FX トレードと裁量のお話

デフレの影響のためか、日本のネットオークションの
2009年の落札総額が前年比−4.4%で初の減少になったそうですね。

<先週3月1日(月)から5日(金)の気になる出来事>

<1日(月)>

27日付けのWSJ紙が英国の財政問題ついての記事を掲載しました。
英プルデンシャルが米AIGアジア部門買収の観測報道がありました。
豪第4四半期経常収支は
市場予想よりもやや弱い−174.59億豪ドルになりました。
南米チリの大地震により銅など商品市場が上昇しました。
独輸入物価指数(1月)は市場予想より強い1.7%になりました。
ユーログループ議長が
「市場の投機的な動きがギリシャ再建を踏みにじれば行動する。」
とのコミットを発表しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(2月)は57.4になりました。
英消費者信用残高(1月)は、
市場予想より強い5億ポンドになりました。
英モーゲージ承認件数(1月)は、
市場予想より弱い4.82万件になりました。
欧失業率(1月)は市場予想より強い9.9%になりました。
ギリシャ首相が「決意と勇気で危機に対応する。」
とのコミットをしました。
中国外為当局が「外貨流入圧力の高まりに直面。
人民元が上昇する見通しが高まっている。」
との発表をしました。
ギリシャの地元紙が
「独復興金融公庫と仏預金供託公庫が
最大220億ユーロのギリシャ債を購入か。」
との観測報道をしました。
カナダGDP(12月)は市場予想より強い0.6%になりました。
米個人所得(1月)は市場予想より弱い0.1%、
米個人支出(1月)は市場予想より強い0.5%、
米PCEデフレータ(1月)は前年比で市場予想より弱い2.1%、
などの結果になりました。
FRBに40年も務めたコーン副議長の退任決定が報道されました。
ホワイトハウスが6月23日までに後任決定の意向を発表しました。
米ISM製造業景況指数(2月)は市場予想より弱い56.5になりましたが、
構成項目の雇用指数は56.1の好数値になりました。
米ISM製造業調査委員長が「該当月の悪天候は問題となったが、
2010年上半期の製造業は良いと予測。」との発言をしました。
IMFが「米ドルはやや過大評価されている。
ユーロは中期的な均衡に近づいている。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャ首相が「3日に経済についての閣議決定をする。」
と発表しました。
NYダウは前週末比78.53ドルで取引を終えました。

<2日(火)>

米国家経済会議委員長が
「潜在的な雇用トレンドはやがて成長拡大する可能性。」
との認識を示す発言をしました。
日失業率(1月)は市場予想より強い4.9%になりました。
日家計支出(1月)は前年比で市場予想より弱い1.7%になりました。
IMFが「商品価格の上昇が予想される。
豪は数年、中国の需要の恩恵を受け見通しは良い。」
との見解を発表しました。
豪住宅建設許可(1月)は市場予想より弱い−7.0%になりましたが、
豪小売売上高(1月)は市場予想より強い1.2%になりました。
豪RBA政策金利が市場予想とおり0.25%引き上げになりました。
豪RBA声明では「世界経済は成長。主要国の拡大は弱い。
ソブリンリスクへの懸念。2010年のインフレは目標に一致の見通し。
失業率はピークに達した可能性。資源投資はとても力強い。」
などの認識を発表しました。
日経平均が3営業日続伸になりました。
スイス第4四半期GDPは市場予想より強い0.7%になりました。
欧消費者物価指数速報(2月)は前年比で市場予想とおりの0.9%、
欧生産者物価指数(1月)は市場予想より強い0.7%になりました。
カナダBOCが政策金利を市場予想とおり0.25%で据え置きました。
カナダBOC声明では
「生産とインフレは予測よりやや高い。
政策金利を6月まで0.25%で維持することを再表明。」
などが示されました。
カンザス連銀総裁が
「FRBは市場に長期間との文言を保証すべきではないが、
現時点での利上げ実施はとても困難。
ゼロ金利を持続することは不可能。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャの首相が
「ギリシャを沈没させるようなことはしない。
必要ならはいかなる困難な決定も下す決意。」
とのコミットを発表しました。
NYダウは前日比+2.19ドルで取引を終えました。

<3日(水)>

英ネーションワイド消費者信頼感(2月)は
市場予想より強い80になりました。
英プルデンシャルの米AIGアジア部門買収が
破談になるとの噂が飛び交いました。
米WSJ紙がオンラインで
「米司法省がヘッジファンドのユーロ売り(の共謀)を調査。」
との報道をしました。
豪第4四半期GDPは市場予想とおり0.9%になりました。
格付け会社のS&Pが
「ギリシャについて金融市場よりもS&Pは悲観的ではない。」
との見解を発表しました。
日経平均が4営業日続伸しました。
中国商務相が「今年は基本的に中国人民元の安定を維持。」
との見解を発表しました。
英サービス業PMIが市場予想より強い58.4になりました。
独小売売上高指数(1月)は市場予想より強い0.0%になりました。
ギリシャが48億ユーロの追加財政緊縮措置と、
2010年の公務員賞与の30%削減と、
2010年の年金凍結を決定したことなどが報道されました。
欧小売売上高(1月)は市場予想とおりの−0.3%になりました。
ギリシャがEUから支援が受けられない場合、
IMFに支援要請する可能性があることが観測報道されました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏の金融安定への必要に応じた協調措置の準備がある。」
と発言しました。
米ADP雇用統計(2月)は市場予想とおりの−2.0万人になりました。
ギリシャのパパンドレウ首相が辞任との噂が飛び交いました。
米ISM非製造業景況指数(2月)派市場予想より強い53.0になりました。
IMFやECBや格付け会社のフィッチが
「ギリシャの緊縮財政措置を歓迎する。」と表明しました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では
「12の地区のうち9の地区が経済の改善を報告。
労働市場の状況は全地区で脆弱。多くの地区で製造業は上向。
住居用不動産市場は改善。商業用不動産は軟調。ローン需要は弱い。
いくつかの地区で豪雪が経済を圧迫した。」
などの認識が発表されました。
NYダウは前日比−9.22ドルで取引を終えました。

<4日(木)>

米財務省が「銀行の自己取引規制などボルカー・ルールを
議会に承認要請。」したことを発表しました。
中国銀行監督局が株式投資などへの融資流用で
7銀行を処分したことが報道されました。
豪貿易収支(1月)は市場予想より強い−11.76億豪ドルになりました。
アジア株式市場や日経平均が軟調になりました。
EU欧州委員会が実質2%の経済成長など、
今後10年間の経済成長戦略「欧州2020」を発表しました。
日本政府が為替介入にも使われる可能性のある資金借入れの上限を
140兆円から145兆円へと引き上げる計画があることを発表しました。
欧第4四半期GDP改訂値は市場予想とおりの0.1%になりました。
英BOEが市場予想とおり政策金利を0.50%に据え置きました。
欧ECBが市場予想とおり政策金利を1.00%に据え置きました。
米第4四半期非農業部門労働生産性確報は6.9%、
新規失業保険申請件数は46.9万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
カナダ住宅建設許可(1月)は
市場予想よりかなり弱い−4.9%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では
「政策金利は適切。インフレ期待は抑制。
経済回復は緩やか。見通しは不透明。
各国政府は財政赤字に対し行動を取るべき。
ギリシャがユーロを離脱するとは馬鹿げた憶測。
ギリシャの緊縮財政措置を歓迎。強いドルは米国の国益。
IMFによるインフレターゲット引き上げ勧告は間違っている。」
などの見解が表明されました。
カナダIvey購買部協会指数(2月)は
市場予想より弱い51.9になりました。
米中古住宅販売保留(1月 契約ベース中古住宅販売)は
市場予想よりかなり弱い−7.6になりました。
米製造業受注指数(1月)は市場予想より弱い1.7%になりました。
セントルイス連銀総裁が、
「問題を抱えている銀行は多数存在。
2010年に破綻する銀行は数多い可能性。
金融緩和の状態を続けることは必要。」
などの見解を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが
ドイツ銀行の長期優先債務格付けを引き下げました。
ギリシャ国内でギリシャ政府の緊縮措置に反対して
デモが多発しました。
ギリシャの10年債の募集では、50億ユーロの発行予定額に対して
3倍の150億ユーロの応札がありました。
NYダウは前日比+47.38ドルで取引を終えました。

<5日(金)>

中国銀行監督局が
「不動産セクター向け銀行融資に特別な規制は課さない。」
ことを発表しました。
日銀が追加の金融緩和策を傾倒していることが報道されました。
中国全人代で温家宝首相が
「中国は積極的な財政を継続。適度に緩和的な金融政策。
2010年の中国GDP伸び率を約8%目標。
消費者物価指数を3%目標。融資は7.5兆元の見込。
小売売上高は15%増を目標。
一部の都市での急速な不動産価格上昇を抑制。
景気回復を経済素因の改善と考えず。(支援策の維持)」
などを発表しました。
中国上海株式市場や日経平均が堅調に推移しました。
ユーログループ議長が
「欧州が格付け機関を有することは意味のあること。」
と欧州の公的格付け機関必要論に賛成の意向を表明しました。
英生産者仕入価格(2月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
独製造業受注(1月)は市場予想より強い4.3%になりました。
独連銀総裁が
「ユーロは弱い通貨になることはない。」
との観測を表明しました。
米非農業部門雇用者数変化(2月)は−3.6万人、
米失業率(2月)は9.7%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
主要通貨ペアが堅調になりました。
米大統領経済諮問委員会の委員長が
「豪雪は雇用に多大な影響を与えた。
もしも豪雪がなければ雇用はプラスとなっていた可能性。」
との認識を示す発言をしました。
ギリシャで11日にギリシャの総労働人口の半分が参加する
大きなストライキがある可能性のあることが報道されました。
独とギリシャの両首相の共同記者会見で、
「両国は緊密に連携。両国は赤字を縮小で合意。
ギリシャは困難だが必要な決定を行った。
ギリシャは如何なる金融支援も求めていない。
ギリシャの無人島売却の噂を否定。
投機によってギリシャが食い物にされることを容認せず。」
などが表明されました。
米消費者信用残高(1月)は市場予想より強い50億ドルになりました。
NY原油(WTI)は81ドル台半ばで週の取引を終えました。
NYダウは前日比+122.06ドルで取引を終えました。

<今週の主な予定>

夏時間への移行によるためか、英欧の指標など、
情報ソースによって発表時間が異なっていますので、
発表時間は事前確認をお願いいたします。

<週はじめ8日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期製造業売上高、
朝8時50分に日国際経常収支(1月)、日国際貿易収支(1月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(2月 現状判断DI・先行判断DI)、
午後3時45分にスイス失業率(2月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(1月 前年比)、
午後8時に独鉱工業生産(1月)、
夜11時に加住宅着工件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独・(スイス)の指標には注目です。

<9日(火)の主な予定>

午前9時01分に英RICS住宅価格(2月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(2月)、豪NAB企業信頼感指数(2月)
午後2時に日景気先行CI指数速報(1月)、日景気一致CI指数速報(1月)
午後3時に日工作機械受注速報(2月 前年比)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
午後7時半に英商品貿易収支(1月)、
※英指標はニュースソースにより発表時間が異なる。
などの経済指標が発表されます。

<10日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感指数(3月)、
朝8時50分に日機械受注(1月)、日国内企業物価指数(2月)、
午後4時に独貿易収支(1月)、独経常収支(1月)、独輸入・輸出(1月)
同午後4時に独消費者物価指数確報(2月)、
午後7時半に英鉱工業生産(1月)、英製造業生産高(1月)、
※英指標はニュースソースにより発表時間が異なる。
深夜12時に米卸売在庫(1月)、
深夜3時からトリシェECB総裁講演、
深夜4時に米月次財政収支(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英の指標には注目です。

<11日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は据え置き)
朝8時50分に日第4四半期実質GDP確報、日第4四半期名目GDP確報、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ確報、
午前9時に豪消費者インフレ期待(3月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(2月)、豪失業率(2月)、
豪労働参加率(2月)、
午後7時に欧ECB月報(3月)、
※欧指標は情報ソースにより発表時間が異なる。
夜10時半に米貿易収支(1月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際商品貿易(1月)、加新築住宅価格指数(1月)、
夜11時にスイスSNB政策金利、(市場予想は据え置き)
深夜3時50分から加BOC総裁講演、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・欧・米・(加)・スイスの指標には注目です。

<12日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(1月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(1月)、日稼働率指数確報(1月)、
午後8時に欧鉱工業生産(1月)、
※欧指標は情報ソースにより発表時間が異なる。
夜9時に加雇用ネット変化率(2月)、加失業率(2月)、
夜10時半に米小売売上高(2月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)
深夜12時に米企業在庫(1月)、
深夜5時45分からトリシェECB総裁講演、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(欧)・加・米の指標には注目です。

さて、ギリシャ問題では3日にギリシャが48億ユーロの
追加財政緊縮措置をすることなどが決定されたことに加え、
4日にはギリシャの10年債の募集で
50億ユーロの発行予定額に対して3倍の150億ユーロの応札があった
など、リスク懸念が後退することになりました。

また、中国に関しては、5日に中国銀行監督局が
「不動産セクター向け銀行融資に特別な規制は課さない。」
ことを発表したこととともに、週末からはじまった中国の全人代で
温家宝首相が、一部の都市での急速な不動産価格上昇を
抑制するとはしたものの、「中国は積極的な財政を継続する。
適度に緩和的な金融政策をとる。今年の中国GDP伸び率を
8%目標にする。消費者物価指数を3%目標とする。
融資は7.5兆元の見込。小売売上高の目標は15%増とする。
景気回復を経済素因の改善と考えず。(支援策の維持)」
などを発表して、利上げによる中国経済減速懸念も
後退することになりました。

そして、大雪の影響が懸念されていた米雇用統計でも、
米非農業部門雇用者数変化(2月)が−3.6万人、
米失業率(2月)は9.7%と、ともに市場予想より強い結果になり、
リスク懸念が大きく後退することになりました。

また、報道によりますと、欧州の大手銀行の収益も
主要10行の2009年決算でソシエテ・ジェネラルを除く
9行の最終損益が前年より好転して、赤字の銀行も3行あるものの、
収益は改善しているようです。
ただ、投資部門に依存性が高く、南欧諸国への融資での不安材料や
商業部門での企業向けや不動産融資の焦げ付きがあり、
不透明感が払拭されているわけではない、とのことです。

そして、日企業の3月の年度末での海外子会社からの資金還流の
動きは、今のところあまり目立った動きがないようで
「年度末の円買い」も今年は顕著ではないようですが、
これから多くなるとみる向きもあるようで注目されます。

アナリスト予想では、ギリシャ国債の償還のピークは
4〜5月がピークで今後も楽観はできないとしながらも、
リスク回避が後退して、また、コモディティ市場(商品市場)も
堅調傾向になってきていることから、ドルストレートでのドル売りと
ドル円とクロス円での円売りと見る向きが優勢となっているようです。

ただ、リスク懸念が払拭されたわけではなく、
回復もマダラ模様で潜在する懸念材料もあることから
ニュースや指標発表で揺れる相場展開になる可能性もありそうで、
警戒感だけは忘れずに流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、トレードと裁量のお話です。

裁量の一般語義は、自己判断で処理することという意味ですが、
法律の分野では法で定められた行政権の一定の範囲内での判断
という意味なのだそうで、

トレードでよく言う「裁量」も
「一定のトレード手法(ルール)の中で自己判断すること」
という意味になるのかもしれませんね。

とかくトレードで裁量と言いますと、曖昧だと嫌われたり、
テクニカルによる機械的な無裁量の執行のほうが
優れているとされる風潮があるようですが、

年末年始は市場が薄く不規則な動きとなったり荒れるので
トレードを控えるというのも広義の裁量になるかもしれませんし、

日本の商慣行の決済日に基づいて、
5日や25日の仲値を意識したりするのも
裁量になるのかもしれませんし、

重要経済指標の発表時間に注意して
指標発表直前はトレードを控えるというのも裁量になるようです。

また、NYクローズ後のオセアニア時間で値が跳ねても、
特段のファンダメンタルの変化や要人発言でもない限り、
東京時間が始まる頃に、NYの終値あたりに戻ることも少なくなく、
オセアニア時間に値が跳ねたところを待ち構えて
逆張るトレーダーもいるようですし、

ロンドンがはじまる時間帯になると動意づきやすいので、
そのときにを狙うトレーダーもいるようです。

月曜日の市場オープンの窓空けが埋まりやすいのも
同じようなオセアニア時間の値の跳ねの戻りとも
言えなくもないのかもしれません。

これらは、時間帯による裁量ですが、

そのほかにも、NY時間が始まるその直前までの
その日の値動きの高値と安値にラインを引いておいて、

NY時間が始まって、そのラインをレートが越えたら
その方向へのトレードを、

そして、その高値か安値の境界を越えられなかったり、
あるいは、いったん境界のラインをブレークしても、
それまでの高値と安値のライン中にレートが戻ってきたら、
NY前のその日の高値と安値をボックスと見立てて
その内側へのトレードをするという、
少しルール化された裁量のトレードをされる方もいるようです。

よく裁量を行う根拠とは何か、と問われることがありますが、
こうしてみますと、「経験則を手法に加えること」が、
裁量というものの元になっているのかもしれませんね。

また、経験則といいますと、

各トレーダーの手法にも、各システムにも万能はなく、
多かれ少なかれ、得意や不得意の相場があるものですが、

自分自身にとって得意な相場状況だけをトレードしたり、

また、たとえばトレンドに強いシステムであれば、
その相場状況だけを選んでシステム・トレードするという、

相場状態でトレードをするかしないかを選別したり、
「場」を取捨することも、
広義の裁量というものになるのかもしれませんね。

そして、負けトレードの後の怒りの大玉トレードではなく、(笑)

トレーダー自身の得意な場面では、資金管理の範囲内で
少し大きめのトレードをするという建て玉のメリハリも
ひとつの裁量になるのかもしれません。

また、よく言われることですが、

ある期間に精緻にフッティングされたシステムほど、
その相場つきが続いている限り驚異的な成績を上げても、
相場つきが変わるととたんに使い物にならなくなって、
システムの寿命が短い傾向があるようで、

バックテスト上では何年かにわたり素晴らしい成績のシステムでも
購入してややするとドローダウン続きとなることがありますが、(苦笑)

そのシステムが負けトレードをある程度量産し始めたら、
開発された期間とは相場が変わってしまったということで
割り切ってシステムを捨て去り、
新たなシステムを探して乗り換える、というのも、(笑)
(トレードソフトも高いので財布の傷みたまりませんが)
ソフトでの自動売買を人の意思で止めるわけですから、
ある意味、これもまた広義の大きな裁量になるかもしれませんね。

いっそ、アナクロニスティックで精緻さは多少劣っても、(苦笑)
ある意味、パラメーターというものが存在しないという
汎用性での優位のあるレジスタンスやサポートラインや
トレンドラインで構成するロバスト性の高い
オーソドックスなシステムを経験の裁量を加えて使うのも、
長く使えて良いのかもしれませんがどのようなものなのでしょう。

こうしてあれこれ考えてみますと、広義の意味での裁量は
トレードにとって完全に排除することは難しいのかもしれませんね。

「切っても切れない仲だって?」

「うーん。そうとまでは言い切れないけれど、
 少しはそんなところがあるのかも…。」(爆)


<お知らせ>

私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

トレードの基礎を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 相場師達の言葉のお話

たくさんのドラマがあったバンクーバー・冬季五輪も幕となりますね。
そして、南米のチリでマグニチュード8.8の巨大地震がありました。

<先週22日(月)から26日(金)の気になる出来事>

<22日(月)>

独誌が「独財務省がユーロ圏で分担して
ギリシャへの200〜250億ユーロの金融支援の議案策定」
をしていることを報道しました。
豪新車販売台数(1月)は−3.4%になりました。
日経平均は堅調に推移しましたが、
春節明けの中国上海株式市場はやや軟調になりました。
格付け会社のS&Pが
「年内の日本の格下げの可能性は比較的低いが、
世界的金融ショックが再来すれば日本の格下げの可能性。」
との見解を発表しました。
日銀総裁が「日デフレ脱却のために潤沢に資金供給したい。」
との発言をしました。
欧州委員会が「ギリシャ政府は金融支援の要求を何もしていない。」
ことを発表しました。
仏財務相が「ギリシャの危機の緊急性は薄れた。」
との認識を示す発言をしました。
シカゴ連銀全米活動指数(1月)は
市場予想より強い0.02になりました。
ダラス連銀製造業活動(2月)は
市場予想より弱い−0.1%になりました。
サンフランシスコ連銀総裁が
「景気不振はインフレへの下方圧力。
今年の米経済成長率は3.5%、来年には4.5%を見込む。
住宅市場がまた弱含むリスクがある。
今年の失業率は0.5ポイント改善する可能性があるが、
数年間、痛みを伴う水準で推移する可能性。
今は景気刺激策を巻き戻す時ではないが、米国の赤字は持続不可能。
FRBは完全雇用に達する前に利上げを実施する必要。」
などの認識を示す発言をしました。
ECBの専務理事が
「EUはギリシャの赤字削減を支援。
IMFによるギリシャ支援には反対。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前週末比−18.97ドルで取引を終えました。

<23日(火)>

アジアの株式市場が軟調に推移しました。
ドバイ政府がドバイワールドに50億ドルの支援をすることが
地元紙によって報道されました。
豪RBA副総裁が
「豪ドル上昇はインフレ圧力の抑制に重要。
資源ブームは2020年以降も続く可能性。
中国とインドの潜在成長力は資源需要長く続くことを示唆。
豪ドルはファンダメンタルズ的には上昇が続く公算。」
などの認識を示す発言をしました。
独IFO景気動向(2月)は市場予想より弱い95.2になりました。
独IFOのエコノミストが
「独経済は第1四半期に寒波の影響で縮小する可能性。
IFO指数は寒波による小売の落込みを反映。」
などの見解を示す発言をしました。
OECD事務総長が「スペインの債券は管理可能。
スペインの状況はギリシャとは比較対象にならない。」
との見解を示す発言をしました。
英BOE総裁が「景気回復は脆弱。基本シナリオには下振れリスク。
数ヶ月間CPIは高止まるが下半期に目標を下回る可能性。
財政赤字縮小を含め英経済は重大な問題に直面しているが、
英国が格下げされればとても驚き。金融市場の状況は改善。
量的緩和の決定は月毎に見直す。量的緩和拡大が必要になる可能性。
最大の懸念は世界経済であり、特にユーロ圏経済が懸念される。」
などの認識を示す発言をしました。
独IFOの所長が「ユーロは過大評価されている。
ギリシャはIMFからの財政支援を受け入れるべき。」
との見解を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズがスペインの複合証券を格下げしました。
米S&Pケースシラー住宅価格(12月)は前年比で
市場予想より弱い−3.1%になりました。
格付け会社のフィツチが
ギリシャの国立銀行を含む4行を格下げしました。
米消費者信頼感指数(2月)は市場予想より弱い46.0になりました。
ECBの専務理事が
「過度な低金利を長期間続ける事は良くないがECB政策金利は適切。
為替市場の過度な変動は有害であるが
今のユーロの下落は不当とは言えない。」
などの主旨の発言をしました。
グリーンスパン前FRB議長が
「米経済回復はとても不均衡。
中小企業には回復の兆候はほとんど見えない。」
などの見解を示す発言をしました。
ホワイトハウスが「ボルカー・ルールを薄めることはしない。」
との声明を発表しました。
FRBの1月時点での公定歩合議事録では据え置き要求が
12連銀中10連銀であったことが発表されました。
NYダウは前日比−100.97ドルで取引を終えました。

<24日(水)>

中国銀行監督局が「金融機関に地方政府への新規融資の制限」
を通知したことが報道されました。
セントルイス連銀総裁が
「商業用不動産は深刻な問題。公定歩合の変更は正常化の一部。
長期間の文言は6ヶ月間との解釈が可能。
市場は金利上昇に注目し過ぎている。
2010年に利上げしない可能性もある。
資産売却はすぐには実施しない公算が大きい。」
などの認識を示す発言をしました。
日通関ベース貿易収支は市場予想より強い852億円になりました。
日経平均が大きく続落しました。
独第4四半期GDP確報は市場予想とおりの0.0%、
独第4四半期個人消費確報は
市場予想より弱い−1.0%になりました。
WTOの事務局長が「2009年の世界の貿易は約12%縮小した」
ことを発表しました。
ギリシャで人口の約4分の1にもなる
大規模ストライキが行われました。
欧鉱工業新規受注(12月)は市場予想より強い0.8%になりました。
英BOEの政策委員が
「経済成長が下落傾向にあるなら追加策を行う可能性。
資産買入プログラムのドアは開いておく必要。」
との見解を示す発言をしました。
米新築住宅販売件数(1月)は
市場予想より弱い30.9万件になりました。
バーナンキFRB議長の議会証言では
「政策金利は長期間、低水準で推移する可能性。
ある時点では引き締めを開始する必要。雇用市場は非常に弱い状態。
民間需要の拡大は緩やかなペース。金融市場は改善傾向。
米国が格下げされると予想せず。商業用不動産は米国の最大の問題。
中期の構造的赤字は持続可能な水準を上回っている。」
などの見解が述べられました。
格付け会社のS&Pが
「1ヶ月以内にギリシャの格付けを1〜2段階引き下げる可能性」
があることを発表しました。
NYダウは前日比+91.75ドルで取引を終えました。

<25日(木)>

ECBの専務理事が
「インフレ目標の水準を引き上げることは間違い。
EU加盟国は財政ルールに従う必要。」
などの見解を示す発言をしました。
中国商務省の報道官が「外需の明確な回復はみられない。
輸出が勢いを取り戻すには2〜3年必要。
人民元の安定維持が優先課題。」
などの声明を発表しました。
米WSJ紙が「スペインがユーロの次の戦場になる」
との観測報道を掲載しました。
格付け会社のムーディーズが
「日本は明確な財政政策が必要。格付け維持には債務削減が不可避。
中国の成長見通しは良好。
ギリシャが約束とおり政策を実施すれば格付けを据え置く可能性。
ギリシャが計画を逸脱すれば相応の格付けに変更。」
などの見解を発表しました。
独失業率(2月)は市場予想とおり8.2%になりました。
英第4四半期総合事業投資は
市場予想より弱い−5.8%になりました。
欧業況判断指数(2月)は市場予想よりは強い−0.98になりました。
欧鉱工業信頼感(2月)は−13、欧消費者信頼感(2月)は−17と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
格付け会社のフィッチが
「予想外のことがなければ
数ヶ月間はギリシャの格付け変更はない。
EUのギリシャ支援は同国の格付けに大きなポイントとなる。」
などの見解を発表しました。
格付け会社のS&Pが
「欧州でソブリン債の債務不履行の可能性は見られない。
ユーロ加盟国で脱退する可能性のある国は見られない。」
などの見解を発表しました。
米耐久財受注(1月)は市場予想より強い3.0%になりました。
新規失業保険申請件数は市場予想より弱い49.6万件になりました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「苛酷な天候状況が雇用統計に影響を与えた。
必要があればFRBはMBS購入プログラムの停止を見直す。
ボルカー・ルールは意図しない影響が出る可能性。
ゴールドマンサックスとギリシャの取り決めについて注視。
リスク市場は米国の財政政策に懸念を示す可能性。
中国の需要抑制政策には懸念していない。
人民元相場は一段の柔軟性が望ましい。」
などの見解が述べられました。
NYダウは前日比−53.13ドルで取引を終えました。

<26日(金)>

NZ貿易収支(1月)は市場予想より強い2.69億NZドルになりました。
NZ住宅建設許可(1月)は市場予想より弱い−2.8%になりました。
米WSJ紙が「ヘッジファンドが巨額のユーロ売りを行っている。
一部のファンドがユーロドルのパリティ(等価)を予想している。」
ことなどを報道しました。
日全国消費者物価指数(1月)は
前年比で市場予想よりは強い−1.3%になりました。
日鉱工業生産速報(1月)は市場予想より強い2.5%になりました。
英紙が「視察を行っている欧州連合の調査団が、
財政赤字削減の目標を達成できない恐れがあると予想している。」
との記事を掲載しました。
日住宅着工戸数(1月)は市場予想よりは強い−8.1%になりました。
英ネーションワイド住宅価格(2月)は
市場予想より弱い−1.0%になりました。
ギリシャ首相が
「どの国もギリシャの債務を支払うことはできない。
行動するか破産するかを選択する必要。
ギリシャは大幅な財政改革を行う必要。
目標は国家威信と独立性を取り戻すこと。
EUは一致してギリシャを信認すると信じる。」
などの認識を表明しました。
ルクセンブルク財務相が
「ユーロ圏のいかなる国も破綻することはない。
欧州は相互に助け合うグループで他に選択肢はない。
ギリシャがユーロのリスクになることを許すべきではない。」
などの見解を示す発言をしました。
英第4四半期GDP改訂値は市場予想より強い0.3%になりましたが、
前年比では市場予想より弱い−3.3%になりました。
英第4四半期個人消費は市場予想より強い0.4%になりました。
欧消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの−0.8%になりました。
スイスKOF先行指数(2月)は市場予想より強い1.87になりました。
英財務相が「GDPの数値を歓迎。
経済へのサポートを維持することは(財政的に)困難であるが、
サポートを維持することは絶対に必要。
サポートの解除はリセッションに回帰するリスク。」
などの見解を示す発言をしました。
ポルトガル政府が「資金繰りに関する懸念はない。」
との声明を発表しました。
カナダの第4四半期経常収支は、5四半期連続の赤字となる
市場予想より弱い−98億カナダドルになりました。
米第4四半期GDP改訂値は市場予想より強い5.9%、
米第4四半期個人消費改訂値は市場予想より弱い0.4%、
米第4四半期コアPCE改訂値は市場予想より強い1.6%、
などの結果になりました。
シカゴ購買部協会景気指数(2月)は
市場予想より強い62.6になりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数確報(2月)は
市場予想より弱い73.6になりました。
米中古住宅販売件数(1月)は
市場予想よりかなり弱い505万件になりました。
独消費者物価指数速報(2月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
シカゴ連銀総裁が「私にとって長期間とは3〜4会合、
もしくは6ヵ月間を意味する。」と発言しました。
ギリシャ政府が「3月9日に首相が訪米してオバマ大統領と会談する」
ことを発表しました。
NY原油(WTI)は79ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+4.23ドルで取引を終えました。

<今週の主な予定>

<週はじめ3月1日(月)の主な予定>

午前9時01分に英ホームトラック住宅価格(2月)、
午前9時半に豪第4四半期経常収支、
午後2時に日自動車販売台数(2月)、
午後4時に独輸入物価指数(1月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(2月)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(2月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(2月)、
午後6時半に英消費者信用残高(1月)、英製造業PMI(2月)、
午後7時に欧失業率(1月)、
夜10時半に米個人所得(1月)、米個人支出(1月)、
米PCEデフレータ(1月)、
同夜10時半に加GDP(12月)、加第4四半期GDP(年換算)、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(1月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(2月)、米建設支出(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(欧)・加・米の指標には注目です。

<2日(火)の主な予定>

朝8時半に日失業率(1月)、日家計調査消費支出(1月 前年比)、
午前9時半に豪小売売上高(1月)、豪住宅建設許可件数(1月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.25%の利上げ)
午後3時45分にスイス第4四半期GDP、
午後6時半に英製造業PMI(2月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(2月 前年比)、
欧生産者物価指数(1月)、
夜11時に加BOC政策金利、(市場予想は据え置き)
などの経済指標が発表されます。
豪・(スイス)・欧・加の指標には注目です。

<3日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(2月)、
午前9時半に豪第4四半期GDP、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(2月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(2月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(2月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<4日(木)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(1月)、
午後7時に欧第4四半期GDP改訂値、
夜9時に英BOE政策金利(市場予想は据え置き)、英資産買入規模発表
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜10時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働費用確報、
米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加住宅建設許可(1月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(1月)、米製造業新規受注(1月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。

<5日(金)の主な予定>

午後6時半に英生産者物価指数(2月)、英生産者仕入・出荷価格(2月)
午後8時に独製造業受注(1月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(2月)、米失業率(2月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(2月)、米週間労働時間(2月)、
深夜5時に米消費者信用残高(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(英)・米の指標には特に注目です。

さて、ギリシャを巡る報道は相変わらず錯綜していて、
ドイツ銀行が150億ユーロの融資をギリシャに行なうとの
報道は否定され、ドイツ復興金融公庫がギリシャ債を
50億ユーロ規模での購入が検討されるも未決定で、
IMFによる支援にも賛否が交錯していて、
具体的な数字が見られるようになってはきたものの、
はっきりとした進展はないようです。

また、格付け機関各社の見解も微妙に異なっていますが、
アテネで視察を行っている欧州連合の調査団によれば、
ギリシャが財政赤字削減の目標を達成できないと予想している
とのことで、3月16日までに追加策を求める可能性もあり、
ギリシャ問題への不透明感は強いようです。

そして、米国の超低金利の金融政策の「長期間」の解釈についても、
複数のFOMCメンバーが「6ヶ月間」との認識を示す一方、
年内の利上げはないとする意見もあり、
バーナンキFRB議長も長期間の具体的な時間軸についての
言及は避けていて、米FF金利の利上げ時期も
まだ混沌としているようです。

一方、英国では「総選挙の実施が発表されるのでは」
との噂も飛び交い、政治的なリスクが高まっているようで、
英国の政治動向も注目されます。

また、今週から中国で全国人民代表大会が開催されますが、
一部の中国紙が「中国政府が人民元が上昇することによる影響を
調べている」と報道していることから、
何らかの人民元に対する発表がある可能性もありそうで、
こちらの動向にも注目されます。

さて、今週は1日(月)にカナダのGDPと米ISM製造業景況指数、
2日(火)に豪小売売上高と豪RBA政策金利にカナダBOC政策金利、
3日(水)には豪第4四半期GDPと欧小売売上高と米ADP雇用統計、
そして米ISM非製造業景況指数と深夜のベージュブック、
4日に豪貿易収支と英BOE政策金利に英資産買入規模の発表と
ECB政策金利にトリシェECB総裁記者会見、
5日に米雇用統計などなど、注目の重要経済指標が目白押しで
大きく相場が動きそうです。

3月期末では国内投資家の海外へ向けた資金を
国内に戻す動きでの円高圧力がかかるとの指摘とともに、
大雪の影響で米雇用統計が予想を下回ると観測する声もあるようです。

また、報道によりますと欧州各国には
ユーロ売りを主導する投機筋などへの規制強化を
求める声が浮上しているとのことで(日経新聞2/25)、
ユーロ売りへの牽制の動きにも注目されます。
まだまだファンダメンタルズの良くないユーロですが、
一部ではセンチメントが総崩れになったにもかかわらず
相場が上昇してきた場合は買い場とする向きもあるようで、
如何なりますか、ユーロの動向が注目されます。



私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

トレードの基礎を深く掘り下げて詳しく解説した内容です。



さて、今日は相場師達の言葉のお話です。

出羽の天狗とも米相場の神様とも言われた本間宗久翁ですが、
罫線分析でローソク足を考案した始祖でもあり、
米の先物相場の盛んであった(当時の)大阪の堂島や
江戸蔵前で活躍した江戸時代の中期の相場師です。

酒田五法で現代でも有名ですが、
長年にわたる相場研究を「三位伝」として後世に残し、
「本間宗久翁秘録」として伝えられています。

その酒田五法の秘伝中の秘伝と伝えられているのが

機に待つに即ち「仁」
機に乗ずるに即ち「勇」
機に転ずるに即ち「智」

の3つなのだそうですが、

相場を張ることを投資などとせずに
正しく「投機」と認識して

相場の良い機会を努力して待つ、
良い機会の訪れを察知したら決断して勇気を持って乗る、
状況の転換を察知して柔軟に切り替えることができる知恵、

などを手法の根幹に据えていたことは
とても興味深いですね。

一方、テキサスはラフキンの綿花農家に生まれ、
1914年の世界大戦の金融恐慌を予見して、
1929年の世界恐慌を予見していたとも言われる
米国のトレーダーのウィリアム・デルバート・ギャンは、

輝かしい伝説的なトレード戦績の事実があるとともに、
一説によりますと、晩年はなぜか巨額の資金を失い
講演で生計を立てていたとも言われていますが、
ギャンの「決して失敗しない24のルール」や
好悪の深い経験からか含蓄の深い言葉を残しています。

「ルールに従うことのできない者は
 投機や投資をやめたほうが良い。
 失敗することが確実だからである。」

「大切なものは4つである。
 Patience (我慢強い冷静な忍耐)
 Nerve (沈着な勇気)
 Knowledge (集合的知識やノウハウ)
Health & Rest (健康と休息)」

Patience に機会を努力して待つことが
含まれるのかどうかは定かではありませんが、

「勇気」には共通が見られ、

転換を察知して柔軟に切り替えることができる知恵には、
Knowledge も含まれていそうで、

(健康と休息の教えは異質ながら)

それらの意味においてギャンと本間宗久翁には、
共通するものもありそうな感じがしますね。

そして、相場師と言えば、
ギャンと同じく綿花農家に生まれ、
また同じく1929年の世界恐慌を予見したと言われる、
幾度も破産と成功を繰り返したリバモアも有名ですが、

その彼がこんな言葉を残しています。

「私が全財産を失ったのは、
 唯一、自分で自分のルールを破った時だった。」

「相場の動きを漫然と期待して待つのはギャンブルである。
 忍耐強く待ち、シグナルを見い出したその瞬間に
 反応するのが投機である。」

「相場師が成功を収めるための闘いは、
 心理的戦いであって知力の戦いではない。」

「人間らしい気持ちや感情の自由な働きを自らに許すのは、
 取引を清算して投入された資金が現金化された後である。
 マネーが証券の形をとっている限り、
 生身の感情を殺し続けなければならない。」

うーん。

リバモアの言葉は迫力があり少し異質な感じもしますが、

やはり相場師達の言葉はどことなく共通していて
何か同じようなことを伝えたがっているような。。。(謎)


FX 「相場の世界の笑い話」のお話

先週、必殺仕事人の藤田まことさんが亡くなれましたね。
私もファンの一人でしたのでとても残念です。

<先週15日(月)から19日(金)の気になる出来事>

<15日(月)>

日第4四半期実質GDP速報は市場予想よりも強い1.1%になりました。
日第4四半期GDPデフレータ速報は
市場予想より弱い−3.0%になりました。
独紙が「ドイツ人の53%が、ギリシャ問題がユーロを脅かす場合、
ギリシャはユーロを離脱すべきと考えている。」
との記事を掲載しました。
ユーログループ議長が
「ギリシャがユーロ圏を離脱するとの話は馬鹿げている。」
との認識を示す発言をしました。
ギリシャ首相が
「ギリシャは資金援助を要請などしていない。
ギリシャが必要としているのはEUの政治的支援である。」
との主旨の発言をしました。
ポルトガルのコンスタンシオ中銀総裁が
ECBの副総裁に指名されることが発表されました。
NY市場は休場でした。

<16日(火)>

ユーロ圏財務相会合で、ギリシャの新たな処置が3月16日までに
講じられることが発表されました。
豪RBA議事録では
「2月の金利据え置きの決定では意見が均衡していた。
さらなる利上げが必要となる可能性。労働市場はかなり改善。
インフレはターゲットと一致する見込み。」
などの議事が公表されました。
日銀総裁が「極めて低い緩和策を粘り強く継続する。
市場が混乱すれば果断に行動する。」ことを表明しました。
ユーログループ議長が
「ユーロ安が輸出にプラスになることを期待。
ギリシャは過ちのつけをEUが支払う用意がないことを理解すべき。
ギリシャが目標を達成できない場合は新たな措置を取る。」
などの主旨の発言をしました。
英消費者物価指数(1月)は市場予想より弱い−0.2%になりましたが
前年比では3.5%でインフレターゲットを上回りました。
英小売物価指数(1)月は市場予想とおりの0.0%になりました。
独ZEW景況感調査(2月)は市場予想より強い45.1、
欧ZEW景況感調査(2月)は市場予想より弱い40.2になりました。
ギリシャ首相が「ギリシャの問題は
近い将来に終わらせることができる。」
とのコミットをしました。
英BOE総裁が「基本的なインフレ圧力は下向き。
必要ならばさらに資産買い入れを行う。
中期的なCPI見通しが2%を上回ったら政策を引き締める可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NY連銀製造業景気指数(2月)は
市場予想より強い24.91になりました。
米ネットTIC長期フロー(対米証券投資 12月)は、
市場予想より強い633億ドルになりました。
米カンザスシティ連銀総裁が
「米国の財政政策は持続不可能。
米国の財政不均衡は次の危機へのリスクになる。
FRBは早急に資産を縮小する必要がある。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+169.67ドルで取引を終えました。

<17日(水)>

日第三次産業活動指数(12月)は
市場予想より弱い−0.9%になりました。
NZの労働局が「失業率は更に上昇する可能性ある」
との見通しを発表しました。
英BOE議事録では「政策金利据え置きを全員一致で決定。
資産買い入れ枠の拡大の検討はあったが、
資産買い入れ枠の据え置きを全員一致で決定。
経済は回復しているが弱い。GDPの結果には失望。」
などの議事が公表されました。
英失業率(1月)は市場予想とおりの5.0%になりましたが、
失業保険申請件数推移は市場予想より弱い2.35万人になりました。
欧貿易収支(12月)は市場予想より弱い44億ユーロになりました。
カナダ卸売売上高(12月)は市場予想より弱い0.7%になりました。
米輸入物価指数(1月)は市場予想より強い1.4%、
米住宅着工件数(1月)は59.1万件、米建設許可件数は62.1万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米鉱工業生産(1月)は市場予想より強い0.9%になりました。
格付け会社のムーディーズが
ギリシャの銀行格付けを引き下げました。
コロンビア大学教授が
「イタリアはユーロ圏で2番目に債務が大きく、
ユーロ圏の経済の最大の脅威になる可能性。」
との発言をしました。
フィラデルフィア連銀総裁が
「FRBの資産縮小については早い方が良い。
米国の財政は維持が不可能。
米ドルにとって経済を強く保つことは重要。」
などの認識を示す発言をしました。
米月次財政収支(1月)は
市場予想より強い−426億ドルになりました。
FOMC議事録では
「資産売却計画を開始する必要があるとの
一部メンバーの指摘があった。
資金吸収は引き締めへの前段階で、利上げが整った時に
実施すべきとの一部メンバーの意見があった。
カンザスシティ連銀総裁からFF金利を
当面の低水準との表現に変更すべきとの意見があった。」
ことなど、ややタカ派の内容が公表されました。
また、2010年のGDP見通しが+3.5%に上方修正されました。
2010年の失業率見通しは9.7%と悪化見込みに修正されました。
NYダウは前日比+40.43ドルで取引を終えました。

<18日(木)>

IMFが近いうちに金を市場で売却することを発表しました。
日銀が政策金利を0.10%で据え置きました。
スイス貿易収支(1月)は24.2億スイスフランになりました。
カナダ消費者物価指数(1月)は
市場予想とおりの0.3%になりました。
カナダ国際証券取扱高(12月)は
市場予想より強い112.31億カナダドルになりました。
米生産者物価指数(1月)は市場予想より強い1.4%になりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い47.3万件になりました。
米フィラデルフィア連銀指数(2月)は
市場予想より強い17.6になりました。
米景気先行指標総合指数(1月)は
市場予想より弱い0.3%になりました。
米政府関係筋から「米上院銀行委員会では、
ボルカー・ルールを薄め、銀行の自己勘定取引の監視は強化するが
自己勘定取引の厳密な禁止に慎重である。」ことが示されました。
NYダウは前日比+83.66ドルで取引を終えました。

<19日(金)>

米FRBが公定歩合を0.25%引き上げることを急遽発表しました。
FRB理事が「公定歩合の引き上げは金融政策の変更を意味しない。」
との声明を出しました。
豪RBA総裁が、
「豪の2009年の実質GDPは2%。
2010年の実質GDPは3%を少し上回る水準。
失業率は6%以下でピークをつけた可能性。
政策金利は依然として中立水準以下。
さらに金融調整が必要になる可能性。
ギリシャ問題は世界的な混乱をもたらす可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
英テレグラフ紙が「英国の赤字のリスクはギリシャよりも悪い。」
との記事を意見報道をしました。
アトランタ連銀総裁が
「赤字問題がすぐにドル危機につながるとは認識せず。
景気刺激的政策は解除について考える時期。」
などの見解を示す発言をしました。
セントルイス連銀総裁が
「年内利上げの市場観測は行き過ぎ。
現在の金融政策は来年も継続する可能性のほうが高い。」
との認識を示す発言をしました。
日経平均は10123.58円で週の取引を終えました。
独生産者物価指数(1月)は市場予想より強い0.8%になりました。
欧経常収支(12月)は94億ユーロになりました。
英小売売上高(1月)は市場予想より弱い−1.2%になりました。
加小売売上高(12月)は0.4%、加景気先行指標指数(1月)は0.9%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米消費者物価指数(1月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
オバマ米大統領が
「米政府には住宅危機を阻止を支援する役割がある。」
との認識を示す発言をしました。
ギリシャ首相が
「EUから提案された緊縮財政策について検討。
EUからの政治的な支援を求めているが、
必要であれば経済的支援を求める。」と、
今までとは違うスタンスの発言をしました。
NY原油(WTI)は79ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+9.45ドルで取引を終えました。

<今週の主な予定>

<週はじめ22日(月)の主な予定>

午前9時半に豪新車販売台数(1月)、
午後5時にスイスマネーサプライ(M3 前年比)、
夜10時半に米シカゴ連銀全米活動指数(1月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(2月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

<23日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録、
午後6時に独IFO景気動向(2月)、独IFO現況予想値(2月)、
夜11時にS&Pケースシラー住宅価格(12月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(2月)、
リッチモンド連銀製造業指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

<24日(水)の主な予定>

朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(12月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(1月)、
日企業向サービス価格指数(1月)
午後4時に独第4四半期GDP改訂値、独GFK消費者信頼感調査(3月)、
午後7時に欧鉱工業新規受注(12月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(1月)、
深夜12時からバーナンキFRB議長の議会証言、(原稿は10日に公開済み)
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

<25日(木)の主な予定>

午前11時にNBNZ企業信頼感(2月)、
午後5時55分に独失業率(2月)、
午後6時半に英第4四半期総合事業投資速報、
午後7時に欧業況判断指数(2月)、欧消費者信頼感(2月)、
同午後7時に欧鉱工業信頼感(2月)、欧経済信頼感(2月)、
夜10時半に米耐久財受注(1月)、新規失業保険申請件数、
夜11時からバーナンキFRB議長の議会証言、(原稿は10日に公開済み)
深夜12時に米住宅価格指数(1月)
などの経済指標が発表されます。
(独)・(欧)・米の指標には注目です。

<26日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(1月)、NZ住宅建設許可(1月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(1月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(1月)、日小売業販売額(1月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後2時に日住宅着工戸数(1月)、日建設工事受注(1月)、
午後6時半に英第4四半期GDP改訂値、英第4四半期個人消費改訂値
午後7時に欧消費者物価指数確報(1月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(2月)、
夜10時半に米第4四半期GDP改訂値、米第4四半期個人消費改訂値、
同夜10時半に米第4四半期コアPCE改訂値、
同夜10時半に加第4四半期経常収支、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(2月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(2月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(日)・英・(欧)・米の指標には注目です。

また、発表時間が未定ですが(通常NY時間はじめ頃)、
独消費者物価指数速報(2月)も発表されます。

さて、先週のEU財務相会合ではギリシャへの新たな処置が
3月16日までに講じられるということで先送りになった感じですが、
基本スタンスは自助努力せよ、ということになったようです。

一方、英国もテレグラフ紙が
「英国の赤字のリスクはギリシャよりも悪い」
とオンラインで意見報道をしたとのことで、
英国の財政赤字もかなり厳しい状況のようです。

そして、コロンビア大学のノーベル経済学者のマンデル教授が
「イタリアはユーロ圏で2番目に債務が大きく、
ユーロ圏の経済の最大の脅威になる可能性がある」と
発言していることや、スペインなど南欧の株式市場が急落していて、
ユーロ圏には懸念の火種が絶えないようですが、

今まで頑なな態度も感じられたギリシャのパパンドレウ首相が、
先週末には「EUから提案された緊縮財政策について検討する。
政治的な支援をEUに求めているが、必要であれば経済的支援を
求める。」と発言して、支援の受け入れに前向きになったようで、
懸念材料の緩和になる可能性があり今後の市場反応が注目されます。

また、週末の19日の日本時間の朝の6時半に、
米FRBが公定歩合を0.25%引き上げることを急遽発表して
揺れる相場展開になりましたが、NYダウは週間で堅調に推移して、
為替相場では終盤には週末の巻き戻しの動きも
手伝ったと思われるものの、ドルストレート通貨ペアが
買い戻される動きもあって、いくぶんリスク回避の動意も
沈静化してきている可能性もありそうです。


さて今日は、「相場の世界の笑い話」のお話です。

必殺仕事人の中村主水(なかむらもんど)役の藤田まことさんが
先週、お亡くなりになられましたね。

江戸町奉行所の同心の中村主水は架空の人物ですが、
表家業や家庭ではさっぱり冴えないのに、(笑)
晴らせぬ恨みを晴らす闇の裏稼業では凄腕で、

「のさばる悪を何とする。
 天の裁きは待ってはおれぬ。
 この世の正義もあてにはならぬ。
 闇に裁いて仕置きする。南無阿弥陀仏…。」

てなナレーションとともに、
バッタバッタと悪人をたたき切る必殺仕事人は痛快でした。

ずいぶん歌がうまいと思ったら、
藤田まことさんは、故ディック・ミネさんを師匠と仰ぎ、
芸能界入りは歌手だったのだそうです。

その後、コメディアンに転身しますが、
「スチャラカ社員」や「てなもんや三度笠」で
当時のお茶の間のいちやく人気者になりました。

「俺がこんなに強いのも〜、
 当たり前田のクラッカー。」

なんていうギャグがヒットして
関西の喜劇王と呼ばれた時代もあったそうです。

その後、
キャバレーのドサ周りなどの不遇の時もあったようですが、
必殺仕事人のテレビ番組で再びブレークしました。

今は亡き藤田まことさんですが、
私もファンでしたのでとても残念です。

せめて、パチンコ屋さんで

「大当たりだぜぃ。」

の藤田さんの声でもききましょうか。(冗談)

ところで、

「当たり前田のクラッカー」のギャグほどではありませんが、
相場の世界にも愉快な笑い話がありますね。

あるとき、道を歩いていた名門ハーバード大学のMBAの
学生が路傍に落ちている10ドル札を見つけたそうです。

「あっ、10ドル札が落ちている!」

それを聞いた効率的市場仮説の信奉者の経済学の教授が

「君ぃ、いったい何年、経済学を勉強してきたんだね。
 こんなところにお金が落ちているわけがないじゃないか。
 効率的な路上では、誰かがすでに拾っているはずだ。」

経済学も一種のドグマのようなところがあり、
信仰心の厚い教授の言葉はこっけいで面白いですね。

そしてまた、こんなのもあります。

アナリスト氏が上司にこう質問されました。

「ナゼ、今は円安ドル高になっているのだ。」

この質問にアナリスト氏はこう答えましたとさ。

「それはドルを買う人がドルを売る人より多いからです。」(笑)

その後の顛末はわかりませんが、100%正解の答えながら、
上司は真っ赤な顔で怒鳴ったかもしれませんね。

「君ぃ、私をバカにしているのかね。
 需給でそうなるのは君に言われんでも百も承知だ。
 なぜドルを買う人が多いのかと聞いているんだ!」

アナリスト氏はウザイ質問を煙に巻きたかったのかもしれませんが、
「ナゼ」ではなく、「この先どうなる」と問えば
きっと、アナリスト氏も饒舌に語ったことでしょう。(苦笑)

もう一席…。

夜の公園で鍵を落として探している男を
パトロール中の警官が見つけて、
親切にも一緒に探してくれていました。

でも、なかなか鍵は見つかりません。

「どのあたりで鍵を落としたんですか。」

「ずぅーと、向こうだよ。」

「えっ? でもなんでこんなところで探しているんですか。」

「この公園は夜はここしか明かりがないからさ。」

「……!?」

問題点をまったく見当違いに解決しようとしている
「畑に蛤(ハマグリ)」をやらかしてしてしまうことは、

投資や投機の行動の問題解決にもにもありそうで、
簡単には笑えぬ笑い話ですが、でもなんか面白い感じもします。

問題自体の核心を得てこそ、その解決ができて、
「当たり前田のクラッカー!」といえるのかもしれませんね。(爆)

藤田まことさん安らかに。
楽しいギャグと面白いお芝居をありがとう。。。


<お知らせ>

FX「eラーニング講座」のサイトがオープンすることになりました。

私も基礎編の講座のほうの講師を
務めさせていただくことになりました。

トレードの基礎を少し深く掘り下げて
詳しく解説した内容になる予定です。


FX 不透明感のお話

バンクーバー冬季オリンピックがいよいよ開幕となりましたね。

<先週8日(月)から12日(金)の気になる出来事>

<8日(月)>

日国際経常収支(12月)は9008億円、
日国際貿易収支(12月)は6312億円と、
ともに市場予想よりも弱い結果になりました。
豪首相が「豪の失業率はピークに達した可能性。」
との認識を示す発言をしました。
英BBCニュースが元IMFのエコノミストの談話として
「英経済はギリシャやスペインと同様に危機に瀕していると警告。」
とのコメントを掲載しました。
スイス失業率(1月)は市場予想より強い4.1%になりました。
スイス実質小売売上高(12月)は前年比で+4.7%になりました。
中国全国社会保障基金理事長が
「中国は銀行の預金準備率を徐々に引き上げる。
今年の上半期には中国の利上げはない見込み。」
との見解を示す発言をしました。
セントルイス地区連銀総裁が
「FRBが3月末以降にMBS買取を拡大することは見込まない。
FRBは2010年下半期に一部の資産売却を開始する可能性。
米失業率はピークに達した可能性。
2010年上半期の米成長率は3%を超える見込み。」
などの認識を示す発言をしました。
ギリシャの財務相が「財政安定の計画を完全に履行する。」
とコミットしました。
NYダウは前週末比−103.84ドルで1万ドルを割り込み引けました。

<9日(火)>

「11日に臨時のEU首脳会議が開催される」ことが報道されました。
NZの首相が「NZの売上税を上げる可能性がある」
ことを示唆する発言をしました。
豪RBA総裁が「低金利を過度に続けることはバブルに繋がる。」
との認識を示す発言をしました。
スイスUBSの第4四半期決算では、
純損益で12.1億フランの黒字になりました。
日工作機械受注(1月)速報は前年比で192.0%になりました。
日経平均が4営業日続落になりました。
独貿易収支(12月)は市場予想より弱い135億ユーロ、
独経常収支(12月)は市場予想より強い206億ユーロ、
独消費者物価指数は市場予想とおりの−0.6%になりました。
中国がドイツを抜いて
世界一の輸出国になったことが報道されました。
英商品貿易収支(12月)は市場予想より弱い
−72.78億ポンドになりました。
格付け会社のムーディーズが「トヨタの格付けを引き下げる可能性」
があることを発表しました。
欧州委員が「ギリシャの赤字問題を理由に
投資家がユーロ安を予想することは間違い。」
との見解を示す発言をしました。
セントルイス連銀総裁が
「FOMCが11月に利上げを開始するとの市場予想は行き過ぎ。
利上げの前にMBSの段階的な売却プロセスが必要。」
との認識を示す発言をしました。
欧州委員が「ギリシャはユーロ圏の重要な問題。
ギリシャの問題は飛び火する重大なリスクがみられる。
欧州委員会はギリシャの計画について完全に支持。」
などの見解を示す発言をしました。
格付け会社のフィッチが
「IMFによる救済はEUのルールを破らない可能性。
ギリシャへのサポートに関して懸念。
ギリシャは償還への試練に直面する可能性。
また、英国のAAA格付けは危うい状況にある。
ポルトガルの財務調整は難しい。スペインの景気調整は厳しい。
ポルトガルがデフォルトする可能性は限りなくゼロに近い。」
などの見解を発表しました。
バーナンキFRB議長の公聴会出席が大雪で延期になりました。
ドイツ与党筋から「ギリシャ救済で原則合意。
多くの選択肢を検討中だが最終決定には至っていない。」
などのギリシャ救済情報が伝わりましたが、
独政府のスポークスマンが否定するなど情報が錯綜しました。
NYダウは前日比+150.25ドルで1万ドルを回復して引けました。

<10日(水)>

日機械受注(12月)が市場予想よりかなり強い20.1%になりました。
ドバイワールドが今月新たに220億ドルの債務凍結を
要請する見込みであることが報道されました。
ECBの専務理事が
「2010年の見通しは数ヶ月前と比較すると後退している。」
との認識を示しました。
英鉱工業生産(12月)は0.5%、英製造業生産高(12月)は0.9%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「GDP見通しを下方修正。2年後の英CPI上昇率は1.2%前後。
景気回復の強さは極めて不確実。」
などややネガティブな内容となりました。
英BOE総裁が「緩やかな景気回復を予測。
資産買取りを必要しないと結論付けるのは時期尚早。
ポンドの急激な下落はCPIへ波及。1月のCPIは3%を上回る可能性。
英国がAAA格付けを失う理由はない。」
などの認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが
「ギリシャ政府の再建計画は格付けを安定させる可能性。
もしもギリシャが財政を支えられなければ数段階格下げの可能性。
ギリシャのデフォルトリスクはとても低い。
スペインはAAAの格付けに値する。ポルトガルに格下げの可能性。」
との見解を発表しました。
米貿易収支(12月)は市場予想より弱い−402億ドルになりました。
バーナンキFRB議長の議会証言の原稿が公表され
「状況は長期間の低金利維持を正当化。
FRBは準備預金吸収手段を試し利上げはその後。
証券の売却は緩やかなペースになる見込み。
FRBの政策見通しは1月のFOMC点とほぼ同じ。
FRBのバランスシートは長期的に縮小へ。」
などの認識が示されました。
ギリシャ首相が「決して支援を求めるつもりはない。」
との発言をしました。
フィッシャー・ダラス連銀総裁が
「FOMCでのカンザスシティ連銀総裁の反対票に共感する。」
と米低金利長期化に反対の意向を示す発言をしました。
NYダウは前日比−20.26ドルで取引を終えました。

<11日(木)>

日本の市場は建国記念の日で休場となりました。
豪雇用者数変化(1月)は5.27万人、豪失業率(1月)は5.3%と、
ともに市場予想よりもかなり強い結果になりました。
中国の生産者物価指数(1月)は前年比で市場予想より強い4.3%、
中国の消費者物価指数(1月)は前年比で市場予想より弱い1.5%、
という結果になりました。
独卸売物価指数(1月)は1.3%になりました。
スイス消費者物価指数(1月)は
市場予想よりは強い−0.1%になりました。
欧ECB月報では「金利は適切。インフレは抑制されている。
各国政府は予算を強化する必要。」などが報告されました。
欧州連合(EU)筋から
「ギリシャ支援でIMFに資金支援を要請しない。
ユーロ加盟国は断固かつ協調した行動を取る。
詳細は16日(火)までに最終決定する。」
ことなどが合意となったことが報じられました。
中国人民銀行が「適度に緩和的な金融政策を維持。
危機対応モードから金融政策措置への転換を目指す。」
ことなどの指針が示されました。
ファンロンパイEU大統領が
「ユーロ圏首脳はギリシャ支援で合意。
ギリシャ政府の措置を全面的に支持。
ギリシャに2010年の対GDP比財政赤字4%へ削減を要請。
ユーロ圏の安定を確実にするため協調する。」
ことなどを発表しました。
独与党筋から「ギリシャ支援で独復興金融公庫による
ギリシャ国債買い入れを検討している。」ことが示されました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い44.0万件になりました。
独外相が「ユーロ圏の安定を維持することは重要だが、
ギリシャ支援のために白紙小切手を出すことはありえない。」
との見解を示す発言をしました。
独首相が「ギリシャは追加措置に頼らなくてはならない可能性。
ギリシャは資金面での支援を望まないと表明した。」
との認識を示す発言をしました。
仏大統領が「ギリシャへの支援について原則合意。
フランスとドイツはギリシャ救済について合意した。」
とのコメントを発しました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏のすべての国はギリシャを支援する準備がある。
ギリシャへの支援については(具体的に)決定していない。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+105.81ドルで取引を終えました。

<12日(金)>

NZ小売売上高(12月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
日消費者態度指数(1月)は39.4になりました。
日経平均は前日比+128.20円で引けて10092.19円になりました。
英紙が「11日のEU首脳会議で独首相がギリシャ救済および
具体策を示すことに反対した。」と報道しました。
独第4四半期GDP速報は市場予想より弱い0.0%になりました。
仏第4四半期GDP速報は市場予想より強い0.6%になりました。
ECBの専務理事が
「ユーロ圏債はギリシャの構造的な問題を解決しない可能性。
ギリシャの破綻はシナリオにはない。ギリシャは誤ちを正す必要。
ECBは緩和的な金融政策から段階的に脱却。」
などの認識を示す発言をしました。
英首相が「第4四半期GDPは+0.1%の上方修正になる証拠がある。
早すぎる財政刺激の解除は英国にとって脅威。」
などの見解を示す発言をしました。
中国人民銀行が春節明けと見られていた
「預金準備率0.5%引き上げ」を急遽発表しました。
NY原油先物が軟調になりました。
欧第4四半期GDP速報は市場予想より弱い0.1%になりました。
ギリシャ首相が
「EUで協調欠如と意見不一致があった。EUの信頼性は危機的状況。
ギリシャは何も与えられるものはない。懸命に取り組む。」
などの認識を表明しました。
米小売売上高(1月)は市場予想より強い0.5%になりました。
ドバイのCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)が
一時600bpsに上昇しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)は
市場予想より弱い73.7になりました。
米企業在庫は市場予想より弱い−0.2%になりました。
独財務相が
「ギリシャ問題で破綻しないよう欧州の安定を保証する必要。
ユーロ圏はIMFに責任を委任したくはないと考えている。」
などの認識を示す発言をしました。
MY原油(WTI)は74ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−45.05ドルで取引を終えました。

<今週の主な予定>

<週はじめ15日(月)の主な予定>

朝8時50分に日第4四半期GDP速報(実質・名目)、
日第4四半期GDPデフレータ、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格速報(2月)、
午後1時半に日鉱工業生産(12月)、日稼動指数(12月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(1月)、
などの経済指標が発表されます。
日第4四半期GDP速報には注目です。
この日は米市場がプレジデンツ・デーでお休みです。
また、深夜1時から明日16日にかけて
ユーロ圏の財務相会合が開催されます。

<16日(火)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期生産者物価(投入高)、
午前9時半に豪RBA議事録(2ヵ月分)、豪NAB企業景況感調査(1月)、
午後6時半に英消費者物価指数(1月)、英小売物価指数(1月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(2月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(2月)、
夜10時半に米NY連銀製造業景気指数(2月)、
同夜10時半に加製造業出荷(12月)、
夜11時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資 12月)、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・米の指標には注目です。

<17日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(12月)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(12月)、
午後3時に日工作機械受注(1月)、
午後6時半に英BOE議事録、英失業率(1月)、
英失業保険申請件数(1月)、
午後7時に欧貿易収支(12月)、欧建設支出(12月)、
夜10時半に米住宅着工件数(1月)、米建設許可件数(1月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(1月)、
同夜10時半に加卸売売上高(12月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(1月)、米設備稼働率(1月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<18日(木)の主な予定>

正午過ぎに日政策金利、(市場予想は据え置き)
午後2時に日景気先行CI指数(12月)、日景気一致CI指数(12月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(1月)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
夜9時に加消費者物価指数(1月)、
夜10時半に米生産者物価指数(1月)、新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際証券取扱高(12月)、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(1月)、
フィラデルフィア連銀指数(2月)
などの経済指標が発表されます。
(加)・米の指標には注目です。

<19日(金)の主な予定>

午後1時半に日全産業活動指数(12月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後4時に独生産者物価指数(1月)、
午後5時28分に独製造業PMI速報(2月)、
独サービス業PMI速報(2月)、
同午後5時58分に欧製造業PMI速報(2月)、
欧サービス業PMI速報(2月)、
午後6時に欧経常収支(12月)、
午後6時半に英小売売上高(1月)、
夜10時半に米消費者物価指数(1月)、
同夜10時半に加小売売上高(12月)、加景気先行指標指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(欧)・英・米・加の指標には注目です。

さて、先週はギリシャ問題にかかわるブリュッセルで行われた
EU首脳会合を巡る憶測や期待に加えて噂が飛び交い情報が錯綜して、
軟調傾向のユーロを中心に揺れる相場展開になりました。

情報が錯綜したEU首脳会合ですが、ファンロンパイEU大統領が
「ユーロ圏首脳はギリシャ支援で合意。ギリシャ政府の措置を全面
的に支持。ギリシャに2010年の対GDP比財政赤字4%へ削減を要請。
ユーロ圏の安定を確実にするため協調する。」などの声明が
出されたものの、先週までの段階では総論合意にとどまりました。

独与党筋から「ギリシャ支援で独復興金融公庫による
ギリシャ国債買い入れを検討している。」ことが示されましたが、
あくまでも検討段階であることに加え、
独外相が「ユーロ圏の安定を維持することは重要だが、
ギリシャ支援のために白紙小切手を出すことはありえない。」
と発言するなど、不透明感が強く、
具体策が何も決まっていないことで、ポルトガルやスペインなどの
他の赤字国への危機の波及懸念が払拭されず、
市場は苛立つようにリスク回避の動意優勢の相場展開となりました。

15日(日本時間深夜1時)から16日にかけてユーロ圏の財務相会合が
開催される予定で、ここで具体策が出される可能性もありますが、
ユーロ圏に救済条項がないことや、当のギリシャ首相が
「決して支援を求めるつもりはない。」との意思を表明するなど
頑(かたく)なで、独財務相が「ギリシャ問題で破綻しないよう
欧州の安定を保証する必要があるが、ユーロ圏はIMFに責任を
委任したくはないと考えている。」と発言するなど
IMFのお世話になりたくないとの思惑もあるようで、

さらに、ギリシャ国内では10日にアテネで財政緊縮策に反対する
45万人規模のストライキが行われるなど、
オリンポスの神々も手を焼く状況が続いているようです。

そして、先週末には、市場観測では旧正月明けと見られていた
中国の預金準備率の0.5%引き上げが中国人民銀行によって
急遽発表されて、預金準備率の引き上げ自体は予想されて
ある程度織り込みつつはあったものの、
突然の早期発表に主要通貨ペアが一時下落する場面もありました。

さて、今週のアナリスト予想ですが、
中国の預金準備率の引き上げや、ギリシャ問題の混迷などから、
今週も円とドルがリスク回避で買われやすいと見る向きが
優勢なものの、一方、ある程度の材料は織り込まれつつあり、
15日から16日にかけてユーロ圏の財務相会合で
何らかのギリシャ問題への具体策が出てくる可能性も排除できず、
次第によっては反発すると見る向きもあるようで、意見は割れて
いますが、上下に揺れる相場展開になる可能性もありそうです。

経済指標では、15日の日第4四半期GDP速報、
16日のRBA議事録と英消費者物価指数や独ZEW景況感調査、
17日の英BOE議事録と英失業率に米鉱工業生産と米FOMC議事録、
週末19日の英と加の小売売上高などが特に注目されます。
 

さて今日は、不透明感のお話です。

いつの頃でしたか、テレビのCMだったと思いますが、
「亭主元気で留守がいい」というのがありましたね。(苦笑)

まぁ、汗水たらして働く世の殿方もたいへんですが、
要約すると「給料をもらってくれば良い。」とも思われるものの、

「元気で」という言葉には奥方の愛情の片鱗も感じられます。(爆)

ところで、最近の銀座はリーマンの破綻後、
いわゆる社用族が激減したそうですが、

経済がまだ良かったころは、

「俺だって好きで飲んでいるんじゃないよ〜。
 大事なお客様をこうして接待しているからこそ、
 大きな仕事が受注できるんだぜ。
 ほんとうに俺の苦労を何もわかっちゃいないな…。
 銀座での残業手当が欲しいくらいだよ。」

なんて、もっともらしい詭弁を弄して、(苦笑)
会社のお金で夜な夜な銀座を楽しく闊歩していた
「さーさん、すーさん」の夜の帝王族もいたものです。

また、確かにこのような接待で寝技的に
大きな仕事の受注がほんとうに取れた時代もあったようです。

そして、週に何度も午前様の亭主の場合は、
その奥方も心得たもので、

「今日は俺の夕飯のしたくはいらないよ。
 また、大切なお客の接待なんだ。男は辛いよ〜。」

などという律儀な電話なしで明け方に家に帰っても、
いつものことと、奥方も特に心配などしなかったものでした。

これはきっと、

いつも飲んで帰ってくるという習慣が定着していることと、

「うちの亭主はそんなにモテたりはしない。」
という大いなる確信と、(大笑)

妻の座の安心感と、毎月ちゃんと持ってくる給料とが
なせる業(わざ)であったと思われますが、

熱々の恋人時代であれば、こうはいきません。

「携帯に電話しても圏外になっていて出ない!」
「メールしたのに1時間たっても返信がない。」
「いつも帰っている時間に部屋にいない。」

なんてことがあれば、もうたいへんです。(笑)

事件が勃発したように不安が脳裏を駆け巡ります。

「何かあったのかしら…。」
「誰かと浮気しているのかもしれない…。」
「私に言えない何か秘密の隠し事があるのかも…。」

などなど、考えることは悪いことばかり――。

「ねぇ、どうしてたの? もう〜、心配してたんだから…。」

「ごめんごめん。営団地下鉄で事故があってさ。
 足止め食らっちゃってたんだ。いやぁ、まいったよ。」

「なんだぁ、そうだったの。たいへんだったわね。
 安心したら、急に涙が出てきちゃった…。」

なーんちゃって、
ばかばかしい犬も食わぬ恋人達のお話ですが、(苦笑)

似たようなことが相場世界でもありますね。

物事に不透明感があると、
常に悪いほうへ悪いほうへ考えてしまうわけです。

悪い予想がそのまま現実になることもありますが、
疑心暗鬼がリスク回避の動意となって、
相場を下落させることは珍しいことでもないようです。

まぁ、市場参加者の場合は恋人たちというよりも
経済情報につきまとうストーカーのようでもありますが、(笑)

不透明感に心配を募らせる様は
ちょっとだけ恋人達にも似ていそうです。

「あ〜ぁ、ギリシャ問題は心配だ心配だ。
 もっと悪い状況が続けばショートで儲け続けられるのに…。」

「こらぁ欧州の人たちが苦しんでいるのに、
 そんなこと言っていると、罰が当たって
 ユーロドルが急反発しちゃうかも。」

「こりゃまた失礼しました。 冗談です。m(_ _)m 」



FX 勝ちトレードと負けトレードのお話

ボクシングのWBAフライ級タイトルマッチで
亀田大毅選手が世界王座を獲得しましたね。

<先週1日(月)から5日(金)の気になる出来事>

<1日(月)>

豪第4四半期住宅価格指数は市場予想より強い5.2%になりました。
中国上海市場で銅価格が下落しました。
資源国通貨が軟調になりました。
中国国務院発展研究センターの要人が
「消費者物価指数が2.25%を越えれば利上げの可能性」
があることをコメントしました。
中国上海株式市場が前週末比−47.932ポイントで引けました。
中国銀行監督当局が
「融資が株式や不動産市場への不正流入の調査を指示した」
ことを発表しました。
英消費者信用残高(12月)は
市場予想より強い1億ポンドになりました。
IMFが「世界的に景気刺激策の撤退は時期尚早」
との見解を発表しました。
米個人所得(12月)は市場予想より強い0.4%、
米個人支出(12月)は市場予想より弱い0.2%、
米PCEデフレータ(12月 前年比)は
市場予想より弱い2.1%になりました。
米ISM製造業景況指数(1月)は市場予想より強い58.4になりました。
米ISMの製造業調査委員長が
「受注の回復度合いは過去類を見ないほどで、
V字回復の可能性もある。」との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが「米銀行セクター見通しは引き続きネガティブ」
であることを発表しました。
NYダウは前週末比+118.20ドルで取引を終えました。

<2日(火)>

ボルカー米経済再生諮問会議議長証言の原稿が公表され、
「商業銀行による自己勘定取引の制限はリスクを減らす。
自己勘定取引や投機的取引は政府や基金で保証されるべきでない。」
などの骨子が示されました。
豪RBA政策金利が3.75%に据え置かれ、
市場予想が利上げであったことで豪ドルが急落しました。
豪RBA声明では「経済が改善すれば利上げへ。
失業率は底を打った可能性。」などが示され、
条件付ながら将来の利上げ示唆がありました。
ポルトガル中銀総裁が
「短期経済見通しについては悲観的。財政赤字削減は急務。
長期でのポルトガルの国家財政は持続可能。」
などの認識を示しました。
米中古住宅販売保留(12月)は市場予想とおり1.0%になりました。
ガイトナー米財務長官が
「今年の財政赤字は対GDP比10.6%で(このままでは)持続不能。
米財政赤字は2015年までに対GDP比3%まで低下させる必要。」
などの認識を示す発言をしました。
オバマ米大統領が「中小企業融資促進へ300億ドルの施策。
2010年の最大の関心は雇用の創出。」などの認識を示しました。
NYダウは前日比+111.32ドルで取引を終えました。

<3日(水)>

豪貿易収支(12月)は9ヶ月連続のマイナスながら、
市場予想よりは強い−22.52億豪ドルになりました。
中国上海株式市場が4営業日ぶりに反発して
前日比+69.12ポイントで引けました。
欧小売売上高(12月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
欧州委員会が「ギリシャの財政健全化計画を支持。
ギリシャ財政赤字のGDP比3%以下に引き下げ期限を2012年末。
公務員の賃金削減など追加的な財政措置を準備する必要。
ギリシャは2010年3月中旬に最初の報告書を提出を要す。」
などを発表しました。
米ADP雇用統計(1月)は24ヶ月連続のマイナスながら、
市場予想より強い−2.2万人になりました。
米ISM非製造業景況指数は市場予想より弱い50.5になりました。
スペインが格下げされるとの噂が飛び交いました。
格付け会社のムーディーズがスペインの格付けAAAの
見直しはしていないことを表明しました。
バーナンキFRB議長が第2期目の就任挨拶で
「あまりにも多くの人が職を失ったまま。」
との労働市場への懸念を表明しました。
NYダウは前日比−26.30ドルで取引を終えました。

<4日(木)>

NZの第4四半期失業率は
市場予想よりかなり弱い7.3%になりました。
豪小売売上高(12月)は市場予想より弱い−0.7%、
豪住宅建設許可(12月)は市場予想より強い2.2%になりました。
IMFの専務理事が「ギリシャの状況は非常に深刻だが、
破綻のリスクにさらされているとは思っていない。
必要な措置を講じると確信している。
IMFは要請があればギリシャを支援する。」
などの認識を表明しました。
スペイン経済相が「スペインの状況はギリシャとは異なったもの。」
との見解を示す発言をしました。
ポルトガルの首相が辞任するとの噂が飛び交いましたが
ポルトガル政府の広報担当官が否定しました。
独製造業受注(12月)は市場予想より弱い−2.3%になりました。
英BOE政策金利は市場予想とおり0.5%に据え置きになりました。
また、資産買い入れ規模が2000億ポンドに据え置きになり、
1月末で買取プログラムが休止となることが発表されました。
欧ECB政策金利も市場予想とおり1.00%で据え置きになりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い48.0万件になりました。
米第4四半期非農業部門労働生産性速報は
市場予想より弱い6.2%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「政策金利は引き続き適切。今後5年のインフレ予測は1.9%。
ECBはギリシャの財政計画を承認する。強いドルは世界の利益。
3月初めに出口戦略の段階的な解除について決定の予定。」
などの見解が表明されました。
カナダIvey購買部協会指数(1月)は
市場予想より弱い50.8になりました。
米製造業受注指数(12月)は市場予想より強い1.0%になりました。
NY司法当局がバンク・オブ・アメリカの前CEOを起訴しました。
NYダウが急落しました。
複合的要因が重なり主要通貨ペアも急落していきました。
ユーログループ議長が「スペインとポルトガルの状況は
ユーロ圏(全般の)見通しにとってリスクではない。」
との見解を示す発言をしました。
米ホワイトハウスが
「5日の雇用データでは修正が発表される可能性。」
があることを報じました。
ガイトナー米財務長官が
「金融システムの一部は引き続き試練に直面。
中国は人民元の柔軟性向上で行動する可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
カンザスシティ連銀総裁が
「金融機関の賞与システム変革は重要。
経済見通しは総じてポジティブ。失業者はゆっくりと減少。
ゼロ金利を永遠に続ける事はできない。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは一時10,000ドルを割り込む場面があり、
前日比−268.37ドルで取引を終えました。

<5日(金)>

中国政府系シンクタンクが
「中国の第一四半期GDP伸び率は11.5%、
消費者物価指数は2.5%」などの見通しを発表しました。
豪RBA四半期金融政策報告では
「豪の2010年GDP伸び率予想を3.25%に据え置き、
11年GDP予想は3.5%に上方修正。
2010年のCPI上昇率予想を2.5%、11年CPI予想2.75%に上方修正。
失業率は約5.7%がピークになる可能性。」
などが発表されました。
日経平均は前日比−298.89円で取引を終えました。
香港ハンセン指数が20000ポイントの大台を割り込みました。
ユーロドルやポンドドルの軟調が続きました。
ギリシャ首相が「今年に財政赤字を4%削減する計画」
であることを発表しました。
英生産者仕入価格(1月)は2.0%、英生産者出荷価格(1月)は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独鉱工業生産(12月)は市場予想より弱い−2.6%になりました。
カナダ雇用ネット変化率(1月)は4.30万人、失業率(1月)は8.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米非農業部門雇用者数変化(1月)は市場予想より弱い−2.0万人、
米失業率(1月)は市場予想より強い9.7%という結果になりました。
また、過去5ヵ月間の雇用者数変化の修正値が発表されて、
延べ24.5万人の下方修正がされました。
IMFがオランダの2010年GDP予想を1.3%へ上方修正しました。
NY原油が急落しました。
NYダウが一時前日比で100ドル以上下落しましたが
終盤にかけて戻して10000ドル台の大台を維持しました。
終盤にかけてドルストレートがやや戻りを見せました。
米消費者信用残高(12月)は
市場予想よりは強い−17億ドルになりました。
NY原油(WTI)は71ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+10.05ドルで取引を終えました。

<今週の主な予定>

<週はじめ8日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際経常収支(12月)、日国際貿易収支(12月)、
午後1時半に日企業倒産件数(1月 前年比)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(1月 現状判断DI・先行判断DI)、
午後3時45分にスイス失業率(1月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(12月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
スイス・加の指標には一応注目です。

<9日(火)の主な予定>

午前9時01分に英RICS住宅価格(1月)、
午後3時に日工作機械受注速報(1月)、
午後4時に独貿易収支(12月)、独経常収支(12月)、
独消費者物価指数(1月)
午後6時半に英商品貿易収支(12月)、
深夜12時に米卸売在庫(12月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英の指標には一応注目です。

<10日(水)の主な予定>

朝8時50分に日機械受注(12月)、日国内企業物価指数速報(1月)、
午後6時半に英鉱工業生産(12月)、英製造業生産高(12月)、
午後7時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜10時半に米貿易収支(12月)、
同夜10時半に加国際商品貿易(12月)、
深夜4時に米月次財政収支(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米・(加)の指標には注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の米上院金融委員会での
「流動性」についての議会証言が予定されています。

<11日(木)の主な予定>

東京市場は休場です。
午前9時に豪消費者インフレ期待(2月)、
午前9時半に豪失業率(1月)、豪雇用者数変化(1月)、
豪労働参加率(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(1月)、
午後6時に欧ECB月例報告(2月)、
夜10時半に米小売売上高(1月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(12月)、
深夜12時に米企業在庫(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<12日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(12月)、
午後2時に日消費者態度指数(1月)、
午後4時に独第4四半期GDP速報、
午後7時に欧第4四半期GDP速報、欧鉱工業生産(12月)、
夜10時半に加新車販売台数(12月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。

さて、先週はポルトガル(P)・イタリア(I)、ギリシア(G)、
スペイン(S)のPIGS各国の経済のインフルエンザ懸念や、
バンク・オブ・アメリカのルイス前CEOが
「メリル・リンチの損失を当時既に知っていて
200億ドルの救済を得るために虚偽の報告をした」として
NY州に起訴されるなどで、欧州通貨を中心に
ドルストレート通貨ペアが大きく下落して、
リスク回避の動意にドル円も下落する相場展開となりました。

また、報道によりますと、ロシアの2009年GDPも
資源輸出の落込みなどで1998年の通貨危機以来11年ぶりの
マイナスとなっただけではなく、その下落幅が1998年をしのぐ
7.9%のマイナスになったことが発表され、
今年はプラス成長の見通しとされていますが、
世界的金融危機の禍根の凄まじさを物語っているようです。

「ギリシャ財政問題」「米新金融規制案」「中国の金融引き締め」
などのここのところの3つの市場テーマでは、
欧州委員会によるギリシャの財政健全化計画の支持や、
2月2日の米上院公聴会での米経済再生諮問会議の
ボルカー議長による「金融規制では各国との協調も必要」との発言、
そして、オバマ大統領による人民元切り上げ問題を意識した
「通貨レートは課題」との発言に、5日の中国各紙が
「米国の圧力に屈するべからず。」との論調の展開、などがあり、
リスク懸念も根強いものの、リスク回避一色の状況からは
いくぶん後退の様子も見え隠れしつつあるようです。

世界の金融危機は金融機関の破綻リスクの第1フェーズから、
大手証券会社の破綻が現実となり、
各国の政策対応期ともいえる第2フェーズを経て、
現在、金融機関の破綻回避の措置などでの
歳出と景気減速による税収不足があいまって
各国政府の財政懸念リスクの第3フェーズに入っていますが、
「支援策を止めるにやめられない事情」と
「持続不可能な財政赤字」との背反する板ばさみの問題に
各国の苦悩はまだまだ続きそうです。

また、カナダの厳寒の地イカルイトで開催された
G7財務相・中央銀行総裁会議では、
同声明の採択が見送られたものの、「景気刺激策の継続で一致」
「財政健全化に取り組んでいく必要性」
「具体策は各国に委ねるも金融規制強化の支持共有」
「金融機関の危機対応コスト負担」「為替に関する前声明の堅持」
「G7からG20へ、G7の非公式会合への移行」などが
合意になったほか、ギリシャ問題に関してトリシェECB総裁から
「ギリシャの施策をECBも承認。目標達成に必要な決断を行うと
確信。」との説明がありましたが、
同問題への具体的なEUとしての支援策は示されませんでした。

さて、今週のアナリスト予想では、
「米雇用統計で足元の雇用を状況を示す非農業部門雇用者数変化が
市場予想を下回ったことに加えて、5ヶ月間の雇用者数変化で
延べ20万人以上も下方修正がされたことや、
中国の金融引き締め懸念もありリスク回避の円買いとなりやすい。」
との見方がある一方、
「リスク回避の織り込みはある程度進んだので、
いったん利益確定の円売りの可能性がある。」と見る向きも
あるようです。

また、ドルストレート通貨ペアでは
「欧州の財政悪化懸念はギリシャからポルトガルや
スペインに波及してきていて欧州通貨を中心に軟調が続く。」
と見る向きがある一方、
「米の足元の雇用は強いものではなく
米国の早期利上げ観測が後退してドルが弱含む可能性がある
とともに、IMFが必要であればギリシャを支援する姿勢を示した
こともあって、リスク懸念は根強いものの一時後退して、
ドルストレート通貨ペアは反発する。」と見る向きもあって
意見は割れているようです。

経済指標では、10日(水)英BOE四半期インフレ報告、
11日(木)の豪雇用統計と米小売売上高(1月)、
週末12日(金)のNZ小売売上高(12月)と独第4四半期GDP速報と
米ミシガン消費者信頼感指数速報(2月)などが特に注目されます。


さて今日は、勝ちトレードと負けトレードのお話です。

トレードを始めたばかりなのにプラス収支を続ける
天才的なトレーダーもごくまれにいるようですが、

私を含めて多くのトレーダーは、
負け組みからのスタートとなることが多いようです。

私もごたぶんに漏れず、大豆の先物以来、
10年以上も相場の年間収支で負け続けた経験がありますが、

「チクショー。また負けちまったぜ。
 ほんとうにトレードで勝ち組になれるなんてことが
 ありえるのだろうか…?」

このような思いは多くのトレーダーが
一度や二度は経験するものです。(苦笑)

私も初心の頃、

「こんなに負け続けているのなら、
 俺と逆のポジションを持ったなら勝ち組になれるはずだ…。」

などという素晴らしいアイデアが湧いて、(笑)
思ったほうと逆のポジションを持っても、
やっぱり負け続けて何がなんだか解らなくなった時期がありました。

エントリーは確かに重要なトレードの要素の1つですが、
それがトレードの全てなどではもちろんなく、

「含み益になってもトレードタームに対して薄利決済で」

「含み損になってもいつまでも損切りができなく」

「負けが込むと、一気に取り戻そうと、
 建て玉をどんどん大きくしてしまい」

「勝っても負けても、ついつい過剰にトレードしてしまう
 超がつくほどトレードに勤勉なポジシポジ病を患っている」

という悪癖のオンパレードでは、
いつまでたっても勝ち組になれるはずがありません。

オマケに、(笑)

本来、難平はポジションのチューニングの高度な手法ですが、
トレンドが既に逆に進んでいるのに、時と場合をわきまえず、
難平することが常套手段になってしまっていたのですから、
ときに「一発ドン」の負けまで食らって、
長いこと負けトレーダーから抜け出ることができませんでした。

トレードでの勝ち負けには、エントリーなどの手法以前の
とても大切な「資質の違い」のようなものがあるのですね。

勝ち組トレーダーは、含み損に対してはリスクを選好したがらず、
含み益に対してはリスクを選好したがる傾向があり、

負け組トレーダーは、含み損に対してはリスクを選好したがり、
含み益に対してはリスクを選好したがらないという、

真逆の性向があるとされていて、

トレードの先進国でもある米国では、

"Take Our Profits Slowly, Cut Off Losses At once"
(利益はゆっくり得て、損失はただちに断ち切れ。)

と、頭文字を取って「TOPS COLA」を
トレードの基本中の基本として教えています。

また、勝ち組のトレーダーは、
勝つことよりも負けないことを心がける傾向があり、
判らないところではジッと待って無闇にトレードに手を出さない、
という特性にも似た傾向があるのに対して、

負け組のトレーダーは、無謀なまでに勇猛果敢で、
勝とうとすることばかり考える傾向があり、
待つことができず、チャンスに遅れまいと焦り急ぎ、
数多くトレードしたがる傾向があるとされています。

そして、勝ち組のトレーダーは、
リスクをコントロールする資金管理を重要視する傾向があり、
ポジションを小さめに取ろうとするのに対して、

負け組のトレーダーは、
勝つための手段や方法を過度に重要視する傾向があり、
勝ったときの利益を大きくしようと
資金に対して大きくポジションを取りたがる傾向があるようです。

また、勝ち組のトレーダーは、負けても勝っても
淡々としている傾向があるのに対して、

負け組のトレーダーは、負ければ怒りやすく、
勝てばとても気分が良くなり高揚しやすい傾向があるという、
マインド(感情)面の違いがあるとされています。

そして、本来は天底を狙うことは高度なテクニックですが、
負け組のトレーダーは、自身の技量を顧みず、
一段の階段も満足に登れないのにこの高度な天底狙いを
好む傾向があるとも言われています。

ある意味、とても人間らしく自然で
感情豊かな愛すべき負けトレーダーの資質ですが、(笑)
勝てるトレーダーの感情とはほとんど正反対となるようです。

また、トレード・ソフトなどで機械的トレードをしていても、
勝てばどんどん無謀に玉数を増やし、
何連敗かすれば新たな聖杯のソフトを捜し求める
システム・トレーダーも少なくないようで、
「自身の感情」の影響を断ち切れない場合さえあります。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラの共著の
「デイトレード」という本の中にこう記されています。

「トレーディングという名のゲームでは
 心理的な要因が8割以上を占めるためである。」(105ページ)

そして、さらに驚くことに

「トレーディングで成功するためには
 人間性を捨てなければならない。」(86ページ)

とも記されています。

少し極端な書き方のように思われなくもありませんが、
それほど「負けに至らしめる自身の感情を厳しく自分自身で
規律していかないと勝ち組のトレーダーにはなかなかなれない」
ということなのかもしれませんね。

昨年9月のNHKスペシャルの
「金融危機1年 世界はどう変わったか」だったと思いますが、
その中に登場したリーマン破綻後に創業した小さなヘッジファンドの
トレーディングルームのホワイトボードにも、
走り書きのようにこう記されていました。

「(基本)ルールに忠実に!」

うーん。

トレーダーは皆それぞれのレベルで悩み、
そして自分自身と戦っているものなのですね。


FX トレードと時間経過のお話

早くも今年も2月になりましたね。
12日からのバンクーバーでの冬季五輪が楽しみです。

<先週25日(月)から29日(金)の気になる出来事>

<25日(月)>

豪第4四半期生産者物価指数は2四半期ぶりのマイナスとなる
市場予想より弱い−0.4%になりました。
中国上海株式市場などアジアの株式市場が軟調になりました。
ギリシャ財務省が「ユーロからの離脱は絶対にない。
ギリシャは海外からの支援は期待せずに自力で克服する。」
との声明を出しました。
ユーロの軟調が続きました。
資産運用大手のPIMCOが「FRBは雇用改善まで利上げせず、
2010年は利上げはしない可能性。」との見解を発表しました。
英首相が「失業対策を促進する。
今年は回復にリスクとなることは行うべきではない。
英経済はリセッションから脱しつつある。
財政赤字を2014年までに半減することを目指す。」
などをコミットしました。
中国人民銀行副総裁が「2010年は適度に緩和的な金融政策を維持」
することを重ねて表明しました。
米中古住宅販売保留(契約ベース中古住宅販売)は
前月の減税策駆け込み需要の反動で
統計開始以来で最大の下げ幅となる前月比−16.7%になりました。
NYダウは前週末比+23.88ドルで取引を終えました。

<26日(火)>

米アップルの第4四半期決算では、
売上高が157億ドル、1株あたり利益が3.67ドルになりました。
英首相が「英国では米のような金融規制案の採用は必要ない。」
との見解を示す発言をしました。
オバマ米大統領が「多くの批判があるが、
ガイトナー米財務長官とサマーズ国家経済会議委員長は
職務を続けると考えている。」との認識を示しました。
「中国の銀行の一部が預金準備率の引き上げの指示を受けた。」
との報道がありました。
中国上海の株式市場が軟調になりました。
ドル円やクロス円が軟調になりました。
日銀が政策金利を市場予想とおり0.10%に据え置きました。
格付け会社のS&Pが日本のソブリン格付け見通しを
引き下げネガティブとしました。
円が一時売られました。
シュタルクECB専務理事が「金利引下げの可能性を排除しない。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが
「日本の財政赤字は短期的な懸念はないが
中期的な財政戦略を立てる必要がある。」
との見解を発表しました。
格付け会社のS&Pが
「今後の2年間で日本国債の格付けが変更される可能性。」
があることを発表しました。
独IFO景気動向(1月)は市場予想より強い95.8になりました。
英第4四半期GDP速報はプラスにはなったものの、
市場予想より弱い0.1%になりました。
米消費者信頼感指数(1月)は市場予想より強い55.9になりました。
NYダウは前日比−2.57ドルになりました。

<27日(水)>

豪第4四半期消費者物価指数は
市場予想より強い0.5%になりました。
格付け会社のムーディーズが
「中国の融資急増はあまり懸念していないが、
資金流入はインフレ圧力になる可能性。」
との見解を発表しました。
東京時間ではユーロ円が軟調に推移するなど円高傾向が続きました。
中国工商銀行が「融資の鈍化は一部融資が回収によるが
融資を停止する予定はない。」と発表しました。
日経平均が4日続落になりました。
中国上海株式市場が約3ヶ月ぶりに
3000ポイントの大台割れになりました。
中国人民銀行副総裁が
「現在の(適度に緩和的な)財政金融政策を継続する。」
と重ねて表明しました。
中国銀行業監督管理委員会が
「中国の銀行に対して新規融資の適切な制御を求める。
不動産融資に対する指導を強化する。」との指針を発表しました。
独連銀総裁が「2011年の独経済の成長は1.5%の見通し。
今年の経済は良くなるが、刺激策と金融支援が必要。
ギリシャは財政赤字を3%削減を約束。
ユーロ圏の分裂の話は馬鹿馬鹿しい。」
などの認識を示す発言をしました。
ギリシャ財務相が「国債を中国に売却する合意は得られていない。」
と発表しました。
米新築住宅販売件数(12月)は市場予想より弱い34.2件になりました。
FOMC政策金利は市場予想とおり据え置きになりました。
FOMC声明では「金利を長期間に異例に低い水準に維持。
米経済は拡大を続けている。労働市場の悪化は和らいでいる。」
などのほか、カンザスシティ連銀総裁が低金利の長期化に反対を
したことも報じられ、やや強い内容となりました。
NYダウは前日比+41.87ドルで取引を終えました。

<28日(木)>

RBNZ政策金利は市場予想とおり2.50%で据え置きになりました。
RBNZ声明では「世界経済は回復を継続している。
2010年中頃に利上げを開始する見通し。」
などが発表されました。
ユーロドルが約半年ぶりの安値になりました。
オバマ米大統領の一般教書演説では
「政府プログラムの一部の歳出の3年間凍結を提案。
2011年に200億ドルの予算節減を目指す。
雇用拡大は2010年の最優先事項で、150万の雇用を創出を目指す。
中小企業向け融資支援を行う。
医療保険改革は向こう20年にわたり1兆ドルの赤字削減になる。
今後5年間で輸出を2倍にすることを目指す。
金融改革法案は銀行を罰するものではなく米経済を守るもの。」
などをコミットしました。
アジアの株式市場が堅調に推移しました。
中国商務省が「刺激策を調節する圧力に直面している。
2010年の小売については16%増加を目標にする。」
ことなどを発表しました。
英財務相が「巨大な財政赤字の削減を計画。
金融規制では米国やその他の国とともに協調することが重要。」
などの見解を示す発言をしました。
米耐久財受注(12月)は0.3%、新規失業保険申請件数は47.0万件と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
シカゴ連銀全米活動指数は29ヶ月連続マイナスで
市場予想より弱い−0.61になりました。
トリシェECB総裁がダボス会議で
「各国それぞれが自国の問題を解決しなくてはならない。
ユーロ圏や米国の赤字は持続不可能。強いドルは米国の国益。」
など認識を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pが「英国の銀行システムは低リスクとは言えない。
高水準の銀行の債務が英経済成長や英銀の重しになる可能性。」
などの見解を発表しました。ポンドが急落しました。
「人民元が春節明けに切り上げになる」との憶測が飛び交いました。
米上院でバーナンキFRB議長の再任が70対30で可決されました。
NYダウは前日比−115.70ドルで取引を終えました。

<29日(金)>

NZ貿易収支(12月)は市場予想より強い200万NZドルになりました。
NZ住宅建設許可(12月)は市場予想より弱い−2.4%になりました。
日失業率(12月)は市場予想より強い5.1%になりました。
日鉱工業生産速報(12月)は市場予想より弱い2.2%になりました。
日銀総裁が「長期国債買い入れは今の買い入れ金額が最適。」
との見解を示す発言をしました。
日経平均は前日比−216.25円で取引を終えました。
アルムニア欧州委員が「ギリシャにデフォルトのリスクはない。
ギリシャがユーロ圏から離脱することはない。
ギリシャの債務に関して唯一の選択肢は財政調整。」
などの見解を示しました。
中国人民銀行が「マネーと信用の伸びを維持。
2010年も適度に緩和的な金融政策を継続する。
銀行には一定したペースでの融資を指導。」
などの指針を発表しました。
欧失業率(12月)は市場予想より強い10.0%、
欧消費者物価指数速報(1月)は市場予想より弱い1.0%になりました。
トリシェECB総裁が「米国の強いドルが国益に対して完全に同意。」
との認識を示す発言をしました。
欧州委員会が「ギリシャ安定化プログラムは2月3日に発表。」
になることを報じました。
カナダGDP(11月)は市場予想より強い0.4%になりました。
米第4四半期GDP速報は5.7%、米第4四半期個人消費速報は2.0%、
米第4四半期コアPCE速報は1.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米第4四半期GDP速報が2003年第3四半期以来の伸び率で
2期連続のプラスになったことなどでドルが堅調になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(1月)も
市場予想より強い61.5になりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(1月)も
市場予想より強い74.4になりました。
その後、月末での手仕舞いの動きや
中国が春節後(22日)に利上げするとの憶測などが影響したか、
ドル円やクロス円が軟調になりました。
スイスSNBの介入があったか(真偽不明)、
スイスフランが上昇しました。
NY原油(WTI)は72ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−53.13ドルで取引を終えました。

<今週の主な予定>

<月初めで週はじめの2月1日(月)の主な予定>

ウェリントン(NZ)は休場です。
午前9時01分に英ホームトラック住宅価格(1月)、
午前9時時半に豪第4四半期住宅価格、豪ANZ求人広告数(1月)、
午後2時15分に日自動車販売台数(1月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(1月)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(1月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(1月)、
午後6時半に英消費者信用残高(12月)、英製造業PMI(1月)、
夜10時半に米PCEデフレータ(12月)、米個人所得(12月)、
米個人支出(12月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(1月)、米建設支出(12月)、
同深夜12時からガイトナー米財務長官議会証言、
などの経済指標が発表されます。
(英)・米の指標には注目です。

<2日(火)の主な予定>

昼12時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.25%の利上〜据え置き)
午後6時半に英建設業PMI(1月)、
午後7時に欧生産者物価指数(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(欧)・米の指標には注目です。

<3日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(1月)、
午前9時半に豪貿易収支(12月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(1月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(1月)、
午後6時半に英サービス業PMI(1月)、
午後7時に欧小売売上高(12月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(1月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(1月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<4日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期失業率、
午前9時半に豪小売売上高(12月)、豪住宅建設許可数(12月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(12月)、
午後8時に独製造業受注(12月)、
夜9時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜10時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働費用速報、
米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加住宅建設許可(12月)、
深夜12時に米製造業受注指数(12月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(1月)、
深夜3時半から加BOC総裁講演、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・欧・米の指標には注目です。
また、この日にはドイツ銀行の第4四半期決算が発表されます。

<5日(金)の主な予定>

午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時に日景気先行CI指数速報(12月)、
日景気一致CI指数速報(12月)、
午後6時半に英生産者物価指数(1月)、
午後8時に独鉱工業生産(12月)、
夜9時に加失業率(1月)、加雇用ネット変化率(1月)、
夜10時半に米失業率(1月)、米非農業部門雇用者数変化(1月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(1月)、米週平均労働時間(1月)、
明け方5時に米消費者信用残高(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(英)・(独)・加・米の指標には注目です。
また、5日〜6日までG7財務相・中央銀行総裁会議が行われます。

さて、オバマ米大統領の新金融規制案に続き、
中国当局による中国主要銀行への新規融資抑制の指導などでの
経済減速懸念でのリスク回避の動きに加えて、
燻り続けるギリシャ問題やコモディティ市場の軟調の中、
米経済指標の(住宅セクター以外の)好調などを背景に、
欧州や豪州の通貨を中心にドルストレート通貨ペアが
ほぼ総崩れ状態になりました。

また、先週末にはインド中銀が政策金利を据え置いたものの、
1年6ヶ月ぶりに流通する資金量を管理する現金準備率を
0.75ポイント引き上げて余剰資金を吸い上げ物価上昇を抑制する
決定を下したのに続き、中国が春節後(22日)に利上げするとの
憶測が台頭して、新興国の金融引き締めによる経済減速懸念に、
さらに月末要因も加わったか、終盤には米指標が好調の中でも
ドル円が軟調になるなど、先週の為替相場は大きく揺れる展開に
なりました。

一方、株式市場も上海株式市場が昨年末から9%も下落して
3000ポイントの大台を割り込むなど、主要各国のマーケットの多くが
リスク回避の動きとなっているようです。

さて、今週のアナリスト予想では、
「日短期金融市場も日銀の政策金利の0.1%に近づいて、
広い意味で日本の量的緩和が完了しつつあり、
それを織り込んでいる状況で、中国が春節後(22日)に利上げするとの
憶測が台頭しているために世界経済の減速懸念で
リスク回避の円高に振れやすい。」
と見る向きがある一方、

「各国のGDPは市場予想に対する好悪はあるが改善していて、
懸念材料をある程度織り込んでキャリー巻き戻しの
リスク回避の円高となった後は、日本の財政悪化などで
円自体に強い買い材料は乏しく、米雇用統計も改善とみる向きが
少なくなく、やがて円売りとなる可能性もある。」
と見る向きもあるようで、いつもながらに意見は割れていますが、
円高予想が優勢のようです。

ドルストレート通貨ペアについては
「中印の経済抑制策などによる世界経済の減速懸念での
リスク回避のドル買いと、(住宅セクターを除く)米経済好調による
ドル買いとがあいまってドル高に振れやすい。」
と見る向きが多いようですが、
他方、「ギリシャ問題はユーロ圏の経済規模のわずか数%で、
過剰反応でのリスク回避の織り込み過ぎになっている可能性があり、
やがて反発する。」と見る向きもあるようです。

今週も揺れる相場展開になりそうで、
2日の波乱の可能性のある豪RBA政策金利をはじめ、
4日のトリシェECB総裁記者会見や週末の米雇用統計などが
特に注目されますが、2月全般では来週以降の
中国の春節(13日〜19日)前後での中国利上げの成否などが
焦点となりそうです。

予想は予想として、しっかりチャートを見て流れに乗って
トレードしていきたいものです。


さて今日は、トレードと時間経過のお話です。

テクニカル分析の3大前提というものがありますね。

1. 値動きは全てを織り込む

2. 値動きはトレンドを形成する

3. 歴史は繰り返す

の3つですが、

もちろん、これらは大いなる仮説で
立証されたものではなく、
いろいろな反論があるようです。

「値動きは全てを織り込む」とは、

ファンダメンタルなどに反応する市場参加者の行動も
テクニカル信奉者のチャートを見ての行動も、
はたまたテロや戦争も、政府の介入も要人の発言も、
さらにロボット・トレーディングによる売買も含めて
その時点でのあらゆる要因が現在価格に織り込まれ
反映されているとするもので、

現在価格を要素の集合の事象として
ときにファンダメンタル分析不要論の拠所ともされますが、
主意は価格を将来予測の元として肯定的に扱っているようです。

一方、効率的市場仮説では

瞬時に材料は織り込まれるとはしているものの、
瞬時に材料が織り込まれた価格は
予測不能の動きのカオス的な状態に収斂されるとして、

道にお金が落ちているような状況などはなく、
(予測の立場では)価格を将来予測の元にはできないという
否定的な扱いとなっているようです。(苦笑)

また、「値動きはトレンドを形成する」については、

テクニカルの始祖とも言われるチャールズ・ダウによれば
市場参加者には先行・冒険的な群集、
然る後に追従してくるやや慎重居士の群集、
そしてプロたちが抜け出るタイミングを模索している頃に
最後に石橋を叩きながらようやく遅れて参入してくる大衆、
などによるところがあるとされていますが、(笑)

ファンダメンタルズ的にも、

悪いときには病の重度が増すように
次々と悪材料が連なるように現れてきたり、

良いときには雪割り草が告げる春の訪れに
春の花々が次々と咲くように好材料が現れてくる

「材料連鎖」によるところもありそうです。

まあ、理由はともあれ「価格には連続性がある」ので、
それに乗る収益機会があるとするのが、
テクニカル派の主張となっているようです。

一方、

ランダム・ウォーク理論(Random Walk Theory)によれば、
値動きはどの時点においても独立した確率的な事象で、
上昇と下降の可能性がほぼ同じであり予測は不能としています。

価格の上下の未来は価格の上下の過去に依存せず
価格の上下の過去と価格の上下の未来には因果関係はなく、
ランダムであるというわけで、

乱数によるグラフ化や、コイン・トスなどのグラフ化でも、
トレンドのように見えるチャートが描けると
バートン・マルキールなどが述べています。

ともあれ、価格にランダム性があっても、
「価格が連続する事象」それ自体は肯定されているようです。

そして、「歴史は繰り返す」については、

テクニカルではチャート・パターンを示すことが多いですが、

バートン・マルキールによれば、
ダブル・トップなどのチャート・パターンの調査では
その示現後に下落になるとの有意は見られないとしていますが、

テクニカル派の中には、たとえばダブル・トップでは
パターン形成後にネックラインを割り込むか割り込まないか、
そのことこそが大事で、たんにダブル・トップのパターンを
チャート上で見つけて分析しても意味がない、
と反論への反論をする人もいるようです。(苦笑)

さて、

テクニカル分析を星占いのようなものとする学者先生と
テクニカル派の論戦は尽きないようですが、

価格がどちらに向かうかは別としても、
価格の変動幅については、時間単位が大きく(長く)なると
その間の価格の変動幅も大きくなるということでは
双方ともに異論のぶつかり合いがないように思われますが、
どのようなものなのでしょうか。

大きな時間単位で、上がるにせよ下がるにせよ、
振れが大きいということは、

その間の小さな時間単位では、
「長いトレンドのようなものがたくさんあった」
ことになるという推論が成立するかどうかはわかりませんが、

トレードと時間に関して、
実際にトレードをしていて気づく大切なことがあります。

良いトレードでは、そのトレードのターム(期間)において、
スイングトレードであれ、デイトレードであれ、

ポジションの保有期間の多くで含み益になっていて、
その間、考えることはどこで利食いをしようかという、
ある意味、贅沢な悩みになることが多いのに対して、(笑)

悪いトレードでは、そのトレードのターム(期間)において、
スイングトレードであれ、デイトレードであれ、

ポジションの保有期間の多くで含み損になっていたり、
死ぬも生きるもできないゾンビ・ポジションとなっていたりで、
文字とおりの悩み多きトレードになっていることが多いものです。

このようなポジションの状態と時間の関係を考えますと、

(苦しみの果ての逆転勝利もあるものの)

ある時間内で含み益にならなければ、
時間という意味での良いトレードではなく、
相場の逆側にいる可能性が高いので、

「価格として損切りポイントに達しなくても、
 仕切り直しのエグジットをしてしまう」

という、マーセル・リンクが主張するような
タイム・ストップという考え方も有効そうで、

利益追求よりも損失回避が大切なトレードでは、
時間という視点で保有するポジションを洗い直してみるのも
損小のために一考の価値があるのかもしれませんね。


※次回の更新は2月8日(月)を予定しています。



FX ダマシの効能のお話

大ヒット中の映画アバターが中国で3D版を除き、
国内映画を支援するという表向きの理由で
上映打ち切りとなったそうですね。

<先週18日〜22日の気になる出来事>

<18日(月)>

17日のテレグラフ紙が「ECBはギリシャ危機が高まり、
ユーロ決裂の法的根拠を準備か」と報道しました。
英ライトムーブ住宅価格が0.4%と09年10月来のプラスなりました。
タイムズ紙(オンライン)が
「ギリシャの危機はドイツの問題なる可能性。」
との観測報道をしました。
UAE石油相が「原油市場は過剰供給。原油価格は適正。」
などの見解を示す発言をしました。
オーストリア中銀総裁が、
「欧州には二番底の懸念は見られない。
ゆっくりかつ安定した成長の見込み。
EUには厳しい非救済条項がある。
ユーロの上昇基調は望まないが、為替介入の必要性はない。」
などの発言をしました。
カナダ財務相が「カナダ経済はまだ回復していない。
米ドルにかなりの下方圧力がある。」
などの認識を示す発言をしました。
NY市場は休場でした。

<19日(火)>

欧州委員が「欧州の回復は強くない。欧州は高い不確実性がある。
ギリシャの計画は全てのユーログループメンバーに承認された。
ギリシャと同様な国はユーロ圏にはない」
などの認識を示す発言をしました。
英テレグラフ紙が
「2011年に英国は他の主要国経済より強い成長になる可能性。」
との観測報道しました。
中国商務相が「中国の輸出が危機前の水準に戻るには長期間かかる」
との見解を示す発言をしました。
独財務相が「今年の独財政赤字はGDPの約6%を占める可能性。」
との認識を示しました。
JALが会社更生法適用申請を行いました。
スウェーデンの財務相が「ギリシャの経済統計は詐欺まがいである」
との認識を示す発言をしました。
英消費者物価指数(12月)は0.6%、英小売物価指数(12月)は0.6%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
中国の首相が「信用とマネーの妥当な伸びを維持。
内需拡大のため積極的な財政政策を活用。
不動産市場の投機的な投資を抑制。」
などの政策の指針を示しました。
独ZEW景況感調査(1月)は47.2、欧ZEW景況感調査(1月)は46.4と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ZEWのエコノミストが「欧州景気の原動力は衰えた。
EU加盟国はECBが今後6ヵ月間は政策金利を変更しないと認識。」
などの見解を示しました。
格付け会社のムーディーズがギリシャ格付けをA2に据え置き、
見通しをネガティブとしました。
米シティ・グループの第4四半期決算では、
クレジットの純損失が71億ドル、
1株当たり損失が0.33ドルになりました。
対米証券投資(11月)が市場予想より強い1268億ドルになりました。
カナダの政策金利は0.25%で据え置きになりましたが、
2010年の成長見通しが3.0%から2.9%へ下方修正されました。
英BOE総裁が「英CPIの上昇は一時的の可能性。」
との認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+115.78ドルで取引を終えました。

<20日(水)>

ユーロや豪ドルが軟調になりました。
中国銀行業監督管理委員会が
「与信の総量規制を継続する」と発表しました。
米上院マサチューセッツ州補選で共和党が勝利しました。
中国が一部の銀行に新規融資の停止を要請しました。
中国の政府系エコノミストが「12月CPIが著しく加速した。」
との認識を示しました。
英BOE議事録では「政策金利据え置きを9対0で決定。
最近の動向は中期的な見通しを大幅に変えるものではない。」
との見解が公表されました。
英失業率(12月)は市場予想とおりの5.0%になりました。
バンク・オブ・アメリカの第4四半期決算では、
純損失が1.94億ドル、1株あたり損失が0.60ドルになりました。
モルガン・スタンレーの第4四半期決算では、
収入が68億ドル、1株当たり利益が0.14ドルになりました。
ウェルズ・ファーゴの第4四半期決算では、
収入は227億ドル、1株利益が0.08ドルになりました。
ギリシャ国債のCDSのスプレットが急拡大しました。
金価格が大きく下落しました。
NYダウは前日比−122.28ドルで取引を終えました。

<21日(木)>

NZ小売売上高(11月)は市場予想より強い0.8%になりました。
世銀が「2010年の世界経済成長率は2.7%、11年は3.2%」
との見通しを発表しました。
中国の年間GDPは8.7%、前年比の生産者物価指数が1.7%、
消費者物価指数が1.9%、小売売上高が17.5%、となるなど、
ともに市場予想より強い結果になりました。
中国国家外為管理局の要人が
「貿易黒字の対GDP比を5年以内に約6%から3%へ引き下げへ。
今年は外貨準備活用に向けた新たな方法を模索する。
外貨準備の価値を守る課題にも直面している。
などの認識を表明しました。
独財務相が「来年から刺激策からの出口戦略が必要となる見込み。」
との見解を示す発言をしました。
トリシェECB総裁が「2010年のユーロ圏経済は緩やかに回復。
経済見通しは不透明性がある。ECBの最優先課題は物価安定。
財政赤字は状況とタイミングを見て削減する必要。」
などの認識を示す発言をしました。
米ゴールドマン・サックスの第4四半期決算では、
収入が96.2億ドル、1株当たり利益が8.20ドルになり、
市場予想より強い結果になりました。
独連銀総裁が「米経済の回復は欧州の回復よりも早い。」
との見解を示しました。
米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い48.2万件になりました。
ECBの専務理事が「ギリシャのデフォルト憶測は
とんでもないことだ。」との見解を表明しました。
格付け会社のフィッチが独の8銀行の
カバード・ボンドの格付け見通しを引き下げました。
豪政府が鉱山企業への課税を検討していることが報道され、
豪ドルが軟調になりました。
米オバマ大統領が、
「ヘッジファンドへの投資や不動産取引をめぐる銀行規制の提案。
大手金融機関に新たな債務上限の設定の提案。
顧客と関連しない自己勘定取引の制限の提案。」
などの金融規制を議会提案することを発表しました。
一方、ガイトナー米財務長官は
金融規制に慎重な姿勢を表明したことが伝えられました。
株式市場が金融セクターを中心に下落して、
ドル円などがリスク回避で下落しました。
コモディティ(商品)市場も下落しました。
NYダウは前日比−213.27ドルで取引を終えました。

<22日(金)>

米グーグルの第4四半期決算では、
売上高は66.7億ドル(17%増)、1株利益が6.13ドルになりました。
ドル円が一時90円を割り込みました。
日経平均が大幅に下落しました。
中国が利上げをするという噂が飛び交いました。
英紙が、ギリシャ中銀総裁のコメントとして
「ギリシャがユーロ圏から脱退するなどの考えは馬鹿げている。
ギリシャ経済は極めて深刻な問題に直面しているが
ユーロ圏に留まる事が必要。」との見解を報道しました。
日銀総裁が「0%以下の消費者物価指数は許容できない。
デフレからの脱却が日本経済にとって非常に重要。」
との認識を表明しました。
格付け会社のフィッチがロシアの格付け見通しを引き上げました。
英小売売上高指数(12月)は市場予想より弱い0.3%になりました。
欧鉱工業新規受注(11月)は市場予想より強い1.6%になりました。
独財務相が「ドイツは金融機関に対する独自規制を打ち出す。
米大統領の金融規制の提案は有益も国際的に話し合われる必要。」
との見解を表明しました。
米ゼネラル・エレクトリックの第4四半期決算では、
収入が414億ドル、1株あたり利益が0.28ドル、
純利益が前年同期比19%減の30億ドルになりました。
英首相が「オバマ大統領の金融規制案はリスク軽減につながる。」
との支持の意向を表明しました。
カナダの小売売上高(11月)は
市場予想より弱い−0.3%になりました。
独連銀総裁が「ドイツ経済は予想よりも良い。」
と見通しを上方修正する見解を示す発言をしました。
オバマ米大統領が「新たな金融規則は納税者に
損失を負担させることないように望んだものである。」
反対もあろうが銀行を新しい規則に導くよう努力する。」
とのコミットをしました。
NY原油は74ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−216.90ドルで取引を終えました。

<週はじめでゴトウ日の25日(月)の主な予定>

午前9時半に豪第4四半期生産者物価指数、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(2月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(12月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(1月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。
この日はNZのウェリントンが休場です。

<26日(火)の主な予定>

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(12月)、
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後6時に独IFO景気動向(1月)、独IFO現況評価値(1月)、他、
午後6時に欧経常収支(11月)、
午後6時半に英第4四半期GDP速報、
午後6時45分から英BOE総裁議会証言、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(11月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(1月)、米住宅価格指数(11月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・独・英・米の指標には注目です。
この日は豪シドニーが休場です。

<27日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(11月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(12月)、
午前9時半に豪第4四半期消費者物価指数、
午後2時に日銀月例報告、
深夜12時に米新築住宅販売件数(12月)、
深夜4時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間)ですが、
独消費者物価指数速報(1月)の発表も予定されています。

<28日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は据え置き)
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(11月)、
朝8時50分に日小売販売額(12月)、
午前11時からオバマ米大統領一般教書演説、
午後5時55分に独失業率(1月)、独失業者数(1月)、
午後7時に欧業況判断指数(1月)、欧消費者信頼感(1月)、他、
夜10時半に米耐久財受注(12月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に米シカゴ連銀全米活動指数(12月)
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・(欧)・米の指標には注目です。

<29日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(12月)、NZ住宅建設許可(12月)、
朝8時半に日失業率(12月)、日全国消費者物価指数(12月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(12月)、日銀金融政策決定会合議事録
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(1月)、
午後2時に日住宅着工戸数(12月)、日建設工事受注(12月)、
日自動車生産、
午後7時に欧失業率(12月)、欧消費者物価指数速報(1月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(1月)、
夜10時半に米第4四半期GDP速報値、米第4四半期個人消費速報、
米第4四半期GDP価格指数速報、米第4四半期コアPCE速報、
同夜10時半にカナダGDP(11月)、カナダ港工業製品価格指数(12月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(1月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(日)・欧・米・加の指標には注目です。

さて、先週は米主要金融機関の第4四半期決算が過去最高の
純利益となったゴールドマン・サックスなど一部を除き、
米シティの最終損益が75億7900万ドルの赤字になるなど、
総じてそれほどパッとしない中にあって、
週後半はオバマ大統領による金融規制案で相場が大きく動きました。

「ウォール街への宣戦布告だ。」「やがては取り組まねばならない
課題ではあるが病み上がりの経済には打撃。時宜を得ていない。」
「マサチューセッツの上院補選に敗れたことで中間選挙への
焦りによる人気取りだ。」「ガイトナー米財務長官とは
コンセンサスが取れていないようだ。」
「各国との協調はどうなっている。」など、批判も多いようで、
議会承認が必要なことから、今後の成り行きが注目されます。

また、バーナンキFRB議長の任期があと1週間後に迫っていますが、
米民主党の中には再任に反対する議員もいて、
再任とはなる見通しながら、僅差となりそうだとのことで、
万一の場合は市場が揺れる可能性があり、
こちらの行方も注目されます。

一方、欧州経済の3.5〜4.5%の経済規模のギリシャ問題に
過剰反応との意見もあるようですが、依然、市場テーマとして
燻り続ける同問題にも注目されます。

ドバイ問題をはじめ、ここのところ、中国の預金準備率0.5%引上げ、
ギリシャ問題、豪政府の鉱山企業への課税検討、
そして、オバマ米大統領による金融規制案など、
市場にとってのネガティブ材料が多かったようで、
センチメントに水が差された格好になっているようです。

他方、現在はまだ市場テーマにはなっていないようですが、
財政がどれだけ借金漬けになっているかを示す
「GDPに対する純債務比率」で、2010年に日本がイタリアを抜き
先進国で最悪の水準になるとのことで、
今後、取り沙汰されると円売りの大きな要因になると
見る向きがあるようです。

総債務残高での国際比率では既に1999年から日本は
先進国ワースト1になっていましたが、
資産を差し引いた純債務ベースでも
これまで最悪だったイタリアを上回ることになり、
すぐにではなくとも、やがては市場テーマになる可能性も
ありそうです。

さて、今週のアナリスト予想では、「2009年の税制改正で
海外の子会社からの収益や配当金への課税が免除されるため、
3月の本決算に向けて海外においていた資金を日本国内へ送金する
動きや、ここのところの海外勢の為替のヘッジなしでの
投資などが中期的な円高要因になる。」と見る向きがあるとともに
「短期的にも米金融規制法案を受け先行きが不透明な中、
リスクは取りづらく円高になる。」と見る向きがある一方、

先週、ある程度、既に持ち高調整は進んだので
「反発する可能性がある。」と見る向きもあり意見は割れていますが
円高と見る向きが多いようです。

また、ドルに関しては「リスク回避のドル買いの動きの後は、
米金融規制案がドル安に働く。」と見る向きがある一方、
英欧の追従の可能性もあり、ドルストレート通貨ペアでは
揺れる展開になると見る向きもあるようです。

経済指標では、26日の英第4四半期GDP速報、
27日深夜の米FOMC政策金利とFOMC声明、
29日米第4四半期GDP速報、などが特に注目されます。
相場が大きく動く可能性がありそうです。


さて今日は、ダマシの効能のお話です。

終わりのない相場でトレードをしていますと、
勝っても負けても後悔することがありますね。

まぁ、そのぞれのトレードのターム(期間)で、
ひとつのトレードのスタート(IN)もゴール(OUT)も
トレーダー自身が決めなくてなりませんから、

ベストであり続けることは難しく、
たとえ勝ちトレードであっても、

「もっと早く入ればよかった。」
「もっと、押し戻りを堪えて利を伸ばせばよかった。」

などと思うことは、多かれ少なかれ
おそらく誰にでもあることで、(苦笑)

トレードに後悔はある程度はつきもののようです。

また、「少し早いかなぁ。」というところで、
打診の売り買いなど分割エントリーで入っても、
うまく初動に乗れたときは乗れたときで、

「あ〜ぁ、打診の小ロットではなくて、
 最初から本気ポジでエントリーすればよかったなぁ。」

などと欲張りな後悔をすることもあります。(笑)

ところで、

この打診の売り買いでは、
通常の建て玉数の何分の一かを試し売買の後に、
うまくいけば増し玉をして、

また、逆に動いたときでも、「やっぱり、そうか…。」と
あまり躊躇せずに損切りができるということだけではなく、

相場にINした感覚と意識で
ダマシが確認できるという利点もありますね。

ときにダマシを確認した後に逆方向へのトレードが
とても確信を持って行える場合があります。

レンジ相場でうまくいってのレンジの下限や上限で
ドテンということもありますが、

相場にとりあえず入ってダマシを身をもって確認して、
いわゆる倍返しで、逆方向へのドテンを決断できることも
ダマシの効能といえるのかもしれません。

相場は買い方と売り方の戦いもありますから、

買いたいときが売り方の売りたいときであることもあり、
売りたいときが買い方の買いたいときであることもあり、

ダマシにあってしまうことがありますので、

ときにそのダマシを確認することが
相場の方向の示唆とすることができますね。

まぁ、よくあるチャート・フォーメーションの
ダブル・トップやヘッド&ショルダーなども、

もっと上昇するともくろんだ買い方の攻勢が
売り方によって上昇がいったん阻まれ、

なにクソと買い方が再攻勢に出た上昇の再トライに対して
またもや売り方が再防戦で価格を押し下げるという、

売り買いの攻防の痕跡のようでもあり、

やがて売り買いに決着がつき価格がネックラインを下抜けて、

買い方があきらめて買いポジションを投げることで
売り方と買い方が一緒になって相場を押し下げる様は、

いったんの天井の確認であるとともに、
買い方のフェイラー、つまり買いポジションのダマシの
確認と見ることができるのかもしれませんね。

相場は買い方と売り方の勢力争いでもありますが、
ときにタマシ合いでもあるようで、(苦笑)

もしかしますと、

レジスタンス・サポートやトレンドラインの認識とともに、

売り買い攻防の激しいときや、
チャートポイントに至ったときは、
焦る気持ちを打診にかけて相場に入ってみるか、

あるいはダマシがしっかり確認できるまで、
売り買いの喧嘩の高みの見物が良いのかもしれません。

老獪に売り買いの攻防を高みの見物をして、
しばらくは手を出さず、優勢になったほうに、
「頃は良し」と小ズルくつくのが
相場の世界の世渡り上手の兵法となるようで、(爆)

嫌われ者のダマシですが、見方によっては
とても効能のあるサインとなるようですね。

「でもさぁ、買っても売ってもダマシにあったら、
 いったいぜんたいどうするのさ。」

うーん。「今はトレードを休め」と
マーケットがささやいているのかもしれませんね…。


※次回の更新は2月1日(月)を予定しています。


FX 認識のズレと溝(みぞ)のお話

米主要金融機関などの第4四半期決算のシーズンになりましたね。

<先週11日〜15日の気になる出来事>

<11日(月)>

東京市場は休場。
豪ANZ求人広告件数(12月)が6.0%と前月より上昇しました。
セントルイス連銀総裁が
「米低金利はしばらく続く可能性がある。
消費と住宅は安定化しつつある。雇用の喪失ペースは鈍化。」
などの認識を示す発言をしました。
スイスSNB総裁が「対ユーロでのスイスフランの過度の上昇を阻止」
することを再度発言しました。
英FT紙が「格付け会社のムーディーズは、
財政赤字懸念によりポルトガルを格下げする可能性。」
との観測報道をしました。
トリシェECB総裁が「世界経済には正常化への動きが見られる。
金融システムについては引き続き警戒する必要。」
などの認識を示しました。
格付け会社のフィッチが「米国のAAA格付けは安定的だが、
財政赤字の削減がなければ今後10年の後半に格付け圧力になる。」
との見解を発表しました。
今年FOMCの投票権を有するカンザスシティ連銀総裁が
「2010年の経済成長見通しは3%〜3.5%。
政策は失業率が10%でも引き締められる。
FRBは長期間という文言の変更を議論する可能性。
金利は直ぐにでも上げるべき」などの見解を示しました。
NYダウは前週末比+45.80ドルで取引を終えました。

<12日(火)>

中国の政府系ファンドの要人が個人的見解として
「ドルは底を打った。下げ余地は限定的。
円は下落する見通し。」などの認識を示しました。
中国が1年物手形入札の落札利回りを引き上げ、
流動性引き締めをしました。
格付け会社のS&Pが「中国の長期クレジットの格付けは安定的。
改革しだいでは格付け引き上げの可能性。」
との見解を発表しました。
格付け会社のムーディーズが
「日本の格付け見通しは経済成長と財政赤字の動向しだい。」
との認識を発表しました。
中国人民銀行が銀行の預金準備率を0.5%引き上げました。
これを受けて資源国通貨が軟調になりました。
独紙が「09年の独財政赤字はGDP比3.1〜3.2%。」
になることを報じました。
金価格が下落しました。
NYダウは前日比−36.73ドルで取引を終えました。

<13日(水)>

米ダラス連銀総裁が「米議会はFRBの政策に干渉すべきではない。
支出をまかなうために紙幣を増刷することは悲惨な結果を招く。」
との見解を示す発言をしました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「経済が改善すればFRBは利上げをする必要。
失業率が容認できる水準に達する前にでも利上げすべき。」
との認識を示す発言をしました。
日本航空株がストップ安になりました。
中国上海株式市場が軟調になりました。
日工作機械受注速報(12月)が08年5月以来の+62.8%になりました。
英紙が「BOE政策委員のコメントとして、
経済の回復がインフレの兆候を示せば今年中に利上げを検討。」
との発言を報道しました。
独紙が「ギリシャは救済措置を必要としていない。」
とのギリシャ財務相の談話を報じました。
独連邦の統計庁が「2009年GDPは前年比−5.0%。」と、
第二次世界大戦後で最悪であることを発表しました。
欧ECBが「ギリシャの債務再編法は市場に痛みを与える可能性。」
との見解を発表しました。
ギリシャ首相が「ギリシャはユーロから離脱しない。
ギリシャはIMFの支援を求めない。」
との認識を表明しました。
英NIESRのGDP予想(12月)は2ヶ月連続プラスの0.3%になりました。
また、09年の英GDPが−4.8%になると発表しましたが、
「英国の景気下降は2009年に終了」との認識を発表しました。
BOE政策委員が「英経済は第4四半期で成長した可能性。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pがカリフォルニアの格付けを引き下げました。
ベージュブックでは「12地区中10地区の経済活動が活性化。
労働市場は脆弱。不動産市場は弱く複数の地区で悪化。
ローン需要は低下。ローン延滞も増加。」などが示されました。
NYダウは前日比+53.31ドルで取引を終えました。

<14日(木)>

NY連銀総裁が「2〜3ヶ月以内に雇用増加が始まる可能性。
利上げには失業率の低下に至らしめる強い経済が必要。
FRBはバランスシートを円滑に縮小できる。
長期間とは少なくとも6ヶ月という意味である。」
などの見解を示す発言をしました。
日機械受注(11月)が市場予想よりかなり弱い−11.3%になりました。
豪新規雇用者数(12月)は3.52万人、豪失業率は5.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
豪RBAの為替介入の真偽不明の噂が飛び交いました。
欧鉱工業生産(11月)は市場予想より強い1.0%になりました。
独首相が「ユーロは数年にわたり困難な局面になる可能性。
ユーロ圏の赤字を懸念している。」
との認識を示す発言をしました。
欧ECB政策金利は市場予想とおり1.00%で据え置きになりました。
米小売売上高(12月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「現在の政策金利は適切。インフレ期待は抑制されている。
2010年のユーロ圏経済は緩やに成長と予想。
不確実性のレベルは大きい。銀行は資本強化の措置をとるべき。
ギリシャ問題には言及はしない。強いドルは重要。」
などの見解を示しました。
ギリシャ国債の5年物CDSスプレッドが過去最大になりました。
ホワイトハウスが「銀行に新たな徴税をかける。」
ことを発表しました。
IMFの専務理事が「ドルは準備通貨として最も適している。
ドルの役割の急速な変化は見られない。
ユーロや他の通貨の役割が増す可能性はある。」
などの見解を示す発言をしました。
米30年債入札が好調で落札最高利回りが4.640%になりました。
FRBのバランスシートの規模がMBSの買取などで
2兆2740億ドルと過去最大規模になりました。
NYダウは先日比+29.78ドルで取引を終えました。

<15日(金)>

米インテルの第4四半期売上高は+28%の106億ドル、
1株利益が0.40ドルと、市場予想より強い結果になりました。
ガイトナー米財務長官が
「米財務長官職にとどまるかは大統領の決定しだい。
問題解決で大統領に貢献できる限り職務を遂行。」
とのコミットをしました。
格付け会社のムーディーズが
「ジャマイカの債務交換はデフォルトの懸念につながる。」
との見解を発表しました。
独首相が辞任するとの噂が飛び交いましたが、
独政府の報道官が否定しました。
独卸売物価指数(12月)は市場予想より弱い0.2%になりましたが、
2ヶ月連続でプラスになりました。
トリシェECB総裁が「将来の失業率は不透明。
回復も混沌としている。」との認識を示す発言をしました。
OECDが「スイスSNBは緩和策を堅持すべき。」
との見解を発表しました。
欧消費者物価指数(12月)は市場予想とおの0.3%になりました。
独経済相が「ギリシャとアイルランドの状況は、
ユーロにとってリスクになる可能性。」
との認識を示す発言をしました。
JPモルガン・チェースの第4四半期決算では
収入が市場予想より弱い252億ドル、
1株利益が市場予想より強い0.74ドルになりました。
格付け会社のムーディーズが
「2010年のアイルランドのGDPは1.5%減少する見通し。」
との見解を発表しました。
米消費者物価指数(12月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
NY連銀製造業景気指数(1月)は市場予想より強い15.92になりました。
カナダ新車販売台数(11月)は
3ヶ月ぶりに落ち込み−6.0%になりました。
米鉱工業生産(12月)は市場予想とおりの0.6%になりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)は
2ヶ月連続で改善したものの市場予想より弱い72.8になりました。
金価格が軟調になりました。
ユーログループ議長が
「ギリシャは自らの手段で問題を解決しなくてはならない。
ギリシャは破綻やユーロ圏からの離脱もしない見通し。」
との見解を表明しました。
カナダの財務相が「個人消費は強く反発。
刺激策の後には財政赤字を劇的に削減する。」
などの認識を示す発言をしました。
IMF専務理事が「IMFがギリシャを救済する可能性がある。」
との見解を表明しました。
NY原油は78ドルで取引を終えました。
3連休を前にした手仕舞いもあったか、
NYダウは前日比−100.90ドルで取引を終えました。

<週はじめ18日(月)の主な予定>

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(1月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(11月)、日稼働率指数確報(11月)、
夜10時半に加国際証券取扱高(11月)、
などの経済指標が発表されます。
米国はキング牧師生誕日で休場です。

<19日(火)の主な予定>

午後2時に日消費者態度指数(12月)、
午後6時半に英消費者物価指数(12月)、英小売物価指数(12月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(1月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(1月)、欧建設支出(11月)、
夜10時に米シティー・グループ第4四半期決算発表、
夜10時半に加景気先行指標指数(12月)、
夜11時に加BOC政策金利、(市場予想は据え置き)
同夜11時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資 11月)、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独・欧・加・米の指標には注目です。

<ゴトウ日20日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期消費者物価、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(11月)、
午後3時に日工作機械受注確報(前年比 12月)、
午後4時に独生産者物価指数(12月)、
午後6時半に英BOE議事録(1月分)、英失業率(12月)、
午後8時半に英バンク・オブ・NYメロン第4四半期決算発表、
夜9時に加消費者物価指数(12月)、
夜10時に米モルガン・スタンレー第4四半期決算発表、
同夜10時に米ウェルズ・ファーゴの第4四半期決算発表、
夜10時半に米生産者物価指数(12月・コア)、
同夜10時半に米住宅着工件数(12月)、米建設許可件数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・加・米の指標には注目です。

その他、発表時間が未定ですが、
この日には米バンク・オブ・アメリカや
米ステート・ストリートなどの
第4四半期決算発表が予定されています。

<21日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(11月)、
午前9時半に豪新車販売台数(12月)、
午後2時に日景気先行CI指数確報(12月)、
日景一致行CI指数確報(12月)、
午後午後6時に欧ECB月例報告、
夜10時に米ゴールドマン・サックス第4四半期決算発表、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加卸売売上高(11月)、
深夜12時にフィラデルフィア連銀指数(1月)、
米景気先行指標指数(12月)、
深夜12時半に加BOC金融政策報告書公表、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(欧)・米・加の指標には注目です。

そして、NY時間終了後にグーグルとアメリカン・エキスプレスの
第4四半期決算発表が予定されています。

<22日(金)>の主な予定>

午前9時半に豪第4四半期物価指数(輸出・輸入)、
午後1時半に日全産業活動指数(11月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(1月)、独サービス業PMI速報(1月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(1月)、欧サービス業PMI速報(1月)、
午後6時半に英小売売上高指数(12月)、
午後7時に欧鉱工業新規受注(11月)、
夜10時半に加小売売上高(11月)、
米株式市場開始前にマクドナルドの第4四半期決算発表、
などの経済指標が発表されます。
(独・欧)・英・加の指標には注目です。

さて、先週もいろいろな出来事がありました。

米グーグルや米ヤフーなどがサイバー攻撃にあった事件などのほか、
阪神淡路大震災から15年まじかの日本時間の13日午前にカリブ海の
ハイチでマグニチュード7.0の大地震が起こりました。

このハイチの大地震では死者が10万人を超えると報道されるほどの
被害規模となり、各国が、急遽、支援に入りましたが、
首都ポルトープランスでは刑務所が倒壊して服役囚が闘争したとの
情報もあり、銃声もあった模様で、略奪が起こる治安懸念に加えて、
気温が30度を超える中で遺体が路上に並べられているとのことで、
WHOが感染症の発生を警戒するなどたいへんな惨事になりました。

一方、市場のほうでは、世界一の外貨準備の中国で、
元売り・ドル買い介入の結果、大量の人民元が中国国内の
銀行に集まり、その貸し出しによって資産バブルの懸念が
高まってきたことや、インフレ懸念抑制のため、
12日に1年7ヶ月ぶりに預金準備率を0.5%引き上げたことで、
中国の経済引締による経済減速の観測により、
資源国通貨などを中心に大き目の調整となり、
また、投機筋の円売りの手仕舞いを誘う動意となったか
円高になる場面がありました。

その後、中国の預金準備率の引き上げは「バブルを抑制して
長期的な中国の経済成長を目指すもの。」という見方となったか、
落ち着きはしましたが、振幅の大きな不安定な動きの相場展開と
なりました。

そして、米主要企業の第4四半期決算発表のシーズンを迎え、
週末には、JPモルガン・チェースの決算が発表されて、
純利益が前年同期比の4.6倍となる32億7800万ドルとなったものの、
前期比では9%減になり、貸倒引当金が高水準であったことなどで、
米3連休前の手仕舞いの動意になったか、
週末のNYダウは下落して、欧州の財政不安もあって、
主要通貨ペアもリスク回避の動意が優勢で軟調傾向になりました。

さて、今週のアナリスト予想ですが、
米主要企業の決算はおおむね好調との期待で
ドル買いと見る向きもある一方、円については予想はまちまちで、
相次ぎ発表される第4四半期決算の動向を見たいとの
材料待ちムードが強いようで、為替相場はしばらく上下に
揉み合うとする見方が優勢のようです。

NYダウなど株式市場もにらみながら
機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、認識のズレと溝(みぞ)のお話です。

1月13日から14日の2日間にわたり
米大手金融機関のトップを召集して、

世界経済の急速な悪化を招いた「金融危機の原因」を探る
米議会の金融危機調査委員会の公聴会があったそうで、
話題となっていますね。

米大手金融機関のトップの召集の次は、
米財務省やFRBなど政府や当局にも証言を求め
年内に最終報告書としてまとめるのだそうです。

その金融危機調査委員会の公聴会での
アンヘリデス委員長とゴールドマン・サックスの
ブランクファインCEOとの舌戦での「認識の溝」が
ちょっとしたエピソードとなっています。

報道の記事の趣意のままに会話にすると、

「住宅関連の金融商品を顧客に大量販売する一方、
 その商品の値下がり見込みを取引する商品も
 売買するとは道義的におかしいのではないか?
 それでは、欠陥があるとわかっている車を売っておいて、
 買い手に対する保険を買うような行為に思える。」

「いや。投資家たちはそれらを求めていたのだ。
 投資家たちの要望にこたえるのが我々の使命だ。」


「金融危機の原因はあなた方が売りさばいたMBSなどの
 住宅関連の金融商品によって引き起こされたもので、
 知っていて起こした人為的災害だと認識している。」

「いや。議員、あなたのその認識は違う…。
 金融危機は経済に期せずして起こった暴風のような
 災害であったのだ。」

などのはなはだ意識のズレと溝のある
舌戦が繰りひろげられたようです。(苦笑)

立場が違えば認識も異なるものですが、
どことなく滑稽(こっけい)でもありますね。(苦笑)

ところで…、

認識のズレや溝といいますと、

まったく同じチャートを見ていても、
トレーダーごとの相場観やレベルで
認識がまるで違うことがあるものですね。

私は初心の頃、鋭敏に反応する分足などの
短い時間軸ほど優れているのだと、

「ふん。4時間足や日足などの長い時間軸なんて、
 悠長でかったるくて見ていられるかい。」

などと思い込んでいて、

なおかつ、なんとか天底を取ってやろう
ということを主眼にチャートを見ていた時期がありました。

天底を取るという高度なことをやろうと
基礎も身についていないのに背伸びしていたわけです。

結果は、市場からいつも叱責されて、(笑)
「10年はやい」とばかりに、いつも負けてばかりいました。

20Pipsくらい動いてしまって乗り遅れると、
「チクショー、乗り遅れてしまった…。」と

その後、数百Pipsも動く相場を後悔とともに
「いまさら」の思いの金縛りにあって、自身を罵りながら、
ただバカみたいに眺めていたこともありました。(苦笑)

その後、しばらく天底にこだわり続けたあげくに
愚かなことにようやく何年もかかって

「4時間足や日足だけではなく、
 トレンドは週足や月足にまで及ぶことがある。」

というあたりまえのことを理解できるようになりました。

相場観のスケールが大きくなったわけです。

そして、大切であたりまえなことに気づきました。

「小さな時間軸の天底を取ろうとするよりも、
 大きなトレンドを見つけることが重要なのだ。」

「買った後はレートが上昇しないと
 逆張りであれ順張りであれ、絶対に勝てない。
 売った後はレートが下降しないと
 逆張りであれ順張りであれ、絶対に勝てない。」

「もしかすると、チャートを見るときに一番基本となるのは
 天底を見つけようとすることではなく、
 どちらに相場の流れが向かっているかの
 トレンドを見つけることかもしれない。」

そうすると、不思議なことに
相場を観る目がまるで変わりました。

(もちろん、小さく取っていかなければならない相場もありますが)

「ようやく20Pipsほど動いたが、まだトレンドの転換の初期で
 まだ熟していなくダマシにあう可能性が高そうだ。
 4時間足くらいまで動意が波及して強まるのを待ってみよう。」

と、天底にこだわっていた時期とは
まるで違うチャートの見方に変わっていきました。

そして、しだいに
市場から褒美をもらえることが増えてきました。

よく、

「相場で勝てないということは、あなたのやり方や
 相場観や考え方が間違っていることの証明なのだ。
 だから、あなたはいつも負けているのだ。」
 
と言われることがありますが、

もしも、なかなか相場に勝てないでいるとしたら、
小手先の修正ではなく、自分自身の大きな何かを
根本的に変えなくてはならないのかもしれませんね。


※次回の更新は25日(月)を予定しています。


FX 奇妙な出来事のお話

今年の夏頃からCS放送で「3D」番組が始まるそうですね。
いよいよテレビも立体画像の時代になるようです。

<先週4日〜8日の気になる出来事>

<4日(月)>

日経平均は堅調なスタートになりました。
英FT紙に「英国財政赤字への警告」と題する
シティのエコノミストの記事が掲載されました。
深夜の米ISM製造業景況指数(12月)は
市場予想より強い55.9になりました。

<5日(火)>

中国人民銀行総裁が「マネーとクレジットの伸びを抑制へ」
と発言しました。
中国国家発展改革委当局者が
「人民元は新たな上昇圧力に直面している。」と発言しました。
格付け会社のフッチが
「今後数年、日本のGDPに対する債務比率は上昇の見込みだが
日本の信用リスクは強い対外収支により相殺されている。」
との見解を発表しました。
藤井財務相が健康を理由に辞意を表明しました。
米中古住宅販売保留が市場予想より弱い−16.0%になりました。
格付け会社のフィッチがアイスランドの外貨建て長期IDRの
格付けを引き下げました。
英財務相が「英国はまだリセッションを抜けきっていない。」
との認識を示す発言をしました。

<6日(水)>

韓国当局がウォン上昇抑制のためドル買い介入をしました。
カナダ首相が「カナダの失業率(8.5%)は非常に高い。
2011年の終わりまで膨大な支出がある。」
などの認識を示す発言をしました。
ECBの専務理事が「EUはギリシャを救済しない。
ユーロ圏の経済状況は改善も見通しは不透明。
現在のECBの金利は適切。」などの見解を示しました。
藤井財務相の後任に菅副総理が就任することになりました。
米ADP雇用統計(12月)は市場予想より弱い−8.4万人になりました。
米ISM非製造業景況指数(12月)は50.1になりました。
FOMC議事録では「労働市場の弱さは重要な懸念。
成長に対するダウンサイドリスクはやや減少。
成長と雇用の拡大は遅い可能性。」などの認識が示されました。

<7日(木)>

豪小売売上高(11月)は市場予想より強い1.4%になりました。
日本企業も参加しているドバイでの開発プロジェクトが
支払い遅延で一時停止されると報道されました。
菅財務相の就任記者会見で「もう少し円安方向に進めばい良い。」
との異例の為替水準への言及があり、ドル円が急伸しました。
独小売売上高指数(11月)は市場予想より弱い−1.1%になりました。
米セントルイス連銀総裁が「米経済が2番底になる可能性は低い。」
との認識を示しました。
欧小売売上高(11月)は市場予想より弱い−1.2%になりました。
英BOE政策金利は市場予想とおり0.50%の据え置きになり、
資産買取プログラムも2000億ポンド規模で据え置きになりました。
米新規失業保険申請件数は7週連続で50万件を下回り、
市場予想より強い43.4万件になりました。
ラガルド仏財務相が「ユーロは過大評価されている。」
との認識を示す発言をしました。
米カンザスシティ連銀総裁が
「2010年の米GDPは少なくとも3%になる見込み。
失業率は高水準に留まる可能性。
米FF金利の正常な水準はおおむね3.5%〜4.5%。
過度な低金利を長く続ける事は新たなリスクを生み出す。
景気回復を傷つけずに政策を中立に戻すことが課題。」

<8日(金)>

JALが会社更生法を活用して企業支援機構による
再建を進めることが発表されました。
日首相が「為替の急激な変動は望ましくない。」
との認識を示しました。
独貿易収支(11月)は174億ユーロ、
独経常収支(11月)は181億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
中国新華社が「09年の中国自動車販売は1350万台上回る見込み。」
であることを報道しました。
欧失業率が市場予想より弱い10.0%になりました。
独鉱工業生産(11月)は市場予想より弱い0.7%になりました。
カナダの失業率(12月)は市場予想とおりの8.5%になりましたが、
カナダ雇用ネット変化率(12月)は
市場予想より弱い−0.26万人になりました。
米失業率(12月)は市場予想とおりの10.0%になりましたが、
非農業部門雇用者数変化(12月)は
市場予想よりかなり弱い−8.5万人になりました。
米ドルが下落しましたが、
前回値の非農業部門雇用者数変化(11月)が上方修正されたことや
ブラジル当局などがドル買い介入姿勢を見せたことなどもあり、
一時反発する動きが見られました。
米卸売在庫(11月)は市場予想より強い1.5%になりました。
米ボストン連銀総裁が
「米経済はまだ向かい風に直面している。緩和的な政策は適切。
失業率は高い水準を継続する可能性。
09年第4四半期GDPは前四半期よりも強い成長になる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は09年10月レベルの82ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+11.33ドルで取引を終えました。

<週はじめ11日(月)の主な予定>

東京市場は休場です。
午後4時45分に仏鉱工業生産(11月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(11月 前年比)、
夜10時15分に加住宅着工件数(12月)、加住宅建設許可(11月)、
などの経済指標が発表されます。

<12日(火)の主な予定>

朝7時にNZIER第4四半期企業景況感、
朝8時50分に日国際経常収支(11月)、日国際貿易収支(11月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(12月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(現状判断DI・先行判断DI 12月)
午後6時半に英商品貿易収支(11月)、英DCLG住宅価格(11月)、
夜10時半に米貿易収支(11月)、
同夜10時半に加国際商品貿易(11月)、加新築住宅価格指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には一応注目です。

<13日(水)の主な予定>

午後1時半に日企業倒産件数(12月 前年比)、
午後3時に日工作機械受注速報(12月)、
午後5時15分に独GDP(年間成長率)、
午後6時半に英鉱工業生産(11月)、英製造業生産高(11月)、
午後7時に欧鉱工業生産(11月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
米月次財政収支(12月)、
などの経済指標が発表されます。
英・欧・米の指標には注目です。

<14日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(11月)、
朝8時50分に日機械受注(11月)、日国内企業物価指数速報(12月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(12月)、豪失業率(12月)、
午後4時に独消費者物価指数確報(12月)、
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想の多くは据え置き)
夜10時半から欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米小売売上高(12月)、米輸入物価指数(12月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米企業在庫(11月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<週末の15日(金)の主な予定>

午後5時15分にスイス生産者輸入価格(12月)、
午後7時に欧消費者物価指数(12月)、欧貿易収支(11月)、
夜9時に米JPモルガン・チェース第4四半期決算発表、
夜10時半に米消費者物価指数(12月)、NY連銀製造業景気指数(1月)、
同夜10時半に加新車販売台数(11月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(12月)、米設備稼働率(12月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

さて、先週は菅財務相の就任記者会見で、財務相発言しては
異例となる「もう少し円安方向に進めばい良い。」との
為替水準に関する発言があり、
ドル円が一時急伸するなどがありました。

また、ユーロ圏16ヵ国の11月失業率が通貨統合後で初となる
10.0%の2桁台になったのに続いて、
カナダ雇用ネット変化率(12月)も市場予想より弱い−0.26万人になり
注目されていた米雇用統計でも、失業率(12月)は
市場予想のとおりの10.0%であったものの、
足元の雇用情勢を示す非農業部門雇用者数変化(12月)は
市場予想よりかなり弱い−8.5万人になり、
世界の雇用情勢はいまだに厳しい状況が続いているようです。

その他、興味深いニュースでは、6日の中国政府直属の
シンクタンクである中国社会科学院のエコノミストが
「人民元の対ドル相場について、一度に10%切り上げるべきである」
とする論文を発表して、一時米ドルが売られる場面がありました。

中国の輸出企業への影響が大きいためにすぐにこの意見が
政府に受け入れられることはない見通しながら、
元相場を実勢より低めに抑えるための「元売りドル買いの介入が
外貨余剰を助長して資産バブルを勢いづかせる」との
懸念表明でもあるシンクタンクの論文は、
中国の中での政府系機関による公然とした「元切り上げ論」で
あるだけに注目されそうで、長期的な米ドル安の圧力の
ひとつになる可能性もありそうです。

他方、EUがまとめる2020年までの新経済成長戦略を巡り、
EU加盟国の財政赤字を各国のGDPの3%以内とする財政協定などに
強制力がなく実質的に有名無実になっていることなどで、
議長国のスペインの首相が「EU新経済成長戦略には、目標を
達成できなかった加盟国に是正を促すための制裁措置を
導入すべきだ。」との提案をして欧州委で検討されるとのことです。

EU新経済成長戦略は6月までにEUとして正式決定されるとの
ことですが、財政赤字を各国のGDPの3%以内とする財政協定などは
もともと金融危機が起こる可能性を考慮していない認識不足の規定
との批判もあるようで、今後の展開が注目されます。

そして、15日(金)の夜9時の米JPモルガン・チェース
第4四半期決算発表など、金融セクターを中心とした
米主要企業の第4四半期決算の結果にも注目されます。

さて、今週のアナリスト予想ですが、
「米雇用統計の結果は米早期利上げ観測を大きく後退させるもので、
米雇用統計前に好内容期待でのドル買いが進んでいた反動で
ドル売り優勢となりやすい。」「週前半はドル売りが優勢も、
週後半の米小売売上高が好内容であればドル買いの復活もある。」
「菅財務相の発言での円の売り持ちが解消になれば
円高になりやすい。」など、
週前半はドル売りと円高の予想が多いようです。

また、各国の通貨はそれぞれ懸念材料を抱えているものの、
その中でも消去法的に豪ドルは比較的安心して買える通貨である
可能性があり、「先行織り込みが進み大き目の調整懸念もあるが、
対ドルでパリティになるあたりまでは、押せば拾う
『押し目買いの戦略』をとることができる」との見解もあるようです。


さて今日は、奇妙な出来事のお話です。

「100年に1度」という定型句を冠される金融危機ですが、
この言葉はグリーン・スパン前FRB議長が使ったものなのだそうで、
サブプライム問題後の世界経済危機を示すときに
この定型句がいつのまにか一般化してしまいましたね。

「経済危機」の分類の中には、
「GDPの累積損失が10%を超える場合を言う」との
米ハーバード大学のロバート・バロー教授らの提唱する
定義もあるのだそうですが、

失われたGDPとしては、大恐慌時代で29%、
そして、第2次世界大戦で16.5%に達したそうです。

ちなみに日本は第2次世界大戦で
約50%のGDPを失ったのだそうです。

そのようなわけで、

今回のサブプライム問題後の世界経済危機では
今のところまだ失われたGDPが2桁には達していなく、
深刻度を表現するのに「100年に1度」とは、
あまりに過大評価の大げさな表現である、
という一説もあるにはあるようです。(苦笑)

ところが一方、

「経済危機は08年の金融機関の破綻リスクの第1フェーズから
 大手証券会社の破綻が現実となり、
 各国の政策対応期ともいえる第2フェーズを経て、
 現在、各国政府の財政懸念のリスクの第3フェーズに入った。
 経済危機は各国政府のリスク背負い込みで小康を得てはいるが、
 顕在化してはじけたバブルはまだ氷山の一角で、
 バブルの総規模は世界のすべてのマネーをもってしても
 処理しきれないほどの大きさであり、商業不動産問題などの
 今後顕在化するであろう潜在的な危機を含めると
 過去にかつてないまさに未曾有の規模といってよい。」

との見解もあるようですね。

まぁ、難しいお話は学者先生達におまかせするとして、(苦笑)

この世界経済危機のさなか、とても興味深い事件がありました。

2009年7月3日、米ゴールドマン・サックスの
セルゲイ・アレイニコフ前副社長が
ニューアーク国際空港で逮捕されたという事件です。

(同名のサッカー選手がいますが別人です)

アレイニコフ前副社長は、
円換算で約7000万円の保釈金で釈放されましたが、

開発に数百万ドルを費やしたといわれる
「分散型リアルタイム高頻度取引」の
トレーディング・プログラムを
密かにドイツのサーバーにアップロードして
盗み出したという疑いによるものでした。

このトレーディング・プログラムは、市場データをもとに
100分の1秒の単位で株や債券を売買できるとされるもので、

絶対リターンを目指すロング・ショート戦略とともに、
市場データをもとにしたこの超高速ロボット・トレーディングは
米ゴールドマン・サックスの2009年第2四半期決算にも
大きく寄与していた可能性がありそうです。

同社の2009年第2四半期決算では、

投資銀行業務が1440億ドル(−15%)、
資産運用・証券管理が1537億ドル(−28%)、

でしたが、

なんと、トレーディング・自己投資では
1兆784億ドル(+93%)の収益を上げて、

合計で1兆3761億ドル(+46%)という結果になり、
過去最高益になりました。

2008年から世界の金融機関の多くが
天文学的な損失を出しているさなかで、

米ゴールドマン・サックスは、
現代のホーリー・グレイル(聖杯)を手に入れたかのような
トレーディング・自己投資で奇妙なまでの収益を上げたのです。

ところで、

奇妙な出来事といいますと、

最も市場に大きな影響を与えるとされる米雇用統計の発表でも、
未確認ながらいろいろな噂がありますね。

米雇用統計は、一方向にドーンと動くこともある一方、
一度、発表された内容に従い動いた後に
逆方向へどんどん動くこともある振れの大きな重要経済指標ですが、

初動に関しては、直前の数分前から奇妙な動きがあると
指摘する噂があるようです。

あたかも米雇用統計の結果が事前リークされているかのように、
直前の数分前に動いたほうへ初動になるということですが、

「市場には予測能力がある。」

というだけでは説明しきれないくらい、米雇用統計の
発表結果と直前の動きには相関があることが多いようで、

穿った見方をすると、怪しさも感じられなくもないようです。

「人を惑わすヘンなことを言うな!」と

怒られてしまいそうですが、

先週末の雇用統計の数分前にも、確かにそのような感じられても
仕方のないような奇妙な動きがありました。

まぁ、雇用統計は振れも大きい場合があって、機敏に対応しないと
単純に初動だけでは勝ちづらいところもありますが、
米雇用統計の直前の動きは一応の参考になるのかもしれませんね。

欧州などの経済指標の発表では直前の動きと発表結果の相関は
米雇用統計ほどには強くないようですが、

「各経済指標の発表直前の相場の動きと指標の発表結果」の相関を
詳しく調べてみると何か面白いことが見えてくるのかも……。(謎)


次回の更新は1月18日(月)を予定しています。


FX 古典の書に学ぶのお話

◆◇[謹賀新年]◆◇◆[2010年]◇◆

新年明けましておめでとうございます。

FXVICTORCOMの佐野です。

昨年はたいへんにお世話になりました。
ありがとうございます。 m(_ _)m

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

<2010年の市場スタートの1月4日(月)の主な予定>

NZのウェリントンは休場です。
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(12月)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(12月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(12月)、
午後6時半に英製造業PMI(12月)、英消費者信用残高(11月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(12月)、米建設支出(11月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<ゴトウ日の5日(火)の主な予定>

午後2時に日自動車販売台数(12月)、
午後5時55分に独失業率(12月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(12月)、
夜10時半に加鉱工業製品価格(11月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(11月)、米製造業受注指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
(独)・欧・米の指標には注目です。

<6日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(12月)、
午前9時半に豪住宅建設許可件数(11月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(12月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(12月)、
午後6時半に英サービス業PMI(12月)、
午後7時に欧生産者物価指数(11月)、欧鉱工業新規受注(10月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(12月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(12月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(12月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・米の指標には注目です。

<7日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(11月)、NZ輸入(11月)、NZ輸出(11月)、
午前9時半に豪小売売上高(11月)、豪貿易収支(11月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(12月)、
午後7時に欧小売売上高(11月)、欧消費者信頼感(12月)、
同午後7時に欧業況判断指数(12月)、欧鉱工業信頼感(12月)、他
午後8時に独製造業受注(11月)、
夜9時に英BOE政策金利、(市場予想は0.50%に据え置き)
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・豪・欧・英・米の指標には注目です。

<週末8日(金)の主な予定>

午後2時に日景気先行CI指数速報(11月)、
日景気一致CI指数速報(11月)、
午後3時45分にスイス失業率(12月)、
午後4時に独貿易収支(11月)、独経常収支(11月)、
午後6時半に英生産者仕入価格(12月)、英生産者出荷価格(12月)、
午後7時に欧第3四半期GDP確報、欧失業率(11月)、
午後8時に独鉱工業生産(11月)、
夜9時に加失業率(12月)、加雇用ネット変化率(12月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(12月)、米失業率(12月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(12月)、他
深夜12時に米卸売在庫(11月)、
深夜(明け方)5時に米消費者信用残高(11月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・加・米の指標には注目です。

さて、2010年がスタートしました。

昨2009年は振り返りますと、
ドル円相場では年初が1ドル90円台で始まり、
1月に94円台から87円台まで激しく上下した後、
4月頃までに101円台まで上ヒゲを伸ばし反発して、
11月に84円台まで下ヒゲを伸ばしましたが、
12月には93円越えまで急反発して、
年足では上下にヒゲの長い陽線になりました。

そして、一部の国の株式市場を除いて、
中国などほとんどの国の株式市場が反発して、
主要通貨ペアの多くが陽線の大きさは様々ながら、
2008年秋のリーマンショックの暴落から
年足レベルでは反発して年を終えることになりました。

今年の2010年はどのような年になるのでしょうか。

2月にはカナダのバンクーバーでの冬季オリンピックが
行われる予定で、5月から10月末まで中国上海万博などの
国際イベントが開催されますが、相場のほうの大きな関心事は、
なんといっても財政的には永続できない景気刺激策の解除や
米のゼロ金利解除の時期とその後の状況で、

経済の救急救命装置ともいえる支援策が外され、
出口戦略が実行されるとき、世界経済の自律回復が続くのか、
あるいは救命装置に依存していた世界経済が失速して
二番底の到来になるのか、またもしも二番底になったときに
次の打つ手はどうなるのか、また経済支援の財政余地が
各国にあるのかどうか、そして基軸通貨の米ドルはどうなるのか…、
などが注目されそうです。

古来から「寅千里を走り」といいますが、今年の寅(虎)は
いずこへ走るのでしょうか…。

また、昨年末には、テレグラフ紙による「現在の英国の債務状況は
イタリアよりもリスクが高い。」との観測報道や、
欧州委員による「ギリシャなど一部のユーロ圏の諸国の債務水準に
対する市場の我慢は限界に近づきつつある。」との発言や、
欧州委員会の「16ヶ国のうちの半数が公的債務が持続不能になる
可能性がある。」との見解の発表による格付け懸念が台頭しました。

そして、格付け会社のS&Pが「債務が段階的に軽減できなければ
日本のソブリン格付けを引き下げる可能性がある。」として、
また格付け会社のムーディーズが「日本のソブリン格付けは
中期的な財政再建計画と赤字の削減しだい。」との認識を示した
ことなどがありました。

また、昨年末は米の雇用改善と米長期金利が足元で上昇したこと
などを背景に、ドル買戻しの動きも続いたか、
ドルが堅調傾向になりました。

さて、今年の市場予想では「米ドルの長期的な下落は避けられない。
ドルがやがて大きく下落する。」と見る向きや、
「ドル円は上海万博の後にドル売りで最安値を更新して下落する。」
と見る向きなどがある一方、

「欧州や英国のリスク懸念が高まりユーロやポンドが下落する。」
と見る向きもあり、また他方、「2010年の早い段階で日本の
家計貯蓄率はマイナスに転じて、国内の預貯金で日本の債券を
カバーすることはできなくなって、近い将来には日本は海外から
借金をしなくてはならなくなることで、債権国から転落して
日本の財政懸念やデフレ懸念と相俟って円が売り叩かれ円安が
昂進する可能性がある。」と見る向きもあるようで、
観測する見方は様々あるようです。

そして、為替劇場のオープニングですが、
アナリスト予想では「年末の決算期を前にしたドルの還流と
ファンド筋のドルの買い戻しの流れは一巡した。」
と見る向きが優勢のようですが、
米景気の回復期待と米早期利上げ期待で
ドル高がもう少し進むとの見方もあり、
短期的にも意見は割れているようで
週末の米雇用統計が注目されます。

年始はまだ市場が薄く大きめに揺れる相場展開になることも
ありますので、チョッピーな動きに注意しながら、
チャートをしっかり観てトレードしていきたいものです。


さて今日は、古典の書に学ぶのお話です。

相場の古典の書には、東白の「売買出世車」や、
玉江漁隠の「諸色相庭高下伝」や井上鶴州の「ト筮貨殖考」、
そして、大玄子の「商家秘録」や猛虎軒と見幾館主人の
「八木三巻」などがありますが、

ローソク足の考案者との説もある酒田地方の本間宗久翁の
「宗久三位伝」と、慈雲斎牛田権三郎の「三猿金泉録」は、
相場の二大秘伝書などと呼ばれることがありますね。

秘伝書とは言っても、その内容は知られるところとなり、

本間宗久翁の教えは「三山、三川、三空、三兵、三法」の
ローソク足の具体的な手法としての「酒田五法」としても
多くの人に知られるところとなりました。

慈雲斎牛田権三郎の「三猿金泉録」では、

「三猿とは見猿、聞猿、言猿の三なり。
 眼に強変を見て、心に強変の淵に沈むことなかれ、
 ひたすらに売りを含むべし、
 耳に弱変を聞きて心に弱変の淵に沈むことなかれ、
 ひたすらに買いを含むべし、」と、

強気や弱気の他人の相場観に惑わされないようにすることともに、

強気相場に下落の芽が潜み、弱気相場に上昇の芽が潜んでいる、
ことなどを教えています。

そして、「強変を見聞くとも人には語ることなかれ、」と
相場観をむやみに他人に話してはならないと戒めています。

強気(弱気)に逆の芽が潜んでいることは、

ジョン・テンプルトンの言葉とされる

「強気相場は悲観の中に生まれ、
 懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟して、
 幸福感の中で消えていく」

にも相通じるものが垣間見られて興味深いですが、

三猿金泉録の序文には、

「太極動きて陽を生じ、動くこと極まりて静なり。
 静に為て陰を生ず。静なること極まりてまたうごく。」

とありまして、陰陽道の思想も感じられるとともに、

「ボラティリティは拡大と縮小とを繰り返す。」という
ジョン・A・ボリンジャーのボラティリティ観にも
通じるところがありそうで面白いですね。

ところで、慈雲斎牛田権三郎によれば、

「仏道の定式は五戒、儒道の定式は五常、
 神道の定式は智仁勇の三徳、みなそれぞれに定式あり。」

とのことで、

本間宗久翁の「宗久三位伝」には、

神道の定式に習ったのか、

「機を転ずるにすなわち『智』」
「機を待つにすなわち『仁』」
「機に乗ずるにすなわち『勇』」

と説いていて、

「状況に応じて考えや気持ちを切り替えるべし。」
「チャンスが来るまでじっと待つべし。」
「チャンスが来たら勇敢たるべし。」

などと教えていますね。

「我が三位の伝と云えども、高安を知る術ならず。
 三位の節に至って何かの事いでた後、転機を知るものなり。」

として、底値、中段、天井の三位において
「至るを待って仕掛ける」とのことですが、

私の好きなリバモアのエピソードにも
相通じるものがあってとても興味深いものです。

良い状態を知り、それを待つということは
とても大切なことなのですね。

古典と聞くと「そんなの古くて現代では役には立たない。」
などと思いがちですが、

もしかしますと、今なお、

* 相場の良い状態と形を知り
* それを待てるかどうか
* ポイントでの動向を見定めることができるかどうか

などが、トレードでの勝敗のかなり大きな部分を
占めているのかもしれませんね。

温故には知新が溢れているようです。


次回のブログの更新は1月11日(月)を予定しています。

FX 2009年「多事争論」のお話

オバマ氏が米国の第44代の大統領に就任したり米GMが破綻したりと、
いろいろあった2009年でしたが暮れ行きますね。。。

<先週の主な出来事>

22日(火)の米第3四半期GDP確報値では、5四半期ぶりの
プラス成長は変わらなかったものの、前月の改訂値から
0.6%下方修正されて、季調済みの年率換算で
市場予想を大きく下回る2.2%になりました。
10月下旬に発表された同速報値では3.5%でしたので、
合計1.3%下方修正されたことになりました。

一方、米中古住宅販売件数(11月)は654万件になり、
市場予想を上回る前月の改訂値比で7.4%増加して、
全米住宅価格指数も前月に比べ0.6%上昇して
住宅市場の改善を示す結果となりましたが、
23日に発表された米新築住宅販売件数のほうは、
住宅初回購入者への税還付が11月末に設定されていた
(その後、来年4月まで延長)こともあって、
35.5万件になり、前月の改訂値比で−11.3%になりました。
一進一退の様相もありますが、米住宅セクターは
なんとか一応の回復基調にはあるようです。

また、11月の米個人消費支出では、10兆2442億ドルになり、
前月の改訂値比で0.5%の増加で2ヶ月連続プラスになりましたが、
市場予想は下回る結果になりました。
12月中旬では米国では記録的な大雪に見舞われ、
クリスマス前の個人消費が芳(かんば)しくないとの
報道もありましたので、次回の米個人消費支出や
米小売売上高の動向が注目されます。

他方、アラブ首長国連邦((UAE)のドバイ首長国の信用不安が
表面化してから25日で1ヶ月がたちますが、
アブダビによる100億ドルの支援でリスク懸念が後退する
ことになったものの、この1ヶ月でドバイ株式市場の時価総額は
約70億ドル縮小して、クレジット・デフォルト・スワップの
保証料率も今尚、危機が表面化する前に比べて50%ほど高い状況で、
また、今後3年間に決済を迎えるドバイ政府や政府系企業の
債務は約500億ドルもあるとのことで、
リスク回避の火種はしばらく残りそうです。

<週はじめ28日(月)の主な予定>

オセアニア、独、英、カナダなどが休場となります。
朝8時50分に日鉱工業生産速報(11月)、日小売業販売額速報(11月)、
午前9時01分に英ホームトラック住宅価格(12月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。

<明日29日(火)の主な予定>

午後4時45分に仏第3四半期GDP確報、
(時間未定: 通常NY時間に) 独消費者物価指数速報(12月)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(10月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<30日(水)の主な予定>

午後7時半にスイスKOF先行指数(12月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<大晦日31日(木)の主な予定>

東京市場は休場となります。
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(12月)、
午後4時に英ネーションワイド住宅価格(12月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。

週末の新年1月1日(金)は、世界の主要市場が休場です。

さて、2009年末も押し迫っている市場ですが、
先週一時、米長期が8月以来4ヶ月ぶりとなる3.8%台まで
上昇したことや、米金融緩和が出口に向かうとの観測を背景に、
海外ファンド勢が年末年始の休暇入り前のドル買戻しもあって、
先週中あたりまでドル買いが進み、ギリシャの経済不安もあり
ユーロドルなどドルストレートの軟調が続きました。

週後半からはクリスマスで薄い市場ながら、
海外ファンド勢のドル買戻しも一巡したか、
ドル買戻しも一服になりました。
トレンド転換の判断は時期尚早ですが、しばらく続いた
ドル買戻しの相場の流れも変わる可能性がありそうです。

年末は市場参加者が少なく薄い市場で、膠着が続いたかと思うと
急に荒れる相場展開となることがありますので、
トレードをする場合にはチョッピーな動きには
充分に注意したいものです。

今年1年、皆様にはたいへんにお世話になりました。
心から感謝いたします。ありがとうございます。 m(_ _)m

明年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。


さて今日は、2009年「多事争論」のお話です。

多事争論とは、多事総論という熟語を
もじったものと思いますが、

その言葉を愛した筑紫哲也さんが逝って
もう1年以上がたちますね。

今年も多くの出来事がありました。

この時節、それらの「多事」は
10大ニュースとして話題になったりしますが、
人それぞれに思いもいろいろですね。

オバマ米大統領が誕生したのは
今年の1月20日のことでしたし、

100年余の歴史と製造業として
77年間も連続世界一であった米GMが破綻したのも
今年の6月1日の出来事でした。

日本でも政権交代がありました。

また、

日本が誇る世界的な企業のトヨタ自動車が
歴史的な赤字となったり、日本航空が経営難に陥ったり
多くの企業の受難の年でもありました。

そして、新型ウィルスが大流行となったのも今年でした。

裁判員裁判がスタートしたのも今年の夏のことでした。

イチロー選手の大リーグ史上初の9年連続200安打達成や、
WBCで日本チームが2連覇するなどのニュースもありました。

マイケル・ジャクソンさんの急逝も話題になりました。

そのほか、EUに初代大統領が誕生したり、
ドバイ・ショックなどもありました。

もちろん、

まだまだ書ききれないほどの出来事がありましたが、

こうして振り返ってみますと、
365日の間にはほんとうに多くの出来事があるものですね。

来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、
2010年はどのような年になるのでしょうか…。

干支にかかわる相場の格言(?)には、

「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、
 亥固まる、子は繁栄、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる」

というのがあるそうですが、(笑)

どうも、語呂合わせの言葉遊びのようなところもあるようです。

「寅千里を走り」というよりは、

「虎は千里を往って千里をかえる」のように
行って来いの上下動激しい「年足長ヒゲ」となることもあるようで、

過去の寅年を振り返りますと、
1950年、62年、74年、86年、98年の寅年は景気はよくなく、

世界的にも、86年のプラザ合意での対ドルでの円の急騰や、
98年のロシア通貨危機と米巨大ヘッジファンドLTCMの破綻といった
大きな出来事で相場が激震する年が多かったようです。

寅年は政治的にも波乱がある年が多いようですが、
株式などでは長期投資の観点からは
歴史的な買い場であることも多いそうです。

来年の寅年も、リスク管理をした上で、

「虎穴に入らずば虎子を得ず」のチャンスを
「虎視眈々」と狙いたいものです…。

なーんちゃって。(笑)

「なーんだぁ。最後はまたくだらない駄洒落じゃないか。
 これじゃ、争論にもならないよ。」

「こりゃまた失礼スましたぁ。」(爆)

皆様、今年1年ありがとうございました。 m(_ _)m


※次回のブログの更新は1月4日(月)を予定しています。


FX 相場観のスケールのお話

2009漫才M-1GPではパンクブーブーが優勝しましたね。^^
今年の予選でのエントリーは4629組もあったそうです。(凄)

<先週末18日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向の上下動の揉み合いになり、
ドルストレートが堅調傾向の上下動の揉み合いになりました。
英GFK消費者信頼感調査(12月)は
市場予想より弱い−19になりました。
英BOE金融安定化報告では、
「銀行システムはかなり安定化したが、
金融機関には国際的なソブリンリスクの可能性。
政府の刺激策は安定性の改善に寄与。
出口戦略はドル取引の巻き戻しになる可能性。」
などの見解が発表されました。
パキスタンでクーデターとの噂があり、
同政府がこの噂を否定するハプニングがありました。
日政策金利は市場予想とおり据え置きになりました。
日銀声明では
「物価安定では0%以下のマイナス値は許容しない。
国内民間需要の自律的回復は弱いが持ち直している。
国際金融面が実体経済に悪影響となるリスクの可能性。」
などの見解が発表されました。
日経平均は前日比−21.75円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向で推移して、
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
独生産者物価指数(11月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
中国上海株式市場は前日比−65.19ポイントで引けました。
日銀総裁の記者会見では、
「物価安定の理解の実質を変えたわけではない。
新型オペはそれなりの効果発揮している。
12月の短観は景気の持ち直しを裏付ける。
望ましい物価に戻るには長い時間がかかる。」
などの認識が示されました。
欧経常収支(10月)は−39億ユーロになりました。
独IFO景気動向(12)月は94.7、独IFO現況評価値(12月)は90.5と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英第3四半期総合事業投資確報は
市場予想より弱い−0.6%になりました。
ギリシャ財務相が
「格付けの引き下げは信頼性の欠如を反映。
S&Pによる格下げは予想されていたが、
来週中にムーディーズもどうするか決定する可能性。」
との認識を示しました。
欧貿易収支(10月)は市場予想より強い88億ユーロになりました。
KOFスイス経済研究所が
「スイス経済は2009年−2.9%に下落の見込み。
2010年のスイス経済は+0.6%の伸びを予想。」
などの見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇した後に軟調になって、
ドルストレートが下落した後に反発しました。
カナダ卸売売上高(10月)は市場予想より弱い0.3%になりました。
ECB副総裁が
「ギリシャ国債がムーディーズで格下げされても適格担保。
ギリシャのデフォルトリスクは懸念していない。」
との見解を示しました。
ECBが「ユーロ圏銀行の評価損予測を13%に引き上げ5530億ユーロ。
ユーロ圏銀行のリスクは商業用不動産への債券。
ユーロ圏銀行の東ヨーロッパ向けの債券はリスク。」
などの見解を発表しました。
イラン軍がイラク南部のファッカ油田を占拠しました。
イラク国家安全保障会議が
「イランはイラクの国境を侵犯。」と発表しました。
NY原油は73ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+20.63ドルで取引を終えました。

<週はじめ21日(月)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(11月)、
午前9時半に豪新車販売台数(11月)、
午後1時半に日全産業活動指数(10月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
夜10時半に米シカゴ連銀全米活動指数(11月)、
同夜10時半に加小売売上高(10月)、
などの経済指標が発表されます。
(米)・加の指標には注目です。

<明日22日(火)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期経常収支、
朝8時に豪景気先行指数(10月)、
午前10時にNZ第4四半期Westpac消費者信頼感指数、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(1月)、
午後4時から日銀総裁講演、
午後4時15分にスイス貿易収支(11月)、
午後6時半に英第3四半期GDP確報値、英第3四半期経常収支、
夜10時半に米第3四半期GDP確報、米第3四半期個人消費確報、
同夜10時半に米第3四半期コアPCE確報、
米第3四半期GDP価格指数確報、
深夜12時に米中古住宅販売件数(11月)、
リッチモンド連銀製造業指数(12月)
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・英・米の指標には注目です。

そして、今週の23日(水)からの主な注目材料は、

23日(水)に、東京市場休場、NZ第3四半期GDP、
独輸入物価指数(11月)、英BOE議事録、欧鉱工業新規受注(10月)、
米個人所得(11月)、米個人支出(11月)、米PCEデフレータ(11月)、
加GDP(10月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)、
米新築住宅販売件数(11月)、

24日(木)に、日銀金融政策決定会合議事録、
日第4四半期全産業景況判断BSI、
日第4四半期大企業製造業景況判断BSI、日銀総裁講演、
米耐久財受注(11月)、米新規失業保険申請件数、

25日(金)に、オセアニア・欧・英・米の主要市場がクリスマス休場、
日失業率(11月)、日全国消費者物価指数(11月)、
日企業向けサービス価格指数(11月)、日自動車生産(11月)、
日住宅着工戸数(11月)、日建設工事受注(11月)、

などがあります。

さて、京都議定書後の地球温暖化対策を協議した国際会議
COP15では、日本、米国、中国など主要26ヵ国がまとめた
「コペンハーゲン協定」に「留意する」との文書を採択して
閉幕となりました。発展途上国の反対が相次いで、
協定自体の採択は断念して、賛成国のみに効力が及ぶという
歯切れの悪い結果になりました。

折りしも、インドネシアのジャカルタでは世界平均の
海面上昇3ミリ/年を上回る毎年7ミリの海面上昇で
一部水没する街があったり、また、先週の末にはワシントンで
非常事態宣言が出るほどの12月観測史上で最大の大雪が降ったり、
そしてヨーロッパでも数十人の死者が出るほどの寒波が
到来したりと、地球のあちこちに異常気象が現れていますが、
COP15では各国の利害も絡み調整は難しかったようです。

一方、為替相場のほうは、ここのところ年末を控えての
調整の動きもあったか、UAEドバイ首長国の信用不安を契機に、
南欧などのユーロ圏の加盟国の財政赤字や、
欧州金融機関の不良債権が市場テーマとなったようで、
ユーロなどが下落するとともに、リスク回避でのドル買戻しの
動きが強まる相場展開になりました。

また、米労働市場の悪化の和らぎも示唆したFOMC声明以来、
米金融緩和がやがて出口に向かうとの観測する向きが増えたか、
米長期金利はじりじりと上昇しているとのことで、
ドル円相場では金利差を理由にした円売り・ドル買いになりやすい
と見る向きがある一方、一部では「年末を控えて海外の投資家が
売り越していたドルを買い戻しているだけ。」と、
ドル・インデックスの週足がネックラインあたりまで
戻すレベルになりつつあることもあって、
来年からは再びドル売りになると観測する向きもあるようです。

他方、豪ドルに関しては、上海株式市場が12月7日の直近高値から
7%下落したこと、そしてコモディティ市場が下落している
ことに加え、年末でのファンド勢の手仕舞いの動きの影響も
あったか、11月半ばに1年3ヶ月ぶりの高値となる
0.94ドル台前半から0.89ドルあたりまで下落しましたが、
一部では豪州自体の経済も他国と比べて悪くはなく、
最近の中国の経済指標の内容も良いので、
やがて成長期待のある資源国の通貨を買う大きな相場の流れに
回帰していく、と見る向きもあるようです。

さて、今週はクリスマス休で、例年、市場が週後半から極端に
薄くなる傾向があり、膠着感の強い相場となりがちであるとともに、
ときに市場の薄みを衝いた仕掛けでチョッピーな動きとなる
可能性もありますので、トレードをする場合は一時の急変には
注意したいものです。


さて今日は、相場観のスケールのお話です。

トレーダーには、その経験や
トレードのタームなどによって形成される
トレーダーごとの相場観のスケールのようなものが
あるものですね。

まぁ、短期トレードでは、
タイミング命みたいなところがありますので、
上昇や下降に数十Pips乗り遅れると、

「ちぇっ、タイミングを逃してしまったぜ。」

と、悔しい思いをすることがあるものですが、

また、ときにこの「タイミングを逃してしまった」
ということを無意識で正当化するために

すでに動いてしまった数十Pipsの動きに対して
逆のトレードをしようという強いバイアスの
気持ちになってしまうことがあります。(苦笑)

すでに相場がある程度動いてしまったその後で、

「みすみす数十Pipsを取り損ねたその方向へ
 いまさらトレードしていられるかい!」

というわけです。(笑)

上げては下げるレンジ的な相場となることも多く、
その逆志向のバイアスが功を奏することもありますが、

ときに、数十Pipsの上昇や下降が、
その後の大きなトレンドのほんの始まりであることもあって、

上げる(下げる)ほどに高まりゆく
逆向きにトレードしようとする
バイアスになった気持ちを切り替えれずに、

「いくらなんでも、もう反転するだろう…。」

と、トレンドに意固地なまでに逆に立ち向かい、
大きな損を出してしまったり、損をしないまでも
ビッグ・チャンスを逃してしまうことがあります。

私にも経験がありますが、冷静になった後で考えると、

「なんで、あんな気持ちになっていたんだろう。
 今、チャートのどこをどう見たって
 素直に相場についていくべきだったよなぁ…。」

と、後悔をすることもトレーダーの多くが
一度や二度は経験しているようです。

ほんの小さなきっかけと意固地な正当化の気持ちが
扇の要の状況の肝心なトレード判断に
大きな影響となってしまうことがあるのですね。

時間足はおろか日足ばかりではなく、
週足や月足にも陽線や陰線が連なるトレンドが
形成されることを思えば、

トレンドが思いのほか長く続くこともあるわけで、

たかが数十Pipsの上昇や下降の取り損ねは
些細でとるに足らないくらいのものですが、

これをきっかけに気持ちに根付いてしまったバイアスは
チャートを素直に見えなくしてしまって
大きな勝ちと負けとを分かつことがあります。

本物のトレンドが発生するときには、その多くが
トレーダーの相場観のスケールよりも
はるかに大きなものになることが多いようです。

何の本に書かれていたのかは忘れてしまいましたが、

破天荒ともいえる人生を生きて、
相場とともに人生を歩み相場とともに没したリバモアが、

「私が成功したのは、私がよく考えたからではなかった…。
 大金を儲けたのは、私がジッとしていたからであった。
 そう。(トレンドに乗ったら) 私はジッとしていたのだ!」

と、かつて語っていたと何かの本で読んだことがあります。

まぁ、もちろんトレンドも転換することがありますし、
相場の部分を切り取る短期トレードでは機敏さも大切ですが、

本物のトレンドが形成されるときには
思いのほか大きなスケールになることがありますので、

自己の相場観のバイアスに意固地になったり、
トレーディングでの思考が矮小化しないように、
相場の流れに乗ってトレードしていきたいものですね。


※次回の更新は12月28日を予定しています。


FX 適者生存のお話

新古典派総合を提唱した米経済学者で
ノーベル経済学賞も受賞したサミュエルソン博士が
経済学に偉大な足跡を残され永眠されましたね。m(_ _)m

<週はじめ14日(月)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが軟調の後に急反発して再び軟調になりました。
日銀短観(第4四半期大企業製造業業況判断)は
市場予想よりは強い−24になりました。
日銀短観(第4四半期大企業全産業設備投資)は
市場予想より弱い−13.8%になりました。
09年度の大企業製造業の想定為替レートは
1ドル92.93円(下期1ドル91.16円)と示されました。
英ライトムーブ住宅価格(12月)は−2.2%になりました。
英BOE理事が「雇用は予想したほど落ちてはいない。」
との認識を示しました。
午後1時過ぎにドバイ・ワールドが
「ナヒールの41億ドルのイスラム債を償還する」と発表しました。
一時、主要通貨ペアが急反発しました。
日鉱工業生産確報(10月)は0.5%になりました。
ドバイ政府が「アブダビ政府がドバイ金融支援ファンドに
100億ドルを拠出で合意。UAE中銀による域内銀行への
支援の用意がある。アブダビからの支援資金には条件なし。」
などの声明を出しました。
日経平均は前週末比−2.19円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調の後に揉み合いになりました。
ECBの専務理事が
「ギリシャは2010年後半までに格付回復への行動が必要。
追加の財政刺激策は良い影響よりも害のほうが多い。」
などの見解を示しました。
中国上海株式市場は前週末比+55.59ポイントで引けました。
三菱UFJファイナンシャル・グループが
「公募増資での調達金額は1兆313億円。半分は海外で募集。」
することを発表しました。
スイス生産者輸入価格(11月)は
市場予想よりやや弱い0.0%になりました。
オーストリア中銀総裁が
「国際金融システムはまた困難な状況。早い対処が必要。」
との認識を示しました。
欧鉱工業生産(10月)は市場予想よりは強い−0.6%になりました。
米シティ・グループが
「米政府の当局とTARP資金返済で合意。
TARP信託優先証券200億ドル返済する。
普通株170億ドル発行。」
などを発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向の揉み合いになりました。
カナダ第3四半期設備稼働率は
市場予想より強い67.5%になりました。
ギリシャ首相が「難しい決定を断固として行う必要。」
とのコミットをしました。
米連邦預金保険公社の総裁が
「米銀の破綻は2010年にピークに達する可能性。」
との認識を示しました。
格付け会社のフィッチがドバイ企業の格付けを
"ネガティブ"で据え置きました。
オバマ米大統領が
「金融機関は納税者から異例の援助を受けている。
景気回復への支援の仕事をすべき。」
との見解を示しました。
ギリシャ首相が
「ギリシャは深刻な状況。経済成長が主要な目標。
向こう3ヶ月以内に対応策を発表予定。
ギリシャは債務削減に向け恒久的措置を講じる。」
などの発言をしました。
NY原油は69ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比+29.55ドルで取引を終えました。

<昨日15日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが狭いレンジでの揉み合いの後、
ドル円がやや上昇して、ドルストレートがやや軟調になりました。
米ウェルズ・ファーゴが
「250億ドルの公的資金を全額返済する」
ことを発表しました。
英RICS住宅価格(11月)は4ヶ月連続プラスとなりましたが、
市場予想よりは弱い35.0%になりました。
NZ財務相が「NZ経済は不均衡に直面。
NZドルの上昇は経済回復の妨げになる。」
との認識を示すとともに経済見通しを上方修正しました。
豪RBA政策会合議事録では
「12月の利上げは経済見通しを反映。
刺激策は徐々に解除される必要。
来年2月まで金利を据え置くことも議論した。
失業率は底を打っていない可能性。」
などが公表されました。
豪第3四半期新規住宅は市場予想より強い9.4%になりました。
日20年債の入札が低調になりました。
日経平均は前日比−22.20円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調になって、
ドルストレートが軟調になりました。
英紙が「米FOMCで公定歩合の引き上げの可能性」
の観測報道をしました。
スイス政府が2010年の成長を0.7%へ上方修正しました。
格付け会社のフィッチが
「米金融機関が抱えるリスクは底を打っていない。」
との主旨の見解を発表しました。
中国上海株式市場は前日比−28.44ポイントで引けました。
スイス第3四半期鉱工業生産は
市場予想よりかなり強い3.4%になりました。
英消費者物価指数(11月)は市場予想より強い0.3%になりました。
独ZEW景況感調査(12月)は市場予想より強い50.4になりました。
欧ZEW景況感調査(12月)は市場予想より弱い48.0になりました。
格付け会社のムーディーズがアラブ首長国連邦4銀行の
格下げの検討に入ったことを発表しました。
IFO経済研究所の理事長が
「ギリシャ問題でユーロ圏が崩壊することはないが、
次のリーマン・ブラザーズになる可能性はある。」
との見解を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがまちまちながら上下動になりました。
米NY連銀製造業景気指数(12月)は
市場予想よりかなり弱い2.55になりました。
米生産者物価指数(11月)は市場予想より強い1.8%になりました。
カナダ景気先行指標指数(11月)は1.3%、
カナダ新車販売台数(10月)は3.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米ネット長期TICフロー(10月 対米証券投資)は
市場予想より弱い207億ドルになりました。
米鉱工業生産(11月)は0.8%、米設備稼働率(11月)は71.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英BOE政策委員が
「BOEのさらなる債券購入は慎重であるべき。
英国の経済回復はまだ見ていないが
英第4四半期GDPが上昇していなければ驚き。
英失業率は数四半期にわたり上昇の可能性。
住宅価格の回復には驚かされる。」
などの認識を示す発言をしました。
ギリシャ財務相が
「ギリシャは2012年までに債務削減を開始して
2013年までに財政赤字をGDPの3%まで削減。」
とのコミットを示しました。
オーストリア中銀総裁が
「ECBは12月会合で金利にシグナルを与えないだろう。
ECBは慎重に流動性政策の解除を開始。
現在のユーロは域内経済で許容できる水準。
ユーロの高騰は成長にダウンサイドリスクになる。」
などの見解を示しました。
米NAHB住宅市場指数(12月)は市場予想より弱い16になりました。
バーナンキFRB議長が
「中国のマクロ経済指標の信頼性は向上した。
資産バブルへは金利対応より規制強化が優れている可能性。
景気回復が続けばやがて利上げが適切になる。
FRBは金融刺激策から撤退する方策がある。」
などの認識を示しました。
NY原油は70ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−49.05ドルで取引を終えました。

<今日16日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(10月)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(10月)、
午前9時半に豪第3四半期GDP、
午後3時に日工作機械受注確報(11月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(12月)、独サービス業PMI速報(12月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(12月)、欧サービス業PMI速報(12月)、
午後6時半に英失業率(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(11月)、
夜10時半に米消費者物価指数(11月)、米第3四半期経常収支、
同夜10時半に米住宅着工件数(11月)、米建設許可件数(11月)、
同夜10時半に加製造業売上高(10月)、
深夜1時45分から加BOC総裁講演、
深夜4時15分に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・(欧)・米の指標には注目です。

<明日17日(木)の主な予定>

午前11時にNBNZ企業信頼感(12月)、
午後2時に日景気先行CI指数確報(10月)、
日景気一致CI指数確報(10月)、
午後6時半に英小売売上高指数(11月)、
午後7時に欧建設支出(10月)、
夜9時に加消費者物価指数(11月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際証券取扱高(10月)、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(11月)、
同深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には注目です。

<週末18日(金)の主な予定>

午前9時01分に英BOE金融安定報告書公表、
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時に独生産者物価指数(11月)、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後6時に独IFO景気動向(12月)、独IFO現況評価値(12月)、
同午後6時に欧経常収支(10月)、
午後6時半に英第3四半期総合事業投資確報、
午後7時に欧貿易収支(10月)、
夜10時半に加卸売売上高(10月)、
(英)・(日)・独の指標には注目です。

さて、日銀が14日に発表した12月の短期経済観測(短観)では、
企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業で−24になり、
9月の前回調査より9ポイント改善となりましたが、
改善は3期連続とはなったものの、前回の改善幅よりも縮小して、
円高とデフレが企業の業況圧迫となっていることが
覗えるような結果になりました。

また、懸念材料となっているアラブ首長国連邦(UAE)の
ドバイ問題では、アブダビ首長国が100億ドルの支援をすることが
決定して、ナキールの発行していた41億ドルのイスラムの
デフォルトが回避されることが報道されて、
ひとまず沈静化に向かうことになりました。

ただ、ドバイワールドの返済延期の対象は260億ドルで、
またドバイ全体では800億ドル超の債務があり、
そして今回の危機でドバイワールド以外の政府系の企業の
格付けが下がり、資金調達コストが上昇しているとのことで、
今回のアブダビ支援だけでは不足していることや、
また格付け会社のムーディーズがアラブ首長国連邦4銀行の
格下げの検討に入ったことから、
今後も同問題の動向には注目しておいたほうがよさそうです。

一方、米シティや米ウェルズ・ファーゴなど大手金融機関は
公的資金返済を発表しましたが、米の中小金融機関は
厳しい状況が続いていて、2009年の米銀の破綻は130以上になり、
米連邦預金保険公社の総裁が「米銀の破綻は2010年にピークに
達する可能性。」をほのめかし、また格付け会社のフィッチが
「米金融機関が抱えるリスクは底を打っていない。」との主旨の
見解を発表するなどもあり、そして貸出債権の焦げ付きの懸念から
融資に消極的な金融機関が多く民間向け貸出金利が下げ渋っていて、
金融危機はまだ峠を越えていないようです。

他方、アイルランドやポルトガルやスペインやギリシャが
厳しい状況になっているだけではなく、オーストリア政府が、
経営の悪化している金融機関「ヒポ・グループ」を国有化すると
報道されるなど、欧州の信用不安があちこちで再燃している
ようですので、欧州の信用不安の動向にも注意が必要なようです。

また、日本の20年債の入札では平均落札価格と最低落札価格の差の
テールが42銭とリーマン・ショック直後の昨年9月以来の水準に
拡大して、応札が不調となり、日本の財政悪化への警戒感を
覗わせる結果になりました。

さて、週後半はFOMCが焦点となりますが、FF金利は据え置きと
見る向きが大勢ではあるものの、公定歩合が引き上げられるとの
観測報道もあり、FOMC声明が注目されます。

クリスマス休暇を控えて市場が徐々に薄くなっているとのことで、
膠着するかと思えばときに激しい動きの相場展開になる可能性が
ありますので、機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、適者生存のお話です。

「種の起源(The Origin of Species)」の著書でも有名な
進化論のチャールズ・ダーウィンの説によりますと、

適応度の高さは、種の強さや賢さで決まるわけではなく、
環境に自分自身を合わせられるかによって、
それが決まるのだそうですね。

自然界では、自然による遺伝子の組み換えと
突然変異によって、多様な種が誕生して
そして自然淘汰を経て結果的に最適な選択肢となるものが
生き残るのだそうです。

自然にはいわば自動的な選別の進化のシステムが
あるのかもしれませんね。

また、スポーツの世界やファンドのトレーダーも
成績の悪い者は解雇され、成績の良い者が残り、
淘汰されて精鋭が残りますが、

ところが残った精鋭たちが全体のパフォーマンスとして
過去よりもどんどん良い成績を出すかといえば、
あながちそうともいえないようで、

相手チームや他のファンドもしのぎを削っていますので、
チームとしての現状維持もなかなかたいへんなことです。

相手や環境が進化している状況では、
積極的なパフォーマンスの向上というよりは
むしろ「生き残るために」淘汰が必要なようです。

逆に言いますと、「競争の世界」では
進化しない者は生き残ることすらできないようで、
「適者しか生存できない」ほどに
厳しいものなのかもしれませんね。

ところで、

あちこちでホール・イン・ワンのトレーニングを
していたのかどうかは知りませんが、(苦笑)

スキャンダルが発端となってゴルフの
タイガー・ウッズ選手が無期限欠場宣言をしましたね。

その彼がまだ純情であった21歳の頃の
適者生存にまつわるエピソードがあります。

1997年の春のこと、世界の一流プレーヤーを相手に
2位になんと12打差をつけてマスターズに優勝するなど、
プロたちのPGAツアーに参加してまだ1年足らずなのに
参加した15試合のうち早くも4試合に優勝して、
世間の注目を一身に集めるようになりました。

しかし彼は、この並々ならぬ成功と栄光に酔いしれることなく
純粋に「もっとゴルフに上達したい。」と願ったそうです。

そして、彼はマスターズを収録した
自分自身のプレーのビデオテープを何度も見て、

「なんと酷いスイング!」であることに気づき、

ブッチ・ハーモン氏にコーチをしてもらい
スイングの改造に着手することになりました。

改造の過程の半年間では
1勝しかあげることができませんでしたが、

「優勝することが改善を意味するわけではない。」

と彼は言い切り、その後もスイング改造を続行しました。

そして、新しいフォームのスイングは1999年春に完成しました。

その後、ウッズは14試合のうち10試合に優勝して、
2000年にはPGAツアーの9試合で優勝しただけではなく、
2001年のマスターズにも優勝して、

4大メジャーであるマスターズ、全米べオープン、
全米プロ選手権、全英オープンの連続制覇の快挙を
見事に成し遂げたのでした。

もしかしますと彼ほどの才能ならば、
改造なしでも素晴らしい成績を収めていたのかもしれませんが、

2年に及ぶフォーム改造が
4大メジャー制覇の快挙の秘訣であったことは
間違いないものと思います。

天才にしても適者生存に挑戦していたことは
興味深いエピソードですね。

進化なくば敗れる競争や勝負の世界では、

進化する環境に順応するために
過去の自己を淘汰して、いつも適者生存を
目指していかなくてはならないのかもしれませんね。


FX 成功の法則92ヶ条のお話

ノーベル平和賞の授賞式がノルウェーのオスロで開催されて、
賛否がありましたがオバマ米大統領が受賞しましたね。
オバマ大統領の核不拡散を謳う式典での演説では
アフガン増派への苦悩も垣間見られていたようです。

<先週末11日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が堅調に推移して、
ドルストレートが下げては上げる揉み合いになりました。
欧州委員長が「ギリシャをしっかり監視していく。」
と発言しました。
中国生産者物価指数は前年比で−2.1%、
中国消費者物価指数は前年比で0.6%、中国鉱工業生産は19.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
中国小売売上高は市場予想より弱い15.8%になりました。
格付け会社のムーディーズが
「現在、米国と英国のソブリン格付けへの脅威はない。」
との見解を発表しました。
日消費者態度指数(11月)は
市場予想よりやや弱い39.9になりました。
日経平均は前日比+245.05円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
ECBの専務理事が
「数ヶ月、数年先の回復の度合いは不透明。
経済活動が聞き前のペースに急回復するのは不可能と予想。
今後の2年間のインフレ率は1%をやや上回る見通し。」
などの見解を示しました。
中国上海株式市場は前日比−6.946ポイントで引けました。
ギリシャ首相が
「ギリシャは債務デフォルトに陥る可能性はない。
ギリシャがユーロ圏から離脱することはない。
財政赤字を4年以内にGDP比3%以下にする計画。」
などの主旨の発言をしました。
英生産者仕入価格(11月)は0.1%、
英生産者出荷価格(11月)は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりましたが、
前回値が上方修正されました。
ユーログループ議長が
「ギリシャにはデフォルトリスクはない。
ギリシャが財政再建の行動を取ることを確信。」
との認識を示しました。
ポーランド首相が
「ポーランドはユーロ圏加盟の準備が進行。
2015年の前にユーロ加入基準を達成見込み。」
などの見解を表明しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇した後に軟調になって、
ドルストレートが下落した後に揉み合いになりました。
米小売売上高(11月)は1.3%、米輸入物価指数(11月)は1.7%と、
ともに市場予想よりかなり強い結果になりました。
カナダ新築住宅価格指数(10月)は4ヶ月連続のプラスも、
市場予想よりやや弱い0.3%になりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)は
市場予想より強い73.4になりました。
米企業在庫(10月)は2008年1月以来のプラスの
市場予想より強い0.2%になりました。
格付け会社のフィッチが
「2010年のイタリア格付けは据え置きの見通し。」
との見解を発表しました。
米下院がデリバティブ取引の規制強化と
消費者金融保護局の設立の
金融規制改革法案を可決しました。
NY原油は69ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+65.67ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日14日(月)の主な予定>

朝8時50分に第4四半期日銀短観(大企業製造業業況判断、他)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(12月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(10月)、日稼働率指数確報(10月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(11月)、
午後7時に欧鉱工業生産(10月)、
夜10時半に加第3四半期設備稼働率、
などの経済指標が発表されます。
日・欧の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日15日(火)の主な予定>

午前9時01分に英RICS住宅価格(11月)、
午前9時半に豪RBA政策会合議事録、豪第3四半期新規住宅、
午後5時15分にスイス第3四半期鉱工業生産、
午後6時半に英消費者物価指数(11月)、英小売物価指数(11月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(12月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(12月)、
夜10時半に米生産者物価指数(11月)、NY連銀製造業景気指数(12月)、
同夜10時半に加景気先行指標指数(11月)、
加第3四半期労働生産性指数、
夜11時に米ネット長期TICフロー(10月 対米証券投資)、
夜11時15分に米鉱工業生産(11月)、米設備稼働率(11月)、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・(加)・米の指標には注目です。

そして、今週の16日(水)からの主な注目材料は、

16日(水)に、豪Westpac先行指数(10月)、
日第三次産業活動指数(10月)、豪第3四半期GDP、
日工作機械受注確報(11月)、独製造業PMI速報(12月)、
独サービス業PMI速報(12月)、欧製造業PMI速報(12月)、
欧サービス業PMI速報(12月)、英失業率(11月)、
欧消費者物価指数確報(11月)、米消費者物価指数(11月)、
米第3四半期経常収支、米住宅着工件数(11月)、
米建設許可件数(11月)、加製造業売上高(10月)、
加BOC総裁講演、米FOMC政策金利、

17日(木)に、NBNZ企業信頼感(12月)、日景気先行CI指数確報(10月)、
日景気一致CI指数確報(10月)、英小売売上高指数(11月)、
欧建設支出(10月)、加消費者物価指数(11月)、
米新規失業保険申請件数、加国際証券取扱高、
米景気先行指標総合指数(11月)、フィラデルフィア連銀指数(12月)、

18日(金)に、英BOE金融安定報告書公表、日政策金利、
独生産者物価指数(11月)、日銀総裁記者会見、
独IFO景気動向(12月)、独IFO現況評価値(12月)、独IFO予想値(12月)
欧経常収支(10月)、英第3四半期総合事業投資確報、
欧貿易収支(10月)、加卸売売上高(10月)、

などがあります。

さて、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイの信用不安問題を
きっかけに、過剰債務国への警戒感が市場テーマとなったようで、
信用不安が再燃してアイルランドやポルトガルや
スペインだけではなく、債務残高が2009年GDP比で113%、
2011年に同135%の見込みで、そして財政赤字も2009年に
同13%弱になるギリシャへの懸念が高まることなり、
リスク選好度が低下したことに加え
クリスマス休暇前の手仕舞いによる資金引き上げの動きの
影響もあったか、ドルが買い戻されユーロが軟調になりました。

また、11日には英ガーディアン紙が「財政悪化が原因となって
英国債が格下げされる可能性がある。」と報道したことで、
ポンドが先安感により軟調になる場面がありました。

ギリシャ問題では、ギリシャの首相が「ギリシャは債務デフォルトに
陥る可能性はない。ギリシャがユーロ圏から離脱することはない。
財政赤字を4年以内にGDP比3%以下にする計画。」などの
主旨の発言をして、またユーログループ議長が「ギリシャには
デフォルトリスクはない。ギリシャが財政再建の行動を取ることを
確信。」との認識を示し火消しに努めていますが、
今後の動向が注目されます。

また今のところ市場テーマにはなっていないようですが、
日本の財政赤字はギリシャ以上のGDP比で171%(一説では180%近い)
にもなっているそうで、一部では今後の市場テーマになりうる
との観測もあって、市場のテーマにおける今後の円の動向にも
注目されます。

一方、先週末に発表された米10月小売売上高は1.3%と
事前予想の0.6%を大きく上回り2ヶ月連続でのプラスを
記録しましたが、その内容では、電気製品や建築資材が
牽引したものの、原油高によるガソリンスタンドの
プラス6.0%の売上高への依存性が高く、金額ベースでも
11月では約3520億ドルと、前月の約3476億ドルから
それほど伸びておらず、見掛けほどには良くなく、
クリスマス商戦への懸念する声も聞かれるようです。

さて、今週16日深夜の米FOMCの発表で2009年も最終盤となります。

アナリスト予想ではFOMCの景気認識は一歩前進となるも
FF金利自体は実質ゼロ金利に据え置かれ無風との見方が
大勢のようです。一部では米の低金利政策の長期化の再確認で
ドル売りのきっかけとなると見る向きもあるようですが、
現在の市場テーマがリスクに敏感になっていることから、
週初14日(月)のドバイワールド傘下のイスラム債の
償還日での決済動向が注目されます。

同イスラム債の金額規模は35億ドル程度ですが、
万一、デフォルトになると、その後のドバイ問題の悪化懸念から
急激なリスク回避の動意となりそうですし(ドル買い・円買い)、
無事に償還が済むと逆にリスク選好の動意になる可能性が
ありそうで、週初のイスラム債の動向が大いに注目されます。

なお、報道によりますと、日系企業もドバイ債権では
6,600億円が未回収になっているそうです。(日経新聞12月12日)

例年、米FOMCの発表後からは市場が薄くなることが多い
ようですので、仕掛け的でチョッピーな動きに注意して
トレードしていきたいものです。


さて今日は、成功の法則92ヶ条のお話です。

今年も16日の深夜(日本時間17日午前4時15分)に
米FOMCの政策金利が発表されますね。

市場予想では実質ゼロ金利に据え置かれ
無風との見方が大勢のようですが、
12月のFOMCを迎えると「今年も暮れたなぁ。」と
思うものです。

欧米では12月のFOMCを確認して
早々にクリスマス休暇(年末休)にはいる
トレーダーも少なくはないようですね。

そのようなわけで今年も残り少なくなりましたが、

恒例となっている京都市東山区の清水寺での
丑年今年2009年の今年の漢字は「新」になりました。

近年は世相を反映してかあまり良い字が選ばれないことが
多いようですが、昨年はチェンジの「変」でしたね。

2つあわせりゃ「ヘンシーン」
などというのはお笑いのお話ですが、
寅年の来年はどんな一年となるのでしょうか。

子供たちのヒーローのように
良いほうへ新たに変わる一年であればと願いますが、
2010年後半にはドル暴落説があるようで、
相場動向には興味が尽きませんね。

さて、師走で何かと忙しいものですが、
日曜日には本屋さんに行くのが楽しみで、
昨日も行ってきました。

そこで見つけたのが表題の「成功の法則92ヶ条」
という楽天の会長兼社長の三木谷 浩史さんの本でした。

トレーダの視点でも参考になりそうなことが
たくさん書かれていました。

「どんな大きなチャンスがあったとしても、
 準備のできていない人間には(中略)
 チャンスがあることすら見えないだろう。
 サーフィンの練習をしていない人間は、
 どんな大波がこようとその波に乗れないのと同じことだ。」

「0.1%の努力を毎日続けること。毎日その努力を
 積み重ねるための自分なりの仕組みを作ること。(中略)
 地道な作業ではあるけれど、その地道な作業の
 積み重ねが大きな結果を生む。」

「プロのスポーツ選手で、自分はプロになれたから
 もう練習はしないなどという人はいない。
 練習をやめるということは、プロを辞めるということだ。」

「高校3年生がわずか4年から6年の勉強で
 (見習いとはいえ)一人前の医師や弁護士にってしまうわけだ。
 本気になって勉強すれば、自分を変えることができる。」

この高校3年生のお話には「なるほどなぁ」と
感心してしまいました。

「小さくてもいいから、成功を積み重ねることだ。(中略)
 見果てぬ夢を追い続けるより、
 まずは小さな成功を積み重ねよう。
 成功体験は人を成長させる。」

「枠組みとは思考の枠組み、
 つまり物事を考えるためのフレーム・ワークだ。
 玄人と素人を分けるのはフレーム・ワークが
 頭に入っているか否かなのだ。(中略)
 専門知識をどれだけ詰め込んでも玄人になれないのは、
 頭の中に専門知識を組み合わせて思考を進めるための
 フレーム・ワークがないからだ。」

成功体験とともに、
知識を統合させて活かすフレーム・ワークこそが
大切なのですね。

「リスクを取るということは、リスクに賭けるということで
 それはビジネスというよりも、ある種のギャンブル
 ではないかという意見もあるかもしれない。(中略)
 確かに僕はリスクに賭けたけれど、
 リスクの種類と大きさをはっきりと見極めた上で、
 そのリスクに対処する方法をあらかじめ用意していた。」

「物事は様々な角度から見なければならない。」

「ビジネスはスキーのようなもの、
 足元を見ながら、遠くも見る。(中略)
 足元ばかり見ていると進むべき道を失う。
 遠くばかり見ていると足元をすくわれ転んでしまう。」

「誰もが努力しているのが競争社会の前提だ。
 にもかかわらず(中略)明らかな差がある。
 これはどういうことだろう。
 この差はいったいどこから生まれてくるのか。 
 僕は最後の0.5%の努力の差だと思っている。」

なるほど。対処法を伴うリスクの認識と
遠近の両方を見据えた視点が大事で、

そして、
わずかな努力の差が大きな結果の差になるのですね。

「人間が計画するときには、まず何をしようかと考える。
 何をやらないか、とは普通あまり考えない。
 やらないという判断は難しい。
 可能性を切り捨てる判断だからだ。
 けれど、時と場合によっては、
 やらない判断を下したほうがずっと良い結果を生む。
 やらないという判断は損失や無駄を未然に防いでくれる。」

「撤退の判断は早いほど良いのだ。
 それだけ被害を小さく食い止められる。」

「失敗するということは改善すべきポイントを
 発見したということである。ただし、すぐに改善すること。
 改善しなければ同じ失敗を必ず繰り返す。
 また、自分が失敗しやすいところは
 他人が失敗しやすいところでもある。
 ということは、そこにチャンスが潜んでいることでもある。
 失敗の中には大きな飛躍の鍵が隠されている。
 石に躓いて転んだら、その石をよく観察することだ。」

やらない判断も大切で、
また、撤退は素早く行う必要があり、
そして、失敗にも効用があるものなのですね。

などとなど…、

一部だけで、とても要点のすべては書ききれませんが、

楽天の三木谷社長の実戦の言葉は躍動していて
キラキラ輝いていますね。 (^-^)

楽天がスタートしたときの最初の月の総売り上げは
32万円だけだったのだそうですが、そのうち18万円は
三木谷さんご自身が購入したのだそうです。(苦笑)

そして、そのとき
「1ヶ月で14万円も買ってくれた人たちがいた」と
三木谷さんは喜んだとその著書で述べています。

そのような始まりでしたが、

それから10年、楽天グループの年間流通総額は
1兆円を超える規模にまで成長しています。

前号に引き続き「深イイお話」でした。


引用: 三木谷 浩史 著  幻冬舎「成功の法則92ヶ条」


FX 雀鬼語録の深いイイお話

格付け会社ムーディーズが、ドバイ・ワールドや
エマール・プロパティーズなど
ドバイ関連企業6社の格付けを引き下げましたね。

<週はじめ7日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いになって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いになりました。
前週末に米地銀の6行の破綻が発表され、
2009年の米銀破綻が130行になったことが報道されました。
豪AiG建設業指数(11月)は
好悪分岐点の50を下回り47.6になりました。
英紙が「英経済は2015年までに世界のトップ10から脱落の可能性。」
との観測報道をしました。
日経平均は前週末比+145.01円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いになって、
ドルストレートが下落した後に揉み合いになりました。
日内閣府が08年度のGDP確報値を−3.7%に下方修正しました。
中国上海株式市場は前週末比+14.85ポイントで引けました。
ドバイ株式指数が一時前週末比−5.4%になりました。
スイス実質小売売上高(10月)は前年比で3.1%になりました。
金の先物価格が下落しました。
トリシェECB総裁が
「景気刺激策はタイムリーに段階的に解除。
非伝統的処置はこれまでほど必要にならない。
インフレはしっかりと抑制させる。」
などの認識を示しました。
独製造業受注(10月)は市場予想より弱い−2.1%になりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートが反発した後に上下動の揉み合いになりました。
トリシェECB総裁が
「経済状況は改善。2010年の景気回復は緩やかになる可能性。
ユーロ圏全体では信用収縮の兆候はない。
更なる衝撃がくるリスクはある。
ギリシャは非常に困難な状況にある。
政策解除は時宜を得て段階的に実施。
世界経済にとって強いドルは重要。
経済成長は失業率を低下させるには不十分。
金融機関はバランスシートの改善を進めるべき。」
などの見解を示しました。
カナダ住宅建設許可(10月)は
市場予想よりかなり強い18.0%になりました。
格付け会社のS&Pがポルトガルの格付け見通しを
ネガティブ格に引き下げ、また、ギリシャの長期ソブリン債の
格付け引き下げの可能性があることを発表しました。
バーナンキFRB議長が講演で、
「米経済はまだかなりの向かい風に直面。
インフレ率はさらに低下する可能性。
米経済は2010年に緩やかな回復を継続の見込み。
引き締めの時期がFRBの最も困難な課題。
FOMCでは引続き長期間の低金利を予想。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(10月)は
市場予想よりは強い−35億ドルになりました。
NY原油は73ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+1.21ドルで取引を終えました。

<昨日8日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いになって、
ドルストレートが上下動の揉み合いになりました。
NZ第3四半期製造業売上高は
5期連続のマイナスの−5.1%になりました。
NY連銀総裁が
「米リセッションは終了した可能性。
米経済は弱く失業率も高い。
状況はFOMCの長期低金利維持へのコミットを裏付ける。
2010年の米経済成長はやや弱く信用は抑制の見込み。」
などの認識を示しました。
日国際経常収支(10月)は1兆3976億円、
日国際貿易収支(10月)は9490億円になりました。
英首相が「今後4年間で30億ポンドの財政赤字を削減する。」
とのコミットを発表しました。
豪NAB企業景況感指数(11月)は10、
豪NAB企業信頼感指数(11月)は19になりました。
豪第3四半期経常収支は
市場予想よりは強い−161.83豪ドルになりました。
日政府が「緊急経済対策を7.2兆円規模、
事業規模を24.4兆円程度とする。」意向を発表しました。
日財務相が「2009年度新規国債発行額は53.5兆円に拡大。
2010年度の国債発行は44兆円以下との考えは変わっていない。」
との発言をしました。
日景気先行CI指数速報(10月)は89.7、
日景気一致CI指数速報(10月)は94.3と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日景気ウォッチャー調査現況(11月)は予想より弱い33.9、
日景気ウォッチャー調査先行(11月)は34.5になりました。
日経平均は7日ぶりに反落して
前日比−27.13円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円がやや反発した後に下落して、
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
ドバイ株式株式指数が一時前日比−6%になりました。
米紙が「米・英のAAAの格付け維持には財政赤字拡大を止める必要」
との格付け会社のムーディーズの見解を報道しました。
中国上海株式市場は前日比−35.23ポイントで引けました。
トリシェECB総裁が
「銀行資産の50%が不良資産とは認識していない。
ユーロ圏の各政府は期限の中で債務を正常な状態に戻す必要。
支援措置の解除の時期は徐々に近づいている。」
などの見解を示しました。
ドバイ財務庁長官が
「政府はドバイ・ワールドを株主として支援。
同社の再構築に6ヶ月は短すぎる。
ナヒールへの資本注入の議論は時期尚早。」
などの認識を示しました。
英鉱工業生産(10月)は0.0%、英製造業生産高(10月)も0.0%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
独鉱工業生産(10月)は市場予想より弱い−1.8%になりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
ドバイのナヒール社が上半期に36.5億ドルの
損失を計上していたことが報道されました。
格付け会社のフィッチがギリシャの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブ格にしました。
オランダ中銀が
「短期的な見通しは改善したが見通し全般は暗い。」
との見解を示しました。
カナダ住宅着工件数(11月)は
市場予想よりやや弱い15.85万件になりました。
カナダBOC政策金利は0.25%で据え置きになりました。
カナダBOC声明では
「経済に対するリスクはおおむね均衡。
政策金利は2010年6月まで0.25%で据え置くと再び表明。
カナダドルの上昇はカナダの成長に大きな影響と
インフレに下方圧力をもたらす。」
などの見解を発表しました。
発表時間が未定であった英NIESRのGDP予想(11月)は
2008年5月以来のプラスの0.2%になりました。
米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業調査委員長が
「ドル安は製造業の輸出に追い風だが過度なドル安は悪影響。
ドル安は一部の製造業や一部のサービス業にとってコスト増。」
などの認識を示す発言をしました。
オバマ米大統領が、
「失業率への取り組みへの仕事は達成から程遠い。
失業保険などの拡充に関し議会と協力。
財政面での責任回復は政権の中心目標。
1期目終了までの財政赤字半減をコミットする。」
などの主旨の演説をしました。
ECBの専務理事が
「危機はまだ終わってはいない。
ドバイ・ショックは単なる驚きではすまない可能性もある。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが米イリノイ州の一般財源保証債を
格下げしました。
米3年債の最高落札利回りは1.223%になりました。
NY原油は72ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−104.14ドルで取引を終えました。

<今日9日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感指数(12月)、
朝8時50分に日第3四半期実質GDP確報、日第3四半期名目GDP確報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ確報、
午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(11月)、
午前9時半に豪貿易収支(10月)、
午後3時に日工作機械受注作法(11月 前年比)、
午後3時45分にスイス失業率(11月)、
午後4時に独貿易収支(10月)、独経常収支(10月)、
同午後4時に独消費者物価指数確報(11月)、
午後6時半に英商品貿易収支(10月)、
深夜12時に米卸売在庫(10月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・(独)・英の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日10日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は据え置き)
朝8時50分に日機械受注(10)月、日国内企業物価指数(11月)、
午前9時に豪消費者インフレ期待(12月)、
午前9時15分からRBNZ総裁議会証言、
午前9時半に豪新規雇用者数(11月)、豪失業率(11月)、
午後4時に独卸売物価指数(11月)、
午後5時半にスイスSNB政策金利、(市場予想は据え置き)
午後6時に欧ECB月報(12月)、
夜9時に英BOE政策金利、※資産買入規模も発表予定
夜10時半に米貿易収支(10月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際商品貿易(10月)、
深夜4時に米月次財政収支(11月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・豪・(スイス)・英・米などの指標には注目です。

<週末11日(金)の主な予定>

午後2時に日消費者態度指数(11月)、
午後6時半に英生産者物価指数(11月 仕入と出荷)、
夜9時15分から欧トリシェECB総裁講演、
夜10時半に米小売売上高(11月)、米輸入物価指数(11月)、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(11月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)、
深夜12時に米企業在庫(10月)、
などの経済指標が発表されます。
(英)・米の指標には注目です。

さて、米雇用統計後の今週は、7日深夜のバーナンキFRB議長の
「米経済はまだかなりの向かい風に直面している。FOMCでは
引続き長期間の低金利を予想。」などの発言があり、
ドル売りの動きとなるも、格付け会社によるギリシャの
長期ソブリン債の格付け引き下げの可能性や
ポルトガルの格付け見通しの引き下げ、および米・英のAAAの
格付け維持には財政赤字拡大を止める必要などが発表されたこと
に加えて、週初の連日にわたりドバイの株式指数が
悪化していることなどで、リスク回避の動きで
主要通貨ペアが下落する場面や、また、日輸出企業の
円買いドル売りでドル円が下落する場面も見られました。

また、報道によりますと、中国政府の「中国経済工作会議」で
2010年の経済政策方針が発表され、積極政策と金融緩和の
継続が示されました。

成長の牽引役の輸出の低迷が続く中、地方都市の
インフラ整備などで経済を支える方針となりましたが、
今後、政府や企業の投資から消費へのバトンタッチの過程で、
過剰な設備投資の是正には失業者の増加となりやすいとの
指摘もあるようです。

中国の金融引き締め観測は後退しましたが、金融緩和によって
大量に供給されたマネーが株式市場や不動産市場に流れている
バブル懸念に対しては、具体策がまだ示されておらず、
難しい問題は抱えているようです。

一方、国際労働機関(ILO)が7日に発表した2009年版の
世界労働報告では、世界の主要国が景気刺激策を早期に打ち切ると、
長期失業者が(対策を続行した場合に比べ)2012年にかけて
主要国で4,300万人増えるとの予測を明らかにしました。
世界では2009年時点で失業者がすでに2億4,100万人に達する
見通しもあるとのことで、主要各国は財政難と対策続行の必要性の
板挟みでの難しい舵取りが迫られそうです。

現状、世界の経済は各国の政府支援の救命装置に依存性した
回復のようで、自律回復にはまだ幾重もの難関を
乗り越えていかないとならないようです。

さて、週後半は10日の英BOE政策金利の市場予想は据え置きですが、
資産買入規模も発表予定とのことで注目されます。
また、週末11日の夜10時半の米小売売上高(11月)や、
再燃しているドバイ問題に絡む債務返済のための商業用不動産の
換金売りによる地価下落懸念によるリスク回避の動きや、
14日(月)のイスラム債の35億ドル分の償還日への思惑の動きなど、
今週後半も相場が大きく動く可能性がありそうです。


さて今日は、雀鬼語録の深いイイお話です。

書店に行きますと株式関連の月刊誌などの横に
FXの月刊誌も置かれるようになりましたね。

マルコ・ポーロという会社の「FX攻略.COM」という
FX専門の月刊誌があります。

創刊は昨年からだったと思いますが、
最近は紙面も充実してきて、興味深い記事もあって
私も毎月読んでいます。

新年号となる今月の記事では、
雀鬼こと桜井章一さんのインタビューが載っていました。

いかにも勝負師らしい強面(こわもて)の桜井さんですが、
語る言葉の一つ一つがなんとも含蓄深いものでした。

「海外の口座に300万ドルは持ってるが、
 相場を利用して稼ごうなんて思っちいない。」

とのことで、雀鬼はFXはやったことがないそうですが、(苦笑)

「麻雀」という言葉をそのまま「トレード」に置き換えても
良いくらいに示唆に富んだお話でした。

あまり引用しますと怒られてしまうかもしれませんが、
なかなかの深イイお話です。

「勝とう勝とうとするのじゃだめなんだ。(中略)
 いい負け方をするといいものが後からくるんだよ。」

「勝負に臨んでは、流れを読んで、
 それにすばやく対処していかなくてはならないわけで、
 (中略)人間は情報や知識が増えるに従って、
 頭でっかちになったり(する)、 それでは姿勢が傾いて、
バランスを崩してしまうことになるんだね。」

「ビギナーズラックといわれるけど、それは続かない。
 初心者は知識も情報もないおかげで
 シンプルに考えているから勝てる。
 でも、だんだん難しさを覚えて、
 複雑に考えるようになって負ける。」

「瞬間的に牌を切るんだよ。
 しかるべきことをしかるべきタイミングでやらないで、
 不要なことばかりしてしまう。」

「目の前にあるのはただ流れだけ。
 ひとつひとつの情報にとらわれたら、
 瞬時に変転する流れからこぼれてしまう。」

「考えるな、感じろ!」

まるで、賭博黙示録カイジの物語にも出てきそうな
言葉の数々ですね。(笑)

まだ、続きます。

「まず、負けている人は自分をよく知らないといけないね。
 自分の弱点は何かをしっかり見つめなければならない。
 それをしなければ、勝っている人から学ぶこともできない。(中略)
 (そうしないと)やがて人は元どおりの自分に戻ってしまうんだ。」

「不調こそわが実力なりと思うべきだね。
 みんな調子がいいときには、これぞ自分の実力と
 思いたくなるけど、調子が悪いときも、
 それはまぎれもなくその人の実力。」

「油断が逆転を起こすんだよ。
 勝負というものは調子がいいときに負けが来る。
 勝ちの裏側に負けがある。」

「ものごとには『知る』と『わかる』と『できる』が
 あるんだよ。この3つはぜんぜん違う。
 知った人間がもがいているわけだね。
 『知る』ということをもっと知ろうとしている。」

「知識を集めて知れば知るほどうまくなると
 思っているのは間違い。それは知識が増えるだけ。
 情報や知識を抱え込んでしまい、
 ふりまわされている人が多いね。(中略)
 それじゃあいつまでたっても勝てないよ。」

「『知っている』ということと、
 『わかっている』というのとは違うんだよ。(中略)
 勝負の世界では『わかる』と『できる』が身につかなければ
 勝つことは難しい。」

「感覚を磨かなくてはならない。(中略)
 努力で得られるのは知識とテクニックだけ。
 本能を取り戻さないと『わかる、できる』にいかない。」

「勝負というものは、常に変化していて、
 いつも一定ということはない。
 そんな勝負の世界で勝つとか強いとかいうのは、
 変化に強いということなんだね。(中略)
 臨機応変な対応ができるということなんだ。」

「人間がやっていることだから、
 正しく追求していけばできるようになるはずだよ。」

ふーむ。なるほどねぇ……。

雀鬼こと桜井章一さん語録の深いイイお話でした。


引用: (株)マルコ・ポーロ社刊 「FX攻略.COM」新年号


FX 相場と君子豹変のお話

ゴルフの石川遼君が日本シリーズJTカップを終えて、
今季の獲得賞金額を約1億8252万円として
史上初の18歳の賞金王に輝きましたね。 (^-^)

<先週末4日(金)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
英紙が「ドバイ・ワールドの債権者が債務支払い停止要求を
拒否する可能性。」があることを報じました。
中国国家外為管理局が
「(中国の)外貨準備管理には大きな調整はない。
ドル安は長期的な課程である。」
との見解を発表しました。
中国人民日報が
「ドル安は各国の輸出や景気回復に悪影響。
ドル安は問題である。」
などの意見報道をしました。
日国家戦略相が
「政策展開が為替と株式市場に届いてきた。
もう少し円安が進むことを望む。」
との主旨の発言をしました。
日経平均は前日比+44.92円で取引を終えて
10月30日以来の10,000円台の大台を回復しました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがしだいに堅調傾向になりました。
中国国家外為管理局が
「中国の外貨準備は依然として米ドルに投資。
外貨準備は分散するも、主要準備通貨としての
ドルの位置付けは短期的には変わらない。」
との見解を発表しました。
スイス消費者物価指数(11月)は
市場予想より強い0.2%になりました。
中国上海株式市場は前日比+52.416ポイントで引けました。
独連銀が「独実質GDP伸び率は2009年に−4.9%、
2010年に+1.6%。」などの経済見通しを発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇してドルストレートが下落しました。
カナダ雇用ネット変化率(11月)は7.91万人、
カナダ失業率(11月)は8.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ECB専務理事が
「ユーロ圏経済は崩壊が止まったが、
ユーロ圏の消費は依然として弱い。景気回復は緩やか。
ECBは非標準的措置から徐々に脱出。」
などの見解を示しました。
米非農業部門雇用者数変化(11月)は−1.1万人、
米失業率(11月)は10.0%と、
ともに市場予想よりもかなり強い結果になりました。
また、前回値も上方修正されました。
米ドルが全面高になりました。
金が一時−60ドル以上と大きく下落しました。
カナダIvey購買部協会指数(11月)は
市場予想より弱い55.9になりました。
米製造業受注指数(10月)は市場予想より強い0.6%になりました。
NY原油は75ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+22.75ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日7日(月)の主な予定>

朝7時半に豪AiG建設業指数(11月)、
午後5時から欧トリシェECB総裁講演、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(10月 前年比)、
午後8時に独製造業受注(10月)、
夜10時から欧トリシェECB総裁講演、
夜10時半に加住宅建設許可(10月)、
深夜2時から米バーナンキFRB議長講演、
明け方5時に米消費者信用残高(10月)、
などの経済指標が発表されます。

<明日8日(火)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期製造業売上高、
朝8時50分に日国際経常収支(10月)、日国際貿易収支(10月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(11月)、
午前9時半に豪第3四半期経常収支、
豪NAB企業景況・信頼感指数(11月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(10月)、
日景気一致CI指数速報(10月)、
午後2時半に日景気ウォッチャー調査(11月 現況・先行き)、
午後6時25分から豪RBA総裁講演、
午後6時半に英鉱工業生産(10月)、英製造業生産高(10月)、
午後8時に独鉱工業生産(10月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(11月)、
夜11時に加BOC政策金利、(市場予想は据え置き)
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・加の指標には注目です。

そして、今週の9日(水)からの主な注目材料は、

9日(水)に、豪Westpac消費者信頼感指数(12月)、
日第3四半期実質GDP確報、日第3四半期名目GDP確報、
日第3四半期GDPデフレータ確報、
英ネーションワイド消費者信頼感(11月)、豪貿易収支(10月)、
スイス失業率(11月)、独貿易収支(10月)、独経常収支(10月)、
独消費者物価指数確報(11月)、英商品貿易収支(10月)、
米卸売在庫(10月)、

10日(木)に、RBNZ政策金利、日機械受注(10)月、
日国内企業物価指数(11月)、豪消費者インフレ期待(12月)、
豪新規雇用者数(11月)、豪失業率(11月)、
豪労働参加率(11月)、スイスSNB政策金利、欧ECB月報(12月)、
英BOE政策金利、加国際商品貿易(10月)、米貿易収支(10月)、
米新規失業保険申請件数、米月次財政収支(11月)、

11日(金)に、日消費者態度指数(11月)、英生産者物価指数(11月)、
欧トリシェECB総裁講演、米小売売上高(11月)、
米輸入物価指数(11月)、加新築住宅価格指数(11月)、
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)、米企業在庫(10月)、

などがあります。

さて、先週末の4日(金)の米雇用統計では、
非農業部門雇用者数変化(11月)が市場予想の−12.5万人に対して
発表された数字が−1.1万人、そして失業率(11月)も10.0%に
改善されたことに加えて前回値も大幅に上方修正されたことで、
米ドルが全面高になり相場が大きく動きました。
また、基軸通貨のドル不安から高騰していた金価格も
前日比で一時60ドル以上も下落するなど波乱の展開となりました。

先週もいろいろな出来事がありました。

1日(火)には日銀が日政府にお尻を押される格好で
10兆円規模の金融の量的緩和策を発表しました。

また、日内閣府の「世界経済の潮流」という報告書では、
「欧州は不良債権の処理が道半ばで、2010年の実質成長率は
1%に満たない可能性。欧州の金融機関が抱える不良債権などの
損失推計額は、ユーロ圏が約8,000億ドル、英国が約6,000億ドルで、
そのうち6割が償却や引き当てが済んでいなく懸念される。」
ことなどや、「米国は政策効果で回復が続き、2010年は1%台の
成長が予測されるが、商業用不動産の下落がサブプライムローンに
続く新たな金融不安の火種となる可能性。」などの見解が
報告されました。

一方、米政府から資金注入を受けていて政府主導の経営再建中の
米GMでヘンダーソンCEOの突然の解任劇もありました。

他方、ドバイ問題では、今週からドバイワールドと英銀など
銀行団との総額260億ドルの債務見直し交渉が行われる予定ですが、
支援に入るUAEのアブダビ首長国もドバイのリストラを条件にする
とみられているようです。

そして、14日(月)にはイスラム債の35億ドル分の
償還日を控えていて、もしも債務不履行になると
信用不安が再燃する可能性があり、3日にはECBトリシェ総裁も
「警戒すべき状態が続いている。」と発言(日経)しているようで、
今後のドバイ問題の成り行きが大いに注目されます。

さて、今週のアナリスト予想では、「週初は良いサプライズと
なった米雇用統計の余波で円安とドル高が進む可能性がある。」と
見る向きや、「米経済の回復とともに中国当局の外貨準備での
ドル運用継続宣言もあり、ドル安は修正局面が進み、
中長期的にはドル安だがしばらくドル高が進む可能性がある。」と
見る向きなどがある一方、

「日銀の量的緩和によって一旦ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の
6ヶ月物の日米逆転は解消されたが、4日に再び円金利は上昇して
いて、日銀の緩和策の効果にも陰りが見られ、また今月中旬から
下旬にかけて三菱フィナンシャル・グループや日立製作所など
日企業の海外投資家も対象とした公募増資があるために
外貨を円に替える動きで、円に関しては円安一巡後は
反動も手伝ってしだいに円高に振れやすい。」と見る向きもあり
意見は様々ですが、

また、7日深夜2時のバーナンキFRB議長の講演や
週末の米小売売上高や、今週も相次ぐ(9日午前3時の米3年債
400億ドル、10日午前3時の米10年債210億ドル、
11日午前3時の30年債130億ドル)などの米国債入札の動向にも
注目したいとする向きは多いようです。

引き続き流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、相場と君子豹変のお話です。

「君子豹変」とは、易経が出典のようですが、

伝統的解釈では「立派な人は(自己を)変革する。」
というような良い意味なのだそうですね。

でも、この言葉が巷(ちまた)で使われるときには、

「言うことがコロコロ変わる。」
「やってることに一貫性がない。」
「発言や考えがブレる。」
「態度が急に変わる。」
「優柔不断だ。」
「言動に信念がない。」

などなど、

あまり良い意味では用いられないことが多いようです。(苦笑)

確かにこのような人とは
あまり友達になりたくない気もしますが、(笑)

どの時代やどこの国でも世の偉い人には、
良きにつけ悪しきにつけ言動の変化はあるようで、
「巷の説」にも一顧の用はあるのかもしれません。

そういえば、某国のかつての「みぞうゆー」の首相も
ずいぶんマスコミに発言のブレを指摘されていましたね。

ただ、時とともに状況が変化することもありますので、
状況の変化を顧(かえり)みない頑固な初志貫徹も
これはこれで問題となることはあるようです。

ところで、よく変わるといえば
「朝令暮改がはなはだしい。」とか、
「風見鶏のようだ。」などの悪口もありますが、(苦笑)

世間の常識が通用しないことが多い相場の世界では、
一般世間の悪口がけっこう価値あるものになっている
場合があります。

これは、恐らく相場の本質的な部分が「変化」
であることに由来するのだと思いますが、

透徹した長期の正しい相場観を持てる
バフェット氏のような相場の達人は別として、

相場が変化してトレンドが転換しても
一途なまでに初志貫徹をしていると、
多くの場合で損切りのタイミングを逸して
大きな損失を蒙(こうむ)ってしまうこともありますし、

ときにトレード判断を急に翻して変えることが、
機敏な臨機応変な対応になることもありますね。

相場の世界では、変化に不対応の初志貫徹が
命取りになることもありますし、

逆に世間で悪いとされている

「風見鶏のようだ。」
「態度を急に変える。」
「優柔不断だ。」
「コバンザメのようだ。」
「大勢に媚びる。」

などは、特に短期トレードでは
価値ある特性になることも少なくはないようです。

世間の常識や価値観と真逆な部分も多い
ヘンダーランドの相場の世界で生き抜くには、

ときとして固定観念ともなる信念や
頑(かたく)なな思いに固執せず、

むしろ、変化をもっぱらとする相場では、
「良い風見鶏」や「良いコバンザメ」
になることを目指して、

相場の変化に柔軟に対応して
良い意味での「豹変」をしていきたいものですね。(笑)


FX 相場とクロック速度のお話

12月1日の東京時間では日政府に尻を押される格好で、
日銀の臨時の金融政策会合が開催され、
思惑と事実にドル円が大きな上下動になりましたね。

<週はじめ30日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下に揉み合いながらも軟調になり、
ドルストレートは堅調傾向の揉み合いになりました。
NZ住宅建設許可(10月)は11.7%の好結果になりました。
格付け会社のムーディーズが
「現時点ではUAEの銀行格付けの変更はない」
ことを発表しました。
日鉱工業生産速報(10月)は市場予想より弱い0.5%になりました。
英GFK消費者信頼感(11月)は市場予想より弱い−17、
英ホームトラック住宅調査(11月)は0.2%になりました。
日銀総裁が
「急速な円高は(日本の)企業マインドに影響。
デフレは需要の弱さに要因。物価下落圧力の長期化の可能性。
景気は持ち直しているが自律的回復は弱い。
金融緩和政策からの撤退は考えていない。」
などの見解を示しました。
中国の温家宝首相が
「EUと中国は敵対主義を克服して相互信頼を強化。
EUと中国は通商摩擦に対処して保護主義に反対する。
人民元の基本的安定を維持して独自に段階的処置。」
などの認識を示しました。
日自動車生産(10月 前年比)は−19.1%になりました。
日住宅着工戸数(10月 前年比)は市場予想よりは強い−27.1%、
日建設工事受注(10月 前年比)は−40.1%になりました。
ドバイの不動産開発会社のナヒールが
「ナスダック・ドバイに上場の3本のイスラム債の売買停止」
を要請しました。
日経平均は前週末比+264.03円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が下落した後に反発して、
ドルストレートが揉み合いながらも軟調に推移しました。
中国上海株式市場が前週末比+99.036ポイントで引けました。
日首相が「円高対策の迅速な手を打たなければならない。」
との認識を示しました。
英消費者信用残高(10月)は市場予想より弱い−6億ポンド、
英モーゲージ承認件数(10月)は5.73万件になりました。
欧消費者物価指数速報(11月 前年比)は
市場予想より強い0.6%になりました。
ドバイ金融当局が
「ドバイ・ワールドは政府の一部ではない。
ドバイ政府はドバイ・ワールドの債務を保証しない。
ドバイ・ワールドを再編する。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「ドバイ・ワールドの再編はUAEの銀行財務力格付けの
 引き下げへの可能性。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動の揉み合いになり、
ドルストレートが軟調の後に反発して揉み合いになりました。
カナダGDP(9月)は市場予想とおりの0.4%になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(11月)は
市場予想より強い56.1になりました。
米ダラス連銀製造業活動指数(11月)は
市場予想より強い0.3%になりました。
トリシェECB総裁が
「改善の兆候はあるが危機終息は時期尚早。
非標準的措置を適切な時期に解除することが課題。」
などの見解を示しました。
NZ財務相が「NZドル高はNZ経済への著しい向かい風。」
との認識を示しました。
ドバイ・ワールドが
「影響を受ける負債は約260億ドル。
銀行との初期交渉は建設的に進んでいる。」
と発表しました。
NY原油は77ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+34.92ドルで取引を終えました。

<昨日12月1日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が急反発したの後に揉み合いになって、
ドルストレートが上下動の揉み合いになりました。
日金融担当相が
「日銀はリップサービスだけではいけない。
対策の中身を具体化すべき。」
などの見解を示しました。
豪住宅建設許可件数(10月)は2ヶ月ぶりのマイナスの
市場予想より弱い−0.6%になりました。
日銀が金融調節事項の検討のため
午後2時に臨時会合を開くことを発表しました。
豪RBAが政策金利を0.25%引き上げました。
豪RBA声明では
「世界経済は成長を再開。豪経済は徐々に回復。
インフレ率は目標に近づく見込み。
業況と企業マインドは緩やかに回復。
豪ドルの上昇は貿易財の価格抑制に寄与。」
などの見解を発表しました。
日自動車販売台数(11月)は前年比で36%になりました。
日経平均は前日比+226.65円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が急落後に揉み合いになって、
ドルストレートが揉み合いながらも堅調に推移しました。
日銀の臨時金融政策会合では
「供給額10兆円程度の3ヶ月0.1%の新たな資金供給オペを決定。
金利の低下を促す新しい資金供給手段を導入する。」
ことなどが決定されました。
スイス第3四半期GDPは市場予想とおりの0.3%になりました。
英ネーションワイド住宅価格(11月)は
市場予想より強い0.5%になりました。
独小売売上高(10月)は市場予想より強い0.5%になりました。
中国上海株式市場は前日比+40.062ポイントで引けました。
スイスSVME購買部協会景気指数(11月)は
市場予想より強い56.9になりました。
日銀総裁の記者会見では
「新型オペはマクロの緩和を強化するもので
今回の措置は広い意味での量的緩和にあたる。」
との認識が示されました。
独製造業PMI確報(11月)は市場予想より強い52.4、
独失業率(11月)は市場予想とおりの8.1%になりました。
欧製造業PMI確報(11月)は市場予想よりやや強い51.2になりました。
欧失業率(10月)は市場予想とおりの9.8%になりました。
スイスSNB総裁が
「スイス経済は底を打った。為替の推移については引続き警戒。
デフレのリスクは過ぎ去っていない。
SNBはスイスフランの上昇に対して明確に対処する。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートが上昇の後に揉み合いになりました。
フランスの大統領が
「ユーロ高は欧州経済に打撃。
世界には複数の準備通貨が必要。」
などの見解を示しました。
格付け会社のフィッチが
「英銀大手の格付けは中東のエクスポージャーに影響されない。」
との見解を発表しました。
カナダ財務相が
「2010年の成長については楽観的。
ドバイ問題のカナダへの影響は限定的。」
などの見解を示しました。
米ISM製造業景況指数(11月)は市場予想より弱い53.6、
米中古住宅販売保留(10月)は9ヶ月連続プラスの
市場予想より強い3.7%になりました。
オランダ財務相が
「ドバイからのインパクトは過度に悲観的の必要はない。」
との見解を示しました。
金価格が一時1,200ドルになりました。
ドイツ財務相が
「ドバイ問題は金融恐慌に発展しない可能性。」
との認識を示しました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「経済の持続的回復をさらに確信。
失業率が容認水準になる前に利上が適切になる可能性。
住宅市場は底打ちした可能性があるが、
商業用不動産市場は底打ちしていない。
ドバイショックはそれほど重大にならない可能性。」
などの認識を示しました。
ユーログループ議長が、
「ユーロは過大評価されている。
財務相会合で為替レートについて議論された。
ドバイ問題によるユーロ圏への影響は小さい可能性。
2010年は出口戦略を開始する年ではない。」
などの見解を示しました。
NY原油は78ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+126.74ドルで取引を終えました。

<今日2日(水)の主な予定>

午後6時半に英建設業PMI(11月)、
午後7時に欧生産者物価指数(10月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(11月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(11月)、
夜11時半からガイトナー米財務長官議会証言、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

<明日3日(木)の主な予定>

朝7時半に豪AiGサービス業指数(11月)、
朝8時50分に日第3四半法人季報設備投資、
午前10時半に豪小売売上高(10月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(11月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(11月)、
午後6時半に英サービス業PMI(11月)、
午後7時に欧小売売上高(10月)、欧第3四半期GDP改定値、
夜9時45分に欧ECB政策金利、
夜10時半から欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米第3四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
米第3四半期単位労働費用確報、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<週末4日(金)の主な予定>

午後5時15分にスイス消費者物価指数(11月)、
夜9時に加失業率(11月)、加雇用ネット変化率(11月)、
夜10時半に米失業率(11月)、米非農業部門雇用者数変化(11月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(11月)、
深夜12時に米製造業受注指数(10月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。

さて、ドバイ関連の報道では、12月30日に「ドバイ政府は
ドバイワールドの債務を保証しない。ドバイワールドは
政府の一部ではなく、債権者は投融資することに責任を持つべき。」
とのドバイ首長国サレハ金融局長の発言や、
UAE中銀が不安拡大による流動製不足を避けるために
銀行間取引市場への資金供給を行う発表や、
UAEのドバイとアブダビはドバイ問題に対し協力して対応すること
などが報道されるなど、好悪いろいろなニュースがありましたが、
リスク回避の動意も一服になり一旦収まることになりました。

しかしながら、UAE向けの融資では英RBSやHSBCなど英銀が約4割と、
最大のリスクを抱えていることが報道されて、
そして、12月14日償還予定のドバイワールド傘下の会社の社債もある
ことから、債券を期日償還できないとドバイは債務不履行になり、
銀行のドバイへの融資が不良債権に転落する可能性があるとのことで
今後も一応は引き続き注意が必要なようです。

さて、週後半は2日の米ADP雇用統計(11月)に米地区連銀経済報告
(ベージュブック)、3日のECB政策金利にトリシェECB総裁記者会見と
米ISM非製造業景況指数(11月)、週末4日の米雇用統計と
注目材料が目白押しで、ときに揺れる相場展開になる
可能性もありそうですが、流れに乗りながらも引き続き機敏に
トレードしていきたいものです。


さて今日は、相場とクロック速度のお話です。

クロック速度とは、時間の周期の速さのことですが、

近年は一般的にいろいろな分野のクロック速度が
速くなる傾向があるそうですね。

産業分野ではIT業界などはその最たるもので、
3年も前のものはときに化石化することもあるようです。

また、人の生活の基本的な部分の
「衣食住」に属する服飾は、

裸で生活できない以上、(笑)
形態は変われど本質的な「衣」としては
未来もそう変わらない様にも思えますが、

ファッションとしては意図的なまでに
業界を挙げてクロック速度を速めてる
ようにさえ思えます。

そして、投資の世界では、

名実ともに世界一の投資家のウォーレン・バフェット氏は、
投資においては100年たっても需要が変わらないくらい
「人の生活にベーシックな産業分野への投資」を
好むと聞いたことがありますが、

バフェット氏流の投資は、いわばクロック速度の遅い
産業分野への長期投資といえるのかもしれませんね。

まぁ、せっかちな私達は、(笑)
とてもバフェット氏のマネは出来そうもありませんが、

ロバート・ウィンギンス氏とティモシー・ルーフリー氏の
近代産業の研究のように、

「優位を維持できる期間は年々短期化している」

「短期的な優位をつなぎ合わせて長期的な優位を
 維持しようとする企業が多くなってきている」

「集中と寡占は優位の維持に相関がある」

などは、産業だけではなく投資や投機の世界にも
同様な「クロック速度の短期化」の傾向が
あるように思いますが、どのようなものなのでしょうか。

「短期的な優位をつなぎ合わす」とは
短期トレードを繰り返すことのようでもあり、

「集中と寡占」は資金に短期的なレバレッジをかける
ことのようでもあり、

世界のトレーダーが行うトレード自体も
年々、短期化指向になってきているのかもしれませんね。

ところで、

私が穀物相場をやっていた27年くらい前では、
第3種郵便で1日遅れで届く「穀物新聞」を
読んだりして相場を張る悠長な時代でしたが、(苦笑)

情報技術が著しく進化して
リアルタイムの情報が得れる今では
「そんな時もあったかなぁ。」
というくらいの太古の感があります。

さて、

為替相場でも世界の要人たちが異口同音に
「過度な変動はよくない」と叫ぶものの、

相場は「言うことを聞かないやんちゃ坊主」のように
いっこうに価格変動が収まらないばかりではなく、(笑)

短時間にボラティリティの拡大と収縮が
せわしなく繰り返される状況が恒常的になっているようです。

このような状況をみますと、

かつて「種の起源」で有名なチャールズ・ダーウィンが

「最も強い種や最も賢い種が生き残るのではない。
 最も変化に順応できる種が生き残るのである。」

と述べているように、

(中長期の投資を否定するものではありませんが)

私達トレーダーも生存競争で生き抜くためには、
年々速くなる「相場のクロック速度」に
順応していく必要があるのかもしれませんね。


FX ドバイ・ショックのお話

砂漠の多いサウジアラビアで記録的な大雨になりましたね。
これも地球環境の異変のひとつなのでしょうか。
メッカ巡礼にも大きな影響となっているとのことです。

<先週末27日(金)の主な出来事>

ドバイ・ショックの影響もあって、
東京時間前に一時ドル円が84円台後半まで急落しました。
東京時間ではドル円が反発して、
ドルストレートが軟調に推移しました。
NZ貿易収支(10月)は市場予想よりやや弱い
5ヶ月連続赤字の−4.87億NZドルになりました。
日失業率(10月)は市場予想より強い5.1%になりました。
日全国消費者物価指数(10月)は
前年比で市場予想より弱い−2.5%になりました。
日小売業販売額(10月)は14ヶ月のマイナスながら
前年比で市場予想より強い−0.9%になりました。
日財務相が「介入についてはコメントしないが、
為替の過度な動きには適切に対応する。」
との認識を示しました。
アジア株式市場が全面安になりました。
金価格も一時下落しました。
日銀のレートチェックの噂が飛び交いました。
日経平均は前日比−301.72円で取引を終えました。

ロンドン時間では
主要通貨ペアが下落した後に反発して揉み合う展開になりました。
英RBSが増資することを発表しました。
独輸入物価指数(10月)は市場予想より強い0.5%になりました。
英BOE副総裁が
「英第3四半期の経済にはやや失望したが、
第4四半期での成長は強くなる。」
との認識を示しました。
中国上海株式市場が前日比−74.71ポイントで引けました。
欧業況判断指数(11月)は市場予想よりは強いマイナス1.56、
欧消費者信頼感(11月)は市場予想とおりの−17になりました。
スイスKOF先行指数(11月)は市場予想より弱い1.62になりました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロ圏の2010年の成長は世界的にも一番弱い可能性。
利上げには回復の持続が前提の条件。
ユーロ圏にはインフレのリスクは見られない。」
などの見解を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアは上下動しながらも反発が続き、
その後に揉み合う展開になりました。
カナダ第3四半期経常収支は
市場予想よりはやや強い−131億カナダドルになりました。
欧州株式市場が反発しました。
金価格も徐々に反発しました。
米シティがドバイ関連で19億ドルの
損失になる可能性があることが報道されました。
英首相が「ドバイの危機は封じ込め可能。」
との認識を示しました。
ロシア首相が
「ドバイ・ショックでの市場混乱は一時的。」
との見解を示しました。
NY原油は76ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは半日営業でしたが
サンクスギビングデー前比−154.48ドルで取引を終えました。

<月末で週初めの今日30日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(10月)、
朝8時からスイスSNB総裁講演、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(10月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(11月)、英HT住宅調査(11月)
午前10時から日銀総裁講演、
午後1時に日自動車生産(10月)、
午後2時に日住宅着工戸数(10月)、日建設工事受注(10月)、
午後6時半に英消費者信用残高(10月)、英モーゲージ承認件数(10月)
午後7時に欧消費者物価指数速報(11月)、
夜10時半に加GDP(10月)、加第3四半期GDP(年率換算)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(11月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・加・米の指標には注目です。

<月初めの明日12月1日(火)の主な予定>

午前9時半に豪住宅建設許可件数(10月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、
(市場予想0.25%の利上。サプライズの可能性)
午後2時に日自動車販売台数(11月)、
午後3時45分にスイス第3四半期GDP、
午後4時に独小売売上高指数(10月 前年比)、
同午後4時に英ネーションワイド住宅価格(11月 前年比)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(11月)、
午後5時55分に独失業率(11月)、独製造業PMI確報(11月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(11月)、
午後6時半に英製造業PMI(11月)、
午後7時に欧失業率(10月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(11月)、米中古住宅販売保留(10月)
などの経済指標が発表されます。
豪・(スイス)・独・米の指標には注目です。

そして、今週の2日(水)からの主な注目材料は、

2日(水)に、英建設業PMI(11月)、欧生産者物価指数(10月)、
米チャレンジャー人員削減数(11月)、
米ADP雇用統計(11月)、米地区連銀経済報告、

3日(木)に、豪AiGサービス業指数(11月)、
日第3四半法人季報設備投資、豪小売売上高(10月)、
独サービス業PMI確報(11月)、欧サービス業PMI確報(11月)、
英サービス業PMI(11月)、欧小売売上高(10月)、
欧第3四半期GDP改定値、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、
米第3四半期非農業部門労働生産性確報、
米新規失業保険申請件数、米ISM非製造業景況指数(11月)、

4日(金)に、スイス消費者物価指数(11月)、加失業率(11月)、
加雇用ネット変化率(11月)、米失業率(11月)、
米非農業部門雇用者数変化(11月)、米製造業雇用者数変化(11月)、
米製造業受注指数(10月)、加Ivey購買部協会指数(11月)、

などがあります。

さて、アラブ首長国連邦(UAE)の7つの首長国ひとつで
脱原油でリゾート開発を国をあげて進めてきたドバイですが、
資金繰りの危機が表面化して、25日にドバイ政府系の持ち株価会社
ドバイワールドと傘下の不動産会社ナキールが
両社の総額590億ドル規模の債務返済延期を求めると発表して、
先週末は世界の市場に激震が走ることになりました。

ドバイ政府自体と政府系企業を合わせると
債務が800億ドルになるとのことで、
米格付け会社のS&Pが「当社基準では債務不履行(デフォルト)に
あたる可能性がある。」と発表して、
他の格付け会社もドバイ政府系企業の格下げをしたことで、
ドバイ政府債権の貸し倒れリスクを示すクレジット・デフォルト・
スワップ(CDS)が発表前より50%近く上昇したことで、
株式市場をはじめ為替市場までリスク回避の動意になり、
軟調傾向にあったドル円は27日(金)に一時1995年7月以来の
84円台後半まで下落して、そしてドバイへの融資残高の多い
欧州銀行の懸念から一時ユーロなども下落が昂進する場面が
ありました。

ドバイ問題では、世界規模ではそれほど甚大な債務ではないことや、
原油の収入で潤っているUAEアブダビ政府系の2銀行が
50億ドルのドバイ政府債の引き受けを発表したり、
英・露の首相が「ドバイの危機は封じ込め可能。」
「ドバイ・ショックでの市場混乱は一時的。」などの発言もあり、
いったん沈静化しつつありますが、
一部では燻っている商業不動産問題の蒸し返しへと
飛び火するとの見方もあるようで、今後の動向が注目されます。

さて、12月へと向かい今年も大詰めを迎えますが、
月初めの1日は豪RBA政策金利の発表と
米ISM製造業景況指数(11月)に米中古住宅販売保留(10月)、
2日は米ADP雇用統計(11月)と米地区連銀経済報告、
3日には欧ECB政策金利とトリシェECB総裁記者会見、
週末4日には米雇用統計と注目材料が多く、
ドバイ問題の動向とともに今週も大きく揺れる
相場展開になる可能性がありそうです。

アナリスト予想では、ドバイ問題の動向で神経質な相場展開になる
と見る向きや、週前半は達成感からドル円でドルの買い戻しになる
と見る向き、また、12月はクリスマス休暇に向けて
年内の取引日が徐々に少なくなり、NYダウに利益確定売りが出て
これに連れてリスク回避的なドルストレート通貨ペアなどでの
ドル買いの動きになると見る向きなどがある一方、

2日の米地区連銀経済報告(ベージュブック)で米
金融緩和の長期化が再確認されれば、再びドル売りになる
可能性があると見る向きや、円高が節目をいったん越えたので
年末を控えて日企業が海外収益を円に転換する円買いを急ぎ
円高になりやすいと見る向きなど、いつもながら意見は様々ですが、
上下に揺れる相場展開にもなりそうで、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、ドバイ・ショックのお話です。

ヤシの木をかたどった人工の島の建設や
英豪華客船クイーン・エリザベス2世号を買い取ったり、
競馬の世界でも有名になって、

世界のリゾート地と中東の経済拠点を目指していた、
アラビア半島のペルシア湾沿岸の首長国のドバイですが、

25日に「ドバイ政府系の持ち株価会社のドバイワールドと
傘下の不動産会社ナキールが総額590億ドル規模の
債務返済延期を求める」と発表して、

中東の局地の出来事のようではあっても、
グローバル化している世界のマーケットに
「ドバイがヤバイ」と激震が走りましたね。

かつて古くは漁業の町であったとされるドバイですが、
1853年には大英帝国の保護国になって、
東インド会社への中継地として栄えていたそうです。

その後、近代になって

1958年にアブダビで油田が発見され、
そして、1966年にはドバイ沖にも
海底油田が発見されたことなどで、
アラブ首長国連邦(UAE)は
石油が主要な産業になっていったそうです。

そして、1971年にイギリス軍が
スエズ以東から撤退することになって
ドバイと他の6つの首長国での
アラブ首長国連邦が誕生することになりました。

UAEと呼ばれるようになったのは
まだ半世紀にも満たない歴史なのですね。

その後、21世紀に入ってからの原油高で潤うUAEでしたが、

その中にあってドバイは脱石油路線に転換して、

中東の貿易と商業の中心地のメトロポリスをもくろむ、
元首のムハンマード首長の

「エベレストに最初に登頂したヒラリー卿は
 誰でも知っているが、2番目は誰も知らない。」

との号令のもと、「ヒト、モノ、カネ」を呼び込む
中東の経済のナンバー1を目指していました。

ところが、

2007年の米サブプライム・ローン問題のあたりから、
外国企業の投資引き上げなどで
大型開発の中断や地価の大幅下落などがあって、
ドバイの経済成長に陰りがみられてきて、

そしてついに、ドバイ政府は、
総額590億ドル規模の債務返済延期を求めると
11月の25日に発表を行って

「中東のリーマン・ブラザーズ」
との揶揄(やゆ)が現実化するように、(苦笑)

ドバイ・ショックと呼ばれる事態に至ることになりました。

さて、国際決済銀行(BIS)の統計では、

6月末時点で国際与信額のうち
ドバイを含むUAE向けは1120億ドル規模とのことで、

世界全体の国際与信25兆ドルではわずか0.5%にとどまり、

また、原油の収入で潤っているUAEアブダビ政府系の
2銀行が50億ドルのドバイ政府債の引き受けを発表するなど、

そして、英・露の首相が「ドバイの危機は封じ込め可能。」
「ドバイ・ショックでの市場混乱は一時的。」などの発言もあって、

世界経済への実質的な影響は限定的と
見る向きも少なくないようですが、

一方、

「サブプライム問題の当初も、サブプライム・ローン自体は
 ローン市場全体ではそれほど大きくはないと、
 FRBなどが言っていたが、結局それが世界的な金融危機の
 トリガー(引き金)になったじゃないか。」

「リーマンの事件でも、巨大ではあっても
 たかが1つの私企業の破綻に過ぎない、
 なんていう論調も一部ではあったけれども、
 ある意味、深い病巣の膿の破裂の始まりであったではないか。」

などと、"各国政府は狼少年のようだ"との
穿(うが)った見方もあるようですね。

「一匹のゴキブリがいたらその10倍は巣食っている。」

というわけではないと思いますが、

「事件→急落→大したことないとの思惑→反発」

の一段落の安堵の後に、

「氷山の一角でやっぱりたいへん→大幅下落」

のお決まりのコースもよくあるだけに、(苦笑)

杞憂になったとしても、警戒感だけは忘れずに
いたほうが良いのかもしれませんね。

ところで、

日本は2004年3月から為替介入をしていませんが、

主要金融機関へは取引状況紹介
(レート・チェック)は行うものの、

「米経済の低迷を背景としたドル安の背景がある。」

「単独介入であれば効果が薄い可能性があり、
 また、米国は表向きの強いドル政策とは裏腹に
 米輸出増への期待も強くドル安を歓迎も覗えて、
 米欧の協調介入を得るのは容易ではない。」

などがあり、為替介入は難しいところがあるのでしょうね。

「そんなことないさ。
 ちゃんと介入しているよ。」

「???」

「狼少年よりも熱心に口先介入しているよ。」

「あれまぁ、なんてことを言うのかしら。」(笑)


FX 自己組織化臨界のお話

グラチャンバレー2009では、
竜神日本が強豪のキューバに敗れてしまいましたが、
次のブラジル戦で頑張って欲しいものです。
ガンバレ日本!

<先週末20日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が揉み合いながらも軟調傾向になって、
ドルストレート通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
米ダラス連銀総裁が
「失業率が10%を下回るには時間を要する。
米国の第3四半期GDPは下方修正される可能性。」
との見解を示しました。
カナダBOC総裁が
「政策金利を0.25%で据え置くことを約束。
カナダドル高が経済成長に及ぼすリスクは大きい。」
との認識を示しました。
日銀が政策金利を0.1%で据え置くことを決定しました。
日銀声明では「景気は持ち直している。」として
3ヶ月連続で上方修正しました。
日政府が3年5ヶ月ぶりにデフレ認識を示しました。
日経平均は前日比−51.79円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いになって、
ドルストレート通貨ペアが軟調に推移しました。
独生産者物価指数(10月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
中国上海株式市場は6日ぶりに反落して
前日比−12.073ポイントで引けました。
ドイツ財務相が
「独GDPは第4四半期に鈍化する可能性。
対ドルでのユーロ高は独企業を苦しめている。」
との認識を示しました。
日銀総裁が「(デフレには様々な定義があるとしながらも)
経済と物価の情勢認識は政府と差異はない。
景気持ち直しは対策に支えられていて自律的回復は弱い。」
などの見解を示しました。
独首相が「今年の独経済は約4.5%縮小と予測。
信用供給をとても懸念している。」
との認識を示しました。
トリシェECB総裁が
「最近の金融動向は改善するも政府支援に支えられた状況。
危機が去ったとの宣言は時期尚早。
銀行はバランスシートを強化して自立できるようになるべき。
危機対策は中毒にならぬよう非伝統的措置は段階的解除が必要。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上げては下げる上下動になって、
ドルストレートが反発した後に揉み合いになりました。
IMFの筆頭専務理事が
「世界経済は持続的成長へ向かうも回復は緩やかで遅い。
新たな景気低迷のリスクが存在している。」
との見解を示しました。
前BOEの前副総裁が
「現在のポンドのレートは英国の製造業に恩恵となる。」
とのポンド安容認の発言をしました。
ウクライナのデフォルトの噂に対して
格付け会社のフィッチが
「ウクライナのデフォルトはどのソブリン債にも見られない。」
との見解を発表しました。
カナダ財務相が
「回復のサインはあるが脆さもある。
回復がはじまったとの認識は時期尚早。」
との見解を示しました。
NY原油は76ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−14.28ドルで取引を終えました。

<週はじめ23日(月)の主な予定>

日市場は祝日でお休みです。
午前9時半に豪新車販売台数(10月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(11月)、独サービス業PMI速報(11月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(11月)、欧サービス業PMI速報(11月)、
夜9時45分からトリシェECB総裁講演、
夜10時半に米シカゴ連銀全米活動指数(10月)、
同夜10時半に加小売売上高(9月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
(独・欧)・加・米の指標には注目です。

<明日24日(火)の主な予定>

朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(9月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後4時に独第3四半期GDP確報、独第3四半期個人消費確報、
午後6時に独IFO景気動向(11月)、独IFO現況評価値(11月)、
午後6時半に英第3四半期総合事業投資速報、
午後6時45分から英BOE総裁講演、
午後7時に欧鉱工業新規受注(9月)、
夜10時半に米第3四半期GDP改訂値、米第3四半期個人消費改訂値、
同夜10時半に米第3四半期コアPCE、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(9月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(11月)、
リッチモンド連銀製造業指数(11月)
同深夜12時に米住宅価格指数(9月)、
深夜12時45分から英BOE総裁講演、
深夜2時半からスイスSNB総裁講演、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

<ゴトウ日25日(水)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(10月)、
日企業向けサービス価格(10月)
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(12月)、
午後6時半に英第3四半期GDP改訂値、英第3四半期個人消費改訂値、
夜10時半に米耐久財受注(10月)、米新規失業保険申請件数、
米個人所得(10月)、米個人支出(10月)、米PCEデフレータ(10月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<26日(木)の主な予定>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録(10月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(11月)、
が発表されます。
また、発表時間が未定(通常はNY時間)ですが、
独消費者物価指数速報(11月)が発表予定です。
この日は米市場が感謝祭でお休みです。

<週末27日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(10月)、NZ輸入(10月)、NZ輸出(10月)、
朝8時半に日失業率(10月)、日全国消費者物価指数(10月)
朝8時50分に日小売売上額速報(10月 前年比)、
午後4時に独輸入物価指数(10月)、
午後7時に欧消費者信頼感(11月)、欧業況判断指数(11月)、他
午後7時半にスイスKOF先行指数(11月)、
夜10時半に加第3四半期経常収支、
などの経済指標が発表されます。

さて、先週後半はドルキャリーが巻き戻される相場展開となりました。

18日の米住宅着工件数(10月改訂置)では2ヶ月ぶりに前月を下回り、
マイナス幅が今年1月以来の大きさで前年同月比−30.7%の52.9万件
となりましたが、住宅初回購入者へり最大8000ドルの減税措置の
延長を米議会が今月上旬に決定したことにより、
米政府支援に補助されながらも住宅の落込は一時的
との観測もあるようで、今後の住宅市場動向が注目されます。

また、報道によりますと、オバマ米大統領のアジア諸国の訪問では、
一定の成果があったとの評価がある一方、
「貿易不均衡の是正に人民元の切り上げが不可欠。」とする
オバマ大統領に対して、中国側は「元相場を切り上げても
不均衡是正につながらない。」として認識の相違があるとともに、
米中が世界規模の課題を主導する「G2論」に賛成しない
考えを示して、認識と見解に温度差があることが
示されることになりました。

一方、報道によりますと、新興国政府が自国通貨高に
歯止めをかけるため外国からの自国への投資に課税するなど
規制する動きを強めているとして、
各国投資家が新興国通貨を買い進めにくくなっているとのことです。

そして、今年の3月頃から米金融緩和の長期化観測や
世界景気の回復期待などを背景に、低金利のドルや円に対して
買い進められてきたユーロですが
16日にバーナンキFRB議長がドルの価値への言及をしたり、
17日にトリシェECB総裁が強いドルとの米当局の発言は重要として、
その他の要人からのユーロ高牽制発言も手伝ってか
軟調になっていて、ドル安論も根強いものの
風向きが変わりつつあるとの声も一部にはあるようで、
今後のユーロの動向が注目されます。

さて、今週のアナリスト予想ですが、
米感謝祭を前にしてドルキャリーの解消が進み
ドルの買戻しとなると見る向きがある一方、
米国債の大量入札が控えているので入札が不調となった場合は
「悪い金利上昇」でドル買いが弱まると見る向きもあるようです。

また、円に関しては、日政府がデフレ宣言をしたことで
物価動向によっては円が売られる場面があると見る向きある一方、
新興国の投資規制の強まりで高金利通貨に投資しにくい環境も
あることから円の買戻しとなる可能性を指摘する声もあるようです。

アナリストの意見は割れているようですが、
ファンド勢の決算も大詰めでポジション調整の動向とともに、
24日深夜2はFOMC議事録の発表もあり、
感謝祭で米休場となる26日前の米ドルを巡る動向が注目され、
荒い値動きとなる可能性もありそうです。


さて今日は、自己組織化臨界のお話です。

ダジャレというわけではありませんが、
円キャリートレードは
「円借り(えんかり)トレード」とも呼ばれ、(笑)

かつて2005年あたりから2007年では隆盛を極め、
金利の低い通貨の円で資金調達して、
金利の高い資源国通貨などで運用して利ザヤを稼ぐ手法として、

機関投資家やヘッジファンドなどの
有効な資金調達と運用手法とされていましたね。

2008年にサブプライム・ローン問題が表面化してからは
円キャリーという言葉は、
一時期、あまり聞かれなくなりましたが、

今年の11月に英国のセントアンドルーズで
G20財務相・中央銀行総裁会議が開かれた際に、
IMFが「米ドルがキャリートレードの資金調達通貨となっている。」
と報告書を公表したことで、
今度はドル・キャリートレードなどと言われ始めました。

ところで、

キャリートレードは「砂の山のようだ」と
いわれることがありますね。

砂の山をどんどん高くしていくと、
単に重なり合っていた砂の粒子が自己組織化して
やがてその組織化が臨界に達して、

その臨界に達した砂の山にさらに砂を積もうとすると
砂の山は部分崩落してしまいます。

「自己組織臨界」とも呼ばれていますが、

砂山の崩落の度合いは大きな場合と
小さな場合があって、崩落前の最後に載せた砂の量と
崩落度合いには密接な関係式がなく不確定なのだそうで、

どんどん山を高くしようと多くの砂を供給しても
やがていったんの部分崩落はまぬがれることはなく、
時々の崩落なしには、山をより高くは出来ないのですね。

ところが砂が部分崩落して山の裾野が広くなると
また、もう少し高い砂の山が作れるようになります。

高くなるために一時は崩れるというということは
なんか興味深いですね。

そして、
円キャリートレードでは、2009年の世界金融危機を迎えて、
「大崩落」ならぬ「陥没」にも似た状況に至りましたが、

かつて何年間も続いた円キャリートレード盛んなりし頃でも、
砂の山が部分崩落するように、
年に何度かの「大き目の調整」があったものです。

多くの人が良い目を見た祭りの後には、
反動の大きな調整が、ある意味、ゼロサムの掟(おきて)として
必定なことなのかもしれませんね。

当時、いつまでも円キャリートレードが続くと思っていた人は
大きな損失を蒙って、口座までが調整されました。(苦笑)

もしかしますと、
歴史的に起こるバブルの熱狂とその後の大暴落も
相場の自己組織臨界によるものかもしれませんが、

ごたぶんに漏れず、ドル・キャリートレードでも
この砂の山の「自己組織臨界」による部分崩落のように
一時の調整は免れえない宿命的ともいえる定めのようです。

今後の中長期のドル安は、
かつての円キャリートレードと違って、
ドル・キャリートレードという垣根を越えて
ドル信認不安により昂進するとの観測があるようで、

調整は「山が高くなるための一時の部分崩落」のようですが、

短期トレードでは時々の大き目の調整の動きへの
警戒感を忘れずにおきたいものです。

そして…、

現在、リスク回避の動意では、
金融危機の頃と同じようにドル買い反応となっていますが、

もしも今後、リスク回避の動意でドル売り反応となるときには、
米ドル自体の「自己組織臨界の崩落」となる可能性も
あるのかもしれませんね…。(謎)


※次回更新は11月30日(月)を予定しています。


FX 欧州連合(EU)のお話

オバマ大統領も使っているという今話題の"Twitter"ですが、
市民との対話集会でオバマ大統領自身が
「ツイッターは一度もやったことがない。」と
発言されたそうですね。 (^^;)

<週はじめ16日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円がやや軟調傾向の揉み合いになって、
ドルストレートがやや堅調傾向の揉み合いになりました。
NZ第3四半期生産者物価は市場予想より弱い
3期連続のマイナスの−1.1%になりました。
経済産業相が日GDPの定刻発表前に結果を報じる珍事がありました。
日第3四半期実質GDP速報は2期連続プラスの1.2%、
日第3四半期名目GDP速報はマイナス0.1%、
日第3四半期GDPデフレータ速報は0.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英ライトムーブ住宅価格(11月)は−1.6%になりました。
中国商務省が「中国は人民元の安定を維持すべき。
一国だけに通貨の上昇を求めるのは公正を欠く。」
との見解を発表しました。
日経平均は前週末比+20.87円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が揉み合いながらも軟調になって、
ドルストレートの多くが軟調になった後に堅調に転じました。
スペイン中銀総裁が
「利上げが映っているわけではない。
2010年上期まではいかなる変更も予定していない。」
との認識を示しました。
中国上海株式市場は前週末比+87.40ポイントで引けました。
米商務長官が
「人民元への進展は喜ばしいがさらなる対策が必要。
中国は海外業排除などの保護主義をすべきではない。」
との見解を示しました。
金価格が最高値を更新して1130ドル超になりました。
オーストリア中銀総裁が
「危機は幅広い課題をもたらした。
中東欧諸国のユーロ導入の課題は財政状態。」
との認識を示しました。
欧消費者物価指数(10月)は市場予想より弱い0.2%になりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動しながらも軟調に推移して、
ドルストレートの多くが堅調傾向の上下動になりました。
米GMの第3四半期暫定決算では、
最終損益が−11億5100万ドルとなりましたが、
営業キャッシュフローでは33億ドルの黒字になりました。
米小売売上高(10月)は市場予想より強い1.4%、
NY連銀製造業景気指数(11月)は市場予想より弱い23.51になりました。
米企業在庫(9月)は市場予想よりは強い−0.4%になりました。
格付け会社のフィッチが
「米国の中小金融機関の不動産関連クレジットのリスクは高い。」
との見解を発表しました。
米バーナンキFRB議長の講演では
「ドルの価値の変化に注意している。
最近のドル安は安全資産への資金流入の巻き戻しを反映。
金利を長期間の低水準とすることは正当化される。
来年末までに失業率がかなり高くなる可能性を懸念している。
大き過ぎて潰せない問題は、取り組むべき重要な課題。
財政赤字は持続不可能で持続可能な財政軌道を見出す必要。」
などの見解と認識を示しました。
英BOE政策委員が
「英経済の短期的な経済ニュースは非常にポジティブ。
インフレ報告は長期緩和的政策が高リスクとなることを示す。」
などの認識を示しました。
フィラデルフィア連銀調査では
「2009年第4四半期GDPの見通しを2.7%へ上方修正。
2010年第1四半期GDPの見通しを2.3%へ下方修正。」
となりました。
NY原油は78ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+136.49ドルで取引を終えました。

<昨日17日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアの多くが上下動の揉み合いになりました。
豪ドルが軟調になりました。
日第三次産業活動指数(9月)は4ヶ月ぶりのマイナスになって
市場予想より弱い−0.5%となりました。
豪RBA政策会合議事録では、
「景気が予想通りに回復すれば緩やかな利上げの可能性。
刺激策の縮小は賢明だが引き締めのペースは未定。
豪GDP見通しは数年で徐々に改善。
豪ドルの上昇が生産とインフレを抑制する可能性。」
などの認識が公表されました。
オバマ米大統領が
「人民元相場を市場原理に近づける中国の意向を歓迎。
中国と台湾の関係改善と緊張緩和を称賛する。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−61.25円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となった後に急反発して、
ドルストレートの多くが軟調傾向になりました。
英BOEの政策委員が
「市場の回復は信頼感の回復につながる。
短期的な消費者物価指数は2%を下回る可能性。
BOEは引き締めを考える段階に入っていない。」
などの認識を示しました。
欧州委員が「中国は経済不均衡に立ち向かうべき。
保護主義が経済回復の最大の脅威。
ユーロ圏に金利を急いで引き上げる理由はない。」
との見解を示しました。
IMFの専務理事が
「世界は一国の通貨にいつまでも依存できない。
世界経済の二番底は予想していない。
人民元の上昇が中国の内需拡大につながる。」
などの認識を示しました。
中国上海株式市場は前日比+7.8ポイントで引けました。
金の先物価格が下落しました。
スイス実質小売売上高(9月)は前年比で−1.6%になりました。
英消費者物価指数(10月)は市場予想より強い0.2%になりました。
トリシェECB総裁が
「強いドルが米国の国益であることに同意。
一部の国々は財政の信頼性を失いかけている。
財政赤字の問題は、フランスだけの問題ではない。」
などの認識を示しました。
欧貿易収支(9月)は37億ユーロになりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動の揉み合いになって、
ドルストレートも下げては上げる揉み合いになりました。
米生産者物価指数(10月)は市場予想より弱い0.3%になりました。
米長期TICフロー(9月 対米証券投資)は、
市場予想より強い407億ドルになりました。
米鉱工業生産(10月)は0.1%、設備稼働率(10月)は70.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
リッチモンド連銀総裁が
「GDPが2%を上回るのは来年もしくは再来年。
米国の悪い財政は問題である。」
などの認識を示しました。
米ファニーメイが
「2010年に米国の住宅着工件数は35%上昇の可能性。」
との見解を発表しました。
トリシェECB総裁が
「米当局者の強いドルのコメントを歓迎。
強いドルは世界経済に利益。」
との認識を示しました。
米NAHB住宅市場指数(11月)は市場予想より弱い17になりました。
ユーログループ議長が
「ユーロは問題のある水準には達していない。
強いドルは米国の利益である。」
との見解を示しました。
NY原油は79ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+30.46ドルで取引を終えました。

<今日18日(水)の主な予定>

午前9時に豪Westpac先行指数(9月)、
午前9時半に豪第3四半期賃金コスト指数、
午後3時に日工作機械受注確報(10月)、
午後5時40分から欧トリシェECB総裁講演、
午後6時に欧経常収支(9月)、
午後6時半に英BOE議事録、
午後7時に欧建設支出(9月)、
夜9時に加消費者物価指数(10月)、
夜10時半に米消費者物価指数(10月)、米住宅着工数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には注目です。

<明日19日(木)の主な予定>

午後1時半に日全産業活動指数(9月)、
午後2時に日景気先行CI指数確報(9月)、日景気一致CI指数確報(9月)
午後4時15分にスイス貿易収支(10月)、
午後6時半に英小売売上高指数(10月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際証券取扱高(9月)、景気先行指標指数(10月)、
深夜12時に米景気先行指標指数(10月)、
フィラデルフィア連銀指数(11月)、
深夜1時から欧トリシェECB総裁講演、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には注目です。

<週末でゴトウ日の20日(金)の主な予定>

朝7時50分から加BOC総裁講演、
正午過ぎに日政策金利発表、(市場予想は据え置き)
午後4時に独生産者物価指数(10月)、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時から独連銀総裁講演、
午後6時15分からスイスSNB総裁講演、
午後7時半から欧トリシェECB総裁講演、
などが予定されています。

さて、週はじめに発表された米GMの第3四半期暫定決算では、
最終損益が−11億5100万ドルとなりましたが、
営業キャッシュフローでは33億ドルの黒字になりました。
そして12月までに米政府に10億ドル、加政府に約2億ドルの
返済を、さらに四半期ごとに同額の返済をして
2011年秋までに両政府からの公的資金のうち、
負債に繰り入れられた81億ドルを完済すると発表しました。

また、16日の米バーナンキFRB議長の講演では
「ドルの価値の変化に注意している。最近のドル安は
安全資産への資金流入の巻き戻しを反映。金利を長期間の
低水準とすることは正当化される。」との見解を示したことで、
一時ドルが買い戻される場面もありましたが、
ドル売り動意が続きました。

そして、豪ドルはRBA政策会合議事録で
「景気が予想通りに回復すれば緩やかな利上げの可能性。」
としながらも、「刺激策の縮小は賢明だが引き締めの
ペースは未定。豪ドルの上昇が生産とインフレを抑制する可能性。」
との見解が発表されたこともあって軟調になりました。

一方、報道によりますと、IMFの発表によれば主要20ヵ国の
財政赤字のGDP比率が危機前の2007年に1%程度であったものが、
09年の推定では7.9%に上昇しているとして、
国別では「米国が09年12.5%」「日本が09年10.5%」
「中国が09年3.9%」になる可能性があるとして、
財政悪化による長期金利の上昇懸念が高まっているとのことです。

また、米中首脳会談では、戦略的信頼を構築して
世界経済回復へ連携することになりましたが、
「元相場の柔軟性を高めることが世界的な貿易不均衡の
是正につながる。」と主張する米に対して、
中国側が「元相場と貿易不均衡は無関係(中国商務省)」
との見解を示し、平行線となったところもあったようです。

さて、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の3ヶ月物では
ドルが円を下回ってもいるとのことで、
中期的なドル売り傾向は続いていますが、
17日にはドルストレート通貨ペアが軟調になるなど、
ときにリスク回避でのドルキャリーの巻き戻しの動きも
見られることから、短期的には柔軟なスタンスで
トレードしていきたいものです。


さて今日は、欧州連合(EU)のお話です。

以前から欧州理事会常任議長のポストを
「EU大統領」という俗称で呼ぶことはあったようですが、

先日、チェコがリスボン条約の批准文書に署名したことで、
EU加盟の27ヵ国すべての批准手続きが完了して、
リスボン条約が12月1日に発効することになって、
EUに本当の大統領が誕生することになるそうですね。

また、アルバニアもEU加盟国候補として承認されて、
既に加盟承認となっているクロアチア、トルコ、マケドニアなど、
やがてEUは31ヵ国を超えることになりそうです。

そして、欧州連合の全体のGDPでは米国のGDPをも凌ぐのだそうで、
文字とおりの超国家が誕生することになります。

ユーロ圏としては、
BMWの生産台数が危機前の水準に戻ったというドイツと、
そしてフランスとで欧州経済の4割近くを担っていますが、

欧州連合(EU)の加盟国のそれぞれは、
いろいろなお家の事情があるそうで、

金融危機後の通貨クローナの下落で輸入コストが増加して
マクドナルドが撤退したアイスランドや、

9月の失業率が19%にも達して、
「失業中は通話料を半額にします。」という
通信会社のサービスまでがあるというスペインや、

経済の低迷しているエストニアやラトビアや
リトアニアなどのバルト三国もあり、

また、現在のEU加盟27ヵ国のうち20ヵ国が
財政赤字をGDP比3%以内に収めるとする
財政協定に違反しているのだそうで、

そしてまた、一説によりますと、
欧州の金融機関のデリバティブズによる不良資産や簿外は
米銀のそれよりも多いのではないかとの噂もあるようで、

経済的にはマダラ模様となっているようですね。

まぁ、書店に並ぶ本のように悪いことをあげつらえば
いろいろあるようですが、(苦笑)

中国とともに世界最大級の市場でもあり、
EUのさらに力強い発展を願いたいものです。

相互依存が深まるグローバル化の時代では、
協調と協働が理想論ではない具体的テーマになって、

綺麗ごとではなく各国が自国の枠だけに偏せず
手を取り合って行かなくてはならないようですね。

ところで、

アジアの国々の中にも域内通貨の構想があり、
BRICsの国々でも新たな準備通貨についての討議があり、
石油産出国の国々にも新たな域内通貨の話し合いもあり、

そして、IMFのSDRを利用した準備通貨も
しばしば話題となっているようで、

「そんなの杞憂だよ。」と笑われてしまいそうですが、

将来の為替取引はどのようになるのでしょう。

少し遠い未来では通貨交換というものが
なくなってしまうのでしょうか…。

賭博黙示録の主人公のカイジが行った地下帝国では、
仮想通貨単位でビール1本が5,000ペリカでしたが、

「ビール1本30ワールド(仮想通貨単位)」なんて
時代も来るのでしょうか。(笑)

「あんた妄想で頭イカレているんじゃないの?」

はい。こりゃまた失礼しました。 m(_ _)m


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