FX トレードの矯正のお話


街中では少し気の早いジングルベルが聞こえる時節になりましたね。

●先週11月8日(月)〜11月12日(金)の気になる出来事

<11月8日(月)>

6日のAPEC財務相会合後に、
「市場で決定される為替レートシステムに移行されるべきこと。
通貨の競争的な切り下げを回避していくべきこと。
為替レートの過度の変動や無秩序な動きを監視すること。
過度の不均衡を削減していくこと。
経常収支を持続可能な水準で維持していくこと。」
などの共同声明が発表されました。
日財務省から
「9月15日のドル買い円売り介入では
1日の介入額として過去最大の2兆1249億円。
10月末の外貨準備高は1兆1181億ドル。」
などであったことが発表されました。
NZの現地紙が
「キウイフルーツ果樹園で感染症が発見された。
その果樹感染症が輸出産業を脅かしている。」
との記事を掲載しました。
アイリッシュ・タイムズ紙が
「アイルランドのソブリン見通し懸念の記事」
を掲載しました。
アイルランドやスペインを巡るリスク懸念で
ユーロが軟調に推移しました。
日景気一致CI指数速報(9月)は市場予想とおりの102.0になりました。
日銀金融経済月報では
「景気は回復しつつも改善の動きに一服感がある。
物価の先行きは当面緩やかな上昇基調にある。」
ことなどが報告されました。
日経平均は前週末比+106.93円で取引を終えました。
スイス失業率(10月)は市場予想とおりの3.5%になりました。
独貿易収支(9月)は168億ユーロ、独経常収支は140億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ガイトナー米財務長官が
「米経済は徐々に拡大。雇用統計は心強い。
米住宅市場の調整はほぼ終了。
新興国経済で広範なインフレ圧力が見られ始めた。
市場の過剰なボラティリティや保護主義を監視する枠組みが必要。
中国はG20の不均衡是正の枠組みを支持。
人民元の上昇加速は中国の国益にかなう。」
などの認識を示しました。
独鉱工業生産(9月)は予想よりかなり弱い−0.8%になりました。
アイルランド政府が
「アイルランドの信用金庫は大規模なリストラが必要。」
との見解を発表しました。
世界銀行総裁が
「為替相場の指針となる新たな金本位制の導入を検討すべき。」
との提言を発表しました。
トリシエECB総裁が
「G20参加国で通貨安政策を進めている国はない。
為替の高いボラティリティは成長と安定に悪影響。
G20ではさらなる為替の柔軟性のメッセージが必要。
バーゼル3の銀行ルールに中銀政策委員は
進行中ながらほぼ合意に達した。
世界経済の回復は依然として平坦なものではない。」
などの見解を示しました。
アイルランド国債とポルトガル国債の利回りが
独連邦債に対して過去最大になりました。
加住宅着工件数(10月)は市場予想より弱い16.79万件になりました。
ユーログループ議長が
「出口戦略を堅持も経済成長を阻害するものであってはならない。
為替レートに国家のエゴを含めるべきではない。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
ドルの対ユーロ相場は然るべき水準ではない。
FRBの追加緩和はG20の準備決定に沿うものではない可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
セントルイス連銀総裁が
「量的緩和は通常の金融政策の代替になり得る。
量的緩和の利点はリスクよりも大きい可能性。
米国は日本が経験したデフレの事態を回避すべき。
追加緩和はFRBの信認に影響する可能性。」
などの認識を示しました。
ダラス連銀総裁が
「FOMCが決めた追加緩和の意思を尊重するが、
追加資産買入れはリスクの大きい仕事である。
米国が流動性の罠に陥っているとの見方に同意する。」
などの認識を示しました。
レーン欧州委員が
「欧州委員会はアイルランドを支持する。
アイルランドは赤字削減に真剣に努力している。
アイルランドは金融支援を要請していない。」
などの発言をしました。
NYダウは前週末比−37.24ドルで取引を終えました。

<11月9日(火)>

日国際経常収支(9月)は市場予想より強い1兆9598億円になりました。
英RICS住宅価格(10月)は市場予想より弱い−49%になりました。
豪財務相が、
「豪ドルの動向は政府の歳入に影響する。
豪財政見通しは前向きだが豪政府財政は通貨に影響を受ける。
2012〜13年度は31億豪ドルの財政黒字の見通し(下方修正)。
2010〜11年度の豪GDP成長率見通しを3.25%に引き上げる。
2010〜11年度の豪失業率見通しを4.75%に引き下げる。」
などの発表をしました。
中国外為管理当局が、
「投機的な資本流入抑制のための規制を発表する。
新たな規制で企業の短期的な対外債務枠を厳格に管理していく。」
との発表をしました。
円が買われる相場展開になりました。
ユーロもリスク懸念で軟調が続きました。
中国人民銀行副総裁が、
「米金融緩和はバランスされた世界経済成長の圧力になる可能性。
米の追加金融緩和は資産バブルとインフレを招く可能性。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比−38.43円で取引を終えました。
スイス消費者信頼感(10月)は市場予想より弱い7になりました。
独消費者物価指数確報(10月)は市場予想とおり0.1%になりました。
アイルランド国債と独連邦債との利回り格差が
過去最大の571bpになりました。
ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後最大の461bpになりました。
ドルが買われる相場展開になりました。
英商品貿易収支(9月)は市場予想より弱い−82.28億ポンド、
英鉱工業生産(9月)は市場予想とおりの0.4%、
英製造業生産高(9月)は市場予想より弱い0.1%なりました。
シカゴ・マーカンタイル取引所が、
銀先物取引きにかかる証拠金率を30%引き上げると発表ました。
金現物価格が過去最高の1414ドルを超えました。
原油先物が1バレル87.52ドルと2年ぶりの高値をつけました。
加新築住宅価格指数(9月)は市場予想より強い0.2%になりました。
IMF国際通貨基金が、
「英国の成長率見通しは2010年が1.7%、2011年が2.0%になる。
ディスインフレになればBOEは量的緩和を拡大すべき。
英経済の見通しには大幅なリスクがある。」
などの見解を発表しました。
英BOEのインフレ報告のリークの噂が流れました。
米卸売在庫(9月)は市場予想より強い1.5%になりました。
欧州委員が
「アイルランドが危機を乗り越えることには疑問の余地がない。」
との認識を示しました。
独首相が
「通貨を人為的に引下げる政策は近視眼的なもの。
通貨の人為的引き下げは最終的に全ての人々に害を及ぼす。」
との見解を示しました。
米10年債の入札では最高落札利回りが2.636%と
前回入札よりも高くなりました。
加BOC総裁が
「米国の追加緩和が経済成長を促進させると確信。
為替相場の緊張はカナダ経済と各国経済にとってリスクになる。」
との認識を示しました。
RBNZの総裁が
「FRBの政策は他国の通貨に圧力与えている。
NZドルの上昇は輸出の拡大を困難にする。
NZ経済の回復には勢いがない。
NZドルの上昇は利上げ圧力を緩和させる可能性。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比−60.09ドルで取引を終えました。

<11月10日(水)>

RBNZの総裁が
「NZドルは長期的に過大評価されている。
NZドルの上昇は利上げの必要性を後退させる可能性がある。」
との認識を示しました。
NZドルが軟調傾向で推移しました。
「10月の中国都市部の不動産価格は前年比8.6%上昇。」
との報道がありました。
豪住宅ローン(9月)は市場予想より強い1.3%になりました。
中国人民銀行金融政策委員が、
「中国は短期資本の流入に対して課税するべきである。
中国には投機的な動きを罰する必要がある。
中国は不動産投機を歓迎していない。
米国の量的緩和は無責任である。
中国はインフレ対応で金利を適切に調整する必要。」
などの発言をしました。
世界銀行総裁が、
「通貨戦争は見られないが、
通貨の緊張が保護主義を高める可能性。」
との認識を示しました。
中国が一部の銀行に対し預金準備率を11月15日から
0.50%引き上げると通達をしたとの観測報道がありました。
日消費者態度指数(10月)は市場予想よりやや強い41.1になりました。
英財務相が、
「強い米国の経済はアジアと世界の利益になる。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比+136.03円で取引を終えました。
10年物アイルランド国債と独連邦債の利回り格差が
ユーロ導入後最高水準の579bpに拡大しました。
オバマ米大統領が、
「世界経済への貢献のため米国の強い成長が重要。
強いドルは米経済のファンダメンタルの強さによる。
米国は財政健全化にコミットしている。
不均衡と為替合意の詳細についてG20は早急に結論出すべき。」
などの書簡をG20に提示しました。
ギリシャ政府が
「2010年の財政赤字は見通しよりも高くなる。
2010年の財政赤字は対GDP比で9.2〜9.3%になる見込み。」
などの発表をしました。
ECBの専務理事が、
「債券保有者への罰則は市場を不安定にして投機を助長する可能性。
債務再編は劇的な効果があるが支援の前提条件にすべきではない。
モラルハザードを避けるために支援の融資条件を厳しくすべき。」
などの見解を示す発言をしました。
「G20声明では最終的に数値目標は盛り込まない見通し」
であることが報道されました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「今後2年の消費者物価指数の上昇率は上方修正して1.6%前後。
今後2年のGDP伸び率は3%をやや上回る程度。
消費者物価指数は短期的に上昇して2%以上になる見込み。」
などが報告されました。
ポンドが一時堅調になりました。
英BOE総裁が
「国内支出の伸びはさらに鈍化する可能性。
生産高の水準は弱いままの可能性。
断固として消費者物価指数を目標値近辺で維持する。
英国経済は金融政策にサポートされている。
直面する最も大きなリスクは外部要因。
G20では不均衡是正で合意することが重要。
英国には信頼できる財政計画が必要。
インフレに上方リスクと下方リスクがみられる。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行が預金準備率の0.5%引き上げを発表しました。
決済機関のLCHクリアネットが
「アイルランド国債に対する必要証拠金を15%上乗せする」
と発表しました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
EU欧州連合が
「アイルランド銀行の保証を2011年6月30日まで延長する。」
ことを発表しました。
ポルトガルの財務相が
「国債入札はうまく終えたが利回りがとても高い。
ポルトガル政府はIMFへ支援訴えるのを回避するため
赤字削減に集中する必要がある。」
などの認識を示しました。
米貿易収支(9月)は−440億ドル、新規失業保険申請件数は43.5万人、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加国際商品貿易(9月)は予想より弱い−25億加ドルになりました。
欧州委員が
「アイルランドは金融支援要請をしていない。」
とコメントしました。
米10年債の最高落札利回りが前回より高い4.320%になりました。
アイルランドの中央銀行総裁が、
「アイルランドの問題への債券市場の反応は過剰。
アイルランドにはEUによる緊急支援は必要ない。」
などの認識を示しました。
米月次財政収支(10月)は予想より弱い−1404億ドルになりました。
トリシェECB総裁が、
「強いドルは米国とユーロ圏の利益。そして国際社会の利益。」
との認識を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「アイルランドはIMFに金融支援を要請していない。」
ことを表明しました。
NYダウは前日比+10.29ドルで取引を終えました。

<11月11日(木)>

グリーンスパン前FRB議長が
「米国はドル安を追及している。
中国の通貨抑制政策とともに保護貿易主義を強める恐れがある。」
との見解を示す発言をしました。
日機械受注(9月)は市場予想より弱い−10.3%、
日国内企業物価指数(10月)は市場予想より強い0.2%になりました。
豪雇用者数変化(10月)は市場予想より強い2.97万人、
豪失業率(10月)は市場予想よりかなり弱い5.4%になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6242元になりました。
中国小売売上高(10月)は前年日で18.6%、
中国鉱工業生産(10月)は前年比で13.1%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
中国消費者物価指数(10月)は前年比で4.4%、
中国生産者物価指数(10月)は前年比で5.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが中国と香港の格付けを引き上げ、
見通しをポジティブとしました。
ガイトナー米財務長官が
「米国は経済成長のためのドル安を求めたりはしていない。
ドル安の一因は安全な逃避先を求めた資本フローの巻き戻しである。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行政策委員が、
「中国はさらなる金融引き締めが必要になる見込み。
預金準備率引き上げは過剰流動性とインフレ圧力による。
米の量的緩和は中国のインフレ問題を悪化させる。」
などの見解を示しました。
欧州委員が
「EUにはアイルランドに必要であれば行動する用意がある。」
との認識を表明しました。
日経平均は前日比+30.94円で取引を終えました。
ECBの専務理事が
「異例の措置を解除する前でも金利の変更ありえる。」
との認識を示しました。
ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が
歴史的高水準の489bpになりました。
ユーロが軟調に推移しました。
ECB経済月報では、
「2010年インフレ見通しを1.5%へ上方修正。
2011年インフレ見通しは1.5%、
2010年GDP見通しを1.6%へ上方修正。
2011年GDP見通しを1.5%へ上方修正。」
などが発表されました。
仏財務相が、
「債務再編コストを投資家も負担すべき。」
との見解を示す発言をしました。
アイルランドの10年債の利回りが9%を超えました。
アイルランドの5年物CDSが過去最高の625bpに上昇しました。
ECBの専務理事が、
「ユーロ圏内で不均衡進行しているが、
ユーロは安定した通貨でありユーロ危機は存在しない。」
との認識を示しました。
欧州委員会が、
「アイルランドはいかなる資金援助も必要としていない。
必要ならばアイルランド支援のためのなツールをEUは有している。」
などを発表しました。
ECBの専務理事が、
「危機が終わったとの考えは幻想である。
ECBの一部市場での金融政策的な介入は動機付けられている。
世界経済の見通しには依然として不透明性がある。
支援措置は解除の過程にあるが必要な限りは維持する。」
などの発言をしました。
「生産活動の乖離が早く終了すれば、
FRBは資産買い入れを縮小させる可能性。」
と、一部のメディアからの観測報道がありました。
中国外務省が、
「国際的な経常収支目標の設定は不公平。
数値的な目標設定は非現実的。」
との見解を発表しました。
格付け会社のムーディーズが、
「アイルランドの格付け変更に関して、
4ヵ年財政計画を精査して12月中に結論を出す。」
と発表しました。
NYダウは前日比−73.94ドルで取引を終えました。

<11月12日(金)>

NZでキウイフルーツの伝染病の兆候が
116の果樹園でみつかったとの報道がありました。
英ネーションワイド消費者信頼感(10月)は
市場予想より弱い52になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6239元になりました。
中国の国家主席が
「主要な準備通貨を発行する国は責任ある政策を採用するべき。
為替相場の相対的な安定を維持するべき。」
などの見解を表明しました。
日経平均は前日比−136.65円の9724.81円で週の取引を終えました。
中国上海株式市場が5%を超える急落になりました。
主要通貨ペアが下落してドルと円が買われる相場展開になりました。
スイスSNBが為替介入をしたことにより、2010年の最初の3四半期で
850億スイスフランの損失になったことを発表しました。
日経済財政相担当相が、
「円高に日本だけで対応することは難しい。」
との発言をしました。
ドル円やクロス円が軟調になりました。
独第3四半期GDP速報は市場予想より弱い0.7%になりましたが、
前年比では市場予想より強い3.9%になりました。
G20首脳会議の声明が発表されて、
「通貨の競争的な切り下げを回避していく。
準備通貨国を含む先進国は為替の過度な変動や無秩序な動きを監視。
不均衡是正のための参考指針を2011年前半の財務相会合で議論。
2011年中に参考指針に基づき大規模な不均衡を是正・評価する。
新興国への急激な資本流入を抑制のためのマクロ健全性措置を容認。
あらゆる保護主義に対抗。新たな金融規制の枠組みを承認する。」
などが示されました。
カナダの首相が
「G20は通貨問題を解決しなかった。」
との認識を示す発言をしました。
スペインの10年物国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で高水準の231bpになりました。
ドル円やクロス円ドルストレートが軟調に推移しました。
欧第3四半期GDP速報は市場予想より弱い0.4%になりましたが、
前年比では市場予想とおりの1.9%になりました。
欧鉱工業生産(9月)は市場予想より弱い−0.9%になりました。
独・仏・伊・西(スペイン)・英の5カ国が、
「危機に陥ったユーロ導入国を支援する7500億ユーロの基金による
支援する仕組みは既に整っている。
ユーロ圏の危機解決の体制を巡り、将来どのような議論があっても、
既存債務には適用されない。」
との国債保有者に負担は生じないとする
アイルランド不安に対する共同声明を発表しました。
欧州委員会が
「アイルランド政府から金融支援の要請は受けていない。」
との発表をしました。
ユーロやドル円が反発に転じました。
米インテルが四半期配当を18セントへ引き上げました。
IMFの専務理事が
「アイルランドが問題に直面していることは明らか。
米国の追加緩和は正しい判断だがリスクも存在。」
などの認識を示しました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)は
市場予想より強い69.3になりました。
アイルランド財務省が
「2011年半ばまでの資金は充分に確保している。
EUへ支援についての交渉はしていない。」
ことなどを発表しました。
PIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差が縮小していきました。
NY連銀が72.29億ドル相当の米国債を購入しました。
NY原油(WTI)は84ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−90.52ドルの11192.58ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月15日(月)の主な予定>

早朝6時45分にNZ第3四半期小売売上高、NZ小売売上高(9月)、
朝8時50分に日第3四半期実質GDP速報、日第3四半期名目GDP速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ速報(前年比)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(11月)、
午前9時半に豪新車販売台数(10月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(9月)、日稼働率確報(9月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(10月 前年比)、
午後5時45分から独連銀総裁の講演、
午後7時に欧貿易収支(9月)、
夜10時半に米小売売上高(10月)、米NY連銀製造業景気指数(11月)、
深夜12時に米企業在庫(9月)、
深夜2時からユーログループ議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
NZ・日・米の指標には注目です。

<11月16日(火)の主な予定>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(9月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後6時半に英消費者物価指数(10月)、英小売物価指数(10月)、
同午後6時半に英DCLG住宅価格(9月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(11月)、
同午後7時に欧消費者物価指数(10月)、欧ZEW景況感調査(11月)、
夜10時半に米生産者物価指数(10月)、
夜11時に米ネット長期TICフロー(9月 対米証券投資)、
夜11時15分に米鉱工業生産(10月)、米設備稼働率(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独(欧)・米の指標には注目です。

<11月17日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(9月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(9月)、日景気先行CI指数確報(9月)
午後6時半に英BOE議事録、英失業率(10月)、英失業保険申請件数推移
午後7時に欧建設支出(9月)、
夜10時半に米消費者物価指数(10月)、
同夜10時半に住宅着工件数(10月)、米建設許可件数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月18日(木)の主な予定>

早朝6時45分にNZ第3四半期生産者仕入価格指数、
午前11時にANZ消費者信頼感指数(11月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(10月)、
午後6時に欧経常収支(9月)、
午後6時半に英小売売上高(10月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加景気先行指標指数(10月)、加卸売売上高(9月)、
同夜10時半からトリシェECB総裁の講演、
深夜12時に米景気先行指標指数(10月)、
フィラデルフィア連銀指数(11月)
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月19日(金)の主な予定>

午前11時にNZクレジットカード支出(10月)、
午後1時半に日全産業活動指数(9月)、
午後4時に独生産者物価指数(10月)、
午後7時15分からバーナンキFRB議長の講演、
夜9時半からトリシェECB総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
また、この日は米株式先物市場でのSQ精算日になっていて、
これに絡んだNY株式市場の動きによる為替動向も注目されます。


さて、先週もいろいろなことがありました。
8日のニュージーランドでのキウイフルーツ果樹園の感染症の報道。
前週はじめの8日から連日のように更新される独連邦債に対する
アイルランド国債とポルトガル国債などの利回り拡大。
9日中国外為管理当局による「投機資本流入抑制への規制」の発表。
同9日のシカゴ・マーカンタイル取引所による銀先物取引きにかかる
証拠金率の30%引き上げの発表。
10日のギリシャ政府による2010年の財政赤字の見通し悪化の発表。
同10日の中国人民銀行による預金準備率0.5%引き上げの発表。
11日の格付け会社のムーディーズによる中国と香港の格上げ発表。
同11日のアイルランドの10年債利回りの9%超え。
同11日の格付会社ムーディーズによるアイルランド格下げ検討入り発表。
12日の中国上海株式市場での5%を超える急落。
同12日のG20首脳会議の声明の発表。同12日の独・仏・伊・西・英の
5カ国によるアイルランド不安に対する共同声明の発表。
同12日のPIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差の一時的な縮小。

などがあり、米緩和策発表後のいったんの材料出尽くし感と
米雇用統計が強い結果となったことを背景に加えて、
欧州のリスク懸念が再燃したことで、上下動はしながらも
前週初からドル買戻しの相場展開になりました。

また、週末には中国上海株式市場での急落があって
一時リスク回避による強い円買い動意がありました。

そして、独・仏・伊・西(スペイン)・英の5カ国による
アイルランド不安に対する共同声明の発表などで(11/13日経1面)、
PIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差の一時的な縮小になって、
NYダウが1週間で251ドルの下落になる中、
主要通貨ペアはいったんの戻しも演じながら週を終えました。

注目のG20首脳会議では利害の対立が激しかったようで、
一応の共同声明は発表されたものの、カナダの首相が12日に
「G20は通貨問題を解決しなかった。」と語ったように、
具体策は2011年前半のG20財務相会合に持ち越しになって、
市場の予想の範囲の玉虫色の内容に終わったようです。

特に懸案の為替については、G20声明に「通貨の競争的な切り下げを
回避していく。」と一応の明記はしたものの、「マクロ健全性措置を
含む」ともしていて(11/13日経5面)、新興国に配慮した内容になって、
具体的には為替市場介入や資本流入規制を認めることになり、
自由な市場経済を念頭においてきた国際協調の場では異例の合意で、
妥協的な採択内容になりました。

デフレの事態の回避と物価安定と雇用の確保の責務などの大義名文で
FRB内部の反対意見を押し込めて発表された米追加緩和策QE2でしたが、
副作用となる米ドル安によって、独財務相だけではなくグリーンスパン
前FRB議長にまで「米国はドル安を追及している。」と指摘され、
ガイトナー米財務長官が「米国は経済成長のためのドル安を求めたりは
していない。」と弁明に務めるも、
米国が追加緩和QE2を実施したことで、為替市場介入や資本流入規制を
国際的に排除していくには、いささか説得性が弱くならざるを
得なかったようです。

さて、今週の相場ですが、経済指標では15日の日第3四半期実質GDP
の速報や、米小売売上高と米NY連銀製造業景気指数、
16日の豪RBA議事録と英消費者物価指数や対米証券投資と米鉱工業生産、
17日の英BOE議事録と英雇用統計や米消費者物価指数に住宅着工件数、
18日英小売売上高と米新規失業保険申請件数に
フィラデルフィア連銀指数などが注目されますが、

米追加緩和策QE2の発表後、市場の関心は欧州のアイルランドなどの
懸念にフォーカスされているようで、
一部では今年前半のギリシャ問題が「デジャビュ」になる
との指摘も聞かれ、先週末、独・仏・伊・西・英の5カ国による
アイルランド不安に対する共同声明が発表されて、
いったんはPIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差が
縮小とはなったものの、欧州懸念がアイルランドやポルトガル
だけではなく、一部、スペインやイタリアへの波及までも見られる
ことから、リスク懸念動向が注目されますとともに、
11月がファンド筋の決算月でもあることから、
ストロングポジション(儲けの出ていたポジション)の
手仕舞い調整の動きなどが注目されます。


さて今日はトレードの矯正のお話です。

市場に参加するトレーダーにはいろいろなタイプの人がいて、
まさに十人十色といった感じですね。

トレード・ソフトでシステム・トレードをされている方もいますし、

専用のトレーディング・ルームに飛行機のコックピットのように
たくさんのモニターを配置して、

複数の通貨ペア、複数の時間軸だけではなく、
各国の株式市場にコモディティ市場のチャートや、

さらにはLIBORの金利動向のグラフまで表示させたり、
そして債券市場までモニターしてのいわばフル装備で
トレードに臨むトレーダーさんもいるようですし、

また、パソコン1つでトレードに臨むトレーダーさんもいます。

そして、チャートにしても、たくさんのテクニカル指標を
表示させているトレーダーさんもいますし、

ローソク足に移動平均線だけでトレードするトレーダーさんや、
ローソク足にトレンド・ラインとレジスタンス・サポート・ライン
だけでトレードしているトレーダーさんや、

ローソク足だけでトレードしているトレーダーさんや
ポイント・&・フィギュアだけでトレードする方もいるものです。

数多い情報の統合的な判断ができる人にとっては、
いろいろな情報は有利といえそうですが、

逆に数多い情報が迷いの元になってしまうこともあり、
シンプルであることがむしろ優位性をもたらすこともあります。

必ずしも優れた装備や数多い情報がなければ勝てないかといえば
そうともいえないようです。

パソコン1つで、ローソク足にトレンド・ラインと
レジ・サポ・ラインだけで勝ち続けるトレーダーも確かにいて、

トレードには様々なスタイルがあり、
勝ってさえいれば、それがそのトレーダーにとっての
良いトレードスタイルということになりそうですね。

つまり、勝ち組トレーダーには
十人十色の様々な勝ちのスタイルがあるわけです。

しかし、一方、いわゆる負け組みのトレーダーには
驚くばかりの共通点があるといわれていますね。

つまり、負けているトレーダーには
ある重要な共通点があるのです。

たとえば「損失回避」をしようとするとき…、

トレードでは勝ち組であろうと、負け組みであろうと、
誰しも損となるときには、それを回避しようとしますが、

勝ち組のトレーダーはそのトレードスタイルは様々ではあっても、

損を膨らませないように、
「損を回避するために損切りを行う」

のに対して、

負け組みのトレーダーの多くは

損をするのが嫌なので
「損を回避するために損切りを躊躇する」

という共通的な特性があるといわれています。

私も嫌というほど経験したことですが、(笑)

同じ「損失を回避しよう」というときに、

まったく真逆の行動をとってしまうわけですね。

頭では「損切りせねば」と思っていても、
負け組みの習性でそれを躊躇して、

「もう、これだけ安く(高く)なったから戻るかも。」
と根拠のない思いを抱き、祈るようになります。(苦笑)

そして、挙句の果ては
苦し紛れのナンピンをしてしまうこともあります。

ナンピンはリスク管理をした上で計画的に行うと、
ポジションのチューニングとして
高度なテクニックにもなるものですが、

「いまさら損切りなどしていられない。」との

無計画な苦し紛れのナンピンの多くの場合、
含み損を大きく膨らましていくことになります。

一方、勝ち組のトレーダーは
損切りした後に、状況によっては、

「ダマシを確認できた。」と、

逆に動いた相場に乗って、損切りでの損失を
補って余りあるトレードをしていることもあります。

ただ、ところが苦し紛れのナンピンも
困ったことに(笑)、ときに功を奏することがあって、

負けトレードが勝ちトレードに変わり、
命からがら生還した経験を何度かしていきますと、
これが麻薬のように常習性の悪習慣となって、
トレーダーを廃人へと蝕んでいくようになります。

そして、やがて数千Pipsも動く大相場のときに、
帰らぬ人となってしまいます。

まぁ、ここまでは極端としても、
長らく負け組みであった私の経験から言っても(苦笑)

「大きく負ける」のは、
負け組みトレーダーの共通の特性といえそうです。

そして…、

たとえば「利食い」をしようとするとき…、

これにも負け組みのトレーダーと勝ち組トレーダーの
はっきりとした違いがあるようですね。

これも私は嫌というほど経験したことですが、(笑)

負け組みトレーダーは、反転と損失を恐れるあまり、
振動的なレートの動きが気になってしようがなく、

(スキャルピングを否定するものではありませんが)
どんどん小さな時間軸の蟻の動きに目を奪われるようになります。

たとえば5Pipsも含み益となったときなど、
耳元でもう1人の自分がささやきます。

「もう、利食っておけよ。反転したらどうする。」

なので5Pipsでドキドキしている胸をなでおろして
「ふーっ。」と息を吐きながら利食いを執行します。(苦笑)

「小さくしか勝てない」のは、
負け組みトレーダーの共通の特性といえそうです。

そうです。

負け組みトレーダーの共通の特性とは、

「小さく勝って大きく負ける」なのですね。

そこで負け組みトレーダーは考えます。

「勝ち組のトレーダーが存在していることは確かなようだ。」

「そして、私がトレードに勝てないということは、
 どこかが間違っているということだ。」

素晴らしい気づきです。

しかし、ここからも負け組みトレーダーは誤ります。

「よし。自分に欠けている『何か』を探してみよう。」

そうして、手法探しの勉強の旅が始まります。

「これもダメだ。あれもいまいち…。
 いったい俺に足りない何かはどこにあるんだ…。」

でも…、思い出してみてください。

パソコン1つで、ローソク足にトレンド・ラインと
レジ・サポ・ラインだけで
勝ち続けるトレーダーもいるということを…。

そうです。

足りないわけじゃない。欠けているわけでもない。
足りないことや欠けていることだけが問題の核心ではないのです。

負け組みトレーダーの共通の特性の
「小さく勝って大きく負ける」
この悪習慣こそをまずは自身で矯正しなくてはならないのですね。

これを矯正できないうちは、加えていくら学んでも、
健康を気遣って良いサプリメントを探しながら、
夜な夜な暴飲暴食を繰り返しているようなものです。

これではいくら良いサプリメントを飲んでも、
健康が得られるわけがないのです。

ここを矯正できなければ、
勝ち組トレーダーにはなかなかなれないのです。

長年、身に染み付いた悪習慣の毒素を
その身から追い出さなくてはならないのです。

「しかし…、そうは言ってもなぁ…。」

「エントリーしたとたんに誰かが見ていて操作しているように
 レートがあれよという間にどんどん逆に動くこともあるし、
 そして、狙った方向にレートが動くときには
 どうも遅々としていらいらドキドキすることも多いし…。」

そう…。

負け組みトレーダーがエントリーしたとたんに青くなっている
その反対側には、レートがあれよという間に狙った方向に動いて
ほくそ笑んでいる勝ち組トレーダーがいます。

確かにトレードの技術も学ばなくてはなりません。

しかし、勝ち組トレーダーもいつも勝っているわけではなく、
当然ながら負けることもあるのですね。

ただ、彼らは損を膨らませないように、
「損を回避するために損切りをあたりまえに行う」
ことを習慣としているのです。

「小さく負ける技術」を身につけているのです。

どんなときでも損切りせずに
勝ち続けれることを目指そうなどとは思っていないのです。

損切りは誰でも嫌なものですが、
市場参加のための必須の初めの一歩として
心得て実行しているだけなのです。

ましてや、全部トレードに勝ってやろう、などと
不遜なことは思ってもいないのです。

もしかすると、利大を目指すことは簡単ではないかもしれない…。
でも、「損小」は決意しだいで直ぐにでもできることです。

「損小の実行」は勝ち組トレーダーになる初めの一歩になるのです。

勝てないと嘆く前に、自分自身に棲みついた
基本を逸脱している悪習慣がないかどうかを探さなくてはなりません。

「足りない何か」を探すより、まずは己自身をを知り、
自身の悪いところを矯正しなくてはなりません。

自分自身のトレードの悪習慣の矯正をせずに、
トレードの魔法ばかりを探していては
いつまでも負け組みの迷宮を彷徨い続けることになってしまいます。

「まずは、あたりのまえのことをあたりまえにできるように」

長年、身に染み付いたトレードの悪習慣を追い出す矯正こそが
負け組みを抜け出し勝ち組トレーダーになるために必要なことです。

そうしてこそ、トレード技術の学びが活かされるのですね。


トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning


FX 市場概況


尖閣衝突ビデオが話題となっていますね。

さて、今週から北米でもサマータイムが終わり通常時間になり、
経済指標の発表時間も今までより1時間遅くなります。

●先週11月1日(月)〜11月5日(金)の気になる出来事

<11月1日(月)>

午前9時に介入を思わせるようなドル円の急上昇がありました。
(結果的には為替介入ではありませんでした。)
豪第3四半期住宅価格指数は市場予想より強い0.1%になりました。
(前年比では市場予想より強い11.5%になりました。)
中国製造業PMI(10月)は市場予想より強い54.7になりました。
日経平均は前週末比−47.73円で取引を終えました。
中国商務省が
「通貨戦争が深刻化しているが、
全面的な通商戦争に発展する可能性は低い。」
との見解を発表しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(10月)は
市場予想より弱い59.2になりました。
英製造業PMI(10月)は市場予想より強い54.9になりました。
米個人所得(9月)は−0.1%、米個人支出(9月)は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ECBの専務理事が
「ECBは状況が改善すれば緊急措置を解除へ向かう。
ユーログループは安定協定の遵守徹底に失敗した。
自動的な手続きによる制裁への移行が必要。
債務再編は秩序あるものではありえなく、
私は債務再編メカニズムを支持しない。」
などの認識を示す発言をしました。
米ISM製造業景況指数(10月)は56.9、米建設支出(9月)は0.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
ISM製造業調査委員長が
「生産の拡大は在庫積み増しの必要性を示す。
受注の多くは輸出に由来している。
本日の結果は受注が回復したということを示す。」
などの見解を示しました。
米モノライン(金融保証会社)のアムバックが
年内に破産法の適用申請をする可能性があることを発表しました。
NYダウは前週末比+6.13ドルで取引を終えました。

<11月2日(火)>

日銀金融政策会合議事録では、
「円高が経済の下押し圧力として作用する可能性。
持続的成長経路に復する時期が後ずれする可能性。
10-12月に耐久消費財を中心に生産減少の可能性が高い。」
などの見解が示されました。
中国人民銀行のアドバイザーが
「今年の中国の貿易黒字はGDPの4%の見込み。
向こう数年間の中国の貿易黒字はGDPの2〜3%程度の見込み。」
であることなどを発表しました。
豪RBAが政策金利を大方の市場予想に反して、
サプライズとなる0.25%の利上げの決定をしました。
豪ドルが買われる相場展開になりました。
豪RBA声明では、
「世界の成長は今後1年以内にトレンド近辺に鈍化の見込み。
インフレリスクは中期的に高まっている。
ほとんどの商品価格は下落から上昇に転じた。
金融市場のセンチメントは依然として脆弱。豪の労働需要は堅調。
過去のインフレ鈍化は終了に近い。
個人消費は数年にわたり拡大の見込み。」
などの見解が示されました。
日経平均は前日比+5.26円で取引を終えました。
豪財務相が
「豪はもうじき銀行改革を発表する予定。
豪の4大銀行には傲慢さがある。
豪コモンウェルス銀行は社会全体の反発を受ける可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
独製造業PMI確報(10月)は市場予想より強い54.6になりました。
英建設業PMI(10月)は市場予想より弱い51.6になりました。
アイルランド10年物国債と独連邦債の利回りが
486bpとユーロ導入後で過去最大に拡大しました。
ギリシャ10年物国債と独連邦債の利回りが857bpに拡大しました。
中国人民銀行が
「金融政策を危機対応策から徐々に正常化していく。
適度に緩和的な金融政策を継続する。
人民元の相場形成メカニズムの改革を一段と改善していく。」
などの発表をしました。
ニューヨーク大学のルービニ教授が
「新興国は資産バブルに直面。
米国の住宅市場は次の重大な危機に直面する可能性。」
などの見解を発表しました。
ギリシャの首相が
「2009年の財政赤字はGDPの15%もしくはそれ以上になる。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+64.10ドルで取引を終えました。

<11月3日(水)>

東京市場は祝日で休場でした。
豪住宅建設許可件数(9月)は市場予想より弱い−6.6%になりました。
三菱UFJ銀行が英RBSと開発金融部門買収で
交渉していることが報じられました。
米中間選挙で米民主党が上院で過半数を維持したものの、
共和党が4年ぶりに下院を奪還したことが報道されました。
世界銀行が
「2010年の中国GDP伸び率の見通しを+10.0%に上方修正して
2011年の中国GDP伸び率の見通しを+8.7%に上方修正した。」
ことを発表しました。
スイス実質小売売上高(9月)は前年比で3.8%になりました。
英サービス業PMI(10月)は市場予想より強い53.2になりました。
FOMCを控えた調整でドルと円が軟調になりました。
米チャレンジャー人員削減(10月)は前年比で−31.8%になりました。
米ADP雇用統計(10月)は市場予想より強い4.3万人になりました。
米ISM非製造業景況指数(10月)は54.3、
米製造業受注指数(9月)は2.1%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ISM非製造業景況調査委員会委員長が
「企業は信頼感を回復させていないが設備投資を拡大。
成長は急速な上向きではなく持続的な減速になっている。
今回のデータは成長の減速を示すものである。」
などの見解を発表しました。
スイスSNB副総裁が
「システミック・リスクは今後も繰り返し起こりえる。
システミック・リスクの初期段階を認識することが重要。」
との認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロの対ドルでの変動は予想のとおり。
低金利を長期間続けることはできない。金利は将来再び上昇する。」
との見解を示す発言をしました。
米FOMCでは政策金利を0〜0.25%の範囲に据え置きになりました。
注目されていた米FOMC声明では、
「来年6月まで6000億ドルを限度に追加の資産購入を行う。
追加の資産買入れは月間約750億ドル。異例の低金利を長期間維持。
国債買入れのペースと全体の規模を定期的に見直す。
政策決定は10対1。カンザスシティ連銀総裁が反対を表明。
生産と雇用の回復ペースは減速にある。
失業率は高止まりしている。基調的インフレはやや低い。」
などが示されました。
ドルが上下動しながらも売られる相場展開になりました。
米GMが3.65億株の新規株式公開を申請しました。
NYダウは前日比+26.41ドルで取引を終えました。

<11月4日(木)>

NZ第3四半期失業率は6.4%、NZ第3四半期労働参加率は68.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NZドルがしばらく堅調に推移しました。
バーナンキFRB議長がワシントン・ポスト紙で
「経済の緩みは過熱を引き起こさずに
金融政策が景気を支援できることを意味する。
低すぎるインフレ率はデフレと景気停滞の長期化のリスクになる。
労働市場は依然としてかなり弱い。
非伝統的な金融緩和がインフレを招くという懸念は行き過ぎ。
FRBは出口戦略の手段を有している。」
などの認識を示しました。
豪小売売上高(9月)は0.3%、豪貿易収支(9月)は17.60億豪ドルと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪ドルが一時軟調になりました。
NZの財務相が
「NZ通貨高を懸念している。NZドルの上昇は輸出業者にとって逆風。
NZの失業率は依然として高いが失業率は低下する可能性。
NZの金利は歴史的低水準。今後12〜18ヶ月に高水準の金利を予想。」
などの認識を示す発言をしました。
日銀総裁が
「TIBORレートは包括緩和発表の以降にさらに弱含んでいる。
リスク資産買い入れは財政政策の色彩があることは否めない。
企業の資金調達コストは低下傾向を続けている。
米経済中心に先行きめぐる不透明感は高い。
基金による資産買い入れを極力早期に実施する。」
などを表明しました。
日経平均は前日比+198.80円の大幅高で取引を終えました。
中国上海株式市場も6ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。
英ハリファックス住宅価格(10月)は
市場予想より強い1.8%になりました。
スイス消費者物価指数(10月)は市場予想より弱い0.5%になりました。
独サービス業PMI確報(10月)は市場予想より弱い56.0になりました。
アイルランド10年物国債と独連邦債の利回りが
529bpとユーロ導入後で過去最大に拡大しました。
欧サービス業PMI確報(10月)は市場予想より強い53.3になりました。
欧生産者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
独経済相が
「米国が流動性で経済を刺激したいと考えていることは懸念。
米国が金融政策でドルの為替レートに影響与えている批判がある。
通貨戦争は大惨事になる可能性。これを回避する必要。
米国の中間選挙後にさらなる保護主義になる脅威を感じる。」
などの見解を示す発言をしました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置いて、
資産買い入れ枠を2000億ポンドに維持すること決定しました。
米第3四半期非農業部門労働生産性速報は予想より強い1.9%、
米第3四半期単位労働費用速報は市場予想より弱い−0.1%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い45.7万件になりました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「ECBの金利は適切。経済を取り巻く不透明性は高い。
インフレ圧力は中期的に抑制。
最新のデータは基調がポジティブであることを示す。
ECBは金融政策のシグナルを送っていない。
流動性の供給は適切に調整していく。非伝統的手段は一時的。
下半期も実質GDP拡大は続く。高債務国は改革が必要。
アイルランドの財政計画は極めて重要。
FRBがドル安政策を追及しているとは考えていない。
12月の会合でECBは今後の流動性供給策について議論。
出口戦略は状況次第。12月の会合で判断。」
などの認識が示されました。
米ドルが売られる相場展開になりました。
加Ivey購買部協会指数(10月)は市場予想より強い56.7になりました。
スイスSNBの理事が
「スイスフランの強い上昇は著しい景気減速をもたらす可能性。
スイス経済は今年下半期から2011年初旬にかけて弱まる可能性。
見通しには高い不透明性がある。緩和策は永遠には続けられない。」
などの認識を示しました。
IMFのチーフ・エコノミストが
「大幅なリスクを背景に(米国の)量的緩和は必要であった。
量的緩和はシステムに対するより心理的面への影響の方が大きい。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比+219.71ドルの大幅高で取引を終えました。

<11月5日(金)>

豪RBA四半期金融政策報告では
「豪GDP伸び率は2010年3.5%、2011年3.75%の見通し。
豪基調インフレ率は2010年2.5%、2011年2.75%の見通し。
世界の成長見通しは2010年4.75%程度、11年と12年は4%の見込み。
RBAは今後数年間の交易条件の見通しを上方修正。
小幅な引き締めは賢明であった。
豪ドルの一段の上昇は成長とインフレを低下させる可能性。
アジアの見通しに対するダウンサイドリスクは減少。
中国は力強く拡大。豪の強い雇用と収入が豪の消費を支える。」
などの見解が示されました。
日銀が政策金利を据え置きました。
日銀声明では
「週明けから基金による国債の買い入れを開始。
買い入れ対象J-REITはAA格相当以上。
ETF買い入れ限度額は銘柄ごとの時価総額に比例するよう設定。
今後も先行きの経済と物価動向を注意深く点検し適切に政策対応。
消費者物価の前年比下落幅は縮小していく見込み。」
などが発表されました。
中国人民銀行総裁が
「米国の立場に立てば量的緩和第2弾は理解できるが、
世界経済にとっては良い政策でない可能性。」
との認識を示しました。
原油先物が87ドルを超えて約2年ぶりの高値になりました。
日経平均は前日比+267.21円の9625.99円で週の取引を終えました。
中国上海株式市場が約7ヶ月ぶりの高値で引けました。
米ドルがしだいに買い戻される相場展開になりました。
日銀総裁が
「経済と物価情勢が悪化した場合は基金の規模拡大も有力な選択。
先行きの経済と物価点検し適切に政策対応を行う。
REIT買い入れ限度額は(現段階では)500億円が適正規模。」
などの認識が示されました。
英銀RBSが「第3四半期営業損失は1億3200万ポンド」
になることを発表しました。
英生産者仕入価格(10月)は2.1%、英生産者出荷価格(10月)は0.6%、
と共に市場予想より強い結果になりました。
欧小売売上高(9月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
独製造業受注(9月)は市場予想より弱い−4.0%になりました。
加雇用ネット変化率(10月)は市場予想より弱い0.3万人、
加失業率(10月)は市場予想より強い7.9%になりました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロ高は輸出セクターに影響するが、
ユーロは米金融政策の犠牲者ではない。
ECBは為替相場の変動には介入しない。」
との見解を示しました。
米非農業部門雇用者数変化(10月)は
市場予想よりかなり強い15.1万人になりました。
米失業率(10月)は市場予想とおりの9.6%になりました。
米民間部門雇用者数変化(10月)は市場予想より強い15.9万人、
米製造業雇用者数変化(10月)は
市場予想より弱い−0.7万人になりました。
また、過去2回の米非農業部門雇用者数変化が
上方修正されました。
上下動しながらも、やや限定的ながら米ドルが買われる
相場展開になりました。
加住宅建設許可(9月)は予想よりかなり強い15.3%になりました。
カンザスシティ連銀総裁が
「米経済の安定を強めるために金利の引き上げが必要。
住宅産業には市場規律の強化が必要。
住宅市場における政府の役割を大きく後退させていくべき。
追加金融緩和がインフレ環境を作り上げる可能性を懸念。」
などの見解を示す発言をしました。
遅れて発表された中古住宅販売保留(9月 成約)は
市場予想より弱い−1.8%になりました。
バーナンキFRB議長が、
「米経済の回復スピードは速くはない。
インフレ率は健全な水準を下回っている。
強い米経済は世界経済の回復に重要。
金融政策は経済を支援するものであるべき。
強い米経済がドルの最良のファンダメンタルズ。
FRBは世界経済と金融システムにおけるドルの役割を認識。
FRBは必要ならば金融引締めを実施できる。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(9月)は市場予想より強い21億ドルになりました。
NY原油(WTI)は86ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+9.24ドルの11444.08ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月8日(月)の主な予定>

午前9時半に豪ANZ求人広告件数(10月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(9月)、日景気一致CI指数速報、
午後3時45分にスイス失業率(10月)、
午後4時に独貿易収支(9月)、独経常収支(9月)、
午後8時に独鉱工業生産(9月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には一応注目です。

<11月9日(火)の主な予定>

朝8時50分に日国際経常収支(9月)、日国際貿易収支(9月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(10月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(10月)、豪NAB企業信頼感指数、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(10月 現況判断・先行き判断DI)
午後3時に日工作機械受注速報(10月 前年比)、
午後4時に独消費者物価指数確報(10月)、
午後6時半に英鉱工業生産(9月)、英商品貿易収支(9月)、
同午後6時半に英製造業生産高(9月)、
夜10時半に加新築住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米卸売在庫(9月)、
深夜2時15分から加BOC総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
英の指標には注目です。

<11月10日(水)の主な予定>

早朝5時にRBNZ金融安定報告書、
朝8時から米セントルイス連銀総裁の議会証言、
朝8時半に豪Westpac消費者信頼感(11月)、
午後2時に日消費者態度指数(10月)、
午後4時に独卸売物価指数(10月)、
午後7時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜10時半に米貿易収支(9月)、米輸入物価指数(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数
同夜10時半に加国際商品貿易(9月)、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月11日(木)の主な予定>

この日は仏パリ・加トロント・米NYなどが休場です。
朝8時50分に日機械受注(9月)、日国内企業物価指数速報(10月)、
午前9時に豪消費者インフレ期待(11月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(10月)、豪失業率(10月)、
午前11時に中国消費者物価指数(10月)、中国生産者物価指数(10月)、
同午前11時に中国小売売上高(10月)、中国鉱工業生産(10月)、
午後6時に欧ECBインフレ報告、
などの経済指標が発表されます。
豪・(中国)・(欧)の指標には注目です。
また、この日から12日(金)にかけて
韓国のソウルでG20首脳会議が開催されます。

<11月12日(金)の主な予定>

午前11時にNZ非居住者国債保有率(10月)、
午後4時に独第3四半期GDP速報、
午後7時に欧第3四半期GDP速報、欧鉱工業生産(9月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)、
などの経済指標が発表されます。
独・欧・米の指標には注目です。


さて、先週もいろいろなことがありました。

2日には豪RBAがサプライズとなる0.25%の利上げの決定をしました。
3日には米中間選挙の結果が報道されて、
米民主党が上院で過半数を維持しましたが、
米共和党が4年ぶりに下院を奪還しました。
また、注目されていた米FOMC声明では、
「来年6月まで6000億ドルを限度に追加の資産購入を行う。
追加の資産買入れは月間約750億ドル。
異例の低金利を長期間維持。
国債買入れのペースと全体の規模を定期的に見直す。」
ことが発表されました。

FOMCを巡っては、事前の要人発言に不協和も見られていたものの、
追加緩和への反対票はカンザスシティ連銀総裁のみで、
追加緩和(QE2)の規模は市場予想の上限の7500億ドル〜1兆ドルには
届きませんでしたが、市場予想の下限の5000億ドルは
上回ることになりました。
また、緩和の規模を定期的に見直すとして、
将来のさらなる緩和策にも含みを持たせたことで、
市場は上下動しながらもドル売り反応になるとともに、
株式市場への資金流入を促すことになりました。

一説によりますと、追加緩和1000億ドルあたり、
政策金利で0.1%近い利下げの効果と、
GDPでの0.1ポイント弱の押し上げ効果があるそうです。
また、6000億ドルの購入額は、月にならせば
米国債発行額の4割に相当するとのことで、
FRBの資産が2兆ドルを上回る規模にもなるそうで、
米ドルの信認を不安視する声も一部にはあるようです。

4日の英BOEと欧ECBの政策金利は予想とおり据え置きになりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、米追加緩和への懸念は示されず、
また、「12月の会合でECBは今後の流動性供給策について議論。
出口戦略は状況次第。12月の会合で判断。」と、
米国とは対照的に出口戦略の検討に入ることが示されました。

5日には、日銀により「週明けから基金による国債の買い入れを開始。
買い入れ対象J-REITはAA格相当以上。ETF買い入れ限度額は
銘柄ごとの時価総額に比例するよう設定。
今後も先行きの経済と物価動向を注意深く点検し適切に政策対応。」
することなどが示され、また、日銀総裁からは
「経済と物価情勢が悪化した場合は基金の規模拡大も有力な選択。」
との日緩和策の規模拡大の可能性も示されましたが、
市場では米国の緩和策と比して日緩和策は見劣りする規模と
見る向きもあったようです。

そして、注目の米雇用統計では、米非農業部門雇用者数変化(10月)が
市場予想よりかなり強い15.1万人、米民間部門雇用者数変化(10月)も
市場予想より強い15.9万人、
そして、米失業率(10月)は市場予想とおりの9.6%、という結果に
なりました。上下動しながらも、やや限定的ながら
米ドルが買われる相場展開になりました。

さて今週は、週後半11日〜12日の韓国ソウルで開催される
G20首脳会議がイベントになりますが、
「通貨の競争的な切り下げの回避、新興国への急速な資本流入の抑制、
不均衡是正への経常収支の数値基準の設定。」
などが焦点となりそうです。

ただ、6日に事務レベル協議を残して閉幕したAPEC後の記者会見で、
ガイトナー米財務長官が、(米追加緩和実施への中国など各国による
風あたりの強さを意識してか)「(不均衡が)過剰なのかは単一の
数字では測れない。数週間で解決できる問題ではない。」と
発言して(日経新聞11/7)、不均衡是正への経常収支の数値基準の
設定への主張をトーン・ダウンさせていることから、

一部では「利害が対立して、何も具体策を決められないG20サミット」
になって、先のG20財務相・中央銀行総会議を踏襲した
スローガンの策定に終わるのではないかと見る向きもあるようです。

ところで、今後も大きな流れとしてドル安基調が続きそうな様子ながら、
FOMCや米雇用統計のビッグ・イベントの陰に隠れて今のところ注目度は
あまり高くはないようですが、少し気になる動向が散見されています。

1日に米モノライン(金融保証会社)のアムバックが年内に破産法の
適用申請をする可能性があることを発表したこと。
2日にギリシャ10年物国債と独連邦債の利回りが857bp
に拡大していること。4日にアイルランド10年物国債と独連邦債の
利回りが529bpとユーロ導入後で過去最大に拡大していること。
などですが、これらは市場の関心がリスクテーマに向かうシーズ(種)と
なりうることですので、

NYダウをはじめ世界主要市場の7割で株価が危機前の水準に戻った
安堵の中ではあっても、リスク懸念が今後の注目材料となる可能性も
排除はできなそうで、ドル売りの玉もかなり積み上がっているだけに、
ドル安基調ながら、一応、注目して調整の動きに注意をしておいても
よさそうです。

※今回は体調不良のためコラムはお休みさせていただきます。 m(_ _)m

<お知らせ>

インフォトップというASPでFXのミニ講座を受け持つことになりました。
参考にご覧くださいませ。(無料です)

http://www.infotop.jp/html/money/

のページの左上の「動画でFXを学ぶ」というところをクリックすると
ミニ講座がご覧いただけます。

※「動画でFXを学ぶ」のページは、
 6つの「10数分程度の動画講座」が自動ダウンロードされますので、
 少し重たいウェブ・ページになっています。

※一番最初の動画はFX初心の方へのご案内となっています。

※私の担当した動画は2〜6の動画になります。



以下はCMです。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 曽呂利新左衛門のお話


7千万人の来場があった上海万博も閉幕となりましたね。

今週から英・欧・スイスなどの市場ではサマータイムが終わって
通常時間に移行して、次週からは米国も通常時間になります。

●先週10月25日(月)〜10月29日(金)の気になる出来事

<10月25日(月)>

前週末にガイトナー米財務長官がG20に関して、
「通貨が過小評価されているG20諸国は
市場原理に基づく通貨への移行を約束した。
不均衡是正は国際的な枠組みで行われる。
世界経済は成長して回復は徐々に力強さを増す見込み。
主要国ではより力強い成長が必要。」
などの認識を示す発言をしました。
また、ガイトナー米財務長官は、独経済相による
「米国は金融政策で間接的にドルを操作している。」
との発言へのコメントを拒否しました。
「シンガポール証券取引所が豪証券取引所を買収する可能性。」
との観測報道がありました。
日通関ベース貿易収支(9月)は
市場予想より強い7970億円になりました。
G20で為替問題への具体策が示されなかったことで
ドル軟調の相場展開になりました。
豪RBA総裁が
「アジアの為替相場の柔軟性は世界不均衡の対処に寄与する可能性。
新興国への需要を拡大する必要がある。
鉱山投資は1960年後半以降最も強い水準でさらに拡大する可能性。
2〜3%のインフレターゲットは正しい目標。
高いインフレを容認することは経済を支援しない。」
などの見解を示す発言をしました。
豪第3四半期生産者物価指数は市場予想より強い1.3%になりました。
カナダの財務相が
「G20における通貨の合意は不均衡にとって不充分。
また、米国の金融緩和はドルに圧力をもたらす可能性。」
などの認識を示しました。
日経平均は前週末比−25.55円で取引を終えました。
ドル円が15年半ぶりの安値をつけました。
欧鉱工業新規受注(8月)は市場予想より強い5.3%になりました。
IMFの高官が「ユーロは過大評価と呼ぶに近い水準。」
との見解を示しました。
バーナンキFRB議長が「不正な(住宅)差し押さえを懸念している。」
との発言をしました。(為替に関する発言はありませんでした)
シカゴ連銀全米活動指数(9月)は
市場予想より弱い−0.58になりました。
米中古住宅販売件数(9月)は市場予想より強い453万件になりました。
ダラス連銀製造業活動(10月)は市場予想より強い2.6になりましたが、
構成項目の雇用指数は−4.1に低下しました。
ドイツ連銀総裁が、
「保護貿易主義の圧力は回避されるべき。
為替の過度な変動はこのましくない。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
通貨戦争に対する口先の懸念を徐々に弱めていく必要。
ドイツの第3・第4四半期GDPは第2四半期よりも弱い可能性。
ECBは非伝統的手段からの脱却過程にある。
ドイツ経済は2011年に危機前の水準に戻る可能性。」
などの見解を示しました。
米5年物インフレ指数連動債の入札で落札利回りが−0.550%になり、
米追加緩和の実施後のインフレ上伸の織り込みを見せました。
英BOE総裁が
「新たな資本水準は危機の再来を防ぐには充分ではない。」
との見解を示しました。
ニューヨーク連銀総裁が
「見通しに基づけばFRBの更なる行動は正当化される可能性。
景気回復の勢いは鈍化した。
現在の失業率とインフレ率は受け入れられない。
ただし、リセッションに陥る可能性は極めて低い。
米経済は拡大を継続する可能性。
長期的にはFRBはバランスシートを縮小させていく。」
などの認識を示しました。
NYダウは前週末比+31.49ドルで取引を終えました。

<10月26日(火)>

日企業向サービス価格(9月)は予想より弱い−1.1%になりました。
米カンザスシティー連銀総裁が、
「米国は緩やかな景気回復。ショックがなければ米成長は続く。
FRBは金利をゼロから動かすべき。追加量的緩和は危険な賭け。
量的緩和はバブルを招き再び危機をもたらす可能性。」
などの見解を示しました。
日財務相が
「必要な時に断固たる措置をとる姿勢は変わらない。
介入は短期的な競争上の利益を得るために行うものではない。」
との認識を示しました。
フランスの財務相が「ユーロ圏は弱いドルに苦しんでいる。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−23.78円で取引を終えました。
独GFK消費者信頼感調査(11月)は市場予想より弱い4.9、
独輸入物価指数(9月)は市場予想より強い0.3%になりました。
独の政府筋が「安定化法案強化のため条約が変更されるよう主張。」
すると発表しました。
英第3四半期GDP速報は市場予想より強い0.8%になりました。
格付け会社のS&Pが英国の格付け見通しを安定的に引き上げました。
ポンドが堅調になりました。
ベルギーの中銀総裁が
「ユーロの為替レートはファンダメンタルズから離れてはいない。」
との認識を示しました。
センタンス英BOE政策委員が
「英経済全体的に成長が見られたことには勇気づけられる。
企業活動と消費者信頼感を阻害することなく金利の引上げは可能。
さらなる量的緩和の政策は間違った方向になる可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
米S&Pケースシラー住宅価格(8月)は
市場予想より弱い−0.28%になりました。
米消費者信頼感指数(10月)は50.2、米住宅価格指数(8月)は0.4%、
米リッチモンド連銀製造業指数(10月)は5と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ルクセンブルク中銀総裁が
「低金利を過度に続けることはリスク。
金融改革は緩やかに正常化を促すべき。
ECBスタッフによる経済予測は12月に上方修正になる可能性。」
などの認識を示しました。
独連銀総裁が、
「ユーロ圏とドイツが再度にわたり銀行を救済することはない。
銀行は自身に対し責任を持つべき。」
との認識を示す発言をしました。
カナダのBOC総裁が、
「カナダの住宅市場には急激な調整のリスクがある。
追加利上げは慎重に検討しなければならない。
加経済がリスクに陥ればカナダは為替市場に介入の可能性。」
などの見解を示しました。
ニューヨーク連銀総裁が
「米経済は中長期的に見れば良好だが、
米経済回復の勢いはここ数ヶ月で減速。
FRBによる追加措置は正当化される可能性。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+5.41ドルで取引を終えました。

<10月27日(水)>

NZ財務相が
「第1四半期の税収は見通しを下回る可能性。
年間の税収見通しも下方修正になる可能性。
12月14日に最新の経済と財政の見通しを発表。
最新の経済と財政の見通しでは経済予測を下方修正する見込み。」
などの認識を示しました。
米WSJ紙が「FRBは11月に数千億ドル規模の国債買入の計画を発表。」
との観測記事を掲載しました。
豪第3四半期消費者物価は市場予想より弱い0.7%になりました。
豪ドルが軟調になりました。
豪財務相が「インフレは緩和。豪ドル高は物価圧力を抑制する。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比+9.65円で取引を終えました。
ECBのシュタルク専務理事が
「必要以上にECBの支援政策を長引かせてはならない。
政策金利の低水準をあまりに長く続けることはリスク。
ユーロ圏の回復は緩やかなペースで続いている。
ギリシャは正しい軌道に乗っている。」
などの認識を示す発言をしました。
ECBによる91日物の資金供給額が予想以上の
424.75億ユーロになったことが報道されました。
アイルランドの首相が
「2014年の対GDP債務比率は110%になる見通し。
国家の問題は非常に深刻。」
との見解を示しました。
ポルドガルの財務相が
「2011年の予算案が議会を通過しないことは非常に懸念。」
との認識を示しました。
ユーログループ議長が
「(各国)政府は刺激策の段階的な解除が必要。
永続的な危機(対応)メカニズムが必要。
ドルは対ユーロで過小評価されている。」
などの認識を示す発言をしました。
ユーロが軟調に推移しました。
独消費者物価指数速報(10月)は予想とおりの0.1%になりました。
米耐久財受注(9月)は市場予想より強い3.3%になりました。
独失業率が前倒し発表されて市場予想より弱い7.5%になりました。
米新築住宅販売件数(9月)は予想より強い30.7万件になりました。
トリシェECB総裁が
「更なる為替相場の変動を予想している。
ECBは引き続き慎重な姿勢にあり勝利宣言はしない。」
との見解を示しました。
NY連銀総裁が「米経済の回復は減速に直面している。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比−43.18ドルで取引を終えました。

<10月28日(木)>

RBNZの政策金利発表では政策金利が3.00%で据え置きになりました。
RBNZ声明では、
「世界経済見通しにはダウンサイドリスクが存在。
政策金利はある時点では引き上げる可能性。
現在、NZの国内需要は抑制。個人消費は引き続き弱い。
消費税の引き上げに伴いインフレ率は上昇する可能性。
増税がインフレ期待に与える影響は内需の弱さから限定的。」
などの見解が示されました。
日小売業販売額(9月)は前年比で予想より弱い1.2%になりました。
英BOEのポーゼン政策委員が
「英国の削減は今後2年間にわたり経済に打撃を与える。
量的緩和が充分でないリスクがある。」
などの見解を示す発言をしました。
日銀が政策金利を市場予想とおり0.0-0.10%で据え置きました。
日銀の声明では、
「政策金利据え置きを全員一致で決定。
買い入れ対象社債はトリプルB格以上。買い入れ対象CPはa2格以上。
買い入れ資産のうち長期国債は1.5兆円程度。
CPと社債買い入れ限度額は0.5兆円程度。
REIT買い入れ限度額は0.05兆円程度。」
などが示されました。
日銀展望リポートでは
「2010年度コアCPI見通し中央値は前年比-0.4%、
2011年度コアCPI見通し中央値は前年比+0.1%、
CPIは11年度中にプラスになり12年度にかけてプラス幅拡大。
最近の円高は国内物価の下押し圧力として作用。
米国など先進国経済は不確実性の強い状況が続いている。」
などの見解が示されました。
英ネーションワイド住宅価格(10月)は、
市場予想より弱い−0.7%になりました。
日経平均は前日比−21.00円で取引を終えました。
日銀総裁の記者会見では
「11月の政策決定会合を4日〜5日に開催。
この日程変更はFOMCを意識したものではない。
11月の会合の日程を繰り上げてでもETFとREITの買入を急ぎたい。
強力な金融緩和を推進していく。」
などが示されました。
欧業況判断指数(10月)は市場予想より強い0.98、
欧消費者信頼感確報(10月)は市場予想とおりの−11になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い43.4万件になりました。
IMFが
「豪ドルの過大評価は一時的である可能性。
豪ドルは5%-15%過大評価されている。
鉱山ブームは長期化する可能性。豪にはインフレ圧力の初期兆候。
RBAは景気回復の進展に伴い金利の引き上げをする必要。」
などの豪州に関する見解を発表しました。
また、IMFが
「経常黒字である新興国は為替レートの変更が必要。
先進諸国は2011年に緊縮財政をスタートすべき。
米ドルはファンダメンタルズに照らすると強め。
ユーロ、円、ポンドはほぼファンダメンタルズに沿っている。」
などの見解を示しました。
スイスSNB総裁が
「低金利を長期間続けることはリスクの拡大になる可能性。
低金利は不動産市場に不均衡をもたらす。
銀行は責任を持ってリスク管理を行なうべき。
金融政策は物価の安定に焦点を合わすべき。」
などの認識を示す発言をしました。
「FRBが追加緩和を実施した場合の規模や影響について
プライマリーディーラーにヒアリングを実施した。」
との一部報道がありました。
独連銀総裁が、
「ユーロ圏は経常収支の不均衡是正が必要。
消費が持続可能水準へと回帰することが必要。」
などの見解を示しました。
IMFが
「カナダはダウンサイドリスクが顕在化すれば追加刺激策が必要。
カナダ経済の見通しにおけるリスクは拡大。」
とのカナダに関する見解を発表しました。
NYダウは前日比−12.33ドルで取引を終えました。
マイクロソフトの7-9月期決算では、
1株利益が62セント、売上高が162億ドルと、
ともに市場予想より強い結果になりました。

<10月29日(金)>

NZ住宅建設許可(9月)は0.5%、NZ貿易収支(9月)は−5.32億NZドルと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英GFK消費者信頼感調査(10月)は予想よりは強い−19になりました。
日失業率(9月)は市場予想より強い5%になりました。
日全国消費者物価指数(9月)は
前年比で市場予想とおりの−0.6%になりました。
日鉱工業生産確報(9月)は市場予想より弱い−1.9%になりました。
東京時間ではドル円が軟調に推移しました。
独首相が
「EUはユーロ安定を保証する決定を行った。
EU首脳は条約の限定的な改正が必要と合意。
EU首脳はユーロの危機メカニズムについて合意。」
などを発表しました。
日住宅着工戸数(9月)は前年比で予想より強い17.7%になりました。
日経平均は前日比−163.58円の9202.45円で週の取引を終えました。
独小売売上高指数(9月)は市場予想より弱い−2.3%になりました。
ギリシャ債と独10年債の利回が10月1日以来の拡大幅になりました。
英消費者信用残高(9月)は予想より強い3億ポンドになりました。
欧失業率(9月)は市場予想とおりの10.1%になりました。
欧消費者物価指数速報(10月)は
前年比で予想より強い1.9%になりました。
スイスKOF先行指数(10月)は市場予想より強い2.17になりました。
日財務省が「9/29〜1/27の期間の為替介入はなかった。」
ことを発表しました。
米第3四半期GDP速報は市場予想とおりの2.0%、
米第3四半期個人消費速報は市場予想より強い2.6%、
米第3四半期コアPCE速報は市場予想より弱い0.8%、
などの結果になりました。
加GDP(8月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(10月)は
市場予想より強い60.6になりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(10月)は
市場予想より弱い67.7になりました。
上下動しながらも米ドルが売られる相場展開になりました。
ECBの専務理事が
「財政赤字は構造的にユーロの価値を弱めることになる。
現実的で強い緊縮財政計画が必要である。」
などの認識を示しました。
NY原油(WTI)は81ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+4.54ドルの11118.49ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月1日(月)の主な予定>

午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(10月)、
午前9時半に豪第3四半期住宅価格指数、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(10月)、
午後6時半に英製造業PMI(10月)、
夜9時半に米個人所得(9月)、米個人支出(9月)、
米PCEデフレータ(9月)
夜11時に米ISM製造業景況指数(10月)、米建設支出(9月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・米の指標には注目です。

<11月2日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
昼12時半に豪RBA政策金利(市場予想は据え置き)、豪RBA声明、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(9月 前年比)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(10月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(10月)、
午後6時半に英建設業PMI(10月)、
などの経済指標が発表されます。
豪の指標には注目です。
この日に米中間選挙が行われます。

<11月3日(水)の主な予定>

東京市場は文化の日でお休みです。
午前9時半に豪住宅建設許可件数(9月)、
午後6時半に英サービス業PMI(10月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(10月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(10月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(10月)、米製造業受注指数(9月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<11月4日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期失業率、NZ第3四半期労働参加率、
午前9時半に豪貿易収支(9月)、豪小売売上高(9月)、
午前11時半から日銀総裁講演、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(10月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(10月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(10月)、
午後7時に欧生産者物価指数(9月)、
夜9時に英BOE政策金利(市場予想は据え置き)、英資産買入規模発表
夜9時半に米第3四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
米第3四半期単位労働費用速報、
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜10時半からトリシェECB総裁記者会見、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・米・欧の指標には注目です。
この日に日銀金融政策決定会合が前倒しで開催予定です。

<11月5日(金)の主な予定>

午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
正午過ぎに日政策金利、日銀声明、※前倒し発表
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後6時半に英生産者物価指数(10月 仕入価格・出荷価格)、
午後7時に独製造業受注(9月)、
同午後7時に欧小売売上高(9月)、
午後8時に加雇用ネット変化率(10月)、加失業率(10月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(10月)、米失業率(10月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(10月)、
米週間平均労働時間(10月)
同夜9時半に加住宅建設許可(9月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(9月 成約)、
深夜3時からバーナンキFRB業長の講演、
深夜4時に米消費者信用残高(9月)などの経済指標が発表されます。
豪・日・欧・加・米の指標には注目です。


さて、先週のG20イベント明けの週初では不均衡是正と
為替問題に対する具体策が示されなかったことで、
ドル円が15年半ぶりの安値をつけた後、
11月3日の米FOMCでの追加緩和策の規模を巡る思惑が交錯して、
為替はドルストレートなど上下動激しい相場展開になり、
週末は米第3四半期GDP速報は市場予想とおりの2.0%と
緩やかな米経済の回復を示す結果となったものの、
高水準にある失業率を押し下げるには不充分との見方や、
2%の成長率では米経済が失速しかねないとの見方などがあり、
再びドル安となって1週間を終えました。

11月のスタートになる今週は、週前半での米FOMCに
週末の米雇用統計と、また大きなイベントがありますが、
まずは週前半の11月3日の米FOMCが注目されます。

8月27日のバーナンキFRB議長の発言以来、
米追加緩和策を巡る思惑が交錯しながらも、
米追加緩和策を規定路線として織り込んできた市場ですが、
その追加緩和策の規模について10月中旬までは
5000億〜2兆ドルとの観測が主軸であったものの、
米要人による追加緩和策への見解が割れていることや、
米景気の底割れ懸念がいったんやや沈静化したとの観測から、
追加緩和策の規模が1000億〜数千億程度になるのでは
ないかと見る向きもあり、
緩和規模については観測が交錯しているようです。

コーンFRB副議長らによる「経済情勢の変化に応じ規模を判断する」
段階的な中長期国債購入による緩和案が有力になりつつある
ようですが、ウォルター・米セントルイス連銀リサーチディレクター
などの「11月のFRBの追加緩和の可能性はかなり高いが、
追加資産買い入れの規模は5000億ドルから開始し、その後、
最大で2500億ドルずつ拡大する可能性。」と
観測する向きもあるようで、緩和策の規模が焦点となりそうです。

先週後半には、NY連銀がプライマリー・ディラーに対して
追加緩和の影響についてのヒアリングを行ったとの
報道がありましたが、FOMC直前での緘口(かんこう)をしなくては
ならないブラック・アウト期間入りしたため
その後のFOMCメンバーの要人発言は伝わっていません。

8月27日のバーナンキFRB議長の発言以来、
NYダウが10%近く上昇して、また主要通貨に対する
ドル相場の指数が5%強の下落となっているなどの
市場での米追加緩和策の先行織り込みもあり、
少なからずFOMC発表後では"Sell the Rumor,Buy the Fact"で
米ドルがいったん買い戻されると見る向きもある一方、
多くの市場参加者が考えることならば事前に織り込まれるはずで、
先週後半の動きからはFOMCでは緩和策に効果をもたらすために
緩和の規模は思いのほか大きくなると見る向きもあるようで、
FOMC直前の抜け駆け的な動きだけではなく、
今週は米中間選挙や週末の米雇用統計とともに
年末に向けての相場動向を固める注目の1週間になりそうです。


さて今日は、曽呂利新左衛門のお話です。

ハロウィンも終わり今週はパチンコ屋さんじゃぁありませんが、
ビッグ・イベントの1週間になりますね。(笑)

ビッグ・イベントは、またビッグ・インベスト・チャンスでもあって、
手ぐすねをひいて心待ちにしているトレーダーも多いようです。

ところでイベントといえば、株式市場では
公募増資も売り手にとってイベントになりますが、
不審な空売りが問題になっているそうで、

10月30日の日経新聞のコラムによれば、
今年の夏以降、国際石油開発帝石や東京電力や日本板硝子などの
大型公募増資で、増資を発表する数週間から数日前に
国内外のヘッジファンドによる不審な空売りの事実が発覚して
東京証券取引所と証券取引等監視委員会が「インサイダー取引」の
疑いで不審な空売りの実態の調査をはじめたとのことす。

1987年度のアカデミー賞を受賞した映画「ウォール街」で
主演男優賞に輝いたマイケル・ダグラスが役を務める
投資家で億万長者の「ゲッコー」が映画の中で語るように

「この世で一番価値のあるものは何だと思う?
 いいか。それは"情報"だ!」

ということなのかもしれませんが、

人が織り成し、人のつくるマーケットではあっても、
不正なインサイダー情報による売買は許されるものではありませんね。

また一方、為替市場のほうはというと、
日銀・サーベイの2010年4月の取引高調査によりますと、
為替の取引量は「日4兆ドル」に迫るくらいに拡大しているそうで、
相場を操縦するにはいささか巨大過ぎて、

そして、経済指標の発表も政府筋のものが多く、
不正は少ないように思われますが、

民間の格付け機関の情報を先取りしていると思われる
売買の噂がないわけではないようで実態はどうなのでしょうか。(謎)

さて、書き進めるうちにいつのまにか表題のテーマとは
ずいぶん横道にそれてしまいましたが、(苦笑)

聞いているだけでも楽しい「わらしべ長者のお話」にも
どことなく似ている「曽呂利新左衛門のお話」です。

それでは、はじまりはじまり〜。(笑)

今は昔、豊臣秀吉の存命の頃、
秀吉の話し相手を務めるお伽衆の一人に
曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)という男がいました。

ある時、秀吉は新左衛門に褒美を与えることにしました。

「新左衛門、そちに褒美を取らせる。希望を申せ。」

「殿、有り難きお言葉、かたじけなく思いまする…。」

「余は、そちの知恵に感銘を覚えた。
 さぁ、遠慮することはない。何なりと希望を申せ。」

「有り難き幸せ、感謝申し上げ奉りまする。
 ならば…、はじめに米を一粒下され。」

「ほう。なんと、米一粒とな…。
 そちも欲のない男じゃのう。そんなもので本当によいのか。」

「ただ…、今宵は一粒、明日は二粒、明後日は四粒と、
 できますれば四十七日間…、それがもし無理であれば
 今宵の満月から次の満月の間まで
 日々、米粒を頂戴いたしたくござ候(そうろう)。」

「ふぁっはははっ。
 三日で米が計七粒、四日で計十五粒、五日でも計三十一粒…。
 たわいのないそなたの願い、聞き入れようぞ。」

二週間ほど時が過ぎた頃、
日を追うごとに増えるその米の量に驚いて、
米蔵の奉行が事の重大さに気づいて秀吉に進言しました。

「殿。申し上げ奉ります。
 新左衛門に取らせる米は次の満月の間までには、
 米俵で四百五十俵、石高で百八十石にもなりまする。」

「むむ。それは本当か!」

「そして、四十七日目では一千万石にもなりまする。」

「なんと、一千万石とな。これはどうも…。
 知恵者の新左衛門に一泡ふかされたようじゃのう…。」

そうして、天下の秀吉は新左衛門に丁寧な詫びを入れ、
褒美を取り消してもらったそうな…。

おしまい。(笑)

曽呂利新左衛門は詳伝がなく、
後世の人が算術を教えるためにつくった
架空の人物とも言われているようですが面白い寓話ですね。

「小も倍ずれば途方もなく巨大になる」ということですが、
この御伽噺のようなことを体現した人がいますね。

そう…。

オマハの賢人とも言われるウォーレン・バフェット氏その人ですね。

バフェット氏は、その伝記によりますと、
幼少の頃にオイル・サービスという石油会社の株を
38ドルで3株買ったのが投資の始まりであったそうですが、

その後、世界有数の投資家になって、

慈善団体に巨額の寄付もしていながら、
バブル崩壊の時代を経てもなお、
円換算で数兆円相当も個人で所有しているとのことで、

毎年1億円づつ使ったとしても、数万年間も(笑)
使い切れないお金を一代の数十年で築いたのですから、
曽呂利新左衛門も驚くであろう本物のわらしべ長者なのですね。

あれまぁ、話があちこち飛びすぎて、
ハチャメチャなコラムになってしまいました。

ごめんなさい。 m(_ _)m


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 「相場はナゼ動く」のお話


格安航空会社のLCCが話題になっていますね。
「茨城から上海が片道4000円」というのもあるのだそうで、
そのあまりの安さに驚いてしまいます。

●先週10月18日(月)〜10月22日(金)の気になる出来事

<10月18日(月)>

NZ第3四半期消費者物価は市場予想より強い1.1%になりました。
米ボストン連銀総裁が先週末に
「デフレリスクは積極的な政策を正当化する。
緩やかな対応ではなく積極的な行動が必要。」
との認識を示しました。
米シカゴ連銀総裁が先週末に
「米国は流動性の罠にはまっている。一段の緩和が必要。」
との見解を示しました。
トリシェECB総裁が先週末に
「(独連銀総裁のECBの債券買い入れに関する発言は)
ECB理事会の見方を示したものではない。」
との見解を示す発言をしました。
日第三次産業活動指数(8月)は
市場予想よりは強い−0.2%になりました。
ニュージーランドの首相が
「NZドル高は輸出業者に困難を引き起こすとともに
NZドル高はインフレ抑制を助ける。為替介入は効果がない。」
などの認識を示しました。
豪財務相が「豪ドルを人為的に低くしようとするのは危険である。」
との見解を示す発言をしました。
日経平均は前週末比−1.76円で取引を終えました。
レーン欧州委員が
「ポルトガルの財政赤字は深刻。
ポルトガルは財政赤字削減の大胆な措置を講じた。」
との認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が
「債券の一時的な買い入れは続けるべき。
債券買い入れは市場の是正を支援。
ユーロは対ドルと人民元下落で負荷を抱えている。
現在のボラティリティーは打撃的。
ユーロの上昇でアイルランドがギリシャより打撃を被る可能性。
(しかしながら)ECBはユーロ上昇を阻止するための介入はしない。」
などの認識を示しました。
ドイツ連銀が
「今年、独経済は+3%以上の成長の可能性。
財政赤字は対GDP比で4%以下になる見通し。」
などの見解を発表しました。
IMFの専務理事が
「資本の流れがアジアにとってチャンスだが、
資本の流れが信用と資産のバブルへとつながる可能性。
資本の流れが為替の行き過ぎを誘導している。」
などの見解を示しました。
米シティー・グループの第3四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い0.07ドル、
純営業収益は207億ドル、純利益が21.68億ドルと
3四半期連続の黒字になりました。
カナダ国際証券取扱高(8月)は
市場予想より強い110.90億加ドルになりました。
TICフロー(対米証券投資 8月)は389億ドルになりました。
米鉱工業生産(9月)は−0.2%、米設備稼働率(9月)は74.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米NAHB住宅市場指数(10月)は市場予想より強い16になりました。
米アトランタ連銀総裁が
「デフレ阻止のためFRBの資産買入れを支持する可能性。
緩和効果とリスク最小化のためにインフレ目標の導入を支持する。」
との見解を示しました。
ユーログループ議長が
「ギリシャは支払い期日の延期を求めてはいない。
財務相会合では為替レートについて議論。
為替の(過度な)変動は世界的規模でマイナスの影響。
為替動向には適切に対応する。
中国は人民元の柔軟性改善に向けて行動した。」
などの認識を示しました。
ガイトナー米財務長官が
「米経済は明らかに改善している。
米国は強いドルに対する信認を保持していく。
(米国は)通貨の切り下げには携わらない可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+80.91ドルで取引を終えました。

<10月19日(火)>

ブラジルの財務相が
「グローバルに通貨切り下げが模索されている。
通貨戦争は止めるべきである。
ブラジルは為替の過度な変動を抑制するために
債券投資への税率を6%へと引き上げる。」
などの見解を示す発言をしました。
ガイトナー米財務長官が
「中国人民元の持続的な上昇を要望。
中国の為替政策は貿易相手国にとってアンフェアである。」
との認識を示しました。
日財務相が
「水準には言及しないが円高は看過できない。
必要な時には断固たる措置をとる。」
との発言をしました。
豪RBA議事録では
「次回会合での評価まで金利を据え置くことが適切と判断。
通貨上昇はインフレ緩和を支援するも、
ある時点では利上げが必要になる可能性。」
などの見解が示されました。
世界銀行が2010年の東アジアのGDP伸び率を8.9%に上方修正して、
2011年の東アジアのGDP伸び率を7.8%に下方修正しました。
日経平均は前日比+40.96円で取引を終えました。
欧経常収支(8月)は−105億ユーロになりました。
独ZEW景況感調査(10月)は市場予想より弱い−7.2%、
独ZEW景況感調査(10月 現況)は市場予想より強い72.6になりました。
欧ZEW景況感調査(10月)は市場予想より強い1.8になりました。
欧建設支出(8月)は−0.4%になりました。
ギリシャとスペインの債券入札は
前回よりも平均落札利回りが低下して無事に終えました。
バンク・オブ・アメリカの第3四半期決算では
1株当たり利益が市場予想より強い0.27ドル
(特別項目計上での1株当たり利益は−0.77ドル)、
純損失が72.99億ドルという結果になりました。
中国人民銀行が一年物の貸出金利を0.25%引き上げました。
米ステート・ストリートの第3四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い1.08ドル、
収益は23.1億ドル、と好結果になりました。
米ゴールドマン・サックスの第3四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い2.98ドル、
純営業収益は89億ドル、純利益は前年同期比40%減の19億ドル
という結果になりました。
米アトランタ連銀総裁が
「さらに緩和策への支持へと傾いてきている。
ディスインフレとデフレのリスク懸念が高まっている。
1ヶ月1000億ドルの緩和は検討の範囲内だが小さすぎる可能性。」
などの認識をCNBCのインタビューで示しました。
米住宅着工件数(9月)は市場予想より強い61.0万件、
米建設許可件数(9月)は市場予想より弱い53.9万件になりました。
トリシェECB総裁が
「信用を失う恐れが域内全域に波及しつつある。
全ての経済データには確実性と信頼性が必要。」
との認識を示す発言をしました。
加BOCが政策金利を1.00%に据え置きました。
加BOC声明では
「通貨(間)の緊張は世界経済の回復に悪影響。
どのような追加措置も慎重に決定しなくてはならない。
米経済の回復は予測よりも弱い。家計支出は減速。
今年のカナダ成長見通しを3.0%へ引き下げる。
2011年年のカナダ成長見通しを2.3%へ引き下げる。
相当な金融刺激は引き続き正当化される。」
などが示されました。
ニューヨーク連銀総裁が
「米経済における信頼感は極めて低い。米経済回復は減速。
インフレ率は下落。家計支出の不振は続いている。
住宅差押さえ件数の推移を注視している。
FRBはさらなる行動が正当化される。」
などの見解を示す発言をしました。
米シカゴ連銀総裁が
「流動性の罠に陥っている事例が目立つ。
FRBは複数回の大規模な証券購入が必要。
資産買入れでは影響を与えるためにある程度の規模が必要。
失業率は2012年まで8%を超えて推移する可能性。」
などの見解を示しました。
米ダラス連銀総裁が
「米経済は第3四半期を過ぎれば緩やかな成長へ向かう可能性。
追加緩和による効果は明確なものではない。
経済には(すでに)潤沢な流動性がある。
追加緩和には貯蓄のリターン低下させるリスクがある。
税や規制などの不透明性を取り除けば追加緩和は必要ない可能性。
FRBは追加資産買入れを約束しているわけではない。
追加緩和の議論は11月のFOMCで完了しない可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
米ミネアポリス連銀総裁が
「資産買入れは経済成長の加速につながらない可能性。
新たな追加緩和は初めの緩和ほどの効果がない可能性。」
などの見解を示しました。
FRBの公定歩合議事録では
「緩慢で平坦ではない景気回復を認識。
ダラス、カンザスの2連銀が0.25%の公定歩合引き上げを要請。
残りの10行は全て公定歩合の据え置きに賛成。」
などが公表されました。
英BOE総裁が
「ポンドの下落は英経済の不均衡是正を支援。
黒字国と赤字国の間には利害の対立がある。
英国のインフレには上下双方にリスクがある。
BOEの政策はインフレに対するリスクを均衡化させるべきだが
インフレ見通しを示す指標は極めて抑制されている。」
などの認識を示しました。
シュタルクECB理事が
「非伝統的手段を終了させるとの公約はない。
短期的にも中期的にもデフレリスクは見えない。
非伝統的手段を必要以上に長く続けることは正常化を損なうが
今のところは恩恵が勝っている。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比−165.07ドルで取引を終えました。

<10月20日(水)>

RBNZ総裁が
「NZの対外的不均衡は大きな問題である。
NZドルは商品価格によって支えられている。
NZの金利についての市場予測は不合理ではない。
NZの金利は依然として刺激的(緩和的)。」
などの認識を示しました。
デュークFRB理事が
「11月のFOMCでどのような措置になるかは未定。
状況は大きく変わる可能性がある。」
との見解を示しました。
IMFの筆頭副専務理事が「円は実効レートで適正評価されている。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−157.85円で取引を終えました。
独生産者物価指数(9月)は市場予想より強い0.3%になりました。
シュタルクECB理事が
「ECBは非標準的措置を止める前に金利引き上げが可能。」
との見解を示しました。
中国の1-9月の鉱工業生産は前年比で+16%になりました。
商品市場が堅調に推移しました。
英BOE議事録では
「政策金利据え置きを8対1で決定。
資産買い入れ枠の据え置きを8対1で決定。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い入れ枠拡大を主張。
消費者物価指数は上下どちらの方向にも進むリスク。
中心的な見通しは消費者物価指数はターゲットへ向けての下落。
最近のデータは短期的な見通しを変えるものではない。」
などが示されました。
米モルガン・スタンレーの第3四半期決算では
1株当たり利益が市場予想より弱い0.05ドル、
純営業収益は前年同期比20%減の68億ドル、
ホテル事業投資を含む最終損益は9100万ドルの赤字
(特殊要因を除く最終損益は3.13億ドルの黒字)になりました。
米ウェルズファーゴの第3四半期決算では
1株当たり利益が市場予想より強い0.60ドル、
純営業収益は209億ドル、純利益が22.29億ドルになりました。
加卸売売上高(8月)は市場予想より強い1.2%になりました。
独首相が「現在は出口戦略について考える時期かもしれない。」
との見解を示しました。
加BOC金融政策報告では
「第3四半期消費者物価指数の見通しを1.8%に下方修正。
第4四半期GDP見通しを2.6%に下方修正。
追加利上げは慎重に考慮する必要がある。
インフレ率は2012年末までに2%へと加速。家計支出は低下。」
などが示されました。
関係筋の情報として一部メディアから
「FRBは今後6ヶ月で5000億ドルの国債買入れを実施する可能性。」
との観測報道がありました。
ドル円が一時81円台を割り込み15年ぶりの安値をつけました。
加BOC総裁が
「世界経済は新たな局面に移行。
カナダ経済の見通しは変化した。BOCは見通しに調整を加えた。
米国の追加緩和に対する期待は大きい。
世界的な為替市場の緊張を懸念。
カナダ経済の最大の問題は輸出セクターにある。
中国は人民元の柔軟性を高めることが重要。」
などの見解を示しました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
「経済活動はほぼ全米的に緩やかに拡大。
住宅市場はほとんどの地区で前年の水準を下回っている。
製造業は2地区を除き引き続き拡大。
消費者支出はほとんどの地区でやや上向いた。
製造業の雇用は低調。商業用不動産は抑制。」
などの状況が示されました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「インフレ目標の導入を引き続き支持。
追加的な資産買入れにかかるコストは出口戦略を複雑化させる。
インフレ率は2011年に1.5-2.0%に上昇する可能性。
現時点では追加緩和の必要性はないと認識している。」
などの見解を示しました。
米リッチモンド連銀総裁が
「ドルの下落には良い効果と悪い効果の両面がある。
私は追加緩和についてFOMCで決断する。
追加緩和は正当化しづらい可能性もある。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+129.35ドルで取引を終えました。

<10月21日(木)>

ガイトナー米財務長官が
「各国の通貨上昇を通じた不均衡の是正を求める。
9月以降の人民元上昇ペースが維持されれば過小評価が修正される。
ドルが対ユーロと対円でこれ以上下落する必要はない。
ユーロと円はほぼ整合的な水準。」
などの意向を示したとのWSJ紙による報道がありました。
ドル円が激しい上下動になりました。
日財務相が
「円のアジア通貨に対する上昇は貿易面でハンデになる。
G20では政策協調をどうするかしっかり議論したい。
G20では新興国の通貨の柔軟化進展について議論したい。」
などの発言をしました。
日銀総裁が「デフレからの出来るだけ早い脱却に最大限努力する。」
とコミットしました。
中国の第3四半期実質GDPは前年比で9.6%、
同生産者物価指数(9月)は前年比で4.3%、
同小売売上高(9月)は前年比で18.8%と、
市場予想より強い結果になりました。
中国の消費者物価指数(9月)は前年比で市場予想とおりの3.6%、
同鉱工業生産(9月)は前年比で予想より弱い13.3%になりました。
日全産業活動指数(8月)は市場予想とおりの−0.4%になりました。
日経平均は前日比−5.12円で取引を終えました。
スイス貿易収支(9月)は市場予想より強い
16.9億スイスフランになりました。
独製造業PMI速報(10月)は56.1、独サービス業PMI速報(10月)は56.6、
と、ともに市場予想より強い結果になりました。
欧製造業PMI速報(10月)は市場予想より強い54.1、
欧サービス業PMI速報(10月)は市場予想より弱い53.2になりました。
独財務相が
「世界には柔軟な為替レートと自由な資本の動きが必要。
為替レートは米ドルと人民元を含めて
経済のファンダメンタルズを反映すべき。
通貨切り下げは経済問題の解決にはならない。
国際的な協同解決策を探していく必要がある。」
などの見解を示しました。
ユーロが上昇しました。
「各国は市場で決定される為替相場を支持する。
過度の為替変動は悪影響を与える可能性がある。」
などのG20草案の一部が報道されました。
英小売売上高(9月 含燃料)は市場予想より弱い0.0%になりました。
スペインの債券入札は前回より落札利回りが低下して
無事に終えました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い45.2万件になりました。
加景気先行指標指数(9月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
欧消費者信頼感速報(10月)は市場予想とおりの−11になりました。
米景気先行指標総合指数(9月)は市場予想とおりの0.3%、
米フィラデルフィア連銀指数(10月)は
市場予想より弱い1.0%になりました。
フランス中銀総裁が
「ユーロの上昇は中期的な成長とインフレに影響。
FRBはドル安を目指していない。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。」
などの見解を示しました。
米セントルイス連銀総裁が
「資産買入れ1000億ドルの拡大を支持する。
FRBは追加策の最終規模を特定せず会合ごとに追加緩和を評価。
資産の大規模購入には強く反対する。
追加緩和に関して現時点では何も決定されていない。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+38.60ドルで取引を終えました。

<10月22日(金)>

豪第3四半期輸入物価指数は市場予想より強い0.7%になりました。
米カンザスシティー連銀総裁が
「米経済は回復している。今年の成長率は2.5%の見通し。
危機時以外のゼロ金利に反対。正常化が必要。
過度の流動性はバブルの原因となることに注意が必要。」
などの見解を示しました。
ガイトナー米財務長官が
「G20は対外不均衡是正に数年でGDPの一定比率以下に削減すべき。
赤字が続いている諸国は信頼できる財政目標の採用をすべき。
黒字が続いている諸国は内需を押し上げる財政と為替政策が必要。
G20の諸国は競争力を優位にするための為替政策を控えるべき。」
などの内容の書簡をG20各国へ送ったことが報道されました。
英センタンスBOE政策委員が
「成長を反映するため金利を段階的に上げていくことに賛成。
金融緩和策による刺激策は必要なく金利引き上げを開始する必要。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比+50.23円の9426.71円で週の取引を終えました。
独IFO景気動向(10月)は107.6、独IFO現況評価値(10月)は110.2と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独IFOエコノミストが
「通貨をめぐる緊張は世界経済にとって危険である。
ユーロの過度に急激な上昇は輸出を圧迫。
世界貿易の不均衡を避けるために中国人民元の上昇が必要。」
などの見解を発表しました。
オーストリア中銀総裁が
「債券買い入れプログラムは依然として適切。
ECBは為替の目標がなく介入も行わないが
現在のユーロのレートは比較的高い。
景気回復を危うくしないために金利を時期尚早に変更できない。」
などの認識を示しました。
加消費者物価指数(9月)は市場予想より強い0.2%になりました。
加小売売上高(8月)は市場予想より強い0.5%になりました。
G20を意識してかドルが買い戻される動きがありました。
フィラデルフィア連銀総裁が
「現時点ではデフレは重大なリスクではない。
現時点では追加資産買入れが実体経済を支援するか確かではない。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は81ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−14.01ドルの11132.56ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<10月25日(月)の主な予定>

この日はNZがレイバー・デーでお休みです。
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(9月)、
午前9時25分から豪RBA総裁の講演、
午前9時半に豪第3四半期生産者物価指数、
午後6時に欧鉱工業新規受注(8月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(9月)、
同夜9時半からバーナンキFRB議長の講演、
夜11時に米中古住宅販売件数(9月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(10月)、
深夜4時から英BOE総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・米の指標には注目です。
バーナンキFRB議長の講演も注目されます。

<10月26日(火)の主な予定>

朝8時50分に日企業向サービス価格指数(9月 前年比)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(11月)、
午後5時半に英第3四半期GDP速報、
午後8時にフォードモーター7-9月期決算発表、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(8月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(10月)、米住宅価格指数(8月)、
同夜11時にリッチモンド連銀製造業指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<10月27日(水)の主な予定>

午前9時半に豪第3四半期消費者物価指数、
午後5時に欧マネーサプライ(9月 前年比)、
夜9時半に米耐久財受注(9月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常はNY時間初め頃)ですが、
独消費者物価指数速報(10月)の発表も予定されています。

<10月28日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利(市場予想は据え置き)、
朝8時50分に日小売業販売額(9月 前年比)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(8月)、
正午過ぎに日政策金利(市場予想は据え置き)、日銀声明、
午後3時に日銀半期展望リポート、
午後3時に英ネーションワイド住宅価格(10月)、
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時55分に独失業率(10月)、独失業者数(10月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(10月)、欧業況判断指数(10月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(10月)、欧サービス業信頼感(10月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
NY株式市場終了後にマイクロソフト7-9月期決算発表、
などの経済指標が発表されます。
NZ・日・(独)・米の指標には注目です。
また、この日から29日までEU首脳会議が開催されます。

<10月29日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(9月)、NZ住宅建設許可(9月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(10月)、
朝8時半に日失業率(9月)、日全国消費者物価指数(9月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(9月)、
午後5時半に英消費者信用残高(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(10月)、欧失業率(9月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(10月)、
夜9時半に米第3四半期GDP速報、米第3四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第3四半期GDP価格指数速報、米第3四半期コアPCE速報、
同夜9時半に加GDP(8月)、加鉱工業製品価格(9月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(10月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(10月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・(欧)・加・米の指標には注目です。


さて、先週もいろいろなことがありました。
10月19日、中国人民銀行がG20も意識したかインフレ懸念への
対応として金融機関の貸し出しと預金の基準金利(期間1年)を
0.25%利上げすると発表しました。
年内の中国の利上げはないとの市場観測もあったために
ある程度のサプライズとなって、中国の経済減速へのリスク懸念で
一時ドルが買い戻される動きとなりました。

米主要金融機関の第3四半期決算は米ゴールドマン・サックスの
純利益が前年同期比40%減になったり、バンク・オブ・アメリカの
特別項目計上での1株当たり利益が−0.77ドルで
純損失が72.99億ドルになったり、
米モルガン・スタンレーのホテル事業投資を含む最終損益が
9100万ドルの赤字になって1株当たり利益が市場予想より弱い
0.05ドルになったりもありましたが、
おおむね市場予想よりは強い第3四半期決算で、
なんとか無事に通過したという印象です。

また、先週も11月3日の米FOMCでの追加緩和を巡っての
思惑が交錯して、(米追加緩和が規定路線となりつつありますが、)

「デフレリスクは積極的な政策を正当化する。緩やかな対応ではなく
積極的な行動が必要。」(10/16ボストン連銀総裁)、
「米国は流動性の罠にある。一段の緩和が必要。」
(10/16シカゴ連銀総裁)
「さらに緩和策への支持へと傾いてきている。ディスインフレと
デフレのリスク懸念が高まっている。1ヶ月1000億ドルの緩和は
検討の範囲内だが小さすぎる可能性。」(10/19アトランタ連銀総裁)、
「米経済における信頼感は極めて低い。米経済回復は減速。
インフレ率は下落。FRBはさらなる行動が正当化される。」
(10/19 NY連銀総裁)、
「米経済は第3四半期を過ぎれば緩やかな成長へ向かう可能性。
追加緩和による効果は明確なものではない。経済にはすでに潤沢な
流動性がある。税や規制等の不透明性を取り除けば追加緩和は
必要ない可能性。追加緩和の議論は11月FOMCで完了しない可能性。」
(10/19ダラス連銀総裁)
「資産買入れは経済成長の加速につながらない可能性。
新たな追加緩和は初めの緩和ほどの効果がない可能性。」
(10/19ミネアポリス連銀総裁)
「11月のFOMCでどのような措置になるかは未定。状況は大きく変わる
可能性がある。」(10/20デュークFRB理事)
「インフレ率は2011年に1.5-2.0%に上昇する可能性。
現時点では追加緩和の必要性はないと認識している。」
(10/20フィラデルフィア連銀総裁)
「資産買入れ1000億ドルの拡大を支持する。ただし資産の
大規模購入には強く反対する。追加緩和はまだ未決定。」
(10/21セントルイス連銀総裁)

などの米要人の足並みのそろわない発言が注目されました。

また、ガイトナー米財務長官の「ドルが対ユーロと対円で
これ以上の下落する必要はない。ユーロと円はほぼ整合的な水準。」
との発言や、関係筋の情報として一部メディアからの
「FRBは今後6ヶ月で5000億ドルの国債買入れを実施する可能性。」
との観測報道も注目されました。

そして、先週末の韓国の慶州で開催されたG20では、
「経済のファンダメンタルズを反映し、市場で決定される通貨制度に
移行し、通貨の競争的な切り下げを回避。
先進国は為替レートの過度な変動や無秩序な動きを監視。
強調的でない対応はすべての国に悪い結果をもたらす。
過度の不均衡を削減し、経常収支を持続可能な水準で維持するため
あらゆる政策を追求。」などを骨子とする共同声明を発表して
閉幕しました。

不均衡是正の数値基準については見送りになりました。
また「米国の量的緩和がドルを下落させている。」として、
ドイツから米国に対して強く批判があったそうで、
ガイトナー米財務長官による「米国の政策は強いドルを支えるものだ。
(基軸通貨として)世界の金融安定化に向けて特別の責任があることを
認識している。」との発言が注目されました。

さて、今週はG20のイベント明けになるとともに
11月3日の米FOMCの直前週になりますが、
G20を織り込んだ後は今週も米追加緩和策への思惑による
ドル・テーマの相場展開になりそうです。
先週末あたりから米財務長官による「強いドル」発言もあり、
アナリストの一部にはドル売り基調に変化が表れると観る向きも
あるようで、FOMCを前にした抜け駆け的な調整の動きにも
注意が要りそうです。
週初25日(月)の夜9時半からのバーナンキFRB議長の講演が
注目されるとともに、月末を控えた実需筋の円買い動向にも
注目されます。


さて今日は、「相場はナゼ動く」のお話です。

どうでもいいようなテーマですが、(苦笑)
簡単そうで簡単でないのがこの「相場はナゼ動くのか」
ということですね。

「それはね。相場が動きたがっているからさ。」
という散文的な表現もそのとおりのような気もしますし、

優等生的な「相場は需給によって動くのです。」
なんて言葉を聴くと解ったような気にもなるものです。(笑)

また「経済指標が良ければ相場は上昇する。」なんていうことは、
市場反応の単なる一面で、先行の織り込みが進んでいた場合など、
材料出尽くしとして、逆に売られることもあり、
経済指標の好悪イコール相場動向というわけでもありませんね。

そして、チャートのテクニカルの状況によって
相場が自己完結的に動くように見えることもありますが、
テクニカルのダマシはこれも日常茶飯事で
チャートが相場を動かしているとも言い切れないようです。

「買い注文が多ければ買われて相場が上昇する。」というのも、
株式市場では注文取消しは日常茶飯事であるだけではなく、

その後、より高い価格でさらに買いたいという人が出てこなければ
相場は上昇しなく、「注文」の数そのものは
参考に過ぎないのかもしれません。

また、「買う人が多いと相場は上昇する。」というのも、
確かにこのような感じはするものの、

「その価格で買う人がいるということは、
 同時にその価格で売りたい人がいて売買が成立している。」

ことを考えると、その売買成立の時点では、
その価格での買っている人(の玉数)と
売っている人(の玉数)は同数ということで、
なんかワケが解らなくなってしまいます。(苦笑)

相場が上昇(下降)するときには、
直近の価格より高い(安い)価格を承知で、
実際に高い(安い)価格で買う(売る)という投資行動の
「その継続的な連鎖が市場で起こる」必要があるようです。

「えっ? 相場が上げるときには高いのを承知で買う人の
 継続的な連鎖が起こっているって? そんなバカなことが…。」

という感じがするものですが、

たとえば、好景気に沸く新興国の株式市場へ投資をしようとすると、
所有する自国通貨を売って、現地である新興国の通貨を買って、
そして好景気に沸く新興国の株式市場へ投資をしますが、

このようなときに、同様の投資行動をする人が増えると
自国通貨が安くなり、現地の新興国通貨が
需給バランスの変化で高くなります。

そしてさらに現地の新興国の株式市場が上昇して、
もっとその株式市場へ投資量を増やそうとすると、

すでに高くなってしましている現地の新興国通貨を
さらに買おうという、動意が生じて、

「高いのを承知で買う人の継続的な連鎖が起こる。」

場合があります。

そうです。

そんなバカなことが起こることがありえるわけですね。

このケースは資本移動とも呼ばれますが、

逆に、たとえばバブルが崩壊するなどしてリスク懸念が高まると、
(損失の拡大を避けようと)
我先に投資した資金を引き上げようとして、

つまり、「(損を覚悟の)投げ」という巻き戻しの行動で

「安くなったのを承知で売る人の継続的な連鎖が起こる。」

場合もあります。

このような資本移動は、
株式動向や金利動向を動機として起こることがありますが、
リスク懸念で起こることもあります。

また、実需の貿易によっても、

「高いのを承知で買う人の継続的な連鎖」や
「安くなったのを承知で売る人の継続的な連鎖」が
起こることがあります。

たとえば輸入では、外国のモノを買うために
多少、そのとき輸入先の外貨が高くても、
その貿易の支払いために自国通貨を売って外貨を買う行動が
輸入業者によって継続的になされます。

しかも、この実需によるマネーの需要は、
期間の長短こそあれいつかは反対売買される
仮需の投機玉のトレードとは異なり、

外貨の「(輸入業者の場合は)買い切り」の一方通行の通貨取引で、

期間の長短こそあれ、いつかは必ず反対売買される
仮需の投機玉のトレードでは、
(短期的にトレンドを作ることはあっても)
長期的にはゼロ和となって、(長期)トレンドを作らないのに対して、

実需によるマネーの需要は、(一般に)
手仕舞いによる反対売買のない一方通行の
輸入業者による「買い切り」や、輸出業者による「売り切り」で、
そのバランスによって「トレンドを作る」ことがあります。

(また、実需の「掛けつなぎの保険」として仮需取引で行うヘッジも、
実需側が好調であれば「損をしても良い建て玉」になるようですね。)

そうです。

仮需9割〜8割、実需1割〜2割、ともいわれる為替市場では、

短期的には仮需の非商業の投機玉が
荒々しいボラティリティの担い手として働きますが、

その仮需でのトレードはいつかは必ず反対売買されるために
長期的にはゼロ和となって、
(長期の)トレンドを作らないのに対して、

手仕舞いによる反対売買のない一方通行の
わずか1割〜2割の実需によるマネーの需要が
長期的にはトレンドのコアを作っていることになるのですね。

「へぇー。するってぇと、何かい。
 実需と仮需は、一生懸命に働く女房殿と、
 派手にやってはていも、総和がゼロのギャンブラーの亭主の
 関係に似ているってワケだ。」

「はぁ……?」

「大きく儲けた、大きく損をしたと亭主が派手にやっていても、
 家計のコアは地味ではあっても女房殿が担っていて、
 ちょうど投機玉が荒々しく動いているようでも、
 実需をコアとしてつきまとうように動いていているだけのように、
 亭主のギャンブルが総和でゼロであるならば、
 その時々では家計の収支は揺れるけれども
 家計の実の推移のトレンドは、女房殿の一生懸命に働く
 その収入に同期している、
 そんな家庭に似ているような気がしたわけさ…。」

「うーん…。
 当たらずとも遠からずの感じもしますが…、
 それにしてもあまりにヘン過ぎる例えですねェ。
 亭主はしっかり働かなくてはなりません。(笑)」

「あははっ。いやーっ。酷すぎる例え話だったかな。
 失礼。失礼…。」

お後がよろしいようで。。。。(爆)


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 相場の「二律」のお話


先週、チリの鉱山落盤事故の作業員33人が無事に救出されましたね。
一方、中国では大規模な反日デモがありました。

●先週10月11日(月)〜10月15日(金)の気になる出来事

<10月11日(月)>

東京市場は祝日でお休みでした。
前週末にトリシェECB総裁が
「通貨戦争に強く反対。協調が必要。
米当局は強いドルを望んでいる。
為替は経済ファンダメンタルズを反映すべき。
為替の過度な変動は経済に悪影響。」
などの認識を示しました。
前週末に英財務相が
「BOEが必要と判断すればさらなる量的緩和を認める可能性。」
との見解を示しました。
豪住宅ローン(8月)は市場予想とおりの1.0%になりました。
NZの首相が
「NZドル(のレート)は輸出に関する懸念になる。」
との発言をしました。
ECBの専務理事が
「人民元の相場の上昇を認めるよう奨励する必要。
ユーロ圏の金融市場は改善。
世界経済に二番底リスクは見られない。」
などの認識を示しました。
カンザスシティ連銀総裁が
「低金利は長期的な景気回復に有害になる可能性。
量的緩和は有益とは思わない。」
との認識を示しました。
前米大統領経済諮問委員会の委員長が
「追加量的緩和は失業率の低下を手助けする。
FRBは追加量的緩和を実施すべき。」
との見解を示す発言をしました。
米証券業金融市場協会が
「全米での住宅差押さえ手続き一時停止は
住宅市場に壊滅的な打撃を与える可能性。
低迷している住宅市場に不要なダメージを与えてはならない。」
との見解を表明しました。
英BOE総裁が
「最悪期が終わったと判断するのは間違い。
リスクを伴う長期的な経済調整がありえる。」
との認識を示しました。
豪財務相が
「強い豪ドルは強い豪経済を反映。
豪が自由相場制を止めることはない。
豪の財政状況は先進国の中で最も強い。
通貨の強さは経済の健全性を反映。」
などの認識を示す発言をしました。
FRBのイェレン副議長が
「緩和策は過度なリスクテイクを助長しかねない。
必要な時に刺激策を縮小できるようにすべき。」
との緩和策へ慎重な見解を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+3.86ドルで取引を終えました。

<10月12日(火)>

RBNZ総裁が
「NZ経済は危機後からの正常化を模索。
NZ経済の景気回復は鈍く脆弱。NZの政策金利は歴史的に低水準。
政策金利の正常化へのプロセスは緩やか。
過去の回復局面ほど高くならない可能性。」
などの認識を示しました。
英RICS住宅価格(9月)は市場予想とおりの−36%になりました。
日財務相が
「必要な時に介入を含めて断固たる措置とる基本姿勢で臨む。」
と発言しました。
豪首相が「強い豪ドルは豪輸出業者の重荷。」
との認識を示しました。
日経平均は前週末比−200.24円で取引を終えました。
独消費者物価指数確報(9月)は市場予想とおりの−0.1%、
独卸売物価指数(9月)は市場予想より強い1.0%になりました。
英消費者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.0%、
英小売物価指数(9月)は市場予想より強い0.4%、
英商品貿易収支(8月)は市場予想より弱い−82.27億ポンド、
英DCLG住宅価格(8月)は前年比で市場予想より強い8.3%、
などの結果になりました。
英BOEの政策委員が
「量的緩和策は潜在的にパワフルなツール。
そして今後BOEはそれを使う可能性もある。
金融政策の次の方向性はまだ明確ではない。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「ウクライナの14の銀行の格付け見通しを安定的に変更」しました。
米カンザスシティ連銀総裁が
「資産買入れは非常にリスクの高い戦略。
資産買入れによる効果はコストよりも小さい可能性。
政策の正常化を望む。FRBは長期間の文言を削除し、
政策金利を1.00%にまで引き上げるべきである。」
などの見解を示す発言をしました。
独連銀総裁が
「緊急措置を終了する前に利上げを実施することは可能。
国債の買入れを恒久的な停止に向け段階的に縮小するべき。
ECBの政策は当面は適切。金融市場は正常化へのサインを示している。
出口戦略の実施は早過ぎるよりも遅すぎる方がリスク。
ECBには輸出促進に向けた為替政策はない。」
などの見解を示す発言をしました。
トリシェECB総裁が
「ユーロ圏には財政赤字の早期警戒システムが必要。
ユーロ圏の経済成長は今年下半期に減速する可能性。
金融システムのさらなる強化への行動が必要。
財政安定化に向けたトレンドが続くと確信している。」
などの認識を示しました。
米FOMC議事録では
「新たな緩和策は将来の動向次第。物価が安定水準を下回る可能性。
やがて追加緩和が適切になる可能性。
信用市場の問題は峠を越えた様子。デフレの可能性は低い。
再びリセッションに陥るとは予想していない。
資産買入れの経済に与える効果は小さい可能性との指摘があった。」
などが示されました。
インテルの7-9月期決算では、1株当たり利益が52セント、
売上高が111億ドルと、市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比+10.06ドルで取引を終えました。

<10月13日(水)>

独連銀総裁が
「中国と為替レートについての深い議論が必要。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
為替介入は単独で実施すべきではない。」
などの見解を示す発言をしました。
英ネーションワイド消費者信頼感(9月)は
市場予想より弱い53になりました。
日機械受注(8月)は市場予想よりかなり強い10.1%になりました。
日財務相が
「(為替動向に関して)必要な時には断固たる措置とるが
介入を今やるかは答えられない。
G20財務大臣会合で通貨安競争は議題になる。」
などの発言をしました。
日首相が「自国通貨安を誘導することはG20協調から外れている。」
との認識を示しました。
新華社が「中国の貿易収支(9月)が170億ドルの黒字となった。」
ことを報道しました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6693元になりました。
中国人民銀行総裁が「今年、中国は利上げを行わない。」
との発言があったことが報じられました。
日経平均は前日比+14.87円で取引を終えました。
スイス生産者輸入価格(9月)は予想より弱い−0.1%になりました。
英失業率(9月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請件数推移(9月)は
市場予想より弱い0.53万人になりました。
欧鉱工業生産(8月)は市場予想より強い1.0%になりました。
JPモルガン・チェースの第3四半期決算では、
1株当たり利益が1.01ドル、純利益44億ドルの好結果になりました。
ギリシャ政府のスポークスマンが
「EU・IMF融資の返済延長については議論していない。
ギリシャは公的に延長を要請してはいない。」
などの発表をしました。
米輸入物価指数(9月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
加新築住宅価格指数(8月)は市場予想より強い0.1%になりました。
オーストリア中銀総裁が
「通貨に対する政治的な単独行動は世界経済に有害。
債券買入れプログラムは安全策として有効な可能性。
ECBは早期に債券買入れプログラムを終了させない。」
などの認識を示しました。
センタンス英BOE政策委員が
「徐々に金利を引き上げていくことは正しい政策。
インフレに立ち向かうことが信頼感の回復につながる。
過度な緩和は根深いインフレ上昇のリスクになる。
ポンド下落による競争力の高まりは継続する可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
カナダの貿易相が
「カナダドルの上昇はカナダ経済に対する信頼の証。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+75.68ドルで取引を終えました。

<10月14日(木)>

NZ小売売上高(8月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
米リッチモンド連銀総裁が
「デフレへの重大なリスクは見られない。
将来のインフレに関する予想はさほど低水準ではない。
量的緩和が成長を支援するかは不確か。
経済情勢が今のままであれば追加緩和を支持しない可能性。」
などの見解を示しました。
日国内企業物価指数(9月)は市場予想とおりの0.0%になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6582元になりました。
中国紙が「地方政府の債務の約26%がデフォルトに陥るリスク」
との観測報道をしました。
日経平均は前日比+180.00円で取引を終えました。
ECB月報では
「金利は引き続き適切。緊急措置は適宜に調節される。
インフレ圧力は抑制されている。回復のモメンタムは続いている。」
などが報告されました。
中国の国家外為管理局が
「第3四半期での外貨準備の急増はユーロ上昇が大きな要因。」
との見解を発表しました。
ドル円が一時81円台を割り込み15年半ぶりの安値になりました。
日首相が「どうしてもという場合は断固たる措置をとる。」
と発言しました。
米貿易収支(8月)は市場予想より弱い−463億ドル、
米生産者物価指数(9月)は市場予想より強い0.4%、
米新規失業保険申請件数は予想より弱い46.2万件になりました。
加国際商品貿易(8月)は予想よりは強い−13億加ドルになりました。
ECBの専務理事が
「ユーロ圏の将来に強い信頼を持っている。
問題なのは弱いドルであり強いユーロではない。
などの見解を示しました。
ユーロが一時1.41台に上昇しました。
ボストン連銀総裁が
「追加量的緩和は導入しない場合より失業率を低下させる。
経済が改善すれば追加緩和は必要がない可能性もある。
米経済がデフレに陥る可能性は低い。」
などの認識を示す発言をしました。
米グーグルの7-9月期決算では、調整後1株利益が7.64ドル、
売上高が54.8億ドルと、ともに市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比−1.51ドルで取引を終えました。

<10月15日(金)>

米ミネアポリス連銀総裁が
「資産買入れはの効果は軽微なものになる可能性。
米経済の回復はとても緩やか。回復は今後も続いていく可能性。」
などの認識を示しました。
中国70都市の不動産価格(9月)は予想より強い9.1%になりました。
日財務相が「(円高に)必要な時に断固たる措置をとる。」
との発言をしました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6497元になりました。
中国が「中国の1-9月の対海外直接投資は前年比+16.6%になった」
ことを発表しました。
中国商務省が
「米国が貿易収支を理由に人民元問題を批判するのは誤り。
人民元改革は国内情勢に基づき実施する。
人民元が3%上昇すれば中国の輸出産業に大きな圧力となる。」
などの見解を発表しました。
シュタルクECB専務理事が
「政府債の購入は継続。ECBは必要ある限り債券購入を継続する。
ECBは出口に向かっての良い軌道に乗っている。
債券の買い入れは一時的なものになる。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−83.26円の9500.25円で週の取引を終えました。
欧消費者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.2%、
欧貿易収支(8月)は市場予想より弱い−14億ユーロになりました。
バーナンキFRB議長が
「低いインフと高い失業率は追加緩和の可能性を示唆。
FRBは資産買入れの効果に関しての経験が少ない。
買入れのペースや規模の決定は困難。コストと効果を見極める必要。
正当化される理由がある場合には引締めに動くこともできる。
インフレ率はかなり低い。労働市場の回復は痛いほど遅い。」
などの認識を示しました。
米小売売上高(9月)は市場予想より強い0.6%、
NY連銀製造業景気指数(10月)は市場予想よりかなり強い15.73、
米消費者物価指数(9月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
米ドルが売られては買い戻される荒っぽい上下動になりました。
豪ドル米ドルが一時パリティ(等価)になりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)は
市場予想より弱い67.9になりました。
米企業在庫(8月)は市場予想より強い0.6%になりました。
米為替報告書の公表がG20以降に延期になりました。
米月次財政収支(9月)は市場予想より弱い−345億ドルになりました。
NY原油(WTI)は81ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日−31.79ドルの11062.78ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<10月18日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期消費者物価、
朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(10月)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(8月)、
夜9時に米シティー・グループの7-9月期決算発表、
夜9時半に加国際証券取扱高(8月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(8月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(9月)、米設備稼働率(9月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(10月)、
NY時間終了後に米IBMの7-9月期決算発表、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・米の指標や決算発表には注目です。
また、午後3時半からユーロ圏の財務相会合が開催されます。

<10月19日(火)の主な予定>

朝8時から英BOE総裁の講演、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後5時に欧経常収支(8月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(10月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(10月)、欧建設支出、
午後7時半に米バンク・オブ・NYメロンの7-9月期決算発表、
午後8時に米バンク・オブ・アメリカの7-9月期決算発表、
午後9時に米ゴールドマン・サックス7-9月期決算発表、
夜9時半に米住宅着工件数(9月)、米建設許可件数(9月)、
同夜9時半からトリシェECB総裁の講演、
夜10時に加BOC政策金利、(市場予想は据え置き)
夜11時からNY連銀総裁の講演、
明け方の5時にバーナンキFRB議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・米・加の指標や決算発表には注目です。

<10月20日(水)の主な予定>

朝8時からRBNZ総裁の議会証言、
午前9時半に豪Westpac先行指数(8月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(8月)、日景気先行CI指数確報(8月)、
午後3時に独生産者物価指数(9月 前年比)、
午後5時半に英BOE議事録、
午後8時半に米モルガン・スタンレーの7-9月期決算発表、
夜9時に米ウェルズ・ファーゴの7-9月期決算発表、
夜9時半に加卸売売上高(8月)、
夜11時半に加BOC金融政策報告書、
深夜12時15分から加BOC総裁の会見、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標や決算発表には注目です。

<10月21日(木)の主な予定>

午前11時にANZ消費者信頼感指数(10月)、NZクレジットカード支出(9月)、
午後1時半に日全産業活動指数(8月)、
午後3時15分にスイス貿易収支(9月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(10月)、独サービス業PMI速報(10月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(10月)、欧サービス業PMI速報(10月)、
午後5時半に英小売売上高指数(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加景気先行指標指数(9月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(9月)、フィラデルフィア連銀指数(10月)
同夜11時に欧消費者信頼感速報(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、東京時間に中国の7-9月期のGDPも発表予定です。

<10月22日(金)の主な予定>

午前9時半に豪第3四半期輸入物価指数、
午後5時に独IFO景気動向(10月)、独IFO現況評価値(10月)、
夜8時に加消費者物価指数(9月)、
夜9時半に加小売売上高(8月)、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には注目です。
また、韓国でこの日から23日にかけて
G20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。

さて、米国や日本など先進国での量的緩和と共に新興国への資金流入で、
先進国でのデフレ圧力と新興国での余剰資金による過剰流動性バブルの
二極が同時進行する構図の傾向が鮮明となってきているようです。

また、要人から貿易に対する通貨高懸念が散見されながらも出口を模索
しようとする欧州と、要人間での意見が交錯するも緩和志向の米国という
二極の構図の色彩も強まってきているようです。

ただ、先週末はバーナンキFRB議長が講演で「低いインフと高い失業率は
追加緩和の可能性を示唆。」するとして、米国の追加緩和の方向性がより
鮮明になりましたが、その追加緩和の程度については「FRBは資産買入れ
の効果に関しての経験が少ない。買入れのペースや規模の決定は困難。
コストと効果を見極める必要。」であるとして、

また、米要人からも「低金利は長期的な景気回復に有害になる可能性。
量的緩和は有益とは思わない。(10/11カンザスシティ連銀総裁)」、
「緩和策は過度なリスクテイクを助長しかねない。必要な時に刺激策を
縮小できるようにすべき。(10/11イェレンFRB副議長)」、
「デフレへの重大なリスクは見られない。将来のインフレに関する予想は
さほど低水準ではない。量的緩和が成長を支援するかは不確か。情勢が今
のままなら追加緩和を支持しない可能性。(10/14リッチモンド連銀総裁)」
「経済が改善すれば追加緩和は必要がない可能性もある。米経済がデフレ
に陥る可能性は低い。(10/14ボストン連銀総)」
「資産買入れはの効果は軽微なものになる可能性。回復は今後も続いて
いく可能性。(10/15ミネアポリス連銀総)」などの意見もあるようで、

最終的には「追加量的緩和は失業率の低下を手助けする。FRBは追加量的
緩和を実施すべき。(10/11前米大統領経済諮問委員会委員長」などもあり、
バーナンキFRB議長の意向に沿うコンセンサスになるものと思われますが、
「緩和の規模」についてはまだ不確かで11月3日の米FOMCでの発表で
市場の期待する緩和規模になるかどうかは不透明感があるようです。

今後は、米金融緩和の方向は不変と思われますが、その規模についての
思惑が交錯して短期的な調整も交えることになる可能性もありそうです。

また、米調査会社のトムソン・ロイターの10月1日時点のアナリスト予想
の集計での米主要企業の第3四半期決算は24%程度と収益率の鈍化が予想
されていましたが、今のところ発表された企業の決算は良いものが多い
ようで、18日〜20日にかけての米国の主要金融セクターの7-9月期決算の
内容によっては米追加量的緩和期待にも影響がある可能性があり、米主要
企業の7-9月期決算がとても注目されます。

一方、円については日本政府による介入が注目されますが、先般9月15日
以降は表立っては実施されていなく口先介入にとどまっているようで、
内圧と国際的な板ばさみで、23日からのG20財務相・中央銀行総裁会議も
意識しての政府・日銀の苦渋が続きそうで、実行には高度な判断が要求さ
れそうです。ただ、大義名文が整う「過度な為替変動」となった状況では
介入の可能性も排除できないようで、ドル円が80円を明確に割り込んだ
ところでは介入への注意も必要になりそうです。


さて今日は、相場の「二律」のお話です。

二律とは、2つの定立(テーゼ)のことですが、

しばしば相互に対立する2つの命題が
定立のテーゼと反定立のアンチテーゼとして、

対立・矛盾するこれらの2つの命題の二律が背反して
同等の権利を持って主張されることがありますね。

このことを二律背反と呼びますが、

ブルとベアの戦いである相場でもこのような状況があるものです。

たとえば、

抵抗線となることがあるレジスタンスやサポート・ラインでも
それらは価格が反転すれば文字とおり抵抗線となった状況ですが、

逆にそこを抜ければ次の均衡ゾーンを目指す動意の始まりとなって、
レジスタンスやサポートは「ブレークの門」になることがあり、

レジスタンスやサポート・ラインのようなチャートポイントは、
抵抗線であると同時に、価格を解き放つ出発の門ともなり、

正反対の動きが交錯する相場の焦点となることが多いものです。

つまり、

買いたいときが「売り方の売りを仕掛けたいとき」でもあり、(笑)
売りたいときが「買い方の買いを仕掛けたいとき」でもあるわけで、

チャートポイントでは全く逆の判断をしてしまいがちで、
売り買いの攻防の争点はまたダマシの温床でもあるようです。

そしてまた厄介なことに、

レジスタンスやサポート・ラインのようなチャートポイントに
価格が到達したからといって、反転するとは確定されず、

チャートポイントにおける常にこうなるとの一義的な正解はなく、

また、数Pips反転したならレンジが確定とか、
数Pips抜けたならブレークが確定とかも定量的に言い難く、

チャートポイントの攻防の争点にもある程度の範囲があって、

「よーし、抜けたぞー。」

なんて安易に見立てると逡巡した後にレンジ内に戻って
ダマシにあってしまうこともあり、(苦笑)

その範囲の特定とそこでの確定認識の判断が
トレードの勝敗を分かつことがあります。

ダマシ合いの相場では、売り方と買い方のどちらかの
フェイラー(失敗)は参考となりますが、

1Pipでもと焦って判断するとダマシにあいやすく、
かといって待ちすぎると次の均衡ゾーンまでの距離が短くなって
利幅が取りにくいという「背反」が悩ましくなるものです。

そして、トレードをするということは、
買いか売りかの判断をすることになるわけですから、

言葉を換えると、正反対の要素のある「背反に断を下す」
ということでもあり、ここがトレーダーの力量ともなりますが、

売りと買いの判別できないときは、第3の判断の
「判らないところはトレードを控える」ことが…、
つまり何もしないことが有力になる場合があります。

トータルで勝つには、買いと売りの判断と、
また、判断を誤ったときに潔い損切りをすることだけではなく、

もしかしますと、このトレードをしていけない場面を識別する
「トレードの排除」の判断も大切になるようで、

ときに「なんとしてもトレードしてやろう」という心理バイアスが
負けトレードの量産になることがあり、

このようなことがあってか、古の相場師たちは
「休むも相場」と教えたのかもしれませんね。

ところで…、

古の相場師たちの教えといいますと、

テクニカルの始祖とも言われる人にチャールズ・ダウがいますが、
百年の時を経てもいまだに色あせない言葉を残しています。

それは、ダウ理論と呼ばれる中で

「(主要)トレンドは明白な転換シグナル発生まで継続する」
という言葉ですが、

また、「トレンドには3種類(主要・2次・小トレンド)がある」
ともしていて、

デイタームのトレードをしていると、

「ふん。何が『トレンドの転換は明白な転換シグナル発生まで
 継続する』だ。トレンドなんかどんどん変化するじゃないか!」

とも認識しがちなものの、(苦笑)

たとえばドル円やユーロドルの日足や週足レベルのトレンドを見ると

「よくもまぁ、こんなにもしぶとく続くものだな…。」

と、感心するくらいときにトレンドが継続することがあって、


長期時間軸にトレンドが発生した場合は、
チャールズ・ダウの言うように、

「(主要)トレンドは明白な転換シグナル発生まで継続する」

傾向が確かにあるようですね。

そして、もしもそうであるならば…、

また、短い時間軸も長期時間軸も時間単位は異なれど
「同じ相場の部分である」ならば…、

上下忙しい動きをしていることがある短期時間軸でも、
総体的には長期時間軸のトレンド方向で動いていることが多く、

短い時間軸でのトレードでも、
長期時間軸のトレンド方向にトレードできる状況になったときに
トレードするほうが優位性(エッジ)がある可能性が高く、

(ときに短期的に主要トレンドに逆らう逆張りもあるとしても)

トレードでは、(主要トレンドが転換しないでいる限り)

『 短期時間軸の価格が長期時間軸のトレンド方向に動いたとき 』に
そのトレンド方向へトレードするほうが勝ちやすくなるはずで、

これを不確定な「二律」に断を下す行為でもあるトレードでの
基本指針にできる可能性がありそうですね。。。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX マネーバトルと均衡のお話


日本人の2人の教授がノーベル化学賞を受賞しましたね。
一方、今年のノーベル平和賞は波紋となっているようです。

また、中国で拘束されていたフジタの高橋定さんが釈放されました。

そして、チリの鉱山落盤事故の作業員33人が
8月以来2ヶ月余を経て今週にも地上に救出されるのだそうですね。

●先週10月4日(月)〜10月8日(金)の気になる出来事

<10月4日(月)>

前週末に中国とギリシャが
「中国とギリシャは保護貿易主義に反対。
ドーハ・ラウンドを支持する。」
などの共同声明を出しました。
中国の本土市場が国慶節で7日まで休場になりました。
日経平均は前週末比−23.17円で取引を終えました。
CNBCがシンクタンクのNEFの見解として
「英銀の借入れコストは1ヶ月で250億ポンドに上り、
英銀は2011年に新たな緊急援助必要。」
との記事を掲載しました。
英タイムズ紙が
「英中銀には金利引上げが求められている。」
との意見記事を掲載しました。
英財務相が(CNBCの記事に対して)
「英国は金融危機地帯から脱出した。
英国は持続可能な景気回復へと向かっている。」
などの認識を示しました。
英建設業PMI(9月)は市場予想より強い53.8になりました。
欧生産者物価指数(8月)は市場予想よりやや弱い0.1%になりました。
OECDの事務総長が「為替介入は監視する必要がある。」
との主旨の発言をしました。
アイルランド中銀が2010年と2011年のGDP見通しを引き下げました。
米製造業受注指数(8月)は市場予想より弱い−0.5%、
米中古住宅販売保留(8月)は市場予想より強い4.3%になりました。
NZ財務相が
「NZドルの上昇はNZ経済にとって向かい風。
RBNZは来年まで利上げしない可能性。
NZ経済の見通しのリスクはネガティブ・サイド。」
などの見解を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長が
「米国の労働市場はとても困難な時期にある。
米国は財政安定へ大幅な変革が必要。
追加の資産買入れは金融状況を緩和させる効果。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比−78.41ドルで取引を終えました。

<10月5日(火)>

NZ第3四半期NZIER企業景況感は前回値より弱い6になりました。
豪小売売上高(8月)は市場予想より弱い0.3%、
豪貿易収支(8月)は市場予想より強い23.46億豪ドルになりました。
豪RBAが政策金利を(利上げせず)4.50%に据え置きました。
豪RBA声明では、
「世界経済はトレンドに向けて減速。
豪経済の成長はトレンド付近。金融市場は依然として不透明。
金利はしばらくは適切。ある時点で利上げが必要。」
などの見解を表明しました。
豪ドルが一時下落して、その後に反発しました。
日銀の政策金利の発表では追加措置として
「無担保コールレートを0〜0.1%前後に促す。
物価安定が展望できる情勢になるまで実質的ゼロ金利を継続。
国債やCPなど買い入れのため基金創設を検討。
基金の規模は買い入れ資産5兆円程度。資金供給オペ30兆円程度。」
などが発表されました。
一時円安になりました。
日経平均は前日比+137.70円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが
「アイルランドを格下げ方向で見直している。」と発表しました。
スイス消費者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.0%になりました。
日銀総裁の記者会見では
「個別の政策は効果少ない可能性があり包括的な政策とした。
今回の追加措置は信用緩和と量的緩和の側面持つ包括緩和。
時間軸政策はインフレターゲットの長所を取り入れた。
必要があれば基金の規模や期間の拡大の可能性。」
などが示されました。
トリシェECB総裁が
「ECBは為替に関して述べることがあるときには言う。
温家宝首相がユーロ圏政府債への信頼表明に感謝する。」
などの発言をしました。
独サービス業PMI確報(9月)は54.1、欧サービス業PMI確報は54.1と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ユーロが上昇しました。
英サービス業PMI確報(9月)も市場予想より強い52.8になりました。
欧小売売上高(8月)は市場予想より弱い−0.4%になりました。
スペイン中銀総裁が
「労働市場の機能不全のためスペインは弱い。
スペインの改革と政策がマーケットの緊張を緩和。
内部にも外部にも不確実性が多い。
指標は第3四半期の成長が第2四半期より弱くなることを示唆。」
などの認識を示す発言をしました。
IMFが
「金融システムは不確実性の中で経済回復の弱みとなっている。
ユーロ圏ではソブリンリスクと資金ショックにまだ弱い状況。
未処理の未報告の評価減は5500億ドル以上。
今後24ヶ月で約4兆ドルが銀行の債務のリファイナンスに必要。
米国のトップ40の銀行は130億ドルの追加資本が必要の可能性。」
などの見解を発表しました。
米ISM非製造業景況指数(9月)は市場予想より強い53.2になりました。
シカゴ連銀総裁が
「更なる金融緩和が必要になる可能性。
これまで以上の大幅な追加緩和を支持。
資産の買い入れだけでは不充分となる可能性を懸念。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+193.45ドルで取引を終えました。

<10月6日(水)>

IMFの専務理事が
「政策の武器として通貨を使うことは
世界経済の回復にとって深刻なリスクになる可能性。」
との見解を示しました。
金先物が1トロイオンス1350ドルを超え最高値を更新しました。
韓国がウォン高抑制のドル買い介入をしました。
日経平均は前日比+172.67円で取引を終えました。
為替は膠着感の強い状況がしばらく続きました。
ドルインデックスが8ヶ月半ぶりの安値をつけました。
ユーロドルが8ヶ月ぶりの高値をつけました。
豪ドル米ドルが2年2ヶ月ぶりの高値をつけました。
欧第2四半期GDP確報は市場予想とおりの1.0%になりました。
ドル円が83円を割り込みました。
独製造業受注(8月)は市場予想より強い3.4%になりました。
格付け会社のムーディーズがアングロ銀の劣後債格下げしました。
格付け会社のフィッチがアイルランドを格下げして
見通しをネガティブとしました。
IMFが2011年の世界経済の見通しを4.2%に下方修正しました。
米ADP雇用統計(9月)は市場予想より弱い−3.9万人になりました。
中国の温家宝首相が
「EUは人民元について圧力をかけるべきでない。
中国は段階的に人民元を引き上げていく。」
と発言しました。
ガイトナー米財務長官が
「通貨政策には打撃を与えうる力関係が存在。
主要新興国による為替相場への市場志向の進展が重要。
大規模経済国が相場上昇を抑制すれば他国に同様な行動を促す。
IMFは為替問題に対する影響力を高めるべき。」
などの認識を示しました。
加Ivey購買部協会指数(9月)は市場予想より強い70.3になりました。
格付け会社のフィッチがイタリアの格付けは安定的と発表しました。
米債利回りが過去最低水準に低下しました。
カナダの財務相が
「マーケットには為替介入に対する懸念が存在。
G7では通貨を巡る行動について協議。」
などの見解を示す発言をしました。
豪財務相が
「豪経済は他国よりも良好だが豪ドルの上昇は歳入に影響。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+22.93ドルで取引を終えました。

<10月7日(木)>

英FT紙が「英国は歳出削減を遅らせる可能性がある。」
との観測報道をしました。
豪雇用者数変化(9月)は市場予想より強い4.95万人になりました。
豪失業率(9月)は市場予想とおりの5.1%になりました。
豪ドル米ドルが27年ぶりの高値を更新しました。
IMFの副専務理事が
「G7では為替や日本の市場介入も話題となる可能性。
急激な市場の変動に対処するための為替介入は排除できない。」
などの認識を示しました。
金現物が1トロイオンス1350ドルを超えて最高値を更新しました。
日景気一致CI指数速報(8月)は103.5、同先行指数は99.1と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
日経平均は前日比−6.62円で取引を終えました。
ドルが全面安となり、ドル円が15年ぶりの安値になりました。
英ハリファックス住宅価格(9月)は
市場予想より弱い−3.6%になりました。
英鉱工業生産(8月)は0.3%、英製造業生産高(8月)は0.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
IMFの専務理事が
「通貨戦争を懸念。人民元の過小評価が世界経済の緊張の要因。
中国は為替の上昇を加速すべき。」
との見解を示す発言をしました。
独鉱工業生産(8月)は市場予想より強い1.7%になりました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置いて、
資産買い入れ枠も2000億ポンドに維持しました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い44.5万人になりました。
加住宅建設許可(8月)は市場予想より弱い−9.2%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では
「ECBの政策金利は適切。景気回復のペースは緩やかに進展。
経済には依然として不透明性がある。政策スタンスは緩和的。
市場の緊張継続を懸念。数年は緊縮財政が必要。
為替は経済ファンダメンタルズを反映すべき。
為替の過度な変動を懸念。強いドルは国益との米国の立場に同意。
中国は為替改革を実行すべき。ECBは段階的に非標準措置を解除。」
などの認識を示しました。
IMFの専務理事が
「景気回復は続いているが脆弱。ユーロ圏の景気回復は緩慢。
財政の持続性が引き続き問題。ギリシャは軌道に乗っている。
人民元は時間をかけて調整する必要。
新プラザ合意のような雰囲気はない。」
などの見解を示す発言をしました。
世界銀行総裁が
「景気の二番底は予想していないが回復はとても脆い状態。」
との認識を示しました。
格付け会社のフィッチが
アイルランド政府保証の銀行債を格下げしました。
ユーロが下落しました。
ダラス連銀総裁が
「追加緩和の効果は確かなものではない。
追加緩和に関して私はまだ態度を決めていない。
追加緩和は既定路線ではない。
量的緩和の効果についてFOMC内でよく討議する必要。
景気が二番底に陥るリスクは後退も回復は標準以下。
日銀の行動を受けて競争的な量的緩和が実施される可能性を懸念。
為替介入は非常に危険なゲーム。
ドルは下落しているが通貨は潜在的な経済見通しを反映すべき。」
などの見解を示しました。
カンザスシティ連銀総裁が
「追加金融緩和にあらためて反対を表明。
高水準の流動性はインフレ加速を促す可能性。
FRBのバランスシート拡大のアイディアには同意しない。
FRBはいずれゼロ金利を解除に言及する必要。
FRBは更なる資産買い入れを表明すべきではない。」
などの見解を示しました。
米消費者信用残高(8月)は−33億ドルになりました。
米アルコアの7-9月期決算では
(調整後)1株利益が9セント、売上高が52.9億ドルと
ともに市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比−19.07ドルで取引を終えました。

<10月8日(金)>

日銀総裁がワシントンで
「急激な円の上昇は日本の経済に影響。
世界経済を覆う不透明が現在の円の上昇の背景。
通貨の切り下げ競争があるとは見ていない。
どの国も自国の経済のために決定を下す。
日銀が今週決定した措置は市場にプラスの影響。
G7では日銀の包括的金融緩和について説明。」
などの発言をしました。
日国際経常収支(8月)は予想より強い1兆1142億円になりました。
日銀会合議事要旨(8月30日分)では
「経済物価見通しの下振れリスクが高まり金融緩和の強化が必要。
円高は株式市場にはマイナス要因。
円高で生産拠点が海外シフトすれば経済の回復が遅れる可能性。
米国や為替次第で日輸出が予想以上に減速する可能性。」
などの各委員の見解が公表されました。
日銀会合議事要旨(9月6〜7日分)では
「海外経済や円高が輸出に与える影響を注視する必要。
円高や株安が企業や株安に与える影響に注意が必要。
先進国経済は回復ペースは緩やかなものになる可能性。
米国経済は景気後退に至らないが予想以上に減速。
欧州ソブリン問題は世界経済の火種として燻っている。」
などの各委員の見解が公表されました。
日財務相が
「G7前後であろうと必要な時には介入含めて断固たる措置をとる。」
と表明しました。
日政府が国費5.05兆円で事業規模21.1兆円の経済対策を決定して、
必要な時には為替介入を含め断固たる措置をとると発表しました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6830元になりました。
格付け会社のムーディーズが中国を格上げ方向で
見直していると発表しました。
豪RBAの副総裁が
「インフレ抑制のためある時点で利上げが必要になる可能性。
米国のデータはここ数週間で改善した。
信用の需要は依然として抑制されている。
豪ドルを制御しようとすることは豪にとって過ちである可能性。」
などの見解を示しました。
日景気ウォッチャー調査(9月)は、
現況判断DIが市場予想より弱い41.2になりました。
スイス失業率(9月)は市場予想より強い3.5%になりました。
日経平均は前日比−95.93円の9588.88円で週の取引を終えました。
独貿易収支(8月)は90億ユーロ、独経常収支(8月)は46億ユーロと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英生産者仕入価格(9月)は0.7%、同出荷価格は0.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
セントルイス連銀総裁が
「ここ6〜8週間で二番底のリスクは後退。
次回FOMCは際どくなる見通しで、一段の緩和は確実ではない。
FRBは緩和決定にデータが必要なら12月会合まで待つことができる。」
との見解を表明しました。
加雇用ネット変化率(9月)は市場予想より弱い−0.66万人、
加失業率(9月)は市場予想より強い8.0%になりました。
加住宅着工件数(9月)は市場予想より強い18.64万件になりました。
米非農業部門雇用者数変化(9月)は市場予想より弱い−9.5万人、
米失業率(9月)は市場予想より強い9.6%なりました。
米民間部門雇用者数変化(9月)は
市場予想より弱い6.4万人になりました。
米民間部門雇用者数変化の前回値が2.6万人上方修正されました。
市場は上下動しながらもドル売り反応になりました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロの上昇はユーロ圏回復の助けにはならない。」
と発言しました。
ユーログループ議長が
「ユーロドルの1.4ドル到達は好ましくない。ユーロは現在強すぎる。
ドルは経済のファンダメンタルズに沿っていない。
人民元は過少評価という表現では足りない。
ユーロには崩壊の危機はない。」などの認識を示しました。
ポーゼンBOE政策委員が
「EUと米国は通貨安に誘導すべきではない。」
との見解を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pがアイリッシュ銀の長期格付けを引き下げました。
米卸売在庫(8月)は市場予想より強い0.8%になりました。
IMFのチーフエコノミストが
「米国にはこれ以上の刺激策は必要がない可能性。
ユーロドルのこれ以上の上昇は予想していない。
11月のG20サミットでは為替がトップ議題になると予想。」
などの見解を示しました。
IMFの専務理事が
「米経済の回復ペースは後退。
高債務国には安定的な財政が必要。幾つかの国は崖の淵にある。
中国人民元は過少評価されている。
幾つかの国が通貨を武器としていることは事実かもしれない。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行総裁が「中国は既に人民元改革に着手している。」
と発言しました。
英財務相が
「為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
為替問題に世界的な協調が真に求められている。」
との見解を示しました。
NY原油(WTI)は82ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+57.90ドルで11000ドルの大台を回復しました。

●今週の主な予定

<10月11日(月)の主な予定>

東京・加トロント・米国などの株式市場はお休みです。
午前8時から英BOE総裁の講演、
午前10時半に豪住宅ローン(8月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(8月)
夜9時から米NY連銀総裁の講演、
深夜1時からトリシェECB総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
要人発言には一応注目です。

<10月12日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(9月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感調査(9月)、豪NAB企業信頼感指数(9月)、
午後2時に日消費者態度指数(9月)、
午後3時に独消費者物価指数確報(9月)、
午後5時半に英消費者物価指数(9月)、英小売物価指数(9月)、
同午後5時半に英商品貿易収支(9月)、英DCLG住宅価格(8月 前年比)、
深夜1時20分からトリシェECB総裁の講演
深夜3時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定ですがインテルの7-9月期決算も注目されます。

<10月13日(水)の主な予定>

朝8時50分に日機械受注(8月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(9月)、
午後5時半に英失業率(9月)、英失業保険申請件数推移(9月)、
午後6時に欧鉱工業生産(8月)、
午後8時に米銀JPモルガン・チェースの7-9月期決算、
夜9時半に米輸入物価指数(9月)、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(8月)、
深夜3時に米月次財政収支(9月)、
などの経済指標が発表されます。
英・(欧)・米の指標には注目です。
JPモルガン・チェースの7-9月期決算も注目です。

<10月14日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(8月)、
朝8時50分に日国内企業物価指数(9月)、
午前9時に豪消費者インフレ期待(10月)、
午後5時に欧ECB月例報告、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、米貿易収支(8月)、
同夜9時半に米生産者物価指数(9月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(8月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。

<10月15日(金)の主な予定>

午後1時半に日鉱工業生産確報(8月)、日稼働率指数確報(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数(9月)、欧貿易収支(8月)、
午後3時から日銀総裁の挨拶、
午後6時に欧消費者物価指数確報(9月)、欧貿易収支(8月)、
夜9時15分からバーナンキFRB議長の講演、
夜9時半に米小売売上高(9月)、米消費者物価指数(9月)、
同夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(10月)、
同夜9時半に加新車販売台数(8月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、
夜11時に米企業在庫(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(欧)・米の指標には注目です。
バーナンキFRB議長の講演にも要注目です。
また、発表時間が未定ですが米GEの7-9月期決算も注目されます。

さて、先週もいろいろな出来事がありました。

先週末の米雇用統計では、米非農業部門雇用者数変化(9月)が
米国勢調査要員分の減少があるも市場予想より弱い−9.5万人になり、
米民間部門雇用者数変化も市場予想より弱い6.4万人になりました。

為替では上下動とはなるもドル売り傾向の市場反応となりましたが、
NYダウなどでは、11月3日に発表されるFOMCでの追加緩和策への
期待からか上昇して、ファンダメンタルを伴わない期待と過剰マネー
の流動性を懸念する声もある中、NYダウが11000ドルの大台を回復
しました。

また、線週末のG7財務相・中央銀行総裁会議では、
中国などの新興黒字国に対して、一段と柔軟な為替相場形勢を
求めていくことで一致して、過度な為替変動は好ましくないとの
姿勢も確認するとともに、通貨安競争を回避するための協調体制や
為替安定への新たな枠組みについても協議して、今月22〜23日の
G20での新興国を含めた合意を目指すことになりました。

そして、日本の為替介入については、「過度の変動を抑制するための
為替介入で、長期、大規模、一定水準を目指す介入ではない。」との
苦渋の説明が日財務相からなされ、表立った批判はなかった模様です。

さて、米追加緩和策への期待がますます膨らみ、市場では米追加緩和
の織り込みが進んでいるようで、11月3日に発表される米FOMCが注目
されます。

バーナンキFRB議長と副議長のNY連銀総裁およびシカゴ連銀総裁などが
緩和策方向で意志が固まりつつあるようですが、

7日にダラス連銀総裁が「追加緩和の効果は確かなものではない。追加
緩和に私はまだ態度を決めていない。追加緩和は既定路線ではない。」
と述べて、またカンザスシティ連銀総裁が「追加金融緩和にあらためて
反対を表明。高水準の流動性はインフレ加速を促す可能性。FRBバラン
スシート拡大のアイディアには同意しない。」と述べているとともに、
8日にはセントルイス連銀総裁が「ここ6〜8週間で二番底のリスクは
後退。次回FOMCは際どくなる見通しで、一段の緩和は確実ではない。
FRBは緩和決定にデータが必要なら12月会合まで待つことができる。」
とも発言していて、政策委員の意見が不協和音となっているようで、

最終的にはバーナンキFRB議長と副議長のNY連銀総裁らの意向に沿う
コンセンサスに収束すると見られるも、11月3日の米FOMCでの米追加
緩和策への過度の期待に懸念する向きもあるようです。
ドル安傾向はFOMCまでは続きそうですが、注意だけはしておいても
よさそうです。

一方、円については5日に日銀が政策金利を4年ぶりに「0〜0.1%」に
引き下げて、消費者物価指数が1%中心で中長期的な物価の安定が展望
できるまでゼロ金利政策を継続するとして、また、5兆円規模の資産も
買い取り量的緩和も行う包括策を示しましたが、量的緩和の規模が小さ
かったのか、あるいは切り札の出尽くしと市場が見たか、ドル安とあい
まって円高が進み上昇基調ですが、日本の為替介入について日財務相
から「過度の変動を抑制するための為替介入」という位置づけの弁解に
G7では表立った批判はなかったようで、実行しづらい環境ながら、
急速に円高が進んだ場合には円売り介入に一応の警戒は要りそうです。

他方、ユーロはリスク懸念が燻る中でもドル安の後押しもあって堅調
傾向にありますが、7日の政策金利発表後の定例記者会見で「為替は
経済ファンダメンタルズを反映すべき。為替の過度な変動を懸念。
強いドルは国益との米国の立場に同意。」と述べて、
8日にはオーストリア中銀総裁が「ユーロの上昇はユーロ圏回復の助け
にはならない。」と発言して、ユーログループ議長も「ユーロドルの
1.4ドル到達は好ましくない。ユーロは現在強すぎる。ドルは経済の
ファンダメンタルズに沿っていない。」と発言するなど、ユーロドル
1.4あたりでは要人によるユーロ高懸念がでていますので、調整の動き
に注意だけはしておいてもよさそうです。

今週の為替相場は、トレンドの昂進と見る向きと行き過ぎを懸念する
向きとの交錯とともに、米主要企業の第3四半期の決算発表も始まり、
神経質な上下動忙しい相場となる可能性がありそうです。


さて今日は、マネーバトルと均衡のお話です。

リーマン・ショックから丸二年がたちましたね。

経済危機は金融機関の破綻リスクの第1フェーズから
各国の政策対応期ともいえる第2フェーズを経て、
経済が小康を得て一旦出口戦略の時期を模索した後に、

各国政府の財政懸念リスクの第3フェーズに入り、

緊縮財政に踏み切る国々と
まだ追加支援策が余儀ない国々の混在する中、

自国経済を互いに有利にしようとする
通貨安競争(マネーバトル)の第4フェーズに入って、

先進国と新興国のアンバランスが深まる状況での
協調を探る段階になってきたようです。

そして、先進国クラブとも揶揄されている先日のG7では、
「新興黒字国は為替レートの柔軟性を向上させるべき。」
という合意となったようですが、

これは今年6月のトロントG20首脳会議での合意の
古証文を踏襲するものながら、

「先進国は金融緩和で通貨安を黙認している。」
「米国も強いドルが国益と言わなくなってドル安を容認している。」
などとする新興国にとって、

「新興黒字国は為替レートの柔軟性を向上させるべき。」
については、先進国のご都合主義の
「もっともらしさを装う二枚舌」とも映るかもしれず、

今月下旬に韓国で開かれるG20財務相・中銀総裁会議では、
少しやんちゃな中国をはじめブラジルなども簡単には
首を縦に振りそうもなく一筋縄ではいかないような雰囲気です。

各国にとって自国経済を守ろうとすることは
ある意味、当然なくらいにとても自然なことですが、

「個別の最適な選択は全体としての最適な選択にならない」
とするゲーム理論のような状況で、

ナッシュ均衡的な「落とし処」を国際的に探ることは、
たいへんに難しいことのようです。

ただ、各国の力関係で一部の力ある国に有利になるような
力任せの「プラザ合意的な収束」だけは避けたいものですね。

また、自国経済を互いに有利にしようとする
第4フェーズの通貨安競争のマネーバトルを見ていますと、
映画にもなった「LIAR GAME」と重なる部分を感じます。(笑)

経済支援のOECDが「返報性の原理」を利用した
後進国への長期的な経済戦略とまでは、
ひねくれた見方はできないかもしれませんが、

たとえば、欧州安定化プログラムの一翼を担うIMFであっても、
ドイツの要人が「いつでも2つの椅子を返す用意がある。」と
述べているように、EUではIMFを煙たがっている様子が覗え、(苦笑)

グローバル化が進む中でも、各国とも互いに疑心を
どこかに持っているようなところはあるようですね。

ところで…、(話は変わりますが)

マネーバトルといいますと、

米株式市場でヘッジ・ファンドや証券会社の自己売買部門による
自動プログラムでの高速取引が問題となっているようですね。

5月6日のダウが一時1000ドル近く下落した
フラッシュ・クラッシュの一因とも噂されていて、

9月27日の日経新聞の記事などによりますと、
なんと、注文の全体の9割が取り消しされるという
「注文解消」が日常的に行われているそうです。

これは大量の注文で自らに有利になるように株価を誘導しておいて、
そして、想定と異なる値動きになったら瞬時に注文を取り消すという
実質、見せ掛けの大量注文をマーケット・メーカーの
値付け業者自体が行っているということで、

あたかも、

「相場も戦争なんだよ。戦争に卑怯も何もあるものか、
 儲けた者が勝者なのだ! 何で勝っても勝ちは勝ち。」

と言わんばかりですが、

これでは板情報が一般投資家を捕獲するダマシの罠の場と化して
一般投資家はひとたまりもありません。

相場は所詮、修羅と餓鬼との世界なのかもしれませんが、
一般投資家を食い物にする行為は許されるものではなく、
このようなことをしていると
株式市場の発展にも疑問符が付くことになりそうです。

為替相場のほうにも黒い噂はあるものの、
マーケットの規模は株式市場より格段に大きく、
ましな市場とも言えそうですが、

百鬼夜行するヘンダーランドへ参戦するには、
トレードの技能に磨きをかけるとともに
損切りの鎧だけは忘れずに身にまとう必要がありそうですね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX 10月のアノマリーのお話


プロ野球のリーグ優勝も決まりテレビ番組も一部が替わり、(笑)
あれだけ暑かった夏もすっかり涼しい秋になりましたね。

●先週9月27日(月)〜10月1日(金)の気になる出来事

<9月27日(月)>

日通関ベース貿易収支(8月)は市場予想より弱い1032億円、
日企業向サービス価格(8月)は前年比で
市場予想よりは強い−1.1.%になりました。
中国国家統計局が
「1-8月の中国鉱工業部門企業利益が前年比で+55%」
になったことを発表しました。
日経平均は前週末比+131.47円で取引を終えました。
日銀総裁が
「円高で景気下振れの場合は適時適切な対応を行う。
円高の基本的要因は不確実性の高まりと米の出口戦略の後退。
国債買い入れは資金供給の一つの手段。新たな発想で考えたい。
日銀として潤沢な資金供給を行う方針に変わりない。
重大な関心を持って為替相場を注視している。」
などの見解を示しました。
センタンスBOE政策委員が
「MPCメンバーにとってインフレを低水準の維持が重要。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「アングロ・アイリッシュ銀行のシニア債と劣後債を格下げする。
中国4大銀行の見通しをポジティブから安定的とする。」
ことなどを発表しました。
OECDの事務総長が
「ポルトガルに付加価値税と財産税の引き上げを推奨。
ポルトガルのスプレッド拡大は回復のリスクになると警告。
ポルトガルが危機を乗り越えられると確信。」
などの見解を示す発言をしました。
アイルランドの財務相が
「仮にアイルランドの銀行が債務を履行しなければ、
アイルランドの資金状況は将来的に危険になる可能性。」
との認識を示しました。
米シカゴ連銀全米活動指数(8月)は
市場予想より弱い−0.53になりました。
トリシェECB総裁が
「最新のデータは予測よりも良い。
見通しには依然として不透明性がある。
インフレ期待は引き続き十分に抑制されている。
持続的な財政政策への回帰が必要。
常にモラルハザードをチェックする必要。
バーゼル3は大きな成果。ECBの使命は物価の安定。」
などの認識を示す発言をしました。
IMFが
「英経済は好転している。金融セクターの健全性も改善。
英国の財政赤字削減プランは力強く信頼ができるが、
短期的に経済成長を抑制する可能性。
リスクが顕在化すれば政策変更が必要。」
などの見解を発表しました。
米ダラス連銀製造業活動(9月)は
市場予想よりかなり弱い−17.7になりました。
イタリア中銀総裁が
「ユーロ圏のソブリンリスクは大幅に改善している。」
との認識を示しました。
ベルギー財務相が
「ユーロ圏は財政的リスクに直面している。」
との認識を示しました。
EU欧州連合が
「EU財務相は過度の債務に対する制裁の強化で合意。
2011年の財政赤字と債務から適用。」
との発表をしました。
NYダウは前週末比−48.22ドルで取引を終えました。

<9月28日(火)>

米WSJ紙が
「景気回復下支えのためFRBによる長期国債の買入再開となった場合、
2009年のような大規模にはならない可能性。」
との観測記事を掲載しました。
日財務相が
「景気の先行きの下振れリスクは強まっている。
着実に人民元の柔軟化が推進されることを期待する。」
などの発言をしました。
日経平均は前日比−107.38円で取引を終えました。
独GFK消費者信頼感調査(10月)は市場予想より強い4.9になりました。
格付け会社のS&Pが
「アングロ・アイリッシュ銀の資本再編コストは350億ユーロ超。
一段の格下げの可能性。」との見解を発表しました。
アイルランド財務省のスポークスマンが
「アングロ・アイリッシュ銀行のシニア債でデフォルトはない。」
との発表をしました。
英第2四半期GDP確報は市場予想とおりの1.2%になりました。
英第2四半期経常収支は−74億ポンド、
英第2四半期総合事業投資は0.7%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ECBの専務理事が
「第4四半期で期限を迎える非標準的措置は延長されない可能性。」
との認識を示しました。
独首相が
「独はユーロ圏による救済策延長には合意しない。
EU各国の問題への対処には別の手段が必要。
今年の独成長率は政府予想を上回る見通し。」
などの発言をしました。
独消費者物価指数速報(9月)は
前年比で市場予想とおりの1.3%になりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(7月)は
前年比で市場予想より強い3.18%になりました。
ポーゼンBOE政策委員が
「さらなる金融緩和策を取るべき。
消費者物価指数がターゲットを下回る多くの兆候がある。
インフレに対する中期的なリスクはダウンサイド。
経済への脅威は根強い高失業率と生産ギャップ。
英経済が二番底に陥るとは懸念していないが、
四半期のGDPは英国が危機を脱したことを示していない。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFの筆頭副専務理事が
「先進国の経済にはダウンサイドリスク。
ソブリン債市場では問題が再浮上。
世界の経済成長は今年下期は予測に届かない可能性。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「スロベキアの4銀行を格下げする。」と発表しました。
米消費者信頼感指数(9月)は48.5、
リッチモンド連銀製造業指数(9月)は−2と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
センタンスBOE政策委員が
「量的緩和を再開させる必要はない。
正常化に踏み出す必要がある。
金利を徐々に正常化させる必要がある。」
などとボーゼン委員とは違う見解を示しました。
ECBの専務理事が
「ユーロ圏の状況は大幅に改善している。」
との認識を示しました。
アイルランドの外務相が
「ユーロ圏救済基金の利用を申請することはない。
アングロ・アイリッシュ銀の優先債のデフォルトはない。」
との見解を示しました。
IMFの専務理事が
「中国人民元は引き続き過小評価されている。
欧州の金融セクターに問題があるとは見ていない。
通貨戦争とはいえないが為替介入は懸念のひとつ。
通貨の価値は市場が決めるべき。為替介入は良いことではない。
米経済が二番底に陥るとは見ていない。」
などの見解を示す発言をしました。
アトランタ連銀総裁が
「不透明性が個人消費を抑制。危険なほど低いインフレを予想。
米経済の減速は一時的となる可能性。労働市場は徐々に改善。
追加的な量的緩和の有用性や必要な規模について、
まだコンセンサスはできていない。
ディスインフレがデフレへと転じる可能性を懸念。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比+46.10ドルで取引を終えました。

<9月29日(水)>

NZ貿易収支(8月)は市場予想より弱い−4.37億NZドルになりました。
ウォルシュFRB理事が
「弱いドルは輸出にとって有益であっても、
投資されるべく信頼性のある通貨であることが米国の強さの源。」
との認識を示しました。
日銀短観では
第3四半期大企業製造業業況判断が市場予想より強い8、
第3四半期大企業製造業先行きが市場予想より弱い−1、
という結果になりました。
また、大企業の想定為替レートでは1ドル=89.66円になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6936元になりました。
日経平均は前日比+63.62円で取引を終えました。
アイルランドの地元紙が
「アングロ・アイリッシュ銀行の政府負担は、最悪シナリオでは
15年間かけて清算するコストが300億ユーロを上回る可能性。」
との観測記事を掲載しました。
英消費者信用残高(8月)は市場予想より弱い−1億ポンド、
英住宅ローン承認数は市場予想より強い4.74万件になりました。
欧業況判断指数(9月)は0.77、欧鉱工業信頼感(9月)は−2、
欧経済信頼感(9月)は103.2、欧サービス業信頼感(9月)は8と、
それぞれ市場予想より強い結果になりました。
欧消費者信頼感確報(9月)は市場予想とおりの−11になりました。
ECBの副総裁が
「市場はアイルランドの懸念について反応し過ぎの可能性。
ポルトガルとアイルランドの状況はギリシャと比べられない。」
などの見解を示す発言をしました。
スイスKOF先行指数(9月)は市場予想より強い2.21になりました。
欧州委員会が
「独の預金銀行の再編のため6.5億ユーロを確保した。」
ことを発表しました。
EU財務相会合の草案の一部として
「ソブリン債懸念はEU市場内すべてに拡がっている。
EUはストレステストを恒例化するべき。」
などが公表されました。
バローゾ欧州委員が
「ポルトガルの状況は深刻。
ポルトガルは責任を示すことが重要。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFが「豪ドルは中期的に過大評価されている。」
との見解を発表しました。
ミネアポリス連銀総裁が
「米失業率は2012年に入っても8%超える可能性。
2011年のGDP見通しを3%から2.5%へと引下げる。
FRBによる国債追加買い入れの効果は当初より抑えられる。
量的緩和は金利の引下げほど影響のある手段ではない。」
などの見解を示す発言をしました。
フィラデルフィア連銀総裁が
「FRBによる追加資産購入を支持しない。
継続的なデフレリスクは見られない。
資産購入は労働市場に大きな影響与をえない。」
などの見解を示しました。
ボストン連銀総裁が
「FRBは成長支援に対する選択肢を有している。
低すぎるインフレはデフレリスクを拡大させる可能性。
米経済の現状は深刻な問題を抱えている。
FRBは低成長に対して力強く対応すべき。
追加量的緩和は今後の経済データと見通し次第。
インフレと失業率が改善すれば追加緩和は必要なくなる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
カナダの財務相が
「カナダの7月GDPはマイナスになる可能性。」
との見解を表明しました。
NYダウは前日比−22.86ドルで取引を終えました。

<9月30日(木)>

NZ住宅建設許可(8月)は市場予想より弱い−17.8%になりました。
米下院本会議が対中制裁法案を可決しました。
英GFK消費者信頼感調査(9月)は市場予想より弱い−20になりました。
日鉱工業生産速報(8月)は−0.3%、
日小売業販売額(8月)は前年比で4.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪住宅建設許可件数(8月)は市場予想より弱い−4.7%になりました。
豪RBAが
「豪銀行システムは強固。経済全体は強く成長はトレンド回帰。
最近の住宅価格の冷え込みは家計にとって喜ばしい。」
などの認識を示す発表をしました。
中国の新華社が
「中国は過小評価の人民元による競争力の優位確保はしていない。
一方的な通商規制は米中間の貿易均衡化に寄与しない。」
などの中国商務省の見解を報じました。
日住宅着工戸数(8月)は前年比で予想より強い20.5%になりました。
アイルランド中銀が
「アングロ・アイリッシュ銀の資本再編の
基本シナリオでは293億ユーロが必要。
同じくストレスシナリオでは50億ユーロが追加で必要。」
などを公表しました。
アイルランドの財務相が
「国家レベルで金融システムを支援することはまだ可能。
2010年の政府財政赤字は対GDP比で32%程度となる可能性。
2014年までに財政赤字を対GDP比で3%以下にすることを確約。」
などを発表しました。
日経平均は前日比−190.03円で取引を終えました。
英ネーションワイド住宅価格(9月)は
市場予想より強い0.1%になりました。
格付け会社のムーディーズがスペインの格付けを引き下げ、
見通しを安定的としました。
ポーゼンBOE政策委員が
「英経済はダウンサイド・リスク。二番底は懸念していない。
BOEはさらなる刺激策を検討すべき。
次の措置は2009年におこなったような量的緩和になる可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
スペインの経済長官が
「ムーディーズのスペイン格下げは悲観的に過ぎる。」
との認識を示しました。
ECBの副総裁が
「ポルトガルは深刻な状況。状況は措置を必要とする。」
との見解を示す発言をしました。
独失業者数(9月)は市場予想より弱い−4.0万人、
独失業率(9月)は市場予想より強い7.5%になりました。
欧消費者物価指数速報(9月)は
前年比で市場予想とおりの1.8%になりました。
英BOEの理事が「特別流動性スキームには延長や置き換えはない。」
との認識を示しました。
格付け会社のフッチが
「中銀の声明後、アイルランド格付けは永続的とはいえない。」
との見解を発表しました。
アイルランドの財務相が
「国家のリスクにならないよう国有化銀行の削減が必要。」
との認識を示す発言をしました。
日財務省が「8月30日-9月28日の為替介入額は2兆1249億円。」
であることを公表しました。
ユーログループ議長が
「ポルトガルの政策は安定化と負債削減に寄与。
ユーロ圏はアイルランドの実行力を信頼。
最近のユーロ圏の経済は予想されていたものよりポジティブ。
ユーロ圏の周辺国はより弱い状況。
為替の過激なボラティリティを回避することが重要。」
などの見解を示す発言をしました。
米第2四半期GDP確報は1.7%、同個人消費は2.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米第2四半期コアPCE確報は市場予想より弱い1.0%になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い45.3万件になりました。
カナダGDP(7月)は市場予想とおりの−0.1%になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(9月)は、
市場予想より強い60.4になりました。
英国商業会議所が
「ポーゼンBOE政策委員による刺激策を検討すべきとの主張は正しい。
BOEは11月の会合で資産買取りに250億ポンド追加する可能性。
英経済の回復は減速。英経済に対する主要リスクは二番底。」
などの見解を発表しました。
トリシェECB総裁が
「ECBは景気回復に対して勝利宣言はしない。
景気回復に関しては慎重な姿勢を続ける必要。
為替の動向についてはコメントしない。
為替について言うべきことが出来た時にコメントする。」
などの認識を示しました。
カナダBOC総裁が、
「利上げには慎重さが必要。インフレ率は当初の予測よりも低い。
経済見通しには不透明性がある。」
などの見解を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長が
「米国の財政は非常に困難な状況にある。
慎重な空気が米経済の成長を抑制。労働市場の回復は遅すぎる。
米経済は正しい方向に向かっている。
FOMCには意見の相違があるが最終的にはコンセンサスを形成。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比−47.23ドルで取引を終えました。

<10月1日(金)>

ガイトナー米財務長官が
「TARP(不良債権救済)のコストは500億ドル未満になる可能性。
世界で通貨戦争が起こることはないと思っている。」
などの発言をしました。
日失業率(8月)は5.1%、日全国消費者物価指数は前年比−0.9%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
中国製造業PMI(9月)は市場予想より強い53.8になりました。
中国の本土市場が国慶節の連休に入りました。
中国の新華社が
「温家宝中国首相がギリシャとユーロ圏経済の危機脱却を支援する
実際的な対策を検討している。」ことを報じました。
日首相が「今後も必要に応じて断固たる措置をとる。」
とコミットしました。
IMFの専務理事が
「アイルランドに欧州救済基金が適用されると予想していないが、
IMFは欧州救済基金のパートナーとして救済の準備を整えている。」
との発言しました。
日経平均は前日比+34.88円の9404.23円で週の取引を終えました。
独小売売上高指数(8月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
スイス実質小売売上高(8月)は前年比で0.5%になりました。
スイスSVME購買部協会景気指数(9月)は
市場予想より弱い59.7になりました。
独製造業PMI確報(9月)は市場予想より弱い55.1、
欧製造業PMI確報(9月)は市場予想より強い53.7になりました。
英製造業PMI(9月)は市場予想より弱い53.4になりました。
欧失業率(8月)は市場予想より弱い10.1%になりました。
EU財務相会合では、
「欧経済成長と金融セクターに依然として不透明感がある。
欧回復には依然として不確実性がある。世界経済の回復は順調。
金融取引税はG20での課題とすべき。」などの見解が示されました。
米個人所得(8月)は0.5%、米個人支出(8月)は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米PCEコア・デフレータ(8月)は予想とおりの0.1%になりました。
ニューヨーク連銀総裁が
「FRBは見通しが変わるまで追加の行動が正当化される。
経済成長が続くということに関しては楽観的。
経済成長をどうやった加速させるかが問題。
信用市場の状況はまだ逼迫している。
円滑な出口戦略に自信を持つことが大切。
失業率をもっと大幅に低下させる必要。」
などの認識を示す発言をしました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)は
市場予想より強い68.2になりました。
米ISM製造業景況指数(9月)は市場予想より弱い54.4になりました。
米建設支出(8月)は市場予想より強い0.4%になりました。
シカゴ連銀総裁が
「追加的な金融緩和は望ましいのかもしれない。
景気は前進への勢いを失った可能性。
インフレは望ましい水準を下回っている。
米国は流動性の罠に陥っている可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
しだいにドル売りが強まりました。
カナダの財務相が
「G7では経済と通貨について話し合われる。
特にアジア通貨の柔軟性のなさについて再考。
カナダの第3四半期GDPは緩やかな成長の見込み。
カナダの失業率はまだとても高い。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は81ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+41.63ドルの10829.68ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<10月4日(月)の主な予定>

シドニー市場がレイバーデーでお休みです。
中国市場が国慶節でお休みです。
午後5時半に英建設業PMI(9月)、
午後6時に欧生産者物価指数(8月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(8月 成約)、米製造業受注指数(8月)、
深夜4時からバーナンキFRB議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
また、この日からブリュッセルでアジア欧州会議(ASEM)
の首脳会合が開催されます。

<10月5日(火)の主な予定>

中国市場が国慶節でお休みです。
朝8時半からバーナンキFRB議長の講演、
午前9時半に豪小売売上高(8月)、豪貿易収支(8月)、
同午前9時半に豪NAB企業景況感(9月)、豪NAB企業信頼感(9月)、
昼過ぎに日銀政策金利(市場予想は据え置き)、日銀声明、
昼12時半に豪RBA政策金利(市場予想は0.25%の利上げ)、豪RBA声明
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(9月)、
午後4時55分に独サービス業PMI確報(9月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(9月)、
午後5時半に英サービス業PMI(9月)、
午後6時に欧小売売上高(8月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・日・(欧)・米の指標には注目です。

<10月6日(水)の主な予定>

中国市場が国慶節でお休みです。
午後2時に日銀金融経済月報、
午後6時に欧第2四半期GDP確報、
午後7時に独製造業受注(8月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(9月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(9月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

<10月7日(木)の主な予定>

中国市場が国慶節でお休みです。
午前9時半に豪新規雇用者数(9月)、豪失業率(9月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(8月)、日景気一致CI指数速報(8月)
午後5時半に英鉱工業生産(8月)、英製造業生産高(8月)、
午後7時に独鉱工業生産(8月)、
午後8時に英BOE政策金利(市場予想は据え置き)、BOE資産買入規模発表
午後8時45分に欧ECB政策金利(市場予想は据え置き)、
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可(8月)、
深夜4時に米消費者信用残高(8月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(独)・英・欧・米の指標には注目です。
また、米アルコアの第3四半期の決算発表が予定されています。

<10月8日(金)の主な予定>

朝8時50分に日国際貿易収支(8月)、日国際経常収支(8月)、
同朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(現況判断DI、先行判断DI)
午後2時45分にスイス失業率(9月)、
午後3時に独貿易収支(8月)、独経常収支(8月)、
午後5時半に英生産物価指数(9月 仕入・出荷)、
午後8時に加雇用ネット変化率(9月)、加失業率(9月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(9月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(9月)、米失業率(9月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(9月)、製造業雇用者数変化(9月)
夜11時に米卸売在庫(8月)、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。
また、この日から週末にかけてワシントンで
7カ国財務相・中央銀行総裁会議のG7が開催されます。

さて、先週もいろいろなニュースがありましたが、
為替では全般的に米ドルが売られる相場展開となりました。

米ドルについては、11月のFOMCでの追加緩和策への市場の期待が根強い
ですが、28日の米WSJ紙が「景気回復下支えのためFRBによる長期国債の
買入再開となった場合も、2009年のような大規模にはならない可能性。」
との観測があるとともに、米政策委員の意見はまだ割れているようで、

28日にはアトランタ連銀総裁が「追加的な量的緩和の有用性や、必要な
規模についてまだコンセンサスはできていない。」として、

29日にはミネアポリス連銀総裁が「FRBによる国債追加買い入れの効果は
当初より抑えられる。量的緩和は金利の引下げほど影響のある手段では
ない。」との見解を示すとともに、また、フィラデルフィア連銀総裁が
「FRBによる追加資産購入を支持しない。継続的なデフレリスクは見られ
ない。資産購入は労働市場に大きな影響与をえない」との認識を示して、
ボストン連銀総裁が「追加量的緩和は今後の経済データと見通し次第。
インフレと失業率が改善すれば追加緩和は必要なくなる可能性。」
との認識を示す発言をしているとともに、
30日にバーナンキFRB議長が「FOMCには意見の相違があるが最終的には
コンセンサスを形成。」との認識を示していて、

先月9月21日のFOMCでの「必要ならば追加緩和を実施する用意がある」と
の方向ながら、緩和策の規模やタイミングについては今後の経済動向の
次第によることになりそうで、8日の米雇用統計が特に注目されます。

一方、ユーロについては、アイルランドのアングロ・アイリッシュ銀行の
問題で、格付け会社のムーディーズが「同行のシニア債と劣後債を格下げ
する。」と発表したり、格付け会社のS&Pが「同行の資本再編コストは350
億ユーロ超。一段の格下げの可能性。」との見解を発表したことや、
また、ポルトガルの財政懸念や、格付け会社のムーディーズがスペインの
格付けを引き下げたり、格付け会社のフッチが「アイルランド格付けは
永続的とはいえない。」との見解を発表など揺れる場面がありましたが、

イタリア中銀総裁が「ユーロ圏のソブリンリスクは大幅に改善。」との
認識を示したり、OECDの事務総長が「ポルトガルは危機を乗り越えられる
と確信。」との見解を示したり、アイルランド財務省のスポークスマンが
「アングロ・アイリッシュ銀行のシニア債でデフォルトはない。」との
発表したことや、アイルランドの外務相が「ユーロ圏救済基金の利用を
申請することはない。同行の優先債のデフォルトはない。」との発表を
したこと、およびEU財務相会合で「EUはストレステストを恒例化」する
と発表されたことなどで、リスク懸念が沈静化するとともに、

中国の新華社が「温家宝中国首相がギリシャとユーロ圏経済の危機脱却を
支援する実際的な対策を検討している。」ことを報じて、アジア欧州会議
のASEMに向けての戦略か、週末2日に温家宝中国首相がギリシャ国債購入
およびギリシャとの貿易を2015年までに現在の倍の80億ドル規模に拡大す
ることと、中国製船舶の購入のための50億ドルの基金を創設することなど
を表明したことで、ここのところのドル売り傾向とあいまって、週初も
ユーロが対ドルなどで堅調が続くとの観測があるようです。

ただ、9月30日にユーログループ議長から「ユーロ圏の周辺国はより弱い
状況。為替の過激なボラティリティを回避することが重要。」との指摘も
されていて、またリスク懸念が深く潜在していることだけは忘れずにおき
たいものです。

他方、ポンドについては、BOE内に金融緩和策推進派のポーゼン政策委員と
「量的緩和を再開させる必要はない。」とするセンタンスBOE政策委員の
意見が割れているようで、また、先週27日にIMFが「英国の経済は好転し
ている。金融セクターの健全性も改善。」とするも「短期的に経済成長を
抑制する可能性。リスクが顕在化すれば政策変更が必要。」とも認識を
示していて、不透明感があるようです。

また豪ドルについては5日の豪政策金利の発表と声明が注目されますが、
利上げ観測ながら、9月29日にIMFが「豪ドルは中期的に過大評価されて
いる。」との見解を発表していることもあり、声明において今後の追加
利上に関してどのような内容になるか注目されるとともに、その如何では
一時の頂点として調整になる可能性もありそうです。

そして、円については、日銀総裁が「円高で景気下振れの場合は適時適切
な対応を行う。国債買い入れは資金供給の一つの手段。新たな発想で考え
たい。日銀として潤沢な資金供給を行う方針に変わりない。」との認識を
示していて、5日の日銀政策金利発表での声明が注目されますが、

為替介入については、前回の介入レベルの83円割れが意識されるものの、
28日にIMFのストラスカーン専務理事が「通貨戦争とはいえないが為替
介入は懸念のひとつ。通貨の価値は市場が決めるべき。為替介入は良い
ことではない。」とも発言していて、また今週末にはワシントンでの
7カ国財務相・中央銀行総裁会議のG7が控えていて、介入は実行し辛い
と見る向きも少なくないようです。

また、7日には米アルコアの第3四半期の決算発表が予定されているとの
ことで、しだいに米主要企業の第3四半期決算が市場のテーマとて意識さ
れて行きそうです。


さて今日は、10月のアノマリーのお話です。

あれだけ暑かった今年の夏ですが、
NHKの連続テレビ小説の「ゲゲゲの女房」も最終回となって、
プロ野球のセパ両リーグの優勝チームが決まり秋を迎えると、
季節のトレンドが変わり、あの暑い夏が嘘のように
めっきり涼しくなりました。

テレビ番組によってはキャスターも変わり、
関係はないようですがタバコも大幅値上げされて、(笑)
秋は何かと変化の季節でもあるようですね。

「ゲゲゲの女房」の最後のセリフは
茂の「まだまだ、これからだ。」と、
布美枝の「はい…。」という言葉でしたが、
市場のほうでも第3四半期が終わり第4四半期が始まりました。

さて、市場では「根拠はないけれども例外的で特異な傾向がある」
ことが知られていて、それを「アノマリー」というのだそうです。

株式市場では、「西暦の10年区切りのNYダウは年初安に年末高。」
などと聞くことがありますし、

米投資信託の決算や税金が影響しているのかも知れませんが、
「NYダウは(6月から)10月に安値を付けやすい。」
などがあると言われているようです。

まぁ、たまたまの偶然かもしれませんが、

歴史的な大暴落の「暗黒の木曜日」も1929年10月24日で、
そして「ブラックマンデー」も1987年10月19日と、

確かにともに「10月」でした。

また、日本の株式市場では
夏祭りの頃にちなんだ「天神底」や、彼岸の頃の「彼岸底」とか、
お米の収穫時期にちなんで「頭を垂れる稲穂相場」などと
言われることがあります。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という
感じもしなくもありませんが、ほんとうに底になるのであれば、
下げたところでは買いもありなのかもしれませんね。(謎)

また、株式のマイナーなアノマリーとしては(笑)

「中国の国慶節明けは上げ。」

「10月は3週ジリ上げなら中頃から下落」

なんて言うのもあるようです。

そして、10月にというわけではありませんが
その他のアノマリーとしては、

米政府が支持率を上げようと輸出をより支援しようとするためか、

「米中間選挙の年はドル安」などと言われることがあります。

ちなみに今年はその米中間選挙の年になります。

また、短期的なものとしては「イベント2日前のポジション調整」
なんて言われることがありますし、

「月曜の動向が週間動向を決める」なんて言われることもありますね。

そういえば、トレンド性の強いときでは、
しばらく間、ロンドン勢がいつも決まったような時間帯に
決まった方向へ「お決まりのコース」で
仕掛けて来ることが見受けられることがあるようです。

まぁ、もちろん、アノマリーだけでトレードすることは出来ませんが、
ちょっとした「傾向」として知っておいても損はないようですね。

さて、市場は変化の第4四半期へと入りましたが、
どのような相場展開となるのでしょうか…。

2010年の相場劇場の第4幕が楽しみですね。



私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 「粛々と…」のお話


横綱の白鵬が秋場所で全勝優勝をしましたね。
連勝記録も62に伸ばしました。

●先週9月20日(月)〜24日(金)の気になる出来事

<20日(月)>

日本は敬老の日で株式市場などがお休みでした。
豪RBA総裁が
「豪のインフレは大幅には低下しない可能性。
2011年の豪経済はトレンドを上回る可能性。
米経済にはリセッションリスクがある可能性。
中国経済には急減速するリスクがある可能性。
世界経済の見通しには不透明感がある。
豪経済の見通しは強く利上げが必要となる公算。」
なとの認識を示す発言をしました。
発言を受けて豪ドルが堅調になりました。
オーストリア中銀総裁が
「銀行への無制限資金供給をやめれるほど市場は安定していない。
中期的なインフレリスクはない見込み。
ECBの政府債買い入れプログラムは必要に応じて継続。
脆弱なユーロ圏各国は構造改革に着手する必要。」
などの見解を示す発言をしました。
スイスKOFが2010年のスイスのGDP伸び率見通しを
2.7%に上方修正しました。
格付け会社のムーディーズが
「英国の格付けは安定的な見通しを維持。
英経済は厳しい財政再建の中でも緩やかな成長が可能。」
との見解を発表しました。
独連銀が
「回復基調は弱まってはいるが、
独は下半期から緩やかな成長軌道に乗る見込み。
先進国の経済の二番底の可能性は大幅に低下した。」
などの見解を発表しました。
加国際証券取扱高(7月)は54.80億加ドル、
加卸売売上高(7月)は−0.1%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
アイルランドとポルトガルの10年物国債利回りと
独連邦債との格差がユーロ導入以来で最大になりました。
トリシェECB総裁が
「各国はECBの物価安定目標の達成に努力する必要。
エストニアの長期財政政策を評価。
政府を予防的に監視することはとても重要。」
などの見解を示しました。
格付け会社のフィッチか゜「ドイツのAAA格付けは安定的」
との見解を発表しました。
欧州委員が
「来年、ユーロ加盟国の恒久的支援機構を設立する可能性。
ギリシャとアイルランドに債務再編はない見込み。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャ中銀が国内銀行のストレステストを延期しました。
米NAHB住宅市場指数(9月)は市場予想より弱い13になりました。
全米経済研究所(NBER)が
「米景気後退は2009年6月期に終了した。」と
リセッション終了の宣言をしました。
格付け会社のS&Pが
「米国の商業用不動産は短期的に回復しない可能性。」
との見解を発表しました。
英BOE政策委員が
「アジアおよび他新興国市場の経済力が楽観の根拠。
ロンドンは主要な金融の拠点としてその地位を継続。」
などの認識を示しました。
独財務相が
「デフォルトのルールの導入に悲観すべきではない。
ギリシャはデフォルトに直面していない。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャの首相が
「債務のデフォルトは悲劇。我々はデフォルトに進んでいない。
歳入は依然として不足気味。脱税の問題を抱えている。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+145.77ドルで取引を終えました。

<21日(火)>

NZIERが
「NZ経済は2011〜2012年で3.1%成長の見込み。
2011年GDP見通しは3.2%から下方修正する。」
などの発表をしました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6997元になりました。
豪RBA議事録では
「インフレ抑制のためある時点では利上げが必要になる公算。
現在の金利は当面は適切。豪経済は資源ブームが影響して堅調。
豪金融システムは他国よりとても強い。
米経済の下降や中国経済の急減速のリスクがある可能性。」
などの見解が示されました。
日景気先行CI指数確報(7月)は100.0、
日景気一致CI指数確報(7月)は103.0になりました。
日経平均は前週末比−23.98円で取引を終えました。
日工作機械受注確報(8月)は前年比で170.0%になりました。
スイス貿易収支(8月)は5.7億スイスフランになりました。
欧州委員が
「EUはアイルランドの状況を注視。
アイルランドは困難な状況を乗り越えられる可能性。
ギリシャは財政赤字削減目標に向けて軌道に乗っている。」
などの認識を示す発言をしました。
元財務官の榊原氏が
「ドル円相場が年内に戦後最安値をつけるのは時間の問題。」
との見解を示す発言をしました。
アイルランドの国債の入札が好調でした。
加消費者物価指数(8月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
米住宅着工件数(8月)は59.8万件、建設許可件数(8月)は56.9万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
FOMCが政策金利を0%〜0.25%の範囲に据え置きました。
FOMC声明では
「景気回復への支援とインフレを上昇させるため、
必要ならば追加緩和を実施する用意がある。
金利を長期間にわたり異例に低い水準に維持すると再確認。
回復ペースはここ数ヶ月間で減速。
政策措置にカンザスシティー地区連銀総裁が反対。」
などの見解が示されました。
ドル売り動意になりました。
BOE政策委員が
「BOEは経済を維持する必要。
二番底は英国および各国の主要なシナリオではない。
英国は回復軌道に乗っている。ポンドの水準は競争力がある。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比+7.41ドルで取引を終えました。

<22日(水)>

米政府が「サマーズ米国家経済会議委員長が辞任する可能性」
があることを示唆しました。
NZ第2四半期経常収支は−8.80億NZドルになりました。
日全産業活動指数(7月)は市場予想とおりの1.0%になりました。
英産業連盟が
「英国の2010年のGDP見通しを1.6%へ上方修正。
同2011年のGDP見通しを2.0%に下方修正。
2011年第2四半期に利上げ局面に入り。
同年末までに1.25%まで引き上げると予想。」
などの見通しを発表しました。
日経平均は前日比−35.79円で取引を終えました。
ドル売り傾向が続きました。
英BOE議事録では
「9月の政策金利据え置きを8対1で決定。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
資産買い入れ枠の据え置きを9対0で決定。
ボーゼン委員が緩和策を主張。
さらなる行動が景気刺激のため必要になる可能性。
インフレ期待は抑制。2010年下期の経済指標のデータは鈍化。
メンバーはどちらの政策にも動けるよう準備。」
などの見解が示されました。
ポンドが軟調になりました。
欧鉱工業新規受注(7月)は市場予想より弱い−2.4%になりました。
ドバイ国際金融センター総裁が
「ドバイはUAEからの支援はもう必要なくなった。」
との認識を示しました。
ポルトガルの地元紙が
「2011年の公共投資が予算の25%にまで落ち込む可能性。
国有企業には140億ユーロの負債がある。
政府は公務員に仕事を変えるよう強く求める可能性。」
などの報道をしました。
ポルトガルの国債入札では落札利回りが前回より拡大したものの
無事に終了しました。
ファンロンパイEU大統領が
「EUの財政赤字削減は緩やかで粗暴なものではない。」
との認識を示す発言をしました。
加小売売上高(7月)は市場予想より弱い−0.1%、
加景気先行指標指数(8月)は市場予想より強い0.5%になりました。
欧消費者信頼感速報(9月)は市場予想より弱い−11になりました。
カナダドルが軟調になりました。
独財務省が
「ヒポリアルエステートの1911億ユーロをバットバンクに移行。」
して国の債務になる可能性を示唆しました。
ギリシャの首相が
「デフォルトはギリシャのオプションではない。
EU・IMFの支援は2012年までの必要額をカバーしている。」
との見解を示す発言をしました。
独財務相が
「EUの安定性成長協定の厳格化は必須。EU条約の変更が必要。
などの認識を示しました。
ガイトナー米財務長官が
「中国の通貨政策は米経済に対し悪影響。
中国人民元は著しく過小評価。
米国は経済危機の最悪期からは脱しているが依然として厳しい。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−21.72ドルで取引を終えました。

<23日(木)>

NZ第2四半期GDPは市場予想よりかなり弱い0.2%になりました。
NZ財務相が
「今後の数四半期は不安定なGDPになる可能性。
経済回復は平坦なものではないが経済は正しい方向に向かっている。」
などの認識を示す発言をしました。
NZドルが軟調になました。
中国の温家宝首相が
「米中の貿易不均衡は投資と貿易構造を反映したもの。
人民元レートは米中貿易格差の責任を負うためにあるわけではない。
米国議会が要請する20%の人民元上昇は、
多くの中国の輸出業者を破綻に追い込む。」
などの見解を示す発言をしました。
独製造業PMI速報(9月)は55.3、独サービス業PMI速報(9月)は54.6と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧製造業PMI速報(9月)は53.6、欧サービス業PMI速報(9月)も53.6と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ポルトガル10年債と独連邦債のスプレッドが過去最大になりました。
ギリシャの財務相が
「経済成長が予測の−4%までは落ち込まない可能性もある。
税収が見通しに達する見込み。ユーロ圏が崩壊することはない。
政策は信頼感の回復を目指して行っている。」
などの発言をしました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い46.5万件になりました。
米中古住宅販売件数(8月)は413万件、
米景気先行総合指標指数(8月)は0.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
OECD事務総長が
「ギリシャの状況は例外的。
ポルトガルや他の国々で類似した状況は見られない。
欧州には恒久的なセーフティネットが必要。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFの報道官が
「アイルランドやポルトガルはIMFに支援を求めていない。
IMFはポルトガルの財政赤字削減目標を支援。
EU諸国には財政安定成長協定を実施するよう要請。」
などのIMF見解を発表しました。
欧州委員が
「欧州の経済危機は終了したが信用回復は依然として必要。」
との認識を示しました。
ボルカー米経済再生諮問会議議長が
「住宅ローン市場は完全に破綻。
住宅ローン市場に新たな枠組みを作ることが最優先事項。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−76.89ドルで取引を終えました。

<24日(金)>

日経済産業相から
「レアアースの輸出を止めたことはないと中国商務省に確認した。」
との報告がありました。
日財務相が
「重大な関心を持って市場動向を注意深く見守っている。
必要ならば断固たる措置をとる。
日米首脳会談での為替介入への言及の有無にはコメント控える。」
などの発言をしました。
「日銀総裁が辞任する?」との噂が飛び交いました。
午後1時20分過ぎにドル円が急上昇しました。
日財務相や日銀が為替介入の有無についてノーコメントとしました。
日銀が総裁辞任の噂を否定しました。
日経平均は前日比−94.65円の9471.67円で週の取引を終えました。
急上昇したドル円がジリジリ下落していきました。
独輸入物価指数(8月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
独IFO景気動向(9月)は106.8、独IFO現況評価値(9月)は109.7と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ユーロが上昇しました。
アイルランド公的債務管理庁局長が
「国債スプレッドの日々の振れには懸念していない。
アイルランドの銀行への資金繰り懸念は誇張されすぎている。」
などの見解を示す発言をしました。
スイスSNBが
「現在の緩和的な金融政策は適切。
今年下半期と2011年度の経済成長は著しく減速すると予測。」
などの見解を発表しました。
NYの金先物が過去最高の1300ドルに乗せました。
アイルランドの財務相が
「財政赤字は来年には縮小する見込み。
アイルランドには資金調達の危機はない。
ユーロ圏に対する市場の攻撃を懸念。」
などの認識を示しました。
米耐久財受注(8月)は市場予想より弱い−1.3%になりましたが、
米耐久財受注(8月 除輸送機器)では
市場予想より強い2.0%になりました。
英BOEのセンタンス政策委員が
「英経済は回復軌道に乗っている。
BOEは近い時期に段階的な利上げをすべき。」
との利上げを指向する発言をしました。
ポンドが上昇しました。
米新築住宅販売件数(8月)は市場予想より弱い28.8万件になりました。
リッチモンド連銀総裁が
「2010年下半期の米成長は2%と予想。
失業率の下落は緩慢になる可能性。
インフレ率は当面1%〜1.5%で推移する可能性。
デフレが発生するリスクは見られない。」
などの認識を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長が
「景気回復はとても弱く大幅な失業率低下には不充分。」
との認識を示しました。
NY原油(WTI)は76ドル台半ばで週の取引を終えました。
NYダウは前日比+197.84ドルの
10860.26ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<9月27日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(9月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(8月)、
日企業向サービス価格(8月)
午後4時からトリシェECB総裁の講演、
午後4時45分から日銀総裁の会見、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(8月)、
夜10時からトリシェECB総裁の講演、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(9月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<28日(火)の主な予定>

午後3時に独GFK消費者信頼感調査(9月)、
午後5時半に英第2四半期GDP確報、英第2四半期経常収支、
同午後5時半に英第2四半期総合事業投資確報、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格指数(7月 前年比)、
夜11時に米消費者信頼感指数(9月)、
リッチモンド連銀製造業指数(9月)
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間の前半)ですが、
独消費者物価指数速報(9月)の発表も予定されています。

<29日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(8月)、
朝8時50分に日銀第3四半期短観(大企業製造業業況判断ほか)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(7月)、
午後5時半に英消費者信用残高(8月)、英住宅ローン承認件数(8月)
午後6時に欧消費者信頼感確報(9月)、欧業況判断指数(9月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(9月)、欧サービス業信頼感(9月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(9月)、
夜9時半に加鉱工業製品価格(8月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・日・(欧)の指標には注目です。

<30日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(8月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(9月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(8月)、日小売業販売額(8月 前年比)
午前10時半に豪住宅建設許可件数(8月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(9月)、
午後2時に日住宅着工戸数(8月 前年比)、日建設工事受注(8月)
午後3時に英ネーションワイド住宅価格(9月)、
午後4時55分に独失業率(9月)、独失業者数(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(9月 前年比)、
夜9時半に米第2四半期GDP確報、米第2四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第2四半期GDP価格指数確報、
米第2四半期コアPCE確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加GDP(7月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(9月)、
夜11時からバーナンキFRB議長の議会証言、
深夜1時35分から加BOC総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
(独)・(欧)・米・加の指標には注目です。

<10月1日(金)の主な予定>

香港市場が国慶節でお休みです。
朝8時半に日失業率(8月)、日全国消費者物価指数(8月)、
日消費支出(8月)
午後2時に日自動車販売台数(9月 前年比)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(8月 前年比)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(9月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI確報、
午後5時半に英製造業PMI、
午後6時に欧失業率(8月)、
夜9時半に米個人所得(8月)、米個人支出(8月、
米PCEデフレータ(8月)
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(9月)、米建設支出(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(スイス)・(欧)・米の指標には注目です。


さて、先週は全米経済研究所が
「米景気後退は2009年6月期に終了した。」との
米リセッションの終了宣言や、
欧州委員による「来年、ユーロ加盟国の恒久的支援機構を設立
する可能性。ギリシャとアイルランドに債務再編はない見込み。」
などの発言によるリスク回避の後退に加えて、
FOMC声明で「景気回復への支援とインフレを上昇させるため、
必要ならば追加緩和を実施する用意がある。金利を長期間にわたり
異例に低い水準に維持すると再確認。」などが示されたことで、
米長期金利がさらに低下しドルが下落して、
週末には独IFO景気動向(9月)が106.8と
市場予想より強かったことも後押しして
ユーロなどが上下動しながらも堅調になりました。

また、豪RBA議事録では「インフレ抑制のためある時点では
利上げが必要になる公算。豪経済は資源ブームが影響して堅調。
豪金融システムは他国よりとても強い。」ことが示されて、
豪ドルも上下動しながらも総じて堅調に推移する展開になりました。

一方、英BOE議事録ではセンタンス委員が0.25%の利上げを
主張したものの、ボーゼン委員がさらなる緩和策の必要性を主張
するなどがあって、ポンドが一時軟調になる場面がありましたが、
週末に英BOEのセンタンス政策委員が
「英経済は回復軌道に乗っている。BOEは近い時期に段階的な
利上げをすべき。」と利上げを強く主張をしことや、
NYダウ堅調によるリスク選好でのドル売り動意とあいまって、
ポンドが堅調になりました。

他方、ドル円に関しては、9月15日の日本政府によるドル買い円売り
介入の余波でしばらく85円台での推移となっていましたが、
しだいに軟調になっていきました。
また、週末24日には「日銀総裁が辞任?」という噂
(後に日銀が公式否定)が市場に出回った直後に
ほどなくしてドル円が急伸して、
日本政府筋は介入の有無についてノーコメントとして
真偽は不明ですが、日本の複数の銀行によるほぼ同じタイミングでの
大量のドル買い円売りであったことから、
市場の一部では覆面介入との観測があったようです。
そして、そのドル円の急伸もしだいに軟調に転じていきました。

さて、NYダウが4週連続で上昇していてリスク選好となっている
とともにFOMC声明で「景気回復への支援とインフレを上昇させるため、
必要ならば追加緩和を実施する用意がある。」と示されたことで
(かなり米追加緩和の織り込みも進んでいるようですが)
今週もドルテーマで相場が動く展開になると見る向きが多いようです。

ただ、IMFの報道官が「アイルランドやポルトガルはIMFに支援を
求めていない。」として、アイルランドやポルトガルの国債入札が
無事に終了していますが、一方ではアイルランド国債が売られ、
また先週後半の23日にはポルトガル10年債と独連邦債のスプレッドが
過去最大になるなど、金融市場ではリスク回避の動きも燻り続けていて、
市場がリスクテーマになる可能性も潜在しているようで、
一部ではドルストレートの高値調整懸念もささやかれているようですので、
注意だけはしておいてもよさそうです。

一方、ドル円ではFOMCを契機としたドル売り圧力の昂進とともに、
期末での実需のドル売り円買い需要とあいまって
再び円高傾向となっていて、さらに円買いが進むと見る向きも
少なくないようですが、日本政府の介入への警戒も怠れなく、
トレードする場合には急変に備えてストップを必ず入れておく
必要がありそうです。

また、今週は30日の期末と10月1日の第4四半期の始まりの
切り替わりの週でもあり、30日には確報ながら米第2四半期GDPの発表と
バーナンキFRB議長の議会証言や、
10月1日には米ISM製造業景況指数(9月)などがあり、
週の後半にかけて相場が大きく動く可能性がありそうです。


さて今日は、「粛々と…」のお話です。

尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件が
日中の関係が悪化するほど問題となっていますね。

日中両国の領土や領海の主張にもからみ、
複雑な問題へと発展しそうで、

レアアースの輸出入に影響が及びそうになったり、
日中外交の問題へと波及したりと、
一筋縄ではいかないような様相です。

また、中国社会科学院の馮昭奎研究員がその報復として
「中国のドル売り円買いによる円高促進が最も有効な報復措置だ。」
と主張しているなど、物騒な話もあるそうで、(苦笑)

直ぐには行動されないとしても、
根深い領土・領海の問題がからむ尖閣諸島問題がこじれると、
大量のドルを保有する中国だけに今後の動きが注目されますが、

ドル円には日本政府の介入も行われていて、
もしかしますと、ドル円は国家間のマネーバトルの
ステージとなる可能性もあるのかもしれませんね。

さて、この尖閣諸島での中国漁船衝突事件で
最近よく聞く言葉に「日本国法に則って粛々と…。」などと、
「粛々(しゅくしゅく)」という言葉が使われますが、

「粛々」とは「厳としてやるべきことに励む」
という意味なのだそうですね。

ところで、「粛々と」といいますと、

メジャーリーグで前人未到の10年連続200本安打の
偉業を達成したイチロー選手の言葉が印象的です。

「僕にとって、これからやるべきことで新しいことは何もない。
 これまでやっていることをできるかどうか。
 いつも、その日の自分にはこれがベストだと思うことを
 やってきた。その積み重ねなんです。」

これなどもまさに「粛々と」ということですね。

このイチロー語録を収めた鹿屋体育大学教授の
児玉光雄氏の著書「継続する力」(幻冬舎)には、

「この世の中で、突然偉大な仕事をすることなど
 全く不可能である。
 なぜなら仕事は、大抵小さな作業の積み重ねによって
 成り立っているからだ。」

「イチローのように単純作業を心をこめて
 黙々とやり続けない限り、奇跡は呼び起こせない。
 目の前の仕事を黙々と持続させる、
 これこそ一流になるための唯一かつ確実な方法なのである。」

と記されていて「やるべきこと」の継続の大切さを説いています。

さて…、日々のトレードでも、

マーセル・リンクが「高勝率トレード学のススメ」という著書で

「(前略)ここで疑問に思わなければならないのは、
 プロのトレーディングの会社でさえ
 トレーダーを育てるのに数年を要し、
 多額の金を投じるというのに、
 一般のトレーダーはトレーディングの経験もないのに、
 5,000ドルの先物口座を開き、すぐに金儲けできるなどと、
 なぜ考えてしまうのかということである。
 (中略) 私の場合、フロアであらゆることを学び
 トレードできるようになるまでに3年はかかった。」

と、語っているように、

一見単純そうにも思えるトレードも
魔法のように直ぐに勝てるようになるわけではなく、

専門職としての学びの期間とトレーニングの期間が
多くのトレーダーにとって必要となるものですが、

「粛々と」トレードができるようになるためには、

まずは「トレードでやるべきこと」は何なのかの
トレードの基礎をしっかり学ぶ必要がありそうですね。

そして、トレードの基礎とは、

自身の相場観のささやきの声に従って、
「もう」とか「まだ」とかの
自身の浅薄な値ごろ感でトレードすることではなく、

全部勝ってやろうと、無限ナンピンをすることでもなく、

また、一気に儲けようと資金管理を無視した大玉で
一か八かの男勝負の武勇伝を目指すことでもないようで、

ましてや、負けたからと怒鳴り散らすことでもなく、

情けないほどに地道なものであるようです。(苦笑)

「戻るか抜けるか」のチャートポイントを認識した上で
ブルとベアの優勢になったほうが見分けられるまで待って、

資金管理で許される玉数で基本的に優勢となった側につき、
利大をなるべく目指しながら、
また、判断が誤りとなったときには負けを潔く認めて損切りして、

勝ちと負けとで織り成すトレードで

「トータルでの勝ち」を目指す、

この地道な作業の繰り返しを
「粛々と」執行できるようになること
に行き着くのかもしれません。

もちろんここで、上下動する相場において
「戻るか抜けるか」のチャートポイントを認識したり、
ブルとベアの優勢の側をなるべく精度を高く判別するには
その元になる技法や手法が必要になりますが、

トレードにあたっては、
魔法の手法を見つけようとさまようよりも、

まずは基礎たりえるものを探すことから
始まるのかもしれませんね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX トレードの「特権」のお話


横綱の白鵬が元横綱千代の富士の53連勝を22年ぶりに抜きましたね。

<お詫び>

前号の市場概況の記述において、ユーロに関しますリスクについて
過度な表現がありましたことをお詫び申し上げます。 m(_ _)m

●先週9月13日(月)〜17日(金)の気になる出来事

<13日(月)>

週末に発表された中国鉱工業生産(8月)は13.9%、
中国小売売上高(8月)は18.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
中国消費者物価指数(8月)は市場予想とおりの3.5%になりました。
バーゼル銀行監督委員会が
「コアTier1を4.5%、資本保全バッファーを2.5%の計7%にする。
適用は2013年1月から開始。全面適用までの経過措置期間は8年。」
などとする銀行規制のバーゼル3を発表しました。
米WSJ紙が買いトナー米財務長官の談話として
「中国は為替レートに関して僅かなことしかしていない。
人民元を持続的に上昇させる必要がある。」
などの見解を示す記事を掲載しました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.7590元になりました。
ドルと円が弱含み、ユーロなどが堅調傾向で推移しました。
日経平均は前週末比+82.65円で引けました。
スイス生産者輸入価格(8月)は市場予想より強い0.1%になりました。
欧州委員会がユーロ圏のインフレ見通しを
従来の+1.5%から+1.4%に下方修正して、
GDP見通しを従来の+0.9%から+1.7%に上方修正しました。
欧州委員会が独不動産金融大手のヒポ・リアル・エステートに
追加で400億ユーロの保証を再検討していることを発表しました。
ギリシャ中銀が
「財政赤字は1〜8月で157.6億ユーロに減少した。」と発表しました。
IMFの専務理事が
「経済成長は不充分。危機は過ぎ去ったと考えるのは誤り。」
との認識を示しました。
トリシェECB総裁が
「ECBは用心深い慎重を続ける。
新興国は持続的な成長。先進国の成長はまちまち。
バーゼル3は不透明感を除去して安定と成長に寄与する可能性。
バーゼル3の決定はすべての銀行に必要。」
などの見解を示す発言をしました。
アイルランドの財務相が
「アイルランド政府の削減は過酷なものになる可能性。」
との認識を示しました。
イタリアの5年・30年債の入札で55億ユーロの調達に成功しました。
米月次財政収支は市場予想よりは強い−905億ドルになりました。
オバマ米大統領が
「経済の先行きに自信を持つことはできない。
市場は平常時に戻る初期段階にある。
不確実性の緩和のため中小企業支援法案を可決させる必要。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+81.36ドルで取引を終えました。

<14日(火)>

NZ小売売上高(7月)は市場予想より弱い−0.4%になりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(8月)は市場予想よりやや強い61、
英RICS住宅価格(8月)は市場予想よりかなり弱い−32になりました。
NZドルとポンドが軟調になりました。ドル円も軟調になりました。
日財務相が
「為替市場の動向に重大な関心持ち細心の注意を払っている。
必要な時には介入含め断固たる措置をとる。
円高の急激な進行は看過できない。」
との発言をしました。
日鉱工業生産確報(7月)は−0.2%になりました。
日経平均は前日比−22.51円で引けました。
独卸売物価指数(8月)は市場予想より強い1.6%になりました。
菅首相が民主党代表に再選されました。
ドル円が急落する場面がありました。
英消費者物価指数(8月)は0.5%、英小売物価指数(8月)は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英GCLG住宅価格(7月)は市場予想とおりの8.4%になりました。
欧鉱工業生産(7月)は市場予想よりやや弱い0.0%になりました。
独ZEW景況感調査(9月)は−4.3、欧ZEW景況感調査(9月)は4.4と、
ともに市場予想よりもかなり弱い結果になりました。
ZEWが「低い期待値は経済刺激策の期限切れによる可能性。」
との見解を発表しました。
ZEWのエコノミストが
「期待値の下落は非常に大きなもの。見通しの不確実性は高い。」
などの見解を示す発言をしました。
ユーロが一時軟調になりました。
英BOEの政策委員が
「インフレ期待は抑制されていない。
英国のCPIがターゲットを上回る要素がある。
弱いポンドによって英国は競争力を得た。」
などの見解を示す発言をしました。
米小売売上高(8月)は市場予想より強い0.4%になりました。
加第2四半期労働生産性は市場予想より弱い−0.8%、
加第2四半期設備稼働率は市場予想より強い76.0になりました。
米WSJ紙が米ゴールドマン・サックスの観測として
「FRBは11月に新たな資産買い入れプログラムを発表する可能性。」
との記事を掲載しました。
米ドルが売られてドルストレートが堅調になりました。
米企業在庫(7月)は市場予想より強い1.0%になりました。
IMFの専務理事が
「EU諸国は財政赤字の削減が優先課題。信頼できる財政計画が必要。」
との認識を示しました。
OECDの事務総長が
「景気回復ペースは鈍化も二番底に陥る恐れはないと思うが、
日本は例外で過去10年デフレと戦っていて状況は他の国と異なる。」
との認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−17.64ドルで取引を終えました。

<15日(水)>

IMFが
「ギリシャは2010年の目標達成のため新たな措置が必要。
ギリシャの成長見通しにはダウンサイドリスクがある。
スロバキアの経済見通しは高い不確実性があるが、
今年の経済は4.1%成長する可能性がある。」
などの見解を発表しました。
豪第2四半期新規住宅は市場予想より弱い0.8%になりました。
ドル円が82円台になったことを契機として午前10時半過ぎに
日政府が為替市場で6年半ぶりに円売り(単独)介入を実施して、
断続的に為替介入が続けられました。
ドル円が85円台まで急騰して、クロス円も急上昇しました。
日銀が「財務省の行動が為替相場の安定に寄与することを期待する。」
との声明を出しました。
また、介入資金を吸収しない非不胎化を行うことが示されました。
主要国からは「日本の為替介入について言及を控える。」
とのコメントが発せられました。
日経平均は前日比+217.25円の大幅高で取引を終えました。
日官房長官が「82円台が政府の防衛ライン」であると
ほのめかすような発言をしました。
英失業率(8月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請件数推移(8月)は
市場予想より弱い0.23万件になりました。
ギリシャ財務相が
「市場は現在、ギリシャに注視している。
デフォルトの可能性も排除できない。」
との認識を示す発言をしました。
欧消費者物価指数(8月)は市場予想とおりの0.2%になりました。
英BOE総裁が
「景気回復が予想よりも鈍化すれば金融政策で対応。
英国の製造業と輸出には力づけられる兆候がある。
米国と欧州の先行きには不確実性が懸念される。
英財政赤字を削減するための方法を模索しなくてはならない。」
などの認識が示されました。
ユーログループ議長が
「一方的な行動は為替市場の不均衡是正への適切な方法ではない。」
と日本の為替介入に懸念を表明しました。
格付け会社のフィッチがアングロ・アイリッシュ銀行の
格付けを引き下げ、見通しをネガティブとしました。
米輸入物価指数(8月)は市場予想より強い0.6%になりました。
NY連銀製造業景気指数(9月)は市場予想より弱い4.10になりました。
米鉱工業生産(8月)は市場予想とおりの0.2%、
米設備稼働率(8月)は市場予想よりやや弱い74.7になりました。
格付け会社のムーディーズが
「IMF・EUの枠組みはハンガリーに心強いものだが、
ハンガリーは財政の信頼性に問題がある。
ハンガリーの評価については11月に終了予定。」
などの見解を発表しました。
欧州時間およびNY時間でも日本の為替介入が断続的に行われました。
日本の市場介入規模が約2兆円であるとの報道がありました。
グリーンスパン前FRB議長が
「為替介入は永続的な解決方法ではない。機能しない可能性。」
との見解を示す発言をしました。
米国がWTOで中国を提訴するとの観測報道がありました。
NYダウは前日比+46.24ドルで取引を終えました。

<16日(木)>

IMFの筆頭副専務理事が
「世界経済の回復ペースには鈍化する兆候。
下半期の世界経済の成長は従来の予想を下回る見通し。」
との認識を示しました。
RBNZ政策金利は3.00%で据え置きになりました。
RBNZ総裁が
「見通しは6月から低下。NZの金利上昇は緩やかになる可能性。
国内需要は抑制。地震の影響は第3四半期GDPを0.3%下押す可能性。
2011年のインフレ見通しは4.1%に低下。
世界の景気拡大ペースは鈍化した可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
ガイトナー米財務長官が
「米国は中国人民元上昇加速を促すための方策を検討。
次の為替報告を準備する際に中国の行動を考慮。
中国の為替と通商政策が米経済に及ぼす影響を懸念。
米国と中国はバランスのとれた経済関係が必要。」
などの認識を示しました。
日第三次産業活動指数(7月)は市場予想より強い1.6%になりました。
日首相が「今後も円高で必要な時には断固たる措置をとる。」
との発言をしました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.7181元になりました。
RBNZ総裁が
「NZドルの強さはファンダメンタルズに基づいていない。
しかしながら、政策金利の引き下げは予想していない。」
などの認識を示しました。
日銀総裁が
「極端な低金利は金融機関の貸し出し意欲を低下させて
緩和効果を減殺する。」との認識を示しました。
スイス政府が2010年GDP見通しを2.7%へ上方修正しました。
日経平均は前日比−7.06円で引けました。
中国の外務省が
「人民元の問題は圧力では解決できない。逆効果になる可能性。」
との見解を発表しました。
スイス第2四半期鉱工業生産は市場予想より弱い5.7%になりました。
スペインの国債入札が無事に終了して落札利回りが低下しました。
英小売売上高(8月)は市場予想よりかなり弱い−0.4%になりました。
欧貿易収支(7月)は市場予想より強い67億ユーロになりました。
ギリシャ第2四半期失業率が前期より上昇して11.8%になりました。
スイスSNBが政策金利を市場予想とおり0.25%に据え置きました。
スイスSNB声明では、
「スイスフランの強い上昇と世界経済の勢い減少により、
SNBは著しい成長の減速を予測。
インフレが2011年初頭にマイナスに落ち込む可能性を排除できない。
世界経済の回復は持続可能ではなくダウンサイドリスクが優勢。」
などの見解が示されました。
米生産者物価指数(8月)は0.4%、米新規失業保険申請件数は45.0万件、
米第2四半期経常収支は−1233億ドルと、
ともに市場予想よりは強い結果になりました。
米ネット長期TICフロー(7月 対米証券投資)は
市場予想より強い612億ドルになりました。
米フィラデルフィア連銀指数(9月)は
市場予想よりかなり弱い−0.7になりました。
ガイトナー米債務長官が
「中国との関係は非常に大きな課題。
中国は為替市場で相当な介入を行っている。
人民元は大幅に過小評価されている。
中国は将来的に為替操作国の基準に抵触する可能性。
中国人民元の持続的な上昇を期待。
長期間、中国の成長率は高い可能性。
中国の為替操作国認定はさらなる協議を必要とする場合のみ。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャの財務相が
「債務再編はまったく提案されていない。
ギリシャの銀行は状況が改善されるまでECBへの依存度が高い可能性。
ギリシャは2011年に債券市場に戻ることを希望しているが
市場の状況に依存することになる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
米上院が米中小企業支援法案を可決しました。
独首相が「独はユーロ圏のセーフティーネット延長に同意しない。」
と発言しました。
ユーログループ議長が「円安への日本の単独介入は歓迎されない。」
と発言しました。
ドッド米上院議員が
「日本の為替介入はブレトン・ウッズ体制に違反する。」
との見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比+22.10ドルで取引を終えました。

<17日(金)>

米WSJ紙が
「IMFはギリシャのデフォルトを避けるため追加融資をする可能性。」
との観測報道をしました。
日財務相が
「為替の一方向に偏った動きと過度な変動を抑制するために介入。
(82円台などの)為替の防衛ラインを持っているわけではない。
必要な時には介入を含めて断固たる措置をとる。」
などの発言をしました。
カナダ財務相が
「対ドルでカナダドルが下落する可能性は低い。」
との認識を示しました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.7172元になりました。
中国人民銀行が
「ドルの大幅な変動は世界景気回復に悪影響。
中国の適度に緩和的な金融政策スタンスを再確認。
主要国が赤字削減しなければソブリン危機の発生の可能性。
中国でインフレや資産バブルや貸し倒れのリスクが高まる可能性。」
などの見解を表明しました。
ドルが軟調に推移してドルストレートが堅調になりました。
日経平均は前日比+116.59円の9626.09円で週の取引を終えました。
独生産者物価指数(8月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
欧経常収支(7月)は37億ユーロになりました。
オーストリア中銀総裁が
「金利引上げはECBが非伝統的措置を縮小した後にのみありえる。
銀行がECBの資金に依存している問題がある。」
などの見解を示す発言をしました。
英財務相が「欧州経済の最大の脅威はソブリンリスク。」
との認識を示しました。
アイリッシュ・インディペンデント紙が
「アイルランド政府はIMF支援を求めざるをえないほど危険が近い。」
との観測報道をしました。
アイルランド10年物国債と独連邦債の利回りが拡大して、
ユーロ導入以来最大の390bpになりました。
リスク回避の動意でドルストレートなどが下落していきました。
英消費者物価指数(8月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
格付け会社のフィッチがスペインの2つの州の格付けを
格下げして見通しをネガティブとしました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)は
市場予想より弱い66.6になりました。
日財務相が「介入についてG7やG20で理解得ることが大事。」
との認識を示しました。
IMFのスポークスマンが
「IMFはアイルランドが支援必要と認識していない。
アイルランド当局は国内の銀行危機に積極的に対策を講じている。
アイルランドは金融安定を維持することが可能。」
などの見解を発表しました。
格付け会社のS&Pが「カナダの金融システムは米国より良好。」
との見解を発表しました。
NY原油(WTI)は73ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+13.02ドルの10607.85ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<9月20日(月)の主な予定>

東京の株式市場などは敬老の日でお休みです。
朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(9月)、
午後5時からトリシェECB総裁の講演、
午後5時半に英マネーサプライ速報(8月)、
午後8時25分からトリシェECB総裁の講演、
夜9時半に加卸売売上高(7月)、加国際証券取扱高(7月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。

<9月21日(火)の主な予定>
午前10時半に豪RBA議事録、
午後2時に日景気先行CI指数確報(7月)、日景気一致CI指数確報(7月)
午後3時に日工作機械受注確報(8月 前年比)
午後3時15分にスイス貿易収支(8月)、
午後8時に加消費者物価指数(8月)、
夜9時半に米住宅着工件数(8月)、米建設許可件数(8月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
豪・加・米の指標には注目です。FOMCは特に注目です。

<9月22日(水)の主な予定>

この日から週末まで中国が中秋節で休場です。
朝7時45分にNZ第2四半期経常収支、
午前9時半に豪Westpac先行指数(7月)、
午後1時半に日全産業活動指数(7月)、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧鉱工業新規受注(7月)、
夜9時半に加小売売上高(7月)、加景気先行指標指数(8月)、
夜11時に米住宅価格指数(7月)、
同夜11時に欧消費者信頼感速報(9月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・(欧)の指標には注目です。

<9月23日(木)の主な予定>

東京の株式市場などは秋分の日でお休みです。
朝7時45分にNZ第2四半期GDP、
午後4時半に独製造業PMI速報(9月)、独サービス業PMI速報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(9月)、欧サービス業PMI速報(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売件数(8月)、米景気先行指標総合指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(独)・米の指標には注目です。

<9月24日(金)の主な予定>

午後5時に独IFO景気動向(9月)、独IFO現況評価値(9月)、
夜9時半に米耐久財受注(8月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(8月)、
深夜(25日未明)5時半から米バーナンキFRB議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

さて、先週は日本政府・日銀が15日午前にドル円が
82円台になったことを契機に6年半ぶりに為替介入に踏み切りました。
日米長期金利差が再拡大していたことや、米シカゴ・マーカンタイル
取引所などでの通貨先物取引で投機筋による非商業部門の円の買越し高が
リーマン・ショック後の最高水準になっていたこともあって、
介入はとりあえず効果的であったようで
ドル円が85円台になるなど円安になりました。

介入の規模は、1998年4月10日の2兆6201億円に迫る2兆円規模で、
また、介入資金を吸収しない非不胎化を行うことになりました。
介入実行について事前に各国に根回しをしていたようで、
各国政府は日本の為替介入について沈黙を守りましたが、
ユーログループ議長が「一方的な行動は為替市場の不均衡是正への
適切な方法ではない。」と発言したり、
ドッド米上院議員が「日本の為替介入はブレトン・ウッズ体制に違反する。」
との見解を示す発言をするなど、一部では為替介入への批判も聞かれ、
日財務相は「必要な時には介入を含めて断固たる措置をとる。」としながらも
「介入についてG7やG20で理解得ることが大事。」とも述べていて、
どこまで為替介入をし続けるのかは不透明なところもあるようです。

また、円の防衛ラインについて、15日に官房長官が「82円台が政府の防衛
ライン」であるとほのめかすような発言がありましたが、17日に財務相が
「(82円台などの)為替の防衛ラインを持っているわけではない。」と
火消しの発言をしていますので明確ではありませんが、市場では83円を
割り込むあたりでは介入を警戒する動きになる可能性がありそうです。

市場では介入についていろいろな見解があるようで、一度介入に踏み切る
と(市場に)負けられない戦いになるとの指摘がある一方、円安への単独
介入ではドル高以外では成功したためしがないとの指摘もあり、中間
決算期末の9月の後半での日輸出企業のドル売り円買いの動きとともに、
今後の展開が注目されます。

一方、米ドルに関しては、米経済指標が強弱交錯していながらも、
14日に米WSJ紙が米ゴールドマン・サックスの観測として
「FRBは11月に新たな資産買い入れプログラムを発表する可能性。」
との記事を掲載したこともあってドルストレートでは総じてドル安傾向
になりましたが、同観測報道による織り込みが進んだこととともに、
一部ではFRBはしばらく新たな動きをしないとの見方もあるようで、
21日深夜のFOMCがとても注目されます。

また、週末にはアイリッシュ・インディペンデント紙が
「アイルランド政府はIMF支援を求めざるをえないほど危険が近い。」
との観測報道をしたことなどで、ドルストレートではリスク回避の
ドル買いの動きが見られましたが、後にIMFのスポークスマンが同記事へ
の否定的な見解を発表するなど不透明感があるようで、今後の市場の
リスク認識の動向が注目されます。

ユーロに関しては、バーゼル3での規制が許容の範囲であったことや、
欧州委員会がユーロ圏のGDP見通しを従来の+0.9%から+1.7%に
上方修正したことや、イタリア・スペインなどの国債入札が無事に終了
したことなど好材料がある一方、

独・欧のZEW景況感調査(9月)がともに市場予想よりもかなり弱い結果に
なったことや、15日にIMFが「ギリシャは2010年の目標達成のため新たな
措置が必要。ギリシャの成長見通しにはダウンサイドリスクがある。」
との見解を発表したことなどとともに、アイルランドなどの国債と独連邦
債の利回りが再び拡大していることなど、金融市場ではリスク回避の動き
も見られ、好悪材料が交錯しているようで、今後の展開が注目されます。


さて今日は、トレードの「特権」のお話です。

横綱の白鵬が、元横綱千代の富士の九重親方の53連勝を
ついに抜いて、戦後トップの連勝記録を樹立しましたね。

この後は、大横綱の双葉山の持つ69連勝ですが、
横綱の白鵬がどこまでいけるか楽しみです。

今年の相撲界は賭博問題で揺れて観客も少なくなったようですが、
ようやく「満員御礼」の垂れ幕も見られるようになりました。

大関以上での日本人力士は、琴光喜が賭博問題で解雇されたため
幕内最高齢の魁皇だけですが、日本人力士も頑張って、
将来は大関や横綱として活躍してもらいたいものです。

さて、

私は相撲のことはよくわからないのですが、
「押さば押せ、引かば押せ、押して勝つのが相撲の極意。」
などという言葉を聞いたことがあって、

そして一方、柔道では「押さば引け、引かば押せ。」
などと聞いたことがあります。

まぁ、実際に相撲や柔道に取り組んでいる方には
「そんな、単純なものじゃないよ。」
と、叱責されてしまいそうですが、(苦笑)

格闘技でも種目によって心得もずいぶん違うものですね。

相撲では、土俵の外へ相手を押し出すか、
あるいは土俵の中で相手に土をつけれるかで勝負が決まりますが、
その決まり手には48もあるそうです。

最近は、四十八手といいますと、別の意味に取られがちですが、(笑)
四十八手の元祖は相撲なのですね。

「八卦よい」の掛け声とともに、

巨漢の力士が土俵の中央で激しくぶつかり合い、
互いに押しに押してせめぎあいます。

土俵の中で投げやはたき込みが決まることもありますが、
どちらかが土俵際に追い詰められることもあります。

そして土俵際では、押し出されるか、
あるいはうっちゃれるか、の勝負になりますが、
どことなく相場に似ているような気がしますね。

前回高値安値のレジスタンス・サポートのレンジや
チャネルやバンドの端が土俵で、

そして土俵際では、それまでの動きを押し進めようとする向きと
頃は良しと反転させようとする向きがせめぎあいを演じます。

土俵際では「抜けるか戻るか」のブルとベアの戦いの争点になって、
やがてどちらかが優勢になって、
相場は次の状態へと移行して行きます。

ブルとベアのどちらが優勢になるかを見極めるのが
トレードの判断ということになりそうですが、

このチャートポイントでの判断は、
当然ながら、売りか買いかの正反対になる判断で、
トレードの勝ちと負けとを決めることになります。

別の言い方をしますと、
土俵際は勝ちと負けとを分かつポイントで、
ここでの判断こそが、勝ちと負けとを決定することになります。

ところで、(不謹慎な話で恐縮ですが)

ギャンブルでは、勝負の始まる前に
どちらが勝つかを予想して賭けなければなりませんが、

トレードでは、土俵際の戦いまで観戦して、
「押し出されるか」「うっちゃられるか」の
体勢の崩れまで見てから判断して
資金を投じる売買をすることができるとともに、

しかも、「こりゃまずい。」というときには、
小額の損切りの支払いで勝負を降りることまでできる、

通常のギャンブルと比べると
いわば、「特権」が与えられていますので、(笑)

この「特権」を大いに活用するならば、
とても有利に勝負を進められる可能性がありそうですね。

体勢が崩れた力士が負けるように、

前回高値安値のレジスタンス・サポートのレンジや
チャネルやバンドの端が土俵では、

ブルとベアのパワーバランスが崩れた方に相場が傾く
この相場の性質を利用して、

ブルとベアのパワーバランスの崩れを見て、
優勢になったほうに「ちゃっかり着いて」、(大笑)

また、思わず劣勢側が「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」ように
急激に反攻してきたら「損切りの特権」を行使するというわけです。

「小ずるい」と言われようが、
特権を使いまくってトレードをしていきたいものですね。(爆)


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX 阿伽羅(あから)のお話


先週の9月11日で米同時テロから9年になりますが、
問題になっていたフロリダ州のテリー・ジョーンズ牧師による
コーラン焼却計画は完全に中止になったそうですね。

●先週9月6日(月)〜10日(金)の気になる出来事

<6日(月)>

豪ANZ求人広告件数(8月)は前回値より強い2.6%になりました。
前週4日にNZでマグニチュード7.1の地震がありましたが、
格付け会社のS&Pが「地震はNZの格付けに影響しない。」
との見解を発表しました。
前週末の米雇用統計が市場予想より強かったことが影響してか、
リスク回避がいったん後退する相場展開になりました。
日経平均が前週末比+187.19円で引けました。
英テレグラフ紙がIFO所長のコメントとして、
「ギリシャの財政政策ではデフォルトが回避できない。」
との記事を掲載しました。
先週に3つのPMIが弱かったポンドを中心に欧州通貨が下落して、
円が買われるリスク回避の動きになりました。
独銀行協会が
「バーゼル3では独大手10行は1050億ユーロの追加資本増強が必要。」
との見解を発表しました。
オーストリア中銀総裁が
「ECBは12月以前に出口戦略について協議はしない可能性。」
との見解を示す発言をしました。
アイルランドの財務相が
「アングロ・アイリッシュ銀行(問題)が国家を破綻させることはない。」
との認識を示しました。
ユーログループ議長が
「EUは財政協調で合意に至りつつある。
米経済が弱まる可能性を懸念する。」
との認識を示す発言をしました。
米国とカナダの市場はレーバーデイで休場でした。

<7日(火)>

米WSJ紙が
「欧州のストレステストでは一部のバークレイズなどの銀行で
リスクのあるソブリン債を過小評価して申告していた。」
との記事を掲載しました。
ユーロがリスク回避の動きになりました。
日銀が政策金利を0.10%に据え置きました。
追加の緩和策はありませんでした。
豪RBAは政策金利を4.50%に据え置きました。
豪RBA声明では
「金融政策は当面適切。成長はトレンドに近い。
インフレは目標に近い。世界の見通しはやや不透明。
住宅価格への上方圧力は緩和。民間需要は強含み。
交易条件はとても良好。企業投資は大きく拡大する可能性。」
などの見解が示されました。
日景気先行CI指数速報(7月)は98.2、
日景気一致CI指数速報(7月)は101.8と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
スイス失業率(8月)は市場予想とおりの3.6%になりました。
日経平均は前日比−75.32円で引けました。
豪州でギラード首相が率いる労働党が過半数議席を獲得しました。
日銀総裁の記者会見では
「金融政策は為替や株に直接対応して上げ下げするものではない。
追加緩和は為替や株価などの変動に焦点を当てたものではない。
当局が為替相場を自在にコントロールできるわけではない。
政策の効果を短絡的な相場動向で判断するのは適当ではない。
米経済は減速していても後退はせずに緩やかに回復。
円高が日本経済に与える影響を注意深く監視する。
景気と物価の下振れリスクに注意が必要。
必要なら適時適切に政策対応を行う。」
などの認識を示す発言がありました。
しだいに円が買われる相場展開になりました。
ECBの専務理事が「市場は非常に不安定になる可能性。」
との認識を示す発言をしました。
ポルトガルと独10年物国債のスプレッドが拡大しました。
独製造業受注(7月)は市場予想より弱い−2.2%になりました。
ユーロの下落が進みました。
米NY連銀が27.08億ドル規模の米国債買い切りオペを実施しました。
ユーログループ議長が
「ギリシャは良い軌道に乗っている。
スロベキアの救済拒否は受け入れがたい。」
などの見解を示す発言をしました。
米FRBの公定歩合議事録では
「個人消費はやや弱まった。景気回復は予測よりも減速。
ダラス連銀とカンザスシティ連銀が公定歩合の引き上げを要求。
多数の連銀総裁が現在の緩和的政策が望ましいと判断。」
などが公表されました。
トリシェECB総裁が
「ECBは経済に対する警戒を緩めてはいない。
柔軟性を欠いた労働市場は経済成長を抑制。
欧州と米国の銀行は資本増強が必要。
ギリシャのユーロを離脱はありえない。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比−107.24ドルで取引を終えました。

<8日(水)>

豪財務相が「できるだけ早い時期に資源税の法制化を目指す。」
との発言をしました。
日国際経常収支(7月)は1兆6759億円、日機械受注(7月)は8.8%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日財務相が
「今の円高は明らかに一方的に偏っている。
必要な時には断固たる措置とる。」
と円高牽制の発言を繰り返しました。
(日財務相発言にも)円高傾向が続きました。
豪住宅ローン(7月)は市場予想より強い1.7%になりました。
日銀金融経済月報では
「先行きの景気は改善の動きが一時的に弱まるが緩やかに回復。」
などが報告されました。
日景気ウォッチャー調査の現況判断DI(8月)は45.1、
同じく先行判断DI(8月)は40.0と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
日経平均は前日比−201.40円で引けました。
独貿易収支(7月)は市場予想より強い135億ユーロ、
独経常収支(7月)は市場予想より弱い90億ユーロになりました。
英ハリファックス住宅価格(8月)は
市場予想より強い0.2%になりました。
独連銀総裁が
「二番底懸念とデフレ懸念には根拠がないが、
金融市場には依然として高い不確実性がある。」
などの認識を示す発言をしました。
英鉱工業生産(7月)は市場予想より弱い0.3%、
英製造業生産高(7月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
ギリシャが第2四半期GDPの−1.5%を−1.8%に下方修正しました。
独鉱工業生産(7月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
加住宅建設許可(7月)は市場予想よりは強い−3.3%になりました。
加BOCが政策金利を0.25%引き上げ1.00%にしました。
加BOC声明では
「カナダの消費と企業投資は引き続き強い。
カナダ経済はより緩やかに回復。インフレ率は予測に沿っている。
回復減速の主な要因は米経済活動の弱まりによる。
見通しには異例の不透明性がある。追加利上げは慎重に検討する。」
などの見解が示されました。
加Ivey購買部協会指数(8月)は市場予想より強い65.9になりました。
カナダドルが堅調に推移しました。
アイルランド政府が
「アングロ・アイリッシュ銀行を2行に分割して、
1行は売却か閉鎖の予定。」と発表しました。
ハンガリー経済相が
「早ければ2012年にユーロ導入をする可能性。
ハンガリーには新規のEU・IMF融資は必要ない。」
などを発表しました。
ポルトガルの国債入札が無事に消化されました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では
「5地区が緩慢な成長、他の5地区がマチマチないし減速。
景気は減速の兆候が広がってきた。
企業の設備投資計画にはほとんど変化はない。
商業用不動産への需用はとても弱い。」
などが報告されました。
オバマ米大統領が
「経済の回復の進展は痛々しいほど鈍い。
研究開発費の控除の恒久化を提案。
問題に対して政府が全ての解答を持っているわけではない。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(7月)は
市場予想よりは強い−36億ドルになりました。
ガイトナー米財務長官が
「米経済の回復は続いているが、
米経済には依然として政府の支援が必要。
日本は困難な問題に対応している。
中国は人民元の改革をさらに進めるべき。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+46.32ドルで取引を終えました。

<9日(木)>

米ダラス連銀総裁が
「MBSへの再投資は追加緩和が差し迫っていることを示さないが、
米経済はまだ貧血の状態にある。
下半期の経済成長は2%水準と予想する。」
などの認識を示しました。
米NY大学の教授が「米国が景気後退になる確率は40%」
との見解を発表しました。
オバマ米大統領が、
「中間選挙が米経済への国民投票になるなら
米民主党は厳しい局面になる。」
との認識を示す発言をしました。
日財務相が
「経済対策の予算は9200億円だが事業規模は大きくなる。」
との認識を示しました。
日全産業第3四半期景況判断BSIは7.1になりました。
豪雇用者数変化(8月)は6ヶ月連続の増加になる3.09万人、
そして、豪失業率(8月)は5.1%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
豪ドルが主要通貨に対して上昇しました。
ECBの専務理事が「ドイツの銀行はさらに資本が必要になる。」
との認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比+73.79円で引けました。
独消費者物価指数確報(8月)は市場予想とおりの0.0%になりました。
欧ECB月報(9月)では
「政策金利は適切。ユーロ圏は緩やかな景気回復。
インフレ期待は抑制。銀行向けの緊急措置の融資は2011年まで延長。
世界経済の成長の強さはやや弱まっている。」
などが報告されました。
英商品貿易収支(7月)は市場予想より弱い
−86.67億ポンドになりました。
ルクセンブルク中銀総裁が
「今度は(各国が)バーゼル3のルールを遵守すると思われる。
ユーロ圏で広範囲に回復の兆候が見られるが、
回復は一様ではなく嫌なサプライズがある可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
OECDが「世界経済の減速はより明確になってきた。」
との見解を発表しました。
英BOEが政策金利を市場予想とおり0.50%に据え置きました。
そして、資産買い入れ枠を2000億ポンドで維持しました。
アイルランドの短期証券の入札が無事に消化されました。
加住宅着工件数(8月)は市場予想より弱い18.33万人になりました。
米貿易収支(7月)は−428億ドル、
米新規失業保険申請件数は45.1万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加新築住宅価格指数(7月)は−0.1%、
加国際商品貿易(7月)は−27億カナダドルと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米NY連銀が13.5億ドル規模の米国債買い切りオペを実施しました。
トリシェECB総裁が
「ユーロが危機を乗り越えると確信する。
緊急的な措置は漸進的に解除。財政赤字への監視は飛躍的に改善。
新銀行規制は世界レベルで実施されるべき。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比+28.23ドルで取引を終えました。

<10日(金)>

日本振興銀行が自力再建を断念して金融庁に破綻申請をしました。
日本ではじめてペイオフが発動されることになりました。
日銀総裁が、
「日本振興銀行の破綻は金融システム安定性に影響を与えない。」
との見解を示しました。
日第2四半期実質GDP確報は0.4%、
日第2四半期名目GDP確報は−0.6%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
日第2四半期GDPデフレータ確報は
前年比で市場予想より強い−1.7%になりました。
日国内企業物価指数(8月)は市場予想より強い0.0%になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.7625元と
2005年7月の切り上げ後の最高値になりました。
日本政府が経済対策を閣議決定して、
「経済対策は国費で9150億円程度、事業規模で9.8兆円程度。
(円高に)必要な時には為替介入を含め断固たる措置。
日銀にさらなる必要な政策対応を期待。
必要に応じ1兆円の国庫負担の活用を含め補正予算を編成。
家電エコポイント制度を3ヶ月延長。住宅エコポイントを1年延長。」
などを発表しました。
日首相が「日本が行動したときにネガティブなことを
言わないで欲しい、などいろいろやっている。」と
欧米当局と為替介入での調整をしていることを
示唆する発言をしました。
中国の貿易収支(8月)は市場予想より弱い200.3億ドルになりました。
日経平均は前日比+140.78円の9239.17円で週の取引を終えました。
ドバイワールドが「約249億ドルの債務再編で債権者と正式合意」
になったことを発表しました。
欧州時間に入ってユーロが堅調になりました。
英生産者仕入価格(8月)は−0.5%、英生産出荷価格(8月)は0.0%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ギリシャの失業率(6月)が市場予想よりは強い11.6%になりました。
ドル円がしだいに堅調になりました。
加雇用ネット変化率(8月)は市場予想より強い3.58万人、
加失業率(8月)は市場予想より弱い8.1%になりました。
米卸売在庫(7月)は市場予想より強い1.3%になりました。
NY時間にポンドがしだいに軟調になりました。
加BOC総裁が
「米経済の弱まりはカナダに重要な影響を与える。
取り巻く状況は異例なほど不透明で金融政策は慎重に行なう必要。」
などの認識を示す発言をしました。
IMFが「ローン審査終了後にギリシャへ25.7億ユーロを供給する。」
と発表しました。
終盤に「独金融機関が数十億ドル規模の資金調達難に陥って
週末にも救済される。」との観測でユーロが急落しました。
NY原油(WTI)は76ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+47.53ドルの10462.77ドルで週の取引を終えました。

週末に発表された中国鉱工業生産(8月)は13.9%、
中国小売売上高(8月)は18.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
中国消費者物価指数(8月)は市場予想とおりの3.5%になりました。

●今週の主な予定

<9月13日(月)の主な予定>

午後4時15分にスイス生産者輸入価格(8月)、
深夜3時に米月次財政収支(8月)、
などの経済指標が発表されます。

<9月14日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高指数(7月)、
朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、英NW消費者信頼感(8月)
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(8月)、豪NAB企業信頼感指数(8月)
午後1時半に日鉱工業生産確報(7月)、日稼働率指数確報(7月)、
午後3時に独卸売物価指数(8月)、
午後5時半に英消費者物価指数(8月)、英小売物価指数(8月)、
同午後5時半に英DCLG住宅価格(7月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(9月)、
同午後6時に欧鉱工業生産(7月)、欧ZEW景況感調査(9月)、
夜9時半に米小売売上高(8月)、
同夜9時半に加第2四半期労働生産性、加第2四半期設備稼働率、
夜11時に米企業在庫(7月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・独・(欧)・米の指標には注目です。

<9月15日(水)の主な予定>

午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数(9月)、
午前10時半に豪第2四半期新規住宅、
午後5時半に英失業率(8月)、英失業保険申請件数推移(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(8月)、
午後7時半から英BOE総裁講演、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(9月)、米輸入物価指数(8月)、
同夜9時半に加製造業出荷(7月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(8月)、米設備稼動率(8月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<9月16日(木)の主な予定>

朝6時にRBNZ政策金利、(市場予想は据え置き)
朝8時50分に日第三次産業活動指数(7月)、
午前10時10分からRBNZ総裁の議会証言、
午後3時35分から日銀総裁挨拶、
午後4時15分にスイス第2四半期鉱工業生産、
午後5時半に英小売売上高(8月)、
午後6時に欧貿易収支(7月)、
夜9時にスイスSNB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半に米生産者物価指数(8月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米第2四半期経常収支、
夜10時に米ネット長期TICフロー(7月 対米証券投資)
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・スイス・米の指標には注目です。

<9月17日(金)の主な予定>

午後3時に独生産者物価指数(8月)、
午後5時に欧経常収支(7月)、
午後6時に欧建設支出(7月)、
夜9時半に米消費者物価指数(8月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなニュースがありました。
英テレグラフ紙がIFO所長のコメントとして
「ギリシャの財政政策ではデフォルトが回避できない。」
との記事を掲載したり、
アイルランドのアングロ・アイリッシュ銀行の問題があったり、
米WSJ紙の「欧州のストレステストでは一部のバークレイズなど
の銀行でリスクのあるソブリン債を過小評価して申告していた。」
との報道などに加え、
週末には「独金融機関が数十億ドル規模の資金調達難に陥って
救済される?」との観測まで出て、欧州金融不安が再燃して、
ユーロが上下動しながらも軟調な相場展開になりました。

アイルランドでは、今年の財政赤字が昨年の対GDP比14%から
11.5%に改善される見込みでしたが、
経営破綻したアングロ・アイリッシュ銀行への追加支援で、
財政赤字の対GDP比が20%にも跳ね上がるとのことで、
この銀行追加支援を政府債務に含めるか、
あるいは特殊要因として除外するかどうか、
欧州委員会と協議中としながらも、
アイルランド国債と独連邦債の利回り格差は
10年物で3.5%まで拡大していて、
ユーロ安の導火線に再び火がついた可能性があり、
今後の展開が注目されます。

一方、3日の米雇用統計が市場予想ほどには弱くなかったことや、
その後に発表された経済指標がやや米経済の悲観論を後退させて、
米国の向こう6年間での500億ドル規模の追加経済対策の発表も
あって米経済の二番底への警戒感も幾分和らいでいますが、
米調査会社のトムソン・ロイターによりますと、
アナリストによる米主要500社の2011年の通期の収益予想が
15%増まで下がり、米国の景気減速懸念は根強いようです。

アナリスト予想では、米経済への悲観論の後退や
週末に発表された中国の経済指標が強かったことなどを背景に
ドルが買われ、また日本の円高牽制も強まっていることで、
ドル円が戻りを試すと見る向きがある一方、

中国による日本国債の買いが今年1月以来で2兆3000億円を
越えているなど中国による日本国債の買いが増加していることや、
中間決算期末の9月の後半では日本の輸出企業がドル売り円買いを
進めやすいとの見方もあるようで、
強弱感が交錯しているとともに、
14日の日与党の代表選のイベントも控え、
振幅の大きな上下動になる可能性もありそうです。

他方、豪ドルなど資源国通貨は総じて堅調ですが、
欧州の金融不安の再燃などが市場全般のリスク回避の動意に
なった場合には調整に転ずる可能性があるとの指摘も聞かれ、
警戒だけは一応しておいてもよさそうです。


さて今日は、阿伽羅(あから)のお話です。

私は将棋が好きで、免状だけは日本将棋連盟のアマ五段を
持っているのですが、実力はいまや初段以下(笑)の愛棋家です。

今日、日経新聞(9/12)を読んでいましたら、
将棋にかかわる面白いコラムが目に留まりました。

阿伽羅とは、仏教由来と思われますが、
10の224乗というとても巨大な数のことで、
将棋に現れるすべての指し手の数に近いそうです。

そのコラムによりますと、

情報処理学会の将棋プロジェクトチームが
東大の本郷にある169台のコンピューターを連結し
4つの将棋ソフトを動かして
女流プロ棋士の清水市代女流王将に挑戦しようとする企画で、

このプロジェクトに「阿伽羅」という命名がされたのだそうです。
なかなか洒落たネーミングをするものですね。

コンピューター対人間の頭脳戦では、
スーパーコンピューターのディープ・ブルーと
カスパロフとのチェスでの戦いが有名ですが、

将棋でも第16回世界コンピューター将棋選手権で優勝した
将棋ソフトの「ボナンザ」と、
渡辺明竜王との2007年の戦いがあります。

そのときの結果はコンピューターの負けになりましたが、
今回の「阿伽羅」では、リーダー役のソフトを中心とした
4台のソフトの多数決で差し手を決定するのだそうで、

将棋プロジェクトの副委員長によりますと、
「95%の確率で勝てる」と豪語しているそうです。

一方、頭ひとつしかない人間ですが、(笑)
連結された169台のコンピューターと対戦して、
勝ち負けを争うわけですから、
人間の頭脳の凄さも驚きといえば驚きですね。

さて近年、将棋のソフトが飛躍的に強くなっていますが、
これは形勢判断の5000万種類の評価をする評価関数だけではなく、

プロ棋士たちの棋譜をソフト自体が学習する「機械学習」と
呼ばれる機能が搭載されていることによるそうです。

つまり、将棋ソフト自体が将棋の学習と練習とをするのだそうですが、

相場では「相場のことは相場に聞け」ともいいますので、
自動トレードソフトの場合にあてはめてみると、
基本ロジックだけではなく、
「相場つきの変化と対応」を自動学習する機能にも該当しそうで、
興味深いですね。

ところで、

情報処理学会の将棋プロジェクトチームでは
「数年後には名人や竜王に勝ちたい」と意気込んでいるとのことで

今後も、コンピューター対人間の頭脳戦は興味深いですが、

日本将棋連盟の米長邦雄会長は

「プロの直感と大局観。
 このふたつが解明されたときがプロが追い越される日。」

と述べているそうです。

そういえば、経済学にも「合成の誤謬」ということがあるように

「部分的には合理的で正しいものが
 全体としては間違った結果を生む。」

摩訶不思議なこともあるようで、

ときに曖昧と謗(そし)りを受けることもありますが、
大局観はトレードでも人間の持てる特性として
大切な場合がありそうですね。

金融危機の再燃がまたささやかれていますが、

かつてユーロが半年も下落をしていた頃、

「短い時間足のテクニカルがどうだのこうだの
 そんなことはあまり関係ない。
 ここで売らずにどこで売るんだよ。」

「通貨ペアの選択は、株式での銘柄選択に該当するもので、
 トレードの勝ち負けの半分以上を占める大切な選択だ。
 しっかり大きな流れを捕まえて通貨ペア選択をちゃんとすれば、
 タイミングが多少いい加減でも勝ててしまうくらいだよ。」

と、ちょっと乱暴な言葉のようですが、(苦笑)
こんなことを言っていた人もいたとかいないとか…。

詳細に分析することだけではなく、

「えい、やー。」とばかり雑を排し、(爆)
本質を見る大局観も養っていきたいものですね。



私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX 「逆から考える」のお話


先週末の米雇用統計とISM非製造業景況感指数の発表で、
ドル円などがジェットコースターのような相場展開になりましたね。

●先週8月30(月)〜9月3日(金)の気になる出来事

<30日(月)>

NZ貿易収支(7月)は市場予想より弱い−1.86億NZドルになりました。
日銀が午前9時から臨時の政策会合を開くとの報道がありました。
しばらく円安傾向になって日経平均が前場で堅調に推移しました。
正午過ぎに日銀の臨時政策会合での決定として
「政策金利の現状維持を全員一致で決定。
新型オペの期間を6ヶ月に延長する。期間6ヶ月の新型オペを設ける。
新型オペの最終的資金供給規模は30兆円程度。」
などが発表されました。
追加緩和が市場予想の織り込みの範囲であったことで、
ドル円が下落して日経平均も上げ幅を縮小しました。
日経平均は前週末比+158.20円で引けました。
日銀総裁の記者会見では
「日銀は必要であれば対応を行う。
国債買い入れオペは現在の規模が最適。
日本経済の下振れリスクに注意することが必要。
追加的利下げには副作用を見極めるなどの判断が必要。
先進国は政策余地が大きくない。
金融政策ですべてが解決するわけではない。」
などの認識が示されました。
日財務相からの為替介入に関する発言はありませんでした。
繰り上げ発表となった日経済対策基本方針では
「為替動向を注視して必要なときには断固たる措置をとる。
日銀と政府は緊密な情報交換と連携を保ち、
適切かつ機動的に金融政策で経済の下支えをする。
経済対策では予備費9200億円を活用。
必要な場合には補正予算の編成含め機動的かつ弾力的に対応。
9月10日に経済対策を決定。」
などが示されました。
欧業況判断指数(8月)は0.61、欧消費者信頼感(8月)は−11と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧鉱工業信頼感(8月)は市場予想とおりの−4になりました。
欧経済信頼感(8月)は市場予想より強い101.8になりました。
米個人所得(7月)は市場予想より弱い0.2%、
米個人支出(7月)は市場予想より強い0.4%になりました。
米PCEデフレータ(7月)は
前年比で市場予想とおりの1.5%になりました。
加第2四半期経常収支は
市場予想より弱い−110億加ドルになりました。
NZ経済研究所が
「RBNZは来年3月まで政策金利を据え置く可能性。
10月の増税を前に個人消費が上向く可能性は低い。」
などの見解を発表しました。
米ダラス連銀製造業活動(8月)は市場予想よりは強い
−13.5になりましたが、雇用指数が−5.1に悪化しました。
オバマ米大統領が
「追加の対策を検討中。中所得者層に対する減税の拡大を求める。
中小企業向けの雇用促進政策を求める。」
などの声明を発表しました。
NYダウは前週末比−140.92ドルで取引を終えました。

<31日(火)>

NZ住宅建設許可(7月)は市場予想より強い3.1%になりました。
英GFK消費者信頼感調査(8月)は
市場予想よりは強い−18になりました。
NZ大手金融機関のサウスカンタベリーの破綻報道がありました。
日鉱工業生産速報(7月)は0.3%、日小売業販売額(7月)は
前年比で3.9%と、ともに市場予想よりも強い結果になりました。
豪小売売上高(7月)は0.7%、豪第2四半期経常収支は−56.40豪ドルと、
もとに市場予想より強い結果になりました。
格付け会社のS&Pが
「NZ格付けは金融機関SCFの破綻によって直ちに影響は受けない。」
との見解を発表しました。
日住宅着工戸数(7月)は前年比で市場予想より強い4.3%になりました。
日経平均は前日比−325.20円の大幅安で引けました。
日財務副大臣が
「急激な為替の変動には断固たる措置をとる。
為替介入をした場合は日銀に非不胎化を行ってもらう必要。
ゼロ金利政策導入の選択の可能性もあるべき。」
などの円高牽制の発言をしました。
日民主党の小沢前幹事長が党代表選に出馬することを表明しました。
独失業率(8月)は市場予想とおりの7.6%、
独失業者数(8月)は市場予想よりは強い−1.7万人になりました。
英消費者信用残高(7月)は2.0億ポンド、
英モーゲージ承認件数(7月)は4.87万人と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧失業率(7月)は10.0%、欧消費者物価指数速報は前年比で1.6%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
加GDP(6月)は市場予想とおりの0.2%になりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(6月)は
前年比で市場予想より強い4.23%になりました。
格付け会社のS&Pが
「ユーロ圏は財政緊縮が経済成長に打撃となるが、
二番底に陥る可能性はほとんどない。」
などの見解を発表しました。
米シカゴ購買部協会景気指数(8月)は
市場予想よりやや弱い56.7になりました。
米消費者信頼感指数(8月)は市場予想より強い53.5になりました。
米連邦預金保険公社が
「第2四半期には829行が問題銀行のリストに掲載された。
問題銀行の総資産は4030億ドル。
保険基金のバランスシートは152億ドルのマイナス。」
などの報告をしました。
米FOMC議事録では
「雇用市場は予想よりも弱い。ディスインフレのリスクは嵩じた。
景気回復に対する下振れリスクは大きくなった。
デフレリスクは極めて小さい。MBSへの再投資が必要となる可能性。
経済活動は予測よりも潜在率を下回って推移。
必要であれば追加緩和策を計画。」
などの見解が公表されました。
NYダウは前日比+4.99ドルで取引を終えました。

<1日(水)>

中国の製造業PMI(8月)は市場予想より強い51.7になりました。
豪第2四半期GDPは市場予想より強い1.2%になりました。
格付け会社のS&Pが
「日本は経済回復の勢いを失いつつある。」
との見解を発表しました。
日民主党の党代表選に出馬する小沢前幹事長が
「今後の急激な円高には市場介入も含めた方策を実施。
急激な円高の対処に予備費など2兆円を全額執行。」
などの方策を示しました。
日経平均は前日比+102.96円で引けました。
独小売売上高(7月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
スイスSVME購買部協会景気指数(8月)は
市場予想より弱い61.4になりました。
独製造業PMI確報(8月)は市場予想とおりの58.2になりました。
欧製造業PMI確報(8月)は市場予想よりやや強い55.1になりました。
英製造業PMI(8月)は市場予想より弱い54.3になりました。
米ADP雇用統計(8月)は市場予想より弱い−1.0万人になりました。
米ISM製造業景況指数(8月)は市場予想より強い56.3になりました。
米建設支出(7月)は市場予想より弱い−1.0になりました。
米ISM製造業調査委員長が
「雇用指数の拡大は楽観論の継続を示す。
製造業が二番底に陥る兆候は見えない。」
などの見解を示しました。
米経済諮問委員会の委員長が
「米経済はまだ大きな需用不足に直面。
需用の拡大には米政府による支出と減税が必要。」
などの認識を示す発言をしました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「デフレリスクに直面した場合のみ追加金融緩和を実施すべき。
失業対策で緩和を行なうべきではない。
米経済は軟調な局面入りしているが二番底ではない。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFが「ソブリン債へのデフォルトリスクは誇張されている。」
との見解を示しました。
NYダウは続伸して前日比+254.75ドルで取引を終えました。

<2日(木)>

FRBの副議長が
「FRBには利下げのための更なる選択肢がある。」
との見解を示す発言をしました。
豪貿易収支(7月)は市場予想より弱い18.88億豪ドルになりました。
日民主党の党代表選に出馬する小沢前幹事長が
「急激な円高は何とか止めなければならない。
介入の効果は他国の協力なしには効果が薄いが、
(単独でも行うくらいの)覚悟でやるべき急激な円高。」
などの認識を示しました。
スイス第2四半期GDPは市場予想より強い0.9%になりました。
英ネーションワイド住宅価格(8月)は
市場予想より弱い−0.9%になりました。
日経平均は続伸して前日比+135.82円で引けました。
スイス実質小売売上高(7月)は4.8%になりました。
英建設業PMI(8月)は市場予想より弱い52.1になりました。
欧第2四半期GDP改訂値は市場予想とおりの1.0%になりました。
欧生産者物価指数(7月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
米第2四半期非農業部門労働生産性確報は、
市場予想よりは強い−1.8%になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い47.2万件になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では
「現在の金利水準は適切。最近の経済指標は予想以上に好調。
ユーロ圏経済は緩やで不均一のペースで成長の見通し。
経済環境は不透明。見通しへのリスクはやや下向き。
流動性オペは必要な限り供給を続ける。非標準的措置は一時的なもの。
2010年のスタッフ予想の上方修正は第2四半期の回復による結果。
財政発展は全体的に予想に一致。二番底を予想していない。」
などの認識が示されました。
バーナンキFRB議長が
「金融の全ての危機を防ぐことは不可能。
金融政策はバブル退治の手段には適さない。
監督と規制が防御の最前線になる。」
などの認識を示す発言をしました。
米中古住宅販売保留(7月 契約ベース中古住宅販売)は
市場予想より強い5.2%になりました。
米製造業受注指数(7月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
米ホワイトハウスの報道官が
「米政府は大規模な新規景気刺激策を検討していない。」
と発表しました。
NYダウは2日続伸して前日比+50.63ドルで取引を終えました。

<3日(金)>

豪AIGサービス業指数(8月)は47.5になり前回値を上回りましたが、
4ヶ月連続で好悪分岐点の50を下回りました。
中国の外貨準備で米ドルが65%、ユーロ26%、ポンド5%、円3%、
になることが報道されました。
ロシア紙が「ロ中銀のカナダドルへの投資準備が数週間で整う。」
と報じました。
日経平均は前日比+51.29円の9114.13円で週の取引を終えました。
為替市場は米雇用統計を控え、しばらく動意薄の展開になりました。
スイス消費者物価指数(8月)は市場予想とおり0.0%になりました。
独サービス業PMI確報(8月)は市場予想より弱い57.2になりました。
欧サービス業PMI確報(8月)は市場予想より強い55.9になりました。
英サービス業PMI(8月)は市場予想より弱い51.3になりました。
欧小売売上高(7月)は市場予想より弱い0.1%になりましたが、
前年比では市場予想より強い1.1%になりました。
欧州委員会が
「ギリシャ銀行の安定化基金に100億ユーロの融資をする。」
と発表しました。
ギリシャ財務相が
「今年、ギリシャ経済は4%までは収縮しない可能性。」
との見解を示す発言をしました。
欧州委員が
「欧州委員会は13日にEUの2010年の成長見通しを引き上げる見込み。
下半期のEUの成長は上半期より鈍化する見込み。」
などの認識を示しました。
ユーロが米雇用統計の発表前に堅調になりました。
米雇用統計では、
「失業率(8月)が市場予想とおりの9.6%、
NFP(8月)が市場予想より強い−5.4万人。
民間部門雇用者数変化(8月)が市場予想より強い6.7万人、
製造業雇用者数変化(8月)が 市場予想より弱い−2.7万人。」
などの結果になりました。
また、前回値のNFPで7.7万人の上方修正がされました。
しばらくドルが買われる展開になりました。
ECBの専務理事が
「我々は危機から脱していない。
やるべきことが数多くある。」
との認識を示す発言をしました。
NY大学のルービニ教授が
「先進国の経済成長は潜在率を下回っている。
米国と日本には二番底に陥るリスクが存在。
行き過ぎた緊縮財政はリスクになる。
ユーロ圏には弱いユーロが必要。
ECBはさらに緩和策を実施すべき。
ECBが有する選択肢の一つは利下げである。」
などの見解を示す発言をしました。
ドイツ連銀からザラツィン理事が罷免されました。
米ISM非製造業景況指数(8月)は市場予想より弱い51.5になりました。
ドル売り動意になりました。
米アトランタ連銀総裁が
「リスクはやや下向きにシフトした可能性。
極めて緩和的な金融政策が妥当。経済は一時的な下振れを通過中。
FOMCの決定が過大解釈されている。金融システムは改善。
信用の逼迫も緩和してきている。」
などの認識を示す発言をしました。
米ISM非製造業景況調査委員会の委員長が
「米経済が二番底に陥る可能性はないが注視は必要。
製造業は将来に対する強いサインを示している。」
などの認識を示しました。
オバマ米大統領が
「経済の傷を癒すには数年を要す。雇用創出への追加措置が必要。
経済は正しい方向に向かっている。」
などの認識を示す発言をしました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏経済は回復軌道に乗っている。
ユーロ圏の経済成長には幾つかのリスクも存在。
米国は回復軌道を前に困難に直面している。」
などの見解を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は74ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+127.83ドルの10447.93ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<9月6日(月)の主な予定>

米・加がレイバー・ディで休場です。
午前10時半に豪ANZ求人広告件数(8月)、
の経済指標が発表されますが重要経済指標はありません。

<9月7日(火)の主な予定>

正午過ぎに日政策金利、
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後2時に日景気先行CI指数速報(7月)、日景気一致CI指数速報(7月)
午後2時45分にスイス失業率(8月)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後7時に独製造業受注(7月)、
などの経済指標が発表されます。
日・豪の指標には注目です。

<9月8日(水)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期製造業売上高、
朝8時50分に日経常収支(7月)、日貿易収支(7月)、日機械受注(7月)
午後2時に日景気ウォッチャー調査(8月 現況判断DI・先行判断DI)、
同午後2時に日銀金融経済月報、
午後3時に独貿易収支(7月)、独経常収支(7月)、
午後5時半に英鉱工業生産(7月)、英製造業生産高(7月)、
午後7時に独鉱工業生産(7月)、
夜9時半に加住宅建設許可(7月)、
夜10時に加BOC政策金利、(市場予想は0.25%の利上げ)
夜11時に加Ivey購買部協会指数(8月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
深夜4時に米消費者信用残高(7月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独・加・米の指標には注目です。

<9月9日(木)の主な予定>

朝8時50分に日第3四半期景況判断BSI、
午前10時半に豪失業率(8月)、豪雇用者数変化(8月)、
午後2時に日消費者態度指数(8月)、
午後3時に独消費者物価指数確報(8月)、
午後5時に欧ECB月報(9月)、
午後5時半に英商品貿易収支(7月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時15分に加住宅着工件数、
夜9時半に米貿易収支(7月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際商品貿易(7月)、加新築住宅価格指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(欧)・英・米の指標には注目です。

<9月10日(金)の主な予定>

朝8時50分に日第2四半期実質GDP確報、日第2四半期名目GDP確報、
同朝8時50分に日第2四半期GDPデフレータ、日国内企業物価指数(8月)
午後5時半に英生産者物価指数コア(8月 前年比)、
同午後5時半に英生産者仕入価格(8月)、英生産者出荷価格(8月)、
午後8時に加雇用ネット変化率(8月)、加失業率(8月)、
夜11時に米卸売在庫(7月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・(英)・加の指標には注目です。

さて、先週は、週はじめの日銀臨時会合で発表された
金融政策が市場予想の範囲になったことで「事実売り」を浴びて、
ドル円やクロス円が円買いで下落する相場展開になりました。

そして、週末の米雇用統計では、NFP(8月)が市場予想より強い
−5.4万人となって、民間部門雇用者数変化(8月)が
市場予想より強い6.7万人になり、
さらに前回値のNFPで7.7万人の上方修正がされたことで、
ドル買い動意になりましたが、
続いて発表された米ISM非製造業景況指数(8月)が
市場予想よりも弱い51.5になったことでドル売り動意に転じて、
ドル円がジェットコースターのような激しい上下動になって、
また、ユーロドルなどのドルストレートが上下動の後に
ドル売りで堅調になる相場展開になり、
総じて先週は膠着を挟みながらも上下動の忙しい相場になりました。

また、8月31日深夜の米FOMC議事録では
「雇用市場は予想よりも弱い。ディスインフレのリスクは嵩じた。
景気回復への下振れリスクは大きくなった。
デフレリスクは極めて小さい。MBSへの再投資が必要となる可能性。
経済活動は潜在率を下回って推移。必要であれば追加緩和策を計画。」
などの見解が公表され、
緩和策の継続を示唆する内容になったのに対して、

9月2日のトリシェECB総裁の記者会見では「現在の金利水準は適切。
最近の経済指標は予想以上に好調。ユーロ圏経済は緩やで不均一の
ペースで成長の見通し。経済環境は不透明。見通しへのリスクは
やや下向き。流動性オペは必要な限り供給を続ける。
非標準的措置は一時的なもの。2010年のスタッフ予想の上方修正は
第2四半期の回復による結果。財政発展は全体的に予想に一致。
二番底を予想していない。」などの見解で、
警戒感は示しながらも、ややポジティブな内容になったようです。

一方、菅首相が「(円高に対し)必要なときは断固たる措置を取る」と
発言しているとともに、「今後の急激な円高には市場介入も含めた
方策を実施。急激な円高の対処に予備費など2兆円を全額執行。」
するとする日民主党の小沢前幹事長が党代表選に出馬することになり、
両氏ともに円高を牽制していますが差異もないわけではないようで、
日民主党の代表選の行方も注目されます。

ここのところのドル円相場では日米長期金利の影響が
強くなっているとの指摘がありますが、日長期金利の下落も一服になり、
今週は日新発10年物国債利回りが1.2%を目指す動きになる
可能性との観測があるとともに、
米景気悲観論がやや後退している中で入札が続く米国債の
需給が緩めば米長期金利も上昇する可能性が強そうで、
日米の長期金利の差が注目されます。

リスク回避も後退して、主要通貨ペアが堅調になると
見る向きが優勢のようですが、一方向の動意の相場になるよりも、
経済指標の発表などで揺れる相場展開になる可能性がありそうです。

<話題>

中央銀行サーベイの2010年4月の取引高調査が発表されましたね。

http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/deri/deri1004.htm#chart4
(末尾参照)

これによりますと、日本は為替の市場として3位に返り咲きましたが、
圧倒的に英国での為替取引が多く、そして、現在は1日あたりの取引量が
4兆ドルに迫るくらいに拡大しているようで、為替に介入するにしても
たいへんな時代になっているようです。


さて今日は、「逆から考える」のお話です。

正面から考えても判り辛いことでも、
逆から考えると判ることがありますね。

論理学や数学でも帰謬法とか背理法などがありますが、
これらもある意味「逆から考える」ことに
少し似ているような気もしますがどうなのでしょうか。

さて、証明に仮定が有るとか無いとか、
などの小難しい話は別として、(笑)

たとえば「白鳥は全て白い」ということは、
たった一羽の黒い白鳥を見つけ出せれば
(まぁ、こんなことは定理とは呼びませんが)
定理としては否定されてしまいます。

ただ、もちろん、白鳥の全てが白いわけではなくても、
その多くは確かに白く、白鳥という鳥の種類において、
「白いという明らかな傾向」は認めてもよいようですね。

ところで、

相場でもなかなか絶対的な定理のような法則はないようで、
あるとしますと「傾向」までということになりそうです。

1980年代の半ばあたりから、
相場の動きを物理学や数学的に
解明しようとする試みが行われてきましたが、

経済危機や金融危機が起こると、
白鳥には黒い白鳥もいることが事実となって、(苦笑)

有力な理論も事実の前に破綻することがあり、

時の英知を結集したLTCMでさえ崩壊の道をたどり、
相場には絶対がないことが、
皮肉にも証明されてしまいました。

また、チャートに法則性を見出そうとする研究でも、

チャートで未来の相場の動きの全てが解るとするならば、
過去の価格の記録から未来が導き出せるということで、
過去が未来を決定することになりますが、

傾向はあっても、完全な因果律まではなく、

たとえば、重要経済指標が発表されて、
それがサプライズとなったときなどに
チャートが慌てふためくように指標結果で動くことがあり、

過去以外に、現在から与えられるものを相場は織り込んで行き、
相場は過去のみによって決定されているわけではないようで、

チャートの研究で「傾向」や「有効性」は見出せたとしても、
相場における完全な定理のような法則までは
どんなに時を経て研究されたとしても
見出すことはできないのかもしれませんね。(謎)

つまり、チャートによる必勝法は
未来も発見されることはない可能性が高そうですが、

ただ、チャートは単なる過去の価格のアーカイブ
というわけではなく、

現在進行するレート(価格)は、
過去の数多いトレーダーの建て玉を引きずっているのも事実で、

ランダムウォークのようではあっても、

チャートの過去がチャートの未来に
まったく影響を与えていないとも言い切れないようで、

たとえば、意識される価格水準の抵抗などは
「傾向」として確かに存在しているといってもよいように思います。

こうしてみますと、

チャートは、確定された過去の価格の事実と、
市場参加者の意識を含む「変化する現在」を織り込む
不確定な先端の価格とによって構成されていて、

先端のローソク足と、それ以前のローソク足とでは
確定という意味では異なるものになりそうです。

先端のローソク足は未確定ゆえに、
しばしばダマシを演じることがあって、

たとえば、価格の均衡ゾーンのバランスが崩れると
価格水準のブレークが起こりやすくなる傾向がありますが、

そのブレーク狙いで、ある価格水準を「抜けたかどうか」は、
現在の未確定の足が過去になってからはじめて確定されるもので、

先端の未確定の変化する足で、
価格水準を「抜けたかどうか」を決定的に見るのは難しいものです。

そのようなこともあるために、
チャートでは「終値」が重要になってくるわけですが、

ときに終値に至るまでに、相場が大きく動いてしまって、
終値の確定まで待つとトレードチャンスを逸することもあり、(苦笑)

このあたりが難しいところのようですね。

つまり、拙速に判断するとダマシにあい、
さりとて待ちすぎると出遅れになることもあるというわけです。

早期に価格水準を「抜けたかどうか」をみるには、
終値の決定の早い下位時間軸を参考にできますが、

下位時間軸では浮動になりやすいようで、
価格水準を終値で「抜けた」と思っても、
プルバック(引き戻し)の動きで、
またもとの価格水準に戻ることもあり、

「どうすりゃいいのさ。」と悩ましいところがあります。(笑)

このようなときに「逆から考える」と
少し見えてくるものがある場合があります。

価格水準を「抜けたかどうか」は、基本的には
過去形での事後認識にならざるを得ないところがあり、
後になってはじめて判るものでもありますが、

価格水準を「抜けた」という定義を
「それまでの価格水準に戻らないこと」
として、逆からみると、

プルバック(引き戻し)の動きになっても、
「またもとの価格水準に戻らない」場合は、
価格水準を「抜けた」と認識してもよさそうです。

つまり、価格水準を「一応抜けて」
その後、また価格が戻ってダマシになるかもしれないけれども、

戻りの動きとなっても、
抜けるまでの価格水準が逆に抵抗になって、
「またもとの価格水準に価格が戻らない」ことが
下位時間軸の終値で確認できれば、

上位時間軸の先端のローソク足が未確定であっても、
価格水準を「抜けた」と早期に認識できる場合があります。

このほかにも

トレンドが継続しているかどうかでは、
トレンド継続の証拠を認識するとともに、
「トレンドを否定する価格の動き(の兆候)がないか」を探す。

レンジが継続しているかどうかでは、
レンジ継続の証拠を認識するとともに、
「レンジを否定する価格の動き(の兆候)がないか」を探す。

など、「逆から考える」と
見えてくるものがある場合がありますね。

そして…、

忌み嫌うダマシにさえも
「逆から考える」と効能と価値がある場合があります。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラの著書
「デイトレード」中の一文ですが、

「充分に知識を持たない初心者は、たとえば支持線などのテクニカルが
 うまく機能しなかった場合に、テクニカル分析は信用できず、
 使えないといった誤った認識を持つが、これは大きな間違いである。」

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、突然、下抜けしたとしよう。
 しかし、それは支持線の概念が機能しないことを示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、テクニカル分析の
 概念として、最も価値のあるメッセージなのである。」

「このメッセージは、相場の『変化』を伝えているのである。」

「チャート分析が常に機能すると期待することは愚の骨頂である。
 チャートが常に正しいわけではない。時には機能しないこともあるが、
 それは経験豊かなトレーダーには価値あるメッセージなのである。」

ひねくれて考えると、こじつけのようでもありますが、(苦笑)

ヘンダーランドの相場の世界では、
正面からだけではなく、背理的な意味で

裏側や「逆から考える」ことが
トレードの大切なヒントになることが少なくないようですね。



参考: 日経BP社 オリバー・ベレス、グレッグ・カプラ著
   「デイトレード」
   "Tools and Tactics for the Master Day Trader"


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX 意地悪な神様のお話


今週こそ(笑)、首相と日銀総裁の会談と
緩和策の発表がありそうですが、
さて、いかがなりますでしょうか。

●先週8月23(月)〜27日(金)の気になる出来事

<23日(月)>

日官房長官から
「今朝、菅首相が白川日銀総裁と15分程度の電話会談を行った。
為替を含む経済金融情勢で意見交換。
今後も日銀と政府はコミュニケーションを密にすることが大事。
為替介入の話は全く出ていない。」
などが示されました。
しだいに円高が進みました。
豪首相が
「多くのオーストラリア人は労働党の政府を望んだ。
重要な問題はどちらの政党が安定を保証できるかだ。
政治情勢を解決するには時間がかかる可能性。」
などの認識を示しました。
日経平均は前週末比−62.69円の9116.69円で引けました。
格付け会社のムーディーズがバーレーンを格下げして、
見通しを安定的で据え置きました。
独製造業PMI速報(8月)は市場予想より弱い58.2、
独サービス業PMI速報(8月)は市場予想より強い58.5になりました。
欧製造業PMI速報(8月)は市場予想より弱い55.0、
欧サービス業PMI速報(8月)は市場予想より強い55.6になりました。
スペインの財務相が「今年のスペイン成長率は−0.3%の見込み。」
との見解を発表しました。
米シカゴ連銀全米活動指数(7月)は、
市場予想よりはやや強い0.00になりました。
欧消費者信頼感速報(8月)は市場予想よりは強い−12になりました。
格付け会社のムーディーズが
「欧州域内各国の歳出削減は経済成長の重しになり、
格下げリスクを高める。」との見解を発表しました。
NYダウは前週末比−39.21ドルで取引を終えました。

<24日(火)>

欧州委員が「アジアの成長減速は欧州に深刻な影響を与える可能性。」
との認識を示す発言をしました。
英紙が英BOE委員の談話として
「英国の二番底の可能性は現実的なリスクである。
しかしながらBOEの政策には満足している。」
との記事を掲載しました。
日経平均は前日比−121.55円で引けて9000円の大台を割り込みました。
独第2四半期GDP確報は市場予想とおりの2.2%、
独第2四半期個人消費確報は市場予想より強い0.6%になりました。
日財務相の記者会見が急遽行われることが報道されました。
日財務相の記者会見では、
「為替動向に重大な関心持ち極めて注意深く見守る。
為替は明らかに一方向に偏っている。
為替の過度な変動や無秩序な動きは経済金融の安定に悪影響。
日銀とは緊密に連携して機動的かつ適切に対応することが必要。
介入についてはコメントしない。」などが示されましたが、
介入には言及せず具体策も示されませんでした。
ドル円が下落していきました。
欧鉱工業新規受注(6月)は市場予想より強い2.5%になりました。
独連邦債の10年物利回りが過去最低の2.166%になりました。
加小売売上高(6月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
シカゴ連銀総裁が
「二番底のリスクは半年前よりも高まっているが、
まだ起こるとは考えていない。景気回復には勇気付けられる兆候。
住宅価格には安定化しつつある兆候。
米経済と住宅市場はまだ(難局の)森を抜け出していない。
緩和的な金融政策は適切。」
などの見解を示す発言をしました。
米中古住宅販売件数(7月)は
市場予想よりかなり弱い383万件になりました。
米リッチモンド連銀製造業指数(8月)は、
市場予想より強い11になりました。
FRBが償還2013〜14年の米国債を13.5億ドル相当購入しました。
米共和党下院院内総務が
「財務長官や国家経済会議委員長を含む
オバマ大統領の経済チームは辞任すべき。」との発言をしました。
欧州委員が
「ギリシャの緊縮財政は進展している。
ストレステストは頻繁に実施していきたい。」
などの見解を示す発言をしました。
米ダラス連銀総裁が
「8月10日のFOMCでは激しい議論はなかった。
FOMCは引き締めのシグナルを送りたくなかった。
米経済は我々が望むほど強いものではない。
インフレは喫緊の脅威ではなく問題は高水準の失業率。
米経済はしばらく潜在成長率を下回る可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−133.96ドルで取引を終えました。

<25日(水)>

格付け会社のS&Pがアイルランドの長期ソブリン格付けを引き下げ
見通しをネガティブとしました。
アイルランド国債管理庁が
「S&Pによる銀行コストの見通しは極端なもの。
S&Pによる格下げアプローチは間違っている。」
と格下げ発表に不快感を表明しました。
日経新聞が「日銀、追加緩和を検討」との観測記事を掲載しました。
日通関ベース貿易収支(7月)は
市場予想より強い8042億円になりました。
日企業向サービス価格指数(7月)は
前年比で市場予想より弱い−1.2%になりました。
日財務相が
「必要なときには適切な対応をとる。
市場動向を注意深く見守ってほしいと首相から指示。
介入についてはコメントできない。」
などの発言をしました。
日経平均は続落して前日比−149.75円で引けました。
独IFO景気動向(8月)は106.7、独IFO現況評価値(8月)は108.2と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ギリシャの財務相が
「ギリシャのリセッションは浅く縮小は4%以下の見込み。
債務再編問題はない。」
との認識を示しました。
ECBが3ヶ月物オペで190.8億ユーロを市場に供給しました。
独財務相が
「各国は財政赤字を削減しなければならないが独が模範を示す。
欧州圏での金融規制への取り組みは良好に進展。
独のGDPは2011年に減速する可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
米耐久財受注(7月)は市場予想より弱い0.3%になりました。
米新築住宅販売件数(7月)は27.6万件、
米住宅価格指数(6月)は−0.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
スイスSNB総裁が
「バランスシートにはリスクがある。
我々はまだ正常な状況ではない。
スイスはデフレにもインフレにも直面していない。
経済を取り巻く不透明性は引き続き高い。
下半期の経済成長は弱まる可能性。」
などの認識を示しました。
仏大統領が「ユーロ圏の財政状況は米国や日本よりも良好。
為替の変動を抑制する措置が必要。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比+19.61ドルで取引を終えました。

<26日(木)>

豪第2四半期民間設備投資は、
市場予想よりかなり弱い−4.0%になりました。
日経平均やアジアの株式市場がプラス圏で推移しました。
日経平均は5日ぶりに反発して前日比+61.09円で引けました。
独GFK消費者信頼感調査(9月)は市場予想より強い4.1になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い47.3万件になりました。
カナダ財務相が
「米経済の不振はカナダにとっての主要な懸念。
カナダ経済は年末にかけて緩やかに拡大の見込み。
カナダの第2四半期GDPは第1四半期ほど拡大にならない見込み。
二番底に陥らないために状況を注視する必要。」
などの認識を示しました。
IMFが「ハンガリー政府と協議を再開する用意ある。」
との発表をしました。
NY連銀が2021〜39年償還の米国債14.15億ドル相当を購入しました。
独卸売貿易業連合会が
「強いユーロは独の輸出業者にとって懸念ではない。」
との見解を発表しました。
NYダウは前日比−74.25ドルで取引を終えました。

<27日(金)>

日全国消費者物価指数(7月)は
前年比で市場予想とおりの−0.9%になりました。
日財務相が
「円高の影響は深刻な状況。必要な時に適切に対応する。
日銀としっかり連携して対応していきたい。」
などの発言をしました。
「日首相が今日中に経済対策の基本方針を発表する。」
との報道がありました。
日経平均は前日比+84.58円の8991.06円で週の取引を終えました。
独輸入物価指数(7月)は市場予想よりは強い−0.2%になりました。
日首相が
「為替市場の過度な変動は経済と金融の安定に悪影響。
必要な時には断固たる措置をとる。日銀総裁が帰国次第官邸で面会。
日銀には機動的な金融政策の実施を期待。
円高など厳しい経済情勢踏まえ31日に経済対策の基本方針を決定。」
などを発表しました。
英第2四半期GDP改訂値は市場予想より強い1.2%になりました。
英第2四半期総合事業投資速報は
市場予想よりかなり弱い−1.6%になりました。
スイスKOF先行指数(8月)は市場予想よりやや弱い2.18になりました。
ロシアの財務相が
「ユーロの状況は安定。引き続き欧州の国債に投資を継続する。」
との見解を発表しました。
米第2四半期GDP改訂値は1.6%、
米第2四半期個人消費改訂値は2.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米第2四半期コアPCE改訂値は市場予想とおりの1.1%になりました。
独消費者物価指数速報(8月)は市場予想とおりの0.0%になりました。
アイルランドと独の10年物国債スプレッドが
最高水準の365ベーシスポイントに拡大しました。
ミシガン大学消費者信頼感指数確報(8月)は
市場予想より弱い68.9になりました。
注目されていたバーナンキFRB議長の講演では、
「一段の行動が必要になれば追加刺激策の用意がある。
2011年に景気が上向きになる条件が整いつつある。
経済は依然として予期せぬ展開に対して脆弱。
デフレは米経済に大きなリスクではない。
米経済は今年下半期も拡大続けるがペースは鈍化。
必要となった場合の長期債の追加購入は金融状況を緩和。
FRBは現時点で措置への特定の基準やトリガーで合意していない。」
などの認識が示されました。
市場は上下動しながらもドル買い反応になりました。
独連銀総裁が
「経済は引き続き成長。危機は経済の回復スピードに影響。
独失業率は7%水準で推移。労働市場は改善しつつある。
ECBは次回会合で流動性について協議の可能性。
(私が)トリシェECB総裁の後任となる可能性はない。」
などの発言をしました。
トリシェECB総裁が
「家計と企業と政府の債務が景気回復を遅らせる。
政府支出を増加させることは非常に危険。
財政健全化に失敗すれば失われた10年を招く。
金融危機は新たな金融の不均衡を作り出した。」
などの見解を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は75ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+164.84ドルで、
1万ドルの大台を回復して取引を終えました。

●今週の主な予定

<8月30日(月)の主な予定>

英国がサマー・バンクホリデーで休場です。
朝7時45分にNZ貿易収支(7月)、
朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(8月)、
昼12時にNBNZ企業信頼感(8月)、
午後6時に欧消費者信頼感(8月)、欧業況判断指数(8月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(8月)、欧経済信頼感(8月)、
夜9時半に米個人支出(7月)、米個人所得(7月)、
米PCEデフレータ(7月)、
同夜9時半に加第2四半期経常収支、加鉱工業製品価格(7月)
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・(欧)・米の指標には注目です。

<8月31日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(7月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(8月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(7月)、
日小売業販売額速報(7月 前年比)、
午前10時半に豪小売売上高(7月)、豪住宅建設許可件数(7月)、
同午前10時半に豪第2四半期経常収支、
午後2時に日住宅着工戸数(7月)、日建設工事受注(7月)、
午後4時55分に独失業率(8月)、独失業者数(8月)、
午後5時半に英消費者信用残高(7月)、
英モーゲージ承認件数(7月)、
午後6時に欧失業率(7月)、欧消費者物価指数速報(8月 前年比)、
夜9時半に加GDP(6月)、加第2四半期GDP、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(6月 前年比)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(8月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(8月)、
深夜3時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・欧・加・米の指標には注目です。

<9月1日(水)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期GDP、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(8月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(8月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(8月)、
午後5時半に英製造業PMI確報(8月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(8月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(8月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(8月)、米建設支出(7月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

<9月2日(木)の主な予定>

午前10時半に豪貿易収支(7月)、
午後2時45分にスイス第2四半期GDP、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(7月)、
午後5時半に英建設業PMI(8月)、
午後6時に欧第2四半期GDP改訂値、欧生産者物価指数(7月)、
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜9時半に米第四半期単位労働費用確報、
夜11時に米中古住宅販売保留(7月)、米製造業受注指数(7月)、
(豪)・スイス・欧・米の指標には注目です。

<9月3日(金)の主な予定>

午後4時15分にスイス消費者物価指数(8月)、
午後4時55分に独サービス業PMI確報(8月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(8月)、
午後5時半に英サービス業PMI(8月)、
午後6時に欧小売売上高(7月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(8月)、米失業率(8月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(8月)、
米週平均労働時間(8月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

さて先週は、日政府と日銀による緩和具体策の発表が
遅れていたことや、米中古住宅販売件数が場予想より
かなり弱い383万件になったことで、
ドル円が24日に約15年ぶりの83円58銭まで下落しましたが、
その後、25日の米耐久財受注と米新築住宅販売件数が
振るわなかったものの、
日銀の緩和策の発表への期待も後押ししたか、
ドル円が上下動しながらも徐々に反発しました。

そして、週末の米第2四半期GDP改訂値と米第2四半期個人消費が
市場予想よりも強かったことや
バーナンキFRB議長の講演に揺れながらも上昇して、
ドル円は85〜86円のレンジに戻ってくる相場展開になりました。

また、ドルストレートについては、23日に格付け会社の
ムーディーズが「欧州域内各国の歳出削減は経済成長の重しになり
格下げリスクを高める」との見解を発表したり、
25日にS&Pがアイルランドの長期ソブリン格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとするなど、ユーロドルが軟調になり、
他のドルストレートも軟調傾向になりましたが、
週末にかけてリスク回避の動きも緩和してきて
ドルストレートが反発する相場展開になりました。

さて、盆明け以降、日首相と日銀総裁の会談はいつになるのか、
そして、どのような円高対策が打ち出されるのか、
市場は待ち焦がれるように注目していますが、
(一部では6〜7日の定例会合まで日銀は緩和策を
発表しないとの見方もあるものの) 日経新聞にも
「日銀 週明けにも臨時会合 追加緩和決定へ」
という観測記事が掲載され、週はじめにも
いよいよ緩和策が発表される可能性が高そうです。

緩和策および円高対策についていろいろ噂が交錯していますが、
為替介入については覆面介入を含めて2004年3月17日から
行われていないようで、

また、為替介入を行っていた当時とは為替市場の規模が
かなり拡大しているとともに、米欧の協調も得られそうになく、
単独介入では焼け石に水にもなりかねなく、
具体策については期間3ヶ月の資金を政策金利と同じ0.1%で
金融機関に貸し出す「新型オペ」の総枠を
さらに10兆円ほど拡大して期間を6ヵ月間に延長することなどが
円高対策の軸になりそうです。

ただ、このことは日経新聞に既に掲載されていて、
市場は緩和策の期待を織り込みつつありますので、
発表まで円高が抑制されていても、
円を「噂で売って事実で買う」動きとなる可能性もありそうで、
リスク回避の動きは緩和されていますが、
発表後の市場反応が注目されるとともに、
緩和策の発表後にドル円が85〜86円のレンジを
上下どちらに抜けていくかが注目されます。

一方、カンザスシティ連銀主催の中銀フォーラムでは、
バーナンキFRB議長が「一段の行動が必要になれば追加刺激策の
用意がある。」としながらも、
「現時点で措置への特定の基準やトリガーで合意していない。」
として、また「経済は依然として脆弱ながら、
2011年に景気が上向きになる条件が整いつつある。」とも述べ、
追加刺激策の用意はあるが緊急性はないとのスタンスで
緩やかな経済回復に期待しているとのことで、
リスク回避を後退させる内容になったようです。

今週は主要通貨ペアの軟調も一服となりそうですが、
31日のFOMC議事録や今週末の米雇用統計
及び21日の米FOMCを視野にした思惑で、
主要通貨ペアは神経質な上下動になる可能性もありそうです。

<参考>

シカゴIMM通貨先物ポジション(投機筋
(ドル/円ではなく、円/ドルのポジション推移) ※週1回更新のようです

一般トレーダのポジションの偏りを示すセンチメント指標 ※30分更新

の差異は興味深いですね。

スポットのリクイディティ・コンシューマーのセンチメント指標は
逆張りの参考指標とできるようです。


さて今日は、意地悪な神様のお話です。

虹薔薇さんの小説や、詩集にも同名の神様が登場しますが、
ここでの意地悪な神様とは、もちろん相場の神様のことです。

私はまだ相場の神様をこの眼で見たことはないのですが、(笑)
どうも、きっといるのでしょうね。

チャートが見られないときには相場が良く動き、
見ているときには相場がなかなか動かない。

勉強すればするほど、何がなんだか解らなくなってしまう。

意を決してエントリーしたとたんに相場が逆に動き、
エントリーを躊躇していると思っていた方向にどんどん相場が動く。

悔しさを堪(こら)えて損切りしたとたんに相場が戻り、
それではと、損切りを遅延しているとどんどん含み損が膨らむ。

そして、自分の判断ではどうしようもないと
検討に検討を重ねて高いお金をはたいて購入したシステムが、
リアルで稼動させたとたんにドローダウンに見舞われる。

なんて、泣くに泣けないお話は日常茶飯事で、

私も幾度となく経験したことがありますが、

きっと相場には意地悪で悪戯好きの
小悪魔のような神様がいるに違いありません。(苦笑)

勉強すればするほど何がなんだか解らなくなってしまう、
と言えば、テクニカルだけではなくファンダメンタルズでも、

ジム・ロジャースが言うように、

「世界最大の経常赤字の米国で、
 こんなに長期金利が低いのはありえない。」

と多くの市場参加者がいぶかっていても、
ありえないはずの米長期金利の低下が現実に起こる。

あるいは、世界最大級の財政赤字の国の通貨が高くなったり、(笑)

インフレ状況や国情もさほど悪くはない
政策金利の高い国の通貨が突如として下落が続く、

なんてことがあって、

「相場は間違っている!」と

叫びたくなることも少なくありませんね。

そのほか、数え上げれば切がありませんが、

資金管理無視の大玉での大勝ちの経験が
後々の無謀なポジションサイズでの
致命的な大負けのもとになったり、

損切りをしないで相場が戻って勝った勝利の経験が
後々の取り返しのつかない大損の遠因になったり、

難平で死に玉が大きな利益となった何度かの勝利の経験で、
麻薬のように難平が癖になり、

レンジ内だけにとどめておくべきを
強いトレンド発生でも逆らって難平を際限なく行って
一発退場になった話なども、

少なからず聞く話ですし、(苦笑)

また、相場の必勝法や魔法のインジケーターを探して
何年も何十年も時を費やし、行き着いた先が
「相場に必勝法無し」の結論に至った話などもあって、

とり憑かれたトレーダー自身が悪いと言ってしまえば
そうなのかもしれませんが、これらもきっと、
意地悪な相場の神様のなせる業(わざ)なのでしょうね。

さすがヘンダーランドの相場の世界だけあって、
その神様はかなりヒネているようですが、(笑)

この意地悪な神様の洗礼を幾度も受けたと思われる
著名トレーダーの中にはこのように語っている人もいるようです。

「相場に逆らってはならない。
 ファンダメンタルズやテクニカルがどうであれ、
 相場が常に正しい。歪みは相場自体がやがて修正する。」

「個人トレーダーは相場をコントロールすることはできない。
 コントロールできるのは、建て玉数と売り買いの執行と
 市場に参加するか休むかの判断だけだ。
 相場を畏怖して、相場に喧嘩を売ってはならない。」

「負けたことのないトレーダーはただ1人としていない。
 100%勝ち続けることなど誰もできはしない。
 負けたときはそれを認めなくてはならない。
 幾度、損切りしたとたんに相場が戻ることを経験したとしても
 損切りする価格になったら損切りしなくてはならない。
 そして、大きなしっぺ返しを食らわぬよう
 悪い勝ち方の癖は直さなくてはならない。
 市場に参加するにあたって最も大切なのは資金を守ることだ。」

「トレード・テクニックよりも大切なのは資金管理だ。」

「最新手法も大いに学ぶベし、ただし基本は常に忘れてはならない。
 トレードで最も大切なのは基本だ。
 基本さえも学び実行しようとしない者が相場の勝ち組に
 なれるわけがないではないか。」

はい。はい。

まったく耳にタコのうるさい言葉ですが、(苦笑)

非を認めて謝罪する「申し訳ありません。」と言うのが
マインドの抵抗で死ぬほど辛いことがあるのと同じくらい、(爆)

これらの相場の神様の意地悪と悪戯を避ける言葉を
実行することは難しいものですね。

非があれば情け容赦なくダメだしする
意地悪で厳しい相場の神様が私は嫌いです。

あははっ。 (^^;)


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX 境界(ボーダー)のお話


菅首相と白川日銀総裁の会見はどうなるのでしょうか。
憶測が交錯していますがまだよく分らないようですね。

●先週8月16(月)〜20日(金)の気になる出来事

<16日(月)>

日第2四半期実質GDP速報は0.1%、
日第2四半期名目GDP速報は−0.9%と、
ともに市場予想よりかなり弱い数字になりました。
日第三次産業活動指数(6月)は−0.1%、
日第2四半期GDPデフレータ速報は−1.8%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
日経平均は前週末比−56.79円で引けました。
ドル円が軟調に推移しました。
米10年債の利回りが一時2.65%まで下落しました。
欧消費者物価指数(7月)は市場予想よりは強い−0.3%になりました。
NY連銀製造業景気指数(8月)は7.10、対米証券投資(6月)は444億ドル、
米NAHB住宅市場指数(8月)は13と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英予算責任局の前局長が
「英経済は再度リセッションに陥る可能性がある。」
との見解の発言をしました。
NYダウは前週末比−1.14ドルで取引を終えました。

<17日(火)>

豪RBA議事録では
「金利の当面の据え置きを決定。世界経済の見通しは不透明。
住宅市場の沈静は利上げが影響。家計は消費に慎重。
豪GDPの伸び率は2011〜2012年に平均以上へ上昇。
インフレは上下両方にリスクがある。アジアの中期見通しは明るい。
欧州の成長は2011年は控えめながら予想以上。」
などの見解が公表されました。
日首相と日銀総裁の会談が23日になるとの観測報道がありました。
日国家戦略相が
「口先介入で円高が収まらないかもしれないが
円高は最終局面の可能性。円高を注視している。」
などの発言をしました。
日経平均は小幅続落して前日比−34.99円で引けました。
欧経常収支(6月)は前月より改善して10億ユーロになりました。
英消費者物価指数(7月)は−0.2%、英小売物価指数(7月)は−0.2%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
独ZEW景況感調査(8月)は市場予想より弱い14になりました。
欧ZEW景況感調査(8月)は市場予想より強い15.8になりました。
独ZEWが「センチメントの低下は独第2四半期の
成長継続の可能性が低いことを示す。」との見解を発表しました。
英BOE総裁が
「BOEには必要に応じ刺激策の拡大と縮小の準備がある。
BOEは消費者物価指数の見通しへのリスクを意識。
インフレは中期的に目標を少し下回る見込み。」
などの認識を示す発言をしました。
米ウォールマートの第2四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想よりやや強い0.97ドルになりました。
アイルランドとスペインの国債入札が好調でした。
米生産者物価指数(7月)は市場予想とおりの0.2%になりました。
米住宅着工件数(7月)は54.6万件、米建設許可件数(7月)は56.5万件と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
加国際証券取扱高(6月)は市場予想より弱い
53.89億カナダドルになりました。
米鉱工業生産(7月)は1.0%、米設備稼働率(7月)は74.8%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが
「米・英・独・仏はAAA格付けに良いポジションにあるが、
格下げへの距離は縮小傾向にある。
景気刺激策が容易ではない状況で
成長を再開させなければならないという問題がある。」
との見解を発表しました。
英財務相が
「英経済には慎重ながらも楽観視している。
インフレ動向は予測よりも執拗。銀行の信用不足は主要な問題。
英政府の財政計画は国際社会に支持されている。
市場金利の低下は重要な刺激策になる。
財政赤字削減に成功できることは明確である。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「スペインの財政見通しには疑問の余地がある。」
との見解を発表しました。
NYダウは前日比+103.84ドルで取引を終えました。

<18日(水)>

豪財務相が「世界経済は二番底に向かってはいない。」
との見解を示す発言をしました。
米WSJ紙が「日銀は円高に脅威を抱かず」との記事を掲載しました。
豪第2四半期賃金コスト指数は市場予想より弱い0.8%になりました。
日経平均は前日比+78.86円で引けました。
豪の英系資源大手BHPビリトンが
カナダ肥料大手の会社に買収提案をしました。
英BOE議事録では
「政策金利の据え置きを8対1で決定。
資産買入枠の据え置きを9対0で決定。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
緩和、引き締め、および据え置きで議論をした。
第2四半期GDPの強い結果は異常の可能性。
消費者物価指数は付加価値税によって高くなる可能性。
低い市場金利は生産活動を押し上げる可能性があるが、
弱い信用によって相殺される可能性。」
などが公表されました。
ドイツが実施した10年債入札が好調で、
平均利回りが過去最低水準になりました。
ギリシャの中銀が「経常赤字(6月)が3.67億ユーロに縮小した。」
と発表しました。
米証券取引委員会が地方債にかかわる情報公開問題で
ニュージャージー州を提訴しました。
米GMが再上場のためNY証券取引所などにIPOを申請しました。
NYダウは前日比+9.69ドルで取引を終えました。

<19日(木)>

NZ第2四半期生産者物価は
生産高で1.1%、投入高で1.4%になりました。
独紙が「ギリシャ政府が緊縮財政を進めたことで
ギリシャは景気が想定以上に大きく落ち込んでいる。」
との観測記事を掲載しました。
産経新聞ONLINE版が
「日銀が資金供給拡大へ。10兆円増視野の円安誘導を図る」
との観測記事を掲載しました。
豪平均賃金(5月)は前年比で市場予想より弱い5.2%になりました。
RBNZの総裁が
「経済回復は緩やか。成長は続く見込み。
基調インフレへの圧力は高まる可能性。
インフレ期待と物価上昇が昂じれば金融政策での対応が必要。」
などの見解を示す発言をしました。
日銀が14時から緊急会合を開くとの噂が出回りました。
関係筋が緊急会合の噂の可能性は低いと報じました。
日全産業活動指数(6月)は市場予想より強い0.1%になりました。
独生産者物価指数(7月)は市場予想より強い0.5%になりました。
独紙が「仏大統領がAAAの格付けの喪失回避のため危機会議を召集。」
との記事を掲載しました。
日経平均は前日比+122.14円で引けました。
英小売売上高(7月)は市場予想よりかなり強い0.9%になりました。
ポンドが急上昇しました。
欧州委員会が
「ギリシャの財政赤字削減は計画よりも早く進捗。
ギリシャは次の金融支援の融資条件を満たした。」
と発表しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い50.0万件になりました。
加景気先行指標指数(7月)は0.4%、加卸売売上高(6月)は−0.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米景気先行指標総合指数(7月)は市場予想とおりの0.1%、
フィラデルフィア連銀指数(8月)は市場予想よりかなり弱い
09年7月以来のマイナスとなる−7.7%になりました。
ドルが下落しました。
オバマ米大統領が「中小企業と地域銀行には支援が必要。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pが
「米国が二番底に陥る可能性は25%程度。」
との見解を発表しました。
セントルイス連銀総裁が
「ディスインフレの傾向が再び現れてきた。
ディスインフレが進展すればFRBは国債を購入すべき。」
との見解を示しました。
NYダウは前日比−144.33ドルで取引を終えました。

<20日(金)>

日首相と日銀総裁の会談にかかわる噂が飛び交いました。
日官房長官が
「首相と日銀総裁の会談日程について具体的なことは知らない。」
と発言しました。
日財務相が
「日銀とは緊密な連携をとっていきたい。
介入についてはコメントしない。
首相と日銀総裁の会談が来週にあるのかないのか承知していない。
G7各国とコミュニケーションしている。」
などの発言をしました。
豪RBAの副総裁が
「今後2〜3年は強い豪経済の成長を予想。
失業率は低下する見込み。経済は比較的完全雇用。
世界経済には不透明感がある。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比−183.30円の9179.38円で週の取引を終えました。
独財務省が
「独経済は下期も継続的に回復。
外需の鈍化で回復のペースは減速する可能性。
2010年の経済成長予想を大きく修正する必要。」
との見解を発表しました。
独連銀総裁が
「年末以降もECBによる制限のない資金供給の継続が妥当。
出口戦略の議論は2011年第1四半期に本格化する見込み。
ECBはユーロ圏の成長見通しを引き上げる可能性が高い。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャの財務省がEUとECBに65億ユーロの融資を
書簡で正式に要請しました。
ユーロが下落しました。
加消費者物価指数(7月)は市場予想より弱い0.5%になりました。
利上げ期待後退でカナダドルが軟調になりました。
仏大統領が
「2010年は1.4%もしくはそれ以上の経済成に達する。
経済状況は2011年の経済成長が2%になることを示す。」
との認識を示しました。
欧州委員会が
「ギリシャは年内に40億ユーロの追加削減をする必要があるが、
上半期の支出は予定よりも56億ユーロ下回っている。
欧州委員会はギリシャに約束以上の削減を求めない。」
との見解を発表しました。
NY原油(WTI)は73ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−57.59ドルの10213.62ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<8月23日(月)の主な予定>

午後4時半に独製造業PMI速報(8月)、独サービス業PMI速報(8月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(8月)、欧サービス業PMI速報(8月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(7月)、
夜11時に欧消費者信頼感速報(8月)、
などの経済指標が発表されます。
独・欧の指標には一応注目です。

<24日(火)の主な予定>

午後3時に独第2四半期GDP確報、
午後6時に欧鉱工業新規受注(6月)、
夜9時半に加小売売上高(6月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(7月)、リッチモンド連銀製造業指数(8月)
などの経済指標が発表されます。
(独)・加・米の指標には注目です。

<25日(水)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(7月)、
日企業向サービス価格指数(7月)
午後5時に独IFO景気動向(8月)、独IFO現況評価値(8月)、
夜9時半に米耐久財受注(7月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(7月)、米住宅価格指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

<26日(木)の主な予定>

午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(6月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<27日(金)の主な予定>

朝8時半に日失業率(7月)、日全国消費者物価指数(7月)、
日消費支出(7月)
午後5時半に英第2四半期GDP改訂値、英第2四半期個人消費改訂値、
午後6時半にスイスKOF先行指数(8月)、
夜9時半に米第2四半期GDP改訂値、米第2四半期個人消費改訂値、
同夜9時半に米第2四半期GDP価格指数改訂値、米第2四半期コアPCE、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(8月)、
夜11時から中銀国際会議でのバーナンキFRB議長講演、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常はNY時間)ですが、
独消費者物価指数速報(8月)の発表も予定されています。
バーナンキFRB議長の講演は注目されます。

さて、先週のドル円やクロス円では、日首相と日銀総裁の
会談にかかわる憶測が交錯して揺れる相場展開になりました。

また、ドルに関しては、米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い
50.0万件になったり、フィラデルフィア連銀指数(8月)が
市場予想よりかなり弱い09年7月以来のマイナスとなる
−7.7%になったりと、米経済の先行き懸念を示す指標が発表されました。

一方、ユーロに関しては、欧州委員会が「ギリシャの財政赤字削減は
計画よりも早く進捗している。」との見解を発表したり、
仏大統領が「2010年は1.4%もしくはそれ以上の経済成に達する。」
との認識を示すなどポジティブな発言や、
ドイツだけではなくアイルランドとスペインの国債入札
が好調であったなどの好材料もありましたが、

ムーディーズが「スペインの財政見通しには疑問の余地がある。」
との見解を発表したり、独紙が「ギリシャ政府が緊縮財政を進めた
ことでギリシャは景気が想定以上に大きく落ち込んでいる。」
との観測記事を掲載したり、独財務省が「独経済は下期も継続的に
回復の見込みだが、外需の鈍化で回復のペースは減速する可能性。
2010年の経済成長の予想を大きく修正する必要。」
との見解を発表したり、タカ派で知られるドイツ連銀総裁が
「年末以降もECBによる制限のない資金供給の継続が妥当。」
と流動性不安を示唆する発言などがあり、揺れる相場展開となって、
しだいにリスク回避の動きが優勢になりました。

他方、ポンドに関しては、英予算責任局の前局長が
「英経済は再度リセッションに陥る可能性がある。」
とのネガティブ発言もありましたが、
英財務相の「英経済には慎重ながらも楽観視している。」
との発言があったり、英BOE議事録でセンタンス委員が
0.25%の利上げを主張したことや、緩和や据え置きだけではなく
引き締めについても論議したことが明かされ、
また英小売売上高(7月)は市場予想よりかなり強い0.9%になるなど、
好材料があって上昇する場面もありました。
しかしながら、しだいにリスク回避の動きも見られ
揺れる相場展開となりました。

さて、日首相と日銀総裁の会談が23日になるとの観測報道がありますが、
日官房長官が「首相と日銀総裁の会談日程について具体的なことは知ら
ない。」と発言したり、日財務相が「首相と日銀総裁の会談が来週に
あるのかないのか承知していない。」と発言しているなど、
いまだに日首相と日銀総裁の会談については、
はっきりしていないようです。

また、会談前に日銀の緊急会合が行われ、
何らかの緩和策が打ち出されるとの憶測もありましたが、
日銀緊急会合は今のところ行われていません。

緩和策自体についても、様々な憶測が飛び交い、
「0.1%の政策金利をさらに引き下げる?」
「国債買取を増やす量的緩和を行うとともに、短期金融市場で
資金吸収をする不胎を行わない非不胎化もするのではないか?」
との観測もある一方、「なんらかの緩和策を行う可能性があるが、
動きを見ていると大したことは行われないのではないか?」など、
混沌としているようです。

このような状況もあって、ドル円のポジション分布をみると、
85円〜86円のレンジ相場が続きそうではありますが、

市場の思惑よりも強い緩和策が打ち出されれば、
上ブレの可能性もあるものの、
東京外為市場の約3割を占めるといわれている個人取引では
円売りに傾斜していて期待感の先織り込みも見られていただけに、
日金融政策で市場の期待を裏切る結果になった場合は、
シカゴIMM通貨先物ポジション
(ドル/円ではなく、円/ドルのポジション推移)
ではまだ円買いが優勢でもあることから、

ドル円やクロス円がいったん下落する可能性も排除はできないようです。

一方、ユーロについては、独経済が今のところ好調で
独国債の利回りが一時2.3%を割り込むなど
ドイツに資金が流入していますが、ギリシャの10年債の国債の利回りは
11%弱の約3ヶ月ぶりの高水準で、アイルランド国債や
ポルトガルの国債利回りはも5%台で高止まりしているなど、
リスク回避の動きが金融市場で再発していて、
ユーロドルも米経済懸念でのドル売りから、世界経済の先行き懸念による
リスク回避のドル買いにシフトしてきた動きが見られ、
チャート的にも1.2740の節目を下抜けてきたようで、
上下動しながらも軟調になる可能性も排除できないようです。


さて今日は、境界(ボーダー)のお話です。

概況が長くなりましたので、軽めのコラムにしたいと思います。

さて、境界は"border"とか"boundary"などと言われますが、
世の中にはいろいろな境界がありますね。

よく土地の境界問題でいざこざになったりすることがありますし、
国と国とによっては国境が生死を分けることもあります。

また、男女の仲でも最後の一線という境界があるそうで、
最近はこの境界は意味が軽くなってはいますが、(苦笑)
一昔前ではこれを越えるか越えないかで
少し大げさですが人生が変わることもあったそうですね。

このように、ときに境界が、
状況と状態を大きく変化させることがあるものです。

相場でもこのような境界があって、

直前高値や安値がこの境界の役割となることもありますし、

もう少し大きく見た価格の抵抗線が境界となることもありますし、

高値と高値を結んだ斜めのラインや、
安値と安値を結んだラインが境界となることもあります。

そして、切り番的な価格の「00」が
境界の役割をすることも少なくありませんし、

また、意識している人たちの多いパラメーターの移動平均線や、
確率偏差のバンドや、信奉者の多いテクニカル指標のポイントも
境界の役割となることもあるようですね。

さらに、パラメーターのあるものでは、
時間軸によってもそのポイントの位置が変わりますから、

見方によっては「なんだぁ、境界だらけじゃないか。」
ということになりますが、(笑)

でも、これらの相場の境界では価格が反転したり、
抜けて勢いを増したりと、
相場の節目になることは確かにあるものです。

そしてまた、売り買いの攻防で、その決着が明確につかずに、
反転したようで抜けて行ったり、抜けたようで戻ったりと
ダマシを演じることもありますね。(苦笑)

さて、

これらの相場の境界で「反転するのか」「抜けるのか」では、

売り買いの判断がまったく逆になりますので、

相場の境界はトレードの判断の注目ポイントになりますが、

全て意識しようとすると気になってトレードできないこともあって、
重要度のプライオリティの認識とともに、

ある程度は判断にあたっての思い切りも必要で、

また、不確定要素もある相場で完全無欠はありえませんから、
判断が誤ったときには潔い損切りも必要になります。

重要で主要な境界を認識することと、

そこでの慎重で細心な判断と、

そして、雑を捨てる執行の大胆な思い切りと、

判断が誤ったときの潔い損切りなどが、

トレード「力(りょく)」である、ともいえそうですね。

ところで…、

為替取引では一説によりますと、

貿易や海外投資での外貨需要や
貿易で得た外貨や海外投資の引き揚げによる円転などの
いわゆる買い切り売り切りの実需筋よりも、
投機による取引が9割ほどと圧倒的に多く、

そして、この投機による建て玉は、
利確にしても損切りにしても、期間の長短こそあれ、
やがては買い玉は売られ、売り玉は買われ、
反対売買で必ず決済されますから、

ボラティリティは大きくても為替相場は
上げては下げる、下げては上げる、ことになりやすく、
巨視的には歴史的高値と歴史的安値の間の
レンジ相場といえそうですが、

この歴史的高値と歴史的安値の間のレンジ相場には、
その中に幾重にも短期的にある範囲の均衡状態で動くレンジがあり、

そして、この短期的なある範囲のレンジ状態は永続することなく、
次の短期的なある範囲の均衡状態で動くレンジへと移行して行きます。

この短期的なレンジ範囲の移行の過程が

アメリカの州と州とをつなぐ州境(さかい)の道のように、
短期トレンドといわれる状態になりますが、

たとえば、ターミネーターのシュワルツネッガー知事の
カリフォルニア州からワシントン州へ車で行くには、
州境の道を必ず通らないとならないとともに、

途中のオレゴン州では一泊して
レンジをいったん形成するというわけですね。(笑)

そしてまた、短期的なレンジの範囲の移行が
何段階も同方向に継続して動くとき、
中期トレンドが上昇しているとか、
中期トレンドが下落しているとか呼ばれます。

そして、これらの中期的な動きは中期的なレンジを形成しますが、

さらに、中期的なレンジの範囲の移行が
何段階も同方向に継続して動くとき、
長期トレンドが上昇しているとか、
長期トレンドが下落しているなどと呼ばれますね。

こうして見ますと、ターム(期間)ごとに
節目となる相場の境界が存在していそうですが、

大雑把でも中長期の方向と境界を認識することも役に立ちそうで、

トレードするタームでの
詳細的な節目となる境界を認識するだけではなく、

マルチ・タームでの境界認識もしていきたいものです。

もしかしますと、中長期の方向と境界も認識することによって、
トレードするタームの境界の節目でのトレード判断における
ダマシの軽減になるかもしれませんね。

あれまぁ、軽めのコラムにしようと思っていましたが、

また、長くなってしまいました。 m(_ _)m


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 「似て非なるもの」のお話


先週11日にドル円が15年ぶりとなる一時84.72円まで下落しましたね。

●先週8月9日(月)〜13日(金)の気になる出来事

<9日(月)>

日国際経常収支(6月)は市場予想より弱い1兆471億円になりました。
日景気ウォッチャー調査現状判断DI(7月)は市場予想より強い49.8、
日景気ウォッチャー調査先行判断DI(7月)は市場予想より弱い46.6、
という結果になりました。
日財務相が
「マーケットの動向をさらに注意深く見ていく。」
と円高を牽制する発言をしました。
日経平均は前週末比−69.63円で引けました。
独商工会議所が
「2010年の独輸出の伸び率は11%で、
来年には過去最高の08年の水準になる可能性。」
との見通しを発表しました。
複数の英紙が
「11日に公表の四半期インフレ報告で
経済見通しを下方修正する可能性がある。」
との観測報道をしました。
ECBの専務理事が
「スペイン銀行セクターの調整はまだ終わっていない。
ストレステスト後に市場改善の兆候が見られる。」
などの認識を示しました。
サンフランシスコ権銀総裁が
「米経済が新にリセッションに陥る可能性は
数ヶ月間では低いが2年間では高くなることもありえる。」
との認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+45.19ドルで取引を終えました。

<10日(火)>

英RICS住宅価格(7月)は市場予想よりかなり弱い−8%になりました。
豪NAB企業景況感指数(7月)は5、豪NAB信頼感指数(7月)は2、
という結果になりました。
日銀が政策金利を0.10%で据え置き、追加緩和策を見送りました。
日銀声明では経済評価に変更がないとしました。
日経平均は前日比−21.44円で3日続落して引けました。
独消費者物価指数確報(7月)市場予想より強い0.3になりました。
ECBの専務理事が
「現在の金利水準は極めて低く、金融政策は緩和的。」
との認識を示す発言をしました。
日銀総裁の記者会見では、
「世界経済、金融環境、企業収益、などは改善。
上下のリスクバランスの判断を大きく変える材料はない。
アメリカの追加緩和についてはコメントしない。
円高は企業マインドの下振れ要因。」
などの認識を示しました。
英商品貿易収支(6月)は−74.01億ポンド、
英DCLG住宅価格(6月)は9.9%と、
ともに市場予想よりは強い結果になりました。
加住宅着工件数(7月)は市場予想より強い18.92万件になりました。
加新築住宅価格指数(6月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
米第2四半期非農業部門労働生産性速報は−0.9%、
米第2四半期単位労働費用速報は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米卸売在庫(6月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
米3年債の最高落札利回りが1%を下回り0.844%になりました。
米FOMCが政策金利を0.0〜0.25%の範囲として据え置きました。
米FOMC声明では
「長期間にわたり金利を異例の低水準とする。
今回の決定は9対1で決定した。(反対はカンザスシティ連銀総裁)
MBS(住宅ローン担保証券)の償還金を米国債に再投資する。
米経済の回復ペースはここのところ数ヶ月で減速。
住宅着工件数は不振。インフレは当面は抑制。
FRBは景気回復促進のために必要な政策手段を実施する。」
などが表明されました。
緩和処置が表明されたことで一時、米ドルが売られました。
NYダウは前日比−54.50ドルで取引を終えました。

<11日(水)>

英ネーションワイド消費者信頼感(7月)は
市場予想より弱い56になりました。
日機械受注(6月)は1.6%、日国内企業物価指数(7月)は−0.1%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
日財務相が
「FOMC後、市場が一方的に偏っている。」
と懸念を表明しました。
豪Westpac消費者信頼感指数(8月)は5.4%になりました。
中国の生産者物価指数(7月)は前年比で4.8%、
中国の小売売上高(7月)は前年比で17.9%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
中国の消費者物価指数(7月)は前年比で3.3%、
中国の鉱工業生産(7月)は前年比で13.4%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
日10年債利回りが0.995%に低下しました。
日銀金融経済月報では
「先行きの輸出や生産は増加ペースが緩やかになる見通し。
第4四半期はエコカー補助終了で輸送機械は大幅減少の可能性。」
などの見解が公表されました。
日経平均は前日比−258.20円の大幅安で引けました。
ドル円が一時、15年ぶりとなる84.72円まで下落しました。
英失業率(7月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請件数推移(7月)は
市場予想よりは強い−0.38万件になりました。
中国国家発展改革委員会が
「日本経済の回復を楽観することは容易ではない。
ユーロ圏の二番底の可能性は否定できない。
米経済の成長の勢いは弱るも回復は継続。」
などの見解を表明しました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「GDP成長率は向こう2年間で3%を若干上回る水準の見通し。
5月時点の予測を約0.5%下方修正。
インフレ見通しは不透明性が高い。」
などの見解が示されました。
英BOE総裁が
「米国とユーロ圏の見通しには大きな不確実性。
必要に応じ政策据え置き・緩和・引き締めなどの用意がある。
適切と感じれば量的緩和を拡大する可能性。
全体的な見通しは5月のインフレ報告よりも弱い。
ポンド安は英経済の追い風になる可能性。
CPIは5月の見通しより長期間2%を上回る水準になる可能性。
貿易のデータは心強い。経済の下振れリスクは明らかにある。
銀行システムは依然として著しく損傷している。」
などの見解を示す発言をしました。
アイルランド政府がアングロ・アイリッシュ・バンクに
最大100億ユーロの追加支援をすると発表して、
アイルランド政府への財政負担懸念が昂進しました。
ドル円が一時15年ぶりの安値になる84.74円をつけました。
米貿易収支(6月)は市場予想より弱い−499億ドルになりました。
加国際商品貿易(6月)は市場予想より弱い
−11億カナダドルになりました。
米10年債の最高落札利回りが3%を下回り2.730%になりました。
米月次財政収支(7月)は市場予想よりやや強い
−1650億ドルになりました。
NYダウは前日比−265.42ドルの大幅安で取引を終えました。

<12日(木)>

豪インフレ期待(8月)は2.8%になりました。
豪雇用者数変化(7月)は市場予想より強い2.35万人になりました。
同前回数値が4.59万人から3.74万人へと下方修正されました。
豪失業率(7月)は市場予想より弱い5.3%になりました。
NZ財務相が
「ニュージーランドは新たな5年間の財政赤字に直面。
支出を増加する前にGDPの2%の財政黒字が必要。」
との認識を示しました。
日鉱工業生産確報(6月)は−1.1%になりました。
日首相が円高について「為替の動きが激しい。」
との懸念を示す発言をしました。
日消費者態度指数(7月)は市場予想より弱い43.4になりました。
日銀がレートチェックを実施しました。
日経平均は前日比−80.26円で引けました。
欧ECB月報では
「第3四半期の成長は予想より良い見通し。
ユーロ圏経済は緩慢で不均一なペースで拡大。
中期的な物価圧力は抑制されている。」
などの見解が発表されました。
日銀総裁が
「為替市場に大きな変動。経済に与える影響を注視する。」
日財務相が
「為替に重大な関心。為替動向を注意深く見守る。
為替レートの過度の変動は金融と経済の安定に悪影響。
為替介入についてはコメントを控える。
現時点ではG7電話会談までは考えていない。」
などの認識を示しましたが具体策は示しませんでした。
ギリシャ第2四半期GDPは市場予想より弱い−1.5%になりました。
ギリシャ失業率(5月)は12.0%になりました。
欧鉱工業生産(6月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
ECBの専務理事が
「スペインは11年以降に財政赤字削減のため一段の予算措置が必要。
スペイン政府は成長評価に楽観的過ぎてはいけない。」
などの認識を示す発言をしました。
米輸入物価指数(7月)は0.2%、
米新規失業保険申請件数は48.4万件と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米30年債の最高落札利回りが4%を下回り3.954%になりました。
NYダウは前日比−58.88ドルで取引を終えました。

<13日(金)>

ロシア大統領が
「ロシアの穀物の約4分の1が失われた。」
と発表しました。
NZ小売売上高(6月)は市場予想より強い0.9%になりました。
NZドルが堅調になりました。
日銀会合議事録要旨では、
「今年度後半にかけて下振れリスクが意識される。
中国の成長ペースはやや鈍化する可能性。
先行きにデフレリスクが存在。成長経路復帰への基盤は脆弱。」
などの認識が公開されました。
来週にも日首相と日銀総裁が金融情勢についての
会談を行うことで日程調整していることが報道されました。
日経平均は前日比+40.87円の9253.46円で引けました。
独第2四半期GDP速報は市場予想より強い2.2%になりました。
独IFOが「今年、独GDP成長率は3%達成が可能。」
と見解を発表しました。
独連邦債とスペインやギリシャ債の利回り格差が拡大しました。
スイス生産者輸入価格(7月)は市場予想より弱い−0.5%になりました。
欧第2四半期GDP速報は1.0%、欧貿易収支(6月)は24億ユーロと
ともには市場予想より強い結果になりました。
欧州委員会が
「ユーロ圏の景気回復は軌道に乗るも脆弱。
経済に不確実性がある。」との見解を表明しました。
米小売売上高(7月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
米消費者物価指数(7月)は市場予想より強い0.3%になりました。
日銀のレートチェックの噂がありました。
米10年債の利回りが一時2.699%に低下しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(8月)は
市場予想より強い69.6になりました。
米企業在庫(6月)は市場予想より強い0.3%になりました。
カンザスシティ連銀総裁が
「ゼロ金利政策は景気回復に対する懐疑を助長する可能性。
過度に低い金利はリセッションや失業率の悪化を招く可能性。
デフレが最も深刻な脅威という証拠はない。
米経済は数四半期にわたる成長の継続が見込まれる。
政策金利を1.00%に引き上げその後2.00%へ引き上げるべき。
FRBはバランスシートの調整必要。米国の赤字は持続不可能。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は75ドル前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−16.80ドルの10303.15ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<8月16日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(8月)、
朝8時50分に日第2四半期実質GDP速報、日第2四半期名目GDP速報、
同朝8時50分に日第2四半期GDPデフレータ、
日第三次産業活動指数(6月)、
午前10時半に豪新車販売台数(7月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(7月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(8月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資 6月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
日・米の指標には注目です。

<17日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA議事録、
午後5時に欧経常収支(6月)、
午後5時半に英消費者物価指数(7月)、英小売物価指数(7月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(8月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(8月)、
午後7時から豪RBA総裁講演、
夜9時半に米生産者物価指数(7月)、米住宅着工件数(7月)、
同夜9時半に米建設許可件数(7月)、
同夜9時半に加国際証券取扱高(6月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(7月)、米設備稼働率(7月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・米の指標には注目です。

<18日(水)の主な予定>

午前9時半に豪Westpac先攻指数(6月)、
午前10時半に豪第2四半期賃金コスト指数、
午後2時に日景気先行CI指数確報(6月)、日景気一致CI指数確報(6月)
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧建設支出(6月)、
などの経済指標が発表されます。
英の指標には注目です。

<19日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期生産者物価、
午前10時半に豪平均賃金(5月)、
昼12時に豪ANZ消費者信頼感指数(8月)、
午後1時半に日全産業活動指数(6月)、
午後3時に日工作機械受注確報(7月 前年比)、
同午後3時に独生産者物価指数(7月)、
午後3時15分にスイス貿易収支(7月)、
午後5時半に英小売売上高(7月)、英公共部門ネット負債(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加景気先行指数(7月)、加卸売上高(6月)、
夜11時に米景気先行指数(7月)、フィラデルフィア連銀指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<20日(金)の主な予定>

夜8時に加消費者物価指数(7月)、
経済指標が発表されます。この指標には注目です。

さて、先週10日に発表されたFOMC声明で、
長期間にわたり金利を異例の低水準にすることとともに、
MBS(住宅ローン担保証券)の償還金を
米国債に再投資することが発表されて、
出口戦略のタイミングの模索から一転、
FRBのバランスシートを2兆ドル規模で維持して、
緩和策の継続へと金融政策の軸足を移すことが示されました。

一方、10日の東京時間では、
日銀が政策金利を0.10%で据え置くとともに、
経済評価に変更がないとして追加緩和策を見送り、
翌11日には円高が昂進してドル円が15年ぶりとなる
一時84.72円まで下落しました。
そして、日首相と日銀総裁の会談へ向けての
日程調整が行われていることが報道されましたが、
この会談により何らかの円高阻止への具体策が示されるのか、
注目されます。

また、11日に発表された米貿易収支(6月)が
市場予想より弱い−499億ドルになったことで、
8月27日に発表予定の米第2四半期GDPの改定値が、
7月30日に発表された速報値の2.4%よりも大幅に下方修正され、
1%台前半になるとの観測があり、
改定値の発表に向けての織り込みの動きが注目されます。

他方、11日の英BOE四半期インフレ報告で
英成長率が5月時点の予測から約0.5%下方修正されたことや、
英BOE総裁が「適切と感じれば量的緩和を拡大する可能性。」を
示唆したことでポンドが軟調になるとともに、

ユーロ圏でも、12日の欧ECB月報で第3四半期の成長は
予想より良い見通しとしながらも、
ギリシャ第2四半期GDPが−1.5%のマイナス成長になったことや、
アイルランド政府がアングロ・アイリッシュ・バンクに
最大100億ユーロの追加支援をするとの発表などがあり、
また、欧州委員会が「ユーロ圏の景気回復は軌道に乗るも脆弱。
ユーロ圏の経済には不確実性がある。」との見解を表明したこともあって
独連邦債とスペインやギリシャ債の利回り格差が拡大するなど、
金融不安の再燃が見られました。

さて、盆明けとなる今週は、日程がまだ決まっていませんが、
日首相と日銀総裁の会談で円高阻止へどのような具体策が示されるのか、
あるいは具体策のない、いわゆる口先介入で終わるのか、
が注目されるとともに、9月の中間決算を前にした週明け8月16日の
円高要因になることの多い米国債の大量償還での
相場動向がまずは注目されます。

日首相と日銀総裁の会談で何らかの金融緩和策が打ち出された場合、
一時円安に振れる可能性がありますが、
具体策が示されなかった場合は、日本の円高抑制の姿勢の弱さから
円買いになる可能性がありそうです。

また、日米の金利差が縮小傾向にあることや、
米国および英国の景気減速懸念や、ユーロ圏の金融不安再燃などによる
リスク回避の円買い圧力も強そうですが、
日長期金利については、過去に急反発したレベルに近づきつつあるようで
場合によっては振れの大きな相場展開になる可能性もありそうです。

また、ドルについては、米景気減速懸念と、
FRBが出口戦略の模索から一転、緩和策の継続へと軸足を移したことから
ドル売り圧力が強まるとともに、
一部では欧州金融不安の再燃が見られることや、
NYダウが先週一週間で3.3%下落していることなどから、
リスク回避のドル買い圧力も強まる可能性もあり、
ドルストレートでは売り買いが交錯して、
こちらも振れの大きな相場展開になる可能性がありそうです。


さて今日は、「似て非なるもの」のお話です。

「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」
なんて言葉がありますね。

確かに季節の花は時代が移り変わろうと
同じように咲きますが、

日々は似たような繰り返しではあっても、
年月とともに人生が変わることもあるようです。

また、相場も人生に似たところがあるようで、

上がったり下がったり、
同じような繰り返しをしているようでも、

「同じ相場は二度とない。」という言葉があるように、

レンジだトレンドだと大まかな類型はあっても、
何もかも全てが同じ相場は確かに二度とはないようです。

単一の時間軸では酷似していても「似て非なるもの」で、
大きな時間軸も併せてみるとどこかは違っていて、
全てが同じ相場はないのですね。

まぁ、相場は言わばときには奪いときには奪われる
マネー・バトルでもあるわけですから、

ファンダメンタルズ要因がその時により変化するばかりではなく、
互いが互いを打ち負かし出し抜こうと凌ぎを削っているわけで、
いわゆる「相場つき」も常に変化していて、

ある一定期間に過剰にフィッティングされたロジックや
パラメーターは、通用する寿命が短くなることもあるようです。

そのようなわけでしょうか、ときに

「バックテストでは確かに良い成績なんだがなぁ。
 でも、今の相場ではこのシステムはさっぱり儲からない…。」

などという嘆きを聞くことがあります。

その点、パラメーターのない
古典的なレジ・サポやトレンドラインによる手法は、
そのときどきの相場では精緻性では劣ることがあっても、

何十年も有効であった実績が物語るように、
汎用とロバストという観点ではとりわけて優位性があるようで、
長く使えるというメリットはありそうです。

これは、常に技術の次の一歩が不可欠なハイテク製品に対する
自転車などの究極系に近いローテク製品のようでもありますが、(笑)

もしかしますと、長く使うということでは、
システムにはある程度のローテク要素も必要なのかもしれません。

ところで、

「似て非なるもの」と言いますと「相場つき」ばかりではなく、

規律のない難平(ナンピン)と、
いわゆる建て玉法での計画難平などもありますね。

やっていることは、同じ買い下がりや売り上がりではあっても、

前者は勝率は高くなっても、規律なき場合は、
1回の負けで破綻してしまう可能性があるのに対して

後者は、一定の損失ではきちんと損切りして、

資金管理をした上での分割エントリーによる
イン・ポイントのチューニングを目的としていて、

懐かしい映画の「フーテンの寅さん」流に言いますと、
「石巻(いしのまき)と腰の巻きくらい、大きく違う。」
似て非なるものになるようです。(冗談)

さて…、8月と9月は、
1971年のニクソン・ショック、1982年のメキシコ債務危機、
1985年のプラザ合意、1997年のアジア通貨危機、
1998年のロシア通貨危機、2007年のサブプライム問題の表面化、
そして、記憶も新しい2008年のリーマン・ショックと、
何かと市場波乱が多発するジンクスのある時期でもあり、

また、8月は1ヶ月で、過去30年では19回、
過去20年では15回、そして過去10年では8回も
円高に振れているそうですが、

今年はどうなりますでしょうか…。

同じ8月でも今年が似て非なる年になると
日本経済にとっても、良いことのほうが多そうなのですが、

はて…、その結果は如何に―。



私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


悪魔のトレード手法「双頭のデビル」のお話


先週は、ドル円が15年来の安値に迫るあたりまで下落しましたね。

●先週8月2日(月)〜6日(金)の気になる出来事

<2日(月)>

独紙が欧州委員のコメントとして
「2010年の独独成長率は1.2%、EU成長率は1.0%」
との記事を掲載しました。
豪AIG製造業指数(7月)は前回値より強い54.4になりました。
英紙が「英国は米国やユーロ圏や日本よりも早い成長になる可能性」
との観測報道をしました。
中国HSBC製造業PMI(7月)は49.4と前回値より弱い結果になりました。
仏BNPパリバの第2四半期決算では
純利益が市場予想より強い21.05億ユーロになりました。
日経平均やアジア株式市場が堅調傾向での推移になりました。
スイス実質小売売上高(6月)は前年比で0.9%になりました。
スイスSVME購買部協会景気指数(7月)は
市場予想より強い66.9になりました。
独製造業PMI確報(7月)は市場予想とおりの61.2になりました。
欧製造業PMI確報(7月)は市場予想より強い56.7になりました。
英製造業PMI(7月)は市場予想より強い57.3になりました。
米ISM製造業景況指数(7月)は市場予想より強い55.5になりました。
バーナンキFRB議長が
「消費支出は今後数四半期の間で上向く可能性。
多くの銀行は大規模な問題債券を有している。
米経済が充分に回復するまでまだ長い道のり。
失業率は容認出来ないほど高い。雇用拡大は不充分。
欧州ストレステストは市場の懸念を緩和。
経済は依然としてかなり脆弱な状況。」
などの認識を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pがフォード・モーターの格付けを引き上げました。
ガイトナー米財務長官が
「米経済は回復してきて危機のダメージを修復しつつある。
米国は財政赤字を削減する必要。住宅価格はより安定しつつある。
米国は日本のようなデフレには向かっていない。」
などの認識を示しました。
NYダウは前週末比+208.44ドルで取引を終えました。

<3日(火)>

NZ第2四半期平均時給は市場予想より強い0.6%になりました。
日財務相が「長期金利の低下は質への逃避を反映」
との認識を示しました。
豪小売売上高(6月)は市場予想より弱い0.2%、
豪第2四半期小売売上高は市場予想より強い0.8%になりました。
豪建設許可件数(6月)は市場予想より弱い−3.3%になりました。
日経平均は上昇するも上値が重く推移しました。
豪RBA政策金利は4.50%で据え置かれました。
豪RBA声明では
「世界経済はトレンドを上回るペースで成長。
インフレはターゲットに近づく見込み。
欧州の見通しは不透明。豪企業投資は拡大する見込み。
豪労働市場は底堅い。消費者には警戒感が見られる。
住宅価格への押し上げ圧力は緩和。金利は過去数十年の平均水準。」
などの見解が発表されました。
日財務相が「為替相場は市場が決める。」との認識を示しました。
米WSJ紙が「来週のFOMCでMBSや国債の買い入れを検討する可能性。」
との観測記事を掲載しました。
スイス消費者物価指数(7月)は
市場予想より弱い−0.7%になりました。
ドル売りによりユーロが堅調でドル円が軟調な相場展開になりました。
英建設業PMI(7月)は市場予想より弱い54.1になりました。
格付け会社のフィッチが
「欧州の資本財市場の回復は軌道に乗っている。」
との見解を発表しました。
欧生産者物価指数(6月)は市場予想より弱い0.3%になりました。
ガイトナー米財務長官が
「失業率は再び上昇する可能性。」との認識を示しました。
米個人所得(6月)は0.0%、米個人支出(6月)も0.0%と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米PCEデフレータ(6月)は
前年比で市場予想より強い1.4%になりました。
米中古住宅販売保留(6月)−2.6%、
米製造業受注指数(6月)は−1.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米2年債利回りが0.5143%と過去最低を記録しました。
NYダウは前日比−38.00ドルで取引を終えました。

<4日(水)>

NZの乳製品会社のフォンテラが
「粉ミルクの販売価格が4ヶ月連続で下落した。」と発表しました。
中国の一部メディアが「中国第3四半期GDPは9.2%」
との見通しを報じました。
豪AIGサービス業指数(7月)は前回値より弱い46.6になりました。
米CNBCが「FRBの米経済刺激への大きな行動を起こす可能性は低い。」
との観測報道をしました。
豪貿易収支(6月)は35.39億豪ドル、
豪第2四半期住宅価格指数は3.1と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日経平均は軟調に推移しました。
ドイツ銀行が独自動車メーカーBMWの目標株価を
42ユーロへ引き上げました。
英銀RBSが英国内の318支店をスペイン銀行大手のサンタンデールに
売却すると発表しました。
独サービス業PMI確報(7月)は市場予想より弱い56.5になりました。
欧サービス業PMI確報(7月)は市場予想より弱い55.8になりました。
英サービス業PMI(7月)は市場予想より弱い53.1になりました。
欧小売売上高(6月)は市場予想とおりの0.0%になりました。
米ADP雇用統計(7月)は市場予想より強い4.2%になりました。
米ISM非製造業景況指数(7月)は市場予想より強い54.3になりました。
格付け会社のフィッチが
スペインの4自治州の格付け見通しを引き下げました。
米CNBCが
「米ゴールドマン・サックスは金融規制の適用の回避のため
今月にも自己勘定部門を分離する可能性。」
との観測報道をしました。
NYダウは前日比+44.05ドルで取引を終えました。

<5日(木)>

NZ第2四半期失業率は市場予想より弱い6.8%になりました。
NZドルが軟調になりました。
日経平均が堅調に推移しました。
ECBとIMFと欧州委員会が
「ギリシャのプログラムは力強いスタートを切った。
経済の収縮は5月のプログラム予測と一致する。」
との共同声明を発表しました。
独製造業受注(6月)は市場予想より強い3.2%になりました。
中国銀行間市場交易商協会が
「中国は9月末までに預金準備率を引き下げる可能性がある。」
との見通しを発表しました。
英BOEが政策金利を市場予想とおり0.5%に据え置きました。
また、資産買い入れ枠も2000億ポンドに維持すると決定しました。
欧ECBEが政策金利を市場予想とおり1.0%に据え置きました。
ロシアが穀物の作況悪化で15日から12月まで
「穀物輸出を停止する」と発表しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い47.9万件になりました。
加住宅建設許可(6月)は市場予想より強い6.5%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では
「物価は落ち着いて推移する見込み。
第2四半期のデータは力強いものになる見込み。
中期的に物価の安定が維持される。成長見通しは不透明。
ストレステストは透明性と銀行システムの底堅さの確認に貢献。
マーケットは大きな改善を示している。
金融政策に関するシグナルはない。
クレジットクランチは起きていない。
下半期が明るくないものになることは明らか。
年末に減速する可能性。引き続き慎重に対処する必要。
二番底の可能性は全くない。債券購入の縮小はサプライズではない。
勝利宣言は検討していない。」
などの認識を示しました。
カナダ財務相が
「カナダ経済は回復もまだ困難を切り抜けてはいない。
強い経済が通貨に反映しているが通貨の急激な変動を懸念。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比−5.45ドルで取引を終えました。

<6日(金)>

NYクローズ後に発表された米ファニーメイの第2四半期決算では
純損益が12億ドルの赤字で1株当たり55セントの赤字になり、
米財務省に15億ドルの支援を求めることになりました。
豪AIG建設業指数は前回値より弱い43.3になりました。
豪RBA四半期金融政策報告では、
「現在の政策金利は現段階で適切。
成長率とインフレ見通しにはほぼ変更はない。
資源輸出の強い伸びと設備投資の上向きを予想。
中国経済は予想よりも鈍化する可能性。」
などの見解が発表されました。
日景気先行CI指数速報(6月)は98.9、同一致指数は101.3と、
ともに市場予想よりやや強い結果になりました。
日経平均は9642.12円で週の取引を終えました。
スイス失業率(7月)は市場予想とおりの3.6%になりました。
スペイン中銀が
「数四半期の間で世界経済は主にユーロ圏で
一段の不確実性に直面する可能性。」との見解を発表しました。
英生産者仕入価格(7月)は市場予想より弱い−1.0%、
英生産者出荷価格(7月)は市場予想より強い0.1%になりました。
また、英鉱工業生産(6月)は1.3%、英製造業生産高(6月)は0.3%と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
独鉱工業生産(6月)は市場予想よりかなり弱い−0.6%になりました。
加雇用ネット変化率(7月)は−0.93万人、加失業率(7月)は8.0%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米非農業部門雇用者数変化(7月)は−13.1万人、
米失業率(7月)は9.5%、民間部門雇用者数変化(7月)は7.1万人と
市場予想より弱い結果になりました。
また、米非農業部門雇用者数変化の前回値が
10万人ほども下方修正されました。
ドルが対主要通貨で売られ、ドル円が年初来安値を更新しました。
米2年債利回りが0.5%を下回り過去最低水準になりました。
英NIESRのGDP予想(7月)が発表されて+0.9%になりました。
加Ivey購買部協会指数(7月)は市場予想より弱い54.0になりました。
カナダ首相が
「カナダの経済回復はまだ脆弱。経済は政府の最優先課題。」
との見解を示す発言をしました。
オバマ米大統領が
「雇用統計は米経済が雇用を創出していることを示す。
民間部門雇用者数変化の7ヶ月連続の拡大は良い兆候。」
との認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(6月)は市場予想より強い−13億ドルになりました。
NY原油(WTI)は80ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは一時150ドル以上下落しましたが、
終盤にかけ下げ幅を縮小して前日比−21.42ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<8月9日(月)の主な予定>

朝8時50分に日貿易収支(6月)、日国際経常収支(6月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数、
午後1時半に日企業倒産件数(7月 前年比)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(7月 現況判断DI・先行判断DI)、
午後3時に独貿易収支(6月)、独経常収支(6月)、
などの経済指標が発表されます。

<8月10日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(7月)、英BRC小売売上高、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(7月)、豪NAB企業信頼感指数(7月)、
正午過ぎに日銀政策金利、(市場予想は据え置き)
午後3時に日工作機械受注速報(7月)、
同午後3時に独消費者物価指数確報(7月)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時半に英商品貿易収支(6月)、英DCLG住宅価格(6月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(7月)、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜9時半に米第2四半期単位労働費用速報、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(6月)、
夜11時に米卸売在庫(6月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
(加)・米の指標には注目です。

<8月11日(水の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(7月)、日機械受注(6月)、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数(8月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後5時半に英失業率(7月)、英失業保険申請件数推移(7月)、
午後6時半に英BOE四半期インフレ・リポート、
夜9時半に米貿易収支(6月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(6月)、
深夜3時に米月次財政収支(7月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<8月12日(木)の主な予定>

午前10時に豪消費者インフレ期待(8月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(7月)、豪失業率(7月)、豪労働参加率(7月)
午後1時半に日鉱工業生産確報(6月)、日稼働率指数確報(6月)、
午後2時に日消費者態度指数(7月)、
午後5時に欧ECB月例報告、
午後6時に欧鉱工業生産(6月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、米輸入物価指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<8月13日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(6月)、NZ第2四半期小売売上高、
朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後3時に独第2四半期GDP速報、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(7月)、
午後6時に欧第2四半期GDP速報、欧貿易収支(6月)、
夜9時半に米小売売上高(7月)、米消費者物価指数(7月)、
同夜9時半に加新車販売台数(6月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数速報(8月)、
夜11時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。

さて、注目の米雇用統計は米非農業部門雇用者数変化(7月)が−13.1万人、
そして、民間部門雇用者数変化(7月)が7.1万人と市場予想より弱い結果に
なりました。

また、前回値が10万人ほども下方修正されて当月値のアバウトさが
指摘されているようですが、総じてある程度インパクトのある
結果になりました。

ドル円では、ADP雇用統計が市場予想よりも強かったことを意識してか、
先攻組みがロングの早仕掛けを見せて、そして指標発表後に急落する
ハプニングがありました。

ところで、米コンサルティング会社のアクセンチュアの調査によりますと、
米金融規制改革を受けて、米金融機関の経営陣の6割超が「長期の経営
戦略の見直しを迫られる」と考えているとのことですが、米CNBCが
「米ゴールドマン・サックスは金融規制の適用の回避のため、今月にも
自己勘定部門を分離する可能性。」との観測報道をしたように、
米金融機関は米金融規制改革を受けても屈することなく、したたかに
次の手をもくろんでいるようです。

他方、トムソン・ロイターによりますと、米主要500社の第2四半期では、
当初予測の27%増から36%増に上方修正されるとのことで、概して米主要
企業の業績は第2四半期では好調となりましたが、ここのところの米経済
指標で好悪が織り交ざりながらも、肝心な雇用が不調になっているなど、
市場が静かに質への逃避を始めているのか、国債が買われて、日本の長期
金利が1%割れになっただけではなく、米長期金利も低下の傾向にあり、
今後の株式市場の動向が注目されます。

また、ECBとIMFと欧州委員会が「ギリシャのプログラムは力強いスタート
を切った。」との共同声明を発表して、ギリシャが1-6月期の財政赤字
の45%の削減を達成するなど、第2弾となる9月の90億ユーロのギリシャ
向け融資の環境が整って安心感がもたらされることになりましたが、

米国の景気悪化懸念でのドル安も手伝っている、ここのところのユーロの
上昇は、5月上旬の水準まで回復してきて一巡感が出てきたとの声も
聞かれるようになり、また一部では「輸出産業が持ち直したドイツなどの
景気は強いものの、競争力のある産業をもたない他のユーロ加盟国への
景気懸念は根強い。」と見る向きもあるようで、ここからさらに一段と
ユーロを買い進めるには材料が乏しいと観測する向きもあるようで、
また、米国の一部のテクニカル・アナリストがユーロの売りを推奨し
はじめたそうで、今後のユーロの動向が注目されます。

一方、米雇用統計後にNYダウが一時150ドル下落したものの、
終盤にかけて前日比−21.42ドルまで下げ幅を縮小していることから、
週初にさらに一方的に円高が進むかどうかは判りませんが、
今月16日に米国債の大量償還が予定されているなど、
日本ではお盆になる8月中旬頃は、
過去10年で8回も円高に振れた経緯があることから、
今週末あたりからの8月中旬での一段の円高への懸念を指摘する
向きもあるようです。
また、その後の反発を期待する向きもあるようで円の動向が注目されます。

今週の経済指標では、10日深夜の米FOMC、
11日の英雇用統計と英BOE四半期インフレ報告、
12日の豪雇用統計と欧鉱工業生産に米新規失業保険申請件数、
13日のNZ小売売上高に独・欧の第2四半期GDP速報と
米小売売上高に米消費者物価指数とミシガン大学消費者信頼感指数速報
などが注目されます。


さて今日は、悪魔のトレード手法「双頭のデビル」のお話です。

お盆も近づきますと、昔は怪談話が盛んでしたが、
最近はあまりにも猛暑で、お岩さんも番町皿屋敷も
夏ばて気味なのか、お休みのようで語られることは少ないようです。

さて、これからお話しすることは怪談ではないのですが、
ちょっと面白い私の創作のフィクションをご紹介いたします。

フィクションですので登場人物を含めてすべて架空のお話ですが、
少しだけ何がしかのヒントがあるかもしれません…。(謎)

それでは、はじまり、はじまり〜。(笑)

時は201X年、所はビルダー会議―。

「さて、それでは次の議題に移ろう…。」

「世界のデリバティブズを含む金融資産の規模を
 実体経済の10倍をリミットに抑えることは、
 我々闇の勢力が永きに渡って利得を得ていくのに
 必要なことは以前説明したとおりだ。」

「永く利得を搾り取り続けるためには、
 実体経済を破壊してしまっては元も子もないというわけだ。」

「そのために、金融規制の大義名文のもと、
 米国でもボルカー氏に動いてもらったし、
 欧州でも金融規制が…、まぁ、少し遅れてはいるが…、
 進捗している。」

「それに、些細な事案ではあったが、
 ジャップの金融庁にも働きかけてレバレッジ規制を行った…。」

こう切り出す常任理事のジョーダン氏に、
世界のそうそうたる面々がうなずく。

「しかしだ…。厄介な問題が惹起(じゃっき)したのだ。」

「スタンフォード大学の経済学部の貧乏学生であった
 R・マケットが考案したトレード手法『双頭のデビル』が
 少々、問題であるのだ。」

「はじめは取るに足らない物とみなされていたが、
 スタンリー・ゴールド・ブラザーズの研究所が
 この基本ロジック元に自動売買のテストを行ったところ、
 限りなく不敗に近いことが判明したのだよ。」

「そう…。ゼロサムの投機で
 ほとんど『聖杯』になるトレード手法が発見されたのだ。」

「もちろん、R・マケットは秘密裏に保護をして軟禁したが、
 この手法はほとんど市場には伝わっていないとみられるものの、
 市場にこの手法が蔓延したら、市場が破壊されてしまうため、
 市場動向を世界規模で監視してもらいたいのだ。」

「市場が破壊されてしまったら、我々、闇の勢力も
 永く利得を得れなくなってしまう…。
 市場保護という大義名文で『双頭のデビル』を
 封印してしまわなくてはならない…。」

「これが今回の会議のミッションである。」

そうして、常任理事のジョーダン氏は
『双頭のデビル』がどのようなもであるかを語り始めた。

それは驚くべきものであった。

はたして『双頭のデビル』の正体とは…。(笑)

    ☆ ☆ ☆ ☆

(以下も、すべてフィクションです)

マヤ歴5125年、つまり西暦2012年のある日、
スタンフォード大学の経済学部の貧乏学生R・マケットは、
論文を書くために調べていたマヤの古文書に
ある奇妙な言葉があることを発見した。

『悪魔はしてはいけないと言われる事を喜び行う。
 双頭のデビルは公理にもとづき巧みにそれらを二重に行う。
 この野獣が市場に解き放たれるとき、
 市場はユカテコの山の葡萄のように食い荒らされる。』

ワケがわからず悩むR・マケット。

「なんだぁ、これは?」

「いったいこの古文書は、どういう意味なのだろう…。
 市場というからには、何か投資にかかわることだろうか…。」

図書館に何日も何日も立て籠もるように熟考するR・マケット。
しかし、トレード経験もない彼はなかなかこの謎を説くことができない。

「ジョーンズ、トレードでしてはいけないことって何だろう?」

彼は、友人でトレードをしているジョーンズにこう尋ねた。

「マケット、トレードのことはもう言わないでくれ。
 いろいろやってはみたが、学費まで使い果たして
 今の俺には10セントさえ貴重なんだ。」

「どうやって負け続けたの?
 話すのは辛いだろうけど、なんとか教えてくれないかな。
 そこにヒントがありそうなんだ…。」

「あぁ、そりゃぁ、何だってやったさ。
 怒りの無謀な建て玉、頻繁で過剰な売買…、
 ストップなしの塩漬け、難平、両建て、何でもござれだったよ。」

「1つずつ詳しく教えてくれないかな。
 そのぉ、たとえば両建てって何なの?」

知識だけは豊富で、R・マケットの質問に詳しく答えるジョーンズ。
詳しくメモを取るR・マケット。

    ☆ ☆ ☆ ☆

そして、時は過ぎ、6月の雷鳴が激しく轟くある夜、

「そういうことか…。
 どんなにトレードが下手でも勝つときは勝つ。
 まぁ、勝ったときはこれでよし。」

「問題は持ったポジションに逆行して相場が進んだときだ。
 正統なトレード手法によれば損切りだが、
 このとき、やってはいけないと言われていることは
 ストップなしの塩漬けと難平に両建てだ。」

「しかし、さすがにストップなしの塩漬けは、
 奇跡的に相場が戻る以外には勝ち目なしだ。」

「ということは、難平に両建てが
 悪魔の行う『してはいけないこと』なのかもしれない…。」

「そして、公理とはなんだろう…。
 相場に絶対などあるわけがないではないか。」

「トレンドのことか? しかし、トレンドも絶対ではない。」

「あるとすれば…、相場は波を描くということくらいか…?」

「相場は波を描く…、つまり、
 ボラティリティは拡大と縮小を必ず繰り返す。
 そして、してはいけないことを行うというわけなんだが…。」

    ☆ ☆ ☆ ☆

その時、R・マケットに天啓とも思える閃きがよぎった。

それは悪魔のささやきでもあった。

「そうか、解ったぞ! ついに謎が解けた!!」

「相場の平坦期にポジションを持ったとして、
 その後にボラティリティが拡大して、
 そして、片張りで勝ったときはこれでよし。
 これはこれで完結だ。」

「しかしだ。持ったポジションに逆行して相場が進んだときが問題だ。
 このときにはやってはいけない両建てをする。
 これで含み損はどんなに相場が逆行してもフィックスされる。
 つまり、リスクが固定されるわけだ。」

「そして、相場は波を描く…、
 つまり、ボラティリティは拡大と縮小を必ず繰り返す。」

「相場が拡大した後に収縮に向かい始めたとき、
 ころはよしで、利益の出ているほうのポジションのほうを利食う。」

「両建ての片外しでとたんに大きな含み損になるが、
 またさらに相場が拡大して、
 つまり残ったポジションに逆行して動かない限り、
 簡単に言えば、含み損が増大しない限り、
 口座全体では利益の出ていたポジションの利食いの実利で
 ここまでの損失は既に担保されている。」

「問題は、ここから首尾よく相場が収縮して
 含み損をどこまで減じられるかだ。」

「利益の出ていたポジションの利食いと
 減じる含み損の『差分』において
 プラスになった分が本当の利益だ。」

「しかし、首尾よく相場が思惑とおり収縮するとは限らず、
 両建ての片外しを行ったとたんにリスクが発生して、
 これでは頂点と思われるところでの片張りの逆張りと同じで、
 意味がないように思える。これだけでは不充分なわけだ。」

「そこで双頭のデビルの登場が必要になるわけさ。
 もうひとつの『やってはいけないこと』
 そう。難平も併せて行うわけだ。」

「これが、二重にやってはいけないことを行う
 双頭のデビルというわけだ。」

「もちろん、含み損のポジションの難平のときには
 リバランスのために両建ての含み益のポジションも増し玉する。」

「このように両建てと難平と増し玉を同時に行うとどうなるか。」

「相場が拡大、つまりボラティリティが拡大しているときには
 含み損のポジションが大きくなると同時に、
 含み益のポジションも増し玉で大きくなる。」

「もちろん、玉は買いと売りの双方で大きくなっても、
 両建てなので収支はフィックスされてイーブンだ。
 一対一の綱引きと、十対十の綱引きのようなものだ。」

「このとき、難平をしない単なる両建てとどこが違うか。」

「かっこよく言えば、ポテンシャルが増大しているわけだが…、
 そうさ…そのとおり。平均価格のレベルが変わっているのだ。
 ここが肝心なところさ。」

「相場が拡大した後に収縮に向かい始めたとき、
 ころはよしで、利益の出ているほうのポジションを利食う。
 このとき、増し玉をした効果で大きな利食いとなる。」

「そして、ここがキモなのだが、
 片外しをした後、難平でさらに大きくなった含み損ではあるが、
 難平の効果で平均価格のレベルが現在レートに近づいているのだ。」

「そう…。難平でさらに大きくなった含み損は
 相場が拡大した後の収縮で処理されることになるが、
 難平をしない場合よりも、期待する収縮はほんの少しでよいのだ。
 つまり、収縮は少しであっても、
 含み損がある程度は処理がされるというわけだ。」

「もちろん、完全に含み損が処理されなくても良い。
 もう既に利益の出ていたポジションの利食いの実利があるのだから。」

「利益の出ていたポジションの利食いと
 減じる含み損の『差分』がある程度プラスになっていれば、
 それでよいではないか。それが利益だ。」

「片外しのとたんに、相場が再拡大したらどうするって?
 すぐに含み損のポジションと同じだけ両建てするまでだ。
 そして、後は同じことを行うというわけさ。
 永久に収縮しない相場などはありえないのだ。
 双頭のデビルが死ぬことはない。」

「ボラティリティをどう見るだって?
 赤ら顔のジョン・A・ボリンジャーの指標など役に立ちそうな…。
 あはははっ。」

もともとは純朴な青年のR・マケットでしたが、
雷鳴轟くこの日の語り口調はどことなく悪魔的でした。

    ☆ ☆ ☆ ☆

(以下も、すべてフィクションです)

R・マケットの住む部屋のドアを激しく誰かがたたく。

「R・マケット君だね。
 スタンリー・ゴールド・ブラザーズ研究所の者だ。
 君に折り入って話があるのだが…。」

「僕に何か用ですか?」

「君の見た双頭のデビルを研究してみたいのだ。
 我が社のアルゴリズム稼動システムで
 実際の市場で実戦検証してみたいのだよ。」

「どうやら、君はとんでもない悪魔を見てしまったようだね。
 君にはすまないがしばらく消えてもらうことになった…。」

    ☆ ☆ ☆ ☆

『悪魔はしてはいけないと言われる事を喜び行う。
 双頭のデビルは公理にもとづき巧みにそれらを二重に行う。
 この野獣が市場に解き放たれるとき、
 市場はユカテコの山の葡萄のように食い荒らされる。』

「グリードで無節操な勢力がこの双頭のデビルを使ったら、
 市場が破壊されてしまう危険がある。
 ビルダー会議のミッションにより、我々は
 君の双頭のデビルが解き放たれるのを看過できないのだ。」

「聖杯は夢見るもので、実際に見てはいけないものなのだよ…。」

ふーっ、てなわけで、これでお話はおしまい。(笑)

面白話のフィクションとして書いていますので、
真に受けないでくださいね。

ではまた。。。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 2つの顔のお話


先週、ドル円が一時86円を割り込み年初来安値を更新しましたね。

●先週7月26日(月)〜30日(金)の気になる出来事

<26日(月)>

日通関ベース貿易収支(6月)は
市場予想より弱い6870億円になりました。
欧ストレステストの結果と前週末のNYダウ上昇を受けて
日経平均が9500円台を回復しました。
豪第2四半期生産者物価は市場予想より弱い0.3%になりました。
格付け会社のフィッチが
「欧州MMFは引き続き金利と市場の困難に直面している。」
との見解を発表しました。
欧州時間の前半に欧州株価が軟調に推移しました。
欧州の複数の要人から「ストレステストの結果に満足している。」
との主旨の発言がありました。
米シカゴ連銀全米活動指数(6月)は−0.63になりました。
米新築住宅販売件数(6月)は市場予想より強い33.0万件になりました。
米フェデックスが利益見通しを引き上げました。
米ダラス連銀製造業活動(7月)は市場予想よりかなり弱い
−21.0%になりましたが雇用指数は改善しました。
格付け会社のフィッチが
「ストレステストで不合格となった銀行について、
すぐに格付けに影響することはない。」との見解を発表しました。
NYダウは前週末比+100.81ドルで取引を終えました。

<27日(火)>

日企業向サービス価格(6月)は前年比で
市場予想より弱い−1.0%になりました。
日経平均は小幅安で引けました。
独GFK消費者信頼感調査(8月)は3.9、独輸入物価指数(6月)は0.9%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが
「ハンガリーのカバードボンドを格下げ方向で再評価する。」
と発表しました。
米S&Pケースシラー住宅価格(5月)は
前年比で市場予想より強い4.61%になりました。
米消費者信頼感指数(7月)は市場予想より弱い50.4、
米リッチモンド連銀製造業指数(7月)は
市場予想より強い16になりました。
格付け会社のムーディーズが
「米銀行の10行を格下げ方向で見直す。」と発表しました。
原油価格が77ドル台の半ばまで下落しました。
NYダウは前日比+12.26ドルで取引を終えました。

<28日(水)>

豪第2四半期消費者物価は市場予想より弱い0.6%になりました。
中国の1-6月期の鉱工業部門企業利益は
前年比で+71.8%になりました。
日経平均が堅調に推移して9753.27円で引けました。
格付け会社のフィッチが
「欧銀の債務借り換え能力に投資家は懸念している。」
との見解を発表しました。
英BOE総裁が
「英第2四半期GDPの伸びは勇気付けられるが
景気回復が持続するかどうかは確信できない。
インフレは上振れと下振れの双方にリスク。
将来のどこかでさらなる資産買入れを要する可能性。
世界的な貿易不均衡の継続は許容できない。」
などの発言をしました。
豪財務相が「豪の金利は正常に戻した。」
との認識を示しました。
格付け会社のS&Pが
「英モーゲージ証券の格付けは経済の下落にまだ耐ええる。」
との見解を発表しました。
独消費者物価指数速報(7月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
米耐久財受注(6月)は市場予想より弱い−1.0%になりました。
ハンガリーの首相が
「ハンガリー経済は安定しているが
格付け機関による一段の格下げを予想。」
との認識を示しました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
「経済は総じて拡大している。
2地区が横這い、他の2地区では拡大ペースが鈍化。
ほとんどの地区で住宅市場が低迷。
消費者価格は安定。賃金は抑制。」
などが報告されました。
NYダウは前日比−39.81ドルで取引を終えました。

<29日(木)>

RBNZ政策金利は0.25%の利上げで3.00%になりました。
RBNZ声明では、
「景気刺激策の更なる巻き戻しは適切。
利上げのペースと幅は先月の予測よりも緩やかになる可能性。
経済成長に伴いインフレ圧力は上向く可能性。
内需は抑制。家計は慎重。小売の回復は緩やか。
NZドルの上昇は経済見通しに一致していない。」
などの認識が示されました。
NZ貿易収支(6月)は市場予想より弱い2.76億NZドルになりました。
日小売業販売額(6月)は市場予想とおり前年比で3.2%になりました。
英ネーションワイド住宅価格(7月)は
市場予想より弱い−0.5%になりました。
独失業者数(7月)は−2.0万人、独失業率(7月)は7.6%と、
ともに市場予想とおりになりました。
英消費者信用残高(6月)は−1億ポンド、
英モーゲージ承認件数(6月)は4.76万人と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧業況判断指数(7月)は0.66、欧鉱工業信頼感(7月)は−4、
欧経済信頼感(7月)は101.3と、
それぞれ市場予想より強い結果になりました。
欧消費者信頼感確報(7月)は市場予想とおりの−14になりました。
格付け会社のフィッチが
「アイルランドの銀行の資金状況は困難な状況。
米国の財政赤字が顕在化すれば格付けを見直す必要。
ユーロ圏債務危機の最悪期は過ぎ去った。」
などの見解を発表しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い45.7万件になりました。
セントルイス連銀総裁が
「デフレリスクが拡大すればFRBは米国債を購入すべきである。
長期間の文言を確約すれば日本的デフレの罠に陥る可能性。
実質的なゼロ金利の維持は諸刃の剣。」
などの見解を示す発言をしました。
ダラス連銀総裁が
「更なる緩和策は経済成長を後押ししない可能性。
米経済は重い足取り。3%以下の成長が長期化する可能性。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比−30.72ドルで取引を終えました。

<20日(金)>

格付け会社のムーディーズが
アイルランドの格付け見通しをネガティブに引き下げました。
英GFK消費者信頼感調査(7月)は市場予想より弱い−22になりました。
日失業率(6月)は市場予想より弱い5.3%になりました。
日全国消費者物価指数(6月)は
前年比で市場予想とおりの−0.7%になりました。
日鉱工業生産速報(6月)は市場予想より弱い−1.5%になりました。
日住宅着工戸数(6月)は前年比で市場予想より弱い0.6%になりました。
日経平均は前日比−158.72円の9537.30円で週の取引を終えました。
独小売売上高指数(6月)は市場予想より弱い−0.9%になりました。
格付け会社のムーディーズが
「米国は財政削減の明確なプランが必要。
スペインの格付けはギリシャほどには下がらない見通し。
スペインのAAA格付けはわずかに下がる可能性。」
などの見解を発表しました。
欧失業率(6月)は10.0%、欧消費者物価指数速報(7月)は前年比1.7%、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
スイスKOF先行指数(7月)は市場予想より弱い2.23になりました。
米GDP第2四半期速報は2.4%、米第2四半期個人消費速報は1.6と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米GDP第2四半期価格指数速報は1.8、米第2四半期コアPCEは1.1と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
また、米第1四半期GDPが1%上方修正されて、
米第1四半期個人消費は1.1%下方修正されました。
カナダGDP(5月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
ドル円が一時85円台の後半まで下落しました。
米シカゴ購買部協会景気指数(7月)は62.3、
ミシガン大学消費者信頼感指数(7月)は67.8と、
ともに市場予想よりも強い結果になりました。
IMFの理事会報告では
「スペインの経済成長見通しは不透明。労働市場は機能不全。
スペインの経済回復は脆弱になる可能性。
2010年のスペインの経済見通しは−0.4%。」
などが報告されました。
米大統領報道官が
「欧州の債務問題は米経済の向かい風の一部。
欧州は米国ほど経済問題に厳しい措置を取らなかった。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は78ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−1.22ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<8月2日(月)の主な予定>

この日はオーストラリアとカナダが休場です。
午後2時に欧PNPパリバ第2四半期決算発表、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(6月 前年比)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(7月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(7月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(7月)、
午後5時半に英製造業PMI(7月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(7月)、米建設支出(6月)、
夜11時15分からバーナンキFRB議長講演、
などの経済指標が発表されます。
(スイス)・米の指標には注目です。

<3日(火)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期小売売上高、豪小売売上高(6月)、
同午前10時半に豪住宅建設許可件数(6月)、豪ANZ求人広告数(7月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時15分にスイス消費者物価指数(7月)、
午後5時半に英建設業PMI(7月)、
午後6時に欧生産者物価指数(6月)、
夜9時半に米個人所得(6月)、米個人支出(6月)、米PCEデフレータ(6月)、
夜11時に米製造業受注指数(6月)、米中古住宅販売保留(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

<4日(水)の主な予定>

午前10時半に豪貿易収支(6月)、豪第2四半期住宅価格指数、
午後2時に欧ソシエテ・ジェネラル第2四半期決算発表、
午後4時55分に独サービス業PMI確報(7月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(7月)、
午後5時半に英サービス業PMI(7月)、
午後6時に欧小売売上高(6月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(7月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(7月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・(欧)・米の指標には注目です。

<5日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期失業率、
午後3時に英バークレイズ第2四半期決算発表、
午後7時に独製造業受注(6月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可(6月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧・米の指標には注目です。

<6日(金)の主な予定>

午前10時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時に日景気先行CI指数速報(6月)、日景気一致CI指数速報(6月)、
午後2時45分にスイス失業率(7月)、
午後5時半に英鉱工業生産(6月)、英製造業生産高(6月)、
同午後5時半に英生産者仕入価格(7月)、生産者出荷価格(7月)、
午後7時に独鉱工業生産(6月)、
午後8時に加雇用ネット変化率(7月)、加失業率(7月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(7月)、米失業率(7月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(7月)、米製造業雇用者数変化(7月)
夜11時に加Ivey購買部協会指数(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・加・米の指標には注目です。

さて、先週末は注目の米第2四半期GDP速報が発表されて、
4四半期連続のプラス成長にはなったものの、
2009年第4四半期をピークに2四半期連続で鈍化して、
米主要企業の決算発表に良い面が見られていながらも、
米経済の成長が減速しつつあることを示しました。

また、、米第1四半期GDPが1%上方修正されて、
そして米第1四半期個人消費が1.1%下方修正される一方、
同日の7月30日に発表されたシカゴ購買部協会景気指数(7月)が62.3、
またミシガン大学消費者信頼感指数(7月)が67.8と、
ともに市場予想よりも強い結果になり、好悪材料が交錯して、
指標発表直後は揺れる相場展開になるとともに、
ドル円が一時86円を割り込み、年初来安値を更新しました。

他方、7月23日に発表された欧州ストレステストでは
欧銀91行中で7行が不合格になったものの、
週が明けての市場反応では不透明感の一応の後退を好感して、
ユーロドルが1.3000の節目を上下動しながらも越えましたが、
一部では欧州ストレステストの査定基準を疑問視する声もあり、
やや上値の重さも感じる相場展開になりました。

そして、豪・NZなどのオセアニア通貨も、
28日の豪第2四半期消費者物価指数が前期比で0.6%上昇したものの
市場予想を下回る結果になり、
また、中銀の声明がハト派色になるなど追加利上げ期待が後退して、
上値の重さを感じる展開になりました。

その他、気になるファンダメンタルズに関する報道では、
日米欧で国債にマネーが滞留して
いまだリスク回避指向の状況があること(日経27日)や、
欧州ストレステスト後にクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で
世界的に銀行の保証料率が低下して、
金融システムへの不安が和らぐとともに、
一方、銀行間取引の国際指標であるロンドン銀行間取引金利のLIBORで
ユーロの金利上昇が進んでいて、
銀行の相互不信の根深さも垣間見られているようで、
ちぐはぐな状況になっているようです。

また、報道によりますと、国際通貨基金(IMF)が30日に発表した
米国の金融機関53行を対象の(IMF独自の)ストレステストでは、
米成長率が2010年に2.3%、11年に0.8%に景気が悪化したと
仮定するシナリオで、米大手4行には問題はないものの、
外資系6行を含む中小行17行で自己資本比率が6%を下回るとのことで、
米銀の中には体力が脆弱なところが少なくなく、
まだ金融危機が過ぎ去ったとはいえない状況のようです。

さて、今週のアナリスト予想では、
日米の金利差縮小などから円高と見る向きがあり、
ドル円では米雇用統計を意識して様子見の傾向になると見る向きも
あるものの、短期的に下落傾向になるとの見方が優勢のようです。
また、ドルストレートでは米経済の後退懸念から
ドル安と見る向きがある一方、
ユーロなどの上値の重さを指摘する向きや、
オセアニア通貨の利上げ期待の後退を指摘する向きや、
徐々に夏季休暇で市場が薄くなるとの声もあり、
揺れる相場展開になる可能性もありそうです。

経済指標の発表では、8月2日の米ISM製造業景況指数(7月)、
3日の豪小売売上高(6月)に豪RBA政策金利、米個人支出(6月)に
米中古住宅販売保留(6月)、
4日の欧小売売上高(6月)に米ADP雇用統計(7月)に
米ISM非製造業景況指数(7月)、
5日のNZ第2四半期失業率、英BOE政策金利と欧ECB政策金利に
トリシェECB総裁記者会見と米新規失業保険申請件数、
6日の豪RBA四半期金融政策報告、英と独の鉱工業生産(6月)、
そして、加と米の雇用統計などが注目されます。


さて今日は、2つの顔のお話です。

へんな題名ですみません。 m(_ _)m

多面的な活躍を表す言葉に、
八面六臂(はちめんろっぴ)とか三面六臂がありますが、

十一面千手観音像や三面阿修羅像のように
仏教寺院にはたくさんの顔を持った像がありますね。

顔が十一もあるとは驚いてしまいますが、

また、仏像のルーツにもなっているのでしょうか、
インドにもブラフマー神には顔が四面もあるのだそうで、
シヴァ神にも三面像というものがあるそうです。

ところで、

物語にも多面性を持つ主人公が登場するものがありますね。

ジキルとハイド氏の物語はその典型と思いますが、

たとえば、

「のさばる悪を何とする。
 天の裁きは待ってはおれぬ。
 この世の正義もあてにはならぬ。
 闇に裁いて仕置きする。南無阿弥陀仏…。」

というナレーションとともに悪人をたたき切る
今は亡き藤田まことさんが演じていた中村主水の
「必殺仕事人」もそのひとつでしたし、

水戸黄門の物語も、表向きの「ちりめん問屋のご隠居」と、
その実の「水戸のご老公」ということは、
2つの顔といえるのかもしれません。

そのほかにも、

デイリー・プラネット新聞社に勤務する
風采の上がらないクラーク・ジョセフ・ケントと、
スーパーマンも2つの顔の物語といえそうです。

まぁ、

このような物語だけではなく、
実際に普通の人でも
いくつかの顔を持っていることがあるものです。

夜になると元気になる夜の帝王氏や、(笑)

いつもは冴えない仕事ぶりでも、宴会になると
とりわけ場の盛り上げが上手な宴会部長氏もいますし、

なんということか、表向きまじめな裁判官が
じつは盗撮魔であったなんてニュースがありましたね。(苦笑)

また、女性も「母であり、妻であり、女である。」
という言葉があるように、
ときにいくつかの顔を持っているものです。

さて、前段のお話が少し長くなりましたが、

通貨にもこのような2つの顔があるといわれます。

たとえば、豪ドルはもちろんオーストラリアの通貨という顔と、
そして資源国の通貨という顔があり、

オーストラリア自体の経済や金融政策に影響を受けるとともに、
コモディティ(商品)市場の動向の影響を受けることが多いようですね。

また、日本の「円」も日本の通貨という顔と、
どうも (今のところは) リスクの逃避先という顔を持っていて、
何らかのリスクが意識されると買われることが多いようです。

ですので、たとえば前日のNYダウが下落して
日経平均が連れ安になると、

(ちょっと考えると理屈に合わないようでもありますが、)
日本の株式市場が下落しているのに、
リスクの逃避先という顔を持っているので
日本の「円」が(今のところは)買われたり、
そして、NYダウが下落したときに
リスク回避でドル買いになることがあります。

たまに「通貨取引は国家間の経済の強弱だ。」
なんてことが言われることがありますが、

国家という個別の顔とともに、
よりグローバルな顔も持っているので、
国単位だけでは、一見、理屈に合わないことが起こるようです。

米ドルも、米国の通貨としての顔とともに、
(今のところは)「世界の基軸通貨」としての顔があるといいますか、
むしろ、ときに基軸通貨としての顔という方が強く、

たとえば2008年秋のリーマン・ショックの時に

米企業のリーマン・ブラザーズが破綻したのに、
しかも米国発の金融危機であったのに、

基軸通貨としての米ドルが買われて、
円以外で対ドル通貨が
こぞって下落するということがありました。

このように、為替の取引では、
個別の国の経済や金融政策だけではなく、
「グローバルな立ち位置」についても
考えていく必要があるようですね。

「ふむ。まぁ、そんなことはさぁ。
 あらためて言われなくても為替取引してりゃ、
 だいたい分ることなんだけどさぁ。
 個別の国としてと、リスクとのかかわりはどうよ。」

「と、言いますと?」

「うーん。なんて言うのかなぁ。
 米国の景気減速でドルが売られているとするじゃん。
 そうすると、通貨ペアだからさぁ、
 ドルストレートなんかがドル売りで相対的にしばらく上昇すんだろ。」

「……。」

「でも、一応だけど覇権国としての米経済がどんどん凋落すると
 サブプライム問題の時のように
 リスク回避の動きになることもあるだろ。
 リスク回避になると、今度は逆にドルが買われることもあって、
 そのあたりの潮目がどうかってことよ。」

「ふむ。長期金利でも、その国の長期金利が上昇すると、
 目先、その国の通貨が買われることがあるけど、
 長期金利が上昇しすぎると、金融不安でリスク回避的な
 動きになることがあるようですね。」

「過ぎたるはなんとやら、なのかも知れないけど、
 要因がはじめはプラスに働いて、昂じるとリスクになる、
 そのあたりの潮目がよく分らないってわけよ。」

「まぁ、米国としてと、基軸通貨としての米国の状況の
 グローバルな意味での波及によるところがあるかもしれませんが、
 相場のことは相場に聞いてみたらどうでしょう。」

「んっ? どういうことよ。」

「ドル安のときはドルストレートが上昇して、
 またドル円が下落することもある。
 そして、リスク回避になったときは円が買われるとともに、
 基軸通貨のドルが買われてドルストレートが下落する―。」

「……。」

「つまり、そのまま相場を見ればよいといいますか、
 米国の通貨としてのドルの顔が強いのか、
 基軸通貨としてのドルの顔が強いのか、その状況は
 相場自体に現れてくる、というわけです。」

「……。」

「言い方を換えますと、
 ドルストレートがこぞって上昇しているときはドル安の状況、
 そして、円高とともにドルストレートが
 こぞって下落になっているときは
 円買いとドル買いが同時進行するリスク回避の状況であると、
 そのまま認識すればよいのではないでしょうか。」

「2つの顔のどちらが強いかは、相場に聞けというわけか。」

「どうも、そのほうが思考がスッキリすると思います。」

「ふーむ。…て、ことは何かい。
 円買いとドル買いが同時進行するリスク回避の状況では、
 ドル円とドルストレートがともに下落しやすいから、
 掛け算のクロス円はより下落しやすいってことだな。」

「一般的にそのような傾向がありますね。
 クロス円は市場がドルテーマで動いているときには
 ドル円とドルストレートの綱引きで浮動になりがちでも、
 市場がリスクテーマで動いているときは、
 相乗的に強い動きになりやすいようです。
 リスク回避ではより下落しやすく、
 リスク選好ではより上昇しやすい傾向があるようです。」

「クロス円は、ドルテーマで市場が動いているときよりも、
 リスクテーマで動いているときのほうが、
 ドル円とドルストレートが同調していて
 トレードしやすいってわけか…。」

「そして…、」

「おいおい、小話にしちゃ、ちょっと話が多すぎるんじゃないの。」


あれまぁ、あれこれ書いて長くなりすぎました。

ごめんなさい。 m(_ _)m


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX タイム・ポイント(時間の節目)のお話


地球から約16.5万光年離れた大マゼラン銀河のタランチュラ星雲で、
質量が太陽の265倍!もある恒星が発見されたそうですね。

●先週7月19日(月)〜23日(金)の気になる出来事

<19日(月)>

NZの労働省が「今後、失業率が上昇する可能性がある。」
ことを発表しました。
日本の市場は海の日で休場でした。
独財務省のフィナンシャル・リポートで、
「第2四半期GDPは第1四半期よりも強くなる可能性。
輸出はさらに上昇する可能性。個人消費は脆弱だが上昇する可能性。
消費者物価指数は穏やかな進展になる可能性。」
などが発表されました。
格付け会社のムーディーズがアイルランドの格付けを引き下げ、
見通しを安定的としました。
独連銀が「財政強化だけがユーロ圏の市場の信頼を取り戻す。」
との見解を発表しました。
格付け会社のフィッチがエストニアの格付けを引き上げました。
ハンガリー政府が追加の緊縮財政措置を拒否して、
EUとIMFによる緊急融資の協議が中断しました。
加国際証券取扱高(5月)は231.56億カナダドルになりました。
米NAHB住宅市場指数(7月)は市場予想より弱い14になりました。
欧州銀行監督委員会がストレステストの結果を23日の深夜1時に
発表すると報告しました。
バーナンキFRB議長の議会証言が21日深夜3時に延期されました。
米IBMの第2四半期決算では、売上高が市場予想より弱い237.2億ドル、
1株当たり利益が市場予想より強い2.61ドルになりました。
NYダウは前週末比+56.53ドルで取引を終えました。

<20日(火)>

格付け会社のムーディーズが
「日民主党の参院選の敗北は財政見通しに不確実性をもたらす。」
との見解を発表しました。
豪RBA議事録では
「基調インフレは3%以下になると予想。
豪住宅市場は落ち着いてきた可能性。豪の雇用は強い。
欧州ストレステストは信頼感に大きな影響になる可能性。
アジアの成長は持続可能なペースへ減速。」
などの認識が示されました。
中国商務省が「輸出はユーロ圏の緊縮財政で下半期に鈍化の見通し。」
との認識を示す発表をしました。
豪RBA総裁が
「豪ははトレンド成長を達成。中期的な見通しは全般にかなり明るい。
政策決定では消費者物価指数以外の情報も考慮。」
などの見解を示す発言をしました。
日経平均が3営業日続落になりました。
独生産者物価指数(6月)は市場予想より強い0.6%になりました。
ハンガリーの3ヶ月物国債入札が目標を下回りました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロ圏での二番底のシナリオを予想していない。
金融市場での金利上昇を懸念していない。
ストレステストへの市場の肯定的な反応を期待。」
などの発言をしました。
米ゴールドマン・サックスの第2四半期決算では、
純利益が前年同期比−82%の6.13億ドル、
1株当たり利益が市場予想よりかなり弱い0.78ドルになりました。
米住宅着工件数(6月)は市場予想より弱い54.9万件、
米建設許可件数(6月)は市場予想より強い58.6万件になりました。
加BOCが政策金利を市場予想とおり0.25%引き上げました。
加BOC声明では
「一段の刺激策の解除は国内及び世界経済の推移による。
インフレは予想に沿っている。本年のGDP見通しを3.5%に下方修正。
2011年後半に加経済はさらに回復。雇用は再開。
住宅市場の活動は顕著に減退。」などの見解が発表されました。
英BOEの政策委員が
「遠くない後に利上げの可能性がある。
英の景気が二番底に陥るリスクを除外しない。」
などの見解を示す発言をしました。
米FRBの公定歩合議事録では
「景気は緩やかな回復を継続。景気の見通しに警戒感。
雇用は引き続き抑制。多くの連銀総裁が緩和スタンスを支持。」
などの見解が公表されました。
NYダウは前日比+75.53ドルになりました。
NYクローズ後の米ヤフーの第2四半期決算発表では、
1株当たり利益が市場予想より強い15セント、
売上高(一部除外)は市場予想より弱い11.3億ドルになりました。
米アップルの第2四半期決算発表では、
1株当たり利益が3.51ドル、売上高が157億ドルと、
ともに市場予想より強い結果になりました。

<21日(水)>

日銀政策会合議事録では、
「欧州経済は先行き下振れる可能性。新興国は上振れ気味。
日本の経済のリスクは上下両方向に拡大。
不動産価格抑制策の効果で中国経済の過熱感は抑制される可能性。
先進国の金融緩和の長期化は新興国と資源国の景気を過熱させ、
その後に急激な巻き戻しが発生するリスクがある。」
などの見解が発表されました。
日経平均が4営業日続落になりました。
スイスSNBが
「SNBは半期で約40億スイスフランの損失の可能性。
スイスフランの対ユーロでの急激な上昇が
140億スイスフランを超える為替差損をもたらした。」
ことなどを発表しました。
格付け会社のS&Pが
「2010年後半は中国の不動産市場が調整入の可能性。
中国の新規住宅価格は10〜15%下落の見込み。」
などの見解を発表しました。
英BOE議事録では
「政策金利据え置きを7対1で決定。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
資産買い入れ枠の据え置きを8対0で決定。
GDP成長は悪化する可能性。インフレはしばらく高止まる可能性。
余剰生産能力が中期的な消費者物価指数を押し下げる可能性。」
などの見解が公表されました。
独首相が
「独経済の回復は力強い。労働市場の状況は危機前よりも良好。
財政再建は計画通りに実行されるだろう。」
などの発言をしました。
米モルガン・スタンレーの第2四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い1.09ドルになりました。
米ウェルズ・ファーゴ決算の第2四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い0.55ドルになりました。
加卸売売上高(5月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
格付け会社のS&Pがキプロスを
クレジットウォッチでネガティブに指定しました。
オバマ米大統領が金融規制改革法案に署名しました。
IMFが
「ユーロ圏の緊縮財政は数年の経済成長率を切り下げる可能性。
初期の景気回復は市場の緊張により減速する可能性。
ユーロ圏の経済成長にダウンサイドリスクが高まっている。」
などの見解を発表しました。
延期となっていたバーナンキFRB議長の議会証言では、
「経済見通しは異常なほど不透明。
必要に応じて一段の政策対応の用意がある。
景気拡大は緩やかなペースで進展。雇用回復の弱さが消費を抑制。
失業率は緩やかに低下。ある時点で緩和的金融政策の解除の必要。
欧州に対する市場の懸念は弱まった。米財政赤字に対処する必要。
米大手金融機関の資本状況は改善。景気二番底リスクは高くない。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比−109.43ドルで取引を終えました。

<22日(木)>

英BOEの理事が
「2011年末まで英インフレ率はターゲットを上回る。
成長とインフレはここ数ヶ月間悪化している。」
などの認識を示す発言をしました。
日全産業活動指数(5月)は市場予想より強い0.2%になりました。
ハンガリー経済相が
IMFとEUを含めた国際機関との協議を継続すると発表しました。
日経平均が5営業日続落になりました。
独製造業PMI速報(7月)は61.2、独サービス業PMI速報(7月)は57.3と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧製造業PMI速報(7月)は56.5、独サービス業PMI速報(7月)は56.0と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英小売売上高(6月)は市場予想より強い1.0%になりました。
欧鉱工業新規受注(5月)は市場予想より強い3.8%になりました。
WTO世界貿易機関の事務局長が
「2010年の世界貿易の伸びは+10%を超える。」と発表しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い46.4万件になりました。
加小売売上高(5月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
欧消費者信頼感速報(7月)は市場予想よりは強い−14になりました。
米中古住宅販売件数(6月)は537万件、
米景気先行指標指数(6月)は−0.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NY連銀総裁が
「景気が二番底に陥るリスクは軽微。
第3四半期の米経済成長は上期よりも劣る可能性。
米雇用の回復は低調。NYの製造業は回復しつつある。
金融システムは昨年より著しく改善。」
などの見解を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
ほぼ前日を踏襲する内容になりましたが、
「緩和策の選択肢として準備預金金利の引下げを検討。」
との発言をしました。
加BOC金融政策報告では
「徐々に金融政策を引き締。インフレは2012年まで2%付近で推移。
2010年第2四半期のGDPは年率で3%、
2011年半ばまでGDPは年率で3%。商品価格は見通しほど強くない。
カナダドルの下落は輸出を支援。」
などの見解が公表されました。
加BOC総裁が
「将来の金利変更は慎重に実施。個人消費は減速する可能性。
金融政策は2%のインフレターゲットを目指す。
カナダが二番底に陥る可能性はとても小さい。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比+201.77ドルで取引を終えました。
NY市場クローズ後に発表された米マイクロソフトのは四半期決算では
売上高が160.4億ドル、1株当たり利益が0.51ドルと、
ともに市場予想より強い結果なりました。

<23日(金)>

トリシェECB総裁が
「各国は緊縮財政を開始すべき。
景気刺激策を維持し続けることには同意できない。」
との見解を示す発言をしました。
豪第2四半期輸入物価指数は市場予想より強い1.9%になりました。
スペイン紙が「スペインの貯蓄銀行はストレステストに不合格。」
との観測報道をしました。
欧ストレステストを控えて為替のポジション調整が見られました。
日経平均が6営業日ぶりに上昇して、
9430.96円で週の取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが
ハンガリーを格下げする可能性があると発表しました。
独IFO景気動向(7月)は市場予想より強い106.2になりました。
英第2四半期GDP速報は市場予想より強い1.1%になりました。
ユーロとポンドが上昇しました。
ストレステストがソブリン債のデフォルトを想定していなく、
また、償還まで保有する債券を除外して取引債券の損失に限定する
条件であることが関係者から明かされました。
ユーロが一時下落しました。
欧州銀行監督委員会が
「ストレステストでは、20%株価下落や
銀行の証券化資産の4ノッチの格下げなどを想定している。」
ことを発表しました。
深夜1時に発表された欧州ストレステストでは、
91行中で、独1行、ギリシャ1行、スペイン5行、の計7行が
不合格になったものの、市場予想より強い結果になりました。
米ホワイトハウスが、
「2010年の失業率の見通しを9.7%に上方修正。
2010年のGDPの見通しを3.2%に上方修正。
2010年の消費者物価指数の見通しを1.6%に下方修正。」
することなどを発表しました。
NY原油(WTI)は78ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+102.32ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<26日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(7月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(6月)、
午前10時半に豪第2四半期生産者物価指数、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(6月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(6月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(7月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・米の指標には注目です。

<27日(火)の主な予定>

朝8時50分に日企業向サービス価格(6月 前年比)、
午前9時に豪景気先行指数(5月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(8月)、
夜10時にS&Pケースシラー住宅価格(5月 前年比)、
夜11時に米消費者信頼感指数(7月)、リッチモンド連銀製造業指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<28日(水)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期消費者物価
昼12時にNBNZ企業信頼感(7月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数(前週比)、
夜9時半に米耐久財受注(6月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(7月)の発表も予定されています。

<29日(木)の主な予定>

朝6時にRBNZ政策金利、(市場予想は0.25%の利上げ)
朝7時45分にNZ貿易収支(6月)、NZ輸入(6月)、NZ輸出(6月)、
朝8時50分に日小売業販売額(6月 前年比)、
午後4時55分に独失業率(7月)、独失業者数(7月)、
午後5時半に英消費者信用残高(6月)、英モーゲージ承認件数(6月)、
午後6時に欧業況判断指数(7月)、欧鉱工業生産(7月)、
同午後6時に欧消費者信頼感確報(7月)、欧経済信頼感(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(6月 前年比)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・(欧)・米の指標には注目です。
※ニュース・ソースによっては29日深夜3時に
 米ベージュブック公表の予定になっているようです。

<30日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(6月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(7月)、
朝8時半に日失業率、日全国消費者物価指数(6月)、日消費支出(6月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(6月)、
午後2時に日住宅着工戸数(6月 前年比)、日建設工事受注(6月 前年比)、
午後6時に欧失業率(6月)、欧消費者物価指数速報(7月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(7月)、
夜9時半に米第2四半期GDP速報、米第2四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第2四半期GDP価格指数、米第2四半期コアPCE速報、
同夜9時半に加GDP(5月)、
夜10時45分米シカゴ購買部協会景気指数(7月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(7月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米・加の指標には注目です。

さて、欧州の金融機関のストレス・テストが先週末に発表されて、
91行中で、独1行、ギリシャ1行、スペイン5行、の
計7行が不合格になりましたが、
一応は市場予想より強い結果になりました。

先週末のNY時間では、ホワイトハウスによる米GDPの見通しの
上方修正とあいまって、欧州ストレス・テストの結果を一応好感して、
NYダウ上昇の後押しもあって主要通貨ペアが
上下動しながらも堅調傾向になりましたが、
一部では「欧州のストレス・テストの査定基準自体に甘さがある。」
との指摘があるようで、今週の市場反応が注目されます。

その指摘によりますと、「もめていたのか、ぎりまで公表されなかった
査定基準だが、欧州銀の多くはギリシャなどの国債の大半を満期まで
保有するのに、償還まで保有する債券を除外して、査定では取引債券の
損失リスクだけに限定している。」
「欧州金融危機はギリシャなどのデフォルト懸念を発端としていたのに、
ソブリン債のデフォルト・リスクを全く想定していない。」
「7月上旬の米JPモルガンによる試算の欧州の上場銀行36行中
17行で合計400億ユーロの資本積み増しがあるとの予想と、
ストレス・テストの結果があまりにもかけ離れすぎているとともに、
自己資本比率が6.0〜6.5%の不合格ぎりぎりの水準の銀行が
イタリア・アイルランド・ドイツ・ギリシャ・スペインに
10行以上がひしめいていて(7/25日経)、
査定基準に恣意性が感じられる。」など、厳しい意見もあり、
今後、査定基準の「そもそも論」による蒸し返しの動きの
可能性もありそうです。

他方、先週の21日には米大手金融機関6社の第2四半期決算が出揃い、
市場予想よりも良い金融機関もあったものの、
純営業収益ではモルガン・スタンレーを除く5行が
前年同期比で減収になり、
純利益でもJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーを除く
4行が前年同期比で減益になりました。
今後、金融規制改革法の施行の重荷を背負いながらの
米金融機関の業績動向が注目されます。

今週のアナリスト予想では、米の景況感の悪化によるドル安と見る向き、
そして、評価する声もあるものの、
ストレステスト基準の蒸し返しによるユーロ安と見る向き、
消去法的な円高と見る向きなどの見方があるようですが、
状況が交錯していて上下に振れの大きな相場にもなりそうで、
チャートをしっかり見てトレードして行きたいものです。

経済指標では、26日の米新築住宅販売件数(6月)、
27日のS&Pケースシラー住宅価格(5月)と米消費者信頼感指数(7月)、
28日の豪第2四半期消費者物価と
米耐久財受注(6月)と米地区連銀経済報告、
29日のRBNZ政策金利と独失業率(7月)と米新規失業保険申請件数、
30日の欧失業率(6月)に欧消費者物価指数速報(7月)と
米第2四半期GDP速報に加GDP(5月)などが注目されます。


さて今日は、タイム・ポイント(時間の節目)のお話です。

チャートにはローソク足のような時系列チャートと
ポイント&フィギュアのような非時系列チャートがあって、

あたりまえではありますが、時系列チャートには
縦の価格軸だけではなく横には時間軸があり、

時系列チャートは、価格と時間とのグラフとして描画され
構成されています。

そして、トレード手法の多くは、
価格と時間のうち、価格の方に重点を置いていて、

一目均衡表のように時間を重点にすえたものや、
メリマンのサイクル理論のように時間をテーマとしたものありますが、

ダウ理論に代表されるトレードの考え方の多くは
価格のレジスタンスやサポートを意識するなど、
どちらかといいますと価格の方が主役になっているようです。

ところで、あくまでも参考ではありますが、

デイトレードのような短期トレードでも、
ときに時間という要素も役に立つことがありますね。

日銀・BISの2007年サーベイ(4年に一度発表)によりますと、
為替の取引量は、ロンドンが34.1%、ニューヨークが16.6%、
そして東京が6.0%、シンガポールが5.8%、ドイツが2.5%、
香港が4.4%、シドニーが4.2%、スイスが6.1%、
フランスが3.0%、その他、となっていて、

近年は東京市場での為替取引量がロンドンやニューヨークに
けっこう大きく水をあけられ、
東京・ロンドン・ニューヨークを世界の3大市場と呼ぶには
いささか躊躇されますが、(苦笑)

一応、東京・ロンドン・ニューヨークを主要なマーケットとして
これらの市場の活動時間で見ていきますと、

タイム・ポイントでも言うのでしょうか、
「デイタームとしての時間の節目」というものがあるようです。

1. (サマータイム)午前5時のNYクローズからの
  オセアニア時間での動き、

2. 午前9時からの東京時間のオープニングからの動き、

3. 午前9時55分の仲値を巡る動き、

4. 午前10時半からの上海市場オープン後の動き、
  (+ 午前11時の中国経済指標発表による動き)

5. 午後2時半頃からの東京マーケットのクローズでの動き、

6. 午後3時からの(サマータイム)ロンドン早出勢による動き、

7. 午後4時からのロンドン勢の本格参入の時間帯での動き、

8. 午後4時半からの欧州株式市場オープンによる動き、

9. 午後9時からのNY早出勢による動き、

10. 午後9時半の米経済指標による動き、

11. (サマータイム)
  午後10時半からのNYダウ・オープニングからの動き、

12. 午後11時の米経済指標による動き、

13. (サマータイム)深夜12時のロンドン・フィックスからの動き

などがありまして、

これらの「時間の節目」では、価格が反転したり昂進したり、
価格が行くか戻るかの時間的ポイントになることが少なくなく、

相場の時間的な節目となりえる時間のポイントを押さえておくと、
トレードの判断のヒントになることがあります。

「なーんだぁ。いつも時間の節目じゃないか。」
という感じもしなくはありませんが、(苦笑)

何時間も「時間の節目」が離れていることがあって、
のべつ幕なしに時間を意識するのではなく、
特定の時間のポイントとして意識していくことはできそうです。

まぁ、13項目の時間のポイントを意識していくことは、
いささかたいへんではありますが、(笑)

さらに時間を「市場という大括(くく)り」で大雑把に大別して、

東京時間、ロンドン時間、
そして、ニューヨーク時間(ロンドンとも重複)の動き、
として捉えますと、

日々の相場の動きは、この3市場の織り成す動きで
構成されていることになります。

そして、東京・ロンドン・ニューヨークで、
それぞれ「上げる」「下げる」「横這い」のパターンを

たとえば、東京で下げてロンドンで上げてニューヨークで下げる…、
というように分類していきますと、

東京(横這)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(上昇)、
東京(横這)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(横這)、
東京(横這)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(下降)、
東京(横這)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(上昇)、
東京(横這)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(横這)、
東京(横這)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(下降)、
東京(横這)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(上昇)、
東京(横這)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(横這)、
東京(横這)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(下降)、
東京(上昇)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(上昇)、
東京(上昇)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(横這)、
東京(上昇)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(下降)、
東京(上昇)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(上昇)、
東京(上昇)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(横這)、
東京(上昇)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(下降)、
東京(上昇)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(上昇)、
東京(上昇)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(横這)、
東京(上昇)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(下降)、
東京(下降)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(上昇)、
東京(下降)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(横這)、
東京(下降)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(下降)、
東京(下降)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(上昇)、
東京(下降)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(横這)、
東京(下降)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(下降)、
東京(下降)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(上昇)、
東京(下降)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(横這)、
東京(下降)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(下降)、

の全27パターンがあり、

(おいおい、3市場の単純パターンでもこんなにあるのかよ…。)^^

たとえば、

東京で下落して、さらにロンドンでも下落して、
これをニューヨークでも突っ込んで売れるパターンは

「東京(下降)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(下降)」の
デイ・タームレベルでの下落の大相場のときなど
「27分の1の状況」であることから、

NYの早出勢が参入してくる時間帯など、
「市場参加者の主役が替われば相場も変わる」
可能性があるということで、

価格のチャートポイントともに、
「違う市場参加者が参入してくる時間帯」など、
時間のポイントの節目を意識すると、

(たとえば) 突っ込み売りでの安値つかみなどを
時間の節目として警戒することができそうです。

また、どのパターンも均等に出現するのではなく、
出現パターンに偏りがあったり、
けっこう、同じパターンが数日続くこともあって、

時間のポイントの節目で、「今日はどのパターンになるか」を
価格のテクニカルとともに、時間の節目として考察してみるのも
ひとつのトレード戦略のヒントにできそうですね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX クリティカル・ポイントと副指標のお話


石川遼君も健闘しているゴルフの全英オープンですが、
一時は選手生命が危ぶまれながらも3連覇をかけて出場した
タイガー・ウッズ選手もさすがに苦戦している模様ですね。

●先週7月12日(月)〜16日(金)の気になる出来事

<12日(月)>

前日の衆議院選挙で与党の議席が減少しました。
豪住宅ローン(5月)は市場予想より強い1.9%になりました。
格付け会社のS&Pが
「菅氏の敗北は日本の格付けにマイナスになる可能性。
与党の敗北で政治的な手詰まり状態になる可能性。
財政状況がさらに蝕まれれば日本の格付けを引き下げる可能性。」
などの見解を発表しました。
英第1四半期GDP確報は市場予想とおりの0.3%になりました。
英第1四半期経常収支は市場予想より弱い−96億GBPになりました。
独財務相が
「ストレステストは市場の不透明性を晴らすために重要。
ユーロ圏の支援策への同意をスロバキアに強く求める可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
EU支援メカニズムが7月中に使用可能になることが発表されました。
バーナンキFRB議長が
「小規模企業は借入が非常に困難な状況。
銀行は信用ある企業には最大限の対応をすべき。」
との発言をしました。
ギリシャ財務省が「1-6月期の財政赤字は46%減。」
になったことを発表しました。
英BOE政策委員が「英経済は再度の不振に陥る可能性がある。」
との認識を示しました。
格付け会社のS&Pが英国の格付けをAAAに据え置きましたが、
見通しをネガティブとしました。
スペインの経済財務相が
「スペインの銀行のストレステストに自信をもっている。」
と発言しました。
欧州委員が
「ストレステストはとても重要。
事前判断はしないが、各国政府は問題が出る可能性に備えるべき。
経済回復には信頼感の増強が必要。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+18.24ドルで取引を終えました。

<13日(火)>

NYクローズ後に発表された米アルコアの第2四半期決算では、
市場予想より強い売上高51.9億ドルと
1株当たり利益が13セントになりました。
ギリシャ財務相が
「ギリシャの銀行は非常に良い形でストレステストを通過見込み。」
との認識を示す発言をしました。
英RICS住宅価格(6月)は市場予想よりかなり弱い9%になりました。
格付け会社のフィッチが
「参院選の結果で日本の財政健全化がより困難になる可能性。
年内に信頼できる財政健全化計画がなければ日本の格下げリスク。」
などの見解を発表しました。
日鉱工業生産確報(5月)は0.1%、日稼働率確報(5月)は0.8%、
という結果になりました。
トリシェECB総裁が
「格付けに起因する過度の市場変動をなくすべき。
格付け機関の寡占は終わらせるべき。
欧州を過小評価するべきではない。」
などの認識を示しました。
独卸売物価指数(6月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
オーストリア財務相が
「ストレステストはEU金融セクターの健全性を証明する。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズがポルトガルの格付けを
2段階引き下げて見通しを安定的としました。
英消費者物価指数(6月)は0.1%、英小売物価指数(6月)は0.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英予算責任局の局長が
「英経済の見通しは二番底の可能性と
強い景気回復の(両方の)可能性を含む。」と発言しました。
独ZEW景況感調査(7月)は市場予想より弱い21.2になりました。
欧ZEW景況感調査(7月)は市場予想より弱い10.7になりました。
ZEW欧州経済センターが
「指標は歴史的な平均の27.4を下回って推移。
第2四半期には期待できる経済的進展が見られる。
専門家の61.4%が金利の変更がないと予想。
景況感は二番底のシナリオを示していない。」
などの見解を発表しました。
ギリシャが6カ月物短期証券の入札を
EU・IMFによる緊急融資の金利5%を下回る金利で無事に終えて、
16.25億ユーロを発行しました。
ユーロが上昇しました。
オーストリア中銀総裁が
「ストレステストでは非常に悲観的なシナリオを含む。」
との認識を示しました。
米貿易収支(5月)は市場予想より弱い−423億ドルになりました。
加商品貿易(5月)は市場予想より弱い−5億加ドルになりました。
ポルトガル中銀が
「2010年の経済成長率予測を0.9%に上方修正。
2011年までに再度の景気後退に陥るリスクも存在。」
などの発表をしました。
米月次財政収支(6月)は市場予想より強い−684億ドルになりました。
米インテルの第2四半期決算発表では
売上高が107.7億ドル、1株当たり利益が51セントと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比+146.75ドルで取引を終えました。

<14日(水)>

NZ小売売上高(5月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(6月)は
市場予想よりやや強い63になりました。
日経平均が堅調に推移しました。
英BOEの政策委員が
「経済の状況はかなり改善。経済に対する支援を見直す必要。
超低水準の金利の引き上げプロセスに着手する必要。」
などの見解を示す発言をしました。
英失業保険(6月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請推移(6月)は
市場予想より強い−2.08万件になりました。
欧消費者物価指数(6月)は市場予想とおりの0.0%、
欧鉱工業生産(5月)は市場予想より弱い0.9%になりました。
スペインの首相が
「最近のデータは第2四半期の成長を示す。
金融システムは強固。不動産市場は正常化を開始。
失業は政府の最大の懸念。市場の安定が景気回復に必要。」
などの認識を示しました。
ポルトガルが2012・19年債を発行して
平均落札利回りが前回から上昇しましたが、
予定を上回る16.8億ユーロの調達に成功しました。
米小売売上高(6月)は−0.5%、米輸入物価指数(6月)は−1.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
格付け会社のフィッチが
「スペインの格付け見通しは安定している。」
との見解を発表しました。
米企業在庫(5月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
IMFが「アイルランドの経済は安定化しつつある。」
との見解を示す発表をしました。
中国の15日発表の経済指標のリークの噂が市場に流れました。
米FOMC議事録では、
「多くのメンバーがリスクは下振れに転じたと認識。
見通しが悪化した場合にさらなる緩和が必要かを検討。
金融の緊張により成長見通しを下方修正。
ある程度のデフレリスクが存在。」
などややネガティブな見解が示されました。
NYダウは前日比+3.70ドルで取引を終えました。

<15日(木)>

中国農業銀行が上海株式市場に上場しました。
中国実質GDP(上半期)は前年比で市場予想とおりの11.1%になりました。
中国生産者物価指数(6月)は前年比で6.4%、
中国消費者物価指数(6月)は前年比で2.9%、
中国小売売上高(6月)は前年比で18.3%、
中国鉱工業生産(6月)は前年比で13.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
中国国家統計局が
「積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を維持。
中国の不動産価格の上昇の勢いは落ち着いた。
中国の第2四半期のGDP伸び率は満足できる範囲。
通年のインフレ目標3%の達成は可能。中国は政策の安定を維持。」
などの見解を発表しました。
日銀が政策金利を0.10%で据え置きました。
日銀の声明では
「政策金利の決定は全員一致。
長期国債の購入額は月1.8兆円で据え置き。
緩やかな回復の兆しがさらに見られる。
デフレは重要な課題。緩和的な金融状況を維持。」
などを発表しました。
日経平均が軟調に推移しました。
スロバキア政府が欧金融安定ファシリティー署名を承認しました。
米JPモルガン・チェースの第2四半期決算では、
純利益が前年同期比+76%増の47.95億ドル、
1株当たり利益が1.09ドルと、市場予想より強い結果になりました。
スペインの15年国債の入札では
落札利回りが上昇しましたが資金調達が無事にできました。
米JPモルガン・チェースのCEOが
クレジット部門に慎重な認識を示しました。
米生産者物価指数(6月)は市場予想より弱い−0.5%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い42.9万件、
そして、NY連銀製造業景気指数(7月)が
市場予想よりかなり弱い5.08になりました。
米鉱工業生産(6月)は市場予想より強い0.1%になりました。
米フィラデルフィア連銀指数(7月)は
市場予想より弱い5.1になりました。
米金融規制改革法案が米上院を通過しました。
米グーグルの第2四半期決算発表では、
売上高(一部除外)は市場予想より強い50.9億ドル、
調整後の1株当たり利益が市場予想より弱い6.45ドルになりました。
米ゴールドマン・サックスが5.5億ドルを支払うことで
米証券取引委員会と和解になりました。
NYダウは前日比−7.41ドルで取引を終えました。

<16日(金)>

日第三次産業活動指数(5月)は
市場予想より弱い−0.9%になりました。
英財務相が
「英国の銀行が政府支援を必要とする可能性は低い見込み。」
との見解を示しました。
中国農業銀行が香港株式市場にも上場しました。
温家宝中国首相が
「中国はEUの経済安定化政策を支持。
ユーロは今後も中国の重要な投資の選択肢。」
との認識を示しました。
日経平均が軟調に推移して9408.36円で週の取引を終えました。
ドル円が軟調に推移しました。
ユーログループ議長が
「ストレス・テストからの大惨事は予想していない。
ユーロは危機に晒されていない。ユーロ圏離脱を望む国はない。」
などの見解を示す発言をしました。
欧貿易収支(5月)は市場予想より弱い−34億ユーロになりました。
IMFの専務理事が
「ストレス・テストはユーロ圏の全てのメジャーな銀行の
確かさを充分に示す可能性。」との見解を示しました。
米シティ・グループの第2四半期決算では、
純利益が前年同期比の37%減の26.97億ドルになりました。
また、米バンク・オブ・アメリカの第2四半期決算では、
純利益が前年同期比の3%減の31.23億ドルになりました。
米消費者物価指数(6月)は市場予想とおりの−0.1%になりました。
加景気先行指標指数(6月)は市場予想より強い1.0%になりました。
米ネット長期フロー(5月 対米証券投資)は
市場予想より弱い354億ドルになりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)は
市場予想より弱い66.5になりました。
NY原油(WTI)は76ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−261.41ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<19日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(7月)、
午後5時に欧経常収支(5月)、
午後6時に欧建設支出(5月)、
夜9時半に加国際証券取扱高(5月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
東京市場は海の日で休場です。

<20日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA議事録、
昼12時05分から豪RBA総裁講演、
午後2時に日景気先行CI指数確報(5月)、日景気一致CI指数確報(5月)、
午後3時に独生産者物価指数(6月)、
午後3時15分にスイス貿易収支(6月)、
午後7時半に米バンク・オブ・NYメロン第2四半期決算発表、
夜9時に米ゴールドマン・サックス第2四半期決算発表、
夜9時半に米住宅着工件数(6月)、米建設許可件数(6月)、
夜10時に加BOC政策金利、(市場予想は0.25%の利上げ)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米・加の指標と米企業の四半期決算には注目です。
また、発表時間が未定ですが、
米ステート・ストリートの第2四半期決算発表も予定されています。

<21日(水)の主な予定>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録(要旨)、
午前9時半に豪Westpac先行指数(5月)、
午後5時半に英BOE議事録、
夜9時に米モルガン・スタンレー第2四半期決算発表、
同夜9時に米ウェルズ・ファーゴ第2四半期決算発表、
夜9時半に加卸売売上高(5月)、
夜11時からバーナンキFRB議長の議会証言、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間が未定ですが、
USバンコープの第2四半期決算発表も予定されています。
英の議事録・米企業の四半期決算・議会証言には注目です。

<22日(木)の主な予定>

午後1時半に日全産業活動指数(5月)、
午後4時半に独サービス業PMI速報(7月)、独建設業PMI速報(7月)、
午後5時に欧サービス業PMI速報(7月)、欧建設業PMI速報(7月)、
午後5時半に英小売売上高指数(6月)、
午後6時に欧鉱工業新規受注(5月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加小売売上高(5月)、
夜10時半からバーナンキFRB議長の議会証言、
夜11時に米中古住宅販売件数(6月)、米景気先行指標総合指数(6月)、
同夜11時に欧消費者信頼感速報(7月)、
夜11時半に加BOC金融政策報告、
深夜12時15分から加BOC総裁会見、
などの経済指標が発表されます。
英・米・加・(欧)の指標には注目です。

<23日(金)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期輸入物価指数、豪第2四半期輸出物価指数、
午後5時に独IFO景気動向(7月)、独IFO現況評価値(7月)、
午後5時半に英第2四半期GDP速報、
午後8時に加消費者物価指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・加の指標には注目です。

さて、先週は参議院選挙で与党が議席を減らしたり、
米企業の第2四半期決算が相次いで発表されたり、
中国の主要指標が発表されたりと、いろいろなことがありましたが、
相場の方も膠着したかと思うと大きく動いたり、
それなりに動きのあった1週間になりました。

欧州銀91行のストレス・テストへの期待、
ギリシャ・ポルトガル・スペインなどの国債発行が無事こなせたこと、
そして、米主要企業のおおむね良い四半期決算の発表の中での
米指標の悪化やネガティブなFOMC議事録などで
ユーロと円が強く、ドルが軟調傾向の為替相場の展開となりました。

今週も20日に米ゴールドマン・サックスと米ステート・ストリート、
21日に米モルガン・スタンレーと米ウェルズ・ファーゴにUSバンコープ、
などの四半期決算が予定されていて注目されますが、また、週末23日に
発表予定の欧州銀行のストレス・テストなどが焦点となりそうです。

欧州銀行のストレス・テストでは、オーストリア中銀総裁の
「ストレステストでは非常に悲観的なシナリオを含む。」との
ネガティブな発言以外では、各要人の発言はポジティブで、
前向きな観測が大勢を占めていて、無事に経過できそうですが、
(一部では真偽不明ながら91行中11行が資本不足の査定になるとの
噂もあるようです)
また、相場が期待感を織り込んだ後に「噂で買って、事実で売る。」
短期筋の手口もあることから、過度の楽観モードには警戒が必要で、
ユーロドルも節目の1.3000をつけて、
今週は一波乱になる可能性もありそうです。

また、21日と22日のバーナンキFRB議長の米景気などに関する
議会証言も焦点の1つになりそうです。

今週のアナリスト予想では、ドル安と円高と見る向きが
優勢のようですが、米主要企業の第2四半期決算発表・
FRB議長の議会証言・欧州ストレス・テストの発表と
注目材料が多く揺れる相場展開になる可能性も高そうです。

経済指標では、20日の豪RBA議事録、米住宅着工件数、加BOC政策金利、
21日の英BOE議事録、22日の英小売売上高、加小売売上高に
米中古住宅販売件数、加BOC金融政策報告、
23日の独IFO景気動向、英第2四半期GDP速報、などが注目されます。


さて今日は、クリティカル・ポイントと副指標のお話です。

クリティカル・ポイントとは「判断のポイント」という意味ですが、
テクニカル分析での主要なテーマのひとつであることには、
あまり異論はないようです。

オーソドックスな手法のレジスタンス・ラインやサポート・ライン
などはこのクリティカル・ポイントを把握しようということで
古くからトレーダーに使われていますが、

そして、方向も示すトレンド・ラインも、
いわば斜めのレジスタンス・サポートのラインでもあって、
クリティカル・ポイントを教えてくれます。

クリティカル・ポイントは、
いわゆるチャート・ポイントでもありますが、

クリティカルの名のとおり判断のポイントで、

このポイントを価格(レート)が抜けれるか押し戻されるか、
の分岐ポイントになることが多く、

ふざけているようですが、「抜けるまでは抵抗線として有効で」(笑)
価格帯のレベルが維持されることが多く、

そして、「抜けたら次の価格帯へのステージへと移行」する
ことが多いですね。

つまり、クリティカル・ポイントでは、
価格帯が維持されることが多いものの、抜けることがあり、

大切なのは「維持されるか、抜けるか」の事実の認識で、

ポイントに達しただけでは、(維持される可能性のほうが高いものの)
最終判断はできないということになりそうです。

こうして見ますと、テクニカル分析では
「クリティカル・ポイントはいったい何処なのか」
そして「価格はクリティカル・ポイントからどう動くか(動いたか)」
ということを認識することが重要ということが解ります。

ところで、代表的なテクニカル指標には、
トレンドの方向と強さを認識しようとするトレンド系指標と、

過去のレートの動きを関数的に処理をして
レンジの振幅における反転の可能性を探るオシレーター系指標に
大別されることがありますが、

フィボナッチ、ピボット、一目均衡標やボリンジャーバンド、
などのテクニカル指標では、

(移動平均線などトレンド系指標や
RSIなどのオシレーター系指標とは少し異質で)

クリティカル・ポイント自体を認識しようとする主題があり、

これらの示すクリティカル・ポイントと

古典的なレジスタンス・サポート・トレンドのラインの示す
クリティカル・ポイントが「重合するポイント」は、

「より注目度の高いクリティカル・ポイント」となりそうです。

どれが優れているかとの選別よりも、

(結論への帰納のためある程度の絞込みは必要ですが)

テクニカルは相互補足して用いるのが有効なのかもしれませんね。

さて、相互補足といいますと、

過去の価格(レート)の動きを処理して、
過去の価格に対して自己完結的に描画するテクニカルのほか、

価格形成の外部要因として、経済指標の発表以外にも、
別の市場の動きを副指標としてトレードの参考にすることができますね。

リスク許容度のバロメーターとしてのNY市場オープン時のNYダウ

そして、同じくNY時間外のNYダウ先物

通貨の強弱を示すチャート

ドルの買われやすさとしての参考 Liborチャート
(ロンドン市場のドルの銀行間取引金利レート)

などは、トレードしようとする通貨ペアのチャート以外の
テクニカル指標として参考にできそうです。

買うか売るかの帰納的な結論を得るには、シンプル化も大切で、
参考の要素があまり多いと混乱の元にもなりますが、(苦笑)

トレードする通貨ペアのチャートが第一ではあっても、

これらのチャートも混乱しない限り、(笑)
知略の戦いのマネーバトルでのもうひとつの武器にできそうですね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX M氏の女房のお話


常用していましたパソコンがクラッシュしまして、
書き溜めたお話が消失してしまいました。(泣)

●先週7月5日(月)〜9日(金)の気になる出来事

<5日(月)>

NZの財務省が
「短期的な成長へのリスクは以前よりも高い。」
との見解を発表しました。
中国国家外為管理局が中国の経常黒字を
536億ドルへ上方修正しました。
スイス実質小売売上高(5月)は前年比で
市場予想よりも強い3.8%になりました。
独サービス業PMI確報(6月)は54.8、
欧サービス業PMI確報(6月)は55.5と、
ともに市場予想よりやや強い結果になりました。
英サービス業PMI(6月)は市場予想より弱い54.4になりました。
欧小売売上高(5月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
ギリシャの財務省が
「本年度の財政赤字削減は達成できると確信する。」
と発表しました。
欧州91銀行のストレス・テストの結果が
23日に発表されるとの報道がありました。
NYダウは独立記念日の振り替え休日で休場でした。

<6日(火)>

日本経済新聞が「中国が日本国債の購入を拡大」との記事を
掲載しました。
豪貿易収支(5月)は市場予想より強い16.45億豪ドルになりました。
豪RBAが政策金を4.50%に据え置きました。
豪RBA声明では
「金融政策は適切。世界経済はここ数ヶ月拡大を継続。
中国の成長には減速の兆候。ユーロ圏の銀行に圧力。
米国の雇用回復は緩慢。初期の緩和策の効果は希薄になった。
労働市場は徐々に底堅くなってきている。
消費者物価指数の上昇率は短期的に3%より少し上の可能性。」
などの見解が発表されました。
日景気先行CI指数速報(5月)は市場予想より弱い98.7になりました。
日景気一致CI指数速報(5月)は市場予想通りの101.2になりました。
スイス消費者物価指数(6月)は
市場予想より弱い−0.4%になりました。
仏中銀総裁が「仏銀はストレス・テストにパスする可能性。」
との認識を示しました。
加住宅建設許可(5月)は市場予想より弱い−10.8%になりました。
米ISM非製造業景況指数(6月)は
市場予想より弱い53.8%になりました。
格付け会社のフィッチがウクライナの格付けを引き上げました。
NYダウは前週末比+57.14ドルで取引を終えました。

<7日(水)>

ガイトナー米財務長官が
「米経済の成長継続に自信。
欧州債務危機が米国に与える影響をやや懸念。
中国・インド・ブラジル・メキシコは力強い。」
などの認識を示す発言をしました。
中国国家外為管理局が
「米国の緩和政策からの適切な脱却を望む。
米国債市場は中国にとって引き続き重要。
金は中国外貨準備の主要な投資対象ではない。」
などの見解を発表しました。
欧州委員会が
「ギリシャ改革プログラムはほぼ順調に進捗。
ギリシャの財政・構造・年金改革に進展が見られる。」
などの見解を発表しました。
欧第1四半期GDP確報は市場予想とおりの0.2%になりました。
独製造業受注(5月)は市場予想より弱い−0.5%になりました。
加Ivey購買部協会指数(6月)は市場予想より弱い58.9になりました。
ダラス連銀総裁が
「米国の在庫調整は進んでいる。
経済が再び景気後退に陥るとは予測していない。
米経済は引き続き不透明さが支配的。」
などの認識を示す発言をしました。
米金融大手のステート・ストリートが
「決算見通しが好調。」と発表しました。
格付け会社のフィッチが
「人民元改革は世界経済の拡大に良い影響を与える。」
との見解を発表しました。
アイルランド政府が2010年のGDP見通しを+1.0%へ
上方修正することを発表しました。
NYダウが前日比+274.66ドルで取引を終えて、
1万ドルの大台を回復しました。

<8日(木)>

日機械受注(5月)は市場予想より弱い−9.1%になりました。
日経常収支(5月)は市場予想より弱い1兆2053億円になりました。
日銀総裁が、
「緩和的な金融環境を維持。
物価安定のもとでの持続的成長経路復帰が重要。
先進国の回復は緩やか。新興国は力強い成長。」
などの認識を示しました。
豪雇用者数変化(6月)は4.59万人、豪失業率(6月)は5.1%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日経平均が9500円台を回復しました。
「2010年の世界成長率見通しを4.6%に上方修正。
同じく米国の成長率見通しを3.3%に上方修正。
同じく日本の成長率見通しを2.4%に上方修正。
同じく中国の成長率見通しを10.5%に上方修正。」
することをIMFが発表しました。
スイス失業率(6月)は市場予想とおりの3.7%になりました。
独貿易収支(5月)は97億ユーロ、独経常収支(5月)は22億ユーロと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英鉱工業生産(5月)は市場予想より強い0.7%になりました。
英製造業生産高(5月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
独鉱工業生産(5月)は市場予想より強い2.6%になりました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置きました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い45.4万件になりました。
加新築住宅価格指数(5月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では
「金利は引き続き適切。物価動向は当面穏やかな状態。
流動性は適切に調整。成長見通しのリスクはほぼ均衡。
各国政府は財政緊縮計画を順守する必要。
ストレス・テスト後には必要に応じて適切な措置が必要。
第2四半期のユーロ圏は第1四半期より好調。
データは悲観的な見方を支持していない。」
「米ドルは中期的にやや過大評価。
米景気回復への下振れリスクは高まった。
数ヶ月弱い指標が続けば米経済への予想修正を検討。」
などの見解をIMFが発表しました。
米消費者信用残高(5月)は
市場予想より弱い−91億ドルになりました。
NYダウは前日比+120.71ドルで取引を終えました。

<9日(金)>

米財務省為替報告では、
「主要貿易相手国で為替相場を操作している国はない。
中国人民元は引き続き過小評価。
中国は先月に人民元に関する大きな一歩を踏み出した。
米国は中国への輸出を推進。
日・独は成長を押し上げの一段の措置が必要。」
などの見解が発表されました。
中国国家外為管理局が
「中国の巨額な国際収支黒字は持続可能ではない。」
との認識を示す発表をしました。
独消費者物価指数(6月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
トリシェECB総裁が
「危機の終了宣言には依然として時期尚早。
すべての国に不安感は存在。
ストレス・テストは透明性を高め欧州の銀行セクターの信頼強化。
必要に応じ銀行は国家の諸機関から支援を受けるべき。
公的支出の削減は成長を妨げるとの見解に同意できない。」
などの認識を示す発言をしました。
英商品貿易収支(5月)は
市場予想より弱−80.62億ポンドになりました。
英生産者仕入価格(6月)は市場予想より強い−0.2%になりました。
英生産者出荷価格(6月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
ECBの専務理事が
「市場は銀行ストレステストで安心する可能性。」
との認識を示しました。
加雇用ネット変化率(6月)は9.32万人、加失業率(6月)は7.9%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加住宅着工件数(6月)は市場予想より弱い18.93万件になりました。
米卸売在庫(5月)は市場予想より強い0.5%になりました。
ECBの副総裁が
「金融市場での金利上昇は政策変更のシグナルではない。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は
76ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+59.04ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<7月12日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(6月)、
午前10時半に豪住宅ローン(5月)、
午後3時45分に仏経常収支(5月)、
午後5時半に英第1四半期GDP確報、英第1四半期経常収支、
夜10時からバーナンキFRB議長挨拶、
などの経済指標が発表されます。
英の指標には注目です。

<13日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(6月)、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(6月)、豪NAB企業景況感指数(6月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(5月)、日稼働率指数確報(5月)、
午後2時に日消費者態度指数(6月)、
午後3時に独卸売物価指数(6月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(6月 前年比)
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(6月)、
午後5時半に英消費者物価指数(6月)、英小売物価指数(6月)、
同午後5時半に英DCLG住宅価格(5月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(7月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(7月)、
夜9時半に米貿易収支(5月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(5月)、
深夜3時に米月次財政収支(6月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独・米の指標には注目です。

<14日(水)の主な予定>

この日はパリが休場です。
朝7時45分にNZ小売売上高(5月)、
午前9時半に豪westpac消費者信頼感指数(7月)、
午後5時半に英失業率(6月)、英失業保険申請件数推移(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数(6月)、欧鉱工業生産(5月)、
夜9時半に米小売売上高(6月)、米輸入物価指数(6月)、
夜11時に米企業在庫(5月)、
深夜3時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧・米の指標には注目です。

<15日(木)の主な予定>

正午過ぎに日政策金利、
午後3時に日工作機械受注確報(6月 前年比)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時に欧ECB月報、
午後7時半に米JPモルガン・チェース第2四半期決算発表、
夜9時半に米生産者物価指数(6月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半にNY連銀製造業景気指数(7月)、
同夜9時半に加新車販売台数(5月)、加製造業出荷(5月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(6月)、米設備稼働率(6月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・米の指標には注目です。

<16日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期消費者物価、
朝8時50分に第三次産業活動指数(5月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後6時に欧貿易収支(5月)、
夜9時に米シティ・グループ第2四半期決算発表、
夜9時半に米消費者物価指数(6月)、
同夜9時半に加景気先行指標指数(6月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(5月 対米証券投資)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(加)・米の指標には注目です。
また、時間が未定ですがバンク・オブ・アメリカの
第2四半期決算発表も予定されています。

さて、先週は米金融大手のステート・ストリートの好決算の見込みが報道
されたことなどで米大手金融機関の第2四半期決算への期待と、23日に
発表予定の欧州91銀行のストレス・テストの結果への思惑からか、NYダウ
が1週間で511ドル(5.3%)上昇するなど、リスク回避が後退する相場展開
になりました。

トムソン・ロイターによりますと、米主要企業500社は第2四半期も
27%の増益の見通しになっていますが、前期の第1四半期の58%の増益
からみますと、増益ペースは鈍化しているようで、期待の織り込みの後に
相次いで発表されていく実際の四半期決算に市場がどのように反応するか、
注目されます。

今週のアナリスト予想では、ドル円やクロス円での円売りと、豪ドルや
ユーロが買われやすいとの見方が優勢のようですが、米金融機関を中心
とした米主要企業の第2四半期決算に神経質な相場展開になると見る向き
もあるようで、振れの大きな相場展開になる場面もありそうです。

経済指標では、12日の確報ながら英第1四半期GDP、
13日の英消費者物価指数(6月)に独ZEW景況感調査(7月)、
14日のにNZ小売売上高(5月)に英雇用統計と米小売売上高(6月)に
米FOMC議事録、15日の米生産者物価指数(6月)と米新規失業保険申請件数
にNY連銀製造業景気指数(7月)と米鉱工業生産(6月)、
16日のNZ第2四半期消費者物価と米消費者物価指数(6月)に対米証券投資
にミシガン大学消費者信頼感速報などが注目されます。


さて今日は、M氏の女房のお話です。

またもや変な題名ですみません。

今回はテクニカルについて書きたかったのですが、
常用していましたパソコンがクラッシュしまして、
書きためていたお話が消滅してしまいましたので、(泣)

急遽、お話をかえさせていただきます。
雑談的とはなりますが、お付き合いくださいませ。 m(_ _)m

私の古くからの悪友に株式会社は名ばかりの(苦笑)

従業員はいるのですが、社長自ら営業までこなして
ほとんど一人社長の会社を経営しているM氏がいます。

そのM氏は、麻雀、競馬、パチンコと無類の勝負好きで、
下手の横好きと言いますか、研究の甲斐なく、(笑)
大負けもしないかわりに、さりとて勝っているわけでもなく、
勝負事の収支はご多分にもれず徐々に右肩下がりで、

それでも、よくもまぁ会社を飛ばさず、
この不況の中を会社経営しているなぁ、
と変に関心していたものでした。

そのM氏には、会社で経理を担当している
しっかり者の女房殿がいて、

そして、この女房殿がM氏が破目を外さないかと
たまに監視役にM氏の勝負事に付き合うのですが、

ミイラ取りがミイラになったわけではないものの、
やがて、M氏の女房殿も少しずつ
パチンコだけはたしなむようになりました。(笑)

「いやぁ、うちの女房には驚いたよ。」

「どうしたの…?」

「あいつさぁ、パチンコに勝つんだよ。」

「へぇ。」

「それがね。パチンコを釘だとか波だとか、
 研究しているわけではないんだけど、
 妙に勝つんだよ。年間収支でほんとうにプラスなんだぜ。」

「へぇ、俺のやってる相場にもどこか通じるところが
 あるかもしれない。興味深いね、どうやってるの。」

「いやぁ、何も特別なことはないんだよ。」

そうして、彼が語りはじめた女房殿のパチンコの秘密は…、(笑)

「あいつさぁ、釘も読めないだろ。
 だからさぁ、500円打って回らない台は打たないんだ。
 そしてさぁ、はまり台は打たない。」

「ふーん…。」

「時短中にスーパーリーチが
 3回以上出ない台は即やめ。」

「なんだぁ、雑誌に書いてあるようなことだね。(笑)」

「それと、たまたまかもしれないけど、
 特定のシマが明らかに他のシマよりよく出ていることあるだろ。
 女房に言わせれば、あれはどうも不自然だというんだ。
 それで、新台でも旧台でもなるべく
 よく出ているシマの台に座りたがるね。
 でも、そのシマの空き台で良さそうなのがなかったら、
 決して打たない。」

「……。」

「それと…、俺には出来ないことなんだけど…、
 ホール全般にあまり出していない日は、
 『今日はダメね。』と言って、休憩コーナーで
 俺が打っている間中、黙ってテレビを見てるよ。
 俺はさぁ、行った日は何でもかんでも打つけどね。」

「……。」

「それだけじゃないよ。
 さっき時短中にスーパーリーチが3回以上出ない台は即やめ、
 と言ったろう。でも大当たり後に良さそうと思っても、
 その後、ダメだと思ったら、あいつはさぁ、
 たとえ残り玉が箱3分の1でも換金するんだ。
 俺はそんなこと恰好悪くって絶対できないな。
 必ず残り玉なくなるまで全部いっちゃう。(笑)」

「あはははっ。」

「まだあるよ。軍資金はその日で最大2万円までなんだ。
 俺もさぁ、一緒に行くと絶対それ以上は打たしてくれない。
 もう出そうだからと言っても、何の根拠だと一蹴さ。
 これじゃ、他の良さそうな台も物色できないよ。」

どうも、M氏の女房殿の立ち回りは
これらだけではなさそうで、M氏に言わせれば
オカルト的な勘もあるそうですが、(笑)
年間に何十万円かは本当にプラスになっているそうです。

よくは判りませんが、不確定なものに立ち向かうには
不確実ながらも少しでも良さそうな状態を狙うとともに、
悪そうなときには決して無理をせず、
そして、やはり「リスクの管理」が大切なようで…。

M氏の女房殿が相場をやったら、
もしかすると良いトレーダーになるかもしれない、
ふと、そんな気がしました。(爆)

次回は、もっとまともな話題にしたいと思います。

今回はどうもすみません。 m(_ _)m


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 「けっこう真逆」のお話


"2010 FIFA World Cup"がクライマックスを迎えますね。^^
日本はPK戦で惜敗しましたが見事な試合を見せてくれました。


●先週6月28日(月)〜7月2日(金)の気になる出来事

<28日(月)>

G20声明では
「世界経済にはまだ深刻な課題があり回復は一様ではなく脆弱。
先進国は13年までに財政赤字を半減させることを確約。
先進国は16年までに政府債務のGDP比率を安定もしくは削減を確約。
財政計画は各国により異なる。成長促進策に焦点。
日本の状況を認識。日本の新たな財政計画を歓迎。」
などが発表されました。
日小売業販売額(5月)は前年比で市場予想より弱い2.8%になりました。
中国人民元の対ドル基準値が1ドル6.7890元になりました。
独消費者物価指数速報(6月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
米PCEデフレータ(5月)は市場予想より強い0.2%になりました。
米個人支出(5月)は市場予想より強い0.2%になりました。
シカゴ連銀全米活動指数(5月)は市場予想より弱い0.21になりました。
イタリア国債入札で応札倍率が前回を下回りました。
独連銀総裁が
「経済の回復は驚くほど強い。債務危機は景気回復を阻害していない。
ドイツのGDPは2013年に危機前の水準に回帰する可能性。
(ユーロ圏諸国の)赤字規定の違反には厳しい処罰が必要。」
などの見解を示す発言をしました。
リッチモンド連銀総裁が
「長期間との文言は今ではなくとも近いうちに撤回すべき。
米国のデフレ危機はやや過大評価。景気回復は軌道に乗っている。」
などの認識を示しました。
NYダウは前週末比−5.29ドルで取引を終えました。

<29日(火)>

日失業率(5月)は5.2%、日消費支出(5月)は前年比で−0.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
日有効求人倍率(5月)は市場予想より強い0.50になりました。
日鉱工業生産速報(5月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
中国人民元の対ドル基準値が1ドル6.7901元になりました。
日経平均やアジア株式市場が軟調になりました。
ドル円やクロス円が軟調になりました。
仏中銀総裁が
「各国は債務の増加を止める必要。仏銀行に大きな問題はない。」
などの認識を示す発言をしました。
英消費者信用残高(5月)は市場予想より強い3億ポンド、
英モーゲージ承認件数(5月)は
市場予想より弱い4.98万件になりました。
欧業況判断指数(6月)は市場予想より強い0.37、
欧消費者信頼感確報(6月)は市場予想とおりの−17になりました。
欧州委員会がスペイン貯蓄銀2行の再編救済を承認しました。
オーストリア中銀総裁が
「ファンドの多くは数日以内に格下げによって
ギリシャ国債却を強いられる可能性など、
債券市場での懸念を予期しなければならない。」
との見解を示す発言をしました。
S&Pケースシラー住宅価格(4月)は
前年比で市場予想より強い3.81%になりました。
米消費者信頼感指数(6月)は
市場予想よりかなり弱い52.9になりました。
オバマ米大統領が
「米経済は、現在、回復期にある。
米経済は力強さを増しているとの認識でFRB議長と合意。
雇用創出を加速させるためにも経済成長の拡大が必要。」
などの認識を示しました。
米下院が住宅購入者向け税控除措置の9月末延長を可決しました。
NYダウは前日比−268.22ドルで取引を終え、
1万ドルの大台を割り込みました。

<30日(水)>

RBNZ総裁が「刺激策からの巻き戻しを継続していく。」
との発言をしました。
日経平均やアジア株式市場が軟調に推移しました。
中国首相が
「中国経済は期待通りの方向に進んでいる。
中国は安定的なマクロ経済政策を維持する。」
と発言しました。
日住宅着工戸数(5月)は前年比で
市場予想よりかなり弱い−4.6%になりました。
ユーロがしだいに堅調になりました。
英ネーションワイド住宅価格(6月)は
市場予想より弱い0.1%になりました。
独失業者数(6月)は市場予想よりは強い−2.1万人になりました。
独失業率(6月)は市場予想とおりの7.7%になりました。
英BOE政策委員が
「英国経済は一時的に回復もリセッションに陥る可能性。
デフレ圧力があるが英国のインフレは上昇。」
などの見解を示す発言をしました。
欧消費者物価指数速報(6月)は
前年比で市場予想より弱い1.4%になりました。
欧ECBが3ヶ月物オペで1319.33億ユーロを市場に供給しました。
スイスKOF先行指数(6月)は市場予想より強い2.25になりました。
米ADP雇用統計(6月)は市場予想よりかなり弱い1.3万人になりました。
格付け会社のフィッチが
「世界経済の回復は進んでいるが下方リスクが高まっている。」
との見解を発表しました。
カナダGDP(4月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
シカゴ連銀総裁が
「米経済の回復は確実に進んでいる。
欧州危機は米国にとって追加的なリスク。
インフレは物価安定水準を下回っている。
刺激策は効果的だった。
FRBは既に大規模な緩和策を実施。追加措置は困難。」
などの見解を示す発言をしました。
シカゴ購買部協会景気指数(6月)は
ほぼ市場予想とおりの59.1になりました。
トリシェECB総裁が
「1年物資金供給の終了に伴う移行は正常。
3ヶ月物資金に対する需要は市場予想よりも低かった。
カバードボンドのプログラムは完了した。」
などを発表しました。
格付け会社のムーディーズが
「スペインの格下げの可能性を視野に格付けを見直す。
格下げになる場合は1〜2段階。結論は3ヶ月以内になる可能性。」
スペイン副財務相が
「スペインがデフォルトするリスクはまったくない。
また、ストレステストで劇的な結果が出ると思っていない。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比−96.28ドルで取引を終えました。

<1日(木)>

米下院が金融規制改革法案を可決しました。
日銀短観では
「第2四半期大企業製造業業況判断が1、
第2四半期大企業製造業先行きが3、
第2四半期大企業非製造業業況判断が−5、
第2四半期大企業非製造業先行きが−4、
第2四半期大企業全産業設備投資が4.4、」
などになり、日製造業の市場予想より強い回復が示されました。
また、2010年度の大企業製造業の想定為替レートは
1ドル90.18円であることが示されました。
中国の製造業PMI(6月)は市場予想より弱い52.1になりました。
中国人民元の対ドル基準値が1ドル6.7858元になり、
2005年7月以来の元高になりました。
豪小売売上高(5月)は0.2%、豪住宅建設許可(5月)は−6.6%と、
ともに市場予想より弱い数字になりました。
日経平均やアジア株式市場が軟調に推移しました。
格付け会社のフィッチが
「欧州の債務問題はリセッションのリスクを高める。
世界経済や信用の見通しは不確実。」
などの見解を発表しました。
独小売売上高(5月)は市場予想とおりの0.4%になりましたが、
対前年比では市場予想より弱い−2.4%になりました。
スイスSVME購買部協会景気指数(6月)は
市場予想とおりの65.7になりました。
独製造業PMI確報(6月)は市場予想より強い58.4になりました。
欧製造業PMI確報(6月)は市場予想とおりの55.6になりました。
英製造業PMI(6月)は市場予想とおりの57.5になりました。
英BOEの政策委員が
「調査の結果は英国の成長が続くことを示唆。
経済成長のペースは増す可能性。」との認識を示しました。
欧ECBが期間6日のオペで1112.37億ユーロを市場に供給しました。
格付け会社のムーディーズが
「スペインの格下げの再検討は中期の脆弱な回復を反映。
スペインの5地方の格付けを引き下げる。」などの発表をしました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い47.2万件になりました。
米ISM製造業景況指数(6月)は56.2、
米中古住宅販売保留(5月)は−30.0%と、
ともに市場予想よりかなり弱い結果になりました。
NYダウは前日比−41.49ドルで取引を終えました。

<2日(金)>

豪首相が
「資源税に関し鉱山会社と合意。
資源超過利潤税の税率は30%、
資源税は鉄鉱石・石炭・石油・ガス事業などに適用。
石油資源使用税は40%とする。」などを発表しました。
日経平均は6営業日ぶりに小幅高になり、
9203.71円で週の取引を終えました。
中国国家統計局が2009年のGDP伸び率を9.1%に上方修正しました。
欧失業率(5月)は市場予想より強い10.0%になりました。
欧生産者物価指数(5月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
欧ECBの専務理事が
「銀行のストレステストは市場を沈静化させると確信。
ユーロ圏は国家が債務不履行に陥ることを容認できない。」
などの見解を示す発言をしました。
米非農業部門雇用者数変化(6月)は−12.5万人、
米失業率(6月)は9.5%と、ともに市場予想より強い結果になりました。
一方、米民間部門雇用者数変化(6月)は8.3万人、
米製造業雇用者数変化(6月)は0.9万人と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
オバマ米大統領が
「雇用統計は国勢調査に関する雇用の減少を反映。
米経済は正しい方向に向かっている。逆風と戦っていく。」
などの認識を表明しました。
米製造業受注指数(5月)は市場予想より弱い−1.4%になりました。
格付け会社のムーディーズが
「英政府が財政削減策を実施できればAAA格付けの維持が可能。
英経済の回復はGDP統計が示すよりも速くなる可能性。
緊縮財政が景気へ影響を与えるリスクは存在する。」
などの見解を発表しました。
米大統領経済諮問委員会の委員長が
「米経済は逆風に直面しているが経済が二番底に陥る兆候はない。」
との認識を示しました。
NY原油(WTI)は72ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−46.05ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<7月5日(月)の主な予定>

午前10時半に豪ANZ求人広告件数(6月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(5月 前年比)、
午後4時55分に独サービス業PMI確報(6月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(6月)、
午後5時半に英サービス業PMI(6月)、
午後6時に欧小売売上高(5月)、
などの経済指標が発表されます。
欧指標には一応注目です。
※この日は米国が独立記念日の振り替え休日で休場です。

<6日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
同午前10時半に豪貿易収支(5月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(5月)、日景気一致CI指数速報(5月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(6月)、
夜9時半に加住宅建設許可(5月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

<7日(水)の主な予定>

午後6時に欧第1四半期GDP確報、
午後7時に独製造業受注(5月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・加の指標には一応注目です。

<8日(木)の主な予定>

朝8時50分に日国際貿易収支(5月)、日国際経常収支(5月)、
同朝8時50分に日機械受注(5月)、
午前10時半に豪雇用者数変化(6月)、豪失業率(6月)、
午後2時45分にスイス失業率(6月)、
午後3時日工作機械受注速報(6月 前年比)、
同午後3時に独貿易収支(5月)、独経常収支(5月)、
午後5時半に英鉱工業生産(5月)、英製造業生産高(5月)、
午後7時に独鉱工業生産(5月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(5月)、
深夜4時に米消費者信用残高(5月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常午後2時頃)ですが、
日景気ウォッチャー調査(現況・先行き判断DI)が予定されています。

<9日(金)の主な予定>

午後3時に独消費者物価指数確報(6月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(5月)、
午後5時半に英商品貿易収支(5月)、英生産者物価指数(6月 前年比)、
午後8時に加雇用ネット変化率(6月)、加失業率(6月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(6月)、
夜11時に米卸売在庫(5月)、
などの経済指標が発表されます。
(英)・加の指標には注目です。

さて、前週末のNYダウはここのところの米指標の冴えない結果を
背景に米国の景気減速懸念から7日続落して
約9ヶ月ぶりの安値となりましたが、
株式市場の低迷は日経平均も同様で、
週末2日に6営業日ぶりに小幅高になったものの、
総じてしばらく軟調が続いています。

また、世界経済を牽引している中国でも、
週末2日に上海株式市場が小幅反発を見せましたが、
6月の中国の製造業PMIが2ヶ月連続で低下して、
週単位では先週の下落率は6.7%に達して
2009年4月以来の下落になり、年初からの下落率が27%を超えていて
主要各国の株式市場の軟調が懸念されます。

このような先行き不透明感によるリスク回避と、
日米・日独の長期金利の1年1ヶ月ぶりの金利差縮小を背景に
円の実効為替レート(日経通貨インデックス)では、
ドバイ・ショックで1ドル84円をつけた昨年11月の水準を超える
水準までの円高となっているようです。

一方、ユーロはIMFの外貨準備の統計によりますと、
今年3月末時点で、新興国のユーロの保有残高は6392億ドル相当で
3ヶ月前を0.8%下回り、先進国が2.2%増やしていて、
先進国が外貨準備についてユーロを下支えしているのに対して、
新興国のユーロ離れが進んでいる格好ですが、

外国為替取引市場では、米国の景気減速懸念からドルが売られる一方、
懸念されていたスペインの国債入札もなんとか無事に乗り越えて、
半期末と半期初めを順調に経過できたことから、
欧州の金融不安がひとまず後退することになって、
ユーロドルが約1ヶ月ぶりの高値の1.25レベルまで反発をみせました。

今週のアナリスト予想では、ドル円に関しては、
米景気の減速懸念と日欧の金利差縮小から
円のじり高と見る向きが優勢のようですが、
一部では米景気減速が過剰に織り込まれた可能性があり、
また週末の米雇用統計後の市場センチメントの悪化が
限定的であったことから、ドルが対円で買い戻されると見る
向きもあるようで、不安定な上下動になる可能性もありそうです。

そして、ユーロに関しては、ECBがストレス・テストの公表に際して、
資金供給オペを実施する可能性があり、
これが流動性リスクに対する安心感を醸成して、
この半年間で巨大になっていたドル買いユーロ売りの
ポジション調整がさらに進みユーロドルが上昇する
と見る向きがある一方、

逆にこの資金供給オペが欧州金利の押し下げ要因になって、
欧州の長期金利の低下観測になる可能性の指摘があるとともに、
また、ここのところのユーロの上昇には
この半年間で巨大になっていたドル買いユーロ売りに対する
半期末での一時の持ち高調整であるとの指摘もあって、
欧州銀行のストレス・テストの結果が判るまでは
不安心理が強まりやすく、ユーロ売りが強まりやすいと
見る向きもあるようで、混沌としていますが、
売り方と買い方の激突で決着がつくまで
不安定な相場になる可能性もありそうです。

経済指標では、6日の豪RBA政策金利と豪貿易収支に
ISM非製造業景況指数、
8日の豪雇用統計と英BOE政策金利に欧ECB政策金利と
トリシェECB総裁の記者会見に米新規失業保険申請件数、
9日のカナダ雇用統計などが注目されます。


さて今日は、「けっこう真逆」のお話です。

ヘンな題名ですみません。 m(_ _)m

どういうわけかヘンダーランドの相場の世界では、
世間一般に言われていることが非常識になることがあるものです。

たとえば、一般にはネガティブであるよりも、
ポジティブであることのほうが良いとされていて、

よく成功したベンチャー企業の経営者が講演会などで

「いいですか。皆さん!
 積極果敢にリスクを取りにいくことが大切なんです。
 行動なくして成功無し、なんですよ。
 臆病者や挑戦しない人には絶対に成功は訪れないんです。
 行動しないとラット・レースから永久に抜け出せないんです。
 そうです。逆境や困難こそがチャンスなんですよ。
 リスクをチャンスに変えれる人だけが成功するんです。」

なんてもっともらしく力説していることがありますね。(苦笑)

「ふん。お前はたまたまうまくいったから、
 そんなことが言えるんだぜ。
 アイデアと挑戦のタイミングが幸運にも時流に乗れて、
 スタッフや取り巻きに恵まれていただけさ。
 ベンチャー企業家なんて言ってるけど、
 ある意味、危険を顧みない冒険のアドベンチャー野郎だぜ。
 果敢に起業して失敗している人の方が
 統計的にどれだけ多いか知らないんじゃないのか。」

なんて、皮肉屋さんでもそんな言葉をつぶやけないほど、
公演の会場は熱気に溢れているものです。(苦笑)

ところで、一方、相場の世界では、

世界有数の投資家のひとりで、
世界最大級の投資持株会社のバークシャー・ハザウェイの
オマハの賢人とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏や、

王様の親分みたいな名前の(笑) キング・ドン氏は、
こんなことをおっしゃっていますね。

「第一の目標は資金を守ること。
 第二の目標も資金を守ること。
 そして、第三の目標は、第一の目標を守ること。」

まぁ、なんというネガティブ発言でしょうか。

これがほんとうに投資の世界の成功者の言葉か、
と思うほどですね。(大笑)

このような考え方は長期投資だけではなく、
FXの小鬼たちでも紹介されて有名な
トレーダーのロブ・ブッカー氏なども

「トレードの機会が多いほど、利益が増えるというのは
 錯覚でしかありません。
 むしろリスクが多くなるばかりで、資産を毀損してしまう
 可能性のほうが高いのです。」

と、その著書「アメリカ最強のFX理論 扶桑社」で
述べていて、(202ページ)

リスク・テイクを抑えるべきであると主張されています。

もちろん、トレードのスキルを磨き、
行くべきところでは果敢にリスクを選好しないと
トレードで収益を上げることはできませんが、

これは当然としながらも、

それよりもなるべく損をしないように心掛けることが
過剰なリスク選好に勝ると説く著名トレーダーは多いものです。

そしてもしも、そうであるならば、

たとえトレード数が少なくなっても、
トレードを厳選することが大切で、

トータル収支の向上のためには
「良くない状態のトレードをどこまで排除できるか」
が大切になるようです。

より多く勝とうとすると負けやすく、
損をなるべく少なくしようとする人が
最終的に収益を上げられる場合があるのですね。

もしかしますと、負けてるトレーダーほど
「なんとかエントリーしてやろう。」と
チャートを見る目も積極的で、

逆に安定的に勝っているトレーダーほど
「なんとか負けやすい悪い状況でのトレードを排除しよう。」
とネガティブにチャートを見ているかもしれなく、

もしかしますと、
チャートを見る視点と思考がまったく異なっていて、

トレードのスキル向上は当然としても
このあたりが勝ち組と負け組みのトレーダーを分かつ
重要な違いになっている可能性すらありそうです。

また、ロブ・ブッカー氏の著書によりますと、

「たかが10Pips、されど10Pips」であるとして、

10万円の元手でも、1万通貨単位で1日10Pipsをこなせるなら、
1年でその口座資金が3.4倍にもなると、
薄利でも勝つことの大切さを説いています。

まぁ、勝つときには大きくても、
過剰トレードで負けトレードも多ければ収支はマイナスで、

負けトレーダーは、ショボイとあざ笑うその「日10Pips」さえも
平均で取れていないわけですから、当然と言えば当然ですね。

このほかにも、相場の世界には
「けっこう真逆」なことが多いようで、

ボラティリティの小さな静かな相場は
金融工学で言うところの
損益分布範囲としてのリスクが小さい状態ですが、

価格変動の差益を得ようとする実際のトレードでは
ボラが小さい状況は浮動も多くなりがちで勝ちにくく、
危険という意味でのリスクでは負けやすい状態でもあり、

逆に、損益分布範囲としてのリスクが増大する
ボラティリティの大きな状態のほうが、
価格変動の差益を得ようとする実際のトレードでは
勝ちやすい状況であることがあって、

金融工学の先生には怒られそうですが、(苦笑)
低ボラはトレーダーにとって危険なリスク状態で、
ボラティリティの増大する状況はトレードにとって
ときに勝ちやすいという意味で低リスクになることがあります。

ヘンダーランドの相場の世界では、

ポジティブがネガティブに及ばず、
リスクを恐れない積極果敢がときに大きな利を得ても、
やがてマーケットの海の藻屑に消えることがあり、

「攻」よりも「守」が功を奏して、
リスクを恐れる臆病が身を守り市場での命を永らえることがあり、

数多いトレードが数少ないトレードの利益よりも
少なくなることがあり、

また、大勝するトレーダーが、トータルでは
ショボい薄利トレーダーに負けてしまうことがあり、

低ボラの静かな相場が実際のトレードではリスクが高いことがあり、

「けっこう真逆」なことが多いようです。

そういえば、ウォーレン・バフェット氏は、
こうも語っていました。

「我々がすべきことは単純だ。
 他人が強欲なときに臆病になり、
 他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。」

(バフェットの教訓 徳間書店)

これは長期投資における逆張りの思考で、
短期トレードでの順張りを否定するものではないと思われますが、

市場センチメントに対して「逆」を指向するわけで、
相場のヘンダーランドで勝つためには
「逆」の思考も必要なのかもしれませんね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX情報をもっと見る
過去ログ
2017年12月(2)
2017年11月(4)
2017年10月(5)
2017年09月(4)
2017年08月(3)
2017年07月(5)
2017年06月(4)
2017年05月(4)
2017年04月(4)
2017年03月(4)
2017年02月(4)
2017年01月(4)
2016年12月(4)
2016年11月(4)
2016年10月(5)
2016年09月(4)
2016年08月(2)
2016年07月(5)
2016年06月(4)
2016年05月(4)
2016年04月(4)
2016年03月(4)
2016年02月(4)
2016年01月(5)
2015年12月(3)
2015年11月(4)
2015年10月(4)
2015年09月(3)
2015年08月(4)
2015年07月(4)
2015年06月(4)
2015年05月(4)
2015年04月(4)
2015年03月(4)
2015年02月(4)
2015年01月(3)
2014年12月(3)
2014年11月(4)
2014年10月(4)
2014年09月(4)
2014年08月(4)
2014年07月(4)
2014年06月(4)
2014年05月(3)
2014年04月(4)
2014年03月(4)
2014年02月(4)
2014年01月(4)
2013年12月(3)
2013年11月(4)
2013年10月(4)
2013年09月(5)
2013年08月(3)
2013年07月(4)
2013年06月(4)
2013年05月(4)
2013年04月(4)
2013年03月(5)
2013年02月(4)
2013年01月(4)
2012年12月(4)
2012年11月(3)
2012年10月(4)
2012年09月(5)
2012年08月(3)
2012年07月(5)
2012年06月(3)
2012年05月(4)
2012年04月(5)
2012年03月(4)
2012年02月(4)
2012年01月(4)
2011年12月(4)
2011年11月(4)
2011年10月(5)
2011年09月(4)
2011年08月(3)
2011年07月(5)
2011年06月(4)
2011年05月(5)
2011年04月(4)
2011年03月(4)
2011年02月(4)
2011年01月(5)
2010年12月(4)
2010年11月(4)
2010年10月(5)
2010年09月(4)
2010年08月(5)
2010年07月(4)
2010年06月(4)
2010年05月(5)
2010年04月(4)
2010年03月(5)
2010年02月(4)
2010年01月(4)
2009年12月(7)
2009年11月(8)
2009年10月(7)
2009年09月(8)