FX トレードと凡事のお話 その267


今年も早いもので米国の感謝祭のシーズンとなりましたが、
再び燻り始めたロシアゲート問題、そしてイールドカーブの
フラット化が続いている米債利回りの動向が注目されます。



●今週(11月20日から11月24日)の主な予定


<11月20日(月)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(10月)、
午後4時に独生産者物価指数(10月)、
夜11時からドラギECB総裁の発言、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(10月)、
などが予定されています。
日・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<11月21日(火)>

午前9時半に豪RBA議事録要旨、
午後1時半に日全産業活動指数(9月)、
午後4時にスイス貿易収支(10月)、
午後6時半に英財政収支(10月)、
夜10時半に加卸売売上高(9月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(10月)、
などが予定されています。
豪・米の指標には注目です。


<11月22日(水)>

朝8時からイエレンFRB議長の発言、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米耐久財受注(10月)、米耐久財受注(除輸送用機器 10月)
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に欧消費者信頼感指数速報(11月)、
同深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)、
深夜4時に米FOMC議事録要旨、
などが予定されています。
欧・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<11月23日(木)>

※ 東京市場は勤労感謝の日で休場。
  NYは感謝祭で休場。

早朝6時45分にNZ第3四半期小売売上高指数、
午後4時に独第3四半期GDP確報、
午後4時45分に仏企業景況感指数(11月)、
午後5時に仏製造業PMI速報(11月)、仏サービス業PMI速報(11月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(11月)、独サービス業PMI速報(11月)
午後6時に欧製造業PMI速報(11月)、欧サービス業PMI速報(11月)、
午後6時半に英第3四半期GDP改定値、
夜9時半に欧ECB理事会議事録要旨、
夜10時半に加小売売上高(9月)、加小売売上高(除自動車 9月)、
などが予定されています。
NZ・独・欧・英・加の指標には注目です。


<11月24日(金)>

※ 米国の株式と債券市場はブラックフライデーで短縮取引。

早朝6時45分にNZ貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(9月)、日景気一致指数改定値(9月)
午後5時15分にスイス第3四半期鉱工業生産、
午後6時に独IFO景況感指数(11月)、
などが予定されています。
NZ・独の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月13日から11月17日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.47で始まり、軟調傾向で推移して
93.61で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.345%に低下しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で56.55ドルに低下しました。
NYダウは週間63.97ドル下落、23358.24ドルで週の取引を終える。



<11月13日(月)>

英紙サンデー・タイムズ
「英国議会の保守党議員40人がメイ首相に対する
 不信任を表明する書簡の署名に同意した。」
仏紙報道
「EUのバルニエ主席交渉官が、私の望む選択肢ではないが、
 英離脱交渉は失敗の可能性があると述べた。」
ポンド売り反応。
日経平均は73.86円安で寄り付き300.43円安の22380.99で大引け。
米10年債利回りは2.39%から2.38%台で推移。
フィラデルフィア連銀総裁
「年内にもう一回の利上げを見込んでいる。
 今後のバランスシート縮小については退屈なものになる。
 労働市場のたるみは非常にわずか。インフレ率は依然として
 当局の目標を下回っていて引き続き警戒が必要。
 労働市場がここまでひっ迫すると、
 どこかの時点でインフレの上昇が顕在化する可能性が高い。」
デベル豪RBA副総裁
「鉱山関連以外の設備投資はここ数年堅調な上向き軌道。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ低下。
独仏の株式市場は軟調傾向で推移。
報道「トランプ大統領は厚生長官にアザール氏を指名」
デービスEU離脱担当相
「12月までに英国とEUと合意できるかは半々といったところ」
黒田日銀総裁 (スイスにて)
「日銀は強力な金融緩和を押し進めている。
 2%のインフレ目標にはまだ長い道のり。
 企業の賃金、価格設定スタンスは次第に積極的に。
 仮想通貨はいまのところ深刻な問題は見られない。
 仮想通貨の状況を注意深く見守っている。
 対GDP比の債務残高の高さは持続不可能。」
報道
「世界のドルの量を示すワールドダラーは
 10月末で約6.9兆ドル、10年で3.4倍に。」
原油先物は56ドル台後半で推移。
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
NYダウは下げて始まるも17.49ドル高の23439.70で取引を終える。


<11月14日(火)>

ブルームバーグ
「トランプ大統領は16日に下院共和党と税制で協議する」
米10年債利回りは一時2.41%台へ上昇。
日経平均は38.06円安で寄り付き0.98円安の22380.01で大引け。
ムニューシン米財務長官
「政権の目標は米経済の3%超の成長。
 法人減税の実施については来年からが望ましい。
 現状の下院と上院における税制法案の相違はわずか。
 下院での今週の税制法案の可決を楽しみにしている」
報道「小池東京都知事が希望の党の代表を辞任」
独第3四半期GDP速報は予想より強い前年同期比2.8%。
ユーロ買い反応。
英CPIなど物価指数が予想より弱い結果に。ポンド売り反応。
ドラギECB総裁
「フォワードガイダンスは政策手段として十分に定着している」
黒田日銀総裁
「フォワードガイダンスはある程度機能した。
 インフレ期待は小幅に上昇してきている。強力な緩和策を継続する」
イエレンFRB議長
「あらゆるガンダンスは景気見通し次第であるべき。
 想定される政策の先行きについて伝えることは有益。
 FOMCの政策議論はきわめて健全に行われている
 米当局者からの発言多すぎると混乱をまねく。
 米当局は政策決定に対して市場にあらかじめ準備させようと意図」
カーニー英BOE総裁
「コミュニケーションの成功には複数の異なる手段を持つ必要」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
米生産者物価指数(10月)は予想より強い前月比0.4%。
セントルイス連銀総裁
「今年下期成長は予想上回る可能性。
 来年の米成長は今年下期よりは鈍化しそうだ。
 現状の政策金利が短期的には適切に。
 低インフレ継続、利上げの必要はない。
 賃金上昇のためには生産性向上が必須。
 追加利上げがインフレ期待を落とさないか懸念。
 FRBは9月の経済見通しを修正すべき。
 12月の利上げがインフレ期待を目標以下に押し下げる可能性」
ダウジョーンズ
「ホワイトハウスは次期FRB副議長の候補の1人に
 独アリアンツのエルエリアン首席経済顧問を検討している」
カンリフ英BOE副総裁
「国内での消費者物価指数からの圧力は低い。
 利上げの前に賃金上昇の証拠を確認したい」
アトランタ連銀総裁
「完全雇用に近く、成長は2%をやや上回る水準見込む。
 財政政策の影響を予想するのは時期尚早。
 企業は総じて成長の急加速を予想していない」
IEA月報
「石油価格の上昇と比較的穏やかな冬期の気候を背景に
 需要見通しを下方修正。2017年と2018年の需要見通しの伸びを
 それぞれ日量10万バレル引き下げ」
原油先物が55ドル台へ下落。米10年債利回りは2.37%台へ低下。
NYダウは30.23ドル安の23409.47ドルで取引を終える。


<11月15日(水)>

日第3四半期GDP速報は予想より弱い前期比年率1.4%。
日経平均は129.03円安で寄り付き351.69円安の22028.32で大引け。
日経平均は6日続落。
米10年債利回りは2.36%台に低下。
豪第3四半期賃金コスト指数は予想より弱い前期比+0.5%。
豪ドル売り反応。
報道
「アフリカ南部のジンバブエで国営放送局を兵士らが占拠」
一部報道
「ジンバブエのムガベ大統領が辞任の用意」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.33%台へ低下。ドル売り優勢。
欧州の株式市場は軟調に推移。
シカゴ連銀総裁
「目標を下回るインフレ期待に直面。
 インフレを継続的に抑制する材料を懸念。
 米経済はしっかりとした足取りを示している。
 2%目標は象徴的な目標であり上限ではないこと強調すべき。
 金融安定性について金利以外の方策もある」
プラートECB理事
「今後フォワードガイダンスの重要性が増す」
ブロードベント英BOE委員
「ブレグジットの消費者物価への影響は不明確。
 英国の消費者物価は目標を上回っている。余剰資源は次第に減少。
 金利に対するリスクのバランスは不明確。
 ブレグジットは短期的に生産性に打撃与える可能性。
 今月の会合での利上げは正当なもの」
米消費者物価指数(10月)は予想とおりの前月比0.1%、
米小売売上高(10月)は予想より強い前月比0.2%、
NY連銀製造業景況指数(11月)は予想より弱い19.4。
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
ブルームバーグ
「ソフトバンクは向こう3〜4年でサウジアラビアに
 最大250億ドルを投資する計画」
EIA石油在庫統計では原油在庫が185.4万バレルの増加。
原油先物は一時55ドル台を割り込む。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期3.2%成長の見通し。
ウィルキンス・加BOC上級副総裁
「経済は力強く進展している。
 オイルショックの影響はほぼ後退した。
 金融刺激策の解除は適切。更なる引締めには注意深くなる。
 インフレと労働市場の間の関係は失われていない。
 NAFTAの不透さは明らかに景気に影響。
 仮想通貨は資産であり通貨ではない」
トランプ大統領
「株価上昇やGDP伸び、国防支出を称賛。米国は再び将来を楽観。
 習中国国家主席は核問題で北朝鮮に圧力と約束。
 われわれは2度と貿易上の不正に目をつぶることはない。
 貿易に関するメッセージはアジアに響いた
 米国が利用される日々は終わった」
VIX指数は13.15へ上昇。
NYダウは138.19ドル安の23271.28で取引を終える。


<11月16日(木)>

ボストン連銀総裁
「経済情勢は緩やかな利上げ継続を正当化。
 見通しは12月の利上げ予想と合致。
 失業率低下はインフレや資産価格を押し上げへ。
 一時的要因が低インフレの主因。
 失業率が4%を割り込む可能性は極めて大きい」
日経平均は53.09円安で寄り付き322.80円高の22351.12で大引け。
米10年債利回りは2.32%から2.34%台で推移。
ウィルキンス・加BOC上級副総裁
「長期間に代わって物価が低迷している場合、
 中銀は下向きリスクによりウェイトを置く。
 現状のような不透明感が強いときには慎重な施策が必要。
 但し慎重さには制限がある」
ポリティコ
「EUは英国との貿易協定で特別扱いはしない」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
報道
「欧州新車登録台数(10月)は前年比5.9%増」
メルシュECB理事
「さらなるQE延長を見込む市場は誤っている」
一部報道で
「メイ英首相がEU離脱に関する支払額を200億ポンド引き上げ、
 倍増させる可能性がある」
プラートECB理事
「QEの再調整はインフレ見通しへの自信が強まっていること示す。
 インフレの進展は成長に比べると抑制されている。
 ECBは辛抱強く継続性もって政策実施を」
クリーブランド連銀総裁
「段階的な利上げは理にかなっている。
 段階的な利上げは均衡と取れたアプローチ。
 インフレが2%に向かうと確信」
下院共和党のロス議員
「トランプ大統領は下院共和党との会合を行い、
 減税後のステップとして福祉予算の削減を主張した」
オーストリア中銀総裁
「ユーロの回復は今後2年間は続くことが見込まれる」
カーニー英BOE総裁
「追加利上げは向こう数年間は可能。
 利上げは経済が予想通り進展するか次第。
 EU離脱交渉の結果は経済に影響」
ダラス連銀総裁
「米成長率は今年2.5%、来年2%超を予想。
 家計部門は健全で労働市場もタイト。
 FOMCは人々の中の変化を吸収するよう設計した。
 パウエル氏の議長選出は継続のサイン」
報道「米下院、共和党の税制改革法案を可決」
NY時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
原油先物は一時55ドル台を割り込む。
NYダウは187.08ドル高の23458.36で取引を終える。


<11月17日(金)>

日経平均は252.18円高で寄り付き45.68円高の22396.80で大引け。
WSJ
「モラー特別検察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状」
米10年債利回りは2.35%台へ低下。ドル円が下落。
報道
「米上院の財政委員会は財政改革法案を賛成14反対12で可決。
 27日からの週に本会議での採決が行われる見込み」
ドンブレット独連銀理事
「銀行監督の観点からは低金利は問題。
 12月中にEU離脱交渉が次の局面に移行できるかは不確実」
ドラギECB総裁
「ユーロ圏は確固たる経済拡大の最中。回復への信頼感が増している。
 インフレはまだ自律的に上昇しているわけではない。
 財政政策の助けが必要なタイミング」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.36%台へ上昇。
ブルームバーグ
「英EU離脱担当のデイビス氏はEU側に譲歩を求めていて、
 交渉は行き詰まり状態となっている」
アイルランドのコベニー外相
「英EU離脱交渉は次の段階に進む状況にない」ポンド売り反応。
バイトマン独連銀総裁
「緩和的なECBの政策が引き続き適切。
 インフレ圧力は引き続き抑制されている。
 ドイツ経済の回復は期間、力強さにおいて印象的。
 インフレよりも回復の進展が先んじている」
米住宅着工件数(10月)は予想より強い129.万件。
NY時間に米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。
ダラス連銀総裁
「米10年債利回りは将来の成長に対する悲観を反映。
 米国の債務の対GDP比率は歴史的な水準に照らして高い。
 パウエル理事は優れたリーダーになるだろう」
2−10年債の利回り格差は62とフラット化が進行。
NY原油先物12月限は56.55ドル。米10年債利回りは2.345%。
NYダウは100.12ドル安の23358.24で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初13日に113.50レベルで始まり揉み合いながら
も14日のロンドン時間に週高値となる113.91へ上昇しましたが、
その後、反落して、15日のNY時間序盤にかけて112.47へ下落する
展開になりました。その後、揉み合いながらも反発して16日のロンド
ン時間にかけて113.32へ上昇しましたが、その後、再び反落して、
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、17日のNY時間後半に週安値
となる111.94へ下落して、112.09レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初13日に1.1658レベルで始まりロンドン時
間序盤にかけて1.1637へ下落しましたが、その後、切り返して、堅調
傾向で推移して15日のNY時間序盤にかけて週高値となる1.1861へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、16日のロンドン時間
にかけて1.1756へ下押しましたが、その後、揉み合いながらも反発し
て17日の東京時間前半に1.1821へ上昇する展開になりました。
その後、反落して揉み合いとなって1.1789レベルで週の取引を終えま
した。




●今週(11月20日から11月24日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは17日のNY時間序盤の
戻り高値112.68を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
113.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は17日のオセアニア
時間の戻り高値113.14、ここを上抜けた場合は16日の高値113.32、
さらに上昇した場合は15日の東京時間序盤の戻り高値113.49、ここ
を上抜けた場合は14日の高値113.91を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の111.94を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は10月16日の安値111.65、さらに下落
した場合は9月25日の安値111.47、ここを下抜けた場合は111.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は8月31日の戻り高値110.67、
ここを下抜けた場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目さ
れます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、20日の日通関ベー
ス貿易収支と米景気先行指標総合指数、21日の米中古住宅販売件数、
22日のイエレンFRB議長の発言と米耐久財受注と米新規失業保険申請
件数と米ミシガン大学消費者信頼感指数確報と米FOMC議事録要旨、
などが注目されます。


先週のドル円は、揉み合いの後に軟調傾向で推移して、「モラー特別検
察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状」との報道も背景に一時112
円台を割り込む相場展開になりました。

さて今週は、引き続きロシアゲート問題を巡る動向、およびイールド
カーブのフラット化が続いている米債利回りの動向が注目されますが、
22日のイエレンFRB議長の発言と米FOMC議事録要旨、および米国
の年末商戦のスタートとなる感謝祭(サンクスギビング)での小売動向も
注目されます。また、北朝鮮の動向についても引き続き一応ながら注意
だけはしておきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日の高値1.1821
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値でもある
15日の高値1.1861、さらに上昇した場合は12日の高値1.1879、ここ
を上抜けた場合は1.1900の「00」ポイント、さらに上昇した場合は
9月25日の高値1.1936を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは16日安値1.1756を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落
した場合は10日の高値1.1677、さらに下落した場合は10日の安値の
1.1623を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、20日のドラギ
ECB総裁の発言、22日の欧消費者信頼感指数速報、23日の独第3四半
期GDP確報と独・欧の製造業PMI速報と独・欧のサービス業PMI速
報とECB理事会議事録要旨、24日の独IFO景況感指数、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、20日の米景気先行指標総合指数、
21日の米中古住宅販売件数、22日のイエレンFRB議長の発言と米耐
久財受注と米新規失業保険申請件数と米ミシガン大学消費者信頼感指数
確報と米FOMC議事録要旨、などが注目されます。


先週のユーロドルは、揉み合いを経た後に、ユーロ圏経済成長見通しの
改善とドル安を背景に週半ばにかけて一時1.18台後半へと上昇して、
その後、1.18を挟む揉み合いになりました。

さて今週は、20日のドラギECB総裁の発言および欧消費者信頼感指数
速報とPMI速報などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、再び
燻り始めたロシアゲート問題を巡る動向およびイールドカーブのフラッ
ト化が続いている米債利回りの動向、22日のイエレンFRB議長の発言
とFOMC議事録要旨、および米国の感謝祭での小売動向が注目されま
す。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その267 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、揉み合いながらも
 軟調傾向で推移して一時112円台を割り込んだよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先週はNYダウが週足で2週連続の陰線となって…、
 米10年債利回りも低下してイールドカーブのフラット化が進み、
 週末の『モラー特別検察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状』
 との報道も背景にドル円は一時112円台を割り込んだのう…。」


『今年も早いもので、今週は米国の感謝祭ウイークだけど…、
 どんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。米国の感謝祭は年末商戦のスタートとなるが…、
 ブラックフライデーでは米国の株式と債券市場は短縮取引で、
 週末と合わせて連休を取る投資家が多く、手仕舞いの動きや
 流動性の低下には少しばかり留意が要るやも知れぬのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『弱点の克服のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『ふん。以前からペンディングとなっていたテーマだな。
 まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「人とはある意味では不思議なもので…、自分自身のことを
 誰よりも知っているようで案外と知らないものでのう…。」


『あははっ。検査を受けないと自分自身の血糖値もわからないし…、
 また背中にいくつホクロがあるかさえも案外と知らないもんだぜ。』


「同様に、トレードにおける自分自身の長所弱点も知っているようで
 案外とわかっていないという場合があるものなのじゃのう…。」


『まぁな…。自分自身のトレードの弱点や改善点ついて、
 自分自身でわかっているようで実は何もわかっていない、
 という事もあるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「そうして、トレードを企業活動に例えるならば…、最も弱い部分、
 つまり弱点が全体の制約や足枷となるという事があるのじゃのう。」


『まぁ。商品企画や製造がいくら優秀でも、営業販売がまるでダメなら
 企業として全体の業績はなかなか向上しないだろうからなぁ…。』


「ふむ…。長所こそ伸ばすべき、という考え方があるその一方で、
 克服すべきは弱点やネックであるという考え方があるのじゃのう。」


『企業活動で例えるなら、商品企画や製造品質が優秀な会社において、
 さらに商品企画や製造品質に力を入れて改善を重ねたとしても、
 ダメな営業販売部門の改善を補うことはできないだろうからな…。』


「ふむ…。トレードを企業活動に例えるならば…、
 マーケットにおける収益が業績であり、もしも収益が悪い場合は、
 どこかに必ず、改善すべきネック(弱点)があるという事になり、
 まずは自身のトレードにおけるネックを見つけねばならぬのじゃ…」


『それにはどうしたら良いんだい? ジイさん。』


「己を知るためには、トレード日誌をつけることが必要となろう…。
 例えば、勝率は悪くないのに収益が向上していないのであれば、
 リスク・リワード比に問題がある可能性が高く、
 損切りが深過ぎたり、チキン利食いとなっているやも知れず…、
 またもしも、1回の大負けで収支がガタガタになっていたとしたら、
 資金管理やリスク管理に問題がある可能性があろうのう…。」


『その他にも過剰頻度トレード癖がネックになっている場合もあろうが
 トレード日誌によって改善すべきネック洗い出しができていないのに
 トレードの改善を目指そうとすることは、企業に例えるなら
 商品企画や製造が優秀なのに営業販売がまるでダメな会社で
 営業販売の改善をせず商品企画や製造の改善を目指そうとするような
 的外れな改善となってしまう場合もあるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。問題のネックが資金管理やリスク管理であるにもかかわらず
 自己に対する検証なき思い込みで、『良い手法さえ得れれば…』と
 手法探しの旅人となっても問題は解決できないものなのじゃのう。」


『でも…、これって逆に言えば、問題点のネックの改善さえできれば
 大きな飛躍となるという事でもあるんじゃないかな…。ジイさん。』


「おお、そのとおりじゃ! 溜口剛太郎殿。
 切れているチェーンを針金などで繋いでもまたそこで切れてしまうが
 本物のチェーン・ブロックがガチっとはまったならば、
 トレードは今まで勉強してきたことが活性化するかのように
 順調に回転して収支が向上していくことであろう…。」


『孫子の兵法風に言うならば「己を知り改善すれば百戦危うからず」
 ということにも通ずるのかもしれないな…。ジイさん。』


「あははっ。溜口剛太郎殿も面白いことを言うものじゃのう。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その266


APECでは「あらゆる不公正貿易慣行を含む保護主義に対抗する」
との共同声明が採択され閉幕となりました。


●今週(11月13日から11月17日)の主な予定


<11月13日(月)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(10月)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(11月)、
午後4時に独卸売物価指数(10月)、
深夜2時45分から黒田日銀総裁の発言、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などが予定されています。
そして、OPEC月報が発表予定です。


<11月14日(火)>

午前9時半に豪NAB企業景況感指数(10月)、
午前11時に中国鉱工業生産(10月)、中国小売売上高(10月)、
午後4時に独第3四半期GDP速報、独消費者物価指数改定値(10月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(10月)、
午後6時半に英消費者物価指数(10月)、英生産者物価指数(10月)、
同午後6時半に英小売物価指数(10月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(11月)、
同午後7時に欧第3四半期GDP改定値、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(11月)、欧鉱工業生産(9月)、
同午後7時からドラギECB総裁の発言、
同午後7時からイエレンFRB議長の発言、
同午後7時からカーニーBOE総裁の発言、
同午後7時から黒田日銀総裁の発言、
夜10時半に米生産者物価指数(10月)、米生産者物価指数コア(10月)、
などが予定されています。
中国・独・英・欧・米の指標と
米・欧・英・日の中銀総裁のパネル討論会での発言には注目です。


<11月15日(水)>

朝8時50分に日第3四半期GDP一次速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ一次速報、
午後1時半に日鉱工業生産確報(9月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(10月)、
午後6時半に英失業者数(10月)、英失業率(10月)、英ILO失業率(9月)
午後7時に欧貿易収支(9月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米消費者物価指数(10月)、米消費者物価指数コア(10月)、
同夜10時半に米小売売上高(10月)、米小売売上高(除自動車 10月)、
同夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(11月)、
深夜12時に米企業在庫(9月)、
早朝6時に対米証券投資(9月)、
などが予定されています。
日・英・米の指標には注目です。


<11月16日(木)>

午前9時半に豪新規雇用者数(10月)、豪失業率(10月)、
午後3時半に仏第3四半期失業率、
午後6時半に英小売売上高指数(10月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(10月)、
夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(11月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(10月)、米輸出物価指数(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際証券取引高(9月)、加製造業出荷(9月)、
夜11時からカーニーBOE総裁の発言、
夜11時15分に米鉱工業生産(10月)、米設備稼働率(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(11月)、
などが予定されています。
豪・英・欧・米の指標とカーニーBOE総裁の発言には注目です。


<11月17日(金)>

早朝6時半にNZ企業景況感(10月)、
早朝6時45分にNZ第3四半期生産者物価指数、
午後5時半からドラギECB総裁の発言、
午後6時に欧経常収支(9月)、
午後7時に欧建設支出(9月)、
夜10時半に米住宅着工件数(10月)、米建設許可件数(10月)、
同夜10時半に加消費者物価指数(10月)、
などが予定されています。
NZ・米・加の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月6日から11月10日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.90で始まり、軟調傾向で推移して
94.30で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.402%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で56.74ドルに上昇しました。
NYダウは週間116.98ドル下落、23422.21ドルで週の取引を終える。



<11月6日(月)>

報道「ダドリーNY連銀総裁が早ければ2018年春に辞任へ。」
報道
「全世界の債務残高が226兆米ドルに拡大して
 全世界のGDPの324%に。IIFは危険なレベルと指摘。」
日経平均は73.84円高で寄り付き9.23円高の22548.35で大引け。
日経平均は一時100円超の下落も年初来高値を更新。
米10年債利回りは一時2.35%へ上昇。原油先物は55ドル台後半。
ドル円が一時114円台後半へ上昇。
トランプ米大統領 (日本の財界トップとの会談)
「現在、日本との貿易は公平でなく開かれていない。
 米国はインフラ計画の承認を加速化していく。
 米自動車産業は非常によくやっており、製品は素晴らしい。
 経済連携の将来を非常に楽観している。
 貿易を迅速かつ友好的に交渉する必要あるのは疑いない。
 TPP協定については良いアイデアとは考えていない。」
黒田日銀総裁
「低金利継続が金融仲介に与える影響今後も注視。
 日本経済外需と内需がバランス良く景気を牽引。
 物価を押し上げる力は徐々に強まっている。
 緩和的な金融環境のもと景気は緩やかな拡大続く。」
 現在の政策の継続で物価目標を達成できる。
 今年の春闘は期待できる。
 FRBは新議長の下で適切な政策を運営していく。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
原油先物は一時56ドル台へ上昇。
プラートECB理事
「デフレリスクは消えたが、インフレ圧力は引き続き抑制。
 大規模な緩和策は依然として必要。」
S&P
「世界の金融引き締め局面に最も脆弱な国々の新フラジャイル5は
 トルコが筆頭、アルゼンチン、パキスタン、エジプト、カタール。」
サンフランシスコ連銀総裁
「FOMCは12月に利上げをすべき。」
ダドリーNY連銀総裁
「来年半ばに引退を表明。後任探しのプロセスは現在進行中。
 FOMCの空席は政策に影響しない。
 米経済は完全雇用に近く、インフレは不可解。
 インフレ抑制維持へ2%を小幅に上回る必要。」
米10年債利回りは2.31%台へ低下。ドル円が113円台へ下落。
報道
「サウジアラビア政府が王子や現職閣僚を汚職の疑いで一斉に逮捕。」
NY原油先物12月限の終値は57.35ドル。
NYダウは9.23ドル高の23548.42で取引を終える。最高値を更新。


<11月7日(火)>

日経平均は29.60円安で寄り付き389.25円高の22937.60で大引け。
日経平均はバブル崩壊後の戻り高値を上抜け25年10カ月ぶり高値。
米10年債利回りは2.32%台で推移。
NZアーダーン政権
「RBNZの責務について、現行求められている物価安定の実現に加え
 完全雇用の達成を目標とする二本立てとすることを検討している。」
NZ財務相
「金融政策の決定について、現行方式である総裁単独での決定から、
 委員会形式の政策決定モデルへ変更する。
 その後責務の追加について調査する二段構えで見直す方針。」
安倍首相 (米FOXとのインタビュー)
「日本と米国との同盟の強化を望んでいる。
 北朝鮮は武器開発の時間稼ぎのために対話を利用している。
 制裁の厳格な履行が必要である。
 対話のため対話は無意味となっている。」
麻生財務相は
「日米の貿易赤字について、経済対話で話すことで合意している。
 両国間の貿易不均衡の是正はFTAで行うことは考えていない。
 事実として日米間に貿易不均衡がある。
 ただ、対日赤字が大部分を占めていた時代とは違う。」
豪RBA声明
「当面インフレは低水準を維持。低金利は豪経済を引き続きサポート。
 豪ドル高は生産と雇用の重石。シドニーの住宅市場の状況は緩和。
 金利の据え置きは将来的なCPI目標と合致している。
 非鉱山投資はより活発化している。メルボルン住宅価格は依然上昇。
 家計消費の先行きは不透明。」
日本テレビ
「安倍首相との会談の中で、トランプ大統領は北朝鮮がアメリカ本土に
 届くICBMを完成させることは絶対に許さないとの考えを伝えた。」
ロンドン時間に米10年債利回り一時2.33%台へ上昇。ドル買い優勢。
ドラギECB総裁
「ユーロ圏に信用創造による住宅バブルの兆候はない。」
ラウテンシュレーガーECB理事
「出口を明確に示すべきだった。」
トランプ米大統領
「北朝鮮が交渉のテーブルに着くことは
 同国や全世界の市民にとって良い事。」
OPEC
「減産による価格上昇後、米シェール生産は大幅増加の見通し。」
原油先物は57ドル台前半で推移。
NY時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。ドル円が反落。
米3年債の入札では最高落札利回り1.750%、応札倍率2.76倍。
加BOC総裁
「利上げに関して注意深くなっている。
 インフレの状況は許容範囲。経済的能力を評価するのは指標次第。
 いずれ刺激策が必要とされなくなる。
 余剰生産能力のしつこさに驚いている。基調インフレは目標内。
 労働市場のスラックが無くなるまで成長の足かせは続く可能性。」
報道
「イエレンFRB議長は金融政策や景気見通しに言及せず。」
NYダウは8.81ドル高の23557.23で取引を終える。最高値を更新。


<11月8日(水)>

ワシントンポスト
「米上院が法人税の減税について、
 実施を一年先送りすることを検討している。」
米10年債利回りは一時2.30%台へ低下。
日経平均は87.69円安で寄り付き23.78円安の22913.82で大引け。
トランプ大統領 (韓国の国会演説テキスト)
「我々を過小評価するべきではないと北朝鮮に対して伝える。
 米国の都市が脅威にさらされることは許さない。
 危険に共に立ち向かうことがわれわれの責務である。
 責任ある国家は北朝鮮政権の孤立化に参加する必要がある。
 北朝鮮への支援などを断つ必要。
 文大統領とは、貿易、軍事で生産的な協議を行った。
 中国はなぜ北朝鮮支援の義務があると感じているのか。」
フィラデルフィア連銀総裁
「物価上昇が加速する兆候を確認したい。
 次回12月の利上げについては支持する。」
日銀の布野審議委員
「物価2%に到達するまで全く変更しないというわけではない。
 現時点では追加緩和は必要ない。」
サンダース米報道官
「トランプ大統領が北朝鮮に対して、
 テロ支援国家に再認定するかどうか、アジア歴訪終了時には決定。」
ロシア世論調査 (ロシア革命100年)
「ロシア革命を誇りに思わないと答えたロシア人は94%に上り、
 否定的な意見が大多数を占めた。」
ドイツの政府経済諮問委員会(5賢人委員会)
「2017年の同国成長率見通しを1.4%から2.0%に上方修正。
 2018年の成長率見通しも1.6%から2.2%に上方修正。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が223.7万バレルの増加。
原油先物は56ドル台後半で推移。
ブルームバーグ
「トランプ大統領の訪中に合わせ、米企業が今週中国でまとめる商談は
 規模2500億ドルを上回ると、米政権当局者が明らかにした。」
ムニューシン米財務長官
「新たな法人税率は来年のスタートが好ましい。
 ドル高の一部は好調な米経済を反映。
 貿易における為替の影響には短期的な懸念がある。
 イエレンFRB議長が理事として残るとは思わない。
 12月に債務上限引き上げを望む。
 少なくとも1月までは賄うことはできる。」
ワシントン・ポスト
「米税制改革法案の法人税引き下げを1年延期する可能性がある。」
米10年債の入札では最高落札利回り2.314%、応札倍率2.48倍。
報道
「明日からのEU離脱交渉再開を前にメイ政権の足元が揺らいでいる。
 先日はセクハラ問題でファロン英国防相が辞任した。
 パテル国際開発相がネタニヤフ首相を含むイスラエル政府当局者と
 無許可で会談を行っていたこと明らかになっている。」
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
報道「パテル英国際開発相が辞任。」
政治専門サイトのポリティコ
「上院共和党が新たな税制改革案を明日提示する計画。」
RBNZは政策金利を1.75%に据え置き。
RBNZ声明
「利上げ予想を2019年第2四半期に前倒し。従来19年第3四半期。
 多くの不確実性が残り、政策は調整が必要な可能性。
 住宅価格の鈍化は続く見通し。
 消費者物価の見通しは目標レンジの中間で変わらず。
 第4四半期のGDP見通しを従来の1.0%から0.9%に下方修正。
 NZドル安が持続的なら貿易可能な製品のインフレ上昇。」
NZドル買い反応。
NYダウは6.13ドル高の23563.36で取引を終える。最高値を更新。


<11月9日(木)>

米10年債利回りは2.32%台で推移。
日経平均は75.62円高で寄り付き45.11円安の22868.71で大引け。
日経平均は一時23300円台へ上昇するも終盤に反落。
ECB経済報告
「着実で広範な経済拡大がユーロ圏で続いている。
 各データは今年下半期の成長の勢いに衰えはみられないこと示唆。
 ECBの緩和策は引き続き内需を下支え。
 インフレは中期的に2%に接近する。雇用の強さが消費を下支え。
 緩和的金融環境が投資に寄与。
 成長見通しへのリスクはバランスしている。」
EU
「ユーロ圏成長見通しは、2017年2.2%(従来1.7%)、
 2018年2.1%(従来1.8%)にそれぞれ上方修正。」
クーレECB専務理事
「ユーロ圏の回復はここ20年で最強。」
報道
「トランプ米大統領の訪中で米企業が28兆円相当の商談成立。」
マカファティ英BOE委員
「政治や経済の不安定は企業活動、投資、経済に有害。
 来年春までに確実な進展がなければ事態は先立ち動き始めるだろう。
 銀行はロンドンから出てゆく動きも。」
英FT紙
「EU交渉担当幹部は英国に離脱の支払い額を
 2から3週間以内に提示を要求している。これは非公式の期限。」
欧州の株式市場は軟調に推移。
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
メルシュECB理事
「ECBは引き続き銀行の不良債権圧縮を推進する。」
原油先物は57ドル台前半へ上昇。
コンスタンシオECB副総裁
「最近のデータには励まされる。
 最近のデータは成長が加速している兆候を示唆。」
ライアン米下院議長
「下院歳入委員会が本日遅くに税制改革法案の投票を実施。
 法案の詳細に関しては解決している。
 法案はゴールラインに到達するだろう。
 今回の法案は全階層で平均的に減税されていると分析。」
米上院共和党のカシディ議員
「上院が提出する税制改革法案は、法人税減税を
 2019年に先送りする案を盛り込むだろう。」
米10年債利回りは一時2.31%度台へ低下。ドル売り反応。
米30年債の入札では最高落札利回り2.801%、応札倍率2.23倍。
米下院歳入委員会の修正案
「企業が海外に留保している資産を
 米国内に還流する場面の一時的減税措置について、
 当初の案では現金など流動性資産には12%、
 非流動資産には5%の暫定的課税となっていたが、
 それぞれ14%、7%に2%引き上げるよう要請。」
米上院共和党の米税制改革法案概要
「法人税減税については2019年からの適用で1年先延ばし。
 住宅ローン減税は現行のまま最大100万ドルのローンまで適用。
 所得税の課税区分は現行の7区分。
 税率は若干引き下げ(最高税率:38.5%)」
報道
「米下院歳入委員会は修正法案を可決。採決は賛成24、反対16。」
NYダウは101.42ドル安の23461.94で取引を終える。


<11月10日(金)>

米10年債利回りは2.33%から2.34%台で推移。
日経平均は288.01円安で寄り付き187.29円安の22681.42で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁
「来年2月に就任するパウエル次期議長の下での政策金利動向は
 将来的に2.5%前後の通常水準に戻る。
 FRBの独立性については政策の決定と金融政策の戦略作成において
 FRBが強いコンセンサスを引き続き持つ。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
英鉱工業生産指数(9月)は予想より強い前月比0.7%。
独BDI
「英EU離脱交渉は2年の期限内にまとまることは不可能。」
独首相報道官
「EU離脱交渉の次の局面入りのカギは引き続き英国が握っている。」
オーストリア中銀総裁
「ECBはQE終了の意思を示すべきだった。
 ECBガイダンスは2019年以前の利上げの可能性を排除している。」
メイ英首相
「EU離脱は2019年3月29日午後11時(現地時間)に。」
EUバルニエ氏
「我々の最優先課題は12月までに合意に至ること。
 市民の権利について幾分かの進展があったが更なる作業が必要。」
英デイビス氏
「支払いについて手続き上の進展も。
 いまは政治的な交渉が必要とされている。」
英NIESRの8−10月GDP推計は前期比0.5%(前回0.4%)。
米国はベテランズデーの振り替え休日。
NY時間に米10年債利回りは2.40%台へ上昇。
セントルイス連銀総裁
「インフレは年末までに改善しないだろう。
 12月に利上げすればインフレ期待を抑制する恐れ。」
NY原油先物12月限の終値は56.74ドル。
米10年債利回りは2.402%で取引を終える。
NYダウは39.73ドル安の23422.21で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初6日に114.02レベルで始まり東京時間前半に
週高値となる114.73へ上昇しましたが、その後、反落して、7日の
オセアニア時間にかけて113.69へ下落する展開になりました。
その後、ロンドン時間前半にかけて114.33へ反発しましたが、
その後、再び反落して、8日のNY時間序盤にかけて113.39へ下落
する展開になりました。その後、9日の東京時間前半にかけて114.06
へ反発しましたが、その後、再び反落して、NY時間後半にかけて
週安値となる113.09へ下落する展開になりました。その後、反発して
揉み合いにになり113.53レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初6日に1.1615レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して7日ロンドン時間前半に週安値となる1.1554
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、8日のオセアニア
時間に一時1.16台を回復して1.16を挟む揉み合いが続きました。
その後、9日のロンドン時間前半から上伸して、揉み合いながらも堅調
傾向で推移して10日のNY時間前半にかけて週高値となる1.1677へ
上昇する展開になり1.1664レベルで週の取引を終えました。




●今週(11月13日から11月17日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から9日の戻り高値114.06を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合7日の戻り高値114.33、さらに上昇した場合は先週高値114.73
ここを上抜けた場合は115.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、先週安値の113.09を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は113.00の「00」ポイントから10月31日の
安値112.96、さらに下落した場合は10月19日の安値112.29、ここを
下抜けた場合は112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、14日の中国鉱工業
生産と中国小売売上高とイエレンFRB議長の発言と黒田日銀総裁の発
言と米生産者物価指数、15日の日第3四半期GDP一次速報と日第3四
半期GDPデフレータ一次速報と米消費者物価指数と米小売売上高と
NY連銀製造業景況指数と対米証券投資、16日のフィラデルフィア連銀
製造業指数と米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅
市場指数、17日の米住宅着工件数と米建設許可件数、などが注目され
ます。


先週のドル円は、トランプ米大統領が日本などアジア歴訪の中、週初に
7月11日の高値を一時上抜け114.73へ上昇ましたが、その後は軟調傾
向で推移して113円台半ばで週の取引を終えました。


さて今週は、10月31日の安値112.96で下支えされるかが注目されま
すが、14日の中銀総裁のパネル討論会でのイエレンFRB議長の発言、
15日の日第3四半期GDP速報と米消費者物価指数と米小売売上高が
主な注目材料になりそうです。

また、先週はドルインデックスが軟調に推移するも、米10年債利回り
は週レベルで2.402%に上昇する状況となっていて、今週の米債利回り
の動向が注目されますとともに、先週はNYダウが週足で陰線を示現し
たこともあり今週の株式市場の動向が注目されます。

そして、先週は米上院共和党が米税制改革法案で「法人税減税について
2019年からの適用で1年先延ばし。」を示しましたが、上下両院の米税
制改革法案の擦り合わせが今後どうなっていくのか注目されます。

また、ここのところ軍事挑発行動をしていない北朝鮮ですが、11日に
北朝鮮外務省の報道官が「我々の思想と制度を全面拒否する妄言を並べ
立て、わが国を悪魔化した。わが共和国の自衛的な核抑止力を奪おうと
する好戦狂の対決行為。トランプの妄言は、われわれを、核武力建設の
偉業の完成へと、さらに疾走させる。」と発言して、核・ミサイル開発
を加速させる姿勢を改めて強調していることから、北朝鮮の動向には
一応ながら引き続き注意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1677
から3日の高値1.1690を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は1.1700の「00」ポイント、さらに上昇した場合は10月23日の
安値1.1725から10月18日安値1.1730、ここを上抜けた場合は10月
24日の高値1.1793、さらに上昇した場合は1.1800の「00」ポイント
ここを上抜けた場合は10月26日の高値1.1836を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは10日のロンドン時間の押し安値1.1623
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.1600の「00」
ポイント、さらに下落した場合は8日のロンドンフィックスでの安値
1.1579、ここを下抜けた場合は先週安値の1.1554、さらに下落した場
合は1.1500の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、14日の独第3
四半期GDP速報と独消費者物価指数改定値と独・欧ZEW景気期待指
数と欧第3四半期GDP改定値と欧鉱工業生産とドラギECB総裁の発
言、16日の欧消費者物価指数確報、17日のドラギECB総裁の発言、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、14日の中国鉱工業生
産と中国小売売上高とイエレンFRB議長の発言と米生産者物価指数、
15日の米消費者物価指数と米小売売上高とNY連銀製造業景況指数と
対米証券投資、16日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業
保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数、17日の米住宅
着工件数と米建設許可件数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週前半に1.1554へと下落しましたが、その後、
切り返して、EUによるユーロ圏経済成長見通しの上方修正、および
クーレECB専務理事の「ユーロ圏の回復は、ここ20年で最強」との
発言も背景に揉み合いながらも堅調傾向で推移して1.16台後半へ戻す
相場展開になりました。


さて今週は、14日の独第3四半期GDP速報および中銀総裁のパネル
討論会でのドラギECB総裁の発言などが注目されますが、対ドル通貨
ペアとして15日の米消費者物価指数と米小売売上高が主な注目材料に
なりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その266 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はトランプ米大統領のアジア歴訪をはじめ
 「ダドリーNY連銀総裁が2018年に辞任するとの表明」、
 「サウジアラビア政府が王子や現職閣僚を汚職の疑いで一斉逮捕」、
 「米上院共和党が米税制改革法案で法人税減税を1年先延ばし」、
 「NYダウが週足で陰線を示現」などいろいろあったがよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そしてドル円は、週初に7月11日の高値を一時上抜け114.73へ
 上昇するもその後は113円台半ばへ反落する展開になったのう…。」


『トランプ米大統領のアジア歴訪では中国が最上級のもてなしをして、
 そして、米企業が28兆円相当もの商談成立となったようだな…。』


「ふむ…。中国のトランプ米大統領へのもてなしはまさに桁違いで、
 APECを終えてASEAN首脳会議へ向かう米大統領専用機内にて
 『私は習近平国家主席が好きだ。毛沢東以来の最強の指導者だ。
 毛より力を持っていると言う人もいる。(中略) 巨額の対中貿易赤字
 については私が解消する。』と発言したとの報道もあり、
 トランプ米大統領はたいそうご満悦のようであったのう…。」


『そして、米上院共和党が米法人税減税案について19年からの適用で
 1年先延ばしとしたが、米下院と足並みがそろっていないようで、
 なんとも気になるところだよな…。ジイさん。』


「ふむ。今後の上下両院の減税案の擦り合わせが注目されるのう…。」


『今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ドル円では、10月31日の安値112.96で下支えされるか注目じゃ。
 14日の中銀総裁のパネル討論会でのイエレンFRB議長の発言、
 15日の米消費者物価指数と米小売売上高などの次第によっては
 それなりにボラタイルな相場展開になるやも知れぬのう…。」


『NYダウとBTCの相場はどことなく似ているとの話もしたいが…、
 長くなるといけねぇ。さてところで…、今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『不合理な選択のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よかろう…。聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「人間とは不思議なもので『解っているのに不合理な選択をする』
 という事がときにあるものでのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな…。人間は感情の動物なんて言うからなぁ…。
 トレードなんかでもさぁ、結構ありがちな事だよな。』


「その後がわかっている過去チャートによる検証や練習では
 かなり合理的にトレードが出来たとしても…、
 未来が未確定の今現在動いているチャートを前にすると
 とたんに合理的な判断が出来なくなり、
 『1Pipでも先んじようとフライングをしたり』、
 『慎重になり過ぎて出遅れたり』、
 『完璧を求めようとして決定(判断)できなかったり』、
 『ついついグリードになってポジポジ病になったり』、
 『上昇(下降)の事実を観ながら予想が脳内にこだまして渦巻いたり』
 などということがあるものでのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。耳が痛い話だが、そういうことってあるよなぁ…。
 過去チャートと未来が未確定の今現在動いているチャートでは
 全く別の世界と言ってよいくらいに心理的には違うものだぜ…。』


「ポジションを持ってからも、このようなことがあって、
 『トレンドが継続しているのに反転を恐れてチキン利食いしたり』
 『損切るべきと解っていても損切りを遅延したり出来なかったり』
 『何とか負けポジションを助けようと無理なナンピンをしたり』、
 などということもあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな。そういうこともあるわなぁ…。で、こうしてみると
 負けるトレーダーは「知っている事とやっている事がまるで違う」
 結局、自己流のトレードをしてしまっているとも言えそうだな…。』


「ふむ。人の観念や潜在的意識は恐れや不安ベースとなりやすく…、
 また一方、人は含み損に対してはプロスペクト理論が示すように
 リスクテイカーになりやすいという習性があるものなのじゃのう…。
 そして、これらの『解っているのに不合理な選択をする』習性は
 潜在意識に根付くもので、なかなか容易に治らないものなのじゃ。」


『で…、どうすりゃよいのさ。ジイさん。』


「まぁ、おそらくは『ルールを守ろう』、『規律を守ろう』、
 『ちゃんと切るべきところでは損切りをしよう』、
 『無理な難平はやめよう』などと百回唱えても治ることはなかろう。
 潜在意識に深く根付いたものはそれほど強固なものなのじゃ。」


『だからさぁ…。いったいどうすりゃいいんだよ。ジイさん。』


「それには、この世で全勝できる人はただの1人もいないことを知り、
 『トレードは勝ちと負けとのトータル収支で勝ちを目指すもの』、
 『損切りこそが資金を守る唯一の技術』、
 『大負けはルール破りの結果であり、無理な難平は慎むべき』
 ということを心底わかり潜在意識レベルに刷り込むために
 小ロットでの実弾トレードや過去チャートの検証や練習によって
 『繰り返し潜在意識にインプットする必要』があるのじゃのう…。」


『繰り返し潜在意識にインプットする事が検証や練習の意義なのか。』


「ふむ。『こうしなくてはならない』、『これはしてはならい』、
 などという意識レベルでのマストではなく…、意識の抵抗がなく
 『無意識にできるまで検証や練習は必要』なのじゃのう…。そうして
 最終的にトレーダーとして解る(実感できる)べき事こそが…。」


『それは何だ! ジイさん。』


「それは…、『ちゃんとやればトータル収支で本当に勝てるんだ!!』
 ということが無意識レベルでしっかりと実感できる事であろう…。」


『ちゃんとやれば勝ち負けのトータル収支で勝てる事が確信できた時、
 勝てるトレーダーへの扉が初めて開くという事か…。』


「これこそが、トレードへの確信と自信となるのではなかろうか…。
 これが得られた時、『解っているのに不合理な選択をする』という
 悪しき習性から解放され、自然に合理的な選択ができるトレーダーへ
 となっていけるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その265〜


次期FRB議長候補はパウエル氏となりましたね。
さて、今週からは米国やカナダも冬時間に移行します。


●今週(11月6日から11月10日)の主な予定


<11月6日(月)>

※ 米国・カナダが冬時間に移行。

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午前10時から黒田日銀総裁の発言、
午後4時に独製造業新規受注(9月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(10月)、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(10月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(10月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(10月)、
午後7時に欧生産者物価指数(9月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(10月)、
などが予定されています。
日・独・スイス・欧の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合が予定されています。


<11月7日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(10月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時に独鉱工業生産(9月)、
午後4時45分に仏財政収支(9月)、
午後6時からドラギECB総裁の発言、
午後7時に欧小売売上高(9月)、
早朝5時に米消費者信用残高(9月)、
などが予定されています。
豪・独・欧の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
そして、EU財務相理事会と
トランプ米大統領の韓国訪問が予定されています。


<11月8日(水)>

(時間未定) 中国貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数速報(9月)、日景気一致指数速報(9月)、
午後4時45分に仏貿易収支(9月)、仏経常収支(9月)、
夜9時に米住宅ローン申請指数、
夜10時15分に加住宅着工件数(10月)、
夜10時半に加住宅建設許可件数(9月)、
などが予定されています。
中国・(加)の指標には注目です。
そして、トランプ米大統領の中国訪問が予定されています。


<11月9日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時50分に日国際貿易収支(9月)、日国際経常収支(9月)、
同朝8時50分に日機械受注(9月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(10月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(9月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(10月)、中国生産者物価指数(10月)
午後2時に日景気現状判断DI(10月)、
午後3時45分にスイス失業率(10月)、
午後4時に独貿易収支(9月)、独経常収支(9月)、
午後6時に欧ECB月報、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米卸売売上高(9月)、米卸売在庫(9月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・米の指標には注目です。


<11月10日(金)>

午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後1時半に日第三次産業活動指数(9月)、
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(9月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(9月)、英製造業生産指数(9月)、
同午後6時半に英貿易収支(9月)、
夜10時に英NIESRのGDP予想、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などが予定されています。
豪・英・米の指標には注目です。
そして、APEC首脳会議が11日まで予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月30日から11月3日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.75で始まり、94.31へ下げた後に
反発して94.83で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.333%に低下しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で55.64ドルに上昇しました。
NYダウは週間105ドル上昇、23539.19ドルで週の取引を終える。



<10月30日(月)>

日経平均は39.50円高で寄り付き3.22円高の22011.67で大引け。
米10年債利回りは2.41%から2.39%台で推移。
英・欧が冬時間に移行。
スペイン紙「カタルーニャの独立支持は33.5%。」
フィッチ「英国がEU離脱で合意しないなら格下げも。」
スペイン検察「カタルーニャ州首相を訴追。」
英首相報道官
「英内閣は明日、ブレグジットのプランについて話し合う。」
原油先物は53ドル台後半から54ドル台前半で推移。
米コアPCEデフレータ(9月)は予想とおりの前月比0.1%。
独消費者物価指数速報(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
報道「カタルーニャ州首相のプチデモン氏、ベルギーで亡命申請へ。」
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期は年率換算で2.9%の予想。
安倍首相(トランプ大統領との電話会談)
「米大統領訪日を機に日米で連携の強力なメッセージを発出したい。」
ホワイトハウス当局者
「次期FRB議長を2日に発表へ。」
ブルームバーグ報道
「法人税を現在の35%から20%への引き下げることについて
 下院が協議に入り、素案として2018年から2033年までの
 5年間で毎年3%づつ引き下げる案が検討されている。」
ムニューシン米財務長官
「超長期債への関心が小さいのは驚き。
 もう少し市場動向の監視を続ける。」
米商務省
「中国経済は市場原理で運営されていない。中国経済は非市場経済。」
報道
「露ゲート疑惑でトランプ陣営元選対本部長マナフォート氏を起訴。」
日経新聞
「ソフトバンクは傘下のスプリントと
 TモバイルUSの統合中止を申し入れた。」
サンダース報道官
「(米下院が5年間の段階的導入検討との報道に対して)
 トランプ大統領の方針に段階的法人税減税は認めていない。」
米10年債利回りは2.36%台に低下。
NYダウは85.45ドル安の23348.74で取引を終える。


<10月31日(火)>

トランプ大統領の弁護士セクロー氏
「大統領はモラー特別検察官を解任しないと語った。」
日経平均は114.38円安で寄り付き0.06円安の22011.61で大引け。
日銀展望レポート
「18年度までの期間潜在成長率を上回る成長を維持。
 19年度は成長ペース鈍化も景気拡大続く。CPIは弱めの動き続く。
 マクロ的な需給ギャップが改善続ける下で、
 賃金・価格設定スタンスが次第に積極化し、
 中長期的な予想物価上昇率も上昇。
 従来の見通しと比べ、成長率は概ね不変、
 物価は17年度について幾分下振れ、18年度、19年度は概ね不変。
 物価安定目標に向けたモメンタムは維持も、力強さに欠け、
 引き続き注意深く点検。
 2018年、コアCPI見通し+1.4%。GDP見通し+1.4%。」
日銀政策金利は市場予想とおり-0.1%に据え置き。
米10年債利回りは2.36%台で推移。原油先物は54ドル台前半。
報道
「日銀金融政策会合では片岡委員が前回に続いて反対。
 片岡委員は15年物国債金利が0.2%以下で推移するように
 買い入れすることを主張。」
黒田日銀総裁
「所得から支出への前向きなメカニズム働いている。
 景気は緩やかに拡大している。
 物価については下振れリスク、力強さに欠けており注意深くみる。
 経済はおおむね上下にバランスしている。
 今後も経済、物価、金融情勢踏まえ必要な政策調整行う。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く進めていく方針。
 これまでの株式市場で過度の期待の強気化は観察されず。
 株価は基本的に将来の企業業績の見通しを反映。
 ETF購入額年間6兆円、特定の時期を定めていない。」
独は休場。ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.38%台へ上昇。
欧第3四半期GDP速報は予想より強い前年同期比2.5%。
欧消費者物価指数速報(10月)は予想より弱い前年同月比1.4%。
伊中銀総裁
「ECBはQE調整後もきわめて緩和的姿勢維持へ。
 ユーロ圏の低インフレはイタリアなど数カ国で
 賃金圧力が極めて弱いこと反映。
 労働市場のスラックは依然として大きい。」
プチデモン氏
「スペインはカタルーニャへの激しい攻撃を計画していた。
 暴力に上に共和国を樹立することはできない。
 ベルギーには亡命申請しない。
 我々は分離独立の動きから逃げることはしない。
 正義が保障されればスペインに戻る。」
米消費者信頼感指数(10月)は予想より強い125.9。
カナダ中銀総裁
「金利調整に関しては注意深くなる。労働市場にスラックの兆候。
 我々は景気サイクルにおいて重要な時点に立っている。」
トランプ大統領
「段階的導入は一部の人々が言及したことで、
 それについては検討していない。」
原油先物は54ドル台前半で推移。
NYダウは28.50ドル高の23377.24で取引を終える。


<11月1日(水)>

NZの雇用統計は予想より強い結果に。NZドル買い反応。
英BOE
「EU離脱で英金融業界は最大7.5万人失業と予想。」
報道「米CME、年末までにビットコイン先物を上場へ。」
日経平均は133.31円高で寄り付き408.47円高の22420.08で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
報道
「衆議院本会議で安倍晋三氏を第98代首相に指名。」
ロンドン時間に原油先物が一時55ドル台へ上昇。
独の株式市場が1.5%超の上昇。
米ADP雇用統計(10月)は予想より強い23.5万人。ドル買い反応。
安倍首相
「閣議で新しい政策パッケージを策定する。
 2020年までを生産性革命集中投資期間と位置づける。
 これからも経済最優先、三本の矢を放ち続ける。
 賃上げの勢いを力強いものとし、デフレ脱却を目指す。
 憲法改正は、スケジュールありきではない。
 黒田日銀総裁の手腕を信頼している。」
米自動車販売(10月)は予想より強い1809万台。
報道
「米5年債−30年の債利回りスプレッドが
 2007年11月以来の一時83bp割れまで縮小。
 米債利回り曲線のフラットニング化が進んでいる。」
米ISM製造業景況指数(10月)は予想より弱い58.7。
米10年債利回りは一時2.35%台へ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が243.5万バレル減少。
原油先物は54ドル台で推移。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期見通しは4.5%に上昇。
FRB政策金利は1.00-1.25%に据え置き。
FOMC声明
「経済活動はハリケーンにもかかわらず底堅い。
 インフレは食品、エネルギー以外の項目で鈍化。
 労働市場は依然として底堅く推移。失業率は低下。
 消費は緩やかに上昇。設備投資は上昇。
 段階的な利上げが正当化される経済を予想。」
米10年債利回りは2.37%台。
NYダウは57.77ドル高の23435.01で取引を終える。


<11月2日(木)>

WSJ
「トランプ大統領は次期FRB議長にパウエル氏指名を正式に通知。」
日経平均は92.10円高で寄り付き119.04円高の22539.12で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.36%から2.35%台で推移。
原油先物は54ドル台で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
英BOEは政策金利を25bp引き上げ0.50%に。
英BOEが資産買取プログラム規模を4350ポンドに据え置き。
英BOE議事録要旨
「7対2で政策金利の引き上げを決定。
 据え置き票は、カンリフ氏とラムスデン氏。
 全会一致で資産購入枠の維持を決定。」
英BOEインフレ報告
「2017年成長見通しは1.5%(前回1.3%)
 2018年成長見通しは1.7%(前回1.8%)
 2019年成長見通しは1.7%(前回1.7%)
 2020年成長見通しは1.7%
 2017年インフレ見通しは3.0%(前回2.8%)
 2018年インフレ見通しは2.4%(前回2.5%)
 2019年インフレ見通しは2.2%(前回2.2%)
 2020年インフレ見通しは2.1%」
カーニー英BOE総裁
「英企業投資にEU離脱の不透明性が影響与える。
 国内のインフレ圧力は今後数年にわたって増加する可能性が高い。
 経済状況は正常とはいえない。
 8月時点よりも経済のスラックはわずかに減少。
 国内のインフレ圧力は今後数年で高まる公算。
 利上げの影響が通常よりも大きいと考える根拠はない。
 英中銀がアクセルから足を離すときにきている。
 利上げで家計の状況は改善する見込み。
 英国民の実質所得の下落は最悪期を終えた。
 EU離脱が英経済見通しの最大の決定要因。」
英10年債利回りは1.265%に低下。ポンド売り反応。
パウエルFRB理事は経済見通しや金融政策の言及せず。
米下院共和党の税制改革法案概要
「法人税は20%へ引き下げ、
 401KやIRA(個人退職年金)への課税は変更なし。
 住宅ローン控除は夫婦で100万ドルから50万ドルに引き下げ。
 海外留保資金の米国回帰を促す一度限りの減税措置が12%
 大学基金に1.4%の新税を導入すると提案。」
米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。一時ドル売り反応。
トランプ米大統領
「感謝祭までに法案が机の前に着くことを望む。
 民主党が反対するのは困難だろう。
 共和党の税制改革法案は大幅な修正は必要ない。」
ムニューシン米財務長官(税制改革法案に関して)
「小規模事業主の圧迫を緩和する。全体的な改革が必要。
 海外の雇用へのインセンティブを排除。
 超党派の議題にすべきではない。大量の資金が米国に流入する。
 数兆ドルの資本が米国に還流。労働参加率の上昇を誘発。
 今日は改革に向けた最初の日。年内に大統領に法案を留ける必要。
 富裕層への優遇はない。」
報道
「米大統領は次期FRB議長にパウエル氏を指名する人事を発表。」
ホワイトハウス高官
「FRB副議長の人事は今週発表しない。
 トランプ大統領は候補と金利についは話さなかった。
 トランプ大統領はFRBの独立性を尊重。
 トランプ大統領はパウエル氏が最も心地よかった。」
トランプ米大統領
「パウエル氏は強力で意欲的、賢い人物だ。
 パウエル氏は健全な政策のために合意を形成する。
 パウエル氏は独立したFRBを率いていく。
 イエレン議長は素晴しい仕事をした。」
パウエル次期FRB議長候補
「FRBの2大責務の達成を目指す決意。
 米金融当局は市場の変化を引き続き警戒へ。
 客観的かつ独立心をもって判断。」
NYダウは81.25ドル高の23516.26で取引を終える。最高値を更新。


<11月3日(金)>

日経平均は文化の日で取引なし。
米10年債利回りは2.34%%台で推移。
原油先物は54ドル台で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。
オーストリア中銀総裁
「QEの終了時期の検討は時期尚早。」
米非農業部門雇用者数(10月)は予想より弱い26.1万人、
米失業率(10月)は予想より強い4.1%、
米平均時給(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
米ISM非製造業景況指数(10月)は予想より強い60.1。
WSJ
「スプリントとTモバイルUSは合併協議を再開させ、
 数週間以内に合意に達する可能性がある。」
米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
ミネアポリス連銀総裁
「パウエル理事は議長として素晴らしい仕事をするだろう。
 パウエル氏は非常にまじめで思慮深い政策当局者だ。
 パウエル議長で金融政策の運営方法に大きな変化は見込んでいない。
 労働市場にはまだスラックの兆候が残っている可能性がある。
 インフレがここ数ヵ月に減速していることに留意。」
コーンNEC委員長
 コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「パウエル次期FRB 議長について大統領は素晴らしい人選を行った。
 大統領は副議長の人選に非常に精力的に取り組んでおり、
 年内に何らかの発表があるだろう。」
原油先物12月限の終値は55.64ドル。米10年債利回りは2.333%。
NYダウは22.93ドル高の23539.19で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初30日に113.73レベルで始まり揉み合いながら
も軟調傾向で推移して31日のロンドン時間序盤に週安値となる112.96
へ下落しましたが、その後、切り返して、1日のNY時間序盤にかけて
114.28へ上昇する展開になりました。その後、114円を挟む上下動の
揉み合いとなって2日のNY時間前半に113.54へ下押した後に再び戻
して114円を挟む揉み合いが続きました。その後、3日の米雇用統計の
発表後に一時113.64へ下押しましたが、その後、反発して、週高値と
なる114.42へ上昇する展開になりました。その後、反落して114.07
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初30日に1.1609レベルで始まり週安値とな
る1.1594へ下落した後に揉み合いながらも反発して31日のNY時間
前半に1.1661へ上昇しましたが、その後、1日のNY時間序盤にかけ
て1.1606反落する上下動の揉み合いになりました。その後、揉み合い
ながらも反発して2日のNY時間序盤にかけて1.1687へ上昇しました
が、その後、やや下押して揉み合う展開になりました。その後、3日の
米雇用統計の発表後に週高値となる1.1690へ上昇しましたが、その後
反落して1.1607レベルで週の取引を終えました。




●今週(11月6日から11月10日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週の米雇用統計後の高値
114.42から10月27日の高値114.45および7月11日の高値114.49
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は115.00の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週の米雇用統計後の安値113.64から
2日の安値113.54を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は
113.00の「00」ポイントから10月31日の安値112.96、さらに下落し
た場合は10月19日の安値112.29を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、6日の日銀金融政策
決定会合議事録要旨と黒田日銀総裁の発言、8日の中国貿易収支、9日
の日国際貿易収支と日機械受注と中国消費者物価指数と米新規失業保険
申請件数、10日のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目さ
れます。


先週のドル円は、日銀金融政策発表、FOMC、米下院共和党の税制改革
法案の発表、次期FRB議長候補の発表、そして週末の米雇用統計など
数々の重要イベントを経過して、相場は下げては上げる揉み合いとなっ
て週の始値と終値では34Pipsほどの上昇となりました。


さて今週は、先週に重要イベントを経過して材料は少なめですが、トラ
ンプ米大統領の日本をはじめとする韓国と中国の訪問を巡る市場動向が
注目されます。また、米海軍が原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えて
いて、北朝鮮の軍事挑発行動は抑制されていますが、一応ながら北朝鮮
の軍事挑発行動には注意をしておきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週の米雇用統計後の
高値1.1690から1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が注目されま
す。ここを上抜けた場合は10月23日の安値1.1725から10月18日の
安値1.1730を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは3日の安値1.1599を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は10月27日の安値1.1574、さらに下落
した場合は1.1500の「00」ポイント、ここを下抜けた場合7月12日
の高値1.1489から7月20日の安値1.1479、ここを下抜けた場合は
6月30日の高値1.1445を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、6日の独製造業
新規受注と欧生産者物価指数、7日の独鉱工業生産とドラギECB総裁
の発言と欧小売売上高、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、8日の中国貿易収支、9日中国消費者物価指数と米新規失業保険申
請件数、10日のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目され
ます。


先週のユーロドルは、カタルーニャ問題はあまり材料視されなかった
ようで、対ドル通貨ペアとして、FOMC、米下院共和党の税制改革法案
の発表、次期FRB議長候補の発表、米雇用統計などを経過して1.16台
を中心とする揉み合いとなり上へ行って来いの相場で、週の始値と終値
では僅か2Pipsの下げで週足では上ヒゲのある十字線となりました。


今週は、先週までの重要イベントを経過して材料不足の感がありますが
7日のドラギECB総裁の発言は注目されそうです。




さて今回は、■トレードと凡事のお話 その265 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は日銀金融政策発表、FOMC、
 米下院共和党の税制改革法案の発表、次期FRB議長候補の発表、
 そして週末の米雇用統計など数々の重要イベントがあったが…、
 週の始値と終値では34Pipsほどの上昇で大きな動きとはならなく
 イベントが無事に通過したといったような印象だったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 次期FRB議長候補も最終的にパウエル氏に決定したが…、
 これも大方の市場予想とおりで、値動きは限定的じゃったのう。
 そして、114円台半ばのレジスタンスが強固な印象じゃった…。」


『北朝鮮は1カ月以上にわたって不気味なくらいに大人しいが…、
 今週からトランプ米大統領のアジア歴訪がいよいよ始まるよな…。』


「ふむ…。米海軍が原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えていて、
 北朝鮮のミサイル発射などの挑発行動は暫く抑制されておるが、
 一応ながらも、注意だけは忘れずにいたいものじゃのう…。」


『そして、先週、NYダウは23539ドルと史上最高値を更新して
 日経平均も22539円へと上昇して株式市場は総じて堅調だよな…。』


「ふむ…。11月1日に『米5年債と30年の債利回りスプレッドが
 2007年11月以来の一時83bp割れまで縮小。』との報道もあり…、
 米債利回り曲線のフラットニング化が進んでいるのは不気味じゃが、
 事実として株式市場はなんとも堅調ではあるのう…。」


『米債利回り曲線フラットニング化が進んでいても株式が堅調なのは
 いわゆるニュー・ノーマルってやつなのかもしれないが…、
 まぁ、少しばかりは気味が悪いところはあるようだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。溜口剛太郎殿には、『攻守のバランスのお話』や
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『全体思考のお話』、
 そして、『弱点の克服のお話』、などなど…、
 いろいろとさせてもらいたいお話があるのじゃが…、今日は相場の
 『イナーシャの法則お話』でもさせてもらうとしようかのう。」


『イナーシャの法則だって? それってロシアの少女のお話かい?』


「何でも英語のカタカナ表記をする傾向がある昨今じゃが、
 どういうワケかこの言葉は馴染みが少ないようで…、
 イナーシャとは、『慣性』、『惰性』という意味の英単語で、
 いわば、『状態が継続する』ことを意味するのじゃのう…。」


『で…、相場には「イナーシャの法則」があると?』


「ふむ…。価格はもちろん物質ではなく、値動きは物理法則で
 動ているというワケではないのじゃが…、
 相場は状態が継続することが少なくないものなのじゃのう。」


『まぁ、上昇トレンドも下降トレンドも言ってみれば状態継続で…、
 延々と続くレンジ相場も状態継続と言えるのかもしれないよな。』


「ふむ…。ダウ理論でも『トレンドは明確な転換シグナルが
 発生するまでは継続する』とされていて…、
 相場は疑似的ながらもイナーシャの法則のように惰性的で
 『状態が継続する』ことが少なくないのじゃのう。但しじゃ…。」


『但しって何だよ…。ジイさん。』


「ふむ…。相場には状態が継続しやすい傾向があるものじゃが…、
 但し『いつかは必ずその状態は変化する』ものなのじゃのう…。」


『その相場(価格の動き)に変化たらしめるものは何なのさ?』


「その1つは価格の節目で、そこで跳ね返されるのか突破するのか…、
 レジスタンスやサポートと呼ばれているチャートポイントの節目は
 相場動向に変化をもたらす事があることが知られていよう…。」


『チャートには見えない壁があって、それを視覚化するものが、
 レジスタンス(サポート)ラインやトレンドラインという事だな…。
 そこで跳ね返されれば反発で、突破すればブレークというワケか。』


「ふむ。そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 そして、2つ目がファンダメンタルズ的インパクト(衝撃)であり、
 重要経済指標の発表や重要要人発言や突発的なニュースなどで…、
 相場はこれらによって変化することがあるものなのじゃのう…。」


『不測の突発的なニュースにも相場は影響を受けることがあり…、
 相場は過去の動向のみで数学的に完全に解明はできなく、
 ときに損切りも技術として必要になる場合があるというワケか…。』


「そして、3つ目が『時間の節目』じゃ。溜口剛太郎殿。」


『えっ。時間の節目だって?』


「ふむ。日々、観られるものに『市場替わりの相場動向の変化』
 があるが…、これらの他に、9、17、26、52の日数(時間)や
 よく言われておる3週間、3ヶ月などの日柄の節目のことじゃ…。」


『まぁ、どんな理屈かは分からないが…、3週間、3ヶ月などで
 トレンドが変わるなど相場が変化することはあるもんだよな…。』


「ファンド勢の四半期決算などの影響もあるのやも知れぬが…、
 相場が一旦、エネルギーを放出してしまうかのように、
 日柄(時間)が相場に与える影響は否定できないようじゃのう…。」


『トレンドも若いトレンドなどと言う事があるが…、こうしてみると
 日柄や時間はどことなく人の生活サイクルにも似ているよなぁ…。
 睡眠や休息をとっているような小幅揉み合いが続くこともあり、
 あたかも出社して仕事をしているように活発な活動の時期もあり、
 そして、少し長いタームでは、何かをきっかけに転職したり、
 あるいは長い会社勤めもいつかは定年でピリオドとなるように…。』


「あははっ。溜口剛太郎殿も面白い例え話をするものじゃのう…。」


『「相場の状態は継続する傾向があるが、いつかは必ず変化する」
 ということで、相場に於ける「イナーシャと変化の法則」として、
 1. 価格の節目(チャート・ポイント)はどこなのか
 2. 経済指標や要人発言やニュース等のファンダメンタルズの変化
 3. 時間(日柄)の節目(タイム・ポイント)はいつなのか
 の3つのファクターにしっかり着目してトレードしてやるぜ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その264


今週は日銀金融政策発表、米FOMC、英金融政策、米雇用統計と
重要イベントが目白押しの1週間になりますね。



●今週(10月30日から11月3日)の主な予定


<10月30日(月)>

※ 今週から欧・英が冬時間に移行。

朝8時50分に日小売業販売額(9月)、
午後4時に独小売売上高指数(9月)、
午後5時にスイスKOF景気先行指数(10月)、
午後6時半に英消費者信用残高(9月)、
午後7時に欧消費者信頼感確報(10月)、欧経済信頼感(10月)、
夜9時半に米個人所得(9月)、米個人消費支出(9月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(9月)、
夜10時に独消費者物価指数速報(10月)、
などが予定されてい済ます。
独・欧・米の指標には注目です。


<10月31日(火)>

※ 独が宗教改革記念日で休場。

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(9月)、
朝8時半に日鉱工業生産速報(9月)、日失業率(9月)、
同3朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(9月)、
午前9時にANZ企業景況感(10月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感(10月)、
午前10時に中国製造業PMI(10月)、中国非製造業PMI(10月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後2時に日新設住宅着工戸数(9月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
同午後3時半に仏第3四半期GDP速報、
午後4時45分に仏消費者物価指数速報(10月)、
同午後4時45分に仏卸売物価指数(9月)、仏消費支出(9月)、
午後7時に欧第3四半期GDP速報、欧消費者物価指数速報(10月)、
同夜7時に欧失業率(9月)、
夜9時半に米第3四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に加月次GDP(8月)、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(9月)、加原料価格指数(9月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(8月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(10月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(10月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・仏・欧・米・加の指標と
黒田日銀総裁の定例会見には注目です。


<11月1日(水)>

朝6時45分にNZ第3四半期就業者数、NZ第3四半期失業率、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(10月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(10月)、
午後6時半に英製造業PMI(10月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米ADP雇用統計(10月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(10月)、米建設支出(9月)、
深夜3時に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などが予定されています。
NZ・中国・英・米の指標には注目です。


<11月2日(木)>

午前9時半に豪貿易収支(9月)、豪住宅建設許可(9月)、
午後2時に日消費者態度指数(10月)、
午後3時45分にスイスSECO消費者信頼感指数(10月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(9月)、
午後5時50分に仏製造業PMI改定値(10月)、
午後5時55分に独失業者数(10月)、独失業率(10月)、
同午後5時55分に独製造業PMI改定値(10月)、
午後6時に欧製造業PMI改定値(10月)、
午後6時半に英建設業PMI(10月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(10月)、
夜9時に英BOE政策金利、英BOE議事録要旨、
同夜9時に英BOE資産買取プログラム規模、
同夜9時に英BOE四半期インフレリポート、
夜9時半に米第3四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜9時半に米第3四半期単位労働コスト速報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
豪・独・英・米の指標には注目です。
そして、パウエルFRB理事の発言も予定されています。


<11月3日(金)>

※ 東京が文化の日で休場。

午前9時半に豪小売売上高(9月)、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(10月)、
午後6時半に英サービス業PMI(10月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(10月)、米失業率(10月)、
同夜9時半に米平均時給(10月)、米貿易収支(9月)、
同夜9時半に加就業者数(10月)、加失業率(10月)、加貿易収支(9月)
夜11時に米ISM非製造業景況指数(10月)、米製造業受注指数(10月)
などが予定されています。
豪・中国・英・米・加の指標には注目です。


<11月5日(日)>

トランプ米大統領の来日、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月23日から10月27日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.76で始まり、堅調傾向で推移して
94.72で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.416%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で53.90ドルに上昇しました。
NYダウは週間105.56ドル上昇、23434.19ドルで週の取引を終える。



<10月23日(月)>

報道
「衆議院選挙では与党が3分の2を確保。立憲民主が野党第1党。」
ドル円が一時114円台前半へ上昇。
日経平均は251.66円高で寄り付き239.01円高の21696.65で大引け。
日経平均は15日続伸で連騰最長記録に。
米10年債利回りは2.39%から2.28%台で推移。
原油先物は52ドル台で推移。
トランプ米大統領
「税制改革の早期成立を議会に要請。」
ロンドン時間序盤に米10年債利回りは一時2.37%台へ低下。
英CBI製造業受注指数(10月)は予想より弱い−2。ポンド売り反応。
独連銀月報
「上期の拡大ペースを第3四半期も維持した公算。
 製造業は強い輸出と受注に支えられている。
 個人消費は上期の強い拡大の反動でやや落ち着く公算。
 持続的には悪化せず。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.36%台へ低下。
報道
「カタルーニャの州政府は26日州議会を招集。正式に独立宣言か。」
報道
「カタルーニャ分離独立派は中央政府の措置に人の鎖で対抗へ。」
ユンケル欧州委員長
「英EU離脱は悲劇。メイ首相との夕食会は有意義だった。
 貿易交渉に入る前に英国は離脱に伴う負担金に合意する必要。」
カンリフ英BOE副総裁
「利上げ開始時期については議論の余地がある。」
原油先物12月限は51.90ドル。
NYダウは54.67ドル安の23273.96で取引を終える。7日ぶり反落。


<10月24日(火)>

元北朝鮮幹部
「北朝鮮経済は1年ともたない可能性。」
日経平均は26.65円安で寄り付き108.52円高の21805.17で大引け。
日経平均は16日続伸で連騰最長記録を更新。
米10年債利回りは2.36%から2.37%台で推移。
アーダーンNZ労働党党首
「財政責任に人にコミットする。
 最低賃金の大幅上昇を目にするだろう。地域活性化を優先する。
 NZ中銀に対して構造改革を行う。」
NZは一時上昇の後に下落。
原油先物は51ドル台後半から52ドル台で推移。
米GMやキャタピラーや3Mの第3四半期1株利益は予想より強い。
米2年債入札では最高落札利回り1.596%、応札倍率2.74倍。
NY時間に米10年債利回りは2.42%台へ上昇。原油先物52ドル台。
CNBC
「マコニル共和党上院院内総務の関係者の話では、
 税制改革案に3名の共和党上院議員が反対する可能性がある。」
報道
「トランプ大統領がFRB議長人事に関して、
 共和党上院議員に挙手投票を実施した。
 挙手投票ではテイラー氏が勝利したようだったと
 共和党議員のスコット氏が述べた。」
サンダース米報道官
「パウエル、テイラー氏らが大統領が検討中の議長候補。」
NYダウは167.80ドル高の23441.76で取引を終える。最高値を更新。


<10月25日(水)>

日経平均は94.96円高で寄り付き97.55円安の21707.62で大引け。
日経平均は17日ぶりの反落。
米10年債利回りは2.41%から2.42%台で推移。
英第3四半期GDP速報は予想より強い前期比0.4%。ポンド買い反応。
内閣府
「基調判断据え置き。景気は、緩やかな回復基調が続いている。
 個人消費は緩やかに持ち直している。・設備投資は持ち直している。
 輸出は持ち直している。生産は持ち直している。
 企業収益は改善している。企業の業況判断は改善している。
 雇用情勢は改善している。消費者物価は横ばいとなっている。」
報道
「中国の習近平指導部が2期目を始動。後継起用せず求心力。」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.47%台へ上昇。
ポリティコ
「今週中の次期FRB議長の指名発表の可能性低い。
 イエレン氏が指名されれば株価が上昇するとの見方を
 トランプ大統領は好感している。
 ウォーシュ元FRB理事については、
 ペンス副大統領との面談を受けて指名確率が上昇している。」
米新築住宅販売件数(9月)は予想より強い66.7万件。
加BOC声明
「今年下期の成長は緩やか。この先2年間で潜在成長に接近。
 第3四半期に需給ギャップはなくなったと予想。
 刺激策の縮小がいずれ必要になる可能性。
 個人消費は政策変更と利上げで減速。
 17年と18年の成長見通しをそれぞれ3.1%、2.1%に上方修正。
 NAFTAの再交渉が見通しを大きく不透明に。
 インフレ目標の達成時期の見通しを2018年下半期に後退。
 追加利上げには注意深くなる。加ドル高が輸出やインフレを圧迫。」
加ドル売り反応。
EIA石油在庫統計では原油在庫が85.6万バレルの増加。
原油先物は52ドル台前半で推移。
加BOCポロズ総裁
「インフレの下振れリスクにより心を奪われている。
 雇用者数の増加に賃金上昇が追いついていない。
 労働市場には雇用過剰感がまだある。企業の75%はフル稼働状態。
 見通しにはNAFTAを考慮していない。」
米5年債入札では最高落札利回り2.058%、応札倍率2.44倍。
トランプ大統領
「コーン米国家経済会議委員長の次期FRB議長への就任には反対。
 イエレン現議長を好ましいと思っているが足跡をしるす必要がある。
 次期FRB議長候補探しは2、3人に絞られている。」
報道「生保が為替ヘッジなしで外債投資。」
米10年債利回りは2.433%。
NYダウは112.30ドル安の23329.46で取引を終える。


<10月26日(木)>

ブラジル中銀は政策金利を0.75%引き下げて7.50%に。
日経平均は8.67円安で寄り付き32.16円高の21739.78で大引け。
米10年債利回りは2.42%から2.41%台で推移。
豪RBAデベル副総裁
「インフレはデータが示すよりも弱い印象。
 労働市場には依然としてゆるみが大きい。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.44%台へ上昇。
トルコ中銀は政策金利を8.00%に据え置く。
関係者
「カタルーニャは独立宣言よりも選挙実施となる公算。」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.40%台へ低下。
ECB
「政策金利は0.00%に据え置き。中銀預金金利−0.400%に据え置き。
 限界貸付金利を0.250%に維持。
 債券購入を18年9月まで延長、月額は300億ユーロに減額。
 必要ならばQEの規模や期間を拡大する選択肢を残す。
 QE終了後も長期間にわたり保有債券の償還元本を再投資。」
ユーロ売り反応。
ドラギECB総裁
「QEは少なくとも来年9月まで継続。
 月間買い入れ額を300億ユーロに減額。
 大規模な刺激策が引き続き必要。
 成長は幅広い分野でしっかりしている。
 国内の物価圧力は引き続き抑制されている。
 成長へのリスクはほぼ均衡している。
 成長への下方リスクには為替相場が含まれる。
 コアインフレはまだ上昇トレンドを確信させず。
 総合インフレ率は年末を挟んで低下する見込み。
 コアインフレは中期的に上昇に向かう。
 他のQEシナリオについては議論しなかった。
 本日の決定は全会一致ではなかった。
 QE期限をオープンエンドにすること大多数が支持。」
報道
「米下院は2018会計年度連邦予算の大枠を定めた予算決議案を可決。
 減税計画の年内実現に向けた動きが前進。
 採決は賛成216、反対212と拮抗した。
 予算決議案は減税のため財政赤字を今後10年間で
 最大1.5兆ドル拡大させることを許容する内容。」ドル買い優勢。
米7年債入札では最高落札利回り2.280%、応札倍率2.39倍。
報道
「サウジアラビアのサルマン国王が18年末までの協調減産延長支持。」
報道
「米財務省は人権侵害を巡り北朝鮮の個人7人と3組織を
 制裁の対象に加えたと発表した。北朝鮮の保衛司令部、
 その司令官および副司令官が制裁の対象。」
原油先物は52ドル台後半。米10年債利回りは2.45%台。
NYダウは71.40ドル高の23400.86で取引を終える。


<10月27日(金)>

米10年債利回りは2.46%から2.45%台で推移。
日経平均は163.49円高で寄り付き268.67円高の22008.45で大引け。
年初来高値を更新。
米国安全保障専門サイトのディフェンス・ワン
「空軍はB-52爆撃機を24時間体制で待機させる準備を進めている。」
米10年債利回りは一時2.44%台へ低下の後に2.46%台へ反発。
報道
「FBIがトランプ氏による露疑惑の民間文書を議会へ開示の見通し。」
テイラー・スタンフォード大学教授
「リセッション以降の米経済成長が期待外れな状態にあるのは、
 これまで実施されてきた経済政策が要因にある。
 ベーシックな経済学を基にすると成長加速が可能で好機である。」
報道
「ジョイス副首相が連邦議員資格を禁じている複数の国籍を
 持っているかどうかについての連邦裁判所判断を受けて、
 豪ターンブル政権は過半数を失う結果となった。」豪ドル売り反応。
ECB専門家予測
「2017年GDP見通し+2.2%(前回+1.9%)
 2018年GDP見通し+1.9%(前回+1.8%)
 2019年GDP見通し+1.7%(前回+1.6%)
 2017年インフレ見通し+1.5%(前回+1.5%)
 2018年インフレ見通し+1.4%(前回+1.4%)
 2019年インフレ見通し+1.6%(前回+1.6%)」
報道
「ロシア中銀が政策金利を8.50%から8.25%に引き下げ。」
バイトマン独連銀総裁
「拡張的な金融政策は引き続き正当化されよう。
 債券購入については明確な終了日時を設定すべき。
 インフレ見通しはECB目標に沿ったもの。」
米第3四半期GDP速報は予想より良い前期比年率3.0%。
NY時間に原油先物が53ドル台へ上昇。
報道
「カタルーニャ議会が独立宣言を可決。」
ブルーバーグ(関係者の話)
「トランプ大統領は次期FRB議長にパウエル氏指名に傾いている。」
ドル売り反応。
報道
「スペイン上院がカタルーニャ州の自治権停止について審議し、
 ラホイ首相に対して自治権停止の権限を承認した。」
ダウジョーンズ
「トランプ大統領は今日の夕方の定例会見で、
 次期FRB議長の指名を来週正式に発表することに言及する予定。」
スペインのラホイ首相
「カタルーニャ州のプチデモン州首相ら閣僚を解任し、
 独立派が過半の州議会を解散。12月21日に選挙。」
米議会調査局(CRS)
「米国と北朝鮮が戦闘状態に入った場合、核兵器の使用がなくても、
 30万の人々が死亡する可能性がある。2500万人が戦闘の影響を受け
 中国に大量の難民が流入する可能性も。」
報道「日銀総裁の後任人事ではポスト黒田も黒田氏本命。」
フィッチ「英国の格付けをAAで据え置き。見通しネガティブ。」
原油先物12月限の終値は53.90ドル。
米10年債利回りは2.416%。
NYダウは33.33ドル高の23434.19で週の取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初23日に113.87レベルで始まり114.10へ上昇
した後に揉み合いながらも反落してNY時間終盤にかけて週安値となる
113.24へ下落する展開になりました。その後、切り返して、揉み合い
ながらも堅調傾向で推移して、25日のロンドに時間にかけて114.24へ
上昇する展開になりました。その後、再び反落して、25日の東京時間
終盤にかけて113.34へ下落しましたが、その後に再び反発して、27日
のNY時間序盤にかけて週高値となる114.45へ上昇する展開になりま
した。その後、再び反落して113.67レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初23日に1.1764レベルで始まり揉み合いな
がらも軟調傾向で推移してNY時間後半にかけて1.1726へ下落する展
開になりました。その後、その後、小幅な揉み合いがしばらく続きまし
たが、25日のNY時間序盤から堅調推移となって26日の東京時間後半
にかけて週高値となる1.1836へ上昇する展開になりました。その後、
ECB金融政策の発表およびドラギECB総裁の発言を受けて反落して、
27日のロンドンフィックスにかけて週安値となる1.1574へ下落する展
開になりました。その後、やや戻して1.1609レベルで週の取引を終え
ました。




●今週(10月30日から11月3日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から23日の高値114.10を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は25日の高値114.24、さらに上昇した場合は先週高値の114.45
から7月11日の高値114.49、ここを上抜けた場合は115.00の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合、まずは26日の安値113.34から先週安値113.24
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は113.00の「00」
ポイント、さらに下落した場合は19日の安値112.29、ここを下抜けた
場合は112.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は16日の安値
111.65を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、30日の米個人消費
支出と米コアPCEデフレータ、31日の日鉱工業生産速報と日失業率と
中国製造業PMIと日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見と米第
3四半期雇用コスト指数と米ケースシラー住宅価格指数と米シカゴ購買
部協会景気指数と米消費者信頼感指数、1日の中国財新製造業PMIと
米ADP雇用統計と米ISM製造業景況指数とFOMC政策金利とFOMC
声明、2日の米新規失業保険申請件数、3日の中国財新サービス業PMI
と米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給と米貿易収支と米ISM
非製造業景況指数と米製造業受注指数、などが注目されます。


先週のドル円は、上下動の揉み合いとなって時間足レベルで高値は切り
上げつつも、週末のブルーバーグの「トランプ大統領は次期FRB議長
にパウエル氏指名に傾いている。」との報道を受けて113円台後半で
取引を終えました。

さて今週ですが、トランプ米大統領の時期FRB議長の指名発表が注目
されますとともに、日銀金融政策発表、FOMC、そして週末の米雇用
統計と重要イベントが目白押しで、これらの結果次第ではありますが
ボラタイルな相場展開になる可能性がありそうです。

そして、11月5日にはトランプ米大統領が来日の予定で、米海軍は
「ロナルド・レーガン」、「セオドア・ルーズベルト」と共に、「ミニ
ッツ」の原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えていて、北朝鮮の軍事
挑発行動は抑制されていますが、28日の北朝鮮の朝鮮アジア太平洋
平和委員会の報道官談話で「米国の手先となり、軽率に振る舞えば、
日本の領土は丸ごと海に葬られる」と威嚇していますので、北朝鮮の
ミサイル発射など軍事挑発行動には一応ながら注意はしておきたいも
のです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは27日の戻り高値
1.1643を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1700の
「00」ポイント、さらに上昇した場合は23日の安値1.1725、ここを
上抜けた場合は24日の高値1.1793から1.1800の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1574を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は1.1500の「00」ポイント、さらに
下落した場合7月12日の高値1.1489から7月20日の安値1.1479、
ここを下抜けた場合は6月30日の高値1.1445、さらに下落した場合
1.1400の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、30日の独小売売上高指数と独
消費者物価指数速報、31日の仏第3四半期GDP速報と欧第3四半期
GDP速報と欧消費者物価指数速報と欧失業率、2日の独失業者数と独
失業率、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、30日の米個
人消費支出と米コアPCEデフレータ、31日の中国製造業PMIと米第
3四半期雇用コスト指数と米ケースシラー住宅価格指数と米シカゴ購買
部協会景気指数と米消費者信頼感指数、1日の中国財新製造業PMIと
米ADP雇用統計と米ISM製造業景況指数とFOMC政策金利とFOMC
声明、2日の米新規失業保険申請件数、3日の中国財新サービス業PMI
と米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給と米貿易収支と米ISM
非製造業景況指数と米製造業受注指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、1.76台での揉み合いが続いた後に、週の後半に
1.82台前半へと上昇しましたが、その後、ECB金融政策の発表および
ドラギECB総裁の発言を受けて軟調に推移して一時1.16台を割り込む
相場展開になり、週の始値と終値では155Pips程下落となりました。

また、スペインのカタルーニャ問題では、カタルーニャ議会が独立宣言
を可決しましたが、スペインのラホイ首相が「カタルーニャ州のプチデ
モン州首相ら閣僚を解任し、独立派が過半の州議会を解散。12月21日
に選挙」という事態になりました。

さて今週ですが、ECB金融政策発表のイベントを経過して、今週は
欧第3四半期GDP速報と欧消費者物価指数速報が注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、米FOMC、米雇用統計など米重要指標の結果
が注目されます。これらの結果の次第によって動意づくと思われます
が、戻りが売られる可能性がありそうです。

そして、ポンドですが、11月2日のスパー・サースデーでの動向が
注目されます。安易な予断はできませんが、次第によってはネガティブ
反応も警戒され、ボラタイルな相場展開になる可能性がありそうです。





さて今回は、トレードと凡事のお話 その264 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は上下動の揉み合いとなって、
 時間足レベルで高値を切り上げて一時114.45へ上昇したけど…、
 週末はブルーバーグの「トランプ大統領は次期FRB議長に
 パウエル氏指名に傾いている」との観測報道を受けて
 113円台後半へと反落する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 次期FRB議長の指名は先週にされるかと思っとったが…、
 その発表は今週に持ち越されることになったのう。
 今週の次期FRB議長指名の発表が大いに注目されるのう…。」


『そして、先週も北朝鮮の弾道ミサイルの発射などはなかったけど…、
 11月初旬からのトランプ大統領のアジア各国訪問にあたり
 原子力空母3隻が近海で圧力を加えていることで、
 さすがの北朝鮮も軍事挑発ができる状況ではなかったようだな。』


「トランプ大統領のアジア各国訪問は無事に終えることになろうが…、
 28日に北朝鮮の報道官が『米国の手先となり、軽率に振る舞えば、
 日本の領土は丸ごと海に葬られる』と威嚇していることもあり、
 一応ながらも警戒だけはしておいた方がよさそうじゃ…。」


『ところで今週は、米コアPCEデフレータ、日銀金融政策発表、
 米ISM景況指数に米FOMC、そして週末の米雇用統計と、
 重要イベントが目白押しで相場が大きく動きそうだな…。』


「ふむ。次期FRB議長指名ととともに、今週は重要イベントが多く、
 それらの結果次第ながら、ボラタイルな相場展開になろうのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。溜口剛太郎殿はAIのディープ・ラーニングによる
 『アルファ碁』が、2016年当時、世界最強囲碁棋士と言われていた
 韓国のイ・セドル九段に5局勝負で勝ち越したことを
 憶えておられると思うが…、2017年10月19日の報道によると、
 ディープ・ラーニングの学習方法を変えた『アルファ碁ゼロ』が、
 イ・セドル九段に勝ち越した『アルファ碁』を100戦100勝で
 打ち負かしたことにちなみ…、今日は『トレードと学習のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。」


『イ・セドル九段に勝ち越した「アルファ碁」を100戦100勝で
 打ち負かした「アルファ碁ゼロ」はまさに驚異だが…、
 ディープ・ラーニングの学習方法を変えたって言うけど、
 いったいぜんたい、どのように学習方法を変えたというんだい?』


「ふむ…。2016年の『アルファ碁』は人間の対局データを教師として
 ディープ・ラーニングしたのに対して…、『アルファ碁ゼロ』は、
 囲碁の基本ルールを教えたのみで、教師なしでAI同士の対局により
 『ゼロから独学する』ディープ・ラーニングをしたそうなのじゃ。」


『ふーん。「アルファ碁」は人間の積み重ねた知見の延長線上で
 ディープ・ラーニングしたのに対して…、「アルファ碁ゼロ」は
 ルールのみ学び、「ゼロから独学」でより強くなったということか。』


「まぁ…、人の場合は、AIのように短期間に何千万局も試行学習する
 などどいうことはできなく…、人間が積み重ねた知見の延長線上で
 学習していくほかはないと思うが、有益なはずの『積み重ねた知見』
 が、ときに進歩や上達の足かせになる事もあるということは、
 興味深いことではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『トレードでも、過去のトレーダーが積み上げた知見を学習する事は
 もちろん悪い事であるはずはないが…、ときに学習の積み重ねが
 何が重要な事なのかや、重要度のプライオリティを分かっていないと
 順列なき先入観となって脳内知識のカオス(混沌)の原因となったり、
 トレード自体の足かせになる場合もあるのかもしれないよな…。』


「ふむ…。人間が積み重ねた知見の延長線上で、学習を重ねるほどに
 トレードの戦績が向上するはずだというのは、いわば仮説であり…、
 知識を積み重ねても戦績が向上しない場合、さらに知識を求めるより
 一旦、脳内の知識をリセットして、いわゆるゼロ学習からリスタート
 してみる事も飛躍のきっかけになったり、新たな発見があるる場合も
 あるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『一旦、知識をリセットするということは、「捨てる勇気」でもあるが
 何が大事な事なのかを認識して再構築する事でもあろうからな…。』


「ふむ…。知識を捨てるためには、まずは学ばなくてはならないが…、
 学んだ後に、例えば、チャートからローソク足は別として、
 その他のテクニカル・インジケーターを全て除去するなどすると、
 新鮮で新たな気持ちでチャートを観ることができて…、
 価格のダイナミックな動きが見えてきたり、今まで見えていなかった
 新たな気づきを得れる場合があるものなのじゃのう…」


『で…、例えばどんな事よ…。ジイさん。』


「ふむ…。チャートから全てのインジケーターを除去した後に、
 例えば、EMA5とEMA21だけを太いラインで描画させると、
 これまで『たかが移動平均線ごとき』と思っていたのに…、
 1. 異なる2つの期間のEMAは収束と拡散を必ず繰り返している。
 2. EMAのクロスの前には必ず収束現象が起こる。(トレード準備)
 3. EMA5とEMA21が絡まる時はトレードしてはいけないサイン。
 4. EMA5とEMA21が収束後に拡散する時がトレードチャンス。
 5. EMA5がEMA21に対して強い入射角度で交差し始めると
   ゴールデン(orデッド)クロスになりやすく良いチャンスになる。
 6.  EMA21に対する交差で、EMA5は遅延になりにくい。
 などが新鮮なまでに気づけるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。EMA5とEMA21の収束・拡散なんてあまり単純すぎて
 ついついバカにしがちだけど…、こうしてみると、シンプル(単純)は
 もしかすると、高度を気取るコンプレックス(複雑)な手法よりも、
 ある意味、奥深く優れている場合もあるのかもしれないよな…。』


「EMA5とEMA21の収束・拡散はシンプル手法のほんの一例じゃが、
 シンプル(単純)はコンプレックス(複雑)よりも美しいものじゃ…。
 そして、複雑による『選択のパラドックス』も回避しやすく、
 買うべき売るべきのみならず、待つべき時をも知らせる
 『EMA5とEMA21が絡まる時はトレードしてはいけないサイン』も
 見逃せない利点となるのではなかろうか…。」


『知識を一旦リセットする「捨てる勇気」と、何が大事な事なのかを
 再認識して再構築する作業は、自分自身の手法の確立のためにも
 もしかすると学んだ後の必須項目になるのかもしれないよなぁ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その263


報道によりますと次期FRB議長は、パウエル氏とテイラー氏と
そしてイエレン氏の「3氏が軸」で検討されているようですね。



●今週(10月23日から10月27日)の主な予定


<10月23日(月)>

※ NZがレイバーデイで休場。

午後2時に日景気先行指数改定値(8月)、日景気一致指数推定値(8月)
午後6時に欧2016年対GDP比政府債務発表、
夜9時半に加卸売売上高(8月)、
夜11時に欧消費者信頼感速報(10月)、
などが予定されています。欧の指標には注目です。


<10月24日(火)>

午後3時45分に仏企業景況感(10月)、
午後4時に仏製造業PMI速報(10月)、仏サービス業PMI速報(10月)
午後4時半に独製造業PMI速報(10月)、独サービス業PMI速報(10月)
午後5時に欧製造業PMI速報(10月)、欧サービス業PMI速報(10月)
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(10月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・米の指標には注目です。
そして、中国共産党大会閉幕となります。


<10月25日(水)>

午前9時半に豪第3四半期消費者物価指数、
午後5時に独IFO景況感指数(10月)、
午後5時半に英第3四半期GDP速報、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米耐久財受注(9月)、米耐久財受注(除輸送用機器 9月)、
夜10時に米住宅価格指数(8月)、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
同夜11時に米新築住宅販売件数(9月)、
などが予定されています。
豪・独・英・米・加の指標には注目です。


<10月26日(木)>

朝6時45分にNZ貿易収支(9月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(9月)、
午前9時半に豪第3四半期輸入物価指数、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(11月)、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時半からドラギECB総裁の定例会見、
夜9時半に米卸売在庫(9月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売成約(9月)、
などが予定されています。
NZ・欧・米の指標とドラギECB総裁の会見には注目です。


<10月27日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(9月)、
午前9時半に豪第3四半期生産者物価指数、
午後3時に独輸入物価指数(9月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(10月)、
夜9時半に米第3四半期GDP速報、米第3四半期個人消費速報、
同夜9時半に米GDPデフレータ速報、
同夜9時半に米第3四半期コアPCEデフレータ速報、
同夜9時半に米第3四半期雇用コスト指数、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(10月)、
などが予定されています。
日・豪・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月16日から10月20日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.95で始まり、堅調傾向で推移して
93.57で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.383%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で51.47ドルに上昇しました。
NYダウは週間456.91ドル上昇、23328.63ドルで週の取引を終える。



<10月16日(月)>

ロイター(15日)
「ティラーソン米国務長官は北朝鮮との緊張緩和に向け外交努力を
 続けるようトランプ大統領から指示があったと明らかにし、
 外交努力は最初の爆弾が落ちるまで続けると述べた。」
イエレンFRB議長(15日)
「物価の停滞は想定より長引く要素があるかもしれないが、
 今後、数年は緩やかな利上げが適切。」
日経平均は66.09円高で寄り付き100.38円高の21255.56で大引け。
日経平均は10日続伸。
米10年債利回りは一時2.29%台へ上昇。
報道「韓国・インド株は史上最高値つける。」
スイス紙
「カタルーニャ州首相、スイスを仲介として
 スペイン政府と対話を行う意思。
 住民投票結果を受けた独立の権利を擁護。」
報道
「イラク軍がクルド自治区が実効支配の油田都市キルクークに侵攻。」
原油先物は一時52ドル台へ上昇。
スペイン副首相
「カタルーニャ州政府には19日までに修正する機会与える。
 対話は法の下において議会でのみ可能。」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.27%台へ低下。
NY連銀製造業景気指数(10月)は予想より強い30.2。
米10年債利回りは2.30%台へ上昇。ドル買い反応。
英FT紙
「メイ英首相はEU離脱に伴い英国がEUに支払う負担金について、
 200億ユーロから増額するつもりはないと述べた。
 EU側の試算では600億ユーロを支払う必要があるとの見解。」
コーン米国家経済会議NEC委員長
「大統領は税制改革の年内実現がいかに重要かを強調し始める。
 税制改革は年内実現が必須だとトランプ大統領に言われた。
 議会は税制改革法案を完結のため休会返上を余儀なくさせられる。
 年内の法案成立は現実的に可能だと考えている。極めて重要。」
ロシアのインターファクス通信
「米朝外交官が今週にモスクワで会談する可能性がある。」
CNN「北朝鮮は米国との外交交渉を現在は拒否している。」
一部報道
「次期FRB議長候補の選出でスタンフォード大学の
 テイラー教授がトランプ大統領の高い評価を得た。」
米10年債利回りは一時2.31%台へ上昇。ドル買い反応。
政治専門サイトのポリティコ
「トランプ大統領は19日にイエレンFRB議長と面談する。」
NYダウは85.24ドル高の22956.96で取引を終える。最高値を更新。


<10月17日(火)>

ペンス副大統領
「日米両国が雇用を増やし得る産業の特定に向け協力強化にも重点。
 米国は日本との同盟に強くコミット。
 北朝鮮孤立のために同盟国と連携。」
麻生副総理
「北朝鮮が前例のない脅威。日米同盟の重要性は増している。
 日米同盟は緊密な経済関係に支えられている。」
日経平均は96.61円高で寄り付き80.56円高の21336.12で大引け。
日経平均は11日続伸。
米10年債利回りは2.30%台で推移。
豪RBA議事録要旨
「他の国の利上げが機械的に豪州の利上げになるわけではない。
 いかなる金利の変更も豪経済の状況による。
 米ドルが下落したことによる豪ドルの上昇は物価の重石となる。
 2017年の残りの雇用市場は平均よりもやや上。
 この状況は家計消費の助けとなる。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.31%台へ上昇。
スペインのパイス紙
「スペイン内務省はカタルーニャ州自治権停止に向けた
 最初の措置として、カタルーニャの警察・軍・治安責任者などの
 解任を準備している。」
ルメール仏財務相
「英EU離脱交渉は離脱条件の決着が前提、英首相は決断を。
 EUの誰もハードブレグジットを望んでいない。」
ロシア下院外交委員会のモロゾフ議員
「北朝鮮は米本土攻撃能力を有する可能性。」
ラムスデン英BOE副総裁
「ブレグジットは生産性にネガティブな影響与える。
 生産性の伸びが弱まるリスク。
 英インフレは10月の3%で頭打ちとなる見込み。
 今後数ヶ月はMPCの多数派は利上げ見込まず。
 経済には引き続き余剰資源がある。」
スペイン経済・産業・競争力省
「2018年成長見通しを従来の2.6%から2.3%に引き下げる。
 経済の5分の1を占めるカタルーニャ州の政治情勢の影響が理由。」
報道「カタルーニャから週外への移転を決めた企業が約700社に。」
テンレイロ英政策委員
「ブレグジットは英経済見通しへの最大のリスク。
 英経済には緩みがあるが非常に長く続くものではないだろう。
 賃金上昇は非常に、非常に弱い。
 国内要因のインフレ圧力は目標を下回っている。
 EUとの最終的な貿易交渉の帰結もインフレに影響しそうだ。
 ポンド安に起因するインフレは10月にピークをむかえるだろう。
 国民投票以降のポンド安は強いインフレと弱い需要をもたらした。
 ポンド相場下落後の純輸出の伸びはおそらく無いだろう。」
カーニー英中銀総裁
「引き続き目標超えるインフレ、雇用と経済状況などの綱引。
 英中銀は長期的な生産性に影響を与えることはできない。
 金融政策は金融の安定における基本的な手段ではない
 金融政策に本来可能なこと以上のことを望むことは、
 中銀独立性を脅かすだろう。
 インフレは10月の3%超となって頭打ちとなるだろう。
 ポンド相場はブレグジットに関する思惑で動きやすい。
 金融政策は刺激的だが、財政政策は緊縮的、
 英国は多くの逆風に見舞われている。
 ハードブレグジットの非常事態への備えを検討。」
ポンド売り反応。
モルガンスタンレー第3四半期FICC売上・トレーディング収入は
市場予想より強い11.7億ドル。
ゴールドマンサックス第3四半期FICC売上・トレーディング収入は
市場予想より強い14.5億ドル。
NY時間に米10年債利回りは一時2.32%台へ上昇。
報道
「カタルーニャ州、中央政府の要求拒否。独立は撤回せず。」
ダラス連銀総裁
「インフレの進展で利上げは適切となるだろう。
 貿易、移民政策が米経済成長へのリスク。
 インフレ率が中期的に2%に向かう証拠を確認したい。
 利上げについては引き続き予断を持たない。」
ロイター通信
「トランプ大統領は11月のアジア歴訪前に
 次期FRB議長候補を発表する公算が大きい。」
米CNBC
「カナダとメキシコは米国が提示している
 北米自由貿易協定(NAFTA)の改定案を拒否した。」
フィラデルフィア連銀総裁
「米労働市場のスラックはほとんどない。」
報道
「北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で4回目の交渉が終了。
 結論はでず、交渉期限を来年第1四半期まで延長することで合意。」
米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。原油先物は51ドル台後半。
NYダウは40.48ドル高の22997.44で取引を終える。最高値を更新。


<10月18日(水)>

日経平均は38.54円高で寄り付き26.93円高の21363.05で大引け。
日経平均は12日続伸。
米10年債利回りは2.30%台で推移。
フィラデルフィア連銀総裁
「物価動向がこれから2カ月でどのように展開してくか見守る必要。
 株価や他の資産の上昇は継続的な利上げの根拠となりうる。
 個人的にはできるだけ迅速に中立的な実質金利まで
 引き上げる必要があると考える。
 2017年にもう1度利上げと予想。」
ブルームバーグ
「北朝鮮が中国共産党大会に祝賀メッセージを寄せた。」
習総書記
「中国の発展の効率性と質を改善。断固として改革を包括的に深化。
 改革の強さは十分ではない。実体経済の質を向上させる必要。
 資源配分では市場が決定的役割。
 住宅は投資ではなく居住の為のもの。為替や金利市場改革を深化。
 中国経済は質の高さを目指す局面。
 高水準の貿易・投資の自由化を目指す。」
中国人民銀行潘副総裁
「中国の為替取引システムはほぼ完成している。
 現行のシステムの下で人民元の変動は通常通り。
 人民元相場は基本的に安定。」
桜井日銀委員
「現在の金融緩和の枠組みで今のところ十分。
 日銀の株式保有がそれほど大きいとは考えていない。
 ETF買いの枠組み変更の必要を考えるのはまだ早い。」
スペイン紙
「スペイン中央政府はカタルーニャを統治下に置く計画。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.33%台へ上昇。ドル買い優勢。
北朝鮮
「(米韓軍事演習は) 緊張局面を爆発寸前に追い込んでいる。
 予想外の時間に想定外の打撃に直面することを覚悟すべき。」
ドラギECB総裁
「金融政策が緩和的であることは経済改革の良い機会となろう。」
ダラス連銀総裁 
「米国の2017年成長は2.5%をわずかに下回る水準に。
 米国経済の底堅さはきわめて強固。
 FF金利を10年債利回り水準まで引き上げることには消極的。
 これだけの低金利だと人々にリスク志向を引き起こ可能性がある。
 リスク・パリティ・ファンドの伸びを慎重に注視。」
ダドリーNY連銀総裁
「政策課題は税制、移民、貿易など。
 より多くの人々に成長の恩恵の享受を。
 より一層複雑ではない税制が良いスタートにつながる。
 米国はきわめて引き締まった労働市場を制御している。
 今後は賃金上昇圧力につながるだろう。
 税制改革については自身の経済見通しに加味されていない。」
原油先物は一時52ドル台へ上昇。
NY時間に米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が573.1万バレル減少。
米地区連銀経済報告
「成長ペースは緩慢ないし緩やか。
 労働市場は逼迫して、雇用拡大は緩やか。
 労働市場の逼迫にもかかわらず賃金上昇は緩やか。
 物価上昇圧力は依然緩い。コスト転嫁は限定的。
 家計支出は緩やかに上昇。車や旅行の販売が増加。」
ホワイトハウス報道官
「FRB議長人事は数日以内に発表されるだろう。」
NYダウは160.16ドル高の23157.60で取引を終える。最高値を更新。


<10月19日(木)>

日経平均は86.99円高で寄り付き85.47円高の21448.52で大引け。
日経平均は29年ぶり13日続伸。
米10年債利回りは2.34%から2.33%台で推移。
日銀の中曽副総裁
「必要ならイールドカーブ形状の調整を行う方針。
 長短金利操作は柔軟で持続性の高い枠組み。」
報道
「NZファースト党が労働党と連立へ。
 労働党、NZファースト党、緑の党の連立政権が樹立。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.31%台へ低下。
スペイン政府「カタルーニャ自治停止プロセス開始へ。」
原油先物は51ドル台で推移。
英小売売上高指数(9月)は予想より弱い前月比−0.8%。ポンド売り。
NY時間に米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。
カンリフ英BOE副総裁
「8月の見通し通りであれば緩やかな利上げが必要。
 ただ、開始時期については議論の余地がある。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領とイエレンFRB議長の会談が終了。」
NYダウは一時下落も5.44ドル高の23163.04。最高値を更新。


<10月20日(金)>

日経平均は57.57円安で寄り付き9.12円高の21457.64で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。56年ぶり14日続伸で歴代最長に並ぶ。
元米財務副次官補
「トランプ税制改革案の年内実現は不可能。」
メルケル独首相
「メイ英首相のブレグジッドに関するプレゼンテーションは、
 これまでの立場を変えるものでない。
 英国の離脱巡るスタンスは、現段階では不十分といえる。
 もっとも、英国の離脱交渉が成功しない訳ではない。
 2月までに交渉の第2段階に入る強いモティベーションがある。」
メイ英首相
「英国とEUとの離脱交渉を前進させるために、
 各国が緊急対応を行うように首脳らに要請。
 英国とEUの双方が国民を納得させることができる合意が必要。」
一部報道
「次期FRB議長の候補、テイラー氏かパウエル氏。」
報道
「米上院、2018年度の予算の大枠を定めた予算決議案を可決。
 賛成51、反対49。」
米10年債利回りは2.36%台へ上昇。ドル買い優勢。
麻生財務相
「TPPは米国の国益に資する。
 日米のFTAを米国が要求した記憶はない。
 内部留保は経営者の意識の問題。
 給与や設備投資に振り向けてほしい。
 課税は二重課税になるので難しい。」
原油先物は51ドル台で推移。
黒田日銀総裁
「景気は緩やかに拡大している。物価面はなお弱めの動き続いてる。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く続けていく。」
オーストリア財務相
「QEはアクセルから足を離すべきだが、
 緊急ブレーキを掛けるべきでない。マイナス金利は終了すべき。」
オーストリア中銀総裁
「中国が世界経済の不透明な要素になっている。」
ユンケル欧州委員長
「英国が合意せずにEUを離脱するとは考えていない。」ポンド買い。
トゥスクEU大統領
「バルニエ氏よりはブレグジットに対して少し楽観的。」
報道
「EUは英国の離脱後の通商協議に入るかどうかの判断を
 12月の首脳会議に先送りすることを決定。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.39%台へ上昇。ドル買い優勢。
米政治専門サイトのポリティコ
「コーン米NEC委員長はトランプ大統領のアジア歴訪に同行せず。
 税制改革案を可決させることに注力する。」
トランプ大統領
「テイラー氏もパウエル氏も共に非常に有能。
 両氏のFRB入りも選択肢に。FRB議長人事、近く決定する。
 イエレン議長も大いに好ましい。」
サンダース報道官
「パウエル氏、テイラー氏の組み合わせも検討。」
クリーブランド連銀総裁
「緩やかな金利正常化が好ましい。
 金融政策を考えるうえで一定のルールを作るのは良い。
 ただ、どのようにルールを導入するか次第。」
原油先物11月限は51.47ドル。米10年債利回りは2.383%。
NYダウは165.59ドル高の23328.63で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

週初16日に111.77レベルで始まりロンドン時間序盤に週安値となる
111.65へ下落しましたが、その後、揉み合いながらも堅調傾向で推移
して19日のロンドン時間序盤にかけて113.14へ上昇する展開になり
ました。その後、NY時間序盤にかけて112.29へ反落しましたが、
その後、揉み合いを経た後に再び堅調傾向で推移して20日のNY時間
後半にかけて週高値となる113.57へ上昇して113.47レベルで週の取引
を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

週初16日に1.1812レベルで始まり揉み合いながらも軟調傾向で推移
して17日のNY時間前半にかけて1.1736へ下落する展開になりまし
た。その後、18日の東京時間序盤にかけて1.1780へ反発しましたが、
その後、ロンドン時間前半にかけて週安値となる1.1730へ下落する展
開になりました。その後、切り返して、堅調傾向で推移して、19日の
ロンドン時間序盤に一時1.1768へ下押すもNY時間前半にかけて週高
値となる1.1858へ上昇する展開になりました。その後、揉み合いを経
た後に20日の東京時間前半から反落して、軟調傾向で推移してロンド
ンフィックスにかけて1.1762へ下落した後に1.1783レベルで週の取引
を終えました。




●今週(10月23日から10月27日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は5月11日の高値
114.37、さらに上昇した場合は7月11日の高値114.49、ここを上抜け
た場合は115.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは20日のロンドン時間の押し安値113.06
から113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜
けた場合は19日の安値112.29、さらに下落した場合112.00の「00」
ポイント、ここを下抜けた場合は16日の安値111.65を巡る攻防が注
目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、24日のリッチモンド連銀製造業指
数、25日の米耐久財受注と米新築住宅販売件数、26日の米新規失業保
険申請件数と米中古住宅販売成約、27日の日全国消費者物価指数と米
第3四半期GDP速報と米第3四半期個人消費速報と米GDPデフレー
タ速報と米第3四半期コアPCEデフレータ速報と米第3四半期雇用コ
スト指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、懸念れていた北朝鮮のミサイル発射等の軍事挑発行動
もなく、NYダウの連日の史上最高値更新と日経平均の56年ぶり14日
続伸、および米上院で2018年度予算の大枠を定めた予算決議案が可決
されたことで米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことも背景に堅調
に推移して113円台半ばへ上昇する展開になりました。


さて今週ですが、週初まずは本邦の衆議院選挙の結果とその市場反応が
注目されますが、パウエル氏とテイラー氏とイエレン氏の3氏を軸とし
て検討されている次期FRB議長候補の発表が大いに注目されます。
また、次期FRB議長候補とならなかった方がFRB副議長やFRB理事
に残るとの観測もありますのでFRB副議長および理事の人選も注目さ
れます。

11月1日の米FOMCを控えてブラック・アウト期間入りしたことで、
今週はFRBの要人発言はありませんが、経済指標では27日の米第3
四半期GDP速報と米第3四半期個人消費速報と米第3四半期コアPCE
デフレータ速報などの結果が注目されます。

そして、20日に元米財務副次官補が「トランプ税制改革案の年内実現
は不可能。」とも発言していて、米上院で2018年度予算の大枠を定め
た予算決議案が可決されましたが、米税制改革案に関する市場観測が
注目されます。

また、中国共産党大会に祝賀メッセージを送るなど、ここのところ不気
味なくらい大人しい北朝鮮ですが、18日に「(米韓軍事演習は) 緊張局
面を爆発寸前に追い込んでいる。予想外の時間に想定外の打撃に直面す
ることを覚悟すべき。」と声明を出していることで、米韓軍事演習を終
えて、トランプ米大統領がアジア歴訪を始めるこの時期の北朝鮮の軍事
挑発行動には一応ながら注意が要りそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1800の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は19日の高値の
1.1858、さらに上昇した場合は12日の高値1.1880、ここを上抜けた場
合は1.1900の「00」ポイントから8月2日の高値1.1909、さらに上昇
した場合は9月5日の高値1.1940から9月6日の高値1.1950を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、20日の安値1.1762を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は18日の安値1.1730、さらに下落した場合は
1.1700の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は6日の安値1.1669か
ら8月17日の安値1.1662、さらに下落した場合は7月26日の安値の
1.1612を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、23日の欧消費
者信頼感速報、24日の仏・独・欧の製造業PMI速報と仏・独・欧の
サービス業PMI速報、25日の独IFO景況感指数、26日の欧ECB金融
政策発表とドラギECB総裁の会見、などが注目されますが、対ドル通
貨ペアとして、24日のリッチモンド連銀製造業指数、25日の米耐久財
受注と米新築住宅販売件数、26日の米新規失業保
険申請件数と米中古住宅販売成約、27日の米第3四半期GDP速報と
米第3四半期個人消費速報と米GDPデフレータ速報と米第3四半期
コアPCEデフレータ速報と米第3四半期雇用コスト指数とミシガン大
学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、スペインのカタルーニャ自治州の独立問題の余波
にも揺れて、ECBのQE縮小期待と米10年債利回りの上昇を背景とす
るドル買いとの綱引きで上下動の相場展開になり、週の始値と終値では
29Pipsほどの下落になりました。

さて今週は、26日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見
が最大の注目材料になります。来年以降、資産購入額を現在の月600
億ユーロから減額して緩和拡大ペースを緩めることはほぼ確実視されて
いるようですが、ECB内には低インフレに対する懸念も根強いようで
18日にドラギ総裁が「金融政策が緩和的であることは経済改革の良い
機会となろう。」と発言していることもあり、ドラギECB総裁の会見
での来年以降の資産購入の減額概要とユーロ圏のインフレに対する認識
が注目されます。安易な予断はできませんが、次第によってはドル高も
背景にネガティブ反応となる場合もありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その263 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。ブラックマンデーから30年経った先週だけど、
 NYダウが連日、史上最高値を更新して…、
 日経平均も56年ぶり14日続伸と凄い事になっているな…。』


「ふむ。そうじゃのう…。溜口剛太郎殿。もしかすると、
 日経平均の連騰は今週初めに新記録となるやもしれぬのう…。」


『うん。日本の好景気の実感はそれ程でもないようだけれど…、
 月曜日にもしかすると日経は連騰の新記録となるかもしれないよな。
 まぁ、その後の一旦の材料出尽くしの下げは懸念されるけどな…。
 ところで、次期FRB議長候補の人選も進んでするようだが…。』


「ふむ。パウエル氏とテイラー氏とイエレン氏の3名に絞り込まれて
 検討されているようじゃのう…。おそらく今週に発表されよう…。」


『次期FRB議長候補とならなかった方がFRB副議長やFRB理事に
 残るとの観測もあるようで、今週の発表が注目されるよな…。
 そしてところで…、北朝鮮は不気味なくらいに大人しかったが…。』


「ふむ。中国共産党大会に祝賀メッセージを送るなど、軍事挑発行動も
 控えていた北朝鮮じゃったが…、18日に『(米韓軍事演習は) 緊張局
 面を爆発寸前に追い込んでいる。予想外の時間に想定外の打撃に直面
 することを覚悟すべき。』と声明を出していることで、米韓軍事演習
 を終えて、トランプ米大統領がアジア歴訪を始めるこの時期は
 北朝鮮の挑発行動には注意しておいた方がよいのではなかろうか。」


『まぁ、先週は米韓軍事演習で米軍の原子力空母ロナルド・レーガンや
 弾道ミサイルを搭載した米原子力潜水艦ミシガンが近海にいたことで
 さすがに北朝鮮は挑発行動を躊躇ったのかもしれないが…、
 どこかのタイミングで挑発行動を仕掛けるかもしれないからな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。溜口剛太郎殿には、『攻守のバランスのお話』や
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『全体思考のお話』、
 そして、『弱点の克服のお話』、などなど…、
 いろいろとさせてもらいたいお話があるのじゃが…、今日は
 『トレードの確信のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『まぁ、よろしい…。「トレードの確信のお話」とやらを
 聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「頭の良い人によくありがちな質問なのじゃが…、
 『上位時間軸も上昇トレンドで、執行時間軸でも上昇トレンド。
  下値支持線での反発も確認した上でインジケーターの上昇示唆も
  確認して買いエントリーしたにもかかわらず負けてしまいました。
  いったい私のどこが悪いのでしょう。なぜ負けたのでしょう。
  どこを修正してトレードに臨んだらよいのでしょうか?』
 溜口剛太郎殿はこのような質問を聞いてどう思われるじゃろうか。」


『いわゆる「鉄板」でのトレードで負けたという事なんだろうけれど、
 もしかしたら何波動目だったのかの認識に問題があったのかなぁ…。
 それとも、突発的なニュースや要人発言があったのかもしれないな。
 でも、カイゼンへの真摯な姿勢が伺えるように思われるけどな…。』


「ふむ。確かにカイゼンへの真摯な姿勢が伺われるのう…。
 ただ…、トレードは数学の唯一解のように絶対的なものではなく、
 まぁ…、異論もある所とは思われるけれども…、
 このような問いには完璧の追求や聖杯を指向している様子が伺え…、
 そして、確率的思考として『負けも受け入れる』必要があることが
 忘却されている場合もあるものなのじゃのう…。」


『この世にはトレードの聖杯はなく、トレードに全勝する事は不可能で
 カイゼンにも限界が存在していているということか…。』


「ふむ…。例えば仮に、勝率80%の優秀な手法があったとしても…、
 言ってみれば、100回のトレードで20回は当然と負けるワケで、
 トレードは確率的な大数指向で『トータル収支として勝つ』ことを
 目指すべきものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『必ずしも個々のトレードで改善を指向すべきではないという事か。
 ときに鉄板でも負ける事があることも受け入れる必要があると…。』


「ふむ…。トレードの確信とは個々のトレードに対する確信ではなく、
 『トータル収支としての勝ちへの確信』であるべきなのじゃ…。」


『例えるなら、当たりが8割のクジ引きでもハズレを引くこともあるが
 続けていくなら確率的に当たりを多く引く事になる、みたいな…。』


「あははっ。まぁ、あまりスマートな例えではないが…、
 言ってみれば、そのようなことじゃ…。溜口剛太郎殿。
 個々のトレードで良し悪しを評価するよりも…、
 とりわけ『トータル収支』ということが大切なのじゃのう…。」


『……。』


「トータル収支のために、手法を集合的にブラッシュアップして、
 トータル収支のために、負けを認め『損切りする』、のじゃのう。」


『そして、トータル収支のために、無理に難平してポジションを
 助けようとすることも慎むという事か…。』


「ふむ…。トレードでは『トータル収支』として考えることや…、
 『トータル収支としての勝ちへの確信』こそが大切となろうのう。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その262


G20では7年ぶりに全ての国・地域で成長し回復が増している事が確
認されましたが、日本は20年までの財政黒字化公約を撤回しました。



●今週(10月16日から10月20日)の主な予定


<10月16日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(10月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(9月)、中国生産者物価指数(9月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(8月)、
午後6時に欧貿易収支(8月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(10月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(8月)、
などが予定されています。
中・米の指標には注目です。


<10月17日(火)>

朝6時45分にNZ第3四半期消費者物価指数、
午前9時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時15分からカーニー英BOE総裁の発言、
午後5時半に英消費者物価指数(9月)、英生産者物価指数コア(9月)、
同午後5時半に英小売物価指数(9月)、
午後6時に欧ZEW景況感調査(10月)、欧消費者物価指数確報(9月)、
同午後6時に独ZEW景況感調査(10月)、
夜9時半に米輸入物価指数(9月)、米輸出物価指数(9月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(9月)、米設備稼働率(9月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(10月)、
早朝5時に対米証券投資(8月)、
などが予定されています。
NZ・豪・英・欧・独・米の指標には注目です。


<10月18日(水)>

午後5時半に英失業者数(9月)、英失業率(9月)、英ILO失業率(9月)、
午後6時に欧建設支出(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米住宅着工件数(9月)、米建設許可件数(9月)、
同夜9時半に加製造業出荷(8月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
そして、NY連銀総裁とダラス連銀総裁の発言も予定されています。
また、中国共産党第19回全国代表大会が開幕されます。


<10月19日(木)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(9月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(9月)、豪失業率(9月)、
午前11時に中国第3四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(9月)、中国小売売上高(9月)、
午後1時半に日全産業活動指数(8月)、
午後3時にスイス貿易収支(9月)、
午後5時半に英小売売上高指数(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(10月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(9月)、
などが予定されてます。
日・豪・中・英・米の指標には注目です。
そして、EU首脳会議が20日まで開催されます。


<10月20日(金)>

午後3時に独生産者物価指数(9月)、
午後3時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時に欧経常収支(8月)、
午後5時半に英財政収支(9月)、
夜9時半に加消費者物価指数(9月)、加小売売上高(9月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(9月)、
などが予定されています。
加・米の指標には注目です。
そして、時間は不明ですが
イエレンFRB議長の発言も予定されているようです。


<10月22日(日)>

衆議院選挙の投開票、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月9日から10月13日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.57で始まり、軟調傾向で推移して
92.59へ下落した後に92.92で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.275%に低下しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で51.45ドルに上昇しました。
NYダウは週間98.05ドル上昇、22871.72ドルで週の取引を終える。



<10月9日(月)>

日経平均は体育の日で取引なし。
連休明け上海株式市場は1.62%高で始まり0.76%高で取引を終える。
報道
「バルセロナでカタルーニャ独立反対デモ、35万人参加。」
メルシュECB専務理事 
「最近のインフレ指標にがっかりさせられた。」
ロンドン時間はポンドのショートカバー優勢。
米はコロンブスデーの祝日で債券と為替が休場。
カナダはサンクスギビングデーの祝日で休場。
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「ECBはできるだけ早期にQEを終了すべき。」
原油先物は49ドル台半ばで推移。
NYダウは12.60ドル安ので22761.07取引を終える。


<10月10日(火)>

マティス米国防長官
「対北、軍事選択肢も用意しなくてはならない。」
日経平均は10.17円安で寄り付き132.80円高の20823.51で大引け。
6日続伸で年初来高値を更新。TOPIXは10年ぶりの高水準。
米10年債利回りは2.36%から2.37%台で推移。
黒田日銀総裁
「2%物価目標を目指し安定持続に必要な時まで緩和を継続。」
朝鮮労働新聞
「核武力建設の歴史的な偉業を成し遂げなければならない。」
韓国報道
「昨年9月に韓国軍が北朝鮮とみられるハッキングを受け
 斬首作戦などにかかわる軍事機密資料295件が奪われていた。」
小野寺防衛相
「アメリカのトランプ大統領が来月中旬に圧力の効果を見極めた上で
 厳しい対応を取る可能性がある。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ低下。
日銀さくらレポート
「9地区中で4地区が景気判断上方修正。
 関東甲信越、東海、近畿、中国を上方修正。
 その他地区は景気判断を据え置き。」
原油先物が50ドル台へ上昇。
安倍首相
「出口戦略についての議論は時期尚早。
 消費税引き上げできる状況つくれるようあらゆる政策総動員。
 デフレ脱却へ黒田日銀総裁がしっかりとした政策とると確信。」
カタルーニャ自治州報道官
「カタルーニャ州の経済は極めて強い。
 個人的には歴史的な一日になるとみている。
 カタルーニャ自治政府は州警察に全幅の信頼を置いている。」
関係者
「スペイン警察はカタルーニャ州首相を拘束する準備。」
IMF
「世界成長率見通し引き上げ、17年3.6%、18年3.7%。
 回復は加速も中期的リスクは下向き。
 金融環境の引き締まり、先進国・地域の低インフレ、
 新興国の金融混乱、保護主義政策などのリスクを指摘。
 米国成長率見通し、17年2.2%(7月時点2.1%)
 ユーロ圏成長率見通し、17年2.1%(7月時点1.9%)
 中国成長率見通し、17年6.8%(7月時点6.7%)」
NY時間に米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
トランプ大統領
「コーカー議員との対立で税制改革を損なうと思わない。
 税制改革案、もっと強力にするために調整する。
 ティラーソン国務長官を信頼している。
 オバマ前政権で成立した発電規制の撤廃を正式提案。」
カタルーニャ自治州プッチダモン首相
「緊張が高まりに対する責任を全てが受け入れなければならない。
 考えが違えどもカタルーニャの市民は伴に歩まなければならない。
 国民投票の結果を数週間停止し、スペイン中央政府と協議したい。」
一部報道
「スペイン政府はカタルーニャの提案を受け入れる気配はなく、
 憲法155条に基づいた同州の自治権剥奪も視野に検討している。」
NY時間終盤にかけて米10年債利回りは2.35%に反発。
NYダウは69.61ドル高の22830.68で取引を終える。最高値を更新。


<10月11日(水)>

スコットランド
「EU離脱条件が明確になれば独立を問う投票も。」
日経平均は19.80円安で寄り付き57.76円高の20881.27で大引け。
7日続伸で年初来高値を更新。21年ぶりの高値に。
米10年債利回りは2.35%から2.36%台で推移。
原油先物は51ドル台へ上昇。
サンダース米報道官
「トランプ大統領と国家安全保証チームの会合は、
 北朝鮮によるあらゆる形式での攻撃に対する対応や、
 北朝鮮が核兵器を用いて米国や同盟国を脅迫することに対する
 防衛に関する一連の選択肢に焦点を絞った会合。」
報道
「トランプ大統領はケリー首席補佐官の解任観測を否定。」
米共和党のブレイディ下院歳入委員長
「税制改革法案について近く公表する。」
一時ドル買い動意に。
ダラス連銀総裁
「追加利上げについては現時点での予断を持たない姿勢を続ける。
 今後の指標動向をもとに判断する。
 現時点では利上げについてより忍耐強く段階的に臨むべき。
 国内経済への最大の脅威は成長鈍化。」
報道
「海上自衛隊は米原子力空母ロナルド・レーガンと
 沖縄周辺で共同訓練を実施。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.34%台へ低下。ドル売り反応。
伊中銀総裁
「段階的なECBの正常化開始は歓迎されよう。」
スペイン首相
「カタルーニャ州政府の停止に向けたプロセスを開始する。」
シカゴ連銀総裁
「米国の経済ファンダメンタルズは極めて強い。
 世界経済や欧州経済は改善している。
 米国の賃金動向は予想ほど強くない。
 米国の賃金は改善していく過程にある。
 生産性の弱さが賃金に対する重石。中立的な失業率は約4.5%に。
 インフレを抑制するさまざまな潜在的要因がある。
 インフレ率をできるだけ早く2%に押し上げることが重要。
 12月の利上げについて言及することは時期尚早。
 物価が目標に達しないのに引き締めを行うことは建設的ではない。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。
カンザスシティー連銀総裁
「緩やかな金利調整を継続すべき。
 インフレへの構造的な影響は継続する可能性も。
 インフレはドル高や原油安の影響が依然としてある。」
米10年債入札では最高落札利回り2.346%、応札倍率2.54倍。
米3年債入札では最高落札利回り1.657%、応札倍率2.83倍。
FOMC議事録
「大半のメンバーは年内の利上げが正当化されると判断。
 大半のメンバーは低インフレは一時的な要因のみではないと懸念。
 大半のメンバーはハリケーンは経済を押し下げないと判断。
 大半のメンバーは労働市場の強さから賃金が上昇すると判断。
 一部メンバーがインフレが上昇するまで利上げ見送るべきと主張。
 一部のメンバーが利上げは今後のデータ次第と判断。」
サンフランシスコ連銀総裁
「米経済は完全雇用の基準を超えた。
 向こう2年でインフレ率は2%目標に上昇。
 金利はニューノーマルの2.5%に上昇する必要。
 緩やかな利上げは適切。バランスシート縮小には約4年かかる。
 バランスシート縮小は長期金利を押し上げる傾向。
 ハリケーンは短期的に雇用と生産に影響も。」
トランプ大統領
「米国保有の核弾頭数を10倍に増やすよう口にしたという
 NBCの報道は捏造。」
NYダウは42.21ドル高の22872.89で取引を終える。最高値を更新。


<10月12日(木)>

ECBプラート専務理事
「デフレリスクは解消された。ユーロ圏のインフレは引き続き抑制。
 ECBは今後数週間に政策スタンスを検討。
 相当程度の緩和策が依然として必要。
 出口戦略の協議をするうえで十分な緩和策も必要と判断。
 再投資に関してもっとコミュニケーションをとるべき。
 まもなく再投資に関して、よりコミュニケーションをとる可能性。」
フィッシャーFRB副議長
「低金利の状況では金利が高めの時に比べて株式市場は上昇傾向。
 ただ資産市場にインフレを誘うようなバブル状況だとは思わない。」
北朝鮮外相
「トランプ大統領の国連における好戦的で常軌を逸した発言が、
 北朝鮮と米国との戦争の導火線に火をつけた。」
米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
日経平均は76.91円高で寄り付き73.45円高の20954.72で大引け。
年初来高値を更新。
トランプ大統領
「イランの核合意順守状況について、
 近日中に受け入れるかどうかを公表する。」
トランプ米大統領(FOXニュース)
「米国の他国製企業が海外で上げた利益を本国へ戻す際の課税税率は
 10%前後、やや上回るか、下回る可能性がある。
 中国は北朝鮮に対する対応を巡って非常に協力的であった。
 北朝鮮に関して、現状を継続させるわけにはいかない。
 彼らはどうなるのかを見ることになる。」
アトランタ連銀総裁
「FRBのバランスシート縮小は金融政策の大きな引き締めではない。
 市場参加者もこの縮小を重大な金融引締や経済成長の阻害要因とは
 みていない。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
EU交渉担当者バルニエ氏
「あまり大きな前進を果たせていない。
 市民の権利についてまだ合意に至らず。
 英国とのEU離脱交渉は行き詰まった。」
ポンド売り反応。
米JPモルガンの第3四半期の営業・トレーディング収益は
予想より弱い31.6億ドル。
原油先物は50ドル台で推移。
NY時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
シティグループ第3四半期債券取引収入は予想とおりの28.8億ドル。
パウエルFRB理事
「FRBの段階的な正常化は継続する。
 FRBにとっては二大責務に焦点をあてることが最善。
 新興国企業の負債の大きさはリスク。
 中国の社債リスクに警戒。
 低ボラティリティの中で市場が急激に動くリスクを懸念。」
ブレナードFRB理事
「インフレのオーバーシュート政策を修正するのは困難。
 FRBのインフレ目標未達はリスク。
 低インフレの持続は民間のインフレ期待を下げるリスク。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が274.7万バレル減少。
ドラギECB総裁
「マイナス金利政策は成功している。
 マイナス金利による銀行の収益への悪影響はない。
 ガイダンスは低金利や量的緩和といった刺激策を強化する。
 労働市場の動向を真剣に見ている。
 賃金上昇に進展が見られるものの、まだ不十分。」
一部報道
「英EU離脱交渉を担当しているEU側のバルニエ首席交渉官が、
 明日のEU大使の会合で、英国が暫定的に2年間、
 EU単一市場へ残留する提案を行う。」
ポンド買い反応。
米30年債の入札では最高落札利回り2.870%、応札倍率2.53倍。
米地質調査所
「北朝鮮のソンジペガムの北東23キロメートルの地点で、
 マグニチュード2.9の地震が確認された。
 自然のものなのか人工的なものなのかは確認できない。」
ケリー米大統領首席補佐官
「FRB議長人事の決定はまだ先。候補者との面談は続いている。
 まだ、面談の予定はある。」
黒田日銀総裁(G20が開催されるワシントンにて)
「現在の量的緩和を継続する。所得増加が支出を支援している。
 賃金や物価が徐々に上昇している。2%インフレ目標には程遠い。
 2%のインフレ目標達成まで現在の緩和を続ける。」
ブルームバーグが
「トランプ大統領が11日に、次期FRB議長の候補として、
 スタンフォード大学のテーラー教授と面談した。」
ボストン連銀総裁
「12月の利上げが適切。18年に3度の利上げが正しいようだ。
 一部に資産バブルを懸念。」
報道「米とイスラエルがユネスコを脱退を表明。」
NY時間後半に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
NYダウは31.88ドル安の22841.01で取引を終える。


<10月13日(金)>

韓国気象庁「北朝鮮ソンジペガムの地震は自然現象。」
日経平均は4.94円高で寄り付き200.46円高の21155.18で大引け。
9日続伸で21年ぶりの高値に上昇。
米10年債利回りは2.32%台で推移。
ドル円は一時112円台を割り込む。
観測報道(関係筋)
「ECBは資産購入を現在の月600億ユーロから300億ユーロに
 購入ペースを縮小させ、少なくとも9ヵ月間は続けることを検討。」
エストニア中銀総裁
「ECBの金利ガイダンスをより具体的に示すこと可能。
 債券購入の内訳で社債購入について楽観視。
 より長期のリファイナンスオペも。」
独政府報道官
「どのような英EU離脱移行手続きについての協議も時期尚早。
 EU離脱交渉の次の段階に進むのかどうかボールは英国側にある。」
バンク・オブ・アメリカの第3四半期1株利益は0.48ドル、
第3四半期投資銀行収益は陽より強い14.8億ドル。
ボストン連銀総裁
「低失業率とインフレ見通しは引き締めを正当化。
 2018年には基調インフレが2%に近づくだろう。
 インフレ動向が変化したとみるのは時期尚早。
 労働市場の逼迫で賃金は上昇、物価にも波及するだろう。
 ハリケーンの経済統計への影響には留意すべき。
 2017年下期の米GDP成長はおおむね2.5%に。
 米失業率は4%割れとなる可能性も。
 低金利が長期化すれば金利上昇を加速させるリスクに。
 今後1−2年での米景気後退は予想せず。
 FRB議長はその他メンバーと協調できる人に。」
ウェルズ・ファーゴの第3四半期1株利益は予想より弱い0.94ドル。
米消費者物価指数(9月)は市場予想より弱い前月比0.5%。
米消費者物価指数コア(9月)は市場予想より弱い前月比0.1%。
米小売売上高(9月)は市場予想より弱い前月比1.6%。
米10年債利回りは一時2.27%台へ下落。ドル売り反応。
ムニューシン米財務長官
「税制改革法案、12月上旬までの成立目指す。
 税制改革で米経済には1兆ドルのプラス効果が見込める。」
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)は予想より強い101.1。
ドル買い反応。
フィッシャーFRB副議長(本日退任)
「更なるインフレを望む。減税は短期的には成長を引き上げる。
 ただ、財政赤字には影響。より多くの設備投資や消費の余地。
 金融規制緩和は大きな間違い。現段階では懸念。
 トランプ大統領はイエレン議長を再任すべき。」
報道
「トランプ大統領はイラン核合意認定しないが当面の離脱は否定。」
カーニー英中銀総裁
「英国は余剰生産能力を使い果たした。
 数ヵ月以内の利上げが適切かもしれない。
 英EU離脱は家計や企業の意思決定に重し。
 英中銀の政策がEU離脱に自動的に対処するわけではない。
 英中銀の対応はEU離脱の交渉次第。」
ドラギECB総裁
「基調インフレは最近上昇している。
 基調インフレはまだ信頼感がない。
 依然として大規模な緩和策が必要。」
コンスタンシオECB副総裁
「景気回復は期待を上回った。
 世界的なリフレは依然として見られない。
 ECBには量的緩和の残高とフローに関する公式な見解はない。
 個人的には量的緩和の残高は重要だと考えている。
 低インフレはECBのインフレ目標達成を困難させている。
 インフレ期待は抑制されている。ECBは緩和スタンスを維持。」
ユーロ売り反応。
英FT紙
「サウジアラムコがIPO棚上げを検討している。」
米10年債利回りは2.275%。原油先物11月限は51.45ドル。
NYダウは30.71ドル高の22871.72で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初9日に112.59レベルで始まり小幅な揉み合いを経
た後に10日の東京時間序盤に週高値となる112.82へ上昇しましたが
その後に反落して、NY時間前半に111.98へ下落する展開になりまし
た。その後、反発して、112円台前半で揉み合いとなった後に11日の
NY時間後半に112.57へ反発しましたが、その後、再び反落して、揉
み合いながらも軟調傾向で推移して、13日のNY時間序盤に週安値と
なる111.68へ下落して、111.83レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初9日に1.1729レベルで始まり揉み合いながら
も堅調傾向で推移して、12日の東京時間後半に週高値となる1.1880へ
上昇しましたが、その後に反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推
移して13日のNY時間序盤にかけて1.1805へ下落する展開になりま
した。その後、米経済指標の発表を受けて1.1875へ反発しましたが、
その後、再び反落して1.1821レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月16日から10月20日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは10日の安値111.98から
112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は13日の高値112.27、さらに上昇した場合は11日の高値112.57
ここを上抜けた場合10日の高値112.82、さらに上昇した場合113.00
の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は6日の高値113.44を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは13日の安値111.68を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は9月25日の安値111.47、さらに下落
した場合は9月20日の安値111.14、ここを下抜けた場合は111.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は8月31日の高値110.67、
ここを下抜けた場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目さ
れます。


今週のドル円相場は経済指標では、16日の中国消費者物価指数と中国
生産者物価指数とNY連銀製造業景気指数、17日の米鉱工業生産と米
NAHB住宅市場指数と対米証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設
許可件数と米地区連銀経済報告、19日の日通関ベース貿易収支と中国
第3四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高と米新規失業保険
申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数と米景気先行指標総
合指数、20日の米中古住宅販売件数、などが注目されます。


先週のドル円は、警戒されていた北朝鮮のミサイル発射などの挑発行
動はありませんでしたが、株式市場の堅調とは裏腹に、週の始値と終
値では76Pips程の下落ながら、週足では5週間ぶりに陰線になりまし
た。

また、先週末の米消費者物価指数コアの前年比が5カ月連続で1.7%に
なりました。

さて今週ですが、米原子力空母ロナルド・レーガンも参加して米韓の
海軍による軍事演習も予定されていることで、18日から始まる中国共
産党第19回全国代表大会の前後の北朝鮮の挑発行動の有無が注目され
ますとともに、先週に低下傾向となった米10年債利回りの動向が注目
されます。また、今週末22日は衆議院選挙の投開票となりますが、世
論調査の動向も引き続き注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは13日の高値1.1875
から12日の高値1.1880を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は1.1900の「00」ポイント、さらに上昇した場合は9月25日の
高値1.1936、ここを上抜けた場合は9月22日の高値1.2004を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは13日の安値1.1805から11日の安値
1.1795を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は9日の安値
1.1719、さらに下落した場合は1.1700の「00」ポイント、ここを下抜
けた場合は6日の安値1.1669から8月17日の安値1.1662を巡る攻防
が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、17日の独・欧ZEW景況感調
査と欧消費者物価指数確報、などが注目されますが、対ドル通貨ペア
として、16日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数とNY連銀
製造業景気指数、17日の米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と対米
証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米地区連銀経済
報告、19日の中国第3四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上
高と米新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数
と米景気先行指標総合指数、20日の米中古住宅販売件数、などが注目
されます。


先週のユーロドルは、週半ばにかけて堅調に推移しましたが、週後半
は上下動の相場展開になり、週の始値と終値では92Pips程の上昇とな
りました。

スペインのカタルーニャ自治州の独立を問う住民投票を巡り、スペイ
ン中央政府のラホイ首相はカタルーニャに16日までに独立宣言の有無
を明確するよう求めているとともに、仮に独立宣言をした場合、19日
までに宣言を撤回しなければ憲法に基づいて自治権を停止するなどの
強行措置に踏み切ると警告しました。

さて今週ですが、まずはスペインのカタルーニャ自治州の独立宣言問
題の行方が注目されまとともに、先週末13日に「ECBは資産購入を
現在の月600億ユーロから300億ユーロに購入ペースを縮小させ、少
なくとも9ヵ月間は続けることを検討。」との関係筋とする観測報道も
あったことで、来週26日に予定されているECB理事会に向けての市
場の思惑と動向が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その262 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は懸念されていた北朝鮮のミサイル発射等の
 挑発行動はなかったが、ドル円は揉み合いながらも軟調傾向で推移
 して、週足では5週間ぶりに陰線となったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 まぁ、週間での下げ幅はさほど大きくはなかったが…、
 週末の米CPIや小売売上高も市場予想より弱い結果となったのう。」


『で…、先週の北朝鮮は主要各国の制裁が効いているのか、
 不気味なくらい静かだったが…、今週はどうなんだろうな…。』


「ふむ。確かな事は判らぬが…、米原子力空母ロナルド・レーガンも
 参加して米韓の軍事演習も16日から20日まで予定されていること
 もあり、18日から始まる中国共産党第19回全国代表大会の前後は
 北朝鮮の挑発行動に警戒しておいた方がよいのではなかろうか…。」


『もしかすると、静かにしていた分、グアム沖へのミサイル発射など
 何か大きな挑発行動を目論んでいるのかもしれないよな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は風邪気味で体調が良くないのじゃが
 『良くない状況排除のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『「良くない状況排除のお話」とは、もちろん相場の事と思うが…、
 季節も変わり目でジイさんのような年寄りは体調に気を付けなよ。
 宜しい。「良くない状況排除の話」を聞いてやろうじゃないか…。』


「健康のためには体調に良くない事も排除する必要があろうのう…。
 ところで…、どんな相場でもトレードできる事は理想ではあるが、
 現実にはそうは出来なく、良いトレード・チャンスとタイミングを
 探す必要があるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。そんなの言われるまでもない当然のことだろうよ…。』


「トレーダーも血気盛んな時には、低ボラ相場では逆張りスキャルを
 そして、大相場ではトレンドの全幅を取るトレンド・フォローを
 目指したいと、まるで『相場の神』のようなトレードを夢見るもの
 じゃが…、実際に相場の神になれるトレーダーはほぼ皆無に近く、
 現実は、自身の得意な相場を学習と経験で徐々に拡大しつつ、
 自身にとって『良いトレード・チャンス』を探すとともに、
 自身にとって『良くない相場状況を排除』することが必要となる、
 ものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな…。トレードの経験も積んでくれば、野球で言うなら、
 投手が毎試合完封を目指したり、打率10割を目指すようなことは、
 幼き少年の夢想に過ぎないことは身に染みてわかるものだぜ…。』


「世の中にはいろいろなトレード手法があり、一概には言えぬが…、
 もしやすると、『良いトレード・チャンスとなる相場状況』よりも、
 『トレードに良くない相場状況』の方がむしろ多いくらいで…、
 そういった意味では、『良くない相場状況を排除』することは、
 じつは、『良いトレード・チャンスを探す』ことともに、
 重要なスキル(技術)となるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「相場は上がるか下がるかの二択と言われることがあるが、
 『不明』という状況も確かに存在しているものなのじゃのう…。
 よく『休むも相場』と言われるが…、優れたトレーダーと、
 そうではないトレーダーの大きな違いの1つには、もしやすると
 『良くない状況排除』のスキルの違いがあるのではあるまいか…。」


『優れたトレーダーは「良いトレード・チャンスを探す」ことに
 長けているだけではなく、「トレードに良くない状況を排除」して
 言わば休むべき時は「技術的に能動で休んでいる」ということか。
 のべつ幕なしトレード・チャンスだけを血眼になって探している、
 ワケではないんだと…。そういうことかい? ジイさん。』


「まぁ、そこまで言ってよいやらわからぬが…、優れたトレーダーは
 負けトレードを減らす為に『良くない状況を排除』して、休む事も
 技術として心得ているのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その261


米雇用統計NFPは−3.3万人と7年ぶりの弱い結果になりましたが、
米失業率と米平均時給は市場予想より強い結果になりましたね。



●今週(10月9日から10月13日)の主な予定


<10月9日(月)>

※ 東京とカナダが休場。

午前10時45分に中国財新サービス業PMI(9月)、
午後3時に独鉱工業生産(8月)、
などが予定されています。
中国・独の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合が予定されています。
コロンブス・デーで米債券、米為替は休場です。


<10月10日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(9月)、
朝8時50分に日国際貿易収支(8月)、日国際経常収支(8月)、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(9月)、
午前9時半から黒田日銀総裁の発言、
午後2時に日景気現状判断DI(9月)、日景気先行き判断DI(9月)、
午後2時半にスイス失業率(9月)、
午後3時に独貿易収支(8月)、独経常収支(8月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(8月)、
午後5時半に英鉱工業生産(8月)、英製造業生産(8月)、
同午後5時半に英貿易収支(8月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時15分に加住宅着工件数(9月)、
夜9時半に加住宅建設許可件数(8月)、
などが予定されています。
日・英の指標には注目です。
そして、衆議院選挙の公示とEU財務相理事会が予定されています。
また、この日は朝鮮労働党創建記念日です。


<10月11日(水)>

朝8時50分に日機械受注(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜3時に米FOMC議事録要旨、
日・米の指標には注目です。
そして、OPEC月報と
中国共産党第18期中央委員会第7回総会が行われます。


<10月12日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格(9月)、
朝8時50分に日国内企業物価指数(9月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(8月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(8月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(9月)、
午後6時に欧鉱工業生産(8月)、
夜9時半に米生産者物価指数(9月)、米生産者物価指数コア(9月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(8月)、
夜11時半からドラギECB総裁の発言、
などが予定されてます。
欧・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
G20財務相・中央銀行総裁会議が13日まで行われます。


<10月13日(金)>

朝6時半にNZ企業景況感(9月)、
(時間未定) 中国貿易収支(9月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(9月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(9月)、
夜9時半に米消費者物価指数(9月)、米消費者物価指数コア(9月)、
同夜9時半に米小売売上高(9月)、米小売売上高(除自動車 9月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、
同夜11時に米企業在庫(8月)、
などが予定されています。
中国・独・米の指標には注目です。
そして、IMFと世銀の年次総会が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月2日から10月6日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.99で始まり、94.09へ上昇した後に
93.62で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.361%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で49.29ドルに下落しました。
NYダウは週間368.58ドル上昇、22773.67ドルで週の取引を終える。



<10月2日(月)>

トランプ米大統領(1日)
「小さなロケットマンと交渉を試みても時間の無駄だと、
 ティラーソン国務長官には言ってある。我々はすべき事をやる!」
報道
「スペイン・カタルーニュ州の住民投票は賛成89%と、
 圧倒的に賛成派が多数となった模様。」
日経平均は44.23円高で寄り付き44.50円高の20400.78で大引け。
米10年債利回りは2.36%台へ上昇。ドル買いが優勢。
香港、上海は休場。
報道
「米ラスベガスでの銃撃事件で59人が死亡、500人超が負傷。」
ハモンド英財務相
「EU離脱交渉、ここ数ヶ月の交渉ペースの遅さに
 主要閣僚全員が苛立っている。
 メイ首相への忠誠心には変わりはない。」
報道
「日産が検査不備で121万台リコールへ。」
EU
「カタルーニャ州の住民投票はスペイン憲法のもとで違法。
 カタルーニャ州問題はスペイン憲法に従って扱われるべき。
 今は統合の時で分断の時ではない。暴力は政治の手段ではない。」
報道
「IMMでユーロ・ロングが2011年以来の高水準に再増加。」
原油先物は50ドル台へ下落。
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
ムーディーズ
「トランプ税制改革案は米政府にクレジットネガティブ。」
米ISM製造業景況指数(9月)は予想より強い60.8。
2004年5月以来の高水準。新規受注が大幅上昇、雇用も堅調。
発表直後はドル買い反応。
報道
「ラスベガス銃乱射でイスラム国が犯行声明。」
ロイター通信
「ラスベガスの銃乱射事件について
 容疑者がイスラム国と関連があったという証拠はない。」
ミネアポリス連銀総裁
「インフレ上昇が持続的になるまで利上げしてはならない。
 利上げを実施しなかったら経済はより良い方向に進んだであろう。
 利上げには2%のインフレが必要。
 失業率が大きく低下すれば利上げする可能性。
 現在のインフレが低水準なのは、
 労働市場のスラックとインフレ期待の低さが要因。
 FRBは刺激的な政策スタンスを過大評価した。」
独DAXが12902.65に上昇して最高値を更新。
ダラス連銀総裁
「ハリケーンの影響で第3四半期のGDPは弱い。
 2017年のGDPは2.25%かそれを若干上回る水準見込む。
 労働市場からスラックが取り除かれ続けることを期待。
 FRBは忍耐強くなれる。12月利上げについてはオープン。
 インフレ上昇の証拠を確認したい。
 利上げに関しては緩やかで忍耐強くいる余裕がある。」
NYダウは152.51ドル高の22557.60で取引を終える。最高値を更新。


<10月3日(火)>

日経平均は74.47円高で寄り付き213.29円高の20614.07で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.35%台へ上昇。ドル円は113円台を回復。
上海株式市場は休場。
豪RBAが政策金利を1.50%に据え置く。
豪RBA声明
「低金利は引き続きオーストラリア経済を支援する
 豪ドル高は生産や雇用の見通しの重しとなっている。
 豪ドル高が続けば成長やインフレは鈍化の可能性
 物価の上昇は徐々に加速していく見通し。」
豪ドル売り反応。
独株式市場は休場。
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
報道
「米自動車販売9月は市場予想より強い1857万台。」
パウエルFRB理事
「次期議長についてのコメントは差し控える。
 米国が直面している最大の課題は持続成長を引き上げること。」
NY時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
ドル売りが優勢。ドル円は112円台で推移。
政治専門サイトのポリティコ
「次期FRB議長の最有力候補にウォーシュ元FRB理事と
 パウエルFRB理事が挙げられている。
 ムニューシン米財務長官はパウエル氏を支持している。」
マティス米国防長官
「トランプ大統領は北朝鮮への外交と制裁の推進を命じた。
 ティラーソン国務長官は何も取引はしていない。
 政府全体の努力で北朝鮮に尽力している。」
加BOC副総裁
「カナダ経済は過去5四半期、予想以上に成長した。
 成長率は向こう数四半期鈍化する可能性。
 成長は依然として潜在成長率を上回る。
 カナダドル安は新興の中小企業の成長を支援する。
 金利に関しては直接言及しない。
 2016年の中盤以来、生産性は著しく上昇した。」
報道
「米ゴールドマンサックスが仮想通貨の関連業務を検討。」
原油先物は50ドル台で推移。
NYダウは84.07ドル高の22641.67で取引を終える。最高値を更新。


<10月4日(水)>

報道
「米ヤフー、2013年のハッカー攻撃で30億人分の個人情報が流失。
 個人情報流失では過去最大。
 盗まれた情報にはクリアテキストのパスワードや支払い情報、
 銀行口座などは含まれていなかった。」
カタルーニャ自治州のプチデモン州首相
「カタルーニャ州は数日中に独立宣言をする。」
日経平均は46.74円高で寄り付き12.59円高の20626.66で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.31%台へ低下。
上海が休場。
北朝鮮の交渉担当者
「元米高官と月内にも会合を行う。」
黒田日銀総裁
「中央銀行として現時点でデジタル通貨発行の具体的な計画はない。
 金融システムの安定への責任を持つ中央銀行の立場から、
 新技術の内容を深く理解する必要がある。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。
フィッシャーFRB副議長
「引き続きインフレ率は上昇する見込み。
 中銀当局者は常に政策を大胆に変更する用意をすべき。
 次期FRB議長の人選についてはノーコメント。
 柔軟な精神が必要な職だ。」
米ADP雇用統計(9月)は市場予想とおりの13.5万人。
米ISM非製造業景況指数(9月)は予想より強い59.8。
12年ぶりの高水準。ドル買い反応。
NY時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
IEA石油在庫統計では原油在庫が602.3万バレルの減少。
発表直後は原油が買われるも、その後に50ドル台を割り込む。
ティラーソン国務長官
「トランプ大統領と国に対してかつてないほどコミットしている。
 トランプ政権はチームで行動している。
 毎日のようにマティス国防長官と協議している。
 自身の職責を去ることは考えていない。」
イエレンFRB議長
「適切な銀行規制を確実にするため懸命に取り組んでいる。
 コミュニティーバンクは金融危機の一因であった高リスクな
 事業慣行とはおおむね無縁。
 危機後の規制と監督の改善が現在適切。
 不当な負担を強いていないことを確実にしようと力を注いでいる。」
カタルーニャ自治州のプチデモン首相
「平和的デモを賞賛。国王のメッセージは受け入れる事はできない。
 国王は多くのカタルニア人を失った。
 カタルニア政府は全ての市民を尊重。調停プロセスを求める。
 中央政府は調停のアプローチに対応しなかった。」
NYダウは19.90ドル高の22661.57で取引を終える。最高値を更新。


<10月5日(木)>

英テレグラフ紙
「英国の一部議員、首相辞任を求める用意がある。」
S&P
「英中銀およびカーニー総裁によるタカ派的な表現について、
 輸入インフレ圧力を弱めるためポンド高を誘導する事が主な狙い。
 今回のインフレはポンド安が要因であり一時的な現象。
 冴えない経済指標は弱い第3四半期を示唆している。」
日経平均は24.05円高で寄り付き1.90円高の20628.56で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
上海・香港・韓国は休場。
英スカイニュース「メイ英首相は辞任を検討せず。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.31%台へ低下。
ECB議事録
「為替レートの監視で合意。
 ユーロ高のボラティリティーやスピードを懸念。
 金融スタンスの再評価は緩やかかつ注意深くあるべき。
 政策の再設定について初めて話し合った。
 引き続き大規模な刺激策が必要なこと合意。
 将来の金融政策についての市場の期待について留意すべき。
 QEの再設定について様々なシナリオの得失について議論した。」
フィラデルフィア連銀総裁
「12月に今年3回目の利上げを予想。
 引き続き来年3回の利上げを予想。
 FRB議長は合意形成に長けたチームプレーヤーであるべき。」
安倍首相
「経済成長なければ財政健全化はない。
 消費税見直し、リーマンショック級の出来事あれば当然対応する。
 長期金利3−4%なら財政厳しい。」
サンフランシスコ連銀総裁
「失業率は4%を若干下回る水準に低下へ。
 インフレ率は2%に上昇する見込み。利上げは可能。
 ハリケーンの影響も経済成長軌道は維持。
 過剰な成長は資産バブルとインフレ加速を招く。
 FOMC予測は非常に緩やかな利上げ軌道を示す。
 インフレ指標が上向くのを確認する必要はない。
 ヘルスケアによる低インフレが向こう数年間は続く。
 イエレン議長は議長として驚くほど良い仕事をしている。」
スペイン最高裁
「9日のカタルーニャ州議会の審議を差し止める。」
NY時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。原油先物は50ドル台。
マカファティ英中銀委員
「消費者物価はしつこく目標をオーバーシュートする可能性。
 9月の議事録はサプライズ利上げのリスクを減らした。
 スラックは素早く消えた可能性。
 英中銀は必要な時の手段を使い果たしていない。」
アトランタ連銀GDPナウ第3四半期は年率換算で2.8%を予想。
報道「米下院、予算決議案を可決。」
NYダウは113.75ドル高の22775.39で取引を終える。最高値を更新。


<10月6日(金)>

カンザスシティ連銀総裁
「追加的な緩やかな金利調整が必要。
 利上げ先送りは成長と安定にリスク。
 米経済はトレンド上回るペースで拡大。
 過度に待ち過ぎれば、その後の積極的な行動へのリスク。
 金融政策は注意深く進めるのが適切。」
日経平均は88.29円高で寄り付き62.15円高の20690.71で大引け。
年初来高値を更新。
上海株式市場は休場。
米10年債利回りは2.35%台で推移。
ラガルドIMF専務理事
「日銀とECBの緩和策を支持する。
 財政赤字の拡大を招く税制改革は勧められない。
 世界経済の成長は安定しつつある。」
トランプ大統領(米軍の幹部との夕食会にて)
「この会合の意味が分かるか、嵐の前の静けさかもしれない。」
ハーパー豪中銀理事
「豪経済全体に消費の勢いが完全に失われれれば、
 金利を通じた対応が正当化される。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。
メイ英首相「内閣から全幅の信頼を得ている。」
米非農業部門雇用者数(9月)は予想より弱い−3.3万人、
NFPの前回値が16.9万人から16.9万人へ上方修正。
米失業率(9月)は予想より強い4.2%、
米平均時給(9月)は予想より強い前月比0.5%。
米10年債利回りは一時2.40%台へ上昇。発表直後はドル買い反応。
報道「福島県で震度5弱の地震が発生。」
アトランタ連銀総裁
「米国は力強い雇用成長が継続している。
 企業が高度な技術者の空席を埋められないことが課題。
 企業の投資の判断に足るだけの能力の有する人材が不足。」
ロイター
「今週に北朝鮮を訪問したロシア下院議員が、
 北朝鮮は長距離ミサイル発射実験を計画していて、
 米国の西海岸が射程距離に入るとの見方を示している。」円買いに。
仏中銀総裁
「ECBは量的緩和プログラムのパラメータを変更してはならない。
 出口戦略は緩和姿勢と両立すべき。
 非常に緩やかな正常化が始まった。
 今こそユーロ圏の構造改革の時。
 ECBは再投資の影響を明確化する可能性。
 ECBは忍耐強くなる。」
コーン国家経済会議(NEC)委員長
「9月の米雇用統計を大いに歓迎
 賃金の伸びが改善し失業率が低下したことは明るい点。
 統計にいくらかノイズが生じたのはハリケーンが原因。
 次期FRB議長人事について発言するのは適切ではない。
 税制改革と規制緩和を導入することで3%超の成長可能。」
NY連銀総裁
「段階的な緩和解除はなお適切。
 インフレの目標未達が続いているのには驚き。
 インフレの目標未達は構造的変化が一因の可能性。
 利上げは緩やかな軌道を続けるべき。」
ダラス連銀総裁
「経済は堅調でインフレ圧力は恐らく高まっている。
 次の利上げについては決めていない。
 労働市場のスラックは消え続けている可能性。
 ハリケーンによる雇用の喪失は一時的。」
セントルイス連銀総裁
「雇用者数は予想より弱く懸念を生む。
 FOMCが政策を誤る可能性を一段と懸念。
 金利は必要とされる水準近辺にある
 12月ではハリケーンから持ち直すには早過ぎる。
 インフレ圧力は見られない
 雇用統計への市場の反応はやや脳天気過ぎる。」
米10年債利回りは2.361%。原油先物11月限は49.29ドル。
NYダウは1.72ドル安の22773.67で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初2日に112.66レベルで始まり揉み合いながらも
3日の東京時間後半にかけて113.19へ上昇しましたが、その後、反落
し軟調傾向で推移して4日ロンドン時間にかけて週安値となる112.32
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、ロンドンフィッ
クス過ぎに112.94へ反発した後に5日のNY時間序盤にかけて112.41
へ反落する揉み合いになりましたが、その後、再び切り返して、堅調
傾向で推移して6日の米雇用統計発表後に週高値となる113.44へ上昇
する展開になりました。その後、北朝鮮関連の報道を契機に反落して
112.63レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初2日に1.1791レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して3日の東京時間後半にかけて1.1696へ下落し
ましたが、その後、切り返して、4日のNY時間序盤にかけて1.1788
へ反発して揉み合う展開になりました。その後、5日ロンドン時間から
再び反落して揉み合いながらも軟調傾向で推移して、6日の米雇用統計
発表後に週安値となる1.1669へ下落する展開になりました。その後、
反発して1.1728レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月9日から10月13日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は9月27日の高値の
113.25、さらに上昇した場合は10月6日の高値113.44、ここを上抜け
た場合は5月11日の高値114.37から7月11日の高値114.49を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは10月5日の安値112.41を巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は4日の安値112.32、さらに下落
した場合は9月29日の安値112.21、ここを下抜けた場合は112.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は9月25日の安値111.47、
ここを下抜けた場合は9月20日の安値111.14、さらに下落した場合は
111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、9日の中国財新サービス業PMI、
10日の日国際貿易収支と黒田日銀総裁の発言、11日の日機械受注と
米FOMC議事録要旨、12日の米生産者物価指数と米新規失業保険申請
件数、13日の中国貿易収支と米消費者物価指数と米小売売上高とミシ
ガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、などが注目されます。


先週のドル円は、112円台前半から113円台前半を範囲とする揉み合
いとなり、米雇用統計発表後に一時113.44へ上昇するも北朝鮮関連の
報道を契機に反落して、週の始値と終値では、下と上へほぼ「行って
来い」の相場となり、週足では十字線となりました。

さて今週ですが、原稿を書いている8日の北朝鮮金正日総書記就任20
周年記念日では今のところミサイルの発射等はありませんが、10日の
朝鮮労働党創建記念日の前後の北朝鮮の挑発行動の有無と市場反応が
注目されます。

また、先週の米雇用統計の発表後に、CMEがFF金利から算出してい
るFEDウォッチで12月利上げの確率が90%を超えて織り込みがさら
に進む状況となりましたが、今週は11日のFOMC議事録要旨と13日
の米消費者物価指数と米小売売上高の結果と市場反応が特に注目され
ます。そして、10日に衆議院選挙の公示となりますが、選挙戦を巡る
市場観測も注目されます



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは4日の高値1.1788を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1800の「00」ポイ
ント、さらに上昇した場合は9月29日の高値1.1832、ここを上抜けた
場合は9月26日の高値1.1861、さらに上昇した場合1.1900の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合6日の安値1.1669から8月17日
の安値1.1662、さらに下落した場合は1.1600の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は7月18日の高値1.1583、さらに下落した場合は
7月19日の高値1.1557を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、9日の独鉱工業
生産、12日の欧鉱工業生産とドラギECB総裁の発言、13日の独消費
者物価指数改定値、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
9日の中国財新サービス業PMI、11日のFOMC議事録要旨、12日の
米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数、13日の中国貿易収支と
米消費者物価指数と米小売売上高と米ミシガン大学消費者信頼感指数
速報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、スペインのカタルーニャ州の独立の是非を問う
住民投票への反応は限定的ながら、ドル買いを背景に揉み合いながら
も軟調傾向で推移して、週の始値と終値では60Pips少々の下落となり
ました。

さて今週ですが、ECB理事会はまだ先ながら、「QEに関する決定の大
部分は10月に下す予定。」とされていることで、12日のドラギECB総
裁の発言が注目されますとともに、対ドル通貨ペアとして、11日の米
FOMC議事録要旨と13日の米消費者物価指数と米小売売上高の結果と
市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その261 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週末の米雇用統計のNFPはハリケーンの影響や
 季節調整で−3.3万人と7年ぶりの弱い結果になったけど…、
 米失業率と米平均時給は市場予想よりかなり強い結果になり、
 発表直後はドルが買われる展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そして、CMEがFF金利から算出しているFEDウォッチで
 12月利上げ確率が90%を超えて織り込みが進む状況となったの
 じゃが…、その後に北朝鮮関連の報道があり、週末調整も手伝って
 ドルが売られて、ドル円は反落することとなったのう…。」


『でさぁ、8日の北朝鮮金正日総書記就任20周年記念日では
 今のところミサイルの発射や核実験はないようだが…、
 10日の朝鮮労働党創建記念日の前後のミサイル発射など
 北朝鮮の挑発行動がかなり懸念されるよなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。先週、トランプ大統領が米軍幹部との夕食会で記者団に
 『この会合の意味が分かるか、嵐の前の静けさかもしれない。』
 と発言していることもあり、10日前後は北朝鮮の挑発行動に
 警戒しておいた方がどうもよさそうじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『でもさぁ。どうして北朝鮮は執拗に挑発行動を続けるのかなぁ。
 そして、ロシアや中国は北朝鮮をなぜ擁護しているのかねぇ…。』


「ふむ。それには歴史的な背景があるのじゃよ…。溜口剛太郎殿。
 NHKスペシャル http://www.dailymotion.com/video/x5wl06f
 (これに続く北朝鮮関連のNHKスペシャルの数話も含めて)
 時間がある時にでも観てみるとよかろう…。疑問が解けよう。」


『へぇーっ。興味深いな。オレ様も観てみるとするか…。
 それとさぁ…。話は変わるけど、先週の話題となった、
 金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる検討を
 していることが報道された件だけど、一部の噂ではあるが…、
 同じFXでも取引所取引の「くりっく365」は除外される?
 なんてことを聞いたぜ…。ジイさん。』


「ふむ。現段階では真偽はわからず『噂』に過ぎぬとは思われるが、
 そのようなことも一部では囁かれておるようじゃのう…。
 もしも仮にそのような検討をしていたとしたら不公平となろう…。
 金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる検討をしている件
 については、『規制の表面上は投資家保護を謳っていますが、
 NISAに続いて国内株式市場に個人資産を向けさせる策略を感じる』
 など、ジイのところにも何人か方からご意見を頂いており…、
 金融庁には公正かつ適切な判断をして頂きたいものじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 「攻守のバランスのお話」や「良くない状況排除のお話」かい?』


「ふむ。そうじゃのう…。前段のお話も既に長めとなっておるが…、
 今日は『仮定の自問のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『何やら「へんてこりん」なテーマだが、まぁ、よろしい…。
 聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「先だっての『脳内会議のお話』にもかかわる事じゃが…、
 『仮定の自問をする』ことによって『自分自身で気づきを得れる』
 ことがあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『そんなものなのかねぇ…。』


「米アップルの創業者のスティーブ・ジョブズが
 毎朝、洗面の鏡に映る自分自身に対して問うていたとされる
 『今日が人生最後の日だったら、今やろうとしていることを
  やりたいだろうか?』という言葉あるが…、
 これは、仮定の自問によって自分自身にとって最重要な事を
 自分自身に気づかせる作業であったのじゃのう…。」


『うーむ。「人生最後の日」という仮定によって、確かに人は
 多忙な日々で忘れがちであった自分自身にとって最も大切な事、
 例えば家族愛や人への愛の重要性、思いを込めてきた事業の継承等
 改めて気づきを得ることが出来るのかもしれないよな…。』


「まぁ、『人生最後の日』という仮定は極端やも知れず…、
 『明日がある』という前提で人は人生を歩むものではあるが、
 仮定の自問によって気づきを得れることはあるものなのじゃのう。」


『……。』


「この仮定の自問はときにトレードにも役立つことがあってのう…。
 『もしも優れたトレーダーならここでエントリーするだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーならここでビビリ利確するだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーなら損切りを躊躇っているだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーならここで難平なんてするだろうか?』
 などなど…、仮定の自問をすることによって、
 本来取るべき投資行動に自身で気づける場合があるものなのじゃ。」


『人は欲や恐怖の感情に翻弄されたトレードをしてしまったり…、
 学習して知っている事と実際の投資行動が相違してしまうものだが
 トレードの執行時に「仮定の自問」をすることによって、
 本来取るべき投資行動に「気づける」事もあるのかもしれないな。』


「自分自身の脳内会議をリードして正しい方向に導くために、
 『仮定の自問』は有効な1つのスキルとなろう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その260


先週27日、金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる
「検討」をしていることが報道されましたね。



●今週(10月2日から10月6日)の主な予定


<10月2日(月)>

※ 香港、上海が休場。

朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業製造業業況判断DI、
同朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業非製造業業況判断DI、
朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業全産業設備投資、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(8月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(9月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(9月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(9月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(9月)、
午後5時半に英製造業PMI(9月)、
午後6時に欧失業率(8月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(9月)、米建設支出(8月)、
などが予定されています。
日・英・欧・米の指標には注目です。


<10月3日(火)>

※ 上海、独が休場。

午前9時半に豪住宅建設許可(8月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後2時に日消費者態度指数(9月)、
午後5時半に英建設業PMI(9月)、
午後6時に欧生産者物価指数(8月)、
などが予定されています。
英・欧の指標には注目です。


<10月4日(水)>

※ 上海が休場。

午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(9月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(9月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(9月)、
午後5時半に英サービス業PMI(9月)、
午後6時に欧小売売上高(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(9月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(9月)、
深夜4時15分からイエレンFRB議長の発言、
などが予定されています。
英・欧・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<10月5日(木)>

※ 香港、上海が休場。

午前9時半に豪貿易収支(8月)、豪小売売上高(8月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(9月)、
午後8時半に欧ECB理事会議事録要旨、
同午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(9月)、
夜9時半に米貿易収支(8月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加貿易収支(8月)、
夜11時に米製造業新規受注(8月)、
などが予定されています。
豪・スイス・米の指標とECB理事会議事録要旨には注目です。


<10月6日(金)>

※ 上海が休場。

午後2時に日景気先行指数速報(8月)、日景気一致指数速報(8月)、
午後3時に独製造業新規受注(8月)、
午後3時45分に仏貿易収支(8月)、仏経常収支(8月)、
同午後3時45分に仏財政収支(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(9月)、米失業率(9月)、
同夜9時半に米平均時給(9月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(9月)、加失業率(9月)、
夜11時に米卸売売上高(8月)、米卸売在庫(8月)、
同夜11時に加Ivey購買部景況指数(9月)、
深夜4時に米消費者信用残高(8月)、
などが予定されています。
独・米・加の指標には注目です。
そして、ムーディーズの米格付け発表も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月25日から9月29日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.12で始まり、93.50へ上昇した後に
反発して92.91で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.339%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で51.67ドルに上昇しました。
NYダウは週間55.50ドル上昇、22405.09ドルで週の取引を終える。



<9月25日(月)>

報道(先週末)
「NZ選挙では与党国民党が勝利するも過半数はとれず。」
報道
「独連邦議会選挙ではメルケル首相の与党が第1党となる事が確実も
 前回に比べて議席を減らす見通し。独新興右派政党が躍進。」
ユーロドルが下窓を空けて始まり一時1.19台を割り込む。
日経平均は142.98円高で寄り付き101.13円高の20397.58で大引け。
米10年債利回りは2.26%から2.24%あたりで推移。
報道
「衆院選日程、10月10日に公示、22日に投開票。」
安倍首相
「目標は与党で過半数、取れなければ辞任。
 自公連立政権で233が勝敗ライン。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.23%台へ低下。
関係筋
「OPECと非OPEC諸国は減産の3−6ケ月延長を検討。」
原油先物は51ドル台へ上昇。
メルケル独首相
「FDP、緑の党、SDPに連立呼び掛け。」
トランプ米大統領
「大幅な減税と改革について、本日、重要な会合開く。」
NY連銀総裁
「一時的かつ特殊な物価要素の影響は弱まる見込み。
 消費支出は今後の数四半期も増加し続ける見込み。
 やや平均トレンドを上回る成長が賃金を下支え。
 ハリケーンの米経済への影響は短期間で収まる見込み。
 FOMCは段階的な緩和解除を継続。
 インフレ率は上昇して2%の目標水準で安定する見込み。
 ファンダメンタルズに基づく景気拡大は極めて好ましいもの。
 FOMCは次の景気後退の対応できる(金利の)糊しろを得るだろう。
 必要であればバランスシートを活用することができる。」
ドラギECB総裁
「構造的な問題が経済の統合を妨げている。
 ユーロ圏の回復は加速し広範にわたっている。
 回復が強いインフレに伝播すべき。非常に大規模な緩和が必要。
 依然としてインフレ見通しは不透明。
 刺激策の再調整が金融緩和を維持させよう。
 為替相場のボラティリティーが不透明性もたらす。
 QEに関する決定の大部分は10月に下す予定。」
北朝鮮の李外相
「トランプ大統領の発言は明白な宣戦布告に相当する。
 国連加盟国は米国が宣戦布告したことに留意するべき。
 国連憲章は自衛の権利を加盟国に与えている。
 北朝鮮には米戦略爆撃機を撃墜する権利がある。」
米10年債利回りは一時2.21%台へ低下。
シカゴ連銀総裁
「追加利上げにはインフレ上昇の明確な兆候が必要。
 インフレが大幅に高進するリスクは見当たらない。
 インフレ期待が低過ぎることを懸念。
 2019年末までに政策金利が2.7%に達するとの予想は心地よい。
 適切なFRBの金融政策でインフレは2%目標に達すると見込む。
 経済のファンダメンタルズは健全。完全雇用に近い。」
原油先物は52ドル台へ上昇。
NYダウは53.50ドル安の22296.09で取引を終える。


<9月26日(火)>

日経平均は48.32円安で寄り付き67.39円安の20330.19で大引け。
米10年債利回りは2.21%から2.22%台で推移。
ミネアポリス連銀総裁
「低いインフレ率が継続していることは難問である。
 景気が過熱する兆候は見られておらず、
 物価も上昇に向かっていないことからブレーキは不要で、
 今利上げする必要はない。
 FRBは目標とされているPCEデフレータ2%に到達しておらず、
 利上げへの圧力下にはない。インフレ率低迷の理由は不明。
 1月末で任期を迎えるイエレン議長の続投を望んでいる。」
ロシアの大統領報道官
「朝鮮半島情勢の緊迫化を引き起こしている関係諸国の言動は
 不適切、極めて危険な結果もたらす可能性がある。」
トゥスクEU大統領
「EU離脱交渉は満足できる進展みられず。」
原油先物は51ドル台へ反落。
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
トランプ大統領
「27日に大きな発表がある。
 税制改革に関する極めて包括的な報告をする。」
イエレンFRB議長
「FOMCはゆっくりし過ぎないよう注意すべき。
 緩和政策の長期化は金融の安定を損ないかねない。
 インフレ2%達成まで政策据え置くのは賢明ではない。
 時間をかけた小幅利上げなければ景気過熱のリスク。
 インフレは向こう数カ月で幾分か上昇する見通し。
 2017年のインフレ鈍化はミステリー。
 インフレはオーバーシュートのリスクがある。
 現時点ではインフレ目標の変更を考えていない。
 データは前月比でノイズが出る可能性。」
カナダ財務相
「現在の経済からすれば追加利上げが予想される。
 金利は依然として歴史的に低水準。
 財政計画はGDP比の赤字の割合を引き下げる。
 カナダ経済は現行水準のカナダドルでも堅調を維持できる。
 力強い経済が赤字抑制を支援。」
トランプ大統領
「北朝鮮への軍事力行使を望まないが、必要なら用意はある。
 北朝鮮への軍事的な選択肢は完全に用意ができている。」
報道
「米上院、オバマケア代替法案の可決を見送り。」
NYダウは11.77ドル安の22284.32で取引を終える。


<9月27日(水)>

日経平均は60.37円安で寄り付き63.14円安の20267.05で大引け。
関係筋
「トランプ大統領は法人税を現行の35%から20%へ引き下げを提案。
 個人所得税に関しては最高税率を基本的に35%へ引き下げ、
 高所得者にさらなる高い税率を課すかどうかは議会判断に。」
米10年債利回りは2.24%台へ反発。
報道
「民進党が新党の希望に事実上合流へ。」
欧州委員会の経済通貨問題担当
「EU基準を超える可能性が指摘されているフランスの
 財政赤字について、最終的にGDP3%の基準を下回るであろう。
 フランス政府は公共投資の削減に努力する必要。」
日経電子版
「FX証拠金倍率を引き下げ10倍程度に、金融庁検討。」
関係筋
「ショイブレ独財務相が職を離れて連邦議会議長に就任する準備。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ上昇。
ドル円が一時113円台へ上昇。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が184.6万バレルの減少。
原油先物は51ドル台後半で推移。
アトランタ連銀GDPナウ第3四半期は年率換算で2.1%を予想。
カナダBOC総裁
「経済は力強いが、賃金の伸びは予想よりも鈍い。
 設備投資は余剰生産能力の限界を押し上げる可能性。
 家計負債の高さが利上げ影響を増幅させる可能性。
 金利に予め決まった道筋はない。
 カナダ中銀は金利を機械的に操作しない。慎重に実行。」
ECB
「ドラギ総裁が29日の講演をキャンセル。」
米5年債の入札では最高落札利回り1.911%、応札倍率2.52倍。
セントルイス連銀総裁
「現行の政策金利が短期的には適切な可能性高い。
 今年のインフレは下向きのサプライズだった。
 米経済は2%成長の軌道維持する可能性高い。
 最近のデータは近年の低成長と同様であることを示している。
 インフレ鈍化は年内には戻らない可能性。
 低水準の失業率は高インフレ期待の有意義な指標とはなってない。」
NYダウは56.39ドル高の22340.71で取引を終える。5日ぶり反発。


<9月28日(木)>

NZ中銀
「政策は相当な期間緩和的。
 一段のNZドル安がインフレ加速を支援。
 不確実性が残り、政策は調整必要な可能性。
 インフレ率は今後数四半期に減速の可能性強い。」
英BOEホールデン理事
「英国民は金利上昇を恐れるべきではない。
 金融引締めは良いニュース。」
日経平均は131.58円高で寄り付き96.06円高の20363.11で大引け。
ボストン連銀総裁
「現状の低インフレは一時的なものだと広く予想されており、
 過剰反応するべきではない。
 インフレ率は現状で目標水準を下回っているが、
 適切なリスク軽減のため規則性のある緩やかな利上げ実施すべき。」
セントルイス連銀総裁
「先週のFOMCで示された参加メンバーによる金利見通しと、
 市場の金利見通しが一致せず、ドットプロットが示すペースで、
 当局が利上げを行うと市場参加者が必ずしも予想していない状況で
 金融市場の価格形成が進んでいる現状は悩ましいと感じている。」
報道「衆議院が解散。」
米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
黒田日銀総裁
「現在の景気拡大は持続性が高い。物価の動きは今後変わってくる。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く進めていく方針。」
エストニア中銀総裁
「ユーロ相場は歴史的にみて引き続き平均水準に近い。
 インフレは緩やかな上昇過程を続けるはず。」
IMF
「ギリシャ銀をめぐる課題は早期に解決する見込み。」
カーニーBOE総裁
「EU離脱の進行は今後の英国経済見通しにとって最重要。
 英中銀の使命はCPI目標をスムーズに達成すること。
 これまでの危機と同様にEU離脱においてもBOEの独立性を維持。」
原油先物は52ドル台で推移。
プラートECB理事
「景気回復背景に金融政策正常化の経済ショックは限定的に。
 季節要因に振り回されず持続的なインフレが望ましい。
 目標達成を確信も、まだ仕事は完了していない。
 基調インフレの測定でコアインフレ率に替わる指標を模索中。」
バルニエEU主席交渉官
「英EU離脱交渉で新たな動きも多くの作業残る。
 欧州司法裁判所の役割について合意できず。
 十分な進展には至らず、今後数週間から数ヶ月掛かる見込み。」
カンザスシティー連銀総裁
「緩やかな利上げ継続が適切。
 金融政策はどちらかと言えば緩和的。」
IMF副報道官
「トランプ政権の税制改革に賛同。
 FRBの緩和縮小は緩やかでデータ次第・
 FRBの行動に関しては通常通りで驚きはない。」
コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「20%の法人税率は明確な一線。それを超える水準は受け入れない。
 15%よりも低い水準からスタートして、
 交渉余地を確保しておきたかった。」
ムニューシン米財務長官
「米企業が競争力を持つことが重要。
 大統領は経済成長に焦点をあてている。
 税制改革案は元が取れ、財政赤字を縮小する。
 6%のGDPは楽観的すぎる。2.9%が妥当。
 大統領は富裕層への減税を目的にしていない。
 20%の法人税減税は譲れない。」
フィッシャーFRB副議長
「FOMC金利見通し(ドット・プロット)は
 メンバーの見解を反映したもので、
 あくまで予想であり事実ではない。」
米7年債の入札では最高落札利回り2.130%、応札倍率2.70倍。
米10年債利回りは2.30%台へ低下。原油先物は51.56ドル。
NYダウは40.49ドル高の22381.20で取引を終える。


<9月29日(金)>

日経平均は47.77円安で寄り付き6.83円安の20356.28で大引け。
東京時間は米10年債利回りが2.31%台で推移。
金融庁
「仮想通貨取引所として11社を登録。17社は継続審査中。」
韓国政府金融委員会
「イニシャル・コイン・オファリングICOを全面的に禁止する方針。」
カーニーBOE総裁
「消費者信用とEU離脱がリスク材料に。
 EU離脱について英中銀は多くの対応はできない。
 金利は今後数ヶ月で上昇するだろう。」
NHK
「北朝鮮が弾道ミサイル燃料を独自に製造の可能性。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。
米コアPCEデフレータ(8月)は市場予想より弱い前月比0.1%。
米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。ドル売り反応。
WSJ報道
「トランプ大統領とムニューシン米財務長官が昨日、
 ウォーシュ元FRB理事と面談。
 来年2月に任期を向かえるFRB議長の後任候補として
 潜在的な能力があるか協議した。」
シカゴ購買部協会景気指数(9月)は市場予想より強い65.2.
米10年債利回りは2.33%台へ上昇。ドル買い反応。
ブルームバーグ(関係者の話)
「トランプ大統領は他のFRB議長候補とも面談した。」
フィラデルフィア連銀総裁
「GDPは期待通りに健全に推移。
 GDPはトレンドを若干上回って推移。
 労働市場はタイトに思われる。第4四半期にはGDPは回復。
 我々は一部、賃金上昇圧力を見始めている。
 インフレは二大責務の問題の一部。
 利上げを一旦止めているのは適切。
 12月と来年3回の利上げを予想。」
WSJ報道
「トランプ大統領はパウエルFRB理事を
 次期FRB議長候補として面接。
トランプ大統領
「イエレン、コーン、ウォーシュ、パウエル各氏を面接。
 次期FRB議長人事を2、3週間以内に決定する。」
原油先物11月限は51.67ドル。米10年債利回りは2.339%。
NYダウは23.89ドル高の22405.09で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初25日に112.17レベルで始まり東京時間序盤に
112.53へ上昇しましたが、その後、反落してNY時間後半に111.47へ
下落する展開になりました。その後、揉み合いになりましたが、26日
のロンドン時間から反発して揉み合いながらも堅調傾向で推移して、
27日のNY時間序盤にかけて週高値となる113.25へ上昇する展開にな
りました。その後、NY時間後半に112.37へ反落しましたが、その後
に再び反発して28日のロンドン時間序盤に113.20へ上昇する展開に
なりました。その後、29日のオセアニア時間にかけて112円台前半に
反落して、その後に112円台後半に反発する揉み合いになり、NY時間
序盤に112.21へ反落した後に112.73へ反発して112.52レベルで週の
取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初25日に下窓を空けて1.1899レベルで始ま
り、東京時間後半にかけて1.1936へ反発しましたが、その後、小幅な
揉み合いを経た後に反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して
26日のNY時間後半にかけて1.1757へ下落する展開になりました。
その後、1.1810へ反発しましたが、再び反落して軟調傾向で推移して
27日のNY時間序盤にかけて週安値となる1.1717へ下落する展開にな
りました。その後、切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移し
て1.1814レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月2日から10月6日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは9月29日の高値112.73
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は113.00の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は28日の高値113.20から27日の高値
113.25、ここを上抜けた場合は7月14日の高値113.57、さらに上昇し
た場合は114.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は7月11日
の高値114.49を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは9月29日オセアニア時間の安値112.25
から29日の安値112.21を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた
場合は112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は25日の安値
111.47、ここを下抜けた場合19日安値111.20から21日安値111.14
さらに下落した場合は111.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
9月15日のNY時間の押し安値110.61を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、2日の日銀短観と
米ISM製造業景況指数、4日の米ADP雇用統計と米ISM非製造業景
況指数とイエレンFRB議長の発言、5日の米貿易収支と米新規失業保
険申請件数と米製造業新規受注、6日の米非農業部門雇用者数と米失業
率と米平均時給、などが注目されます。


先週のドル円は、週初の北朝鮮の李外相による「トランプ米大統領の
発言は明白な宣戦布告に相当する。」との発言、衆議院の解散観測、
そして26日のイエレンFRB議長の「FOMCはゆっくりし過ぎない
よう注意すべき。緩和政策の長期化は金融の安定を損ないかねない。
インフレ2%達成まで政策据え置くのは賢明ではない。時間をかけた
小幅利上げなければ景気過熱のリスク。(後略)」とのタカ派的な発言、
そして週後半での「米法人税を現行の35%から20%へ引き下げ提案。
個人所得税に関しては最高税率を基本的に35%へ引き下げ提案。」など
を骨子とするトランプ米政権と米共和党による「税制改革案の公表」、
そして週末の「ランプ大統領がイエレン、コーン、ウォーシュ、パウ
エル各氏を面接。次期FRB議長人事を2、3週間以内に決定する。」
との報道、などに揺れながら111円台半ばから113円台前半を範囲と
する上下動となり週の始値と終値では35Pips程の上昇になりました。


さて今週の注目の焦点は、週末6日のハリケーンの影響も懸念される
時期の米雇用統計(9月)の発表ですが、トランプ米政権と米共和党の
「税制改革案」が議会を通過できるかは未知数で、減税への財源に対
する市場観測、そして、25日に安倍首相が「目標は与党で過半数、取
れなければ辞任する。」と発言していますので、本邦の衆議院選挙への
市場観測、なども注目されますとともに、29日に「北朝鮮が弾道ミサ
イル燃料を独自製造の可能性。」と報道されていて、10月10日の朝鮮
労働党創建記念日も近づいてきていることで、「北朝鮮リスク」にも
引き続き注意してトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは29日の高値1.1832
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は26日の東京時間の
戻り高値1.1861、さらに上昇した場合は1.1900の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合は先週高値1.1936、さらに上昇した場合は22日の
高値1.2004を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1800の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は29日の安値1.1772、さらに下落
した場合は26日の安値1.1757、ここを下抜けた場合は28日の安値の
1.1721から27日の安値1.1717、さらに下落した場合1.1700の「00」
ポイント、ここを下抜けた場合は8月17日の安値1.1662、さらに下落
した場合は7月26日の安値1.1612を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、2日の欧失業率、3日の欧生産
者物価指数、4日の欧小売売上高、5日の欧ECB理事会議事録要旨、
6日の独製造業新規受注、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、2日の米ISM製造業景況指数、4日の米ADP雇用統計と米ISM非
製造業景況指数とイエレンFRB議長の発言、5日の米貿易収支と米新
規失業保険申請件数と米製造業新規受注、6日の米非農業部門雇用者数
と米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のユーロドルは、独連邦議会選挙でメルケル首相の与党が第1党
は維持するも前回に比べて議席を減らして、独新興右派政党が躍進し
たことを背景に下窓を空けて始まり軟調に推移しましたが、週の後半
から下げ幅を縮小して、週の始値と終値では85Pips程の下落になりま
した。


さて、今週のユーロドルですが、週初は10月1日のスペインのカタル
ーニャ州の独立の是非を問う住民投票の結果がまずは注目されます。

そして25日にドラギECB総裁が「QEに関する決定の大部分は10月
に下す予定。」と重ねて発言していることで、ECBの緩和縮小への市場
観測の動向が注目されますとともに、対ドル通貨ペアとして週末6日
の米雇用統計が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その260 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は衆議院の解散にイエレンFRB議長の発言、
 そして、トランプ米政権と米共和党による米法人税を現行の35%
 から20%へ引き下げるなどを骨子とする「税制改革案」の公表、
 ホワイトハウスが次期FRB議長の人選をしているニュースなど、
 いろいろなイベントがあったが…、ドル円は111円台半ばから
 113円台前半を範囲とする上下動となり週の始値と終値では35Pips
 ほどの上昇になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米税制改革案では個人事業主やパートナーシップ出資者に課税する
 パススルー課税を25%程度に引き下げる案や、米企業が海外資産を
 米国内還流する場合の一時的な優遇課税案なども盛り込まれたよう
 じゃが…、ヘルスケア法案がいまだ議会で可決していないように、
 減税に対する財源問題などもあり、米議会を通過できるか未知数で
 今後の米税制改革案にかかわる展開が注目されるのう…。」


『ところで、先週の北朝鮮のロケットマンは大人しかったようだが、
 今週は週末の米雇用統計がいつもながら焦点になりそうだな…。』


「ふむ…。米雇用統計はハリケーン被害の多かった9月分ゆえ、
 ある程度の落ち込みは市場も想定しているが注目されるのう…。
 そして、トランプ米大統領と北朝鮮との舌戦が激しくなるも、
 先週は北朝鮮のミサイル発射はなかったが…、10月10日の
 朝鮮労働党創建記念日も近づいてきていることで『北朝鮮リスク』
 には引き続き注意しておいた方がよさそうじゃのう…。」


『他にも話したいことがあるけど、前段の話が長くなる行けねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 「攻守のバランスのお話」や「良くない状況排除のお話」かい?』


「ふむ。それらのお話もいつかはさせてもらおうと思っとるのじゃが
 先週、金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる『検討』を
 していることが報道されことにちなみ、この話題ついて
 お話をさせてもらおうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『その金融庁の発表はオレ様も気になっていたところだぜ…。
 株式信用取引倍率に徐々に歩調を合わすとか、FXトレーダー保護、
 ということなのかもしれないが、オレ様は賛成できないな…。』


「FXの証拠金倍率については2010年に50倍へ2011年には25倍へ
 と引き下げられたが…、さすがに証拠金倍率10倍にまで下げるのは
 如何なものかのう…。FXの魅力が減じてしまわぬか心配じゃ…。」


『フルレバで無茶なトレードをする人がいるのは確かに事実だけど、
 投資や投機は自己責任で行うもので、証拠金倍率(レバレッジ)は
 まぁ、例えるならカードの与信枠のようなものであり…、
 本来はそれ自体が「悪」ということではではないからな…。
 まだ金融庁は検討の段階という事だけど、そうなる事が確定したら
 日本国内の証券会社やFX会社の口座数が減って、海外のFX会社に
 口座を移転するトレーダーも増えてくるんじゃないかな…。』


「ふむ…。まぁ、そうなる可能性もあるかもしれぬが…、
 FXの海外口座については税金の問題もあるからのう…。」


『オレ様は日本国内の証券会社FX会社しか使っていないが、
 日本国内業者と海外業者でのFX取引では税金が異なるのかい?』


「ふむ。ジイも溜口殿と同じようにFX口座は国内業者だけじゃが、
 また、ジイは税の専門家でもなく、聞きかじっただけじゃが…、
 国内業者でのFXトレードで得た利益は申告分離課税で20.315%
 の税率であるのに対して、海外業者でのFXトレードで得た利益は
 雑所得扱いで所得税と住民税を合わせると最大55%にもなるそうで
 証拠金倍率だけではなく、税金のこともよく考える必要があろう。」


『詳しくはググってみることにするが、日本国内業者と海外業者では
 そんなに税金が異なるのか…。ちょっと驚いたぜ…。』


「儲かっている場合ということになるが、トレードの最大のコストは
 税金であり、これについてはよく考える必要があるのじゃのう…。
 国内業者でのFXトレードの損益は、株取引などとの損益通算もでき
 また、損失の繰越控除が翌年以降3年間できるのに対して…、
 海外業者でのFXトレードで得た利益は雑所得の扱いで
 所得税と住民税を合わせると最大55%になるだけではなく、
 株取引と損益通算もできなく、損失の繰越控除も認められていない
 ということなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。日本国内業者は言ってみれば税制で優遇されている
 とも言えそうだな…。証拠金倍率だけで口座の海外移転することは
 よく考えた方がよさそうだな…。ジイさん。』


「まぁ、海外業者が雑所得の扱いと言っても、年195万円以下の利益
 の場合、雑所得では所得税と住民税を合わせても税率は15%で、
 年間に195万円以下の利益の場合、雑所得扱いの方が節税となる
 とのことではあるが…、例えば、FXのトレードで4000万円以上の
 利益となってしまった場合では、日本国内業者でのFXトレードでは
 800万円少々の納税で済むが、海外業者でのFXトレードの場合では
 雑所得扱いで4,796,000円の控除を差し引いても、1720万円ほどの
 納税をしなくてはならないそうなのじゃのう…。」


『へぇ。その差は2倍以上にもなるのか…。驚いたぜ。』


「先ほども言ったように、ジイは税の専門家ではなく
 聞きかじっただけで、どこまで正しいか確証はなく、
 税の専門家に聞くかググるなどして確かめてもらいたいのじゃが…
 損失の繰越控除も大きな問題となろう…。少し極端な例じゃが、
 仮に2年間の損益として、初年度4000万円の損失で、
 次年度4000万円の利益となった場合、2年間の通算損益はゼロで
 日本国内業者での取引の場合、2年間としての納税は実質ゼロと
 なろうけれども…、海外業者の場合では、雑所得の扱いゆえ、
 損益の年次通算は出来なく、初年度4000万円の損失では
 当然、納税もゼロとなろうが、次年度4000万円の利益に対して、
 4,796,000円の控除を差し引いても、1720万円ほどの納税を
 しなくてはならないという事になるようなのじゃのう…。」


『2年間での通算利益はゼロなのに、次年度4000万円の利益に対して
 1720万円も納税しなくてはならないという事かよ…。恐ろしいな。』


「これは極端な例で…、また、海外業者を否定するわけではないが、
 国内業者か海外業者かを選ぶ際には、税金のことも少しばかりは
 考える必要があるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『それにしても、金融庁が証拠金倍率を10倍にまで下げることは
 なんとか勘弁してもらいたいもんだぜ…。
 金融庁の相談室 https://www.fsa.go.jp/opinion/ や
 内閣府への意見 https://form.cao.go.jp/keizai3/opinion-0001.html
 などに、オレ様は意見陳述してやろうかな…。』


「ほう。今は国に対して意見を述べるこんな場があるのじゃのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その259


23日の午後5時半ころに北朝鮮でM3.4の地震が発生しましたが、
地震波の分析では自然地震の可能性の方が高いとのことです。



●今週(9月25日から9月29日)の主な予定


<9月25日(月)>

※ NZが冬時間終了、夏時間に移行。

午後後2時に日景気先行CI指数改定値(7月)、
同午後2時に日景気一致CI指数改定値(7月)、
午後2時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時に独IFO景況感指数(9月)、
夜10時からドラギECB総裁の発言、
などが予定されています。
独の指標と日・欧の中銀総裁の発言には注目です。


<9月26日(火)>

朝6時45分にNZ貿易収支(8月)、
朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨(7月19-20開催分)、
同朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(8月)、
午前9時にNBNZ企業信頼感(9月)、
午後3時に独輸入物価指数(8月)、
午後3時45分に仏企業景況感(9月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(7月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(8月)、米消費者信頼感指数(9月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(9月)、
深夜1時45分からイエレンFRB議長の発言、
などが予定されています。
NZ・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<9月27日(水)>

午後3時45分に仏消費者信頼感指数(9月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米耐久財受注(8月)、米耐久財受注(除輸送用機器 8月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(8月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<9月28日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利発表、RBNZ声明、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(10月)、
午後3時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時15分からカーニーBOE総裁の発言、
午後6時に欧消費者信頼感確報(9月)、欧経済信頼感(9月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(9月)、
夜9時半に米第2四半期GDP確報、米第2四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第2四半期GDPデフレータ確報、
同夜9時半に米第2四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(8月)、
などが予定されています。
NZ・欧・独・米の指標とカーニーBOE総裁の発言には注目です。


<9月29日(金)>

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(8月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感(9月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(8月)、日失業率(8月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(8月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(8月)、日小売業販売額(8月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(9月)、
午後2時に日新築住宅着工戸数(8月)、
午後3時に独小売売上高指数(8月)、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格(9月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(9月)、
同午後3時45分に仏卸売物価指数(8月)、仏消費支出(8月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(9月)、
午後4時55分に独失業者数(9月)、独失業率(9月)、
午後5時半に英第2四半期GDP確報、英第2四半期経常収支、
同午後5時半に英消費者信用残高(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(9月)、
夜9時半に米個人所得(8月)、米個人消費支出(8月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(8月)、
同夜9時半に加月次GDP(7月)、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(8月)、加原料価格指数(8月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(9月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)
夜11時15分からドラギECB総裁の発言、
同る11時15分からカーニー英BOE総裁の発言、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・英・欧・米・加の指標と
欧・英の中銀総裁の発言には注目です。


<9月30日(土)>

午前10時に中国製造業PMI(9月)、中国非製造業PMI(9月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月18日から9月22日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.72で始まり、91.33へ下落した後に
92.49へ反発して、その後に反落して91.95で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.253%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で50.66ドルに上昇しました。
NYダウは週間81.25ドル上昇、22349.59ドルで週の取引を終える。



<9月18日(月)>

報道
「台風18号が日本各地で猛威。」
報道
「安倍首相が早期解散の意向。衆議院選は10月下旬に投開票へ。」
東京市場は敬老の日で休場。
原油先物は50ドル台で推移。米10年債利回りは2.21%台で推移。
ECB経済報告
「インフレは2018年第1四半期で底を打つ見通し。
 エネルギーと未加工食料品のベース効果が
 2018年第1四半期のHICP押し下げ。
 2018年2月の総合HICPに0.5Pのマイナス寄与となる見込み。
 それ以降は押し上げに転じる見込み。
 7月には0.2P程度のプラス寄与に。」
朝鮮中央通信
「米国の制裁は核開発完了への動きを早めるだけ。」
NY時間に米10年債利回りは2.23%台へ上昇。
カーニー英BOE総裁
「余剰生産能力が従来の見通しよりもより急速に縮小。
 この先数ヵ月以内に利上げは必要となる可能性。
 利上げは限定的で、緩やかなものになる。
 英EU離脱はポンド安を通じてインフレを押し上げた。
 先行きの見通しには相当程度のリスクが依然としてある。
 英経済は2018年の中盤まではG7の平均以下の可能性。」
ポンド売り反応。
米USTR代表(米通商代表)
「中国の貿易に対する姿勢は世界への脅威。
 WTOでは中国の前例のない脅威に対応でない。
 トランプ大統領のもと我々は貿易政策を変更する。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領と中国の習近平国家主席が電話会談。
 北朝鮮が続ける国際社会への反逆や北東アジアの安定を揺るがす
 言動を協議した。国連安保理決議の強力な履行を通じて、
 北朝鮮への圧力を最大化することにコミット。」
加BOCレーン副総裁
「カナダドル高の影響を注意深く監視する。
 先日の政策委員会で利上げを実施した背景は
 輸出と設備投資が強まったこと。
 目先の経済のリスクとしてはNAFTAの協議が重要視される。」
カナダドル売り反応。
マチス米国防長官
「北朝鮮に対する軍事的オプションはある。
 ただし、それはソウルを大惨事のリスクにさらさない。
 その軍事オプションの詳細には言及しない。
 先週、米日が北朝鮮のミサイルを打ち落とさなかったのは
 直接の脅威がないと判断したため。」
NYダウは63.01ドル高の22331.35で取引を終える。最高値を更新。


<9月19日(火)>

日経平均は218.68円高で寄り付き389.88円高の20299.38で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。時価総額は過去最高の613兆円に。
米10年債利回りは2.21%から2.22%あたりで推移。
豪RBA議事録
「家計債務の高リスクと低インフレのバランスをとる必要がある。
 豪ドルの上昇は米ドル安が背景。雇用は堅調な伸びを見込む。
 豪ドルのさらなる上昇は経済成長やインフレを鈍化させる。
 金利据え置き、成長・インフレ目標に整合的。
 中国の経済は予想以上に力強いが、高債務は脅威。
 鉱業以外の投資見込みも改善。公共インフラ投資は力強い。」
トランプ大統領
「国連での一般討議演説では、
 北朝鮮とイランを主要な脅威と名指しする。
 ベネズエラ問題やテロリズムについても言及する。」
米紙WSJ紙
「米共和党が1.5兆ドルの減税を検討している。
 トランプ大統領が目指す減税に関して、
 税制改革の大枠が大統領と共和党によって今月最終週に示される。」
英テレグラフ紙
「EU離脱方針についてメイ英首相と対立している
 ボリス・ジョンソン外務相が今週中にも辞任する可能性。」
ロイター通信
「ECB関係筋によると、10月のECB理事会では
 QEプログラムの具体的な終了時期設定については合意せず。」
トランプ大統領 (国連演説)
「北朝鮮は邪悪な政権。
 米国は軍事行動の用意、意志、能力がある。
 核兵器や弾道ミサイルの無謀な追求は世界全体の脅威。
 米国は大いなる強さと忍耐力があるが、
 米国と同盟国を守らなければならない時、
 北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢はない。
 米国はその準備ができているが、
 北朝鮮に軍事行動を取る必要がないことを望む。
 制裁に賛同した中国とロシアに謝意を表明。
 北朝鮮に対しもっと多くの措置が必要。」
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
原油先物は49ドル台へ反落。
共同通信
「安倍首相は2020年度に基礎的財政収支を
黒字化する財政健全化目標を先送りする方針を固めた。
25日の記者会見で、衆院解散の意向と同時に表明する方向。」
報道
「メキシコのプエブラでマグニチュード7.1の地震が発生。」
NYダウは39.45ドル高の22370.80で取引を終える。最高値を更新。


<9月20日(水)>

英FT紙
「メイ首相は英国のEU離脱で200億ユーロを提示の計画。」
報道
「ハリケーン・マリアがカテゴリー5に発達。プエルトリコに警報。」
日経平均は1.95円高で寄り付き11.08円高の20310.46で大引け。
米10年債利回りは2.23%台で推移。原油先物は50ドル台で推移。
NZ世論調査
「与党支持が46%、野党支持が37%。」NZドル買い反応。
豪RBA総裁補
「世界経済の拡大は一時的なものにはとどまらない。
 世界的に賃金とインフレは上向く見込み。
 豪州の労働市場には依然としてかなりのスラックがみられる。
 シドニーやブリスベンでは住宅価格上昇は鈍化している。」
英小売売上高(8月)は市場予想より強い前月比1.0%。ポンド買い。
OECD世界経済見通し
「世界経済成長率、2017年+3.5%、2018年+3.7%と予測。
 2018年成長率見通しは6月時点から0.1ポイント上方修正。
 利上げによるリスクを警戒。成長の持続性が課題に。
 英国については2016年+1.8%、2017年+1.6%、
 2018年+1.0%と伸びが今後急減速することに。」
ポンド売り反応。
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.22%台へ低下。
オランダ中銀総裁
「ユーロ圏は政策の再調整が必要。」
ラガルドIMF専務理事
「トランプ大統領の北朝鮮に対する口調は役に立たない。
 朝鮮問題には落ち着きと友好親善の姿勢必要。制裁措置は効果的。
 イバンカ・トランプ氏には女性の地位向上を期待。
 米国の3−4%成長達成は極めて困難。
 世界経済全般の成長は非常に良い状況。
 米国の成長は2.1%見通しをやや上回る公算。」
安倍首相
「北朝鮮への制裁は完全に履行されなくてはならない。
 今は対話の時ではない、圧力をかけるべき。
 今の道を続けるなら北朝鮮に将来はない。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が459.1万バレルの増加。
報道
「三陸沖でマグニチュード5.9の地震。」
FOMC政策金利は市場予想とおりの1.00-1.25%。
FOMCメンバーによる金利見通し(ドットチャート)
「2017年では、1.125%が4人、1.375%が11人、1.500%が0人、
 1.625%が1人、中央値は1.375%。年内あと1回の利上げ。
 2018年では、1.125%が2人、1.625%が1人、1.875%が2人、
 2.000%が0人、2.125%が6人、2.250%が0人、2.375%が3人、
 2.500%が1人、2.625%が1人、2.750%が0人、2.875%が0人、
 3.000%が0人、3.125%が1人、3.250%が1人、3.375%が1人、
 中央値は2.125%。来年3回利上げ。」
FOMC声明
「バランスシートは10月に縮小開始。経済活動は緩やかに拡大。
 ハリケーンは中期的な経済コースを変える可能性低い。
 労働市場は力強い。景気は緩やかに上昇。
 インフレは今年鈍化した。市場ベースのインフレは低水準。
 エネルギー高が短期的にインフレを押し上げる可能性。
 短期的にはハリケーンの影響が出る。」
FOMC経済見通し (カッコ内は6月)
「実質GDP、17年2.4%増(2.2%増)、18年2.1%増(2.1%増)、
 19年2.0%増(1.9%増)、20年1.8%増、長期1.8%増(1.8%増)。
 失業率、17年4.3%(4.3%)、18年4.1%(4.2%)、
 19年4.1%(4.2%)、20年4.2%、長期4.6%(4.6%)。
 PCE、17年1.6%(1.6%)、18年1.9%(2.0%)、
 19年2.0%(2.0%)、20年2.0%、長期2.0%(2.0%)。
 PCEコア、17年1.5%(1.7%)、18年1.9%(2.0%)、
 19年2.0%(2.0%)、20年2.0%。」
イエレンFRB議長
「緩和政策が労働市場を支援。
 バランスシートの縮小は緩やかかつ予測可能に。
 第3四半期のGDPはハリケーンの影響で鈍化見込む。
 9月の雇用者数に影響が出る可能性も。
 ハリケーンの被害にあった人の回復はしばらく時間がかかる。
 インフレ鈍化は一時的要因。
 低インフレは経済全体を反映していない。
 インフレは目標に向かって上昇見込む。
 インフレに対する我々の理解力は完全ではない。」
米10年債利回りは一時2.28%台へ上昇。ドル買い反応。
原油先物10月限は50.41ドル。VIX指数が9.74に低下。
NYダウは41.79ドル高の22412.59で取引を終える。
NYダウは9連騰で最高値を更新。


<9月21日(木)>

報道(日経)
「自民党の衆院選公約の5本柱、
 アベノミクスの加速。社会保障の充実。働き方改革の実現。
 憲法改正。(9条に自衛隊を明記するなど4項目の改憲議論)
 北朝鮮への圧力強化。」
日経平均は146.04円高で寄り付き37.02円高の20347.48で大引け。
米10年債利回りは2.27%台で推移。
日銀
「政策金利−0.1%を維持。8対1で金融政策の現状維持を決定。
 長期国債の買い入れ額は概ね現状程度(年間80兆円増)
 国内景気の現状判断を緩やかに拡大している。景気判断を維持。」
片岡日銀審議委員
「現在の金融緩和は不十分として反対。
 来年以降、2%に向け物価上昇率高めていく可能性低い。
 資本・労働市場に過大な供給余力が残存している。」
豪RBA総裁
「豪経済は幾分の改善がうかがわれる。
 雇用やインフレターゲットが前向きとなっている。
 世界的に金利上昇の動きが強まっているが、
 それが豪州に自動的に影響を与えるものではない。
 柔軟な豪ドルが、金利を変更するタイミングについて、
 独立性をもたらしている。
 金融政策で米国に自動的には追随しない。
 豪ドル相場の柔軟性が利上げタイミングについて
 かなりの独立性を有している。」  豪ドル売り反応。
報道
「韓国が北朝鮮へ800万ドルの人道支援へ。」
黒田日銀総裁
「今後も経済、物価、金融情勢を踏まえ必要な政策調整行う。
 金融環境は極めて緩和的状態続いている。
 2%物価目標の達成にはまだ距離。粘り強く強力な緩和策を継続。
 初会合で片岡委員が反対意見表明。
 我が国の状況に基づいて政策決定。(FOMCについての質問に)
 為替や株式についてのコメント差し控える。
 2%物価目標の早期実現は物価安定の実現形態。放棄しない。
 賃金、物価の上昇については目標にまだまだ遠い。
 諸外国でも成長の割りには賃金が上がらない。
 省力化投資、ビジネスモデルの改定など背景。
 物価は想定よりも遅れがち。
 北朝鮮、リスク要因として注意深く点検。
 現在の枠組みで、最も重要なのは長短金利操作。」
ECB経済報告
「かなりの程度の金融緩和が引き続き必要。
 インフレ率はここ数ヶ月で若干上昇も、
 緩やかな動きに留まっている。
 経済拡大は進行していてインフレ目標に向けた動きが続くと確信。
 為替レートの最近の変動が物価安定の中期見通しに与える影響注視
 緩和スタンスを維持しつつ秋に年末を越える政策手段改定を決定」
S&P
「中国をAA−からA+に格下げ、見通し安定的。」
ドラギECB総裁
「金融システムが実体経済に及ぼすリスクは減少。
 銀行に対するマクロ・プルデンシャル政策が必要に。」
トランプ米大統領
「北朝鮮への制裁を強化するつもりだ。
 北朝鮮と取引を行っている個人と企業を新たな制裁の対象にする。」
ムニューシン米財務長官
「大統領は北朝鮮の資金源を断ち切る権限を強化。
 米国か北朝鮮か、金融機関は選択しなければならない。
 全ての国が北朝鮮との通商関係を断絶することを望む。
 今回の制裁は断じて中国に向けたものではない。
 中国人民銀には21日に電話し制裁について通知。」
ウォーレンバフェット氏
「NYダウは100年後に100万ドルに上昇する。」
原油先物11月限は50.55ドル。米10年債利回りは2.27%台。
NYダウは53.36ドル安の22359.23で取引を終える。


<9月22日(金)>

金正恩朝鮮労働党委員長
「トランプが世界の面前で我が共和国を無くすと宣戦布告した以上、
 史上最高の超強硬対応措置を断行することについて慎重に考慮。」
日経平均は66.13円高で寄り付き51.03円安の20296.45で大引け。
韓国の聨合ニュース
「北朝鮮外相が太平洋での水爆実験を
 かつてない規模で実施する可能性を示唆。」
麻生財務相
「PB黒字化について新たな方針を決めたという事実はない。
 財政再建と経済再生を踏まえて検討。
 教育国債は赤字国債であり発行するつもりはない。
 同国債をめぐる考え方に変更はない。
 PBの黒字化が20年にできるかは計算してみないとわからない。
 消費税は赤字国債と違い財源にあてがある。」
米10年債利回りは2.25%台へ低下。
ドラギECB総裁
「景気回復の進展は若年層の失業を減少させるだろう。
 地域的な不均衡に対して金融政策では解決できず。
 地域的なバブル現象が散見されるがシステミックなものではない。
 より深刻な金融安定のリスクはみられず。
 物価安定の目標はまだ達成されていない。」
サンフランシスコ連銀総裁
「年内の追加利上げの可能性がある。
 FF金利は2.5%が新たなノーマルに。
 今後数年間の主要な政策手段は金利操作に。
 CPIのより一層の上昇がみられなくでも驚かず。」
コンスタンシオECB副総裁
「最近のユーロ高はインフレに限られた影響しか及ぼさないだろう。」
独世論調査
「独政党の支持率は、与党連合36%、野党22%。」
英テレグラフ紙
「メイ英首相は2019年以前のEU離脱見通しを提起。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.23%台へ低下。
メイ英首相
「1月に打ち出した英国の目標に変更はない。
 離脱交渉には具体的な進展があった。
 アイルランドとの物理的な国境は受け入れない。
 英在住のEU市民は従来と同様に生活続けられる。
 英国は単一市場と関税同盟から離脱する。
 EUとカナダのような関係は求めない。関税は賦課しない。
 EUと英国との将来の関係に画一的なモデルは求めず。
 強力かつ適切な紛争解決メカニズムを。
 移行期は時間的制限があるべき。英国が求める移行期は2年前後。
 2019年3月のEU離脱後の激変緩和措置として移行期間設けたい。
 支払いの問題でEU諸国は不安になる必要はない。」
カンザスシティ連銀総裁
「バランスシート縮小の言及は市場に混乱を齎していない。
 遅すぎる利上げペースはリスク。追加利上げが適切。
 緩やかな利上げという現在のスタンスを支持。
 企業活動や設備投資はより活発になる。
 原油価格の安定で資源企業の掘削は加速する。」
ダラス連銀総裁の
「ハービーの影響を受けた第3四半期GGDPは第4四半期に回復へ。
 インフレが目標以下なのは、一時的要因だけではない。
 良識的な移民規制が労働人口にとって重要。
 12月の利上げに関してはオープン。
 今年の世界経済の多くはポジティブ・サプライズ。
 世界経済にとって中国はリスクの一つ。」
報道
「共和党のマケイン米上院議員が共和党だけでまとめられた
 オバマケア代替法案に反対する意向を表明。」
ムーディーズが
「英国の格付けをAA2に格下げ。見通しは安定的に変更。」
原油先物11月限は50.66ドル。米10年債利回りは2.253%。
NYダウは9.64ドル安の22349.59で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初18日に111.09レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して、19日のロンドン時間序盤にかけて111.88
へ上昇する展開になりました。その後、反落して揉み合いになって、
20日のFOMC発表直後に一時111.12へ下落しましたが、その後、
上伸して21日のロンドン時間序盤にかけて週高値となる112.71へ
上昇する展開になりました。その後、揉み合いを経た後に反落して、
22日の東京時間前半に111.65へ下押す展開になりました。その後、
反発して揉み合いになり111.99レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初18日に1.1921レベルで始まり、揉み合い
の後に1.1915へ下押しましたが、その後、反発して揉み合いながらも
堅調傾向で推移して20日のFOMC発表直後に週高値となる1.2033へ
上昇する展開になりました。その後、急反落して週安値となる1.1861
下落しましたが、その後、揉み合いながらも切り返して、22日のロン
ドン時間に1.2004へ上昇する展開になりました。その後、反落して、
1.1951レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月25日から9月29日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは112.00の「00」ポイント
から22日のNY時間の戻り高値112.17を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は21日の高値112.71、さらに上昇した場合は7月
11日から9月8日の下落波動の76.4%戻しの112.80、ここを上抜けた
場合は113.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は7月14日の
高値113.57を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、7月11日から9月8日の下落波動の61.8%戻
しの111.75から22日の安値111.65を巡る攻防が注目されます。ここ
を下抜けた場合は19日安値111.20から21日安値111.14、さらに下
落した場合は111.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は16日
のNY時間の押し安値110.61、さらに下落した場合は14日のNY時間
の押し安値110.31を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、25日の黒田日銀総
裁の発言、26日の米ケースシラー住宅価格指数と米新築住宅販売件数
と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数とイエレンFRB
議長の発言、27日の米耐久財受注と米中古住宅販売成約、28日の黒田
日銀総裁の発言と米第2四半期GDP確報と米第2四半期個人消費確報
と米第2四半期GDPデフレータ確報と米第2四半期コアPCEデフレ
ータ確報と米新規失業保険申請件数、29日の日全国消費者物価指数と
日失業率と日鉱工業生産速報と中国財新製造業PMIと米個人消費支出
と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学
消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、重要イベントのFOMCがありましたが、上昇した後
に下押しとなって、週レベルの始値と終値では90Pips程の上昇になり
ました。

FOMCでは、インフレ見通しが下方修正されて、GDP見通しが上方修
正された中、市場予想とおりバランスシート縮小開始が表明されて、
そして、注目のドットチャートでは、6月時点で年内あと2回の利上
げを見込んでいたタカ派メンバー4名のうち3名が1回に変更するも
中央値は6月時点と変わらず、年内あと1回の利上げと、来年3回の
利上げを見込むことになり、FEDウォッチでは12月のFOMCでの利
上げ確率が80%近くまで上昇することとなりました。


さて今週ですが、先週行われたトランプ大統領の国連演説に対して、
金正恩朝鮮労働党委員長が「トランプが世界の面前で、我が共和国を
無くすと宣戦布告した以上、史上最高の超強硬対応措置を断行するこ
とについて慎重に考慮する。」と発言して、23日午後にも北朝鮮の外相
が「米国と追従勢力が私たちの指導部に対する『斬首』や軍事的攻撃
の兆候が見えた時は、容赦なく先制行動として予防的な措置を取る。」
と警告していることもあり、引き続き北朝鮮情勢が注目されますとと
もに、イランが新型弾道ミサイルの発射実験を行っていますので地政
学的リスクの高まりが警戒されます。

また、米紙WSJ紙が「米共和党が1.5兆ドルの減税を検討している。
(中略) 税制改革の大枠が大統領と共和党によって今月最終週に示され
る。」とのことで、今週の米税制改革案の大枠の発表とその市場反応が
注目されます。そして、26日の深夜1時45分からのイエレンFRB議
長の発言も注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは22日の高値1.2004
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は20日高値1.2033
さらに上昇した場合は8月29日の高値1.2070、ここを上抜けた場合は
8日の高値1.2092から1.2100の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は20日の米雇用統計発表後の安値
1.1861、さらに下落した場合は14日の安値1.1838、ここを下抜けた場
合は8月31日の安値1.1823、さらに下落した場合は1.1800の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、25日の独IFO
景況感指数とドラギECB総裁の発言、28日の欧消費者信頼感確報と
独消費者物価指数速報、29日の独小売売上高指数と独失業者数と独失
業率と欧消費者物価指数速報とドラギECB総裁の発言、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、26日の米ケースシラー住宅価格指
数と米新築住宅販売件数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製
造業指数とイエレンFRB議長の発言、27日の米耐久財受注と米中古住
宅販売成約、28日の米第2四半期GDP確報と米第2四半期個人消費
確報と米第2四半期GDPデフレータ確報と米第2四半期コアPCEデ
フレータ確報と米新規失業保険申請件数、29日の中国財新製造業PMI
と米個人消費支出と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指
数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、FOMC発表時に170Pips程の激しい値動きとな
りましたが、ドル買いで下落した後に戻しとなって、週レベルの始値
と終値では30Pips程の上昇になりました。

ECB理事の中にはユーロ高を懸念する声もあるようですが、10月に
大筋が発表されるQE縮小への期待観測は根強いようです。
今週の経済指標では28日の独消費者物価指数速報と29日の欧消費者
物価指数速報が特に注目されますが、先週は欧州の要人発言で大きな
動きにはならなかったものの、25日の夜10時からと29日の夜11時
15分からのドラギECB総裁の発言、および対ドル通貨ペアとして、
26日深夜1時45分からのイエレンFRB議長の発言が注目されます。

週初は独連邦議会選挙の結果とその市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その259 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週注目のFOMCでは、市場予想とおりバランス
 シートの縮小開始が表明されて、ドットチャートの中央値は6月
 時点と変わらなく、年内あと1回の利上げと、来年3回の利上げを
 見込むことになって、ドルが買われる展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMCでの米経済見通しでは、GDP見通しが上方修正されるも、
 インフレ見通しが下方修正されることになって、
 インフレ見通し低下の中での利上げ観測にやや違和感はあるが、
 利上げできそうなときにしておいて、将来の危機に備えて金利の
 『のりしろ』を作っておきたいという事なのやも知れぬのう…。
 FEDウォッチでの12月FOMC利上げ確率が80%近くまで
 上昇することになったようじゃ…。」


『ところで、話は変わるけど、トランプ大統領が国連演説で
 金正恩朝鮮労働党委員長のことをロケットマンと揶揄して、
 さらにツイッターでマッドマンと罵ったことに対して、
 金正恩朝鮮労働党委員長が「トランプが世界の面前で我が共和国を
 無くすと宣戦布告した以上、史上最高の超強硬対応措置を断行する
 ことについて慎重に考慮する。」と発言して…、
 舌戦がかなり凄い事になっているよな。ジイさん。』


「ふむ…。舌戦までで有事に至らなければよいが…、
 22日に韓国の聨合ニュースが『北朝鮮外相が太平洋での水爆実験を
 かつてない規模で実施する可能性を示唆。』と報じていることで、
 一部ではICBMに小型水爆を搭載して太平洋に向けて発射する
 のではないかとの声もあるようじゃのう…。」


『別の観測によれば、「北朝鮮はICBMに小型水爆を搭載する技術は
 まだ有していない。」とのことだけど…、もしもそうなったら、
 これまでのように弾頭部が張りぼてのICBMとは異なり、
 日本の上空を水爆を搭載した実弾のICBMが横断するわけだから、
 万一を考えても恐ろしいことだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。それも恐ろしい事じゃが…、18日にマチス米国防長官が
 『北朝鮮に対する軍事的オプションはある。
  ただし、それはソウルを大惨事のリスクにさらさない。』と
 発言していることと、トランプ大統領の国連演説での
 『北朝鮮は邪悪な政権。米は軍事行動の用意、意志、能力がある。
  (中略) 米国は大いなる強さと忍耐力があるが、米国と同盟国を
  守らなければならない時、北朝鮮を完全に破壊するほか
  選択肢はない。』と発言していることを考え合わせると…、
 もしかすると、米国は密かに北朝鮮の指導部に対する『斬首』や
 北朝鮮の反撃の余地がない一斉軍事攻撃の準備を既に完了していて
 あとは米領グアム沖へのミサイルの着弾など、
 『国際社会に対して大義名分』が整うように北朝鮮を挑発している
 ようにさえ思えるのはジイだけじゃろうか…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。米国領の海域にICBMが着弾したなら、
 国際社会への大義名分は立つことになるのかもしれないが…、
 そして、大義名分を得て有事へと発展するのかもしれないが…、
 ジイさん、それは、さすがに想像たくましい勘繰り過ぎの
 妄想なんじゃないかな…。』


「まぁ、確かに溜口殿の言われるように妄想なのやも知れぬがのう。」


『ただ、北朝鮮だけではなく、イランも新型弾道ミサイルの
 発射実験を行ったとのことで、世界各所で地政学的リスクが
 高まっているのは事実で、有事なんてありえないとタカをくくらず
 トレードにおいてもリスクへの警戒だけは必要なようだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。『攻守のバランスのお話』や『よくない状況の排除のお話』
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『自問の活用のお話』、
 そして『全体思考のお話』や『弱点の克服のお話』、などなど、
 溜口殿にはいろいろさせてもらいたいお話があるが…、
 今日は前段のお話に花が咲き、もう長くなり過ぎておるようじゃ。
 テーマ別のお話はまたお会いした時にさせてもらうとしよう…。」


『あははっ。随分と溜め込んでいるお話があるもんだな…。
 まぁ、また来週から聞いてやるとするぜ。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その258


先週、20年前に地球を飛び立った土星探査機カッシーニが任務を終え
土星の大気圏に突入して燃え尽きその使命を終えましたね。



●今週(9月18日から9月22日)の主な予定


<9月18日(月)>

※ 東京市場が敬老の日で休場。

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(8月)、
夜9時半に加国際証券取引高(7月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(9月)、
深夜12時からカーニー英BOE総裁の発言、
早朝5時に対米証券投資(7月)、
などが予定されています。
欧・米の指標とカーニー英BOE総裁の発言には注目です。


<9月19日(火)>

午前10時半に豪第2四半期住宅価格指数、
同午前10時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時に欧経常収支(7月)、
午後6時に独ZEW景気期待指数(9月)、
同午後6時に欧ZEW景気期待指数(9月)、欧建設支出(7月)、
夜9時半に米住宅着工件数(8月)、米建設許可件数(8月)、
同夜9時半に米輸入物価指数(8月)、米輸出物価指数(8月)、
同夜9時半に米第2四半期経常収支、
同夜9時半に加製造業出荷(7月)、
などが予定されています。
豪・独・欧・米の指標には注目です。


<9月20日(水)>

朝7時45分にNZ第2四半期経常収支、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(8月)、
午後3時に独生産者物価指数(8月)、
午後5時半に英小売売上高指数(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米中古住宅販売件数(8月)、
深夜3時に米FOMC政策金利発表、
深夜3時半からイエレンFRB議長の定例記者会見、
などが予定れています。
日・英・米の指標とイエレンFRB議長の会見には注目です。


<9月21日(木)>

朝7時45分にNZ第2四半期GDP、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後1時半に日全産業活動指数(7月)、
午後3時にスイス貿易収支(8月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例記者会見、
午後5時に欧ECB月報、
午後5時半に英財政収支(8月)、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(9月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加卸売売上高(7月)、
夜10時に米住宅価格指数(7月)、
夜10時半からドラギECB総裁の発言、
夜11時に欧消費者信頼感速報(9月)、
同夜11時に米景気先行指標総合指数(8月)、
などが予定されています。
NZ・日・米・欧の指標および
黒田日銀総裁の会見とドラギECB総裁の発言には注目です。


<9月22日(金)>

午後3時45分に仏第2四半期GDP確報、
午後4時に仏製造業PMI速報(9月)、仏サービス業PMI速報(9月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(9月)、独サービス業PMI速報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(9月)、欧サービス業PMI速報(9月)、
午後5時からドラギECB総裁の発言、
夜9時半に加消費者物価指数(8月)、加小売売上高(7月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・加の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
そして、メイ英首相のEU離脱巡る演説も予定されています。


<9月23日(土)>

NZの総選挙が行われます。


<9月24日(日)>

仏上院選挙と独連邦議会選挙が行われます。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月11日から9月15日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.47で始まり、92.66へ上昇した後に
反落して91.83で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.202%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で49.89ドルに上昇しました。
NYダウは週間470.55ドル上昇、22268.34ドルで週の取引を終える。



<9月11日(月)>

報道
「ハリケーン・イルマが米国のフロリダ州に上陸。」
北朝鮮外務省
「米が国連安保理で史上最悪の制裁決議でっち上げようとしている。
 我々はいかなる最終手段も辞さない準備ができている。」
米10年債利回りは2.09%台へ上昇して始まる。
日経平均は166.57円高で寄り付き270.95円高の19545.77で大引け。
クーレECB理事
「為替によるショックは金融引き締めになりうる。
 インフレによる影響は近年低下気味。」
安保理関係筋
「米国が提案した当初案には北朝鮮への石油の全面的な輸出禁止が
 盛り込まれていたが、修正案では、年間の原油輸出に上限を
 設定し過去12カ月の輸出量を超過してはならないとした。
 金正恩朝鮮労働党委員長を対象とした資産凍結や海外渡航禁止に
 ついては見送られた。」
独仏英の株式市場は1%超の上昇。
米3年債入札では最高落札利回り1.433%、応札倍率2.70倍。
NY時間に米10年債利回りは2.13%台へ上昇。ドル買い優勢。
原油先物は48.07ドルへ上昇。
S&P500は最高値を更新して2488.11へ上昇。
NYダウは259.58ドル高の22057.37で取引を終える。


<9月12日(火)>

報道
「国連安保理が新たな北朝鮮制裁決議案を全一致で採択。」
米当局者
「国連安保理の制裁強化決議が採択されれば、
 北朝鮮の繊維輸出7億2600万ドル相当が妨げられ、
 石油精製品輸入は200万バレル減少して250万バレルになり、
 北朝鮮の輸出は90%減少する。」
北朝鮮の駐ジュネーブ大使
「違法で不法な決議を全面的に否定する。
 米国が過去に体験したことのない最大の苦痛を与える用意がある。」
日経平均は190.37円高で寄り付き230.85円高の19776.62で大引け。
李中国首相
「中国経済は改革を伴いつつ安定的に維持。
 第一四半期の勢いを今後も維持する。
 個人消費の活況が中国経済を支える。慎重な金融政策を続ける。
 元安での輸出拡大は考えていない。積極的な財政政策は継続。」
ラガルドIMF専務理事
「世界経済は過去10年より良い状況にある。
 昨年よりも改善しているが、雲が陰っている。」
NZ世論調査
「与党国民党47%、野党労働党38%と
 与党が野党に対するリードを広げた。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.16%台へ上昇。
英の物価指数は市場予想より強い。ポンド買い反応。
報道
「米労働省が発表した米求人件数(7月)は617万件と過去最高に。」
一部報道
「トランプ大統領は11月に中国を訪問する意向。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.17%台へ上昇。
米10年債の入札では最高落札利回り2.180%、応札倍率2.28倍。
ムニューシン米財務長官(TVインタビュー)
「トランプ政権が公約している法人税の15%への引き下げは
 達成できるかどうか分からない。」
NYダウ61.49ドル高の22118.86ドルで取引を終える。
NYダウ、S&P500、NASDAQが市場最高値を更新。


<9月13日(水)>

トランプ米大統領
「北朝鮮制裁決議は新たな非常に小さな一歩。」
日経平均は97.07円高で寄り付き89.20円高の19865.82で大引け。
米10年債利回りは一時2.15%台へ低下。
豪RBAハーパー理事
「利上げの正当化には経済成長が不十分。」
ユンケル欧州委員長
「欧州経済の回復に自信を持っている。
 経済と財務を担う欧州の閣僚が必要。
 欧州の全ての財政措置を調整し、
 加盟国が景気後退や危機に直面した際に関与すべき。」
英国の平均時給が予想より弱くポンド売り反応。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が588.8万バレルの増加。
国際エネルギー機関IEA月報
「過剰な原油在庫が縮小に向かっている。」
原油先物は49ドル台前半へ上昇。
米30年債の入札では最高落札利回り2.790%、応札倍率2.21倍。
NY時間に米10年債利回りは2.19%台へ上昇。
ブルームバーグ
「モラー特別検察官がソーシャルメディアに捜査の重点置いている。」
プラートECB専務理事
「ECBは安定感を維持する必要。
 ECBは忍耐強く持続しなければならない。
 ECBがインフレに勝利したと宣言するのは時期尚早。」
トランプ大統領
「法人税減税を要請する。何兆ドルもの資金が国内に還流する。
 自身の税制改革計画では富裕層の減税はない。
 ただし、増税はなく現行と変わらない。中間層の減税が焦点。
 法人税を減税し雇用拡大を追い求める。中間層と雇用が焦点。」
NYダウは39.32ドル高の22158.18で取引を終える。最高値を更新。


<9月14日(木)>

ブルームバーグ
「サウジは予定していた国営石油公社アラムコのIPOを
 2019年に数ヵ月先送りすることを検討している。」
日経平均は5.45円安で寄り付き58.38円安の19807.44で大引け。
北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官声明
「国連安保理での対北朝鮮制裁決議に関し日本は米国の制裁騒動に
 便乗した。日本列島4島を核爆弾で海に沈めなければならない。
 米国は決議でっち上げの主犯。わが軍や人民は、
 米国人を狂犬のように棒で打ち殺さなければならない。」
報道
「米情報機関が北朝鮮のミサイル発射準備を確認。
 中距離弾道ミサイルもしくは大陸間弾道ミサイルとみられる。」
報道
「日本の株式市場の時価総額がバブル期を超える。」
スイス中銀
「必要であれば為替市場で介入する用意。
 2017年GDPは+1%わずかに下回る可能性。(従来予想+1.5%)
 スイスフランは依然として過大評価されている。
 過大評価の度合いは以前ほどではない。
 住宅、不動産市場の不均衡を引き続き注視。
 2017年CPIは+0.4%、2018年+0.4%、2019年+1.1%と予想。」
ベルギー中銀総裁
「ユーロ圏のインフレは底入れしたもよう。
 インフレ目標に向けて極めて緩和的な金融政策が引き続き必要。」
英中銀
「政策金利据え置きは7対2で決定。
 多数派は今後数ヶ月で刺激策の解除を始める見通し。
 経済が引き続き成長し、インフレ圧力が上昇し続ければ、
 後数カ月以内に利上げを実施する必要がある。
 資産買入枠の据え置き、全員一致。
 マカファティ、サンダース両委員が利上げを主張。
 第3四半期の英成長率見通しは0.3%、8月予測に沿ったもの。」
ポンド買い反応。
トランプ大統領
「DACAの合意はかなり近づいている。壁については後回しに。」
米消費者物価指数(8月)は市場予想より強い+0.4%。ドル買い反応。
米10年債利回りは一時2.22%台へ上昇。
主要各紙
「北朝鮮がICBM発射の兆候、発射台の移動を開始。」
原油先物は一時50ドル台へ上昇。
報道
「BTCチャイナが9月末に売買全面停止でビットコインが大幅安。」
カーニー英中銀総裁
「ポンド安で物価は上昇している。
 自分も向こう数ヵ月での緩和縮小を見込んだ1人。
 この先数ヵ月で金利調整の必要があるかもしれない。」
ティラーソン米国務長官
「対北朝鮮で石油の手段を活用するよう中国に期待。
 北朝鮮問題でより強い国連決議を望んでいた。」
NYダウは45.30ドル高の22203.48で取引を終える。最高値を更新。


<9月15日(金)>

報道
「午前6時57分頃に北朝鮮がミサイルを発射。Jアラートが発動。」
円買い反応。米10年債利回りは一時2.17%台へ低下。
菅官房長官
「北朝鮮のミサイル発射に関して、度を越した挑発行為を
 断じて容認できない。」
日経平均は13.64円安で寄り付き102.06円高の19909.50で大引け。
韓国当局
「北朝鮮に対して、無謀な挑発の停止を促す。
 弾道ミサイル発射を強く非難する。
 北朝鮮が非核化のための交渉に応じるように促していく。
 北朝鮮の脅威に対しては用意を強化していく。」
ティラーソン米国務長官
「ミサイル発射などの挑発行為は北朝鮮の孤立を深めるだけとなる。
 こうした挑発行為に対して、中国とロシアは容認できないことを
 示す必要がある。中国とロシアがそれぞれ行動するように求める。
 また、全ての国に対して北朝鮮への新たな措置取るよう求める。」
安倍首相
「北朝鮮のこのような暴挙を断じて容認できない。
 国連安保理に対して、緊急会合の開催を要請していく。
 国際社会で団結し明確なメッセージを発しなければならない。」
文韓国大統領
「現時点での北朝鮮との対話は不可能。
 韓国は北朝鮮を変えるために断固とした措置取ると発言している。
 韓国は北朝鮮の挑発に無策でいることはない。
 挑発を粉砕する力を持っている。国際社会の制裁と圧力は増大へ。」
東京時間は米10年債利回りは2.18%あたりで推移。ドル円が反発。
ブリハ英政策委員
「今後数ヶ月以内に利上げの必要ある公算。
 英国のインフレが上昇圧力を受ける可能性。
 引き続きEU離脱が英経済の影響を与える一層のリスクがある。
 利上げ時期が近づいている。
 英国の均衡金利水準が上昇している可能性。
 スラックは弱まり緩やかな賃金上昇圧力に。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.20%台へ上昇。
ラウテンシュレーガーECB理事
「今こそQE縮小の決定を下す時期。
 非伝統的措置を終了させる方法を考える必要。
 市場とのコミュニケーションには細心の注意を払うべき。」
ロシア中銀
「今後半年間で追加利下げの余地がある。」
米小売売上高(8月)は市場予想より弱い−0.2%。
米10年債利回りは一時2.19%台へ低下。ドル売り反応。
FRB
「ハービーが8月鉱工業生産を約0.75ポイント押し下げた。」
一部報道
「ECBは来年からの出口戦略の中で、
 償還国債の再投資を月間150億ユーロペースで続ける意向で、
 それを強調することを検討している。」
S&P
「ポルトガルを投資適格級に格上げする。」
マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)
「北朝鮮への対応では時間切れが近づきつつある。
 国連安全保障理事会の追加制裁決議の厳格な履行を急ぐべき。
 現段階では選ばないが、軍事的選択肢はある。
 戦争行為に至らない全ての措置を講じるべきだ。」
トランプ米大統領
「日本上空を通過する弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮について、
 またしても近隣諸国と世界全体を完全に侮辱した。
 北朝鮮の脅威への(軍事的)選択肢は効果的かつ圧倒的だ。」
原油先物10月限は49.89ドル。米10年債利回りは2.202%。
NYダウは64.86ドル高の22268.34で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初11日に上窓を空けて108.22レベルで始まり、
揉み合いながらも堅調傾向で推移して、14日のNY時間序盤に米消費
者物価指数が市場予想より強い結果となって米10年債利回りが一時
2.22%台へ上昇したことを背景に111.04へ上昇しましたが、その後、
主要各紙による「北朝鮮がICBM発射の兆候、発射台の移動を開始。」
との報道に揉み合いながらも反落する展開になりました。その後、
翌15日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射してJアラートが発動したこ
とで109.55へと下押しましたが、その後、切り返して、ロンドン時間
にかけて週高値となる111.33へ上昇する展開になりました。その後、
米小売売上高が市場予想より弱い結果となったことを背景に110.61へ
反落した後に揉み合いとなり110.84レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初11日に1.2018レベルで始まり、揉み合い
ながらも軟調傾向で推移して、12日のロンドン時間にかけて1.1926へ
下落しましたが、その後、13日のロンドン時間にかけて1.1995へ反発
する展開になりました。その後、NY時間序盤から再び反落して、1.18
台後半へ下げた後に揉み合いになりましたが、その後、14日のNY時
間序盤に米消費者物価指数が市場予想より強い結果となって米10年債
利回りが一時2.22%台へ上昇したことを背景に週安値となる1.1838へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、15日NY時間序盤
に発表された米小売売上高が市場予想より弱い結果となったことを背
景とするドル売りに1.1987へ反発しましたが、その後、下押しとなっ
て1.1943レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月18日から9月22日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは111.00の「00」ポイント
から14日の高値111.04を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は先週高値の111.33、さらに上昇した場合は7月11日から9月
8日の下落波動の61.8%戻しの111.75、ここを上抜けた場合は112.00
の「00」ポイント、さらに上昇した場合7月26日の戻り高値112.20
ここを上抜けた場合は7月11日から9月8日の下落波動の76.4%戻し
の112.80を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは110.00の「00」ポイントから13日の
ロンドン時間の押し安値109.90を巡る攻防が注目されます。ここを下
抜けた場合は15日の安値109.55、さらに下落した場合は6日のNY時
間後半の戻り高値109.39、ここを下抜けた場合は12日のオセアニア時
間の押し安値109.24、さらに下落した場合は109.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、18日の米NAHB住
宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工件数と米建設許可件数
と米第2四半期経常収支、20日の日通関ベース貿易収支と米中古住宅
販売件数と米FOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の定例会見、
21日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見とフィラデルフィ
ア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指
数、などが注目されます。


先週のドル円は、懸念されていた9日の北朝鮮建国記念日でのミサイ
ルの発射がなく、北朝鮮リスクが後退したことを背景に上窓を空けて
始まり堅調傾向で推移して、15日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射し
たことで下押しとなるも109円台半ばで切り返し一時111円台へ上昇
する展開になりました。

国連安保理では新たな北朝鮮制裁決議案が全一致で採択され、注目の
米消費者物価指数(8月)は市場予想より強い+0.4%、そして、米小売売
上高(8月)は市場予想より弱い−0.2%という結果になりました。

さて今週は、20日にFOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の会見
が予定されていて注目の焦点になります。市場観測ではバランスシー
ト縮小開始は既定路線になっていて、米国債が60億ドル、住宅ローン
担保証券(MBS)が40億ドルの合計100億ドルのバランスシート縮小開
始が発表される可能性が高いとされているようです。また、ブラック
アウト期間前のFEDの要人達の発言では利上げへの慎重姿勢も観られ
ていましたが、米CPIが市場予想より強い結果となったことでCMEフ
ェドウォッチでの市場が織り込む12月の利上げ確率は53%となってい
て、FOMCメンバーの金利見通しのドットチャートと、FOMC経済見
通しが大いに注目されます。これらの次第によってボラタイルな相場
展開になる可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは15日の高値1.1987
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は13日高値1.1995
から1.2000の「000」ポイント、さらに上昇した場合は11日のロンド
ン時間の戻り高値1.2029、ここを上抜けた場合は7日の高値1.2059、
さらに上昇した場合は8日の年初来高値1.2092を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は14日の東京時間の安値1.1866、
さらに下落した場合は14日の安値1.1838、ここを下抜けた場合は8月
31日の安値1.1823、さらに下落した場合は1.1800の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、18日の欧消費
者物価指数確報、19日の独・欧ZEW景気期待指数、21日のドラギ
ECB総裁の発言と欧消費者信頼感速報、22日の仏第2四半期GDP確
報と仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧サービス業PMI速報と
ドラギECB総裁の発言、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、8日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工
件数と米建設許可件数と米第2四半期経常収支、20日の米中古住宅販
売件数と米FOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の定例記者会見、
21日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と
米景気先行指標総合指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、日足レベルでは高値圏の揉み合いながら8日に
年初来高値の1.2092をつけて以来、時間足レベルではやや軟調傾向の
推移となりました。先週は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849を
一時下回りその後に戻していますが、下げた場合は、8月31日安値
1.1823がサポートとなるか注目されます。

7日のECB理事会後のドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場
のボラティリティーは不透明性の原因。」と発言していますが、今週、
21日と22日のドラギECB総裁の発言が注目されます。「QEについて
決定の大筋は10月に発表する。」とされていますが、ユーロ高への具
体的な牽制があった場合は上値を抑えられる可能性がありそうです。

ユーロに係わる経済指標では、19日の独・欧ZEW景気期待指数と欧
消費者信頼感速報、22日の仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧
サービス業PMI速報などが焦点となりますが、対ドル通貨ペアとして
20日のFOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の会見が注目の焦点
になります。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その258 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円はその前週とは打って変わって、
 週初に上窓を空けて始まって以来、堅調に推移したよな…。
 そして、北朝鮮は国連安保理決議をあざ笑うかのように
 15日の早朝にミサイルを発射してまたJアラートが発動したけど、
 リスク回避も限定的で「押し目買いのアラーム」のようだったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 北朝鮮に対する安保理決議は当初案の石油の全面禁輸から
 石油輸出に関しては前年の上限を超えてはならないとされ、
 中国やロシアの意向も配慮する格好で全会一致となったが…、
 妥協案ながら、これでも北朝鮮のガソリンなどの石油精製品輸入は
 200万バレル減少して、北朝鮮の輸出も90%減少する内容で、
 北朝鮮はこの決議に反発するかのようにミサイルを発射したのう。
 これに対して、市場も『慣れっこ』になっているのか、
 リスク回避の動きも限定的で、溜口殿の言われるように、
 Jアラートは、あたかも『押し目買いのチャンス到来のアラーム』
 のようではあったのう…。ただ…。」


『おい。ジイさん。「ただ」とは何だよ…。』


「今後の北朝鮮を巡る警戒日は10月10日の朝鮮労働党創設記念日
 となろうが…、ミサイルが今までと異なり、グアム沖へ向けて
 発射された場合や、あるいは日本領海内に着弾したようなときは
 『Jアラートが押し目買いのサインとはならない』場合もある
 可能性があり、安易な条件反射ができないことも考えられるゆえ、
 ミサイルの方向によっては注意が必要なのではあるまいかのう…。」


『まぁ、15日に発射されたミサイルの飛行距離も3700Kmにもなって
 いて、ミサイルが米領グアム沖へ向けて発射された場合などでは
 リスク回避が簡単には収まらず昂進する場合もあるんだろうな…。
 さて…、今週はいよいよFOMCがあるけど、どうなるんだろうな。』


「市場観測ではバランスシート縮小開始は既定路線になっており…、
 FEDの要人達の発言では利上げへの慎重姿勢も観られておったが、
 米CPIが市場予想より強い結果となったことでCMEフェドウォッチ
 での12月の利上げ確率は50%超となっておるようじゃのう…。
 まぁ、市場期待は強気に傾斜しておるわけじゃけれども…、
 FOMCメンバーの金利見通しのドットチャート及び経済見通しと、
 イエレンFRB議長会見を予断なく見届けついて行こうではないか。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 先日に言っていた「トレードと脳内会議のお話」とやらかい?』


「ふむ…。他にもテーマにしたいお話はあるのじゃが…、今日は
 『トレードと脳内会議のお話』でもさせてもらうとしようかのう。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「インナー・トークなどと言われることがあるようじゃが…、
 議長役の自分自身とともに、ネガティブな自分、ポジティブな自分
 そして、ロジカルな自分、利己的な自分、疑い深い自分…、etc
 などによって、我々の脳内ではいつも活発に会議が繰り広げられて
 おるワケなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。多重人格というワケではないが、脳内会議の内容が
 ポロリと言葉に出る「独り言」も多くの人が経験しているよな…。』


「脳内会議はその人固有の思考プログラムで、その会議の結論は
 偏向性のある自己フィルターを介した結論であり、
 よほどのインパクトがないと偏向性の癖(クセ)は変わらないもので、
 『自分自身の経験や考え方が反映される』ものなのじゃのう…。」


『トレードに際しても脳内会議はされているものなのかねぇ…。』


「ふむ…。トレーダーであれば多くの人が経験していると思うが、
 過去チャートでの模擬トレードや検証では上手くいくのに、
 今まさに動いているチャートでは途端にパフォーマンスが低下する
 ということがあってのう…。これも脳内会議である程度の説明が
 出来るものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「過去チャートでの模擬トレードでは、冷静でいられるという事も
 あるが、ロジカルな自分が脳内会議を主導しているのに対して、
 今まさに動いているチャートで、かつリアル・トレードであれば、
 例えば上昇トレンドでの執行判断に際しても、
 『ここから買うには高過ぎるんじゃないか…。』
 『高値つかみをして負けたらどうする…。』
 『この押しは押しではなく下降トレンド転換になるんじゃないか。』
 『いくらなんでも…。』、『さすがにもう…。』、『こんなバカな…。』
 『アナリストの某氏が7のつく年は株価が暴落すると言っていた。』
 『コリレーション(相関関係)が崩れると末期と言っていた…。』
 『不測の事態は起こりはしないか。なんか嫌な予感がする…。』
 などなど…、脳内会議は激論状態となるというワケなのじゃのう。」


『あははっ。確かに思い当たるフシはあるぜ…。
 例えば、ポンド円は週足のレジスタンスを上方ブレークしたけど、
 ブレグジットがどうのこうのと考えていたりしたら、
 高値つかみが気になってロング(買)が躊躇されたろうからな…。』


「ふむ…。上述のような脳内会議を経て出した執行の結論が、
 果たしてロジカルなテクニカル判断と言えるだろうか…。
 『不測の事態は起こりはしないか。なんか嫌な予感がする…。』
 などに至っては、これは根拠なきオカルト的な予想ではないか。」


『まぁな…。』


「ファンダメンタルズ的な『ブレグジットがどうのこうの』も、
 ファンドなどプロ筋は『百も承知で今は買い上げている』ワケで、
 現在の価格は『未然以外の全てを織り込んでいる』ゆえ、
 テクニカル的に『そしてここから』という事が大切なのじゃのう。」


『どうやらトレードでは脳内会議が負に働くことが多いようだな…。
 もしかするとプロスペクト理論も脳内会議ゆえかもしれないな。』


「トレードではロジカルなテクニカル判断こそ主導とすべきで、
 脳内会議や歪んだ自己フィルターの色眼鏡でチャートを観ていては
 トレード判断も歪むというワケなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『どうやら、トレード判断では思惑や予想をすることなく、
 ロジカルなテクニカル判断で臨んだ方が良いようだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その257


9日の北朝鮮建国記念日ではICBM発射などはありませんでしたが、
国連安保理決議が予定される11日などでは警戒が必要なようです。



●今週(9月11日から9月15日)の主な予定


<9月11日(月)>

朝8時50分に日機械受注(7月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(7月)、
夜9時半に加住宅着工件数(8月)、
などが予定されています。日機械受注には一応注目です。


<9月12日(火)>

午前10時半に豪NAB企業信頼感(8月)、
午後4時半に仏第2四半期非農業部門雇用者改定値、
午後5時半に英消費者物価指数(8月)、英生産者物価指数コア(8月)、
同午後5時半に英小売物価指数(8月)、
などが予定されています。英の指標には注目です。
そして、OPEC月報も発表予定です。


<9月13日(水)>

朝8時50分に日第3四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第3四半期大企業製造業景況判断BSI、
同朝8時50分に国内企業物価指数(8月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(8月)、独卸売物価指数(8月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(8月)、
午後5時半に英失業者数(8月)、英失業率(8月)、英ILO失業率(7月)、
午後6時に欧鉱工業生産(7月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米生産者物価指数(8月)、米生産者物価指数コア(8月)、
深夜3時に米月次財政収支(8月)、
などが予定されています。
独・英・欧・米の指標には注目です。
そして、ユンケル欧州委員長の所信表明も予定されています。


<9月14日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(8月)、豪失業率(8月)、
午前11時に中国鉱工業生産(8月)、中国小売売上高(8月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(7月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値
午後4時半にスイスSNB政策金利発表、
午後8時に英BOE政策金利発表、英BOE資産買取プログラム規模、
同午後8時に英MPC議事録要旨、
夜9時半に米消費者物価指数(8月)、米消費者物価指数コア(8月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(7月)、
などが予定されています。
豪・中国・スイス・英・米の指標には注目です。


<9月15日(金)>

朝7時半にNZ企業景況感(8月)、
午後6時に欧貿易収支(7月)、
夜9時半に米小売売上高(8月)、米小売売上高(除自動車 8月)、
同夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(9月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(8月)、米設備稼働率(8月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)、
同夜11時に米企業在庫(7月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月4日から9月8日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.61で始まり、軟調傾向で推移して、
91.31で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.054%に低下しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で47.48ドルに上昇しました。
NYダウは週間189.77ドル下落、21797.79ドルで週の取引を終える。



<9月4日(月)>

報道(3日)
「北朝鮮がこれまでで最大の核実験を行う。ICBM用水爆と発表。」
トランプ米大統領(3日)
「北朝鮮は重大な核実験を実施した。
 彼らの言動は米国に対してきわめて敵対的で危険なもの。
 北朝鮮は乱暴な国家で大きな脅威となっている。
 そして中国に対して恥をかかせるもの。
 対話路線は効果がないといったことを韓国は知りつつある。」
マティス米国防長官(3日)
「多くの軍事的な選択肢がある。我々及び同盟国である
 日本と韓国を攻撃から守る能力を有している。」
リスク回避の円買い。
日経平均は75.51円安で寄り付き183.22円安の19508.25で大引け。
韓国国防省(韓国国会への報告)
「北朝鮮で弾道ミサイル発射の兆候がある。」
聨合ニュース
「北朝鮮はICBM発射準備の可能性。」
中国人民銀行
「イニシャルコイン・オファリング(ICO)は違法。
 イニシャルコイン・オファリングを通じた資金調達を禁止。」
バルニエEU離脱交渉官
「交渉においてアイルランドの利益はEUの利益。
 EU離脱交渉にはより一層の作業が必要。」
独仏英の株式市場はマイナス圏で推移。
NYがレイバー・デーで休場。原油先物は47ドル台半ばで推移。
G7首脳
「北朝鮮の核実験は断じて容認できない挑発行為。」


<9月5日(火)>

日経平均は25.13円高で寄り付き122.44円安の19385.81で大引け。
麻生財務相
「北朝鮮は明らかに国際世論の意向と異なる。断固容認できない。
 更なる制裁が必要。圧力高めない限り進展はない。
 日本郵政株の売却については、引き続き情勢を見ていく。
 北朝鮮問題の株式市場への影響なども考慮する。」
報道
「北朝鮮が9日の建国記念日を前にICBMを発射可能地点へ移動。」
米10年債利回りは2.13%台へ低下。
豪RBA
「2%へ向け計画通り順調、持続的な加速を示す見込み。
 経済成長と金利の据え置き方針は合致。
 豪ドル高は生産や雇用の見通しに悪影響を与えている。
 金利の据え置きは長期的なCPI目標に合致している。」
プーチン露大統領
「外交が北朝鮮危機の解決の唯一の道。
 ロシアと北朝鮮の貿易は実質的にゼロ。
 北朝鮮の体制への制裁は効果なし。北朝鮮に安全保障上の保障を。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.14%台へ上昇。
ブレイナード理事
「インフレが軌道に乗るまで追加利上げには慎重に。
 基調インフレは現在より低い公算がある。
 バランスシートの変更に近づいている公算が高い。
 バランスシート縮小開始後はインフレ動向を注視。
 ハービー被害は第3四半期GDPPに影響するが、
 生産の回復は想定される。米経済は堅調、投資は上向き。
 レバレッジによるリスク形成は兆候はわずか。」
米NHC報道
「ハリケーンのイルマが最強のカテゴリー5に発達。」
原油先物は48ドル台で推移。
北朝鮮のジュネーブ国際機関代表部大使
「北朝鮮に圧力をかけようとして無謀な挑発行為や無益な試みに
 頼るのであれば、米国はさらに多くのプレゼントを受け取る。
 圧力や制裁は効果がない。どんな状況においても
 北朝鮮が核抑止力を交渉のテーブルに置くことはない。」
トランプ米大統領
「日本と韓国に米国からより一層の先端兵器の購入を認める。」
ミネアポリス連銀総裁
「失業率は低下したが、インフレは低い。
 利上げは経済に実質的な打撃与えた可能性も。
 米労働市場はスラックが依然として存在する模様。」
NY時間に米10年債利回りは2.06%台へ低下。
NYダウは234.25ドル安の21753.31で取引を終える。


<9月6日(水)>

日経平均は99.75円安で寄り付き27.84円安の19357.97で大引け。
米10年債利回りは一時2.05%台へ低下。
ダラス連銀総裁
「2017年の米経済成長率を2.25%と予想している。
 移民は米国の主要な貿易力の源泉。
 労働力の増加なくして、米経済の成長は困難なものとなる。
 金融政策のみで物価の安定と雇用の拡大の目的達成は困難。
 金利は相当期間低水準にとどまると投資家はみている。
 一部で思われているほど、現在の米金融政策は緩和的ではない。
 ハービー被害で3Qの成長に打撃、4Qに回復へ。
 FRBは早期にバランスシートの縮小に着手をするべき。
 同件のタイミングに関してはハリケーン・ハービー影響はない。
 ハービーを受けてのガソリン価格の上昇は一時的なものであるが、
 どの程度続くかは不明。」
米10年債利回りは2.07%台へ反発。
ドンブレット独連銀理事
「銀行は英EU離脱を受けた本拠地移転計画を確定すべき。
 本拠地移転でフランクフルトとダブリンが恩恵受ける。」
原油先物は49ドル台へ上昇。
加BOCが政策金利を0.75%から1.00%に利上げ。
加BOC声明
「未来の政策は事前に決定されていない。
 刺激策の解除が正当化される。
 カナダの成長は安定してきている。
 過剰な労働市場が賃金上昇を抑制。
 利上げに対する経済の反応を注意深く見ている。
 地政学リスクや交易条件の不透明さ、カナダドル高を注視。」
報道
「フィッシャーFRB副議長が10月中旬に辞任。
 FRB理事は定員7名のうち空席が4席に増え過半が空席に。」
ブルームバーグ (ECB関係者の話として)
「量的緩和QEに関して10月26日まで決定に至る公算は小さい。
 スタッフ見通しの草案では2018から2019年のインフレ見通しを
 小幅下方修正へ。来年のシナリオに関する文書を検証中。
 QEのパラメータについて検討。」
報道
「米下院がハリケーン・ハービー被害救済法案を可決。」
報道
「トランプ大統領と議会はハリケーン・ハービーの救済への
 短期の歳出と債務上限引き上げの抱き合わせで合意。
 期間は12月15日まで。」
米10年債利回りは2.10%台へ上昇。
米地区連銀報告
「経済活動は緩慢ないし緩やかに拡大。
 物価は緩やかに上昇。仕入れコスト全般に高い。
 仕入れの価格転嫁は限定的。住宅価格は上昇。
 賃金上昇圧力は限定的。賃金の伸び緩やか。
 住宅、商業不動産は若干上昇。
 製造業は緩やかに拡大。自動車はまちまち。
 自動車産業の減速長期化を懸念する報告があった。
 設備投資は増加。ハービーの影響を判断には時期尚早。
 様々な地域で人手不足。」
NYダウは54.33ドル高の21807.64で取引を終える。


<9月7日(木)>

報道(WSJ)
「トランプ大統領はコーン国家経済会議(NEC)委員長を
 次期FRB議長に指名しない見通し。」
トランプ大統領
「理想的には法人税率を15%に引き下げたい。
 ヘルスケア変更を断念していない。」
日経平均は75.47円高で寄り付き38.55円高の19396.52で大引け。
韓国の李洛淵首相
「北朝鮮が完全な核武装を行うまでに多くの時間が残されていない。
 懸念されている大陸間弾道弾(ICBM)の発射実験について、
 同国の建国記念日である9日に発射する可能性がある。」
米10年債利回りは2.09%あたりで推移。
ロシア極東発展相
「北朝鮮の閣僚に対して自制を求めた。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.08%台へ低下。
ECB
「上下限金利も据え置き、−0.4%と+0.25%。
 見通し悪化の場合、QEの規模と期間を拡大する。
 QEはインフレ過程が持続的となるまで継続。
 金利はQEの終了後もかなりの期間現行水準に留まる。
 QEは12月以降も必要に応じて継続。」
ドラギECB総裁
「600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
 QEは持続的なインフレ上昇が見られるまで継続。
 最近のユーロ相場のボラティリティーは不透明性の原因。
 極めて大規模な金融緩和が必要。秋に政策調整について決定する。
 政策調整の決定は2017年を越える期間となろう。
 成長、インフレ、為替が今回のテーマだった。
 インフレには幅広く不満の声。インフレについては忍耐が必要。
 為替相場は成長とインフレにとって重要。
 為替相場を政策決定の判断に組み入れる必要。
 QEについて様々なシナリオについて議論した。
 QEの期間や規模について議論。
 QEについての決定の大筋は10月に発表。
 システミックなバブルのリスクはみられず。
 現在は高い水準の不透明感は広がっていない。
 QEのアセットクラスの拡大については議論せず。
 QEについての発表日を約束することには消極的。」
ECBスタッフ予測
「2017年のインフレ見通しを1.5%に据え置き。
 2018年のインフレ見通しを1.3%から1.2%に引き下げ。
 2019年のインフレ見通しを1.6%から1.5%に引き下げ。
 2017年の成長見通しを1.9%から2.2%に引き上げ。
 2018年の成長見通しを1.8%に据え置き。
 2019年の成長見通しを1.7%に据え置き。」
ライアン下院議長
「法人税率は現実的には世界平均である22.5%程度ないしは、
 それを下回る水準になる。
 米下院歳入委員会の税制改革案の公表は間近に迫っている。
 税制改革法案の年内通過を目指している。」
米10年債利回りは2.04%台へ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が458万バレルの減少。
原油先物は49ドル台前半で推移。
クリーブブランド連銀総裁
「緩やかな利上げが必要。
 現在のインフレ鈍化については特殊要因との見解を維持。
 ただ、インフレが2%を下回る推移は幾分長引く可能性。
 年内の追加利上げに違和感はない。
 3月まで待つのは緩やかではない。
 ドットチャートは上向きに修正される可能性。
 イエレン議長を大いに支持。
 フィッシャー副議長を無くすのはFRBにとって損失。」
トランプ大統領
「北朝鮮への軍事行動は不可避ではない。」
報道
「米上院はハリケーン被害救済と債務上限・短期歳出法案を可決。」
ブルームバーグ (関係者の話)
「ホワイトハウスは次期FRB議長候補として
 少なくとも6人を検討している。」
NYダウは22.86ドル安の21784.78で取引を終える。


<9月8日(金)>

NY連銀総裁
「米景気拡大を支えるファンダメンタルズは全般に良好な状態続く。
 個人消費は引き続き上向き。
 労働市場の漸進的な一段の逼迫につながる可能性も、
 賃金の伸びが物価を支える。
 物価が長期目標の2%を下回り続けていることは驚きだが、
 今年に関しては携帯電話の急速な値下がりなどの一時的要因で
 一部説明可能。構造的な変化が一因となっている可能性も。
 インフレが連銀の判断を幾分下回っているが、
 金融緩和は徐々に解除し続けることが適切であると判断している。
 利上げは当面浅いものに。」
日経平均は98.56円安で寄り付き121.70円安の19274.82で大引け。
カンザスシティ連銀総裁
「政策金利の引き上げを継続する時期である。
 米国の実質金利は依然としてマイナスで推移しており、
 金融情勢は緩和的。
 今後米国が成長を維持するには、一段の作業が必要で、
 政策金利は、より正常な水準に変化するべきである。
 米国の労働市場は完全雇用状態。労働市場の需給に引き締め継続。
 米国のインフレ率は比較的緩やかで、賃金上昇率がインフレ率を
 上回っており、消費者にプラスの状況。 
 米国の投資は世界経済の力強い成長に支えられている。
 ハリケーンは米経済に短期的な影響を及ぼす。」
報道
「メキシコ南西部チアパス州の海岸近くでM8.2の地震が発生。
 メキシコ、エルサルバドル、グァテマラなどに津波の恐れ。」
米10年債利回りは一時2.01%台へ低下。ドル円が107円台へ下落。
フィンランド中銀総裁
「金融政策は引き続き緩和的である必要。
 為替相場はインフレに影響与える。
 再投資はQE終了のショックを緩和する。」
ロイター
「ECBは4パターンのQEシナリオについて検討中。
 期間について6ヶ月と9ヶ月の選択肢。
 QE規模については200億ユーロと400億ユーロへの減額を検討。」
独連銀総裁
「デフレリスクは、ほぼ完全に消え去った。
 ユーロ圏の景気回復は勢いと幅広さを増している。
 インフレ過程の不透明性は極めて大きい。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.07%台へ反発。
報道
「東北地方でM5.3の地震が発生。秋田県は震度5強。」
NY連銀総裁
「ハリケーン、短期的に経済に悪影響を及ぼす。
 ハリケーンが利上げ時期に影響する可能性。
 景気は幾分勢いづいている。
 景気トレンドが上向きにシフトしたかの判断は時期尚早。
 インフレは2%目標を下回っており、忍耐強くなれる。
 バランスシート縮小は比較的早期に始まる公算大。」
報道
「米下院が被害救済・債務上限・短期歳出法案可決に必要な票確保。」
報道
「OECDが算出している購買力平価からすると、
 ユーロはドルに対して11%程度割安。」
アトランタ連銀のGDPナウ第3四半期は年率換算で3.0%を予想。
原油先物10月限は47.48へ下落。米10年債利回りは2.054%。
NYダウは13.01ドル高の21797.79で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初4日に前日の北朝鮮の原爆実験を背景とするリ
スク回避に下窓を空けて109.52レベル(一般オープン前に一時109.20
レベル)で始まり、揉み合いながらも軟調傾向で推移して6日のオセア
ニア時間にかけて108円台半ばへ下落する展開になりました。その後
ロンドン時間序盤に108.45へ下落した後に切り返してNY時間後半に
かけて109.39へ反発しましたが、その後、再び軟調傾向で推移して、
8日のNY時間序盤にかけて年初来安値となる107.32へ下落する展開
になりました。その後、反発して107.83レベルで週の取引を終えまし
た。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初4日に小幅な上窓を空けて1.1884レベルで
始まり1.19を挟んで揉み合いながらも堅調傾向で推移した後に7日の
ロンドン時間から上伸してECB政策金利の発表とドラギECB総裁の会
見を迎えました。ドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場のボ
ラティリティーは不透明性の原因。」との発言などで一時1.1930へと
下押す場面もありましたが、「QEについて決定の大筋は10月に発表」
と発言したことを背景に再び上伸して、8日の東京時間後半にかけて
年初来高値となる1.2092へ上昇する展開になりました。その後、反落
して1.2035レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月11日から9月15日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは108.00の「00」ポイント
から8日のNY時間の戻り高値108.07を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は6日のロンドン時間の安値108.45、さらに上昇
した場合は7日のNY時間後半の戻り高値108.71、ここを上抜けた場
合は6日のNY時間後半の戻り高値109.39から6日のロンドン時間序
盤の戻り高値109.55、さらに上昇した場合は5日のオセアニア時間の
戻り高値109.83を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の107.32を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイント、さらに下落
した場合は2016年11月11日の終値106.65、ここを下抜けた場合は
2016年11月11日の安値106.03から106.00の「00」ポイント、さら
に下落した場合は2016年10月28日の高値105.53を巡る攻防が注目
されます。


今週のドル円相場は経済指標では、11日の日機械受注、13日の米生産
者物価指数と米月次財政収支、14日の中国鉱工業生産と中国小売売上
高と米消費者物価指数と米新規失業保険申請件数、15日の米小売売上
高とNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼
感指数速報、などが注目されます。


先週のドル円は、3日の北朝鮮の核実験強行を背景に下落して始まり、
米南部へのハリケーンの再来襲と米利上げ観測の後退などを背景に、
米10年債利回りが低下してドルが売られ、ドル円は軟調傾向で推移し
て年初来安値を更新して107円台に下落する相場展開になりました。

債務上限引問題については、ハリケーン・ハービーの救済への短期の
歳出との抱き合わせで12月中旬まで引き上げることで合意になりまし
たが、FRBのフィッシャー副議長が辞任表明したこともドル売り材料
となったようです。

7日にライアン米下院議長が「法人税率は現実的には世界平均である
22.5%程度ないしは、それを下回る水準になる。米下院歳入委員会の
税制改革案の公表は間近に迫っている。」と発言していて、米法人減税
への期待はありますが、引き続き北朝鮮問題とハリケーンが懸念材料
となりそうです。11日の国連安保理決議を巡る北朝鮮の動向が注目さ
れます。

経済指標では週後半14日の米消費者物価指数と15日の米小売売上高
が特に注目されますが、その結果によって動意づく可能性が高そうで
す。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは8日の年初来高値の
1.2092を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.2100の
「00」ポイント、さらに上昇した場合は2014年12月31日NY時間の
戻り高値1.2134、ここを上抜けた場合は2014年12月30日のロンド
ン時間から2014年12月31日のロンドン時間序盤にかけての揉み合い
下辺1.2150アラウンドのポイント、さらに上昇した場合は1.2200の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.2000の「000」ポイントを巡る攻防
が注目されます。ここを下抜けた場合は7日のドラギECB総裁の会見
での押し安値1.1930、さらに下落した場合1.1900の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は5日のロンドン時間の押し安値1.1868、さらに
下落した場合は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849を巡る攻防が注
目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、13日の独消費者物価指数改定
値と欧鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
13日の米生産者物価指数と米月次財政収支、14日の中国鉱工業生産と
中国小売売上高と米消費者物価指数と米新規失業保険申請件数、15日
の米小売売上高とNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産とミシガン大
学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、ドル売りも背景に堅調傾向で推移して、注目さ
れていた7日のドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場のボラ
ティリティーは不透明性の原因。」として、ユーロ高牽制とも受け取れ
る発言をしたことを背景に一時下押すも、「QEについて決定の大筋は
10月に発表する。」と発言したことで緩和縮小への期待を背景に年初来
高値となる1.2092へ上昇しましたが、終値では8月29日高値を下回
り1.203台前半で週の取引を終えました。

OECDが算出している購買力平価ではユーロはドルに対して11%程度
割安となっているとのことで上昇の余地はありますが、チャート的に
は2つのトップを形成した格好で、今後、8月29日の高値1.2070及
び先週8日の高値1.2092を明確に超えて行けるのかが注目されます。
一方、下げた場合は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849及び8月
31日の安値1.1823がネックに該当するとみられ攻防が注目されます。

今週のユーロに係わる経済指標はそれほど注目度は高くないようです
が、対ドル通貨ペアとして、週後半14日の米消費者物価指数と15日
の米小売売上高が注目されます。その結果によって動意づく可能性が
ありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その257 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は3日の北朝鮮の核実験でドル円が下窓を
 空けて始まり軟調に推移して107円台へ下落して年初安値を更新。
 そして、ユーロドルもドラギECB総裁の記者会見で「QEについて
 決定の大筋は10月に発表。」と発言したことでユーロが買われ、
 ユーロドルもドル売りと相まって年初来高値を更新して…、
 ドル売りがめちゃめちゃ優勢な一週間だったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 北朝鮮の核実験でのリスク回避とともに、米南部へのハリケーンの
 再来襲と米利上げ観測が後退したことや、フィッシャーFRB副議長
 が辞任表明もあって、米10年債利回りが一時2.01%台へ低下して、
 先週は強いドル売り動意の一週間じゃったのう…。」


『懸念されていた9日の北朝鮮の建国記念日では太陽フレアの懸念も
 あったかICBMの発射もなく、北朝鮮国内は祝賀ムードで
 日経新聞の見出しのように「沈黙の記念日」となったようだが…、
 このまま北朝鮮が何もしないという事はなさそうだよな…。』


「ふむ…。8日の米NBCニュースで『6回目の核実験をした北朝鮮に
 米国がサイバー攻撃を含めた外交・軍事措置を準備している。(中略)
 一方、中国はトランプ政権に対し、北朝鮮を先制攻撃した場合、
 北朝鮮を支援し中国企業への制裁についても報復すると警告した。』
 と報道していることもあり、このまま北朝鮮問題が終息することは
 ないのではなかろうか…。国連安保理決議が予定されている11日
 などでは北朝鮮の挑発行動に警戒が必要なのではあるまいかのう。」


『一旦、北朝鮮を巡るリスク回避は後退するかもしれないが、
 引き続き北朝鮮情勢には注目しておいた方がよさそうだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 先日に言っていた「トレードと脳内会議のお話」とやらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらおうと思っとるのじゃが、
 今日は、4日に中国人民銀行が中国共産党の党大会を10月に控え
 金融リスクの根絶と海外への資金流出防止のため、
 『ICOを通じた資金調達を禁止。』としたとのことで、
 鮮度があるうち時事ネタとしてICO考察をしてみようではないか。」


『4日の中国人民銀行の発表を受けて、ビットコインが9月2日の
 1ビットコイン55万円超の最高値から10万円近く下落したが…、
 ICOと言えば、企業が株式でのIPOのように、トークンと呼ばれる
 代用コイン(仮想通貨)を発行して資金を調達する、
 イニシャル・コイン・オファリングのことだよな…。』


「ふむ…。ICOは仮想通貨市場の拡大の一翼を担っていて、
 最近はリスク回避で金が買われるとともにリスク回避の一端として
 資金が仮想通貨市場に流れ、最近はICOも活況のようでのう…。」


『最近はICOの話題をよく聞くがICOはまだ法整備がなされていなく
 ICOの中には詐欺まがいのモノもあるようだけどな…。』


「ふむ…。ICOの中にはブロック・チェーンの体裁を整えただけで
 実態の怪しいものもあるようで、また、ICOは当然ながら上場前で、
 上場に至ることができなければビットコインに交換できなかったり
 あるいは、ドルや円などのいわゆる法定通貨に交換できなく、
 額面は高騰しても事実上の『おもちゃのお金』で終わるモノもあり
 IPO投資の選定にあたってはよく検討する必要があろうのう…。」


『ただ、仮想通貨市場ではいわゆる「億り人」も続出しているようで
 初期投資が数十倍になる例も珍しくはなく、魅力的ではあるよな。』


「ふむ…。本当に上場されるのか、ウォレットなどのツールや
 インフラが本当に整備されるのか、その仮想通貨の主体や母体は
 どこなのか、そこは信用できるのか、などが選別で重要となろうが
 仮想通貨市場では初期投資が数十倍になる例も決して珍しくはない
 ようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『仮想通貨市場は、ほんの1年ほど前は1兆円規模と言われていたが
 今は20兆円に迫る市場規模になったとも言われているからな…。』


「成長しきって成熟した市場での売買(トレード)であれば、
 『勝者の利得は敗者が支払う』ゼロサムとなることがあるが…、
 仮想通貨市場は成熟には程遠い、まだまだ膨張の過程にあり、
 『勝者の利得は新規参入者が支払っている』先行者利益が望める
 まだまだこれからの若き市場であるからのう…。」


『本当にそうなるのかは分からないけれど…、一説によれば、
 仮想通貨市場は1000兆円の市場規模になる可能性もあるようで
 「市場の拡大 = 先行者の利益」と、市場が膨張している間は
 先行者の利益も比例して膨張するだろうからな…。』


「その市場膨張の過程で、仮に例えば…、古参の仮想通貨が、
 市場規模50万が200万になっても4倍と凄い事じゃが…、
 ICOでは当初の市場規模の僅か1000が10万へと100倍になる
 可能性を秘めているという事なのじゃのう…。」


『まぁ、そのICOが無事に上場されるという事が重要な前提となる、
 だろうけれどもな…。上場されなければ絵空事の儚き夢だぜ…。』


「ふむ…。企業が株式でのIPOのように、トークンと呼ばれる
 代用コイン(仮想通貨)を発行して資金を調達するICOじゃが…、
 その一方で、通貨として、より本質的で本来的な価値である
 『モノやサービスが買える』という事に主眼を置いた
 単なる資金集めではない、仮想通貨もあるのじゃのう…。」


『へーっ。まぁ、上場さえしていれば、ビットコインに交換できたり
 あるいはドルや円などのいわゆる法定通貨に交換できるワケだけど
 通貨であれば、その本来的な価値はその通貨それ自体で
 「モノやサービスが買える」ということだろうからな…。』


「まぁ、購入を煽る事は目的ではないのでどこで買えるか言わないが
 HDAC(ヒュンダイ・ダック)もその1つとなろう…。
 https://youtu.be/x3LTjgSMy-8  (3分30秒ほどの解説動画)」


『ダブル・ブロック・チェーン技術や量子乱数技術を用いて
 セキュリティ強化をして、実際に世の中で使える仮想通貨を
 目指しているようだが…、ヒュンダイと言えば、
 韓国のあの有名企業のことかい? ジイさん。』


「ふむ。そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 デジタルで実際にモノが買えるという事は例えば大手家電量販店の
 『ポイント』でモノが買えることでイメージできると思うが…、
 これからはビットコイン以外にも実際に世の中でモノが買える
 仮想通貨が複数台頭してくることであろう…。」


『ビットコインが仮想通貨の王者なのは、おもちゃのお金ではなく
 実際にモノが買えるという事が大きな要素であろうからな…。』


「仮想通貨市場が膨張していると言っても、現在は一部の投機家が
 参入している過程や段階で、これからはファンド勢も参入してくる
 と思われるが、将来の最大の市場拡大要素は『一般の人達の参入』、
 つまり、普通の人達が世の中でモノやサービスを購入するために
 デビッドカードを使うように、仮想通貨を利用し始めて
 普及していくことではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『そうなる時代こそ仮想通貨市場の成熟期になるのかもしれないな。』


「ふむ…。そのようなワケで、ジイは仮想通貨の単なるICOではなく
 『実際に世の中でモノやサービスが買えるようになるのだろうか』
 という視点で仮想通貨を観て、ペイパル・日本ペイ・現代ペイなど
 決済システムを提供している会社と提携している(する)ことで
 『一般の人達の参入』により利用拡大する将来の可能性の有無で
 仮想通貨を選別して投資しているというワケなのじゃのう…。」


『短期的には上場が見込める限り単なる資金集めのICOに乗るのも
 良いかもしれないが、長期的視点ではモノが買えるようになるのか
 ということは、有力な仮想通貨投資の選別基準になりそうだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その256


3日の昼頃に北朝鮮の北東部で人工的な揺れが観測されて、
北朝鮮が6回目の核実験を行った可能性があるようです。



●今週(9月4日から9月8日)の主な予定


<9月4日(月)>

※ NYとカナダが休場。

午後5時半に英建設業PMI(8月)、
午後6時に欧生産者物価指数(7月)、
などが予定されています。
英・欧の指標には一応注目です。


<9月5日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(8月)、
午前10時半に豪第2四半期経常収支、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(8月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後2時45分にスイス第2四半期GDP、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(8月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(8月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(8月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(8月)、
午後5時半に英サービス業PMI(8月)、
午後6時に欧小売売上高(7月)、
夜11時に米製造業新規受注(7月)、
などが予定されています。
中国・豪・スイス・英・欧・米の指標には注目です。


<9月6日(水)>

午前10時半に豪第2四半期GDP、
午後3時に独製造業新規受注(7月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米貿易収支(7月)、
同夜9時半に加貿易収支(7月)、加第2四半期労働生産性指数、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(8月)、
同夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが注目されます。
豪・独・米・加の指標には注目です。


<9月7日(木)>

午前10時半に豪小売売上高(7月)、豪貿易収支(7月)、
午後2時に日景気先行指数速報(7月)、日景気一致指数速報(7月)、
午後3時に独鉱工業生産(7月)、
午後3時45分に仏貿易収支(7月)、仏経常収支(7月)、
午後6時に欧第2四半期GDP確定値、
午後8時45分に欧ECB政策金利発表、
夜9時半からドラギECB総裁の定例記者会見、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜9時半に米第2四半期単位労働コスト確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可件数(7月)、
夜11時に加Ivey購買部景況指数(8月)、
などが予定されています。
豪・独・欧・米の指標とドラギECB総裁の会見には注目です。
そして、NY連銀総裁の講演も予定されています。


<9月8日(金)>

朝7時45分にNZ第2四半期製造業売上高、
朝8時50分に日第2四半期GDP二次速報、
同朝8時50分に日第2四半期GDPデフレータ二次速報、
同朝8時50分に日国際貿易収支(7月)、日国際経常収支(7月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(7月)、
(時間未定) 中国貿易収支(8月)、
午後2時に日景気現状判断(8月)、日景気先行き判断(8月)、
午後2時45分にスイス失業率(8月)、
午後3時に独貿易収支(7月)、独経常収支(7月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(7月)、仏財政収支(7月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(7月)、英製造業生産指数(7月)、
同午後5時半に英貿易収支(7月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に加新規雇用者数(8月)、加失業率(8月)、
同夜9時半に加第2四半期設備稼働率、
夜11時に米卸売売上高(7月)、米卸売在庫(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(7月)、
などが予定されています。
日・中国・英・加の指標には注目です。


<9月9日(土)>

※ 北朝鮮建国記念日

午前10時半に中国消費者物価指数(8月)、中国生産者物価指数(8月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(8月28日から9月1日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.31で始まり、91.55へ下落した後に
93.30へ反発して92.82で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.166%に低下しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で47.29ドルに下落しました。
NYダウは週間173.89ドル上昇、21987.56ドルで週の取引を終える。



<8月28日(月)>

日経平均は49.62円高で寄り付き2.71円安の19449.90で大引け。
米10年債利回りは2.17%台で推移。
内閣府月例経済報告(8月)
「住宅建設は横ばいとなっている。公共投資は堅調に推移している。」
ロンドンはサマーバンクホリデーで休場。
NY時間に原油先物が46ドル台へ下落。
ホワイトハウスは
「トランプ大統領が30日に税制改革について演説する。」
米2年債の入札では最高落札利回り1.345%、応札倍率3.41倍。
米5年債の入札では最高落札利回り1.742%、応札倍率2.58倍。
トランプ大統領
「ハリケーン・ハービーへの対応は非常に良く行っている。
 9月2日にテキサスかルイジアナを訪問する可能性がある。
 議会とハービーへの対応を協議している。」
米10年債利回りは2.158%。
NYダウは5.27ドル安の21808.40で取引を終える。


<8月29日(火)>

報道
「北朝鮮がミサイルを発射して北海道の上空を通過。3つに分離。
 襟裳岬の東方約1180キロの太平洋上に落下。
 北海道や東北に国民保護に関する情報(Jアラート)が発表される。」
米10年債利回りは2.12%台へ低下。
ドル円が一時108円台前半へ下落。
日経平均は130.79円安で寄り付き87.35円安の19362.55で大引け。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.08%台へ低下。年初来の低水準。
ユンケル欧州委員長
「英国のEU離脱に関する方針文書には満足できず。
 離脱条件が決定されるまでは、英国との貿易交渉は行わない。」
メルケル独首相は
「ユーロ相場が貿易条件に影響するのは単純な事実。
 ユーロ相場について私が決めることではない、
 個人的にはドイツの貿易黒字がそれほど劇的なものとは思わない。」
マクロン仏大統領
「北朝鮮のミサイル実験は無責任な行為。」
トランプ米大統領
「北朝鮮への対処であらゆる選択肢を検討中。
 北朝鮮の脅迫的な行動は自身の孤立を深めるだけ。
 北朝鮮は国際社会で許容される行為を侮辱している。
 北朝鮮への対応策は後でわかるだろう。」
国連安保理
「北朝鮮問題で非公開の会議を開催する。」
米7年債の入札では最高落札利回り1.941%、応札倍率2.46倍。
米10年債利回りは2.128%。
原油先物は46ドル台半ばで推移。
米10年債利回りは一時2.14%台へ上昇。
NYダウは一時130ドル超下落も56.97ドル高の21865.37で終える。


<8月30日(水)>

朝鮮中央通信
「米韓合同軍事演習に対抗して中距離弾道ミサイル火星12を試射。
 近隣諸国への安全に影響はない。
 同ミサイルの試射は太平洋での作戦の第一歩であり、
 グアム封鎖の重大な準備行動である。
 北朝鮮は引き続き米国の行動を注視している。」
日経平均は118.43円高で寄り付き143.99円高の19506.54で大引け。
米10年債利回りは2.13%から2.14%台で推移。
ウィーラーNZ中銀総裁
「貿易財のインフレ率を押し上げ、よりバランスのとれた
 成長のために弱いNZドルが必要。」
メイ英首相
「EU離脱交渉で悪い取引ならば合意しないほうがベター。」
米ADP雇用統計は予想より強い23.7万人。
米第2四半期GDP改定値は予想より強い+3.0%。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が539.2万バレルの減少。
ルメ−ル仏財務相
「ユーロ高はフランスの競争力を強化する必要性を示している。
 政府は労働市場改革をしっかりと行う必要。」
トランプ米大統領(ツイッターにて)
「米国は25年間も北朝鮮と対話を続け、脅され金を払ってきた。
 対話は答えではない。」
トランプ米大統領
「GDPは3%よりずっと高い成長が可能。
 NAFTA再交渉の行方を注視している。
 法人税率を15%に引き下げたい。
 税制改革で議会はヘルスケア法案のような失望招いてはならない。」
原油先物は45.96ドル。
NYダウは27.06ドル高の21892.43で取引を終える。


<8月31日(木)>

報道
「メイ英首相は次回の総選挙後も首相を続投する意向。」
日経平均は84.78円高で寄り付き139.70円高の19646.24で大引け。
米10年債利回りは2.15%台へ上昇。
メイ英首相
「日本の対英投資は信任投票、トヨタ、日産、ソフトバンクが好例。
 EU離脱後にアジア市場へさらに積極的に関与。」
ルメール仏経済財政相
「ユーロ高は仏経済にとっての懸念材料。」
サンダース英政策委員
「インフレ抑制に緩やかな利上げが助けとなる。
 英GDPデータの上方修正の可能性がある。
 成長は年率2%あるいはそれ以上となる可能性。
 早期の利上げが今後の利上げペースを緩やかにさせる余地つくる。
 7月のインフレ鈍化は転換点とはならない。」
スイス中銀のメクラー理事
「世界経済のモメンタムは増してきている。
 スイスフランは極めて狭いバンド内で推移してきている。
 スイスフランをめぐる状況は非常に壊れやすいもの。
 減価が続くとの判断は早計。スイスのインフレは引き続き低水準。
 緩和的な金融政策が引き続き必要に。」
報道
「9月23日のNZ総選挙を控えた最新の世論調査で、
 野党の支持率が43%と与党の41%を上回る。」
ロイター通信 (関係筋の発言)
「来週のECB理事会を控えてユーロ高を警戒するメンバーが
 多くなってきている。
 QEについての新たな決定や、出口戦略に向けた動きが
 遅れる可能性がでてきている。」
朝鮮中央通信
「今後も太平洋を標的としたロケット発射演習を行う。」
バルニエEU首席交渉官
「英国の提案文書は単純に不可能なもの。
 EUの法的秩序を守ることが基本中の基本。」
デービス英担当相
「EUは莫大な金額を請求している。
 道徳的な責任は法的に割り切れるものだけにあらず。」
NY時間に米10年債利回りは2.12%台へ低下。
原油先物は47ドル台へ上昇。
アトランタ連銀のGDPナウ第3四半期予想は年率換算で3.3%。
ムニューシン米財務長官
「税制改革は中間層減税や簡素化を含む。
 目標は法人税の15%への引き下げ。税制の中立性について協議中。
 誰も米国を債務不履行に陥らせはしない。
 ドル安は米貿易にとって若干良い。長期的なドル高は信頼感示す。
 イエレン議長とは毎週、建設的な協議をしている。
 次のFRB議長については言及しない。
 債務上限期日を9月29日から多少動かすことは可能。」
報道
「CMEの12月利上げ確率が30%に低下。」
NYダウは55.67ドル高の21948.10で取引を終える。


<9月1日(金)>

ムニューシン米財務長官
「ハリケーン・ハービーで大きな被害を受けたテキサス州の復興で
 新たに支出が必要になることから、債務上限の引き上げに向け
 議会に残された時間は短くなる可能性がある。
 税制改革の詳細について9月中に公表する。
 税制改革法案の年内成立に向けて
 トランプ政権と議会は順調に前進している。」
日経平均は87.33円高で寄り付き45.23円高の19691.47で大引け。
米10年債利回りは2.12%から2.13%台で推移。
報道
「トランプ米大統領は連邦政府の債務上限引き上げを議会に求めるに
 あたって、メキシコ湾岸を襲っているハリケーン・ハービーの
 被害救済59億5000万ドルの要請を付加することを検討している。」
原油先物は46ドル台で推移。
ロイター
「ロシアのプーチン大統領は、米国と北朝鮮の対立が
 大規模な紛争に発展する恐れがあると警告。
 全ての関係国が前提条件なしに直接対話を行い
 問題を解決することが不可欠。挑発や圧力、
 敵意に満ちた攻撃的な発言はどこにもたどりつかない。」
コンスタンシオECB副総裁
「ユーロ圏の潜在的な成長力は強まってきている。
 ユーロ圏の回復は勢いを増してきている。
 回復はより広範かつしっかりとしている。
 ユーロ圏の改善に自己満足してはいけない。
 インフレを正常化する任務は引き続き困難。」
ノボトニー総裁
「ユーロ相場上昇に過剰に反応すべきでない。」
米非農業部門雇用者数は予想より弱い15.6万人。
米失業率は予想より弱い前月比4.4%。
米平均時給は予想より弱い前月比0.1%。
米10年債利回りは一時2.09%台へ低下。
報道 (関係筋)
「ECBは12月までQE縮小を準備できない可能性がある。」
ユーロ売り反応。
米ISM製造業景況指数は予想より強い58.8。
米10年債利回りは2.16%台へ上昇。
ISMのフィオール氏
「ハリケーンの影響は次回の報告で出る可能性。」
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しは2.17%に上方修正。
独10年債利回りは0.385%。
米10年債利回りは2.166%。原油先物10月限は47.29ドル。
NYダウは39.46ドル高の21987.56で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初8月28日に109.19レベルで始まり、揉み合い
を経た後に翌29日午前6時頃に北朝鮮の弾道ミサイル発射により反落
して、ロンドン時間にかけて週安値となる108.26へ下落する展開にな
りました。その後、揉み合いを経た後に切り返して、堅調傾向で推移
して、31日のロンドン時間にかけて週高値となる110.67へ上昇する
展開になりました。その後、反落して、ロンドンフィックスにかけて
一時110円台を割り込み110円を挟む揉み合いとなって、9月1日の
米雇用統計の発表を迎えました。米雇用統計は市場予想より弱い結果
となって109.56へ下落しましたが、その後に発表された米ISM製造業
景況指数が強い結果となったことも背景に一時110.47へ反発して揉み
合いとなって110.24レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初8月28日に1.1945レベルで始まり、揉み
合いながらも堅調傾向で推移して、翌29日のロンドン時間にかけて週
高値となる1.2070へ上昇する展開になりました。その後、反落して、
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、31日のNY時間序盤にかけて
週安値となる1.1823へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て1.19台前半へ反発した後に反落して1.19を挟む揉み合いになり、
9月1日の米雇用統計の発表を迎えました。米雇用統計は市場予想より
弱い結果となってドル売りに一時1.1979へ上昇しましたが、「ECBは
12月までQE縮小を準備できない可能性がある。」との報道に反落して
その後に発表された米ISM製造業景況指数が強い結果となったことも
背景に1.1849へ下押した後に揉み合いとなって1.1860レベルで週の
取引を終えました。




●今週(9月4日から9月8日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは9月1日の高値110.47を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の110.67、
さらに上昇した場合は8月16日の高値110.95から111.00の「00」
ポイント、ここを上抜けた場合は7月27日のロンドンフィックス過ぎ
の戻り高値111.71、さらに上昇した場合は112.00の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した倍は、まずは1日の米雇用統計後の安値110.56を巡る
攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は8月28日のNY時間序盤
の戻り高値109.41、さらに下落した場合は109.00の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は先週安値の108.26を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、5日の中国財新サービス業PMIと
米製造業新規受注、6日の米貿易収支と米ISM非製造業景況指数と米
地区連銀経済報告、7日の米新規失業保険申請件数、8日の日第2四半
期GDP二次速報と日国際貿易収支と中国貿易収支、などが注目されま
す。


先週のドル円は、29日の早朝に北朝鮮が北海道の襟裳岬を横断する弾
道ミサイルを発射したことでJアラートが発動して、リスク回避の動き
となり108.26へ下落しましたが、4月17日の安値108.13を割り込む
ことなく、その後は切り返して堅調傾向で推移して、31日のロンドン
時間にかけて、7月11日の高値と8月29日の安値の38.2%戻しとな
る110.64をわずかに上回る110.67へ上昇して、その後に一時110円
台を割り込み揉み合いとなって、米雇用統計の発表後に上下動となり
110円台前半で取引を終える展開になりました。

週の始値と終値では100Pips程の上昇となりましたが、7月11日の高
値と8月29日の安値の38.2%戻しで一旦上値を抑えられた格好になり
7月11日の高値からの4時間足レベルの下落波動ではまだ高値を切り
下げている状況のようです。

米雇用統計の8月分のNFPは季節調整の歪みがあるのか、今年も7年
連続で市場予想を下回る結果になりましたが、米雇用統計を経過した
今週は、週初4日は米国がレイバーデーで休日となるも、5日から再開
される米議会での9月末に期限を迎える米債務問題の動向が注目され
ます。

経済指標では6日の米貿易収支と米ISM非製造業景況指数と米地区連
銀経済報告などが注目されますが、朝鮮中央通信が3日、「北朝鮮の金
正恩朝鮮労働党委員長が、核兵器研究所が新たに製造した大陸間弾道
ミサイル(ICBM)に搭載する水爆を視察した。」と報じているとともに、
同じく3日に韓国の通信社が「北朝鮮の北東部で核実験の可能性があ
る人工的な揺れが観測された。」と報じていますので、週明けに北朝鮮
リスクが再び高まる可能性があり、引き続き北朝鮮問題が注目されま
す。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1900の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は9月1日のオ
セアニア時間の戻り高値1.1923から同日ロンドン時間の戻り高値の
1.1929、さらに上昇した場合は米雇用統計後の高値1.1979、ここを上
抜けた場合は1.2000の「000」ポイント、ここを上抜けた場合は先週
高値の1.2070を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1823を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1800の「00」ポイント、さらに下落
した場合は8月25日のロンドン時間の押し安値1.1773、ここを下抜け
た場合は8月23日の安値1.1740、さらに下落した場合は1.1700の
「00」ポイント、ここを下抜けた場合は8月17日の安値1.1662を巡
る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、4日の欧生産者
物価指数、5日の欧小売売上高、6日の独製造業新規受注、7日の独鉱
工業生産と欧第2四半期GDP確定値と欧ECB政策金利発表とドラギ
ECB総裁の定例記者会見、などが注目されますが、対ドル通貨ペアと
して、5日の中国財新サービス業PMIと米製造業新規受注、6日の米貿
易収支と米ISM非製造業景況指数と米地区連銀経済報告、7日の米新
規失業保険申請件数、8日の中国貿易収支、などが注目されます。


先週のユーロドルは、8月29日のロンドン時間にかけて1.2070へ上昇
しましたが、その後は失速して日足で長めの上ヒゲを示現して、31日
のNY時間序盤にかけて1.1823へ下落した後に反発して揉み合いとな
り、9月1日の弱い結果となった米雇用統計を受けたドル売りに一時
1.1979へ上昇するも、「ECBは12月までQE縮小を準備できない可能
性がある。」との報道に反落して、その後に発表された米ISM製造業景
況指数が強い結果となったことも背景に1.1860レベルで取引を終えました。

日足レベルでは今のところ上昇傾向のMA21にも下支えされ、安値は
切り上げていて、再度1.20台をトライする可能性がありそうですが、
29日の長めの上ヒゲの示現は気になる所でもあるようです。

今週のユーロに係わる注目の焦点は、なんといっても7日のECB政策
金利発表とドラギECB総裁の定例記者会見になります。9月1日に
関係筋とする「ECBは12月までQE縮小を準備できない可能性。」と
の報道でQE縮小への具体的な言及の期待は後退しているようですが、
ドラギECB総裁の定例記者会見で、来年開始とされる出口戦略の発表
への示唆、ユーロ高牽制の有無、ユーロ圏の景気及びインフレ見通し
などの次第で動意づく可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その256 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。今年で7年連続、米雇用統計の8月分のNFPは、
 市場予想を下回る結果になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 もしやすると、NFPには季節調整の歪みがあるのかもしれぬが…、
 『8月分のNFPが市場予想を下回る』という事は
 1つのアノマリーとなるのやもしれぬのう…。」


「そして、話は相前後するけれど…、29日の早朝に北朝鮮が
 北海道の襟裳岬上空を横断する弾道ミサイルを発射したことで
 『Jアラート』が初めて発動してドル円はリスク回避の円買いで
 108.26へと下落したが…、その後、31日のロンドン時間にかけて、
 7月11日の高値と8月29日の安値の38.2%戻しとなる110.64を
 わずかに上回る110.67へ上昇する展開になったよな…。』


「ふむ。ジイは29日の早朝はいつものようにTVモー・サテの
 ニュース番組を見ておったが、スマホの警告音が鳴り、
 TVがJアラートの警告画面に切り替わり驚いておった…。
 北朝鮮の弾道ミサイル発射でリスク回避の動きとはなるも、
 米国が静観の姿勢を示したことで、4月17日の安値108.13を
 割り込むことなく切り返して、31日には110円台後半へと
 上昇する相場展開になったのう…。」


『北朝鮮の弾道ミサイル発射によるリスク回避の動きは、
 これまで案外と短命でそれほど長く続かないことが多かったが…。』


「ふむ…。北朝鮮のミサイルは今年13回も発射されていることで
 『慣れっこ』になっているという事もあろうが…、
 3日には朝鮮中央通信が『北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、
 核兵器研究所が新たに製造した大陸間弾道ミサイル(ICBM)に
 搭載する水爆を視察した。」と報じているとともに、
 同じく3日に韓国の通信社が『北朝鮮の北東部で人工的な揺れが
 観測された。」と報じておるゆえ、週明けは再びリスク買いの動き
 となる可能性があり、注意が必要となるようじゃのう…。」


『もしかすると北朝鮮は6回目の核実験を行ったのかもしれないな。
 9月9日の北朝鮮の建国記念日にさらなる何かをやらかして
 米国の「堪忍袋の緒が切れる」事態にならなければよいが…。』


「ふむ…。北朝鮮の挑発に対して、これまではリスク回避の動きは
 中国やロシアが米国に自制を促していることもあって、
 確かに案外と短命でそれほど長く続かないことが多かったが…、
 『どうせ米国は何もできやしない。』とタカをくくるのは思い込みで
 3日の報道によれば、『北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は
 水爆の構成要素が100%国産化されたとして、今後、強力な核兵器を
 思い通りに製造できるようになったと述べた。』とのことで…、
 レッドラインを超えたならば『米国の堪忍袋の緒が切れる』事態も
 可能性として排除はできないのではなかろうかのう…。」


『米国による北朝鮮の軍事施設への攻撃やそれに対する北朝鮮の報復
 という有事も今後の展開次第では排除されないという事か…。』


「ふむ…。安易な予断はできず、また予想すべきことではないが…、
 そして、切に願うべきは『平和』ではあるが…、
 週明け4日のリスク回避の市場動向が注目されるとともに、
 今後の北朝鮮の動向と、米国の対応が注目されるのう…。」


『なんか、きな臭い感じがして気持ちが悪いぜ…。
 いつもなら、このあたりでテーマ別の話だけど、
 また、次回以降にしようじゃないか…。ジイさん。』


「ふむ…。前段のお話も長くなり過ぎておるゆえ、
 テーマ別のお話はまたの機会とさせてもらうとしよう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その255


先週末のNYクローズ後に北朝鮮が旗対嶺付近から日本海に向けて
短距離ミサイルを発射しました。週初の市場反応が注目されます。


●今週(8月28日から9月1日)の主な予定


<8月28日(月)>

※ロンドンはサマーバンクホリデーで休場。

午後5時に欧マネーサプライM3(7月)、
夜9時半に米卸売在庫(7月)、
などが予定されています。


<8月29日(火)>

朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(7月)、日失業率(7月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(9月)、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格(8月)、
午後3時45分に仏第2四半期GDP改定値、仏消費支出(7月)、
夜9時半に加鉱工業製品価格(7月)、加原料価格指数(7月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(6月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(8月)、
などが予定されています。
(日)・仏・米の指標には注目です。


<8月30日(水)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(7月)、
朝8時50分に日小売業販売額(7月)、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(7月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(8月)、
午後5時半に英消費者信用残高(7月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(8月)、欧経済信頼感(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時に独消費者物価指数速報(8月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(8月)、
夜9時半に米第2四半期GDP改定値、米第2四半期個人消費改定値、
同夜9時半に米第2四半期GDPデフレータ改定値、
同夜9時半に米第2四半期コアPCEデフレータ改定値、
同夜9時半に加第2四半期経常収支、
などが予定されています。
NZ・豪・独・米の指標に注目です。
そして、メイ英首相が来日予定です。


<8月31日(木)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感(8月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(7月)、
午前10時に中国製造業PMI(8月)、中国非製造業PMI(8月)、
同午前10時にANZ企業景況感(8月)、
午前10時半に豪第2四半期民間設備投資、
午後2時に日新設住宅着工戸数(7月)、
午後3時に独小売売上高指数(7月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(8月)、仏卸売物価指数(7月)、
午後4時55分に独失業者数(8月)、独失業率(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(8月)、欧失業率(7月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(8月)、
夜9時半に米個人消費支出(7月)、米個人所得(7月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(7月)、米新規失業保険申請件数
同夜9時半に加GDP(6月)、加第2四半期GDP、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(8月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(7月)、
などが予定されています。
日・中国・独・欧・米・加の指標には注目です。


<9月1日(金)>

朝8時50分に日第2四半期法人企業統計設備投資、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(8月)、
午後2時に日消費者態度指数(8月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(7月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(8月)、
同午後4時半にスイス製造業PMI(8月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(8月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(8月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(8月)、
午後5時半に英製造業PMI(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(8月)、米失業率(8月)、
同夜9時半に米平均時給(8月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(8月)、米建設支出(7月)、
同夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(8月)、
などが予定されています。
中国・英・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(8月21日から8月25日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.40で始まり、軟調傾向で推移して、
92.47で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.169%に低下しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で47.87ドルに下落しました。
NYダウは週間139.16ドル上昇、21813.67ドルで週の取引を終える。


<8月21日(月)>

日経平均は39.12円高で寄り付き77.28円安の19393.13で大引け。
米10年債利回りは2.20%あたりで推移。
中国商務省
「米国が国内法に基づいて貿易の調査を行うことは無責任。
 中国への批判は事実に基づいていない。
 中国は利益を守るためにあらゆる適切な措置講じる。」
朝鮮労働党機関紙・労働新聞
「米国の敵視政策と核の威嚇が続く限り、
 核武力強化の道から一寸たりとも退かない。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.18%台で推移。
独連銀月報
「2017年のドイツ経済成長は6月時点での予想を上回る可能性。
 夏の四半期は強い経済モメンタムを示している。
 輸出の伸びとともに鉱工業生産が堅調。
 ユーロ高が物価圧力を抑制している。
 今後数ヶ月でドイツのコアインフレは上昇する見込み。」
NY時間に原油先物が47ドル台へ下落。
ムニューシン米財務長官
「大統領のためにこの職務にあることを誇りに思う。
 債務上限引き上げで議会と協議する。
 9月中の債務上限引き上げを要請。
 中国の国債保有高を懸念すべきではない。
 ヘルスケア法案の行方は見通せない。
 関心は税制改革に移るだろう。減税は暫定より恒久がより良い。
 暫定的でもないよりは良い。」
米ナショナル・パブリック・ラジオ
「トランプ大統領は約4000人のアフガン派兵を命じる。」
NYダウは29.24ドル高の21703.75で取引を終える。


<8月22日(火)>

日経平均は20.02円安で寄り付き9.29円安の19383.84で大引け。
日経平均は1年4ヶ月ぶりに5日続落。
朝鮮中央通信
「米韓軍事演習が昨日始まったことに関して、
 北朝鮮が演習の間、何もせずに気楽に待っていると
 両国が考えているならば、彩までである。
 演習の継続は朝鮮半島での模擬戦争の環境を作り出しており、
 米国は北朝鮮による無慈悲な報復を避けられない。
 北朝鮮がいつでも報復を行う準備をしながら、
 米国の行動を注視していることを忘れるべきでない。」
米10年債利回りは2.19%あたりで推移。
米太平洋軍ハリス司令官
「米韓合同軍事演習に対する北朝鮮側からの警告について、
 北朝鮮のミサイルを破壊する能力に自信を持っている。」
ロンドン時間に米10年債利回りが2.21%台へ上昇。
コンスタンシオECB副総裁の講演テキスト
「不平等とマクロ経済政策についての内容で、
 具体的な金融政策・経済見通しには言及せず。」
ティラーソン米国務長官
「北朝鮮は幾らか自制している。北朝鮮と対話できることを望む。」
報道
「ボーイングが米空軍からICBMの更新受注。」
報道
「米財務省は北朝鮮の核兵器及び弾道ミサイル開発を支援したとして
 中国とロシアの個人および企業を対象に制裁を科した。
 6人の個人と10の企業・団体が制裁対象リストに加えれた。」
報道
「ホワイトハウスと共和党が税負担軽減の財源について合意。」
NY時間に米10年債利回りは2.21%台へ上昇。
NYダウは196.14ドル高の21899.89で取引を終える。


<8月23日(水)>

日経平均は163.21円高で寄り付き50.80円高の19434.64で大引け。
米10年債利回りは2.22%から2.21%あたりで推移。
ハリス米太平洋軍司令官
「金正恩委員長の挑発への外交的解決を望んでいるが、
 強力な軍事力に基づく強力な外交努力がカギだ。
 米国は同盟国を防護できる十分な準備態勢がとれている。」
ハイテン米戦略軍司令官
「北朝鮮の挑発抑制が可能な米戦略軍保有のすべての物資を
 朝鮮半島に注ぐ。ミサイル防御を含むあらゆる選択肢を考えてる。」
報道
「NZ政府が経済成長見通しなどを下方修正。」
トランプ米大統領
「北米自由貿易協定NAFTAをどこかのタイミングで離脱へ。」
ドラギECB総裁
「調査によるとQEとフォワードガイダンスは成功している。
 金融政策は新たな課題に対して常に準備すべき。」
ユーロ買い反応。
バイトマン独連銀総裁
「QEを2018年に延長する重大な必要性みあたらない。
 インフレはECBの目標に向けた過程にある。
 債券購入を突然停止することは無いとの合意がある。
 QEの影響のネガティブ面が広がるような変化を懸念。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が332.7万バレルの減少。
原油先物10月限は48ドル台。
トランプ大統領
「メキシコ国境の壁建設の予算獲得のためなら、
 米国を政府機関閉鎖の瀬戸際に追い込むことも辞さない。」
朝鮮中央通信
「英・豪に米国の火遊びに参加するなと警告する。」
ダラス連銀総裁
「テクノロジーの進展がインフレ抑制を支援。
 高債務は成長にとって阻害要因。
 年内に追加利上げをしたいとは言っていない。
 忍耐強く更なる情報を待ちたい。
 バランスシート縮小は近く始めるべき。」
エストニア中銀総裁
「これまでのユーロ高は大きな変化ではない。」
マコネル米上院院内総務
「デフォルト回避へトランプ大統領と協力。
 トランプ大統領と共有しているアジェンダを推進する決意。
 トランプ大統領とそのチームに定期的コンタクトを取っている。」
フィッチ
「米連邦債務上限が適時に引き上げられなければ、
 同国のAAA格付けを見直す可能性。」
米10年債利回りは2.16%台へ低下。
NYダウは87.80ドル安の21812.09で取引を終える。


<8月24日(木)>

日経平均は68.28円安で寄り付き80.87円安の19353.77で大引け。
米10年債利回りは2.17%から2.18%あたりで推移。
英CBI小売調査指数(8月)は−10に低下。
NY時間に米10年債利回りは2.19%台へ上昇。
原油先物10月限は47ドル台。
共和党のマコネル上院院内総務
「トランプ大統領らの貿易関連での表現を懸念。」
ダラス連銀総裁
「政府機関の閉鎖は注意して見守るべき事態。
 近く再投資停止に入るべき。
 今年行動しないとは言ってないが、辛抱するべき。
 今年の成長率は2%超になると確信。」
米5年物TIPSの入札では最高落札利回り0.117%、応札倍率2.41倍。
サンダース米報道官
「秋の最大の焦点は税制改革。
 大統領はNAFTAの協議を逐一把握している。」
NYダウは28.69ドル安の21783.40で取引を終える。


<8月25日(金)>

日経平均は47.35円高で寄り付き98.84円高の19452.61で大引け。
中国上海総合指数は1.83%高の3331.52で取引を終える。
米10年債利回りは2.19%あたりで推移。
クリーブランド連銀総裁
「民間設備投資は今年、明るい光が差している。
 労働市場は引き続き強い。株価についてそれほど心配していない。
 金融政策の正常化は正しい方向。緩やかな緩和解除が支持される。」
ダラス連銀総裁(ブルームバーグTV)
「完全雇用の達成に前進している。現在は明らかに緩和的。
 市場や不動産の調整は健全なものに。
 インフレ圧力の勢いはゆるやか。
 バランスシート縮小開始をすみやかにすべき。
 FF金利については忍耐強くできる余裕がある。」
イエレンFRB議長
「金融規制の変更は穏やかであるべき。
 行き過ぎた楽観論のリスクは遅かれ早かれ返ってくる。
 危機後に導入された改革に対する批判は認識している。
 改革で安全性が高まったという指摘もある。
 一部の改革が流動性に影響を及ぼしている可能性はある。
 ボルカールール、保管的なレバレッジ比率の直し排除せず
 ボルカールールは一部シンプルにすることに利点がある可能性。
 FRBの二大責務については著しい成果。
 近年、大手の金融機関は改革を進めた。 (金融政策への言及なし)」
NY時間に米10年債利回りは2.16%台へ低下。
ドラギECB総裁 
「世界経済の回復はしっかりしている。
 金融政策は過剰な反動を押さえるべき。
 欧州の景気回復は米国よりも初期段階。
 取引の開示性は危機に瀕している。
 保護主義への回帰はシリアスなリスク。
 緩い規制は金融政策緩和時に不均衡もたらす。
 インフレ目標にはまだ達していない、対応がまだ必要。
 量的緩和は非常によく作用している。
 インフレは自己で持続するようにはなっていない。
 ユーロ圏の景気回復は前進している。」
黒田日銀総裁
「非常に緩和的な金融政策続ける必要。
 FRBとECBを注視も、日本は日本の立場。
 国債市場のタイト化で日銀買入の影響は強まる。
 企業や労組にはデフレマインドが以前として見られる。
 物価上昇率目標にはまだ距離。」
NYダウは30.27ドル高の21813.67で取引を終える。

北朝鮮が中国を批判
「ずうたいの大きい周辺諸国の行動が情勢を一層緊張させている。
 アメリカの機嫌をとって追従する勢力も
 アメリカの悲惨な運命を他人事と考えてはならない。」
報道
「北朝鮮は26日午前6時49分頃、東部の江原道の旗対嶺付近から
 日本海に向けて短距離ミサイル数発を発射した。」



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初21日に109.38レベルで始まり、揉み合いなが
らも軟調傾向で推移してロンドンフィックスに週安値となる108.63へ
下落しましたが、その後、切り返して、23日の東京時間序盤にかけて
109.82へ上昇する展開になりました。その後、反落して、24日のオセ
アニア時間にかけて108.85へ下落しましたが、その後、東京時間から
切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して25日のNY時間序
盤にかけて週高値となる109.84へ上昇する展開になりました。その後
ジャクソンホールでのイエレン議長の講演を背景に反落して109.11へ
下落した後に109.37レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初21日に1.1758レベルで始まり、揉み合い
を経てロンドン時間に週安値となる1.1731へ下落しましたが、その後
NY時間後半にかけて1.1828へ上昇する展開になりました。その後、
22日のロンドン時間にかけて1.17台半ばへ反落して揉み合いになりま
したが、その後、23日のロンドン時間に1.1740へ下落した後に反発し
て1.18を挟み揉み合う展開になりました。その後、25日のNY時間か
らドル売りを背景に上伸して、ジャクソンホールでのドラギECB総裁
の講演を背景とするユーロ買いも背景に堅調に推移して、週高値とな
る1.1941へ上昇して1.1925レベルで週の取引を終えました。




●今週(8月28日から9月1日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは18日の高値109.59を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は23日の高値109.82か
ら先週高値でもある25日の高値109.84、さらに上昇した場合110.00
の「000」ポイント、ここを上抜けた場合は17日ロンドン時間の戻り
高値110.36、さらに上昇した場合は16日の高値110.95から111.00の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは24日の安値108.85を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は先週安値の108.63から18日の安値
108.60、さらに下落した場合は4月17日の安値108.13、ここを下抜け
た場合は108.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は昨年11月
15日の安値107.77を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、29日の日失業率と米ケースシラー
住宅価格指数と米消費者信頼感指数、30日の米ADP雇用統計と米第2
四半期GDP改定値と米第2四半期個人消費改定値と米第2四半期コア
PCEデフレータ改定値、31日の日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと
中国非製造業PMIと米個人消費支出と米個人所得と米コアPCEデフレ
ータと米新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気指数と米中古
住宅販売成約、9月1日の中国財新製造業PMIと米非農業部門雇用者
数と米失業率と米平均時給と米ISM製造業景況指数とミシガン大学消
費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、108円台後半から109円台後半を範囲とする上下動
の相場展開になり、週末のジャクソンホールでのイエレンFRB議長の
講演後に週初の価格とほぼ同レベルの109.37で取引を終えて、週足で
は上下にヒゲのある十字線となりました。

さて、ジャクソンホールのイベントを経過した今週ですが、先週末の
NYクローズ後に北朝鮮が米韓の軍事演習に対抗する意図もあったか、
旗対嶺付近から日本海に向けて短距離ミサイル3発を発射して武力示
威の挑発行動をしたことで、週初の動向がまずは注目されます。

この北朝鮮の短距離ミサイル発射に対して米国は「状況を監視する」
として慎重姿勢を示していることから大きな値動きにならない可能性
はありますが、過去に原爆実験が行われたことがある北朝鮮の建国記
念日を9月9日に迎えることで、この日が近づくにつれて北朝鮮リス
クが再び高まる可能性があり、引き続き北朝鮮問題が注目されます。

また、トランプ大統領が人種差別の元保安官を恩赦したことで、米世
論の動向が注目されますとともに、フィッチが「米連邦債務上限が適
時に引き上げられなければ、同国のAAA格付けを見直す可能性。」と
発表していることもあり、10月2日にデフォルトの危機を迎えること
になる「米連邦債務上限問題」の動向も注目されます。

そして今週は、米ADP雇用統計、米第2四半期GDP改定値、米コア
PCEデフレータ、米雇用統計、米ISM製造業景況指数など、米重要経
済指標が目白押しで、その結果と市場反応が注目されます。これらの
次第によってはボラタイルな相場展開となる可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは2015年1月5日の
高値1.1976、ここを上抜けた場合1.2000の「000」ポイント、さらに
上昇した場合は1.2100の「00」ポイントから2015年1月2日の高値
1.2104を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は25日のNY時間後半の押し安値
1.1864、さらに下落した場合は25日のロンドン時間の戻り高値1.1828
ここを下抜けた場合は1.1800の「00」ポイント、さらに下落した場合
25日のロンドン時間の押し安値1.1773、ここを下抜けた場合は23日
の安値1.1740を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、29日の仏第2四半期GDP改
定値、30日の独消費者物価指数速報、31日の独小売売上高指数と独失
業者数と独失業率と欧消費者物価指数速報と欧失業率、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、29日の米ケースシラー住宅価格指
数と米消費者信頼感指数、30日の米ADP雇用統計と米第2四半期
GDP改定値と米第2四半期個人消費改定値と米第2四半期コアPCE
デフレータ改定値、31日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと
米個人消費支出と米個人所得と米コアPCEデフレータと米新規失業保
険申請件数とシカゴ購買部協会景気指数と米中古住宅販売成約、9月
1日の中国財新製造業PMIと米非農業部門雇用者数と米失業率と米平
均時給と米ISM製造業景況指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報
などが注目されます。


先週のユーロドルは、週初から週後半にかけて1.17台前半から1.18台
前半を範囲とするレンジ相場となりましたが、週末のジャクソンホー
ルでのイエレンFRB議長の講演を契機とするドル売りと、ドラギECB
総裁の講演を契機とするユーロ買いを背景に、1.19台前半へと上昇す
る相場展開になりました。

さて今週は、いよいよ1.19台へと上昇したユーロドルが1.19台を維持
できるかかが注目されますが、経済指標では31日の欧消費者物価指数
速報と、対ドル通貨ペアとして、米雇用統計など米重要指標が注目の
焦点になりそうです。これらの次第によってはボラタイルな相場展開
となる可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その255 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週、注目のジャクソンホールのイエレンFRB
 議長の講演では金融政策への言及はなかったものの、ドル売り反応
 となり、そして、ドラギECB総裁の講演では「ユーロ圏の景気回復
 は前進している。」として、ユーロ買い反応となったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そして、週末のNYクローズ後に北朝鮮が旗対嶺付近から日本海に
 向けて短距離ミサイルを発射して武力示威の挑発行動をした事で、
 週初の市場動向が注目されるのう…。」


『先週末の北朝鮮の短距離ミサイルの発射は、今週初に
 かなりリスク回避の動きとなるのかねぇ…。ジイさん。』


「まぁ、米国がこの北朝鮮の短距離ミサイル発射に対して
 『状況を監視する』として慎重姿勢を示していることから
 週初、それほど大きな値動きにならない可能性はあろうが…、
 過去に原爆実験が行われたことがある北朝鮮の建国記念日を
 来週の9月9日に迎えることで、この日が近づくにつれて
 北朝鮮リスクが再び高まる可能性はあろうのう…。」


『引き続き北朝鮮問題は注目しておいた方がよさそうだな…。
 ジャクソンホールのイベントを終えた今週だけど、
 どんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。安易な予断は出来ぬが…、今週は米ADP雇用統計、
 米第2四半期GDP改定値、米コアPCEデフレータ、米雇用統計、
 そして米ISM製造業景況指数と、米重要経済指標が目白押しゆえ、
 次第によってはボラタイルな展開となる可能性はありそうじゃ…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。今日は『トレードと脳内会議のお話』でも
 させてもらおうと思っとったのじゃが…、
 溜口殿のお顔を拝見していると、また気が変わってのう。
 『時間の価値のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『あははっ。よく気の変わるジイさんだな…。まぁ、よろしい。
 「時間の価値」とやらのお話を聞いてやろうじゃないか…。』


「よく、『時は金なり』とか『Time is money』とか言われておるが…、
 時間にはとても貴重かつ重要な価値があるのじゃのう…。
 人の寿命はそれぞれではあるが、戦国時代では人生五十年と言われ
 現在、長寿社会とはなるも、およそ人生八十年余、約30,000日の
 それぞれの日々は、愛おしくかけがえのないものなのじゃのう…。」


『まぁ、ジイさん。あんたのように年寄りなら尚更だろうよ…。』


「以前、ドラマのテーマにもなったと思うが…、
 100億円を所有する余命間もない老人と、現在、所持金もない若者と
 入れ替わることが出来たとすると、どちらを選択するであろうか。
 所持金や資産はなくとも、夢と希望にあふれる若者になりたい、
 戻りたい、と思うのはジイのような老人だけではあるまい…。」


『まぁ、そうかもしれないよな…。』


「このように時間とは、かけがえのない価値のあるもので、
 トレードでも時間は重要なものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「日々、トレードに明け暮れるのも1つの人生の選択やも知れぬが…、
 家族や友人との団らんの時間もかけがえのない大切な時間であり、
 のんびりスイングでチャートに張り付きにならないトレードも
 1つの選択肢になるであろうし、また、値動きの全てを追いかけて
 寝る暇も惜しんでフルタイムのトレードすることなど目指さずに、
 値動きのほんの一部だけを切り取るように短期トレードをするのも
 これもまた1つの選択肢になるのではなかろうか…。
 たとえもしも、取り逃しがあったとしても、その分、家族や友人と
 有意義に時を過ごせたなら、これはこれで良いのではあるまいか。」


『まぁな…。トレードする事が人生の全てではないのだからな…。
 オレ様も最近はそう思うようになったぜ…。ジイさん。』


「時間を味方につけてトレンドに乗る『のんびりスイング』とともに
 『スワップ狙いトレード』も、時間を味方につけるという意味では
 決してバカにできぬ有力な戦略になるものなのじゃのう…。」


『リーマン危機以前はスワップ狙いのトレードもよく行われていたが
 今でもスワップ狙いのトレードは有効なのかい? ジイさん。』


「ふむ…。取引している証券会社によってはないところもあるが…、
 『TRY/JPY』はスワップ狙いの有力な通貨ペアとなろう…。」


『それって、トルコリラ/円、だよな…。ジイさん。』


「政変や、何がしかの危機における巻き戻しの動きには注意が要るが
 また、取引している証券会社によってスワップ金利は異なるが…、
 ある証券会社の場合では、運用資金300万円、レバレッジ5倍で
 TRY/JPY(トルコリラ/円)を1年間運用するとスワップ運用益は
 なんと約160万円にもなる計算となるのじゃのう…。
 つまり、為替変動リスクはあるも、スワップ金利だけで見れば、
 何もせずに保有し続けているだけで年利50%以上というワケじゃ。
 バカにできないばかりか、下手に日々のトレードをするよりも、
 あるいは下手に銀行の勧めで投資ファンドを利用するよりも、
 よほど良い場合もあるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、為替変動リスクを考慮しないという前提ではあろうけれども
 年利50%以上ものスワップ金利を得れるということは凄いよなな。
 もしも、運用資金1000万円でレバレッジ5倍での運用なら
 買って保有しているだけで年500万円以上の利益となるんだから。
 そして、年利50%もの複利運用なら、税を考慮しても10年ほどで
 1000万円は1億円になるということになるんじゃないかな…。』


「あははっ。まぁ、トルコの政変がない、政策金利が今のまま、
 そして、何がしかの危機がないという前提の皮算用とはなろうが、
 計算上ではそうなるのかもしれないのう…。溜口剛太郎殿。」


『こうしてみると、為替変動リスクを考慮しない皮算用ながら
 スワップ狙いのトレードも決してバカにできないようだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その254


トランプ米大統領の白人至上主義を巡る発言で助言組織が解散となり
軍幹部も異例の批判をするなど政権内にも波紋が広がっていますね。


●今週(8月21日から8月25日)の主な予定


<8月21日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(8月)、
午後1時半に日全産業活動指数(6月)、
夜9時半に加卸売売上高(6月)、
などが予定されています。
そして、OPECとOPEC非加盟の主要産油国の
合同専門委員会の会合が予定されています。


<8月22日(火)>

午後3時にスイス貿易収支(7月)、
午後5時半に英財政収支(7月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(8月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(8月)、
夜9時半に加小売売上高(6月)、加小売売上高(除自動車 6月)、
夜10時に米住宅価格指数(6月)、米第2四半期住宅価格指数、
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(8月)、
などが予定されています。
独・欧・加・米の指標には注目です。


<8月23日(水)>

午後4時に仏製造業PMI速報(8月)、仏サービス業PMI速報(8月)、
午後4時からドラギECB総裁の発言、
午後4時半に独製造業PMI速報(8月)、独サービス業PMI速報(8月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(8月)、欧サービス業PMI速報(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に欧消費者信頼感速報(8月)、
同夜11時に米新築住宅販売件数(7月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<8月24日(木)>

朝7時45分にNZ貿易収支(7月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(6月)、日景気一致指数改定値(6月)
午後3時45分に仏企業景況感指数(8月)、
午後4時15分にスイス第2四半期鉱工業生産、
午後5時半に英第2四半期GDP改定値、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売件数(7月)、
などが予定されています。
NZ・英・米の指標には注目です。


<8月25日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(7月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(7月)、
午後3時に独第2四半期GDP確報、独輸入物価指数(7月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(8月)、
午後5時に独IFO景況感指数(8月)、
夜9時半に米耐久財受注(7月)、米耐久財受注(除輸送用機器 7月)、
夜11時からイエレンFRB議長のジャクソンホールでの公演、
深夜4時からドラギECB総裁のジャクソンホールでの公演、
などが予定されています。
日・独・米の指標とジャクソンホールの講演には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(8月14日から8月18日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.99で始まり、94.05へ上昇した後に
反落して93.36で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.197%になりました。
NY原油先物(WTI)9月限は週の終値で48.51ドルになりました。
NYダウは週間183.81ドル下落、21674.51ドルで週の取引を終える。


<8月14日(月)>

日第3四半期実質GDPは予想より強い年率+4.0%。6期連続プラス。
日経平均は184.16円安で寄り付き192.64円安の19537.10で大引け。
米10年債利回りは2.20%台から2.22%台で推移。
独10年債利回りは0.38%台から0.42%台で推移。
報道
「豪州のジョイス副首相にニュージーランドとの二重国籍問題。
 連邦議員の二重国籍は違憲とされており、
 同副首相は議員辞職を迫られる恐れがある。」
中国商務省
「北朝鮮からの鉄鉱石、石炭、海産物などの輸入を15日から停止。」
菅官房長官
「市場に何かあれば対応できる態勢を常にとっている。」
マティス国防長官
「軍事オプションはあくまで外交努力が失敗したときの選択肢。
 北朝鮮が攻撃を行えば直ちに戦争へエスカレートする恐れがある。」
NY時間に原油先物が47ドル台へ下落。
NY連銀総裁
「バランスシートに関して9月行動との見方は不合理ではない。
 経済が予想通り展開すれば年内もう一度の利上げ支持。
 資産価格は経済情勢に沿った動き。
 次期FRB議長候補としてコーンNEC委員長は妥当な人材。
 FRBの緩和解除は”非常に非常に”緩やか。」
ドル買い反応。米10年債利回りは2.22%台。
報道
「トランプ大統領は、通商法301条に基づき、
 中国による知的財産権侵害の実態を調査するよう、
 通商代表部に指示する大統領令に署名。」
NYダウは135.39ドル高の21993.71で取引を終える。


<8月15日(火)>

朝鮮中央通信
「北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は14日、戦略軍司令部を視察し、
 米領グアム島沖へのミサイル発射計画について報告を受けた。
 金委員長は米国の行動をもう少し見守ると述べ、
 米国がわれわれの自制心を試し、朝鮮半島周辺で危険な行動を
 続ければ、重大な決断を下すと警告した。」
日経平均は152.28円高で寄り付き216.21円高の19753.31で大引け。
米10年債利回りは2.25%台へ上昇。
豪RBA議事録
「直近の統計は、4-6月にGDPが加速したことを示唆している。
 住宅部門や家計のバランスシートには注意深い監視が必要となる。
 豪ドルの更なる上昇は経済成長や物価の上昇を鈍化させる。
 政策金利の現状水準での据え置きは、
 経済成長・インフレ目標に整合的なもの。
 今年の第2四半期からGDPは上向きとなる。
 2018年、2019年は約3%の経済成長を見込んでいる。」
安倍首相 (トランプ米大統領と北朝鮮問題に関する電話会談)
「北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが重要との認識で一致。
 北朝鮮は緊張状態をかつてなく高めている。
 トランプ大統領とは北朝鮮情勢について意見交換行った。
 北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが重要との認識で一致。」
米小売売上高(7月)は予想より強い前月比+0.6%。
米10年債利回りが一時2.28%台へ上昇。ドル買い反応。
報道
「トランプ大統領は、道路や橋などインフラ建設の
 承認プロセス簡素化を目的とした大統領令に署名する計画。
 大型プロジェクトに関して、一つの連邦機関による決定で
 承認できる制度を確立し、認可までの目標期間を2年に設定。」
ティラーソン米国務長官
「米国は北朝鮮との対話に引き続き関心があるが、
 対話に至るかどうかは金委員長次第だ。」
原油先物は47ドル台で推移。
NYダウは5.28ドル高の21998.99で取引を終える。


<8月16日(水)>

日経平均は2.76円安で寄り付き24.03円安の19729.28で大引け。
米10年債利回りは2.26%台から2.27%台で推移。
エストニア中銀総裁
「ユーロ域内全体の賃金圧力にはバラツキが大きい
 現在の経済活動は非常に低水準の金利を前提に
 回復していること理解すべき。」
関係筋 (CNBC報道)
「ドラギECB総裁はジャクソンホールで新たな施策示さず。」
ロンドン時間に米10年債利回りが2.28%台へ上昇。
アトランタ連銀GDPナウ第3四半期は年率換算で3.8%に上方修正。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が894.5万バレルの減少。
トランプ大統領
「製造業諮問委と戦略・政策フォーラムを解散する。」
ペンス副大統領
「北朝鮮に関しては全ての選択肢がテーブルの上にある。
 南米各国に北朝鮮との関係を断つよう要請。」
グテレス国連事務総長
「朝鮮半島の緊張は数十年ぶりの高水準。
 朝鮮半島の問題は政治的解決を。」
FOMC議事録
「大半が今後数年インフレが加速すると予想。
 大半がインフレ鈍化は特異な要因と予想。
 2%を下回るインフレは予想以上に長引くと予想。
 一部はインフレの下振れリスクを指摘。」
米10年債利回りが2.22%台へ低下。ドル売り反応。
原油先物は46ドル台へ下落。
NYダウは25.88ドル高の22024.87で取引を終える。


<8月17日(木)>

クリーブランド連銀総裁
「最近のインフレ鈍化を理由に利上げを遅らせるべきではない。
 インフレ率が2%目標に戻るまで待つべきではない。
 バランスシートは縮小を開始する必要。
 年内の利上げ見通しに関するリスクは均衡。
 経済は賃金上昇の軌道に引き続きある。
 トランプ政権の政治的不確実性は自身の見通しに影響与えてない。」
日経平均は21.53円安で寄り付き26.65円安の19702.63で大引け。
米10年債利回りは2.23%あたりで推移。
ECB議事録要旨
「ユーロ相場の行き過ぎリスクに警戒感。
 資産購入は引き続き主要な手段。
 どちらのスタンスもとれるような政策余地が必要。
 緩和の度合いはすべての方策により決められる。
 ユーロ相場上昇の一部はユーロ圏ファンダメンタルス変化を反映。
 インフレ上昇の決定的な証拠は不足している。」
報道
「コーン国家経済会議(NEC)委員長に辞任の噂があるが
 コーン氏は政権に留まる意向。」
ダラス連銀総裁
「米労働市場にはスラックが残っている。
 近い将来のバランスシート縮小を歓迎。
 追加利上げ前にインフレ状況の進展を望む。
 追加利上げについて私は忍耐強い。
 10年債利回りは成長期待が弱いことを示唆。
 ドルは過去数年、非常に堅調に推移してきた。
 全ての条件が同じだとするとドル安は支援材料。」
河野外相
「東アジアの海上警備能力向上に5億ドルを拠出へ。」
ミネアポリス連銀総裁
「バランスシート縮小の開始に債務上限引き上げ問題の行方を考慮。
 3%成長を成し遂げるのは非常に困難。
 トランプ大統領が減税ではなく税制改革を追求することを切望。
 利上げに緊急性はない。」
報道
「スペインのバルセロナでテロ発生。14人死亡。100人以上が怪我」
トランプ大統領
「計画していたインフラ整備に関する諮問委員会の設置を断念する。」
米10年債利回りは2.18%台へ低下。VIX指数が15.55へ上昇。
NYダウは274.14ドル安の21750.73で取引を終える。


<8月18日(金)>

FRB
「イエレン議長が25日にワイオミング州のジャクソンホールで
 開催のFRBシンポジウムで『金融の安定のテーマ』で講演する。
 日本時間25日の午後11時の予定。」
日経平均は231.36円安で寄り付き232.22円安の19470.41で大引け。
米10年債利回りは2.19%あたりで推移。
原油先物は47ドル台前半で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.18%台へ低下。
CMEフェドウォッチ
「年内の利上げ確率39.6%、据え置き58%、利下げ確率2.4%。」
報道
「ドラギECB総裁のジャクソンホールでの講演は
 現地時間25日午後1時から(日本時間26日午前4時)。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.16%台へ低下。
ダラス連銀総裁
「2017年の米GDPは2%をやや上回る水準見込む。
 米個人消費の力強さは米経済を支えている。
 米家計は消費余力がかなりある。
 GDPが更に拡大するためには労働人口の増加が必要。
 移民の開放は競争力を高める。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領はバノン主席戦略官・上級顧問の解任を決定。」
アイカーン氏
「トランプ大統領の特別顧問を辞任する。」
NY原油先物9月限は48.51ドル。米10年債利回りは2.197%。
NYダウは76.22ドル安の21674.51で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初14日に109.17レベルで始まり堅調傾向で推移
して15日の米小売売上高の発表後に110.84へ上昇する展開になりま
した。その後、一時109円台半ばを割り込みましたが、再び反発して
16日のNY時間序盤に週高値となる110.95へ上昇する展開になりまし
た。その後、揉み合いを経た後に17日の東京時間前半にかけて109.66
へ反落して、その後、ロンドン時間前半に110.36へ反発しましたが、
その後、再び反落して軟調傾向で推移して、18日のNY時間前序盤に
かけて週安値となる108.60へ下落する展開になりました。その後、
ロンドンフィックス過ぎに109.60へ反発して、109.17レベルで週の取
引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初14日に1.1822レベルで始まりロンドン時
間時間序盤に週高値となる1.1838へ上昇した後に軟調傾向で推移して
15日のNY時間序盤にかけて1.1687へ下落する展開になりました。
その後、1.17台半ばへ反発して揉み合いとなった後に16日のNY時間
序盤にかけて1.1681へ下落しましたが、その後、17日の東京時間前半
にかけて1.1790へ反発する展開になりました。その後、再び反落して
ロンドン時間に週安値となる1.1662へ下落する展開になりました。
その後、切り返して、1.17台で揉み合いながらも堅調傾向で推移して
1.1759レベルで週の取引を終えました。




●今週(8月21日から25日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは18日NY時間後半の戻り
高値109.60を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は110.00
の「000」ポイント、さらに上昇した場合は17日ロンドン時間の戻り
高値110.36、さらに上昇した場合は先週高値の110.95から111.00の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは109.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は11日の安値108.75から先週安
値の108.60、さらに下落した場合は4月17日の安値108.13、ここを
下抜けた場合は108.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は昨年
11月15日の安値107.77、ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、22日の米リッチモ
ンド連銀製造業指数、23日の米新築住宅販売件数、24日の米新規失業
保険申請件数と米中古住宅販売件数、25日の日全国消費者物価指数と
米耐久財受注とイエレンFRB議長のジャクソンホールでの公演、など
が注目されます。


先週のドル円は、米領グアム島沖への北朝鮮の4発のミサイル発射計
画が14日の「米国の行動をもう少し見守る。」との金委員長の発言で
見送りになったことを背景にリスク回避が後退して、111円に迫るあた
りまで戻しましたが、週後半はトランプ米大統領の白人至上主義を巡
る発言で製造業諮問委と戦略・政策フォーラムなど助言組織が解散と
なり、そしてインフラ整備に関する諮問委員会の設置も見送られるこ
とになり、また軍幹部も白人至上主義に異例の批判をするなど米政権
が動揺したことを受けて108円台へと下落して、その後、週末に政権
瓦解回避のために窮余のバノン主席戦略官・上級顧問の解任で、一旦
109円台に戻す、下へ「行って来い」の相場展開になりました。


15日の北朝鮮の祖国解放記念日での米領グアム島沖への4発のミサイ
ル発射計画は、一旦、回避されましたが、過去に原爆実験が行われた
ことがある北朝鮮の建国記念日を9月9日に迎えることで、引き続き
北朝鮮問題が注目されます。そして、亀裂深まるトランプ政権の動向
も注目されますとともに、政権の求心力回復のための北朝鮮有事も排
除されないようで将来的なテールリスクにも留意しておきたいもので
す。また、CMEフェドウォッチで「年内の利上げ確率39.6%、据え置
き58%、利下げ確率2.4%。」となってきていることも注目されます。

さて今週は、25日の夜11時からのイエレンFRB議長のジャクソンホ
ールの「金融の安定のテーマ」での講演が注目の焦点になりますが、
金融政策への示唆があった場合は動意づく可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日の高値1.1790
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1800の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は先週高値の1.1838から11日の高値の
1.1845、ここを上抜けた場合は1.1900の「00」ポイントから2日の高
値1.1909、さらに上昇した場合は2015年1月第2雌雄の高値1.1976
を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は先週安値の1.1662、さらに下落
した場合は7月26日の安値1.1612、ここを下抜けた場合は1.1600の
「00」ポイント、さらに下落した場合は7月18日のロンドン時間の
戻り高値1.1583、ここを下抜けた場合は7月20日のNY時間序盤の押
し安値1.1541巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、22日の独・欧
ZEW景況感調査、23日の仏・独・欧の製造業PMI速報およびサービ
ス業PMI速報とドラギECB総裁の発言と欧消費者信頼感速報、25日
の独第2四半期GDP確報と独IFO景況感指数とドラギECB総裁のジ
ャクソンポールでの公演、などが注目されますが、対ドル通貨ペアと
して、22日の米リッチモンド連銀製造業指数、23日の米新築住宅販売
件数、24日の米新規失業保険申請件数と米中古住宅販売件数、25日の
米耐久財受注とイエレンFRB議長のジャクソンポールでの公演、など
が注目されます。


先週のユーロドルは、16日の関係筋とする「ドラギECB総裁はジャク
ソンホールで新たな施策示さず。」とのCNBC報道も背景にやや軟調傾
向で推移して、17日のECB議事録要旨で「ユーロ相場の行き過ぎリス
クに警戒感。資産購入は引き続き主要な手段。(中略) 緩和の度合いは
すべての方策により決められる。ユーロ相場上昇の一部はユーロ圏の
ファンダメンタルス変化を反映。インフレ上昇の決定的な証拠は不足
している。」との発表を受けて一時1.1662へ下落しましたが、その後
1.17台半ばへ戻す相場展開になりました。


さて今週は、日本時間26日の早朝4時からのドラギECB総裁のジャ
クソンポールでの公演が一応注目の焦点になりますが、関係筋からは
「新たな施策示さず。」とも伝えられていて、緩和縮小への期待はやや
後退傾向にあるようです。また、23日の午後4時からもドラギECB総
裁の発言が予定されていて注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
25日の夜11時からのイエレンFRB議長のジャクソンホールでの講演
が注目されます。米金融政策への示唆があった場合は動意づく可能性
がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その254 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。お盆休みも「あっ」という間だったけど…、
 この時期も市場ではいろいろな出来事があったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 8月上旬は北朝鮮リスクが高まってリスク回避の動きとなり、
 8月中旬には米領グアム島沖への北朝鮮の4発のミサイル発射計画で
 米国の制裁軍事行動への懸念に緊張がさらに高まったが…、
 14日の「米国の行動をもう少し見守る。」との金委員長の発言で
 グアム島沖へのミサイル発射計画が見送りになったことを背景に
 リスク回避の動きが一旦後退するも、今度は、トランプ米大統領の
 白人至上主義を巡る発言で製造業諮問委と戦略政策フォーラムなど
 米政府の助言組織が解散となり、トランプ政権の亀裂が深まり
 動揺する事態になったのう…。」


『北朝鮮リスクはこのまま収まるのかねぇ…。ジイさん。』


「主要各国の経済制裁はそれなりにこたえているとは思われるが…、
 金委員長の祖父の代から行ってきたミサイル発射実験など
 これで北朝鮮の挑発行動が完全に収まるとは思えぬがのう…。
 過去に原爆実験が行われたことがある北朝鮮の建国記念日を
 来月の9月9日に迎えることで、その日が近づくにつれて
 再び緊張が高まる可能性もあるのではなかろうか…。」


『そういえば…、8月上旬に北朝鮮のICBMミサイルに関して、
 ロシア流出のエンジンを北朝鮮が闇市場で調達した可能性を
 ウクライナが示唆したことが話題となっていたが…、
 北朝鮮が闇市場に通じているということは、北朝鮮が核弾頭を
 搭載したミサイルを完成させた場合、外貨獲得のために
 それを闇市場でISなど過激派組織にに売る、なんていう
 恐怖のシナリオの可能性もあるかもしれないよな…。』


「北朝鮮のICBMの開発や核弾頭の開発は自国宣揚と防御と、
 米国と対等に対話をするのが主目的であろうから…、
 さすがに、そのような事態にまでは至らないと思われるが…、
 経済制裁にあがなうためにその可能性はゼロではない、
 のかもしぬのう…。そうならないことを願うばかりじゃ…。』


『北朝鮮の建国記念日の9月9日に北朝鮮がICBMの発射など、
 挑発行動を実行した場合、有事となる可能性もあるのかねぇ…。』


「もしも、北朝鮮が警告を無視して挑発行動をした場合は…、
 トランプ米大統領の白人至上主義を巡る発言で政権の亀裂が
 深まっていることもあり、それを契機に求心力回復のためにも
 北朝鮮への制裁行動の可能性も排除されないのやもしれぬが…、
 そうならないことを切に願いたいものじゃ…。」


『トランプ大統領は先週末に窮余の策として主席戦略官・上級顧問の
 バノン氏を政権瓦解回避のために解任するなど、
 政権はかなり深刻な状況に陥っているようだからなぁ…。』


「ところで…、溜口殿はお盆はどのようにしておられたのかね?」


『お盆は墓参りなどに行ったが…、8月上旬はトレードしててさぁ、
 北朝鮮リスクに乗ってドル円を売っていたんだけど…、
 北朝鮮がグアム島沖への4発のミサイル発射計画を発表した時は
 「しめた」と思って、利が乗るのにワクワクしていたが…、
 自分の利益のために戦争さえも歓迎している自分自身に呆れて、
 「俺ってサイコパスじゃないか」と自責の念にかられたぜ…。』


「あははっ。トレーダーならありがちな事ではあるが…、まぁ、
 良心の呵責に心を痛めたのであれば、サイコパスではなかろう…。」


『結局、北朝鮮リスクは後退して売りポジションは踏み上げられて、
 利を減じてトレードを終えたが、自分自身に「ざまーみろ」って
 感じだったぜ…。ところでジイさんの盆休みはどうだったんだい。』


「カナダから息子が一時帰国したことで家族で温泉に行ったが…、
 習慣で早朝5時前には自然と目が覚めて、家族が寝ている中、
 ボリュームを小さくしてTV番組のモーニング・サテライトを
 見入っている自分自身に気付いて呆れておった…。」


『あははっ。オレ様も他人(ひと)のことは言えないけど、
 ジイさんもかなり筋金入りの「相場バカ」だな…。
 休むも相場で、家族との団らんも大切な事じゃないかよ。』


「あははっ。言いおったのう。溜口剛太郎殿。」


『今日はお盆期間の話に花が咲いてしまったが…、
 また来週からテーマ別の相場談義をしようじゃないか。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その253


トランプ米大統領がニュージャージー州に自身が所有するゴルフ場で
20日まで17日間もの夏休みに入ったことが話題となっていますね。


●今週(8月7日から8月11日)の主な予定


<8月7日(月)>

※ カナダが市民の日で休場。

午後2時に日景気先行指数速報(6月)、日景気一致指数速報(6月)、
午後3時に独鉱工業生産(6月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(6月)、
などが予定されています。
独・スイスの指標には注目です。
そして、OPEC加盟国・非加盟国専門会合も予定されています。


<8月8日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(7月)、
朝8時50分に日国際貿易収支(6月)、日国際経常収支(6月)、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(7月)、
(時間未定) 中国貿易収支(7月)、
午後2時に日景気現状判断DI(7月)、景気先行き判断DI(7月)、
午後2時45分にスイス失業率(7月)、
午後3時に独貿易収支(6月)、独経常収支(6月)、
午後3時45分に仏貿易収支(6月)、独経常収支(6月)、
同午後3時45分に仏財政収支(6月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(7月)、
などが予定されています。
日・中国の貿易収支には注目です。


<8月9日(水)>

午前10時半に中国消費者物価指数(7月)、中国生産者物価指数(7月)、
同午前10時半に豪住宅ローン件数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜9時半に米第2四半期単位労働コスト速報、
同夜10時半に加住宅建設許可件数(6月)、
夜11時に米卸売売上高(6月)、米卸売在庫(6月)、
などが予定されています。中国の指標には注目です。


<8月10日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時01分に英RICS住宅価格(7月)、
朝8時50分に日機械受注(6月)、日国内企業物価指数(7月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(6月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(6月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(6月)、英製造業生産指数(6月)、
同午後5時半に英貿易収支(6月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米生産者物価指数(7月)、米生産者物価指数コア(7月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(6月)、
深夜3時に米月次財政収支(7月)、
などが予定されています。
NZ・日・英・米の指標には注目です。
そして、NY連銀総裁の記者会見と
OPEC月報の発表も予定されてます。


<8月11日(金)>

※ 東京が山の日で休場。

朝7時半にNZ企業景況感(7月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(7月)、
同午後3時に独生産者物価指数改定値(7月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(7月)、
同午後3時45分に仏第2四半期非農業部門雇用者速報、
夜9時半に米消費者物価指数(7月)、米消費者物価指数コア(7月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月31日から8月4日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.22で始まり、92.41へ下落した後に
週末の米雇用統計後に反発して93.37で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.262%に低下しました。
NY原油先物(WTI)9月限は週レベルで49.58ドルへ下落しました。
NYダウは週間262.5ドル上昇、22092.81ドルで週の取引を終える。


<7月31日(月)>

日経平均は26.39円安で寄り付き34.66円安の19925.18で大引け。
韓国・国防省
「北朝鮮が更なるミサイル・核実験を実施する可能性がある。」
日銀
「8月の国債買い入れ予定は今月から変更なし。
 8月末の国庫短期証券買い入れ残高は25兆〜27兆円程度に。」
報道(政治メディアのポリティコ)
「トランプ政権は中国に対する経済的対応を協議。
 早ければ今週中にも最終決定が出るが、
 選択肢には貿易制限や経済制裁が含まれる。」
フィッシャーFRB副議長
「自然利子率の低下は潜在成長率が下落していることを
 大きく示唆している可能性がある。
 近年の低インフレ、低金利は現在の自然利子率が
 非常に低い水準にあることを示している可能性があり、
 高齢化社会や貯蓄率の上昇、脆弱な投資が密接に絡み合って
 米国や他国の自然利子率を押し下げている要因となっている。」
ロンドンフィックスにかけて欧州通貨が上昇。
トランプ大統領の側近
「米減税法案の下院通過は10月、上院は11月の見通し。
 債務上限の引き上げは9月か10月に完了する。」
ニューヨーク・タイムズ紙
「トランプ大統領、スカラムッチ氏を広報部長の職から解任。」
原油先物が50ドル台へ上昇。米10年債利回りは2.29%台で推移。
NYダウは60ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。
NASDAQは0.42%安で取引を終える。


<8月1日(火)>

日経平均は18.10円安で寄り付き60.61円高の19985.79で大引け。
豪RBA声明
「政策金利を据え置き+1.50%。
 政策金利の据え置きは持続可能な経済成長と合致する。
 豪ドル高は生産や雇用の見通しに重石。直近の物価は鈍化してる。
 金利の据え置きは長期の物価目標に合致
 豪ドル高により経済成長や物価上昇は見通しより鈍化する可能性。
 豪経済の概ねの見通しに変化はない。」
報道
「仮想通貨のビットコインがビットコイン・キャッシャに分裂。」
米自動車販売(7月)
「GM −15.0%(予想 −8.0%)、フォード −7.4%(予想 −5.5%)、
 クライスラー −10.5%(予想 −6.1%)
 トヨタ +3.6%(予想 −3.8%)、日産 −3.2%(予想 −3.3%)、
 ホンダ −1.2%(予想 −3.6%)、」
原油先物は一時48ドル台へ反落。
NY時間に米10年債利回りが2.32%台へ上昇の後に2.25%台へ低下。
独10年債利回りは0.50%台を割り込む。
ティラーソン米国務長官
「北朝鮮とはどこかの時点で対話をしたい。
 中国を非難してはいない。しかし、
 経済的影響力を使用することを望んでいる。
 米国は北朝鮮の政権交代を求めてはいない。」
NYダウは72ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<8月2日(水)>

日経平均は71.28円高で寄り付き94.25円高の20080.04で大引け。
米10年債利回りは2.26%台で推移。
布野日銀委員
「為替市場は110円程度を維持すると予想する。
 円安による物価の押上げを想定していない。
 原油による物価の押上げは期待していない。
 金融政策、毎回の決定会合で変更がありうる。
 必要であれば都度修正する。
 物価の2%安定維持まで緩和的な環境は維持。」
ムーディーズ
「英銀行システムの見通しをネガティブからステーブルに引き上げ。」
報道
「米上院本会議で、クリストファー・レイ氏の
 FBI長官就任を賛成92、反対5で承認。」
米空軍
「西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地で、
 大陸間弾道ミサイルICBMの発射実験を行った。」
米ADP雇用統計は17.8万人も前回値が19.1万人に上方修正。
NY時間序盤に米10年債利回り2.28%台へ上昇後に一時2.24%台へ。
米財務省
「債務上限引き上げで迅速な行動を議会に促す。
 来週の中長期債入札、合計620億ドル。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が152.7万バレルの減少。
原油先物が一時48ドル台へ反落。
セントルイス連銀総裁
「近い時期の追加行動は支持しない。軟調なインフレ統計を懸念。
 指標は回復する可能性はあるが、今はそれを確認する必要。」
報道
「米大統領がロシア、イラン、北朝鮮に対する制裁強化法案に署名。」
クリーブランド連銀総裁
「雇用者の増加は現行のペースから若干減速の可能性。
 インフレ抑制を考慮し、自然失業率の推計値引き下げ。
 直近のインフレ鈍化は一部特殊要因。
 労働市場やGDPの成長、そして期待がインフレを押し上げる。
 インフレ鈍化に市場は過剰反応すべきではない。」
トランプ大統領
「ロシア、イラン、北朝鮮に対する制裁法案には重大な欠陥がある。
 大統領権限の侵害や、同盟国との協力に悪影響が及ぶ恐れ。
 米企業に意図せぬ悪影響が出る可能性。」
サンフランシスコ連銀総裁
「この秋のバランスシート縮小開始を支持。
 バランスシートを妥当な規模に戻すのには約4年かかる。
 FRBにとって重要なのは目的と目標を明確にすること。
 バランスシート縮小開始は市場では既に織り込み済み。
 長期金利この先数年上昇を予想。短期金利は2.5%付近が新常態。」
報道
「米国株式公開企業のWhiteFoxベンチャーズは、
 Fintech研究所がサポートする暗号通貨と基軸通貨を取り扱う、
 アメリカ大陸で公開予定のフルライセンスの次世代銀行smartBANK
 のサービスの一部を発表。」
NYダウは52ドル高の22016ドルで取引を終える。史上最高値更新。


<8月3日(木)>

米10年債利回りは2.27%から2.26%台で推移。
サンフランシスコ連銀総裁
「年内にもう1回、18年に3回の利上げ適切。
 9月がバランスシート縮小開始の適切な時期。
 ドル安はインフレ予想のうえで大きな要因ではない。」
ボストン連銀総裁
「より高い賃金が近く実現する局面に接近している。
 市場は9月のバランスシート縮小開始を適切に予想。」
日経平均は14.04円安で寄り付き50.78円安の20029.26で大引け。
報道
「第3次安倍改造内閣が発足。」
ECB経済報告
「相当な規模の刺激策が依然必要。
 基調インフレは中期的に緩やかに上昇。
 所得に関するデータは堅調、広範に成長が進展。」
英BOE
「政策金利据え置きは6対2で決定。
 資産買入枠の据え置き、全員一致。
 成長見通しと賃金上昇率見通しを引き下げ。」
英BOEインフレ報告
「2017年成長見通しは1.7%(前回1.9%)
 2018年成長見通しは1.6%(前回1.7%)
 2019年成長見通しは1.8%(前回1.8%)
 2017年インフレ見通しは2.7%(前回2.6%)
 2018年インフレ見通しは2.6%(前回2.6%)
 2019年インフレ見通しは2.2%(前回2.2%)
 2018年賃金見通しは3.0%(前回3.5%)。
 向こう3年間にやや大きめに政策金利を引き上げる可能性も。」
英10年債利回りが1.17%台へ低下。ポンド売り反応。
カーニー英BOE総裁
「ポンド下落が実質所得を削減させた。
 弱い消費支出が成長のマイナス材料。
 投資は英国民投票以降弱まっている。
 目先の経済成長は引き続き低迷。
 投資や貿易の回復で経済成長は加速するだろう。
 経済の供給能力は緩やかに上昇。
 今後3年間で幾分かの引き締めが必要に。
 EU離脱の不透明感が重石となる面も。
 将来の利上げ時期についてはコメントせず。
 英国の潜在成長率は1.75%を下回る。
 消費者信用は経済を牽引するものとはなっていない。」
米ISM非製造業景況指数(7月)は予想より弱い53.9。
報道
「ロシア疑惑を捜査しているモラー特別検察官が大陪審を召集。」
米10年債利回りが2.21%台へ低下。
NYダウは8日続伸して9ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。
NASDAQは0.35%安。S&Pは0.22%安。


<8月4日(金)>

日経平均は79.47円安で寄り付き76.93円安の19952.33で大引け。
米10年債利回りは2.22%から2.23%台で推移。
米非農業部門雇用者数(7月)は予想より強い20.9万人、
米失業率(7月)は予想とおりの4.3%、
米平均時給(7月)は予想とおりの前月比+0.3%。
米10年債利回りが一時2.29%台へ上昇。ドル買い反応。
コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「秋にも包括的な税制改革法案を提出したい。
 恒久的に税制改革をする必要。我々は大型減税案で作業している。
 経済成長が歳入減を補うであろう。今年の最優先政策は税制改革。
 現在35%の米法人税率を少なくともOECD加盟国の平均である
 約23%に引き下げる必要がある。」
ミネアポリス連銀総裁
「(米雇用統計について) これまでと同じ。新しい事は何もない。」
米10年債利回りは2.262%。原油先物は49.58ドル。
NYダウは66ドル高の22092.81ドルで取引終える。史上最高値更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初7月31日に110.66レベルで始まり、揉み合い
ながらも軟調傾向で推移して8月1日のNY時間前半に109.92へ下落
しましたが、その後、切り返して、2日NY時間序盤にかけて110.98
へ反発する展開になりました。その後、ロンドンフィックスにかけて
110.28へ反落した後に3日のオセアニア時間にかけて110.83へ反発し
ましたが、その後、再び反落して、4日のオセアニア時間にかけて週安
値となる109.84へ下落する展開になりました。その後、揉み合いなが
らも切り返して、米雇用統計の発表後に急伸して週高値となる111.05
へ上昇した後に反落して110.68レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初7月31日に1.1748レベルで始まり、NY時
間序盤にかけて週安値となる1.1723へ下落しましたが、その後、切り
返して8月1日のオセアニア時間にかけて1.1845へ上昇する展開にな
りました。その後、一時1.18台を割り込みましたが、揉み合いながら
も堅調傾向で推移して、2日のNY時間後半に週高値となる1.1909へ
上昇する展開になりました。その後、反落して1.18台で揉み合いにな
りましたが、米雇用統計の発表後に1.1730へ急落した後に反発して、
1.1772で週の取引を終えました。




●今週(8月7日から11日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは2日の高値110.98から
先週高値でもある4日の米雇用統計後の高値11.05を巡る攻防が注目
されます。ここを上抜けた場合は7月27日のロンドンフィックス過ぎ
の戻り高値111.71、さらに上昇した場合112.00の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合は7月26日深夜FOMC発表直後の高値112.19を
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは3日のロンドンフィックスの押し安値
110.28を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は110.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は1日の安値109.92から4日の
安値109.84、ここを下抜けた場合は6月15日の安値109.27から6月
7日安値の109.11、さらに下落した場合109.00の「00」ポイントを巡
る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、8日の日国際貿易収支と中国貿易収
支、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、10日の日機械
受注と米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数と米月次財政収支
11日の米消費者物価指数、などが注目されます。


先週のドル円は週末の米雇用統計のNFPが市場予想より強かった事で
夏季休暇入りのショートカバーもあったか、週間では下へ「行って来
い」相場となりました。日足レベルでは高値を切り下げるも安値は切
り上がる三角保ち合いの状況となっています。

例年、この時期は実需筋のオーダーなどで円が買われやすい傾向があ
りますが、一方、来月9月からのFRBの資産圧縮開始の観測もあり、
グリーンスパン元FRB議長が「どんな尺度で見ても米長期金利は低す
ぎる。持続不可能。」と発言しているように、世界的な低金利を背景に
米国債に向かっていた資金の巻き戻しによる米長期金利の急騰を警戒
する向きがあるとともに、秋からの米減税期待もあることで、円買い
観測とドル巻き戻し観測が綱引きとなる可能性がありそうです。

日足レベルの三角保ち合いが上下どちらに抜けていくか、今後の動き
が注目されますが、現在は予断は出来なく、チャートの動きに従って
トレードしていきたいものです。今週の経済指標では11日の米消費者
物価指数が特に注目されますが、その結果の次第で動意づく可能性が
高そうです。また、「ロシア疑惑を捜査しているモラー特別検察官が
大陪審を召集」したことで、今後のロシア疑惑捜査の進展も注目され
ます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1日の安値1.1785か
ら1.1800の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合は2日のロンドン時間の高値1.1868、さらに上昇した場合は
3日の高値1.1893から先週高値の1.1909を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは4日の米雇用統計後の安値1.1730から
先週安値でもある7月31日安値1.1723を巡る攻防が注目されます。
ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落した場合
7月27日安値1.1650、ここを下抜けた場合は7月26日の安値1.1612
を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、7日の独鉱工業生産、11日の
独消費者物価指数改定値、などが注目されますが、対ドル通貨ペアと
して、8日の中国貿易収支、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物
価指数、10日の米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数と米月次
財政収支、11日の米消費者物価指数、などが注目されます。


7月20日のドラギECB総裁の会見で「ECB理事会は秋に(緩和縮小の)
議論を始める。」ことが示されて以来、堅調傾向で推移しているユーロ
ドルですが、先週末の米雇用統計のNFPが市場予想より強かった事で
夏季休暇入りの手仕舞いの売りもあったか、ドル買戻しを背景に1.18
台を割り込む深めの押しとなり、週間の始値と終値では僅か24Pipsの
上昇で取引を終えることとなりました。

ユーロドルは押し目買いの好機と思われますが、来月9月からのFRB
の資産圧縮開始の観測もあり、世界的な低金利を背景に米国債に向か
っていた資金の巻き戻しによる米長期金利の急騰の警戒観測もあるよ
うで、ユーロ買いとドル巻き戻しが綱引きとなる可能性がありそうで
す。

今週のユーロに係わる経済指標は比較的小粒ですが、対ドル通貨ペア
として、11日の米消費者物価指数が特に注目されます。その結果次第
で動意づく可能性がありそうです。




さて、今回は、トレードと凡事のお話 その253 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は英国のスーパー・サースデーを契機に
 ポンドが下落して、そして、週末は米雇用統計が市場予想より強い
 結果となったことでドルが買い戻されて、ドル円が反発して、
 ユーロドルが深めの押しとなったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 英国のスーパー・サースデーでは、2017年成長見通しが1.7%へ
 下方修正され、成長見通しと賃金上昇率見通しを引き下げたことで
 ポンド円では200Pips程の急落となったのう…。そして、
 週末は米雇用統計が強い結果となったことでドル買い戻されて
 夏季休暇入り手仕舞いもあったか巻き戻しの動きがみられたのう。」


『今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。例年、この時期は実需筋のオーダーなどで円が買われやす
 い傾向があるが、一方、来月9月からのFRBの資産圧縮開始の観測
 で、世界的な低金利を背景に米国債に向かっていた資金の巻き戻し
 による米長期金利の急騰を警戒する向きがあり…、また、秋から
 の米減税期待もあることで、円買いとドル巻き戻しの買いが綱引き
 となる可能性がありそうじゃ。ドル円では日足レベルの三角保ち合
 いが上下どちらに抜けていくか、今後の動きが注目されるが…、
 現在は予断は出来なくチャートの動きに従っていきたいものじゃ。
 そして、ユーロドルは押し目買いの好機と思われるが…、
 ユーロ買いとドル巻き戻しが綱引きとなる可能性がありそうじゃ。
 経済指標ではドル円とユーロドルともに11日の米消費者物価指数が
 特に注目されるがその結果次第で動意づく可能性がありそうじゃ。」


『グリーンスパン元FRB議長も「どんな尺度で見ても米長期金利は
 低すぎる。持続不可能だ。」と発言していたようだからなぁ…。
 また一方、NYダウも9連騰で史上最高値を更新し続けているが、
 下げてもいないのに恐れで売る必要はなくも、さすがに
 調整の動きも気になるところだろうからなぁ…。
 さて、さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『もしも相場の神様がいたなら』
 のお話でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。けったいでファンタジーなテーマだが…、
 もしかしたら将来のAIの話でもしようというのかい?』


「ふむ…。未来のAIは、もしかすると相場の神の如き存在になる
 のやも知れぬも、現在でも株式相場などではAIが何らかの形で
 既に8割程は活用されていると聞いおるが、TV番組で相場の
 AI予想を見る限り、今は相場の神とはまだ程遠い状況のようじゃ。
 まぁ、為替相場のように勝者の利得は敗者が支払うゼロサムでは、
 例えば麻雀で、いかにAIであろうと4つのAI全員が勝つことは
 原理的に不可能な事であり、相場でも神様は未来も存在し得ない、
 とは思われるがのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。相場の神様とは将来のAIのことではないのか…。
 まぁ、よろしい。「もしも相場の神様がいたなら」のお話とやらを
 聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「現実には存在し得ないけれども、もしも相場の神様がいたなら、
 未来が正確に判るゆえ、天衣無縫のトレードをすることじゃろう。
 低ボラであれば低ボラなりに、そして高ボラならば高ボラなりに、
 全幅を取り全勝ゆえ、損切りを置く必要もなく、
 目標リワードとかリスクリワード比という概念もない事じゃろう。」


『もしも相場の神様がいたなら、まぁ、そうなるんだろうな…。』


「月利300%でさえ、複利運用では10万円が2年も立たぬうちに、
 1000兆単位を超えて『京』の単位の利得となる計算になるが…、
 相場の神の月利はそれを遥かに凌駕して、全世界の全ての富を
 その一手にかき集めることになろう…。溜口剛太郎殿。」


『ファンタジーとしてもあまりにもバカバカしいぜ…、それじゃ、
 市場も世の中も成り立たないし、絶対にあり得ないことだ!』


「そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 相場の確定的未来は誰にも判らず、予想が完全たり得る事はなく、
 不確実性を本質とする相場では予想はあくまで確率の範囲までで、
 完全無欠で絶対の相場の神様はAIを含めて未来永劫にわたり、
 原理的に存在し得ないのではあるまいかのう…。」


『……!』


「だからこそ、トレードでは損切りも技術の一つとして、
 活用する必要があり、また、欲と恐怖の渦巻く市場であるゆえに、
 トレーダーとしての『規律』と、『ルール』が必要なのじゃのう。」


『相場の神様も聖杯も存在しないからこそ、「技術としての損切り」や
 トレーダーとしての「規律」と「ルール」が必要ということか…。』


「天衣無縫のトレードの神を目指すかのように、
 逆行した時の損切も想定せず、規律とルールもなく…、
 あるいは損切りなど、規律とルールを設けていたとしても、
 規律とルール破りの常習犯では、トレードにおいて、
 トータル収支で勝てないばかりか、市場に生存し続けることさえ、
 困難な事となるのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」


『オレ様も、なり得ることのないトレードの神様なんか目指さずに、
 損切りと、自身で決めた規律とルールをしっかり守る
 優秀なヒューマン・トレーダーを目指していきたいもんだぜ。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週…、ではなくて再来週。




<お知らせ>

来週、8月13日(日)のブログの更新はお盆でお休みさせていただきます。

FX トレードと凡事のお話 その252


先週は米FOMC声明の発表の後にドルが売られる展開になりました。
今週も豪・英の政策金利と米雇用統計などイベントが目白押しです。


●今週(7月31日から8月4日)の主な予定

<7月31日(月)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(6月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(6月)、
午前10時にANZ企業景況感(7月)、
同午前10時に中国製造業PMI(7月)、中国非製造業PMI(7月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(6月)、
午後3時に独小売売上高指数(6月)、
午後5時半に英消費者信用残高(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(7月)、欧失業率(6月)、
夜9時半に加鉱工業製品価格(6月)、加原料価格指数(6月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(7月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(6月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・欧・米の指標には注目です。


<8月1日(火)>

※ スイスが建国記念日で休場。

午前10時45分に中国財新製造業PMI(7月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(7月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(7月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(7月)、
同午後4時55分に独失業者数(7月)、独失業率(7月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(7月)、
午後5時半に英製造業PMI(7月)、
午後6時に欧第2四半期GDP速報、
夜9時半に米個人所得(6月)、米個人消費支出(6月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(6月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(7月)、米建設支出(6月)、
などが予定されています。
中国・豪・独・英・欧・米の指標には注目です。


<8月2日(水)>

朝7時45分にNZ第2四半期就業者数、NZ第2四半期失業率、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(6月)、
午後2時に日消費者態度指数(7月)、
午後2時45分にスイスSECO消費者信頼感指数(7月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(6月)、
午後4時半にスイス製造業PMI(7月)、
午後5時半に英建設業PMI(7月)、
午後6時に欧生産者物価指数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(7月)、
などが予定されています。
NZ・豪・英・欧・米の指標には注目です。


<8月3日(木)>

午前10時半に豪貿易収支(6月)、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(7月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(7月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(7月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(7月)、欧ECB月報、
午後5時半に英サービス業PMI(7月)、
午後6時に欧小売売上高(6月)、
午後8時に英BOE政策金利、英BOE資産買取プログラム規模、
同午後8時に英BOE四半期インフレレポート、英BOE議事録、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(7月)、米製造業新規受注(6月)、
などが予定されています。
豪・欧・英・米の指標には注目です。


<8月4日(金)>

午前10時半に豪小売売上高(6月)、豪RBA四半期金融政策報告、
午後3時に独製造業新規受注(6月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(7月)、米失業率(7月)、
同夜9時半に米平均時給(7月)、米貿易収支(6月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(7月)、加失業率(7月)、
同夜9時半に加貿易収支(6月)、
夜11時に加Ivey購買部景況指数(7月)、
などが予定されてます。
豪・独・米・加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月24日から28日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.65で始まり、94.12へ反発した後に
軟調傾向で推移して93.20で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.289%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)9月限は週レベルで49.71ドルへ上昇しました。
NYダウは週間250.24ドル上昇、21830.31ドルで週の取引を終える。


<7月24日(月)>

報道(日経)
「安倍内閣支持率が39%に低下。不支持率52%。」
オセアニア時間に米10年債利回りが2.23%台へ低下。
オセアニア時間から東京時間序盤にドル円が111円台を割り込む。
日経平均は126.08円安で寄り付き124.08円安の19975.67で大引け。
ホワイトハウス
「トランプ大統領がヘルスケアに関する声明を本日行う予定。」
IMF四半期世界経済見通し
「世界経済成長率見通しについて、2017年3.5%、
 18年3.6%に据え置き。
 米経済成長率見通しについて、2017年2.1%、
 18年2.1%に据え置き。
 中国経済成長率見通しについて、2017年6.7%、
 18年6.4%に据え置き。
 世界経済のリスクは中期的にまだ下向き。
 英国の経済成長率見通しについて、 2017年1.7% (下方修正)」
東京時間終盤に米10年債利回りが一時2.24%台へ反発。
報道
「中国北京で18年ぶりに数千人規模の大規模デモ。」
ロンドン時間に独10年債利回りが一時0.48%台へ低下。
ロイター通信
「クシュナー大統領上級顧問は、議会委員会の宛てた
 24日付の声明でロシアとの共謀を否定。
 秘密の連絡ルートも要求していないと述べた。」
ブルームバーグ
「ドイツ銀行が3000億ユーロ規模の資産をロンドンから
 フランクフルトへ移転を計画している。
 2018年9月から実施し、2019年3月には完了する計画。」
NY時間に米10年債利回りが2.25%台へ反発。原油先物は46ドル台。
米国立ハリケーンセンター
「米太平洋岸で発生している熱帯暴風雨ヒラリーが
 ハリケーンに発達した。」
スイス中銀総裁
「スイスフランは過大評価。マイナス金利や介入の方針は維持。
 必要ならバランスシートを調整する余裕がある。」
フィッチ
「カナダの格付けのAAAを確認。見通しも安定的。
 2017年の成長見通しは2.5%を見込む。
 2019年までには1.6%に鈍化する。」
報道
「OPECと非加盟の主要産油国は
 1月から実施中の協調減産の追加策を決定。」
報道
「ギリシャが3年ぶりに国債発行。」
NYダウは66ドル安で取引を終える。NASDAQは史上最高値を更新。


<7月25日(火)>

日銀金融政策決定会合議事要旨
「予想物価上昇率は弱含みの局面が続いている。
 景気は緩やかな拡大に転じつつある。
 物価2%目標に向けたモメンタム、維持されているが力強さ欠ける。
 個人消費は、雇用・所得環境の着実な改善を背景に、
 底堅く推移している。
 物価2%の目標にはなお距離があり強力な金融緩和推進が必要。
 主要先進国が同じ物価上昇率を目指すことは、
 長い目でみると為替レートの安定につながる。
 2%の物価安定目標の実現は日本経済にとって極めて重要。」
日経平均は3.89円高で寄り付き20.47円安で大引け。
米10年債利回りは2.25%台で推移。
NZ第一次産業省
「畜牛14頭がマイコプラズマ感染症、150頭が感染を示唆。
 当該地区で家畜の移動禁止措置が取られている。」
メルシュECB理事
「世界経済の回復は安定し、すそ野を広げつつある。
 ECBの金融緩和策はなお必要とされている。
 ユーロ圏の経済成長見通しはリスクは上向きになっている可能性。
 基調インフレ率は徐々に上昇していく。
 ヘッドラインインフレについてはネルギー価格の低下が頭を抑制。
 賃金の伸びを含むコスト圧力はなお抑制されている。」
鈴木・新日銀審議委員(就任会見)
「物価めぐる環境は徐々に改善していく。
 重たい使命、誠心誠意頑張る。銀行員としての経験役立てる。
 デフレマインドからの脱却に想定以上の時間。」
片岡・新日銀審議委員(就任会見)
「なんとしても2%物価目標達成したい。
 足元の経済環境の改善は日銀金融政策の成果。
 金融政策を通じて物価目標達成に向けて努力。」
トランプ米大統領
「EUは米国に対して非常に保護主義的だ。」
NY時間に米10年債利回りが2.32%台へ上昇。
独10年債利回りが0.56%台へ上昇。原油先物は47ドル台。
オーストリア中銀総裁
「量的緩和終了の期限設定は必要ない。
 FRBも日程を示すことなく量的緩和の拡大ペース縮小を実施。
 アクセルをゆっくりと離していくのが賢明。
 秋に入手できる2018年の経済見通しを確認して判断するが、
 時期ではなく、どのように続けるかが重要。」
米2年債の入札では最高落札利回り1.395%、応札倍率3.06倍。
ワシントンポスト
「トランプ大統領がセッションズ司法長官の解任を検討している。」
報道
「ヘルスケア法案審議の動議が上院で可決。
 現行のオバマケアの廃止だけを目指す審議が開始へ。」
NYダウは100ドル高で取引を終える。4日ぶり反発。
NASDAQとS&Pは高値を更新。


<7月26日(水)>

オセアニア時間に米10年債利回りが一時2.33%台へ上昇。
原油先物は48ドル台へ上昇。
トランプ米大統領
「イエレン議長もコーン委員長も次期FRB議長の最有力候補。」
日経平均は142.94円高で寄り付き94.96円高の20050.16で大引け。
豪RBA総裁(講演テキスト)
「一部中央銀行が金利を上げ始めたことが、
 豪州での利上げを自動的に意味するものではない。
 他の中銀と足並みをそれえることはない。
 消費者物価指数2%は予想範囲。現状の賃金上昇傾向は当面続く。
 電力価格の上昇が第3四半期の消費者物価指数を押し上げる。
 電力価格の上昇がビジネスコストにつながることが懸念される。
 労働市場は極めて良い。低い政策金利が豪経済を助ける。
 低い政策金利は住宅市場へ価格上昇圧力に。
 多くの雇用を呼ぶ現状の政策は好ましい。
 豪ドルの水準がもう少し低いとよりよい。」
中曽日銀副総裁
「見通し期間後半に物価押し上げ圧力が高まる。
 物価上昇モメンタムはしっかり維持されている。
 出来るだけ早期の目標達成が必要。
 個別株式銘柄に偏った影響ないに工夫。
 無担保コール市場はある程度市場規模保っている。
 国債市場の流動性、昨日はひどく低下していない。」
ムニューシン米財務長官
「現在の債務上限でも9月一杯までは政府の運営を担保できる。
 債務上限をそのままにしておくことはコスト。
 債務上限に対する不確実性は市場に負担。
 成長が脆弱であれば経済を担保し続けることはできない。
 財政均衡は非常に重要。」
米5年債の入札では最高落札利回り1.884%、応札倍率2.58倍。
オーストリア中銀総裁
「ユーロ圏の景気は改善したがインフレは抑制。
 ECBはデフレリスクを考慮した政策を見直さなければならない。
 マイナス金利の歪みはリスク。
 量的緩和終了の技術的な側面を協議する必要。
FOMC声明
「バランスシートの正常化を比較的近い時期に開始。
 インフレは総合、コアとも鈍化し、2%下回る水準で推移。
 雇用は堅調。失業率は低下。
 インフレは短期的に2%を幾分下回る水準で推移を再表明。
 個人消費や設備投資は拡大。
 インフレの動向を注意深く見ることを再表明。
 経済は緩やかな利上げを正当化。投票は全会一致。」
米10年債利回りは2.28%台へ低下。ドル売り反応。
NYダウは97ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。
NASDAQとS&Pも高値を更新。


<7月27日(木)>

日経平均は23.58円安で寄り付き29.48円高の20079.64で大引け。
IMFの米国年次経済調査
「米国の労働市場は完全雇用の状態。その中で賃金上昇は緩慢。
 景気の勢いは一時的に鈍化も、その後は上昇に向かった。
 インフレ(PCE)は向こう1年から1年半で2%超に上昇。」
NY時間に米10年債利回りが2.32%台へ上昇。
英金融行動監視機構(FCA)
「英LIBORを、2021年までに廃止する方針。
 廃止後は、より信頼性の高い基準金利に移行する予定。」
プーチン露大統領
「(米下院による対ロシア制裁法案可決について)
 米法の最終的な内容に応じて対応。
 いずれかの時点で米制裁に対応する必要。
 ロシアへの無礼な姿勢は永遠に許容できない。
 ロシアはトランプ氏を大統領として評価する立場にない。」
ムニューシン米財務長官(議会証言)
「インフラ整備計画を近くまとめる。年後半にも支出を検討したい。」
米7年債の入札では最高落札利回り2.126%、応札倍率2.54倍。
報道
「トランプ米政権と与党共和党は法人税の国境調整の導入を見送る。」
JPモルガンのストラテジスト
「過去最低水準のボラティリティーは
 転機が非常に近い可能性を示唆している。」
米経済誌フォーブス
「米アマゾン創業者のJ・ベゾスCEOが世界一の富豪に。」
原油先物は49ドル台へ上昇。
NYダウは85ドル高で取引を終える。史上最高値更新。
NASDAQはハイテク株が売られ反落。


<7月28日(金)>

報道
「米下院はトランプ大統領が要請している国防費増強やク
 リーンエネルギー計画縮小、米国とメキシコ国境での壁建設の予算
 を盛り込んだ総額7880億ドルの歳出法案を可決。
 上院では否決の可能性も。」
ムニューシン米財務長官
「為替操作国と認定された場合、口先だけではなく、
 実際の影響を及ぼす力が必要で、議員が提案している為替操作を
 相殺するための為替介入の法制化は可能性の一つかもしれない。
 ただ、相殺するには規模がかなり巨額になる可能性があるため、
 それを義務付けられることは望んでいない。」
日経平均は31.18円安で寄り付き119.80円安の19959.84で大引け
ロンドン時間に独10年債利回りが一時0.58%台へ上昇。
米10年債利回りが一時2.33%台へ上昇。
米第2四半期GDP速報は予想より弱い2.6%。(予想が上方修正)
報道
「米共和党の指導部が提出したオバマケア撤廃案が
 米上院で共和党議員の造反もあって否決される。」
海上保安庁
「北朝鮮からミサイルが発射され日本周辺海域に着水した可能性。」
米国防総省
「北朝鮮が発射したミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)。
 飛行距離は約1000キロで日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下。」
ミネアポリス連銀総裁
「労働市場は依然として強い。インフレの兆候は小さい。
 インフレは目標を下回る水準での推移が続いている。
 バランスシートは緩やかな縮小を望む。」
報道
「米韓、北への軍事対抗措置を検討、異例の声明。」
米10年債利回りは2.289%。原油先物は49.71ドル。
NYダウは33ドル高の21830.31ドルで取引終える。史上最高値更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初24日に111.11レベルで始まり、ロンドン時間
にかけて110.62へ下落する展開になりました。その後、切り返して、
揉み合いながらも堅調に推移して26日深夜のFOMC発表直後に週高
値となる112.19へ上昇しましたが、その後、反落して、27日の東京時
間の正午過ぎに110.78へ下落する展開になりました。その後、切り返
してNY時間のロンドンフィックス過ぎに111.71へ反発しましたが、
その後、再び反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して、28日
のNY時間終盤にかけて週安値となる110.55へ下落して110.67レベル
で週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初24日に1.1667レベルで始まり、1.16台で
の揉み合いが続きましたが、25日のNY時間前半にかけて1.1712へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、26日のロンドン時間
序盤にかけて週安値となる1.1612へ下落しましたが、その後、揉み合
いながらも切り返して、26日深夜のFOMCの発表後に上伸して27日
の東京時間の正午過ぎに週高値となる1.1776へ上昇する展開になりま
した。その後、反落して、27日のNY時間のロンドンフィックス過ぎ
に1.1650へ下押しましたが、その後、反発して、28日のロンドンフィ
ックスにかけて1.1764へ上昇して1.1752レベルで週の取引を終えま
した。




●今週(7月31日から8月4日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは111.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は27日のロンドンフ
ィックス過ぎの戻り高値111.71、さらに上昇した場合112.00の「00」
ポイント、ここを上抜けた場合は26日深夜のFOMC発表直後の高値
112.19、ここを上抜けた場合は20日の高値112.41を巡る攻防が注目
されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の110.55を巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は5月18日の安値110.23、さらに下落した
場合は110.00の「000」ポイント、ここを下抜けた場合は6月15日の
安値109.27から6月7日安値の109.11、さらに下落した場合109.00
の「00」ポイント。ここを下抜けた場合は6月14日の安値108.82を
巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、31日の日鉱工業生産速報と中国製
造業PMIと中国非製造業PMIと米シカゴ購買部協会景気指数と米中古
住宅販売成約、8月1日の中国財新製造業PMIと米個人消費支出と米
コアPCEデフレータと米ISM製造業景況指数、2日の米ADP雇用統
計、3日の米新規失業保険申請件数と米ISM非製造業景況指数と米製
造業新規受注、4日の米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給と
米貿易収支、などが注目されます。


先週は、米FOMC声明の発表後、バランスシートの正常化を比較的近
い時期に開始するとするも、米国のインフレ鈍化懸念を背景に利上げ
観測が後退してドルが売られ、ドル円は米国の国境税の導入見送りと
米上院でのオバマケア撤廃案の否決による財源懸念による米減税観測
の後退も背景に軟調に推移して110円台半ばへ下落する展開になりま
した。

今週も米コアPCEデフレータや米ISM、そして週末には米雇用統計と
イベントが目白押しでその結果次第ではありますが、ドル円は週足レ
ベルでは高値を切り下げ安値は切り上げる揉み合いながら、戻りは売
られる可能性がありそうです。

朝鮮が28日夜に発射したICBMに対して米韓が反発を強めているよ
うで、米国人滞在者もいるとともに、中国が「緊張した情勢をさらに
激化させないよう願う。」との声明を発していることから、すぐに軍事
行動にまでは至らないと思われますが、週初、まずは北朝鮮のICBM
発射問題に対する市場反応が注目されます。

また、日米の政府内の混乱も注目されますとともに、史上最高値を更
新し続けているNYダウではありますが、JPモルガンのクオンツ・ス
トラテジストが「過去最低水準のボラティリティーは転機が非常に近
い可能性を示唆している。」と発表していることもあり、株価の動向に
も留意していきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1776を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合はここを上抜けた場合
1.1800の「00」ポイント、さらに上昇した場合は2015年1月第3週
の高値1.1871、ここを上抜けた場合は1.1900の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは25日の高値1.1712を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落
した場合は27日安値1.1650、ここを下抜けた場合は先週安値1.1612
から1.1600の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、31日の独小売売上高指数と欧
消費者物価指数速報と欧失業率、8月1日の独失業者数と独失業率と
欧第2四半期GDP速報、2日の欧生産者物価指数、3日の欧小売売上
高、4日の独製造業新規受注、などが注目されますが、対ドル通貨ペア
として、31日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米シカゴ購買
部協会景気指数と米中古住宅販売成約、8月1日の中国財新製造業PMI
と米個人消費支出と米コアPCEデフレータと米ISM製造業景況指数、
2日の米ADP雇用統計、3日の米新規失業保険申請件数と米ISM非製
造業景況指数と米製造業新規受注、4日の米非農業部門雇用者数と米失
業率と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


20日のドラギECB総裁の会見で「ECB理事会は秋に(緩和縮小の)議論
を始める。」ことが示されて以来、ユーロドルは1.16台を割り込むこと
なく堅調傾向で推移して、先週は米FOMC声明の発表後にドル売りを
背景に2015年8月の第5週の高値1.1713も上抜けて、その後に一時
1.17台を割り込み押しとなる場面はあるも、1.17台半ばへと上昇する
展開になりました。

緩和縮小開始を前にしたユーロの上昇が回復しつつある欧州の消費者
物価指数の重しとなることから、ユーロ高牽制の不測の欧州要人発言
には引き続き注意が要りますとともに、25日付のIMM通貨先物での
ユーロ買い越しが90842枚にもなっていることも警戒はされますが、
そして、米コアPCEデフレータや米ISMや米雇用統計など米重要経済
指標の結果次第ながらも、押し目は買われる可能性がありそうです。
ただ、深めの調整の動きにも注意していきたいものです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その252 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は米FOMCや米第2四半期GDP速報など
 重要イベントがあったが、ドルが売られる展開になったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMC声明では『バランスシート正常化を比較的近い時期に開始』
 として、9月の資産縮小開始の示唆がされたが、その一方で、
 『インフレは総合、コアとも鈍化し、2%下回る水準で推移。
  インフレは短期的に2%を幾分下回る水準で推移を再表明。
  インフレの動向を注意深く見ることを再表明。』したことによる
 米のインフレ鈍化懸念と、そして、米国の国境税の導入見送りと
 米上院でのオバマケア撤廃案の否決による財源懸念による
 米減税観測の後退も背景にドルが売られる展開になったのう…。」


『ユーロドルやポンドドルはFOMCでのドル売りによる上昇後に
 一旦は調整となったけど、その後は再び上昇して…、
 そして一方、ドル円も110円台半ばへ下落する展開になったよな。』


「ふむ…。米第2四半期GDP速報も事前の市場予想の中央値が
 上方修正されていたことで、前期比年率2.6%の伸び率ではあったが
 ドルが売られることになったからのう…。溜口剛太郎殿。」


『今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ドル安基調がまだ続く可能性はあろうが…、ドル売りには過熱感も
 観られていることから調整の動きには注意が必要ではあろうのう。
 また、北朝鮮のICBM発射問題に対する米韓の反発が強まっている
 ことから、週初、まずは同問題に対する市場反応が注目されよう。
 そして、今週も米コアPCEデフレータや米ISMや米雇用統計など
 米重要経済指標が目白押しで、それらの結果次第でボラタイルな
 相場展開になるのではなかろうかのう…。」


『今週は8月3日が英国の重要経済指標のスーパー・サースデーで
 ポンドもボラティリティが高まりそうだしな…。』


「また、今週末あたりから夏休み入りする欧米勢も多くなることで、
 手仕舞いの動きにも留意が必要であろうのう…。そして、8月は
 月足ベースで豪ドル米ドルが下落することが極めて多いという
 アノマリーのある特異月で、オージーの動きも注目されるのう…。」


『へぇ、オージーにはそんな8月のアノマリーがあるのか…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『リスクの報酬のお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『よろしい。まぁ、聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「トレードでも『リスクを取る』と言われているように…、
 もちろんこれは、リスクを除去するなどという意味ではなく、
 リスク・テイクで積極的にリスクに臨んでいく事を意味するが…、
 リスクを取るという事は、これはまた、不確実性に臨むという事で
 トレード及び投機や投資による報酬は『不確実性に挑戦した報酬』
 ということでもあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『うん。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という言葉があるが…、
 これを英訳すると、冒険なくば勝利も得られないという意味の
 「Nothing venture、nothing win (gain).」となるらしいからな…。』


「ただ、リスク・テイクが無謀な冒険とならないように、
 負けとなる可能性は容認しつつも、トレードの学習を重ねて
 相場の環境認識と手法による確率的思考と、自身に勝つ規律で
 トータル収支で勝ちを目指せるようにならなくてはならないが、
 不確実性が相場の本質であるゆえ、確実性は求められなく、
 『勇気や英断もまた必要な事』なのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『絶対的な法則の執行ではないから、まぁ、そうなんだろうな…。』


「石橋を叩いて渡らずの安全第一主義を志向するのであれば
 投機や投資はしない方が良いが、これでは現状に埋没してしまい、
 より大きな利得の可能性もまたないわけで…、
 為替や株のトレードに限らず、例えばタイムマシンビジネスとして
 かつての日本の高度経済成長期にも似たバングラディッシュなどの
 アジア新興国における不動産投資も、また仮想通貨市場への参入も
 『なんかよく分からない…。』という時期こそ、先行利得を目指す
 参入の好機という場合もあるものなのじゃのう…。」


『よく分からないものに対して扉を開け一歩を踏み出すには、
 勇気が要ることだが、立ち止まってばかりいれば現状打破はできず
 どの分野にせよ、成功者は失敗しつつも初めの一歩を人に先んじ
 踏み出した者であろうからな…。そういう意味では、
 失敗となった場合にも致命的とならない範囲で資金の一部を
 アジア新興国における不動産投資や仮想通貨市場へ投入して
 初めの一歩として踏み出してみることも良いのかもしれないな…。』


「まぁ、仮想通貨も揺籃期で今後は淘汰や分岐を迎える可能性があり
 また、実際に世の中で使えない仮想通貨はおもちゃのお金で終わる
 可能性もあることから、学習して知見を得る必要はあろうが…、
 大手企業の一部も既に参入をしはじめていて興味深い分野ゆえ、
 資金の一部を投入してみる価値はあると思われるがのう…。」


『扉を開け踏み出し初めて見える事や分かる事もあるだろうからな。
 ともあれ、トレードにも投資にも、ときに勇気は必要なようだな。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その251


今週は米FOMCに米第2四半期GDP速報などが注目されますが
その結果次第でボラタイルな相場展開になる可能性がありそうです。


●今週(7月24日から28日)の主な予定

<7月24日(月)>

午後2時に日景気先行指数改定値(5月)、日景気一致指数改定値(5月)
午後4時に仏製造業PMI速報(7月)、仏サービス業PMI速報(7月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(7月)、独サービス業PMI速報(7月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(7月)、欧サービス業PMI速報(7月)、
夜9時半に加卸売売上高(5月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(6月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・米の指標には注目です。


<7月25日(火)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後3時に独輸入物価指数(6月)、
午後3時45分に仏企業景況感指数(7月)、仏卸売物価指数(6月)、
午後5時に独IFO企業景況感指数(7月)、
夜10時に米住宅価格指数(5月)、ケースシラー住宅価格指数(5月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(7月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(7月)、
などが予定されています。
日・独・米の指標には注目です。


<7月26日(水)>

朝7時45分にNZ貿易収支(6月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(6月)、
午前10時半に豪第2四半期消費者物価指数、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(7月)、
午後5時半に英第2四半期GDP速報、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米新築住宅販売件数(6月)、
深夜3時に米FOMC、米FOMC声明、
などが予定されています。
NZ・豪・英・米の指標には注目です。


<7月27日(木)>

午前10時半に豪第2四半期輸入物価指数、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(8月)、
夜9時半に米耐久財受注(6月)、米耐久財受注(除輸送用機器 6月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(6月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<7月28日(金)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(7月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(6月)、日失業率(6月)、
同8時半に日全世帯家計調査消費支出(6月)、
午前8時50分に日小売業販売額(6月)、
午前10時半に豪第2四半期生産者物価指数、
午後2時半に仏第2四半期GDP速報、
午後3時45分に仏消費者物価指数速報(7月)、仏消費支出(6月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(7月)、
午後6時に欧経済信頼感(7月)、欧消費者信頼感確報(7月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(7月)、
夜9時半に米第2四半期GDP速報、米第2四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第2四半期GDPデフレータ速報、
同夜9時半に米第2四半期コアPCEデフレータ速報、
同夜9時半に米第2四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に加月次GDP(5月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
などが予定されています。
日・豪・仏・独・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月17日から21日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.86で始まり、軟調傾向で推移して、
93.78で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.237%に低下しました。
NY原油先物(WTI)9月限は週レベルで45.77ドルへ下落しました。
NYダウは週間57.67ドル下落、21580.07ドルで週の取引を終える。


<7月17日(月)>

東京は海の日で休場。日経平均は取引なし。
ロンドン時間に米10年債利回り2.36%台へ上昇後に2.30%台へ反落。
報道
「FRBがBNPパリバに2007年から2013年にかけて行った
 為替操作に関して2.46億ドルの罰金を課すと発表。」
NYダウは8ドル安で取引を終える。


<7月18日(火)>

日経平均は44.45円安で寄り付き118.95円安の19999円で大引け。
報道
「米共和党マコネル上院院内総務が公表したヘルスケア法案修正案は
 発表後すぐランド・ポール上院議員とスーザン・コリンズ上院議員
 が反対を表明。ここにきて、さらに、マイク・リー上院議員と
 ジェリー・モラン上院議員が反対に回ると表明し、
 過半数確保が事実上できなくなった。」
米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。東京時間はドル売り優勢。
豪RBA議事録要旨
「過去数カ月の世界経済の改善を歓迎すべき展開と受け止め評価。
 豪の成長及びインフレ見通しを踏まえ、労働市場や住宅市場に
 注意深い監視が継続して必要。
 豪ドルの上昇については経済調整を複雑にする。」
豪ドル買い反応。
英CPI(6月)と英小売物価指数(6月)は市場予想より弱い。
英生産者物価指数コア(6月)は市場予想より強い。
ポンド売り反応。
報道
「米BOAの第2四半期調整後FICCトレーディング収入は
 予想より強い22.5億ドル。」
報道
「米ゴールドマンサックスの第2四半期調整後
FICCトレーディング収入は予想より弱い11.6億ドル。
第2四半期1株利益は3.95ドル。」
独仏の株式市場は1%超の下落。
NY時間に米10年債利回りは2.26%台へ低下。
NYダウは54ドル安で取引を終える。
NASDAQとS&Pは最高値を更新。


<7月19日(水)>

日経平均は29.13円安で寄り付き20.95円高で大引け。
内閣府月例経済報告
「景気は緩やかな回復基調が続いている、判断据え置き。」
モルガン・スタンレーの4-6月期決算
「1株利益が0.87ドル。営業収益は予想より強い95億ドル。
 トレーディング部門ではFICCが予想より強い12.4億ドル。」
NY時間に米10年債利回りが一時2.25%台へ低下。
独10年債利回りが0.54%あたりへ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が472.7万バレルの減少。
原油先物が47ドル台へ上昇。
トランプ大統領(上院共和党議員52名との昼食会で)
「オバマケア撤廃・代替すべきだが、撤廃だけでも可能。
 この法案が自身の机に届くまでワシントンを去るべきではない。」
CNN報道
「北朝鮮がミサイルテストを準備している可能性がある。」
ロス米商務長官
「中国ヘ米国製品の輸出を増やし対中貿易赤字の削減を目指す。」
米通商代表部
「NAFTAの再交渉を8月16日から開始。7回の協議を予定。」
ワシントンポスト
「トランプ大統領はシリアの反アサド勢力の武装支援を終了と発言。」
米議会予算局
「オバマケア撤廃で無保険者は2026年までに3200万人増加。」
NYダウは66ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。
NASDAQとS&Pも史上最高値を更新。


<7月20日(木)>

日経平均は26.04円高で寄り付き123.73円高で大引け。
日銀
「景気判断を上方修正。2018年度のコアCPI見通し1.5%。
 物価目標達成時期を18年度中から19年度ごろに先送り。
 金利操作付き量的質的緩和を現状維持。賛成7、反対2。」
日銀展望レポート(要旨)
「我が国経済は海外経済の成長率が緩やかに高まるもとで
 きわめて緩和的な金融環境と政府の大型経済対策の効果を背景に
 景気の拡大が続き、2018年度までの期間を中心に潜在成長率を
 上回る成長を維持するとみられる。
 消費者物価はエネルギー価格上昇の影響を除くと弱めの動き。
 中長期的な寄す物価上昇率の上昇もやや後ずれ。
 従来の見通しに比べると、成長率については幾分上振れている。
 物価については見通しの期間の前半を中心に下振れている。
 リスクバランスは経済・物価ともに下振れリスク。
 金融政策運営は物価安定目標の実現を目指し、
 安定的に持続するために必要な時点まで継続。
 2%に向けて上昇率高める。物価目標に向けたモメンタムは維持。
 金融政策運営上のリスクは海外経済中心に下振れリスクが大きい。
 設備投資は緩やかな増加基調。個人消費は底堅さ増す。
 公共投資は増加に転じつつある。
 経済成長率見通しを上方修正。
 17年度+1.8%(+1.5%〜+1.8%)
 18年度+1.4%(+1.1%〜+1.5%)。」
黒田日銀総裁
「景気は緩やかに拡大している。景気の総括判断を一歩前進させた。
 物価安定目標達成時期を17年頃から19年頃へ6回目の延期。
 経済・物価ともに下振れリスクのほうが大きい。
 2%目標に向けモメンタムに力強さ欠けていて注意深く点検必要。
 モメンタム維持に必要な政策調整も。
 企業の賃金・価格設定の姿勢はなお慎重。
 木内・佐藤両委員が展望リポートで独自案提案も否決。
 今後も強力な金融緩和を粘り強く推進していく。
 長短金利操作は持続可能性が高い金融緩和の枠組み。
 政策金利を大きくマイナスにすることは難しい。」
フォックス英貿易担当相
「EU離脱交渉がなくても我々はサバイブできる。」
報道
「メイ英首相の支持率34%と就任以来最低、不支持59%。」
ECB
「政策金利を0.00%に据え置き。
 上下限金利も据え置き、−0.4%と+0.25%。
 見通し悪化の場合、QEの規模と期間を拡大する。
 QEはインフレ過程が持続的となるまで継続。
 金利はQEの終了後もかなりの期間現行水準に留まる。」
独10年債利回りが一時0.52%台へ低下。ユーロ売り反応。
ドラギECB総裁
「600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
 成長へのリスクはほぼ均衡。
 QEは持続的なインフレ上昇が見られるまで継続。
 極めて大規模な金融緩和が必要。
 景気拡大はまだ物価に波及していない。
 ヘッドラインのインフレはエネルギー価格の影響受けている。
 基調インフレ圧力は引き続き抑制されている。
 コアインフレは中期的には緩やかに上昇。
 景気の一層の上振れに向けた勢いは増している。
 グローバルな回復が貿易・輸出を下支え。
 回復は広範にわたっている。
 ECB理事会は秋に(緩和縮小の)議論を始める。
 QE変更時期を設定しないことで全員一致。
 テーパリングのシナリオは議論されていない。」
独10年債利回りが一時0.55%台へ上昇。ユーロ買い反応。
米10年債利回りは一時2.24%台へ低下。
米当局者
「セッションズ米司法長官、辞任の意向はない。」
ブルームバーグ
「モラー特別検察官は、捜査の対象を拡大し、
 トランプ氏や関係者のビジネスに関わる
 さまざまな取引について調べている。」
ドル売り反応。
報道
「英とEUの2回目の離脱交渉では双方の溝が埋まらず。」
NYダウは28ドル安で取引を終える。


<7月21日(金)>

日経平均は54.73円安で寄り付き44.84円安の20099.75円で大引け。
ジョイスNZ財務相
「NZドルの現在の強さは、NZ経済の強さを反映している。
 NZの企業はNZドルの現水準にうまく対応している。」
ロンドン時間に独10年債利回りが一時0.49%台へ低下。
米10年債利回りは一時2.23%台へ低下。
ECB専門家調査
「インフレ見通し
 2017年1.5%(前回1.6%)、2018年1.4%(前回1.5%)、
 2019年 1.6%(前回1.7%)。
 GDP見通し
 2017年1.9%(前回1.7%)、2018年1.8%(前回1.6%)、
 2019年1.6%(前回1.5%)。」
独仏の株式市場が1.5%超の下落。
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しを2.0%に上方修正。
報道
「スパイサー米報道官が辞任。サンダーズ副報道官が報道官に昇格。」
報道
「IMFが債務負担の軽減を条件にギリシャ融資再開を承認。」
報道(CNN)
「ロシア疑惑を捜査しているモラー特別検察官が
 ホワイトハウスに対し、2016年のトランプ・ジュニア氏と
 ロシア人弁護士らの会談に関連する文書を全て保全するよう要請。
 電子メールやメモ、留守電メッセージのやり取りも保存を要請。」
報道
「米政府は米国民の北朝鮮渡航を禁止すると発表。」
原油先物が45.77ドルへ下落。米10年債利回りは2.237%。
NYダウは31.71ドル安の21580.07ドルで週の取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初17日に112.46レベルで始まり揉み合いの後に
NY時間前半に週高値となる112.87へ上昇しましたが、その後、反落
して揉み合いながらも軟調傾向で推移して、19日のNY時間前半にか
けて111.55へ下落する展開になりました。その後、一旦切り返して
20日のロンドン時間にかけて112.41へ反発しましたが、その後、再び
反落して揉み合いながらも軟調傾向で推移して21日のNY時間後半に
週安値となる111.01へ下落して111.12レベルで週の取引を終えまし
た。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初17日に1.1473レベルで始まりロンドン時
間にかけて週安値となる1.1434へ下落しましたが、その後、切り返し
て18日のNY時間にかけて1.1583へ上昇する展開になりました。
その後、反落して、20日のNY時間序盤にかけて1.1479へ下落しまし
たが、ドラギECB総裁の会見を契機に上伸して21日のNY時間後半
にかけて週高値となる1.1683へ上昇して1.1661レベルで週の取引を
終えました。




●今週(7月24日から28日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは20日ロンドンフィックス
での押し安値111.48を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合
112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は20日高値112.41、
ここを上抜けた場合は17日の高値112.87、さらに上昇した場合は
113.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は7月14日の高値の
113.57を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値111.01から111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は5月18日
の安値110.23、さらに下落した場合は110.00の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は6月15日の安値109.27から6月7日の安値の
109.11、さらに下落した場合109.00の「00」ポイントから6月14日
の安値108.82を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、24日の米中古住宅販売件数、25日
の日銀金融政策決定会合議事録要旨と米ケースシラー住宅価格指数と
米消費者信頼感指数と米リッチモンド連銀製造業指数、26日の米新築
住宅販売件数と米FOMCおよび声明、27日の米耐久財受注と米新規失
業保険申請件数、28日の日全国消費者物価指数と日失業率と米第2四
半期GDP速報と米第2四半期個人消費速報と米第2四半期GDPデフ
レータ速報と米第2四半期コアPCEデフレータ速報と米第2四半期雇
用コスト指数と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目さ
れます。


先週のドル円は米10年債利回りの低下を背景に軟調に推移して、20日
の日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁の会見後に112.41へ戻すも続
かず週末21日には111円割れ寸前まで下落する展開になりました。

ロシアゲート問題が燻っているとともに、米ヘルスケア法修正案も米
上院の4名の共和党議員の反対表明で過半数確保が困難となり採決に
至らず、今後の米減税にかかわる法案成立にも暗雲が垂れ込める状況
となっていて、NYダウは史上最高値を更新するも、ドルの軟調が続い
ていて、ドルの実効レート(日経通貨インデックス)でも今年に入ってか
らの下落率が7.6%と主要通貨でドルの下落が際立っているようです。

そのような状況の中、26日に米FOMCの発表を迎えますが、9月と観
測されているバランスシート縮小(保有資産縮小)への示唆の可能性はあ
っても、市場に動揺を与えない配慮で利上げに慎重なニュアンスとな
る可能性もありそうです。また、12日にイエレンFRB議長が「今後数
カ月の物価動向を注視する。」と発言していることから物価判断の表現
にも注目されます。そして、28日には米第2四半期GDP速報など重
要経済指標の発表が予定されていて注目されます。

今週は米FOMCと米GDP発表の2大イベントでボラタイルな相場展
開になる可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1683を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1700の「00」ポイ
ントから2015年8月24日の高値1.1713、さらに上昇した場合2015
年1月第2週の安値1.1754、ここを上抜けた場合は1.1800の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は2015年1月第3週の高値1.1871を
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは20日のNY時間後半の押し安値1.1617
から2016年5月3日の高値1.1616、ここを下抜けた場合は1.1600の
「00」ポイント、さらに下落した場合は18日の高値1.1583、ここを
下抜けた場合は1.1500の「00」ポイント、さらに下落した場合は20
日の安値1.1479、ここを下抜けた場合17日の安値1.1434を巡る攻防
が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、24日の仏・独・欧の製造業
PMI速報と仏・独・欧のサービス業PMI速報、25日の独IFO企業景
況感指数、28日の仏第2四半期GDP速報と独消費者物価指数速報、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、24日の米中古住宅販
売件数、25日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数と
リッチモンド連銀製造業指数、26日の米新築住宅販売件数と米FOMC
および声明、27日の米耐久財受注と米新規失業保険申請件数、28日の
米第2四半期GDP速報と米第2四半期個人消費速報と米第2四半期
GDPデフレータ速報と米第2四半期コアPCEデフレータ速報と米第2
四半期雇用コスト指数と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


先週のECB理事会後の金融政策の発表では、「見通し悪化の場合、QE
の規模と期間を拡大する。QEはインフレ過程が持続的となるまで継
続。」として、ドラギECB総裁の会見でも慎重姿勢を示し、概ねハト派
的な内容ではありましたが、会見中の「ECB理事会は秋に(緩和縮小
の)議論を始める。」との発言に、鎧に隠された(緩和縮小の)刀を市場が
見透かしたかのように、ユーロが買われドル安も背景にユーロドルが
上昇する展開になりました。


今週はチャート的には押し目買いが戦略になりますが、2016年5月3
日の高値1.1616がサポートとして機能するかが注目されます。

対ドル通貨ペアとして、FOMCと米GDP発表の2大イベントが注目さ
れますが、18日付のIMM通貨先物ではユーロは91321枚の買い越し
となっていて、我先にと緩和縮小を先行で織り込む動きに過熱感も観
られているようですので、緩和縮小開始を前にしたユーロの上昇は回
復しつつある欧州の消費者物価指数の重しとなることから、ユーロ高
牽制の不測の欧州要人発言にも一応ながら注意が要りそうな状況にな
ってきているようです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その251 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はドル円が軟調に推移して、そして、
 ユーロドルは20日のドラギECB総裁の会見後に噴け上がったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドル円は、ロシアゲート問題が燻っているとともに、
 米ヘルスケア修正案も4名の共和党議員の反対表明で採決に至らず
 今後の米減税にかかわる法案成立にも暗雲が垂れ込める状況で、
 米10年債利回りの低下も背景に軟調傾向で推移して…、
 20日の日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁の会見後に反発するも
 その後、週末に111円割れ寸前まで下落する展開になったのう…。
 そして、ユーロドルじゃが、ECB理事会後の金融政策の発表も
 ドラギECB総裁の会見も全般には概ねハト派的ではあったが、
 ドラギ総裁が会見で『ECB理事会は秋に(緩和縮小)議論を始める。』
 と発言したことで、鎧に隠された刀を市場が見透かしたかのように
 ユーロが買われ、ドル安も背景に上昇する展開になったのう…。」


『今週のドル円とユーロドルはどんな相場展開になるのかねぇ…。』


「ドル円は、26日に米FOMCの発表を迎え、9月のバランスシート
 縮小開始への示唆の可能性はあろうが、市場に動揺を与えないよう
 利上げには慎重なニュアンスとなる可能性もありそうじゃのう…。
 また、12日にイエレンFRB議長が『今後数カ月の物価動向を注視
 する。』と発言していることから物価判断の表現にも注目されよう。
 そして、28日には米第2四半期GDP速報など重要経済指標の発表
 が予定されていて、これらの次第よってはボラタイルな相場展開に
 なる可能性がありそうじゃのう…。
 一方、ユーロドルじゃが、チャート的には押し目買いが有力な戦略
 になろうが…、2016年5月3日の高値1.1616がサポートとして
 機能するかが注目されようのう…。
 IMM通貨先物でもユーロの買い越しが膨らんでいて、我先にと
 緩和縮小を先行で織り込む動きには過熱感も観られているようで、
 また、ユーロの上昇は回復しつつある欧州の消費者物価指数の重し
 となることから、ユーロ高牽制の不測の欧州要人発言にも注意が
 要りそうではあるのう…。そして、対ドル通貨ペアとして、
 FOMCと米第2四半期GDP速報など重要経済指標の発表が注目
 されるが、これらの次第よってはユーロドルも上下にボラタイルな
 展開になる可能性がありそうじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。そうじゃのう。今日は『トレードとシナリオのお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「ジイがよく言っているように、相場には『これこそ絶対に正しい』
 というものはなく、トレードに対する考え方にも多様性があるが、
 その1つに『トレードとシナリオ』というものがあってのう…。」


『……。』


「ある考え方では『シナリオを立てるという事は予想する事でもあり
 予想はトレードにバイアスとなる場合もあって、ときに有害となり
 シナリオなど立てずチャートのテクニカル的事実に純粋に従うべき
 で、そもそも予想などは当たらないもので、シナリオを立てるなど
 まったくの時間の無駄である。』という見解もあるのじゃのう…。」


『なるほど、この見解にはこの見解なりに説得力があるわな…。』


「他方…、『シナリオを立てるということは予想することではなく、
 トレードでは変化に遭遇した時に欲と恐怖で判断を錯誤しがち故に
 事実未然のうちに、ここを抜けたら買おう(売ろう)、あるいは
 エントリー後、想定通りに動きここまで到達したら利確をしよう、
 そしてもしも、ここまで逆行してしまったら損切りして撤退しよう
 などを想定して「場合の対応を事前に決めておく」ことであり、
 トレードに際してあらかじめ迷いを除去する有益な作業である。』
 という見解もあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。こう聞けば、これもこれなりに納得できそうだぜ…。』


「さらに…、自ら定めた規定の時間内で利確にも損切りにも
 至らなかったら、揉み合いに捕まってしまったということで、
 上昇(下降)の想定に反するので、一旦、撤収しよう、という、
 タイム・ストップをトレード・ルールに加えたり、あるいは、
 何時には重要経済指標の発表があるので、何分までに利確にも
 損切りにも至らなかったら、一旦手仕舞いをしよう、という、
 重要経済指標の発表時間や、中銀総裁など要人発言時間も考慮した
 ルールを設けることもできるものなのじゃのう…。」


『シナリオにはいろいろな想定の余地があるものなんだな…。』


「事が起こってから慌てふためいて混乱しないように…、
 事前に対処 (場合の対処) を決めておくことは、たとえば
 火災時の避難路を確認しておくことが無駄ではないように、
 ジイは有益な事とは思うが…、このあたりはトレーダーごとの
 考えによるところとなるのやも知れぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『都市伝説のTV番組風に言うならば「シナリオが必要か必要でないか
 それはトレーダーのあなた次第です!」となるのかもしれないが、
 事前の対処として、「場合の対応を事前に決めておく」ことは、
 どうやら、あながち無駄でもなさそうだな…。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その250


猛暑とともに日本の各地域で豪雨災害が発生しています。
被害に遭われた方々へ心よりお見舞いを申し上げます。m(_ _)m



●今週(7月17日から21日)の主な予定

<7月17日(月)>

※ 東京は海の日で休場。

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(7月)、
午前11時に中国第2四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(6月)、中国小売売上高(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数改定値(6月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(7月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(5月)、
などが予定されています。
中国・欧・米の指標には注目です。


<7月18日(火)>

朝7時45分にNZ第2四半期消費者物価指数、
午前10時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時半に英消費者物価指数(6月)、英生産者物価指数コア(6月)、
同午後5時半に英小売物価指数(6月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(7月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(7月)
夜9時半に米輸入物価指数(6月)、米輸出物価指数(6月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(7月)、
早朝5時に対米証券投資(5月)、
などが予定されています。
NZ・豪・英・独・欧・米の指標には注目です。
バンク・オブ・アメリカとゴールドマン・サックスの
決算発表も予定されています。


<7月19日(水)>

午後6時に欧建設支出(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米住宅着工件数(6月)、米建設許可件数(6月)、
同夜9時半に加製造業出荷(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、米中経済対話が予定されています。
モルガン・スタンレーの決算発表も予定されています。


<7月20日(木)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(6月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(6月)、豪失業率(6月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後1時半に日全産業活動指数(5月)、
午後3時にスイス貿易収支(6月)、
同午後3時に独生産者物価指数(6月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後5時に欧経常収支(5月)、
午後5時半に英小売売上高指数(6月)、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(7月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同午後9時半からドラギECB総裁の定例会見、
夜11時に欧消費者信頼感速報(7月)、
同夜11時に米景気先行指標総合指数(6月)、
などが予定されています。
日・豪・英・欧・米の指標、および
黒田日銀総裁とドラギECB総裁の定例会見には注目です。


<7月21日(金)>

午後5時半に英財政収支(6月)、
夜9時半に加消費者物価指数(6月)、
同夜9時半に加小売売上高(5月)、加小売売上高(除自動車 5月)、
などが予定されています。加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月10日から14日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが95.77で始まり、軟調傾向で推移して、
94.90で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.332%に低下しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで46.54ドルへ上昇しました。
NYダウは週間223.4ドル上昇、21637.74ドルで週の取引を終える。


<7月10日(月)>

報道
「モスルのイスラム国の掃討でイラク首相が勝利宣言。」
日経平均は141.35円高で寄り付き151.89円高で大引け。
黒田日銀総裁
「わが国の景気は緩やかな拡大に転じつつある。
 わが国の金融システムは安定性を維持している。
 金融政策運営については、2%の物価安定の目標の実現を目指し、
 これを安定的に持続するために必要な時点まで、
 長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続する。
 消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで
 マネタリーベースの拡大方針を継続する。」
NHK世論調査
「安倍内閣支持率は35%に低下、不支持は48%。」
ロシアのエネルギー相
「現在実施している協調減産について、
 必要なら期間の延長と減産量の追加を検討する。」
NY連銀の消費者調査(6月)
「消費支出の伸びは3.33%増を見込む(前回調査2.6%増)。
 3年先のインフレ期待は2.8%(前回2.5%)。
 1年前よりも良好になったと回答した割合は過去最高。」
日経新聞
「財務省は今夏予定していた日本郵政株の売り出しを延期する方針。」
NYダウは5ドル安で取引を終える。


<7月11日(火)>

日経平均は7.12円安で寄り付き114.50円高で大引け。
報道
「米政府、クォールズ元財務次官をFRB副議長に正式指名。」
サンフランシスコ連銀総裁
「最新の雇用データは米景気の強さを示している。
 年内あと一回の利上げは合理的。
 年内のバランスシート縮小開始は理に適う。
 インフレ率は来年2%への加速を予想。」
報道(イズベスチヤ)
「ロシアが米外交官30人を退去させる可能性。」
S&P
「2019年央まで英中銀の利上げは見込まれない。
 英国の実質賃金の低下が家計支出を抑制。
 超緩和政策スタンスが中期的に続く公算。
 2017年の英成長率は1.4%に鈍化へ。」
クーレECB理
「QEの影響は伝統的金融政策とあまねく同等のもの。
 QEは実質的な資本フローを引き起こした。
 これがユーロの実効為替相場の減価に影響したかどうかは不明。
 為替相場への影響は資本フローより金利差見通しの方が大きい。
 先進国資産購入プログラムが通貨安競争助長との見方は誤解招く。
 通貨安は政策の副作用であり主な経路でも目的でもない。」
メルケル独首相
「債務危機からは脱却した。
 ECB金融政策は望ましい状態にはまだ戻っていない。
 ユーロ圏の全ての諸国が成長に向けた動きとなっている事を歓迎。」
ブロードベント英BOE副総裁
「離脱後にEUとの貿易が減少すれば経済の打撃になるだろう。」
ミネアポリス連銀総裁
「男性の労働参加率の低さは困難な問題。
 労働参加率の低さについて良い答えが見つからない。
 多くの企業が訓練できる従業員を見つけることが出来ていない。
 企業が従業員補充のため賃金を引き上げる兆候はない。」
報道
「トランプ米大統領の長男がロシアの弁護士との面会を仲介した
 ゴールドストン氏との一連のメールのやり取りを公表。
 その中で、ロシア政府がトランプ陣営に対して、
 選挙を支援したい意向を示していたことが明らかとなった。」
ブレイナードFRB理事
「保有資産の縮小開始は早期に適切に。
 保有資産より金利に外為は敏感に反応する可能性。
 最近のインフレ軟化踏まえて金利軌道を検証する
 インフレの動向を注意深くみている。
 追加利上げ決定前にインフレを見極める意向。
 FF金利の正常化はかなり進行していると認識。」
マコーネル上院共和院内総務
「ヘルスケア法案や指名承認など他の問題を解決するため、
 8月の休会を第3週まで2週間延期する
 8月13日にヘルスケア法案の修正案を公表。
 来週、ヘルスケア法案を審議。」
ギリシャ中銀総裁
「ギリシャの債券市場復帰は時期尚早。
 債務削減計画が明らかになれば、
 ECBは年内にギリシャ債購入を検討する可能性。
 7月のECB理事会は政策変更をする時ではない。
 出口戦略についてECB内で大きなコンセンサスが形成されている。
 ドイツは黒字でもっと投資拡大を検討すべき。」
NYダウは一時100ドル超下落するも0.55ドル高で取引を終える。


<7月12日(水)>

日経平均は58.26円安で寄り付き97.10円安で大引け。
トランプ大統領の長男(FOXニュースのインタビュー)
「どのような文書も提出して協力する。
 情報の正確性について不明であった。」
ブロードベント英BOE副総裁
「利上げの準備が出来ていない。
 経済に多くの評価できないものがある。」
イタリア中銀総裁
「ユーロ圏には極めて拡張的な金融政策が必要。」
英ILO失業率が約40年ぶりの低水準に。
イエレンFRB議長 (証言テキスト)
「今後数年間で緩やかな追加利上げが必要に。
 経済に対するインフレの反応が重要な不透明性。
 米国の財政政策も不透明性もたらす要因。
 年内にバランスシート縮小を開始する見込み。
 バランスシートをアクティブな政策手段とすること望まず。
 インフレは目標を下回っており、最近は低下傾向も。
 インフレの状況を注意深くみる。」
米10年債利回りが一時2.30%台へ低下。ドル売り反応。
独10年債利回りが0.51%台へ低下。
加BOCが政策金利を0.25%利上げして0.75%に設定。
加BOC声明
「インフレ鈍化は一時的な要因。
 現在の見通しは利上げを正当化。
 2017年末に需給ギャップは解消する。
 更なる金利調整も予想される。
 経済は潜在成長より早いスピードで拡大。
 17年の成長見通しは2.8%(従来2.6%)
 18年の成長見通しは2.0%(従来1.9%)」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が756.4万バレルの減少。
イエレンFRB議長
「労働市場の強さがいづれ賃金を押し上げる。
 インフレ鈍化は一時的要因。
 インフレ鈍化が続くようであればアプローチを調整。
 2%目標に向かっていないとの判断は時期尚早。
 バランスシート計画は市場の動揺を避けることが目的。 
 高齢の労働人口が参加率に影響。
 バランスシート縮小は年内の比較的早い時期に開始。
 インフレの弱さの一部は一時的要因。」
米10年債入札では最高落札利回り2.325%、応札倍率2.45倍。
米地区連銀報告
「経済は小幅から緩やかなペースで拡大。
 雇用は緩やかなペースで拡大。
 一部の地区がインフレ圧力が小幅に緩和と報告。
 大半の地区で物価は緩やかな上昇を継続。
 大半の地区で個人消費が一時鈍化。」
カンザスシティー連銀総裁
「保有資産の縮小の近い将来の開始を支持。
 金融市場は静かだが警戒すべき理由ある
 低過ぎる金利は金融市場を不均衡にする。
 現在の金利水準は、FRBに次の景気後退に対処するための
 余力を与えていない。
 バランスシート縮小で資産価格に調整が入る可能性はある。」
報道
「日銀が成長率見通しを17〜18年度で0.1〜0.2ポイント上方修正。」
NYダウは123ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<7月13日(木)>

マカファティ英中銀委員 (英タイムズ紙のインタビュー)
「8月のMPCで利上げを支持したいと考えている。
 債券買い入れプログラムQEの解除について、
 より速いペースの解除を支持する。」
日経平均は78.90円高で寄り付き1.43円高で大引け。
独10年債利回りが一時0.58%台へ上昇。
中国人民日報
「中国は元の安定化に向けた圧力にさらされている。」
イエレンFRB議長
「インフレを非常に注意深く見守っている。
 労働市場はかなりタイト。賃金圧力加わる可能性も。
 景気拡大が老化で死ぬことはない。
 財政政策による不確実性が現時点では極めて高い。
 ヘルスケアへのアクセスは雇用流動性にとって重要。
 FRBの二つの責務の間に矛盾はない。
 インフレが目標を下回っていることは認識している。
 2%のインフレ目標は上限ではない。
 バランスシート縮小開始はゆっくりと段階的に行う計画。
 バランスシート縮小で市場を動揺させたくない。
 保有資産の縮小期は長期金利はいくらか上昇へ。
 イールドカーブは金利設定における要素の一つ。
 雇用のミスマッチが存在する。
 働き盛りの男性の労働参加率の低下は長期的な傾向。
 第2四半期の成長は前期比で著しく高くなると予想。
 3%成長なら素晴らしいが、向こう2年間はかなり厳しい。」
WSJ紙
「ECBが来年から資産買い入れを段階的に縮小する方針を
 9月7日の理事会で示唆する公算が大きい。」
石油輸出国機構IEA月報
「2017年の需要の伸びを10万バレル上方修正。」
米30年債の入札では最高落札利回り2.936%、応札倍率2.31倍。
ダラス連銀総裁
「バランスシートの縮小は年内開始が適切。
 最近のインフレ鈍化は一時的の可能性が高い
 インフレは中期的に2%目標達成し上回るべき。」
ブレイナードFRB理事
「保有資産の正常規模は当面、分からない。
 低い中立金利は危機対応の余力に乏しいことを意味する。
 自身はインフレが2%目標を達成するかに焦点。
 フィリップス曲線は非常にフラット化しているようだ。
 他国の中銀と連携してはいない。」
トランプ米大統領
「韓国との協定は悪い取り決め。鉄鋼のダンピングをやめさせる。
 鉄鋼輸入について割当、関税の両方を検討
 壁はメキシコ国境の全域にまたがる必要はない。
 700〜900マイルにすべき。ソーラーパネルの壁を真剣に検討。」
NYダウは20ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<7月14日(金)>

日経平均は58.11円高で寄り付き19.05円高で大引け。
時事世論調査
「安倍内閣支持29.9%に急落、不支持48.6%。」
JPモルガンの第2四半期FICCセールス・トレーディング収入は
予想より弱い32.2億ドル。
米シティグループの第2四半期1株利益予想より強い1.28ドル。
ダラス連銀総裁 (ブルームバーグTVインタビュー)
「最近の弱いインフレ、一過性とそうではないもの混在。
 賃金圧力は今後数ヶ月で高まる見通し。
 バランスシート縮小の市場への影響は限定的であろう。」
米CPI(6月)と米小売売上高(6月)はともに市場予想より弱い結果に。
米10年債利回りは一時2.28%台へ低下。ドル売り。
米FF先物市場での12月利上げ確率が4割程度に低下。
ダラス連銀総裁
「これまでのインフレの進展は不均衡。
 インフレはさらに進展すると確信。ただ、時間がかかる。
 追加利上げの前にインフレ進展の証拠を見たい。
 保有資産の縮小開始は9月が適切になる可能性。」
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しは1.9%(先週1.96%)
シカゴ連銀総裁の
「今年序盤の弱いGDPは一過性の模様。
 弱いインフレは依然として課題。
 2%目標達成に対するコミットを示す必要。」
NYダウは84ドル高の21637.74ドル。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初10日に113.88レベルで始まり、11日のNY時
間前半に週高値となる114.49へ上昇しましたが、ロンドンフィックス
から反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して13日の東京時間
前半にかけて112.86へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て、14日の東京時間前半にかけて113.57へ反発しましたが、その後、
再び反落してNY時間序盤に週安値となる112.26へ下落して、112.53
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初10日に1.1398レベルで始まり、揉み合い
を経た後に翌11日のNY時間から上伸して、12日の東京時間終盤に
かけて週高値となる1.1489へ上昇する展開になりました。その後、
反落して、NY時間前半に1.1391へ下落しましたが、その後、切り返
して、13日のロンドン時間序盤にかけて1.1456へ反発する展開になり
ました。その後、再び反落して週安値となる1.1370へ下落しましたが
その後、切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して、14日の
NY時間から上伸して1.1469レベルで週の取引を終えました。




●今週(7月17日から21日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは14日の戻り高値112.72
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は13日の安値112.86
さらに上昇した場合は113.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
14日の高値113.57から12日のNY時間の戻り高値113.68、さらに上
昇した場合は114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値でもある14日の安値112.26
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は3日の安値112.10
から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は6月30日の安
値111.73、ここを下抜けた場合は6月27日の安値111.46、さらに下
落した場合は6月26日の安値111.14、ここを下抜けた場合は111.00
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、17日の中国第2四
半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高とNY連銀製造業景況指
数、18日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着
工件数と米建設許可件数、20日の日通関ベース貿易収支と日銀金融政
策発表と黒田日銀総裁の定例会見とフィラデルフィア連銀製造業指数
と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数、などが注目さ
れます。


先週のドル円は、週前半に5月10日の高値を一時上抜け114.49へ上
昇するも、その後、イエレンFRB議長が議会証言で「インフレは目標
を下回っており最近は低下傾向も。インフレの状況を注意深くみる。」
と慎重姿勢を示したことや、週末の米CPI(6月)と米小売売上高(6月)
がともに市場予想より弱い結果になったことを背景にドルが売られ、
軟調な相場展開になりました。米FF先物市場での12月米利上げ確率
も4割程度に低下することになりました。

今週も引き続き米経済指標が注目されますとともに、日本を除く主要
各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、20日の日銀金融政策発
表と黒田日銀総裁の定例会見が注目されます。これらの次第ながら、
日銀の緩和継続が再確認された場合は円売り動意再開となる展開もあ
りそうです。

ただ、北朝鮮リスクは一旦後退するも、トランプ大統領の長男のメー
ル公表によりロシア・ゲート問題が燻っているとともに、連日、史上
最高値を更新するNYダウに一部で高値警戒も囁かれているようで、
株式市場の動向や米10年債利回りの動向にも留意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは12日のNY時間の戻
り高値1.1479から12日の高値1.1489を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は1.1500「00」ポイント、さらに上昇した場合は
2016年5月2日の高値1.1536、ここを上抜けた場合1.1600の「00」
ポイントから2016年5月3日の高値1.1616、さらに上昇した場合は
1.1700の「00」ポイントから2015年8月24日の高値1.1713を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは14日のNY時間の押し安値1.1435を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.1400の「00」ポイ
ントから12日の安値1.1391、さらに下落した場合は13日のNY時間
の押し安値1.1382から13日の安値1.1370、ここを下抜けた場合は
5日の高値1.1368から6日の高値1.1355、さらに下落した場合は
6日の安値1.1329、ここを下抜けた場合は5日安値1.1312から1.1300
の「00」ポイント、さらに下落した場合は6月28日の安値1.1291、
ここを下抜けた場合は6月26日の高値1.1219をを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、17日の欧消費
者物価指数改定値、18日の独・欧ZEW景況感調査、20日の欧ECB
金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見と欧消費者信頼感速報、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、17日の中国第2四半
期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高とNY連銀製造業景況指数
18日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工件
数と米建設許可件数、20日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新
規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数などが注目されます。


先週のユーロドルは週間ベースでは1.13台後半から1.14台後半を範囲
とするレンジ相場になりましたが、今週は20日のECB金融政策発表
とドラギECB総裁の定例会見が注目の焦点になります。

先月27日のECB年次フォーラムでドラギ総裁が「デフレ圧力はリフ
レ圧力に置き換わった。緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場
合に限り徐々にしなければならない。」との発言以来、レイヤーを切り
上げたユーロドルですが、13日にWSJ紙が「ECBが来年から資産買
い入れを段階的に縮小する方針を9月7日の理事会で示唆する公算が
大きい。」との観測報道をしていて、今月7月のECB理事会でその前
段の示唆が仄めかされるか注目されます。

IMM通貨先物でユーロの買い越しが83,788枚と2007年以来の高水準
に膨らんでいることで調整の可能性も排除されませんが、今月のECB
理事会の発表の次第によっては2年半ほど続いた月足レベルのレンジ
がブレークとなる可能性もありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その250 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、週前半に5月10日の高値を
 一時上抜け114.49へ上昇したけど、その後、イエレンFRB議長が
 議会証言でインフレ低下懸念を示し、週末の米CPIと米小売売上高
 がともに市場予想より弱い結果になったことでドルが売られて、
 軟調な相場展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドルインデックスも軟調に推移して、米FF先物市場での12月の
 米利上げ確率も4割程度に低下することになったのう…。」


『今週のドル円は、どんな相場展開になるのかねぇ…。』


「ここのところ弱い米指標が多く米経済指標が注目されるとともに、
 日本を除く主要各国の中銀が金融緩和からの出口へ向かう中、
 20日の日銀金融政策と黒田日銀総裁の定例会見が注目されよう…。
 緩和継続が再確認された場合は円売り再開となる展開もあろうが、
 北朝鮮リスクは一旦後退するも、ロシア・ゲート問題が燻っている
 とともに、連日、史上最高値を更新するNYダウに
 一部で高値警戒も囁かれているようで、株式市場の動向や
 米10年債利回りの動向にも留意していきたいものじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今回は『知識の断捨離のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『断捨離とは、必要のないものを断ち、捨てて、執着から離れる事、
 という意味と思うが、まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか。』


「トレードの勉強も長らくしていると、垢や不要なものが溜まったり
 頭の中で知識が不調和となって混乱してしまうこともあってのう。
 ときに、自分自身にとって何が重要で何が不要か洗いなおして
 整理してみることも大切になるのではなかろうかのう…。」


『勝っているトレーダーは複雑なトレードしているわけではなく、
 とてもシンプルな思考でトレードしているとも言うからなぁ…。』


「知識を捨てるためには、まずは学んで溜めなくてはならないが…、
 学んだ後は、シンプル思考に到達するために、自分自身にとって
 不要な知識を捨てる『知識の断捨離』のプロセスが必要になる、
 というわけなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「トレードには『これこそ絶対に正解』というものはなく…、
 小幅レンジであっても、数Pipsを抜く逆張りスキャルの手法もあり
 相場で勝つためには、トレード・チャンスを多く得るためにも、
 相場の7割以上と言われるレンジ相場を究め制さなくてはならない
 という考え方もあり、これはこれで肯定されようが…、
 また一方、前回ご紹介したトレーダーのSさんのように、
 徹底したトレンド・フォローのみのトレードで、
 非トレンド状況とも言える『レンジ相場でのトレードを排する事』
 に徹することよって、勝っているトレーダーもいるのじゃのう…。」


『自分たちを含めて多くのトレーダーは貪欲なもので…、
 レンジでもトレンドでも高勝率で勝つことを目指して、
 できるだけ多くのトレード・チャンスを求めるたがるものだけど、
 それでいながら、トータル収支が向上しない場合は、
 非トレンド状況とも言える「レンジ相場でのトレードを排除する」
 ということは、トレーダーとしての大きなパラダイム転換に
 なるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「ふむ…。トレードは数多く行うほど儲けれるものではなく、
 また、勝率よりも利益率が大切であるならば…、
 ボラティリティのあるワイド・レンジは別としても、
 『小幅レンジ相場でのトレードを徹底して排除』して、
 トレンド・フォローのみに徹することは、むしろ、
 トータル収支向上に繋がることが少なくないのではあるまいか。」


『もしかすると、小幅レンジでのトレードを排することが出来たなら
 揉み合いを抜けて、強い動意で上げれば買う(下げれば売る)、
 ダメだったならば損切るが、トレンドが続いている間は保持して
 反転を確認して利食う、という事を基本とする、
 シンプルなトレードも目指せるのかもしれないよな…。』


「言うは易く行うは難しでトレードはそこまで簡単ではないとしても
 『小幅レンジ相場でのトレードを徹底して排除する』という視点で
 ハイ・ロー・バンドの幅や、ボリバンのバンド幅や、
 EMA5の自身のチャートにおける具体的な傾斜角度規定や、
 ATRの数値規定などを過去チャート検証で見つける事が出来たり、
 上下のラインで括った『ライン幅規定』を見つける事ができたなら
 小幅揉み合いを避けたうえで、トレンド・フォローのみに徹する、
 という、自分自身にとって新たなパラダイムのトレードの可能性も
 開けてくるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『知識の断捨離の過程では新たな発見の可能性もあるという事か…。
 そういうことなら、オレ様も断捨離とやらをしてみるとするぜ。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その249


G20では自由貿易の重要性で一致し保護主義と闘いを続けるとするも
対北朝鮮問題では結束できず、パリ協定は19カ国合意となりました。


●今週(7月10日から14日)の主な予定

<7月10日(月)>

朝8時50分に日国際貿易収支(5月)、日国際経常収支(5月)、
同朝8時50分に日機械受注(5月)、
午前9時半から黒田日銀総裁の発言、
午前10時半に中国消費者物価指数(6月)、中国生産者物価指数(6月)、
午後2時に日景気現状判断DI(6月)、日景気先行き判断DI(6月)、
午後3時に独貿易収支(5月)、独経常収支(5月)、
夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(6月)、
深夜4時に米消費者信用残高(5月)、
などが予定されています。
日・中国・米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。


<7月11日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(6月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感(6月)、豪住宅ローン件数(5月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(6月)、
夜11時に米卸売売上高(5月)、米卸売在庫(5月)、
などが予定されています。
そして、EU財務相理事会も予定されています。


<7月12日(水)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(6月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(5月)、
午後3時に独卸売物価指数(6月)、
午後5時半に英失業者数(6月)、英失業率(6月)、英ILO失業率(5月)、
午後6時に欧鉱工業生産(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
同夜11時からイエレンFRB議長の下院金融委員会での証言、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
英・欧・加の指標および米地区連銀経済報告と
イエレンFRB議長の下院金融委員会での証言には注目です。


<7月13日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格指数(6月)、
(時間未定) 中国貿易収支(6月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(6月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(6月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(6月)、
夜9時半に米生産者物価指数(6月)、米生産者物価指数コア(6月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(5月)、
夜11時からイエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言、
深夜3時に米月次財政収支(6月)、
などが予定されています。
中国・独・米の指標とイエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言
には注目です。


<7月14日(金)>

朝7時半にNZ企業景況感(6月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(5月)、
午後6時に欧貿易収支(5月)、
夜9時半に米消費者物価指数(6月)、米消費者物価指数コア(6月)、
同夜9時半に米小売売上高(6月)、米小売売上高(除自動車 6月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(6月)、米設備稼働率(6月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
同夜11時に米企業在庫(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
(また、7月16日に米中100日計画の期限を迎えます。)



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月3日から7日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが95.38で始まり、96.25へ上昇した後に
反落して95.78で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.386%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで44.23ドルへ下落しました。
NYダウは週間64.71ドル上昇、21414.34ドルで週の取引を終える。


<7月3日(月)>

報道
「東京都議会選挙では都民ファーストの会が大勝して第1党に躍進。
 自民党は惨敗して23議席に議席数を減らす。」
日経平均は22.89円高で寄り付き22.37円高で大引け。
報道
「日本の路線価は全国平均では2年連続で上昇。
 銀座中央通り鳩居堂前はバブル期を超えて過去最高に。」
報道
「英BOEの一部業務で7月31日から4日間、ストライキを実施へ。」
カナダが建国記念日で休場。NYの株式・債券市場は短縮取引。
米ISM製造業景況指数(6月)は予想より強い57.8。
独仏の株式市場は1%超の上昇で取引を終える。
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想は3.0%に上方修正。
NYダウは129ドル高で取引を終える。


<7月4日(火)>

英BOEブリハ委員
「個人消費は依然として低迷しており、それを相殺するだけの
 新たな民間投資や輸出は発生していないと思われる。
 時期尚早の利上げは若干遅い利上げより間違い大きくなる可能性。」
日経平均は136.47円高で寄り付き23.45円安で大引け。
防衛省は
「北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射。
 日本の排他的経済水域(EEZ)内に着水した可能性。」
豪RBA
「政策金利の維持は持続的な経済成長に合致している。
 豪ドル高は経済の調整を複雑化。インフレ期待は徐々に上昇。
 豪州経済は徐々に成長。当面は成長を維持する。
 住宅価格は一部で上昇。雇用市場はまちまち、
 雇用者数の拡大傾向はこのところ強い。」
北朝鮮
「大陸間弾道ミサイル火星14号の実験に成功した。」
中国外務省
「中国は国連決議に反する北朝鮮のミサイル発射に反対。」
プラートECB理事
「インフレは緩やかに目標に向かって動いている。
 基調インフレ圧力は引き続き抑制されている。
 ECBは忍耐と継続性が求められている。
 ECBの使命はまだ果たせていない。
 QEプログラムはこれまで効果を発揮してきた。」
NYは独立記念日で休場。


<7月5日(水)>

北朝鮮の金朝鮮労働党委員長
「米国の脅威がなくなるまで交渉はしない。
 独立記念日の贈り物(ミサイル)は気にくわないだろうが、
 2017年中に米国に頻繁に贈り物を届ける。
 米国が譲歩するまで核とミサイルで協議しない。」
米国務省
「北朝鮮はICBMを試射した。行動を強く非難する、
 核武装した北朝鮮を決して容認しない。
 米国は北朝鮮の行動を国連安保理で討議する。」
日経平均は17.28円安で寄り付き49.28円高で大引け。
ロイター通信
「北朝鮮が6回目の核実験を行った可能性がある。」
報道
「日欧EPAが大枠合意。」
クーレECB専務理事
「外貨準備で人民元保有を増やす可能性。
 政策の変更については議論していない。」
IMF
「米経済の成長見通しは4月時点の予測より幾分か弱まった。
 欧州とアジアの成長見通しは小幅改善を見込む。
 世界経済は順調。今年と来年の世界のGDPは3.5%見込む。
 中国の負債は脆弱性を高めている。」
FOMC議事録
「バランスシート縮小開始時期で意見が分かれる。
 インフレ軟化は特殊要因が原因と大半が判断。
 緩やかな利上げを支持。
 一部は数ヵ月以内のバランスシート縮小開始を支持。
 一部はインフレの進展が緩んだ可能性を指摘。数人は株高を指摘。」
報道
「(原油の)追加減産提案が行われた場合にロシアは反対する。」
NYダウは1ドル安で取引を終える。


<7月6日(木)>

日経平均は19.95円安で寄り付き87.57円安で大引け。
仏中銀総裁
「ECBの非伝統的措置は永遠ではない。
 2017年国内成長率予想を1.6%に上方修正(6月時点1.4%)」
プラートECB専務理事
「景気循環的な回復がより力強くなっている。
 インフレ指標は引き続きボラタイル。
 基調的な価格圧力は引き続き抑制されている。
 成長見通しへのリスクは幅広くバランスしている。
 ECBの使命はまだ達成されていない、忍耐が必要。」
ECB議事録
「金融環境に幾分の引き締まりが予想される。
 現状の金融政策スタンスが適切との幅広い合意があった。
 価格安定見通しに本質的な変化はみらないと幅広く意見が一致。
 小さなコミュニケーションの変化が誤解されること懸念。
 見通しが改善すればQE緩和バイアスに見直しも。」
米ADP雇用統計(6月)は予想より弱い15.8万人。
独10年債利回りが0.50%超に上昇。
米ISM非製造業景況指数(6月)は予想より強い57.4。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が629.9万バレルの減少。
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想は2.7%に下方修正。
バイトマン独連銀総裁
「景気回復がECBの出口戦略のドアを開いた。
 出口戦略の時期やペースはインフレの基調が決める。
 信頼のために、インフレが許容すれば
 ECBは出口戦略に動かなければならない。
 刺激策の量や手段に関して意見は分かれている。」
マカファティー英BOE委員
「インフレは急速に上昇した。更に加速するであろう。
 刺激策の若干の解除が必要になる公算。
 ポンド安が物価を3%上昇させた。直近のポンドの戻りは小さい。
 金融政策はアクセルを持っている。
 英国以外からのリスクが最も大きい。
 経済が見通し通りであれば緩やかな利上げを見込む。
 向こう数年で数回の利上げを見込む。」
マティス米国防長官
「北朝鮮のICBM(大陸間弾道弾)の能力では、
 米国を戦争に近づけることはない。
 アラスカのミサイル防衛は十分。
 米国は北朝鮮がミサイルを発射後直ぐに探知した。」
NYダウは158ドル安で取引を終える。


<7月7日(金)>

日経平均は137.41円安で寄り付き64.97円安で大引け。19929.09円。
フィッシャーFRB副議長
「政府の政策の方向性をより明らかにする必要がある。
 方向性の不確実さは企業が投資を鈍化させる一要因になる可能性。」
報道
「日銀が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告。」
日銀指値オペ詳細
「新発10年利付国債347回債、買い入れ利回り0.11%。
 金額に制限を設けず。長期債の指値オペは2月3回らい。
 中期ゾーンは昨年11月17日に実施。」
ドル円が上昇。
報道
「韓国は北朝鮮との間で南北赤十字協議や軍事会議などを検討。」
オランダ中銀総裁
「明らかにリフレがデフレに置き換わった。
 政策決定は経済環境に依存する。」
メルケル独首相
「G20のモットーは相互接続された世界の構築。」
米非農業部門雇用者数(6月)は予想より強い22.2万人、
米失業率(6月)は予想より弱い4.4%、
米平均時給(6月)は予想より弱い前月比+0.2%。
米10年債利回りは2.36%台へ低下の後に2.39%台
原油先物が一時43ドル台下落。
FRB金融政策報告
「直近の金融市場は良好。家計負債は抑制されている。
 社債市場で流動性が低下しているとの証拠はほぼ見られない。
 商業不動産市場で信用ひっ迫の兆候が見られる。
 タームプレミアムの上昇は長期債の価格下落リスクを意味する。」
ティラーソン米国務長官の会見
「米ロ首脳会談でトランプ大統領は大統領選の干渉を持ち出したが、
 プーチン大統領は関与を否定した。
 米ロとヨルダンがシリア南西部の停戦で合意した。」
NYダウは94ドル高の21414.34ドルで取引を終える。


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初3日に下窓を空けて112.11レベルで始まるも、
その後、堅調傾向で推移して翌4日のオセアニア時間にかけて113.47
へ上昇する展開になりました。その後、ロンドン時間にかけて112.74
へ反落して、その後、5日オセアニア時間にかけて113.35へ反発して
その後、東京時間前半に112.82へ反落する揉み合いになりましたが、
ロンドン時間に113.68へ上昇する展開になりました。その後、6日の
東京時間に112.88へ反落しましたが、ロンドン時間にかけて113.47
へ反発する揉み合いが続きました。その後、7日の東京時間前半に日銀
が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告したことを背景
に上伸してロンドンフィックスにかけて週高値となる114.18へ上昇し
て113.94レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初3日に1.1419レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して、5日のロンドン時間にかけて週安値となる
1.1312へ下落する展開になりました。その後、切り返して、揉み合い
ながらも堅調傾向で推移して7日のオセアニア時間にかけて1.14台前
半へ上昇する展開になりました。その後、小幅な揉み合いとなって米
雇用統計の発表を迎えました。米雇用統計の発表後に一時、週高値と
なる1.1439へ上昇しましたが、その後、一時1.1379へと反落して、
1.1404レベルで週の取引を終えました。週間では15Pipsの下落となり
ました。




●今週(7月10日から14日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から先週高値の114.18を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場
合は5月11日の高値114.37、さらに上昇した場合は3月3日の高値
114.75、ここを上抜けた場合は2月15日の高値114.95から115.00の
「00」ポイント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡
る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは7月5日の高値113.68を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は7日米雇用統計後の押し安値113.50
さらに下落した場合は7日のオセアニア時間の押し安値113.10から
113.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は6日の安値112.88
から4日の安値112.74、さらに下落した場合は30日の高値112.60、
ここを下抜けた場合は3日の安値112.10を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、10日の日国際貿易
収支と日機械受注と黒田日銀総裁の発言と中国消費者物価指数と中国
生産者物価指数と米LMCI労働市場情勢指数、12日のイエレンFRB議
長の下院金融委員会での証言と米地区連銀経済報告、13日の中国貿易
収支と米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数とイエレンFRB議
長の上院銀行委員会での証言と米月次財政収支、14日の米消費者物価
指数と米小売売上高と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼感指数
速報、などが注目されます。


先週のドル円は、米10年債利回りの上昇も背景に、7日に日銀が国債
買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告したことによる円安で
一時114円台へ上昇する展開になりました。

日本を除く主要各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、日銀が
緩和を継続することで、円の独歩安となっていますが、北朝鮮問題な
ど地政学的リスクには引き続き留意が必要な状況のようです。


そして、ドイツで開催されていたG20では、自由貿易の重要性で一致
して保護主義と闘いを続けるとするも、その一方で「合法的な貿易保
護手段の役割を認める」としてトランプ大統領の主張にも配慮するこ
ととなりました。また、対北朝鮮問題では結束に至らず、パリ協定に
関しては米を除く19カ国合意ということになりました。

週初、まずはG20を巡る市場反応が注目されますが、今週は12日と
13日の午後11時からのイエレンFRB議長の証言と、14日の米消費者
物価指数と米小売売上高などが注目の焦点になります。

ドル円と日米10年債金利差の推移
http://lets-gold.net/market/chart_gb10yr.php
にも注目してトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは7日のロンドン時間
の高値1.1427を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週
高値でもある米雇用統計後の高値1.1439から3日の高値1.1445、
さらに上昇した場合は2016年4月12日の高値1.1465、ここを上抜け
た場合は2015年10月15日の高値1.1495から1.1500の「00」ポイ
ント、さらに上昇した場合は2016年5月2日の高値1.1536を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは7日の米雇用統計後の押し安値1.1379
から4日の高値1.1377を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場
合は5日の高値1.1368から6日の高値1.1355、さらに下落した場合は
6日の安値1.1329、ここを下抜けた場合は先週安値でもある5日安値
1.1312、さらに下落した場合1.1300の「00」ポイントから6月28日
の安値1.1291、ここを下抜けた場合は6月26日の高値1.1219を巡る
攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、12日の欧鉱工
業生産、13日の独消費者物価指数改定値、などが注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、10日の中国消費者物価指数と中国生産者物価
指数と米LMCI労働市場情勢指数、12日のイエレンFRB議長の下院金
融委員会での証言と米地区連銀経済報告、13日の中国貿易収支と米生
産者物価指数と米新規失業保険申請件数とイエレンFRB議長の上院銀
行委員会での証言と米月次財政収支、14日の米消費者物価指数と米小
売売上高と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


6月27日にドラギECB総裁が「インフレを抑制している要因はすべて
一時的なもの。(中略) デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。緩和
の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り徐々にしなければな
らない。(後略)」と発言したことを背景に6月29日に年初来高値の
1.1445をつけたユーロドルですが、先週は、独10年債利回りは0.57%
台へ上昇するも、米10年債利回りが2.386%へ上昇して、一旦調整と
なって下へ「行って来い」となり、週の始値と終値では僅かに下落す
る展開になりました。


ユーロドルにつきましても、週初、まずはG20を巡る市場反応が注目
されますが、今週のユーロに係わる経済指標の注目度はそれぼ高くな
いようで、対ドル通貨ペアとして、12日と13日の午後11時からの
イエレンFRB議長の証言と、14日の米消費者物価指数と米小売売上高
などが注目の焦点になりそうです。

独10年債利回りチャート
https://jp.investing.com/rates-bonds/germany-10-year-bond-yield
にも注目してトレードしていきたいものです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その249 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、米10年債利回りの上昇も背景に
 7日に日銀が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告した
 ことによる円安で2円近い上昇になったが…、
 現在の「円」は最弱通貨と言ってもよい状況のようだな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 通貨ペア別の強弱を観ても明らかなように
 https://www.barchart.com/forex/performance-leaders#/viewName=chart
 先週は円が弱く、加ドルが強い状況であったのう…。」


『この状況はまだ続くのかねぇ…。』


「主要各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、
 日銀が緩和の継続をすることで、その可能性は充分にあるが…、
 現状の全てを織り込んでこのような状況になっているとともに、
 円はリスクの受け皿となる傾向もあるゆえ、株価の動向や、
 北朝鮮問題など地政学的リスクには引き続き留意は必要であろう。」


『今週のドル円はどんな展開になるのかねぇ…。』


「週初、まずはG20を巡る市場反応が注目されようが…、
 今週は12日と13日の午後11時からのイエレンFRB議長の証言と
 週末14日の米CPIと米小売売上高などが注目の焦点になろう…。
 その結果次第で動意づくのではなかろうか…。」


『さて、ところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「今日は勝ち組になられた2人のトレーダーさんから
 実際に頂いたメールの中に、勝ち組になられたその秘密を
 ご一緒に観てみようではないか…。溜口剛太郎殿。」


『それは興味深いな…。それはどんなメールだったんだい?』


「そのお1人は、先週の九州北部の豪雨で災害に遭われたかと
 ジイが心配して熊本市の健軍にお住いのトレーダーのSさんに
 お送りしたメールの返信に記されておった事じゃ…。
 (ここから: 要旨)
 お陰様で私が住んでいる東区はそれほど被害も無く
 私達家族もいつも通り、何の問題もなく過ごせています。
 (中略)
 FXの収支は昨年一年間で資産を倍にすることが出来ました。
 紆余曲折した手法はどんどんシンプルになり
 日足レベルでトレンド時だけにリスクを取る
 トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない(笑)
 (中略)
 トレードチャンスは極端に少なくなりますが、
 一旦ポジションを持つとハッキリトレンドが
 終焉するまで積み増しながら徹底的について行く
 戻ってきたら逆指値で同値撤退か損切り(笑)
 何度も戻ってきてしまい、がっかりすることも多々ありますが、
 私にはスイングののんびりしたトレードが合っているようです。
 (中略)
 10年かかって自分のトレードをハッキリ確立出来た感じです。
 ホントに相場に秘密は無く、
 基本に従えば無理せず利益は積み上がっていきます。
 今後もコツコツ負けて、
 日足トレンド発生にドカンと利益を積み上げます! (ここまで)」


『昨年一年間だけで資産を倍にすることが出来たということか…。』


「勝ち組トレーダーになられたSさんのメールの要旨をまとめると、
 (1) シンプルなトレードをしている。
 (2) 徹底的なトレンド・フォローをしている。
 (3) トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない。
 (4) 基本に従えば無理せず利益は積み上がっていく。
 (5) コツコツ負けて、トレンド発生にドカンと利益を積み上げる。
 というトレードをされていらっしゃるという事なのじゃのう…。」


『トレンド・フォローのみを徹底しているとともに、
 「無駄トレードをしない」という事も徹底されているようだな…。
 文章で観れば、当たり前の事が書かれているようであっても、
 「トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない」という事を
 本当に実践できるということは凄い事だよな…。ジイさん。』


「ふむ…。この事が、もしやすると、資産を倍にすることが出来た
 その秘密なのやも知れぬのう…。溜口剛太郎殿。
 さて次に、トレーダーのFさんから頂いたメールじゃが…。
 (ここから: 要旨)
 6月の月間トータル収支が初めてプラスで終わることが出来ました。
 資金は2倍くらいになりました。もともと資金が少ないので(笑)
 トレードの記録ノートを見ていると今月は結構トレードしました。
 勝率はいつも通りで、4割前後です。
 それなのに、プラスで終える事が出来ました。
 損小利大が出来るようになった事が大きいと思われます。
 これからも負けまくると思いますが、トータルでの勝ちを目指して
 頑張っていきたいと思います! (ここまで)」


『月間で資金は2倍くらいになりましたということは、
 月利100%というワケで、これは凄い事じゃないか…。』


「そればかりではなく…、Fさんの場合は、これまで月間収支で
 負け続けておられたが、突如、勝てるようにならればかりではなく
 月利100%を達成されたという事なのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『何気ない文章のようだが、その秘密が記されているというワケか。』


「もしやすると、月利100%は出来過ぎで、過剰なトレードを
 されていらっしゃったのやも知れぬが…、
 『勝率はいつも通りで、4割前後です。
  それなのに、プラスで終える事が出来ました。』
 ということは、特段に凄い事ではあるまいかのう…。」


『それだけ「損小利大のトレードが出来るようになった」、
 ということなんだろうけど…、勝率が4割ということは
 逆に言えば10回のトレードで6回も負けているということで、
 「トレードで利益を上げる = 高勝率でなければならない。」、
 「負けるトレードはダメなトレードだ。」などと思い込んでいる
 普通のトレーダーなら「こんな手法はダメだ」と手法も捨て、
 検証も「バカバカしい」と放棄するようなところで踏みとどまり、
 そして、多くのトレーダーがなかなか到達できない
 「損小利大」という次のステージに到達したという事は
 じつに凄い事だよな…。ジイさん。』


「ふむ…。世界の3大投資家のジョージ・ソロス氏でさえも
 負けトレードの方がむしろ多いと言われておるようじゃが…、
 トレードは『勝率よりも利益率が重要』ということなのじゃのう。
 『なぜ負けたのだろう。』と1つの負けに思い悩むうちはまだまだで
 『不確実性を本質とする相場では負ける事があるのも当然であり』
 負けることに屈せず、損小利大を目指せるトレーダーこそが、
 勝てるトレーダーという事なのやも知れぬのう…。」


『あははっ。SさんとFさんは一時代前風に言うならば…、
 「トレードは負ける事があると既に心得たり。
  負けながら嘆かず目指すは損小利大なりけり。
  我ついに負けながら勝つステージ(境地)に到達せしなり。」
 ってな事のかもしれないよな…ジイさん。』


「あははっ。それでは一時代前ではなく、まるで二時代前の
 昭和初期か大正あたりの文豪の物言いのようじゃのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その248


2017年も半年が過ぎ7月になりましたが、
今年の夏は「スーパー猛暑」になるそうですね。


●今週(7月3日から7日)の主な予定

<7月3日(月)>

※ カナダが建国記念日で休場。
※ NYの株式・債券市場は短縮取引

朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業製造業業況判断DI、
同朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業非製造業業況判断DI、
同朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業設備投資、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(5月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(6月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(5月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(6月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(6月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(6月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(6月)、
午後5時半に英製造業PMI(6月)、
午後6時に欧失業率(5月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(6月)、米建設支出(5月)、
などが予定されています。
日・豪・中国・英・欧・米の指標には注目です。


<7月4日(火)>

※ NYが独立記念日で休場。

午前10時半に豪小売売上高(5月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後5時半に英建設業PMI(6月)、
午後6時に欧生産者物価指数(5月)、
などが予定されています。
豪・英・欧の指標には注目です。


<7月5日(水)>

午前10時45分に中国財新サービス業PMI(6月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(6月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(6月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(6月)、
午後5時半に英サービス業PMI(5月)、
午後6時に欧小売売上高(5月)、
夜11時に米製造業新規受注指数(5月)、
深夜3時に米FOMC議事録要旨、
などが予定されています。
中国・英・欧・米の指標には注目です。
そして、独中首脳会談が予定されています。


<7月6日(木)>

午前10時半に豪貿易収支(5月)、
午後3時に独製造業新規受注(5月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
午後8時半に欧ECB理事会議事要旨、
同午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(6月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(6月)、
夜9時半に米貿易収支(5月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加貿易収支(5月)、加住宅建設許可件数(5月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(6月)、
などが予定されてます。
豪・独・スイス・欧・米の指標には注目です。


<7月7日(金)>

午後2時に日景気先行指数速報(5月)、日景気一致指数速報(5月)、
午後2時45分にスイス失業率(6月)、
午後3時に独鉱工業生産(5月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(5月)、仏貿易収支(5月)、
同午後3時45分に仏経常収支(5月)、仏財政収支(5月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(5月)、英製造業生産指数(5月)、
同午後5時半に英貿易収支(5月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(6月)、米失業率(6月)、
同夜9時半に米平均時給(6月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(6月)、加失業率(6月)、
夜11時に加Ivey購買部景況指数(6月)、
などが予定されています。
独・英・米・加の指標には注目です。
そして、FRBの半期に一度の金融政策報告と
G20首脳会談が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月26日から30日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.93で始まり、軟調傾向で推移して
95.39で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.304%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで46.04ドルへ上昇しました。
NYダウは週間45.13ドル下落、21349.63ドルで週の取引を終える。


<6月26日(月)>

日経平均は0.14円高で寄り付き20.68円高で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁(講演テキスト)
「緩やかな利上げが金融政策の正常化につながり、
 より長期間で持続可能なペースでの経済成長の維持につながる。
 インフレについてはいくつか特殊な一時的要因が押し下げている。
 しかし、これらの要因は弱まりつつあり米経済の堅調さから、
 来年にはインフレ目標2%に到達すると予想している。
 労働市場については極めて強い。
 経済が安定的な制限速度を超え、加熱するリスクを伴う。
 バランスシートの正常化については年内開始の方針を再確認。
 当初は慎重にゆっくりとスタートする見通し。」
英BBC
「英保守党はDUPと合意に達した。」
米耐久財受注速報(5月)は市場予想より弱い。
NY時間序盤に米10年債利回りが一時2.12%台へ低下。
報道
「米最高裁判所は大統領の入国禁止令を部分的認める判断を下した。」
報道
「米上院共和党がヘルスケア法案の修正案を発表。」
CBO
「上院共和党の修正案では2026年までに無保険者が2200万人へ。」
ドラギECB総裁
「金利は成長が回復している間は低くなければならない。」
米2年債入札結果
「高落札利回り1.348%、応札倍率3.03倍。」
バーナンキ前FRB議長
「景気回復は拡大する余地がある。
 FRBは二大目標(インフレ・最大雇用)に近い。
 成長は常に十分という事はないというのが米大統領選で示された。
 米有権者の信頼を勝ち取るにはより良い政策が必要。」
NYダウは14ドル高で取引を終える。


<6月27日(火)>

日経平均は75.77円高で寄り付き71.74円高で大引け。
ドラギECB総裁
「持続的な経済成長を強化することが課題。
 インフレは想定されていた成長の下で一層抑制されている。
 我々の金融政策が機能していることを確信。
 インフレを抑制している要因はすべて一時的なもの。
 刺激策の調整は慎重であるべき。
 デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。
 緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り
 徐々にしなければならない。
 かなりの規模の刺激策が引き続き必要。金融政策は継続性が重要。
 世界経済の要因がユーロ圏のインフレに対する重石。
 供給過剰による原油価格の動向を注視。
 インフレはまだ継続的でも自律的でもない。
 世界経済の不透明感は慎重な政策調整を意味する。
 政策スタンスを変更しないために政策の調整はあり得る。」
独債利回りが急上昇。ユーロ買い反応。
サンフランシスコ連銀総裁
「インフレは来年ごろに2%に上昇する見込み。
 米国経済は完全雇用を取り戻しており、それを超える勢いも。
 FOMCは緩やかな刺激策の解除の過程にある。」
英BOE金融安定化報告
「銀行の資本バッファーを11月から1%に引き上げる。
 カウンターシクリカル資本バッファーを0.5%に引き上げる。」
カーニー英BOE総裁
「ブレグジットが金融安定へのリスク。
 英総選挙ではブレグジット緊急対応プランを変更せず
 現時点では利上げは望ましくない。」
米上院共和党
「ヘルスケア法案の採決を7月4日の独立記念日以降に延期する。」
共和党のライアン下院議長
「ヘルスケア法案に関してマコーニル上院院内総務が示した
 共和党案に反対することはない。
 上院は法案を採決の方向に進めると予想。
 時期については言及しない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「インフレ抑制要因は一時的なもの。
 2%の目標達成予測を18年初期に後ずれ。
 2017年にもう1回の利上げを支持。
 今年の米成長は平均2.3%を予想。
 バランスシート縮小は年内のどこかで開始する。
 現在のドルは問題ではない。
 ドルは自身の危険リスクのリストでは高い位置にはない。」
フィッシャーFRB副議長
「高い資産価格は将来の不安定リスクにつながる恐れ。
 金融市場の脆弱性は過去に比べ和らいだ。」
米5年債入札では最高落札利回り1.828%、応札倍率2.33倍。
イエレンFRB議長
「銀行システムは非常に強く健全。
 新たな金融危機は排除できないがシステムは格段に安全。
 銀行はショックに耐え得るほど良好。
 我々は物価安定をコミットしている。
 多くが低失業率がインフレを上昇させると信じている。
 緩やかなペースの利上げを明確にしている。
 緩やかなペースの利上げを市場は予想している。
 資産価格は幾分高い。」
報道
「米車販売でローン焦げ付きが急増して1割に迫る。」
NYダウは98ドル安で取引を終える。


<6月28日(水)>

ミネアポリス連銀総裁
「低インフレのため、先日のFOMCでは反対票を投じた。
 米経済は景気過熱に近づいていない。
 我々は低いインフレを望んでいるがそれは落ち着いたインフレだ。
 バランスシート縮小がどの程度小さいものなのかまだ分からない。」
日経平均は75.89円安で寄り付き94.68円安で大引け。
コンスタンシオECB副総裁
「米国U-6に相当する失業の広義の概念ではユーロ圏失業率は18%。
 経済のたるみが従前の考えよりも大きいこと示す。
 粘り強さが必要との前日のドラギECB総裁の講演終盤の発言が
 正当化されよう。
 インフレ目標達成のために従来からの金融政策を続ける必要。」
S&P
「ユーロ圏の2017年成長率見通し2%に上方修正(3月時点1.6%)」
サンフランシスコ連銀総裁
「米国は実質賃金の伸びが生産性上昇ペースを上回っている。
 パートタイム労働比率ここ1、2年で減少、フルタイム求人が増加。
 労働市場の引き締まりで賃金の伸びが加速する兆候。」
ECB関係筋
「市場はドラギ総裁講演の刺激策について誤解している。」
ユーロ売り反応。
カーニー英BOE総裁
「ある程度の刺激策の解除が必要となる公算。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が11.8万バレルの増加。
米7年債入札では最高落札利回り2.056%、応札倍率2.46倍。
NYダウは143ドル高で取引を終える。


<6月29日(木)>

報道
「FRBが包括的資本分析(CCAR)の結果を公表し、
 大手34行全ての資本計画を承認。」
日経平均は130.46円高で寄り付き89.89円高で大引け。
マクマスター米大統領補佐官
「北朝鮮は米国を標的にする最も緊迫した脅威。
 大統領から北朝鮮に対して軍事オプションを含めた
 制裁準備の指示を受けた。」
原田日銀審議委員
「日銀の国債購入はデフレ脱却と金利低下が目的。
 需給ギャップと物価の適切化が目的。」
独連銀総裁
「現時点では拡張的金融政策は適切。
 ただ、緩和策の程度の適切さについては意見が異なる。
 従来から述べてきたように国債購入については懐疑的な立場。」
独消費者物価指数速報(6月)は予想より強い前月比+0.2%。
米第1四半期GDP確報は予想より強い1.4%。
米10年債利回りが一時2.29%台へ上昇。
コーン米NEC(国家経済会議)委員長
「ヘルスケア法案で政府と上院は合意できる。
 9月に税制改革のアジェンダに取り組む。
 3%の米成長率はそれほど高い目標ではない。」
ライアン米下院議長
「2018年1月1日までには新税制で臨みたい。」
セントルイス連銀総裁
「現在の政策金利の水準は適切と再度指摘。
 弱いインフレ指標は2%目標到達に疑問生じさせると再度指摘。
 もしも失業率がさらに低下してもインフレへの影響は小さい。」
ムニューシン米財務長官
「北朝鮮が態度をあらためるまで資金を止める。
 北朝鮮の非道な振る舞いは許容できない。
 北朝鮮への制裁で中国を標的にしていない。
 中国とは建設的な協議を続けている。これからもそれを希望する。
 FRB議長に関してはまだ何も決まっていない。」
ホールデン英BOE委員
「インフレに注意を払う理由は低所得者に甚大な影響を及ぼすため。
 高インフレが定着しないように金利を決める必要がある。」
NYダウは167ドル安で取引を終える。


<6月30日(金)>

日経平均194.67円安で寄り付き186.87円安で大引け。2万円台維持。
ロンドン時間に米10年債利回りが一時2.29%台へ上昇。
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「金融政策の正常化が正当化されよう。
 インフレ上昇の安定した動きはまだ顕在化に至っていない。
 異常に緩和的な政策は望ましくない効果もたらす。
 正常化に向けて準備を。」
クーレECB専務理事
「ユーロ圏の経済状況がまちまちであることが金融政策の課題。
 危機を乗り越えて実質所得の収斂が必要に。」
トランプ大統領(米韓首脳会談後の共同声明)
「北朝鮮のミサイル計画に対し決意を持って対応する必要。
 北朝鮮への忍耐の限度を超えた。
 外交、経済的手段を駆使して対応する。」
原油先物8月限は46.04ドル。
NYダウは62ドル高で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初26日に111.19レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して、翌27日の東京時間前半に112.07へ上昇し
ました。その後、ロンドン時間前半にかけて111.46へ下押しましたが
その後、ロンドンフックスにかけて112.46へ上昇する展開になりまし
た。その後、112円台半ばから111.83を範囲とする揉み合いが続きま
したが、29日のロンドン時間から上伸してNY時間前半に週高値とな
る112.92へ上昇する展開になりました。その後、反落して、30日の
東京時間前半にかけて111.73へ下押しする展開になりました。その後
切り返し、NY時間後半にかけて112.60へ反発して、112.36レベルで
週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初26日に1.1200レベルて始まり小幅な揉み
合いが続きましたが、27日のロンドン時間前半から上伸して、28日の
ロンドン時間序盤にかけて1.1388へ上昇する展開になりました。
その後、NY時間序盤に1.1293へ反落しましたが、その後、再び反発
して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して、29日のNY時間後半に
かけて週高値となる1.1445へ上昇する展開になりました。その後、高
値圏で揉み合いが続きましたが、30日のロンドン時間に前半に1.1392
へ反落して、その後、反発して小幅な揉み合いになり1.1426レベルで
週の取引を終えました。




●今週(7月3日から7日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは30日の高値112.60を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高でもある29日の
高値112.92、さらに上昇した場合は113.00の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合2月23日の高値113.46から3月17日の高値113.49、
さらに上昇した場合は2月21日の高値113.78、ここを上抜けた場合は
114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは29日のロンドン時間序盤の押し安値の
112.13から112.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は28日の
安値111.83から30日の安値111.73、さらに下落した場合は27日の
安値111.46から28日のNY時間の押し安値111.35、さらに下落した
場合は21日の安値111.06、ここを下抜けた場合は111.00の「00」ポ
イントから22日の安値110.95、さらに下落した場合は16日NY時間
の押し安値110.64を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、7月3日の日銀短観と中国財新製造
業PMIと米ISM製造業景況指数、5日の中国財新サービス業PMIと米
製造業新規受注指数と米FOMC議事録要旨、6日の米ADP雇用統計と
米貿易収支と米新規失業保険申請件数と米ISM非製造業景況指数、
7日の米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給、などが注目され
ます。


先週は米10年債利回りが2.30%台へ上昇するも、ECBやBOE総裁か
ら出口戦略を示唆する発言があったことでユーロやポンドが上昇した
ことを背景に相対的にドルが弱含み、ドルインデックスが95.39へ下落
しましたが、ドル円は円安を背景に一時112.92へ上昇する展開になり
ました。

今週の注目の焦点は週末の米雇用統計およびFRBの半期に一度の金融
政策報告とG20首脳会談になりますが、トランプ大統領が米韓首脳会
談後の共同声明で「北朝鮮への忍耐の限度を超えた。」と発言して、
29日にマクマスター米大統領補佐官が「北朝鮮は米国を標的にする最
も緊迫した脅威。大統領から北朝鮮に対して軍事オプションを含めた
制裁準備の支持を受けた。」と発表していることから、6月8日以降、
ミサイル発射などをしていなかった北朝鮮の挑発行動の再開が懸念さ
れるとともに、もしもそのような行動があった場合には米国の対応が
注目されます。

米雇用統計では、前回は4月分と3月分のNFPが下方修正されてNFP
の3か月の平均値は+12.1万人と、2012年7月以来、約5年ぶり低水
準となっていることもあり今回のNFPの結果が大いに注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは先週高値でもある
29日と30日の高値1.1445を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合は2016年4月12日の高値1.1465から2016年5月6日の高値
1.1480、さらに上昇した場合は1.1500の「00」ポイント、ここを上抜
けた場合2016年5月2日の高値1.1536、さらに上昇した場合1.1600
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1400の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は30日の安値1.1392から29日の
NY時間の押し安値1.1386、さらに下落した場合は1.1300の「00」ポ
イントから28日の安値1.1293、ここを下抜けた場合5月22日の高値
1.1268から5月21日高値1.1263を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、7月3日の欧失業率、4日の欧
生産者物価指数、5日の欧小売売上高、6日の独製造業新規受注とECB
理事会議事要旨、7日の独鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、7月3日の中国財新製造業PMIと米ISM製造業景況
指数、5日の中国財新サービス業PMIと米製造業新規受注と米FOMC
議事録要旨、6日の米ADP雇用統計と米貿易収支と米新規失業保険申
請件数と米ISM非製造業景況指数、7日の米非農業部門雇用者数と米
失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週は、27日にドラギECB総裁が「インフレを抑制している要因はす
べて一時的なもの。(中略) デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。
緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り徐々にしなけれ
ばならない。(後略)」と発言して、翌日にECB関係筋が牽制を試みる
も、ユーロドルは週間で200Pips超上昇する展開になりました。

30日にラウテンシュレーガーECB専務理事が「金融政策の正常化が正
当化されよう。(中略) 正常化に向けて準備を。」と発言するも、同日、
クーレECB専務理事が「ユーロ圏の経済状況がまちまちであることが
金融政策の課題。」とも発言していて、ECB要人には微妙な温度差もあ
るようで、今週も引き続き欧州の要人発言が注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、週末の米雇用統計が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その248 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はユーロドルがドラギECB総裁の発言に
 27日のロンドン時間から上昇して、そしてポンドや豪ドルなども
 上昇したことから相対的にドル安の状況となったが…、
 米10年債利回りは2.30%台へ上昇するも、ドル円は円安を背景に
 一時112.92へ上昇する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そして、『強いドルストレート』と『弱い円』を背景に、
 クロス円は合成的に強い動きとなって堅調に推移したのう…。」


『6月13日にヒンデンブルク・オーメン2年ぶり発生したことで
 話題になっていたが、NYダウは先週こそ45ドルほど下落するも、
 まだ堅調は維持しているようだし、2017年の今年は7のつく年の
 暴落のアノマリーは杞憂になるのかなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。1987年にブラックマンデー、1997年にアジア通貨危機、
 そして、2007年にBNPバリパショックが起ったことで、
 7のつく年には経済危機のアノマリーがあるとされておるが、
 2017年は今のところ、まだ杞憂と言える状況のようじゃのう…。」


『……。』


「ただ…、『米車販売でローン焦げ付きが急増して1割に迫る。』との
 報道がされていたり、トランプ大統領が30日の米韓首脳会談後の
 共同声明で『北朝鮮への忍耐の限度を超えた。』と発言して、
 その前日の29日にマクマスター米大統領補佐官が
 『北朝鮮は米国を標的にする最も緊迫した脅威。大統領から
 北朝鮮に対して軍事オプションを含めた制裁準備の指示を受けた。』
 と発表していることから、有事の火種も燻っていることで…、
 まだ何も起こっていうちに予想や怯えて売る必要はないけれども、
 過度の楽観をすることなく、いつ何時なにが起こってもよいように
 『治に居て乱を忘れず』は心得ておきたいものじゃのう…。」


『市場では何でも起こり得る、とも言われているからなぁ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は先週にペンディングとなっておった
 『サインの強弱のお話』でもさせてもらおうかのう…。」


『宜しい。「サインの強弱の話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「トレードに際しては、相場の環境認識とも呼ばれる
 (1)『トレンドの状況および方向の認識』
 (2)『ボラティリティ(の大小)の認識』
 (3)『抵抗線(抵抗ゾーン)の位置の認識』
 (4)『ローソク足の状況(プライスアクション)の認識』
 (5)『時間(帯)の認識』など、が大切であるが…、
 当然ながら、例えばトレンドにしても、
 強いトレンドや弱いトレンドがあり、いつも同じではなく、
 また、トレードの執行を判断する手法におけるサインにも
 強弱があるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『手法によっては、「ボリバンの±3σにタッチしたら」、
 「ラインにタッチしたら(あるいは抜けたら)」、
 というものもあるけれど…、
 移動平均線などインジケーターを用いる手法では
 その角度など、サインには強弱があるものだよな…。』


「そして、環境認識や手法には絶対性や確実性は求められなく、
 強いトレンドで、手法において強いサインが示現しても
 ときにダマシとなることがあるものじゃが…、一般論として、
 あまり良くない相場環境で弱いサインでトレードするより、
 より良い相場環境で、かつ強いサインでトレードする方が、
 勝率も高くなり、戦績も向上する傾向があるものでのう…。」


『サインには強弱があり、取捨する必要もあるということか…。』


「ふむ…。ただ、より良い相場環境と強いサインだけを選別すると、
 これはこれで無駄トレードを抑制して良いことではありながら…、
 ときにトレード・チャンスを限定し過ぎてしまう場合も
 あるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『数多くトレードすればするほど儲かるという事ではないとしても、
 例えば月に1回のトレード・チャンスじゃ困るってもんだぜ…。
 トレンドの強さやボラティリティなど相場状況によっては、
 例えば、300Pipsの獲得は難しくても、30Pipsなら行けそう、
 なんて場合もあるだろうからな…。』


「ふむ…。一般にタームを小さくするほどトレードチャンスを得られ
 つまり、小さな時間軸にするほどトレードチャンスは得やすいが、
 また、小さな時間軸にするほどノイズ的な動きにも翻弄されやすく
 どの時間軸(ターム)でトレードするかは、時間軸の性向とともに、
 トレーダー自身の性格や好みや、トレードに取り組める時間や
 口座資金量にもよる所となるのではあるまいか…。」


『トレードの時間が充分に取れない場合など、スイング・タームでの
 トレードという選択肢もある一方、口座の資金量が多ければ、
 例えば、「1ロットで1000Pips = 100ロットで10Pips」という、
 スキャル的な思想のトレードもあり得るだろうからな…。』


「ふむ…。トレードは獲得Pips競争ではなく、利益を得るという
 ことでは、パンローリング社の『FXの小鬼たち』に登場する
 フーサイン・ハーネカー氏のトレード・スタイルも肯定されよう。」


『……。』


「ただ、『1ロットで1000Pips = 100ロットで10Pips』という
 考え方の基のトレードでは、さらにより一層、
 『より良い相場環境で、かつ強いサインでトレードする』
 ということが重要になってくるのではあるまいかのう…。」


『相場の環境にはより良い状況とそうではない状況があり、また、
 サインには強弱がある故に「環境とサインを取捨する」という事は
 トレードにおいて大切な技術になるんだろうな…。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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