FX トレードと凡事のお話 その250


猛暑とともに日本の各地域で豪雨災害が発生しています。
被害に遭われた方々へ心よりお見舞いを申し上げます。m(_ _)m



●今週(7月17日から21日)の主な予定

<7月17日(月)>

※ 東京は海の日で休場。

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(7月)、
午前11時に中国第2四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(6月)、中国小売売上高(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数改定値(6月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(7月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(5月)、
などが予定されています。
中国・欧・米の指標には注目です。


<7月18日(火)>

朝7時45分にNZ第2四半期消費者物価指数、
午前10時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時半に英消費者物価指数(6月)、英生産者物価指数コア(6月)、
同午後5時半に英小売物価指数(6月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(7月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(7月)
夜9時半に米輸入物価指数(6月)、米輸出物価指数(6月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(7月)、
早朝5時に対米証券投資(5月)、
などが予定されています。
NZ・豪・英・独・欧・米の指標には注目です。
バンク・オブ・アメリカとゴールドマン・サックスの
決算発表も予定されています。


<7月19日(水)>

午後6時に欧建設支出(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米住宅着工件数(6月)、米建設許可件数(6月)、
同夜9時半に加製造業出荷(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、米中経済対話が予定されています。
モルガン・スタンレーの決算発表も予定されています。


<7月20日(木)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(6月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(6月)、豪失業率(6月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後1時半に日全産業活動指数(5月)、
午後3時にスイス貿易収支(6月)、
同午後3時に独生産者物価指数(6月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後5時に欧経常収支(5月)、
午後5時半に英小売売上高指数(6月)、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(7月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同午後9時半からドラギECB総裁の定例会見、
夜11時に欧消費者信頼感速報(7月)、
同夜11時に米景気先行指標総合指数(6月)、
などが予定されています。
日・豪・英・欧・米の指標、および
黒田日銀総裁とドラギECB総裁の定例会見には注目です。


<7月21日(金)>

午後5時半に英財政収支(6月)、
夜9時半に加消費者物価指数(6月)、
同夜9時半に加小売売上高(5月)、加小売売上高(除自動車 5月)、
などが予定されています。加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月10日から14日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが95.77で始まり、軟調傾向で推移して、
94.90で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.332%に低下しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで46.54ドルへ上昇しました。
NYダウは週間223.4ドル上昇、21637.74ドルで週の取引を終える。


<7月10日(月)>

報道
「モスルのイスラム国の掃討でイラク首相が勝利宣言。」
日経平均は141.35円高で寄り付き151.89円高で大引け。
黒田日銀総裁
「わが国の景気は緩やかな拡大に転じつつある。
 わが国の金融システムは安定性を維持している。
 金融政策運営については、2%の物価安定の目標の実現を目指し、
 これを安定的に持続するために必要な時点まで、
 長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続する。
 消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで
 マネタリーベースの拡大方針を継続する。」
NHK世論調査
「安倍内閣支持率は35%に低下、不支持は48%。」
ロシアのエネルギー相
「現在実施している協調減産について、
 必要なら期間の延長と減産量の追加を検討する。」
NY連銀の消費者調査(6月)
「消費支出の伸びは3.33%増を見込む(前回調査2.6%増)。
 3年先のインフレ期待は2.8%(前回2.5%)。
 1年前よりも良好になったと回答した割合は過去最高。」
日経新聞
「財務省は今夏予定していた日本郵政株の売り出しを延期する方針。」
NYダウは5ドル安で取引を終える。


<7月11日(火)>

日経平均は7.12円安で寄り付き114.50円高で大引け。
報道
「米政府、クォールズ元財務次官をFRB副議長に正式指名。」
サンフランシスコ連銀総裁
「最新の雇用データは米景気の強さを示している。
 年内あと一回の利上げは合理的。
 年内のバランスシート縮小開始は理に適う。
 インフレ率は来年2%への加速を予想。」
報道(イズベスチヤ)
「ロシアが米外交官30人を退去させる可能性。」
S&P
「2019年央まで英中銀の利上げは見込まれない。
 英国の実質賃金の低下が家計支出を抑制。
 超緩和政策スタンスが中期的に続く公算。
 2017年の英成長率は1.4%に鈍化へ。」
クーレECB理
「QEの影響は伝統的金融政策とあまねく同等のもの。
 QEは実質的な資本フローを引き起こした。
 これがユーロの実効為替相場の減価に影響したかどうかは不明。
 為替相場への影響は資本フローより金利差見通しの方が大きい。
 先進国資産購入プログラムが通貨安競争助長との見方は誤解招く。
 通貨安は政策の副作用であり主な経路でも目的でもない。」
メルケル独首相
「債務危機からは脱却した。
 ECB金融政策は望ましい状態にはまだ戻っていない。
 ユーロ圏の全ての諸国が成長に向けた動きとなっている事を歓迎。」
ブロードベント英BOE副総裁
「離脱後にEUとの貿易が減少すれば経済の打撃になるだろう。」
ミネアポリス連銀総裁
「男性の労働参加率の低さは困難な問題。
 労働参加率の低さについて良い答えが見つからない。
 多くの企業が訓練できる従業員を見つけることが出来ていない。
 企業が従業員補充のため賃金を引き上げる兆候はない。」
報道
「トランプ米大統領の長男がロシアの弁護士との面会を仲介した
 ゴールドストン氏との一連のメールのやり取りを公表。
 その中で、ロシア政府がトランプ陣営に対して、
 選挙を支援したい意向を示していたことが明らかとなった。」
ブレイナードFRB理事
「保有資産の縮小開始は早期に適切に。
 保有資産より金利に外為は敏感に反応する可能性。
 最近のインフレ軟化踏まえて金利軌道を検証する
 インフレの動向を注意深くみている。
 追加利上げ決定前にインフレを見極める意向。
 FF金利の正常化はかなり進行していると認識。」
マコーネル上院共和院内総務
「ヘルスケア法案や指名承認など他の問題を解決するため、
 8月の休会を第3週まで2週間延期する
 8月13日にヘルスケア法案の修正案を公表。
 来週、ヘルスケア法案を審議。」
ギリシャ中銀総裁
「ギリシャの債券市場復帰は時期尚早。
 債務削減計画が明らかになれば、
 ECBは年内にギリシャ債購入を検討する可能性。
 7月のECB理事会は政策変更をする時ではない。
 出口戦略についてECB内で大きなコンセンサスが形成されている。
 ドイツは黒字でもっと投資拡大を検討すべき。」
NYダウは一時100ドル超下落するも0.55ドル高で取引を終える。


<7月12日(水)>

日経平均は58.26円安で寄り付き97.10円安で大引け。
トランプ大統領の長男(FOXニュースのインタビュー)
「どのような文書も提出して協力する。
 情報の正確性について不明であった。」
ブロードベント英BOE副総裁
「利上げの準備が出来ていない。
 経済に多くの評価できないものがある。」
イタリア中銀総裁
「ユーロ圏には極めて拡張的な金融政策が必要。」
英ILO失業率が約40年ぶりの低水準に。
イエレンFRB議長 (証言テキスト)
「今後数年間で緩やかな追加利上げが必要に。
 経済に対するインフレの反応が重要な不透明性。
 米国の財政政策も不透明性もたらす要因。
 年内にバランスシート縮小を開始する見込み。
 バランスシートをアクティブな政策手段とすること望まず。
 インフレは目標を下回っており、最近は低下傾向も。
 インフレの状況を注意深くみる。」
米10年債利回りが一時2.30%台へ低下。ドル売り反応。
独10年債利回りが0.51%台へ低下。
加BOCが政策金利を0.25%利上げして0.75%に設定。
加BOC声明
「インフレ鈍化は一時的な要因。
 現在の見通しは利上げを正当化。
 2017年末に需給ギャップは解消する。
 更なる金利調整も予想される。
 経済は潜在成長より早いスピードで拡大。
 17年の成長見通しは2.8%(従来2.6%)
 18年の成長見通しは2.0%(従来1.9%)」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が756.4万バレルの減少。
イエレンFRB議長
「労働市場の強さがいづれ賃金を押し上げる。
 インフレ鈍化は一時的要因。
 インフレ鈍化が続くようであればアプローチを調整。
 2%目標に向かっていないとの判断は時期尚早。
 バランスシート計画は市場の動揺を避けることが目的。 
 高齢の労働人口が参加率に影響。
 バランスシート縮小は年内の比較的早い時期に開始。
 インフレの弱さの一部は一時的要因。」
米10年債入札では最高落札利回り2.325%、応札倍率2.45倍。
米地区連銀報告
「経済は小幅から緩やかなペースで拡大。
 雇用は緩やかなペースで拡大。
 一部の地区がインフレ圧力が小幅に緩和と報告。
 大半の地区で物価は緩やかな上昇を継続。
 大半の地区で個人消費が一時鈍化。」
カンザスシティー連銀総裁
「保有資産の縮小の近い将来の開始を支持。
 金融市場は静かだが警戒すべき理由ある
 低過ぎる金利は金融市場を不均衡にする。
 現在の金利水準は、FRBに次の景気後退に対処するための
 余力を与えていない。
 バランスシート縮小で資産価格に調整が入る可能性はある。」
報道
「日銀が成長率見通しを17〜18年度で0.1〜0.2ポイント上方修正。」
NYダウは123ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<7月13日(木)>

マカファティ英中銀委員 (英タイムズ紙のインタビュー)
「8月のMPCで利上げを支持したいと考えている。
 債券買い入れプログラムQEの解除について、
 より速いペースの解除を支持する。」
日経平均は78.90円高で寄り付き1.43円高で大引け。
独10年債利回りが一時0.58%台へ上昇。
中国人民日報
「中国は元の安定化に向けた圧力にさらされている。」
イエレンFRB議長
「インフレを非常に注意深く見守っている。
 労働市場はかなりタイト。賃金圧力加わる可能性も。
 景気拡大が老化で死ぬことはない。
 財政政策による不確実性が現時点では極めて高い。
 ヘルスケアへのアクセスは雇用流動性にとって重要。
 FRBの二つの責務の間に矛盾はない。
 インフレが目標を下回っていることは認識している。
 2%のインフレ目標は上限ではない。
 バランスシート縮小開始はゆっくりと段階的に行う計画。
 バランスシート縮小で市場を動揺させたくない。
 保有資産の縮小期は長期金利はいくらか上昇へ。
 イールドカーブは金利設定における要素の一つ。
 雇用のミスマッチが存在する。
 働き盛りの男性の労働参加率の低下は長期的な傾向。
 第2四半期の成長は前期比で著しく高くなると予想。
 3%成長なら素晴らしいが、向こう2年間はかなり厳しい。」
WSJ紙
「ECBが来年から資産買い入れを段階的に縮小する方針を
 9月7日の理事会で示唆する公算が大きい。」
石油輸出国機構IEA月報
「2017年の需要の伸びを10万バレル上方修正。」
米30年債の入札では最高落札利回り2.936%、応札倍率2.31倍。
ダラス連銀総裁
「バランスシートの縮小は年内開始が適切。
 最近のインフレ鈍化は一時的の可能性が高い
 インフレは中期的に2%目標達成し上回るべき。」
ブレイナードFRB理事
「保有資産の正常規模は当面、分からない。
 低い中立金利は危機対応の余力に乏しいことを意味する。
 自身はインフレが2%目標を達成するかに焦点。
 フィリップス曲線は非常にフラット化しているようだ。
 他国の中銀と連携してはいない。」
トランプ米大統領
「韓国との協定は悪い取り決め。鉄鋼のダンピングをやめさせる。
 鉄鋼輸入について割当、関税の両方を検討
 壁はメキシコ国境の全域にまたがる必要はない。
 700〜900マイルにすべき。ソーラーパネルの壁を真剣に検討。」
NYダウは20ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<7月14日(金)>

日経平均は58.11円高で寄り付き19.05円高で大引け。
時事世論調査
「安倍内閣支持29.9%に急落、不支持48.6%。」
JPモルガンの第2四半期FICCセールス・トレーディング収入は
予想より弱い32.2億ドル。
米シティグループの第2四半期1株利益予想より強い1.28ドル。
ダラス連銀総裁 (ブルームバーグTVインタビュー)
「最近の弱いインフレ、一過性とそうではないもの混在。
 賃金圧力は今後数ヶ月で高まる見通し。
 バランスシート縮小の市場への影響は限定的であろう。」
米CPI(6月)と米小売売上高(6月)はともに市場予想より弱い結果に。
米10年債利回りは一時2.28%台へ低下。ドル売り。
米FF先物市場での12月利上げ確率が4割程度に低下。
ダラス連銀総裁
「これまでのインフレの進展は不均衡。
 インフレはさらに進展すると確信。ただ、時間がかかる。
 追加利上げの前にインフレ進展の証拠を見たい。
 保有資産の縮小開始は9月が適切になる可能性。」
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しは1.9%(先週1.96%)
シカゴ連銀総裁の
「今年序盤の弱いGDPは一過性の模様。
 弱いインフレは依然として課題。
 2%目標達成に対するコミットを示す必要。」
NYダウは84ドル高の21637.74ドル。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初10日に113.88レベルで始まり、11日のNY時
間前半に週高値となる114.49へ上昇しましたが、ロンドンフィックス
から反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して13日の東京時間
前半にかけて112.86へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て、14日の東京時間前半にかけて113.57へ反発しましたが、その後、
再び反落してNY時間序盤に週安値となる112.26へ下落して、112.53
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初10日に1.1398レベルで始まり、揉み合い
を経た後に翌11日のNY時間から上伸して、12日の東京時間終盤に
かけて週高値となる1.1489へ上昇する展開になりました。その後、
反落して、NY時間前半に1.1391へ下落しましたが、その後、切り返
して、13日のロンドン時間序盤にかけて1.1456へ反発する展開になり
ました。その後、再び反落して週安値となる1.1370へ下落しましたが
その後、切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して、14日の
NY時間から上伸して1.1469レベルで週の取引を終えました。




●今週(7月17日から21日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは14日の戻り高値112.72
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は13日の安値112.86
さらに上昇した場合は113.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
14日の高値113.57から12日のNY時間の戻り高値113.68、さらに上
昇した場合は114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値でもある14日の安値112.26
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は3日の安値112.10
から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は6月30日の安
値111.73、ここを下抜けた場合は6月27日の安値111.46、さらに下
落した場合は6月26日の安値111.14、ここを下抜けた場合は111.00
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、17日の中国第2四
半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高とNY連銀製造業景況指
数、18日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着
工件数と米建設許可件数、20日の日通関ベース貿易収支と日銀金融政
策発表と黒田日銀総裁の定例会見とフィラデルフィア連銀製造業指数
と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数、などが注目さ
れます。


先週のドル円は、週前半に5月10日の高値を一時上抜け114.49へ上
昇するも、その後、イエレンFRB議長が議会証言で「インフレは目標
を下回っており最近は低下傾向も。インフレの状況を注意深くみる。」
と慎重姿勢を示したことや、週末の米CPI(6月)と米小売売上高(6月)
がともに市場予想より弱い結果になったことを背景にドルが売られ、
軟調な相場展開になりました。米FF先物市場での12月米利上げ確率
も4割程度に低下することになりました。

今週も引き続き米経済指標が注目されますとともに、日本を除く主要
各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、20日の日銀金融政策発
表と黒田日銀総裁の定例会見が注目されます。これらの次第ながら、
日銀の緩和継続が再確認された場合は円売り動意再開となる展開もあ
りそうです。

ただ、北朝鮮リスクは一旦後退するも、トランプ大統領の長男のメー
ル公表によりロシア・ゲート問題が燻っているとともに、連日、史上
最高値を更新するNYダウに一部で高値警戒も囁かれているようで、
株式市場の動向や米10年債利回りの動向にも留意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは12日のNY時間の戻
り高値1.1479から12日の高値1.1489を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は1.1500「00」ポイント、さらに上昇した場合は
2016年5月2日の高値1.1536、ここを上抜けた場合1.1600の「00」
ポイントから2016年5月3日の高値1.1616、さらに上昇した場合は
1.1700の「00」ポイントから2015年8月24日の高値1.1713を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは14日のNY時間の押し安値1.1435を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.1400の「00」ポイ
ントから12日の安値1.1391、さらに下落した場合は13日のNY時間
の押し安値1.1382から13日の安値1.1370、ここを下抜けた場合は
5日の高値1.1368から6日の高値1.1355、さらに下落した場合は
6日の安値1.1329、ここを下抜けた場合は5日安値1.1312から1.1300
の「00」ポイント、さらに下落した場合は6月28日の安値1.1291、
ここを下抜けた場合は6月26日の高値1.1219をを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、17日の欧消費
者物価指数改定値、18日の独・欧ZEW景況感調査、20日の欧ECB
金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見と欧消費者信頼感速報、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、17日の中国第2四半
期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高とNY連銀製造業景況指数
18日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工件
数と米建設許可件数、20日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新
規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数などが注目されます。


先週のユーロドルは週間ベースでは1.13台後半から1.14台後半を範囲
とするレンジ相場になりましたが、今週は20日のECB金融政策発表
とドラギECB総裁の定例会見が注目の焦点になります。

先月27日のECB年次フォーラムでドラギ総裁が「デフレ圧力はリフ
レ圧力に置き換わった。緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場
合に限り徐々にしなければならない。」との発言以来、レイヤーを切り
上げたユーロドルですが、13日にWSJ紙が「ECBが来年から資産買
い入れを段階的に縮小する方針を9月7日の理事会で示唆する公算が
大きい。」との観測報道をしていて、今月7月のECB理事会でその前
段の示唆が仄めかされるか注目されます。

IMM通貨先物でユーロの買い越しが83,788枚と2007年以来の高水準
に膨らんでいることで調整の可能性も排除されませんが、今月のECB
理事会の発表の次第によっては2年半ほど続いた月足レベルのレンジ
がブレークとなる可能性もありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その250 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、週前半に5月10日の高値を
 一時上抜け114.49へ上昇したけど、その後、イエレンFRB議長が
 議会証言でインフレ低下懸念を示し、週末の米CPIと米小売売上高
 がともに市場予想より弱い結果になったことでドルが売られて、
 軟調な相場展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドルインデックスも軟調に推移して、米FF先物市場での12月の
 米利上げ確率も4割程度に低下することになったのう…。」


『今週のドル円は、どんな相場展開になるのかねぇ…。』


「ここのところ弱い米指標が多く米経済指標が注目されるとともに、
 日本を除く主要各国の中銀が金融緩和からの出口へ向かう中、
 20日の日銀金融政策と黒田日銀総裁の定例会見が注目されよう…。
 緩和継続が再確認された場合は円売り再開となる展開もあろうが、
 北朝鮮リスクは一旦後退するも、ロシア・ゲート問題が燻っている
 とともに、連日、史上最高値を更新するNYダウに
 一部で高値警戒も囁かれているようで、株式市場の動向や
 米10年債利回りの動向にも留意していきたいものじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今回は『知識の断捨離のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『断捨離とは、必要のないものを断ち、捨てて、執着から離れる事、
 という意味と思うが、まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか。』


「トレードの勉強も長らくしていると、垢や不要なものが溜まったり
 頭の中で知識が不調和となって混乱してしまうこともあってのう。
 ときに、自分自身にとって何が重要で何が不要か洗いなおして
 整理してみることも大切になるのではなかろうかのう…。」


『勝っているトレーダーは複雑なトレードしているわけではなく、
 とてもシンプルな思考でトレードしているとも言うからなぁ…。』


「知識を捨てるためには、まずは学んで溜めなくてはならないが…、
 学んだ後は、シンプル思考に到達するために、自分自身にとって
 不要な知識を捨てる『知識の断捨離』のプロセスが必要になる、
 というわけなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「トレードには『これこそ絶対に正解』というものはなく…、
 小幅レンジであっても、数Pipsを抜く逆張りスキャルの手法もあり
 相場で勝つためには、トレード・チャンスを多く得るためにも、
 相場の7割以上と言われるレンジ相場を究め制さなくてはならない
 という考え方もあり、これはこれで肯定されようが…、
 また一方、前回ご紹介したトレーダーのSさんのように、
 徹底したトレンド・フォローのみのトレードで、
 非トレンド状況とも言える『レンジ相場でのトレードを排する事』
 に徹することよって、勝っているトレーダーもいるのじゃのう…。」


『自分たちを含めて多くのトレーダーは貪欲なもので…、
 レンジでもトレンドでも高勝率で勝つことを目指して、
 できるだけ多くのトレード・チャンスを求めるたがるものだけど、
 それでいながら、トータル収支が向上しない場合は、
 非トレンド状況とも言える「レンジ相場でのトレードを排除する」
 ということは、トレーダーとしての大きなパラダイム転換に
 なるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「ふむ…。トレードは数多く行うほど儲けれるものではなく、
 また、勝率よりも利益率が大切であるならば…、
 ボラティリティのあるワイド・レンジは別としても、
 『小幅レンジ相場でのトレードを徹底して排除』して、
 トレンド・フォローのみに徹することは、むしろ、
 トータル収支向上に繋がることが少なくないのではあるまいか。」


『もしかすると、小幅レンジでのトレードを排することが出来たなら
 揉み合いを抜けて、強い動意で上げれば買う(下げれば売る)、
 ダメだったならば損切るが、トレンドが続いている間は保持して
 反転を確認して利食う、という事を基本とする、
 シンプルなトレードも目指せるのかもしれないよな…。』


「言うは易く行うは難しでトレードはそこまで簡単ではないとしても
 『小幅レンジ相場でのトレードを徹底して排除する』という視点で
 ハイ・ロー・バンドの幅や、ボリバンのバンド幅や、
 EMA5の自身のチャートにおける具体的な傾斜角度規定や、
 ATRの数値規定などを過去チャート検証で見つける事が出来たり、
 上下のラインで括った『ライン幅規定』を見つける事ができたなら
 小幅揉み合いを避けたうえで、トレンド・フォローのみに徹する、
 という、自分自身にとって新たなパラダイムのトレードの可能性も
 開けてくるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『知識の断捨離の過程では新たな発見の可能性もあるという事か…。
 そういうことなら、オレ様も断捨離とやらをしてみるとするぜ。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その249


G20では自由貿易の重要性で一致し保護主義と闘いを続けるとするも
対北朝鮮問題では結束できず、パリ協定は19カ国合意となりました。


●今週(7月10日から14日)の主な予定

<7月10日(月)>

朝8時50分に日国際貿易収支(5月)、日国際経常収支(5月)、
同朝8時50分に日機械受注(5月)、
午前9時半から黒田日銀総裁の発言、
午前10時半に中国消費者物価指数(6月)、中国生産者物価指数(6月)、
午後2時に日景気現状判断DI(6月)、日景気先行き判断DI(6月)、
午後3時に独貿易収支(5月)、独経常収支(5月)、
夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(6月)、
深夜4時に米消費者信用残高(5月)、
などが予定されています。
日・中国・米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。


<7月11日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(6月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感(6月)、豪住宅ローン件数(5月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(6月)、
夜11時に米卸売売上高(5月)、米卸売在庫(5月)、
などが予定されています。
そして、EU財務相理事会も予定されています。


<7月12日(水)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(6月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(5月)、
午後3時に独卸売物価指数(6月)、
午後5時半に英失業者数(6月)、英失業率(6月)、英ILO失業率(5月)、
午後6時に欧鉱工業生産(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
同夜11時からイエレンFRB議長の下院金融委員会での証言、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
英・欧・加の指標および米地区連銀経済報告と
イエレンFRB議長の下院金融委員会での証言には注目です。


<7月13日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格指数(6月)、
(時間未定) 中国貿易収支(6月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(6月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(6月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(6月)、
夜9時半に米生産者物価指数(6月)、米生産者物価指数コア(6月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(5月)、
夜11時からイエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言、
深夜3時に米月次財政収支(6月)、
などが予定されています。
中国・独・米の指標とイエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言
には注目です。


<7月14日(金)>

朝7時半にNZ企業景況感(6月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(5月)、
午後6時に欧貿易収支(5月)、
夜9時半に米消費者物価指数(6月)、米消費者物価指数コア(6月)、
同夜9時半に米小売売上高(6月)、米小売売上高(除自動車 6月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(6月)、米設備稼働率(6月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
同夜11時に米企業在庫(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
(また、7月16日に米中100日計画の期限を迎えます。)



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月3日から7日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが95.38で始まり、96.25へ上昇した後に
反落して95.78で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.386%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで44.23ドルへ下落しました。
NYダウは週間64.71ドル上昇、21414.34ドルで週の取引を終える。


<7月3日(月)>

報道
「東京都議会選挙では都民ファーストの会が大勝して第1党に躍進。
 自民党は惨敗して23議席に議席数を減らす。」
日経平均は22.89円高で寄り付き22.37円高で大引け。
報道
「日本の路線価は全国平均では2年連続で上昇。
 銀座中央通り鳩居堂前はバブル期を超えて過去最高に。」
報道
「英BOEの一部業務で7月31日から4日間、ストライキを実施へ。」
カナダが建国記念日で休場。NYの株式・債券市場は短縮取引。
米ISM製造業景況指数(6月)は予想より強い57.8。
独仏の株式市場は1%超の上昇で取引を終える。
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想は3.0%に上方修正。
NYダウは129ドル高で取引を終える。


<7月4日(火)>

英BOEブリハ委員
「個人消費は依然として低迷しており、それを相殺するだけの
 新たな民間投資や輸出は発生していないと思われる。
 時期尚早の利上げは若干遅い利上げより間違い大きくなる可能性。」
日経平均は136.47円高で寄り付き23.45円安で大引け。
防衛省は
「北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射。
 日本の排他的経済水域(EEZ)内に着水した可能性。」
豪RBA
「政策金利の維持は持続的な経済成長に合致している。
 豪ドル高は経済の調整を複雑化。インフレ期待は徐々に上昇。
 豪州経済は徐々に成長。当面は成長を維持する。
 住宅価格は一部で上昇。雇用市場はまちまち、
 雇用者数の拡大傾向はこのところ強い。」
北朝鮮
「大陸間弾道ミサイル火星14号の実験に成功した。」
中国外務省
「中国は国連決議に反する北朝鮮のミサイル発射に反対。」
プラートECB理事
「インフレは緩やかに目標に向かって動いている。
 基調インフレ圧力は引き続き抑制されている。
 ECBは忍耐と継続性が求められている。
 ECBの使命はまだ果たせていない。
 QEプログラムはこれまで効果を発揮してきた。」
NYは独立記念日で休場。


<7月5日(水)>

北朝鮮の金朝鮮労働党委員長
「米国の脅威がなくなるまで交渉はしない。
 独立記念日の贈り物(ミサイル)は気にくわないだろうが、
 2017年中に米国に頻繁に贈り物を届ける。
 米国が譲歩するまで核とミサイルで協議しない。」
米国務省
「北朝鮮はICBMを試射した。行動を強く非難する、
 核武装した北朝鮮を決して容認しない。
 米国は北朝鮮の行動を国連安保理で討議する。」
日経平均は17.28円安で寄り付き49.28円高で大引け。
ロイター通信
「北朝鮮が6回目の核実験を行った可能性がある。」
報道
「日欧EPAが大枠合意。」
クーレECB専務理事
「外貨準備で人民元保有を増やす可能性。
 政策の変更については議論していない。」
IMF
「米経済の成長見通しは4月時点の予測より幾分か弱まった。
 欧州とアジアの成長見通しは小幅改善を見込む。
 世界経済は順調。今年と来年の世界のGDPは3.5%見込む。
 中国の負債は脆弱性を高めている。」
FOMC議事録
「バランスシート縮小開始時期で意見が分かれる。
 インフレ軟化は特殊要因が原因と大半が判断。
 緩やかな利上げを支持。
 一部は数ヵ月以内のバランスシート縮小開始を支持。
 一部はインフレの進展が緩んだ可能性を指摘。数人は株高を指摘。」
報道
「(原油の)追加減産提案が行われた場合にロシアは反対する。」
NYダウは1ドル安で取引を終える。


<7月6日(木)>

日経平均は19.95円安で寄り付き87.57円安で大引け。
仏中銀総裁
「ECBの非伝統的措置は永遠ではない。
 2017年国内成長率予想を1.6%に上方修正(6月時点1.4%)」
プラートECB専務理事
「景気循環的な回復がより力強くなっている。
 インフレ指標は引き続きボラタイル。
 基調的な価格圧力は引き続き抑制されている。
 成長見通しへのリスクは幅広くバランスしている。
 ECBの使命はまだ達成されていない、忍耐が必要。」
ECB議事録
「金融環境に幾分の引き締まりが予想される。
 現状の金融政策スタンスが適切との幅広い合意があった。
 価格安定見通しに本質的な変化はみらないと幅広く意見が一致。
 小さなコミュニケーションの変化が誤解されること懸念。
 見通しが改善すればQE緩和バイアスに見直しも。」
米ADP雇用統計(6月)は予想より弱い15.8万人。
独10年債利回りが0.50%超に上昇。
米ISM非製造業景況指数(6月)は予想より強い57.4。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が629.9万バレルの減少。
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想は2.7%に下方修正。
バイトマン独連銀総裁
「景気回復がECBの出口戦略のドアを開いた。
 出口戦略の時期やペースはインフレの基調が決める。
 信頼のために、インフレが許容すれば
 ECBは出口戦略に動かなければならない。
 刺激策の量や手段に関して意見は分かれている。」
マカファティー英BOE委員
「インフレは急速に上昇した。更に加速するであろう。
 刺激策の若干の解除が必要になる公算。
 ポンド安が物価を3%上昇させた。直近のポンドの戻りは小さい。
 金融政策はアクセルを持っている。
 英国以外からのリスクが最も大きい。
 経済が見通し通りであれば緩やかな利上げを見込む。
 向こう数年で数回の利上げを見込む。」
マティス米国防長官
「北朝鮮のICBM(大陸間弾道弾)の能力では、
 米国を戦争に近づけることはない。
 アラスカのミサイル防衛は十分。
 米国は北朝鮮がミサイルを発射後直ぐに探知した。」
NYダウは158ドル安で取引を終える。


<7月7日(金)>

日経平均は137.41円安で寄り付き64.97円安で大引け。19929.09円。
フィッシャーFRB副議長
「政府の政策の方向性をより明らかにする必要がある。
 方向性の不確実さは企業が投資を鈍化させる一要因になる可能性。」
報道
「日銀が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告。」
日銀指値オペ詳細
「新発10年利付国債347回債、買い入れ利回り0.11%。
 金額に制限を設けず。長期債の指値オペは2月3回らい。
 中期ゾーンは昨年11月17日に実施。」
ドル円が上昇。
報道
「韓国は北朝鮮との間で南北赤十字協議や軍事会議などを検討。」
オランダ中銀総裁
「明らかにリフレがデフレに置き換わった。
 政策決定は経済環境に依存する。」
メルケル独首相
「G20のモットーは相互接続された世界の構築。」
米非農業部門雇用者数(6月)は予想より強い22.2万人、
米失業率(6月)は予想より弱い4.4%、
米平均時給(6月)は予想より弱い前月比+0.2%。
米10年債利回りは2.36%台へ低下の後に2.39%台
原油先物が一時43ドル台下落。
FRB金融政策報告
「直近の金融市場は良好。家計負債は抑制されている。
 社債市場で流動性が低下しているとの証拠はほぼ見られない。
 商業不動産市場で信用ひっ迫の兆候が見られる。
 タームプレミアムの上昇は長期債の価格下落リスクを意味する。」
ティラーソン米国務長官の会見
「米ロ首脳会談でトランプ大統領は大統領選の干渉を持ち出したが、
 プーチン大統領は関与を否定した。
 米ロとヨルダンがシリア南西部の停戦で合意した。」
NYダウは94ドル高の21414.34ドルで取引を終える。


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初3日に下窓を空けて112.11レベルで始まるも、
その後、堅調傾向で推移して翌4日のオセアニア時間にかけて113.47
へ上昇する展開になりました。その後、ロンドン時間にかけて112.74
へ反落して、その後、5日オセアニア時間にかけて113.35へ反発して
その後、東京時間前半に112.82へ反落する揉み合いになりましたが、
ロンドン時間に113.68へ上昇する展開になりました。その後、6日の
東京時間に112.88へ反落しましたが、ロンドン時間にかけて113.47
へ反発する揉み合いが続きました。その後、7日の東京時間前半に日銀
が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告したことを背景
に上伸してロンドンフィックスにかけて週高値となる114.18へ上昇し
て113.94レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初3日に1.1419レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して、5日のロンドン時間にかけて週安値となる
1.1312へ下落する展開になりました。その後、切り返して、揉み合い
ながらも堅調傾向で推移して7日のオセアニア時間にかけて1.14台前
半へ上昇する展開になりました。その後、小幅な揉み合いとなって米
雇用統計の発表を迎えました。米雇用統計の発表後に一時、週高値と
なる1.1439へ上昇しましたが、その後、一時1.1379へと反落して、
1.1404レベルで週の取引を終えました。週間では15Pipsの下落となり
ました。




●今週(7月10日から14日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から先週高値の114.18を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場
合は5月11日の高値114.37、さらに上昇した場合は3月3日の高値
114.75、ここを上抜けた場合は2月15日の高値114.95から115.00の
「00」ポイント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡
る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは7月5日の高値113.68を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は7日米雇用統計後の押し安値113.50
さらに下落した場合は7日のオセアニア時間の押し安値113.10から
113.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は6日の安値112.88
から4日の安値112.74、さらに下落した場合は30日の高値112.60、
ここを下抜けた場合は3日の安値112.10を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、10日の日国際貿易
収支と日機械受注と黒田日銀総裁の発言と中国消費者物価指数と中国
生産者物価指数と米LMCI労働市場情勢指数、12日のイエレンFRB議
長の下院金融委員会での証言と米地区連銀経済報告、13日の中国貿易
収支と米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数とイエレンFRB議
長の上院銀行委員会での証言と米月次財政収支、14日の米消費者物価
指数と米小売売上高と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼感指数
速報、などが注目されます。


先週のドル円は、米10年債利回りの上昇も背景に、7日に日銀が国債
買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告したことによる円安で
一時114円台へ上昇する展開になりました。

日本を除く主要各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、日銀が
緩和を継続することで、円の独歩安となっていますが、北朝鮮問題な
ど地政学的リスクには引き続き留意が必要な状況のようです。


そして、ドイツで開催されていたG20では、自由貿易の重要性で一致
して保護主義と闘いを続けるとするも、その一方で「合法的な貿易保
護手段の役割を認める」としてトランプ大統領の主張にも配慮するこ
ととなりました。また、対北朝鮮問題では結束に至らず、パリ協定に
関しては米を除く19カ国合意ということになりました。

週初、まずはG20を巡る市場反応が注目されますが、今週は12日と
13日の午後11時からのイエレンFRB議長の証言と、14日の米消費者
物価指数と米小売売上高などが注目の焦点になります。

ドル円と日米10年債金利差の推移
http://lets-gold.net/market/chart_gb10yr.php
にも注目してトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは7日のロンドン時間
の高値1.1427を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週
高値でもある米雇用統計後の高値1.1439から3日の高値1.1445、
さらに上昇した場合は2016年4月12日の高値1.1465、ここを上抜け
た場合は2015年10月15日の高値1.1495から1.1500の「00」ポイ
ント、さらに上昇した場合は2016年5月2日の高値1.1536を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは7日の米雇用統計後の押し安値1.1379
から4日の高値1.1377を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場
合は5日の高値1.1368から6日の高値1.1355、さらに下落した場合は
6日の安値1.1329、ここを下抜けた場合は先週安値でもある5日安値
1.1312、さらに下落した場合1.1300の「00」ポイントから6月28日
の安値1.1291、ここを下抜けた場合は6月26日の高値1.1219を巡る
攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、12日の欧鉱工
業生産、13日の独消費者物価指数改定値、などが注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、10日の中国消費者物価指数と中国生産者物価
指数と米LMCI労働市場情勢指数、12日のイエレンFRB議長の下院金
融委員会での証言と米地区連銀経済報告、13日の中国貿易収支と米生
産者物価指数と米新規失業保険申請件数とイエレンFRB議長の上院銀
行委員会での証言と米月次財政収支、14日の米消費者物価指数と米小
売売上高と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


6月27日にドラギECB総裁が「インフレを抑制している要因はすべて
一時的なもの。(中略) デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。緩和
の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り徐々にしなければな
らない。(後略)」と発言したことを背景に6月29日に年初来高値の
1.1445をつけたユーロドルですが、先週は、独10年債利回りは0.57%
台へ上昇するも、米10年債利回りが2.386%へ上昇して、一旦調整と
なって下へ「行って来い」となり、週の始値と終値では僅かに下落す
る展開になりました。


ユーロドルにつきましても、週初、まずはG20を巡る市場反応が注目
されますが、今週のユーロに係わる経済指標の注目度はそれぼ高くな
いようで、対ドル通貨ペアとして、12日と13日の午後11時からの
イエレンFRB議長の証言と、14日の米消費者物価指数と米小売売上高
などが注目の焦点になりそうです。

独10年債利回りチャート
https://jp.investing.com/rates-bonds/germany-10-year-bond-yield
にも注目してトレードしていきたいものです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その249 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、米10年債利回りの上昇も背景に
 7日に日銀が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告した
 ことによる円安で2円近い上昇になったが…、
 現在の「円」は最弱通貨と言ってもよい状況のようだな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 通貨ペア別の強弱を観ても明らかなように
 https://www.barchart.com/forex/performance-leaders#/viewName=chart
 先週は円が弱く、加ドルが強い状況であったのう…。」


『この状況はまだ続くのかねぇ…。』


「主要各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、
 日銀が緩和の継続をすることで、その可能性は充分にあるが…、
 現状の全てを織り込んでこのような状況になっているとともに、
 円はリスクの受け皿となる傾向もあるゆえ、株価の動向や、
 北朝鮮問題など地政学的リスクには引き続き留意は必要であろう。」


『今週のドル円はどんな展開になるのかねぇ…。』


「週初、まずはG20を巡る市場反応が注目されようが…、
 今週は12日と13日の午後11時からのイエレンFRB議長の証言と
 週末14日の米CPIと米小売売上高などが注目の焦点になろう…。
 その結果次第で動意づくのではなかろうか…。」


『さて、ところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「今日は勝ち組になられた2人のトレーダーさんから
 実際に頂いたメールの中に、勝ち組になられたその秘密を
 ご一緒に観てみようではないか…。溜口剛太郎殿。」


『それは興味深いな…。それはどんなメールだったんだい?』


「そのお1人は、先週の九州北部の豪雨で災害に遭われたかと
 ジイが心配して熊本市の健軍にお住いのトレーダーのSさんに
 お送りしたメールの返信に記されておった事じゃ…。
 (ここから: 要旨)
 お陰様で私が住んでいる東区はそれほど被害も無く
 私達家族もいつも通り、何の問題もなく過ごせています。
 (中略)
 FXの収支は昨年一年間で資産を倍にすることが出来ました。
 紆余曲折した手法はどんどんシンプルになり
 日足レベルでトレンド時だけにリスクを取る
 トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない(笑)
 (中略)
 トレードチャンスは極端に少なくなりますが、
 一旦ポジションを持つとハッキリトレンドが
 終焉するまで積み増しながら徹底的について行く
 戻ってきたら逆指値で同値撤退か損切り(笑)
 何度も戻ってきてしまい、がっかりすることも多々ありますが、
 私にはスイングののんびりしたトレードが合っているようです。
 (中略)
 10年かかって自分のトレードをハッキリ確立出来た感じです。
 ホントに相場に秘密は無く、
 基本に従えば無理せず利益は積み上がっていきます。
 今後もコツコツ負けて、
 日足トレンド発生にドカンと利益を積み上げます! (ここまで)」


『昨年一年間だけで資産を倍にすることが出来たということか…。』


「勝ち組トレーダーになられたSさんのメールの要旨をまとめると、
 (1) シンプルなトレードをしている。
 (2) 徹底的なトレンド・フォローをしている。
 (3) トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない。
 (4) 基本に従えば無理せず利益は積み上がっていく。
 (5) コツコツ負けて、トレンド発生にドカンと利益を積み上げる。
 というトレードをされていらっしゃるという事なのじゃのう…。」


『トレンド・フォローのみを徹底しているとともに、
 「無駄トレードをしない」という事も徹底されているようだな…。
 文章で観れば、当たり前の事が書かれているようであっても、
 「トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない」という事を
 本当に実践できるということは凄い事だよな…。ジイさん。』


「ふむ…。この事が、もしやすると、資産を倍にすることが出来た
 その秘密なのやも知れぬのう…。溜口剛太郎殿。
 さて次に、トレーダーのFさんから頂いたメールじゃが…。
 (ここから: 要旨)
 6月の月間トータル収支が初めてプラスで終わることが出来ました。
 資金は2倍くらいになりました。もともと資金が少ないので(笑)
 トレードの記録ノートを見ていると今月は結構トレードしました。
 勝率はいつも通りで、4割前後です。
 それなのに、プラスで終える事が出来ました。
 損小利大が出来るようになった事が大きいと思われます。
 これからも負けまくると思いますが、トータルでの勝ちを目指して
 頑張っていきたいと思います! (ここまで)」


『月間で資金は2倍くらいになりましたということは、
 月利100%というワケで、これは凄い事じゃないか…。』


「そればかりではなく…、Fさんの場合は、これまで月間収支で
 負け続けておられたが、突如、勝てるようにならればかりではなく
 月利100%を達成されたという事なのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『何気ない文章のようだが、その秘密が記されているというワケか。』


「もしやすると、月利100%は出来過ぎで、過剰なトレードを
 されていらっしゃったのやも知れぬが…、
 『勝率はいつも通りで、4割前後です。
  それなのに、プラスで終える事が出来ました。』
 ということは、特段に凄い事ではあるまいかのう…。」


『それだけ「損小利大のトレードが出来るようになった」、
 ということなんだろうけど…、勝率が4割ということは
 逆に言えば10回のトレードで6回も負けているということで、
 「トレードで利益を上げる = 高勝率でなければならない。」、
 「負けるトレードはダメなトレードだ。」などと思い込んでいる
 普通のトレーダーなら「こんな手法はダメだ」と手法も捨て、
 検証も「バカバカしい」と放棄するようなところで踏みとどまり、
 そして、多くのトレーダーがなかなか到達できない
 「損小利大」という次のステージに到達したという事は
 じつに凄い事だよな…。ジイさん。』


「ふむ…。世界の3大投資家のジョージ・ソロス氏でさえも
 負けトレードの方がむしろ多いと言われておるようじゃが…、
 トレードは『勝率よりも利益率が重要』ということなのじゃのう。
 『なぜ負けたのだろう。』と1つの負けに思い悩むうちはまだまだで
 『不確実性を本質とする相場では負ける事があるのも当然であり』
 負けることに屈せず、損小利大を目指せるトレーダーこそが、
 勝てるトレーダーという事なのやも知れぬのう…。」


『あははっ。SさんとFさんは一時代前風に言うならば…、
 「トレードは負ける事があると既に心得たり。
  負けながら嘆かず目指すは損小利大なりけり。
  我ついに負けながら勝つステージ(境地)に到達せしなり。」
 ってな事のかもしれないよな…ジイさん。』


「あははっ。それでは一時代前ではなく、まるで二時代前の
 昭和初期か大正あたりの文豪の物言いのようじゃのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その248


2017年も半年が過ぎ7月になりましたが、
今年の夏は「スーパー猛暑」になるそうですね。


●今週(7月3日から7日)の主な予定

<7月3日(月)>

※ カナダが建国記念日で休場。
※ NYの株式・債券市場は短縮取引

朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業製造業業況判断DI、
同朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業非製造業業況判断DI、
同朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業設備投資、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(5月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(6月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(5月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(6月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(6月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(6月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(6月)、
午後5時半に英製造業PMI(6月)、
午後6時に欧失業率(5月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(6月)、米建設支出(5月)、
などが予定されています。
日・豪・中国・英・欧・米の指標には注目です。


<7月4日(火)>

※ NYが独立記念日で休場。

午前10時半に豪小売売上高(5月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後5時半に英建設業PMI(6月)、
午後6時に欧生産者物価指数(5月)、
などが予定されています。
豪・英・欧の指標には注目です。


<7月5日(水)>

午前10時45分に中国財新サービス業PMI(6月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(6月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(6月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(6月)、
午後5時半に英サービス業PMI(5月)、
午後6時に欧小売売上高(5月)、
夜11時に米製造業新規受注指数(5月)、
深夜3時に米FOMC議事録要旨、
などが予定されています。
中国・英・欧・米の指標には注目です。
そして、独中首脳会談が予定されています。


<7月6日(木)>

午前10時半に豪貿易収支(5月)、
午後3時に独製造業新規受注(5月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
午後8時半に欧ECB理事会議事要旨、
同午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(6月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(6月)、
夜9時半に米貿易収支(5月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加貿易収支(5月)、加住宅建設許可件数(5月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(6月)、
などが予定されてます。
豪・独・スイス・欧・米の指標には注目です。


<7月7日(金)>

午後2時に日景気先行指数速報(5月)、日景気一致指数速報(5月)、
午後2時45分にスイス失業率(6月)、
午後3時に独鉱工業生産(5月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(5月)、仏貿易収支(5月)、
同午後3時45分に仏経常収支(5月)、仏財政収支(5月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(5月)、英製造業生産指数(5月)、
同午後5時半に英貿易収支(5月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(6月)、米失業率(6月)、
同夜9時半に米平均時給(6月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(6月)、加失業率(6月)、
夜11時に加Ivey購買部景況指数(6月)、
などが予定されています。
独・英・米・加の指標には注目です。
そして、FRBの半期に一度の金融政策報告と
G20首脳会談が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月26日から30日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.93で始まり、軟調傾向で推移して
95.39で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.304%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで46.04ドルへ上昇しました。
NYダウは週間45.13ドル下落、21349.63ドルで週の取引を終える。


<6月26日(月)>

日経平均は0.14円高で寄り付き20.68円高で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁(講演テキスト)
「緩やかな利上げが金融政策の正常化につながり、
 より長期間で持続可能なペースでの経済成長の維持につながる。
 インフレについてはいくつか特殊な一時的要因が押し下げている。
 しかし、これらの要因は弱まりつつあり米経済の堅調さから、
 来年にはインフレ目標2%に到達すると予想している。
 労働市場については極めて強い。
 経済が安定的な制限速度を超え、加熱するリスクを伴う。
 バランスシートの正常化については年内開始の方針を再確認。
 当初は慎重にゆっくりとスタートする見通し。」
英BBC
「英保守党はDUPと合意に達した。」
米耐久財受注速報(5月)は市場予想より弱い。
NY時間序盤に米10年債利回りが一時2.12%台へ低下。
報道
「米最高裁判所は大統領の入国禁止令を部分的認める判断を下した。」
報道
「米上院共和党がヘルスケア法案の修正案を発表。」
CBO
「上院共和党の修正案では2026年までに無保険者が2200万人へ。」
ドラギECB総裁
「金利は成長が回復している間は低くなければならない。」
米2年債入札結果
「高落札利回り1.348%、応札倍率3.03倍。」
バーナンキ前FRB議長
「景気回復は拡大する余地がある。
 FRBは二大目標(インフレ・最大雇用)に近い。
 成長は常に十分という事はないというのが米大統領選で示された。
 米有権者の信頼を勝ち取るにはより良い政策が必要。」
NYダウは14ドル高で取引を終える。


<6月27日(火)>

日経平均は75.77円高で寄り付き71.74円高で大引け。
ドラギECB総裁
「持続的な経済成長を強化することが課題。
 インフレは想定されていた成長の下で一層抑制されている。
 我々の金融政策が機能していることを確信。
 インフレを抑制している要因はすべて一時的なもの。
 刺激策の調整は慎重であるべき。
 デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。
 緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り
 徐々にしなければならない。
 かなりの規模の刺激策が引き続き必要。金融政策は継続性が重要。
 世界経済の要因がユーロ圏のインフレに対する重石。
 供給過剰による原油価格の動向を注視。
 インフレはまだ継続的でも自律的でもない。
 世界経済の不透明感は慎重な政策調整を意味する。
 政策スタンスを変更しないために政策の調整はあり得る。」
独債利回りが急上昇。ユーロ買い反応。
サンフランシスコ連銀総裁
「インフレは来年ごろに2%に上昇する見込み。
 米国経済は完全雇用を取り戻しており、それを超える勢いも。
 FOMCは緩やかな刺激策の解除の過程にある。」
英BOE金融安定化報告
「銀行の資本バッファーを11月から1%に引き上げる。
 カウンターシクリカル資本バッファーを0.5%に引き上げる。」
カーニー英BOE総裁
「ブレグジットが金融安定へのリスク。
 英総選挙ではブレグジット緊急対応プランを変更せず
 現時点では利上げは望ましくない。」
米上院共和党
「ヘルスケア法案の採決を7月4日の独立記念日以降に延期する。」
共和党のライアン下院議長
「ヘルスケア法案に関してマコーニル上院院内総務が示した
 共和党案に反対することはない。
 上院は法案を採決の方向に進めると予想。
 時期については言及しない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「インフレ抑制要因は一時的なもの。
 2%の目標達成予測を18年初期に後ずれ。
 2017年にもう1回の利上げを支持。
 今年の米成長は平均2.3%を予想。
 バランスシート縮小は年内のどこかで開始する。
 現在のドルは問題ではない。
 ドルは自身の危険リスクのリストでは高い位置にはない。」
フィッシャーFRB副議長
「高い資産価格は将来の不安定リスクにつながる恐れ。
 金融市場の脆弱性は過去に比べ和らいだ。」
米5年債入札では最高落札利回り1.828%、応札倍率2.33倍。
イエレンFRB議長
「銀行システムは非常に強く健全。
 新たな金融危機は排除できないがシステムは格段に安全。
 銀行はショックに耐え得るほど良好。
 我々は物価安定をコミットしている。
 多くが低失業率がインフレを上昇させると信じている。
 緩やかなペースの利上げを明確にしている。
 緩やかなペースの利上げを市場は予想している。
 資産価格は幾分高い。」
報道
「米車販売でローン焦げ付きが急増して1割に迫る。」
NYダウは98ドル安で取引を終える。


<6月28日(水)>

ミネアポリス連銀総裁
「低インフレのため、先日のFOMCでは反対票を投じた。
 米経済は景気過熱に近づいていない。
 我々は低いインフレを望んでいるがそれは落ち着いたインフレだ。
 バランスシート縮小がどの程度小さいものなのかまだ分からない。」
日経平均は75.89円安で寄り付き94.68円安で大引け。
コンスタンシオECB副総裁
「米国U-6に相当する失業の広義の概念ではユーロ圏失業率は18%。
 経済のたるみが従前の考えよりも大きいこと示す。
 粘り強さが必要との前日のドラギECB総裁の講演終盤の発言が
 正当化されよう。
 インフレ目標達成のために従来からの金融政策を続ける必要。」
S&P
「ユーロ圏の2017年成長率見通し2%に上方修正(3月時点1.6%)」
サンフランシスコ連銀総裁
「米国は実質賃金の伸びが生産性上昇ペースを上回っている。
 パートタイム労働比率ここ1、2年で減少、フルタイム求人が増加。
 労働市場の引き締まりで賃金の伸びが加速する兆候。」
ECB関係筋
「市場はドラギ総裁講演の刺激策について誤解している。」
ユーロ売り反応。
カーニー英BOE総裁
「ある程度の刺激策の解除が必要となる公算。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が11.8万バレルの増加。
米7年債入札では最高落札利回り2.056%、応札倍率2.46倍。
NYダウは143ドル高で取引を終える。


<6月29日(木)>

報道
「FRBが包括的資本分析(CCAR)の結果を公表し、
 大手34行全ての資本計画を承認。」
日経平均は130.46円高で寄り付き89.89円高で大引け。
マクマスター米大統領補佐官
「北朝鮮は米国を標的にする最も緊迫した脅威。
 大統領から北朝鮮に対して軍事オプションを含めた
 制裁準備の指示を受けた。」
原田日銀審議委員
「日銀の国債購入はデフレ脱却と金利低下が目的。
 需給ギャップと物価の適切化が目的。」
独連銀総裁
「現時点では拡張的金融政策は適切。
 ただ、緩和策の程度の適切さについては意見が異なる。
 従来から述べてきたように国債購入については懐疑的な立場。」
独消費者物価指数速報(6月)は予想より強い前月比+0.2%。
米第1四半期GDP確報は予想より強い1.4%。
米10年債利回りが一時2.29%台へ上昇。
コーン米NEC(国家経済会議)委員長
「ヘルスケア法案で政府と上院は合意できる。
 9月に税制改革のアジェンダに取り組む。
 3%の米成長率はそれほど高い目標ではない。」
ライアン米下院議長
「2018年1月1日までには新税制で臨みたい。」
セントルイス連銀総裁
「現在の政策金利の水準は適切と再度指摘。
 弱いインフレ指標は2%目標到達に疑問生じさせると再度指摘。
 もしも失業率がさらに低下してもインフレへの影響は小さい。」
ムニューシン米財務長官
「北朝鮮が態度をあらためるまで資金を止める。
 北朝鮮の非道な振る舞いは許容できない。
 北朝鮮への制裁で中国を標的にしていない。
 中国とは建設的な協議を続けている。これからもそれを希望する。
 FRB議長に関してはまだ何も決まっていない。」
ホールデン英BOE委員
「インフレに注意を払う理由は低所得者に甚大な影響を及ぼすため。
 高インフレが定着しないように金利を決める必要がある。」
NYダウは167ドル安で取引を終える。


<6月30日(金)>

日経平均194.67円安で寄り付き186.87円安で大引け。2万円台維持。
ロンドン時間に米10年債利回りが一時2.29%台へ上昇。
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「金融政策の正常化が正当化されよう。
 インフレ上昇の安定した動きはまだ顕在化に至っていない。
 異常に緩和的な政策は望ましくない効果もたらす。
 正常化に向けて準備を。」
クーレECB専務理事
「ユーロ圏の経済状況がまちまちであることが金融政策の課題。
 危機を乗り越えて実質所得の収斂が必要に。」
トランプ大統領(米韓首脳会談後の共同声明)
「北朝鮮のミサイル計画に対し決意を持って対応する必要。
 北朝鮮への忍耐の限度を超えた。
 外交、経済的手段を駆使して対応する。」
原油先物8月限は46.04ドル。
NYダウは62ドル高で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初26日に111.19レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して、翌27日の東京時間前半に112.07へ上昇し
ました。その後、ロンドン時間前半にかけて111.46へ下押しましたが
その後、ロンドンフックスにかけて112.46へ上昇する展開になりまし
た。その後、112円台半ばから111.83を範囲とする揉み合いが続きま
したが、29日のロンドン時間から上伸してNY時間前半に週高値とな
る112.92へ上昇する展開になりました。その後、反落して、30日の
東京時間前半にかけて111.73へ下押しする展開になりました。その後
切り返し、NY時間後半にかけて112.60へ反発して、112.36レベルで
週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初26日に1.1200レベルて始まり小幅な揉み
合いが続きましたが、27日のロンドン時間前半から上伸して、28日の
ロンドン時間序盤にかけて1.1388へ上昇する展開になりました。
その後、NY時間序盤に1.1293へ反落しましたが、その後、再び反発
して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して、29日のNY時間後半に
かけて週高値となる1.1445へ上昇する展開になりました。その後、高
値圏で揉み合いが続きましたが、30日のロンドン時間に前半に1.1392
へ反落して、その後、反発して小幅な揉み合いになり1.1426レベルで
週の取引を終えました。




●今週(7月3日から7日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは30日の高値112.60を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高でもある29日の
高値112.92、さらに上昇した場合は113.00の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合2月23日の高値113.46から3月17日の高値113.49、
さらに上昇した場合は2月21日の高値113.78、ここを上抜けた場合は
114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは29日のロンドン時間序盤の押し安値の
112.13から112.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は28日の
安値111.83から30日の安値111.73、さらに下落した場合は27日の
安値111.46から28日のNY時間の押し安値111.35、さらに下落した
場合は21日の安値111.06、ここを下抜けた場合は111.00の「00」ポ
イントから22日の安値110.95、さらに下落した場合は16日NY時間
の押し安値110.64を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、7月3日の日銀短観と中国財新製造
業PMIと米ISM製造業景況指数、5日の中国財新サービス業PMIと米
製造業新規受注指数と米FOMC議事録要旨、6日の米ADP雇用統計と
米貿易収支と米新規失業保険申請件数と米ISM非製造業景況指数、
7日の米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給、などが注目され
ます。


先週は米10年債利回りが2.30%台へ上昇するも、ECBやBOE総裁か
ら出口戦略を示唆する発言があったことでユーロやポンドが上昇した
ことを背景に相対的にドルが弱含み、ドルインデックスが95.39へ下落
しましたが、ドル円は円安を背景に一時112.92へ上昇する展開になり
ました。

今週の注目の焦点は週末の米雇用統計およびFRBの半期に一度の金融
政策報告とG20首脳会談になりますが、トランプ大統領が米韓首脳会
談後の共同声明で「北朝鮮への忍耐の限度を超えた。」と発言して、
29日にマクマスター米大統領補佐官が「北朝鮮は米国を標的にする最
も緊迫した脅威。大統領から北朝鮮に対して軍事オプションを含めた
制裁準備の支持を受けた。」と発表していることから、6月8日以降、
ミサイル発射などをしていなかった北朝鮮の挑発行動の再開が懸念さ
れるとともに、もしもそのような行動があった場合には米国の対応が
注目されます。

米雇用統計では、前回は4月分と3月分のNFPが下方修正されてNFP
の3か月の平均値は+12.1万人と、2012年7月以来、約5年ぶり低水
準となっていることもあり今回のNFPの結果が大いに注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは先週高値でもある
29日と30日の高値1.1445を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合は2016年4月12日の高値1.1465から2016年5月6日の高値
1.1480、さらに上昇した場合は1.1500の「00」ポイント、ここを上抜
けた場合2016年5月2日の高値1.1536、さらに上昇した場合1.1600
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1400の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は30日の安値1.1392から29日の
NY時間の押し安値1.1386、さらに下落した場合は1.1300の「00」ポ
イントから28日の安値1.1293、ここを下抜けた場合5月22日の高値
1.1268から5月21日高値1.1263を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、7月3日の欧失業率、4日の欧
生産者物価指数、5日の欧小売売上高、6日の独製造業新規受注とECB
理事会議事要旨、7日の独鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、7月3日の中国財新製造業PMIと米ISM製造業景況
指数、5日の中国財新サービス業PMIと米製造業新規受注と米FOMC
議事録要旨、6日の米ADP雇用統計と米貿易収支と米新規失業保険申
請件数と米ISM非製造業景況指数、7日の米非農業部門雇用者数と米
失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週は、27日にドラギECB総裁が「インフレを抑制している要因はす
べて一時的なもの。(中略) デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。
緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り徐々にしなけれ
ばならない。(後略)」と発言して、翌日にECB関係筋が牽制を試みる
も、ユーロドルは週間で200Pips超上昇する展開になりました。

30日にラウテンシュレーガーECB専務理事が「金融政策の正常化が正
当化されよう。(中略) 正常化に向けて準備を。」と発言するも、同日、
クーレECB専務理事が「ユーロ圏の経済状況がまちまちであることが
金融政策の課題。」とも発言していて、ECB要人には微妙な温度差もあ
るようで、今週も引き続き欧州の要人発言が注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、週末の米雇用統計が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その248 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はユーロドルがドラギECB総裁の発言に
 27日のロンドン時間から上昇して、そしてポンドや豪ドルなども
 上昇したことから相対的にドル安の状況となったが…、
 米10年債利回りは2.30%台へ上昇するも、ドル円は円安を背景に
 一時112.92へ上昇する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そして、『強いドルストレート』と『弱い円』を背景に、
 クロス円は合成的に強い動きとなって堅調に推移したのう…。」


『6月13日にヒンデンブルク・オーメン2年ぶり発生したことで
 話題になっていたが、NYダウは先週こそ45ドルほど下落するも、
 まだ堅調は維持しているようだし、2017年の今年は7のつく年の
 暴落のアノマリーは杞憂になるのかなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。1987年にブラックマンデー、1997年にアジア通貨危機、
 そして、2007年にBNPバリパショックが起ったことで、
 7のつく年には経済危機のアノマリーがあるとされておるが、
 2017年は今のところ、まだ杞憂と言える状況のようじゃのう…。」


『……。』


「ただ…、『米車販売でローン焦げ付きが急増して1割に迫る。』との
 報道がされていたり、トランプ大統領が30日の米韓首脳会談後の
 共同声明で『北朝鮮への忍耐の限度を超えた。』と発言して、
 その前日の29日にマクマスター米大統領補佐官が
 『北朝鮮は米国を標的にする最も緊迫した脅威。大統領から
 北朝鮮に対して軍事オプションを含めた制裁準備の指示を受けた。』
 と発表していることから、有事の火種も燻っていることで…、
 まだ何も起こっていうちに予想や怯えて売る必要はないけれども、
 過度の楽観をすることなく、いつ何時なにが起こってもよいように
 『治に居て乱を忘れず』は心得ておきたいものじゃのう…。」


『市場では何でも起こり得る、とも言われているからなぁ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は先週にペンディングとなっておった
 『サインの強弱のお話』でもさせてもらおうかのう…。」


『宜しい。「サインの強弱の話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「トレードに際しては、相場の環境認識とも呼ばれる
 (1)『トレンドの状況および方向の認識』
 (2)『ボラティリティ(の大小)の認識』
 (3)『抵抗線(抵抗ゾーン)の位置の認識』
 (4)『ローソク足の状況(プライスアクション)の認識』
 (5)『時間(帯)の認識』など、が大切であるが…、
 当然ながら、例えばトレンドにしても、
 強いトレンドや弱いトレンドがあり、いつも同じではなく、
 また、トレードの執行を判断する手法におけるサインにも
 強弱があるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『手法によっては、「ボリバンの±3σにタッチしたら」、
 「ラインにタッチしたら(あるいは抜けたら)」、
 というものもあるけれど…、
 移動平均線などインジケーターを用いる手法では
 その角度など、サインには強弱があるものだよな…。』


「そして、環境認識や手法には絶対性や確実性は求められなく、
 強いトレンドで、手法において強いサインが示現しても
 ときにダマシとなることがあるものじゃが…、一般論として、
 あまり良くない相場環境で弱いサインでトレードするより、
 より良い相場環境で、かつ強いサインでトレードする方が、
 勝率も高くなり、戦績も向上する傾向があるものでのう…。」


『サインには強弱があり、取捨する必要もあるということか…。』


「ふむ…。ただ、より良い相場環境と強いサインだけを選別すると、
 これはこれで無駄トレードを抑制して良いことではありながら…、
 ときにトレード・チャンスを限定し過ぎてしまう場合も
 あるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『数多くトレードすればするほど儲かるという事ではないとしても、
 例えば月に1回のトレード・チャンスじゃ困るってもんだぜ…。
 トレンドの強さやボラティリティなど相場状況によっては、
 例えば、300Pipsの獲得は難しくても、30Pipsなら行けそう、
 なんて場合もあるだろうからな…。』


「ふむ…。一般にタームを小さくするほどトレードチャンスを得られ
 つまり、小さな時間軸にするほどトレードチャンスは得やすいが、
 また、小さな時間軸にするほどノイズ的な動きにも翻弄されやすく
 どの時間軸(ターム)でトレードするかは、時間軸の性向とともに、
 トレーダー自身の性格や好みや、トレードに取り組める時間や
 口座資金量にもよる所となるのではあるまいか…。」


『トレードの時間が充分に取れない場合など、スイング・タームでの
 トレードという選択肢もある一方、口座の資金量が多ければ、
 例えば、「1ロットで1000Pips = 100ロットで10Pips」という、
 スキャル的な思想のトレードもあり得るだろうからな…。』


「ふむ…。トレードは獲得Pips競争ではなく、利益を得るという
 ことでは、パンローリング社の『FXの小鬼たち』に登場する
 フーサイン・ハーネカー氏のトレード・スタイルも肯定されよう。」


『……。』


「ただ、『1ロットで1000Pips = 100ロットで10Pips』という
 考え方の基のトレードでは、さらにより一層、
 『より良い相場環境で、かつ強いサインでトレードする』
 ということが重要になってくるのではあるまいかのう…。」


『相場の環境にはより良い状況とそうではない状況があり、また、
 サインには強弱がある故に「環境とサインを取捨する」という事は
 トレードにおいて大切な技術になるんだろうな…。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その247


話題の中学生のプロ棋士、藤井聡太四段が公式戦29連勝達成となるか
26日の竜王戦決勝トーナメント1回戦が注目されますね。


●今週(6月26日から30日)の主な予定

<6月26日(月)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(5月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(4月)、日景気一致指数改定値(4月)
午後5時に独IFO景況感指数(6月)、
夜9時半に米耐久財受注(5月)、米耐久財受注(除輸送用機器 5月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<6月27日(火)>

朝7時45分にNZ貿易収支(5月)、
午後7時からカーニー英BOE総裁の発言、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(4月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(6月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(6月)、
深夜2時からイエレンFRB議長の講演、
などが予定されています。
NZ・米の指標とイエレンFRB議長の講演には注目です。
そして、中国で29日まで夏季ダボス会議が開催予定です。


<6月28日(水)>

午後3時に独輸入物価指数(5月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米卸売在庫(5月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<6月29日(木)>

朝8時50分に日小売業販売額(5月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(6月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(7月)、
午後5時半に英消費者信用残高(5月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(6月)、欧経済信頼感(6月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(6月)、
夜9時半に米第1四半期GDP確報、米第1四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第1四半期GDPデフレータ確報、
同夜9時半に米第1四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<6月30日(金)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(5月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(6月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(5月)、日失業率(5月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(5月)、
午前10時に中国製造業PMI(6月)、中国非製造業PMI(6月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(5月)、
午後3時に独小売売上高指数(5月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(6月)、仏卸売物価指数(6月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(6月)、
午後4時55分に独失業者数(6月)、独失業率(6月)、
午後5時半に英第1四半期GDP確報、英第1四半期経常収支、
午後6時に欧消費者物価指数速報(6月)、
夜9時半に米個人所得(5月)、米個人消費支出(5月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(5月)、
同夜9時半に加GDP(4月)、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(5月)、加原料価格指数(5月)
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(6月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(6月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・英・欧・米・加の指標には注目です。


<7月2日(日)>

東京都議会議員選挙、投開票



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月19日から23日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.82で始まり、97.52へ上昇した後に
反落して96.98で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.142%に低下しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで43.01ドルへ低下しました。
NYダウは週間10.48ドル上昇、21394.76ドルで週の取引を終える。


<6月19日(月)>

報道
「仏議会選、マクロン新党が単独過半数へ。投票率は過去最低。」
日経平均は31円高で寄り付き124円高で大引け。
豪RBA総裁
「今後数年の豪州の経済成長は力強さを増す可能性が高い。
 世界経済の回復がサポートとなっている。
 鉱業投資については正常な水準への回復がほぼ回復している。」
IMFの日本に対する4条協議
「金融政策は持続的な緩和スタンスを維持するべき。
 日銀はインフレ予測の公表や、買い入れ額への言及中止などを通じ
 コミュニケーションの枠組み強化を。
 インフレ率は中期的にも2%目標を下回る見込み。
 2017年は0.7%、2018年は0.6%と予測する。
 実質実効レートは2015年から2016年にかけて上昇し、
 ファンダメンタルズとの整合性が取れた。
 経済見通しのリスクは下振れ。
 消費税は0.5%か1%ずつ、15%に引き上げを。
 単一税制を維持するべき
 基礎的財政収支は対GDP比で年平均0.5%の改善を。」
ムーディーズ
「豪州の大手4銀行の格付けをAA3からAA2に引き下げる。」
ベルギー中銀総裁
「QEの将来について年内に決める必要がある。
 インフレ期待が低過ぎる状態が長期化することはリスク。
 しっかりと安定する必要。、賃金上昇を注視する。」
英財務省
「フォーブス氏に次のMPCメンバーにSilvana Tenreyro氏を指名。」
ロシア国防省
「シリア軍機の撃墜はシリア主権に対する屈折した侵犯。
 今後、シリア上空を飛行する米主導連合軍の航空機を
 標的にする可能性がある。」
NY連銀総裁
「インフレは米金融当局が望ましいとする水準をやや下回っている。
 米経済は完全雇用の極めて近い状況。
 経済の信頼感の水準は非常に非常に高い。
 経済の拡大は長期的に続くと確信している。
 全般的に雇用市場は比較的良好。
 自動化が雇用を奪うとはそれほど警戒していない。
 労働市場の改善に伴い、賃金と共にインフレは加速する。
 現時点で引き締め策を停止すれば、インフレ高進のリスク増大。
 まだ十分に金融環境を引き締めていない。」
フォーブス英BOE委員
「英中銀はインフレ圧力を過小評価している。
 英消費者物価(CPI)は恐らく3%超に上昇。
 CPIの上昇は一時的なポンド安の影響ではない。
 賃金の伸びは拡大が予想される。」
デービス英EU離脱担当相
「離脱交渉は有望なスタートを切った。
 英国はEUの単一市場と関税同盟から離脱し、
 自由貿易協定の締結を要請。
 EUとの関税同盟離脱は大きな利点になる。」
IMF
「通貨危機防止へ資金供給を早くする新協定を導入へ。」
NYダウは144ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月20日(火)>

シカゴ連銀総裁
「2017年の利上げについて、(年内打ち止めを意味する)2回か、
 3回か、4回かはまだわからない。
 現状は非常に緩やかな利上げをサポート。
 これまでのデータから第2四半期GDPは力強い回復が期待される。
 CPIの鈍化は、来週発表されるPCEにとっても良くない前兆。
 2%のインフレターゲットについて強いコミットを示すべき。
 これまでの8年間2%を下回っていることは大きな失敗。
 非常に低い金利についてリスクがないとは言えない。
 バランスシートの縮小に関しては年内の開始が自然な動き。」
日経平均は166円高で寄り付き162円高で大引け。年初来高値更新。
豪RBA議事録
「経済成長は安定。緩和スタンスを維持。
 コアインフレは依然として低い。
 家計債務の急増を呼んだ住宅市場過熱に慎重なモニタリング必要。
 賃金の伸び鈍化を懸念。豪ドル高は経済の調整を複雑化。」
フィッシャーFRB副議長(講演テキスト)
「いくつかの国で住宅価格は高水準かつ上昇している。
 不良債権は減少しており米国の銀行システムは随分強くなった。
 金融システムの安全のために講ずる措置はまだある。
 住宅価格上昇は長期にわたる低金利が背景。」
カーニー英BOE総裁
「インフレ圧力は抑制、利上げする時ではない。」
スイスSNB総裁
「スイス・フランは引き続きかなり過大評価されている。
 現在の金融政策は必要とされている。
 景気刺激策からの出口については話題にのぼらず。」
英財務相
「金融サービス業界を守ることをEU離脱交渉の中核にする方針。
 金融サービスの分散はEU全体の企業にとってコスト高となる。」
ムニューシン米財務長官
「年内に税制改革を行うことを約束する。
 法人税引き下げなど大規模な税制改革を計画している。
 足元の税収は予想をやや下回っている。
 年後半には税収が回復すると予想。税収については心配してない。
 強いドルはトランプ政権への信任。
 強いドルには輸出などで不利な面も。」
ボストン連銀総裁(講演テキスト)
「低金利は将来の景気後退との戦いに不利。
 低金利は金融による仲介機能や経済にとってリスクとなる。
 低金利は金融の安定にとって不安材料。」
シカゴ連銀総裁
「インフレ率が上昇し2%目標達成することは重要。
 直近のインフレ指標は自身を若干神経質にさせている。
 インフレ圧力は高まる可能性。
 指標を精査し状況改善したか見極める時間はある。
 経済は非常に良好。12月まで待ってそれから判断することも可能。」
ライアン米下院議長
「税制改革を我々は2017年内に達成するだろう。」
トランプ大統領
「北朝鮮問題での中国の取り組みは奏功していない。」
ダラス連銀総裁
「今年のGDPは2%前後の成長率を予想している。
 成長が労働市場からスラックを取り除く。
 米国はほぼ完全雇用。インフレは均一性を欠き、活発ではない。
 インフレの兆候増えるまで辛抱強く待つべきだ。
 インフレ鈍化は一時的である証拠を見たい。
 イールドカーブの形状は気掛かり。」
NYダウは61ドル安で取引を終える。


<6月21日(水)>

報道
「MSCIが中国本土人民元建てA株を新興市場指数に組入れと発表。」
日経平均は38円安で寄り付き91円安で大引け。
黒田日銀総裁
「物価動向を引き続き注意深く点検する必要。
 2%目標までには距離があり強力な金融緩和推進が適切に。
 日本の景気の足取りはよりしっかりとしたものに。」
英メディアのバズフィード
「メイ英首相の政策責任者のゴドフリー氏が辞任する見通し。」
ECB経済報告
「中国経済など新興国の経済状況の回復で全般的なリスクは後退。
 トランプ政権の保護主義的な政策が新たなリスクとなっている。」
英BBC
「英保守党と英DUPとの協議が続くなかで、
 英DUPは医療とインフレ分野に各10億ポンド追加支出を要求。」
ホールデン英BOE政策委員(これまで金利据え置きを主張)
「年後半には刺激策の一部解除が望ましい。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が245.1万バレルの減少。
ライアン米下院議長
「経済成長達成のため税制改革の重要な部分は恒久化される必要。
 税制改革の一部は暫定的になる可能性。
 まだ、詳細は決定されていない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「9月のバランスシート縮小開始の可能性を見込む。
 インフレが鈍化するようであれば望まない。
 バランスシート縮小開始時は利上げの一時停止を望ましい。」
報道「仏4閣僚が辞任へ。」
NYダウは57ドル安で取引を終える。


<6月22日(木)>

RBNZ声明
「政策は相当な期間緩和的。
 多くの不確実性が残り政策は調整が必要な可能性。
 通貨安は成長見通しの均衡を支援。
 実効為替レートは5月以来、3%上昇。成長見通しはポジティブ。
 一時的な要因がインフレを押し上げている。
 長期のインフレ見通しは引き続き安定。
 インフレの総合指数に一部ばらつきが見られる。
 直近の予算変更が成長を支援するだろう。
 2017年の予算は成長を支援。」
日経平均は15円高で寄り付き28円安で大引け。
マクロン大統領
「ユーロ圏はより強力な結びつきが必要。
 ユーロ圏の統一予算が必要。」
岩田日銀副総裁
「国債買入の目途は外さない方が良い。
 インフレ目標達成に向けて必要。」
ECB経済報告
「金融政策は引き続き緩和的。
 世界経済の回復は緩やかな加速を予想。
 米国の経済活動は強含むこと想定。
 英国の実質GDP成長の短期見通しは抑制。
 日本では緩和政策が景気拡大を引き続き下支え。
 中国経済は堅調なペースでの拡大を見込む。
 商品市況は足元で軟調。世界的にインフレ上昇は鈍る傾向に。
 ユーロ相場は貿易加重ベースで3月初頭から2.5%上昇。
 ユーロ圏経済成長は主に内需中心にモメンタム上昇。
 基調インフレには依然として強い上昇のサインみられず。
 ユーロ圏の賃金上昇は引き続き低調。
 HICPは予想ほどの伸びを示していない。
 世界的に政策面での不透明感は増大している。
 ここ数年、地政学リスクの緊張が成長への主要な下方リスク。」
英DUP議員
「保守党との閣外協力交渉は29日までの合意の可能性が高い。」
米上院共和党がまとめたヘルスケア法案
「医療保険市場の安定化へ4年間で500億ドルの予算を充当。
 2019年までコスト負担補助金を設ける。」
セントルイス総裁
「再来年までに3%の政策金利の見通しは不必要にアグレッシブ。
 バランスシート縮小開始は早く始めるべき。
 最近の指標は広範囲でのインフレ鈍化を示している。」
米USTR代表
「日米の2国間貿易交渉の準備は整っていない。
 日本との2国間貿易合意が成立するとは言えない。
 中国との自由貿易交渉は極めて可能性が低い。
 8月17日にもNAFTA交渉を始める意向。
 米国はTPPに戻るつもりはない。」
FRBのパウエル理事
「ボルカールールは削除や緩和の余地がある。
 ボルカールールの改善に向け同ルールを管轄する4当局とともに
 取り組んでいきたい。」
FRB
「大手銀行のストレステストでは34行全てが経済的なショックに
 耐える能力がある。」
NYダウは12ドル安で取引を終える。


<6月23日(金)>

日経平均は42円高で寄り付き22円高で大引け。
EU大統領
「メイ英首相のEU市民在住権の提案は期待に届かず。」
セントルイス総裁
「インフレとインフレ期待は下向きのサプライズ。
 FOMCは経済動向を見極め様子見が可能。
 現行の政策金利は適正水準。
 保有資産の正常化は5年以上を要する可能性。
 イールドカーブは著しくフラット化している。
 アマゾンデフレ(ホールフーズ買収)の見方は恐らく大袈裟な可能性。
 株式市場にバブル発生しているかは不明。
 我々は低金利、低インフレの環境下にいる。
 インフレ率は2018年末までに2%の目標に上昇へ。
 バランスシート縮小は9月開始の可能性。
 選択肢はオープンにしておくべき。
 バランスシート縮小は利上げなしの会合に開始可能。」
クリーブランド連銀総裁
「経済のファンダメンタルズの基調は非常に良好。
 段階的に緩和政策を解除すべき時。
 FRBは米経済を減速させるために利上げを行っていない。
 最近のインフレ指標で自身の見方は変わっていない。
 インフレは緩やかに上昇して行く。
 年内のバランスシート縮小開始を支持。」
NYダウは2ドル安で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初19日に110.91レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して20日のロンドン時間に週高値となる111.78
へ上昇する展開になりました。その後、21日のロンドン時間にかけて
111.06へ反落しましたが、NY時間前半に111.74へ反発する展開にな
りました。その後、22日の東京時間にかけて110.95へ反落した後に
NY時間にかけて111.44へ反発しましたが、その後、揉み合いとなっ
て111.28レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初19日に1.1209レベルで始まり、揉み合い
を経た後にロンドン時間に週高値となる1.1212へ上昇しましたが、
その後、NY時間近くから反落して20日のオセアニア時間にかけて
1.1141へ下落する展開になりました。その後、ロンドン時間序盤に
1.1165へ反発しましたが、NY時間後半にかけて週安値となる1.1118
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、22日のロンドン
時間序盤に1.1178へ上昇しましたが、その後、NY時間後半にかけて
1.1139へ下押す展開になりました。その後、再び反発して、23日の
NY時間序盤にかけて1.1209へ上昇しましたが、その後、小幅な揉み
合いとなって1.1193レベルで週の取引を終えました。




●今週(6月26日から6月30日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは22日NY時間の戻り高値
111.44を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は21日の高値
11.74から先週高値でもある20日の高値111.78、さらに上昇した場合
112.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は5月24日の高値の
112.12から3月31日の高値112.19、さらに上昇した場合は2月17日
の安値112.61を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは22日のNY時間の押し安値111.07から
111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた
場合は22日の安値110.95から19日のNY時間の押し安値110.91、
さらに下落した場合は16日安値110.64、ここを下抜けた場合は14日
の高値110.34、さらに下落した場合は110.00の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標及び要人発言では、26日の米耐久財受注
27日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数とリッチモ
ンド連銀製造業指数とイエレンFRB議長の講演、28日の米中古住宅販
売成約、29日の米第1四半期GDP確報と米第1四半期個人消費確報
と米第1四半期GDPデフレータ確報と米第1四半期コアPCEデフレ
ータ確報と米新規失業保険申請件数、30日の日全国消費者物価指数と
日失業率と日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと中国非製造業PMIと
米個人所得と米個人消費支出と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部
協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目され
ます。


先週のドル円は、110円台後半から111円台後半を範囲とするレンジ
相場になりましたが、中立派のダラス連銀総裁が追加利上げに慎重姿
勢を示すなど見解に変化も見られ、FOMCでは政策の正常化の道筋が
示されるも、コアCPIが前年比で4ヵ月連続で鈍化していることもあ
って、金利先物市場での金利見通しは年内据え置きが50%超となり、
FRBが年内にもう一度利上げをするのか、あるいは据え置きとなるの
か、市場観測は二分している状況のようです。

今週は27日深夜のイエレンFRB議長の発言が注目されますとともに
米税制改革への関門となるヘルスケア法案を米上院が採決する可能性
が指摘されていることから、議員間で賛否が拮抗している状況でその
結果が注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは23日の高値1.1209
から先週高値でもある19日高値1.1212を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は15日の東京時間の戻り高値1.1228から12日の
高値1.1232、さらに上昇した場合は8日の高値1.1269、ここを上抜け
た場合は7日の高値1.1282から14日のFOMC後の高値1.1289、さら
に上昇した場合は14日高値1.1295から1.1300の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合2016年9月8日の高値1.1327を巡る攻防が注目
されます。
一方、下落した場合は、まずは22日の高値1.1178から23日ロンドン
時間の押し安値1.1161を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場
合は22日の安値1.1139、さらに下落した場合は先週安値でもある20
日の安値1.1118、ここを下抜けた場合は1.1100の「00」ポイント、
さらに下落した場合は5月18日の安値1.1075を巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、26日の独IFO景況感指数、
29日の独消費者物価指数速報、30日の独失業者数と独失業率と欧消費
者物価指数速報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
26日の米耐久財受注27日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信
頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数とイエレンFRB議長の講演、
28日の米中古住宅販売成約、29日の米第1四半期GDP確報と米第1
四半期個人消費確報と米第1四半期GDPデフレータ確報と米第1四半
期コアPCEデフレータ確報と米新規失業保険申請件数、30日の中国製
造業PMIと中国非製造業PMIと米個人所得と米個人消費支出と米コア
PCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信
頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、仏下院選挙でマクロン新党が大勝するも週間で
16Pips程下げて、下へ「行って来い」のレンジ性の相場展開になり、
20日時点でのIMM通貨先物ポジションでは34201枚の大幅な買い越
し減となりました。

今週初はイタリア政府によるベネトバンカなど中小2行の破綻処理に
対する市場反応が注目されますが、対ドル通貨ペアとして、27日深夜
のイエレンFRB議長の発言が注目されますとともに、30日の欧消費者
物価指数速報などが焦点になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その247 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円はレンジ幅100Pips程の揉み合いで
 ユーロドルも週間100Pips程の下へ「行って来い」相場だったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先日のFOMCでは政策の正常化の道筋が示されるも、
 コアCPIが前年比で4ヵ月連続で鈍化していることもあって、
 金利先物市場での金利見通しは年内据え置きが50%超となり、
 FRBが年内にもう一度利上げをするのか、据え置きとなるのか…、
 市場観測は二分している状況のようじゃのう…。」


『なんか煮え切らない相場といった印象もあるが…、
 今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「引き続き米重要経済指標が注目されるが、
 27日深夜のイエレンFRB議長の発言が注目されるとともに
 米税制改革への関門となるヘルスケア法案を米上院が採決する
 可能性が指摘されていることから、その結果が注目されよう…。
 次第によっては動意づく場合もあるやもしれぬのう…。」


『ヘルスケア法案では米共和党から3人以上の造反が出れば
 可決できないとも言われているようでどうなるのかなぁ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『サインの強弱のお話』でも
 させてもらおうと思っておったのじゃが…、
 中学生のプロ棋士、藤井聡太四段が公式戦29連勝達成となるか、
 話題となっておるようで、今日は将棋にちなみ、
 『最善手のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『あははっ。そういえばジイさんは将棋のアマ五段だったよな…。
 よろしい。「最善手のお話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「ジイは確かに日本将棋連盟のアマ五段の免状こそは持ってはおるも
 今は将棋から遠ざかっており実力はアマ初段といったところじゃが
 将棋には序盤の戦法の骨格が決まった後からはこれこそ最善という
 『最善手』があるとされておるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『将棋の初手は30通りで、指し手の最多局面では持ち駒の使用も含め
 ルール上の合法手がなんと593通りもあるそうだけど、
 これらの中から「最善手」を探すのは大変なことだよな…。』


「ふむ…。もちろん将棋のプロとて一局の平均手数115手において
 常に『最善手』を指し続けることは事実上不可能で、
 将棋では『悪手なくば勝つ』とも言われておるのじゃが…、
 ただ、将棋の局面において『絶対正解が存在している』という事は
 将棋はやがて数理的な完全解明がされるのやもしれぬのう…。」


『80の115乗の可能性の完全解明か…。興味深い棋譜となると思うが
 創造性の否定にもなりそうで少し寂しい気もするよな…。』


「ところで、トレードでは、その局面においての判断の選択肢は
 『買う』、『売る』、『待つ(見送る)』、のわずか3手であるが…、
 後付け的に過去チャートを観ると『ここで買って、ここで売って』
 そして『ここでは耐えて』、『ここでは一旦、反対売買で利確して』、
 『ここでは再エントリーして』、『ここでは逆張りで入って』など、
 『絶対正解が存在しているかのように思える』ものじゃが…、
 過去チャートではない未来が未確定の現在進行形の動的チャートで
 『最善手』を常に100%判断する事はどんなに数理を駆使しても
 事実上、ほとんど不可能に近いことなのではあるまいかのう…。
 つまり、相場には『唯一無二の絶対正解』というものは
 存在していない、ということではあるまいか…。溜口剛太郎殿。」


『「ここで買って、ここで売って」てな事は、所詮、後付け講釈であり
 動いているリアル相場で全て100%正解し続ける事は不可能だろう。
 後付け講釈師には「じゃぁ、実際にトレードして見せてください。」
 と言ってやればよいのさ…。途端に化けの皮が剥がれるだろうよ。』


「相場の環境認識をして、手法に従って得れる結果や結論は、
 エッジという名の確率的に優位性のある可能性までであり、
 決して『絶対正解』という事ではないのじゃのう…。」


『……。』


「言葉を換えれば、トレードにおいて聖杯は存在していない故に
 手法には『確度の臨界』というものがあり、たとえば勝率80%でも
 100回のトレードで手法とおり執行しても20回は負けるという事で
 『負けることもある事を容認して』、損切りも駆使する必要がある、
 ということなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……!』


「確かに明らかな判断ミスを犯してしまうという場合もあるが…。
 ともすると、常に絶対正解のあった学問に慣れ親しんだ我々は
 『負けたトレードには負けた理由が必ずある』と思い込みがちで、
 負けトレードのたびに修正を加えようとしたり、
 あるいは新たな別の手法へ変遷をしていく人がいるが、これは
 『トレードは確率的思考で臨むもの』という事が理解できていない
 ということになる場合もあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『期せずして、いつのまにか絶対の聖杯を求めてしまっている、
 ということなんだろうけど…、「なぜ負けたんだろう。」と
 負けるたびに手法に修正を加えたり別の手法に変遷していては、
 確かにトレードの一貫性もあったものではないよな…。
 トレードの手法には本来的に『確度の臨界』というものがあり、
 負けたトレードはダメなトレードということではなく、
 確率的思考で臨むトレードでは「負けることもある事を容認して」
 ときに損切りも技術として駆使しながら、トレードは勝ち負け
 トータル収支で勝ちを目指すべきものなんだろうな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その246


先週のドル円は米CPIと米小売売上高で下落しましたが、
FOMC後に一時111円台へ上昇する展開になりましたね。


●今週(6月19日から23日)の主な予定

<6月19日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(6月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(5月)、
午後6時に欧建設支出(4月)、
などが予定されています。日貿易収支には一応注目です。


<6月20日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録要旨、豪第1四半期住宅価格指数、
午後3時に独生産者物価指数(5月)、
午後4時半からカーニー英BOE総裁の発言、
午後5時に欧経常収支(4月)、
夜9時半に米第1四半期経常収支、
同夜9時半に加卸売売上高(4月)、
などが予定されています。
豪・米の指標と英BOE総裁の発言には注目です。
そして、フィッシャーFRB副議長の講演も予定されています。


<6月21日(水)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録、
午後1時半に日全産業活動指数(4月)、
午後3時36分から日銀総裁の発言、
午後5時半に英財政収支(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米中古住宅販売件数(5月)、
などが予定されています。
日銀議事録要旨・米の指標には注目です。


<6月22日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
午後3時にスイス貿易収支(5月)、
午後3時45分に仏企業景況感指数(6月)、
午後5時に欧ECB月報、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加小売売上高(4月)、加小売売上高(除自動車 4月)、
夜10時に米住宅価格指数(4月)、
夜11時に欧消費者信頼感速報(6月)、
同夜11時に米景気先行総合指数(5月)、
などが予定されています。
NZ・加・米・欧の指標には注目です。
そして、EU首脳会議が予定されています。


<6月23日(金)>

午後3時45分に仏第1四半期GDP確報、
午後4時に仏製造業PMI速報(6月)、仏サービス業PMI速報(6月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(6月)、独サービス業PMI速報(6月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(6月)、欧サービス業PMI速報(6月)、
夜9時半に加消費者物価指数(5月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(5月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・加・米の指標には注目です。


<6月25日(日)>

イタリア地方選挙、決選投票



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月12日から16日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.20で始まり、96.31へ低下した後に
97.55へ反発して97.16で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.153%に低下しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで44.74ドルへ低下しました。
NYダウは週間112.31ドル上昇、21384.28ドルで週の取引を終える。


<6月12日(月)>

報道
「仏国民議会(下院)選挙の1回目投票でマクロン大統領が率いる
 新党の共和国前進グループが、全577議席の約7割に当たる
 400議席を獲得の勢いで歴史的な大勝になる可能性。」
日経平均は92円安で寄り付き104円安で大引け。
報道「英保守党はDUPとの合意には至っていない。」
デービス英離脱担当相
「EU単一市場を離脱する方針を貫く。」
ムーディーズ
「英総選挙を受けてEU離脱交渉が遅れること懸念。
 財政赤字縮小の優先順位が下がることも格付けにはマイナス材料。
 ハードブレグジットが緩和されるとの見方はポジティブ。」
S&P
「仏マクロン新党勝利でユーロ圏成長見通し上方修正も。」
報道
「メリーランド州とワシントンDC、
 トランプ氏に重大な訴訟起こすと表明。」
報道
「トランプ大統領の新入国規制、SF連邦高裁が違法と判断。」
ウィルキンス加BOC上級副総裁
「カナダ中銀は刺激策の縮小が必要かどうか評価。
 現時点では刺激策が重要。直近の経済に励まされている。
 多様な成長が回復を力強く安定的にする。」
NYダウは36ドル安で取引を終える。


<6月13日(火)>

ムニューシン米財務長官(議会証言)
「第一目標は経済成長の促進。課題実施後に最低3%の成長を予想。
 より良い貿易協定と税制改革と規制緩和を望む。
 輸入縮小ではなく輸出を拡大したい。
 株高はトランプ大統領の経済政策への信頼感の表れ。
 債務上限引き上げを長引かせることを市場は望んでいない。
 債務上限が引き上げられない事態を想像したくはない。
 イエレンFRB議長とは生産的な協議をした。
 貿易交渉における最優先事項は現在はNAFTA。
 税制改革は税控除のカットを相殺する。」
日経平均は48円安で寄り付き9円安で大引け。
ショイブレ独財務相
「英国がEU離脱を撤回して復帰したい場合、扉は開かれている。」
加BOC総裁
「最近の経済データは勇気付けられるもの。
 住宅ローンの借り換えには少々の金利上昇を見込んだほうがよい。」
ECB
「外貨準備の一部をドルから人民元に移行。」
ムーディ−ズの米金融政策の見通し
「今年も来年も緩やかな利上げを継続。
 2019年までに約3%までの利上げも。」
ムニューシン米財務長官
「議会は8月の休会までに債務上限引き上げを。
 米金融システムの資本は潤沢。
 減税は中間所得層が目標で富裕層ではない。
 トランプ大統領の成長目標は予算巡る難しい決を断伴う公算。
 税制変更が税収に跳ね返ってくる効果の推計の
 ダイナミック・スコアリングは民主、共和で変わらない。」
報道
「セッションズ司法長官はロシア疑惑への関与を否定。」
NYダウは92ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月14日(水)>

日経平均は75円高で寄り付き15円安で大引け。
英BBC
「英政府とDUPの交渉が来週に延期の可能性。」
米小売売上高と米CPIは市場予想より弱い。ドルが売られる。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が166.1万バレル減少。
原油先物が44ドル台へ下落。
ムニューシン米財務長官(議会証言)
「中国との経済対話に真剣に取り組んでいる。
 リバランスが必要なことを明白にしている。
 ロシアとはまだ経済対話はオープンではない。
 米国の外交姿勢において制裁は統合的手段。
 現時点ではロシアへの制裁は強化する意向。」
FOMC政策金利は0.25%の利上げで1.00-1.25%。
FOMC声明
「保有資産の再投資方針を維持、縮小計画を説明。
 カシュカリ総裁は金利据え置きを支持し反対票投じた。
 バランスシートは今年縮小を始める見通し。
 資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。
 (国債60億ドル、政府機関債等40億ドル)
 3ヵ月ごとに縮小額を100億ドル増やす。
 1年後には月額500億ドルの縮小へ。」
FOMC見通し
「今年あと1回の利上げ予想を維持。
 来年は3回の利上げ予想で変わらず。
 実質GDPは17年2.2%増(3月2.1%増)
 18年2.1%増(3月2.1%増)、19年1.9%増(3月1.9%増)、
 長期 1.8%増(3月1.8%増)、
 失業率は17年4.3%(3月4.5%)、18年4.2%(3月4.5%)、
 19年4.2%(3月4.5%)、長期4.6%(3月4.7%)、
 PCEは17年1.6%(3月1.9%)、18年2.0%(3月2.0%)、
 19年2.0%(3月2.0%)、長期2.0%(3月2.0%)
 PCEコアは17年1.7%(3月1.9%)、18年2.0%(3月2.0%)、
 19年2.0%(3月2.0%)、」
FOMCメンバーによる金利見通し(ドットチャート)
「2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。
 2018年の中央値は2.125%、来年3回利上げ。」
イエレン議長
「適切な時期になれば保有資産の正常化に着手。
 コアインフレは小幅に低下した。
 引続き緩やかな利上げが正当化される。
 経済は我々の目標に向かって進展。引続き緩やかな成長を見込む。
 バランスシート縮小を年内に開始する。
 資産縮小の上限設定は金利変動を抑制へ。
 資産縮小の終了は恐らく数年先に。
 数回のインフレ指標に過剰反応しないことが重要
 今日のCPI、多くの分野で弱さ示した。雇用は強い。
 経済は回復を示している。賃金の伸びが依然として低い。
 インフレが上向いた証拠はない。
 保有資産の縮小は比較的早期の実行あり得る。」
NYダウは46ドル高。史上最高値を更新。


<6月15日(木)>

日経平均は67円安で寄り付き51円安で大引け。
英BOE
「政策金利据え置きは5対3で決定。
 サンダース、マカファティ、フォーブス委員が利上げ主張。
 資産買入枠の据え置きは全員一致。
 CPIのオーバーシュートが従来予想より大きくなる懸念。
 タカ派メンバーは労働市場のゆるみが減少していると分析>
 ハト派メンバーは消費落ち込みがどの程度続くのか不透明と分析。」
トランプ大統領
「GDP、とても良い数字を近く発表へ。」
報道
「米上院がロシアとイランへの制裁を強化する法案を可決。」
報道
「米議会予算局は予算と経済に関する最新の予測を29日、
 トランプ大統領の18会計年度の予算教書に関する分析を
 7月半ばにそれぞれ発表する。」
報道
「ユーロ圏財務相会合でギリシャ同国への85億ユーロの追加融資を
 7月から実行再開することで合意。
 ギリシャは同月に予定していた約70億ユーロの国債償還に充てる。
 同国のデフォルト不安が後退し、金融危機の再燃はひとまず回避。」
NYダウは14ドル安で取引を終える。


<6月16日(金)>

日経平均は99円高で寄り付き111円高で大引け。
日銀
「現状の金融政策の維持を決定。
 長短金利操作(賛成7反対2)、反対は佐藤委員、木内委員。
 短期、政策金利残高に−0.1%適用。
 長期、10年物がゼロ%程度で推移するように買い入れ、
 額について概ね現状程度のペース(保有残高増加年額80兆円)目途。
 資産買い入れ(賛成7反対2)なついては、
 EFT・ Jreitはそれぞれ年間約6兆円、年間約900億円。
 CP・社債はそれぞれ年間約2.2兆円、年間約3.2兆円。
 我が国の経済は緩やか拡大を続けるとみられる。
 国内需要は企業、家計両部門において前向き循環メカニズム持続。
 輸出は海外経済の改善を背景に緩やかな増加。
 リスク要因は米経済政策運営と国際金融市場に及ぼす影響、
 および新興国、資源国経済動向、英EU離脱など。
 2%物価安定目標実現と安定的な持続に必要な時点まで
 長短霧操作付き量的質的緩和を継続。」
黒田日銀総裁
「景気は緩やかな拡大に転じつつある。
 2%目標に向けた動き維持のため必要な政策調整行う。
 デフレマインドの転換に時間がかかっている。
 賃金上昇圧力は着実に高まっている。
 物価上昇率は先行き緩やかに高まっていく。
 国債買い入れ額はある程度の幅をもって変動してきている。
 あらかじめ国債買い入れ額を変えていくこと考えていない。
 現時点で出口の収支試算公表するのはかえって混乱招く。」
英FT紙
「EU離脱交渉で英国はEUから996億ユーロの支払いを
 請求される見込み。」
トランプ大統領
「米証券取引委員会SECの委員にへスター・ピアース氏を
 指名する可能性がある。」
ミネアポリス連銀総裁
「バランスシート縮小の開始時期を示すことを望んだ。
 コアインフレの鈍化が一時的なのかは分からない。
 2%の目標に接近しているようには見えない。
 完全雇用を達成したかは不明。
 インフレ指標確認のため利上げを遅らすべきだった。」
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想を2.9%に下方修正。
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しは1.9%に下方修正。
ダラス連銀総裁
「インフレは現在、非常に抑制されている。2%以下にいる。
 第1四半期GDPは弱かったが今年残りは回復を見込む。
 今年は2%成長を見込む。
 追加利上げには非常に注意深く、かつ、忍耐強くあるべき。
 インフレの改善を確認する必要がある。
 バランスシート縮小は年末より前に開始を。
 これで利上げが打ち止めとは見ていない。 
 利上げの前にインフレ改善を確認したい。
 現在の金利水準は心地よい。」
NYダウ24ドル高。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初12日に110.32レベルで始まり、ロンドンフィッ
クスにかけて109.63へ下落しましたが、その後、切り返して、14日の
ロンドン時間にかけて110.34へ反発する展開になりました。その後、
米CPIと米小売売上高が弱い結果となったことを背景に反落して109
円台を割り込み、その後のFOMCの発表直後に週安値となる108.82へ
下落しましたが、その後、切り返して、109円台半ばでの揉み合いを経
た後に15日のロンドン時間から上伸して16日のロンドン時間かけて
週高値となる111.41へ上昇する展開になりました。その後、NY時間
から反落して110.87レベルで週取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初12日に1.1208レベルで始まり、1.1200を
挟む揉み合いになりましたが、14日の米CPIと米小売売上高が弱い結
果となったことを背景に反発してNY時間前半に週高値となる1.1295
へ上昇する展開になりました。その後、FOMCの発表の後に反落して
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、15日のNY時間前半にかけて
週安値となる1.1132へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て小幅な揉み合いを経た後に16日のロンドン時間から反発して1.1197
レベルで週の取引を終えました。



●今週(6月19日から6月23日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは111.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値でもある
16日高値の111.41、さらに上昇した場合は2日の高値111.72、ここを
上抜けた場合は112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は5月
24日の高値112.12から3月31日の高値112.19を巡る攻防が注目さ
れます。
一方、下落した場合は、まずは16日の安値110.64を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は14日の高値110.34、ここを下抜けた
場合は110.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は14日FOMC
後の戻り高値109.86、ここを下抜けた場合は12日の安値109.63を巡
る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、19日の日通関ベース貿易収支、
20日の米第1四半期経常収支、21日の日銀金融政策決定会合議事録と
米中古住宅販売件数、22日の米新規失業保険申請件数と米景気先行総
合指数、23日の米新築住宅販売件数、などが注目されます。


先週、注目の米FOMCでは、「バランスシートは今年縮小を始める見通
し。資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。」などが示される
とともに、FOMCメンバーによる金利見通し (ドットチャート)では
「2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。2018年の中央
値は2.125%、来年3回利上げ。」などが示されて、そして、イエレン
FRB議長の会見では「保有資産の縮小は比較的早期の実行あり得る。」
として、9月からの資産縮小の方針が示唆され、NYダウが史上最高値
を更新して堅調に推移したことも背景にドルが買われる展開になりま
した。

ただ、米CPIや小売売上高など、ここのところの米重要経済指標には
弱い結果も散見されているとともに、米10年債利回りが週間ベースで
は低下していることもあり、FEDの金融正常化への道筋に強引さを指
摘する声もあるようです。

Don't fight the Fed.(FEDには逆らうな)と言われていて、FEDの方針
には素直に従うべきとされていますが、今後の米重要経済指標および
米要人発言、そして米10年債利回りの動向が注目されるとともに、
価格の動きの事実をしっかり観てトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは15日の東京時間の
戻り高値1.1228から12日の高値1.1232を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は8日の高値1.1269、さらに上昇した場合は7日
の高値1.1282から14日のFOMC後の高値1.1289、ここを上抜けた場
合は先週高値でもある14日高値1.1295から1.1300の「00」ポイント
さらに上昇した場合は2016年9月8日の高値1.1327、ここを上抜け
た場合は2016年8月18日の高値1.1366を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは16日のロンドン時間の押し安値1.1157
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合15日の安値1.1132
さらに下落した場合は5月30日の安値1.1109から1.1100の「00」ポ
イント、ここを下抜けた場合は5月18日の安値1.1075、さらに下落し
た場合は5月8日の高値1.1022を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、22日の欧消費者信頼感速報、
23日の仏第1四半期GDP確報と仏・独・欧の製造業PMI速報と仏・
独・欧のサービス業PMI速報、などが注目されますが、対ドル通貨ペ
アとして、20日の米第1四半期経常収支、21日の米中古住宅販売件
数、22日の米新規失業保険申請件数と米景気先行総合指数、23日の
米新築住宅販売件数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週間ベースで上と下へ「行って来い」の相場展
開になりましたが、15日に「ユーロ圏財務相会合でギリシャ同国への
85億ユーロの追加融資を7月から実行を再開することで合意。」となっ
て、ギリシャの7月懸念は後退することとなりました。

前週のECB理事会後にIMM通貨先物でのユーロの買い越しが減少す
るかと思われましたが、6月13日終了週としてユーロの買い越しは
ネットで79,053枚に増加する状況になりました。

引き続き欧州を巡る政治リスクには留意が必要ではありますが、今週
初はマクロン大統領が率いる新党の共和国前進グループの仏国民議会
(下院)選挙の決選投票での獲得議席数が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その246 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は14日の米CPIと米小売売上高が
 弱い結果となったことで109円台を割り込み、その後のFOMCの
 発表直後に週安値となる108.82へ下落したが、その後に切り返して
 16日ロンドン時間に一時111.41へ上昇する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMC発表直後には一時セル・ザ・ファクトの動きも見られたが、
 FOMCでは、『バランスシートは今年縮小を始める見通し。
 資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。』などが示され、
 FOMCメンバーによる金利見通し (ドットチャート)では
 『2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。
  2018年の中央値は2.125%、来年3回利上げ。」となり、
 そして、イエレンFRB議長の会見では「保有資産の縮小は比較的
 早期の実行あり得る。」として、9月からの資産縮小方針が示唆され
 ドル円は16日にかけて一時111.41へ上昇する展開になったのう。」


『NYダウは最高値を更新するも、米10年債利回りは低下傾向にあり
 そして、ここのところ米CPIや小売売上高など米重要経済指標には
 芳しくない弱い結果もみられていることで…、
 FEDの金融正常化への道筋に強引さを指摘する声もあるようだが…
 今後のドル円はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。『 Don't fight the Fed. 』という言葉があるように、
 FEDの方針に逆らうべきではないとされておるが…、
 今後の米重要経済指標の結果、及びダウと米10年債利回りの動向が
 注目されるとともに、米要人発言の変化が注目されようのう…。
 予想や思惑をすることなく、価格の動きの事実をしっかり観て
 トレードしていきたいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。なるほど「 Don't fight the Fed. 」ねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。前回は『投資の世界の不思議』のお話をさせてもらったが、
 少しばかり続きがあってのう。今日はそのお話をさせてもらおう。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…、ジイさん。』


「前回、溜口剛太郎殿が、6月6日の日経新聞の一面のコラムの中に
 『企業の長期の利益水準からみた米国株の割高さは、
  大恐慌が始まった1929年の「暗黒の木曜日」に迫ってきた。』と
 書いてあったとお話されておったが…、
 その他にも、『ブラック・マンデー』の事例もあるように、
 株価はときに突如として大暴落することがあるものなのじゃのう。」


『まぁな。バブルの崩壊を含めて、株価はときに世界的な
 歴史的大暴落になることがあるものだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。バブルと言えば、古くは17世紀にオランダで起こった
 チューリップ・バブルや、バブルの語源にもなったとされる
 18世紀のサウスシー・バブルが有名であるが…、
 近代ではITバブルが記憶に新しく、『バブルはいつか必ず崩壊する』
 と言われることがあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「バブル崩壊の予兆としては、ヒンデンブルク・オーメンが有名で、
 今年の6月13日に2年ぶり発生したことで話題となっておったが、
 https://www.j-cast.com/2017/06/14300576.html
 ヒンデンブルク・オーメンで必ず大暴落となるわけではないものの
 バブル的株価はやがて大きな調整となることがあるものじゃ…。」


『市場におけるバブルはこれからも「生成と崩壊を繰り返していく」
 ものなんだろうな…。ジイさん。
 最近話題の仮想通貨バブルも一度は崩壊するかもしれないな…。』


「ふむ…。『バブルはいつか必ず崩壊する』ということは、
 おそらくは相場の世界の真実(事実)であろうが…、
 17世紀にオランダで起こったチューリップ・バブル崩壊のように
 二度と再び『復興とならない大暴落』もあるものの、
 金融や株価など『主幹市場における大暴落は必ず再生する』
 という事実(史実)は、ある意味『投資の世界の不思議』と言っても
 よいのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、言われてみれば「暗黒の木曜日」も「ブラックマンデー」も
 そして、「ITバブル崩壊」も「リーマン・ショック」の歴史的暴落も
 ある程度時間は要しはしたが再生していくことになったからな…。
 大暴落の最中では市場も終わりかと恐怖で買えないものだが、
 タイム・マシンがあったなら、大暴落の激震後のバーゲンセールで
 今思えば、密かに株を買い持ちしておきたかったくらいだぜ…。』


「ふむ…。じつは世の投資家で巨万の富を得た人達の中には、
 バブルの上昇気流に乗り、うまく売り抜けた人達とともに…、
 タイム・マシンならずとも、歴史的な大暴落の後に
 しっかりと買い持ちをした人達がいるのじゃのう…。」


『天才的な蛮勇の逆張り野郎か、値ごろ感がたまたま当たっただけか
 ただ運が良かっただけ、なんじゃないのかなぁ…。』


「いや…。そうではないのじゃよ。溜口剛太郎殿。
 彼らは歴史的な『ある事』を知っていたのじゃ…。」


『えっ。なんだよそれは。歴史的な「ある事」って…。』


「ふむ…。金融や株価など主幹市場における世を震撼させるほどの
 歴史的な大暴落では、中銀が対策に動いたり政府が財政出動に動き
 『中銀や政府が総力を挙げて市場回復に努める』ということを
 彼らは歴史的に知っておったというわけなのじゃのう…。
 そして彼らは、中銀や政府が対策に動き始めたことを確認して
 買い出動したわけじゃが…、蛮勇の逆張りや、単なる値ごろ感で
 買い持ちしたわけではないということじゃ…。」


『……!』


「各国中銀や政府による市場押上げの力より強いものはあろうか…。
 彼らはこれを知っていて、確認の後に買いを実行したわけじゃ。」


『市場におけるバブルはこれからも『生成と崩壊』を繰り返して、
 「バブルはいつか必ず崩壊する」であろうが…、
 また一方、「中銀や政府が総力を挙げて市場回復に努める」とき、
 「主幹市場における大暴落は必ず再生する」ということは、
 「投資の世界の不思議」ならずとも、トレーダーとして
 歴史が証明している事実と知っておいてもよさそうだな…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その245


先週の英総選挙では英保守党が318議席と過半数割れになりました。
さて今週は14日深夜の米FOMCが注目の焦点になります。



●今週(6月12日から16日)の主な予定

<6月12日(月)>

※ 豪が女王誕生日で休場。

朝8時50分に日機械受注(4月)、日国内企業物価指数(5月)、
深夜3時に米月次財政収支(5月)、
などが予定されています。日機械受注には一応注目です。


<6月13日(火)>

朝8時50分に日第2四半期大企業全産業景況判断BSI、
同8時50分に日第2四半期大企業製造業景況判断BSI、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(5月)、
午後2時半に仏第1四半期非農業部門雇用者数改定値、
午後5時半に英消費者物価指数(5月)、英生産者物価指数コア(5月)、
同午後5時半に英小売物価指数(5月)、
午後6時に独ZEW景気期待指数(6月)、
同午後6時に欧ZEW景気期待指数(6月)、
夜9時半に米生産者物価指数(5月)、米生産者物価指数コア(5月)、
などが予定されています。
英・独・欧・米の指標には注目です。
そして、OPEC月報の公表と
ムニューシン財務長官の公聴会(上院)が予定されています。


<6月14日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期経常収支、
午前11時に中国鉱工業生産(5月)、中国小売売上高(5月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(4月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(5月)、
午後5時半に英失業者数(5月)、英失業率(5月)、英ILO失業率(4月)、
午後6時に欧鉱工業生産指数(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米消費者物価指数(5月)、米消費者物価指数コア(5月)、
同夜9時半に米小売売上高(5月)、米小売売上高(除自動車 5月)、
夜11時に米企業在庫(4月)、
深夜3時に米FOMC、米FOMC声明、
深夜3時半からイエレンFRB議長の定例会見、
などが予定されています。
中国・独・英・欧・米の指標には注目です。


<6月15日(木)>

朝7時45分にNZ第1四半期GDP、
午前10時半に豪新規雇用者数(5月)、豪失業率(5月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(5月)、
午後4時半にスイスSNB政策金利、スイスSNB声明、
午後5時半に英小売売上高指数(5月)、
午後6時に欧貿易収支(4月)、
午後8時に英BOE政策金利、英BOE議事録、
夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(6月)、
同夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(6月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米輸入物価指数(5月)、米輸出物価指数(5月)、
同夜9時半に加製造業出荷(4月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(5月)、米設備稼働率(5月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(6月)、
早朝5時に対米証券投資(4月)、
などが予定されています。
NZ・豪・スイス・英・米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。


<6月16日(金)>

朝7時45分にNZ企業景況感(5月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策の発表、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後6時に欧消費者物価指数確報(5月)、
夜9時半に米住宅着工件数(5月)、米建設許可件数(5月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)、
同夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(5月)、
などが予定されています。
日・欧・米の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会も予定されています。


<6月18日(日)>

仏国民議会下院選挙の決選投票が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月5日から9日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.70で始まり、96.47へ低下した後に
反発して97.24で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.202%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで45.83ドルへ低下しました。
NYダウは週間65.68ドル上昇、21271.97ドルで週の取引を終える。


<6月5日(月)>

報道「日本時間4日午後6時過ぎにロンドンでテロ、7人死亡。」
日経平均は41円安で寄り付き6円安で大引け。
報道「イランとカタールとの関係に対する問題で、サウジアラビア、
UAE、エジプト、バーレーンがカタールと国交断絶。」
スイス・独が休場。
英ユーガブ調査「英保守党305、労働党268議席を獲得する見込み。」
アトランタ連銀にボスティック新総裁が就任。
ISM非製造業の担当責任者ニーブス氏
「企業は上向きを維持。価格決定力が無くなった事実は現在はない。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領はコミー前FRB長官の議会証言に対して、
 拒否する行政特権を行使しない。」
NYダウは22ドル安で取引を終える。


<6月6日(火)>

日経平均は48円安で寄り付き190円安で大引け。2万円台割り込む。
ホワイトハウスのマークショート議会担当補佐官
「8月の議会休会の前に連邦債務の上限引き上げを実施するよう望む。
 税制について中立が重要であるが、より重要なものは成長である。
 減税については米経済を前進させるために重要と確信している。」
豪RBA
「政策金利の現行1.50%での据え置きは
持続的な経済成長見通しと合致するもの。
CPIの長期的な目標達成に寄与。豪ドル高は経済の調整を複雑化。
雇用情勢はまちまち。賃金の伸びは総じて弱いが雇用の伸びは強い。
実質賃金の伸びの弱さが消費を抑制する。
活発な住宅投資はやや緩み始めるサインが出ている。」
英テレグラフ紙「支持率は英保守党が41%、英労働党が40%。」
中国「人民元安定のために米国債購入を増額する用意。」
ムニューシン米財務長官
「トランプ大統領は対中貿易不均衡を明確に問題視。
 対中不均衡の是正へ輸出押し上げが必要。
 短期的には中国経済に懸念はない。
 中国が市場をオープンにするか注視している。
 税制改革で上下議員と毎週協議を行っている。
 我々の政権では為替を真剣に取り扱っている。」
トランプ大統領
「史上最大規模の減税を目指す。国境の壁は建設する。
 惨事になる前にオバマケア代替措置が必要。」
NYダウは47ドル安で取引を終える。


<6月7日(水)>

日経平均は28円安で寄り付き4円高で大引け。
OECD経済見通し
「米国の成長率、今年は2.1%、来年は2.4%と予想。
 日本の成長率、今年は1.4%、来年は1.0%と予想。
 ユーロ圏の成長率、今年は1.8%、来年は1.8%と予想。」
ECB関係筋
「ECBが草案で2019年までのインフレ見通しを下方修正へ。
 インフレ率は2019まで各年1.5%程度となる公算。」
ユーロが一時急落。
ロイター「日銀が景気判断引き上げを検討、来週にも決定へ。」
EIA週間石油在庫統計では原油が329.5万バレル増。
原油先物は45.72ドル台。
報道「スペイン最大手サンタンデール銀が
経営危機のバンコ・ポピュラール・エイパニョール銀を買収救済。」
コミー前FBI長官(議会証言の事前テキスト)
「トランプ大統領が1月27日に自身をディナーに招待。
 トランプ大統領は忠誠を要求。
 2月14日の会合ではトランプ大統領はフリン氏の捜査終了を希望。
 3月30日の電話ではトランプ大統領自身が捜査対象ではないことを
 周知させる方策を探すよう要請。(命令ではなく要請)」
報道「トランプ大統領が新FBI長官に
元司法省高官のクリストファー・レイ氏を指名。」
NYダウは37ドル高で取引を終える。


<6月8日(木)>

早朝に北朝鮮が元山付近から日本海に向け複数のミサイルを発射。
日経平均は63円高で寄り付き75円安で大引け。
麻生財務相
「2%は目標として持っておかなければならない。
 消費増税は予定通りやらせていただきたい。」
ホワイトハウス関係筋
「トランプ大統領がセッションズ司法長官を解任する計画はない。」
ECB政策金利は0.00%に据え置き。上下限金利も−0.4%と+0.25%。
ECB
「金利追加引き下げを示唆するガイダンスを削除。
 金利は長期にわたり現行水準に維持する見込み。
 資産購入額は12月まで月額600億ユーロ、必要に応じ延長。」
ドラギECB総裁
「現行の金利水準はQE終了まで続ける。
 600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
 成長へのリスク評価をほぼ均衡に上方修正。
 基調インフレ圧力は依然として低調。極めて大規模な緩和が必要。
 インフレ見通しの改定は主にエネルギー価格によるもの。
 今回の決定で反対はなかった。
 今後のテーパリングの方針について議論しなかった。
 ガイダンスの変更はデフレリスクが無くなったことが背景。
 ECBは必要なら依然として金利を引き下げることも可能。」
ECBスタッフ予測
「2017年の成長見通しを1.8%から1.9%に引き上げ。
 2018年の成長見通しを1.7%から1.8%に引き上げ。
 2019年の成長見通しを1.6%から1.7%に引き上げ。
 2017年のインフレ見通しを1.7%から1.5%に引き下げ。
 2018年のインフレ見通しを1.6%から1.3%に引き下げ。
 2019年のインフレ見通しを1.7%から1.6%に引き下げ。」
コミー前FBI長官(上院議会証言)
「自分は述べる立場にない。
 (大統領がロシア疑惑の捜査の妨害を試みたかとの質問に)
 大統領は選挙でのロシア疑惑の捜査をやめるよう要請していない。
 大統領が会合について嘘をつくだろうと懸念した。
 それが記録を取った理由。
 大統領はフリン氏捜査の中止を命令しなかった。
 フリン氏に関する大統領の言葉を指示と受け止めた。
 特別検察官の設置につながると思いメモ流出を望んだ。」
黒田日銀総裁(講演原稿)
「物価安定目標の達成にはなお距離がある。
 すでにデフレではなくなっている。
 政策は日本経済を正しい方向に導くもの。
 為替レートの変動を引き続きモニターして行く。
 日銀は為替レートの安定を目的に政策を運営しない。
 為替レート、均衡レンジからの逸脱は懸念になり得る。
 量的・質的緩和は狙い通りの効果。
 今年と来年は1.5%程度の成長に。労働市場は引き続き改善。
 個人消費は期待したほど強くない。
 日銀はこれまで物価水準目標を真剣に検討したことがない。」
NYダウは8ドル高で取引を終える。


<6月9日(金)>

英総選挙の出口調査
「与党保守党が第一党確保も単独過半数に届かず
 314議席(−17議席)を獲得の見込み。
 労働党は266議席(+34議席)の見込み。」
ポンドが急落。
日経平均は43円高で寄り付き104円高で大引け。2万円台を回復。
英BBC「メイ英首相は辞任する意向はない。」
英の株式市場(FTSE100)は一時1%超の上昇。
英選挙結果「与党保守党が318議席、労働党が262議席。」
英ガーディアン紙「メイ英首相は首相続投でDUPと暫定的に合意。」
メイ英首相
「今すぐに組閣を開始する。
 DUP(英北アイルランドのプロテスタント系民主統一党)と協力。
 EU離脱交渉は10日以内に開始へ。」
スペイン・カタルーニャ自治州首相
「独立を問う住民投票を10月1日に実施へ。」
報道「メイ内閣、主要閣僚は全て留任へ。」
アトランタ連銀「GDPPナウ」第2四半期予想を3.0%に下方修正。
ムニューシン米財務長官
「通貨操作をモニターすることは重要
 NAFTAの見直しは米、カナダ両国にとってポジティブ。
 8月の休会までに債務上限引き上げを望む。
 年内に税制改革を成し遂げることにコミットしている。
 税制改革よりも優先するものはない。
 税収の下げをあまり懸念していない。
 コミー氏がメモをリークしていたのは驚きだった。」
トランプ大統領
「コミー氏の証言では司法妨害も共謀も示されなかった。」
NYダウは89ドル高で取引を終える。


<6月10日>

英紙テレグラフ(電子版)
「英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと考えている。
 保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直しを協議。」



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初5日に110.36レベルで始まり、揉み合いを経た
後にしだいに軟調傾向で推移して7日のロンドン時間前半に週安値と
なる109.11へ下落する展開になりました。その後、切り返して、8日
の東京時間序盤に110.01へ反発しましたが、その後、東京時間終盤に
かけて109.38へ反落する展開になりました。その後、再び切り返して
揉み合いながらも堅調傾向で推移して、9日のNY時間序盤にかけて週
高値となる110.81へ上昇しましたが、その後、反落して110.33レベ
ルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初5日に1.1272レベルで始まり、1.12台前半
から1.12台後半を範囲とする揉み合いになりましたが、7日のロンド
ン時間に1.1204へ下落した後にNY時間前半に1.1282へ反発する上下
動になりました。その後、1.25台半ばから1.25台後半の揉み合いにな
りましたが、8日のロンドン時間前半から反落して、ECBの政策金利
発表とドラギECB総裁の会見で上下動となるも、しだいに軟調推移と
なって9日のNY時間序盤に週安値となる1.1166へ反落する展開にな
りました。その後、反発して1.1196レベルで週の取引を終えました。




●今週(6月12日から6月16日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値でもある9日の
高値の110.81を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
111.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は2日の高値111.72、
ここを上抜けた場合は112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合
は5月24日の高値112.12から3月31日の高値112.19を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは110.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は9日の安値109.76、さらに下落
した場合は8日安値109.38、ここを下抜けた場合は7日の安値109.11
から109.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は4月18日安値
108.32、ここを下抜けた場合は4月17日の安値108.13を巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、12日の日機械受注
13日の米生産者物価指数とムニューシン財務長官の公聴会(上院)、
14日の中国鉱工業生産と中国小売売上高と米消費者物価指数と米小売
売上高と米FOMCと米FOMC声明とイエレンFRB議長の定例会見、
15日のNY連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀製造業指数と
米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、16日の日銀金融政策の発表と黒田日銀総裁の定例会見
と米住宅着工件数と米建設許可件数とミシガン大学消費者信頼感指数
速報と米LMCI労働市場情勢指数、などが注目されます。


先週の英国の総選挙ではメイ首相率いる英保守党が318議席と過半数
割れになり、北アイルランドのプロテスタント系民主統一党の協力の
もと政権運営をしていくことになりましたが、10日の英紙テレグラフ
(電子版)によれば「英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと
考えている。保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直
しを協議している。」と報じていてメイ首相の前途は多難なようです。

また、EU離脱に伴う清算金や、英国に住むEU市民の権利保護、新た
な自由貿易協定(FTA)の大枠など、項目だけで5000を超える(日経10
日の記事)と言われている英国のEUとの交渉も多難が予想されます。
英国を巡るリスクには引き続き留意が必要なようです。


さて、先週のコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言は何と
か無事に通過した印象ですが、今週は14日の米消費者物価指数と米小
売売上高と米FOMCおよびFOMC金利予測(ドットチャート)とイエ
レンFRB議長の定例会見が注目の焦点になります。


今回のFOMCでの利上げは確実視されていますが、3月時点での失業
率の長期予測の中央値4.7%に対して5月の雇用統計では4.3%に改善
したその一方で賃金上昇が加速しない労働市場、また、利上げ判断で
重視するとするPCE物価指数は4月分で前年同月比+1.7%と予測の
+2%に届かない状況、そして米CPIの4月は1.9%と2%を割り込んで
いる状況となっていて、FOMCの金利予測(ドットチャート)が注目
されます。その結果とイエレンFRB議長の定例会見での今後の経済見
通しと利上げ見通し次第ながら、場合によってはセル・ザ・ファクト
となる可能性もありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは9日のロンドン時間
の戻り高値1.1216を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
9日の高値1.1237、さらに上昇した場合は8日の高値1.1269、ここを
上抜けた場合は7日の高値1.1282から2日の高値1.1285、さらに上昇
した場合は1.1300の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は2016年
9月8日の高値1.1327、さらに上昇した場合は2016年8月18日の高
値1.1366、ここを上抜けた場合は1.1400の「00」ポイントを巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは9日の安値1.1166を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は5月30日の安値1.1109から1.1100の
「00」ポイント、さらに下落した場合5月18日の安値1.1075、ここ
を下抜けた場合は5月8日の高値1.1022、さらに下落した場合1.1000
の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、13日の独・欧ZEW景気期待
指数、14日の独消費者物価指数改定値と欧鉱工業生産指数、16日の
欧消費者物価指数確報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、13日の米生産者物価指数とムニューシン財務長官の上院公聴会、
14日の中国鉱工業生産と中国小売売上高と米消費者物価指数と米小売
売上高と米FOMCと米FOMC声明とイエレンFRB議長の定例会見、
15日のNY連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀製造業指数と
米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、16日の米住宅着工件数と米建設許可件数とミシガン大
学消費者信頼感指数速報と米LMCI労働市場情勢指数、などが注目さ
れます。


さて、先週のECB理事会ではガイダンスから利下げの可能性を示す文
言が削除され、景気見通しでは「下振れリスクが残る」から「概ね均
衡」になりましたが、「必要なら量的緩和を拡大」の表現は残されると
ともに、2019年までの成長見通しは上方修正されるもインフレ見通し
は下方修正されて、そして、ドラギECB総裁の会見で「現行の金利水
準はQE終了まで続ける。(中略)基調インフレ圧力は依然として低調。
極めて大規模な緩和が必要。今後のテーパリングの方針について議論
しなかった。ECBは必要なら依然として金利を引き下げること可能。」
と緩和姿勢の継続を示したことで、ユーロドルは揉み合いながらも、
やや軟調な相場展開になりました。


シカゴマーカンタイル取引所(CME)のIMM通貨先物ポジションによる
投機筋のユーロの買い越しが5月30日時点で約6年ぶりの高水準の
7万2869枚になっていましたが、先週のECB理事会及びドラギECB
総裁の会見を経て買い越しが減少したと思われます。

伊では来春と目されていた総選挙が早ければ年内にも実施される可能
性が浮上してきたとともに、9日にスペイン・カタルーニャ自治州首相
が「独立を問う住民投票を10月1日に実施へ。」と発表して、欧州を
巡る政治リスクには引き続き留意が必要なようです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その245 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。英国の氷の女王とも言われていたメイ英首相の
 前倒しの総選挙という大きな賭けは失敗して、英保守党は過半数を
 割り込みハングパーラメントとなって、DUP(民主統一党)が協力して
 政権運営をすることになったようだな…。』


「ふむ。英総選挙ではそのような結果になってしまったのう…。
 10日の英紙テレグラフ(電子版)によれば
 『英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと考えている。
  保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直し協議。』
 と報じていて、メイ英首相の前途は多難となりそうじゃのう…。」


『英総選挙を巡る余波にはまだ注意していた方がよさそうだな…。
 一方、先週のイベントの1つのコミー前FBI長官の上院情報特別委
 員会での証言では『大統領から要請は受けたが命令ではなかった。』
 として、何とか無事に通過したという印象だけど…、
 さて、今週はいよいよ米FOMCがあるが、どうなるんだろうね。』


「ふむ…。今回のFOMCでの利上げは既に確実視されており、
 むしろ利上げしないと市場が混乱することになろうが…、
 失業率は長期予測の中央値より改善するも、賃金上昇が加速しない
 労働市場、また、PCE物価指数は4月分で前年同月比+1.7%と
 予測の+2%に届かない状況、そして米CPIの4月は1.9%と
 2%を割り込んでいる状況となっていて…、
 FOMCの金利予測(ドットチャート)が注目されるのう…。
 その結果と、イエレンFRB議長の定例会見での今後の経済見通しと
 利上げ見通しの次第ながら…、場合によってはセル・ザ・ファクト
 となる可能性もありそうじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 6月6日(火)の日経新聞の一面のコラムの中に
 「企業の長期の利益水準からみた米国株の割高さは、
  大恐慌が始まった1929年の『暗黒の木曜日』に迫ってきた。」
 ともあり…、先週にペンディングとなっていた
 「リスクのお話」とか、なんちゃらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらいたいのじゃが…、
 今日は『投資の世界の不思議』のお話でもさせてもらおうかのう。」


『あははっ。また気が変わったというわけか…。
 まぁ、よろしい。「投資の世界の不思議」のお話とやらを
 聞いてやろうじゃないか…ジイさん。』


「ここでジイが述べることは、単に不思議だなと思っていることで、
 何かの批判をしたり、否定をするものではないということで
 聞いてもらいたいのじゃが、その投資の世界の不思議の1つとして
 世界の3大投資家のお話があるのじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『それはどうのようなことだ?』


「ふむ。世界の3大投資家と言えば…、ウォーレン・バフェット氏と
 ジョージ・ソロス氏とジム・ロジャーズ氏と言ってよいと思うが、
 ジョージ・ソロス氏については有名なソロス・チャートがあり、
 テクニカル分析も駆使する投資家であるが…、他の2人、
 ウォーレン・バフェット氏とジム・ロジャーズ氏については
 もちろん価格動向としてチャートは見られるとは思われるも…、
 チャートにおけるテクニカル分析や金融工学を駆使しているとは
 思われず、いったい何を根拠に投資行動をしているかという
 不思議じゃ…。溜口剛太郎殿。」


『昨今はテクニカル分析や金融工学やAIの活用が盛んだが…、
 確かに言われてみれば、ウォーレン・バフェット氏と
 ジム・ロジャーズ氏は、移動平均線がどうだとかこうだとか言う
 テクニカル・トレーダーには思えないよな。』


「さりとて、米雇用統計がどうのCPIがどうの、というわけでもなく
 細かなファンダメンタルズ分析で立ち回っているとも思われず…、
 たとえば、世界の某所は高度経済成長期の直前の状況で
 人口増も見られるから、10年単位で投資する価値があるとか、
 ある産業は時代の流れでこれから大きく伸びる可能性があるとか、
 マクロ的視点とは思われるが…、彼らの投資行動の根幹は実は謎で
 少なくともテクニカル分析派ではない事は特筆すべき事であろう。」


『別の見方をすれば、世界の3大投資家の2人までもが、
 テクニカルを重要視していないことは不思議なことだよな…。
 投資行動を何をもって行っているか、実のところ謎というわけか。
 逆に言えば、テクニカル分析派の多くは、その2人に勝てていない
 ということにもなるだろうからな…。』


「ふむ…。投資において頭脳集団で金融工学も駆使していたであろう
 リーマン・ブラザーズが破綻したことは、トレーダーであれば
 誰もが知っていて…、そして、ソロモン・ブラザーズのトレーダー
 のジョン・メリウェザーの発案により設立され、FRB元副議長の
 デビッド・マリンズも参加して、さらにブラック-ショールズ方程式
 を完成させノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズと
 ロバート・マートンも参加し、ドリームチームと呼ばれたファンド
 LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)が
 アジア通貨危機で破綻に至ったという史実もあるのじゃのう…。」


『LTCMについては、ポジションを取り過ぎて巨鯨となった彼らが、
 身動きが取れなくなって、手仕舞いたくても手仕舞えなかった
 ことが破綻の原因ともいわれているようだが…、期せずして、
 金融工学が万能ではないことを歴史が証明することになったよな。』


「これらの事は冒頭お話したように、テクニカルを否定するとか、
 テクニカルを批判してテクニカル無用論を意味するものではなく、
 単に『不思議な事実がある』と言っているのに過ぎないのじゃが、
 投資の世界にはこのような不思議な事実もあるものなのじゃのう。」


『まぁ、ウォーレン・バフェット氏とジム・ロジャーズ氏のような
 マクロ的視点を持ちえない我々、一般のトレーダーにとっては、
 テクニカルは少なくとも市場に臨む武器になるだろうからな…。』


「さて次に、投資の世界の不思議の2つ目じゃが…、
 『ヘッジ・ファンドには一般に知られない秘密の投資法がある』
 という神話やファンタジーが語られることがあるも…、
 https://zuuonline.com/archives/106813
 などで紹介されているように、
 世界一のグローバル・マクロ・ファンドであるレイ・ダリオ氏の
 ブリッジウォーター・アソシエイツでさえ、
 たとえば2016年1-2月期では7%の損失というのが現状で、
 月利100%だの月利300%などという秘密の投資法は
 果たして本当に存在するのか、という不思議じゃ…。」


『まぁ、月利100%や月利300%などで本当に運用ができたなら、
 ブリッジウォーターを超えるファンドが出てきてもよいものだが、
 実際にはそのようなファンドは事実上、出現していなく、
 また、主催者がフォーブス誌を飾ることもないようで、
 あたかも実在するかように喧伝はされているも、
 「ヘッジ・ファンドには一般に知られない秘密の投資法がある」
 という事は、神話やファンタジーに過ぎないのかもしれないよな。』


「こうしてみると、投資の世界はどうも不思議で満ち溢れている
 ようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その244


先週は日経平均が2万円台を回復して、NYダウも史上最高値を更新
しましたが、NFPが予想より弱くドルが売られる展開になりました。


●今週の主な予定

<6月5日(月)>

※ NZ・スイス・独などが休場です。

午前10時45分に中国Caixinサービス業PMI(5月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(5月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(5月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(5月)、
午後5時半に英サービス業PMI(5月)、
夜9時半に米第1四半期労働生産性確報、
同夜9時半に米第1四半期単位労働コスト確報、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(5月)、米製造業新規受注(5月)、
同夜11時に米労働市場情勢指数LMCI(5月)、
などが予定されています。
中国・英・米の指標には注目です。


<6月6日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(5月)、
午前10時半に豪第1四半期経常収支、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後6時に欧小売売上高(4月)、
夜11時に加Ivey購買部協会景況指数(5月)、
などが予定されています。
豪・欧の指標には注目です。


<6月7日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期製造業売上高、
午前10時半に豪第1四半期GDP、
午後2時に日景気先行指数速報(4月)、日景気一致指数速報(4月)、
午後3時に独製造業新規受注(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加住宅建設許可件数(4月)、
深夜4時に米消費者信用残高(4月)、
などが予定されています。
豪・独の指標には注目です。


<6月8日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格指数(5月)、
朝8時50分に日第1四半期GDP二次速報、
同8時50分に日第1四半期GDPデフレータ二次速報、
同8時50分に日国際貿易収支(4月)、日国際経常収支(4月)、
午前10時半に豪貿易収支(5月)、
(時間未定) 中国貿易収支(5月)、
午後2時に日景気現状判断DI(5月)、日景気先行き判断DI(5月)、
午後2時45分にスイス失業率(5月)、
午後3時に独鉱工業生産指数(4月)、
午後3時45分に仏貿易収支(4月)、仏経常収支(5月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(5月)、
午後6時に欧第1四半期GDP改定値、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時15分に加住宅着工件数(5月)、
夜9時半からドラギECB総裁の定例会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(4月)、
夜11時からコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言、
などが予定されています。
また、英総選挙が予定されています。
日・中国・独・スイス・欧・米の指標と
コミー前FBI長官の証言と英総選挙には注目です。


<6月9日(金)>

午前10時半に中国消費者物価指数(5月)、中国生産者物価指数(5月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(4月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(4月)、
午後3時に独貿易収支(4月)、独経常収支(4月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(4月)、仏財政収支(4月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(4月)、英製造業生産指数(4月)、
同午後5時半に英貿易収支(4月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に加新規雇用者数(5月)、加失業率(5月)、
同夜9時半に加第1四半期設備稼働率、
夜11時に米卸売売上高(4月)、米卸売在庫(4月)、
などが予定されています。
中国・英・加の指標には注目です。


<6月11日(日)>

伊地方選挙と仏国民議会選挙の第1回投票が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(5月29日から6月2日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.34で始まり、97.70へ反発した後に
反落して96.61で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.159%に低下しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで47.66ドルへ低下しました。
NYダウは週間126.01ドル上昇、21206.29ドルで週の取引を終える。


<5月29日(月)>

早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射。
日経平均は10円高で寄り付き4円安で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁
「年内のバランスシート縮小開始を予想している。
 見通しが変わればバランスシートの予定も変更される。
 縮小は、目立たない、落ち着いた形で縮小するべきである。
 米経済はFRBの二つの命題にこれまでになく近づいている。
 米国は完全雇用に達し、それを上回る動き。
 インフレ率は来年までに2%目標にに達するとみられる。
 景気の過熱を防止するために、徐々に金利を引き上げていく。」
上海・英国・NYが休場。
オーストリア中銀総裁
「一国の成長が他国を害するとする考えは危険。
 金融危機後の成長は比較的緩やか。
 金融業のデジタル化は労働力の削減につながるだろう。」
ドラギECB総裁
「ユーロ圏の上向きの動きは底堅さを増している。
 成長への下方リスクは一段と後退。
 幾分かのテイルリスクは測定可能な程度まで後退してきている。
 ECBはユーロ圏に対するサポートが依然必要と強く確信。
 金融解除は時期尚早。」
報道「ギリシャが7月の70億ユーロの支払いができない可能性。」


<5月30日(火)>

日有効求人倍率が43年ぶりの高水準に。
日経平均は1円安で寄り付き4円安で大引け。
香港・上海は休場。
ギリシャ政府報道官
「債務削減がなければ次回分の融資を受け取らない可能性がある、
 との独紙ビルトの報道を否定する。」
ECB関係筋「6月理事会で経済見通しを上方修正へ。」
ブレイナードFRB理事
「バランスシート縮小の時期が近付いているのは明らか。
 世界経済は回復し、リスクバランスもより好ましいものに。
 弱いインフレ率が続くようだと、金利の変化を招く。
 追加利上げは相当すぐに実施。
 金融市場の状況はよりバランスのとれたものに。
 米国のGDPは第2四半期に持ち直す。
 バランスシート縮小は米国債やMBS市場に影響を与えない形で
 徐々に予測可能な方法で実施。
 中立なレートはかなり低く、現行からそれほど離れていない。
 中国は複雑な調整をコントロール。
 中国経済のリスク見通しは継続。
 ユーロ圏景気は力強い。日本でも良い兆候。
 海外からのダウンサイドリスクは低下。」
NYダウは50ドル安。


<5月31日(水)>

日経平均は47円安で寄り付き27円安で大引け。
ダラス連銀総裁
「インフレは緩やかでまだら模様だが、
 トレンド性が損なわれているとは考えず。
 世界的な過剰設備がインフレにとっての逆風に。
 人口構成の高齢化の進展がGDPの伸び鈍化に影響。
 FOMCの金利予測(ドットチャート)はきわめて有用。
 今年、失業率は一段と低下へ。
 今後数年間でインフレ率はゆるやかに2%へと上昇する見込み。
 FOMCの行動はドル相場に影響、注視する。
 緩和解除は忍耐をもってゆっくりと。
 インフレが制御できない事態は想定していない。」
報道「アフガンで爆弾テロ。90人死亡、400人以上負傷。」
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「銀行規制改革は最終段階とすべき。緩和的な金融政策は適切。
 ECBは緩やかな刺激策の解除を準備すべき。
 状況が変化すればフォワードガイダンスも変更すべき。
 躊躇が長引けば新たな問題引き起こす。」
独連銀総裁
「ECBはフォワードガイダンスの調整をいつ始めるのかについて
 議論をスタートするべき。
 直近のインフレ率上昇は一時的なものではない。
 ECBはインフレについてうまく管理できていない。
 ECBのサポートが後退してもインフレ率は上昇していく。」
スイス中銀総裁
「金融危機は世界を変えた。
 マイナス金利はスイスフランの魅力を低下させた。
 スイスフランは明らかに過大評価。過大評価は大きな課題。
 必要とあれば為替市場で介入を実施。」
地区連銀経済報告(ベージュブック)
「米経済については、12の地区ほとんどで4月初めから5月にかけて
 緩やかなペースで拡大を続けた。
 ボストンとシカゴが前回の報告からやや減速とした。
 自動車を除く小売には大きな変化なし。自動車はやや減少。
 住宅緩やかなペースで成長。
 雇用市場は引き締まり継続。幅広い地区で労働不足に陥っている。
 雇用は緩やかなペースで拡大。
 賃金は緩慢もしくは緩やかなペースで拡大。
 物価は総じて変わらず。一部資源価格は上昇。」
ロス商務長官
「トランプ大統領はNAFTAを破棄するとは言っていない。
 貿易黒字は貿易赤字よりも国にとって利益がある。
 7月のNAFTA交渉に向けて議会と議論が必要。」
NYダウは20ドル安。


<6月1日(木)>

日経平均は41円高で寄り付き209円高で大引け。
中国首相
「北朝鮮のあらゆるミサイル発射実験に反対する。
 北朝鮮問題は外交的に解決しなければならない。」
ユーガブ調査「支持率は保守党42%に対して労働党は39%。」
報道「欧州委が伊モンテパスキの公的支援を承認。」
パウエルFRB理事
「世界経済見通しは明るく、米国は完全雇用に接近。
 FOMCでは今後のインフレ指標を注意深く評価。
 インフレ進行が鈍化、停滞しているのかどうか辛抱強く議論。
 経済が軌道上に留まるなら緩やかな利上げが必要。
 見通しへのリスクは以前よりも均衡してきている。」
米ADP雇用統計は予想より強い25.3万人。
報道「トランプ大統領が地球温暖化対策のパリ協定から離脱を表明。」
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期は4.0%を予想。
NYダウは135ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月2日(金)>

日経平均は110円高で寄り付き317円高の20177円で大引け。
英イプソス・モリ調査「英保守党支持45%、英労働党支持は40%。」
米雇用統計では、NFPが予想より弱い13.8万人、
(NFPの前回が21.1万人から17.4万に下方修正)
失業率は予想より強い4.3%、平均時給の前月比は予想とおりの0.2%
米10年債利回りが一時2.14%台へ低下。
コーンNEC委員長
「次期FRB議長人事はホワイトハウスでまだ何も決まっていない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「軟調なインフレ指標巡る懸念は正当化されない。
 インフレ率は年末ごろに目標の2%に達すると予想。
 雇用は依然として強い。あと2回の利上げ予想を再表明。
 5月の13.8万人増は良い数字。
 年内のバランスシート縮小開始を予想。
 インフレは最近の低下にもかかわらず軌道上にある。」
NYダウは62.11ドル高の21206.29ドル。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初5月29日に111.25レベルで始まり、軟調傾向
の揉み合いとなって、31日のロンドンフィックスにかけて110.48へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、6月2日の東京時間
後半にかけて週高値となる111.71へ上昇しましたが、その後、米雇用
統計の発表後のロンドンフィックス過ぎに週安値となる110.33へ下落
して110.40レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初5月29日に1.1175レベルで始まり、30日
のロンドン時間序盤に週安値となる1.1109へ下落しましたが、その後
切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して6月1日の東京時
間前半に1.1256へ上昇する展開になりました。その後、NY時間序盤
にかけて1.1202へ下押した後に小幅な揉み合いとなりましたが、米雇
用統計の発表後に上伸してNY時間終盤にかけて週高値となる1.1285
へ上昇して1.1281レベルで週の取引を終えました。



●今週(6月5日から6月9日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは2日のNY時間後半の戻り
高値110.57を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は111.00
の「00」ポイント、さらに上昇した場合は5月31の高値111.22から
5月30日のNY時間の戻り高値111.24、ここを上抜けた場合は1日の
NY時間序盤の高値111.48、さらに上昇した場合は2日の高値111.71
ここを上抜けた場合は5月25日の高値111.95から112.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは2日の安値110.33から5月18日の安
値110.23を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は110.00
の「000」ポイント、さらに下落した場合4月25日の安値109.59、
ここを下抜けた場合は109.00の「00」ポイント、さらに下落した場合
は4月20日の安値108.72を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、5日の中国Caixin
サービス業PMIと米ISM非製造業景況指数と米製造業新規受注と米
労働市場情勢指数LMCI、8日の日第1四半期GDP二次速報と日第1
四半期GDPデフレータ二次速報と日国際貿易収支と中国貿易収支と
米新規失業保険申請件数とコミー前FBI長官の上院情報特別委員会で
の証言と英総選挙の結果、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物価
指数、などが注目されます。


先週は、週末に日経平均が1年半ぶりに2万円の大台を回復して、NY
ダウも史上最高値を更新しましたが、米雇用統計では米失業率が16年
ぶりの低水準となるもNFPが市場予想より弱く前回値も下方修正され
たことを受けてドルが売られドル円が下落する展開になりました。

CMEのFEDウォッチでの6月FOMCでの利上げ確率は、雇用統計後
も95%超の水準で、6月利上げは濃厚ですが、今週はリスク・イベン
トとして8日の日本時間午後11時からのコミー前FBI長官の上院情報
特別委員会での証言と、9日未明から東京時間序盤にかけて判明する英
総選挙の結果が注目されます。

コミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言では、特別検察官に
任命されたモラー元FBI長官が捜査を進めていて、コミー氏が捜査に
支障となる事実の開示は避けるとの観測もありますが、トランプ大統
領から大統領補佐官だったフリン氏への捜査を中止するよう求められ
たとされる疑惑において、トランプ大統領がFBIの捜査を妨害する意
図があったことが証言で裏付けされた場合はトランプ大統領の弾劾に
発展する可能性もありますので注目されます。

一方、英総選挙については、調査会社により差異はあるも、英保守党
がリードながら英労働党が猛追していて、政党支持率が拮抗してきて
いることで、当初の「メイ首相が率いる英保守党の圧勝シナリオ」が
大きく揺らいでいるようです。英保守党が辛勝するとは思われますが
2016年のEU離脱を問う国民投票での逆転劇もあったことから、過度
の予断なく結果を見届けたいものです。英総選挙の結果は主にポンド
の動向に影響を与えますが、リスク・イベントとしてドル円にも影響
することが想定され、その結果が注目されます。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1300の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合2016年9月8日
の高値1.1327、さらに上昇した場合は2016年8月18日の高値1.1366
ここを上抜けた場合は1.1400の「00」ポイント、さらに上昇した場合
2016年6月23日の高値1.1427、ここを上抜けた場合は2016年5月
11日の高値1.1446を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは2日の米雇用統計後の押し安値1.1254
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は2日の米雇用統計
直前の押し安値1.1205から1.1200の「00」ポイント、さらに下落し
た場合は5月31日のの安値1.1164、ここを下抜けた場合は5月30日
の安値1.1109を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、6日の欧小売売
上高、7日の独製造業新規受注、8日の独鉱工業生産指数と欧第1四半
期GDP改定値と欧ECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見と
英総選挙の結果、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
5日の中国Caixinサービス業PMIと米ISM非製造業景況指数と米製造
業新規受注と米労働市場情勢指数LMCI、8日の中国貿易収支と米新規
失業保険申請件数とコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言
9日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、などが注目されま
す。


先週のユーロドルは、米雇用統計でNFPが市場予想より弱い結果とな
ったことも背景に1.12台後半へ上昇して年初来高値を更新しましたが
今週は8日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見が注目
の焦点になります。

5月31日にラウテンシュレーガーECB専務理事が「緩和的な金融政策
は適切。」としながらも、「ECBは緩やかな刺激策の解除を準備すべ
き。状況が変化すればフォワードガイダンスも変更すべき。(要旨)」
と発言していることから、ドラギECB総裁は慎重姿勢ながらフォワー
ドガイダンスを出口戦略に向けて変更する可能性もありそうです。

そして、対ドル通貨ペアとして、コミー前FBI長官の上院情報特別委
員会での証言が注目されますとともに、英総選挙の結果が大いに注目
されます。8日から9日かけてユーロドルはボラタイルな相場展開に
なりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その244 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は米ADP雇用統計が強い結果だったのに、
 週末の米雇用統計では米失業率が16年ぶりの低水準となるも、
 NFPが予想よりかなり弱く前回値も下方修正されたことでドルが
 売られる展開になったが…、6月利上げはどうなるんだろうな…。』


「ふむ。米ADP雇用統計が強い結果であっただけに、NFPの弱い
 結果はネガティブ・サプライズでドルが売られる展開になったが、
 CMEのFEDウォッチでの来週の6月FOMCでの利上げ確率は、
 雇用統計後も95%超の水準で、6月利上げは濃厚であろう…。
 ただ、6月14日その後の利上げ観測には諸説あるようで、
 来週のFOMCではドットチャートとイエレンFRB議長の定例会見
 での発言が注目されることになろうのう…。」


『今週は週末にメジャーSQがあるが、リスク・イベントとして
 8日の日本時間午後11時からのコミー前FBI長官の上院での証言と
 そして、英総選挙の結果が注目材料になりそうだな…。ジイさん。』


「ふむ。トランプ大統領が大統領補佐官だったフリン氏への捜査を
 中止するようコミー前FBI長官に求めたとされる疑惑については、
 特別検察官に任命されたモラー元FBI長官が捜査を進めていて、
 コミー氏が捜査に支障となる事実の開示は避けるとの観測も
 あるようじゃが…、もしも、8日のコミー氏の議会証言で
 トランプ大統領がFBIの捜査を妨害する意図があったことが
 裏付けされた場合は、トランプ大統領の弾劾に発展する
 その可能性もあるゆえ注目されるのう…。溜口剛太郎殿。」


『8日は「ロシアゲート」問題の1つのヤマ場になりそうだが…、
 トランプ大統領は地球温暖化対策のパリ協定から離脱を表明した
 ことで支持率もさらに低迷しているようで、
 8日はトランプ大統領にとっても重要な日になりそうだな…。
 ところで…、8日には英総選挙もあるがどうなるんだろうな。』


「ふむ。調査会社により差異があり…、6月1日の調査会社ユーガブ
 よれば、8日の英総選挙でメイ首相率いる保守党の獲得議席数は
 過半数に9議席足りない見通しとも報じられていて…、
 英保守党がリードながら英労働党が猛追していて、政党支持率が
 拮抗してきていることで、当初の『英保守党の圧勝シナリオ』が
 大きく揺らいでいるようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『英保守党が政権公約で社会保障負担の増加を打ち出したことなどが
 影響しているようだが…、英保守党が辛勝すると思われるも、
 2016年EU離脱を問う国民投票で逆転劇もあった英国の選挙だけに
 安易な予断はできないのかもしれないな…。ジイさん。』


「ふむ…。8日の英総選挙の結果は9日未明から東京時間序盤にかけて
 判明すると思われるが、ポンドのみならず、リスクイベントとして
 ドル円やユーロドル相場にも影響を与えることになろうのう…。」


『またところで…、5月31日にラウテンシュレーガーECB専務理事が
 「緩和的な金融政策は適切。」としながらも、「ECBは緩やかな刺激
 策の解除を準備すべき。状況が変化すればフォワードガイダンスも
 変更すべき。(要旨)」と発言していたが…、8日のECB政策金利の
 発表およびドラギECB総裁の定例会見ではフォワードガイダンスが
 変更さるのかなぁ。ジイさん。』


「ふむ…。29日にドラギECB総裁は『ユーロ圏の上向きの動きは
 底堅さを増している。成長への下方リスクは一段と後退。』と
 しながらも、『ECBはユーロ圏に対するサポートが依然必要と
 強く確信。金融解除は時期尚早。』と発言していて…、
 慎重姿勢ではあるが、景気の下振れリスクを『均衡』に変更する
 とともに、もしかすると、フォワードガイダンスを変更する
 その可能性もあるのやもしれぬのう…。」


『もしもフォワードガイダンスが変更となったとしたら、
 ユーロドルはさらに上伸するのかねぇ…。ジイさん。』


「その可能性もなきにもしあらずじゃが…、先行織り込みの動きも
 見られているゆえ、フォワードガイダンスの変更内容の次第、
 ということになるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『事前予想するのではなく、相場の動き自体に聞けってか…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「NYダウが史上最高値を更新しているのに、米10年債利回りは
 2.15%台と低迷していて、これにちなみ
 今日は『コナンドラムのお話』、もしくは『リスクのお話』でも
 させてもらおうと思っておったが…、
 前段のお話に花が咲き、既に長くなり過ぎてしもうたようじゃ。
 それらのお話はまたの機会にさせてもらうとしよう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その243


G7首脳会議では自由で公正な貿易の推進を目指すことで一致して、
保護主義と闘うとの文言が盛り込まれることになりましたね。


●今週の主な予定

<5月29日(月)>

※ 上海・ロンドン・NYが休場。


<5月30日(火)>

※ 香港・上海が休場。

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(4月)、
朝8時半に日消費支出(4月)、日失業率(4月)、日小売業販売額(4月)、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(4月)、
午後3時に独輸入物価指数(4月)、
午後3時45分に仏第1四半期GDP改定値、
同午後3時45分に仏消費者信頼感指数(5月)、仏消費支出(4月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(5月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(5月)、欧経済信頼感(5月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(5月)、
夜9時半に米個人消費支出(4月)、米個人所得(4月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(4月)、
同夜9時半に加第1四半期経常収支、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(4月)、加原料価格指数(4月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(3月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(5月)、
などが予定されています。
NZ・(日)・豪・仏GDP・独・米の指標には注目です。


<5月31日(水)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感(5月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(4月)、
午前10時に中国製造業PMI(5月)、中国非製造業PMI(5月)、
同午前10時にANZ企業景況感(5月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(4月)、
午後3時に独小売売上高指数(4月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(5月)、仏卸売物価指数(4月)、
午後4時55分に独失業者数(5月)、独失業率(5月)、
午後5時半に英消費者信用残高(4月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(5月)、欧失業率(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加第1四半期GDP、加GDP(3月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(5月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(4月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
日・中国・独・欧・加・米の指標には注目です。


<6月1日(木)>

朝8時50分に日第1四半期法人企業統計設備投資、
午前10時半に豪小売売上高(4月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(5月)、
午後2時45分にスイス第1四半期GDP、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(4月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(5月)、
同午後4時半にスイス製造業PMI(5月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(5月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(5月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(5月)、
午後5時半に英製造業PMI(5月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(5月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(5月)、
夜9時半に米第1四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜9時半に米第1四半期単位労働コスト確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米ISM製造業景況指数(5月)、米建設支出(4月)、
などが予定されています。
豪・中国・スイスGDP・英・米の指標には注目です。
そして、EU・中国首脳会議が予定されています。


<6月2日(金)>

午後2時に日消費者態度指数(5月)、
午後5時半に英建設業PMI(5月)、
午後6時に欧生産者物価指数(4月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(5月)、米失業率(5月)、
同夜9時半に米平均時給(5月)、米貿易収支(4月)、
同夜9時半に加貿易収支(4月)、加第1四半期労働生産性指数、
などが予定されています。
英・欧・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.03で始まり、96.70へ下落した後に
反発して97.36で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.250%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで49.80ドルへ低下しました。
NYダウは週間275.44ドル上昇、21080.28ドルで週の取引を終える。


<5月22日(月)>

報道「21日午後4時59分に北朝鮮がミサイルを1発を発射。」
日経平均は79円高で寄り付き87円高で大引け。
メルケル独首相
「ユーロ相場は安すぎる。独製品をより安価にしている。」
ダラス連銀総裁
「今年あと2回の利上げが適切。
 3、4月のインフレ低下はトレンド弱まり示さず。
 今年の原油価格は40ドル台半ばから50ドル台半ばを予想。
 バランスシートは年内に縮小開始するべき。
 完全雇用にかなり近づいている。」
バイトマン独連銀総裁
「回復が賃金を上昇させるようなら、正常化は近づく。
 ユーロ圏のインフレ圧力は弱まっている。」
報道「トランプ大統領の支持率は37%まで低下。」
NYダウは89ドル高で取引を終える。


<5月23日(火)>

報道「英国マンチェスターアリーナで爆破事件が発生。」
日経平均は30円安で寄り付き65円安で大引け。
麻生財務相「G7で自由貿易に関する力強いメッセージを出す。」
シカゴ連銀総裁
「金利の実効的な下限が金融当局者にとって大きな課題となる。
 回復力のある経済と安全な金融システムのために、
 名目金利が実効的な下限を上回る必要。
 目標達成のためにあらゆる政策を実行すべき。」
メイ英首相「マンチェスターでの自爆テロは北イングランド最悪。」
ムニューシン米財務長官
「10年で米財政に均衡をもたらす必要。年内の税制改革完了を望む。
 予算案に税制変更を織り込むのは時期尚早。
 キャピタルゲイン課税は最も非効率的。
 国境調整税は為替を動かす可能性が懸念されている。
 大統領は給付金制度を変更の意向はない。」
18会計年度の米予算教書
「10年間で3.6兆億ドルの歳出削減に取り組む。
 21年以降は3%成長を実現。10年後に財政収支を黒字化。
 インフラ投資は10年間で計2千億ドルを投じる。
 インフラ投資は10年間で総額1兆ドルとした目標の8割は
 民間資金で賄う方針。
 歳出削減策ではオバマケアの見直しと
 低所得者向けメディケイドの支出を大幅に削減。
 連邦政府の累積債務は27年度にGDP比60%を下回る。
 国防費は18年度に540億ドル増やす。
 地球温暖化対策などの予算は削減。
 メキシコ国境の壁建設する費用として16億ドルを投じる。
 法人税率を現行の35%から15%に引き下げる。
 所得税は10、25、35%の3段階に簡素化。」
NYダウは43ドル高で取引を終える。


<5月24日(水)>

日経平均は164円高で寄り付き129円高で大引け。
プラートECB理事
「基調インフレは引き続き抑制されている。デフレリスクは解消。
 しっかりとした循環的景気回復が強まっている。
 外部ショックからの回復力はきわめてしっかりしている。
 調査では強い第2四半期成長が見込まれている。」
コンスタンシオECB副総裁
「金融政策の目標はインフレ、金融安定ではない。
 銀行の収益性は金融政策の伝播を阻害していない。
 時期尚早な刺激策の解除には注意しなければならない。」
ドラギECB総裁
「フォワードガイダンスから離れる理由はない。
 銀行の収益性は金融政策の伝播を阻害していない。
 時期尚早な刺激策の解除には注意しなければならない。
カナダ中銀声明
「現在の刺激策は現段階では適切。直近のデータは心強い。
 4月の金融政策報告で指摘した不確実性が見通しをなお不透明に。
 原油安に対する調整は概ね完了した。
 住宅市場の動きは依然として沈静下していない。
 第1四半期は強い成長から、第2四半期はある程度緩むと予想。」
FOMC議事録
「引き締めは近く適切になる公算大。
 景気減速が一過性であるという証拠を待つのが賢明。
 大半はインフレのデータは一時的な現象と判断。
 バランスシート縮小規模を3ヵ月ごとに引き上げも。
 スタッフのバランスシート縮小計画は徐々に再投資を縮小。
 大半は年内の資産縮小開始を支持。
 大半は世界経済のリスクは更に後退と判断。
 個人消費は今後数ヵ月で回復と予想。」
ムニューシン米財務長官
「議会休会前に債務上限の引き上げを。
 暫定的な税制改革の方が何もないよりはまし。
 富裕層はやすやすと税逃れをすることはできないと確信。
 ボーイング、エアバスのイラン関連ライセンスを調査中。
 50年と100年物の超長期債の発行を検討。」
NYダウは74ドル高で取引を終える。


<5月25日(木)>

日経平均は5円安で寄り付き70円高で大引け。
ダラス連銀総裁
「今年3回の利上げが私の基本的なシナリオ。
 中立的な金利は2%から3%の間にある。
 まだ2%のインフレターゲットを下回っている。
 緩和政策の解除については急がずに辛抱強く行う必要がある。
 バランスシート縮小は市場の影響を最小化させる方法で行うべき。
 労働市場はほぼ完全雇用に近づいている。
 これ以上財政赤字を拡大する形でのGDPの押し上げはできない。
 カナダやメキシコとの貿易は、米国の国際競争力を押し上げる。」
岩田日銀副総裁
「出口戦略について市場が混乱するようなことがないよう進めたい。
 心配されるようなことはないと確信している。
 仮想通貨について動向を今後とも研究。決済への利用は限定的。
 付利金利を引き上げると長期金利も相応に上昇する。
 保有国債も高利回りに入れ替わり受け取り利息増加する。
 物価2%時の付利金利水準を現時点で言及することは困難。」
文部科学省の前川喜平前事務次官
「安倍首相の友人が理事長を務める学校法人加計学園の
 獣医学部新設計画を巡る記録文書は確実に存在していた。」
報道「ムーディーズが中国の国債を28年ぶりにA1に格下げ。」
報道「OPEC総会で減産の9ヶ月延長を合意。」
ブレイナードFRB理事
「現在の世界経済は明るくなっている。日本には安定化が見られる。」
ムニューシン米財務長官(上院議会証言)
「税制改革は成長目標に対して大きな役割を果たす。
 税制改革は簡素で、より競争力のあるものにする。
 雇用が拡大するような超党派の税制計画を希望する。
 トランプ大統領の目標は3%成長。」
米連邦高裁「トランプ大統領の入国制限令の執行差し止めを支持。」
コンスタンシオECB副総裁
「全体的なリスクはなお下向き。
 インフレ調整を確かなものにするには刺激策は重要。」
NYダウは70ドル高で取引を終える。


<5月26日(金)>

日経平均は14円安で寄り付き126円安で大引け。
ロンドン時間に原油先物が49ドル台へ反発。
米第1四半期のGDP改定値や個人消費改定値は市場予想より強い。
G7「テロと過激主義への対策は優先課題。北は新たな段階の脅威に。」
NYダウは2ドル安で取引を終える。


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初22日に111.03レベルで始まり揉み合いとなっ
て翌23日のオセアニア時間に週安値となる110.86へ下落しましたが
その後、揉み合いながらも反発して、24日のロンドンフィックスに
かけて週高値となる112.12へ上昇する展開になりました。その後、
反落して、翌25日のオセアニア時間に111.48へ下押しましたが、
その後、切り返して、NY時間にかけて111.95へ反発する展開になり
ました。その後、小幅な揉み合いとなりましたが、翌26日の東京時間
後半から軟調推移となってロンドン時間に110.88へ下落する展開にな
りました。その後、反発して111.33レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初22日に1.1196レベルで始まりロンドン時
間に1.1161へ下落しましたが、その後、反発してNY時間に1.1263へ
上昇する展開になりました。その後、揉み合いを経て翌23日のロンド
ン時間序盤に週高値となる1.1268へ上昇しましたが、その後、反落し
て翌24日のロンドンフィックスにかけて1.1168へ下落する展開にな
りました。その後、切り返して、翌25日のロンドン時間序盤にかけて
1.1250へ反発しましたが、その後、反落して、翌26日の東京時間前半
に1.1185へ下押しする展開になりました。その後、切り返して、ロン
ドン時間序盤に1.1234へ反発しましたが、その後再び反落して揉み合
いになり1.1183レベルで週の取引を終えました。



●今週(5月29日から6月2日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは25日のオセアニア時間の
安値111.48を巡る攻防が注目されます。さらに上昇した場合は25日
のNY時間の戻り高値111.95から112.00の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は先週高値でもある25日の高値112.12、さらに上昇した
場合は17日のロンドン時間の揉み合い上辺112.54、ここを上抜けた場
合は113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は26日の安値110.88から23日の
安値110.86、さらに下落した場合は18日の安値110.23、ここを下抜
けた場合は110.00の「000」ポイント、さらに下落した場合4月25日
の安値109.59を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、30日の米個人消費支出と米個人所
得と米コアPCEデフレータと米ケースシラー住宅価格指数と米消費者
信頼感指数、31日の日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと中国非製造
業PMIと米シカゴ購買部協会景気指数と米中古住宅販売成約と米地区
連銀経済報告、6月1日の中国財新製造業PMIと米ADP雇用統計と
米新規失業保険申請件数と米ISM製造業景況指数、2日の米非農業部
門雇用者数と米失業率と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


さて、イタリアで開催されたG7首脳会議では、北朝鮮が新たな段階の
脅威になっているとの認識で一致するとともに、自由で公正な貿易の
推進を目指すことで一致して、「あらゆる」という文言は削除されまし
たが、保護主義と闘うとの文言が宣言に盛り込まれることになりまし
た。

週初、まずはG7首脳会議を巡る市場反応が注目されます。
そして、引き続きトランプ米大統領の「ロシアゲート」問題が注目さ
れますが、先週は文部科学省の前川前事務次官の爆弾発言があり加計
学園問題が安倍政権の思わぬアキレス腱となる可能性もありますので
今後の展開が注目されます。そして、FF金利先物の動向から計算され
るCMEのFedwatchでは6月14日FOMCでの米利上げ確率が90%
近くになっていますが、今週末の米雇用統計の結果が注目されます。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1200の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は26日の高値の
1.1234、さらに上昇した場合は25日の高値1.1250、ここを上抜けた場
合は先週高値でもある23日の高値1.1268、さらに上昇した場合2016
年9月26日の高値1.1279、ここを上抜けた場合は1.1300の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は2016年9月8日の高値1.1327、ここ
を上抜けた場合は2016年8月18日の高値1.1366を巡る攻防が注目さ
れます。
一方、下落した場合は、まずは26日の安値1.1160を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は18日のNY時間の戻り高値1.1138、
さらに下落した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
17日ロンドン時間の安値1.1081から18日の安値1.1075、さらに下落
した場合は1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、30日の仏第1四半期GDP改
定値と独消費者物価指数速報、31日の独失業者数と独失業率と欧消費
者物価指数速報と欧失業率、6月2日の欧生産者物価指数、などが注目
されますが、対ドル通貨ペアとして、30日の米個人消費支出と米個人
所得と米コアPCEデフレータと米ケースシラー住宅価格指数と米消費
者信頼感指数、31日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米シカ
ゴ購買部協会景気指数と米中古住宅販売成約と米地区連銀経済報告、
6月1日の中国財新製造業PMIと米ADP雇用統計と米新規失業保険申
請件数と米ISM製造業景況指数、2日の米非農業部門雇用者数と米失
業率と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


さて、6月の仏議会選挙が近づいていますが、IMM通貨先物ポジショ
ン http://zai.diamond.jp/list/fxmarket/imm ではユーロドルの買い
越しが続いています。また、2019年の任期満了を向かえるドラギECB
総裁の後任にタカ派で知られるバイトマン独連銀総裁が就くとの観測
がありますが、先週のユーロドルは1.12を挟むレンジ性の相場展開に
なりました。今週は対ドル通貨ペアとして、引き続きトランプ米大統
領の「ロシアゲート」問題が注目されますとともに、6月14日FOMC
前のイベントとして今週末の米雇用統計の結果が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その243 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円やユーロドルは上下動のレンジ性の
 相場展開だったが…、今週も「ロシアゲート」問題が引き続き
 注目されるけど、週初まずはイタリアで開催されていたG7首脳会議
 を巡る市場反応が注目されそうだな…。』


「ふむ。G7では地球温暖化対策については一致には至らなかったが、
 『北朝鮮が新たな段階の脅威になっている』との認識で一致すると
 ともに『自由で公正な貿易の推進を目指す』ことで一致して…、
 「あらゆる」という文言は削除されるも、米国が折れる格好で
 『保護主義と闘う』との文言が宣言に盛り込まれることになった
 ようで…、週初はG7首脳会議を巡る市場反応が注目されよう…。」


『もしかすると、トランプ大統領は今後、「アメリカ・ファーストは
 保護主義ではない。」なんて強弁をするのかもしれないよな…。
 ところで話は変わるが…、先週は文部科学省の前川前事務次官の
 「安倍首相の友人が理事長を務める学校法人加計学園の
  獣医学部新設計画を巡る記録文書は確実に存在していた。」
 とする爆弾発言があったよな…。ジイさん。』


「ふむ…。野党の追及も厳しくなってきて、森友学園問題に続き、
 加計学園を巡る問題が安倍政権の思わぬアキレス腱となる可能性も
 あるやしれぬ…。少し心配じゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。『トレード手法の好みと相性のお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。』


「トレーダー各々、トレード手法には好みや相性があるものでのう。
 高勝率を好む人、高獲得Pipsを好む人、低ドローダウンを好む人、
 また、より多いトレードチャンスを好む人など、様々であるが…、
 全てを完璧に満たす聖杯は存在しない故に、トレード手法では
 好みや相性も大切なファクターになるものなのじゃのう…。」


『まぁ、いくら高勝率でペイオフ・レシオやプロフィット・
 ファクターが優れていても、トレードチャンスが例えば月1回など
 極端に少なくては期間パフォーマンスとしては良いとは言えず…、
 また、高獲得Pipsでも大きなドローダウンでは危険なトレードで、
 そして、いくらトレードチャンスが多くても勝率が悪ければ
 決して良いトレード手法とは言えないだろうからな…。』


「ふむ。それにトレーダーにはそれぞれ資金量やライフスタイルなど
 トレード環境が異なるとともに、好みも異なるもので…、
 そしてトレード手法には相性というものもあるものなのじゃのう。」


『……。』


「例えば…、ドル円では輸出企業の円転などで、毎月23日から
 月末までは、午前9時に売り、午後3時に手仕舞うことを
 淡々と繰り返すことによって、勝ち負けのトータル収支で
 統計上、月利3%ほどの利益になると言われておるが…、もちろん、
 円売り材料が出た場合はこの間でもドル円は上昇するワケで、
 いくら統計上、月利3%ほどの利益になると言われていても
 ドル円を午前9時に売り午後3時に手仕舞うことを機械的に淡々と
 繰り返すという事を実行するトレーダーは少ないことじゃろう…。」


『まぁな…。トレーダーの9割近くは負けているともいわれていて、
 月利3%…、単純計算で年利36%は実は凄いことだけど…、
 その日の動意を観てトレードする方がより儲けられそうな気もして
 毎月23日から月末まで午前9時に売り午後3時に手仕舞うことを
 機械的に行うことには抵抗があるトレーダーも多いことだろうよ。』


「ふむ…。このようにトレードでは、知っていてもなかなか出来ない
 ということもあるものなのじゃのう…。
 また、いくらパフォーマンスに優れた手法でも煩雑であったり、
 脳内並行処理要素が多い場合は、人によっては難し過ぎて出来ない
 とか、混乱してしまうということもあるものなのじゃ…。」


『まぁ、そういうこともあるんだろうな…。』


「新進気鋭の頃はより良き最善を求めようとするものじゃが…、
 トレーダーも経験を経てくると、自分自身のトレード環境や
 好みや手法との相性も鑑みて、次第に『落し処』というものが判り
 ベストならずとも、自分自身にとってのベターな手法に
 落ち着いてくることが多いものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『憧れのスターが必ずしも自分自身の配偶者に相応しいわけではなく
 自分自身にとって良き妻や良き夫がいるのと同じようなものか…。』


「あははっ。溜口剛太郎殿のたとえ話が適切かどうかはわからぬが…、
 よく、移動平均線に始まり移動平均線に終わるとか…、
 ラインに始まりラインに終わるとか、ダウに始まりダウに終わる、
 などと言われることがあるように…、
 いろいろな手法の変遷を経て、最終的に移動平均線や
 水平線などのラインや、ダウ理論やプライスアクションなど
 シンプルな手法を基本とするトレーダーは少なくないようで…、
 これは、より良き最善のベストならずとも、
 『自分自身にとってのベターな手法として落し処を見つけた』
 ということになるのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」


『手法の選定では、より良きものを追求していくのみならず、
 自分自身のトレード環境や好みや能力や手法との相性も鑑みて、
 「自分自身にとってベターな手法として落し処を見つけていく」
 ということは大切な事なのかもしれないよな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その242


先週は「ロシアゲート疑惑」によるトランプ政権への懸念で
ドル円が一時110円台前半へ下落しましたね。


●今週の主な予定

<5月22日(月)>

※ カナダがビクトリアデーで休場

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(5月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(4月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(3月)、日景気一致指数改定値(3月)
などが予定されています。
日貿易収支には一応注目です。


<5月23日(火)>

午後1時半に日全産業活動指数(3月)、
午後3時にスイス貿易収支(4月)、
同午後3時に独第1四半期GDP確報、
午後3時45分に仏企業景況感指数(5月)、
午後4時に仏製造業PMI速報(5月)、仏サービス業PMI速報(5月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(5月)、独サービス業PMI速報(5月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(5月)、欧サービス業PMI速報(5月)、
同午後5時に独IFO景況感指数(5月)、
午後5時半に英財政収支(4月)、
夜9時半に加卸売売上高(3月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(4月)、
同夜11時にリッチモンド連銀製造業指数(5月)、
などが予定されています。
独・仏・欧・米の指標には注目です。
そして、米予算教書の発表が予定されています。


<5月24日(水)>

朝7時45分にNZ貿易収支(4月)、
午前9時から黒田日銀総裁の発言、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(6月)、
午後4時15分にスイス第1四半期鉱工業生産、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
午後9時45分からドラギECB総裁の発言、
夜10時に米住宅価格指数(3月)、米第1四半期住宅価格指数、
夜11時に米中古住宅販売件数(4月)、
同夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜3時に米FOMC議事録要旨、
などが予定されています。
NZ・加・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<5月25日(木)>

※ スイスが休場。

午後5時半に英第1四半期GDP改定値、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(4月)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
そして、NATO首脳会談とOPEC総会が予定されています。


<5月26日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(4月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(4月)、
夜9時半に米第1四半期GDP改定値、米第1四半期個人消費改定値、
同夜9時半に米第1四半期GDPデフレータ改定値、
同夜9時半に米耐久財受注(4月)、米耐久財受注(除輸送用機器 4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(5月)、
などが予定されています。
日・米の指標には注目です。
そして、G7首脳会議がイタリアで27日まで開催予定です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが99.08で始まり、軟調傾向で推移して
2016年11月以来となる97.00で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.235%に低下しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで50.67ドルへ上昇しました。
NYダウは週間91.77ドル下落、20804.84ドルで週の取引を終える。


<5月15日(月)>

独の最大規模地方選挙で与党が勝利、秋の独総選挙への懸念が後退。
日経平均は130円安で寄り付き14円安で大引け。
プーチン露大統領「石油減産の9ヶ月間延長を支持する。」
IMF「独は恒常的に巨額の経常収支黒字となっている。
独は対外不均衡を是正すべき。
独はより急速な賃金と物価上昇を招く可能性。」
プラートECB理事
「インフレ圧力は依然として抑制。
ユーロ圏経済には引き続き高い水準の刺激策が必要。」
NY連銀製造業景況指数は予想より弱い−1.0。
マクロン仏大統領がエドゥアール・フィリップ氏を仏首相に指名。
サウジとロシアが9カ月間の減産延長で合意。
ワシントンポスト
「トランプ大統領がロシアにイスラム国に関する情報漏洩の疑惑。」


<5月16日(火)>

日経平均は83円高で寄り付き一時19,998に上昇も49円安で大引け。
英CPIなど物価指数は予想より強い。
英株式市場は9日続伸で7500台へ上昇。
米住宅関連指標は予想より弱い。
アトランタ連銀のGDPナウ第2四半期は4.1%を予想。
クーレECB専務理事
「長期金利上昇はECBの政策に影響を及ぼしていない。
金融市場の状況は回復を非常に支援している。
一部の変動は市場にとって自然であり健全な動き。
ECBは市場に変動を与えることを望んではいない。
ECBは透明で時間的整合性がとれたコミュニケーションが必要。」
ヘイリー国連大使
「ミサイル実験を中止するなら米国は北朝鮮と協議する可能性ある。」
マコネル米共和党院内総務
「税制改革は歳入に対して中立的である必要。
国境勢は恐らく上院で通過しない。」
米安全保障担当補佐官H・R・マクマスター氏
「トランプ氏がロシア外相と駐米大使と交わした会話は適切なもの。」


<5月17日(水)>

日経平均は113円安で寄り付き104円安で大引け。
独仏の株式市場は1%超の下落。
プーチン露大統領
「米政権が望むならラブロフ外相とトランプ大統領との
協議記録を提供する用意がある。
機密漏洩疑惑は米国の政治的統合失調症の兆候。
反ロシア感情をかき立てるのが目的。」
バーナンキ前FRB議長
「テーパータントラムのリスクは非常に低い。
FRBは年内に緩やかな利上げを続けると予想。
市場は先月まで政治リスクを無視してきた。
しばらくは緩やかな成長が続くと予想。
失業率は下限に達するほど非常に低い。」
ホワイトハウス
「大統領は4人のFBI長官候補と面会へ。
大統領とロシア外相とのロシア側の記録について承知していない。
大統領とコミー前FBI長官との協議の説明は正確ではない。」
報道「米大統領は在イスラエル米大使館のエルサレム移転を排除へ。」
NY時間に米10年債利回りが一時2.21%台へ低下。
NYダウは372ドルの下落。VIX指数が15.59へ急伸。


<5月18日(木)>

日経平均は257円安で寄り付き261円安で大引け。
独連銀総裁
「回復が続けばECB政策はは正常化すべき。
ユーロ圏の政治リスクは後退している。」
クーレECB理事
「行動が遅きに失すること警戒。
金融政策の過度の漸進主義はリスクを伴う。」
英小売売上高指数は市場予想より強い。
ロンドン時間に米10年債利回りが一時2.18%台へ低下
ECB議事要旨
「インフレ目標に向けた進展は不十分との見方を広く共有。
一部メンバーは景気見通しリスクは総じて均衡とみている。
複数のメンバーは下振れリスクが大きいとの判断を継続。
3月経済予測で指摘された力強い賃金上昇の前提は不確実。
6月の予測でインフレ予想の下方修正の可能性もある。
6月の予測に向けて回復の継続性と
インフレ見通しを再検討する可能性。
回復の勢いが継続しインフレが進展すれば、
フォワードガイダンスの調整を検討も。」
ムニューシン米財務長官
「税制改革で3%成長を実現へ。
日本や中国など6カ国・地域を為替政策の監視対象として注視。
税制や住宅、規制改革が最重要政策。」
ドラギECB総裁
「危機は過ぎ去った。ユーロ圏の回復は力強く全体に広がっている。
世界経済の下振れリスクは緩んだ。」
クリーブランド連銀総裁
「インフレは来年またはそれ位に2%の目標に達する公算。
FRBが後手に回わらないように警戒する必要。
市場のボラティリティは今のところ自身の見通しに影響はない。
バランスシート縮小は漸進的で予想可能な方法目指す。
バランスシート縮小でFRBは市場を驚かせないであろう。」


<5月19日(金)>

日経平均は37円高で寄り付き36円高で大引け。
メルケル独首相
「英国のEU離脱交渉は英総選挙翌日から開始する。
英国にとってEU離脱は高くつく可能性。
セントルイス連銀総裁
「FOMCの想定金利軌道は積極的過ぎる可能性。
インフレは過去数ヵ月、下向きサプライズ。
現行の失業率はインフレが大幅に上昇する可能性を意味しない。
恐らく利上げには反対しない。
バランスシート縮小の債券市場への影響は最小になると見込む。
第2四半期の成長は回復へ。しかし2%超えるとは予想していない。」
独シュピーゲル誌
「ドイツのメルケル首相とショイブレ財務相は、
2019年の任期満了を向かえるドラギECB総裁の後任に
バイトマン独連銀総裁を据えたい意向。」
サンフランシスコ連銀総裁
「米経済は良好。海外経済も全般的に良好。
米経済や雇用は拡大が続くと予想。」
ローゼンスタイン司法副長官
「トランプ大統領のコミーFBI長官の解任は適切。」
ワシントン・ポスト
「ロシア疑惑の捜査でトランプ大統領に近い人物が容疑者に。」


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初15日に113.15で始まりNY時間後半にかけて
週高値となる113.85へ上昇しましたが、その後、反落して113円台前
半の揉み合いを経た後に17日のオセアニア時間に112円台へ下落する
展開になりました。その後も軟調傾向で推移して、18日のオセアニア
時間に110.53へ下落した後にロンドン時間序盤にかけて111.42へ反
発しましたが、その後、再び反落して週安値となる110.23へ下落する
展開になりました。その後、切り返して、NY時間後半にかけて111.73
へ反発しましたが、その後、111円台での揉み合いとなって111.26レ
ベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初15日に1.0930レベルで始まり小幅な揉み
合いを経た後にロンドン時間序盤から反発して、揉み合いながらも堅
調傾向で推移して、18日の東京時間前半に1.1172へ上昇する展開にな
りました。その後、反落してNY時間後半にかけて1.1075へ下押しま
したが、その後、反発して揉み合いを経た後に、19日のロンドン時間
序盤から上伸して、NY時間後半にかけて週高値となる1.1212へ上昇
して1.1206レベルで週の取引を終えました。



●今週(5月22日から5月26日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは19日の高値111.70から
18日の高値111.73を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は17日ロンドン時間
の揉み合い上辺112.54、ここを上抜けた場合は16日の安値112.93
から113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは19日の安値111.04から111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は18日の
オセアニア時間の安値110.53、さらに下落した場合は先週安値でもあ
る18日の安値110.23、ここを下抜けた場合110.00の「00」ポイント
さらに下落した場合は4月25日の安値109.59を巡る攻防が注目され
ます。


今週のドル円相場は経済指標及び要人発言では、22日の日通関ベース
貿易収支、23日の米新築住宅販売件数とリッチモンド連銀製造業指
数と米予算教書の発表、24日の黒田日銀総裁の発言と米中古住宅販売
件数とFOMC議事録要旨、25日の米新規失業保険申請件数、26日の
全国消費者物価指数と米第1四半期GDP改定値と米第1四半期個人消
費改定値と米耐久財受注とミシガン大学消費者信頼感指数確報、など
が注目されます。


トランプ米大統領がフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)のロシア
との関係についての捜査をコミーFBI長官に対して打ち切るよう求めて
さらにトランプ大統領のロシア高官への機密漏洩疑惑を捜査していた
コミーFBI長官を突然解任したことが、司法妨害に当たる可能性がある
として米国憲法第2条第4節に基づきトランプ大統領の弾劾裁判を求
める声が出てきたことで、これをニクソン大統領の「ウォーターゲー
ト事件」にちなみ「ロシアゲート」と呼ばれるようになり、トランプ
政権の減税など政策実行への懸念を背景に先週のドル円は一時110円
台前半へ下落する展開になりました。

19日にローゼンスタイン司法副長官が「トランプ大統領のコミーFBI
長官の解任は適切。」との謂意を表明するも、ワシントン・ポストでは
「ロシア疑惑の捜査でトランプ大統領に近い人物が容疑者に。」という
報道がされていて、そして30日以降にはコミー前FBI長官の公聴会も
予定されているとのことで、「ロシアゲート」問題が今後どのような展
開になるのか注目されます。



<今週ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1212を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2016年9月26日の
高値1.1279、さらに上昇した場合は1.1300の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は2016年9月8日の高値1.1327、さらに上昇した場合
2016年8月18日高値1.1366、ここを上抜けた場合1.1400の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは18日の高値1.1172を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は18日のNY時間の戻り高値1.1138、
さらに下落した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
17日ロンドン時間の安値1.1081から18日の安値1.1075、さらに下落
した場合は1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、23日の独第1
四半期GDP確報と仏・独・欧の製造業PMI速報と仏・独・欧のサー
ビス業PMI速報と独IFO景況感指数、24日のドラギECB総裁の発言
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、23日の米新築住宅販
売件数とリッチモンド連銀製造業指数と米予算教書の発表、24日の米
中古住宅販売件数とFOMC議事録要旨、25日の米新規失業保険申請件
数、26日の米第1四半期GDP改定値と米第1四半期個人消費改定値
と米耐久財受注とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目さ
れます。


先週のユーロドルは、独のノルトライン・ヴェストファーレン州の地
方選挙で与党が勝利して、秋の独総選挙への懸念が後退するとともに
ECB議事要旨はハト派的でしたが、クーレECB理事の「行動が遅きに
失することを警戒。金融政策の過度の漸進主義リスクを伴う。」との発
言や、ドラギECB総裁の「危機は過ぎ去った。ユーロ圏の回復は力強
く全体に広がっている。世界経済の下振れリスクは緩んだ。」との発言
も背景にECBの出口戦略への思惑や観測が高まり、これに加えて「ロ
シアゲート」問題によるドル売り圧力も背景に、堅調傾向で推移して
さらに週末19日には独シュピーゲル誌が「ドイツのメルケル首相とシ
ョイブレ財務相は、2019年の任期満了を向かえるドラギECB総裁の
後任にバイトマン独連銀総裁を据えたい意向。」と、タカ派で知られる
バイトマン独連銀総裁の次期ECB総裁観測も台頭して、1.12台へ上昇
する展開になりました。

独総選挙への懸念は後退するも、6月の仏議会選挙や、10月のオース
トリア議会選挙で極右・自由党が再び与党入りする可能性など、政治
リスクを抱えるユーロ圏ですが、ECB出口戦略への思惑や観測が次第
に高まってきているようです。調整となったところでは押し目買いの
戦略も有効となる可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その242 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は「ロシアゲート」問題の嵐が吹いて
 ドル円が一時110円台前半へ下落する展開になったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 トランプ大統領の弾劾裁判を求める動きも出てきて、
 米共和党内部でも分裂が観られ、フリーダム・コーカス派の
 一部の議員はトランプ大統領の弾劾裁判を是認する発言を
 しておったようじゃのう…。」


『米国の弾劾裁判では下院が出席議員過半数の同意により訴追をして
 上院がそれに基づき弾劾裁判を行うが、大統領を罷免するためには
 上院の出席議員の3分の2以上の同意が必要とのことだけど…、
 弾劾裁判で辞めさせられた米大統領は歴史上まだいなく、
 トランプ大統領が罷免される可能性は低そうだな…。』


「ふむ。まぁ、現段階ではどうもそのように思われるが…、
 たとえもしもトランプ大統領が罷免されるようなことがあっても、
 その後任の大統領はペンス副大統領となることで、
 大きな懸念にはならないとみている向きもあるようじゃのう…。」


『まぁ、ペンス副大統領は良識ある人で評判も高いようだからなぁ。
 ところで、話は変わるが…、先週はユーロドルが堅調に推移して
 週末には1.12台へと上昇したよな…。ジイさん。』


「ふむ…。独のノルトライン・ヴェストファーレン州の地方選挙で
 与党が勝利して、秋の独総選挙への懸念が後退するとともに
 ECBの出口戦略への思惑や観測が次第に高まってきていて…、
 さらに週末に独シュピーゲル誌が『ドイツのメルケル首相とショイ
 ブレ財務相は、2019年の任期満了を向かえるドラギECB総裁の
 後任にバイトマン独連銀総裁を据えたい意向。」と報じて、
 タカ派で知られるバイトマン独連銀総裁の次期ECB総裁観測も
 台頭してきたことで、ユーロドルはドル売りも相俟って
 1.12台へと上昇したのう…。溜口剛太郎殿。」


『6月の仏議会選挙や、10月のオーストリア議会選挙も控えていて、
 政治リスクも抱えているユーロ圏だけど…、ユーロドルでは
 押したところで拾う押し目買いが有効な戦略になりそうだな…。』


「ふむ…。オーストリア議会選挙では極右・自由党が再び与党入り
 する可能性があり懸念する向きもあるようじゃが…、まぁ、
 ユーロドルでは押し目買いが有効な戦略になりそうじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「先日、世界的なランサムウェアによるサイバー攻撃があったが…、
 このとき犯人・組織が要求したのはドルでもユーロでもなく、
 ビットコインであったことで仮想通貨が話題となっておってのう。
 以前も少しお話したが…、今日は仮想通貨について少し深堀りして
 お話させてもらおうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「仮想通貨(暗号通貨)は黎明期を過ぎつつある時期で
 乱立している状況は2000年頃のFX業界に似ているが…、
 http://winfx.jp/fx-history/
 仮想通貨交換業に係る登録制の導入、規制、監督、規定、罰則など
 https://www.amt-law.com/pdf/bulletins2_pdf/160318.pdf
 仮想通貨にかかわる法整備もされ始めていているのじゃのう…。」


『2000年当初のFX業界は拡大に伴い悪徳業者も蔓延していた
 というからなぁ…。仮想通貨にかかわる事件としては2014年の
 マウント・ゴックス事件が有名だが…、現在の仮想通貨は
 2000年当初のFX業界に似た状況だと…。』


「ふむ。現在、仮想通貨は1000近くあり、その9割以上の実態は
 事実上の『おもちゃのお金』とも言われておるようじゃのう…。
 ただ、実社会で現実に購入やサービスに利用できるばかりではなく
 ATMで円に換えることもできるビットコインをはじめ、
 https://www.youtube.com/watch?v=6ahMf6ke1oc
 銀行がその技術に注目していてGoogleも出資したリップル、
 そしてイーサリアムなど、『本物の仮想通貨も現実に存在』していて
 仮想通貨全てを怪しくワケのわからないもの、と決めつけていては
 チャンスを逸し時代の流れに取り残されてしまうことじゃろう…。」


『現在の1ビットコインは2000ドル程(20万円超)にもなり…、
 https://blockchain.info/markets/
 4月19日に3.2円だった1リップルは5月18日には40.2円にも
 なっているようで…、投資対象としても凄い分野じゃないかな…。』


「ふむ…。仮想通貨にかかわる情報サイトも次第に充実してきて、
 http://virtualmoney.jp/  https://jp.cointelegraph.com/
 仮想通貨にかかわる情報も豊富になってきているようじゃが…、
 仮想通貨への投資に際しては、どれか1つよりも複数の仮想通貨で
 ポートフォリオを組むのも一策ではなかろうかのう…。」


『ベストを選ぼうとするより黎明期では分散保有が良いという事か。』


「ふむ。実社会で現実に購入やサービスに利用でき、そしてATMで
 円に換えることもできるるビットコインの役割は大きく、
 ビットコインは仮想通貨の王で基軸と言えるが…、
 https://www.youtube.com/watch?v=Uld2emuSy1I
 決済が遅延する問題や、将来的なハードフォーク懸念もあり、
 http://bilee.net/bit-coin-split/
 ビットコイン以外にリップルやイーサリアムに分散するとともに
 先行者利益を狙っていくために運営主体がしっかりしていて
 有力と思われる仮想通貨のプレ・セール時に購入して
 http://bit.ly/2jsdHdD (LANGUAGEをクリック JAPANESE選択)
 仕込んでおくのも一策となるのではあるまいか。溜口剛太郎殿。」


『ノアコインの初年度20%配当は凄いが…、
 https://youtu.be/ru40C9cVyqk
 これからも新たな仮想通貨が誕生していくんだろうな…。
 たとえばiPhoneでおなじみのアップル社であれば、
 アップル・ペイの技術を使ってアップルコインなんて名称の
 仮想通貨がすぐにでも作れて、しかもiPhoneにはじめから
 ウォレットを搭載しておけば世界的な仮想通貨になりそうだな。』


「まぁ、アップル社が仮想通貨を作るとの情報はまだないが、
 将来的にはあり得ることかもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『ところで、リップルやイーサリアムにはATMで円に替えれるなど
 インフラ整備ができていないようだけど、どうなんだろうね。』


「それは、事実上、問題ないと言ってよいのではなかろうか…。
 なぜかなれば、リップルやイーサリアムはビットコインに交換可能
 であるからじゃ…。仮想通貨のポートフォリオを組むにあたり
 仮想通貨の選定に際しては『ビットコインに交換可能かどうか』が
 大切な要件の1つになるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その241


先週12日に世界99カ国で大規模なサイバー攻撃が起こりました。
また、14日早朝には北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。


●今週の主な予定

<5月15日(月)>

朝7時45分にNZ第1四半期小売売上高、
朝8時50分に日国内企業物価指数(4月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(3月)、
午前11時に中国鉱工業生産(4月)、中国小売売上高(4月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(4月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(5月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(5月)、
早朝5時に対米証券投資(3月)、
などが予定されています。
NZ・中国・米の指標には注目です。
そして、中国の一帯一路サミットが14日から行われています。


<5月16日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録要旨、
午後1時半に日第三次産業活動指数(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(4月)、
午後5時半に英消費者物価指数(4月)、英生産者物価指数(4月)、
同午後5時半に英小売物価指数(4月)、
午後6時に独ZEW景気期待指数(5月)、
同午後6時に欧第1四半期GDP改定値、
同午後6時に欧ZEW景気期待指数(5月)、欧貿易収支(3月)、
夜9時半に米住宅着工件数(4月)、米建設許可件数(4月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(4月)、米設備稼働率(4月)、
などが予定されています。
豪・英・独・欧・米の指標には注目です。


<5月17日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期生産者物価指数、
朝8時50分に日機械受注(3月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(3月)、
午後5時半に英失業者数(4月)、英失業率(4月)、英ILO失業率(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(4月)、欧建設支出(3月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加製造業出荷(3月)、
などが予定されています。
NZ・(日)・英・欧の指標には注目です。


<5月18日(木)>

朝8時50分に日第1四半期GDP速報、
同朝8時50分に日第1四半期GDPデフレータ速報、
午前10時半に豪新規雇用者数(4月)、豪失業率(4月)、
午後2時半に仏第1四半期失業率、
午後5時半に英小売売上高(4月)、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(5月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際証券取引高(3月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(4月)、
深夜2時からドラギECB総裁の発言、
などが予定されています。
日・豪・英・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<5月19日(金)>

午後3時に独生産者物価指数(4月)、
午後5時に欧経常収支(3月)、
夜9時半に加消費者物価指数(4月)、
同夜9時半に加小売売上高(3月)、加小売売上高(除自動車 3月)、
夜11時に欧消費者信頼感指数速報(5月)、
などが予定されています。
加・欧の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが98.37で始まり、99.77へ上昇した後に
反落して99.13で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.326%に低下しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで47.84ドルへ上昇しました。
NYダウは週間110.33ドル下落、20896.61ドルで週の取引を終える。


<5月8日(月)>

仏大統領選でマクロン氏が勝利。
日経平均は263円高で寄り付き450円高で大引け。年初来高値更新。
仏の株式市場は一時1%超の下落。
クリーブランド連銀総裁
「最近の雇用成長はトレンドを上回るもの。
 3月のCPIからは減速の兆候はほとんどみられない。
 2017年のうちにバランスシートに変更加えること想定。
 第1四半期GDPの鈍化は一時的なもの。
 遅きに失することが無いように非常に警戒すべき。」
VIX指数が1993年以来の9.77の低水準に。

<5月9日(火)>

黒田日銀総裁
「現時点では2%の目標に向けた強力な緩和を推進することが必要。
 必要があれば迅速に対応していく。
 2018年度に2%に達するとみられる。」
UBSのウェーバー会長(独連銀の前総裁)
「ECBは6月にも声明での緩和バイアスの文言を一部変更の可能性。
 9月にはテーパリングを発表する見込みが高い。」
ライアン米下院議長「税制改革めぐりトランプ大統領と見解一致。」
韓国大統領選は文在寅氏が当選。
ロス米商務長官「米国の3%成長は今年は達成できない可能性。」
カンザスシティー連銀総裁
「緩やかな利上げを遅らせるのはリスク。
 第1四半期の成長減速は緩やかな利上げ停止の理由にはならない。
 自動車販売に注視。消費のシグナルの可能性も。
 国外環境による下向きリスクは低下。
 バランスシートの年内縮小開始を改めて支持。」
独財務相「ECBはまもなく金利正常化を開始すると見込む。」
北朝鮮の駐英大使
「6回目の核実験の準備を進めている。あとは金正恩委員長次第。」
トランプ大統領がコミーFBI長官を解任。

<5月10日(水)>

ドラギECB総裁
「ユーロ圏は明確に改善してきている。
 金融政策以外の分野でも断固たる措置が必要。
 ECBの金融措置はきわめて有効。ECBはインフレ期待安定に成功。
 いくつかの国では不均衡が増大している。
 経済が成功したと宣言するのは時期尚早。現在の刺激策は必要。
 出口戦略について検討する時期には至っていない。」
ボストン連銀総裁
「今年あと3回の利上げが妥当。(年内計4回の利上げが妥当)
 第1四半期の成長は弱かったが残る年内は2%超に。
 消費は第2四半期に再び上向く。賃金は緩やかに上昇して行く。
 バランスシート縮小は次回利上げ後に検討を。
 大規模な刺激策が実施されれば利上げ加速の可能性も。」

<5月11日(木)>

日経平均は43円高で始まり61円高で大引け。年初来高値更新。
NY連銀総裁
「貿易保護主義は長期的に経済を害する。
 貿易障壁は貿易戦争を招くリスク。
 貿易障壁は非常にコスト高な雇用創出手段。
 バランスシート縮小は今年後半か来年には開始する可能性。
 急速な米経済回復が続いている。」
英BOE議事録
「政策金利据え置きは7対1、フォーブス委員が利上げ主張。
 資産買入枠の据え置き、全員一致。社債買入枠も据え置き。」
英BOEインフレ報告
2017年成長見通しを1.9%に引き下げ。
2018年2019年の成長見通しを引き上げ。
2017年インフレ見通しを2.7%に引き上げ。
2018年2019年のインフレ見通しを引き下げ。」
カーニー英BOE総裁
「家計支出とGDP成長の鈍化が著しい。
 世界需要とポンド安が英国輸出を支えている。
 国内のコストや賃金は依然抑制されている。
 賃金を抑制する材料は長続きしないだろう。
 ポンドの反発はより秩序だったEU離脱への期待を反映。」

<5月12日(金)>

米小売売上高は予想より弱い0.4%。
米CPI前年同月比は予想より弱い2.2%。
シカゴ連銀総裁 (要旨)
「インフレ圧力は依然としてFOMC目標を下回っている。
 米国の実体経済は非常に良い状況。
 インフレ目標に達するまで緩和的政策を維持すべき。
 バランスシート縮小は正常化への一つのポイント。
 イールドカーブが発するシグナルに注意を払うべき。
 米国の賃金上昇は力強さに欠けている。
 年内の利上げはあと1回か2回が適切。
 インフレが2%の目標に達することが非常に重要。
 米経済は第2四半期に第1四半期の弱さを補う可能性。
 FRBの利上げ予想は市場よりも可能性が高い。」
G7財務相・中央銀行総裁会議
「ドルから新興国への波及リスクを指摘。
 英EU離脱と欧州債務の懸念を指摘。」
フィラデルフィア連銀総裁
「年内あと2回の利上げをなお予想。
 今年の成長は2.3%を見込み、弱い第1四半期から回復。
 インフレは年末までに2%で安定する軌道上にある。
 2回利上げをした後にバランスシート縮小開始が好ましい。」


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初8日に112.96で始まりロンドン時間に週安値と
なる112.39へ下落しましたが、その後、切り返して、9日のNY時間
後半にかけて114.33へ上昇する展開になりました。その後、反落し
て、10日のオセアニア時間に113.63へ下押しましたが、その後、揉み
合いながらも反発して、NY時間後半から11日のオセアニア時間にか
けて週高値となる114.37へ上昇する展開になりました。その後、反落
して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して113.38レベルで週の取引
を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初8日に1.1020で始まるも程なく反落して、
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、11日のNY時間序盤にかけて
週安値となる1.0839へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て、1.08台後半での揉み合いが続きましたが、週末12日のNY時間序
盤から反発して1.0932レベルで週の取引を終えました。


●今週(5月15日から5月19日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは12日ロンドン時間の押し
安値113.55を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は12日
のロンドン時間の高値113.92から12日の東京時間の高値113.95、
さらに上昇した場合は114.00の「00」ポイントから11日のNY時間
後半の戻り高値114.02、ここを上抜けた場合は11日の高値114.37、
さらに上昇した場合は115.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合、まずは12日の安値113.20を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は113.00の「00」ポイント、さらに下落
した場合は8日のロンドン時間の安値112.39、ここを下抜けた場合は
5日の安値112.09から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合
2月28日の安値111.69から2月7日の安値111.59を巡る攻防が注目
されます。


今週のドル円相場は経済指標では、15日の中国鉱工業生産と中国小売
売上高とNY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数と対米証券
投資、16日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生産、17日
の日機械受注、18日の日第1四半期GDP速報と日第1四半期GDPデ
フレータ速報と米フィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険
申請件数と米景気先行指標総合指数、などが注目されます。


先週末は米小売売上高と米CPI前年同月比が市場予想より弱い結果と
なり、そして米CPIコア前年比も2015年11月以来維持してきた2%
を割り込み3ヵ月連続で伸びが鈍化することとなってドル円は113円
台前半へ押し下げられました。また、FEDウォッチでの6月利上げの
確率も74%に低下することとなりました。

今週は16日の米住宅関連指標と18日の日第1四半期GDPなどが注目
されますが、要人発言として18日に予定されているセントルイス連銀
総裁とクリーブランド連銀総裁の講演、および19日に予定されている
セントルイス連銀総裁の講演が注目されます。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは5日の安値1.0948を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は8日のロンドン時間
の戻り高値1.0997から1.1000の「000」ポイント、さらに上昇した場
合は8日の高値1.1022、ここを上抜けた場合2016年8月5日の安値
1.1045、さらに上昇した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを上抜
けた場合は2016年5月の高値から2017年1月の安値の61.8%戻しの
1.1129を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.0900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は12日の安値1.0855、さらに下落
した場合は11日の安値1.0839、ここを下抜けた場合4月24日の安値
1.0821、さらに下落した場合は1.0800の「00」ポイント、ここを下抜
けた場合は4月20日の高値1.0777、さらに下落した場合は4月21日
の高値1.0738を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、16日の独ZEW
景気期待指数と欧第1四半期GDP改定値と欧ZEW景気期待指、17日
の欧消費者物価指数確報、18日のドラギECB総裁の発言、19日の欧
消費者信頼感指数速報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、15日の中国鉱工業生産と中国小売売上高とNY連銀製造業景況指
数と米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、16日の米住宅着工件数と
米建設許可件数と米鉱工業生産、18日の米フィラデルフィア連銀製造
業指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数、などが
注目されます。


先週、仏大統領選挙で市場予想とおりマクロン氏が勝利するも一旦、
セル・ザ・ファクトを浴びることとなったユーロドルですが、週末は
市場予想より弱い結果となった米経済指標も背景に1.09台を回復する
展開になりました。

IMM通貨先物の建玉ではユーロが買い越しに転じましたが、10日に
ドラギECB総裁が「出口戦略について検討する時期には至っていな
い。」と発言するも、9日にはUBSのウェーバー会長(独連銀の前総裁)
が「ECBは6月にも声明で緩和バイアスの文言を一部変更の可能性。
9月にはテーパリングを発表する見込みが高い。」と発言していて、
市場では徐々にECBの出口戦略への思惑や観測が台頭してきているよ
うです。ただ、6月の仏議会選挙など今後の欧州政治リスクへの懸念は
潜在していて綱引きとなっているようで、チャートの事実をしっかり
観てトレードしていきたいものです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その241 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、週半ばにかけて114.37へ
 上昇したが…、週後半にかけて軟調傾向で推移して、
 週末の米小売売上高や米CPI前年比が市場予想より弱かった
 こともあって113円台前半へ反落する相場展開になったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米CPIコア前年比が2015年11月以来維持してきた2%を割り込み
 そして、週末にはFEDウォッチでの6月利上げ確率も前日の84%
 から74%へ低下することになったようじゃのう…。」


『そして、14日の早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射ようで
 週明けは少しリスク回避の動きとなるかもしれないな…。』


「米国と北朝鮮の対話に向けて非公式折衝が行われている最中に
 驚きの挑発行動ではあるが…、まぁ、それほど大きな動きには
 ならないとしても、もしかすると週初にリスク回避的な動きが
 観られるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。今日は『思考パターンの違い』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「ある勝ち組トレーダーが実際に言っていたことなのじゃが…、
 『スイング・トレードでは勝率をあまり高く設定しない方が良い。』
 という言葉を聞いてどのように思われるであろうか…。」


『まぁ、オレ様にはその言葉の真意がわかるけど…、
 初心のトレーダーがこの言葉を聞けばとても違和感があって
 「勝率なんて高い方が良いに決まっているじゃないか!!
  何言ってんだコイツ。」と思うだろうな…。』


「まぁ、勝率はそれだけみれば低いより高い方が良いのは確かじゃが
 それが『深い損切』と『浅い利食い』によるものであれば、
 つまりチキン利食いで深めのストップによる高勝率は、
 勝ち負けの『トータル収支として良い結果とならない』ことが多く
 そういった意味で、損大利小で高勝率を目指すことは
 良くないということなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『超高勝率でかつ極損小で極利大は理想ではあるが…、ときに
 全試合でノーヒット・ノーランの完全試合を目指そうとする
 少年野球でピッチャーになりたての少年が抱く夢のような
 聖杯探しの「手法の旅人」となってしまうこともあるもんだぜ…。』


「現実に即していえば、ダマシや負けのない手法は存在しなく、
 リスク・リワード比と勝率のバランスを鑑みて
 勝ちと負けとのトータル収支で収益を積み上げる事を目指すのが
 トレードということになるものなのじゃのう…。
 勝率至上主義こそ、初心の方が最も陥りやすい誤謬であろう…。」


『このような、一見当然にも思える誤謬というか…、
 「勝つトレーダーと負けるトレーダーの思考パターン違い」は
 ほかにも、もっとあるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。北海道で少年期と青年期を過ごし東京の大学を卒業後、
 法律事務所に入所して、2001年より10年間ひまわり証券に勤務し
 2011年より3年間efx.com証券(現、東郷証券)で部長職をされ
 15年以上にわたりセミナー講師を務められた黒田真人氏によれば、
 負けるトレーダーの典型的な思考パターンとして
 次のような指摘があるのじゃのう。溜口剛太郎殿。」


『それはどのようなことだい? ジイさん。』


「ふむ。ジイも黒田さんとは数年前に酒を酌み交わしたこともあり、
 メールにて下記の掲載の許諾を得ているが…、
 負けるトレーダーの思考パターンとして
 『利食いしか考えておらず、損切りを考えていない。』
 ということがあるのじゃのう…。
 つまり、負けるトレーダーは勝つことしか想定していなく、
 負けることは想定外で逆行すると慌てふためくということじゃ。
 そして『損切りは負けで、利食いのみが勝ちだ。』と思い込んでいて
 つまり、勝ち負けトータル収支で勝つという事が理解できていなく
 損切で資金を守る意識に欠けているということなのじゃのう…。
 また『相場は予想できないと勝てない。』と思い込んでいて、
 チャートの事実よりも予想を好む傾向があり…、
 そして『知識と技術は比例する。』と疑いもなく思い込んでいて、
 何かを加えるほど勝てると思い込む傾向があり…、
 削ぎ落してシンプル化する大切さや効用に気付くことができない、
 という傾向があると指摘されておるのじゃのう…。」


『ふーん。オレ様にもいくつか耳の痛い指摘があるぜ…。』


「そして『成功するまでには長い月日が必要だ。』との思い込みもある
 との指摘をされているが、じつは『ある事』を知り解ると、
 長い年月を要せずに勝ち組トレーダーの扉を開くことができると
 黒田氏は指摘されておられるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『それって何なんだい? ジイさん。』


「今回の思考パターンの掲載にあたり紹介のご要請も頂いておるが、
 FXの基礎的なことから節税方法まで解説していて、
 黒田氏の無料ブログ http://winfx.jp/ が参考となる事であろう。
 そして、安価な教材ながら http://winfx.jp/teachingmaterial/ に
 『大切なある事』が記されておるゆえ覗いてみられるとよかろう。」


『地味なサイトだけど本物の匂いがする感じだぜ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その240


ゴールデンウィークも終わってみれば、あっという間でしたね。
今週初めは仏大統領選の決選投票の結果と市場反応が注目されます。


●今週の主な予定

<5月8日(月)>

早朝に仏大統領選挙の決選投票結果が判明予定
午前10時半に豪住宅建設許可(3月)、豪NAB企業景況感指数(4月)、
(時間未定) 中国貿易収支(4月)、
午後2時に日消費者態度指数(4月)、
午後3時に独製造業新規受注(3月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(4月)、
夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(4月)、
などが予定されています。
仏大統領選挙結果および中国・独・米の指標には注目です。


<5月9日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(4月)、
午前10時半に豪小売売上高(3月)、
午後2時45分にスイス失業率(4月)、
午後3時に独鉱工業生産(3月)、独貿易収支(3月)、独経常収支(3月)、
午後3時45分に仏財政収支(3月)、
夜9時半に加住宅建設許可件数(3月)、
夜11時に米卸売売上高(3月)、米卸売在庫(3月)、
などが予定されています。
豪・独の指標には注目です。


<5月10日(水)>

午前10時半に中国消費者物価指数(4月)、中国生産者物価指数(4月)、
午後2時に日景気先行指数速報(3月)、日景気一致指数速報(3月)、
午後3時45分に仏貿易収支(3月)、仏経常収支(3月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
同午後8時からドラギECB総裁のオランダ議会での証言、
夜9時半に米輸入物価指数(4月)、米輸出物価指数(4月)、
深夜3時に米月次財政収支(4月)、
などが予定されています。
中国の指標とドラギECB総裁の議会証言には注目です。


<5月11日(木)>

早朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時01分に英RICS住宅価格指数(4月)、
朝8時50分に日国際貿易収支(3月)、日国際経常収支(3月)、
午後2時に日景気現状判断DI(4月)、日景気先行き判断DI(4月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(4月)、
午後5時にECB月報、
午後5時半に英鉱工業生産(3月)、英製造業生産(3月)、
同午後5時半に英貿易収支(3月)、
午後8時に英BOE政策金利、英BOE資産買取プログラム規模、
同午後8時に英BOE議事録要旨、英四半期インフレレポート、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米生産者物価指数(4月)、米生産者物価指数コア(4月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(3月)、
などが予定されています。
NZ・日・英・米の指標には注目です。
そして、NY連銀総裁の発言とOPEC月報と
G7財務相・中央銀行総裁会議も予定されています。


<5月12日(金)>

朝7時半にNZ企業景況感(4月)、
午後3時に独第1四半期GDP速報、独消費者物価指数改定値(4月)、
午後3時45分に仏第1四半期非農業部門雇用者速報、
午後6時に欧鉱工業生産(3月)、
夜9時半に米小売売上高(4月)、米小売売上高(除自動車 4月)、
同夜9時半に米消費者物価指数(4月)、米消費者物価指数コア(4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)、
同夜11時に米企業在庫(3月)、
などが予定されています。
独・欧・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが98.83で始まり、99.34へ上昇した後に
軟調傾向で推移して98.42で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.349%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで46.22ドルへ下落しました。
NYダウは週間66.43ドル上昇、21006.94ドルで週の取引を終える。


<5月1日(月)>

日経平均は3日ぶりに反発して113円高で大引け。
欧州の株式市場はレイバーデーで休場。
米ISM製造業景況指数は予想より弱い。
アトランタ連銀のGDPナウ第2四半期は4.3%の予想。
ムニューシン米財務長官
「最も重要なことは経済成長。
 税制改革は簡素化と所得税の引き下げに焦点。
 税制改革は共和党議員の間で80%合意。
 3%成長を回復するには2年かかる。
 国債増発によってインフラ整備の資金調達を望んでいない。
 ドルは世界の準備通貨
 中国が自国通貨を操作していたことは疑問の余地がない。
 トランプ大統領は中国と伴に取り組む方針を鮮明にした。
 我々は超長期債の研究をしている。」
トランプ大統領
「条件が適切なら金正恩委員長との会談にオープン。
 ドッド・フランク法の大胆な修正に取り組んでいる。
 ガソリン税の増税に可能性を閉ざさず。
 大手銀行の分割を前向きに検討。」

<5月2日(火)>

日経平均は25円高で始まり一時150円超の上昇。
NYダウはプラス圏で始まり36ドル高。
4月の米自動車販売台数は予想より弱い
仏大統領選世論調査ではマクロン氏の優勢が続く。

<5月3日(水)>

憲法記念日で日経平均は取引なし。
北朝鮮が中国を名指し批判。
ISM非製造業景況指数は予想より強い。
メイ英首相 
「欧州の一部は英国のEU離脱交渉の成功を望んでいない。
 英国のために戦うため自身を支持して欲しい。
 ブレクジットについて欧州では間違って伝えられている。」
ティラーソン米国務長官
「中国が北朝鮮に影響を及ぼせるか試している。
 北朝鮮に圧力をかけるため制裁を科す。
 必要に応じて北朝鮮への制裁を強化する用意。」
FOMCは政策金利を据え置く。
FOMC声明
「第1四半期の成長減速は一過性の可能性高い。
 インフレは2%目標に近い水準で推移。
 成長減速も労働市場は引き続き力を増している。
 決定は全会一致。雇用改善は底堅い。
 家計支出は緩やかに上昇。緩やかな利上げが正当化される。」
米下院が1.17兆ドルの包括歳出法案を可決。

<5月4日(木)>

みどりの日で日経平均は取引なし。
米下院の金融委員会がドッド・フランク見直し法案を可決。
米上院が会計年度末(9月末)までの1.1兆ドル包括的歳出法案を可決。
米下院がオバマケア代替法案を可決。原油先物が45ドル台へ下落。
トランプ大統領
「ヘルスケア法案の上院通過に自信がある。
 次は税制改革をやり遂げる。」

<5月5日(金)>

こどもの日で日経平均は取引なし。
米雇用統計のNFPは予想より強い+21.1万人。
米失業率は予想より強い4.4%。
米平均時給は前月比で予想とおりの0.3%。
セントルイス連銀総裁
「現在の政策金利は適切。年内にもう1回の利上げに反対はしない。
 下半期にもバランスシート縮小が開始される公算。」
サンフランシスコ連銀総裁
「インフレ目標に代わる政策は有益と見ている。
 FRBは柔軟な物価水準の政策メリットを真剣に検討。
 ポスト金融危機や代替政策を考えるには今が最適。
 自身の利上げとバランスシート縮小の見解は変わっていない。
 雇用の伸びはより安定的な水準が必要。」
シカゴ連銀総裁
「FRBのバランスシートは非常に大きい。
 それは縮小されるであろう。政治的圧力の温床となる。」
コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「税制改革への道を開始。関係団体と話し合う。
 小さな税制改革では雇用は創出できない。
 規制改革も税制改革と同様に重要。
 経済は良好だが賃金は高くない。
 大統領は米国の賃金水準を好ましく思っていない。
 米国の景気浮揚には規制・税制改革が必要。
 15%の法人税率は米国を世界で大いに有利にする。」


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初1日に111.31で始まりオセアニア時間に週安値と
なる111.21へ下落しましたが、その後、切り返して、揉み合いながら
も堅調傾向で推移して、4日のNY時間序盤に週高値となる113.05へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、5日のロンドン時間序
盤にかけて112.09へ下押しましたが、その後、反発して112.72で週
の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初1日に1.0912で始まり揉み合いとなって3日
の東京時間前半に1.0937へ上昇した後に反落して4日のロンドン時間
序盤に週安値となる1.0875へ下落しましたが、その後、反発して、
5日の東京時間に1.0990へ上昇する展開になりました。その後、反落
して5日の米雇用統計の発表直後に一時1.0949へと下押しましたが、
その後、反発して1.0998で週の取引を終えました。



●今週(5月8日から5月12日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
から4日の高値113.05を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場
合は2016年12月の高値から2017年4月の安値の50%戻しの113.40
アラウンド、さらに上昇した場合は114.00の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は2016年12月の高値から2017年4月の安値の61.8%
戻しの114.64アラウンドを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは5日のNY時間終盤の安値112.44から
5日の早朝オセアニア時間の安値112.31を巡る攻防が注目されます。
さらに下落した場合は5日の安値112.09から112.00の「00」ポイン
ト、ここを下抜けた場合は2月28日の安値111.69から2月7日の安
値111.59、さらに下落した場合は111.00の「00」ポイントを巡る攻防
が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、8日の仏大統領選挙
の決選投票結果と中国貿易収支と米LMCI労働市場情勢指数、10日の
中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、11日の日国際貿易収支と
米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数とNY連銀総裁の発言、
12日の米小売売上高と米消費者物価指数とミシガン大学消費者信頼感
指数速報、などが注目されます。


日本が大型連休中の先週も市場ではいろいろな出来事がありましたが
1日にトランプ大統領が「条件が適切なら金正恩委員長との会談の用意
がある。」と発言して、北朝鮮に圧力を強めつつも「対話姿勢」も示し
たことで北調整を巡る有事リスクは一旦後退することになりました。

そして、FOMC声明では「第1四半期の成長減速は一過性の可能性が
高い。」として、市場における6月米利上げ観測を高めることになりま
した。

また、4日には米上院が会計年度末(9月末)までの1.1兆ドル包括的歳
出法案を可決するとともに、米下院がオバマケア代替法案を可決しま
したが、米上院でのオバマケア代替法案の審議は難航が予想されるも
トランプ政権が目指す減税策への財源確保に向けての進展が見られま
した。

そして、週末5日の米雇用統計では米平均時給は前月比で予想とおり
となるも、NFPと失業率ともに市場予想より強い結果になりました。

週間ベースでドルインデックスが98.42に低下して米10年債利回りが
2.349%に上昇する状況となっていますが、ドル円は揉み合いながらも
112円台後半へ上昇する展開になりました。

今週初は8日早朝に判明する仏大統領選の結果とその市場反応が注目
されますが、世論調査によればマクロン氏が当選する可能性が高そう
です。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは1.1000の「000」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2016年
10月20日の高値1.1039から2016年8月5日の安値1.1045、さらに
上昇した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は
2016年5月の高値から2017年1月の安値の61.8%戻しの1.1129、
さらに上昇した場合は2016年11月4日の高値1.1142、ここを上抜け
た場合は1.1200の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは5日の米雇用統計発表直後の安値1.0948
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.0900の「00」ポ
イント、さらに下落した場合は4日の安値1.0875、ここを下抜けた場
合は4月28日の安値1.0857から4月25日の安値1.0851、さらに下
落した場合は4月24日の安値1.0821、ここを下抜けた場合は1.0800
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、8日の仏大統領
選挙の決選投票結果と独製造業新規受注、9日の独鉱工業生産、10日
のドラギECB総裁の発言、12日の独第1四半期GDP速報と独消費者
物価指数改定値と欧鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨
ペアとして、8日の中国貿易収支と米LMCI労働市場情勢指数、10日
の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、11日の米生産者物価指
数と米新規失業保険申請件数とNY連銀総裁の発言、12日の米小売売
上高と米消費者物価指数とミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


今週初は、8日の早朝に判明する仏大統領選の結果が注目されますが、
世論調査によればマクロン氏が当選する可能性が高そうです。
ただ、先週は先行織り込みの動きも見られていたようですので、上昇
後の利益確定のセル・ザ・ファクトの動きにも注意が要りそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その240 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。GWも終わってみれば、あっという間だったが、
 この間も市場ではいろいろな出来事があったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 1日にトランプ大統領が『条件が適切なら金正恩委員長との
 会談の用意がある。』と発言して、北朝鮮に圧力を強めつつも
 『対話姿勢』も示したことで北朝鮮有事リスクが一旦後退して…、
 また、FOMC声明では『第1四半期の成長減速は一過性の可能性
 が高い。」ことが示され、6月米利上げ観測を高めることになり…、
 そして、4日には米上院が会計年度末(9月末)までの1.1兆ドルの
 包括的歳出法案を可決するとともに、米下院がオバマケア代替法案
 を可決して、米減税策への財源確保に向けての進展が見られ…、
 また、5日の米雇用統計は市場予想より強い結果となったのう…。」


『そして、今週8日の早朝にはEU信任の審判ともいえる仏大統領選の
 結果が判明するが…、世論調査によればEU肯定派のマクロン氏が
 仏大統領に選出される可能性が高そうだな…。ジイさん。』


「ふむ。米大統領選のような波乱とはならないと思われるが…、
 1958年以来の第5共和制で初めて大政党に属さない大統領の誕生で
 政策実現へ仏議会が大きな壁になるとの指摘があるようじゃ…。
 ともあれ、選挙結果を受けた週初の市場反応が注目されよう。
 先週は世論調査を背景に先行織り込みの動きも見られていたようで
 上昇の後の利益確定の動きにも少し注意が要りそうじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう。今日は連休前にペンディングとなっておった
 『下位時間軸から上位時間軸へサインのバトンタッチ』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「トレンドはダウ理論が示すように明確な反転サインが現れるまで
 継続するもので、ときにそのトレンドは日足にとどまらず、
 週足や月足や年足レベルにさえ及ぶことがあるが…、
 その大きなトレンドも永続することなくやがて潰えることがあり、
 そのトレンドの転換の端緒は必ずと言ってよいほど小さな時間軸
 から現れてくるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『たとえば週足にまで及んだトレンドでもやがて転換する場合があり
 その転換の兆候は必ず小さな時間軸から現れるということか…。』


「このとき反転のサインが小さな時間軸から現れることになって…、
 その反転のサインが分足レベルから時間足レベル、
 そして、日足レベルへと反転のサインがバトンタッチされていくが
 たとえばこの反転のサインが時間足レベルから日足レベルへ
 サインのバトンタッチがされない場合、それは押し目や調整と
 いうことになるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「トレンドは時間軸の数だけそれぞれ存在するものであるが…、
 トレンドを観るに際しては、最大の時間軸として、
 『どの時間軸まで波及しているトレンドなのか』ということと、
 『また、トレンド転換のサインを観るに際しては、どの時間軸まで
  反転のサインがバトンタッチされていくのか』ということを
 観ていく必要があるということなのじゃのう…。」


『たとえば週足レベルにまで波及したトレンドとは、言ってみれば、
 分足から時間足、そして日足から週足へとトレンドが拡大的に
 バトンタッチされていったその結果、でもあろうからな…。』


「そのような意味でも、どの時間軸まで波及しているトレンドなのか
 を認識するために、複数の時間軸を観るマルチタイムフレーム分析
 はトレンド認識において有効な手法となるものなのじゃのう…。」


『分足レベルで強めに見えるトレンドでも、それが時間足レベルへと
 バトンタッチされない場合、それは単なるチョイ押しや一時の調整
 に過ぎないという場合もあるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。トレンドが最大波及している時間軸に対しては
 単なるチョイ押しや一時の調整、ということにはなるが…、
 ただ、上位時間軸のトレンドの状況や方向を認識しつつも、
 デイタームのトレードなどの場合、分足や時間足レベルにおける
 トレンドを認識してトレードすることは重要で、
 『トレードするタームのトレンドに逆らわない』ということも
 大切な心得になるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『木を見て森を見ず、とは言うが、トレードのタームやスタイルを
 現実的に考慮するならば、森を見つつもトレードのタームにおける
 木もしっかり観てトレードしなくてはならないということか…。』


「上位時間軸と下位時間軸のトレンドが整合する状況を待つなど
 この一見矛盾してみえることを現実に即して止揚していくことが、
 トレードの技術ということになるのではなかろうかのう…。」


『こうしてみると、トレンドの認識も奥が深く感じられるが…、
 「どの時間軸までサインがバトンタッチされている(いく)のか」を
 観ていくことはトレードの大切なヒントになりそうだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その239


今週初めはフランスの大統領選挙の結果が注目されますが、
日本時間24日の早朝から午前中にかけて判明する見込みです。


●今週の主な予定

<4月24日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(4月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(2月)、景気一致指数改定値(2月)、
午後5時に独IFO景況感指数(4月)、
午後6時に欧2016年対GDP比政府債務、
夜9時半に加卸売売上高(2月)、
などが予定されています。独の指標には注目です。


<4月25日(火)>

※ NZ・豪がアンザック・デーで休場。

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(3月)、
午後3時45分に仏企業景況感指数(4月)、
午後5時半に英財政収支(3月)、
夜10時に米住宅価格指数(2月)、米ケースシラー住宅価格指数(2月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(3月)、米消費者信頼感指数(4月)、
同夜11時にリッチモンド連銀製造業指数(4月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<4月26日(水)>

午前10時半に豪第1四半期消費者物価指数、
午後1時半に日全産業活動指数(2月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加小売売上高(2月)、加小売売上高(除自動車 2月)、
などが予定されています。
豪・加の指標には注目です。
そして、トランプ米大統領が税制改革案を公表予定で注目です。


<4月27日(木)>

午前10時半に豪第1四半期輸入物価指数、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後3時にスイス貿易収支(3月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(5月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後6時に欧経済信頼感(4月)、欧消費者信頼感確報(4月)、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時に独消費者物価指数速報(4月)、
夜9時半からドラギECB総裁の定例会見、
夜9時半に米耐久財受注(3月)、米耐久財受注(除輸送用機器 3月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(3月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(3月)、
などが予定されています。
日・欧・独・米の指標と日・欧の中銀総裁の会見には注目です。


<4月28日(金)>

朝7時45分にNZ貿易収支(3月)、NZ住宅建設許可件数(3月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感(4月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(3月)、日失業率(3月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(3月)、日小売業販売額(3月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(4月)、
午前10時半に豪第1四半期生産者物価指数、
午後2時に日新設住宅着工戸数(3月)、
午後2時半に仏第1四半期GDP速報、
午後3時に独小売売上高指数(3月)、独輸入物価指数(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数速報(4月)、
同午後3時45分に仏卸売物価指数(3月)、仏消費支出(3月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(4月)、
午後5時半に英第1四半期GDP速報、
午後6時に欧消費者物価指数速報(4月)、
夜9時半に米第1四半期GDP速報、
同夜9時半に米第1四半期GDPデフレータ速報、
同夜9時半に米第1四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第1四半期コアPCEデフレータ速報、
同夜9時半に米第1四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に加GDP(2月)、加鉱工業製品価格(3月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(4月)、


<4月29日(土)>


EU首脳会議が予定されています。


<4月30日(日)>

午前10時に中国製造儀容PMI(4月)、中国非製造業PMI(4月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月24日から4月28日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.41で始まり、軟調傾向で推移して
99.29へ下落した後に99.88で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.246%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで49.62ドルへ下落しました。
NYダウは週間94.51ドル上昇、20547.76ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値でもある21日の
高値109.49を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は12日
のNY時間後半の戻り高値109.87から110.00の「000」ポイント、
ここを上抜けた場合は7日の安値110.13から6日の安値110.29、
さらに上昇した場合は111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは21日の安値108.88から20日の安値の
108.72を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は18日の安値
108.32から先週安値でもある17日の安値108.13、さらに下落した場
合は108.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は2016年11月
9日〜12月15日の61.8%押しの107.86、さらに下落した場合2016年
7月21日の高値107.49、ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、25日の米ケースシ
ラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指
数、26日のトランプ米大統領の税制改革案公表、27日の日銀金融政策
発表と黒田日銀総裁の定例会見と米耐久財受注と米新規失業保険申請
件数と米中古住宅販売成約、28日の日全国消費者物価指数と日失業率
と日鉱工業生産速報と米第1四半期GDP速報と米第1四半期個人消費
速報と米第1四半期コアPCEデフレータ速報とシカゴ購買部協会景気
指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初17日に108.73で始まり、米10年債利
回りが2.19%台へ低下したことを背景に東京時間前半に週安値となる
108.13へ下落しましたが、その後、黒田日銀総裁の「物価安定の目標
までにはなお距離があり、現在の金融市場調節方針のもとで、強力な
金融緩和を推進していくことが適切。」との発言もあるなか米10年債
利回りの反発を背景に切り返して、イースターマンデーで欧州が休場
のなか揉み合うも、NY時間に米国務省の「米国は北朝鮮との紛争も
体制変換も求めていない。米国の目標は朝鮮半島の非核化。」との発表
や、ムニューシン米財務長官の英FT紙インタビューで「年内の税制改
革実施をなお予想。赤字より経済成長を重視。強いドルは長期的には
良いこと。」などが示されるなか、NYダウが183ドル上昇して、NY時
間終盤にかけて米10年債利回りが一時2.26%へ上昇したことも背景に
堅調傾向で推移して、翌18日の東京時間序盤に109.22へ上昇する展
開になりました。その後、日米経済対話で「近いうちに具体的成果で
一致。貿易ルール・共同戦略・分野別協力で構成することで一致。貿
易と投資の高い基準に関する2国間枠組みの議論で一致。」するも米国
側は改めてTPPを否定して会談に具体策なく、ドル円は揉み合いなが
らも反落する展開になりました。その後、メイ英首相が「6月8日に
総選挙を実施する。」との発表してポンドが上昇して英株式市場が2%
超の下落となるなか軟調傾向で推移して、その後、カンザスシティー
連銀総裁の「年内のバランスシート縮小を支持。(中略) 年内の利上げ
回数は経済次第。FOMCはドル相場を目標とせず。」との発言もある中
ゴールドマンサックスの第1四半期決算が大幅増益ながらトレーディ
ング部門が不振で市場予想を下回ったことも背景にNYダウが100ド
ル超の下落となったことも背景に下げ幅を拡大して、英ガーディアン
紙の「米軍は北朝鮮が核実験を実施した場合、その後のミサイル実験
でミサイルを撃墜することを熟考している。」との報道や、トランプ米
大統領が米製品を購入し米国人を雇用する「バイ・アメリカン」の大
統領令に署名との報道もあるなか、米10年債利回りが一時2.16%台へ
低下したことを背景にNY時間終盤にかけて108.32へ下落する展開に
なりました。その後、翌19日に日経平均が小幅ながらも3日続伸とな
ったことも背景に揉み合いながらも切り返して、NY時間序盤に米10
年債利回りが一時2.22%へ上昇したことを背景に109.18へ反発しまし
たが、その後、反落して、ボストン連銀総裁の「バランスシートは極
めてゆっくり縮小するべき。段階的な縮小は利上げ軌道の維持を助け
る。金利を主要政策手段として使うのは理にかなう。」との発言や、米
地区連銀経済報告で「米経済は3月末まで緩慢ないし緩やかに成長。
雇用は適度に緩やかな改善もまだ厳しい。製造業は緩やかなペースで
の拡大続く。(中略) 物価は適度に上昇している。(後略)」などが示さ
れるも、米IBMが大幅安となりNYダウが100ドル超の下落となった
ことや原油先物が50ドル台半ばへ下落したことも背景に108.69へ下
押しする展開になりました。その後、揉み合いながらも切り返して、
翌20日にのNY時間にダラス連銀総裁の「今年3回の利上げの基本的
見解を堅持。(後略)」との発言や、黒田日銀総裁の「資産購入やマネタ
リーベース拡大ペースは当面現状維持。(後略)」との発言や、ムニュー
シン米財務長官の「税制改革に日夜取り組んでいる。減税に伴う歳入
不足は成長で補う。まもなく税制改革案を公表する。年内には法案は
成立するであろう。医療保険法案の有無にかかわらず税制改革はやり
遂げる。インフラは大きな最優先課題。」との発言や、コーンNEC委
員長の「我々の目標は変わっていない。雇用に焦点。ヘルスケア、税
制改革、インフラに焦点をあてている。(中略) 法人税の税率引き下げ
に焦点を絞るべき。」との発言があるなか、NYダウが150ドル超上昇
して米10年債利回りが一時2.25%台へ上昇したことも背景にNY時間
後半にかけて週高値となる109.49へ上昇する展開になりました。
その後、翌21日に日経平均が一時200円超の上昇となるなか109円台
前半から半ばの揉み合いとなりましたが、ロンドン時間から反落して
NY時間にフィッシャーFRB副議長の「今年の利上げ回数への見方変わ
らない。(あと2回) 向こう数回のFOMCでバランスシートについて決
定。」との発言はあるも、ロンドンフィックス過ぎに米10年債利回り
が一時2.20%台へ低下して原油先物が49ドル台へ下落するなか108.88
へ下押す展開になりました。その後、ムニューシン米財務長官の「税
制改革案の公表はかなり近い。税規制の負担が重すぎれば是正する。
住宅市場改革はトランプ政権にとって非常に重要な課題。」との発言や
トランプ米大統領の「ドッド・フランク法の被害検証へ。税規制の検
証命じる大統領令にも署名。税制改革案は26日に公表。」との発言に
米10年債利回りが一時2.25%へ上昇したことを背景に109.32へ反発
して109.11レベルで週の取引を終えました。


ワシントンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議では共同声明
は発表されませんでしたが、「世界経済の見通しが回復基調にある」、
「為替政策では通貨安競争の回避確認。過度な変動は経済に悪影響」
「北朝鮮情勢など緊迫化する国際情勢が将来のリスクになり得るため
各国が経済を強固にして備えを固めていく必要」などが確認されまし
た。無難に通過した印象ですが、一部報道ではG20と並行して米共和
党関係者や学者ら100人弱が集まってドル高是正の「新プラザ合意」
ともいえる構想が議論されていたようです。


さて、今週初は仏大統領選の結果が注目の焦点になりますが、投票締
め切りは日本時間24日午前3時で、結果は早朝から午前中にかけて
判明する見込みです。

また、25日は朝鮮人民軍創設85周年ですが、15日に軍事パレードを
終えていることから、中国などの圧力で平穏に経過する可能性もある
ものの、もしもミサイルの発射や核実験を行った場合は米国が制裁行
動をとる可能性もありますので、24日から25日にかけて記念日に向け
た北朝鮮の動向が注目されます。

今週初めのドル円は良きにしても悪しきにしてもボラタイルな相場展
開になる可能性がありそうです。

そして、先週末にトランプ米大統領が「税制改革案を26日に公表。」
と発言していることから米時間26日のドル円の動向が注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは21日の高値1.0738
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合20日の高値1.0777、
さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイント、さらに上昇した場合
2月2日の高値1.0829、ここを上抜けた場合3月28日の高値1.0872
さらに上昇した場合は1.0900の「00」ポイントから3月27日の高値
1.0906を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、21日の安値1.0682を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は17日のNY時間終盤の押し安値1.0635、
さらに下落した場合17日の安値1.0603から1.0600の「00」ポイント
ここを下抜けた場合は10日の安値1.0570、さらに下落した場合は3月
9日の安値1.0525を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、24日の独IFO
景況感指数、27日の欧消費者信頼感確報と欧ECB金融政策発表と独消
費者物価指数速報とドラギECB総裁の定例会見、28日の仏第1四半期
GDP速報と独小売売上高指数と欧消費者物価指数速報、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、25日の米ケースシラー住宅価格指
数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数、26日のトラ
ンプ米大統領の税制改革案公表、27日の米耐久財受注と米新規失業保
険申請件数と米中古住宅販売成約、28日の米第1四半期GDP速報と
米第1四半期個人消費速報と米第1四半期コアPCEデフレータ速報と
シカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初17日に1.0617レベ
ルで始まり週安値となる1.0603へ下落した後に切り返して、イースタ
ーマンデーで欧州休場のなか「ルペン氏の支持率が22.5%に低下」との
報道も背景に揉み合いながらも堅調傾向で推移して、ロンドンフィッ
クスにかけて1.0670へ上昇する展開になりました。その後、ムニュー
シン米財務長官の英FT紙インタビューも背景に米10年債利回りが上
昇したことで1.06台半ばへ下押して、翌18日にラガルド専務理事の
「仏政局は明らかに不透明。この状況がユーロの重しとなっている。
ギリシャ債務については再編が必要。」との発言があるなか小幅な揉み
合いとなるも、ロンドン時間にメイ英首相が(EU離脱交渉の基盤強化
を図るために)「6月8日に総選挙を実施する。」と発言したことを背景
にポンドドルが上昇したことを背景に連れ高となってNY時間後半にか
けて1.0736へ上昇する展開になりました。その後、やや反落して揉み
合いになり、翌19日のロンドン時間序盤に1.0737へ反発した後に下
押して、NY時間にプラートECB専務理事の「欧州の景気回復のモメ
ンタムが上昇。長期的なリスクは均衡だが、やや下振れも。世界経済
は良好になっている。マイナス金利は逆効果は見られていない。労働
市場の改革が機能している兆候。」との発言があるなか、1.0700へ反落
しましたが、その後、切り返して揉み合いになり、翌20日のロンドン
時間前半に「(仏大統領選で)マクロン氏の支持率が1ポイント上昇。」
との報道も背景に週高値となる1.0777へ上昇する展開になりました。
その後、1.0740へ下押した後にロンドンフィックスにかけて1.0776へ
再上昇しましたが、その後、米10年債利回りが一時2.25%台へ上昇し
たことも背景に反落して、時間足レベルのダブルトップを形成して、
1.07台前半へ下落して揉み合う展開になりました。その後、翌21日の
ロンドン時間序盤に仏・独・製造業PMIが市場予想より強い結果とな
ったことを背景に1.0738へ反発しましたが、その後、再び反落して、
1.07を挟む揉み合いとなって、ロンドンフィックス過ぎに1.0682へ
下押しましたが、IFOPの仏大統領選世論調査 (支持率) で「ルペン氏
22.5%、マクロン氏24.5% (+0.5%)、フィリョン氏19.5%、メラン
ション氏18.5%、」との発表も背景にNYクローズ後に反発して1.0727
で週の取引を終えました。


今週初めのユーロドルの注目の焦点は何といっても仏大統領選の結果
になりますが、仏でのテロ事件が移民の制限を唱えるルペン氏に有利
に働くとの観測もあり、また仏有権者の1/3が投票を決めかねている
との観測もあって、サイレント・マジョリティーは世論調査に反映さ
れにくいとの経験則もあることから、世論調査ではマクロン氏が優勢
ながら、投資家の一部では反EUのルペン、メランション両氏の決選投
票という悪魔のシナリオを懸念している向きもあるようで、対立軸を
「景気・EU・移民」とする仏大統領選挙の第1回投票の結果が大いに
注目されます。その結果を受けてユーロドルは週初からボラタイルな
相場展開になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その239 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週の相場やG20やTPP11の事はさておくが…、
 今週初めはまずはフランスの大統領選挙の結果が注目されるな。』


「ふむ。そうじゃのう…。溜口剛太郎殿。
 仏世論調査では4候補の混戦ながらマクロン氏が一歩リード、
 といった状況のようじゃが…、先般の米大統領選での逆転劇もあり
 投資家の一部では、反EUを唱えるルペン、メランション両氏の
 決選投票という悪魔のシナリオを懸念する声もあるようじゃのう。」


『まぁ、さすがにマクロン氏は決選投票に残ると思われるが…、
 先般の米大統領選では、優勢が伝えられていたクリントン氏の
 メール問題の再燃も影響して、隠れトランプ支持者の
 サイレント・マジョリティーにしてやられた格好だったからな…。』


「ふむ…。今回の仏大統領選でも偶然なのか計画的なのか…、
 パリのシャンゼリゼ通りで日本時間21日未明にテロ事件が発生して
 仏当局は確認していないとされるも、過激派組織「イスラム国」の
 犯行声明によればベルギー出身のアブ・ユスフ・アルバルジキ
 による犯行とされ、このテロ事件が仏大統領選で移民の制限を
 唱えるルペン氏に有利に働くとの観測もあるようで…、
 候補者の誰に投票するか考えあぐねていると言わている
 仏有権者の1/3の投票行動に影響があるやもしれぬのう…。」


『仏大統領選の第1回目の投票の結果は日本時間24日の早朝から
 午前中にかけて判明する見込みのようだが…、
 良きにせよ悪しきにせよ、米大統領選の時のように
 その結果によって東京市場がボラタイルな展開になりそうだな…。』


「ふむ…。仏大統領選の第1回目投票の開票結果は東京時間に
 ユーロドルのみならずドル円にも大きな影響となろうのう…。」


『ところで、話は変わるが…、25日は朝鮮人民軍創設85周年だけど
 北朝鮮の故・金日成主席の生誕105年を記念した軍事パレードは
 15日に既に終えているが…、25日の人民軍創設記念日に向けて
 北朝鮮はミサイル発射や核実験などの行動をとるのかねぇ…。』


「中国が水面下で交渉と圧力をかけている可能性があり、
 平穏に経過する可能性もあろうが…、もしやすると
 何らかの行動をとる場合もあるのではなかろうかのう…。」


『もしもそうなった場合、米国がどのような行動とるのか、
 マーケットとしても重要な関心事になるよな…。』


「ふむ…。18日の英ガーディアン紙によれば
 『米軍は北朝鮮が核実験を実施した場合、その後のミサイル実験で
  ミサイルを撃墜することを熟考している。』とのことで…、
 これを裏読みすると、北朝鮮が核実験を実施しても
 米軍は即時行動はとらなく、その後のミサイル実験でミサイルを
 撃墜することを熟考している、ということになろうが…、
 北朝鮮が核実験を実施した場合はリスク回避にドル円が下落する
 その可能性はあるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『米国が制裁行動に出た場合、北朝鮮も報復行動をとる可能性があり
 場合によっては有事に発展する場合もあろうからな…。
 内閣官房の国民保護サイト http://www.kokuminhogo.go.jp/
 にも、最近はアクセスが急増しているそうで、
 平穏かつ無事に経過することを願うが…、ともあれ、
 24日から25日は要注意日という事になりそうだな…。』


「ふむ…。無事に25日が経過することを願いたいものじゃが…、
 25日が無事に経過した場合は北朝鮮を巡るリスクは大きく低下して
 ドル円が巻き戻しで買われる場合もあろうのう…。
 また、先週末にトランプ米大統領が『税制改革案を26日に公表。』
 と発言していることから米国時間26日の動向が注目されよう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。『下位時間軸から上位時間軸へサインのバトンタッチ』
 のお話でもさせてもらおうと思っておったが…、
 今日は前段のお話が長くなり過ぎてしもうたようじゃ…。
 また、次回にでもさせてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『じゃぁ…、また来週にでも聞くとするぜ。ジイさん。』


「ふむ。来週の4月30日なのじゃが…、ゴールデン・ウィークで
 1週だけお休みをもらうと思っておってのう…。
 5月7日(日)にまたお会いしようぞ。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。人並みにゴールデン・ウィークってか。
 じゃぁ、5月7日(日)にまた会おうぜ。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週…、ではなくて、また再来週。

FX トレードと凡事のお話 その238


報道によりますと「米政権は2カ月にわたり政策を再点検した結果、
北朝鮮の体制転換を目指さない方針を決定した。」そうですね。


●今週の主な予定

<4月17日(月)>

※ NZ・豪・スイス・欧州・英などがイースター休暇。

午前11時に中国第1四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(3月)、中国小売売上高(3月)、
午後3時15分から黒田日銀総裁の発言、
夜9時半にNY連銀製造業景況指数(4月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(4月)、
早朝5時に対米証券投資(2月)、
などが予定されています。
中国・米の指標には注目です。


<4月18日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録、
夜9時半に米住宅着工件数(3月)、米建設許可件数(3月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(2月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(3月)、米設備稼働率(3月)、
などが予定されています。
豪・米の指標には注目です。
そして、ペンス米副大統領が来日して行われる日米経済対話と、
IMF世界経済見通しの発表も予定されています。


<4月19日(水)>

午後6時に欧消費者物価指数確報(3月)、欧貿易収支(2月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
欧・米の指標には注目です。



<4月20日(木)>

朝7時45分にNZ第1四半期消費者物価指数、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(3月)、
午後3時に独生産者物価指数(3月)、
午後6時に欧建設支出(2月)、
午後7時半からカーニー英BOE総裁の発言、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(4月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米景気先行指標総合指数(3月)、
同夜11時に欧消費者信頼感速報(4月)、
などが予定されています。
NZ・日・米・欧の指標には注目です。
そして、ワシントンでG20財務相・中銀総裁会議が
21日まで開催の予定です。


<4月21日(金)>

午後1時半に日第三次産業活動指数(2月)、
午後4時に仏製造業PMI速報(4月)、仏サービス業PMI速報(4月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(4月)、独サービス業PMI速報(4月)、
午後5時に製造業PMI速報(4月)、欧サービス業PMI速報(4月)、
同午後5時に欧経常収支(2月)、
午後5時半に英小売売上高(3月)、
夜9時半に加消費者物価指数(3月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(3月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・英・加・米の指標には注目です。
そして、IMF・世銀、春季総会が予定されています。


<4月23日(日)>

仏大統領選挙第1回投票、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月17日から4月21日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.12で始まり、軟調傾向で推移して
99.93へ下落した後に100.46で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.232%に低下しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで53.18(52.89)ドルへ上昇しました。
NYダウは週間202.85ドル低下、20453.25ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは109.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合13日の高値109.39、
さらに上昇した場合12日の高値109.86、ここを上抜けた場合110.00
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは108.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は2016年11月9日〜12月15日
の61.8%押しの107.86、さらに下落した場合2016年7月21日の高値
107.49、ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、17日の中国第1四
半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高と黒田日銀総裁の発言と
NY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、
18日の日米経済対話と米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生
産、19日の米地区連銀経済報告、20日の日通関ベース貿易収支と米
フィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と米景気
先行指標総合指数とG20財務相・中銀総裁会議、21日の米中古住宅販
売件数、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初10日に111.06で始まり東京時間前半に
日経平均が一時150円超上昇して米10年債利回りが一時2.39%台へ上
昇するなか週高値となる111.58へ上昇しましたが、その後、米10年
債利回りの低下を背景に反落して、NY時間に米報道官の「露はシリア
北朝鮮、イランを支持。」との発言があるなか次第に軟調傾向で推移し
て一時111円台を割り込む展開になりました。その後、翌11日の早朝
5時過ぎにイエレンFRB議長の「米経済は非常に健全。経済は緩やか
なペースで拡大。(中略) 緩やかな利上げが適切。金利で後手に回りた
くはない。GDPの低迷は雇用の伸びの高さを考慮すれば驚き。生産性
の低さが非常に問題。潜在成長率は恐らく2%を下回っている。(中略)
急激な利上げは望ましくない。」との発言があるなか、111円を挟む揉
み合いになりましたが、その後、再び111円台を割り込む展開になり
ました。その後も軟調傾向が続き、NY時間序盤に米10年債利回りが
一時2.29%台へ下落して、NYダウが一時150ドル超の下落となるなか
110円台を割り込む展開になりました。その後、米国務省高官の「中国
が北朝鮮への圧力を強化するか、米国が攻撃するか、2つに1つの選
択肢しかないと説明。同方針をトランプ大統領から中国の習近平国家
主席にも伝達する。」との発言が伝わるなか109円台後半で揉み合いに
なり、翌12日の東京時間に日経平均が一時250円超の下落となるなか
109円台前半から半ばを範囲とする揉み合いが続き、その後、「習国家
主席、トランプ大統領と電話会談、協力強化へ」との報道も背景に、
ロンドン時間から反発して、NY時間にダラス連銀総裁の「年内にバラ
ンスシート縮小を開始できる。失業率は4.5%より低くなる可能性。
2017年の米GDP成長率は2%超に。」との発言もあるなか109.86へ
反発しましたが、NY時間終盤にトランプ大統領の「ドルは強すぎる。
中国を為替操作国に認定しない。イエレン議長を敬愛している。(中略)
中銀の低金利政策は好ましい。」との発言を背景に反落して、翌13日
の東京時間前半に日経平均が一時200円超の下落となるなか108.72へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、NY時間序盤に市場
予想より強い米JPモルガンや米シティグループの第1四半期1株利益
が発表されて、トランプ大統領の「中国の習主席は北朝鮮問題の解決
に向けて懸命に取り組むと思う。」との発言もあるなか、109.39へ反発
しましたが、米財務省当局者の「為替の問題は公正な世界経済にとっ
て重要。G20でのコミュニケは想定していない。ムニューシン長官は
約12の2国間協議を予定。」との発言や「アフガニスタン(イスラム国)
に向け米軍が特殊爆弾を投下。」との報道があるなか、NYダウが100
ドル超下落して米10年債利回りが一時2.22%台へ低下したことも背景
に一時108.96へ下落する展開になりました。その後、109円台前半で
揉み合いになり、翌14日の東京時間後半に日経平均が年初来安値を更
新するなか109円台を割り込み、欧州の株式市場がイースターのグッ
ドフライデーで休場のなか揉み合いになりましたが、NY時間の序盤に
発表された米CPIなど米指標が市場予想より弱い結果となったことで
下落して、その後は小幅な揉み合いとなって108.62レベルで週の取引
を終えました。


先週のドル円は地政学的リスクとトランプ大統領発言などで軟調な展
開になりました。

15日の北朝鮮の故金日成国家主席生誕105年記念式典では新型ICBM
が公開され、米国の原子力空母カール・ビンソンも近海へと到着して
緊張が高まりましたが、15日までは懸念されていた北朝鮮による式典
に向けたミサイルの発射や核実験などは行われませんでした。
(その後、一部報道で、16日午前、北朝鮮東部・咸鏡南道新浦付近から
ミサイルを発射したが失敗したとの報道はありました。)

中国も、「1〜3月期の北朝鮮からの石炭輸入量を前年比51.6%減とす
る」、「15日の北朝鮮の軍事パレードに視察団を送らない」、「北京と
北朝鮮の首都を結ぶ航空便の運航停止」など米国に協力姿勢を示し、
米メディアによりますと「米政権は2カ月にわたり政策を再点検した
結果、北朝鮮の体制転換を目指さない方針を決定した。」とのことで、
25日の朝鮮人民軍創設85周年に向けた挑発行動の可能性はまだある
ものの、一旦、リスク回避が収まる可能性もありそうです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは14日の高値1.0629
から13日のNY時間序盤の戻り高値1.0635を巡る攻防が注目されま
す。ここを上抜けた場合は13日の高値1.0677、さらに上昇した場合は
1.0700の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は3月30日のNY時間
の戻り高値1.0753、ここを上抜けた場合は3月30日のロンドン時間の
戻り高値1.0768から29日のNY時間の戻り高値の1.0773、さらに上
昇した場合は1.0800の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.0600の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は10日の安値1.0570、さらに下落
した場合は3月9日の安値1.0525、ここを下抜けた場合は1.0500の
「00」ポイントから2月22日の安値1.0493、さらに下落した場合は
1月11日の安値1.0453を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、19日の欧消費者物価指数確報
20日の欧消費者信頼感速報、21日の仏・独・欧の製造業PMI速報と
仏・独・欧のサービス業PMI速報、などが注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、17日の中国第1四半期GDPと中国鉱工業生産と
中国小売売上高とNY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生
産、19日の米地区連銀経済報告、20日のフィラデルフィア連銀製造業
指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数とG20財務
相・中銀総裁会議、21日の米中古住宅販売件数、などが注目されま
す。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初10日に1.0588で始
まり週安値となる1.0570へ下落しましたが、米10年債利回りの低下
も背景にNY時間から切り返して、翌11日の独・欧ZEW景況感調査
が予想より強い結果となったことも背景に揉み合いながらも堅調傾向
で推移してロンドンフィックスにかけて1.0630へ上昇する展開になり
ました。その後、「仏大統領選で極右のメランション氏が躍進して上位
4人の支持率が接近。」との報道もあるなか、反落して上下動の揉み合
いになり、翌12日のNY時間後半にかけて1.0588へ下落しましたが
NY時間終盤にトランプ大統領の「ドルは強すぎる。(中略) 中銀の低金
利政策は好ましい。」との発言を背景に急伸して、翌13日の東京時間
に週高値となる1.0677へ上昇する展開になりました。その後、ロンド
ン時間から反落してNY時間前半にかけて1.06台前半へ下落して揉み
合う展開になりました。その後、翌14日も欧州の株式市場などがイー
スターのグッドフライデーで休場のなか小幅な揉み合いが続き1.0615
レベルで週の取引を終えました。


注目の23日の仏大統領選挙がいよいよ迫っていますが、仏調査会社の
IFOPの13日の世論調査によりますと、極右国民戦線のルペン氏の支
持率が23.5%、中道系独立候補のマクロン氏の支持率が22.5%、共和党
(中道右派)のフィヨン氏の支持率が19.0%、急進左派のメランション氏
の支持率が19.0%と、仏大統領選の第1回目投票の支持率は4人の混
戦状況となっているようです。対立軸は「景気・EU・移民」ですが、
引き続き仏大統領選挙を巡る世論調査や関連するニュース・ヘッド・
ラインが注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その238 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、地政学的リスクとともに、
 トランプ大統領の「ドルは強過ぎる。低金利政策は好ましい。」
 との発言などで108円台へ下落する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 15日の北朝鮮の故金日成国家主席生誕105年記念式典では
 新型の大陸弾道ミサイル(ICBM)が公開され、そして…、
 米国の原子力空母カール・ビンソンも近海へと到着して
 緊張が高まったが…、15日までは懸念されていた北朝鮮による
 式典に向けたミサイルの発射や核実験などは行われなかった
 ようじゃのう…。ただ、その後…、一部報道で、16日午前、
 北朝鮮東部・咸鏡南道新浦付近からミサイルを発射したが失敗した
 との報道はあったがのう…。」


『えっ。北朝鮮は16日にこの時期に及んでミサイル発射したってか。
 それにかかわる週初の市場動向が注目されるが…、
 でも、まぁ、14日の米メディアによれば「米政権は2カ月にわたり
 政策を再点検した結果、北朝鮮の体制転換を目指さない方針を
 決定。」とのことで、一旦、リスク回避も収まるかもしれないな。』


「ふむ…。北朝鮮の25日の朝鮮人民軍創設85周年に向けて
 再びミサイルを発射するなどの挑発行動の可能性はまだあるも…、
 北朝鮮がそのようなことをしなければ、一旦、リスク回避が
 収束して鎮静化する可能性はあるのではなかろうかのう…。」


『中国も、「北朝鮮からの石炭輸入量を前年比51.6%減とする」、
「北朝鮮軍事パレードに視察団を送らない」、「北京と北朝鮮の首都を
 結ぶ航空便の停止」など米に協力姿勢を示しているようだしな…。
 ところで話は変わるが、23日の仏大統領選が迫ってきているよな。』


「ふむ…。対立軸を『景気・EU・移民』とする仏大統領選挙では
 13日の世論調査によると、極右国民戦線ルペン氏の支持率が23.5%
 中道系独立候補のマクロン氏の支持率が22.5%、共和党(中道右派)の
 フィヨン氏の支持率が19.0%、急進左派のメランション氏の支持率が
 19.0%と、仏大統領選の第1回目投票の支持率は4人の混戦状況と
 なっているようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『EU懐疑派はルペン氏とメランション氏だが…、5月7日の最終投票
 ではEU統合を唱えているマクロン氏が勝つとの市場予想ながら、
 混戦となっている仏大統領選の第1回目投票を巡る世論調査や
 関連のニュースが引き続き注目されそうだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『マイ・ルールのお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。』


「トレーダーは各々、性格も好みも資金量もトレード可能時間も違い
 兼業・専業も含めて環境が異なっているゆえ…、3つのМの
 『メソッド(Method)』、『マネー(Money)』、『マインド (Mind)』…、
 すなわち『手法』、『資金管理』、『マインドと自己規律』にかかわる
 『マイ・ルール』は策定しておく必要があるのではなかろうか…。」


『まぁ、トレーダー毎の環境や好みは確かに異なってるからなぁ…。
 世界一の美女や美男が自身にとって最良の配偶者とならないように
 また、お金持ちでも高級ホテル最上階でロマネコンティを飲むより
 焼き鳥の煙が立ち込める居酒屋で一杯の方が好きな人もいて…、
 トレードの「手法」、「資金管理」、「自己規律(マインド)」にかかわる
 「マイ・ルール」もトレーダー毎に自分自身に合ったものを
 策定する必要があるのかもしれないな…。』


「ふむ…。正統とされる『手法』、『資金管理』、『自己規律』を
 踏まえながらも、自身のトレード・ノートを検証したうえで
 自分自身のトレードの傾向を把握して、自分自身に合った
 『マイ・ルール』を策定していくのが良いのではなかろうか…。」


『……。』


「ここで大切なのは、自分自身で実行できる事にするは当然ながら…
 たとえば、手法をカスタマイズするには『シンプル』ということが
 とても重要になるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『たとえば、どういうことよ…。ジイさん。』


「ふむ…。知能が高い人ほど陥りやすい誤謬として…、
 『複雑=高度=優れている』と思い込む複雑信仰があるが…、
 勝っているトレーダーの思考は意外なほどシンプルなことが多く、
 『シンプル』ということは、むしろ思考が精錬されていて
 優れている場合が多いという事を知るべきなのではあるまいか…。」


『……。』


「たとえば、スイング・パターンを観る手法としてハーモニック・
 トレーディングというものがあるが…、М字型(w型)の4本の
 ライン(波動)で構成されるガートレーのパターンは222あるとされ
 これを実際にトレーディングに役立てる事は容易なことではなく…
 基点から4本目が78.6%押し(戻し)の基本形、そして、さらに
 押し(戻し)が進み4本目が88.6%押し(戻し)となったBatと呼ばれる
 パターン、そしてМ字型(w型)の起点を超過(エクステンション)して
 4本目が128.2%押し(戻し)となったButterflyと呼ばれるパターン、
 そして、4本目が161.8%押し(戻し)のCrabと呼ばれるパターンなど
 主要4パターンに絞り込んだり…、あるいはさらに思考を精錬させ
 シンプル化して、『価格がスイングの起点を割り込まない限り、
 フィボナッチ・リトレースメントのポイントで(トレンド方向へ)
 反転することが多い』、『価格がスイングの起点を割り込んだ場合は
 フィボナッチ・エクステンションのポイントでスイングの起点を
 目途にプルバックとなることが多い。そして、その後はエクステン
 ション方向へ再上昇(再下降)することが多い』、などと認識して、
 ハーモニックの主意を単純思考化して、ポイントからのプライス・
 アクションを観ていくほうが、むしろ、実際のトレードに
 役立つ場合もあるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『最近はハーモニック・パターンを知らせるソフトもあるようだが、
 確かに222パターンを識別することは容易なことではなく、
 また、そのパターンなっても必ず価格が反発(反転)するわけでもなく
 反発(反転)するパターンと認識しつつも、そのポイントからの
 プライス・アクションは観る必要があるだろうからな…。』


「異論もあろうが…、ともあれシンプルや単純は劣ったものではなく
 精錬や主要エッセンスという意味では複雑から昇華したもので、
 ときにむしろ、シンプル化や単純化は優れている場合も
 あるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『自分自身が実行できるという意味でも、マイ・ルールにおける
 シンプル化は大切な指針となるのかもしれないよな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その237


米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されましたが、
対北朝鮮問題では協力強化で一致も具体的合意に至りませんでした。


●今週の主な予定

<4月10日(月)>

朝8時50分に日国際貿易収支(2月)、日国際経常収支(2月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(2月)、
午後2時に日景気現状判断DI(3月)、日景気先行き判断DI(3月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(3月)、
夜11時に米労働市場情勢指数LMCI(3月)、
などが予定されています。
日貿易収支と米の指標には一応注目です。
そして、黒田日銀総裁の発言(時間未定)や、伊でのG7外相会合、
IMFの世界経済見通しの発表なども予定されています。


<4月11日(火)>

早朝5時からイエレンFRB議長の講演、
朝8時01分に英BRC小売売上高調査(3月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(3月)、
午後5時半に英消費者物価指数(3月)、英生産者物価指数コア(3月)、
同午後5時半に英小売物価指数(3月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(4月)、
同午後6時に欧鉱工業生産(2月)、欧ZEW景況感調査(4月)、
などが予定されています。
イエレンFRB議長の講演と英・独・欧の指標には注目です。


<4月12日(水)>

朝8時50分に日機械受注(2月)、日国内企業物価指数(3月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(3月)、中国生産者物価指数(3月)、
午後3時に独卸売物価指数(3月)、
午後5時半に英失業者数(3月)、英失業率(3月)、
同午後5時半に英ILO失業率(3カ月 3月)、
同午後5時半からカーニー英BOE総裁の発言、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米輸入物価指数(3月)、米輸出物価指数(3月)、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜3時に米月次財政収支(3月)、
などが予定されています。
(日)・中国・英・加の指標には注目です。


<4月13日(木)>

朝7時半にNZ企業景況感(3月)、
朝8時01分に英RICS住宅価格(3月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(3月)、豪失業率(3月)、
(時間未定) 中国貿易収支(3月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(3月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(3月)、
夜9時半に米生産者物価指数(3月)、米生産者物価指数コア(3月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(2月)、加製造業出荷(2月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(4月)、
などが予定されています。
豪・中国・独・米の指標には注目です。


<4月14日(金)>

※ NZ・豪・英・欧・米・加がイースターのグッドフライデーで休場。

午後1時半に日鉱工業生産確報(2月)、
夜9時半に米消費者物価指数(3月)、米消費者物価指数コア(3月)、
同夜9時半に米小売売上高(3月)、米小売売上高(除自動車 3月)、
夜11時に米企業在庫(2月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月10日から4月14日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.35で始まり、揉み合いながらも堅調
傾向で推移して101.08で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.382%に低下しました。
NY原油先物(WTI)5月限は週レベルで52.24ドルへ上昇しました。
NYダウは週間7.12ドル低下、20656.10ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは7日の高値111.36を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は5日の高値111.45から
3日の高値111.58、さらに上昇した場合は112.00の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合は3月31日の高値112.20を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は6日の安値110.29から4日安値
110.27、さらに下落した場合は7日の米雇用統計後の安値110.16から
7日の安値110.13、ここを下抜けた場合は110.00の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、10日の日国際貿易
収支と米労働市場情勢指数LMCI、11日早朝のイエレンFRB議長の講
演、12日の日機械受注と中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、
13日の中国貿易収支と米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数と
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、14日の米消費者物価指数と米
小売売上高、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初3日に111.42レベルで始まりロンドン
時間序盤に米10年債利回りが一時2.40%台へ上昇したことを背景に週
高値となる111.58へ上昇しましたが、NY時間に入り米自動車販売が
市場予想を下回ったことなどでNYダウが一時100ドル超下落となり
米10年債利回りが2.33%台へ低下したことを背景に111円台を割り込
む展開になりました。その後も軟調傾向で推移して、翌4日の日経平
均が172円安となり、ロンドン時間に米10年債利回りが2.31%台へ
低下したことを背景に110.27へ下落する展開になりました。その後、
米10年債利回りの反発を背景に切り返して、NY時間にトランプ米大
統領の「周主席と北朝鮮問題で協議。中国との貿易赤字問題は進展さ
せなければならない。インフラ整備法案の規模は1兆ドルを超える可
能性。大型パイプライン建設で4万2000人の雇用を創出。」との発言
や、リッチモンド連銀総裁の突然の辞任の報道などがあるなか、揉み
合いながらも堅調傾向で推移して、翌5日のオセアニア時間にかけて
110.91へ反発する展開になりました。その後、東京時間からロンドン
時間序盤にかけて110円台半ば近くまで押しとなるも、米10年債利回
りが2.36%台へ上昇したことを背景に反発して、NY時間序盤に発表さ
れた米ADP雇用統計が予想より強い結果となったことや、NYダウが
一時200ドル近い上昇となったことを背景に上伸して、タルーロFRB
理事の「バランスシートについて考え始めることが賢明に。バランス
シートについての示唆はイールドカーブに影響する可能性。」との発言
もあるなか111.43へ上昇する展開になりました。その後、ISM非製造
業景況指数が予想より弱い結果となったことで反落して111円台前半
で揉み合いとなって米FOMC議事録の発表を迎えました。FOMC議事
録では「一部から株価は非常に高いとの指摘。再投資の変更は年内に
正当化されると大半が判断。(中略) 緩やかな利上げが適切。」などが示
されるなか、一時111.45へ上昇するも、NYダウがマイナス圏へ反落
して米10年債利回りが一時2.32%台へ低下したことを背景に反落して
翌6日の日経平均が年初来安値を更新するなか東京時間序盤にかけて
110.29へ下落する展開になりました。その後、ロンドン時間から切り
返して、ロンドンフィックスにかけて米10年債利回りが2.36%台へ
上昇したことを背景に111.14へ反発しましたが、「米大統領がシリア
への軍事行動を検討するよう議員らに通知」との報道が伝わり、米10
年債利回りが2.34%台へ低下したことを背景に111円台を割り込み、
揉み合う展開になりました。その後、翌7日の東京時間午前10時過ぎ
に「米国がシリアの科学兵器使用に対応してアサド政権の軍事施設を
爆撃。」との報道や「ロシアが米国のシリア攻撃は重大な結果を招くと
警告。」などの報道があるなか、米10年債利回りが一時2.29%台へ急
落したことも背景に、リスク回避の円買い動意も相俟って週安値とな
る110.13へ下落する展開になりました。その後、一時マイナス圏へ反
落していた日経平均が持ち直したことや、米10年債周りが2.3%台を
回復したことなどを背景に切り返して、ロンドン時間に米10年債利回
りが一時2.33%台へ上昇したことも背景に110円台後半へ戻して米雇
用統計の発表を迎えました。米雇用統計では米失業率が予想より強い
4.5%となるもNFPが予想より弱い9.8万人となって、米10年債利回
りが一時2.27%へ低下したことも背景に110.16へ急落しましたが、
米10年債利回りが2.3%台へ持ち直したことを背景に反発して、NY
連銀総裁の「FOMCはまだバランスシート計画策定中。FRBの政策手
段の優先は金利でありバランスシートではない。(中略) バランスシー
ト縮小は今年終盤か来年始めに開始するであろう。」との発言や、ムニ
ューシン米財務長官の「非常に近い将来に中国の為替報告を発表。貿
易均衡にはさらなる努力必要との認識で米中は一致。シリア、北朝鮮
への制裁は重要な手段。」との発言もあるなか、米中首脳会談が緊張下
で一応ながら無難に進行したことや、米10年債利回りが2.38%台へと
上昇したことも背景にNY時間後半にかけて111.36へ上昇して111.10
レベルで週の取引を終えました。

米中首脳会談や米雇用統計など重要イベントや、そして米国が科学兵
器攻撃に対応してシリアのアサド政権の軍事施設を爆撃をするなどの
報道があった先週ですが、ドル円は110円台を維持して110円台前半
から111円台半ばを範囲とするレンジ相場となりました。

米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されましたが、
対北朝鮮問題では協力強化で一致するも、「単独行動も辞さず」とする
米国と「対話解決を堅持」すべきとする中国との見解が相違して、具
体的合意にまでは至りませんでした。

週初、まずは米中首脳会談を終えた後の市場反応が注目されますが、
引き続き米10年差利回りの動向が注目されます。そして、今週末は
欧米がイースター休暇入りとなりますので、週後半にかけて短期筋の
ポジション調整などの動向が注目されますとともに、15日に故金日成
国家主席生誕105年記念式典を迎えることで米中首脳会談後の北朝鮮
の動静も注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.0600の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は6日の安値の
1.0529から7日NY時間序盤の戻り高値1.0633、さらに上昇した場合
7日の東京時間の戻り高値1.0660、ここを上抜けた場合は7日の米雇
用統計後の高値1.0666(チャートによっては1.0675)、さらに上昇した
場合は5日の高値1.0689、ここを上抜けた場合は1.0700の「00」ポイ
ントから3月31日の高値1.0702を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは7日の安値1.0580を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は3月9日の安値1.0525、さらに下落し
た場合は1.0500の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は2月22日
の安値1.0493から3月2日安値1.0495を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、11日の独・欧ZEW景況感調
査と欧鉱工業生産、13日の独消費者物価指数改定値、などが注目され
ますが、対ドル通貨ペアとして、10日の米労働市場情勢指数LMCI、
11日早朝のイエレンFRB議長の講演、12日の中国消費者物価指数と
中国生産者物価指数、13日の中国貿易収支と米生産者物価指数と米
新規失業保険申請件数とミシガン大学消費者信頼感指数速報、14日の
米消費者物価指数と米小売売上高、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初3日に1.0661レベル
で始まり上下動の揉み合いとなって、1.0635から週の高値となる5日
ロンドン時間の1.0689を範囲とするレンジ相場が6日の東京時間終盤
まで続きましたが、6日ロンドン時間にドラギECB総裁の「政策変更
にはより一層のインフレ信頼感が必要に。インフレ見通しを変化させ
るに十分な証拠はそろっていない。ECBの金融政策はうまく機能して
いる。経済見通しは緩やかに改善してきている。インフレについての
成功を宣言するには時期尚早。フォワードガイダンスの文言に変更を
加える必要はない。」との発言を背景にECB出口戦略への期待が後退し
て1.0629へ下落する展開になりました。その後、プラートECB理事
の「フォワードガイダンスはQEとマイナス金利の補完に有効。金利は
現状もしくはより低い水準で維持。」との発言や、仏調査会社オピニオ
ンウェイの「ルペン氏支持が25%に低下。」との発表に揺れながらも
1.06台後半へ戻しましたが、ECB理事会議事要旨で「3月の段階では
金利の下方バイアスを取り除くには時期尚早。コアインフレの見通し
にとって賃金上昇がカギとなる。将来には正常化の議論を行うことに
ついて合意。」などが示されたことを背景に揉み合いながらも再び軟調
傾向で推移しました。その後、翌7日の東京時間に「米国が科学兵器
攻撃に対応してシリアのアサド政権の軍事施設を爆撃。」との報道に
1.06台半ばで上下動の揉み合いになりましたが、ロンドン時間から再
び軟調に推移して1.06台前半に下落して米雇用統計の発表を迎えまし
た。米雇用統計では米失業率が予想より強い4.5%となるもNFPが予想
より弱い9.8万人となって、米10年債利回りが一時2.27%へ低下した
ことを背景に一時1.0666(チャートによっては1.0675)へ上昇しました
が、米10年債利回りが2.3%台へ持ち直したことを背景に反落して、
NY連銀総裁の「(前略) バランスシート縮小は今年終盤か来年始めに
開始するであろう。」との発言や、ムニューシン米財務長官の発言もあ
るなか、米中首脳会談が緊張下で一応ながら無難に進行したも背景に
米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことに伴うドル買いに1.0580
へ下落して1.0592で週の取引を終えました。

先週のユーロドルは週後半にかけて1.06台前半から1.06台後半を範囲
とするレンジ相場になりましたが、週末に米雇用統計後に一時反発す
るも、米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことに伴うドル買いに
1.06台を割り込む相場展開になりました。

5日に独連銀総裁が「(前略) ECB政策の巻き返しの時期が近づいてい
る。債券購入プログラムがあと1年間で終了することを歓迎。」と発言
するも、6日にはドラギECB総裁が「政策変更にはより一層のインフ
レ信頼感が必要に。インフレ見通しを変化させるに十分な証拠はそろ
っていない。」と発言して、ECB要人達の見解は整合していませんが、
3月30日のノボトニー総裁の「時期尚早な利上げという失敗は望まな
い。」との発言も含めてECB出口戦略への期待がやや後退しているよう
で、今後のECB要人達の発言が注目されますとともに、2週間後に仏
大統領選挙が迫っていることで世論調査の動向など関連報道が注目さ
れます。そして、今週末は欧州もイースター休暇入りとなりますので
週後半にかけて短期筋のポジション調整などの動向も注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その237 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週末は米国がシリアの科学兵器使用に対応して
 アサド政権の軍事施設を爆撃したが、それが米中首脳会談の夕食会
 のさなかで驚きのタイミングだったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米国が『状況によれば軍事行動も躊躇しない』ことを示して、
 軍拡する中国や核武装を目指す北朝鮮への牽制もあったか、
 米中首脳会談のさなかのタイミングであったのう…。」


『米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されて、
 対北朝鮮問題では協力強化で一致するも、「単独行動も辞さず」
 とする米国と「対話解決を堅持」すべきとする中国との見解が
 相違して、具体的合意にまでは至らなかったようだが…、
 米中首脳会談は、まぁ、何とか無難に通過した印象だな…。』


「ふむ。米国のシリアへの軍事施設爆撃で米ロの緊張関係は
 深まることとはなったが…、溜口殿が言うように
 米中首脳会談は何とか無難に通過した印象じゃのう…。」


『米中首脳会談と米雇用統計のビッグイベントを通過した今週だけど
 どんな展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「今週末は欧米がイースター休暇入りとなることで、週後半にかけて
 短期筋のポジション調整などの動向が注目されるとともに、
 15日に故金日成国家主席生誕105年記念式典を迎えることで
 米中首脳会談後の北朝鮮の動静も注目されるのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『選球眼と段階的進歩のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『野球になぞらえてのお話と思うけど…、まぁ、よろしい。
 「選球眼と段階的進歩のお話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「優れたバッターはどんな球でも打てるというわけではなく、
 打撃能力だけではなく、ヒットや長打や高打率のその背景には
 自身にとって打ちやすい球を選ぶ優れた選球眼があるものでのう。
 トレードでも自身にとって『勝てる状況と時を選ぶ』ということが
 とても大切になるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『そりゃあ、そうだろうよ…。』


「勝てるようになったトレーダーがほぼ異口同音で言うことに
 『無駄トレードが減ってトレード数が少なくなりました。』
 という言葉あるが…、トレードでは、『買う』と『売る』以外に、
 トレードに良い状況と時を選ぶために『待つ』という事が大切で、
 負けトレードが多い、収支が向上しない、と嘆くトレーダほど
 この『待つ』という事が苦手な場合が多いものなのじゃのう…。」


『数多くトレードすれば儲かると思っているのはじつは誤謬で、
 無駄トレードが多いポジポジ病ではなかなか収支が向上しない、
 と言われているが…、無駄トレードを抑制するためにも
 「良い状況と時を待つ」という事はとても大切で、もしかすると、
 待てる能力の差が収支の明暗を分けているのかもしれないよな…。』


「まぁ…、何百ものトレードの果てにマイナス収支となるよりも
 たとえ僅かなトレード数でもプラス収支で終える方が優れている、
 というわけじゃが…、なかなか収支が向上しない場合は、
 何とかエントリーしてやろうという視点でチャートを観るよりも、
 むしろ、トレードを控えるべき状況と時という事に視点を切り替え
 フォーカスしていくほうが収支向上の特効薬となる場合も
 あるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……!』


「そして、『トレードに良い状況』と『トレードを控えるべき状況』
 にはトレーダーごとに異なる場合があるゆえ、
 トレード日誌やトレードノートをつけて、自分自身にとっての
 『勝ちやすい状況と、負けやすい苦手な状況』を把握することが
 とても有効になるもので、テクニカルの学習とともに、
 『自分自身のトレード傾向を知る』ことが大切となろうのう…。」


『「敵を知り、己(おのれ)を知らば…」ってやつだな。』


「ふむ。一般的なトレンドが発生しているなど勝ちやすい状況や
 ローソク足も小さく上下にヒゲも多いなど勝ち辛い状況、
 というものもあるが、自分自身にとって『勝ちやすい 負けやすい』
 ということもあるゆえ、それらの把握のために
 トレード日誌をつける事は大切な習慣となるものなのじゃのう…。」


『……。』


「そして、トレード日誌をつけていると次第に判ることじゃが…、
 自分自身にとって『勝ちやすい状況や負けやすい状況』のほかに、
 自分自身にとって『勝ちやすい時間帯や時』に気づく事ができると
 収支向上に大いに役立つことがあるものなのじゃ…。」


『今現在の自分自身の実力不相応なオールラウンド・プレーヤーを
 はじめから無理をして目指そうとするよりも、まずは
 自分自身にとって得意な状況や得意な時間帯でのトレードに絞り
 「チャンスは少なくても自分でも勝てそうなところだけ!」を
 トレードして収支向上に努める方がお利口さんというワケか…。』


「ふむ…。そうして、そこにずーっと留まるということではなく、
 トレードの学習を少しずつ深化させることによって、
 好みの手法とともに、自分自身にとって得意な状況や守備範囲、
 というものを一歩、また一歩と『段階的に拡大していく』のが
 賢明なトレーダーとしての進歩となるのではあるまいかのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その236


4月になり桜前線も徐々に北上していますね。
さて、今週は7日の米雇用統計が注目されます。


●今週の主な予定

<4月3日(月)>

※ 清明節で上海が休場。

朝8時50分に日銀短観四半期大企業製造業業況判断、
同朝8時50分に日銀短観四半期大企業製造業先行き、
同朝8時50分に日銀短観四半期大企業非製造業業況判断D
同朝8時50分に日銀短観大四半期全産業企業設備投資、
午前10時半に豪小売売上高(2月)、豪住宅建設許可件数(2月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(3月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(2月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(3月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(3月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(3月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(3月)、
午後5時半に英製造業PMI(3月)、
午後6時に欧失業率(2月)、欧生産者物価指数(2月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(3月)、米建設支出(2月)、
などが予定されています。
日・豪・中国・英・欧・米の指標には注目です。


<4月4日(火)>

※ 清明節で香港と上海が休場。

午前10時半に豪貿易収支(2月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後5時半に英建設業PMI(3月)、
午後6時に欧小売売上高(2月)、
夜9時半に米貿易収支(2月)、
同夜9時半に加貿易収支(2月)、
夜11時に米製造業新規受注(2月)、
などが予定されています。
豪・英・欧・米の指標には注目です。


<4月5日(水)>

午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(3月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(3月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(3月)、
午後5時半に英サービス業PMI(3月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(3月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(3月)、
深夜3時に米FOMC議事録、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。


<4月6日(木)>

午前10時45分に中国財新サービス業PMI(3月)、
午後2時に日消費者態度指数(3月)、
午後3時に独製造業新規受注(2月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(3月)、
午後8時半に欧ECB理事会議事要旨、
同午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(3月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可件数(2月)、
などが予定されています。
中国・独・スイス・米の指標とECB理事会議事要旨には注目です。


<4月7日(金)>

午後2時に日景気先行指数速報(2月)、日景気一致指数速報(2月)、
午後2時45分にスイス失業率(3月)、
午後3時に独鉱工業生産(2月)、独貿易収支(2月)、独経常収支(2月)、
午後3時45分に仏貿易収支(2月)、仏経常収支(2月)、
同午後3時45分に仏財政収支(2月)、仏鉱工業生産指数(2月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(2月)、英製造業生産指数(2月)、
同午後5時半に英貿易収支(2月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(3月)、米失業率(3月)、
同夜9時半に米平均時給(3月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(3月)、加失業率(3月)、
夜11時に米卸売売上高(2月)、米卸売在庫(2月)、
同夜11時に加Ivey購買部景況指数(3月)、
深夜4時に米消費者信用残高(2月)、
などが予定されています。
独・英・米・加の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会(非公式)と
ユーロ圏財務相会合が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月3日から4月7日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが99.33で始まり、98.67へ下落した後に
100.50へ反発して100.22で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.387 %に低下しました。
NY原油先物(WTI)5月限は週レベルで50.60ドルへ上昇しました。
NYダウは週間66.5ドル上昇、20663.22ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは31日のオセアニア時間の
押し安値111.70を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は先週高値の112.20、
ここを上抜けた場合は1月24日の安値112.53、さらに上昇した場合は
113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は29日のロンドン時間の押し安値
110.71、さらに下落した場合28日のNY時間の押し安値110.17から
先週安値の110.11、ここを下抜けた場合は110.00の「000」ポイント
さらに下落した場合は2016年11月9日〜12月15日の50%押しの
109.92、ここを下抜けた場合は11月16日の高値109.75を巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、3日の日銀短観(四半期)と中国財新
製造業PMIと米ISM製造業景況指数、4日の米貿易収支と米製造業新
規受注、5日の米ADP雇用統計と米ISM非製造業景況指数と米FOMC
議事録、6日の中国財新サービス業PMIと米新規失業保険申請件数、
7日の米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給、などが注目され
ます。


先週のドル円 (概況) は、週初27日に110.91レベルで始まり軟調傾向
で推移して、日経平均が一時300円超の下落したことや米10年債利回
りが2.35%台へ低下したことを背景にNY時間序盤にかけて週安値とな
る110.11へ下落しましたが、その後、切り返して、シカゴ連銀総裁の
「景気回復が本格的に進めば、年4回の利上げもあり得る。今年の経
済成長率については2.25%と予想している。」との発言があるなか150
ドル超下落していたNYダウが下げ幅を縮小して、米10年債利回りが
2.38%台へ上昇したことを背景に翌28日のオセアニア時間にかけて
110.83へ反発する展開になりました。その後、日経平均が200円超の
上昇となるなか揉み合いとなりましたが、ロンドン時間から反落して
NY時間序盤に米10年債利回りが一時2.35%台へ低下するなか110.17
へ下落する展開になりました。その後、米消費者信頼感指数などが市
場予想より強い結果となったことや米10年債利回りが2.38%台へ上昇
したことを背景に反発して、ライアン下院議長の「オバマケア廃止に
向けて今後は期限を設けない。共和党は今後、税制改革に取り組むと
コミットする。」との発言を背景に堅調に推移して、イエレンFRB議長
の「雇用はリセッション以来明らかに改善。米経済は全般的に改善。」
との発言や、カンザスシティー連銀総裁の「米経済は持続的成長が可
能な段階に達している。個人消費は堅調で経済を支えている。」との発
言があるなか、米10年債利回りが2.41%台へ上昇してNYダウが9日
ぶり反発して150ドル超の上昇となるなか111円台へ乗せて、翌29日
の東京時間前半に111.31へ上昇する展開になりました。その後、ロン
ドン時間に英のEU離脱通告がされて、米10年債利回りが2.38%台へ
低下するなか110.95へ反落しましたが、その後、切り返して、ボスト
ン連銀総の「今年4回の利上げはFRBの示している緩やかな軌道と合
致する。」との発言や、サンフランシスコ連銀総裁の「2017年中に3
回を超える利上げはルールに外れていない。上方へのリスクを考える
と4回は可能。」との発言があるなか堅調傾向で推移して、翌30日の
東京時間前半に111.42へ上昇する展開になりました。その後、日経平
均が150円超の下落してロンドン時間に米10年債利回りが一時2.37%
台へ低下したことを背景に110.94へ反落しましたが、その後、切り返
して、米第4四半期GDP確報など米指標が市場予想より強い結果とな
ったことを背景に堅調に推移して、「トランプ大統領が為替操作国を
処罰する方法を検討。」との報道があるなか、NY時間終盤に米10年債
利回りが2.42%台へ上昇したことを背景に111円台後半へと上昇する
展開になりました。その後、翌31日のオセアニア時間に一時押すも、
東京時間の仲値にかけて期末要因もあったか上伸して、正午過ぎに週
高値となる112.20へ上昇しましたが、その後、日経平均が150円超
下落して19000円台を割り込んだことを背景に112円台を割り込み、
ロンドン時間に米10年債利回りが一時2.43%台へ上昇したことを背景
に一時112円台を回復するも、NY時間にNY連銀総裁の「年内あと2
回の利上げが適切。金融政策を引き締める緊急性は強くない。バラン
スシート縮小は2017年後半には開始可能に。」との発言や、セントル
イス連銀総裁の「米経済が活発化しているように思えない、低成長モ
ードに。予防的な利上げは必要ない。」との発言や、「トランプ大統領
公正な貿易に関する大統領令に署名。貿易赤字の国に対して各ごとの
原因調査を命じる反ダンピング罰則強化を実施。」との報道があるなか
軟調傾向で推移して、NY時間終盤にかけて米10年債利回りが2.38%
台へ低下したことも背景に111.24へ下落した後に111.39レベルで週
の取引を終えました。


前週の米ヘルスケア法案(オバマケア代替法案)の撤回に続き、先週は
トランプ政権の看板政策の1つであったメキシコ国境の壁建設も今年
度予算への計上が見送られることになり、トランプ政権の税制改革や
インフラ投資への懸念が台頭してきているとともに、4月末には暫定予
算が期限切れを迎えることで米政府機関の一部閉鎖も次第に現実味を
帯びてきているようです。ただ、いわゆるレパトリ減税の本国投資法
(HIA)への期待は低下していないようで今後の進展が注目されます。

そして、2017年の米利上げ回数に対するFEDの要人達の見解が割れて
いることで5日深夜の米FOMC議事録が注目されますが、FEDの要人
達の利上げ観測を後押しすることになるかどうか7日の米雇用統計が
注目されます。次第によっては大きめに相場が動く可能性がありそう
です。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは31日のロンドン時間
の押し安値1.0670を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
1.0700の「00」ポイントから31日の高値1.0702、さらに上昇した場
合は30日のNY時間の戻り高値1.0753、ここを上抜けた場合は30日
のロンドン時間の戻り高値1.0768から29日のNY時間の戻り高値の
1.0773、さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは6日の高値1.0639を巡る攻防が注目さ
れます。、さらに下落した場合は14日の安値でもある1.0600の「00」
ポイント、ここを下抜けた場合は9日の安値1.0525、さらに下落した
場合は1.0500の「00」ポイントから2月22日の安値1.0493を巡る
攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、3日の欧失業率と欧生産者物価
指数、4日の欧小売売上高、6日の独製造業新規受注と欧ECB理事会
議事要旨、7日の独鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨ペ
アとして、3日の中国財新製造業PMIと米ISM製造業景況指数、4日
の米貿易収支と米製造業新規受注、5日の米ADP雇用統計と米ISM非
製造業景況指数と米FOMC議事録、6日の中国財新サービス業PMIと
米新規失業保険申請件数、7日の米非農業部門雇用者数と米失業率と
米平均時給、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週末の独州議会選挙で与党が勝利したこ
ともあって週初27日に上窓を空けて1.0839で始まり、米10年債利回
りが2.35%台へ低下したことを背景に堅調傾向で推移してNY時間序盤
に週高値となる1.0906へ上昇しましたが、ブラードECB専務理事の
「インフレは一時的な要因によるもので、今後は衰えるとみられる。
大規模なな金融政策のサポートが引き続き必要。」との発言もあるなか
米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことも背景に1.08台後半へ反
落して、翌28日にスロバキア中銀総裁の「ECBは現在の政策スタンス
を継続すべき。」との発言もあるなか軟調傾向での揉み合いが続く展開
になりました。その後、NY時間にライアン下院議長の「共和党は今後
税制改革に取り組むとコミットする。」との発言や、イエレンFRB議長
の「雇用はリセッション以来明らかに改善。米経済は全般的に改善。」
との発言などがあるなか、米10年債利回りが2.41%台へ上昇したこと
を背景に軟調に推移して、NY時間後半に1.0799へ下落する展開にな
りました。その後、1.08台前半での揉み合いが続きましたが、翌29日
のロンドン時間に英のEU離脱通告がされたことを背景に再び軟調に
推移して、関係筋の「ECBは異例な金融刺激策がまだ終了しないこと
を市場に再確認する意向。」との発言が伝わるなかNY時間序盤にかけ
て1.0740へ下落する展開になりました。その後、1.07台半ばでの揉み
合いが続きましたが、翌30日のロンドン時間にノボトニー総裁の「時
期尚早な利上げという失敗は望まない。」との発言があるなか再び下落
して、独消費者物価指数が市場予想より弱い結果になったことや、米
第4四半期GDP確報など米指標が市場予想より強い結果となったこと
も背景に軟調傾向で推移してNY時間終盤に米10年債利回りが2.42%
台へ上昇したことも背景に1.0672へ下落する展開になりました。
その後、揉み合いが続きましたが、翌31日のロンドン時間に発表され
た欧消費者物価指数速報が市場予想より弱い+1.5%となったことを背
景に1.0670へ下落する展開になりました。その後、NY時間にNY連
銀総裁の「年内あと2回の利上げが適切。金融政策を引き締める緊急
性は強くない。(後略)」との発言や、セントルイス連銀総裁の「米経済
が活発化しているように思えない、低成長モードに。予防的な利上げ
は必要ない。」との発言や米10年債利回りの低下を背景にロンドンフ
ィックスにかけて1.0702へ反発しましたが、その後、期末要因もあっ
たか、ユーロポンドの下落も背景に再び反落して1.0653レベルで週の
取引を終えました。


前週末の独州議会選挙で与党が勝利したこともあって欧州政治リスク
は後退しているようですが、先週は、27日のブラードECB専務理事の
「インフレは一時的な要因によるもので、今後は衰えるとみられる。
大規模なな金融政策のサポートが引き続き必要。」との発言や、28日の
スロバキア中銀総裁の「ECBは現在の政策スタンスを継続すべき。」と
の発言や、30日のノボトニー総裁の「時期尚早な利上げという失敗は
望まない。」との発言、および欧消費者物価指数速報が市場予想より弱
い結果となったことや、英のEU離脱の欧州に対する懸念、などを背景
にユーロドルは3月3日から27日の上昇波動の節目となる61.8%押し
アラウンドとなる1.0653レベルまで下落する展開になりました。

ユーロドルの下落の背景には期末要因もあった可能性がありますが、
ここのところECB要人のネガティブ発言が目立っていますので6日の
ECB理事会議事要旨が注目されますとともに、対ドル通貨ペアとして
週末7日の米雇用統計が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その236 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は米下院議長やFED要人達の発言に
 揺れる展開となって、下げては上げてまた下げる相場になったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FEDの要人達の見解が割れていることで5日深夜の米FOMC議事録
 が注目されるとともに、FEDの要人達の利上げ観測を後押しする
 ことになるかどうか7日の米雇用統計が注目されるのう…。」


『一方、ユーロドルは先週初に一時1.09台に乗せるも、
 その後はECBの要人達の発言や、欧消費者物価指数速報が
 市場予想より弱い結果となったことなどで軟調な推移になったな。』


「ふむ。英のEU離脱が欧州に与える影響への懸念や、期末要因なども
 あったと思われるが、3日から27日の上昇波動の61.8%押しとなる
 節目あたりの1.0653レベルまで下落する展開になったのう…。
 ユーロドルでは6日のECB理事会議事要旨が注目されよう…。
 桜の便りも聞かれる今週は、4月に入り第2四半期の始まりとなるが
 なかなか予想の難しい状況ゆえ、チャートの事実をしっかり観て
 トレードしていきたいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『モデリングのお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「モデリングとは、何がしかの対象物を見本(モデル)として、
 その動作や行動を見て同じような動作や行動をすること、
 と定義されると思われるが…、子供が親の真似をして学習したり、
 寿司屋の見習いさんが寿司職人さんの動作を見て握りを覚えていく
 のもモデリングとなろうし…、『門前の小僧、習わぬ経を読む』
 という故事もモデリングの一種となるのではあるまいか…。」


『まぁ、習字なんかも見本を見ながら練習するモデリング学習だし、
 レシピを見ながら料理を作るのも、ある意味、モデリング行為で
 また憧れのスターのファッションを真似るのも一種のモデリングで
 こうしてみるとモデリングしていることは結構多いよなあ…。』


「ふむ。例えば、寿司じゃが…。素人目には酢飯を握りネタをのせる
 だけのように思われるが、『米の選定』、『ネタの仕入れ』、
 『ネタのさばき』、『合わせ酢の選定と配分量』、
 『握りの大きさ・堅さ』、『軍艦では海苔の選定』、
 『ネタのせ後の一締め(握り)』、『炙りでは火加減』などなど、
 寿司は酢飯を握りネタをのせるだけなどと思っていたら大間違いで
 様々なノウハウが結集して寿司となっているものなのじゃのう…。」


『まぁ、そうなんだろうな…。料理のレシピでも、「小さじ一杯」、
 などと定量が記載されているが、「塩、少々」の違いで味は変わるし
 レシピに忠実に料理を作っていながら、炒め加減や煮加減など、
 一流コックさんが作る料理と同じようにはいかないもんだぜ…。』


「トレードもまた、ある意味、モデリング学習となろうが…、
 実践して初めて判ることや、わずかな違いが大きな違いとなる
 『不文のコツ』のようなものがあるもので、理論や理屈以外に
 練習をして試行錯誤で学んでいくことも多いのではなかろうか…。」


『まぁ、そういうことはあると思うぜ。ジイさん。』


「じゃが…、トレードでは『勝率よりも損小利大を目指せ。』や
 『損切の重要性』など、よく言われているトレードにおける正しい
 とされる考え方は、先人トレーダー達の試行錯誤の末の結論とも
 いえる事で、いわば先人達が後世に残した経験からの叫びであり、
 トレードでは実践練習によって学び知ることも多いけれども、
 応用や裏技などを知ろうとしたり、聖杯を求めようとする前に、
 『重要な基礎はしっかりと学習していく必要』があろう…。」


『守破離でも、守もできずに破離はできるわけがなく、
 何事も「基礎なくば応用なし」とも言うからな…。』


「ふむ…。ダグ・レモフやエリカ・ウールウェイらの共著の
 『成功する練習の法則 最高の成果を引き出す42のルール』
 という書籍があるが…、その中に (一部引用)
 『ただ繰り返すだけでは上達しないということだ。
  必要なのは練習だ。単なる繰り返しではなく、本物の練習。
  マイケル・ジョーダンは言った。
 「1日8時間シュートの練習はできる。でもやり方が間違っていたら
  間違ったシュートが上手くなるだけだ。」という一説があるが…、
 この言葉は、基礎を学ばなければ練習さえもできない、という、
 「基礎を学ぶ重要性」を如実に物語っているのではなかろうか…。』


『モデリング学習では、正しき基礎を学ぶことが優先課題になる、
 ということか…。ジイさん。』


「ふむ…。もしも、何年もトレードを学んだり実践をしていて、
 迷宮をさまよっている状況であれば、自己流のカスタマイズの前に
 今一度、基礎に立ち返ることこそが課題や問題の解決になる、
 のではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『企業でも、行き詰ったら原点に返れ、というからなぁ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その235


先週は米ヘルスケア法案が共和党内反乱で撤回に追い込まれました。
さて、桜の時節となりましたが今週から欧州が夏時間へ移行します。


●今週の主な予定

<3月27日(月)>

※ 欧州が夏時間へ移行。

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(2月)、
午後5時に独IFO景況感指数、
などが予定されています。独の指標には注目です。


<3月28日(火)>

夜9時半に米卸売在庫(2月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(1月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(3月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(3月)、
深夜1時50分からイエレンFRB議長の発言、
などが予定されています。
米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<3月29日(水)>

朝8時50分に日小売業販売額(2月)、
午後3時に独輸入物価指数(2月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(3月)、
午後5時半に英消費者信用残高(2月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米中古住宅販売保留指数(2月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、この日に英国がEUへ離脱手続き開始を通告の予定です。


<3月30日(木)>

午後4時にスイスKOF景気先行指数(3月)、
午後6時に欧経済信頼感(3月)、欧消費者信頼感確報(3月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(3月)、
夜9時半に米第4四半期GDP確報、米第4四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第4四半期GDPデフレータ確報、
同夜9時半に米第4四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(2月)、加原料価格指数(2月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<3月31日(金)>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可(2月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感(3月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(2月)、日失業率(2月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(2月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(2月)、
午前9時にANZ企業景況感(3月)、
午前10時に中国製造業PMI(3月)、中国非製造業PMI(3月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(2月)、
午後3時に独小売売上高指数(2月)、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数速報(3月)、
同午後3時45分に仏卸売物価指数(2月)、仏消費支出(2月)、
午後4時55分に独失業者数(3月)、独失業率(3月)、
午後5時半に英第4四半期GDP確報、英第4四半期経常収支、
午後6時に欧消費者物価指数速報(3月)、
夜9時半に米個人所得(2月)、米個人消費支出(2月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(2月)、
同夜9時半に加GDP(1月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(3月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(3月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・英・欧・米・加の指標には注目です。
そして、日銀が当面の長期国債等の買入運営について発表予定です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月27日から3月31日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.12で始まり軟調傾向で推移して、
99.59で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.412 %に低下しました。
NY原油先物(WTI)5月限は47.97 ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間317.9ドル下落、20596.72ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは24日の高値111.48から
23日の高値111.58を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は21日の東京時間の
押し安値112.26、ここを上抜けた場合は21日高値112.86から20日
高値112.89、さらに上昇した場合は113.00の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は24日の安値110.62、さらに下落
した場合は110.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は2016年
11月9日〜12月15日の50%押しの109.92、さらに下落した場合は
11月16日の高値109.75を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、28日の米ケースシ
ラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数と米リッチモンド連銀製造業
指数とイエレンFRB議長の発言、29日の米中古住宅販売保留指数、
30日の米第4四半期GDP確報と米第4四半期個人消費確報と米第4
四半期GDPデフレータ確報と米第4四半期コアPCEデフレータ確報
と米新規失業保険申請件数、31日の日全国消費者物価指数と日失業率
と日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米個人消
費支出と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指数と米ミシ
ガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、G20後となる週初20日に112.70で始まり
東京市場が休場のなか小幅に揉み合いになりましたが、ロンドン時間
に週高値となる112.89へ上昇する展開になりました。その後、NY時
間にシカゴ連銀総裁の「インフレが加速するとの確信をやや強めてい
る。今年2度か3度の利上げを支持。」との発言や、ミネアポリス連銀
総裁の「利上げ急ぐ必要ない。インフレ期待は引き続き抑制。バラン
スシート縮小のプロセスを急ぐ必要はない。」との発言があるなか米10
年債利回りが2.46%台へ低下したことを背景に軟調傾向で推移して、翌
21日の東京時間序盤に112.26へ反落しましたが、その後、100円超下
落していた日系平均が下げ幅を縮小したことを背景に切り返して、米
10年債利回りが2.49%台へ上昇したことを背景に112.86へ反発する
展開になりました。その後、ミネアポリス連銀総裁の「バランスシー
ト正常化において資産売却は好ましくない。データは利上げを支持し
ていない。」との発言もあるなかNY時間に米10年債利回りが2.42%
台へ低下して、NYダウがトランプ政権発足後で最大の下落幅となる
200ドル超下落したことを背景に軟調に推移して、翌22日のオセアニ
ア時間にサポートを下抜けて111.43へ下落する展開になりました。
その後も日経平均が400円超の下落となるなか揉み合いながらも軟調
傾向で推移して、NY時間序盤に米10年債利回りが一時2.37%台へ低
下したことを背景に111円台を割り込みNY時間後半に110.73へ下落
する展開になりました。その後、切り返して、翌23日に米10年債利
回りが2.41%台へ上昇したことを背景に東京時間序盤に111.58へ反発
しましたが、森友学園問題を巡る籠池氏の証人喚問が混迷するなか日
経平均が一時19000円台を割り込んだことも背景に再び軟調傾向で推
移して、NY時間序盤に110.63へ下落する展開になりました。その後
サンフランシスコ連銀総裁の「2017年は3回かそれ以上の利上げを予
想。」との発言があるなか米10年債利回りが2.43%台へ上昇したこと
も背景に切り返して一時111円台を回復しましたが、米下院がヘルス
ケア法案の採決を延期するなか再び111円台を割り込み揉み合う展開
になりました。その後、翌24日に日経平均が一時200円超の上昇とな
るなか反発して東京時間終盤にかけて111.48へ上昇しましたが、ロン
ドン時間から反落して再び111円台を割り込む展開になりました。
その後、NY時間に入り米財務長官の「ドルの強さは米経済への信頼を
反映している。」との発言や、NY連銀総裁の「2大責務の達成は非常
に近い。経済は非常に良好な状態にある。債券投資は今後、魅力が弱
まるだろう。」との発言を背景に一時111.28へ反発しましたが、セン
トルイス連銀総裁の「今年3回の利上げは行き過ぎの可能性。2017年
下期にはバランスシートを縮小する可能性。」との発言もあるなかNY
ダウがマイナス圏へ反落して米10年債利回りが一時2.39%台へ低下し
たことを背景に軟調に推移して、トランプ米大統領の看板政策であっ
た米ヘルスケア法案が共和党内の反乱で撤回に追い込まれたことが報
じられると週安値となる110.62へ下落する展開になりました。
しかし、その後、トランプ大統領の「これから直ぐ税制改革に動く。」
との発言が伝わると米10年債利回りが一時2.42%台へ上昇したことも
背景に111.34へ反発して週の取引を終えました。

先週末にはティーパーティに連なる共和党内の保守強硬派の「フリー
ダム・コーカス」が異議を唱えたことで、トランプ米大統領の看板政
策であった米ヘルスケア法案(オバマケア代替法案)が撤回されるという
事態になりました。その直後、トランプ大統領が「これから直ぐ税制
改革に動く。」と発言したことで、税制改革の時期が早まるとの期待に
ドル円は反発する展開になりましたが、米共和党内が一枚岩となって
いないことが露呈され、今後の市場反応が注目されます。

また、森友学園を巡る問題も混迷していて今後の展開が注目されます
とともに、今週は月末並びに年度末となりますので、週末にかけての
市場動向も注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは24日の高値1.0818
から2月2日の高値1.0829巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は12月8日の高値1.0874、さらに上昇した場合1.0900の「00」
ポイント、ここを上抜けた場合は11月10日の高値1.0953、さらに
上昇した場合1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは24日の安値1.0760を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は21日の安値1.0719、さらに下落した
場合は16日の安値1.0705から1.0700の「00」ポイント、ここを下
抜けた場合は6日の高値1.0639、さらに下落した場合は14日の安値
1.0600の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、27日の独IFO景況感指数、
30日の独消費者物価指数速報、31日の独小売売上高指数と独失業者数
と独失業率と欧消費者物価指数速報、などが注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、28日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼
感指数と米リッチモンド連銀製造業指数とイエレンFRB議長の発言、
29日の米中古住宅販売保留指数、30日の米第4四半期GDP確報と米
第4四半期個人消費確報と米第4四半期GDPデフレータ確報と米第4
四半期コアPCEデフレータ確報と米新規失業保険申請件数、31日の中
国製造業PMIと中国非製造業PMIと米個人消費支出と米コアPCEデ
フレータとシカゴ購買部協会景気指数と米ミシガン大学消費者信頼感
指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、G20後となる週初20日に1.0734で始
まりロンドン時間序盤に米10年債利回りが2.48%台へ低下したことも
背景に1.0777へ上昇しましたが、その後、英首相報道官の「英国は3
月29日にEU離脱通告を行う。」との発表もあるなか反落して、翌21
日にのオセアニア時間にかけて週安値となる1.0719へ下落する展開に
なりました。その後、切り返して、「仏大統領選のテレビ討論会でマク
ロン氏優勢」との視聴者調査が報道されたことも背景にNY時間前半に
1.0819へ上昇しましたが、その後、揉み合いを経て、翌22日のロンド
ン時間に仏調査会社IFOPの「仏大統領選第一回投票ではフィヨン氏と
マクロン氏がともに25.5%。」との報道があるなか一時1.0776へ反落
する展開になりました。その後、切り返して、NY時間序盤に米10年
債利回りが一時2.37%台へ低下したことを背景に週高値となる1.0824
へ上昇しましたが、その後、再び反落して、翌23日のロンドン時間に
仏大統領選まであと一カ月となるなか1.0768へ下落した後に1.07台後
半で揉み合いとなって、翌24日に米10年債利回りが2.43%台へ上昇
したことも背景に軟調傾向で推移してロンドン時間序盤に1.0760へ下
落する展開になりました。その後、独・欧の製造業PMI及びサービス
業PMIが市場予想より強い結果となったことを背景に1.08台へ反発し
た後に米10年債利回りが一時2.39%台へ低下するなか1.08を挟む揉
み合いとなって、米ヘルスケア法案が共和党内の反乱で撤回に追い込
まれたことが報じられると1.0818へ上昇しましたが、その後、トラン
プ大統領の「これから直ぐ税制改革に動く。」との発言が伝わると米10
年債利回りが一時2.42%台へ上昇したことも背景に1.0790へ反落して
1.0793レベルで週の取引を終えました。

25日、英国を除くEU27カ国がローマで首脳会議を開き、EU統合60
周年としてローマ宣言を採択しましたが、ポーランドなどから不協和
音も聞かれていてEU結束に揺らぎも見られているようです。

さて、極右政党リスクは後退しているようですが、仏大統領選まであ
と一カ月を切り世論調査が引き続き注目されますとともに、今週29日
に英国がいよいよEUに対して離脱通告することで、ポンドとともにユ
ーロの市場反応が注目されます。

また、ドラギECB総裁は緩和縮小に慎重姿勢を見せていますが、市場
では出口観測が既に台頭していて、もしも欧州CPIが2月に続き今月
も2%を超えてくると「CPIを2%未満でその近辺とするECBの物価
目標」に到達したことになり、金融緩和継続の根拠を失うことになる
だけに、(今月の欧CPIの市場予想は1.8%ながら) 31日に発表される
欧CPIの結果とその市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その235 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は森友学園問題を巡る籠池氏の証人喚問など
 もあったが…、オバマケア代替法案(ヘルスケア法案)の採決が延期に
 なった挙句に、共和党内の保守強硬派の「フリーダム・コーカス」
 が異議を唱え譲らなかったことで、ヘルスケア法案自体が一旦、
 撤回されるという事態になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 その発表直後、トランプ大統領が『これから直ぐ税制改革に動く。』
 と発言したことで、ドル円は反発をみせたが…、
 米共和党内の不協和音を露呈する格好となり、税制改革の時期が
 早まるとの期待もある一方で、今後の税制改革法案の議会通過を
 いぶかる声も聞こえ始めているようじゃのう…。」


『今後の米税制改革を巡る進展とその市場反応が注目されるけど…、
 今週は月末と年度末で思わぬ動きとなる場合もありそうだな…。』


「ふむ。31日の仲値の動きなどが注目されるが…、
 月末と年度末ゆえ、不測の動きにも注意が要りそうじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『問題解決のチェーン思考のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『どこかで聞いたことのあるようなテーマだが…、
 まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「トレードを含め物事は単体要素で成立している場合はむしろ少なく
 いくつかのファクターが連なり構成されているもので、
 それをチェーンに見立てるというワケじゃが…、
 ビジネス・セミナーなどでも聞くことがあるのではあるまいか。
 たとえば、何かのメーカーであれば、『研究と良い製品作り』は
 もちろん重要なファクターではあるが…、
 良い製品の開発と製造には設備投資が欠かせないことが多く、
 それにはしっかりとした『財務体質』が必要で、
 また、良い製品を作っても売れなくては企業として存続できない故
 当然ながら宣伝を含めた『営業力(販売力)』が必要となろう…。」


『あははっ。オレ様は数年前に人気番組だった池井戸潤さんの
 TVドラマ「下町ロケット」の大ファンだったけど…、 
 そのことはよく分かるような気がするぜ…。ジイさん。』


「まぁ、さらに人材確保など問題となりえる要素は沢山あろうが…、
 製造業であれば…、『研究と良い製品作り』は中核としても、
 しっかりとした『財務体質』、そして『営業力(販売力)』が
 三位一体のチェーンとして向上させるべき課題であり、
 もしも、どこか1つでも弱いという問題があれば、
 チェーンが切れて企業としての発展も望めないゆえに、
 最も弱いところこそが解決すべき問題になるというワケじゃ…。」


『まぁ、そういうことなんだろうな…。』


「このことは、トレードにも言えることで…、
 『手法』、『資金管理』、『マインド』の三位が一体とならなくては
 全体チェーンとしての収益向上も望めないものなのじゃのう…。」


『アレキサンダー・エルダー博士もその著書『投資苑3』の中で
 3つのМとして、『メソッド(Method)』、『マネー(Money)』
 『マインド (Mind)』、が三位一体で重要であると説いていたよな。』


「ふむ…。そして、重要なことは要素の1つをいくら強化しても
 『決して他の2つを補完させることはできない』ということで
 三位一体が重要で必要な要素であるということじゃ…。
 むしろ、全体チェーンのためには弱いところこそ、
 強化すべき課題になるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……!』


「同じ手法を学んでいても勝てる人と勝てない人がいる、
 ということも、理解力や努力の個人差ということもあろうけれども
 むしろ、このことを物語っているやもしれぬのじゃのう…。」


『「良い手法を学びそれさえ得れれば…」という前提は恐らく間違いで
 「資金管理(マネー・マネジメント)」と
「マインドにあたる、自己マネジメントや規律」も
 トレードには必要不可欠な要素というワケか…。ジイさん。』


「ふむ…。もしも、トレードを何年も学んでいて、
 良いとされる手法をあれこれ遍歴しても収益が向上しない場合、
 もしやすると、『資金管理(マネー・マネジメント)』と
『マインドにあたる、自己マネジメントや規律』こそが
 改善のキーポイントになるやもしれぬのう…。
 そして、欠けていたものが改善されたとき、
 これまでの学習が大きく開花する場合もあるのではなかろうか…。」


『……!』


「たとえば、さして重要とも思えぬ足の小指の負傷や痛みでも
 100m走などのスプリント競技では重要な問題となることもあり
 全体チェーンとして、弱きところの改善は
 大きな良い結果をもたらす場合があるのではなかろうか…。」


『ついつい手法を重要視して、他の2つは軽視しがちだけど、
 トレードを全体チェーンに見立てるならば、
 問題は「資金管理(マネー・マネジメント)」と
「マインドにあたる、自己マネジメントや規律」にあり、
 ということも少なからずあるのかもしれないよな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その234


先週はFOMCを経過してドルが売られる展開になりました。
今週初はG20を巡る市場反応がまずは注目されます。


●今週の主な予定

<3月20日(月)>

※東京市場が春分の日で休場。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(3月)、
午後4時に独生産者物価指数(2月)、
夜9時半に加卸売売上高(1月)、
などが予定されています。


<3月21日(火)>

午前9時半に豪RBA議事録、豪第4四半期住宅価格指数、
午後4時にスイス貿易収支(2月)、
午後6時半に英消費者物価指数(2月)、英小売物価指数(2月)、
同午後6時半に英生産者物価指数(2月)、英財政収支(2月)、
夜9時半に米第4四半期経常収支、
同夜9時半に加小売売上高(1月)、加小売売上高(除自動車 1月)、
などが予定されています。
豪・英・米・加の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会が開催予定です。
また安倍首相と欧州委員長・EU大統領との会談も予定されています。


<3月22日(水)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(2月)、
同朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後1時半に日全産業活動指数(1月)、
午後6時に欧経常収支(1月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時に米住宅価格指数(1月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(2月)、
などが予定されています。
日・米のの指標には注目です。


<3月23日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
午後4時45分に仏企業景況感指数(3月)、
午後6時に欧ECB月報、
午後6時半に英小売売上高(2月)、
夜9時からイエレンFRB議長の発言、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米新築住宅販売件数(2月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(3月)、
などが予定されています。
NZ・英・米・欧の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<3月24日(金)>

早朝6時45分にNZ貿易収支(2月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(1月)、日景気一致指数改定値(1月)
午後4時45分に仏第4四半期GDP確報、
午後5時に仏製造業PMI速報(3月)、仏サービス業PMI速報(3月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(3月)、独サービス業PMI速報(3月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(3月)、欧サービス業PMI速報(3月)、
夜9時半に米耐久財受注(2月)、米耐久財受注(除輸送用機器 2月)、
同夜9時半に加消費者物価指数(2月)、
などが予定されています。
NZ・仏・独・欧・米・加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月20日から3月24日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.12で始まり、101.66へ上昇した後に
反落して100.14で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.501%に低下しました。
NY原油先物(WTI)4月限は48.78ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間11.64ドル上昇、20914.62ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は17日の東京時間の
高値113.49から16日のロンドン時間の高値113.54、さらに上昇した
場合は114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは17日の安値112.56から1月23日の安値
112.52を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は112.00の
「00」ポイントから2月27日の安値111.92、さらに下落した場合は
2月28日の安値111.69から2月7日の安値111.59、ここを下抜けた
場合11月28日の安値111.36、さらに下落した場合111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、21日の米第4四半
期経常収支、22日の日通関ベース貿易収支と日銀金融政策決定会合議
事録要旨と米中古住宅販売件数、23日のイエレンFRB議長の発言と
米新規失業保険申請件数と米新築住宅販売件数、24日の米耐久財受注
などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初13日に114.77レベルで始まりロンドン
時間に米10年債利回りが2.56%へ低下したことを背景に114.48へ下
落しましたが、その後、切り返して、翌14日ロンドン時間に米10年
債利回りが一時2.63%台へ上昇したことを背景に週高値となる115.19
へ上昇する展開になりました。その後、欧州の株式市場およびNYダウ
が軟調に推移するなか米10年債利回りの低下を背景にロンドンフィッ
クスにかけて114.52へ反落した後に114円台後半で揉み合いとなって
15日深夜のFOMCを迎えました。FOMCでは市場予想とおり0.25%の
利上げとなりましたが、ドットチャートの中央値が1.375%となり年内
あと2回の利上げ見通しに留まったことでセル・ザ・ファクトとなり
イエレンFRB議長の会見で「再投資の方針がいずれ変更することにつ
いて協議した。」とするも「金融政策は利上げ後も緩和的であり続け
る。(今回を含め)年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言え
る。」などが示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだこ
とも背景に113.17へ下落する展開になりました。その後、オランダの
下院議会選挙で与党の自由民主国民党が7議席を失うも第1党を維持
したとの報道があるなか、113円台前半で揉み合う展開になりました。
その後、翌16日の米予算教書への反応は限定的で、日銀が金融政策を
現状維持とすることを発表した後の黒田日銀総裁の会見で「マイナス
金利の深堀り、現時点では考えられない。」との発言に反応したか、
ロンドン時間序盤に一時112.90へ下落して、その後戻して再び113円
台前半で揉み合いなりましたが、その後、ロンドンフィックスにかけ
て一時113円台を割り込む展開になりました。その後、ムニューシン
米財務長官の「ドル高は長期的には良いことだが、短期的には問題も
ある。安定的な準備通貨として位置付けに注目している。安定的な米
成長は3%からそれ以上になる公算。税制改革は成長を刺激するため
の最優先事項。」との発言があるなか反発して、再び113円台前半で
揉み合う展開になりました。その後、翌17日のロンドン時間から次第
に軟調推移となり、「競争的な通貨切り下げへの反対と、為替相場の過
度の変動回避をあらためて訴える」とのG20の為替にかかわる草案が
報道されるなか、NY時間に米10年債利回りが2.49%台へ低下したこ
とを背景に週安値となる112.56へ下落する展開になりました。
その後、小幅な揉み合いとなって112.67で週の取引を終えました。

先週は3/15のFOMCなど重要イベントを経過して米ドルが売られる
相場展開になりました。

ドイツ南西部のバーデンバーデンで開かれていたG20財務相・中央銀
行総裁会議では、保護主義を巡り議論の応酬となりましたが、中国な
どが保護主義に反対するも、声明文からこれまでの「保護主義に対抗
する。」とする文言が削除されることになり、保護主義的な政策を掲げ
る米トランプ政権に配慮した形となりました。
週初まずはこのG20の声明を受けた市場反応が注目されます。

また、森友学園を巡る問題が安倍政権の信任問題に発展する可能性も
ありますので23日に行われる籠池理事長の証人喚問も注目材料になり
そうです。そして今週は、20日にシカゴ連銀総裁の講演、21日にNY
連銀総裁がパネルディスカッションに参加、同日にクリーブランド連
銀総裁とカンザスシティ連銀総裁の講演、23日にイエレン議長の講演
のほか、ダラス連銀総裁とミネアポリス連銀総裁の講演、24日にシカ
ゴ連銀総裁とセントルイス連銀総裁の講演、などが予定されています
ので、一連のFED要人発言およびその市場反応が注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日のNY時間の戻
り高値1.0756巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週の
高値1.0782、さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は2月2日の高値1.0829、さらに上昇した場合2016年
12月8日の高値1.0874、ここを上抜けた場合は1.0900の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは13日の高値1.0714を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合16日の安値1.0705から1.0700の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。さらに下落した場合は15日の
NY時間の押し安値1.0607から15日の安値1.0600、ここを下抜けた
場合9日NY時間後半の押し安値1.0566を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、23日の欧消費者信頼感速報、
24日の仏・独・欧の製造業PMI速報とサービス業PMI速報、などが
注目されますが、対ドル通貨ペアとして、21日の米第4四半期経常収
支、22日の米中古住宅販売件数、23日のイエレンFRB議長の発言と
米新規失業保険申請件数と米新築住宅販売件数、24日の米耐久財受注
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初13日に1.0678で始まり、ロンドン
時間に米10年債利回りの低下も背景に1.0714へ上昇しましたが、
その後、仏中銀総裁の「ユーロ圏のインフレ懸念は誇張されており、
引き続き活発な金融政策が必要。ECB会合での協議をめぐる報道につ
いては臆測を過剰評価することは控えたい。」との発言もあるなか、
米10年債利回りの上昇を背景に次第に軟調に推移となって、翌14日
に「フィヨン元仏首相が公金横領の罪で起訴される。」、「オランダの世
論調査でルッテ首相率いる自由民主党がリード。」、「EUは6月20日の
EU首脳会談で正式に英離脱通知を認可へ。」などの報道があるなか、
軟調推移が続き、翌15日のオセアニア時間に週安値となる1.0600へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、ロンドン時間序盤
にかけて米10年債利回りが2.58%あたりで揉み合うなか1.0639へ
反発しましたが、その後、プラートECB理事の「現行のインフレ見通
しは金融政策の見直しを正当化しない。」との発言もあるなか1.0607
へ反落する揉み合いになりました。その後、米10年債利回りが2.56%
台へ低下したことや原油先物が一時49ドル台へ反発したことを背景に
反発してFOMCの発表を迎えました。FOMCでは予想とおり0.25%の
利上げとなりましたが、ドットチャートの中央値が1.375%となり年内
あと2回の利上げ見通しに留まったことでドル売りとなり、イエレン
FRB議長の会見で「再投資の方針がいずれ変更することについて協議
した。」とするも「金融政策は利上げ後も緩和的であり続ける。(今回
を含め)年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言える。」など
が示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだことも背景
に上伸して、オランダの下院議会選挙で与党の自由民主国民党が7議
席を失うも第1党を維持したことも背景に翌16日の東京時間序盤にか
けて1.0746へ上昇する展開になりました。その後、反落して米予算教
書が発表されるなか揉み合いとなってロンドン時間序盤に米10年債利
回りが2.53%台へ上昇したことを背景に一時1.0705へ下押しした後に
オーストリア中銀総裁の「ユーロ圏にはこれ以上のデフレリスクはな
い。緩やかな正常化が好ましい。資産購入を突如中止するのは非現実
的。ECBは償還期限まで債券を保有する公算。」との発言があるなか
NY時間序盤に1.0743へ反発する展開になりました。しかしその後、
ムニューシン米財務長官の「ドル高は長期的には良いことだが、短期
的には問題もある。安定的な準備通貨として位置付けに注目。安定的
な米成長は3%からそれ以上になる公算。税制改革は成長を刺激する
ための最優先事項。」との発言があるなか1.0707へ反落して、上下動
の揉み合いになりましたが、その後、オーストリア中銀総裁の独紙で
のインタビューで「政策金利であるリファレンスレートを引き上げる
前に、マイナス金利を実施している預金金利を引き上げる可能性があ
る。」との見解が報じられたことを背景に上伸して、翌17日のロンド
ン時間序盤にかけて週高値となる1.0782へ上昇する展開になりまし
た。その後、「競争的な通貨切り下げへの反対と、為替相場の過度の変
動回避をあらためて訴える」とのG20の為替にかかわる草案が報道さ
れるなか、週末調整の動きもあったかNY時間序盤にかけて1.0727へ
反落して、その後、小幅な揉み合いとなって1.0737レベルで週の取引
を終えました。


先週は3/15のFOMCなど重要イベントを経過して米ドルが売られる
とともに、オーストリア中銀総裁の独紙インタビューも背景にユーロ
ドルは1.07台へ上昇する展開になりました。

オランダ下院議会選挙は無事に通過しましたが、引き続き仏大統領選
挙を巡る世論調査が注目されます。また、対ドル通貨ペアとして、
23日のイエレン議長の講演などFEDの要人発言および市場反応が注目
されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その234 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はFOMCを経過して米ドルが売られ、
 ドル円が下落する相場展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMCでは市場予想とおり0.25%の利上げとはなったが…、
 ドットチャートの中央値が1.375%となり年内あと2回の利上げ
 見通しに留まったことや、そして、イエレンFRB議長の会見で
 『再投資の方針がいずれ変更することについて協議した。』とするも
 『金融政策は利上げ後も緩和的であり続ける。(今回を含め)
  年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言える。』
 などが示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだこと
 も背景に米ドルが売られ、また、週末にはG20も意識されたか、
 ドル円は112円台へと下落する展開になったのう…。」


『そして今週だけど…、独で開催されていたG20で、
 声明文からこれまでの「保護主義に対抗する。」とする文言が
 削除されることになったことで…、週初、まずはG20への
 市場反応が注目されるよな…。ジイさん。』


「ふむ…。中国などが保護主義に反対するも、保護主義的な政策を
 掲げる米トランプ政権に配慮した形で『保護主義に対抗する。』
 とする文言が削除されたが、週初、G20に対する市場反応が
 まずは注目されよう…。そして、今週はFOMC後として、
 FEDの要人達の発言が多数予定されており、これも注目されよう。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。『集合(総合)として観る(考える)のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『なんのこっちゃ、よく分からないが…、
 まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「よくアナリストさん達が彼らの注目している根拠(論拠)に基づき
 マーケットを解説されて予想を示してくれることがあろう…。」


『まぁな…。アナリストさん達にもドル高論者やドル安論者がいるが
 聞いているとそれぞれ説得力があり惚れ惚れすることさえあるも、
 実際のトレードで役に立つかと聞かれればそうなることも、
 逆に偏ったバイアスとなってしまうこともあるよな…。ジイさん。』


「『いいですか皆さん、日本は緩和を継続して、米国は緩やかながら
  利上げサイクル入りしたのですよ。日米金利差を考えれば…。』
 などど聞けば、ドル円が上昇するように思えたり…、また、
 『インフレを加味した日米実質金利とドル円相場を見れば、現在、
  ドル円は高過ぎるレベルで、105円あたりが適正になるのです。』
 などと聞けば、ドル円は下落すべきと思えたり…、そして、
 購買力平価による論述を聞けばそのようになるべきと思えたり…、
 また一方、『テーラールールによれば米FF金利は3.8065%が適正で
 そして、やがてFRBはこれまで購入してきた国債などの資産圧縮へ
 向かわねばならず、2018年には約4250億ドル相当の米国債の満期
 償還を控えていて、これを再投資しなければ…、』などと聞いたり、
 『いいですか皆さん、トランプ政権は様々な減税策の一環として
  ブッシュ政権時のように本国投資法(HIA)を検討しているんです。
  2005年のHIAでは3000億ドルもの資金が米国へ還流して
  そのときドル円は何円上昇したと思っているんですか…。』
 と聞けば、ドル円が上昇するように思えるものでのう…。」


『まぁな、それぞれ論拠を示していることで説得力があるが…、
 いろいろと聞けば聞くほど混乱してしまうこともあるよな。』


「いろいろなファクターを総合的に論じるアナリストさんは少なく、
 また、1つ2つの少ないファクターを論拠に論じる方が論旨明確で
 聞いていて小気味良いものではあるが…、少ない要素での論述は
 ときに論旨が偏ってしまう場合もあるものなのじゃのう…。」


『まぁ、いろいろとゴチャゴチャ、あーでもない、こうでもないと
 論じられるより、たとえ偏っていたとしても、特定の論点で
 スパッと切るように論じるアナリストさんの方が聞いてて心地よく
 むしろ人気があるんじゃないかなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、そうではあるが…、日米実質金利差の論拠にしても
 購買力平価の論拠にしても、テーラールールなどの論拠にしても、
 実際のドル円相場とは事実上『常に乖離している』といってよく、
 『相場は理論通りには動かない。』、『価格こそが真実である。』
 ということを認識して、聞き手の方で
 『そういう観方もあるのだな。』と『総合の一部として捉えて』
 そして、トレード判断は予想することなく、
 チャートの事実に従っていく必要があるのやもしれぬのう…。」


『それが今日のテーマの「集合(総合)として観る(考える)」
 ということか…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、ファンダメンタルズ的な予想のみならず、
 チャートに従うトレード自体も『集合(総合)として観る(考える)』
 その必要があるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『どういうことだよ。ジイさん。』


「1つに偏すると大切なことを忘れたり見誤ってしまうゆえ、
 トレードでも『集合(総合)として観る(考える)』必要があり…、
 つまり、1つのトレードとしてではなく、トレードは
 『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく必要』が
 あるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「1つのトレードの勝ちに固執すると、勝率重視となりがちで
 負けを少なくするために深いストップにしたり、
 また、価格が逆行したときになんとか負けトレードを
 勝ちにもっていこうと際限なき難平もしてしまう…、
 などということにもなりがちじゃが…、トレードを
 『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』ことができると、
 全く別の発想でトレードを捉えれるようになるものなのじゃ…。」


『……。』


「誰人も全てのトレードに全勝することなどはできなく…、
 不確実性のある相場では負けることもあるのは、ある意味、必然で
 トレードを『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』ならば
 『トータル収支のために浅い損切で損小を目指そう。』、
 『トータル収支のために負けるときは潔く負けよう。』、
 『トータル収支のために(利大を目指して利小となることもあるが)
  利確の誘惑に耐えてなんとかできる限り利大を目指そう。』、
 『トータル収支のためになんとかポジポジ病を克服して
  より良い状況を待って、厳選してトレードしよう。』
 『トータル収支のためにたとえトレード数が少なくなっても
  自身の得意パターンに絞ってトレードしよう。』
 『トータル収支のために勝率よりリスクリワード比を重視しよう』
 などを目指す発想の転換もできるようになるものなのじゃのう…。」


『負けているトレーダはポジポジ病でありながら
 1つのトレードに執着しがちで、負けることを極端に嫌い、
 それがかえって損大を招く元凶になっていると聞くけど…、
 不確実性のある相場では負けることもあるのは、ある意味、必然で
 トレードを『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』
 ことができるようになる…、つまり、トレードを
 「集合(総合)として観る(考える)」るという発想の転換は
 もしかすると、とても大切なことかもしれないな…。ジイさん。』


「ふむ…。トレードを『集合(総合)として観る(考える)』
 ことができるようになる事は、勝ち組トレーダーへの
 大切なはじめの一歩になるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その233


今週から米国やカナダが夏時間に移行しますね。
今週は15日のFOMCとオランダ下院選挙などが注目されます。


●今週の主な予定

<3月13日(月)>

※米国とカナダが夏時間に移行します。

朝8時50分に日機械受注(1月)、日国内企業物価指数(2月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(1月)、
夜10時半からドラギECB総裁の発言、
夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(2月)、
などが予定されています。
(日)・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<3月14日(火)>

午前9時半に豪NAB企業景況感指数(2月)、
午前11時に中国小売売上高(2月)、中国鉱工業生産(2月)、
午後4時に独消費者物価指数改定値(2月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(3月)、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(3月)、欧鉱工業生産(1月)、
夜9時半に米生産者物価指数(2月)、米生産者物価指数コア(2月)、
などが予定されています。
中国・独・欧・米の指標には注目です。
トランプ米大統領とメルケル独首相の会談も予定されています。


<3月15日(水)>

早朝6時45分にNZ第4四半期(対GDP比)経常収支、
午後1時半に日鉱工業生産確報(1月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(2月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(2月)、
午後6時半に英失業者数(2月)、英失業率(2月)、英ILO失業率(2月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米消費者物価指数(2月)、米消費者物価指数コア(2月)、
同夜9時半に米小売売上高(2月)、米小売売上高(除自動車 2月)、
同夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(3月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(3月)、米企業在庫(1月)、
深夜3時に米FOMC、米FOMC声明、
深夜3時半からイエレンFRB議長の定例会見、
早朝5時に対米証券投資(1月)、
などが予定されています。
英・米の指標とイエレンFRB議長の定例会見には注目です。
そして、オランダ下院選挙も予定されていて注目です。


<3月16日(木)>

早朝6時45分にNZ第4四半期GDP、
午前9時半に豪新規雇用者数(2月)、豪失業率(2月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策の発表、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後5時半にスイスSNB政策金利、スイスSNB声明、
午後7時に欧消費者物価指数確報(2月)、
夜9時に英BOE政策金利、英BOE資産買取プログラム規模、
同夜9時に英BOE議事録要旨、
夜9時半に米住宅着工件数(2月)、米建設許可件数(2月)、
同夜9時半にフィラデルフィア連銀製造業指数(3月)、
同夜9時半に新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際証券取引高(1月)、
などが予定されています。
NZ・豪・日・スイス・欧・英・米の指標には注目です。


<3月17日(金)>

早朝6時半にNZ企業景況感(2月)、
午後7時に欧貿易収支(1月)、欧建設支出(1月)、
夜9時半に加製造業出荷(1月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(2月)、米設備稼働率(2月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)、
同夜11時に米景気先行指標総合指数(2月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、G20財務相・中銀総裁会議が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月13日から3月17日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.40で始まり、102.25へ上昇た後に
週末に101.17へ反落して101.38で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.573%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)4月限は48.49ドルに下落し週終値になりました。
NYダウは週間102.73ドル下落、20902.98ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは115.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は10日の高値115.50
さらに上昇した場合は1月27日高値115.37、ここを上抜けた場合は
1月19日高値115.62、さらに上昇した場合116.00の「00」ポイント
ここを上抜けた場合は1月11日高値116.87を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは9日のロンドン時間の押し安値114.51を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は8日のNY時間後半の
押し安値114.26、さらに下落した場合は114.00の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は3日の安値113.81、さらに下落した場合は2日
のNY時間後半の押し安値113.47、ここを下抜けた場合は113.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は1日の東京時間の押し安値
112.77を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、13日の日機械受注
と米LMCI労働市場情勢指数、14日の中国小売売上高と中国鉱工業生
産と米生産者物価指数、15日の米消費者物価指数と米小売売上高と米
NY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数とFOMCとイエレン
FRB議長の定例会見、16日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例
会見と米住宅着工件数と米建設許可件数とフィラデルフィア連銀製造
業指数と新規失業保険申請件数、17日の米鉱工業生産とミシガン大学
消費者信頼感指数速報と米景気先行指標総合指数、などが注目されま
す。


先週のドル円 (概況) は、週初6日に113.92レベルで始まり北朝鮮が
4発のミサイルを発射したとの報道もあるなか日経平均の軟調も背景に
ロンドン時間序盤に週安値となる113.56へ下落しましたが、その後、
米10年債利回りの上昇を背景に切り返して、欧州及びNYダウが軟調
傾向で推移するなかNY時間後半に114.10へ反発する展開になりまし
た。その後、113円台後半での揉み合いを経て米10年債利回りが2.5%
台へ上昇したことを背景に翌7日のNY時間序盤にかけて114.15へ上
昇しましたが、その後、再び揉み合いを経て翌8日の東京時間に日経
平均が4日続落となるなか113.61へ反落する展開になりました。
その後、ロンドン時間から米10年債利回りが2.54%台へ上昇したこと
を背景に反発して、その後、NY時間序盤に発表された米ADP雇用統
計が市場予想より強い+29.8万人となったことや、米10年債利回りが
一時2.58%台へ上昇したことを背景に114.75へ上昇する展開になりま
した。その後、米10年債利回りが2.55%台へ低下して原油先物が50
ドル台へ下落したことを背景にNY時間終盤にかけて114.26へ反落し
ましたが、その後、揉み合いながらも切り返して、翌9日のロンドン
時間に米10年債利回りが2.58%台へ上昇したことを背景に114.93へ
上昇する展開になりました。その後、一時反落した後にIMFのライス
報道官の「今月のG20では為替が議題に上る。G20の焦点は経済成長
や政策統合になるであろう。中国の経済の脆弱性は依然として拡大。」
との発言に揺れながらもNYダウが4日ぶりに小反発となって米10年
債利回りが2.6%台へ上昇したことを背景に114.96へ上昇する展開にな
りました。その後、揉み合いながらも堅調傾向で推移して、翌10日の
オセアニア時間に115円台に乗せて、米10年債利回りが一時2.62%台
へ上昇して日経平均が250円超の上昇となったことを背景に堅調傾向
で推移してNY時間序盤に週高値となる115.50へ上昇して米雇用統計
の発表を迎えました。米雇用統計の発表ではNFPが市場予想より強い
+23.5万人となりましたが米平均時給が市場予想より弱い+0.2%にな
り米10年債利回りが2.57%台へ低下したことも背景に反落して、ロス
米商務長官の「貿易問題について日本の優先度は高い。国境税に結論
を出すのは難しい。」との発言もあるなか揉み合いながらも軟調傾向で
推移して114.79レベルで週の取引を終えました。


先週のドル円は2月7日の安値111.59と2月28日の安値11.69に対
するネックラインとなる2月15日の高値114.95を一旦は上抜けて
ダブルボトムが完成したように見受けられる場面がありましたが、
週の終値ベースでは再びネックラインを割り込む展開になりました。
再び2月15日の高値114.95ないし115.00の「00」ポイントを上抜け
ることができるかが注目されます。

さて、今週のドル円相場ですが、相関の高い米10年債利回りの動向が
引き続き注目されますとともに、15日の米消費者物価指数と米小売売
上高およびFOMCとイエレンFRB議長の定例会見が注目の焦点になります。

15日のFOMCでの米利上げは既に確実視されていますが、ドット・チ
ャートにおけるFOMCメンバーの今後の利上げ観測がどのようになる
か、そして、イエレンFRB議長の会見で今後の利上げペースについて
どのような見解が示されるかが注目されます。これらの次第でセル・
ザ・ファクトとなるのか、あるいは上昇するのか、ドル円相場が大き
めに動く可能性がありそうです。

また、15日にはオランダの下院選挙も予定されていてリスク要因とし
て注目されますとともに、週末17日にはG20財務相・中銀総裁会議が
予定されていますが、初参加となるムニューシン米財務長官がどのよ
うな発言をするか注目されます。次第よっては来週初のドル円が窓を
空けて始まる可能性もありそうです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは10日の高値1.0699
から1.0700の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜
けた場合は1月24日の高値1.0775、さらに上昇した場合は1.0800の
「00」ポイント、ここを上抜けた場合は2月2日の高値1.0829、さら
に上昇した場合は12月8日高値1.0874を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは10日の深夜12時過ぎの押し安値1.0620
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合1.0600の「00」ポイ
ント、さらに下落した場合は9日のNY時間の押し安値1.0542から
9日の安値1.0525、ここを下抜けた場合は1.0500の「00」ポイント
から2月22日の安値1.0493、さらに下落した場合は1月11日の安値
1.0453を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、13日のドラギ
ECB総裁の発言、14日の独消費者物価指数改定値と独・欧ZEW景気
期待指数と欧鉱工業生産、16日の欧消費者物価指数確報とオランダの
下院選挙結果などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、13日の
米LMCI労働市場情勢指数、14日の中国小売売上高と中国鉱工業生産
と米生産者物価指数、15日の米消費者物価指数と米小売売上高とNY
連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数とFOMCとイエレンFRB
議長の定例会見、16日の米住宅着工件数と米建設許可件数とフィラデ
ルフィア連銀製造業指数と新規失業保険申請件数、17日の米鉱工業生
産とミシガン大学消費者信頼感指数速報と米景気先行指標総合指数、
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初6日に1.0609レベルで始まり軟調
傾向の揉み合いを経た後にオピニオンウェイによる仏大統領選挙にか
かわる世論調査で「第一回目投票、ルペン氏27%、マクロン氏24%、
フィヨン氏19%」との報道や「ジュペ元首相が大統領選に出馬しない
と表明。」との報道があるなかロンドン時間に一時1.0639へ反発しま
したが、その後、米10年債利回りの上昇も背景に再び軟調傾向で推移
する展開になりました。その後、8日のNY時間序盤に発表された米
ADP雇用統計が市場予想より強い+29.8万人となったことや米10年
債利回りが一時2.58%台へ上昇したことを背景に1.0535へと下げて、
その後、一時戻すも原油先物が下落するなか再び軟調傾向で推移して
翌9日のロンドン時間序盤に週安値となる1.0525へ下落する展開にな
りました。その後、揉み合いながらも切り返して、ECBの金融政策の
発表を迎えました。ECB金融政策では政策金利が市場予想とおり0.00
%に据え置きとなって、「資産購入額は4月から12月まで月額600億
ユーロ」などが示されましたが、その後のドラギECB総裁の定例会見
で「新規のTLTROに関するは議論なかった。成長へのリスクバランス
は改善。量的緩和の拡大も出口も議論しなかった。」などが示されて、
ECBスタッフ予測で「17年と18年成長見通しを引き上げる。17年と
18年インフレ見通しを引き上げる。」などが示されたことを背景にNY
時間序盤にかけて1.0615へ上昇する展開になりました。その後、米10
年債利回りが2.6%台へ上昇するなか1.06台を割り込み揉み合いになり
ましたが、翌10日のロンドン時間に発表されたオピニオンウェイによ
る仏大統領選挙にかかわる世論調査で「第一回投票で、マクロン氏と
ルペン氏がともに26%。フィヨン氏は1ポイント低下の20%。決選投
票については、マクロン氏対ルペン氏は65%対35%と差が開いた。」
との報道を背景に1.06台前半へ上昇して米雇用統計の発表を迎えまし
た。米雇用統計の発表ではNFPが市場予想より強い+23.5万人となり
ましたが米平均時給が市場予想より弱い+0.2%になり米10年債利回り
が2.57%台へ低下したことも背景に上伸して、その後、ブルームバー
グが関係筋の話として「ECBが量的緩和の終了前に利上げが可能かど
うか協議した。」との報道も背景に週高値となる1.0699へ上昇する展
開になりました。その後、週末の利食い調整もあったか、やや反落し
て1.0672レベルで週の取引を終えました。


日足レベルでは高値を切り下げているユーロドルですが、先週はドラ
ギECB総裁の定例会見と米雇用統計の2つのイベントを経て1.07に
ほぼ迫るあたりまで上昇する展開になりました。ただ、終値では2月
17日に反落したレベルを下回って引けていますので、今週初の動向が
まずは注目されます。

仏大統領選挙を巡る世論調査では「第一回投票でマクロン氏とルペン
氏がともに26%。」とルペン氏優勢の状況から拮抗となって、仏大統領
選挙にかかわるリスクは後退していますが、15日にオランダ下院選挙
が予定されていて、EU離脱を公約とするウィルダース党首率いる自由
党とルッテル首相の率いる自由民主党が拮抗している状況で、リスク
イベントとなりますので、その結果および市場反応が注目されます。
次第によっては仏大統領選挙へ影響する場合もあり得るため、ユーロ
相場に大きな影響となる場合もありそうです。また、対ドル通貨ペア
として米10年債利回りの動向も注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その233 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は2月7日の安値と2月28日の安値
 に対するネックラインとなる2月15日の高値を上抜けて115円台へ
 上昇してダブルボトムを完成したかに観えたが…、週末の米雇用統
 計の結果を受けて再び115円台を割り込む展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米雇用統計ではNFPが市場予想より強い+23.5万人となるも、
 注目されていた米平均時給が市場予想より弱い+0.2%になり…、
 利食い調整もあったか、米10年債利回りが2.57%台へ低下した事も
 背景に、ドル円は再び115円台を割り込む展開になったのう…。」


『さて今週は15日深夜にFOMCとイエレンFRB議長の会見があるが
 ドル円はどのような相場展開になるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。FOMCでの0.25%の利上げはほぼ完全に織り込まれており
 市場の注目は、ドット・チャートにおけるFOMCメンバーによる
 今後の米利上げ観測がどのようになるのかと、イエレンFRB議長の
 会見での今後の利上げペースへの言及に移行しておるが…、
 オランダ下院議会選挙もリスク要因として意識される可能性もあり
 また、15日に期限を迎える米債務上限問題も控えていて…、
 セル・ザ・ファクトとなるのか、あるいは上昇するのかは、
 これらの次第によることになろう…。予想するのではなく、
 チャートの事実を観てトレードしていきたいものじゃのう…。」


『ここのところ、米10年債利回りとドル円の相関が強まっていて
 米10年債利回りの動向も注目されるが…、まぁ、いずれにしても
 今週のドル円相場はけっこうボラタイルな展開になりそうだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。今日は『過去のチャートと動いているチャートは天地の差』
 のお話でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『よろしい。まぁ、聞いてやろうじゃないか…。』


「チャートの勉強をしていくと次第に『過去チャートにおいて』
 法則とまでは呼べないにしてもトレンドにおける相場の傾向や、
 節目となるチャートポイントの存在も理解できるようになり…、
 (1)『トレンドの状況および方向の認識』
 (2)『ボラティリティの認識』
 (3)『抵抗線の位置の認識』
 (4)『ローソク足の状況の認識』
 (5)『時間(帯)の認識』など、いわゆる過去チャートにおける
 環境認識が次第にできるようになるものじゃが…、
 ところが、トレーダーの多くが経験するように
 チャートの右端に立ち『動いているチャートを前にすると』
 不思議なことに途端に何が何だか判らなくなってしまう、
 ということがあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『過去チャートはそれなりに理解できるようになっても、
 いざ動いているチャートを前にすると判らなくなってしまう…、
 ということは確かに誰しもよくある事だぜ…。ジイさん。』


「上げ下げ振動する価格の動きに翻弄されてしまったり…、
 また、たとえば115円手前には売りのオーダーが並んでいるなどの
 情報を見聞きしてしまったことで売りのバイアスに憑りつかれて
 価格が115円を超えているチャートの事実を観ていながらにして
 売りしか考えられなくなってしまったり、ということもあるもので
 事実上、『過去のチャートと動いているチャートは天地の差』
 となってしまうことがあるものなのじゃのう…。」


『……。』


「この『動いているチャートを前にすると何が何だか判らなくなる』
 という問題の解決においては、過去チャートの検証のみならず
 『動いているチャートにおけるプラクティス』こそが必要で、
 動的なプライスアクションを観るトレーニングが足りないと
 動いているチャートの右端に立つと途端に何が何だか判らなくなる
 ということになるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『過去の静止チャートによる学習(後付け学習)だけでは不完全で、
 動的チャートでのトレーニングこそが必要ということか…。』


「ふむ…。過去チャートの後付け講釈をいくら学習しても、
 動的チャートにおける実践トレーニングが不足していると
 動いているチャートの右端に立った時に判断に迷ってしまう、
 ということがあるものなのじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『講師陣の中には後付け講釈が専門で、実際に動いているチャートで
 トレードして解説ができる講師陣はそう多くはないようだけど…、
 「動いているチャートにおけるプラクティス」として
 フォレックス・テスターやトレード・インターセプターなど
 検証ソフトでのトレーニングや、未来未確定の動的チャートでの
 デモトレードなどは必須トレーニングになるのかもしれないな…。』


「そして、マインドに負荷をかけてのトレーニングとして、
 最小単位でのリアルトレードによるトレーニングも必要と思うが、
 動いているチャートの右端に立つと判断に迷ってしまうのであれば
 ともあれ、過去チャートの後付け学習に偏することなく、
 動的チャートでのトレーニングはトレーダーとして必須となろう。」


『トレード実践のトレーニングで上達していくというわけか…。』


「トレーニングをせずとも勝てる聖杯のような手法を求めることなく
 基礎学習とともに動的チャートでの鍛錬をしていきたいものじゃ。
 ただ、どんなにトレーニングを積んでも全てのトレードに勝てる
 ようになれるわけではないが…、トレーニングを積むことによって
 負けを認めて損切をすることの大切さや、エッジのある状況での
 確率的思考で『トレードは勝ちと負けとトータル収支として勝つ』
 という意味も次第に分かってくることであろう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、ジイさん。ともに相場山の4合目を登るトレーダーとして
 日々、実践トレーニングをめげず怠らずしていきたいもんだぜ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その232


先週はFEDの要人達やイエレンFRB議長の発言を背景に
3月FOMCでの利上げ観測が一気に高まりましたね。


●今週の主な予定

<3月6日(月)>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可(1月)、
午前9時半に豪小売売上高(1月)、
深夜12時に米製造業新規受注(1月)、
などが予定されています。
NZ・豪・米の指標には注目です。


<3月7日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(2月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時に独製造業新規受注(1月)、
午後4時45分に仏財政収支(1月)、
午後7時に欧第4四半期GDP確定値、
夜10時半に米貿易収支(1月)、
同夜10時半に加貿易収支(1月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(2月)、
早朝5時に米消費者信用残高(1月)、
豪・独・欧・米の指標には注目です。
また、OECD経済見通しが公表予定です。


<3月8日(水)>

早朝6時45分にNZ第4四半期製造業売上高、
朝8時50分に日第4四半期GDP改定値、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ改定値、
同朝8時50分に日国際貿易収支(1月)、日国際経常収支(1月)、
(時間未定) 中国貿易収支(2月)、
午後2時に日景気先行指数速報(1月)、日景気一致指数速報(1月)、
午後3時に日景気現状判断DI(2月)、日景気先行き判断DI(2月)、
午後4時に独鉱工業生産(1月)、
午後4時45分に仏貿易収支(1月)、仏経常収支(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
同夜10時15分に加住宅着工件数(2月)、
夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働コスト確報、
同夜10時半に加建設許可件数(1月)、加第4四半期労働生産性指数、
深夜12時に米卸売売上高(1月)、米卸売在庫(1月)、
などが予定されています。
日・中国・独・スイス・米の指標には注目です。


<3月9日(木)>

午前9時01分に英RICS住宅価格指数(2月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(2月)、中国生産者物価指数(2月)、
午後3時半に仏第4四半期非農業部門雇用者改定値、
午後3時45分にスイス失業率(2月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減予定数(2月)、
夜9時45分に欧ECB金融政策発表、
夜10時半からドラギECB総裁の定例会見、
同夜10時半に米輸入物価指数(2月)、米輸出物価指数(2月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(1月)、加第4四半期設備稼働率、
などが予定されています。
中国・欧・米の指標には注目です。
また、EU首脳会議が10日まで開催予定です。


<3月10日(金)>

朝8時50分に日第1四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第1四半期大企業製造業景況判断BSI、
午前9時半に豪住宅ローン件数(1月)、
午後4時に独貿易収支(1月)、独経常収支(1月)、独卸売物価指数(2月)
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(1月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(1月)、英製造業生産指数(1月)、
同午後6時半に英貿易収支(1月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数(2月)、米失業率(2月)、
同夜10時半に米平均時給(2月)、
同夜10時半に加新規雇用者数(2月)、加失業率(2月)、
深夜12時に英NIESRのGDP予想、
深夜4時に米月次財政収支(2月)、
などが予定されています。
英・米・加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月6日から3月10日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.16で始まり、102.27へ上昇た後に
週末に101.33へ反落して101.55で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.480%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)4月限は53.33ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間183.95ドル上昇、21005.71ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは3月2日の高値114.59を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の114.75、
さらに上昇した場合は2月15日高値114.95から115.00の「00」ポイ
ント、ここを上抜けた場合は1月27日高値115.37、さらに上昇した
場合は1月19日高値115.62、ここを上抜けた場合は116.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは3日の安値113.81を巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は2日のNY時間後半の押し安値113.47、
さらに下落した場合は113.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
1日の東京時間の押し安値112.77、さらに下落した場合は112.00の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、6日の米製造業新規受注、7日の米
貿易収支、8日の日第4四半期GDP改定値と日国際貿易収支と中国貿
易収支と米ADP雇用統計、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物
価指数と米新規失業保険申請件数、10日の米非農業部門雇用者数と
米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初2月27日に112.15レベルで始まり小幅
な揉み合いを経た後にトランプ大統領の「インフラに大きく支出する
つもりだ。国防費を540億ドル増額へ。」との発言もあるなか、NYダ
ウが12連騰となって米10年債利回りも2.36%台に上昇したことを背
景にNY時間後半に112.84へ上昇しましたが、その後、翌28日の
日銀による「(日国債)10年超25年以下の1回オファーは1500億から
2500億円程度。25年超の1回オファーは500億から1500億円程度。
実施日予告も。」との発表への反応は限定的で次第に軟調推移となって
NY時間に発表された米第4四半期GDP改定値が市場予想を下回った
ことやNYダウが反落したことを背景に週安値となる111.69へ下落す
る展開になりました。その後、切り返して、サンフランシスコ連銀総
裁の「3月利上げを真剣に検討する公算。」との発言があるなか、米10
年債利回りが2.39%台へと上昇したことを背景に113円台を回復して
日本時間3月1日午前11時のトランプ米大統領の上下両院合同会議で
の演説を迎えました。トランプ米大統領の演説では「議会に1兆ドル
のインフラ投資求めていく。崩れつつある米国のインフラを刷新。中
間層を対象とした減税をしていく。移民法は巨額な巨額な節約とコミ
ュニティのすべての人の安全に寄与。」などが示され、減税の具体的な
数値は示されませんでしたが、一時反落した後に堅調推移となって、
その後、米10年債利回りが一時2.46%台へ上昇したことやNYダウが
大幅上昇となったことを背景にNY時間前半に114円台前半へ上昇す
る展開になりました。その後、利食い売りに113.47へ反落しましたが
米地区連銀経済報告で「経済は緩慢ないし緩やかに成長。一部の地区
で労働力不足が拡大。(中略) 賃金の伸びが加速したと一部が指摘。
企業は今後数ヵ月に物価は緩やかに上昇と予想。エネルギー、住宅建
設、住宅販売は緩やかに成長。」などが示され、再び反発する展開にな
りました。その後、翌2日に日経平均が一時200円超上昇したことも
背景に堅調傾向で推移して、NY時間にハト派で知られるブレイナード
FRB理事の「利上げについてすぐに適切になりそう。早期利上げの準
備は整った。」との発言も背景に、NYダウは100ドル超下落するも
米10年債利回りが一時2.5%台へ上昇したことを背景にNY時間後半に
かけて114.59へ上昇する展開になりました。その後、翌3日の東京時
間に日経平均の軟調を背景に114.07へ下押しましたが、その後、揉み
合いながらも反発してイエレンFRB議長の講演を迎えました。イエレ
ンFRB議長の講演では「経済が予想通りなら3月利上げは適切。緩や
かなペースでの緩和解除がなお適切となりそう。国外からのリスクは
いくらか後退したもよう。雇用はかなり堅調、経済見通しは明るい。」
などが示されて、一時週高値となる114.75へ上昇しましたが、その後
上昇していた米10年債利回りが上げ幅を縮小したことや、イエレン
FRB議長の質疑応答で「財政政策の変更を巡り不透明感が強い。労働
力人口の増加基調は鈍化している。米潜在成長率は2%を若干下回る
水準。トランプ大統領の経済政策にはかなりの不確実性がある。」など
が示されたことも背景に、週末の利益確定売りもあったか113.81へ
反落して114.01レベルで週の取引を終えました。

先週はトランプ大統領の上下両院合同会議での演説を無事に通過して
NYダウが21000ドル台へと上昇して、FEDの要人達やイエレンFRB
議長の発言を背景に、CMEがFF金利先物取引から算出しているFED
ウォッチでの3月FOMCでの利上げ確率が一気に82%に上昇して、
「3月FOMCでの利上げが確実視」される状況になりました。

今週は10日の米雇用統計が注目の焦点になりますが、3月に入り期末
を控えてリパトリーの時節にもなり、先週末のドル円は米10年債利回
りが上げ幅を縮小したことも背景に利益確定売りの動きも見られまし
たので、ドル円と相関の強い米10年債利回りの動向に留意してトレー
ドしていきたいものです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは2月28日高値1.0630
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2月17日の高値の
1.0676から2月16日の高値1.0679、さらに上昇した場合は1.0700の
「00」ポイント、ここを上抜けた場合は1月18日の高値1.0712から
1月17日の高値1.0719、さらに上昇した場合は1月23日高値1.0772
から1月24日の高値1.0775、ここを上抜けた場合は1.0800の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は2月2日の高値1.0829を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合、まずは3日のNY時間後半の押し安値1.0543を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は2日の安値1.0495
から2月22日の安値1.0493、さらに下落した場合は1月11日の安値
1.0453、ここを下抜けた場合は1.0400の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、7日の独製造業
新規受注と欧第4四半期GDP確定値、8日の独鉱工業生産、9日の欧
ECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見、などが注目されます
が、対ドル通貨ペアとして、6日の米製造業新規受注、7日の米貿易収
支、8日の中国貿易収支と米ADP雇用統計、9日の中国消費者物価指
数と中国生産者物価指数と米新規失業保険申請件数、10日の米非農業
部門雇用者数と米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初2月27日に1.0563レベルで始まり
1.0551へ下落した後に切り返して、仏大統領選の投票調査で「マクロ
ン氏がルペン氏に2ポイント差で追い上げている。」との報道も背景に
ロンドンフィックスにかけて1.0630へ上昇しましたが、その後、反落
して翌28日の東京時間序盤に1.0569へ下落する展開になりました。
その後、再び切り返して、「オランダの極右政党ウィルダース氏の支持
率が上昇。」との報道に揺れながらもNY時間前半に1.0630へ上昇しま
したが、ロンドンフィックスから再び反落して、サンフランシスコ連
銀総裁の「3月利上げを真剣に検討する公算。」との発言を背景に米10
年債利回りが2.39%台へ上昇したことで翌3月1日の東京時間序盤に
1.0555へ下落する展開になりました。その後、トランプ米大統領の上
下両院合同会議での演説時に一時1.0589へ反発するも、その後、再び
反落して、米10年債利回りが一時2.46%台へ上昇したことも背景に
NY時間序盤にかけて1.0514へ下落する展開になりました。その後、
仏世論調査の「ルペン氏とマクロン氏の差は1%に縮まる。」との報道
もあるなか、ドル円の調整反落に伴うドル売りも背景に1.0571へ反発
しましたが、米地区連銀経済報告の発表を契機にドル円が反発したこ
とに伴うドル売りも背景に再び反落して、翌2日にハト派で知られる
ブレイナードFRB理事の「早期利上げの準備は整った。」との発言も
あるなか、米10年債利回りが一時2.5%台へ上昇したことを背景にNY
時間後半にかけて週安値となる1.0495へ下落する展開になりました。
その後、揉み合いながらも切り返して、翌3日のロンドン時間に一部
世論調査で「仏大統領選の第1回投票ではマクロン前経済相が極右政
党の国民戦線(FN)のルペン党首に勝利へ。」との発表を背景に1.05台
後半へ反発してイエレンFRB議長の講演を迎えました。イエレンFRB
議長の講演では「経済が予想通りなら3月利上げは適切。」などが示さ
れて、一時1.0543へ反落しましたが、その後、上昇していた米10年
債利回りが上げ幅を縮小したことや、イエレンFRB議長の質疑応答で
「米財政政策の変更を巡り不透明感が強い。」などが示され、ドル円が
反落したことに伴うドル売りも背景に再び上伸して1.0623レベルで
週の取引を終えました。

引き続き15日に迫るオランダ総選挙を巡る観測や、仏大統領選を巡る
世論調査報道などが注目されますが、今週のユーロに関わる注目の焦
点は9日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見会見で、
欧州の景気認識と欧州の政治リスクへの認識、および将来的なテーパ
リングを仄めかす言及があるかどうかが注目されます。また、対ドル
通貨ペアとして、米10年債利回りの動向や10日の米雇用統計と市場
反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その232です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はトランプ米大統領の上下両院合同会議での
 演説も無事に通過して、FED要人達やイエレンFRB議長の講演を
 経て『3月FOMCでの利上げが確実視』されるようになったよな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドル円相場は週末にイエレンFRB議長の講演を確認した後に
 上昇していた米10年債利回りが上げ幅を縮小したことも背景に
 利益確定セル・ザ・ファクトを先取りするような動きも見られたが
 CMEがFF金利先物取引から算出しているFEDウォッチでの
 利上げ確率が一気に82%に上昇して、3月のFOMCでの利上げは
 確実になったと言ってよいのではなかろうか…。」


『先週はハト派で知られるブレイナードFRB理事も
 「早期利上げの準備は整った。」と発言していたが…、
 なぜゆえにFEDは3月利上げに前向きになったんだろうな…。』


「ふむ…。米経済が好調である事とともに、欧州政治リスクでFRBの
 手足が縛られてしまう前に行動してしまおうという意図もあり…、
 そして、金融規制担当のタルーロ理事が4月初旬に退任することに
 なっていてFRBの理事の空席が3つに増えるが、その理事の空席に
 ドル高と金利上昇を警戒するトランプ政権が利上げに慎重なハト派
 を送り込んでくる可能性などを鑑みて、3月利上げへ傾斜していった
 のではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『いろいろな観点から「待ち過ぎるリスク」を警戒して、
 「利上げをできるうちにしておこう」というワケか…。
 ところで…、先週のトランプ大統領の議会演説では
 「議会に1兆ドルのインフラ投資求めていく。」とは発言したけど、
 9日に「目を見張るような税制改正案を出す」としていながら、
 議会演説では減税などに具体的な数値が示されなかったよな…。』


「ふむ…。トランプ大統領は米共和党幹部と減税の具体案について
 すり合わせをしているものと思われるが…、
 議会演説でも中間層を対象とした減税には言及していて、
 今月半ばの予算教書では具体的数値が示されるのではなかろうか。
 また、もしかすると『目を見張るような税制改正案』の一環として
 これまで市場観測では2018年の実行と目(もく)されていた
 本国投資法(HIA)に係る減税を本年実行とするなどの検討も
 水面下で密かに検討されている可能性もあるやもしれぬのう…。」


『ところで、その他の話題とはなるが…、日経の4日の報道によると
 仮想通貨のビットコインが史上最高値を更新したそうで、
 日本のビットコイン保有者も数十万人になっていて、
 大手取引所のビットフライヤーでは2月の取引高が前年同月比で
 なんと50倍にも増えたそうだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。今年は仮想通貨(暗号通貨)元年ともいわれておるが、
 米国でビットコインの上場投資信託(ETF)が認可されるとの
 観測もあり、ビットコインを安全資産ととらえる動きが活発化
 しているようじゃのう…。
 ただ、取引量の増加によってビットコイン送受信後の
 pendingステータスから完了ステータスになかなかならない
 未確認取引状態も増えているようで、
 https://blockchain.info/unconfirmed-transactions
 今後、ビットコインは中国の富裕層の利用を背景に
 ますます需要が高まって価格も高騰していくと思われるが、
 ビットコインのブロックチェーンを用いた承認(決済)システムPOW
 の決済遅延がやがて大きな課題となるやもしれぬのう…。』


『仮想通貨(暗号通貨)の承認(決済)システムには種類があるのかい?』


「ふむ…。ブロックチェーンを用いたPOW方式が代表的なようじゃが
 決済遅延問題の解決を目指すPOSという承認(決済)システムを
 用いた仮想通貨(暗号通貨)もあるようじゃのう…。
 http://bit.ly/2jsdHdD (ニュース記事 http://bit.ly/2m7DNU7 )
 仮想通貨(暗号通貨)はビットコインのように実際に世の中で
 使えるようになるインフラが整備されないと『おもちゃのお金』に
 なってしまうゆえ、仮想通貨(暗号通貨)への投資には注意がいるも、
 まぁ、ジイも少しばかり仮想通貨(暗号通貨)への投資をしているが、
 航空会社もファウンデーションに参画しているとともに、
 POS承認(決済)システムを用いるものは今後有望なものとなろう。」


『ふーん。さて、前段の話が少し長くなってしまったが…、
 ところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。有名な孫子の兵法に『知彼知己者、百戰不殆』という
 言葉があるが…、『彼を知りて我を知れば、百戦危うからず』
 という意味で、溜口剛太郎殿もご存知のことであろう…。
 相場は決して『敵ではない』が、相場に臨むには
 相場のことを知る(学ぶ)とともに、自分自身のことも知っておく、
 その必要があるようなのじゃのう…。」


『チャート分析だけではなく、自己分析も必要ということか…。』


「ある意味、自分自身ほど未知なるものはなく…、
 たとえば、自分自身の頭髪の本数や全身のホクロの数は誰も知らず
 また体調不良の時も自分自身の体でありながらその原因がわからず
 医師の診察によってはじめて病気が判るということもあるもので
 トレードにおいても、自分自身を知る『自己分析』は
 必要な要素となることがあるものなのじゃのう…。」


『……。』


「トレーダーは勝ち負けの原因を手法に求める傾向があるが…、
 負けを受け入れることができずに損切を躊躇してナンピンするなど
 ときに勝ち負けの原因が自分自身にある場合もあり…、
 自分自身の過去のトレードを検証して、その時の感情の動きや
 自分自身のクセや傾向やミスのパターンを客観的に知ることは、
 有効な改善点の発見に寄与することがあるものなのじゃのう…。」


『たくさん学んでも、結局「オレ様流」ということもあるからな…。』


「自分自身を知る『自己分析』ではトレード・ノートをつけることが
 よいとされておるが…、トレード・ノートをつけていると、
 自分自身のトレードにおいて、たとえば午前7時過ぎのオセアニア
 時間が大きな利とはならずとも、薄利ながら結構勝ちやすいとか、
 ロンドン時間初動ではブレーク以外に手を出すと負けやすいとか、
 NY時間のロンドンフィックス以降はFOMCなど重要イベントが
 ある場合は別として、大相場以外では逆張りで勝ちやすいなど…、
 いろいろな気づきも得れる場合もあるものなのじゃのう…。」


『うん。自分自身と時間帯の相性みたいなものもあるんだろうな…。
 それに、大きめの建玉でトレードするとつい薄利決済してしまう
 なんて自分自身のトレード傾向も認識できる場合もあるだろうし、
 トレード・ノートをつけることは決して無駄にならないというか、
 自分自身のトレードに対する気づきや発見のためにも必要なことで
 価値のある事なのかもしれないよな…。ジイさん。』


「知己のために『自己分析』は一度は取り組むべきではなかろうか。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その231


先週はNYダウが11連騰となるも米10年債利回りは低下しました。
今週は28日(日本時間1日の11時)の米大統領演説が注目されます。


●今週の主な予定

<2月27日(月)>

午後7時に欧経済信頼感(2月)、欧消費者信頼感確報(2月)、
夜10時半に米耐久財受注(1月)、米耐久財受注(除輸送用機器 1月)、
深夜12時に米中古住宅販売成約(1月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<2月28日(火)>

早朝6時45分にNZ貿易収支(1月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(1月)、日小売業販売額(1月)、
午前9時にNBNZ企業信頼感(2月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感(2月)、
午前9時半に豪第4四半期経常収支、
午後2時に日新築住宅着工戸数(1月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数(2月)、仏卸売物価指数(1月)、
同午後4時45分に仏第4四半期GDP改定値、仏消費支出(1月)、
午後5時にスイスKOF景気先行指数(2月)、
夜10時半に米第4四半期GDP改定値、米第4四半期個人消費改定値
同夜10時半に米第4四半期GDPデフレータ改定値、
同夜10時半に米第4四半期コアPCEデフレータ改定値、
同夜10時半に米卸売在庫(1月)、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(1月)、加原料価格指数(1月)、
夜11時に米ケースシラー住宅価格指数(12月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(2月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(2月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(2月)、
などが予定されています。
NZ・(日)・(仏)・米の指標には注目です。
この日にアトランタ連銀のロックハート総裁が退任されます。


<3月1日(水)>

朝8時50分に日第4四半期法人企業統計設備投資、
午前9時半に豪第4四半期GDP、
午前10時に中国製造業PMI(2月)、中国非製造業PMI(2月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(2月)、
午前11時からトランプ米大統領の上下両院合同会議での演説
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(2月)、
午後5時50分に仏製造業PMI改定値(2月)、
午後5時55分に独失業者数(2月)、独失業率(2月)、
同午後5時55分に独製造業PMI改定値(2月)、
午後6時に欧製造業PMI改定値(2月)、
午後6時半に英製造業PMI(2月)、英消費者信用残高(1月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時に独消費者物価指数速報(2月)、
夜10時半に米個人所得(1月)、米個人消費支出(1月)、
同夜10時半に米コアPCEデフレータ(1月)、
同夜10時半に加第4四半期経常収支、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(2月)、米建設支出(1月)、
同深夜12時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
豪・中国・英・独・米・加の指標と米大統領の演説には注目です。


<3月2日(木)>

午前9時半に豪貿易収支(1月)、豪住宅建設許可(1月)、
午後3時45分にスイス第4四半期GDP、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(1月)、
午後6時半に英建設業PMI(2月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(2月)、欧生産者物価指数(1月)、
同午後7時に欧失業率(1月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減予定数(2月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加GDP(12月)、加第4四半期GDP、
などが予定されています。
豪・スイス・英・欧・米・加の指標には注目です。


<3月3日(金)>


朝8時半に日全国消費者物価指数(1月)、日失業率(1月)、
同朝8時半に日全国家計調査消費支出(1月)、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(2月)、
午後2時に日消費者態度指数(2月)、
午後4時に独小売売上高指数(1月)、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(2月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(2月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(2月)、
午後6時半に英サービス業PMI(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(2月)、
深夜3時からイエレンFRB議長の発言、
日・中国・独・欧・米の指標とFRB議長の発言には注目です。
そして、中国人民政治協商会議が開幕して、
5日からは中国全人民代表大会が開幕します。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(2月27日から3月3日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.86で始まり、101.71へ上昇た後に
週末に100.64へ反落して101.12へ戻して週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.314%に低下しました。
NY原油先物(WTI)4月限は53.99ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間197.71ドル上昇、20821.76ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは24日NY時間の戻り高値
112.47を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は24日の東京
時間の戻り高値112.95から113.00の「00」ポイント、さらに上昇し
た場合は23日のオセアニア時間の戻り高値113.46、ここを上抜けた場
合は22日NY時間後半の戻り高値113.65から先週高値113.78、さら
に上昇した場合は114.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は
15日NY時間後半の戻り高値114.37を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の111.93を巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は8日の安値111.63から7日の安値111.59
さらに下落した場合は11月28日の安値111.36、ここを下抜けた場合
111.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は11月21日の安値の
110.46、ここを下抜けた場合は11月22日の安値110.27、さらに下落
した場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標及び要人発言では、27日の米耐久財受注
と米中古住宅販売成約、28日の日鉱工業生産速報と米第4四半期GDP
改定値と米第4四半期個人消費改定値と米第4四半期コアPCEデフレ
ータ改定値と米ケースシラー住宅価格指数とシカゴ購買部協会景気指
数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数、3月1日の
中国製造業PMIと中国非製造業PMIと中国財新製造業PMIとトラン
プ大統領の上下両院合同会議での演説と米個人消費支出と米コアPCE
デフレータと米ISM製造業景況指数と米地区連銀経済報告、2日の米
新規失業保険申請件数3日の日全国消費者物価指数と失業率と米ISM
非製造業景況指数とイエレンFRB議長の発言、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初20日に112.88レベルで始まり日通関ベ
ース貿易収支が−1兆869億円と5カ月ぶりの赤字となるなか揉み合
いを経て翌21日の東京時間から日経平均の上昇も背景に堅調に推移し
てNY時間序盤に週高値となる113.78へ上昇する展開になりました。
その後、揉み合いを経て、翌22日の東京時間に黒田日銀総裁の「マイ
ナス金利の深掘りの可能性低い。」との発言もあるなか軟調傾向で推移
して米10年債利回りの低下も背景にNY時間序盤にかけて112.91へ
下落しましたが、米中古住宅販売件数が市場予想より強い結果になっ
たことを背景に113円台半ばへ戻して米FOMC議事録の発表を迎えま
した。米FOMC議事録では「景気が見込み通りなら利上げはかなり早
期に。大幅なインフレリスクはかなり低いと大半が判断。緩やかな利
上げペースが適切と大半が判断。一段のドル高からの下振れリスクが
あると判断。」などが示されて113.65へ上昇の後に112.95へ反落する
展開になりました。その後、揉み合いを経て、翌23日にムニューシン
米財務長官の「おそらく低金利が長期化する見込み。ドル高には一定
の問題も。」との発言があるなかロンドン時間から米10年債利回りの
低下も背景に軟調に推移して112円台半ばへ下落する展開になりまし
た。その後、揉み合いを経た後に翌24日のロンドン時間から再び軟調
に推移して米10年債利回りが2.31%台へ低下したことも背景にNY時
間終盤にかけて週安値となる111.93へ下落した後にやや戻して112.12
レベルで週の取引を終えました。


NYダウが11連騰するも米10年債利回りが2.31%台へ低下する状況と
なっていますが、米国買いによると観る向きがある一方、債券利回り
の低下は市場が戦争など何らかのリスクを織り込んでいる動きと観る
向きもあるようです。

さて、今週の最大の注目の焦点は、通常の年の一般教書演説にあたる
28日(日本時間で1日の午前11時)のトランプ大統領の米上下両院合同
会議での演説になりますが、9日の航空業界のCEOと懇談での「目を
見張るような(驚異的な)税制改正案を出す。」との大統領発言を背景に
減税への期待とインフラ投資への期待でドルが買われる可能性がある
その一方でNYダウなどが期待先行で織り込んでいることから演説後の
「セル・ザ・ファクト」を懸念する見方もあるようです。
引き続き米10年債利回りの動向、および11連騰後のNYダウの動向
が注目されますが、予測ではなくチャートの事実を観てトレードして
いきたいものです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.0600の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は24日の高値の
1.0618、さらに上昇した場合は先週高値の1.0633、ここを上抜けた場
合は17日NY時間の戻り高値1.0667から16日の高値1.0679、さらに
上昇した場合は1.0700の「00」ポイントから8日の高値1.0714、ここ
を上抜けた場合は6日NY時間終盤の戻り高値1.0755、さらに上昇し
た場合は3日の高値1.0797から1.0800の「00」ポイントを巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合、まずは23日の安値1.0537から22日NY時間後
半の押し安値1.0530を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合
1.0500の「00」ポイントから22日の安値1.0493、さらに下落した場
合は1月11日の安値1.0453、ここを下抜けた場合は1.0400の「00」
ポイント、さらに下落した場合は12月28日の安値1.0372、ここを下
抜けた場合は1月3日の安値1.0340を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、28日の仏第4
四半期GDP改定値、3月1日の独失業者数と独失業率と独消費者物価
指数速報、2日の欧消費者物価指数速報と欧生産者物価指数と欧失業率
3日の独小売売上高指数と欧小売売上高、などが注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、27日の米耐久財受注と米中古住宅販売成約、
28日の米第4四半期GDP改定値と米第4四半期個人消費改定値と
米第4四半期コアPCEデフレータ改定値と米ケースシラー住宅価格指
数とシカゴ購買部協会景気指数と米消費者信頼感指数とリッチモンド
連銀製造業指数、3月1日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと中
国財新製造業PMIとトランプ米大統領の上下両院合同会議での演説と
米個人消費支出と米コアPCEデフレータと米ISM製造業景況指数と米
地区連銀経済報告、2日の米新規失業保険申請件数3日の米ISM非製
造業景況指数とイエレンFRB議長の発言、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初の20日に1.0608レベルで始まり、
週高値となる1.0633へ上昇した後にNYがプレジデンツデーで休場の
なか小幅な揉み合いが続きましたが、翌21日の東京時間から軟調推移
となって、仏大統領選の世論調査で「ルペン氏28%、フィヨン氏21%
マクロン氏18.5%」、「仏大統領選の決選投票予想でフィヨン氏56%、
ルペン氏44%(初の40%超え)」との発表があるなかNY時間序盤にか
けて1.05台前半へ下落する展開になりました。その後、小幅な揉み合
いを経て、翌22日のロンドン時間から再び下げて週安値となる1.0493
へ下落しましたが、その後、NY時間に「仏大統領選で支持率で6番手
の民主運動のバイル氏がマクロン氏に協調を呼びかけ、マクロン氏が
二番手争いでリード。ルペン氏に肉薄。」との報道を背景に1.05台半ば
へ反発する展開になりました。その後、米FOMC議事録が発表されて
ドル売り動意を背景に1.0574へ上昇した後に揉み合いになりましたが
翌23日にムニューシン米財務長官の「おそらく低金利が長期化する見
込み。ドル高には一定の問題も。」との発言があるなか、ロンドン時間
から再び堅調傾向で推移して、米10年債利回りが2.31%台へ低下した
ことも背景に翌24日のNY時間序盤にかけて週高値となる1.0618へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、1.0563レベルで週の
取引を終えました。


これまでのユーロ安を背景に独および欧州の経済は概ね好調ですが、
ユーロは仏大統領選を巡る世論調査や報道に揺れる展開となっている
ようです。また、独でも公共放送のARDが24日に発表した世論調査
によりますと、メルケル首相の率いるキリスト教民主・社会同盟の支
持率が31%に低迷しているのに対して、独中道左派・社会民主党の支
持率が32%に上昇して10年ぶりの首位となったそうで、今後、独の政
治リスクもギリシャの債務問題とともにユーロの重しとなる可能性が
ありそうです。ただ、概ね好調な独および欧州の経済を背景にユーロ
反騰のポテンシャルは水面下で高まっている可能性がありますので、
留意していきたいものです。

今週のユーロドル引き続き仏大統領選を巡る報道などが注目されます
が、対ドル通貨ペアとして、米10年債利回りの動向、および28日
(日本時間で1日の午前11時)のトランプ米統領の米上下両院合同会議
での演説および市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その231 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。NYダウは驚きの11連騰となったけど、
 米10年債利回りは低下して、ドル円は113円台後半へ反発するも
 週後半からは軟調に推移して一時112円台を割り込んだよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 NYダウの連騰は減税策への期待がその背景と思われるが…、
 FOMC議事録で慎重姿勢が垣間見られて、また23日に
 ムニューシン米財務長官が『おそらく低金利が長期化する見込み。
 ドル高には一定の問題も。』と発言したこともあり、
 米10年債利回りが低下することとなって、
 ドル円の重しとなったようじゃのう…。」


『いよいよ今週の28日(日本時間の1日午前)にトランプ大統領の
 米上下両院合同会議での演説が行われるけど、
 どのような市場反応になるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。大統領の演説は通常の年の一般教書演説にあたるもので、
 減税やインフラ投資などの指針が示されることになると思われるが
 期待でドル円が週半ばにかけて反発を試す可能性はあるも、
 問題は大統領演説の内容で、それが市場期待以上となるのか、
 あるいは市場期待に足りぬことになるのか、であろうのう…。
 市場期待以上の内容であればドル買いとなるであろうが、
 市場期待に満たぬなど、場合によってはセル・ザ・ファクトとなり
 NYダウが利食いに押され、これまで相関が鈍っていたドル円が
 この時ばかりは同調することも排除されないのではなかろうか…。
 ただ…、トレードは予想で行うものではないゆえに、
 チャートの事実をしっかり観てトレードしていこうではないか…。」


『ともあれ、28日(日本時間で1日の午前11時)のトランプ大統領の
 米上下両院合同会議での演説が今週の注目の焦点となりそうだな。
 さてところで…。ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『ゴールを想定する』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「よくトレーダーの多くは数年で退場するなどと言われておるが…、
 その原因は、どうも勝率が悪いということではないようで、
 『資金量に対して大き過ぎるポジション』(ナンピン含む)と
 『損大利小のリスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)』にある、
 との指摘があるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『でかいポジションで損大なら、退場も余儀なくなるってもんだが、
 期せずして、ナウザー・バルサラという数学者の破産確率を
 実地で証明している結果になっているということか…。』


「勝つための手法を求めることには熱心で、勝率に異常に拘るが…、
 資金管理やリスク管理を軽視し過ぎているというワケで、
 ここにこそ問題があるというわけじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『手法のうんぬん以前に、リスク管理に問題があるということか…。』


「ふむ…。資金管理やリスク管理も詳述すれば簡単ではないが、
 あくまでも最低限の『手法以前のルール』として…、
 証拠金維持率を少なくとも200%は維持する、
 トレードの執行前に利確目標と損切の『ゴールを想定する』という
 ことはトレーダーとして最低のルールになるのではなかろうか…。」


『儲けようと大きめの玉で上げそうだから買う(下げそうだから売る)
 利が乗れば薄利で手仕舞い、逆行したときには慌てふためき、
 金縛りにあって挙句の果てに塩漬けする…、
 あるいは、何とか勝ちにもっていこうと際限なきナンピンをする、
 というのが負けるトレーダーの典型的な姿だからな…。
 まずは、トレードの執行の前に、利確目標の位置と損切の位置の
 『ゴールを想定する』ということは、手法うんぬん以前の
 最低限のルールになるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「利確目標についてはスイングトレードなどではこれを想定せず
 トレーリング・ストップを活用する方法もあるようじゃが…、
 トレードの執行前に損切の位置の決定と『その実行』は、
 市場に生き残るための手法以前の最低限のルールとなろう…。」


『損切については、何Pips逆行で執行する定量法もあるようだけど
 一般にはチャートポイントの少し下(上)とするのが多いよな…。』


「ふむ…。損切の候補としてのポイントは
 (エントリー時の価格の位置に対する)
 A. 前回高値(安値)
 B. レジスタンス(サポート)ライン
 C. トレンドライン
 D. 移動平均線(21期間や75期間や200期間など)
 E. ボリンジャーバンドの各σ
 F. フィボナッチポイント
 G. ピボットポイント
 H. ラウンドナンバーの「00」ポイント
 I. ブレークポイント(ブレークした起点のポイント)
 などになろうが…、重合すると意識されやすいポイントとなり、
 損小を目指すには、単に上げそうだから買うということではなく、
 合理的な損切ポイントの候補の位置に『引き付ける』ことは
 大切なトレード執行の要領の1つとなるのではなかろうか…。」


『……!』


「そして、利確目標のポイントは必達となるとは限らなくても、
 (エントリー方向に対する) 上位時間軸を含めたAからHになろうが
 ここで、想定として、『損切りの幅 < 利益目標の幅』となる
 損小利大が目指せるかどうか、ということが大切となろう…。」


『損切り目標も利益目標も想定できない場合は論外だけど、
 例え上げそうでも、損切すべきポイントから離れ過ぎていたり、
 あるいは出遅れ利確目標とすべきポイントが既に迫っていたりして
 損小利大が見込めない場合はトレードを控えるべきということか。』


「ふむ…。リスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)の向上を目指すには
 もしも仮にトレードチャンスを逃すことになったとしても
 勝ちと負けとのトータル収支で勝ちを目指すトレードでは
 大切な心得となるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『トレードの執行前に(損切の位置と利益目標の)「ゴールを想定する』
 ということはどうやら手法以前の大切なルールになりそうだな…。』


「それと…、当然ながら、重要経済指標や要人発言の発表時間にも
 留意しておくその必要もあろうのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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