリン大会では、ボルトが100mで驚異の9秒58の
世界新記録を出すなど様々なドラマが展開されていますね。^^

<週はじめの一昨日17日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートやクロス円が軟調な相場展開となりました。
英ライトムーブ住宅価格(8月)は−2.2%となりました。
独連銀総裁が
「独経済は低ポイントを過ぎた。
第3四半期の独GDPは予想よりも良い可能性。」
との認識を示しました。
日第2四半期GDP速報は市場予想より弱い結果となったものの、
5四半期ぶりにプラスとなって0.9%となり、
年率では3.7%となりました。
中国商務省が
「7月の海外からの対中国直接投資は前年比−35.7%、
1-7月期の海外からの対中国直接投資は前年比−20.3%」
と発表しました。
日経平均は前週末比−328.72円の大幅下落で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートやクロス円が軟調な相場展開となりました。
スイス実質小売売上高(6月)は前年比で0.9%となりました。
中国上海総合指数が前週末比−5.8%の大幅下落で取引を終えました。
欧貿易収支(6月)は46億ユーロとなりました。
欧州株価も一時2%超の下落となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上げては下げてその後に反発する揉み合いとなって、
ドルストレートがやや反発して揉み合う相場展開となりました。
米NY連銀製造業景気指数(8月)は
市場予想よりかなり強い12.08となりました。
米ネット長期TICフロー(対米証券投資 6月)は
市場予想より強い907億ドルとなりました。
米政府が「新発CMBS担保の米TALFを10年6月30日まで延期。
新発ABSと既発CMBS担保のTALFを3月31日まで延長。」
することを発表しました。
格付け会社のムーディーズが
「米地銀大手のBB&Tの格付け見通しをネガティブ」
とすることを発表しました。
米NAHB住宅市場指数(8月)は市場予想とおりの18となりました。
米リーダーズ・ダイジェストが破
産法を申請することが報じられました。
NY原油は66ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−186.06ドルで取引を終えました。

<昨日18日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調に推移しました。
豪RBA議事録では、
「追加利下げの可能性は低下。
回復が予想通りとなれば拡大的スタンスの緩和が必要。
早期の引締めは信頼感と需要に打撃を与えるリスクがあるため、
バランスをとる必要。中国経済の強さが豪の輸出を支援。
輸出、設備投資、家計支出、住宅投資など予想以上となっている。
労働市場の不振は年初予測ほど弱いものではない。」
などの見解が示されました。
日景気先行CI指数(6月 確報)は市場予想とおりの79.9、
日景気一致CI指数(6月 確報)は市場予想よりやや強い88.0、
となりました。
日経平均は前日比+16.35円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円やユーロドルや豪ドル米ドルなどが上下動の揉み合いとって、
ポンドが揉み合いながらも堅調傾向で推移するなど、
各通貨ペアがまちまちな展開となりました。
格付け会社のS&Pが中国の格付け見通しを安定的と発表しました。
英消費者物価指数(7月)は0.0%、英小売物価指数(7月)も0.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独ZEW景況感調査(8月)は市場予想より強い56.1となりました。
欧ZEW景況感調査(8月)は市場予想より強い54.9となりました。
独財務相が
「信用状況は2010年上半期に悪化する可能性。
中銀と政府は信用懸念の緩和策を検討している。」
との主旨の発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円など主要通貨ペアが軟調にはじまりましたが、その後、
ポンドなどドルストレート通貨ペアが反発する展開となりました。
米生産者物価指数(7月)は−0.9%となり、
米住宅着工件数(7月)は58.1万件と5ヵ月連続の増加となりましたが
ともに市場予想より弱い結果となりました。
カナダ国際証券取扱高(6月)は
市場予想より強い105.11億カナダドルとなりました。
スイスSNB理事が
「米欧の景気後退は緩和。スイス経済に海外から良い刺激がある。
09年のスイスGDPは−2.5〜−3.0%と予想。
経済成長にはダウンサイドリスクがある。
ゼロ金利と現在の為替政策を継続。
現在のユーロスイスのレンジに満足しているが、
SNBは引き続き為替介入実施の用意がある。」
などの認識を示す発言をしました。
米ホーム・デポの第2四半期決算では、
市場予想よりも強かったものの、
純利益が前年同期比より減益となる11億ドル、
1株当たり利益が0.66ドルとなりました。
英財務相が「英経済は09年末までに依然として成長再開の見通し。」
との認識を示しました。
IMFのチーフ・エコノミストが
「世界経済の回復がスタートした。
しかし、潜在成長率は経済危機前より低減した可能性がある。
経済成長は失業率を改善させるほど強くはない可能性。」
などの見解を示しました。
NY原油は69ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+82.60ドルで取引を終えました。

<今日19日(水)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期生産者物価、
午前10時に豪Westpac先行指数(6月)、
午後1時半に日全産業活動指数(6月)、
午後3時に日工作機械受注(7月 確報)、
同午後3時に独生産者物価指数(7月)、
午後5時に欧経常収支(6月)、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧建設支出(6月)、
午後8時に加消費者物価指数(7月)、
夜9時半に加景気先行指標指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加の指標には注目です。

<明日20日(木)の主な予定>

午後3時15分にスイス貿易収支(7月)、
午後5時半に英小売売上高指数(7月)、英マネーサプライ速報(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加卸売売上高(6月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(7月)、
フィラデルフィア連銀指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、米財務省による米国債入札予定額の発表も注目されます。

<週末21日(金)の主な予定>

午後4時半に独製造業PMI速報(8月)、独サービス業PMI速報(8月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(8月)、欧サービス業PMI速報(8月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
独欧・米の指標には注目です。
また、NY時間の米バーナンキFRB議長の講演も注目されます。

さて、日GDP第2四半期速報では5期ぶりにプラスに転じるなど
経済回復を示す指標が発表される反面、
しばらく堅調であった株式市場ですが、上海総合指数が
8月4日の直近のピークから2週間ほどで17%近く下落したり、
週明けの日経平均やNYダウも大幅下落となるなど、
回復期待に陰りが見られる場面も見受けられるようで、
18日には反発を見せて基調転換との見方は限定的で
一時の調整と見る向きが多いものの、
経済回復の持続力が市場の関心のテーマとなりそうです。

また、最近は歯に衣着せぬグリーン・スパン元FRB議長ですが、
ロイターのインタビューで、在庫の急激での増産の必要性が
最大の根拠だとして、「住宅・自動車販売の回復は、
建設業者の在庫処分が進んでいたり、新車買い替え促進策など
政府の対策もあり、米経済は今年下半期におそらく
力強い成長を遂げる。」との認識を示すとともに、
「ただ、こうした動きには持続性がない。米国内自動車市場に
ついて、乗用車・小型トラックの台数が自動車免許を持つ人の数を
20%上回って飽和状態にあり、新車の買い替え策の効果が薄れれば、
自動車販売が再び低迷する可能性がある。
住宅建設も、米国内の持家比率が住宅ブーム時の水準まで
戻ることはなく、来年は景気の腰が折れる可能性がある。」として
「年内成長・来年不透明」との認識を示しました。


さて今日は、標本値と誤謬のお話です。

「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、
ときに事実ではあっても、とても奇なることがあるようで、

「事実だから」と普遍的な扱いをしてしまうと、
間違いを犯してしまうことがありますね。

個別の事実は、それが少数のサンプルである場合、
確率的に特異である場合もあるようです。

たとえば、ある人が117歳まで生きた事実があったとしても、
多数のサンプリングでは、寿命がもっと短い事実のほうが多く、
「117歳まで生きた事実」は、統計的には平均値から乖離した
特異な事実である場合があります。

またもしも、

「九星術で良い日を割り出し、宝くじ購入当日の
 早朝5時に剃髪して冷水を浴びて身を清め、
 黒塗りの車で宝くじ売り場へ向かい、
 黄色の服のご婦人が買った次に宝くじを買ったら、
 その宝くじが見事に3億円に当選した。」
 
人がいて、そして、それがほんとうの事実だったとしても、

これが必ずしも宝くじに当たる必勝法とはならないことは、
良識ある人ならば明らかにわかりますが、

事(こと)、投資や投機にかかわる手法では、
このような「私はこうして宝くじに当たった」の類のような
手法に心動かされてしまうことがありますね。(笑)

「△万円を3ヶ月で1億円にした秘密の投資法」(仮の例)

などという宣伝を見ると、

少し投資に詳しい人ならば、

「この人はもしかするとリスク管理も何もわからない素人で、
 たまたま暴走トレードがウマくいっただけの
 強運の偏差7σ の人かもしれない。」

と思うものですが、(苦笑)

このような投資法に心が動かされる人も少なくないようです。

また、キャリー・トレードの盛ん成りし頃、

「損切りなんてバカのやること。
 スワップ金利の援護を受けて、ジッと買い持ちしてりゃ、
 日本と資源国では金利差があるんだから、
 またやがて相場はちゃんと上昇するものさ。」

という風潮がありましたし、

「ナンピンに負けなし。ナンピンこそが必勝法だ。
 ただ、狭くナンピンしていちゃいけないよ。
 資金に応じて50〜100Pips離して買い下がれば、
 スワップも得れるわけだし絶対に負けることはない。
 相場は波を描いて戻る、これが回帰理論なのであ〜る。」

などという手法も横行したものでした。(笑)

そして、その頃でも
小さな資金で退場となってしまった人もいたものの、
ある程度の資金がある場合では、

なんとこれらの手法が「事実」として有効であった
時期も何年間もあったようで、
ある程度の富を得た人がいたのもこれまた事実でした。

しかし、

時がたち、サブプライム問題後や
世界的な金融危機となってからは、
このような手法がほとんど通用しなくなりました。

そして、時と状況が変わったのに、
かつて事実有効であったこれらの手法を実行し続けた人は
マーケットから手厳しい洗礼を受けることとなりました。

それらの手法は、特異な状態での
一定期間にだけに通用していたもので、
それまで事実ではあったとしても、
普遍的ではない「標本値」に過ぎなかったわけです。

まぁ、ある状況や期間だけに通用する邪道ではあっても
王道的なオーソドックスな手法よりも
その一時期に劇薬のように効果のある場合もあって、
使える間は使って、通用しなくなった状況では切り替える、
という考え方もありますが、

劇薬は常習性があるもので、
事実に基づくとも標本値的な危ない手法には
手を染めないというスタンスも
大切な選ぶべき選択肢となりそうですね。

また、

両建て塩漬け法も裏技的に密かに流行ったことがありましたね。

トレードに失敗したとき、普通は損切りしますが、

両建てで損失額が膨らまないようにして
塩漬けしてしまうというものです。

(どうしても戻る見込みがないときは
両建てをいっぺんに決済して実質の損切りとしますが)

ただの塩漬けならば含み損が増大して口座が飛ぶ危険があるものの、
両建てなので損失が膨らまず口座が飛ぶ危険が少なくなるため、

ほったらかしで様子を見て、首尾よく相場が戻ってきたら、
両建てした片方も損益ゼロに近づくので、これを外して、
当初の思惑のほうへ相場が動けば残した片玉を利確するというもので、

口座資金が潤沢であれば、
失敗玉の両建てで様子を見ている間に
新たに別のトレードもすることができて、
資金固定による機会利益の損失もないというものです。

まぁ、トレードが下手だと両建て玉ばかりが増えるので、(笑)
トレードの腕を磨くのが本来と思いますが、

これなどは劇薬性も比較的少なく(笑)
うまくトレードできない人にとっては
まだ使える方法なのかもしれませんね。


さてところで、(ガラリと話は変わります)

個別のランダムな「標本値」に対して、

起こりえることを集合的標本値の偏差で見る確率がありますが、

10年後の特定のAさんの生死を予見することは出来ないけれども、
集合的標本値が多くなればなるほど、
より正確に集合としての死亡率を予測することができるのだそうで、
個々の予見はできなくても、集合での傾向は明確に判る、
ということは面白いですね。

8月20日の東京の午後1時の正確な気温は予測できなくても、
長期間の当該地の気温データがあれば、
28℃〜32℃の範囲では75%とか、
26℃〜34℃の範囲では96%とか判るのですね。

相場でいいますと、次の一瞬のレートの動きは
ランダム・ウォークで判らないけれども、
レートを確率範囲として捉えることはできるわけです。

その確率範囲は動的なもので時間軸の数だけありそうですが、

グッピー氏のGMMA"Guppy Multiple Moving Average"ならぬ
多重EMAとその確率偏差でレートを網で絞るように相場を見る
多重ボリンジャーバンドという手法があります。

レートという名の犯人(笑)の行く手を
確率偏差という何人もの探偵が捜査網を絞るように
捉えようとする探偵物語のような手法ですが、

また長くなりそうですので、
このお話は、いつかまた別の機会といたしましょう。


<お知らせ> 
体力的な事情でしばらくの間、ブログの更新を
週2回(月曜日・水曜日)とさせていただきます。



FX 敗者のゲームのお話

今日から夏季休暇後の仕事始めという方も多いことと思います。
お盆休みも終わってみればあっという間でしたね。
でも世界的にはこれから夏休みのところも多いようです。

<先週10日(月)〜13日(木)までのサマリー>

週明け10日のドル円は前週末の米雇用統計での上昇を
調整する動きがみられました。
英テレグラフ紙の
「英BOEインフレ報告では成長率予想を下方修正の可能性」
との観測報道があり、ポンドが軟調になりました。
NY時間ではドル買い動意となってドルストレートが
軟調傾向となりました。
米CITの破綻観測が再燃しました。
ドル円が97円台を割り込みました。

11日の東京市場では円買い動意にドル円やクロス円が
軟調傾向での推移となりました。
日政策金利は市場予想とおり据え置きとなりました。
ロンドン時間も円高傾向での推移となりました。
ポンドが軟調傾向で推移しました。
ニューヨーク時間も主要通貨ペアは軟調傾向となりました。

12日の東京時間では日経平均やアジア株式市場の軟調も背景に、
ドル円とクロス円が軟調傾向での推移となりました。
ロンドン時間では主要通貨ペアが反発する相場展開となりました。
英BOEインフレ報告では、
インフレの中期見通しは前回報告とほぼ同水準となって、
英GDP見通しは10日の英テレグラフ紙の観測報道に反して
上方修正されましたが、
BOE総裁が利上げ観測は時期尚早との認識を示しました。
ニューヨーク時間でも主要通貨がしばらく堅調に推移しました。
FOMCでは市場予想とおりFF金利は据え置かれましたが、
FOMC声明では、米国債買入額の据え置きとともに、
購入期間が10月末まで遠地要されました。
FOMC発表直後はドル買いとドル売りに揺れる展開となりました。

13日の東京時間では主要通貨ペアが小幅な揉み合いとなりました。
ロンドン時間では主要通貨ペアが堅調傾向での推移となりました。
独仏のGDPや欧GDPが市場予想より強い結果となりました。
ニューヨーク時間では、
米小売売上高や米新規失業保険申請件数が
市場予想より弱い結果となって、
ドル円やクロス円が軟調となりました。
米30年債の入札が好調となって利回りが低下しました。

<先週末14日(金)の主な出来事>

東京時間では
主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いとなりました。
NZの小売売上高(6月)は0.1%、
NZの第2四半期小売売上高は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
豪RBA総裁の半期議会証言では、
「世界経済は改善に向かっている可能性。
豪の輸出と国内需要は強い。
豪の第2四半期GDPは拡大した可能性。
見通しに不透明感があるが将来的に利上げが適切となる可能性。
豪の失業率は8.5%以下の水準でピークとなる可能性。
向こう2四半期は経済が落ち込む可能性も残存。」
などの認識を示しました。
日第三次産業活動指数(6月)は市場層より強い0.1%となりました。
上海株式市場が軟調に推移しました。
日経平均は年初来高値を更新して
前日比+80.14円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となって、ドルストレート通貨ペアが
軟調となった後に反発上昇する相場展開となりました。
スペインの第2四半期GDP速報は
市場予想より弱い−1.0%となりました。
欧消費者物価指数(7月)は市場予想より弱い−0.7%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがしばらく軟調に推移して、
終盤にかけて反発上昇する相場展開となりました。
米消費者物価指数(7月)は市場予想とおりの0.0%、
米消費者物価指数(7月)前年比は
市場予想より弱い−2.1%となりました。
カナダ製造業出荷(6月)は1.9%、
カナダ新車販売台数(6月)は−0.6%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米鉱工業生産(7月)は08年10月以来のプラスとなる0.5%、
米設備稼働率(7月)は68.5%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(8月)は、
市場予想より弱い63.2となりました。
終盤は週末のポジション調整もあったか、
NYダウの下げ幅縮小に伴うように主要通貨ペアが反発しました。
NY原油は下落して67ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−76.79ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日17日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(8月)、
朝8時50分に日第2四半期実質GDP速報、
日第2四半期GDPデフレータ速報、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(6月)、
午後6時に欧貿易収支(6月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(8月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資 6月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
日・米の指標には注目です。

<明日18日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA議事録、
午後2時に日景気先行CI指数(6月 確報)、
日景気一致CI指数(6月 確報)、
午後5時半に英消費者物価指数(7月)、英小売物価指数(7月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(8月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(8月)、
夜9時半に米生産者物価指数(7月)、米住宅着工件数(7月)、
同夜9時半に加国際証券取扱高(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独欧・米の指標には注目です。

そして、今週の8月19日(水)からの主な注目材料は、

19日(水)に、NZ第2四半期生産者物価指数、豪Westpac先行指数、
日全産業活動指数、日工作機械受注、独生産者物価指数、
欧経常収支、英BOE議事録、欧建設支出、加消費者物価指数、
加景気先行指標指数、

20日(木)に、スイス貿易収支、英小売売上高指数、英マネーサプライ
スイスZEW景況感調査、加卸売売上高、米新規失業保険申請件数、
米景気先行指標総合指数、米フィラデルフィア連銀指数、
米財務省による米国債入札予定額の発表、

21日(金)に、独製造業PMI速報、独サービス業PMI速報、
欧製造業PMI速報、欧独サービス業PMI速報、米中古住宅販売件数、
米バーナンキFRB議長の講演、

などがあります。

さて、先週末14日の米鉱工業生産は在庫調整の進展とともに、
米政府による低燃費車の買い替え支援などもあって
9ヶ月ぶりのプラスとなりましたが、ミシガン大学消費者信頼感指数
速報が市場予想より弱い結果となったり、
また。前日13日の米小売売上高や米新規失業保険申請件数も
市場予想より弱い結果となるなど、景気回復にはマダラ模様も
見られるようです。

景気回復期待は先行織り込みがある程度進んでいて、
弱い指標発表に敏感となりやすいとの声もあるようですが、
経済指標の発表で一喜一憂相場となる可能性もありそうです。

また、ドルのポジションが大きく売り持ちに傾斜していた
ことの反動か、先日の米雇用統計の発表では
「米国買い」的なドル買いの動きもあったようで、
株価が上昇すればリスク選好となって
低金利通貨のドルや円が売られやすいというパターンに
変化も見られたようです。

さて、今週のアナリスト予想では、中国株式市場が
ここのところ軟調傾向が見られることから、
景気回復期待がやや後退してリスク回避の円高と見る向きや、
FOMCで金融緩和策の継続が決定されたことで
ドル余剰感によるドル売りと円買いが出やすいと見る向き、
米長期金利が低下すると円が上昇する傾向があって、
米雇用統計以降で米長期金利が低下しているので
円高になると見る向き、また逆に、米国債の入札予定額が
市場予想より大きくなれば需給悪化懸念で米長期金利が上昇して、
日米金利差によるドル買い円売りとなりやすいと見る向き、
など様々のようですが、アナリスト予想では円高と見る向きが
少し優勢となっているようです。


さて今日は、敗者のゲームのお話です。

敗者のゲームとは、原書は"Winning the Loser's Game"で
チャールズ・エリスが著した運用哲学のことです。

原型は1975年の株式投資にかかわるエリスの論文ですが
「敗者のゲーム」にはとても興味深いことが記されています。

1960年代以降の株式市場は、
それまでの個人投資家が大多数で
機関投資家が少数というマーケットの構造が
すっかり変わってしまって、

近年では、機関投資家やファンドや金融機関など
いわゆる「プロ筋」が(売買量では)9割にもなる大多数となり、
個人投資家の市場に占める「比率」が相対的に減少して、

プロ筋でさえ簡単に従来の「勝者のゲーム」のやり方では
マーケットで収益を上げることが困難な
時代となってしまったとのことです。

プロ筋は明晰な頭脳を集めてマーケットに挑戦しますが、

アクティブ運用では、短期間は良いパフォーマンスと
なることはあっても、ある程度長い統計的調査では、
ほぼことごとく、ただインデックス・ファンドに投資している
パフォーマンスに負けて、マーケットに打ち負かされてしまう、
という事実をエリスは様々な資料で示します。

エリスはその理由を明快に解説します。

(機関投資家などプロ筋たちが市場参加者の多くを占める現代では)

「なぜなら、機関投資家そのものが市場となってしまったのだから、
 機関投資家全体としては、自分自身に打ち勝つことが
 できないのだ。」

「数多くの同業者がしのぎを削る機関投資家の世界で
 資産運用はもはや『勝者を目指すゲーム』とはなりえない。
 敗者にならないようにするゲームとなったのである。」

まるで巨大魚がほとんどの池になってしまった
というわけですが、(笑)

エリスはその市場のゲームの特性について語ります。

テニスを統計的に分析したラモー博士の研究を引用して、

「プロはウィニング・ショットで
 得点を勝ち取ることによってゲームに勝つのに対して、
 アマはミスによって得点を失い負けることが多く、
 ミスの少ないほうが勝つ。」

プロのテニスはウィニング・ショットを狙う「勝者のゲーム」で、
アマのテニスは相手のミスで勝つ「敗者のゲーム」であり、

エリスはマーケットはもはや
「敗者のゲーム」となってしまったと説きます。

アマチュア・ゴルフでもトミー・アーマーの言うように

「勝つための最善の方法は、ミス・ショットを
 できるだけ少なくすること。」

なのだそうで、「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」では、
勝ち方が根本的に違うというわけですね。

さて、

為替市場での機関投資家やファンドや金融機関など
いわゆる「プロ筋」と、
私達個人トレーダーの市場に占める比率は判りませんが、

個人トレーダーも参加しているとは言え、
売買量では、プロ筋が多数で個人投資家は少数派である
構図は変わらないようで、

プロ筋が市場そのものとなっている状況であるならば、
為替市場も「敗者のゲーム」となっている可能性がありそうです。

ところで、

為替のトレードも「敗者のゲーム」であるとすると、

いつも同じような時間にチャートを開き、
マーケットに勤務するように、(笑)
難しい状況でも何でもかんでも無理やりトレードしていては、

(いつも同じ時間にトレードに良い状況となっているとは限らず)

せっかくの勝ちトレードでの利益を
無理して行った負けトレードで台無しにしてしまう
ことも少なくないようで、

「いかに負けないようにするか」が大切となりそうですね。

天底を取ったり、上下に振動するスイングを
買いと売りとで波乗りするように
ファイン・プレーで勝とうとすることよりも、

プロ筋が作るトレンドに奴隷のように付き従い、(苦笑)

下落(上昇)トレンドでは、基本的に売り(買い)
だけを選択するようにトレードして、

「勝つことよりも、ミスしないことを第一目標に」

「判らないときは休む」ことをもっぱらとして、

「自身で確信の持てる状況だけをトレードする」
ことが大切となるようで、

これらが、

負けないようにすることが勝つことになる
「敗者のゲーム」で生き残るための
基本指針となるのかもしれませんね。


そしてまた、

チャールズ・エリスは「敗者のゲーム」のマーケットで
他の市場参加者を出し抜く唯一の方法を説きます。

それは、

「他の市場参加者のミスを利用すること」

なのだそうです。(苦笑)

これに習うと、市場参加者のミスの現われでもあるダマシが
絶好の逆方向へのサインとなる場合もありそうですが、

ダマシのダマシとなる上下動の乱高下もあって、(笑)
一筋縄ではいかないことも少なくないようです。

やはり、「敗者のゲーム」なれば、
ダマシを利用して勝とうとするよりも、
ダマシは「そちら方向は違う」ということを認識する
「負けないための活用」までがよく、

トレードの執行ではダマシの後の動きもよく見て
判断していく必要があるのかも知れませんね。


FX デジャヴュのお話

日本の南海上にあった熱帯低気圧が発達して
台風9号となりましたね。

<先週末7日(金)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
トリシェECB総裁が
「警戒を怠ることは出来ない。
ユーロ圏の経済情勢は依然として厳しい状況にある。
フリーフォールは終わったが警戒し続ける必要。
ユーロ圏は国によって異なる状況に直面。」
など見解を示す発言をしました。
オバマ米大統領が
「景気後退の終わりの始まりを迎えつつある。
金融システムは崩壊の瀬戸際を脱した。」
との認識を示しました。
米上院が自動車買い替え支援策拡大法案を可決しました。
豪RBA四半期金融政策報告では、
「追加利下げが必要になる可能性は低下。
持続的な景気回復となれば正常な金融政策に移行。
09年GDP予想は+0.5%に除法修正。
雇用統計は悪化が緩和してきていることを示す。
見通しは不透明だが経済へのリスクは安定してきている。」
などの見解を発表しました。
スイス失業率(7月 季調済)は市場予想とおり3.9%となりました。
日経平均は前日比+24.00円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがやや軟調傾向の揉み合いとなりました。
独貿易収支は122億ユーロ、独経常収支133億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果となりました。
英RBSの1-6月期決算では10.42億ポンドの損失となりました。
中国人民銀行の副総裁が
「中国の金融政策は信頼感と内需の回復を支援。
銀行融資の総量規制を再導入することはない。」
などの認識を示しました。
上海株式市場が前日に続き軟調に推移しました。
英生産者仕入価格(7月)は市場予想より弱い−1.4%となりました。
独鉱工業生産(6月)は市場予想より弱い−0.1%となりました。
カナダ失業率(7月)は市場予想より強い8.6%となりましたが、
カナダ雇用ネット変化率(7月)は
市場予想より弱い−4.45万人となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調となり、ドルストレートが軟調になりました。
米失業率(7月)は9.4%、
米非農業部門雇用者数変化(7月)は−24.7万人と、
ともに市場予想よりかなり強い結果となりました。
米AIGの第2四半期決算では、最終利益が18億2200万ドルとなって、
7四半期ぶりに黒字となりました。
カナダIvey購買部協会指数(7月)は
市場予想より弱い51.8となりました。
IMFが「豪経済は中期的なファンダメンタルにほぼ一致。
豪経済は他国よりも金融危機の影響が少ない。
積極的な政策行動が経済の落込みを限定化。
2010年の豪経済成長見通しは1.5%。
豪は必要な場合に追加景気策を実施できる強い状況。
豪は経常赤字と短期的対外債務がリスク。」
などの見解を発表しました。
米ホワイトハウスが
「失業率は年内に10%に達すると依然として予想。」
との見解を発表しました。
オバマ米大統領が
「米雇用統計は最悪期を過ぎたことを示唆している可能性。」
との認識を示しました。
米消費者信用残高(6月)は
市場予想より弱い−103億ドルとなりました。
NY原油は70ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+113.81ドルで取引を終えました。

<週はじめゴトウ日の10日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際貿易収支(6月)、日経常収支(6月)、
日機械受注(6月)、
午後1時半に日企業倒産件数(7月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査 現況判断DI(7月)・
先行判断DI(7月)、
午後3時に日工作機械受注(7月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(6月)、
などの経済指標が発表されます。
また、東京時間午前中に発表予定の
中国消費者物価指数が注目されます。

<明日11日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(7月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(7月)、
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は据え置き)
午後2時に日消費者態度指数(7月)、
午後3時に独消費者物価指数(7月 確報)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時半に英商品貿易収支(6月)、英DCLG住宅価格(6月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(7月)、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性、
米2四半期単位労働費用、
夜11時に米卸売在庫(6月)、米IBD/TIPP景気楽観指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
また、東京時間午前中に発表予定の中国貿易収支も注目されます。

そして、今週の8月12日(水)からの主な注目材料は、

12日(水)に、日国内企業物価指数、豪Westpac消費者信頼感指数、
中国小売売上高、中国鉱工業生産、日鉱工業生産、日銀月例報告、
英失業率、欧鉱工業生産、英BOE四半期インフレ報告、米貿易収支、
加国際商品貿易、加新築住宅価格指数、米月次財政収支、
米FOMC・声明、

13日(木)に、豪消費者インフレ期待、スイス生産者輸入価格、
独第2四半期GDP速報、欧ECB月例報告、欧第2四半期GDP速報、
米小売売上高、米輸入物価指数、米新規失業保険申請件数、
米企業在庫、30年債入札、米ウォールマート決算発表、

14日(金)に、NZ小売売上高、豪RBA総裁の議会証言、
日銀政策会合議事録、日第三次産業活動指数、
仏第2四半期非農業部門雇用者速報、欧消費者物価指数、
米消費者物価指数、加製造業出荷、加新車販売台数、米鉱工業生産、
米設備稼働率、米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
(米国債償還直前日)、

などがあります。

さて、先週末7日の米雇用統計では、米主要企業のリストラの
ピークが過ぎたためか、米失業率(7月)が9.4%、
米非農業部門雇用者数変化(7月)が−24.7万人と、
ともに市場予想より強い好結果となりました。
そして、オバマ米大統領が「雇用統計の結果は最悪期を
過ぎたことを示唆」するとの認識を示して、
ドルが堅調に推移することとなりました。

この米雇用統計の結果に米政府公認ディーラーでは
「FRBの国債買入規模の拡大はない。」との見解が87.5%、
「ターム物資産担保証券貸出制度の延長はある」との見解が86.7%、
米GDPがプラス成長に転じる時期は
09年第3四半期との見解が93.8%となったとのことです。

一部では12日のFOMC声明で「国債買入休止もしくは次期での示唆」も
考えられるとして、金融緩和政策の解除の出口戦略の一歩が示される
可能性もあるのではないかとの思惑も台頭してきたようです。
まだ時期尚早と思われますものの、そうなった場合は
相場が大きく動く可能性を秘めているだけに、
一応の可能性は警戒する必要もありそうです。

また、米ホワイトハウスが「失業率は年内に10%に達すると
依然予想。」との見解を発表するなど、
アナリストの多くも失業率のピークは09年第4四半期となる
との見方が多数を占めているようです。

さて、今週のアナリスト予想ではドル高と見る見解が大多数と
なっているようですが、一部には楽観論への行き過ぎを警戒する
向きもあるようです。
また、日輸出企業も今週から夏休みに入るところが多く、
ドル円は下がりにくい時期となっているとの見解もあるようです。

経済指標によって揺れる展開もありそうで、
12日のBOE四半期インフレ報告と深夜の米FOMC、
13日の欧第2四半期GDP速報と米小売売上高、
14日の米鉱工業生産と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
などが注目されます。

夏季休暇の時期でもあり、揉み合いと市場の薄みでの大玉で
揺れる展開となる場合もありそうです。


さて今日は、デジャヴュのお話です。

デジャヴュ"Deja vu" とは、「既視感」という意味ですが、

過去に行ったことがないはずの風景を見たときや、
会話の1シーンなどで

「このシーンはどうも一度見たことがあるような気がするなぁ。」

と、あたかも記憶が呼び覚まされるように感じることがありますね。

超常現象として捉えられる場合もあるようですが、
心理学的には記憶異常として扱われているようです。

一部ではある程度ストーリー性のある
短編動画のようなデジャヴュもあるようですが、

まぁ、ほとんどが写真に切り取られたような
1つのシーンとして一度見たような気がするだけで、

「この人がこう言ったのはデジャヴュとして記憶にあるけど、
 その後、どういう展開になったんだっけなぁ…。」

と、その後の展開はわからないということが
ほとんどのようですね。(笑)

ところで、

相場でも過去と現在のチャートの状態が酷似することがあって、

デジャヴュというわけではないですが、(苦笑)
古来からヘッド&ショルダーやペナントやフラッグなどの
チャートパターンが研究されてきました。

また、伝統的なチャートへの直線の書き込みでの
チャートパターン認識だけではなく、

近年になって、レートの曲線的な動きそのものを
類似型のパターンとして見ていく方法も
研究されていているようです。

最近では、伊藤忠グループのFXプライムさんで
本口座を持っている人に「ぱっと見テクニカル」という、
データから自動的に過去の類似したチャートを探し出して、
将来の相場をチャート上に予測表示する新ツールが提供されていて、
参考になると活用されているトレーダーも多いようですね。

私のブログにも書き込みをいただき、
チャートパターンで相場を予測するツールが
とても役に立っているとご紹介いただきました。


さて、話はガラリと変わりますが、(笑)

とても興味深いお話が日経新聞のコラムに載っていました。

「1993年、今年と相似?」と題したものですが、

1993年と今年の状況が気持ちの悪いくらい、(苦笑)
あまりにも似ているというものでした。

日本のバブル崩壊後の1993年、
金融不安が一巡して日経平均が株価が回復。

そして、政府が景気の下げ止まりを宣言しました。

一方で冷夏や(短期的な意味ではない)円高などが
企業収益や個人消費にマイナスの影響を与えていました。

政権も交代しましたが、経済情勢が急展開する中で
新政権もその運営に難しさがあったようです。

(ちなみに1993年当時の細川新政権の場合では
比較的短命の9ヶ月で終わりました)

特に日経平均の推移が酷似しているとのことで、

1993年は1月に16,000円つけて以降、
景気回復期待から急速に上値を追い、
5月に21,000円台となりましたが、

今年2009年は3月に7,000円台であった日経平均が、
6月に10,000円台を回復していて、

両年とも金融不安の後退が株高の契機となりました。

1993年当時は住専への公的資金注入で
バブル崩壊後の危機意識が和らぎ、

経済活動の水準が低く、下振れリスクは抱えていたものの、

今年と同様に、在庫調整の進展と公共投資の積み増しで、
景気の下げ止まり感が出て、

当時の細川政権が「景気の底入れ」の宣言をしたのですが、

しかしその後、

冷夏による個人消費の低迷や、円高で企業収益は伸び悩みとなり、
当時の細川政権は「景気底入れ宣言を撤回」することとなって、

規制緩和などの対策を講じましたが目立った効果はなく、
細川政権当時では、発足後3ヶ月で
株価は26%も下落してしまいました。

後の部分の政権については今年のこの後、
どうなるかはわかりませんが、

背景的状況はどうも似ているような気もしますね。

「こら、何を言う。景気が世界的に回復してきているときに、
 水を差すような縁起でもないことを言うなよ!」

と、怒られそうですが

1993年と2009年は今のところ
共通点があることは完全に否定も出来ないのかもしれません。

経済の中に生きる人として

「あははっ。やっぱりただのそら似だっただけじゃないか。
 世界は100年に1度の経済危機を乗り切ったのだよ。
 歴史がいつも繰り返すとは限らないのさ。」

という結末となって欲しいものですが、

でも、今年のここまでのストーリー展開は、
なんとなく不気味なところもあるようで、
稀にあるという未来記憶のような予見のデジャヴュと
ならないことを願いたいものです。


<お知らせ>
8月12日(水)・14日(金)のブログの更新は
お盆でお休みとさせていただきます。



FX マーケットからのメッセージのお話

ビル・クリントン元米大統領が訪問していた北朝鮮が
米国人女性記者ローラ・リンさんとユナ・リーさんの2人を解放して
元大統領と女性記者2人がロサンゼルスに到着しましたね。

<一昨日5日(水)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円など主要通貨ペアが揉み合いの後に軟調傾向となりました。
豪財務相が
「低金利が景気回復を支援。
豪経済は企業投資の低下や失業率上昇など課題に直面。」
などの認識を示しました。
カナダ首相が
「不況は底打ちした可能性があるが、まだ一時的。
失業率が上昇する可能性。」
などの見解を表明しました。
英ネーションワイド消費者信頼感(7月)は
市場予想より強い60となりました。
豪貿易収支(6月)は3ヶ月連続のマイナスながら、
市場予想より強い−4.41億豪ドルとなりました。
アジア株式場が軟調となりました。
日経平均は前日比−122.48円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円など主要通貨ペアが反発する展開となりました。
ポンドが堅調に推移しました。
独サービス業PMI(7月 確報)は
市場予想よりやや弱い48.1となりました。
欧サービス業PMI(7月 確報)は
市場予想よりやや強い45.7となりました。
英サービス業PMI(7月)は市場予想より強い53.2となりました。
英鉱工業生産(6月)は0.5%、英製造業生産高(6月)は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
欧小売売上高(6月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。
中国人民銀行が
「緩和的な金融政策を維持。経済の強い示唆は増加。
外需は弱い。民間投資は強い。
主要通貨の動向を見て人民元の柔軟性を高める方向。」
などの見解を発表しました。
仏ソシエテ・ジェネラルの第2四半期決算では、
最終利益が前年同期比52%減となる3億900万ユーロとなりました。
英ロイズ・バンキング・グループの1-6月期決算では、
31億2400万ポンドの最終損失となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が下落した後に軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
米チャレンジャー人員削減数(7月)は前年比で−5.7%となりました。
米ADP雇用統計(7月)は市場予想より弱い−37.1万人になりました。
英NIESRのGDP予想(7月)が前倒し発表されて−0.4%となりました。
米ISM非製造業景況指数(7月)は市場予想より弱い46.4、
米製造業受注指数(6月)は市場予想より強い0.4%となりました。
S&P500でAIGの株価が上昇しました。
NY原油は71ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−39.22ドルで取引を終えました。

<昨日6日(木)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが下げてしだいに反発する展開となりました。
NZ第2四半期失業率は2000年第3四半期以来の水準となる
市場予想より弱い6.0%となりました。
豪新規雇用者数(7月)は市場予想より強い3.22万人、
豪失業率(7月)は5.8%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
日景気先行CI指数速報(6月)は4ヵ月連続の改善となって、
市場予想よりやや強い79.8となりました。
日景気一致CI指数速報(6月)は市場予想より弱い87.8となりました。
くりっく365での「円買いドル売り」の持ち高が
過去最大の10億ドルを超えました。
アジア株式市場はまちまちながら、
上海株式市場が軟調となりました。
豪株式市場は堅調となりました。
日経平均は3月のバブル後最安値から47%の上昇となる
年初来高値を更新して、前日比+135.56円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりましたが、
その後、ポンドが急落しました。
独製造業受注(6月)は市場予想よりかなり強い4.5%となりました。
独コメルツ銀行の第2四半期決算発表では、
最終損益が7億4600万ユーロの赤字となりました。
英BOE政策金利の発表では
市場予想とおりの0.50%で据え置きとなりましたが、
資産買入プログラムの規模を
1750億ポンドに拡大することを発表しました。
英BOE声明では
「金融市場の状況は改善したが脆弱。
家計と企業の信頼感は好転。
景気後退は以前考えていたよりも深刻。
英BOEは購入する英国債の種類を拡大する必要。」
などの見解を発表しました。
ポンドが急落しました。
欧ECB政策金利は市場予想とおり1.00%で据え置きとなりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動しながらも堅調傾向で推移して、
ドルストレートは軟調傾向の揉み合いとなりました。
終盤、ドル円がやや軟調となりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い55.0万件となりました。
カナダ住宅建設許可(6月)は市場予想より強い1.0%となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「現在の政策金利は適切。インフレ期待は抑制。
経済縮小ペースは鈍化。09年末まで経済活動は弱い可能性。
2010年には緩やかに回復となる見通し。
信頼感は上方リスクへ。銀行融資は低調。
世界的に景気底入れの兆候が増加。
各国政府は財政面で現実的な出口戦略を準備すべき。
ECBは見通しに対する警戒を緩めず。
失業率が大幅に増加する可能性。
2010年のGDP予想変更には時期尚早。」
などの見解を発表しました。
オバマ米大統領が
「失業率はやがて10%を超えると確信。」
との認識を示しました。
NY原油は72ドルに迫るあたりで取引を終えました。
NYダウは前日比−24.71ドルで取引を終えました。

<週末の今日7日(金)の主な予定>

午前10時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時45分にスイス失業率(7月 季調済)、
午後3時に独貿易収支(6月)、独経常収支(6月)、
午後5時半に英生産者仕入価格(7月)、英生産者出荷価格(7月)、
午後3時56分に仏貿易収支(6月)、
午後7時に独鉱工業生産(6月)、
午後8時に加雇用ネット変化率(7月)、加失業率(7月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(7月)、米失業率(7月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(7月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・加・米の指標には注目です。

さて、過熱感もささやかれる中、景気先行回復期待で
新興国・資源国に投資マネーが向かい、
豪ドルが対ドルで昨年9月下旬以来の高値となったり、
南アフリカランドが対ドルで約1年ぶりの高値をつけ、
ブラジルレアルが対ドルで11ヶ月ぶりの高値をつけるなど、
新興国・資源国の通貨が中期的に上昇傾向にあるようです。
また、インドネシアが0.25%の利下げをしましたが、
今後は新興国・資源国が利上げに転じていくのではないか
との見方が早くも浮上してきているとのことです。

また、景気回復期待が根強いものの、
米ISM非製造業景況指数(7月)が市場予想より弱い46.4となったことや
米ADP雇用統計(7月)が市場予想より弱い
−37.1万人となっていることから、
景気回復のずれ込みの可能性を指摘する声もあるようです。

さて、米主要企業の第2四半期決算もヤマバを超え、
景気回復期待を先行織り込みしている市場ですが、
5日の米ADP雇用統計後の市場反応では、
強気一辺倒ではなく悪い指標発表には
ナーバスに反応することも覗えて、
政策効果で回復してきた経済回復の勢いを
雇用や消費の改善につなげるサイクル入りできるのか、
週末の今日7日の米雇用統計の結果が注目されます。

米雇用統計の結果次第ながら、前月7月の米非農業部門雇用者数では
市場予想を10万7000人も減となるサプライズであっただけに、
景気回復が本格的に好サイクル入りするか、
あるいは早期に好循環に入ることができなければ、
国債の大量発行による金利上昇により
米経済が悪影響を受けていくのか、
はたまた夏季休暇を控えた手仕舞いの契機となるのか、
大きな相場の節目となる可能性もありそうです。


さて今日は、マーケットからのメッセージのお話です。

昔々のその昔、昭和の高度経済成長の時代、
当時は演歌や歌謡曲が流行していたものですが、
バーブ佐竹さんという歌手がいました。

2003年に故人となられましたが、
北海道は釧路市の出身で、
第7回レコード大賞新人賞を受賞したことのある人です。

厳(いか)ついお顔ながら(笑)
ムード歌謡というジャンルの歌だったと思いますが、

「どうせ、私を騙すなら〜、騙し続けて欲しかったぁ〜。♪」

とのフレーズの「女心の歌」が当時はヒットしたものでした。

まぁ、いつの世もプレーボーイ諸君には困ったもので、
古今にわたり女性は苦労しているようです。

さて、

相場でもダマシというものがありますね。(苦笑)

「チクショー!
 レジスタンスを上抜けたと思ってロングしたら、
 どこかで俺のエントリーを見ていたかのように、
 ポジッたとたんに売り方の攻勢が増して急反転で損切りだよ。
 まったく、嫌になっちまうぜ。」

「あら〜。なんでぇ〜。
 レンジが続くと思ってレンジの上限で逆張りしたら、
 レンジを破って相場がどんどん行っちゃったわ。」

ほんとうにダマシには困ったもので、
ダマシは多くのトレーダーにとって宿敵となるものですね。

ところで、

絶対はないと言われる相場ですが、

「どんなに強いトレンドでも永遠に続くものはただの1つもなく、
 また、どんなに長く固そうなレンジでもいつかは必ず破られる」

ということは間違いがないようです。

ある著名な元ファンドのチーフ・トレーダーであった方が
投資の教育をされているですが、

生徒さんから、
レジスタンス・ラインなど抵抗線の有効性について問われたとき、

「破られるまでは有効です。」

と答えていました。

まぁ、聞き方によっては

「おいおい、バカにしているのか?
 ふざけるなよ!」

という感じですが、(苦笑)

簡単な言葉ながら、
この言葉にはとても重要な意味がこめられているようです。

よく「相場のことは相場に聞け」と言われますが、

ダマシにも効用があって、
ダマシは相場自身が語るメッセージである場合があります。

強いトレンドでのトレンドラインや移動平均線を
レートが逆方向へ突き破ったということは、

「トレンドが終焉したり、トレンドが変わるかも知れないですよ。」

というマーケットのメッセージであることもあり、

いつ果てるかもしれなく長く続いていたレンジや
固く越えられないと思われていた歴史的な重要チャートポイントを
レートが突き破っていったときは、

「重要なポイントを突き破るほどの
 それだけ強い動意が生じて、
 その方向へのトレンドが発生したかも知れないですよ。」

というマーケットのメッセージであることもあるようです。

「あははっ。何だって?
 そんなありきたりの教科書的なことは百も二百も承知だよ!
 そんなんで、トレードできりゃ苦労はしないぜ。
 レンジを抜けてブレークしたかと思ってエントリーしたら、
 とたんにレートが逆に動いたりすることがあって
 そのダマシに苦労しているんじゃないか!」

「それも、メッセージなのですよ。」

「??!!」

「エントリーのタイミングが早いか、まだレンジが続くのか、
 あるいは今はあなたのその手法が通用しない相場の状態か、
 あなたのトレードがよくないという、
 マーケットからあなたへのメッセージである場合があります。」

「えっ? ダマシが俺様のトレードへのメッセージだって?」

「はい。たとえばインサイドデイなのに
 ブレークばかりを狙ってはほとんどことごとくやられますし、
 逆に、アウトサイドデイに逆張りばかりをやりますと
 痛い目にあうことがあります。
 その日が終わってみないと判らない
 インサイドデイなのかアウトサイドデイなのかを
 ダマシはその日の過程で教えてくれることがあります。」

「でも、ブレーク狙いがダマシで否定されたと思って、
 逆方向にエントリーしても、それもまたダマシにあって
 上もダメ、下もダメで、
 往復ビンタを食らうこともあるじゃないか!」

「それもメッセージである場合があります。」

「???」

「今は浮動のある状態でトレードすべき時ではない、
 トレードを休むべき時である、
 というマーケットのメッセージである場合があります。」

「うーん…。
 じゃぁ、良いメッセージもあるのかよ。」

「エントリーして利が乗ったら
 マーケットからの良いメッセージである場合があります。」

「あははっ。ついに出たな。後付(あとづけ)解釈!
 そんなの結果論じゃないか。
 エントリーの前にダマシにあわないようにしたいと
 言っているんじゃないか。」

「打診売買というのをご存知ですか?
 クサビを入れるということをご存知ですか?」

「………??」

「その時点で可能性の高いトレードの方向
 というのはありますが、
 相場を100%当てれる人は恐らく1人もいません。
 プロとて同じです。」

「………。」

「チャートを見て思考実験的なトレードもある程度可能ですが、
 現実にマーケットに参加してポジションを持たないと
 肌や感情で感じられない感覚もあります。
 たとえば、他人のケンカの高見の見物をしているときと、
 自分自身がケンカしているときでは得れる感覚が全く違うのです。」

「………?」
 
「現実にマーケットに参加して初めて感じることの出来る
 感覚を得るためや、また、その日の自身の相場観や
 手法とマーケットの整合を試すために、
 あたかもスポーツでのウォーミングアップをするように
 プロの一部では打診やクサビのための小さなポジションを入れて、
 マーケットからのメッセージを得ようとすることがあるのです。」

「………。」

「ほんの小さなポジションを立てることによって
 ダマシとなるか、利が乗るかの
 マーケットからのメッセージを受け取って、
 それからその日の本格的なトレードをしようというわけです。」

「………。」

「もしかしますと、あなたはトレードで
 なんとか全て勝とうとしているのではありませんか?
 だから、騙されまいと、エントリーもビビるのでしょう?」

「おいおい。静かな口調で
 ハートにズキンとくるようなことを言いやがるね…。
 負けようと思ってエントリーするワケがないじゃないか。
 そりゃぁ、全て勝とうと思ってトレードしているさ。」

「ほんの小さな建て玉でマーケットに打診をするのならば、
 そんなに騙されはしないかとビビって構えることはないのです。
 ブレークし始めたら、ルールに則り
 あれこれ考えずに小さく玉を建ててみればよいのです。
 ダマシとなって、『あなたは間違っている』という
 マーケットからのメッセージを受け取ったら、
 メーセージ代やテスト代として損切ればよいだけのことです。
 小さな建て玉なら気持ちよく損切りも出来るというものです。」

「………。」

「そしてもしも、利が乗って、
 マーケットから良いメッセージを受け取ったら、
 はじめから大きく建て玉しときゃよかったなどと悔しがらずに(笑)
 増し玉をすればよいのです。」

「ふーん。そんなもんかねぇ。
 そんなふうに考えりゃ、ダマシも効用ってわけか…。
 ごく小さく建て玉してその日の相場の具合を
 実地テストするわけだな。
 でも、利が少し乗ってから追撃するのも、
 追撃したとたんにダマシにあうこともあるのでは?」

「それもマーケットからのブレーク不発のメッセージとなります。
 本物のブレークなら、短期トレードでも100Pips以上動くことが
 それほど珍しいことではありません。」

「………。」

「トレーダーの中には、打診売買によってダマシを確認して、
 ブレークがダマシとなったなら、逆方向へのブレークアウトを狙う
 『ダマシのブレークアウト』という手法でトレードする人や、
 テクニカル的には完璧に近いのに、ダマシとなっときに
 『パーフェクト・フェイラー』と呼んで、
 相場の異変の早期の察知や、トレンド転換のセンサーとして
 扱っているトレーダーも一部にはいるようですよ。」

スキャルピングような超短期トレードでは
使えない場合もあると思いますが、

デイターム以上のタームでのトレードで、
経済指標発表時のトレードではない、
いわゆるザラ場でのトレードでは、

ごく小さな建て玉での打診売買やクサビ打ちで、
マーケットからのメッセージを聞いてみるのも
ひとつの実戦的な戦術となる場合もあるのかもしれませんね。

また、今日の負け分をはじめに負けておけ、
といわけではありませんが、(苦笑)

その日のリアルトレードの前に
デモトレードでその日の感触を実地的に試してから、
リアルトレード入るという方法もありそうです。

さて、

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラは、
その著書「デイトレード」の中でこう記(しる)しています。

「充分に知識を持たない初心者は、
 たとえば支持線などのテクニカルが
 うまく機能しなかった場合に、テクニカル分析は信用できず、
 使えないといった誤った認識を持つが、
 これは大きな間違いである。」

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、
 突然、下抜けしたとしよう。
 しかし、それは支持線の概念が機能しないことを
 示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、
 テクニカル分析の概念として、
 最も価値のあるメッセージなのである。」


FX 8月相場のアノマリーのお話

日本の裁判に新たな歴史を刻む裁判員裁判の審理が、
裁判員法の成立から5年余を経てスタートとなりましたね。

<一昨日の週はじめ3日(月)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
豪財務相が
「RBAによる将来的な金利引き上げは明白なことである。」
との認識を示す発言をしました。
日自動車販売台数(7月)は前年比で−4.2%となりました。
日経平均は前週末比−4.36円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが一時軟調となるも、その後は堅調に推移しました。
英バークレイズの1-6月期決算では、
市場予想より弱かったものの純利益が18億8800万ポンドと
前年同期比9.9%増となりました。
英HSBCの1-6月期決算では、
純利益が33億4700万ドルと前年同期比57%減益となりました。
独小売売上高指数(6月)は市場予想より弱い−1.8%となりました。
スイスSVME購買部協会景気指数(7月)は
市場予想より強い44.3となりました。
独製造業PMI確報(7月)は市場予想より強い45.7となりました。
欧製造業PMI確報(7月)は市場予想より強い46.3となりました。
英製造業PMI(7月)は市場予想より強い50.8となりました。
格付け会社のフィッチが
スペインの長期発行体デフォルト格付けを
AAAとして、見通しを安定的と発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
米ISM製造業景況指数(7月)は48.9、米建設支出(6月)は0.3%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
S&P500が2009年11月以来となる1000台乗せとなりました。
独財務省が「経済活動の上向く兆候が拡大している。」
との見解を発表しました。
米証券取引委員会がメリルリンチ買収に関する虚偽報告の疑いで
バンク・オブ・アメリカを提訴しましたが、
その後、3,300万ドルで和解となりました。
米ホワイトハウスが
「米国において今後さらに数十万人の雇用が失われる可能性。」
との見解を発表しました。
NY原油は71ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比+114.95ドルで取引を終えました。

<昨日4日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
豪財務相が「豪は他国に比べて金融政策での行動の余地がある。
豪経済は少しずつポジティブな兆候が増えてきている。
豪政策金利は世界の金利に沿って上昇する。」」
との認識を示す発言をしました。
豪小売売上高(6月)は市場予想より弱い−1.4%となりました。
豪第2四半期住宅価格指数は市場予想より強い4.2%となりました。
豪ドル米ドルやポンドドルが年初来高値を更新しました。
豪RBA政策金利は市場予想とおり3.00%の据え置きとなりました。
豪RBA声明では
「一段の金融緩和余地の文言を削除。
世界経済の下振れリスクは薄らぎ安定に向かっている。
米経済が転換点に近づいている可能性。
ここ数ヶ月の中国の経済成長は力強い。」
などの見解が発表されました。
BNBバリバの第2四半期決算では、
売上総利益が市場予想より強い40.6億ユーロ、
純利益が前年同月比6.6%増となる16億4000万ユーロとなりました。
UBSの第2四半期決算では、
純損失が市場予想より弱い140億スイスフランとなりました。
日経平均は午前中の上げ幅を縮小して
前日比+22.54円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調傾向での推移となって、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
スイス消費者物価指数(7月)は
市場予想より弱い−0.7%となりました。
英建設業PMI(7月)は市場予想より強い47.0となりました。
欧生産者物価指数(6月)は市場予想より強い0.3%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円が反発する展開となりました。
米個人支出(6月)は市場予想より強い0.4%となりました。
米個人所得(6月)は−1.3%、
米PCEデフレータ(6月)は前年比で−0.4%と
統計開始以来のマイナスとなって、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
米中古住宅販売保留(契約ベース中古住宅販売 6月)は
市場予想よりかなり強い3.6%となりました。
カナダ財務相が
「経済には勇気付けられる兆候がある。
しなしながら、カナダドルの対米ドルでの急変動を懸念。
数ヶ月間は失業率が上昇する可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
カナダドルが軟調となりました。
NY原油は71ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+33.63ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の今日5日(水)の主な予定>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(7月)、
午前10時半に豪貿易収支(6月)、
午後4時55分に独サービス業PMI(7月 確報)、
午後5時に欧サービス業PMI(7月 確報)、欧複合PMI(7月)、
午後5時半に英鉱工業生産(6月)、英製造業生産高、
英サービス業PMI(7月)
午後6時に欧小売売上高(6月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(7月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(7月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(7月)、米製造業受注指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。
また、ソシエテ・ジェネラル(午後2時予定)と
ロイズ・バンキング・グループ(午後3時予定)の
決算発表が予定されています。

<明日6日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期失業率、
朝8時01分に英NIESRのGDP予想(7月)、
午前10時半に豪失業率(7月)、豪新規雇用者数(7月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(6月)、日景気一致CI指数速報(6月)
午後7時に独製造業受注(6月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半にトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可(6月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・欧・米の指標には注目です。
また、米AIGの第2四半期の決算発表が予定されています。

さて、日米欧の株価指数が年初来高値を更新するなど、
世界的な株式市場の堅調にリスク選好度が高まり、
円安ドル安の動意となって、豪ドルやポンドで年初来高値を更新して
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調傾向での推移となっています。

一方、報道によりますと、2日にグリーンスパン前FRB議長が
「米住宅価格は、今後一段と下落する可能性がある。」との
認識を示したり、格付け会社のムーディーズが
ニュージャージー州の格付け見通しをネガティブに引下げたり、
英HSBCの1-6月期決算では融資焦げ付きの拡大により前年同期比で
純利益が57%減少するなど、回復基調にはまだら模様も
見え隠れしているようです。

さて、今週半ばから後半は5日の米ADP雇用統計や
6日の英欧政策金利の発表とトリシェECB総裁記者会見、
そして週末の米雇用統計と、イベントが続き、
また世界的な夏季休暇時期もはじまりますので、
上げ潮ムードではありますが、調整の動きにも
一応の注意をしてトレードしていきたいものです。


さて今日は、8月相場のアノマリーのお話です。

アノマリー"anomaly"とは、
合理的に説明の難しい事象のことですが、

「そんなの迷信や偶然だよ。」

と簡単に切って捨てることはできないようです。

たとえば、

道に10円玉が落ちていることはよくあることですが、(笑)

もしもそれが、10枚直線で並んでいたり、
3枚重ねで等間隔で並んでいたりしたならば、

わけのわからないイタズラのようでもありながら、
なんとなく不気味で、何か意味有り気(げ)ではありますね。

そのようなことが相場でもあることが知られています。

8月相場のアノマリーです。

例えばドル円では、過去を振り返りますと、

1972年〜1990年の18年間の月足での
陰線出現率は8月が突出していて78%と最も高く、

2001年〜2007年の月足では、
2006年を除いて全ての年で8月が陰線で、

昨年の8月は月足で陽線であったものの、
それまでの戻り反発が、
上ヒゲを出して再下降となりはじめて、
リーマンショックへと向かう転換点の月となりました。

また、これら月足での8月の陰線は、

「月初高、月末安」で「お盆あたりが転換点」

となっている特長があるそうです。

これらはもしかしますと、お盆なので、
お化けの仕業(しわざ)かもしれませんが、(冗談)

「米国債償還の9月中間期末が近いからではないのか。」

などとも言われていますけれども、
なかなか合理的な説明を出来るまでには至っていないようです。

そのほか、

なぜか8月は何がしかの事件が勃発しやすい傾向もあるようです。

古くはニクソン・ショックも8月でしたし、
1990年のイラクのクウェート侵攻も8月でしたし、
また、1998年のロシア通貨危機も8月でした。

さて、

為替市場では貿易などの実需筋による
輸出で得たドルを円に換えたり、
輸入のために円をドルに換えるなどの
手仕舞いの反対売買のない「一方通行の取引」もありますが、

為替市場の取引の90%ほどは
仮需による投機的な売買であるとも言われていまして、

その投機によるほとんどのポジションは、
保有期間の長短こそあれ、

利益確定や損切り際して、

「買われた建て玉は、必ず手仕舞いで売られる」
「売られた建て玉は、必ず手仕舞いで買われる」

という手仕舞いでの反対売買がありますので、

「欧米勢の夏季休暇」
「日本の盆休」
「年度中間期末」

などを前にすれば、

「玉を持っていちゃ、ゆっくり休んでもいられない。
 休暇前には手仕舞いをしておこうか。」

というのも、人の動かす相場なればありえることのようで、

もしかしますと、8月のアノマリーは

休暇を前にしたトレーダー達のいったんの手仕舞と、
休暇後の新たな狙いでの仕込みによるものなのかもしれませんね。

今年の8月も例年のようなアノマリーとなるのかは判りませんが、

夏のお化けの仕業(しわざ)ならずとも、(笑)

相場の潮目が変わることが多い8月相場のアノマリーにはご用心。


FX パラメーターとロバスト性のお話

金融庁で検討されていたFX取引証拠金倍率(レバレッジ)ですが、
意見募集では709団体・個人の90%が反対したものの、
「2010年8月に50倍、2011年8月に25倍」と2段階移行することに
正式決定となったそうですね。(日経新聞8月1日)

<先週末31日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円がやや軟調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートがやや堅調傾向の揉み合いとなりました。
オバマ米大統領が「第2四半期のGDPは落込みが縮小するが
引き続き失業率が問題として示される。」と発言しました。
英GFK消費者信頼感調査(7月)は
市場予想より弱い−25となりました。
日失業率(6月)は市場予想より弱い5.4%となりました。
日全国消費者物価指数(6月)は、
前年比で市場予想とおりの−1.8%となりました。
日住宅着工戸数(6月)は前年比で市場予想より弱い−32.4%、
日建設工事受注(6月)は前年比で−28.0%となりました。
日経平均は前日比+191.62円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調に転じて、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
米ゴールドマン・サックスが
ドル円の105円超で買いを推奨しました。
欧消費者物価指数速報(7月)は前年比で市場予想より弱い−0.6%、
欧失業率(6月)は市場予想より強い9.4%となりました。
スイスKOF先行指数(7月)は市場予想より強い−0.99となりました。
格付け会社のフィッチが英国の格付けをAAAに据え置き、
見通しを安定的としました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が下落して、ドルストレートが一時軟調となった後に
上昇する展開となりました。
米第2四半期GDP速報は市場予想より強い−1.0%、
米第2四半期個人消費速報は市場予想より弱い−1.2%、
米第2四半期コアPCE速報は市場予想より弱い2.0%となりました。
また、各当該米指標の前回値が下方修正されました。
カナダGDP(5月)は市場予想より弱い−0.5%となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(7月)は、
08年9月以来の水準となる市場予想より強い43.4となりました。
IMFが「米生産の急激な落込みは終息に向かっているが、
2010年第2四半期までは持続的成長とならない可能性。
米ドルは金融危機の逃避買いでやや過大評価の状況。
リスクは悪化方向にあり、潜在的な成長はかなりの期間、
過去の趨勢を大幅に下回る可能性。
景気が悪化した場合は金融緩和維持と追加刺激策を検討すべき。」
などの見解を発表しました。
米ホワイトハウスが「経済状況は改善しているが、
雇用統計では多くの失業が報告される見通し。」
との認識を示しました。
NY原油は上昇して69ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+17.15ドルで取引を終えました。

<週はじめ8月3日(月)の主な予定>

午前10時半に日勤労統計(6月)、
午後2時に日自動車販売台数(7月)、
午後3時に独小売売上高指数(6月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(7月)、
午後4時55分に独製造業PMI(7月 確報)、
午後5時に欧製造業PMI(7月 確報)、
午後5時半に英製造業PMI(7月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(7月)、米建設支出(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
今日はシドニーとトロント市場がお休みです。
また、英国のHSBCとバークレイズの
第2四半期決算が発表予定です。

<明日4日(火)の主な予定>

午前10時半に豪小売売上高(6月)、豪第2四半期住宅価格指数
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時15分にスイス消費者物価指数(7月)、
午後5時半に英建設業PMI(7月)、
午後6時に欧生産者物価指数(6月)、
夜9時半に米個人所得(6月)、米個人支出(6月)、
米PCEデフレータ(6月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
また、仏BNPパリバとスイスUBSの
第2四半期決算が発表予定です。

そして、今週の8月5日(水)からの主な注目材料は、

5日(水)に、英ネーションワイド消費者信頼感、豪貿易収支、
独サービス業PMI、欧サービス業PMI、英サービス業PMI、
ソシエテ・ジェネラル決算発表、ロイズ決算発表、英鉱工業生産、
英製造業生産高、欧小売売上高、米ADP雇用統計、
米ISM非製造業景況指数、米製造業受注指数、

6日(木)に、NZ第2四半期失業率、英NIESRのGDP予想、
豪新規雇用者数、豪失業率、日景気先行CI指数、日景気一致CI指数、
独製造業受注、英BOE政策金利、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、加住宅建設許可、
米新規失業保険申請件数、米AIG決算発表、

7日(金)に、豪RBA四半期金融政策報告、スイス失業率、独貿易収支、
独経常収支、RBS決算発表、英生産者物価指数、英生産者仕入価格、
英生産者出荷価格、独鉱工業生産、加雇用ネット変化率、加失業率、
ファニーメイ決算発表、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
加Ivey購買部協会指数、米消費者信用残高、

などがあります。

さて、先週末の米第2四半期GDP速報では、市場予想より強い
−1.0%となり、米経済の落込みの緩和を示す結果となりましたが、
米GDPの70%を占める個人消費が雇用不安を反映したか
2期ぶりにマイナスに転じ、市場予想より弱い−1.2%となって、
また、GDPや個人消費の前回値も下方修正されたことや、
IMFの「米ドルはやや過大評価。リスクは悪化方向にある。」
との見解もあったことや、米(市場)金利動向などで
ドルが売られる展開となりました。

また、報道によりますと、日輸出企業では4-6月期の決算発表に
あわせて、今まで95円程度としいたドル円の想定為替レートを
円高方向に2〜5円の修正をする企業が増えているとのことです。
背景には「後になって円高で業績を下方修正しなくてよいように」
ということがあるようですが、日輸出企業の想定為替レートが
修正されることで、今まで売りにくかったレベルでも
日輸出勢がドル売りに動けるようになるために
円高圧力になるとの指摘があるようです。

一方、米調査会社のトムソン・ロイターの集計によりますと、
米主要500社の第2四半期最終減益率は前年同期比の29.5%と
決算発表が本格化する前の7月1日と比べると
6ポイント改善しているとのことです。
31日までに67%の主要企業が決算発表を終えていますが、
そのうち74%で市場予想より強い結果となって、
業績が急速に改善していることを示しているとのことです。
しかしながら、「リストラ依存度が高く、売上高は低迷している」
との指摘もあり、業績動向の先行きを不安視する声も根強い
とのことです。

さて、今週のアナリスト予想では、景況感の改善での株高による
投資家のリスク選好度の高まりにより円安になると見る向きや、
東京株式市場などで1989年以来のサイコロジカル90%超は
行き過ぎで調整となると見る向き、米利上げはしばらく先で
ドルの上昇余地は少ないと見る向き、中国の融資規制などで
商品相場が下げる可能性もあり、豪ドルやユーロは頭打ちと
見る向きなど様々のようですが、週後半のトリシェECB総裁の
記者会見や、米雇用統計が焦点となりそうです。


さて今日は、パラメーターとロバスト性のお話です。

パラメーター"parameter"とは、
「媒介変数」とか「引数」とか「動作指定数」や
「プログラム変数」などと訳されますが、

相場の動きを見るチャートのテクニカル指標などでも
パラメーターがテーマとなることがありますね。

たとえば、基本的な移動平均線でも、
SMAやEMAの選定だけではなく、
20日(本)や200日(本)など期間指定によって、
描かれる移動平均線の位置や曲線が異なります。

そこで、
「どの期間パラメーターが1番良いのだろうか?」
というテーマが話題になることがありますが、

方向性を見るのか、抵抗線としての働きとして見るのか、
複数表示での交差や乖離でセットアップとして用いるのか、
などでも期間パラメーターは異なる可能性がありますし、

いわゆる「相場つき」自体がが変化することから、

ある時期や状態では
「Aという期間パラメーターが最も相場の動きを捉えていても」

また別の時期や状態では
「Bという期間パラメーターが最も相場の動きを捉えている」

などという可能性もあり、

「どの期間パラメーターが1番良いのだろうか?」という
「1つのベストが存在するという前提の」問い自体が
間違っている可能性すらあるのかもしれません。

また、たくさんの移動平均線を表示させて相場の流れを見る
「Guppy氏のGMMAというシステム」もあるわけで、

たとえば

「5期間の移動平均線がベストか」
「13期間の移動平均線がベストか」
「20期間の移動平均線がベストか」
「25期間の移動平均線がベストか」

などと単独のベストを求めることは、
あくまでも用法による流儀であり、
経験則の域を出るものではく、

短期線の鋭敏性のメリットはときにダマシ多発のデメリットとなり、
中長期線はダマシは軽減されても鈍感であるデメリットもあり、
好みと志向による所もあるかもしれません。

また、パラメーターのベストの証明は、
検証を経たものであっても、
あくまでもその検証期間におけるもので、

時が経ったり、状態の変化により、
その時点でのテクニカルの1つのベストを求めるためには
パラメーター自体を対応変化させる必要がありそうです。

ただ、このいわゆる最適化は、
その方法論や適用も問題となるだけではなく、

(状況変化による最適化の手間は別としましても)

未来でパラメーター設定ができないために、(笑)

「一定の過去の状態に依存して最適化することが
 これからの未来の運用において必ずしも最適とはいえない」

ということもあり得る可能性があります。

ちょうど、服飾で例えるなら、

残暑厳しい夏の終わりにはベストであった半袖シャツが
数週間後に秋風が吹くと、
季節はずれとなってしまうことに似ています。

むしろ、

冬のダウン・ジャケットでもなく、夏の半袖シャツでもない、
長袖シャツ程度を裁量で「ときに腕まくりして」運用するほうが(笑)
汎用とロバスト性からは、良い場合もあるのかもしれませんし、

Guppy氏のように、ダウン・ジャケットから半袖まで
複数の服飾アイテムをそろえているほうが良い場合もありそうですね。

さて、

今までの例は単に移動平均線だけについてですが、
トレードのシステムでは、通常はいくつものテクニカル指標に
基づいてトレード判断することが多く、

複数のテクニカル全ての過剰最適化されたパラメーター設定は、
陳腐化の早いカーブ・フィッティングとなってしまうと
嫌われることもあるようで、

良い意味で「ある程度のパラメーター設定のアバウトさ」も、
システムの汎用とロバスト性の観点では必要なのかもしれませんね。

ところで、

先日、蔵書が100万冊を超える大型書店の
投資関連書籍のコーナーで立ち読みしていましたら、(大笑)

裁量系のトレードを奨める書籍の中に
驚くような読者への問いかけが載っていました。

「最近のシステムは、良いパフォーマンスを演出しようとして、
 過剰に最適化してカーブフィッティングされたものが多い。
 購入後、パラメーター設定を変えないで、
 3年間有効性を保ち当初のパフォーマンスを維持できたシステムが
 もし1つでもあるならば教えて欲しい。」

という意味のものでした。

書名はあえて伏せますが、すごいフレーズに驚きました。

その本(著者)によりますと、

「トレンドライン」や「レジスタンス(サポート)・ライン」
などのオーソドックスな手法のほうが、

何期間とかのパラメーターがそもそも存在しないゆえに
未来にわたり有効性は失われることはないとの論調でした。

適正な例えとなるかは判りませんが、

自動車のようなハイテク製品には環境対応など、
常に技術の次の一歩があり、そういう意味で未完であるが、

自転車のようなものであれば、
ほとんどすでに基本的には究極系に近いというわけのようです。

「チャート自体が、価格を縦軸に時間を横軸とした構成で
 少なくとも時間という変数は存在していて、
 トレンドも時間軸ごとに存在してそれぞれ異なるじゃないか。
 パラメーターが全く存在しないと言えるのだろうか…。」

とも思いましたが、(苦笑)

もしも、

「トレンドライン」や「レジスタンス(サポート)・ライン」
「チャート・フォーメーションやパターン」など
非パラメーター系だけで構成されているような

マルチ・タイム・フレームで分析して
トレードを自動判断するシステムがあれば、

(精緻性では仮に劣っていたとしても)

きっとロバスト性では優れていて長期使用でき、
「システムのベンチマーク」としても
面白いかもしれないと思いました。

まぁ、私の場合は、服飾の例での
汎用性の高い長袖シャツのようなパラメーター系指標を
「ときに腕まくりしたり、袖を伸ばしたりするように」(爆)

裁量で、あたかもチューニングするように運用する
「裁量トレード」が分析の楽しみもあって好きなのですが…、

もしかしますと、このような非パラメーター系システムが
どこかにすでに存在しているのかもしれませんね。(謎)


FX トレードとサーフィンのお話

自動車レースF1で、負傷したドライバーの代役ながら、
元王者のシューマッハーがフェラーリで一時復帰するそうですね。

<一昨日29日(水)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上昇してはじまった後に軟調傾向となりました。
米財務省が「米中は経済回復が本格化するまで刺激策を維持。
米国は財政赤字を2013年までに維持可能な水準に削減する方針。
中国は市場に基づく金融システムの構築に向けた措置を指向。
米中はエネルギーと気候変動関連の協力を強化する。」
などの米中対話の合意を発表しました。
NZ住宅建設許可(6月)は市場予想より弱い−9.5%となりました。
日小売業販売額(6月)は
前年比で市場予想より弱い−3.0%となりました。
欧ECB副総裁が
「ECBは充分な余裕をもって出口戦略を策定。
すぐに流動性引上げの事由と計画はない。」
との認識を示す発言をしました。
NBNZ企業信頼感(7月)は18.7の好結果となりました。
日経平均は前日比+25.98円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となった後に反発上昇して、
ドルストレートが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
中国の主要商業銀行のうちの2行が
貸出し制限を課せられたことが報道されました。
英消費者信用残高(6月)は
市場予想より弱い1億ポンドとなりました。
スイスSNB理事が、
「国外経済の安定化の兆候の高まりでスイス経済の底打ちを見込む。
SNBは必要に応じ対ユーロでのCHF上昇に対抗する介入を続ける。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
スペイン国債格付けをAAAに据え置きました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動しながらも堅調傾向で推移して、
ドルストレートが上下動しながらも軟調傾向となりました。
米耐久財受注(6月)は市場予想より弱い−2.5%となりました。
米NY連銀総裁が
「経済回復のペースが遅滞することを多くの要因が示唆。
政策調整から脱却する時について語るのは時期尚早。
早期に金利を引き上げる必要はない。」
などの見解を示す発言をしました。
発表時間が未定であった独消費者物価指数速報(7月)は、
市場予想より弱い−0.1%となりました。
オバマ米大統領が「米国には景気後退の終わりの始まりが見られる」
との認識を示す発言をしました。
米5年債の入札では「落札最高利回り2.689%、応札倍率が1.92倍」
となりました。
IMF専務理事が
「米ドルがしばらく世界の準備通貨にとどまる。
SDRが米ドルに代替するとは考えていない。」
との見解を示しました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
「大半の地区で景気後退ペースは鈍化ないし低水準で安定。
多くのセクターで雇用減少が続いている。
製造部門は低迷しているが明るい状況も見られる。」
などの見解が示される内容となりました。
NY原油は下落して63ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−26.00ドルで取引を終えました。

<昨日30日(木)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
RBNZ政策金利は市場予想とおり2.50%で据え置きとなりました。
RBNZ声明では、
「政策金利は2010年終盤まで低水準の見込み。
見通しは不透明で経済は引続き弱い。
政策金利は緩やかに引下げる可能性。」
などの見解を表明しました。
日鉱工業生産速報(6月)は市場予想より弱い2.4%となりました。
中国人民銀行が「適切な緩和措置を維持していく。」
と発表しました。
豪住宅建設許可(6月)は市場予想より強い9.3%となりました。
日自動車生産(6月)は前年比で−34.0%となりました。
日経平均は前日比+51.97円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円やユーロドルが上下動の揉み合いとなって、
ポンドや豪ドルが堅調傾向で推移しました。
英ネーションワイド住宅価格(7月)は
市場予想よりかなり強い1.3%となりました。
独失業率(7月)は市場予想より強い8.3%となりました。
中国の銀行監督当局が「運転資金融資に対する規制を強化する」
と発表しました。
欧業況判断指数(7月)は−2.71、欧消費者信頼感(7月)は−23、
となるなど市場予想より強い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円が上昇の後に調整の動きとなって、
ドルストレートの多くが揉み合いとなりましたが、
終盤に調整の動きが見られました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い58.4万件となりました。
カナダ鉱工業製品価格(6月)は0.7%、
カナダ原料価格指数(6月)は6.2%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
IMFリポートでは
「ディスインフレ圧力がある限りECBは低金利水準を維持すべき。
金利を低く保つには期限を設けない資金供給。
ユーロは0〜15%過大評価されている。」
などの見解を示しました。
NYダウが、一時、年初来高値をつけました。
英BOEが「APCP買い取りプログラムを8月3日から導入して
信用市場の回復まで継続する」ことを発表しました。
米7年債の入札では「落札最高利回り3.369%、応札倍率が2.63倍」
となりました。
IMFが「各国は経済回復まで経済刺激をすべきであるが、
支払い能力維持のための負債抑制政策も必要。
G20は10年から14年までに債務比率を85%程に安定させるべき。」
との見解を発表しました。
NY原油は67ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+83.74ドルで取引を終えました。

<週末で月末の今日31日(金)の主な予定>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(7月)、
朝8時半に日失業率(6月)、日全国消費者物価指数(6月)、
午後2時に日住宅着工戸数(6月)、日建設工事受注(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(7月)、欧失業率(6月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(7月)、
夜9時半に米第2四半期GDP速報、米第2四半期個人消費速報、
同夜9時半に加GDP(5月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・米・加の指標には注目です。
また、メリルリンチ(時間未定)と米GM(時間未定)などの
第2四半期決算も予定されています。

さて、29日はニューヨーク・マーカンタイル取引所で、
米週間石油在庫統計での在庫の大幅増などにより、
原油先物が4月20日以来となる一時6%近い下落となり、
一時ユーロや資源国通貨の下落圧力となったようです。

一方、インドでは5月の製造業指数が2.5%上昇して企業生産の
回復の兆しを示したり、韓国のサムスン重工業では仏テクニップと
共同で英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルから液化天然ガスの
生産プラントの大型受注を受けるなど
新興国を中心に経済回復の兆候を示していますが、
先進国側では、米耐久消費財受注(6月)が−2.5%となったり、
独ダイムラー社が第2四半期の最終損益で10億6200万ユーロの赤字
となったり、景気回復はまだ「まだら模様」となっているようです。

また、米主要企業の第2四半期決算の発表が続々とされていますが、
決算発表を行った米主要企業の76.4%が第1四半期より改善している
とのことです。ただ、業績改善の背景には各主要企業の人員削減
などのリストラによるところが強いとして、人員削減が一巡した後の
企業業績に対して懸念する向きや、雇用なき景気回復の継続性を
疑問視する声もあるようです。

他方、29日に上海株式市場が約5%の下落となったものの、
世界的な景気回復期待で米機関投資家などによる
新興国への投資が続いているとのことで、
中期的な「ドル売り新興国通貨買い」でのドル売り圧力と
なると見る向きがあるそうです。

さて、今日7月31日は週末で月末ですが、
ロンドンフィックスなど節目の時間での調整の動きの
可能性にも注意してトレードしていきたいものです。


さて今日は、トレードとサーフィンのお話です。

昨日7月30日は東京で猛暑となったようですね。

北海道の今年の夏は例年より少し涼しい感じですが、
それでもさすがに暑い日には海に行きたくなります。 (^-^)

さて、

クレヨンしんちゃんの漫画には
変な国の「ヘンダーランド」が登場しますが、(笑)

相場の世界もどうもヘンダーランドのようで、
一般の世界とかなり異なっているところがあります。

リスクという言葉も、
一般には「危険」という意味で使われますが、

相場では、リスクは「損益分布の範囲」として、

「危険とともに利益が存在する」ことが、
金融工学などで示されていますね。

基本的には「リスクなくば利益なし」で、

ごく一部に、売り買いのスワップ金利の付かない証券会社と
買いでのプラス・スワップを得れる一般証券会社とで

同一通貨ペアを片方で売りポジション、
もう一方で買いポジションを持つなどの
限りなく無リスクに近い状況でリターンを得る方法などが
なくはありませんが、

やはり普通は、

「ローリスクであればローリターン」
「ハイリスクであればハイリターン」

といういうのが一般的のようで、

一応、「ローリスク・ハイリターン」はあり得ないか、
仮にあってもすぐに裁定が働いてその状況が喪失してしまう
ことになっているようです。

そのようなわけで、

為替差益を大きく得ようとするならば、

損益分布範囲という意味でのリスクが高くなる、

価格変動率の小さな低ボラティリティの状態が、
価格変動率の大きくなる高ボラティリティの状態へと移行していく
「ボラティリティ拡大の過程」での順張りトレードか、

あるいは、大きく価格が動いた後の
強い回帰の過程での逆張りトレードなどが

良いということになります。

逆に、価格変動の少ない状態であれば、

低リスクゆえに、一見、安全そうですが、
為替差益を得れるリターンの可能性も小さくなってしまいます。

まぁ、このような価格変動の少ない状態で、
トレードの回転率を上げて、薄利を数多く積み重ねる
高速スキャルピングの手法もあることにはありますが、

一般的には(一方向への)価格変動が大きくなりつつあるときが
トレードの「好機到来」となるようですね。

そういった意味では、

為替差益を得れるリターンの可能性の小さな
低ボラティリティの状態では、
「骨折り損のくたびれ儲け」となりがちで、

トレードにとっては、いわゆる一般に言うところの
リスクの意味での「危険」な状態と言って良く、

価格変動が大きくなりつつある
高ボラティリティの状態へと移行していく過程こそが、

(損失の可能性が同在していながらも)
リターンを得れる可能性も大きく
トレードすべき状態となるようです。

ヘンダーランドの相場の世界(笑)では、

波が荒れ狂うように相場が動くときが
「相場の船の出航の好機」で、

逆に大凪(おおなぎ)の相場のときは
「船が出港すべきではない」のですね。

相場が大凪(おおなぎ)やさざ波のときには「ジッと待ち」
ビッグウェーブが来たときに海に乗り出すことは、
まるでサーファーのようでもありますが、

下手なサーファーほどさざ波でチャプチャプ
海水浴の水遊びをするようにコケて、

ビックウェーブには恐れをなして
指をくわえて大波をただ見つめてしまうものですね。(苦笑)

逆に、

上手なサーファーはさざ波ではそっぽを向いていても、
ビックウェーブの到来では、
恐れるどころか喜んで海に飛び込んでいきます。

トレードでも、

低ボラティリティの「待つべき状態」では
しっかり待って、

「ボラティリティ拡大の過程」の
ビッグウェーブが来たときには、
それをしっかり捉えるサーファーのように
トレードしていきたいものですね。


FX マーケットの屍を食らう鬼たちのお話

第三のビールが売れ行き好調なようですね。 (^-^)
7-9月期の生産予定では3〜4割増となるとのことです。

<週はじめの一昨日27日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが下げた後に反発上昇する展開となりました。
英ホームトラック住宅価格(7月)は0.0%となりました。
バーナンキFRB議長が
「FRBには金融政策運営の独立性が必要。
『大き過ぎて潰せない』問題の解決が優先事項。
FRBは過度な景気刺激策を望まない。
09年下半期は1%の経済成長を予想。
失業率は10%を超える可能性。
住宅差押さえ問題は依然として深刻な状況。
米経済は数年以内に力強い成長を取り戻す可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
日企業向サービス価格指数(6月)は
前年比で市場予想より強い−3.2%となりました。
日経平均は9営業日続伸して
前週末比+144.11円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが堅調傾向で推移して、
ポンドトルが上下動の揉み合いとなりました。
独輸入物価指数(6月)は市場予想より弱い0.4%となりました。
独GFK消費者信頼感調査(8月)は
市場予想より強い3.5となりました。
中国の国家統計局が
「中国都市部の1人当たり消費支出は上期に前年比で+8.9%」
と発表しました。
英BOEが「英企業クレジット市場の状況は第2四半期で改善見込み」
と発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇して始まった後に軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが軟調に始まった後に
反発して揉み合う展開となりました。
ガイトナー米財務長官が
「米中は回復が根付くまで強い政策の維持を目指す。
中国が内需主導型成長に転換すれば中国と世界経済に貢献。」
などの見解を示す発言をしました。
オバマ米大統領が
「米国と中国は回復を維持して相互利益を協力して進める。
自由で公平な貿易を推進することで
ドーハラウンドの妥結を目指ことができる。」
などの認識を示しました。
米新築住宅販売件数(6月)は
市場予想より強い38.5万件となりました。
米ダラス連銀製造業活動指数(7月)は
市場予想よりかなり弱い−25.5%となりました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「米失業率は09年末から2010年初めにピークの見込み。
遠くない時期に失業率が高水準でも利上げが必要となる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+15.27ドルで取引を終えました。

<昨日28日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で始まりましたが、
その後、しだいに反発して上昇する展開になりました。
NZ貿易収支(6月)は輸入増により、
市場予想より弱い−4.17億NZドルとなりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(5月)は−0.1%となりました。
豪NAB第2四半期企業信頼感指数は−4となりました。
豪RBA総裁が
「豪経済は下方リスクを相殺できるほど上方リスクが想定可能。
企業の信頼感は改善している。」
などの認識を示す発言をしました。
ドイツ銀行の第2四半期決算では、
純利益が市場予想より強い
前年同月比68%増となる10億9200万ユーロとなりました。
日経平均は前日比−1.40円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が急落して、その他の主要通貨ペアも軟調に推移しました。
石油メジャーの英BPの第2四半期決算では、
純利益が前年同月比53%減の43億8500万ドルとなりました。
中国の国家統計局が
「1-6月期の中国港工業部門の利益が減少ペースが鈍化して
前年比で−21.2%」となったことを発表しました。
中国人民銀行が
「第2四半期の経済回復は予想より力強い。
第2四半期の中国経済の成長率は年率で14.9%(季調済)。
CPIは第3四半期末に底入れする見込み。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが下落して、後半に反発を見せる展開となりました。
リトアニア統計局が「第2四半期GDPが前年比−22.4%」
となったことを発表しました。
米S&Pケースシラー住宅価格(5月)は前年比で
市場予想より強い−17.06%となりました。
中国の副首相が
「世界の金融危機の最悪期は終わった。見通しは不透明。
経済成長促進に内需の拡大目指す。
米国からの輸入拡大に取り組む。」
などの見解を表明しました。
米消費者信頼感指数(7月)は5ヵ月ぶりの低水準となって、
2ヶ月連続低下となる市場予想より弱い46.6となりました。
米リッチモンド連銀製造業指数(7月)は5ヵ月連続で改善して、
市場予想より強い14となりました。
サンフランシスコ連銀総裁が、
「リセッションの終了と景気回復は遅くなる可能性があるが、
適切な時期に引き締めは必要と認識。
景気の二番底を予想していない。
米国債への世界的需要は強いと見込んでいる。」
との見解を示す発言をしました。
NY原油は67ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−11.79ドルで取引を終えました。

<今日29日(水)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(6月)、
朝8時50分に日小売業販売額(6月)、
昼12時にNBNZ企業信頼感(7月)、
午後3時45分に仏生産者物価指数(6月)、
午後5時半に英消費者信用残高(6月)、
夜9時半に米耐久消費財(6月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
そして、時間未定(通常NY時間夜10時頃)ですが、
独消費者物価指数速報(7月)の発表も予定されています。
独・米の指標には注目です。
また、今日29日は米5年債入札と、
為替7月スポット最終取引日となります。

<明日ゴトウ日30日(木)の主な予定>

朝6時にRBNZ政策金利、(市場予想は据え置き)
朝8時50分に日鉱工業生産速報(6月)、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(6月)、
午後1時に日自動車生産(6月)、
午後4時55分に独失業率(7月)、独失業者数(7月)、
午後6時に欧消費者信頼感(7月)、欧業況判断指数(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(6月)、加原料価格指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
そして、時間未定ですが、
独小売売上高指数(6月)の発表も予定されているようです。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。
また、30日は米7年債入札も予定されています。

さて、米中の首脳による「戦略・経済対話」が27日から
米ワシントンで行われていますが、オバマ米大統領が
「米中関係は世界中のどの二国間関係にも劣らず重要で、
ともに思い責任を負っている。」との認識を示しました。

そして、中国の胡錦濤国家主席も
「世界で最も影響力のある国として、両国は人類の平和と発展に
重要な責任を負っている。」との声明を発表して、
この声明に対してオバマ米大統領も
「米中は持続可能な景気回復へ、さらに協力できる。」と、
金融安定や自由貿易の促進で協調を深める考えを示しました。

また、サンフランシスコ連銀総裁が、リセッションの終了と
景気回復は遅くなる可能性があるとしながらも、
「景気の二番底は予想していない。」との強い発言をしました。

そして、世界各国の株式市場では、
上海株式市場が年初来82%の上昇となったり、
インド株式市場では年初来55%の上昇となるなど、
またコモディティ市場も堅調傾向となって、
世界の景気回復期待にリスク選好許容を増す動きが
おおむね続いています。

しかしながら、一部では過熱感を指摘する向きもあり、
リスク回避の動きとなる可能性もあるようで、
過度に楽観することなく一応の警戒感は持っておいたほうが
よいのかもしれません。


さて今日は、マーケットの屍を食らう鬼たちのお話です。

マーケットでの価格の動きは、
市場参加者の売り買いによって形成されますが、

その市場参加者には、
金融機関や機関投資家やファンド筋だけではなく、
多くの個人投資家や投機家もいますね。

そして、これらの市場参加者の中には、
少数の勝者と多数の敗者がいるとされています。

ところで、

投資行動について、

カーネマンや故人となったトヴェルスキーの
「プロスペクト理論」によりますと、

敗者となるトレーダーには
典型的な特性があることが示されていますが、

それは、

「含み益となったときにはリスクを嫌い
 早めに利確してしまう。」

「含み損となったときにはリスクを選好して、
 損切りが遅くなってしまう。」

という2大特性です。

このマーケットで多数を占める敗者の2大特性により、
マーケットのポジションはトレンドが発生すると、
ほぼ必然的に「偏り」が発生することになります。

たとえば、相場が下降トレンドに転換して行った時には、
それまでの相場の上昇過程の末期での
買いポジションが存在しますが、

その買いポジションが相場の下落によって、
含み損となっても、

「含み損となったときにはリスクが選好されて
 その買いポジションは保持されやすく」

相場の下降トレンドでの売りポジションは、

「早めに利確されて」手仕舞いで消失することとなって、

そして、

相場の下降トレンドでの一時の戻りで
また、新規の買いポジションが作られることがありますが、

短期で利確できた(新規の)買いポジションの建て玉を除き、
その後、相場がまた下降トレンドに回帰していく過程で、

決済に遅れた(新規の)買いポジションが

「含み損となっても買いポジションは保持されやすく」

下降トレンドが強固な場合は、
上下にスイングしながら下落していくにつれて、

新規の売りポジションとともに、

下降トレンドでの逆張りのポジションである
「未決済の含み損の買いポジション」も
どんどんマーケットに積み増され(残されて)ていく
ことになります。

いわゆるシコリ玉ですが、

下降トレンドが強く長いほど、
「未決済の含み損の買いポジション」が
マーケットに積み増されて(残されて)いくという、
なんとも奇怪なことが起こるわけですね。(苦笑)

そして、ある時点で、

相場が上昇トレンドに転じてくれたときには、
損益イーブンとなるあたりで、

「溜まりに溜まった買いポジションの
 やれやれ決済による手仕舞いの反転売買の売り」で

上昇トレンドに抵抗が生じて、
レジスタンスラインを形成したりしますが、

ところが逆に、ある時点で

相場がさらに下降トレンドが強くなって下落したときには、

「溜まりに溜まった買いポジションの
 こりゃたまらんの投売りや、強制ロスカットの売り」で

下降トレンドが急激に強くなり、急落や暴落となります。

また、上昇トレンドの場合では、溜まったの売りポジションの
踏み上げで相場が急上昇することがあります。

重要経済指標の発表などのファンダメンタルズでの
急落や急騰もありますが、

そうではない場合のテクニカル的な急落や急騰は、
新規ポジションによるよりも、

トレンド方向に逆行して溜まった既存ポジション(シコリ玉)の
投げや踏み上げや強制ロスカットによることのほうが
多いようですね。

そうして、強制的な手仕舞いの反対売買によって、
シコリ玉が整理されてマーケットから消失した後は、

皮肉なことに、

手ぐすねを引いて待っていた屍を食らうプロトレーダー達の
逆張りの新規建て玉によって、
急反発や急反転していくことがあります。(苦笑)

彼らマーケットの鬼たちに食われない唯一の方法は、

不良な建て玉を自分の意思で早めに整理する「損切」で、

言い古されていても負け組みでいるうちは
なかなか実行できないものですが、

ゴールデンルール「損小利大」が鬼退散の呪文となるようですね。

「鬼は外〜」なんちやって、(爆)

「おいおい、今は節分からはほど遠い真夏だよ。」

「あははっ。こりゃまた失礼しました。」(笑)

「ところで、こういうことならば、たとえば下降トレンドで
 今までの下降トレンドにも増してグーンと下落したときには
 マーケットの不良玉がある程度整理されたと見て、
 逆張りもありかねぇ。」

「うーん。トレードは順張りが基本だけど、
 下降トレンド初期ではまだ不良玉が
 整理されたかどうかは怪しいものの、
 それまでの上昇トレンドに比して
 ある程度下降トレンドが進んだ後の急落は
 投げによるものも多いと見て、
 逆張りできる場合もあるんじゃないかな。」

「そうかぁ。よーし。」

「もしかしてあなたも鬼志望なのですね。(笑)
 それならポジションの偏りを見てみると参考になるかも。」


FX 天邪鬼とケルベロスのお話

米女子ゴルフのエビアン・マスターズで、
宮里藍さんが悲願の初優勝をしましたね。 (^-^)

<先週末24日(金)の主な出来事>

23日NY市場クローズ後に発表された
マイクロソフトの第2四半期決算では、
売上高が前年比3.2%減の584億3700万ドル、
純利益は17.6%減の145億6900万ドルと減収減益になりました。

東京時間では、
主要通貨ペアが下げては上げる上下動の揉み合いになりました。
日全産業活動指数(5月)は市場予想より弱い0.7%となりました。
日経平均は8日続伸となって
前日比+151.61円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが堅調にはじまった後に
軟調傾向で揉み合う展開となりました。
独製造業PMI速報(7月)は45.2、独サービス業PMI速報(7月)は48.4と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
欧製造業PMI速報(7月)は46.0、欧サービス業PMI速報(7月)は45.6と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
独IFO景気動向(7月)は87.3、独IFO現況評価値(7月)は84.3と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
英第2四半期GDP速報は市場予想より弱い−0.8%となりました。
英財務副大臣が
「英国の経済成長は今年末頃に回復すると確信。
英第2四半期GDPは世界的な経済の悪化を示すが、
落込みのペースが鈍化していることも示している。」
との主旨の見解を表明しました。
欧ECB専務理事が
「金利は適切。リスクが去れば金融政策を変更するが時期尚早。
経済減速は弱まってきているが経済が底打ちは定かではない。」
との主旨の認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアの多くが上下動で揉み合う展開となりました。
ガイトナー米財務長官が
「金融市場のリスク低下のためには資本を引き上げる必要。」
との認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が
「景気見通しはここ数ヶ月で改善してきていて、
世界経済の見通しも改善してきているが、
景気回復について言及するには時期尚早。」
との認識を示す発言をしました。
カナダ財務相が「カナダドルの変動を懸念している。」
と発言しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(7月 確報)は
市場予想よりやや強い66.0となりました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+23.95ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日27日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅価格(7月)、
朝8時50分に日企業向サービス価格指数(6月)、
午後3時に独輸入物価指数(6月)、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査(8月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(6月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。独・米の指標には注目です。
また、米中戦略対話がこの日から29日まで行われます。
そして、NY時間に予定されているバーナンキFRB議長の講演も
注目されます。

<明日28日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ貿易収支(6月)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(5月)、
午前10時半に豪第2四半期NAB企業信頼感指数、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(5月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(7月)、リッチモンド連銀製造業指数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、豪RBA総裁の講演が予定されています。
そして、ドイツ銀行の決算発表も注目されます。
また、この日もバーナンキFRB議長の
テレビ講演(2日目)が予定されています。

そして、今週の7月29日(水)からの主な注目材料は、

29日(水)に、NZ住宅建設許可、日小売売上高(速報)、
NBNZ企業信頼感、英消費者信用残高、米耐久財受注、
独消費者物価指数(速報)、米5年債入札、米企業第2四半期決算、
バーナンキFRB議長テレビ講演(3日目)、米地区連銀経済報告、
為替7月スポット最終取引日、

30日(木)に、RBNZ政策金利、日鉱工業生産(速報)、豪住宅建設許可、
独小売売上高指数、独失業率、独失業者数、欧業況判断指数、
欧消費者信頼感、米新規失業保険申請件数、
加鉱工業製品価格、米企業第2四半期決算、米7年債入札、

31日(金)に、英GFK消費者信頼感調査、日全国消費者物価指数、
日失業率、日住宅着工戸数、欧消費者物価指数(速報)、欧失業率、
スイスKOF先行指数、加GDP、米第2四半期GDP速報、
米第2四半期個人消費速報、米第2四半期コアPCE速報、
米シカゴ連銀購買部協会景気指数、米企業第2四半期決算、

などがあります。

さて、米主要企業の第2四半期決算発表はまだ続いているものの、
23日に発表された米新聞大手のNYタイムズの4-6月期決算では、
純利益が前年同期比85%増の3,900万ドルになるなど
好業績企業も多く、NYダウが23日の終値で9,000ドル台を回復して、
東京株式市場でも8日続伸するなど、世界的に株式市場が
期待織り込みによるリスク選好で上昇基調となってきているようです。

ただ、景気回復期待がありながらも、マイクロソフトが
第2四半期決算で売上高が前年比3.2%減の584億3700万ドルとなって
純利益は17.6%減の145億6900万ドルの減収減益となるなど
不振の企業もあり、また米信用調査会社のダンアンドブラッド
ストリートがまとめた6月の米企業倒産件数は、
前月比15%増で前年同月比では45%増となっている実態もあり、
アナリストの一部では株式市場の1本調子の上昇に過熱感がある
として、上昇の持続性には警戒感があって、
潜在的な戻り売り圧力も消えていないと見る向きもあるようです。

また、世界の経済回復の牽引期待が高まる中国でも、
24日の中国人事社会保障省の発表によりますと、
1-6月期の都市部の登録失業率では昨年末より弱い
4.3%となっているとのことで、4-6月期は1-3月期よりも
失業状況は改善しているものの、大卒の3割が就職できない状況に
なっているそうで、世界的に雇用環境は厳しいものがあるようです。

一方、IMFの発表によりますと、2009年3月末時点での各国の
金融当局が保有する外貨準備における米ドルの保有比率は
0.9ポイント上昇して65%となり、2007年6月以来の高水準に
なっているとのことです。

2001年には70%を超えていた各国の外貨準備での米ドル保有率は、
2002年以降は減少傾向となっていましたが、各国金融当局の
米ドル保有率の持ち直しの背景には、
多額の米ドル資産を保有する国々が資産価値の下落を警戒して、
「ドル売り」に慎重になっていることがあるそうです。
ただ、新興国の台頭で経済の米国集中は弱まっていて、
長期的には各国の外貨準備の米ドル保有比率は低下傾向となる
との見方が多いようです。

さて、アナリストの為替予測の見解は、米企業の第2四半期の
決算発表のピークが過ぎ、目先の不透明感が和らいで
米実体経済の回復への楽観論が広がりやすく円が売られやすいと
見る向きも多い一方、日貿易における円建て取引の比率が、
輸入で24%超、輸出で40%超、と円需要も増加していて、
また、ここのところの1本調子の株式市場動向に
警戒感を持つ向きもあるなど、円安となるとの見解が優勢ながらも、
見解は様々なようです。


さて今日は、天邪鬼とケルベロスのお話です。

天邪鬼(あまのじゃく)とは
中国の海若(かいじゃく)がルーツという説もあるそうですが、
記紀にある天稚彦(あめのわかひこ)や天探女(あまのさぐめ)に
由来するという説もあるようですね。

「人の心を見計らって悪戯をしかける子鬼」という意味から転じて、
へそ曲がりやひねくれ者という意味で用いられることがあります。(笑)

ところで、

相場もとても天邪鬼なところがありますね。

新聞の観測報道やアナリストの見解が
強気弱気の混交から強気一色になってきたころに

皮肉なことに、
相場が調整となったり下落することがあります。

このようなときには

「ファンダメンタルズが良くなって来ているのに
 ここで下落するとは市場が間違っている。」

と思ってしまうものですが、(苦笑)

相場は現在の経済動向を織り込むとともに、
「先行きの思惑」で動くところが大きく、

現在の状況という視点だけで相場を見てしまうと、
「相場とは不可解なものなり。」
ということになってしまうようです。

相場はむしろ「先行きの思惑」という
市場心理の将来指向で動いている面が強いのですね。

企業が潰れないことは大前提となりますが、
もしも、ある企業が現在最悪であれば、

「最悪ならばこれ以上は悪くはならない。ならば買いだ。」

と考える投資家も出てくる場合がありますし、

もしもまた、
ある企業が、現在、未曾有(みぞう)の絶好調であれば、

「どこぞの総理が言うように、みぞうゆー(笑)の好業績ならば、
 今がとりあえずの頂点である可能性があるな。
 ならば利食いの好機だ。」

と考える投資家も出てくることがあるようです。

大方の投資家の知り得るところのファンダメンタルズは
もうとっくに織り込まれている場合もあって、

またあるいは、

経済指標が市場予想より少し良くても、
瞬間織り込んで上昇しても、
その後に下げてしまうなんてこともありますね。

ウォール街に古くから伝わる
"Buy the Rumor,Sell the Fact"(噂で買って、事実で売れ) なども、

ある意味、「天邪鬼のススメ」にも思えます。(笑)

まぁ、

「ひねくれろ」
「大衆は常に間違っているのだ。大衆と逆を行け」

までは極端としましても、(苦笑)

明確な事実となった後のあと乗りは、
トランプの「ババつかみ」ならぬ「高値(安値)つかみ」
となってしまうことは少なからずあるようです。

むしろ、

「ファンダメンタルズ的にはまだ判然とはしないが、
 ここのところ上げて(下げて)来ているな。」

という、思惑の織り込みの過程に乗るのが
よい場合もあるのかもしれませんね。

歌の文句ではありませんが、(笑)

「そして、これから…。」という視点で相場は見るべきで、

現在のファンダメンタルズの視点では不可解な動きでも、

未然の未来を織り込もうとして動く
「チャートという価格の事実の動き」こそが

唯一の事実なのかもしれませんね。

そうすると相場の動きは天邪鬼ではなく、

相場は、過去(pareltho)と現在(torinos)と未確定の未来(mellon)の
3つの頭を持つギリシャ神話の怪物ケルベロスのようであることが、
少し見えてきそうな気がします。

「なんだ。やっぱり相場は怪物じゃないか。」

「うーん。そうとも言うかも〜。」 (by クレヨンしんちゃん)

怪物であるかどうかは別としましても、
相場は普通の世界の常識があまり通用しない
ヘンダーランドであることには違いないかもしれませんね。(笑)


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