FX チャートのサインのお話


八百長相撲の解明の難航や社会的影響の広がりを考慮して、
大相撲の春場所が取り止めになるそうですね。

●先週1月24日(月)〜1月28日(金)の気になる出来事

<1月31日(月)>

NZ住宅建設許可(12月)は−18.6%、NZ貿易収支(12月)は−2.5億NZドル
と、ともに市場予想より弱い結果になりました。
日鉱工業生産速報(12月)は市場予想より強い3.1%になりました。
日住宅着工件数(12月)は7.5%、日建設工事受注(12月)は13.1%と、
ともに前年比で市場予想より強い結果になりました。
しばらくエジプト問題を意識してかリスク回避の動きが見られました。
日経平均は前週末比−122.42円で取引を終えました。
しだいに市場のリスク回避の動きが後退していきました。
独小売売上高指数(12月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「エジプトの格付けを格下げして見通しをネガティブとする。」
と発表しました。
市場反応は限定的でした。
欧州通貨が堅調に推移しました。
欧消費者物価指数速報(1月 前年比)は予想より強い2.4%になりました。
アイルランド中銀が、
「2010年のGDP見通を−0.3%、2011年のGDP見通しを1.0%、
2011年の消費者物価指数の見通しを0.8%と、それぞれ引き下げる。」
ことを発表しました。
米個人所得(12月)は市場予想とおりの0.4%、
米個人支出(12月)は市場予想より強い0.7%、
米PCEコア・デフレータ(12月)は市場予想より弱い0.0%、
などの結果になりました。
加GDP(11月)は市場予想より強い0.4%になりました。
英BOEのウォール政策委員が、
「適度な利上げが必要な状況になりつつある。」
との認識を示す発言をしました。
米シカゴ購買部協会景気指数(1月)は予想より強い68.8になりました。
米ダラス連銀製造業活動(1月)は市場予想より弱い10.9になりました。
ブレント原油が1バレル100ドルをつけました。
NY原油(WTI)は92ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+68.23ドルで取引を終えました。

<2月1日(火)>

NIESR英国立経済社会研究所が、
「2011年に英BOEは1.25%まで3回の金利引き上げ実施を予想する。」
との発表をしました。
ポンドが堅調に推移しました。
豪第4四半期住宅価格指数は市場予想より強い0.7%になりました。
中国の製造業PMI(1月)は市場予想より弱い52.9になりました。
中国人民元の対ドル基準値が最高値の1ドル6.5860元になりました。
豪RBAが政策金利を市場予想とおり4.75%に据え置きました。
豪RBA声明では、
「(金融)政策は適切。2010年の世界の生産は拡大。
商品価格は引き続き高水準。豪交易条件は高水準。
洪水の影響については評価中。民間投資が拡大し始めた兆候。
インフレは目標に沿って推移の見込み。欧州の債務危機は懸念。」
などが示されました。
豪ドルが堅調に推移しました。
日経平均は前日比+36.58円で取引を終えました。
IMF国際通貨基金の専務理事が、
「日本では財政問題の調整が緊急課題。
エジプト問題が世界的に影響を及ぼすとは見ていない。」
などの認識を示しました。
英ネーションワイド住宅価格(1月)は、
市場予想よりは強い−0.1%になりました。
スイス実質小売売上高(12月)は前年比で−0.4%になりました。
スイス購買部協会景気指数(1月)は予想より強い60.5になりました。
独製造業PMI確報(1月)は市場予想より強い60.5になりました。
独失業者数(1月)は−1.3%、独失業率(1月)は7.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧製造業PMI確報(1月)は市場予想より強い57.3になりました。
英製造業PMI(1月)は市場予想よりかなり強い62.0になりました。
ポンドが堅調に推移しました。
英消費者信用残高(12月)は市場予想より強い2億ポンドになりました。
格付け会社のS&Pが、
「エジプトの格付けを引き下げ見通しをネガティブにする。
政治的な不安定さが増せば今後3ヶ月以内にエジプトの格付けを
さらに一段階引き下げる可能性がある。
また、スペインの格付けは据え置くが見通しをネガティブにする。」
などの発表をしました。
米ISM製造業景況指数(1月)は市場予想より強い60.8になりました。
米建設支出(12月)は市場予想より弱い−2.5%になりました。
米ISMの製造業調査委員長が、
「現在の製造業の水準はその持続が難しい可能性。」
との見解を示しました。
オーストリア中銀総裁が、
「インフレは危険。デフレはさらに危険。」
との認識を示しました。
エジプト大統領が再選を目指さないことを表明しました。
タカ派であったカンザスシティー連銀総裁が、
「経済データが失望的であれば追加緩和のQE3が議論される可能性。」
との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが米フォードの格付けを引き上げました。
NYダウは前日比+148.23ドルで取引を終えました。

<2月2日(水)>

オバマ米大統領が、
「ムバラク・エジプト大統領の状況は継続不可能。」
との認識を示しました。
豪で大型サイクロン「ヤシ」が発生しました。
中国の本土市場は春節でお休みでした。
英BOEのタカ派のセンタンス政策委員が、
「突然の大幅利上げを避けるため金利を徐々に引き上げる必要。」
との見解を示しました。
日経平均は前日比+182.86円で取引を終えました。
英BOEの副総裁が、
「問題が生じなければインフレはターゲットへ回帰する。
景気回復の脆弱性からはBOEの政策金利は賢明である。
商品価格上昇続けば政策金利の引上げを迫られる可能性はある。」
などの認識を示しました。
英建設業PMI(1月)は市場予想より強い53.7になりました。
ポンドが堅調に推移しました。
欧生産者物価指数(12月)は市場予想より強い0.8%になりました。
ポルトガルの国債入札は前回よりも好調でした。
格付け会社のS&Pが、
「アイルランドの国債格付けを引き下げて見通しネガティブを継続。
4月に再評価の予定。投資適格の水準には残ると予想。」
などの発表をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「エジプト国内5銀行を格下げ。さらに格下げになる可能性。」
との発表をしました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
米ADP雇用統計(1月)は市場予想より強い18.7万人になりました。
また、ADP雇用統計の前回値が5万人も下方修正されました。
NYダウは前日比+1.81ドルで取引を終えました。

<2月3日(木)>

NZ第4四半期失業率は6.8%、NZ第4四半期労働参加率は67.9%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪住宅建設許可件数(12月)は予想よりかなり強い8.7%になりました。
豪貿易収支(12月)も市場予想より強い19.81億豪ドルになりました。
NZ財務相が、
「NZの成長と税収は地震の復興などで上向く見込み。
NZドル高は輸出産業に向かい風。商品価格はバブルになる危険性。
財政圧縮は金融引き締めの必要性の低減と為替圧力を緩和になる。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−26.00円で取引を終えました。
スイス貿易収支(12月)は12.8億スイスフランになりました。
独サービス業PMI確報(1月)は予想よりやや強い60.3になりました。
欧サービス業PMI確報(1月)は予想よりやや強い55.9になりました。
英サービス業PMI(1月)は予想より強い54.5になりました。
英・仏・独・伊・スペイン首脳が、
「エジプト情勢悪化に懸念。エジプトは迅速に政権移行すべき。」
との共同声明を発しました。
欧小売売上高(12月)市場予想より弱い−0.6%になりました。
新日本製鉄と住友金属工業との2012年10月合併が報道されました。
欧ECBは政策金利を市場の予想とおり1.00%に据え置きました。
米第4四半期非農業部門労働生産性速報は2.6%、
米新規失業保険申請件数は41.5万件と、
ともに予想より強い結果になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「金利は引き続き適切。金利に関する決定は全会一致。
インフレには短期的な上振れの圧力があるが、
ECBはインフレが抑制されているとの見方を変えていない。
データは経済に前向き基調だが不透明性は高まっている。
金融政策は引き続き緩和的。経済見通しのリスクは下方に傾斜。
金融市場の緊張は下向きリスク。国債買い入れプログラムは継続中。
独だけではなくユーロ圏全体を見ている。
銀行のECBへの依存は段階的に解消すべき。
信頼に値する財政政策を実行することが重要。
ECBは伝統的手段と非伝統的手段を分けて決定を下す。
3月に標準的措置についての決定を下す。
ユーロに対する世界の評価は改善していく見込み。」
などが示されました。
早期の利上げ期待が後退してユーロが軟調になりました。
米ISM非製造業景況指数(1月)は59.4、製造業受注指数(12月)は0.2%と
ともに市場予想より強い結果になりました。
金先物が堅調に推移しました。
豪ドルが堅調傾向で推移しました。
独首相が、「スペインは救済基金の利用申請を検討している」との
市場観測を否定しました。
バーナンキFRB議長の会見では、
「強い雇用創出が堅調な景気回復には不可欠。
個人消費と企業支出は堅調になっていく可能性。
経済はここ数ヶ月で強くなった可能性。インフレはとても低い。
QE追加緩和策は経済と雇用市場の支援に寄与。
住宅差押さえが住宅価格の重石となっている。
雇用主はまだ雇用の拡大に消極的。雇用者の雇用意欲は増している。
雇用統計が近く改善すると予想している。
FRBは物価安定に強い決意がある。
失業率を一定に保つには2.5%の成長が必要。
米国がデフォルトに陥る確率はとても低い。」
などが示されました。
NYダウは前日比+20.29ドルで取引を終えました。

<2月4日(金)>

豪RBA四半期金融政策報告では、
「2010年のGDP伸び率予想を2.75%に下方修正。
2011年のGDP伸び率予想を4.25%に上方修正。
金融政策決定では自然災害の短期的な影響より中期的見通しを重視。
経済は第2四半期から勢いを回復すると予想。
2011年消費者物価指数の上昇率予想を3%に上方修正。
2011年の基調インフレ率の予想は2.75%に据え置き。
洪水は第1四半期のインフレ率を0.25%前後押し上げる可能性。
(洪水の)影響はすぐに収まる見込み。労働市場は力強い。」
などが示されました。
豪ドルが堅調傾向で推移しました。
米国がムバラク・エジプト大統領の即時辞任と副大統領へ権力継承、
および野党を含めた暫定政府へ移行することを提案しました。
日経平均は前日比+112.16円の10543.52円で週の取引を終えました。
英ハリファックス住宅価格(1月)は予想より強い0.8%になりました。
米調査会社のECRIが、
「英国のインフレ圧力は5ヶ月ぶりの高水準になっている。」
との発表をしました。
加雇用ネット変化率(1月)は市場予想より強い6.92万人になりました。
加失業率(1月)は市場予想より弱い7.8%になりました。
米非農業部門雇用者数変化(1月)は予想より弱い3.6万人になりました。
米失業率(1月)は市場予想より強い9.0%になりました。
米民間部門雇用者数変化(1月)は予想より弱い5.0万人になりました。
米製造業雇用者数変化(1月)は予想より強い4.9万人になりました。
まちまちの結果に上下動しながらもドル買い優勢になりました。
加Ivey購買部協会指数(1月)は市場予想より弱い41.4になりました。
ファンロンパイEU大統領が、
「EUは金融市場の問題を解決することを決意している。
経済見通しは大幅に改善したがやるべきことは多い。
野心的な銀行ストレステストを計画している。
EUは協調的な経済行動の必要性で合意している。
ユーロの唯一の弱点は相違にある。」
などの発言をしました。
米財務省為替報告書では中国を為替操作国に認定しませんでした。
NY原油(WTI)は89ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+29.89ドルの12092.15ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<2月7日(月)の主な予定>

※中国市場は春節でお休みです。

午前9時半に豪小売売上高(12月)、豪第4四半期小売売上高、
昼12時半から日銀総裁の講演、
午後2時に日景気一致CI指数速報(12月)、日景気先行CI指数速報(12月)
午後6時からトリシェECB総裁の講演、
午後8時に独製造業受注(12月)、
夜10時半に加住宅建設許可(12月)、
翌朝5時に米消費者信用残高(12月)、
などが予定されています。
豪の指標には注目です。

<2月8日(火)の主な予定>

※中国市場は春節でお休みです。

朝8時50分に日国際経常収支(12月)、日国際貿易収支(12月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(1月)、
午後3時45分にスイス失業率(1月)、
午後8時に独鉱工業生産指数(12月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(1月)、
深夜3時に米3年債の入札、
などが予定されています。
独の指標には注目です。

<2月9日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感指数(2月)、
午後2時に日消費者態度指数(1月)、
午後3時に日工作機械受注速報(1月 前年比)、
午後4時に独経常収支(12月)、独貿易収支(12月)、
午後6時半に英商品貿易収支(12月)、
深夜12時からバーナンキFRB議長の議会証言、
深夜3時に米10年債の入札、
などが予定されています。
春節後の中国市場の動向とFRB議長の議会証言には注目です。

<2月10日(木)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(1月)、日機械受注(12月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(1月)、豪失業率(1月)、
午後3時45分にスイスSECO消費者信頼感(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(1月)、
午後6時に欧ECB月例報告(2月)、
午後6時半に英鉱工業生産(12月)、英製造業生産高(12月)、
夜9時に英BOE政策金利、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(12月)、
深夜12時に米卸売在庫(12月)、
深夜3時に米30年債の入札、
深夜4時に米月次財政収支(1月)、
などが予定されています。
豪・英・米の指標には注目です。
また、この日は中国の貿易収支の発表が予定されています。

<2月11日(金)の主な予定>

※東京市場は祝日でお休みです。

午前9時半から豪RBA総裁の議会証言、
午後4時に独消費者物価指数確報(1月)、
午後6時半に英生産者物価指数(1月 仕入・出荷)、
夜10時半に米貿易収支(12月)、
同夜10時半に加国際商品貿易(12月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)、
深夜2時半からトリシェECB総裁の講演、
などが予定されています。米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

1月31日に、格付け会社のムーディーズが「エジプトの格付けを
格下げして見通しをネガティブとする。」と発表しましたが、
市場反応は限定的でした。
また、ブレント原油が1バレル100ドルをつけました。

2月1日に、NIESR英国立経済社会研究所が「2011年に英BOEは1.25%
まで3回の金利引き上げ実施を予想する。」との発表をしました。
豪RBA声明では「豪交易条件は高水準。洪水の影響については評価中。
民間投資が拡大し始めた兆候。インフレは目標に沿って推移の見込。」
などが示されました。
また、格付け会社のS&Pが「エジプトの格付けを引き下げ見通しを
ネガティブにする。」と発表しましたが市場反応は限定的でした。
そして、タカ派のカンザスシティー連銀総裁が「経済データが失望的で
あれば追加緩和のQE3が議論される可能性。」との発言しました。

2日に、オバマ大統領が「ムバラク・エジプト大統領は継続不可能。」
との認識を示しました。
また、英BOEのタカ派のセンタンス政策委員が「突然の大幅利上げを
避けるため金利を徐々に引き上げる必要。」との見解を示しました。
米ADP雇用統計(1月)は市場予想より強い18.7万人になりました。
また、ADP雇用統計の前回値が約5万人もの下方修正がされました。

3日に、英・仏・独・伊・スペイン首脳が「エジプト情勢悪化に懸念。
エジプトは迅速に政権移行すべき。」との共同声明を発しました。
また、トリシェECB総裁の記者会見では利上げの示唆の言及がなく、
早期の利上げ期待が後退してユーロが軟調になりました。
そして、バーナンキFRB議長の会見では「雇用主はまだ雇用の拡大に
消極的。雇用者の雇用意欲は増している。雇用統計が近く改善すると
予想している。」などが示されました。

4日に、豪RBA四半期金融政策報告で「(洪水の)影響はすぐに収まる
見込み。労働市場は力強い。」などが示されました。
また、米雇用統計では、まちまちの結果に上下動しながらも、
ドル買い優勢になりました。

先週は、ドル円が週前半に下げて週後半に上げる上下動になりました。
欧州通貨が週前半に上げて週後半に下げる上下動になりました。
また、豪ドルなど資源国通貨は堅調傾向での推移になりました。

エジプトのムバラク大統領に続き、イエメンのサレハ大統領が2日に
次期大統領への不出馬をするなど、チュニジア政変に端を発した
中東での政権緊張ですが、エジプトのカイロで4日にムバラク大統領の
即時退陣を求める百万人に迫る規模のデモではとりあえず大きな混乱は
なかったようです。

ムバラク大統領はエジプト与党のNDPの党首は辞任したもようですが、
反政府派の求めには直ぐには応じない構えで、まだ大統領職には留まり
事態がしばらく膠着する可能性があるものの、市場動向をみますと、
(今後も注目は必要ですが)リスク回避の動きは鎮静しているようです。

また、ユーロ関連では、3日のトリシェECB総裁の記者会見で利上げへの
示唆の言及がなく、早期の利上げ期待が後退することになりました。

そして、4日のEU臨時首脳会議では、包括的なユーロ安定化策が大筋で
合意になり、EFSFを利用できる融資枠の上限を4400億ユーロに引き上げ
ることや、ギリシャなどに自国の国債の買戻し資金ができるように使途
を拡大することや、独仏の「債務ブレーキ法」などが、3月下旬のEU
首脳会議で協議・決定される予定となりました。

一方、先週末の米雇用統計では、米非農業部門雇用者数変化(1月)が
市場予想より弱い3.6万人、米失業率(1月)が市場予想より強い9.0%と、
チグハグな結果になり、相場は上下動になりましたが、ドル買い優勢と
なっていきました。

雇用者数は事業者から集計した数字であり、失業率のほうは労働人口に
対する失業者数の割合で、違う統計ではありますが、米国での1月の
大雪の影響で就職活動を取りやめた人も多かったために失業率が低下
した可能性があるとのことのようです。

金融危機以降に失った米雇用の回復には、なお700万人以上の雇用が
必要とのことで、ここのところ3ヶ月間の雇用増は月平均で8.3万人で
あることから、今のペースでは700万人の雇用創出に7年ほどかかる
計算になり、米経済の安定回復へはハードルがあるようです。

他方、景気回復を先行織り込みする株式市場では、NYダウとS&P500が
約2年半ぶり、ナスダックは3年ぶりの高値を更新して、日本の上場
企業の経常益も、日経新聞調べでは10-12月期で24%増の5期連続増益
で、リスク選好度は上向きになってきているようです。

さて今週は、米雇用統計の月初のイベントも終えて、またエジプト問題
による中東懸念もいったん沈静化した状況で、9日深夜のバーナンキFRB
議長の(雇用統計後の)米下院予算委員会での議会証言が注目されます。

アナリスト予想では、米雇用統計が様々に解釈できることとともに、
エジプト問題もいったん沈静化したことで揉み合い相場を予想する
向きがある一方、NYダウなど株式市場が堅調で米経済の回復期待が
高まり、リスク選好度が増して資源国通貨などを中心に為替も堅調
傾向になると観る向きがあるようです。

他方、トリシェECB総裁の記者会見で早期の利上げ期待が後退して、
米雇用統計後のドル買いで軟調になったユーロですが、さらに下落
して1.3500を目指すと見る向きがある一方、3日のトリシェECB総裁の
記者会見では「ECBは伝統的手段と非伝統的手段を分けて決定を下す。
3月に標準的措置についての決定を下す。ユーロに対する世界の評価
は改善していく見込み。」とコード・ワードともとれることも述べて
いて、エジプトのリスク懸念の沈静化となる中、NYダウなど株式市場が
堅調に推移すればリスク選好度が増して、3月のECB政策金利の発表に
向けて徐々に反発するする可能性があると見る向きもあるようです。

また、春節(旧正月)明けには中国が利上げするとの観測も燻っている
ようで、中国の利上げでは主要通貨ペアが揺り動かされるだけに、
利上げの時期は不測のことながら、一応の注意は必要なようです。


さて今日はチャートのサインのお話です。

いろいろな分野でサインという印(しるし)がありますね。

野球の監督が試合中に帽子に触ったり肩に手を当てたり、
キャッチャーがミットの下でグー・チョキ・パーを出したり
するのもサインですし、(笑)

会議中に口に人差し指を当てながら目配せするのも、
「余計なことを喋るなよ。」という
サインであることがあるようですし、(苦笑)

また、熱心にセールスする営業マンに訪問先の人が
「しばらく検討させていただきます。」というのも、
遠まわしのお断りのサインである場合もあるようです。

さて、チャートにもいろいろなサインがあって、

トレードでは、これらのチャートの発するサインを
見定めることが大切になりますが、

また、トレード手法とはチャートのサインを見つけて
売買の判断をする技法といってよいのかもしれませんね。

オーソドックスなサポート・レジスタンスや
トレンドラインやチャネルラインで、
反転するのか、あるいはブレークするのかを見たり、

手法が規定したり推奨するテクニカル・インジケーターが
ある状況になったら、売買のサインとするものや、

フィボナッチやピボットやバンドなどで到達点を予測的に見る
方法などが主流となっているようですが、

また、1つだけのテクニカル示唆だけではなく、
複数のテクニカルの示唆の「合致」で判断したり、

あるいは1つだけのチャートポイントだけではなく、
複数の手法のチャートポイントが「合点」となるところを重視したり、

そして、トレードするタームの時間軸だけではなく、
複数の時間軸を見てトレード判断する方法もあって、

チャートのサインを見る方法もいろいろありますね。

そのようなわけで、最近のトレーダーのチャートは、
テクニカル指標の重装備となっていることが多いものですが、

案外とベテランになると、ネイキッド(素)をまた指向し始めて、
とてもシンプルな手法に回帰していくこともあるようです。

かつて最先端を行く先物の女性トレーダーと呼ばれ、
高度なトレーディング手法を駆使して一躍名を馳せていた
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ氏もその1人で、

テクニカルを複雑に駆使していた当時は、
タートル・スープやモメンタム・ピンホール、
ADXギッパー、ウォルフ波動、ブレイクアウト・モード、
などのいろいろな手法を相場の適所で使い分けていましたが、

「難解極まりないトレードがとてもシンプルに思えてきた。」

ということで、後年には、

「ある日突然、最もミステリアスな形で
 目の前の霧が晴れていくかのように、
 最も難しいと思われていたことが、
 とてもシンプルなことに思えてくるのです。
 消し去るプロセスを経ながら学んでいきます。」

と、「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」の著述の中で語り、

古典的なブルフラッグやベアフラッグなどのチャート・パターン
を中心にトレードするようになったことを述懐しています。

最新手法を駆使していた人が、行き詰ったわけではないのに、
「ネイキッドの重要性に気づいて」レート(価格)そのものの動きや、
古典的でオーソドックスな手法に回帰していくことは、
とても興味深いことです。

ところで…、

チャートのサインといいますと、
売買サインとほとんど同義に扱われますが、

もう1つの重要なサインを発していることがあります。
それは、「トレードをしていけないサイン」です。

負けトレードが損失に繋がるので、当然と言えば当然ですが、

トレードでは誰しも負けトレードを完全に避けることは
できないものの、いかにして負けトレードを減じていくか、
ということは、ネガティブなようでありながら重要なことで、

勝つことだけしか考えずに、
なんとか数多くトレードチャンスを見つけて、
ダボハゼのように食らいついてトレードしようとする
血気盛んな時期を過ぎると、(笑)

しだいに、負けることにも意識をフォーカスできるようになって、
チャートから「トレードしていけないサイン」を見つけるように
指向するようになるもののようです。

まぁ、最近は保ち合い相場でも数Pipsを積み重ねていく
高速スキャルピングという手法もあって一概には言えませんが、

たとえば、陽線や陰線が狭い範囲で混合する局所的な保ち合いは、
毒のある「ガラガラ蛇」とも呼ばれるダマシの温床で、
トレードに危険な状態となっていることがあるものです。

そして…、

ファンダメンタルズでも、
格付け会社が何度もネガティブな発表をしても、
下げ渋っている場合などでは、
やがて来る反発上昇の印(しるし)となることがあったり、

あるいは、良い経済指標の発表があっても上げない、
悪い経済指標の発表があっても下げない、などの

「成るべきことが成るようにならない時」や

そして、注目度のそれほど高くない経済指標が少し良いと急騰する、
注目度のそれほど高くない経済指標が少し悪いと急落する、などの

「普通と違う動きの時」なども、

やがて起こることの予兆的なサインとなることがあるものです。

また、テクニカルのダマシもサインとなることがありますね。

チャートを充分に検討して、確信の持てるような
チャートのサインであってもダマシとなることがあって、

そのような場面に遭遇すると、

「チクショー、頭にきたぜ。
 この手法もあてにならないものだな!」

と、怒りがこみ上げてくるものですが、(苦笑)

「ダマシが重要なサインなることもある」ものです。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラの著書の
「デイトレード」の中の一節には、

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、
 突然、下抜けしたとしよう。しかし、それは
 支持線の概念が機能しないことを示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、
 テクニカル分析の概念として、
 最も価値のあるメッセージなのである。」

「このメッセージは、相場の『変化』を伝えているのである。」

と、書かれています。

何度も機能した支持線では下値が阻まれることが多くても、
その有効であった支持線をレートが下抜けたということは、
それだけ強い下降動意であったことを示すと見ることは
合理的である場合があるわけですね。

似たようなことが、
複数時間軸の分析でのトレードでも起こることがあります。

上位時間軸も強い下降示唆で、
下位時間軸も下降で同調しているからと、
売りしかないとショートしても負けるときには、

トレンドが下降から上昇へと転換していくことや、
下降トレンドがいったん休止してレンジ相場へと移行することなどを
示している重要なサインである場合があります。

まぁ、ある意味こじつけのようでもあり、
宗教の言い訳のようでもあり、(苦笑)
直ぐには納得できない場合がありますものの、

ダマシが冷静に考えると貴重なサインとなることはあるものです。

広く柔軟な知見でサインを見ていけるようになりたいものです。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
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FX なぜAさんは勝てるようになれたのかのお話


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また先週はS&Pが日本の国債をスペイン国債以下に格下げしました。
そして、エジプトではデモが激化して緊迫した情勢になりました。

●先週1月24日(月)〜1月28日(金)の気になる出来事

※いつもより少し簡略な記述にいたします。

<1月24日(月)>

23日付けのWSJ紙が、トリシェECB総裁の
「インフレの一時的な急騰には静観するが注意する必要。
ECBの政策金利は適切であるが、必要であれば、
非標準的な措置とは無関係に(政策金利の)変更が可能。」
などの見解を記事として掲載しました。
豪第4四半期生産者物価指数は市場予想より弱い0.1%になりました。
ECBの専務理事が、
「ユーロ圏の景気回復は継続。景気の二番底は懸念していない。
財政危機は顕著であり、除去には数年を要する可能性。」
などの見解を示しました。
日経平均は前週末比+70.59円で取引を終えました。
独製造業PMI速報(1月)は予想より弱い60.2、
独サービス業PMI速報(1月)は予想より強い60.0、
などの結果になりました。
欧製造業PMI速報(1月)は予想より弱い56.9、
独サービス業PMI速報(1月)は予想より強い55.2、
などの結果になりました。
欧鉱工業新規受注(11月)は予想より弱い2.1%になりましたが、
前年比では市場予想より強い19.9%になりました。
一時軟調になったユーロが堅調傾向で推移しました。
米インテルが
「自社株買いプログラムを100億ドル拡大する。
四半期配当を18.12セントに増やす。」
などの発表をしました。
英BOEのタカ派のセンタンス政策委員が、
「今年、消費者物価は少なくとも4%まで上昇する可能性。
インフレに対してBOEが行動を起こす時が来た。」
との見解を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+108.68ドルで取引を終えました。

<1月25日(火)>

豪第4四半期消費者物価は市場予想より弱い0.4%になりました。
日政策金利は据え置きになりました。
日経平均は前日比+119.31円で取引を終えました。
IMF国際通貨基金が、
「2011年の世界経済成長見通しを4.4%に引き上げる。
2011年の米経済成長率見通しを3.0%に引き上げる。
2011年のユーロ圏成長率見通しを1.5%に据え置く。
ユーロ圏では金融問題とソブリン問題のために緊急の政策が必要。
新興国では世界的な均衡化を促進し過熱を防ぐため政策が必要。」
などの見解を発表しました。
独GFK消費者信頼感調査(2月)は市場予想より強い5.7%になりました。
日銀総裁が、
「世界経済のリスクは上下におおむねバランス。
日本経済は緩やかな回復に向かう蓋然性が高い。
米国経済の先行き懸念は昨年10月と比較して後退。
新興国経済の景気過熱とインフレ懸念は払拭されていない。
欧州ソブリンリスク払拭されていない。
日本の長期金利上昇幅は相対的に小さい。」
などの見解を示しました。
英第4四半期GDP速報は市場予想よりかなり弱い−0.5%になりました。
ポンドが下落しました。
英の財務相が、
「第4四半期のGDPの結果は非常に悪い天候によるもので、
財政計画の変更によるものではない。」
との認識を示す発言をしました。
スペインの国債入札では、
「3ヶ月物の応札倍率が前回より高い5.5倍、
平均落札利回りが前回より低い0.98%。
6ヶ月物の応札倍率が前回より低い5.1倍、
平均落札利回りが前回より低い1.801%。」
と、好調な結果になりました。
一時軟調になっていたユーロが堅調傾向で推移しました。
加消費者物価指数(12月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(11月)は、
市場予想よりは強い−0.54%になりました。
米消費者信頼感指数(1月)は市場予想よりかなり強い60.6、
リッチモンド連銀製造業指数(1月)は予想より弱い18になりました。
欧州金融安定ファシリティーが5年債を発行して、
発行額50億ユーロに対し445億ユーロの需要がありました。
ファンロンパイEU大統領が、
「ユーロ圏のファンダメンタルズは強い。
1.35ドルの水準でユーロの堅実性を疑う理由はない。
EUはユーロの安定化のためにできる限りのことを行う。」
などの主旨の発言をしました。
アイルランド中銀総裁が、
「ECBに対する市場の利上げ期待は驚きではないが、
インフレ期待は抑制されていて
ECBが急激に金融政策を変更することはない可能性。」
などの認識を示しました。
英BOE総裁が、
「BOEはインフレターゲットを放棄していない。
インフレは来年に急激に減速する可能性。
英国内のインフレは不快な高さにある。
ある時点で金利は正常な水準に回帰させる可能性。
経済の安定性回復には慎重かつ熟考した措置が必要。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比−3.33ドルで取引を終えました。

<1月26日(水)>

日企業向サービス価格(12月 前年比)は予想とおりの−1.3%でした。
NZの首相が、
「予想より早く財政黒字へ復帰できる見通し。」
であるとの認識を示しました。
オバマ米大統領の一般教書演説では、
「年間の国内歳出を5年間にわたり凍結することを提案。
過去25年で初めてとなる法人税率引き下げを実施したい。
すべてのことについて改善が可能。
富裕層に減税措置をあきらめるよう求めるべき。
過剰な支出を削減することが赤字縮小に向けた唯一の手段。
2035年までにクリーンエネルギーによる電力の比率を80%へ。
リセッションから2年で株式市場は活気を取り戻し企業利益は増加。
経済は再び成長している。」
などが示されました。
の一般教書演説への市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比−62.52円で取引を終えました。
独輸入物価指数(12月)は市場予想より強い2.3%になりました。
中国上海株式市場が約1.2%上昇しました。
英BOE議事録では、
「金利据え置きを7対2で決定。資産買入枠の据置を8対1で決定。
多数の委員が中期的な消費者物価指数の上昇リスクを認識。
消費者物価指数の上振れリスクは商品価格と輸入インフレによる。
成長は大雪と付加価値税上昇でもトレンドに沿って推移する可能性。」
などが示されました。
アイルランドで金融法案が80対78の僅差で通過しました。
米新築住宅販売件数(12月)は予想より強い32.9万件になりました。
ベルギー中銀総裁が、
「ユーロ圏のインフレ率はECBの目標を上回っている。
ECBの主要命題は物価の安定。流動性政策と政策金利は別々である。」
との認識を示しました。
トリシェECB総裁が、
「ECBの金利は適切。インフレ期待は抑制されている。
ECBはインフレに対し必要なことを行なって行く。
大手金融機関のバランスシートは改善。EFSFの国債購入は有益。
商品価格が高騰していることを考慮する必要。
(ただし)我々は決して事前の約束はしない。」
などの認識を示す発言をしました。
米FOMCではFF金利が0.0〜0.25%の範囲で据え置きとなりました。
米FOMC声明では、
「米国債の買入れの期限6ヶ月で総額6000億ドルに変更はない。
金融政策の決定は全会一致。極めて低水準の金利を長期間継続。
景気回復は失業率を押し下げるには不充分。家計支出は年末から上向。
米経済の回復は続いている。住宅市場は依然として抑制されている。
商品価格は上昇。長期的なインフレ期待は安定。」
などが示されました。
声明にタカ派的な内容はありませんでした。
NYダウは前日比+8.25ドルで取引を終えました。

<1月27日(木)>

RBNZが政策金利を3.00%で据え置きました。
RBNZ声明では、
「景気回復がさらに力強くなるまで低水準の金利を維持。
インフレ圧力が明確になるまで金利は低水準で据え置く。
金利は向こう2年間で緩やかに上昇する見通し。
基調インフレはターゲット内。先行きを示す指標はやや堅調。
下半期の国内景況感は予測よりも弱い可能性。
商品輸出価格は上昇。企業信頼感は上向。」
などが示されました。
日通関ベース貿易収支(12月)は予想より強い7277億円になりました。
豪の首相が、
「洪水はGDPを0.5%押し下げる見通し。
洪水復旧への政府予算は56億豪ドル。
洪水被害復興のため一時的に所得への課税を7月から適用。」
などの主旨の発言をしました。
英の副首相が、
「歳出削減計画は経済を萎縮させる可能性。
歳出削減は必要だが経済成長を促すには充分ではない。
(しかし)英政府は歳出削減姿勢を崩さない。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比+76.76円で取引を終えました。
中国上海株式市場が約1.5%上昇しました。
格付け会社のS&Pが日本の長期国債の格付けを引き下げました。
一時、ドル円が急騰して円が売られドルが買われました。
格付け会社のムーディーズが日本の格付け据え置きを確認しました。
欧業況判断指数(1月)は1.58、欧鉱工業信頼感(1月)は6.0と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧経済信頼感(1月)は106.5、欧サービス業信頼感(1月)は9.2と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧消費者物価指数確報(1月)は市場予想とおりの−11.2になりました。
OECD経済協力開発機構の事務総長が、
「スペインとポルトガルの債務状況は心配していない。」
との見解を示しました。
スイスSNB総裁が、
「最近のスイスフランの上昇は輸出業者への多大な試練。
2010年に比べて経済成長は緩慢になる可能性。」
との認識を示しました。
独消費者物価指数速報(1月)は予想より弱い−0.5%になりました。
米耐久財受注(12月)は−2.5%、シカゴ連銀全米活動(12月)は0.03、
米新規失業保険申請件数は45.4万件と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
米中古住宅販売保留(12月 成約)は予想より強い2.0%になりました。
アイルランドの下院で予算案が81対76の僅差で通過しました。
米マイクロソフトの10-12月期決算では、
売上高が199.53億ドル、1株当たり利益が77セントと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比+4.39ドルで取引を終えました。

<1月28日(金)>

格付け会社のムーディーズが、
「米国の格付けリスクは小さいが今後数年で拡大する可能性。
今後2年程で米国見通しをネガティブとする可能性が高まっている。」
との発表をしました。
日失業率(12月)は4.9%、日全国消費者物価指数(12月)は前年比0.0%、
と、ともに市場予想より強い結果になりました。
日全世帯家計調査消費支出(12月)は前年比で−3.3%、
日小売業販売額(12月)は前年比で−2.0%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英GFK消費者信頼感調査(1月)は−29と弱い結果になりました。
日経平均は前日比−118.32円の10360.34円で週の取引を終えました。
仏の財務相が、
「ユーロ圏の資金を使い債券を購入するのは選択肢の1つ。
(加盟各国が)財政赤字を減らすことが必要。」
などの認識を示しました。
スイスKOF先行指数(1月)は市場予想より強い2.10になりました。
エジプトでのデモが激化して緊迫した情勢になりました。
ガイトナー米財務長官がダボスでのフォーラムで、
「歳出削減が経済を傷つけることはない。
新興国の急激な成長は米国に利益をもたらす可能性。
人民元とドルとのかかわりが柔軟化すれば
新興国はインフレ圧力を制御しやすくなる可能性。」
などの認識を示しました。
米第4四半期GDP速報値は3.2%、米第4四半期GDP価格指数は0.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
(米GDPは6四半期連続のプラスではありました。)
米第4四半期個人消費速報値は市場予想より強い4.4%になりました。
米第4四半期コアPCE速報値は市場予想とおりの0.4%になりました。
市場はドル買い反応になりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(1月)は、
市場予想より強い74.2になりました。
一部メディアが、
「ECBがオペに依存過多の銀行へ上乗せ金利を検討している。」
ことを報道しました。
ユーログループ議長が、
「スペインに問題は見られない。
ギリシャが債務再編を行なう計画はない。」
との見解を示しました。
独の首相が、
「独はユーロを守っていく。財政緊縮の重要性は高い。
ユーロの危機ではなく債務の危機。
G20では通貨と貿易と商品に焦点あてるべき。
持続的な成長を加速させるためさらに行動が必要。
為替レートはその国の強さを反映すべきである。」
などの認識を示しました。
加財務省は財政赤字が44.7億加ドルに拡大したことを発表しました。
NY原油(WTI)は89ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−166.13ドルの11823.70ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<1月31日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(12月)、NZ住宅建設許可(12月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(12月)、
午後2時に住宅着工件数(12月 前年比)、日建設工事受注(12月 前年比)
午後7時に欧消費者物価指数速報(1月)、
夜10時半に米個人所得(12月)、米個人支出(12月)、
同夜10時半に米PCEコア・デフレータ(12月)、
同夜10時半に加GDP(11月)、加鉱工業製品価格(12月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(1月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・(欧)・加・米の指標には注目です。

<2月1日(火)の主な予定>

午前9時半に豪第4四半期住宅価格指数、豪NAB企業景況感指数(12月)
同午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(12月)、
午前10時に中国製造業PMI(1月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(12月 前年比)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(1月)、
午後5時55分に独失業者数(1月)、独失業率(1月)、独製造業PMI確報、
午後6時に欧製造業PMI確報(1月)、
午後6時半に英製造業PMI(1月)、英消費者信用残高(12月)、
午後7時に欧失業率(12月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(1月)、米建設支出(12月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(スイス)・独・米の指標には注目です

<2月2日(水)の主な予定>

※中国は春節で休場です。

午後6時半に英建設業PMI(1月)、
午後7時に欧生産者物価指数(12月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(1月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(1月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<2月3日(木)の主な予定>

※中国は春節で休場です。

朝6時45分にNZ第4四半期失業率、
午前9時半に豪住宅建設許可件数(12月)、豪貿易収支(12月)、
午前10時に中国非製造業PMI(1月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(12月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(1月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(1月)、
午後6時半に英サービス業PMI(1月)、
午後7時に欧小売売上高(12月)、
夜9時45分に欧ECB政策金利、
夜10時半からトリシェECB総裁記者会見、
夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働費用速報、新規失業保険申請件数、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(1月)、米製造業受注指数(12月)、
深夜3時からバーナンキFRB議長の記者会見
などの経済指標が発表されます。
NZ・(豪)・欧・米の指標には注目です。

<2月4日(金)の主な予定>

※中国は春節で休場です。

午後6時からEU首脳会議、(EFSFの増額や国債買戻しへ用途拡大を協議)
夜9時に加雇用ネット変化率(1月)、加失業率(1月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(1月)、
同夜10時半に米失業率(1月)、米民間部門雇用者数変化(1月)
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(1月)、米週平均労働時間(1月)、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

23日に、WSJ紙が「ECBの政策金利は適切であるが、必要であれば、
非標準的な措置とは無関係に(政策金利の)変更が可能。」との
トリシェECB総裁の見解を記事として報道しました。

24日に、英BOEのタカ派のセンタンス政策委員が「今年、消費者物価は
少なくとも4%まで上昇する可能性。BOEが行動を起こす時が来た。」
との見解を示す発言をしました。

25日に、IMF国際通貨基金が「2011年の世界経済成長見通しを4.4%に
引き上げる。2011年の米経済成長率見通しを3.0%に引き上げる。
2011年のユーロ圏成長率見通しを1.5%に据え置く。」などの
発表をしました。
また、英第4四半期GDP速報がかなり弱い−0.5%になりました。
そして、欧州金融安定ファシリティーが5年債を発行して、
発行額50億ユーロに対し445億ユーロの需要がありました。

26日に、オバマ米大統領が一般教書演説で「年間の国内歳出を5年間
にわたり凍結することを提案。法人税率引き下げを実施したい。」
などを示しました。
また、アイルランドで金融法案が80対78の僅差で通過しました。
そして、トリシェECB総裁が「EFSFの国債購入は有益。商品価格が高騰
していることを考慮する必要。」などの認識を示す発言をしました。
FOMC声明では「「米国債の買入れの期限6ヶ月で総額6000億ドルに
変更はない。」として、タカ派的な内容はありませんでした。

27日に、豪の首相が「洪水はGDPを0.5%押し下げる見通し。洪水被害の
復興のため一時的に所得への課税を7月から適用する。」
などの発言をしました。
また、格付け会社S&Pが日本の長期国債の格付けを引き下げました。
そして、アイルランドの下院で(解散総選挙を条件に)予算案が
81対76の僅差で通過しました。

28日に、格付け会社のムーディーズが「米国の格付けリスクは小さいが
今後数年で拡大する可能性。」との発表をしました。
また、仏の財務相が「ユーロ圏の資金を使った債券購入は選択肢の1つ。
(加盟各国が)財政赤字を減らすことが必要。」などの認識を示しました。
そして、エジプトでのデモが激化して緊迫した情勢になりました。
米第4四半期個人消費速報値は市場予想より強い4.4%になりました。

先週はドル円やクロス円が比較的大きな振幅での上下動になり、
ユーロドルが上下動しながらも上昇傾向で推移した後に週末下落して、
主要通貨ペアが上げ下げ忙しい相場展開になりました。

NYダウは米景気回復を示す経済指標を好感して一時12,000ドルの大台を
回復したものの、エジプト情勢が緊迫化して中東産油国への混乱が拡大
する地政学的リスクも影響してか、終値では大台を大きく割り込んで
週の取引を終えました。

今週は、緊迫化しているエジプト情勢などへ市場の関心が向いてきて
いることによる相場動向が注目されますが、地政学的リスクを回避し
ようとする動きと米景気回復への期待によるリスク選好との綱引きで、
揺れる相場展開になる可能性がありそうです。

エジプト情勢の緊迫化では、単にエジプトの問題にとどまらず、中東の
産油国へも情勢不安が拡大すると見る向きがあるようで、米・英・欧、
そしてブラジルなどの株式市場にリスク回避の動きが見られ、比較的に
安全と見られる米国債などへ資金が向かう「質への逃避」が見られて
いるとともに、新興国の相次ぐ利上げで上昇が一服になっていた金にも
「有事の金買い」の動きとなりはじめていることから、(一過性と見る
向きもあるものの) リスク回避の動きには注意していきたいものです。

ドル円では、82.00の節目を巡る売り買い攻防が注目されますが、
週末の米雇用統計までは動きづらく揉み合うと見る向きがある一方、
クロス円を含めて円高傾向になると見る向きもあり、意見が割れている
ようです。

また、ユーロはインフレ懸念を背景としたECBの利上げ期待と、欧州
金融ファシリティーの増額や同基金の国債買戻しへの用途拡大期待
などでの買いと、エジプト情勢の緊迫化やアイルランドの解散総選挙
などの政情不安によるリスク回避による売りとがぶつかり合って綱引き
になり、揺れる相場展開になりそうですが、中東への地政学的リスクの
波及状況によってはドルストレートが全般に揉み合いから調整が進むと
見る向きもあるようです。

経済指標や要人発言では、2月1日深夜の米ISM製造業景況指数、
2月2日の米ADP雇用統計、2月3日のECB政策金利とトリシェ総裁の
記者会見と米ISM非製造業景況指数にバーナンキFRB議長の記者会見、
そして週末2月4日の米雇用統計などが注目されます。


さて今日は、「なぜAさんは勝てるようになれたのか」のお話です。

私にはたくさんのクライアント様がいて
日々、たくさんのメールをいただきます。

そのような中に何通かとても参考になるメールをいただきました。

ここで書くAさんはイニシャルではなく、
阿部さんでも安藤さんのことでもありません。(笑)

複数の方とのメールのやり取りを合成的な人格のAさんとして、
趣旨を変えずにインタビュー調に脚色してご紹介いたします。


それでは、はじまり、はじまりぃ〜。

「私はいわゆる中小企業に勤めているサラリーマンです。
 自分で言うのもなんですがけっこう生真面目なほうで、
 忙新年会以外はほとんど定時に家に帰り、
 食事と風呂を済ませた後、パソコンに向かいます。」

『トレードをするためにパソコンを開くのですね。』

「ええ。ネット・サーフィンをしたり、占いを見たり
 することももちろんありますが、(笑)
 ニュースはTVで見ますので、パソコンを開くのは
 ほとんど為替のトレードのためです。」

『毎日ですか。』

「はい。ほとんど毎日です。パソコンを開きチャートを出して、
 上がるか下がるかを自分なりに分析してトレードするんです。
 私のトレードスタイルはデイトレですが、どちらかというと
 ビビリのスキャルもどきといった感じです。(笑)」

『負けていた頃とトータル収支で勝てるようになってからと比べて、
 どのような違いがあったとご自身で思われますか。』

「チャート分析技術はじつはそれほど進歩していないのですが、(笑)
 幾つか気づきを得ることができたことが大きかったと思います。」

『トレード結果が大きく改善した幾つかの気づきですか…。
 その気づきについて少し教えてくれませんか。』

「役に立つかどうかはわかりませんが、いいですよ。
 まず気づいたのは、会社から帰って私がパソコンを開いたときが、
 トレードのベストタイミングとは限らないということです。」

『……。』

「以前はどこの時点でもそこからは上げるか下げるかしかないので、
 チャート分析さえすれば、いつでも売買判断ができるものと
 思っていたのです。」

『……。』

「それで、パソコンを開けると会社に勤めで仕事を始めるように、
 勤勉にトレードしていたのですが、(笑)
 でもそれは、大きな勘違いだと気づいたのです。」

『勤勉にトレードすることは良くないと?……。』

「はい。上げるか下げるかがまだはっきり決定されない、
 不明という状況もチャートには存在することに気づきました。」

『……。』

「そんなわけで、自分なりに自身の技量でよくわからないときは、
 自分自身でわかるような状況になるまで待つことにしたのです。」

『……。』

「ですので日によってはトレードしない日もでてきましたが、
 でも負けトレードが減ってトータル収支は大きく改善しました。」

『……。』

「以前は何でも積極的に行うことが良いことと思っていたのですが、
 トレードでは世間一般と違い勤勉がアダとなることを知りました。
 よく、休むも相場といいますが、ようやくそのことに気づきました。
 休むことや待つことの効用に気づいたのです。」

『……。』

「ほんとうにトレードでは、判らないときは休み、
 良い状況を待つということが大切なのですね。」


『そのほかの気づきはありますか。』

「今の話に関連しますが、以前はなんとかトレードしようと
 トレードチャンスばかり探してチャートを見ていましたが、
 今は、それだけではなく、トレードしていけない場面も
 しっかり見極めるようにチャートを見ています。」

『……。』

「へんな言い方ですが、ある意味、普通ではない世界の相場では、
 ネガティブ思考がポジティブ思考よりも大切なように思います。」

『……。』

「以前はどのような相場状況でもトレードできることが
 優れたトレーダーだと思っていたのですが…。
 もちろんそういったスパートレーダーもいるのでしょうけど、
 今はトレードしていけない場面を判ることが
 優秀なトレーダーの要件かもしれないと思っています。」

『……。』

「リスクを恐れない勇気あるトレーダーよりも、
 臆病なトレーダーのほうが市場での生存率が
 どうも高いような気がしています。」


『そのほかの気づきはありますか。』

「そうですね…。
 私はチキンハートでビビリのトレーダーなので、
 自己弁護をするようですが、
 10Pipsや20Pipsの薄利を大切にして喜べるようになりました。」

『……。』

「以前は自身のチキン・トレードに悩んでいて、
 数百Pipsのトレードに憧れていたのですが、
 獲得Pipsの大きさよりも安定度が大切と思うようになりました。
 大きく獲っても大きく負けて、結局、収支が赤字ならば
 何にもならないですものね。」

『……。』

「獲得Pipsがたとえ少なくても、それをコツコツ積み上げる大切さも
 知りましたし、負けトレードを少なくすることにフォーカスして
 安定度さえ得られるようになれば、極論ですが、
 獲得収益はどうにでもできることも知りました。」

『どういう意味ですか。』

「安定的なトレードさえできれば、たとえ獲得Pipsが少なくても、
 玉数を徐々に増やすことによって、
 利大と同じ結果にできるということです。
 あたりまえですが、たとえば1枚で20Pipsは、
 2枚では(一枚換算で)40Pipsと等価になります。」

『スキャル的な考え方ですね。』

「そうですね。思想的にはスキャル的と思います。」


『そのほかの気づきはありますか。』

「そうですね…。
 普通ではない世界の相場では、安全指向は必ずしも安全ではなく、
 一見、リスクがありそうなところこそ、
 チャンスであることが多いということです。」

『どういう意味ですか。』

「最近は高速スキャルピングといって、
 数Pipsを積み上げていく手法がありますので、
 全てに当てはまることではありませんが…、」

『はい。それは判りますが、それで?』

「陽線と陰線がゴチャゴチャしている状況は
 一見、低ボラで安全なようですが、浮動のダマシの温床でもあり、
 とても危険な状況であることが多いということです。」

『……。』

「以前は、このような状況でも、
 上がるか下がるかしかない相場ならということで、
 無理やり買うか売るかの結論を出してトレードしていたので、
 負けも募りがちでした。」

『……。』

「対しまして、低ボラからボラが拡大していく状況で
 大きな陽線が出たり、大きな陰線が出たり、
 あるいは陽線や陰線が連なり始めたときは、
 以前はリスキーに思えて怖くて敬遠していましたが、
 一見、危険に見えるボラが拡大していく過程こそ、
 トレードチャンスになることが多いということに気づいたのです。

『……。』

「もちろん、ボラ拡大が不発になるダマシもあって、
 レジサポの位置と抜けを良く見定めたり、
 上位時間軸の動意方向であるかどうかや、
 上位時間軸のチャートポイントも認識しておかないとなりませんが、
 静から動に移行するときにトレードチャンスになる
 ことが多いように思います。」

『いわゆるブレイク指向ですね。」

「はい。そのような分類のセットアップになると思います。」


『ボラ拡大からボラ収縮に向かうときなどでの逆張りや、
 レンジの上限や下限でのカウンターはやらないのですか。』

「トレードチャンスが増えますので、
 逆張りやカウンターもトレードできるオールラウンドの
 トレーダーになりたいとも思っていますが、
 一歩一歩、やっていこうと思っています。」

『……。』

「人にはやはり得手や不得手はあるものですので、
 もしも、自分自身に逆張りやカウンターもしっくり来るなら、
 逆張りやカウンターのトレードも取り入れたいと思っていますが、
 そうではないと自分自身で感じたならば、
 しばらくブレイク指向の一本槍でも良いかな、とは思っています。」

『もっともっとと欲張って、
 せっかくうまくいっているスタイルを崩すより、
 うまくいっているのであるならば、その人にとってそのスタイルこそが
 ベストであるというわけですね。』

「はい。私はそのように思っています。」


『今日は参考になる気づきのお話をありがとうございます。』

「少しでも、参考にしていただけるなら幸いです。」

では、今回はこれでおしまい。(笑)

「なぜAさんは勝てるようになれたのか」のお話でした。



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より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 相場の「つぶやき」のお話


中国の2010年のGDPが実質で前年比10.3%増になったとのことで、
日本が42年間にわたり保ってきた世界第二位の経済大国の地位を
中国に譲ることになることが確実になったそうですね。

●先週1月17日(月)〜1月21日(金)の気になる出来事

<1月17日(月)>

16日にトリシェECB総裁が
「欧州安定化基金は額の面でも質の面でも改善される必要。
インフレはこの2年間でECBの区間範囲を超えている。」
などの認識を示しました。
中国国家統計局が、
「12月の中国不動産価格は前年比6.4%の上昇。」
との発表をしました。
英テレグラフ紙が、
「独副首相が欧州金融安定ファシリティーの拡大に難色示した。
アイルランドの金融機関はECBから融資を受けるための担保の不足で
アイルランド中銀の緊急融資へ殺到している。」
などの記事を掲載しました。
日銀地域経済報告では、
「9地域の景気判断で7地域で悪化、2地域で据え置き。」
となったことが報告されました。
日経平均は前週末比+3.82円で取引を終えました。
独の財務相が、
「欧州金融安定ファシリティーの規模拡大の議論は必要ない。
不調なユーロ圏諸国は自国自体で財政問題を解決する必要。」
などの認識を示しました。
中国上海株式市場が3%ほど下落しました。
仏の財務相が、
「欧州金融安定ファシリティーは強化する必要がある。」
との見解を示しました。
独地元紙などでも欧州要人の欧州金融安定ファシリティーに対する
意見が割れていることが報道されました。
しばらくユーロが軟調に推移しました。
EU欧州連合が、
「アイルランドの状況は懸念していない。
EUとIMFのアイルランドに関するプログラムは順調。」
などの見解を発表しました。
加国際証券取扱高(11月)は予想より弱い80.1億加ドルになりました。
今年からFOMCでの投票権を持つフィラデルフィア連銀総裁が、
「年内での米利上げ実施の可能性を排除しない。
QE2は状況に応じ早期に終了する可能性。失業率は緩やかに改善。
今年の米GDPを3.5〜4.0%との予想は理に適う。
米国の短期的なインフレは懸念していない。
現在の米国の財政政策は持続不能。」
などの見解を示す発言をしました。
スペインの財務相が、
「スペインに対する支援準備がされていることはない。」
との発言をしました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャ5銀行の長期格付けを引き下げ見通しをネガティブにする。
また、キプロスの格付けを引下げる可能性がある。」
などの発表をしました。
レーン欧州委員が、
「欧州金融安定ファシリティーの融資能力は増強が必要。
数ヶ月以内に厳格なストレステストを実施。
各国は財政再建をすべき。金融市場での緊張は継続している。」
などの見解を示しました。
米株式市場はキング牧師誕生日の祝日でお休みでした。

<1月18日(火)>

ユーログループ議長が、
「スペインとポルトガルが実施した措置は機能している。
ユーログループに大きな意見の相違はない。
最近の市場の改善には勇気付けられる。
ユーロ自体には何ら問題はない。
債務危機の解決策では意見の相違がある。」
などの見解を示しました。
レーン欧州委員が、
「厳格なストレステストを今年前半に実施予定。
恒久的な救済基金に関しては3月までに合意の見込み。」
などの認識を示しました。
英RICS住宅価格(12月)は−39%、
英ネーションワイド消費者信頼感(12月)は53と、
ともに市場予想よりは強い結果になりました。
中国商務省が、
「2010年の対中直接投資は前年比+17.4%の1057.4億ドル。」
になったことを発表しました。
ギリシャの副首相が、
「ギリシャは債務元本の減免を望んでいないが
債務返済期間の延長は望んでいる。」
との発言をしました。
日経平均は前日比+16.12円で取引を終えました。
スペインの地元紙が、
「ロシアはスペイン国債の購入を再開することを検討している。」
との観測報道をしました。
ロシアの財務相が、
「ロシアはスペイン国債を購入する計画ない。
ロシアは欧州金融安定ファシリティー債の購入には興味。」
などの(スペインの地元紙の観測報道を否定する)発言をしました。
独の財務相が
「EU欧州連合は緊密な経済政策の協調が必要。
加盟国は競争力を高めるとともに安定協定を改善する必要。」
などの認識を示しました。
BOEの金融政策委員が、
「英国のインフレはとても不快だが金融政策は変更しない可能性。
英国の成長が1四半期マイナスになる可能性は排除できないが、
短期のインフレ率を過度に懸念することはできない。」
などの見解を示す発言をしました。
英消費者物価指数(12月)は市場予想より強い1.0%、
英小売物価指数(12月)は市場予想とおりの0.7%になりました。
スペインの国債入札では、
12ヵ月債の平均落札利回りが前回より低い2.947%で応札倍率が2.2倍、
18ヵ月債の平均落札利回りが前回より低い3.367%で応札倍率が4.1倍、
という結果になりました。
独ZEW景況感調査(1月)は市場予想より強い15.4になりました。
欧ZEW景況感調査(1月)は市場予想より強い25.4になりました。
ポンドやユーロが堅調になりました。
中国の首相が、
「中国は物価の基本的安定を確保する。
中国は断固として不動産の制御を実行する。
中国は投機的不動産投資を抑制する。」
などの指針を発表しました。
EU欧州連合筋が、
「2011年のEUのストレステストは2010年と同じ91の銀行を網羅。
EUストレステストにはコアTier1の資本の厳格なテストが含まれる。
流動性基準により前年よりも多くの銀行が不合格になる可能性。
3月までに準備をして実行は5月末までで結果は夏に発表の予定。」
などを示しました。
米シティ・グループの10-12月期決算では、
収入が183.7億ドル、純利益が前年同期比−76億ドルの13億ドル、
1株当たり利益が市場予想より弱い4セントになりました。
オランダの財務相が、
「ユーログループは金融安定ファシリティーの規模拡大を拒否した。」
との発言をしました。
米NY連銀製造業景気指数(1月)は予想より弱い11.92になりました。
米ネット長期TICフロー(11月 対米証券投資)は
市場予想より弱い851億ドルになりました。
加BOCが政策金利を市場予想とおり1.00%に据え置きました。
加BOC声明では、
「世界経済の回復は以前よりも早くなっている。
カナダドルの上昇が輸出の回復を阻害。利上げは慎重に検討。
加経済成長の予想は11年に2.4%、12年に2.8%へとと上方修正。
2012年末までのインフレ率は2%と予想。
企業投資は強い回復を続ける可能性が高い。」
などが示されました。
米NAHB住宅市場指数(1月)は市場予想より弱い16になりました。
独連銀総裁が、
「独の投資と個人消費は大きく拡大。
独の2012年の失業率平均は7%以下になる可能性。
ECBはインフレリスクが拡大する可能性を注視している。
ユーロ圏のインフレ率は今年3月に2.4%で頭打ちの可能性。」
などの認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が、
「トリシェ総裁のインフレに関する声明は一方的に解釈された。
今のところ金利を変更する必要性は見当たらない。」
との見解を示す発言をしました。
米長期金利が一時急伸しました。
米IBMの10-12月期決算では、売上高は290.2億ドル、
1株当たり利益が4.18ドルと、共に予想より強い結果になりました。
米アップルMの10-12月期決算では、売上高は267.4億ドル、
1株当たり利益が6.43ドルと、共に予想より強い結果になりました。
NYダウは前週末比+50.55ドルで取引を終えました。

<1月19日(水)>

日第三次参議要活動指数(11月)は予想より強い0.6%になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5885元になりました。
英FT紙が
「中国は保有するユーロ圏周辺国の債券に対して、
債務再編による影響がないかの説明を求めるべき。
ユーロ圏が恒久的な解決メカニズムを決定するまで
国債の購入によるユーロ圏支援を何も約束すべきでない。」
などの元中国人民銀行の金融政策委員の見解を掲載しました。
日経平均は前日比+38.12円で取引を終えました。
ドルが軟調傾向で推移しました。
中国上海株式市場や香港株式市場が堅調に推移しました。
独の首相が、
「独は安定したユーロを確保するため必要なことを行い続ける。」
との発言をしました。
ドル軟調もあってユーロが堅調傾向で推移しました。
日経済財政担当相が、
「財政規律を失ったままだと日本に対する信認が侵食される可能性。」
との認識を示しました。
EU欧州連合の大統領が、
「EUはユーロ安定に必要とされることは何でも行う。」
との発言をしました。
欧経常収支(11月)は−60億ユーロになりました。
格付け会社のS&Pが
「欧州金融安定ファシリティー債をAAAに格付けする。」
と発表しました。
英失業率(11月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請件数(12月)は予想より強い−0.41万件になりました。
独経済省が2011年の独成長見通しを2.3%に引き上げました。
独地元紙が、
「独政府はギリシャの債務を再編する計画を検討。
ギリシャがEFSFのクレジットを活用して債務買戻しを認める可能性。」
などの観測報道をしました。
ギリシャの財務省が、
「ギリシャの債務再編に関する議論はない。」
との発表をしました。
ポルトガルの12ヵ月物国債の入札では、
平均落札利回りが前回より低い4.029%、応札倍率が3.1倍と、
好調な結果になりました。
米ゴールドマン・サックスの10-12月期決算では、
収入が市場予想より弱い86.4億ドル、
純利益が前年同期比−51%の23.9億ドル、
普通株の1株当たり利益が市場予想とおりの3.79ドル、
という結果になりました。
米ウェルズ・ファーゴの10-12月期決算では、
純利益が34.14億ドル、1株当たり利益が予想より弱い61セント、
という結果になりました。
米住宅着工件数(12月)は市場予想より弱い52.9万件、
米建設許可件数(12月)は市場予想より強い63.5万件になりました。
中国がボーイングと190億ドルの購入契約をしました。
米ドルが軟調傾向で推移しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの格付けは2011年の成長率だけでは決定しえない。
ポルトガルには持続的な資金調達レートが必要。
国債入札は好結果もトレンドにはなっていない。
支援を要請するかしないかを格付け再考の際に考慮する。」
などの見解を発表しました。
加BOC金融政策報告では、
「カナダドル高は輸出の成長を抑制。企業投資は快活に回復。
ドルカナダの想定レートを1.0000に修正。
金融政策は徐々に引き締めていく。政策金利の策定は慎重を要す。
加GDPは2011年に2.4%、2012年に2.8%と予想。
インフレ率は2012年末までに2%に達する見込み。」
などが示されました。
格付け会社のフィッチが、
「欧州金融安定ファシリティー債をAAAに格付けする。」
と発表しました。
香港フェニックステレビが
20日発表の中国経済指標のリーク報道をしました。
シュタルクECB理事が、
「過度な流動性と過度な低金利は危険を伴う
世界とユーロ圏の景気回復は予想よりも早い。
ECBはインフレリスクの可能性をとても警戒。
新興諸国のインフレは深刻な問題。通貨戦争などはない。」
などの認識を示しました。
米中首脳の会見による米中共同声明では、
「米国は中期的連邦赤字削減と長期的財政の持続性に注力。
米国はドル相場の過度の混乱に対し警戒を維持。
中国は国内消費の拡大を継続。
中国は人民元相場改革の推進と弾力性の促進を継続。
貿易および投資における保護主義に反対することで合意。
米中関係は戦略的に重要。米中は利益と責務を共有。
二国間の貿易問題を協力的に相互に有益に解決することで合意。」
などが示されました。
NYダウは前日比−12.64ドルで取引を終えました。

<1月20日(木)>

NZ第4四半期消費者物価は市場予想より弱い2.3%になりました。
NZの財務相が、
「当面、年間インフレ率を比較的弱めに予測している。」
との認識を示しました。
人民元の対ドル基準値は1ドルが6.5883元と最高値になりました。
中国の経済指標の発表では、
「第4四半期GDPが9.8%、2010年GDPが10.3%、
消費者物価指数(12月)が前年比で4.6%、
生産者物価指数(12月)が前年比で5.9%、
鉱工業生産(12月)が前年比で13.5%、」など、
いずれも市場予想より強い結果になりました。
(香港フェニックステレビのリーク報道と全く同じ結果になりました。)
市場反応は限定的でした。
中国国家統計局が、
「中国経済は重要な段階にある。安定的成長に向かっている。
積極的な財政政策と穏健な金融政策を維持。
マクロ経済政策の柔軟性を高める。
今年の消費者物価指数の上昇圧力は過小評価できない。」
などの発表をしました。
中国の利上げ観測が台頭しました。
日経平均は前日比−119.79円で取引を終えました。
中国上海株式市場が2.9%ほど下落しました。
独生産者物価指数(12月)は市場予想より強い0.7%になりました。
FT紙が「ムーディーズがポルトガルの格下げを警告」
との記事を掲載しました。
独の経済相が、
「独はユーロ圏共同債券の発行に反対する。」
との発言をしました。
ECB月報(1月)では、
「インフレリスクはおおむね均衡。上振れる可能性。
経済見通しに対するリスクはわずかに下方。
政策金利は適切。流動性供給は必要に応じて調節。」
などが示されました。
格付け会社のフィッチが、
「2011年の欧州の銀行の見通しは安定的。
一部にネガティブ圧力がみられる。」などの見解を発表しました。
欧州委員会が、
「ギリシャの債務再編に関する議論はない。」
との声明を出しました。
米モルガン・スタンレーの10-12月期決算では、
収入が78億ドル、1株あたり利益が0.41ドルと、
市場予想より強い結果になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い40.4万件になりました。
加景気先行指標指数(12月)は0.5%、加卸売売上高(11月)は1.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
商品市場が軟調傾向で推移しました。
欧消費者信頼感速報(1月)は市場予想よりは強い−11.4になりました。
米中古住宅販売件数(12月)は528万件、
米景気先行指標総合指数(12月)は1.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米ドルが堅調傾向で推移しました。
フィラデルフィア連銀指数(1月)は予想より弱い19.3になりました。
IMFが「ギリシャの返済期間延長を支持する。」と発表しました。
スイスSNB総裁が、
「スイスフラン高が2011年のスイス経済を抑制。
スイス経済は2011年に減速する可能性。
ユーロ圏の安定がスイスフランにとって重要。
ユーロ圏は安定した状況に戻りつつある。」
などの認識を示しました。
米10年物インフレ連動債の入札では、
最高落札利回りが前回より高い1.170%、
応札倍率が前回より低い2.37倍になりました。
米グーグルの10-12月期決算では、売上高が63.7億ドル、
1株当たり利益が8.75ドルと、予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比−2.49ドルで取引を終えました。

<1月21日(金)>

NZ小売売上高(11月)は市場予想より強い1.5%になりましたが、
同(除自動車)では市場予想より弱い−0.2%になりました。
豪第4四半期輸入物価指数は−3.8%、同輸出物価指数は−8.1%と、
ともに弱い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「第2四半期にブラジルを格上げする可能性がある。」
との見解を発表しました。
米ボルカー経済再生諮問会議議長の退任が発表されました。
日全産業活動指数(11月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
日経平均は前日比−162.79円の10274.52円で週の取引を終えました。
中国上海株式市場は1.4%ほど上昇しました。
ユーロが堅調傾向で推移して、ドルが軟調傾向で推移しました。
独IFO景気動向(1月)は市場予想より強い110.3、
独IFO現況評価値(1月)は市場予想より弱い112.8になりました。
独IFOのエコノミストが、
「ドイツの製造業は完全に危機を脱している。
ユーロの危機は企業には影響を与えていない。
低金利はドイツにとって有利。」
などの見解を示す発言をしました。
英小売売上高(12月)は市場予想とおりの−0.3%になりました。
米バンク・オブ・アメリカの10-12月期決算では、
純損失が12億ドル、1株当たり損失が0.16ドルになりました。
格付け会社のフィッチが、
「スペインの銀行問題の規模には不確実性がある。
スペインが財政目標を達成できない場合は格付け変更の可能性。
ポルトガルは市場から資金調達不能になれば格付け変更の可能性。」
などの見解を発表しました。
加小売売上高(11月)は指示用予想より強い1.3%になりました。
カナダドルが堅調に推移しました。
ユーロなど欧州通貨が堅調に推移しました。
ポーゼンBOE政策委員が、
「インフレ率は一時加速した後にターゲット2%を下回る可能性。
英住宅市場のダウンサイドリスクを懸念。
市場は金利の引き上げを織り込んでいるがそうなるとは限らない。」
などの見解を示す発言をしました。
仏大統領と仏首相が、
「欧州経済統治の必要性で合意した。」
との発表をしました。
オバマ米大統領が、
「米国は輸出を増やす必要。中国に市場開放を求める。
米国の経済成長はまだ充分な速さではない。
(米経済再生諮問会議の議長に内定の)
GEのイメルト氏は尊敬できるビジネスリーダーの1人。」
などの発言をしました。
NY原油(WTI)は89ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+49.04ドルの11871.84ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<1月24日(月)の主な予定>

※NZウェリントンの市場は祝日でお休みです。

午前9時半に豪第4四半期生産者物価指数、
午後5時半に独製造業PMI速報(1月)、独サービス業PMI速報(1月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(1月)、欧サービス業PMI速報(1月)、
午後7時に欧鉱工業新規受注(11月)、
などの経済指標が発表されます。

<1月25日(火)の主な予定>

午前8時に豪景気先行指数(11月)、
午前9時半に豪第4四半期消費者物価、
正午過ぎに日政策金利、
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後6時半に英第4四半期GDP速報、英公共部門ネット負債(12月)、
夜9時に加消費者物価指数(12月)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(11月 前年比)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(1月)、米住宅価格指数(11月 前年比)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(1月)、
深夜3時に米2年債の入札、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・加・米の指標には注目です。

<1月26日(水)の主な予定>

※豪のシドニー市場が祝日でお休みです。

朝8時50分に日中小企業向けサービス価格(12月 前年比)、
午前11時に米オバマ大統領の一般教書演説、
午後2時に日金融経済月報、
午後6時半に英BOE議事録、
午後9時半に米ボーイングの第4四半期決算発表、
深夜12時に米新築住宅販売件数(12月)、
深夜3時に米5年債の入札、
深夜4時15分に米FOMC政策金利、FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<1月27日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(12月)、
午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(1月)、
午後7時に欧消費者信頼感(1月)、欧業況判断指数(1月)、他
夜9時半に米キャタピラーの第4四半期決算発表、
夜10時に米AT&Tの第4四半期決算発表、
夜10時半に米耐久財受注(12月)、米シカゴ連銀全米活動指数(12月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米中古住宅販売保留(12月 成約)、
深夜3時に米7年債の入札、
米株式市場終了後に米マイクロソフトの決算発表、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常はNY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(1月)の発表も予定されています。

<1月28日(金)の主な予定>

朝8時半に日失業率(12月)、日全国消費者物価指数(12月)、
同朝8時半に日世帯家計調査消費支出(12月)、日小売業販売額(12月)、
朝8時半からRBNZ総裁の講演、
午前8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後7時半にスイスKOF先行指数(1月)、
夜10時半に米第4四半期GDP速報、米第4四半期個人消費、
同夜10時半に米第4四半期GDP価格指数速報、米第4四半期コアPCE速報
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(1月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

16日に、トリシェ総裁が「欧州安定化基金は額の面でも質の面でも改善
される必要。インフレはこの2年間でECBの区間範囲を超えている。」
などの認識を示しました。

17日に、英テレグラフ紙が「アイルランドの金融機関はECBから融資を
受けるための担保の不足でアイルランド中銀の緊急融資へ殺到。」
などの記事を掲載しました。
また、中国上海株式市場が3%ほど下落しました。
格付け会社のフィッチが「ギリシャ5銀行の長期格付けを引き下げ
見通しをネガティブにする。また、キプロスの格付けを引下げる
可能性がある。」などの発表をしました。

18日に、ギリシャの副首相が「ギリシャは債務元本の減免を望んで
いないが債務返済期間の延長は望んでいる。」との発言をしました。
スペイン国債入札は好調に終えました。
米長期金利が一時急伸しました。

19日に、EU欧州連合の大統領が「EUはユーロ安定に必要とされることは
何でも行う。」との発言をしました。
格付け会社のS&Pが「欧州金融安定ファシリティー債はAAA格付け。」
と発表しました。また、ポルトガルの国債入札が好結果になりました。
香港フェニックステレビが中国経済指標のリーク報道をしました。

20日に、中国国家統計局が「今年の消費者物価指数の上昇圧力は
過小評価できない。」と発表して中国の利上げ観測が台頭しました。
FT紙が「ムーディーズがポルトガルの格下げを警告」との記事を
掲載しました。

21日に、独IFOのエコノミストが「ドイツの製造業は完全に危機を
脱している。」とのコメントをしました。
格付け会社のフィッチが「スペインの銀行問題の規模には不確実性が
ある。スペインが財政目標を達成できない場合は格付け変更の可能性。
ポルトガルは市場から資金調達不能になれば格付け変更の可能性。」
などの見解を発表しました。

先週は、ドル円が軟調傾向から週後半にかけて反発して週末に軟調に
なる上下動で、豪ドルは週前半で強含むも週半ばから軟調傾向になり、
ユーロなど欧州通貨が上下動しながらも堅調傾向で推移する相場展開
になりました。

また、米主要金融機関6社の2010年10-12月期決算が出揃い、
ゴールドマン・サックスが過去最高益であった前年同期から一転して
大幅な減収減益となりましたが、その他の大手5金融機関は、
不良債権処理費が減じた影響もあって、個別では業績が市場予想を
下回ったり、米金融規制改革法に投資銀行業務は不振ながらも、
おおむね収益改善が確認できた決算内容であったようです。

NYダウも、週間で84.46ドル上昇して、米主要企業の第4四半期決算も
おおむね良好なようで、今後もガス抜きの調整を経ながらも上昇傾向
が続く可能性がありそうで、リスク許容度が増していく可能性があり
そうですが、米追加緩和による余剰マネーの流入の影響か新興国では
インフレを懸念してブラジルやタイなどが金利を引き上げるなど、
金融引き締めの動きがあり、

また、中国でも消費者物価指数が前年同月比で4.6%も上昇して、
2月2日からの旧正月の前後には中国が利上げかとの観測も台頭して、
新興国の株式市場が一時不安定な動きをみせるなど、金融引き締めに
よる経済減速懸念もあるようで、ドル円や資源国通貨などの為替相場
が揺れる可能性がありそうです。特に中国の利上げが注目されます。

一方、ユーロは、スペインやポルトガルの国債入札も無事に終えて、
独連邦債とPIIGS諸国債との利回り格差も縮小して、中国や日本が欧州
周辺国への財政問題に向けた資金面の支援姿勢を示したこともあって、
リスク回避が大きく後退して、先週はユーロドルが1.3450〜1.3500の
レジスタンス・ゾーンを上抜けて、1.3600を越えるあたりまで上昇
しました。

アナリストの中には「年央までユーロは上昇する。」と見る向きまで
出てきているようですが(日経1/22の17面)、また一方では、ユーロ圏の
財務相会合では欧州金融ファシリティー増額の結論が出なかったことや
4月にはスペインやポルトガルが大量の国債償還を控えていることで、
このところ欧州の国債入札が好調ながらも、高値警戒やリスク再燃の
動きも排除できないと見る向きがあり、今後のユーロの動向が注目され
ます。

また、今週の経済指標では、英・米の第4四半期GDP速報と米FOMC、
および米オバマ大統領の一般教書演説などが注目されますが、

今月のFOMCでは金融政策は現状維持となると見る向きが大勢ながら、
今年から約三分の一の委員が交代して、タカ派の急先鋒のホーニング
・カンザスシティー連銀総裁は交代となりますものの、追加緩和に
消極的なプロフィッサー・フイラデルフィア連銀総裁やフィッシャー
・ダラス連銀総裁など「ややタカ派」の委員が増えますので、
(タカ派はなお少数派ながら)、FOMC声明などで今までとは微妙に
ニュアンスが違う表現になる可能性もあり、こちらも注目されます。


さて、今日は相場の「つぶやき」のお話です。

2006年の夏にはじまったとされる"Twitter(ツィッター)"ですが、
全世界に数億人のユニーク・ユーザーがいるのだそうで、
世界中で"Tweet"と呼ばれる「つぶやき」が盛んに行われていますね。

また、2004年にはじまったとされる"Facebook(フェイスブック)"も
世界に5億人を越えるユーザーがいるのだそうで、
今や世界最大のSNSに急成長して、ハーバード大学の学生だった
創業者のマーク・ザッカーバーグは世界最年少の億万長者となり、
映画化もされましたね。

映画によれば、ボストン大学の学生の彼女に振られた腹いせに、
ハッキングして得た女子学生の身分証明写真をネット公開して
「顔比べの勝ち抜き投票ゲーム」を作ったのが元だったそうで、
はじめはたちの悪いイタズラだったそうです。(苦笑)

そして、良いも悪いも思わぬ反響となって、
やがて本格的にSNSを立ち上げることになりますが、

最初の資金はわずか1,000ドルだったそうで、
それが数年で数兆円の企業価値になるまでに
成長したのですから驚きです。

さて…、

相場の世界でも、物言わぬチャートながら、
たくさんの「つぶやき」をトレーダーに示していると
言われることがあります。

「相場のことは、相場に聞け」などとも言われ、
チャートはけっこう「つぶやいて」いることがあるのですね。

今日はそのお話をさせていただきたいと思います。

相場の世界は、欲と恐怖と怒りと希望と絶望とが
坩堝(るつぼ)になっているところですので、やっかい極まりなく、

まともな人ほど面食らうことがありますね。(苦笑)

思惑や予想でトレードをしてはいけないと言われていても、
皮肉にも相場は思惑や先んじようとの予想で動き、

また、「最高」は、普通はとても良いことですが、相場では、
最高なれば、これより上が無いということで下げることがあり、

「最低」は、普通はとても悪いことですが、相場では、
最低なれば、これより下が無いということで上げることがあり、

「なんで、良い内容の経済指標の発表のとたんに下げるんだ!
 チクショー。こんな相場は間違っている。」

なんて、思ってしまうこともままあるものです。(苦笑)

そして、相場は数理で解き明かせそうでいて
アートなところも確かにあり、

やっと見つけたテクニカルの最適なパラメーターやシステムも、

「夏の時代は半袖が心地よくとも、冬の今は寒かろうに…。
 最適なパラメーターや最適なシステムを求めることは、
 季節にかかわらず最適な袖の長さを求めるようなものさ。
 いつでも最適な袖の長さなんて、そんなものありゃしないよ。」

とばかり、相場自体があざ笑うかのように、

相場つきは季節の移ろいのように次々と変って
最適がいつの間にやら陳腐化してしまうこともあるようです。

意地悪な相場にしてみれば、

「最高を発見しただと? そうかね…。
 ならば、これからパフォーマンスは下がるばかりだ。
 君はLTCMの歴史的実験の話を知っているかね。
 最高とは相場の世界でどのような意味か知っているだろう。
 そこから頭打ちになり下げることがあると言うことだ。」

なんてことを言いたげのような気もします。(苦笑)

まぁ、人の欲と恐怖と怒りと希望と絶望とが集合意識の
坩堝(るつぼ)になっている相場ですから、
まともなわけがありませんが、(笑)

ときに、富をもたらせてくれるのも相場であり、

そのどうしようもない集合意識の異常人格の相場の「つぶやき」に
相場の世界で生きるために耳を傾けようとしている人もいます。

その人によれば、相場はいつも正確なジャッジ(判定)を
してくれる厳しい審判でもあるのだそうで、

トレードで負けたということは、

「あなたのエントリーは方向かタイミングが悪かった。」
「もしくは、あなたのエグジットの判断が間違っていた。」
「あなたは悪いところを直さなくてはならない。」

ということを損失の罰をもって事実で知らしめてくれていることで、

また、トレードで勝ったということは、

「あなたのトレードが正しかった。」

ということを儲けの褒美の事実で知らせてくれていることで、

そして、いつも負けばかりとなっているときは、

「あなたの相場分析は間違っている。」
「もしくは、あなたのシステムは陳腐化しているか、
「あなたのマインドは怒りか恐れか焦りに憑依されている。」
「あなたは悪いところを直さなくてはならない。」

ということを損失の罰をもって厳しく警告していることで、

また、勝ったり負けたりして堂々巡りをしているときは、

「8割以上のトレーダーが負けているともいわれる世界で、
 生き残っていることだけでも素晴らしい。
 あなたには大いに可能性がある。
 技能かマインドのどちらか、もしくはどちらも、
 悪いところを少し直せば劇的に改善する可能性がある。」

「あなたは、あともう少しだ。
 技能とともに、マインドを鍛えよ。
 コツコツ、ドーンだけはしないように。
 トレードを厳選して、過剰トレードをしないように。」

ということを叱咤激励してくれていることで、

そして、トータルで勝ち続けれるようになったということは、

「あなたのトレードは正しい。
 今のペースを身の丈でゆっくり伸ばしなさい。
 ただし『もっともっと』ということで、
 良いスタイルとフォームを崩すことのないように。
 欲を出しすぎたり、一気に行こうと思わないように。
 そして、基本だけは忘れないことだ。
 基本を逸脱したときは元の木阿弥になる場合もある。」

ということを「つぶやいて」くれていると
取ることもできるのかもしれません…。

もしもそうであるならば、

相場の無言の「つぶやき」の厳しいアドバイスに素直に耳を傾け、
負けたときでも「チクショー。」と叫ぶだけではなく、(苦笑)
悪いところを自身で修正する糧とすることをしていきたいものです。

もし仮に、

いつもトレンドに逆らってトレードして負けているのであれば、
自身で順張り主体にトレードを矯正していく必要がありそうですし、

ナンピンが癖になっていて、場合をわきまえずに常用して、
「コツコツ、ドカーン」となっているのであれば、
なるべくナンピンを控え、損切りすべきところでは損切りする習慣を
自身で身につけていく努力が必要となりそうですし、

儲けていたのに、ついつい好い気になって過剰にトレードして、
負けとなってしまうことが多いのであれば、トレードを厳選して、
過剰回数の娯楽トレードを控える必要がありそうですし、

いつも躊躇によるタイミング遅れとなりがちであったり、
マインドの影響から開放されるデモトレードでは良い成績なのに、
リアルトレードではビビリまくりで良い戦績にならないのであれば、

自身のマインドの「つぶやき」が悪影響となっている証左なので、
自身でマインドを鍛えて、「デモトレードのように」
リアルトレードでもチャートに従って忠実に執行できる訓練を
していく必要がありそうです。

負けている場合は、自身の心のつぶやきは悪魔のささやきとして、(笑)

「まだと思ったら、もうであり」「もうと思ったら、まだであり」

自身の心のつつぶやきを排除していく方がよい場合は多いものです。

「あははっ。相場のつぶやきに、チャートのつぶやきねぇ。
 そして、何だって。自身の心のつぶやき、と来たもんかよ。
 お前の話は、なんだか宗教じみているよな。
 おい。チャートにも相場の神様が住んでいるってか。」

「あぁ、そうともさ。ときにかなり性格が悪くも、
 事実に基づいて厳しいトレードの良し悪しを判定する神様がね。」

「そんなのいるのかね。」

「最近は、トイレにも神様がいるらしいから…。」

「今日は自爆せずに、そう来たか。性格が悪くなったな。」

「あははっ。相場とつきあってたら性格も強くなりますよ。」(笑)



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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 理解と執行のお話


オーストラリアだけではなくブラジルも洪水被害になっているなど
地球温暖化の影響なのか世界的に気象が変調になっているようですね。

北海道でも近年では少し珍しい連日の大雪になりました。

●先週1月10日(月)〜1月14日(金)の気になる出来事

<1月10日(月)>

NZ貿易収支(11月)は市場予想より弱い−18.6億NZドルになりました。
東京市場は成人の日の祝日でお休みでした。
英会計監査法人のBDOが、
「BOEは早すぎる政策金利の引き上げを回避するべき。」
との見解を発表しました。
英首相が
「英国の金利は困難な課題であることをBOE総裁に警告した。」
と発表しました。
豪小売売上高(11月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
中国の貿易収支(12月)は市場予想より弱い+131億ドルになりました。
中国上海の株式市場が1%強の下落になりました。
英ハリファック住宅価格(12月)は予想より弱い−1.3%になりました。
スイス小売売上高(11月 前年比)は予想より強い2.5%になりました。
スペインの財務相が、
「ポルトガルは救済を必要としていない。
(スペインの)貯蓄銀行には資金調達に困難がある。
2010年のスペインの財政赤字は予想よりやや良い可能性。」
などの認識を示しました。
EU欧州連合が、
「ポルトガルへの救済ファシリティー利用の協議は行われていない。」
との発表をしました。
仏首相が、
「仏と独はユーロの保守で重要な役割を持つ。
ユーロの廃止不可能。ユーロ圏の財政は米国や日本よりは良い。」
などの認識を示しました。
米ミネアポリス連銀総裁が、
「経済が予測より強くてもFRBの資産買入の計画は支持される可能性。
債券買い入れプログラム中止を支持するための障害は非常に高い。」
との見解を示す発言をしました。
トリシェECB総裁が、
「世界経済の回復は予測よりも良い。新興国が世界経済回復を牽引。
財政の健全性が重要。BIS会議ではポルトガルの協議はしていない。
労働市場を取り巻く環境は各国によって大きく異なる。
新興国への資本フローはとても重要な問題である。」
などの見解を示しました。
加住宅建設許可(11月)は予想よりかなり弱い−11.20%になりました。
加BOCの2010年度第4四半期企業見通し調査では、
「企業は向こう12ヶ月の収益見通しを明るく見ている。
企業は向こう12ヶ月での投入・産出価格ともに拡大と予測。」
などが示されました。
独の首相が、
「独はポルトガルに支援求めるよう圧力をかけてはいない。
支援を求めるかどうかはポルトガル自体が決めることである。」
との発言をしました。
日の財務官が、
「日本政府はユーロ圏の国債の買入れを検討する可能性。」
との見解を示す発言をしました。
米アルコアの10-12月期決算では、売上高は予想より弱い56.5億ドル、
1株当たり利益が市場予想より強い0.21ドルになりました。
NYダウは前週末比−37.31ドルで取引を終えました。

<1月11日(火)>

NZ住宅建設許可(11月)は前回より強い8.8%になりました。
米ダラス連銀総裁が、
「FRBは出来る限りのことをした。財政当局による介入も必要。」
との認識を示す発言をしました。
BCC英国商業会議所が、
「英第4四半期GDPは0.4〜0.5%に鈍化の見通し。
2011年の上半期でCPIは4%まで上昇する可能性。
BOEによる11年第3四半期以前の利上げは経済回復に打撃の可能性。」
などの見解を発表しました。
豪貿易収支(11月)は市場予想より弱い19.25億豪ドルになりました。
日財務相が、
「ユーロ圏が共同して今月下旬に大型起債の予定。
日本政府もアイルランド支援のため2割程度の購入を予定。」
との発言をしました。
ユーロが一時急伸しました。
豪の洪水が第3都市ブリスベンまで波及したとの報道がありました。
日景気一致CI指数速報(11月)は予想よりやや弱い102.1、
同先行指数速報は市場予想よりやや強い101.0になりました。
日経平均は前週末比−30.36円で取引を終えました。
ポルトガルの財務相が、
「支援の必要性は感じていない。
支援を回避するため必要なことを行うことが義務。
国債の需要は十二分にある。」
などの見解を示す発言をしました。
ポルトガルの首相が、
「2010年の歳入は予想以上の5.3%増。
2010年の財政赤字は対GDP比7.3%の目標以下。
ポルトガルは支援要請はしない。国債発行に自信がある。」
などの認識を示しました。
スペインの首相が、
「銀行救済基金は一時的なもの。厳格な条件で利用されている。
2011年〜2015年の年間経済成長を2.0%〜2.5%と期待している。
貯蓄銀行の資本強化のためにあらゆる措置を尽くす。」
などの発言をしました。
加住宅着工件数(12月)は市場予想より弱い17.15万件になりました。
ポルトガル中銀が、
「経済成長は緊縮財政の影響を受ける。
ポルトガルの経済には強い下ブレリスクがある。」
との見解を発表しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「個人的には資産買入れに疑問を有している。
米経済が迅速かつ持続的に回復すればQEの再考が必要。
米国には信頼できる赤字削減プランが必要。
経済見通しに伴い長期金利は拡大する可能性。」
などの見解を示しました。
米卸売在庫(11月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
独連銀総裁が、
「政府は持続的な赤字削減をして市場の信頼感回復に努める必要。
独の国内需要がさらなる成長を支援していく可能性。
2011年には慎重ながらも楽観視している。」
などの見解を示す発言をしました。
米3年債の入札では、最高落札利回りが1.027%、
応札倍率が3.06と、ともに前回より高くなりました。
ドル円が上げては下げる展開になりました。
ユーロが上下動しながらも上昇しました。
豪ドルが軟調傾向で推移しました。
米FRB公定歩合議事録では、
「経済成長は緩やか。失業率は容認できないほど高い。
インフレは総じて極めて低い。
2連銀が公定歩合の1.0%への引き上げを主張。
10連銀が公定歩合の据え置きを主張。」
などが示されました。
NYダウは前日比+34.43ドルで取引を終えました。

<1月12日(水)>

ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、
「EU各国は4400億ユーロ規模の救済基金の拡大について協議中。」
との記事を掲載しました。
日国際経常収支(11月)は9262億円、日国際貿易収支(11月)は2597億円と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
レーン欧州委員が、
「救済基金は増強されるべき。範囲は拡大されるべき。
EUの加盟国の再建プログラムは遂行の切迫感が欠如している。」
などの見解を示す発言をしました。
豪地元紙が、
「クイーンズランドの洪水でGDPが最大1%下押される可能性。
130億豪ドルの打撃となる可能性。」
などの豪RBA理事の談話記事を掲載しました。
中国証券報が、
「今年、中国政府は流動性とインフレ抑止のため
銀行預金準備率を3〜5回ほど引き上げる可能性。」
との観測記事を掲載しました。
2010ノーベル経済学賞受賞のクリストファー博士が、
「EUは破綻の瀬戸際でもスペイン救済の資金を持ち合わせていない。
スペインが破綻した場合はユーロの終わりを引き起こす可能性。」
との見解を発表しました。
日経平均は前日比+2.12円で取引を終えました。
FT紙の独版が、
「EUと欧州救済基金は万一のためにポルトガルへ
1000億ユーロの信用保証を準備している。」
との匿名関係者の記事を掲載しました。
独連邦統計庁が「2010年の独GDPは前年比+3.6%」
になったことを発表しました。
英商品貿易収支(11月)は予想より弱い−87.36億ポンドになりました。
欧公庫行政さん(11月)は市場予想より強い1.2%になりました。
レーン欧州委員が、
「欧州は高失業の悪循環により高債務と低成長に脅かされている。
欧州金融安定ファシリティーの規模と適用範囲について協議中。」
などの発言をしました。
ポルトガルの国債入札では、
「4年債の平均落札利回りが前回より高い5.396%、
4年債の応札倍率が前回より低い2.6倍。
10年債の平均落札利回りが前回より低い6.716%、
10年債のの応札倍率が前回より高い3.2倍。」
などの結果になりました。
スペインの地元紙が、
「欧州委員会は国債発行に欧州救済基金の保証付けを検討している。」
との記事を掲載しました。
ポルトガル中銀総裁が、
「ポルトガルの債券入札結果は市場の信頼の改善の兆しを示す。」
との認識を示しました。
独の首相が、
「持続可能な成長と競争力がユーロ安定を維持への最善の措置。
EU各国はユーロ安定へ必要なことのすべてを行う。
EUは債務危機を克服できると考えている。」
などの見解を示しました。
ユーロが一時軟調になった後に上昇しました。
米輸入物価指数(12月)は市場予想より弱い1.1%になりました。
加新築住宅価格指数(11月)は市場予想より強い0.3%になりました。
ガイトナー米財務長官が、
「中国人民元は大幅に過小評価されている。
中国は市場の実勢に応じ人民元を切り上げるべき。
ユーロ圏が危機を克服することに疑問はない。」
などの認識を示しました。
英欧の株式市場が堅調に推移しました。
カナダの財務相が、
「カナダは引き続き財政均衡化の路線にある。
カナダ国債には世界的に強い需要がある。
カナダドルは比較的高い。家計債務の水準を懸念。
欧州は引き続き危険な状況にある。
カナダドル高は予想されたものでカナダの強い財政を反映。
製造業はカナダドルの水準に対応。大幅な下落を期待していない。」
などの認識を示す発言をしました。
米10年債の入札では、
「最高落札利回りが前回より高い3.388%、
応札倍率が前回より高い3.30」になりました。
米長期金利が低下しました。
ユーロが上昇しました。
スイスSNBの副総裁が、
「スイスフランは2010年に大幅に上昇した。
スイスフランの上昇は異常なほどの課題。
SNBはインフレとデフレの双方を抑制させる必要。
SNBは中期的には金利を引き上げる必要。」
などの見解を示しました。
米月次財政収支(12月)は市場予想とおりの−800億ドルになました。
米地区連銀経済報告では、
「米経済は12月にかけて緩やかに拡大。
製造業と小売などの非金融サービスが改善。
住宅市場は全ての地区で低迷。商業用不動産は低迷。
多くの地区で労働市場が上向きつつある。」
などが示されました。
NYダウは前日比+83.56ドルで取引を終えました。

<1月13日(木)>

ユーログループ議長が、
「ポルトガルの債券入札が上手くいったのは良いニュース。
ユーロ圏の危機が終わりに近づいていると宣言するには時期尚早。」
などの認識を示しました。
日機械受注(11月)は市場予想より弱い−3.0%になりました。
豪雇用者数変化(12月)は市場予想より弱い0.23万人、
豪失業率(12月)は市場予想より強い5.0%になりました。
人民元の対ドル基準値は1ドルが6.5997元と最高値になりました。
日工作機械受注(12月)速報は前年比で63.5になりました。
日経平均は前日比+76.96円で取引を終えました。
独卸売物価指数(12月)は1.8%になりました。
スペインの地元紙が、
「ECBとIMは欧州金融安定ファシリティーの規模拡大を支持している。」
との観測報道をしました。
英テレグラフ紙が、
「仏独は欧州救済基金の増額に反対へ。EU内部の深刻な相違を露呈。」
との記事を掲載しました。
アイルランド地元紙が、
「欧州財務相らはアイルランド財政支援の850億ユーロの金利を
5.7%への引き下げで議論。17日の欧州財務相会合で協議の見通し。」
との観測記事を掲載しました。
格付け会社のムーディーズが、
「仏・独・英・米は格付けを長期的に維持するために
将来の(財政)コストを管理する必要。」
との見解を発表しました。
英鉱工業生産(11月)は市場予想より弱い0.4%、
英製造業生産高(11月)は市場予想より強い0.6%になりました。
スペインの5年債の入札では、
平均落札利回りが前回より高い4.542%、
応札倍率が前回より高い2.1倍になりました。
イタリアの国債入札では、
「5年債の平均落札利回りが前回より高い3.67%、応札倍率が1.412倍、
15年債の平均落札利回りが前回より高い5.06%、応札倍率が1.420倍。」
という結果になりました。
ギリシャの失業率(10月)は前回より弱い13.5%になりました。
スペインの財務相が、
「スペインは当然ながら財政支援を必要としていない。」
との認識を示しました。
ユーロが堅調傾向で推移しました。
仏大統領が、
「ユーロドルの為替レートは依然として高過ぎる。」
との認識を示す発言をしました。
英BOEが政策金利を予想とおり0.50%に据え置いて、
資産買入規模を2000億ポンドに据え置くことを決定しました。
欧ECBが政策金利を予想とおり1.00%に据え置きました。
EU大統領が、
「市場は欧州委員会を過小評価すべきではない。
EUでのデフォルトはありえない。」
との発言をしました。
米貿易収支(11月)は市場予想よりは強い−383億ドル、
米生産者物価指数(12月)は市場予想より強い1.1%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い44.5万件、
などの結果になりました。
加国際商品貿易(11月)は予想より強い−1億加ドルになりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「ECBの金利は適切。インフレ期待は充分に抑制。
インフレは短期的な上振れ圧力があるが中期的には抑制。
不透明性が高まっている。必要性に応じて政策を調整。
ダウンサイドリスクは金融市場の緊張に起因。
11年以降、域内の経済格差は縮小する可能性。
インフレの加速はまだECBの見通しに変更を強いていない。
全ての非伝統的手段は一時的なもの。各国は債務の削減が必要。
金利について決して事前の約束はしない。
08年7月には(金融危機でもインフレ警戒で)利上げした。
金利を変更しないとの約束もしない。
債券買入れプログラムは継続中。現在は切迫した状況。
まだ困難な状況が続いている。
ECBは各国政府に責任性の向上を求める。
ECBは各国政府に救済基金の強化を求めている。
金利と非標準的措置は別の物であり連携はしていない。」
などが示されました。
ユーロが上昇を強めていきました。
米30年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い4.515%、
応札倍率が前回より低い2.67倍になりました。
バーナンキFRB議長がパネルディスカッションで、
「経済が強まっていることを認識。
第4四半期GDPの予想が3〜4%は理に適っている。
失業率は望むような速さで減少しない可能性。
住宅市場の回復はゆっくりした過程。
最大の問題はファニーメイとフレディーマックの改革。
金融政策は株式相場の上昇に寄与。
デフレリスクは大きく後退。」
などの認識を示す発言をしました。
米インテルの10-12月期決算は、
売上高が114.6億ドル、1株当たり利益が0.59ドルと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比−23.54ドルで取引を終えました。

<1月14日(金)>

日国内企業物価指数(12月)は市場予想より強い0.4%になりました。
人民元の対ドル基準値は1ドルが6.5896元と最高値になりました。
英FT紙が、
「米商品先物取引委員会が商品価格の上昇を懸念して、
原油や金など一部の商品に規制を提案。反対も多く採決は難航?」
との記事を掲載しました。
日経平均は前日比−90.72円の10499.04円で週の取引を終えました。
独消費者物価指数確報(12月)は市場予想とおりの1.0%になりました。
中国上海株式市場は1.3%下落しました。
ドル円はしばらく軟調傾向で推移した後に急上昇しました。
ユーロドルは上昇の後に軟調になりました。
ポルトガル首相が、
「国債入札(結果)は投資家のポルトガル経済と政府の措置への信頼。
ポルトガルは支援を必要としない。」
などの認識を示す発言をしました。
スイス生産者輸入価格(12月)は市場予想より強い0.3%になりました。
英生産者仕入価格(12月)は3.4%、同出荷価格(12月)は0.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独連銀総裁が、
「ユーロ圏の中期的インフレ見通しは均衡も上昇する可能性がある。
独とユーロ圏の経済見通しは総じて大幅に改善。
物価動向を監視する必要。金融と経済の危機は終わっていない。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行が預金準備率を0.5%の引き上をしました。
(中国の預金準備率の引き上げは2010年当初から8回目)
資源国通貨などが軟調になりました。
欧消費者物価指数(12月)は市場予想とおりの0.6%、
欧貿易収支(11月)は市場予想より弱い−19億ユーロになりました。
米JP・モルガン・チェースの第4四半期決算では、
「収入が267億ドル、純利益が48億ドルで前年比+47%、
1株当たり利益が市場予想より強い1.12ドル。」などになりました。
米小売売上高(12月)は市場予想より弱い0.6%、
米消費者物価指数(12月)は市場予想より強い0.5%になりました。
ドル円が軟調になった後に再上昇する上下動になりました。
米鉱工業生産(12月)は0.8%、米設備稼働率(12月)は76.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米ミシガン大学勝者物価指数速報(1月)は
市場予想より弱い72.7になりました。
米企業在庫(11月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャの長期発行体デフォルト格付のIDRを格下げして
見通しをネガティブにする。」と発表しました。
(これでギリシャ格付は格付会社3社ともにジャンク級になりました。)
独の首相が、
「独はユーロを守る決意と団結を表明する。」
との発言をしました。
ユーロが再上昇していきました。
スイスSNB総裁が、
「260億スイスフランの為替差損はSNBの政策変更を意味しない。
デフレリスクに対処する必要があればSNBは行動する。
スイスフラン高は経済にとって問題。大幅な成長減速を予測。」
などの認識を示しました。
リッチモンド連銀総裁が、
「米経済の先行きには大きな困難が待ち構えている。
経済見通しはQEの再考するに値する。労働市場は徐々に回復。
11年の成長率は3.5〜4.0%、11年のインフレ率は1.5〜2.0%と予想。」
などの見解を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は90ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+55.48ドルの11787.38ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<1月17日(月)の主な予定>

※米市場はキング牧師誕生日でお休みです。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(1月)、
午前9時半に豪新車販売台数(12月)、
午後2時に日消費者態度指数(12月)、
夜10時半に加国際証券取扱高(11月)、
などの経済指標が発表されます。
また、この日にユーロ圏財務相会合が開催されます。

<1月18日(火)の主な予定>

午前9時01分に英RICS住宅価格(12月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(11月)、日稼働率指数確報(11月)、
午後3時に日工作機械受注確報(12月 前年比)、
午後5時からEU財務相会合、
午後6時半に英消費者物価指数(12月)、英小売物価指数(12月)、
同午後6時半に英DCLG住宅価格(11月 前年比)、
午後7時に独ZEW景況感調査(1月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(1月)、
夜10時に米シティー・グループ第4四半期決算発表、
夜10時半に米NY連銀製造業景気指数(1月)、
夜11時に米ネット長期TICフロー(11月 対米証券投資)、
同夜11時に加BOC政策金利、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独・加・米の指標には注目です。
また、NYクローズ後にIBMとアップルの四半期決算が発表予定です。

<1月19日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感(1月)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(11月)
午後6時に欧経常収支(11月)、
午後6時半に英失業率(11月)、英失業保険申請数推移(12月)、
午後7時に欧建設支出(11月)、
午後8時半に米バンク・オブ・メロンの第4四半期決算発表、
夜10時に米ゴールドマン・サックスの第4四半期決算発表、
同夜10時に米ウェルズ・ファーゴの第4四半期決算発表、
夜10時半に米住宅着工件数(12月)、米建設許可件数(12月)、
同夜10時半に加製造業出荷(11月)、
深夜12時半に加BOC金融政策報告、
などの経済指標が発表されます。
英・米・加の指標には注目です。
また、NYクローズ後にイーベイの第4四半期決算が発表予定です。

<1月20日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期消費者物価、
朝8時半に豪消費者インフレ期待(1月)、
午前11時に中国第4四半期GDP、中国消費者物価指数(12月 前年比)、
同午前11時に中国小売売上高(12月 前年比)、
同午前11時に中国鉱工業生産(12月 前年比)、
同午前11時に中国生産者物価指数(12月 前年比)、
午後2時に日景気動向指数改定値(11月 先行CI指数・一致CI指数)
午後4時に独生産者物価指数(12月)、
午後6時にECB月報、
夜9時半に米モルガン・スタンレーの第4四半期決算発表、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加景気先行指標指数(12月)、加卸売売上高(11月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(12月)、米景気先行総合指数(12月)
同深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数(1月)、
同深夜12時に欧消費者信頼感指数速報(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・中国・米の指標には注目です。
また、ロンドン時間にスペインの10年債の入札が予定されています。
そして、NYクローズ後にグーグルの第4四半期決算が発表予定です。

<1月21日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(11月)、
午前9時半に豪第4四半期輸入物価指数、豪第4四半期輸出物価指数、
午後1時半に日全産業活動指数(11月)、
午後6時に独IFO景気動向(1月)、独IFO現況評価値(1月)、
午後6時半に英小売売上高(12月、
夜9時に米バンク・オブ・アメリカの第4四半期決算発表、
夜10時半に加小売売上高(11月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・英・加の指標には注目です。
また、発表時間は未定ですが米GEの第4四半期決算が発表予定です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

10日に、英首相が「英国の金利は困難な課題であることをBOE総裁に
警告した。」と発表しました。
また、独の首相が「独はポルトガルに支援求めるよう圧力をかけては
いない。」と発言しました。

11日に、日財務相が「日本政府もアイルランド支援のため欧州の大型
起債のうち2割程度の購入を予定している。」との発言をしました。
また、豪の洪水が第3都市ブリスベンまで波及しました。
そして、ポルトガルの首相が「ポルトガルは支援要請はしない。
国債発行に自信がある。」との認識を示しました。
フィラデルフィア連銀総裁が「米経済見通しに伴い米長期金利は
拡大する可能性。」との見解を示しました。

12日に、WSJ紙が「EU各国は4400億ユーロ規模の救済基金の拡大
について協議中。」との記事を掲載しました。
また、豪地元紙が「クイーンズランドの洪水でGDPが最大1%
下押される可能性。130億豪ドルの打撃となる可能性。」
などの豪RBA理事の談話記事を掲載しました。
そして、ポルトガルの国債入札が無事に終了したことで、
ポルトガル中銀総裁が「ポルトガルの債券入札結果は市場の信頼の
改善の兆しを示す。」との認識を示しました。

13日に、スペインやイタリアの国債入札が無事に終了しました。
スペインの財務相が「スペインは当然ながら財政支援を必要とは
していない。」との認識を示しました。
EU大統領が「市場は欧州委員会を過小評価すべきではない。
EUでのデフォルトはありえない。」との発言をしました。
そして、トリシェECB総裁の記者会見では「インフレは短期的な
上振れ圧力があるが中期的には抑制。不透明性が高まっている。
必要性に応じて政策を調整。金利を変更しないとの約束もしない。」
などが示され、ユーロが上昇しました。
バーナンキFRB議長が「第4四半期GDPの予想は3〜4%、
経済が強まっていることを認識。デフレリスクは大きく後退。」
などの認識を示す発言をしました。

14日に、ポルトガル首相が「ポルトガルは支援を必要としない。」
との発言をしました。
また、中国人民銀行が預金準備率を0.5%の引き上をしました。
米JP・モルガン・チェースの第4四半期決算は好結果になりました。
独の首相が「独はユーロを守る決意と団結を表明する。」
との発言をしました。

先週は、ユーロなど欧州通貨が上昇して、ドル円が上下動しながらも
軟調傾向で推移した後に週末に反発する展開になり、資源国通貨は
下げては上げてまた下げる上下動の相場展開になりました。

懸念されていたポルトガルやスペインやイタリアの国債入札も、
平均落札利回りは前回よりも高くなったものの調達が無事に終了して、

また、アルコアやインテル、そして金融機関のJP・モルガン・チェース
などの米企業の第4四半期決算も好調で、

そして、バーナンキFRB議長ら複数の要人から「第4四半期GDPの予想
が3〜4%は理に適っている。米経済が強まっていることを認識。
デフレリスクは大きく後退。」などの発言があり、NYダウも堅調傾向
の1週間になり7週連続の上昇となりました。

一方、トリシェECB総裁の記者会見では、明言はなかったものの、
利上げの前倒しを匂わすとも取れる発言があり、また、日本政府が
欧州安定化基金への表明をしたことや、EUが同基金の拡大検討に
着手したとの報道もあって、欧州懸念が大きく後退してユーロが
上下動しながらも堅調に推移しました。

他方、豪ドルは豪地元紙が「クイーンズランドの洪水でGDPが最大
1%下押される可能性。130億豪ドルの打撃となる可能性。」と
報じたことなど、洪水問題が重石となりました。

さて、今週は18日〜21日にかけて米大手金融機関の第4四半期が
相次ぎ発表される予定になっていて、市場ではおおむね良好との
観測ではありますが注目されます。

アナリスト予想では、ドル円に関して82.30円を割れると円高に振れる
と見る向きや、また7週連続上昇したNYダウが08年6月以来の高値圏に
あることでいったんの利益確定売りも排除できないとして、米ドル安に
なる可能性の指摘とともに、一方、バーナンキFRB議長ら要人が米経済
の強まりの認識を示しているなどでの米景気回復期待や、欧州懸念の
後退でドル円の緩やかな上昇と観る向きなどがあり、見解が割れている
ようですが、82〜84円のレンジと観る向きが優勢のようです。

そして、ユーロに関してのアナリスト予想では、南欧諸国の国債入札を
無事通過して懸念が大きく後退したことや、今週にもでEFSF欧州金融
安定ファシリティーの増額が発表される可能性があるとして、ユーロ高
基調が続くと観る向きがある一方、

ユーロの急上昇には警戒感がみられる(日経1/15の17面)とする向きも
あるようで、トリシェECB総裁の記者会見で利上げの前倒しを匂わす
とも取れる発言があったものの、「南欧諸国が財政再建で歳出削減が
必要で、その間の成長を支えるにはECBはしばらく利上げはできない。」
と観る向きもあり、こちらも見方が割れているようです。
ユーロドルでは、1.3450アラウンドのレジスタンスを抜けれるのか、
あるいは抜けきれずに反落していくのかが注目されます。


さて今日は、理解と執行のお話です。

頭で理解していることと実際に行っていることには、
ほとんど誰しもと言ってよいくらい、
大なり小なりギャップがあるものですね。

今は愛煙家は多くのところで嫌われ者で、(苦笑)

私も家では「壁が薄汚れる。」だの「臭い」だの、

また、レストランに行っても
「タバコはお吸いになられますか?」と聞かれ、
「はい。」と答えると隔離されるかのように隅に追いやられ、

文字通り「煙たがられている」のですが、(笑)
それでもなかなか禁煙できないでいます。

昨年、タバコ増税となった10月に、
「こんな税制には納得できない。」と意気込んで、
禁煙を決意するも一週間と持たず、

自身の意志の薄弱さに少し呆れました。

まぁ、タバコの場合は、ニコチンというものが
身体的に常習をもたらしているものと思いますが、

頭では、喫煙は健康に悪いと理解していても、
わずかながら精神的ストレスを癒すようにも感じられ、
なんだかんだと言ってなかなかやめられないものです。

その昔、1990年台に成功セミナーなるものが盛んだった頃、
JC日本青年会議所でも会員対象にその類のセミナーがあって、

当時の人気講師のТ氏の決め言葉の
「だから、あなたはダメなんです!」と言われるまでもなく、

「頭では理解しているが実際に行っていることは違う。」という
執行困難シンドロームに陥っているわけです。(苦笑)

また、ゴルフでも似たようなことがありますね。

自分でもフォームの悪いことが解っていて、
それがスライス癖の原因で、
なんとか直したいと思ってはいるものの、

コーチについてもフォーム改造はたいへんで、
コースに出て力めばいつもその癖がでてきて、

癖の直らぬことに自分自身に対して、
苛立ちを覚えることがあるものです。

そして、トレードでも、

「頭では理解しているが実際に行っていることは違う。」
執行困難シンドロームに陥っているトレーダーは
かつての私自身もそうであったように少なからずいるものです。

もしも、トレードに学科試験のようなものがあって、

「持ったポジションが含み損となっていて、
 チャートポイントも抜けて損失が増大したときには?」

などという設問があったとすると、

「損切りすべき。」とは答えれるものの、

カーネマンらのプロスペクト理論でも示されているように、
その実際の執行となると、できない人がいます。

これは「理解」のその奥の「感情や習慣」に影響されるからで、

「損切りしないでトレードしようとすることは
 ブレーキのない車を運転しようとすることと同じだ。」

「不確実性のある相場で100%勝とうとすることは無理で、
 トレードは勝ち負けトータルで考えて、
 口座を毀損し破壊する状況を避けるために、
 負けもトレードの一部として受け入れ、
 負ける技術の損切りを実行しないと相場では生存し得ない。」

など、理屈や理論でいくら言ってもできない人はできないものです。

なので(損切りできないと)、手法を学びいくら勝率が向上しようとも、

「コツコツ(勝って)、ドカーン(と、やられる)」の

堂々巡りの迷宮からいつまでたっても抜け出せないのですね。

また、同じく手法を学んでも、成績の良い人と悪い人がいるもの、
理解の浅薄の差と言うよりも「感情や習慣」の影響が大きいようです。

つまり、どのような手法でも、それを忠実に執行できる人は少なく、

執行の際には、各々の「感情や習慣」のフィルターがかかって、

「いくらなんでも。」とか、「ここまで上げ(下げ)たんだから。」とか、
「もう上げ(下げ)そう。」「動意は感じるが反転が怖い。」などの

自身の「心のささやき」に、

大なり小なりの影響を受けて執行していることが多いものです。

まぁ、このような「心のささやき」も一種の相場観と言えそうですが、
負けが多いトレーダー自身の「心のささやき」の相場観は、

多くの場合で「まだはもうなり、もうはまだなり。」になって、(苦笑)

相場に相違し、マイナスに働くことが少なくないようで、
結果、トレードに良い結果をもたらさないことがあります。

では、これを直していくにはどうしたらよいのでしょう。

著名トレーダーのジョン・F・カーター氏の
" Mastering the Trade "という著作にあるように、

「トレード口座を破産させるまで自己規律は身に付かない。
 これが現実であろう。」

という意見もありますが、ちょっとこれは厳しすぎるようで、(苦笑)

成功の擬似体験を積んでいく、という自己改造の方法があります。

たとえば、リアル・トレードはそれとして行いながら、

「自身の感覚の尺度で相場を観て感情や思惑を入れて判断をせずに、
 自身がチャートの忠実な分析官になって、
 待つべきときはひたすら待って、
 素直にチャート従って執行の判断をして、
 優位性のある状態だけトレードするという自身への誓いを立てて、
 損切りすべきときには躊躇なくこれを行い、
 自身の感情や思惑から解き放たれたデモトレードを
 勝とうと力むのではなく、ただ淡々と忠実に執行する
 ことだけを考えて、いまさらながら行ってみる。」

ことを並行してやってみて、

かたや感情や思惑に影響されるリアル・トレードと、

かたや自身の感情や思惑から解き放たれたデモトレードで、
もうだのまだなの思わず、ただチャートに忠実なトレードとの、

その結果の差を実際に経験して確認するという方法です。

そして、

「損切りの必要性」と「チャートに従うトレードの有効性」などを
身をもって経験して、心に深く刷り込むことができたなら、

自身の「感情や習慣」という鉄鎖を断ち切り、
感情と習慣の呪縛から解き放たれることができて、

「あぁ…、このことだったのか。
 損切りしながらトータルで勝つとはこういうことなんだ。」

「そうかぁ。チャートに従うとはこういうことなんだ。」

と、心深く感得できたならば、

堂々巡りの迷宮から抜け出すことができる可能性がありそうです。

「最大の敵は我にあり…。」難敵の自分自身に打ち勝ち、

劇的にトレードの改造をしていきたいものです。


「あははっ。自分自身に打ち勝つだって?
 おい。じゃぁ、咳ばっかりしてないで、
 自身に打ち勝ち、タバコをやめてみろよ。」

「あれまぁ、なんというキツイ一言でしょう…。」(自爆)


<ご案内>
私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX リフラクションのお話


日本の各地で大雪になりましたね。

ところで、1月10日は成人の日ですが、
日本の総務省の人口推計によりますと、
新成人は約124万人と総人口の1%未満なのだそうです。

●先週1月3日(月)〜1月7日(金)の気になる出来事

<1月3日(月)>

昨年末から豪州東部のクイーンズランド州で記録的な洪水があり、
豪州の鉱山会社がその影響を受けました。
12月31日に英の民間調査機関CEBRの代表が
「2011年にユーロは対ドルでパリティ(等価)まで下落する可能性。」
との見解を示す発言をしました。
1日に発表された中国製造業PMI(12月)は
市場予想より弱い53.9になりました。
2日に英テレグラフ紙が、
「欧州の債券市場は大量の借り換えニーズのために
数ヶ月以内に第2の信用危機に見舞われる可能性。」
との観測報道をしました。
日市場は正月三が日でお休みでした。
スイスSVME購買部協会景気指数(12月)は
市場予想より弱い59.6になりました。
独製造業PMI確報(12月)はやや市場予想より弱い60.7になりました。
欧製造業PMI確報(12月)は市場予想より強い57.1になりました。
中国の副首相がスペイン国債の購入を継続する方針を示しました。
ユーロがしだいに堅調になりました。
米ISM製造業景況指数(12月)は市場予想とおりの57.0になりました。
米建設支出(11月)は市場予想より強い0.4%になりました。
年始取引のNYダウは前週末比+93.24ドルで終えました。

<1月4日(火)>

豪AIG製造業指数(12月)は46.3と前月より低下しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.6215元の過去最高値になりました。
年始取引の日経平均は前週末比+169.18円で終えました。
アジア株式市場も堅調に推移しました。
英の財務相が、
「付加価値税(VAT)の20.0%への増税は英経済回復に必要な措置。
VATの増税は英政府の赤字削減で信頼を生み雇用を増やす。」
などの認識を示しました。
独失業者数(12月)は市場予想より弱い0.3万人、
独失業率(12月)は市場予想とおりの7.5%になりました。
英製造業PMI(12月)は市場予想より強い58.3になりました。
英消費者信用残高(11月)は予想より弱い−1億ポンドになりました。
欧消費者物価指数速報(12月)は前年比で
市場予想より強い2.2%になりました。
中国人民銀行総裁が、
「中国経済が正常な成長軌道にあるとの確信はない。
2010年の中国GDPは10%あたりであると予想している。」
などの認識を示す発言をしました。
独経済研究所(DIW)が、
「独の経済成長は自律的ではなく今後2年で勢いを失う可能性。
独の経済成長率を2011年は2.2%で2012年は1.3%と予想する。」
などの発表をしました。
米製造業受注指数(11月)は市場予想より強い0.7%になりました。
コモディティ(商品)市場が下落しました。
資源国通貨が軟調傾向で推移しました。
米FOMC議事録では、
「経済見通しの改善は資産買入れ計画の再調整(見直し)には不充分。
資産買入れのペースと規模は経済と金融の状況しだい。
インフレはFRBの責務に整合する水準を当面下回る可能性。
新たな財政パッケージは回復ペースを支援すると予想。
最近の米国債利回り急伸はFRBに対する緩和期待と年末の調整。
短期的なGDP見通しを上方修正。」
などが示されました。
IMFの筆頭副専務理事が、
「ソブリン市場に新たな嵐が巻き起こるリスク。
ソブリン市場の嵐は伝染する可能性。
高い失業率が消費者の信頼感を抑制。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+20.43ドルで取引を終えました。

<1月5日(水)>

豪RBAの政策委員が、
「洪水が経済に重大な影響を与える可能性。
洪水の影響の規模が大きければRBAは議論する。」
との見解を示しました。
中国証券報が、
「中国人民銀行は今年から預金準備率を月次で見直す計画。」
との報道をしました。
アイリッシュ・インディペンデント紙が、
「2011年からSNBはアイルランド国債を担保として受け入れない。」
との報道をしました。
中国の副首相が、
「中国はスペインの債券の責任ある長期投資家。
中国は引き続きスペイン国債を購入する。」
との発言をしました。
日経平均は前日比−17.33円で取引を終えました。
スペインのサービス業PMI(12月)が46.2に下落しました。
独サービス業PMI確報(12月)は市場予想より強い59.2になりました。
欧サービス業PMI確報(12月)は市場予想より強い54.2になりました。
英建設業PMI(12月)は市場予想より弱い49.1になりました。
ポルトガルの短期証券の入札で落札利回りが3.686%に上昇しました。
中国人民銀行総裁が、
「中国の景気の勢いは強くなり、インフレ圧力が高まっている。
米国の量的緩和が輸入インフレ圧力を強めている。
金融システム上で重要な銀行の自己資本規制を強化する可能性。」
などの発言をしました。
ハーバード大学のロゴフ教授が、
「ギリシャはEU・IMFの財政支援を受けた後でも債務不履行の可能性。
財政問題を抱えている欧州諸国は深刻な財政圧力に直面。
ユーロは今後も存続するが財政の再編成に迫られる可能性。」
などの見解を発表しました。
米チャレンジャー人員削減数(12月)は前年比で
前回値よりもかなり強い−29.0%になりました。
米ADP雇用統計(12月)は予想よりかなり強い29.7万人になりました。
米ISM非製造業景況指数(12月)は予想より強い57.1になりました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
ユーロなどドルストレート通貨ペアは軟調傾向で推移しました。
アイルランドの財務相が、
「金融市場の安定性が戻ってきた兆候。
アイルランド経済には楽観視できるる要素がある。
2011年の財政目標は達成可能。」
との認識を示しました。
米カンザスシティー連銀総裁が、
「米経済回復は持続可能で今後数四半期に力強さを増す可能性。
米GDPは今後数年間で年率3.5〜4%になる可能性。
失業率が9%を大幅に下回る水準に回復するには時間を要す。
米経済は目覚しく回復していて緩和政策はインフレ招く恐れ。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比+31.71ドルで取引を終えました。

<1月6日(木)>

豪住宅建設許可件数(11月)は市場予想より弱い−4.2%になりました。
豪ドルが軟調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+148.99円で取引を終えました。
英デイリーテレグラフ紙が、
「欧州委員会はユーロ圏の銀行破綻の費用負担を
優先債券保有者まで拡大させる計画を推進する。」
との記事を掲載しました。
スイス消費者物価指数(12月)は市場予想より強い0.0%になりました。
ギリシャの首相が、
「共通の欧州通貨には共通の債券が必要。
問題解決のために強力なガバナンスが必要。」
などの認識を示しました。
中国の商務省が、
「中国はスペインを含めたユーロ圏の債券の保有を拡大。
中国はスペインや欧州の金融市場を信頼している。」
との発表をしました。
英サービス業PMI(12月)は市場予想より弱い49.7になりました。
英BOEが、
「一部金融機関は住宅価格の下落予想で貸し出しを抑制する可能性。
第4四半期の住宅ローンの債務不履行の増加で金融機関の損失が上昇。
さらに損失が拡大する可能性。」
などの報告をしました。
ポンドが軟調になりました。
欧小売売上高(11月)は−0.8%、欧消費者信頼感確報(12月)は−11.0と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧業況判断指数(12月)は1.31、欧鉱工業信頼感(12月)は4.0と、
こちらはともに市場予想より強い結果になりました。
英の財務相が、
「欧州は世界に財政状態の改善を証明できるかどうかが課題。
ユーロ圏は加盟国が通貨を支援していることを行動で示す必要。
欧州バンキング・システムにとって信頼を回復することが最重要。」
などの見解を示しました。
ユーロの軟調傾向が続きました。
独製造業受注(11月は市場予想より強い5.2%になりました。
アイルランドの失業率(12月)が発表されて、
前月より弱い13.4%になりました。
米新規失業保険申請件数は予想よりやや弱い40.9万件になりました。
加Ivey購買部協会指数(12月)は市場予想より弱い50.0になりました。
ガイトナー米財務長官が、
「米連邦の債務は早ければ3月31日に上限に達する可能性。
債務が上限に達した場合は経済に甚大な悪影響になる。
2008-2009年の金融危機以上となる恐れがある。
議会は3月末までに行動が必要。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−25.58ドルで取引を終えました。

<1月7日(金)>

豪州の洪水被害でインフラの一部の再建に数年かかる可能性が
報道されました。
格付け会社のフィッチが
「豪クイーンズランド州は洪水拡大で財政状態に影響する可能性。
国家財政全体への影響は管理できる範囲と認識。」
との見解を発表しました。
米雇用統計を控え様子見的な相場が続きました。
日経平均は前日比+11.28円の10541.04円で週の取引を終えました。
スイス失業率(12月)は市場予想より強い3.6%になりました。
独小売売上高(11月)は−2.4%、独経常収支(11月)120億ユーロ、
独貿易収支(11月)は129億ユーロと、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
独連邦債と南欧諸国の債券の利回格差がリスク回避で拡大しました。
正式政権不在のベルギーのCDSがリスク懸念で最高値となりました。
欧第3四半期GDP確報は市場予想より弱い0.3%になりました。
欧失業率(11月)は市場予想とおりの10.1%になりました。
トリシェECB総裁が、
「ECBは政府の無責任な行為の身代わりにはなれない。
各国政府は財政再建へ意欲的に尽力するよう求める。
規則違反への制裁は厳格に適用しなければならない。
債券購入は継続しているが、
金融政策は中期的な価格安定を意図して行っている。」
などの認識を示しました。
独鉱工業生産(11月)は市場予想より弱い−0.7%になりました。
加雇用ネット変化率(12月)は2.20万人、加失業率(12月)は7.6%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
カナダドルが一時堅調になりました。
欧州委員長が、
「欧州は途方もなく大きな経済問題に直面している。
経済政策の協調が必要。財政赤字へ積極的な取り組みが必要。」
との見解を示す発言をしました。
アイルランド中銀総裁が、
「アイルランドは民間も公的機関も負債が多過ぎる。
マーケットはその負債に関して大規模なリスクを感じている。
IMF・EU支援による時間稼ぎはアイルランド問題を減らしはしない。」
などの認識を示しました。
米非農業部門雇用者数変化(12月)は市場予想より弱い10.3万人、
米失業率(12月)は市場予想より強い9.4%になりました。
米民間部門雇用者数変化(12月)は市場予想より弱い11.3万人、
米製造業雇用者数変化(12月)は予想より強い1.0万人になりました。
また、非農業部門雇用者数変化の11月と10月分が上方修正されました。
市場反応はドル売り動意になり、
ドル円などが下落してドルストレートがしばらく上昇しましたが、
ユーロドルは上下動した後に下落して4ヶ月ぶりの安値になりました。
住宅差押え裁判でUSバンコープとウェルズ・ファーゴが敗訴しました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「雇用市場が正常化するには4〜5年は必要。
景気回復は2011年に緩やかに加速する可能性。
住宅市場は引き続き停滞。インフレは抑制される可能性。
財政赤字削減策を早急に策定する必要。
財政赤字の長期化は金利の急上昇を招く可能性。
高水準の失業率の長期化は回復の強さと持続性への脅威になる。
米国の経済回復はやや脆弱。インフレを注視している。
QE(追加緩和)は(米)金融市場に良い影響与えた。」
などの見解が示されました。
米消費者信用残高(11月)は予想より強い13.5億ドルになりました。
NY原油(WTI)は88ドル台前半の3週間ぶりの安値で取引を終えました。
NYダウは前日比−22.55ドルの11674.76ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<1月10日(月)の主な予定>

※東京市場は祝日でお休みです。

朝6時45分にNZ貿易収支(11月)、
午前9時半に豪小売売上高(11月)、
午前11時に中国貿易収支(12月)、
午後4時45分に仏鉱工業生産(11月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(11月)
夜10時半に加住宅建設許可(11月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・豪の指標には注目です。
また、米アルコアの10-12月期の決算発表が予定されています。

<1月11日(火)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(11月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(12月)、
午前9時半に豪貿易収支(11月)、
午後2時に日景気一致CI指数速報(11月)、日景気先行CI指数速報(11月)
午後10時15分に加住宅着工件数(12月)、
深夜12時に米卸売在庫(11月)、
深夜3時に米3年債の入札、
などの経済指標が発表されます。
(豪)の指標には一応注目です。

<1月12日(水)の主な予定>

朝8時50分に日国際経常収支(11月)、日国際貿易収支(11月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(12月 現況判断DI・先行判断DI)
午後6時半に英商品貿易収支(11月)、
午後7時に欧鉱工業生産(11月)、
夜10時半に米輸入物価指数(12月)、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(11月)、
深夜3時に米10年債の入札、
深夜4時に米地区連銀経済報告、米月次財政収支(12月)
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<1月13日(木)の主な予定>

朝8時50分に日機械受注(11月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(12月)、豪失業率(12月)、
午後3時に日工作機械受注速報(12月 前年比)、
午後6時半に英鉱工業生産(11月)、英製造業生産高(11月)、
夜9時に英BOE政策金利、英資産買入規模発表、
夜9時45分に欧ECB政策金利、
夜10時半からトリシェECB総裁の記者会見、
同夜10時半に米生産者物価指数(12月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に米貿易収支(11月)、
同夜10時半に加国際商品貿易(11月)、
深夜3時に米30年債の入札、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。

<1月14日(金)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(12月)、
午後4時に独消費者物価指数確報(12月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(12月)、
午後6時半に英生産者物価指数(12月)、英生産者価格(12月 仕入・出荷)
午後7時に欧消費者物価指数確報(12月)、欧生産者物価指数確報(12月)、
同午後7時に欧貿易収支(11月)、
夜10時半に米小売売上高(12月)、米消費者物価指数(12月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(12月)、米設備稼働率(12月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)、
深夜12時に米企業在庫(11月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

1月2日の英テレグラフ紙が「欧州の債券市場は大量の借り換えニーズ
のために数ヶ月以内に第2の信用危機に見舞われる可能性。」
との観測報道をしました。

1月3日に、中国の副首相がスペイン国債の購入を継続する方針
を示しました。

1月4日に、米FOMC議事録で「経済見通しの改善は資産買入れ計画の
再調整(見直し)には不充分。」などが示されました。
また、IMFの筆頭副専務理事が「ソブリン市場に新たな嵐が巻き起こる
リスクがある。ソブリン市場の嵐は伝染する可能性。」などの認識を
示しました。

1月5日に、アイルランド紙が「2011年からSNBはアイルランド国債を
担保として受け入れない。」との報道をしました。
また、中国の副首相が「中国は引き続きスペイン国債を購入する。」
との発言をしました。そして、米ADP雇用統計(12月)は市場予想より
かなり強い29.7万人になりました。

1月6日に、英デイリーテレグラフ紙が「欧州委員会はユーロ圏の銀行
破綻の費用負担を優先債券保有者まで拡大させる計画を推進する。」
との記事を掲載しました。
また、ガイトナー米財務長官が「米連邦の債務は早ければ3月31日に
上限に達する可能性。債務が上限に達した場合は経済に甚大な悪影響
になる。2008-2009年の金融危機以上となる恐れがある。」
などの認識を示す発言をしました。

1月7日に、アイルランド中銀総裁が「アイルランドは民間も公的機関
も負債が多過ぎる。IMF・EU支援による時間稼ぎはアイルランド問題を
減らしはしない。」などの認識を示しました。
また、米非農業部門雇用者数変化(12月)は市場予想よりかなり弱い
10.3万人、米失業率(12月)は市場予想より強い9.4%になりました。

新年明けて、世界の株式市場は大方の予想とおり概ね好調で、
NYダウは一週間で0.8%の上昇とはなりましたが、米雇用のほうは、
08年〜09年にかけて失われた840万人の雇用が改善してきたものの
2010年の雇用増加は100万人にとどまり、収縮した雇用市場が
ようやく一割強の戻りとなったに過ぎなく、過度の楽観は許されない
可能性がありそうです。

また、欧州問題が再燃していますが、日本でも政府財政が悪化して
いて、ギリシャやアイルランド以上のGDPの2倍を越える債務超過に
なっていて、今のところ国内で国債消化は出来ているものの、
2020年代には家計資産を上回るとの試算もあり、対岸の火事と高は
くくっていられないとの観測があるようで、長期的な円安の
シーズ(種)となることは否定できないようです。

年初のスタートとなった先週は、欧州のリスク懸念の再燃でユーロが
下落して、ドル円が堅調傾向で推移しましたが、米ADP雇用統計は強い
結果となったものの、週末の米雇用統計で米非農業部門雇用者数変化が
市場予想を大きく下回り、一時ドルが売られる相場展開になりました。

さて、今週は引き続き欧州リスク懸念と米ドルテーマの相場が続き
そうですが、10日のアルミ大手の米アルコアの10-12月期の決算発表
などを皮切りに、米金融機関のJP・モルガン・チェースなどの米主要
企業の決算発表が予定されていて、市場予想は概ね良好との見通し
ながら、市場の注目材料となりそうです。

また、11日に米3年債、12日に米10年債、13日に米30年債などの
米債券入札も相次ぎ、米長期金利の動向も注目されるとともに、
今週はドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガルなど欧州各国でも
総額200〜220億ユーロ規模のの国債入札を予定されていて、
欧州問題が再燃しているだけに、こちらも市場の注目の焦点の
1つになりそうです。

今週のアナリス予想では、先週末に米非農業部門雇用者数変化が市場の
予想を大きく下回ったものの、ドル高の流れは継続すると見る向きが
優勢のようで、また、株高などで経済回復の期待が高まれば、調整と
なっていたコモディティ市場や資源国通貨も持ち直しを見せてくるとの
観測があるようです。

指標関連では、12日深夜の米地区連銀経済報告や、13日のトリシェECB
総裁の記者会見や、14日の米小売売上高などが注目されます。

債券入札に絡む金融市場の動向にも注意しながらトレードしていきたい
ものです。


さて今日は、リフラクションのお話です。

休日はよく本屋さんに行くのですが、

タル・ベン・シャハーという博士の
「ハーバードの人生を変える授業」という本がありました。

その本の「はじめに」に書かれていることですが、

博士が大学生だった頃、
彼の人生に大きな影響を与えた授業は、

どれも学んだことを実践に生かすことを
勧めるものだったそうで、

授業で教えてもらったことを実際の行動に移すことで、

理論を自分のものとして吸収できたとして、

彼はこれを「リフラクション」と名づけました。

リフラクションとは、もともとは光の屈折とか
光の屈折度を測るという意味のようですが、

理論を自身に投影して、理論を行動を通じて体得していく、
ということで、そのように名づけたと思われますが、

邦訳ではリフラクションは「反映させて行動する」とされています。

まぁ、一種のプラグマティズム派のようにも思いますが、

物事を習得する際に、とても有力なアプローチの1つのようです。

理論を理解し習得しようとするとき、

ある人は比較的早く体得して、
またある人はいつまでたっても習得できない、
ということがままあるもので、

頭の良し悪しも1つの要素となることは
否定できないかもしれませんが、(苦笑)

「実際に行ってみる。」というプロセスは、

確かに、習得の成否の大きな要素とはなりそうです。

たとえば、「字を書く」ということでも、

活字の溢れる昨今では、(先進国では)ほとんど全ての人が、
綺麗な字には日頃から慣れ親しんでいて、

どのような字が綺麗なのかは日頃から見て知っていますが、

「綺麗な字を書こう」という意志をもって、

「字を書く練習という行動」をしませんと、

いつまでたっても綺麗な字は書けないものです。

つまり、「知っているが出来ない。」という、
事態からいつまでたっても抜け出せないわけです。

そのようなわけで、

私も、どのような字が綺麗な字なのかは見て知っていますが、

しかしながら、ときに自分自身で昔に書いたメモなのに
なんと書いてあるか自分自身でも読めないことがあるくらいの
悪筆から抜け出せないでいるわけです。(爆)

つまり、「綺麗な字を書こうという練習」を
私はまともに行ったことが一度もなかったからです。(汗)

(話を元に戻しますが)

そして、タル・ベン・シャハー博士はこう語ります。

「手放しなさい。」「全てをシンプルにしない。」と…。

これも習得をしようとする際に、重要なキーワードになるようです。

私は将棋が好きで、昔は将棋道場に通ったものでしたが、

その頃、よく小学校の低学年の子供達がその道場の席亭のところに、
将棋を教わりに来ていまして、

もちろん、最初は何も解らないわけで、
子供達は満足に将棋が指せないわけですが、

ところが2〜3年もしますと、
驚くばかりに上達する子供も少なくなく、

やがてプロ棋士にまでなる子供もいました。

(現在のプロ棋士の野月七段もその一人でした。)

ところが、いつまでたっても
あまり上達が見られない人達もいました。

そうです。大人達です。(笑)

まぁ、将棋道場に通うくらいですから、
へぼ将棋でも将棋が好きで好きでたまらないという人達ですが、

ところが、なかなか上達しないのです。

そこの将棋道場の席亭が曰(いわ)く、

「子供達には、最初に教えるのはたいへんだけど、
 白紙に絵を書いていくようなものだから上達が早く、
 教えていても素直で気持ちが良いものだ。」

「……。」

「しかし、大人達に教えるのは骨が折れるねぇ。
 習い損ねで、へんに凝り固まった将棋感があって、
 まぁ、だいたい素直じゃないよ。」

「……。」(苦笑)

「たとえば、もうこの局面から終盤に入っているから、
 相手玉に迫る速度を重視せよと言っても、
 いつまでたっても駒取り姉妹ばっかりやってたり…。」

「……。」(笑)

「終盤力を鍛えるために詰め将棋を勧めても、
 『でも先生さぁ。詰め将棋のような終盤はそんなにないし、
  寄せは俗手でって言うじゃないですか』ときたもんで、
 へ理屈ばかりこねて、まぁ、困ったものだよ…。」

と、悩み尽きない道場の席亭であったわけです。(苦笑)

そうです。

白紙の状態ならばそのまま詰め込むように学んでも、

長年染み付いた有害なものがある場合は、
まずはそれを捨て去るプロセスが必要で、

これを行わないと、習得の障害になるのですね。

タル・ベン・シャハー博士が言うように、

「手放しなさい。」ということが必要で、

このプロセスを実行しないと、習得もままならないというわけです。

おそらく、このことは、

ゴルフでも、そしてトレードでも言えることのようです。

「リセット&リフラクション」

もしも、習得がなかなかうまくいかないとき、
自身にこれを問うてみることは
問題解決の大きな一歩になるのかもしれませんね。



<ご案内>
私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 「アベレージ10戦略」のお話


◆◇[謹賀新年]◆◇[2011年]◇◆

新年あけましておめでとうございます。

ユーロ圏にバルト3国のエストニアが加わり全17ヵ国になりましたね。

●先週12月27日(月)〜12月31日(金)の気になる出来事

<12月27日(月)>

25日に中国が1年物預金金利を2.75%に1年物貸出金利を5.81%へ
それぞれ0.25%引き上げたことで中国経済の減速で
豪ドル米ドルなどが下窓を空けてのスタートになりました。
日銀会合議事録要旨では、
「景気が下方に振れやすい点に注意が必要。
米追加緩和の効果の不確実性が高く米国で低成長続く可能性。
(日銀)資産買い入れの実施は市場心理の安定化につながる可能性。」
などが示されました。
日企業向サービス価格(11月)は前年比で
市場予想よりは強い−1.1%になりました。
中国証券報が、
「2011年の中国消費者物価指数は4〜5%上昇する可能性。
中国人民銀行による金利引き上げは不可避になる可能性。」
などの観測報道をしました。
米WSJ紙が
「米政府資金による救済を受けた米100行が破綻危機に瀕している。」
との報道をしました。
しだいにドルが売られる相場展開になりました。
日住宅着工戸数(11月)は前年比で予想より強い6.8%になりました。
日経平均は前週末比+76.80円で取引を終えました。
中国上海株式市場が前週末比で1.9%下落しました。
英市場はお休みでした。
英TIMES紙が、
「2/3は2011年の経済について悲観的であること。
付加価値税の20%への引き上げで可処分所得が減少する見込み。
英2600万世帯の38%で支払いの滞りの可能性。」
などの英国成人へのアンケート調査結果を発表しました。
スロバキアの財務相が、
「ギリシアとポルトガルは長期的にはユーロ通貨をやめた方がよい。
ギリシアとポルトガルや南欧諸国の経済は共通通貨に適切ではない。」
などの発言をしました。
欧州委員長が、
「耳障りなコメントがユーロ圏の債務危機対処への信頼を脅かす。
EU首脳らにもっと寡黙であるよう求めたい。」
との見解を示す発言をしました。
ダラス連銀製造業活動(12月)は市場予想より弱い12.8になりました。
NYダウは前週末比−18.46ドルで取引を終えました。

<12月28日(火)>

オセアニア市場はお休みでした。
日失業率(11月)は5.1%、全国消費者物価指数(11月)は前年比0.1%と
ともに市場予想とおりの結果になりました。
日全世帯家計調査消費支出(11月)は前年比で
市場予想よりかなり弱い−0.4%になりました。
日鉱工業生産速報(11月)は1.0%、日小売業販売額(11月)は1.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
中国国家外為管理局が、
「中国第3四半期の経常黒字が前年同期比103%増加の1023億ドル。」
になったことを発表しました。
日経平均は前日比−63.36円で取引を終えました。
アジアの株式市場も軟調に推移しました。
ドルが売られる相場展開がしばらく続きました。
米S&Pケースシラー住宅価格(10月)は
市場予想より弱い−0.99%になりました。
米消費者信頼感指数(12月)は市場予想より弱い52.5になりました。
リッチモンド連銀製造業指数(12月)は予想より強い25になりました。
米5年債の応札倍率が低く米長期金利が上昇しました。
ユーロドルなどで米ドルの買戻しが見られました。
NY金先物が3週間ぶりの高値をつけました。
NYダウは前日比+20.51ドルで取引を終えました。

<12月29日(水)>

豪の生保タワー社が第一生命の買収提案を受け入れると発表しました。
日経平均は前日比+51.91円で取引を終えました。
アジアの株式市場も堅調に推移しました。
米ドルが売られ資源国通貨がしだいに反発しました。
中国人民銀行が、
「再割引金利を2年ぶりに1.80%から2.25%へ引き上げ、
1年物再貸出金利を0.52%引き上げて3.85%にする。」
などの発表をしました。
スイスKOF先行指数(12月)は市場予想とおりの2.10になりました。
独消費者物価指数速報(12月)は市場予想より強い1.0%になりました。
ユーロが上下動しながらもしだいに堅調になりました。
ロシアの財務相が、
「ロシアの2011年のGDPは4%と予想する。
ロシア経済は2011年に危機前の水準へと回帰する可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
米7年債の入札では応札倍率が2.86倍と前回より好調でした。
米長期金利が低下してドルが売られる地合いになりました。
NYダウは前日比+9.84ドルで取引を終えました。

<12月30日(木)>

加BOC総裁が、
「加家計債務の水準は懸念だが借り入れは鈍化し始める可能性。
加労働市場はとても良好。欧州ソブリン危機は加経済のリスク。
欧州ソブリン危機は財政と住宅と雇用の問題が難しく混在。」
などの認識を示す発言をしました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.6229元の過去最高値になりました。
独の財務相が、
「ユーロ圏の財政・予算・経済・社会政策などの
統合の大幅な強化を求める。」
との主旨の発言をしました。
豪ドル米ドルが一時1983年以来の最高値をつけました。
中国の製造業PMI(12月)は54.4と3ヶ月ぶりの低水準になりました。
ドル円が上下動しながらも軟調に推移しました。
日経平均は前日比−115.62円で取引を終えました。
スイスフランが買われる展開になりました。
ポンドが軟調に推移しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い38.8万件になりました。
シカゴ購買部協会景気指数(12月)は予想より強い68.6になりました。
米中古住宅販売保留(11月 成約)は予想より強い3.5%になりました。
米指標の発表が比較的良い内容でもドルが売られる展開になりました。
IMFのチーフエコノミストが、
「2011年の景気回復は先進国は遅く新興国は速い可能性。
不均衡の是正には為替レートの調整が不可欠。
ユーロ圏に債務削減が必要。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比−15.67ドルで取引を終えました。

<12月31日(金)>

東京の株式市場はお休みでした。
上海外為市場で人民元の対ドル基準値が
1ドル6.5897元の過去最高値になりました。
アジア株式市場が堅調になりました。
ポンドやユーロや豪ドルが堅調に推移しました。
ドル円が引き続き軟調傾向で推移しました。
英ネーションワイド住宅価格(12月)は
市場予想より強い0.4%になりました。
中国の国家主席が、
「2011年は安定的な経済成長を確保する。
世界的な回復については引き続き困難なものになる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
欧州委員長が、
「エストニアのユーロ導入は安定に対する強いシグナルである。」
との認識を示す発言をしました。
豪ドル米ドルが1.02台に乗せました。
ルクセンブルクの首相が、
「ユーロは世界で最も堅実な通貨。危機には晒されていない。
ユーロを懸念する必要などない。」
との主旨の発言をしました。
ドルが軟調傾向で推移しました。
米10年債利回りが3.2877あたりまで低下しました。
NY原油(WTI)は91ドル台前半で取引を終えました。
NY金先物が前日比+15.50ドルの1421.40ドルで週の取引を終えました。
NYダウは前日比+7.80ドルの11577.51ドルで週の取引を終えました。

●2011年の市場スタートになる今週の主な予定

<1月3日(月)の主な予定>

※NZ・豪・東京・英・加などが休場です。

午前10時に中国非製製造業PMI(12月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(12月)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(12月)、
午後6時に欧造業PMI確報(12月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(12月)、米建設支出(11月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<1月4日(火)の主な予定>

※NZが休場です。

午後5時55分に独失業率(12月)、独失業者数(12月)、
午後6時半に英消費者信用残高(11月)、英造業PMI(12月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(12月)、
深夜12時に米製業受注指数(11月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
(独)・(欧)・米の指標には注目です。

<1月5日(水)の主な予定>

午後5時55分に独サービス業PMI確報(12月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(12月)、
午後6時半に英建設業PMI(12月)、
午後7時に欧生産者物価指数(11月)、欧鉱工業新規受注(12月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(12月 前年比)、
夜10時半に米ADP雇用統計(12月)、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(11月)、加原材料価格指数(11月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
(欧)・米の指標には注目です。

<1月6日(木)の主な予定>

午前9時半に豪住宅建設許可件数(11月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(12月)、
午後6時半に英サービス業PMI(12月)、
午後7時に欧小売売上高(11月)、欧業況判断指数(12月)、
同午後7時に欧消費者信頼感確報(12月)、欧鉱工業信頼感(12月)、
午後8時に独製造業受注(11月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

<1月7日(金)の主な予定>

午後3時45分にスイス失業率(12月)、
午後4時に独貿易収支(11月)、独経常収支(11月)、
午後7時に欧第3四半期GDP確報、欧失業率(11月)、
午後8時に独鉱工業生産(11月)、
夜9時に加雇用ネット変化率(12月)、加失業率(12月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(12月)、米失業率(12月)、
同夜10時半に米民間部門雇用者数変化(12月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(12月)、米週間労働時間(12月)、
夜11時半からバーナンキFRB議長の議会証言、
深夜5時に米消費者信用残高(11月)、
などの経済指標が発表されます。
(欧)・加・米の指標には注目です。


さて、2011年のマーケットのはじまりです。

昨年末の先週は、市場参加者も少なく年末相場特有の相場展開で、
膠着とともに激しい値動きの「静と動の著しい相場」ながら、
全般にドルテーマでの相場展開で米ドルが売られ、ドル円が軟調傾向、
そして、ドルストレート通貨ペアがときに激しく上下動をするも
堅調傾向で推移しました。

27日にWSJ紙が「米政府資金による救済を受けた米100行が破綻危機に
瀕している。」との報道をしたことなどもあって、米緩和策の効果を
疑問視する観測が台頭したことや、中国の利上げで、一時、経済の
減速懸念となるも、悪材料がいったん出尽くしとなったと見る向きや、
また、一部での2011年の年初の株高期待や、12月中旬までのユーロの
対ドルでの売り越が高水準となっていたことで年末での手仕舞いの
買戻しもあったか、昨年末はドルが売られる相場展開になりました。

さて、今年2011年前半の注目は、1月の南欧ポルトガルの大統領選や
アイルランドの総選挙の可能性、また同じく南欧諸国による財政再建
の一環として公営企業を売却して民営化を進める上での政権リスク、
そして、1月に予定されているG20財務相・中央銀行総裁会議、

2月の欧州銀行監督委員会による欧州の銀行のストレステストの動向、
(ちなみに、前回の欧州銀行のストレステストではテストに合格した
アイルランドの銀行がわずか3ヵ月後に破綻しました。)

そして、4月のQE2の期限切れ前のFOMCでの追加緩和の継続か
あるいは打ち切りとなるのかの示唆、などになりそうです。

ところで、卯年の株式市場のアノマリーでは、年間での騰落で、
過去15回の卯年の全てでNYダウが上昇していて、また日経平均でも
過去60年の5回の卯年のうち4回も上昇している良い年になるのだ
そうで、為替の方でもリスク選好度が高くなる年になる可能性が
あるのかもしれません。

さて、年初は3日過ぎまでは市場参加者も少なそうですが、
その後は市場参加者も増えて、年初での株式市場の動向や、
3日の米ISM製造業景況指数(12月)、4日の米FOMC議事録、
5日の米ADP雇用統計(12月)や米ISM非製造業景況指数(12月)、
そして週末の米雇用統計とバーナンキFRB議長の議会証言などが
注目されます。

市場参加者が増えてくると相場の流れが変る場合がありますが、
しばらくはドルテーマの相場で、ドル円とドルストレート通貨ペアが
逆方向になる相場展開が続く可能性がありそうです。

2011年の市場動向は如何なりますでしょうか。為替劇場の幕開けです。


さて今日は、「アベレージ10戦略」のお話です。

新年の今日はとっておきの創作寓話をお届けいたします。

それでは、はじまり、はじまり〜。(笑)

       ☆ ☆ ☆

昔々、あるところに
ウサギのピョン吉とカメの亀吉が住んでいました。(笑)

「おーい。誰かと思ったら亀吉じゃないか。
 久しぶりだね。元気だったかい?」

「あらっ、ピョン吉さんじゃぁないですか。
 あいかわらずお元気そうですね。」

「まぁな。今年は俺様の年。跳躍の卯年だ。
 張り切って行くぜぃ。
 ところでお前、風の噂で聞いたんだけど、
 仕事を辞めたんだってな。今、何やってるの?」

「えぇ、辞めたと言えば聞こえは良いけど。
 じつは竜宮城でリストラにあっちゃってね…。
 なかなか次の仕事が見つからないんで、やむなくと言うか、
 今は専業でトレーダーをやっているんですよ。」

「えっ? 何だって?!
 堅実だけどうすのろで、慎重だけどビビリのお前が
 専業でトレーダーをやっているって?」

「えぇ。そうです。
 でも、あいかわらずピョン吉さん、口が悪いですねぇ。
 また僕を力いっぱい褒めましたね。(笑)」

「あははっ。すまんすまん。
 口が悪い奴には良い人が多いと言うじゃないか。
 でも、本当かい? トレードだけで食べていけるの?」

「僕はトレードのある重要なことが解ったんです。」

「何だよ。そのトレードの重要なことって?
 もったいぶらずに、話して聞かせろよ。亀吉。」


そうして、亀吉はピョン吉にそのことを話し始めました。

それは驚くべき事実でした…。

       ☆ ☆ ☆

「それではお話しますね…。
 でも、その前にピョン吉さんにいくつかの質問をしていい?」

「あぁ、いいともさ。亀吉。」

「ピョン吉さんもトレードをしていて、
 トレードスタイルはデイトレでしたよね。
 で…、1日に何Pipsを目標にしているの?」

「俺様かい。俺はデイトレスタイルで目標は少なくとも日50Pipsだ。
 こないだなんかも1日で100Pips以上ゲットしたぜ。
 どんなもんだい。」

「へぇー、ピョン吉さんはさすがに大したもんですね。
 ところで…、1日のアベレージで10Pipsを目指す
 トレーダーについては、ピョン吉さんどう思う?」

「へっ、何だって? 1日10Pipsだぁ?
 言っちゃぁ何だが、ショボ過ぎるぜ。そんなのゴミで糞だな。
 トレーダー仲間に1日の目標が10Pipsだなんて言ったら、
 ワロタ、ワロタの嘲笑の大合唱を食らっちまうぜ。」

「……。やっぱりそうですか。そう思いますか。」

「そりゃそうだろうよ。日10Pipsなんてゴミで糞だな。」

「では…、質問を変えますが、
 トレーダーの8割以上が負けているって知ってますか?」

「あぁ…、どうやらそうらしいな。
 詳しい統計は知らないけど、一説では9割が
 負け組みトレーダーだって話もあるよな。」

「その事実を踏まえて、もう一度聞きますが、
 1日のアベレージで10Pipsを獲得できるトレーダーは、
 勝ち組ではないですか?」

「あぁ、そういう意味では、勝ち組と言えるかもしれないな…。
 でも10Pipsはあまりにもショボ過ぎるぜ。」

「……。もう一度聞きます。
 1日のアベレージで10Pipsはショボイいですか。ピョン吉さん?」

「亀吉もしつこいね。10Pipsはショボイって言ってるだろう!」

「そうですか…。 では、ピョン吉さんに聞きます。
 ピョン吉さんは昨年に口座資金を何倍にしましたか?」

「あはははっ。亀吉。よくぞ聞いてくれました。
 えへへっ、俺様は昨年に口座資金を1.5倍にしたよ。
 かの有名な投資家の年平均利益率さえも上回るくらいだ。
 俺様は完全無欠の勝ち組トレーダーってわけだ。」

「ほぅ、それは凄い。さすがピョン吉さんですね。
 資金1.5倍のパフォーマンスはファンドでも優秀な数字です。」

「あははっ。そうだろう…。亀吉、恐れ入ったか。」

「で…、ピョン吉さんはどのくらいの建て玉をしているの?」

「うーん、そうだなぁ。
 伝統的な考え方では資金の2%のリスクまでとなっているけど、
 短期トレードなんでもう少し攻撃的に資金10万円に対して
 1万通貨単位といったところだ。
 もちろん、損切りすべきところではちゃんと損切りしているぜ。」

「そうすると…、ピョン吉さんは勝ち負けトータルのアベレージで
 『日2Pipsトレーダー』ということになりますね。」

「えっ? 何だって! 
 この俺様が1日たった2Pipsのトレーダーだと!」

「そうです。ピョン吉さん、あなたは日2Pipsのトレーダーです。
 でも、これは素晴らしいことです。」

「ど…、どういうことだ! 亀吉。」

「いいですか。僕はピョン吉さんがいくらの資金で
 運用しているかは知らないけど、
 仮に計算上、解りやすいように口座資金を100万円とすると、
 資金10万円当たり1万通貨単位の建て玉をするならば、
 口座資金100万円で10万通貨単位の建て玉になりますよね。」

「まぁな。口座資金を100万円と仮定するならばそうなるな。」

「そうして、10万通貨単位で1日2Pipsの利益なら、
 たとえばドル円やクロス円では2,000円の利益で、
 ドルストレート通貨ペアでも1,600円以上の利益になるでしょう。」

「まぁ、そういうことになるが、
 それにしても1日1,600円〜2,000円の利益とはショボイな。」

「そうして、計算がしやすいように、ドル円などでのトレードとして
 勝ち負けトータルでのアベレージで1日に2,000円の利益とすると
 口座資金が増えても原資金の100万円での建て玉までとして、
 1ヶ月を20営業日とするならば、1ヶ月では40,000円の利益。
 そして、1年では480,000円の利益となることになりますよね。」

「うん。そういうことになるな。計算では。」

「これは、口座資金が1年でほぼ約1.5倍となったということで、
 ピョン吉さんの年間利益率とほぼ同じになるじゃないですか。
 だからピョン吉さんあなたは『日2Pipsトレーダー』なのです。」

「……。そういうことになるか…。」

「でも、ピョン吉さん、これは凄いことなのですよ。
 仮に口座資金が1,000万円とすると
 1年で500万円近く稼ぐことになるのです。」

「……。」

「まぁ、利益には税金もかかるので
 これだけでは生活はできないかもしれませんが、
 口座資金によっては専業でやっていけるくらいです。」

「余計なことですが、もっと言わせてもらいますと、
 50Pipsだ、100Pipsだと言っているトレーダーさん達も、
 もしも年間で口座資金を2倍にできていないとしたら、
 それは、ショボイだのゴミだの糞だのと嘲(あざ)笑う
 日10Pipsさえも取れてはいないことになるのです。」

「……!」

「勝ち負けトータルでのアベレージで日10Pipsができれば、
 口座資金は年間に3倍以上になることになりますから、
 決してゴミや糞などではなく優秀なトレーダーだと思います。
 もしかしますと、勝ち負けトータルでのアベレージで
 日10Pips稼げるトレーダーは数パーセントかもしれません。」

「……。」

「また、正確な統計調査は知りませんが、
 日20Pips稼げるトレーダーは数千人に1人かもしれなく、
 日50Pipsのアベレージのトレーダーは数万人に1人の達人で、
 さらに日100Pipsのアベレージは
 世界的な天才しか達成できないことでしょう。」

「……。」

「勝ち負けトータルのアベレージで日10Pipsとは
 じつは凄いことなのです。
 『勝ち負けトータルのアベレージ』というところが肝です。
 もちろん、勝つときは100Pipsはおろか
 300Pips以上を獲るトレーダーも少なからずいますが、
 大きく獲るにはそれなりの損切り幅も必要で、
 負けになったときにはある程度大きな損失になって、
 勝ち負けトータルでのアベレージ日10Pipsは簡単ではありません。」

「……。」

「いわば、獲るときの目標が20Pipsでもあるいは300Pipsでも、
 それはトレードのタームの違いやスタイルの違いであって、
 小さな獲得Pips目標のトレーダーが300Pipsのトレーダーと比べて
 劣っているなどということではありません。
 デイトレーダーやスキャルパーがスイングトレーダーと比べて
 劣っているなどと言えないのと同じです。
 そんなことを今時言ったら笑われてしまいます。
 大きく狙うことだけが大切なことではないのです。
 肝心なのは『勝ち負けトータルのアベレージの収支』なのです。」

「で…、亀吉お前は『アベレージ10(テン)』を達成しているのか?」

「いいえ。まだ僕はできていません。
 今、僕が目指しているのは『アベレージ5(ファイブ)』です。」

「……。」

「ピョン吉さんが言うように、僕は堅実だけどうすのろで、
 慎重だけどビビリなだけじゃなくて、今はリストラにあって
 会社という母船から手漕ぎボートで一人で出て行けといわれ、
 わずかな預金が減っていく恐怖も経験して、
 どうしてもトレードに負けられないと思うと、
 トレードの執行をしようとするときに背筋に冷たいものが走って、
 情けないけれど恐怖で萎縮してしまうんですよ。」

「……。」

「でも、僕のようなチキンなマインドでも
 チャンスを厳選するならば5Pipsは狙えることがわかったのです。 
 それで今は5Pips狙ってのスキャルスタイルの勝ち負けで、
 5Pips勝っては5Pips負けて、また5Pips勝って、
 1日の勝ち負けトータルのアベレージで5Pipsトレーダーを目指し、
 それをなんとか日々達成しています。」

「……。」

「でも、口座資金は年間でなんとか倍にはなっていますよ。」

       ☆ ☆ ☆

「亀吉、お前も苦労をしてきたんだな…。
 おれはお前のことをバカでうすのろと思っていたけど、
 どうやらそうでもなかったようだ…。」

「あらっ、またピョン吉さんは僕のこと力いっぱい褒めましたね。」

「あははっ、亀吉。ごめんごめん。」

「俺様も偉大なるアベレージ10のトレーダーを目指してみるかな。」

「飛躍よりも実現可能な目標で地道に行くことが大切なのです。
 ピョン吉さん、そう思いませんか。」

「ところで、亀吉。さっきの計算は口座資金が増えても
 原資100万円に対する建て玉数を変えない計算だったよな。
 それを口座資金が増えるに従って建て玉も増やしたらどうなる?」

「複利ですね。アベレージ10を複利運用で実行しているトレーダーに
 フーサイン・ハーネーカー氏というトレーダーが実際にいますが、
 ピョン吉さん、複利の話は『狸年』にでもしたらどうでしょう。
 同じ跳躍でも今年の卯年にはふさわしくないと思いますが…。」

「あははっ。こら亀吉、言いやがったな。
 タヌキ年なんかありゃしないじゃないか。」

「あははっ。冗談ですよ。ピョン吉さん。」

「亀吉、こいつぅ。あはははっ。」

二人(二匹)がふと夜空を見上げると

大きくまん丸な月が出ていて、

笑い声の中でペッタンペッタン兎が餅をついていましたとさ…。

では、おしまい。(爆)

「アベレージ10戦略」のお話でした。

日5〜10Pipsの達成は実現できると思いませんか…。

今年もよろしくお願いいたします。 m(_ _)m


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"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 「ありがとう」のお話


中国がクリスマスの25日(土)に0.25%の追加利上げをしましたね。

●先週12月20日(月)〜12月24日(金)の気になる出来事

<12月20日(月)>

19日にEU大統領が、
「ユーロ加盟国が是正勧告を無視した場合には、
GDPの0.5%を科料にする可能性がある。追加の制裁は必要ない。」
ことなどを示しました。
19日にスイスSNBの副総裁が、
「物価安定の確保のため金利を低く維持する必要。」
との認識を示しました。
中国上海株式市場が午前中に一時前週末比で3%程下落しました。
韓国軍が延坪島での射撃訓練を行いましたが無事に終了しました。
日経平均は前週末比−87.42円で取引を終えました。
英産業同盟CBIの要人が、
「英11月インフレは3.3%で政府目標3.0%を9ヶ月間上回っている。
BOEはインフレ抑制のため6ヶ月以内に金利引き上げ開始の可能性。」
などの見解を発表しました。
ポンドがしばらく堅調に推移しました。
独生産者物価指数(11月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
トリシェECB総裁が、
「ユーロは信頼できる通貨。金融危機はユーロの危機ではない。
各国政府は支出管理に責任を持って行動すべき。
危機は全ての先進諸国に影響するが深刻な危機はあと2年半続く。」
などの認識を示しました。
独の財務省が「2010年の独連邦債務は過去最高水準になる。」
と発表しました。
ファイナンシャル・タイムズ紙が、
「EUはアイルランド救済のために数日中に30億EURの債券発行を計画。
1月はEU諸国の政府の債券発行も重なり多量の債券発行が見込まれる。
欧州金融安定ファシリティーは初回に50億EUR、
次回に80億EURの債券発行を計画している。」
などを報道しました。
欧経常収支(10月)は−23億ユーロになりました。
英産業同盟CBIが、
「2011年第1四半期の英GDP成長率見通しを0.2%に下方修正する。
英BOEは来年春に金利を引き上げる見込み。」
などの観測を発表しました。
OECD経済協力開発機構が、
「スペインはさらなる再建措置のため税を引き上げる可能性。
スペインの成長率は今後数年にわたって弱い可能性。
スペインの銀行は危機にうまく持ちこたえている。
スペインのGDPは2010年に−0.2%、2011年に+0.9%の見通し。」
などの観測を発表しました。
セントルイス連銀総裁が、
「2011年の米GDP成長率は市場予想より強くなる可能性。
米国は依然として労働市場が低迷。欧州の危機は非常に深刻。
商品価格に量的緩和が及ぼす影響を懸念。
データで正当化されたならFRBはさらに緩和を行う意志がある。」
などの見解を示しました。
格付け会社のフィッチが「世界経済の回復は順調に進んでいる。」
との見解を発表しました。
加卸売売上高(10月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
シカゴ連銀全米活動指数(11月)は予想より弱い−0.46になりました。
フランスの5年国債のCDSが過去最大の107bpに拡大しました。
ユーロが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
欧消費者信頼感速報(12月)は市場予想より弱い−11.0になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「複数のアイルランドの銀行格付けをさらに引下げする可能性。
スペインの30の銀行の優先債格付けを引下げる可能性。」
などを発表しました。
カナダの財務相が「カナダの経済回復は他国よりも速い。」
との認識を示しました。
ギリシャの財務省が1〜11月の財政について、
「財政赤字は前年同期比で27.1%縮小。財政赤字は187億ユーロ。
歳入は4.8%増の454億ユーロ。」
などの発表を行いました。
NYダウは前週末比−13.78ドルで取引を終えました。

<12月21日(火)>

英GFK消費者信頼感調査(12月)は予想よりは強い−21になりました。
豪RBA議事録では、
「住宅金利の上昇や豪ドル水準を勘案して政策は緩やかに引締め的。
家計消費や借入れは抑制されていて貯蓄率は著しく上昇。
鉄鉱石や石炭価格の上昇は交易条件と名目GDPのアップサイドリスク。
雇用の成長は強い。賃金の上昇も加速する可能性。
住宅市場は沈静化して価格は落ち着いてきている。」
などが示されました。
中国の副首相が、
「中国はドーハラウンド協議の進展を望んでいる。
中国政府はマクロ経済の統制を強化している。
EU債務支援への具体的行動を取っている。」
などの主旨の発言をしました。
ユーロや豪ドルがしばらく堅調に推移しました。
日銀が政策金利を0〜0.10%に据え置くことを決定しました。
日全産業活動指数(10月)は市場予想とおりの−0.2%になりました。
日経平均は前日比+154.12円で取引を終えました。
英GFK消費者信頼感調査(1月)は市場予想より弱い5.4になりました。
格付け会社のムーディーズが、スペインの一部の州の格付けを
引き下げて見通しをネガティブにすると発表しました。
日銀総裁が記者会見で、
「日長期金利上昇は米経済の悲観論後退での米金利上昇に連れたもの。
日本の長期金利は欧米に比べて上昇幅は大きくはない。
REITの買い入れには呼び水効果が観察できる。
欧州での財政金融と実体経済の負の相乗作用が怖い。」
などの認識を示す発言をしました。
スイス貿易収支(11月)は193億スイスフランになりました。
シュタルクECB専務理事が、
「国債購入プログラムは一時的継続するが、
このプログラムは永続する手段ではない。
ECBの任務は政府をファイナンスすることではない。
ユーロ圏内の全ての国は自国の債務に責任を負うべき。
ECBは物価安定が脅威となった場合には金利を引き上げる。」
などの見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの格付けを引き下げ方向(1段階か2段階)で見直する。
銀行支援の影響を懸念。ポルトガルが支援要請をするかは不明。」
などの発表をしました。
ユーロが軟調になりました。
英公的部門借入額(11月)は市場予想より弱い228億ポンドになりました。
スペインの財務相が、
「ムーディーズは大げさだ。銀行の強さを認識すべき。
2011年に借り換え問題は発生せず。2011年1.3%成長見通しを堅持。」
などの発言をしました。
格付け会社のフィッチが仏の一部地方の格付けを引き下げました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの5地域と自治政府を格下げ方向で見直す。」
と発表しました。
加消費者物価指数(11月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
加小売売上高(10月)は市場予想より強い0.8%になりました。
米FRBが英・欧・加・日・スイスの中銀などと、
ドルスワップ協定を来年8月まで延長すると発表しました。
IMFが2009年9月に承認した金売却プログラムに基づいて、
IMFの金準備の8分の1に相当する403.30トンの金を売却したと
発表しました。
ユーログループ議長が、
「ユーロは危機に陥っていない。ダメージも受けていない。
ユーロの存続が脅かされているとの観測は事実無根。」
との主旨の発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの複数のカバードボンドの格付けを引下げる可能性。」
との発表をしました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャの発行体格付けをジャンク級へと引下げる可能性。」
との発表をしました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
スイスフランが堅調傾向で推移しました。
NYダウは前日比+55.03ドルで取引を終えました。

<12月22日(水)>

NZ第3四半期経常収支は予想よりは強い−17.7億NZDになりました。
日通関ベース貿易収支(11月)は予想より弱い1628億円になりました。
日銀金融経済月報では、
「ターム物金利は一部強含んでいるが総じて低水準。
生産はやや減少。企業の景況感は製造業中心に弱め。
1〜3月期の生産は実勢で増加に転じると予想。不確実性大きい。」
などが示されました。
中国の商務省が、
「2011年は貿易収支均衡ため積極的に輸入を拡大。
外貨準備の活用拡大を検討。
2011年には欧州債務危機によるリスクがあると予想。」
などの見解を発表しました。
日経平均は前日比−24.05円で取引を終えました。
中国政府が、
「不動産市場での海外投資家の投機を抑制していく。
不動産市場への資本流入監視を強化していく。」
などを発表しました。
独輸入物価指数(11月)は市場予想より強い1.2%になりました。
英第3四半期GDP確報は0.7%、英第3四半期経常収支は−96億ポンド、
とともに市場予想よりも弱い結果になりました。
英第3四半期総合事業投資確報は予想より強い3.1%になりました。
英BOE議事録では、
「センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
ポーゼン委員が資産買い入れ枠の500億ポンド拡大を主張。
金融政策の現状維持を7対1対1で決定。
中期的なインフレリスクが上向きに変化した可能性もある。
ユーロ圏の動向は下振れリスクを増大。」
などが示されました。
ポルドガルの地元紙が、
「中国は40〜50億ユーロのポルトガル債を購入する用意がある。」
との観測報道をしました。
ユーロが一時堅調に転じました。
中国人民銀行がこの報道へのコメントを拒否しました。
独商工会議所が、
「欧州の寒波は独第4四半期の経済成長率を0.5%押し下げる可能性。」
との観測を発表しました。
ユーロが再び軟調傾向になっていきました。
米第3四半期GDP確報は2.6%、米第3四半期個人消費確報は2.4%、
米第3四半期GDP価格指数は2.1%、米第3四半期コアPCEは0.5%と、
いづれも市場予想より弱い結果になりました。
米ドルが対豪ドルなどで売られました。
米中古住宅販売件数(11月)は予想より弱い468万件になりましたが、
2010年6月以来の高水準になりました。
IMF国際通貨基金が、
「加の2010年GDPは3.0%、2011年は2.3%と予想。
加経済のリスクは消費者債務と米国による需要の減退。
加経済が減速すれば景気刺激策が必要になる可能性。
加政府には景気刺激策を実施する余地が充分にある。」
などの見解を発表しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「2011年の米経済成長は3.0〜3.5%と予想。
持続的な回復に対する信頼感が高まった。
デフレの脅威は懸念していない。
2011年のインフレ率は1.5〜2.0%を予想。
徐々に緩和策を引き上げていくことが課題。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+26.33ドルで取引を終えました。

<12月23日(木)>

NZ第3四半期GDPは市場予想より弱い−0.2%になりました。
予想外のマイナス成長に一時NZドルが軟調になりました。
ギリシャ議会が2011年度予算を承認しました。
東京市場は祝日の休場で全般的に動意の弱い相場になりました。
円や豪ドルが堅調傾向で推移しました。
フィッシャー英BOE委員が、
「2011年の1四半期がマイナス成長になることもあり得なくはない。」
との見解を示す発言をしました。
中国外務省が、
「中国はユーロ圏経済の健全性の回復を助ける。
ユーロ圏は中国の外貨投資の重要な地域の1つである。」
との認識を発表しました。
独財務相が、
「欧州経済政府という構想は正しいプロジェクトではない。
ユーロの持続可能な保護が必要。
救済メカニズムには独立性と透明性が必要。」
などの認識を示しました。
格付け会社のフィッチが、
「ハンガリーの格付けを引き下げて見通しをネガティブとする。
ハンガリーの財政計画は間違った方向に行っている。
2013年でGDP成長率5%のハンガリー政府の想定は楽観的過ぎる。
信頼できる中期的な財政措置を実行しないと格下げを招く可能性。」
などの発表しました。
加GDP(10月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
米耐久財受注(11月)は−1.3%、米個人支出(11月)は0.4%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米個人所得(11月)は市場予想より強い0.3%になりました。
米PCEコア・デフレータ(11月)は0.1%、
米新規実業保険申請件数は42.0万件と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの25の資産担保証券の格付け引下げの可能性がある。」
と発表しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)は、
市場予想とおりの74.5になりました。
米新築住宅販売件数(11月)は予想より弱い29.0万件になりました。
アイルランド政府が、
「アライド・アイリッシュ銀に37億ユーロ注入して実質国有化する。」
と発表しました。
格付け会社のフィッチが、
「ポルトガルの長期格付けを引下げて見通しをネガティブにする。
ポルトガルの2011年の財政目標は難問で来年に景気後退に陥る可能性。
ポルトガルがEU・IMFの支援を要請するとは認識していない。
ポルトガルは2012年に持続的な成長に回帰する可能性。」
などの発表をしました。
ポルトガルの財務省が
「フィッチのポルトガル格下げは理解に苦しむ。
ポルトガルの銀行はは堅固で快活。」
との声明を出しました。
格付け会社のS&Pがフランスの格付けをAAAに据え置いて、
見通しを安定的としました。
NY原油(WTI)は2年2ヶ月ぶりの高値になる91ドル台半ばで
取引を終えました。
NYダウは前日比+14.00ドルの11573.49ドルで週の取引を終えました。

<12月24日(金)>

アイルランドの財務相が、
「アイルランドの選択肢に銀行上位債務の不履行などは全くない。
ばかげた議論はやめる必要がある。」
などの認識を示しました。
日2011年度予算案で5兆円程度に為替介入枠を拡大する案が
盛り込まれるとの報道がありました。
中国商務省が、
「欧州債務問題は来年の1月〜2月に深刻化する恐れがある。
問題を抱えた欧州諸国による国債発行では解決策にならない可能性。」
との見解を発表しました。
日経平均は前々日比−67.29円の10279.19円で週の取引を終えました。
中国商務省が、
「2010年の中国対外投資は500億ドルに達する可能性がある。」
ことを発表しました。
全般動意薄ながらポンドやスイスにポジション調整がみられました。
中国人民銀行が、
「資産バブルを防止。金融政策を穏健とする必要。
政策手段として対象を限定した預金準備率を活用する。
中国は国内外で過剰流動性に直面している。」
などの方針と認識を示しました。
日2011年度の予算案では、
「新規国債発行額は国際公約にもなる44兆2980億円を順守。
一般会計総額は過去最大の92兆4116億円とする。」
などになりました。
スイスSNBが、
「ユーロ圏の緊張がスイスフラン高を招いている。
緊張悪化はスイスの経済成長に影響を及ぼす可能性。
必要ならばデフレに対抗する措置をとる用意がある。」
などの見解を示しました。
NY時間はクリスマスの振り替え休日で米国の株式市場・
債券市場・商品市場がお休みで動意薄の相場が続きました。

●今週の主な予定

<12月27日(月)の主な予定>

※NZ、豪、英、加などの市場がクリスマスの振り替えでお休みです。

朝8時50分に日銀政策会合議事録、日企業向サービス価格(11月)、
午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(12月)、
午後2時に日住宅着工戸数(11月)、日建設工事受注(11月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(12月)、
などの経済指標が発表されます。

<12月28日(火)の主な予定>

※NZ、豪、英、加などの市場がボクシングデー振り替えでお休みです。

朝8時半に日失業率(11月)、日全国消費者物価指数(11月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(11月)、日小売業販売額(11月)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(10月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(12月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<12月29日(水)の主な予定>

午後6時に欧マネーサプライM3(11月 前年比)、
午後7時15分にスイスKOF先行指数(12月)、
が発表されます。

また、発表時間が未定(通常はNY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(12月)が発表予定です。

<12月30日(木)の主な予定>

夜10時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(11月 成約)、
などが発表されます。
米の指標には注目です。

<12月31日(金)の主な予定>

※東京市場は大晦日でお休みです。
※米債券市場は短縮取引になります。

主要通貨では特に経済指標の発表が予定されていません。

さて、先週もいろいろなことがありました。

20日に、英産業同盟CBIが「2011年第1四半期の英GDP成長率見通しを
0.2%に下方修正する。英BOEは来年春に金利を引き上げる見込み。」
などの観測を発表しました。
また、格付け会社のムーディーズが「複数のアイルランドの銀行の
格付けをさらに引下げする可能性。スペインの30の銀行の優先債
格付けを引下げる可能性。」などを発表しました。

21日に、中国の副首相が「中国はドーハラウンド協議の進展を望んで
いる。EU債務支援への具体的行動を取っている。」などの主旨の発言
をしました。
一方、格付け会社のムーディーズが「ポルトガルの格付けを引き下げ
方向(1段階か2段階)で見直する。スペインの複数のカバードボンドの
格付けを引下げる可能性。」などの発表をしました。
また、格付け会社のフィッチが「ギリシャの発行体格付けをジャンク級
へと引下げる可能性。」との発表をしました。

22日に、中国の商務省が「2011年には欧州債務危機によるリスクがある
と予想。」などの見解を発表しました。
また、ポルドガルの地元紙が「中国は40〜50億ユーロのポルトガル債を
購入する用意がある。」との観測報道をしました。
そして、中国人民銀行がこの報道へのコメントを拒否しました。
また、独商工会議所が「欧州の寒波は独第4四半期の経済成長率を
0.5%押し下げる可能性。」との観測を発表しました。

23日に、ギリシャ議会が2011年度予算を承認しました。
また、格付け会社のフィッチが「ハンガリーの格付けを引き下げて
見通しをネガティブとする。ポルトガルの長期格付けを引下げて
見通しをネガティブにする。」などの発表をしました。
そして、格付け会社のムーディーズが「ポルトガルの25の資産担保証券
の格付け引下げの可能性がある。」と発表しました。

24日に、中国商務省が「欧州債務問題は来年の1月〜2月に深刻化する
恐れがある。」との見解を発表しました。
また中国人民銀行が「資産バブルを防止。金融政策を穏健とする必要。
政策手段として対象を限定した預金準備率を活用する。中国は国内外で
過剰流動性に直面している。」などの方針と認識を示しました。

先週は、クリスマスの週で市場が薄い状況でしたが、円高傾向と
原油などのコモディティ市場の堅調を背景に豪ドル高、そして、
格付け会社による格下げ発表のラッシュで、ユーロがリズミカルな
上下動をしながらも軟調傾向になりました。

そして、24日に中国の短期金利が急上昇していましたが、クリスマスの
25日(土)に、中国が10月20日以来、2ヶ月ぶりに金利を0.25%引き上げ
ると発表して、期間一年の基準金利が貸出しで5.81%、預金で2.75%
になりました。中国消費者物価指数の高騰と資産バブル抑制目的を
背景としていますが、市場では来年の末までにさらに3〜4回の追加
利上げを行うとの観測があるようです。

また、21日にFRBが英・欧・加・日・スイスの中銀とドルスワップ協定
を来年8月まで延長すると発表して、金融有事に備えてのドル供給体勢
を継続することが発表され、金融危機への警戒を解いていないことが
示されました。

先週の格付け会社による格下げ発表のラッシュでユーロは軟調には
なったものの、クリスマス休暇を控えてのポジション調整もあったか、
下げ渋りの兆しも観られていたようですが、さらなるユーロの下落には
まだ警戒は解けないのかもしれません。

20日に格付け会社のフィッチが「世界経済の回復は順調に進んでいる」
との見解を発表していますが、米株式市場では景気回復期待と緩和策
による過剰流動性資金で2011年は最大15%上昇すると観測があり、
また英国株も月間で8%強上昇して2年半ぶりの高値をつけ、
また、コモディティ市場も強く、株式と商品ともに先高感は根強い
ようです。

さて、2010年の最終盤となる今週ですが、アナリスト予想では円高の
可能性が高いとの見方が優勢のようですが、週初には米国債入札も
相次ぎ、米長期金利の動向にも影響を受ける可能性もありそうです。

また、中国の利上げで資源国通貨にもいったん調整が入りそうですが、
商品市況の先高感からまた買戻しが入る可能性もありそうです。

円高、ドル高が継続する可能性がありそうですが、市場が薄くなって
いますので、トレードする場合にはチョッピーで急激な動きにも
注意したいものです。膠着感が強いとともに、ときに急激に動く
静と動の著しい相場展開になる可能性がありそうです。


さて今日は、「ありがとう」のお話です。

今年も残すところあと僅かになりましたね。

2010年も振り返りますといろいろありましたが、
文字とおり「あっという間」に過ぎた感じがします。

寅年の今年の京都清水寺での恒例の「今年の漢字」は、
猛暑の年でもあったので、「暑」という字が選ばれました。

また、新語・流行語大賞のほうでは、

池上彰さんの定型句「いい質問ですねぇ。」や、
ねづっちの「ととのいました」や、
ツイッターでの定型句「〜なう」などの候補のひしめく中、

NHKの連ドラの水木しげるさんの半生を描く「ゲゲゲの女房」の
「ゲゲゲの」が大賞に輝きました。

そして、この「ゲゲゲの女房」の主題歌が、
いきものががりの「ありがとう」という歌でした。

作詞作曲は水野良樹さんで

"ありがとう"って伝えたくて あなたを見つめるけど ♪
繋がれた右手は 誰よりも優しく ほら この声を受け止めている ♪

という、よくある言葉の「ありがとう」が
新鮮で心地よい響きで歌われていました。

ところで、この「ありがとう。」という言葉は不思議な言葉で、

商業的には日常、感謝を意味して
最も多く使われる言葉のひとつですが、

身近な人へ「心をこめて」この言葉を言うのは照れくさくもあり、
案外と言いづらい言葉でもあります。

ある意味、軽々しく使うことはあっても、

「ありがとう。」と「ごめんなさい。」の2つの言葉は、

なかなか「心を込めて」は言いづらい言葉でもあるようです。

心では少しは思っていても、(笑)
「ありがとう。」と身近な人に言うのは妙に照れくさいものですし、

「あっ、間違えた。」と思っていても、
理屈をあれこれこねる言葉は口から出てくるものですが、(苦笑)
身近な人に素直に「ごめんなさい。」とは言いづらいものですし、

感謝と、過ちを認める言葉は、なかなか言えそうでいて、
「言えねぇ。言えねぇ。もう言えねぇ。」の言葉のようですね。

ただ、これらの言葉は魔法の言葉で、
人間関係をとても円滑にするといわれているようです。

さて、

トレードでも解っていながら実行しづらいことがあります。

そのひとつは、自ら過ちを認める「損切り」ですが、
できない人は口座を飛ばすくらい大きく負けるまで
身につかないこともあります。

人によってはそのくらい難しいものです。

また、相場を愛し感謝するということもなかなか難しいものです。

「へっ、相場を愛するだぁ。そんなの関係ないや。」
とも思うものですが、

どの分野に限らず、その道で成功するには、
意識するとしないにかかわらず、その道が好きで好きでたまらない、
という人が多いように思います。

日本将棋連盟の会長を勤める米長邦雄さんが
かつてこんなユニークな語録を残しています。

「幸せの女神はね。努力する人に訪れると思っているでしょ。
 でも、そうじゃないんです。
 努力とは嫌なことを一生懸命すること。
 女神はね。好きなことに夢中になっている人に惚れるんです。」

まぁ、うまいことをいうものですが、(笑)

そういえば、大リーガーのイチロー選手も、
事実かどうかはわかりませんが、話に聞くところによりますと、

用事のない限りシーズンオフでの休暇はたったの3日で、
ランニングやストレッチや素振りなどの基礎練習を
シーズンオフの早々から始めるのだそうです。

きっと、大リーガーになった今でも野球が好きで好きで、
そして、基礎トレーニングの大切さを熟知しているのでしょうね。

また、よく聞く話では、ピアニストやバレリーナも

「1日練習を休めば自分でわかる。
 2日練習を休めば仲間にわかる。
 3日練習を休めば観客がわかる。」

などといわれているようで、基礎練習は怠れないもののようです。

そして、私の好きな将棋の世界でも、
かつて1971年にアマ名人になったことのある
北海道立工業試験場に務めるТさんが
体調を崩されて入院されたときに、

見舞いに行った棋友からこんな話を聞いたことがありました。

「琴似の病院にТさんの見舞いに行ったらさぁ。
 いやぁ、驚いたよ。」

「えっ、何かあったの?」

「まぁ、病状は順調に回復に向かっていたんだけど。
 Тさんといえばさぁ、沖元二さんとか強豪を下してさぁ、
 全国アマ名人になった人じゃない。
 それがさぁ、ベッドで読んでる棋書がさぁ、
 なんと五手詰めの初心者向けの詰め将棋の本なんだよ。」

「ふーん。」

「伊藤宗看の将棋無双かなんかに挑戦しているなら、
 このレベルの人ならそうなのかなぁ、とも思うけど、
 初心者向けの五手詰めの棋書を見ているとはねぇ。」

「……。」

「でもさぁ、俺、思ったんだけどさぁ。
 なんとなくТさんの強さの秘密を見たような感じがしたよ。」

もしかしますと…、

基礎を怠らずトレーニングすることこそが
奇跡を生むのかもしれませんね。

あれまぁ、また話が長くなりました。 m(_ _)m

良いお年をお迎えくださいませ。

そして、心を込めてこの言葉をいわせてください。 f(^_^)

「ありがとうございます!」

来年は卯年です。トレードでも躍進したいものですね。(笑)

それでは、また来年。。。



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より深く体系的に学んでいただければと思います。

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FX 認識の視座のお話


北海道の街は白い雪化粧になりました。^^
今年も早くもクリスマスを迎える時節になりましたね。

●先週12月13日(月)〜12月17日(金)の気になる出来事

<12月13日(月)>

週末に発表された中国消費者物価指数(11月)は、
前年比で市場予想より強い+5.1%になりました。
英ライトムーブ住宅価格(12月)は−3.0%になりました。
米10年債利回りが3.340%を上回り半年ぶりの高水準になりました。
ドルが徐々に買われる相場展開になりました。
日経平均は前週末比+81.94円で取引を終えました。
中国上海株式市場が前週末比+2.9%の大幅高になりました。
ルクセンブルクの外相が、
「ユーロは危機的状況。共同で対処する必要。
ユーロ圏共通債券について再び話すことがないことを希望。
ユーロ圏が悪い方向へ進んだなら独に更にコストがかかる可能性。」
などの認識を示しました。
スイス生産者輸入価格(11月)は予想より弱い−0.2%になりました。
OECD経済協力開発機構が、
「中期的インフレの上方リスクが顕在化したならば、
ECBの金融刺激策は解除されるべき。
ECBの非標準的措置は段階的に縮小されるべき。
短期的に成長に影響があってもユーロ圏は財政再建が必要。」
などの見解を発表しました。
英生産者仕入価格(11月)は市場予想より強い0.9%になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの銀行の見通しは依然としてネガティブ。」
との見解を発表しました。
中国の外為当局が、
「海外資本フローの監視を強化。投機マネー流入に積極的に対抗。」
などの指針を発表しました。
独政府のスポークスマンが、
「欧州金融安定化ファシリティー拡大が検討されてはいないと認識。
ユーロ圏共通債券に独が年間170億ユーロ負担するとの報道を否定。」
などドイツ政府の見解を発表しました。
独連銀が、
「独GDP成長率は2010年に3.6%、2011年に2%の見通し。
独の失業者数は2012年までに300万人を下回る可能性。
独インフレ率は2010年に平均1.1%、2011年に平均1.7%の見通し。
2010年第4四半期の成長は拡大。2011年第1四半期は減速の可能性。」
などの見解を発表しました。
英BOEの副総裁が、
「インフレは短期的に上昇が持続する可能性。
急激な引き締めは景気回復を妨げる可能性。
英国の景気回復は第4四半期でも継続する見込み。
BOEが更に量的緩和を行うことは可能。
見通しには両サイドのリスク。
ある時点では刺激策の解除が適切になる。」
などの認識を示しました。
加第3四半期設備稼働率は市場予想より強い78.1%になりました。
スペイン中銀総裁が、
「金融危機がスペインに与えた影響は他国に比べると大きくはない。
スペイン経済は他の域内国よりも早く成長に復帰する可能性。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「米の税制は米AAA格付けに2年間、ネガティブの可能性を高める。」
との見解を発表しました。
米ドルが売られる相場展開になりました。
加BOC総裁が、
「為替政策が主要国のディスインフレを引き起こしている。
カナダの債務の脆弱性は急速に高まっている。
BOCは刺激策の解除を慎重に決めなければならない。
主要先進国の低金利政策は長期間続く可能性。
執拗な通貨高は生産性を弱め貿易の足枷となる可能性。」
などの認識を示しました。
独の財務相が「ユーロの防衛はドイツの国益。」
との見解を示しました。
カナダの首相が、
「加の政策金利はこれより下がることはない可能性。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「英経済の不透明により英の銀行システムの見通しはネガティブ。」
との見解を発表しました。
NYダウは前週末比+18.24ドルで取引を終えました。

<12月14日(火)>

NZ小売売上高(10月)は市場予想より弱い−2.5%になりました。
NZ政府が、
「2010〜2011年のNZ政府の借入は10億NZドル増加の135億NZドル、
2010〜2011年の純負債はGDPの20.8%、
2014〜2015年のピーク時にはGDPの28.5%になると予想。」
との見通しを発表しました。
NZドルが軟調になりました。
英RICS住宅価格(11月)は市場予想よりは強い−44.0になりました。
NZの財務相が、
「経済と財政の見通しは予算での見通しより弱くなる可能性。
NZ政府の財政赤字は2010〜2011年にピークになる可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
豪NAB企業景況感(11月)は4、同じく信頼感(11月)は6になりました。
豪第3四半期新規住宅は市場予想より弱い−13.2%になりました。
日鉱工業生産確報(10月)は−2.0%になりました。
日経平均は前日比+22.88円で取引を終えました。
スイス政府が、
「2011年のスイスGDP成長率見通しを1.5%へ引き上げ。
2012年のスイスGDP成長率の見通しは1.9%。」
などを発表しました。
スペイン中銀が、
「11月のスペインの銀行のECBからの借り入れ額は、
10月より減少して645億ユーロ。」
になったことを発表しました。
中国国家発展改革委員会が、
「2011年の中国消費者物価指数の目標を4%前後に設定。
2011年の中国GDPの目標を8%前後に設定。」
することを発表しました。
英消費者物価指数(11月)は0.4%、英小売物価指数(11月)は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英DCLG住宅価格(10月)は前年比で市場予想より弱い5.5%になりました。
独IFO経済研究所が、
「ECBは2011年末頃に0.25%の利上げの可能性。
2010年の独GDPは+3.7%、2011年の独GDPは+2.4%と予想。
ECBの政策は2011年も引き続き拡張的になる可能性。」
などの予測を発表しました。
独ZEW景況感調査(12月)は市場予想より強い4.3%になりました。
欧鉱工業生産(10月)は市場予想より弱い結果になりました。
欧ZEW景況感調査(12月)は市場予想よりかなり強い15.5になりました。
ユーロがしばらく堅調に推移しました。
欧州連合リポートでは、
「ユーロ圏の景気回復は定着しつつあるが更なる財政再建が必要。」
などが報告されました。
格付け会社のS&Pが
「ベルギーの格付け見通しをネガティブに引き下げる。
ベルギーが政権を発足できい場合は6ヶ月以内に格下げの可能性。」
などを発表しました。
トリシェECB総裁が、
「ECBは欧州安定ファシリティーの柔軟性と最大限の規模を求める。
ECBはユーロ圏共同債券を必ずしも適切とは認識していない。
金利と流動性措置はそれぞれ独立したツールである。
一部の国の財政赤字を懸念。資金供給中毒の銀行の問題を分析。」
などの主旨の発言をしました。
独政府が、
「独は永続的に強いユーロを求める。
独はユーロのためにできる限りのことを行う。
ECBの資本金積み増し要請は前向なものと認識。
現在の救済メカニズムの拡大の議論は必要がないと認識。
欧州金融安定ファシリティーの変更は必要ないと認識。」
などの見解を発表しました。
イタリア議会が内閣不信任案を否決しました。
英センタンスBOE委員が、
「金利を上げる必要がある。利上げはBOEの信頼性を強化させる。」
などの見解を示しました。
米小売売上高(11月)は0.8%、米生産者物価(11月)は0.8%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加景気先行指標指数(11月)は市場予想より弱い0.3%、
加第3四半期労働生産性は市場予想より強い0.1%になりました。
米企業在庫(10月)は市場予想より弱い0.7%になりました。
しだいにドルが買われる相場展開になりました。
FOMCは政策金利を0%-0.25%の範囲に据え置くことを決定しました。
FOMC声明では、
「2011年6月期限の総額6000億ドルの米国債買入れに変更はない。
国債買入れペースと全体の規模は定期的に見直す。
異例の低金利が正当化される可能性。インフ率は低下の傾向。
住宅市場は引き続き抑制。失業率は上昇。
今回の決定ではカンザスシティ連銀総裁が反対。」
などが示されました。
NYダウは前日比+47.98ドルで取引を終えました。

<12月15日(水)>

日第三次産業活動指数(10月)は0.5%、
日銀短観の第4四半期大企業製造業業況判断は5、
第4四半期大企業非製造業業況判断は1、
第4四半期大企業非製造業先行判断は−1、
第4四半期大企業全産業設備投資は2.9%と、
それぞれ市場予想より強い結果になりました。
第4四半期大企業製造業先行判断は予想より弱い−2になりました。
市場反応は限定的でした。
米10年債利回りが3.5%超になり7ヶ月ぶりの高水準になりました。
中国商務省が、
「11月の対中国直接投資は前年同月比で+38.2%の97億ドル。
2010年の対中国直接投資は1000億ドルに達する見込み。」
などを発表しました。
日経平均は前日比−6.99円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの格付けを引き下げの方向で見直す。
スペインには資金調達の脆弱性がある。
公的債務比率が上昇する可能性。支払い能力は危機的ではない。
スペインは欧州金融安定ファシリティーに支援を要請しない可能性。
EUへの支援要請することはシナリオにないが排除しない。
スペインは2011年に約1700億ユーロの調達が必要になる可能性。
スペインは他のストレス下の域内国よりは信用力がある。」
などの発表しました。
ユーロが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
英失業保険申請件数推移(11月)は予想より弱い−0.12%、
英失業率(11月)は市場予想とおりの4.5%になりました。
独の首相が、
「独は欧州とユーロから特別な恩恵を受けている。
ユーロは長期的な平均よりも高い水準。
恒久的な危機メカニズムはユーロ圏を強くする。
危機メカニズムのために限定的な条約改正が必要。
危機メカニズムでは投資家は特定のケースで関与することになる。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者物価指数(11月)は市場予想より弱い0.1%、
NY連銀製造業景気指数(12月)は市場予想より強い10.57になりました。
ただ、構成項目の雇用や新規受注は弱い内容となりました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
米ネットTICフロー(10月)は市場予想より弱い75億ドル、
ネット長期TICフロー(10月 対米証券投資)は276億ドルになりました。
米鉱工業生産(11月)は0.4%、米設備稼働率(11月)は75.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「英国の地方自治体は予算削減とガバナンスの変更のリスクに直面。」
との認識を示す発表をしました。
アイルランド議会がEU・IMFによる支援策を可決しました。
米NAHB住宅市場指数(12月)は市場予想とおりの16になりました。
米上院が減税延長法案を可決しました。
NYダウは前日比−19.07ドルで取引を終えました。

<12月16日(木)>

豪インフレ期待(12月)は前回値より弱い2.8%になりました。
豪第4四半期報告書で「数年間、豪公共料金の大幅上昇の可能性。」
が示されました。
NBNZ企業信頼感(12月)は29.5になりました。
日経平均は前日比+1.51円で取引を終えました。
日11年度税制改正大綱では、
「法人税率の5%減税。証券優遇税制の2年延長。
環境税の11年10月から3年半かけて段階的導入。」
などが示されました。
ユーログループ議長が、
「金融市場はユーロ圏のファンダメンタルズを見失っている。
EU首脳会議ではユーロ圏の安定への決意を示すことが重要。
ユーロ圏共同債券は流動性のある市場をつくり、
独を含むユーロ圏の債務負担を軽減させる。
ユーロ圏には国家財政を再建する以外の選択肢は存在しない。」
などの見解を示しました。
中国とインドが、
「中印は2015年までに1000億ドルの貿易を目指す。
中印は中国への輸出拡大を振興することで合意。」
などの共同声明を発表しました。
格付け会社のS&Pが中国の長期ソブリン格付けと
香港の格付けを引き上げて、ともに見通しを安定的としました。
スイス第3四半期鉱工業生産は予想より強い1.8%になりました。
格付け会社のS&Pが、
「独経済は上昇を継続する見通し。
独の2011年の実質GDPは2.4%の見通し。
独の経済拡大は広範でバランスされたものになる見通し。」
などの見解を発表しました。
独製造業PMI速報(12月)は市場予想より強い60.9、
独サービス業PMI速報(12月)は市場予想より弱い58.3になりました。
スイスSNBが政策金利を0.25%で据え置きました。
スイスSNB声明では、
「2011年のスイスGDPは1.5%前後の見込み。
2011年のインフレは0.4%の見込み。
金融市場の緊張を背景にスイスフランは再び上昇している。
デフレの脅威が顕在化した場合は物価安定に必要な措置をとる。」
などが示されました。
欧製造業PMI速報(12月)は市場予想より強い56.8、
欧サービス業PMI速報(12月)は市場予想より弱い53.7になりました。
ポーゼンBOE金融政策委員が、
「金融政策はインフレに過剰反応すべきではない。
英国の家計支出は財政再建に応じて減少する可能性。
単位労働コストの減少がインフレを押し下げている。
英経済には埋めるべき大きな需給ギャップがある。
消費者物価指数は2年後に2%の目標を大幅に下回る可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
独経済省が「独第4四半期は著しい成長を予想する。」
と発表しました。
英小売売上高(11月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
英BOEが「11月のインフレ期待は2008年8月以来で最高の+3.9%。」
になったことを発表しました。
ポンドがしばらく堅調に推移しました。
中国人民銀行総裁が「利上げの要求にジレンマを感じる。」
との認識を示しました。
欧消費者物価指数(11月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
スイスSNB総裁が、
「弱い輸出は著しい(経済)減速を示すものである。
減速の理由の中にスイスフラン高がある。
スイスフランは2010年初めから急激に上昇。
2011〜2012年のスイスのインフレは引き続き低い可能性。
景気回復が持続可能かどうかは依然として不透明。
インフレ見通しは重要な指標。SNBの責務は物価の安定の確保。」
などの認識を示しました。
ユーログループ議長が、
「スペインとポルトガルは市場沈静化へ構造改革を明確にすべき。」
との認識を示しました。
米住宅着工件数(11月)は市場予想より強い55.5万件、
米建設許可件数(11月)は市場予想より弱い53.0万件になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い42.0万件、
米第3四半期経常収支は予想より弱い−1272億ドルになりました。
加国際証券取扱高(10月)は予想より弱い95.1億加ドルになりました。
ECBが資本を50億ユーロ拡大して107.6億ユーロとしました。
フィラデルフィア連銀指数(12月)は予想より強い24.3になりましたが、
構成項目の雇用指数に悪化が見られました。
欧州システミックリスク理事会(ESRB)で、
議長にECB総裁、副議長に英BOE総裁が就任することが決定しました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインのバルセロナを格下げする可能性がある。
ギリシャのソブリン債格付けを引き下げる可能性がある。」
ことなどを発表しました。
IMF国際通貨基金が、
「アイルランドへの225億ユーロの支援を承認。
58億ユーロは直ぐにでも利用可能。」
になったことを発表しました。
NYダウは前日比+41.78ドルで取引を終えました。

<12月17日(金)>

トリシェECB総裁が、
「ECBの増資は正当化される。ECBは非常に堅固で強い機関である。」
との認識を示しました。
中国人民銀行総裁が、
「預金準備率と金利を同時引き上げることはない。」
と明言しました。
ファンロンパイEU大統領が、
「将来的な欧州安定機構は現行のメカニズムをベースに構築。
欧州安定機構にはIMFも含まれる見通し。
EU首脳は銀行部門の新たなストレステストを行うことを合意。
EU首脳はユーロ圏安定化へ必要な措置を取ること準備している。」
などの報告をしました。
英ネーションワイド消費者信頼感(11月)は
市場予想より弱い45になりました。
英BOE金融安定報告では、
「英国の金融システムはさらに回復力を有するものになる可能性。
先進国の低い国債利回りは新興国などのバブルを引き起こす可能性。
銀行は賃金や配当の引き下げによって資本の引き上げを行うべき。」
などが示されました。
米下院民主党がブッシュ減税延長法案の採決を先送りしました。
中国人民銀行総裁が、
「今後5年で政策金利での市場に基づく目だった進展がある可能性。」
との主旨の発言をしました。
中国の銀行業監督管理委員長が、
「中国は構造的なインフレ見通しに直面しているが、
中国はインフレを妥当な水準に維持できる見通し。
投機マネーの流入は中国の安定成長の維持の妨げになる。」
などの見解を示しました。
ドルがしばらく軟調傾向で推移しました。
米下院が(ブッシュ)減税延長法案を可決しました。
日経平均は前日比−7.46円の10303.83円で週の取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「アイルランドの格付を5段階引き下げ見通しをネガティブにする。
アイルランドの債務比率は2013年には120%へと増加する可能性。」
などを発表しました。
独連銀総裁が、
「ユーロ圏共同債券は国家の財政責任を損なう恐れがある。
債務が早急に削減されなければ金利リスクが高まる可能性。
ユーロ圏共同債券は市場の信頼を高めない可能性。
独の潜在成長率は2012年までに1%に回復も危機前の水準を下回る。」
などの見解を示す発言をしました。
独の首相が、
「昨日、欧州首脳は安定した強いユーロの重要性で合意した。
段階を追って共通の経済政策へ近づけることが重要。」
などの認識を示しました。
独IFO景気動向(12月)は109.9、同現況評価値は112.9と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ユーロが上下動しながらもしばらく上昇しました。
EU首脳会議の共同声明の草案に
「加盟国は新発行債券の満期を中期的に長期化することで合意した。」
との文言が盛り込まれることになりました。
欧建設支出(10月)は0.0%に、
欧貿易収支(10月)は36億ユーロになりました。
仏大統領が、
「ユーロ圏には経済政策のガバナンスが必要。
ユーロ圏には競争力の格差に取り組む課題がある。
決してユーロは破綻しない。欧州ではデフレの恐れはない。」
などの認識を示しました。
独の首相が、
「EUは更に共通の経済政策に向かって進む。
恒久的なメカニズムは説得力のある規模にする必要。」
などの見解を示しました。
NY時間になるあたりからユーロやポンドが下落しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャの6の銀行を格下げする可能性がある。」
との発表をしました。
米景気先行指標総合指数(11月)は予想とおりの1.1%になりました。
IMF国際通貨基金が、
「アイルランド危機は重大な伝染のリスクがある。
影響を受けやすいのはギリシャ、ポルトガル、スペインの可能性。
アイルランドのシステミックリスクは拡大。
独、米、仏、英、などの銀行にアイルランドへの被リスク融資がある。
アイルランドの回復ペースには重大なダウンサイドリスクがある。」
などの見解を発表しました。
英ロイズ・バンキング・グループが、
「アイルランド問題でアイルランド関連資産が10%毀損する可能性。」
との発表をしました。
ユーロやポンドが急落しました。
オバマ米大統領が8580億ドル規模の減税の延長法案に署名しました。
NY原油(WTI)は88ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−7.34ドルの11491.91ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<12月20日(月)の主な予定>

午後2時に日景気一致CI指数確報(10月)、日景気先行CI指数(10月)、
午後4時に独生産者物価指数(11月)、
午後6時に欧経常収支(10月)、
夜10時半に米シカゴ連銀全米活動指数(11月)、
同夜10時半に加卸売売上高(10月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(12月)
などの経済指標が発表されます。

<12月21日(火)の主な予定>

朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(10月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(12月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
正午過ぎに日銀政策金利、日銀声明、
午後1時半に日全産業活動指数(10月)、
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(1月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(11月)、輸出(11月)、輸入(11月)、
午後6時半に英公共部門ネット負債(11月)、
夜9時に加消費者物価指数(11月)、
夜10時半に加小売売上高(10月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(日)・加の指標には注目です。

<12月22日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期経常収支、
朝8時半に豪Westpac先行指数(10月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(11月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後6時半に英BOE議事録、英第3四半期GDP確報、
同午後6時半に英第3四半期経常収支、
夜10時半に米第3四半期GDP確報、米第3四半期個人消費確報、
同夜10時半に米第3四半期GDP価格指数、米第3四半期コアPCE確報、
深夜12時に米中古住宅販売件数(11月)、米住宅価格指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<12月23日(木)の主な予定>

東京市場は祝日でお休みです。
朝6時45分にNZ第3四半期GDP、
夜10時半に米耐久財受注(11月)、米個人所得(11月)、米個人支出(11月)
同夜10時半に米PCEコア・デフレータ(11月)、米新規失業保険申請件数
同夜10時半に加GDP(10月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・加・米の指標には注目です。
また、この日は米債券市場などが時間短縮取引になります。

<12月24日(金)の主な予定>

クリスマス(の振り替え休日)で欧米など多くの市場がお休みです。
注目される経済指標の発表は予定されていません。


さて、先週もいろいろなことがありました。

13日に、格付け会社ムーディーズが「スペインの銀行の見通しは依然
としてネガティブ。」、また、「米の税制(ブッシュ減税延長)は米AAA
格付けに2年間、ネガティブの可能性を高める。」、「英経済の不透明
により英の銀行システムの見通しはネガティブ。」などの見解を発表
しました。

14日に、格付け会社のS&Pが「ベルギーの格付け見通しをネガティブに
引き下げる。ベルギーが政権を発足できい場合は6ヶ月以内に格下げの
可能性。」などを発表しました。
また、FOMC声明では「2011年6月期限の総額6000億ドルの米国債買入れに
変更はない。」と発表されました。

15日に、格付け会社のムーディーズが「スペインの格付けを引き下げの
方向で見直す。」と発表しました。
また、アイルランド議会がEU・IMFによる支援策を可決しました。
そして米上院が減税延長法案を可決しました。

16日に、中国人民銀行総裁が「利上げの要求にジレンマを感じる。」
との認識を示しました。
また、ECBが資本を50億ユーロ拡大して107.6億ユーロとしました。
そしてIMFが「アイルランドへの225億ユーロの支援を承認。58億ユーロ
は直ぐにでも利用可能。」になったことを発表しました。

17日に、中国人民銀行総裁が「預金準備率と金利を同時引き上げること
はない。」と明言しました。
また、米下院が8580億ドル規模の減税延長法案を可決しました。
そして格付け会社のムーディーズが「アイルランドの格付を5段階引き
下げて見通しをネガティブにする。」、「ギリシャの6の銀行を格下げ
する可能性がある。」などの発表をしました。
また、IMFが「アイルランド危機は重大な伝染のリスクがある。」
との見解を発表しました。

先週は、全般上下動の忙しい動きになり、週前半ではドル売り優勢、
週後半ではドル買い優勢で、米長期金利にも影響されるドルテーマ
での相場展開になりました。また、格付け会社やIMFなどの発表で
欧州通貨が揺れる展開になりました。

米国の減税の2年間の時限延長が決定して米経済の押し上げ効果が
期待されるとともに、米長期金利が上昇傾向にありますが、
4%台に乗せるのかどうかが次の焦点となりそうです。
年末の米ドルのレパトリーの動きとあいまってドル買い優勢ですが、
米国の財政懸念から「悪い金利上昇」で金利上昇がドル売り材料に
転じると懸念する向きも一部にはあるようで注目されます。

また、EU首脳会議が閉幕して「欧州版IMF」が2013年から常設される
ことが決定しましたが、アイルランドのカウエン政権の支持率低下
などの「政治リスク」、アイルランドやスペインなど不動産バブルに
起因する金融機関の不良債権問題などの「金融リスク」、そして、
ポルトガルやスペインが来年の4〜5月に大量の国債償還資金が必要
になるなどの「財政リスク」などの課題があるようで、来年にかけて
市場テーマとなる可能性があり注目されます。

さて、欧米の投資家が休暇にはいるクリスマスとなる今週ですが、
市場の取引量が縮小して流動性が薄くなる傾向がありますので、
膠着感のある状況になりがちとともに、突如として大玉に揺れる
チョッピーな動きの上下動もある相場となる可能性がありそうです。

また、韓国の排他的経済水域で操業していた中国の漁船が韓国の海洋
警察庁の警備艇に衝突して沈没した事件や、朝鮮半島問題で国連安保
理の緊急会合を開く報道もありましたので、地政学的リスクの情勢
にも一応の注意をしておきたいものです。

トレードする場合には、チャートポイントなどでの急転に注意して
機敏に対応していきたいものです。


さて今日は、認識の視座のお話です。

今年も早くもクリスマスを迎える時節になり、
2010年も残り少なくなってきましたね。

よく「年を重ねるほど一年が早く感じられる」と言いますが、

19世紀のフランスの哲学者のポール・ジャネの法則ならずとも
物理的時間では同じ1年のはずなのに、あくせく生活していますと、
本当に月日のたつのが早く感じられるものです。

特に、私のように50歳も過ぎますとその思いはひとしおです。(苦笑)

さて…、

人が何かを認識しようとするときには、
その状況や知識から物事を観て認識することになりますが、

言葉を換えますと、認識とは相対的なもので、
おかれている状況や持つ知識で「認識自体が変わる」もののようです。

たとえば友人からの電話も、仕事が忙しいという状況では、
「ゴメン、今は取り込み中なんだよ。」と
煩わしく感じられることもありますが、

休みの日ではその友人からの電話がともて嬉しいことがありますね。

そして、トレードでも視点や視座を換えると、
同じ事象が全く違うものとして認識できることがあります。

たとえば、動きの少ない膠着感のある相場では、
価格変動の差益をトレードするという意味では良い状態とは言えず、

「なんだぁ。保ち合いかよ。さっぱり動かなくて、
 チャートを見るのも嫌になっちゃうぜ。」

ということになるものですが、(笑)

ボラティリティが静からやがては動へと必ず移行していくことを
知っているトレーダーにとっては、

「よしよし。レートの動きが均衡したな。今は様子見とするが、
 絶対はない相場でも、膠着の均衡はいつかは必ず解き放たれて、
 上か下かはともあれ、やがて必ずといってよいほど大きく動くぞ。
 そのタイミングを静かにじっと待つことにしよう。」

と、膠着をエントリー待つ前段の予兆的な状況と
認識できることもあるようです。

かたや「膠着を忌み嫌う人がいて」、
かたや「膠着をトレードチャンスの予兆として捉える人がいる」

ということは、ほとんど真逆の認識とも言えそうですが、
興味深い認識の差異ですね。

また…、

トレーダーであるならば、
当然ながら誰しもトレードで儲けることを目指しますので、

「なんとかエントリーのチャンスはないものか。」

という視座でチャートを見ることが多いものですが、

口座の毀損が負けトレードによってもたらされることを
しっかりと認識している人の中には、

「勝つことよりも、できるだけ負けトレードを排除しよう。」

という視座でチャートを観ている人もいるものです。

(勝っているトレーダーは、この場合、
おそらく両方の視座でチャートを観ているものと思われますが、)

かたや「エントリーチャンス(だけ)を探している人がいて」、
かたや「負けトレードをなるべく排除しようとして観ている」

ということは、これも興味深い視座と認識の差異となりそうです。

同様に、「負け」それ自体に対する認識も、

初心の頃は「負け」を受け入れられずに、損切りを躊躇して、
口座を飛ばすほど「1回のトレードで大きく負ける」ことが
あるものですが、

損切りできずに口座を何度か飛ばしたり、(苦笑)
負けの経験も充分に積んだトレーダーは、

しだいに「負け」をトレードの一部として認識して、
それを受け入れられるようになって、

建て玉も保守的な範囲を守りながら、
勝ちと負けとで織り成す「トータルとしての勝ち」を
しだいに目指そうとするもので、

そして、負けを受け入れられるようになるとともに、

トレードを休む大切さも知り、

また、勝つことよりもなるべく負けを排除しようと
指向するようになるようです。

「150Pipsゲットォォォ! 10Pipsや20Pipsなんてショボいぜ。」
と、意気軒昂で血気盛んな頃があっても、

負けるときにも大きくて、もしも口座残高が増えていなかったり、
損失を出しているとしたら、

それは、トータル収支としての平均的には、
「そのあざ笑う10Pipsや20Pipsさえも取れていない」
ということに嫌がおうでも気づかされることになるからですね。

まぁ、もっとも、より良い状況を待って慎重にトレードしても
負けるときには負けて、負けを完全に排除などはできないものですが、

視座が勝つことだけからしだいに負けの方にも意識されて、

少なくとも、口座を飛ばす原因ともなる
適切に損切りしないことによる「一度のトレードで大きく負けること」
だけはしだいにしなくなるものです。

負けを完全に排除することはできなくとも、
「大きく」負けることは損切りを執行しようとする
トレーダーの意志しだいで回避が可能なのですね。

もしかしますと、トレーダーとして最もやってはいけないことが、
この「大きく」負けるということなのかもしれません。

勝率が100%でない限りどんなに勝率が良いトレーダーでも、
損切りをしないならば、いつかは口座を飛ばすくらいの損を蒙る
可能性があって、市場での長期的な生存率がほとんどないからですね。

ときに、認識を別の視座からもしてみて、
トレーダーとしての自身を見つめなおしてみると、
新たな発見と価値ある気づきを得れる場合があるようです。

「うーん。なるほどねぇ…。視点を換えて見るのかぁ。
 そういえば、体重140Kgのマツコ・デラックスってさぁ、
 横顔はとても端整で美人に見えるよね。」

「もう…。そういうことじゃなくてさぁ…。 (-_-;) 」

「あははっ。ゴメンゴメン。そう怒りなさんなって。
 冗談言ってからかってみただけだよ。」(爆)


<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

「マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されることになりました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。

FX 概要認識の大切さのお話


ノーベル賞の授賞式がスウェーデンのストックホルムで行われ、
平和賞の受賞式に中国の劉暁波氏は出席できませんでしたが、
ファンファーレの鳴り響く中、鈴木章名誉教授と根岸英一教授が
ノーベル化学賞を晴れがましく受賞されましたね。

●先週12月6日(月)〜12月10日(金)の気になる出来事

<12月6日(月)>

5日にIMF国際通貨基金が、
「ユーロ圏ソブリン債務危機は経済成長の重大な下方リスク。
ユーロ圏ソブリン債務危機は景気回復を狂わせる可能性。
アイルランドへの支援策は市場を沈静化させるに充分ではない。
ユーロ圏はより大きな救済基金を持つべき。
ECBの国債買い入れプログラムは不確実性が緩和まで拡大する必要。
リスクが顕在化してデフレ圧力になる場合にECBは利下げすべき。」
などの見解を発表しました。
5日付けの英FT紙が、ユーログループ議長と伊財務相らによる
「債務危機問題に対処するために欧州共同債券を発行するべき。
共同債券の発行の欧州債券機関は今月にも創設可能。
共同債券の発行はEU加盟国の債券発行の最大50%にするべき。
資金調達が困難になっている加盟国では最大100%にするべき。」
などの欧州共同債券構想の記事を掲載しました。
仏中銀総裁が、
「アイルランドに関する金融市場の懸念は緩和する見込み。
ユーロは実効為替レートでみるとまだ高めである。
ユーロ圏経済の二番底は懸念していない。
ユーロ圏経済に明るい見通しを持っているが、
経済の回復は今年後半にやや弱まる見込み。」
などの認識を示しました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
バーナンキFRB議長が、CBSテレビで
「追加緩和策の効果とインフレと景気しだいであるが、
6000億ドル以上の資産買い入れはもちろん可能。
失業率が5〜6%の通常状態に戻るには4〜5年はかかる可能性。
政策巻き戻しについてはその適切な時期をよく見極める必要。
量的緩和は財政政策ではない。2%超のインフレは容認しない。
政府は景気回復を阻害する税制措置を講じるべきではない。
長期的な財政赤字に対処する方法を検討する必要。」
などの認識を示す発言をしました。
PIMCOのCEOが、
「アイルランドは5年以内にユーロを離脱する可能性。」
との見解を示しました。
日経平均は前週末比−11.09円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズがハンガリーの国債格付けを引き下げ
見通しをネガティブとしました。
欧州決済機関のLCHクリアネットが
アイルランド国債取引の証拠金を30%へと15%引き下げました。
ユーロが一時反発しました。
オーストリアの首相が、
「スペインは支援を回避するため最大限の努力をしているが、
外部支援を必要とする可能性を排除することはできない。」
との認識を示しました。
ユーロが軟調に推移しました。
独首相が、
「ユーロ救済基金を増額する必要はない。
EUの条約はユーロ圏の共通債券を認めていない。
独は強いユーロのためにどのようなことも行う。
欧州はユーロを必要としている。」
などの見解を示す発言をしました。
加住宅建設許可(10月)は市場予想より弱い−6.5%になりました。
加Ivey購買部協会指数(11月)は市場予想より強い57.5になりました。
スペイン財務相が、
「スペインは支援を必要としていない。」
との発言をしました。
ECBの専務理事が、
「今後10年のユーロ圏インフレ率は2%を下回って推移する可能性。
必要があれば欧州金融安定ファシリティーを拡大すべき。
域内政府は危機を生き残る決意を示している。」
などの認識を示しました。
リッチモンド連銀総裁が、
「2011年のGDPは3%をやや上回ると期待。
失業率は緩やかに低下していく可能性。
家計支出は急速に拡大。デフレに陥るリスクは縮小。
経済成長は自律的なものになっている。
景気刺激策からの引き上げのタイミングが問題。」
などの見解を示しました。
金の先物が1429.40ドルになり過去最高値を更新しました。
NYダウは前週末比−19.90ドルで取引を終えました。

<12月7日(火)>

ユーログループ議長が、
「EUとIMFは欧州の経済見通しで合意した。
ユーロ圏財務相らが発表すべき決定はない。
直ちに欧金融安定ファシリティー規模拡大の必要はない。」
などの発言をしました。
欧州金融安定ファシリティーのCEOが、
「1月に50億ユーロの起債を行なう見通し。
アイルランド向け融資合意はクリスマスに調印予定。
資金調達では問題を全く予想していない。」
などの見解を示しました。
レーン欧州委員が、
「ユーロ圏財務相はスペインの銀行再編と財政措置などを評価。
ユーロ圏財務相はポルトガルの2011年緊縮予算を歓迎した。」
などの発表をしました。
オバマ米大統領が、
「ブッシュ減税の2年間延長で共和党と妥協的な合意をした。
合意の内容には失業保険の13カ月間の延長が含まれる。」
などの発表をしました。
中国の証券報が
「13日発表の消費者物価指数が前年比+4.4%から上昇する可能性。
中国は今週末に利上げを行う可能性がある。」
などの観測報道をしました。
豪ドル円やドル円などが軟調になりました。
豪RBAが政策金利を市場予想とおり4.75%に据え置きました。
豪RBA声明では、
「政策は適切。民間投資は上向き始めている。
インフレ率は今後数四半期でほぼ変わらない見通し。
豪ドル(高)がインフレ抑制に寄与。
雇用の伸びは今後一段と緩やかになる見通し。
豪家計は引き続き慎重さを示している。
豪交易条件は1950年代序盤以来の高水準。
中国の物価圧力は上向いている。」
などの見解が示されました。
日景気一致CI指数速報(10月)は100.7、同先行指数(10月)は97.2と、
ともに市場予想よりやや弱い結果になりました。
日経平均は前日比−26.13円で取引を終えました。
シュタルクECB専務理事が、
「国家は自国の債務に責任を負うべき。
債務の水準は高過ぎる。ユーロ圏の改革は充分ではない。
ECBの仕事はEU加盟国をファイナンスすることではない。」
などの認識を示す発言をしました。
スイス失業率(11月)は市場予想とおりの3.6%になりました。
銀の現物価格が1オンス30.31ドルと30年ぶりの高値を更新しました。
ビニ・スマギECB専務理事が、
「仮に新に支援必要が国があればEFSF規模を拡大する準備が必要。」
との見解を示しました。
英鉱工業生産(10月)は市場予想より弱い−0.2%、
英製造業生産高(10月)は市場予想より強い0.6%、
などの結果になりました。
ポルトガル財務国庫長官が、
「ポルトガルは対外援助を求めるべきではない。
ポルトガルは自国で問題を解決できる。」
との見解を示す発言をしました。
金が1オンス1427.20ドルと最高値を更新しました。
「EU財務相会議がアイルランドへの金融支援を正式に承認した。」
との報道がありました。
一時堅調となっていたユーロが事実売りで軟調になりました。
英製造業受注(10月)は市場予想より弱い1.6%になりました。
レーン欧州委員が、
「一段と厳格な銀行へのストレステストを2月に実施。
ストレステストの方法と範囲に関しては現在議論中。」
などの発表をしました。
IMF国際通貨基金の専務理事が、
「ギリシャは財政改革を断行中。ギリシャ政府には政策的支援必要。
IMFはギリシャと一緒に問題を解決しようとしている。
ユーロ圏の経済成長は遅い。欧州の状況が深刻との見解には同意。」
などの認識を示す発言をしました。
加BOCが政策金利を1.00%で据え置きました。
加BOC声明では、
「カナダドルの上昇が輸出セクターの回復を抑制。
インフレ率はほぼ予測とおり。家計支出は予測よりも強い。
世界経済の回復に対するリスクは拡大。
カナダ経済には大幅な弛みがある。輸出は予測よりも弱い。
追加利上げは慎重に検討されるべき。」
などの認識が示されました。
アイルランドの財務相が、
「経済活動は安定してきている。輸出が景気回復を牽引。
経済は今年成長する可能性。労働市場に安定化しつつある兆候。
歳出はコントロール可能。2014年のGDP見通しは2.75%。
4ヵ年計画での財政調整は大きい。」
などの認識を示しました。
米証券取引委員会が地方債入札に関連してバンカメを提訴しました。
格付け会社のムーディーズが、
「減税延長による米格付けへの長期的な影響は懸念されるが、
18ヶ月から2年間は米国の格付けを変更することを予想しない。」
との見解を発表しました。
オバマ米大統領が、
「減税が刺激策ほど経済を加速させるとは認識していない。
優先課題は雇用と経済の拡大である。
減税延長により成長と雇用の伸びが見られる可能性。
米経済が二番底に陥るとは見込んでいない。」
などの主旨の発言をしました。
米消費者信用残高(10月)は市場予想より強い34億ドルになりました。
アイルランド議会が2011年予算の一部の
ガソリン・ディーゼル増税などを可決しました。
NYダウは前日比−3.03ドルで取引を終えました。

<12月8日(水)>

NZ第3四半期製造業売上高は1.3%になりました。
IMFが「アイルランドへの融資承認で10日に理事会を開催する。」
ことを発表しました。
日国際経常収支(10月)は1兆4362億円、日機械受注(10月)は−1.4%と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米ブッシュ減税延長で米ドルが堅調な相場展開になりました。
北朝鮮が軍事演習で海上に砲撃したことが報道されました。
米国の10年債利回りが3.2%台と約半年ぶりの高水準になりました。
日経平均は前日比+91.23円で取引を終えました。
独貿易収支(10月)は142億ユーロ、独経常収支(10月)は117億ユーロと
ともに市場予想より弱い結果になりました。
中国人民銀行金融政策委員が、
「中国の高水準の住宅価格は経済見通しの脅威。
2011年の中国GDP伸び率は9.5%を上回る見込み。
利上げを検討する場合は投機資金流入を考慮。」
などの見解を示しました。
アイルランドの財務相が、
「アイルランドがシニア債のデフォルト起こすことない。」
との発言をしました。
フィンランド中銀総裁が、
「ユーロ圏の経済状況は非常に脆弱。
財政再建政策は短期的に成長を弱めるが長期的には行う他はない。」
などの認識を示しました。
ユーログループ議長が、
「独は提案の詳細を調べることなく欧州共通債券発行を拒否した。」
との認識を示しました。
独鉱工業生産(10月)は市場予想より強い2.9%になりました。
ポルトガル中銀が、
「11月のECBからの国内銀行の借入れ額は前月比−5.3%。」
との発表(3ヶ月連続での減少)をしました。
欧州委員会が「アイルランド予算案の承認を歓迎する。」
との発表をしました。
ポンドやユーロが一時堅調に推移しました。
加住宅着工件数(11月)は市場予想より強い18.72万人になりました。
IMFの専務理事が、
「欧州は依然として厳しい状況下にある。
危機の影響が終息したとはいえない。見通しには不透明性。
ユーロが危機に晒されているとは思わないが、
欧州には協調した経済政策が必要。」
などの認識を示しました。
米ドルが買われる相場推移になりました。
商品市場が軟調傾向になりました。
独連銀総裁が、
「2012年の独の失業率は平均7%以下と予想。
2011年には独の対GDP財政赤字は3%以下になると予想。」
などの見解を示しました。
RBNZが政策金利を市場予想とおり3.00%に据え置きました。
RBNZ声明では、
「政策金利を低水準で維持することが賢明。
経済の成長ペースは緩やか。住宅市場は減速。
通貨高が経済の不均衡是正を阻害。
NZ第3四半期GDPを0.3%に下方修正。
2011年のNZの年率GDP予想を1.7%に下方修正。
NZの貿易相手国の経済状況は拡大を継続。
商品価格は引き続き上昇すると予想。」
などが示されました。
NYダウは前日比+13.32ドルで取引を終えました。

<12月9日(木)>

日第3四半期実質GDP確報は1.1%、第3四半期名目GDP確報は0.6%、
日第3四半期GDPデフレータ確報は−2.4%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
日第3四半期年率GDP確報は市場予想より強い4.5%になりました。
豪雇用者数変化(11月)は市場予想より強い5.46万人、
豪失業率(11月)は市場予想とおりの5.2%になりました。
豪ドルがしばらく堅調に推移しました。
米10年債の金利が低下しました。
米ドルが対豪ドルや対ユーロで売られました。
日経平均は前日比+53.55円で取引を終えました。
独消費者物価指数確報(11月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
レーン欧州委員が、
「ユーロ圏の安定を守るため協調的な措置を取る必要。
過去10年で加盟国間の経済的相違が拡大した。
ギリシャの改革は困難な課題だが他に選択肢はない。
困難の中にあってもEUは完全にギリシャをサポートしている。」
などの認識を示しました。
英ハリファックス住宅価格(11月)は
市場予想よりは強い−0.1%になりました。
格付け会社のムーディーズが豪銀バンク・オブ・クイーンズランドの
見通しを「ネガティブ」にしました。
欧ECB月例報告では、
「現行の政策金利は適切。必要な限り緊急流動政策を維持。
インフレ期待は広範囲に抑制されている。
経済の動向は上向きであるが不透明感は増加。
長期失業者の増加は懸念で調整される必要。」
などが示されました。
英商品貿易収支(12月)は予想より弱い−85.29億ポンドになりました。
ギリシャの第3四半期GDPが−4.6%に下方修正されました。
格付け会社のフィッチがアイルランドの格付けを引き下げ、
見通しを安定的としました。
ユーロが軟調傾向になりました。
英BOEが政策金利を市場予想とおり0.50%に据え置きました。
また、資産買い入れ枠は2000億ポンドに維持されました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い42.1万件になりました。
加新築住宅価格指数(10月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
格付け会社のフィッチが、
「ユーロ圏の信用のファンダメンタルズは市場見込みより良好。
ユーロの信頼感を高めるために追加措置が必要になる可能性。
ユーロ圏が分断するとの見方には同意しない。」
などの見解を発表しました。
米卸売在庫(10月)は市場予想より強い1.9%になりました。
レーン欧州委員が、
「金融市場の嵐はまだ継続。当面の主要な難問は嵐を鎮めること。
ギリシャ経済は2011年下半期に拡大を再開させる可能性。」
などの認識を示しました。
アイルランド労働党のスポークスマンが、
「労働党はEU・IMFの850億ユーロの支援策に反対を投じる可能性。」
との発表をしました。
ECBの副総裁が、
「複数行によるECBからの資金供給頼りが懸念の原因。
銀行が民間から資金を調達できるように支援する必要。
債務危機と世界的不均衡がリスク。不均衡が拡大しないよう警戒。
経済見通しの不透明性は拡大。ユーロ圏経済のリスクは下方向。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの複数の銀行の格付けを引下げる可能性。」
との発表をしました。
中国不動産価格(11月)は前年比で予想より弱い7.7%になりました。
NYダウは前日比−2.42ドルで取引を終えました。

<12月10日(金)>

日第4四半期景況判断BSI(全産業)は−5.0、
同(大企業製造業)は−8.0になりました。
日国内企業物価指数(11月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
中国貿易収支(11月)は市場予想より強い228.9億ドルになりました。
中国の輸入(11月)は前年比で市場予想より強い34.9%、
中国の輸出(11月)は前年比で市場予想より強い37.7%になりました。
中国の経済参考報が前倒しで発表される
「11日発表の消費者物価指数(11月)は前年比+5.1%になる可能性。」
と報道しました。(市場予想は+4.7%)
日経平均は前日比−73.93円の10211.95円で週の取引を終えました。
スロバキアの財務相が「ユーロ圏共通債券の考えに反対する。」
と表明しました。
スペインの財務相が、
「スペイン国債の利回りは今後数週間の入札で上昇する可能性。
スペインへの救済策はこれまでに検討されたことはない。」
との発言をしました。
ユーロがしばらく軟調に推移しました。
英生産者出荷価格(11月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
ルクセンブルク中銀総裁が、
「ユーロ圏の金融安定化基金は拡大される可能性。」
との認識を示しました。
中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げて19.0%にしました。
アイルランドの銀行のECBからの借入が11月末で1364億ユーロになり、
10月末の1300億ユーロから増加していることが報道されました。
独の首相が、
「欧州共通債券構想が我々の助けになるとは思えない。
ポルトガルとスペインの財政行動を尊重するべき。
恒久的な危機メカニズムはユーロを守るサインになる。」
などの認識を示しました。
仏の大統領が、
「我々はユーロに深く結びついている。我々はユーロを守る。
仏は欧州共通債券について独と同じ姿勢である。」
などの見解を示す発言をしました。
米貿易収支(10月)は市場予想より強い−387億ドルになりました。
米輸入物価指数(11月)は市場予想より強い1.3%になりました。
加国際商品貿易(10月)は予想よりは強い−17億加ドルになりました。
NY時間に入ると米ドルが堅調傾向で推移しました。
カナダの財務相が、
「カナダ経済は安定していて総じて良好な状況。
海外投資は急速に拡大。債務と財政赤字には問題がある。
金融市場には強い規制が必要。
カナダ経済の最大のリスクは米経済の回復の動向。
カナダドルの上昇が最大のリスクではない。」
などの認識を示しました。
ユーロが一時反発しました。
IMF国際通貨基金が、
「アイルランド議会の状況によりアイルランド支援パッケージに
対するIMFからの225億ユーロの支援の承認を延期する。」
との発表をしました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)は
市場予想より強い74.2になりました。
トリシェECB総裁が、
「流動性供給措置の規模の維持は適切。
欧州共同債に関してはノーコメント。
全てのユーロ圏諸国は赤字削減に取り組む必要。
ストレステストを定期的に行なっていく必要。
経済回復は軌道に乗っている。」
などの認識を示しました。
米月次財政収支(11月)は予想より弱い−1504億ドルになりました。
NY原油(WTI)は87ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+40.26ドルの11410.32ドルで州の取引を終えました。

●今週の主な予定

<12月13日(月)の主な予定>

朝6時45分から豪RBA総裁の議会証言、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(12月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(11月)、
午後6時半に英生産者仕入価格(11月)、
夜10時半に加第3四半期設備稼働率、
深夜2時半から加BOC総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。

<12月14日(火)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高指数(10月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(11月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(11月)、豪第3四半期新規住宅、
午後1時半に日鉱工業生産確報(10月)、
午後6時に英消費者物価指数(11月)、英小売物価指数(11月)、
同午後6時半に英DCLG住宅価格(10月 前年比)、
午後7時に独ZEW景況感調査(12月)、
同午後7時に欧鉱工業生産(10月)、欧ZEW景況感調査(12月)、
夜10時半に米小売売上高(11月)、米生産者物価指数(11月)、
同夜10時半に加景気先行指数(11月)、加第3四半期労働生産性指数、
深夜12時に米企業在庫(10月)、
深夜4時15分に米FOMC政策金利、FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・独・欧・米の指標には注目です。

<12月15日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感(12月)、
朝8時50分に日第4四半期日銀短観、日第三次産業活動指数(10月)、
午前10時半に豪新車販売台数(11月)、
午後6時半に英失業率(11月)、英失業保険申請件数推移(11月)、
夜10時半に米消費者物価指数(11月)、NY連銀製造業景気指数(12月)、
夜11時に米ネットTIC長期フロー(対米証券投資 10月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(11月)、米設備稼働率(11月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
日・英・米の指標には注目です。

<12月16日(木)の主な予定>

午後5時15分にスイス第3四半期鉱工業生産、
午後5時28分に独製造業PMI速報(12月)、独サービス業PMI速報(12月)、
午後5時半にスイスSNB政策金利、SNB声明、
午後5時58分に欧製造業PMI速報(12月)、欧サービス業PMI速報(12月)、
午後6時半に英小売売上高(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(11月)、
夜10時半に米住宅着工件数(11月)、米建設許可件数(11月)、
同夜10時半に米第3四半期経常収支、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際証券取扱高(10月)、
深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
スイス・英・米の指標には注目です。
また、16日〜17日にEU首脳会議が開催されます。

<12月17日(金)の主な予定>

午後6時に独IFO景気動向(12月)、独IFO現況評価値(12月)、
午後7時に欧貿易収支(10月)、欧建設支出(10月)、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。


さて、先週もいろいろなことがありました。

6日(月)にバーナンキFRB議長が「追加緩和策の効果とインフレと景気
しだいであるが、6000億ドル以上の資産買い入れはもちろん可能。」
と発言しました。また、格付け会社のムーディーズがハンガリーの
国債格付けを引き下げ見通しをネガティブとしました。
そして、欧州決済機関のLCHクリアネットがアイルランド国債取引の
証拠金を30%へと15%引き下げました。

7日(火)にEU財務相会合で2011年1月に新設される欧州銀行監督機関
(EBA)が域内銀行に対してより厳しい基準でストレステストを行う方針
を発表しました。また、オバマ米大統領が「ブッシュ減税の2年間の
延長で共和党と妥協的な合意をした。」と発表しました。
銀や金の価格が最高値を更新しました。
EU財務相会議がアイルランドへの金融支援を正式に承認しました。

8日(水)に米10年債利回りが約半年ぶりの高水準になりました。
中国人民銀行金融政策委員が「2011年の中国GDP伸び率は9.5%を
上回る見込み。」との見解を示しました。
RBNZ声明でNZ第3四半期GDPが下方修正され、2011年のNZの年率GDP
予想も1.7%に下方修正されました。

9日(木)にギリシャ第3四半期GDPが−4.6%に下方修正されました。
格付け会社のフィッチがアイルランドの格付けを引き下げ、
見通しを安定的としました。
格付け会社のムーディーズが「ポルトガルの複数の銀行の格付けを
引下げる可能性。」との発表をしました。

10日(金)に中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げました。
独仏の首脳が欧州共通債券構想に反対を表明しました。
IMF国際通貨基金が「アイルランド議会の状況によりアイルランド
支援パッケージへの225億ユーロの支援の承認を延期する。」と
発表をしました。

先週は米ブッシュ減税延長による米景気回復期待で米国債利回りが
上昇したり、欧州不安がやや沈静化するなどがありました。
上下動の忙しい動きになりましたが全般ややドル買い傾向の相場
展開になりました。

13日から前倒しで発表になった中国の経済指標の発表では、
前年比で消費者物価指数(11月)が5.1%、生産者物価指数が6.1%、
鉱工業生産(11月)が13.3%と、ともに市場予想より強い結果になり、
小売売上高(11月)は市場予想とおりの18.7%になりました。

消費者物価指数が2年4ヶ月ぶりに5%を超えて政府目標の3%を
5ヵ月連続で上回ったことから、中国が利上げに踏み切るとの観測が
浮上してきているようです。ただ、一部には利上げをすると中国への
投機資金流入が加速しやすくインフレや住宅バブルが加速しかねない
との見方もあり、中国は難しい金融政策の舵取りになりそうです。

さて、年末が近づいている今週は14日のFOMC後からクリスマス休暇に
入る投機家もいて中期的ポジションの構築が減少する可能性がありそ
うですが、米年末商戦前半の結果を示す14日(火)の米小売売上高と、
同日深夜の米金融政策の動向を見るFOMC声明が注目されます。

年末が近づくことによるレパトリーでのドル買いを指摘する向きも
ありますが、欧州懸念も少し落ち着いてきているようで、やや大きい
レンジ内での上下動の相場展開となる可能性もありそうです。

15日あたりからクリスマス休暇に入る投機家で市場が徐々に薄くなる
ことでチョッピーな動きにも注意してトレードしていきたいものです。


さて今日は、概要認識の大切さのお話です。

今年は「iPAD」や高機能携帯電話のスマートフォン、
そして、電子書籍端末などがヒット商品になりましたね。

また、今年は3D元年とも呼ばれているそうで、
3Dテレビもヒット商品になりました。

私も家電店で3Dテレビを見て、「これは凄い!」と、
4原色を採用している某社の60型の3Dテレビを購入したのですが、

BS11やCS放送の一部しか3D番組がなく、
また、DVDもまだ赤青メガネの方式の3Dが多く、
恥ずかしながら家ではまだまともに
3Dでテレビを見たことがありません。(笑)

ところで、テレビの画面は細かく見ると
4原色であれ、3原色であれ「・(ドット)」で構成されていて、

それをある程度離れて見ることによって、
はじめて人が画像として認識できますが、
どことなく相場のチャートにも似ているようです。

より細かく見るよりも、概要のほうが
むしろ鮮明に見るべきものを認識できる場合があるのですね。

複雑な要素を細かな要素に分けて、
その性質などを調べることを「分析」といいますが、

その対極的に、全体像を精緻ではなくても「概観認識」することが、
より情報として価値ある認識ができる場合があるものです。

ですので、分足などで細かく分析的に相場を観るとともに、
大きな時間軸での相場の「概観認識」も大切となるのですね。

分析的には急激な上昇でも、大局的には下落過程での一時の戻りに
過ぎないなんていうこともあるわけです。

さて、このような「概観認識」には、いろいろあって、

たとえば、

「今はドルテーマで相場が動いているのか。」
「今はリスクテーマで相場が動いているのか。」

などいう概観認識もトレードに役立つことがあります。

ドルテーマ(ドル高・ドル安)で市場が動いているときには、

ドル円とドルストレート通貨ペアが
反対方向に動く傾向がありますので、

ドル円とドルストレート通貨ペアの合成的な動きとなるクロス円が、
ドル円とドルストレート通貨ペアの綱引きによって、

(もちろん綱引きの強弱関係もありますが)

クロス円が浮動となりがちで動きが悪いことが多く、

ドルテーマで市場が動いているときには、
ドルストレート通貨ペア、もしくはドル円を選択した方が
トレードしやすい場合がありますね。

ドルテーマで市場が動いているときに

「俺はポン円一筋だぜ。」などとトレードしていると、

「なんだぁ、最近のポン円は…。あまりにも動きが悪すぎるぜ。」

なんてこともあるものです。(苦笑)

また逆に、リスクテーマ(リスク選好・リスク回避)で
相場が動いているときには、

ドル円とドルストレート通貨ペアが
同調した方向へ動く傾向がありますので、

クロス円がドル円とドルストレート通貨ペアの相乗的な動きで、
元気よく動いてトレードしやすい場合があります。

「さすが、ポン様だね。いいぞー。サイコー!」

なんてことになります。(笑)

このように大雑把ではあっても、
相場動向のテーマの「概要認識」ができていると、
トレードする通貨ペアの選択に役立つ場合もあるのですね。

このような相場の「概要認識」には、このほか、

「日あたりのボラティリティの概要認識」というものもあります。

東京時間でもロンドン時間でもNY時間でも
同じ方向に大きく動く大相場の日や、

また、イースターやクリスマスのときのように
各市場を通じて動きの悪い日もありますが、

けっこう「日あたりのボラティリティ」の帳尻を
合わせようとするかのように、

東京時間でチンタラしてロンドンでもチンタラした動きの時、
NY時間に大きく動くことが多かったり、

東京時間で大きく吹け上がった日には、
いつもは動きの良いロンドン時間で保ち合い傾向の
チンタラした相場になったりすることがあるものです。

まぁ、日あたりのボラにも大小はありますが、
「動→静→動→静」となることは比較的多いようですね。

このほかにも、

「市場替わりあたりでは動きが出やすい」
「市場替わりでは調整の動きとっなって流れが変わることがある。」

などという「概観認識」をしてよい場合もあります。

東京時間のはじまるあたりの「午前8時過ぎから午前10時頃」
ロンドン時間のはじまるあたりの「午後4時から午後6時頃」
NY時間のはじまるあたりの「夜9時過ぎから深夜12時あたり」
などでは、比較的動きが出やすい傾向があるようです。

そして、深夜の1時前後のロンドンフィックスにかけても
動きが出やすい場合がありますね。

また、市場が替わると前の市場の動きを調整するように、
逆の動きになることも少なからずあります。

市場替わりでは、「動きが出やすい」とともに、
「調整の動きにも注意」がいることは多いものです。

概観などといいますと、とかく
「曖昧だ。」「アバウトだ。」「緻密さに欠ける。」
などと手厳しく批判されがちですが、

ときにトレードの大切なヒントになることもあり、

細かく精緻に部分を「分析」するとともに、
「概観認識」も活用していきたいものですね。

そういえば…、

モザイクのかかった見てはいけないビデオでも、

メガネをかけている人はメガネを外し、
目の良い人は目を細めたりすると、

「概観認識」ができて何か見えてくることがありますね。(笑)

「こら。何へんなことを言っているんだ。このHオヤジめ!」

「わぁー、怒らないで。ごめんなさい〜。m(_ _)m 」



<お知らせ>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されることになりました。

FX ケルトの虎のお話


NASAの研究グループがこれまで生物に必須とされいたリンがなくても
DNAをつくり猛毒のヒ素を食べて生命活動をする
「異質な生命体(菌類)」を米国のモノ湖で発見しましたね。(驚)

●先週11月29日(月)〜12月3日(金)の気になる出来事

<11月29日(月)>

EU欧州連合が850億ユーロ規模のアイルランド支援を承認しました。
NZ貿易収支(10月)は市場予想よりは強い−3.19NZドルになました。
英財務相が「英国はアイルランドに30億ポンド融資する。」
と発表しました。
ユーログループ議長が
「アイルランド救済パーケージには英・スウェーデン・デンマーク
などが参加。アイルランドの財政赤字は2015年までに解決させる。
恒久的な危機メカニズムは欧州金融安定ファシリティーを基にして、
予防に焦点を合わせる。また、これには民間投資家を含める。」
などを発表しました。
IMFの専務理事が、
「IMFはアイルランド支援で225億ユーロを拠出。
アイルランドはプログラムを実行することができると確信する。」
などの発言をしました。
日小売販売額(10月)は前年比で予想より弱い−0.2%になりました。
ECBが「アイルランドへの支援合意を歓迎する。」と発表しました。
仏中銀総裁が、
「ポルトガルの財政状況は予定通りに改善。
ECBは非標準的措置を必要な限り継続する。」
などの認識を示しました。
韓国の大統領が「北朝鮮の攻撃は残虐な犯罪。」
との認識を示しました。
日経平均は前週末比+86.43円で取引を終えました。
独財務相が、
「ポルトガルは正しい軌道に乗っている。
ドイツはユーロを守ることを決心した。」
などの発言をしました。
アイルランドやポルトガルなど国債利回りが一時低下しました。
英消費者信用残高(10月)は3億ポンド、
英住宅ローン承認件数(10月)は4.72万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧業況判断指数(11月)は市場予想より弱い0.96、
欧消費者信頼感確報(11月)は市場予想よりは強い−9、
などの結果になりました。
欧州委員会がユーロ圏などの経済見通しを発表して
「GDPは2010年1.7%、2011年1.5%、2012年1.8%」
などが示されました。
ギリシャの財務相が、
「ギリシャの救済資金の返済は2021年まで延長になった。
融資の固定金利は5.8%へと引き上げられた。」
などを発表しました。
「ポルトガルとスペインも財政支援を要請する可能性がある。」
との観測が市場に台頭しました。
ポルトガルとスペインのCDSが過去最大になりました。
スペインの10年国債がユーロ導入後で最大の下落になりました。
ユーロが軟調に推移しました。
世界銀行総裁が、
「二番底に陥る可能性は低いが世界経済回復はとても不確実。」
との認識を示しました。
英予算責任局が、
「英経済成長率予想について、2010年は1.8%に上方修正、
2011年は2.1%に下方修正する。」
と発表しました。
加第3四半期経常収支は予想より弱い−175億加ドルになりました。
アイルランド中銀総裁が、
「アングロ・アイリッシュ銀は段階的な閉鎖になる。」
との認識を示しました。
米ダラス連銀製造業活動(11月)は予想より強い16.2になりました。
米調査会社のショッパートラックが
「週末3日間の米小売売上高は204.85億ドルで前年とおり。」
と発表しました。
NYダウは前週末比−39.51ドルで取引を終えました。

<11月30日(火)>

NZ住宅建設許可(10月)は市場予想より弱い−2.0%になりました。
日失業率(10月)は市場予想より弱い5.1%、
日消費支出(10月)は前年比で−0.4%という結果になりました。
中国社会科学院のエコノミストが、
「インフレ抑制のため中国は2%の追加利上げを行う必要。」
との見解を中国日報紙で示しました。
英GFK消費者信頼感調査(11月)は予想より弱い−21になりました。
豪第3四半期経常収支は市場予想より弱い−78.30億豪ドル、
豪住宅建設許可件数(10月)は市場予想より強い9.3%になりました。
日住宅着工戸数(10月)は前年比で予想より弱い6.4%になりました。
日経平均は前日比−188.95円で取引を終えました。
中国上海株式市場が約1.6%下落して引けました。
中国の新華社が、
「ユーロ圏の債務危機はユーロ崩壊につながらない。」
との記事を掲載しました。
「仏の格付けか引き下げられる。」との噂が市場に流れました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最大の297bpに拡大しました。
10年物イタリア国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最大の210bpに拡大しました。
ユーロが軟調に推移しました。
独失業者数(11月)は市場予想よりは強い−0.9万人、
独失業率(11月)は市場予想とおりの7.5%になりました。
欧失業率(10月)は市場予想とおりの10.1%、
欧消費者物価指数速報(11月)は前年比で1.9%になりました。
加GDP(9月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
アイルランドの司法相が、
「ECBは11月からアイルランドに救済要請せよと圧力をかけていた。
現在、ポルトガルにも同様の圧力をかけている。」
と内実を暴露する発言をしました。
S&Pケースシラー住宅価格(9月)は予想より弱い−0.8になりました。
シカゴ購買部協会景気指数(11月)は予想より強い62.5になりました。
IMFの筆頭副専務理事が、
「マーケットは依然としてギリシャの救済計画に懐疑的。
アイルランド救済が全ての不透明性を取り払うわけではないが、
ユーロが脅威に晒されているとの見方は大げさ。」
などの認識を示しました。
米消費者信頼感指数(11月)は市場予想より強い54.1になりました。
トリシェECB総裁が、
「最近の経済データは欧経済の基調の上向きを示す。
ドイツの経済成長は力強い。インフレ期待は抑制されいる。
通貨戦争という表現は不適切。新興国通貨は柔軟性を高める必要。
ECBによる債券買入れは量的緩和ではない。
ユーロ債の発行の可能性が全くないとは断言できない。
債券保有者に救済コストを負担させることには反対を表明する。」
などの見解を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「イタリアのファンダメンタルズには問題はない。財政も良好。」
との見解を発表しました。
FRB公定歩合議事録では、
「ダラスとカンザスシティー連銀が公定歩合の1%引き上げを主張。
理事会は公定歩合を引き上げる状況ではないと判断。
景気回復のペースは遅い。インフレは抑制。失業率は高過ぎる。
住宅市場は抑制が継続。経済には大きな弛みがある。」
などが示されました。
格付け会社のS&Pが、
「3ヶ月以内にポルトガルの長期と短期の格付けを引下げる可能性。
仮に引下げになっても投資適格は維持される見込み。
ポルトガルの見通しはネガティブ。」
などの見解を発表しました。
NYダウは前日比−46.47ドルで取引を終えました。

<12月1日(水)>

豪第3四半期GDPは市場予想より弱い0.2%になりました。
豪ドルが軟調になりました。
中国の製造業PMI(11月)は市場予想より強い55.2になりました。
日銀が
「都市銀行の10月末の国債保有残高は91兆8394億円。」
になり1年ぶりで国債保有残高が減少したことを発表しました。
日経平均は前日比+51.01円で取引を終えました。
英ネーションワイド住宅価格(11月)は
市場予想よりは強い−0.3%になりました。
独小売売上高(10月)は市場予想より強い2.3%になりました。
ユーロが徐々にショートカバーされました。
スイスSVME購買部協会景気指数(11月)は
市場予想より強い61.8になりました。
独製造業PMI確報(11月)は市場予想より弱い58.1になりました。
欧製造業PMI確報(11月)は市場予想より弱い55.3になりました。
英製造業PMI(11月)は市場予想より強い58.0になりました。
独の経済相が、
「欧州は(債務危機)委譲メカニズムを作るべきではない。
ユーロ支援は苦境の国々のために時間を買うべきもの。
欧州での目標を成し遂げるために独と仏はともに行動すべき。
ポルトガルとスペインが救済を必要とすると想定はしていない。
ギリシャ支援の返済延期に関してはまだ何も決定もされていない。」
などの見解を示しました。
10年物ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が縮小しました。
米ADP雇用統計(11月)は市場予想より強い9.3万人になりました。
米第3四半期費農業部門労働生産性確報は市場予想とおりの2.3%、
米第3四半期単位労働費用確報は予想より強い−0.1%になりました。
FRBの副議長が、
「米国には財政調整の計画が必要。失業率は高止まりする可能性。
インフレは低過ぎる。量的緩和を支持するがこれは万能薬ではない。
国債買入れの目的は長期金利の引下げと経済成長の促進。」
などの見解を示しました。
米ISM製造業景況指数(11月)は56.6、米建設支出(10月)は0.7%と、
ともに市場予想よりも強い結果になりました。
国連(United Nations)が、
「米国は景気刺激策がなければ再度の景気後退に陥っていた可能性。
今年の世界経済成長率は3.6%、米国は2.6%の見通し。
2011年に米国の失業率は10%に上昇する可能性。」
などの見解を発表しました。
アイルランドとEU・IMFとの合意文書では、
「中央政府の純債務上限を2010年末に831億ユーロ。
2011年末の純債務上限を1022億ユーロに設定する。」
などの内容になりました。
「米国が欧州EFSFへ支援をする?」との噂が市場に流れました。
米財務省当局者が、
「現時点でIMFを通じた欧州金融安定策への支援協議はしていない。」
との認識を示しました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
「5地区が緩やかに拡大。別の5地区は拡大ペースが早くなった。
2地区がマチマチと報告。製造業はNYを除くほぼ全地区で拡大。
経済は12地区で総じて回復を継続。小売業は総じて改善。
住宅市場は引き続き停滞。商業用不動産の状況はマチマチ。」
などが報告されました。
NYダウは前日比+249.76ドルの大幅高で取引を終えました。

<12月2日(木)>

スペインの首相が、
「スペインの銀行システムは健全。経済は来年成長へ向かう。」
などの見解を示しました。
独の財務相が、
「ユーロの存続に脅威はない。ユーロを守ることで一致している、」
などの認識を示しました。
豪貿易収支(10月)は市場予想より強い26.25億豪ドル、
豪小売売上高(10月)は市場予想より弱い−1.1%になりました。
豪ドルが軟調になりました。
日経平均は前日比+180.47円で取引を終えました。
スイス第3四半期GDPは市場予想より強い0.7%になりました。
ロンドンで大雪が降りました。
スペインの財務相が、
「2011年に新たに国債を300〜310億ユーロだけ発行する必要。
スペイン政府は財政赤字目標を堅持している。」
などの認識を示しました。
独の経済相が、
「ドイツの成長は今後4〜5年間で強くなる可能性。
ドイツのGDPは2011年に危機前の水準に達する可能性。
米国の財政刺激が過剰なことは懸念。
多くのマネーを供給することは新たなバブルのリスクになる。
流動性の増加だけではユーロ圏の危機国の問題は解決しない。
ポルトガルとスペインはユーロ救済メカニズムを使わない可能性。」
などの認識を示しました。
スイス実質小売売上高(10月)は前年比で3.5%になりました。
IMFの専務理事が、
「欧州の状況は深刻。アイルランド経済が早く回復することを予想。
IMFは必要であれば金融面と技術面で加盟国の支援を喜んで行う。
世界経済の回復はムラがある。米国の回復は不確実。
欧州には財政負担による下方リスクがある。
世界的な負債の対GDP比は2015年に115%になる見通し。
二番底は可能性は高くないにしても起こり得るリスク。」
などの発言をしました。
英建設業PMI(11月)は市場予想より強い51.8になりました。
欧第3四半期GDP改訂値は市場予想とおりの0.4%、
欧生産者物価指数(10月)は市場予想より強い0.4%になりました。
ECBが政策金利を市場予想とおり1.00%に据え置きました。
米新規失業保険申請件数は予想より弱い43.6万件になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「ECBの政策金利は適切。景気の回復基調はポジティブ。
中期的なインフレ圧力は抑制。不透明性は高まっている。
経済見通しのリスクは下方に傾いている。
3ヶ月物資金供給を来年3月まで全額実施。
緊急の流動性引き上げを遅らせる意向。
銀行は資本の拡大をするべき。
各国政府が財政の信頼性を取り戻すことが必要。
国債買入れプログラムは継続中。国債買入れは一時的な措置。」
などが示されました。
ECBスタッフの経済予測では、
「2010年のユーロ圏GDP予想を1.6〜1.8%へ上方修正。
2011年のユーロ圏GDP予想を0.7〜2.1%へ上方修正。
2010年のユーロ圏インフレ率予想を1.5〜1.7%で前回発表とおり。
2011年のユーロ圏インフレ率予想を1.3〜2.3%へ上方修正。」
などが発表されました。
「ECBがポルトガルとアイルランドの国債の大規模買入れを実施?」
との噂が市場に流れました。
ユーロはいったん下落した後に上昇していきました。
米中古住宅販売保留(10月成約)は予想より強い10.4%になりました。
独連銀総裁が、
「必要があれば銀行を破綻させることも大切。
独経済は2011年の第4四半期に危機前の水準に回復する可能性。」
ポルトガルやアイルランド国債と独債の利回り格差が縮小しました。
などの見解を示しました。
セントルイス連銀総裁が、
「米国は欧州の財政問題から学ばなくてはならない。
資産買入れのコストはリスクを上回る。
QE2を定期的に点検することが重要。
私はQE2の6000億ドルの規模を擁護していない。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比+106.63ドルで取引を終えました。

<12月3日(金)>

格付け会社のS&Pが
「ギリシャの長期ソブリン信用格付けを引下げる可能性。」
があることを発表しました。
中国人民銀行の金融政策委員が、
「中国は金準備を増やすことを検討すべきである。」
との発言をしました。
米クリーブランド連銀総裁が、
「資産買い入れは市場を歪めるが景気回復の大きなメリットがある。
FRBはドル相場を目標にしていない。また操作するつもりもない。」
などの見解を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「中国と香港は不動産バブル抑制にさらなる措置が必要。」
との見解を発表しました。
中国共産党が、
「金融政策の基本方針を適度に緩和から穏健に変更。
積極的な財政政策を維持。マクロ政策の柔軟性と有効性を高める。」
ことなどを発表しました。
日経平均は前日比+9.8円の10178.32円で週の取引を終えました。
中国上海総合指数は週間約1%安で週の取引を終えました。
中国共産党政治局常務委員会が、
「中国は輸入拡大によりさらにバランスのとれた貿易を推進。
中国は内需を一段と拡大していく。」
などの方針を発表しました。
トリシェECB総裁が、
「危機の教訓は各国がガバナンス改善の必要があるということ。
ユーロ圏政府はある程度一致した財政的な団結をする必要。
ユーロ圏の財政赤字は来年に米国や日本より低くなる可能性。」
などの認識を示しました。
スイス消費者物価指数(11月)は予想より強い0.2%になりました。
独サービス業PMI確報(11月)は予想より強い59.2になりました。
欧サービス業PMI確報(11月)は予想より強い55.4になりました。
英サービス業PMI(11月)は予想より弱い53.0になりました。
中国人民銀行アドバイザーが、
「中国は、急激な引き締めをするわけではない。
中国の利上げは徐々に緩やかなものになる見込み。
高い準備率は資本流入に対抗するために必要。
人民元の上昇は中国経済のリバランスを支援する。」
などの見解を示しました。
欧小売売上高(10月)は市場予想より強い0.5%になりました。
オーストリア中銀総裁が、
「アイルランドは銀行にのみ問題がある。
アイルランドには競争力がある。
銀行問題が解決すればアイルランドは正常に戻る。」
などの認識を示しました。
レーン欧州委員が、
「国家財政の見通しを懸念している。
財政赤字の改善ペースは充分ではない。」
などの見解を示す発言をしました。
加雇用ネット変化率(11月)は市場予想より弱い1.52万人、
加失業率(11月)は市場予想より強い7.6%になりました。
グリーンスパン前FRB議長が、
「バランスのとれた経済に回帰してはいない。
もしも根深い恐怖が留まる場合は経済がどこに向かうかは不明。」
との謎めいた発言をしました。
米非農業部門雇用者数変化(11月)は3.9万人、
米失業率(11月)は9.8%、製造業雇用者数変化(11月)は−1.3万人、
米民間部門雇用者数変化(11月)は5.0万人と、
サプライズの市場予想よりかなり悪い結果になりました。
米ドルが急落しました。
米ISM非製造業景況指数(11月)は55.0、
米製造業受注指数(10月)は−0.9%と、
ともに市場予想よりは強い結果になりました。
ユーログループ議長が、
「ユーロは危機を乗り越えることができる。
金融市場には思慮分別があまりない。
もしもユーロがなければ混乱に陥っていたであろう。」
などの見解を示しました。
米CBS放送が、
「6000億ドルを超える国債買入れを否定はしない。」とする
バーナンキFRB議長の11月30日のインタビューを公表しました。
米追加緩和期待が醸成されて米ドルがさらに下落しました。
NY原油(WTI)は89ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+19.68ドルの11382.09ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<12月6日(月)の主な予定>

午前9時半に豪ANZ求人広告件数(11月)、
夜10時半に加住宅建設許可(10月)、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。

<12月7日(火)の主な予定>

昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後2時に日景気先行CI指数速報(10月)、日景一致行CI指数速報(10月)
午後3時45分にスイス失業率(11月)、
午後6時半に英鉱工業生産(10月)、英製造業生産高(10月)、
午後8時に独製造業受注(10月)、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜5時に米消費者信用残高(10月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(スイス)・英・加の指標は注目です。

<12月8日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期製造業売上高、
朝8時50分に日国際経常収支(10月)、日国際貿易収支(10月)、
同朝8時50分に日機械受注(10月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(現状判断DI・先行判断DI)、
午後4時に独経常収支(10月)、独貿易収支(10月)、
午後8時に独鉱工業生産(10月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には一応注目です。

<12月9日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、
朝8時50分に日第3四半期GDP二次速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ二次速報、
午前9時半に豪雇用者数変化(11月)、豪失業率(11月)、
午後3時に日工作機械受注速報(11月 前年比)、
午後4時に独消費者物価指数確報(11月)、
午後6時に欧ECB月例報告、
午後6時半に英商品貿易収支(12月)、
夜9時に英BOE政策金利、英資産買入規模発表、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(10月)、
深夜12時に米卸売在庫(10月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・(欧)・英・米の指標には注目です。

<12月10日(金)の主な予定>

朝8時50分に日第4四半期景況判断BSI、日国内企業物価指数(11月)
午後2時に日消費者態度指数(11月)、
午後6時半に英生産者物価指数(11月)、生産者仕入・出荷価格(11月)
夜10時半に米貿易収支(10月)、米輸入物価指数(11月)、
同夜10時半に加国際商品貿易(10月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)、
深夜1時15分からトリシェECB総裁の講演、
深夜4時に米月次財政収支(11月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常は東京時間)ですが、
中国の貿易収支(11月)の発表も予定されています。

さて、先週もいろいろなことがありました。

11月29日にEUが850億ユーロ規模のアイルランド支援を承認しました。
また、「ポルトガルとスペインも財政支援を要請する可能性がある。」
との観測が市場に台頭しました。
ポルトガルとスペインのCDSが過去最大になりました。
アイルランド中銀総裁が「アングロ・アイリッシュ銀は段階的な
閉鎖になる。」との認識を示しました。

30日に中国社会科学院のエコノミストが「インフレ抑制のため中国は
2%の追加利上げを行う必要」との見解を中国日報紙で示しました。
「仏の格付けか引き下げられる。」との噂が市場に流れました。
伊国債と独連邦債との利回格差がユーロ導入後で最大になりました。
格付け会社のS&Pが「3ヶ月以内にポルトガルの長期と短期の格付け
を引下げる可能性がある。」と発表しました。

12月1日にポルトガル国債と独連邦債との利回格差が縮小しました。
米ADP雇用統計(11月)が市場予想より強い9.3万人になりました。
米地区連銀経済報告で「経済は12地区で総じて回復を継続。」を
していることが示されました。

2日に独の経済相が「ドイツの成長は今後4〜5年間で強くなる可能性。
ドイツのGDPは2011年に危機前の水準に達する可能性。ポルトガルと
スペインはユーロ救済メカニズムを使わない可能性。」などの
発言をしました。
トリシェECB総裁の記者会見では「不透明性は高まっている。3ヶ月
物資金供給を来年3月まで全額実施。緊急の流動性引き上げを遅らせ
る意向。」であることなどが示されました。

3日に格付け会社のS&Pが「ギリシャの長期ソブリン信用格付けを
引下げる可能性。」があることを発表しました。
中国共産党が「金融政策の基本方針を適度に緩和から穏健に変更。
積極的な財政政策を維持。」することなどを発表しました。
米雇用統計では市場予想を大きく下回るサプライズになりました。
米CBS放送が「6000億ドルを超える国債買入れを否定はしない。」
とするバーナンキFRB議長の11月30日のインタビューを公表しました。

先週は上下動しながらもドル円では円高傾向、ドルストレートでは
週前半でドル買い、週後半でドル売り傾向の相場展開になりました。

今週も「米景気」と「欧州問題」が市場テーマとなりそうです。

先週末の米雇用統計が市場予想を大きく下回るサプライズとなって
米長期金利が低下して、また米追加緩和姿勢が強まるとの見方から、
ドル安傾向になると見る向きがある一方、

米雇用統計は市場予想を大きく下回ったものの、雇用統計は季節調整
が実勢以上に大きく、民間の雇用統計は改善を示し、また他の米指標
が景気の改善を示しているとともに、ベージュブックでも米経済が12
地区で回復を継続していることが示され年末商戦も好調なことから、
足元の悲観論は案外に強くはなく、早晩、ドル安は戻りとなるとの
見方があるようです。

他方、中国が金融政策の基本方針を適度に緩和から穏健に変更して、
今週末の中国中央経済工作会議でマクロ経済政策がより金融引き締め
の方向で決定した場合には、中国経済の減速懸念で一時円高に振れる
と見る向きもあり、また米韓での自由貿易協定(FTA)が合意になって、
日本の対米輸出が深刻な打撃になるとの懸念から円安圧力を指摘する
声もあり、円の強弱感が交錯して足元のドル円では大き目の上下動に
なる可能性がありそうです。

一方、欧州問題については財政不安の南欧への拡大懸念が根強くも、
先週後半ではPIIGS諸国と独連邦債との利回格差が縮小するなど、
金融市場でのリスク回避の後退も見られ、また独フォルクスワーゲン
の前年同期の純利益が12倍になるなど、7-9月期の欧州主要企業の
業績が対前年同期比で53%も増益になっていることで、7日のアイル
ランド議会で財政再建計画を盛り込んだ2011年度予算案が通過すれば
足元でのユーロ買戻しが進むと見る向きがあるようです。

ただ、ECBが出口戦略をいったん引っ込めて緩和策の継続を示したこと
とともに、「緩和策の継続で財政赤字が消えるわけではない」と見る
向きもあり、また独を中心とした欧州北部が堅調な一方、緊縮財政を
強く進めなくてはならないギリシャやポルトガルでは11年にマイナス
成長を見込むなどユーロ圏内の二極化が進んでいて、投機筋による
欧州財政問題の蒸し返しの懸念も排除はできなく、ユーロも振幅の
大きな上下動となる可能性がありそうです。

材料と思惑が交錯して忙しい相場になる可能性がありそうで、
チャートをよく見て機敏にトレードしていきたいものです。


さて今週は、ケルトの虎のお話です。

日本の戦国時代の武将の直江兼続の紋章は愛染明王の「愛」ですが、
ヨーロッパにも「愛(愛蘭土)」と呼ばれる共和国があります。

その昔、ヨーロッパ大陸から多くのケルト人が渡来したことから、
その国はケルトの国と呼ばれることもありますが、

独立するまでは英国の自治領であった歴史があり、
今でも北東部の6州は英国の統治下にあります。

かつては農業国で、一昔前までは国外に職を求めて
出稼ぎに出る人々も多い経済的には少し遅れていた国でしたが、

1995年〜2000年頃にかけて年に10%を超える経済成長を続けて、
「ケルトの虎の奇跡」と呼ばれる驚異的な経済発展を遂げました。

当時、日本の一人当たりの所得はドル換算で35,000ドル程度でしたが、
2007年にはこのケルトの国の人たちは経済大国と呼ばれていた日本の
倍近い60,000ドルもの一人当たりの年間所得があるまでになり、
ヨーロッパではルクセンブルクに次ぐ裕福な国になりました。

1992年に19%であった失業率も2007年には3.9%にまでなりました。
そして、国が豊かになったことで公立は大学まで無料になりました。
また、不動産税免除などが後押しして
ケルトの国の住宅保有率は一時国民の8割にもなりました。

ちなみにドイツ国民の住宅保有率は当時4割程度でしたから、
この富裕国ぶりには驚かせられます。

そうです。

ケルトの国とは、現在、窮地にあえぐアイルランドのことです。
わずか3年ほど前までアイルランドは他国も羨む富裕国だったのです。

このような当時の奇跡的な発展にはいくつかの原動力がありました。

その一つは法人税を12.5%と低くして企業の誘致をしたことです。

日本の法人税40%は例外的に高すぎるとしても、
ドイツの29.8%、英国の28%と比べても驚くほど
アイルランドの法人税は低かったのですね。

その税制が功を奏して、1980年代から90年代にかけて
多くの名だたる米国のIT企業などがアイルランドに集まりました。

また、立地が英国に比較的近く、米企業がヨーロッパへの
アクセスの拠点としやすかったことも
アイルランドの経済を後押ししたのかもしれません。

そして、なんといっても、1999年のユーロ導入が挙げられます。

「ケルトの虎の奇跡」と呼ばれる経済発展に加えて、
ユーロの信用力で欧州からだけではなく
世界からアイルランドへとマネーや資本が流入したのです。

普通なら際立った成長をしていたので金利も高くなるものですが、
ユーロを導入したために、政策金利はECBの統一した金融政策に
委ねられ、アイルランドは高い成長にもかかわらず低金利で、
企業活動が活性化して好景気に沸きました。

ただ、この異常なまでの好景気は怪物も生み出しました。

不動産バブルが短期間に昂進して、
アイルランドの上位5つの銀行だけで、
その資産の合計がアイルランドのGDPの404%にもなったのです。

なんと上位5行だけでその資産が
国家経済の4倍もの大きさに肥大したわけです。

仮に日本に当てはめてみると、2000兆円にもなるくらいに
銀行の資産が膨張したのですね。

しかし、このアイルランドの好景気は永くは続きませんでした。

2008年に世界を震撼させたあの事件が米国で起こったのです。
そう…。リーマン・ブラザースの破綻です。

世界の金融は凍りつき、信用収縮の波はアイルランドにも押し寄せ、
アイルランドの怪物の巨大銀行は一気に奈落の底へと落とされ、

さらに2008年から経済成長はマイナスに転じて、
2010年までの3年間でGDPが15%も減少する悲惨な事態になり、

かつての富裕国アイルランドはPIIGS諸国の一部として
「ブタども」とまで呼ばれるようになりました。

金融危機後、アイルランドは「国内銀行の預金の全額保証」や
銀行の実質国有化や銀行への資金注入や
バッドンクとグッドバンクの銀行の分割など、
国家経済の4倍もの銀行への施策を次々と打ち出しますが、

こんどはこれが重いツケとなって国家財政を圧迫するようになり、
ユーロの信認さえをも脅かす現在のアイルランド問題へと
発展していくことになりました……。

このように「ケルトの虎」の物語を見てきますと、

「バブル」と「金融肥大」の怖さと、
「不均衡」のもたらす恐ろしさを学び知ることができそうです。

現在、世界は連鎖経済の中、先進国の低迷と新興国の隆盛という
二極化の不均衡が進んでいるようですが、
その行く末に少しだけ危険な香りがしなくもありませんね。

ときに、平家物語の冒頭の言葉が予言の書のようにも聞こえます。

祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯(ただ)春の夜の夢のごとし。

なーんちゃって。。。


FX 不確実性と対応のお話


オバマ米大統領が知人らとのバスケットボールの試合で
唇を12針も縫う怪我をされたそうですね。

●先週11月22日(月)〜11月26日(金)の気になる出来事

<11月22日(月)>

市場オープン前にアイルランドがEU・IMFに支援要請をしました。
IMFの専務理事が
「アイルランドのEUへの支援要請を歓迎。
IMFも複数年融資での支援を用意している。」
とのコメントを発表しました。
ECB欧州中銀が
「審議会はアイルランドの支援要請を歓迎。
支援提供はEUとユーロ圏の金融安定化の正統な理由に該当。」
との声明を出しました。
G7財務相が「アイルランドのEU・IMF支援要請を歓迎。」
との共同声明を出しました。
ユーロが一時上昇しました。
アイルランドの首相が
「(支援を受けるための)4ヵ年計画は
2014年までに150億ユーロの削減になる。」
と発表しました。
日本の法務大臣が辞任しました。
EU財務相とユーログループが、
「アイルランド支援はEFSM欧州金融安定メカニズムによる。
また英国とスウェーデンから二国間融資も受ける可能性。
EU・IMFの支援はアイルランド財政4ヵ年計画に基づきなされる。」
などの声明を発表しました。
格付け会社のS&PがNZの格付け見通しをネガティブに変更しました。
NZの財務相が、
「対外債務への大きな依存を縮小する必要。
対外的な脆弱性を軽減する措置を講じる。
2016年までに財政の黒字化を目指す。」
などのコミットをしました。
日経平均は前週末比+92.80円で取引を終えました。
ユーログループ議長が、
「アイルランドとポルトガルは状況が異なる。
ポルトガルの銀行セクターは比較的良好。
アイルランドの支援パッケージは1000億ユーロ未満になる。
11月末までにアイルランド支援策の詳細を作成。
ポルトガルとスペインに対する投機的な動きは正当化されない。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行政策委員が
「中国の不動産市場の上昇は終了が近い。
2010年の貿易黒字は1800億ドルを下回る可能性。
人民元の急激な上昇は中国と米国に打撃になる。
過度に急激な人民元上昇を容認すべきではない。」
などの見解を示しました。
独財務相が、
「新たなメカニズムは新たな債務のみに適用する。
支援条件について議論するのは有益ではない。」
との発言をしました。
レーン欧州委員が、
「世界の不均衡は再び拡大している。
欧州の景気回復は脆弱で一様ではない。
市場の緊張は信頼回復の緊急性を明確に示す。」
などの認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが
「支援によりアイルランドのソブリン債務負担が増大。
アイルランドの格付けを複数段階引き下げる可能性が大きい。」
などの発表しました。
アイルランドの緑の党が、
「予算案成立後に連立政権を離脱。総選挙を求める。」
と発表しました。
ユーロが軟調になりました。
スウェーデンの財務相が、
「アイルランドは歳出削減とともに増税すべき。」
との見解を示しました。
米シカゴ連銀全米活動指数(10月)は
市場予想より弱い−0.28になりました。
独連銀総裁が、
「アイルランド支援が銀行システムを安定させると確信。
救済はユーロの安定性が脅かされる場合に限定されるべき。
債券保有者は将来の救済コストを負担すべき。」
などの見解を示しました。
欧消費者信頼感速報(11月)は市場予想よりは強い−10になりました。
トリシェECB総裁が、
「為替市場の過度で無秩序な動きは経済成長を妨げる。
米当局による強いドルに関する言及を歓迎。
新興市場の為替相場には一層の柔軟性を求める。」
などの認識を示す発言をしました。
レーン欧州委員が、
「ユーロの実効為替レートは今年に入り7%下落。
現在のユーロの水準はファンダメンタルズでの価値に近い。」
などの見解を示しました。
ECBの専務理事が、
「アイルランド支援には厳しい条件を付帯する。
危機は終わってはいない。新たな形に変わっただけである。
世界経済の推移は依然不透明。
マーケットが回復しだい非伝統的手段を解除していく。
金融市場は改善しつつある。」
などの認識を示しました。
NYダウは前週末比−24.97ドルで取引を終えました。

<11月23日(火)>

スペインの財務相が、
「市場の緊張は改革を加速させる。
スペインは競争力をより高めることが必要。
今年のGDPは見通しを下回る可能性がある。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「NZ政府の資金状況はとてもしっかりしている。」
との発表をしました。
日市場は勤労感謝の日でお休みでした。
フィンランド中銀総裁が、
「アイルランド危機が欧州での負のサイクルに
ならないようにすることが重要。
ユーロ圏が分裂するのは不可能。
ポルトガルは日々市場に試されている。
アイルランドは改革プログラムをコミットする必要。」
などの認識を示しました。
北朝鮮が韓国の延坪島(ヨンピョンド)付近に砲撃をしました。
市場はリスク回避の動意になりドルやスイスフランが上昇しました。
独第3四半期GDP確報は市場予想とおりの0.7%になりました。
独製造業PMI速報(11月)は58.9、独サービス業PMI速報(11月)は58.6と
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧製造業PMI速報(11月)は55.5、欧サービス業PMI速報(11月)は55.2と
ともに市場予想より強い結果になりました。
アイルランド中銀総裁が、
「アイルランドの銀行は自己資本比率の目標を引き上げる必要。
支援策では銀行の自己資本比率と健全性審査が重要な要素になる。」
などの見解を示しました。
スペイン中銀総裁が、
「スペインの銀行問題はアイルランドと類似してはいない。
アイルランドの支援策で市場が沈静化することを期待。」
などの認識を示しました。
EUとECBとIMFが、
「ギリシャと財源の拡大と歳出解消のための新たな措置で合意。」
になったことを発表しました。
独財務相が、
「共通通貨の将来は危うい。赤字と資産バブルが危機の主因。」
などの認識を示しました。
独GFK消費者信頼感調査(12月)は予想より強い5.5になりました。
加消費者物価指数(10月)は市場予想より強い0.4%になりました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最高の233bpに拡大しました。
米第3四半期GDP改訂値は2.5%、第3四半期個人消費改訂値は2.8%と
ともに市場予想より強い結果になりました。
加小売売上高(9月)は市場予想より弱い0.6%になりました。
独首相が、
「ユーロ圏は異常なほど深刻な状況下にある。
アイルランドは大きな懸念の原因。
性急にユーロ圏加盟国を支援することは良いことではない。
ユーロ圏加盟国の支援には厳格な条件を付けるべき。
2013年以降に実施する救済制度からは投資家も分担すべき。
アイルランド問題は金融危機が終わっていないことを示している。」
などの見解を示す発言をしました。
ユーロがさらに軟調になりました。
米中古住宅販売件数(10月)は市場予想より弱い443万件になりました。
リッチモンド連銀製造業指数(11月)は予想より強い9になりました。
IMF国際通貨基金の筆頭副専務理事が、
「欧州のソブリン問題は波及する可能性がある。
ポルトガルから支援の要請は受けていないが、
もしもポルトガルに支援が必要ならその枠組みはある。」
などの認識を示しました。
米FOMC議事録では、
「長期債購入で効果がコストを上回ると予想。
成長の下振れリスクを想定。委員二名がインフレリスクを想定。
利回りターゲットには大きなリスクを伴う可能性を認識。
より小幅かつ頻繁な見直しを行なうかを協議。
バーナンキFRB議長が記者会見をすべきかについて議論。」
などが示されました。
また、FRB経済予測が発表されて、
「2010年実質GDPが2.4〜2.5%に下方修正。
2011年実質GDPが3.0〜3.6%に下方修正。
2010年失業率が9.5〜9.7%に上方(悪化)修正。
2011年失業率が8.9〜9.1%に上方(悪化)修正。」
などが発表されました。
オーストリア中銀総裁が、
「ユーロ圏が分裂することはない。
10年以内にユーロ圏を離脱する国はない。
メルケル独首相の『ユーロは異常なほど深刻な状況下』との
見解には苛立ちをおぼえる。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−142.21ドルで取引を終えました。

<11月24日(水)>

オーストリア中銀総裁が、
「アイルランドやギリシャとポルトガルを比べることはできない。
市場は負債問題に対して過剰に懸念し過ぎている。」
との認識を示しました。
アイルランドの国営放送が
「EU・IMFはアイルランド支援に向け850億ユーロを供与。
アライド・アイリッシュ銀行はほぼ完全に国有になる公算。
IMFとアイルランドは来週にも合意に達する可能性。」
などの報道をしました。
韓国政府が、
「北朝鮮の攻撃による市場への影響は一時的。」
との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「アイルランドの長期ソブリン格付けを引き下げる。
アイルランドの格付け見通しをネガティブに引き下げる。
状況次第ではさらに格下げする可能性。」
などの発表をしました。
オバマ米大統領が、
「米国は北朝鮮に圧力かけるため国際社会に呼びかける。
北朝鮮は現在進行中の脅威。対処が必要。」
などの認識を示しました。
フィナンシャル・タイムズ紙が、
「アイルランド政府はアイルランド銀行の過半数の株を取得する。」
との観測報道をしました。
日銀が、
「9月末の国内銀行の国債保有残高は過去最高の143兆2427億円」
などの発表をしました。
RBNZが、
「NZは計画よりも早期に黒字へと回帰する可能性。」
との予測を発表しました。
中国外務省が、
「中国は米国と朝鮮半島の平和と安定を目指すことで合意した。」
と発表しました。
オバマ米大統領が、
「韓国と合同軍事演習の実施と訓練強化で合意した。」
と発表しました。
日経平均は前日比−85.08円で取引を終えました。
ユーログループ議長が、
「ユーロが危機にあるとは思わないが大きな不均衡がある。
我々はその危険を過小評価していた。」
との見解を示しました。
ユーロの軟調が続きました。
スペイン財務相が、
「スペインが救済を必要とするリスクはない。
スペイン経済はギリシャやアイルランドとは異なる。」
との認識を示しました。
独IFO景気動向(11月)は109.3、独IFO現況評価値(11月)は112.3と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英第3四半期GDP改訂値は市場予想とおりの0.8%、
英第3四半期個人消費改訂値は予想より弱い0.3%になりました。
欧鉱工業新規受注(9月)は市場予想より弱い−3.8%になりました。
10年物ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最高の481bpに拡大しました。
スペインの財務相が、
「2013年のユーロ圏危機メカニズム実施の話は時期尚早。」
との見解を示しました。
EU欧州連合が、
「アイルランドに計画の一環として増税を期待する。
アイルランドとの協議は11月末頃に終える見込み。
銀行の再編がアイルランドとの協議での根幹になる。
厳しい条件がアイルランド支援策に適用される見込み。」
などの見通しを発表しました。
英BOEのセンタンス政策委員が、
「インフレが段階的な利上げを示唆する。
長期間の緊急時の設定の維持は信頼を損なわせる。
民間部門の需要回復の強さが過小評価されている可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い40.7万件、
米耐久財受注(10月)は市場予想より弱い−3.3%、
米個人所得(10月)は市場予想より強い0.5%、
米個人支出(10月)は市場予想より弱い0.4%、
米PCEコア・デフレータ(10月)は予想とおりの0.0%になりました。
アイルランドの財政再建4ヵ年計画が発表されて、
「2011〜2014年のGDPは平均で2.75%を目指す。
失業率は2014年に10%以下を目指す。
100億ユーロの歳出カットを目指す。
50億ユーロの税収を目指す。法人税率は12.5%で維持。」
などの内容が示されました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)は、
市場予想より強い71.6になりました。
米新築住宅販売件数(10月)は予想より弱い28.3万件になりました。
ロシア中銀の副総裁が、
「数ヶ月以内にカナダドルの保有を増やす可能性。
米ドルは引き続き主要な準備通貨の地位を維持。」
との認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「スペインのマクロ経済見通しに安定しつつある兆候。
ポルトガルの成長見通しには圧力がかかるリスク。
ユーロ圏が崩壊するとは見ていない。
ユーロ圏から離脱する国が出る可能性は低い。
アイルランドの経済見通しは楽観的過ぎる。」
などの見解を発表しました。
独連銀総裁が、
「将来の救済には厳しい条件を付帯するべき。
将来の救済でき債券の投資家もコストを負担するべき。
迅速で断固とした財政緊縮が必要。
市場にユーロ存続の疑念を持たせてはならない。
7500億ユーロのセーフティーネットが不足なら再考の余地がある。」
などの認識を示しました。
アイルランドの首相が、
「EU・IMFの融資の利回りは6%前後になる可能性。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+150.91ドルで取引を終えました。

<11月25日(木)>

日通関ベース貿易収支(10月)は予想より弱い8219億円なりました。
企業向サービス価格(10月)は前年比で、
市場予想より弱い−1.2%になりました。
北朝鮮が米軍からの協議の申し出を拒否して、
韓国の新たな挑発に対してはさらなる報復の攻撃を行う
と発表しました。
ドル買い円買いのリスク回避の優勢の相場展開になりました。
日経平均は前日比+49.65円で取引を終えました。
中国上海株式市場が1.4%上昇しました。
中国が米韓軍事演習の計画に懸念を表明しました。
格付け会社のフィッチが香港の格付けを引き上げ、
見通しを安定的としました。
スロバキア中銀総裁が、
「ユーロはまだ若干の過大評価。
2ヶ月ぶりの安値に騒ぐことは必要ない。」
との見解を示す発言をしました。
英BOE総裁が、
「刺激策の水準を維持することは適切。
健全な欧州経済が英国にとっても重要。
消費者物価指数はもう1年間にわたり上昇し続ける公算。
経済成長は余剰生産能力をなくすほど強くはならない可能性。
BOEは両方向に政策を調整する用意がある。
ある時点で政策は正常化される必要。
MPCは2%のインフレの責務を堅持することが重要。
インフレを目標に維持するために必要ならば量的緩和も可能。
もしもBOEが要請すれば財務相は量的緩和拡大を承認する。」
などの見解を示しました。
ポンドが軟調になりました。
ユーログループ議長が、
「ドイツが欧州共通の利益を徐々に見失っていることに懸念。
ポルトガルは差し迫ったリスクに直面していない。」
などの認識を示しました。
ロシア中銀総裁が、
「外貨準備として試験的にカナダドルの購入を開始した。」
との発表をしました。
独首相が、
「ユーロ圏に支払不能の恐れがある国はない。
ユーロ圏は危機の前よりもはるかに良い状態。
ドイツは強いユーロを求める。厳しい予算節約措置は必要。
経済危機は終わっていないがEUは債務危機から力強く抜け出す。」
などの認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
イタリアの格付け見通しを安定的で維持しました。
欧州決済機関のLCHクリアネットが、
アイルランド国債取引の証拠金を45%へ引き上げました。
米国は感謝祭で休場でした。
ドル円は小幅揉み合いになりました。
独連銀総裁が、
「欧州危機でユーロは盾の役割を担った。
ユーロは危険に晒されてはいない。
安定化基金の資金が枯渇するとのシナリオを否定する。
危機を教訓にメカニズムを改善するべき。安定は域内国の義務。」
などの見解を示しました。

<11月26日(金)>

豪RBA総裁が、
「2010年の世界経済成長は4%を超える可能性。
今後1年間の世界経済の成長は緩やかになる可能性。
豪の2010年実質GDPの伸びは3%を超える可能性。
今後1年間のインフレ率は現在に近いものになる可能性。
中期的なインフレリスクは高過ぎる方向に向かっている。
11月の利上げでは反対と賛成の両方の意見があった。
当面の間の金利は適切と考えている。」
などの認識を示しました。
豪ドルが軟調になりました。
日全国消費者物価指数(10月)は
前年比で市場予想とおりの0.2%になりました。
豪RBAの総裁補佐が、
「来年の中旬までに政策金利を5%にする可能性。」
との見解を示しました。
独版のFT紙が、
「ユーロ圏の過半数の国とECBとEUが
支援を要請するようポルトガルに働きかけている。」
との観測報道をしました。
日経平均は前日比−40.20円の10039.56円で週の取引を終えました。
独輸入物価指数(10月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
ポルトガル政府が
「ポルトガルは欧州諸国から救済要請の圧力は受けていない。」
と独版のFT紙の観測報道を否定しました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最高の265bpに拡大しました。
スペインの首相が、
「スペインの公的債務はEUの平均以下である。
スペインはさらなる増税を計画していない。
スペインは新たな予算措置を講じる予定はない。」
などの見解を発表しました。
スイスKOF先行指数(11月)は予想よりやや強い2.12になりました。
バローゾ欧州委員長が、
「ポルトガル支援の報道は完全に嘘だ。
欧州委員会はポルトガルに支援を求めるよう迫っていない。」
と独版のFT紙の観測報道を完全に否定しました。
10年物アイルランド国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最高の691bpに拡大しました。
ユーロが軟調に推移しました。
ポルトガル議会が懸案の2011年の予算案を承認しました。
独消費者物価指数速報(11月)は予想より強い0.1%になりました。
格付け会社のS&Pが、
「アングロ・アイリッシュ銀行の格付けを
6段階引下げジャンク級に格下げする。」
などを発表しました。
ドル円が9月下旬以来の94円台になりました。
格付け会社のフィッチが、
「今年にもハンガリーの格付けを引下げる可能性。」
との発表をしました。
米市場は感謝祭で半日営業になりました。
NY原油は83ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−95.28ドルの11092ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月29日(月)の主な予定>

早朝6時45分にNZ貿易収支(10月)、
朝8時50分に日小売業販売額(10月 前年比)、
午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(11月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(11月)、
午後6時半に英消費者信用残高(10月)、英住宅ローン承認件数(10月)、
午後7時に欧業況判断指数(11月)、欧消費者信頼感確報(11月)、
同午後7時に欧鉱工業信頼感(11月)、欧サービス業信頼感(11月)、
夜10時半に加第3四半期経常収支、加鉱工業製品価格(10月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(11月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・(欧)の指標には一応注目です。

<11月30日(火)の主な予定>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可(10月)、
朝8時半に日失業率(10月)、日有効求人倍率(10月)、日消費支出(10月)
朝8時50分に日鉱工業生産速報(10月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(11月)、
午前9時半に豪住宅建設許可件数(10月)、豪第3四半期経常収支、
午後2時に日住宅着工戸数(10月 前年比)、日建設工事受注(10月 前年比)
午後5時55分に独失業率(11月)、独失業者数(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(11月 前年比)、欧失業率(10月)、
夜10時半に加GDP(9月)、加第3四半期GDP(年率換算)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(9月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(11月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(11月)、
深夜(未明)5時からバーナンキFRB議長の討論会参加、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・独・欧・加・米の指標には注目です。

<12月1日(水)の主な予定>

午前9時半に豪第3四半期GDP、
午前10時に中国製造業PMI、
午後4時に英ネーションワイド住宅価格(11月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(11月)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(11月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(11月)、
午後6時半に英製造業PMI(11月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(11月)、
夜10時半に米第3四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第3四半期単位労働費用確報、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(11月)、米建設支出(10月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

<12月2日(木)の主な予定>

午前9時半に豪小売売上高(10月)、豪貿易収支(10月)、
午後3時45分にスイス第3四半期GDP、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(10月 前年比)、
午後6時半に英建設業PMI(11月)、
午後7時に欧第3四半期GDP改訂値、欧生産者物価指数(10月)、
夜9時45分に欧ECB政策金利、
夜10時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米中古住宅販売保留(10月 成約)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(スイス)・欧・米の指標には注目です。

<12月3日(金)の主な予定>

午前10時に中国非製造業PMI、
午後4時45分からトリシェECB総裁の講演、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(11月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(11月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(11月)、
午後6時半に英サービス業PMI(11月)、
午後7時に欧小売売上高(11月)、
夜9時に加雇用ネット変化率(11月)、加失業率(11月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(11月)、米失業率(11月)、
同夜10時半に米民間部門雇用者数変化(11月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(11月)、米週平均労働時間(11月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(11月)、米製造業受注指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・加・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

22日の市場オープン前にアイルランドがEU・IMFに支援要請をしました。
格付け会社のS&PがNZの格付け見通しをネガティブに変更しました。
格付け会社のムーディーズが「アイルランドの格付けを複数段階
引き下げる可能性が大きい。」などの発表しました。

23日に北朝鮮が韓国の延坪島(ヨンピョンド)付近に砲撃をしました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差がユーロ導入後で
最高の233bpに拡大しました。
FRB経済予測が発表されて「米2010年〜2011年の実質GDP予測が
下方修正、米2010年〜2011年の失業率が上方(悪化)修正」などが
示されました。
メンケル独首相が「ユーロ圏加盟国の支援には厳格な条件を付けるべき。
2013年以降に実施する救済制度からは投資家も分担すべき。」と発言
しました。

24日に格付け会社のS&Pが「アイルランドの長期ソブリン格付けを
引き下げる。」などの発表をしました。
10年物ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差がユーロ導入後で
最高の481bpに拡大しました。
アイルランドの財政再建4ヵ年計画が発表され「2011〜2014年の
GDPは平均で2.75%を目指す。失業率は2014年に10%以下を目指す」
などが示されました。

25日に北朝鮮が米軍からの協議の申し出を拒否して「韓国の新たな
挑発に対してはさらなる報復の攻撃を行う。」と発表しました。
スロバキア中銀総裁が「ユーロはまだ若干の過大評価。2ヶ月ぶりの
安値に騒ぐことは必要ない。」との見解を示す発言をしました。
欧州決済機関のLCHクリアネットが、アイルランド国債取引の証拠金
を45%へ引き上げました。

26日に豪RBA総裁が「今後1年間のインフレ率は現在に近いものに
なる可能性。当面の間の金利は適切と考えている。」と発言しました。
独版のFT紙が「ユーロ圏の過半数の国とECBとEUが支援を要請する
ようポルトガルに働きかけている。」との観測報道をしました。
ポルトガル政府が「ポルトガルは欧州諸国から救済要請の圧力は
受けていない。」と独版のFT紙の観測報道を否定しました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差がユーロ導入後で
最高の265bpに拡大しました。10年物アイルランド国債と独連邦債
との利回り格差がユーロ導入後で最高の691bpに拡大しました。
格付け会社のS&Pが「アングロ・アイリッシュ銀行の格付けを
6段階引下げジャンク級に格下げする。」と発表しました。

先週は、米追加緩和観測の後退に加えて、欧州問題と北朝鮮の
砲撃事件で総じてドルが買われる相場展開になりました。

さて、今週も引き続き「欧州問題」と、米韓両軍の合同訓練実施を
控えての北朝鮮を巡る「地政学的リスク」と、週末の米雇用統計を
メインとした「米景気」などを市場テーマとする相場展開になり
そうです。

QE2などでの緩和されたマネーによる株高も、欧州問題と
朝鮮半島の緊張等で一服となっていますが、株式市場は底堅く
推移するとの観測が根強いようです。

米追加緩和観測の後退を背景にドル実効相場も高水準で推移して、
日米の長期金利に上昇圧力がかかり、今週もドル円は底堅く推移して
一部では85円台に乗せると観測する向きもあるようです。

リスク回避によるドル買い傾向が継続すると見る向きが多い
ようですが、先の11月4日にトリシェECB総裁が記者会見で
述べたように、12月3日にECBが出口戦略を発表するのかに
ついても注目されます。

ただ、欧州問題が再燃する状況の変化もあり、ECBが出口戦略に
踏み込めるのかどうかは不透明なようです。

週末にかけてのニュースとしては、アイルランドの地元紙の
アイリッシュ・タイムズが「金融支援に際して普通債と劣後債の
いずれの保有者も負担の共有を求めるのがEU・IMFの共通の理念。
アイルランドの銀行が発行した普通社債の保有者が損失を蒙る可能性」
と報じていることから、一般に金融資産の中でも安全性が高いと
される普通社債だけに、市場が動揺してリスク回避の動きが
一時昂進する可能性もありそうです。


さて今日は、不確実性と対応のお話です。

経済学では定理とまでは呼べないまでも、
いくつかの「正解」らしきものがありますね。

「失業率が高くなれば、景気が悪くなる。」

「金利が低ければ、マネーは貯蓄から消費に向かいやすい。」

「消費者物価が高騰してインフレになり過ぎれば、
 政策金利を上げるとインフレを制御できる。」

などですが、

ただ、これらも、

景気が悪くなったから失業率が高くなったのかもしれませんし、(笑)

そしてまた、

景気が悪いことに加えて将来への展望が暗ければ、
いくら金利が低くても消費が増えずに、
事実としてディスインフレのような状態が続くことがありますし、

国の信認が失われたハイパー・インフレのような状況では
政策金利でインフレをコントロールすることが
ほとんど不能になってしまうこともあるようです。

おそらく、経済学での正解は「通常の状況であるならば」
ということが前提になっているのかもしれませんね。

また、余談ながら、

近年、金融危機の異常事態の経済対策として、
政策金利を下げるとともに、非伝統的手段として
量的緩和でマネーを溢れさせる金融政策が取られていますが、

量的緩和策の受け皿となる金融機関からの
企業への融資がそれほど増えずに、
行き場を求めるマネーが各国の国債などに流れ、

全世界的に巨大な「国債バブル」の副作用になっているようで、

かつての金融工学のように国債を無リスクとするような
陳腐な前提は通用するはずもなく、

小国のギリシャ問題が世界を震撼させたように世界的な連鎖経済の中、
欧州をはじめとするソブリンリスクが燻り続ける状況で、
もしも将来にこの経済対策の副産物の「国債バブル」がはじけると、

個々の国のデフォルトは歴史的に経験してきてはいても、

人々がいまだ経験したことのない世界規模での金利上昇と
金融市場が凍りつくことによる経済の大惨事になる可能性もあって、
なんか空恐ろしいような不気味な感じがします。

さて、

このようなトンデモ本に書いてあるような大仰な話はさておき、(笑)

トレードでもよく一見理屈に合わないような
分けの判らないことが起きますね。

良い経済指標が発表されたのにその国の通貨が下落する、
などということは日常茶飯事で、(苦笑)

また最近では、米量的緩和のQE2が発表されてほどなくすると、
事実として米ドルが買われる、ということがあって、

これは、事前の先行織り込みと、
事後の将来見通しの思惑のなせる業(わざ)のようですが、

短絡的に見ると、量的緩和は買い材料なのかと錯覚しそうなほど、
一見、理屈に合わないようなことが起こります。

不確実性のあるトレードでは

(理屈とおりの相場展開になることもあるものの)

「理屈に合わないことが起こり得る。」
「不測の事象や不測の変化が起こり得る。」

ことなどがあたりまえの世界なのかもしれませんね。

そして、もしも
市場では「変化による不確実性」が日常的であるとするならば、

未来に対して連立方程式を解くように「絶対正解を求めて」
理詰めで相場を完全に予想しようとするアプローチを
ファンダメンタルズ分析であろうとテクニカル分析であろうと
相場のすべてに完全適用しようとすること自体に無理があって、

「不測の事態があることを受け入れる」「変化に対応する」
必要がありそうです。

不均衡はやがて修正されるにしても、
またたとえ相場が理屈に合わなくても、

目の前で起こっている相場こそが(今は)真実で、

トレードとは、もしかしますと、

未来を予測しようとするゲームではなく、

起こる確率の高い傾向を学び識(し)るも
現実に起こる事象の変化にも応じて

「現実と未来に対応していくゲーム」なのかもしれませんね。

そして、不確実性のある相場に参戦する故に、

相場に対応する技術を高めていくとともに、
資金管理の必要があり、能動的な損切りの必要もあるわけですね。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラの著書
「デイトレード」中にとても示唆に富んだ一文があります。

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、
 突然、下抜けしたとしよう。しかし、それは
 支持線の概念が機能しないことを示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、
 テクニカル分析の概念として、
 最も価値のあるメッセージなのである。」

そして、このあとに次の言葉がが続きます。

「このメッセージは、相場の『変化』を伝えているのである。
 チャート分析が常に機能すると期待することは愚の骨頂である。
 チャートが常に正しいわけではない。
 時には機能しないこともあるが、それは経験豊かなトレーダーには、
 価値あるメッセージなのである。」

として、最後にこう結んでいます。

「トレーダーは、いかにしてそのメッセージを聞くかを
 学ばなくてはならない。」

ふーむ…。

まぁ、ひねくれて見るとこじつけのようでもありますが、(苦笑)

やはりトレードでは「現実と未来に対応して」行いたいものですね。


FX トレードの魔法の言葉のお話


ハリー・ポッターの最終章「ハリー・ポッターと死の秘法」の
映画が封切になって話題となっていますね。

●先週11月15日(月)〜11月19日(金)の気になる出来事

<11月15日(月)>

14日にAPEC首脳会議宣言が発表されて
「貿易投資の自由化進め経済統合を推進。
アジア太平洋自由貿易圏の実現を推進。
環太平洋経済連携協定などを基礎として発展を目指す。
均衡のとれた持続的成長を確立することが重要。
通貨の切り下げ競争の抑制。」
などが示されました。
NZ小売売上高(9月)は1.6%、NZ第3四半期小売売上高は0.7%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日第3四半期実質GDP速報は0.9%、第3四半期名目GDP速報は0.7%、
と共に市場予想より強い結果になりました。
日第3四半期GDPデフレータ速報は、
前年比で市場予想より弱い−2.0%になりました。
米リッチモンド連銀総裁が
「FRBの金融緩和がドル安誘導目的との主張は公平性を欠く。
FRBの緩和が行き過ぎとの不安は感じないが
QE2のリスクはメリットより大きい可能性。
高い失業率でも引き締めが必要になる可能性。」
などの認識を示しました。
米国の10年債利回りが9月13日以来の高水準になりました。
NZ首相が「NZドルは対ドルで過大評価。」との認識を示しました。
日経平均は前週末比+102.70円で取引を終えました。
アイルランドの地元紙が
「アイルランドは国内銀行支援のためEUに資金を求めることを検討」
との観測記事を掲載しました。
ポルトガルの地元紙が
「ポルトガルの財務相、EU脱退に直面する可能性もあると発言。」
との内容の記事を掲載しました。
スイス生産者輸入価格(10月)は予想より弱い−0.4%になりました。
欧貿易収支(9月)は市場予想より強い29億ユーロになりました。
EU欧州連合が
「2009年のギリシャの財政赤字と債務はEUで最大規模。
2009年のギリシャの財政赤字は対GDP比で15.4%(上方修正)。」
などを発表しました。
ユーロが軟調になりました。
ギリシャ首相が
「ドイツの債務解決に関する姿勢は国家を破綻に追い込む。」
との批判の認識を示しました。
米NY連銀製造業景気指数(11月)は市場予想よりかなり弱い−11.14、
米小売売上高(10月)は市場予想より強い1.2%になりました。
オーストリア中銀総裁が
「アイルランドの場合は銀行の問題でありソブリン問題ではない。
同国の問題が伝染するリスクがある。債務再編の回避を望む。
域内のいくつかの国は資金の再調達問題に直面しているが、
域内の国がデフォルトに陥る危険はないと見込んでいる。」
などの見解を示しました。
米企業在庫(9月)は市場予想より強い0.9%になりました。
ポルトガルの財務相が
「ポルトガルが支援を必要になるリスクは高い。
また、問題がユーロ圏に波及するリスクがある。」
との認識を示す発言をしました。
ユーログループ議長が
「アイルランドは支援を要請していない。
アイルランドが要請すればEUには支援する用意がある。
アイルランドに対して支援を受けるよう圧力をかけてはいけない。
アイルランドからの要請がない限りEUは行動しない。
ポルトガルの銀行の問題はアイルランドと同じではない。
市場はユーロ圏の問題を過大評価している。」
などの見解を示しました。
アイルランドの首相が
「国家財政のための申請をEUに対し行なってはいない。
アイルランドはEUと銀行や財政の安定強化策について協議中。」
などを表明しました。
NYダウは前週末比+9.39ドルで取引を終えました。

<11月16日(火)>

日第三次産業活動指数(9月)は予想より弱い−0.9%になりました。
豪RBA議事録では、
「利上げは微妙なバランスでの決定。インフレに対する先行的選択。
中国経済の下振れリスクは低下して強い成長が見込まれる。
商品価格が上昇。交易条件の予想が上方修正された。
資源セクターの成長と投資の見通しはとても強い。
住宅市場は軟化している。労働市場は引き続き強い。
将来の政策決定では銀行貸出金利の動向も考慮する。」
などが示されました。
FRBの副議長がWSJ紙のインタビューで
「FRBの債券買い入れはドル相場の押し下げを狙ったものではない。
インフレ率は現在の水準に長期間とどまる見通し。
失業率は2012年末までに8%前後となる見込み。
米経済には下振れリスク。成長率がFRBの予想を下回る可能性。
来年は成長加速を予想。二番底はないと見込んでいる。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行総裁が、
「物価上昇が懸念要因。金利改革を進める。
為替レートメカニズムの改善を継続していく。」
などの発言をしました。
ニューヨーク連銀総裁が
「ドルの価値はFRBの政策目的ではない。
FRBはバランスシートの拡大とインフレ問題の回避が可能。
6000億ドルの国債買い入れは0.75%の利下げに相当する。
現在の政策からの脱却には数年が必要になる可能性。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−30.41円で取引を終えました。
中国上海株式市場が前日比4%に迫る下落になりました。
ECBの副総裁が、
「アイルランドが支援を求めるとは認識していない。
仮にアイルランドが支援されるならば、
600億ユーロのEU安定化基金を手始めに利用する(だろう)。
債券購入プログラムは正常化する過程の中で重要な役割。」
などの認識を示しました。
英消費者物価指数(10月)は市場予想より強い0.3%、
英小売物価指数(10月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
独ZEW景況感調査(11月)は1.8%、独ZEW景況感調査(現況)は81.5と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧消費者物価指数(10月)は0.4%、欧ZEW景況感調査(11月)は13.8と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ZEWのエコノミストが
「アイルランド危機の多大な影響は今回の指標では現れていない。
最も大きな状況の変化は米国の見方をポジティブへと
投資家が変えていることにある。」
などの見解を発表しました。
英BOE総裁が英財務相に宛てた書簡では、
「金融政策委員会は政策をどちらの方向にも調整できるよう準備。
消費者物価指数は来年もターゲットを上回ると予想されるが、
消費者物価指数の見通しにはかなりの不確実性がある。」
などが示されました。
米生産者物価指数(10月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
ユーログループ議長が、
「アイルランドが支援を要請するかどうかを待っている状況。
要請がされたならユーログループは支援する。状況は深刻である。」
などの見解を示す発言をしました。
ユーロが軟調に推移しました。
レーン欧州委員が、
「IMFとEUとECBはアイルランドの銀行問題で協力。
アイルランドの銀行セクターの問題は深刻。
アイルランド問題はユーロ圏の存続を危ぶませることではない。」
などの認識を示しました。
米ネット長期TICフロー(9月 対米証券投資)は、
市場予想より強い810億ドルになりました。
米鉱工業生産(10月)は0.0%、米設備稼働率(10月)は74.8%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
格付け会社のS&Pがキプロスの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブにしました。
シュタルクECB理事が、
「流動性措置を徐々に解除していく。
段階的な解除の決定は市場の改善状況による。
ECBは市場の動向を注意深くモニターしている。」
などの発言をしました。
米NAHB住宅市場指数(11月)は市場予想より弱い16になりました。
英BOE総裁が
「消費者物価指数がターゲットを上回っていることは懸念。
中期的に消費者物価指数が2%へと回帰すると予想。
必要があればBOEはさらなる追加緩和を実施することが可能。
英国の不均衡是正は困難。その達成には5年以上かかる可能性。
英国のアイルランドに対する晒されているリスクは小さくはない。」
などの見解を示しました。
ポンドが軟調になりました。
オーストリアの財務省が
「現行のデータはギリシャ支援の実行を正当化しない。
ギリシャは次回の支援金受け取りの条件を満たしていない。」
との認識を示す発表をしました。
オーストリアの財務相が、
「ギリシャが条件満たさなかった場合は議論の必要。
ギリシャの状況を引き続き調査。
オーストリアにはギリシャ支援を実行する用意はある。」
などの発言をしました。
アイルランドの首相が、
「アイルランドは支援の適用を申請していない。
アイルランドには2011年半ばまでの資金がある。
公的財政のコントロールに問題はない。
政府は赤字を3%にまで減らすことを(すでに)決意表明。
危機が迫っているとの観測は正当ではない。輸出は良好に機能。」
などの声明を発表しました。
セントルイス連銀総裁が、
「追加緩和に対して市場は大きく反応した。
経済に関するニュースがいくぶん明るくなってきている。
国債買入れで6000億ドル全額を使わない可能性もある。
国債買入れは6000億ドルを上回る可能性もある。
資産バブルについて検討することはとても重要。」
などの認識を示しました。
ボストン連銀総裁が、
「国債買入れでの6000億ドル満額使用を確実視している。
量的緩和は失業率を0.50%引下げる可能性。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比−178.47ドルで取引を終えました。

<11月17日(水)>

ユーログループ議長が、
「支援を求めるかどうかはアイルランド政府しだい。
(支援を求めた場合)ユーロ圏すべの国がアイルランド支援を支持。
ポルトガルの財政計画にはさらなる詳細が必要。
独首相は債務再編を巡る発言で誤解を招いた。」
などの認識を示しました。
メルケル独首相が、
「アイルランドの支援要請が近いとは予想していない。
支援を必要とする場合には救済基金がある。
ユーロ圏が危機にあるとは思っていない。」
などの認識を示しました。
米アトランタ連銀総裁が、
「ドルの価値の維持には安定した物価と力強い経済が重要。
FRBのバランスシートでの損失は景気回復で許容可能な範囲。」
などの認識を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「IMFはアイルランドや欧州委員会と会談を実施するが、
会談はアイルランドの要請があってから行われる。
支援が必要な場合での会談では最善の提供方法を決定する。」
などを発表しました。
豪第3四半期賃金コスト指数は予想とおりの1.1%になりました。
米ボストン連銀総裁が、
「見通しが劇的に変化しない限り6000億ドル全額の買い入れを実施。
経済情勢の変化が確信できるまで緩和的な政策を継続。
景気悪化、インフレの低下、失業率上昇なら、
さらなる措置を検討する必要がある。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比+14.56円で取引を終えました。
中国上海株式市場は続落しました。
決済機関LCHクリアネットがアイルランド国債取引の
必要証拠金を30%に引き上げました。
アイルランド財務相が、
「18日にEU/ECB/IMFとの協議が始まる予定。
英国からの支援は英国当局しだいである。」
などの発言をしました。
英財務相が
「英国はアイルランドを支援する用意がある。
アイルランド経済の安定は英国の国益になる。」
などの認識を示しました。
英失業率(10月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請件数推移(10月)は
市場予想より強い−0.37万人になりました。
英BOE議事録では、
「11月の英中銀金融政策委は政策金利据え置きを8対1で決定。
また、資産買い入れ枠の据え置きを8対1で決定した。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い入れ枠の拡大を主張。
インフレ期待へのリスクは以前よりも大きい。
資金調達状況はここ数ヶ月で緩和している。」
などが示されました。
ギリシャの財務相が、
「EUからの支援の遅れが資金問題を引き起こすことはない。」
との認識を示しました。
レーン欧州委員が
「ギリシャへの第3弾の支援は(遅れなく)12月に行われる。」
との見解を示しました。
米消費者物価指数(10月)は0.2%、米住宅着工件数(10月)は51.9万件、
米建設許可件数(10月)は55.0万件と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
バローゾ欧州委員が、
「アイルランドの2014年財政赤字目標は堅実で信頼できる。
アイルランドが近く財政計画を発表すると確信している。」
などの認識を示しました。
ポルトガルの財務相が、
「ポルトガルは自力でマーケットからの資金調達を望んでいる。」
との認識を示しました。
セントルイス連銀総裁が、
「FRBの責務のうち(雇用を除外して)
物価の安定だけにすることは興味深い考えである。」
との見解を示しました。
NZの財務相が
「NZ経済は予想以上に減速している。
NZの財政赤字は予想以上に膨らむ可能性。」
などの見解を発表しました。
NZの農業相が
「キウイフルーツ産業に2500万NZドルの支援を行なう。」
と発表しました。
NYダウは前日比−15.62ドルで取引を終えました。

<11月18日(木)>

NZ第3四半期生産者物価は市場予想より強い0.7%になりました。
豪週平均賃金(8月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
アジアの株式市場が堅調に推移しました。
豪RBAの副総裁が、
「豪経済は全般的に順調。豪経済は数年間は堅調に成長の見込み。
豪の消費者は慎重。信用の伸びは抑制。失業率は一段と低下。
豪ドルの上昇は資源ブームの結果で(豪)経済全般に有益。
アジアは明るい材料。欧州の債務問題は悪化。」
などの認識を示しました。
韓国が外国人債券投資への源泉徴収税を再開すると発表しました。
日経平均は前日比+201.97円で引けて1万円台を回復しました。
スイス貿易収支(10月)は市場予想より強い21.9億CHFになりました。
IMF国際通貨基金が
「香港の不動産市場にバブルはみられない。」
との見解を発表しました。
アイルランド中銀総裁が
「IMFの訪問は国際市場や投資家への安心を取り戻すためである。
IMFはアイルランドに支援を提供するのではない。
仮に合意になった場合にはIMF・ECB・EUは融資を提供する。
融資となった場合は数百億ユーロに達する可能性。
融資に関しての決定は政府による。」
などの見解を示しました。
ユーロ圏の経常収支(9月)は−92億ユーロになりました。
英小売売上高(10月)は市場予想より強い0.3%になりました。
同前年比では市場予想より弱い1.2%になりました。
ギリシャやアイルランドのCDSに縮小が見られました。
OECDが2010年などの主要国の消費者物価指数について、
「ユーロ圏1.5%(0.1%上方修正)、米国1.6%(0.3%下方修正)、
日本−0.9%(0.2%下方修正)。英国3.1%(0.1%上方修正)、」
などを発表しました。
スペインの財務長官が、
「必要ならば財政赤字削減の目標達成のために追加の措置を取る。」
との見解を示しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い43.9万件になりました。
加景気先行指標指数(10月)は0.2%、
加国際証券取扱高(9月)は122.54億加ドルと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
トリシェECB総裁が、
「非伝統的手段は一時的なものである。現在の政策金利は適切。
非伝統的手段からの出口策は金融市場の状況による。
ユーロ圏は財政同盟ではない。支援措置に対する依存性に警戒。
政策金利は物価の安定に基づいて決めていく。
非伝統的措置の解除前に利上げをする可能性がある。」
などの認識を示しました。
米GMが再上場して初値が35ドルになりました。
米景気先行指標総合指数(10月)は市場予想とおりの0.5%、
フィラデルフィア連銀指数(11月)は
市場予想よりかなり強い22.5になりました。
ドルが一時買われる相場展開になりました。
IMF国際通貨基金の報道官が、
「アイルランドから金融支援の要請は(まだ)受けていない。
明日に技術的な話し合いを開始する予定。
スペイン政府は財政コントロールが可能な状況。」
などIMFの見解を発表しました。
格付け会社のフィッチが、
「アイルランドの格付けを救済プログラムを考慮して見直す。」
と発表しました。
英BOEのポーゼン政策委員が、
「英国には量的緩和が必要との意見に変わりはない。
英国にはデフレリスクがある。」
との発言をしました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「追加緩和は長期間にわたり低金利に置くことを大きく補完する。
国債買い入れプログラムがインフレを招くとの懸念は間違い。
財政政策を通じて1%利下げと同等の効果実現の可能性。」
などの見解を示しました。
EU欧州連合大統領が
「ユーロ圏経済のファンダメンタルズは健全。
アイルランドが陥っている状況は深刻。
健全な経済がユーロを安定した通貨にする。」
などの認識を示しました。
RBNZの総裁が、
「NZの経済回復は続いているが道程は長くなる可能性。
NZの経済の中期的な見通しは良好。
財政支援の引き上げは数年間の経済成長率を減じる可能性。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比+173.35ドルで取引を終えました。

<11月19日(金)>

フィラデルフィア連銀総裁が、
「ゼロ金利が低過ぎるいうことはあり得る。
追加措置が正しいかどうかはっきりしない。
FRBのバランスシート拡大が将来のインフレに点火する可能性
政策の定期的な見直し計画を真剣に考えている。」
などの認識を示しました。
バーナンキFRB議長が、
「米経済成長の支援はドルを下支えして世界経済の回復を支援。
高い失業率が長期にわたることは容認できない。
インフレ率の低下は実質金利を上昇させ成長を押し下げる。
最近のドル安は春の欧州債務危機を受けたドル上昇の反動。
黒字国の自国通貨の過小評価は必要な調整を阻害する。
為替調整の不充分は一部新興国の自国通貨の押し下げ介入による。
為替を下落させ(資本)流入を呼び込み余分な負担を作っている。
不均衡は一国によって起こされてたものではなく相互作用による。」
などの見解を示す発言をしました。
日全産業活動指数(9月)は市場予想より弱い−0.8%になりました。
日銀総裁が、
「CPIの11年度プラス、12年度プラス拡大の見通しは政府と一致。」
との見解を示しました。
日経平均は前日比+8.07円の10022.39円で週の取引を終えました。
中国の利上げの噂が市場に飛び交いました。
独生産者物価指数(10月)は市場予想より強い0.4%になりました。
アイルランドの地元紙が
「アイルランドとEU・IMFが国内大手銀行の規模縮小と
ECBへの依存度を減少させることについて協議。」
との報道をしました。
ECBの専務理事が、
「支援を受け取るかどうかはアイルランド政府しだいである。」
との認識を示しました。
ギリシャの財務相が、
「欧州の通貨統合が存続することには疑いの余地はない。
債務再編の議論はギリシャや周辺国にダメージを与える。」
との見解を示しました。
中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げました。
一部、中国が政策金利を上げたとの誤報があり、
ドルが急激に一時買われる場面がありました。
トリシエECB総裁が、
「バーナンキ議長の米ドルに関する発言を聞くことは重要。
為替の柔軟性が不十分な黒字国に対する議長見解を共有。」
などの認識を示しました。
IMF国際通貨基金の専務理事が、
「危機の最悪期が過ぎ去ったとの一部の考えは問題。
成長を支えることは依然として必要である。
多くの国の債務状況を監視する必要がある。」
などの見解を示す発言をしました。
IMF国際通貨基金の専務理事が、
「一部の新興国の為替水準の進展が不均衡是正にとって重要。
欧州での債務危機はまだ終わっていない。
危機解決のためにまだすることがある。
一部の欧州の国では財政赤字を縮小させる必要。
独では国内需要を増加させるべき。」
などの見解を示しました。
独連銀総裁が、
「債券購入プログラムは一時的な措置。
政府に対する融資はECBの任務ではない。」
などの認識を示しました。
欧州復興開発銀行の総裁が、
「救済が全ての問題の解決にはならないが、
アイルランドには救済が必要。」
との見解を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は81ドル台半ばで週の取引を終えました。
NYダウは前日比+22.32ドルの11203.55ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月22日(月)の主な予定>

夜10時半に米シカゴ連銀全米活動指数(10月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(11月)、
などの経済指標が発表されます。

<11月23日(火)の主な予定>

東京市場は勤労感謝の日でお休みです。
午後4時に独第3四半期GDP確報、独第3四半期個人消費確報、
同午後4時に独GFK消費者信頼感調査、
午後5時半に独製造業PMI速報(11月)、独サービス業PMI速報(11月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(11月)、欧サービス業PMI速報(11月)、
夜9時に加消費者物価指数(10月)、
夜10時半に米第3四半期GDP改訂値、米第3四半期個人消費改訂値、
同夜10時半に米第3四半期GDP価格指数改訂値、米第3四半期PCE改訂値、
同夜10時半に加小売売上高(9月)、
深夜12時に米中古住宅販売(10月)、リッチモンド連銀製造業指数(11月)、
深夜4時に米FOMC議事録、※24日からの前倒し発表
などの経済指標が発表されます。
(独)・加・米の指標には注目です。

<11月24日(水)の主な予定>

朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(9月)、
午後6時に独IFO景気動向(11月)、独IFO現況評価値(11月)、
午後6時半に英第3四半期GDP改訂値、英第3四半期個人消費改訂値、
同午後6時半に英第3四半期総合事業投資速報、英第3四半期輸出入、
同午後6時半に欧第3四半期政府支出改訂値、
午後7時に欧鉱工業新規受注(9月)、
夜10時半に米耐久財受注(10月)、米個人所得(10月)、米個人支出(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、米PCEコア・デフレータ(10月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(10月)、米住宅価格指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。

<11月25日(木)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(10月)、日企業向サービス価格(10月)
午後7時から英BOE総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
この日は米市場が感謝祭でお休みです。

<11月26日(金)の主な予定>

朝8時半に日全国消費者物価指数(10月 前年比)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間が未定(通常NY時間前半頃)ですが、
独消費者物価指数速報(11月)も発表される予定です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

15日に米国の10年債利回りが9月13日以来の高水準になりました。
そして、ギリシャの2009年度の財政赤字が対GDP比で15.4%に
悪化したことやアイルランド問題など欧州懸念によりユーロが
軟調になりました。

16日は中国人民銀行総裁が、「物価上昇が懸念要因。金利改革を
進める。為替レートメカニズムの改善を継続していく。」などの
発言をしました。また、欧州の複数の要人から「アイルランドの
銀行セクター問題は深刻。アイルランドが支援を要請するかどうか
を待っている状況。」などの主旨の発言が相次ぎました。

17日に決済機関LCHクリアネットがアイルランド国債取引の
必要証拠金を30%に引き上げました。また、英財務相が
「英国はアイルランドを支援する用意がある。」表明しました。
そして、上海株式市場が続落して4営業日で9.8%安になりました。

18日にはギリシャやアイルランドのCDSの縮小が見られました。
また、トリシェECB総裁が「ECBは非伝統的措置の解除前に
利上げをする可能性がある。」と発言しました。
また、格付け会社のフィッチが「アイルランドの格付けを救済
プログラムを考慮して見直す。」と発表しました。
そして、米GMが再上場しました。

19日にアイルランドの地元紙が「アイルランドとEU・IMFが
国内大手銀行の規模縮小とECBへの依存度を減少させることについて
協議。」をしていると報道しました。
また、中国人民銀行が国内のインフレ懸念から預金準備率を
異例の月内2回目となる引き上げを行って0.50%にしました。

先週はドル円では総じて上昇傾向が続き、ドルストレートは
週前半では軟調で、週後半に欧州懸念がいったん沈静化してきて
戻す相場展開になりました。

また、日経平均がドル円の堅調と、ファンド筋の期末での
米日株式市場のロング&ショート外しの調整と、
過剰流動性などを背景に一週間で
297.58円の3.06%ほど上昇しました。

さて、巨大な国内銀行の支援により財政赤字が膨張して、
信用不安が広がったアイルランドですが、EU・IMF・ECBとの協議が
開始されたことで、支援が実行されるとの観測から欧州懸念も
一服となりつつあるようです。

ただ、アイルランドがEUとIMFが進めようとしている同国の
法人税率上げの受け入れに難色を示し、
またアイルランドがEUやIMFによる管理を嫌っているためか、
この原稿を書いている時点ではまだアイルランド支援は
決定されていなく、今後の展開が注目されます。

また、米国がFOMCで決定したQE2に対して、各国から
「ドル安を狙った政策」と非難の声が高まる中、
バーナンキFRB議長が、「米経済成長の支援はドルを下支えして
世界経済の回復を支援。最近のドル安は春の欧州債務危機を受けた
ドル上昇の反動。黒字国の自国通貨の過小評価は必要な調整を
阻害する。不均衡は一国によって起こされてたものではなく
相互作用による。」と反論にやっきになっていますが、
さらなる米追加緩和の観測は縮小傾向にあるようです。

そして、米長期金利が上昇傾向にありますが、節目の3%に
迫りつつあることから、米長期金利の上昇余地は限られるとの
観測も台頭してきて、年末にかけての手仕舞い調整の時節を
迎えようとする中で、綱引きによる不安定な米長期金利動向に
なりやすいと指摘する声もあるようです。

今週はアイルランド支援の実行の成否と米長期金利動向が
注目されそうですが、上下に振れる相場展開になる可能性が
ありそうです。


さて今日は、トレードの魔法の言葉のお話です。

ハリー・ポッターの最終章「ハリー・ポッターと死の秘法」の
映画が封切になって話題となっていますね。

私は五十代半ばですが、年甲斐もなく (^^;)
ハリー・ポッターのファンで封切を心待ちにしていました。(笑)

最終章は二部構成となっていて、
今回の第一部ではストーリーがいよいよ盛り上がってきたところで、

ボルデモートがダンブルドアの眠る棺(ひつぎ)を開けて
最強の魔力を持つダンブルドアの杖を奪い取り、
それを天空に向けてかざして閃光が夜空に煌くシーンで終わり、

良いところでCMの入る連続ドラマを見るようなもどかしさで
はやく第二部が見たい衝動に駆られました。(大笑)

このハリー・ポッターの原作者は、
一娘を抱え生活に苦労したことのあるJ・K・ローリングという
イギリスに在住の女性作家ですが、
近年では年収で約1億2500万ポンドを稼ぎ出し、
「歴史上で最も多くの報酬を得た作家」として知られています。

約1億2500万ポンドが「年収」ということで驚いてしまいます。

ところで…、

実際にはありえないと言われる「魔法」ですが、
もしも「魔法」があるのなら、

トレーダーならば杖から閃光を出すよりも、(笑)
「未来予知」の魔法が一番身につけたいものになりそうですね。

そのトレードの魔法について、
ラリー・ウィリアムズの「短期売買法」という著述の
219〜220ページにかけて面白いエピソードが紹介されていますので
ご一緒に見てみましょう。

     ☆ ☆ ☆

(以下は、原作を元に脚色しています)

ラリー・ウィリアムズの友人のジェイク・バーンスタインが
ある証券会社が主催したフロリダでのセミナーで講演した際に、
ある農夫に出会いました。

このセミナー会場で「トレードではいつも必ず儲けている」
というある農夫に出会ったのです。

その農夫はどうみても頭脳明晰には見えませんでしたが、(苦笑)
気さくな人柄で、すぐにジェイクと打ち解けました。

「どうだい、先生。俺がどうやってポーク・ベリーで
 儲けているか、見たくはないかい?」

「そりぁ、もちろん。是非、拝見したいですね。」

その農夫に好奇心をいだいたジェイクは、即座に答えました。

「先生さんよ。まぁ入りな。」

招かれた農夫の少し古いいでたちの家に着くと、
おもむろにその農夫は、ポーク・ベリーのチャートを開き、
長い糸の振り子のを取り出して見せました。

「…?!」

「あははっ。よく見てなよ、先生。
 チャートの上でさ。こうかざしてフーチを振って、
 上下に振れたら買い。左右に振れたら売りだ。」

「はぁ……。」

「わははっ。このフーチが俺のトレードに勝つ秘密さ。
 先生さんよ、俺のトレーディング・システムを見てしまったね。」

驚いてしばらく声もなかったジェイクでしたが、
気を取り直して、こう尋ねました。

「……。それだけですか? 他には何もありませんか。」

ちょっと困った顔をした農夫の相場師は、
あまりしゃべりたくはない様子で少し口ごもった後に、

「えーと。もう1つあるけれども…、
 それは大したもんじゃねぇよ。先生。」

「……。」

「まぁ、そうだなぁ…。
 いくつか玉を建てて、その日の終わりで損となっていたら、
 そのトレードは仕切ることにしてるんだ。」

     ☆ ☆ ☆

相場に深い洞察のあるジェイク・バーンスタインは、
すぐに事の次第を理解しました。

農夫がポーク・ベリーなどの商品相場で
儲け続けていたのは確かな事実でしたが、

もちろん、農夫がフーチ(振り子)によるダウジングで
相場を当てて勝ち続けていたわけではありませんでした。

農夫自身はフーチによるダウジングが
相場に勝ち続ける秘訣と思っていたようですが、

フーチによるエントリーは、いわばランダム・エントリーで、
勝ち続けていた真の魔法は、

最後の「いくつか玉を建てて、
その日の終わりで損となっていたら、
そのトレードは仕切ることにしてるんだ。」
という点にあったのですね。

そう…。

その農夫はその日の相場の引けにかけて

「損となっている玉を損切りして」

「益となっている玉を(安く引けるようになるその日まで)
 保有し続けていた」わけです。

相場はよく「ランダム・ウォーク」と呼ばれ、

商品相場の底から天井そしてまた天井から底までの1サイクルでは、

(長期トレンドが上下どちらかに傾いていない限り)

始値より終値が高い割合の確率の歪みはかなり小さく、
1サイクルでの陽線陰線の出現率はほぼ同じになるのですが、

ある研究者によれば、相場にはコイントスの試行で得られる
「表裏」の現れ方とは異なり、

(陽線と陰線が混合する状況もあるものの)

「陽線が現れだすととても陽線が連続しやすく」
「陰線が現れだすととても陰線連続しやすい」

という特徴的な性質があるのだそうで、

その農夫の行っていたトレードは、

損の出た建て玉はその日に手仕舞うも、
日計りとしての短期トレンドを逆線になるまで追い続けるという、

損切りを駆使しながら、儲けの出ている玉は利大追求をする
トレード法であったわけですね。

まぁ…、この農夫のトレードは、失笑されるほど
幼稚な方法であったかもしれません。

でも、あれこれ複雑に予想してトレードしようとするよりも、
「事実に基づき対応する」トレードで最も大切な核心を
実行したものであったようです。

「未来を予想せずに対応してトレードに勝つ」魔法を
この農夫は意識するしないにかかわらず心得ていたというわけです。

言い古されて聞き飽きた耳にタコの言葉ではありますが、

もしかしますと、「損小利大」こそが
トレードの魔法の言葉なのかもしれませんね。

また、もしかしますと、
「これ」を実行し守ろうとすることが「規律」であり、

そして、より可能性の高い相場の方向を探り、
よりよいタイミングでエントリーして
「これ」を効率よく実現させる方法が「手法」ということ
になるのかもしれません。

まぁ、利大を達成しようとすることは
言葉でいうほどそう簡単なことではありませんが、

トレードではせめて「損小利中」くらいは
魔法の言葉として常に心に念じておきたいものですね。



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チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX トレードの矯正のお話


街中では少し気の早いジングルベルが聞こえる時節になりましたね。

●先週11月8日(月)〜11月12日(金)の気になる出来事

<11月8日(月)>

6日のAPEC財務相会合後に、
「市場で決定される為替レートシステムに移行されるべきこと。
通貨の競争的な切り下げを回避していくべきこと。
為替レートの過度の変動や無秩序な動きを監視すること。
過度の不均衡を削減していくこと。
経常収支を持続可能な水準で維持していくこと。」
などの共同声明が発表されました。
日財務省から
「9月15日のドル買い円売り介入では
1日の介入額として過去最大の2兆1249億円。
10月末の外貨準備高は1兆1181億ドル。」
などであったことが発表されました。
NZの現地紙が
「キウイフルーツ果樹園で感染症が発見された。
その果樹感染症が輸出産業を脅かしている。」
との記事を掲載しました。
アイリッシュ・タイムズ紙が
「アイルランドのソブリン見通し懸念の記事」
を掲載しました。
アイルランドやスペインを巡るリスク懸念で
ユーロが軟調に推移しました。
日景気一致CI指数速報(9月)は市場予想とおりの102.0になりました。
日銀金融経済月報では
「景気は回復しつつも改善の動きに一服感がある。
物価の先行きは当面緩やかな上昇基調にある。」
ことなどが報告されました。
日経平均は前週末比+106.93円で取引を終えました。
スイス失業率(10月)は市場予想とおりの3.5%になりました。
独貿易収支(9月)は168億ユーロ、独経常収支は140億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ガイトナー米財務長官が
「米経済は徐々に拡大。雇用統計は心強い。
米住宅市場の調整はほぼ終了。
新興国経済で広範なインフレ圧力が見られ始めた。
市場の過剰なボラティリティや保護主義を監視する枠組みが必要。
中国はG20の不均衡是正の枠組みを支持。
人民元の上昇加速は中国の国益にかなう。」
などの認識を示しました。
独鉱工業生産(9月)は予想よりかなり弱い−0.8%になりました。
アイルランド政府が
「アイルランドの信用金庫は大規模なリストラが必要。」
との見解を発表しました。
世界銀行総裁が
「為替相場の指針となる新たな金本位制の導入を検討すべき。」
との提言を発表しました。
トリシエECB総裁が
「G20参加国で通貨安政策を進めている国はない。
為替の高いボラティリティは成長と安定に悪影響。
G20ではさらなる為替の柔軟性のメッセージが必要。
バーゼル3の銀行ルールに中銀政策委員は
進行中ながらほぼ合意に達した。
世界経済の回復は依然として平坦なものではない。」
などの見解を示しました。
アイルランド国債とポルトガル国債の利回りが
独連邦債に対して過去最大になりました。
加住宅着工件数(10月)は市場予想より弱い16.79万件になりました。
ユーログループ議長が
「出口戦略を堅持も経済成長を阻害するものであってはならない。
為替レートに国家のエゴを含めるべきではない。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
ドルの対ユーロ相場は然るべき水準ではない。
FRBの追加緩和はG20の準備決定に沿うものではない可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
セントルイス連銀総裁が
「量的緩和は通常の金融政策の代替になり得る。
量的緩和の利点はリスクよりも大きい可能性。
米国は日本が経験したデフレの事態を回避すべき。
追加緩和はFRBの信認に影響する可能性。」
などの認識を示しました。
ダラス連銀総裁が
「FOMCが決めた追加緩和の意思を尊重するが、
追加資産買入れはリスクの大きい仕事である。
米国が流動性の罠に陥っているとの見方に同意する。」
などの認識を示しました。
レーン欧州委員が
「欧州委員会はアイルランドを支持する。
アイルランドは赤字削減に真剣に努力している。
アイルランドは金融支援を要請していない。」
などの発言をしました。
NYダウは前週末比−37.24ドルで取引を終えました。

<11月9日(火)>

日国際経常収支(9月)は市場予想より強い1兆9598億円になりました。
英RICS住宅価格(10月)は市場予想より弱い−49%になりました。
豪財務相が、
「豪ドルの動向は政府の歳入に影響する。
豪財政見通しは前向きだが豪政府財政は通貨に影響を受ける。
2012〜13年度は31億豪ドルの財政黒字の見通し(下方修正)。
2010〜11年度の豪GDP成長率見通しを3.25%に引き上げる。
2010〜11年度の豪失業率見通しを4.75%に引き下げる。」
などの発表をしました。
中国外為管理当局が、
「投機的な資本流入抑制のための規制を発表する。
新たな規制で企業の短期的な対外債務枠を厳格に管理していく。」
との発表をしました。
円が買われる相場展開になりました。
ユーロもリスク懸念で軟調が続きました。
中国人民銀行副総裁が、
「米金融緩和はバランスされた世界経済成長の圧力になる可能性。
米の追加金融緩和は資産バブルとインフレを招く可能性。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比−38.43円で取引を終えました。
スイス消費者信頼感(10月)は市場予想より弱い7になりました。
独消費者物価指数確報(10月)は市場予想とおり0.1%になりました。
アイルランド国債と独連邦債との利回り格差が
過去最大の571bpになりました。
ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後最大の461bpになりました。
ドルが買われる相場展開になりました。
英商品貿易収支(9月)は市場予想より弱い−82.28億ポンド、
英鉱工業生産(9月)は市場予想とおりの0.4%、
英製造業生産高(9月)は市場予想より弱い0.1%なりました。
シカゴ・マーカンタイル取引所が、
銀先物取引きにかかる証拠金率を30%引き上げると発表ました。
金現物価格が過去最高の1414ドルを超えました。
原油先物が1バレル87.52ドルと2年ぶりの高値をつけました。
加新築住宅価格指数(9月)は市場予想より強い0.2%になりました。
IMF国際通貨基金が、
「英国の成長率見通しは2010年が1.7%、2011年が2.0%になる。
ディスインフレになればBOEは量的緩和を拡大すべき。
英経済の見通しには大幅なリスクがある。」
などの見解を発表しました。
英BOEのインフレ報告のリークの噂が流れました。
米卸売在庫(9月)は市場予想より強い1.5%になりました。
欧州委員が
「アイルランドが危機を乗り越えることには疑問の余地がない。」
との認識を示しました。
独首相が
「通貨を人為的に引下げる政策は近視眼的なもの。
通貨の人為的引き下げは最終的に全ての人々に害を及ぼす。」
との見解を示しました。
米10年債の入札では最高落札利回りが2.636%と
前回入札よりも高くなりました。
加BOC総裁が
「米国の追加緩和が経済成長を促進させると確信。
為替相場の緊張はカナダ経済と各国経済にとってリスクになる。」
との認識を示しました。
RBNZの総裁が
「FRBの政策は他国の通貨に圧力与えている。
NZドルの上昇は輸出の拡大を困難にする。
NZ経済の回復には勢いがない。
NZドルの上昇は利上げ圧力を緩和させる可能性。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比−60.09ドルで取引を終えました。

<11月10日(水)>

RBNZの総裁が
「NZドルは長期的に過大評価されている。
NZドルの上昇は利上げの必要性を後退させる可能性がある。」
との認識を示しました。
NZドルが軟調傾向で推移しました。
「10月の中国都市部の不動産価格は前年比8.6%上昇。」
との報道がありました。
豪住宅ローン(9月)は市場予想より強い1.3%になりました。
中国人民銀行金融政策委員が、
「中国は短期資本の流入に対して課税するべきである。
中国には投機的な動きを罰する必要がある。
中国は不動産投機を歓迎していない。
米国の量的緩和は無責任である。
中国はインフレ対応で金利を適切に調整する必要。」
などの発言をしました。
世界銀行総裁が、
「通貨戦争は見られないが、
通貨の緊張が保護主義を高める可能性。」
との認識を示しました。
中国が一部の銀行に対し預金準備率を11月15日から
0.50%引き上げると通達をしたとの観測報道がありました。
日消費者態度指数(10月)は市場予想よりやや強い41.1になりました。
英財務相が、
「強い米国の経済はアジアと世界の利益になる。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比+136.03円で取引を終えました。
10年物アイルランド国債と独連邦債の利回り格差が
ユーロ導入後最高水準の579bpに拡大しました。
オバマ米大統領が、
「世界経済への貢献のため米国の強い成長が重要。
強いドルは米経済のファンダメンタルの強さによる。
米国は財政健全化にコミットしている。
不均衡と為替合意の詳細についてG20は早急に結論出すべき。」
などの書簡をG20に提示しました。
ギリシャ政府が
「2010年の財政赤字は見通しよりも高くなる。
2010年の財政赤字は対GDP比で9.2〜9.3%になる見込み。」
などの発表をしました。
ECBの専務理事が、
「債券保有者への罰則は市場を不安定にして投機を助長する可能性。
債務再編は劇的な効果があるが支援の前提条件にすべきではない。
モラルハザードを避けるために支援の融資条件を厳しくすべき。」
などの見解を示す発言をしました。
「G20声明では最終的に数値目標は盛り込まない見通し」
であることが報道されました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「今後2年の消費者物価指数の上昇率は上方修正して1.6%前後。
今後2年のGDP伸び率は3%をやや上回る程度。
消費者物価指数は短期的に上昇して2%以上になる見込み。」
などが報告されました。
ポンドが一時堅調になりました。
英BOE総裁が
「国内支出の伸びはさらに鈍化する可能性。
生産高の水準は弱いままの可能性。
断固として消費者物価指数を目標値近辺で維持する。
英国経済は金融政策にサポートされている。
直面する最も大きなリスクは外部要因。
G20では不均衡是正で合意することが重要。
英国には信頼できる財政計画が必要。
インフレに上方リスクと下方リスクがみられる。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行が預金準備率の0.5%引き上げを発表しました。
決済機関のLCHクリアネットが
「アイルランド国債に対する必要証拠金を15%上乗せする」
と発表しました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
EU欧州連合が
「アイルランド銀行の保証を2011年6月30日まで延長する。」
ことを発表しました。
ポルトガルの財務相が
「国債入札はうまく終えたが利回りがとても高い。
ポルトガル政府はIMFへ支援訴えるのを回避するため
赤字削減に集中する必要がある。」
などの認識を示しました。
米貿易収支(9月)は−440億ドル、新規失業保険申請件数は43.5万人、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加国際商品貿易(9月)は予想より弱い−25億加ドルになりました。
欧州委員が
「アイルランドは金融支援要請をしていない。」
とコメントしました。
米10年債の最高落札利回りが前回より高い4.320%になりました。
アイルランドの中央銀行総裁が、
「アイルランドの問題への債券市場の反応は過剰。
アイルランドにはEUによる緊急支援は必要ない。」
などの認識を示しました。
米月次財政収支(10月)は予想より弱い−1404億ドルになりました。
トリシェECB総裁が、
「強いドルは米国とユーロ圏の利益。そして国際社会の利益。」
との認識を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「アイルランドはIMFに金融支援を要請していない。」
ことを表明しました。
NYダウは前日比+10.29ドルで取引を終えました。

<11月11日(木)>

グリーンスパン前FRB議長が
「米国はドル安を追及している。
中国の通貨抑制政策とともに保護貿易主義を強める恐れがある。」
との見解を示す発言をしました。
日機械受注(9月)は市場予想より弱い−10.3%、
日国内企業物価指数(10月)は市場予想より強い0.2%になりました。
豪雇用者数変化(10月)は市場予想より強い2.97万人、
豪失業率(10月)は市場予想よりかなり弱い5.4%になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6242元になりました。
中国小売売上高(10月)は前年日で18.6%、
中国鉱工業生産(10月)は前年比で13.1%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
中国消費者物価指数(10月)は前年比で4.4%、
中国生産者物価指数(10月)は前年比で5.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが中国と香港の格付けを引き上げ、
見通しをポジティブとしました。
ガイトナー米財務長官が
「米国は経済成長のためのドル安を求めたりはしていない。
ドル安の一因は安全な逃避先を求めた資本フローの巻き戻しである。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行政策委員が、
「中国はさらなる金融引き締めが必要になる見込み。
預金準備率引き上げは過剰流動性とインフレ圧力による。
米の量的緩和は中国のインフレ問題を悪化させる。」
などの見解を示しました。
欧州委員が
「EUにはアイルランドに必要であれば行動する用意がある。」
との認識を表明しました。
日経平均は前日比+30.94円で取引を終えました。
ECBの専務理事が
「異例の措置を解除する前でも金利の変更ありえる。」
との認識を示しました。
ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が
歴史的高水準の489bpになりました。
ユーロが軟調に推移しました。
ECB経済月報では、
「2010年インフレ見通しを1.5%へ上方修正。
2011年インフレ見通しは1.5%、
2010年GDP見通しを1.6%へ上方修正。
2011年GDP見通しを1.5%へ上方修正。」
などが発表されました。
仏財務相が、
「債務再編コストを投資家も負担すべき。」
との見解を示す発言をしました。
アイルランドの10年債の利回りが9%を超えました。
アイルランドの5年物CDSが過去最高の625bpに上昇しました。
ECBの専務理事が、
「ユーロ圏内で不均衡進行しているが、
ユーロは安定した通貨でありユーロ危機は存在しない。」
との認識を示しました。
欧州委員会が、
「アイルランドはいかなる資金援助も必要としていない。
必要ならばアイルランド支援のためのなツールをEUは有している。」
などを発表しました。
ECBの専務理事が、
「危機が終わったとの考えは幻想である。
ECBの一部市場での金融政策的な介入は動機付けられている。
世界経済の見通しには依然として不透明性がある。
支援措置は解除の過程にあるが必要な限りは維持する。」
などの発言をしました。
「生産活動の乖離が早く終了すれば、
FRBは資産買い入れを縮小させる可能性。」
と、一部のメディアからの観測報道がありました。
中国外務省が、
「国際的な経常収支目標の設定は不公平。
数値的な目標設定は非現実的。」
との見解を発表しました。
格付け会社のムーディーズが、
「アイルランドの格付け変更に関して、
4ヵ年財政計画を精査して12月中に結論を出す。」
と発表しました。
NYダウは前日比−73.94ドルで取引を終えました。

<11月12日(金)>

NZでキウイフルーツの伝染病の兆候が
116の果樹園でみつかったとの報道がありました。
英ネーションワイド消費者信頼感(10月)は
市場予想より弱い52になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6239元になりました。
中国の国家主席が
「主要な準備通貨を発行する国は責任ある政策を採用するべき。
為替相場の相対的な安定を維持するべき。」
などの見解を表明しました。
日経平均は前日比−136.65円の9724.81円で週の取引を終えました。
中国上海株式市場が5%を超える急落になりました。
主要通貨ペアが下落してドルと円が買われる相場展開になりました。
スイスSNBが為替介入をしたことにより、2010年の最初の3四半期で
850億スイスフランの損失になったことを発表しました。
日経済財政相担当相が、
「円高に日本だけで対応することは難しい。」
との発言をしました。
ドル円やクロス円が軟調になりました。
独第3四半期GDP速報は市場予想より弱い0.7%になりましたが、
前年比では市場予想より強い3.9%になりました。
G20首脳会議の声明が発表されて、
「通貨の競争的な切り下げを回避していく。
準備通貨国を含む先進国は為替の過度な変動や無秩序な動きを監視。
不均衡是正のための参考指針を2011年前半の財務相会合で議論。
2011年中に参考指針に基づき大規模な不均衡を是正・評価する。
新興国への急激な資本流入を抑制のためのマクロ健全性措置を容認。
あらゆる保護主義に対抗。新たな金融規制の枠組みを承認する。」
などが示されました。
カナダの首相が
「G20は通貨問題を解決しなかった。」
との認識を示す発言をしました。
スペインの10年物国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で高水準の231bpになりました。
ドル円やクロス円ドルストレートが軟調に推移しました。
欧第3四半期GDP速報は市場予想より弱い0.4%になりましたが、
前年比では市場予想とおりの1.9%になりました。
欧鉱工業生産(9月)は市場予想より弱い−0.9%になりました。
独・仏・伊・西(スペイン)・英の5カ国が、
「危機に陥ったユーロ導入国を支援する7500億ユーロの基金による
支援する仕組みは既に整っている。
ユーロ圏の危機解決の体制を巡り、将来どのような議論があっても、
既存債務には適用されない。」
との国債保有者に負担は生じないとする
アイルランド不安に対する共同声明を発表しました。
欧州委員会が
「アイルランド政府から金融支援の要請は受けていない。」
との発表をしました。
ユーロやドル円が反発に転じました。
米インテルが四半期配当を18セントへ引き上げました。
IMFの専務理事が
「アイルランドが問題に直面していることは明らか。
米国の追加緩和は正しい判断だがリスクも存在。」
などの認識を示しました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)は
市場予想より強い69.3になりました。
アイルランド財務省が
「2011年半ばまでの資金は充分に確保している。
EUへ支援についての交渉はしていない。」
ことなどを発表しました。
PIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差が縮小していきました。
NY連銀が72.29億ドル相当の米国債を購入しました。
NY原油(WTI)は84ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−90.52ドルの11192.58ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月15日(月)の主な予定>

早朝6時45分にNZ第3四半期小売売上高、NZ小売売上高(9月)、
朝8時50分に日第3四半期実質GDP速報、日第3四半期名目GDP速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ速報(前年比)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(11月)、
午前9時半に豪新車販売台数(10月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(9月)、日稼働率確報(9月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(10月 前年比)、
午後5時45分から独連銀総裁の講演、
午後7時に欧貿易収支(9月)、
夜10時半に米小売売上高(10月)、米NY連銀製造業景気指数(11月)、
深夜12時に米企業在庫(9月)、
深夜2時からユーログループ議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
NZ・日・米の指標には注目です。

<11月16日(火)の主な予定>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(9月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後6時半に英消費者物価指数(10月)、英小売物価指数(10月)、
同午後6時半に英DCLG住宅価格(9月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(11月)、
同午後7時に欧消費者物価指数(10月)、欧ZEW景況感調査(11月)、
夜10時半に米生産者物価指数(10月)、
夜11時に米ネット長期TICフロー(9月 対米証券投資)、
夜11時15分に米鉱工業生産(10月)、米設備稼働率(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独(欧)・米の指標には注目です。

<11月17日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(9月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(9月)、日景気先行CI指数確報(9月)
午後6時半に英BOE議事録、英失業率(10月)、英失業保険申請件数推移
午後7時に欧建設支出(9月)、
夜10時半に米消費者物価指数(10月)、
同夜10時半に住宅着工件数(10月)、米建設許可件数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月18日(木)の主な予定>

早朝6時45分にNZ第3四半期生産者仕入価格指数、
午前11時にANZ消費者信頼感指数(11月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(10月)、
午後6時に欧経常収支(9月)、
午後6時半に英小売売上高(10月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加景気先行指標指数(10月)、加卸売売上高(9月)、
同夜10時半からトリシェECB総裁の講演、
深夜12時に米景気先行指標指数(10月)、
フィラデルフィア連銀指数(11月)
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月19日(金)の主な予定>

午前11時にNZクレジットカード支出(10月)、
午後1時半に日全産業活動指数(9月)、
午後4時に独生産者物価指数(10月)、
午後7時15分からバーナンキFRB議長の講演、
夜9時半からトリシェECB総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
また、この日は米株式先物市場でのSQ精算日になっていて、
これに絡んだNY株式市場の動きによる為替動向も注目されます。


さて、先週もいろいろなことがありました。
8日のニュージーランドでのキウイフルーツ果樹園の感染症の報道。
前週はじめの8日から連日のように更新される独連邦債に対する
アイルランド国債とポルトガル国債などの利回り拡大。
9日中国外為管理当局による「投機資本流入抑制への規制」の発表。
同9日のシカゴ・マーカンタイル取引所による銀先物取引きにかかる
証拠金率の30%引き上げの発表。
10日のギリシャ政府による2010年の財政赤字の見通し悪化の発表。
同10日の中国人民銀行による預金準備率0.5%引き上げの発表。
11日の格付け会社のムーディーズによる中国と香港の格上げ発表。
同11日のアイルランドの10年債利回りの9%超え。
同11日の格付会社ムーディーズによるアイルランド格下げ検討入り発表。
12日の中国上海株式市場での5%を超える急落。
同12日のG20首脳会議の声明の発表。同12日の独・仏・伊・西・英の
5カ国によるアイルランド不安に対する共同声明の発表。
同12日のPIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差の一時的な縮小。

などがあり、米緩和策発表後のいったんの材料出尽くし感と
米雇用統計が強い結果となったことを背景に加えて、
欧州のリスク懸念が再燃したことで、上下動はしながらも
前週初からドル買戻しの相場展開になりました。

また、週末には中国上海株式市場での急落があって
一時リスク回避による強い円買い動意がありました。

そして、独・仏・伊・西(スペイン)・英の5カ国による
アイルランド不安に対する共同声明の発表などで(11/13日経1面)、
PIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差の一時的な縮小になって、
NYダウが1週間で251ドルの下落になる中、
主要通貨ペアはいったんの戻しも演じながら週を終えました。

注目のG20首脳会議では利害の対立が激しかったようで、
一応の共同声明は発表されたものの、カナダの首相が12日に
「G20は通貨問題を解決しなかった。」と語ったように、
具体策は2011年前半のG20財務相会合に持ち越しになって、
市場の予想の範囲の玉虫色の内容に終わったようです。

特に懸案の為替については、G20声明に「通貨の競争的な切り下げを
回避していく。」と一応の明記はしたものの、「マクロ健全性措置を
含む」ともしていて(11/13日経5面)、新興国に配慮した内容になって、
具体的には為替市場介入や資本流入規制を認めることになり、
自由な市場経済を念頭においてきた国際協調の場では異例の合意で、
妥協的な採択内容になりました。

デフレの事態の回避と物価安定と雇用の確保の責務などの大義名文で
FRB内部の反対意見を押し込めて発表された米追加緩和策QE2でしたが、
副作用となる米ドル安によって、独財務相だけではなくグリーンスパン
前FRB議長にまで「米国はドル安を追及している。」と指摘され、
ガイトナー米財務長官が「米国は経済成長のためのドル安を求めたりは
していない。」と弁明に務めるも、
米国が追加緩和QE2を実施したことで、為替市場介入や資本流入規制を
国際的に排除していくには、いささか説得性が弱くならざるを
得なかったようです。

さて、今週の相場ですが、経済指標では15日の日第3四半期実質GDP
の速報や、米小売売上高と米NY連銀製造業景気指数、
16日の豪RBA議事録と英消費者物価指数や対米証券投資と米鉱工業生産、
17日の英BOE議事録と英雇用統計や米消費者物価指数に住宅着工件数、
18日英小売売上高と米新規失業保険申請件数に
フィラデルフィア連銀指数などが注目されますが、

米追加緩和策QE2の発表後、市場の関心は欧州のアイルランドなどの
懸念にフォーカスされているようで、
一部では今年前半のギリシャ問題が「デジャビュ」になる
との指摘も聞かれ、先週末、独・仏・伊・西・英の5カ国による
アイルランド不安に対する共同声明が発表されて、
いったんはPIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差が
縮小とはなったものの、欧州懸念がアイルランドやポルトガル
だけではなく、一部、スペインやイタリアへの波及までも見られる
ことから、リスク懸念動向が注目されますとともに、
11月がファンド筋の決算月でもあることから、
ストロングポジション(儲けの出ていたポジション)の
手仕舞い調整の動きなどが注目されます。


さて今日はトレードの矯正のお話です。

市場に参加するトレーダーにはいろいろなタイプの人がいて、
まさに十人十色といった感じですね。

トレード・ソフトでシステム・トレードをされている方もいますし、

専用のトレーディング・ルームに飛行機のコックピットのように
たくさんのモニターを配置して、

複数の通貨ペア、複数の時間軸だけではなく、
各国の株式市場にコモディティ市場のチャートや、

さらにはLIBORの金利動向のグラフまで表示させたり、
そして債券市場までモニターしてのいわばフル装備で
トレードに臨むトレーダーさんもいるようですし、

また、パソコン1つでトレードに臨むトレーダーさんもいます。

そして、チャートにしても、たくさんのテクニカル指標を
表示させているトレーダーさんもいますし、

ローソク足に移動平均線だけでトレードするトレーダーさんや、
ローソク足にトレンド・ラインとレジスタンス・サポート・ライン
だけでトレードしているトレーダーさんや、

ローソク足だけでトレードしているトレーダーさんや
ポイント・&・フィギュアだけでトレードする方もいるものです。

数多い情報の統合的な判断ができる人にとっては、
いろいろな情報は有利といえそうですが、

逆に数多い情報が迷いの元になってしまうこともあり、
シンプルであることがむしろ優位性をもたらすこともあります。

必ずしも優れた装備や数多い情報がなければ勝てないかといえば
そうともいえないようです。

パソコン1つで、ローソク足にトレンド・ラインと
レジ・サポ・ラインだけで勝ち続けるトレーダーも確かにいて、

トレードには様々なスタイルがあり、
勝ってさえいれば、それがそのトレーダーにとっての
良いトレードスタイルということになりそうですね。

つまり、勝ち組トレーダーには
十人十色の様々な勝ちのスタイルがあるわけです。

しかし、一方、いわゆる負け組みのトレーダーには
驚くばかりの共通点があるといわれていますね。

つまり、負けているトレーダーには
ある重要な共通点があるのです。

たとえば「損失回避」をしようとするとき…、

トレードでは勝ち組であろうと、負け組みであろうと、
誰しも損となるときには、それを回避しようとしますが、

勝ち組のトレーダーはそのトレードスタイルは様々ではあっても、

損を膨らませないように、
「損を回避するために損切りを行う」

のに対して、

負け組みのトレーダーの多くは

損をするのが嫌なので
「損を回避するために損切りを躊躇する」

という共通的な特性があるといわれています。

私も嫌というほど経験したことですが、(笑)

同じ「損失を回避しよう」というときに、

まったく真逆の行動をとってしまうわけですね。

頭では「損切りせねば」と思っていても、
負け組みの習性でそれを躊躇して、

「もう、これだけ安く(高く)なったから戻るかも。」
と根拠のない思いを抱き、祈るようになります。(苦笑)

そして、挙句の果ては
苦し紛れのナンピンをしてしまうこともあります。

ナンピンはリスク管理をした上で計画的に行うと、
ポジションのチューニングとして
高度なテクニックにもなるものですが、

「いまさら損切りなどしていられない。」との

無計画な苦し紛れのナンピンの多くの場合、
含み損を大きく膨らましていくことになります。

一方、勝ち組のトレーダーは
損切りした後に、状況によっては、

「ダマシを確認できた。」と、

逆に動いた相場に乗って、損切りでの損失を
補って余りあるトレードをしていることもあります。

ただ、ところが苦し紛れのナンピンも
困ったことに(笑)、ときに功を奏することがあって、

負けトレードが勝ちトレードに変わり、
命からがら生還した経験を何度かしていきますと、
これが麻薬のように常習性の悪習慣となって、
トレーダーを廃人へと蝕んでいくようになります。

そして、やがて数千Pipsも動く大相場のときに、
帰らぬ人となってしまいます。

まぁ、ここまでは極端としても、
長らく負け組みであった私の経験から言っても(苦笑)

「大きく負ける」のは、
負け組みトレーダーの共通の特性といえそうです。

そして…、

たとえば「利食い」をしようとするとき…、

これにも負け組みのトレーダーと勝ち組トレーダーの
はっきりとした違いがあるようですね。

これも私は嫌というほど経験したことですが、(笑)

負け組みトレーダーは、反転と損失を恐れるあまり、
振動的なレートの動きが気になってしようがなく、

(スキャルピングを否定するものではありませんが)
どんどん小さな時間軸の蟻の動きに目を奪われるようになります。

たとえば5Pipsも含み益となったときなど、
耳元でもう1人の自分がささやきます。

「もう、利食っておけよ。反転したらどうする。」

なので5Pipsでドキドキしている胸をなでおろして
「ふーっ。」と息を吐きながら利食いを執行します。(苦笑)

「小さくしか勝てない」のは、
負け組みトレーダーの共通の特性といえそうです。

そうです。

負け組みトレーダーの共通の特性とは、

「小さく勝って大きく負ける」なのですね。

そこで負け組みトレーダーは考えます。

「勝ち組のトレーダーが存在していることは確かなようだ。」

「そして、私がトレードに勝てないということは、
 どこかが間違っているということだ。」

素晴らしい気づきです。

しかし、ここからも負け組みトレーダーは誤ります。

「よし。自分に欠けている『何か』を探してみよう。」

そうして、手法探しの勉強の旅が始まります。

「これもダメだ。あれもいまいち…。
 いったい俺に足りない何かはどこにあるんだ…。」

でも…、思い出してみてください。

パソコン1つで、ローソク足にトレンド・ラインと
レジ・サポ・ラインだけで
勝ち続けるトレーダーもいるということを…。

そうです。

足りないわけじゃない。欠けているわけでもない。
足りないことや欠けていることだけが問題の核心ではないのです。

負け組みトレーダーの共通の特性の
「小さく勝って大きく負ける」
この悪習慣こそをまずは自身で矯正しなくてはならないのですね。

これを矯正できないうちは、加えていくら学んでも、
健康を気遣って良いサプリメントを探しながら、
夜な夜な暴飲暴食を繰り返しているようなものです。

これではいくら良いサプリメントを飲んでも、
健康が得られるわけがないのです。

ここを矯正できなければ、
勝ち組トレーダーにはなかなかなれないのです。

長年、身に染み付いた悪習慣の毒素を
その身から追い出さなくてはならないのです。

「しかし…、そうは言ってもなぁ…。」

「エントリーしたとたんに誰かが見ていて操作しているように
 レートがあれよという間にどんどん逆に動くこともあるし、
 そして、狙った方向にレートが動くときには
 どうも遅々としていらいらドキドキすることも多いし…。」

そう…。

負け組みトレーダーがエントリーしたとたんに青くなっている
その反対側には、レートがあれよという間に狙った方向に動いて
ほくそ笑んでいる勝ち組トレーダーがいます。

確かにトレードの技術も学ばなくてはなりません。

しかし、勝ち組トレーダーもいつも勝っているわけではなく、
当然ながら負けることもあるのですね。

ただ、彼らは損を膨らませないように、
「損を回避するために損切りをあたりまえに行う」
ことを習慣としているのです。

「小さく負ける技術」を身につけているのです。

どんなときでも損切りせずに
勝ち続けれることを目指そうなどとは思っていないのです。

損切りは誰でも嫌なものですが、
市場参加のための必須の初めの一歩として
心得て実行しているだけなのです。

ましてや、全部トレードに勝ってやろう、などと
不遜なことは思ってもいないのです。

もしかすると、利大を目指すことは簡単ではないかもしれない…。
でも、「損小」は決意しだいで直ぐにでもできることです。

「損小の実行」は勝ち組トレーダーになる初めの一歩になるのです。

勝てないと嘆く前に、自分自身に棲みついた
基本を逸脱している悪習慣がないかどうかを探さなくてはなりません。

「足りない何か」を探すより、まずは己自身をを知り、
自身の悪いところを矯正しなくてはなりません。

自分自身のトレードの悪習慣の矯正をせずに、
トレードの魔法ばかりを探していては
いつまでも負け組みの迷宮を彷徨い続けることになってしまいます。

「まずは、あたりのまえのことをあたりまえにできるように」

長年、身に染み付いたトレードの悪習慣を追い出す矯正こそが
負け組みを抜け出し勝ち組トレーダーになるために必要なことです。

そうしてこそ、トレード技術の学びが活かされるのですね。


トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning


FX 市場概況


尖閣衝突ビデオが話題となっていますね。

さて、今週から北米でもサマータイムが終わり通常時間になり、
経済指標の発表時間も今までより1時間遅くなります。

●先週11月1日(月)〜11月5日(金)の気になる出来事

<11月1日(月)>

午前9時に介入を思わせるようなドル円の急上昇がありました。
(結果的には為替介入ではありませんでした。)
豪第3四半期住宅価格指数は市場予想より強い0.1%になりました。
(前年比では市場予想より強い11.5%になりました。)
中国製造業PMI(10月)は市場予想より強い54.7になりました。
日経平均は前週末比−47.73円で取引を終えました。
中国商務省が
「通貨戦争が深刻化しているが、
全面的な通商戦争に発展する可能性は低い。」
との見解を発表しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(10月)は
市場予想より弱い59.2になりました。
英製造業PMI(10月)は市場予想より強い54.9になりました。
米個人所得(9月)は−0.1%、米個人支出(9月)は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ECBの専務理事が
「ECBは状況が改善すれば緊急措置を解除へ向かう。
ユーログループは安定協定の遵守徹底に失敗した。
自動的な手続きによる制裁への移行が必要。
債務再編は秩序あるものではありえなく、
私は債務再編メカニズムを支持しない。」
などの認識を示す発言をしました。
米ISM製造業景況指数(10月)は56.9、米建設支出(9月)は0.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
ISM製造業調査委員長が
「生産の拡大は在庫積み増しの必要性を示す。
受注の多くは輸出に由来している。
本日の結果は受注が回復したということを示す。」
などの見解を示しました。
米モノライン(金融保証会社)のアムバックが
年内に破産法の適用申請をする可能性があることを発表しました。
NYダウは前週末比+6.13ドルで取引を終えました。

<11月2日(火)>

日銀金融政策会合議事録では、
「円高が経済の下押し圧力として作用する可能性。
持続的成長経路に復する時期が後ずれする可能性。
10-12月に耐久消費財を中心に生産減少の可能性が高い。」
などの見解が示されました。
中国人民銀行のアドバイザーが
「今年の中国の貿易黒字はGDPの4%の見込み。
向こう数年間の中国の貿易黒字はGDPの2〜3%程度の見込み。」
であることなどを発表しました。
豪RBAが政策金利を大方の市場予想に反して、
サプライズとなる0.25%の利上げの決定をしました。
豪ドルが買われる相場展開になりました。
豪RBA声明では、
「世界の成長は今後1年以内にトレンド近辺に鈍化の見込み。
インフレリスクは中期的に高まっている。
ほとんどの商品価格は下落から上昇に転じた。
金融市場のセンチメントは依然として脆弱。豪の労働需要は堅調。
過去のインフレ鈍化は終了に近い。
個人消費は数年にわたり拡大の見込み。」
などの見解が示されました。
日経平均は前日比+5.26円で取引を終えました。
豪財務相が
「豪はもうじき銀行改革を発表する予定。
豪の4大銀行には傲慢さがある。
豪コモンウェルス銀行は社会全体の反発を受ける可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
独製造業PMI確報(10月)は市場予想より強い54.6になりました。
英建設業PMI(10月)は市場予想より弱い51.6になりました。
アイルランド10年物国債と独連邦債の利回りが
486bpとユーロ導入後で過去最大に拡大しました。
ギリシャ10年物国債と独連邦債の利回りが857bpに拡大しました。
中国人民銀行が
「金融政策を危機対応策から徐々に正常化していく。
適度に緩和的な金融政策を継続する。
人民元の相場形成メカニズムの改革を一段と改善していく。」
などの発表をしました。
ニューヨーク大学のルービニ教授が
「新興国は資産バブルに直面。
米国の住宅市場は次の重大な危機に直面する可能性。」
などの見解を発表しました。
ギリシャの首相が
「2009年の財政赤字はGDPの15%もしくはそれ以上になる。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+64.10ドルで取引を終えました。

<11月3日(水)>

東京市場は祝日で休場でした。
豪住宅建設許可件数(9月)は市場予想より弱い−6.6%になりました。
三菱UFJ銀行が英RBSと開発金融部門買収で
交渉していることが報じられました。
米中間選挙で米民主党が上院で過半数を維持したものの、
共和党が4年ぶりに下院を奪還したことが報道されました。
世界銀行が
「2010年の中国GDP伸び率の見通しを+10.0%に上方修正して
2011年の中国GDP伸び率の見通しを+8.7%に上方修正した。」
ことを発表しました。
スイス実質小売売上高(9月)は前年比で3.8%になりました。
英サービス業PMI(10月)は市場予想より強い53.2になりました。
FOMCを控えた調整でドルと円が軟調になりました。
米チャレンジャー人員削減(10月)は前年比で−31.8%になりました。
米ADP雇用統計(10月)は市場予想より強い4.3万人になりました。
米ISM非製造業景況指数(10月)は54.3、
米製造業受注指数(9月)は2.1%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ISM非製造業景況調査委員会委員長が
「企業は信頼感を回復させていないが設備投資を拡大。
成長は急速な上向きではなく持続的な減速になっている。
今回のデータは成長の減速を示すものである。」
などの見解を発表しました。
スイスSNB副総裁が
「システミック・リスクは今後も繰り返し起こりえる。
システミック・リスクの初期段階を認識することが重要。」
との認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロの対ドルでの変動は予想のとおり。
低金利を長期間続けることはできない。金利は将来再び上昇する。」
との見解を示す発言をしました。
米FOMCでは政策金利を0〜0.25%の範囲に据え置きになりました。
注目されていた米FOMC声明では、
「来年6月まで6000億ドルを限度に追加の資産購入を行う。
追加の資産買入れは月間約750億ドル。異例の低金利を長期間維持。
国債買入れのペースと全体の規模を定期的に見直す。
政策決定は10対1。カンザスシティ連銀総裁が反対を表明。
生産と雇用の回復ペースは減速にある。
失業率は高止まりしている。基調的インフレはやや低い。」
などが示されました。
ドルが上下動しながらも売られる相場展開になりました。
米GMが3.65億株の新規株式公開を申請しました。
NYダウは前日比+26.41ドルで取引を終えました。

<11月4日(木)>

NZ第3四半期失業率は6.4%、NZ第3四半期労働参加率は68.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NZドルがしばらく堅調に推移しました。
バーナンキFRB議長がワシントン・ポスト紙で
「経済の緩みは過熱を引き起こさずに
金融政策が景気を支援できることを意味する。
低すぎるインフレ率はデフレと景気停滞の長期化のリスクになる。
労働市場は依然としてかなり弱い。
非伝統的な金融緩和がインフレを招くという懸念は行き過ぎ。
FRBは出口戦略の手段を有している。」
などの認識を示しました。
豪小売売上高(9月)は0.3%、豪貿易収支(9月)は17.60億豪ドルと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪ドルが一時軟調になりました。
NZの財務相が
「NZ通貨高を懸念している。NZドルの上昇は輸出業者にとって逆風。
NZの失業率は依然として高いが失業率は低下する可能性。
NZの金利は歴史的低水準。今後12〜18ヶ月に高水準の金利を予想。」
などの認識を示す発言をしました。
日銀総裁が
「TIBORレートは包括緩和発表の以降にさらに弱含んでいる。
リスク資産買い入れは財政政策の色彩があることは否めない。
企業の資金調達コストは低下傾向を続けている。
米経済中心に先行きめぐる不透明感は高い。
基金による資産買い入れを極力早期に実施する。」
などを表明しました。
日経平均は前日比+198.80円の大幅高で取引を終えました。
中国上海株式市場も6ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。
英ハリファックス住宅価格(10月)は
市場予想より強い1.8%になりました。
スイス消費者物価指数(10月)は市場予想より弱い0.5%になりました。
独サービス業PMI確報(10月)は市場予想より弱い56.0になりました。
アイルランド10年物国債と独連邦債の利回りが
529bpとユーロ導入後で過去最大に拡大しました。
欧サービス業PMI確報(10月)は市場予想より強い53.3になりました。
欧生産者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
独経済相が
「米国が流動性で経済を刺激したいと考えていることは懸念。
米国が金融政策でドルの為替レートに影響与えている批判がある。
通貨戦争は大惨事になる可能性。これを回避する必要。
米国の中間選挙後にさらなる保護主義になる脅威を感じる。」
などの見解を示す発言をしました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置いて、
資産買い入れ枠を2000億ポンドに維持すること決定しました。
米第3四半期非農業部門労働生産性速報は予想より強い1.9%、
米第3四半期単位労働費用速報は市場予想より弱い−0.1%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い45.7万件になりました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「ECBの金利は適切。経済を取り巻く不透明性は高い。
インフレ圧力は中期的に抑制。
最新のデータは基調がポジティブであることを示す。
ECBは金融政策のシグナルを送っていない。
流動性の供給は適切に調整していく。非伝統的手段は一時的。
下半期も実質GDP拡大は続く。高債務国は改革が必要。
アイルランドの財政計画は極めて重要。
FRBがドル安政策を追及しているとは考えていない。
12月の会合でECBは今後の流動性供給策について議論。
出口戦略は状況次第。12月の会合で判断。」
などの認識が示されました。
米ドルが売られる相場展開になりました。
加Ivey購買部協会指数(10月)は市場予想より強い56.7になりました。
スイスSNBの理事が
「スイスフランの強い上昇は著しい景気減速をもたらす可能性。
スイス経済は今年下半期から2011年初旬にかけて弱まる可能性。
見通しには高い不透明性がある。緩和策は永遠には続けられない。」
などの認識を示しました。
IMFのチーフ・エコノミストが
「大幅なリスクを背景に(米国の)量的緩和は必要であった。
量的緩和はシステムに対するより心理的面への影響の方が大きい。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比+219.71ドルの大幅高で取引を終えました。

<11月5日(金)>

豪RBA四半期金融政策報告では
「豪GDP伸び率は2010年3.5%、2011年3.75%の見通し。
豪基調インフレ率は2010年2.5%、2011年2.75%の見通し。
世界の成長見通しは2010年4.75%程度、11年と12年は4%の見込み。
RBAは今後数年間の交易条件の見通しを上方修正。
小幅な引き締めは賢明であった。
豪ドルの一段の上昇は成長とインフレを低下させる可能性。
アジアの見通しに対するダウンサイドリスクは減少。
中国は力強く拡大。豪の強い雇用と収入が豪の消費を支える。」
などの見解が示されました。
日銀が政策金利を据え置きました。
日銀声明では
「週明けから基金による国債の買い入れを開始。
買い入れ対象J-REITはAA格相当以上。
ETF買い入れ限度額は銘柄ごとの時価総額に比例するよう設定。
今後も先行きの経済と物価動向を注意深く点検し適切に政策対応。
消費者物価の前年比下落幅は縮小していく見込み。」
などが発表されました。
中国人民銀行総裁が
「米国の立場に立てば量的緩和第2弾は理解できるが、
世界経済にとっては良い政策でない可能性。」
との認識を示しました。
原油先物が87ドルを超えて約2年ぶりの高値になりました。
日経平均は前日比+267.21円の9625.99円で週の取引を終えました。
中国上海株式市場が約7ヶ月ぶりの高値で引けました。
米ドルがしだいに買い戻される相場展開になりました。
日銀総裁が
「経済と物価情勢が悪化した場合は基金の規模拡大も有力な選択。
先行きの経済と物価点検し適切に政策対応を行う。
REIT買い入れ限度額は(現段階では)500億円が適正規模。」
などの認識が示されました。
英銀RBSが「第3四半期営業損失は1億3200万ポンド」
になることを発表しました。
英生産者仕入価格(10月)は2.1%、英生産者出荷価格(10月)は0.6%、
と共に市場予想より強い結果になりました。
欧小売売上高(9月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
独製造業受注(9月)は市場予想より弱い−4.0%になりました。
加雇用ネット変化率(10月)は市場予想より弱い0.3万人、
加失業率(10月)は市場予想より強い7.9%になりました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロ高は輸出セクターに影響するが、
ユーロは米金融政策の犠牲者ではない。
ECBは為替相場の変動には介入しない。」
との見解を示しました。
米非農業部門雇用者数変化(10月)は
市場予想よりかなり強い15.1万人になりました。
米失業率(10月)は市場予想とおりの9.6%になりました。
米民間部門雇用者数変化(10月)は市場予想より強い15.9万人、
米製造業雇用者数変化(10月)は
市場予想より弱い−0.7万人になりました。
また、過去2回の米非農業部門雇用者数変化が
上方修正されました。
上下動しながらも、やや限定的ながら米ドルが買われる
相場展開になりました。
加住宅建設許可(9月)は予想よりかなり強い15.3%になりました。
カンザスシティ連銀総裁が
「米経済の安定を強めるために金利の引き上げが必要。
住宅産業には市場規律の強化が必要。
住宅市場における政府の役割を大きく後退させていくべき。
追加金融緩和がインフレ環境を作り上げる可能性を懸念。」
などの見解を示す発言をしました。
遅れて発表された中古住宅販売保留(9月 成約)は
市場予想より弱い−1.8%になりました。
バーナンキFRB議長が、
「米経済の回復スピードは速くはない。
インフレ率は健全な水準を下回っている。
強い米経済は世界経済の回復に重要。
金融政策は経済を支援するものであるべき。
強い米経済がドルの最良のファンダメンタルズ。
FRBは世界経済と金融システムにおけるドルの役割を認識。
FRBは必要ならば金融引締めを実施できる。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(9月)は市場予想より強い21億ドルになりました。
NY原油(WTI)は86ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+9.24ドルの11444.08ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月8日(月)の主な予定>

午前9時半に豪ANZ求人広告件数(10月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(9月)、日景気一致CI指数速報、
午後3時45分にスイス失業率(10月)、
午後4時に独貿易収支(9月)、独経常収支(9月)、
午後8時に独鉱工業生産(9月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には一応注目です。

<11月9日(火)の主な予定>

朝8時50分に日国際経常収支(9月)、日国際貿易収支(9月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(10月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(10月)、豪NAB企業信頼感指数、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(10月 現況判断・先行き判断DI)
午後3時に日工作機械受注速報(10月 前年比)、
午後4時に独消費者物価指数確報(10月)、
午後6時半に英鉱工業生産(9月)、英商品貿易収支(9月)、
同午後6時半に英製造業生産高(9月)、
夜10時半に加新築住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米卸売在庫(9月)、
深夜2時15分から加BOC総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
英の指標には注目です。

<11月10日(水)の主な予定>

早朝5時にRBNZ金融安定報告書、
朝8時から米セントルイス連銀総裁の議会証言、
朝8時半に豪Westpac消費者信頼感(11月)、
午後2時に日消費者態度指数(10月)、
午後4時に独卸売物価指数(10月)、
午後7時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜10時半に米貿易収支(9月)、米輸入物価指数(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数
同夜10時半に加国際商品貿易(9月)、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月11日(木)の主な予定>

この日は仏パリ・加トロント・米NYなどが休場です。
朝8時50分に日機械受注(9月)、日国内企業物価指数速報(10月)、
午前9時に豪消費者インフレ期待(11月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(10月)、豪失業率(10月)、
午前11時に中国消費者物価指数(10月)、中国生産者物価指数(10月)、
同午前11時に中国小売売上高(10月)、中国鉱工業生産(10月)、
午後6時に欧ECBインフレ報告、
などの経済指標が発表されます。
豪・(中国)・(欧)の指標には注目です。
また、この日から12日(金)にかけて
韓国のソウルでG20首脳会議が開催されます。

<11月12日(金)の主な予定>

午前11時にNZ非居住者国債保有率(10月)、
午後4時に独第3四半期GDP速報、
午後7時に欧第3四半期GDP速報、欧鉱工業生産(9月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)、
などの経済指標が発表されます。
独・欧・米の指標には注目です。


さて、先週もいろいろなことがありました。

2日には豪RBAがサプライズとなる0.25%の利上げの決定をしました。
3日には米中間選挙の結果が報道されて、
米民主党が上院で過半数を維持しましたが、
米共和党が4年ぶりに下院を奪還しました。
また、注目されていた米FOMC声明では、
「来年6月まで6000億ドルを限度に追加の資産購入を行う。
追加の資産買入れは月間約750億ドル。
異例の低金利を長期間維持。
国債買入れのペースと全体の規模を定期的に見直す。」
ことが発表されました。

FOMCを巡っては、事前の要人発言に不協和も見られていたものの、
追加緩和への反対票はカンザスシティ連銀総裁のみで、
追加緩和(QE2)の規模は市場予想の上限の7500億ドル〜1兆ドルには
届きませんでしたが、市場予想の下限の5000億ドルは
上回ることになりました。
また、緩和の規模を定期的に見直すとして、
将来のさらなる緩和策にも含みを持たせたことで、
市場は上下動しながらもドル売り反応になるとともに、
株式市場への資金流入を促すことになりました。

一説によりますと、追加緩和1000億ドルあたり、
政策金利で0.1%近い利下げの効果と、
GDPでの0.1ポイント弱の押し上げ効果があるそうです。
また、6000億ドルの購入額は、月にならせば
米国債発行額の4割に相当するとのことで、
FRBの資産が2兆ドルを上回る規模にもなるそうで、
米ドルの信認を不安視する声も一部にはあるようです。

4日の英BOEと欧ECBの政策金利は予想とおり据え置きになりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、米追加緩和への懸念は示されず、
また、「12月の会合でECBは今後の流動性供給策について議論。
出口戦略は状況次第。12月の会合で判断。」と、
米国とは対照的に出口戦略の検討に入ることが示されました。

5日には、日銀により「週明けから基金による国債の買い入れを開始。
買い入れ対象J-REITはAA格相当以上。ETF買い入れ限度額は
銘柄ごとの時価総額に比例するよう設定。
今後も先行きの経済と物価動向を注意深く点検し適切に政策対応。」
することなどが示され、また、日銀総裁からは
「経済と物価情勢が悪化した場合は基金の規模拡大も有力な選択。」
との日緩和策の規模拡大の可能性も示されましたが、
市場では米国の緩和策と比して日緩和策は見劣りする規模と
見る向きもあったようです。

そして、注目の米雇用統計では、米非農業部門雇用者数変化(10月)が
市場予想よりかなり強い15.1万人、米民間部門雇用者数変化(10月)も
市場予想より強い15.9万人、
そして、米失業率(10月)は市場予想とおりの9.6%、という結果に
なりました。上下動しながらも、やや限定的ながら
米ドルが買われる相場展開になりました。

さて今週は、週後半11日〜12日の韓国ソウルで開催される
G20首脳会議がイベントになりますが、
「通貨の競争的な切り下げの回避、新興国への急速な資本流入の抑制、
不均衡是正への経常収支の数値基準の設定。」
などが焦点となりそうです。

ただ、6日に事務レベル協議を残して閉幕したAPEC後の記者会見で、
ガイトナー米財務長官が、(米追加緩和実施への中国など各国による
風あたりの強さを意識してか)「(不均衡が)過剰なのかは単一の
数字では測れない。数週間で解決できる問題ではない。」と
発言して(日経新聞11/7)、不均衡是正への経常収支の数値基準の
設定への主張をトーン・ダウンさせていることから、

一部では「利害が対立して、何も具体策を決められないG20サミット」
になって、先のG20財務相・中央銀行総会議を踏襲した
スローガンの策定に終わるのではないかと見る向きもあるようです。

ところで、今後も大きな流れとしてドル安基調が続きそうな様子ながら、
FOMCや米雇用統計のビッグ・イベントの陰に隠れて今のところ注目度は
あまり高くはないようですが、少し気になる動向が散見されています。

1日に米モノライン(金融保証会社)のアムバックが年内に破産法の
適用申請をする可能性があることを発表したこと。
2日にギリシャ10年物国債と独連邦債の利回りが857bp
に拡大していること。4日にアイルランド10年物国債と独連邦債の
利回りが529bpとユーロ導入後で過去最大に拡大していること。
などですが、これらは市場の関心がリスクテーマに向かうシーズ(種)と
なりうることですので、

NYダウをはじめ世界主要市場の7割で株価が危機前の水準に戻った
安堵の中ではあっても、リスク懸念が今後の注目材料となる可能性も
排除はできなそうで、ドル売りの玉もかなり積み上がっているだけに、
ドル安基調ながら、一応、注目して調整の動きに注意をしておいても
よさそうです。

※今回は体調不良のためコラムはお休みさせていただきます。 m(_ _)m

<お知らせ>

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FX 曽呂利新左衛門のお話


7千万人の来場があった上海万博も閉幕となりましたね。

今週から英・欧・スイスなどの市場ではサマータイムが終わって
通常時間に移行して、次週からは米国も通常時間になります。

●先週10月25日(月)〜10月29日(金)の気になる出来事

<10月25日(月)>

前週末にガイトナー米財務長官がG20に関して、
「通貨が過小評価されているG20諸国は
市場原理に基づく通貨への移行を約束した。
不均衡是正は国際的な枠組みで行われる。
世界経済は成長して回復は徐々に力強さを増す見込み。
主要国ではより力強い成長が必要。」
などの認識を示す発言をしました。
また、ガイトナー米財務長官は、独経済相による
「米国は金融政策で間接的にドルを操作している。」
との発言へのコメントを拒否しました。
「シンガポール証券取引所が豪証券取引所を買収する可能性。」
との観測報道がありました。
日通関ベース貿易収支(9月)は
市場予想より強い7970億円になりました。
G20で為替問題への具体策が示されなかったことで
ドル軟調の相場展開になりました。
豪RBA総裁が
「アジアの為替相場の柔軟性は世界不均衡の対処に寄与する可能性。
新興国への需要を拡大する必要がある。
鉱山投資は1960年後半以降最も強い水準でさらに拡大する可能性。
2〜3%のインフレターゲットは正しい目標。
高いインフレを容認することは経済を支援しない。」
などの見解を示す発言をしました。
豪第3四半期生産者物価指数は市場予想より強い1.3%になりました。
カナダの財務相が
「G20における通貨の合意は不均衡にとって不充分。
また、米国の金融緩和はドルに圧力をもたらす可能性。」
などの認識を示しました。
日経平均は前週末比−25.55円で取引を終えました。
ドル円が15年半ぶりの安値をつけました。
欧鉱工業新規受注(8月)は市場予想より強い5.3%になりました。
IMFの高官が「ユーロは過大評価と呼ぶに近い水準。」
との見解を示しました。
バーナンキFRB議長が「不正な(住宅)差し押さえを懸念している。」
との発言をしました。(為替に関する発言はありませんでした)
シカゴ連銀全米活動指数(9月)は
市場予想より弱い−0.58になりました。
米中古住宅販売件数(9月)は市場予想より強い453万件になりました。
ダラス連銀製造業活動(10月)は市場予想より強い2.6になりましたが、
構成項目の雇用指数は−4.1に低下しました。
ドイツ連銀総裁が、
「保護貿易主義の圧力は回避されるべき。
為替の過度な変動はこのましくない。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
通貨戦争に対する口先の懸念を徐々に弱めていく必要。
ドイツの第3・第4四半期GDPは第2四半期よりも弱い可能性。
ECBは非伝統的手段からの脱却過程にある。
ドイツ経済は2011年に危機前の水準に戻る可能性。」
などの見解を示しました。
米5年物インフレ指数連動債の入札で落札利回りが−0.550%になり、
米追加緩和の実施後のインフレ上伸の織り込みを見せました。
英BOE総裁が
「新たな資本水準は危機の再来を防ぐには充分ではない。」
との見解を示しました。
ニューヨーク連銀総裁が
「見通しに基づけばFRBの更なる行動は正当化される可能性。
景気回復の勢いは鈍化した。
現在の失業率とインフレ率は受け入れられない。
ただし、リセッションに陥る可能性は極めて低い。
米経済は拡大を継続する可能性。
長期的にはFRBはバランスシートを縮小させていく。」
などの認識を示しました。
NYダウは前週末比+31.49ドルで取引を終えました。

<10月26日(火)>

日企業向サービス価格(9月)は予想より弱い−1.1%になりました。
米カンザスシティー連銀総裁が、
「米国は緩やかな景気回復。ショックがなければ米成長は続く。
FRBは金利をゼロから動かすべき。追加量的緩和は危険な賭け。
量的緩和はバブルを招き再び危機をもたらす可能性。」
などの見解を示しました。
日財務相が
「必要な時に断固たる措置をとる姿勢は変わらない。
介入は短期的な競争上の利益を得るために行うものではない。」
との認識を示しました。
フランスの財務相が「ユーロ圏は弱いドルに苦しんでいる。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−23.78円で取引を終えました。
独GFK消費者信頼感調査(11月)は市場予想より弱い4.9、
独輸入物価指数(9月)は市場予想より強い0.3%になりました。
独の政府筋が「安定化法案強化のため条約が変更されるよう主張。」
すると発表しました。
英第3四半期GDP速報は市場予想より強い0.8%になりました。
格付け会社のS&Pが英国の格付け見通しを安定的に引き上げました。
ポンドが堅調になりました。
ベルギーの中銀総裁が
「ユーロの為替レートはファンダメンタルズから離れてはいない。」
との認識を示しました。
センタンス英BOE政策委員が
「英経済全体的に成長が見られたことには勇気づけられる。
企業活動と消費者信頼感を阻害することなく金利の引上げは可能。
さらなる量的緩和の政策は間違った方向になる可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
米S&Pケースシラー住宅価格(8月)は
市場予想より弱い−0.28%になりました。
米消費者信頼感指数(10月)は50.2、米住宅価格指数(8月)は0.4%、
米リッチモンド連銀製造業指数(10月)は5と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ルクセンブルク中銀総裁が
「低金利を過度に続けることはリスク。
金融改革は緩やかに正常化を促すべき。
ECBスタッフによる経済予測は12月に上方修正になる可能性。」
などの認識を示しました。
独連銀総裁が、
「ユーロ圏とドイツが再度にわたり銀行を救済することはない。
銀行は自身に対し責任を持つべき。」
との認識を示す発言をしました。
カナダのBOC総裁が、
「カナダの住宅市場には急激な調整のリスクがある。
追加利上げは慎重に検討しなければならない。
加経済がリスクに陥ればカナダは為替市場に介入の可能性。」
などの見解を示しました。
ニューヨーク連銀総裁が
「米経済は中長期的に見れば良好だが、
米経済回復の勢いはここ数ヶ月で減速。
FRBによる追加措置は正当化される可能性。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+5.41ドルで取引を終えました。

<10月27日(水)>

NZ財務相が
「第1四半期の税収は見通しを下回る可能性。
年間の税収見通しも下方修正になる可能性。
12月14日に最新の経済と財政の見通しを発表。
最新の経済と財政の見通しでは経済予測を下方修正する見込み。」
などの認識を示しました。
米WSJ紙が「FRBは11月に数千億ドル規模の国債買入の計画を発表。」
との観測記事を掲載しました。
豪第3四半期消費者物価は市場予想より弱い0.7%になりました。
豪ドルが軟調になりました。
豪財務相が「インフレは緩和。豪ドル高は物価圧力を抑制する。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比+9.65円で取引を終えました。
ECBのシュタルク専務理事が
「必要以上にECBの支援政策を長引かせてはならない。
政策金利の低水準をあまりに長く続けることはリスク。
ユーロ圏の回復は緩やかなペースで続いている。
ギリシャは正しい軌道に乗っている。」
などの認識を示す発言をしました。
ECBによる91日物の資金供給額が予想以上の
424.75億ユーロになったことが報道されました。
アイルランドの首相が
「2014年の対GDP債務比率は110%になる見通し。
国家の問題は非常に深刻。」
との見解を示しました。
ポルドガルの財務相が
「2011年の予算案が議会を通過しないことは非常に懸念。」
との認識を示しました。
ユーログループ議長が
「(各国)政府は刺激策の段階的な解除が必要。
永続的な危機(対応)メカニズムが必要。
ドルは対ユーロで過小評価されている。」
などの認識を示す発言をしました。
ユーロが軟調に推移しました。
独消費者物価指数速報(10月)は予想とおりの0.1%になりました。
米耐久財受注(9月)は市場予想より強い3.3%になりました。
独失業率が前倒し発表されて市場予想より弱い7.5%になりました。
米新築住宅販売件数(9月)は予想より強い30.7万件になりました。
トリシェECB総裁が
「更なる為替相場の変動を予想している。
ECBは引き続き慎重な姿勢にあり勝利宣言はしない。」
との見解を示しました。
NY連銀総裁が「米経済の回復は減速に直面している。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比−43.18ドルで取引を終えました。

<10月28日(木)>

RBNZの政策金利発表では政策金利が3.00%で据え置きになりました。
RBNZ声明では、
「世界経済見通しにはダウンサイドリスクが存在。
政策金利はある時点では引き上げる可能性。
現在、NZの国内需要は抑制。個人消費は引き続き弱い。
消費税の引き上げに伴いインフレ率は上昇する可能性。
増税がインフレ期待に与える影響は内需の弱さから限定的。」
などの見解が示されました。
日小売業販売額(9月)は前年比で予想より弱い1.2%になりました。
英BOEのポーゼン政策委員が
「英国の削減は今後2年間にわたり経済に打撃を与える。
量的緩和が充分でないリスクがある。」
などの見解を示す発言をしました。
日銀が政策金利を市場予想とおり0.0-0.10%で据え置きました。
日銀の声明では、
「政策金利据え置きを全員一致で決定。
買い入れ対象社債はトリプルB格以上。買い入れ対象CPはa2格以上。
買い入れ資産のうち長期国債は1.5兆円程度。
CPと社債買い入れ限度額は0.5兆円程度。
REIT買い入れ限度額は0.05兆円程度。」
などが示されました。
日銀展望リポートでは
「2010年度コアCPI見通し中央値は前年比-0.4%、
2011年度コアCPI見通し中央値は前年比+0.1%、
CPIは11年度中にプラスになり12年度にかけてプラス幅拡大。
最近の円高は国内物価の下押し圧力として作用。
米国など先進国経済は不確実性の強い状況が続いている。」
などの見解が示されました。
英ネーションワイド住宅価格(10月)は、
市場予想より弱い−0.7%になりました。
日経平均は前日比−21.00円で取引を終えました。
日銀総裁の記者会見では
「11月の政策決定会合を4日〜5日に開催。
この日程変更はFOMCを意識したものではない。
11月の会合の日程を繰り上げてでもETFとREITの買入を急ぎたい。
強力な金融緩和を推進していく。」
などが示されました。
欧業況判断指数(10月)は市場予想より強い0.98、
欧消費者信頼感確報(10月)は市場予想とおりの−11になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い43.4万件になりました。
IMFが
「豪ドルの過大評価は一時的である可能性。
豪ドルは5%-15%過大評価されている。
鉱山ブームは長期化する可能性。豪にはインフレ圧力の初期兆候。
RBAは景気回復の進展に伴い金利の引き上げをする必要。」
などの豪州に関する見解を発表しました。
また、IMFが
「経常黒字である新興国は為替レートの変更が必要。
先進諸国は2011年に緊縮財政をスタートすべき。
米ドルはファンダメンタルズに照らすると強め。
ユーロ、円、ポンドはほぼファンダメンタルズに沿っている。」
などの見解を示しました。
スイスSNB総裁が
「低金利を長期間続けることはリスクの拡大になる可能性。
低金利は不動産市場に不均衡をもたらす。
銀行は責任を持ってリスク管理を行なうべき。
金融政策は物価の安定に焦点を合わすべき。」
などの認識を示す発言をしました。
「FRBが追加緩和を実施した場合の規模や影響について
プライマリーディーラーにヒアリングを実施した。」
との一部報道がありました。
独連銀総裁が、
「ユーロ圏は経常収支の不均衡是正が必要。
消費が持続可能水準へと回帰することが必要。」
などの見解を示しました。
IMFが
「カナダはダウンサイドリスクが顕在化すれば追加刺激策が必要。
カナダ経済の見通しにおけるリスクは拡大。」
とのカナダに関する見解を発表しました。
NYダウは前日比−12.33ドルで取引を終えました。
マイクロソフトの7-9月期決算では、
1株利益が62セント、売上高が162億ドルと、
ともに市場予想より強い結果になりました。

<10月29日(金)>

NZ住宅建設許可(9月)は0.5%、NZ貿易収支(9月)は−5.32億NZドルと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英GFK消費者信頼感調査(10月)は予想よりは強い−19になりました。
日失業率(9月)は市場予想より強い5%になりました。
日全国消費者物価指数(9月)は
前年比で市場予想とおりの−0.6%になりました。
日鉱工業生産確報(9月)は市場予想より弱い−1.9%になりました。
東京時間ではドル円が軟調に推移しました。
独首相が
「EUはユーロ安定を保証する決定を行った。
EU首脳は条約の限定的な改正が必要と合意。
EU首脳はユーロの危機メカニズムについて合意。」
などを発表しました。
日住宅着工戸数(9月)は前年比で予想より強い17.7%になりました。
日経平均は前日比−163.58円の9202.45円で週の取引を終えました。
独小売売上高指数(9月)は市場予想より弱い−2.3%になりました。
ギリシャ債と独10年債の利回が10月1日以来の拡大幅になりました。
英消費者信用残高(9月)は予想より強い3億ポンドになりました。
欧失業率(9月)は市場予想とおりの10.1%になりました。
欧消費者物価指数速報(10月)は
前年比で予想より強い1.9%になりました。
スイスKOF先行指数(10月)は市場予想より強い2.17になりました。
日財務省が「9/29〜1/27の期間の為替介入はなかった。」
ことを発表しました。
米第3四半期GDP速報は市場予想とおりの2.0%、
米第3四半期個人消費速報は市場予想より強い2.6%、
米第3四半期コアPCE速報は市場予想より弱い0.8%、
などの結果になりました。
加GDP(8月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(10月)は
市場予想より強い60.6になりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(10月)は
市場予想より弱い67.7になりました。
上下動しながらも米ドルが売られる相場展開になりました。
ECBの専務理事が
「財政赤字は構造的にユーロの価値を弱めることになる。
現実的で強い緊縮財政計画が必要である。」
などの認識を示しました。
NY原油(WTI)は81ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+4.54ドルの11118.49ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月1日(月)の主な予定>

午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(10月)、
午前9時半に豪第3四半期住宅価格指数、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(10月)、
午後6時半に英製造業PMI(10月)、
夜9時半に米個人所得(9月)、米個人支出(9月)、
米PCEデフレータ(9月)
夜11時に米ISM製造業景況指数(10月)、米建設支出(9月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・米の指標には注目です。

<11月2日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
昼12時半に豪RBA政策金利(市場予想は据え置き)、豪RBA声明、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(9月 前年比)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(10月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(10月)、
午後6時半に英建設業PMI(10月)、
などの経済指標が発表されます。
豪の指標には注目です。
この日に米中間選挙が行われます。

<11月3日(水)の主な予定>

東京市場は文化の日でお休みです。
午前9時半に豪住宅建設許可件数(9月)、
午後6時半に英サービス業PMI(10月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(10月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(10月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(10月)、米製造業受注指数(9月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<11月4日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期失業率、NZ第3四半期労働参加率、
午前9時半に豪貿易収支(9月)、豪小売売上高(9月)、
午前11時半から日銀総裁講演、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(10月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(10月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(10月)、
午後7時に欧生産者物価指数(9月)、
夜9時に英BOE政策金利(市場予想は据え置き)、英資産買入規模発表
夜9時半に米第3四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
米第3四半期単位労働費用速報、
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜10時半からトリシェECB総裁記者会見、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・米・欧の指標には注目です。
この日に日銀金融政策決定会合が前倒しで開催予定です。

<11月5日(金)の主な予定>

午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
正午過ぎに日政策金利、日銀声明、※前倒し発表
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後6時半に英生産者物価指数(10月 仕入価格・出荷価格)、
午後7時に独製造業受注(9月)、
同午後7時に欧小売売上高(9月)、
午後8時に加雇用ネット変化率(10月)、加失業率(10月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(10月)、米失業率(10月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(10月)、
米週間平均労働時間(10月)
同夜9時半に加住宅建設許可(9月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(9月 成約)、
深夜3時からバーナンキFRB業長の講演、
深夜4時に米消費者信用残高(9月)などの経済指標が発表されます。
豪・日・欧・加・米の指標には注目です。


さて、先週のG20イベント明けの週初では不均衡是正と
為替問題に対する具体策が示されなかったことで、
ドル円が15年半ぶりの安値をつけた後、
11月3日の米FOMCでの追加緩和策の規模を巡る思惑が交錯して、
為替はドルストレートなど上下動激しい相場展開になり、
週末は米第3四半期GDP速報は市場予想とおりの2.0%と
緩やかな米経済の回復を示す結果となったものの、
高水準にある失業率を押し下げるには不充分との見方や、
2%の成長率では米経済が失速しかねないとの見方などがあり、
再びドル安となって1週間を終えました。

11月のスタートになる今週は、週前半での米FOMCに
週末の米雇用統計と、また大きなイベントがありますが、
まずは週前半の11月3日の米FOMCが注目されます。

8月27日のバーナンキFRB議長の発言以来、
米追加緩和策を巡る思惑が交錯しながらも、
米追加緩和策を規定路線として織り込んできた市場ですが、
その追加緩和策の規模について10月中旬までは
5000億〜2兆ドルとの観測が主軸であったものの、
米要人による追加緩和策への見解が割れていることや、
米景気の底割れ懸念がいったんやや沈静化したとの観測から、
追加緩和策の規模が1000億〜数千億程度になるのでは
ないかと見る向きもあり、
緩和規模については観測が交錯しているようです。

コーンFRB副議長らによる「経済情勢の変化に応じ規模を判断する」
段階的な中長期国債購入による緩和案が有力になりつつある
ようですが、ウォルター・米セントルイス連銀リサーチディレクター
などの「11月のFRBの追加緩和の可能性はかなり高いが、
追加資産買い入れの規模は5000億ドルから開始し、その後、
最大で2500億ドルずつ拡大する可能性。」と
観測する向きもあるようで、緩和策の規模が焦点となりそうです。

先週後半には、NY連銀がプライマリー・ディラーに対して
追加緩和の影響についてのヒアリングを行ったとの
報道がありましたが、FOMC直前での緘口(かんこう)をしなくては
ならないブラック・アウト期間入りしたため
その後のFOMCメンバーの要人発言は伝わっていません。

8月27日のバーナンキFRB議長の発言以来、
NYダウが10%近く上昇して、また主要通貨に対する
ドル相場の指数が5%強の下落となっているなどの
市場での米追加緩和策の先行織り込みもあり、
少なからずFOMC発表後では"Sell the Rumor,Buy the Fact"で
米ドルがいったん買い戻されると見る向きもある一方、
多くの市場参加者が考えることならば事前に織り込まれるはずで、
先週後半の動きからはFOMCでは緩和策に効果をもたらすために
緩和の規模は思いのほか大きくなると見る向きもあるようで、
FOMC直前の抜け駆け的な動きだけではなく、
今週は米中間選挙や週末の米雇用統計とともに
年末に向けての相場動向を固める注目の1週間になりそうです。


さて今日は、曽呂利新左衛門のお話です。

ハロウィンも終わり今週はパチンコ屋さんじゃぁありませんが、
ビッグ・イベントの1週間になりますね。(笑)

ビッグ・イベントは、またビッグ・インベスト・チャンスでもあって、
手ぐすねをひいて心待ちにしているトレーダーも多いようです。

ところでイベントといえば、株式市場では
公募増資も売り手にとってイベントになりますが、
不審な空売りが問題になっているそうで、

10月30日の日経新聞のコラムによれば、
今年の夏以降、国際石油開発帝石や東京電力や日本板硝子などの
大型公募増資で、増資を発表する数週間から数日前に
国内外のヘッジファンドによる不審な空売りの事実が発覚して
東京証券取引所と証券取引等監視委員会が「インサイダー取引」の
疑いで不審な空売りの実態の調査をはじめたとのことす。

1987年度のアカデミー賞を受賞した映画「ウォール街」で
主演男優賞に輝いたマイケル・ダグラスが役を務める
投資家で億万長者の「ゲッコー」が映画の中で語るように

「この世で一番価値のあるものは何だと思う?
 いいか。それは"情報"だ!」

ということなのかもしれませんが、

人が織り成し、人のつくるマーケットではあっても、
不正なインサイダー情報による売買は許されるものではありませんね。

また一方、為替市場のほうはというと、
日銀・サーベイの2010年4月の取引高調査によりますと、
為替の取引量は「日4兆ドル」に迫るくらいに拡大しているそうで、
相場を操縦するにはいささか巨大過ぎて、

そして、経済指標の発表も政府筋のものが多く、
不正は少ないように思われますが、

民間の格付け機関の情報を先取りしていると思われる
売買の噂がないわけではないようで実態はどうなのでしょうか。(謎)

さて、書き進めるうちにいつのまにか表題のテーマとは
ずいぶん横道にそれてしまいましたが、(苦笑)

聞いているだけでも楽しい「わらしべ長者のお話」にも
どことなく似ている「曽呂利新左衛門のお話」です。

それでは、はじまりはじまり〜。(笑)

今は昔、豊臣秀吉の存命の頃、
秀吉の話し相手を務めるお伽衆の一人に
曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)という男がいました。

ある時、秀吉は新左衛門に褒美を与えることにしました。

「新左衛門、そちに褒美を取らせる。希望を申せ。」

「殿、有り難きお言葉、かたじけなく思いまする…。」

「余は、そちの知恵に感銘を覚えた。
 さぁ、遠慮することはない。何なりと希望を申せ。」

「有り難き幸せ、感謝申し上げ奉りまする。
 ならば…、はじめに米を一粒下され。」

「ほう。なんと、米一粒とな…。
 そちも欲のない男じゃのう。そんなもので本当によいのか。」

「ただ…、今宵は一粒、明日は二粒、明後日は四粒と、
 できますれば四十七日間…、それがもし無理であれば
 今宵の満月から次の満月の間まで
 日々、米粒を頂戴いたしたくござ候(そうろう)。」

「ふぁっはははっ。
 三日で米が計七粒、四日で計十五粒、五日でも計三十一粒…。
 たわいのないそなたの願い、聞き入れようぞ。」

二週間ほど時が過ぎた頃、
日を追うごとに増えるその米の量に驚いて、
米蔵の奉行が事の重大さに気づいて秀吉に進言しました。

「殿。申し上げ奉ります。
 新左衛門に取らせる米は次の満月の間までには、
 米俵で四百五十俵、石高で百八十石にもなりまする。」

「むむ。それは本当か!」

「そして、四十七日目では一千万石にもなりまする。」

「なんと、一千万石とな。これはどうも…。
 知恵者の新左衛門に一泡ふかされたようじゃのう…。」

そうして、天下の秀吉は新左衛門に丁寧な詫びを入れ、
褒美を取り消してもらったそうな…。

おしまい。(笑)

曽呂利新左衛門は詳伝がなく、
後世の人が算術を教えるためにつくった
架空の人物とも言われているようですが面白い寓話ですね。

「小も倍ずれば途方もなく巨大になる」ということですが、
この御伽噺のようなことを体現した人がいますね。

そう…。

オマハの賢人とも言われるウォーレン・バフェット氏その人ですね。

バフェット氏は、その伝記によりますと、
幼少の頃にオイル・サービスという石油会社の株を
38ドルで3株買ったのが投資の始まりであったそうですが、

その後、世界有数の投資家になって、

慈善団体に巨額の寄付もしていながら、
バブル崩壊の時代を経てもなお、
円換算で数兆円相当も個人で所有しているとのことで、

毎年1億円づつ使ったとしても、数万年間も(笑)
使い切れないお金を一代の数十年で築いたのですから、
曽呂利新左衛門も驚くであろう本物のわらしべ長者なのですね。

あれまぁ、話があちこち飛びすぎて、
ハチャメチャなコラムになってしまいました。

ごめんなさい。 m(_ _)m


私も講師を務めさせていただくことになりました。

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FX 「相場はナゼ動く」のお話


格安航空会社のLCCが話題になっていますね。
「茨城から上海が片道4000円」というのもあるのだそうで、
そのあまりの安さに驚いてしまいます。

●先週10月18日(月)〜10月22日(金)の気になる出来事

<10月18日(月)>

NZ第3四半期消費者物価は市場予想より強い1.1%になりました。
米ボストン連銀総裁が先週末に
「デフレリスクは積極的な政策を正当化する。
緩やかな対応ではなく積極的な行動が必要。」
との認識を示しました。
米シカゴ連銀総裁が先週末に
「米国は流動性の罠にはまっている。一段の緩和が必要。」
との見解を示しました。
トリシェECB総裁が先週末に
「(独連銀総裁のECBの債券買い入れに関する発言は)
ECB理事会の見方を示したものではない。」
との見解を示す発言をしました。
日第三次産業活動指数(8月)は
市場予想よりは強い−0.2%になりました。
ニュージーランドの首相が
「NZドル高は輸出業者に困難を引き起こすとともに
NZドル高はインフレ抑制を助ける。為替介入は効果がない。」
などの認識を示しました。
豪財務相が「豪ドルを人為的に低くしようとするのは危険である。」
との見解を示す発言をしました。
日経平均は前週末比−1.76円で取引を終えました。
レーン欧州委員が
「ポルトガルの財政赤字は深刻。
ポルトガルは財政赤字削減の大胆な措置を講じた。」
との認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が
「債券の一時的な買い入れは続けるべき。
債券買い入れは市場の是正を支援。
ユーロは対ドルと人民元下落で負荷を抱えている。
現在のボラティリティーは打撃的。
ユーロの上昇でアイルランドがギリシャより打撃を被る可能性。
(しかしながら)ECBはユーロ上昇を阻止するための介入はしない。」
などの認識を示しました。
ドイツ連銀が
「今年、独経済は+3%以上の成長の可能性。
財政赤字は対GDP比で4%以下になる見通し。」
などの見解を発表しました。
IMFの専務理事が
「資本の流れがアジアにとってチャンスだが、
資本の流れが信用と資産のバブルへとつながる可能性。
資本の流れが為替の行き過ぎを誘導している。」
などの見解を示しました。
米シティー・グループの第3四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い0.07ドル、
純営業収益は207億ドル、純利益が21.68億ドルと
3四半期連続の黒字になりました。
カナダ国際証券取扱高(8月)は
市場予想より強い110.90億加ドルになりました。
TICフロー(対米証券投資 8月)は389億ドルになりました。
米鉱工業生産(9月)は−0.2%、米設備稼働率(9月)は74.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米NAHB住宅市場指数(10月)は市場予想より強い16になりました。
米アトランタ連銀総裁が
「デフレ阻止のためFRBの資産買入れを支持する可能性。
緩和効果とリスク最小化のためにインフレ目標の導入を支持する。」
との見解を示しました。
ユーログループ議長が
「ギリシャは支払い期日の延期を求めてはいない。
財務相会合では為替レートについて議論。
為替の(過度な)変動は世界的規模でマイナスの影響。
為替動向には適切に対応する。
中国は人民元の柔軟性改善に向けて行動した。」
などの認識を示しました。
ガイトナー米財務長官が
「米経済は明らかに改善している。
米国は強いドルに対する信認を保持していく。
(米国は)通貨の切り下げには携わらない可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+80.91ドルで取引を終えました。

<10月19日(火)>

ブラジルの財務相が
「グローバルに通貨切り下げが模索されている。
通貨戦争は止めるべきである。
ブラジルは為替の過度な変動を抑制するために
債券投資への税率を6%へと引き上げる。」
などの見解を示す発言をしました。
ガイトナー米財務長官が
「中国人民元の持続的な上昇を要望。
中国の為替政策は貿易相手国にとってアンフェアである。」
との認識を示しました。
日財務相が
「水準には言及しないが円高は看過できない。
必要な時には断固たる措置をとる。」
との発言をしました。
豪RBA議事録では
「次回会合での評価まで金利を据え置くことが適切と判断。
通貨上昇はインフレ緩和を支援するも、
ある時点では利上げが必要になる可能性。」
などの見解が示されました。
世界銀行が2010年の東アジアのGDP伸び率を8.9%に上方修正して、
2011年の東アジアのGDP伸び率を7.8%に下方修正しました。
日経平均は前日比+40.96円で取引を終えました。
欧経常収支(8月)は−105億ユーロになりました。
独ZEW景況感調査(10月)は市場予想より弱い−7.2%、
独ZEW景況感調査(10月 現況)は市場予想より強い72.6になりました。
欧ZEW景況感調査(10月)は市場予想より強い1.8になりました。
欧建設支出(8月)は−0.4%になりました。
ギリシャとスペインの債券入札は
前回よりも平均落札利回りが低下して無事に終えました。
バンク・オブ・アメリカの第3四半期決算では
1株当たり利益が市場予想より強い0.27ドル
(特別項目計上での1株当たり利益は−0.77ドル)、
純損失が72.99億ドルという結果になりました。
中国人民銀行が一年物の貸出金利を0.25%引き上げました。
米ステート・ストリートの第3四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い1.08ドル、
収益は23.1億ドル、と好結果になりました。
米ゴールドマン・サックスの第3四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い2.98ドル、
純営業収益は89億ドル、純利益は前年同期比40%減の19億ドル
という結果になりました。
米アトランタ連銀総裁が
「さらに緩和策への支持へと傾いてきている。
ディスインフレとデフレのリスク懸念が高まっている。
1ヶ月1000億ドルの緩和は検討の範囲内だが小さすぎる可能性。」
などの認識をCNBCのインタビューで示しました。
米住宅着工件数(9月)は市場予想より強い61.0万件、
米建設許可件数(9月)は市場予想より弱い53.9万件になりました。
トリシェECB総裁が
「信用を失う恐れが域内全域に波及しつつある。
全ての経済データには確実性と信頼性が必要。」
との認識を示す発言をしました。
加BOCが政策金利を1.00%に据え置きました。
加BOC声明では
「通貨(間)の緊張は世界経済の回復に悪影響。
どのような追加措置も慎重に決定しなくてはならない。
米経済の回復は予測よりも弱い。家計支出は減速。
今年のカナダ成長見通しを3.0%へ引き下げる。
2011年年のカナダ成長見通しを2.3%へ引き下げる。
相当な金融刺激は引き続き正当化される。」
などが示されました。
ニューヨーク連銀総裁が
「米経済における信頼感は極めて低い。米経済回復は減速。
インフレ率は下落。家計支出の不振は続いている。
住宅差押さえ件数の推移を注視している。
FRBはさらなる行動が正当化される。」
などの見解を示す発言をしました。
米シカゴ連銀総裁が
「流動性の罠に陥っている事例が目立つ。
FRBは複数回の大規模な証券購入が必要。
資産買入れでは影響を与えるためにある程度の規模が必要。
失業率は2012年まで8%を超えて推移する可能性。」
などの見解を示しました。
米ダラス連銀総裁が
「米経済は第3四半期を過ぎれば緩やかな成長へ向かう可能性。
追加緩和による効果は明確なものではない。
経済には(すでに)潤沢な流動性がある。
追加緩和には貯蓄のリターン低下させるリスクがある。
税や規制などの不透明性を取り除けば追加緩和は必要ない可能性。
FRBは追加資産買入れを約束しているわけではない。
追加緩和の議論は11月のFOMCで完了しない可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
米ミネアポリス連銀総裁が
「資産買入れは経済成長の加速につながらない可能性。
新たな追加緩和は初めの緩和ほどの効果がない可能性。」
などの見解を示しました。
FRBの公定歩合議事録では
「緩慢で平坦ではない景気回復を認識。
ダラス、カンザスの2連銀が0.25%の公定歩合引き上げを要請。
残りの10行は全て公定歩合の据え置きに賛成。」
などが公表されました。
英BOE総裁が
「ポンドの下落は英経済の不均衡是正を支援。
黒字国と赤字国の間には利害の対立がある。
英国のインフレには上下双方にリスクがある。
BOEの政策はインフレに対するリスクを均衡化させるべきだが
インフレ見通しを示す指標は極めて抑制されている。」
などの認識を示しました。
シュタルクECB理事が
「非伝統的手段を終了させるとの公約はない。
短期的にも中期的にもデフレリスクは見えない。
非伝統的手段を必要以上に長く続けることは正常化を損なうが
今のところは恩恵が勝っている。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比−165.07ドルで取引を終えました。

<10月20日(水)>

RBNZ総裁が
「NZの対外的不均衡は大きな問題である。
NZドルは商品価格によって支えられている。
NZの金利についての市場予測は不合理ではない。
NZの金利は依然として刺激的(緩和的)。」
などの認識を示しました。
デュークFRB理事が
「11月のFOMCでどのような措置になるかは未定。
状況は大きく変わる可能性がある。」
との見解を示しました。
IMFの筆頭副専務理事が「円は実効レートで適正評価されている。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−157.85円で取引を終えました。
独生産者物価指数(9月)は市場予想より強い0.3%になりました。
シュタルクECB理事が
「ECBは非標準的措置を止める前に金利引き上げが可能。」
との見解を示しました。
中国の1-9月の鉱工業生産は前年比で+16%になりました。
商品市場が堅調に推移しました。
英BOE議事録では
「政策金利据え置きを8対1で決定。
資産買い入れ枠の据え置きを8対1で決定。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い入れ枠拡大を主張。
消費者物価指数は上下どちらの方向にも進むリスク。
中心的な見通しは消費者物価指数はターゲットへ向けての下落。
最近のデータは短期的な見通しを変えるものではない。」
などが示されました。
米モルガン・スタンレーの第3四半期決算では
1株当たり利益が市場予想より弱い0.05ドル、
純営業収益は前年同期比20%減の68億ドル、
ホテル事業投資を含む最終損益は9100万ドルの赤字
(特殊要因を除く最終損益は3.13億ドルの黒字)になりました。
米ウェルズファーゴの第3四半期決算では
1株当たり利益が市場予想より強い0.60ドル、
純営業収益は209億ドル、純利益が22.29億ドルになりました。
加卸売売上高(8月)は市場予想より強い1.2%になりました。
独首相が「現在は出口戦略について考える時期かもしれない。」
との見解を示しました。
加BOC金融政策報告では
「第3四半期消費者物価指数の見通しを1.8%に下方修正。
第4四半期GDP見通しを2.6%に下方修正。
追加利上げは慎重に考慮する必要がある。
インフレ率は2012年末までに2%へと加速。家計支出は低下。」
などが示されました。
関係筋の情報として一部メディアから
「FRBは今後6ヶ月で5000億ドルの国債買入れを実施する可能性。」
との観測報道がありました。
ドル円が一時81円台を割り込み15年ぶりの安値をつけました。
加BOC総裁が
「世界経済は新たな局面に移行。
カナダ経済の見通しは変化した。BOCは見通しに調整を加えた。
米国の追加緩和に対する期待は大きい。
世界的な為替市場の緊張を懸念。
カナダ経済の最大の問題は輸出セクターにある。
中国は人民元の柔軟性を高めることが重要。」
などの見解を示しました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
「経済活動はほぼ全米的に緩やかに拡大。
住宅市場はほとんどの地区で前年の水準を下回っている。
製造業は2地区を除き引き続き拡大。
消費者支出はほとんどの地区でやや上向いた。
製造業の雇用は低調。商業用不動産は抑制。」
などの状況が示されました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「インフレ目標の導入を引き続き支持。
追加的な資産買入れにかかるコストは出口戦略を複雑化させる。
インフレ率は2011年に1.5-2.0%に上昇する可能性。
現時点では追加緩和の必要性はないと認識している。」
などの見解を示しました。
米リッチモンド連銀総裁が
「ドルの下落には良い効果と悪い効果の両面がある。
私は追加緩和についてFOMCで決断する。
追加緩和は正当化しづらい可能性もある。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+129.35ドルで取引を終えました。

<10月21日(木)>

ガイトナー米財務長官が
「各国の通貨上昇を通じた不均衡の是正を求める。
9月以降の人民元上昇ペースが維持されれば過小評価が修正される。
ドルが対ユーロと対円でこれ以上下落する必要はない。
ユーロと円はほぼ整合的な水準。」
などの意向を示したとのWSJ紙による報道がありました。
ドル円が激しい上下動になりました。
日財務相が
「円のアジア通貨に対する上昇は貿易面でハンデになる。
G20では政策協調をどうするかしっかり議論したい。
G20では新興国の通貨の柔軟化進展について議論したい。」
などの発言をしました。
日銀総裁が「デフレからの出来るだけ早い脱却に最大限努力する。」
とコミットしました。
中国の第3四半期実質GDPは前年比で9.6%、
同生産者物価指数(9月)は前年比で4.3%、
同小売売上高(9月)は前年比で18.8%と、
市場予想より強い結果になりました。
中国の消費者物価指数(9月)は前年比で市場予想とおりの3.6%、
同鉱工業生産(9月)は前年比で予想より弱い13.3%になりました。
日全産業活動指数(8月)は市場予想とおりの−0.4%になりました。
日経平均は前日比−5.12円で取引を終えました。
スイス貿易収支(9月)は市場予想より強い
16.9億スイスフランになりました。
独製造業PMI速報(10月)は56.1、独サービス業PMI速報(10月)は56.6、
と、ともに市場予想より強い結果になりました。
欧製造業PMI速報(10月)は市場予想より強い54.1、
欧サービス業PMI速報(10月)は市場予想より弱い53.2になりました。
独財務相が
「世界には柔軟な為替レートと自由な資本の動きが必要。
為替レートは米ドルと人民元を含めて
経済のファンダメンタルズを反映すべき。
通貨切り下げは経済問題の解決にはならない。
国際的な協同解決策を探していく必要がある。」
などの見解を示しました。
ユーロが上昇しました。
「各国は市場で決定される為替相場を支持する。
過度の為替変動は悪影響を与える可能性がある。」
などのG20草案の一部が報道されました。
英小売売上高(9月 含燃料)は市場予想より弱い0.0%になりました。
スペインの債券入札は前回より落札利回りが低下して
無事に終えました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い45.2万件になりました。
加景気先行指標指数(9月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
欧消費者信頼感速報(10月)は市場予想とおりの−11になりました。
米景気先行指標総合指数(9月)は市場予想とおりの0.3%、
米フィラデルフィア連銀指数(10月)は
市場予想より弱い1.0%になりました。
フランス中銀総裁が
「ユーロの上昇は中期的な成長とインフレに影響。
FRBはドル安を目指していない。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。」
などの見解を示しました。
米セントルイス連銀総裁が
「資産買入れ1000億ドルの拡大を支持する。
FRBは追加策の最終規模を特定せず会合ごとに追加緩和を評価。
資産の大規模購入には強く反対する。
追加緩和に関して現時点では何も決定されていない。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+38.60ドルで取引を終えました。

<10月22日(金)>

豪第3四半期輸入物価指数は市場予想より強い0.7%になりました。
米カンザスシティー連銀総裁が
「米経済は回復している。今年の成長率は2.5%の見通し。
危機時以外のゼロ金利に反対。正常化が必要。
過度の流動性はバブルの原因となることに注意が必要。」
などの見解を示しました。
ガイトナー米財務長官が
「G20は対外不均衡是正に数年でGDPの一定比率以下に削減すべき。
赤字が続いている諸国は信頼できる財政目標の採用をすべき。
黒字が続いている諸国は内需を押し上げる財政と為替政策が必要。
G20の諸国は競争力を優位にするための為替政策を控えるべき。」
などの内容の書簡をG20各国へ送ったことが報道されました。
英センタンスBOE政策委員が
「成長を反映するため金利を段階的に上げていくことに賛成。
金融緩和策による刺激策は必要なく金利引き上げを開始する必要。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比+50.23円の9426.71円で週の取引を終えました。
独IFO景気動向(10月)は107.6、独IFO現況評価値(10月)は110.2と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独IFOエコノミストが
「通貨をめぐる緊張は世界経済にとって危険である。
ユーロの過度に急激な上昇は輸出を圧迫。
世界貿易の不均衡を避けるために中国人民元の上昇が必要。」
などの見解を発表しました。
オーストリア中銀総裁が
「債券買い入れプログラムは依然として適切。
ECBは為替の目標がなく介入も行わないが
現在のユーロのレートは比較的高い。
景気回復を危うくしないために金利を時期尚早に変更できない。」
などの認識を示しました。
加消費者物価指数(9月)は市場予想より強い0.2%になりました。
加小売売上高(8月)は市場予想より強い0.5%になりました。
G20を意識してかドルが買い戻される動きがありました。
フィラデルフィア連銀総裁が
「現時点ではデフレは重大なリスクではない。
現時点では追加資産買入れが実体経済を支援するか確かではない。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は81ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−14.01ドルの11132.56ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<10月25日(月)の主な予定>

この日はNZがレイバー・デーでお休みです。
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(9月)、
午前9時25分から豪RBA総裁の講演、
午前9時半に豪第3四半期生産者物価指数、
午後6時に欧鉱工業新規受注(8月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(9月)、
同夜9時半からバーナンキFRB議長の講演、
夜11時に米中古住宅販売件数(9月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(10月)、
深夜4時から英BOE総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・米の指標には注目です。
バーナンキFRB議長の講演も注目されます。

<10月26日(火)の主な予定>

朝8時50分に日企業向サービス価格指数(9月 前年比)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(11月)、
午後5時半に英第3四半期GDP速報、
午後8時にフォードモーター7-9月期決算発表、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(8月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(10月)、米住宅価格指数(8月)、
同夜11時にリッチモンド連銀製造業指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<10月27日(水)の主な予定>

午前9時半に豪第3四半期消費者物価指数、
午後5時に欧マネーサプライ(9月 前年比)、
夜9時半に米耐久財受注(9月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常はNY時間初め頃)ですが、
独消費者物価指数速報(10月)の発表も予定されています。

<10月28日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利(市場予想は据え置き)、
朝8時50分に日小売業販売額(9月 前年比)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(8月)、
正午過ぎに日政策金利(市場予想は据え置き)、日銀声明、
午後3時に日銀半期展望リポート、
午後3時に英ネーションワイド住宅価格(10月)、
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時55分に独失業率(10月)、独失業者数(10月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(10月)、欧業況判断指数(10月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(10月)、欧サービス業信頼感(10月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
NY株式市場終了後にマイクロソフト7-9月期決算発表、
などの経済指標が発表されます。
NZ・日・(独)・米の指標には注目です。
また、この日から29日までEU首脳会議が開催されます。

<10月29日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(9月)、NZ住宅建設許可(9月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(10月)、
朝8時半に日失業率(9月)、日全国消費者物価指数(9月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(9月)、
午後5時半に英消費者信用残高(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(10月)、欧失業率(9月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(10月)、
夜9時半に米第3四半期GDP速報、米第3四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第3四半期GDP価格指数速報、米第3四半期コアPCE速報、
同夜9時半に加GDP(8月)、加鉱工業製品価格(9月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(10月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(10月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・(欧)・加・米の指標には注目です。


さて、先週もいろいろなことがありました。
10月19日、中国人民銀行がG20も意識したかインフレ懸念への
対応として金融機関の貸し出しと預金の基準金利(期間1年)を
0.25%利上げすると発表しました。
年内の中国の利上げはないとの市場観測もあったために
ある程度のサプライズとなって、中国の経済減速へのリスク懸念で
一時ドルが買い戻される動きとなりました。

米主要金融機関の第3四半期決算は米ゴールドマン・サックスの
純利益が前年同期比40%減になったり、バンク・オブ・アメリカの
特別項目計上での1株当たり利益が−0.77ドルで
純損失が72.99億ドルになったり、
米モルガン・スタンレーのホテル事業投資を含む最終損益が
9100万ドルの赤字になって1株当たり利益が市場予想より弱い
0.05ドルになったりもありましたが、
おおむね市場予想よりは強い第3四半期決算で、
なんとか無事に通過したという印象です。

また、先週も11月3日の米FOMCでの追加緩和を巡っての
思惑が交錯して、(米追加緩和が規定路線となりつつありますが、)

「デフレリスクは積極的な政策を正当化する。緩やかな対応ではなく
積極的な行動が必要。」(10/16ボストン連銀総裁)、
「米国は流動性の罠にある。一段の緩和が必要。」
(10/16シカゴ連銀総裁)
「さらに緩和策への支持へと傾いてきている。ディスインフレと
デフレのリスク懸念が高まっている。1ヶ月1000億ドルの緩和は
検討の範囲内だが小さすぎる可能性。」(10/19アトランタ連銀総裁)、
「米経済における信頼感は極めて低い。米経済回復は減速。
インフレ率は下落。FRBはさらなる行動が正当化される。」
(10/19 NY連銀総裁)、
「米経済は第3四半期を過ぎれば緩やかな成長へ向かう可能性。
追加緩和による効果は明確なものではない。経済にはすでに潤沢な
流動性がある。税や規制等の不透明性を取り除けば追加緩和は
必要ない可能性。追加緩和の議論は11月FOMCで完了しない可能性。」
(10/19ダラス連銀総裁)
「資産買入れは経済成長の加速につながらない可能性。
新たな追加緩和は初めの緩和ほどの効果がない可能性。」
(10/19ミネアポリス連銀総裁)
「11月のFOMCでどのような措置になるかは未定。状況は大きく変わる
可能性がある。」(10/20デュークFRB理事)
「インフレ率は2011年に1.5-2.0%に上昇する可能性。
現時点では追加緩和の必要性はないと認識している。」
(10/20フィラデルフィア連銀総裁)
「資産買入れ1000億ドルの拡大を支持する。ただし資産の
大規模購入には強く反対する。追加緩和はまだ未決定。」
(10/21セントルイス連銀総裁)

などの米要人の足並みのそろわない発言が注目されました。

また、ガイトナー米財務長官の「ドルが対ユーロと対円で
これ以上の下落する必要はない。ユーロと円はほぼ整合的な水準。」
との発言や、関係筋の情報として一部メディアからの
「FRBは今後6ヶ月で5000億ドルの国債買入れを実施する可能性。」
との観測報道も注目されました。

そして、先週末の韓国の慶州で開催されたG20では、
「経済のファンダメンタルズを反映し、市場で決定される通貨制度に
移行し、通貨の競争的な切り下げを回避。
先進国は為替レートの過度な変動や無秩序な動きを監視。
強調的でない対応はすべての国に悪い結果をもたらす。
過度の不均衡を削減し、経常収支を持続可能な水準で維持するため
あらゆる政策を追求。」などを骨子とする共同声明を発表して
閉幕しました。

不均衡是正の数値基準については見送りになりました。
また「米国の量的緩和がドルを下落させている。」として、
ドイツから米国に対して強く批判があったそうで、
ガイトナー米財務長官による「米国の政策は強いドルを支えるものだ。
(基軸通貨として)世界の金融安定化に向けて特別の責任があることを
認識している。」との発言が注目されました。

さて、今週はG20のイベント明けになるとともに
11月3日の米FOMCの直前週になりますが、
G20を織り込んだ後は今週も米追加緩和策への思惑による
ドル・テーマの相場展開になりそうです。
先週末あたりから米財務長官による「強いドル」発言もあり、
アナリストの一部にはドル売り基調に変化が表れると観る向きも
あるようで、FOMCを前にした抜け駆け的な調整の動きにも
注意が要りそうです。
週初25日(月)の夜9時半からのバーナンキFRB議長の講演が
注目されるとともに、月末を控えた実需筋の円買い動向にも
注目されます。


さて今日は、「相場はナゼ動く」のお話です。

どうでもいいようなテーマですが、(苦笑)
簡単そうで簡単でないのがこの「相場はナゼ動くのか」
ということですね。

「それはね。相場が動きたがっているからさ。」
という散文的な表現もそのとおりのような気もしますし、

優等生的な「相場は需給によって動くのです。」
なんて言葉を聴くと解ったような気にもなるものです。(笑)

また「経済指標が良ければ相場は上昇する。」なんていうことは、
市場反応の単なる一面で、先行の織り込みが進んでいた場合など、
材料出尽くしとして、逆に売られることもあり、
経済指標の好悪イコール相場動向というわけでもありませんね。

そして、チャートのテクニカルの状況によって
相場が自己完結的に動くように見えることもありますが、
テクニカルのダマシはこれも日常茶飯事で
チャートが相場を動かしているとも言い切れないようです。

「買い注文が多ければ買われて相場が上昇する。」というのも、
株式市場では注文取消しは日常茶飯事であるだけではなく、

その後、より高い価格でさらに買いたいという人が出てこなければ
相場は上昇しなく、「注文」の数そのものは
参考に過ぎないのかもしれません。

また、「買う人が多いと相場は上昇する。」というのも、
確かにこのような感じはするものの、

「その価格で買う人がいるということは、
 同時にその価格で売りたい人がいて売買が成立している。」

ことを考えると、その売買成立の時点では、
その価格での買っている人(の玉数)と
売っている人(の玉数)は同数ということで、
なんかワケが解らなくなってしまいます。(苦笑)

相場が上昇(下降)するときには、
直近の価格より高い(安い)価格を承知で、
実際に高い(安い)価格で買う(売る)という投資行動の
「その継続的な連鎖が市場で起こる」必要があるようです。

「えっ? 相場が上げるときには高いのを承知で買う人の
 継続的な連鎖が起こっているって? そんなバカなことが…。」

という感じがするものですが、

たとえば、好景気に沸く新興国の株式市場へ投資をしようとすると、
所有する自国通貨を売って、現地である新興国の通貨を買って、
そして好景気に沸く新興国の株式市場へ投資をしますが、

このようなときに、同様の投資行動をする人が増えると
自国通貨が安くなり、現地の新興国通貨が
需給バランスの変化で高くなります。

そしてさらに現地の新興国の株式市場が上昇して、
もっとその株式市場へ投資量を増やそうとすると、

すでに高くなってしましている現地の新興国通貨を
さらに買おうという、動意が生じて、

「高いのを承知で買う人の継続的な連鎖が起こる。」

場合があります。

そうです。

そんなバカなことが起こることがありえるわけですね。

このケースは資本移動とも呼ばれますが、

逆に、たとえばバブルが崩壊するなどしてリスク懸念が高まると、
(損失の拡大を避けようと)
我先に投資した資金を引き上げようとして、

つまり、「(損を覚悟の)投げ」という巻き戻しの行動で

「安くなったのを承知で売る人の継続的な連鎖が起こる。」

場合もあります。

このような資本移動は、
株式動向や金利動向を動機として起こることがありますが、
リスク懸念で起こることもあります。

また、実需の貿易によっても、

「高いのを承知で買う人の継続的な連鎖」や
「安くなったのを承知で売る人の継続的な連鎖」が
起こることがあります。

たとえば輸入では、外国のモノを買うために
多少、そのとき輸入先の外貨が高くても、
その貿易の支払いために自国通貨を売って外貨を買う行動が
輸入業者によって継続的になされます。

しかも、この実需によるマネーの需要は、
期間の長短こそあれいつかは反対売買される
仮需の投機玉のトレードとは異なり、

外貨の「(輸入業者の場合は)買い切り」の一方通行の通貨取引で、

期間の長短こそあれ、いつかは必ず反対売買される
仮需の投機玉のトレードでは、
(短期的にトレンドを作ることはあっても)
長期的にはゼロ和となって、(長期)トレンドを作らないのに対して、

実需によるマネーの需要は、(一般に)
手仕舞いによる反対売買のない一方通行の
輸入業者による「買い切り」や、輸出業者による「売り切り」で、
そのバランスによって「トレンドを作る」ことがあります。

(また、実需の「掛けつなぎの保険」として仮需取引で行うヘッジも、
実需側が好調であれば「損をしても良い建て玉」になるようですね。)

そうです。

仮需9割〜8割、実需1割〜2割、ともいわれる為替市場では、

短期的には仮需の非商業の投機玉が
荒々しいボラティリティの担い手として働きますが、

その仮需でのトレードはいつかは必ず反対売買されるために
長期的にはゼロ和となって、
(長期の)トレンドを作らないのに対して、

手仕舞いによる反対売買のない一方通行の
わずか1割〜2割の実需によるマネーの需要が
長期的にはトレンドのコアを作っていることになるのですね。

「へぇー。するってぇと、何かい。
 実需と仮需は、一生懸命に働く女房殿と、
 派手にやってはていも、総和がゼロのギャンブラーの亭主の
 関係に似ているってワケだ。」

「はぁ……?」

「大きく儲けた、大きく損をしたと亭主が派手にやっていても、
 家計のコアは地味ではあっても女房殿が担っていて、
 ちょうど投機玉が荒々しく動いているようでも、
 実需をコアとしてつきまとうように動いていているだけのように、
 亭主のギャンブルが総和でゼロであるならば、
 その時々では家計の収支は揺れるけれども
 家計の実の推移のトレンドは、女房殿の一生懸命に働く
 その収入に同期している、
 そんな家庭に似ているような気がしたわけさ…。」

「うーん…。
 当たらずとも遠からずの感じもしますが…、
 それにしてもあまりにヘン過ぎる例えですねェ。
 亭主はしっかり働かなくてはなりません。(笑)」

「あははっ。いやーっ。酷すぎる例え話だったかな。
 失礼。失礼…。」

お後がよろしいようで。。。。(爆)


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 相場の「二律」のお話


先週、チリの鉱山落盤事故の作業員33人が無事に救出されましたね。
一方、中国では大規模な反日デモがありました。

●先週10月11日(月)〜10月15日(金)の気になる出来事

<10月11日(月)>

東京市場は祝日でお休みでした。
前週末にトリシェECB総裁が
「通貨戦争に強く反対。協調が必要。
米当局は強いドルを望んでいる。
為替は経済ファンダメンタルズを反映すべき。
為替の過度な変動は経済に悪影響。」
などの認識を示しました。
前週末に英財務相が
「BOEが必要と判断すればさらなる量的緩和を認める可能性。」
との見解を示しました。
豪住宅ローン(8月)は市場予想とおりの1.0%になりました。
NZの首相が
「NZドル(のレート)は輸出に関する懸念になる。」
との発言をしました。
ECBの専務理事が
「人民元の相場の上昇を認めるよう奨励する必要。
ユーロ圏の金融市場は改善。
世界経済に二番底リスクは見られない。」
などの認識を示しました。
カンザスシティ連銀総裁が
「低金利は長期的な景気回復に有害になる可能性。
量的緩和は有益とは思わない。」
との認識を示しました。
前米大統領経済諮問委員会の委員長が
「追加量的緩和は失業率の低下を手助けする。
FRBは追加量的緩和を実施すべき。」
との見解を示す発言をしました。
米証券業金融市場協会が
「全米での住宅差押さえ手続き一時停止は
住宅市場に壊滅的な打撃を与える可能性。
低迷している住宅市場に不要なダメージを与えてはならない。」
との見解を表明しました。
英BOE総裁が
「最悪期が終わったと判断するのは間違い。
リスクを伴う長期的な経済調整がありえる。」
との認識を示しました。
豪財務相が
「強い豪ドルは強い豪経済を反映。
豪が自由相場制を止めることはない。
豪の財政状況は先進国の中で最も強い。
通貨の強さは経済の健全性を反映。」
などの認識を示す発言をしました。
FRBのイェレン副議長が
「緩和策は過度なリスクテイクを助長しかねない。
必要な時に刺激策を縮小できるようにすべき。」
との緩和策へ慎重な見解を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+3.86ドルで取引を終えました。

<10月12日(火)>

RBNZ総裁が
「NZ経済は危機後からの正常化を模索。
NZ経済の景気回復は鈍く脆弱。NZの政策金利は歴史的に低水準。
政策金利の正常化へのプロセスは緩やか。
過去の回復局面ほど高くならない可能性。」
などの認識を示しました。
英RICS住宅価格(9月)は市場予想とおりの−36%になりました。
日財務相が
「必要な時に介入を含めて断固たる措置とる基本姿勢で臨む。」
と発言しました。
豪首相が「強い豪ドルは豪輸出業者の重荷。」
との認識を示しました。
日経平均は前週末比−200.24円で取引を終えました。
独消費者物価指数確報(9月)は市場予想とおりの−0.1%、
独卸売物価指数(9月)は市場予想より強い1.0%になりました。
英消費者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.0%、
英小売物価指数(9月)は市場予想より強い0.4%、
英商品貿易収支(8月)は市場予想より弱い−82.27億ポンド、
英DCLG住宅価格(8月)は前年比で市場予想より強い8.3%、
などの結果になりました。
英BOEの政策委員が
「量的緩和策は潜在的にパワフルなツール。
そして今後BOEはそれを使う可能性もある。
金融政策の次の方向性はまだ明確ではない。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「ウクライナの14の銀行の格付け見通しを安定的に変更」しました。
米カンザスシティ連銀総裁が
「資産買入れは非常にリスクの高い戦略。
資産買入れによる効果はコストよりも小さい可能性。
政策の正常化を望む。FRBは長期間の文言を削除し、
政策金利を1.00%にまで引き上げるべきである。」
などの見解を示す発言をしました。
独連銀総裁が
「緊急措置を終了する前に利上げを実施することは可能。
国債の買入れを恒久的な停止に向け段階的に縮小するべき。
ECBの政策は当面は適切。金融市場は正常化へのサインを示している。
出口戦略の実施は早過ぎるよりも遅すぎる方がリスク。
ECBには輸出促進に向けた為替政策はない。」
などの見解を示す発言をしました。
トリシェECB総裁が
「ユーロ圏には財政赤字の早期警戒システムが必要。
ユーロ圏の経済成長は今年下半期に減速する可能性。
金融システムのさらなる強化への行動が必要。
財政安定化に向けたトレンドが続くと確信している。」
などの認識を示しました。
米FOMC議事録では
「新たな緩和策は将来の動向次第。物価が安定水準を下回る可能性。
やがて追加緩和が適切になる可能性。
信用市場の問題は峠を越えた様子。デフレの可能性は低い。
再びリセッションに陥るとは予想していない。
資産買入れの経済に与える効果は小さい可能性との指摘があった。」
などが示されました。
インテルの7-9月期決算では、1株当たり利益が52セント、
売上高が111億ドルと、市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比+10.06ドルで取引を終えました。

<10月13日(水)>

独連銀総裁が
「中国と為替レートについての深い議論が必要。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
為替介入は単独で実施すべきではない。」
などの見解を示す発言をしました。
英ネーションワイド消費者信頼感(9月)は
市場予想より弱い53になりました。
日機械受注(8月)は市場予想よりかなり強い10.1%になりました。
日財務相が
「(為替動向に関して)必要な時には断固たる措置とるが
介入を今やるかは答えられない。
G20財務大臣会合で通貨安競争は議題になる。」
などの発言をしました。
日首相が「自国通貨安を誘導することはG20協調から外れている。」
との認識を示しました。
新華社が「中国の貿易収支(9月)が170億ドルの黒字となった。」
ことを報道しました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6693元になりました。
中国人民銀行総裁が「今年、中国は利上げを行わない。」
との発言があったことが報じられました。
日経平均は前日比+14.87円で取引を終えました。
スイス生産者輸入価格(9月)は予想より弱い−0.1%になりました。
英失業率(9月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請件数推移(9月)は
市場予想より弱い0.53万人になりました。
欧鉱工業生産(8月)は市場予想より強い1.0%になりました。
JPモルガン・チェースの第3四半期決算では、
1株当たり利益が1.01ドル、純利益44億ドルの好結果になりました。
ギリシャ政府のスポークスマンが
「EU・IMF融資の返済延長については議論していない。
ギリシャは公的に延長を要請してはいない。」
などの発表をしました。
米輸入物価指数(9月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
加新築住宅価格指数(8月)は市場予想より強い0.1%になりました。
オーストリア中銀総裁が
「通貨に対する政治的な単独行動は世界経済に有害。
債券買入れプログラムは安全策として有効な可能性。
ECBは早期に債券買入れプログラムを終了させない。」
などの認識を示しました。
センタンス英BOE政策委員が
「徐々に金利を引き上げていくことは正しい政策。
インフレに立ち向かうことが信頼感の回復につながる。
過度な緩和は根深いインフレ上昇のリスクになる。
ポンド下落による競争力の高まりは継続する可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
カナダの貿易相が
「カナダドルの上昇はカナダ経済に対する信頼の証。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+75.68ドルで取引を終えました。

<10月14日(木)>

NZ小売売上高(8月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
米リッチモンド連銀総裁が
「デフレへの重大なリスクは見られない。
将来のインフレに関する予想はさほど低水準ではない。
量的緩和が成長を支援するかは不確か。
経済情勢が今のままであれば追加緩和を支持しない可能性。」
などの見解を示しました。
日国内企業物価指数(9月)は市場予想とおりの0.0%になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6582元になりました。
中国紙が「地方政府の債務の約26%がデフォルトに陥るリスク」
との観測報道をしました。
日経平均は前日比+180.00円で取引を終えました。
ECB月報では
「金利は引き続き適切。緊急措置は適宜に調節される。
インフレ圧力は抑制されている。回復のモメンタムは続いている。」
などが報告されました。
中国の国家外為管理局が
「第3四半期での外貨準備の急増はユーロ上昇が大きな要因。」
との見解を発表しました。
ドル円が一時81円台を割り込み15年半ぶりの安値になりました。
日首相が「どうしてもという場合は断固たる措置をとる。」
と発言しました。
米貿易収支(8月)は市場予想より弱い−463億ドル、
米生産者物価指数(9月)は市場予想より強い0.4%、
米新規失業保険申請件数は予想より弱い46.2万件になりました。
加国際商品貿易(8月)は予想よりは強い−13億加ドルになりました。
ECBの専務理事が
「ユーロ圏の将来に強い信頼を持っている。
問題なのは弱いドルであり強いユーロではない。
などの見解を示しました。
ユーロが一時1.41台に上昇しました。
ボストン連銀総裁が
「追加量的緩和は導入しない場合より失業率を低下させる。
経済が改善すれば追加緩和は必要がない可能性もある。
米経済がデフレに陥る可能性は低い。」
などの認識を示す発言をしました。
米グーグルの7-9月期決算では、調整後1株利益が7.64ドル、
売上高が54.8億ドルと、ともに市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比−1.51ドルで取引を終えました。

<10月15日(金)>

米ミネアポリス連銀総裁が
「資産買入れはの効果は軽微なものになる可能性。
米経済の回復はとても緩やか。回復は今後も続いていく可能性。」
などの認識を示しました。
中国70都市の不動産価格(9月)は予想より強い9.1%になりました。
日財務相が「(円高に)必要な時に断固たる措置をとる。」
との発言をしました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6497元になりました。
中国が「中国の1-9月の対海外直接投資は前年比+16.6%になった」
ことを発表しました。
中国商務省が
「米国が貿易収支を理由に人民元問題を批判するのは誤り。
人民元改革は国内情勢に基づき実施する。
人民元が3%上昇すれば中国の輸出産業に大きな圧力となる。」
などの見解を発表しました。
シュタルクECB専務理事が
「政府債の購入は継続。ECBは必要ある限り債券購入を継続する。
ECBは出口に向かっての良い軌道に乗っている。
債券の買い入れは一時的なものになる。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−83.26円の9500.25円で週の取引を終えました。
欧消費者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.2%、
欧貿易収支(8月)は市場予想より弱い−14億ユーロになりました。
バーナンキFRB議長が
「低いインフと高い失業率は追加緩和の可能性を示唆。
FRBは資産買入れの効果に関しての経験が少ない。
買入れのペースや規模の決定は困難。コストと効果を見極める必要。
正当化される理由がある場合には引締めに動くこともできる。
インフレ率はかなり低い。労働市場の回復は痛いほど遅い。」
などの認識を示しました。
米小売売上高(9月)は市場予想より強い0.6%、
NY連銀製造業景気指数(10月)は市場予想よりかなり強い15.73、
米消費者物価指数(9月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
米ドルが売られては買い戻される荒っぽい上下動になりました。
豪ドル米ドルが一時パリティ(等価)になりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)は
市場予想より弱い67.9になりました。
米企業在庫(8月)は市場予想より強い0.6%になりました。
米為替報告書の公表がG20以降に延期になりました。
米月次財政収支(9月)は市場予想より弱い−345億ドルになりました。
NY原油(WTI)は81ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日−31.79ドルの11062.78ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<10月18日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期消費者物価、
朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(10月)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(8月)、
夜9時に米シティー・グループの7-9月期決算発表、
夜9時半に加国際証券取扱高(8月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(8月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(9月)、米設備稼働率(9月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(10月)、
NY時間終了後に米IBMの7-9月期決算発表、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・米の指標や決算発表には注目です。
また、午後3時半からユーロ圏の財務相会合が開催されます。

<10月19日(火)の主な予定>

朝8時から英BOE総裁の講演、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後5時に欧経常収支(8月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(10月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(10月)、欧建設支出、
午後7時半に米バンク・オブ・NYメロンの7-9月期決算発表、
午後8時に米バンク・オブ・アメリカの7-9月期決算発表、
午後9時に米ゴールドマン・サックス7-9月期決算発表、
夜9時半に米住宅着工件数(9月)、米建設許可件数(9月)、
同夜9時半からトリシェECB総裁の講演、
夜10時に加BOC政策金利、(市場予想は据え置き)
夜11時からNY連銀総裁の講演、
明け方の5時にバーナンキFRB議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・米・加の指標や決算発表には注目です。

<10月20日(水)の主な予定>

朝8時からRBNZ総裁の議会証言、
午前9時半に豪Westpac先行指数(8月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(8月)、日景気先行CI指数確報(8月)、
午後3時に独生産者物価指数(9月 前年比)、
午後5時半に英BOE議事録、
午後8時半に米モルガン・スタンレーの7-9月期決算発表、
夜9時に米ウェルズ・ファーゴの7-9月期決算発表、
夜9時半に加卸売売上高(8月)、
夜11時半に加BOC金融政策報告書、
深夜12時15分から加BOC総裁の会見、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標や決算発表には注目です。

<10月21日(木)の主な予定>

午前11時にANZ消費者信頼感指数(10月)、NZクレジットカード支出(9月)、
午後1時半に日全産業活動指数(8月)、
午後3時15分にスイス貿易収支(9月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(10月)、独サービス業PMI速報(10月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(10月)、欧サービス業PMI速報(10月)、
午後5時半に英小売売上高指数(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加景気先行指標指数(9月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(9月)、フィラデルフィア連銀指数(10月)
同夜11時に欧消費者信頼感速報(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、東京時間に中国の7-9月期のGDPも発表予定です。

<10月22日(金)の主な予定>

午前9時半に豪第3四半期輸入物価指数、
午後5時に独IFO景気動向(10月)、独IFO現況評価値(10月)、
夜8時に加消費者物価指数(9月)、
夜9時半に加小売売上高(8月)、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には注目です。
また、韓国でこの日から23日にかけて
G20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。

さて、米国や日本など先進国での量的緩和と共に新興国への資金流入で、
先進国でのデフレ圧力と新興国での余剰資金による過剰流動性バブルの
二極が同時進行する構図の傾向が鮮明となってきているようです。

また、要人から貿易に対する通貨高懸念が散見されながらも出口を模索
しようとする欧州と、要人間での意見が交錯するも緩和志向の米国という
二極の構図の色彩も強まってきているようです。

ただ、先週末はバーナンキFRB議長が講演で「低いインフと高い失業率は
追加緩和の可能性を示唆。」するとして、米国の追加緩和の方向性がより
鮮明になりましたが、その追加緩和の程度については「FRBは資産買入れ
の効果に関しての経験が少ない。買入れのペースや規模の決定は困難。
コストと効果を見極める必要。」であるとして、

また、米要人からも「低金利は長期的な景気回復に有害になる可能性。
量的緩和は有益とは思わない。(10/11カンザスシティ連銀総裁)」、
「緩和策は過度なリスクテイクを助長しかねない。必要な時に刺激策を
縮小できるようにすべき。(10/11イェレンFRB副議長)」、
「デフレへの重大なリスクは見られない。将来のインフレに関する予想は
さほど低水準ではない。量的緩和が成長を支援するかは不確か。情勢が今
のままなら追加緩和を支持しない可能性。(10/14リッチモンド連銀総裁)」
「経済が改善すれば追加緩和は必要がない可能性もある。米経済がデフレ
に陥る可能性は低い。(10/14ボストン連銀総)」
「資産買入れはの効果は軽微なものになる可能性。回復は今後も続いて
いく可能性。(10/15ミネアポリス連銀総)」などの意見もあるようで、

最終的には「追加量的緩和は失業率の低下を手助けする。FRBは追加量的
緩和を実施すべき。(10/11前米大統領経済諮問委員会委員長」などもあり、
バーナンキFRB議長の意向に沿うコンセンサスになるものと思われますが、
「緩和の規模」についてはまだ不確かで11月3日の米FOMCでの発表で
市場の期待する緩和規模になるかどうかは不透明感があるようです。

今後は、米金融緩和の方向は不変と思われますが、その規模についての
思惑が交錯して短期的な調整も交えることになる可能性もありそうです。

また、米調査会社のトムソン・ロイターの10月1日時点のアナリスト予想
の集計での米主要企業の第3四半期決算は24%程度と収益率の鈍化が予想
されていましたが、今のところ発表された企業の決算は良いものが多い
ようで、18日〜20日にかけての米国の主要金融セクターの7-9月期決算の
内容によっては米追加量的緩和期待にも影響がある可能性があり、米主要
企業の7-9月期決算がとても注目されます。

一方、円については日本政府による介入が注目されますが、先般9月15日
以降は表立っては実施されていなく口先介入にとどまっているようで、
内圧と国際的な板ばさみで、23日からのG20財務相・中央銀行総裁会議も
意識しての政府・日銀の苦渋が続きそうで、実行には高度な判断が要求さ
れそうです。ただ、大義名文が整う「過度な為替変動」となった状況では
介入の可能性も排除できないようで、ドル円が80円を明確に割り込んだ
ところでは介入への注意も必要になりそうです。


さて今日は、相場の「二律」のお話です。

二律とは、2つの定立(テーゼ)のことですが、

しばしば相互に対立する2つの命題が
定立のテーゼと反定立のアンチテーゼとして、

対立・矛盾するこれらの2つの命題の二律が背反して
同等の権利を持って主張されることがありますね。

このことを二律背反と呼びますが、

ブルとベアの戦いである相場でもこのような状況があるものです。

たとえば、

抵抗線となることがあるレジスタンスやサポート・ラインでも
それらは価格が反転すれば文字とおり抵抗線となった状況ですが、

逆にそこを抜ければ次の均衡ゾーンを目指す動意の始まりとなって、
レジスタンスやサポートは「ブレークの門」になることがあり、

レジスタンスやサポート・ラインのようなチャートポイントは、
抵抗線であると同時に、価格を解き放つ出発の門ともなり、

正反対の動きが交錯する相場の焦点となることが多いものです。

つまり、

買いたいときが「売り方の売りを仕掛けたいとき」でもあり、(笑)
売りたいときが「買い方の買いを仕掛けたいとき」でもあるわけで、

チャートポイントでは全く逆の判断をしてしまいがちで、
売り買いの攻防の争点はまたダマシの温床でもあるようです。

そしてまた厄介なことに、

レジスタンスやサポート・ラインのようなチャートポイントに
価格が到達したからといって、反転するとは確定されず、

チャートポイントにおける常にこうなるとの一義的な正解はなく、

また、数Pips反転したならレンジが確定とか、
数Pips抜けたならブレークが確定とかも定量的に言い難く、

チャートポイントの攻防の争点にもある程度の範囲があって、

「よーし、抜けたぞー。」

なんて安易に見立てると逡巡した後にレンジ内に戻って
ダマシにあってしまうこともあり、(苦笑)

その範囲の特定とそこでの確定認識の判断が
トレードの勝敗を分かつことがあります。

ダマシ合いの相場では、売り方と買い方のどちらかの
フェイラー(失敗)は参考となりますが、

1Pipでもと焦って判断するとダマシにあいやすく、
かといって待ちすぎると次の均衡ゾーンまでの距離が短くなって
利幅が取りにくいという「背反」が悩ましくなるものです。

そして、トレードをするということは、
買いか売りかの判断をすることになるわけですから、

言葉を換えると、正反対の要素のある「背反に断を下す」
ということでもあり、ここがトレーダーの力量ともなりますが、

売りと買いの判別できないときは、第3の判断の
「判らないところはトレードを控える」ことが…、
つまり何もしないことが有力になる場合があります。

トータルで勝つには、買いと売りの判断と、
また、判断を誤ったときに潔い損切りをすることだけではなく、

もしかしますと、このトレードをしていけない場面を識別する
「トレードの排除」の判断も大切になるようで、

ときに「なんとしてもトレードしてやろう」という心理バイアスが
負けトレードの量産になることがあり、

このようなことがあってか、古の相場師たちは
「休むも相場」と教えたのかもしれませんね。

ところで…、

古の相場師たちの教えといいますと、

テクニカルの始祖とも言われる人にチャールズ・ダウがいますが、
百年の時を経てもいまだに色あせない言葉を残しています。

それは、ダウ理論と呼ばれる中で

「(主要)トレンドは明白な転換シグナル発生まで継続する」
という言葉ですが、

また、「トレンドには3種類(主要・2次・小トレンド)がある」
ともしていて、

デイタームのトレードをしていると、

「ふん。何が『トレンドの転換は明白な転換シグナル発生まで
 継続する』だ。トレンドなんかどんどん変化するじゃないか!」

とも認識しがちなものの、(苦笑)

たとえばドル円やユーロドルの日足や週足レベルのトレンドを見ると

「よくもまぁ、こんなにもしぶとく続くものだな…。」

と、感心するくらいときにトレンドが継続することがあって、


長期時間軸にトレンドが発生した場合は、
チャールズ・ダウの言うように、

「(主要)トレンドは明白な転換シグナル発生まで継続する」

傾向が確かにあるようですね。

そして、もしもそうであるならば…、

また、短い時間軸も長期時間軸も時間単位は異なれど
「同じ相場の部分である」ならば…、

上下忙しい動きをしていることがある短期時間軸でも、
総体的には長期時間軸のトレンド方向で動いていることが多く、

短い時間軸でのトレードでも、
長期時間軸のトレンド方向にトレードできる状況になったときに
トレードするほうが優位性(エッジ)がある可能性が高く、

(ときに短期的に主要トレンドに逆らう逆張りもあるとしても)

トレードでは、(主要トレンドが転換しないでいる限り)

『 短期時間軸の価格が長期時間軸のトレンド方向に動いたとき 』に
そのトレンド方向へトレードするほうが勝ちやすくなるはずで、

これを不確定な「二律」に断を下す行為でもあるトレードでの
基本指針にできる可能性がありそうですね。。。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX マネーバトルと均衡のお話


日本人の2人の教授がノーベル化学賞を受賞しましたね。
一方、今年のノーベル平和賞は波紋となっているようです。

また、中国で拘束されていたフジタの高橋定さんが釈放されました。

そして、チリの鉱山落盤事故の作業員33人が
8月以来2ヶ月余を経て今週にも地上に救出されるのだそうですね。

●先週10月4日(月)〜10月8日(金)の気になる出来事

<10月4日(月)>

前週末に中国とギリシャが
「中国とギリシャは保護貿易主義に反対。
ドーハ・ラウンドを支持する。」
などの共同声明を出しました。
中国の本土市場が国慶節で7日まで休場になりました。
日経平均は前週末比−23.17円で取引を終えました。
CNBCがシンクタンクのNEFの見解として
「英銀の借入れコストは1ヶ月で250億ポンドに上り、
英銀は2011年に新たな緊急援助必要。」
との記事を掲載しました。
英タイムズ紙が
「英中銀には金利引上げが求められている。」
との意見記事を掲載しました。
英財務相が(CNBCの記事に対して)
「英国は金融危機地帯から脱出した。
英国は持続可能な景気回復へと向かっている。」
などの認識を示しました。
英建設業PMI(9月)は市場予想より強い53.8になりました。
欧生産者物価指数(8月)は市場予想よりやや弱い0.1%になりました。
OECDの事務総長が「為替介入は監視する必要がある。」
との主旨の発言をしました。
アイルランド中銀が2010年と2011年のGDP見通しを引き下げました。
米製造業受注指数(8月)は市場予想より弱い−0.5%、
米中古住宅販売保留(8月)は市場予想より強い4.3%になりました。
NZ財務相が
「NZドルの上昇はNZ経済にとって向かい風。
RBNZは来年まで利上げしない可能性。
NZ経済の見通しのリスクはネガティブ・サイド。」
などの見解を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長が
「米国の労働市場はとても困難な時期にある。
米国は財政安定へ大幅な変革が必要。
追加の資産買入れは金融状況を緩和させる効果。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比−78.41ドルで取引を終えました。

<10月5日(火)>

NZ第3四半期NZIER企業景況感は前回値より弱い6になりました。
豪小売売上高(8月)は市場予想より弱い0.3%、
豪貿易収支(8月)は市場予想より強い23.46億豪ドルになりました。
豪RBAが政策金利を(利上げせず)4.50%に据え置きました。
豪RBA声明では、
「世界経済はトレンドに向けて減速。
豪経済の成長はトレンド付近。金融市場は依然として不透明。
金利はしばらくは適切。ある時点で利上げが必要。」
などの見解を表明しました。
豪ドルが一時下落して、その後に反発しました。
日銀の政策金利の発表では追加措置として
「無担保コールレートを0〜0.1%前後に促す。
物価安定が展望できる情勢になるまで実質的ゼロ金利を継続。
国債やCPなど買い入れのため基金創設を検討。
基金の規模は買い入れ資産5兆円程度。資金供給オペ30兆円程度。」
などが発表されました。
一時円安になりました。
日経平均は前日比+137.70円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが
「アイルランドを格下げ方向で見直している。」と発表しました。
スイス消費者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.0%になりました。
日銀総裁の記者会見では
「個別の政策は効果少ない可能性があり包括的な政策とした。
今回の追加措置は信用緩和と量的緩和の側面持つ包括緩和。
時間軸政策はインフレターゲットの長所を取り入れた。
必要があれば基金の規模や期間の拡大の可能性。」
などが示されました。
トリシェECB総裁が
「ECBは為替に関して述べることがあるときには言う。
温家宝首相がユーロ圏政府債への信頼表明に感謝する。」
などの発言をしました。
独サービス業PMI確報(9月)は54.1、欧サービス業PMI確報は54.1と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ユーロが上昇しました。
英サービス業PMI確報(9月)も市場予想より強い52.8になりました。
欧小売売上高(8月)は市場予想より弱い−0.4%になりました。
スペイン中銀総裁が
「労働市場の機能不全のためスペインは弱い。
スペインの改革と政策がマーケットの緊張を緩和。
内部にも外部にも不確実性が多い。
指標は第3四半期の成長が第2四半期より弱くなることを示唆。」
などの認識を示す発言をしました。
IMFが
「金融システムは不確実性の中で経済回復の弱みとなっている。
ユーロ圏ではソブリンリスクと資金ショックにまだ弱い状況。
未処理の未報告の評価減は5500億ドル以上。
今後24ヶ月で約4兆ドルが銀行の債務のリファイナンスに必要。
米国のトップ40の銀行は130億ドルの追加資本が必要の可能性。」
などの見解を発表しました。
米ISM非製造業景況指数(9月)は市場予想より強い53.2になりました。
シカゴ連銀総裁が
「更なる金融緩和が必要になる可能性。
これまで以上の大幅な追加緩和を支持。
資産の買い入れだけでは不充分となる可能性を懸念。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+193.45ドルで取引を終えました。

<10月6日(水)>

IMFの専務理事が
「政策の武器として通貨を使うことは
世界経済の回復にとって深刻なリスクになる可能性。」
との見解を示しました。
金先物が1トロイオンス1350ドルを超え最高値を更新しました。
韓国がウォン高抑制のドル買い介入をしました。
日経平均は前日比+172.67円で取引を終えました。
為替は膠着感の強い状況がしばらく続きました。
ドルインデックスが8ヶ月半ぶりの安値をつけました。
ユーロドルが8ヶ月ぶりの高値をつけました。
豪ドル米ドルが2年2ヶ月ぶりの高値をつけました。
欧第2四半期GDP確報は市場予想とおりの1.0%になりました。
ドル円が83円を割り込みました。
独製造業受注(8月)は市場予想より強い3.4%になりました。
格付け会社のムーディーズがアングロ銀の劣後債格下げしました。
格付け会社のフィッチがアイルランドを格下げして
見通しをネガティブとしました。
IMFが2011年の世界経済の見通しを4.2%に下方修正しました。
米ADP雇用統計(9月)は市場予想より弱い−3.9万人になりました。
中国の温家宝首相が
「EUは人民元について圧力をかけるべきでない。
中国は段階的に人民元を引き上げていく。」
と発言しました。
ガイトナー米財務長官が
「通貨政策には打撃を与えうる力関係が存在。
主要新興国による為替相場への市場志向の進展が重要。
大規模経済国が相場上昇を抑制すれば他国に同様な行動を促す。
IMFは為替問題に対する影響力を高めるべき。」
などの認識を示しました。
加Ivey購買部協会指数(9月)は市場予想より強い70.3になりました。
格付け会社のフィッチがイタリアの格付けは安定的と発表しました。
米債利回りが過去最低水準に低下しました。
カナダの財務相が
「マーケットには為替介入に対する懸念が存在。
G7では通貨を巡る行動について協議。」
などの見解を示す発言をしました。
豪財務相が
「豪経済は他国よりも良好だが豪ドルの上昇は歳入に影響。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+22.93ドルで取引を終えました。

<10月7日(木)>

英FT紙が「英国は歳出削減を遅らせる可能性がある。」
との観測報道をしました。
豪雇用者数変化(9月)は市場予想より強い4.95万人になりました。
豪失業率(9月)は市場予想とおりの5.1%になりました。
豪ドル米ドルが27年ぶりの高値を更新しました。
IMFの副専務理事が
「G7では為替や日本の市場介入も話題となる可能性。
急激な市場の変動に対処するための為替介入は排除できない。」
などの認識を示しました。
金現物が1トロイオンス1350ドルを超えて最高値を更新しました。
日景気一致CI指数速報(8月)は103.5、同先行指数は99.1と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
日経平均は前日比−6.62円で取引を終えました。
ドルが全面安となり、ドル円が15年ぶりの安値になりました。
英ハリファックス住宅価格(9月)は
市場予想より弱い−3.6%になりました。
英鉱工業生産(8月)は0.3%、英製造業生産高(8月)は0.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
IMFの専務理事が
「通貨戦争を懸念。人民元の過小評価が世界経済の緊張の要因。
中国は為替の上昇を加速すべき。」
との見解を示す発言をしました。
独鉱工業生産(8月)は市場予想より強い1.7%になりました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置いて、
資産買い入れ枠も2000億ポンドに維持しました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い44.5万人になりました。
加住宅建設許可(8月)は市場予想より弱い−9.2%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では
「ECBの政策金利は適切。景気回復のペースは緩やかに進展。
経済には依然として不透明性がある。政策スタンスは緩和的。
市場の緊張継続を懸念。数年は緊縮財政が必要。
為替は経済ファンダメンタルズを反映すべき。
為替の過度な変動を懸念。強いドルは国益との米国の立場に同意。
中国は為替改革を実行すべき。ECBは段階的に非標準措置を解除。」
などの認識を示しました。
IMFの専務理事が
「景気回復は続いているが脆弱。ユーロ圏の景気回復は緩慢。
財政の持続性が引き続き問題。ギリシャは軌道に乗っている。
人民元は時間をかけて調整する必要。
新プラザ合意のような雰囲気はない。」
などの見解を示す発言をしました。
世界銀行総裁が
「景気の二番底は予想していないが回復はとても脆い状態。」
との認識を示しました。
格付け会社のフィッチが
アイルランド政府保証の銀行債を格下げしました。
ユーロが下落しました。
ダラス連銀総裁が
「追加緩和の効果は確かなものではない。
追加緩和に関して私はまだ態度を決めていない。
追加緩和は既定路線ではない。
量的緩和の効果についてFOMC内でよく討議する必要。
景気が二番底に陥るリスクは後退も回復は標準以下。
日銀の行動を受けて競争的な量的緩和が実施される可能性を懸念。
為替介入は非常に危険なゲーム。
ドルは下落しているが通貨は潜在的な経済見通しを反映すべき。」
などの見解を示しました。
カンザスシティ連銀総裁が
「追加金融緩和にあらためて反対を表明。
高水準の流動性はインフレ加速を促す可能性。
FRBのバランスシート拡大のアイディアには同意しない。
FRBはいずれゼロ金利を解除に言及する必要。
FRBは更なる資産買い入れを表明すべきではない。」
などの見解を示しました。
米消費者信用残高(8月)は−33億ドルになりました。
米アルコアの7-9月期決算では
(調整後)1株利益が9セント、売上高が52.9億ドルと
ともに市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比−19.07ドルで取引を終えました。

<10月8日(金)>

日銀総裁がワシントンで
「急激な円の上昇は日本の経済に影響。
世界経済を覆う不透明が現在の円の上昇の背景。
通貨の切り下げ競争があるとは見ていない。
どの国も自国の経済のために決定を下す。
日銀が今週決定した措置は市場にプラスの影響。
G7では日銀の包括的金融緩和について説明。」
などの発言をしました。
日国際経常収支(8月)は予想より強い1兆1142億円になりました。
日銀会合議事要旨(8月30日分)では
「経済物価見通しの下振れリスクが高まり金融緩和の強化が必要。
円高は株式市場にはマイナス要因。
円高で生産拠点が海外シフトすれば経済の回復が遅れる可能性。
米国や為替次第で日輸出が予想以上に減速する可能性。」
などの各委員の見解が公表されました。
日銀会合議事要旨(9月6〜7日分)では
「海外経済や円高が輸出に与える影響を注視する必要。
円高や株安が企業や株安に与える影響に注意が必要。
先進国経済は回復ペースは緩やかなものになる可能性。
米国経済は景気後退に至らないが予想以上に減速。
欧州ソブリン問題は世界経済の火種として燻っている。」
などの各委員の見解が公表されました。
日財務相が
「G7前後であろうと必要な時には介入含めて断固たる措置をとる。」
と表明しました。
日政府が国費5.05兆円で事業規模21.1兆円の経済対策を決定して、
必要な時には為替介入を含め断固たる措置をとると発表しました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6830元になりました。
格付け会社のムーディーズが中国を格上げ方向で
見直していると発表しました。
豪RBAの副総裁が
「インフレ抑制のためある時点で利上げが必要になる可能性。
米国のデータはここ数週間で改善した。
信用の需要は依然として抑制されている。
豪ドルを制御しようとすることは豪にとって過ちである可能性。」
などの見解を示しました。
日景気ウォッチャー調査(9月)は、
現況判断DIが市場予想より弱い41.2になりました。
スイス失業率(9月)は市場予想より強い3.5%になりました。
日経平均は前日比−95.93円の9588.88円で週の取引を終えました。
独貿易収支(8月)は90億ユーロ、独経常収支(8月)は46億ユーロと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英生産者仕入価格(9月)は0.7%、同出荷価格は0.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
セントルイス連銀総裁が
「ここ6〜8週間で二番底のリスクは後退。
次回FOMCは際どくなる見通しで、一段の緩和は確実ではない。
FRBは緩和決定にデータが必要なら12月会合まで待つことができる。」
との見解を表明しました。
加雇用ネット変化率(9月)は市場予想より弱い−0.66万人、
加失業率(9月)は市場予想より強い8.0%になりました。
加住宅着工件数(9月)は市場予想より強い18.64万件になりました。
米非農業部門雇用者数変化(9月)は市場予想より弱い−9.5万人、
米失業率(9月)は市場予想より強い9.6%なりました。
米民間部門雇用者数変化(9月)は
市場予想より弱い6.4万人になりました。
米民間部門雇用者数変化の前回値が2.6万人上方修正されました。
市場は上下動しながらもドル売り反応になりました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロの上昇はユーロ圏回復の助けにはならない。」
と発言しました。
ユーログループ議長が
「ユーロドルの1.4ドル到達は好ましくない。ユーロは現在強すぎる。
ドルは経済のファンダメンタルズに沿っていない。
人民元は過少評価という表現では足りない。
ユーロには崩壊の危機はない。」などの認識を示しました。
ポーゼンBOE政策委員が
「EUと米国は通貨安に誘導すべきではない。」
との見解を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pがアイリッシュ銀の長期格付けを引き下げました。
米卸売在庫(8月)は市場予想より強い0.8%になりました。
IMFのチーフエコノミストが
「米国にはこれ以上の刺激策は必要がない可能性。
ユーロドルのこれ以上の上昇は予想していない。
11月のG20サミットでは為替がトップ議題になると予想。」
などの見解を示しました。
IMFの専務理事が
「米経済の回復ペースは後退。
高債務国には安定的な財政が必要。幾つかの国は崖の淵にある。
中国人民元は過少評価されている。
幾つかの国が通貨を武器としていることは事実かもしれない。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行総裁が「中国は既に人民元改革に着手している。」
と発言しました。
英財務相が
「為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
為替問題に世界的な協調が真に求められている。」
との見解を示しました。
NY原油(WTI)は82ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+57.90ドルで11000ドルの大台を回復しました。

●今週の主な予定

<10月11日(月)の主な予定>

東京・加トロント・米国などの株式市場はお休みです。
午前8時から英BOE総裁の講演、
午前10時半に豪住宅ローン(8月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(8月)
夜9時から米NY連銀総裁の講演、
深夜1時からトリシェECB総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
要人発言には一応注目です。

<10月12日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(9月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感調査(9月)、豪NAB企業信頼感指数(9月)、
午後2時に日消費者態度指数(9月)、
午後3時に独消費者物価指数確報(9月)、
午後5時半に英消費者物価指数(9月)、英小売物価指数(9月)、
同午後5時半に英商品貿易収支(9月)、英DCLG住宅価格(8月 前年比)、
深夜1時20分からトリシェECB総裁の講演
深夜3時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定ですがインテルの7-9月期決算も注目されます。

<10月13日(水)の主な予定>

朝8時50分に日機械受注(8月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(9月)、
午後5時半に英失業率(9月)、英失業保険申請件数推移(9月)、
午後6時に欧鉱工業生産(8月)、
午後8時に米銀JPモルガン・チェースの7-9月期決算、
夜9時半に米輸入物価指数(9月)、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(8月)、
深夜3時に米月次財政収支(9月)、
などの経済指標が発表されます。
英・(欧)・米の指標には注目です。
JPモルガン・チェースの7-9月期決算も注目です。

<10月14日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高(8月)、
朝8時50分に日国内企業物価指数(9月)、
午前9時に豪消費者インフレ期待(10月)、
午後5時に欧ECB月例報告、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、米貿易収支(8月)、
同夜9時半に米生産者物価指数(9月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(8月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。

<10月15日(金)の主な予定>

午後1時半に日鉱工業生産確報(8月)、日稼働率指数確報(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数(9月)、欧貿易収支(8月)、
午後3時から日銀総裁の挨拶、
午後6時に欧消費者物価指数確報(9月)、欧貿易収支(8月)、
夜9時15分からバーナンキFRB議長の講演、
夜9時半に米小売売上高(9月)、米消費者物価指数(9月)、
同夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(10月)、
同夜9時半に加新車販売台数(8月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、
夜11時に米企業在庫(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(欧)・米の指標には注目です。
バーナンキFRB議長の講演にも要注目です。
また、発表時間が未定ですが米GEの7-9月期決算も注目されます。

さて、先週もいろいろな出来事がありました。

先週末の米雇用統計では、米非農業部門雇用者数変化(9月)が
米国勢調査要員分の減少があるも市場予想より弱い−9.5万人になり、
米民間部門雇用者数変化も市場予想より弱い6.4万人になりました。

為替では上下動とはなるもドル売り傾向の市場反応となりましたが、
NYダウなどでは、11月3日に発表されるFOMCでの追加緩和策への
期待からか上昇して、ファンダメンタルを伴わない期待と過剰マネー
の流動性を懸念する声もある中、NYダウが11000ドルの大台を回復
しました。

また、線週末のG7財務相・中央銀行総裁会議では、
中国などの新興黒字国に対して、一段と柔軟な為替相場形勢を
求めていくことで一致して、過度な為替変動は好ましくないとの
姿勢も確認するとともに、通貨安競争を回避するための協調体制や
為替安定への新たな枠組みについても協議して、今月22〜23日の
G20での新興国を含めた合意を目指すことになりました。

そして、日本の為替介入については、「過度の変動を抑制するための
為替介入で、長期、大規模、一定水準を目指す介入ではない。」との
苦渋の説明が日財務相からなされ、表立った批判はなかった模様です。

さて、米追加緩和策への期待がますます膨らみ、市場では米追加緩和
の織り込みが進んでいるようで、11月3日に発表される米FOMCが注目
されます。

バーナンキFRB議長と副議長のNY連銀総裁およびシカゴ連銀総裁などが
緩和策方向で意志が固まりつつあるようですが、

7日にダラス連銀総裁が「追加緩和の効果は確かなものではない。追加
緩和に私はまだ態度を決めていない。追加緩和は既定路線ではない。」
と述べて、またカンザスシティ連銀総裁が「追加金融緩和にあらためて
反対を表明。高水準の流動性はインフレ加速を促す可能性。FRBバラン
スシート拡大のアイディアには同意しない。」と述べているとともに、
8日にはセントルイス連銀総裁が「ここ6〜8週間で二番底のリスクは
後退。次回FOMCは際どくなる見通しで、一段の緩和は確実ではない。
FRBは緩和決定にデータが必要なら12月会合まで待つことができる。」
とも発言していて、政策委員の意見が不協和音となっているようで、

最終的にはバーナンキFRB議長と副議長のNY連銀総裁らの意向に沿う
コンセンサスに収束すると見られるも、11月3日の米FOMCでの米追加
緩和策への過度の期待に懸念する向きもあるようです。
ドル安傾向はFOMCまでは続きそうですが、注意だけはしておいても
よさそうです。

一方、円については5日に日銀が政策金利を4年ぶりに「0〜0.1%」に
引き下げて、消費者物価指数が1%中心で中長期的な物価の安定が展望
できるまでゼロ金利政策を継続するとして、また、5兆円規模の資産も
買い取り量的緩和も行う包括策を示しましたが、量的緩和の規模が小さ
かったのか、あるいは切り札の出尽くしと市場が見たか、ドル安とあい
まって円高が進み上昇基調ですが、日本の為替介入について日財務相
から「過度の変動を抑制するための為替介入」という位置づけの弁解に
G7では表立った批判はなかったようで、実行しづらい環境ながら、
急速に円高が進んだ場合には円売り介入に一応の警戒は要りそうです。

他方、ユーロはリスク懸念が燻る中でもドル安の後押しもあって堅調
傾向にありますが、7日の政策金利発表後の定例記者会見で「為替は
経済ファンダメンタルズを反映すべき。為替の過度な変動を懸念。
強いドルは国益との米国の立場に同意。」と述べて、
8日にはオーストリア中銀総裁が「ユーロの上昇はユーロ圏回復の助け
にはならない。」と発言して、ユーログループ議長も「ユーロドルの
1.4ドル到達は好ましくない。ユーロは現在強すぎる。ドルは経済の
ファンダメンタルズに沿っていない。」と発言するなど、ユーロドル
1.4あたりでは要人によるユーロ高懸念がでていますので、調整の動き
に注意だけはしておいてもよさそうです。

今週の為替相場は、トレンドの昂進と見る向きと行き過ぎを懸念する
向きとの交錯とともに、米主要企業の第3四半期の決算発表も始まり、
神経質な上下動忙しい相場となる可能性がありそうです。


さて今日は、マネーバトルと均衡のお話です。

リーマン・ショックから丸二年がたちましたね。

経済危機は金融機関の破綻リスクの第1フェーズから
各国の政策対応期ともいえる第2フェーズを経て、
経済が小康を得て一旦出口戦略の時期を模索した後に、

各国政府の財政懸念リスクの第3フェーズに入り、

緊縮財政に踏み切る国々と
まだ追加支援策が余儀ない国々の混在する中、

自国経済を互いに有利にしようとする
通貨安競争(マネーバトル)の第4フェーズに入って、

先進国と新興国のアンバランスが深まる状況での
協調を探る段階になってきたようです。

そして、先進国クラブとも揶揄されている先日のG7では、
「新興黒字国は為替レートの柔軟性を向上させるべき。」
という合意となったようですが、

これは今年6月のトロントG20首脳会議での合意の
古証文を踏襲するものながら、

「先進国は金融緩和で通貨安を黙認している。」
「米国も強いドルが国益と言わなくなってドル安を容認している。」
などとする新興国にとって、

「新興黒字国は為替レートの柔軟性を向上させるべき。」
については、先進国のご都合主義の
「もっともらしさを装う二枚舌」とも映るかもしれず、

今月下旬に韓国で開かれるG20財務相・中銀総裁会議では、
少しやんちゃな中国をはじめブラジルなども簡単には
首を縦に振りそうもなく一筋縄ではいかないような雰囲気です。

各国にとって自国経済を守ろうとすることは
ある意味、当然なくらいにとても自然なことですが、

「個別の最適な選択は全体としての最適な選択にならない」
とするゲーム理論のような状況で、

ナッシュ均衡的な「落とし処」を国際的に探ることは、
たいへんに難しいことのようです。

ただ、各国の力関係で一部の力ある国に有利になるような
力任せの「プラザ合意的な収束」だけは避けたいものですね。

また、自国経済を互いに有利にしようとする
第4フェーズの通貨安競争のマネーバトルを見ていますと、
映画にもなった「LIAR GAME」と重なる部分を感じます。(笑)

経済支援のOECDが「返報性の原理」を利用した
後進国への長期的な経済戦略とまでは、
ひねくれた見方はできないかもしれませんが、

たとえば、欧州安定化プログラムの一翼を担うIMFであっても、
ドイツの要人が「いつでも2つの椅子を返す用意がある。」と
述べているように、EUではIMFを煙たがっている様子が覗え、(苦笑)

グローバル化が進む中でも、各国とも互いに疑心を
どこかに持っているようなところはあるようですね。

ところで…、(話は変わりますが)

マネーバトルといいますと、

米株式市場でヘッジ・ファンドや証券会社の自己売買部門による
自動プログラムでの高速取引が問題となっているようですね。

5月6日のダウが一時1000ドル近く下落した
フラッシュ・クラッシュの一因とも噂されていて、

9月27日の日経新聞の記事などによりますと、
なんと、注文の全体の9割が取り消しされるという
「注文解消」が日常的に行われているそうです。

これは大量の注文で自らに有利になるように株価を誘導しておいて、
そして、想定と異なる値動きになったら瞬時に注文を取り消すという
実質、見せ掛けの大量注文をマーケット・メーカーの
値付け業者自体が行っているということで、

あたかも、

「相場も戦争なんだよ。戦争に卑怯も何もあるものか、
 儲けた者が勝者なのだ! 何で勝っても勝ちは勝ち。」

と言わんばかりですが、

これでは板情報が一般投資家を捕獲するダマシの罠の場と化して
一般投資家はひとたまりもありません。

相場は所詮、修羅と餓鬼との世界なのかもしれませんが、
一般投資家を食い物にする行為は許されるものではなく、
このようなことをしていると
株式市場の発展にも疑問符が付くことになりそうです。

為替相場のほうにも黒い噂はあるものの、
マーケットの規模は株式市場より格段に大きく、
ましな市場とも言えそうですが、

百鬼夜行するヘンダーランドへ参戦するには、
トレードの技能に磨きをかけるとともに
損切りの鎧だけは忘れずに身にまとう必要がありそうですね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。

FX 10月のアノマリーのお話


プロ野球のリーグ優勝も決まりテレビ番組も一部が替わり、(笑)
あれだけ暑かった夏もすっかり涼しい秋になりましたね。

●先週9月27日(月)〜10月1日(金)の気になる出来事

<9月27日(月)>

日通関ベース貿易収支(8月)は市場予想より弱い1032億円、
日企業向サービス価格(8月)は前年比で
市場予想よりは強い−1.1.%になりました。
中国国家統計局が
「1-8月の中国鉱工業部門企業利益が前年比で+55%」
になったことを発表しました。
日経平均は前週末比+131.47円で取引を終えました。
日銀総裁が
「円高で景気下振れの場合は適時適切な対応を行う。
円高の基本的要因は不確実性の高まりと米の出口戦略の後退。
国債買い入れは資金供給の一つの手段。新たな発想で考えたい。
日銀として潤沢な資金供給を行う方針に変わりない。
重大な関心を持って為替相場を注視している。」
などの見解を示しました。
センタンスBOE政策委員が
「MPCメンバーにとってインフレを低水準の維持が重要。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「アングロ・アイリッシュ銀行のシニア債と劣後債を格下げする。
中国4大銀行の見通しをポジティブから安定的とする。」
ことなどを発表しました。
OECDの事務総長が
「ポルトガルに付加価値税と財産税の引き上げを推奨。
ポルトガルのスプレッド拡大は回復のリスクになると警告。
ポルトガルが危機を乗り越えられると確信。」
などの見解を示す発言をしました。
アイルランドの財務相が
「仮にアイルランドの銀行が債務を履行しなければ、
アイルランドの資金状況は将来的に危険になる可能性。」
との認識を示しました。
米シカゴ連銀全米活動指数(8月)は
市場予想より弱い−0.53になりました。
トリシェECB総裁が
「最新のデータは予測よりも良い。
見通しには依然として不透明性がある。
インフレ期待は引き続き十分に抑制されている。
持続的な財政政策への回帰が必要。
常にモラルハザードをチェックする必要。
バーゼル3は大きな成果。ECBの使命は物価の安定。」
などの認識を示す発言をしました。
IMFが
「英経済は好転している。金融セクターの健全性も改善。
英国の財政赤字削減プランは力強く信頼ができるが、
短期的に経済成長を抑制する可能性。
リスクが顕在化すれば政策変更が必要。」
などの見解を発表しました。
米ダラス連銀製造業活動(9月)は
市場予想よりかなり弱い−17.7になりました。
イタリア中銀総裁が
「ユーロ圏のソブリンリスクは大幅に改善している。」
との認識を示しました。
ベルギー財務相が
「ユーロ圏は財政的リスクに直面している。」
との認識を示しました。
EU欧州連合が
「EU財務相は過度の債務に対する制裁の強化で合意。
2011年の財政赤字と債務から適用。」
との発表をしました。
NYダウは前週末比−48.22ドルで取引を終えました。

<9月28日(火)>

米WSJ紙が
「景気回復下支えのためFRBによる長期国債の買入再開となった場合、
2009年のような大規模にはならない可能性。」
との観測記事を掲載しました。
日財務相が
「景気の先行きの下振れリスクは強まっている。
着実に人民元の柔軟化が推進されることを期待する。」
などの発言をしました。
日経平均は前日比−107.38円で取引を終えました。
独GFK消費者信頼感調査(10月)は市場予想より強い4.9になりました。
格付け会社のS&Pが
「アングロ・アイリッシュ銀の資本再編コストは350億ユーロ超。
一段の格下げの可能性。」との見解を発表しました。
アイルランド財務省のスポークスマンが
「アングロ・アイリッシュ銀行のシニア債でデフォルトはない。」
との発表をしました。
英第2四半期GDP確報は市場予想とおりの1.2%になりました。
英第2四半期経常収支は−74億ポンド、
英第2四半期総合事業投資は0.7%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ECBの専務理事が
「第4四半期で期限を迎える非標準的措置は延長されない可能性。」
との認識を示しました。
独首相が
「独はユーロ圏による救済策延長には合意しない。
EU各国の問題への対処には別の手段が必要。
今年の独成長率は政府予想を上回る見通し。」
などの発言をしました。
独消費者物価指数速報(9月)は
前年比で市場予想とおりの1.3%になりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(7月)は
前年比で市場予想より強い3.18%になりました。
ポーゼンBOE政策委員が
「さらなる金融緩和策を取るべき。
消費者物価指数がターゲットを下回る多くの兆候がある。
インフレに対する中期的なリスクはダウンサイド。
経済への脅威は根強い高失業率と生産ギャップ。
英経済が二番底に陥るとは懸念していないが、
四半期のGDPは英国が危機を脱したことを示していない。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFの筆頭副専務理事が
「先進国の経済にはダウンサイドリスク。
ソブリン債市場では問題が再浮上。
世界の経済成長は今年下期は予測に届かない可能性。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「スロベキアの4銀行を格下げする。」と発表しました。
米消費者信頼感指数(9月)は48.5、
リッチモンド連銀製造業指数(9月)は−2と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
センタンスBOE政策委員が
「量的緩和を再開させる必要はない。
正常化に踏み出す必要がある。
金利を徐々に正常化させる必要がある。」
などとボーゼン委員とは違う見解を示しました。
ECBの専務理事が
「ユーロ圏の状況は大幅に改善している。」
との認識を示しました。
アイルランドの外務相が
「ユーロ圏救済基金の利用を申請することはない。
アングロ・アイリッシュ銀の優先債のデフォルトはない。」
との見解を示しました。
IMFの専務理事が
「中国人民元は引き続き過小評価されている。
欧州の金融セクターに問題があるとは見ていない。
通貨戦争とはいえないが為替介入は懸念のひとつ。
通貨の価値は市場が決めるべき。為替介入は良いことではない。
米経済が二番底に陥るとは見ていない。」
などの見解を示す発言をしました。
アトランタ連銀総裁が
「不透明性が個人消費を抑制。危険なほど低いインフレを予想。
米経済の減速は一時的となる可能性。労働市場は徐々に改善。
追加的な量的緩和の有用性や必要な規模について、
まだコンセンサスはできていない。
ディスインフレがデフレへと転じる可能性を懸念。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比+46.10ドルで取引を終えました。

<9月29日(水)>

NZ貿易収支(8月)は市場予想より弱い−4.37億NZドルになりました。
ウォルシュFRB理事が
「弱いドルは輸出にとって有益であっても、
投資されるべく信頼性のある通貨であることが米国の強さの源。」
との認識を示しました。
日銀短観では
第3四半期大企業製造業業況判断が市場予想より強い8、
第3四半期大企業製造業先行きが市場予想より弱い−1、
という結果になりました。
また、大企業の想定為替レートでは1ドル=89.66円になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6936元になりました。
日経平均は前日比+63.62円で取引を終えました。
アイルランドの地元紙が
「アングロ・アイリッシュ銀行の政府負担は、最悪シナリオでは
15年間かけて清算するコストが300億ユーロを上回る可能性。」
との観測記事を掲載しました。
英消費者信用残高(8月)は市場予想より弱い−1億ポンド、
英住宅ローン承認数は市場予想より強い4.74万件になりました。
欧業況判断指数(9月)は0.77、欧鉱工業信頼感(9月)は−2、
欧経済信頼感(9月)は103.2、欧サービス業信頼感(9月)は8と、
それぞれ市場予想より強い結果になりました。
欧消費者信頼感確報(9月)は市場予想とおりの−11になりました。
ECBの副総裁が
「市場はアイルランドの懸念について反応し過ぎの可能性。
ポルトガルとアイルランドの状況はギリシャと比べられない。」
などの見解を示す発言をしました。
スイスKOF先行指数(9月)は市場予想より強い2.21になりました。
欧州委員会が
「独の預金銀行の再編のため6.5億ユーロを確保した。」
ことを発表しました。
EU財務相会合の草案の一部として
「ソブリン債懸念はEU市場内すべてに拡がっている。
EUはストレステストを恒例化するべき。」
などが公表されました。
バローゾ欧州委員が
「ポルトガルの状況は深刻。
ポルトガルは責任を示すことが重要。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFが「豪ドルは中期的に過大評価されている。」
との見解を発表しました。
ミネアポリス連銀総裁が
「米失業率は2012年に入っても8%超える可能性。
2011年のGDP見通しを3%から2.5%へと引下げる。
FRBによる国債追加買い入れの効果は当初より抑えられる。
量的緩和は金利の引下げほど影響のある手段ではない。」
などの見解を示す発言をしました。
フィラデルフィア連銀総裁が
「FRBによる追加資産購入を支持しない。
継続的なデフレリスクは見られない。
資産購入は労働市場に大きな影響与をえない。」
などの見解を示しました。
ボストン連銀総裁が
「FRBは成長支援に対する選択肢を有している。
低すぎるインフレはデフレリスクを拡大させる可能性。
米経済の現状は深刻な問題を抱えている。
FRBは低成長に対して力強く対応すべき。
追加量的緩和は今後の経済データと見通し次第。
インフレと失業率が改善すれば追加緩和は必要なくなる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
カナダの財務相が
「カナダの7月GDPはマイナスになる可能性。」
との見解を表明しました。
NYダウは前日比−22.86ドルで取引を終えました。

<9月30日(木)>

NZ住宅建設許可(8月)は市場予想より弱い−17.8%になりました。
米下院本会議が対中制裁法案を可決しました。
英GFK消費者信頼感調査(9月)は市場予想より弱い−20になりました。
日鉱工業生産速報(8月)は−0.3%、
日小売業販売額(8月)は前年比で4.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪住宅建設許可件数(8月)は市場予想より弱い−4.7%になりました。
豪RBAが
「豪銀行システムは強固。経済全体は強く成長はトレンド回帰。
最近の住宅価格の冷え込みは家計にとって喜ばしい。」
などの認識を示す発表をしました。
中国の新華社が
「中国は過小評価の人民元による競争力の優位確保はしていない。
一方的な通商規制は米中間の貿易均衡化に寄与しない。」
などの中国商務省の見解を報じました。
日住宅着工戸数(8月)は前年比で予想より強い20.5%になりました。
アイルランド中銀が
「アングロ・アイリッシュ銀の資本再編の
基本シナリオでは293億ユーロが必要。
同じくストレスシナリオでは50億ユーロが追加で必要。」
などを公表しました。
アイルランドの財務相が
「国家レベルで金融システムを支援することはまだ可能。
2010年の政府財政赤字は対GDP比で32%程度となる可能性。
2014年までに財政赤字を対GDP比で3%以下にすることを確約。」
などを発表しました。
日経平均は前日比−190.03円で取引を終えました。
英ネーションワイド住宅価格(9月)は
市場予想より強い0.1%になりました。
格付け会社のムーディーズがスペインの格付けを引き下げ、
見通しを安定的としました。
ポーゼンBOE政策委員が
「英経済はダウンサイド・リスク。二番底は懸念していない。
BOEはさらなる刺激策を検討すべき。
次の措置は2009年におこなったような量的緩和になる可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
スペインの経済長官が
「ムーディーズのスペイン格下げは悲観的に過ぎる。」
との認識を示しました。
ECBの副総裁が
「ポルトガルは深刻な状況。状況は措置を必要とする。」
との見解を示す発言をしました。
独失業者数(9月)は市場予想より弱い−4.0万人、
独失業率(9月)は市場予想より強い7.5%になりました。
欧消費者物価指数速報(9月)は
前年比で市場予想とおりの1.8%になりました。
英BOEの理事が「特別流動性スキームには延長や置き換えはない。」
との認識を示しました。
格付け会社のフッチが
「中銀の声明後、アイルランド格付けは永続的とはいえない。」
との見解を発表しました。
アイルランドの財務相が
「国家のリスクにならないよう国有化銀行の削減が必要。」
との認識を示す発言をしました。
日財務省が「8月30日-9月28日の為替介入額は2兆1249億円。」
であることを公表しました。
ユーログループ議長が
「ポルトガルの政策は安定化と負債削減に寄与。
ユーロ圏はアイルランドの実行力を信頼。
最近のユーロ圏の経済は予想されていたものよりポジティブ。
ユーロ圏の周辺国はより弱い状況。
為替の過激なボラティリティを回避することが重要。」
などの見解を示す発言をしました。
米第2四半期GDP確報は1.7%、同個人消費は2.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米第2四半期コアPCE確報は市場予想より弱い1.0%になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い45.3万件になりました。
カナダGDP(7月)は市場予想とおりの−0.1%になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(9月)は、
市場予想より強い60.4になりました。
英国商業会議所が
「ポーゼンBOE政策委員による刺激策を検討すべきとの主張は正しい。
BOEは11月の会合で資産買取りに250億ポンド追加する可能性。
英経済の回復は減速。英経済に対する主要リスクは二番底。」
などの見解を発表しました。
トリシェECB総裁が
「ECBは景気回復に対して勝利宣言はしない。
景気回復に関しては慎重な姿勢を続ける必要。
為替の動向についてはコメントしない。
為替について言うべきことが出来た時にコメントする。」
などの認識を示しました。
カナダBOC総裁が、
「利上げには慎重さが必要。インフレ率は当初の予測よりも低い。
経済見通しには不透明性がある。」
などの見解を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長が
「米国の財政は非常に困難な状況にある。
慎重な空気が米経済の成長を抑制。労働市場の回復は遅すぎる。
米経済は正しい方向に向かっている。
FOMCには意見の相違があるが最終的にはコンセンサスを形成。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比−47.23ドルで取引を終えました。

<10月1日(金)>

ガイトナー米財務長官が
「TARP(不良債権救済)のコストは500億ドル未満になる可能性。
世界で通貨戦争が起こることはないと思っている。」
などの発言をしました。
日失業率(8月)は5.1%、日全国消費者物価指数は前年比−0.9%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
中国製造業PMI(9月)は市場予想より強い53.8になりました。
中国の本土市場が国慶節の連休に入りました。
中国の新華社が
「温家宝中国首相がギリシャとユーロ圏経済の危機脱却を支援する
実際的な対策を検討している。」ことを報じました。
日首相が「今後も必要に応じて断固たる措置をとる。」
とコミットしました。
IMFの専務理事が
「アイルランドに欧州救済基金が適用されると予想していないが、
IMFは欧州救済基金のパートナーとして救済の準備を整えている。」
との発言しました。
日経平均は前日比+34.88円の9404.23円で週の取引を終えました。
独小売売上高指数(8月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
スイス実質小売売上高(8月)は前年比で0.5%になりました。
スイスSVME購買部協会景気指数(9月)は
市場予想より弱い59.7になりました。
独製造業PMI確報(9月)は市場予想より弱い55.1、
欧製造業PMI確報(9月)は市場予想より強い53.7になりました。
英製造業PMI(9月)は市場予想より弱い53.4になりました。
欧失業率(8月)は市場予想より弱い10.1%になりました。
EU財務相会合では、
「欧経済成長と金融セクターに依然として不透明感がある。
欧回復には依然として不確実性がある。世界経済の回復は順調。
金融取引税はG20での課題とすべき。」などの見解が示されました。
米個人所得(8月)は0.5%、米個人支出(8月)は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米PCEコア・デフレータ(8月)は予想とおりの0.1%になりました。
ニューヨーク連銀総裁が
「FRBは見通しが変わるまで追加の行動が正当化される。
経済成長が続くということに関しては楽観的。
経済成長をどうやった加速させるかが問題。
信用市場の状況はまだ逼迫している。
円滑な出口戦略に自信を持つことが大切。
失業率をもっと大幅に低下させる必要。」
などの認識を示す発言をしました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)は
市場予想より強い68.2になりました。
米ISM製造業景況指数(9月)は市場予想より弱い54.4になりました。
米建設支出(8月)は市場予想より強い0.4%になりました。
シカゴ連銀総裁が
「追加的な金融緩和は望ましいのかもしれない。
景気は前進への勢いを失った可能性。
インフレは望ましい水準を下回っている。
米国は流動性の罠に陥っている可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
しだいにドル売りが強まりました。
カナダの財務相が
「G7では経済と通貨について話し合われる。
特にアジア通貨の柔軟性のなさについて再考。
カナダの第3四半期GDPは緩やかな成長の見込み。
カナダの失業率はまだとても高い。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は81ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+41.63ドルの10829.68ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<10月4日(月)の主な予定>

シドニー市場がレイバーデーでお休みです。
中国市場が国慶節でお休みです。
午後5時半に英建設業PMI(9月)、
午後6時に欧生産者物価指数(8月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(8月 成約)、米製造業受注指数(8月)、
深夜4時からバーナンキFRB議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
また、この日からブリュッセルでアジア欧州会議(ASEM)
の首脳会合が開催されます。

<10月5日(火)の主な予定>

中国市場が国慶節でお休みです。
朝8時半からバーナンキFRB議長の講演、
午前9時半に豪小売売上高(8月)、豪貿易収支(8月)、
同午前9時半に豪NAB企業景況感(9月)、豪NAB企業信頼感(9月)、
昼過ぎに日銀政策金利(市場予想は据え置き)、日銀声明、
昼12時半に豪RBA政策金利(市場予想は0.25%の利上げ)、豪RBA声明
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(9月)、
午後4時55分に独サービス業PMI確報(9月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(9月)、
午後5時半に英サービス業PMI(9月)、
午後6時に欧小売売上高(8月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・日・(欧)・米の指標には注目です。

<10月6日(水)の主な予定>

中国市場が国慶節でお休みです。
午後2時に日銀金融経済月報、
午後6時に欧第2四半期GDP確報、
午後7時に独製造業受注(8月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(9月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(9月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

<10月7日(木)の主な予定>

中国市場が国慶節でお休みです。
午前9時半に豪新規雇用者数(9月)、豪失業率(9月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(8月)、日景気一致CI指数速報(8月)
午後5時半に英鉱工業生産(8月)、英製造業生産高(8月)、
午後7時に独鉱工業生産(8月)、
午後8時に英BOE政策金利(市場予想は据え置き)、BOE資産買入規模発表
午後8時45分に欧ECB政策金利(市場予想は据え置き)、
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可(8月)、
深夜4時に米消費者信用残高(8月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(独)・英・欧・米の指標には注目です。
また、米アルコアの第3四半期の決算発表が予定されています。

<10月8日(金)の主な予定>

朝8時50分に日国際貿易収支(8月)、日国際経常収支(8月)、
同朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(現況判断DI、先行判断DI)
午後2時45分にスイス失業率(9月)、
午後3時に独貿易収支(8月)、独経常収支(8月)、
午後5時半に英生産物価指数(9月 仕入・出荷)、
午後8時に加雇用ネット変化率(9月)、加失業率(9月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(9月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(9月)、米失業率(9月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(9月)、製造業雇用者数変化(9月)
夜11時に米卸売在庫(8月)、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。
また、この日から週末にかけてワシントンで
7カ国財務相・中央銀行総裁会議のG7が開催されます。

さて、先週もいろいろなニュースがありましたが、
為替では全般的に米ドルが売られる相場展開となりました。

米ドルについては、11月のFOMCでの追加緩和策への市場の期待が根強い
ですが、28日の米WSJ紙が「景気回復下支えのためFRBによる長期国債の
買入再開となった場合も、2009年のような大規模にはならない可能性。」
との観測があるとともに、米政策委員の意見はまだ割れているようで、

28日にはアトランタ連銀総裁が「追加的な量的緩和の有用性や、必要な
規模についてまだコンセンサスはできていない。」として、

29日にはミネアポリス連銀総裁が「FRBによる国債追加買い入れの効果は
当初より抑えられる。量的緩和は金利の引下げほど影響のある手段では
ない。」との見解を示すとともに、また、フィラデルフィア連銀総裁が
「FRBによる追加資産購入を支持しない。継続的なデフレリスクは見られ
ない。資産購入は労働市場に大きな影響与をえない」との認識を示して、
ボストン連銀総裁が「追加量的緩和は今後の経済データと見通し次第。
インフレと失業率が改善すれば追加緩和は必要なくなる可能性。」
との認識を示す発言をしているとともに、
30日にバーナンキFRB議長が「FOMCには意見の相違があるが最終的には
コンセンサスを形成。」との認識を示していて、

先月9月21日のFOMCでの「必要ならば追加緩和を実施する用意がある」と
の方向ながら、緩和策の規模やタイミングについては今後の経済動向の
次第によることになりそうで、8日の米雇用統計が特に注目されます。

一方、ユーロについては、アイルランドのアングロ・アイリッシュ銀行の
問題で、格付け会社のムーディーズが「同行のシニア債と劣後債を格下げ
する。」と発表したり、格付け会社のS&Pが「同行の資本再編コストは350
億ユーロ超。一段の格下げの可能性。」との見解を発表したことや、
また、ポルトガルの財政懸念や、格付け会社のムーディーズがスペインの
格付けを引き下げたり、格付け会社のフッチが「アイルランド格付けは
永続的とはいえない。」との見解を発表など揺れる場面がありましたが、

イタリア中銀総裁が「ユーロ圏のソブリンリスクは大幅に改善。」との
認識を示したり、OECDの事務総長が「ポルトガルは危機を乗り越えられる
と確信。」との見解を示したり、アイルランド財務省のスポークスマンが
「アングロ・アイリッシュ銀行のシニア債でデフォルトはない。」との
発表したことや、アイルランドの外務相が「ユーロ圏救済基金の利用を
申請することはない。同行の優先債のデフォルトはない。」との発表を
したこと、およびEU財務相会合で「EUはストレステストを恒例化」する
と発表されたことなどで、リスク懸念が沈静化するとともに、

中国の新華社が「温家宝中国首相がギリシャとユーロ圏経済の危機脱却を
支援する実際的な対策を検討している。」ことを報じて、アジア欧州会議
のASEMに向けての戦略か、週末2日に温家宝中国首相がギリシャ国債購入
およびギリシャとの貿易を2015年までに現在の倍の80億ドル規模に拡大す
ることと、中国製船舶の購入のための50億ドルの基金を創設することなど
を表明したことで、ここのところのドル売り傾向とあいまって、週初も
ユーロが対ドルなどで堅調が続くとの観測があるようです。

ただ、9月30日にユーログループ議長から「ユーロ圏の周辺国はより弱い
状況。為替の過激なボラティリティを回避することが重要。」との指摘も
されていて、またリスク懸念が深く潜在していることだけは忘れずにおき
たいものです。

他方、ポンドについては、BOE内に金融緩和策推進派のポーゼン政策委員と
「量的緩和を再開させる必要はない。」とするセンタンスBOE政策委員の
意見が割れているようで、また、先週27日にIMFが「英国の経済は好転し
ている。金融セクターの健全性も改善。」とするも「短期的に経済成長を
抑制する可能性。リスクが顕在化すれば政策変更が必要。」とも認識を
示していて、不透明感があるようです。

また豪ドルについては5日の豪政策金利の発表と声明が注目されますが、
利上げ観測ながら、9月29日にIMFが「豪ドルは中期的に過大評価されて
いる。」との見解を発表していることもあり、声明において今後の追加
利上に関してどのような内容になるか注目されるとともに、その如何では
一時の頂点として調整になる可能性もありそうです。

そして、円については、日銀総裁が「円高で景気下振れの場合は適時適切
な対応を行う。国債買い入れは資金供給の一つの手段。新たな発想で考え
たい。日銀として潤沢な資金供給を行う方針に変わりない。」との認識を
示していて、5日の日銀政策金利発表での声明が注目されますが、

為替介入については、前回の介入レベルの83円割れが意識されるものの、
28日にIMFのストラスカーン専務理事が「通貨戦争とはいえないが為替
介入は懸念のひとつ。通貨の価値は市場が決めるべき。為替介入は良い
ことではない。」とも発言していて、また今週末にはワシントンでの
7カ国財務相・中央銀行総裁会議のG7が控えていて、介入は実行し辛い
と見る向きも少なくないようです。

また、7日には米アルコアの第3四半期の決算発表が予定されているとの
ことで、しだいに米主要企業の第3四半期決算が市場のテーマとて意識さ
れて行きそうです。


さて今日は、10月のアノマリーのお話です。

あれだけ暑かった今年の夏ですが、
NHKの連続テレビ小説の「ゲゲゲの女房」も最終回となって、
プロ野球のセパ両リーグの優勝チームが決まり秋を迎えると、
季節のトレンドが変わり、あの暑い夏が嘘のように
めっきり涼しくなりました。

テレビ番組によってはキャスターも変わり、
関係はないようですがタバコも大幅値上げされて、(笑)
秋は何かと変化の季節でもあるようですね。

「ゲゲゲの女房」の最後のセリフは
茂の「まだまだ、これからだ。」と、
布美枝の「はい…。」という言葉でしたが、
市場のほうでも第3四半期が終わり第4四半期が始まりました。

さて、市場では「根拠はないけれども例外的で特異な傾向がある」
ことが知られていて、それを「アノマリー」というのだそうです。

株式市場では、「西暦の10年区切りのNYダウは年初安に年末高。」
などと聞くことがありますし、

米投資信託の決算や税金が影響しているのかも知れませんが、
「NYダウは(6月から)10月に安値を付けやすい。」
などがあると言われているようです。

まぁ、たまたまの偶然かもしれませんが、

歴史的な大暴落の「暗黒の木曜日」も1929年10月24日で、
そして「ブラックマンデー」も1987年10月19日と、

確かにともに「10月」でした。

また、日本の株式市場では
夏祭りの頃にちなんだ「天神底」や、彼岸の頃の「彼岸底」とか、
お米の収穫時期にちなんで「頭を垂れる稲穂相場」などと
言われることがあります。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という
感じもしなくもありませんが、ほんとうに底になるのであれば、
下げたところでは買いもありなのかもしれませんね。(謎)

また、株式のマイナーなアノマリーとしては(笑)

「中国の国慶節明けは上げ。」

「10月は3週ジリ上げなら中頃から下落」

なんて言うのもあるようです。

そして、10月にというわけではありませんが
その他のアノマリーとしては、

米政府が支持率を上げようと輸出をより支援しようとするためか、

「米中間選挙の年はドル安」などと言われることがあります。

ちなみに今年はその米中間選挙の年になります。

また、短期的なものとしては「イベント2日前のポジション調整」
なんて言われることがありますし、

「月曜の動向が週間動向を決める」なんて言われることもありますね。

そういえば、トレンド性の強いときでは、
しばらく間、ロンドン勢がいつも決まったような時間帯に
決まった方向へ「お決まりのコース」で
仕掛けて来ることが見受けられることがあるようです。

まぁ、もちろん、アノマリーだけでトレードすることは出来ませんが、
ちょっとした「傾向」として知っておいても損はないようですね。

さて、市場は変化の第4四半期へと入りましたが、
どのような相場展開となるのでしょうか…。

2010年の相場劇場の第4幕が楽しみですね。



私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 「粛々と…」のお話


横綱の白鵬が秋場所で全勝優勝をしましたね。
連勝記録も62に伸ばしました。

●先週9月20日(月)〜24日(金)の気になる出来事

<20日(月)>

日本は敬老の日で株式市場などがお休みでした。
豪RBA総裁が
「豪のインフレは大幅には低下しない可能性。
2011年の豪経済はトレンドを上回る可能性。
米経済にはリセッションリスクがある可能性。
中国経済には急減速するリスクがある可能性。
世界経済の見通しには不透明感がある。
豪経済の見通しは強く利上げが必要となる公算。」
なとの認識を示す発言をしました。
発言を受けて豪ドルが堅調になりました。
オーストリア中銀総裁が
「銀行への無制限資金供給をやめれるほど市場は安定していない。
中期的なインフレリスクはない見込み。
ECBの政府債買い入れプログラムは必要に応じて継続。
脆弱なユーロ圏各国は構造改革に着手する必要。」
などの見解を示す発言をしました。
スイスKOFが2010年のスイスのGDP伸び率見通しを
2.7%に上方修正しました。
格付け会社のムーディーズが
「英国の格付けは安定的な見通しを維持。
英経済は厳しい財政再建の中でも緩やかな成長が可能。」
との見解を発表しました。
独連銀が
「回復基調は弱まってはいるが、
独は下半期から緩やかな成長軌道に乗る見込み。
先進国の経済の二番底の可能性は大幅に低下した。」
などの見解を発表しました。
加国際証券取扱高(7月)は54.80億加ドル、
加卸売売上高(7月)は−0.1%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
アイルランドとポルトガルの10年物国債利回りと
独連邦債との格差がユーロ導入以来で最大になりました。
トリシェECB総裁が
「各国はECBの物価安定目標の達成に努力する必要。
エストニアの長期財政政策を評価。
政府を予防的に監視することはとても重要。」
などの見解を示しました。
格付け会社のフィッチか゜「ドイツのAAA格付けは安定的」
との見解を発表しました。
欧州委員が
「来年、ユーロ加盟国の恒久的支援機構を設立する可能性。
ギリシャとアイルランドに債務再編はない見込み。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャ中銀が国内銀行のストレステストを延期しました。
米NAHB住宅市場指数(9月)は市場予想より弱い13になりました。
全米経済研究所(NBER)が
「米景気後退は2009年6月期に終了した。」と
リセッション終了の宣言をしました。
格付け会社のS&Pが
「米国の商業用不動産は短期的に回復しない可能性。」
との見解を発表しました。
英BOE政策委員が
「アジアおよび他新興国市場の経済力が楽観の根拠。
ロンドンは主要な金融の拠点としてその地位を継続。」
などの認識を示しました。
独財務相が
「デフォルトのルールの導入に悲観すべきではない。
ギリシャはデフォルトに直面していない。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャの首相が
「債務のデフォルトは悲劇。我々はデフォルトに進んでいない。
歳入は依然として不足気味。脱税の問題を抱えている。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+145.77ドルで取引を終えました。

<21日(火)>

NZIERが
「NZ経済は2011〜2012年で3.1%成長の見込み。
2011年GDP見通しは3.2%から下方修正する。」
などの発表をしました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6997元になりました。
豪RBA議事録では
「インフレ抑制のためある時点では利上げが必要になる公算。
現在の金利は当面は適切。豪経済は資源ブームが影響して堅調。
豪金融システムは他国よりとても強い。
米経済の下降や中国経済の急減速のリスクがある可能性。」
などの見解が示されました。
日景気先行CI指数確報(7月)は100.0、
日景気一致CI指数確報(7月)は103.0になりました。
日経平均は前週末比−23.98円で取引を終えました。
日工作機械受注確報(8月)は前年比で170.0%になりました。
スイス貿易収支(8月)は5.7億スイスフランになりました。
欧州委員が
「EUはアイルランドの状況を注視。
アイルランドは困難な状況を乗り越えられる可能性。
ギリシャは財政赤字削減目標に向けて軌道に乗っている。」
などの認識を示す発言をしました。
元財務官の榊原氏が
「ドル円相場が年内に戦後最安値をつけるのは時間の問題。」
との見解を示す発言をしました。
アイルランドの国債の入札が好調でした。
加消費者物価指数(8月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
米住宅着工件数(8月)は59.8万件、建設許可件数(8月)は56.9万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
FOMCが政策金利を0%〜0.25%の範囲に据え置きました。
FOMC声明では
「景気回復への支援とインフレを上昇させるため、
必要ならば追加緩和を実施する用意がある。
金利を長期間にわたり異例に低い水準に維持すると再確認。
回復ペースはここ数ヶ月間で減速。
政策措置にカンザスシティー地区連銀総裁が反対。」
などの見解が示されました。
ドル売り動意になりました。
BOE政策委員が
「BOEは経済を維持する必要。
二番底は英国および各国の主要なシナリオではない。
英国は回復軌道に乗っている。ポンドの水準は競争力がある。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比+7.41ドルで取引を終えました。

<22日(水)>

米政府が「サマーズ米国家経済会議委員長が辞任する可能性」
があることを示唆しました。
NZ第2四半期経常収支は−8.80億NZドルになりました。
日全産業活動指数(7月)は市場予想とおりの1.0%になりました。
英産業連盟が
「英国の2010年のGDP見通しを1.6%へ上方修正。
同2011年のGDP見通しを2.0%に下方修正。
2011年第2四半期に利上げ局面に入り。
同年末までに1.25%まで引き上げると予想。」
などの見通しを発表しました。
日経平均は前日比−35.79円で取引を終えました。
ドル売り傾向が続きました。
英BOE議事録では
「9月の政策金利据え置きを8対1で決定。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
資産買い入れ枠の据え置きを9対0で決定。
ボーゼン委員が緩和策を主張。
さらなる行動が景気刺激のため必要になる可能性。
インフレ期待は抑制。2010年下期の経済指標のデータは鈍化。
メンバーはどちらの政策にも動けるよう準備。」
などの見解が示されました。
ポンドが軟調になりました。
欧鉱工業新規受注(7月)は市場予想より弱い−2.4%になりました。
ドバイ国際金融センター総裁が
「ドバイはUAEからの支援はもう必要なくなった。」
との認識を示しました。
ポルトガルの地元紙が
「2011年の公共投資が予算の25%にまで落ち込む可能性。
国有企業には140億ユーロの負債がある。
政府は公務員に仕事を変えるよう強く求める可能性。」
などの報道をしました。
ポルトガルの国債入札では落札利回りが前回より拡大したものの
無事に終了しました。
ファンロンパイEU大統領が
「EUの財政赤字削減は緩やかで粗暴なものではない。」
との認識を示す発言をしました。
加小売売上高(7月)は市場予想より弱い−0.1%、
加景気先行指標指数(8月)は市場予想より強い0.5%になりました。
欧消費者信頼感速報(9月)は市場予想より弱い−11になりました。
カナダドルが軟調になりました。
独財務省が
「ヒポリアルエステートの1911億ユーロをバットバンクに移行。」
して国の債務になる可能性を示唆しました。
ギリシャの首相が
「デフォルトはギリシャのオプションではない。
EU・IMFの支援は2012年までの必要額をカバーしている。」
との見解を示す発言をしました。
独財務相が
「EUの安定性成長協定の厳格化は必須。EU条約の変更が必要。
などの認識を示しました。
ガイトナー米財務長官が
「中国の通貨政策は米経済に対し悪影響。
中国人民元は著しく過小評価。
米国は経済危機の最悪期からは脱しているが依然として厳しい。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−21.72ドルで取引を終えました。

<23日(木)>

NZ第2四半期GDPは市場予想よりかなり弱い0.2%になりました。
NZ財務相が
「今後の数四半期は不安定なGDPになる可能性。
経済回復は平坦なものではないが経済は正しい方向に向かっている。」
などの認識を示す発言をしました。
NZドルが軟調になました。
中国の温家宝首相が
「米中の貿易不均衡は投資と貿易構造を反映したもの。
人民元レートは米中貿易格差の責任を負うためにあるわけではない。
米国議会が要請する20%の人民元上昇は、
多くの中国の輸出業者を破綻に追い込む。」
などの見解を示す発言をしました。
独製造業PMI速報(9月)は55.3、独サービス業PMI速報(9月)は54.6と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧製造業PMI速報(9月)は53.6、欧サービス業PMI速報(9月)も53.6と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ポルトガル10年債と独連邦債のスプレッドが過去最大になりました。
ギリシャの財務相が
「経済成長が予測の−4%までは落ち込まない可能性もある。
税収が見通しに達する見込み。ユーロ圏が崩壊することはない。
政策は信頼感の回復を目指して行っている。」
などの発言をしました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い46.5万件になりました。
米中古住宅販売件数(8月)は413万件、
米景気先行総合指標指数(8月)は0.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
OECD事務総長が
「ギリシャの状況は例外的。
ポルトガルや他の国々で類似した状況は見られない。
欧州には恒久的なセーフティネットが必要。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFの報道官が
「アイルランドやポルトガルはIMFに支援を求めていない。
IMFはポルトガルの財政赤字削減目標を支援。
EU諸国には財政安定成長協定を実施するよう要請。」
などのIMF見解を発表しました。
欧州委員が
「欧州の経済危機は終了したが信用回復は依然として必要。」
との認識を示しました。
ボルカー米経済再生諮問会議議長が
「住宅ローン市場は完全に破綻。
住宅ローン市場に新たな枠組みを作ることが最優先事項。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−76.89ドルで取引を終えました。

<24日(金)>

日経済産業相から
「レアアースの輸出を止めたことはないと中国商務省に確認した。」
との報告がありました。
日財務相が
「重大な関心を持って市場動向を注意深く見守っている。
必要ならば断固たる措置をとる。
日米首脳会談での為替介入への言及の有無にはコメント控える。」
などの発言をしました。
「日銀総裁が辞任する?」との噂が飛び交いました。
午後1時20分過ぎにドル円が急上昇しました。
日財務相や日銀が為替介入の有無についてノーコメントとしました。
日銀が総裁辞任の噂を否定しました。
日経平均は前日比−94.65円の9471.67円で週の取引を終えました。
急上昇したドル円がジリジリ下落していきました。
独輸入物価指数(8月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
独IFO景気動向(9月)は106.8、独IFO現況評価値(9月)は109.7と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ユーロが上昇しました。
アイルランド公的債務管理庁局長が
「国債スプレッドの日々の振れには懸念していない。
アイルランドの銀行への資金繰り懸念は誇張されすぎている。」
などの見解を示す発言をしました。
スイスSNBが
「現在の緩和的な金融政策は適切。
今年下半期と2011年度の経済成長は著しく減速すると予測。」
などの見解を発表しました。
NYの金先物が過去最高の1300ドルに乗せました。
アイルランドの財務相が
「財政赤字は来年には縮小する見込み。
アイルランドには資金調達の危機はない。
ユーロ圏に対する市場の攻撃を懸念。」
などの認識を示しました。
米耐久財受注(8月)は市場予想より弱い−1.3%になりましたが、
米耐久財受注(8月 除輸送機器)では
市場予想より強い2.0%になりました。
英BOEのセンタンス政策委員が
「英経済は回復軌道に乗っている。
BOEは近い時期に段階的な利上げをすべき。」
との利上げを指向する発言をしました。
ポンドが上昇しました。
米新築住宅販売件数(8月)は市場予想より弱い28.8万件になりました。
リッチモンド連銀総裁が
「2010年下半期の米成長は2%と予想。
失業率の下落は緩慢になる可能性。
インフレ率は当面1%〜1.5%で推移する可能性。
デフレが発生するリスクは見られない。」
などの認識を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長が
「景気回復はとても弱く大幅な失業率低下には不充分。」
との認識を示しました。
NY原油(WTI)は76ドル台半ばで週の取引を終えました。
NYダウは前日比+197.84ドルの
10860.26ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<9月27日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(9月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(8月)、
日企業向サービス価格(8月)
午後4時からトリシェECB総裁の講演、
午後4時45分から日銀総裁の会見、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(8月)、
夜10時からトリシェECB総裁の講演、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(9月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<28日(火)の主な予定>

午後3時に独GFK消費者信頼感調査(9月)、
午後5時半に英第2四半期GDP確報、英第2四半期経常収支、
同午後5時半に英第2四半期総合事業投資確報、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格指数(7月 前年比)、
夜11時に米消費者信頼感指数(9月)、
リッチモンド連銀製造業指数(9月)
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間の前半)ですが、
独消費者物価指数速報(9月)の発表も予定されています。

<29日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ貿易収支(8月)、
朝8時50分に日銀第3四半期短観(大企業製造業業況判断ほか)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(7月)、
午後5時半に英消費者信用残高(8月)、英住宅ローン承認件数(8月)
午後6時に欧消費者信頼感確報(9月)、欧業況判断指数(9月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(9月)、欧サービス業信頼感(9月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(9月)、
夜9時半に加鉱工業製品価格(8月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・日・(欧)の指標には注目です。

<30日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(8月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(9月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(8月)、日小売業販売額(8月 前年比)
午前10時半に豪住宅建設許可件数(8月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(9月)、
午後2時に日住宅着工戸数(8月 前年比)、日建設工事受注(8月)
午後3時に英ネーションワイド住宅価格(9月)、
午後4時55分に独失業率(9月)、独失業者数(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(9月 前年比)、
夜9時半に米第2四半期GDP確報、米第2四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第2四半期GDP価格指数確報、
米第2四半期コアPCE確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加GDP(7月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(9月)、
夜11時からバーナンキFRB議長の議会証言、
深夜1時35分から加BOC総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
(独)・(欧)・米・加の指標には注目です。

<10月1日(金)の主な予定>

香港市場が国慶節でお休みです。
朝8時半に日失業率(8月)、日全国消費者物価指数(8月)、
日消費支出(8月)
午後2時に日自動車販売台数(9月 前年比)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(8月 前年比)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(9月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI確報、
午後5時半に英製造業PMI、
午後6時に欧失業率(8月)、
夜9時半に米個人所得(8月)、米個人支出(8月、
米PCEデフレータ(8月)
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(9月)、米建設支出(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(スイス)・(欧)・米の指標には注目です。


さて、先週は全米経済研究所が
「米景気後退は2009年6月期に終了した。」との
米リセッションの終了宣言や、
欧州委員による「来年、ユーロ加盟国の恒久的支援機構を設立
する可能性。ギリシャとアイルランドに債務再編はない見込み。」
などの発言によるリスク回避の後退に加えて、
FOMC声明で「景気回復への支援とインフレを上昇させるため、
必要ならば追加緩和を実施する用意がある。金利を長期間にわたり
異例に低い水準に維持すると再確認。」などが示されたことで、
米長期金利がさらに低下しドルが下落して、
週末には独IFO景気動向(9月)が106.8と
市場予想より強かったことも後押しして
ユーロなどが上下動しながらも堅調になりました。

また、豪RBA議事録では「インフレ抑制のためある時点では
利上げが必要になる公算。豪経済は資源ブームが影響して堅調。
豪金融システムは他国よりとても強い。」ことが示されて、
豪ドルも上下動しながらも総じて堅調に推移する展開になりました。

一方、英BOE議事録ではセンタンス委員が0.25%の利上げを
主張したものの、ボーゼン委員がさらなる緩和策の必要性を主張
するなどがあって、ポンドが一時軟調になる場面がありましたが、
週末に英BOEのセンタンス政策委員が
「英経済は回復軌道に乗っている。BOEは近い時期に段階的な
利上げをすべき。」と利上げを強く主張をしことや、
NYダウ堅調によるリスク選好でのドル売り動意とあいまって、
ポンドが堅調になりました。

他方、ドル円に関しては、9月15日の日本政府によるドル買い円売り
介入の余波でしばらく85円台での推移となっていましたが、
しだいに軟調になっていきました。
また、週末24日には「日銀総裁が辞任?」という噂
(後に日銀が公式否定)が市場に出回った直後に
ほどなくしてドル円が急伸して、
日本政府筋は介入の有無についてノーコメントとして
真偽は不明ですが、日本の複数の銀行によるほぼ同じタイミングでの
大量のドル買い円売りであったことから、
市場の一部では覆面介入との観測があったようです。
そして、そのドル円の急伸もしだいに軟調に転じていきました。

さて、NYダウが4週連続で上昇していてリスク選好となっている
とともにFOMC声明で「景気回復への支援とインフレを上昇させるため、
必要ならば追加緩和を実施する用意がある。」と示されたことで
(かなり米追加緩和の織り込みも進んでいるようですが)
今週もドルテーマで相場が動く展開になると見る向きが多いようです。

ただ、IMFの報道官が「アイルランドやポルトガルはIMFに支援を
求めていない。」として、アイルランドやポルトガルの国債入札が
無事に終了していますが、一方ではアイルランド国債が売られ、
また先週後半の23日にはポルトガル10年債と独連邦債のスプレッドが
過去最大になるなど、金融市場ではリスク回避の動きも燻り続けていて、
市場がリスクテーマになる可能性も潜在しているようで、
一部ではドルストレートの高値調整懸念もささやかれているようですので、
注意だけはしておいてもよさそうです。

一方、ドル円ではFOMCを契機としたドル売り圧力の昂進とともに、
期末での実需のドル売り円買い需要とあいまって
再び円高傾向となっていて、さらに円買いが進むと見る向きも
少なくないようですが、日本政府の介入への警戒も怠れなく、
トレードする場合には急変に備えてストップを必ず入れておく
必要がありそうです。

また、今週は30日の期末と10月1日の第4四半期の始まりの
切り替わりの週でもあり、30日には確報ながら米第2四半期GDPの発表と
バーナンキFRB議長の議会証言や、
10月1日には米ISM製造業景況指数(9月)などがあり、
週の後半にかけて相場が大きく動く可能性がありそうです。


さて今日は、「粛々と…」のお話です。

尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件が
日中の関係が悪化するほど問題となっていますね。

日中両国の領土や領海の主張にもからみ、
複雑な問題へと発展しそうで、

レアアースの輸出入に影響が及びそうになったり、
日中外交の問題へと波及したりと、
一筋縄ではいかないような様相です。

また、中国社会科学院の馮昭奎研究員がその報復として
「中国のドル売り円買いによる円高促進が最も有効な報復措置だ。」
と主張しているなど、物騒な話もあるそうで、(苦笑)

直ぐには行動されないとしても、
根深い領土・領海の問題がからむ尖閣諸島問題がこじれると、
大量のドルを保有する中国だけに今後の動きが注目されますが、

ドル円には日本政府の介入も行われていて、
もしかしますと、ドル円は国家間のマネーバトルの
ステージとなる可能性もあるのかもしれませんね。

さて、この尖閣諸島での中国漁船衝突事件で
最近よく聞く言葉に「日本国法に則って粛々と…。」などと、
「粛々(しゅくしゅく)」という言葉が使われますが、

「粛々」とは「厳としてやるべきことに励む」
という意味なのだそうですね。

ところで、「粛々と」といいますと、

メジャーリーグで前人未到の10年連続200本安打の
偉業を達成したイチロー選手の言葉が印象的です。

「僕にとって、これからやるべきことで新しいことは何もない。
 これまでやっていることをできるかどうか。
 いつも、その日の自分にはこれがベストだと思うことを
 やってきた。その積み重ねなんです。」

これなどもまさに「粛々と」ということですね。

このイチロー語録を収めた鹿屋体育大学教授の
児玉光雄氏の著書「継続する力」(幻冬舎)には、

「この世の中で、突然偉大な仕事をすることなど
 全く不可能である。
 なぜなら仕事は、大抵小さな作業の積み重ねによって
 成り立っているからだ。」

「イチローのように単純作業を心をこめて
 黙々とやり続けない限り、奇跡は呼び起こせない。
 目の前の仕事を黙々と持続させる、
 これこそ一流になるための唯一かつ確実な方法なのである。」

と記されていて「やるべきこと」の継続の大切さを説いています。

さて…、日々のトレードでも、

マーセル・リンクが「高勝率トレード学のススメ」という著書で

「(前略)ここで疑問に思わなければならないのは、
 プロのトレーディングの会社でさえ
 トレーダーを育てるのに数年を要し、
 多額の金を投じるというのに、
 一般のトレーダーはトレーディングの経験もないのに、
 5,000ドルの先物口座を開き、すぐに金儲けできるなどと、
 なぜ考えてしまうのかということである。
 (中略) 私の場合、フロアであらゆることを学び
 トレードできるようになるまでに3年はかかった。」

と、語っているように、

一見単純そうにも思えるトレードも
魔法のように直ぐに勝てるようになるわけではなく、

専門職としての学びの期間とトレーニングの期間が
多くのトレーダーにとって必要となるものですが、

「粛々と」トレードができるようになるためには、

まずは「トレードでやるべきこと」は何なのかの
トレードの基礎をしっかり学ぶ必要がありそうですね。

そして、トレードの基礎とは、

自身の相場観のささやきの声に従って、
「もう」とか「まだ」とかの
自身の浅薄な値ごろ感でトレードすることではなく、

全部勝ってやろうと、無限ナンピンをすることでもなく、

また、一気に儲けようと資金管理を無視した大玉で
一か八かの男勝負の武勇伝を目指すことでもないようで、

ましてや、負けたからと怒鳴り散らすことでもなく、

情けないほどに地道なものであるようです。(苦笑)

「戻るか抜けるか」のチャートポイントを認識した上で
ブルとベアの優勢になったほうが見分けられるまで待って、

資金管理で許される玉数で基本的に優勢となった側につき、
利大をなるべく目指しながら、
また、判断が誤りとなったときには負けを潔く認めて損切りして、

勝ちと負けとで織り成すトレードで

「トータルでの勝ち」を目指す、

この地道な作業の繰り返しを
「粛々と」執行できるようになること
に行き着くのかもしれません。

もちろんここで、上下動する相場において
「戻るか抜けるか」のチャートポイントを認識したり、
ブルとベアの優勢の側をなるべく精度を高く判別するには
その元になる技法や手法が必要になりますが、

トレードにあたっては、
魔法の手法を見つけようとさまようよりも、

まずは基礎たりえるものを探すことから
始まるのかもしれませんね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。
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