FX 100対99のお話


国連教育科学文化機関の第35回世界遺産委員会が、
中尊寺の金色堂などがある岩手県平泉町の「平泉の文化遺産」を
世界文化遺産として認定しましたね。

●先週の主な出来事

<6月20日(月)>

NZ第1四半期製造業売上高は前回より弱い2.9%になりました。
英ライトムーブ住宅価格(6月)は前回より弱い0.6%になりました。
市場反応は限定的でした。
日通関ベース貿易収支(5月)は予想より弱い−8537億円になりました。
ドル円が仲値にかけて上昇しました。
ユーログループが、
「ギリシャへの次回融資実行を7月半ばと想定。
ギリシャへの新たな融資を7月初旬に決定する。
ギリシャの全政党に財政措置の支持をするよう呼びかける。
民間セクターの関与の追及は歓迎する。」
などの発表をしました。
ベルギーの財務相が、
「ギリシャ次回融資はギリシャ議会の決定を待ち7月初に決定。
ギリシャ支援の決定は同国の歳出削減策の議会通過しだい。
民間セクターの役割には合意が必要。」
などの発言をしました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャは必要とされる条件の履行が必要。
ギリシャが義務を果たしているか7月に検討する。」
などの発表をしました。
ユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援の基本合意となりましたが、
ギリシャ議会の歳出削減策の通過待ちになり、
融資の決定は7月に持ち越されることになりました。
ユーロは下げては戻す上下動になりました。
格付け会社のフィッチが、
「欧州銀のギリシャ債のエクスポージャーは大きくなく、
欧州銀はギリシャ債の債務再編に対応が可能。
欧州銀にとって債務再編よりも市場の混乱がリスク。」
などの見解を発表しました。
香港経済日報が、
「6月第2週の豚肉価格が前年同期比63.3%上昇。
中国の6月の消費者物価指数が6%を超える可能性。」
との観測報道をしました。
オランダの財務相が、
「ユーログループの声明はギリシャ金融支援を保証してはいない。」
との見解を示しました。
ダウ先物はやや軟調傾向で推移しました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
英インディペンド紙が、
「ユーロ圏はギリシャ支援の後にリセッションに陥るリスク。」
との観測報道をしました。
日景気一致CI指数確報(4月)は103.6、同先行CI指数(4月)は96.2と、
ともに速報値よりやや弱い結果になりました。
日経平均は前週末比+2.92円で大引けました。
中国上海株式市場が軟調傾向で推移しました。
独生産者物価指数(5月)は前年比で予想より弱い6.1%になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャには重要な国内政治リスクが存在。」
との見解を発表しました。
英外務相が、「英国はギリシャ支援の資金は拠出しない。」
との発表をしました。
レーン欧州委員が
「ギリシャは財政緊縮策が可決できれば支援を受け取れる。」
との発言をしました。
東日本大震災復興基本法が成立しました。
独財務相が、
「ギリシャについて良い結果に至ると確信している。
ギリシャ向け支援で債券保有者の関与の条件の確保を目指すべき。」
などの見解を示しました。
欧経常収支(4月季調前)は前回値より弱い−65億ユーロになりました。
日本政府が6月の月例経済報告を発表して、
「サプライチェーンの復旧で4ヶ月ぶりに総括判断を上方修正する。」
と発表しました。
ギリシャ10年債の利回りが17.329%になりました。
欧州株価が軟調傾向で推移しました。
一部の報道機関が、
「ギリシャ与野党が大連立で合意する可能性。」
との観測報道をしました。
ロンドン時間前半はドルストレートが上下動になりました。
独連銀が、
「独経済の回復は広範にわたっている。
4-6月期の独経済成長のモメンタムは弱まる可能性。」
など見解を発表しました。
ギリシャ政府のスポークスマンが、
「EUとIMFとECBは中期計画について技術的な面を討議。
野党側からは選挙についての反応は特にない。
ポリシーミックス運営について変化は特にない。」
などの発表をしました。
NY時間は経済指標の発表がありませんでした。
ユーログループ議長が、
「欧州安定化メカニズム(ESM)についてユーロ圏財務相は合意。
ESMは2013年半ばに完全に機能するようになる。
ギリシャ債のロールオーバーは自発的なものになる。
次回の追加会合は7月3日に開催予定。
7月3日までにギリシャ議会は(財政緊縮)法案を承認すべき。
ギリシャが支援獲得に必要な措置をとると確信している。
イタリアが危険な状況にあるとは思っていない。」
などの発表をしました。
レーン欧州委員が、
「合意実行の検証のためギリシャに技術チームを派遣する。」
との発表をしました。
NY時間ではユーロドルなどドルストレートが反発しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ブラジルをBAA2に格上げ。見通しはポジティブを維持。」
との発表をしました。
IMF国際通貨基金が、
「欧州債務危機は断固たる行動をしなければ世的に影響の可能性。
ECBの金利正常化は段階的かつ慎重に行うべき。」
などの見解を発表しました。
NYダウは軟調に始まった後に堅調に転じました。
加財務相が、
「カナダの住宅市場は落ち着いて満足。
金利は上昇する可能性。」との認識を示しました。
独財務相が、
「ギリシャの決定に関わらずEUは対応の準備がある。
EUはギリシャ再生へ時間を与える準備ができている。
ギリシャは救済を受ける条件を満たす必要。
ギリシャ債保有者に奨励策は必要ない可能性。」
などの発言をしました。
関係筋の情報として、
「欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の実質的な貸し付け能力を
4,400億ユーロから7800億ユーロに拡大する。」
との報道がありました。
ECBのシュタルク理事が、
「インフレリスクは依然として上向き。強い警戒が必要。
ECBはインフレ対策に素早い行動を起こす。
また、全ての主要国は債務問題に直面している。」
などの見解を示しました。
レーン欧州委員が、
「ストレステストは欧州各国の破綻を想起させない。」
との認識を示しました。
米ホワイトハウスが、
「ギリシャ問題は世界経済にとって大きな逆風。
しかし、欧州は解決に導くだろう。」
との声明を出しました。
NY原油(WTI)は93ドル台前半まで上昇しました。
NYダウは前週末比+76.02ドルで取引を終えました。

<6月21日(火)>

ギリシャの首相が、
「危機を乗り切る決意をして政治的コンセンサスを国民に求める。」
との発言をしました。
欧州委員長が、
「ギリシャ国内でのコンセンサスが必要。
危機を脱するよりも容易な道はない。
ギリシャは行うべきことが多く残っている。
現政権が信任を得ると確信している。」
などの発言をしました。
オセアニア時間にドルストレートが堅調に推移しました。
「G7の財務相電話会議が行われギリシャ問題などの説明がされた。」
の報道がありました。
東京時間前半ではドル円がじり安になりました。
豪RBA議事録では、
「6月の金利据え置きは賢明。資源以外の経済分野で活動が低迷。
中期的な国内見通しでは成長は引き続きトレンドを上回っている。
インフレは穏やかに上向き。ある時点で一段の引き締めが必要。
国内指標は利上げを正当化する緊急性を示していない。
世界経済の指標は弱まった。下振れリスクがギリシャを中心に顕著。」
などが示されました。
豪ドルがRBA議事録の発表を受けて下落しました。
豪ドル米ドルなどドルストレートが軟調になりました。
格付け会社のフィツチが、
「ギリシャの債務再編や自発的繰り延べはデフォルトとみなす。
米連邦債務上限が引き上げられデフォルトを回避する可能性が高い。
しかしながら、8月2日までに米連邦債務の引き上げがなければ、
米国を格下げ方向で見直す。」
などの発表をしました。
日財務相が、
「為替水準についてはコメントを控える。
円高にはメリットとデメリットがある。為替市場を注視。
過度な変動や無秩序な動きには断固とした措置をとる。
外為特会による復興ドル債購入には慎重。」
などの見解を表明しました。
日経平均やアジアの株式市場が堅調傾向で推移しました。
日全産業活動指数(4月)は市場予想より弱い1.5%になりました。
東京時間ではドル円が下げては戻す展開になりました。
東京時間後半からドルストレートが堅調傾向になりました。
FT紙の独版が、
「独銀は政府保証なければギリシャ支援へ参加を拒否する可能性。」
との観測報道をしました。
日経平均は前日比+105.34円で取引を終えました。
中国の外務相が、
「中国は欧州の安定成長への支援を厭わない。」
との発言をしました。
ロンドン時間ではダウ先物が堅調傾向で推移しました。
中国上海株式市場が5営業日ぶりに反発しました。
英FT紙が、
「中国政府は今年1-4月に対外金融資産の多様化を本格化させ、
米ドル建て債を上回る額の欧州国債を購入した。」
との英スタンダードチャータード銀行の推計を報道しました。
英BOEのフッシャー委員が、
「英インフレ率は今年と来年に目標を上回る可能性。
BOEはCPI上昇率を目標の2%に戻す決意。
英経済の見通しは不透明。現在のインフレは一時的。
インフレは向こう数ヶ月加速する可能性。
利上げをしたなら変動が高まったただけだろう。
対外不均衡の環境下ではポンド安が必要。
国内経済が弱含めば追加の量的緩和の選択肢がある。」
などの見解を示しました。
英公共部門ネット負債(5月)は市場予想より少ない152億ポンド
でしたが過去最大値になりました。
ポンドドルが反落しました。
独ZEW景況感調査(6月)は−9.0、欧ZEW景況感調査(6月)は−5.9と、
ともに市場予想よりかなり弱い結果になりました。
ユーロドルが一時反落しました。
スイスのKOFが、
「スイス2012年成長予測を従来の2.3%から1.9%へと下方修正。
2011年に関してはこれまでの2.8%成長との予測を維持。」
などの発表をしました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャのロールオーバーはデフォルト事由になる公算。
ロールオーバーでギリシャ銀行がすぐにデフォルトにはならない。
ECB資金供給でギリシャ銀行のデフォルトが回避できる可能性。」
などの見解を発表しました。
ユーロが反発しました。
欧州株式市場が堅調傾向で推移しました。
ギリシャ政府の報道官が「中期的計画の採決は来週になる。」
と発表しました。
英キャメロン首相が、
「健全かつ安定したユーロ圏は英国の利益。
(しかしながら)英国はギリシャ支援に関与すべきでない。」
との発言をしました。
独のメンケル首相が、
「ギリシャ問題の解決策を見つけることには楽観的。」
との認識を示しました。
米財務長官が「米国は夏のデフォルトリスクを回避するだろう。
米議会は歳出合意へと近づきつつある。」
などの認識を示しました。
加小売売上高(4月)は市場予想より弱い0.3%、
加景気先行指標指数(5月)は市場予想より強い1.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
NY時間序盤にドル売り動意が見られましたが、
その後一時ドルが買い戻されました。
英財務相が「赤字予算を削減する軌道に乗った。」
との認識を示しました。
米中古住宅販売件数(5月)は予想よりやや強い481万件になりました。
市場反応は限定的でした。
NYダウは堅調傾向で推移しました。
独債とPIIGS各国債の利回り格差が低下しました。
NY時間はドルストレートが堅調に推移しました。
スイスSNB総裁が、
「中銀のバランスシートは非常にボラタイルな状況。
介入により積み上がった外貨建て資産の損失が気がかり。
物価安定の責務のために中銀の独立性は必要不可欠。」
などの認識を示しました。
IMFのリプスキー専務理事代行が、
「ギリシャの調整プログラムは非常に野心的。
ギリシャの基本的な財政プログラムは崩壊しているが収束可能。
ギリシャ支援がフルに導入されれば成功の確率は高い。
ギリシャ民間部門の役割に期待。
スペイン経済の修復は未完成で相当なリスク残る。調査する必要。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は93ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+109.63ドルで取引を終えました。

<6月22日(水)>

ギリシャ最大野党のサマラス党首が、
「中期財政計画に反対票を投じる。」と発言しました。
ギリシャ議会に集まった群衆にギリシャ警察が排除のため
催涙ガスを使用しました。
ギリシャの首相が、
「格付け会社は民主的なプロセスを無視している。
12年のプライマリーバランスの黒字が財政目標。
ギリシャはEUの支持を得ている。」
などの見解を示しました。
ギリシャのパパンドレウ内閣の信任投票では、
賛成が155で反対が143となって信認されることになりました。
バローゾ欧州委員長が、
「ギリシャ議会の信任で不確実性が除去された。
信任はEUとギリシャに良い結果。」
との認識を示しました。
ユーロドルが利食いや事実売りで反落しました。
NZ第1四半期経常収支は予想より強い−0.97億NZドルになりました。
NZドルが一時上昇しましたが市場反応は限定的でした。
バローゾ欧州委員長が、
「投機の抑制と政府の歳入増のため金融取引税の導入を夏に提案。
そうすればEUが直接的な補助を通じてギリシャを支援できる。」
などの見解を示しました。
スペイン中央銀行が、
「欧州全体のストレステストにより、どの程度の金融機関が
さらなる資本を必要とするかが示される。」
との認識を示しました。
日経平均は堅調傾向で推移しました。
東京時間前半はドル円が堅調傾向で推移しました。
豪Westpac先行指数(4月)は前月より弱い0.2%になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4683元の切上後最高値になりました。
NZクレジットカード支出(5月)は前月より弱い5.1%になりました。
IMFのリプスキー専務理事代行が、
「ユーロ圏の危機は周縁の小国で競争力が低下していることが原因。
アイルランド、ポルトガル、ギリシャの3ヶ国の
根本的な問題は単一通貨の下での競争力の低下。
危機を克服するにはこうした傾向を反転させることが重要。」
などの見解を示しました。
東京時間後半からドルストレートが反発する展開になりました。
日経平均は3日続伸の前日比+169.77円で大引けました。
アジアの株式市場も堅調傾向で推移しました。
英FT紙が、
「ギリシャでは政府のデフォルトと銀行の取り付け騒ぎに備え、
市民が銀行預金を引き出して金を買う動きが活発になっている。」
との報道をしました。
野村証券が顧客向けレポートで、
「中国の6月のインフレ率が6%を越える可能性がかなり高い。」
との報告をしました。
英BOE議事録では、
「7対2で金利据え置きを決定。
8対1で資産購入規模の据え置きを決定。
デール委員とウィール委員が25bpの利上げを主張。
キング総裁を含む残り7人が金利据え置き票を投じた。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産購入規模拡大を主張。
多くの委員が英経済の低迷が予想以上に長引く公算と認識。」
などが示されました。
ポンドが下落しました。
ロンドン時間前半ではドルストレートが軟調傾向で推移しました。
欧鉱工業新規受注(4月)は市場予想より弱い0.7%になりました。
スイスZEW景況感指数(6月)は前回値より弱い−24.3になりました。
独連邦債とPIIGS各国の利回り格差では、
ギリシャが縮小しましたがポルトガルは拡大しました。
独のメンケル首相が、
「ギリシャ内閣信任は重要な一歩。今後は財政緊縮策を推進する必要。
EUサミットではギリシャの最終決定を下さない見込み。
サミットでは13年のESM仕組みについて取り組む。
ECBの合意がなければ民間部門の関与を求めることはできない。
ギリシャのプログラムが100%機能するとは確信できない。
無秩序なデフォルトには警戒。
独はギリシャ支援を7月4日の週に採決予定。」
などの発言をしました。
ユーロが軟調になりました。
仏の報道官が「仏はギリシャ債務のデフォルトを受け入れない。」
との発表をしました。
EUが「ギリシャに対する代替計画はない。」との発表をしました。
中国紙が「中国の政策金利は年後半に一段と引き締め方向へ。」
との観測報道をしました。
独財務省報道官が、
「ギリシャ支援で民間と協議が継続中。7月3日の終了を目指す。」
との発表をしました。
NY時間に入るあたりからFOMCが意識されたかドルか売られて
ドルストレートが反発しました。ドル円が軟調傾向で推移しました。
NY金が1550ドル台に乗せました。
欧消費者信頼感指数速報(6月)は予想よりは強い−10.0になりました。
米住宅価格指数(4月)は市場予想より強い0.8%になりました。
米議会予算局が、
「米連邦政府の公的債務残高が今年末までにGDP比69%に達し、
最悪の水準を更新する見込み。」
との発表をしました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャ問題の感染リスクを警告。
劇的に増幅する可能性が潜んでいる。」
との発言をしました。
FOMCを前にしてドルストレートに調整の動きがみられました。
米FOMCでは予想とおり政策金利が0.00〜0.25%に据え置かれました。
米FOMC声明では、
「国債買取は予定通り終了。保有証券の償還資金の再投を資継続。
景気回復は緩やかなペースで進行。想定より減速。
景気減速は一時的に留まる可能性。
最近の労働市場は想定以上に弱まった。
インフレは商品高と輸入物価上昇でここ数ヶ月で高まった。
インフレ期待は安定的。インフレ基調は抑制。
長期にわたる異例の低金利が正当化される可能性。」
などが示されました。
FOMC予測では、
「11年実質GDP2.7〜2.9%に下方修正。11年失業率8.6〜8.9%に悪修正。
12年実質GDP3.3〜3.7に下方修正。12年失業率7.8〜8.2%に悪修正。
11年コアPCEインフレ率は1.5〜1.8%、長期見通しは変らない。」
などが発表されました。
しだいにドル買い反応となってドル円が堅調に推移しました。
ドルストレートは先行織り込みもあって上下動になりました。
トリシェECB総裁が、
「銀行とソブリン債の結びつきで安定が脅かされる恐れがある。」
との認識を示しました。
ECBのシュタルク理事が、
「改革なき救済措置は致命的。
ギリシャは相当な努力を払わなければならない。」
などの見解を示しました。
FRB議長の記者会見ではFOMC声明をほぼ踏襲した内容になりました。
「逆風は予想より強い可能性がある。
インフレターゲットを定めるのに障壁はない。
財政赤字の削減は時間をかけて実行すべき。
欧州における無秩序なデフォルトは世界の市場を混乱させる。
長期とは少なくとも2〜3回(のFOMC)を意味する。」
などが示されました。
ドル買い動意でユーロドルなどドルストレートが下落して
ドル円が上昇しました。
NY原油(WTI)は95ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−80.34ドルで取引を終えました。

<6月23日(木)>

加の中銀総裁が、
「景気について短期的には減速する可能性。
下期は回復が加速する可能性。加ドル高は輸出企業へ悪影響。」
などの認識を示しました。
英FT紙が、
「ギリシャ最大野党の民主主義党のサマラス党首はパパンドレウ政権
が承認した中期5ヶ年財政計画に対して反対する意向。」
との報道をしました。
ユーロがさらに軟調になりました。
WSJ紙が、
「ギリシャの債務再編問題で独仏などのユーロ圏政府が
ギリシャ国債や同国の民間債を保有する欧州民間金融機関と
返済繰り延べなど負担の分担に関する協議を始めた。」
との報道をしました。
豪景気先行指数(4月)は前回値より弱い0.1%になりました。
中国HSBC製造業PMI(6月)は前回値よりやや弱い50.1になりました。
東京時間前半ではドル買い動意が優勢な相場展開になりました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
ロイター通信が、
「ギリシャがデフォルトとなっても
欧州の銀行は耐えられる体力を持っている。」
との米格付け会社S&Pのアナリストの見解を報じました。
日経平均は前日比−32.69円で大引けました。
スイス貿易収支(5月)は前回値より強い33.1億フランになりました。
独製造業PMI速報(6月)は市場予想より弱い54.9になりました。
独サービス業PMI速報(6月)は市場予想より強い58.3になりました。
ロンドン時間前半ではドル買い動意になりました。
ユーロドルなどドルストレートが軟調傾向で推移して、
ドル円が堅調傾向で推移しました。
中国上海株式市場は1.47%続伸して引けました。
NYダウが軟調傾向で推移しました。
欧製造業PMI速報(6月)は市場予想より弱い52.0になりました。
欧サービス業PMI速報(6月)は市場予想より強い54.2になりました。
NY原油が時間外取引で軟調に推移しました。
英BBA住宅ローン承認件数(5月)は予想より強い30509件になりました。
英CBI小売指数(6月)は市場予想よりかなり弱い−2になりました。
アイルランドと独10年債の利回格差が882bpと過去最大になりました。
ギリシャのカティメリニ紙が、
「EUとIMFの当局者がギリシャ政府による財政赤字削減の措置の
実現性に疑義を示した。」と報道しました。
欧州株式市場が軟調に推移しました。
格付け会社のS&Pが、
「アングロ・アイリッシュ銀行の格付けをCCCに格下げする。」
との発表をしました。
ドル円が80円台後半まで上昇しました。
IEAが戦略的石油備蓄の6000万バレルの放出を発表しました。
原油価格がIEAの緊急会合の報を受けて下落しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い42.9万件になりました。
ユーロドルなどドルストレートの軟調が続きました。
NYダウが軟調に推移しました。
ドル円も反落していきました。
米新築住宅販売件数(5月)は予想よりやや強い31.9万件になりました。
ギリシャ政府の報道官が、
「アテネ入りしている欧州および国際機関の代表団から、
緊縮財政計画では2011年予算に350億ユーロの欠損が生じると
警告を受けた。現在その修正について大詰めの協議を行っている。」
との発表をしました。
NY時間後半からドルストレートが反発しました。
米政府が「(石油備蓄放出は)状況によりさらなる行動をする。」
との発表をしました。
ギリシャの財務相が、
「中期財政計画を6月30日までに通過させることが重要。
税制改革については所得税に1〜5%の連帯税を賦課する。」
などの発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「イタリアの銀行16行を格下げ方向で見直す。」
との発表をしました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャ政府が提出の中期財政計画に反対しているギリシャ野党に
ネガティブな姿勢を断念するよう要望する。」
との発言をしました。
加中銀副総裁が「加経済は下期に成長を加速させる見通し。」
との見解を示しました。
一部海外メディアが、
「ギリシャとIMF・EU調査団が緊縮財政5ヶ年計画で合意した。」
との報道をしました。
ギリシャ報道官が「ギリシャとIMF・EU調査団は緊縮財政で合意。」
と報道を肯定しました。
大幅下落していたNYダウが下げ幅を縮小していきました。
ユーロドルなどドルストレートが反発上昇しました。
NY原油(WTI)は91ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−59.67ドルで取引を終えました。

<6月24日(金)>

EU首脳会談では、
「自発的な(ロールオーバーへの)民間セクターの関与の計画を支持。
ギリシャに必要な調整措置を実行するよう求める。
ギリシャの調整プログラムへの強いコミットを歓迎。
ギリシャの7月の需要満たすために必要なこと行うと約束。」
などが示されました。
欧州委が、
「財政緊縮策のギリシャ議会での来週の投票を楽しみにしている。
ギリシャとIMF・EU・ECBの合意が具体的な立法になることを期待。
財政緊縮でギリシャは合意した目標を満たすことが可能になる。」
などの見解を示しました。
日企業向サービス価格(5月)は予想より弱い−0.9%になりました。
シカゴ連銀総裁が、
「米国の州や自治体はリセッション後も深刻な問題を抱えている。
州政府などは財政への問題認識が遅い。」
との見解を示しました。
IMFが「30日までに次期専務理事の選定を行う予定。
候補者はラガルド氏とカルステン氏の両名。」
との発表をしました。
東京時間前半は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
格付け会社のフィッチが、
「日本の政治状況は弱まっている。
日本の財政改革が格付け変更の鍵となる。」
との見解を発表しました。
中国上海株式市場が堅調に推移しました。
中国MNI企業景況感調査(6月)は前回値より弱い57.76になりました。
豪RBAの総裁補佐が、
「経済不振の一部は豪ドル高と個人消費の減速による。
過去20年間で低いインフレを維持したことが豪経済の成功の要因。
より強い成長が示現した場合には利上げが必要。」
などの見解を示しました。
市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比+81.97円の9678.71円で週の取引を終えました。
EUが次期IMF専務理事候補に伊中銀のドラギ氏を正式指名しました。
ロンドン時間前半ではドルストレートが軟調になりました。
スペインのバイス紙が、
「スペイン政府が国内銀行にギリシャ5債年保有を要求。
銀行も同意。」との匿名情報を報じました。
一部の通信社が、
「ギリシャ国債の債務問題に関して独の複数の銀行が
ロールオーバー提案の作成を要請されている。」
との報道をしました。
アイルランドと独10年債利回り格差が最大の906bpに拡大しました。
ダウ先物や欧州の株価は堅調傾向で推移しました。
スイス中銀の四半期報告では、
「欧州債務危機は経済の下振れリスク。スイスフラン高は脅威。
国内の不動産市場の過熱は危険性をはらむ。」
などを示しました。
独IFO景気動向指数(6月)は市場予想より強い114.5になりました。
しだいにドルが売られてユーロなどドルストレートが反発しました。
ドル円が軟調になりました。
英BOEのボーゼン委員が、
「ギリシャ救済より各国政府は銀行の資本増強を図るべき。
ギリシャはリスクが増していて大惨事になる可能性。」
などの見解を示しました。
英BOEの金融行政委員会の会合議事録では、
「欧州債務危機が英金融安定にとって最大かつ差し迫ったリスク。
銀行にソブリン債保有について一層の情報開示を求める。
欧州ストレステストに含まれない中小金融機関も開示をすべき。
商業用不動産市場には過熱リスク。
世界の景気回復は継続しているが下振れリスクは拡大。」
などが示されました。
英BOE総裁が、
「将来の金融危機を回避することはできないが、
回復力を下支えすることは可能。」
との認識を示しました。
ECBのゴンザレスパラモ理事が「危機の終りは近くはない。」
との見解を示しました。
一部の通信社が、
「ギリシャ与党の一部の議員が来週に予定されている
緊縮財政法案に反対票を投じる見通し。」
との観測報道をしました。
一部の通信社が、
「複数のイタリア系銀行が株式市場で取引停止になった。」
との報道をしました。
ユーロドルが反落して他のドルストレートも連れて反落しました。
伊紙コリエレ・デラ・セラが、
「ビニスマギECB専務理事は年末までに退任へ。」
との観測報道をしました。
独の首相が、
「ユーロを守るため必要な措置は全て行う予定。
支援の総額はギリシャの採決を終えるまで判らない。」
などの発言をしました。
仏大統領が「7月始めにギリシャ救済を実施できる準備が整った。」
との発言をしました。
伊と独の10年債利回り格差がユーロ導入後で最大になりました。
米耐久消費財受注(5月)は市場予想より強い1.9%、
米第1四半期GDP確報は市場予想とおりの1.9%、
米第1四半期個人消費確報は市場予想とおりの2.2%、
米第1四半期GDP価格指数確報は市場予想より強い2.0%、
米第1四半期PCEコア・デフレータ確報は市場予想より強い1.6%、
などの結果になりました。
限定的ながら一時ドルストレートに反発がみられました。
NYダウが軟調に推移しました。
ドルストレートが軟調になってドル円が反発する展開になりました。
ギリシャの首相が、
「追加支援の規模は第1次支援と同じ最大1100億ユーロの可能性。」
との認識を示しました。
ECBのシュタルク理事が、
「救済措置はギリシャの最後のチャンス。
ECBはデフォルト評価のギリシャ債の受け入れは困難。」
などの発言をしました。
加中銀総裁が、
「需給ギャップを縮小させるために金融政策は緩和的である必要。」
との認識をWSJ紙のインタビューで示しました。
独の首相が、
「ヘアカット(債務減免)の支持者はその副作用を考慮すべき。
その副作用をコントロール可能にするツールはない。
ギリシャが正常な金融状態に戻ることが欧州共通の利益。」
などの見解を示しました。
ギリシャ議会の職員が、
「280億ユーロ規模の5ヶ年緊縮財政計画の議会投票は
29日に行われる予定。」と明らかにしました。
FRBが
「バーナンキ議長の議会証言が7月13日に予定されているため、
FOMC議事録公表を1日前倒し(日本時間7月13日午前3時)で公表。」
すると発表しました。
ガイトナー米財務長官が、
「米経済は逆風にさらされている。
日本の震災や原油価格の高騰や悪天候などが要因と思われる。
上半期は2%の成長を見込んでいる。しかし、減速は一時的。
下期は3〜4%の成長を見込んでいる。
債務上限引き上げなど予算の問題は解決すると確信している。」
などの発言をしました。
NY金先物は辛うじて1500ドルを維持して週の取引を終えました。
NY原油(WTI)は91ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−115.42ドルの11934.58ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<6月27日(月)>

朝7時45分にNZ貿易収支(5月)、NZ輸出(5月)、NZ輸入(5月)、
夜9時半に米個人支出(5月)、米個人所得(5月)、
同夜9時半に米PCEデフレータ(5月)、米PCEコア・デフレータ(5月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(6月)、
深夜2時に米2年債入札、
などが予定されています。
NZ・米の指標には注目です。

<6月28日(火)>

朝8時50分に日小売業販売額(5月 前年比)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(7月)、独輸入物価指数(5月)、
午後5時半に英第1四半期経常収支、英第1四半期GDP確報、
同午後5時半に英第1四半期総合事業投資確報、
午後6時から英BOE総裁の講演、
午後8時からトリシェECB総裁の講演、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(4月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(6月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(6月)、
深夜2時に米5年債入札、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定ですが(通常NY時間前半)、
独消費者物価指数速報(6月)の発表も予定されていて注目されます。

<6月29日(水)>

朝8時50分に日鉱工業生産指数速報(5月)、
午後5時半に英消費者信用残高(5月)、英住宅ローン承認件数(5月)、
午後6時に欧業況判断指数(6月)、消費者信頼感確報(6月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(6月)、欧サービス業信頼感(6月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(6月)、
午後8時に加消費者物価指数(5月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(5月 成約)、
深夜2時に米7年債入札、
などが予定されています。
(欧)・加・米の指標には注目です。

<6月30日(木)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(5月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(6月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(6月)、
午後2時に日住宅着工戸数(5月)、日建設工事受注(5月)、
午後3時に独小売売上高指数(5月)、
午後4時からトリシェECB総裁の講演、
午後4時55分に独失業率(6月)、独失業者数(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(6月 前年比)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加GDP(4月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(6月)、
などが予定されています。
(NZ)・独・欧・米・加の指標には注目です。

<7月1日(金)>

※香港と加が祝日です。

朝8時半に日失業率(5月)、日全国消費者物価指数(5月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(5月)、
朝8時50分に日銀短観(大企業製造業業況判断ほか)、
午前10時に中国製造業PMI(6月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(6月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(6月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(6月)、
午後5時半に英製造業PMI(6月)、
午後6時に欧失業率(5月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数確報(6月)も
夜11時に米ISM製造業景況指数(6月)、米建設支出(5月)、
などが予定されています。
日・(中)・(英)・米の指標には注目です。

さて先週は、ドル円では週はじめから週中まで80円台前半で推移して
週後半に一時80円台後半まで上昇した後に揉み合いを経て週末にまた
80円台前半まで下落した後に80円台半ばあたりまで戻す展開となり
ましたが、週間での変動幅が小さな状況が続きました。

一方、ユーロドルは、週はじめに一時軟調となった後に週中まで堅調
に推移して1.4400を超えるあたりまで上昇しましたが、FOMC後のドル
巻き戻しの動きもあり、週中から軟調に推移して週末に一時戻しを試す
も再び下落する、ギリシャ関連の情報と米FOMCと要人発言と思惑など
に揺れるボラタイルな相場展開になりました。

他方、ポンドドルは、週はじめに一時軟調となった後に週前半まで
堅調に推移して1.62台半ばまで上昇しましたが、週後半から要人発言
や英BOE議事録、そしてFOMC後のドル巻き戻しの動きなどで軟調に推移
して、週末に一時戻しを試すも再下落して、1.60の大台も割り込む
軟調な相場展開になりました。

そして、豪ドル米ドルは、週はじめに一時軟調となった後に上下動
しながらも週前半まで堅調に推移して1.065あたりまで上昇しました
が、その後豪RBA議事録やFOMC後のドル巻き戻しの動きとともに、
IEAによる戦略的石油備蓄の6000万バレルの放出の発表などもあり
軟調に推移して、週末に一時戻しを試すも再下落して1.05台を割り
込むあたりまで下落する軟調傾向の上下動の相場展開になりました。

さて今週ですが、円については引き続き日本の政局不安や財政不安な
どによる円売りの潜在圧力や、日本の中長期債利回りが低下している
ことによる円安圧力、そして火力発電需要の高まりによる原油輸入の
増加での外貨需要にかかわる円安圧力などがある一方、日本の生産回
復と輸出に伴い為替予約が活発になることによる円高圧力および、
最近はリスク回避の受け皿としての円の役割に変化が見られながらも、
欧州問題などのリスク回避の動きによる円買い圧力や、各国中銀の
円資産の積み増し傾向による円高圧力もあり、引き続き、強弱材料が
交錯しているようです。

米ドルについては、先週の米指標が中古住宅販売件数や住宅価格指数
や新築住宅販売件数など住宅関連指標や耐久財受注などが市場予想
より強い結果となったものの、新規失業保険申請件数が市場予想より
弱く雇用市場が低迷しているとともにNYダウが軟調となっているなど
米国経済がマダラ模様の回復状況となっているとともに、

また、注目されていた米FOMCでは国債購入のQE2は予定とおり6月末
で終了することが決定され、そして保有証券の償還資金の再投資は
継続するとして緩和姿勢は継続となって、ほぼ市場予想に近い結果と
なりましたが、2011年のGDP予測を2.7〜2.9%に下方修正するなどが
発表されたものの一部で期待されていたQE3への言及はなく、長期と
は「少なくとも2〜3回(のFOMC)を意味する。」として、しばらくの
金融政策の維持が示されることになりました。

市場反応は先行織り込みでのドル売りを事実で巻き戻すとともに、
欧州不安などリスク回避で基軸通貨としての米ドルが買い戻される
展開になりましたが、今後の緩和策QE2終了後の市場の思惑と動向が
注目されます。

ドル円相場では、リスク回避の受け皿としての円の役割の低下がやや
みられているようで米ドル主導の展開となる可能性がありそうですが
今週は四半期末での実需筋の動向もあり材料の混在で読みにくい状況
ながら、80円台下限のサポートが比較的堅い印象で、80.00〜79.80
アラウンドのサポート・ゾーンを割り込むと79円台レベルのレンジへ
と下落とはなりそうですが、下抜けられなかった場合は今週も80円台
のレンジを中心として上昇へのトライとなる可能性がありそうです。

ユーロについては、先週はじめにユーロ圏財務相会合でギリシャ支援
が基本合意になり一安心となるも、21日に格付け会社のフィッチが
「ギリシャの債務再編や自発的繰り延べはデフォルトとみなす。」と
見解を発表したり、FT紙の独版が「独銀は政府保証なければギリシャ
支援へ参加を拒否する可能性。」との観測報道をしたりと揺れる中で
22日にギリシャのパパンドレウ内閣の信任投票では賛成155で反対143
と辛うじて信認されることになりましたが、ユーロドルでは利食いや
事実売りがあったとともに、FOMC後のドルの巻き戻しの動きに加えて
23日に英FT紙が「ギリシャ最大野党の民主主義党のサマラス党首は
パパンドレウ政権が承認した中期5ヶ年財政計画に反対する意向。」
との報道をしたこともあってユーロドルが軟調となりました。

また、23日に格付け会社のムーディーズが「イタリアの銀行16行を格
下げ方向で見直す。」との発表をしたり、24日にアイルランドと独10
年債の利回格差が906bpと過去最大になったり、伊と独の10年債利回り
格差がユーロ導入後で最大となったり、「STOXX欧州600指数」が8週
連続での下落となっているなど、市場のリスク回避の動きが高まって
いて軟調傾向が続く可能性がありますが、ニュースや情報などに揺れ
る相場展開となる可能性も高い状況となっているようです。
そして、週末にギリシャ議会の職員の情報としてダウ・ジョーンズが
「280億ユーロ規模の5ヶ年緊縮財政計画の議会討議は27日に始まり、
29日午前まで続く。その後、採決する。投票は(現地時間の)29日に
行われる予定。」であると報道したことなどがありますので、今後の
焦点は「ギリシャ5ヶ年緊縮財政計画の議会での採決がどうなるか」
となりそうです。

信認されたハパンドレウ政権は一応の多数派ながらも、ギリシャ最大
野党の民主主義党の党首は同法案に反対の意向を示していて、また、
一部報道ではギリシャ与党の中にも同法案への反対派がいるとの情報
もあり、IMF・EU・ECBのトロイカによるギリシャ支援の条件となって
いる同法案の議会通過が注目されます。同法案がギリシャ議会通過と
なればユーロドルが急伸する可能性があり、逆に同法案が議会で否決
されれば下落が強まる可能性が高くなりそうで、(現地時間の)29日は
ギリシャ問題の明暗を分かつ節目の日となりそうで、29日を前にした
思惑の動きも含めて今週は相場が大きく動く可能性がありそうです。

ポンドについては、英BOE議事録で英経済の低迷が予想以上に長引く
公算との認識が示されたことともに、ポンドドルではFOMC後のドルの
巻き戻しの動きもあり、1.60の大台も下抜けつつあるようで、軟調
傾向がさらに続きそうではありますが、1.60台を割り込んだあたり
では揉み合いとなっていて、1.60台を再び回復した場合では戻り試し
となる可能性があるとともに、ギリシャの緊縮財政計画が議会通過
となった場合はユーロドルに連れ高となる可能性もあり、ニュースや
情報に揺れる展開となる可能性もありそうです。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、地合いはあまり強い様子
はないようで、原油価格が91ドル台前半と軟調傾向で推移しているこ
とや、利上げ期待の後退および新興国の経済減速懸念、そしてNYダウ
や新興国の株価が冴えないことによるリスク選好度の低下などのネガ
ティブ材料の方が優勢の感がありますが、IEAによる戦略的石油備蓄
の6000万バレルの放出の発表は言わば中銀の為替介入のように一過性
と見る向きもあるようで、今後の原油価格など商品市場の動向が注目
されます。

また14日に中国国営ラジオ放送が「中国は6月後半ないし7月初めに
追加利上げへ」との観測報道をしているネガティブ材料がある一方、
欧州問題の行方もあり、ギリシャの緊縮財政計画が議会通過となった
場合では豪ドル米ドルなどドルストレートはリスク選好のドル売りで
ユーロドルに連れ高となる可能性もあって、不確実性がありながらも
材料視されやすい要素がありますので柔軟にトレードしていきたい
ものです。

経済指標関連では、27日のNZ貿易収支に米個人支出、
28日の英第1四半期GDP確報に独消費者物価指数速報と
米S&Pケースシラー住宅価格に米消費者信頼感指数、
29日の加消費者物価指数と米中古住宅販売保留(成約)、
30日のNZ住宅建設許可に欧消費者物価指数速報と加GDPに
米新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気指数、
そして週末7月1日の日銀短観に中国製造業PMIと英製造業PMと
ミシガン大学消費者信頼感指数確報に米ISM製造業景況指数、
などが注目されます。


さて今日は、100対99のお話です。

勝ちと負けとのある物事では、

ときに敵味方が協調して双方が勝つ「WIN-WIN」となることや、
あるいは戦争のように双方が傷つき勝者なき戦いとなる、
ことなどもありますが、

その多くではどちらかが勝ちどちらかが負けることになります。

たとえば将棋にしても、
千日手や持将棋の引き分けということもありますが、
その多くはどちらかが勝ってどちらかが負けます。

ボクシングにしても柔道の試合にしても同様ですね。

そして、たとえそれらがどんなに善戦だったとしても、
また双方がどんなに懸命に努力して頑張ったとしても、
勝ちと負けとに分かれる結果となるということは、
峻厳な勝負の世界の掟(おきて)ともいうべき事実のようです。

合格ラインにわずか数点足りなかった受験生は落第になり、
たった数点だけ合格ラインを超えた受験生は合格の勝者となります。

勝ちと負けとが決まったとき、
そのときの結果だけを見るならば、そこには冷酷な事実が横たわり、
「100対99」ではあっても、「100対ゼロ」であっても、
勝ちと負けとの振り分けでは、
結果として「100対ゼロ」と同じになります。

たとえそれがわずかな差であっても大差であっても、
勝ちは勝ち、負けは負けということになり、
わずかな差であっても勝ちと負けとを分かつことがあるのですね。

もちろん、圧倒的な力の差という場合もありますが、

負けているほうも決して努力を怠っているとは限らなく、
「僅差」で勝敗が決まってしまっていることも
少なくはないようです。

トレードでも似たようなことがあります。

そのレベルに到達するまでは負けに負けを続けるものですが、
突然変異をするように勝てるようになるときが来ることがあります。

勝ちと負けとのある物事では、受験生の合格ラインのように
僅差であってもそこに足りなければ負けてしまうものですが、

「僅差であるゆえに」わずかな修正や気づきで、

結果が良いほうに激変してしまうことがあるわけですね。

あまり良い例えではありませんが、

これはちょうどアントニー・ウインという人の著した
「キプロスの蜂」というミステリー小説に
そのプロセスだけに限れば少しだけ似ているのかもしれません。

この小説の登場人物である犯人は、毒物に関する知見があって、
完全犯罪を計画します。

この小説の犯人は被害者にハチの予防注射だと偽って
致死量未満のハチ毒を注射します。

そして、数日後を見計らって犯人は被害者の車の中にハチを放ち、
被害者がそのハチに刺されてアナフィラキシー・ショックで
殺害されてしまうがこの犯人にはアリバイがあるという筋書きで、

殺人を題材のミステリー小説に似ているなどとは物騒ですが、

「下地がある」「少し加える」ということで、
「情況が激変する結果になる」という意味では、

少しだけ似ているように思えます。

そうです…。

勝ちと負けとのある物事では、
そのときどきの結果だけを見るならば、
「100対99」ではあっても、「100対ゼロ」であっても、
勝ちと負けとの振り分けでは、負けたということは
結果として「100対ゼロ」と同じになりますが、

「下地」、つまり積み上げて蓄積したものがある場合、

その後の試合では、僅差であるゆえに「わずかな修正や気づき」で、

あたかも地表に押さえつけられていたマグマが噴出するように、
結果が激変していくことがあるのですね。

99はわずか2違うだけで101になるというわけです。

負けて負けて…、負け続けていた人が、
突如として勝ち続けれるようになることがあるのです。

「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」の著者のひとりで
その昔、凄腕の裁量女性トレーダーであった
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキがこう語ります。

「そして、ある日突然、最もミステリアスな形で
 目の前の霧が晴れていくかのように、
 最も難しいと思われていたことが、
 とてもシンプルなことに思えてくるのです。
 消し去るプロセスを経ながら学んでいきます。」

「いいですか。いつかは必ずその時が来ます。
 ただ、最初の3年間に関して言えば、
 毎年、一貫して利益を上げられるような人はほとんどいません。」

難解極まりないトレードが

「とてもシンプルに思えてくる、
 そんな時が必ずいつの日か来る」というのですね。

あのゲーリー・スミスでさえ安定して利益を出せるように
なるまでに20年もかかったといわれるトレーディングが、
簡単に思えるようになる、というわけです。

ところが、結果が良いほうに激変するようになったといっても、

その本人さえもどこがどうと答えられないほどの
「わずかな修正や気づき」であることが多いので、

「勝てるようになった秘訣は?」と尋ねられても、

多くの勝ち組トレーダーは具体的に語れないことがあります。

「そう聞かれてもなんと答えたらよいか…。
 やっていることは以前と何ら大きくは変らないですよ。
 何か特別な魔法を得たというわけでは決してありません。」

「……。」

「ただ…。何ていうのかなぁ。
 トレードチャンスは100のうち70ほどがダマシと紙一重で、
 より確かな残りの30ほどを待って選りすぐれるようになった、
 というような感じというか…。別の言い方をすると
 チャンスもどきを排除できるようになったというか…。
 そのほかにも思うことはあるけれども、
 言えば教科書的なことになるのに何ら変りはなく。
 特別な秘訣なんてそのようなことはうまく言えませんよ。」

うーん。そういうものなのでしょうね。

そういえば、子供の頃に自転車に乗れるようになったときも、
ちょっとしたペダルの漕ぎ出しと、ちょっとした重心の取り方と、
ちょっとしたハンドルさばきであったような…。

壁の厚さは各々異なれど、小さくも大きな違いとなる
その「僅かで堅い壁」をめげずに乗り越えて行きたいものですね。

苦しいときこそもう少しで壁を越えれるときなのかもしれません。



<ご案内>
私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。



<コマーシャル>
FX攻略オンライン


FX 始原回帰とトレードのお話


カンボジアの首都のプノンペンで開催された国際ハーフマラソンで
タレントの猫ひろしさんが銀メダルを獲得したそうですね。^^

●先週の主な出来事

<6月13日(月)>

豪シドニー市場は休みでした。
英BOEの四季報では、
「英国の長期的インフレ期待は引き続き適度に抑制。
5月20日までの3ヶ月間に日本の大震災や中東の政治的緊張や
欧州債務危機の悪化などに直面。金融市場は回復力を維持。」
などが示されました。
日機械受注(4月)は市場予想より弱い−3.3%になりました。
FT紙が、
「連邦債務上限引き上げで米民主・共和両党が合意できない場合の
リスクヘッジとして米大手金融機関の多くが8月に米国債の利用を
縮小する準備を進めている。
東欧・クロアチアが2013年7月1日からEUの28番目の加盟国となる見通し。」
などの報道をしました。
東京時間前半では円やスイスフランが売られました。
NZのクライストチャーチ付近でM6クラスの地震がありました。
NZドルが下落しました。
中国新規融資(5月)は前回より弱い5516億元になりました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
NZの首相が、
「余震は新たな被害を与えた。
クライストチャーチ市長は非常事態を宣言する可能性。」
との認識を示しました。
東京時間後半は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
日経平均は前週末比−66.23円で大引けました。
独の財務相が、
「独の物価には確かな上向き傾向がある。」
との認識を示しました。
ロンドン時間では経済指標の発表はありませんでした。
ロンドン時間ではダウ先物が堅調傾向で推移しました。
ロンドン時間前半では主要通貨ペアが揉み合う展開になりました。
霊降臨節でスイス市場が休みでした。
ポルトガル10年債利回りが10.70%の過去最高値を更新しました。
カルムニア委員が、
「スペインは2011年の予算目標を達成すべき。」
との発言をしました。
スイスフランやポンドが堅調に推移しました。
アイルランド10年債と独連邦債が過去最大の829bpになりました。
ギリシャのCDSが過去最高値になりました。
「独経営者連盟(BDA)の会長が、ギリシャ追加金融支援に
民間の債券保有者を関与させる独政府の提案に賛同している。」
との報道がありました。
トリシェECB総裁が、
「原油及び商品がインフレを押し上げている。
ECBは賃金や物価への二次的影響を阻止しなくてはならない。
ユーロ圏の回復は今まで以上にしっかりと根付いている。
現在の失業率は依然高すぎる。
欧州は内部的にも外部的にも格差を是正しなければならない。」
などの認識を示しました。
IMFの篠原副専務理事が、
「米国と日本は予想外に軟調となった。
世界経済はソフトパッチ(一時的な鈍化)に入った可能性。
欧州では債務危機を抱えつつも独仏が成長を牽引している。」
などの見解を示しました。
NY時間では経済指標の発表はありませんでした。
NYダウが小高く始まった後に上げ幅を縮めました。
米10年債利回りが再び3.00%を下回りました。
原油価格が軟調傾向で推移しました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
ユーロドルなどドルストレートは上げては下げる展開になりました。
オバマ米大統領が、
「米債務および財政赤字問題は経済成長や雇用に対する障害。
問題解決に向けた取り組みとして景気回復を加速させる必要。」
との認識を示しました。
米リッチモンド連銀総裁が、
「FRBは追加の量的緩和について用心深くあるべき。
インフレ問題のためエネルギー価格の安定を歓迎する。
米国の経済成長は今年の末に回復する可能性。
最近のデータは見通しの再考を促すが、
年内利上げは引き続き可能な領域にある。」
などの認識を示しました。
トリシェECB総裁が、
「EUは信用事由を起こす行動を回避すべき。
ギリシャ債の強制的な債務再編の回避を各国政府に促す。
ユーロ圏共通債券構想には賛成できない。」
などの発言をしました。
オーストリア中銀総裁が、
「米経済がリセッションに陥るとは考えられない。
新興国の景気抑制策は世界経済に影響する可能性。
ギリシャは貯蓄や増税や構造改革が必要。
危機はギリシャであってユーロの危機ではない。」
などの見解を示しました。
格付け会社のS&Pが
「ギリシャをCCCに3段階格下げする。見通しはネガティブ。」
と発表しました。
ギリシャ政府が、
「S&PはEUなどのリファイナンスを見落としている。」
との声明を出しました。
スペインの財務相が、
「スペイン経済には健全なファンダメンタルズがある。」
との認識を示しました。
トリシェECB総裁が
「7月に確実ではないが利上げの可能性がある。」
と発言をしました。
ユーロが下げては上げる荒っぽい相場展開になりました。
ドル円は上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
英BOEのウィール委員が、
「早期の金利引き上げが柔軟性を与える。
年内に消費者物価が5%超に上昇する可能性。
利上げの遅れは重大なリスクになる。」
などの認識を示しました。
金先物が下落して1515.60で引けました。
NY原油(WTI)も下落して97ドル台前半で引けました。
NYダウは前週末比+1.06ドルで取引を終えました。

<6月14日(火)>

伊の原発再開の是非を問う国民投票が否決されました。
英RICS住宅価格指数(5月)は市場予想より弱い−28%になりました。
独連銀総裁が、
「ECBはさらなるリスクを負担することはできない。
投資家に債務期間延長を強要できはしない。
ECBによるギリシャ債の繰り延べは想定できない。」
などの認識を示しました。
ダラス連銀総裁が、
「FRBはこれまで既に充分な刺激策を講じてきた。
これ以上の金融緩和は支持できない可能性。
総合インフレに重点を置き優先課題は物価安定とすべき。
ただし株高は経済に有益である。」
などの見解を示しました。
中国の国営ラジオ放送が、
「中国は6月後半ないし7月初めに追加利上げへ。」
との観測報道をしました。
中国の金融時報が「中国は穏健な金融政策の維持が必要。」
との人民銀行貨幣政策委員の見解を記事として掲載しました。
豪NAB企業景況感指数(5月 前年比)は前月より弱い1になりました。
豪NAB企業信頼感指数(5月 前年比)は前月より弱い6になりました。
中国消費者物価指数(5月 前年比)は市場予想とおりの5.5%、
中国生産者物価指数(5月 前年比)は市場予想より強い6.8%、
中国小売売上高(5月 前年比)は市場予想より弱い16.9%、
中国鉱工業生産(5月)は市場予想より強い13.3%になりました。
中国国家統計局が、
「中国は比較的大きなインフレ圧力に直面。
5月のインフレ率は物価が抑制されていることを示している。」
などの見解を発表しました。
中国の経済指標の発表直前に新華社などがリーク報道をしました。
東京時間ではドルストレートが下げては戻す展開になりました。
主要通貨ペアが堅調傾向になりました。
ダウ先物が堅調傾向で推移しました。
日銀が全会一致で政策金利を0.00〜0.10%に据え置きました。
日銀が建機判断を引き上げて、また成長基盤支援で追加策として
動産担保融資で5000億円貸し出しを決定しました。
新華社が「中国人民銀行は短期的には利上げしない公算。」
との観測報道をしました。
日経平均やアジア株式市場が堅調に推移しました。
日鉱工業生産指数確報(5月)は速報値より強い1.6%になりました。
スイス政府経済予測では、
「安全な逃避先である通貨への需要が続いている。
スイス経済はフランの一段高のリスクに直面。
2011年のGDPは2.1%上昇、2012年は1.5%上昇と予想(下方修正)。」
などが示されました。
スイスフランが軟調に推移しました。
レーン欧州委員が、
「ギリシャ支援で月末までに民間の参加レベルの合意となる可能性。
ギリシャは全政党が計画支持した場合にのみ危機克服可能。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比+99.58円で大引けました。
ロンドン時間序盤では主要通貨ペアが堅調に推移しました。
中国が預金準備率を50bp引き上げました。
ドル円が軟調になりました。
日銀総裁の記者会見では、
「社債買い入れオペの上限見直しは考えていない。
景気判断は先月より一歩進めた。
成長基盤支援融資の単純な増額は限界。」
などが示されました。
英消費者物価指数(5月)は4.5%、英小売物価指数(5月)は0.3%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
英消費者物価指数コア(5月)は3.3%、英DCLG住宅価格(4月)は−0.3%と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
指標発表後にポンドが上昇しましたがしだいに軟調になりました。
ギリシャ10年物国債と独連邦債の金利格差が過去最大になりました。
アイルランド10年物国債と独連邦債の金利格差が最大になりました。
中国人民銀行が「欧州の債務危機は拡大して悪化する可能性。」
との見解を発表しました。
ギリシャ財務省が「1-5月の財政赤字は102.8億ユーロになった。」
と発表しました。目標90.7億ユーロまでの赤字は未達になりました。
ロンドン時間中盤から主要通貨ペアがしだいに軟調になりました。
米小売売上高(5月)は−0.2%、米生産者物価指数(5月)は7.3%と
ともに市場予想より強い結果になりました。
米生産者物価指数コア(5月)は市場予想とおりの2.1%になりました。
加第1四半期設備稼働率は市場予想より強い79.0%になりました。
加の財務相が、
「カナダの金利は上昇する可能性がある。」
との認識を示しました。
米ドルや加ドルが買われる市場反応になりました。
円やスイスフランが軟調になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「スイスの銀行セクターの格付け見通しを安定的に引き上げる。」
と発表しました。
伊中銀総裁が、
「ECBは緩和的政策および手段からから引き揚げの遂行をすべき。
ECBは予防的に利上げすべき。債務再編やヘアカットを支持しない。
銀行がECBに依存しすぎないように配慮すべき。
ギリシャがデフォルトになれば甚大なコストがかかり、
非常に困難な手続きになる可能性。」
などの見解を示しました。
NY時間ではNYダウが堅調に推移してリスク選好動意になり、
主要通貨ペアが堅調に推移しました。
米企業在庫(4月)は市場予想より弱い0.8%になりました。
米10年債の利回りが大幅に上昇しました。
バーナンキFRB議長の講演では、
「債務上限引き上げられなければ格下げとなる可能性。
ドルの役割や米債市場への打撃となる。
米国債の債務不履行懸念は深刻な金融市場混乱引き起こす。
金利も上昇して景気回復を減速させる可能性。
投資家の信頼揺るがすような行動避けるべき。」
など米債務問題に対する認識を示しました。
リスク回避でドルが買い戻される動きがみられました。
NY原油(WTI)は99ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+123.14ドルで取引を終えました。

<6月15日(水)>

AP通信が、
「バイデン米副大統領は11兆ドル強の財政赤字削減に自信。
7月4日までに財政問題の暫定合意を望むと述べた。」
との報道をしました。
NZ第1四半期小売売上高は市場予想とおりの0.9%になりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(5月)は、
前回値より強い55になりました。
ともに市場反応は限定的でした。
格付け会社のムーディーズが、
「BNP、ソシエテジェネラル、クレディアグリコルの
仏大手3行を格下げ方向で見直す。ギリシャ債の(大量)保有が理由。」
との発表をしました。
ユーロが軟調になりました。
豪Westpac消費者信頼感(6月)は前回より弱い−2.6%になりました。
豪ドルも軟調になりました。
英FT紙が、
「ギリシャ債リスケは欧各国に最大200億ユーロの負担の可能性。」
との観測報道をしました。
スロバキアの財務相が、
「EUとECBが20日に開く会合でギリシャ向けの
追加支援計画が合意する公算は小さい。」
との見解を示しました。
東京時間ではリスク回避でユーロなどが軟調に推移しました。
豪第1四半期新規住宅は市場予想より強い3.1%になりました。
ギリシャの中銀が、
「ギリシャの銀行が欧州銀行間市場から締め出されている。
ギリシャ国内金融機関に対し一段の資本増強を要請する。」
との発表をしました。
豪RBA総裁が、
「物価抑制には金利の上昇が必要。7月のCPIは政策決定に重要。
インフレ率は上振れの可能性の方が高い。」
などの認識を示しました。
豪ドルが上昇しました。
格付け会社のS&Pのアナリストが、
「中国の住宅価格は与信逼迫と政府による規制の効果が表れ
今後1年で10%下落する可能性がある。」
との見解を発表しました。
スイスフランが軟調になりました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ECBは民間セクターの関与に反対しない。自主的であるべき。
部分あるいは完全なデフォルトは回避すべき。
ギリシャは民営化を進めるべき。」
などの見解を示しました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+26.53円で取引を終えました。
日工作機械受注確報(5月)は速報値より弱い34.0%になりました。
ロンドン時間前半ではユーロが軟調になりました。
ドル円が堅調に推移しました。
スイス生産者物輸入価格(5月)は予想より弱い−0.4%になりました。
「ギリシャで15日に今年3度目の大規模ゼネストが計画されている。」
との報道がありました。
英失業率(5月)は市場予想とおりの4.6%、
英失業保険申請件数推移(5月)は予想より弱い1.96万件になりました。
英2-4月期の失業者数は(ダウ・ジョーンズによると)
10年以上ぶりの大幅減少とはなりました。
市場反応はポンド売りになりました。
アイスランド中銀が政策金利を4.25%に据え置きました。
欧鉱工業生産(4月)は市場予想より強い0.2%になりました。
欧州議会の経済金融委員会が、
「伊中銀総裁のドラギ氏をECBの次期総裁とすることを承認。」
することを決定しました。
ギリシャのCDSスプレッドが1700bpに拡大しました。
ギリシャ10年債の利回りが17.662%になりました。
ポルトガルの国債入札では、
「3ヶ月債の平均落札利回りが前回より低い4.863%、
応札倍率が前回より低い2.4倍。
6ヶ月債の平均落札利回りが前回より低い4.954%、
応札倍率が前回より高い3.8倍。」
などの結果になりました。資金調達コストが低下しました。
ドル円が堅調傾向で推移しました。
仏政府報道官が、
「ギリシャの債務再編にはあらためて反対する。」
との表明をしました。
スペイン中銀総裁が、
「危機を過小評価するのは危険なことである。
資本増強が必要になればスペイン銀行救済基金は破綻する。」
との認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「ギリシャの4行を格付けBからCCCに格下げする。
見通しはネガティブ。」との発表をしました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャの格付けをCに引き下げる可能性。」
との発表をしました。
独財務省報道官が、
「全てのユーロ圏財務相の間でギリシャを支援する意思はある。」
との発表をしました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ギリシャ国債のロールオーバー計画を整備中。」
との発言をしました。
米消費者物価指数(5月)は3.6%、同コアが1.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米NY連銀製造業景気指数(6月)は予想より弱い−7.79になりました。
市場反応は揺れながらも米ドル買いになりました。
加製造業出荷(4月)は市場予想よりは強い−1.3%になりました。
米ネット長期TICフロー(4月 対米証券投資)は
市場予想より弱い306億ドルになりました。
米鉱工業遺産指数(5月)は+0.1%、米背日稼働率(5月)は76.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
限定的ながらドルが売られる市場反応になりました。
米NAHB住宅市場指数(6月)は市場予想より弱い13になりました。
NYダウが軟調に推移しました。
独財務相が、
「ユーロ圏はギリシャについて20日の決定を目指す。」
との発言をしました。
原油在庫は予想以上の340.6万バレルになりました。
欧州EFSFが、
「日本政府がポルトガル支援で11億円ユーロの債券を購入。」
との発表をしました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「ECBは民間関与を全て反対しているわけではない。
ウィーン・イニシアチブ方式を受け入れる可能性。
ヘアカットを伴うデフォルトには反対する。
ギリシャ問題は波及する恐れがある。」などの認識を示しました。
パパンドレウギリシャ首相が、
「最大野党の民主主義党のサマラス党首に対して
大連立が合意できれば首相を辞任してもよい。
統治不能なら選挙が必要。」などの発言をしました。
ユーロや資源国通貨がリスク回避で一段安になりました。
豪RBA総裁が、
「インフレ率が中期目標の2〜3%に沿い続けるようにするためには、
ある時点で金融政策の一層の引き締めが必要となる可能性が高い。」
との見解を示しました。
格付け会社のフィッチが「ロールオバーは債務不履行と認める。」
との見解を発表しました。
英財務相が、
「英経済は回復過程にあるが世界的な逆風にさらされている。
信用市場もまだ弱い。50%に引き上げた最高税率は一時的なもの。」
などの発言をしました。
英BOE総裁が、
「賃金上昇は抑制。マネーサプライの拡大は脆弱。
インフレはいずれ緩和する兆候。緊縮財政と緩和的金融政策が必要。」
などの認識を示しました。
加BOC総裁が、
「加は金融の不均衡に警戒すべき。米は緩やかな成長を続ける。」
などの認識を示しました。
米10年債の金利が3.00%を割り込みました。
NY原油(WTI)は94ドル台後半まで下落しました。
NYダウは前日比−178.84ドルで取引を終えました。

<6月16日(木)>

NZの財務相が、
「金利は低水準を維持することが望ましい。
NZドル高はNZ経済にとって強い逆風。
財政政策によってのみ通貨に影響を与えることが可能。」
などの見解を示しました。NZドルが下落しました。
ロイター通信が、
「人民銀行高官が目先に金融政策を緩和することはないと発言。」
との報道をしました。
英FT紙が、
「経済が成長軌道に戻るまでには2年にわたって
深刻な不況と過去最悪の失業率を経験する可能性。」
とのポルトガルの次期首相の見解を報じました。
英FT紙が、
「独はギリシャへの新たな救済策に態度を軟化させつつある。」
との観測報道をしました。
東京時間では日経平均やアジア株式市場が軟調に推移しました。
オランダ中銀総裁が、
「民間投資がギリシャへの追加支援への貢献で圧力を受けるなら、
ユーロ圏の救済基金の規模を2倍増の1兆5000億ユーロとすべき。」
との見解を示しました。
東京時間後半にユーロが下落してスイスフランが上昇しました。
ドル円がしだいに軟調になっていきました。
米財務省の国際資本動向(4月)では、
「中国が5ヶ月連続での米国債の売り越しを経て、4月に米国債を
買い越して保有高を拡大し最大の海外保有国にとどまった。」
ことなどが報告されました。
英BOE総裁が、
「利上げペースは銀行システムの再正常化や与信条件の緩和しだい。
英経済が利上げに耐えられると判断には時間がかかる可能性。」
などの認識を示しました。
日経平均は下落して前日比−163.04円で大引けました。
ロンドン時間前半では原油先物が軟調に推移しました。
スイス第1四半期鉱工業生産(前期比)は、
市場予想より弱い−9.2%になりました。
スイスSNBが政策金利を市場予想とおり据え置きました。
スイスSNB声明では、
「スイスフランは強い上昇を示した。
強いスイスフランが経済に対する主要リスクの一部。
世界経済は回復を続けている。世界経済には複数の心配がある。」
などが示されました。市場反応は限定的でした。
ECB月報(6月)では、
「インフレに強い警戒が必要。断固として時宜を得た行動を取る。
緊急措置は一時的なもの。適切に調整する。」
などが示されました。
仏大統領が「ユーロを守る必要がある。」との認識を示しました。
ユーロが一時反発しました。
英小売売上高指数(5月)は市場予想より弱い−1.4%になりました。
ポンドが下落しました。
欧消費者物価指数確報(5月 前年比)は予想とおり2.7%になりました。
ギリシャの第1四半期の失業率は前回より弱い15.9%になりました。
ギリシャ10年債の利回りが17.882%に上昇しました。
ユーロが下落する展開になりました。
レーン欧州委員が、
「ギリシャが7月に融資を受け取ることを確信している。
民間部門の役割は7月11日に最終決定の見込み。」
などの発言をしました。
ギリシャの2年債利回りが30%を突破しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ECBが保有する債券の償還期限の延長はECBの原則を破ることになる。
デフォルト後の債券を保有することもECBの原則を破ることになる。」
などの認識を示しました。
米住宅着工件数(5月)は56.0万件、米建設許可件数(5月)は61.2万件、
米新規失業保険申請件数は41.4万件、
米第1四半期経常収支は−1193億ドルと、
いずれも市場予想より強い結果になりました。
市場反応ははじめ米ドル買いからリスク選好動意になりました。
主要通貨ペアが反発しました。
米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(6月)は、
市場予想よりかなり弱い−7.7になりました。
構成項目の中では雇用が前回22.1に対して今回は4.1になりました。
ドル円が一時下落しました。
FRBのタルーロ理事が、
「自己資本規制とともにデリバティブ取引で証拠金の最低水準を
世界的に規制するなど国際的な取り組みが重要。」
との見解を示しました。
ギリシャの首相が「EUは危機に対する対処に間違いがあった。」
との発言をしました。
ギリシャ債CDSスプレッドが2050bpと過去最高になりました。
IMF国際通貨基金のスポークスマンが、
「ギリシャ支援を継続する準備が整っている。
ギリシャへの金融支援の実施へ話し合いは進んでいる。
次回ユーロ圏財務相会議で前向きな結果を予想している。
ただしギリシャ支援は合意済みの改革の実行が前提。」
などの発表をしました。ユーロが反発上昇しました。
NYダウは前日比プラス圏で推移しました。
米10年債利回りは低下傾向で推移しました。
EU大統領が「ユーロは安定。強い通貨。」との発言をしました。
ユーログループ議長が、
「民間部門の関与は自発的である必要。ECBの基本原則は守るべき。
IMFは次回の支払い能力を確実にする必要。
EUとIMFの救済額は債券保有者の役割による。
EUとIMFはギリシャ問題に対して大きな転換はない。」
などの見解を示しました。
ルクセンブルク中銀総裁が、
「物価安定はECBの主要な目標。
いくつかのユーロ圏の国の成長見通しは楽観的過ぎる。
支払期限の延長はギリシャの問題解決にならない。
ECBは期限延長を認めない。」
などの見解を示しました。
ギリシャ政府が、
「(大連立とならなかったことで行う)内閣改造は金曜日に延期する。
明日午前9時(現地時間)に発表。午後に宣誓就任の予定。」
との発表をしました。
仏大統領が、
「ギリシャの債務危機からユーロを守るために
責任感と妥協が必要なことを理解するべき。」
とEU加盟国に呼びかけました。
ユーロが押しては上げる展開になりました。
ドル円は軟調傾向で推移しました。
NY原油(WTI)は94ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+64.25ドルで取引を終えました。

<6月17日(金)>

日政府が来週発表する月例経済報告で景気の現状判断を
4ヶ月ぶりに上方修正する方針を固めたとの報道がありました。
トリシェECB総裁が、
「ギリシャの強制措置やデフォルトは回避する必要。
ユーロ離脱の可能性を提起した当局者はいない。」
などの発言をしました。
グリーンスパン前FRB議長が、
「ギリシャがデフォルトに陥る確率は高い。
デフォルトはほぼ確実。ギリシャのデフォルトは伝染する可能性。」
などの認識を示しました。
日銀議事録要旨では、
「前回に包括緩和の増額を提案した西村副総裁から
追加緩和の必要性は潜在的には大きいとの認識。
供給制約解消に関する不確実性は低下している。
電力安定供給の不確実性増している。」
などが示されました。
中国の毎日経済新聞が、
「中国当局が重要な人民元政策を19日に公表。」
と報道しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4716元の切上後最高値になりました。
東京時間前半では主要通貨ペアがやや軟調な揉み合いになりました。
ECBのリーカネン理事が、
「ユーロ加盟国支援がECBバランシートに及ぼすリスクは対処可能。」
との認識を示しました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャのハードなヘアカットには伝染のリスクがある。
ギリシャに対するプロセスは極めて困難になってきている。」
などの認識を示しました。
中国の外務次官が、
「欧州債務危機の解決を中国として支援する。」
と発言しました。
トリシェECB総裁が、
「いかなる形であってもギリシャのデフォルトは回避すべき。
信用事由につながりかねないギリシャ危機への対応も避けるべき。
それがECBの明確な立場。ユーロ圏は統治改革を実施する必要。」
などの認識を示しました。
市場反応は限定的でした。
原油先物が時間外取引で軟調に推移しました。
ユーロがしだいに軟調になっていきました。
日経平均は前日比−59.88円の9351.40円で週の取引を終えました。
「ギリシャ政府はベニゼロス国防相を財務相に指名する見通し。」
とのギリシャ内閣改造にかかわる報道がありました。
ロンドン時間前半ではドルストレートが下落の後に反発しました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
中国中部と南部を襲っている豪雨で
「中国政府は洪水警戒レベルを最高の4に引き上げた。」
との報道がありました。
中国上海株が3営業日続落になりました。 
ギリシャ10年国債の利回りが過去最高の18.9%をつけました。
欧貿易収支(4月 季調済)は予想より弱い−41億ユーロになりました。
欧建設支出(4月)は前月より強い0.7%になりました。
独財務相報道官が、
「7月のギリシャ救済に関して最終結論に至るかどうかは不明だが、
そうなれば素晴らしいこと。」
との見解を発表しました。
独の首相が、
「新たなギリシャ支援での民間投資家の関与では
ECBとともに取り組んでいく。」
との(ECBに歩調を合わせる妥協の)見解を示しました。
仏大統領が、
「仏と独はユーロを全力で支える。
ギリシャ問題の民間部門に対する解決策を見出した。
仏独はウィーン方式でのギリシャ債ロールオーバー支持で合意。
ギリシャ対応策ではECBとの間で完全合意が必要。」
などの発言をしました。
ダウ先物が堅調に推移しました。
欧州株式市場が反発しました。
米ドルが売られてユーロを中心にドルストレートが上昇して、
ドル円が軟調傾向で推移しました。
加卸売売上高(4月)は市場予想よりは強い−0.1%になりました。
IMF国際通貨基金が、
「今年の世界の経済成長率を4.3%と予想。
今年のユーロ圏の経済成長率は2.0%と予想。
ギリシャは救済措置の条件をコミットする必要。」
などの見解を発表しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)は
市場予想より弱い71.8になりました。
米景気先行指標総合指数(5月)は予想より強い0.8%になりました。
米下院が「7月13日にバーナンキFRB議長の議会証言を行う。」
との発表をしました。
マルタ中銀総裁が、
「金融政策は緩和的。来月に利上げが実施される公算。
ギリシャが直ちにデフォルトに陥る可能性は小さい。」
などの認識を示しました。
独財務省が、
「EUが週明け20日の財務相会合で新たなギリシャ支援策の枠組みを
合意する可能性。」との発表をしました。
独連邦債とPIIGS各国債の利回り格差が縮小しました。
揉み合いながらもドルストレートの上昇がしばらく続きました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「債務再編は市場に広範な影響が及ぶ。
債務再編はモラルハザードの問題を排除することもできない。
リーマン・ブラザーズの破綻を思い出すべき。」
などの見解を示しました。
ロシア株式市場が大幅続落しました。
NYダウがしだいに上げ幅を縮小しました。
ドルストレートの上昇も一服になりました。
原油価格が軟調に推移しました。
グリーンスパン前FRB議長が、
「中国は雇用創造のために為替をコントロールしている。」
との認識を示しました。
ベルギーの財務相が、
「ギリシャに再び支援が提供されなければ、
欧州はドミノ効果で問題が広がるリスクを背負うことになる。
支援する以外に選択肢はない。」
などの見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「伊のAA2格付けを引き下げ方向で見直す。
将来の利上げと脆弱な同国経済がプライマリーバランスの
黒字化達成を困難にする可能性」
との発表をしました。
NY原油TI)は93ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+42.84ドルの12004.36ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<6月20日(月)>

朝7時45分にNZ第1四半期製造業売上高、
朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(6月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(5月)、
昼12時にNZクレジットカード支出(5月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(4月)、日景気先行CI指数確報(4月)
午後3時に独生産者物価指数(5月)、
午後5時に欧経常収支(4月)、
などが予定されています。
また、時間は未定ですが(ロンドン時間の可能性)、
ギリシャ問題についても話し合われるEU・ユーロ圏の財務相会合が
予定されて注目されます。

<6月21日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録、
午後1時半に日全産業活動指数(4月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(6月)、
午後5時半に英公共部門ネット負債(5月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(6月)、
夜9時半に加小売売上高(4月)、加景気先行指標指数(5月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(5月)、
などが予定されています。
豪・(独)・加・米の指標には注目です。
また、この日にギリシャの新内閣の信任投票が予定されていて、
注目されます。

<6月22日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期経常収支、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧鉱工業新規受注(4月)、
夜11時に欧消費者信頼感速報(6月)、
同夜11時に米住宅価格指数(4月)、
深夜1時半に米FOMC政策金利、FOMC声明、
深夜3時15分からバーナンキFRB議長の記者会見、
などが予定されています。
英・(欧)・米の指標およびFRB議長の記者会見には注目です。

<6月23日(木)>

午前9時半に豪コンファレンスボード景気先行指数(4月)、
午後3時にスイス貿易収支(5月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(6月)、独サービス業PMI速報(6月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(6月)、欧サービス業PMI速報(6月)、
夜9時半にシカゴ連銀全米活動指数(5月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時に米新築住宅販売件数(5月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。
また、この日から24日までEU首脳会議が開催され注目されます。

<6月24日(金)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格(5月 前年比)、
午後5時に独IFO景気動向(6月)、独IFO現況評価値(6月)、
午後6時半から英BOE総裁の記者会見、
夜9時半に米第1四半期GDP確報、米第1四半期価格指数確報、
同夜9時半に米耐久財受注(5月)、
同夜9時半に米第1四半期個人消費確報、米第1四半期コアPCE確報、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。

さて先週は、ドル円では週初に80円台後半まで上昇した後に一時80円
台前半まで下落して、週半ばにかけて81円台に乗せるあたりまで上昇
して、そして週末にかけて80.00あたりまで下落する上下動になりま
した。

一方、ユーロドルは、週初から週中にかけて1.4500に迫るあたりまで
上昇して、その後に週後半にかけて一時1.4100を割り込むあたりまで
下落した後に週末に1.43台前半まで上昇する、ギリシャ関連の情報で
上下動するボラタイルな相場展開になりました。

他方、ポンドドルは、週初から週半ばにかけて1.64台前半まで上昇し
た後に週後半にかけて1.61台を一時割り込むあたりまで下落して、
週末に上下動しながらも1.62台に迫るあたりまで反発するボラタイル
な相場展開になりました。

そして、豪ドル米ドルは、週初から週前半にかけて1.0700を一時上抜
けるあたりまで上昇した後に週後半にかけて1.0500台を一時割り込む
あたりまで下落して、週末にかけて上下動しながら1.06台前半まで
反発上昇する上下動の相場展開になりました。

さて今週ですが、円については引き続き日本の政局不安や財政不安な
どによる円売りの潜在圧力や、日ボーナス時期による投信を通じての
海外投資での円売圧力があるとともに、日国債増発観測はあるものの
日長期国債先物が上昇傾向にある中にあって今週は6月20日に日国債
の大量償還が予定されていて、債券相場が強含みで推移する可能性が
あり、日長期金利が低下することによる円売り圧力がある一方、
震災後の生産の落込みに歯止めがかかってきたことで、今後の日本の
生産回復と輸出に伴い為替予約が活発になることによる円高圧力と、
強弱材料が交錯しているようです。

米ドルについては、先週の米小売売上高や米生産者物価指数、そして
米消費者物価指数や米新規失業保険申請件数および住宅着工件数や
米景気先行指標総合指数などが市場予想よりも強い結果になり、
一方、市場予想より弱かったNY連銀製造業景気指数や鉱工業生産指数
やフィラデルフィア連銀製造業景況指数などもあり強弱混在のマダラ
模様ながらも、週末の独仏首脳会談で欧州不安が一時後退したことも
あって、米10年債利回りは3.00%の節目を割り込んではいながらも、
2002年8〜10月以来の6週連続の下落で12000ドルの大台割れとなっ
ていたNYダウが7週目となる先週に週間で小幅上昇となって、
上下に揺れつつも先週後半にかけては基軸通貨としての米ドルでは
リスク選好の売りがみられました。

米要人の発言では今のところQE3に否定的な見解が多いようですが、
そのような中にあって22日深夜の米FOMCおよびFOMC声明とバーナンキ
FRB議長の記者会見の動向が注目されます。

ドル円相場では、先週の後半からはどちらかというと円よりは米ドル
主導の展開となったようで、週末の独仏首脳会談で欧州不安が一時
後退したこともあって、週間では上下動しながらも80.00円の節目
あたりまで下落しました。今週も材料の混在で読みにくい状況ながら
80.00〜79.80アラウンドのサポート・ゾーンを割り込むと79円台の
一段の下落となりそうですが、下抜けられなかった場合は80円台を
中心としたレンジ傾向の相場展開になる可能性がありそうです。

ユーロについては、利上げ期待がありながらも、13日に格付け会社の
S&Pが「ギリシャをCCCに3段階格下げする。見通しはネガティブ。」
と発表したことや、15日にムーディーズが「BNP、ソシエテジェネラル
、クレディアグリコルの仏大手3行を格下げ方向で見直す。」と発表し
たり、フィッチが「ギリシャの格付けをCに引き下げる可能性。ロー
ルオバーは債務不履行と認める。」との発表をしたり、ギリシャの
CDSが16日に過去最高の2050bpまで上昇したり、独連邦債とPIIGS諸国
の国債利回り格差の拡大、およびギリシャ問題を巡る報道や、ムーデ
ィーズによる「伊のAA2格付けを引き下げ方向で見直す。」発表などで
"てんやわんや"の大揺れの相場展開になりました。

そして、週末に独仏の首脳会談が行われて、償還を迎えるギリシャ債
の対応について、民間保有者が自主的に新発債へのロールオーバーに
応じる2009年の中東欧危機のときに習ったウィーン・イニシアティブ
の方式を軸とすることを両国が確認したことで、週末にユーロドルが
反発上昇しました。

ただ、今回のロールオーバーの案に対して格付け各社がどのような
見解を出すかは未知数で、格付け会社の中には「デフォルトに該当」
との認定をする可能性もあり、また、独では独議会のギリシャ支援
承認も条件となっているようで、さらには内閣改造をしたギリシャ
ですがギリシャ国内では大規模なデモやストが行われていて、また
ギリシャ内閣改造で延期となっているIMFからの支援条件の追加の
財政緊縮策がギリシャ議会を通過できるかどうかの難題や、21日の
ギリシャ新内閣の信任投票もあり、まだまだ前途多難のようです。

しかしながら、度重なるネガティブ材料があったわりにはユーロが
底堅い印象があり、市場には「なんだかんだと言ってもユーロ圏には
ギリシャのデフォルトを阻止する以外に選択肢はない。」との思惑
もあるようで、20日のEU・ユーロ圏の財務相会合で明確なギリシャ
支援が発表されれば、ユーロが一段の反発上昇になる可能性もあり
そうです。今週もギリシャ関連の報道に相場が大きく揺れる可能性
が高く、ボラタイルな相場展開が予想されるだけに、一方向のバイ
アスでチャートを見ずに柔軟にトレードしていきたいものです。

今週のポンドについては、22日の英BOE議事録が注目されますが、
タカ派の急先鋒のセンタンス委員が抜けて、新たにブロードベント
委員が加わることになって、一応はタカ派と目されているものの、
就任前の議会証言では現状の緩和スタンスを容認するハト派的な
発言もして動向が注目されます。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、金は堅調ながら原油価格
が93ドル台前半と軟調傾向で推移していることや、利上げ期待の後退
および中国、ブラジル、インドの株価指数が軒並み2〜3%下落して
いるなど新興国の経済減速懸念などがありますが、先週は1.0500の
節目をなんとか割らずにレンジ相場となりました。
また14日の中国経済指標の発表も無難に越えた印象がありますが、
14日に中国国営ラジオ放送が「中国は6月後半ないし7月初めに追加
利上げへ。」との観測報道をしているとともに、新華社が「中国人民
銀行は短期的に利上げしない公算。」と、中国利上げについては観測
が錯綜しているようです。

地合いはあまり強い様子はないようですが、米指標が悪いながらも
一部で改善が見られるとともに、NYダウが先週は小幅ながら週間で
上昇したこともあって、リスク選好動意が強まれば上昇する可能意が
ありそうです。ただ、ユーロドルに連れる動きとなる場合があると
ともに、14日の中国国営ラジオ放送の観測報道のように中国が利上げ
をした場合には中国経済減速懸念が強まり豪ドルが下落する可能性
もあることから、柔軟にトレードしていきたいものです。

経済指標関連では、20日のEU・ユーロ圏の財務相会合での発表、
21日の豪RBA議事録と独ZEW景況感調査(6月)に、
加小売売上高と米中古住宅販売件数(5月)、
22日の英BOE議事録に米FOMCとFOMC声明にFRB議長の記者会見、
23日の独の製造業とサービス業PMI速報に米新規失業保険申請件数と
米新築住宅販売件数、およびEU首脳会議での発表、
週末24日の独IFO景気動向(6月)に米耐久財受注(5月)と
米第1四半期GDP確報に米第1四半期個人消費確報、
などが注目されます。


さて今日は、始原回帰とトレードのお話です。

「日進月歩」という言葉がありますが、
最近はこの言葉が陳腐化するほど技術革新のスピードが
早くなっているという指摘があるようですね。

特にIT関連技術の革新のスピードは速いようで、
全てがそうではないにしても、最新の技術といわれるものが
ときにわずか数ヶ月で過去の技術になることもあるそうです。

このような時代に生きていると、
いやがおうにも先進を礼拝するようになって、
ほとんど疑うことなく「古いものは劣ったもの」という
ドグマ信仰になりがちですが、

休日などに海や山に行くと、
永きに渡って変らぬもののあることに
新鮮な驚きと憧憬を心に抱くことがあります。

人には先進を追い求めたい気持ちとともに、
時を経ても変らぬものを求めたい気持ちの両方が、
心の中に同居しているのかもしれません。

物事にはITのように技術革新が凄まじいものもある一方、
食文化の分野の箸やフォークや茶碗や皿などのように、
大昔から変らぬばかりか、おそらく遠い未来まで変り様のない、
ローテクながらも言わば究極的なものがありますが、
トレードについてはどのようなものなのでしょうか。

今日はそんな話題を取り上げてみたいと思います。

トレードの技術もIT技術の分野ほどではないにしても
コンピューティングを活用して
少なくとも日進月歩ほどは革新の歩みは続いているようです。

大手の金融機関の投資部門やヘッジファンドの中には
統計学と計量経済学的な分析で相場を解明しようとする
"クウォンツ"と呼ばれる精鋭の研究者たちを擁して
相場の研究が続けられていますし、

また、テクニカル・インジケーターにしても、
凄腕ハッカー並みのコンピューティングの猛者たちが
日々、開発にいそしんでいるそうで、

必ず誰かが負けるゼロサムの投機では、
「研究の遅れは負けを意味する」と考えるのも当然で、
相場の研究は一歩先へ抜きん出ようとしのぎが削られています。

このようなことを見聞きすると、
個人トレーダー程度のレベルでの研究で相場に立ち向かうには
「戦車に竹槍」の感もするものですが、

不思議なことに…、

弛まぬヘッジファンドなどの精鋭たちの研究をよそに
(トータルで)勝ち続けている個人トレーダーがいます。

そのタイプはもちろん一様ではなく、
様々なタイプの個人トレーダーがいますが、

凄腕ハッカーたちも脱帽するほどの
独自のコンピューティング分析をしている人もいれば、

逆に、研究の方向は真逆とも言える始原的アプローチで、

あたかも食文化で箸やフォークを使うように
変らぬローテクでいまだに相場に勝っている人もいます。

あるベテラン個人トレーダーが語ります。

「そりゃぁ、先進の競争をしたら個人レベルでは
 どんなに頑張ったってクウォンツたちに勝つのはたいへんだよ。
 頭脳のケンカをするには相手が強すぎる。
 でも、彼らとは全く別のアプローチ…、
 そう…。彼らがローテクと一顧だにしない視点では
 勝てる可能性が充分にあると思っているよ。」

「……。」

「あくまで私見なんだけれども…、
 彼らクウォンツたちのアプローチは基本的には分析で
 相場を要素に分解して統計学と計量経済学を駆使して
 そしてロジックを組み立てるものだと思うが、
 始原的な研究はそう深くはされていないように思っているわけさ。
 分析ではなく『事実をそのままあるがままに認識』して、
 そして分析とは逆ともいえる『集合』を駆使するならば、
 彼らのいる相場に参入しても勝てると思っているわけだ。
 というか、事実勝てているわけなんだけれどもね。」

「どういうことですか?」

「例えばさ、相場に勝つための基本指針に
 損小利大っていうのがあるよね。
 これはエグジットがテーマになることだが、
 分析的なエグジットの手法的アプローチでは
 インジケーターを使うとか、チャートポイントを目安にするとか、
 まぁ、いろいろあるわけだけれど、
 普通、エグジットでは多少の押し戻りを堪えて
 利大を目指そうとするのがよしとされているよね。」

「ええ、まぁ、基本的には…。」

「簡単なようだがこれは複雑に考えると頭が痛くなるほどの難問で、
 エグジットはエントリーよりも難しい場合があるけれども、
 連結しながら利大を目指す再エントリーというアプローチを
 加えると問題を単純化することができるんだよ。」

「どういうことですか?」

「再エントリーすることを前提とすれば、
 例えば上昇動意に乗ってロングしていたとすると、
 含み益となっている場合は、
 陰線示現が確定したならば単純にいったん利食うのもアリ、
 というわけさ。」

「ちょっと直ぐには納得できないんですけれど…。」

「幼稚すぎるとでも言いたいのかね。
 上昇動意に乗ってロングして、含み益となっていて、
 その後のどこかで陰線示現が確定したならば、
 単純に利食うというわけだが、
 一度押して再上昇したなら再びロングポジションを持つわけで、
 連結的に利大を目指していくということさ。」

「……。」

「逆の言い方をすれば、レートの動きが振動していても、
 含み益となっていて陰線が示現せずに陽線が続く限り、
 ジタバタせずロングを持ち続けるということだよ!」

「……!」

「単純で始原的ではあるけれども明快だろう。」

「でも…、大きな陰線で確定となるときには
 ロングでの含み益を吐き出してしまうこともあるのでは?」

「あははっ。企業秘密っていうのかな。
 そんなこともあるんで、あまり教えたくはないんだけれどもね。
 相場の格言に利食いは脱兎の如しというのがあるが、
 確かに機敏さも大切になる。そのような場合のために、
 トレードの執行を検討している時間軸より
 一段小さな時間軸で陰線確定を見る方法があるのだよ。」

「なるほど…!
 そして、先ほど言った集合とは何のことですか?」

「動意の集積としてレートの動きが綺麗なチャートになっている
 時間軸を探してそのタームでトレードをするということさ。」

「なんのことかさっぱり解りませんが…。」

「たとえば分足でチャカチャカとレートが上げたり下げたり
 神経質な動きでいったい相場がどうなっているのか、
 というイヤラシイ相場があるだろう。
 そのようなときに無理に分足でトレードすると
 翻弄されて負けやすい場合があるのだよ。」

「ええ。まぁ、そんなときもありますね。」

「でも、そんなときでも、例えば4時間足で
 美しいトレンドを描いていることがあるんだ。」

「……。」

「そのような場合は、相場が美しいトレンドを描いている
 その時間軸とシンクロしている場合が多く、
 あくまでも例だけれども、例えば4時間足で
 美しいトレンドを描いていたならば、
 4時間足をタームとしたトレードをすれば
 勝ちやすいというわけさ。」

「……。」

「もちろんその逆もあって、例えば4時間足で
 ゴチャゴチャ汚いチャートでも、分足で
 すっきりとした美しいトレンドを描いていることもある。
 つまりは、無理に特定の時間軸にこだわらず、
 トレードするタームも相場に従えというわけだよ。」

ふーん。なるほどぉ。

箸やフォークを使うように
変らぬローテクの始原回帰のアプローチでトレードしている
ベテラン・トレーダーもいるのですね。

ちょっとは参考になりそうです。



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私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX トレードと適応のお話


中国の輸入ではEUが前年同期比+35.1%となって、
今は欧州が中国最大の輸入先となっているのだそうですね。

●先週の主な出来事

<6月6日(月)>

先週末5日に実施されたポルトガル総選挙では
中道右派の野党の社会民主党が勝利して野党が過半数を獲得しました。
ポルトガル与党社会党のソクラテス現首相が辞任しました。
一部の通信社が、
「ユーログループ議長がユーロ圏17ヵ国がギリシャの追加支援で
合意すると見通しを示した。」
との報道をしました。
アイルランド向けの第5回目となる2億2,458万ドルの融資を
IMF理事会が3日に承認したとの報道がありました。
BIS国際決算銀行の四半期報告書では、
「日本で起こった東日本大震災は日本だけでなく
世界経済と金融市場の先行きに様々な影響を与えている。
日銀などの迅速な対応で市場は落ち着きを取り戻している。」
などが示されました。
RBAウォッチャーのマッカラン氏が
「豪RBAは7月会合で利上げの可能性。」
との見解を示しました。
独シュピーゲル紙が、
「ギリシャが2013と2014年の支援も必要とする場合は
新たに支援は1000億ユーロを突破する可能性。」
との観測報道をしました。
豪ANZ求人広告件数(5月)は前月比で−6.5%と弱い結果になりました。
豪州株式市場が一時3ヶ月ぶりの安値をつけました。
米国債金利の低下が一服になりました。
東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本の首相の交代は格付け上ではネガティブになる。」
との見解を発表しました。
日経平均は前週末比−111.86円で9400円台を割り込んで引けました。
仏中銀のノワイエ総裁が、
「現在のECBの金利は非常に低い水準。
消費者物価指数を低水準に抑えるために必要な行動をとる。
ユーロ圏は広く回復している。
欧州危機は各国にダメージを残した可能性。」
などの認識を示しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「刺激策の解除は極めて難しい作業。
経済情勢に従って決定される必要。
保有証券の償還資金の再投資を停止すれば正常化の着手になる。
また、QE3のハードルもとても高い。」
などの見解を示しました。
米ゴールドマンが訴訟手続きで生じる潜在的な損失の推定値として
27億ドルになるとの発表をしました。
欧投資家信頼感指数(6月)は市場予想より弱い3.5になりました。
欧生産者物価指数(4)月は前年比で予想より強い6.7%になりました。
市場反応は限定的でした。
ロンドン時間ではドル円など主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「債務再編は最後の手段であるべき。
ギリシャのデフォルトは理性的なことではない。」
との認識を示しました。
ヒポスイスの最高投資責任者が、
「16日の四半期政策決定会合では
スイスフラン高を背景に政策金利を据え置く可能性。
スイス中銀は9月に初めて利上げをする可能性。」
などの見解を示しました。
ロンドン時間ではドルの巻き戻しが見られました。
加住宅建設許可件数(4月)は市場予想より弱い−21.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
IMF国際通貨基金が、
「英中銀は景気回復に伴い緩やかな引き締めを実施すべき。
英国は力強い財政緊縮策の継続をすべき。
英銀行システムには脆弱性が残っている。
英の2011年の成長予想を1.5%に下方修正。」
などの発表をしました。
IMFのリプスキー専務理事代行が、
「ギリシャの計画は債務再編を想定していない。」
との認識を示しました。
NY時間ではドル円がやや反発した後に揉み合う展開になりました。
加Ivey購買部協会指数(5月)は市場予想より強い69.1になりました。
格付会社のフィッチが、
「ハンガリーの格付け見通しをネガティブから通常に変更する。
ギリシャの債務交換が行われた場合はCに格下げの可能性。」
などの発表をしました。
NY時間ではドルストレートがやや軟調傾向で推移しました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「ギリシャ発クレジットイベント(信用事由)は回避が絶対に必要。」
との認識を示しました。
タカ派のフィラデルフィア連銀総裁が、
「雇用統計は期待外れだったが景気は回復基調にある。
現在見られる脆弱性の大半は一過性の可能性。」
などの認識を示しました。
トリシェECB総裁が、
「非標準的と標準的政策は厳格に区別される。
二次的な影響の回避に向けて行動すべき。
ギリシャの債務再編やヘアカット(債務減免)は不適切。」
などの発言をしました。
レーン欧州委員が、
「リスク対策は景気回復を保護した。
国際的な支援がなければギリシャはデフォルトに直面。」
などの見解を示しました。
ユーログループ議長が、
「ユーロは他の主要通貨に対して過大評価されている。」
との認識を示しました。
ムーディーズが、
「トルコの経常赤字は拡大。
同国のソブリン債格付けを2段階以上に引き下げる可能性。」
との発表をしました。
NY原油(WTI)が100ドルの大台を割り込みました。
NYダウは前週末比−61.30ドルで取引を終えました。

<6月7日(火)>

ギリシャの首相が、
「政策に対する国民投票を検討。
救済交渉は完了していなくここ数週間が重要。」
などの発言をしました。
ボストン連銀総裁が、
「経済指標の明確な減速は緩和的な金融政策の
解消の時期に変化をもたらす可能性。
現在の指標は弱いが米国の下期の成長は力強いものになる可能性。
成長は3%成長を見込んでいる。
金融政策の次のステップに言及するのは時期尚早。
さらなる量的緩和についてはデフレ見通し次第。
いまのところはその兆候はない。」
などの見解を示しました。
ダラス連銀総裁が、
「米景気回復ペースは鈍いが二番底に陥るとは予想していない。
下半期に経済成長は3%に加速。インフレは抑制される見通し。
QE3を実施すべき利点は今のところ見当たらない。
FRBが成長加速を後押しするため追加措置を講じる必要はない。」
などの見解を示しました。
独紙ハンデルスブラッドが、
「スロバキアがEFSFによるギリシャ追加支援に反対している。」
との報道をしました。
NZの財務相が、
「財政赤字の減少予想による海外投資家への国債販売減少が、
NZドル高圧力の緩和になった。」
との認識を示しました。
「独政府が独国内で稼動の17基の原子力発電所のすべてを
遅くとも2022年までに閉鎖することを決定した。」
との報道がありました。
この決定で独電気料金が1割増になるとの観測報道がありました。
東京時間では円が売られてドル円が堅調傾向で推移しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4816元の切上後最高値になりました。
中国の地元紙の経済参考報が、
「中国人民銀行は今週末に0.25%の利上げを実施する可能性。」
との観測報道をしました。
米独の首脳会談で、
「独首相が欧州は債務危機を克服するだろう。」
との発言をしたとの報道がありました。
ダウ・ジョーンズが、
「EUはギリシャ向けの新たな金融支援策の一環として、
ギリシャへの投融資残高の維持を銀行に促す策定をしている。」
との報道をしました。
豪RBA政策金利は大方の市場予想とおり4.75%で据え置きになりました。
豪RBA声明では、
「現行の若干引き締め気味の金融政策は引き続き適切。
消費者物価指数は今後12ヶ月間に目標にさらに近づくと予想。
商品価格は総じてやや弱含んだ。雇用の拡大ペースは減速。
欧州の銀行や債務問題は引き続き不透明。
世界の金融の状況は依然として緩和的。」
などが示され利上げの示唆はありませんでした。
豪ドルが下落する市場反応になりました。
東京時間では豪ドルを除く主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+62.60円で4営業日ぶりに反発しました。
スイス消費者物価指数(5月)は市場予想より強い0.4%になりました。
中国国家外為管理局が、
「ドル資産の極端な保有にはリスクがある。
ドルは他通貨に対し下落し続ける可能性。」
との見解を示しました。
ロンドン時間ではドルが売られて、
ドルストレートが堅調傾向で推移しました。
欧小売売上高(4月)は市場予想より強い0.9%になりました。
独製造業受注指数(4月)は市場予想より強い2.8%になりました。
ロンドン時間ではダウ先物が堅調に推移しました。
バローゾ欧州委員長が、
「欧州圏の経済は重要な局面。
景気の見通しについては不確定な要素が残る。
EU加盟国の多くは一段と野心的な歳出削減の計画が必要。」
などの見解を示しました。
ダラス連銀総裁が、
「米景気回復ペースは鈍いが二番底に陥るとは思わない。
量的緩和第3弾QE3は必要ない。QE2は6月に終了。
リセッションのリスクはないがデフレ状態にはある。」
などの認識を示しました。
NY時間では経済指標の発表はありませんでしたが、
NYダウが堅調に推移しました。
ドルストレートの多くがやや堅調傾向の揉み合いになりました。
欧州委員会が、
「各国が計画を実行できれば、2011年の財政赤字はGDPの4.3%、
2012年の財政赤字は同3.1%に低下することを見込んでいる。」
との発表をしました。
シカゴ連銀総裁が、
「2011年のGDPは3.0%〜3.25%を見込んでいる。
回復基調が後退した気配はない。追加の量的緩和は必要ない。」
などの見解を示しました。
「独与党のキリスト教民主同盟と独自由民主党が、
ギリシャへの追加支援に民間部門の大きな関与を求める
動議を議会提出する。」との報道がありました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャ支援に債務を繰り延べる案を盛り込む動きがあるが、
民間債権者が自発的に借り換えに応じるとは考え難い。
デフォルトに相当する可能性。
2009年のウィーン・イニシアチブとは異なる。」
などの見解を示しました。
米3年債の入札では、最高落札利回りが0.765%、
応札倍率が前回よりわずかに低い3.28倍になりました。
米消費者信用残高(4月)は予想より強い62.47億ドルになりました。
独財務相が「ギリシャ国債は7年延長すべき。」
との見解を示しました。
バーナンキFRB議長の講演では、
「緩和的な金融政策はまだ必要。
最近のデータは雇用情勢注意深く見守り続ける必要性強調。
持続的な雇用創出がなければ自立的な回復は困難。
雇用の回復は下半期に見込まれる。
景気回復は潜在的水準を大幅に下回るも緩やかなペースで拡大。
景気回復は下半期に上向く可能性が高い。
FOMCのメンバーの大半が最近のインフレを一時的とみなしている。
インフレは最近上昇したが商品価格安定でやがて低下。
インフレが目標に一致した水準にとどまるよう行動する。
FRBのインフレに対する努力はドルにとってプラス要因。
再生赤字の多くは経済的な弱さに因る。
力強い経済がドルのファンダメンタルズを支える。
財政赤字への対処で信頼できる長期計画が緊急に必要。」
などが示されました。QE3の示唆はありませんでした。
NYダウがしだいに軟調になって行きました。
ドル円が一時80円あたりまで下落しました。
NY原油(WTI)は99ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−19.15ドルで取引を終えました。

<6月8日(水)>

オセアニア時間ではドル円が一時反発しました。
IMF国際通貨基金が、
「ポルトガルへの融資は重大なリスクを伴う。
ポルトガルの成長鈍化は債務状況を悪化させる恐れがある。
ポルトガル経済改革計画は債務懸念を緩和できない恐れがある。」
などの発表をしました。
日国際経常収支(4月)は市場予想より強い4056億円、
日国際貿易収支(4月)は市場予想より弱い−4175億円になりました。
世界銀行が、
「米国の2011年経済成長予想を2.6%に下方修正。
ユーロ圏の2011年の経済成長率予想を1.7%に上方修正。」
などの発表をしました。
ダドリーNY連銀総裁が、
「米経済の回復は積極的な刺激にもかかわらず標準以下。
商品価格には急激な上昇が続かないと信じる根拠がある。
住宅投資は当面大幅な増加は見込めない。
FRBはインフレ抑制を目指しドルの購買力を維持していく。
景気回復を阻害しないペースで財政健全化を始める必要。」
などの見解が示されました。
フィナンシャルアジア紙が、
中国経済の金融危機を懸念する記事を掲載しました。
豪住宅ローン許可件数(4月)は市場予想より強い4.8%になりました。
市場反応は限定的でした。
東京時間ではリスク回避の動意になり、
ドルが買い戻されユーロドルなどドルストレートが軟調になりました。
また円が買われてドル円が80円台を割り込み下落しました。
クロス円も軟調になりました。
WSJ紙が「豪ドルのリスクを懸念する。」との記事を掲載しました。
スウェーデンの地元紙の電子版が、
「クウェート投資庁(KIA)が英金融大手RBSに出資する方向で検討。」
との報道をしました。
日財務相と会談していたリプスキーIMF筆頭副専務理事が、
「ギリシャ支援計画には自信がある、目的を達成できる可能性。
日本経済の回復を確信している。
ギリシャの債務借り換えはまだ不確実な話。
アイルランド問題は順調。」
などの認識を示しました。
日経平均が前日比プラス圏に反発しました。
主要通貨ペアも反発上昇が見られました。
日景気ウォッチャー調査現況判断DI(5月)は、
市場予想より強い36.0になりました。
スイス失業率(5月)は市場予想より強い2.9%になりました。
日経平均は前日比+6.51円で大引けました。
独貿易収支(4月)は109億ユーロ、独経常収支(4月)は88億ユーロと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ロンドン時間ではドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートの多くも軟調傾向の揉み合いになりました。
一部通信社(MNI)が、
「英国経済が弱い状況が続き財政再建目標を達成できなかった場合、
AAA格付けを失う恐れがある。」
とのムーディーズのシニアアナリストの見解を報道をしました。
ポンドがこの発表を受けて下落しました。
格付け会社のムーディーズが、
「英国のAAA格付けの安定的見通しを確認。
成長率が低下し財政計画が未達なら再検討もありえるが
それは基本シナリオではない。」
との発表をしました。
ポンドが一時上下動になりました。
ダウ先物や欧州株式市場が軟調に推移しました。
欧第1四半期GDP改訂値は市場予想とおりの0.8%になりました。
ドラギ伊中銀総裁が、
「強いドルは米国と世界にとって利益。
急激な為替相場の変動は経済を傷める可能性。」
との認識を示しました。
独鉱工業生産指数(4月)は市場予想より弱い−0.6%になりました。
ユーロが売られる相場展開になりました。
一部の通信社が、
「中国人民銀行政策委員が米国債のデフォルトを懸念すると発言。」
との報道をしました。
加住宅着工件数(5月)は市場予想より強い18.36万件になりました。
市場反応は限定的でした。
OPEC事務総長が「総会は合意に達しなかった。」と発表しました。
原油価格が堅調に推移しました。
原油在庫は484万5000バレルの減少になりました。
米10年債利回りは3%を下回って推移しました。
格付け会社のフィッチが、
「米国が債務上限を8月2日までに引き上げなければ、
米ソブリン格付けの見通しをネガティブにする。」
と発表しました。
NY時間ではユーロドルが軟調になりました。
その他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いになりました。
IMFとEUとECBのトロイカレポートでは、
「ギリシャの11年のGDPは−3.8%、12年は0.6%の見通し。
ギリシャの財政赤字は12〜13年にピーク。
ギリシャの12年の市場復帰は不可能。当初予想より深刻で長期化。」
などが示されました。
米10年債の入札では、最高落札利回りは2.967%、
応札倍率は3.23倍になりました。
独財務相が、
「ギリシャ支援は2014年までに900億ユーロ必要。
追加的な財政支援とともに債務再編が必要。
そうしなければギリシャは国家破綻となりかねない。
民間債務者に対し7年の返済を待つよう期待。」
などの見解を示しました。
仏政府が
「いかなる条件でもギリシャの債務再編に反対する。」
との意志を再表明しました。
ユーロ圏内に意見の相違が見られました。
米地区連銀経済報告では、
「経済活動は全般的に引き続き拡大。
NY、フィラデルフィア、アトランタ、シカゴが減速。
製造業は大半の地区で引き続き拡大。
金融以外のサービスは安定したペースで拡大。
個人消費はまちまち。住宅は引き続き弱い。
労働市場は大半の地区で引き続き緩やかに改善。」
などが示されました。
NY原油(WTI)は100ドル台に再び乗せました。
NYダウは6日続落して前日比−21.87ドルで取引を終えました。

<6月9日(木)>

カンペータ独副財務相が、
「ユーロ圏がギリシャ債のソフト債務再編のモデル構築で
作業部会の設置を検討している。
ECBとIMFとユーロ圏各国政府が作業部会に加わる。」
との発表をしました。
RBNZが政策金利を2.50%に据え置きました。
RBNZ声明では、
「今後2年間に徐々に金利上昇と予想。
経済見通しは改善。地震の影響は今は限定的になった。
復興需要は2012年のGDPを2%押し上げると見込む。
商品価格は引き続き高い。回復の兆候は継続している。
NZドル高は一部の輸出業者にとってマイナス。
利上げのタイミングは景気回復の速度しだい。」
などのポジティブな見解が示されました。
NZドルが上昇しました。
NZ財務相が、
中国が向こう5年でNZとの貿易を倍にしたいと望んでいる。」
との発言をしました。
日第1四半期GDP2次速報は
前期比年率で市場予想より弱い−3.5%になりました。
日第1四半期GDPデフレータ2次速報は
前年同期比で市場予想とおりの−1.9%になりました。
市場反応は限定的でした。
RBNZの総裁が、
「市場介入によってトレンドを動かすことはできない。
金利に関して忍耐強くなることができる。
今日の市場反応はオーバーリアクション。」
などの認識を示しました。
ダウ・ジョーンズが、
「複数の大手多国籍銀行は独提案の
ギリシャ国債の償還期限延長案に支持を表明。」
との報道をしました。
豪新規雇用者数変化(5月)が市場予想より弱い0.78万人になりました。
豪失業率(5月)は市場予想とおり4.9%になりました。
豪ドルが下落しました。
東京時間ではドル円など豪ドルを除く主要通貨ペアの多くが
上下動しながらも堅調傾向で推移しました。
NZドルは上昇した後に一時軟調になりました。
北京訪問中のラガルド仏財務相が、
「ギリシャの債務解決策は自発的なものとなる必要。
非自発的なギリシャ債務再編には反対する。
IMFは中国人民元の国際化を支援していく。」
などの見解を表明しました。
IMFのリプスキー専務理事代行が、
「中国のインフレは年末までに4%に減速する可能性。
中国はもっと金利政策を活用する必要。
中国経済は今年と来年に約9.5%成長となる見通し。」
などの見解を示しました。
アジア株式市場が軟調に推移しました。
日消費者態度指数(5月)は市場予想より弱い34.2になりました。
日工作機械受注速報(5月)は前回より強い前年比34.2%になりました。
日経平均は3日小幅続伸して前日比+17.69円で大引けました。
仏中銀が第2四半期GDP見通しを前期比0.4%に下方修正しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「一段の量的緩和へのハードルは非常に高い。
米失業率は2012年末に7〜7.5%になる可能性。」
などの見解を示しました。
英商品貿易収支(4月)は予想より強い−73.89億ポンドになりました。
ロンドン時間前半では主要通貨ペアが神経質な上下動になりました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャ救済のための明確な数字を示すには早過ぎる。」
との発言をしました。
英BOEが政策金利を市場予想とおり0.50%で据え置きました。
欧ECBが政策金利を市場予想とおり1.25%で据え置きました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い42.7万件になりました。
米貿易収支(4月)は市場予想よりは強い−437億ドルになりました。
米輸出(4月)が過去最大になりました。
加新築住宅価格指数(4月)は市場予想より強い0.3%になりました。
加国際商品貿易(4月)は市場予想より弱い−9億加ドルになりました。
ダウ先物が上昇しました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「インフレ抑制のため強い警戒"Strong Vigilance"が必要。
インフレは総じて上振れ圧力。金利決定は全会一致。
マネーの基調的な拡大ペースは徐々に回復。
金融スタンスは依然として緩和的。
最近の経済指標から見てユーロ圏の景気は基調的に明るい。
不確実性は高まった。流動性は潤沢。物価圧力になる可能性。
向こう数ヶ月インフレは明らかに2%以上で推移する可能性。
インフレ率の上昇が二次的影響につながらないことが非常に重要。
リファイナンス・オペでの応札額の全額供給を継続する。
ECBはヘアカット及び債務再編を支持しない。
純粋に自発的でない措置は排除する。
利上げペースについては何ら示唆していない。
次回利上げの可能性はあるが事前のコミットはしない。
強いドルが米国の国益との当局者の発言重要。」
などが示されました。
ECBのスタッフ予想では、
「2011年GDP予想は1.5〜2.3%成長に上方修正。
2011年インフレ率は2.5〜2.7%に上方修正。
2012年GDP予想は0.6〜2.8%に下限引き下げ。
2012年インフレ率は1.1〜2.3%に上限引き下げ。」
などが示されました。
ECB総裁がインフレへの強い警戒を示しましたが、
利上げペースについては何ら示唆していないとも述べて、
市場反応はいったんの材料で尽くしで利食いの好機となったか
ユーロが事実売りを浴びてストップを巻き込みながら急落しました。
EUが「ギリシャ支援第2弾は約450億ユーロの見通し。」
との発表をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの銀行を格下げ方向で見直す。
ギリシャがデフォルトになった場合は
アイルランドとポルトガルのデフォルトリスクを上昇させる。
ユーロ圏諸国のデフォルトリスクは増加傾向。」
などの発表をしました。
米卸売在庫(4月)は市場予想より弱い0.8%になりました。
IMFの報道官が、
「ギリシャプログラムでは債務再編は検討されていない。」
と発表しました。
NYダウが7営業日ぶりに堅調に推移しました。
NY時間では資源国通貨が堅調に推移しました。
格付け会社のフィッチが、
「スペインは欧州債務危機から分離していない。
ギリシャは困窮した債務交換の結果としてCへ格下げされる可能性。
ポルトガルとアイルランドの格付けは
ギリシャがデフォルトの場合には見直される。」
などの見解を示しました。
タカ派のフィラデルフィア連銀総裁が、
「FRBはインフレ暴走を許さないと明示する必要。
正式なインフレ目標を設定する必要。」
などの見解を示しました。
FRBのイェレン副議長が、
「住宅在庫は高止まりの可能性。
住宅市場の回復は融資の引き締めで抑制。
住宅価格の下落が家計に深い傷を残している。」
などの認識を示しました。
NY時間後半はドル円が堅調傾向で推移しました。
米30年債の入札では、最高落札利回りが4.238%、
応札倍率が前回より低い2.63倍になりました。
ルクセンブルクの中銀総裁が、
「債務再編を巡る間違った考え方はユーロの信認を損なう。
民間債権者の関与については議論に参加していない。
景気については減速リスクがある。
エネルギー価格についてはいずれ下落する可能性。」
などの見解を示しました。
米10年債の利回りが3%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は101ドル台後半で引けました。
NYダウは上昇幅を縮小して前日比+75.42ドルで取引を終えました。

<6月10日(金)>

NZ中銀のポラード総裁が、
「NZドルの上昇に驚いている。市場反応は行き過ぎ。」
との認識を示しました。
NZドルが上げ幅を縮小しました。
独の財務相が、
「今年の成長率は3%をわずかに上回る可能性。」
との認識を示しました。
アトランタ連銀総裁が、
「欧州でデフォルトがあっても米国への深刻な影響はない。
日本の大震災は米国の成長を鈍化させたが一時的に留まる。
米国の議会は債務上限を引き上げると認識。
米成長は緩やかなペースで持続している。」
などの見解を示しました。
独ハンデルスブラット紙が、
「独銀行協会は充分なインセンティブが確保された場合、
ギリシャ国債の償還期限延長に関与する可能性。」
との観測報道をしました。
日第三次産業活動指数(4月)は2.6%、
日国内企業物価指数(5月)は前年比で2.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
東京時間では日経平均が堅調に推移しました。
東京時間前半では仲値からドル円が軟調になり、
ドルストレートが堅調傾向で推移しました。
韓国中銀が政策金利を0.25%引き上げ3.25%としました。
中国貿易収支(5月)は前回値より拡大しましたが、
市場予想より弱い130.5億ドルになりました。
市場反応は限定的でした。
中国の輸入(5月)は市場予想より強い結果になりました。
中国の最大の輸入先がEUになったとの報道がありました。
ブルームバーグが、
「FRBは銀行資本の年次審査の対象を上位19金融機関以外に
拡大する可能性。資産500億ドル以上の金融機関が審査対象の見通し。」
と観測報道しました。
PIMCOのCEOが、
「最近発表された米国や海外の経済指標の弱さを懸念。
企業収益の増加はこうした環境では続かない。
世界経済成長が減速している可能性。」
との見解を示しました。
アジアの株式市場は軟調傾向で推移しました。
東京時間の後半からユーロや豪ドルなどの
ドルストレート通貨ペアが軟調に転じました。
ダウ先物が軟調傾向で推移して日経平均も上げ幅を縮小しました。
日経平均は4日続伸の前日比+47.29円で大引けました。
独消費者物価指数(5月)は前年比で予想とおりの2.3%になりました。
独卸売物価指数(5月)は前回値より弱い0.0%になりました。
ロンドン時間前半ではユーロドルなどドルストレートが
軟調傾向で推移しました。
独の財務相が、
「ギリシャ及び欧州の状況は深刻。
7月分のギリシャ支援を可能にすることが必要。
EU・IMFなどの報告はギリシャへの追加支援の必要性を示す。」
などの認識を示しました。
トリシェECB総裁が、
「ECBは危機を通じてインフレ期待を抑制してきた。
ユーロは目覚しい成功という認識。
ユーロ圏は過去12年間において米国よりも多くの雇用を創出した。
ユーロ圏の財政は全体的に見て健全。」
などの認識を示しました。
中国上海株式市場が前日比プラス圏で引けました。
英鉱工業生産(4月)は−1.7%、英製造業生産高(4月)は−1.5%、
英生産者仕入価格指数(5月)は−2.0%、
英生産者出荷価格指数(5月)は0.2%と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
英生産者物価指数コア(5月)は市場予想とおりの3.4%になりました。
ポンドが下落しましたが、その後一時急反発しました。
独連銀が「2011年の独成長率予想を+3.1%に引き上げる。」
との発表をしました。
一部の通信社が
「独下院議会がギリシャ追加支援法案を可決の見通し。」
との観測報道をしました。
ユーロが反発する場面がありました。
3ヶ月物ドルLIBORが一時過去最低の0.24850%になりました。
加雇用ネット変化率(5月)は+2.23万人、加失業率(5月)は7.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加ドルが買われる市場反応になりました。
10年物の独連邦債とアイルランド国債とのスプレッドが
一時過去最高の823bpに拡大しました。
トリシェECB総裁が、
「ユーロ圏全体として2013年までに財政赤字を域内GDP比3%未満に
抑制するという目標に向けて順調に進んでいる。
しかし、ギリシャやポルトガル、アイルランドなど多くの国が
経済成長と雇用拡大への広範囲な構造改革をいまだ実施していない。
ユーロ圏に自己満足できる理由はまったくない。」
などの認識を示しました。
米輸入物価指数(5月)は市場予想より強い0.2%になりました。
加第1四半期労働生産性指数は市場予想より弱い0.4%になりました。
加ドルが売られる市場反応になりましたが限定的でした。
米10年債利回りが3%を割り込んで推移しました。
NY時間ではNYダウが軟調に推移しました。
商品市場が軟調に推移しまた。
ドルストレート通貨ペアが軟調に推移しました。
NY連銀総裁が、
「経済成長は下期に加速する可能性。経済回復は緩やか。
経済見通しのダウンサイドリスクは増大。
景気の圧迫要因は一時的。
商品価格の低下でインフレの拡大は緩やか。」
などの認識を示しました。
英NIESRのGDP予想(5月)は前月より強い0.4%になりました。
ECBのシュタルク理事が、
「7月の利上げ実施の可能性は非常に高い。
インフレの上振れに強い警戒が必要。
利上げの際には効果見極めのタイムラグの考慮が必要。
ECBは不透明感の高まりを考慮する必要がある。
ECBが再編後のギリシャ国債を資金調達オペの担保として
受け入れ続けることを前提としているが、
既発債と交換された償還期限の長いギリシャ国債について、
ECBが担保として受け入れる保証はない。」
などの見解を示しました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「ECBは国債の償還期限延長の案すべてを排除するわけではない。」
との見解を示しました。
米FRBが、
「年次資本審査の対象の金融機関を大手米銀35行に拡大させる。」
との方針を示しました。
ギリシャの5年物国債のCDSスプレッドが
1561と過去最大まで拡大しました。
米財政収支(5月)は市場予想よりは強い−576億ドルになりました。
ブルームバーグが、
「米金融機関は金融規制改革法に定められたボルカー・ルールを
順守するためトレーディング部門の閉鎖縮小を進めている。
バンク・オブ・アメリカは債券の自己売買部門を閉鎖する。}
との報道をしました。
NY金先物は前日比−13.50ドルの1529.20ドルで引けました。
NY原油(WTI)は前日比−2.64ドルの99ドル台前半で引けました。
ダウは前日比−172.45ドルの11951.91ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<6月13日(月)>

※豪・スイスが祝日で休場です。

朝8時50分に日機械受注(4月)、
夜10時からトリシェECB総裁の講演、
深夜3時から英MPCウィール政策委員の講演、
などが予定されています。

<6月14日(火)>

朝8時01分に英RICS住宅価格(5月)、
午前11時に中国消費者物価指数(5月 前年比)、
同午前11時に中国生産者価指数(5月 前年比)、
同午前11時に中国鉱工業生産(5月 前年比)、
同午前11時に中国小売売上高(5月 前年比)、
正午過ぎに日政策金利、
午後1時半に日鉱工業生産確報(4月)、
午後4時前後から日銀総裁記者会見、
午後5時半に英消費者物価指数(5月)、英小売物価指数(5月)、
同午後5時半に英DCLG住宅価格指数(4月)、
夜9時半に米小売売上高(5月)、米生産者物価指数(5月)、
同夜9時半に加第1四半期設備稼働率、
夜11時に米企業在庫(4月)、
深夜4時半からバーナンキFRB議長の講演(財政問題)、
などが予定されています。
中国・英・米の指標には注目です。

<6月15日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期小売売上高、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感(6月)、豪Westpac先行指数(4月)
午前10時半に豪第1四半期新規住宅、
午前11時から豪RBA総裁の講演、
午後2時に日金融経済月報(6月)、
午後3時に日工作機械受注確報(5月 前年比)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(5月)、
午後5時半に英失業率(5月)、英失業保険申請件数推移(5月)、
午後6時に欧鉱工業生産(4月)、
夜9時半に米消費者物価指数(5月)、NY連銀製造業景気指数(6月)、
同夜9時半に加製造業出荷(4月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(4月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(5月)、米設備稼働率(5月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(6月)、
深夜4時35分から加BOC総裁の講演、
深夜4時45分から英BOE総裁の講演、
などが予定されています。
NZ・英・(欧)・米の指標には注目です。

<6月16日(木)>

朝7時45分にNZ第1四半期製造業売上高、
午前10時にANZ消費者信頼感指数(6月)、
午前10時半に豪新車販売台数(5月)、
午後4時15分にスイス第1四半期鉱工業生産、
午後4時半にスイス政策金利、SNB声明
午後5時にECB月報、
午後5時半に英小売売上高(5月、
午後6時に欧消費者物価指数確報(5月)、
夜9時半に米住宅着工件数(5月)、米建設許可件数(5月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米第1四半期経常収支、
同夜9時半に加国際証券取扱高(4月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀景況指数(6月)、
などが予定されています。
スイス・英・米の指標には注目です。

<6月17日(金)>

朝8時50分に日銀政策会合議事録要旨、
午前9時からトリシェECB総裁の講演、
午後6時に欧貿易収支(4月)、欧建設支出(4月)、
夜9時半に加卸売売上高(4月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(5月)、
などが予定されています。
米の指標には注目です。

さて先週は、ドル円ではムーディーズが「日本の首相の交代は格付け
上ではネガティブになる。」との見解を発表したことや、フィラデル
フィア連銀総裁など複数の要人が「QE3のハードルはとても高い」との
見解を示したことなどで、一時上昇する場面がありましたが、
中国国家外為管理局が「ドル資産の極端な保有にはリスクがある。
ドルは他通貨に対し下落し続ける可能性。」と見解を示したことや、
バーナンキFRB議長の講演で緩和的な政策はまだ必要としながらも、
QE3への言及がなかったことと欧州問題の再燃もあってNYダウが軟調に
推移したことによるリスク選好度の低下で、週中にかけて円買い動意
が強まり79円台後半まで下落する展開になりました。
そしてその後、ECBのトリシェ総裁の記者会見で次期利上げを示唆する
コードワードが用いられましたが、ユーロドルが事実売りを浴びて
下落したことによるドル買いもあり、また9日のNYダウが7営業日
ぶりに反発したこともあって米長期金利が一時反発したことでドル円
も堅調傾向となました。その後、10日に韓国中銀が利上げしたことで
一時円が連れ高になる場面を経ながらも、週末にリスク回避の動きが
高まる中で、ドルストレートの下落によるドル買いの影響もあったか、
80円台前半まで上昇する揺れる相場展開になりました。

一方、ユーロドルは、ポルトガル総選挙で与党社会党のソクラテス現
首相が辞任したことや、フィッチが「ギリシャの債務交換が行われた
場合はCに格下げの可能性。」と発表をしたことで揺れながらも、
トリシェECB総裁の「二次的な影響の回避に向けて行動すべき。」との
発言もあって利上げ期待で週前半に1.4700のチャートポイント抜けの
トライが見られましたが、ポイントを超えには至りませんでした。
そして、ユーログループ議長が「ユーロは他の主要通貨に対して過大
評価されている。」との認識を示したことや、ムーディーズが「民間
債権者が自発的に借り換えに応じるとは考え難い。(債務繰り延べは)
デフォルトに相当する可能性。」との見解を示したことや、IMFとEU
とECBのトロイカレポートで「ギリシャの12年の市場復帰は不可能。
当初予想より深刻で長期化。」などが示されたことや、ECBとEUとの
ギリシャのソフトな再編に対する見解の対立もあり、ギリシャを中心
とするリスク懸念が再燃して軟調になっていたことろで、トリシェ
ECB総裁の記者会見を迎えることになりました。

トリシェECB総裁の記者会見では「インフレ抑制のため強い警戒
"Strong Vigilance"が必要。」と次期利上げのコードワードが
用いられて、一時ユーロドルが反発しましたが、「利上げペースに
ついては何ら示唆していない。次回利上げの可能性はあるが事前の
コミットはしない。強いドルが米国の国益との当局者の発言重要。」
とも発言したことや、ECBのスタッフ予想で2011年の予想は上方修正
されたものの「2012年GDP予想は0.6〜2.8%に下限引き下げ。2012年
インフレ率は1.1〜2.3%に上限引き下げ。」などが示されたことも
あって、利上げペースが緩慢になるとの観測や6月末のファンド筋の
決算もあってか、また同日にムーディーズが「ポルトガルの銀行を
格下げ方向で見直す。ユーロ圏諸国のデフォルトリスクは増加傾向。」
などの発表をしたこともあって、トリシェECB総裁による次期利上げの
コードワードが用いられたにもかかわらず、ユーロドルが手仕舞いを
主導とした事実売りを浴びて、週末のNYダウの大幅下落に相俟って
リスク回避の動意が優勢になり大幅下落する相場展開になりました。

他方、ポンドドルは週はじめに上値のトライは見られたものの、
IMFが「英銀行システムには脆弱性が残っている。英2011年成長予想
を1.5%に下方修正。」などの発表で軟調になる場面がありました。
その後、スウェーデンの地元紙の電子版が「クウェート投資庁(KIA)
が英金融大手RBSに出資する方向で検討。」との報道で反発したり、
一部通信社(MNI)が「英国経済が弱い状況が続き財政再建目標を達成
できなかった場合AAA格付けを失う恐れがある。」とのムーディーズ
のシニアアナリストの見解を報道したことで一時軟調になったり、
その後ムーディーズが「英国のAAA格付けの安定的見通しを確認。
成長率が低下し財政計画が未達なら再検討もありえるがそれは基本
のシナリオではない。」との火消しの発表をしたことで上昇したりと
神経質な相場展開となりましたが、週後半からはユーロドルの下落に
歩調を合わせるように軟調になり、週末のNYダウの大幅下落に相俟っ
てリスク回避の動意が優勢になり下落する相場展開になりました。

そして、豪ドル米ドルは週はじめにRBAウォッチャーのマッカラン氏が
「豪RBAは7月会合で利上げの可能性。」との見解を示しことで上値を
トライする動きが見られましたが、中国の地元紙の経済参考報の中国
利上げの観測報道や、豪政策金利の発表に伴うRBA声明で利上げの示唆
が見られなかったことなどで軟調になりました。その後一時ドル売り
で反発する場面もありましたが、豪ドルNZドルでの軟調や、原油先物
が不安定に推移したこと、そして豪雇用統計が弱い結果となったこと
に加え、新興国の引き締め懸念とともにNYダウや新興国の株式市場が
軟調傾向となっていることでリスク選好度が低下したことなど弱い材
料が重なって、週末のNYダウの大幅下落に相俟ってリスク回避の動意
が優勢になり軟調傾向の相場展開になりました。

さて今週ですが、円については引き続き日本の政局不安や財政不安な
どによる円売り圧力の潜在や、日ボーナス時期による投信を通じての
海外投資での円売り圧力がありますが、一方、NYダウなど株式市場
が軟調となっていることによるリスク選好度の低下や、短期国債の
需要は堅調ながら震災に関連しての日国債増発観測による日長期金利
への上昇圧力、そして、震災後の生産の落込みに歯止めがかかって
きたことで、今後の日本の生産回復と輸出に伴い為替予約が活発に
なることによる円高圧力が指摘されているとともに、ドルストレート
通貨ペアの下落に伴うドル買いの影響もあり、目先のドル円ではやや
モメンタムの上昇傾向が見られるものの、材料の混在で読みにくい
状況となっているようです。ドル円ではしばらく79円台後半から80円
台後半のレンジ相場となる可能性がありますが、今後レンジがどちら
に抜けていくか注目されます。

米ドルについては、NYダウが2002年8〜10月以来の6週連続の下落で
12000ドルの大台割れとなりましたが、米新規失業保険申請件数が市場
予想より弱かったものの、米失業保険継続受給者数では改善が見られ
ていたり、ここのところ弱い米指標の中にあって、米貿易収支(4月)は
市場予想よりは強い結果となって、米輸出(4月)が過去最大になった
ことや、米輸入物価指数(5月)が市場予想より強かったり、米財政収支
(5月)に改善が見られるなどもあり、マダラ模様ではありながらも、
米要人の発言では今のところQE3に否定的な見解が多いようで、米国の
通貨としての米ドルとしてはまだ積極的に買いづらい状況ながら、
欧州問題によるリスク懸念や株式市場の軟調に伴うリスク回避で、
米ドルの巻き戻しの動きとなって、ドルインデックスでもいったんの
底打ちとなりつつあり、基軸通貨としての米ドルでは買い戻しが見ら
れているようです。

ユーロについては、トリシェECB総裁の記者会見で「インフレ抑制の
ため、強い警戒"Strong Vigilance"が必要。」と次期利上げのコード
ワードが用いられましたが、利上げペースが緩慢になるとの観測や
6月末のファンド筋の決算も影響したか、株式市場の軟調と相俟って
センチメントは悪い材料に反応しやすい状況になっているようです。

ギリシャ債務の返済期限延長や自発的な借り換えが注目されますが、
EUとECBの意見が対立しているとともに、格付け会社が債務延長は
デフォルトもしくは信用事由にあたる可能性を示唆していて、
5年物ギリシャ国債CDSスプレッドが1561と過去最大まで拡大悪化
していることで示されているようにリスク懸念は強くなっている
ようです。

ユーロドルでは、今後、5/23〜6/7の上昇の半値下落水準となる1.43
アラウンドのサポートゾーンでの瀬戸際の売り買いの攻防で、日足
レベルで下落トレンドになるか、あるいは上昇トレンドに復帰でき
るか、節目での相場展開が注目されます。いったん反発する可能性も
あるものの、下抜けた場合は再び1.4000へのトライになる可能性が
ありそうです。

今後はギリシャ政府が閣議決定を経て議会に提出した中期財政プラン
が6月28日の採決でどうなるのか、そして6月20日からのユーログル
ープ会合での動向および6月23日からの欧州首脳会議などが焦点と
なりそうですが、超緊縮策にギリシャ国民とギリシャ野党は反発を
強めていて不透明感はいっそう高まっているようです。
万一、ギリシャ議会で中期財政プランの採決が難航したり否決され
たりするとするとギリシャ支援への大番狂わせとなるだけに、ギリ
シャ議会の動向が注目されます。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、金は堅調ながら原油価格が
100ドル前後で不安定な動きとなっていることや、NYダウおよび新興国
の株式市場が軟調となっていることによるリスク選好度の低下や、
中国の経済減速懸念と中国利上げの懸念や新興国の引き締め懸念などが
あるとともに、利上げ期待が後退していることでセンチメントは弱く
なっていますが、下落が日足レベルでのレンジで留まるか、ダウン
トレンドになるかの1.0500アラウンドの節目での売り買いの攻防が
焦点となりそうです。14日の中国の経済指標が注目されます。

経済指標関連では、14日の中国経済指標と英消費者物価指数に
米小売売上高と米生産者物価指数、
15日のNZ第1四半期小売売上高と英雇用統計に
米消費者物価指数とNY連銀製造業景気指数に対米証券投資、
16日のスイス政策金利とSNB声明に英小売売上高と
米新規失業保険申請件数に米住宅着工件数に
そしてフィラデルフィア連銀製造業指数、
17日のミシガン大学消費者信頼感指数速報などが注目されます。


さて今日は、トレードと適応のお話です。

私は将棋が好きでもう10年以上も前になりますが、
毎日のように将棋道場に通っていた時期がありました。

棋書も新刊が出るたびに買い求め、
当時はとても熱心に将棋の研究をしていました。

でも将棋というものはとても奥が深く、
簡単には強くはなれませんでした。

万年初段という状況を何年も乗り越えることができず、
悩んだ末に、いろいろと用いる戦法を変えて
四間飛車戦法を研究して実戦を試みますが、
当時は居飛車穴熊戦法が猛威を振るっていて
なかなか振り飛車では勝てずに苦しんでいました。

そんなときに通っていた道場の席亭に

「やはり振り飛車戦法では勝てないのでしょうか。」

と尋ねたところ、

「少しばかり振り飛車を研究したからといって、
 あんた自身が負けていることをもってして
 四間飛車戦法自体が劣っているなとどは言えないよ。
 かつて大山名人が四間飛車で棋界を制したように、
 四間飛車自体は決して劣った戦法などではない。
 勝ってる人はちゃんと四間飛車で勝っているよ。
 負けているのは佐野さんあんたが弱いからさ。」

毒舌の席亭の言葉にムッとしていると、

「詳しい定石書でも書いてあることは中盤の入り口までだよ。
 将棋はそこから力の差が出るんだよ。
 佐野さんの将棋を見るところ受け将棋だが、
 それはそれでよいとしても、振り飛車で相手の攻めを
 受け止めようとばかりしている。それじゃダメだ。
 振り飛車では『さばく』という感覚が大切で、
 相手の飛車が自陣に成りこんでくることを極端に恐れず、
 相手にも攻めさせて、そして自分の駒もさばいていくように
 肉を切らせて骨を切る感覚で
 状況に応じて指し手を適応できなくてはならないんだよ。」

「適応?」

「そうさ…。感覚と、そして状況に応じた指し手の適応だ。
 どんな戦法を学んでも適応がまずいと勝てないものだよ。
 適応と読みの差が棋力の差になるんだよ。
 繰り返すけど、強い人はちゃんと四間飛車で勝っているのだ。
 自分自身がその戦法で勝てないからといって、
 四間尾車が劣った戦法などというのはあんたの錯覚だよ。
 はっきり言うが、ただ佐野さんあんたが弱いだけだ。」

「……。」(そこまで言うことないでしょうが…。)

さて…、

トレードでも私が将棋で経験してきたようなことを
よく見聞きします。

「レジスタンスやサポートなんて全くあてにならないよ。
 反転することもあれば、抜けることもある。
 結局、どちらも有りーので何も決定されてはいないのさ。
 レジサポでトレードに勝てりゃ誰も苦労しないぜ。」

100年以上も長きに渡って多くの著名トレーダーが愛用して
支持され続けてきたチャールズ・ダウの理論を基にした
レジスタンスやサポートの考え方や手法でさえも、
トレード経験がまだ浅いトレーダーに
いとも簡単にバッサリ切って捨てられることがあります。

手法で負けた自身の経験は事実としても、
それで手法を簡単に否定することはできないものです。
ダマシに対する認識や適応がまだできていないこともあるからです。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラの著書の
「デイトレード」の中の一節にはこう記されています。

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、
 突然、下抜けしたとしよう。しかし、それは
 支持線の概念が機能しないことを示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、
 テクニカル分析の概念として、
 最も価値のあるメッセージなのである。」

「このメッセージは、相場の『変化』を伝えているのである。」

どのようなトレード手法も例外なき定理や絶対則などではなく、

どのような手法でもダマシにあうことがあるものですが、

そのダマシにさえも別の認識の観点からは
市場からのメッセージを読み取ることができるものなのですね。

「レジスタンスやサポートが機能しなくなったということは、
 レンジ相場がトレンド相場へと変化してきていることや、
 上昇や下落の動意がそれだけ強くなってきていることを告げる
 市場からのメッセージであったり。」

「レジスタンスやサポートを少し抜けて戻ったときには、
 レンジ相場が継続することを示していたり、
 あるいはトレンドに乗るトレードのエントリーの執行が
 まだ時期尚早であることを市場が教えている
 メッセージであったり。」

「そして、買っても売ってもダマシにあうときには、
 今はトレードをすべき相場の状況ではないことを
 市場が知らせているメッセージであったり。」

などがあるもので、

一見、こじつけのようではあっても、
ダマシに対する効用を認識できるようになると
トレードの適応力も身につけることができる場合があるようです。

ダマシにあってしまった場合は損切りとはなりますが、
ときにその代償として貴重な市場からのメッセージを
市場に入ったマインド・オンの状態で受け取ることができるのですね。

もちろん、

ダマシにあうことは少なくしていかなくてはなりませんが、

失敗からの学びを深化させることで、

「ブレーク初動にはダマシが多い。」

「いったん押しや戻りを待って、
 押してからの再上昇や、戻ってからの再下降を狙おう。」

などのトレードの経験に基づく知恵を蓄えたり、

また、ダマシ軽減のためのフィルターを自分なりに加えたり、

などのマイ・ルールで強化して

手法を自分のものとしていくこともできるものです。

トレードの世界ではレジスタンスラインやサポートライン、
そしてトレンドラインや移動平均線など基礎的な手法だけで
ほんとうに勝ち続けている人がいます。

もしかしますと、基本手法では勝てないという人は
ほんとうの基本手法の使い方を知らないだけなのかもしれません。

「あれもダメ、これもダメ。」と

完全無欠の聖杯を彷徨い求めるように次から次へと手法を求める
永遠のドリフター(放浪者)となるよりも、

時の洗礼を受けても今なお有効な基本手法―

そう…。

今なお、トレードのコアの手法として、
勝ち続けているトレーダーがいる事実のある基本手法を

自身の失敗からの学びを深化させることで適応力を増強して
使いこなせるようになりたいものですね。



<ご案内>
私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


FX 規律―成功へのカギのお話


先週末の米雇用統計は驚きの結果になりましたね。

●先週の主な出来事

<5月30日(月)>

独誌が、
「ギリシャは5回目の融資の条件の財政目標をクリアできない。」
との観測報道をしました。
英FT紙が、
「欧州はギリシャに追加融資の供与にあたり税徴収や国有資産の
民営化に国際社会が介入するなどの前例のない救済策を協議。」
との観測報道をしました。
NZ貿易収支(4月)は市場予想より強い11.13億NZドルにりました。
NZ輸入(4月)は市場予想より強い46.5億NZドル、
NZ輸出(4月)は市場予想より弱い35.4億NZドルになりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ギリシャの債務再編が規則正しく行われるとの考え方はお伽話。
ギリシャの債務再編も再プロファイリングも行われない。
ギリシャの債務再編やユーロからの脱退は死刑宣告のようなもの。」
などの発言をしました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4856元の切上後最高値になりました。
豪財務相が、
「豪第1四半期GDPは国内外の天災で1%ほど押し下げられた。」
との見解を発表しました。
NZの首相が、
「NZ政府はNZドル高を懸念している。」
との発表をしました。
東京時間では主要通貨ペアがややドル買いの揉み合いになりました。
日経平均は前週末比−16.97円で大引けました。
ロンドン市場はスプリング・バンク・ホリデーで休みでした。
主要通貨ペアが小幅な上下動の揉み合いになりました。
独財務省が、
「ギリシャ債務に関する報告書は今週に提出される可能性が高い。」
との発表をしました。
格付け会社のS&Pが、
「東京電力の長期信用格付けを6段階引き下げジャンク級にする。」
との発表をしました。
アイルランドの財務相が、
「現行の救済措置は2013年末まで含まれている。
不測の事態に賄える資金を有している。
2012年には市場に暫定的に復帰していきたいと考えている。」
との発言をしました。
伊国債の入札では83億ユーロの調達となり無事に終了しました。
英BCC商工会議所が、
「英2011年の成長見通しを1.3%に下方修正。
英2011年の消費者物価指数の見通しを4.5%に上方修正。
英2011年の政策金利の見通しを1.00%とする。」
などの発表をしました。
ポンドがしばらく軟調傾向で推移しました。
NY市場はメモリアルデーで休みでした。
加GDP(3月)は市場予想より強い0.3%になりました。
加第1四半期GDP(年率換算)は3.9%、
加第1四半期経常収支は−89億加ドルと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
市場反応は加ドル売りになりました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャの完全な債務再編は選択肢にはない。
6月末までにギリシャに関する決定行う予定。」
などの発言をしました。
NY株式市場は祝日で休みでした。

<5月31日(火)>

日失業率(4月)は市場予想とおりの4.7%になりました。
日全世帯調査消費支出(4月)は予想より弱い−3.0%になりました。
日鉱工業生産速報(4月)は市場予想より弱い1.0%になりました。
WSJ紙が、
「独がギリシャへの新たな支援融資を促進するために、
債務再編を求める姿勢を撤回することを検討中。」
との観測報道をしました。
リスク回避が後退してユーロドルが堅調になりました。
また他のドルストレートもしばらく堅調に推移しました。
NBNZ企業信頼感(5月)は前回より強い38.3になりました。
NZドルがしばらく堅調に推移しました。
豪第1四半期経常収支は予想より弱い−104.47豪ドルになりました。
豪住宅建設許可件数(4月)は予想よりは強い−1.3%になりました。
豪民間部門信用(4月)は前年比で予想より弱い3.3%になりました。
豪ドルがしだいに軟調になって行きました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4845元の切上後最高値になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本国政府の格付けを引き下げる方向で見直す。
日財政赤字削減の達成が困難になることを懸念。
長期的には日本国債の発行が困難になる状況への圧力がある。」
などの発表をしました。
円が全面安となってドル円が急上昇しました。
クロス円も堅調になりました。
NYダウ先物が堅調傾向で推移しました。
ボルカー元FRB議長が、
「FRBはインフレの高まりで近く金融引き締めが余儀なくなる可能性。
現時点ではコアインフレ率は2%弱にとどまり抑制されている。」
などの見解を示しました。
日住宅着工戸数(4月)は前年比で予想より強い0.3%になりました。
日建設工事受注(4月)は前年比で前回より強い31.4%になりました。
スイス第1四半期GDPは市場予想より弱い0.3%になりました。
日経平均は前日比+188.76円で大引けました。
独小売売上高(4月)は市場予想より弱い0.6%になりましたが、
同前年比では市場予想より強い3.6%になりました。
中国上海株式市場が9日ぶりに反発して1.37%高になりました。
独失業者数(5月)は市場予想より弱い0.8万人になりました。
独失業率(5月)は市場予想とおりの7.0%になりました。
市場は可能は限定的でした。
欧消費者物価指数速報(5月)は、
前年比で市場予想より弱い2.7%になりました。
欧失業率(4月)は市場予想とおりの9.9%になりました。
発表直後の市場反応は限定的でしたがその後ユーロが押されました。
ドルLiborの3ヶ月物金利が0.25288%に低下しました。
加鉱工業製品価格(4月)は市場予想より弱い0.5%になりました。
加原材料価格指数(4月)は市場予想より強い6.8%になりました。
NY原油先物が堅調傾向で推移しました。
加中銀が政策金利を市場予想とおり1.00%で据え置きました。
加中銀の声明では、
「大規模な金融刺激策の一部はいずれ終了。
刺激策の縮小は慎重に検討する必要。基調インフレは抑制。
消費者物価指数が近く3%を超える可能性。
2012年半ばまでには目標の2%前後になる可能性。」
などが示されました。
市場反応は加ドル買いになりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(3月)は前年比で、
市場予想より弱い−3.61%になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(5月)は予想より弱い56.6になりました。
格付け会社のフィッチが「仏のAAA格付け維持を確認。」
との発表をしました。
欧州の株式市場がギリシャが債務再編を免れるとの期待感を背景に
堅調傾向で推移しました。
米消費者信頼感指数(5月)は市場予想より弱い60.8%になりました。
ドル円がロンドンフィキシングあたりまで軟調に推移しました。
ポンドもしばらく軟調に推移しました。
ダラス連銀製造業活動指数(5月)は予想より弱い−7.4になりました。
ドラギ伊中銀総裁が、
「ECBの金融政策は依然として緩和的。
ECBの役割は中期的な物価安定を保証すること。
支援は厳格な条件で実行。支援は加盟国間の財政移転ではない。
各国は合意済みの財政再建計画を完全に履行していくことが適切。」
などの見解を示しました。
格付け会社のフィツチが、
「2015年までに500億ユーロ相当の国有資産を民営化の新計画を含め、
ギリシャ当局が直面する課題の規模は大きい。
政治上のリスクが増す状況でギリシャ当局の遂行能力は疑わしい。」
などの見解を発表しました。
ECBのウェリンク理事が、
「ECBは相当量のギリシャ国債を担保として保有。
これはギリシャの債務再編を支持しない数多くの理由の一つ。
債務再編を議論するのは時期尚早。
インフレ率の一段の加速を防ぐことがECBの役割。
インフレが一段と高まると考えるならば追加的金融措置が必要。」
などの見解を示しました。
米10年物国債利回りが3.040%割れまで下落しました。
NY原油(WTI)は102ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+128.21ドルで取引を終えました。

<6月1日(水)>

米下院が連邦債務の上限を無条件で引き上げる法案を否決しました。
ギリシャの地元紙が「ギリシャと欧州・IMFとの合意が近い。」
との観測報道をしました。
オーストリア中銀総裁が、
「ECBはインフレを非常に注意深く監視。
オーストリアのインフレは比較的高い水準にとどまる可能性。
2012年にはオーストリアのインフレが低下する可能性。
国家の財政状況はその国の信頼性を示す重要なシグナル。」
などの見解を示しました。
豪製造業景況指数(5月)は前回より弱い47.7になりました。
中国製造業PMI(5月)は市場予想より強い52.0になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4837元の切上後最高値になりました。
豪第1四半期GDPは市場予想より弱い−1.2%になりました。
数字的には過去20年間で最大のマイナス成長になりましたが、
一部でより悪い結果になると観測していた向きや、
昨夜に豪ドルが下げて先行織り込みをしていたこともあってか
市場反応は豪ドル買いになりました。
豪財務相が、
「4-6月期は力強い回復となる見通し。自然災害で輸出に打撃。
刺激策の解消がGDPを0.4%押し下げる可能性。」
などの見解を示しました。
東京時間はややドル売り動意の展開になりました。
ドル円が下げては上げる上下動になって、
ドルストレートが堅調傾向で推移しました。
東京時間ではダウ先物が小幅高で推移しました。
日経平均は前日比+25.88円で大引けました。
独FAZ紙が、
「IMFは6月末のギリシャへの5回目の融資を実行しない可能性。」
との観測報道をしました。
後に同紙が、
「IMFは新たな600億ユーロ規模のギリシャ支援に加わる公算。」
と報じました。
ユーロが報道に振り回されて急落しては戻す荒い値動きになりました。
独FT紙が、
「ギリシャ国債を対象としたソフトな債務再編も排除していない。」
とする欧中銀当局者の発言を報じました。
スイス実質小売売上高(4月)は前回より強い7.5%になりました。
SVME購買部協会景気指数(5月)は予想より強い59.2になりました。
スイスフランが堅調になりました。
独製造業PMI確報(5月)は予想より弱い57.7になりました。
欧製造業PMI確報(5月)は市場予想より弱い54.6になりました。
英製造業PMI(5月)は市場予想より弱い52.1になりました。
英消費者信用残高(4月)は市場予想より強い5億ポンドになりました。
ポンドが軟調傾向で推移しました。
ポルドガルの3ヶ月物国債の入札では、
平均落札利回りが前回より高い4.967%、
応札倍率が前回より高い2.70倍になりました。
EUが「ギリシャ債の借り換えに際し投資家向けインセンティブを検討。」
との(債務再編がありえることを匂わす)発表をしました。
独財務相が、「ギリシャについての報告は週末に行われる可能性。」
との認識を示しました。
ユーロがしだいに軟調になって行きました。
米チャレンジャー人員削減予定数(5月)は
市場予想より弱い−4.3%になりました。
米ADP雇用統計(5月)は市場予想よりかなり弱い3.8万人になりました。
ドルが売られてドル円やクロス円が下落しました。
米10年債利回りが低下して3.00%を割り込みました。
レーン欧州委員が、
「ギリシャへの支援計画とりまとめは6月20日までに行う。
ギリシャの資金調達ではEUが保証をすべき。」
などの発言をしました。
トリシェECB総裁が、
「政策対応の時期がきわめて重要。
危機への対応には常に警戒が必要。」
などの認識を示しました。
米ISM製造業景況指数(5月)は市場予想より弱い53.5になりました。
米建設支出(4月)は市場予想より強い0.4%になりました。
NYダウや金を除く商品市場が軟調になりました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ギリシャは合意された改革案に従う限り底なしの樽にはならない。
ECBは物価動向および物価安定へのリスクを注意深く監視。
物価安定を維持の義務を果たすため必要なことを行う。」
などの見解を示しました。
米財務省が「連邦借り入れ権限は8月2日で失効と再確認した。」
との連邦債務にかかわる月間報告を発表しました。
リスク回避で主要通貨ペアが軟調になりました。
金価格が上昇しました。
「ECBはギリシャ国債の繰り延べ計画を支持する。」
とのECB関係者の談話が報じられました。
独首相が、
「今週末のギリシャ財政状況報告を踏まえ追加支援の是非を決定。」
との発言をしました。
英BOEのフッシャー委員が、
「BOEは量的緩和の拡大を検討する可能性。」
との見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャの格付けを3段階引き下げる。見通しはネガティブ。」
との発表をしました。
ユーロドルなどが一段と下落してNYダウも下落しました。
ギリシャ財務省が、
「ムーディーズの決定は2011年の財政目標達成や、
民営化計画の推進に向けたギリシャ政府の取り組みを見落としている。」
と発表しました。
ECBのシュタルク理事が、
「デフォルトとみなされない場合はギリシャ債務繰り延べも検討。」
との見解を示しました。
NY原油(WTI)は100.29ドル、金先物は1543.20ドルで引けました。
NYダウが前日比−279.65ドルの大幅下落で取引を終えました。

<6月2日(木)>

週末の米雇用統計のエコノミストの予想値が
16万人〜15万人増あたりとする下方修正が多くみられました。
レーン欧州委員が、、
「欧州委とECBとIMFからなるトロイカ(三頭立て馬車)が
ギリシャの支援に向けて数日中に新たな計画を策定。」
との認識を示しました。
トリシェECB総裁が、
「将来の危機を未然回避するため恒久的な警戒姿勢を維持すべき。
ECBは今後も物価の安定を確保していく。」
などの認識を示しました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ギリシャの既発債が償還を迎えた際に銀行が自発的に
新発債購入に合意する案を検討する用意がある。
経済は構造的に減速しているわけではない。経済回復は続くと予想。
政策金利のさらなる変更を検討。変更の時期は経済と金融指標しだい。」
などの見解を示しました。
豪貿易収支(4月)は市場予想より弱い15.97億豪ドル、
豪小売売上高(4月)は市場予想より強い1.1%になりました。
市場反応は豪ドル買いとなりましたが限定的でした。
世界最大の債券ファンド米ピムコのCEOが、
「現在は過剰な流動性が存在していて二番底にはならない。
FRBはQE3を実施しない見込み。」
との見解をCNBCのインタビューで示しました。
FRBのイェレン副議長が、
「FRBの緩和的政策スタンスは依然として適切。」
との発言をしました。
ダウ・ジョーンズが、
「ギリシャの首相が3日にユーログループ議長を訪問して
ギリシャの金融および財政状況について協議。」
との報道をしました。
東京市場およびアジアの株式市場が全面安になりました。
東京時間のドル円は上げては下げる上下動になりました。
東京時間ではユーロドルが反発しましたが、
他のドルストレートは揉み合いになりました。
サンフランシスコ連銀総裁が、
「米経済が著しく改善すれば利上げが必要になる。
FRBの景気刺激策はデフレを防いだ要因。
FRBの国債買い入れは2012年までにGDPを3%押し上げ、
300万人の雇用を創出する可能性。」
などの認識を示しました。
菅首相が、
「震災一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継ぎたい。」
との発言をしました。
中国上海総合指数が年初来安値を更新しました。
日経平均は前日比−164.57円で大引けました。
菅内閣不信任案は否決されることになりました。
スペインの3年債と4年債の国債入札が
発行予定額の上限に近い39億5,300万ユーロと好調でした。
スペインの首相が、
「外部からの援助は不要。
対GDP6%の財政赤字目標は達成できる見込み。」
との発言をしました。
ロンドン時間ではユーロが堅調に推移しました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
英建設業PMI(5月)は市場予想よりやや強い54.0になりました。
ポンドが反発しました。
トリシェECB総裁が、
「ユーロ圏財務省の創設を提案する。
ユーロ圏財務省は財政政策と金融セクターを監視。
場合によってEUは加盟国の政策に拒否権が発動できるように提案。
ECBの最優先課題は物価の安定。」
などの発言をしました。
ドルインデックスが一時74.29と5月6日以来の低水準になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「中央銀行は物価圧力の尺度として食料品とエネルギー価格を除いた
コアのインフレを用いることは止めるべき。」
との見解を示しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い42.2万人になりました。
米第1四半期非農業部門労働生産性確報は
市場予想より強い1.8%になりました。
米第1四半期労働コスト確報は予想より弱い0.7%になりました。
市場反応はドル買いになりました。
格付け会社のムーディーズが、
「バンク・オブ・アメリカと米シティと
ウェルズ・ファーゴを格下げ方向で見直す。」
との発表をしました。
米製造業受注指数(4月)は市場予想より弱い−1.2%になりました。
NY時間ではNYダウが軟調に推移しました。
ドルストレートがしばらく軟調に推移しました。
米10年債の利回りが3.00%超えまで上昇しました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャが厳しい改革や民営化を実施する能力を示せば、
6月末までに新たな財政支援策を受け取れる見通し。」
との見解を示しました。
ロイター通信が、
「ギリシャの新たな3カ年年計画が原則合意になった。」
とのEU関係筋からとする情報を報じました。
ユーロを中心にドルストレートが反発しました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「ギリシャ国債の債務再編に民間部門を
関与させる可能性をECBは排除しない。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「議会で債務枠交渉で進展なければ7月に米国債格下げもあり得る。
米債務上限引き上げでデフォルト回避ならAAA格付けは維持される。」
などの発表をしました。
EU欧州連合が、
「EUはギリシャの救済計画にまだ合意とはなっていない。」
とのギリシャ支援合意を否定しました。
一時ユーロに強めの押しが入りました。
NY原油(WTI)は100ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−41.59ドルで取引を終えました。

<6月3日(金)>

NZ住宅建設許可件数(4月)は市場予想より弱い−1.6%になりました。
NZドルが売られましたが市場反応は限定的でした。
ガイトナー米財務長官が、
「米国は財政義務を果たしていくと確信。」
との発言をしました。
ギリシャ首相のスポークスマンが、
「ギリシャの中期的財政計画の評価はほぼ完了。大きな障害はない。」
との発表をしました。
一時ユーロドルなどが前日高値を超えて上昇しました。
中国非製造業PMI(5月)は前回値より低い61.9になりました。
市場反応は円買いとややドル買いの動きになりました。
英FT紙が、
「フィンランドの6政党による連立政権協議で
左派の社会民主党と左翼同盟の2党が協議を断念して不調となった。
今後はフィンランド政権の弱体化が進み、
議会でEUの政策に対する承認を得るのが難しくなる可能性。」
などの報道をしました。
限定的ながらユーロが一時軟調になりました。
米WSJ紙が、
「FRBはすでに経済成長を充分に刺激している。
さらなる新たな緩和措置を行うのは妥当ではない。」
との米ダラス地区連銀総裁の発言を報じました。
ギリシャの地方紙が、
「ギリシャ首相は本日にユーログループ議長に
新たな財政プランを発表する。」と報じました。
ベルギー財務相が、
「ギリシャ向けEU融資の返済期限延長に反対しない。
ギリシャの債務再編を否定する。ギリシャのユーロ離脱は不合理。」
などの発言をしました。
東京時間ではドル円がやや軟調傾向で推移して、
ドルストレートが上下動の揉み合いになりました。
日経平均は前日比−62.83円の9492.21円で週の取引を終えました。
中国上海株式市場は前日比+0.89で取引を終えました。
米NYマンハッタン地区検察局が米ゴールドマンに召喚状を送りました。
格付け会社のムーディーズがギリシャの銀行格付けを引き下げました。
スペイン中銀総裁が、
「ギリシャ危機は深刻が状況が続いている。
欧州は危機解消のために最大限の努力が必要。
ユーロ地域の格差拡大を回避すべき。
ECBはより強固な経済ガバナンスが必要。
ECBによる制裁措置は自動的に適用されるべき。」
などの見解を示しました。
ユーロが一時軟調になりました。
独サービス業PMI確報(5月)は市場予想より強い56.1になりました。
欧サービス業PMI確報(5月)は市場予想より強い56.0になりました。
英サービス業PMI(5月)は指示用予想より弱い53.8になりました。
ユーロが買われ、ポンドが全面安になりました。
スイスフランは堅調に推移しました。
ダウ先物が軟調に推移しました。
独首相が「IMFが欧州債務問題にかかわり続けることを望む。」
との発言をしました。
中国人民銀行の年間金融安定報告では、
「慎重な金融政策を追求する。直接金融の範囲を拡大する。」
などが示されました。
経済情報会社マークイットが、
「ユーロ圏民間部門の成長は5月に今年最も弱い伸びとなり、
インフレが緩んだ。」との発表をしました。
ファンロンパイEU大統領が、
「新たなギリシャ向けローンでECBとIMFが協議。」
との報告をしました。
独財務相が、
「ECB総裁の欧州財務省の創設構想は長期的展望で検討に値する。
現時点ではEUの条約変更が必要で考えられない構想。」
との認識を示しました。
米非農業部門雇用者数変化(5月)は5.4万人、米失業率(5月)は9.1%、
米民間部門雇用者数変化(5月)は8.3万人と、
いずれも市場予想よりもかなり弱い結果になりました。
発表後の市場反応ではドル円が下落してドルストレートも下落する
リスク回避の動きになりました。
ダウ先物が急落しました。また原油先物の下落しました。
米10年債の利回りが3.00%を割り込みました。
しだいにドル売りでドルストレートが上昇する展開になりました。
OECDの事務総長が「世界の経済回復は緩やかになる可能性。」
との認識を示しました。
ギリシャ財務省が、
「EUとIMFとECBによる査察が前向きな結果で完了。
中期計画の詳細は数日内に話し合われる。」
との発表をしました。ユーロが上昇しました。
米ISM非製造業景況指数(5月)は市場予想より強い54.6になりました。
ドル円が一時反発しました。
ユーログループ議長が、
「ユーロ圏は新たなギリシャの支援計画を承認した。」
との発表をしました。
NYダウが下げ幅を縮小していきました。
IMFとEUとECBが、
「ギリシャ経済の検証では著しい進展があった。
ギリシャは意欲的な中期計画で2011-2015年の目標達成へ。
ギリシャは構造改革を強化する必要。ギリシャは公務員を削減。
5度目の支援は7月上旬にも実行の可能性。
ギリシャの銀行セクターは基本的に健全。」
などの発表をしました。
再びドルが売られる相場展開になりました。
ギリシャの首相が「ギリシャは責務を果たしていく。」
との発言をしました。
ユーログループ議長が、
「欧州とIMFの検証結果はギリシャと欧州に朗報。
ユーロ圏は新たなギリシャ支援計画を承認する意向。
ギリシャ支援パッケージで民間投資家は自主的な役割を担う。」
と償還を迎えるギリシャ国債の民間債権者に
新発債に借り換えを促すことがあることを示しました。
ECBのゴンザレス・パラモ専務理事が、
「ギリシャは債務を返済するだけの資産を保有している。
債務再編は必要がない。」
との認識を示しました。
独財務相が、
「EUとIMとECBの3者のギリシャ追加支援の合意は良い兆候。
ギリシャ政府はさらなる財政支出削減や民営化を推進する必要。
国債の債権者が借り換えに応じる民間投資家の自主的行動も必要。」
などの見解を示しました。
NY金は1541ドル台半ばで週の取引を終えました。
NY原油(WTI)は100ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−97.27ドルの12151.26ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<6月6日(月)>

※NZと中国の市場が休みになります。

午前10時半に豪ANZ求人広告件数(5月)、
午後6時に欧生産者物価指数(4月)、
夜9時半に加住宅建設許可(4月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(5月)、
深夜1時からトリシェECB総裁の講演、
深夜4時45分からバーナンキFRB議長の挨拶、
などが予定されています。

<6月7日(火)>

午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後2時に日景気一致CI指数速報(4月)、日景気先行CI指数速報(4月)
午後4時15分にスイス消費者物価指数(5月)、
午後6時に欧小売売上高(4月)、
午後7時に独製造業受注(4月)、
深夜2時に米3年債の入札、
深夜4時に米消費者信用残高(4月)、
深夜4時45分からバーナンキFRB議長の講演、
などが予定されています。
豪・スイス・(欧)・独の指標には注目です。

<6月8日(水)>

朝8時50分に日国際経常収支(4月)、日国際貿易収支(4月)、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感(6月)、
午前10時半に豪住宅ローン許可件数(4月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(5月 現状判断DI・先行判断DI)、
午後2時45分にスイス失業率(5月)、
午後3時に独貿易収支(4月)、独輸出(4月)、独輸入(4月)、
同午後3時に独経常収支(4月)、
午後6時に欧第1四半期GDP改訂値、
午後7時に独鉱工業生産(4月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(5月)、
深夜2時に米10年債の入札、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
欧・(独)・加・米の指標には注目です。

<6月9日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、
朝7時45分にNZ第1四半期製造業売上高、
朝8時50分に日第1四半期実質GDP確報、日第1四半期名目GDP確報、
同朝8時50分に日第1四半期GDPデフレータ確報、
午前10時半に豪雇用者数変化(5月)、豪失業率(5月)、
午後3時に日工作機械受注速報(5月 前年比)、
午後5時に欧ECB月報(6月)、
午後5時半に英商品貿易収支(4月)、
午後8時に英BOE政策金利、英BOE声明、
午後8時45分にECB政策金利、
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米貿易収支(4月)、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(4月)、加国際商品貿易(4月)、
夜11時に米卸売在庫(4月)、
深夜2時に米30年債の入札、
などが予定されています。
NZ・(日)・豪・英・欧・米の指標には注目です。

<6月10日(金)>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(4月)、日国内企業物価指数(5月)
午前9時からRBNZ総裁の講演、
午前11時に中国貿易収支(5月)、
午後3時に独消費者物価指数確報(5月)、
午後5時半に英鉱工業生産(4月)、英製造業生産高(4月)、
同後5時半に英生産者仕入価格(5月)、英生産者出荷価格(5月)、
午後8時に加雇用ネット変化率(5月)、加失業率(5月)、
夜9時半に米輸入物価指数(5月)、
同夜9時半に加第1四半期労働生産性、
深夜3時に米月次財政収支(5月)、
などが予定されています。
中国・英・加の指標には注目です。

さて先週は、ドル円が5月31日にムーディーズが「日本国政府の格付
を引き下げる方向で見直す。」と発表したことで一時81円台後半まで
上昇しましたが、その後は日本の政局不安で円が売られる場面もあっ
たものの軟調に推移して、週末の米雇用統計が市場予想を大きく下回
ったことで80円台前半まで下落する展開になりました。

一方、ユーロドルは週前半に報道に振り回される上下動となった後に
6月1日にムーディーズが「ギリシャの格付けを3段階引き下げる。
見通しはネガティブ。」と発表したことで一時急落となりましたが、
その後、週後半はスペインの国債入札が好調であったことや、欧州委
とECBとIMFによるギリシャ支援の決定への期待を背景に上昇して、
週末の米雇用統計が市場予想を大きく下回ったことによるドル売りと
IMFとEUとECBがギリシャ追加支援で合意となって「5度目のギリシャ
支援は7月上旬に実行の可能性」との発表を受けて1.46台前半まで
上昇しました。

他方、ポンドドルは週前半は上値を試すも英製造業PMI(5月)が弱い
結果になったことや英BOEのフッシャー委員が「BOEは量的緩和の拡大
を検討する可能性。」との見解を示したことなどで軟調傾向が続きま
したが、週後半は上下動の揉み合いを経た後に週末の米雇用統計が
市場予想を大きく下回ったことによるドル売りでユーロドル高にも
つられるように反発する相場展開になりました。

そして、豪ドル米ドルは豪第1四半期GDPが市場予想より弱い結果と
なったものの上値を試して、その後一時商品市場が軟化したことや
NYダウ軟調によるリスク選好度の低下もあって軟調になりましたが、
週後半は上下動の揉み合いを経た後に週末の米雇用統計が市場予想を
大きく下回ったことによるドル売りで上昇して、週間では下げては
上げる上下動になりました。また、スイスフランが堅調傾向で推移
しました。NYダウの軟調とドル安とユーロやスイスフラン高が目立つ
一週間になりました。

さて今週ですが、円については先日にフィッチが「日本の格付け見通
しをネガティブに引き下げる。」と発表していることや、日本の政局
不安などによる円売り圧力も潜在していますが、一方、NYダウなど
株式市場が軟調となっていることによるリスク選好度の低下や、
日国債増発観測による日長期金利への上昇圧力、そして、日経産省が
31日に発表した日鉱工業生産(4月)が1.0%と震災後の生産の落込みに
歯止めがかかってきたことで、今後の生産回復と輸出に伴い、しばら
く少なかった為替予約が活発になることによる円高圧力が指摘されて
いて、引き続き円売りと円買い双方のポテンシャルが高めでの綱引き
ながらも、円高圧力が優勢になる可能性がありそうです。

ドル円では、米雇用統計が市場予想を大きく下回ったことによるドル
売り圧力も後押しして、80円の大台割れではいったん反発する可能性
はあるものの、80.00円の節目での売り買いの攻防を経た後に明確に
下抜けた場合は、日政府・日銀の介入を警戒しながらも軟調傾向が
続くと観る向きがあるようです。

米ドルについては、先週の米指標が2日の米第1四半期非農業部門
労働生産性と3日の米ISM非製造業景況指数(5月)を除いてほぼ全て
市場予想より弱い結果になり、S&Pケースシラー住宅価格が危機後
の最安値を更新するなど米住宅市場に二番底懸念が出てきたことや、
米雇用統計では日震災と原油高の影響があるとするもサプライズと
いってよい弱さで米国の経済回復の脆弱さが示されることになった
ことで米金融引き締め観測が著しく後退して、米国の通貨としての
米ドルの軟調が余儀ない状況になっているようです。

そして、基軸通貨としての米ドルではNYダウなど株式市場の軟調を背
景としたリスク巻戻しの動きによる米ドル買いの圧力はありますが、
IMFとEUとECBが「5度目のギリシャ支援は7月上旬に実行の可能性」
と発表したことで、いったん欧州リスク懸念が後退する可能性があり、
基軸通貨としての米ドルもどちらかというと軟調優勢となる可能性が
ありそうです。

ただ、NYダウなど株式市場の低迷が世界の経済成長への懸念に発展
していった場合では、基軸通貨としての米ドル売りが巻き戻される
可能性が潜在しているとともに、IMFとEUとECBがギリシャ追加支援
で合意となって「5度目のギリシャ支援は7月上旬に実行の可能性」
を示してとりあえずの決着となり、7月のギリシャのデフォルトは
回避される可能性がとても高くはなったものの、今後、ギリシャでは
新たな厳しい内容の財政再建策の国内野党との調整及び議会承認が
必要で、5月27日時点では与野党合意は決裂しているだけに、
(最終的には合意に至ると思われますが)万一の場合は大きな波乱と
なる可能性も秘めていて、場合によってはリスク回避のドル買いの
可能性もあり得るとの見方もあるようです。

ユーロについては、IMFとEUとECBがギリシャ追加支援で合意となっ
たことで、ギリシャ国内の議会承認の成り行きは注目されるものの
リスク懸念が大きく後退することになりました。米ドル安と相俟って
ユーロドルでは1.4700を上抜けると下落前水準の1.49台への全戻しの
可能性がありますが、リスク懸念後退の材料は織り込みが進んできて
いることから、今後はギリシャの議会動向と9日のトリシェECB総裁
の記者会見が主要な注目材料になりそうです。

トリシェECB総裁記者会見では「(インフレへの)非常に強い警戒」と
いう利上げのコードワードが使われるかどうかが注目されますが、
経済情報会社マークイットが「ユーロ圏民間部門の成長は5月に
今年最も弱い伸びとなり、インフレが緩んだ。」との発表をしている
ことや、原油価格の上昇が一服となっていて、6月1日にトリシェ
ECB総裁が「政策対応の時期がきわめて重要。」と述べていることから
「ECBは利上げを急いでいない。」との声が一部で聞かれる一方、
ドラギ伊中銀総裁が「ECBの金融政策は依然として緩和的。ECBの役割
は中期的な物価安定を保証すること。」との利上げをほのめかす発言
もあり、記者会見の結果が注目されます。

仮にトリシェECB総裁記者会見で次回利上げのコードワードが用いられ
なかった場合や、ギリシャ議会動向や、また1.4700を上抜けられなか
った場合などでは、ファンド勢の決算が6月下旬に近づいていること
もあって、ユーロドルの戻り高値での一旦の利食反落となる可能性も
ありそうです。

そして豪ドルなど資源国通貨については、金は堅調ながら原油価格が
100ドルあたりで落ち着いていることや、NYダウなど株式市場が軟調
となっていることによるリスク選好度の低下や中国の経済減速懸念と
中国利上げの懸念などもあり、頭が重い状況となっているようです。
対ドルではドル安を背景に上昇の可能性がありますが、7日の豪RBA
政策金利および豪RBA声明そして10日の中国貿易収支などが注目材料
となりそうです。

経済指標関連では、7日の豪RBA政策金利と豪RBA声明、
8日の欧第1四半期GDP改訂に加住宅着工件数と米地区連銀経済報告、
9日のRBNZ政策金利に豪雇用統計と英BOE政策金利に欧ECB政策金利、
そしてトリシェECB総裁記者会見に米新規失業保険申請件数、
10日の英鉱工業生産に加雇用統計などが注目されます。


さて今日は、規律―成功へのカギのお話です。

最近のベストセラーに岩崎夏海さん著の

「もし高校野球の女子マネージャーが
 ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

という本がありますね。

この本は250万部も販売されたのだそうで、
アニメや映画にもなって話題となっています。

さて、

今日の表題の「成功へのカギ」は
私が勝手に敬愛しているマーセル・リンクが著した

「高勝率トレード学のススメ」の第16章の題名ですが、

「もしドラ」ふうに書くならば、さしずめ

「もし勝てないトレーダーがマーセル・リンクの
 高勝率トレード学を学んだら」になるのかもしれません。

ところで、

債権王の異名を持つPIMCO社のビル・グロス氏もそうでしたが、
マーセル・リンクもカードゲームのポーカーが好きだったそうで

マーセル・リンクは規律の大切さをポーカーで学びます。

著書の中のコラムにこんなエピソードが紹介されています。

「(前略)規律を身につけるために役立ったことのひとつが、
 ポーカーゲームだ。数え切れないほどプレーしたポーカー
 ゲームが思わぬ果実をもたらしたというわけだ。(中略)
 (それまで)一発大当たりという刺激を求めてプレーして
 いたため、ゲームを降りることはほとんどなかった。」

「しかし、トレーディングにおける規律を身につけようと
 思った瞬間から、私のプレースタイルは変った。
 刺激のためではなく勝つためにプレーするようになったのだ。」

「強いオープンハンドでなければすぐに降りるようになった。
 (中略)ほとんどの手で降りたので死ぬほど退屈したが、
 ほとんどのゲームで勝者としてテーブルを去ることができた。
 ほとんどのゲームで勝つことができたのは、勝つ確率が高い手
 でしか勝負しなかったからだ。(中略)」

「高勝率な状況が来るまで待つという規律は
 トレーディングにも使えることが分ってきた。
 私のトレーディングスタイルが変ったのはそれからだ。」

刺激を求めた娯楽と常に勝負をかけるポーカーをやめて、
降りて損切ることの大切さを学び、
良い状態が来るまでひたすら待つ、という規律を得たときに
勝てるようになったというわけです。

そのマーセル・リンクがトレードについてこう語ります。

「多くのスキルを学ぶ必要がある。
 しかし、やるべきことを知るだけではなく、
 正しいことをするという規律を持つことも、
 成功するための大切な要素のひとつだ。」

「やるべきことは分っているのに、なぜ間違ったトレードを
 繰り返すのか。それは、正しいことをやるように
 規律ができていないからである。」

「自分に言い聞かせるそばから、相場を追っかけ、
 リスクを取りすぎ、ストップを無視してしまう繰り返しだ。
 トレーディングのスキルを高め、市場に関する知識を増やし、
 テクニカル分析のノウハウを高めることには懸命だが、
 規律を養おうとしなければパフォーマンスの向上は望めない。」

「トレーダーは良いトレーディングの機会が訪れるまで
 辛抱強く待つことができなくてはならない。
 これは、そういった機会が訪れなければ、
 丸1日トレードしない日もあるという意味でもある。
 高確率なトレーディングの機会をじっくり待つことなく、
 慌ててトレードしてしまうトレーダーは規律のない証拠である。」

「良いトレーダーは、まずいトレードをするくらいなら、
 トレードしないほうがマシであることを知っているため、
 環境が整うまで待つという規律を持っている。」

そして、マーセル・リンク自身で机の前に掲げているという
マイ・ルール(規律)を紹介しています。

(一部抜粋)

「トレンド形成前のトレード量は減らせ。
 負けトレードは早めに手仕舞え。
 どのトレードもトレードする理由を持て。
 押しや戻りを待て。トレンドの方向へトレードせよ。
 ビッグデイ(大きく動いた日)は相場の方向へのみトレードせよ。
 大きな損失は出すな。ストップは事前に決めておけ。
 トレードに損はつき物。
 不得手な相場に手を出すな。
 愚かなトレードはするな。」

そしてまた、

「このルールは私自身の欠点について規律するものである。」

とも述べています。

「過ちは誰もが犯すものであり、学習のプロセスの一部である。
 トレーディングでは過ちの扱い方で勝てるトレーダーになれるか、
 負けるトレーダーになるかが決まる。
 自らを律することのできるトレーダーは
 常に(自らの)過ちから学ぼうとする。
 悪い部分を改善することで向上を目指すのだ。」

あれまぁ…、

これって自分のトレーディングの欠点を分析して
それを改革して新たなトレーダーとしての自己を創造しようとする
「自己創造イノベーション」のようでもありますね。

どんな相場状況でもトレードできるようになる
スーパートレーダーになろうとするよりも、

たとえば、

仮に小幅レンジの浮動のある揉み合いでの戦績が悪ければ、
そのような状況でのトレードを「行わないと規律する」ほうが
勝つという意味においてより現実的なソリューションになる、
というワケですね。

どことなく、ドラッカー的でもあるような、ないような……。

トレーディングでは「もしマーセル…」で
自分自身のトレードの欠点を分析・修正して、
規律を持って勝てるトレーダーになっていきたいものですね。


参考: 高勝率トレード学のススメ パンローリング社


<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。



FX 「読みのその前」のお話


IMFの専務理事の後継にクリスティーヌ・ラガルド仏財務相が
有力視されているそうですね。とても優秀な女性と評判のようです。

●先週の主な出来事

<5月23日(月)>

東京時間では米ドルが買われる相場展開になりました。
ドル円が堅調傾向で推移して、
ユーロドルや豪ドル米ドルが軟調に推移しました。
また、日経平均が軟調に推移して
中国上海株式市場などアジアの株式市場も軟調に推移して、
為替市場でもリスク回避の相場展開となりました。
HSBCの発表した中国の製造業PMIの予想値が51.1と
4月の中国の製造業PMIの51.8から後退する予想となりました。
日銀金融経済月報(5月)では、
「日本経済は生産面中心に下押し圧力が強い状況。
企業や家計のマインド悪化で国内民間需要が弱い。
7〜9月期の生産はサプライチェーン復旧で増加に転じる可能性。」
などが示されました。
日経平均は3日続落で9500円を割り込んで、
前週末比−146.45円で大引けました。
上海株式市場が前週末比−2.9%と今年2番目の下落率となりました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本の2期連続のマイナス成長は日本の国債格付けに下押し圧力。
大震災による生産と所得の損失は日本の成長力を低下させた。
東電の補償の政府負担は今後の日財政に悪影響。
経済の回復が遅れた場合は財務省と日銀の追加措置が必要。」
などの見解を発表しました。
ロンドン時間ではドル円が大きく下げては戻す上下動になりました。
ユーロや豪ドルが軟調に推移しました。
バイトマン独連銀総裁の講演では、
「財政政策と金融政策を切り離す必要。独経済の回復基調は幅広い。
独とユーロ圏の消費者物価は大幅に上昇。二次的影響の注視が必要。
ECBの金融政策は依然として緩和的。」
などの見解が示されました。
独製造業PMI速報(5月)は58.2、独サービス業PMI速報(5月)は54.9と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧製造業PMI速報(5月)は54.8、欧サービス業PMI速報(5月)は55.4と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ユーロスイスが一時過去最安値を更新しました。
レーン欧州委員が、
「欧州の景気回復は勢いを維持しているが、
(信用市場の)下方スパイラルを回避する必要がある。
ギリシャのデフォルトを防ぐ必要。
ギリシャは財政健全化と民営化を実行する必要。」
などの見解を示しました。
オーストリア中銀総裁が、
「ECBはプログラムが順調な限りギリシャ国債を受け入れる。
今後数ヶ月間の高いインフレ率を予想。もう危機モードではない。」
などの認識を示しました。
レーン欧州委員が、
「イタリアでは堅調な成長が見られている。
イタリアは財政赤字削減の軌道に乗っている。」
などの見解を示しました。
ユーロの下落が一服になりました。
シカゴ連銀全米活動指数(4月)は予想より弱い−0.45になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「低金利を続け過ぎることは過度なリスクテイクにつながる。
ECBはインフレの二次的影響を注視。インフレ期待の動向を注視。
ギリシャ政府はプログラムを遵守すべき。」
などの認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「イタリアには重大な不均衡がないため、
財政支援を模索するとの予想はしていない。」
との見解を発表をしました。
NY時間ではリスク回避の動意が緩和して、
主要通貨ペアがやや堅調傾向の揉み合いになりました。
格付け会社のフィッチが、
「ベルギーの格付けを現状で確認。格付け見通しはネガティブ。
ギリシャの5銀行の格付けを引き下げる。見通しはネガティブ。」
などの発表をしました。
英BOEのウィール政策委員が、
「今、金利を引き上げることは賢明なことである。
早期の利上げは将来の大幅利上げをする必要性を減らす。
ポンドの下落は英経済の助けになっていた。」
などの見解を示しました。
IMFのリプスキー専務理事代理が、
「ギリシャ、アイルランド、ポルトガルは困難に直面しているが、
3カ国のプログラムは債務再編を予見させていない。
イタリア経済は緩やかに拡大。イタリアは高貯蓄率の国。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は97ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−130.78ドルで取引を終えました。

<5月24日(火)>

スイスSNBの副総裁が、
「急激な金利の上昇は銀行の収益を圧迫。
金融政策はインフレリスクに対するものであるべき。
為替レートの動向を注視。デフレリスクの再来の場合は行動する。」
などの発言をしました。
格付け会社のS&Pが、
「ブラジルの外貨建て格付け見通しをポジティブに変更するる」
との発表をしました。
英スカイニュースが、
「ムーディーズが英の14の銀行や住宅金融組合を格下げで見直す。」
との観測記事を掲載しました。
ポンドが軟調になりました。
日銀が、
「日都市銀行の3月末国債保有残高は101兆3902億円。
はじめて100兆円突破をした。」
との発表をしました。
NZの財務相が、
「NZの対中国貿易額は過去18ヶ月で50%増加。
NZの低金利は豪より長く続く見込み。NZドル高はNZ経済に逆風。
NZドル高は弱まる兆しがほとんどみられない。」
などの認識を示しました。
ギリシャ政府が公営企業の民営化を柱とした約60億ユーロ規模の
追加の財政削減案を決めましたが、
ギリシャ野党が難色を示したとの報道がありました。
中国国家外為管理局が、
「中国の第1四半期経常黒字は前年比18%減の298億ドル。」
になることを発表しました。
RBNZ第2四半期インフレ期待(2年間)は3.0%になりました。
NZドルが上昇しました。
日経平均は前日比+16.54円で大引けました。
独第1四半期GDP確報は市場予想とおりの1.5%になりました。
独第1四半期国内需要は市場予想より弱い1.1%になりました。
独第1四半期輸出は市場予想より強い2.3%、
独第1四半期輸入は市場予想より強い1.5%になりました。
市場反応は限定的でしたがユーロは堅調傾向で推移しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャのデフォルトはギリシャ格付けに不利になる可能性。
ギリシャの銀行はデフォルトに備え資本再構築が必要になる可能性。
ギリシャがデフォルトした場合は他の欧州国債が影響を被る可能性。
同デフォルトの場合はポルトガルやアイルランドに格下げリスク。
同デフォルトの場合は高度に不安定化し欧州に影響を与える可能性。
英国の14の金融機関の格付けを引き下げ方向で見直す。
バークレイズ銀の格付け見通しをネガティブに引き下げる。」
などの発表をしました。
ポンドが一時軟調になりました。
英BOEのフィッシャー政策委員が、
「個人消費を懸念している。
高い消費者物価指数はまだ英経済に根づいていない。
BOEの中心的見通しでは消費者物価指数は反落する。」
などの認識を示しました。
独IFO景気動向(5月)は114.2、独IFO現況評価値(5月)は121.4と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ユーロが堅調傾向で推移しました。
欧鉱工業新規受注(3月)は市場予想より弱い−1.8%になりました。
格付け会社のS&Pが、
「イタリアの4銀行の見通しをネガティブとする。」
との発表をしました。
ユーロが上下に振れる相場展開になりました。
ファンロンパイEU大統領が、
「EUはギリシャのデフォルトや信用問題を回避するつもり。
ギリシャは断固とした行動を取る必要。」
との見解を示しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ECBはインフレが2%未満に戻ることを確実に行う。
ギリシャは民営化や改革を開始する必要。
ギリシャのデフォルトは問題を悪化させる可能性。」
などの見解を示しました。
英BOEのフィッシャー政策委員が、
「英国の景気回復は緩やかで景気回復は高インフレが特徴。
英国のインフレリスクはほぼ均衡。
成長見通しに対する下振れリスクがある。
場合によってはさらなる金融緩和が正当化される可能。
現在、利上げは全く間違った行為になる可能性。」
などの認識を示しました。
米新築住宅販売件数(4月)は市場予想より強い32.3万件、
米リッチモンド連銀製造業指数(5月)は、
市場予想よりかなり弱い−6になりました。
米2年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い0.560%、
応札倍率が前回より高い3.46になりました。
FRB公定歩合議事録では、
「10の連銀が公定歩合を0.75%で据え置く事を要求。
カンザスシティ連銀とダラス連銀は1.00%への引き上げを要求。
エネルギー価格主導のインフレ上昇は持続的とは見ていない。」
などが示されました。
セントルイス連銀総裁が、
「6月末にQE2を終えた後にFRBは政策を様子見する可能性。
コアインフレを過度に注視しすぎると金融政策を誤る可能性。
市場が米国の支払い能力に疑いを持てば金利は急伸する可能性。
失業率が高くてもFRBは金融引き締めを実施できる。
第1四半期の米GDPは上方修正される見込み。」
などの見解を示しました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャが全ての要求に応えた場合は追加措置の可能性。
ギリシャ危機を安定させる必要。
新たなギリシャ向け措置に向けた最終査定は来週の見込み。
ギリシャの完全な債務再編には強く反対。」
などの見解を示しました。
NY金先物は1523.30に上昇しました。
NY原油(WTI)は99ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−25.05ドルで取引を終えました。

<5月25日(水)>

日通関ベース貿易収支(4月)は予想より強い−4637億円になりましたが
4月として貿易赤字は1980年以来31年ぶりで
単月の赤字幅は過去7番目になりました。
日銀議事録要旨(4月28日会合)では、
「復興資金需要など見極めて新たな措置の検討が重要。
供給制約解消時期に関する不確実性が大きくなっている。
11年度前半は下押し圧力強い状況続く可能性。
11年度後半は供給制約が和らぎ回復テンポが高まる可能性。
欧州経済のソブリン問題が相乗的に影響及ぼさないか注意が必要。
米国経済について米議会での支出削減圧力の影響に注意が必要。」
などが示されました。
市場にギリシャ首相やポルトガル首相の辞任の噂が飛び交いました。
東京時間ではユーロドルなど主要通貨ペアが軟調に推移しました。
日銀総裁が、
「現在の日本経済は強い下押し圧力に晒されている。
需要面から景気下押しされることないか注意深く点検。
日本経済は今年後半には回復感じられる状況になる可能性。
供給制約解消までマインド悪化やリスク回避姿勢を防ぐことが必要。
財政の持続可能性に懸念強まれば国債の円滑発行が阻害される。
日銀による国債引き受けには財政規律の低下を招く副作用がある。
経済を丹念に点検して必要あれば適切に行動。
これからの取り組みは成長力強化の出発点になる。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比−54.29円で大引けました。
独GFK消費者信頼感調査(6月)は予想よりやや弱い5.5になりました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「インフレの急上昇を監視して二次的影響を防ぐ必要。
必要なら再び利上げする用意がある。
経済成長の基調的な勢いが継続すると考えている。
ECBはユーロ圏全体のために政策を決定する。」
などの発言をしました。
英第1四半期GDP改訂値は市場予想とおり0.5%になりました。
英第1四半期総合事業投資速報は−7.1%になりました。
OECD経済協力開発機構が、
「米GDP伸び率は11年2.6%、ユーロ圏GDP伸び率は11年2.0%、
豪GDP伸び率は11年2.9%、日本GDP伸び率は11年は−0.9%、
中国GDP伸び率は11年9.0%、世界全体のGDP伸び率は11年4.2%、
市場金利が長期間高止まりすれば、
ギリシャ・アイルランド・ポルトガルの債務水準は持続不可能。
米FRBは今年後半に利上げを開始すべき。
米FF金利は2012年末までに2.25%に達する見通し。
英BOEは金利を2011年末までに1%に引き上げると予想。
豪RBAの政策は適切。中国は0.50%の追加利上げを実施すべき。
スイスSNBはインフレリスクのため今年に利上げをすべき。」
などの見解を発表しました。
フィンランド議会がポルトガルの救済策を承認しました。
ロンドン時間では主要通貨ペアが上下動しながら反発を見せました。
レーン欧州委員が、
「EUには3つの救済国への債務危機の問題がある。
時間を稼ぐことがEUの債務危機解決において重要。
ギリシャは救済国の最も困難なケース。
アイルランド経済には明るい兆候がみられる。」
などの見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「ギリシャの債務再編は即アイルランドの格下げを意味しない。
アイルランドの格付けに位置に根本的な変化はない。
アイルランドの法人税率引き上げは格付けにマイナスになる可能性。
アイルランドの銀行に対するECBの支援は格付けの主要ではない。
アイルランド国債スプレッドは市場が行き過ぎていることを示す。」
などの見解を発表しました。
ラガルド仏財務相がIMFの専務理事に立候補しました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャは2011年の財政目標を達成の強化をする必要。
ギリシャには資産売却のため信託会社が必要。
ギリシャの再プロファイリングの議論は不確実性を生み出している。
ソフトな債務再編はギリシャにとって不充分になる可能性。」
などの認識を示しました。
米耐久財受注(4月)は市場予想より弱い−3.6%になりました。
英BOEのセンタンス政策委員が、
「英BOEは段階的に利上げを開始する必要。
消費者物価指数が目標を上回り続けることはBOEの信頼性を脅かす。
利上げ先送りは後に急激に動かなくてはならないリスクになる。」
などの見解を示しました。
ガイトナー米財務長官が、
「住宅市場の回復は今後数年を要する見通し。
失業率の改善にはかなり遅くなる見通し。」
などの見解を示しました。
ダマナキ欧州委員が、
「ギリシャがユーロ圏のメンバーにいることはリスク。
ギリシャは政策に同意するか通貨をドラクマに戻すか決定すべき。」
との発言をしました。
一時ユーロが急落しました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「過度な緩和策は資産価格バブルを引き起こす可能性。
ECBは緩和策の解除を開始。先進国の最大の課題は債務への対応。
正常化に向かう時期がきた。
ECBはインフレ期待を抑制するために必要な行動をする。」
などの認識を示しました。
ユーロが反発しました。
NY時間では為替相場が上下動しながらドル売り傾向で推移しました。
欧州の決済機関LCHクリアネットが、
「アイルランド国債取引の証拠金を65%に引き上げる。」
との発表をしました。
バイトマン独連銀総裁が、
「ECBの主要タスクは金利の正常化と出口戦略の進展。
独に(インフレ)二次的影響の兆候はないがECBの金融政策は緩和的。」
との見解を示しました。
米5年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い1.813%、
応札倍率が前回より高い3.20になりました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「年末にかけて徐々に金利を引き上げていくべき。」
との発言をしました。
NY原油(WTI)は101ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+38.45ドルで取引を終えました。

<5月26日(木)>

豪RBAの副総裁が、
「信用の伸びに加速が見られるが危機前の水準には戻っていない。
しばらく抑制された金利で一般家計は資金融資を受けられる可能性。
現在の財政赤字は直ぐに減少していく可能性。
豪ドルの上昇は一部経済セクターにとって困難なことである。」
などの見解を示しました。
日企業向サービス価格(4月)は前年比で
市場予想よりは強い−0.8%になりました。
英フィナンシャル・タイムズ紙が、
「中国がポルトガル支援で国債を大量購入する。」
との観測報道をしました。
東京時間ではユーロドルなどドルストレートが堅調に推移しました。
ドル円は軟調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+139.17円で大引けました。
NY大学のルービニ教授が、
「ギリシャの債務再編は必要かつ不可避。
秩序あるギリシャの債務再編はデフォルトにあたらない。
ギリシャの債務再編からの波及リスクは抑制される。
ギリシャの債務再編についてのECBのコメントは無謀。」
などの見解を表明しました。
トリシェECB総裁が、
「ECBの第一の責務は物価安定。
危機への対処でさらに多くのことを行う必要。
現在の危機はユーロの危機ではない。
景気回復はここ数ヶ月しっかりと定着。
中期的なインフレ見通しに上振れリスク。
インフレ期待を抑制する必要。」
などの見解を示しました。
ファンロンパイEU大統領が、
「ユーロ圏首脳はユーロを破綻させない。
ファンダメンタルズは明らかに他国より良好。
EUはギリシャがデフォルトしないように全力を尽くす。
IMFの協力や支援がギリシャには必要。
ギリシャ政府は自国の意思で決定を下す必要。」
などの認識を示しました。
ロンドン前半ではドルストレートが上下動の揉み合になりましたが、
しだいに反発していきました。
米第1四半期GDP改訂値は1.8%、
米第1四半期個人消費改訂値は2.2%、
米第1四半期コアPCE改訂値は1.4%、
米新規失業保険申請件数は42.4万件と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
米第1四半期GDP価格指数は予想とおりの1.9%になりました。
ドルが売られてドル円が急落しました。
ドルストレートはしばらく堅調に推移しました。
ECBのゴンザレスパラモ専務理事が、
「経済と金融市場の状況は依然として脆弱。
ストレステストは重要な役割を果す。
いくつかの銀行はECBに過度な依存をしている。」
などの認識を示しました。
BOEのタッカー副総裁が、
「英BOEの政策メンバー達はインフレを懸念している。」
との発言をしました。
ポンドが堅調傾向で推移しました。
WSJ紙が
「トリシェECB総裁は利上げを急いでない。」
との観測報道をしました。
ユーログループ議長が、
「来月、IMFはギリシャに融資を提供しない可能性がある。
IMFのギリシャの精査が来週にも開始されると期待しているが、
IMFは金融保証がない限り融資を支払えない。
ギリシャの債務再編を否定する。」
などの見解を示しました。
ユーロが急落しました。
ECBのゴンザレスパラモ専務理事が、
「ギリシャはEUとIMFの支援を受けれる可能性。」
との見解を示してユーログループ議長発言の火消しをしました。
IMF国際通貨基金が、
スイスSNBは近い期間で利上げをする可能性。
現在のSNBの金利スタンスは持続不能。
スイス経済は力強い拡大を示している。
SNBは過度な変動があった場合だけ介入を行うべき。」
などの見解を発表しました。
ユーロスイスなどでスイスフランが堅調に推移しました。
米7年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い2.429%、
応札倍率が前回より高い3.24になりました。
G8首脳会議の初日では原子力安全について協議されました。
また、WTOのドーハ・ラウンド多角的通商交渉に努力が必要
との認識で一致するとともに、世界経済が直面するリスクとして
ギリシャ問題なども話し合われました。
NYダウは前日比+8.10ドルで取引を終えました。

<5月27日(金)>

英BOEのハト派のボーゼン政策委員が、
「税とエネルギー価格を理由に金利を引き上げるべきではない。
短期的な政策変更は英国を不安定にする。
2年間は更なる量的緩和が必要となる可能性がある。」
などの見解を示しました。
一部の海外メディアが、
「中国の政府系ファンドがNZ国債の購入を検討している。」
とのNZ財務相の談話を報道しました。
東京時間ではドル売り傾向が続いて
ドル円が軟調になりドルストレートが堅調に推移しました。
英GFK消費者信頼感調査(5月)は予想よりは強い−21になりました。
日全国消費者物価指数(4月)は予想とおりの0.3%になりました。
日小売業販売額(4月)は前年比で予想より強い−4.8%になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4898元の切上後最高値になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「NZの主要銀行の格付けを1段階引き下げる。見通しは安定的。」
との発表をしました。
日経平均は前日比−40.11円の9521.94円で週の取引を終えました。
英ネーションワイド住宅価格(5月)は予想より強い0.3%になりました。
10年度の日銀決算では、
「自己資本比率は7.36%、国庫納付金は443億円。
総資産残高は前年比+16.9%の142兆3631億円。
国債保有残高は前年比+5.8%の77兆2992億円。」
などになりました。
格付け会社のフィッチが、
「日本の格付け見通しをネガティブに引き下げる。
日本には強い財政健全化戦略が必要。
日本には原発の処理コストで下振れリスクがある。」
などの発表をしました。
限定的ながら円が売られてドルが買われる市場反応になりました。
欧消費者信頼感確報(5月)は−9.8になりました。
欧業況判断指数(5月)は0.99、欧経済信頼感(5月)は105.5、
欧鉱工業信頼感(5月)は3.9、欧サービス業信頼感(5月)は9.2と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
スイスKOF先行指数(5月)は市場予想より強い2.30になりました。
ギリシャの中銀総裁が、
「ECBは(インフレの)二次的影響がないように必要なことは全て行う。
ECBはインフレリスクを注意深く監視。インフレリスクは上向き。
ギリシャには民営化が必要。債務再編や債務再構築を必要としない。
ギリシャは約束を実行すれば支援を受けることができる。
ギリシャのユーロ圏離脱は馬鹿げている。」
などの認識を示しました。
独消費者物価指数速報(5月)は市場予想とおりの0.0%になりました。
米個人支出(4月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
米個人所得(4月)は0.4%、米PCEコア・デフレータ(4月)は0.2%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
IMFのリプスキー専務理事代行が、
「IMFはギリシャと対話中。ギリシャのプログラムに債務再編はない。
ギリシャへの次回支援金支払いの期日は決まっていない。」
などの発表をしました。
仏大統領が、
「仏は通貨ユーロとユーロ圏の連帯を支えていく。
仏はユーロ圏のいかなる債務再編に反対する。」
との発言をしました。
一部のメディアが、
「ギリシャの政府は債務危機に関しての(野党と)合意に失敗した。」
とのギリシャ政府関係者の談話を報道しました。
独財務相が、
「ユーログループ議長のユーロ債の提案は間違っている。
ユーロとインフレはともに安定している。」
との見解を示しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(5月)は
市場予想より強い74.3になりました。
米中古住宅販売保留(4月 成約)は
市場予想よりかなり弱い−11.6%になりました。
米ドルが全面安になる相場展開になりました。
トリシェECB総裁が、
「ギリシャは財政計画を断固として実施すべき。
(ユーロ圏の)インフレは中期的に2%を下回る可能性。
ユーロ圏のインフレは安定している。」
などの認識を示しました。
英BOEのデール理事が、
「1〜2年間は厳しいがポンドの下落が輸出を支援する可能性。
前回の会合ではインフレを懸念から利上げに票を投じたが、
金利に関して利上げと利下げ双方への見解の変化はありえる。」
などの発言をしました。
ユーロ圏の当局者が、
「ユーロ圏の財務省高官はギリシャ債務の持ち越しで銀行と協議。」
との発表をしました。
ギリシャの首相が、
「総選挙は2013年に実施。危機脱却への全ての提案を排除しない。」
との発言をしました。
発表が延期となっていた米財務省為替報告書では、
「中国を為替操作国と認定しない。人民元はまだ著しく過小評価。
中国は人民元相場の柔軟化を進めてはいるが不充分。
人民元相場は中国のインフレ抑制能力を削いでいる。」
などが示されました。
NY金先物は1536ドル台で週の取引を終えました。
NY原油(WTI)は100ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+38.82ドルの12441.58ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<5月30日(月)>

※英・米の市場が休みになります。

朝7時45分にNZ貿易収支(4月)、輸出(4月)、輸入(4月)、
朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(5月)、
夜9時半に加GDP(3月)、加第1四半期GDP(年率換算)、
同夜9時半に加第1四半期経常収支、
などが予定されています。
NZ・加の指標には注目です。

<5月31日(火)>

朝8時半に日失業率(4月)、日全世帯家計調査消費支出(4月 前年比)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(4月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(5月)、
午前10時半に豪第1四半期経常収支、豪住宅建設許可件数(4月)、
午後2時に日住宅着工戸数(4月)、日建設工事受注(4月)、
午後2時45分スイス第1四半期GDP、
午後3時に独小売売上高指数(4月)、
午後4時55分に独失業率(5月)、独失業者数(5月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(5月 前年比)、欧失業率(4月)、
夜9時半に加鉱工業製品価格指数(4月)、加原材料価格指数(4月)、
夜10時に加BOC政策金利、
同夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(3月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(5月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(5月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(5月)、
などが予定されています。
豪・スイス・独・欧・加・米の指標には注目です。

<6月1日(水)>

午前10時に中国製造業PMI(5月)、
午前10時半に豪第1四半期GDP、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(4月 前年比)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(5月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(5月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(5月)、
午後5時半に英製造業PMI(5月)、英消費者信用残高(4月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(5月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(5月)、
夜10時からトリシェECB総裁の講演、
夜11時に米ISM製造業景況指数(5月)、米建設支出(4月)、
同夜11時からガイトナー米財務長官の議会証言、
などが予定されています。
豪・(英)・米の指標には注目です。

<6月2日(木)>

※スイスの市場が休みになります。

午前10時半に豪小売売上高(4月)、豪貿易収支(4月)、
午後5時半に英建設業PMI(5月)、
午後6時15分からトリシェECB総裁の講演、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米第1四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜9時半に米第1四半期単位労働費用確報、
夜11時に米製造業受注指数(4月)、
などが予定されています。
豪・米の指標には注目です。

<6月3日(金)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(4月)、
午前10時に中国非製造業PMI(5月)、
午後4時55分に独サービス業PMI確報(5月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(5月)、
午後5時半に英サービス業PMI(5月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(5月)、米失業率(5月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(5月)、
同夜9時半に米製造業雇用者数変化(5月)、米週平均労働時間(5月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(5月)、
などが予定されています。
(NZ)・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

5月23日に、ムーディーズが「日本の2期連続のマイナス成長は
日本の国債格付けに下押し圧力。経済の回復が遅れた場合は財務省と
日銀の追加措置が必要。」などの見解を発表しました。
また、レーン欧州委員が「欧州の景気回復は勢いを維持しているが、
(信用市場の)下方スパイラルを回避する必要がある。ギリシャの
デフォルトを防ぐ必要。」などの見解を示しました。
そして、ECBのビニスマギ専務理事が「低金利を続け過ぎることは
過度なリスクテイクにつながる。ECBはインフレの二次的影響を注視。
ギリシャ政府はプログラムを遵守すべき。」などの認識を示しました。
格付け会社のフィッチが「ギリシャの5銀行の格付けを引き下げる。
見通しはネガティブ。」との発表をしました。
また、IMFのリプスキー専務理事代理が「ギリシャ、アイルランド、
ポルトガルは困難に直面しているが、3カ国のプログラムは債務再編
を予見させていない。イタリア経済は緩やかに拡大。」
などの見解を示しました。

5月24日に、NZの財務相が「NZの低金利は豪より長く続く見込み。
NZドル高は弱る兆しがあまりみられない。」との認識を示しました。
また、ギリシャ政府が公営企業の民営化を柱とした60億ユーロ規模の
追加の財政削減案を決めましたがギリシャ野党が難色を示しました。
そして、格付け会社のムーディーズが「ギリシャのデフォルトは
ギリシャ格付けに不利になる可能性。ギリシャの銀行はデフォルトに
備え資本再構築が必要になる可能性。ギリシャがデフォルトした場合
はポルトガルやアイルランドに格下げリスク。
英国の14の金融機関の格付けを引き下げ方向で見直す。」
などの発表をしました。
また、格付け会社のS&Pが「イタリアの4銀行の見通しをネガティブ
とする。」との発表をしました。
ファンロンパイEU大統領が「EUはギリシャのデフォルトや信用問題を
回避するつもりでいる。」との認識を示しました。

5月25日に、ECBのシュタルク専務理事が「インフレの急上昇を監視
して二次的影響を防ぐ必要。必要なら再び利上げする用意がある。
ECBはユーロ圏全体のために政策を決定する。」との発言をしました。
また、OECD経済協力開発機構が「市場金利が長期間高止まりすれば、
ギリシャ・アイルランド・ポルトガルの債務水準は持続不可能。
米FRBは今年後半に利上げを開始すべき。米FF金利は2012年末までに
2.25%に達する見通し。英BOEは金利を2011年末までに1%に引き上げ
ると予想。豪RBAの政策は適切。スイスSNBはインフレリスクのため
今年に利上げをすべき。」などの見解を発表しました。
そして、フィンランド議会がポルトガルの救済策を承認しました。
また、ダマナキ欧州委員が「ギリシャがユーロ圏のメンバーにいる
ことはリスク。ギリシャは政策に同意するか通貨をドラクマに戻すか
決定すべき。」との発言をしました。
また、ECBのシュタルク専務理事が「過度な緩和策は資産価格バブルを
引き起こす可能性。ECBは緩和策の解除を開始。ECBはインフレ期待を
抑制するために必要な行動をする。」などの認識を示しました。

5月26日に、英フィナンシャル・タイムズ紙が「中国がポルトガル
支援で国債を大量購入する。」との観測報道をしました。
また、ファンロンパイEU大統領が「ユーロ圏首脳はユーロを破綻させ
ない。ファンダメンタルズは明らかに他国より良好。EUはギリシャが
デフォルトしないように全力を尽くす。」などの認識を示しました。
そして、WSJ紙が「トリシェECB総裁は利上げを急いでない。」との
観測報道をしました。また、ユーログループ議長が「来月、IMFは
ギリシャに融資を提供しない可能性がある。IMFは金融保証がない限り
融資を支払えない。」との見解を示しました。
また、ECBのゴンザレスパラモ専務理事が「ギリシャはEUとIMFの支援
を受けれる可能性。」との見解を示してユーログループ議長発言の
火消しをしました。

5月27日に、一部の海外メディアが「中国の政府系ファンドがNZ国債
の購入を検討している。」とのNZ財務相の談話を報道しました。
また、格付け会社のフィッチが「日本の格付け見通しをネガティブに
引き下げる。日本には原発の処理コストで下振れリスクがある。」
などの発表をしました。
そして、IMFのリプスキー専務理事代行が「IMFはギリシャと対話中。
ギリシャのプログラムに債務再編はない。ギリシャへの次回支援金
支払いの期日は決まっていない。」などの発表をしました。
また、仏大統領が「仏は通貨ユーロとユーロ圏の連帯を支えていく。
仏はユーロ圏のいかなる債務再編に反対する。」との発言をしました。
一部のメディアが「ギリシャの政府は債務危機に関しての(野党と)
合意に失敗した。」とのギリシャ政府関係者の談話を報道しました。
そして、ユーロ圏の当局者が「ユーロ圏の財務省高官はギリシャ債務
の持ち越しで銀行と協議。」との発表をしました。
また、ギリシャの首相が「総選挙は2013年に実施。危機脱却への全て
の提案を排除しない。」との発言をしました。

また、仏ドービルで開催されたG8では「世界経済の下振れリスクを懸
念。欧州債務問題などの克服へ健全な成長を促進。中東・北アフリカ
など世界的な民主化を支援。原子力の最高水準の安全性を促進。
ドーハ・ラウンドの妥結に全ての選択肢を探求。民主化努力を続ける
エジプトとチュニジアに約200億ドルの財政支援。」などが採択され
ました。そして、具体的な決定については今秋のG20に委ねることに
なりました。為替については昼食会で話題に上りましたが具体的な
採択はされませんでした。

先週は、ドル円が週前半で上下動の揉み合いになって週後半から下落
する相場展開になりました。また、ユーロドルは週初に軟調となった
後に週中では上下動の揉み合いになり週後半にかけて堅調傾向になる
相場展開になりました。そして、ポンドドルは週前半は軟調に推移し
ましたが週半ばから堅調傾向で推移しました。
また、豪ドル米ドルは週初に軟調となった後に週中では上下動の揉み
合いになり週後半にかけて堅調傾向になる相場展開になりました。
先週は週後半からのドル売り動意が目立つ相場展開になりました。

さて今週ですが、円については23日にムーディーズが「日本の2期連
続のマイナス成長は日本の国債格付けに下押し圧力。経済の回復が遅
れた場合は財務省と日銀の追加措置が必要。」などの見解を発表して
いることや、27日に格付け会社のフィッチが「日本の格付け見通しを
ネガティブに引き下げる。」と発表しているなど引き続き円売り圧力
が潜在していますが、一方、日経新聞が28日にまとめたアンケート調
査では日本の過半数の経営者が2011年度の売り上げが前年度を上回る
と見ていて震災後のサプライ・チェーンの混乱も着実に改善に向かっ
ていることや、また商品市場には持ち直しがみられてはいるものの、
NYダウなど株式市場が軟調となっていることによるリスク選好度の
低下や、欧州ソブリン懸念も燻り続けていることでの円買い要因も
潜在していて、引き続き円売りと円買い双方のポテンシャルが高め
での綱引きとなりそうです。

ドル円では先週は週前半に82円台前半に一時乗せた後に、ドル軟調を
背景に週末には80円台後半まで下落するなど、81円台を中心とした
やや大きめの振幅の相場展開になりましたが、ここのところの米指標
は弱さが目立っていて、米経済の減速懸念と米利上げ観測の後退で、
ドルが売られやすい地合いになっているようです。欧州問題の展開に
よっては基軸通貨としてのドル買戻しの可能性もありますが、ドル売
り優勢の展開で今週はドル円では80円台を中心とした軟調傾向の上下
動の揉み合いになる可能性がありそうです。

米ドルについては、24日の米新規住宅販売件数こそ市場予想を上回り
ましたが、その他の米指標はほぼ全て市場予想を下回る結果で、一部
ではQE3が再びささやかれるほど米経済の減速が示されることになり、
米長期金利も低下の傾向にあり、先週後半からは米ドル全面安の展開
となっているようです。欧州問題などリスク懸念が高まった場合や、
4週連続下落しているNYダウなど株式市場の軟調がさらに強まった場
合ではリスク回避でドルストレート通貨ペアでの基軸通貨としての米
ドルの買戻しの可能性はありますが、米国の通貨としての米ドルとし
ては軟調が余儀ない状況になっているようです。今後の米ドルの動向
を見る上で今週末の米雇用統計が注目されます。

ユーロについては、先週は対ドルで週初に軟調となった後に上下動の
揉み合いになり週後半にかけて米ドル安も後押しして堅調傾向になる
相場展開になりました。要人発言では25日にダマナキ欧州委員が
「ギリシャがユーロ圏のメンバーにいることはリスク。ギリシャは
政策に同意するか通貨をドラクマに戻すか決定すべき。」との発言や
26日にユーログループ議長が「来月、IMFはギリシャに融資を提供し
ない可能性がある。IMFは金融保証がない限り融資を支払えない。」
とのネガティブ発言もありましたが、大方の要人の発言をまとめると
「ユーロ圏はギリシャがデフォルトしないように全力を尽くす。欧州
の経済は良い状況。インフレの二次的影響が懸念される。ECBは利上げ
を視野にユーロ圏全体のために政策を決定する。」という主旨に集約
されそうです。

また、EUおよびIMFの調査団によるギリシャ債務状況調査の結果発表は
遅れていますが、24日にユーログループ議長が「ギリシャ向け措置に
向けた最終査定は来週の見込み。」と述べていることから、今週には
ギリシャ債務状況調査の発表がされるものと思われます。そして25日
に同議長が「ギリシャの再プロファイリングの議論は不確実性を生み
出している。」との認識を示していて、ギリシャ債務状況調査の内容
に対するリスク要因が懸念されるとともに、24日にギリシャ政府が公
営企業の民営化を柱とした約60億ユーロ規模の追加の財政削減案を決
めましたが、ギリシャ野党が難色を示していて、ギリシャがほんとう
に追加の財政削減をしていけるのかも懸念され、下落要因も潜在して
いて、先週のはじめにユーロドルで1.4000下抜けのトライがあり、そ
の後に反発するも対ドル以外では強くはないユーロですが、対ドルで
の今のところのモメンタムではリスク懸念がより顕在化しない限り、
ドル安も背景にユーロドルへのリスク選好動意がいましばらく続きそ
うな状況となっているようで、1.4350〜1.4400アラウンドのレジスタ
ンスゾーン抜けのトライの可能性があると見る向きがあるようです。

そして豪ドルなど資源国通貨については、商品市場に持ち直しが見ら
れてきましたが、一方では中国の経済減速懸念が台頭してきていて、
NYダウなど株式市場が軟調となっていることによるリスク選好度の
低下などもあり、良い材料ばかりでなく反落のリスクもありますが、
対ドルでは米ドル軟調を背景に引き続き押したところでは拾っていく
とする向きが比較的多いようです。
また、スイスフランも堅調傾向での推移と見る向きがあるようです。

経済指標関連では、5月30日の加GDP(3月)、
5月31日の欧消費者物価指数速報、加BOC政策金利、
6月1日の豪第1四半期GDP、米ADP雇用統計、米ISM製造業景況指数、
2日の豪小売売上高と豪貿易収支、米新規失業保険申請件数、
そして週末3日の米雇用統計に米ISM非製造業景況指数、
などが注目されます。


さて今日は「読みのその前」のお話です。

私の好きな将棋の世界には、全7大タイトル戦で
6つの永世称号の資格を有する羽生善治さんという棋士がいます。

その方が著した「大局観」(角川書店)という本がありますが、
その中にとても興味深いことが書かれていました。

「コンピューター将棋というものは、基本的に、可能性のある
 あらゆる手をすべて読んで、最善手を探していく。(中略)
  一方、人間の場合は、将棋の実力が上がっていけばいくほど、
 考える手はだんだん少なくなっていく。
 プロ棋士の場合なら、局面を見た瞬間に、
 三手くらいに絞り込むことができる。
 あとの何百、何千という手は捨てるわけだ。(中略)」

このあたりが本の題名の「大局観」ともかかわってくるわけですが、
まさにトレードでも「瞬間に絞り込む」「捨てることができる」
ことは勝つための大切な要素と思いました。

今回は、これを題材に即席の寓話を綴ってみたいと思います。

それでは、はじまり、はじまりぃ〜。

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

A氏は営業課長で今なお「営業は足で稼げ!」を信条とする
とても勤勉な体育会系の熱血ビジネスマン。
情に厚く面倒見もよいので部下にも慕われていました。

その彼はFXも手がけていて、
会社から帰りそそくさと食事と入浴をすませると、
市場に出勤するようにパソコンに向かう日々を送っていました。

テクニカル分析の勉強もしていてそれなりに自信もありました。

しかし、トータル収支がどういうわけか良くならないので
悩んでもいました。

悪夢となるこの日もA氏は会社から帰るとチャートを開き
「相場が上昇するか下降するか」の検討を真剣にはじめました。

そして、「ここから相場は下落する。」と読んだ彼は、
すぐさまショートポジションを持ちましたが、
彼の意に反して相場は無情にも上昇をし始めました。

「なんだぁ、ここで上昇かよ…。」

A氏は損切りを躊躇なく行う規律は身につけていたので、
損切りをします。

「相場が上に行くならばロングだ。」

そして今度はドテンでロングポジションを持つと、
相場はあざ笑うように下落し始めました。

「そうだろう。やはり下落なのだ。」

そうしてロングを損切りした後に再びショートポジションを持つと
今度はそれを見ていたかのように相場が上昇します。

「いったいぜんたい、どうなっているんだ!」

気がつくとA氏の顔は高潮して
体中に怒りのアドレナリンが駆け巡っています。

そして気がつくと、もうすでに120Pipsになっていました。

そう…、わずか数時間で数字の前に横棒が入る
マイナス120Pipsになっていたのです。

「勝つのはけっこうたいへんだが、
 負けるのはこんなにも簡単なものか…。」

少し冷静さを取り戻したA氏が自嘲の苦笑いをしていると、
やがて相場は局所的な上下動激しい揉み合いの後に、
100Pipsほど大きく下落して行きました。

しかし、この日のA氏はすっかり混乱していて、
買えば下げる、売れば上げるのトラウマで
大きく下落しているのに反転上昇の恐怖に怯えて
指をくわえて下落する相場をただ眺めていました。

「今日の俺はまったくどうかしている。
 しかし、相場はやはり当初思ったとおりの下落になった…。」

一方…、

製造メーカーの工場に勤務する品質管理課長のB氏も
FXを手がけていて、全くの同時刻にパソコンに向かっていました。

A氏がトレードしていた局所的な上下動激しい揉み合いは
トレードを見送りましたが、
A氏が100Pipsほどの下落を見送って眺めていたとき、
B氏はショートポジションで30Pipsほどのトレードをしていて、

B氏の場合は「あること」を身に染みて知っていたので
悪夢の日にはなっていませんでした。

そのあることとは、
B氏自身が自分のトレードで気づいていたことでもあるのですが、

「チャートを開いたとたんにトレードのベストタイミングである
 ことは極めて稀なことであることと、
 そして、相場は上昇するか下降するかの二択だけではなく、
 トレードしてはいけない『待つべき状況』がある。」

ということでした。

B氏は自分自身の過去のトレードを分析して

「トレンド相場の状態ではそれなりに取れるけれども、
 低ボラで小さな陰線陽線入り乱れる局所的な揉み合いや、
 上げ下げ忙しい神経質な乱高下になっている状態や、
 動意が不安定で浮動のある状態では負けが極端に多い。」

こと、つまり、自身のトレード技能において、
勝ちやすい状況とともに負けやすい状態も知っていたので、

その日の相場を一目見るや、
自身にとってその負けやすい状態であることに気づき、
ただ相場を眺めて手出しをせずに休んでいたのです。

そのわずかともいえる認識の差が、
A氏とB氏の損失と利益の差になったのでした。

B氏は語ります。

「チャート分析は上昇するか下降するかの
 二者選択などではないように思っています。
 判らないところを休めるようにならなければ
 トータル収支は向上しないことが解ったんです。
 いわば、チャート分析は上昇と下降と待つべきの三択であり、
 その多くが待つべきところのようにさえ思えます。
 小さな陰線陽線入り乱れる局所的な揉み合いでは
 チャートリーデングの検討すらしないようにしています。」

「かなり勉強をしたとしても、のべつ幕なしでトレードしていたら、
 おそらく大数の法則で勝ち負けは限りなく50%に近づいて、
 しかも利小であったり、損大となりがちであるのならば、
 スプレッドや手数料のコストもあるトレードでは
 収支はマイナスになってしまうものです。」

「絶対に負けない方法はトレードしない以外にありませんが、
 これでは利益も得ることはできません。
 トレードには必勝法はなく、リスクを取る行為にはなりますが、
 負けやすいところでのトレードをどこまで排除していけるか、
 そして勝ちやすい状況をどこまで選択していけるか、
 という基本的な認識が重要なように思います。」

「あと…、怒りや焦りやトラウマなどに支配されてしまっている
 通常ではない心の状態でのトレードも、
 良い結果にならないことが多いようですね。
 トレードと心理状態には密接な関係があって、
 たとえば怒りに支配されてしまっていたりすると、
 かなりチャートリーディングの勉強をしている人でさえ、
 上下に狭い抵抗線で囲まれた小幅レンジで動意を追っかけたり、
 トレンド発生時にトレンドに逆らう逆張りをしてしまったりと、
 とんでもないトレードをやらかしてしまうことがあるものです。」

「私にとってトレードとはヘンな表現ですが、
 島と島とを結ぶフェリーに乗るようなイメージを持っています。
 狭い範囲で上下に抵抗があり上下動して方向感のない状況が『島』で
 私のトレード技能ではその島の状況は負けてしまうことが多いため、
 基本的に売り買いの検討をすることなく見送ります。
 そして、レートがその『島』を離れようと抜けつつあるとき、
 つまり、揉み合い離れとなる時の初動はダマシが多いものですが、
 一度押しての再上昇や一度戻っての再下降で、レートが島をついに
 離れて行った場合はフェリーに乗るようにトレードするのです。」

「もちろん、それでもフェリーがもとの島に舞い戻ってしまう
 こともあるのですが、そんなときには損切りすればよいのです。
 トレードに完全性を求めることはできませんが、
 ある程度のエビデンスがあれば執行すべきと思っています。」

「ですので、私には島の発見は大切です。島それ自体では
 トレードは控えますが、島が短期トレードの基点となるからです。
 局所揉み合いという名の島を発見して、その島から
 レートが旅立つのをジッと待つのです。
 『一度押しての再上昇や一度戻っての再下降でレートが島を離れた』
 『強く動いている』『直近の高値(安値)を上抜け(下抜け)た』
 などのエビデンスがあればトレードを執行する価値があります。」

「私のトレードは鯛焼きの頭や尻尾はおろか身の多くの部分も
 くれてやるようなトレードで反省点も多いのですが、
 島とフェリーの概念でチャートを見るようになって
 トレードでの収支が大きく変りました。今は勝ち組です。」

「それと…、」

喋りだしたら止まらないけっこうお喋りのB氏ではありました。

今日のお話はおしまい。ではまた…。



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"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


FX 思考の習性のお話


英フィナンシャル・タイムズ紙によりますと、
先週のユーロ圏財務相会合でユーログループ議長が
「ギリシャにはソフトな債務再編もありえる。」と発言したとき、
トリシェECB総裁が腹を立てて席を立ったのだそうですね。

●先週の主な出来事

<5月16日(月)>

独の財務相が、
「ストロスカーンIMF専務理事逮捕はユーロ圏救済協定に影響しない。
来年にギリシャが資本市場に戻れないならば更なる措置が必要。」
などの認識を示しました。
日機械受注(3月)は市場予想よりかなり強い2.9%になりました。
一時、円が買われましたが限定的でした。
日10年債が買われて最長利回りが1.105%まで低下しました。
東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
原油先物が軟調に推移しました。
オーストリアの中銀総裁が、
「ギリシャのユーロ圏離脱は経済的に無意味なこと。
ギリシャは長期的な課題に直面。ギリシャは追加融資を受ける可能性。
ECBは危機モードから撤退する戦略の続行を明確にしている。」
などの見解を示しました。
日経平均は前週末比−90.47円で大引けました。
仏の中銀総裁が、
「ユーロ崩壊の予測はばかげている。欧州の統治改革は偉大な業績。
財政状態を悪化させないために緊急援助パッケージの条件は重要。
仏国内銀行は国家債務不履行に耐えることができる。
今年、EUのGDP成長率は確実に潜在成長率の平均を上回る。
物価安定を確保する用意がある。」
などの見解を示しました。
ロンドン時間ではユーロが上昇した後に一時軟調になりました。
ドル円は上下動しながらもしばらく軟調傾向で推移しました。
独の財務相が、
「ユーロの安定を守ることは独の国益である。」
との認識を示しました。
欧消費者物価指数(4月)は市場予想とおり0.6%になりました。
NY連銀製造業景気指数(5月)は市場予想より弱い11.90になりました。
同構成項目の雇用指数は24.73に改善しました。
米ネット長期フロー(3月 対米証券投資)は、
市場予想より弱い240億ドルになりました。
米ドルが売られる市場反応になりました。
ユーロドルなどドルストレートがしばらく堅調に推移しました。
独の首相が、
「2013年前におけるユーロ圏のいかなる国の債務再編も
ユーロ圏の信頼性に多大なダメージとなる。
いかなる国のユーロ脱退も独の国益にはならない。
2013年以降は債務への金利上昇となってもルールの明確化が必要。」
などの見解を示しました。
米NAHB住宅価格指数(5月)は市場予想より弱い16になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ギリシャに対する返済期限の延長は支援にならない可能性。
ECBはインフレを抑制するために必要な措置を行っていく。
インフレ率は数ヶ月間2%を超えて推移する可能性。」
などの認識を示しました。
NY時間の後半からドルストレートが軟調になって行きました。
ポルトガルに対する780億ユーロの支援パッケージが合意になった
ことが報道されました。
格付け会社のフィッチが、
「アイルランドの格付けは安定している。」
との見解を発表しました。
加BOC総裁が、
「通貨市場の変動が過度になる恐れがある。
加は大幅な刺激策を実施したがインフレ率3%超は短期的の可能性。
基調インフレは比較的抑制されている。
追加利上げは慎重に検討する必要。
新興市場国の政策には資産バブルを形成するリスク。
強いカナダドルが加インフレのダウンサイド要因。
米国はまだG20の赤字削減目標に達していない。」
などの見解を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「約22億ドルのアイルランド向け融資の実行を承認した。」
との発表をしました。
NY金先物は1490.60ドルで引けました。
NY原油(WTI)は97ドル台前半で引けました。
NYダウは前週末比−47.38ドルで取引を終えました。

<5月17日(火)>

ユーロ圏の財務相会合で伊中銀のマリオ・ドラギ氏が
次期ECB候補として支持されることになりました。
ポルトガル政府が、
「EUとIMFからの融資利率は約5%で、3年後には5.2%になる。」
ことを発表しました。
ユーログループ議長が、
「財務相会合はポルトガルに対する支援パッケージに合意。
ギリシャの状況は厳しい。ギリシャは民営化など修正が必要。
ドラギ氏は全会一致で次期ECB総裁として承認。
ポルトガルには5月末までに最初の融資を実行。
ギリシャの新プログラムについては新たな報告書を待つ必要。」
などの発言をしました。
レーン欧州委員が、
「ギリシャの債務再編について議論はしていない。
ギリシャは資産の売却が第1のステップ。
ギリシャは改革実行を強化する必要。」
などの認識を示しました。
豪RBA議事録では、
「インフレ目標達成のため、ある時点では利上が必要。
グローバルなインフレリスクは上向きに変化。
インフレの一時的な上昇と中期的動向にフォーカスする必要。
洪水の影響で第1四半期のGDPが減少する可能性。
穏やかに引き締め的な政策は適切。
豪ドル高や貯蓄がインフレ圧力緩和を支援。」
などが示されました。
豪ドルが一時軟調になりました。
東京時間ではドルストレートは上下動の揉み合いになりました。
また、日企業によるM&A期待や投信設定の影響もあったか、
円が売られて、ドル円が堅調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+8.72円で大引けました。
ECBのトゥンペルグゲレル理事が、
「ECBの金融政策は緩和的。ECBはインフレのデータを注視。
ECBは金利について事前約束はしないが金利は経済と一致するべき。」
との認識を示しました。
英消費者物価指数(4月)は市場予想より強い1.0%になりました。
ポンドが一時堅調に推移しました。
独ZEW景況感調査(5月 現況)は市場予想より強い91.5になりました。
欧ZEW景況感調査(5月)は市場予想より弱い13.6になりました。
英BOEからの英財務相への書簡では、
「高水準のCPIはエネルギーコストや付加価値税などの上昇に起因。
これらの要因を除外したCPIは目標の2%を下回る可能性。」
などが示されました。
ポンドがしだいに軟調になっていきました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャは多くの公共団体を早く民営化する必要。
ギリシャの債務水準は完全に持続不可能。
ギリシャのソフトな債務再編が必要。」
との見解を示しました。
ロンドン時間ではユーロが軟調傾向の揉み合いになりました。
米住宅着工件数(4月)は52.3万件、米建設許可件数(4月)は55.1万件と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
加国際証券取扱高(3月)は予想より強い63.39億加ドルになりました。
米鉱工業生産(4月)は0.0%、米設備稼働率(4月)は76.9%と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ドルが売られて、ドル円が反落して上昇幅を縮小しました。
IMF国際通貨基金が、
「独の2011年経済成長率は3%を超える可能性。」
との見解を発表しました。
英財務相が、
「BOE総裁はインフレに対して正しいことを行っているが、
インフレがターゲットを上回っていることは問題。
英国の家計は現在のインフレによりとても厳しい状況。」
との認識を示しました。
MY時間ではドルストレードが軟調傾向で推移した後に
反発上昇する相場展開になりました。
米ISM供給管理協会が、
「製造業の成長は2011年も継続。製造業の収益は+7.5%、
非製造業の成長も2011年で継続。収益は+2.1%。」
などの見通しを発表しました。
NYダウが一時100ドルを越える大幅下落になりましたが、
その後に下げ幅を縮小しました。
NY原油(WTI)は96ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−68.79ドルで取引を終えました。

<5月18日(水)>

ガイトナー米財務長官が
「米政府の債務は16日に上限に達した。
米議会は債務問題で責任を果す必要。
米国は財政赤字をGDP比3%未満にすべき。」
などの見解を示しました。
NZ第1四半期生産者物価(投入)は2.2%、
NZ第1四半期生産者物価(生産)は1.7%と、
ともに前回より強い結果になりました。
日第三次産業活動指数(3月)は予想より弱い−6.0%になりました。
豪第1四半期賃金コスト指数は予想より弱い0.8%になりました。
中国新築住宅価格(4月)は前月より低い+4.3%になりました。
東京時間ではドルが売られ、ドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いになりました。
格付け会社のムーディーズが、
「豪の4大銀行の格付けを引き下げる。見通しは安定的。」
との発表をしました。
日経平均は前日比+95.06円で大引けました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ユーロ圏の景気回復は幅広く持続。もう景気刺激策は必要ない。
ギリシャ・ポルトガル・アイルランドは危機的な状況。
ECBには効果的な監視機構が必要。ギリシャの債務再編は不適切。
巨額の債務を抱える国は大幅な財政健全化への取り組みが必要。」
などの見解を示しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ECBの金融政策ではユーロ圏全体を見る必要。
困難な国の支援のためインフレ上昇を許せばECBは信頼を失う可能性。
インフレリスクを監視する必要。」
などの認識を示しました。
英失業保険申請件数(4月)は1.24万人、英失業率(4月)は4.6%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英BOE議事録では、
「5月MPCは6対3で政策金利据え置きを決定。
資産買い入れ枠の据え置きは8対1で決定。
デール委員とウィール委員が0.25%利上げを、
センタンス委員が0.50%利上げを主張。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い入れ枠の拡大を主張。
需要回復の進展は期待はずれ。消費の伸びは弱まる可能性。
欧州問題は英国経済の需要にとって重要。
短期的なインフレ見通しはとても高い。
インフレ期待を高める恐れがある。
インフレは中期的には緩和される可能性が高い。
金利引き上げは消費者心理に影響を及ぼす可能性。」
などが示されました。
ポンドの軟調がしばらく続きました。
ドル円がしだいに堅調になっていきました。
ECBの副総裁が、
「欧州安定メカニズムでの資金供給は条件付きであるべき。
債務再編は酷い結果をもたらす可能性。
ギリシャのデフォルトは回避できると考えている。
債務再編は最後の手段であるべき。」
などの見解を示しました。
加景気先行指標総合指数(4月)は市場予想より強い0.8%に、
加卸売売上高(3月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
NY時間ではダウが堅調傾向で推移しました。
NY時間に入ると主要通貨ペアがしだいに堅調になっていきました。
米FOMC議事録では、
「政策正常化への第一歩はMBSの再投資の終了。
米経済は緩やかな回復を継続。第1四半期の経済の弱さは一時的。
失業率は徐々に低下。インフレの高まりは一時的な可能性。
見通しに変化がなければQE3は必要ない可能性。
FRBは中期的にバランスシートを縮小させていく。
今後の正常化のプロセスにおいては声明文言の変更を伴う必要。
適切な時期のFF金利変更が政策引き締めの手段として望ましい。」
などが示されました。
発表後はドル買い反応になりました。
ドルストレートは一時下落したものの堅調傾向で推移しました。
NY原油(WTI)が100ドルの大台を回復しました。
NYダウは前日比+80.60ドルで取引を終えました。

<5月19日(木)>

英ネーションワイド消費者信頼感(4月)は、
市場予想より弱い43になりました。
セントルイス連銀総裁が、
「米インフレ動向の解釈ではコアインフレの重視をやめるべき。
総合インフレ指数は最良のインフレ指数となるように設計された。
エネルギー価格を無視することは評価を低く見積もることになり、
FRBの信頼性に打撃となる。」
などの見解を示しました。
日第1四半期実質GDP速報は市場予想より弱い−0.9%になりました。
日第1四半期名目GDP速報は市場予想より弱い−1.3%になりました。
日第1四半期GDPデフレータ速報は予想より弱い−1.9%になりました。
市場反応は限定的でした。
日経済財政担当相が、
「マイナス成長の大部分は震災の影響。
先行きは当面は弱い動きが続く。最大のリスク要因は電力供給。
日本経済の反発力は充分に強い。」
などの見解を示しました。
豪週平均賃金(2月)は前期比で市場予想より弱い0.8%になりました。
格付け会社のS&Pが、
「NZの格付けは2012年の予算による影響を受けない。
ただし対外ポジションが改善しない場合は格下げの可能性がある。」
との発表をしました。
NZ政府が、
「2014〜15年を通じて120億NZドルの支出削減を行う。
NZ政府は2014〜15年までに財政黒字へと回帰する可能性。」
との発表をしました。
東京時間ではドル円が朝方に上昇した後にしばらく軟調になり、
ドルストレートが午前中堅調に推移して午後から軟調になりました。
IMF国際通貨基金が、
「ストロスカーン専務理事が辞任。」
との発表をしました。
日鉱工業生産(3月)確報は−15.5%に落ち込みました。
日経平均は前日比−41.26円で大引けました。
独フィナンシャルタイムズJ紙が、
「ギリシャが国債の償還期限を延長した場合、
ECBはギリシャ国債を適格担保として認めない。」
とのトリシェECB総裁の談話を記事として掲載しました。
ロンドン時間前半ではユーロがしばらく軟調に推移しました。
英小売売上高(4月)は市場予想より強い1.2%になりました。
ポンドがしばらく堅調傾向で推移しました。
独地元紙が、
「ギリシャ政府は財政改革への取り組みで真剣さを証明する必要。」
とのユーログループ議長の談話を記事として掲載しました。
英BOEの副総裁が、
「ポンドは経済不均衡是正のため下落するべき。
指標は緩やかな経済成長を示している。
BOEは一時的にインフレが目標水準を上回ることを容認する。」
などの見解を示しました。
スイスの経済相が、
「SNBは為替市場を注視。企業はスイスフラン高に耐えている。
スイスフラン高は無視できないリスクを引き起こす可能性。」
との認識を示しました。
スイスフランがしばらく売られる展開になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い40.9万件になりました。
米ドルが一時買われる展開になりました。
米中古住宅販売件数(4月)は505万件、
米景気先行指標総合指数(4月)は−0.3%、
米フィラデルフィア連銀指数(5月)は3.9と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
米ドルが売られ、ドル円が軟調に転じて、
ドルストレートがしだいに堅調になって行きました。
ECBのトゥンペルグゲレル理事が、
「金融市場の回復に伴いECBは出口戦略を実施すべき。
金融市場の安定には物価の安定が必要。
モラルハザードの回避のためにも出口戦略が必要。
各国政府は信頼の回復に努めるべき。」
などの見解を示しました。
米10年物インフレ連動債の入札では、
最高落札利回りが前回より低い0.887%、
応札倍率が前回より低い2.66になりました。
NY連銀総裁(ハト派)が、
「QE3へのハードルは高い可能性。
現在インフレ率に過剰に反応しないことが重要。
今、引き締めを行うと成長の低下をもたらす可能性。」
などの見解を示しました。
ダラス連銀総裁が、
「米第1四半期GDPが上方修正される可能性。
出口戦略の道筋は景気回復のスピードしだい。
緩和策は2011年を通して継続される可能性。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は98ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+45.14ドルで取引を終えました。

<5月20日(金)>

加BOCの副総裁が、
「加の金融システムは他国の債務問題の影響を受けている。
調達コストの上昇と資産価格の低下が懸念される。
ソブリンリスク問題は多くの先進国の共通問題になりつつある。
エネルギー価格がインフレに与える影響は一時的の可能性。
加コアインフレは抑制されている。」
などの見解を示しました。
東京時間では主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
日銀が政策金利を0〜0.10%で据え置きました。
日銀の声明では、
「金融政策の現状維持と無担保コール目標据え置を全員一致で決定。
必要と判断される場合には適切な措置講じていく。
当面は震災の影響中心に景気の下振れリスクを意識する必要。
2011年度の後半以降から緩やかな回復に復していく可能性。」
などが示されました。
前回の会合で提案された日銀副総裁の資産買取枠拡大による
追加緩和策については今回は提案されませんでした。
日全産業活動指数(3月)は市場予想より弱い−6.3%になりました。
日経平均は前日比−13.74円の9607.08円で週の取引を終えました。
独生産者物価指数(4月)は市場予想より強い1.0%になりました。
日銀総裁の記者会見では、
「震災復興では成長力強化策の検討も大切になる。
QE2後の米金利がどの段階で引き上げられるかがポイントになる。
自動車生産の再開や夏場の電力不足の懸念の後退などは心強い変化。
やや長い目で見た電力供給には不確実性があり楽観できない。
電力不足による生産拠点の海外シフトに注意が必要。
社債の発行環境は徐々に改善されてきている。」
などが示されました。
欧経常収支(3月)は前回よりは強い−38億ユーロになりました。
ロンドン時間のはじめは主要通貨ペアが強含みで推移しました。
独の首相が、
「IMF専務理事には欧州出身者が適切になることを再表明する。」
との発言をしました。
独連銀の月報では、
「ユーロ圏の景気回復は勢がよい。世界経済見通しは期待ができる。
金融政策は極めて緩和的。国内需要は間もなく増加していく可能性。
ギリシャが財政目標を緩和した場合は、債務水準の持続性や
欧州諸国の合意への信頼を損なうことになる可能性。
独経済はやや弱まる可能性。雇用の伸びは継続していく可能性。
独財政赤字は2011年のGDP比2%以下に収まる見込み。」
などの見解が示されました。
ロンドン時間の序盤以降はユーロドルなどドルストレートが
しだいに軟調傾向になって行きました。
加消費者物価指数(4月)は市場予想より弱い0.3%になりました。
NY連銀総裁が、
「米景気は第1四半期以降にしだいに回復する見込み。
エネルギー価格の上昇はインフレに大きな影響を与えない。」
などの見解を示しました。
加小売売上高(3月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
欧消費者信頼感速報(5月)は市場予想よりは強い−9.7になりました。
独連銀総裁が、
「さらなる救済策は約束されるべきではない。
緊急的な政策を過度に続けることは重大な間違い。
ギリシャ国債が償還期限延長の場合はECB担保として受け入れない。」
との見解を示しました。
格付け会社のフッチが、
「ギリシャの格付けを3段階引き下げる。
ギリシャ債が期限延長された場合はデフォルトに相当する。」
などの発表をしました。
ノルウェーがギリシャへの4200万ドル支援を停止すると発表しました。
仏の財務相が、
「ギリシャにはデフォルトの危険性がある。
ギリシャの債務再編を望んではいない。
ギリシャのユーロ脱退は考えてもいない。」
などの発言をしました。
ユーロドルの下落が加速していきました。
NYダウが一時100ドル超の下落となりました。
ギリシャ10年物国債利回りが過去最高の16%後半まで上昇しました。
ギリシャ政府が、
「フィッチの格下げは遺憾。フィッチは憶測報道に影響されている。
ギリシャが追加政策を約束していることを無視している。」
などの見解を表明しました。
一時ユーロが反発を見せましたが再び下落して行きました。
IMF国際通貨基金が、
「ポルトガル向け融資のEUとの支援パッケージ260億ユーロを承認。」
したことを発表しました。
NY原油(WTI)は99ドル台半ばで週の取引を終えました。
NY金は1508.90ドルで週の取引を終えました。
NYダウは前日比−93.28ドルの12512/04ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<5月23日(月)>

※加の市場が祝日で休みです。

午後2時に日景気一致CI指数確報(3月)、日景気先行CI指数確報(3月)
同午後2時に日銀金融経済月報(5月)、
午後4時からヴァイトマン独連銀総裁の講演、
午後4時半に独製造業PMI速報(5月)、独サービス業PMI速報(5月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(5月)、欧サービス業PMI速報(5月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(4月)、
などが予定されています。
独の指標には一応注目です。

<5月24日(火)>

午後3時に独第1四半期GDP確報、独第1四半期個人消費確報、
午後5時に独IFO景気動向(5月)、独IFO現況評価値(5月)、
午後5時半に英公共部門ネット負債(4月)、
午後6時に欧鉱工業新規受注(3月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(4月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(5月)
深夜2時に米2年債の入札、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。

<5月25日(水)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(4月)、
同朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(3月)、
午後12時半から日銀総裁の講演、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(6月)、
午後5時半に英第1四半期GDP改訂値、英第1四半期個人消費、
同午後5時半に英第1四半期総合事業投資速報、
夜9時15分から次期ECB総裁候補のドラギ伊中銀総裁の講演、
夜9時半に米耐久消費財受注(4月)、
夜11時に米住宅価格指数(3月)、
深夜2時に米5年債の入札、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。

<5月26日(木)>

朝8時50分に日企業向サービス価格(4月 前年比)、
午前10時半に豪第1四半期民間設備投資、
午後3時にスイス貿易収支(4月)、
午後6時20分からトリシェECB総裁の講演、
夜9時半に米第1四半期GDP改訂値、米第1四半期GDP価格指数改訂値
同夜9時半に米第1四半期個人消費改訂値、
同夜9時半に米第1四半期コアPCE改訂値、米新規失業保険申請件数、
深夜2時に米7年債の入札、
などが予定されています。
(豪)・米の指標に地は注目です。
また、この日から27日までG8首脳会議が開催されます。

<5月27日(金)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(5月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(4月 前年比)、
朝8時50分に日小売業販売額(4月 前年比)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(5月)、欧業況判断指数(5月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(5月)、欧経済信頼感(5月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(5月)、
夜9時半に米個人支出(4月)、米個人所得(4月)、
同夜9時半に米PCEコア・デフレータ(4月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数確報(5月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(4月 成約)、
などが予定されています。
米の指標には注目です。
また、発表時間が未定ですが(通常NY時間前半)、
独消費者物価指数速報(5月)の発表も予定されています。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

5月16日に、日10年債の最長利回りが1.105%まで低下しました。
また、独の首相が「2013年前のユーロ圏のいかなる国の債務再編も
ユーロ圏の信頼性に多大なダメージとなる。いかなる国のユーロの
脱退も独の国益にはならない。2013年以降は債務への金利上昇と
なってもルールの明確化が必要。」などの見解を示しました。
そして、ポルトガルに対する780億ユーロの支援パッケージが
合意になりました。

5月17日に、ユーロ圏の財務相会合で伊中銀のマリオ・ドラギ氏が
次期ECB候補として支持されることになりました。
また、英BOEからの英財務相への書簡で「高水準のCPIはエネルギー
コストや付加価値税などの上昇に起因。これらの要因を除外したCPIは
目標の2%を下回る可能性。」などが示されました。
そして、ユーログループ議長が「ギリシャは多くの公共団体を早く
民営化する必要。ギリシャの債務水準は完全に持続不可能。
ギリシャのソフトな債務再編が必要。」との見解を示しました。

5月18日に、ガイトナー米財務長官が「米政府の債務は16日に上限に
達した。米議会は債務問題で責任を果す必要。米国は財政赤字を
GDP比3%未満にすべき。」などの見解を示しました。
また、ECBのビニスマギ専務理事が「ECBの金融政策ではユーロ圏全体
を見る必要。困難な国の支援のためインフレ上昇を許せばECBは信頼を
失う可能性。」などの認識を示しました。
そして、米FOMC議事録では「政策正常化への第一歩はMBSの再投資の
終了。第1四半期の経済の弱さは一時的。インフレの高まりは一時的
な可能性。見通しに変化がなければQE3は必要ない可能性。今後の正常
化の過程で声明文言の変更を伴う必要。適切な時期のFF金利変更が
政策引き締めの手段として望ましい。」などが示されました。

5月19日に、IMF国際通貨基金が「ストロスカーン専務理事が辞任。」
との発表をしました。また、独フィナンシャルタイムズJ紙が
「ギリシャが国債の償還期限を延長した場合、ECBはギリシャ国債を
適格担保として認めない。」とのトリシェECB総裁の談話を記事として
掲載しました。そして、ECBのトゥンペルグゲレル理事が「金融市場の
回復に伴いECBは出口戦略を実施すべき。金融市場の安定には物価の
安定が必要。各国政府は信頼の回復に努めるべき。」などの見解を
示しました。

5月20日に、独連銀総裁が「さらなる救済策は約束されるべきでは
ない。緊急的な政策を過度に続けることは重大な間違い。ギリシャ
国債が償還期限延長の場合はECB担保として受け入れない。」との
見解を示しました。また、格付け会社のフッチが「ギリシャの格付け
を3段階引き下げる。ギリシャ債が期限延長された場合はデフォルト
に相当する。」などの発表をしました。そして、ギリシャ10年物国債
利回りが過去最高の16%後半まで上昇しました。

先週は、ドル円が上下動しながらも一時82円台を試す上昇となって、
週間では81円台を中心とした堅調傾向の推移になりました。
また、ユーロドルは週後半までしばらく堅調傾向で推移しましたが、
週末にネガティブ材料が相次ぎ大きく下落する展開になりました。
ポンドドルは週前半は堅調傾向で推移するも週中に大きく値を下げ
週後半にかけて再び堅調傾向になる上下動になりました。
そして、豪ドル米ドルは上下動しながらも週間で緩やかな上昇傾向の
相場展開になりました。

NYダウも高安を繰り返しながらも週間では軟調となって、また商品
市場もNY金先物が1500ドルを巡る上下動の揉み合いになり、NY原油
先物も100ドルを巡る揉み合いの乱高下的な相場展開となりました。

さて今週ですが、円については震災の影響が強く19日の日第1四半期
実質GDP速報が市場予想より弱い−0.9%になったことや、電力供給へ
の懸念や、日長期金利の低下傾向などによる円売り圧力が潜在して
いる一方、ここのところ弱さが目立つ米指標の影響もありNYダウなど
株式市場が軟調となっていることによるリスク選好度の低下や、再び
高まっている欧州ソブリン懸念によるリスク回避の円買いの動きや、
商品市場が不安定になっているリスク要因があり、引き続き、円売り
と円買い双方のポテンシャルが高めでの綱引きとなりそうです。

ドル円では先週は円売り優勢となり81円台乗せとなりました。
弱い米経済と欧州問題による消去法的円買いも否定できない環境にな
ってきているとともに、日輸出企業が将来の円安を見込んで為替予約
(先物の円買い)を先送りしているものの、欧州問題の再燃を機会に
日輸出企業の為替予約がしだいに出てくると円高の要因となるために
円売り動意と円買い要因の混在で読み辛いところがありますが、
今週はドル円が81円台を中心としたやや振幅のある揉み合いになる
可能性がありそうです。

米ドルについては、先のFOMCでQE2が6月末で終了することが明示され
たことに加え、QE3の追加緩和はほぼないことが規定路線となっている
とともに、18日のFOMC議事録で多数のメンバーが資産売却前に利上げ
をすることに支持をしていますが、しかしながら利上げの時期につい
ては不透明感が強く、また、ここのところの米経済指標も芳しくなく、
そして一部要人のタカ派の発言もややトーン・ダウンしてきている
印象があり、そして米10年債利回りも3.15アラウンドと低下傾向に
なっていて、米国の通貨としては積極的なドル買いの環境とは言えな
いようです。

ただ、欧州問題が再燃してきていることでのリスク回避の動きや、
株価低迷によるリスク選好度の低下や、商品市場が下げ止まってき
てはいながらも不安定さが続いているリスク要因や、米政府の債務
が16日に上限に達したことで財政プレミアムの高まりを背景とした
今後の米長期金利の悪い上昇の可能性も否定できず、基軸通貨とし
ての米ドルの買い戻しの動きも見られているようです。

ユーロについては、18日にECBのビニスマギ専務理事が「ECBの金融
政策ではユーロ圏全体を見る必要。困難な国の支援のためインフレ
上昇を許せばECBは信頼を失う可能性。」などの認識を示すなど、
利上げ期待も根強い一方、17日にユーログループ議長が「ギリシャ
の債務水準は持続不可能。ギリシャのソフトな債務再編が必要。」
との見解を示しているとともに、20日には格付け会社のフッチが
「ギリシャの格付けを3段階引き下げる。ギリシャ債が期限延長さ
れた場合はデフォルトに相当する。」などの発表をして、ギリシャ
10年物国債利回りが過去最高の16%後半まで上昇するなど、リスク
懸念のほうが優勢になってきているようで、ギリシャ入りしている
EUおよびIMFの調査団による今週発表予定の債務状況調査の「ギリシ
ャ調査リポート」しだいでは1.4000下抜けのトライもありえると
見る向きがあるようです。

そして豪ドルなど資源国通貨については、商品市場が下げ止まって
きてはいながらもいまだ不安定さは払拭されていなく、リスク要因
があるとともに、NYダウなど株式市場が軟調となっていることによる
リスク選好度の低下などがあり頭が重くはありますが、世界経済の
回復基調を背景とした資源需要は根強く先週はじり高となりました。
引き続き押したところでは拾いたい感じではありますが、欧州問題に
よるリスク回避の動きが本格化した場合には、いったん巻き込まれる
可能性もありそうで、押し目買いにも一応の注意は必要なようです。

経済指標関連では、24日の独第1四半期GDP確報に独IFO景気動向と
米新築住宅販売件数、25日の英第1四半期GDP改訂値と
米耐久消費財受注、26日の米第1四半期GDP改訂値に
米第1四半期個人消費改訂値と米新規失業保険申請件数、
27日の米個人支出とミシガン大学消費者信頼感指数確報と
米中古住宅販売保留などが注目されます。

また、26〜27日にフランスのドービルで開催されるG8首脳会議も
注目されます。


さて今日は、思考の習性のお話です。

イタリアの経済学者のヴィルフレド・パレートが発見したとされる
べき乗則は、「パレートの法則」と呼ばれますが、
その法則名を借りた経験則に
「80対20の法則」と呼ばれるものがあります。

自然現象や社会現象は決して平均的なものではなく、
大きなばらつきや偏りがあるというわけですが、

世界の富の大部分を少数の者が保有しているなど、
必ずしも80対20の比率ではないにしても
確かにいろいろな事象には偏りはあるようです。

ところで、相場の世界でも偏りがあることが知られていますね。

ゼロサムとも言われる為替相場のトレードの世界でも、
正確な統計調査があるのかどうかは知りませんが、

日進月歩でトレードの手法が開発されているにもかかわらず、
勝ち組は20%以下とも10%以下ともいわれているようです。

つまり、負け組みが圧倒的多数となっているようなのですが、

これにはツベルスキーとカーネマンらの研究のように、
「利益を受ける時と損失を蒙るときの意思決定が異なる」という
心理傾向も大きく影響しているといわれています。

利益を得れるときには、なるべく確実にという気持ちが働いて、
「危険回避行動」を取りたがる心理傾向が働きやすく、

また、損失を蒙るときには、少しでも可能性があれば、
危険を冒してでも損失を取り戻し損失を回避したい気持ちが働いて、
過剰にリスクを選好する「リスクテイカー」になってしまう
心理傾向になりがちになるとされています。

これはプロスペクト理論と呼ばれていますが、
ある意味、とても自然な人の心理の傾向ともいえるものです。

しかしながら、この自然な心理傾向のままにトレードしていますと、
知らず知らずのうちに「利小損大」となってしまい、
なかなか勝ち組になりにくいというのも、
プロスペクト理論の帰結となっているようです。

つまり、自身の心理のおもむくままにトレードしていては
勝ち組になりにくいというわけで、困った話ではありますね。

私も長らく負け組みのトレーダーでしたので、
その心理は嫌というほど経験をして知っているのですが、

トレード手法云々(うんぬん)以前の心理的特性として、

多数の負け組のトレーダーには共通点があり、
また少数の勝ち組のトレーダーにも共通点があるものです。

たとえば「損失回避」をしようとするときに、

トレードでは勝ち組であろうと負け組みであろうと、
誰しも損となるときにはそれを回避しようとしますが、

勝ち組のトレーダーの多くは損を膨らませないように、
「損を回避するために損切りを行う」のに対して、

負け組みのトレーダーの多くは損をするのが嫌なので
「損を回避するために損切りを躊躇する」という特性があります。

同じ「損失を回避しよう」というときに、
勝ち組のトレーダーと負け組みのトレーダーは
『 まったく真逆の行動をとってしまう 』わけです。

頭では「損切りせねば」と思っていても、
負け組みの習性でそれを躊躇してしまい、

「もう、これだけ安く(高く)なったから戻るかも。」
と根拠のない思いを抱き祈るようになります。

一方、勝ち組のトレーダーは、損切りした後に、

状況によっては、「よし。ダマシを確認できた。」と、

逆に動いた相場に乗って、損切りでの損失を
補って余りあるトレードをしていることもあるのですね。

以上は損失回避をする場合での勝ち組のトレーダーと
負け組みのトレーダーとの特性の違いですが、

そのほかにも、たくさんの違いがあるといわれているようです。

「利確」についても、
勝ち組のトレーダーと負け組みのトレーダーには違いがあります。

エグジットで無理に頑張るのも
「無理して死ぬ(含み益が含み損に転じて負けになる)」ことがあり、
頑張り過ぎるのもよくない場合はありますが、

負け組みのトレーダーの多くは、反転兆候がまだ現れていないのに、
少しの振動的な戻りに怯えて、
「漠然とした不安でいつも利確を早くしたがる」
傾向があるものです。

よほど高勝率でもない限り、このような恒常的ビビリのエグジットで
「勝つときはいつも薄利」では
なかなか負け組みから脱することが難しいことがあるために、

勝ち組のトレーダーになるためには、
「利大」は理想としても、せめて「利中」くらいは
なんとか目指す意志は持っていたいものです。

そして、チャートを見る目にも、
勝ち組のトレーダーと負け組みのトレーダーとでは
特性の違いがあるものです。

トレーダーなら勝ち組であろうと負け組みであろうと、
サーファーがビッグ・ウェイブでのサーフィンに憧れるように、
大きなトレンドに乗りたいと思うものですが、

いざ相場が大きく動き始めると、
勝ち組のトレーダーと負け組みのトレーダーは
ほとんど真逆に近い心理になるものです。

相場はその多くでレンジ的な状況であることがあり、
ブレークには少なからずダマシがあるために、
ブレーク狙いのトレードではダマシの経験を重ねて
知らず知らずのうちに反転への恐怖がマインドに
刷り込まれていくものではありますが、

大きく相場が動くと、負け組みのトレーダーは、
大きなトレンドに乗りたいと憧れているにもかかわらず、

反転への恐怖に心の中を支配されてしまって、
「もう、これだけ安く(高く)なったなら反転するのではないか。」
との自身の心の中のささやきが強くなって、

目の前で大きなトレンドが発生しつつあるときも、
怖気(おじけ)づいてそれに乗ることができないばかりか、

テクニカル的な明確なサインがあるにもかかわらず、
心のささやきのままにトレンドに逆らう逆張りをして
下げているのに買い向かい、上げいるのに売り向かう、
トレードをして大きく損をしてしまうこともあるものです。

一方、勝ち組のトレーダーは、
ブレーク狙いのトレードでダマシの経験を重ねてはいても、
それを乗り越えるための技術とマインドを習得していて、

「レンジ内の上下動での逆張りで薄利を重ねるのもトレードだが、
 価格変動の差益を得るトレードという行為では、
 動きの強いときは絶好のトレードチャンスではないか。
 ここでトレードしないでどこで大きく儲けるのだ。
 確かに反転は怖い…。反転懸念はゼロではない…。
 だが、損切りの防護をするならば怪我は最小限で済む。
 怖いほどに動いてるときこそトレードチャンスだ。
 今がそのときだ。勇気を奮い起こさなくてはならない。」

「初動はダマシが多いけれども、
 1度押しての再上昇や1度戻っての再下降で、
 逆の動きがフェイルとなったことが確認できて、
 さらにレートがチャートポイントを抜けたなら…、
 (それでもダマシになることはあるけれども)
 動きが強まってきているこの状態はトレードする価値がある。」

と、トレンドに乗ることができるものです。

このように見てきますと、確かに勝ち組のトレーダーと
負け組みのトレーダーには特性の違いがあるものですが、

もしかしますと、一番の違いはトレードの技術以前の
「自身の心の内奥から湧き上がるささやきの違い」
なのかもしれませんね。

心に湧き出(いずる)ささやきは自身の固有の相場観でもありますが、
負け組みでいるうちはそれに耳を貸してはいけないのかもしれません。

ささやきと真逆が正解であることが多いように思えてなりません。

最大の敵は我が心の中にあり。

自身の中の難敵に打ち勝って、勝ち組トレーダーの思考の習性に
少しずつでも近づいていきたいものですね。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


FX M氏の述懐と6箇条のお話


2012年までに光回線並みの毎秒38メガビットの高速通信が可能な
次世代携帯ネット接続サービスが実用化になるのだそうですね。

●先週の主な出来事

<5月9日(月)>

前週末のユーロ圏財務相会合でギリシャのユーロ離脱および
ギリシャの債務再編の協議はされなかったことが報道されました。
市場オープンではユーロが上窓を空けてのスタートとなりました。
日銀政策会合議事録では、
「日本経済の成長基盤強化の枠組みの活用の検討が必要。
日政府は日銀の国債引き受けの検討を行っていない。
需給バランスは再び緩和方向に戻る可能性。
需要の蒸発はなく供給制約が解消すれば経済は回復する可能性。」
などが示されました。
東京時間ではドル円が一時上昇した後に軟調に推移して、
ドルストレート通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
英テレグラフ紙が、
「英BOEは経済見通しの下方修正を余儀なくされる。」
との観測報道をしました。
CICC中国国際金融が、
「中国の景気後退が差し迫りインフレは上昇し続けている。
4月のインフレ率は5.4%の見込み。投資家は警戒すべき。」
との見解を発表しました。
日経平均は前週末比−64.82円で大引けました。
独貿易収支(3月)は189億ユーロ、独経常収支(3月)195億ユーロと、
ともに市場予想よりかなり強い結果になりました。
ユーロがしばらく堅調傾向で推移しました。
NY原油先物やNY金先物の時間外取引が堅調に推移しました。
豪ドルがしばらく堅調傾向で推移しました。
独地元紙がギリシャの関係筋の情報として
「ギリシャは支援金利の引き下げを望んでいる。
ギリシャは支援計画で要求された緊縮財政策の緩和を望んでいる。
ギリシャは財政赤字削減GDP比3%の期限の2年遅延を望んでいる。」
などの報道をしました。
中部電力が日政府要請の「浜岡原発の運転停止」を受け入れました。
欧州委員会が、
「アイルランドに対する融資金利の引き下げが
数週間以内に決定されることを期待している。
アイルランドの債務再編には反対する。」
などの発表をしました。
トリシェECB総裁が、
「先進諸国の財政状況は改善される必要。
原油や商品価格のボラティリティーはCPIに影響するため重要。
世界経済の回復を確認。二番底の兆候はない。
日本経済は震災後に著しく復興すると予想。
新興国経済に過熱の可能性。インフレ期待を抑制することが重要。」
などの見解を示しました。
加住宅着工件数(4月)は市場予想より弱い17.9万件になりました。
格付け会社のS&Pが、
「ギリシャの格付けを2段階引き下げる。
ギリシャの信用見通しはネガティブを継続する。
ギリシャが債務再編措置をするリスクが高まっている。
持続可能な水準には債務の元本の50%以上の削減が必要な可能性。
ギリシャは向こう3ヶ月でもう一段の格下げの可能性がある。
ギリシャがユーロ圏を離脱する可能性はとても低いが、
ギリシャがユーロ圏を離脱した場合は巨額デフォルトになる可能性。」
などの発表をしました。
ユーロが下落してドルストレート通貨ペア全般に軟調になりました。
ギリシャ財務相が、
「S&Pの信頼性に疑問。S&Pの行動は正当化されない。」
との見解を表明しました。
アイルランドの首相が、
「援融資金利の引き下げは次のEU財務相会合で発表される可能性。」
との認識を示しました。
独地元紙が、
「フィッチがギリシャの格付けの引き下げを検討している。」
との観測報道をしました。
格付け会社のフィッチが南独新聞報道にはノーコメントとしました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャの格付けを格下げ方向で検討している。
債務の持続不可能なリスクが顕在化すれば数段の格下げもありえる。
また、アイルランドの格付けにも経済の弱さに因るリスクがある。
アイルランドが財政目標の達成をしなければ格付けにリスクとなる。」
などの発表をしました。
ギリシャ国立銀行が、
「ギリシャの債務に対するヘアカットは不必要。
通貨ドラクマを復活させるとの見方はナンセンス。」
との見解を表明しました。
NY時間の後半からドル円が軟調に推移しました。
NY市場のクローズ後にシカゴ・マーカンタイル取引所が
WTI原油先物の証拠金を25%引き上げると発表しました。
NY原油(WTI)は102ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+45.94ドルで取引を終えました。

<5月10日(火)>

IMF国際通貨基金が、
「NZドルは20%ほど過大評価されている。RBNZの緩和政策は適切。」
との見解を発表しました。
NZドルがしばらく軟調傾向で推移しました。
英RICS住宅価格(4月)は市場予想よりは強い−21%になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「中国はインフレの最悪の時をほぼ越えた可能性。」
との見解を発表しました。
豪貿易収支(3月)は市場予想より強い17.40億豪ドルになりました。
東京時間ではドル円が堅調に推移して、
ドルストレート通貨ペアが軟調傾向の推移となりました。
中国貿易収支(4月)は市場予想より強い114.2億ドルになりました。
オーストリア中銀総裁が、
「ギリシャ問題の深刻さは低く見積もられていた。
ギリシャ債務再編は排除する必要。ギリシャへの融資拡大は可能。」
などの見解を示しました。
スイスSECO消費者信頼感(4月)は市場予想より弱い−1になりました。
日経平均は前日比+24.38円で大引けました。
スイス消費者物価指数(4月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
スイスフランが軟調になりました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「債務再編はギリシャ問題を解決しない。
ギリシャは破綻していない。
ポルトガルの財政プログラムは現実的。」
などの認識を示しました。
一部の通信社が、
「来月に約600億ユーロのギリシャへの新支援策がまとまる可能性。」
とのギリシャ政府高官によるとする観測報道をしました。
ユーロが反発する相場展開になりました。
豪ドルなど資源国通貨が堅調傾向で推移しました。
ギリシャの財務省が、
「ギリシャの新支援策を協議中との報道を否定する。」
との発表をしました。
ユーロが上下に振れる相場展開になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「債務再編は理論と実践で間違っている。
債務再編は政治的自殺行為。
ユーロ圏諸国の繁栄はユーロの成功に繋がっている。」
などの見解を示しました。
豪政府が、
「4年間の赤字の後に2012〜13年に財政黒字転換を予想。
2011〜12年の財政赤字を226億豪ドルに予想修正。
GDP成長率は2011〜12年に4%、2012〜13年に3.75%と見通し引上げ。
失業率見通しを4.5%から4.75%に修正。
豪CPI上昇率は2011〜12年に+2.75%、2012〜13年に+3%と予想。」
などの発表をしました。
独の首相が、
「EUとIMFによるギリシャの評価の結果を待つ必要。
ギリシャの評価報告書までは支援の決定はない。
ギリシャがさらに支援を必要とするかは不明。」
などの見解を示しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ギリシャは豊かな国。債務返済のために資産の売却が可能。」
との認識を示しました。
米MSがスカイプを85億ドルで買収するとの報道がありました。
米輸入物価指数(4月)は市場予想より強い2.2%になりました。
仏の財務相が、
「震災後の円高はファンダメンタルズを反映していなかった。」
との見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「豪の政府債務は高格付けを有する国の中で最も低水準。」
との見解を発表しました。
格付け会社のS&Pが、
「2012年の豪の財政は豪の格付けに影響を与えない。」
との見解を発表しました。
レーン欧州委員が、
「ポルトガルに対する支援はユーロ圏全体の安定に繋がる可能性。
ギリシャは構造改革という課題に直面。
EUはギリシャの(追加)支援の決定を数週間以内に行う可能性。
ギリシャの債務再編は選択肢にはない。」
などの見解を示しました。
米卸売在庫(3月)は市場予想より強い1.1%になりました。
NY時間では主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
欧州の決済機関LCHクリアネットが、
「ポルトガル国債取引の証拠金を45%に引き上げる。」
との発表をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャの銀行のうち8行を格下げで検討している。」
との発表をしました。
米3年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い1.000%、
応札倍率が前回より高い3.29になりました。
中国の副首相が、
「米国との経済協力は一段と向上へ進展。
米国は輸出規制で公正な対応を約束。
米国と中国は保護主義の否定で一致した。」
などの発言をしました。
NYダウは前日比+75.68ドルで取引を終えました。

<5月11日(水)>

ガイトナー米財務長官が、
「米国と中国は経済関係において著しい進展。
米国は中国の経済政策でとても有望な変化を認識。
人民元相場を一段と速く広く上昇させる中国の取り組みを期待。
中国による対米投資を歓迎する。」
などの発言をしました。
RBNZの総裁が、
「地震はNZ経済に比較的大きなダメージを与えたが、
地震後の復興は当初の予測を上回る可能性。
NZドルの下落は不均衡是正の助けになる。
NZ経済の景況感はいまだに緩慢である。
対外債務の削減が必要。住宅価格は高過ぎる。
地震の復興費用は当初の予想を超える可能性。
NZの住宅市場は底入れしている。」
などの認識を示しました。
カナダの財務相が、
「カナダの経済回復は他国より良好。
2008年以降は消費者信頼感が大幅に改善。
通貨高の原因の一部は強いカナダ経済。
加ドルの急激な上昇は望んでいない。
失業率は緩やかに低下していく可能性。
住宅市場は軟化の兆候がある。」
などの認識を示しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4948元の切上後最高値になりました。
中国消費者物価指数(4月)は前年比で予想より強い5.3%になりました。
中国生産者物価指数(4月)は前年比で6.8%、
中国小売売上高(4月)は前年比で17.1%、
中国鉱工業生産(4月)は前年比で13.4%と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
円とドルが買われたものの市場反応は限定的でした。
中国国家統計局が、
「中国は比較的強い輸入インフレ圧力に直面している。」
との見解を発表しました。
日景気一致CI指数速報(3月)は103.6、
日景気先行CI指数速報(3月)は99.5と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
日経平均は前日比+45.50円で大引けました。
独消費者物価指数確報(4月)は市場予想とおり0.2%になりました。
ECBのゴンザレスパラモ専務理事が、
「ギリシャが市場に戻れるかはどうかは判らない。
市場の我慢にも限界があるであろう。
スペインは経済成長のために改革が必要。」
などの見解を示しました。
WSJ紙が、
「スペイン中銀は貯蓄銀行のバットバンク設立を許可する見込み。」
との観測報道をしました。
ロンドン時間の前半ではドル円が軟調に推移しましたが、
その後、ドル円はしばらく堅調になりました。
英商品貿易収支(3月)は予想より弱い−76.60億ポンドになりました。
独ツァイト紙が、
「伊中銀総裁ドラギ氏を次期ECB総裁候補として独が支持する可能性。
伊中銀総裁のドラギ氏は独の金融政策に合意した。」
との観測報道をしました。
英BOE四半期報告では、
「経済見通しは弱い。経済成長のリスクはダウンサイド。
短期的な消費者物価指数見通しは高い。原油価格次第。
中期的な消費者物価指数はインフレターゲットの範囲内の可能性。
インフレは5%に達する可能性が高い。インフレ見通しに不確実性。
政策金利の見通しは、2011年第4四半期0.75%、
2012年第4四半期1.75%の見込み。
GDP成長率は2013年第1四半期3%に接近する見込み。」
などが示されました。
ポンドがしばらく上昇しました。
英BOE総裁が、
「今年後半にインフレは5%に達する可能性が高い。
高水準の消費者物価指数はインフレ期待を押し上げるリスク。
弱い消費活動が国内インフレを抑える可能性もある。
家計支出はダウンサイドのリスク。輸出の回復に不確実性。
経済成長や消費者物価指数の見通しは不確実。
一時的な物価動向に反応するのは賢明ではない。
MPCはインフレをインフレターゲットの範囲内に抑えていく。
銀行部門は徐々に改善している。」
などの見解を示しました。
ロンドン時間の中頃からユーロドルや豪ドル米ドルなど
ドルストレート通貨ペアが軟調になって行きました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「インフレは2011年に2.5%を上回る見込み。
インフレは2012年にわずかに2%を下回る見込み。
コードワードはECBの約束を意味しない。
債務再編はギリシャの問題を解決しない。
市場は債務再編に注視し過ぎている。」
などの見解を示しました。
米貿易収支(3月)は市場予想より弱い−482億ドルになりました。
加国際商品貿易(3月)は市場予想より強い6億加ドルになりました。
格付け会社のS&Pが、
「リスクが顕在化した場合はポルトガル格付けを引下げる可能性。
ポルトガルの銀行はさらに大幅な政府支援を必要とする可能性。」
などの発表をしました。
リスク回避の動意が強まりドルと円が買われました。
ユーロドルを中心にドルストレートが大きく下落して
ドル円もしばらく軟調になりました。
レーン欧州委員が、
「経済回復は債券市場の嵐に直面。経済回復は平坦ではない。
スペインの状況はポルトガルやアイルランドやギリシャとは違う。」
などの認識を示しました。
カナダの財務相が、
「カナダドル高は輸出にとって抑制要因だが
政策金利はやがて引き上げられる可能性。」
との見解を示しました。
米10年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い3.210%、
応札倍率が前回より低い3.00%になりました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「金利の引き上げは1.5%のコア・インフレしだいであるが、
コア・インフレが2011年に1.8%まで上昇すれば
FRBは政策金利を0.50%引き上げるべきである。」
との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「米のプライム、サブプライム、オルトAの格付けを下げる可能性。」
との発表をしました。
米月次財政収支(4月)は予想よりはやや強い−405億ドルになりました。
NYダウが一時前日比−180ドルを超える下落となる場面がありました。
NY原油(WTI)が100ドルの大台を割り込みました。
NYダウは前日比−130.33ドルで取引を終えました。

<5月12日(木)>

バーナンキFRB議長が、
「大手金融機関には厳格なルールが必要。
夏季にFRBはストレステストのルールを提案したい。」
との発言をしました。
格付け会社のS&Pが「ギリシャの4の銀行を格下げする。」
との発表をしました。
この発表による市場反応は限定的でした。
日国際経常収支(3月)は1兆6791億円、
日国際貿易収支(3月)は2403億円と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪失業率(4月)は市場予想とおりの4.9%、
豪雇用者数変化(4月)は市場予想より弱い−2.21万人になりました。
豪ドルが下落しました。
東京時間では多くの通貨ペアが揉み合い傾向の展開となりました。
日経平均は前日比−147.61円で大引けました。
独地元紙が
「独第1四半期GDP速報は(市場予想より強い)+1.5%の見通し。」
との観測報道をしました。
独の財務相が、
「厳しい条件によってポルトガルに安定が戻る。
ポルトガル救済プログラムは実現可能。
ポルトガルは高成長を達成する必要がある。」
などの認識を示しました。
欧ECB月報(5月)では、
「経済に前向きな勢いがあるが不確実性は高い。
動向を非常に注意深く監視する。政策スタンスは緩和的。
総合インフレに上向きの圧力が見られる。」
などが示されました。
ユーログループ議長が、
「しばらくの間ギリシャの問題に対処する必要。
来週にユーログループはギリシャの議論を行う。
ギリシャはユーロに参加してから競争力の25%を失った。
ギリシャは2012年に市場を開拓できない。
ギリシャは民営化を大幅に進展する必要。
来週にポルトガル支援パッケージに関する決定がされる見込み。
ギリシャのプログラムは今後数週間で強化される必要がある。」
などの認識を示しました。
英鉱工業生産(3月)は0.3%、英製造業生産高(3月)は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ポンドがしばらく軟調傾向で推移しました。
ロンドン時間では主要通貨ペアがしばらく軟調傾向で推移しました。
独の財務相が、
「ポルトガル問題はユーロ圏での脅威の深刻さを示す。
独は欧州の共通通貨ユーロを維持させる必要。
6月の評価前のギリシャに関する決定はない。
ギリシャの恒久的な救済はできない。
ギリシャはさらなる削減措置を講じる必要がある。」
などの見解を示しました。
欧鉱工業生産(3月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
ユーロがしばらく下落を強める展開になりました。
商品市場や株式市場が軟調傾向で推移しました。
IMF国際通貨基金が、
「ECBには緩和的な政策の余地がある。
食料と石油コストの急上昇は一時的の可能性。
2011年のギリシャやポルトガルの経済は縮小する可能性。
ユーロ圏周辺国の緊張が見通しに対する主なリスク。
ユーロ圏諸国は緊張に対して大胆な政策行動を起こす必要。」
などの見解を発表しました。
ECBのトゥンペルグゲレル専務理事が、
「EU各国政府は協力して計画する必要。
EU各国政府はギリシャ支援を求められる可能性。」
との認識を示しました。
中国人民銀行が預金準備率を0.5%引き上げました。
米小売売上高(4月)は0.5%、米新規失業保険申請件数は43.4万件と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米生産者物価指数(4月)は市場予想より強い0.8%になりました。
加新築住宅価格指数(3月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
NY時間に入るとしばらくドルストレート通貨ペアが反発しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「インフレリスクは上向きへ傾いている。
FRBは緩和的政策を解除する計画を持つ必要。
個人消費が上向くためには労働市場が強くなる必要。」
などの見解を示しました。
米企業在庫(3月)は市場予想より強い1.0%になりました。
米上院銀行委員会が、
「ダイアモンドFRB理事候補が承認された。」
との発表をしました。
米ホワイトハウスが、
「オバマ米大統領と米共和党は債務限度引き上げの必要性で合意。」
との発表をしました。
軟調であったNYダウが反発しました。
米30年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い4.380%、
応札倍率は前回より低い2.43になりました。
しだいにドルストレートが緩やかに軟調になっていきました。
RBNZ総裁が、
「NZの支援的な金融政策は適切。
NZ経済は地震によるリスクに直面。
ダウンサイドリスクが過ぎ去るまで金利は据え置く。」
との見解を示しました。
NY金先物が1500ドルの大台を回復しました。
VIX指数に低下が見られました。
NYダウは前日比+65.89ドルで取引を終えました。

<5月13日(金)>

英の財務相が、
「英国はこれ以上のギリシャ支援にかかわらないが、
ギリシャがユーロを離脱することはないと認識。
英の経済は拡大を続けている。」
などの認識を示しました。
日官房長官が、
「銀行に東京電力向けの債権放棄を求める可能性。」
との主旨の発言をしました。
この発言を受け日銀行株が下落しました。
東京時間ではドル円が軟調傾向で推移しました。
独第1四半期GDP速報は市場予想より強い1.5%と、
12日独ライニッッシェポスト紙の観測とおりの結果になりました。
ユーロがしばらく堅調傾向で推移しました。
欧第1四半期GDP速報は市場予想より強い0.8%になりました。
ロンドン時間ではドル円が反発を見せました。
レーン欧州委員が、
「ユーロ圏のGDP成長は米国の倍。ソブリン債市場を引き続き懸念。
金融市場の状況は改善していく可能性。インフレ見通しは上向き。
世界の成長は予想以上に強くなる可能性。
EUはフィンランドの合意を歓迎。ポルトガルは重要な課題に直面。
ギリシャは非常に深刻な状況に直面。
ギリシャの第1四半期のGDP成長率は心強い。
欧州各国の債務の増加は懸念。
ポルトガルに対するEUの融資金利はIMFの方針と一致。
来週の月曜日にポルトガルの決定がされることを確信している。」
などの見解を示しました。
米消費者物価指数(4月)は市場予想とおりの0.4%になりました。
NY時間ではしだいにドルが買われる相場展開になり、
ユーロドルなどドルストレートが軟調になっていきました。
格付け会社のS&Pが、
「ポルトガルの銀行は新にコア資本が必要になる可能性。」
との見解を発表しました。
トリシェECB総裁が、スペインのTVインタビューで
「中期的なインフレ安定化のための措置をとる。
インフレのピーク時には物価安定を持つ可能性。」
などの発言をしました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)は
市場予想より強い72.4になりました。
フィラデルフィア連銀の四半期調査では、
「米2011年4-6月期GDPを3.2%に下方修正。
米2011年の通年のGDPを2.7%に下方修正。
米2011年の失業率は8.7%に下方(改善)修正。」
などが示されました。
格付け会社のムーディーズが、
「キプロスの3つの銀行を格下げ方向で検討。」
との発表をしました。
ユーロが次第に下落を強めていきました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャは2012年まで資本市場に戻れない可能性。
2011年のユーロ圏インフレ率予想を2.6%に上方修正。
2011年のユーロ圏の成長率予想を1.6%で据え置き。」
などの発表をしました。
ガイトナー米財務長官が、
「米議会は債務上限問題で早く行動すべき。」
との見解を示しまた。
ECBのシュタルク理事が、
「ユーロ圏の回復は幅広く力強い。ギリシャには支払い能力がある。
一部の加盟国の危機はあるがユーロに危機はない。
重債務国のGDPはユーロ圏の5%、ユーロ圏の政策金利は低水準。」
などの認識を示しました。
PIIGS諸国のCDSスプレッドがしだいに低下していきました。
NY金先物が1500ドルの大台を再び割り込みました。
NY原油(WTI)は99ドル後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−100.17ドルの12595.75ドルで週の取引を終ました。

●今週の主な予定

<5月16日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(5月)、
朝8時50分に日国内企業物価指数(4月 前年比)、日機械受注(3月)、
午前10時半に豪住宅ローン許可件数(3月)、
午後2時に日消費者態度指数(4月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(4月)、欧貿易収支(3月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(5月)、
同夜9時半に加製造業出荷(3月)、
夜10時に米ネットTIC長期フロー(3月 対米証券投資)、
同夜10時からバーナンキFRB議長の講演、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(5月)、
深夜1時45分から加BOC総裁の講演、
深夜3時05分から加BOC総裁の会見、
などが予定されています。
(欧)・米の指標には注目です。
また、この日にユーロ圏財務相会合が開催されます。

<5月17日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注確報(4月 前年比)、
午後3時半からEU財務相会合、
午後5時半に英消費者物価指数(4月)、英小売物価指数(4月)、
同午後5時半に英DCLG住宅価格(3月 前年比)、
午後6時に独ZEW景況感調査(5月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(5月)、
夜9時半に米住宅着工件数(4月)、米建設許可件数(4月)、
同夜9時半に加国際証券取扱高(3月)、
夜10時15分に米鉱工業生産指数(4月)、米設備稼働率(4月)、
などが予定されています。
豪・英・独・米の指標には注目です。

<5月18日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期生産者物価(投入高・生産高)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(3月)、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感(3月)、
午後5時半に英BOE議事録、英失業率(4月)、英失業保険申請件数(4月)
午後6時に欧建設支出(3月)、
夜9時半に加景気先行指標指数(4月)、加卸売売上高(3月)、
深夜3時に米FOMC議事録、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。

<5月19日(木)>

朝8時50分に日第1四半期GDP速報、日第1四半期GDPデフレータ速報
同朝8時50分に日第1四半期名目GDP速報、
午前10時にNZ消費者信頼感指数(5月)、
午前10時半に豪週平均賃金(2月 前年比)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(3月)、
午後5時半に英小売売上高指数(4月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜9時半からNY連銀総裁の講演、
夜10時からトリシェECB総裁の講演、
夜11時に米中古住宅販売件数(4月)、米景気先行指標総合指数(4月)、
同夜11時に米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(5月)、
夜11時45分から加BOC総裁の講演、
などが予定されています。
日・英・米の指標には注目です。

<5月20日(金)>

昼12時にNZクレジットカード支出(4月)、
正午過ぎに日銀政策金利、
午後1時半に日全産業活動指数(3月)、
午後3時に独生産者物価指数(4月)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時に欧経常収支(3月)、
午後8時に加消費者物価指数(4月 前年比)、
夜9時半に加小売売上高(3月)、
夜11時に欧消費者信頼感指数速報(5月)、
などが予定されています。
加の指標には注目です。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

5月9日に、英テレグラフ紙が「英BOEは経済見通しの下方修正を
余儀なくされる。」との観測報道をしました。
また、格付け会社のS&Pが「ギリシャの格付けを2段階引き下げる。
ギリシャの信用見通しはネガティブを継続する。ギリシャが債務再編
の措置をするリスクが高まっている。」などの発表をしました。
また、NY市場のクローズ後にシカゴ・マーカンタイル取引所が
WTI原油先物の証拠金を25%引き上げると発表しました。

5月10日に、IMF国際通貨基金が「NZドルは20%ほど過大評価。
RBNZの緩和政策は適切。」との見解を発表しました。
また、オーストリア中銀総裁が「ギリシャ問題の深刻さは低く見積も
られていた。ギリシャ債務再編は排除する必要。ギリシャへの融資
拡大は可能。」などの見解を示しました。
そして、欧州の決済機関LCHクリアネットが「ポルトガル国債取引の
証拠金を45%に引き上げる。」との発表をしました。
また、格付け会社のムーディーズが「ギリシャの銀行のうち8行を
格下げで検討している。」との発表をしました。

5月11日に、ECBのゴンザレスパラモ専務理事が「ギリシャが市場に
戻れるかはどうかは判らない。市場の我慢にも限界があるであろう。
スペインは経済成長のために改革が必要。」などの見解を示しました。
また、英BOE四半期報告では「インフレは5%に達する可能性が高い。
政策金利の見通しは、2011年第4四半期0.75%、2012年第4四半期で
1.75%の見込み。」が示されました。
そして、格付け会社のS&Pが「リスクが顕在化した場合はポルトガル
の格付けを引下げる可能性。ポルトガルの銀行はさらに大幅な政府の
支援を必要とする可能性。」などの発表をしました。
米ミネアポリス連銀総裁が「コア・インフレが1.8%に上昇すれば、
FRBは政策金利を0.50%引き上げるべきである。」と発言しました。

5月12日に、格付け会社のS&Pが「ギリシャの4の銀行を格下げする」
との発表をしました。
また、独地元紙が「独第1四半期GDP速報は(市場予想より強い)
+1.5%の見通し。」との観測報道をしました。
そして、ユーログループ議長が「しばらくの間ギリシャの問題に対処
する必要がある。来週にユーログループはギリシャの議論を行う。」
との発言をしました。
また、中国人民銀行が預金準備率を0.5%引き上げました。
そして、オバマ米大統領と米共和党が債務限度引き上げの必要性で
合意しました。

5月13日に、レーン欧州委員が「ユーロ圏のGDP成長は米国の倍。
ソブリン債市場を引き続き懸念。インフレ見通しは上向き。
来週の月曜日にポルトガルの決定がされることを確信している。」
などの見解を示しました。
また、トリシェECB総裁が「中期的なインフレ安定化のための
措置をとる。」との発言をしました。
また、フィラデルフィア連銀の四半期調査では「米2011年4-6月期
GDPを3.2%に下方修正。米2011年の失業率は8.7%に下方修正。」
などが示されました。
そして、ECBのシュタルク理事が「ユーロ圏の回復は幅広く力強い。
一部の加盟国の危機はあるがユーロに危機はない。重債務国のGDPは
ユーロ圏の5%、政策金利は低水準。」などの発言をしました。

先週は、ドル円が戻りが売られながらも一時81円台前半まで上昇して
その後また80円台後半まで押される上下動の相場展開になりました。
またユーロドルが戻りも見せるも格付け会社のネガティブな発表が
相次ぎ、リスク回避優勢での軟調傾向の相場展開になりました。
ポンドドルも週半ばに強く反発するも週間では軟調傾向での推移と
なりました。そして、オージードルは週前半はしばらく堅調傾向で
推移したものの、週半ばからは軟調傾向となって週間ではボラタイル
な上下動の相場展開になりました。

NYダウも高安を繰り返しながらも週間では軟調となって、また商品
市場も乱高下的な相場展開となり、為替相場も振れが大きいとともに
リスク回避優勢の相場展開となりました。

さて今週ですが、円については19日の日第1四半期実質GDP速報が注目
されるところですが、市場予想の平均では−2.0%と震災の影響で弱い
数字となってることや、今月初旬に格付け会社のS&Pが「日本の復興
コストは日債務水準のリスクレベルを変える可能性」と指摘している
ことや、日銀展望リポートでも「当面は震災の影響中心に景気の下振
リスクを意識する必要」との見解があり、また日財務省の発表により
ますと、国債や借入金を合わせた日本の借金が924超円超になってい
て円売り圧力が潜在しているとともに、一方、NYダウなど株式市場が
軟調となっていることによるリスク選好度の低下や、再び高まってい
る欧州ソブリン懸念によるリスク回避の円買いの動きや、シカゴ・
マーカンタイル取引所がWTI原油先物の証拠金を25%引き上げると発表
したことなどもあって、商品市場が不安定になってきているリスク
要因があり、円売りと円買い双方のポテンシャルが高めで綱引きと
なっていることで読み辛いところがありますが、ドル円80円再トライ
の可能性も否定できないものの、今週前半のユーロ圏及びEUの財務相
会合で、欧州ソブリン懸念が沈静化された場合は、ドル円81円台乗せ
の可能性もありそうです。

米ドルについては、先週の米指標は強弱マチマチながら、フィラデル
フィア連銀の四半期調査で米2011年の失業率が8.7%に下方修正とは
なったものの、米2011年4-6月期のGDPが3.2%に下方修正されて、
米2011年の通年GDPを2.7%に下方修正することが発表されたことなど
で、中期的なドル安基調の継続と見る向きがある一方、
再び高まっている欧州ソブリン懸念や、米国債の新規発行分の7割を
購入してきたQE2が6月末で終了となることやNYダウなど株式市場が
軟調となっていることによるリスク選好度の低下や、商品市場が
不安定になってきているリスク要因などで、基軸通貨としての米ドル
の買い戻しの動きが見られているとともに、11日に米ミネアポリス
連銀総裁が「コア・インフレが1.8%に上昇すれば、FRBは政策金利を
0.50%引き上げるべきである。」と発言するなど、米要人のタカ派
発言も再び散見されはじめていることから、ドル売りとドル買いの
双方の綱引きとなりそうですが、ボラタイルな展開になる可能性が
ありそうです。

ユーロについては、ギリシャのユーロ圏離脱説は沈静化したものの、
先週は格付け会社のネガティブな発表が相次ぎ、ギリシャの債務再編
への懸念が燻り続けているとともに、ポルトガルへの懸念も強まり、
リスク回避でのユーロ売りとなっている状況で、欧州の景気は二極化
していて、ギリシャとポルトガルの今年の見通しがマイナス成長とな
っていることから、ユーロドルではさらに軟調になって1.4000の節目
下抜けを目指す動きになると観測する向きがある一方、
根強い利上げ期待とともに、13日にレーン欧州委員が「ユーロ圏の
GDP成長は米国の2倍。インフレ見通しは上向き。世界の成長は予想
以上に強くなる可能性。」との発言や、同日にECBのシュタルク理事
が「ユーロ圏の回復は幅広く力強い。重債務国のGDPはユーロ圏の
5%、ユーロ圏の政策金利は低水準。」との発言もあり、先週末の
NY市場のクローズ前ではPIIGS諸国のCDSスプレッドも低下している
ことから、今週前半のユーロ圏及びEUの財務相会合で、欧州ソブリン
懸念が沈静化された場合は、いったんユーロドルが反発上昇する
可能性もありそうです。

そして豪ドルなど資源国通貨については、商品市場の価格変動が大き
くなってきたことに因るものか、あるいは政治的な圧力があった為か
シカゴ・マーカンタイル取引所がWTI原油先物の証拠金を25%引き上
げると発表したことなどもあって、投機資金流出によりロイター・
ジェフリーズCRB指数も4月をピークに低下して、商品市場が不安定
になってきているリスク要因があるとともに、NYダウなど株式市場が
軟調となっていることによるリスク選好度の低下や、中国経済のCPI
を除くマクロ指標に一服感が出てきたことなどにより、軟調傾向とな
って頭が重くなる可能性がありますが、世界経済は回復基調にあり、
ウランを除く資源需要は根強く、欧州ソブリン懸念が沈静化された
場合は資源国通貨も反発する可能性がありそうです。押したところ
では拾いたい感じではありますが、コモディティ(商品)市場動向で
不確実性が高くなってきているとともに、6月のファンド決算期も
控えていて押し目買いにも一応の注意は必要なようです。

経済指標関連では、16日のNY連銀製造業景気指数、
17日の豪RBA議事録に英消費者物価指数と独ZEW景況感調査と
米住宅着工件数に米鉱工業生産指数、
18日の英BOE議事録に英雇用統計と米FOMC議事録、
19日の日第1四半期GDP速報に英小売売上高と米新規失業保険申請件数
そして米中古住宅販売件数とフィラデルフィア連銀製造業景況指数、
20日の加消費者物価指数に加小売売上高などが注目されます。


さて今日は、M氏の述懐と6箇条のお話です。

勝ち組トレーダーになられた東京のM氏のお話を
いただきましたメールを元に会話風に脚色してお届けいたします。
ここに登場する「私」とは「M氏のこと」です。

「もう何年も何年も前になりますけど、
 FXをはじめた頃はドル円が数年間の上昇トレンドで、
 株式もやっていたことも影響していたのか、
 私のトレードはとても強い買いへのバイアスがありました。
 当時はスワップポイントもけっこうつきましたからね。
 そう、キャリートレード盛んなりしあの頃ですよ。
 その頃は馴染みのあるドル円を中心にトレードしていたのです。」

「……。」

「数年間の上昇トレンドでしたから…、
 幸か不幸か…、あの頃は基本的に買っていれば儲かりましたね。」

「儲かっていたのならば幸運だったと思いますが…。」

「まぁ、そういうわけなんですけれど…、
 今思うと一時の幸運なだけで奈落の際にいたのです。」

「……。」

「そして、あの頃の私は3つほど錯覚して思いあがっていました。」

「その錯覚とは何ですか?」

「1つは、自身の買いに偏重したバイアスが
 そのときのトレンドにたまたま合っていただけなのに、
 勝てるのは自分の実力だと錯覚してしまっていたことです。」

「……。」

「2つ目は、損切りを躊躇して出来ない時でも相場が戻って
 儲かってしまった悪い経験を何度も積んだことです。
 なので、頭では損切りすべきと解っていても、
 以来、損切りができなくなってしまっていました。
 今思うと自身の愚かさを恥じますが、その頃は
 教科書とうり損切りする奴はバカだと本気で思っていました。」

「……。」

「3つ目はとにかく儲かってしまっていたので、
 建て玉の感覚が狂ってしまっていたことです。
 今思うと恐ろしいまでに無謀な建て玉でしたが、
 幸か不幸かそのために、より大きく儲かってしまって、
 リスク管理はただの教科書的なものと完全に軽んじていました。
 普通のサラリーマンの月収を1日で稼ぐなんて日常のことで、
 すっかり相場をナメて思いあがってしまっていて、
 まさに狂った暴走トレードの日々でした。」

「……。」

「その後、どうなったかはご想像のとおりです。
 サブプライム問題にリーマンショックに世界金融危機と、
 口座を何度も飛ばしました。
 朝起きたときに口座を見るとロス・カットされていて
 残高が1桁違っているのではと目を疑ったこともありました。」

「……!」

「やがて8桁を超えていた利益が飛んでしまっただけではなく、
 トレードを続けるためにさらに数百万円つぎ込みました。」

「……!」

「そうしてようやく気づきました。
 今思うと笑い話ですが、大金を失って気づいたことは、
 本当に損切りは大切ということと、
 資金に対して適正に建て玉するリスク管理の大切さ。
 そして、トレードの基礎を学ぶ必要があることです。」

「……。」

「大金を失って目が覚めて気づいたことが、
 あざ笑っていた、とても基礎的なことだったのです。
 高い授業料で得たものがそれらだったのです。」
 
「なるほど…。」

「よく相場で大損したなんて話を聞きますが、
 それを経験した今では、そのようなことを聞くと、
 『私は損切りできなかった。』『私は無謀な建て玉をしていた』
 『私はリスク管理を知りませんでした。』
 などと告白しているようにさえ聞こえます。
 私自身で経験をして知っているわけですが、
 致命的な負けはリスク管理の欠如に由来していますからね。」

「……。」

「トレードは車の運転にも似ていて、
 ブレーキ・テクニックとなる損切りができなければ、
 ハンドルさばきとアクセル・ワークの技術だけいくら磨いても、
 いつかは致命的な大事故を起こしてしまうものです。
 本当に損切りは大切です。極端な言い方かもしれませんが、
 今は、損切りができないのならば、
 相場をやってはいけないと思っているくらいです。」
 
「……。」

「もちろん、ハンドルさばきとアクセル・ワークにあたる
 トレードの技術も大切になります。
 その後、狂ったようにトレードの学習をして
 さらに実践を積み上げて気づいたことがあります。」

「興味深いですね。トレードの技術で気づいたこととは何ですか?」

「道半ばでの気づきなので大したものではないのですが…。
 6つあります。」

「……。」

「1つ目は、強く動いている方へ勇気を持ってトレードする。
 2つ目は、ただしチャートポイントには注意する。
 3つ目は、思惑の予想はせずに事実を認識して対応する。
 4つ目は、初動にはダマシが多いので再始動を待つ。
 5つ目は、今日は逆に動いて含み損が規定に達したら損切る。
 6つ目は、ぐちゃぐちゃ判らないところはトレードを休む。
 の6つです。」

「……!」

「象徴的な要点のエッセンスなので稚拙に聞こえると思いますが、
 突き詰めるとトレードはこの6つに集約されると思っています。」

「……!」

「たとえば、一度押してから強い陽線で
 チャートポイントを上抜けたら買いの検討ができますし、
 一度戻ってから強い陰線でチャートポイントを下抜けたら
 売りの検討ができることになります。
 また、トレードのタームに対して陽線と陰線が入り乱れる
 小幅揉み合いは、その揉み合い範囲をラインでくくって
 逆張りの高速スキャルピングをする手段もありますが、
 基本的には小幅揉み合いではトレードを休むことになります。」

「ところで、5つ目の冒頭に『今日は』となっていますが、
 これはどういうことですか?」

「じつは8桁を失った今でも、損切りを躊躇することがあって、
 『今日は』とつけたのは、断酒の方法を真似たのです。
 『もう酒は一生二度と飲まない』は守りにくいけれども、
 『今日は酒を飲まない』は守りやすいというわけです。
 今日はじつは日々続くので、結果的に、ずーっと、
 ということになりますが、このほうが私は守りやすいのです。」
 
「なるほど、そのための『今日は』なのですね。」

「その他、移動平均線の方向に乗るトレードは勝ちやすいとか、
 複数時間軸を見てトレードしたほうが良いとか、
 上位時間軸の動意方向に動きが収束しやすいとか、
 レンジ逆張りはある程度ボラがあったほうが良いとか、
 市場替わりのタイムポイントでの揺り動かしに気をつけるとか、
 重要経済指標の発表時間を把握しておくとか、
 バンドやチャネルがどうだとかこうだとか、フィボがどうだとか、
 オシレーターのダイバージェンスは参考になるとか、
 その他、テクニカルはどうだとかこうだとか…、
 挙げれば少なくともまだ数十項目はあります。
 ただ…、これらは、私に言わせてみれば
 異論もあるでしょうが6箇条の枝葉にすぎません。」

「そのようにして勝てるようになられたのですね。」

「はい。口座を何度も何度も飛ばしてから気づきを得て、
 その気づきは笑えるくらいに単純なものだったのですけれど、
 それから魔物のように難しく思えたトレードが、
 とてもシンプルに思えるようになったのです。
 損切りしながら安定的にトータルで勝てるようになりました。
 そしてチャートを見て自身で分析する楽しさも
 知るようになりました。」

ふーむ。なるほどぉ…、

こうして見ますとと、M氏が大金を失って気づいたことが
なんのことはない損切りや資金管理の大切さであり、

そしてたくさんのトレードの学習も、
つまるところの行き着く先は、既にいつも見聞きしてきたことで、

頭だけで解っているのと身で知るの大きな違いはありますが、

もしかしますと、魔法を得ようと行うトレードの学習では、
先達の気づきを回り道しながら我が身でトレースして、

やがてトレーダーの終(つい)の棲家となる
深き基礎へと回帰していくものなのかもしれませんね。



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私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


FX マーケットの国のお話


国連の世界人口推計によりますと世界人口は拡大していて、
今年の10月末には70億人を突破する見通しなのだそうですね。

●先週の気になる出来事

<5月2日(月)>

豪第1四半期住宅価格指数は市場予想より弱い−1.7%になりました。
豪ドルが東京時間のはじめに1.1000を超えましたが、
その後しばらく調整の動きとなりました。
NZの財務省が、
「NZ経済は2011年に1%の成長を見込んでいる。
2012年には地震の復興でより早く成長の見込み。
2011年第1四半期GDPはわずかに悪化する可能性。」
などの発表をしました。
米の複数のメディアが、
「オサマ・ビン・ラディンがイスラマバード郊外で死亡。」
との報道をしました。
報道後では米ドルが買われる市場反応になりました。
オバマ米大統領が、
「ビンラディン容疑者は米主導の作戦により死亡した。
ビンラディン容疑者の殺害もしくは拘束は
テロ対策の最優先課題であった。
(アルカイダの報復に)国内外で警戒を続ける。」
との発表をしました。
米国務省が、
「ビンラディン容疑者死亡により反米活動が高まるリスクがある。」
との発表をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「豪の格付けをAaaで確認。見通しは安定的。
豪の財政政策には透明性がある。
豪政府には債務水準の低さを背景とした余裕がある。
豪の2011年のGDPは3.5%と予想。
2011年下半期に豪経済は加速する可能性。」
などの発表をしました。
日経平均は前週末比+154.46円で大引けしました。
オーストリアの中銀総裁が、
「ギリシャには債務再編の計画はない。」
との認識を示しました。
スイスSVME購買部協会指数(4月)は予想より弱い58.4になりました。
ロンドン市場は祝日で休みでした。
独製造業PMI確報(4月)は市場予想より強い62.0になりました。
欧製造業PMI確報(4月)は市場予想より強い58.0になりました。
独連銀のバイトマン新総裁が、
「物価安定は金融政策の主軸であり続ける必要。
安定した財政は金融政策の助けとなる。
ECBは最終的に非伝統的手段を解除する必要。
金融政策の正常化の問題は時期であり実行するかどうかではない。
投資家は自らの決定に責任を持つ必要。」
などの見解を示しました。
ロンドン時間ではドル円が徐々に軟調になり、
ユーロドルなどドルストレートが堅調傾向で推移しました。
トリシェECB総裁が、
「ECBはインフレ期待を抑制している。
危機は監督面における弱さを露呈させた。
危機はまだ終わっていない。
ECBは金利政策と非標準的措置を立て分けて扱う。」
などの発言をしました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「ギリシャの債務再編は議論のテーブルに載っていない。
ギリシャは緊縮プログラムを遵守する必要。
ポルトガルとの対話では今週中に結論が出る可能性。」
などの認識を示しました。
米ISM製造業景況指数(4月)は60.4、米建設支出(3月)は1.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
市場反応では一時ドル売り反応となりました。
豪ドル米ドルが反発してユーロドルが上昇しました。
その後、堅調傾向で推移していたNYダウが軟調になってくると
ドルストレートがしだいに軟調になって行きました。
ユーログループ議長が、
「ユーロの強さは懸念を引き起していない。
ユーロ高はドルの弱さが主因。
5月中ばまでにポルトガルに対する完全な結論を出す。
ギリシャの債務再編は選択肢にないがギリシャ状況は非常に困難。」
などの認識を示しました。
英BOE総裁が、
「高水準の債務はマクロ経済の難題となる。
債務に関連した課題は何年も続く可能性。」
との見解を示しました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「インフレ見通しへのリスクは上向き。金利は引き続き低い。
インフレ圧力が二次的影響にならないようにすることが最も重要。
ギリシャ・アイルランド・ポルトガルは抜本的改革に着手する必要。
ギリシャは財政健全化プログラムを堅持する必要。
ソブリン債務危機は和らいでいない。
債券買い入れプログラムの資産は満期まで保持される。
債務再編に関する噂には財政修復プログラムを強化して戦う必要。」
などの見解を示しました。
NYダウは前週末比−3.18ドルで取引を終えました。

<5月3日(火)>

東京市場は祝日で休みでした。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
豪ドルがイベント前の調整で軟調傾向の推移となりました。
中国の非製造業PMI(4月)は62.5になりました。
カナダの下院総選挙ではカナダ首相率いる保守党が勝利しました。
豪RBAは政策金利を市場予想とおり4.75%に据え置きました。
豪RBA声明では、
「世界経済にとっての金融状況は全般に緩和的。
世界経済はアジア地域の強い成長に牽引され拡大。
原油価格など商品価格は上昇して多くの国のCPIを押し上げている。
豪の交易条件は想定より高水準。国民所得は力強く伸びている。
豪の家計セクターは引き続き支出と借入に慎重。
豪は中期的にはトレンド以上に成長する可能性が高い。
1〜3月期の実質GDPは落ち込む可能性が高い。
雇用の伸びは穏やか。信用全体の伸びは緩和的。
欧州での金融機関や公的債務の問題解決の見通しには不確実性。
豪ドルは大幅に上昇して貿易セクターには追加的な抑制要因。
成長とインフレの推移を引き続き精査。
現在の緩やかに引き締め的な金融政策は引き続き適切と判断。」
などが示されました。
豪ドルの軟調が続きました。
ギリシャの財務相が、
「債務再編とヘアカットは大きな間違いになる。」
との認識を示しました。
英製造業PMI(4月)は市場予想より弱い54.6になりました。
ポンドが売られる展開になりました。
欧生産者物価指数(3月)は市場予想とおりの0.7%になりました。
エストニア首相が次期ECB総裁に伊中銀ドラギ氏支持を表明しました。
中国人民銀行が、
「慎重な金融政策を表明する。人民元の改革を継続。
流動性の管理に政策金利と準備預金率を使用。
大震災で日本も債務問題が悪化。
米日の債務問題はインフレ圧力となる可能性。」
などの見解を発表しました。
NY時間の前半ではユーロドルなどのドルストレートと
ドル円がともにしばらく堅調に推移しました。
米製造業受注指数(3月)は市場予想より強い3.0%になりました。
欧州委員会が、
「ポルトガルの救済協議では良い進展となっている。
協議においてEUとIMF間の相違はない。」
との発表をしました。
金や原油などコモディティ(商品)市場が軟調傾向で推移しました。
NYダウもしばらく軟調傾向で推移しました。
NY時間の後半になるとドルストレート通貨ペアが軟調になりました。
ポルトガルの首相が、
「ポルトガル政府はEUとIMFとの支援計画で合意した。
協定には年金のカットを含む。EUとIMFの救済は3年間。
野党との救済措置に関する最終交渉が必要。
新たな財政赤字目標は(従来より大きく)2011年が対GDP比5.9%、
2012年が4.5%、2013年が3%になる。」
などの発表をしました。
NYダウは前日比+0.15ドルで取引を終えました。

<5月4日(水)>

東京市場は祝日で休みでした。
ガイトナー米財務長官が、
「人民元(相場レート)は対ドルで漸進的に動いている。
人民元相場がより急速に上昇することを求める。
人民元がより急速に上昇すれば世界にとっても良い。」
などの認識を示しました。
NZ住宅建設許可(3月)は前月より強い2.2%になりました。
東京時間ではドル円は軟調傾向の揉み合いになりました。
ユーロドルなどドルストレートは午前中に軟調でしたが、
昼頃から反発上昇する相場展開になりました。
英ネーションワイド住宅価格(4月)は、
市場予想より弱い−0.2%になりました。
仏の財務相が、
「ポルトガルへの支援の合意は喜ばしい。
欧州にはこれ以上の景気刺激パッケージは必要ない可能性。
我々は強い米ドルを好み望んでいる。」
との発言をしました。
独サービス業PMI確報(4月)は市場予想より弱い56.8になりました。
欧サービス業PMI確報(4月)は市場予想より弱い56.7になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「ハンガリーの成長目標達成は困難な可能性。」
との見解を発表しました。
英建設業PMI(4月)は53.3、英消費者信用残高(3月)は1億ポンドと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧小売売上高(3月)は市場予想より弱い−1.0%になりました。
ユーロが一時売られる場面がありました。
格付け会社のS&Pが、
「英BOEが3ヶ月以内に利上げする可能性が高いと予想。
英インフレ率は第3四半期に5%水準でピークをつけると予想。
英国と仏の住宅市場は後退すると予想。独の住宅市場は安定。」
などの見解を発表しました。
ポンドがしばらく堅調傾向で推移しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルには信頼できる赤字削減プランが必要。
ポルトガルの2011年〜2012年上半期の見通しは良くない。
ポルトガルの3〜5年間の見通しを懸念している。
フランスのAAA格付けを確認。見通しは安定的。」
などの見解を発表しました。
格付け会社のフィッチが、
「リトアニアのBBB格付けを確認。見通しはポジティブに引き上げ。」
との発表をしました。
米ADP雇用統計(4月)は市場予想より弱い17.9万人になりました。
米ドルが売られる市場反応になりました。
ドル円が下落して、ドルストレートがしばらく堅調に推移しました。
商品市場の軟調を背景に資源国通貨は軟調傾向で推移しました。
米ISM非製造業景況指数(4月)は市場予想より弱い52.8になりました。
米ISM供給管理協会が、
「サービス業は停滞状態になっている可能性。
成長は持続できるが第2四半期は緩やかな成長を予想。」
との見解を発表しました。
NYダウが下落して主要通貨ペアがしばらく軟調に推移しました。
ユーロ圏関係筋の情報として
「ポルトガルの銀行に必要な支援のレンジは750億〜900億ユーロ。」
との報道がありました。
米サンフランシスコ連銀総裁が、
「高インフレの時期となる可能性は低い。
2011年の米実質GDP成長率は3.25%と予想。
経済成長は2011〜2012年に勢いを増す可能性。
米失業率は2011年末までに8.5%に低下すると予想。
インフレは1.25〜1.50%を予想も1%を下回る可能性がある。」
などの見解を示しました。
ASEAN東南アジア諸国連合+日中韓3財務相会議では、
「2012年から中央銀行総裁も会議に参加。
IMFとの連携強化。域内経済監視機関AMROの設立を歓迎。
資源価格の上昇とインフレと大規模資本流入など留意。」
などの共同声明が採択されました。
ダラス連銀総裁が、
「FRBは透明性を高める義務がある。
住宅市場の回復は遅滞する可能性。」
などの見解を示しました。
金や原油が下落してコモディティ(商品)市場が軟調に推移しました。
NYダウは前日比−83.93ドルで取引を終えました。

<5月5日(木)>

東京市場は祝日で休みでした。
ガイトナー米財務長官が、
「超党派による財政合意に適切な時である。
米国は収入の範囲内でまかなう必要。
人民元は市場原理を反映する初期段階にある。」
などの認識を示しました。
NZ第1四半期失業率は6.6%、同労働参加率は68.7%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NZドルが一時堅調になりました。
中国人民銀行の副総裁が、
「IMFはBRICSの5通貨と豪ドルや韓国ウォンを
SDRに追加することを検討するべき。」
との見解を示しました。
豪小売売上高(3月)は市場予想より弱い−0.5%になりました。
豪住宅建設許可件数(3月)は市場予想より強い9.1%になりました。
市場反応は豪ドル売りになり、豪ドルが軟調になりました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
NIESR英国立経済社会研究所が、
「英国の金融政策は緩和的に過ぎる。BOEは金利を引き上げる必要。
BOEは2011年第3四半期まで利上げしない可能性。
2011年第3四半期以降から四半期毎に0.25%の利上げを行う可能性。
英経済成長の不振により2011年の英GDP見通しを1.4%に下方修正。
英政府は2015年の財政赤字目標を達成出来ない可能性もある。」
などの見解を発表しました。
英サービス業PMI(4月)は市場予想より弱い54.3になりました。
ポンドが軟調傾向に転じて推移しました。
スペインの5年債の入札では、落札利回りは前回より高い4.549%、
応札倍率が前回より低い1.86倍になりました。
ポルトガルの財務相が、
「内閣は支援プログラムを承認した。
ポルドガルの2011年の成長率は−2%になる可能性。」
などの発言をしました。
独製造業受注(3月)は市場予想より弱い−4.0%になりました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
ドル円が一時79円台後半まで下落しました。
日財務相が、
「為替市場の動向を注視。本日の円の上昇は3月18日とは違う。
円の上昇はドルが弱含みの中で日市場が閉まっているためである。」
との認識を示しました。
英BOEが政策金利を市場予想とおり0.50%に据え置きました。
米GMの第1四半期決算では、売上高が362億ドル、
1株当たり利益が95セントと、共に予想より強い結果になりました。
欧ECBが政策金利を市場予想とおり1.25%に据え置きました。
米第1四半期単位労働費用速報は市場予想より強い1.0%、
米第1四半期非農業部門労働生産性速報は予想より強い1.6%、
米新規失業保険申請件数は予想よりかなり弱い47.4万件になりました。
加住宅建設許可(3月)は市場予想よりかなり強い17.2%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「4月の利上げは正当。流動性は潤沢。インフレ期待の抑制は重要。
インフレ率の上昇は二次的影響になっていない。決定は全会一致。
ポルトガルのプログラムは信頼感の回復に繋がる。
ユーロ圏の経済基調は前向きであるが不透明性は高い。
ECBは適切な時期がくればいつでも利上げは可能。
為替相場の状況を考慮。米国の強いドル宣言には留意が必要。
物価安定に関して動向を非常に注意深く監視。
景気見通しを上方修正した。ECBは物価安定を成し遂げていく。
ECBはユーロ圏全体に対し金融政策を策定。
ギリシャの債務再編は選択肢にない。
金利決定は非標準的措置から切り離すことが可能。」
などが示されました。
「(インフレへの)強い警戒」という次期利上げへのコードワードが
なかったことが影響したかユーロが売られる市場反応になりました。
ドル円がしだいに反発していきました。
加Ivey購買部協会指数(4月)は市場予想より弱い57.7になりました。
欧州の決済機関LCHクリアネットが、
「アイルランド国債取引の証拠金を55%に引き上げる。」
と発表しました。
IMFのポルトガル訪問団が、
「ポルトガル経済は今後3年間は向かい風に直面。
一段と競争を促進する必要。
ポルトガル経済の回復は2013年の上期に始まる可能性。」
などの報告をしました。
NY原油(WTI)が1ヶ月ぶりに100ドルの大台を割り込みました。
金も大幅下落してコモディティ(商品)市場が軟調になりました。
豪ドルなど資源国通貨が軟調に推移しました。
米ミネアポリス連銀総裁が、
「利上げはコア・インフレにかかっている。
2011年の主要金利引き上げが望ましい。
失業率は5年以内に5%近くとなり正常化する。
失業率は年末までに8〜8.5%に低下すると予想。
GDPは今年3〜3.5%の成長と予想するが向かい風がある。
2011年のGDP成長率には失望しているが、
FRBは金利を上げる準備をする必要がある可能性。」
などの見解を示しました。
NY金先物が1481ドルと1500ドルの大台を割り込みました。
NY原油(WTI)が100ドルの大台を割り込みました。
NYダウは前日比−139.41ドルで取引を終えました。

<5月6日(金)>

豪RBA四半期報告では、
「ある時点で高金利が必要とされる可能性。
鉱業投資は失業者の減少やインフレの加速を引き起こす可能性。
2011年の平均GDP成長率を3.25%と見込む。
雇用の伸びは堅く失業者は漸減の見込み。
2011年第4四半期消費者物価指数の見通しを3.25%に引き上げ。
消費者物価指数コアは2013年まで3.00%を見込んでいる。
2011年第2四半期消費者物価指数コアの見通しを2.50%に引き上げ。
通貨高は製造業や観光事業に打撃。
経済の一部は非常に力強い。」
などが示されました。
豪ドルが反発上昇しました。
中国財政部次官が、
「為替政策は国ごとの主権。人民元の為替レート改革を進める。」
との発言をしました。
日経済財政相が、
「水準は市場で決まるが為替や株はあまり乱高下しては困る。
円独歩高というよりドルが安くなっていると考えられる。」
との認識を示しました。
スイス失業率(4月)は市場予想より強い3.1%になりました。
英RBSの第1四半期決算では5.28億ポンドの純損失となりました。
日経平均は前営業日比−145.00円の9859.20円で大引けました。
オーストリア中銀総裁が、
「市場は昨日のECB総裁の記者会見を過大に解釈している。
ECBのスタンスがハト派だと解釈すべきではない。
ECBは新たな予測とともに6月に決定を下す可能性がある。
ECBの政策目標は物価の安定。為替レートに目標設定していない。」
などの見解を示しました。
英生産者仕入価格(4月)は2.6%、英生産者出荷価格(4月)は0.8%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
トリシェECB総裁が、
「ECBは引き続きインフレを極めて警戒。ECBは全ての状況を注視。
ECBは金利に対して決して事前約束はしない。環境は厳しい。
商品市場の下落は好ましい。物価安定に必要なことを行っていく。
米国の強いドルへの発言は非常に重要。」
などの(昨日の記者会見を補足する)発言をしました。
独鉱工業生産(3月)は市場予想より強い0.7%になりました。
市場反応は限定的でした。
独シュピーゲル誌が、
「独首相は伊中銀総裁ドラギ氏をECB総裁候補として容認していない。
ストロスカーンIMF専務理事の後任にドラギ氏が良いと考えている。」
との観測報道をしました。
加雇用ネット変化率(4月)は5.83万人、加失業率(4月)は7.6%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
カナダドルが一時買われる展開になりました。
イェレンFRB副議長が、
「資本規制の導入は回避すべきである。資本市場の開放は利益。
柔軟な為替レートと金融政策の独立が必要。」
との見解を示しました。
米非農業部門雇用者数変化(4月)は24.4万人、
米民間部門雇用者数変化(4月)は26.8万人、
米製造業雇用者数変化(4月)は2.9万人と
ともに市場予想より強い結果になりました。
米失業率(4月)は市場予想より弱い9.0%になりました。
米ダウ先物が上昇する展開になりました。
ドル円は上下動しながらも上昇傾向になりました。
豪ドルなど資源国通貨がしばらく上昇しました。
ダドリーNY連銀総裁が、
「米雇用市場は一段の改善を示している。
米第1四半期の経済の弱さは一時的である可能性が高いが、
米景気回復は依然として緩慢。商品価格の上昇は一時的の見込み。
雇用の伸びは今後数ヶ月間加速し続けると期待するが、
労働市場の緩みは2012年まで存続する見込み。
総合インフレ率は今後数ヶ月上昇した後に2%へ向かうと予想。
FRBの物価安定と雇用の目標実現までの道程は長い。」
などの見解を示しました。
加BOC総裁が、
「加成長は日本の地震の影響を受けて第2四半期に減速する可能性。
加ドル高は製造業の競争力の低下を招いている。」
などの認識を示しました。
独シュピーゲル誌が、
「ギリシャがユーロ圏を離脱し独自通貨を再導入する可能性を示唆。
ユーロ圏財務相と欧州委員会は6日に緊急会議を開催。
ユーロ圏財務相緊急会議の議題にはギリシャ債務再編が含まれる。
独はギリシャのユーロ圏離脱に関する協議に強く反対。」
などの観測報道をしました。
リスク回避の動きでNYダウが上げ幅を縮めて、
ユーロドルなどドルストレート通貨ペアが軟調になりました。
ユーログループ議長の報道官が、
「6日ルクセンブルクでのギリシャに関する協議開催を完全否定。」
との声明を出しました。
ギリシャ財務省が、
「ギリシャがユーロ離脱を検討しているとの報道を否定する。
報道は市場の憶測を招きユーロとギリシャを弱体化させて遺憾。」
との声明を出しました。
独シュピーゲル誌の報道を否定する声明後も
ユーロなどドルストレートの軟調傾向が続きました。
米消費者信用残高(3月)は予想より強い60.16億ドルになりました。
NY原油(WTI)は97ドル前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+54.57ドルの12638.74ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<5月9日(月)>

朝8時50分に日銀政策会合議事録、
午前10時半に豪ANZ求人広告件数(4月)、
午後3時に独貿易収支(3月)、独経常収支(3月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
加の指標には一応注目です。
また、この日から10日まで米中戦略経済対話が行われます。

<5月10日(火)>

※香港は休場です。

朝8時01分に英RICS住宅価格(4月)、
午前10時半に豪貿易収支(3月)、豪NAB企業景況感指数(4月)、
同午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(4月)、
午前11時に中国貿易収支(4月)、
午後2時45分にスイスSECO消費者信頼感(4月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(4月)、
夜9時半に米輸入物価指数(4月)、
夜11時に米卸売在庫(3月)、
深夜2時に米3年債入札、
などの経済指標が発表されます。
豪・中の指標には注目です。

<5月11日(水)>

午前11時に中国消費者物価指数(4月)、中国生産者物価指数(4月)、
同午前11時に中国小売売上高(4月)、中国鉱工業生産(4月)、
午後2時に日景気一致CI指数速報(3月)、日景気先行CI指数速報(3月)
午後3時に独消費者物価指数確報(4月)、
午後5時半に英商品貿易収支(3月)、
午後6時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜9時半に米貿易収支(3月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(3月)、
深夜3時に米月次財政収支(4月)、
深夜2時に米10年債入札、
などの経済指標が発表されます。
中・英・米の指標には注目です。

<5月12日(木)>

朝8時50分に日国際経常収支(3月)、日国際貿易収支(3月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(4月)、豪失業率(4月)、
日景気ウオッチャー調査(4月 現状判断DI・先行き判断DI)、
午後3時に日工作機械受注速報(4月 前年比)
午後5時に欧ECB月例報告(5月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(3月)、英製造業生産高(3月)、
午後6時に欧鉱工業生産(3月)、
夜9時半に米小売売上高(4月)、米生産者物価指数(4月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(3月)、
夜11時に米企業在庫(3月)、
深夜2時に米30年債入札、
などの経済指標が発表されます。
豪・(欧)・英・米の指標には注目です。

<5月13日(金)>

朝7時45分にNZ第1四半期小売売上高、
午後3時に独第1四半期GDP速報、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(4月)、
午後6時に欧第1四半期GDP速報、
夜9時半に米消費者物価指数(4月)、米消費者物価指数コア(4月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

5月2日に「オサマ・ビン・ラディンがイスラマバード郊外で死亡」
との報道がありました。
またユーログループ議長が「ユーロの強さは懸念を引き起していない。
ユーロ高はドルの弱さが主因。5月中ばまでにポルトガルに対する
完全な結論を出す。ギリシャの債務再編は選択肢にないがギリシャの
状況は非常に困難。」などの認識を示しました。

5月3日に、ギリシャの財務相が「債務再編とヘアカットは大きな
間違いになる。」との認識を示しました。
金や原油などコモディティ(商品)市場が軟調傾向で推移しました。

5月4日に、仏の財務相が「ポルトガルへの支援の合意は喜ばしい。
欧州にはこれ以上の景気刺激パッケージは必要ない可能性。我々は
強い米ドルを好み望んでいる。」との発言をしました。
また、格付け会社のS&Pが「英BOEが3ヶ月以内に利上げする可能性
が高いと予想。英インフレ率は第3四半期に5%水準でピークをつけ
ると予想。」などの見解を発表しました。
そして格付け会社のムーディーズが「ポルトガルには信頼できる
赤字削減プランが必要。ポルトガルの2011年〜2012年上半期の
見通しは良くない。」などの見解を発表しました。
金や原油などコモディティ(商品)市場が軟調傾向で推移しました。

5月5日に、NIESR英国立経済社会研究所が「英国の金融政策は緩和的
に過ぎる。BOEは金利を引き上げる必要。BOEは2011年第3四半期まで
利上げしない可能性。2011年第3四半期以降から四半期毎に0.25%の
利上げを行う可能性。2011年の英GDP見通しを1.4%に下方修正。」
などの見解を発表しました。
また、トリシェECB総裁の記者会見では「インフレ期待の抑制は重要。
インフレ率の上昇は二次的影響になっていない。決定は全会一致。
物価安定に関して動向を非常に注意深く監視。ECBは適切な時期が
くればいつでも利上げは可能。ECBはユーロ圏全体に対し金融政策を
策定。米国の強いドル宣言には留意が必要。」などが示されました。
NY原油(WTI)が1ヶ月ぶりに100ドルの大台を割り込みました。
金も大幅下落してコモディティ(商品)市場が軟調になりました。

5月6日に、豪RBA四半期報告では「ある時点で高金利が必要とされる
可能性。2011年の平均GDP成長率は3.25%の見込み。2011年第4四半期
消費者物価指数の見通しを3.25%に引上げる。」等が示されました。
米雇用統計では、米失業率は市場予想より弱い9.0%になりましたが、
米非農業部門雇用者数変化(4月)は24.4万人と予想より強い結果になり
ました。そして、独シュピーゲル誌が「ギリシャがユーロ圏を離脱し
独自通貨を再導入する可能性を示唆。」との観測報道をしました。

先週は、日本がゴールデンウィークの中、ビン・ラディン氏の死亡や、
コモディティ(商品)市場の下落や、英欧の政策金利の発表とトリシェ
ECB総裁の記者会見や、米雇用統計の発表や、ギリシャの債務再編懸念
など相場変動の材料が多い一週間で為替相場も大きく動きました。
コモディティ(商品)市場の下落が目立つ1週間になりました。

ドル円が上下動しながらも週後半まで軟調に推移して79円台後半まで
下落して週末に反発を見せる展開になり、一方、ユーロは週後半まで
上下動となるも週後半のトリシェECB総裁の記者会見で次月の利上げを
示唆するコードワード「(インフレを)強く警戒する。」という言辞が
用いられなかったことや独シュピーゲル誌の「ギリシャがユーロ圏を
離脱する可能性。」との観測報道などで週後半から大きく下落する
展開になりました。他方、豪ドルはコモディティ市場の下落を背景に
週後半まで軟調傾向で推移して、週後半に上下動しながらも反発を
見せる相場展開となりました。

さて、円については6日にIMFの副専務理事が「最近の円高は大震災
直後の上昇とは異なる。円高というよりもドル安による。」との見解
を示していているように、ドル安主導での相対的な円高との見方が
あり、今般の円高では日政府・日銀には為替の再介入の意志が見られ
なく、また先週後半はユーロが軟調になったことに加え、商品市場の
軟調を背景としたオセアニア通貨の下落もあり、クロス円でも円高
傾向となって、ドル円では先週5日に一時1995年4月の円高を再び
上回る79.56円をつけました。

米長期金利が低下傾向にあることによるドル売り円買いや、ギリシャ
の債務再編の懸念が再び高まっていることによるリスク回避の円買い
昂進の可能性もあるとともに、他方、4日に格付け会社のS&Pが
「日本の復興コストは日債務水準のリスクレベルを変える可能性」
と指摘していることや、日銀展望リポートでも「当面は震災の影響
中心に景気の下振れリスクを意識する必要。」との見解があり、
また大震災後での日緩和策の継続がまだしばらく余儀ない状況である
ことによる円売り圧力が潜在していることで、今後の円買いと円売り
との綱引きの力関係が注目されます。

ギリシャの債務再編についてギリシャ当局およびEUとECBは否定してい
ますが、事実化した場合にはリスク回避での円買いが昂進する可能性
があり、一方、事実化しなかった場合では、先週の米雇用統計後に少
し円高が緩和となった動きが見られたことや、今週からはGW明けで
の日本の実需筋の動きも見込まれることから、上振れ下振れ双方向の
リスクがあり、ドル円では80円台での売買の攻防の上下動を経てから
次の動きを見定める展開となっていく可能性がありそうです。

米ドルについては、一時FRBの要人にタカ派的発言が散見されていた
ものの、しだいにハト派的傾向に収まりつつあることや、一時は下げ
渋りが見られていた米10年債利回りも3.14台に下落して米長期金利が
低下傾向にあることで、中期的なドル安基調の継続と見る向きがある
一方、先週からギリシャの債務再編の懸念が再び高まっていることに
よるドルストレート通貨ペアでのリスク回避のドル買いが見られると
ともに、NYダウやコモディティ市場が軟調となるなど、リスク選好度
の低下によるドル巻き戻しの動きが見られているようです。

ユーロについては、5日の政策金利発表後のトリシェECB総裁の記者会
見で「(インフレへの)強い警戒」という次期利上げへのコードワード
がなかったことで次期6月の利上げ観測が後退するとともに、
独シュピーゲル誌が「ギリシャがユーロ圏を離脱し独自通貨を再導入
する可能性を示唆。ユーロ圏財務相と欧州委員会は6日に緊急会議を
開催。」との観測報道をしたこともあって、ギリシャ財務省やユーロ
グループ議長の報道官が同報道を否定したものの、ユーロが大きく
下落しました。一部では1.42の節目もしくはそれを下抜けると1.40の
アラウンドまで下落する可能性があると見る向きがありますが、
ギリシャの債務再編の懸念やギリシャのユーロ圏離脱が現実化しない
場合は反発する可能性があり、ギリシャ問題の動向が注目されます。

なお、6日のロイターの報道によりますと「ルクセンブルクで開催さ
れた独・仏・伊・西の財務相会合では、ギリシャのユーロ圏の離脱
および債務再編の可能性ついては協議されなかった。」とのことで、
週明けは一時反発する可能性があると見る向きがあるようです。
大量のギリシャ債を保有するユーロ圏諸国にとってギリシャの破綻は
リーマンショック以上の事件になる可能性があり、今後ともギリシャ
の債務再編は回避させるものと思われますが、市場の疑念も根強い
ようで、ギリシャ債務再編を巡る今後の市場動向が注目されます。

そして豪ドルなど資源国通貨については、コモディティ(商品)市場の
下落傾向とNYダウなど株式市場の下落によるリスク選好度の低下に
伴い先週から軟調傾向となっていますが、世界経済は回復基調にあり
押したところでは拾ってみたいものの、商品価格動向と連動性が高い
だけに、値動きが荒くなっているコモディティ市場の動向と、NYダウ
および先物の動向が注目されます。

また、6日のAP通信によりますと、アルカイダを名乗る組織がイス
ラム系のウェブサイトに、ビン・ラディン容疑者の死を確認すると
ともに、米国やパキスタンに対する報復を警告する声明を発表したと
のことで、過日に米のテロ防止担当官のゲイリー・セイモア氏が
「(原発事故の被害の甚大さに目をつけた)テロリストが大規模な惨
事を引き起こす手段として核関連施設への攻撃が懸念されている。」
と述べていることから、危険な火種を抱えることになったようで、
中東での民主化運動の高まりでアルカイダもすぐに行動しづらい環境
はあるものの、こちらの方も一応の注意だけは必要になりそうです。

経済指標関連では、10日の豪・中の豪貿易収支、
11日の中国経済指標と英BOE四半期インフレ報告に米貿易収支、
12日の豪雇用統計と英・欧の英鉱工業生産に米小売売上高、
13日のNZ第1四半期小売売上高と独・欧の第1四半期GDP速報と
米消費者物価指数にミシガン大学消費者信頼感指数速報、
などが注目されます。

今週は上下双方向のリスクの不確実性が高くファンダメンタルズ
的に読みづらいところがありますが、ギリシャ問題に対する今後の
市場反応や、NYダウおよび先物やコモディティ市場の動向なども
注目していきたいものです。


さて今日は、マーケットの国のお話です。

テクニカル・インジケーターのRSIやDMIやパラボリックなどの
開発者として知られるJ・ウェルズ・ワイルダー・ジュニアが、
100万ドルで買ったとされる「アダム・セオリー」という再帰理論を
解説した本の中で紹介されているマーケットランドのお話です。

「昔々、あるところにマーケットランドという国がありました。」
というおとぎ話のような書き出しで始まる物語です。

その国ではマーケットという楽しいゲームが行われていていました。

そのゲームは、毎日、上昇と下降が繰り返される中で、
プレーヤーたちがその結果について賭けるというゲームです。

その国には、偉大なアーボットとカルジャンが開発した
ダクティル数"Dactyl numbers"やドンティフ波"Pdonfiff waves"や
シャンドン線"Xandon lines"などの分析手法、

そしてトレーディング・システムやデータなどがあるばかりでなく、
スペクトラル分析や占星術チャートまであり、

マーケットの参加者はそれらの素晴らしい道具たちを
自由に使うことができました。

そのようなマーケットランドの住人の1人に
ビーライトという人がいました。

彼はアザホフ数"Azarhof numbers"の使い手で、
その道の達人といわれるほどの人物でした。

ある日、アザホフ数の分析に因ると相場は上昇すべき、
との明確なシグナルを発したので、
彼は大きな買いポジションを持ちました。

ところが、何かが起こりました。

ビーライト氏が巨大な買いポジションを作った直後に、
相場は下落を始めたのです。

でも、彼はアザホフ数において「相場が上昇しなくてはならない。」
ことを知っていたので、しばらく心配することはありませんでした。

しかし、相場はさらに下落を強めていったので、
さしものビーライト氏も心配になってきました。

ビーライト氏には5歳になるヒアナウ"Herenow"という女の子がいて
ビーライト氏が目の前で起こっている悲しい運命を見つめていると、
重苦しい雰囲気を感じ取ったヒアナウが尋ねました。

「ダディー、どうしたの?」

「いや、なんでもないんだよ。
 マーケットは上昇するはずなのにちゃんと動いてくれないんだ。」

「この画面にある線がマーケットなの?」

「そうだよ。」

ヒアナウはスクリーンに近づいて、ギザギザ折れ曲がった線を
目を凝らしてじっと見つめると、

「ねぇ、ダディー、マーケットのことは何も知らないけど、
 この線はずっと下に落ちていくように見えるわね。」

「ヒアナウはマーケットを知らないからそう思うんだよね。
 ほら、アザロフ線はこんなに上昇シグナルを出しているし、
 それだけではなくメリンシャー周波数"Melinxar frequencies"
 だってマーケットは上昇しなければならないと、
 シグナルを出しているんだ。」

「ダディーの言っていることは難しくてよく解らないし、
 マーケットについても何も知らないけど、
 でもやっぱりこの線はずっと下に落ちていくように見えるわ。」

ビーライト氏はじっとしばらく考え込んだ後に、
5歳の娘を見つめてこう言いました。

「ヒアナウ、もう一度言ってくれないか。」

「うん、いいわよ。
 マーケットは下に下がっていくように見えると言ったのよ。
 私、何か悪いこといったの?」

その瞬間でした。ビーライト氏に電撃のようなものが走りました。

アザロフ線とメリンシャー周波数、そしてそのほか多くの手法の
研究に費やした年月が目の前で崩れていくのが見えたのです。

そして、彼は電話を手にして、すべての買いポジションを手仕舞い、
さらに大きな売りポジションを作りました。

それからというもの、彼は別人のようになりました。

うっとりするようなトレーディング・システムや
分析手法に興味を示さなくなったビーライト氏が
すっかり変ってしまったと彼の友人たちはささやきました。

でもビーライト氏はいっこうに気にしませんでした。
なぜなら、彼は莫大な利益を上げれるようになったからです。

(参考: ワイルダーのアダムセオリー パンローリング社)

J・ウェルズ・ワイルダー・ジュニア著の
「アダムセオリー」の第2章「おとぎの話」からの引用ですが、

数々のテクニカル・インジケーターを開発した
テクニカルの父のひとりでもあるワイルダーの著作の一節
でもあるだけに、その象徴する意味はとても興味深く感じます。

ワイルダー自身が到達した最終的な気づきかどうかは判りませんが、
彼の後年の著作で書かれているこの話が示すことは、

テクニカルと予測に偏重したトレードを戒めているとともに、

「価格そのものの動きを素直にそのまま見る重要性」

「トレンドに素直についていく重要性」

「予測ではなく事実を認識する重要性」

などを示唆しているような気がしてなりません。

もしかしますと…、

トレードとは特殊な技巧を凝らして予測的に行うものではなく、

基本的な意味において、

強く動いている方向に素直にポジションを持ち、
(もしも想定違いとなってしまったらきちんと損切りをして)
トータルで利を積み重ねていく、

ただ当たり前のことを当たり前に行うことなのかもしれませんね。

テクニカルはテクニカルとして勉強しつつ、

また、

「ブレーク初動狙いはどうもダマシが多いようだ。
 (ときにトレードチャンスに乗り遅れることがあっても)
 初動には直ぐに乗らずに、一度押しての再上昇や、
 一度戻っての再下降を狙った方がダマシにあいにくそうだ。」

「目標リワードに対して低ボラのレンジの相場は
 浮動が多く避けた方がよいかもしれない。」

「ボラの大きなときには、レートのブレも大きい傾向がありそうだ。
 振り落としを避けるためにボラの大きなときには
 ストップを資金管理範囲内で少し大きめにしよう。」

「トレードチャンスはしっかり待った方がよさそうだ。」

などの経験則を蓄積しつつも、

「天や底を何とか取ってやろう」「損切りもせず全て勝ってやろう」
「大きくなった含み損をなんとかナンピンをして取り返してやろう」
「いくらなんでもここまで下(上)げたら上(下)げるたずだの値頃感」
「ここまで下(上)げてからいまさら売る(買う)のはシャクだ」

などの自身の心の中に湧き上がる思いに打ち勝って、

魔法を追い求めるのではなく、ただ素直に、
当たり前のことを当たり前に行えるように成れたトレーダーが
勝てるトレーダーとなれるのかもしれませんね。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
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マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 情報の海とトレードのお話


フィギュアスケートの世界選手権で
安藤美姫選手が4年ぶりの女王に返り咲きましたね。^^

●先週の気になる出来事

<4月25日(月)>

イースター・マンデーでオセアニアや欧州の市場などは休みでした。
日企業向けサービス価格指数(3月)は、
前年比で市場予想とおりの−1.2%になりました。
東京時間ではドル円やクロス円が堅調に推移しました。
ドルストレート通貨ペアは上下動の相場展開になりました。
CICC中国国際金融の要人が、
「中国の4月消費者物価指数は5.2〜5.5%に上昇する可能性。」
との見解を示しました。
日財務相が、
「復興財源としての外為特会の活用は慎重に臨むべきである。」
との認識を示しました。
東電株の下落で生保8社と大手銀4行をあわせて
4000億円に迫る損失となっていることが報道されました。
金の現物価格が1517ドルまで上昇しました。
日経平均は前週末比−10.25円で大引けました。
しだいにドル円が軟調になっていきました。
欧州時間ではしばらくドル売りが続きました。
日自動車メーカー8社の国内生産台数が東日本大震災の影響で
前年同月比57%減と過去最大の落込みになりました。
格付け会社のS&Pがトヨタと日産とホンダの見通しを
ネガティブに引き下げました。
イラクの石油相が、
「1バレル120ドルの原油相場は合理的で容認できる水準。」
との認識を示しました。
アイルランドの地元紙が、
「昨年11月にアイルランドはECBから国際支援を要請するよう
(じつは)とても強い圧力を受けていた。」
との前アイルランド財務相の談話を記事として掲載しました。
米新築住宅販売件数(3月)は市場予想より強い30.0万件になりました。
NY時間ではユーロなどドルストレートが一時軟調になり
その後に揉み合う相場展開になりました。
ドル円は揉み合いの後に下落しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(4月)は予想より弱い10.5になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「世界の製造業の第1四半期の見通しはやや上向きにシフト。」
との見解を発表しました。
デモ鎮圧に武力行使をしているシリアに対して
「米国がアサド大統領らへの経済制裁を検討している。」
との報道がありました。
金や銀などの価格が堅調傾向で推移しました。
NYダウは祝日前比−26.11ドルで取引を終えました。

<4月26日(火)>

格付け会社のS&Pが中部電力と四国電力とJパワーの格付け見通しを
ネガティブに引き下げました。
トリシェECB総裁が、
「(インフレの)二次的影響のリスクがやや見られる。
顕在化していないが油断はできない。回避することが重要。
インフレが抑制不能になりつつあるとまでは思っていない。
また強いドルは米国の利益との認識を共有している。」
などの認識を示しました。
商品市場が軟調になって豪ドルがしばらく軟調に推移しました。
一時、日投信の設定に伴う円売りが見られましたが、
ドル円は上下動しながらも軟調傾向が続きました。
ユーロドルなどドルストレートが一時軟調になりましたが、
しだいに堅調になっていきました。
日経平均は前日比−113.27円で大引けました。
独政府の経済諮問委員会のフェルト委員が、
「ギリシャは債務の再編は回避できない可能性。
ギリシャの債務比率は2013〜14年に150%まで上昇する見込み。
ギリシャはただちに債務を再編すべき。
独の国内銀行のギリシャ債権はそれほど大きなものではない。
ECBは今年に2回以上の利上げを行うと予想している。」
などの見解を示す発言をしました。
ユーロが一時軟調になった後に上昇する展開になりました。
スペインの6ヵ月物の国債入札では、
平均落札利回りが前回よりかなり高い1.867%、
応札倍率が前回より低い7.1倍になりました。
EU欧州連合統計局が、
「ユーロ圏の2010年の対GDP比の財政赤字は6.0%に低下、
ドイツの2010年の対GDP比の財政赤字は3.3%に上昇、
アイルランドの2010年の対GDP比の財政赤字は32.4%に上昇、
ギリシャの2010年の対GDP比の財政赤字は10.5%に低下、
ポルトガルの2010年の対GDP比の財政赤字は9.1%に低下、
英国の2010年の対GDP比の財政赤字は10.4%に低下。
(ギリシャとポルトガルの対GDP比の財政赤字はともに目標は超過)」
などの発表をしました。
ギリシャの10年債利回りが一時15%を超えて、
同2年債利回りでは一時24%まで上昇しました。
欧州連合が、
「ギリシャは自発的に予算案に取り組んでいる。
ギリシャの債務は懸念の原因だが債務削減は失敗していない。」
などの声明を発しました。
ギリシャの財務省が、
「2010年の財政赤字の上方修正は深刻なリセッションによるもの。
EUとIMFのプランに基づき財政赤字削減へ必要な措置を講じていく。」
との発表をしました。
「FOMCではQE2は6月終了末も低金利は長期継続が示される。」
との観測報道がありました。
米フォード・モーターの第1四半期決算では、
純利益が前年同期比22.4%増の25.51億ドルの8四半期連続黒字に、
調整後の1株当たり利益が市場予想より強い62セントになりました。
仏大統領が次期ECB総裁に伊中銀総裁のドラギ氏支持を表明しました。
英BOEタカ派のセンタンス政策委員が、
「データは英経済の回復が続いていることを示す。
英国の失業率はピークをつけた可能性。
今年の英インフレ率は4%を上回って推移する可能性。
原油価格は150ドルを超える可能性。
ポンドの下落は必要を超えている。
英国のインフレには拡大のリスクが存在。」
などの見解を示しました。
ECBのゴンザレスパラモ専務理事が、
「ギリシャが債務再編になった場合は
リーマンの破綻より深刻なものになる可能性。
ギリシャの公的債務は持続可能。
4月のECBの利上げは連続的な利上げを示唆するものではない。」
などの発言をしました。
米S&Pケースシラー住宅価格(2月)は、
市場予想よりは強い−0.18%になりました。
ガイトナー米財務長官が、
「米財政赤字は持続不可能。
米経済は勢いを欠いて2011年を開始した。
原油価格をなどの新たな向かい風に直面している。
米経済の基調は耐久性を見せている。経済は回復中。
民間予想の3〜4%の成長予想は妥当と思われる。
強いドル政策は米国の利益。
米国は決して弱いドルを求めることはしない。
FRBはインフレを抑制するだろう。
米国の金融システムは強固になりつつある。
中国は輸出依存の低下を模索し資本勘定の開放に着手した。
米国の債務は5月16日頃に上限に到達するが、
債務上限の引き上げ法案は議会を通過するだろう。」
などの認識を示しました。
英BOEタカ派のセンタンス政策委員が、
「利上げしないことでインフレターゲットへの
信頼性が損なわれることを懸念している。
27日の英第1四半期GDPの結果を重要視し過ぎることに警鐘。
付加価値税やインフレ圧力などの家計圧迫により
個人消費が弱まっても驚きではない。
世界的なインフレ圧力は当面続く可能性。」
などの見解を示しました。
米消費者信頼感指数(4月)は市場予想より強い65.4、
リッチモンド連銀製造業指数(4月)は予想より弱い10になりました。
ECBのゴンザレスパラモ専務理事が、
「ECBの政策金利は引き続き緩和的。
異常な低金利期間は終わりを迎える可能性。」
との認識を示しました。
米ドルの軟調傾向が続きました。
ドル円が一時反発を見せましたが軟調傾向が続きました。
ユーロドルなどドルストレートが堅調傾向で推移しました。
欧州の決済機関LCHクリアネットが、
「27日からポルトガル国債取引の証拠金を35%に引き上げる。
27日からアイルランド国債取引の証拠金を45%に引き上げ上げる。」
などの発表をしました。
米2年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い0.673%、
応札倍率が前回より低い3.06になりました。
NYダウは前日比+115.49ドルで取引を終えました。

<4月27日(水)>

日小売業販売額(3月)は前年比で予想より弱い−8.5%になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5096元の切上後最高値になりました。
豪第1四半期消費者物価は市場予想より強い1.6%になりました。
豪ドルがしばらく堅調傾向で推移しました。
格付け会社のS&Pが、
「日本の格付け見通しをネガティブに引き下げる。格付けは据え置き。
見通し引き下げの理由には地震と原発危機がある。
再建にかかるコストは20〜50兆円の見通し。
震災が中期では成長に大きな影響を及ぼすとは考えていない。
日本の財政赤字は2013〜14年でGDPの145%に達すると予想。」
などの発表をしました。
しばらく円が売られてドル円が堅調傾向で推移しました。
米ジョンソン・エンド・ジョンソンが、
「スイス・シンセス買収に213億ドルで合意した。」
との発表をしました。
日経平均は前日比+133.15円で大引けました。
独GFK消費者信頼感調査(5月)は予想よりやや弱い5.7になりました。
ポンドが指標発表前の持ち高調整でしばらく軟調傾向で推移しました。
英第1四半期GDP速報は市場予想とおりの0.5%になりました。
一部で英GDPが予想より弱い数字になるとの観測があったのに対して
市場予想とおりの英GDPの結果にポンドが買い戻され急上昇しました。
欧鉱工業新規受注(2月)は市場予想より弱い0.9になりました。
ポンドを除くドルストレートがFOMCのイベントを控え
持ち高調整でしばらく軟調傾向で推移しました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本の格付け見通しのネガティブを維持する。」
との発表をしました。
英財務相が、
「不安定な世界経済の状況だが英は政策路線を堅持する。」
との発言をしました。
独消費者物価指数速報(4月)は市場予想とおり0.2%になりました。
米耐久財受注(3月)は市場予想より強い2.5%になりました。
米5年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い2.124%、
応札倍率が前回よりやや低い2.77になりました。
米FOMCでは政策金利が0.0%〜0.25%で据え置きが決定されました。
FOMC声明では、
「6000億ドルの米国債購入は計画通り6月まで継続。
異例な低金利を長期間にわたり継続する。
米経済は緩やかなペースで回復。インフレ期待は安定。
労働市場は緩やかに改善。今回の決定は全会一致。」
などが示されました。
バーナンキFRB議長の記者会見では、
「FRBには保有資産の調整の用意がある。
2012年と2013年に経済成長は加速すると予想。
2011年の第1四半期の経済成長は比較的弱いと予想。
予測をやや下方修正した。住宅市場は弱い。
大幅な緩和政策を維持。物価期待を注視している。
インフレは正常な水準へと低下していく可能性。
QE2は効果があった。労働市場には更なる改善が必要。
長期的失業者は戦後最悪の水準。
引き締めの行動の前に複数回の会合を経る可能性。
強い米ドルは米国と世界の利益。
ガソリン価格の上昇は困難をもたらすが高騰は沈静化する可能性。
労働市場の改善は緩やかな可能性。中期的なインフレ期待を懸念。
インフレの上昇が執拗なら行動が必要になる。
インフレを低位で安定させることが重要。
資産の保有額は一定の水準を維持する。
保有資産の再投資終了は引き締めを意味する。
債務問題は米国にとって最大の長期的な課題。
ドルは中期的に見て強くまた安定していると認識。」
などが示されました。
FRB経済見通しでは、
「2011年の米GDPを3.1〜3.3%に下方修正。
2011年の米失業率を8.4〜8.7%に改善修正。
2011年の米PCEを2.1〜2.8%に上方修正。」
などが発表されました。
FOMC後での市場反応はドル売りとなりました。
スペイン財務相が、
「伊中銀のマリオ・ドラギ氏は次期ECB総裁の素晴らしい候補者。」
との発言をしました。
NYダウは前日比+95.59ドルで取引を終えました。

<4月28日(木)>

RBNZが市場予想とおり政策金利を2.50%で据え置きました。
RBNZ声明では、
「クライストチャーチの震災を背景にNZ経済の見通しは不透明。
貿易相手国の経済成長は好調でNZの商品輸出価格の押し上げに寄与。
原油価格の上昇とNZドルの高止まりは歓迎しない。
間接税の拡大の影響でヘッドラインのインフレは上昇。
コアインフレの見通しと経済状況から政策金利は当面適切の可能性。」
などが示されました。
NZドルが一時軟調になりました。
英GFK消費者信頼感調査(4月)は市場予想より弱い−31になりました。
日失業率(3月)は市場予想より強い4.6%、
日全国消費者物価指数(3月)は前年比で予想とおり0.0%になりました。
日鉱工業生産速報(3月)は市場予想より弱い−15.3%になり、
統計開始以来で最大の落ち込みになりました。
日経済財政相が、
「サプライチェーンは予想より早い段階で回復すると確信。」
との見解を示しました。
日経済産業相が、
「今夏の電力抑制目標は一律15%減で調整できる見通し。」
との認識を示しました。
東京時間では米ドルの軟調傾向が続きました。
世界銀行が、
「2011年の中国GDP成長率見通しを9.3%に引き上げる。
2012年の中国GDP成長率見通しは8.7%と予想する。
2012年の中国経常黒字はGDPの3.6%へ縮小すると予想する。」
などの見解を発表しました。
日銀が政策金利を0.1%に据え置きました。
日銀副総裁が基金増額による更なる金融緩和を提案しましたが、
1対8で否決されました。
日経平均は前日比+157.90円の9849.74円で週の取引を終えました。
独輸入物価指数(3月)は市場予想とおりの1.1%になりました。
日銀展望リポートでは、
「震災の影響を含み必要と判断される場合には適切な措置講じていく。
当面は震災の影響中心に景気の下振れリスクを意識する必要。
2011年度後半以降に日経済は緩やかな回復経路に復していく見込み。」
などが示されました。
IMF国際通貨基金報告では、
「中国やインドによりアジアは力強く成長。
アジアのインフレリスクは上向のままである。
アジアは更なる金融引き締めを必要としている。」
などが示されました。
日銀総裁の記者会見では、
「供給制約の解消については10月の段階で充分ではない可能性。
秋口以降から供給面の制約が和らぐ可能性。
石油製品などの上昇によるインフレ期待の上昇には注意が必要。
供給ギャップがあり物価が継続的に上昇するとは認識していない。
3月に思いきった金融緩和を行ったばかりで効果を見極める段階。
日本経済の先行きには不確実性が大きいことを認識。
来年には潜在成長を上回る成長になる可能性。
国債引き受けの問題はこれまで答えたとおり適当でないと考える。
金融面から経済を下支えしていく。」
などが示されました。
英BOEのタカ派のセンタンス政策委員が、
「高いインフレが賃金と価格に影響を及ぼし始めている兆候。
ポンド安が物価圧力に影響を与えている。」
との見解を示しました。
独失業者数(4月)は市場予想とおりの−3.7万人、
独失業率(4月)は市場予想より弱い7.1%になりました。
米第1四半期GDP速報のイベントを控えて
持ち高調整で主要通貨ペアがしばらく軟調に推移しました。
ルクセンブルク中銀総裁が、
「ECBは適切なペースで段階的に出口政策を継続していく。
ECBは特定の国々のためではなくユーロ圏の全体のために政策を決定。
ECBは特定の一国の銀行支援を目的とした措置は取らない。」
などの認識を示しました。
米第1四半期GDP速報は前期比年率で1.8%、
米第1四半期GDP価格指数速報は1.9%、
米新規失業保険申請件数は42.9万人、
米シカゴ連銀全米活動指数(3月)は0.26と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
米第1四半期個人消費速報は2.7%、
米第1四半期コアPCE速報は1.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
市場反応ではドル売りになりました。
ユーログループ議長が、
「仏大統領はドラギ氏を次期ECB総裁候補として支持している。
私もそれに対して意見の相違はない。
ギリシャの債務再編は選択肢にはない。
ギリシャの債務再編は予想し得ない事態を引き起こす可能性。」
などの見解を示しました。
米中古住宅販売保留(3月 成約)は予想より強い5.1%になりました。
一時ドル買い反応が見られました。
カナダの首相が、
「加消費者は通貨高の恩恵を受けるも加BOCは急激な通貨高を懸念。」
との認識を示しました。
米7年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い2.712%、
応札倍率が前回より低い2.63になりました。
NY金先物が1531ドルまで上昇しました。
NY原油先物が112ドル後半まで上昇しました。
Nyダウは前日比+72.35ドルで取引を終えました。

<4月29日(金)>

NZ貿易収支(3月)は市場予想より強い4.64億NZドルになりました。
構成項目の輸出は45.3億NZドルと過去最大になりました。
東京市場は昭和の日の祝日で休みでした。
東京時間では主要通貨ペアが小幅な揉み合いとなりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4990元の切上後最高値になりました。
資源国通貨がしばらくやや軟調傾向で推移しましたが、
その後は対ドルで徐々に反発する相場展開になりました。
独小売売上高指数(3月)は市場予想より弱い−2.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
スイスSNBの総裁が、
「インフレ見通しは物価安定の範囲内にあるが、
ややインフレの上振れリスクが見られる。
いつでも物価安定のために必要な措置を取ることが可能。
経済成長への下振れリスクはあるがスイス経済は予想より好調。」
などの認識を示しました。
スイスフランが堅調傾向で推移しました。
英市場はロイヤルウェディングの祝日で休みでした。
欧消費者物価指数速報(4月)は、(物価安定で目指す2%未満を上回る)
前年比で市場予想より強い2.8%になりました。
欧失業率(3月)は市場予想とおりの9.9%になりました。
欧業況判断指数(4月)は1.28、欧消費者信頼感確報(4月)は−11.6、
欧鉱工業信頼感(4月)は5.8、欧サービス業信頼感(4月)は10.4と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
スイスKOF先行指数(4月)は市場予想より強い2.29になりました。
米第1四半期雇用コスト指数は0.6%、
米個人支出(3月)は0.6%、米個人所得(3月)は0.5%と、
いずれも市場予想より強い結果になりました。
米PCEコア・デフレータ(3月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
加GDP(2月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
加ドルが一時軟調になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(4月)は予想より弱い67.6になりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数確報(4月)は
市場予想より弱い69.8になりました。
バーナンキFRB議長が、
「米経済は緩やかなペースで回復。
米国の労働市場は徐々に改善しつつあるが失業率は高い水準。
住宅市場が景気回復を抑制。米経済は望む状態にはまだない。」
などの認識を示しました。
NY時間ではユーロが上下動しながらも軟調傾向で推移しましたが、
加ドルもしだいに反発して資源国通貨は堅調傾向で推移して、
全般にドル売り優勢の相場展開になりました。
資源国通貨の堅調さが目立つ相場展開になりました。
商品市場が堅調でNY金先物が1556ドル前半まで上昇しました。
NY原油(WTI)は113ドル後半で週の取引を終えました。
NYダウはは前日比+47.23ドルの12810ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<5月2日(月)>

※中国・英の市場がお休みです。

朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(4月)、
午前10時半に豪第1四半期住宅価格指数、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(3月 前年比)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(4月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(4月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(4月)、
午後6時からトリシェECB総裁の講演、
夜9時半に加鉱工業製品価格指数(3月)、加原材料価格指数(3月)、
夜10時から英BOE総裁の講演、
夜11時に米ISM製造業景況指数(4月)、米建設支出(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・(スイス)・米の指標には注目です。

<5月3日(火)>

※東京市場が祝日でお休みです。

午前10時に中国非製造業PMI(4月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後5時半に英製造業PMI(4月)、
午後6時に欧生産者物価指数(3月)、
夜11時に米製造業受注指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(英)・(米)の指標には注目です。

<5月4日(水)>

※東京市場が祝日でお休みです。

朝7時45分にNZ住宅建設許可(3月)、
午後3時に英ネーションワイド住宅価格(4月)、
午後4時55分に独サービス業PMI確報(4月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(4月)、
午後5時半に英建設業PMI(4月)、英消費者信用残高(3月)、
午後6時に欧小売売上高(3月)、
午後8時半に米チャレンジャー人身削減数(4月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(4月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
(欧)・米の指標には注目です。

<5月5日(木)>

※東京市場が祝日でお休みです。

朝7時45分にNZ第1四半期失業率、NZ第1四半期労働参加率、
午前10時半に豪小売売上高(3月)、豪第1四半期小売売上高、
同午前10時半に豪住宅建設許可件数(3月)、
午後5時半に英サービス業PMI(4月)、
午後7時に独製造業受注(3月)、
午後8時に英BOE政策金利、
午後8時45分に欧ECB政策金利、
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米第1四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜9時半に米第1四半期単位労働費用速報、新規失業保険申請件数
同夜9時半に加住宅建設許可(3月)、
夜10時半からバーナンキFRB議長の講演、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・欧・米などの指標には注目です。

<5月6日(金)>

午前10時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時45分にスイス失業率(4月)、
午後5時半に英生産者物価指数(4月)、生産者仕入・出荷価格(4月)、
午後7時に独鉱工業生産(3月)、
午後8時に加雇用ネット変化率(4月)、加失業率(4月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(4月)、米失業率(4月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(4月)、米製造業雇用者数変化、
同夜9時半に米週間平均労働時間(4月)、
深夜4時に米消費者信用残高(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・(独)・加・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

4月25日に、CICC中国国際金融の要人が「中国の4月消費者物価指数
は5.2〜5.5%に上昇する可能性。」との見解を示しました。
また、アイルランドの地元紙が「(じつは)昨年11月にアイルランドは
ECBから国際支援を要請するようとても強い圧力を受けていた。」
との前アイルランド財務相の談話を記事として掲載しました。
格付け会社のムーディーズが「世界の製造業の第1四半期の見通しは
やや上向きにシフトしている。」との見解を発表しました。

4月26日に、独政府の経済諮問委員会のフェルト委員が「ギリシャは
債務の再編は回避できない可能性。ギリシャはただちに債務を再編す
べき。ECBは今年に2回以上の利上げを行うと予想している。」
などの見解を示す発言をしました。
ギリシャの10年債利回りが一時15%を超えて、同2年債利回りでは
一時24%まで上昇しました。
また、ECBのゴンザレスパラモ専務理事が「ギリシャが債務再編に
なった場合はリーマンの破綻より深刻なものになる可能性。
ギリシャの公的債務は持続可能。」との見解を示しました。
そしてガイトナー米財務長官が「米財政赤字は持続不可能。米経済は
勢いを欠いて2011年を開始したが米経済基調は耐久性を見せている。
強いドル政策は米国の利益。米国は決して弱いドルを求めることは
しない。FRBはインフレを抑制するだろう。」との見解を示しました。

4月27日に、格付け会社のS&Pが「日本の格付け見通しをネガティブ
に引き下げる。」との発表をしました。
また、英財務相が「不安定な世界経済の状況だが英は政策路線を堅持
する。」との発言をしました。
そしてFOMCでは「6000億ドルの米国債購入は計画通り6月まで継続。
異例な低金利を長期間にわたり継続する。」ことが決定されました。
バーナンキFRB議長の記者会見では「2011年の第1四半期の経済成長は
比較的弱いと予想。インフレは正常な水準へと低下していく可能性。
労働市場には更なる改善が必要。引き締めの行動の前に複数回の会合
を経る可能性。インフレの上昇が執拗なら行動が必要になる。
資産の保有額は一定の水準を維持する。債務問題は米国にとって最大
の長期的な課題。強い米ドルは米国と世界の利益。」
などが示されました。

4月28日に、日銀副総裁が基金増額による更なる金融緩和を提案し
ましたが1対8で否決されました。
また、ルクセンブルク中銀総裁が「ECBは適切なペースで段階的に
出口政策を継続していく。ECBは特定の国々のためではなくユーロ圏
の全体のために政策を決定。」などの認識を示しました。
そして、ユーログループ議長が「ギリシャの債務再編は選択肢にはな
い。ギリシャの債務再編は予想し得ない事態を引き起こす可能性。」
などの見解を示しました。

4月29日に、人民元の対ドル基準値が1ドル6.4990元と、ついに6.5元
を超えて切上げ後での最高値になりました。
また、バーナンキFRB議長が「米経済は緩やかなペースで回復。米国の
労働市場は徐々に改善しつつあるが失業率は高い水準。住宅市場が
景気回復を抑制。米経済は望む状態にはまだない。」
などの認識を示しました。

先週は、ドル円が27日に日本の格付が引き下げられたことやFOMC前の
持ち高調整で一時反発しましたが、週間では軟調傾向の推移になりま
した。一方、ユーロドルやポンドドルは週前半に一時軟調傾向の揉み
合いになるも、週間では堅調に推移して、また豪ドルなど資源国通貨
も上下動とはなるも週間では堅調に推移しました。
先週は総じてドル売り傾向が継続する一週間となりました。

また先週、注目されていたFOMCでは、FOMC前に米要人の一部でタカ派
的な発言が散見されていたにもかかわらず、いざふたを開けてみれば
全会一致で「「6000億ドルの米国債購入は計画通り6月まで継続。
異例な低金利を長期間にわたり継続する。」ことが決定されました。

そしてバーナンキFRB議長の記者会見でも、物価期待を注視している
としながらもインフレは正常な水準へと低下していく可能性との認識
を示し、保有資産の調整の用意があるとしながらも資産の保有額は
(再投資で)一定の水準を維持するとして、長期にわたる緩和政策の
継続が示されることになりました。

そして引き締めの行動の前に「複数」回の会合を経る可能性を示唆し
たことで、米有力投資銀行17社のうち15が「年内の米利上げは無い」
と予想(2社は年内利上げの可能性を指摘)するなど、市場では2011年
での利上はないとする見方が大勢となったようです。

ただ一部では「複数」の表現に2を暗示することがある"a couple"
という言辞を用いたことや、バーナンキFRB議長をはじめガイトナー
米財務長官やECB総裁らが、最近「強い米ドルは米国と世界の利益。」
との言辞を再び使い始めたことや、ドル安の織り込みも2008年の安値
のレベルに迫っていることや、米有力投資銀行17社のうち2社が米の
年内利上げの可能性があるとしていることなどで、年内の米ドル反発
への期待を裏読みする向きがあるとともに、また燻り続ける欧州問題
が顕在化した場合などでのリスク回避の米ドル買いとなる可能性を
指摘する向きもあるようで、興味深い話はあるようです。

しかしながら、FOMC直後の米ドルの「Buy the fact」の動きも見ら
れなく、市場は米ドルの一時の最安値とも見ていないようで、少なく
とも8月9日のFOMCを前にするまでは、最弱通貨米ドルの位置付けは
堅いと見るのが妥当な可能性が高く、ときに調整を経ることはあって
も、基調として米ドル安は継続しそうです。

また円については、28日に日銀副総裁による基金増額での金融緩和の
提案は1対8で否決されて更なる緩和は見送られたものの、大震災後
での日緩和策の継続がまだしばらく余儀ない状況であることや、
格付け会社のS&Pが日本の格付け見通しをネガティブに引き下げた
ことなどから円売り圧力は潜在していますが、ドル円については
ドル安圧力があることから、一時80円を目指そうとする動きとなる
可能性があると見る向きはあるようです。

ただ一方、ゴールデンウイーク中は実需筋の売買低下となりやすく、
また、米10年債利回りが3.31%まで下落しているものの下げ渋って
いる様相もあり、そして日本の輸出企業の円買いの減速も見られて
いる(日経5/1)とともに、ドルショートがかなり積み上がっている
ことや、円売り圧力は潜在していることから、投機筋によるドル円
の一旦の持ち高調整のショートカバーの可能性の指摘もあるようで、
柔軟に対応して行きたいものです。

他方、ユーロについては、年内の段階的利上げはほぼ既定路線となっ
てきていて、1.5000の節目までは上下動しながらも上昇基調が続く
と見る向きが優勢のようですが、26日にギリシャの10年債利回りが
一時15%を超えて、同2年債利回りでは一時24%まで上昇している
などの金融市場でのリスク回避の動きの事実もあり、欧州要人の多く
がギリシャの債務再編には否定的ながらも、26日の独政府の経済諮問
委員会のフェルト委員によるギリシャ債務再編を勧める意見もあり、
すぐには顕在化しないとしても、ポテンシャルの高くなっている
リスクの火種があることだけは忘れずにいたいものです。

そして豪ドルなど資源国通貨については、先週NY金先物が1556ドル、
NY原油が113ドル台後半まで上昇しているなどコモディティ市場の
堅調が続いていることや、世界経済自体は回復基調にあることや、
またNY株式市場が2年8ヶ月ぶりの高値になるなど、リスク選好度
も増して来ていて、そして資源国通貨へのやがての更なる金利上昇
への期待も根強いことから、先週同様に高値警戒はありながらも
中期的に堅調が続くと見る向きが優勢のようで、押したところでは
拾っていくことができそうですが、一方、実需の反映されやすい
ロンドン市場での銅先物相場が軟調色になっていることから、
商品市場には投機マネーの過剰流入による過熱感もあるようで、
一時、コモディティ市場が利食いなどで調整になった場合は、
資源国通貨も調整となる可能性があり、調整の動きには注意して
おきたいものです。

経済指標関連では、2日の豪豪第1四半期住宅価格指数、
そして英BOE総裁の講演に米ISM製造業景況指数、
3日の豪RBA政策金利と豪RBA声明、
4日の米ADP雇用統計と米ISM非製造業景況指数、
5日のNZ第1四半期失業率と豪小売売上高に豪住宅建設許可件数、
そして英欧の政策金利の発表とトリシェECB総裁記者会見、
6日の加雇用統計と米雇用統計などが注目されます。

なお、連休中の東京時間では閑散相場となりやすそうですが、
案外とゴールデンウイーク中は大きな動きになることが少なくなく、
昨年はギリシャ問題に端を発した歴史的急落となったことなども
ありましたので、(杞憂になるとは思いますが) 連休中の仕掛けの
動きなどには一応の注意はしておきたいものです。


さて今日は、情報の海とトレードのお話です。

情報化社会などという言葉も、もう言われて久しくなりますが、
現在、情報は「氾濫」しているほどに溢れていますね。

そして、その情報は量が多くなっているだけではなく、
スピードも早く、多岐に変化もしていて、

それらの中から必要で正しい情報を得ることは
逆に難しくなってきているとの指摘も聞かれます。

そのような情報の海に日々浸っていると、

連休などで人里はなれた野山に行ったときに見る風景は、
そこに咲く花々は年々で違うはずなのに
十年前と全く変わりがないように見えて、

その変らぬ景観に不思議な安堵感と憧憬を覚えるものです。

また、

トレードにかかわる情報も溢れていて、
様々な思考や意見があるだけではなく、

ときに情報同士が相容れなく、
何が正しいのか、何が間違っているのか、

迷いの淵に取り残されてしまいそうになることがあるものですね。

「価格には全てが織り込まれていくのだから、
 トレードではテクニカル分析だけをすればよく
 ファンダメンタルズは全く不要なばかりではなく、
 むしろ無用なバイアスを生じさせて有害である。」

と聞けば、そうかなぁ、とも思うものですし、

「プロ集団のファンド筋などでは一部のモデル系を除いて
 テクニカルだけでトレードしているところは極少数派で、
 現在は情報戦ともいえる時代になっている。
 格付け機関の発表や経済指標発表で相場が動くことは日常で、
 相場は過去の記録ともいえるテクニカルだけに従って
 動いているのではない。情報こそが大切なのだ。」

と聞けば、これはこれでそういうものかなぁ、と思うことがあり、

「テクニカルだけでも、ファンダメンタルズだけでも不完全だ。
 造語だか、今はテクニカルとファンダメンタルズをともに
 融合させて用いるファンダテクニカルの時代に入っている。」

などと聞けば、そうなんだぁ、と思うことがあり、

まさに、情報の淵の迷える羊になってしまうことがありますね。

そしてまた、

テクニカル派の中の情報や考え方でも百家争鳴していて、

「メジャーなテクニカルは多くのトレーダーが参考にしているので、
 影響度は高く、また時の洗礼を経て残っているのは優秀な証拠で、
 マイナーなものよりメジャーなテクニカルを用いるべきだ。」

「いや、それは違う。相場では負けている人が大多数なのだから、
 相場のオーディナリーやマジョリティに属するメジャーな
 テクニカルでは勝てない。まだ着目の少ない優秀なテクニカルを
 他のトレーダーより早く発見したり開発すべきだ。」

などといのも、ディベートを聞いているようで、
どちらも一理のように思えるものです。

「RSIがいいよ。」
「いや、やはりストキャスだね。」
「何を言ってるRCIのほうが優秀さ。」
「そんなオシレーターなどどれもダメさ。」

いろいろな意見を聞いていると、しだいに情報の海に浸りすぎて
ポール・ディラックの海のように、混沌としてしまうものです。

ただひたすらに情報を爆食していると、
頭の中に蓄積された情報のエネルギー和がゼロになって
結局、何が何だかさっぱり解らくなってしまうわけですね。

ふと気づいたときに、たくさんの情報を得たのにもかかわらず、
ただの「情報メタボ」となってしまうことがあるのです。

このようになってしまったときには、

不要な情報を捨てて、情報のダイエットをしていくか、

あるいは、全ての情報をまずは捨てて、
そこから重要なものや価値あるものだけ再び拾い集めて、
再構築していく必要がありますが、

そこでの指針は「原点と基礎に還る」ということが
とても有効になる場合があります。

「いろいろ勉強したけれども、結局、解らなくなっちまってね。
 いや、トータル的には決して負けているわけではないんだよ。
 まぁ、囲碁や将棋で言うと万年初段という状況で、
 次のレベルになかなか行けないんだよね。」

「それで、一度チャートからテクニカルの重装備を
 全て外したんだ。移動平均線も全てだよ…。
 そしたらね。チャートがとてもダイナミックに見えてね。
 ローソク足が不思議と生き生きと見えるんだよね。」

「あぁ、全てテクニカルを外したって言ったって、
 もちろん和製テクニカルのローソク足だけは残したさ。
 だって、何がもっとも重要かって考えたら、
 それは価格そのものといってもよいローソク足だからね。
 さすがにこれだけは外すわけには行かないよ。」

「で…、オールド・トレーダー達がそうしてきたであろう、
 ローソク足だけでトレードしてみようと思ったんだ。
 大切な始原的なものを感じたり経験できると思ったんだよね。」

「そして、こう考えたんだ…。
 トレードで利益を得るとはどういうことかとね。」

「まぁ、馬鹿馬鹿しい自問だけど…、こういう結論になった。
 トレードで利益を得るとは、それが20Pipsであれ50Pipsであれ、
 買いポジションならエントリー後に利益相当の陽線の示現など、
 少なくとも小さな上昇トレンドが必要である、と帰結したんだ。」

「買いポジションを持って、その後に下降トレンドになったら
 負けるわけで、当然といえば当然なことなんだけれどもね。」

「そして、こうも考えた。
 買いポジションを持って利益相当の小さな上昇トレンドを
 得やすい状態はどのような状況か、ということなんだけれども…」

「それは大きな陰線が示現していたり、陰線の連なりがあるときには
 その利益相当の小さな上昇トレンドが得にくく、
 大きな陽線が示現していたり、陽線の連なりがあるときには
 その利益相当の小さな上昇トレンドが得やすいことに
 気づいたんだ。」

「レートの動きには一方向に動き出したらしばらく動きが続く、
 という慣性のような傾向があるんだよね。だから俺は、
 マイルールのその1を
 『買いでは元気良い陽線の示現を確認する(予測はしない)』
 としてみたんだ。まぁ、俺なりの勝手なルールだけれどもね。」

「誤解の無きように断っておくけど、このマイルールは
 決して逆張りや押し目買いを否定しているわけではないよ。
 たとえば価格の下落が続いていても、
 その後に、元気良い陽線が示現したらロングさ。
 まぁ、買いの前にしっかり陽線を確認するという意味になるかな。
 天才的な人の中には陽線が出ているときにロングしないという
 部分的な天や底を的確に捉える人もいるのは知ってるけど、
 俺は凡人。予測のトレードではなく確認をしっかりするのさ。」

「そして、マイルール1の反対となるけれど、
 マイルールのその2を
 『元気良い陰線が示現したときには、決して買わない、
 そして買いポジを保有し続けない(損切りする)』としたのさ。」

「もちろん陽線が示現しているからといったって、
 ずーっと価格が上昇するわけではないさ。
 でも、しばらくは上昇しやすい傾向は確かにあるんだよなぁ。」

「そして、価格が上昇していたのに、反転するところを調べてみた。
 もちろんいつも反転ポイントは決まっているわけではなく、
 要人発言や経済指標の影響と思われる不測も少なくないけど、
 反転する場合は、前回高値や、ずーっと以前で何度も反転した
 価格帯での反転がとても多いことに気づいたんだ。」

「まぁ、これがレジスタンスというわけだけれども、
 昔のオールド・トレーダー達はうまいものを考えていたものだね。
 再発見することができたよ。だから俺はマイルールのその3を
 『レジ・サポには注意する』としてみたんだ。」

「あくまで注意にとどまるものだよ。
 ここで反転するはずだなどの予測は禁物さ。
 利が乗っていたら一旦利食うポイントにもなることはあるけど、
 レジ・サポで必ず反転するとは限らないからね。
 抜けたときはブレークとなるのさ。ダマシもあるけど、
 ブレークした場合は、さらに上昇が続くことが多いからね。」

「そして、レジ・サポで上下をがっちりガードされたエリアと
 なることがあるよね。これがいわゆるレンジ相場だけれど、
 このエリアの中をトレードする場合は、
 レジ・サポが上下に離れているほど天井と床に距離があって、
 利益相当の小さな上昇トレンドが得やすいことに気づいたんだ。
 逆に言うと、レジ・サポが上下に離れていなくて狭いときは
 エリア内の天井と床が近すぎて、すぐに天井コッツンで、
 利益相当の小さな上昇トレンドが得にくいんだよね。」

「だから、俺はマイルールのその4を
 『利益目標に対して狭いボラのエリア内はトレードしない』
 としてみたんだ。
 気持ちよくエリア内をトレードするにはボラは利益目標に対して
 2倍は欲しい感じかなぁ…。」

「まだあるよ。マイルールのその5は
 『迷ったらトレードしない』だよ。
 迷ったときは自身のレベルで決断ができない状況なわけで、
 本能的に何らかの危険を察知している場合があるんだ。」

「もちろん、迷うという感覚的な認識は、
 トレード技能の上達や経験値で変っていくものだけど、
 不思議と悪い第6感だけは当たることが多いものさ。w」

「これだけさ。とても簡単で幼稚だろう?」

「あぁ、もちろん、この他にも、
 トレンド方向へのトレードを心掛けるとか、
 上位の時間軸を含めて複数時間軸を確認するとか、
 いろいろ大切なことはあるさ。
 あくまで基本的なマイルールというわけだけれどもね。」

「でもね、これらの基本マイルールを確立してから、
 あらためてお気に入りのテクニカルを表示させると、
 今までとは違ってチャートが見えるんだなぁ。
 今までの断片的知識が蘇るような感じさえしたよ。」

「何が大事で何が補助かが認識されているから、
 頭の中でかみ合うと言うか…、格好よく言うと
 チャート分析のプライオリティが再構築されるっちゅうのか、
 トレード判断で行くべきか止めるべきか迷うようなとき、
 最終的にこれらの基本マイルールのフィルターにかけてやると、
 おっと、うかつに根拠希薄の予測でトレードをしてしまう
 ところだった、エントリーはもう少し様子を見ようなど、
 迷うことが少なくなるしね。
 自身のトレードのブレークスルーができたってワケさ。」

1. 『買いでは元気良い陽線の示現を確認する(予測はしない)』
   (売りは元気良い陰線の示現を確認する) 

2. 『元気良い陰線が示現したときには、決して買わない、
   そして買いポジを保有し続けない(損切りする)』
   (元気良い陽線が示現したときには、決して売らない、
   そして売りポジを所有し続けない)

3. 『レジ・サポには注意する』

4. 『利益目標に対して狭いボラのエリア内はトレードしない』

5. 『迷ったらトレードしない』

ふーん。なーるほどぉ。

頭の中を整理して再構築するのですね。

初歩の初歩としてはちょっとは役立ちそうかも……。



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FX シンプル思考のお話


ピカピカの一年生がほほえましい入学式の季節が過ぎたと思ったら、
早いものでもう今週末からゴールデン・ウィークになるのですね。

●先週の気になる出来事

<4月18日(月)>

先週のフィンランドの選挙では、
EUによる財政悪化国への金融支援に反対する野党が躍進しました。
17日にギリシャの財務相が、
「ギリシャ経済は重大な岐路に立っている。
2011年にGDPは3%のマイナスになる可能性。
EUとIMFは債務再編を支持していない。
債務再編のコストは利益分よりも大きい可能性。
事実に寄り添うことが必要。」
などの認識を示しました。
NZ第1四半期消費者物価は市場予想より弱い0.8%になりました。
主要通貨ペアがしだいに軟調になっていきました。
日経平均は前週末比−34.87円で大引けました。
格付け会社のムーディーズが、
「アイルランドの銀行の格付けを2段階引き下げる。」
との発表をしました。
ギリシャの地元紙が、IMF筋の情報として
「ギリシャが財務相会合でEUとIMFに債務再編を要請。
ガイトナー米財務長官がギリシャの債務再編を支持。」
との観測報道をしました。
ユーロが一段と下落して行きました。
ギリシャの財務省がギリシャ地元紙の報道を否定しました。
イタリアのシンクタンクが、
「イタリアの2011年GDP成長率見通しを0.7%と確認。
2012年のGDP成長率見通しを1.1%から0.9%に下方修正する。」
との見解を発表しました。
格付け会社のフィッチが、
「アイルランドの支払能力は脆弱。
アイルランドの債務は2013〜14年に対GDP比116%に達する可能性。
アイルランドは景気回復への重大な脅威に直面している。」
との見解を発表しました。
ギリシャ中銀総裁が、
「ギリシャの債務再編は不要で望ましくない。
債務再編は市場と銀行と年金基金などへ破滅的な影響。
2011年にギリシャの失業率は15%を超える可能性。
2011年に民間部門の信用はネガティブの状態が継続する可能性。」
などの認識を示しました。
ギリシャの2年債の利回りがユーロ導入後最高の20%に到達しました。
欧州委員会が、
「ギリシャ債務再編について、いかなる議論も行われていない。」
との発表をしました。
米シティグループの第1四半期決算では、
純利益が前年同期比32%減の29.99億ドル、
順営業収益が前年同期比22%減の197.26億ドル、
1株利益が市場予想よりは強い0.10ドルになりました。
仏の中銀総裁が、
「財政赤字削減についての悲観論は見当違い。
財政の引き締めはユーロ圏の成長を抑制していない。
スペインの輸出は急上昇している。」
などの見解を示しました。
加国際証券取扱高(2月)は市場予想より弱い25億加ドルになりました。
格付け会社のS&Pが、
「米国の格付け見通しを安定的からネガティブに修正。
格付けは(最上位で)据え置きとする。
米国の債務負担の安定まで数年を要する可能性。
大手金融機関への支援が財政リスクを増加させる可能性。
連邦政府による直接融資と融資保証も重大なリスク。
ファニーとフレディへの再建コストがGDPの3.5%相当になる可能性。
財源不足の社会保障プログラムが長期的圧迫の主因。」
などの発表をしました。
リスク回避の動意になりドル円が下落しました。
米財務次官補が、
「S&Pによる米国の見通しは米政府の指導力を過小評価している。
米政府の首脳部は財務面での試練に対応する。」
との見解を発表しました。
米大統領経済諮問委員会の委員長が、
「米政府と米議会は債務問題について合意に到達できると認識。
債務の上限は引き上げられる見通し。
S&Pによる債務見通しの判断は正しくない。」
などの見解を示しました。
米NAHB住宅市場指数(4月)は市場予想より弱い16になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「米国の格付けと格付け見通しには変更はない。」
との発表をしました。
格付け会社のS&Pが、
「米デフレリスクは後退。FRBはQE2を終了させることが可能。」
との見解を発表しました。
IMF国際通貨基金が、
「中国人民元は依然としてかなり過小評価されている。
ユーロと円の実質実効為替レートは中期的素因に一致。
米ドルは素因において過大の側にある。
過小評価通貨に対する米ドルの下落は経常赤字の削減に寄与。
新興国の資本流入への対応は不充分。」
などの見解を発表しました。
NYダウは前週末比−140.24ドルで取引を終えました。

<4月19日(火)>

日財務相が、
「財政規律守る姿勢を発信することが大切。
米国債は引き続き魅力ある商品だと思っている。」
などの認識を示しました。
豪RBA議事録では、
「強い企業投資と高水準の交易条件を考慮すると金融政策は適切。
失業率は安定。労働市場に関する見通しは楽観的。
内需は堅調なペースで成長。主要輸出品の価格は高水準が続く見通し。
天候による石炭生産の減少は予想より第1四半期のGDPを押し下げた。
製造業や観光業への投資にとっては豪ドル高が重石になる可能性。
日本の震災は足元の世界経済の見通しの不透明感を高めた。」
などが示されました。
市場反応は限定的でした。
主要通貨ペアがしばらく揉み合う展開になりました。
日経平均は前日比−115.62円で大引けました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ECBの政策金利は1.25%に利上げ後でもなお非常に低い。
債務再編にはとてもコストを要し多くの問題も生み出す。
支援プログラムは債務の持続可能性に基づくもの。
債務が持続不可能ならば支援は受けられない。
支援プログラムを受けている国は支払不能になっていない。
金利の正常化とは段階的な引き上げを意味する。」
との認識を示しました。
ユーロがしだいに堅調になりました。
他のドルストレート通貨ペアも徐々に堅調になっていきました。
ギリシャの地元紙が、EU筋による
「ギリシャは緩やかな債務再編は回避できない。」
との見解を記事として掲載しました。
市場反応は限定的でした。
中国人民銀行が、
「預金準備率の一段の引き上げの余地がある。
長期的な実質マイナス金利はインフレの管理にとって良くない。
CPI上昇率目標4%の達成は通年で大きな問題。
中国のGDP伸び率は通年で8%を上回る可能性。」
などの見解を発表しました。
欧消費者信頼感速報(4月)は市場予想より弱い−11.4%になりました。
独製造業PMI速報(4月)は市場予想より強い61.7に、
独サービス業PMI速報(4月)は市場予想より弱い57.7になりました。
欧製造業PMI速報(4月)は市場予想より強い57.7に、
欧サービス業PMI速報(4月)は市場予想とおりの56.9になりました。
欧経常収支(2月)は−95億ユーロになりました。
トリシェECB総裁が、
「(インフレの)二次的影響を容認しない。
現時点では二次的影響はみられないが注意する必要。
ギリシャは(債務再編ではなく)支援計画を適用すべき。」
などの認識を示しました。
欧州委員会が、
「ギリシャの債務再編は不可避との市場の見方を否定する。」
との発表をしました。
ギリシャの13週間物国債入札では、利回りが前回より高い4.10%、
応札倍率が前回より低い3.45倍になりました。
独財務省筋が「ギリシャ債務再編は不可避」との見解を示しました。
独公営銀行協会会長が、
「ギリシャの債務ヘアカットは独の銀行の終わりにはならない。」
との見解を示しました。
加消費者物価指数(3月)は市場予想より強い1.1%になりました。
加ドルが堅調に推移しました。
米ゴールドマン・サックスの第1四半期決算では、
純利益が前年同期比21%減の27.35億ドル、
順営業収入は前年同期比7%減の118.94億ドル、
1株利益は前年同期の5.59ドルを大きく下回ったものの
市場予想より強い1.56ドルになりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「債務再編は欧州の信頼性を損なう。
債務再編はないと市場に安心感を与える必要。」
との認識を示しました。
米住宅着工件数(3月)は54.9万件、米建設許可件数(3月)は59.4万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
前月に落ち込んでいた反動との観測があり市場反応は限定的でした。
ドル円が上げては下げる相場展開になりました。
加卸売売上高(2月)は市場予想より弱い−0.6%に、
加景気先行指標指数(3月)は市場予想より強い0.8%になりました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国は完全にAAA格付けを維持する。米国はネガティブではない。
我々は信頼感から恩恵を受けている。長期的な赤字への改革は必要。
米国は常に正しいことを実施している。」
などの見解を示しました。
NY金先物が1500ドルの史上最高値を更新しました。
NYダウは前日比+65.16ドルで取引を終えました。

<4月20日(水)>

日通関ベース貿易収支(3月)は市場予想より大幅に弱い1965億円、
日第三次産業活動指数(2月)は市場予想より強い0.8%になりました。
円安とドル安傾向の展開で主要通貨ペアが堅調に推移しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5294元の切上後最高値になりました。
豪第1四半期輸入物価指数は1.4%、同輸出物価指数は5.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
豪の財務相が「為替レートは高止まりする可能性。」
との認識を示しました。
午後からドル円が軟調傾向になりました。
ドルストレート通貨ペアの堅調は継続しました。
フィンランドの次期首相による
「EUのポルトガルへの救済支援は妨げない。」
とする声明が報道されました。
日経平均は前日比+165.79円で大引けました。
独生産者物価指数(3月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
スウェーデン中銀が政策金利を0.25%引き上げ1.75%としました。
英BOE議事録では、
「政策金利据え置きは6対3で決定。
デール委員とウィール委員が0.25%利上げを主張。
センタンス委員が0.50%利上げを主張。
資産買い入れ枠の据え置きは8対1で決定。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い入れ枠拡大を主張。
第4四半期の減速が一時的かどうかの判断は時期尚早の可能性。
データは様々で第1四半期の景気回復の状況は不透明。
利上げは消費者に悪影響を及ぼす可能性。
賃金の伸びは引き続き抑制。余剰生産能力がインフレを減速。
ユーロ圏から英国への大きなリスクが見られる。
CPIは短期的に5%を超えるリスクの可能性。」
などが示されました。
ポンドが一時下落する場面がありました。
スペインの10年債の入札では、
平均落札利回りが前回より高い5.472%、
応札倍率が前回より高い2.1%という結果になりました。
IMFのチーフエコノミストが、
「米国は財政赤字削減への信頼できる中期計画を欠いている。
ユーロ圏周辺国は生産性を大きく高めることや給与削減が必要。」
などの見解を示しました。
ギリシャ中銀が、
「経常赤字(2月)は前月より改善して19.59億ユーロ。」
との発表をしました。
ギリシャの財務相が、
「2013年末までに歳入150億ユーロを目指す。
ギリシャは債務再編を排除する。債務は完全に持続可能。
早期に市場に復帰できることを望んでいる。」
などの発言をしました。
米中古住宅販売件数(3月)は市場予想より強い510万件になりました。
カナダの首相が「インフレ指標を懸念している。」と発言しました。
キプロス中銀総裁が、
「インフレ上振れリスク拡大は金利の引き上げを正当化する可能性。
さらなる引き締めは経済データ次第。短期的なインフレ圧力は拡大。
長期的なインフレ期待は抑制されている。」
などの認識を示しました。
欧州の決済機関LCHクリアネットが、
「21日からポルトガル国債取引の証拠金を25%に引き上げる。」
との発表をしました。
ユーログループ議長が、
「EUの財政と経済政策は進展している。
アイルランドとポルトガルの状況は異なる。
ポルトガルの主要主問題は成長の喪失で、
アイルランドの主要問題は銀行セクターである。」
などの見解を示しました。
豪ドル米ドルが変動相場制の導入以降での最高値を更新しました。
格付け会社のS&Pが、
「米ファニーメイとフレディマックの
格付け見通しをネガティブに引き下げる。」
との発表をしました。
金やコーヒーなど商品市場が堅調になりました。
リスク選好が目立つ展開になりました。
NYダウは前日比+186.79ドルで取引を終えました。

<4月21日(木)>

人民元の対ドル基準値が1ドル6.5228元の切上後最高値になりました。
豪第1四半期生産者物価は市場予想より強い1.2%になりました。
ユーロドルなどドルストレート通貨ペアが堅調に推移しました。
ドル円は軟調傾向で推移しました。
日銀副総裁が、
「供給制約の回復時期の不確実性が高い。
原発事故の長期化による電力や風評被害に留意する必要。
震災後の資金供給で当座預金残高は量的緩和のピークの36兆円超。
世界経済については金融危機前の10年平均を上回り推移する可能性。」
などの認識を示しました。
OECD経済協力開発機構の事務総長が日本の財政について
「2011年度中に詳細な中期の財政健全化計画が必要。
債務残高安定へ消費税率20%相当まで引上げが求められる可能性。」
などの提案をしました。
ドルインデックスが3年半ぶりの低水準になりました。
日経平均は前日比+78.95円で大引けました。
独IFO景気動向(4月)は市場予想よりやや弱い110.4、
独IFO現況豹値(4月)は市場予想より強い116.3になりました。
独IFOのエコノミストが、
「ユーロ安の方が独輸出にはよいが、独の輸出見通しは非常に良好。
独金利水準はECBの利上げ後も好まく制動効果はないと予想。」
などの見解を示しました。
英小売売上高(3月)は市場予想より強い0.2%になりました。
ポンドが堅調傾向で推移しました。
米ドルは対スイスフランで最安値を更新するなど軟調が続きました。
トリシェECB総裁が、
「世界経済の回復は自律的になってきている。
先進諸国は深刻な問題を抱えている。米国は財政対処できると確信。
ギリシャの経済計画は不可欠。国際的な解決策が必要。
ECBの政策はユーロ圏全体を目的としている。
物価安定は第一の責務。現時点では二次的影響はみられない。
今後の利上げについては決定していない。
強い米ドルは国際社会すべての利益になる。」
などの認識を示しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い40.3万件になりました。
加小売売上高(2月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
ギリシャとポルトガルの国債利回りが過去最高になりました。
ユーロドルがやや軟調傾向になっていきました。
ポンドドルもしだいに軟調傾向になりました。
EU駐在の中国大使が、
「中国は外貨準備のポートフォリオの多様化のため、
ユーロ圏ソブリン債の購入を拡大する可能性。
EUの各国政府が投資の安全性を確保できることを願っている。」
との発言をしました。
格付け会社のS&Pが、
「エストニアの格付け見通しをポジティブに引き上げる。」
ことを発表しました。
米景気先行指標指数(3月)は市場予想より強い0.4%、
米フィラデルフィア連銀指数(4月)は、
市場予想よりかなり弱い18.5になりました。
英BOEのウィール政策委員が、
「英第1四半期GDPは予測よりも弱くなる可能性。
建設セクターが足かせになる可能性。
弱い生産データはサプライズ。
消費者物価指数(3月)の結果を深読みし過ぎてはいけない。
インフレ期待の低下は良いニュースである。」
などの見解を示しました。
米5年物インフレ連動債の入札では、
最高落札利回りが前回より高い−0.180%、
応札倍率は前回より低い2.57になりました。
NY金先物が1503ドル、NY原油が112ドル台前半まで上昇しました。
NYダウは前日比+52.45ドルで取引を終えました。

<4月22日(金)>

日政府が、
「11年度1次補正予算の財源は既定経費減額で捻出して、
歳出規模を4兆158億円として、追加国債発行は回避したい。」
との発表をしました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5156元の切上後最高値になりました。
中国商務省が、
「2011年は輸入の伸びが輸出の伸びを上回る見込み。
貿易収支は一段と均衡していく。」
との見通しを発表しました。
日民間調査の集計で、
「日鉱工業生産指数(3月)の推計予想の中央値が
リーマンショックの時以上の前月比−10.5%になり、
28日の日鉱工業生産指数(3月)が大きく落ち込む可能性がる。」
ことが報道されました。
ドル円が一時下げた後に反発して、
他の主要通貨ペアもレンジ内での上下動になりました。
日経平均は前日比−3.56円の9682.21円で週の取引を終えました。
ロンドン時間では主要通貨ペアがやや軟調に推移するも、
祝日であることで動意の薄い相場展開になりました。
仏政府関係筋が、
「4月26日にサルコジ仏大統領がECBへの声明を発する可能性。
ECB次期総裁に伊中銀総裁のマリオ・ドラギ氏を推す可能性。」
があることなどを示唆しました。
NY時間では主要通貨ペアがやや軟調に推移するも
祝日であることで動意薄の相場展開が続きました。
ユーロが最終盤にやや反発を見せました。
主要な経済指標の発表もありませんでした。
株式市場や債券市場や商品市場もお休みでした。

●今週の主な予定

<4月25日(月)>

※イースター・マンデーの祝日で、
 豪・NZ・香港・独・仏・スイス・英など
 オセアニアと欧州市場が休みになります。

朝8時50分に日企業向サービス価格指数(3月 前年比)、
夜11時に米新築住宅販売件数(3月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(4月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<4月26日(火)>

※豪市場がアンザック・デーで休みになります。

午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(2月)、
午後3時にスイス貿易収支(3月)、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(2月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(4月)、リッチモンド連銀製造業指数(4月)
深夜2時に米2年債入札、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<4月27日(水)>

午前10時にNBNZ企業信頼感(4月)、
午前10時半に豪第1四半期消費者物価、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(5月)、
午後5時半に英第1四半期GDP速報、
午後6時に欧鉱工業新規受注(2月)、
夜9時半に米耐久財受注(3月)、
深夜1時半に米FOMC政策金利、FOMC声明、
深夜2時に米5年債入札、
深夜3時15分からバーナンキFRB議長記者会見、
などの経済省が発表されます。
豪・英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(4月)の発表が予定されています。

<4月28日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(4月)、
朝8時半に日失業率(3月)、日有効求人倍率(3月)、
同朝8時半に全国消費者物価指数(3月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(3月)、
正午過ぎに日銀政策金利、
午後2時に日住宅着工戸数(3月 前年比)、日建設工事受注(3月)、
午後3時に日銀半期展望リポート公表、
同午後3時に独輸入物価指数(3月)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後4時55分に独失業者数(4月)、独失業率(4月)、
夜9時半に米第1四半期GDP速報、米第1四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第1四半期GDP価格指数速報、
同夜9時半に米第1四半期コアPCE速報、新規失業保険申請件数、
同夜9時半にシカゴ連銀全米活動指数(3月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(3月 成約)、
深夜2時に米7年債入札、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(日)・(独)・米の指標には注目です。

<4月29日(金)>

※日市場が祝日で休みになります。
※英国ではロイヤル・ウエディングで一部市場がお休みになります。

朝7時45分にNZ貿易収支(3月)、
午後3時に独小売売上高指数(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(4月)、欧業況判断指数(4月)、
同午後6時に欧消費者信頼感確報(4月)、欧鉱工業信頼感(4月)、
同午後6時に欧経済信頼感(4月)、欧サービス業信頼感(4月)、
同午後6時に欧失業率(3月)
午後6時半にスイスKOF先行指数(4月)、
夜9時半に米個人支出(3月)、米個人所得(3月)、
同夜9時半に米第1四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に米PCEコア・デフレータ
同夜9時半に加GDP(2月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(4月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(4月)、
深夜1時半からバーナンキFRB議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
(独)・欧・米・加の指標には注目です。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

4月18日に、格付け会社のムーディーズが「アイルランドの銀行の
格付けを2段階引き下げる。」と発表しました。
また、ギリシャの地元紙が、IMF筋の情報として「ギリシャが財務相
会合でEUとIMFに債務再編を要請。ガイトナー米財務長官がギリシャの
債務再編を支持。」との観測報道をしました。
ギリシャの2年債の利回りがユーロ導入後最高の20%に到達しました。
ギリシャの財務省がギリシャ地元紙の報道を否定しました。
そして、格付け会社のS&Pが「米国の格付け見通しを安定的から
ネガティブに修正。格付けは(最上位で)据え置きとする。」
と発表しました。
一方、格付け会社のムーディーズは「米国の格付けと格付け見通し
には変更はない。」との発表をしました。

4月19日に、ECBのシュタルク専務理事が「ECBの政策金利は1.25%に
利上げ後でもなお非常に低い。金利の正常化とは段階的な引き上げを
意味する。」との認識を示しました。
また、ギリシャの地元紙が、EU筋とする「ギリシャは緩やかな債務の
再編は回避できない。」との見解を記事として掲載しました。
そして、中国人民銀行が「預金準備率には一段の引き上げの余地。」
があるとの見解を発表しました。
欧州委員会が「ギリシャの債務再編は不可避との市場の見方を否定。」
するとの発表をしました。
ガイトナー米財務長官が「米国は完全にAAA格付けを維持する。
米国はネガティブではない。米国は常に正しいことを実施している。」
などの見解を示しました。
NY金先物が1500ドルの史上最高値を更新しました。

4月20日に、豪の財務相が「為替レートは高止まりする可能性。」
との認識を示しました。
また、IMFのチーフエコノミストが「米国は財政赤字削減への信頼
できる中期計画を欠いている。」との見解を示しました。
そして、欧州の決済機関LCHクリアネットが「21日からポルトガル国債
取引の証拠金を25%に引き上げる。」との発表をしました。
豪ドル米ドルが変動相場制の導入以降での最高値を更新しました。
格付け会社のS&Pが「米ファニーメイとフレディマックの格付け見通し
をネガティブに引き下げる。」と発表しました。
金やコーヒーなど商品市場が堅調になりました。

4月21日に、ドルインデックスが3年半ぶりの低水準になりました。
また、トリシェECB総裁が「世界経済の回復は自律的。先進諸国は
深刻な問題を抱えている。米国は財政対処できると確信。
ギリシャの経済計画は不可欠。国際的な解決策が必要。
ECBの政策はユーロ圏全体を目的としている。今後の利上げについては
決定していない。強い米ドルは国際社会すべての利益になる。」
などの認識を示しました。
ギリシャとポルトガルの国債利回りが過去最高になりました。
商品市場が堅調に推移しました。

4月22日に、人民元の対ドル基準値が1ドル6.5156元の切上後での
最高値になりました。
中国商務省が「2011年は輸入の伸びが輸出の伸びを上回る見込み。
貿易収支は一段と均衡していく。」との見通しを発表しました。
欧米の市場では祝日で動意の薄い相場展開になりました。

先週は、ドル円が週はじめから軟調傾向で推移して、週中に一時反発
を見せるも下落が続き、週後半に祝日前調整で下落一服になりました
が、週間では軟調な一週間になりました。一方、ユーロドルは週初に
大きく下落するも、その後は大きく反発上昇する展開になり、週後半
は祝日前調整で上昇が一服になりました。他方、豪ドル米ドルや
ポンドドルも週はじめには一時軟調になるも、その後は反発上昇する
展開になり、週後半は上昇が一服になりました。

ドル円では軟調傾向が続きましたが、ドルストレートではリスク回避と
リスク選好の綱引きで揺れる展開になるも、商品市場や株式市場の堅調
も後押しして、リスク選好が優勢の相場展開になりました。

さて今週ですが、週初はイースター・マンデーで、日米の市場を除き
オセアニアや欧州などの多くの市場が休みとなるため、本格的な動きは
25日の夜からとなりそうですが、週中27日には英第1四半期GDP速報や
米FOMCおよびバーナンキFRB議長記者会見、そして28日に米第1四半期
GDP速報などのイベントが控えていて、今週も相場がやや大き目に動く
可能性がありそうです。

円については、中期的には大震災によりまだしばらく日緩和策の継続
が余儀ない状況であることから円売り圧力は潜在していますが、
先週はドル円ではS&Pによる格付け見通しの引き下げや、欧州懸念に
よるリスク回避の円買いや米ドルインデックスの軟調を背景に、連休
のイースターを前にしたドル円の手仕舞いも後押して、円高が優勢と
なりました。クロス円では、ドルストレート通貨ペアの反発を背景に
円安傾向になる場面も見られましたが、ドル円で81円アラウンドまで
の円高になる可能性があると見る向きは少なくないようです。

ただ、今週はFOMCおよびFOMC声明と、初になるバーナンキFRB議長の
記者会見のイベントが控えていて、次第によってはイースター明けの
ドル円相場が変化する可能性もあり、同イベントが注目されます。
また、週後半は日本の連休を前にした調整にも注意が要りそうです。

一方、米ドルについては、米住宅関連指標など米指標の一部に改善が
見られたり、米アップルや米インテルの好決算などの好材料ある一方、
先週に出揃った米大手金融6機関の純営業収益は6金融機関ともに
減少していて冴えない収益力となっていることや、IMFが2011年の米
成長率の見通しを2.8%に下方修正していることで、米要人の発言は
交錯していますが、ハト派の見解の説得力と正当性が増してきている
と見る向きがあるようです。

ただ、一部には米ドルインデックスが3年半ぶりの低水準になるまで
にドル安が織り込まれてきていることや、欧州懸念などのリスク要因
も潜在していることから、リスク回避のドル買いになる可能性の指摘
も聞かれていて、27日の米FOMCおよびバーナンキFRB議長の記者会見、
そして28日の米第1四半期GDP速報が注目されます。

他方、ユーロについては、アイルランドの銀行の格下げや、ギリシャ
の債務再編への憶測やなどにより、ギリシャの2年債の利回りが
一時ユーロ導入後最高の20%に到達したり、ギリシャとポルトガルの
国債利回りが過去最高になるなど、金融市場でのリスク回避の動きが
高まる中にあって一時軟調になるも、ECBのシュタルク専務理事が
「ECBの政策金利は1.25%に利上げ後でもなお非常に低い。金利の
正常化とは段階的な引き上げを意味する。」と発言したこともあり、
ECBの利上げ期待が高まり、先週のリスク回避とリスク選好との激突
では、リスク選好が優勢となり、今週も株式や商品市場が堅調である
ことによるリスク選好度の高まりも後押しして、堅調傾向が続くと
見る向きが多いようです。

ただ、23日の報道によりますと、過日のG7財務相会合で米国が欧州の
危機回避対応が不充分として「より構造的で抜本的な対応が必要。」
と、欧州側に促していたこともあったようで、また、リスク回避と
リスク選好のポテンシャルがともにとても高いことから、どちらかに
傾くと動きがしばらく一方向に昂進しやすい状況でもあり、時折の
大き目の調整の可能性も秘めていて、注意は必要なようです。

また、豪ドルなど資源国通貨については、先週NY金先物が1503ドル、
NY原油が112ドル台前半まで上昇しているなどコモディティ市場の
堅調が続いていることや、世界経済自体は回復基調にあることや、
やがてのさらなる金利上昇への期待も根強いことから、高値警戒は
ありながらも中期的に堅調が続くと見る向きが優勢のようで、
時折、大き目の調整は経ながらも堅調基調が維持される可能性があり
押したところでは拾っていくことができそうです。

経済指標関連では、25日の米新築住宅販売件数(3月)、
26日の米S&Pケースシラー住宅価格(2月)に米消費者信頼感指数(4月)
27日の豪第1四半期消費者物価と英第1四半期GDP速報に
米耐久財受注(3月)と米FOMC政策金利にFOMC声明とFRB議長記者会見、
28日のNZ政策金利に米第1四半期GDP速報に第1四半期個人消費速報
29日のNZ貿易収支(3月)に欧消費者物価指数速報(4月)と加GDP(2月)、
などが注目され、27日と28日が特に注目されます。


さて今日は、シンプル思考のお話です。

欲望と恐怖とが渦巻く、ある意味、特異な相場の世界では、
一般とは異なっていることが多いものです。

もっと儲けようとグリードになって努力をし過ぎると、
過剰頻度のトレードになってしまって、

努力が逆に仇になり、少ない頻度のトレードの人よりも
収支結果が悪くなくなってしまうなどというのも、
よく聞く話ですし、

テクニカルの勉強をしたことで、
以前には見えていなかった抵抗線が強く意識され過ぎて、
エントリー恐怖症になってしまったなどいうのも、
よく聞く話ですね。

努力と勉強という一般には良いとされることが、
逆に作用することがあることはなんとも皮肉なことですが、

ときに相場の世界では逆思考が良い場合も少なくないようで、
これも相場の世界に特異な一面があるからなのかもしれません。

「もっと儲けるためにトレードを厳選してトレード数を抑える。」

ことは、スキャルピングを否定するものではないものの、
けっこう多くの著名トレーダーが口をそろえて言っているようで、

さしずめ「相場という特異な世界の処世術」といったものに
なるのかもしれませんね。

そして、テクニカルを勉強したことで、
それまで見えていなかった抵抗線が見え過ぎてしまって
エントリー恐怖症になってしまうことについては、

こんなことを言っていたベテラン・トレーダーがいました。

「何でもチャンスとみたら食らいつく、
 恐れを知らない初心の頃のポジポジ病が治りかける頃、
 けっこう多くのトレーダーがこのエントリー恐怖症に
 なるものだけど、これはある意味、成長の証でもあり、
 成長の過程であるともいえるものだと思うよ。」

「ただ、まだこの過程にあるときには、私にも経験があるけれども、
 頭の中が知識のカオスになっていて混沌としているはずだ。
 つまり、主客の認識や要略のプライオリティの整理が
 まだキチンとされていなくて頭の中がゴチャゴチャしていて、
 チャート分析の処理がうまくできていないんだよ。」

「つまり、テクニカル的なトレードの判断とは、
 最終的には3つに帰結するんだよ。
 『買う』『売る』『待つ』のたった3つだ。」

「どんなに複雑なテクニカル要素も最終的には
 この3に帰結されなくてはならないわけで、
 そのプロセスではシンプル化をしていく必要があって、
 『不要を捨てる』『情報の優劣を識別する』『主要認識する』
 などがとても大切になってくるんだよ。」

「一般には単純は劣るものとされ、複雑礼賛の風潮があるけれども
 相場では複雑を『買う』『売る』『待つ』の単純化まで
 集約できてこそ、はじめて価値のあるもの、
 つまり『結論』を得ることができることになるのだよ。
 いつも迷ってばかりいるということは、
 主客の認識ができていなくて、シンプル化のプロセスが
 まだ不全でキチンとなされていないということなんだよ。」

「あぁ、もちろん、現在の相場がレンジ性が強いのか、
 あるいはトレンド性が強いのかの判別なども、
 レンジとトレンドでは適用する手法が異なることがあるので
 これらの認識も必要だけれども、肝心なのはシンプル化と、
 最も大切なことの認識だ。」

「負け続けていた頃を思い出してみてご覧よ。
 『強く上昇しているのに反転を恐れ躊躇してロングしない。』
 『強く下落しているのに反転を恐れ躊躇してショートしない。』
 『大きく含み損となっているのに無理に頑張り耐えている。』
 これで勝てるわけがあるのだろうか、
 こんなんで口座が増えることがあるのだろうか。
 負けるべくして負けていたように思わないかい?」

「この反対が最も大切なことなのだよ。」

「あぁ、抵抗線は確かに意識すべきものさ。
 でも抵抗線には主要なものとそうではないものがあり、
 また、反転する可能性はあっても確定しているわけではない。
 抜けるか戻るかの分岐点であるだけだ。」

「著名トレーダーのイゴール・トシュチャコフがこんなことを
 その著書 " Beat the Odds in Forex Trading "で述べていたよ。
 いいかい…。
 『相場が現行の方向に動き続ける確率は、
  相場がすぐに反対方向へ転換する確率よりも高い』と、
 単純な言葉のようでありながらその意味は深い…。」

「そして、彼の言葉ではないが、こんな言葉を聞いたことが
 あるだろう。"Trend is your friend"、
 そうさ、意図的なダマシさえも企てる敵の多い相場の世界で
 トレンドこそが『友』というわけさ。」

「もちろん逆張りを否定するということではないけれども、
 大切なことは、トレンドが明確に認識されて
 たとえば上昇していれば素直に買うことだ。
 そして、含み損が増えてきたら素直に切ることだ。」

「これこそがトレードの単純にしてしかも要諦となることなのだ。」

「えっ? そんなこと言ったって反転したらどうするんだって?
 それも単純なことだ。損切りゃ良いんだよ。」

「チャートポイントを認識しつつ、
 待つべきところはしっかり待って、
 明確に上昇トレンドが認識されるときには勇気を持って買い。
 明確に下降トレンドが認識されるときには勇気を持って売り。
 そして、含み損となったときには切る。
 これがトレードですべきことの主要なんだよ。」

「そのためのチャート分析なのだ。
 あぁ、解っているさ。疑問が頭に渦巻いていることは…。
 これが心底解るようになるにはかなりの時間がかかるものさ。
 俺もそうだったから…。それはそれは長くかかったよ。」

「いいかい。行き詰ったら原点に戻るんだよ。
 忘れかけた肝心かなめの原点を再確認するんだよ。
 そうすれば道が見えてくるものさ。開けるものさ。
 トレーダーは原点に戻るたびに蘇ることができるんだよ。」

ふーん。

まぁ、直ぐに全ては納得できないけれど、

そういうものなのでしょうね…。



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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


FX 相場と止揚のお話


東京ではもう桜花散る季節になったのだそうで、
陽光まぶしく新緑が萌える季節になりますね。

●先週の気になる出来事

<4月11日(月)>

ドル円が市場オープンで上窓を空けての上昇スタートになりましたが、
東京時間から軟調になりました。
豪ドル円が一時2年7ヶ月ぶりに90円をつけた後に反落しました。
日機械受注(2月)は市場予想より弱い−2.3%になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5401元の切上後最高値になりました。
日銀地域経済報告では、
「9地域の景気判断で、7地域が下方修正、1地域が据え置き、
そして1地域で上方修正。生産は震災の影響で7地域で減少。」
などが示されました。
日経平均は前週末比−48.38円で取引を終えました。
OPECのイラン代表の理事の
「市場には石油供給不足はないが需要増や地域の危機拡大により、
石油価格は上昇すると予想される。」
との見解が報道されました。
東北関東地方でM7.1震度6弱の余震がありました。
市場が円買いとドル買いのリスク回避反応になりました。
NY連銀総裁が、
「システム上で重要な国際的銀行には資本の上積みを求めるべき。
米経済は原油価格により、ここ過去数ヶ月で減速している。
インフレ期待が抑制されなくなっている兆しは見られない。
米国における経済の緩みは欧州よりも大きい。
インフレの上昇に過剰反応しないことが重要。
早期金融引き締めに過度に意欲的になってはいけない。」
などの見解を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「2011年の日本の成長率見通しを1.4%に下方修正。
2011年の米国の成長率見通しを2.8%に下方修正。
2011年のユーロ圏の成長率見通しを1.6%。
2011年の英国の成長率見通しを1.7%に下方修正。
2011年の中国の成長率見通しを9.6%。
2011年の豪の成長率見通しを3.0%とする。
米国の雇用の改善ペースは期待外れ。」
などの予測等を発表しました。
IMFのチーフエコノミストが、
「世界経済には大幅な財政調整が必要。
スペインの銀行には深刻な問題はみられない。
スペインは正しいことを実施している。」
などの見解を示しました。
主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
ポンドはNY時間前半に一時堅調になりましたが、
その後に反落していきました。
イェレンFRB副議長が、
「商品価格高騰の影響は一時的の可能性。
商品価格の高騰は金融政策スタンスの変更を正当化しない。
米国の失業率は依然として上昇している。
緩和的な政策は引き続き適切。
6月末でのQEの終了はマーケットに影響を与えない可能性。
FRBによる国債売却はゆっくりと実施する必要。
米国の景気刺激策は段階的に引き揚げていく。」
などの見解を示しました。
シカゴ連銀総裁が、
「原油価格の高騰はインフレの拡大や、
FRBに政策変更を促すものではない。」
との認識を示しました。
福島原発の事故評価がレベル7に引き上げられました。
米アルコアの1-3月期決算では、
売上高が市場予想より弱い59.6億ドル、
1株当たり利益が市場予想より強い28セントになりました。
NYダウは前週末比+1.06ドルで取引を終えました。

<4月12日(火)>

英RICS住宅価格(3月)は市場予想よりやや強い−23%になりました。
東北と関東に大きな余震がありました。
ドル円を中心に主要通貨ペアが軟調になりました。
日銀議事録要旨では、
「震災によるリスク回避の高まりを防止するため基金増額が適当。
経済と物価情勢の先行きの不確実性が大きく高まっている。
電力の安定供給への懸念などで企業や家計マインドが悪化する可能性。
復興活動が経済押し上げる可能性はあるが規模や時期は不確実。
必要と判断される場合には適切な措置を講じていく。」
などの認識が示されました。
日経平均も軟調に推移しました。
NZの財務相が、
「地震費用から財政黒字への回帰は難しくなる。
2011年の財政赤字は160億NZドルを上回る可能性。
NZはやがては財政黒字を達成できる。」
などの見解を示しました。
日銀総裁が、
「震災後も長期金利は低位安定で国債発行は円滑。
原発リスクやマインド萎縮の経済活動への影響十分注意する。」
などの認識を示しました。
中国証券報が、
「中国の貿易赤字が継続したり貿易黒字の大幅縮小が続けば
金融引き締めの終了に通じることになる可能性。
中国の第1四半期の経済成長は9%を上回る可能性。
第1四半期のGDP成長率は9.5%の見通し。
第1四半期のインフレ率は5.0%の見通し。」
などの観測を報じました。
午後に入るとドル円が反発しました。
日経平均は前日比−164.44円で取引を終えました。
独消費者物価指数確報(3月)は市場予想とおりの0.5%になりました。
しだいにユーロドルなどドルストレートが反発しました。
ファンロンパイEU大統領が、
「ユーロ圏の債務危機拡大の脅威は大幅に低下。
ギリシャは財政調整を継続する必要。」
などの認識を示しました。
英消費者物価指数(3月)は0.3%、英小売物価指数(3月)は0.5%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英貿易収支(2月)は−67.76億ポンド、英DCLG住宅価格(2月)は0.7%と
ともに市場予想より強い結果になりました。
英指標発表後にポンドが急落する市場反応になりました。
独ZEW景況感調査(4月)は市場予想より弱い7.6、
独ZEW景況感調査現況(4月)は市場予想より強い87.1になりました。
ユーロの反発がしばらく継続しました。
マルタ中銀総裁が、
「インフレには不確実性があるがリスクは下方になる可能性。
金融政策の先行きに関して結論を急ぐ必要はない。
ECBの予測と一致するIMFの予測は中期的なインフレの鈍化を示す。」
などの見解を示しました。
中国の温家宝首相がスペイン債券の購入継続を表明しました。
格付け会社のフィッチが、
「中国の現地通貨建て格付け見通しをネガティブに変更する。」
と発表しました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ECBの政策金利はとても低水準。ECBは適切なペースで金利を調整。
非標準的措置は一時的なものである。
正常な流動性管理への回帰は正当化される。」
などの認識を示しました。
米輸入物価指数(3月)は市場予想より強い2.7%、
米貿易収支(2月)は市場予想より弱い−458億ドルになりました。
加新築住宅価格指数(2月)は市場予想より強い0.4%、
加国際商品貿易(2月)は市場予想より弱い0.3億加ドルになりました。
加BOCが政策金利を1.00%で据え置きました。
加BOC声明では、
「金利の引き上げは慎重に検討されるべき。
2011年のカナダの経済成長率予想を2.9%に上方修正。
2012年半ばまでにインフレターゲット2%を達成と予想。
新興国による需要が商品価格を押し上げている。
通貨高がカナダ経済には向い風でインフレに下押し圧力。」
などが示されました。
IMF国際通貨基金が、
「2011年の米財政赤字は主要国の中で最大になる可能性。
米国の赤字削減の遅れは財政への負担になる可能性。
米国の2011年の財政赤字はGDPの10.8%に増加。
日本の2011年の財政赤字はGDPの10%に達する見込み。
ユーロ圏諸国の市場環境は引き続き緊張状態にある。」
などの見解を発表しました。
米3年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い1.280%、
応札倍率は前回よりやや高い3.25%になりました。
米月次財政収支(3月)は予想よりは強い−1882億ドルになりました。
米FRBの公定歩合議事録では、
「12連銀中で10連銀が公定歩合の据え置きを主張。
ダラス・カンザスシティー連銀が公定歩合0.25%引き上げを要求。
商品価格の上昇は下方リスク。財政逼迫の悪化は下方リスク。
インフレは中期的に低水準にとどまると予想。」
などが示されました。
NYダウは前日比−177.53ドルで取引を終えました。

<4月13日(水)>

米セントルイス連銀総裁が、
「米FRB金融政策はQE2終了後にしばらく留まるべき。
バランスシートを高水準にとどめて長期間の文言は維持すべき。
FRBの引き締めが2011〜12年初頭に始まるとの予想は異様ではない。
債券の売却を先に行うことを支持したい。
いくつかの金融緩和は中断してもよいが、
現段階では明確な引き締め時期ではない可能性。」
などの見解を示しました。
日国内企業物価指数(3月)は市場予想より強い0.6%になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5369元の切上後最高値になりました。
中国経済紙が
「中国は4月15日か22日に預金準備率を0.50%引き上げる可能性。」
との観測報道をしました。
日銀の月例経済報告では、
「景気は震災の影響で基調判断を半年ぶりに下方修正。
先行きリスクに電力供給とサプライチェーン立て直しの遅れを追加。」
などが示されました。
東京時間では円が売り戻される展開になりました。
スペインの首相が、
「中国はスペイン国債全体の12%を超える購入をしている。
中国はスペイン国債の主な長期的投資家。」
との認識を示しました。
主要通貨ペアがしばらく反発しました。
独紙がダラス連銀総裁の
「インフレが制御できなくなるリスクと、
金融緩和が行き過ぎとなるリスクがある。」
などの見解を記事として報道しました。
日経平均は前日比+85.92円で取引を終えました。
独卸売物価指数(3月)は市場予想より強い1.3%になりました。
ギリシャの財務相が、
「債務再編は長期間ギリシャを債券市場から締め出すことになる。
政府は債務再編に反対している。経常収支は劇的に改善している。」
などの認識を示しました。
スイス生産者輸入価格(3月)は市場予想とおりの0.4%になりました。
豪ドルなど資源国通貨が堅調傾向で推移しました。
英失業保険申請件数推移(3月)は予想より弱い0.07万人になりました。
英失業率(3月)は市場予想とおりの4.5%になりました。
欧鉱工業生産(2月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
ともに市場反応は限定的でした。
格付け会社のS&Pが、
「ギリシャの公的債務の再構成では50〜70%の債務削減もあり得る。」
との見解を発表しました。
米JPモルガン・チェースの第1四半期決算では、
純利益が55.55億ドル(前年同期比67%増)、1株利益が1.28ドルと
ともに市場予想より強い結果になり、
純営業利益は252.21億ドル(9%減)などになりました。
米小売売上高(3月)は市場予想よりやや弱い0.4%になりました。
市場反応は限定的でしたが、
その後、主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
(次期ECB総裁候補に目されている)ドラギ・イタリア中銀総裁が、
「利上げ後もなお金融政策は緩和的。
金融政策はインフレリスクを考慮する必要。
ECBは緩和的な金融政策の解除時期と手段を検討中。」
などの発言をしました。
米企業在庫(2月)は市場予想より弱い0.5%になりました。
独地元紙が、
「独政府は2011年のGDP見通しを2.3%から2.6%へ引き上げを検討。」
との観測報道をしました。
加BOC金融政策報告では、
「通貨高が輸出と成長を抑制。インフレリスクはほぼ均衡。
2011年第1四半期のGDPは年率で4.2%と予想。
政策金利の引き上げは慎重に検討すべき。
金融政策は徐々に引き締めていく。中国経済には過熱感の兆候。
2011年の加経済成長率を2.9%と予想。
カナダドルの想定レートをパリティーから1.03ドルに修正。」
などが示されました。
加BOC総裁の記者会見では、
「通貨に対する向かい風が加経済の重要な問題。
将来における重要なファクターの1つは通貨高。
新興市場国での過熱が世界経済に対する主要なリスク。
カナダ経済は2012年中ごろまでに潜在成長率へと回帰。
指標を見るにマーケットではリスク回避の低下の可能性。」
などの見解が示されました。
加ドルが軟調傾向で推移しました。
オバマ米大統領が、
「12年以内に4兆ドルの赤字削減を目指す。
国防費を除く裁量的支出を抑え23年までに7700億ドル削減を目指す。
メディケアとメディケイドに関連した支出も23年までに4800億ドル、
33年までにはさらに最低1兆ドル超を削減を目指す。
富裕層減税の廃止を改めて訴える。
2014年までに財政目標を達成できない場合、
幅広い分野で強制的な削減に踏み切る。」
などの方針を示しました。
米長期金利が低下しました。
独の財務相が、
「ギリシャの債務が持続可能かどうか分析結果を待っている。
持続可能に疑問が呈されればなんらかの措置が必要。」
との認識を示しました。
ギリシャ国債の利回りが(リスク回避で)過去最高に上昇しました。
主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
米10年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い3.494%、
応札倍率が前回より低い3.13になりました。
豪RBA総裁が、
「低金利を過度に続ける事はリスクにつながる。
豪が資本規制を導入する可能性は極めて低い。」
などの認識を示しました。
米地区連銀経済報告では、
「経済活動は全般に引き続き改善。
多くの地区で雇用市場は力強さを増してきた。
多くの地区で緩やかながら景気は拡大。
小売売上は10地区で小幅に拡大。幾つかの地区では不透明性が高い。
住宅市場は全ての地区で低水準のままほぼ変わらっていない。」
などが示されました。
NYダウは前日比+7.41ドルで取引を終えました。

<4月14日(木)>

独連銀総裁が、
「銀行に対する無制限の流動性供給は長期的な解決策にはならない。
非伝統的措置を段階的に解消していく必要。
健全な財政なく低金利を継続することは困難。
物価の安定を政策の優先課題に位置づける必要。
さらなる利上げは今後のデータで決まるが、
2011年の追加利上は正当化される可能性。」
などの認識を示しました。
セントルイス連銀総裁が、
「出口戦略は金利ではなく資産売却で開始すべき。
QE2後に経済は予測より強まった。インフレは上向きに転換。
FRBの次の行動は緩和策の引き揚げ。
第1四半期GDPは予測よりも弱くなる可能性。
労働市場は強さを増してきている。」
などの見解を示しました。
英ネーションワイド消費者信頼感(3月)は予想より強い44でした。
BRICS会合の共同声明では、
「BRICS諸国は広範な国際準備通貨システムを支持。
世界経済は緩やかに回復。不透明性に直面。
主要国はマクロ経済政策での協調を進めるべき。
過度の商品価格変動は世界経済の回復へのリスク。」
などが示されました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5339元の切上後最高値になりました。
香港のフェニックステレビが15日に予定されている中国経済指標で
「3月鉱工業生産が前年比14.8%増、3月小売売上が高前年比17.4%増
3月CPI昇率が前年比5.3%〜5.4%、3月CPIは前月比0.2%低下。」
など関係者の談話としてリーク報道をしました。
円高とドル安傾向での相場の推移になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ギリシャが債務再編になった場合は同国の銀行に破綻を招く。
債務再編はギリシャの経済に破壊的な影響を与える。
ギリシャはIMFとEUとの民営化との合意を維持すべき。
さらなる政策金利引き上げは経済とインフレの状況しだい。
ユーロは他の主要通貨に対し実質ベースで10%下回っている。
小国に政策を合わせるのは誤り。
低水準の政策金利は、もはや正当化されない。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比+12.74円で取引を終えました。
ECBの4月の月報では、
「金融政策のスタンスは依然として緩和的。
経済情勢はポジティブだが不確実性は高まっている。
インフレの上振れリスクを注意深く監視。
最重要課題は(インフレの)二次的影響の回避。」
などが示されました。
独地元紙が
「IMFやEU当局の6月監査においてギリシャの債務持続性に疑いが
持たれた場合は何がしかの対処をしなければならない。」
との独財務相の見解を記事として掲載しました。
独経済相が、
「ギリシャ経済は競争力が充分ではない。」
との認識を示しました。
ユーロが軟調になるなどリスク回避傾向の相場展開になりました。
アルルランドの中銀が、
「2011年のアイルランドのGDP成長率は+0.9%(0.1%下方修正)。
2011年のアイルランドのCPI上昇率は+2.2%(1.4%の上方修正)
2011年のアイルランドの失業率は14.3%。」
などの見通しを発表しました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「アイルランドへの緊急流動性支援を永久に持続はできない。
ECBがアイルランドの銀行にGDPの最大100%の流動性を
供給しているのは健全なことではない。」
との見解を表明しました。
ギリシャ政府の報道官が、
「債務再編は行わない。EUとIMの財政プログラムを堅持する。」
との発表をしました。
米新規失業保険申請件数は41.2万件、
米生産者物価指数(3月)は0.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米長期金利が低下しました。
ガイトナー米財務長官が、
「米議会が債務上限を引き上げると確信している。
(米議会が)デフォルトのリスクを許容するのは無責任なこと。
財政が優先的な政策課題。世界経済は緩やかに回復。
市場は米国の財政状況へ信頼をおいている。
米国には増税の余地がある。」
などの認識を示しました。
NY時間に入ると主要通貨ペアが堅調傾向に転じて推移しました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「金利の引き上げが遅すぎればインフレの脅威に直面する可能性。」
との認識を示しました。
レーン欧州委員が、
「ユーロ圏は危機から力強く脱しつつある。
ユーロ圏の債務危機が全て消え去ったとはいえない。
ユーロ圏は債務削減に迅速な行動が必要。
ユーロを守るために必要なことを実施する用意がある。
債務再編はギリシャの債務問題の解決にはならない。
ギリシャの債務再編については決定はおろか議論すらない。」
などの発言をしました。
日銀総裁が、
「日銀による復興債券の購入には強く反対する。
復興債券を購入すれば円に対する信任が損なわれる。」
との見解を示しました。
米30年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い4.531%、
応札倍率が前回より低い2.83になりました。
米下院が385億ドルを削減した2011年度予算を可決しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「FRBのバランスシートの縮小は避けられない。
インフレ期待は上昇。現時点でデフレの脅威はない。
商品価格の上昇は他の価格にも影響与え始める可能性。
年内に利上げが必要になる可能性。」
などの見解を示しました。
タルーロFRB理事が、
「QE3を含めた将来的なFRBの金融政策について
事前判断はしたくないがQE2を縮小する必要はない可能性。」
との認識を示しました。
米グーグルの1-3月期決算では、
売上高が市場予想より強い65.4億ドル(一部項目除外)、
調整後の1株利益は市場予想より弱い8.08ドルになりました。
NYダウは前日比+14.16ドルで取引を終えました。

<4月15日(金)>

キプロスの中銀総裁が、
「ギリシャの債務再編は不可避なことではない。
債務再編をすることはギリシャにとって利益が少ない。
ギリシャは経済成長のために改革を実行する必要。
ユーロの危機ではない。利回り上昇は信頼の回復を反映。
さらなる追加的な進展は信頼回復にとって絶対に必要。
(現在の)ECBの金利は緩和的」
などの見解を示しました。
リッチモンド連銀総裁が、
「FRBが6月以降に量的緩和を停止するかどうかはデータしだい。
インフレが加速する前に引き締めを行うべきである。」
などの認識を示しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5301元の切上後最高値になりました。
中国の経済指標の発表では、
「第1四半期実質GDPが前年比で9.7%、
消費者物価指数(3月)が前年比で5.4%、
生産者物価指数(3月)が前年比で7.3%、
鉱工業生産(3月)が前年比で14.8%、
小売売上高(3月)が前年比で17.4%、」
と、ほぼ昨日の香港のフェニックステレビのリーク報道のとおり、
いずれも市場予想より強い結果になりました。
金融引き締め観測で豪ドルがしばらく軟調に推移しました。
主要通貨ペアがしだいに軟調傾向になっていきました。
中国の国家主席が、
「中国経済には依然として不均衡がある。
消費の役割を拡大して貿易収支の均衡を目指す。
中国は経済体制の転換を継続する。」
などの発言をしました。
日経平均は前日比−62.40円の9591.52円で週の取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「アイルランドの格付けを2段階引き下げて見通しをネガティブ。」
にすると発表しました。
ユーロがしだいに軟調傾向を強めていきました。
英BOEのセンタンス金融政策委員が、
「今年、英インフレは5%を上回る可能性。
英インフレはポンド安で悪化する可能性。
利上げによるポンド上昇は好ましいないわけではないが、
利上げを先送りすることは後々に影響を与える。
ポンドが必要以上に弱くなったことを懸念している。
英住宅市場の弱さは持続する可能性。」
などの見解を示しました。
欧消費者物価指数(3月)は1.4%、欧貿易収支(2月)は−24億ユーロと、
ともに市場予想よりは強い結果になりました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「原油高がスタグフレーションをもたらす可能性。
ギリシャはプログラムを堅持する必要。」
などの認識を示しました。
ギリシャの首相が、
「改革は数年前から着手するべきであった。
改革についてはイースター後に詳しく説明する。
中期経済計画は今後数週間以内に策定する。」
などの発表をしました。
バンク・オブ・アメリカの第1四半期決算では、
純利益が前年同期比36%減の20.49億ドル、
1株あたり利益が市場予想よりかなり弱い0.17ドルになりました。
欧州委員会とECBとIMFが、
「アイルランドのプログラムは順調に進展。
確固たる政策の実施が重要。銀行の資本増強は大きなステップ。
アイルランドは財政目標を充足している。」
などの共同声明を発しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「FRBの年内引き締め開始は考えられないことではない。
米経済に新たな衝撃がない限り次の量的緩和はないと見ている。
年間3.5%の成長は可能。雇用の数字には勇気づけられる。
深刻なインフレは差し迫ってはいない。」
などの見解を示しました。
米消費者物価指数(3月)は市場予想とおりの0.5%、
NY連銀製造業景気指数(4月)は予想よりかなり強い21.70になりました。
米ネット長期TICフロー(2月 対米証券投資)は、
市場予想より弱い269億ドルになりました。
米鉱工業生産(3月)は市場予想より強い0.8%、
米設備稼働率(3月)は市場予想とおりの77.4%になりました。
ガイトナー米財務長官が、
「G7による3月の為替介入(円売り介入)はリスクを抑制した。
G7による為替介入は非常に重要なことであった。」
との見解を示しました。
独の財務相が、
「市場は私のギリシャに対するコメントを誤解した。」
との火消し発言をしました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(4月)は、
市場予想より強い69.6になりました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャの債務再編は選択肢の一つにはなっていない。」
との認識を示しました。
シカゴ連銀総裁が、
「今年に利上げするとの主張があれば驚き。
食品とエネルギー価格の上昇は一時的。
QE2はスケジュール通り完遂するであろう。」
との見解を示しました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「債務再編は正当化されない。
ギリシャとアイルランドはプログラムを遵守するべき。
周辺国の状況はユーロ圏の経済成長に影響与えない可能性。
ユーロ圏の第1四半期は良好。ECBはインフレ抑制のために行動。
ECBは追加利上げについてまだ決めてはいない。」
などの認識を示しました。
G20財務相・中央銀行総裁会議の声明では、
「経済回復は拡大して自律的になりつつある。
中東と北アフリカと日本の出来事が経済の不透明性を高めた。
G20は世界的な不均衡を測る参考指標で合意。
不均衡の分析では為替レートと金融政策の枠ぐみを配慮する。
商品デリバティブ市場を適切な規制と監視の対象とする必要。
世界のエネルギー供給には需要に見合う余剰能力がある。
日本の経済の回復力を確信。」
などが示されました。
G20は今後、世界経済の不均衡を詳しく分析して、
世界経済の安定を損ねかねない国に是正策の助言をすることになり、
11月のカンヌ首脳会議で具体的な行動計画を定めることになりました。
COMEX金(6月限)が1486ドルの史上最高値になりました。
NY原油(WTI)は109ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウが前日比+56.68ドルの12341.83ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<4月18日(月)>

朝7時45分にNZ第1四半期消費者物価指数、
朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(4月)、
夜9時に米シティ・グループ第1四半期決算発表、
夜9時半に加国際証券取扱高(2月)、
夜11時に欧消費者信頼感速報(4月)、
同夜11時に米NAHB住宅市場指数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
NZの指標には注目です。

<4月19日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録、
午後2時に日消費者態度指数(3月)、
午後3時に日工作機械受注確報(3月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(4月)、独サービス業PMI速報(4月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(4月)、欧サービス業PMI速報(4月)、
午後5時に欧経常収支(2月)、
午後6時に欧建設支出(2月)、
午後7時半に米バンク・オブ・メロン第1四半期決算発表、
午後8時に加消費者物価指数(3月)、
夜9時に米ゴールドマン・サックス第1四半期決算発表、
夜9時半に米住宅着工件数(3月)、米建設許可件数(3月)、
同夜9時半に加景気先行指標指数(3月)、加卸売売上高(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(独)・加・米の指標には注目です。
また、米株式市場クローズ後に米インテルの
第1四半期決算発表が予定されています。

<4月20日(水)>

朝5時半に米IBM第1四半期決算発表、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(3月)、日第三次産業活動指数(2月)
午前9時半に豪Westpac先行指数(2月)、
午前10時半に豪第1四半期輸入物価指数、豪第1四半期輸出物価指数、
午後3時に独生産者物価指数(3月)、
午後5時半に英BOE議事録、
夜9時に米ウェルズ・ファーゴ第1四半期決算発表、
夜11時に米中古住宅販売件数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<4月21日(木)>

午前10時半に豪第1四半期生産者物価指数、
昼12時にNZクレジットカード支出(3月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(2月)、日景気先行CI指数確報(2月)
午後5時に独IFO景気動向(4月)、独IFO現況評価値(4月)、
午後5時半に英小売売上高(3月)、
午後8時15分に米モルガン・スタンレー第1四半期決算発表、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加小売売上高(2月)、
(米株式市場の取引開始前に米GEの第1四半期決算発表)
夜11時にフィラデルフィア連銀指数(4月)、米景気先行指標指数(3月)
同夜11時に米住宅価格指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・独・英・米・加の指標には注目です。

<4月22日(金)>

※イースターで、豪・NZ・香港・独・仏・スイス・英・加など
 主要市場が休みになります。米も株式と商品市場が休みです。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

4月11日に、IMF国際通貨基金が「2011年の日本の成長率見通しを
1.4%に下方修正。2011年の米国の成長率見通しを2.8%に下方修正。
2011年のユーロ圏の成長率見通しを1.6%。2011年の英国の成長率の
見通しを1.7%に下方修正。」などの予測を発表しました。
また、イェレンFRB副議長が「商品価格高騰の影響は一時的の可能性。
商品価格の高騰は金融政策スタンスの変更を正当化しない。米国の
失業率は依然として上昇している。緩和的な政策は引き続き適切。
米国の景気刺激策は段階的に引き揚げる。」との見解を示しました。
福島原発の事故評価がレベル7に引き上げられました。

4月12日に、東北と関東に大きな余震がありました。
ファンロンパイEU大統領が「ユーロ圏の債務危機拡大の脅威は大幅に
低下。ギリシャは財政調整継続の必要。」などの認識を示しました。
また、中国の温家宝首相がスペイン債券の購入継続を表明しました。
そしてECBのシュタルク専務理事が「ECBの政策金利はとても低水準。
ECBは適切なペースで金利を調整。」などの認識を示しました。
加BOC声明では「金利の引き上げは慎重に検討されるべき。」などが
示されました。
また、IMF国際通貨基金が「2011年の米財政赤字は主要国の中で最大
になる可能性。赤字削減の遅れは財政への負担になる可能性。」
などの見解を発表しました。

4月13日に、格付け会社のS&Pが「ギリシャの公的債務の再構成では
50〜70%の債務削減もあり得る。」との見解を発表しました。
また、イタリア中銀総裁が「利上げ後もなお金融政策は緩和的。
金融政策はインフレリスクを考慮する必要。ECBは緩和的な金融政策
の解除時期と手段を検討中。」などの発言をしました。
そして加BOC金融政策報告では「政策金利の引き上げは慎重に検討。
金融政策は徐々に引き締めていく。カナダドルの想定レートを
パリティーから1.03ドルに修正。」などが示されました。
また、独の財務相が「ギリシャの債務が持続可能かどうか分析結果を
待っている。持続可能に疑問が呈されればなんらかの措置が必要。」
との認識を示しました。
そして豪RBA総裁が「低金利を過度に続ける事はリスクにつながる。」
との認識を示しました。
また、オバマ大統領が「12年以内に4兆ドルの赤字削減を目指す。」
などの財政削減の施政方針を発表しました。

4月14日に、独連銀総裁が「さらなる利上げは今後のデータしだい。
2011年の追加利上は正当化される可能性。」との認識を示しました。
また、香港のフェニックステレビが15日に予定されている中国の
経済指標のリーク報道をしました。
そしてECBのビニスマギ専務理事が「小国に政策を合わせるのは誤り。
低水準の政策金利はもはや正当化されない。」と認識を示しました。
また、ギリシャ政府の報道官が「債務再編は行わない。EUとIMの財政
プログラムを堅持する。」との発表をしました。
そしてガイトナー米財務長官が「米議会が債務上限を引き上げると
確信している。デフォルトのリスクを許容するのは無責任なこと。」
との認識を示しました。
また、レーン欧州委員が「債務再編はギリシャの債務問題の解決には
ならない。ギリシャ債務再編については決定はおろか議論すらない。」
との発言をしました。

4月15日に、中国の経済指標の発表ではほぼ香港のフェニックステレビ
のリーク報道のとおりの市場予想より強い結果になりました。
また、格付け会社のムーディーズが「アイルランドの格付けを2段階
引き下げて見通しをネガティブ。」にすると発表しました。
そして欧州委員会とECBとIMFが「アイルランドのプログラムは順調に
進展。確固たる政策の実施が重要。銀行の資本増強は大きなステップ。
アイルランドは財政目標を充足している。」と共同声明を発しました。
独の財務相が「市場は私のギリシャに対するコメントを誤解した。」
との火消し発言をしました。

先週は、ドル円が週間では軟調傾向で推移して、また、ユーロドルは
上げては下げる上下動になるもやや軟調傾向で推移して、ポンドドルも
上下動の相場展開になりました。そして豪ドル米ドルは週前半で軟調に
なりましたが週半ばから後半にかけて値を戻す相場展開になりました。
ドル円の軟調が目立つとともに、ユーロドルなどドルストレート通貨
ペアがリスク選好とリスク回避の綱引きで揺れる展開になりました。

円については、日銀の金融政策が大震災によりまだしばらく緩和策の
継続が余儀ない状況であることによる対欧米との金利差の拡大は依然
として続いて中期的な円安観測は根強いものの、先週は日原発事故が
レベル7に引き上げられたことや欧州懸念の再燃が見られて、リスク
回避が優勢となり円が買われました。

ドル円では日足でMA21の分岐点に到達したことで下抜けるかあるいは
反発するか今後の展開が注目されますが、今週は金利差とリスク回避
の綱引きとなりそうながら、イースターを前にした一旦の手仕舞いも
後押しして、(やや円高優勢の)揉み合いと見る向きがあるようです。

一方、米ドルについては、ここのところ市場予想に対してやや弱さが
見られる米経済指標ながら中には市場予想よりも強い結果となる指標
も散見されているとともに、ベージュブックでは米経済の緩やかな
回復が示され、また米要人の見解も交錯していて読みにくい状況とは
なっていますが、タカ派とハト派の意見を総合的に見ますと、QE2は
6月末まで縮小なしに続行して、利上げ時期はその後の状況を見て
決めていく、という結論に徐々に収斂しているようにも感じられ、
また、11日にIMFが2011年の米国の成長率見通しを2.8%に下方修正し
ていることや、オバマ米大統領が「4兆ドルの赤字削減を目指す。」
と緊縮財政の施政方針を打ち出していることから、積極的なドル買い
にはなり辛いとして、引き続きドル・インデックスの軟調傾向が続く
と見る向きがあるようですが、今週は週末のイースターを前にした
リスク選好への一旦の手仕舞いも後押しして、ドルストレートでは
一時ドル買戻しの動きになる可能性があると見る向きもあるようです。

他方、ユーロについては、ギリシャの10年物国債利回りが昨年の
ギリシャ・ショック時よりも高い過去最高の14%台にまで上昇して
いて、金融市場でリスク回避が昂進していることに加え、先週は
15日に格付け会社のムーディーズが「アイルランドの格付けを2段
階引き下げて見通しをネガティブとする。」と発表したことや、
独財務相の発言により燻っていたギリシャの債務再編への懸念が
再燃するなど、リスク回避と、利上げ期待のリスク選好とが、
真っ向からぶつかり合う相場展開になりましたが、中期的なユーロ
の上昇期待は根強いものの、週末のイースターを前にして、一旦の
手仕舞いで調整の動きが優勢ななると見る向きがあるようです。

また、しばらくの間は顕在化しない可能性がありそうですが、6日に
独フィナンシャル・タイムズ紙が「ギリシャが債務借り換えができず
債務再編が必要になる懸念が浮上。複数のユーロ圏政府の関係者が
債務再編は排除できないとコメント。」などの記事を掲載したことや、
13日に格付け会社のS&Pが「ギリシャの公的債務の再構成では50〜
70%の債務削減もあり得る。」との見解を発表したことや、先週13日
の独財務相の「ギリシャの債務が持続可能かどうか分析結果を待って
いる。持続可能に疑問が呈されればなんらかの措置が必要。」との
発言もあり、(その後、独財務相発言は火消しされましたが) 内々には
ギリシャの債務再編も一応の検討がされていることが覗えて、また、
2010年10-12月期はギリシャとポルトガルがともにマイナス成長であっ
たことから、将来的には大きなリスク回避の動きとなる芽をはらんで
いる可能性があり、一応の注目はしておいてもよさそうです。

また、豪ドルなど資源国通貨については、金や原油など商品市場の
堅調と世界経済の回復期待を背景に中期的な堅調期待は根強いよう
ですが、今週末のイースターを前に一旦の調整懸念もささやかれて
いるようで、基調は堅調ながらも、思惑の交錯で上下動となる
可能性がありそうです。

経済指標関連では、18日のNZ第1四半期消費者物価指数、
19日の豪RBA議事録と加消費者物価指数(3月)に米住宅着工件数(3月、
20日の英BOE議事録と米中古住宅販売件数(3月)、
21日の独IFO景気動向(4月)と米新規失業保険申請件数に
加小売売上高(2月)とフィラデルフィア連銀指数(4月)などが
注目されます。


さて今日は、相場と止揚のお話です。

「止揚(しよう)」という言葉はヘーゲルという哲学者が
弁証法の中で用いた言葉のようですが、

一般的には矛盾と思われることを発展的に統合させること、
などという意味で用いることがあるようです。

この止揚の発展的な統合にいたる前段には
矛盾した背反する問題があるわけですが、

およそ世の中での何がしかの判断では
「考えるまでもなく、これしかない」という物事よりも、
この「止揚」を要することは多いようです。

たとえば、

経済危機となった場合には財政出動をしたほうが良いようだが、
政府の懐具合も良くはなく、また増税も簡単にできるものでもなく、
財政出動の財源の調達をどうしたらよいか…、

などという政府によくある問題も止揚を要するものですね。

よくあるパターンでは、
急を要する経済の救命のためにまずは国債を発行して急場を凌ぎ、
そして「時間軸」という要素を加えて、財政を徐々に規律させていく、
などという止揚が(考慮)されることがあります。

ところで…、

相場でも止揚的に思考して行かなくてはならないことがありますね。

「損小利大」という絶対則と思えるようなことも、

あまり損小に過ぎると(ストップを小さくし過ぎると)
相場のちょっとした振動的ブレでしばしば損切りとなって
損切り貧乏になることがあり、(苦笑)

そして、無理した利大はせっかくの含み益を
大きく放出してしまうこともときにはあるもので、

「ボラティリティ」という要素を加え、止揚的に考えて、
ときに「適損利中」くらいが良い場合も少なくないようです。

また、フーサイン・ハーネカー氏のように、
日々、たった10Pipsの獲得のために選びに選んだ状況で、
「ここぞ!」というところでのみトレードして、

「高勝率」という要素を加え、リスク20Pipsでリワード10Pipsという、
リスクリ・ワード比が逆転した損大利小となる状況で、
現実に億万長者になった人もいて、

ほとんど黄金律に近い「損小利大」も
どうやら絶対則とまではいえないのかもしれません。

そのほかにも、獲得Pipsの目標は大きいほど良いというのも、

当然ながら、いつもビビリのエグジットをしていては、
負けトレードとなるときにコツコツ増やした利益を吐き出して
いつまでたっても口座資金が増えないことになりがちではあっても、

かと言って、大き過ぎる獲得Pipsの目標は
期せずして過剰トレードを誘発することになって、
ボラティリティのあまり高くない状況などでは、
目標達成への意志でポジポジ病になってしまうことがあり、

トレーダーの中には、

「1万通貨単位での100Pipsの利益と
 10万通貨単位での10Pipsの利益は等価であるのだから、
 あまり無理した大きな獲得Pipsの目標を立てるよりも、
 目標利益に対して口座資金を増強させて、
 自身のトレード技能にあった現実的な獲得Pipsを目指す方が
 目標利益獲得の実現性がよほど高いんじゃないのかな。」

「それに、口座資金10万円に対して
 最大1万通貨のトレードをするならば、
 (口座資金100万円なら最大で10万通貨単位)
 日々、勝ち負けトータルのアベレージで+20Pipsでも、
 年間で口座資金が4倍以上になることも知る必要があると思うよ。」

ということで、目標利益獲得のためには
「口座資金量」という要素を考えるべきと主張する人もいるようです。

また、チャンスは多いほど良いということも、

確かにチャンスが少な過ぎるのは困りものですが、(苦笑)

プロフィット・ファクターが
「総利益÷総損失」であることを考えますと、

総利益の増大のためにチャンスを得て行くことは大切なものの、
ときにダボハゼのように何でも食らいついてトレードしていては、
逆に負けトレードを増産することもありがちなことで、

総損失を少なくすることがプロフィット・ファクターの
向上につながる視点も考えますと、

負けのほうにもフォーカスして、
総損失を減少させるという要素を加えて、

トレードを厳選してトレード数を抑えることも
大切になることがあるようです。

トレーダーの中には、

「俺もそうだったけど、だいたい皆トレードし過ぎなんだよな。
 悪いことは言わないよ。トレードすべきところを良く選んで、
 今までのトレード数を半分以下にしてみなよ。
 何よりも効果のあるトータル収支向上の特効薬になると思うよ。」

と、しみじみ経験談を語る人もいます。(笑)

こうして見ますと、相場にも「考えるまでもなく、これしかない」
ということはあまりないように思えますが、

(適所での両建てやナンピンは別になる可能性はあるものの)

損切りの必要性を否定するまっとうな意見は聞いたことがなく、

絶対がない相場の世界では、

損切りだけは、止揚的な思考の必要のない
かなり絶対則に近いものなのかもしれませんね。



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19時間より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 曲がり屋のお話


米2011会計年度の暫定予算が期限切れ寸前で合意になり、
米政府機関の一時閉鎖が回避されることになりましたね。

●先週の気になる出来事

<4月4日(月)>

2日にIMFが、
「リパトリの流れが円押し上げている兆候は見られていない。
また、独誌の報じたギリシャ債務再編観測の記事を否定する。」
などの見解を発表しました。
3日に新華社が、
「北京市内の新築住宅販売件数が前期比40%減少した。」
との報道をしました。
日銀による震災後の短観では、
大企業製造業業況判断DIが6、中小製造業業況判断DIが−6、
大企業非製造業業況判断DIが7、中小非製造業業況判断DIが−19、
などの結果なりました。
主要通貨ペアが小幅で揉み合う相場展開になりました。
日経平均は前週末比+10.50円で取引を終えました。
英建設業PMI(3月)は市場予想より強い56.4になりました。
欧生産者物価指数(2月)は市場予想とおりの0.8%になりました。
ドル円がしばらく小幅な軟調傾向での推移になりました。
多くの通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
豪ドルはやや軟調な相場展開になりました。
米オバマ大統領が大統領選への出馬の意向を示しました。
米アトランタ連銀総裁が、
「米消費支出は収入に対し慎重だが緩やかな拡大は継続。
インフレは緩やかなペースが続く可能性。」
などの見解を示しました。
トリシェECB総裁が、
「物価安定がECBの指針になる。
財政再建策と経済統合の強化がユーロ圏には必要。」
などの認識を示しました。
ギリシャの財務相が、
「2011年から2012年には債券を発行したい。
ギリシャは債務再編を計画などしていない。」
との発言をしました。
格付け会社のフィッチがブラジルの格付けを引き上げました。
ドル円がやや反発する展開になりました。
豪ドル米ドルなどドルストレートがやや軟調傾向で推移しました。
アイルランドの財務省が、
「財政赤字(前年赤字39億ユーロ)が2011年3月末で70.66億ユーロ。」
になったことを発表しました。
IMFのストロスカーン専務理事が、
「欧州は財政とソブリン債務問題への包括的な解決策が必要。
金融セクターは規制の大幅なオペが必要。
今年の世界経済の成長は約4.5%と予想している。
ギリシャの債務再編拒絶を支持している。」
などの見解を示しました。
米シカゴ連銀総裁が、
「6000億ドルのQE2は正しい規模。
米国が流動性の罠から抜け出しつつある兆候が見られる。
雇用は以前よりも良いが毎月30万人の雇用者数増が必要。
インフレは非常に低い。利上げが2012年になっても驚きではない。」
などの見解を示しました。
NYダウは前週末比+23.31ドルで取引を終えました。

<4月5日(火)>

バーナンキFRB議長の講演では、
「国際的に決算機関の監視を強化する必要。
決算機関の金融健全性が金融安定化の鍵になる。
インフレに対し監視が必要。インフレは世界的な需給逼迫が原因。
インフレの昂進は一時的となる可能性。
米が成長鈍化や危機にならないために米財政問題に対処する必要。」
などの認識が示されました。
一時、ドル買い反応になりましたが、
金融政策と景気見通しの言及がなく市場反応は限定的でした。
NZの財務相が、
「RBNZに追加利下げが必要ならば驚きである。
商品価格の上昇と貯蓄率の上昇が見られる。
NZの経済見通しは非常に良好である。」
などの認識を示しました。
豪貿易収支(2月)は市場予想より弱い−2.05億豪ドルになりました。
豪ドルがしばらく軟調傾向で推移しました。
豪RBAが政策金利を4.75%で据え置きました。
豪RBA声明では、
「世界経済は引き続き拡大。現在の金融政策は適切。
インフレはターゲットに一致。豪ドル高でインフレは抑制。
世界的な金融状況は依然として緩和的。雇用の伸びは緩やか。
豪の交易条件は高水準。民間投資は上向。
復興のための生産と再建が需要を押し上げる可能性。」
などが示されました。
日経平均は前日比−103.34円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルドガルの格付けを引き下げ、見通しをネガティブにする。
EUメンバー諸国がポルトガルに資金を提供することを想定している。
新政権は資金調達の達成が緊急の課題であると考えている。
ポルトガルが支援を要請する可能性のほうが高いと認識。」
などの発表をしました。
ユーロがしばらく軟調傾向で推移しました。
独サービス業PMI確報(3月)は市場予想とおりの60.1になりました。
欧サービス業PMI確報(3月)は市場予想より強い57.2になりました。
英サービス業PMI確報(3月)は予想よりかなり強い57.1になりました。
ポンドが堅調傾向で推移しました。
欧小売売上高(2月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
OECD経済協力開発機構のエコノミストが、
「ECBには金利を引き上げる大きな理由がある。
債務問題を抱える諸国にもECB利上げは大きな影響にならないだろう。
米国の量的緩和の終了は米成長率や雇用の改善次第になる。」
などの見解を示しました。
中国人民銀行が政策金利を0.25%引き上げ3.25%としました。
豪ドルがしばらく軟調傾向で推移しました。
格付け会社のフィッチが、
「ソブリン格付け引き下げによりポルトガル6銀行を格下げする。」
との発表をしました。
米ISM非製造業景況指数(3月)は市場予想より弱い57.3になりました。
ドルが売られる市場反応になりました。
ユーロが反発して上昇しました。
ドル円は一時反落しましたが円が売られ再上昇していきました。
メドレー・リポートが、
「ECBは金利の漸進的な正常化へ声明文の文言を変更すると予想する。」
との見解を発表しました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国は人民元の上昇を中国に働きかけている。
信頼感は景気回復に重要で支出を削減する必要があるが、
政府機能の閉鎖にならないため議会は債務上限を引き上げる必要。
米住宅市場は依然として危機にある。」
などの見解を示しました。
アイルランドの首相が、
「アイルランドの銀行にとってECBの流動性供給は重要。」
との認識を示しました。
米FOMC議事録では、
「今年、緩和を弱める金融政策が正当化される可能性(メンバー数名)、
2011年以降も緩和スタンスが必要との意見(メンバーの一部)、
完了期限前に債券買い入れの調整は予想していない(メンバー複数)、
インフレ期待の動向を注視することが重要。
インフレ上昇は一時的の可能性が高い。
コアインフレは引き続き抑制されている。
労働市場はより緩やかに改善すると予想。
中東・北アフリカ・日本での出来事は経済見通しに不透明性を加える。
様々な経済動向の可能性への潜在的な出口戦略を計画。
インフレ期待の大幅な上昇は物価を上昇させる可能性。」
などが示されました。
ややドル買いが見られましたが市場反応は限定的でした。
NYダウは前日比−6.13ドルで取引を終えました。

<4月6日(水)>

人民元の対ドル基準値が1ドル6.5496元の切上後最高値になりました。
円が軟調に推移してドル円やクロス円が堅調になりました。
豪住宅ローン(2月)は市場予想より弱い−5.6%になりました。
スイスSNBの理事が、
「通貨高局面の経済には慎重な政策が必要。
経済見通しは引き続き良好だがスイス経済は鈍化モードにある。
スイスフラン高は輸入インフレからの保護になる。
ECBの利上げはSNBの政策に影響を与える可能性があるが、
輸出業者と国内経済での異なる状況が金融政策を限定させる。」
などの見解を示しました。
日景気一致CI指数確報(2月)は106.3、
日景気先行CI指数確報(2月)は104.2と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
IMFのストラスカーン専務理事が、
「スペインはどのような金融支援も必要としていない。」
との認識を示しました。
ユーロが堅調傾向で推移しました。
日経平均は前日比−31.18円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの7銀行を格下げする。」
と発表しました。
英ハリファックス住宅価格(3月)は予想より弱い0.1%になりました。
スイス消費者物価指数(3月)は市場予想より強い0.6%になりました。
スイスフランが堅調になりました。
英鉱工業生産(2月)は市場予想よりかなり弱い−1.2%になりました。
ポンドが一時軟調になりました。
独フィナンシャル・タイムズ紙が、
「ギリシャが債務借り換えができず債務再編が必要になる懸念が浮上。
複数のユーロ圏政府の関係者が債務再編は排除できないとコメント。」
などの記事を掲載しました。
欧第4四半期GDP確報は市場予想とおりの0.3%になりました。
独製造業受注(2月)は市場予想より強い2.4%になりました。
ポルトガルの国債入札では、
「6ヵ月物の平均利回りが前回よりかなり高い5.117%、
同応札倍率が前回より低い2.3倍。
12ヵ月物平均落札利回りが前回よりかなり高い5.902%、
同応札倍率が前回より高い2.6倍。」
などの結果になりました。
アトランタ連銀総裁総裁が、
「年内での金融引き締めに傾いてはいない。
期待していたよりインフレは安定している。QE2の完遂を支持する。
(まだ)金融政策の方向を反転させる時期ではない。」
などの見解を示しました。
ユーログループ議長が、
「ユーロの為替レートはやや過大評価されている可能性。
ユーロは危機にはないが個別の国が債務危機に直面。
ユーロ圏全体が問題の影響を受けている。」
などの認識を示しました。
加Ivey購買部協会指数(3月)は市場予想より強い73.2になりました。
加ドルが堅調傾向で推移しました。
スペインの財務相が、
「財政目標を堅持。2011年の歳入見通しは達成の見込み。
スペインの失業者数は500万人には達しない見込み。
失業予測を改善するために尽力する。
ポルトガルは金融支援を求めてはいない。」
などの見解を示しました。
ポルドガルがついにEUに支援を要請しました。
ポルドガルの首相が、
「議会の緊縮財政策否決で財政状況や資金調達環境が悪化。
支援交渉で最善の条件の獲得を目指す。」
との発言をしました。
ポルトガル支援要請では市場反応は限定的でした。
世銀総裁が、
「リビアの混乱で原油価格に対する懸念がしばらく続く可能性。」
との認識を示しました。
NY金先物が史上最高値を更新して、
NY原油先物も約2年半ぶり高値を更新しました。
レーン欧州委員が、
「ポルトガルのEU支援の要請は責任ある行動。」
との認識を示しました。
バローゾ欧州委員長が、
「ポルトガルの要請はできる限り早急に対応する。」
と発言しました。
IMF国際通貨基金が、
「ポルトガルから金融支援の要請はまだ受けていないが、
要請があればポルトガルへの支援の用意はある。」
との発表をしました。
NYダウは前日比+32.85ドルで取引を終えました。

<4月7日(木)>

人民元の対ドル基準値が1ドル6.5456元の切上後最高値になりました。
豪雇用者数変化(3月)は3.78万人、豪失業率(3月)は4.9%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
一時、豪ドル米ドルが変動為替相場移行後の最高値を更新しました。
米議会の予算案を巡る協議が難航しているとの報道がありました。
日銀が政策金利を市場予想とおり0.10%で据え置きました。
日銀声明では、
「被災地金融機関向け低利融資の総額1兆円を決定。
日本経済は震災の影響で生産面を中心に下押し圧力の強い状態。
景気の先行は下押し状態が続いた後に緩やかに回復経路に復す見込み。
震災が日本経済に及ぼす影響は不確実性が大きい。
金融市場は全体として安定している。」
などが示されました。
日経平均は前日比+6.56円で取引を終えました。
LCHクリアネットが、
「ポルトガル国債の証拠金をさらに15%引き上げる。」
と発表しました。
日銀総裁の記者会見では、
「社債買い入れの限度額見直しが必要とは考えていない。
サプライチェーンの寸断は6〜7月には解消の見込み。
被災地の金融機関向け貸し出しは5月中に開始。
震災により一部商品に短期的な物価上昇の可能性。
リーマンショック後のような需要の蒸発は起きていない。」
などが示されました。
スペインの財務相が、
「市場はポルトガルとスペインの差異を認識している。
スペインの状況はポルトガルより優位にある。」
などの認識を示しました。
独鉱工業生産(2月)は市場予想より強い1.6%になりました。
ユーロはイベントを控えて調整の傾向で推移しました。
英BOEが政策金利を市場予想とおり0.50%で据え置き、
資産買い入れ枠も2000億ポンドで据え置きました。
ポンドが一時軟調になりました。
欧ECBが市場予想とおり政策金利を0.25%引き上げました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い38.2万件になりました。
加住宅建設許可(2月)は市場予想よりかなり強い9.9%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「金融政策は非常に緩和的。
インフレ圧力は幅広い増大をもたらしてはいない。
中期的インフレ見通しへのリスクは上向き。
インフレを非常に注意深く監視。
インフレ率の上昇が二次的影響をもたらさないことが重要。
金利決定は全会一致。連続的な利上げの始まりではない。
財政の持続可能性に対する信頼感強化が重要。
利上げはユーロ圏全体の信頼感の維持につながる。
ECBはポルトガルのEU支援要請の決定を歓迎。」
などが示されました。
ユーロは上下動の後に一時軟調になりましたが、
その後、反発に転じました。
オーストリア中銀総裁が、
「ポルトガルとギリシャを比較はできない。
ポルトガルが支援を求める最後のユーロ圏の国になると認識。
利上げは正常化への小さな一歩。
利上げは経済成長に影響を及ぼさないと認識。」
などの発言をしました。
東北地方で震度6強の余震がありました。
リッチモンド連銀総裁が、
「インフレのリスクは高まっている。経済とインフレ見通しにより、
年末までの利上げには確実なまでの可能性がある。」
との見解を示しました。
米消費者信用残高(2月)は予想より強い76.2億ドルになりました。
NY金先物が史上最高値を更新して、
NY原油先物が2年半ぶりに110ドル台まで上昇しました。
NYダウは前日比−17.26ドルで取引を終えました。

<4月8日(金)>

豪政府がSGXシンガポール取引所によるASX豪証券取引所買収の
拒否を決定しました。
日国際経常収支(2月)は1兆6410億円、
日国際貿易収支(2月)は7233億円と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5420元の切上後最高値になりました。
ドル円やユーロドルなど主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
米予算案の合意が難航しました。
日景気ウォッチャー調査(3月)の現状判断指数が27.7になり、
前月比で20.7ポイント低下しました。
日銀月報(4月)では、
「当面、生産面を中心に下押し圧力が強い状態続く。」
との観測が示されました。
スイス失業率(3月)は市場予想とおりの3.4%になりました。
ECBのコンスタンシオ副総裁が、
「ポルトガルによる支援要請はユーロ圏の安定に繋がる。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比+177.15円の9768.08円で週の取引を終えました。
独経常収支(2月)は89億ユーロ、独簿益収支(2月)は121億ユーロと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
独輸出(2月)は市場予想より強い2.7%になりました。
レーン欧州委員が、
「ポルトガルの支援要請を歓迎する。
スペインは大胆で野心的な政策を行っている。
スペインの債務水準はEU平均を下回っている。
スペインに支援が必要ではないことは明らかである。」
などの見解を示しました。
スペインの財務相が、
「スペインは赤字削減に強い決意を表明。
ポルトガルは(ユーロ圏で)支援を要請する最後の国になる。」
との認識を示しました。
英生産者仕入価格(3月)は3.7%、英生産者出荷価格(3月)は0.9%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ポンドは上昇した後に一時軟調になりました。
加雇用ネット変化率(3月)は市場予想より弱い−0.15万人、
加失業率(3月)は市場予想とおりの7.7%になりました。
加ドルが軟調傾向で推移しました。
ユーログループ議長が、
「ポルトガルの救済プログラムには厳しい融資条件が付帯する。
ポルトガルの救済プログラムは6月半ばまでに実行される。
ポルトガルの救済プログラムはユーロ圏の安定を保護する。
ポルトガルの救済プログラム全体の金額は未定。」
などの認識を示しました。
トリシェECB総裁が、
「昨日の発言に付け加えることはないが、
米ドルが強い通貨であることは重要。
(ユーロ諸国の)資本再構成については各政府次第。
ポルトガルには野心的な財政調整が必要。」
などの発言をしました。
アトランタ連銀総裁が、
「昨年の第4四半期より今年の第1四半期は景気が減速。
米経済は脆弱。インフレ上昇は一時的。現行の金融政策は適切。
FRBは財政政策のため金融政策を利用すべきではない。」
などの認識を示しました。
加住宅着工件数(3月)は市場予想より強い18.88万件になりました。
米卸売在庫(2月)は市場予想とおりの1.0%になりました。
ECBのトゥンペルグゲレル専務理事が、
「金融政策は先手を打って行動する必要。
ユーロ相場はECBの目標ではない。」
などの認識を示しました。
米予算案の合意の難航に米ドルが次第に軟調になっていきました。
ダラス連銀総裁が、
「FRBは債券買入プログラムを早期に終了させる必要がある可能性。
インフレの衝撃は世界的に高まっている。
FRBの緩和策の延長は投機の愚かな行為を助長させる可能性。」
などの見解を示しました。
レーン欧州委員が、
「景気回復は自律的になりつつあるが経済の回復は一様ではない。
EUでの金融の修理を完成させることが不可欠。
ポルトガル支援の3分の2をEUで3分の1をIMFと概算している。」
との見解を示しました。
NY金先物が1474.10ドルになり4日連続で史上最高値を更新しました。
NY原油(WTI)は2年半ぶりの高値の112ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−29.44ドルの12380.05ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<4月11日(月)>

朝8時50分に日機械受注(2月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(2月)、
午後6時15分からNY連銀総裁の講演、
深夜1時15分からイェレンFRB副議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
ハト派の米要人の発言が注目されます。

<4月12日(火)>

朝8時01分に英RICS住宅価格(3月)、
朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録(要旨)、
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(3月)、豪NAB企業信頼感指数(3月)、
午後3時に日工作機械受注速報(3月)、
同午後3時に独消費者物価指数確報(3月)、
午後5時半に英消費者物価指数(3月)、英小売物価指数(3月)、
同午後5時半に英商品貿易収支(2月)、英DCLG住宅価格(2月 前年比)、
午後6時に独ZEW景況感調査(4月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(4月)、
夜9時半に米貿易収支(2月)、米輸入物価指数(3月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(2月)、加新築住宅価格指数(2月)、
夜10時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜2時に米3年債の入札、
深夜3時に米月次財政収支(3月)、
などの経済指標が発表されます。
英・(独)・米・加の指標には注目です。

<4月13日(水)>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感(4月)、
朝8時50分に日国内企業物価指数(3月)、
午後3時に独卸売物価指数(3月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(3月)、
午後5時半に英失業率(3月)、英失業保険申請件数推移(3月)、
午後6時に欧鉱工業生産(2月)、
夜9時半に米小売売上高(3月)、
夜11時に米企業在庫(2月)、
夜11時半に加BOC金融政策報告、
深夜2時に米10年債の入札、
同深夜2時から豪RBA総裁の講演、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
英・(欧)・米・(加)の指標には注目です。

<4月14日(木)>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(3月)、
午前10時半に豪新車販売台数(3月 前年比)、
午後5時にECB月例報告、
夜9時半に米生産者物価指数(3月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加製造業出荷(2月)、
深夜2時に米30年債の入札、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。
また、この日からG20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。

<4月15日(金)>

午前11時に中国消費者物価指数(3月)、中国生産者物価指数(3月)、
同午前11時に中国小売売上高(3月)、中国鉱工業生産(3月)、
同午前11時に中国第1四半期実質GDP、中国第1四半期景況感指数、
午後1時半に日鉱工業生産確報(2月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(3月)、欧貿易収支(2月 季調済)
夜9時半に米消費者物価指数(3月)、米NY連銀製造業景気指数(4月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(2月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(3月)、米設備稼働率(3月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(4月)、
などの経済指標が発表されます。
中国・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

4月4日に、ECB総裁が「物価安定がECBの指針。財政再建策と経済
統合の強化がユーロ圏には必要。」などの認識を示しました。
また、格付け会社のフィッチがブラジルの格付けを引き上げました。
そして、米シカゴ連銀総裁が「6000億ドルのQE2は正しい規模。
インフレは非常に低い。利上げが2012年になっても驚きではない。」
などの見解を示しました。

4月5日に、バーナンキFRB議長が「インフレに対し監視が必要。
インフレは世界的な需給逼迫が原因。インフレの昂進は一時的になる
可能性。米財政問題に対処する必要。」などの認識を示しました。
また、格付け会社のムーディーズが「ポルドガルの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブにする。」との発表をしました。
そして、中国人民銀行が政策金利を0.25%引き上げ3.25%としました。
また、米FOMC議事録では「インフレ期待の動向を注視することが重要。
インフレ上昇は一時的の可能性が高い。コアインフレは引き続き抑制。
労働市場はより緩やかに改善すると予想。」などが示されました。

4月6日に、IMFのストラスカーン専務理事が「スペインはどのような
金融支援も必要としていない。」との認識を示しました。
また、独フィナンシャル・タイムズ紙が「ギリシャが債務借り換えが
できず債務再編が必要になる懸念が浮上。複数のユーロ圏政府の関係者
が債務再編は排除できないとコメント。」などの記事を掲載しました。
そして、ポルドガルがついにEUに支援を要請しました。
また、ユーログループ議長が「ユーロの為替レートはやや過大評価され
ている可能性。ユーロは危機にはないが個別の国が債務危機に直面。」
などの認識を示しました。

4月7日に、日銀総裁が「サプライチェーンの寸断は6〜7月には解消
の見込み。リーマンショック後のような需要の蒸発は起きていない。」
などの認識を示しました。
また、欧ECBが市場予想とおり政策金利を0.25%引き上げました。
トリシェECB総裁の記者会見では「中期的インフレ見通しへのリスクは
上向き。インフレ率の上昇が二次的影響をもたらさないことが重要。
連続的な利上げの始まりではない。」などが示されました。

4月8日に、ECBのコンスタンシオ副総裁が「ポルトガルによる支援の
要請はユーロ圏の安定に繋がる。」との認識を示しました。
また、レーン欧州委員が「スペイン債務水準はEU平均を下回っている。
スペインに支援が必要ではないことは明らか。」との発言をしました。
そして、トリシェECB総裁が「米ドルが強い通貨であることは重要。
(ユーロ諸国の)資本再構成については各政府次第。」と発言しました。

4月9日(日本時間)に、米2011会計年度の暫定予算が期限切れ寸前で
合意になり、米政府機関の一時閉鎖が回避されることになりました。

先週は、ドル円が週半ばまで堅調傾向で推移した後に週後半から
揉み合う相場展開になり、週末のNY時間に軟調になりました。
また、ユーロドルは週初と週後半に一時軟調になるも、週間では
全般に堅調傾向で推移しました。そしてポンドドルも堅調傾向での
推移になりました。また、豪ドル米ドルも週初に一時軟調になるも、
週間では全般に堅調に推移して変動為替相場移行後の最高値をつけ
ました。主要通貨ペアが概ね堅調に推移した一週間になりました。

さて今週ですが、欧州が利上げになり、また米要人の発言には
意見の相違が見られるものの米利上げ期待がある中にあって、
円については、日銀の金融政策が大震災によりしばらく緩和策の継続
が余儀ない状況にることによる対欧米との金利差の拡大観測や、
欧州懸念の後退によるリスク回避の緩和観測に加えて、日本経済が
復興需要が本格化するに到るまではしばらく低迷するとの観測等で、
円が売られやすい地合いが継続すると見る向きが今週も優勢となり
そうですが、日本からの海外投資があるとともに、日本の株式市場の
割安感から外資による日本への投資が活発になりつつあるようで、
外貨流入による円転需要もあり、時折、調整も伴う円安傾向での
推移になる可能性がありそうです。

一方、米ドルについては、米要人のタカ派発言とハト派発言が錯綜
していて、米金融政策が引き締めに軸足を移す時期について市場も
読み切れないでいる状況も覗えますが、懸念されていた米2011会計
年度の暫定予算が期限切れ寸前で合意になり、米政府機関の一時閉鎖
が回避されることになったことで、先週末のドル売りは今週はじめに
少し巻き戻される可能性がありそうです。ただ、米株式市場が上昇
一服となっている中で、11日の午後6時15分からNY連銀総裁の講演が
あるとともに、深夜1時15分からイェレンFRB副議長の講演があること
で、両氏ともにハト派であるたけに、ドル売りの市場反応の可能性が
あり、一応の注意は必要なようです。

他方、ユーロについては、先週6日にポルトガルがEUに支援要請を
したことでデフォルトに対するリスク懸念が後退して、いわゆる
(一旦の)「悪材料出尽くし」となったことに加えて、先週7日の
利上げ後の事実売りもこなして、ユーロドルでは週足レベルの節目
も超えてきたことや、トリシェECB総裁は「連続的な利上げの始まり
ではない。」と一応の釘を刺すも、ECBのトゥンペルグゲレル専務
理事が「金融政策は先手を打って行動する必要。」と今後の更なる
利上げを暗にほのめかようにも取れる発言をしていることもあり、
今後の利上げ期待でユーロの先高観測は根強いようです。

ただ、6日にユーログループ議長が「ユーロの為替レートはやや
過大評価されている可能性。」と発言していていることや、
8日にトリシェECB総裁が「米ドルが強い通貨であることは重要。」
と発言していることから、今後、欧州要人からユーロ高への不快感
を匂わす発言がある可能性があるとともに、6日に独フィナンシャル
・タイムズ紙が「ギリシャが債務借り換えができず債務再編が必要に
なる懸念が浮上。複数のユーロ圏政府の関係者が債務再編は排除でき
ないとコメント。」などの記事を掲載していることから、欧州の債務
懸念は燻り続けているようで、また、週初は米2011会計年度の暫定
予算が期限切れ寸前で合意になったことによる「ドル売りの巻き戻し」
の可能性もあそうで、ユーロドル堅調傾向はしばらく続きそうながら
時折の調整は経ることになりそうです。

そして、今のところ顕在化はしていないようで余談とはなりますが、
欧州のPIIGS諸国のポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、
スペインのうち、ギリシャ、アイルランドに続き、ついにポルトガル
もEUとIMFに救済要請したことで、(少し将来にはなりそうですが)
銀行のストレステストの出揃った後、次の投機攻撃のターゲットは
8月と10月にそれぞれ200億ユーロを超える大量の国債償還を迎える
ユーロ圏で4番目の経済規模で20%の失業率のスペインとの噂がある
ようです。10月で退任されるトリシェECB総裁の後任の人選とともに、
今後の金融市場の動向が注目されます。

また、ポンドについては、インフレ兆候はありながらも英BOE自体は
まだ引き締めスタンスに軸足を移すに至っていませんが、やがては
利上げするとの市場観測があるようで、思惑が主導であることで調整
の振幅が大きめとはなりがちでも、堅調傾向で推移すると見る向きが
多いようです。週初のポンドルでは米2011会計年度の暫定予算が期限
切れ寸前で合意になったことによる「ドル売りの巻き戻し」の影響も
注目されます。

そして、豪ドルなど資源国通貨については、10日(日)の中国経済指標
の結果や、15日の中国経済指標の結果に影響を受けそうですが、
原油や金などコモディティ市場が堅調であることや世界経済の回復を
背景に、高値警戒はありながらも堅調傾向がまだ続く可能性があると
見る向きが多いようです。なお、調整となった場合には上げ続けた
反動で調整は深いと見る向きが一部にはあるようで、商品市場と中国
の経済指標も睨みながらのトレードとなりそうです。

経済指標関連では、12日の英消費者物価指数(3月)と米貿易収支(2月)、
そして加BOC政策金利に加BOC声明、
13日の英雇用統計(3月)に米小売売上高(3月)と米地区連銀経済報告、
14日の米生産者物価指数(3月)と米新規失業保険申請件数、
15日の中国経済指標に米消費者物価指数(3月)と米鉱工業生産(3月)と
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(4月)などが注目されます。

また、今週から11日のNY株式市場のクローズ後のアルミ大手のアルコア
を初めとして、JPモルガン・チェース(13日)や米グーグル(14日)など、
米主要企業の第1四半期の決算発表が始まりますので、米株式市場の
動向のほうも注目されます。

いったんレンジ性向の相場展開になる可能性もありそうですので、
機敏にトレードしていきたいものです。


東日本大震災から早くも1ヶ月がたとうとしています。 m(_ _)m

大きな余震も続いていますが、被災された地域でも
夏祭りを行おうとのお話があるとのことで、
復興の御輿(みこし)で勇気が湧くことを願っています。


さて、今日は漫談「曲がり屋」のお話です。

面白話の即席漫談ですので、
どうぞ怒らないで笑い飛ばしてくださいね。

ところで、

相場の諺(ことわざ)に「当たり屋につけ」というのがありますね。
勝負事や相場で当たっている人と同じ目を張るというやり方です。

この「当たり屋につけ」というのは、
江戸時代に常勝将軍といわれた博徒の親分が、
死に際に一の子分に伝えたといわれる秘伝と言われています。

「いいか。よく聞くんだ…。
 バクチてぇのはなぁ、胴元が一番儲かるようにできている。
 だからバクチは打つもんじゃねぇ。賭博を開帳するのが一番だ。」

「…。」

「そして、もしもお前が旅に出て、バクチを打つ時は、
 場を見渡して、一番勝っている奴のとおりに打つんだ。
 これが俺がバクチで財を成した秘訣だ。」

「…。」

「いいか。そしてそいつの目が落ちて負けだしたら、
 またグルリと場を見渡して、一番勝っている奴を見つけるんだよ。
 誰彼の勝ち負けがはっきりしない時は、遊んで時を待つんだ。
 勝負てぇのは理屈じゃねぇ…、運のいい奴が勝つんだよ。」

まぁ、FXは丁半バクチとは違って、運の要素よりも、
技能と情報の要素が強いのですが、
「当たり屋につけ」はけっこう役立つことがあります。

私はあまりお奨めはしていませんが、
現代では、さしづめ好調なサイン配信を乗り換えながら
相乗りのトレードをするようなものですね。

同様なものに、まぁ、選択肢の多い競馬などでは使えませんが、

上げる下げるの択一勝負では
「曲がり屋の逆につけ」というのがあります。

この「曲がり屋」とは、勝負事に不思議なくらい
ことごとく負けてしまう人のことをいいますが、

中には、凄まじい「曲がり屋」さんがいるものです。

たとえば、2台空いているパチンコ台があって、
どちらに座ろうか思案をすれば、
その人の座った台では決して出ずに
必ずといってよいほど座らなかった方の台がまず出ます。

そして、その人があきらめて台を去ると、
次に座った人がドル箱を積みます。(苦笑)

また、FXや株式などのトレードをすれば、
その人が買えば必ずといってよいくらい下落して、
その人が売れば必ずといってよいくらい上昇します。

曲がり屋さんでも、トップクラスでは、(苦笑)
負け率9割の人もいるくらいで、
しかも、不思議なことに安定的に負けとなります。

曲がり屋さんが、レンジと見て逆張れば相場はブレークする。
曲がり屋さんが、ブレークと見て順張れば相場はレンジに舞い戻る。
曲がり屋さんが、堪えて損切りしないと含み損が増大する。
曲がり屋さんが、損切れば相場はあざ笑うように反転する。
曲がり屋さんが、慎重になっていると相場は良く動く…。

曲がり屋さんになってしまっている原因は様々ですが、

ある曲がり屋さんは、一時、ドル円の売りで儲けたものの、
ドル円が上昇トレンドになることはありえないことと、
G7協調介入後もドル円の一途な売りでトレードしている人もいます。

また、ある曲がり屋さんは、
2010年のギリシャ・ショックの記憶が頭から離れずに、
おまけに書店に並ぶトンデモ本をしっかり読んでしまったことで、

ユーロドルが1000Pipsをはるかに超える上昇になっても、
否(いな)、上昇しているからこそ「もう下げるはずだ。」と、
ユーロドルを決して買うことができず、
常に売りのバイアスでトレードしている人もいます。

まさに、「まだは、もう」で「もうは、まだ」というわけですが、

曲がり屋さんは、いくらトレードの勉強をしても、

「いまさら」「いくらなんでも」
「ここで切り替えて負けたら今までの頑張りがバカを見る」

などという自身の心の囁きが判断の中心になっていて、
客観的な判断ができなくなっているのです。

そして、その曲がり屋さんが、

「やっぱり俺は間違っていた…。」と

いよいよポジションを切り替えるとき、
皮肉にも相場の大きなトレンドも変化をし始めます。

曲がり屋さんは、やはり曲がり屋さんなのです。

    ☆ ☆ ☆ ☆

考え方もとても常識的で努力家で性格も温厚なA氏、
そんな彼が会社から帰宅して毎日のように取り組んでいたのはFX。

ところが、彼はなかなか勝てず、ついに奥さんに告白します。

「話って何なの?」

「いゃぁ、すまん…。」

「何がすまないの? ちゃんと話して聞かせてよ。」

「いゃぁ、じつはね…。FXで負けて定期一本崩しちゃったのさ。」

「まぁ…。定期って、銀行の定期預金のこと?」

「うん。一本だけだけどね。」

「子供もいるんだし…。家のローンだって…。
 でも、よくそこまで負け続けれたものね…。」

「そうなんだ。きっと俺は曲がり屋だったんだよ…。
 完璧なまでに負け続けたんだけど、
 でも今は真剣にトレードの勉強をしていて…。」

「ちょっと待って。今あなた…、
 完璧に負け続けたって言ったわよね。
 もう少し詳しく私にFXを教えてくれない?」

負けトレーダーではあっても知識が豊富なA氏は、
奥さんにFXの仕組みを熱弁します。

「ふーん。そうなんだぁ。
 買って相場が上がると儲かって、
 売って相場が下がるとこれも儲かるわけね。」

「まぁ…、そういうことさ。
 でも、曲がり屋だった俺が買うと相場は下げて、
 俺が売ると相場が上げたってワケなんだよ。
 その率はじつに9割以上さ。あははっ。」

「でもそれって、ほんとにほんと?」

「あぁ、本当だとも。」

「もしも、それがほんとならば私に良い考えがあるわ。」

「何だよ…。良い考えって?」

「じつはね。私も告白するけど、
 へそくりが100万円ほどあるのよ。」

「えっ?、まさかお前…。
 止めとけ止めとけ。にわか覚えのお前に勝てやしないよ。
 FXはそんな甘いものじゃないんだ。」

「何言っているのよ。あなたは負け率9割の…、
 ある意味、天才的な負けトレーダーなわけじゃない。
 確かに私はFXのことはよく解らないわ。
 だから、あなたがデモトレードで真剣に負けて、
 私があなたと完全真逆にリアルトレードするのよ。」

「おぉ、それは名案だね。」

「ねっ、名案でしょう。」

「曲がり屋の俺が買うときに売って、俺が売るときに買う。
 そして俺が損切りせずにナンピンするときに増し玉をして、
 俺が辛抱たまらず損切りするときは反転するから
 利食うってわけか…。」

「そうよそうよ! ねっ、できそうじゃない?」

「でもね。少し前までは良かったかもしれけど、今はダメなんだ。
 もっと早くお前に相談しておけばよかったなぁ…。」

「どういう意味なのよ?」

「俺は曲がり屋のままじゃいけないと、
 真剣にトレードの勉強をして思惑と予想のトレードを止めて、
 負けが5割くらいまで減っちゃったんだ。もう俺は…、
 以前の天才の曲がり屋じゃなくなってしまったんだよ〜。」

「えーっ、もったいない。」

「ねぇ、あなた。トレードの勉強したことを何とか忘れて、
 元の超絶な曲がり屋さんに戻れないものかしら…。」

    ☆ ☆ ☆ ☆

面白話の即席お笑い漫談「曲がり屋のお話」でした。(笑)

笑い飛ばしてくださいね。
登場人物とストーリーはすべてフィクションです。

馬鹿馬鹿しいお話をごめんなさい。 m(_ _)m



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私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 「F氏の気づき」のお話


ドル円が3月17日に最安値の76円25銭をつけて以来、
一時84円後半まで上昇して、最安値となってから
わずか2週間余で8円以上もの上昇になりました。

日米の2年債の利回り格差も0.6%前後まで拡大して、
ドル円が90円台の頃の利回り格差に迫るまでになりつつありますね。

●先週の気になる出来事

<3月28日(月)>

英紙がハト派のボーゼン英BOE政策委員の
「英インフレ率は2012年中旬までに1.5%へ下落する可能性。」
との見解を掲載しました。
格付け会社のムーディーズが、
「中国の銀行システムの見通しは安定的。」
との見解を発表しました。
米ドルが堅調傾向で推移しました。
日経平均は前週末比−57.60円で取引を終えました。
NZ首相が「NZ地震の経済支援パッケージは2.44億NZドルの見通し。」
との発表をしました。
中国人民銀行が、
「中国は物価安定を重視して穏健な金融政策を維持する。」
などの発表をしました。
英バークレイズによる豪マッコーリ銀の買収観測や
洪水への保険金支払い観測などで豪ドルが堅調傾向で推移しました。
タカ派の英センタンスBOE政策委員が、
「先送りではなく、今から徐々に金利を上げたい。」
との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「ポルトガルの銀行を格下げする。
長期格付けは依然としてネガティブである。」
との発表をしました。
IMF国際通貨基金が、
「スイス経済は幅広く成長。インフレ期待は抑制も、
SNBは近い将来に金利を引き上げたほうが良い可能性。」
などの見解を発表しました。
ギリシャの財務相が、
「先週末のブリュッセルでの首脳会議の決定は素晴らしい。
ギリシャにとっても良い内容であった。
2011年末までにギリシャ経済は成長を開始する。
市場はポルトガルに対して過剰反応している。」
などの認識を示しました。
米PCEコア・デフレータ(2月)は市場予想とおりの0.2%、
米個人支出(2月)は市場予想より強い0.7%、
米個人所得(2月)は市場予想より弱い0.3%になりました。
ロシア中銀の副総裁が、
「今年ロシアは欧州EFSF債に投資する可能性。
現在はスペイン国債を保有していないが将来の投資は排除しない。」
などの発表をしました。
ユーロが堅調傾向で推移しました。
トリシェECB総裁が、
「インフレ率は長く物価安定目標を上回る可能性。
インフレ率が2%を超え続けることは懸念になる。」
との認識を示しました。
米中古住宅販売保留(2月 成約)は予想より強い2.1%になりました。
米ダラス連銀製造業活動(3月)は予想より弱い11.5になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ユーロ圏にインフレのリスク。域内各国の経済成長率は異なるが
ECBは総合的にインフレを判断して金利の策定をすべき。
ユーロ圏諸国の債務切替えのユーロ圏債券導入には長い道程を要す。」
などの見解を示しました。
米2年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い0.789%、
応札倍率が前回より高い3.16になりました。
アトランタ連銀総裁が、
「FRBは予定通り量的緩和を6月末で終了させる可能性。」
との見解を表明しました。
シカゴ連銀総裁が、
「経済成長が4%に達すれば労働市場が改善する可能性。
個人消費は引き続き上向。インフレ圧力を注視。
6月末まで6000億ドルの資産買入れを実施する可能性が高い。
緩和的な政策が依然として適切。
不快なほど高い失業率が長期間続く可能性。
最近の経済データには勇気づけられている。
インフレ期待が上昇すれば政策を適切に調整。」
などの見解を示しました。
NYダウは前週末比−22.71ドルで取引を終えました。

<3月29日(火)>

NZの財務相が、
「NZの対GDP比の赤字は不快なほど高い。
政府はNZ経済に占める赤字割合を縮小させる必要。」
との見解を示しました。
NZ貿易収支(2月)は市場予想より弱い1.92億NZドルになりました。
ボストン連銀総裁が、
「現在の成長率では失業率は穏やかに低下。
コアインフレ率は依然として低水準。
緩和策はゆっくりと終了していくべき。
現時点での引き締めには異論がある。雇用状況改善を優先すべき。
あまりにも早く緊縮財政に動かないことが重要。」
などの認識を示しました。
日失業率(2月 震災地データ除外)は市場予想より強い4.6%、
日消費支出(2月)は前年比で市場予想より弱い−0.2%になりました。
日小売業販売額(2月)は市場予想より強い0.1%になりました。
日経平均は前日比−19.45円で取引を終えました。
独GFK消費者信頼感調査(4月)は市場予想より強い5.9になりました。
ユーロが堅調傾向で推移しました。
英第4四半期GDP確報は市場予想よりは強い−0.5%になりました。
英消費者信用残高(2月)は市場予想より強い8億ポンドになりました。
セントルイス連銀総裁が、
「FOMCの政策正常化の開始は不透明要因の解消を待たない可能性。
出口の開始方法と開始時期についての議論は不自然なことではない。
不確定要因の増加で見通しは不透明。米国の財政状況は深刻。
財政状況にかかわらず政策で行動する可能性。
QE2の規模は6000億ドルをやや下回る可能性。意見には相違がある。
米経済成長見通しは昨年夏に比べて改善している。」
などの見解を示しました。
円が軟調傾向で推移しました。
独消費者物価指数速報(3月)は市場予想より強い0.5%になりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(1月)は、
市場予想よりは強い−0.22%になりました。
格付け会社のS&Pが、
「ポルトガルとギリシャの格付を引き下げ。見通しをネガティブ。」
にすることを発表しました。
米消費者信頼感指数(3月)は市場予想より弱い63.4になりました。
英BOEのウィール政策委員が、
「ポンドの下落と商品価格の動向はインフレリスク。
インフレ率はBOEの中央予測を上回る可能性。
消費者物価指数に対する懸念は重要。
政策は引き締めるべきと信じている。」
との見解を示しました。
スイスSNBの副総裁が、
「金融政策は適切。現在の政策金利は低い水準。
スイスフランが大幅に弱くなれば利上げを実施する必要があるが、
通貨高がインフレと成長を抑制している。
スイスフランの対ドルでの上昇は懸念。」
などの認識を示しました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ECBはインフレ期待を抑制する必要。
金融市場には改善の明確な兆候。
金利を徐々に正常化させる時期にきている。」
などの認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「市場はポルトガルのデフォルトリスクを過大評価している。」
との見解を発表しました。
米5年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い2.260%、
応札倍率が前回より高い2.79倍になりました。
NYダウは前日比+81.13ドルで取引を終えました。

<3月30日(水)>

NZ住宅建設許可(2月)は市場予想よりかなり弱い−9.7%になりました。
日鉱工業生産速報(2月)は市場予想より強い0.4%になりました。
ダラス連銀総裁が、
「QE2の期間延長には反対する。」
と表明しました。
ドル円が堅調傾向で推移しました。
豪ドルが堅調傾向で推移しました。
日経平均が前日比+249.71円で取引を終えました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「EUやユーロ圏諸国への欧州債務危機の拡大リスクは小さくない。
すぐに危機の教訓が忘れ去られるのは驚くべきこと。」
との見解を示しました。
スペインの首相が、
「経済は引き続き回復している。
ポルトガルの危機でもスペイン国債のスプレッドは縮小している。」
との認識を示しました。
円が軟調傾向で推移しました。
ポルトガル中銀総裁が、
「2011年4月と6月のポルトガル国債償還に対応できる状態。
対外援助への依存は少なくとも5年間市場から追い出される可能性。
対外援助から回避するためあらゆる手段を講じる。」
との認識を示しました。
欧消費者信頼感確報(3月)は市場予想とおりの−10.6%、
欧業況判断指数(3月)は市場予想よりやや弱い1.41になりました。
スイスKOF先行指数(3月)は市場予想より強い2.24になりました。
欧州委員会が、
「ギリシャの財政についての完全な透明性を望む。
ギリシャは計画のあらゆる要素を実行。ギリシャの状況は健全。
EUはギリシャに関する格付け機関の評価を共有しない。」
などを表明しました。
格付け会社のフィッチが、
「景気後退や銀行支援のコストがアイルランドの格付けの短期リスク。
ESMの取り決めは中長期的にギリシャの格付けに下方圧力。
EUとIMFによる救済はポルトガルへの信頼を高める可能性。
時宜を得たEUとIMFの救済がなければ、
ポルトガルの格付けは更に引き下げられる可能性。」
などの見解を発表しました。
米ADP雇用統計(3月)は市場予想よりやや弱い20.1万人になりました。
格付け会社のS&Pが、
「キプロスの格付けを引き下げ、見通しをネガティブにする。」
と発表しました。
IMF通貨基金が、
「日本の2011年成長率を1.4%へ下方修正、
米国の2011年成長率を2.8%へ下方修正、
ユーロ圏の2011年成長率を1.6%へ上方修正、
中国の2011年成長率見通しは9.6%、
2011年の世界経済成長率見通しを4.4%で維持。」
などを発表しました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ECBは危機モードからの反転が必要。
ECBによる政策金利は極めて低い。」
との見解を示しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「徐々に金利を引き上げなければ信用市場は過剰流動性の悪影響に。
ECBは徐々に金利を引き上げていく。」
との認識を示しました。
ユーロや豪ドルが堅調傾向で推移しました。
米7年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い2.895%、
応札倍率が前回より低い2.79になりました。
タカ派のカンザスシティ連銀総裁が、
「FRBはバランスシートを1兆ドルへ縮小させる必要。
低金利は資産バブルとインフレリスクを拡大させる
政策金利を短い期間で1%へと引き上げるべき。」
との見解を示しました。
セントルイス連銀総裁が、
「世界的な混乱が続いていてもFRBは出口戦略の開始が必要な可能性。
不透明性は国内外に存在。2011年の成長率見通しは良好。
2011年主要討議はFRBがいつ出口戦略をどう開始するかである。
QE2は短縮されない可能性のほうが高い。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比+71.60ドルで取引を終えました。

<3月31日(木)>

英GFK消費者信頼感調査(3月)は市場予想よりは強い−28になりました。
豪住宅建設許可(2月)は市場予想よりかなり弱い−7.4%、
豪小売売上高(2月)は市場予想より強い0.5%になりました。
市場反応は上下動しながらもしだいに豪ドル買い優勢になりました。
仏の大統領が、
「日本との連帯を表明。G20は危機の中で連帯が必要。
為替相場のボラティリティーが不安定の原因。
各国の外貨準備金の拡大が経済成長を阻害。
外貨準備金の必要性を少なくするべき。
通貨危機を阻止するには協調が必要。」
などの見解を示しました。
東京時間ではドル円がしばらく軟調傾向になりました。
日住宅着工戸数(2月)は前年比で予想より強い10.1%になりました。
アイルランド紙が、
「銀行ストレステストでアイルランドの大手4銀行の総額で
200〜250億ユーロの資本不足が明らかになった。
アイルランド政府はEBSとAIB銀の合併を計画。」
との観測報道をしました。
英ネーションワイド住宅価格(3月)は予想より強い0.5%になりました。
日経平均は前日比+46.31円で取引を終えました。
独小売売上高(2月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
独失業者数(3月)は−5.5万人、独失業率(3月)は7.1%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧消費者物価指数速報(3月)は、
前年比で市場予想より強い2.6%になりました。
上下動しながらもユーロが堅調傾向で推移しました。
日財務省が
「2月25〜3月29日の為替介入額は6925億円であった。」
との発表をしました。
ベルギー中銀総裁が、
「慎重な利上げは景気回復を阻害しない。
非常に低い水準の金利はもはや適切ではない。」
との認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「ソブリン格付けの引き下げによりポルトガルの銀行を格下げする。
ギリシャの4銀行の格付けを引き下げ、見通しをネガティブにする。」
などの発表をしました。
米新規失業保険申請件数は予想よりやや弱い38.8万件になりました。
加GDP(1月)は市場予想とおりの0.5%になりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(3月)は予想より強い70.6になりました。
米製造業受注指数(2月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
ドル円が再び堅調傾向になりました。
オランダ中銀総裁が、
「アイルランドの銀行は巨大なブラックホールになりつつある。
アイルランドの銀行には大幅な改革が必要。」
との見解を示しました。
アイルランドの銀行ストレステストでは、
「アイルランドの4銀行で240億ユーロの追加資本が必要。
アイルランドの金融機関はストレステストでのコアティア1が6%。」
などの結果が発表されました。
アイルランド中銀が、
「アライド・アイリッシュ銀とEBSを事業統合させて、
ユニバーサルバンクを創設する。」
などの発表をしました。
IMFとEUが、
「アイルランドの銀行資本需要はIMFとEUの支援で充分に供給可能。」
との共同声明を発表しました。
欧州委員会とIMFとECBが、
「アイルランド当局による資本調達プランを支援する。」
との共同声明を発表しました。
ECBが「ユーロシステムはアイルランドの銀行に資金供給を実施。」
と発表しました。
リッチモンド連銀総裁が、
「米経済は良好で幅広い動意がある。
6月末で終了するQE2のスケジュールを変更する理由はない。
米国債6000億ドル購入の圧縮に関しての検討は支持する。
自身の決断はまだ下していない。」
などの認識を示しました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「FRBは政策金利を0.75%まで引き上げる必要がある可能性。
FRBは2011年末までに利上する可能性。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比−30.88ドルで取引を終えました。

<4月1日(金)>

日銀第1四半期短観の大企業製造業業況判断は市場予想より強い6、
同大企業非製造業業況判断も市場予想より強い3、
同大企業製造業先行きは市場予想とおりの2、
同大企業非製造業先行きは市場予想より弱い−1、
同大企業全産業設備投資は市場予想より弱い−0.4、
などの(震災前分類の)結果になりました。
日経済財政担当相が、
「新発債の買い入れを日銀法は想定していない。
国債引き受けは政府・日銀が国際的信任を失うことである。
長期金利への影響も予測できない。」
などの認識を示しました。
日財務相が、
「日銀の国債引き受けについては政府として検討していない。
昨日の報道で金利が上昇。政府が震災国債を検討の事実はない。
日銀引き受けが決まったかのごとく報道されることは良くない。」
との見解を示しました。
中国PMI(3月)は市場予想より弱い53.4になりました。
中国元の対ドル基準値が1ドル6.5527元の切上後最高値になりました。
ドル円が堅調傾向で推移しました。
中国国務院発展研究センターの要人が、
「中国人民銀行はインフレを抑制のために
4月10日頃に政策金利を0.25%引き上げる可能性。
中国人民銀行は流動性を吸収のために
4月20日頃に預金準備率を0.50%引き上げる可能性。」
などの観測を発表しました。
日経平均は前日比−46.71円の9708.39円で週の取引を終えました。
LCHクリアネットが、
「アイルランド国債取引の追加証拠金を45%へ引き上げる。」
ことを発表しました。
アイルランドの財務相が、
「ECBが我国の銀行救済措置が持続不可能へと追いやることはない。」
との認識を示しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(3月)は予想より弱い59.3になりました。
スイスフランが軟調傾向で推移しました。
カナダドルが堅調傾向で推移しました。
独製造業PMI確報(3月)は市場予想とおりの60.9になりました。
欧製造業PMI確報(3月)は市場予想よりやや弱い57.5になりました。
英製造業PMI(3月)は市場予想よりかなり弱い57.1になりました。
ポルトガルの1年債の入札では、
「平均落札利回りが前回より高い5.793%、
応札倍率が前回より低い1.4倍。」
などの結果になりました。
欧失業率(2月)は市場予想とおりの9.9%になりました。
欧州委員会が、
「アイルランドの銀行の資本増強はEUとIMF資金で充足されている。
融資の金利引き下げは債務の持続可能性を支援している。
アイルランドの銀行ストレステストは重要な進展であった。」
などを示しました。
米ナスダックOMXとICEがNYSEユーロネクストに
(ドイツ取引所の買収提案に敵対して)
1株当たり42.50ドルで買収提示をしました。
格付け会社のS&Pが、
「アイルランドの格付けを引き下げ、見通しを安定的にする。
金融システムへ追加資本注入が必要になれば格下げ圧力は高まる。
アイルランドの経済見通しはポルトガルよりも強いと信じる。」
などの発表をしました。
米非農業部門雇用者数変化(3月)は21.6万人、米失業率(3月)は8.8%、
米民間部門雇用者数変化(3月)は23.0万人と、
いずれも市場予想より強い結果になりました。
米製造業雇用者数変化(3月)は予想より弱い1.7万人になりました。
指標発表後はしばらくドル買い反応になりました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「米経済は持続的回復の軌道にある。
2011年と2012年の経済成長率は3.5%と予想。
失業率は2011年末まで8.5%と予想。
FRBは失業率の大幅低下前に緩和策を終了させる必要がある可能性。
インフレや他の指標が上向けば年内の利上げを検討すべき。
インフレを低位で安定させることが優先課題。
2011年末までに利上げを実施する可能性がある。」
などの見解を示しました。
ダラス連銀総裁が、
「FRBは責任を果たしたが過剰になった恐れがある。
流動性は潤沢になっている。」
などの認識を示しました。
米ISM製造業景況指数(3月)は市場予想より強い61.2、
米建設支出(2月)は市場予想より弱い−1.4%になりました。
ハト派のNY連銀総裁が、
「経済回復は依然として薄弱。失業率は高過ぎる。
経済成長に過度な楽観は禁物である。
景気回復は6ヶ月前に比べれば良好だが1ヶ月前ほど良くはない。
景気刺激策を解除する理由は何もない。
インフレ期待は安定。出口戦略に言及するのは時期尚早。
FRBがQE2を完遂しなければ驚き。
FOMCの意見の相違は誇張されるべきではない。」
などの認識を示す発言をしました。
米ドルが軟調に転じました。
ドルストレート通貨ペアが堅調になりました。
リッチモンド連銀総裁が、
「経済の基調はとても強い。FRBはインフレを注視する必要。
FRBがインフレ抑制のため年末までに利上げをしても驚きではない。」
などの認識を示しました。
ダラス連銀総裁が、
「経済は自律回復している。緩和政策を止める必要。」
との見解を示しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「(域内国の)幾つかの国には引き続き調整が必要だが、
格付け機関はアイルランドの現在の状況に追いついていない。
ECBはプログラムに基づいてアイルランドを支援する。
マーケットはポルトガルを信じる必要。」
との見解を示す発言をしました。
米雇用統計後に軟調になったユーロが反発しました。
カンザスシティー連銀総裁が、
「長期的な失業率は失望的だが雇用関連指標は改善しつつある。
金利は今年夏遅くか秋頃に引き上げになる可能性。」
などの見解を示しました。
格付け会社のフィッチが、
「ポルトガルの格付けを引き下げ、見通しをネガティブとする。」
との発表をしました。
NY原油(WTI)は107ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+56.99ドルの12376.72ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

※今週から豪・NZが標準時間になります。

<4月4日(月)>

朝8時50分に日銀短観(3月調査全容)、
午前9時半に豪ANZ求人広告件数(3月)、
午後5時半に英PMI建設業(3月)、
午後6時に欧生産者物価指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。

<4月5日(火)>

※中国が清明節でお休みです。

朝8時15分から米バーナンキFRB議長の講演、
午前10時半に豪貿易収支(2月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時55分に独サービス業PMI確報(3月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(3月)、
午後5時半に英サービス業PMI(3月)、
午後6時に欧小売売上高(2月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(3月)、
深夜3時に米FOMC議事録
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<4月6日(水)>

午前10時半に豪住宅ローン許可件数(2月)、
午後2時に日景気一致CI指数速報(2月)、日景気先行CI指数速報(2月)
午後4時15分にスイス消費者物価指数(3月)、
午後5時半に英鉱工業生産(2月)、英製造業生産高(2月)、
午後6時に欧第4四半期GDP確報、
午後7時に独製造業受注(2月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(スイス)・英・欧の指標には注目です。

<4月7日(木)>

午前10時半に豪雇用者数変化(3月)、豪失業率(3月)、
正午過ぎに日銀政策金利、
午後3時半に日銀総裁記者会見、
午後7時に独鉱工業生産(2月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は利上げ)
午後9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可(2月)、
深夜4時に米消費者信用残高(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・英・欧・米の指標には注目です。

<4月8日(金)>

朝8時50分に日国際貿易収支(2月)、日国際経常収支(2月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(3月 現状判断DI・先行判断DI)、
同午後2時に日金融経済月報(4月)、
午後2時45分にスイス失業率(3月)、
午後3時に独貿易収支(2月)、独経常収支(2月)、
同午後3時からECB専務理事の講演、
午後4時からユーロ圏財務相会合、
午後5時半に英生産者物価指数(3月)、英生産者仕入・出荷価格(3月)
午後8時に加雇用ネット変化率(3月)、加失業率(3月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(3月)、
夜11時に米卸売在庫(2月)、
などの経済指標が発表されます。
(スイス)・加の指標には注目です。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

3月28日に、格付け会社のS&Pが「ポルトガルの銀行を格下げする。
長期格付けは依然としてネガティブである。」との発表をしました。
また、IMFが「スイス経済は幅広く成長。SNBは近い将来に金利を引き
上げたほうが良い可能性。」との見解を示しました。
そして、ECBのビニスマギ専務理事が「ユーロ圏にインフレのリスク。
域内各国の経済成長率は異なるがECBは総合的にインフレを判断して
金利の策定をすべき。」との見解を示しました。

3月29日に、格付け会社のS&Pが「ポルトガルとギリシャの格付を
引き下げ。見通しをネガティブ。」にすることを発表しました。
また、英BOEのウィール政策委員が「ポンド下落と商品価格の動向は
インフレリスク。インフレ率はBOEの中央予測を上回る可能性。
政策は引き締めるべきと信じている。」との見解を示しました。
そして、ECBのシュタルク専務理事が「ECBはインフレ期待を抑制する
必要。金融市場は改善。金利を徐々に正常化させる時期にきている。」
などの認識を示しました。

3月30日に、ダラス連銀総裁が「QE2の期間延長には反対する。」と
表明しました。また、ポルトガル中銀総裁が「2011年4月と6月の
ポルトガル国債償還に対応できる状態。」との認識を示しました。
そして、IMF通貨基金が「日本の2011年成長率を1.4%へ下方修正、
米国の2011年成長率を2.8%へ下方修正、ユーロ圏の2011年成長率を
1.6%へ上方修正、2011年の世界経済成長率見通しを4.4%で維持。」
などを発表しました。
また、ECBのビニスマギ専務理事が「ECBは徐々に金利を引き上げる。」
との認識を示しました。

3月31日に、アイルランド紙が「銀行ストレステストでアイルランドの
大手4銀行の総額で200〜250億ユーロの資本不足が明らかになった。
アイルランド政府はEBSとAIB銀の合併を計画。」との報道をしました。
また、格付け会社のS&Pが「ポルトガルの銀行を格下げする。
ギリシャの4銀行の格付けを引き下げ見通しをネガティブにする。」
などの発表をしました。
そして、IMFとEUが「アイルランドの銀行資本需要はIMFとEUの支援で
充分に供給可能。」との共同声明を発表しました。
また、ミネアポリス連銀総裁が「FRBは政策金利を0.75%まで引き上げ
る必要がある可能性。FRBは2011年末までに利上する可能性。」
などの見解を示しました。

4月1日に、中国国務院発展研究センターの要人が「中国人民銀行は
4月10日頃に政策金利を0.25%引き上げる可能性。4月10日頃に預金
準備率を0.50%引き上げる可能性。」などの観測を発表しました。
また、格付け会社のS&Pが「アイルランドの格付けを引き下げ、
見通しを安定的にする。」との発表をしました。
そして、米雇用統計は市場予想より強い結果になりました。
また、FRBの要人にタカ派発言が見られる中、ハト派のNY連銀総裁が、
「経済回復は依然として薄弱。失業率は高過ぎる。経済成長に過度な
楽観は禁物である。景気刺激策を解除する理由は何もない。出口戦略
に言及するのは時期尚早。」などの認識を示しました。
そして、ECBのビニスマギ専務理事が「格付け機関はアイルランドの
現在の状況に追いついていない。ECBはプログラムに基づいてアイル
ランドを支援する。マーケットはポルトガルを信じる必要。」
との見解を示しました。

先週は、ドル円が年度末の31日に一時軟調になるも堅調に推移して、
そして、クロス円も週間にわたり堅調傾向での推移になりました。
また、ユーロドルは、ポルトガルやアイルランド問題で揺れながらも、
利上げ期待に週間では堅調傾向での推移になりました。
そして、他のドルストレートも資源国通貨を中心に堅調傾向での推移
になりました。全般に円安が目立つ相場展開になりました。

注目されていた先週末の米雇用統計では、既報のとおり強い結果に
なりましたが、FRBの要人にタカ派発言が見られる中、ハト派のNY連銀
総裁の「景気刺激策を解除する理由は何もない。」との発言にドルが
売られてドル円が上げ幅を縮めるとともに、ECBビニスマギ専務理事の
「ECBはプログラムに基づいてアイルランドを支援する。」との発言に
リスク懸念が後退して、利上げ観測も後押しにユーロドルが急反発して
そして、米雇用統計後に一時軟調になっていた他のドルストレート通貨
ペアも再び堅調に転じる相場展開になりました。

さて今週ですが、円については、欧米の利上げ観測の中にあって、
日銀の金融政策が東日本大震災などで緩和策を継続しなくてはならない
ことや、(一応)日財務相が「日銀の国債引き受けについては政府として
検討していない。」としていることや、日本経済が復興需要に到るまで
は製造業のサプライ・チェーン問題などで一時低迷するとの観測や、
日米の長期金利の格差が拡大していることから、今後もしばらく円が
売られやすい地合いが続くと見る向きが優勢となりそうです。

一方、米ドルについては、相次ぐ米要人のタカ派発言やポジティブな
経済指標に堅調さも見せていますが、先週末のハト派のNY連銀総裁の
「景気刺激策を解除する理由は何もない。」との発言に比較的強めの
市場反応も見られていることから、今後は米FRBの3大ハト派要人の
バーナンキFRB議長とイェレン副議長とダドリーNY連銀総裁の発言が
注目されます。

4月5日朝8時15分から米バーナンキFRB議長の講演が予定されていま
すが(※一部で4日にもFRB議長の講演があるとする情報もあります)、
米雇用統計後の発言としてハト派的な発言がされた場合は、ドル円や
クロス円で一旦の利食いのきっかけになる場合もありそうで注意が
要りそうです。また、タカ派的な発言にシフトした場合は、米ドルが
買われる相場展開になりそうです。

他方、ユーロについては、ポルトガルやアイルランド問題でのリスク
回避の動きと利上げ期待が綱引きとなって揺れる可能性がありますが、
利上げ期待が優勢で大勢となっているとともに、3月3日の記者会見で
トリシェECB総裁が「利上げサイクルが始まるということではない。」
としながらも、その後の要人発言で3月30日にビニスマギ専務理事が
「ECBは徐々に金利を引き上げていく。」と発言していることや、
NY大学のルービニ教授が「今年、ECBは金利を合計0.75%引き上げると
予想。」していたり、債券大手のPIMCOの幹部も四半期に一度のECBの
利上げを予想していることから、4月7日の夜9時半からのトリシェ
ECB総裁の記者会見が特に注目されます。

4月7日のECBの0.25%の利上げは規定路線で、据え置きのサプライズ
はないものと思われますが、その後の利上げの示唆の有無とその強弱で
相場が大きく動く可能性がありそうです。その後の利上げ示唆が希薄
であれば、利上げ期待を織り込んできただけに、一旦の「事実売り」
となる可能性があり、また、その後の利上げ示唆がある程度明確で
あれば、利食いの後も堅調が続く可能性がありそうです。

その他、資源国通貨については、中国国務院発展研究センターの要人が
4月1日に「中国人民銀行は4月10日頃に政策金利を0.25%引き上げる
可能性。」などの観測を発表していることから、今週末から来週はじめ
にかけてが注目されますが、豪ドルなど資源国通貨では高値警戒はあり
ながらも、コモディティ市場の動向も睨んだ上で、押したところでは
拾っていくことができる可能性がありそうです。

経済指標関連では、5日の豪RBA政策金利と米ISM非製造業景況指数に
FOMC議事録、7日の豪雇用統計に英欧の政策金利発表と米新規失業
保険申請件数、8日の加雇用統計、などが特に注目されます。

日本の原発事故の問題や中東問題の動向および国債利回りが高止まり
しているポルトガルなどの状況もあり、一応は不測の事態への備えも
必要なようで、今週もリスク管理をしっかりしてトレードしていき
たいものです。


桜の便りも訪れる季節になってきましたが、
被災地では三寒四温でまだ雪のちらつく寒い日もあるようです。

暖かな春となって復興が一日も早く進むことを願っています。

さて、今日は「F氏の気づき」のお話です。

ここに登場する「私」とは「F氏」のことです。
実際にいただいたメールを基に
加筆と脚色をしまくってお届けいたします。(笑)

それでは、はじまり、はじまり〜。

「ええ、そうだったんです。
 恥ずかしい話ですが、私はかなりのポジポジ病で、
 パソコンを開けば常にポジションを持っていました。」

「……。」

「マーケットに置いてきぼりを食らうのが嫌だったですし、
 ネガティブ思考よりもポジティブ思考が良いと
 疑いもしていなかったこともあって、
 なんとかチャンスを数多く捕まえようと
 常に攻めの姿勢だけでチャートを見ていたのです。」

「……。」

「だってそうじゃないですか。
 チャンスは多いほど良いことに疑いを持つなんて
 なかなかできることじゃありませんからね。」

「……。」

「もちろん、テクニカル分析の勉強はかなりしましたよ。
 でもなかなか口座資金が増えなかったのです。
 どこがどう悪いのかさらにテクニカルの勉強をしても
 壁にぶち当たって迷宮をさまよいました。」

「……。」

「そしてついには、ランダムウォークの相場で
 スプレッドのコストを背負ってトレードしても
 せいぜい勝ち負けイーブンがよいところで、
 トータルではあってもトレードでプラス収支を続けることは
 不可能なこととさえ思うようになりました。」
 
「……。」

「儲けているなんて言う奴は、短期間のまぐれか、
 嘘つきなんじゃないか、と思うようになりました。」

「……。」

「でもそれは違っていたのです。」

「……!」

「今思うと赤面ものですが、休むも相場ということが
 ようやく解ったときにトレードが一変することになりました。」

「……!」

「相場は上げるか下げるかの二者択一と思っていましたが
 それは違っていたのです。」

「……!」

「ランダムウォークとも言うべき効率的な
 上げ下げ浮動の不明な状況が相場にはとても多いのですが、
 効率的な状況に歪みの発生する上げ下げ偏るときが確かにあって、
 そのいわば歪みの発生する偏りだけを選んで
 トレードすればよいことに気づいたのです。」

「……。」

「歪みの発生する偏りが進むところがブレークで、
 その歪みの発生する偏りが元に戻ろうとするときが
 逆張りのチャンスになるというわけですが…、」

「……。」

「でも、歪みが発生して偏りとなるところを
 見つけることは簡単ではありません。
 ただ、長年の負けの経験から(笑)、
 上げ下げ浮動の不明な負けやすい状況…、
 つまり、格好よく言うと、効率的な状況だけは
 自分自身でもなんとなく判るようになっていて、
 まず、そのような状況と感じられるところでの
 トレードを徹底的に排除することに努めたのです。」

「……。」

「つまり、歪みが発生して偏りとなるところは
 直接的にはいつも判別できなくても、
 上げ下げ浮動の不明な負けやすい状況を排除することによって、
 少なくても、歪みが発生して偏りとなる勝ちやすい状況を
 選択できることになる可能性が高まると考えたのです。」

「……!」

「そんなわけで、ネガティブな視点であれこれ考えていると、
 ここも心配、あれも心配と、躊躇する状況ばかりで、
 トレード数が極端に減りましたが、
 わずかばかりの自身のレベルでほんとうにチャンスと
 思われるところだけトレードするようになると、
 トレード結果に著しい変化がありました。
 それから、私のトレードは劇的に変ったのです。」

「……!」
 
「さらに私は自身に規律を課しました。
 1日に20Pipsを得たら、その日はその後にトレードチャンスと
 思える状況になってもトレードをしない。
 そして、1日に20Pipsの負けとなったらその日はトレードしない。
 という2つの規律のタガを自身にあてはめたのです。」
 
「……。」

「ええ、もちろん、こんな規律は普遍的なものではなく、
 勝手なマイ・ルールにすぎませんが、
 口座資金10万円に対して1万通貨程度のトレードでも
 日20Pipsで年間に口座資金が2倍以上になることを考えると、
 自分にはこれがちょうどよいと思ったわけです。」

「……。」

「結果、私は月単位で負けることがなくなりました。
 単純に考えると、トレード数が少ないほうが勝つわけで、
 なんとも皮肉で不思議なことです。」

「……。」

「まぁ、口座資金の毀損は負けトレードに因るので、
 あたりまえといえばあたりまえなのですが、
 相場では勝つことよりも負けにフォーカスした方が
 どうも不思議と良い結果になるというのが私の経験です。」

「……!」

「テクニカルの勉強をして壁にぶつかったとき、
 おそらく、ポイントはトレード自体の取捨になると思います。
 言い換えますと、はっきりしないところや
 負ける可能性のあるところ(相場)をどこまで排除していけるか
 (トレードしないで見送れるか)という
 『排除の技術』の領域になると思います。」

「……。」

「つまり、どこまで判りやすいところだけトレードして、
 はっきりしないところや負ける可能性のあるところ(相場)を
 トレードしないで『トレードを厳選して行えるか』」という、
 領域の問題になる気がしてなりません。」

「……。」

「トレードは、ある意味、ケンカと似ているように思います。
 格闘技のK-1のチャンピオンのように鍛えに鍛えて
 どのような相手にも勝てるようになることは理想ですが、
 現実にはそうともいかず、弱そうな相手を選んで戦い(笑)、
 (自身の得意な状況や勝てそうな相場を選んでトレードして)、
 強そうな相手からは逃げる (はっきりしないところや
 負ける可能性のあるところは極力トレードを避ける)
 ことがとても大切なように思います。」

「……!」

「ある程度ケンカの技術(トレード技術)を習得した後は、
 強い相手から逃げる技術こそが大切になるように思うのです…。
 これがささやかな私の気づきです。」

「……。」

「でも、私はこれでようやく勝ち組トレーダーの
 仲間入りができたのです。」


ふーん、なるほどねぇ。

きっとF氏は、今日もしっかり逃げまくっていながら、(笑)

それでいて、ここぞというところだけを
しっかりトレードして勝っているのですね。 (^-^)



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。



FX ブルとベアの戦いとポイント抜けのお話


"Buy Japan Now"と題した米投資情報誌バロンズの
「日本は幾多の困難を乗り越えてきた国だから必ず復活する。」
との記事が話題になっていますね。

●先週の気になる出来事

<3月21日(月)>

資源国通貨が堅調傾向で推移しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5632元と切上げ後最高になりました。
日本の市場は祝日でお休みでした。
ルクセンブルク中銀総裁が、
「インフレへの強い警戒が必要。
(ECBには)インフレリスクの抑制へ行動する用意がある。
今年は昨年よりストレステストを強化していく。」
などの発言をしました。
原油価格が上昇傾向で推移しました。
米シカゴ連銀全米活動指数(2月)は−0.04になりました。
米財務省が「今月から1420億ドルの政府保有のMBSを売却する。」
と発表しました。
米中古住宅販売件数(2月)は市場予想より弱い488万件になりました。
ECBの専務理事が、
「強い(インフレへの)警戒が必要。原油価格の高騰が懸念要因。
経済には幾つか前向きな兆候がみられる。
マネーマーケットは正常化を進展させている。」
などの認識を示しました。
トリシェECB総裁が、
「経済の基調はポジティブ。経済は世界的需要の恩恵を受けている。
インフレは上昇しつつある。広範な2次的影響を回避する必要。
最近のデータではユーロ圏経済の基調的勢いを確認。
日本の影響も注視している。金利はユーロ圏全体を見て決定する。」
などの認識を示しました。
ユーロが堅調に推移しました。
イタリア中銀総裁が、
「G7による為替介入の目的は過度な為替変動を回避して、
金融の安定をもたらすことである。」
との見解を示しました。
ユーログループ議長が、
「財務相会合でEMS欧州安定メカニズムの全ての要素での合意をした。
ESMの資本ベースは総額で7000億ユーロになる。」
などの発表をしました。
NYダウは前週末比+178.01ドルで取引を終えました。

<3月22日(火)>

格付け会社のムーディーズが、
「日本の地震では生保に最大4000億円の請求の可能性。」
との観測を発表しました。
日銀が6営業日連続で2兆円の即日資金供給オペを実施しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5592元と切上げ後最高になりました。
日全産業活動指数(1月)は市場予想より強い2.9%になりました。
日経平均は前週末比+401.57円の大幅高で取引を終えました。
日経済財政相が、
「日本の電力不足は日本経済に深刻な影響を及ぼす可能性。」
との認識を示しました。
英消費者物価指数(2月)は0.7%、英小売物価指数(2月)は1.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
シュタルクECB専務理事が、
「ユーロ圏のインフレ見通しは変わりはない。インフレ期待は抑制。
政策金利引き上げは明言できない。
さらなる円売り協調介入は日本の当局次第。
必要であればG7は再度(円売り)介入をする用意。」
などの見解を示しました。
日銀総裁が、
「日本の機関投資家による外貨資産売りの観測には根拠がない。
経済と物価の状況点検して必要ならば適切な措置を行う。
日銀による国債の直接引き受けは通貨の信認毀損する。」
などの認識を示しました。
スイスSNB総裁が、
「スイス経済は重大な危険に直面。債務危機は引き続き懸念される。
スイスフラン高は原油高騰から経済を保護。中東は不確実性の要因。
日本も不確実性を生み出している。SNBは6月に状況を判断。
ゼロに近い政策金利は国内経済へ問題を引き起こす可能性。」
などの認識を示しました。
加小売売上高(1月)は市場予想より弱い−0.3%、
加景気先行指標指数(2月)は市場予想より強い0.8%になりました。
米ダラス連銀総裁が、
「米国の景気回復は自律的なものになりつつある。
米国は緩和策の終了に近づいている。出口戦略に対する議論が必要。
FRBは充分に流動性供給を果たしている。
昨年に投票権を持っていればQE2に反対票を投じていただろう。」
などの見解を示す発言をしました。
米リッチモンド連銀製造業指数(3月)は予想より弱い20になりました。
「アイリッシュ・バンクスが債務利払いの遅延を計画している」
などの噂が市場に飛び交いました。
センタンス英BOE政策委員が、
「今、利上げしなければ将来急激な利上げになるリスクがある。
日本と中東の状況が世界経済に与える影響は限定的になる可能性。
英国の消費者物価指数は今年末に5%を上回る可能性。」
などの見解を示しました。
ポンドが堅調傾向で推移して約1年2ヶ月ぶりの高値をつけました。
NYダウは前日比−17.90ドルで取引を終えました。

<3月23日(水)>

NZ第4四半期経常収支は予想より弱い−35.24億NZドルになりました。
格付け会社のムーディーズが、
「カナダの財政は債務の状況が改善している。」
との見解を発表しました。
格付け会社のS&Pが、
「深刻なリセッションになった場合、
欧州の銀行は最大2500億ユーロの調達が必要になる。」
との観測を発表しました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本の大手損保3社の見通しをネガティブにする。」
と発表しました。
中国人民銀行の副総裁が、
「中国の政策金利は適正水準。輸入増加で貿易黒字は縮小の見込み。
人民元相場は緩やかな改革に向かっている。
インフレ率が4%の範囲内に収まると確信。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−158.85円で取引を終えました。
英BOE議事録の発表を前にポンドが軟調になりました。
英BOE議事録では、
「政策金利は6対3で据え置きを決定。
資産買い入れ枠の現状維持は8対1で決定。
インフレの高まりは予想より長く続くこともあり得る。
短期的には消費者物価指数が5%を上回る重大なリスクがある。
インフレは中期的には後退する可能性。
第4四半期から景気回復しているかの判断は時期尚早。」
などが示されました。
タカ派的な内容の議事録の期待の反動でポンドの軟調が続きました。
欧鉱工業新規受注(1月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
原油価格が上昇しました。
欧州の議会本会議では、
「欧州金融安定ファシリティーの実質融資能力を
4400億ユーロに拡大する計画の詳細は6月末までに決定。」
と詳細決定が持ち越されました。
ユーロが軟調になりました。
エジプトの証券取引所が2ヶ月ぶりに取引を再開しました。
英財務相が、
「2011年の英GDP成長率を1.7%へ下方修正する。
2012年の英GDP成長率を2.5%へ下方修正する。
新規住宅購入者への2.5億ポンドの支援プログラムを創出していく。」
などを発表しました。ポンドの軟調が続きました。
米ダラス連銀総裁が、
「日本の危機が経済に与える影響に言及するには時期尚早。
ユーロにデフォルトリスクがつきまとっているとは思っていない。
FRBによる流動性供給後に異例の投機活動がみられる。
米国には一段の緩和措置は不要である。」
などの認識を示しました。
米新築住宅販売件数(2月)は市場予想より弱い
過去最低の25.0万件になりました。
ユーロがポルトガル議会の憶測交錯などで揺れる展開になりました。
欧消費者信頼感速報(3月)は市場予想よりは強い−10.6になりました。
ユーログループ議長が、
「G7と日銀、ECB、FRBには円での更なる協調行動を取る用意ある。」
との発言をしました。
格付け会社のフィッチが、
「経済成長が予測を下回れば英政府は更に財政措置を実施する必要。」
との見解を発表しました。
ポルトガル議会が緊縮財政政策案を否決しました。
ユーロが下落しました。
NYダウは前日比+67.39ドルで取引を終えました。

<3月24日(木)>

ポルトガルの首相が(緊縮財政政策案を否決を受けて)
大統領に対して辞表を提出しました。
NZ第4四半期GDPは市場予想より強い0.2%になりました。
NZドルが堅調になりました。
シュタルクECB専務理事が、
「インフレは予測よりも大幅に加速。
商品価格の上昇は一時的なものではない可能性。
金利を引き上げてもユーロ圏の経済を阻害はしない見込み。
異例な低金利を過度に続けるべきではない。」
などの認識を示しました。
日通関ベース貿易収支(2月)は予想より弱い6541億円になりました。
豪RBAの総裁補佐が、
「豪の銀行の状況は良好。経済が力強く伸びているが
借り手と投資家は慎重。これは金融安定化には有利。
銀行は緩やかな金利上昇に慣れていくべきである。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比−14.46円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの国内銀行の格付けを引き下げる。」
と発表しました。
LCHクリアネットが、
「アイルランド国債取引の証拠金を35%に引き上げる。」
と発表しました。
ユーロの軟調傾向が続きました。
独製造業PMI速報(3月)は市場予想より弱い60.9に、
独サービス業PMI速報(3月)は市場予想より強い60.1になりました。
欧製造業PMI速報(3月)は市場予想より弱い57.7に、
独サービス業PMI速報(3月)は市場予想より強い56.9になりました。
英小売売上高(2月)は市場予想より弱い−1.0%になりました。
デール英BOE理事が、
「家計部門は逆風を受けている。
予測より長期のインフレ加速のリスクがあるが、
景気低迷が判明すれば金融政策委員会での投票を覆す。」
との発言をしました。
EU欧州連合の高官が、
「ポルトガルがEU首脳会議で救済を求める可能性は低い。」
との見解を示す発言をしました。
ユーロがしだいに反発上昇していきました。
米耐久財受注(2月)は市場予想より弱い−0.9%になりました。
米新規失業保険申請件数は予想よりやや強い38.2万件になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「低成長で財政健全化が損なわれる場合、
英国のAAA格付けがリスクにさらされる恐れがある。」
との見解を発表しました。
金先物が1448.60ドルと過去最高値を更新しました。
格付け会社のフィッチが、
「ポルトガルの格付けを引き下げる。
更に格付けが引き下げられる可能性がある。
今年、ポルトガルは市場から適切なコストで資金調達不可能の見込み。
先日ソクラテス首相が辞任したことも格下げに反映。」
などの発表をしました。
ユーロが一時軟調になりました。
米10年物インフレ連動債の入札では、
最高落札利回りが前回より低い0.920%に、
応札倍率が前回より高い2.97倍になりました。
FRBがこれからのFOMC後には定例記者会見を実施すると発表しました。
IMF国際通貨基金が、
「円の水準は概ねファンダメンタルズに沿っている。
レパトリのフローの兆候は観測されていない。
円相場の介入は適切であった。」
などの見解を発表しました。
NYダウは前日比+84.54ドルで取引を終えました。

<3月25日(金)>

トリシェECB総裁が、
「EUはESMの資金の議案で合意に向かう見通し。
ポルトガルは(政権が交代しても)予算削減の約束を維持すべき。」
などの認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「ポルトガルをBBBに格下げする。
更に格下げの方向で見直す可能性。」
との発表をしました。
日全国消費者物価指数(2月)は前年比で予想とおり0.0%になりました。
日企業向サービス価格(2月)は、
前年比で予想よりは強い−1.0%になりました。
EU大統領が、
「EU首脳会議では銀行のストレステストの結果がまだわからないため
ポルトガルの救済については協議されていない。」
との報告をしました。
ユーログループ議長が、
「ポルドガルはもう一段の予算削減が必要になる可能性。」
との見解を示しました。
日財務相が、
「為替相場は落ち着いてきている。
介入は一定の水準のためではなく過度な変動あった時に行う。
為替相場はファンダメンタルズを反映すべき。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日+101.12円の9536.13円で週の取引を終えました。
独輸入物価指数(2月)は市場予想より強い1.1%になりました。
EU首脳会議の草案では、
「経済見通しには引き続きリスクがある。
ユーロ圏経済には断固たる行動が必要。
日本の東日本大震災の結果を注視する必要。
G7の円売り協調介入を歓迎。
ユーロ圏でも原子力発電所の安全を再評価する必要。」
などが盛り込まれることになりました。
独IFO景気動向(3月)は市場予想より強い111.1になりました。
資源国通貨が堅調傾向で推移しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルのA3格付けとネガティブ見通しを維持する。」
と発表しました。
格付け会社のS&Pが、
「欧州安定メカニズムの全容がはっきりしてから、
ギリシャやポルトガルの国債格付けを見直す可能性。」
との発表をしました。
ユーロが一時反発した後に軟調になって行きました。
独首相が、
「ユーロ圏全域の原子力発電所のストレステストに合意。
ESM欧州安定メカニズムに合意。
ESMの救済は厳格な融資条件に基づき実施。
ESMは2013年の年央以降から債券保有者へにも関与。
ESMの技術的問題は6月までには解決。
EFSF欧州金融安定ファシリティーの規制は変更するべきではない。
ポルトガルのさらなる財政緊縮は不可欠。」
などの見解を示しました。
米第4四半期GDP確報は年率換算で予想より強い3.1%、
米第4四半期コアPCE確報は市場予想より弱い0.4%、
米第4四半期個人消費確報は市場予想より弱い4.0%、
などの結果になりました。
米アトランタ連銀総裁が、
「現在の金融政策は支援的であり適切。
インフレに対する引き締め政策の用意ある。
失望した求職者が労働力から離れたことで失業率が低下の可能性。
最近の物価上昇は一時的。長期的なインフレ期待は安定して推移。
QE2は引き続き意味を成しているが、
私見ではQE3を実行するハードルは高い。」
などの認識を示しました。
米ダラス連銀総裁が、
「流動性は豊富なのではなく超過しすぎている兆候がある。」
との見解を示しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(4月)は、
市場予想より弱い67.5になりました。
豪ドルが堅調に推移しました。ポンドが軟調に推移しました。
米シカゴ連銀総裁が、
「米経済は確実に改善に向かっている。
今年と来年の経済成長率は4.0%と予想。
緩和的な政策は適切。FRBの政策は健全。
(しかしながら)これ以上の緩和策の必要性は薄まっている。」
などの見解を示しました。
米フィラデルフィア連銀総裁が、
「米経済の基盤は強固になりつつある。
日本と中東の状況が米経済の回復に与えるリスクは小さい。
FRBは近い将来に出口戦略が必要になる可能性。
刺激策からの円滑なペースでの出口戦略を支持する。」
などの見解を示しました。
加下院が内閣不信任案を可決しました。
米ミネアポリス連銀総裁が、
「FRBは現在実施しているQE2を延長することはない可能性。
追加緩和には状況が大きく悪化する必要がある。」
などの見解を示しました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
NY原油(WTI)は105ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+50.03ドルの12220.59ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

※欧・英・スイスなどが今週から夏時間になります。

<3月28日(月)>

夜9時半に米個人支出(2月)、米個人所得(2月)、
同夜9時半に米PCEコア・デフレータ(2月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(2月 成約)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(3月)、
深夜2時に米2年債入札、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

<3月29日(火)>

朝6時45分にNZ貿易収支(2月)、
朝8時半に日失業率(2月)、日全世帯家計調査消費支出(2月 前年比)、
朝8時50分に日小売業販売額(2月 前年比)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
午後5時半に英第4四半期GDP確報、英第4四半期経常収支確報、
同午後5時半に英第4四半期総合事業投資確報、
同午後5時半に英消費者信用残高(2月)、英住宅ローン承認件数(2月)
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(1月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(3月)、
深夜2時に米5年債入札、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(3月)の発表も予定されています。

<3月30日(水)>

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(2月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(2月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(3月)、欧業況判断指数(3月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(3月)、欧サービス業信頼感(3月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(3月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(3月 前年比)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(3月)、
夜9時半に加鉱工業製品価格指数(2月)、加原材料価格指数(2月)、
深夜2時に米7年債入札、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・米の指標には注目です。

<3月31日(木)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(3月)、
午前9時半に豪小売売上高(2月)、豪住宅建設許可件数(2月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(3月)、
午後2時に日住宅着工戸数(2月 前年比)、日建設工事受注(2月 前年比)
午後3時に英ネーションワイド住宅価格(3月)、
午後4時55分に独失業者数(3月)、独失業率(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(3月 前年比)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加GDP(1月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(3月)、
夜11時に米製造業受注指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・欧・加・米の指標には注目です。

<4月1日(金)>

朝6時45分にNZ第4四半期製造業売上高、
朝8時50分に日銀第1四半期短観、
午前10時に中国製造業PMI(3月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(2月 前年比)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(3月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(3月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(3月)、
午後5時半に英製造業PMI(3月)、
午後6時に欧失業率(2月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(3月)、米失業率(3月)、
同夜9時半に米民間部門雇用者数変化(3月)、
同夜9時半に米製造業雇用者数変化(3月)、米週平均労働時間(3月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(3月)、米建設支出(2月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・(スイス)・(欧)・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

3月21日に、トリシェECB総裁が「経済の基調はポジティブ。経済は
世界的需要の恩恵を受けている。インフレは上昇しつつある。
広範な2次的影響を回避する必要。金利はユーロ圏全体を見て決定。」
などの認識を示しました。また、イタリア中銀総裁が「G7による為替
介入の目的は過度な為替変動を回避して金融の安定をもたらすこと。」
との見解を示しました。
そして、ユーログループ議長が「財務相会合でEMS欧州安定メカニズム
の全ての要素での合意をした。」との発表をしました。

3月22日に、日経済財政相が「電力不足は日本経済に深刻な影響を
及ぼす可能性。」との認識を示しました。
また、シュタルクECB専務理事が「政策金利引き上げは明言できない。
さらなる円売り協調介入は日本の当局次第。必要であればG7は再度
(円売り)介入をする用意がある。」などの見解を示しました。
そして、スイスSNB総裁が「SNBは6月に状況を判断。ゼロに近い政策
金利は国内経済へ問題を引き起こす可能性。」との認識を示しました。
ポンドが堅調傾向で推移して約1年2ヶ月ぶりの高値をつけました。

3月23日に、欧州の議会本会議では「欧州金融安定ファシリティーの
実質融資能力を4400億ユーロに拡大する計画の詳細は6月末に決定。」
と詳細決定が持ち越されました。また、英財務相が「2011年の英GDP
成長率を1.7%へ下方修正する。」などを発表しました。
格付け会社のフィッチが「経済成長が予測を下回れば英政府は更に
財政措置を実施する必要。」との見解を発表しました。
そして、ポルトガル議会が緊縮財政政策案を否決しました。

3月24日に、ポルトガルの首相が(緊縮財政政策案を否決を受けて)
大統領に対して辞表を提出しました。
また、豪RBAの総裁補佐が「豪の銀行の状況は良好。銀行は緩やかな
金利上昇に慣れていくべきである。」などの見解を示しました。
そして、格付け会社のムーディーズが「低成長で財政健全化が損なわ
れる場合、英国のAAA格付けがリスクにさらされる恐れがある。」
との見解を発表しました。
また、格付け会社のフィッチがポルトガルの格付けを引き下げました。

3月25日に、格付け会社のS&Pが「ポルトガルをBBBに格下げする。
更に格下げの方向で見直す可能性。」との発表をしました。
また、日財務相が「介入は一定の水準のためではなく過度な変動が
あった時に行う。」との認識を示しました。
そして、格付け会社のムーディーズが「ポルトガルのA3格付けと
ネガティブ見通しを維持する。」と発表しました。
また、複数の米連銀総裁が追加緩和策へ否定的な見解を示しました。

先週は、ドル円が81円アラウンドの揉み合いがしばらく続いた後に
週末に売り買い激しい攻防となりながらも上昇傾向の相場展開になり、
ユーロドルが週前半まで上昇が続いた後に、週半ばから軟調になって、
週後半に反発上昇して週末に軟調なる相場展開になりました。
また、ポンドドルは週前半は堅調傾向で推移しましたが、週半ばから
軟調傾向での推移になる相場展開になり、一方、豪ドル米ドルが
上下動しながらも堅調傾向で推移する相場展開になりました。

さて今週ですが、シュタルクECB専務理事が「必要であればG7は再度
(円売り)介入をする用意がある。」と明言していることで、G7の介入
への意志は継続しているようですが、日財務相が「円への為替介入は
一定の水準の為ではなく過度な変動があった時に行う。」とのことで、
急激に円高が進むなどの状況次第ということになりそうです。
ただ、水準は定めていないとのことですが、市場の一部ではドル円は
80.00が介入の目安になると観測している向きがあるようです。

ユーロについては、要人発言から4月7日の政策金の発表で0.25%の
利上げになるとの観測が大勢となっていてほぼ織り込まれてきている
ようですが、ポルトガル議会が緊縮財政政策案を否決して、ポルトガル
の首相が辞任することになったことなどを受けて、格付け会社では、
ムーディーズを除き、フィッチやS&Pがポルトガルの格付けを引き下げ
たことや、また、支援を受けたギリシャやアイルランドの将来の債務
不履行への懸念も燻っているようで、リスク懸念が再燃していて、
今後の展開が注目されます。

ポルドガルでは、4月15日に43億ユーロと6月49億ユーロの多額の国債
償還を迎え、4月分は既に調達済みとのことながら、6月分については
資金調達はこれからで、このような状況下での事実上の政治空白が懸念
されるところですが、一方、欧州の議会本会議で詳細の決定は6月末に
持ち越されたものの、ユーログループ議長が「財務相会合ではEMS欧州
安定メカニズムの全ての要素での合意をした。」と発表していることか
ら、万一の時のセーフティーネットは整備されてきていることもあり、

リスクへの懸念とEMS欧州安定メカニズムへの観測の綱引きになって、
ユーロドルでは主要な上値抵抗線の1.4283と1.4050間の上下動と見る
向きがあるとともに、このレンジを抜けると相場が大きく動き、次の
ステージへと移行する可能性もあり注目されます。

一方、ポンドは、英財務相が「2011年の英GDP成長率を1.7%へ下方修正
する。」などを発表したことや、格付け会社のフィッチが「経済成長が
予測を下回れば英政府は更に財政措置を実施する必要。」との見解を
発表したことに加え、格付け会社のムーディーズが「低成長で財政
健全化が損なわれる場合、英国のAAA格付けがリスクにさらされる恐れ
がある。」との見解を発表しことなどで、先週後半は軟調の度を強め
ましたが、ポンドドルでは1.6000アラウンドの売り買いの攻防が注目
されます。反発上昇するのか、1.5976を割り込むのか、関が原の戦い
になりそうです。

他方、先週に1983年フロート制移行後の最高値を更新した豪ドル米ドル
ですが、豪RBAの総裁補佐が「豪の銀行の状況は良好。銀行は緩やかな
金利上昇に慣れていくべきである。」と今後の利上げ示唆もあり、
また、世界経済の拡大と資源価格の上昇を背景に堅調が続く可能性が
高そうですが、いったんの利食調整を経ると見る向きもあるようです。

また、スイスフランでは、スイスSNB総裁が「SNBは6月に状況を判断。
ゼロに近い政策金利は国内経済へ問題を引き起こす可能性。」との認識
を示して6月利上げを示唆する発言がありました。リスクの回避先とも
なる通貨であるために、イエメンやシリアでデモが拡大している中、
リビアなど中東情勢も睨みながら、今後の相場展開が注目されます。

さて、先週は米国の要人発言に特筆すべきことがありました。

「私見ではQE3を実行するハードルは高い。」(アトランタ連銀総裁)
「流動性は豊富ではなく超過の兆候がみられる。」(ダラス連銀総裁)
「これ以上の緩和策の必要性は薄まっている。」(シカゴ連銀総裁)
「FRBは近い将来に出口戦略が必要。」(フィラデルフィア連銀総裁)
「FRBはQE2を延長することはない可能性。」(米ミネアポリス連銀総裁)

など、米要人の発言がタカ派色を強めていることで、しばらく軟調に
推移していたドルインデックスが巻き戻す可能性があり、米ドル買い
に転ずると観測する向きがあるようで、多くの通貨ペアに影響を与える
基軸通貨の米ドルの動向が特に注目されます。

経済指標関連では、3月28日の米中古住宅販売保留(2月 成約)、
3月29日の英第4四半期GDP確報に米S&Pケースシラー住宅価格(1月)、
3月30日のNZ住宅建設許可件数(2月)と米ADP雇用統計(3月)、
3月31日の豪小売売上高(2月)に欧消費者物価指数速報(3月 前年比)と
米新規失業保険申請件数に加GDP(1月)、
4月1日の米雇用統計などが特に注目されます。

中東情勢とともに日本の原発事故の動向も注目されますが、
今週もボラタイルな相場展開になる可能性があり、
リスク管理をしっかりしてトレードしていきたいものです。


被災地の皆様を暖かな春が包みますよう願っています。 m(_ _)m


さて、このような時節に相場のお話をするのが躊躇されますが、
今日はブルとベアの戦いとポイント抜けのお話をさせていただきます。

相場ではブル"bull"とかベア"bear"などと言うことがあります。

ブル"bull"とは、角を突き上げる雄牛を象徴して「強気」、
ベア"bear"とは、爪のある手を振り下ろす熊を象徴して「弱気」
のことを言いますが、

相場は「ブルとベアの戦い」であるとも言われることがありますね。

ブルが優勢であるときは相場が上昇して、
ベアが優勢であるときには相場が下落するわけですが、

(実需筋での輸出勢の外貨を自国通貨に換える「売り切り」や、
輸入勢の外貨需要での外貨の「買い切り」や、
企業買収や長期投資などの資本移動や、
不胎化なしの為替介入などほぼ一方通行の取引もあるものの)

為替取引の9割ほどにもなるといわれている投機玉では、
(利食いにしても損切りにしても)
ブルの買い方もいつかは必ず手仕舞いの反対売買での売り方になり、
また逆に、ベアの売り方もいつかは必ず手仕舞いでの買い方になり、

為替相場での投機玉に限れば、買い方と売り方の勢力和は、
大きな時間の中では同一になりますので、

(実需筋の買い切りや売り切り、そして資本移動もあるとともに、
投機玉でも日計りのトレードの建て玉だけではなく、
金利目的などのある程度の長期トレードの建て玉もありますので、
必ずしも相場が上限と下限のある状況になるとは限りませんが)

投機玉の占める割合の大きさから、
とても巨大なレンジを形成しやすいとはいえそうです。

そしてまた、その巨大なマクロレンジの中で、

ある程度、材料を織り込み済みとなったときや、
相場観がほぼ等しく対立する場合など、

ブルの買い方とベアの売り方の勢力の拮抗した
ある程度の範囲で上下動する揉み合いや、
狭い範囲で売り買いが均衡する保ち合いなどになることがあったり、

また、そのときどきに、経済情勢や観測や思惑などを反映して
買い方が優勢が続く上昇トレンドや、
売り方の優勢が続く下降トレンドが形成されることがあります。

売買の成立しているとき、買い方の相手には売り方がいて、
売り方の相手には買い方がいて、
ブルとベアの戦いは相場がある限り絶えることはありませんが、

歴史的な安値や高値のマクロレンジのいわば相撲の大俵のあたりや、
その中の各所のレベルで形成されるレジスタンス・サポートや、
狭い範囲で売り買いが均衡する保ち合いを離れようとするときには、

越えさせようとする勢力と、そこから反転させようとする勢力が
激しくぶつかり合いになって、

ブルの買い方とベアの売り方の激しいバトルが展開されます。

そうです。

チャートポイントでは、抜けるか、戻るかの戦いとなるわけですね。

これらのチャートポイントでは、
トレードチャンスになることが多いのですが、

買い方の買いたいところが、売り方の売りたいところでもあり、

また逆に、売り方の売りたいところが、
買い方の買いたいところでもあり、(笑)

真逆の思惑が交錯する激しい売り買いの攻防となるために、

(ファンダメンタルズのインパクトで一気に抜けることもありますが)

多くの場合では、

「少し越えたようでいて、また戻る」
「少し戻ったようでいて、また抜ける」

ことなども少なくはなく、(苦笑)

チャートポイントが、単純なラインではなく
ある程度の範囲のあるゾーンを形成する場合があって、

レジスタンスやサポートを「抜けたのか」「戻ったのか」

あるいは狭い範囲で売り買いが均衡する保ち合いの
プラットフォームを「どちらに抜けるのか」、

など、なんとも難しい判断をしなくてはならないことになります。

抜け戻りを完全に判別する方法はどうやらないようで、

「終値で」ポイントを抜けたら(反転したら)、
「みなし」でのエントリーを行って、
思惑違いのダマシとなった場合の「損切り」も駆使しながら
トレードするというのがよくある考え方ですが、

* 上位時間軸の動意方向へは抜けやすい(戻りやすい)。

* ポイントまでピッタリ来たレートは、
 逡巡の動きとなっても、やがては抜けて行きやすい。

* 一度押しての再上昇や一度戻っての再下降で、
 ポイント抜けした場合は、(逆側の勢力のフェイラーを伴い)
 抜けの信頼度が比較的高い。

* 何度もポイント抜けをトライして抜けた場合には、
 抜けの信頼度が比較的高い。

* 加速度を伴ってポイントを抜けた場合には、
 抜けの信頼度が比較的高い。

* 何度もポイント抜けをトライして抜けきれなかった場合には、
 逆サイドに動くことが多い。

* 明確なファンダメンタルズの裏づけのあるポイント抜けは、
 信頼度が比較的高い。

* 明確なファンダメンタルズの裏づけのないポイント抜けは、
 やや信頼度か低い。

など、裁量トレードならではのいくつかのヒントがありますね。

かつてシェークスピアの悲劇に登場する
デンマークの王子ハムレットは、

"To be,or not to be,that is the question"と悩んだそうですが、

トレーダーの悩みのひとつは、

「抜けるのか、抜けないのか」の"To be,or not to be"のようです。

抜けるか抜けないか、それが問題だ――。(爆)



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私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 「Vの紋章」のお話


東日本大地震で被災された方へ心よりお見舞申し上げますとともに、
お亡くなりになられた方々へのご冥福をお祈り申し上げます。
そして、被災地の一日も早い復旧を願っています。 m(_ _)m

先週はドル円が1995年4月の戦後最安値の79円75銭を割り込み、
一時76円25銭(日経発表)をつける激動の相場展開となりました。

●先週の気になる出来事

<3月14日(月)>

週末のユーロ圏の首脳会議では、
「欧州金融ファシリティー貸出可能額を4400億ユーロに引き上げる。
ギリシャ向け融資の金利を引き下げ期間を延長する。」
ことなどが決定されました。
ユーロドルが上窓を空けてのスタートになりました。
日銀が朝に金融市場安定のため7兆円の緊急オペを実施しました。
アイルランド紙が、
「アイルランド国内銀行は150〜250億ユーロの追加資本が必要。」
との観測報道をしました。
日銀が5兆円の即日資金供給を追加して、
さらに3兆円の追加をすると発表しました。
急落していたドル円が一時反発しました。
福島原発で水素爆発事故が起こりました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本の災害の経済的影響は予想より大きい。
日本の国債発行目標44兆円の維持は困難になる可能性。
震災後も日本に直ちに財政危機起きる兆しはない。」
などの見解を発表しました。
日銀金融政策決定会合では、
「資産買い入れ基金が総額5兆円から10兆円に拡充する。」
などの追加緩和策が決定されました。
日経平均は前週末比−633.94円で取引を終えました。
格付け会社のS&Pが、
「日本に東日本大震災は重大な影響があるが、
直ちに格付けには影響しない。」
との見解を発表しました。
日銀総裁の記者会見では、
「潤沢な資金供給を行い金融市場安定に万全期す。
決済システムには大きな混乱ない。
停電やガソリン不足は物流と生産に影響を与える。
景気の先行きは不確実性が大きい。
今後も経済と物価動向を見て資金供給をしていく。」
などが示されました。
原油先物が軟調になりました。
独連邦債とPIIGS諸国の利回りスプレッドが縮小しました。
ユーロがしばらく堅調に推移しました。
独連銀総裁が、
「極端な状況下では秩序のある債務再編は実施可能。
ユーロ圏共同債は健全な財政政策の動機を弱める可能性。」
などの見解を示しました。
加第4四半期設備稼働率は市場予想より弱い76.4%になりました。
格付け会社のフィッチが、
「日本の震災による格下げの可能性はまだ現れていない。
また、英国のAAA格付けを維持して見通しを安定的とする。」
などの見解を発表しました。
ユーログループ議長が、
「インフレ率は著しく上昇。
鉱工業生産には前進的トレンドが見える。
日本の状況はEUに影響を与える可能性がある。」
などの認識を示しました。
ECBの専務理事が、
「ユーロ圏の銀行の強化が必要。ストレステストは信頼感に繋がる。
中東情勢は原材料価格にとって圧力。
ECBはインフレ期待の急速な上伸への対処の準備をすべき。」
などの見解を示しました。
NYダウは前週末比−51.24ドルで取引を終えました。

<3月15日(火)>

ポルトガルの首相が、
「ポルドガルは外部からの支援を必要としない。」
との発言をしました。
ドル円が上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
豪RBA議事録では、
「緩やかな引き締めの政策は適切と判断。
経済成長はトレンドに近いペース。インフレ見通しは目標と一致。
世界経済はトレンド上回る成長をしていて商品価格への押し上げ圧力。
資源会社は大幅投資拡大を計画。
洪水は10年第4四半期〜11年第1四半期のGDPを0.5%押し下げる。」
などが示されました。
早期利上げの示唆は見られなく豪ドルが軟調になりました。
日首相が「福島原発での漏洩放射能濃度は高くなっている。」
との政府見解の発表をしました。
福島第1原発4号機で水素爆発がありました。
日経平均が一時前日比1200円以上も下落しました。
大証で日経平均先物にサーキットブレーカーが発動されました。
東証が裁定取引の制限措置を実施しました。
日銀が3兆円の緊急オペを実施しました。
日銀金融経済月報では、
「先行きの生産は基調的に緩やかに増加も地震で低下が見込まれる。
景気の先行きは緩やかな回復に復していく見込み。
消費者物価は小幅のプラスに転じていく見込み。
前月と比べ長期金利は低下して株価は下落している。」
などが示されました。
日経平均は前日比−1015.34円の過去3番目の下落率を記録して
大幅安で取引を終えました。
中国上海株式市場が1.4%下落しました。
香港株式市場が2.86%下落しました。
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
英DCLG住宅価格(1月)は前年比で予想より弱い0.5%になりました。
独ZEW景況感調査(3月)は14.1、独ZEW景況感調査(3月 現況)は85.4と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
リビア問題に対するG8声明草案では、
「リビア国民は民主主義を要求する権利がある。
経済措置を含めカダフィへ圧力を高めるよう国連安保理に要請。」
などが盛り込まれました。
米原油先物や金など商品先物やダウ先物が大幅下落しました。
日本国債5年物CDSが過去最高を更新して125bpになりました。
米輸入物価指数(1月)は1.4%、NY連銀製造業景気指数(3月)は17.50と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加第4四半期労働生産率は市場予想より強い0.5%になりました。
米ネットTIC長期フロー(1月 対米証券投資)は
市場予想より弱い515億ドルになりました。
バーレーンが3ヶ月の非常事態宣言を発令しました。
米NAHB住宅市場指数(3月)は市場予想とおりの17になりました。
ガイトナー米財務長官の議会証言では、
「日本は地震からの復興に対応可能。
日本の地震は米国の国債価格には影響しない可能性。
日本が災害復興の資金調達で保有米国債を売却するリスクはない。
日本の震災受けたシステミックリスクの発生は見られない。」
などの認識を示しました。
米FOMCでは市場予想とおり政策金利を0.0〜0.25%で据え置きました。
米FOMC声明では、
「2011年第2四半期まで長期国債6000億ドルを購入する方針を再表明。
インフレには上方圧力。物価上昇の影響は一時的と予想。
異例に低い金利を長期間継続すると再表明。
失業率は高止まりとなっている。住宅部門は引き続き低迷。
経済回復は一段と底堅く労働市場の状況は全般的に改善してきている。」
などが示されました。
FOMC声明では経済回復の認識は示されたものの、
金融政策の新たな進展を示唆する内容は見られませんでした。
NYダウは前日比−137.74ドル取引を終えました。

<3月16日(水)>

格付け会社のS&Pが、
「日本の損保セクターの格付け見通しをネガティブに引下げる。
地震と津波の被害を受け収益と資本状況が圧迫される可能性。
日本のソブリン格付けへの影響を判断するのは時期尚早。」
などの見解を発表しました。
格付け会社のムーディーズが、
「「ポルトガルを2段階格下げして見通しをネガティブにする。」
と発表しました。
ユーロが一時軟調になりました。
日銀が3.5兆円の即日供給オペを発表しました。
日経平均が大幅反発してスタートしました。
豪第4四半期新規住宅は市場予想より弱い−5.3%になりました。
日銀が1.5兆円の即日供給オペを追加しました。
日経平均は前日比+488.57円で取引を終えました。
中国上海株式市場が1.2%上昇しました。
英失業率(2月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請件数推移(2月)は
市場予想より強い−1.02万人になりました。
欧消費者物価指数(2月)は市場予想とおりの0.4%になりました。
ポルトガルの1年債の入札では、
平均落札利回りが前回より高い4.331%、
応札倍率が前回より低い2.2倍になりました。
米住宅着工件数(2月)は47.9万件、米建設許可件数(2月)は51.7万件と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米生産者物価指数(2月)は市場予想より強い1.6%になりました。
OECD経済協力開発機構が、
「英国の2011年のGDP見通しを1.5%へ下方修正する。
英国の2011年と2012年の経済成長は抑制される可能性。
英国の財政削減は必要不可欠。
英国の政策金は2011年中頃から徐々に引き上げていくべき。」
などの見解を発表しました。
NYダウが軟調に推移しました。
格付け会社のムーディーズが、
「カナダは緩やかに経済拡大を続けていく可能性。」
との見解を発表しました。
EUエネルギー担当相が、
「日本の原子力機関の状況は対処不能。
日本の状況は大災害に発展するリスクがある。」
との見解を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pが、
「チュニジアの長期格付けを引き下げて見通しを安定的とする。」
と発表しました。
ドル円が80円の大台を割り込みました。
NYダウは前日比−242.12ドルで取引を終えました。

<3月17日(木)>

ドル円が1995年4月19日午前9時過ぎの戦後最安値の79円75銭を
割り込み、午前6時少し前に76円26銭を示現しました。
クロス円も軒並み大幅下落になりました。
その後、ドル円は79円台まで急反発していきました。
日第三次産業活動指数(1月)は市場予想より強い2.1%になりました。
日経済財政相が、
「円高は思惑と投機的動きで発生。
生損保の円転の噂は事実と全く異なる。
生損保各社の保険金支払いは国内にある円資産で充分。
日銀も必要な資金調達を行う用意をしている。」
などの認識を示しました。
日財務相が、
「18日朝7時にG7電話会合を行う。市場動向の状況を注視している。」
との発言をしました。
米国務省が、
「チャーター機を東京に向かわせ米国人の日本出国を支援。
米政府は在日米大使館スタッフの家族の自主的出国を承認した。」
との発表をしました。
日銀が1兆円の即日供給オペをしました。
日経平均は下げ幅を縮小して前日比−131.05円で取引を終えました。
日損保協会長が、
「東日本大震災の支払件数や金額の見込みはまだ把握できていないが、
地震保険は政府再保険もあり保険経営に大きな影響はないと考える。
ドル資産を円に換えて保険金支払いに備える必要はないと認識。
円の急騰は理解しがたい。」
などの見解を示しました。
中国上海株式市場は前日比1.1%下落しました。
スイス政府が、
「2011年のスイスGDP成長率見通しを2.1%に引き上げる。
2011年のスイスのインフレ率は1.0%に引き上げる。」
などの発表をしました。
スイス第4四半期鉱工業生産は市場予想より強い7.4%になりました。
スイスSNBは政策金利を市場予想とおり0.25%に据え置きました。
スイスSNB声明では、
「スイスフランは継続的な強さを示している。
スイス経済に対する見通しは改善。景況感は好ましい動向。
インフレ見通しには高い不透明性がある。
下振れリスクは欧州債務問題や原油。
地政学的緊張が新たな緊張を引き起こす可能性。
短期的に物価安定に対する脅威はない。
現在の金融政策を見通しの全期間にわたって維持できない可能性。」
などが示されました。
スペインの10年債の入札では、
平均落札利回りが前回より低い5.162%、
応札倍率が前回より高い1.8倍になりました。
ユーロが堅調傾向で推移しました。
米消費者物価指数(2月)は0.5%、米新規失業保険申請件数は38.5万件と
ともに市場予想より強い結果になりました。
加国際証券取扱高(1月)は132.9億加ドル、加卸売売上高(1月)は1.5%と
ともに市場予想より強い結果になりました。
米鉱工業生産(2月)は−0.1%、米設備稼働率(2月)は76.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米景気先行指標指数(2月)は市場予想より弱い0.8%、
フィラデルフィア連銀指数(3月)は予想より強い43.4%になりました。
国際原子力機関IAEAが、
「原発の1、2、3号機は比較的安定。4号機の状況は非常に深刻。」
との見解を発表しました。
オバマ米大統領が、
「日本が復興すると確信。原子炉が受けた被害は著しいリスク。
原発から50マイルより外は退避の必要はない。
原発は将来の米国のエネルギーで重要な役割果たす。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+161.29ドルで取引を終えました。

<3月18日(金)>

国連安保理がリビアへの飛行禁止区域設定を採決で承認しましたが、
リビア政府がこれを拒否しました。
リビア外務省が即時休戦の用意があると発表しました。
英ネーションワイド消費者信頼感(2月)は、
市場予想より弱い38になりました。
日財務相が、
「G7の合意に基づき午前9時に協調介入を実施する。
協調介入には米、加、ECBが参加する。介入対象はドル円。
それぞれの当局はそれぞれの市場オープンから行動。
ECBではユーロで実施の可能性もある。
協調介入は特定の水準を目指すものではない。」
などの発表をしました。
G7声明では、
「為替レートの過度な変動や無秩序な動きは経済金融安定に悪影響。
為替市場を注視し適切に協力。日本の経済と金融の強靭さを信認。
必要とされるいかなる協力も提供する用意がある。」
などが示されました。
ドル円が為替介入によって81円台まで急上昇しました。
英BOE副総裁が、
「すぐに政策金利を引き上げることには反対する。
英国経済はBOEの予想より沈滞のリスクがあり、失業率が高い。
英国は深刻な状況にあり長期間インフレ目標を上回る可能性。」
などの認識を示しました。
日銀が1兆円の即日供給オペを追加しました。
日経平均は前日比+244.08円の9206.75円で週の取引を終えました。
独生産者物価指数(2月)は市場予想とおりの0.7%になりました。
英財務相がG7合意により円売り介入をしたと発表しました。
独・仏・伊・ECBも円売り介入したと発表しました。
欧貿易収支(1月)は市場予想より弱い−33億ユーロになりました。
中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げました。
豪ドルなどで売りが見られましたが市場反応は限定的でした。
加消費者物価指数(2月)は市場予想より弱い0.3%になりました。
日首相が、
「地震の津波被害と原子力事故の2つの大きな問題に直面。
福島原発事故は予断許さない状況が続いている。
危機からの脱却に全力あげている。日本全体が復興できると確信。」
などの認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「バーレーンの格付けを引き下げ、見通しをネガティブで継続。」
することを発表しました。
加・米が円売り介入したと発表しました。
リビア外相が「国連議決を受け入れ軍事行動を停止する。」
と発表しました。
堅調傾向で推移していた原油や金のなどの先物が軟調になりました。
米FRBが、
「米銀大手19行のストレステストを完了。銀行の資本は大きく改善。」
との発表をしました。
米JPモルガンが、
「配当を25セント引き上げ、150億ドルの普通株を買い戻す。」
との発表をしました。
トリシェECB総裁が、
「(インフレへの)強い警戒について撤回はしない。
日本について憂慮している。迅速な決定が必要であった。」
などの見解を表明しました。
ユーロドルが1.41台後半まで上昇しました。
ドル円は介入後に徐々に軟調になり80円台半ばまで下落しました。
NY原油(WTI)は101ドルあたりで週の取引を終えました。
NYダウは前日比+83.93ドルの11858.52ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<3月21日(月)>

※東京市場は祝日でお休みです。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(3月)、
午前11時にNZクレジットカード支出(2月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(2月)、
夜10時半からユーロ圏の財務相会合
夜11時に米中古住宅販売件数(2月)、
夜11時からトリシェECB総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<3月22日(火)>

午後1時半に日全産業活動指数(1月)、
午後4時にスイス貿易収支(2月)、
午後6時半に英消費者物価指数(2月)、英小売物価指数(2月)、
午後7時半からスイスSNB総裁の講演、
夜9時半に加小売売上高(1月)、加景気先行指標指数(2月)、
夜11時に米住宅価格指数(1月)、リッチモンド連銀製造業指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加の指標には注目です。

<3月23日(水)>

朝6時45分にNZ第4四半期経常収支、
午後6時半に英BOE議事録、
午後7時に欧鉱工業新規受注(1月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(2月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(3月)、
深夜1時からバーナンキFRB議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<3月24日(木)>

朝6時45分にNZ第4四半期GDP、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(1月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(2月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(3月)、独サービス業PMI速報(3月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(3月)、欧サービス業PMI速報(3月)、
午後6時半に英小売売上高(2月)、
夜9時半に米耐久財受注(2月)、米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(独)・英・米の指標には注目です。

<3月25日(金)>

朝7時半からRBNZ総裁の講演、
朝8時半に日全国消費者物価指数(2月 前年比)、
朝8時50分に日企業向サービス価格(2月 前年比)、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
午後6時に独IFO景気動向(3月)、独IFO現況評価値(3月)、
夜9時半に米第4四半期GDP確報(前期比年率)、
同夜9時半に米第4四半期GDP価格指数確報、
同夜9時半に米第4四半期個人消費確報、米第4四半期コアPCE確報、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(4月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
そして、開始時間が未定ですがEU首脳会議が開催されます。

さて、先週もいろいろなことがありました。

週末のユーロ圏の首脳会議では「欧州金融ファシリティー貸出可能額を
4400億ユーロに引き上げる。ギリシャ向け融資の金利を引き下げ
期間を延長する。」ことなどが決定されました。

3月14日に、日銀が朝に金融市場安定のため緊急オペを実施しました。
日銀金融政策決定会合では「資産買い入れ基金が総額5兆円から
10兆円に拡充する。」などの追加緩和策が決定されました。
そして、格付け会社のフィッチが「日本の震災による格下げの可能性は
まだ現れていない。また、英国のAAA格付けを維持して見通しを安定的
とする。」などの見解を発表しました。

3月15日に、ポルトガルの首相が「ポルドガルは外部からの支援を
必要としない。」との発言をしました。
また、豪RBA議事録では早期利上げの示唆は見られませんでした。
日経平均が一時前日比1200円以上も下落して前日比−1015.34円の
過去3番目の下落率を記録して大幅安で取引を終えました。
そして、バーレーンが3ヶ月の非常事態宣言を発令しました。
また、米FOMC声明ではFOMC声明では経済回復の認識は示されたが、
金融政策の新たな進展を示唆する内容は見られませんでした。

3月16日に、格付け会社のムーディーズが「「ポルトガルを2段階
格下げして見通しをネガティブにする。」と発表しました。
また、OECDが「英国の2011年のGDP見通しを1.5%へ下方修正する。
英国の財政削減は必要不可欠。英国の政策金は2011年中頃から
徐々に引き上げていくべき。」などの見解を発表しました。
そして、EUエネルギー担当相が「日本の原子力機関の状況は対処不能。
状況には大災害に発展するリスクがある。」との見解を示しました。

3月17日に、ドル円が一時1995年4月19日の戦後最安値の79円75銭を
割り込み76円26銭を示現しました。クロス円も大幅下落になりました。
また、日財務相が「18日朝にG7電話会合を行う。」と発表しました。
米国務省が「米政府は在日米大使館スタッフの家族の自主的出国を
承認した。」との発表をしました。
そして、国際原子力機関IAEAが「原発の1、2、3号機は比較的安定。
4号機の状況は非常に深刻。」との見解を発表しました。

3月18日に、リビア外務省が即時休戦の用意があると発表しました。
また、日財務相が「G7の合意に基づき午前9時に協調介入を実施。」
との発表をしました。ドル円が一時81円台まで急上昇しました。
そして、米FRBが「米銀大手19行のストレステストを完了。銀行の
資本は大きく改善している。」との発表をしました。
また、トリシェECB総裁が「(インフレへの)強い警戒について撤回は
しない。日本について憂慮している。迅速な決定が必要であった。」
などの見解を表明しました。

先週は、ドル円が週初に下窓を空けてのスタートの後に一時反発するも
3月17日の早朝に76円台前半まで下落して、翌18日にG7の協調介入で
81円台後半まで反騰した後に80円台の半ばまで下落する相場展開になり
ました。一方、ユーロドルは週初に上窓を空けてのスタートの後に上下
動となって、週後半から騰勢を強める相場展開になりました。また、
ポンドドルは上下動から週後半に上昇する展開になり、豪ドル米ドルは
軟調以降で推移した後に週後半に反発する相場展開になりました。
先週は各主要通貨ペアが激動するボラタイルな1週間になりました。

さて今週ですが、リーマンショックでさえも発動されなかったG7による
協調介入は意義あるものとして評価されていますが、G7の電話会合での
円売り介入の合意に「18日」との言辞があったことから、介入が18日に
限定されたものか、あるいは18日から介入を開始するとの意味なのか、
市場には異なる解釈があるようで、円に関しては今週はこれを確かめる
ことになりそうです。

今後も適時円売り介入があれば後者になりますが、単発的介入であれば
前者ということになりそうです。

また、主要7箇国の協調介入ではありますが、日本は2兆円規模の介入
とのことながら、一部報道ではECBでは推計50億ユーロ規模とのことで、
他の5箇国の協調介入規模は明らかにされていませんが、18日午前9時
の日本の円売りドル買い介入でドル円が79円半ばから81円半ばまで
200Pipsほど上昇した後には、(投機筋の円買いもあった模様ながら)
G7の協調介入でも82円台乗せには至らず週末18日のNY時間には81円台も
割って下落していることから、G7の円売り協調介入の本気度に懐疑的な
見方もあるとともに、投機的な円買い圧力も強いようで、今週の介入
動向および相場動向が注目されます。

一方、ユーロ圏の首脳会議で「欧州金融ファシリティー貸出可能額を
4400億ユーロに引き上げる。ギリシャ向け融資の金利を引き下げ期間を
延長する。」ことなどが決定されたことや、独連邦債とPIIGS諸国債の
利回り格差の縮小でリスク懸念が後退していることに加え、欧州要人の
インフレ警戒発言にでの利上げ期待などで堅調なユーロドルですが、

ECBの次回政策金の発表までは堅調と見る向きや一部米系の1.50目標
との声がありながらも、1.42の大台および主要な抵抗線の1.4283も
目前で、以前に反転したポイントに迫っていると共に、先週にドル
インデックスでは2010年11月安値に到達していて、以前に米ドルが
反発した注目ポイントも迎えていることから、ユーロドルが今週に
さらに上昇するのか、あるいは反転するのか、他のドルストレート
通貨ペアと共に売り買いの攻防における関が原の戦いになりそうで、
相場動向が注目されます。

また、リビア外務省が即時休戦の用意があると発表したにも拘らず、
反政府勢力への攻撃を即時停止しない政権側へ最後通告をした後に
仏軍が軍事行動を開始して米英軍がトマホークミサイルを110発以上
発射するなどリビア問題が緊迫していることや、福島原発事故問題
などによるリスク回避の動きにも注目されます。

経済指標関連では、21日の米中古住宅販売件数(2月)、
22日の英消費者物価指数(2月)に加小売売上高(1月)、
23日の英BOE議事録に米新築住宅販売件数(2月)とFRB議長の講演、
24日のNZ第4四半期GDPに英小売売上高(2月)と米耐久財受注(2月)に
米新規失業保険申請件数、
25日の独IFO景気動向(3月)に米第4四半期GDP確報等が注目されます。

今週も引き続き高下激しいボラタイルな相場展開になる可能性があり、
トレードをする場合には、リスク管理を徹底する必要がありそうです。


さて今日は、「Vの紋章」のお話です。


2011年3月11日14時46分を私達は生涯忘れないことでしょう。

いつものように平穏な週末になると思われていたその日、
巨大地震は多くの人の人生を怒涛となって襲い、
家族や友人を引き裂き、そして多くの人の大切な命を奪いました。

どんなに恐ろしかったことでしょう。
どんなに辛かったことでしょう。どんなに悲しかったことでしょう。

東日本大地震で被災された方へ心よりお見舞申し上げますとともに、
お亡くなりになられた方々へのご冥福をお祈り申し上げます。
被災地の一日も早い復旧を願っています。 m(_ _)m

また、震災では多くの善意もみられました。

「自分達でもできることで被災された方々を助けていこう。」
という思いが日本国中に湧き上がりました。

不眠不休で懸命に復興に労する各所の職員さんたちの姿もありました。

懸命に頑張る医師の姿がありました。

心を込めて炊き出しをするボランティアの姿もありました。

真心からの善意の募金もありました。

そして、国家間の摩擦をも超えて、暖かい支援の手を
差し伸べてくれる世界117箇国の救援の方々もいました。

人が人を助ける善意の行動があることを知りました。

そして、被災から10日たって80歳の女性と16歳の少年が
瓦礫の下から救出された嬉しいニュースもありました。

ところが一方、醜い行動をする人達もいました。

倒壊した家屋や商店から金品を盗む人、
善意を装い募金の名の下に詐取をもくろみ暗躍する人、
根拠の確かではない風評を流す人、
被災地の物資の窮状にかかわらず米や電池を買いあさる人、
被災地から避難してきた人の宿泊を拒む宿泊施設、

そして、機に乗じて相場を掻き乱し巨額の利を得ようとする投機筋。

今日のコラムでは、新聞報道などを基に
読み物としての脚色も加えまして
投機筋につきましてのお話をさせていただきます。

それは、NY時間が終了して市場取引が薄くなった
日本時間2011年3月17日早朝の6時少し前に仕掛けられました。

彼らの用意は周到でした。

1995年1月の阪神大震災後にドル円が下落の度を強め、
同年の4月19日午前9時過ぎに戦後最安値の79円75銭をつけた
歴史を彼らは知っていて、それを利用しました。

「日本の保険会社が保険金支払いのために外債を売却する。」と、
もっともらしいことを事前にまず彼らは市場で喧伝していたのです。

ところが、犯人だと彼らに吹聴されていた日本の生保や損保各社が
2011年3月17日に外債を売却していた事実はまったくなく、

「外債の大量売却といった事実は一切ない。」
 (東京海上日動火災保険の発表)

「現預金など換金性の高い資産を充分に保有している。
 (保険金支払いのために外債を売却して) 換金する必要はない。」
 (日本損害保険協会の会長の談話)

「生損保の円転の噂は事実と全く異なる。
 生損保各社の保険金支払いは国内にある円資産で充分。
 日銀も必要な資金調達を行う用意をしている。」
 (日本の経済産業相の談話)

とのことでした。

そうです。

「日本の保険会社が保険金支払いのために外債を売却する。」
「そして外貨円転によって円高になる。」という、

もっともらしいストーリーは彼らが作り上げた話だったのです。

そして、彼らは円高になるかもしれないとの観測を醸成した後に、
不安心理と恐怖心理の高まったところで、

市場取引の薄くなるNY市場のクローズ後の虚を突いて、
彼らは猛獣が子羊を襲うように
ここぞとばかりに狙い撃ちで仕掛けました。

彼らにしてみれば待ちに待ったひと時でした。

もちろん、彼らは知っていました。

外貨投信の売買状況で14日から個人が売り越しに転じていたことも、

邦銀が不安心理から円資金を抱え込むようになって
外銀が円の資金を調達しにくくなっていて、
外国の金融機関が円資金の確保に走っていたことも、

また、市場取引の薄くなったところで仕掛ければ、
大きく値を動かすにも投機資金が比較的少なく済むことや、

逆張り好きの個人投資家達がたくさんの買い玉を持っていることも、

歴史的安値の79円75銭のサポートを信じている人の多くが
その下の79円50銭や79円台割れに
大量のストップロスを設定していることも、

また、この時間帯では東京の機関投資家勢や日本の個人投資家など
日本の多くのトレーダーがまだディールする時間ではないことも…。

すべて知っていたのです。

そして、彼らのそれは執行されたのです。

彼らは巨額の資金でまず79円75銭割れまでドル円を売り叩きました。

そうすると、彼らの思惑とおり次々と雪崩が連鎖するように
ドル円の買いポジションのストップが自動的に執行されていきました。

そうです。

買いポジションでのストップ設定による
反対売買の売りが自動的に執行されて、

ドンと押された弾み車が勢いを増すように
下落が下落を呼んで急落して行ったのです。

仕掛けの後のたったの20分間でドル円は3円以上も下落して、
豪ドル円やユーロ円でも約4円も急落することになりました。

そして、彼らは売り玉の含み益が存分に増えたところで、
一気に手仕舞いの反対売買の買いを執行しました。

彼らが個人投資家などの買い方のストップを食って、
損をした投資家の損の分だけたんまり儲けて
手仕舞いの反対売買で相場が反発すると

チャートには「Vの紋章」が描かれることになりました。

私のようにノーポジで朝起きてただびっくりする人や
個人投資家の中には大きく儲けた人もいましたが、

突然の投機的な相場の大変動に大きな損失になった人もいました。

日本のトレーダーの多くは2011年3月17日の午前6時の相場と、
チャートに描かれた「Vの紋章」をずっと忘れないことでしょう。

投機とはここまで汚い手口で行うものなのでしょうか。

彼らは言うでしょう。

「投機とはマネーバトルだ。バトルとは戦争なのだ。
 市場に参加するということは戦場に入るということだ。
 投機で勝つということは機に乗じて儲けるということだ。
 我々も同じ土俵で生きるか死ぬか命がけで戦っているのだ。
 戦いに卑怯も何もない。ストップ狩は戦略なのだよ。
 我らを卑怯者呼ばわりする寝ぼけた甘えのたわごとは
 よしてくれたまえ。」

でも、彼らに「甘えたたわごと」と言われたとしても、

災害で人々が苦しんでいるときに
その機に乗じてまで悪魔のように大儲けしなくても
トレードはしていけるものと思っています。

今年の3月は激動の月となりました。

2011年3月11日14時46分を私達は生涯忘れないことでしょう。

そして、トレーダーとして
2011年3月17日早朝6時も胸に刻むことでしょう。



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より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 非常事態のお話


先週はマグニチュード9.0の東日本巨大地震があり、
東北地方や関東や中部など日本各地で甚大な被害が発生しました。
被害にあわれました方々へ心よりお見舞いを申し上げます。 m(_ _)m

●先週の気になる出来事

<3月7日(月)>

NZの首相が
「政策金利の決定はRBNZが決定すべきことだが、
政策金利の引き下げはNZ経済の大いなる支援になる。」
との見解を再表明しました。
NZドルが軟調傾向で推移しました。
中国の首相が、
「5箇年計画でGDP伸び率の見通しを7%。2011年の成長目標を8%、
2011年の消費者物価指数の目標を4%、インフレ抑制が優先事項。」
などを表明しました。
中国上海株式市場は堅調傾向での推移になりました。
日景気一致CI指数速報(1月)は市場予想より強い106.2、
日景気先行CI指数速報(1月)は市場予想より弱い101.9になりました。
日経平均は前週末比−188.64円で取引を終えました。
しばらく円高傾向で推移しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャの格付けを3段階引き下げる。見通しはネガティブ。
ギリシャの債務には再編リスクがある。」
などの発表をしました。
ギリシャの財務省が、
「ムーディーズのギリシャ格下げは不当。
格付け機関の規制強化が必要。」
などの見解を発表しました。
ユーロは下落後に反発して、その後に再下降していきました。
R&I格付投資情報センターが、
「日本国債格付けに下押し圧力。AAAの維持が限界。
統一地方選前に日本国債格下げの可能性。」
との発表をしました。
加住宅建設許可(1月)は市場予想よりかなり弱い−5.1%になりました。
英BOE政策委員のタカ派のセンタンス委員が退任することになり、
後任にベン・ブロードベント氏が指名されました。
英BOE政策委員候補のブロードベント氏が、
「BOEは2012年末までに四半期に一度0.25%の利上げ実施の可能性。」
との見解を示す発言をしました。
アトランタ連銀総裁が、
「資産買入れの拡大は支持しないが、
米経済が再度の沈降となればQE3量的緩和の可能性も排除できない。」
との見解を示しました。
ダラス連銀総裁が、
「QE2量的緩和の期間短縮に賛成票を投じる可能性。」
との見解を表明しました。
ドル円がしだいに堅調になっていきました。
英の首相が、
「これ以上の金融緩和はできないだろう。」
との認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(1月)は市場予想より強い50.1億ドルになりました。
NYダウは前週末比−79.85ドルで取引を終えました。

<3月8日(火)>

アルジャジーラが、
「カダフィ大佐が反体制派に保障付き退陣の提案をしたが、
リビアの反体制派がこの提案を拒否した。」
との報道をしました。
中国人民銀行の副総裁が、
「3月の金利および預金準備率の引き上げはインフレ次第である。」
との認識を示しました。
日国際経常収支(1月)は4619億円、日国際貿易収支(1月)は−3945億円と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英RICS住宅価格(2月)は市場予想とおりの−26%になりました。
格付け会社のフィッチが、
「2013年の半ばまでの中国の銀行危機の確率は60%の見通し。」
との見解を発表しました。
NZヘラルド紙が、
「3月10日のRBNZの政策金利引下げは正当化されない。
インフレは高まり過ぎている。政策金利引下げは誤った手段。
景気は地震委員会の財政政策で支援される。」
などの見解を示す記事を掲載しました。
格付け会社のS&Pが、
「2011年の日本経済は減速する見通し。」
との見解を発表しました。
日経平均は前日比+20.17円で取引を終えました。
クウェートの石油相が、
「OPECは増産の可能性について議論をしている。」
との発言をしました。
スイス失業率(2月)は市場予想より強い3.6%になりました。
独製造業受注(1月)は市場予想より強い2.9%になりました。
米ドルが堅調傾向で推移して、
ドル円が上昇してユーロドルが軟調になりました。
独連銀総裁が、
「利上げの用意があるとのECBのシグナルは重要。
トリシェECB総裁はインフレに強い警戒が必要と明言をした。
ECBの政策金利が年末までに1.75%になるとの市場予想に、
現時点では修正を試みようとは思わない。」
などの発言をしました。
加住宅着工件数(2月)は市場予想より強い18.19万件になりました。
米3年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い1.298%、
応札倍率が前回より高い3.22倍になりました。
格付け会社のS&Pが、
「ユーロ圏諸国のさらなる格付けの引下げを想定している。
ギリシャには債務不履行に陥る可能性がある。」
との発表をしました。
NYダウは前日比+124.35ドルで取引を終えました。

<3月9日(水)>

豪RBAの総裁補佐が、
「交易条件は記録的な高い水準にとどまる可能性。
鉱山業への投資は2011〜12年で50%上昇する可能性。
鉱山業ブームは雇用拡大をもたらし国民の所得を押し上げている。
消費者支出は比較的抑制されている。
豪にとって交易ブームは途方もなく大きなチャンスである。」
などの見解を示す発言をしました。
日機械受注(1月)は市場予想より強い4.2%になりました。
オバマ米大統領が、
「最近の経済統計は米経済の強さと信頼の高まりを示唆している。」
との認識を示しました。
NZの財務相が、
「地震の費用発生のため早期に財政黒字は達成できない可能性。
地震からの復興で来年には成長率が4%を超えると予想。」
などの見解を示しました。
東北地方で強い地震がありました。
日経平均は前日比+64.31円で取引を終えました。
スイス消費者物価指数(2月)は市場予想より強い0.4%になりました。
格付け会社のムーディーズがギリシャの6銀行を格下げしました。
イタリアの10年物国債利回りが5%超へ上昇しました。
ポルトガル10年物国債利回りがユーロ導入以来で最高になりました。
しばらくユーロが軟調傾向で推移しました。
ドル円が上下動になりました。
英商品貿易収支(1月)は予想よりは強い−70.57億ポンドになりました。
オーストリア中銀総裁が、
「大局的見地からアイルランドとギリシャへの救済条件を
緩和することも議論すべき。救済条件を達成するのであれば、
救済プログラムの調整も考慮に値する。」
との見解を示す発言をしました。
独鉱工業生産(1月)は市場予想より強い1.8%になりました。
ユーロが一時反発して上昇しました。
加新築住宅価格指数(1月)は市場予想より強い0.2%になりました。
ユーロが再び軟調になって行きました。
米卸売在庫(1月)は市場予想より強い1.1%になりました。
米10年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い3.499%、
応札倍率が前回より高い3.32になりました。
RBNZが政策金利を0.50%利下げしました。
RBNZ総裁が、
「利下げは地震の経済的な影響を緩和する。
2011年上半期のGDPはとても弱い可能性。
再建が進行すれば金利は上昇の可能性がある。
今後の政策決定は経済データの次第。」
などの見解を示しました。
NZドルが上下動になりました。
NYダウは前日比−1.29ドルで取引を終えました。

<3月10日(木)>

日第4四半期実質GDP確報値は−0.3%、
日第4四半期名目GDP確報値は−0.7%、
日第4四半期GDPデフレータ確報値は−1.6%と、
いづれも市場予想とおりの結果になりました。
日国内企業物価指数(2月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
豪雇用者数変化(2月)は市場予想より弱い−1.01万人、
豪失業率(2月)は市場予想とおりの5.0%になりました。
豪ドルが軟調になりました。
RBNZ総裁が、
「住宅の再建は2012年のGDPを2.5%押し上げる可能性。
失業率は2012〜2013年には低下する見込み。」
などの見解を示しました。
中国貿易収支(2月)は市場予想より弱い−73.00億ドルになりました。
日経平均は前日比−155.12円で取引を終えました。
独経常収支(1月)は72億ユーロ、独貿易収支(1月)は101億ユーロと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの格付けを引き下げ、見通しをネガティブにする。」
と発表しました。
ユーロが大きく下落しました。
スペイン10年物国債と独連邦債の利回りスプレッドが拡大しました。
欧州の株価が軟調に推移しました。
ドル円は堅調傾向で推移しました。
スペインの財務省が、
「ムーディーズによる格下げに驚いている。
ムーディーズは財政安定保証の年金改革社会協定と
2010年の財政赤字削減の実績を見落としている。」
との見解を発表しました。
ECB月報では、
「インフレは上昇傾向。インフレ抑制へ行動する用意。
経済は好転しているが懸念も高まっている。」
などが示されました。
英鉱工業生産(1月)は0.5%、英製造器用生産高(1月)は1.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
原油や金など商品市況が軟調に推移しました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置きました。
ポンドが軟調になる市場反応となりました。
米新規失業保険申請件数は39.7万件、米貿易収支(1月)は−463億ドルと
ともに市場予想より弱い結果になりました。
加国際商品貿易(1月)は市場予想より弱い1億加ドルになりました。
ECBの専務理事が、
「ECBは強い警戒態勢にある。金利は直ぐにでも引き上げる可能性。
ECBはインフレ期待を抑制し続けることが必要。」
などの見解を示しました。
格付け会社のS&Pが「リビアの長期格付けを4段階引下げる。」
と発表しました。
米30年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い4.569%、
応札倍率が前回より高い3.02になりました。
米月次財政収支(2月)は予想よりは強い−2225億ドルになりました。
NYダウは前日比−228.48ドルで取引を終えました。

<3月11日(金)>

サウジアラビアでのデモ観測やリビア情勢混乱の長期化などで
リスク回避傾向がしばらく継続しました。
中国消費者物価指数(2月)は前年比で4.9%、
中国生産者物価指数(2月)は前年比で7.2%、
中国鉱工業生産(2月)は前年比で14.9%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
中国小売売上高(2月)は市場予想より弱い11.6%になりました。
豪ドルが上昇しましたが総じて市場反応は限定的でした。
東北を中心として関東など広範囲におよぶ巨大地震が発生しました。
日経平均が急落しました。
日短期国債が大地震により2時50分に取引停止になりました。
日経平均は前日比−179.95円の10254.43円で週の取引を終えました。
ドル円が一時急騰した後に急落する相場展開になりました。
シンガポールの日経先物が大地震で1万円の大台を割り込みました。
独消費者物価指数確報(2月)は市場予想とおりの0.5%になりました。
原油価格が軟調に推移しました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの4地方の格付けを引き下げ見通しをネガティブにする。」
と発表しました。
ユーロがしばらく軟調に推移しました。
英生産者仕入価格(2月)は市場予想より弱い1.1%になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ユーロ圏諸国の国家デフォルトを禁ずるべき。
そのためには予算のルールを確立する必要がある。」
との見解を示しました。
仏の大統領が、
「欧州は共通してカダフィ大佐のリビア退去を主張している。」
と発言しました。
ポルトガルが2011年の財政赤字をGDP比4.6%まで引き下げるとする
追加再建策を発表しました。
ドル円の下落が続くなどドル売り動意がしだいに強まって、
ユーロドルなどドルストレート通貨ペアが堅調になって行きました。
加雇用ネット変化率(2月)は1.51万人、加失業率(2月)は7.8%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
格付け会社のフィッチが、
「一貫したEUの危機計画がなければ格付け引き下げのリスクになるが、
欧州金融安定ファシリティーと欧州安定メカニズムの拡大は
ユーロ圏のデフォルト・リスクの削減を支援する。」
などの見解を発表しました。
米小売売上高(2月)は市場予想とおりの1.0%になりました。
NY連銀総裁が、
「多くの指標が一段と強い成長の条件が整ってきていることを示唆。
しかしながらFRBの進路を反転させる理由にはならない。
FRBは二重の責務の達成にはまだ程遠い。
商品価格上昇圧力は一時的な可能性。過剰反応すべきではない。」
などの認識を示しました。
米ミシガン大学消費者信頼感調査速報(3月)は
市場予想よりかなり弱い68.2になりました。
米企業在庫(1月)は市場予想より強い0.9%になりました。
NYダウは上下動になってしだいに堅調になって行きました。
オバマ米大統領が、
「原油の供給不足はないが原油市場に多くの不透明性がある。
仮にリビア生産停止でも原油供給のギャップを埋める能力がある。
必要ならば戦略石油備蓄を活用する用意がある。」
などの見解を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は101ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+59.79ドルの12044.40ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

※今週から米・加の市場が夏時間になります。
※日経済指標の発表が非常事態で変更になる可能性があります。

<3月14日(月)>

午前10時半から英BOE総裁の講演、
正午過ぎに日政策金利、
午後1時半に日鉱工業生産確報(1月)、日稼働率指数確報(1月)、
午後2時に日消費者態度指数(2月)、
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後7時に欧鉱工業生産(1月)、
夜9時半に加第4四半期設備稼働率、
などの経済指標が発表されます。
欧の指標には一応注目です。
また、ユーロ圏の財務相会合が予定されていて
欧州の要人発言も注目されます。

<3月15日(火)>

午前9時半に豪RBA議事録、豪新車販売台数(2月)、
午後3時に日工作機械受注確報(2月)、
午後6時半に英DCLG住宅価格(1月 前年比)、
午後7時に独ZEW景況感調査(3月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(3月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(3月)、米輸入物価指数(2月)、
同夜9時半に加第4四半期労働生産性、
夜10時に米ネットTIC長期フロー(1月 対米証券投資)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(3月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などの経済指標が発表されます。
豪・(独)・米の指標には注目です。
また、EUの財務相会合が予定されていて
欧州の要人発言も注目されます。

<3月16日(水)>

朝8時半に豪Westpac先行指数(1月)、
朝8時50分に日第1四半期景況判断BSI(全産業・大企業製造業)、
午前9時半に豪第4四半期新規住宅、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後6時半に英失業率(2月)、英失業保険申請件数推移(2月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(2月)、
夜9時半に米住宅着工件数(2月)、米建設許可件数(2月)、
同夜9時半に米生産者物価指数(2月)、米第4四半期経常収支、
同夜9時半に加製造業出荷(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<3月17日(木)>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(1月)、
午前11時にANZ消費者信頼感(3月)、
午後5時15分にスイス第4四半期鉱工業生産、
午後5時半にスイスSNB政策金利、
午後7時に欧建設支出(1月)、
夜9時半に米消費者物価指数(2月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加卸売売上高(1月)、加国際証券取扱高(1月)、
夜10時15分に米鉱工業生産指数(2月)、米設備稼働率(2月)、
夜11時に米景気先行指標指数(2月)、フィラデルフィア連銀指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(スイス)・米の指標には注目です。

<3月18日(金)>

朝8時50分に日銀政策会合議事録要旨、
午後2時に日景気一致CI指数確報(1月)、日景気先行CI指数確報(1月)、
午後4時に独生産者物価指数(2月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(2月)、
午後6時に欧経常収支(1月)、
午後6時半に英公共部門ネット負債(2月)、
午後7時に欧貿易収支(1月)、
午後8時に加消費者物価指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
加の指標には一応注目です。
また、欧州のストレス・テストの概要も発表予定になっています。

さて、先週もいろいろなことがありました。

7日に、格付け会社のムーディーズが「ギリシャの格付けを3段階引き
下げる。見通しはネガティブ。ギリシャの債務に再編リスクがある。」
などの発表をしました。
また、R&I格付投資情報センターが「日本国債格付けに下押し圧力。
AAAの維持が限界。統一地方選前に日本国債格下げの可能性。」
との発表をしました。
そして、英BOEのタカ派のセンタンス委員の後任にブロードベント氏が
指名され、後任候補が「BOEは2012年末までに四半期に一度0.25%の
利上げ実施の可能性。」との見解を示す発言をしました。

8日に、クウェートの石油相が「OPECは増産の可能性について議論を
している。」との発言をしました。
また、格付け会社のS&Pが「ユーロ圏諸国のさらなる格付けの引下げ
を想定している。ギリシャには債務不履行に陥る可能性がある。」
との発表をしました。

9日に、豪RBAの総裁補佐が「鉱山業への投資は2011〜12年で50%上昇
する可能性。鉱山業ブームは雇用拡大をもたらし国民の所得を押し上げ
ている。豪にとって交易ブームは途方もなく大きなチャンスである。」
などの見解を示す発言をしました。
また、格付け会社のムーディーズがギリシャ6銀行を格下げしました。
イタリアやポルドガルの10年物国債利回りが上昇しました。
そして、オーストリア中銀総裁が「大局的見地からアイルランドと
ギリシャへの救済条件を緩和することも議論すべき。救済プログラムの
調整も考慮に値する。」との見解を示す発言をしました。

10日に、格付け会社のムーディーズが「スペインの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブにする。」と発表しました。
また、ECBの専務理事が「ECBは強い警戒態勢にある。金利は直ぐにでも
引き上げる可能性。ECBはインフレ期待を抑制し続けることが必要。」
などの見解を示しました。
そして、格付け会社のS&Pが「リビア長期格付けを4段階引下げる。」
と発表しました。

11日に、日本の東北を中心として関東など広範囲におよぶ巨大地震が
発生しました。ドル円が一時急騰した後に急落する相場展開になりま
した。シンガポールの日経先物が1万円の大台を割り込みました。
また、格付け会社のムーディーズが「スペインの4地方の格付けを
引き下げ、見通しをネガティブにする。」と発表しました。
そして、格付け会社のフィッチが「欧州金融安定ファシリティーと
欧州安定メカニズムの拡大はユーロ圏のデフォルト・リスクの削減を
支援する。」などの見解を発表しました。
また、オバマ米大統領が「仮にリビア生産停止でも原油供給のギャップ
を埋める能力がある。必要なら戦略石油備蓄を活用する用意がある。」
などの見解を示す発言をしました。

先週は、ドル円が週はじめに軟調となるも、その後は反発上昇して、
しばらく堅調傾向で推移した後に、週末に日本の大地震の影響もあり
急落する相場展開になりました。そして、ドルストレート通貨ペアが
週はじめに上昇をみせるも、その後は下落して、しばらく軟調傾向で
推移した後に、週末に急反発する相場展開になりました。
先週末は、円買いとドル売り動意が目立つ相場になりました。

先週は格付け会社によるユーロ圏諸国の格下げ発表が相次ぐとともに、
英BOEのタカ派のセンタンス委員の退任の発表がありました。
また、原油高は一服となりましたが、11日の日本での大地震の発生で
週末に相場展開が急変する事態になりました。

さて今週ですが、土日のマーケットの休みの間に日本での巨大地震の
甚大な被害の実態が明らかになってきたことで、週初に相場が急変動
する可能性がありそうです。また、グローバルにつながるマーケット
であるために世界の各市場でも今週は激しくボラティリティの高い
相場展開になる可能性もありそうです。

先週末は、円買いとドル売りになりましたが、日本での巨大地震の
甚大な被害の実態が明らかになってきたことで、週初の市場反応が
注目されます。海外の日経先物が1万円の大台を割り込む動きがみら
れ、週初に日株式市場では大幅下落となる可能性が高そうですが、
円買いとドル売りが昂進するのか、あるいは大きく巻き戻されるのか、
非常事態として予断なく相場を監視する必要がありそうです。

また、先週末にはドル売りを受けてユーロドルが反発上昇しましたが、
ポルトガル10年物国債の利回りが約1ヶ月間7%たあたり推移して
いることから、一部では、「ギリシャの場合では7%越えの17日後に
救済に追い込まれ、またアイルランドは7%越えの1ヶ月後に救済に
追い込まれていることを踏まえて」、ポルトガルが救済に追い込まれ
る可能性があるとして、ドル買いに転じた場合でのユーロドルの下落
を懸念する向きがあるようです。

今週の経済指標関連では、15日深夜のFOMC政策金利および米FOMC声明
が注目されますが、政策金利の市場コンセンサスは据え置きながら、
一部では今回のFOMC声明で、金利見通しの時間軸である「長期間」の
文言が削除もしくは変更されるとの噂もあるようですので、変更とな
った場合にはドル買いになる可能性がありFOMC声明が注目されます。

その他、16日の英雇用統計及び米指標、17日の米消費者物価指数と
米新規失業保険申請件数に米鉱工業生産指数とフィラデルフィア指数、
なども注目されます。

今週は不測の荒い値動きとなる場合もありそうですので、
トレードをする場合には、いつもに増してリスク管理を徹底して、
執行にあたっては必ずストップで防護して臨んでいきたいものです。


さて今日は、非常事態のお話です。

3月11日(金)にマグニチュード9.0の東日本巨大地震があり、
東北地方や関東や中部など日本各地で甚大な被害が発生しました。

多くの家屋の倒壊だけではなく、巨大な津波が襲い、
家々が押し流され車が海水に飲み込まれ多くの人身被害になりました。

また、交通も麻痺して関東では家に帰れない人も多数出ました。

そして、福島原発の炉心が溶融する事故も発生しました。

被災された方々は、どんなに辛かったことでしょう、
どんなに苦しかったことでしょう、どんなに怖かったことでしょう。

なんでこんな悲惨なことが起こるのでしょう。

いまだに震度の大きな余震も続いていて、
停電や断水も続いているところがあり、物流も麻痺していて、

あまりの事態のたいへんさに言葉がありませんが、
被害にあわれました方々へ心よりお見舞いを申し上げます。 m(_ _)m

多くの人が被災した日本の非常事態にあって、
このようなときに相場を語るなど、不謹慎に思えてためらいを感じ、
今回はコラムをお休みしようかとも思いましたが、

少しだけお話をさせていただきます。 m(_ _)m

2011年3月11日(金)に発生した東日本巨大地震では、
その地震エネルギーの大きさを示すマグニチュードが
1960年のチリ大地震の9.5、1964年のアラスカ湾大地震の9.2、
2004年のスマトラ沖大地震の9.1に次ぐ、9.0とのことで、

マグニチュードが0.2違うと2倍の大きさになるとのことで、
地震の大きさでは多大な被害となった1995年の阪神大震災の
なんと1000倍ほどにもなるのだそうです。

さて、

東日本巨大地震の発生直後、ドル円では
円売りの動きになり一時急上昇した後に
一転して円買いの動きになって急落していきました。

当初の円売りの動きについては、
大地震の発生地の日本の一大事ということで
素直な理解ができるものですが、

その後の円買いの動きにはいくつかの理由があったそうです。

その1つには、日本の株価において
地震の発生した午後2時46分から大引けまでのわずか十数分の間に
日経平均が約100円の急落となっていますが、
ほぼ全てのセクターで広範囲に株価が下落する中、

その中でも「地震により保険金の支払いが増加する」とのことで、
保険セクターが約1.65%もの最大の下落となって、

「保険金請求に備えて、日本の保険会社が
 レパトリ(海外投資や資産の引き揚げ)をする」との観測や、

その他の日企業でも、
「大地震による被害修復にかかる費用のためレパトリが進む」
との観測が台頭したことがあるようです。

また、1つは、「円は日本の通貨」であるとともに、
世界の為替市場では経常黒字国として「リスクの逃避先としての円」
という位置づけもあって、

株価の全般的な急落によって、日本の一大事でありながらも、
リスクの逃避目的で円が選好されたこともあった可能性があり、

また、1つは、

「1995年の阪神大震災後に対ドルで円高が大きく進行した」
との歴史的な経験則があるとの理由もあるようです。

ちなみに、1995年1月の阪神大震災のときには、
1月に100円ほどであったドル円が、円高が昂進して

(その他の背景は異なりますものの)

4月には80円を割り込む歴史的な円高に到る事態となりました。

今後の相場では、アナリストの意見も割れていて

「日本の保険会社や日企業が海外資産を手元に戻すレパトリを
 実施することや、海外からの災害支援金の流入も想定され、
 リスク回避の動きも想定されることから、円高が昂進して、
 1995年の阪神大震災後の相場が再現される。」

「日銀が急遽、資金供給量を増やすことで円高は抑えられ、
 復興に伴う支出増で国債の発行の増大も余儀なく円は売られる。」

「地震は甚大な被害を日本にもたらし短期的には影響は大きいが、
 首都圏の直撃はなんとか免れたので、中期的には復興による
 支出増もあって経済面での影響は限定的になる可能性。」

「今般の東日本巨大地震の被害は巨大過ぎて前例では計り知れない。
 過去の経験則がそのまま当てはまるとは限らない。
 格付け会社の日本格下げの可能性もあり、株式と債券と円が
 ともに売られる日本売りになる可能性もないわけではない。」

などと、見方は大きく異なり混沌としていて、
何が何だか判らないほど不透明感がありますが、

売り買いの交錯する尋常ではすまない高下激しい
非常事態での相場展開となる可能性がありそうで、

トレードをする場合には、
いつもに増してリスク管理を徹底する必要がありそうです。

こんなときに、不謹慎にも相場のお話をして申し訳ありません。

重ねて、甚大な被害にあわれました方々へ
心よりお見舞いを申し上げます。 m(_ _)m



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より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 「どこか似ている」のお話


先週の米アップルの"iPad2"の発表では、療養中のスティーブ・
ジョブズCEOも登場して注目されましたが、早くも出た"iPad2"に
少し悔しがっている「初代iPadユーザー」もいるようですね。(苦笑)

●先週の気になる出来事

<2月28日(月)>

27日に中国の首相が
「中国人民元は段階的に上昇へ。
強い中国人民元は中国経済へ恩恵。」
との認識を示す発言をしました。
NZ貿易収支(1月)は市場予想より強い0.11億NZドルになりました。
日鉱工業生産速報(1月)は市場予想より弱い2.4%に、
日小売業販売額(1月)は前年比で予想より強い0.1%になりました。
NZの首相が「地震への費用は200億NZドルになる。」と発言しました。
日住宅着工戸数(1月)は前年比で予想より弱い2.7%になりました。
日経平均は前週末比+97.33円で取引を終えました。
独輸入物価指数(1月)は市場予想より強い1.5%になりました。
独の経済相が「救済基金は増額されるべきではない。」
との見解を示す発言をしました。
スペインの財政赤字(12月)は30.7億ユーロと前月より減少しました。
ユーロがしだいに堅調になっていきました。
欧消費者物価指数(1月)は市場予想より弱い−0.7%になりました。
レーン欧州委員が、
「(欧州の)景気回復は一様ではない。
いまだに金融市場の不安定さに脅かされている。
救済パッケージで大切なのはアイルランドの経済である。」
などの見解を示しました。
独の財務相が、
「緊急援助の条件の変更要請には譲歩しない。
緊急援助の融資金利は高く据え置く。」
との発言をしました。
英HSBCの2010年12月期決算では純利益が131.59億ドルと
前年の2.2倍になりました。
ポルトガル中銀総裁が、
「ポルトガルの財政健全化は必要だが、
単独で経済を回復させるには不充分な状況。
ポルトガルは貯蓄率を増やし潜在成長率を上げる必要。」
などの認識を示しました。
米個人支出(1月)は市場予想より弱い0.2%に、
米個人所得(1月)は市場予想より強い1.0%に、
米PCEデフレータ(1月)は前年比で予想より弱い1.2%になりました。
加GDP(12月)は市場予想より強い0.5%に、
加第4四半期経常収支は予想より弱い−110億加ドルになりました。
加ドルが堅調になる市場反応になりました。
米NY連銀総裁が、
「米経済見通しは著しく改善。インフレ期待は抑制。
雇用は数ヶ月の間さらに急速に増加する見込み。
FRBの2つの責務の達成までは遠い。
金利は長期間にわたり低水準で維持される可能性。
中東の短期的な動向に過剰反応してはならない。
原油高の程度と持続期間は不透明。」
などの認識を示す発言をしました。
米シカゴ購買部協会景気指数(2月)は予想より強い71.2になりました。
米中古住宅販売保留(1月)は市場予想より弱い−2.8%になりました。
米ダラス連銀製造業活動(2月)は予想より強い17.5になりました。
ユーログループ議長が、
「2週間以内にユーロ圏の恒久的な債務計画で合意になる可能性。
短期の金融安定ファシリティーを4400億ユーロに増額する必要。
5000億ユーロの欧州安定メカニズムで合意した。」
などの発言をしました。
IMFのストロスカーン専務理事が、
「原油高が継続した場合は、世界経済の成長に打撃となる可能性。」
との見解を示しました。
NYダウは前週末比+95.89ドルで取引を終えました。

<3月1日(火)>

日家計調査消費支出(1月)は前年比で予想よりは強い−1.0%、
日失業率(1月)は市場予想とおりの4.9%になりました。
WSJ紙が日銀総裁の
「経済や金融市場の不確実性が高まれば円がさらに買われる可能性。」
との見解を掲載しました。
豪小売売上高(1月)は市場予想より強い0.4%、
豪第4四半期経常収支は予想より弱い−72.99億豪ドルになりました。
豪RBAが政策金利を4.75%に据え置きました。
豪RBA声明では、
「現在の金融政策は適切。世界経済は拡大している。
インフレ率は2〜3%の目標圏と一致の見込み。
インフレは中期的な目標と一致。雇用は拡大の見込み。
高い豪ドルと競争力は上昇する公共価格を相殺。
災害の復興が需要を緩やかに押し上げる可能性。」
などが示されました。
日経平均は前日比+129.94円で取引を終えました。
円が軟調傾向で推移しました。
英ネーションワイド住宅価格(2月)は予想より強い0.3%になりました。
スイスSVME購買部協会景気指数は予想より強い63.5になりました。
独製造業PMI確報(2月)は市場予想よりやや強い62.7になりました。
独失業率(2月)は市場予想より強い7.3%に、
独失業者数(2月)は市場予想より強い−5.2万人になりました。
欧製造業PMI確報(2月)は市場予想とおりの59.0になりました。
英製造業PMI(2月)は市場予想より強い61.5になりました。
英消費者信用残高(1月)は予想より弱い−3億ポンドになりました。
欧消費者物価指数速報(2月)は前年比で予想とおりの2.4%に、
欧失業率(1月)は市場予想より強い9.9%になりました。
レーン欧州委員が、
「EUの景気回復は速さを増している。
ユーロ圏諸国で景気回復は一様ではない。
消費者物価指数は高くなっているがコアインフレは低く推移。
金融市場は好転。2011年の原油価格は100ドル以上と推定。
原油価格の経済成長見通しへの影響は限定的。
スペインは充分な赤字削減を実行している。
ポルトガルの財政目標達成を信じている。
アイルランド優先債保有者へのヘアカットはあり得ない。」
などの認識を示しました。
欧州委員会が
「2011年のユーロ圏経済成長予想を1.6%へ上方修正する。
同ユーロ圏インフレ予想を2.2%へ上方修正する。」
などの発表をしました。
英BOE総裁が、
「インフレの振れ幅は通常より大きい。製造業は力強い。
経済見通しはさらなる資産購入を暗示していない。
景気回復は不安定だが継続している。
失業率が迅速に低下する可能性は低い。
金利引き上げは自己破滅の行為になる。」
などの見解を示す発言をしました。
加BOCが政策金利を1.00%に据え置きました。
加BOC声明では、
「さらなる利上げは慎重に検討されるべきである。
カナダの経済回復は予測よりわずかに早い。
米国の経済活動は強固になりつつある。
輸出に回復の初期の兆候がある。加ドル高と生産性の不振は課題。
カナダ経済は大幅な供給過剰にある。企業投資は急速に拡大。
インフレはインフレ期待に沿っている。」
などが示されました。
米ISM製造業景況指数(2月)は市場予想より強い61.4、
米建設支出(1月)は市場予想より弱い−0.7%になりました。
米ドルと円が堅調傾向で推移しました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「商品価格の高騰は一時的なインフレの可能性。
持続的な原油高は成長と物価安定へのリスク。
長期的なインフレ期待は引き続き安定している。
今年の経済成長は勢いを増す見通し。雇用の拡大は弱い可能性。
住宅市場は引き続き弱さを示す。低金利を長期間維持していく。
回復のダウンサイドリスクは後退。失業率の正常化には数年要する。
6000億ドルの国債購入は0.75%の利下げに相当。量的緩和は有効。
減税は需要を喚起して成長を加速させる可能性。
米国の財政状況には課題がある。FRBはドルの減価政策は取らない。」
などが示されました。
格付け会社のフィッチがリビアの格付けをジャンク級にしました。
NY原油(WTI)が100ドル近くまで上昇しました。
NYダウは前日比−168.32ドルで取引を終えました。

<3月2日(水)>

銀現物価格が34.72ドルと31年ぶりの高値になりました。
格付け会社のS&Pが、
「ギリシャを依然としてネガティブに指定。
今後にギリシャを2段階以上引き下げる可能性は低い。
ギリシャの格付けは欧州安定メカニズムの機能にかかっている。」
などの発表をしました。
豪第4四半期GDPは市場予想とおりの0.7%、
同前年比では市場予想より弱い2.7%になりました。
豪の財務相が、
「自然災害は第1四半期のGDPを1%下落させる見通し。
第2四半期に景気が大幅に拡大する見通し。
自然災害は2010〜2011年の平均GDPを0.5%押し下げる見通し。」
などの見解を発表しました。
豪ドルが軟調になりました。
NZの首相が「政策金利の引き下げを歓迎。」との発言をしました。
NZドルが軟調になりました。
日銀総裁が、
「日銀は量と質の両面でデフレ克服に全力挙げている。
日銀は長期国債買い切り手段を現在積極的に使っている。
長期国債買い切りは財政ファイナンスではない。
金融政策はインフレを起こすことが目的ではない。」
などを示しました。
中東関係の情報が市場を飛び交いリスク回避の動きが昂進しました。
日経平均やアジア株式市場が軟調に推移しました。
日経平均は前日比−261.65円で取引を終えました。
英建設業PMI(2月)は市場予想より強い56.5になりました。
ポルドガルが4月と6月に償還の国債の一部を買い戻しました。
欧生産者物価指数(1月)は市場予想より強い1.5%になりました。
ユーロがしばらく堅調傾向で推移しました。
米ADP雇用統計(2月)は市場予想より強い21.7万人になりました。
バーナンキFRB議長の下院議会証言では前日の内容が踏襲されました。
ポルトガルの首相が「外部の支援を必要としていない。」
と発言しました。
米地区連銀経済報告では、
「12地区で経済活動の緩やかな拡大が継続。労働市場は緩やかに回復。
小売売上高はリッチモンドとアトランタを除きほぼ全地区で拡大。
製造業はセントルイスを除き堅調に拡大。
住宅販売と建設は全地区で低迷。」
などが示されました。
NY原油(WTI)は102ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+8.78ドルで取引を終えました。

<3月3日(木)>

豪貿易収支(1月)は市場予想より強い18.75億豪ドル、
豪住宅建設許可数(1月)は予想よりかなり弱い−15.9%になりました。
バーナンキFRB議長が、
「州と地方自治体の財政正常化にはしばらく時間を要する。
FRBは地方債市場を注視している。」
との発言をしました。
中国証券報が、
「中国人民銀行は近々に預金準備率を引き上げる可能性がある。」
との観測報道をしました。
アルジャジーラが、
「カダフィ大佐はベネズエラ大統領の和平提案を受け入れへ。」
との観測報道をしました。
日経平均は前日比+93.64円で取引を終えました。
WSJ紙が「IMFがNZの経済見通しを下方修正。」と報じました。
独小売売上高指数(1月)は市場予想より強い1.4%になりました。
スイスSNBの2010年度決算で、
「スイスフラン高による外貨の為替差損で191.71億スイスフランの
損失を計上。安定化基金で26億スイスフランの利益を計上。」
などが発表されました。
独サービス業PMI確報(2月)は市場予想より弱い58.6になりました。
欧サービス業PMI確報(2月)は市場予想より弱い56.8になりました。
英サービス業PMI(2月)は市場予想より弱い52.6になりました。
スイスSNBの副総裁が、
「デフレリスクが減少したので為替介入は必要ない。
SNBの責務は物価安定を確保することである。」
などの認識を示しました。
欧第4四半期GDP改訂値は市場予想とおりの0.3%、
欧小売売上高(1月)は市場予想より強い0.4%になりました。
アルジャジーラが、
「リビア反体制派の国民評議会はカダフィ大佐との対話を拒否した。」
との報道をしました。
欧ECBが政策金利を市場予想とおり1.00%に据え置きました。
米第4四半期非農業部門労働生産性確報は市場予想より強い2.6%、
米第4四半期単位労働費用確報は市場予想より弱い−0.6%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い36.8万件になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「インフレ見通しに対するリスクが上向きにシフト。非常に警戒。
金融政策はとても緩和的。データは成長の底堅さを示す。
不透明性は高い。ECBは7月まで満額オペを継続。
全ての政府は2011年に財政計画を実行すべき。
金利据え置きは全会一致も金利は適切との文言を今回は見送る。
原油価格上昇の衝撃を受けている。二次的影響の回避が必要。
確実ではないが4月の会合で利上げする可能性。
ただし利上げサイクルが始まるということではない。」
などが示されました。
欧ECBのスタッフ予想では、
「2011年のGDP見通しを1.3〜2.1%に上方修正。
2011年のインフレ率見通しを2.0〜2.6%に上方修正。」
などが発表されました。
ユーロが堅調に推移しました。
米ISM非製造業景況指数(2月)は市場予想より強い59.7になりました。
NY金先物は1416ドル前半になり前日比1.5%反落しました。
NY原油(WTI)は101ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+191.40ドルで取引を終えました。

<3月4日(金)>

ベネズエラの大統領が、
「カダフィ大佐は調停に合意。カダフィ大佐は国連を歓迎する。」
「カダフィ大佐は(反体制派に)権力を引き渡さず戦って死ぬだろう。
リビアへ武力行使があれば原油は200ドルになることもあり得る。」
などの錯綜した発言をしました。
NZヘラルド紙が、
「地震により2011年の経済成長は大きく落ち込み、
RBNZ総裁は政策金利を引き下げる可能性。エコノミストは
3月10日のRBNZ理事会で政策金利を0.50%引き下げると予想。」
などの観測報道をしました。
NZドルが軟調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+107.64円の10693.66円で週の取引を終えました。
英ハリファックス住宅価格(2月)は予想より弱い−0.9%になりました。
スイスSNBの副総裁が、
「現在の金利水準は中期的に維持できない。
低金利は物価安定へのリスクをもたらす可能性。」
との認識を示す発言をしました。
ユーロやドル円がしばらく堅調傾向で推移しました。
独の首相が、
「EU首脳は安定協定を強化して競争力を高める必要。
民間債権者は欧州安定メカニズムの負担を担うべき。
3月末までに包括的パッケージを発表する必要。」
などの認識を示しました。
米非農業部門雇用者数変化(2月)は市場予想より弱い19.2万人、
米失業率(2月)は市場予想より強い8.9%、
米民間部門雇用者数変化(2月)は市場予想より強い22.2万人、
米製造業雇用者数変化(2月)は市場予想より強い3.3万人になりました。
ドル買い反応になった後にドル売り反応が見られました。
加Ivey購買部協会指数(2月)は予想よりかなり強い69.3になりました。
米製造業受注指数(1月)は市場予想より強い3.1%になりました。
トリシェECB総裁が、
「過度な変動は逆効果。堅固なドルは米国の利益。
無秩序な為替変動は経済にマイナス。」
などの認識を示しました。
格付け会社のフィッチが、
「スペインの格付け見通しをネガティブに引き下げる。」
との発表をしました。
独の首相が、
「ECBによる利上げ見通しはユーロ圏の債務危機対策に影響しない。」
との認識を示しました。
NY原油(WTI)は104ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−88.32の12169.88ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<3月7日(月)>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(1月)、
午前9時半に豪ANZ求人広告件数(2月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(1月)、日景気一致CI指数速報(1月)、
午後8時半からトリシェECB総裁の会見、
夜10時半に加住宅建設許可(1月)、
明朝5時に米消費者信用残高(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・加の指標には一応注目です。

<3月8日(火)>

朝8時50分に日国際貿易収支(1月)、日国際経常収支(1月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(2月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(2月)、豪NAB企業信頼感指数(2月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(2月 現況判断DI・先行判断DI)
午後3時45分にスイス失業率(2月)、
午後8時に独製造業受注(1月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(2月)、
深夜3時に米3年債の入札、
などの経済指標が発表されます。
(独)・(加)の指標には一応注目です。

<3月9日(水)>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感(3月)、
朝8時50分に日機械受注(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
午後6時半に英商品貿易収支(1月)、
夜9時に独鉱工業生産(1月)、
夜10時15分から豪RBA総裁の講演、
夜10時半に加新築住宅価格指数(1月)、
深夜12時に米卸売在庫(1月)、
深夜3時に米10年債の入札、
などの経済指標が発表されます。
(英)・独の指標には注目です。

<3月10日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
朝8時50分に日第4四半期実質GDP確報値、日第4四半期名目GDP確報値
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ確報値、
同朝8時50分に日国内企業物価指数(2月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(2月)、豪失業率(2月)、
午後3時に日工作機械受注速報(2月 前年比)、
午後5時に独貿易収支(1月)、独経常収支(1月)、
午後6時に欧ECB月例報告(3月)、
午後6時半に英鉱工業生産(1月)、英製造業生産高(1月)、
夜9時に英BOE政策金利、
夜10時半に米貿易収支(1月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際商品貿易(1月)、
深夜3時に米30年債の入札、
深夜4時に米月次財政収支(2月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・(欧)・英・米の指標には注目です。

<3月11日(金)>

午前11時に中国消費者物価指数(2月 前年比)、
同午前11時に中国生産者物価指数(2月 前年比)、
同午前11時に中国小売売上高(2月 前年比)、
同午前11時に中国鉱工業生産(2月 前年比)、
午後5時に独消費者物価指数確報(2月)、
午後7時半に英生産者仕入価格(2月)、英生産者出荷価格(2月)、
夜9時に加雇用ネット変化率(2月)、加失業率(2月)、
夜10時半に米小売売上高(2月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感調査速報(3月)、
深夜12時に企業在庫(1月)、
深夜1時からEU首脳会議の開催、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

2月27日に、中国の首相が「中国人民元は段階的に上昇へ。
強い中国人民元は中国経済へ恩恵。」との認識を示しました。

2月28日に、スペインの財政赤字(12月)が30.7億ユーロと前月より
減少しました。また、米NY連銀総裁が「米経済見通しは著しく改善。
インフレ期待は抑制。雇用は数ヶ月の間さらに急速に増加する見込み
だが、FRBの2つの責務の達成までは遠い。金利は長期間にわたり
低水準で維持される可能性。」との発言をしました。
そして、ユーログループ議長が「2週間以内にユーロ圏の恒久的な
債務計画で合意になる可能性。」などの認識を示しました。
また、IMFのストロスカーン専務理事が「原油高が継続した場合は、
世界経済の成長に打撃となる可能性。」との見解を示しました。

3月1日に、レーン欧州委員が「EUの景気回復は速さを増している。
ユーロ圏諸国で景気回復は一様ではない。消費者物価指数は高く
なっているがコアインフレは低く推移。金融市場は好転。
2011年の原油価格は100ドル以上と推定。原油価格の経済成長見通し
への影響は限定的。」などの発言をしました。
そして、欧州委員会が「2011年のユーロ圏経済成長予想を1.6%へ
上方修正する。同ユーロ圏インフレ予想を2.2%へ上方修正する。」
などの発表をしました。
また、英BOE総裁が「金利引き上げは自己破滅の行為になる。」
との見解を示す発言をしました。
そして、加BOC声明では「さらなる利上げは慎重に検討されるべき
である。」との見解が示されました。
バーナンキFRB議長の議会証言では「商品価格の高騰は一時的な
インフレの可能性。長期的なインフレ期待は引き続き安定。
今年の経済成長は勢いを増す見通し。雇用の拡大は弱い可能性。
住宅市場は引き続き弱さを示す。低金利を長期間維持していく。」
などが示されました。

2日に、豪の財務相が「自然災害は第1四半期のGDPを1%下落させる
見通し。第2四半期に景気が大幅に拡大する見通し。自然災害は2010〜
2011年の平均GDPを0.5%押し下げる見通し。」などを発表しました。
また、米地区連銀経済報告では「12地区で経済活動の緩やかな拡大が
継続。労働市場は緩やかに回復。小売売上高は2地区を除き拡大。
製造業は1地区を除き堅調に拡大。住宅販売と建設は全地区で低迷。」
などが示されました。

3日に、中国証券報が「中国人民銀行は近々に預金準備率を引き上げる
可能性がある。」との観測報道をしました。
また、スイスSNBの副総裁が「デフレリスクが減少したので為替介入は
必要ない。」との認識を示しました。
そして、トリシェECB総裁の記者会見では「インフレ見通しのリスクが
上向きにシフト。非常に警戒。原油価格上昇の衝撃を受けている。
二次的影響の回避が必要。確実ではないが4月の会合で利上の可能性。
ただし利上げサイクルが始まるということではない。」
などが示されました。

4日に、NZヘラルド紙が「地震で2011年の経済成長は大きく落ち込み、
RBNZ総裁は政策金利を引き下げる可能性。エコノミストは3月10日の
RBNZ理事会で政策金利を0.50%引き下げると予想。」
などの観測報道をしました。
また、スイスSNB副総裁が「現在の金利水準は中期的に維持できない。
低金利は物価安定へのリスクをもたらす可能性。」
との認識(中期的な利上げ示唆)を示す発言をしました。

先週は、ドル円が上下動しながらも上昇して米雇用統計後に調整、
ユーロドルが堅調傾向での推移、ポンドドルが週半ばまで上昇して
週後半にやや軟調な展開、オセアニア通貨が週前半は一時堅調傾向も
週後半にかけて上下動しながらも軟調傾向での推移するなど、
ユーロの強さが目立つ1週間になりました。

中東問題と原油高によるリスク回避と、米・欧の経済回復と欧州の
利上げ期待によるリスク選好がぶつかり合う相場展開になりました。

さて今週ですが、1バレルで100ドルを超えてきた原油価格を含めて、
中東・北アフリカ情勢などによるリスク回避の動向は引き続き注目
されます。

ドル円については、貿易で得た外貨の「円転」がある程度進んだと
見る向きは多いものの、年度末の3月入りで引き続き年度末での日本
企業の円買いの動きには注意が要りそうですが、日・米・欧では日本
の金利の先行き上昇観測が弱いことや日本の政局不安も注目される
とともに、バーナンキFRB議長の議会証言と米雇用統計「後」の
相場の動きが注目されます。

バーナンキFRB議長の議会証言では、一時的なインフレの可能性は
指摘されましたが、長期的なインフレ期待は安定しているとして、
経済成長は勢いを増す見通しであるが雇用の拡大は弱い可能性との
認識で低金利を長期間維持していくことがあらためて示されました。
また、QE2は満額実施となりそうですが、次のQE3については明言は
なく、さらなる追加緩和の期待は後退したと見る向きが多いようです。

また、米雇用統計では、米非農業部門雇用者数変化(2月)は市場予想
より弱い19.2万人、米失業率(2月)は市場予想より強い8.9%、米民間
部門雇用者数変化は市場予想より強い22.2万人、などの結果になり、
発表直後はドル買い反応になりましたが、しだいにドル売り反応と
なりました。意見が分かれるところですが、ドル売りが進むと見る向
きがある一方、ドル売り反応も限定的とも言え、米建設業が雇用増に
転じた特筆すべきこともあり、今週は米経済回復と雇用統計の結果が
再評価される可能性があると見る向きもあるようです。

一方、ユーロについては3日のトリシェECB総裁の記者会見で「確実で
はないが4月の会合で利上の可能性。」が示唆され堅調傾向が続いて
いて、1.41台に乗せると見る向きや主要抵抗線の1.4283に迫るとの見方
がある一方、1月上旬から続いていたユーロの上昇は利上げ期待の先行
織り込みも含んでいたもので、「利上げサイクルが始まるということで
はない。」とのトリシェECB総裁の明言もあり、0.25%の利上げに対し
ては過剰織り込みを指摘する声もあるとともに、南欧諸国の大量国債
償還月がしだいに迫ってきていて、2010年秋のレジスタンス・ゾーンに
も迫っていることから、市場の関心がリスク回避に向かうと、中東問題
とともに、燻り続ける南欧の信用不安が蒸し返される可能性もあり、
いったんの頂点が近いと見る向きもあるようです。

他方、ポンドについては、1日に英BOE総裁が「金利引き上げは自己
破滅の行為になる。」との見解を示す発言をしたことが注目され、

スイスフランについては、4日にSNB副総裁が「現在の金利水準は中期
的に維持できない。低金利は物価安定へのリスクをもたらす可能性。」
と発言したことが注目され、

NZドルについては、4日のNZヘラルド紙による「地震で2011年の経済
成長は大きく落ち込み、RBNZ総裁は政策金利を引き下げる可能性。
3月10日のRBNZ理事会で政策金利を0.50%引き下げると予想。」との
観測報道が注目されそうです。

また、5日から14日まで中国では全人代が開催されますが、
全国財政支出が前年度比18%増の10兆元強と過去最大になる見通しで、
インフレ対策が最大の焦点となる中、消費者物価指数の上昇率の抑制
目標を10年の3%から4%前後に引き上げられるとのことで、
市場のリスク選好反応が注目されます。

今週の経済指標関連では、10日(木)のRBNZ政策金利と豪雇用統計に、
英BOE政策金利と米貿易収支(1月)に米新規失業保険申請件数、
11日(金)の中国経済指標と加雇用統計に米小売売上高(2月)と
米ミシガン大学消費者信頼感調査速報(3月)、などが注目されます。


さて今日は「どこか似ている」のお話です。

私の住む北海道では先週に雪が降りましたが、
南北に長い日本列島では花の便りも届き始めて
日、一日と春になってきていますね。

北海道では雪解けもようやく始まったばかりで、
日によっては、まだ雪が降る寒い日さえあります。

また、日によってはポカポカと陽光が降り注ぎ、
雪がどんどん融ける日もあります。

こうした三寒四温の日々を過ごして北国にも春はやってきます。

雪が降ろうとどうしようと、
どうしようもなく春となります。(笑)

やがて全ての雪は消え、緑萌え、花香る春になります。

このような季節の移り変わりを見ていると、

動意が集積していく長い時間軸のうねりに
短い時間軸の動きがあがいても、飲み込まれていくようで、
相場にどことなく似ているようにも思えます。

またある人は、相場の価格のうねりを
のた打ち回る「龍」の動きになぞらえることがあったり、

少し知的な人は、相場は多重波動運動をしているなどと、
難しい表現をする人もいます。(笑)

そしてある人は、バンドで囲った相場の流れを
「川」の流れになぞらえて、

「価格の動きは、川に浮かべた笹舟のようだ。」

と、語るトレーダーもいます。

狭く横向きの相場の川の流れの中では、
川岸にコッツン、コッツンぶつかって
笹舟はあっちに行ったり、こっちに行ったり…、

またたとえば、川幅が急に下へ広がると、
笹舟が滝を落ちるように価格の下落に勢いづくこともあって、

確かにどことなく川面に浮かべた笹舟のように
価格が動く感じがすることがありますね。

川岸の抵抗線と相場の流れが笹舟(価格)を動かすにも似て、

私の相場のイメージではこの「川面の笹舟」が
どちらかと言うとしっくりくる感じがしています。(笑)

ところで…、

相場の流れの中で差益を得ようとするトレードは、
たとえますと「ケンカ」で勝とうとすることに
少し似ているようにも思えますが、どうなのでしょうか。

鍛え抜いてどんな相手と戦っても
勝てるようになれることは理想ですが、
現実にはそうともいかず、(苦笑)

命を賭けるケンカでは勝てそうな相手とだけ戦うことは
重要な戦略の一つで、

卑怯といわれようと、強い相手からは逃げて、(笑)
弱そうな相手とだけ戦うことが、
勝ち抜く秘訣となることがあって、

目と体格や腕のキズなどをチラッと見ただけで、
自分に勝てる相手か勝てない相手かを識別することが
ケンカ道では大切になることがあります。

もちろん、これはたとえ話で、

どのような相場の状態でも勝てるようになれるのが理想ですが、
これはトレーダーの永遠のテーマの見果てぬ夢ともなりがちで、

それよりも、現実に即して自身の現在のレベルで
勝ちトレードを現実的に増やしていくために、

自身のトレードの傾向を把握して、
「自身で勝ちやすい状況」と
「自身でよくミスる状況」を検証的に認識して、

自身のトレードの傾向において、

「負けやすい状況でのトレードを排除して、
 自身の負けやすいところではトレードしない」

ようにすると、勝率が著しく向上する場合があります。

ある人にとってはブレーク狙いは苦手でも
レンジの上下動が勝ちやすい場合もありますし、

またある人にとってはレンジのトレードは苦手でも
ブレークが勝ちやすい場合もあるわけです。

またたとえば、山と谷で形成されるスイングの波動を
買いでも売りでも取れることは理想ですが、

大きな相場のトレンドが上昇(下降)の場合は、
買い(売り)だけを基本的に狙う、などということも、
勝ちやすいところだけトレードすることに
通じる場合もありそうです。

もしかしますと…、

勝ってナンボのトレードの世界であるならば、
負けを少なくすることはとても大切で、
良い意味での「ズルい勝ち方」も大いに結構なわけで、

いかにズルく勝ちやすいところでケンカするかということが
トレーダーにとっての技術になるのかもしれませんね。

ズルくちゃっかりトレードしていきたいものです。(爆)



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私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 相場の神様とトレードの学習のお話


先週はNZでの大地震や中東のリビア問題などで
相場も大きく動いた1週間になりましたね。

●先週の気になる出来事

<2月21日(月)>

20日にトリシェECB総裁が、
「ECBは金利引き上げを躊躇しない。ユーロ離脱の国は困窮する。
ユーロ圏の諸国には大きな総意が必要。中東の混乱は世界経済へ影響。」
などの認識を示しました。
エジプトの財務相が、
「反乱から景気回復は難航。欧州委員会へ債務の切捨の検討を要請。」
との発表をしました。
日全産業活動指数(12月)は−0.2%になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「経済成長と雇用は予想よりも良い。インフレが予想よりも高い。
食料品価格の上昇は長く続く可能性。先進国はインフレに直面。」
などの見解を示しました。
日経平均は前週末比+14.73円で取引を終えました。
キプロス中銀総裁が、
「インフレ率が予想期間を越えて目標の2%以上であることは驚き。」
との認識を示しました。
英の財務相が、
「インフレの先を見越して過去最低の政策金利に据え置き、
景気回復を後押しする英BOEは正しい。」
との認識を示しました。
独製造業PMI速報(2月)は市場予想より強い62.6、
独サービス業PMI速報(2月)は市場予想より弱い59.5になりました。
欧製造業PMI速報(2月)は59.0、欧サービス業PMI速報(2月)は57.2と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独IFO景気動向(2月)は111.2、独IFO現況評価値(2月)は114.7と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独IFOのエコノミストが、
「独国内ではインフレは問題とはなっていない。
ECBは金利を据え置きで維持するべきである。」
との見解を示す発言をしました。
中東の反政府運動の激化で市場ではリスク回避の動きが見られました。
独連銀による12ヵ月物国債入札では、
平均落札利回りが前回より高い0.8864%、
応札倍率が前回より低い1.8倍になりました。
ウィール英BOE政策委員が、
「利上げしてもCPIをすぐにターゲットに戻すことはできないが、
小幅な金利の引き上げは後に大幅に引き上げる必要性をなくす。」
との見解を示しました。
格付け会社のフィッチがリビアの格付けを引き下げ
見通しをネガティブにしました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「インフレの2次的影響の兆候が示現すればECBは迅速に行動する。
経済回復は自律性を高めている。インフレ上ブレの兆候は続いている。
ECBはインフレの警戒シグナルを深刻に受け止めるべき。
低金利を過度に続けることは重大なリスクになる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
ユーロが堅調傾向で推移しました。
米株式市場はプレジデンツ・デーでお休みでした。

<2月22日(火)>

リビア軍将校グループが兵士達にカダフィ大佐の退陣求める運動に
参加するよう促しました。
ポルトガルの財務相が、
「4月と6月の国債償還に必要な資金の2/3を確保した。」
と発表しました。
NZのクライストチャーチで強い地震が起こりました。
NZドルが大幅下落して連れ安で豪ドルも軟調になりました。
また、円や米ドルやスイスフランが堅調になりました。
格付け会社のムーディーズが、
日本の格付け見通しをネガティブに引き下げました。
ドル円が上下動になりましたが軟調傾向で推移しました。
国連安保理がリビアに関する非公開会合を行うと発表しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ギリシャとアイルランドへの支援を強化する必要。」
との認識を示しました。
格付け会社のフィッチが、
「地震の影響がNZのソブリン格付け引下を招くと予想していない。」
との発表をしました。
「イラン海軍の艦艇2隻がスエズ運河に入り地中海に向かっている。」
との報道がありました。
IEA国際エネルギー機関のチーフエコノミストが、
「中東の混乱が続けば原油価格はさらに上昇する可能性。
原油価格の上昇は世界経済の回復に重大なリスク。」
との見解を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本のメガバンクの格付け見通しをネガティブにする。」
と発表をしました。
日経平均は前日比−192.83円の大幅下落で取引を終えました。
独GFK消費者信頼感調査(3月)は市場予想より強い6.0になりました。
ルクセンブルク中銀総裁が、
「3月3日のECB会合ではインフレリスクの警戒を示す可能性。
次回の会合でECBは出口戦略に関しての表明を行う可能性。
ECBは政策のスタンスをリバランスさせる必要。
過度の低金利は経済を歪める。危機の処置が整えば利上げも可能。」
などの見解を示しました。
全般的にはリスク回避の動意で、
円、米ドル、スイスフランが堅調傾向で推移しましたが、
ロンドン時間以降からはユーロが堅調傾向で推移しました。
米ウォルマートの第4四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い1.41ドルになりました。
加小売売上高(12月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(12月)は、
市場予想よりは強い−0.41%になりました。
米消費者信頼感指数(2月)は70.4、
リッチモンド連銀製造業指数(2月)は25と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ギリシャ中銀総裁が、
「ギリシャは債務再編をする予定はないが、
市場での資金調達に回帰することは難しい。
2011年は(ギリシャにとって)困難な年になる。」
との認識を示しました。
英BOEのポーゼン政策委員が、
「早計な利上げは間違った判断である。
データはインフレ期待が抑制されていることを示している。」
との見解を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pが、
「スペインのAA格付けには重大なダウサイドのリスクがある。」
との見解を発表しました。
英BOEの副総裁が、
「CPIを引下げるためにBOEは利上げを急ぐ必要がある可能性。
中東情勢が原油価格を押し上げる可能性。
英経済は昨年に比べて健全性を増している。」
などの認識を示しました。
米2年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い0.745%、
応札倍率が前回より低い3.03倍になりました。
米FRBの公定歩合議事録では、
「雇用は緩慢。個人消費は拡大傾向。インフレはとても低い水準。
データは景気回復の持続性を示唆。
ダラス連銀とカンザスシティー連銀が公定歩合の引き上げを要求。」
などが示されました。
NYダウは前週末比−178.46ドルで取引を終えました。

<2月23日(水)>

NZの首相が地震被害に対して非常事態を宣言しました。
豪RBA総裁が、
「交易条件は20世紀の平均より約65%高い。
資源投資は今後数年の間GDPの1〜2%上昇する可能性。
豪ドルの上昇はインフレ抑制に役立っている。」
などの認識を示しました。
RBNZの総裁が、
「金融市場の安定維持に努力。資金の安定供給をしていく。
(地震で)資金の清算と決済システムには問題はない。」
などの発言をしました。
日企業向サービス価格(1月)は前年比で予想よりは強い−1.1%、
日通関ベース貿易収支(1月)は予想より弱い−4714億円になりました。
豪第4四半期賃金コスト指数は市場予想より強い1.0%になりました。
NZの財務相が、
「景気回復は商品価格が助けになるが回復は遅れる可能性。
政策金利の決定に地震を考慮する可能性。」
との認識を示しました。
NZドルが軟調傾向で推移しました。
また、ドル円の軟調傾向とユーロの堅調傾向が続きました。
日経平均は前日比−85.60円で取引を終えました。
スイス生産者輸入価格(1月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
英BOE議事録では、
「金利は6対3で据え置きを決定。
資産買い入れ枠の現状維持は8対1で決定。
中期的インフレリスクが高まったとの認識で一致。」
などが示されました。
米中古住宅販売件数(1月)は市場予想より強い536万件になりました。
独連銀総裁が、
「独のGDPは年末に危機前の水準を回復する可能性。
2011年の独のGDPは2.5%水準と予想。ユーロは危機に晒されていない。
債務危機でありユーロ危機ではない。」
などの認識を示しました。
NY原油(WTI)が1バレル100ドルあたりまで上昇しました。
米長期金利が軟調になりました。
米5年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い2.190%、
応札倍率が前回より低い2.69倍になりました。
英BOEのマイルズ政策委員が、
「英国のインフレを深く懸念。成長見通しに下方リスクが存在。
急激に利上げすることは間違っている。緩やかな利上げを支持。」
などの見解を示しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「経済が強くなればQE2の期限前終了の可能性は排除しない。
高い失業率でも政策変更が必要になる可能性がある。」
との認識を示す発言をしました。
IMF国際通貨基金が、
「ドルはファンダメンタルズに則して強い。
ドルの下落は経常赤字を削減させる可能性。
米国の債務と赤字削減の進展は不充分。
日本の債務と赤字削減の進展も不充分。」
などの見解を発表しました。
NYダウは続落して前日比−107.01ドルで取引を終えました。

<2月24日(木)>

豪第4四半期民間設備投資は市場予想より弱い1.3%になりました。
米ドルがしばらく軟調に推移しました。
スイスフランや円が買われる相場展開になりました。
日経平均は前日比−126.39円で取引を終えました。
独第4四半期GDP確報は0.4%、独第4四半期個人消費は0.2%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
格付け会社のムーディーズがキプロスの格付けを引き下げ
見通しを安定的としました。
欧業況判断指数(2月)は市場予想より弱い1.45、
欧消費者信頼感確報(2月)は市場予想とおりの−10.0になりました。
米耐久財受注(1月)は2.7%、シカゴ連銀全米活動指数(1月)は−0.16、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い39.1万件になりました。
セントルイス連銀総裁が、
「世界的なインフレが米国の物価を押し上げる可能性。
6000億ドルの国債買入れプランは漸減する必要になる可能性。
QEについて会合毎に調整の協議。経済見通しは11月時点に比べ良好。」
などの認識を示しました。
米新築住宅販売件数(1月)は市場予想より弱い28.4万件になりました。
独連銀総裁が「政策金利は上げることのみ可能。」と発言しました。
格付け会社のムーディーズが、
「議会の行き詰まりでデフォルトの可能性が高った場合は、
米国の格付けを見直す可能性がある。」
との発表をしました。
格付け会社のS&Pが
「米国の格付けを変更する予定はない。」と発表しました。
英BOEのウィール政策委員が、
「英国の債務は1月末時点で対GDP比58%だが90%に達する可能性。」
との見解を示しました。
ポンドが軟調になりました。
市場に「カダフィ大佐が死亡」との噂が出回りました。
米7年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い2.854%、
応札倍率が前回よりやや高い2.86倍になりました。
英BOEのセンタンス政策委員が、
「金利を引き上げるときが来た。インフレ見通しは悪化している。
世界的な物価圧力に抗するために利上げすべき。」
との見解を示しました。
米フレディマックの10-12月期決算では
1株当たり53セントの赤字になりました。
また、米GMの10-12月期決算では純利益が前期の1/4になったものの、
最終損益が5.1億ドルの黒字になり、4四半期連続の黒字になりました。
NYダウは続落して前日比−37.28ドルで取引を終えました。

<2月25日(金)>

格付け会社のS&Pが、
「NZの格付けは地震に左右されない。
NZの一部の金融機関の格付けに圧力がかかる可能性。」
との見解を発表しました。
NZドルにしばらく反発の動きが見られました。
また全般、リスク回避の動きが一服になりました。
日全国消費者物価指数(1月)は市場予想より強い0.0%になりました。
英GFK消費者信頼感調査(2月)は市場予想より弱い−28になりました。
日経平均は前日比+74.05円の10526.76円で週の取引を終えました。
ロシア中銀が金利を0.25%引き上げて8.00%にしました。
英第4四半期GDP改訂値は市場予想より弱い−0.6%、
英第4四半期個人消費改訂値は市場予想よりは強い−0.1%、
英第4四半期総合事業投資は市場予想より弱い−0.25%になりました。
ポンドが下落する市場反応になりました。
ユーロも軟調になって行きました。
スイスKOF先行指数(2月)は市場予想より強い2.18になりました。
サウジアラビアが原油生産を今までの日量860万バレルから
日量900万バレル以上にまで増産する、との報道がありました。
独消費者物価指数速報(2月)は市場予想とおりの0.5%になりました。
リッチモンド連銀総裁が、
「ある時点でFRBは刺激策を巻き戻す必要。
経済状況の改善によりQE2への反対にスタンスを傾ける。」
との見解を表明しました。
米第4四半期GDP改訂値は2.8%、米第4四半期個人消費改訂値は4.1%
と共に市場予想より弱い結果になりました。
米第4四半期GDP価格指数改訂値は0.4%、米第4四半期コアPCEは0.5%
と共に市場予想より強い結果になりました。
リスク回避の市場反応が見られました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(2月)は、
市場予想より強い77.5になりました。
しだいにポンドが反発していきました。
また、ユーロは反発を見せるも軟調傾向での推移になりましたが、
資源国通貨中心にドルストレート通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
FRBの副議長が、
「景気回復が充分に根付いて引き締めが近くなったならば、
FRBは長期間との文言を修正する。
FRBはインフレに対しリスクが存在していることを理解している。
また、FOMCでは定期的に資産買い入れについて点検していく。
QE2の終了が重大な影響を及ぼすとは予想していない。」
などの見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「JPモルガンの格付け見通しをネガティブから安定的に引き上げる。」
との発表をしました。
NY原油(WTI)は今週に一時100ドルに迫る場面がありましたが、
一旦、原油高騰が一服になって97ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+61.95ドルの12130.45ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<2月28日(月)>

朝6時45分にNZ貿易収支(1月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(1月)、日小売業販売額(1月 前年比)、
午後2時に日住宅着工戸数(1月 前年比)、日建設工事受注(1月 前年比)
午後4時に独輸入物価指数(1月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(1月)、
夜10時半に米個人支出(1月)、米個人所得(1月)、米PCEデフレータ(1月)
同夜10時半に加GDP(12月)、加第4四半期GDP(年率換算)、
同夜10時半に加第4四半期経常収支、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(2月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(1月 成約)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(2月)、
などの経済指標が発表されます。
米・加の指標には注目です。

<3月1日(火)>

朝8時半に日失業率(1月)、日有効求人倍率(1月)、日消費支出(1月)、
午前9時半に豪小売売上高(1月)、豪第4四半期経常収支、
午前10時に中国の製造業PMI(2月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、
午後3時45分にスイス第4四半期GDP、
午後4時に英ネーションワイド住宅価格(2月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(2月)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(2月)、独失業率(2月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(2月)、
午後6時半に英製造業PMI(2月)、英消費者信用残高(1月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(2月 前年比)、欧失業率(1月)、
夜11時に加BOC政策金利、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(2月)、米建設支出(1月)、
同深夜12時からバーナンキFRB議長の米上院での議会証言、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・加・米の指標には注目です。
また、バーナンキFRB議長の議会証言が注目されます。

<3月2日(水)>

午前9時半に豪第4四半期GDP、
午後6時半に英建設業PMI(2月)、
午後7時に欧生産者物価指数(1月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(2月 前年比)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
夜10時半に加鉱工業製品価格(1月)、加原材料価格指数(1月)、
深夜12時からバーナンキFRB議長の議会証言、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

<3月3日(木)>

午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(2月)、
午前9時半に豪貿易収支(1月)、豪住宅建設許可件数(1月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(1月 前年比)、
午前10時に中国の非製造業PMI(2月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(2月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(2月)、
午後6時半に英サービス業PMI(2月)、
午後7時に欧第4四半期GDP改訂値、欧小売売上高(1月)、
夜9時45分に欧ECB政策金利、
夜10時半にトリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働費用確報、米新規失業保険申請件数
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(スイス)・欧・米の指標には注目です。

<3月4日(金)>

夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(2月)、米失業率(2月)、
同夜10時半に米民間部門雇用主数編か(2月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(2月)、米週平均労働時間(2月)、
深夜12時に米製造業受注指数(1月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(2月)、加製造業受注指数(1月)、
深夜12時45分からトリシェECB総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

20日に、トリシェECB総裁が「ECBは金利引き上げを躊躇しない。
ユーロ圏の諸国には大きな総意が必要。中東の混乱は世界経済へ影響。」
などの認識を示しました。

21日に、英の財務相が「インフレの先を見越して過去最低の政策金利に
据え置き景気回復を後押しするBOEは正しい。」との認識を示しました。
また、ECBのシュタルク専務理事が「インフレの2次的影響の兆候が
示現すればECBは迅速に行動する。低金利を過度に続けることは
重大なリスクになる可能性。」などの認識を示す発言をしました。

22日に、NZのクライストチャーチで強い地震が起こりました。
IEA国際エネルギー機関のチーフエコノミストが「中東の混乱が続けば
原油価格はさらに上昇する可能性。原油価格の上昇は世界経済の回復に
重大なリスク。」との見解を示す発言をしました。
また、ルクセンブルク中銀総裁が「3月3日のECB会合ではインフレ
リスクの警戒を示す可能性。次回の会合でECBは出口戦略に関しての
表明を行う可能性。」などの見解を示しました。
そして、格付け会社のS&Pが「スペインのAA格付けには重大な
ダウサイドのリスクがある。」との見解を発表しました。

23日に、豪RBA総裁が「豪ドルの上昇はインフレ抑制に役立っている。」
との認識を示しました。
また、NZの財務相が「政策金利の決定に地震を考慮する可能性。」
との認識を示しました。
そして、NY原油(WTI)が1バレル100ドルあたりまで上昇しました。

24日に、格付け会社のムーディーズがキプロスの格付けを引き下げ
見通しを安定的としました。
また、格付け会社のムーディーズが「議会の行き詰まりでデフォルトの
可能性が高った場合は、米国の格付けを見直す可能性がある。」
との発表をしました。一方、格付け会社のS&Pが
「米国の格付けを変更する予定はない。」と発表しました。
そして、英BOEのウィール政策委員が「英国の債務は1月末時点で
対GDP比58%だが90%に達する可能性。」との見解を示しました。

25日に、格付け会社のS&Pが「NZの格付けは地震に左右されない。」
との見解を発表しました。
また、英第4四半期GDP改訂値が予想より弱い−0.6%になりました。
一方、米第4四半期GDP改訂値が市場予想より弱い2.8%になりました。
また、リッチモンド連銀総裁が「経済状況の改善によりQE2への
反対にスタンスを傾ける。」との見解を表明しました。
そして、サウジアラビアが「原油生産を日量900万バレル以上にまで
増産する。」との報道があり、原油高騰が一服になりました。

先週は、ドル円が週を通じて全般に軟調傾向での推移となって、
ユーロドルが週前半に軟調になるも週後半にかけて上昇して、
週末に調整となる相場展開になり、また、豪ドル米ドルが週前半で
軟調になるも週中から堅調な推移となって、スイスフランが堅調傾向
で推移する1週間になりました。

中東のリビア問題が昂進するとともに、NZでの大地震などもあり、
リスク回避で円やスイスフランの買いが目立つ相場展開になりました。

さて今週ですが、リビアでカダフィ大佐の政権側と反体制派との衝突が
続いていて、さらに中東からドミノのように北アフリカや北朝鮮など
にも波及する民主化運動の激化による地政学的リスクが注目されると
ともに、サウジアラビアによる原油増産の報を受けて、一旦、高騰が
一服となった原油価格ですが、燻り続けている南欧諸国の財政懸念を
含めて引き続きリスク回避による市場動向が注目されます。

また、アイルランドの下院総選挙では14年間政権を担ってきた与党が
惨敗して、最大野党の統一アイルランド党が第一党になることになり
ました。過半数には至らなかったため、中道左派の労働党と連立政権
を組む可能性がありますが、EU支援での融資利率の再交渉や、問題銀行
の普通社債を保有する投資家に損失負担を求める構想も表明していた
だけに、こちらの方も市場のリスク回避の動向が注目されます。

リスク回避の動きが強まれば円買いやスイスフラン買い、そしてドル
ストレート通貨ペアでの米ドル買いが進む可能性がありますが、
リスク回避が後退した場合は、買い進まれていた円やスイスフランに
巻き戻しの売りの動きがある可能性がありそうで、今週もリスクテーマ
主体の相場展開で大き目の動きになりそうです。

今週のアナリスト予想では、円についてリスク回避の動きと相俟って
3月入りで日本企業が年度末を迎えることから円買いが進むと見る向き
があると見る向きががある一方、貿易で得た外貨の「円転」がある程度
進んでいることや、リスク回避の動きが後退した場合は、スイスフラン
や円を買い進んだ動きに巻き戻しがあると見る向きもあるようです。

ドル円ではリスク回避の円買いがひとまず沈静化するとの見方が多い
ようですが、80〜84円のレンジと見る向きが大勢ながら、81円の円高の
目安を下抜けた場合は個人投資家の投げを誘発して円高が加速すると
観る向きもあるようです。

また、南欧諸国の財政懸念がありながらもユーロ圏の要人発言などから
しばらく堅調となっていたユーロが先週末には調整となって、今後の
動きが注目されますが、3月3日のECB政策金利発表の市場予想は
据え置きながら、トリシェECB総裁の記者会見でECBの政策スタンスの
方向性が確認されることになりそうです。

資源国通貨については、中国の経済指標や金価格や原油価格の動向など
によっては一旦の調整となる可能性もありそうですが、世界的な資源の
需要と資源価格高の後押しもあって、上下動しながらも堅調傾向が続く
と見る向きが多いようです。

今週の経済指標関連では、28日の米個人支出(1月)、加GDP(12月)、
3月1日の豪RBA政策金利、欧消費者物価指数速報、加BOC政策金利、
そして、バーナンキFRB議長の議会証言、
2日の豪第4四半期GDP、米ADP雇用統計(2月)、米ベージュブック、
3日の欧第4四半期GDP改訂値に欧小売売上高(1月)、欧ECB政策金利と
トリシェECB総裁記者会見、米ISM非製造業景況指数(2月)、
4日の米雇用統計などが特に注目されます。


さて今日は、相場の神様とトレードの学習のお話です。

相場の世界に神様が棲んでいるのかどうかは知りませんが、
もしもいたとすると、トイレにいるといわれる綺麗な神様ではなく、
その神様はかなりヒネていて意地悪な神様のようです。(笑)

まぁ、欲望と恐怖とが渦巻くヘンダーランドの相場の世界ですから、
そこに棲む神様も、まともな性格ではないのも
あたりまえなのかもしれませんね。

損切りが大切だということで実行しようと決意すると、
損切りをしたとたんに、あざ笑うかのようにレートは反転して、(苦笑)

「ちぇっ、やっぱ損切りしなきゃよかった…。」と、

悔しい思いをさせて学習を阻(はば)もうとします。

ならばと、損切りを躊躇しているとドカーンとやられて、

「あ〜っ、やはりあそこで損切りしときゃ良かったなぁ…。」と、

大きな痛みのお仕置きをして学習を強います。

また、

利大を目指すことが大切だということで、
それを実行しようとすると、

利確目標にあともう少しというところでレートが反転して、
結局、損切りをしなくてはならないことになり、

「あ〜っ、無理しないで利食っておけばよかった…。」と、

悔しい思いをさせて学習を阻もうとします。

ならばと、ビビリのトレードばかりしていては、
さっぱり儲からないばかりか、ときに

「えーっ、なんだこりゃ。降りたとたんに爆上げ(爆下げ)かよ。
 やっぱりそのままポジション持ってりゃ良かった…。」と、

取りこぼした大きな利益を示して学習を強いることがあります。

ほんとうに、相場の神様を呪いたくなることがあるものですね。(笑)

トレードの学習をしていく過程では、
「学べば学ぶほど、何が何だか解らなくなっってしまった…。」と、
迷宮に迷い込んでしまうことがあるものです。(苦笑)

そして、

トレードの手法も万能というものはないようで、
ときには有効であることがあっても、ときに無効であることがあり、
学習しようとする者を翻弄することがあります。

相場には大まかに分類すると3つの状態があって、

トレンドが発生している状態では、
トレンド系の手法の有効度が高くなる傾向がありますが、

レンジの状態ではよほど大きなボラティリティでもない限り
動きを追えば反転して、トレンド系の手法が通用しないことが多く、

また逆に、

レンジの状態ではレンジ系の手法の有効度が
高くなる傾向がありますが、

トレンドが発生している状態でレンジ系の手法を適用しても
通用しないことが少なくなく、良い結果にならないことがあります。

そして、

はっきりとトレンド状態ともレンジ状態ともつかなく、
トレンド系の手法もレンジ系の手法もともに通用しづらい
相場の状態が移行過程のグレーゾーンのような
トレード自体を控えたほうが良い状態もありますね。

このグレーゾーンで安易にトレードに手出ししますと、
相場に翻弄されて買っても売っても負けてしまうことがあります。

つまり、相場には、

トレンド的思考でトレードすべき状態と、
レンジ的思考でトレードすべき状態と、
トレードを休み待って見定めるべき状態とがあるのですね。

こうして見ますと、

まったく相場の性質そのものが異なる
「相場の状態を知ること」がとても大切になるようです。

これをいつも相場が単一の状態であるかのように学習しますと、
何が何だか解らなくなってしまうわけですね。

『相場の状態認識と場合での適用』」こそが大事というわけです。

トレンドの発生している状態では利大を目指すことが有効でも、
レンジの状態では利大よりも機敏に利確した方が良い場合があり、

また、トレンドの発生している状態では
トレンドに逆らうナンピンは一発退場の危険がありますが、

レンジの状態の相場では、ときに損切りするよりも、
ナンピンをすることで負けトレードを
勝ちトレードにできる場合もあるものです。

しかしながら、相場の状態は途中で変化をすることがあり、

劇薬ともなるナンピンは特にそうですが、
想定と異なった場合での「規律」は厳格執行する必要はありますね。

そして、3番目の相場の状態の

「トレードを休み待って見定めるべき状態」は、

血気盛んなときやポジシポジ病にかかっているときには
なかなか見えないものですが、

「待てるようになってから
 ようやくトレードに勝てるようになった。」

というトレーダーも少なくないようで、

これも大切な状態識別の1つになるようですね。

ただ、まぁ…、

相場の3つの状態といっても、
これらの状態は時間軸の数だけあるといってもよく、

相場の神様のパズルは単純なものではないために、
一朝一夕に簡単に学習はできないものですが、

トレードでの上がるか下がるかの判断をする際に、

「今はどの状態なのだろう。」という思考を
判断のプロセスの初めにおいておく必要はありそうです。

「へぇー、そうなんだぁ。相場にはヒネた神様がいるんだね。」

「あぁ、そうともさ…。
 まともな人が上がると思えば下げて、
 まともな人が上げ止まると思えばさらに上げるのが相場さ。」

「……。」

「相場には それはそれはヒネた神様がいるんやで〜♪」

なーんちやって。。。(爆)



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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX トレーダーの階段のお話


中東の民主化デモのツールにもなっていたSNS最大手のFacebookが、
来年以降にも新規株式上場するとの観測があるそうですね。

●先週の気になる出来事

<2月14日(月)>

NZ第4四半期小売売上高は市場予想よりは強い−0.4%、
NZ小売売上高(12月)は市場予想より弱い−1.1%になりました。
NZドルが軟調になりました。
豪ドルはしばらく堅調傾向で推移しました。
日第4四半期実質GDP速報は市場予想よりは強い−0.3%、
日第4四半期名目GDP速報は市場予想より弱い−0.6%、
日第4四半期GDPデフレータ速報は予想より弱い−1.6%になりました。
実質GDPが5四半期ぶりのマイナス成長になりましたが、
市場反応は限定的でした。
中国輸出総額(1月)は前年比で37.7%、
中国輸入総額(1月)は前年比で51.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日経平均は前営業日比+119.89円で取引を終えました。
アジアの株式市場も堅調に推移しました。
欧鉱工業生産(12月)は市場予想よりやや弱い−0.1%になりました。
独の州立銀行ウエストLBの再構築の不透明感もあって
ユーロが軟調になりました。
アイルランド財務相が、
「債務再交渉に関する市場の憶測は誤解である。」
との認識を示しました。
米予算教書では、
「2011年度の財政赤字予想を1兆6000億ドル。
2011年のGDP予想を2.7%、2011年のインフレ率平均は1.3%、
2011年の失業率平均予想を9.3%、として、
12の優遇税制廃止と富裕層対象の減税案を盛り込み、
3.7兆ドル規模の予算として議会に提出する。」
ことなどが示されました。
NY連銀総裁が、
「米国の住宅産業は低い水準で膠着。家計債務は回復を開始。
米経済成長には加速の兆候。インフレ期待は安定。
労働市場の緩みを吸収するには時間が必要。」
などの見解を示しました。
ユーログループ議長が、
「経済回復は自律的回復の度合いを高めている。
欧州安定メカニズムはIMFも関与して融資能力は5000億ユーロで合意。
欧州金融安定ファシリティーの弾力性に向けた合意はできていない。」
などの発言をしました。
NYダウは前週末比−5.07ドルで取引を終えました。

<2月15日(火)>

豪RBA議事録では、
「政策はやや引き締めを維持するのが適切と判断。
中期的にはトレンドを上回って経済が成長する可能性。
商品価格の上昇圧力で交易条件の見通しを上方修正。
10年第4四半期と11年第1四半期は洪水の影響でGDPが鈍化の可能性。
11年第2四半期のGDPはとても強い見通し。」
などが示されました。
豪ドルの市場反応は限定的でした。
豪の首相が
「NZと米国とチリも含めてTPPの拡大を実現させたい。」
との発言をしました。
中国消費者物価指数(1月)は前年比で予想より弱い+4.9%、
中国生産者物価指数(1月)は前年比で予想より強い+6.6%、
という結果になりました。
また、中国消費者物価指数では食品価格の比重が変更されましたが、
中国国家統計局は「ウェートの変更がCPIを押し下げた」との報道を
否定する発表をしました。
中国の経済指標発表での市場反応は限定的でした。
日銀の政策金利は市場予想とおり0〜0.10%に据え置かれました。
日銀の声明では、
「景気は改善テンポの鈍化した状態から徐々に脱しつつある。
輸出や生産は増加基調に復する動きがみられる。
世界経済の成長率は新興国資源国に牽引され再び高まってきている。
物価は消費者物価の前年比下落幅が縮小していく可能性。」
などが示されました。
日経平均は前日比+21.13円で取引を終えました。
仏第4四半期実質GDPは市場予想より弱い0.3%になりました。
独第4四半期GDP速報は市場予想より弱い0.4%になりました。
ユーロがしばらく軟調傾向で推移しました。
英消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの0.1%、
英小売物価指数(1月)は市場予想より強い0.3%、
英DCLG住宅価格(12月 前年比)は予想より強い3.8%になりました。
独ZEW景況感調査現況(2月)は予想より強い85.2、
独ZEW景況感調査(2月)は予想より弱い15.7になりました。
欧ZEW景況感調査(2月)は予想より強い29.5、
欧第4四半期GDP速報は予想より弱い0.3%、
欧貿易収支(12月)は予想より弱い−5億ユーロになりました。
英BOE総裁の英財務相への書簡では、
「高水準の消費者物価指数はVAT付加価値税引き上げや
過去のポンド安や最近の商品価格上昇に起因している。
これらの要因を除けば消費者物価指数は目標の2%を下回る可能性。
英消費者物価指数は商品やエネルギー価格で4〜5%に上昇の可能性。
必要になれば金融政策を調整する。中期的にインフレは緩和の可能性。
インフレ見通しには多くの不確実性がある。」
などが示されました。
ポンドが上昇する市場反応になりました。
米小売売上高(1月)は市場予想より弱い0.3%、
米輸入物価指数(1月)は市場予想より強い1.5%、
NY連銀製造業景気指数(2月)は市場予想より強い15.43になりました。
米ドルが上下動になりました。
レーン欧州委員が、
「経済成長はやや弱まっている。
経済指標は成長を示唆しているが充分ではない。
ソブリン市場にはまだ嵐が残っている。」
などの見解を示しました。
米ネットTIC長期フロー(12月 対米証券投資)は
市場予想より強い659億ドルになりました。
米企業在庫(12月)は市場予想より強い0.8%、
米NAHB住宅市場指数(2月)は市場予想より弱い16になりました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国の赤字は持続不能だが過度な赤字削減は景気回復を阻害する。
米国の税制には多くの不公正が存在する。
米議会が国債発行の上限を引き上げると確信。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比−41.55ドルで取引を終えました。

<2月16日(水)>

独の州立銀行ウエストLBの再編が合意されたとの報道がありました。
独の副財務相が、
「ウエストLBの再編計画は欧州委員会に提出された。
欧州委員会はウエストLBの計画を評価する必要。
評価は短期間ではできない。選択には売却と規模変更も含まれる。」
などの見解を示しました。
独ウエストLBが、
「規模縮小の選択では資産が約3分の1になる可能性。
4つのユニットに分割されることを提案した。」
などの発表をしました。
日第三次産業活動指数(12月)は予想より弱い−0.8%になりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(1月)は予想より弱い47になりました。
ポルトガル中銀総裁が、
「ポルトガル国内銀行には揺ぎはない。
バランスシートのリスクに見合うだけの資本を保有。
2011年ポルトガルはリセッションの見通しではある。」
などの認識を示しました。
スイスSNB総裁が、
「強いスイスフランの問題は簡単には解決できない。
インフレ圧力は増加しているがスイスフラン高でインフレ率は低い。
インフレが実体化した場合は金利の正常化を始める必要。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比+61.62円で取引を終えました。
ベルギー中銀総裁が、
「ユーロ圏17カ国のインフレ見通しは慎重。
2011年下半期には次第に減速していく可能性。
ECBの国債購入は当面の間は必要。」
などの見解を示す発言をしました。
中国が以下取引センターが、
「4月1日より銀行間市場での中国人民元のオプション取引を開始。」
するとの発表をしました。
格付け会社のムーディーズが
「豪とNZの大手銀行の格付けを引き下げ方向で見直す。」
との発表をしました。
オセアニア通貨が軟調になりました。
英失業率(1月)は市場予想とおりの4.5%、
英新規失業保険申請件数(1月)は予想より弱い0.24万人になりました。
ポルトガルが4月と6月償還の国債の一部の買い戻しをしました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「2年後の消費者物価指数の上昇率は1.7%前後。
消費者物価指数は中期的に低下の可能性。リスクは上方に傾斜。
消費者物価指数は11年半ばに4〜5%まで上昇もその後は低下の見通し。
11年のGDP見通しは11月の時点より弱い。」
などが示されました。
英BOE総裁が、
「英景気回復が円滑になる可能性は低い。
(インフレの)リスクが顕在化したならばMPCは対応する。
ポンドの下落は英国のリバランスに必要な調整。
市場の英金利への見通しを支持しない。
BOEは利上げの土台を築いていない。
金融引締めのタイミングの判断は明らかではない。」
などの発言をしました。
利上げ期待が後退してポンドが軟調になりました。
格付け会社のフィッチが、
「日本のソブリン格付は財政計画を実行できるかどうかが主要問題。
日本国債利回りは依然として低い。日本国債の格付見通しは安定的。
日本政府の財政改革計画の進展が重要。」
などの見解を発表しました。
独首相が次期独連銀総裁にワイドマン氏を任命すると発表しました。
米住宅着工件数(1月)は59.6万件、米建設許可件数(1月)は56.2万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米生産者物価指数(1月)は市場予想とおりの0.8%になりました。
加景気先行指標指数(1月)は市場予想より弱い0.3%、
加国際証券取扱高(12月)は予想より強い96.3億加ドルになりました。
米鉱工業生産(1月)は−0.1%、米設備稼働率(1月)は76.1%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
イスラエル外相が
「イランの軍艦が2隻スエズ運河の通過を計画。軍艦航行は挑発行為。」
との声明を出しましたが、
スエズ運河当局が「イラン軍艦は通過していない。」と発表しました。
ユーロが下げては上げる上下動になりました。
米FOMC議事録では、
「今年の成長率予測を引き上げるが雇用市場は失望的。
失業率はゆっくりと低下。インフレ期待は抑制されている。
経済のダウンサイドリスクは減少。
経済成長は2011〜2013年にかけて加速する可能性。
ディスインフレが進行するリスクは減少。」
などが示されました。
NYダウは前日比+61.53ドルで取引を終えました。

<2月17日(木)>

豪RBAの総裁補佐が、
「商品価格高騰は持続する可能性。第2四半期の強いGDP回復を期待。
今年は消費者物価指数が3%へ上昇の見通し。
住宅許可件数は拡大の見通し。完全雇用へ近づいている。」
などの見解を示す発言をしました。
NZの財務相が、
「強いNZドルはNZ経済にとって有益ではない。
消費者の買い控えやNZドル高による輸出抑制でNZの経済回復は減速。
(しかしながら)2011年の経済成長率は堅調になる可能性。
2011年の経済成長率を3%超と予想。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比+28.35円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「独コメルツ銀行グループの格付けを引き下げ方向で見直す。」
との発表をしました。
欧経常収支(12月)は−1億ユーロになりました。
タカ派のセンタンス英BOE金融政策委員が、
「消費者物価指数を目標に戻すためには予想以上の利上げが必要。
BOEのインフレ見通しは楽観的に過ぎる。インフレ上振れを低く評価。
インフレがすぐに緩和することはありそうにない。
利上げでポンドが上昇すると世界的な物価圧力を軽減。
英国はインフレ目標を堅持すべき。」
などの見解を示しました。
ポンドが堅調に推移しました。
米消費者物価指数(1月)は市場予想より強い0.4%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い41.0万件になりました。
加卸売売上高(12月)は市場予想より弱い0.8%になりました。
バーレーンで反政府デモが激化しました。
イラン海軍の「スエズ運河に艦艇が向かっている。」との報が伝わり、
地政学的リスクの回避でスイスフランンが上昇する場面がありました。
スエズ運河当局者が「イラン艦艇に航行許可はしていない。」と
イラン海軍の発表を否定する発言をしました。
米景気先行指標総合指数(1月)は市場予想より弱い0.1%、
フィラデルフィア連銀指数(2月)は予想より強い35.9になりました。
欧消費者信頼感速報(2月)は市場予想よりは強い−9.9になりました。
米ドルが軟調になりました。
IMF国際通貨基金が、
「中国人民元は実効為替レートで大幅に過小評価。
ユーロと円の為替水準は概ねファンダメンタルズに一致。
米ドルの一定の下落は均衡のとれた成長の一助になる可能性。」
などの見解を発表しました。
バーナンキFRB議長が、
「地域銀行への規制は最少にすることが重要だが、
リスクを内包する金融機関を特定する必要。
経常収支の不均衡にはリスクの可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
シカゴ連銀総裁が、
「景気回復ペースを加速させるために刺激策が必要。
緩和的な金融政策は有効。金融市場の状況は改善。
FRBにはインフレが急激に上昇した場合に対処する手段がある。
国債買入れプログラムを6月以降も続ける必要はない可能性。」
などの見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが「独の23の銀行の劣後債を格下げする。」
との発表をしました。
NYダウは前日比+29.97ドルで取引を終えました。

<2月18日(金)>

NZの財務相が、
「経済の停滞で税収が抑制される。」
との認識を示しました。
人民元の対ドル基準値が切り上げ後で最高値の6.5781元になりました。
中国景気先行指数(12月)は154.3になりました。
仏の財務相が、
「(G20財務相会合では)世界規模の経済不均衡是正のため
負債・赤字・外貨準備・貯蓄率・経済成長格差など
いくつかの指標で合意する必要がある。」
との見解を示しました。
日経平均は前日比+6.16円10843.80円で週の取引を終えました。
独生産者物価指数(1月)は市場予想より強い1.2%になりました。
ECBが「翌日物貸出残高が160.09億ユーロで前日に続き高水準。」
であると発表しました。
ユーロがしばらく軟調に推移しました。
英小売売上高(1月)は市場予想より強い1.6%になりました。
独IFOの所長が、
「多くの欧州諸国が深刻な困難にある状況では、
ECBは当面の間は金利を変更すべきではない。」
との見解を示しました。
中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げました。
豪ドルなどが一時軟調になりましたが市場反応は限定的でした。
英の首相が、
「英国の景気回復は不安定。このことはBOEが
低金利政策を長く維持できることを意味する。」
との発言をしました。
加消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
ビ−ニスマギECB専務理事が、
「物価圧力が高まればECBは利上げする可能性がある。
必要であればECBは先行策をとることもできる。」
との主旨の発言をしました。
軟調傾向であったユーロが急伸しました。
米国債が堅調で米長期金利が低下したこともあって、
ドルストレート通貨ペアが連れ高になり米ドルが軟調になりました。
バーナンキFRB議長が、
「人民元安を維持する中国の政策を批判する。柔軟性を容認すべき。
国際金融システムの再構築する必要。持続的な財政政策が必要。
資本フローが経済や金融の安定性に課題をもたらしている。」
などの認識を示しました。
日財務相が「日本は欧EFSF債の購入を続ける計画。」
との発言をしました。
エジプト当局がイラン艦艇のスエズ運河航行を許可する、
との報道がありました。
NY原油(WTI)は86ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+73.11ドルの12391.25ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<2月21日(月)主な予定>

※米市場がプレジデンツ・デーで休みです。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(2月)、
午前11時にNZクレジットカード支出(1月)、
午後1時半に日全産業活動指数(12月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(2月)、独サービス業PMI速報(2月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(2月)、欧サービス業PMI速報(2月)、
午後6時に独IFO景気動向(2月)、独IFO現況評価値(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独の指標には注目です。

<2月22日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(3月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(1月)、
午後6時にビーニ・スマギECB専務理事の講演、
午後6時半に英公共部門ネット負債(1月)、
夜10時半に加小売売上高(12月)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(12月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(2月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(2月)、
深夜3時に米2年債入札、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。

<2月23日(水)の主な予定>

朝7時に豪RBA総裁の講演、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(1月)、日企業向サービス価格(1月)
午前9時半に豪第4四半期賃金コスト指数、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(1月)、
午後6時半に英BOE議事録、
午後7時に欧鉱工業新規受注(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(1月)、
深夜2時にトリシェECB総裁の講演、
深夜3時に米5年債入札、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<2月24日(木)の主な予定>

朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(12月)、
午後4時に独第4四半期GDP確報、独第4四半期個人消費確報、
午後7時に欧業況判断指数(2月)、欧鉱工業信頼感(2月)、
同午後7時に欧消費者信頼感確報(2月)、欧サービス業信頼感(2月)、
夜10時半に米耐久財受注(1月)、シカゴ連銀全米活動指数(1月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米新築住宅販売件数(1月)、米第4四半期住宅価格指数、
深夜3時に米7年債入札、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<2月25日(金)の主な予定>

朝8時半に日全国消費者物価指数(1月 前年比)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後6時半に英第4四半期GDP改訂値、英第4四半期個人消費改訂値、
同午後6時半に英第4四半期政府支出改訂値、
同午後6時半に英第4四半期輸出改訂値、英第4四半期輸入改訂値、
同午後6時半に英第4四半期総合事業投資速報値、
午後7時半にスイスKOF先行指数(2月)、
夜10時半に米第4四半期GDP改訂値、米第4四半期個人消費改訂値、
同夜10時半に米第4四半期GDP価格指数改訂値、
同夜10時半に米第4四半期コアPCE改訂値、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(2月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には(改訂値ながら)注目です。
また、発表時間が未定ですが(通常NY時間前半)、
独消費者物価指数速報(2月)の発表も予定されています。

さて、先週もいろいろなことがありました。

14日に、日第4四半期実質GDP速報が−0.3%と5四半期ぶりの
マイナス成長になりましたが市場反応は限定的でした。
また、独の州立銀行ウエストLBの再構築に関する報道がありました。
ユーログループ議長が「欧州安定メカニズムはIMFも関与して
融資能力は5000億ユーロで合意。欧州金融安定ファシリティーの弾力性
に向けた合意はできていない。」などの発言をしました。

15日に、豪RBA議事録では「中期的にはトレンドを上回って経済が成長
する可能性。10年第4四半期と11年第1四半期は洪水の影響でGDPが
鈍化の可能性。11年第2四半期のGDPはとても強い見通し。」
などが示されました。
英BOE総裁の英財務相への書簡では「英消費者物価指数は商品やエネル
ギー価格で4〜5%に上昇の可能性。必要になれば金融政策を調整。
中期的にインフレは緩和の可能性。インフレには不確実性がある。」
などが示されました。

16日に、格付け会社のムーディーズが「豪とNZの大手銀行の格付けを
引き下げ方向で見直す。」との発表をしました。
英BOE総裁が「英景気回復が円滑になる可能性は低い。ポンドの下落は
英国のリバランスに必要な調整。英金利への市場見通しを支持しない。
BOEは利上げの土台を築いていない。」などの発言をしました。
また、FOMC議事録では「成長率予測を引き上げるが雇用市場は失望的。
インフレ期待は抑制されている。経済のダウンサイドリスクは減少。
経済成長は2011〜2013年に加速する可能性。」などが示されました。

17日に、豪RBAの総裁補佐が「第2四半期の強いGDP回復を期待。
今年は消費者物価指数が3%へ上昇の見通し。住宅許可件数は
拡大の見通し。完全雇用へ近づいている。」などの見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが「独コメルツ銀行グループの格付けを
引き下げ方向で見直す。」との発表をしました。
タカ派のセンタンス英BOE金融政策委員が「消費者物価指数を目標に
戻すためには予想以上の利上げが必要。」などの見解を示しました。
バーレーンで反政府デモが激化しました。
格付け会社のムーディーズが「独の23の銀行の劣後債を格下げする。」
との発表をしました。

18日に、中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げました。
英の首相が「英国の景気回復は不安定。このことはBOEが低金利政策を
長く維持できることを意味する。」との発言をしました。
ビ−ニスマギECB専務理事が「物価圧力が高まればECBは利上げする
可能性がある。必要であればECBは先行策をとることもできる。」
との主旨の発言をしました。

先週は、ドル円が週半ばまで堅調でしたが週後半にかけて軟調になり、
ユーロドルが週はじめに下落した後に上下動しながらも堅調になって、
豪ドル米ドルは週半ばまで軟調でしたが週後半にかけて堅調になり、
総じて週半ばからは米ドルが売られる相場展開になりました。

株式市場の堅調によるリスク許容度の増加で、リスク選好のドル売り
の動きも見られたようです。

そして、欧金融市場の機能低下を示すECBの翌日物貸出の増加や、
独の州立銀行ウエストLB問題や、格付け会社のムーディーズによる
独コメルツ銀行の格付けを引き下げ方向で見直すとの発表なども
ありましたが、要人発言から欧州通貨に利上げ観測が台頭しました。

また、中国人民銀行が8日の利上げに続き、預金準備率を0.50%
引き上げましたが市場反応は限定的でした。

一方、バーレーンで反政府の民主化要求デモが激化して地政学的
リスク回避でスイスフランの上昇などがみられましたが、リスク
回避の動きは限定的でした。

また、18日〜19日にパリで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議では
「世界経済の回復は強まっているが下振れリスクもある。」との認識
で合意して、懸案となっていた世界経済の不均衡の是正については、
「世界経済の不均衡是正に向けた参考指標について基本合意。
公的債務と財政赤字、民間貯蓄率と民間債務、為替も考慮しつつ、
貿易収支と投資所得の収支などで構成される対外収支を採用する。」
ことになりました。

ただ、先進国と新興国の間での意見の対立もあり、経常収支を一定の
範囲内に収める数値目標の米提案は導入見送りになり貿易収支にすり
替わりとなって、また外貨準備と実質為替レートを参考指標に盛り込む
ことについては為替水準は採用されたようですが、明確な合意に至ら
なかったもようで、具体的な参考指針の策定と監視対象国の選定に
ついては、4月にワシントンで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議
に持ち越されることになったようです。

さて今週ですが、週はじめはG20への市場反応がまず注目されます。
限定的になると見る向きが多いようですがいかがなりますか。

また、バーレーンでの反政府デモやイラン艦艇のスエズ運河航行など
中東問題への地政学的リスクを回避する動きも限定的ながら見られ、
今のところそれほど市場反応は強くはありませんが、原油価格などへ
の影響の可能性があり、引き続き一応の注意はしておきたいものです。

今週のアナリスト予想では、日本企業の年度末も近づいていることや、
日米の長期金利に金利差はあるものの米長期金利にやや低下傾向の兆し
もみられてきていることや、世界の株式市場の堅調などでリスク許容度
の増加によるリスク選好のドル売りで、ドル円がしばらく軟調になり
やすいと見る向きがあるとともに、また、欧州通貨では要人発言から
欧州通貨に利上観測が台頭していて、ドルストレート通貨ペアの堅調
地合が続くと見る向きがあるようです。

一方、日本の輸出企業の円買いが先週にある程度の消化がされたとの
指摘や、日本の政局不安での円売りの見方があるとともに、

また、米景気の回復期待も根強く、株式市場で高値警戒感から調整と
なった場合や、中東問題などの動向によってはドル買いになる可能性
の指摘もあるようです。

今週の経済指標では、21日の独欧のPMI速報と独IFO景気動向(2月)、
22日の加小売売上高(12月)とに米S&Pケースシラー住宅価格(12月)に
米消費者信頼感指数(2月)と米2年債入札、
23日の英BOE議事録と米中古住宅販売件数(1月)に米5年債入札、
24日の独第4四半期GDP確報、米耐久財受注(1月)と
米新規失業保険申請件数に米新築住宅販売件数と米7年債入札、
25日の英第4四半期GDP改訂値と米第4四半期GDP改訂値に
米第4四半期個人消費改訂値、などが注目されます。


さて今日は、トレーダーの階段のお話です。

どのような分野の一流と呼ばれる人でも、
初心の時期というものがありますね。

世界のイチロー選手も、愛知県とよなり小学校時代の作文によれば、
3歳の時にはじめて野球のボールと出会いました。

また、1996年に史上初の将棋の七大タイトル制覇を成し遂げた
埼玉県出身の天才棋士、羽生善治さんも小学一年生のときに
はじめて将棋の駒と出会いました。

キラリと輝く才能の芽はあったと思われますが、
もちろん、はじめから天才的技能を持っていたわけでは
なかったようです。

同じように、どんなベテランのトレーダーにも

「あぁ、これがローソク足というものなんだね。」

「へぇーっ、価格を平均化して描画する
 移動平均線というものがあるんだねぇ。」

という初心の時期があるものです。(笑)

そして、ワケもわからなくトレードする時期を経て、
いろいろなことを学んでいきます。

けっこう初めは相場をシンプルに観ることができて、
案外と簡単に勝てることもあるものです。

勝つことしか考えず、数多くトレードチャンスを捕まえようと、
ダボハゼのようなポジポジ病にかかるのもこの頃が多いようですが、

しだいにトレードでの負けの経験を積み重ねて、
相場の難しさを身に染みて知っていきます。

そして、中にはトレードが萎縮してしまって、
ポジポジ病とは正反対のエントリー恐怖症になる人もいます。

この段階で相場から離れていってしまう人もいますが、

テクニカルの勉強を真剣に始めるのも
この時期のトレーダーのようです。

この時期のトレーダーは、相場を勉強するにつれて
だんだん複雑に相場を考えるようになって、

また、各々独自の考えを持つようになります。

最適なパラメーターがあるはずだと研究する人、
そして、魔法のテクニカルを探す人などもいますが、

数多いテクニカルをチャートに装備させれば、
トレードに勝てるのではないかと、
チャートにたくさんのテクニカルを表示させて、
重装備のチャートにするのも
この時期のトレーダーに多いようです。(苦笑)

それでも多くのトレーダーはなかなか勝てずに苦悩しますが、

今度はしだいに小さな時間軸の鋭敏さに着目するようになって、

「日足など、悠長すぎて見ていられない…。」と、

トレードがどんどん短期化指向へとなっていく人もいます。

トレードのタームにはトレーダーごとの適正があるようで、
この段階で短期トレードに目覚めて、
優秀な短期トレーダーになる人もいますが、

一方、数Pipsを得る短期トレードでのスプレッドの重さに
押し潰されてしまうトレーダーもいます。

そうです。

たとえ1〜2Pipsのスプレッドでも
数Pipsというリワードのトレードではその比重がとても大きく、

同じ比重と仮定すると、50Pipsのリワードのトレードで
10〜20Pipsもスプレッドがあるのと同じだからですね。

ここで「トレードで勝つなんて不可能なこと。」と、
自ら結論を出してマーケットを去り往く人もいますが、

さらに踏ん張ってトレードの研鑽をする人がいます。

短期トレードに目覚めて優秀な短期トレーダーになれた人は
そのまま短期トレードを極めていくことが多いようですが、

また、別の次の段階へと歩みを進めるトレーダーもいます…。

* 素直にシンプルに相場を観ることの重要性を知り。

* 動意の集積のある大きな時間軸の価値を知り。

* 予測ではなく、対応すべきことを知り。

* チャートポイントとボラティリティの大切さを知り。

* テクニカルを否定するのではなく、
  補足としてのテクニカルの効能を知り。

* 相場の不確実性と確率的思考法を知り。

* 損切りの本当の有用性を知り。

* チャンスを待つことの大切さを知り。

* トレードを休むことの効果を知り。

* 資金管理の最重要性を知り。

* トレードに完成はないことを知り。

トレーダーとして成長していきます。

どれもこれも最初に学んだことばかり…、(笑)

ただ、原点への回帰を心深く知りえてくるのですね。

このトレーダーの階段ともいうべきことについて、

最強の女性トレーダーと言われた
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ氏が書籍の中で語ります。

「難解極まりないトレードが
 とてもシンプルに思えてくるのです。」

「消し去るプロセスを経ながら学んでいきます。」

「いいですか。いつかは必ずその時が来ます。
 ただ、最初の3年間に関して言えば、
 毎年、一貫して利益を上げられるような人は
 ほとんどいません。」

たくさんの先端トレーディング手法に精通していた
そのミセス・ラシュキ氏が最後に到達したのは、
古典的なチャートパターンであったのだそうです。

「そう。どんなに時代が変わっても、これらのパターンは、
 今日もちゃんとチャート上に現れますもの。」

と、彼女はあっさりと言い切りますが、
あのラシュキ氏であるだけに言葉の重みが響いてきます。

そして、「KISS "Keep it simple,stupid" の哲学を信じています。」
とも語っていて、

また、こんな言葉も残しています。

「(トレードは) ポーカーをプレーするときとよく似ていますね。
 本当の規律とは、良い手が来るまで待ち続けることなのです。
 (中略)
 有利な状況でなければ、儲けることを考えるべきではありません。」

(「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」198ページ)

ラシュキ氏の言葉はあたりまえのことのようですが、
待つことの重要性が解るのに何年も何年もかかるトレーダーがいます。

もしかしますと…、
先進のその先はネイキッドへの回帰なのかもしれませんね。



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私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 優位性とトレードのお話


「2.11」奇しくも32年前に革命でイランで王制が倒れたその日、
エジプトのムバラク大統領がついに辞任することになりましたね。
民衆の力が30年近く続いた独裁政権にピリオドを打たせました。

●先週の気になる出来事

<2月7日(月)>

6日に英商工会議所が、
「景気回復は脆弱。BOEは政策金利を据え置くべき。
金利引き上げは景気回復を頓挫させる恐れがある。」
との見解を発表しました。
豪小売売上高(12月)は0.2%、豪第4四半期小売売上高は−0.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
日銀総裁が、
「日本経済は踊り場から脱却する蓋然性が高まってきた。
デフレは中央銀行の潤沢な資金供給だけでは解決できない。
どこの国も永久に財政赤字を続けることはできない。」
などの認識を示しました。
日景気一致CI指数速報(12月)は103.1、
日景気先行CI指数速報(12月)は101.4と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
日経平均は前週末比+48.52円で取引を終えました。
中国の市場は春節で休みでした。
米10年債の利回りが上昇しました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャの住宅ローン債権担保証券は悪化の兆しを示す。」
との発表をしました。
ギリシャの副首相が
「独仏の債務上限に関する提案を拒否する。」
との発言をしました。
独製造業受注(12月)は市場予想より弱い−3.4%になりました。
ユーロが軟調になりました。
独経済相が、
「受注のトレンドは明確に上向き傾向で、
第4四半期は第3四半期よりも強くなる。」
との認識を示しました。
独連銀総裁が、
「各国政府は赤字を迅速に削減する必要。
また、EU安定協定改革は充分に野心的とはいえない。」
などの見解を示しました。
加住宅建設許可(12月)は市場予想より弱い2.4%になりました。
レーン欧州委員が、
「EU首脳会議では欧州金融安定ファシリティー強化で包括的な
支持があった。3月に実質融資能力の増強を承認する決定を期待。」
などの発言をしました。
米ダラス連銀総裁が、
「二番底とデフレのリスクは後退。さらなる金融緩和を支持する
可能性は低い。一段の量的緩和に反対する。」
などの見解を示しました。
米消費者信用残高(12月)は市場予想より強い61億ドルになりました。
NYダウが堅調でリスク選好のドル売りが見られました。
ルクセンブルク中銀総裁が、
「ECBは流動性の支援措置を解除しなくても利上げが可能。
インフレ圧力は明らかに高まっている。
ECBは年末までにインフレ率は2%を下回ると予想しているが、
商品価格の上昇で二次的な影響となった場合にECBは行動する必要。」
などの認識を示しました。
ユーロが堅調傾向になりました。
NYダウは2年8ヶ月ぶりの高値の前週末比+69.48ドルになりました。

<2月8日(火)>

豪財務相が、
「熱帯低気圧や水で石炭や農業輸出産業に70億豪ドル規模の影響。
第1四半期の豪経済は縮小に陥る可能性。悲観論は排除できない。」
などの認識を示しました。
アイルランド財務相が、
「我が国は欧州諸国に非政府保証の銀行シニア債の価格削減を要請。」
していることを発表しました。
日国際経常収支(12月)は市場予想より強い1兆1953億円に、
日国際貿易収支(12月)は市場予想より弱い7688億円になりました。
英RICS住宅価格(1月)は市場予想よりは強い−31%になりました。
豪RBAの政策委員が、
「洪水の影響は長続きしない。RBAは長期的に焦点を合わせている。」
との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「2011年は日本企業の格付けの安定が進展すると予想している。」
との発表をしました。
日経平均は前日比+43.94円で取引を終えました。
中国の市場は春節で休みでした。
スイス失業率(1月)は市場予想とおりの3.8%になりました。
ギリシャやスペインやポルトガルのCDSのbpが拡大しました。
ギリシャの国債入札では、
「落札利回りが前回より低い4.64%、応札倍率が前回より高い4.54倍」
と比較的に好調でした。
中国が1年物預金金利と1年物貸出金利を0.25%利上げしました。
豪ドルが軟調になりました。
独鉱工業生産(12月)は市場予想より弱い−1.50%になりました。
加住宅着工件数(1月)は市場予想より弱い17.04万件になりました。
EU大統領が、
「経済見通しは大幅に改善。措置は成果を挙げている。」
との認識を示しました。
米リッチモンド連銀総裁が、
「米経済は着実にペースを上げて成長。労働市場は改善。
個人消費は2011年に拡大する見込み。
経済の著しい改善はFRBのQE2プログラム再検討を示唆している。
刺激策の解除のタイミングは難しい。
最近の雇用統計は天候の問題で異常だ。」
などの認識を示しました。
ポンドがしばらく軟調に推移しました。
米3年債入札が不調になり米長期金利が上昇しました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
米ダラス連銀総裁が、
「現在の状況を踏まえると一段のFRBの金融緩和には反対。
1月の雇用統計は雇用創出の過小評価になっている可能性。」
などの発言をしました。
米アトランタ連銀総裁が、
「今は緩和的な政策から脱却する時ではない。
経済が見通し通りに推移すれば追加量的緩和の必要はない。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+71.52ドルで取引を終えました。

<2月9日(水)>

NZの財務相が、
「景気回復にはいくつかの課題が存在。
新規投資の生み出しまでは新規雇用が望めない。
2010年第4四半期は景気後退になる可能性。」
との認識を示しました。
NZドルが軟調になりました。
英産業連盟が、
「英第1四半期GDP成長率予想を+0.6%に上方修正。
2011年の英GDP成長率予想を+1.8%に下方修正。
英第1四半期の平均インフレを4.2%と予想。
BOEは第2四半期から金利を引き上げ段階的に1.25%にすると予想。」
などの発表をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本の債務縮小への財政対応の欠如は格付けへの圧力になる。
日本の財政政策を妨げる政治状況は格付けにとってネガティブ。
日本の財政問題が危機に発展するにはまだ時間がある。」
などの見解を発表しました。
日経平均は前日比−18.15円で取引を終えました。
独経常収支(12月)は市場予想より強い176億ユーロに、
独貿易収支(12月)は市場予想より弱い119億ユーロになりました。
中国上海株式市場は春節前比の安値圏で取引を終えました。
英商品貿易収支(12月)は予想より弱い−92.47億ポンドになりました。
タカ派のウェーバー独連銀総裁がECB総裁の後任候補から外れた、
との観測がありました。
ユーロが軟調に推移しました。
ロンドン証券取引所とトロント証券取引所のTMXグループとが
経営統合するとの報道がありました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国は欧州と日本の2倍の速さで成長。経済の状況は改善。
失業率は2012年に低下へ。将来の成長を損なう削減は支持しない。」
などの見解を示しました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「インフレは物価安定水準以下が続く可能性。
米失業率は高過ぎインフレ率は低過ぎる。
12月と1月の米失業率は著しく低下。景気回復は強くなっている。
持続的な雇用創出が安定した回復に不可欠。
雇用が正常な水準に戻るには4〜5年かかる可能性。
ある時点で財政の調整が必要。国債利回り上昇は成長への期待を反映。
QE2は一時的措置でいずれ解除。金利上昇は将来の成長期待による。
米国債利回りの上昇は懸念していない。利上げ前に量的緩和を終了。」
などが示されました。
米10年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い3.665%、
応札倍率は前回より弱い3.23倍という結果になりました。
米長期金利が低下しました。
しだいに米ドルが売られる相場展開になりました。
ECBの専務理事が、
「デフォルトと債務再編は欧州債務危機を解決するプランにはなるが、
1国のデフォルトのリスクは他国のデフォルトリスクを増大させる。
ソブリンのデフォルトは大手銀行に損失を与える可能性。
市場の圧力によりアイルランドとギリシャは行動した。」
などの見解を示しました。
NYダウは8日続伸して前日比+6.74ドルで取引を終えました。

<2月10日(木)>

NY連銀の執行副総裁が、
「市場は早期金利引き上げを織り込んでいる。
債券利回り上昇はインフレ懸念によるものではない。
インフレ期待はFRBの政策目標と一致。」
などの認識を示しました。
日機械受注(12月)は市場予想より弱い1.7%、
日国内企業物価指数(1月)は市場予想より強い0.5%になりました。
豪雇用者数変化(1月)は市場予想より強い2.40万人、
豪失業率(1月)は市場予想とおりの5.0万人になりました。
豪ドルが一時的に上昇しました。
全般にドル買い動意が優勢になり、ドル円が上昇して
ユーロなどドルストレート通貨ペアが軟調な相場展開になりました。
日経平均は前日比−12.18円の10605.65円で週の取引を終えました。
スイスSECO消費者信頼感(1月)は市場予想とおりの10になりました。
スイス消費者物価指数(1月)は予想より弱い−0.4%になりました。
ECB月例報告(2月)では、
「政策金利は適切。インフレリスクを注視する必要。
インフレ率は一時的に上昇する可能性。成長へのリスクはまだ下向き。
金融政策スタンスは引き続き緩和的。」
などが報告されました。
英鉱工業生産(12月は市場予想とおりの0.5%、
英製造業生産高(12月))は市場予想より弱い−0.1%になりました。
英BOEは政策金利を市場予想とおり0.50%に据え置きました。
また、英資産買入プログラムの規模も2000億ポンドに据え置きました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い38.3万件になりました。
ドル買い動意が強まりました。
加新築住宅価格指数(12月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
オーストリア中銀総裁が、
「国債利回りスプレッドは行き過ぎ。国債買入は量的緩和ではない。」
などの見解を示しました。
ECB次期総裁候補に関する観測や憶測が飛び交いました。
トリシェECB総裁が、
「インフレに短期的な上方圧力の兆候。上振れの可能性。
ECBの次期総裁に関する決定は重要。責任は欧州首脳にある。」
などの認識を示しました。
米卸売在庫(12月)は市場予想より強い1.0%になりました。
エジプトのムバラク大統領の去就に関する憶測が飛び交いました。
米30年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い4.750%、
応札倍率が前回より低い2.51倍になりました。
米月次財政収支(1月)は市場予想よりは強い−498億ドルになりました。
オバマ米大統領がエジプトの民主化に支持を表明しました。
エジプトのムバラク大統領が、
「次期大統領選に出馬しないが9月まで職にとどまる。
憲法に基づきスレイマン副大統領に権限を委譲。
誰からも指図を受けない。憲法の6つの条項を変更するよう求める。」
などの表明をしました。
NYダウは前日比−10.60ドルで取引を終えました。

<2月11日(金)>

RBA総裁の議会証言では、
「世界経済は拡大。米国経済は勢いを増しているが問題も抱えている。
商品市場はここ数ヶ月上昇。洪水の影響は拡大していない。
洪水やサイクロンの影響は2010年後半には好転の見込み。
RBAは金利引き上げを考えていない。為替相場はピーク水準にある。
消費者は先の見えない見通しに警戒。雇用成長はやや鈍化している。」
などの認識が示されました。
豪ドルがパリティを割り込み軟調になりました。
全般、ドル買い動意の相場展開になりました。
東京市場は祝日で休みでした。
中国のさらなる利上げ観測が市場に台頭しました。
独消費者物価指数確報(1月)は予想よりは強い−0.4%になりました。
スペイン第4四半期GDPは市場予想より強い0.2%になりました。
英生産者仕入価格(1月)は1.7%、英生産者出荷価格(1月)は1.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米貿易収支(12月)はほぼ市場予想とおりの−406億ドルになりました。
加国際商品貿易(12月)は市場予想より強い30億加ドルになりました。
カナダドルが堅調になりました。
EUとIMFとECBが、
「ギリシャは進歩を遂げているが重要な課題は残っている。
民営化と税制改革を早める必要。
国の支配下の銀行の安定性と効率性の向上に取り組む必要。」
などの共同声明を発しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)は、
市場予想よりやや強い75.1になりました。
ウェーバー独連銀総裁が4月30日で退任するとの報道がありました。
エジプトのムバラク大統領がついに辞任するとの報道がありました。
スレイマン副大統領は権限を軍に委譲したと発表しました。
トリシェECB総裁が、
「インフレのリスクはほぼ均衡。インフレのリスクは上方の可能性。
警戒態勢のままである必要があるが、2011年と2012年のインフレ率は
2%を下回ったままと予想している。」
などの見解を示しました。
オバマ米大統領が、
「エジプトは大きく変わる可能性。エジプトは市民の権利を守る必要。
米国はエジプトの友でありパートナーであり続ける。」
などの声明を発しました。
NY原油(WTI)は85ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+43.97ドルの12273.26ドルで週の取引を終えました。
NYダウは週の終値で約2年8ヶ月ぶりの高値になりました。

●今週の主な予定

<2月14日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期小売売上高、NZ小売売上高(12月)、
朝8時50分に日第4四半期実質GDP速報、日第4四半期名目GDP速報、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ速報、
午後7時に欧鉱工業生産(12月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(日)・欧の指標には注目です。
また、発表時間が未定ですが中国の貿易収支(1月)の
発表も予定されています。

<2月15日(火)の主な予定>

午前9時半に豪RBA議事録、
同午前9時半に豪NAB企業景況感指数(1月)、豪NAB企業信頼感指数(1月)
午前11時に中国消費者物価指数(1月)、中国生産者物価指数(1月)、
同午前11時に中国小売売上高(1月)、中国鉱工業生産(1月)、
正午過ぎに日政策金利、
午後1時半に日鉱工業生産確報(12月)、日稼働率指数確報(1月)、
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時に独第4四半期GDP速報、
午後6時半に英消費者物価指数(1月)、英小売物価指数(1月)、
同午後6時半に英DCLG住宅価格(12月 前年比)、
午後7時に欧第4四半期GDP速報、
同午後7時に独ZEW景況感調査(2月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(2月)、欧貿易収支(12月)、
夜10時半に米小売売上高(1月)、NY連銀製造業景気指数(2月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(1月)、
夜11時に米ネットTIC長期フロー(12月 対米証券投資)、
深夜12時に米企業在庫(12月)、米NAHB住宅市場指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・中国・(日)・独・英・欧・米の指標に値は注目です。
また、英バークレイズの10-12月期決算が予定されています。

<2月16日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(12月)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(12月)、
午前9時半に豪消費者インフレ期待(2月)、豪新車販売台数(1月)、
午後2時に日銀金融経済月報(2月)、
午後6時半に英失業率(1月)、英失業保険申請件数推移(1月)、
午後7時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜10時半に米住宅着工件数(1月)、米建設許可件数(1月)、
同夜10時半に米生産者物価指数(1月)、
同夜10時半に加景気先行指標指数(1月)、加製造業出荷(12月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(1月)、米設備稼働率(1月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<2月17日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期生産者物価、
午前11時にNZ消費者信頼感指数(2月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(12月)、日景気先攻CI指数確報(12月)
午後6時に欧経常収支(12月)、
午後7時に欧建設支出(12月)、
夜10時半に米消費者物価指数(1月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加卸売売上高(12月)、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(1月)、
同深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数(2月)、
同深夜12時に欧消費者信頼感速報(2月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。
また、仏BNPパリバのの10-12月期決算が予定されています。
そして、発表時間が未定ですが
NY時間にバーナンキFRB議長の議会証言が予定されています。


<2月18日(金)の主な予定>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後4時に独生産者物価指数(1月)、
午後6時半に英小売売上高(1月)、
夜9時に加消費者物価指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

7日に、格付け会社のフィッチが「ギリシャの住宅ローン債権担保証券
は悪化の兆しを示す。」との発表をしました。
米ダラス連銀総裁が「二番底とデフレのリスクは後退。さらなる
金融緩和を支持する可能性は低い。一段の量的緩和に反対する。」
などの見解を示しました。
ルクセンブルク中銀総裁が「ECBは流動性の支援措置を解除しなくても
利上げが可能。インフレ圧力は明らかに高まっている。」
などの認識を示しました。

8日に、豪財務相が「熱帯低気圧や水で石炭や農業輸出産業に
70億豪ドル規模の影響。第1四半期の豪経済は縮小に陥る可能性。」
などの認識を示しました。
ギリシャの国債入札では「落札利回りが前回より低い4.64%、
応札倍率が前回より高い4.54倍」と比較的に好調でした。
中国が1年物預金金利と1年物貸出金利を0.25%利上げしました。
米3年債入札が不調になり米長期金利が上昇しました。

9日に、NZの財務相が「景気回復にはいくつかの課題が存在。
新規投資の生み出しまでは新規雇用が望めない。2010年第4四半期は
景気後退になる可能性。」との認識を示しました。
英産業連盟が「BOEは第2四半期から金利を引き上げ段階的に
1.25%にすると予想。」などの発表をしました。
タカ派のウェーバー独連銀総裁がECB総裁の後任候補から外れた、
との観測がありました。
バーナンキFRB議長の議会証言では「雇用が正常な水準に戻るには
4〜5年かかる可能性。QE2は一時的措置でいずれ解除。
金利上昇は将来の成長期待による。利上げ前に量的緩和を終了。」
などが示されました。

10日に、NY連銀の執行副総裁が「市場は早期金利引き上げを織り込んで
いる。債券利回り上昇はインフレ懸念によるものではない。」
などの認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が「国債利回りスプレッドは行き過ぎ。
国債買入は量的緩和ではない。」などの見解を示しました。
エジプトのムバラク大統領の去就に関する憶測が飛び交いました。

11日に、RBA総裁の議会証言では「RBAは金利引き上げを考えていない。
為替相場はピーク水準にある。雇用成長はやや鈍化している。」
などの認識が示されました。
中国のさらなる利上げ観測が市場に台頭しました。
ウェーバー独連銀総裁が4月30日で退任するとの報道がありました。
エジプトのムバラク大統領がついに辞任するとの報道がありました。

先週は、ドル円が週初めに軟調になるも上昇傾向での推移になり、
ユーロドルが週初めに軟調になった後に反発上昇しましたが、
週後半からは軟調傾向での推移になりました。
ポンドドルは上下動しながらも軟調傾向での推移になって、
豪ドル米ドルは週初めに揉み合うもしだいに下落していきました。
カナダドルは週中まで軟調でしたが週末に急反発しました。
為替市場では米長期金利の動向に敏感な傾向も見られたようです。

また、中国が1年物預金金利と1年物貸出金利を0.25%利上げ
しましたが、市場反応は限定的な範囲であったようです。

そして、タカ派のウェーバー独連銀総裁の次期ECB総裁候補への憶測が
飛び交いましたが、次期ECB総裁候補とならないばかりか、
独連銀総裁も辞任されることになり、ユーロの重石になったようです。

さて今週ですが、エジプトのムバラク大統領がついに辞任することに
なり、これについて先週の市場反応は限定的でしたが、リスク懸念は
いったん緩和に向かいそうです。

ただ、チュニジアに続きエジプトの政権も崩壊したことから、
ヨルダン、イエメン、アルジェリアに広がる強権崩壊のドミノで
中東の政治力学の変化を懸念する向きもあるようです。

一方、主要企業の業績もおおむね好調で、NYダウが約2年8ヶ月ぶり
の高値になるなど、株式市場は堅調傾向で、リスク許容度(選好度)は
高まっていて、主要通貨ペアが上昇する可能性がありそうですが、
為替市場はここのところ米長期金利の動向に敏感でドルテーマで動く
傾向が強くなっていて、米長期金利が軟調になる場合は、
ドルストレート通貨ペアが反発上昇すると見る向きもあるようです。

また、8日に中国が利上げをしましたが、人民元の対ドル基準値も
上昇していて、一部ではさらに3月中にもう一回の利上げがあると
観測する向きもあり、15日の中国経済指標の発表が注目されます。

そして、18日〜19日にパリで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議も
投機マネーの流入規制もテーマの1つになる可能性があり、こちらも
注目材料になりそうです。

一方、2月15日あたりでは米国債の償還・利払いがあり、今年は200
〜250億ドル規模となりそうだとのことで、償還・利払いで受け取った
米ドルのうちある程度を円に換える「円転」の動きとなる可能性が
あり、日本の企業の年度末も近づいていることから、
「ドル売り円買い」の呼び水となると指摘する向きがあり、
ドル円が堅調傾向ではありますが、2月15日前後のドル円の動向には
一応の注目がいりそうです。

今週の経済指標関連では、15日の中国経済指標に独第4四半期GDP速報
そして英消費者物価指数と米小売売上高、
16日の英雇用統計と英BOE四半期インフレ報告、米住宅着工件数と
米鉱工業生産、そして米FOMC議事録、
17日の米消費者物価指数と米新規失業保険申請件数、
18日の英小売売上高に加消費者物価指数などが注目されます。


さて今日は、優位性とトレードのお話です。

トレードではよく
「優位性のある状況でトレードしましょう。」
などと言うことがあったり、

また、少し独特の言い回しですが、
「エッジのある状況でトレードしましょう。」
などと言われることがありますね。

このエッジ(edge)という言葉は、
「刃」とか「端」などという意味のほかに
「鋭さ」「激しさ」「ぎりぎり」などと
いろいろな意味があるそうですが、

トレードでは、「優勢」とか
「強み」などという意味で用いることが多いようで、
ほぼ「優位性」という言葉と同義になるようです。

また一方、

市場には不確実性やランダム性があるとも言われることがあり、

「不確実性の中におけるエッジ」などということは、

一見、命題が矛盾しているようにさえ思えて、
まるで禅問答のようにも思えるものです。(笑)

このことに関して、マーク・ダグラスという人の著した
「ゾーン 勝つ 相場心理学入門」という本の中で、

(プロのカジノディーラーはルーレットでも
自在に目が出せるんだぜ、という話はさておいて) (^^;)

カジノには、連勝する人や大勝する人、そして小勝ちの人、
また、大負けして帰る人やちょい負けの人など
さまざまな人(プレーヤー)がいるわけですが、

個々のプレーは「ランダムな結果で不確実性がある」にもかかわらず、
カジノが一貫した収益を残せることを例に、

ランダムな結果に一貫した収益を残せるのは、
「確率的なエッジ」があるから、と説いています。

ルーレットであれば出目の中の「0」と「00」、
ブラックジャックでは、約4.5%の親(ディラー)の利(付け目)
などがエッジとなるというわけですね。

では、トレードでのエッジとはなんでしょうか。

マーク・ダグラス氏は、こう説きます。

それは…、

「Trader's Edge : Thinking In Probabilities」であると。

つまり…、

「エッジは確率的思考の中に存在する。」というわけですね。

似たようなことをパチプロの人からも聞いたことがあります。

(台の演出する波とか、ホールコンピューターなどの話も
巷にはあるようですが…、それはさておき)

そのパチプロの人がおっしゃるには、

「パチンコは相場と似ているところが多く、
 勝ち続けるのは決して『運』ではありません。」

「複数の『釘』の組み合わせを判断して、
 期待値がある日でなければ店を変えるか打たずに帰ります。」

「どれだけハマっても期待値があればハマり続け、
 あっさりと玉が出ても期待値があれば打ち続けます。
 玉が出る事によっての感情はありますが、
 それによって続行するか止めるかの判断や行動は変わりません。」

「ただ、手法が正しくても忠実に執行することは難しく
 (パチンコの場合の手法はほぼ1通りしかないのですが)
 プロとしての最初は『もうギブアップして帰りたい』」とか、
 『勝ち逃げしたい』」なんて毎日のように思いましたが、
 半年ほど経って振り返ってみたところ、
 毎月「+50万円」程の結果が付いてきており、
 自身が半信半疑ながらようやくトータルで勝つということが
 理解できるようになっていました。」

とのことで、

私の場合は、パチンコはよく解らないのですが、(汗)

パチンコでは「釘」の状況が大切で、釘が読めて、
『釘の状況にエッジがある台を選別して打てば』
運ではなくてトータル収支として勝ち続けることができる、
と解釈しました。

まぁ、個々の事象では、釘の状況が悪くても、
それこそ、たまたまの運で大当たりの確変を引いて
パチンコに大勝することがあったり、

また、よく回る台であっても1000回転で1回も大当たりしない
大ハマリとなることも事実してあるものですが、(苦笑)

長い期間での収支では、パチンコの場合は、
「良い釘の状況」ということがエッジになり、

パチンコが「クジ引き」のゲームであるならば、
なるべく少ない投資でなるべく多い抽選ができることになる
「良い釘の台を打つ」ということがエッジとなるのでしょうね。

さて…、

トレードでエッジのある状況といいますと、

たとえば、「複数時間軸の方向同調の状態」も
何人もの著名トレーダーがエッジのある状態として挙げていて、
その1つになると思われますが、

しかしながら、複数時間軸が方向同調していても、
無限に続くトレンドは無く、どこかのチャートポイントでは
トレンドの転換となることもあって、

エッジのある状況といっても単純ではないだけではなく、

複数時間軸が方向同調していても、
トレードに入るタイミングが悪ければ
負けることがあるものです。

このようなエッジのある状況での負けに遭遇しますと、

相場の手法に絶対性や聖杯を求めていると、

「エッジがあるったってさぁ、事実して負けたじゃないか…。
 手法に照らして、いったいオレのどこが悪いって言うんだい。
 へっ、こんな手法も全くあてにならないものだな…。」

などと思ってしまうものですが、(苦笑)

個々の事実で断定的な否定の結論をしてしまうのではなく、

マーク・ダグラス氏の言うように、

「Trader's Edge : Thinking In Probabilities」であるならば、

トレードはトータル収支として、

確率的に考えるべきものなのでしょうね。

1つの勝ちトレードで狂喜乱舞したり、
また1つの負けトレードで怒りや悲嘆にくれたり、
個々のトレードに感情を揺さぶられるのではなく、

エッジのある優位な状態を学び知り、その状態を厳選して、

ときに損切りとなることがあっても、

トータル収支で考えて一喜一憂することなく
淡々とエッジのある状態でトレードを繰り返していく…、

これがトレードをするということなのかもしれませんね。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


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