FX トレードと凡事のお話 その262


G20では7年ぶりに全ての国・地域で成長し回復が増している事が確
認されましたが、日本は20年までの財政黒字化公約を撤回しました。



●今週(10月16日から10月20日)の主な予定


<10月16日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(10月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(9月)、中国生産者物価指数(9月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(8月)、
午後6時に欧貿易収支(8月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(10月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(8月)、
などが予定されています。
中・米の指標には注目です。


<10月17日(火)>

朝6時45分にNZ第3四半期消費者物価指数、
午前9時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時15分からカーニー英BOE総裁の発言、
午後5時半に英消費者物価指数(9月)、英生産者物価指数コア(9月)、
同午後5時半に英小売物価指数(9月)、
午後6時に欧ZEW景況感調査(10月)、欧消費者物価指数確報(9月)、
同午後6時に独ZEW景況感調査(10月)、
夜9時半に米輸入物価指数(9月)、米輸出物価指数(9月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(9月)、米設備稼働率(9月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(10月)、
早朝5時に対米証券投資(8月)、
などが予定されています。
NZ・豪・英・欧・独・米の指標には注目です。


<10月18日(水)>

午後5時半に英失業者数(9月)、英失業率(9月)、英ILO失業率(9月)、
午後6時に欧建設支出(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米住宅着工件数(9月)、米建設許可件数(9月)、
同夜9時半に加製造業出荷(8月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
そして、NY連銀総裁とダラス連銀総裁の発言も予定されています。
また、中国共産党第19回全国代表大会が開幕されます。


<10月19日(木)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(9月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(9月)、豪失業率(9月)、
午前11時に中国第3四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(9月)、中国小売売上高(9月)、
午後1時半に日全産業活動指数(8月)、
午後3時にスイス貿易収支(9月)、
午後5時半に英小売売上高指数(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(10月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(9月)、
などが予定されてます。
日・豪・中・英・米の指標には注目です。
そして、EU首脳会議が20日まで開催されます。


<10月20日(金)>

午後3時に独生産者物価指数(9月)、
午後3時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時に欧経常収支(8月)、
午後5時半に英財政収支(9月)、
夜9時半に加消費者物価指数(9月)、加小売売上高(9月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(9月)、
などが予定されています。
加・米の指標には注目です。
そして、時間は不明ですが
イエレンFRB議長の発言も予定されているようです。


<10月22日(日)>

衆議院選挙の投開票、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月9日から10月13日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.57で始まり、軟調傾向で推移して
92.59へ下落した後に92.92で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.275%に低下しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で51.45ドルに上昇しました。
NYダウは週間98.05ドル上昇、22871.72ドルで週の取引を終える。



<10月9日(月)>

日経平均は体育の日で取引なし。
連休明け上海株式市場は1.62%高で始まり0.76%高で取引を終える。
報道
「バルセロナでカタルーニャ独立反対デモ、35万人参加。」
メルシュECB専務理事 
「最近のインフレ指標にがっかりさせられた。」
ロンドン時間はポンドのショートカバー優勢。
米はコロンブスデーの祝日で債券と為替が休場。
カナダはサンクスギビングデーの祝日で休場。
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「ECBはできるだけ早期にQEを終了すべき。」
原油先物は49ドル台半ばで推移。
NYダウは12.60ドル安ので22761.07取引を終える。


<10月10日(火)>

マティス米国防長官
「対北、軍事選択肢も用意しなくてはならない。」
日経平均は10.17円安で寄り付き132.80円高の20823.51で大引け。
6日続伸で年初来高値を更新。TOPIXは10年ぶりの高水準。
米10年債利回りは2.36%から2.37%台で推移。
黒田日銀総裁
「2%物価目標を目指し安定持続に必要な時まで緩和を継続。」
朝鮮労働新聞
「核武力建設の歴史的な偉業を成し遂げなければならない。」
韓国報道
「昨年9月に韓国軍が北朝鮮とみられるハッキングを受け
 斬首作戦などにかかわる軍事機密資料295件が奪われていた。」
小野寺防衛相
「アメリカのトランプ大統領が来月中旬に圧力の効果を見極めた上で
 厳しい対応を取る可能性がある。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ低下。
日銀さくらレポート
「9地区中で4地区が景気判断上方修正。
 関東甲信越、東海、近畿、中国を上方修正。
 その他地区は景気判断を据え置き。」
原油先物が50ドル台へ上昇。
安倍首相
「出口戦略についての議論は時期尚早。
 消費税引き上げできる状況つくれるようあらゆる政策総動員。
 デフレ脱却へ黒田日銀総裁がしっかりとした政策とると確信。」
カタルーニャ自治州報道官
「カタルーニャ州の経済は極めて強い。
 個人的には歴史的な一日になるとみている。
 カタルーニャ自治政府は州警察に全幅の信頼を置いている。」
関係者
「スペイン警察はカタルーニャ州首相を拘束する準備。」
IMF
「世界成長率見通し引き上げ、17年3.6%、18年3.7%。
 回復は加速も中期的リスクは下向き。
 金融環境の引き締まり、先進国・地域の低インフレ、
 新興国の金融混乱、保護主義政策などのリスクを指摘。
 米国成長率見通し、17年2.2%(7月時点2.1%)
 ユーロ圏成長率見通し、17年2.1%(7月時点1.9%)
 中国成長率見通し、17年6.8%(7月時点6.7%)」
NY時間に米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
トランプ大統領
「コーカー議員との対立で税制改革を損なうと思わない。
 税制改革案、もっと強力にするために調整する。
 ティラーソン国務長官を信頼している。
 オバマ前政権で成立した発電規制の撤廃を正式提案。」
カタルーニャ自治州プッチダモン首相
「緊張が高まりに対する責任を全てが受け入れなければならない。
 考えが違えどもカタルーニャの市民は伴に歩まなければならない。
 国民投票の結果を数週間停止し、スペイン中央政府と協議したい。」
一部報道
「スペイン政府はカタルーニャの提案を受け入れる気配はなく、
 憲法155条に基づいた同州の自治権剥奪も視野に検討している。」
NY時間終盤にかけて米10年債利回りは2.35%に反発。
NYダウは69.61ドル高の22830.68で取引を終える。最高値を更新。


<10月11日(水)>

スコットランド
「EU離脱条件が明確になれば独立を問う投票も。」
日経平均は19.80円安で寄り付き57.76円高の20881.27で大引け。
7日続伸で年初来高値を更新。21年ぶりの高値に。
米10年債利回りは2.35%から2.36%台で推移。
原油先物は51ドル台へ上昇。
サンダース米報道官
「トランプ大統領と国家安全保証チームの会合は、
 北朝鮮によるあらゆる形式での攻撃に対する対応や、
 北朝鮮が核兵器を用いて米国や同盟国を脅迫することに対する
 防衛に関する一連の選択肢に焦点を絞った会合。」
報道
「トランプ大統領はケリー首席補佐官の解任観測を否定。」
米共和党のブレイディ下院歳入委員長
「税制改革法案について近く公表する。」
一時ドル買い動意に。
ダラス連銀総裁
「追加利上げについては現時点での予断を持たない姿勢を続ける。
 今後の指標動向をもとに判断する。
 現時点では利上げについてより忍耐強く段階的に臨むべき。
 国内経済への最大の脅威は成長鈍化。」
報道
「海上自衛隊は米原子力空母ロナルド・レーガンと
 沖縄周辺で共同訓練を実施。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.34%台へ低下。ドル売り反応。
伊中銀総裁
「段階的なECBの正常化開始は歓迎されよう。」
スペイン首相
「カタルーニャ州政府の停止に向けたプロセスを開始する。」
シカゴ連銀総裁
「米国の経済ファンダメンタルズは極めて強い。
 世界経済や欧州経済は改善している。
 米国の賃金動向は予想ほど強くない。
 米国の賃金は改善していく過程にある。
 生産性の弱さが賃金に対する重石。中立的な失業率は約4.5%に。
 インフレを抑制するさまざまな潜在的要因がある。
 インフレ率をできるだけ早く2%に押し上げることが重要。
 12月の利上げについて言及することは時期尚早。
 物価が目標に達しないのに引き締めを行うことは建設的ではない。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。
カンザスシティー連銀総裁
「緩やかな金利調整を継続すべき。
 インフレへの構造的な影響は継続する可能性も。
 インフレはドル高や原油安の影響が依然としてある。」
米10年債入札では最高落札利回り2.346%、応札倍率2.54倍。
米3年債入札では最高落札利回り1.657%、応札倍率2.83倍。
FOMC議事録
「大半のメンバーは年内の利上げが正当化されると判断。
 大半のメンバーは低インフレは一時的な要因のみではないと懸念。
 大半のメンバーはハリケーンは経済を押し下げないと判断。
 大半のメンバーは労働市場の強さから賃金が上昇すると判断。
 一部メンバーがインフレが上昇するまで利上げ見送るべきと主張。
 一部のメンバーが利上げは今後のデータ次第と判断。」
サンフランシスコ連銀総裁
「米経済は完全雇用の基準を超えた。
 向こう2年でインフレ率は2%目標に上昇。
 金利はニューノーマルの2.5%に上昇する必要。
 緩やかな利上げは適切。バランスシート縮小には約4年かかる。
 バランスシート縮小は長期金利を押し上げる傾向。
 ハリケーンは短期的に雇用と生産に影響も。」
トランプ大統領
「米国保有の核弾頭数を10倍に増やすよう口にしたという
 NBCの報道は捏造。」
NYダウは42.21ドル高の22872.89で取引を終える。最高値を更新。


<10月12日(木)>

ECBプラート専務理事
「デフレリスクは解消された。ユーロ圏のインフレは引き続き抑制。
 ECBは今後数週間に政策スタンスを検討。
 相当程度の緩和策が依然として必要。
 出口戦略の協議をするうえで十分な緩和策も必要と判断。
 再投資に関してもっとコミュニケーションをとるべき。
 まもなく再投資に関して、よりコミュニケーションをとる可能性。」
フィッシャーFRB副議長
「低金利の状況では金利が高めの時に比べて株式市場は上昇傾向。
 ただ資産市場にインフレを誘うようなバブル状況だとは思わない。」
北朝鮮外相
「トランプ大統領の国連における好戦的で常軌を逸した発言が、
 北朝鮮と米国との戦争の導火線に火をつけた。」
米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
日経平均は76.91円高で寄り付き73.45円高の20954.72で大引け。
年初来高値を更新。
トランプ大統領
「イランの核合意順守状況について、
 近日中に受け入れるかどうかを公表する。」
トランプ米大統領(FOXニュース)
「米国の他国製企業が海外で上げた利益を本国へ戻す際の課税税率は
 10%前後、やや上回るか、下回る可能性がある。
 中国は北朝鮮に対する対応を巡って非常に協力的であった。
 北朝鮮に関して、現状を継続させるわけにはいかない。
 彼らはどうなるのかを見ることになる。」
アトランタ連銀総裁
「FRBのバランスシート縮小は金融政策の大きな引き締めではない。
 市場参加者もこの縮小を重大な金融引締や経済成長の阻害要因とは
 みていない。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
EU交渉担当者バルニエ氏
「あまり大きな前進を果たせていない。
 市民の権利についてまだ合意に至らず。
 英国とのEU離脱交渉は行き詰まった。」
ポンド売り反応。
米JPモルガンの第3四半期の営業・トレーディング収益は
予想より弱い31.6億ドル。
原油先物は50ドル台で推移。
NY時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
シティグループ第3四半期債券取引収入は予想とおりの28.8億ドル。
パウエルFRB理事
「FRBの段階的な正常化は継続する。
 FRBにとっては二大責務に焦点をあてることが最善。
 新興国企業の負債の大きさはリスク。
 中国の社債リスクに警戒。
 低ボラティリティの中で市場が急激に動くリスクを懸念。」
ブレナードFRB理事
「インフレのオーバーシュート政策を修正するのは困難。
 FRBのインフレ目標未達はリスク。
 低インフレの持続は民間のインフレ期待を下げるリスク。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が274.7万バレル減少。
ドラギECB総裁
「マイナス金利政策は成功している。
 マイナス金利による銀行の収益への悪影響はない。
 ガイダンスは低金利や量的緩和といった刺激策を強化する。
 労働市場の動向を真剣に見ている。
 賃金上昇に進展が見られるものの、まだ不十分。」
一部報道
「英EU離脱交渉を担当しているEU側のバルニエ首席交渉官が、
 明日のEU大使の会合で、英国が暫定的に2年間、
 EU単一市場へ残留する提案を行う。」
ポンド買い反応。
米30年債の入札では最高落札利回り2.870%、応札倍率2.53倍。
米地質調査所
「北朝鮮のソンジペガムの北東23キロメートルの地点で、
 マグニチュード2.9の地震が確認された。
 自然のものなのか人工的なものなのかは確認できない。」
ケリー米大統領首席補佐官
「FRB議長人事の決定はまだ先。候補者との面談は続いている。
 まだ、面談の予定はある。」
黒田日銀総裁(G20が開催されるワシントンにて)
「現在の量的緩和を継続する。所得増加が支出を支援している。
 賃金や物価が徐々に上昇している。2%インフレ目標には程遠い。
 2%のインフレ目標達成まで現在の緩和を続ける。」
ブルームバーグが
「トランプ大統領が11日に、次期FRB議長の候補として、
 スタンフォード大学のテーラー教授と面談した。」
ボストン連銀総裁
「12月の利上げが適切。18年に3度の利上げが正しいようだ。
 一部に資産バブルを懸念。」
報道「米とイスラエルがユネスコを脱退を表明。」
NY時間後半に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
NYダウは31.88ドル安の22841.01で取引を終える。


<10月13日(金)>

韓国気象庁「北朝鮮ソンジペガムの地震は自然現象。」
日経平均は4.94円高で寄り付き200.46円高の21155.18で大引け。
9日続伸で21年ぶりの高値に上昇。
米10年債利回りは2.32%台で推移。
ドル円は一時112円台を割り込む。
観測報道(関係筋)
「ECBは資産購入を現在の月600億ユーロから300億ユーロに
 購入ペースを縮小させ、少なくとも9ヵ月間は続けることを検討。」
エストニア中銀総裁
「ECBの金利ガイダンスをより具体的に示すこと可能。
 債券購入の内訳で社債購入について楽観視。
 より長期のリファイナンスオペも。」
独政府報道官
「どのような英EU離脱移行手続きについての協議も時期尚早。
 EU離脱交渉の次の段階に進むのかどうかボールは英国側にある。」
バンク・オブ・アメリカの第3四半期1株利益は0.48ドル、
第3四半期投資銀行収益は陽より強い14.8億ドル。
ボストン連銀総裁
「低失業率とインフレ見通しは引き締めを正当化。
 2018年には基調インフレが2%に近づくだろう。
 インフレ動向が変化したとみるのは時期尚早。
 労働市場の逼迫で賃金は上昇、物価にも波及するだろう。
 ハリケーンの経済統計への影響には留意すべき。
 2017年下期の米GDP成長はおおむね2.5%に。
 米失業率は4%割れとなる可能性も。
 低金利が長期化すれば金利上昇を加速させるリスクに。
 今後1−2年での米景気後退は予想せず。
 FRB議長はその他メンバーと協調できる人に。」
ウェルズ・ファーゴの第3四半期1株利益は予想より弱い0.94ドル。
米消費者物価指数(9月)は市場予想より弱い前月比0.5%。
米消費者物価指数コア(9月)は市場予想より弱い前月比0.1%。
米小売売上高(9月)は市場予想より弱い前月比1.6%。
米10年債利回りは一時2.27%台へ下落。ドル売り反応。
ムニューシン米財務長官
「税制改革法案、12月上旬までの成立目指す。
 税制改革で米経済には1兆ドルのプラス効果が見込める。」
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)は予想より強い101.1。
ドル買い反応。
フィッシャーFRB副議長(本日退任)
「更なるインフレを望む。減税は短期的には成長を引き上げる。
 ただ、財政赤字には影響。より多くの設備投資や消費の余地。
 金融規制緩和は大きな間違い。現段階では懸念。
 トランプ大統領はイエレン議長を再任すべき。」
報道
「トランプ大統領はイラン核合意認定しないが当面の離脱は否定。」
カーニー英中銀総裁
「英国は余剰生産能力を使い果たした。
 数ヵ月以内の利上げが適切かもしれない。
 英EU離脱は家計や企業の意思決定に重し。
 英中銀の政策がEU離脱に自動的に対処するわけではない。
 英中銀の対応はEU離脱の交渉次第。」
ドラギECB総裁
「基調インフレは最近上昇している。
 基調インフレはまだ信頼感がない。
 依然として大規模な緩和策が必要。」
コンスタンシオECB副総裁
「景気回復は期待を上回った。
 世界的なリフレは依然として見られない。
 ECBには量的緩和の残高とフローに関する公式な見解はない。
 個人的には量的緩和の残高は重要だと考えている。
 低インフレはECBのインフレ目標達成を困難させている。
 インフレ期待は抑制されている。ECBは緩和スタンスを維持。」
ユーロ売り反応。
英FT紙
「サウジアラムコがIPO棚上げを検討している。」
米10年債利回りは2.275%。原油先物11月限は51.45ドル。
NYダウは30.71ドル高の22871.72で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初9日に112.59レベルで始まり小幅な揉み合いを経
た後に10日の東京時間序盤に週高値となる112.82へ上昇しましたが
その後に反落して、NY時間前半に111.98へ下落する展開になりまし
た。その後、反発して、112円台前半で揉み合いとなった後に11日の
NY時間後半に112.57へ反発しましたが、その後、再び反落して、揉
み合いながらも軟調傾向で推移して、13日のNY時間序盤に週安値と
なる111.68へ下落して、111.83レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初9日に1.1729レベルで始まり揉み合いながら
も堅調傾向で推移して、12日の東京時間後半に週高値となる1.1880へ
上昇しましたが、その後に反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推
移して13日のNY時間序盤にかけて1.1805へ下落する展開になりま
した。その後、米経済指標の発表を受けて1.1875へ反発しましたが、
その後、再び反落して1.1821レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月16日から10月20日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは10日の安値111.98から
112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は13日の高値112.27、さらに上昇した場合は11日の高値112.57
ここを上抜けた場合10日の高値112.82、さらに上昇した場合113.00
の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は6日の高値113.44を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは13日の安値111.68を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は9月25日の安値111.47、さらに下落
した場合は9月20日の安値111.14、ここを下抜けた場合は111.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は8月31日の高値110.67、
ここを下抜けた場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目さ
れます。


今週のドル円相場は経済指標では、16日の中国消費者物価指数と中国
生産者物価指数とNY連銀製造業景気指数、17日の米鉱工業生産と米
NAHB住宅市場指数と対米証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設
許可件数と米地区連銀経済報告、19日の日通関ベース貿易収支と中国
第3四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高と米新規失業保険
申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数と米景気先行指標総
合指数、20日の米中古住宅販売件数、などが注目されます。


先週のドル円は、警戒されていた北朝鮮のミサイル発射などの挑発行
動はありませんでしたが、株式市場の堅調とは裏腹に、週の始値と終
値では76Pips程の下落ながら、週足では5週間ぶりに陰線になりまし
た。

また、先週末の米消費者物価指数コアの前年比が5カ月連続で1.7%に
なりました。

さて今週ですが、米原子力空母ロナルド・レーガンも参加して米韓の
海軍による軍事演習も予定されていることで、18日から始まる中国共
産党第19回全国代表大会の前後の北朝鮮の挑発行動の有無が注目され
ますとともに、先週に低下傾向となった米10年債利回りの動向が注目
されます。また、今週末22日は衆議院選挙の投開票となりますが、世
論調査の動向も引き続き注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは13日の高値1.1875
から12日の高値1.1880を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は1.1900の「00」ポイント、さらに上昇した場合は9月25日の
高値1.1936、ここを上抜けた場合は9月22日の高値1.2004を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは13日の安値1.1805から11日の安値
1.1795を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は9日の安値
1.1719、さらに下落した場合は1.1700の「00」ポイント、ここを下抜
けた場合は6日の安値1.1669から8月17日の安値1.1662を巡る攻防
が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、17日の独・欧ZEW景況感調
査と欧消費者物価指数確報、などが注目されますが、対ドル通貨ペア
として、16日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数とNY連銀
製造業景気指数、17日の米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と対米
証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米地区連銀経済
報告、19日の中国第3四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上
高と米新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数
と米景気先行指標総合指数、20日の米中古住宅販売件数、などが注目
されます。


先週のユーロドルは、週半ばにかけて堅調に推移しましたが、週後半
は上下動の相場展開になり、週の始値と終値では92Pips程の上昇とな
りました。

スペインのカタルーニャ自治州の独立を問う住民投票を巡り、スペイ
ン中央政府のラホイ首相はカタルーニャに16日までに独立宣言の有無
を明確するよう求めているとともに、仮に独立宣言をした場合、19日
までに宣言を撤回しなければ憲法に基づいて自治権を停止するなどの
強行措置に踏み切ると警告しました。

さて今週ですが、まずはスペインのカタルーニャ自治州の独立宣言問
題の行方が注目されまとともに、先週末13日に「ECBは資産購入を
現在の月600億ユーロから300億ユーロに購入ペースを縮小させ、少
なくとも9ヵ月間は続けることを検討。」との関係筋とする観測報道も
あったことで、来週26日に予定されているECB理事会に向けての市
場の思惑と動向が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その262 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は懸念されていた北朝鮮のミサイル発射等の
 挑発行動はなかったが、ドル円は揉み合いながらも軟調傾向で推移
 して、週足では5週間ぶりに陰線となったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 まぁ、週間での下げ幅はさほど大きくはなかったが…、
 週末の米CPIや小売売上高も市場予想より弱い結果となったのう。」


『で…、先週の北朝鮮は主要各国の制裁が効いているのか、
 不気味なくらい静かだったが…、今週はどうなんだろうな…。』


「ふむ。確かな事は判らぬが…、米原子力空母ロナルド・レーガンも
 参加して米韓の軍事演習も16日から20日まで予定されていること
 もあり、18日から始まる中国共産党第19回全国代表大会の前後は
 北朝鮮の挑発行動に警戒しておいた方がよいのではなかろうか…。」


『もしかすると、静かにしていた分、グアム沖へのミサイル発射など
 何か大きな挑発行動を目論んでいるのかもしれないよな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は風邪気味で体調が良くないのじゃが
 『良くない状況排除のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『「良くない状況排除のお話」とは、もちろん相場の事と思うが…、
 季節も変わり目でジイさんのような年寄りは体調に気を付けなよ。
 宜しい。「良くない状況排除の話」を聞いてやろうじゃないか…。』


「健康のためには体調に良くない事も排除する必要があろうのう…。
 ところで…、どんな相場でもトレードできる事は理想ではあるが、
 現実にはそうは出来なく、良いトレード・チャンスとタイミングを
 探す必要があるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。そんなの言われるまでもない当然のことだろうよ…。』


「トレーダーも血気盛んな時には、低ボラ相場では逆張りスキャルを
 そして、大相場ではトレンドの全幅を取るトレンド・フォローを
 目指したいと、まるで『相場の神』のようなトレードを夢見るもの
 じゃが…、実際に相場の神になれるトレーダーはほぼ皆無に近く、
 現実は、自身の得意な相場を学習と経験で徐々に拡大しつつ、
 自身にとって『良いトレード・チャンス』を探すとともに、
 自身にとって『良くない相場状況を排除』することが必要となる、
 ものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな…。トレードの経験も積んでくれば、野球で言うなら、
 投手が毎試合完封を目指したり、打率10割を目指すようなことは、
 幼き少年の夢想に過ぎないことは身に染みてわかるものだぜ…。』


「世の中にはいろいろなトレード手法があり、一概には言えぬが…、
 もしやすると、『良いトレード・チャンスとなる相場状況』よりも、
 『トレードに良くない相場状況』の方がむしろ多いくらいで…、
 そういった意味では、『良くない相場状況を排除』することは、
 じつは、『良いトレード・チャンスを探す』ことともに、
 重要なスキル(技術)となるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「相場は上がるか下がるかの二択と言われることがあるが、
 『不明』という状況も確かに存在しているものなのじゃのう…。
 よく『休むも相場』と言われるが…、優れたトレーダーと、
 そうではないトレーダーの大きな違いの1つには、もしやすると
 『良くない状況排除』のスキルの違いがあるのではあるまいか…。」


『優れたトレーダーは「良いトレード・チャンスを探す」ことに
 長けているだけではなく、「トレードに良くない状況を排除」して
 言わば休むべき時は「技術的に能動で休んでいる」ということか。
 のべつ幕なしトレード・チャンスだけを血眼になって探している、
 ワケではないんだと…。そういうことかい? ジイさん。』


「まぁ、そこまで言ってよいやらわからぬが…、優れたトレーダーは
 負けトレードを減らす為に『良くない状況を排除』して、休む事も
 技術として心得ているのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その261


米雇用統計NFPは−3.3万人と7年ぶりの弱い結果になりましたが、
米失業率と米平均時給は市場予想より強い結果になりましたね。



●今週(10月9日から10月13日)の主な予定


<10月9日(月)>

※ 東京とカナダが休場。

午前10時45分に中国財新サービス業PMI(9月)、
午後3時に独鉱工業生産(8月)、
などが予定されています。
中国・独の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合が予定されています。
コロンブス・デーで米債券、米為替は休場です。


<10月10日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(9月)、
朝8時50分に日国際貿易収支(8月)、日国際経常収支(8月)、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(9月)、
午前9時半から黒田日銀総裁の発言、
午後2時に日景気現状判断DI(9月)、日景気先行き判断DI(9月)、
午後2時半にスイス失業率(9月)、
午後3時に独貿易収支(8月)、独経常収支(8月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(8月)、
午後5時半に英鉱工業生産(8月)、英製造業生産(8月)、
同午後5時半に英貿易収支(8月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時15分に加住宅着工件数(9月)、
夜9時半に加住宅建設許可件数(8月)、
などが予定されています。
日・英の指標には注目です。
そして、衆議院選挙の公示とEU財務相理事会が予定されています。
また、この日は朝鮮労働党創建記念日です。


<10月11日(水)>

朝8時50分に日機械受注(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜3時に米FOMC議事録要旨、
日・米の指標には注目です。
そして、OPEC月報と
中国共産党第18期中央委員会第7回総会が行われます。


<10月12日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格(9月)、
朝8時50分に日国内企業物価指数(9月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(8月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(8月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(9月)、
午後6時に欧鉱工業生産(8月)、
夜9時半に米生産者物価指数(9月)、米生産者物価指数コア(9月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(8月)、
夜11時半からドラギECB総裁の発言、
などが予定されてます。
欧・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
G20財務相・中央銀行総裁会議が13日まで行われます。


<10月13日(金)>

朝6時半にNZ企業景況感(9月)、
(時間未定) 中国貿易収支(9月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(9月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(9月)、
夜9時半に米消費者物価指数(9月)、米消費者物価指数コア(9月)、
同夜9時半に米小売売上高(9月)、米小売売上高(除自動車 9月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、
同夜11時に米企業在庫(8月)、
などが予定されています。
中国・独・米の指標には注目です。
そして、IMFと世銀の年次総会が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月2日から10月6日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.99で始まり、94.09へ上昇した後に
93.62で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.361%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で49.29ドルに下落しました。
NYダウは週間368.58ドル上昇、22773.67ドルで週の取引を終える。



<10月2日(月)>

トランプ米大統領(1日)
「小さなロケットマンと交渉を試みても時間の無駄だと、
 ティラーソン国務長官には言ってある。我々はすべき事をやる!」
報道
「スペイン・カタルーニュ州の住民投票は賛成89%と、
 圧倒的に賛成派が多数となった模様。」
日経平均は44.23円高で寄り付き44.50円高の20400.78で大引け。
米10年債利回りは2.36%台へ上昇。ドル買いが優勢。
香港、上海は休場。
報道
「米ラスベガスでの銃撃事件で59人が死亡、500人超が負傷。」
ハモンド英財務相
「EU離脱交渉、ここ数ヶ月の交渉ペースの遅さに
 主要閣僚全員が苛立っている。
 メイ首相への忠誠心には変わりはない。」
報道
「日産が検査不備で121万台リコールへ。」
EU
「カタルーニャ州の住民投票はスペイン憲法のもとで違法。
 カタルーニャ州問題はスペイン憲法に従って扱われるべき。
 今は統合の時で分断の時ではない。暴力は政治の手段ではない。」
報道
「IMMでユーロ・ロングが2011年以来の高水準に再増加。」
原油先物は50ドル台へ下落。
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
ムーディーズ
「トランプ税制改革案は米政府にクレジットネガティブ。」
米ISM製造業景況指数(9月)は予想より強い60.8。
2004年5月以来の高水準。新規受注が大幅上昇、雇用も堅調。
発表直後はドル買い反応。
報道
「ラスベガス銃乱射でイスラム国が犯行声明。」
ロイター通信
「ラスベガスの銃乱射事件について
 容疑者がイスラム国と関連があったという証拠はない。」
ミネアポリス連銀総裁
「インフレ上昇が持続的になるまで利上げしてはならない。
 利上げを実施しなかったら経済はより良い方向に進んだであろう。
 利上げには2%のインフレが必要。
 失業率が大きく低下すれば利上げする可能性。
 現在のインフレが低水準なのは、
 労働市場のスラックとインフレ期待の低さが要因。
 FRBは刺激的な政策スタンスを過大評価した。」
独DAXが12902.65に上昇して最高値を更新。
ダラス連銀総裁
「ハリケーンの影響で第3四半期のGDPは弱い。
 2017年のGDPは2.25%かそれを若干上回る水準見込む。
 労働市場からスラックが取り除かれ続けることを期待。
 FRBは忍耐強くなれる。12月利上げについてはオープン。
 インフレ上昇の証拠を確認したい。
 利上げに関しては緩やかで忍耐強くいる余裕がある。」
NYダウは152.51ドル高の22557.60で取引を終える。最高値を更新。


<10月3日(火)>

日経平均は74.47円高で寄り付き213.29円高の20614.07で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.35%台へ上昇。ドル円は113円台を回復。
上海株式市場は休場。
豪RBAが政策金利を1.50%に据え置く。
豪RBA声明
「低金利は引き続きオーストラリア経済を支援する
 豪ドル高は生産や雇用の見通しの重しとなっている。
 豪ドル高が続けば成長やインフレは鈍化の可能性
 物価の上昇は徐々に加速していく見通し。」
豪ドル売り反応。
独株式市場は休場。
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
報道
「米自動車販売9月は市場予想より強い1857万台。」
パウエルFRB理事
「次期議長についてのコメントは差し控える。
 米国が直面している最大の課題は持続成長を引き上げること。」
NY時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
ドル売りが優勢。ドル円は112円台で推移。
政治専門サイトのポリティコ
「次期FRB議長の最有力候補にウォーシュ元FRB理事と
 パウエルFRB理事が挙げられている。
 ムニューシン米財務長官はパウエル氏を支持している。」
マティス米国防長官
「トランプ大統領は北朝鮮への外交と制裁の推進を命じた。
 ティラーソン国務長官は何も取引はしていない。
 政府全体の努力で北朝鮮に尽力している。」
加BOC副総裁
「カナダ経済は過去5四半期、予想以上に成長した。
 成長率は向こう数四半期鈍化する可能性。
 成長は依然として潜在成長率を上回る。
 カナダドル安は新興の中小企業の成長を支援する。
 金利に関しては直接言及しない。
 2016年の中盤以来、生産性は著しく上昇した。」
報道
「米ゴールドマンサックスが仮想通貨の関連業務を検討。」
原油先物は50ドル台で推移。
NYダウは84.07ドル高の22641.67で取引を終える。最高値を更新。


<10月4日(水)>

報道
「米ヤフー、2013年のハッカー攻撃で30億人分の個人情報が流失。
 個人情報流失では過去最大。
 盗まれた情報にはクリアテキストのパスワードや支払い情報、
 銀行口座などは含まれていなかった。」
カタルーニャ自治州のプチデモン州首相
「カタルーニャ州は数日中に独立宣言をする。」
日経平均は46.74円高で寄り付き12.59円高の20626.66で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.31%台へ低下。
上海が休場。
北朝鮮の交渉担当者
「元米高官と月内にも会合を行う。」
黒田日銀総裁
「中央銀行として現時点でデジタル通貨発行の具体的な計画はない。
 金融システムの安定への責任を持つ中央銀行の立場から、
 新技術の内容を深く理解する必要がある。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。
フィッシャーFRB副議長
「引き続きインフレ率は上昇する見込み。
 中銀当局者は常に政策を大胆に変更する用意をすべき。
 次期FRB議長の人選についてはノーコメント。
 柔軟な精神が必要な職だ。」
米ADP雇用統計(9月)は市場予想とおりの13.5万人。
米ISM非製造業景況指数(9月)は予想より強い59.8。
12年ぶりの高水準。ドル買い反応。
NY時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
IEA石油在庫統計では原油在庫が602.3万バレルの減少。
発表直後は原油が買われるも、その後に50ドル台を割り込む。
ティラーソン国務長官
「トランプ大統領と国に対してかつてないほどコミットしている。
 トランプ政権はチームで行動している。
 毎日のようにマティス国防長官と協議している。
 自身の職責を去ることは考えていない。」
イエレンFRB議長
「適切な銀行規制を確実にするため懸命に取り組んでいる。
 コミュニティーバンクは金融危機の一因であった高リスクな
 事業慣行とはおおむね無縁。
 危機後の規制と監督の改善が現在適切。
 不当な負担を強いていないことを確実にしようと力を注いでいる。」
カタルーニャ自治州のプチデモン首相
「平和的デモを賞賛。国王のメッセージは受け入れる事はできない。
 国王は多くのカタルニア人を失った。
 カタルニア政府は全ての市民を尊重。調停プロセスを求める。
 中央政府は調停のアプローチに対応しなかった。」
NYダウは19.90ドル高の22661.57で取引を終える。最高値を更新。


<10月5日(木)>

英テレグラフ紙
「英国の一部議員、首相辞任を求める用意がある。」
S&P
「英中銀およびカーニー総裁によるタカ派的な表現について、
 輸入インフレ圧力を弱めるためポンド高を誘導する事が主な狙い。
 今回のインフレはポンド安が要因であり一時的な現象。
 冴えない経済指標は弱い第3四半期を示唆している。」
日経平均は24.05円高で寄り付き1.90円高の20628.56で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
上海・香港・韓国は休場。
英スカイニュース「メイ英首相は辞任を検討せず。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.31%台へ低下。
ECB議事録
「為替レートの監視で合意。
 ユーロ高のボラティリティーやスピードを懸念。
 金融スタンスの再評価は緩やかかつ注意深くあるべき。
 政策の再設定について初めて話し合った。
 引き続き大規模な刺激策が必要なこと合意。
 将来の金融政策についての市場の期待について留意すべき。
 QEの再設定について様々なシナリオの得失について議論した。」
フィラデルフィア連銀総裁
「12月に今年3回目の利上げを予想。
 引き続き来年3回の利上げを予想。
 FRB議長は合意形成に長けたチームプレーヤーであるべき。」
安倍首相
「経済成長なければ財政健全化はない。
 消費税見直し、リーマンショック級の出来事あれば当然対応する。
 長期金利3−4%なら財政厳しい。」
サンフランシスコ連銀総裁
「失業率は4%を若干下回る水準に低下へ。
 インフレ率は2%に上昇する見込み。利上げは可能。
 ハリケーンの影響も経済成長軌道は維持。
 過剰な成長は資産バブルとインフレ加速を招く。
 FOMC予測は非常に緩やかな利上げ軌道を示す。
 インフレ指標が上向くのを確認する必要はない。
 ヘルスケアによる低インフレが向こう数年間は続く。
 イエレン議長は議長として驚くほど良い仕事をしている。」
スペイン最高裁
「9日のカタルーニャ州議会の審議を差し止める。」
NY時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。原油先物は50ドル台。
マカファティ英中銀委員
「消費者物価はしつこく目標をオーバーシュートする可能性。
 9月の議事録はサプライズ利上げのリスクを減らした。
 スラックは素早く消えた可能性。
 英中銀は必要な時の手段を使い果たしていない。」
アトランタ連銀GDPナウ第3四半期は年率換算で2.8%を予想。
報道「米下院、予算決議案を可決。」
NYダウは113.75ドル高の22775.39で取引を終える。最高値を更新。


<10月6日(金)>

カンザスシティ連銀総裁
「追加的な緩やかな金利調整が必要。
 利上げ先送りは成長と安定にリスク。
 米経済はトレンド上回るペースで拡大。
 過度に待ち過ぎれば、その後の積極的な行動へのリスク。
 金融政策は注意深く進めるのが適切。」
日経平均は88.29円高で寄り付き62.15円高の20690.71で大引け。
年初来高値を更新。
上海株式市場は休場。
米10年債利回りは2.35%台で推移。
ラガルドIMF専務理事
「日銀とECBの緩和策を支持する。
 財政赤字の拡大を招く税制改革は勧められない。
 世界経済の成長は安定しつつある。」
トランプ大統領(米軍の幹部との夕食会にて)
「この会合の意味が分かるか、嵐の前の静けさかもしれない。」
ハーパー豪中銀理事
「豪経済全体に消費の勢いが完全に失われれれば、
 金利を通じた対応が正当化される。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。
メイ英首相「内閣から全幅の信頼を得ている。」
米非農業部門雇用者数(9月)は予想より弱い−3.3万人、
NFPの前回値が16.9万人から16.9万人へ上方修正。
米失業率(9月)は予想より強い4.2%、
米平均時給(9月)は予想より強い前月比0.5%。
米10年債利回りは一時2.40%台へ上昇。発表直後はドル買い反応。
報道「福島県で震度5弱の地震が発生。」
アトランタ連銀総裁
「米国は力強い雇用成長が継続している。
 企業が高度な技術者の空席を埋められないことが課題。
 企業の投資の判断に足るだけの能力の有する人材が不足。」
ロイター
「今週に北朝鮮を訪問したロシア下院議員が、
 北朝鮮は長距離ミサイル発射実験を計画していて、
 米国の西海岸が射程距離に入るとの見方を示している。」円買いに。
仏中銀総裁
「ECBは量的緩和プログラムのパラメータを変更してはならない。
 出口戦略は緩和姿勢と両立すべき。
 非常に緩やかな正常化が始まった。
 今こそユーロ圏の構造改革の時。
 ECBは再投資の影響を明確化する可能性。
 ECBは忍耐強くなる。」
コーン国家経済会議(NEC)委員長
「9月の米雇用統計を大いに歓迎
 賃金の伸びが改善し失業率が低下したことは明るい点。
 統計にいくらかノイズが生じたのはハリケーンが原因。
 次期FRB議長人事について発言するのは適切ではない。
 税制改革と規制緩和を導入することで3%超の成長可能。」
NY連銀総裁
「段階的な緩和解除はなお適切。
 インフレの目標未達が続いているのには驚き。
 インフレの目標未達は構造的変化が一因の可能性。
 利上げは緩やかな軌道を続けるべき。」
ダラス連銀総裁
「経済は堅調でインフレ圧力は恐らく高まっている。
 次の利上げについては決めていない。
 労働市場のスラックは消え続けている可能性。
 ハリケーンによる雇用の喪失は一時的。」
セントルイス連銀総裁
「雇用者数は予想より弱く懸念を生む。
 FOMCが政策を誤る可能性を一段と懸念。
 金利は必要とされる水準近辺にある
 12月ではハリケーンから持ち直すには早過ぎる。
 インフレ圧力は見られない
 雇用統計への市場の反応はやや脳天気過ぎる。」
米10年債利回りは2.361%。原油先物11月限は49.29ドル。
NYダウは1.72ドル安の22773.67で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初2日に112.66レベルで始まり揉み合いながらも
3日の東京時間後半にかけて113.19へ上昇しましたが、その後、反落
し軟調傾向で推移して4日ロンドン時間にかけて週安値となる112.32
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、ロンドンフィッ
クス過ぎに112.94へ反発した後に5日のNY時間序盤にかけて112.41
へ反落する揉み合いになりましたが、その後、再び切り返して、堅調
傾向で推移して6日の米雇用統計発表後に週高値となる113.44へ上昇
する展開になりました。その後、北朝鮮関連の報道を契機に反落して
112.63レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初2日に1.1791レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して3日の東京時間後半にかけて1.1696へ下落し
ましたが、その後、切り返して、4日のNY時間序盤にかけて1.1788
へ反発して揉み合う展開になりました。その後、5日ロンドン時間から
再び反落して揉み合いながらも軟調傾向で推移して、6日の米雇用統計
発表後に週安値となる1.1669へ下落する展開になりました。その後、
反発して1.1728レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月9日から10月13日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は9月27日の高値の
113.25、さらに上昇した場合は10月6日の高値113.44、ここを上抜け
た場合は5月11日の高値114.37から7月11日の高値114.49を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは10月5日の安値112.41を巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は4日の安値112.32、さらに下落
した場合は9月29日の安値112.21、ここを下抜けた場合は112.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は9月25日の安値111.47、
ここを下抜けた場合は9月20日の安値111.14、さらに下落した場合は
111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、9日の中国財新サービス業PMI、
10日の日国際貿易収支と黒田日銀総裁の発言、11日の日機械受注と
米FOMC議事録要旨、12日の米生産者物価指数と米新規失業保険申請
件数、13日の中国貿易収支と米消費者物価指数と米小売売上高とミシ
ガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、などが注目されます。


先週のドル円は、112円台前半から113円台前半を範囲とする揉み合
いとなり、米雇用統計発表後に一時113.44へ上昇するも北朝鮮関連の
報道を契機に反落して、週の始値と終値では、下と上へほぼ「行って
来い」の相場となり、週足では十字線となりました。

さて今週ですが、原稿を書いている8日の北朝鮮金正日総書記就任20
周年記念日では今のところミサイルの発射等はありませんが、10日の
朝鮮労働党創建記念日の前後の北朝鮮の挑発行動の有無と市場反応が
注目されます。

また、先週の米雇用統計の発表後に、CMEがFF金利から算出してい
るFEDウォッチで12月利上げの確率が90%を超えて織り込みがさら
に進む状況となりましたが、今週は11日のFOMC議事録要旨と13日
の米消費者物価指数と米小売売上高の結果と市場反応が特に注目され
ます。そして、10日に衆議院選挙の公示となりますが、選挙戦を巡る
市場観測も注目されます



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは4日の高値1.1788を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1800の「00」ポイ
ント、さらに上昇した場合は9月29日の高値1.1832、ここを上抜けた
場合は9月26日の高値1.1861、さらに上昇した場合1.1900の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合6日の安値1.1669から8月17日
の安値1.1662、さらに下落した場合は1.1600の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は7月18日の高値1.1583、さらに下落した場合は
7月19日の高値1.1557を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、9日の独鉱工業
生産、12日の欧鉱工業生産とドラギECB総裁の発言、13日の独消費
者物価指数改定値、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
9日の中国財新サービス業PMI、11日のFOMC議事録要旨、12日の
米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数、13日の中国貿易収支と
米消費者物価指数と米小売売上高と米ミシガン大学消費者信頼感指数
速報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、スペインのカタルーニャ州の独立の是非を問う
住民投票への反応は限定的ながら、ドル買いを背景に揉み合いながら
も軟調傾向で推移して、週の始値と終値では60Pips少々の下落となり
ました。

さて今週ですが、ECB理事会はまだ先ながら、「QEに関する決定の大
部分は10月に下す予定。」とされていることで、12日のドラギECB総
裁の発言が注目されますとともに、対ドル通貨ペアとして、11日の米
FOMC議事録要旨と13日の米消費者物価指数と米小売売上高の結果と
市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その261 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週末の米雇用統計のNFPはハリケーンの影響や
 季節調整で−3.3万人と7年ぶりの弱い結果になったけど…、
 米失業率と米平均時給は市場予想よりかなり強い結果になり、
 発表直後はドルが買われる展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そして、CMEがFF金利から算出しているFEDウォッチで
 12月利上げ確率が90%を超えて織り込みが進む状況となったの
 じゃが…、その後に北朝鮮関連の報道があり、週末調整も手伝って
 ドルが売られて、ドル円は反落することとなったのう…。」


『でさぁ、8日の北朝鮮金正日総書記就任20周年記念日では
 今のところミサイルの発射や核実験はないようだが…、
 10日の朝鮮労働党創建記念日の前後のミサイル発射など
 北朝鮮の挑発行動がかなり懸念されるよなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。先週、トランプ大統領が米軍幹部との夕食会で記者団に
 『この会合の意味が分かるか、嵐の前の静けさかもしれない。』
 と発言していることもあり、10日前後は北朝鮮の挑発行動に
 警戒しておいた方がどうもよさそうじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『でもさぁ。どうして北朝鮮は執拗に挑発行動を続けるのかなぁ。
 そして、ロシアや中国は北朝鮮をなぜ擁護しているのかねぇ…。』


「ふむ。それには歴史的な背景があるのじゃよ…。溜口剛太郎殿。
 NHKスペシャル http://www.dailymotion.com/video/x5wl06f
 (これに続く北朝鮮関連のNHKスペシャルの数話も含めて)
 時間がある時にでも観てみるとよかろう…。疑問が解けよう。」


『へぇーっ。興味深いな。オレ様も観てみるとするか…。
 それとさぁ…。話は変わるけど、先週の話題となった、
 金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる検討を
 していることが報道された件だけど、一部の噂ではあるが…、
 同じFXでも取引所取引の「くりっく365」は除外される?
 なんてことを聞いたぜ…。ジイさん。』


「ふむ。現段階では真偽はわからず『噂』に過ぎぬとは思われるが、
 そのようなことも一部では囁かれておるようじゃのう…。
 もしも仮にそのような検討をしていたとしたら不公平となろう…。
 金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる検討をしている件
 については、『規制の表面上は投資家保護を謳っていますが、
 NISAに続いて国内株式市場に個人資産を向けさせる策略を感じる』
 など、ジイのところにも何人か方からご意見を頂いており…、
 金融庁には公正かつ適切な判断をして頂きたいものじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 「攻守のバランスのお話」や「良くない状況排除のお話」かい?』


「ふむ。そうじゃのう…。前段のお話も既に長めとなっておるが…、
 今日は『仮定の自問のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『何やら「へんてこりん」なテーマだが、まぁ、よろしい…。
 聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「先だっての『脳内会議のお話』にもかかわる事じゃが…、
 『仮定の自問をする』ことによって『自分自身で気づきを得れる』
 ことがあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『そんなものなのかねぇ…。』


「米アップルの創業者のスティーブ・ジョブズが
 毎朝、洗面の鏡に映る自分自身に対して問うていたとされる
 『今日が人生最後の日だったら、今やろうとしていることを
  やりたいだろうか?』という言葉あるが…、
 これは、仮定の自問によって自分自身にとって最重要な事を
 自分自身に気づかせる作業であったのじゃのう…。」


『うーむ。「人生最後の日」という仮定によって、確かに人は
 多忙な日々で忘れがちであった自分自身にとって最も大切な事、
 例えば家族愛や人への愛の重要性、思いを込めてきた事業の継承等
 改めて気づきを得ることが出来るのかもしれないよな…。』


「まぁ、『人生最後の日』という仮定は極端やも知れず…、
 『明日がある』という前提で人は人生を歩むものではあるが、
 仮定の自問によって気づきを得れることはあるものなのじゃのう。」


『……。』


「この仮定の自問はときにトレードにも役立つことがあってのう…。
 『もしも優れたトレーダーならここでエントリーするだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーならここでビビリ利確するだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーなら損切りを躊躇っているだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーならここで難平なんてするだろうか?』
 などなど…、仮定の自問をすることによって、
 本来取るべき投資行動に自身で気づける場合があるものなのじゃ。」


『人は欲や恐怖の感情に翻弄されたトレードをしてしまったり…、
 学習して知っている事と実際の投資行動が相違してしまうものだが
 トレードの執行時に「仮定の自問」をすることによって、
 本来取るべき投資行動に「気づける」事もあるのかもしれないな。』


「自分自身の脳内会議をリードして正しい方向に導くために、
 『仮定の自問』は有効な1つのスキルとなろう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その260


先週27日、金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる
「検討」をしていることが報道されましたね。



●今週(10月2日から10月6日)の主な予定


<10月2日(月)>

※ 香港、上海が休場。

朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業製造業業況判断DI、
同朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業非製造業業況判断DI、
朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業全産業設備投資、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(8月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(9月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(9月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(9月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(9月)、
午後5時半に英製造業PMI(9月)、
午後6時に欧失業率(8月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(9月)、米建設支出(8月)、
などが予定されています。
日・英・欧・米の指標には注目です。


<10月3日(火)>

※ 上海、独が休場。

午前9時半に豪住宅建設許可(8月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後2時に日消費者態度指数(9月)、
午後5時半に英建設業PMI(9月)、
午後6時に欧生産者物価指数(8月)、
などが予定されています。
英・欧の指標には注目です。


<10月4日(水)>

※ 上海が休場。

午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(9月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(9月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(9月)、
午後5時半に英サービス業PMI(9月)、
午後6時に欧小売売上高(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(9月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(9月)、
深夜4時15分からイエレンFRB議長の発言、
などが予定されています。
英・欧・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<10月5日(木)>

※ 香港、上海が休場。

午前9時半に豪貿易収支(8月)、豪小売売上高(8月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(9月)、
午後8時半に欧ECB理事会議事録要旨、
同午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(9月)、
夜9時半に米貿易収支(8月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加貿易収支(8月)、
夜11時に米製造業新規受注(8月)、
などが予定されています。
豪・スイス・米の指標とECB理事会議事録要旨には注目です。


<10月6日(金)>

※ 上海が休場。

午後2時に日景気先行指数速報(8月)、日景気一致指数速報(8月)、
午後3時に独製造業新規受注(8月)、
午後3時45分に仏貿易収支(8月)、仏経常収支(8月)、
同午後3時45分に仏財政収支(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(9月)、米失業率(9月)、
同夜9時半に米平均時給(9月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(9月)、加失業率(9月)、
夜11時に米卸売売上高(8月)、米卸売在庫(8月)、
同夜11時に加Ivey購買部景況指数(9月)、
深夜4時に米消費者信用残高(8月)、
などが予定されています。
独・米・加の指標には注目です。
そして、ムーディーズの米格付け発表も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月25日から9月29日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.12で始まり、93.50へ上昇した後に
反発して92.91で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.339%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で51.67ドルに上昇しました。
NYダウは週間55.50ドル上昇、22405.09ドルで週の取引を終える。



<9月25日(月)>

報道(先週末)
「NZ選挙では与党国民党が勝利するも過半数はとれず。」
報道
「独連邦議会選挙ではメルケル首相の与党が第1党となる事が確実も
 前回に比べて議席を減らす見通し。独新興右派政党が躍進。」
ユーロドルが下窓を空けて始まり一時1.19台を割り込む。
日経平均は142.98円高で寄り付き101.13円高の20397.58で大引け。
米10年債利回りは2.26%から2.24%あたりで推移。
報道
「衆院選日程、10月10日に公示、22日に投開票。」
安倍首相
「目標は与党で過半数、取れなければ辞任。
 自公連立政権で233が勝敗ライン。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.23%台へ低下。
関係筋
「OPECと非OPEC諸国は減産の3−6ケ月延長を検討。」
原油先物は51ドル台へ上昇。
メルケル独首相
「FDP、緑の党、SDPに連立呼び掛け。」
トランプ米大統領
「大幅な減税と改革について、本日、重要な会合開く。」
NY連銀総裁
「一時的かつ特殊な物価要素の影響は弱まる見込み。
 消費支出は今後の数四半期も増加し続ける見込み。
 やや平均トレンドを上回る成長が賃金を下支え。
 ハリケーンの米経済への影響は短期間で収まる見込み。
 FOMCは段階的な緩和解除を継続。
 インフレ率は上昇して2%の目標水準で安定する見込み。
 ファンダメンタルズに基づく景気拡大は極めて好ましいもの。
 FOMCは次の景気後退の対応できる(金利の)糊しろを得るだろう。
 必要であればバランスシートを活用することができる。」
ドラギECB総裁
「構造的な問題が経済の統合を妨げている。
 ユーロ圏の回復は加速し広範にわたっている。
 回復が強いインフレに伝播すべき。非常に大規模な緩和が必要。
 依然としてインフレ見通しは不透明。
 刺激策の再調整が金融緩和を維持させよう。
 為替相場のボラティリティーが不透明性もたらす。
 QEに関する決定の大部分は10月に下す予定。」
北朝鮮の李外相
「トランプ大統領の発言は明白な宣戦布告に相当する。
 国連加盟国は米国が宣戦布告したことに留意するべき。
 国連憲章は自衛の権利を加盟国に与えている。
 北朝鮮には米戦略爆撃機を撃墜する権利がある。」
米10年債利回りは一時2.21%台へ低下。
シカゴ連銀総裁
「追加利上げにはインフレ上昇の明確な兆候が必要。
 インフレが大幅に高進するリスクは見当たらない。
 インフレ期待が低過ぎることを懸念。
 2019年末までに政策金利が2.7%に達するとの予想は心地よい。
 適切なFRBの金融政策でインフレは2%目標に達すると見込む。
 経済のファンダメンタルズは健全。完全雇用に近い。」
原油先物は52ドル台へ上昇。
NYダウは53.50ドル安の22296.09で取引を終える。


<9月26日(火)>

日経平均は48.32円安で寄り付き67.39円安の20330.19で大引け。
米10年債利回りは2.21%から2.22%台で推移。
ミネアポリス連銀総裁
「低いインフレ率が継続していることは難問である。
 景気が過熱する兆候は見られておらず、
 物価も上昇に向かっていないことからブレーキは不要で、
 今利上げする必要はない。
 FRBは目標とされているPCEデフレータ2%に到達しておらず、
 利上げへの圧力下にはない。インフレ率低迷の理由は不明。
 1月末で任期を迎えるイエレン議長の続投を望んでいる。」
ロシアの大統領報道官
「朝鮮半島情勢の緊迫化を引き起こしている関係諸国の言動は
 不適切、極めて危険な結果もたらす可能性がある。」
トゥスクEU大統領
「EU離脱交渉は満足できる進展みられず。」
原油先物は51ドル台へ反落。
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
トランプ大統領
「27日に大きな発表がある。
 税制改革に関する極めて包括的な報告をする。」
イエレンFRB議長
「FOMCはゆっくりし過ぎないよう注意すべき。
 緩和政策の長期化は金融の安定を損ないかねない。
 インフレ2%達成まで政策据え置くのは賢明ではない。
 時間をかけた小幅利上げなければ景気過熱のリスク。
 インフレは向こう数カ月で幾分か上昇する見通し。
 2017年のインフレ鈍化はミステリー。
 インフレはオーバーシュートのリスクがある。
 現時点ではインフレ目標の変更を考えていない。
 データは前月比でノイズが出る可能性。」
カナダ財務相
「現在の経済からすれば追加利上げが予想される。
 金利は依然として歴史的に低水準。
 財政計画はGDP比の赤字の割合を引き下げる。
 カナダ経済は現行水準のカナダドルでも堅調を維持できる。
 力強い経済が赤字抑制を支援。」
トランプ大統領
「北朝鮮への軍事力行使を望まないが、必要なら用意はある。
 北朝鮮への軍事的な選択肢は完全に用意ができている。」
報道
「米上院、オバマケア代替法案の可決を見送り。」
NYダウは11.77ドル安の22284.32で取引を終える。


<9月27日(水)>

日経平均は60.37円安で寄り付き63.14円安の20267.05で大引け。
関係筋
「トランプ大統領は法人税を現行の35%から20%へ引き下げを提案。
 個人所得税に関しては最高税率を基本的に35%へ引き下げ、
 高所得者にさらなる高い税率を課すかどうかは議会判断に。」
米10年債利回りは2.24%台へ反発。
報道
「民進党が新党の希望に事実上合流へ。」
欧州委員会の経済通貨問題担当
「EU基準を超える可能性が指摘されているフランスの
 財政赤字について、最終的にGDP3%の基準を下回るであろう。
 フランス政府は公共投資の削減に努力する必要。」
日経電子版
「FX証拠金倍率を引き下げ10倍程度に、金融庁検討。」
関係筋
「ショイブレ独財務相が職を離れて連邦議会議長に就任する準備。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ上昇。
ドル円が一時113円台へ上昇。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が184.6万バレルの減少。
原油先物は51ドル台後半で推移。
アトランタ連銀GDPナウ第3四半期は年率換算で2.1%を予想。
カナダBOC総裁
「経済は力強いが、賃金の伸びは予想よりも鈍い。
 設備投資は余剰生産能力の限界を押し上げる可能性。
 家計負債の高さが利上げ影響を増幅させる可能性。
 金利に予め決まった道筋はない。
 カナダ中銀は金利を機械的に操作しない。慎重に実行。」
ECB
「ドラギ総裁が29日の講演をキャンセル。」
米5年債の入札では最高落札利回り1.911%、応札倍率2.52倍。
セントルイス連銀総裁
「現行の政策金利が短期的には適切な可能性高い。
 今年のインフレは下向きのサプライズだった。
 米経済は2%成長の軌道維持する可能性高い。
 最近のデータは近年の低成長と同様であることを示している。
 インフレ鈍化は年内には戻らない可能性。
 低水準の失業率は高インフレ期待の有意義な指標とはなってない。」
NYダウは56.39ドル高の22340.71で取引を終える。5日ぶり反発。


<9月28日(木)>

NZ中銀
「政策は相当な期間緩和的。
 一段のNZドル安がインフレ加速を支援。
 不確実性が残り、政策は調整必要な可能性。
 インフレ率は今後数四半期に減速の可能性強い。」
英BOEホールデン理事
「英国民は金利上昇を恐れるべきではない。
 金融引締めは良いニュース。」
日経平均は131.58円高で寄り付き96.06円高の20363.11で大引け。
ボストン連銀総裁
「現状の低インフレは一時的なものだと広く予想されており、
 過剰反応するべきではない。
 インフレ率は現状で目標水準を下回っているが、
 適切なリスク軽減のため規則性のある緩やかな利上げ実施すべき。」
セントルイス連銀総裁
「先週のFOMCで示された参加メンバーによる金利見通しと、
 市場の金利見通しが一致せず、ドットプロットが示すペースで、
 当局が利上げを行うと市場参加者が必ずしも予想していない状況で
 金融市場の価格形成が進んでいる現状は悩ましいと感じている。」
報道「衆議院が解散。」
米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
黒田日銀総裁
「現在の景気拡大は持続性が高い。物価の動きは今後変わってくる。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く進めていく方針。」
エストニア中銀総裁
「ユーロ相場は歴史的にみて引き続き平均水準に近い。
 インフレは緩やかな上昇過程を続けるはず。」
IMF
「ギリシャ銀をめぐる課題は早期に解決する見込み。」
カーニーBOE総裁
「EU離脱の進行は今後の英国経済見通しにとって最重要。
 英中銀の使命はCPI目標をスムーズに達成すること。
 これまでの危機と同様にEU離脱においてもBOEの独立性を維持。」
原油先物は52ドル台で推移。
プラートECB理事
「景気回復背景に金融政策正常化の経済ショックは限定的に。
 季節要因に振り回されず持続的なインフレが望ましい。
 目標達成を確信も、まだ仕事は完了していない。
 基調インフレの測定でコアインフレ率に替わる指標を模索中。」
バルニエEU主席交渉官
「英EU離脱交渉で新たな動きも多くの作業残る。
 欧州司法裁判所の役割について合意できず。
 十分な進展には至らず、今後数週間から数ヶ月掛かる見込み。」
カンザスシティー連銀総裁
「緩やかな利上げ継続が適切。
 金融政策はどちらかと言えば緩和的。」
IMF副報道官
「トランプ政権の税制改革に賛同。
 FRBの緩和縮小は緩やかでデータ次第・
 FRBの行動に関しては通常通りで驚きはない。」
コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「20%の法人税率は明確な一線。それを超える水準は受け入れない。
 15%よりも低い水準からスタートして、
 交渉余地を確保しておきたかった。」
ムニューシン米財務長官
「米企業が競争力を持つことが重要。
 大統領は経済成長に焦点をあてている。
 税制改革案は元が取れ、財政赤字を縮小する。
 6%のGDPは楽観的すぎる。2.9%が妥当。
 大統領は富裕層への減税を目的にしていない。
 20%の法人税減税は譲れない。」
フィッシャーFRB副議長
「FOMC金利見通し(ドット・プロット)は
 メンバーの見解を反映したもので、
 あくまで予想であり事実ではない。」
米7年債の入札では最高落札利回り2.130%、応札倍率2.70倍。
米10年債利回りは2.30%台へ低下。原油先物は51.56ドル。
NYダウは40.49ドル高の22381.20で取引を終える。


<9月29日(金)>

日経平均は47.77円安で寄り付き6.83円安の20356.28で大引け。
東京時間は米10年債利回りが2.31%台で推移。
金融庁
「仮想通貨取引所として11社を登録。17社は継続審査中。」
韓国政府金融委員会
「イニシャル・コイン・オファリングICOを全面的に禁止する方針。」
カーニーBOE総裁
「消費者信用とEU離脱がリスク材料に。
 EU離脱について英中銀は多くの対応はできない。
 金利は今後数ヶ月で上昇するだろう。」
NHK
「北朝鮮が弾道ミサイル燃料を独自に製造の可能性。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。
米コアPCEデフレータ(8月)は市場予想より弱い前月比0.1%。
米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。ドル売り反応。
WSJ報道
「トランプ大統領とムニューシン米財務長官が昨日、
 ウォーシュ元FRB理事と面談。
 来年2月に任期を向かえるFRB議長の後任候補として
 潜在的な能力があるか協議した。」
シカゴ購買部協会景気指数(9月)は市場予想より強い65.2.
米10年債利回りは2.33%台へ上昇。ドル買い反応。
ブルームバーグ(関係者の話)
「トランプ大統領は他のFRB議長候補とも面談した。」
フィラデルフィア連銀総裁
「GDPは期待通りに健全に推移。
 GDPはトレンドを若干上回って推移。
 労働市場はタイトに思われる。第4四半期にはGDPは回復。
 我々は一部、賃金上昇圧力を見始めている。
 インフレは二大責務の問題の一部。
 利上げを一旦止めているのは適切。
 12月と来年3回の利上げを予想。」
WSJ報道
「トランプ大統領はパウエルFRB理事を
 次期FRB議長候補として面接。
トランプ大統領
「イエレン、コーン、ウォーシュ、パウエル各氏を面接。
 次期FRB議長人事を2、3週間以内に決定する。」
原油先物11月限は51.67ドル。米10年債利回りは2.339%。
NYダウは23.89ドル高の22405.09で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初25日に112.17レベルで始まり東京時間序盤に
112.53へ上昇しましたが、その後、反落してNY時間後半に111.47へ
下落する展開になりました。その後、揉み合いになりましたが、26日
のロンドン時間から反発して揉み合いながらも堅調傾向で推移して、
27日のNY時間序盤にかけて週高値となる113.25へ上昇する展開にな
りました。その後、NY時間後半に112.37へ反落しましたが、その後
に再び反発して28日のロンドン時間序盤に113.20へ上昇する展開に
なりました。その後、29日のオセアニア時間にかけて112円台前半に
反落して、その後に112円台後半に反発する揉み合いになり、NY時間
序盤に112.21へ反落した後に112.73へ反発して112.52レベルで週の
取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初25日に下窓を空けて1.1899レベルで始ま
り、東京時間後半にかけて1.1936へ反発しましたが、その後、小幅な
揉み合いを経た後に反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して
26日のNY時間後半にかけて1.1757へ下落する展開になりました。
その後、1.1810へ反発しましたが、再び反落して軟調傾向で推移して
27日のNY時間序盤にかけて週安値となる1.1717へ下落する展開にな
りました。その後、切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移し
て1.1814レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月2日から10月6日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは9月29日の高値112.73
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は113.00の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は28日の高値113.20から27日の高値
113.25、ここを上抜けた場合は7月14日の高値113.57、さらに上昇し
た場合は114.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は7月11日
の高値114.49を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは9月29日オセアニア時間の安値112.25
から29日の安値112.21を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた
場合は112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は25日の安値
111.47、ここを下抜けた場合19日安値111.20から21日安値111.14
さらに下落した場合は111.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
9月15日のNY時間の押し安値110.61を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、2日の日銀短観と
米ISM製造業景況指数、4日の米ADP雇用統計と米ISM非製造業景
況指数とイエレンFRB議長の発言、5日の米貿易収支と米新規失業保
険申請件数と米製造業新規受注、6日の米非農業部門雇用者数と米失業
率と米平均時給、などが注目されます。


先週のドル円は、週初の北朝鮮の李外相による「トランプ米大統領の
発言は明白な宣戦布告に相当する。」との発言、衆議院の解散観測、
そして26日のイエレンFRB議長の「FOMCはゆっくりし過ぎない
よう注意すべき。緩和政策の長期化は金融の安定を損ないかねない。
インフレ2%達成まで政策据え置くのは賢明ではない。時間をかけた
小幅利上げなければ景気過熱のリスク。(後略)」とのタカ派的な発言、
そして週後半での「米法人税を現行の35%から20%へ引き下げ提案。
個人所得税に関しては最高税率を基本的に35%へ引き下げ提案。」など
を骨子とするトランプ米政権と米共和党による「税制改革案の公表」、
そして週末の「ランプ大統領がイエレン、コーン、ウォーシュ、パウ
エル各氏を面接。次期FRB議長人事を2、3週間以内に決定する。」
との報道、などに揺れながら111円台半ばから113円台前半を範囲と
する上下動となり週の始値と終値では35Pips程の上昇になりました。


さて今週の注目の焦点は、週末6日のハリケーンの影響も懸念される
時期の米雇用統計(9月)の発表ですが、トランプ米政権と米共和党の
「税制改革案」が議会を通過できるかは未知数で、減税への財源に対
する市場観測、そして、25日に安倍首相が「目標は与党で過半数、取
れなければ辞任する。」と発言していますので、本邦の衆議院選挙への
市場観測、なども注目されますとともに、29日に「北朝鮮が弾道ミサ
イル燃料を独自製造の可能性。」と報道されていて、10月10日の朝鮮
労働党創建記念日も近づいてきていることで、「北朝鮮リスク」にも
引き続き注意してトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは29日の高値1.1832
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は26日の東京時間の
戻り高値1.1861、さらに上昇した場合は1.1900の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合は先週高値1.1936、さらに上昇した場合は22日の
高値1.2004を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1800の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は29日の安値1.1772、さらに下落
した場合は26日の安値1.1757、ここを下抜けた場合は28日の安値の
1.1721から27日の安値1.1717、さらに下落した場合1.1700の「00」
ポイント、ここを下抜けた場合は8月17日の安値1.1662、さらに下落
した場合は7月26日の安値1.1612を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、2日の欧失業率、3日の欧生産
者物価指数、4日の欧小売売上高、5日の欧ECB理事会議事録要旨、
6日の独製造業新規受注、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、2日の米ISM製造業景況指数、4日の米ADP雇用統計と米ISM非
製造業景況指数とイエレンFRB議長の発言、5日の米貿易収支と米新
規失業保険申請件数と米製造業新規受注、6日の米非農業部門雇用者数
と米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のユーロドルは、独連邦議会選挙でメルケル首相の与党が第1党
は維持するも前回に比べて議席を減らして、独新興右派政党が躍進し
たことを背景に下窓を空けて始まり軟調に推移しましたが、週の後半
から下げ幅を縮小して、週の始値と終値では85Pips程の下落になりま
した。


さて、今週のユーロドルですが、週初は10月1日のスペインのカタル
ーニャ州の独立の是非を問う住民投票の結果がまずは注目されます。

そして25日にドラギECB総裁が「QEに関する決定の大部分は10月
に下す予定。」と重ねて発言していることで、ECBの緩和縮小への市場
観測の動向が注目されますとともに、対ドル通貨ペアとして週末6日
の米雇用統計が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その260 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は衆議院の解散にイエレンFRB議長の発言、
 そして、トランプ米政権と米共和党による米法人税を現行の35%
 から20%へ引き下げるなどを骨子とする「税制改革案」の公表、
 ホワイトハウスが次期FRB議長の人選をしているニュースなど、
 いろいろなイベントがあったが…、ドル円は111円台半ばから
 113円台前半を範囲とする上下動となり週の始値と終値では35Pips
 ほどの上昇になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米税制改革案では個人事業主やパートナーシップ出資者に課税する
 パススルー課税を25%程度に引き下げる案や、米企業が海外資産を
 米国内還流する場合の一時的な優遇課税案なども盛り込まれたよう
 じゃが…、ヘルスケア法案がいまだ議会で可決していないように、
 減税に対する財源問題などもあり、米議会を通過できるか未知数で
 今後の米税制改革案にかかわる展開が注目されるのう…。」


『ところで、先週の北朝鮮のロケットマンは大人しかったようだが、
 今週は週末の米雇用統計がいつもながら焦点になりそうだな…。』


「ふむ…。米雇用統計はハリケーン被害の多かった9月分ゆえ、
 ある程度の落ち込みは市場も想定しているが注目されるのう…。
 そして、トランプ米大統領と北朝鮮との舌戦が激しくなるも、
 先週は北朝鮮のミサイル発射はなかったが…、10月10日の
 朝鮮労働党創建記念日も近づいてきていることで『北朝鮮リスク』
 には引き続き注意しておいた方がよさそうじゃのう…。」


『他にも話したいことがあるけど、前段の話が長くなる行けねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 「攻守のバランスのお話」や「良くない状況排除のお話」かい?』


「ふむ。それらのお話もいつかはさせてもらおうと思っとるのじゃが
 先週、金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる『検討』を
 していることが報道されことにちなみ、この話題ついて
 お話をさせてもらおうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『その金融庁の発表はオレ様も気になっていたところだぜ…。
 株式信用取引倍率に徐々に歩調を合わすとか、FXトレーダー保護、
 ということなのかもしれないが、オレ様は賛成できないな…。』


「FXの証拠金倍率については2010年に50倍へ2011年には25倍へ
 と引き下げられたが…、さすがに証拠金倍率10倍にまで下げるのは
 如何なものかのう…。FXの魅力が減じてしまわぬか心配じゃ…。」


『フルレバで無茶なトレードをする人がいるのは確かに事実だけど、
 投資や投機は自己責任で行うもので、証拠金倍率(レバレッジ)は
 まぁ、例えるならカードの与信枠のようなものであり…、
 本来はそれ自体が「悪」ということではではないからな…。
 まだ金融庁は検討の段階という事だけど、そうなる事が確定したら
 日本国内の証券会社やFX会社の口座数が減って、海外のFX会社に
 口座を移転するトレーダーも増えてくるんじゃないかな…。』


「ふむ…。まぁ、そうなる可能性もあるかもしれぬが…、
 FXの海外口座については税金の問題もあるからのう…。」


『オレ様は日本国内の証券会社FX会社しか使っていないが、
 日本国内業者と海外業者でのFX取引では税金が異なるのかい?』


「ふむ。ジイも溜口殿と同じようにFX口座は国内業者だけじゃが、
 また、ジイは税の専門家でもなく、聞きかじっただけじゃが…、
 国内業者でのFXトレードで得た利益は申告分離課税で20.315%
 の税率であるのに対して、海外業者でのFXトレードで得た利益は
 雑所得扱いで所得税と住民税を合わせると最大55%にもなるそうで
 証拠金倍率だけではなく、税金のこともよく考える必要があろう。」


『詳しくはググってみることにするが、日本国内業者と海外業者では
 そんなに税金が異なるのか…。ちょっと驚いたぜ…。』


「儲かっている場合ということになるが、トレードの最大のコストは
 税金であり、これについてはよく考える必要があるのじゃのう…。
 国内業者でのFXトレードの損益は、株取引などとの損益通算もでき
 また、損失の繰越控除が翌年以降3年間できるのに対して…、
 海外業者でのFXトレードで得た利益は雑所得の扱いで
 所得税と住民税を合わせると最大55%になるだけではなく、
 株取引と損益通算もできなく、損失の繰越控除も認められていない
 ということなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。日本国内業者は言ってみれば税制で優遇されている
 とも言えそうだな…。証拠金倍率だけで口座の海外移転することは
 よく考えた方がよさそうだな…。ジイさん。』


「まぁ、海外業者が雑所得の扱いと言っても、年195万円以下の利益
 の場合、雑所得では所得税と住民税を合わせても税率は15%で、
 年間に195万円以下の利益の場合、雑所得扱いの方が節税となる
 とのことではあるが…、例えば、FXのトレードで4000万円以上の
 利益となってしまった場合では、日本国内業者でのFXトレードでは
 800万円少々の納税で済むが、海外業者でのFXトレードの場合では
 雑所得扱いで4,796,000円の控除を差し引いても、1720万円ほどの
 納税をしなくてはならないそうなのじゃのう…。」


『へぇ。その差は2倍以上にもなるのか…。驚いたぜ。』


「先ほども言ったように、ジイは税の専門家ではなく
 聞きかじっただけで、どこまで正しいか確証はなく、
 税の専門家に聞くかググるなどして確かめてもらいたいのじゃが…
 損失の繰越控除も大きな問題となろう…。少し極端な例じゃが、
 仮に2年間の損益として、初年度4000万円の損失で、
 次年度4000万円の利益となった場合、2年間の通算損益はゼロで
 日本国内業者での取引の場合、2年間としての納税は実質ゼロと
 なろうけれども…、海外業者の場合では、雑所得の扱いゆえ、
 損益の年次通算は出来なく、初年度4000万円の損失では
 当然、納税もゼロとなろうが、次年度4000万円の利益に対して、
 4,796,000円の控除を差し引いても、1720万円ほどの納税を
 しなくてはならないという事になるようなのじゃのう…。」


『2年間での通算利益はゼロなのに、次年度4000万円の利益に対して
 1720万円も納税しなくてはならないという事かよ…。恐ろしいな。』


「これは極端な例で…、また、海外業者を否定するわけではないが、
 国内業者か海外業者かを選ぶ際には、税金のことも少しばかりは
 考える必要があるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『それにしても、金融庁が証拠金倍率を10倍にまで下げることは
 なんとか勘弁してもらいたいもんだぜ…。
 金融庁の相談室 https://www.fsa.go.jp/opinion/ や
 内閣府への意見 https://form.cao.go.jp/keizai3/opinion-0001.html
 などに、オレ様は意見陳述してやろうかな…。』


「ほう。今は国に対して意見を述べるこんな場があるのじゃのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その259


23日の午後5時半ころに北朝鮮でM3.4の地震が発生しましたが、
地震波の分析では自然地震の可能性の方が高いとのことです。



●今週(9月25日から9月29日)の主な予定


<9月25日(月)>

※ NZが冬時間終了、夏時間に移行。

午後後2時に日景気先行CI指数改定値(7月)、
同午後2時に日景気一致CI指数改定値(7月)、
午後2時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時に独IFO景況感指数(9月)、
夜10時からドラギECB総裁の発言、
などが予定されています。
独の指標と日・欧の中銀総裁の発言には注目です。


<9月26日(火)>

朝6時45分にNZ貿易収支(8月)、
朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨(7月19-20開催分)、
同朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(8月)、
午前9時にNBNZ企業信頼感(9月)、
午後3時に独輸入物価指数(8月)、
午後3時45分に仏企業景況感(9月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(7月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(8月)、米消費者信頼感指数(9月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(9月)、
深夜1時45分からイエレンFRB議長の発言、
などが予定されています。
NZ・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<9月27日(水)>

午後3時45分に仏消費者信頼感指数(9月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米耐久財受注(8月)、米耐久財受注(除輸送用機器 8月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(8月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<9月28日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利発表、RBNZ声明、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(10月)、
午後3時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時15分からカーニーBOE総裁の発言、
午後6時に欧消費者信頼感確報(9月)、欧経済信頼感(9月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(9月)、
夜9時半に米第2四半期GDP確報、米第2四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第2四半期GDPデフレータ確報、
同夜9時半に米第2四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(8月)、
などが予定されています。
NZ・欧・独・米の指標とカーニーBOE総裁の発言には注目です。


<9月29日(金)>

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(8月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感(9月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(8月)、日失業率(8月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(8月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(8月)、日小売業販売額(8月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(9月)、
午後2時に日新築住宅着工戸数(8月)、
午後3時に独小売売上高指数(8月)、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格(9月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(9月)、
同午後3時45分に仏卸売物価指数(8月)、仏消費支出(8月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(9月)、
午後4時55分に独失業者数(9月)、独失業率(9月)、
午後5時半に英第2四半期GDP確報、英第2四半期経常収支、
同午後5時半に英消費者信用残高(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(9月)、
夜9時半に米個人所得(8月)、米個人消費支出(8月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(8月)、
同夜9時半に加月次GDP(7月)、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(8月)、加原料価格指数(8月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(9月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)
夜11時15分からドラギECB総裁の発言、
同る11時15分からカーニー英BOE総裁の発言、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・英・欧・米・加の指標と
欧・英の中銀総裁の発言には注目です。


<9月30日(土)>

午前10時に中国製造業PMI(9月)、中国非製造業PMI(9月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月18日から9月22日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.72で始まり、91.33へ下落した後に
92.49へ反発して、その後に反落して91.95で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.253%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で50.66ドルに上昇しました。
NYダウは週間81.25ドル上昇、22349.59ドルで週の取引を終える。



<9月18日(月)>

報道
「台風18号が日本各地で猛威。」
報道
「安倍首相が早期解散の意向。衆議院選は10月下旬に投開票へ。」
東京市場は敬老の日で休場。
原油先物は50ドル台で推移。米10年債利回りは2.21%台で推移。
ECB経済報告
「インフレは2018年第1四半期で底を打つ見通し。
 エネルギーと未加工食料品のベース効果が
 2018年第1四半期のHICP押し下げ。
 2018年2月の総合HICPに0.5Pのマイナス寄与となる見込み。
 それ以降は押し上げに転じる見込み。
 7月には0.2P程度のプラス寄与に。」
朝鮮中央通信
「米国の制裁は核開発完了への動きを早めるだけ。」
NY時間に米10年債利回りは2.23%台へ上昇。
カーニー英BOE総裁
「余剰生産能力が従来の見通しよりもより急速に縮小。
 この先数ヵ月以内に利上げは必要となる可能性。
 利上げは限定的で、緩やかなものになる。
 英EU離脱はポンド安を通じてインフレを押し上げた。
 先行きの見通しには相当程度のリスクが依然としてある。
 英経済は2018年の中盤まではG7の平均以下の可能性。」
ポンド売り反応。
米USTR代表(米通商代表)
「中国の貿易に対する姿勢は世界への脅威。
 WTOでは中国の前例のない脅威に対応でない。
 トランプ大統領のもと我々は貿易政策を変更する。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領と中国の習近平国家主席が電話会談。
 北朝鮮が続ける国際社会への反逆や北東アジアの安定を揺るがす
 言動を協議した。国連安保理決議の強力な履行を通じて、
 北朝鮮への圧力を最大化することにコミット。」
加BOCレーン副総裁
「カナダドル高の影響を注意深く監視する。
 先日の政策委員会で利上げを実施した背景は
 輸出と設備投資が強まったこと。
 目先の経済のリスクとしてはNAFTAの協議が重要視される。」
カナダドル売り反応。
マチス米国防長官
「北朝鮮に対する軍事的オプションはある。
 ただし、それはソウルを大惨事のリスクにさらさない。
 その軍事オプションの詳細には言及しない。
 先週、米日が北朝鮮のミサイルを打ち落とさなかったのは
 直接の脅威がないと判断したため。」
NYダウは63.01ドル高の22331.35で取引を終える。最高値を更新。


<9月19日(火)>

日経平均は218.68円高で寄り付き389.88円高の20299.38で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。時価総額は過去最高の613兆円に。
米10年債利回りは2.21%から2.22%あたりで推移。
豪RBA議事録
「家計債務の高リスクと低インフレのバランスをとる必要がある。
 豪ドルの上昇は米ドル安が背景。雇用は堅調な伸びを見込む。
 豪ドルのさらなる上昇は経済成長やインフレを鈍化させる。
 金利据え置き、成長・インフレ目標に整合的。
 中国の経済は予想以上に力強いが、高債務は脅威。
 鉱業以外の投資見込みも改善。公共インフラ投資は力強い。」
トランプ大統領
「国連での一般討議演説では、
 北朝鮮とイランを主要な脅威と名指しする。
 ベネズエラ問題やテロリズムについても言及する。」
米紙WSJ紙
「米共和党が1.5兆ドルの減税を検討している。
 トランプ大統領が目指す減税に関して、
 税制改革の大枠が大統領と共和党によって今月最終週に示される。」
英テレグラフ紙
「EU離脱方針についてメイ英首相と対立している
 ボリス・ジョンソン外務相が今週中にも辞任する可能性。」
ロイター通信
「ECB関係筋によると、10月のECB理事会では
 QEプログラムの具体的な終了時期設定については合意せず。」
トランプ大統領 (国連演説)
「北朝鮮は邪悪な政権。
 米国は軍事行動の用意、意志、能力がある。
 核兵器や弾道ミサイルの無謀な追求は世界全体の脅威。
 米国は大いなる強さと忍耐力があるが、
 米国と同盟国を守らなければならない時、
 北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢はない。
 米国はその準備ができているが、
 北朝鮮に軍事行動を取る必要がないことを望む。
 制裁に賛同した中国とロシアに謝意を表明。
 北朝鮮に対しもっと多くの措置が必要。」
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
原油先物は49ドル台へ反落。
共同通信
「安倍首相は2020年度に基礎的財政収支を
黒字化する財政健全化目標を先送りする方針を固めた。
25日の記者会見で、衆院解散の意向と同時に表明する方向。」
報道
「メキシコのプエブラでマグニチュード7.1の地震が発生。」
NYダウは39.45ドル高の22370.80で取引を終える。最高値を更新。


<9月20日(水)>

英FT紙
「メイ首相は英国のEU離脱で200億ユーロを提示の計画。」
報道
「ハリケーン・マリアがカテゴリー5に発達。プエルトリコに警報。」
日経平均は1.95円高で寄り付き11.08円高の20310.46で大引け。
米10年債利回りは2.23%台で推移。原油先物は50ドル台で推移。
NZ世論調査
「与党支持が46%、野党支持が37%。」NZドル買い反応。
豪RBA総裁補
「世界経済の拡大は一時的なものにはとどまらない。
 世界的に賃金とインフレは上向く見込み。
 豪州の労働市場には依然としてかなりのスラックがみられる。
 シドニーやブリスベンでは住宅価格上昇は鈍化している。」
英小売売上高(8月)は市場予想より強い前月比1.0%。ポンド買い。
OECD世界経済見通し
「世界経済成長率、2017年+3.5%、2018年+3.7%と予測。
 2018年成長率見通しは6月時点から0.1ポイント上方修正。
 利上げによるリスクを警戒。成長の持続性が課題に。
 英国については2016年+1.8%、2017年+1.6%、
 2018年+1.0%と伸びが今後急減速することに。」
ポンド売り反応。
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.22%台へ低下。
オランダ中銀総裁
「ユーロ圏は政策の再調整が必要。」
ラガルドIMF専務理事
「トランプ大統領の北朝鮮に対する口調は役に立たない。
 朝鮮問題には落ち着きと友好親善の姿勢必要。制裁措置は効果的。
 イバンカ・トランプ氏には女性の地位向上を期待。
 米国の3−4%成長達成は極めて困難。
 世界経済全般の成長は非常に良い状況。
 米国の成長は2.1%見通しをやや上回る公算。」
安倍首相
「北朝鮮への制裁は完全に履行されなくてはならない。
 今は対話の時ではない、圧力をかけるべき。
 今の道を続けるなら北朝鮮に将来はない。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が459.1万バレルの増加。
報道
「三陸沖でマグニチュード5.9の地震。」
FOMC政策金利は市場予想とおりの1.00-1.25%。
FOMCメンバーによる金利見通し(ドットチャート)
「2017年では、1.125%が4人、1.375%が11人、1.500%が0人、
 1.625%が1人、中央値は1.375%。年内あと1回の利上げ。
 2018年では、1.125%が2人、1.625%が1人、1.875%が2人、
 2.000%が0人、2.125%が6人、2.250%が0人、2.375%が3人、
 2.500%が1人、2.625%が1人、2.750%が0人、2.875%が0人、
 3.000%が0人、3.125%が1人、3.250%が1人、3.375%が1人、
 中央値は2.125%。来年3回利上げ。」
FOMC声明
「バランスシートは10月に縮小開始。経済活動は緩やかに拡大。
 ハリケーンは中期的な経済コースを変える可能性低い。
 労働市場は力強い。景気は緩やかに上昇。
 インフレは今年鈍化した。市場ベースのインフレは低水準。
 エネルギー高が短期的にインフレを押し上げる可能性。
 短期的にはハリケーンの影響が出る。」
FOMC経済見通し (カッコ内は6月)
「実質GDP、17年2.4%増(2.2%増)、18年2.1%増(2.1%増)、
 19年2.0%増(1.9%増)、20年1.8%増、長期1.8%増(1.8%増)。
 失業率、17年4.3%(4.3%)、18年4.1%(4.2%)、
 19年4.1%(4.2%)、20年4.2%、長期4.6%(4.6%)。
 PCE、17年1.6%(1.6%)、18年1.9%(2.0%)、
 19年2.0%(2.0%)、20年2.0%、長期2.0%(2.0%)。
 PCEコア、17年1.5%(1.7%)、18年1.9%(2.0%)、
 19年2.0%(2.0%)、20年2.0%。」
イエレンFRB議長
「緩和政策が労働市場を支援。
 バランスシートの縮小は緩やかかつ予測可能に。
 第3四半期のGDPはハリケーンの影響で鈍化見込む。
 9月の雇用者数に影響が出る可能性も。
 ハリケーンの被害にあった人の回復はしばらく時間がかかる。
 インフレ鈍化は一時的要因。
 低インフレは経済全体を反映していない。
 インフレは目標に向かって上昇見込む。
 インフレに対する我々の理解力は完全ではない。」
米10年債利回りは一時2.28%台へ上昇。ドル買い反応。
原油先物10月限は50.41ドル。VIX指数が9.74に低下。
NYダウは41.79ドル高の22412.59で取引を終える。
NYダウは9連騰で最高値を更新。


<9月21日(木)>

報道(日経)
「自民党の衆院選公約の5本柱、
 アベノミクスの加速。社会保障の充実。働き方改革の実現。
 憲法改正。(9条に自衛隊を明記するなど4項目の改憲議論)
 北朝鮮への圧力強化。」
日経平均は146.04円高で寄り付き37.02円高の20347.48で大引け。
米10年債利回りは2.27%台で推移。
日銀
「政策金利−0.1%を維持。8対1で金融政策の現状維持を決定。
 長期国債の買い入れ額は概ね現状程度(年間80兆円増)
 国内景気の現状判断を緩やかに拡大している。景気判断を維持。」
片岡日銀審議委員
「現在の金融緩和は不十分として反対。
 来年以降、2%に向け物価上昇率高めていく可能性低い。
 資本・労働市場に過大な供給余力が残存している。」
豪RBA総裁
「豪経済は幾分の改善がうかがわれる。
 雇用やインフレターゲットが前向きとなっている。
 世界的に金利上昇の動きが強まっているが、
 それが豪州に自動的に影響を与えるものではない。
 柔軟な豪ドルが、金利を変更するタイミングについて、
 独立性をもたらしている。
 金融政策で米国に自動的には追随しない。
 豪ドル相場の柔軟性が利上げタイミングについて
 かなりの独立性を有している。」  豪ドル売り反応。
報道
「韓国が北朝鮮へ800万ドルの人道支援へ。」
黒田日銀総裁
「今後も経済、物価、金融情勢を踏まえ必要な政策調整行う。
 金融環境は極めて緩和的状態続いている。
 2%物価目標の達成にはまだ距離。粘り強く強力な緩和策を継続。
 初会合で片岡委員が反対意見表明。
 我が国の状況に基づいて政策決定。(FOMCについての質問に)
 為替や株式についてのコメント差し控える。
 2%物価目標の早期実現は物価安定の実現形態。放棄しない。
 賃金、物価の上昇については目標にまだまだ遠い。
 諸外国でも成長の割りには賃金が上がらない。
 省力化投資、ビジネスモデルの改定など背景。
 物価は想定よりも遅れがち。
 北朝鮮、リスク要因として注意深く点検。
 現在の枠組みで、最も重要なのは長短金利操作。」
ECB経済報告
「かなりの程度の金融緩和が引き続き必要。
 インフレ率はここ数ヶ月で若干上昇も、
 緩やかな動きに留まっている。
 経済拡大は進行していてインフレ目標に向けた動きが続くと確信。
 為替レートの最近の変動が物価安定の中期見通しに与える影響注視
 緩和スタンスを維持しつつ秋に年末を越える政策手段改定を決定」
S&P
「中国をAA−からA+に格下げ、見通し安定的。」
ドラギECB総裁
「金融システムが実体経済に及ぼすリスクは減少。
 銀行に対するマクロ・プルデンシャル政策が必要に。」
トランプ米大統領
「北朝鮮への制裁を強化するつもりだ。
 北朝鮮と取引を行っている個人と企業を新たな制裁の対象にする。」
ムニューシン米財務長官
「大統領は北朝鮮の資金源を断ち切る権限を強化。
 米国か北朝鮮か、金融機関は選択しなければならない。
 全ての国が北朝鮮との通商関係を断絶することを望む。
 今回の制裁は断じて中国に向けたものではない。
 中国人民銀には21日に電話し制裁について通知。」
ウォーレンバフェット氏
「NYダウは100年後に100万ドルに上昇する。」
原油先物11月限は50.55ドル。米10年債利回りは2.27%台。
NYダウは53.36ドル安の22359.23で取引を終える。


<9月22日(金)>

金正恩朝鮮労働党委員長
「トランプが世界の面前で我が共和国を無くすと宣戦布告した以上、
 史上最高の超強硬対応措置を断行することについて慎重に考慮。」
日経平均は66.13円高で寄り付き51.03円安の20296.45で大引け。
韓国の聨合ニュース
「北朝鮮外相が太平洋での水爆実験を
 かつてない規模で実施する可能性を示唆。」
麻生財務相
「PB黒字化について新たな方針を決めたという事実はない。
 財政再建と経済再生を踏まえて検討。
 教育国債は赤字国債であり発行するつもりはない。
 同国債をめぐる考え方に変更はない。
 PBの黒字化が20年にできるかは計算してみないとわからない。
 消費税は赤字国債と違い財源にあてがある。」
米10年債利回りは2.25%台へ低下。
ドラギECB総裁
「景気回復の進展は若年層の失業を減少させるだろう。
 地域的な不均衡に対して金融政策では解決できず。
 地域的なバブル現象が散見されるがシステミックなものではない。
 より深刻な金融安定のリスクはみられず。
 物価安定の目標はまだ達成されていない。」
サンフランシスコ連銀総裁
「年内の追加利上げの可能性がある。
 FF金利は2.5%が新たなノーマルに。
 今後数年間の主要な政策手段は金利操作に。
 CPIのより一層の上昇がみられなくでも驚かず。」
コンスタンシオECB副総裁
「最近のユーロ高はインフレに限られた影響しか及ぼさないだろう。」
独世論調査
「独政党の支持率は、与党連合36%、野党22%。」
英テレグラフ紙
「メイ英首相は2019年以前のEU離脱見通しを提起。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.23%台へ低下。
メイ英首相
「1月に打ち出した英国の目標に変更はない。
 離脱交渉には具体的な進展があった。
 アイルランドとの物理的な国境は受け入れない。
 英在住のEU市民は従来と同様に生活続けられる。
 英国は単一市場と関税同盟から離脱する。
 EUとカナダのような関係は求めない。関税は賦課しない。
 EUと英国との将来の関係に画一的なモデルは求めず。
 強力かつ適切な紛争解決メカニズムを。
 移行期は時間的制限があるべき。英国が求める移行期は2年前後。
 2019年3月のEU離脱後の激変緩和措置として移行期間設けたい。
 支払いの問題でEU諸国は不安になる必要はない。」
カンザスシティ連銀総裁
「バランスシート縮小の言及は市場に混乱を齎していない。
 遅すぎる利上げペースはリスク。追加利上げが適切。
 緩やかな利上げという現在のスタンスを支持。
 企業活動や設備投資はより活発になる。
 原油価格の安定で資源企業の掘削は加速する。」
ダラス連銀総裁の
「ハービーの影響を受けた第3四半期GGDPは第4四半期に回復へ。
 インフレが目標以下なのは、一時的要因だけではない。
 良識的な移民規制が労働人口にとって重要。
 12月の利上げに関してはオープン。
 今年の世界経済の多くはポジティブ・サプライズ。
 世界経済にとって中国はリスクの一つ。」
報道
「共和党のマケイン米上院議員が共和党だけでまとめられた
 オバマケア代替法案に反対する意向を表明。」
ムーディーズが
「英国の格付けをAA2に格下げ。見通しは安定的に変更。」
原油先物11月限は50.66ドル。米10年債利回りは2.253%。
NYダウは9.64ドル安の22349.59で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初18日に111.09レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して、19日のロンドン時間序盤にかけて111.88
へ上昇する展開になりました。その後、反落して揉み合いになって、
20日のFOMC発表直後に一時111.12へ下落しましたが、その後、
上伸して21日のロンドン時間序盤にかけて週高値となる112.71へ
上昇する展開になりました。その後、揉み合いを経た後に反落して、
22日の東京時間前半に111.65へ下押す展開になりました。その後、
反発して揉み合いになり111.99レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初18日に1.1921レベルで始まり、揉み合い
の後に1.1915へ下押しましたが、その後、反発して揉み合いながらも
堅調傾向で推移して20日のFOMC発表直後に週高値となる1.2033へ
上昇する展開になりました。その後、急反落して週安値となる1.1861
下落しましたが、その後、揉み合いながらも切り返して、22日のロン
ドン時間に1.2004へ上昇する展開になりました。その後、反落して、
1.1951レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月25日から9月29日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは112.00の「00」ポイント
から22日のNY時間の戻り高値112.17を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は21日の高値112.71、さらに上昇した場合は7月
11日から9月8日の下落波動の76.4%戻しの112.80、ここを上抜けた
場合は113.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は7月14日の
高値113.57を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、7月11日から9月8日の下落波動の61.8%戻
しの111.75から22日の安値111.65を巡る攻防が注目されます。ここ
を下抜けた場合は19日安値111.20から21日安値111.14、さらに下
落した場合は111.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は16日
のNY時間の押し安値110.61、さらに下落した場合は14日のNY時間
の押し安値110.31を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、25日の黒田日銀総
裁の発言、26日の米ケースシラー住宅価格指数と米新築住宅販売件数
と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数とイエレンFRB
議長の発言、27日の米耐久財受注と米中古住宅販売成約、28日の黒田
日銀総裁の発言と米第2四半期GDP確報と米第2四半期個人消費確報
と米第2四半期GDPデフレータ確報と米第2四半期コアPCEデフレ
ータ確報と米新規失業保険申請件数、29日の日全国消費者物価指数と
日失業率と日鉱工業生産速報と中国財新製造業PMIと米個人消費支出
と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学
消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、重要イベントのFOMCがありましたが、上昇した後
に下押しとなって、週レベルの始値と終値では90Pips程の上昇になり
ました。

FOMCでは、インフレ見通しが下方修正されて、GDP見通しが上方修
正された中、市場予想とおりバランスシート縮小開始が表明されて、
そして、注目のドットチャートでは、6月時点で年内あと2回の利上
げを見込んでいたタカ派メンバー4名のうち3名が1回に変更するも
中央値は6月時点と変わらず、年内あと1回の利上げと、来年3回の
利上げを見込むことになり、FEDウォッチでは12月のFOMCでの利
上げ確率が80%近くまで上昇することとなりました。


さて今週ですが、先週行われたトランプ大統領の国連演説に対して、
金正恩朝鮮労働党委員長が「トランプが世界の面前で、我が共和国を
無くすと宣戦布告した以上、史上最高の超強硬対応措置を断行するこ
とについて慎重に考慮する。」と発言して、23日午後にも北朝鮮の外相
が「米国と追従勢力が私たちの指導部に対する『斬首』や軍事的攻撃
の兆候が見えた時は、容赦なく先制行動として予防的な措置を取る。」
と警告していることもあり、引き続き北朝鮮情勢が注目されますとと
もに、イランが新型弾道ミサイルの発射実験を行っていますので地政
学的リスクの高まりが警戒されます。

また、米紙WSJ紙が「米共和党が1.5兆ドルの減税を検討している。
(中略) 税制改革の大枠が大統領と共和党によって今月最終週に示され
る。」とのことで、今週の米税制改革案の大枠の発表とその市場反応が
注目されます。そして、26日の深夜1時45分からのイエレンFRB議
長の発言も注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは22日の高値1.2004
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は20日高値1.2033
さらに上昇した場合は8月29日の高値1.2070、ここを上抜けた場合は
8日の高値1.2092から1.2100の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は20日の米雇用統計発表後の安値
1.1861、さらに下落した場合は14日の安値1.1838、ここを下抜けた場
合は8月31日の安値1.1823、さらに下落した場合は1.1800の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、25日の独IFO
景況感指数とドラギECB総裁の発言、28日の欧消費者信頼感確報と
独消費者物価指数速報、29日の独小売売上高指数と独失業者数と独失
業率と欧消費者物価指数速報とドラギECB総裁の発言、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、26日の米ケースシラー住宅価格指
数と米新築住宅販売件数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製
造業指数とイエレンFRB議長の発言、27日の米耐久財受注と米中古住
宅販売成約、28日の米第2四半期GDP確報と米第2四半期個人消費
確報と米第2四半期GDPデフレータ確報と米第2四半期コアPCEデ
フレータ確報と米新規失業保険申請件数、29日の中国財新製造業PMI
と米個人消費支出と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指
数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、FOMC発表時に170Pips程の激しい値動きとな
りましたが、ドル買いで下落した後に戻しとなって、週レベルの始値
と終値では30Pips程の上昇になりました。

ECB理事の中にはユーロ高を懸念する声もあるようですが、10月に
大筋が発表されるQE縮小への期待観測は根強いようです。
今週の経済指標では28日の独消費者物価指数速報と29日の欧消費者
物価指数速報が特に注目されますが、先週は欧州の要人発言で大きな
動きにはならなかったものの、25日の夜10時からと29日の夜11時
15分からのドラギECB総裁の発言、および対ドル通貨ペアとして、
26日深夜1時45分からのイエレンFRB議長の発言が注目されます。

週初は独連邦議会選挙の結果とその市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その259 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週注目のFOMCでは、市場予想とおりバランス
 シートの縮小開始が表明されて、ドットチャートの中央値は6月
 時点と変わらなく、年内あと1回の利上げと、来年3回の利上げを
 見込むことになって、ドルが買われる展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMCでの米経済見通しでは、GDP見通しが上方修正されるも、
 インフレ見通しが下方修正されることになって、
 インフレ見通し低下の中での利上げ観測にやや違和感はあるが、
 利上げできそうなときにしておいて、将来の危機に備えて金利の
 『のりしろ』を作っておきたいという事なのやも知れぬのう…。
 FEDウォッチでの12月FOMC利上げ確率が80%近くまで
 上昇することになったようじゃ…。」


『ところで、話は変わるけど、トランプ大統領が国連演説で
 金正恩朝鮮労働党委員長のことをロケットマンと揶揄して、
 さらにツイッターでマッドマンと罵ったことに対して、
 金正恩朝鮮労働党委員長が「トランプが世界の面前で我が共和国を
 無くすと宣戦布告した以上、史上最高の超強硬対応措置を断行する
 ことについて慎重に考慮する。」と発言して…、
 舌戦がかなり凄い事になっているよな。ジイさん。』


「ふむ…。舌戦までで有事に至らなければよいが…、
 22日に韓国の聨合ニュースが『北朝鮮外相が太平洋での水爆実験を
 かつてない規模で実施する可能性を示唆。』と報じていることで、
 一部ではICBMに小型水爆を搭載して太平洋に向けて発射する
 のではないかとの声もあるようじゃのう…。」


『別の観測によれば、「北朝鮮はICBMに小型水爆を搭載する技術は
 まだ有していない。」とのことだけど…、もしもそうなったら、
 これまでのように弾頭部が張りぼてのICBMとは異なり、
 日本の上空を水爆を搭載した実弾のICBMが横断するわけだから、
 万一を考えても恐ろしいことだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。それも恐ろしい事じゃが…、18日にマチス米国防長官が
 『北朝鮮に対する軍事的オプションはある。
  ただし、それはソウルを大惨事のリスクにさらさない。』と
 発言していることと、トランプ大統領の国連演説での
 『北朝鮮は邪悪な政権。米は軍事行動の用意、意志、能力がある。
  (中略) 米国は大いなる強さと忍耐力があるが、米国と同盟国を
  守らなければならない時、北朝鮮を完全に破壊するほか
  選択肢はない。』と発言していることを考え合わせると…、
 もしかすると、米国は密かに北朝鮮の指導部に対する『斬首』や
 北朝鮮の反撃の余地がない一斉軍事攻撃の準備を既に完了していて
 あとは米領グアム沖へのミサイルの着弾など、
 『国際社会に対して大義名分』が整うように北朝鮮を挑発している
 ようにさえ思えるのはジイだけじゃろうか…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。米国領の海域にICBMが着弾したなら、
 国際社会への大義名分は立つことになるのかもしれないが…、
 そして、大義名分を得て有事へと発展するのかもしれないが…、
 ジイさん、それは、さすがに想像たくましい勘繰り過ぎの
 妄想なんじゃないかな…。』


「まぁ、確かに溜口殿の言われるように妄想なのやも知れぬがのう。」


『ただ、北朝鮮だけではなく、イランも新型弾道ミサイルの
 発射実験を行ったとのことで、世界各所で地政学的リスクが
 高まっているのは事実で、有事なんてありえないとタカをくくらず
 トレードにおいてもリスクへの警戒だけは必要なようだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。『攻守のバランスのお話』や『よくない状況の排除のお話』
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『自問の活用のお話』、
 そして『全体思考のお話』や『弱点の克服のお話』、などなど、
 溜口殿にはいろいろさせてもらいたいお話があるが…、
 今日は前段のお話に花が咲き、もう長くなり過ぎておるようじゃ。
 テーマ別のお話はまたお会いした時にさせてもらうとしよう…。」


『あははっ。随分と溜め込んでいるお話があるもんだな…。
 まぁ、また来週から聞いてやるとするぜ。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その258


先週、20年前に地球を飛び立った土星探査機カッシーニが任務を終え
土星の大気圏に突入して燃え尽きその使命を終えましたね。



●今週(9月18日から9月22日)の主な予定


<9月18日(月)>

※ 東京市場が敬老の日で休場。

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(8月)、
夜9時半に加国際証券取引高(7月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(9月)、
深夜12時からカーニー英BOE総裁の発言、
早朝5時に対米証券投資(7月)、
などが予定されています。
欧・米の指標とカーニー英BOE総裁の発言には注目です。


<9月19日(火)>

午前10時半に豪第2四半期住宅価格指数、
同午前10時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時に欧経常収支(7月)、
午後6時に独ZEW景気期待指数(9月)、
同午後6時に欧ZEW景気期待指数(9月)、欧建設支出(7月)、
夜9時半に米住宅着工件数(8月)、米建設許可件数(8月)、
同夜9時半に米輸入物価指数(8月)、米輸出物価指数(8月)、
同夜9時半に米第2四半期経常収支、
同夜9時半に加製造業出荷(7月)、
などが予定されています。
豪・独・欧・米の指標には注目です。


<9月20日(水)>

朝7時45分にNZ第2四半期経常収支、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(8月)、
午後3時に独生産者物価指数(8月)、
午後5時半に英小売売上高指数(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米中古住宅販売件数(8月)、
深夜3時に米FOMC政策金利発表、
深夜3時半からイエレンFRB議長の定例記者会見、
などが予定れています。
日・英・米の指標とイエレンFRB議長の会見には注目です。


<9月21日(木)>

朝7時45分にNZ第2四半期GDP、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後1時半に日全産業活動指数(7月)、
午後3時にスイス貿易収支(8月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例記者会見、
午後5時に欧ECB月報、
午後5時半に英財政収支(8月)、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(9月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加卸売売上高(7月)、
夜10時に米住宅価格指数(7月)、
夜10時半からドラギECB総裁の発言、
夜11時に欧消費者信頼感速報(9月)、
同夜11時に米景気先行指標総合指数(8月)、
などが予定されています。
NZ・日・米・欧の指標および
黒田日銀総裁の会見とドラギECB総裁の発言には注目です。


<9月22日(金)>

午後3時45分に仏第2四半期GDP確報、
午後4時に仏製造業PMI速報(9月)、仏サービス業PMI速報(9月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(9月)、独サービス業PMI速報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(9月)、欧サービス業PMI速報(9月)、
午後5時からドラギECB総裁の発言、
夜9時半に加消費者物価指数(8月)、加小売売上高(7月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・加の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
そして、メイ英首相のEU離脱巡る演説も予定されています。


<9月23日(土)>

NZの総選挙が行われます。


<9月24日(日)>

仏上院選挙と独連邦議会選挙が行われます。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月11日から9月15日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.47で始まり、92.66へ上昇した後に
反落して91.83で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.202%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で49.89ドルに上昇しました。
NYダウは週間470.55ドル上昇、22268.34ドルで週の取引を終える。



<9月11日(月)>

報道
「ハリケーン・イルマが米国のフロリダ州に上陸。」
北朝鮮外務省
「米が国連安保理で史上最悪の制裁決議でっち上げようとしている。
 我々はいかなる最終手段も辞さない準備ができている。」
米10年債利回りは2.09%台へ上昇して始まる。
日経平均は166.57円高で寄り付き270.95円高の19545.77で大引け。
クーレECB理事
「為替によるショックは金融引き締めになりうる。
 インフレによる影響は近年低下気味。」
安保理関係筋
「米国が提案した当初案には北朝鮮への石油の全面的な輸出禁止が
 盛り込まれていたが、修正案では、年間の原油輸出に上限を
 設定し過去12カ月の輸出量を超過してはならないとした。
 金正恩朝鮮労働党委員長を対象とした資産凍結や海外渡航禁止に
 ついては見送られた。」
独仏英の株式市場は1%超の上昇。
米3年債入札では最高落札利回り1.433%、応札倍率2.70倍。
NY時間に米10年債利回りは2.13%台へ上昇。ドル買い優勢。
原油先物は48.07ドルへ上昇。
S&P500は最高値を更新して2488.11へ上昇。
NYダウは259.58ドル高の22057.37で取引を終える。


<9月12日(火)>

報道
「国連安保理が新たな北朝鮮制裁決議案を全一致で採択。」
米当局者
「国連安保理の制裁強化決議が採択されれば、
 北朝鮮の繊維輸出7億2600万ドル相当が妨げられ、
 石油精製品輸入は200万バレル減少して250万バレルになり、
 北朝鮮の輸出は90%減少する。」
北朝鮮の駐ジュネーブ大使
「違法で不法な決議を全面的に否定する。
 米国が過去に体験したことのない最大の苦痛を与える用意がある。」
日経平均は190.37円高で寄り付き230.85円高の19776.62で大引け。
李中国首相
「中国経済は改革を伴いつつ安定的に維持。
 第一四半期の勢いを今後も維持する。
 個人消費の活況が中国経済を支える。慎重な金融政策を続ける。
 元安での輸出拡大は考えていない。積極的な財政政策は継続。」
ラガルドIMF専務理事
「世界経済は過去10年より良い状況にある。
 昨年よりも改善しているが、雲が陰っている。」
NZ世論調査
「与党国民党47%、野党労働党38%と
 与党が野党に対するリードを広げた。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.16%台へ上昇。
英の物価指数は市場予想より強い。ポンド買い反応。
報道
「米労働省が発表した米求人件数(7月)は617万件と過去最高に。」
一部報道
「トランプ大統領は11月に中国を訪問する意向。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.17%台へ上昇。
米10年債の入札では最高落札利回り2.180%、応札倍率2.28倍。
ムニューシン米財務長官(TVインタビュー)
「トランプ政権が公約している法人税の15%への引き下げは
 達成できるかどうか分からない。」
NYダウ61.49ドル高の22118.86ドルで取引を終える。
NYダウ、S&P500、NASDAQが市場最高値を更新。


<9月13日(水)>

トランプ米大統領
「北朝鮮制裁決議は新たな非常に小さな一歩。」
日経平均は97.07円高で寄り付き89.20円高の19865.82で大引け。
米10年債利回りは一時2.15%台へ低下。
豪RBAハーパー理事
「利上げの正当化には経済成長が不十分。」
ユンケル欧州委員長
「欧州経済の回復に自信を持っている。
 経済と財務を担う欧州の閣僚が必要。
 欧州の全ての財政措置を調整し、
 加盟国が景気後退や危機に直面した際に関与すべき。」
英国の平均時給が予想より弱くポンド売り反応。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が588.8万バレルの増加。
国際エネルギー機関IEA月報
「過剰な原油在庫が縮小に向かっている。」
原油先物は49ドル台前半へ上昇。
米30年債の入札では最高落札利回り2.790%、応札倍率2.21倍。
NY時間に米10年債利回りは2.19%台へ上昇。
ブルームバーグ
「モラー特別検察官がソーシャルメディアに捜査の重点置いている。」
プラートECB専務理事
「ECBは安定感を維持する必要。
 ECBは忍耐強く持続しなければならない。
 ECBがインフレに勝利したと宣言するのは時期尚早。」
トランプ大統領
「法人税減税を要請する。何兆ドルもの資金が国内に還流する。
 自身の税制改革計画では富裕層の減税はない。
 ただし、増税はなく現行と変わらない。中間層の減税が焦点。
 法人税を減税し雇用拡大を追い求める。中間層と雇用が焦点。」
NYダウは39.32ドル高の22158.18で取引を終える。最高値を更新。


<9月14日(木)>

ブルームバーグ
「サウジは予定していた国営石油公社アラムコのIPOを
 2019年に数ヵ月先送りすることを検討している。」
日経平均は5.45円安で寄り付き58.38円安の19807.44で大引け。
北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官声明
「国連安保理での対北朝鮮制裁決議に関し日本は米国の制裁騒動に
 便乗した。日本列島4島を核爆弾で海に沈めなければならない。
 米国は決議でっち上げの主犯。わが軍や人民は、
 米国人を狂犬のように棒で打ち殺さなければならない。」
報道
「米情報機関が北朝鮮のミサイル発射準備を確認。
 中距離弾道ミサイルもしくは大陸間弾道ミサイルとみられる。」
報道
「日本の株式市場の時価総額がバブル期を超える。」
スイス中銀
「必要であれば為替市場で介入する用意。
 2017年GDPは+1%わずかに下回る可能性。(従来予想+1.5%)
 スイスフランは依然として過大評価されている。
 過大評価の度合いは以前ほどではない。
 住宅、不動産市場の不均衡を引き続き注視。
 2017年CPIは+0.4%、2018年+0.4%、2019年+1.1%と予想。」
ベルギー中銀総裁
「ユーロ圏のインフレは底入れしたもよう。
 インフレ目標に向けて極めて緩和的な金融政策が引き続き必要。」
英中銀
「政策金利据え置きは7対2で決定。
 多数派は今後数ヶ月で刺激策の解除を始める見通し。
 経済が引き続き成長し、インフレ圧力が上昇し続ければ、
 後数カ月以内に利上げを実施する必要がある。
 資産買入枠の据え置き、全員一致。
 マカファティ、サンダース両委員が利上げを主張。
 第3四半期の英成長率見通しは0.3%、8月予測に沿ったもの。」
ポンド買い反応。
トランプ大統領
「DACAの合意はかなり近づいている。壁については後回しに。」
米消費者物価指数(8月)は市場予想より強い+0.4%。ドル買い反応。
米10年債利回りは一時2.22%台へ上昇。
主要各紙
「北朝鮮がICBM発射の兆候、発射台の移動を開始。」
原油先物は一時50ドル台へ上昇。
報道
「BTCチャイナが9月末に売買全面停止でビットコインが大幅安。」
カーニー英中銀総裁
「ポンド安で物価は上昇している。
 自分も向こう数ヵ月での緩和縮小を見込んだ1人。
 この先数ヵ月で金利調整の必要があるかもしれない。」
ティラーソン米国務長官
「対北朝鮮で石油の手段を活用するよう中国に期待。
 北朝鮮問題でより強い国連決議を望んでいた。」
NYダウは45.30ドル高の22203.48で取引を終える。最高値を更新。


<9月15日(金)>

報道
「午前6時57分頃に北朝鮮がミサイルを発射。Jアラートが発動。」
円買い反応。米10年債利回りは一時2.17%台へ低下。
菅官房長官
「北朝鮮のミサイル発射に関して、度を越した挑発行為を
 断じて容認できない。」
日経平均は13.64円安で寄り付き102.06円高の19909.50で大引け。
韓国当局
「北朝鮮に対して、無謀な挑発の停止を促す。
 弾道ミサイル発射を強く非難する。
 北朝鮮が非核化のための交渉に応じるように促していく。
 北朝鮮の脅威に対しては用意を強化していく。」
ティラーソン米国務長官
「ミサイル発射などの挑発行為は北朝鮮の孤立を深めるだけとなる。
 こうした挑発行為に対して、中国とロシアは容認できないことを
 示す必要がある。中国とロシアがそれぞれ行動するように求める。
 また、全ての国に対して北朝鮮への新たな措置取るよう求める。」
安倍首相
「北朝鮮のこのような暴挙を断じて容認できない。
 国連安保理に対して、緊急会合の開催を要請していく。
 国際社会で団結し明確なメッセージを発しなければならない。」
文韓国大統領
「現時点での北朝鮮との対話は不可能。
 韓国は北朝鮮を変えるために断固とした措置取ると発言している。
 韓国は北朝鮮の挑発に無策でいることはない。
 挑発を粉砕する力を持っている。国際社会の制裁と圧力は増大へ。」
東京時間は米10年債利回りは2.18%あたりで推移。ドル円が反発。
ブリハ英政策委員
「今後数ヶ月以内に利上げの必要ある公算。
 英国のインフレが上昇圧力を受ける可能性。
 引き続きEU離脱が英経済の影響を与える一層のリスクがある。
 利上げ時期が近づいている。
 英国の均衡金利水準が上昇している可能性。
 スラックは弱まり緩やかな賃金上昇圧力に。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.20%台へ上昇。
ラウテンシュレーガーECB理事
「今こそQE縮小の決定を下す時期。
 非伝統的措置を終了させる方法を考える必要。
 市場とのコミュニケーションには細心の注意を払うべき。」
ロシア中銀
「今後半年間で追加利下げの余地がある。」
米小売売上高(8月)は市場予想より弱い−0.2%。
米10年債利回りは一時2.19%台へ低下。ドル売り反応。
FRB
「ハービーが8月鉱工業生産を約0.75ポイント押し下げた。」
一部報道
「ECBは来年からの出口戦略の中で、
 償還国債の再投資を月間150億ユーロペースで続ける意向で、
 それを強調することを検討している。」
S&P
「ポルトガルを投資適格級に格上げする。」
マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)
「北朝鮮への対応では時間切れが近づきつつある。
 国連安全保障理事会の追加制裁決議の厳格な履行を急ぐべき。
 現段階では選ばないが、軍事的選択肢はある。
 戦争行為に至らない全ての措置を講じるべきだ。」
トランプ米大統領
「日本上空を通過する弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮について、
 またしても近隣諸国と世界全体を完全に侮辱した。
 北朝鮮の脅威への(軍事的)選択肢は効果的かつ圧倒的だ。」
原油先物10月限は49.89ドル。米10年債利回りは2.202%。
NYダウは64.86ドル高の22268.34で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初11日に上窓を空けて108.22レベルで始まり、
揉み合いながらも堅調傾向で推移して、14日のNY時間序盤に米消費
者物価指数が市場予想より強い結果となって米10年債利回りが一時
2.22%台へ上昇したことを背景に111.04へ上昇しましたが、その後、
主要各紙による「北朝鮮がICBM発射の兆候、発射台の移動を開始。」
との報道に揉み合いながらも反落する展開になりました。その後、
翌15日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射してJアラートが発動したこ
とで109.55へと下押しましたが、その後、切り返して、ロンドン時間
にかけて週高値となる111.33へ上昇する展開になりました。その後、
米小売売上高が市場予想より弱い結果となったことを背景に110.61へ
反落した後に揉み合いとなり110.84レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初11日に1.2018レベルで始まり、揉み合い
ながらも軟調傾向で推移して、12日のロンドン時間にかけて1.1926へ
下落しましたが、その後、13日のロンドン時間にかけて1.1995へ反発
する展開になりました。その後、NY時間序盤から再び反落して、1.18
台後半へ下げた後に揉み合いになりましたが、その後、14日のNY時
間序盤に米消費者物価指数が市場予想より強い結果となって米10年債
利回りが一時2.22%台へ上昇したことを背景に週安値となる1.1838へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、15日NY時間序盤
に発表された米小売売上高が市場予想より弱い結果となったことを背
景とするドル売りに1.1987へ反発しましたが、その後、下押しとなっ
て1.1943レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月18日から9月22日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは111.00の「00」ポイント
から14日の高値111.04を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は先週高値の111.33、さらに上昇した場合は7月11日から9月
8日の下落波動の61.8%戻しの111.75、ここを上抜けた場合は112.00
の「00」ポイント、さらに上昇した場合7月26日の戻り高値112.20
ここを上抜けた場合は7月11日から9月8日の下落波動の76.4%戻し
の112.80を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは110.00の「00」ポイントから13日の
ロンドン時間の押し安値109.90を巡る攻防が注目されます。ここを下
抜けた場合は15日の安値109.55、さらに下落した場合は6日のNY時
間後半の戻り高値109.39、ここを下抜けた場合は12日のオセアニア時
間の押し安値109.24、さらに下落した場合は109.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、18日の米NAHB住
宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工件数と米建設許可件数
と米第2四半期経常収支、20日の日通関ベース貿易収支と米中古住宅
販売件数と米FOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の定例会見、
21日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見とフィラデルフィ
ア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指
数、などが注目されます。


先週のドル円は、懸念されていた9日の北朝鮮建国記念日でのミサイ
ルの発射がなく、北朝鮮リスクが後退したことを背景に上窓を空けて
始まり堅調傾向で推移して、15日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射し
たことで下押しとなるも109円台半ばで切り返し一時111円台へ上昇
する展開になりました。

国連安保理では新たな北朝鮮制裁決議案が全一致で採択され、注目の
米消費者物価指数(8月)は市場予想より強い+0.4%、そして、米小売売
上高(8月)は市場予想より弱い−0.2%という結果になりました。

さて今週は、20日にFOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の会見
が予定されていて注目の焦点になります。市場観測ではバランスシー
ト縮小開始は既定路線になっていて、米国債が60億ドル、住宅ローン
担保証券(MBS)が40億ドルの合計100億ドルのバランスシート縮小開
始が発表される可能性が高いとされているようです。また、ブラック
アウト期間前のFEDの要人達の発言では利上げへの慎重姿勢も観られ
ていましたが、米CPIが市場予想より強い結果となったことでCMEフ
ェドウォッチでの市場が織り込む12月の利上げ確率は53%となってい
て、FOMCメンバーの金利見通しのドットチャートと、FOMC経済見
通しが大いに注目されます。これらの次第によってボラタイルな相場
展開になる可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは15日の高値1.1987
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は13日高値1.1995
から1.2000の「000」ポイント、さらに上昇した場合は11日のロンド
ン時間の戻り高値1.2029、ここを上抜けた場合は7日の高値1.2059、
さらに上昇した場合は8日の年初来高値1.2092を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は14日の東京時間の安値1.1866、
さらに下落した場合は14日の安値1.1838、ここを下抜けた場合は8月
31日の安値1.1823、さらに下落した場合は1.1800の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、18日の欧消費
者物価指数確報、19日の独・欧ZEW景気期待指数、21日のドラギ
ECB総裁の発言と欧消費者信頼感速報、22日の仏第2四半期GDP確
報と仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧サービス業PMI速報と
ドラギECB総裁の発言、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、8日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工
件数と米建設許可件数と米第2四半期経常収支、20日の米中古住宅販
売件数と米FOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の定例記者会見、
21日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と
米景気先行指標総合指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、日足レベルでは高値圏の揉み合いながら8日に
年初来高値の1.2092をつけて以来、時間足レベルではやや軟調傾向の
推移となりました。先週は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849を
一時下回りその後に戻していますが、下げた場合は、8月31日安値
1.1823がサポートとなるか注目されます。

7日のECB理事会後のドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場
のボラティリティーは不透明性の原因。」と発言していますが、今週、
21日と22日のドラギECB総裁の発言が注目されます。「QEについて
決定の大筋は10月に発表する。」とされていますが、ユーロ高への具
体的な牽制があった場合は上値を抑えられる可能性がありそうです。

ユーロに係わる経済指標では、19日の独・欧ZEW景気期待指数と欧
消費者信頼感速報、22日の仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧
サービス業PMI速報などが焦点となりますが、対ドル通貨ペアとして
20日のFOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の会見が注目の焦点
になります。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その258 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円はその前週とは打って変わって、
 週初に上窓を空けて始まって以来、堅調に推移したよな…。
 そして、北朝鮮は国連安保理決議をあざ笑うかのように
 15日の早朝にミサイルを発射してまたJアラートが発動したけど、
 リスク回避も限定的で「押し目買いのアラーム」のようだったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 北朝鮮に対する安保理決議は当初案の石油の全面禁輸から
 石油輸出に関しては前年の上限を超えてはならないとされ、
 中国やロシアの意向も配慮する格好で全会一致となったが…、
 妥協案ながら、これでも北朝鮮のガソリンなどの石油精製品輸入は
 200万バレル減少して、北朝鮮の輸出も90%減少する内容で、
 北朝鮮はこの決議に反発するかのようにミサイルを発射したのう。
 これに対して、市場も『慣れっこ』になっているのか、
 リスク回避の動きも限定的で、溜口殿の言われるように、
 Jアラートは、あたかも『押し目買いのチャンス到来のアラーム』
 のようではあったのう…。ただ…。」


『おい。ジイさん。「ただ」とは何だよ…。』


「今後の北朝鮮を巡る警戒日は10月10日の朝鮮労働党創設記念日
 となろうが…、ミサイルが今までと異なり、グアム沖へ向けて
 発射された場合や、あるいは日本領海内に着弾したようなときは
 『Jアラートが押し目買いのサインとはならない』場合もある
 可能性があり、安易な条件反射ができないことも考えられるゆえ、
 ミサイルの方向によっては注意が必要なのではあるまいかのう…。」


『まぁ、15日に発射されたミサイルの飛行距離も3700Kmにもなって
 いて、ミサイルが米領グアム沖へ向けて発射された場合などでは
 リスク回避が簡単には収まらず昂進する場合もあるんだろうな…。
 さて…、今週はいよいよFOMCがあるけど、どうなるんだろうな。』


「市場観測ではバランスシート縮小開始は既定路線になっており…、
 FEDの要人達の発言では利上げへの慎重姿勢も観られておったが、
 米CPIが市場予想より強い結果となったことでCMEフェドウォッチ
 での12月の利上げ確率は50%超となっておるようじゃのう…。
 まぁ、市場期待は強気に傾斜しておるわけじゃけれども…、
 FOMCメンバーの金利見通しのドットチャート及び経済見通しと、
 イエレンFRB議長会見を予断なく見届けついて行こうではないか。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 先日に言っていた「トレードと脳内会議のお話」とやらかい?』


「ふむ…。他にもテーマにしたいお話はあるのじゃが…、今日は
 『トレードと脳内会議のお話』でもさせてもらうとしようかのう。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「インナー・トークなどと言われることがあるようじゃが…、
 議長役の自分自身とともに、ネガティブな自分、ポジティブな自分
 そして、ロジカルな自分、利己的な自分、疑い深い自分…、etc
 などによって、我々の脳内ではいつも活発に会議が繰り広げられて
 おるワケなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。多重人格というワケではないが、脳内会議の内容が
 ポロリと言葉に出る「独り言」も多くの人が経験しているよな…。』


「脳内会議はその人固有の思考プログラムで、その会議の結論は
 偏向性のある自己フィルターを介した結論であり、
 よほどのインパクトがないと偏向性の癖(クセ)は変わらないもので、
 『自分自身の経験や考え方が反映される』ものなのじゃのう…。」


『トレードに際しても脳内会議はされているものなのかねぇ…。』


「ふむ…。トレーダーであれば多くの人が経験していると思うが、
 過去チャートでの模擬トレードや検証では上手くいくのに、
 今まさに動いているチャートでは途端にパフォーマンスが低下する
 ということがあってのう…。これも脳内会議である程度の説明が
 出来るものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「過去チャートでの模擬トレードでは、冷静でいられるという事も
 あるが、ロジカルな自分が脳内会議を主導しているのに対して、
 今まさに動いているチャートで、かつリアル・トレードであれば、
 例えば上昇トレンドでの執行判断に際しても、
 『ここから買うには高過ぎるんじゃないか…。』
 『高値つかみをして負けたらどうする…。』
 『この押しは押しではなく下降トレンド転換になるんじゃないか。』
 『いくらなんでも…。』、『さすがにもう…。』、『こんなバカな…。』
 『アナリストの某氏が7のつく年は株価が暴落すると言っていた。』
 『コリレーション(相関関係)が崩れると末期と言っていた…。』
 『不測の事態は起こりはしないか。なんか嫌な予感がする…。』
 などなど…、脳内会議は激論状態となるというワケなのじゃのう。」


『あははっ。確かに思い当たるフシはあるぜ…。
 例えば、ポンド円は週足のレジスタンスを上方ブレークしたけど、
 ブレグジットがどうのこうのと考えていたりしたら、
 高値つかみが気になってロング(買)が躊躇されたろうからな…。』


「ふむ…。上述のような脳内会議を経て出した執行の結論が、
 果たしてロジカルなテクニカル判断と言えるだろうか…。
 『不測の事態は起こりはしないか。なんか嫌な予感がする…。』
 などに至っては、これは根拠なきオカルト的な予想ではないか。」


『まぁな…。』


「ファンダメンタルズ的な『ブレグジットがどうのこうの』も、
 ファンドなどプロ筋は『百も承知で今は買い上げている』ワケで、
 現在の価格は『未然以外の全てを織り込んでいる』ゆえ、
 テクニカル的に『そしてここから』という事が大切なのじゃのう。」


『どうやらトレードでは脳内会議が負に働くことが多いようだな…。
 もしかするとプロスペクト理論も脳内会議ゆえかもしれないな。』


「トレードではロジカルなテクニカル判断こそ主導とすべきで、
 脳内会議や歪んだ自己フィルターの色眼鏡でチャートを観ていては
 トレード判断も歪むというワケなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『どうやら、トレード判断では思惑や予想をすることなく、
 ロジカルなテクニカル判断で臨んだ方が良いようだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その257


9日の北朝鮮建国記念日ではICBM発射などはありませんでしたが、
国連安保理決議が予定される11日などでは警戒が必要なようです。



●今週(9月11日から9月15日)の主な予定


<9月11日(月)>

朝8時50分に日機械受注(7月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(7月)、
夜9時半に加住宅着工件数(8月)、
などが予定されています。日機械受注には一応注目です。


<9月12日(火)>

午前10時半に豪NAB企業信頼感(8月)、
午後4時半に仏第2四半期非農業部門雇用者改定値、
午後5時半に英消費者物価指数(8月)、英生産者物価指数コア(8月)、
同午後5時半に英小売物価指数(8月)、
などが予定されています。英の指標には注目です。
そして、OPEC月報も発表予定です。


<9月13日(水)>

朝8時50分に日第3四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第3四半期大企業製造業景況判断BSI、
同朝8時50分に国内企業物価指数(8月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(8月)、独卸売物価指数(8月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(8月)、
午後5時半に英失業者数(8月)、英失業率(8月)、英ILO失業率(7月)、
午後6時に欧鉱工業生産(7月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米生産者物価指数(8月)、米生産者物価指数コア(8月)、
深夜3時に米月次財政収支(8月)、
などが予定されています。
独・英・欧・米の指標には注目です。
そして、ユンケル欧州委員長の所信表明も予定されています。


<9月14日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(8月)、豪失業率(8月)、
午前11時に中国鉱工業生産(8月)、中国小売売上高(8月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(7月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値
午後4時半にスイスSNB政策金利発表、
午後8時に英BOE政策金利発表、英BOE資産買取プログラム規模、
同午後8時に英MPC議事録要旨、
夜9時半に米消費者物価指数(8月)、米消費者物価指数コア(8月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(7月)、
などが予定されています。
豪・中国・スイス・英・米の指標には注目です。


<9月15日(金)>

朝7時半にNZ企業景況感(8月)、
午後6時に欧貿易収支(7月)、
夜9時半に米小売売上高(8月)、米小売売上高(除自動車 8月)、
同夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(9月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(8月)、米設備稼働率(8月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)、
同夜11時に米企業在庫(7月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月4日から9月8日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.61で始まり、軟調傾向で推移して、
91.31で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.054%に低下しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で47.48ドルに上昇しました。
NYダウは週間189.77ドル下落、21797.79ドルで週の取引を終える。



<9月4日(月)>

報道(3日)
「北朝鮮がこれまでで最大の核実験を行う。ICBM用水爆と発表。」
トランプ米大統領(3日)
「北朝鮮は重大な核実験を実施した。
 彼らの言動は米国に対してきわめて敵対的で危険なもの。
 北朝鮮は乱暴な国家で大きな脅威となっている。
 そして中国に対して恥をかかせるもの。
 対話路線は効果がないといったことを韓国は知りつつある。」
マティス米国防長官(3日)
「多くの軍事的な選択肢がある。我々及び同盟国である
 日本と韓国を攻撃から守る能力を有している。」
リスク回避の円買い。
日経平均は75.51円安で寄り付き183.22円安の19508.25で大引け。
韓国国防省(韓国国会への報告)
「北朝鮮で弾道ミサイル発射の兆候がある。」
聨合ニュース
「北朝鮮はICBM発射準備の可能性。」
中国人民銀行
「イニシャルコイン・オファリング(ICO)は違法。
 イニシャルコイン・オファリングを通じた資金調達を禁止。」
バルニエEU離脱交渉官
「交渉においてアイルランドの利益はEUの利益。
 EU離脱交渉にはより一層の作業が必要。」
独仏英の株式市場はマイナス圏で推移。
NYがレイバー・デーで休場。原油先物は47ドル台半ばで推移。
G7首脳
「北朝鮮の核実験は断じて容認できない挑発行為。」


<9月5日(火)>

日経平均は25.13円高で寄り付き122.44円安の19385.81で大引け。
麻生財務相
「北朝鮮は明らかに国際世論の意向と異なる。断固容認できない。
 更なる制裁が必要。圧力高めない限り進展はない。
 日本郵政株の売却については、引き続き情勢を見ていく。
 北朝鮮問題の株式市場への影響なども考慮する。」
報道
「北朝鮮が9日の建国記念日を前にICBMを発射可能地点へ移動。」
米10年債利回りは2.13%台へ低下。
豪RBA
「2%へ向け計画通り順調、持続的な加速を示す見込み。
 経済成長と金利の据え置き方針は合致。
 豪ドル高は生産や雇用の見通しに悪影響を与えている。
 金利の据え置きは長期的なCPI目標に合致している。」
プーチン露大統領
「外交が北朝鮮危機の解決の唯一の道。
 ロシアと北朝鮮の貿易は実質的にゼロ。
 北朝鮮の体制への制裁は効果なし。北朝鮮に安全保障上の保障を。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.14%台へ上昇。
ブレイナード理事
「インフレが軌道に乗るまで追加利上げには慎重に。
 基調インフレは現在より低い公算がある。
 バランスシートの変更に近づいている公算が高い。
 バランスシート縮小開始後はインフレ動向を注視。
 ハービー被害は第3四半期GDPPに影響するが、
 生産の回復は想定される。米経済は堅調、投資は上向き。
 レバレッジによるリスク形成は兆候はわずか。」
米NHC報道
「ハリケーンのイルマが最強のカテゴリー5に発達。」
原油先物は48ドル台で推移。
北朝鮮のジュネーブ国際機関代表部大使
「北朝鮮に圧力をかけようとして無謀な挑発行為や無益な試みに
 頼るのであれば、米国はさらに多くのプレゼントを受け取る。
 圧力や制裁は効果がない。どんな状況においても
 北朝鮮が核抑止力を交渉のテーブルに置くことはない。」
トランプ米大統領
「日本と韓国に米国からより一層の先端兵器の購入を認める。」
ミネアポリス連銀総裁
「失業率は低下したが、インフレは低い。
 利上げは経済に実質的な打撃与えた可能性も。
 米労働市場はスラックが依然として存在する模様。」
NY時間に米10年債利回りは2.06%台へ低下。
NYダウは234.25ドル安の21753.31で取引を終える。


<9月6日(水)>

日経平均は99.75円安で寄り付き27.84円安の19357.97で大引け。
米10年債利回りは一時2.05%台へ低下。
ダラス連銀総裁
「2017年の米経済成長率を2.25%と予想している。
 移民は米国の主要な貿易力の源泉。
 労働力の増加なくして、米経済の成長は困難なものとなる。
 金融政策のみで物価の安定と雇用の拡大の目的達成は困難。
 金利は相当期間低水準にとどまると投資家はみている。
 一部で思われているほど、現在の米金融政策は緩和的ではない。
 ハービー被害で3Qの成長に打撃、4Qに回復へ。
 FRBは早期にバランスシートの縮小に着手をするべき。
 同件のタイミングに関してはハリケーン・ハービー影響はない。
 ハービーを受けてのガソリン価格の上昇は一時的なものであるが、
 どの程度続くかは不明。」
米10年債利回りは2.07%台へ反発。
ドンブレット独連銀理事
「銀行は英EU離脱を受けた本拠地移転計画を確定すべき。
 本拠地移転でフランクフルトとダブリンが恩恵受ける。」
原油先物は49ドル台へ上昇。
加BOCが政策金利を0.75%から1.00%に利上げ。
加BOC声明
「未来の政策は事前に決定されていない。
 刺激策の解除が正当化される。
 カナダの成長は安定してきている。
 過剰な労働市場が賃金上昇を抑制。
 利上げに対する経済の反応を注意深く見ている。
 地政学リスクや交易条件の不透明さ、カナダドル高を注視。」
報道
「フィッシャーFRB副議長が10月中旬に辞任。
 FRB理事は定員7名のうち空席が4席に増え過半が空席に。」
ブルームバーグ (ECB関係者の話として)
「量的緩和QEに関して10月26日まで決定に至る公算は小さい。
 スタッフ見通しの草案では2018から2019年のインフレ見通しを
 小幅下方修正へ。来年のシナリオに関する文書を検証中。
 QEのパラメータについて検討。」
報道
「米下院がハリケーン・ハービー被害救済法案を可決。」
報道
「トランプ大統領と議会はハリケーン・ハービーの救済への
 短期の歳出と債務上限引き上げの抱き合わせで合意。
 期間は12月15日まで。」
米10年債利回りは2.10%台へ上昇。
米地区連銀報告
「経済活動は緩慢ないし緩やかに拡大。
 物価は緩やかに上昇。仕入れコスト全般に高い。
 仕入れの価格転嫁は限定的。住宅価格は上昇。
 賃金上昇圧力は限定的。賃金の伸び緩やか。
 住宅、商業不動産は若干上昇。
 製造業は緩やかに拡大。自動車はまちまち。
 自動車産業の減速長期化を懸念する報告があった。
 設備投資は増加。ハービーの影響を判断には時期尚早。
 様々な地域で人手不足。」
NYダウは54.33ドル高の21807.64で取引を終える。


<9月7日(木)>

報道(WSJ)
「トランプ大統領はコーン国家経済会議(NEC)委員長を
 次期FRB議長に指名しない見通し。」
トランプ大統領
「理想的には法人税率を15%に引き下げたい。
 ヘルスケア変更を断念していない。」
日経平均は75.47円高で寄り付き38.55円高の19396.52で大引け。
韓国の李洛淵首相
「北朝鮮が完全な核武装を行うまでに多くの時間が残されていない。
 懸念されている大陸間弾道弾(ICBM)の発射実験について、
 同国の建国記念日である9日に発射する可能性がある。」
米10年債利回りは2.09%あたりで推移。
ロシア極東発展相
「北朝鮮の閣僚に対して自制を求めた。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.08%台へ低下。
ECB
「上下限金利も据え置き、−0.4%と+0.25%。
 見通し悪化の場合、QEの規模と期間を拡大する。
 QEはインフレ過程が持続的となるまで継続。
 金利はQEの終了後もかなりの期間現行水準に留まる。
 QEは12月以降も必要に応じて継続。」
ドラギECB総裁
「600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
 QEは持続的なインフレ上昇が見られるまで継続。
 最近のユーロ相場のボラティリティーは不透明性の原因。
 極めて大規模な金融緩和が必要。秋に政策調整について決定する。
 政策調整の決定は2017年を越える期間となろう。
 成長、インフレ、為替が今回のテーマだった。
 インフレには幅広く不満の声。インフレについては忍耐が必要。
 為替相場は成長とインフレにとって重要。
 為替相場を政策決定の判断に組み入れる必要。
 QEについて様々なシナリオについて議論した。
 QEの期間や規模について議論。
 QEについての決定の大筋は10月に発表。
 システミックなバブルのリスクはみられず。
 現在は高い水準の不透明感は広がっていない。
 QEのアセットクラスの拡大については議論せず。
 QEについての発表日を約束することには消極的。」
ECBスタッフ予測
「2017年のインフレ見通しを1.5%に据え置き。
 2018年のインフレ見通しを1.3%から1.2%に引き下げ。
 2019年のインフレ見通しを1.6%から1.5%に引き下げ。
 2017年の成長見通しを1.9%から2.2%に引き上げ。
 2018年の成長見通しを1.8%に据え置き。
 2019年の成長見通しを1.7%に据え置き。」
ライアン下院議長
「法人税率は現実的には世界平均である22.5%程度ないしは、
 それを下回る水準になる。
 米下院歳入委員会の税制改革案の公表は間近に迫っている。
 税制改革法案の年内通過を目指している。」
米10年債利回りは2.04%台へ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が458万バレルの減少。
原油先物は49ドル台前半で推移。
クリーブブランド連銀総裁
「緩やかな利上げが必要。
 現在のインフレ鈍化については特殊要因との見解を維持。
 ただ、インフレが2%を下回る推移は幾分長引く可能性。
 年内の追加利上げに違和感はない。
 3月まで待つのは緩やかではない。
 ドットチャートは上向きに修正される可能性。
 イエレン議長を大いに支持。
 フィッシャー副議長を無くすのはFRBにとって損失。」
トランプ大統領
「北朝鮮への軍事行動は不可避ではない。」
報道
「米上院はハリケーン被害救済と債務上限・短期歳出法案を可決。」
ブルームバーグ (関係者の話)
「ホワイトハウスは次期FRB議長候補として
 少なくとも6人を検討している。」
NYダウは22.86ドル安の21784.78で取引を終える。


<9月8日(金)>

NY連銀総裁
「米景気拡大を支えるファンダメンタルズは全般に良好な状態続く。
 個人消費は引き続き上向き。
 労働市場の漸進的な一段の逼迫につながる可能性も、
 賃金の伸びが物価を支える。
 物価が長期目標の2%を下回り続けていることは驚きだが、
 今年に関しては携帯電話の急速な値下がりなどの一時的要因で
 一部説明可能。構造的な変化が一因となっている可能性も。
 インフレが連銀の判断を幾分下回っているが、
 金融緩和は徐々に解除し続けることが適切であると判断している。
 利上げは当面浅いものに。」
日経平均は98.56円安で寄り付き121.70円安の19274.82で大引け。
カンザスシティ連銀総裁
「政策金利の引き上げを継続する時期である。
 米国の実質金利は依然としてマイナスで推移しており、
 金融情勢は緩和的。
 今後米国が成長を維持するには、一段の作業が必要で、
 政策金利は、より正常な水準に変化するべきである。
 米国の労働市場は完全雇用状態。労働市場の需給に引き締め継続。
 米国のインフレ率は比較的緩やかで、賃金上昇率がインフレ率を
 上回っており、消費者にプラスの状況。 
 米国の投資は世界経済の力強い成長に支えられている。
 ハリケーンは米経済に短期的な影響を及ぼす。」
報道
「メキシコ南西部チアパス州の海岸近くでM8.2の地震が発生。
 メキシコ、エルサルバドル、グァテマラなどに津波の恐れ。」
米10年債利回りは一時2.01%台へ低下。ドル円が107円台へ下落。
フィンランド中銀総裁
「金融政策は引き続き緩和的である必要。
 為替相場はインフレに影響与える。
 再投資はQE終了のショックを緩和する。」
ロイター
「ECBは4パターンのQEシナリオについて検討中。
 期間について6ヶ月と9ヶ月の選択肢。
 QE規模については200億ユーロと400億ユーロへの減額を検討。」
独連銀総裁
「デフレリスクは、ほぼ完全に消え去った。
 ユーロ圏の景気回復は勢いと幅広さを増している。
 インフレ過程の不透明性は極めて大きい。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.07%台へ反発。
報道
「東北地方でM5.3の地震が発生。秋田県は震度5強。」
NY連銀総裁
「ハリケーン、短期的に経済に悪影響を及ぼす。
 ハリケーンが利上げ時期に影響する可能性。
 景気は幾分勢いづいている。
 景気トレンドが上向きにシフトしたかの判断は時期尚早。
 インフレは2%目標を下回っており、忍耐強くなれる。
 バランスシート縮小は比較的早期に始まる公算大。」
報道
「米下院が被害救済・債務上限・短期歳出法案可決に必要な票確保。」
報道
「OECDが算出している購買力平価からすると、
 ユーロはドルに対して11%程度割安。」
アトランタ連銀のGDPナウ第3四半期は年率換算で3.0%を予想。
原油先物10月限は47.48へ下落。米10年債利回りは2.054%。
NYダウは13.01ドル高の21797.79で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初4日に前日の北朝鮮の原爆実験を背景とするリ
スク回避に下窓を空けて109.52レベル(一般オープン前に一時109.20
レベル)で始まり、揉み合いながらも軟調傾向で推移して6日のオセア
ニア時間にかけて108円台半ばへ下落する展開になりました。その後
ロンドン時間序盤に108.45へ下落した後に切り返してNY時間後半に
かけて109.39へ反発しましたが、その後、再び軟調傾向で推移して、
8日のNY時間序盤にかけて年初来安値となる107.32へ下落する展開
になりました。その後、反発して107.83レベルで週の取引を終えまし
た。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初4日に小幅な上窓を空けて1.1884レベルで
始まり1.19を挟んで揉み合いながらも堅調傾向で推移した後に7日の
ロンドン時間から上伸してECB政策金利の発表とドラギECB総裁の会
見を迎えました。ドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場のボ
ラティリティーは不透明性の原因。」との発言などで一時1.1930へと
下押す場面もありましたが、「QEについて決定の大筋は10月に発表」
と発言したことを背景に再び上伸して、8日の東京時間後半にかけて
年初来高値となる1.2092へ上昇する展開になりました。その後、反落
して1.2035レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月11日から9月15日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは108.00の「00」ポイント
から8日のNY時間の戻り高値108.07を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は6日のロンドン時間の安値108.45、さらに上昇
した場合は7日のNY時間後半の戻り高値108.71、ここを上抜けた場
合は6日のNY時間後半の戻り高値109.39から6日のロンドン時間序
盤の戻り高値109.55、さらに上昇した場合は5日のオセアニア時間の
戻り高値109.83を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の107.32を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイント、さらに下落
した場合は2016年11月11日の終値106.65、ここを下抜けた場合は
2016年11月11日の安値106.03から106.00の「00」ポイント、さら
に下落した場合は2016年10月28日の高値105.53を巡る攻防が注目
されます。


今週のドル円相場は経済指標では、11日の日機械受注、13日の米生産
者物価指数と米月次財政収支、14日の中国鉱工業生産と中国小売売上
高と米消費者物価指数と米新規失業保険申請件数、15日の米小売売上
高とNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼
感指数速報、などが注目されます。


先週のドル円は、3日の北朝鮮の核実験強行を背景に下落して始まり、
米南部へのハリケーンの再来襲と米利上げ観測の後退などを背景に、
米10年債利回りが低下してドルが売られ、ドル円は軟調傾向で推移し
て年初来安値を更新して107円台に下落する相場展開になりました。

債務上限引問題については、ハリケーン・ハービーの救済への短期の
歳出との抱き合わせで12月中旬まで引き上げることで合意になりまし
たが、FRBのフィッシャー副議長が辞任表明したこともドル売り材料
となったようです。

7日にライアン米下院議長が「法人税率は現実的には世界平均である
22.5%程度ないしは、それを下回る水準になる。米下院歳入委員会の
税制改革案の公表は間近に迫っている。」と発言していて、米法人減税
への期待はありますが、引き続き北朝鮮問題とハリケーンが懸念材料
となりそうです。11日の国連安保理決議を巡る北朝鮮の動向が注目さ
れます。

経済指標では週後半14日の米消費者物価指数と15日の米小売売上高
が特に注目されますが、その結果によって動意づく可能性が高そうで
す。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは8日の年初来高値の
1.2092を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.2100の
「00」ポイント、さらに上昇した場合は2014年12月31日NY時間の
戻り高値1.2134、ここを上抜けた場合は2014年12月30日のロンド
ン時間から2014年12月31日のロンドン時間序盤にかけての揉み合い
下辺1.2150アラウンドのポイント、さらに上昇した場合は1.2200の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.2000の「000」ポイントを巡る攻防
が注目されます。ここを下抜けた場合は7日のドラギECB総裁の会見
での押し安値1.1930、さらに下落した場合1.1900の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は5日のロンドン時間の押し安値1.1868、さらに
下落した場合は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849を巡る攻防が注
目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、13日の独消費者物価指数改定
値と欧鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
13日の米生産者物価指数と米月次財政収支、14日の中国鉱工業生産と
中国小売売上高と米消費者物価指数と米新規失業保険申請件数、15日
の米小売売上高とNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産とミシガン大
学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、ドル売りも背景に堅調傾向で推移して、注目さ
れていた7日のドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場のボラ
ティリティーは不透明性の原因。」として、ユーロ高牽制とも受け取れ
る発言をしたことを背景に一時下押すも、「QEについて決定の大筋は
10月に発表する。」と発言したことで緩和縮小への期待を背景に年初来
高値となる1.2092へ上昇しましたが、終値では8月29日高値を下回
り1.203台前半で週の取引を終えました。

OECDが算出している購買力平価ではユーロはドルに対して11%程度
割安となっているとのことで上昇の余地はありますが、チャート的に
は2つのトップを形成した格好で、今後、8月29日の高値1.2070及
び先週8日の高値1.2092を明確に超えて行けるのかが注目されます。
一方、下げた場合は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849及び8月
31日の安値1.1823がネックに該当するとみられ攻防が注目されます。

今週のユーロに係わる経済指標はそれほど注目度は高くないようです
が、対ドル通貨ペアとして、週後半14日の米消費者物価指数と15日
の米小売売上高が注目されます。その結果によって動意づく可能性が
ありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その257 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は3日の北朝鮮の核実験でドル円が下窓を
 空けて始まり軟調に推移して107円台へ下落して年初安値を更新。
 そして、ユーロドルもドラギECB総裁の記者会見で「QEについて
 決定の大筋は10月に発表。」と発言したことでユーロが買われ、
 ユーロドルもドル売りと相まって年初来高値を更新して…、
 ドル売りがめちゃめちゃ優勢な一週間だったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 北朝鮮の核実験でのリスク回避とともに、米南部へのハリケーンの
 再来襲と米利上げ観測が後退したことや、フィッシャーFRB副議長
 が辞任表明もあって、米10年債利回りが一時2.01%台へ低下して、
 先週は強いドル売り動意の一週間じゃったのう…。」


『懸念されていた9日の北朝鮮の建国記念日では太陽フレアの懸念も
 あったかICBMの発射もなく、北朝鮮国内は祝賀ムードで
 日経新聞の見出しのように「沈黙の記念日」となったようだが…、
 このまま北朝鮮が何もしないという事はなさそうだよな…。』


「ふむ…。8日の米NBCニュースで『6回目の核実験をした北朝鮮に
 米国がサイバー攻撃を含めた外交・軍事措置を準備している。(中略)
 一方、中国はトランプ政権に対し、北朝鮮を先制攻撃した場合、
 北朝鮮を支援し中国企業への制裁についても報復すると警告した。』
 と報道していることもあり、このまま北朝鮮問題が終息することは
 ないのではなかろうか…。国連安保理決議が予定されている11日
 などでは北朝鮮の挑発行動に警戒が必要なのではあるまいかのう。」


『一旦、北朝鮮を巡るリスク回避は後退するかもしれないが、
 引き続き北朝鮮情勢には注目しておいた方がよさそうだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 先日に言っていた「トレードと脳内会議のお話」とやらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらおうと思っとるのじゃが、
 今日は、4日に中国人民銀行が中国共産党の党大会を10月に控え
 金融リスクの根絶と海外への資金流出防止のため、
 『ICOを通じた資金調達を禁止。』としたとのことで、
 鮮度があるうち時事ネタとしてICO考察をしてみようではないか。」


『4日の中国人民銀行の発表を受けて、ビットコインが9月2日の
 1ビットコイン55万円超の最高値から10万円近く下落したが…、
 ICOと言えば、企業が株式でのIPOのように、トークンと呼ばれる
 代用コイン(仮想通貨)を発行して資金を調達する、
 イニシャル・コイン・オファリングのことだよな…。』


「ふむ…。ICOは仮想通貨市場の拡大の一翼を担っていて、
 最近はリスク回避で金が買われるとともにリスク回避の一端として
 資金が仮想通貨市場に流れ、最近はICOも活況のようでのう…。」


『最近はICOの話題をよく聞くがICOはまだ法整備がなされていなく
 ICOの中には詐欺まがいのモノもあるようだけどな…。』


「ふむ…。ICOの中にはブロック・チェーンの体裁を整えただけで
 実態の怪しいものもあるようで、また、ICOは当然ながら上場前で、
 上場に至ることができなければビットコインに交換できなかったり
 あるいは、ドルや円などのいわゆる法定通貨に交換できなく、
 額面は高騰しても事実上の『おもちゃのお金』で終わるモノもあり
 IPO投資の選定にあたってはよく検討する必要があろうのう…。」


『ただ、仮想通貨市場ではいわゆる「億り人」も続出しているようで
 初期投資が数十倍になる例も珍しくはなく、魅力的ではあるよな。』


「ふむ…。本当に上場されるのか、ウォレットなどのツールや
 インフラが本当に整備されるのか、その仮想通貨の主体や母体は
 どこなのか、そこは信用できるのか、などが選別で重要となろうが
 仮想通貨市場では初期投資が数十倍になる例も決して珍しくはない
 ようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『仮想通貨市場は、ほんの1年ほど前は1兆円規模と言われていたが
 今は20兆円に迫る市場規模になったとも言われているからな…。』


「成長しきって成熟した市場での売買(トレード)であれば、
 『勝者の利得は敗者が支払う』ゼロサムとなることがあるが…、
 仮想通貨市場は成熟には程遠い、まだまだ膨張の過程にあり、
 『勝者の利得は新規参入者が支払っている』先行者利益が望める
 まだまだこれからの若き市場であるからのう…。」


『本当にそうなるのかは分からないけれど…、一説によれば、
 仮想通貨市場は1000兆円の市場規模になる可能性もあるようで
 「市場の拡大 = 先行者の利益」と、市場が膨張している間は
 先行者の利益も比例して膨張するだろうからな…。』


「その市場膨張の過程で、仮に例えば…、古参の仮想通貨が、
 市場規模50万が200万になっても4倍と凄い事じゃが…、
 ICOでは当初の市場規模の僅か1000が10万へと100倍になる
 可能性を秘めているという事なのじゃのう…。」


『まぁ、そのICOが無事に上場されるという事が重要な前提となる、
 だろうけれどもな…。上場されなければ絵空事の儚き夢だぜ…。』


「ふむ…。企業が株式でのIPOのように、トークンと呼ばれる
 代用コイン(仮想通貨)を発行して資金を調達するICOじゃが…、
 その一方で、通貨として、より本質的で本来的な価値である
 『モノやサービスが買える』という事に主眼を置いた
 単なる資金集めではない、仮想通貨もあるのじゃのう…。」


『へーっ。まぁ、上場さえしていれば、ビットコインに交換できたり
 あるいはドルや円などのいわゆる法定通貨に交換できるワケだけど
 通貨であれば、その本来的な価値はその通貨それ自体で
 「モノやサービスが買える」ということだろうからな…。』


「まぁ、購入を煽る事は目的ではないのでどこで買えるか言わないが
 HDAC(ヒュンダイ・ダック)もその1つとなろう…。
 https://youtu.be/x3LTjgSMy-8  (3分30秒ほどの解説動画)」


『ダブル・ブロック・チェーン技術や量子乱数技術を用いて
 セキュリティ強化をして、実際に世の中で使える仮想通貨を
 目指しているようだが…、ヒュンダイと言えば、
 韓国のあの有名企業のことかい? ジイさん。』


「ふむ。そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 デジタルで実際にモノが買えるという事は例えば大手家電量販店の
 『ポイント』でモノが買えることでイメージできると思うが…、
 これからはビットコイン以外にも実際に世の中でモノが買える
 仮想通貨が複数台頭してくることであろう…。」


『ビットコインが仮想通貨の王者なのは、おもちゃのお金ではなく
 実際にモノが買えるという事が大きな要素であろうからな…。』


「仮想通貨市場が膨張していると言っても、現在は一部の投機家が
 参入している過程や段階で、これからはファンド勢も参入してくる
 と思われるが、将来の最大の市場拡大要素は『一般の人達の参入』、
 つまり、普通の人達が世の中でモノやサービスを購入するために
 デビッドカードを使うように、仮想通貨を利用し始めて
 普及していくことではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『そうなる時代こそ仮想通貨市場の成熟期になるのかもしれないな。』


「ふむ…。そのようなワケで、ジイは仮想通貨の単なるICOではなく
 『実際に世の中でモノやサービスが買えるようになるのだろうか』
 という視点で仮想通貨を観て、ペイパル・日本ペイ・現代ペイなど
 決済システムを提供している会社と提携している(する)ことで
 『一般の人達の参入』により利用拡大する将来の可能性の有無で
 仮想通貨を選別して投資しているというワケなのじゃのう…。」


『短期的には上場が見込める限り単なる資金集めのICOに乗るのも
 良いかもしれないが、長期的視点ではモノが買えるようになるのか
 ということは、有力な仮想通貨投資の選別基準になりそうだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その256


3日の昼頃に北朝鮮の北東部で人工的な揺れが観測されて、
北朝鮮が6回目の核実験を行った可能性があるようです。



●今週(9月4日から9月8日)の主な予定


<9月4日(月)>

※ NYとカナダが休場。

午後5時半に英建設業PMI(8月)、
午後6時に欧生産者物価指数(7月)、
などが予定されています。
英・欧の指標には一応注目です。


<9月5日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(8月)、
午前10時半に豪第2四半期経常収支、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(8月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後2時45分にスイス第2四半期GDP、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(8月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(8月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(8月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(8月)、
午後5時半に英サービス業PMI(8月)、
午後6時に欧小売売上高(7月)、
夜11時に米製造業新規受注(7月)、
などが予定されています。
中国・豪・スイス・英・欧・米の指標には注目です。


<9月6日(水)>

午前10時半に豪第2四半期GDP、
午後3時に独製造業新規受注(7月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米貿易収支(7月)、
同夜9時半に加貿易収支(7月)、加第2四半期労働生産性指数、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(8月)、
同夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが注目されます。
豪・独・米・加の指標には注目です。


<9月7日(木)>

午前10時半に豪小売売上高(7月)、豪貿易収支(7月)、
午後2時に日景気先行指数速報(7月)、日景気一致指数速報(7月)、
午後3時に独鉱工業生産(7月)、
午後3時45分に仏貿易収支(7月)、仏経常収支(7月)、
午後6時に欧第2四半期GDP確定値、
午後8時45分に欧ECB政策金利発表、
夜9時半からドラギECB総裁の定例記者会見、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜9時半に米第2四半期単位労働コスト確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可件数(7月)、
夜11時に加Ivey購買部景況指数(8月)、
などが予定されています。
豪・独・欧・米の指標とドラギECB総裁の会見には注目です。
そして、NY連銀総裁の講演も予定されています。


<9月8日(金)>

朝7時45分にNZ第2四半期製造業売上高、
朝8時50分に日第2四半期GDP二次速報、
同朝8時50分に日第2四半期GDPデフレータ二次速報、
同朝8時50分に日国際貿易収支(7月)、日国際経常収支(7月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(7月)、
(時間未定) 中国貿易収支(8月)、
午後2時に日景気現状判断(8月)、日景気先行き判断(8月)、
午後2時45分にスイス失業率(8月)、
午後3時に独貿易収支(7月)、独経常収支(7月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(7月)、仏財政収支(7月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(7月)、英製造業生産指数(7月)、
同午後5時半に英貿易収支(7月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に加新規雇用者数(8月)、加失業率(8月)、
同夜9時半に加第2四半期設備稼働率、
夜11時に米卸売売上高(7月)、米卸売在庫(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(7月)、
などが予定されています。
日・中国・英・加の指標には注目です。


<9月9日(土)>

※ 北朝鮮建国記念日

午前10時半に中国消費者物価指数(8月)、中国生産者物価指数(8月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(8月28日から9月1日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.31で始まり、91.55へ下落した後に
93.30へ反発して92.82で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.166%に低下しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で47.29ドルに下落しました。
NYダウは週間173.89ドル上昇、21987.56ドルで週の取引を終える。



<8月28日(月)>

日経平均は49.62円高で寄り付き2.71円安の19449.90で大引け。
米10年債利回りは2.17%台で推移。
内閣府月例経済報告(8月)
「住宅建設は横ばいとなっている。公共投資は堅調に推移している。」
ロンドンはサマーバンクホリデーで休場。
NY時間に原油先物が46ドル台へ下落。
ホワイトハウスは
「トランプ大統領が30日に税制改革について演説する。」
米2年債の入札では最高落札利回り1.345%、応札倍率3.41倍。
米5年債の入札では最高落札利回り1.742%、応札倍率2.58倍。
トランプ大統領
「ハリケーン・ハービーへの対応は非常に良く行っている。
 9月2日にテキサスかルイジアナを訪問する可能性がある。
 議会とハービーへの対応を協議している。」
米10年債利回りは2.158%。
NYダウは5.27ドル安の21808.40で取引を終える。


<8月29日(火)>

報道
「北朝鮮がミサイルを発射して北海道の上空を通過。3つに分離。
 襟裳岬の東方約1180キロの太平洋上に落下。
 北海道や東北に国民保護に関する情報(Jアラート)が発表される。」
米10年債利回りは2.12%台へ低下。
ドル円が一時108円台前半へ下落。
日経平均は130.79円安で寄り付き87.35円安の19362.55で大引け。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.08%台へ低下。年初来の低水準。
ユンケル欧州委員長
「英国のEU離脱に関する方針文書には満足できず。
 離脱条件が決定されるまでは、英国との貿易交渉は行わない。」
メルケル独首相は
「ユーロ相場が貿易条件に影響するのは単純な事実。
 ユーロ相場について私が決めることではない、
 個人的にはドイツの貿易黒字がそれほど劇的なものとは思わない。」
マクロン仏大統領
「北朝鮮のミサイル実験は無責任な行為。」
トランプ米大統領
「北朝鮮への対処であらゆる選択肢を検討中。
 北朝鮮の脅迫的な行動は自身の孤立を深めるだけ。
 北朝鮮は国際社会で許容される行為を侮辱している。
 北朝鮮への対応策は後でわかるだろう。」
国連安保理
「北朝鮮問題で非公開の会議を開催する。」
米7年債の入札では最高落札利回り1.941%、応札倍率2.46倍。
米10年債利回りは2.128%。
原油先物は46ドル台半ばで推移。
米10年債利回りは一時2.14%台へ上昇。
NYダウは一時130ドル超下落も56.97ドル高の21865.37で終える。


<8月30日(水)>

朝鮮中央通信
「米韓合同軍事演習に対抗して中距離弾道ミサイル火星12を試射。
 近隣諸国への安全に影響はない。
 同ミサイルの試射は太平洋での作戦の第一歩であり、
 グアム封鎖の重大な準備行動である。
 北朝鮮は引き続き米国の行動を注視している。」
日経平均は118.43円高で寄り付き143.99円高の19506.54で大引け。
米10年債利回りは2.13%から2.14%台で推移。
ウィーラーNZ中銀総裁
「貿易財のインフレ率を押し上げ、よりバランスのとれた
 成長のために弱いNZドルが必要。」
メイ英首相
「EU離脱交渉で悪い取引ならば合意しないほうがベター。」
米ADP雇用統計は予想より強い23.7万人。
米第2四半期GDP改定値は予想より強い+3.0%。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が539.2万バレルの減少。
ルメ−ル仏財務相
「ユーロ高はフランスの競争力を強化する必要性を示している。
 政府は労働市場改革をしっかりと行う必要。」
トランプ米大統領(ツイッターにて)
「米国は25年間も北朝鮮と対話を続け、脅され金を払ってきた。
 対話は答えではない。」
トランプ米大統領
「GDPは3%よりずっと高い成長が可能。
 NAFTA再交渉の行方を注視している。
 法人税率を15%に引き下げたい。
 税制改革で議会はヘルスケア法案のような失望招いてはならない。」
原油先物は45.96ドル。
NYダウは27.06ドル高の21892.43で取引を終える。


<8月31日(木)>

報道
「メイ英首相は次回の総選挙後も首相を続投する意向。」
日経平均は84.78円高で寄り付き139.70円高の19646.24で大引け。
米10年債利回りは2.15%台へ上昇。
メイ英首相
「日本の対英投資は信任投票、トヨタ、日産、ソフトバンクが好例。
 EU離脱後にアジア市場へさらに積極的に関与。」
ルメール仏経済財政相
「ユーロ高は仏経済にとっての懸念材料。」
サンダース英政策委員
「インフレ抑制に緩やかな利上げが助けとなる。
 英GDPデータの上方修正の可能性がある。
 成長は年率2%あるいはそれ以上となる可能性。
 早期の利上げが今後の利上げペースを緩やかにさせる余地つくる。
 7月のインフレ鈍化は転換点とはならない。」
スイス中銀のメクラー理事
「世界経済のモメンタムは増してきている。
 スイスフランは極めて狭いバンド内で推移してきている。
 スイスフランをめぐる状況は非常に壊れやすいもの。
 減価が続くとの判断は早計。スイスのインフレは引き続き低水準。
 緩和的な金融政策が引き続き必要に。」
報道
「9月23日のNZ総選挙を控えた最新の世論調査で、
 野党の支持率が43%と与党の41%を上回る。」
ロイター通信 (関係筋の発言)
「来週のECB理事会を控えてユーロ高を警戒するメンバーが
 多くなってきている。
 QEについての新たな決定や、出口戦略に向けた動きが
 遅れる可能性がでてきている。」
朝鮮中央通信
「今後も太平洋を標的としたロケット発射演習を行う。」
バルニエEU首席交渉官
「英国の提案文書は単純に不可能なもの。
 EUの法的秩序を守ることが基本中の基本。」
デービス英担当相
「EUは莫大な金額を請求している。
 道徳的な責任は法的に割り切れるものだけにあらず。」
NY時間に米10年債利回りは2.12%台へ低下。
原油先物は47ドル台へ上昇。
アトランタ連銀のGDPナウ第3四半期予想は年率換算で3.3%。
ムニューシン米財務長官
「税制改革は中間層減税や簡素化を含む。
 目標は法人税の15%への引き下げ。税制の中立性について協議中。
 誰も米国を債務不履行に陥らせはしない。
 ドル安は米貿易にとって若干良い。長期的なドル高は信頼感示す。
 イエレン議長とは毎週、建設的な協議をしている。
 次のFRB議長については言及しない。
 債務上限期日を9月29日から多少動かすことは可能。」
報道
「CMEの12月利上げ確率が30%に低下。」
NYダウは55.67ドル高の21948.10で取引を終える。


<9月1日(金)>

ムニューシン米財務長官
「ハリケーン・ハービーで大きな被害を受けたテキサス州の復興で
 新たに支出が必要になることから、債務上限の引き上げに向け
 議会に残された時間は短くなる可能性がある。
 税制改革の詳細について9月中に公表する。
 税制改革法案の年内成立に向けて
 トランプ政権と議会は順調に前進している。」
日経平均は87.33円高で寄り付き45.23円高の19691.47で大引け。
米10年債利回りは2.12%から2.13%台で推移。
報道
「トランプ米大統領は連邦政府の債務上限引き上げを議会に求めるに
 あたって、メキシコ湾岸を襲っているハリケーン・ハービーの
 被害救済59億5000万ドルの要請を付加することを検討している。」
原油先物は46ドル台で推移。
ロイター
「ロシアのプーチン大統領は、米国と北朝鮮の対立が
 大規模な紛争に発展する恐れがあると警告。
 全ての関係国が前提条件なしに直接対話を行い
 問題を解決することが不可欠。挑発や圧力、
 敵意に満ちた攻撃的な発言はどこにもたどりつかない。」
コンスタンシオECB副総裁
「ユーロ圏の潜在的な成長力は強まってきている。
 ユーロ圏の回復は勢いを増してきている。
 回復はより広範かつしっかりとしている。
 ユーロ圏の改善に自己満足してはいけない。
 インフレを正常化する任務は引き続き困難。」
ノボトニー総裁
「ユーロ相場上昇に過剰に反応すべきでない。」
米非農業部門雇用者数は予想より弱い15.6万人。
米失業率は予想より弱い前月比4.4%。
米平均時給は予想より弱い前月比0.1%。
米10年債利回りは一時2.09%台へ低下。
報道 (関係筋)
「ECBは12月までQE縮小を準備できない可能性がある。」
ユーロ売り反応。
米ISM製造業景況指数は予想より強い58.8。
米10年債利回りは2.16%台へ上昇。
ISMのフィオール氏
「ハリケーンの影響は次回の報告で出る可能性。」
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しは2.17%に上方修正。
独10年債利回りは0.385%。
米10年債利回りは2.166%。原油先物10月限は47.29ドル。
NYダウは39.46ドル高の21987.56で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初8月28日に109.19レベルで始まり、揉み合い
を経た後に翌29日午前6時頃に北朝鮮の弾道ミサイル発射により反落
して、ロンドン時間にかけて週安値となる108.26へ下落する展開にな
りました。その後、揉み合いを経た後に切り返して、堅調傾向で推移
して、31日のロンドン時間にかけて週高値となる110.67へ上昇する
展開になりました。その後、反落して、ロンドンフィックスにかけて
一時110円台を割り込み110円を挟む揉み合いとなって、9月1日の
米雇用統計の発表を迎えました。米雇用統計は市場予想より弱い結果
となって109.56へ下落しましたが、その後に発表された米ISM製造業
景況指数が強い結果となったことも背景に一時110.47へ反発して揉み
合いとなって110.24レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初8月28日に1.1945レベルで始まり、揉み
合いながらも堅調傾向で推移して、翌29日のロンドン時間にかけて週
高値となる1.2070へ上昇する展開になりました。その後、反落して、
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、31日のNY時間序盤にかけて
週安値となる1.1823へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て1.19台前半へ反発した後に反落して1.19を挟む揉み合いになり、
9月1日の米雇用統計の発表を迎えました。米雇用統計は市場予想より
弱い結果となってドル売りに一時1.1979へ上昇しましたが、「ECBは
12月までQE縮小を準備できない可能性がある。」との報道に反落して
その後に発表された米ISM製造業景況指数が強い結果となったことも
背景に1.1849へ下押した後に揉み合いとなって1.1860レベルで週の
取引を終えました。




●今週(9月4日から9月8日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは9月1日の高値110.47を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の110.67、
さらに上昇した場合は8月16日の高値110.95から111.00の「00」
ポイント、ここを上抜けた場合は7月27日のロンドンフィックス過ぎ
の戻り高値111.71、さらに上昇した場合は112.00の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した倍は、まずは1日の米雇用統計後の安値110.56を巡る
攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は8月28日のNY時間序盤
の戻り高値109.41、さらに下落した場合は109.00の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は先週安値の108.26を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、5日の中国財新サービス業PMIと
米製造業新規受注、6日の米貿易収支と米ISM非製造業景況指数と米
地区連銀経済報告、7日の米新規失業保険申請件数、8日の日第2四半
期GDP二次速報と日国際貿易収支と中国貿易収支、などが注目されま
す。


先週のドル円は、29日の早朝に北朝鮮が北海道の襟裳岬を横断する弾
道ミサイルを発射したことでJアラートが発動して、リスク回避の動き
となり108.26へ下落しましたが、4月17日の安値108.13を割り込む
ことなく、その後は切り返して堅調傾向で推移して、31日のロンドン
時間にかけて、7月11日の高値と8月29日の安値の38.2%戻しとな
る110.64をわずかに上回る110.67へ上昇して、その後に一時110円
台を割り込み揉み合いとなって、米雇用統計の発表後に上下動となり
110円台前半で取引を終える展開になりました。

週の始値と終値では100Pips程の上昇となりましたが、7月11日の高
値と8月29日の安値の38.2%戻しで一旦上値を抑えられた格好になり
7月11日の高値からの4時間足レベルの下落波動ではまだ高値を切り
下げている状況のようです。

米雇用統計の8月分のNFPは季節調整の歪みがあるのか、今年も7年
連続で市場予想を下回る結果になりましたが、米雇用統計を経過した
今週は、週初4日は米国がレイバーデーで休日となるも、5日から再開
される米議会での9月末に期限を迎える米債務問題の動向が注目され
ます。

経済指標では6日の米貿易収支と米ISM非製造業景況指数と米地区連
銀経済報告などが注目されますが、朝鮮中央通信が3日、「北朝鮮の金
正恩朝鮮労働党委員長が、核兵器研究所が新たに製造した大陸間弾道
ミサイル(ICBM)に搭載する水爆を視察した。」と報じているとともに、
同じく3日に韓国の通信社が「北朝鮮の北東部で核実験の可能性があ
る人工的な揺れが観測された。」と報じていますので、週明けに北朝鮮
リスクが再び高まる可能性があり、引き続き北朝鮮問題が注目されま
す。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1900の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は9月1日のオ
セアニア時間の戻り高値1.1923から同日ロンドン時間の戻り高値の
1.1929、さらに上昇した場合は米雇用統計後の高値1.1979、ここを上
抜けた場合は1.2000の「000」ポイント、ここを上抜けた場合は先週
高値の1.2070を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1823を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1800の「00」ポイント、さらに下落
した場合は8月25日のロンドン時間の押し安値1.1773、ここを下抜け
た場合は8月23日の安値1.1740、さらに下落した場合は1.1700の
「00」ポイント、ここを下抜けた場合は8月17日の安値1.1662を巡
る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、4日の欧生産者
物価指数、5日の欧小売売上高、6日の独製造業新規受注、7日の独鉱
工業生産と欧第2四半期GDP確定値と欧ECB政策金利発表とドラギ
ECB総裁の定例記者会見、などが注目されますが、対ドル通貨ペアと
して、5日の中国財新サービス業PMIと米製造業新規受注、6日の米貿
易収支と米ISM非製造業景況指数と米地区連銀経済報告、7日の米新
規失業保険申請件数、8日の中国貿易収支、などが注目されます。


先週のユーロドルは、8月29日のロンドン時間にかけて1.2070へ上昇
しましたが、その後は失速して日足で長めの上ヒゲを示現して、31日
のNY時間序盤にかけて1.1823へ下落した後に反発して揉み合いとな
り、9月1日の弱い結果となった米雇用統計を受けたドル売りに一時
1.1979へ上昇するも、「ECBは12月までQE縮小を準備できない可能
性がある。」との報道に反落して、その後に発表された米ISM製造業景
況指数が強い結果となったことも背景に1.1860レベルで取引を終えました。

日足レベルでは今のところ上昇傾向のMA21にも下支えされ、安値は
切り上げていて、再度1.20台をトライする可能性がありそうですが、
29日の長めの上ヒゲの示現は気になる所でもあるようです。

今週のユーロに係わる注目の焦点は、なんといっても7日のECB政策
金利発表とドラギECB総裁の定例記者会見になります。9月1日に
関係筋とする「ECBは12月までQE縮小を準備できない可能性。」と
の報道でQE縮小への具体的な言及の期待は後退しているようですが、
ドラギECB総裁の定例記者会見で、来年開始とされる出口戦略の発表
への示唆、ユーロ高牽制の有無、ユーロ圏の景気及びインフレ見通し
などの次第で動意づく可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その256 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。今年で7年連続、米雇用統計の8月分のNFPは、
 市場予想を下回る結果になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 もしやすると、NFPには季節調整の歪みがあるのかもしれぬが…、
 『8月分のNFPが市場予想を下回る』という事は
 1つのアノマリーとなるのやもしれぬのう…。」


「そして、話は相前後するけれど…、29日の早朝に北朝鮮が
 北海道の襟裳岬上空を横断する弾道ミサイルを発射したことで
 『Jアラート』が初めて発動してドル円はリスク回避の円買いで
 108.26へと下落したが…、その後、31日のロンドン時間にかけて、
 7月11日の高値と8月29日の安値の38.2%戻しとなる110.64を
 わずかに上回る110.67へ上昇する展開になったよな…。』


「ふむ。ジイは29日の早朝はいつものようにTVモー・サテの
 ニュース番組を見ておったが、スマホの警告音が鳴り、
 TVがJアラートの警告画面に切り替わり驚いておった…。
 北朝鮮の弾道ミサイル発射でリスク回避の動きとはなるも、
 米国が静観の姿勢を示したことで、4月17日の安値108.13を
 割り込むことなく切り返して、31日には110円台後半へと
 上昇する相場展開になったのう…。」


『北朝鮮の弾道ミサイル発射によるリスク回避の動きは、
 これまで案外と短命でそれほど長く続かないことが多かったが…。』


「ふむ…。北朝鮮のミサイルは今年13回も発射されていることで
 『慣れっこ』になっているという事もあろうが…、
 3日には朝鮮中央通信が『北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、
 核兵器研究所が新たに製造した大陸間弾道ミサイル(ICBM)に
 搭載する水爆を視察した。」と報じているとともに、
 同じく3日に韓国の通信社が『北朝鮮の北東部で人工的な揺れが
 観測された。」と報じておるゆえ、週明けは再びリスク買いの動き
 となる可能性があり、注意が必要となるようじゃのう…。」


『もしかすると北朝鮮は6回目の核実験を行ったのかもしれないな。
 9月9日の北朝鮮の建国記念日にさらなる何かをやらかして
 米国の「堪忍袋の緒が切れる」事態にならなければよいが…。』


「ふむ…。北朝鮮の挑発に対して、これまではリスク回避の動きは
 中国やロシアが米国に自制を促していることもあって、
 確かに案外と短命でそれほど長く続かないことが多かったが…、
 『どうせ米国は何もできやしない。』とタカをくくるのは思い込みで
 3日の報道によれば、『北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は
 水爆の構成要素が100%国産化されたとして、今後、強力な核兵器を
 思い通りに製造できるようになったと述べた。』とのことで…、
 レッドラインを超えたならば『米国の堪忍袋の緒が切れる』事態も
 可能性として排除はできないのではなかろうかのう…。」


『米国による北朝鮮の軍事施設への攻撃やそれに対する北朝鮮の報復
 という有事も今後の展開次第では排除されないという事か…。』


「ふむ…。安易な予断はできず、また予想すべきことではないが…、
 そして、切に願うべきは『平和』ではあるが…、
 週明け4日のリスク回避の市場動向が注目されるとともに、
 今後の北朝鮮の動向と、米国の対応が注目されるのう…。」


『なんか、きな臭い感じがして気持ちが悪いぜ…。
 いつもなら、このあたりでテーマ別の話だけど、
 また、次回以降にしようじゃないか…。ジイさん。』


「ふむ…。前段のお話も長くなり過ぎておるゆえ、
 テーマ別のお話はまたの機会とさせてもらうとしよう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その255


先週末のNYクローズ後に北朝鮮が旗対嶺付近から日本海に向けて
短距離ミサイルを発射しました。週初の市場反応が注目されます。


●今週(8月28日から9月1日)の主な予定


<8月28日(月)>

※ロンドンはサマーバンクホリデーで休場。

午後5時に欧マネーサプライM3(7月)、
夜9時半に米卸売在庫(7月)、
などが予定されています。


<8月29日(火)>

朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(7月)、日失業率(7月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(9月)、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格(8月)、
午後3時45分に仏第2四半期GDP改定値、仏消費支出(7月)、
夜9時半に加鉱工業製品価格(7月)、加原料価格指数(7月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(6月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(8月)、
などが予定されています。
(日)・仏・米の指標には注目です。


<8月30日(水)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(7月)、
朝8時50分に日小売業販売額(7月)、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(7月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(8月)、
午後5時半に英消費者信用残高(7月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(8月)、欧経済信頼感(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時に独消費者物価指数速報(8月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(8月)、
夜9時半に米第2四半期GDP改定値、米第2四半期個人消費改定値、
同夜9時半に米第2四半期GDPデフレータ改定値、
同夜9時半に米第2四半期コアPCEデフレータ改定値、
同夜9時半に加第2四半期経常収支、
などが予定されています。
NZ・豪・独・米の指標に注目です。
そして、メイ英首相が来日予定です。


<8月31日(木)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感(8月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(7月)、
午前10時に中国製造業PMI(8月)、中国非製造業PMI(8月)、
同午前10時にANZ企業景況感(8月)、
午前10時半に豪第2四半期民間設備投資、
午後2時に日新設住宅着工戸数(7月)、
午後3時に独小売売上高指数(7月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(8月)、仏卸売物価指数(7月)、
午後4時55分に独失業者数(8月)、独失業率(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(8月)、欧失業率(7月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(8月)、
夜9時半に米個人消費支出(7月)、米個人所得(7月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(7月)、米新規失業保険申請件数
同夜9時半に加GDP(6月)、加第2四半期GDP、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(8月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(7月)、
などが予定されています。
日・中国・独・欧・米・加の指標には注目です。


<9月1日(金)>

朝8時50分に日第2四半期法人企業統計設備投資、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(8月)、
午後2時に日消費者態度指数(8月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(7月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(8月)、
同午後4時半にスイス製造業PMI(8月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(8月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(8月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(8月)、
午後5時半に英製造業PMI(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(8月)、米失業率(8月)、
同夜9時半に米平均時給(8月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(8月)、米建設支出(7月)、
同夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(8月)、
などが予定されています。
中国・英・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(8月21日から8月25日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.40で始まり、軟調傾向で推移して、
92.47で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.169%に低下しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で47.87ドルに下落しました。
NYダウは週間139.16ドル上昇、21813.67ドルで週の取引を終える。


<8月21日(月)>

日経平均は39.12円高で寄り付き77.28円安の19393.13で大引け。
米10年債利回りは2.20%あたりで推移。
中国商務省
「米国が国内法に基づいて貿易の調査を行うことは無責任。
 中国への批判は事実に基づいていない。
 中国は利益を守るためにあらゆる適切な措置講じる。」
朝鮮労働党機関紙・労働新聞
「米国の敵視政策と核の威嚇が続く限り、
 核武力強化の道から一寸たりとも退かない。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.18%台で推移。
独連銀月報
「2017年のドイツ経済成長は6月時点での予想を上回る可能性。
 夏の四半期は強い経済モメンタムを示している。
 輸出の伸びとともに鉱工業生産が堅調。
 ユーロ高が物価圧力を抑制している。
 今後数ヶ月でドイツのコアインフレは上昇する見込み。」
NY時間に原油先物が47ドル台へ下落。
ムニューシン米財務長官
「大統領のためにこの職務にあることを誇りに思う。
 債務上限引き上げで議会と協議する。
 9月中の債務上限引き上げを要請。
 中国の国債保有高を懸念すべきではない。
 ヘルスケア法案の行方は見通せない。
 関心は税制改革に移るだろう。減税は暫定より恒久がより良い。
 暫定的でもないよりは良い。」
米ナショナル・パブリック・ラジオ
「トランプ大統領は約4000人のアフガン派兵を命じる。」
NYダウは29.24ドル高の21703.75で取引を終える。


<8月22日(火)>

日経平均は20.02円安で寄り付き9.29円安の19383.84で大引け。
日経平均は1年4ヶ月ぶりに5日続落。
朝鮮中央通信
「米韓軍事演習が昨日始まったことに関して、
 北朝鮮が演習の間、何もせずに気楽に待っていると
 両国が考えているならば、彩までである。
 演習の継続は朝鮮半島での模擬戦争の環境を作り出しており、
 米国は北朝鮮による無慈悲な報復を避けられない。
 北朝鮮がいつでも報復を行う準備をしながら、
 米国の行動を注視していることを忘れるべきでない。」
米10年債利回りは2.19%あたりで推移。
米太平洋軍ハリス司令官
「米韓合同軍事演習に対する北朝鮮側からの警告について、
 北朝鮮のミサイルを破壊する能力に自信を持っている。」
ロンドン時間に米10年債利回りが2.21%台へ上昇。
コンスタンシオECB副総裁の講演テキスト
「不平等とマクロ経済政策についての内容で、
 具体的な金融政策・経済見通しには言及せず。」
ティラーソン米国務長官
「北朝鮮は幾らか自制している。北朝鮮と対話できることを望む。」
報道
「ボーイングが米空軍からICBMの更新受注。」
報道
「米財務省は北朝鮮の核兵器及び弾道ミサイル開発を支援したとして
 中国とロシアの個人および企業を対象に制裁を科した。
 6人の個人と10の企業・団体が制裁対象リストに加えれた。」
報道
「ホワイトハウスと共和党が税負担軽減の財源について合意。」
NY時間に米10年債利回りは2.21%台へ上昇。
NYダウは196.14ドル高の21899.89で取引を終える。


<8月23日(水)>

日経平均は163.21円高で寄り付き50.80円高の19434.64で大引け。
米10年債利回りは2.22%から2.21%あたりで推移。
ハリス米太平洋軍司令官
「金正恩委員長の挑発への外交的解決を望んでいるが、
 強力な軍事力に基づく強力な外交努力がカギだ。
 米国は同盟国を防護できる十分な準備態勢がとれている。」
ハイテン米戦略軍司令官
「北朝鮮の挑発抑制が可能な米戦略軍保有のすべての物資を
 朝鮮半島に注ぐ。ミサイル防御を含むあらゆる選択肢を考えてる。」
報道
「NZ政府が経済成長見通しなどを下方修正。」
トランプ米大統領
「北米自由貿易協定NAFTAをどこかのタイミングで離脱へ。」
ドラギECB総裁
「調査によるとQEとフォワードガイダンスは成功している。
 金融政策は新たな課題に対して常に準備すべき。」
ユーロ買い反応。
バイトマン独連銀総裁
「QEを2018年に延長する重大な必要性みあたらない。
 インフレはECBの目標に向けた過程にある。
 債券購入を突然停止することは無いとの合意がある。
 QEの影響のネガティブ面が広がるような変化を懸念。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が332.7万バレルの減少。
原油先物10月限は48ドル台。
トランプ大統領
「メキシコ国境の壁建設の予算獲得のためなら、
 米国を政府機関閉鎖の瀬戸際に追い込むことも辞さない。」
朝鮮中央通信
「英・豪に米国の火遊びに参加するなと警告する。」
ダラス連銀総裁
「テクノロジーの進展がインフレ抑制を支援。
 高債務は成長にとって阻害要因。
 年内に追加利上げをしたいとは言っていない。
 忍耐強く更なる情報を待ちたい。
 バランスシート縮小は近く始めるべき。」
エストニア中銀総裁
「これまでのユーロ高は大きな変化ではない。」
マコネル米上院院内総務
「デフォルト回避へトランプ大統領と協力。
 トランプ大統領と共有しているアジェンダを推進する決意。
 トランプ大統領とそのチームに定期的コンタクトを取っている。」
フィッチ
「米連邦債務上限が適時に引き上げられなければ、
 同国のAAA格付けを見直す可能性。」
米10年債利回りは2.16%台へ低下。
NYダウは87.80ドル安の21812.09で取引を終える。


<8月24日(木)>

日経平均は68.28円安で寄り付き80.87円安の19353.77で大引け。
米10年債利回りは2.17%から2.18%あたりで推移。
英CBI小売調査指数(8月)は−10に低下。
NY時間に米10年債利回りは2.19%台へ上昇。
原油先物10月限は47ドル台。
共和党のマコネル上院院内総務
「トランプ大統領らの貿易関連での表現を懸念。」
ダラス連銀総裁
「政府機関の閉鎖は注意して見守るべき事態。
 近く再投資停止に入るべき。
 今年行動しないとは言ってないが、辛抱するべき。
 今年の成長率は2%超になると確信。」
米5年物TIPSの入札では最高落札利回り0.117%、応札倍率2.41倍。
サンダース米報道官
「秋の最大の焦点は税制改革。
 大統領はNAFTAの協議を逐一把握している。」
NYダウは28.69ドル安の21783.40で取引を終える。


<8月25日(金)>

日経平均は47.35円高で寄り付き98.84円高の19452.61で大引け。
中国上海総合指数は1.83%高の3331.52で取引を終える。
米10年債利回りは2.19%あたりで推移。
クリーブランド連銀総裁
「民間設備投資は今年、明るい光が差している。
 労働市場は引き続き強い。株価についてそれほど心配していない。
 金融政策の正常化は正しい方向。緩やかな緩和解除が支持される。」
ダラス連銀総裁(ブルームバーグTV)
「完全雇用の達成に前進している。現在は明らかに緩和的。
 市場や不動産の調整は健全なものに。
 インフレ圧力の勢いはゆるやか。
 バランスシート縮小開始をすみやかにすべき。
 FF金利については忍耐強くできる余裕がある。」
イエレンFRB議長
「金融規制の変更は穏やかであるべき。
 行き過ぎた楽観論のリスクは遅かれ早かれ返ってくる。
 危機後に導入された改革に対する批判は認識している。
 改革で安全性が高まったという指摘もある。
 一部の改革が流動性に影響を及ぼしている可能性はある。
 ボルカールール、保管的なレバレッジ比率の直し排除せず
 ボルカールールは一部シンプルにすることに利点がある可能性。
 FRBの二大責務については著しい成果。
 近年、大手の金融機関は改革を進めた。 (金融政策への言及なし)」
NY時間に米10年債利回りは2.16%台へ低下。
ドラギECB総裁 
「世界経済の回復はしっかりしている。
 金融政策は過剰な反動を押さえるべき。
 欧州の景気回復は米国よりも初期段階。
 取引の開示性は危機に瀕している。
 保護主義への回帰はシリアスなリスク。
 緩い規制は金融政策緩和時に不均衡もたらす。
 インフレ目標にはまだ達していない、対応がまだ必要。
 量的緩和は非常によく作用している。
 インフレは自己で持続するようにはなっていない。
 ユーロ圏の景気回復は前進している。」
黒田日銀総裁
「非常に緩和的な金融政策続ける必要。
 FRBとECBを注視も、日本は日本の立場。
 国債市場のタイト化で日銀買入の影響は強まる。
 企業や労組にはデフレマインドが以前として見られる。
 物価上昇率目標にはまだ距離。」
NYダウは30.27ドル高の21813.67で取引を終える。

北朝鮮が中国を批判
「ずうたいの大きい周辺諸国の行動が情勢を一層緊張させている。
 アメリカの機嫌をとって追従する勢力も
 アメリカの悲惨な運命を他人事と考えてはならない。」
報道
「北朝鮮は26日午前6時49分頃、東部の江原道の旗対嶺付近から
 日本海に向けて短距離ミサイル数発を発射した。」



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初21日に109.38レベルで始まり、揉み合いなが
らも軟調傾向で推移してロンドンフィックスに週安値となる108.63へ
下落しましたが、その後、切り返して、23日の東京時間序盤にかけて
109.82へ上昇する展開になりました。その後、反落して、24日のオセ
アニア時間にかけて108.85へ下落しましたが、その後、東京時間から
切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して25日のNY時間序
盤にかけて週高値となる109.84へ上昇する展開になりました。その後
ジャクソンホールでのイエレン議長の講演を背景に反落して109.11へ
下落した後に109.37レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初21日に1.1758レベルで始まり、揉み合い
を経てロンドン時間に週安値となる1.1731へ下落しましたが、その後
NY時間後半にかけて1.1828へ上昇する展開になりました。その後、
22日のロンドン時間にかけて1.17台半ばへ反落して揉み合いになりま
したが、その後、23日のロンドン時間に1.1740へ下落した後に反発し
て1.18を挟み揉み合う展開になりました。その後、25日のNY時間か
らドル売りを背景に上伸して、ジャクソンホールでのドラギECB総裁
の講演を背景とするユーロ買いも背景に堅調に推移して、週高値とな
る1.1941へ上昇して1.1925レベルで週の取引を終えました。




●今週(8月28日から9月1日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは18日の高値109.59を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は23日の高値109.82か
ら先週高値でもある25日の高値109.84、さらに上昇した場合110.00
の「000」ポイント、ここを上抜けた場合は17日ロンドン時間の戻り
高値110.36、さらに上昇した場合は16日の高値110.95から111.00の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは24日の安値108.85を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は先週安値の108.63から18日の安値
108.60、さらに下落した場合は4月17日の安値108.13、ここを下抜け
た場合は108.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は昨年11月
15日の安値107.77を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、29日の日失業率と米ケースシラー
住宅価格指数と米消費者信頼感指数、30日の米ADP雇用統計と米第2
四半期GDP改定値と米第2四半期個人消費改定値と米第2四半期コア
PCEデフレータ改定値、31日の日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと
中国非製造業PMIと米個人消費支出と米個人所得と米コアPCEデフレ
ータと米新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気指数と米中古
住宅販売成約、9月1日の中国財新製造業PMIと米非農業部門雇用者
数と米失業率と米平均時給と米ISM製造業景況指数とミシガン大学消
費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、108円台後半から109円台後半を範囲とする上下動
の相場展開になり、週末のジャクソンホールでのイエレンFRB議長の
講演後に週初の価格とほぼ同レベルの109.37で取引を終えて、週足で
は上下にヒゲのある十字線となりました。

さて、ジャクソンホールのイベントを経過した今週ですが、先週末の
NYクローズ後に北朝鮮が米韓の軍事演習に対抗する意図もあったか、
旗対嶺付近から日本海に向けて短距離ミサイル3発を発射して武力示
威の挑発行動をしたことで、週初の動向がまずは注目されます。

この北朝鮮の短距離ミサイル発射に対して米国は「状況を監視する」
として慎重姿勢を示していることから大きな値動きにならない可能性
はありますが、過去に原爆実験が行われたことがある北朝鮮の建国記
念日を9月9日に迎えることで、この日が近づくにつれて北朝鮮リス
クが再び高まる可能性があり、引き続き北朝鮮問題が注目されます。

また、トランプ大統領が人種差別の元保安官を恩赦したことで、米世
論の動向が注目されますとともに、フィッチが「米連邦債務上限が適
時に引き上げられなければ、同国のAAA格付けを見直す可能性。」と
発表していることもあり、10月2日にデフォルトの危機を迎えること
になる「米連邦債務上限問題」の動向も注目されます。

そして今週は、米ADP雇用統計、米第2四半期GDP改定値、米コア
PCEデフレータ、米雇用統計、米ISM製造業景況指数など、米重要経
済指標が目白押しで、その結果と市場反応が注目されます。これらの
次第によってはボラタイルな相場展開となる可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは2015年1月5日の
高値1.1976、ここを上抜けた場合1.2000の「000」ポイント、さらに
上昇した場合は1.2100の「00」ポイントから2015年1月2日の高値
1.2104を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は25日のNY時間後半の押し安値
1.1864、さらに下落した場合は25日のロンドン時間の戻り高値1.1828
ここを下抜けた場合は1.1800の「00」ポイント、さらに下落した場合
25日のロンドン時間の押し安値1.1773、ここを下抜けた場合は23日
の安値1.1740を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、29日の仏第2四半期GDP改
定値、30日の独消費者物価指数速報、31日の独小売売上高指数と独失
業者数と独失業率と欧消費者物価指数速報と欧失業率、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、29日の米ケースシラー住宅価格指
数と米消費者信頼感指数、30日の米ADP雇用統計と米第2四半期
GDP改定値と米第2四半期個人消費改定値と米第2四半期コアPCE
デフレータ改定値、31日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと
米個人消費支出と米個人所得と米コアPCEデフレータと米新規失業保
険申請件数とシカゴ購買部協会景気指数と米中古住宅販売成約、9月
1日の中国財新製造業PMIと米非農業部門雇用者数と米失業率と米平
均時給と米ISM製造業景況指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報
などが注目されます。


先週のユーロドルは、週初から週後半にかけて1.17台前半から1.18台
前半を範囲とするレンジ相場となりましたが、週末のジャクソンホー
ルでのイエレンFRB議長の講演を契機とするドル売りと、ドラギECB
総裁の講演を契機とするユーロ買いを背景に、1.19台前半へと上昇す
る相場展開になりました。

さて今週は、いよいよ1.19台へと上昇したユーロドルが1.19台を維持
できるかかが注目されますが、経済指標では31日の欧消費者物価指数
速報と、対ドル通貨ペアとして、米雇用統計など米重要指標が注目の
焦点になりそうです。これらの次第によってはボラタイルな相場展開
となる可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その255 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週、注目のジャクソンホールのイエレンFRB
 議長の講演では金融政策への言及はなかったものの、ドル売り反応
 となり、そして、ドラギECB総裁の講演では「ユーロ圏の景気回復
 は前進している。」として、ユーロ買い反応となったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そして、週末のNYクローズ後に北朝鮮が旗対嶺付近から日本海に
 向けて短距離ミサイルを発射して武力示威の挑発行動をした事で、
 週初の市場動向が注目されるのう…。」


『先週末の北朝鮮の短距離ミサイルの発射は、今週初に
 かなりリスク回避の動きとなるのかねぇ…。ジイさん。』


「まぁ、米国がこの北朝鮮の短距離ミサイル発射に対して
 『状況を監視する』として慎重姿勢を示していることから
 週初、それほど大きな値動きにならない可能性はあろうが…、
 過去に原爆実験が行われたことがある北朝鮮の建国記念日を
 来週の9月9日に迎えることで、この日が近づくにつれて
 北朝鮮リスクが再び高まる可能性はあろうのう…。」


『引き続き北朝鮮問題は注目しておいた方がよさそうだな…。
 ジャクソンホールのイベントを終えた今週だけど、
 どんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。安易な予断は出来ぬが…、今週は米ADP雇用統計、
 米第2四半期GDP改定値、米コアPCEデフレータ、米雇用統計、
 そして米ISM製造業景況指数と、米重要経済指標が目白押しゆえ、
 次第によってはボラタイルな展開となる可能性はありそうじゃ…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。今日は『トレードと脳内会議のお話』でも
 させてもらおうと思っとったのじゃが…、
 溜口殿のお顔を拝見していると、また気が変わってのう。
 『時間の価値のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『あははっ。よく気の変わるジイさんだな…。まぁ、よろしい。
 「時間の価値」とやらのお話を聞いてやろうじゃないか…。』


「よく、『時は金なり』とか『Time is money』とか言われておるが…、
 時間にはとても貴重かつ重要な価値があるのじゃのう…。
 人の寿命はそれぞれではあるが、戦国時代では人生五十年と言われ
 現在、長寿社会とはなるも、およそ人生八十年余、約30,000日の
 それぞれの日々は、愛おしくかけがえのないものなのじゃのう…。」


『まぁ、ジイさん。あんたのように年寄りなら尚更だろうよ…。』


「以前、ドラマのテーマにもなったと思うが…、
 100億円を所有する余命間もない老人と、現在、所持金もない若者と
 入れ替わることが出来たとすると、どちらを選択するであろうか。
 所持金や資産はなくとも、夢と希望にあふれる若者になりたい、
 戻りたい、と思うのはジイのような老人だけではあるまい…。」


『まぁ、そうかもしれないよな…。』


「このように時間とは、かけがえのない価値のあるもので、
 トレードでも時間は重要なものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「日々、トレードに明け暮れるのも1つの人生の選択やも知れぬが…、
 家族や友人との団らんの時間もかけがえのない大切な時間であり、
 のんびりスイングでチャートに張り付きにならないトレードも
 1つの選択肢になるであろうし、また、値動きの全てを追いかけて
 寝る暇も惜しんでフルタイムのトレードすることなど目指さずに、
 値動きのほんの一部だけを切り取るように短期トレードをするのも
 これもまた1つの選択肢になるのではなかろうか…。
 たとえもしも、取り逃しがあったとしても、その分、家族や友人と
 有意義に時を過ごせたなら、これはこれで良いのではあるまいか。」


『まぁな…。トレードする事が人生の全てではないのだからな…。
 オレ様も最近はそう思うようになったぜ…。ジイさん。』


「時間を味方につけてトレンドに乗る『のんびりスイング』とともに
 『スワップ狙いトレード』も、時間を味方につけるという意味では
 決してバカにできぬ有力な戦略になるものなのじゃのう…。」


『リーマン危機以前はスワップ狙いのトレードもよく行われていたが
 今でもスワップ狙いのトレードは有効なのかい? ジイさん。』


「ふむ…。取引している証券会社によってはないところもあるが…、
 『TRY/JPY』はスワップ狙いの有力な通貨ペアとなろう…。」


『それって、トルコリラ/円、だよな…。ジイさん。』


「政変や、何がしかの危機における巻き戻しの動きには注意が要るが
 また、取引している証券会社によってスワップ金利は異なるが…、
 ある証券会社の場合では、運用資金300万円、レバレッジ5倍で
 TRY/JPY(トルコリラ/円)を1年間運用するとスワップ運用益は
 なんと約160万円にもなる計算となるのじゃのう…。
 つまり、為替変動リスクはあるも、スワップ金利だけで見れば、
 何もせずに保有し続けているだけで年利50%以上というワケじゃ。
 バカにできないばかりか、下手に日々のトレードをするよりも、
 あるいは下手に銀行の勧めで投資ファンドを利用するよりも、
 よほど良い場合もあるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、為替変動リスクを考慮しないという前提ではあろうけれども
 年利50%以上ものスワップ金利を得れるということは凄いよなな。
 もしも、運用資金1000万円でレバレッジ5倍での運用なら
 買って保有しているだけで年500万円以上の利益となるんだから。
 そして、年利50%もの複利運用なら、税を考慮しても10年ほどで
 1000万円は1億円になるということになるんじゃないかな…。』


「あははっ。まぁ、トルコの政変がない、政策金利が今のまま、
 そして、何がしかの危機がないという前提の皮算用とはなろうが、
 計算上ではそうなるのかもしれないのう…。溜口剛太郎殿。」


『こうしてみると、為替変動リスクを考慮しない皮算用ながら
 スワップ狙いのトレードも決してバカにできないようだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その254


トランプ米大統領の白人至上主義を巡る発言で助言組織が解散となり
軍幹部も異例の批判をするなど政権内にも波紋が広がっていますね。


●今週(8月21日から8月25日)の主な予定


<8月21日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(8月)、
午後1時半に日全産業活動指数(6月)、
夜9時半に加卸売売上高(6月)、
などが予定されています。
そして、OPECとOPEC非加盟の主要産油国の
合同専門委員会の会合が予定されています。


<8月22日(火)>

午後3時にスイス貿易収支(7月)、
午後5時半に英財政収支(7月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(8月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(8月)、
夜9時半に加小売売上高(6月)、加小売売上高(除自動車 6月)、
夜10時に米住宅価格指数(6月)、米第2四半期住宅価格指数、
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(8月)、
などが予定されています。
独・欧・加・米の指標には注目です。


<8月23日(水)>

午後4時に仏製造業PMI速報(8月)、仏サービス業PMI速報(8月)、
午後4時からドラギECB総裁の発言、
午後4時半に独製造業PMI速報(8月)、独サービス業PMI速報(8月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(8月)、欧サービス業PMI速報(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に欧消費者信頼感速報(8月)、
同夜11時に米新築住宅販売件数(7月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<8月24日(木)>

朝7時45分にNZ貿易収支(7月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(6月)、日景気一致指数改定値(6月)
午後3時45分に仏企業景況感指数(8月)、
午後4時15分にスイス第2四半期鉱工業生産、
午後5時半に英第2四半期GDP改定値、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売件数(7月)、
などが予定されています。
NZ・英・米の指標には注目です。


<8月25日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(7月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(7月)、
午後3時に独第2四半期GDP確報、独輸入物価指数(7月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(8月)、
午後5時に独IFO景況感指数(8月)、
夜9時半に米耐久財受注(7月)、米耐久財受注(除輸送用機器 7月)、
夜11時からイエレンFRB議長のジャクソンホールでの公演、
深夜4時からドラギECB総裁のジャクソンホールでの公演、
などが予定されています。
日・独・米の指標とジャクソンホールの講演には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(8月14日から8月18日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.99で始まり、94.05へ上昇した後に
反落して93.36で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.197%になりました。
NY原油先物(WTI)9月限は週の終値で48.51ドルになりました。
NYダウは週間183.81ドル下落、21674.51ドルで週の取引を終える。


<8月14日(月)>

日第3四半期実質GDPは予想より強い年率+4.0%。6期連続プラス。
日経平均は184.16円安で寄り付き192.64円安の19537.10で大引け。
米10年債利回りは2.20%台から2.22%台で推移。
独10年債利回りは0.38%台から0.42%台で推移。
報道
「豪州のジョイス副首相にニュージーランドとの二重国籍問題。
 連邦議員の二重国籍は違憲とされており、
 同副首相は議員辞職を迫られる恐れがある。」
中国商務省
「北朝鮮からの鉄鉱石、石炭、海産物などの輸入を15日から停止。」
菅官房長官
「市場に何かあれば対応できる態勢を常にとっている。」
マティス国防長官
「軍事オプションはあくまで外交努力が失敗したときの選択肢。
 北朝鮮が攻撃を行えば直ちに戦争へエスカレートする恐れがある。」
NY時間に原油先物が47ドル台へ下落。
NY連銀総裁
「バランスシートに関して9月行動との見方は不合理ではない。
 経済が予想通り展開すれば年内もう一度の利上げ支持。
 資産価格は経済情勢に沿った動き。
 次期FRB議長候補としてコーンNEC委員長は妥当な人材。
 FRBの緩和解除は”非常に非常に”緩やか。」
ドル買い反応。米10年債利回りは2.22%台。
報道
「トランプ大統領は、通商法301条に基づき、
 中国による知的財産権侵害の実態を調査するよう、
 通商代表部に指示する大統領令に署名。」
NYダウは135.39ドル高の21993.71で取引を終える。


<8月15日(火)>

朝鮮中央通信
「北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は14日、戦略軍司令部を視察し、
 米領グアム島沖へのミサイル発射計画について報告を受けた。
 金委員長は米国の行動をもう少し見守ると述べ、
 米国がわれわれの自制心を試し、朝鮮半島周辺で危険な行動を
 続ければ、重大な決断を下すと警告した。」
日経平均は152.28円高で寄り付き216.21円高の19753.31で大引け。
米10年債利回りは2.25%台へ上昇。
豪RBA議事録
「直近の統計は、4-6月にGDPが加速したことを示唆している。
 住宅部門や家計のバランスシートには注意深い監視が必要となる。
 豪ドルの更なる上昇は経済成長や物価の上昇を鈍化させる。
 政策金利の現状水準での据え置きは、
 経済成長・インフレ目標に整合的なもの。
 今年の第2四半期からGDPは上向きとなる。
 2018年、2019年は約3%の経済成長を見込んでいる。」
安倍首相 (トランプ米大統領と北朝鮮問題に関する電話会談)
「北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが重要との認識で一致。
 北朝鮮は緊張状態をかつてなく高めている。
 トランプ大統領とは北朝鮮情勢について意見交換行った。
 北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが重要との認識で一致。」
米小売売上高(7月)は予想より強い前月比+0.6%。
米10年債利回りが一時2.28%台へ上昇。ドル買い反応。
報道
「トランプ大統領は、道路や橋などインフラ建設の
 承認プロセス簡素化を目的とした大統領令に署名する計画。
 大型プロジェクトに関して、一つの連邦機関による決定で
 承認できる制度を確立し、認可までの目標期間を2年に設定。」
ティラーソン米国務長官
「米国は北朝鮮との対話に引き続き関心があるが、
 対話に至るかどうかは金委員長次第だ。」
原油先物は47ドル台で推移。
NYダウは5.28ドル高の21998.99で取引を終える。


<8月16日(水)>

日経平均は2.76円安で寄り付き24.03円安の19729.28で大引け。
米10年債利回りは2.26%台から2.27%台で推移。
エストニア中銀総裁
「ユーロ域内全体の賃金圧力にはバラツキが大きい
 現在の経済活動は非常に低水準の金利を前提に
 回復していること理解すべき。」
関係筋 (CNBC報道)
「ドラギECB総裁はジャクソンホールで新たな施策示さず。」
ロンドン時間に米10年債利回りが2.28%台へ上昇。
アトランタ連銀GDPナウ第3四半期は年率換算で3.8%に上方修正。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が894.5万バレルの減少。
トランプ大統領
「製造業諮問委と戦略・政策フォーラムを解散する。」
ペンス副大統領
「北朝鮮に関しては全ての選択肢がテーブルの上にある。
 南米各国に北朝鮮との関係を断つよう要請。」
グテレス国連事務総長
「朝鮮半島の緊張は数十年ぶりの高水準。
 朝鮮半島の問題は政治的解決を。」
FOMC議事録
「大半が今後数年インフレが加速すると予想。
 大半がインフレ鈍化は特異な要因と予想。
 2%を下回るインフレは予想以上に長引くと予想。
 一部はインフレの下振れリスクを指摘。」
米10年債利回りが2.22%台へ低下。ドル売り反応。
原油先物は46ドル台へ下落。
NYダウは25.88ドル高の22024.87で取引を終える。


<8月17日(木)>

クリーブランド連銀総裁
「最近のインフレ鈍化を理由に利上げを遅らせるべきではない。
 インフレ率が2%目標に戻るまで待つべきではない。
 バランスシートは縮小を開始する必要。
 年内の利上げ見通しに関するリスクは均衡。
 経済は賃金上昇の軌道に引き続きある。
 トランプ政権の政治的不確実性は自身の見通しに影響与えてない。」
日経平均は21.53円安で寄り付き26.65円安の19702.63で大引け。
米10年債利回りは2.23%あたりで推移。
ECB議事録要旨
「ユーロ相場の行き過ぎリスクに警戒感。
 資産購入は引き続き主要な手段。
 どちらのスタンスもとれるような政策余地が必要。
 緩和の度合いはすべての方策により決められる。
 ユーロ相場上昇の一部はユーロ圏ファンダメンタルス変化を反映。
 インフレ上昇の決定的な証拠は不足している。」
報道
「コーン国家経済会議(NEC)委員長に辞任の噂があるが
 コーン氏は政権に留まる意向。」
ダラス連銀総裁
「米労働市場にはスラックが残っている。
 近い将来のバランスシート縮小を歓迎。
 追加利上げ前にインフレ状況の進展を望む。
 追加利上げについて私は忍耐強い。
 10年債利回りは成長期待が弱いことを示唆。
 ドルは過去数年、非常に堅調に推移してきた。
 全ての条件が同じだとするとドル安は支援材料。」
河野外相
「東アジアの海上警備能力向上に5億ドルを拠出へ。」
ミネアポリス連銀総裁
「バランスシート縮小の開始に債務上限引き上げ問題の行方を考慮。
 3%成長を成し遂げるのは非常に困難。
 トランプ大統領が減税ではなく税制改革を追求することを切望。
 利上げに緊急性はない。」
報道
「スペインのバルセロナでテロ発生。14人死亡。100人以上が怪我」
トランプ大統領
「計画していたインフラ整備に関する諮問委員会の設置を断念する。」
米10年債利回りは2.18%台へ低下。VIX指数が15.55へ上昇。
NYダウは274.14ドル安の21750.73で取引を終える。


<8月18日(金)>

FRB
「イエレン議長が25日にワイオミング州のジャクソンホールで
 開催のFRBシンポジウムで『金融の安定のテーマ』で講演する。
 日本時間25日の午後11時の予定。」
日経平均は231.36円安で寄り付き232.22円安の19470.41で大引け。
米10年債利回りは2.19%あたりで推移。
原油先物は47ドル台前半で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.18%台へ低下。
CMEフェドウォッチ
「年内の利上げ確率39.6%、据え置き58%、利下げ確率2.4%。」
報道
「ドラギECB総裁のジャクソンホールでの講演は
 現地時間25日午後1時から(日本時間26日午前4時)。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.16%台へ低下。
ダラス連銀総裁
「2017年の米GDPは2%をやや上回る水準見込む。
 米個人消費の力強さは米経済を支えている。
 米家計は消費余力がかなりある。
 GDPが更に拡大するためには労働人口の増加が必要。
 移民の開放は競争力を高める。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領はバノン主席戦略官・上級顧問の解任を決定。」
アイカーン氏
「トランプ大統領の特別顧問を辞任する。」
NY原油先物9月限は48.51ドル。米10年債利回りは2.197%。
NYダウは76.22ドル安の21674.51で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初14日に109.17レベルで始まり堅調傾向で推移
して15日の米小売売上高の発表後に110.84へ上昇する展開になりま
した。その後、一時109円台半ばを割り込みましたが、再び反発して
16日のNY時間序盤に週高値となる110.95へ上昇する展開になりまし
た。その後、揉み合いを経た後に17日の東京時間前半にかけて109.66
へ反落して、その後、ロンドン時間前半に110.36へ反発しましたが、
その後、再び反落して軟調傾向で推移して、18日のNY時間前序盤に
かけて週安値となる108.60へ下落する展開になりました。その後、
ロンドンフィックス過ぎに109.60へ反発して、109.17レベルで週の取
引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初14日に1.1822レベルで始まりロンドン時
間時間序盤に週高値となる1.1838へ上昇した後に軟調傾向で推移して
15日のNY時間序盤にかけて1.1687へ下落する展開になりました。
その後、1.17台半ばへ反発して揉み合いとなった後に16日のNY時間
序盤にかけて1.1681へ下落しましたが、その後、17日の東京時間前半
にかけて1.1790へ反発する展開になりました。その後、再び反落して
ロンドン時間に週安値となる1.1662へ下落する展開になりました。
その後、切り返して、1.17台で揉み合いながらも堅調傾向で推移して
1.1759レベルで週の取引を終えました。




●今週(8月21日から25日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは18日NY時間後半の戻り
高値109.60を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は110.00
の「000」ポイント、さらに上昇した場合は17日ロンドン時間の戻り
高値110.36、さらに上昇した場合は先週高値の110.95から111.00の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは109.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は11日の安値108.75から先週安
値の108.60、さらに下落した場合は4月17日の安値108.13、ここを
下抜けた場合は108.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は昨年
11月15日の安値107.77、ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、22日の米リッチモ
ンド連銀製造業指数、23日の米新築住宅販売件数、24日の米新規失業
保険申請件数と米中古住宅販売件数、25日の日全国消費者物価指数と
米耐久財受注とイエレンFRB議長のジャクソンホールでの公演、など
が注目されます。


先週のドル円は、米領グアム島沖への北朝鮮の4発のミサイル発射計
画が14日の「米国の行動をもう少し見守る。」との金委員長の発言で
見送りになったことを背景にリスク回避が後退して、111円に迫るあた
りまで戻しましたが、週後半はトランプ米大統領の白人至上主義を巡
る発言で製造業諮問委と戦略・政策フォーラムなど助言組織が解散と
なり、そしてインフラ整備に関する諮問委員会の設置も見送られるこ
とになり、また軍幹部も白人至上主義に異例の批判をするなど米政権
が動揺したことを受けて108円台へと下落して、その後、週末に政権
瓦解回避のために窮余のバノン主席戦略官・上級顧問の解任で、一旦
109円台に戻す、下へ「行って来い」の相場展開になりました。


15日の北朝鮮の祖国解放記念日での米領グアム島沖への4発のミサイ
ル発射計画は、一旦、回避されましたが、過去に原爆実験が行われた
ことがある北朝鮮の建国記念日を9月9日に迎えることで、引き続き
北朝鮮問題が注目されます。そして、亀裂深まるトランプ政権の動向
も注目されますとともに、政権の求心力回復のための北朝鮮有事も排
除されないようで将来的なテールリスクにも留意しておきたいもので
す。また、CMEフェドウォッチで「年内の利上げ確率39.6%、据え置
き58%、利下げ確率2.4%。」となってきていることも注目されます。

さて今週は、25日の夜11時からのイエレンFRB議長のジャクソンホ
ールの「金融の安定のテーマ」での講演が注目の焦点になりますが、
金融政策への示唆があった場合は動意づく可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日の高値1.1790
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1800の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は先週高値の1.1838から11日の高値の
1.1845、ここを上抜けた場合は1.1900の「00」ポイントから2日の高
値1.1909、さらに上昇した場合は2015年1月第2雌雄の高値1.1976
を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は先週安値の1.1662、さらに下落
した場合は7月26日の安値1.1612、ここを下抜けた場合は1.1600の
「00」ポイント、さらに下落した場合は7月18日のロンドン時間の
戻り高値1.1583、ここを下抜けた場合は7月20日のNY時間序盤の押
し安値1.1541巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、22日の独・欧
ZEW景況感調査、23日の仏・独・欧の製造業PMI速報およびサービ
ス業PMI速報とドラギECB総裁の発言と欧消費者信頼感速報、25日
の独第2四半期GDP確報と独IFO景況感指数とドラギECB総裁のジ
ャクソンポールでの公演、などが注目されますが、対ドル通貨ペアと
して、22日の米リッチモンド連銀製造業指数、23日の米新築住宅販売
件数、24日の米新規失業保険申請件数と米中古住宅販売件数、25日の
米耐久財受注とイエレンFRB議長のジャクソンポールでの公演、など
が注目されます。


先週のユーロドルは、16日の関係筋とする「ドラギECB総裁はジャク
ソンホールで新たな施策示さず。」とのCNBC報道も背景にやや軟調傾
向で推移して、17日のECB議事録要旨で「ユーロ相場の行き過ぎリス
クに警戒感。資産購入は引き続き主要な手段。(中略) 緩和の度合いは
すべての方策により決められる。ユーロ相場上昇の一部はユーロ圏の
ファンダメンタルス変化を反映。インフレ上昇の決定的な証拠は不足
している。」との発表を受けて一時1.1662へ下落しましたが、その後
1.17台半ばへ戻す相場展開になりました。


さて今週は、日本時間26日の早朝4時からのドラギECB総裁のジャ
クソンポールでの公演が一応注目の焦点になりますが、関係筋からは
「新たな施策示さず。」とも伝えられていて、緩和縮小への期待はやや
後退傾向にあるようです。また、23日の午後4時からもドラギECB総
裁の発言が予定されていて注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
25日の夜11時からのイエレンFRB議長のジャクソンホールでの講演
が注目されます。米金融政策への示唆があった場合は動意づく可能性
がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その254 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。お盆休みも「あっ」という間だったけど…、
 この時期も市場ではいろいろな出来事があったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 8月上旬は北朝鮮リスクが高まってリスク回避の動きとなり、
 8月中旬には米領グアム島沖への北朝鮮の4発のミサイル発射計画で
 米国の制裁軍事行動への懸念に緊張がさらに高まったが…、
 14日の「米国の行動をもう少し見守る。」との金委員長の発言で
 グアム島沖へのミサイル発射計画が見送りになったことを背景に
 リスク回避の動きが一旦後退するも、今度は、トランプ米大統領の
 白人至上主義を巡る発言で製造業諮問委と戦略政策フォーラムなど
 米政府の助言組織が解散となり、トランプ政権の亀裂が深まり
 動揺する事態になったのう…。」


『北朝鮮リスクはこのまま収まるのかねぇ…。ジイさん。』


「主要各国の経済制裁はそれなりにこたえているとは思われるが…、
 金委員長の祖父の代から行ってきたミサイル発射実験など
 これで北朝鮮の挑発行動が完全に収まるとは思えぬがのう…。
 過去に原爆実験が行われたことがある北朝鮮の建国記念日を
 来月の9月9日に迎えることで、その日が近づくにつれて
 再び緊張が高まる可能性もあるのではなかろうか…。」


『そういえば…、8月上旬に北朝鮮のICBMミサイルに関して、
 ロシア流出のエンジンを北朝鮮が闇市場で調達した可能性を
 ウクライナが示唆したことが話題となっていたが…、
 北朝鮮が闇市場に通じているということは、北朝鮮が核弾頭を
 搭載したミサイルを完成させた場合、外貨獲得のために
 それを闇市場でISなど過激派組織にに売る、なんていう
 恐怖のシナリオの可能性もあるかもしれないよな…。』


「北朝鮮のICBMの開発や核弾頭の開発は自国宣揚と防御と、
 米国と対等に対話をするのが主目的であろうから…、
 さすがに、そのような事態にまでは至らないと思われるが…、
 経済制裁にあがなうためにその可能性はゼロではない、
 のかもしぬのう…。そうならないことを願うばかりじゃ…。』


『北朝鮮の建国記念日の9月9日に北朝鮮がICBMの発射など、
 挑発行動を実行した場合、有事となる可能性もあるのかねぇ…。』


「もしも、北朝鮮が警告を無視して挑発行動をした場合は…、
 トランプ米大統領の白人至上主義を巡る発言で政権の亀裂が
 深まっていることもあり、それを契機に求心力回復のためにも
 北朝鮮への制裁行動の可能性も排除されないのやもしれぬが…、
 そうならないことを切に願いたいものじゃ…。」


『トランプ大統領は先週末に窮余の策として主席戦略官・上級顧問の
 バノン氏を政権瓦解回避のために解任するなど、
 政権はかなり深刻な状況に陥っているようだからなぁ…。』


「ところで…、溜口殿はお盆はどのようにしておられたのかね?」


『お盆は墓参りなどに行ったが…、8月上旬はトレードしててさぁ、
 北朝鮮リスクに乗ってドル円を売っていたんだけど…、
 北朝鮮がグアム島沖への4発のミサイル発射計画を発表した時は
 「しめた」と思って、利が乗るのにワクワクしていたが…、
 自分の利益のために戦争さえも歓迎している自分自身に呆れて、
 「俺ってサイコパスじゃないか」と自責の念にかられたぜ…。』


「あははっ。トレーダーならありがちな事ではあるが…、まぁ、
 良心の呵責に心を痛めたのであれば、サイコパスではなかろう…。」


『結局、北朝鮮リスクは後退して売りポジションは踏み上げられて、
 利を減じてトレードを終えたが、自分自身に「ざまーみろ」って
 感じだったぜ…。ところでジイさんの盆休みはどうだったんだい。』


「カナダから息子が一時帰国したことで家族で温泉に行ったが…、
 習慣で早朝5時前には自然と目が覚めて、家族が寝ている中、
 ボリュームを小さくしてTV番組のモーニング・サテライトを
 見入っている自分自身に気付いて呆れておった…。」


『あははっ。オレ様も他人(ひと)のことは言えないけど、
 ジイさんもかなり筋金入りの「相場バカ」だな…。
 休むも相場で、家族との団らんも大切な事じゃないかよ。』


「あははっ。言いおったのう。溜口剛太郎殿。」


『今日はお盆期間の話に花が咲いてしまったが…、
 また来週からテーマ別の相場談義をしようじゃないか。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その253


トランプ米大統領がニュージャージー州に自身が所有するゴルフ場で
20日まで17日間もの夏休みに入ったことが話題となっていますね。


●今週(8月7日から8月11日)の主な予定


<8月7日(月)>

※ カナダが市民の日で休場。

午後2時に日景気先行指数速報(6月)、日景気一致指数速報(6月)、
午後3時に独鉱工業生産(6月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(6月)、
などが予定されています。
独・スイスの指標には注目です。
そして、OPEC加盟国・非加盟国専門会合も予定されています。


<8月8日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(7月)、
朝8時50分に日国際貿易収支(6月)、日国際経常収支(6月)、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(7月)、
(時間未定) 中国貿易収支(7月)、
午後2時に日景気現状判断DI(7月)、景気先行き判断DI(7月)、
午後2時45分にスイス失業率(7月)、
午後3時に独貿易収支(6月)、独経常収支(6月)、
午後3時45分に仏貿易収支(6月)、独経常収支(6月)、
同午後3時45分に仏財政収支(6月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(7月)、
などが予定されています。
日・中国の貿易収支には注目です。


<8月9日(水)>

午前10時半に中国消費者物価指数(7月)、中国生産者物価指数(7月)、
同午前10時半に豪住宅ローン件数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜9時半に米第2四半期単位労働コスト速報、
同夜10時半に加住宅建設許可件数(6月)、
夜11時に米卸売売上高(6月)、米卸売在庫(6月)、
などが予定されています。中国の指標には注目です。


<8月10日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時01分に英RICS住宅価格(7月)、
朝8時50分に日機械受注(6月)、日国内企業物価指数(7月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(6月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(6月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(6月)、英製造業生産指数(6月)、
同午後5時半に英貿易収支(6月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米生産者物価指数(7月)、米生産者物価指数コア(7月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(6月)、
深夜3時に米月次財政収支(7月)、
などが予定されています。
NZ・日・英・米の指標には注目です。
そして、NY連銀総裁の記者会見と
OPEC月報の発表も予定されてます。


<8月11日(金)>

※ 東京が山の日で休場。

朝7時半にNZ企業景況感(7月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(7月)、
同午後3時に独生産者物価指数改定値(7月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(7月)、
同午後3時45分に仏第2四半期非農業部門雇用者速報、
夜9時半に米消費者物価指数(7月)、米消費者物価指数コア(7月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月31日から8月4日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.22で始まり、92.41へ下落した後に
週末の米雇用統計後に反発して93.37で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.262%に低下しました。
NY原油先物(WTI)9月限は週レベルで49.58ドルへ下落しました。
NYダウは週間262.5ドル上昇、22092.81ドルで週の取引を終える。


<7月31日(月)>

日経平均は26.39円安で寄り付き34.66円安の19925.18で大引け。
韓国・国防省
「北朝鮮が更なるミサイル・核実験を実施する可能性がある。」
日銀
「8月の国債買い入れ予定は今月から変更なし。
 8月末の国庫短期証券買い入れ残高は25兆〜27兆円程度に。」
報道(政治メディアのポリティコ)
「トランプ政権は中国に対する経済的対応を協議。
 早ければ今週中にも最終決定が出るが、
 選択肢には貿易制限や経済制裁が含まれる。」
フィッシャーFRB副議長
「自然利子率の低下は潜在成長率が下落していることを
 大きく示唆している可能性がある。
 近年の低インフレ、低金利は現在の自然利子率が
 非常に低い水準にあることを示している可能性があり、
 高齢化社会や貯蓄率の上昇、脆弱な投資が密接に絡み合って
 米国や他国の自然利子率を押し下げている要因となっている。」
ロンドンフィックスにかけて欧州通貨が上昇。
トランプ大統領の側近
「米減税法案の下院通過は10月、上院は11月の見通し。
 債務上限の引き上げは9月か10月に完了する。」
ニューヨーク・タイムズ紙
「トランプ大統領、スカラムッチ氏を広報部長の職から解任。」
原油先物が50ドル台へ上昇。米10年債利回りは2.29%台で推移。
NYダウは60ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。
NASDAQは0.42%安で取引を終える。


<8月1日(火)>

日経平均は18.10円安で寄り付き60.61円高の19985.79で大引け。
豪RBA声明
「政策金利を据え置き+1.50%。
 政策金利の据え置きは持続可能な経済成長と合致する。
 豪ドル高は生産や雇用の見通しに重石。直近の物価は鈍化してる。
 金利の据え置きは長期の物価目標に合致
 豪ドル高により経済成長や物価上昇は見通しより鈍化する可能性。
 豪経済の概ねの見通しに変化はない。」
報道
「仮想通貨のビットコインがビットコイン・キャッシャに分裂。」
米自動車販売(7月)
「GM −15.0%(予想 −8.0%)、フォード −7.4%(予想 −5.5%)、
 クライスラー −10.5%(予想 −6.1%)
 トヨタ +3.6%(予想 −3.8%)、日産 −3.2%(予想 −3.3%)、
 ホンダ −1.2%(予想 −3.6%)、」
原油先物は一時48ドル台へ反落。
NY時間に米10年債利回りが2.32%台へ上昇の後に2.25%台へ低下。
独10年債利回りは0.50%台を割り込む。
ティラーソン米国務長官
「北朝鮮とはどこかの時点で対話をしたい。
 中国を非難してはいない。しかし、
 経済的影響力を使用することを望んでいる。
 米国は北朝鮮の政権交代を求めてはいない。」
NYダウは72ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<8月2日(水)>

日経平均は71.28円高で寄り付き94.25円高の20080.04で大引け。
米10年債利回りは2.26%台で推移。
布野日銀委員
「為替市場は110円程度を維持すると予想する。
 円安による物価の押上げを想定していない。
 原油による物価の押上げは期待していない。
 金融政策、毎回の決定会合で変更がありうる。
 必要であれば都度修正する。
 物価の2%安定維持まで緩和的な環境は維持。」
ムーディーズ
「英銀行システムの見通しをネガティブからステーブルに引き上げ。」
報道
「米上院本会議で、クリストファー・レイ氏の
 FBI長官就任を賛成92、反対5で承認。」
米空軍
「西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地で、
 大陸間弾道ミサイルICBMの発射実験を行った。」
米ADP雇用統計は17.8万人も前回値が19.1万人に上方修正。
NY時間序盤に米10年債利回り2.28%台へ上昇後に一時2.24%台へ。
米財務省
「債務上限引き上げで迅速な行動を議会に促す。
 来週の中長期債入札、合計620億ドル。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が152.7万バレルの減少。
原油先物が一時48ドル台へ反落。
セントルイス連銀総裁
「近い時期の追加行動は支持しない。軟調なインフレ統計を懸念。
 指標は回復する可能性はあるが、今はそれを確認する必要。」
報道
「米大統領がロシア、イラン、北朝鮮に対する制裁強化法案に署名。」
クリーブランド連銀総裁
「雇用者の増加は現行のペースから若干減速の可能性。
 インフレ抑制を考慮し、自然失業率の推計値引き下げ。
 直近のインフレ鈍化は一部特殊要因。
 労働市場やGDPの成長、そして期待がインフレを押し上げる。
 インフレ鈍化に市場は過剰反応すべきではない。」
トランプ大統領
「ロシア、イラン、北朝鮮に対する制裁法案には重大な欠陥がある。
 大統領権限の侵害や、同盟国との協力に悪影響が及ぶ恐れ。
 米企業に意図せぬ悪影響が出る可能性。」
サンフランシスコ連銀総裁
「この秋のバランスシート縮小開始を支持。
 バランスシートを妥当な規模に戻すのには約4年かかる。
 FRBにとって重要なのは目的と目標を明確にすること。
 バランスシート縮小開始は市場では既に織り込み済み。
 長期金利この先数年上昇を予想。短期金利は2.5%付近が新常態。」
報道
「米国株式公開企業のWhiteFoxベンチャーズは、
 Fintech研究所がサポートする暗号通貨と基軸通貨を取り扱う、
 アメリカ大陸で公開予定のフルライセンスの次世代銀行smartBANK
 のサービスの一部を発表。」
NYダウは52ドル高の22016ドルで取引を終える。史上最高値更新。


<8月3日(木)>

米10年債利回りは2.27%から2.26%台で推移。
サンフランシスコ連銀総裁
「年内にもう1回、18年に3回の利上げ適切。
 9月がバランスシート縮小開始の適切な時期。
 ドル安はインフレ予想のうえで大きな要因ではない。」
ボストン連銀総裁
「より高い賃金が近く実現する局面に接近している。
 市場は9月のバランスシート縮小開始を適切に予想。」
日経平均は14.04円安で寄り付き50.78円安の20029.26で大引け。
報道
「第3次安倍改造内閣が発足。」
ECB経済報告
「相当な規模の刺激策が依然必要。
 基調インフレは中期的に緩やかに上昇。
 所得に関するデータは堅調、広範に成長が進展。」
英BOE
「政策金利据え置きは6対2で決定。
 資産買入枠の据え置き、全員一致。
 成長見通しと賃金上昇率見通しを引き下げ。」
英BOEインフレ報告
「2017年成長見通しは1.7%(前回1.9%)
 2018年成長見通しは1.6%(前回1.7%)
 2019年成長見通しは1.8%(前回1.8%)
 2017年インフレ見通しは2.7%(前回2.6%)
 2018年インフレ見通しは2.6%(前回2.6%)
 2019年インフレ見通しは2.2%(前回2.2%)
 2018年賃金見通しは3.0%(前回3.5%)。
 向こう3年間にやや大きめに政策金利を引き上げる可能性も。」
英10年債利回りが1.17%台へ低下。ポンド売り反応。
カーニー英BOE総裁
「ポンド下落が実質所得を削減させた。
 弱い消費支出が成長のマイナス材料。
 投資は英国民投票以降弱まっている。
 目先の経済成長は引き続き低迷。
 投資や貿易の回復で経済成長は加速するだろう。
 経済の供給能力は緩やかに上昇。
 今後3年間で幾分かの引き締めが必要に。
 EU離脱の不透明感が重石となる面も。
 将来の利上げ時期についてはコメントせず。
 英国の潜在成長率は1.75%を下回る。
 消費者信用は経済を牽引するものとはなっていない。」
米ISM非製造業景況指数(7月)は予想より弱い53.9。
報道
「ロシア疑惑を捜査しているモラー特別検察官が大陪審を召集。」
米10年債利回りが2.21%台へ低下。
NYダウは8日続伸して9ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。
NASDAQは0.35%安。S&Pは0.22%安。


<8月4日(金)>

日経平均は79.47円安で寄り付き76.93円安の19952.33で大引け。
米10年債利回りは2.22%から2.23%台で推移。
米非農業部門雇用者数(7月)は予想より強い20.9万人、
米失業率(7月)は予想とおりの4.3%、
米平均時給(7月)は予想とおりの前月比+0.3%。
米10年債利回りが一時2.29%台へ上昇。ドル買い反応。
コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「秋にも包括的な税制改革法案を提出したい。
 恒久的に税制改革をする必要。我々は大型減税案で作業している。
 経済成長が歳入減を補うであろう。今年の最優先政策は税制改革。
 現在35%の米法人税率を少なくともOECD加盟国の平均である
 約23%に引き下げる必要がある。」
ミネアポリス連銀総裁
「(米雇用統計について) これまでと同じ。新しい事は何もない。」
米10年債利回りは2.262%。原油先物は49.58ドル。
NYダウは66ドル高の22092.81ドルで取引終える。史上最高値更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初7月31日に110.66レベルで始まり、揉み合い
ながらも軟調傾向で推移して8月1日のNY時間前半に109.92へ下落
しましたが、その後、切り返して、2日NY時間序盤にかけて110.98
へ反発する展開になりました。その後、ロンドンフィックスにかけて
110.28へ反落した後に3日のオセアニア時間にかけて110.83へ反発し
ましたが、その後、再び反落して、4日のオセアニア時間にかけて週安
値となる109.84へ下落する展開になりました。その後、揉み合いなが
らも切り返して、米雇用統計の発表後に急伸して週高値となる111.05
へ上昇した後に反落して110.68レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初7月31日に1.1748レベルで始まり、NY時
間序盤にかけて週安値となる1.1723へ下落しましたが、その後、切り
返して8月1日のオセアニア時間にかけて1.1845へ上昇する展開にな
りました。その後、一時1.18台を割り込みましたが、揉み合いながら
も堅調傾向で推移して、2日のNY時間後半に週高値となる1.1909へ
上昇する展開になりました。その後、反落して1.18台で揉み合いにな
りましたが、米雇用統計の発表後に1.1730へ急落した後に反発して、
1.1772で週の取引を終えました。




●今週(8月7日から11日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは2日の高値110.98から
先週高値でもある4日の米雇用統計後の高値11.05を巡る攻防が注目
されます。ここを上抜けた場合は7月27日のロンドンフィックス過ぎ
の戻り高値111.71、さらに上昇した場合112.00の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合は7月26日深夜FOMC発表直後の高値112.19を
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは3日のロンドンフィックスの押し安値
110.28を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は110.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は1日の安値109.92から4日の
安値109.84、ここを下抜けた場合は6月15日の安値109.27から6月
7日安値の109.11、さらに下落した場合109.00の「00」ポイントを巡
る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、8日の日国際貿易収支と中国貿易収
支、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、10日の日機械
受注と米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数と米月次財政収支
11日の米消費者物価指数、などが注目されます。


先週のドル円は週末の米雇用統計のNFPが市場予想より強かった事で
夏季休暇入りのショートカバーもあったか、週間では下へ「行って来
い」相場となりました。日足レベルでは高値を切り下げるも安値は切
り上がる三角保ち合いの状況となっています。

例年、この時期は実需筋のオーダーなどで円が買われやすい傾向があ
りますが、一方、来月9月からのFRBの資産圧縮開始の観測もあり、
グリーンスパン元FRB議長が「どんな尺度で見ても米長期金利は低す
ぎる。持続不可能。」と発言しているように、世界的な低金利を背景に
米国債に向かっていた資金の巻き戻しによる米長期金利の急騰を警戒
する向きがあるとともに、秋からの米減税期待もあることで、円買い
観測とドル巻き戻し観測が綱引きとなる可能性がありそうです。

日足レベルの三角保ち合いが上下どちらに抜けていくか、今後の動き
が注目されますが、現在は予断は出来なく、チャートの動きに従って
トレードしていきたいものです。今週の経済指標では11日の米消費者
物価指数が特に注目されますが、その結果の次第で動意づく可能性が
高そうです。また、「ロシア疑惑を捜査しているモラー特別検察官が
大陪審を召集」したことで、今後のロシア疑惑捜査の進展も注目され
ます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1日の安値1.1785か
ら1.1800の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合は2日のロンドン時間の高値1.1868、さらに上昇した場合は
3日の高値1.1893から先週高値の1.1909を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは4日の米雇用統計後の安値1.1730から
先週安値でもある7月31日安値1.1723を巡る攻防が注目されます。
ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落した場合
7月27日安値1.1650、ここを下抜けた場合は7月26日の安値1.1612
を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、7日の独鉱工業生産、11日の
独消費者物価指数改定値、などが注目されますが、対ドル通貨ペアと
して、8日の中国貿易収支、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物
価指数、10日の米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数と米月次
財政収支、11日の米消費者物価指数、などが注目されます。


7月20日のドラギECB総裁の会見で「ECB理事会は秋に(緩和縮小の)
議論を始める。」ことが示されて以来、堅調傾向で推移しているユーロ
ドルですが、先週末の米雇用統計のNFPが市場予想より強かった事で
夏季休暇入りの手仕舞いの売りもあったか、ドル買戻しを背景に1.18
台を割り込む深めの押しとなり、週間の始値と終値では僅か24Pipsの
上昇で取引を終えることとなりました。

ユーロドルは押し目買いの好機と思われますが、来月9月からのFRB
の資産圧縮開始の観測もあり、世界的な低金利を背景に米国債に向か
っていた資金の巻き戻しによる米長期金利の急騰の警戒観測もあるよ
うで、ユーロ買いとドル巻き戻しが綱引きとなる可能性がありそうで
す。

今週のユーロに係わる経済指標は比較的小粒ですが、対ドル通貨ペア
として、11日の米消費者物価指数が特に注目されます。その結果次第
で動意づく可能性がありそうです。




さて、今回は、トレードと凡事のお話 その253 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は英国のスーパー・サースデーを契機に
 ポンドが下落して、そして、週末は米雇用統計が市場予想より強い
 結果となったことでドルが買い戻されて、ドル円が反発して、
 ユーロドルが深めの押しとなったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 英国のスーパー・サースデーでは、2017年成長見通しが1.7%へ
 下方修正され、成長見通しと賃金上昇率見通しを引き下げたことで
 ポンド円では200Pips程の急落となったのう…。そして、
 週末は米雇用統計が強い結果となったことでドル買い戻されて
 夏季休暇入り手仕舞いもあったか巻き戻しの動きがみられたのう。」


『今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。例年、この時期は実需筋のオーダーなどで円が買われやす
 い傾向があるが、一方、来月9月からのFRBの資産圧縮開始の観測
 で、世界的な低金利を背景に米国債に向かっていた資金の巻き戻し
 による米長期金利の急騰を警戒する向きがあり…、また、秋から
 の米減税期待もあることで、円買いとドル巻き戻しの買いが綱引き
 となる可能性がありそうじゃ。ドル円では日足レベルの三角保ち合
 いが上下どちらに抜けていくか、今後の動きが注目されるが…、
 現在は予断は出来なくチャートの動きに従っていきたいものじゃ。
 そして、ユーロドルは押し目買いの好機と思われるが…、
 ユーロ買いとドル巻き戻しが綱引きとなる可能性がありそうじゃ。
 経済指標ではドル円とユーロドルともに11日の米消費者物価指数が
 特に注目されるがその結果次第で動意づく可能性がありそうじゃ。」


『グリーンスパン元FRB議長も「どんな尺度で見ても米長期金利は
 低すぎる。持続不可能だ。」と発言していたようだからなぁ…。
 また一方、NYダウも9連騰で史上最高値を更新し続けているが、
 下げてもいないのに恐れで売る必要はなくも、さすがに
 調整の動きも気になるところだろうからなぁ…。
 さて、さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『もしも相場の神様がいたなら』
 のお話でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。けったいでファンタジーなテーマだが…、
 もしかしたら将来のAIの話でもしようというのかい?』


「ふむ…。未来のAIは、もしかすると相場の神の如き存在になる
 のやも知れぬも、現在でも株式相場などではAIが何らかの形で
 既に8割程は活用されていると聞いおるが、TV番組で相場の
 AI予想を見る限り、今は相場の神とはまだ程遠い状況のようじゃ。
 まぁ、為替相場のように勝者の利得は敗者が支払うゼロサムでは、
 例えば麻雀で、いかにAIであろうと4つのAI全員が勝つことは
 原理的に不可能な事であり、相場でも神様は未来も存在し得ない、
 とは思われるがのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。相場の神様とは将来のAIのことではないのか…。
 まぁ、よろしい。「もしも相場の神様がいたなら」のお話とやらを
 聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「現実には存在し得ないけれども、もしも相場の神様がいたなら、
 未来が正確に判るゆえ、天衣無縫のトレードをすることじゃろう。
 低ボラであれば低ボラなりに、そして高ボラならば高ボラなりに、
 全幅を取り全勝ゆえ、損切りを置く必要もなく、
 目標リワードとかリスクリワード比という概念もない事じゃろう。」


『もしも相場の神様がいたなら、まぁ、そうなるんだろうな…。』


「月利300%でさえ、複利運用では10万円が2年も立たぬうちに、
 1000兆単位を超えて『京』の単位の利得となる計算になるが…、
 相場の神の月利はそれを遥かに凌駕して、全世界の全ての富を
 その一手にかき集めることになろう…。溜口剛太郎殿。」


『ファンタジーとしてもあまりにもバカバカしいぜ…、それじゃ、
 市場も世の中も成り立たないし、絶対にあり得ないことだ!』


「そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 相場の確定的未来は誰にも判らず、予想が完全たり得る事はなく、
 不確実性を本質とする相場では予想はあくまで確率の範囲までで、
 完全無欠で絶対の相場の神様はAIを含めて未来永劫にわたり、
 原理的に存在し得ないのではあるまいかのう…。」


『……!』


「だからこそ、トレードでは損切りも技術の一つとして、
 活用する必要があり、また、欲と恐怖の渦巻く市場であるゆえに、
 トレーダーとしての『規律』と、『ルール』が必要なのじゃのう。」


『相場の神様も聖杯も存在しないからこそ、「技術としての損切り」や
 トレーダーとしての「規律」と「ルール」が必要ということか…。』


「天衣無縫のトレードの神を目指すかのように、
 逆行した時の損切も想定せず、規律とルールもなく…、
 あるいは損切りなど、規律とルールを設けていたとしても、
 規律とルール破りの常習犯では、トレードにおいて、
 トータル収支で勝てないばかりか、市場に生存し続けることさえ、
 困難な事となるのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」


『オレ様も、なり得ることのないトレードの神様なんか目指さずに、
 損切りと、自身で決めた規律とルールをしっかり守る
 優秀なヒューマン・トレーダーを目指していきたいもんだぜ。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週…、ではなくて再来週。




<お知らせ>

来週、8月13日(日)のブログの更新はお盆でお休みさせていただきます。

FX トレードと凡事のお話 その252


先週は米FOMC声明の発表の後にドルが売られる展開になりました。
今週も豪・英の政策金利と米雇用統計などイベントが目白押しです。


●今週(7月31日から8月4日)の主な予定

<7月31日(月)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(6月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(6月)、
午前10時にANZ企業景況感(7月)、
同午前10時に中国製造業PMI(7月)、中国非製造業PMI(7月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(6月)、
午後3時に独小売売上高指数(6月)、
午後5時半に英消費者信用残高(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(7月)、欧失業率(6月)、
夜9時半に加鉱工業製品価格(6月)、加原料価格指数(6月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(7月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(6月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・欧・米の指標には注目です。


<8月1日(火)>

※ スイスが建国記念日で休場。

午前10時45分に中国財新製造業PMI(7月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(7月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(7月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(7月)、
同午後4時55分に独失業者数(7月)、独失業率(7月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(7月)、
午後5時半に英製造業PMI(7月)、
午後6時に欧第2四半期GDP速報、
夜9時半に米個人所得(6月)、米個人消費支出(6月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(6月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(7月)、米建設支出(6月)、
などが予定されています。
中国・豪・独・英・欧・米の指標には注目です。


<8月2日(水)>

朝7時45分にNZ第2四半期就業者数、NZ第2四半期失業率、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(6月)、
午後2時に日消費者態度指数(7月)、
午後2時45分にスイスSECO消費者信頼感指数(7月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(6月)、
午後4時半にスイス製造業PMI(7月)、
午後5時半に英建設業PMI(7月)、
午後6時に欧生産者物価指数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(7月)、
などが予定されています。
NZ・豪・英・欧・米の指標には注目です。


<8月3日(木)>

午前10時半に豪貿易収支(6月)、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(7月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(7月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(7月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(7月)、欧ECB月報、
午後5時半に英サービス業PMI(7月)、
午後6時に欧小売売上高(6月)、
午後8時に英BOE政策金利、英BOE資産買取プログラム規模、
同午後8時に英BOE四半期インフレレポート、英BOE議事録、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(7月)、米製造業新規受注(6月)、
などが予定されています。
豪・欧・英・米の指標には注目です。


<8月4日(金)>

午前10時半に豪小売売上高(6月)、豪RBA四半期金融政策報告、
午後3時に独製造業新規受注(6月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(7月)、米失業率(7月)、
同夜9時半に米平均時給(7月)、米貿易収支(6月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(7月)、加失業率(7月)、
同夜9時半に加貿易収支(6月)、
夜11時に加Ivey購買部景況指数(7月)、
などが予定されてます。
豪・独・米・加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月24日から28日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.65で始まり、94.12へ反発した後に
軟調傾向で推移して93.20で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.289%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)9月限は週レベルで49.71ドルへ上昇しました。
NYダウは週間250.24ドル上昇、21830.31ドルで週の取引を終える。


<7月24日(月)>

報道(日経)
「安倍内閣支持率が39%に低下。不支持率52%。」
オセアニア時間に米10年債利回りが2.23%台へ低下。
オセアニア時間から東京時間序盤にドル円が111円台を割り込む。
日経平均は126.08円安で寄り付き124.08円安の19975.67で大引け。
ホワイトハウス
「トランプ大統領がヘルスケアに関する声明を本日行う予定。」
IMF四半期世界経済見通し
「世界経済成長率見通しについて、2017年3.5%、
 18年3.6%に据え置き。
 米経済成長率見通しについて、2017年2.1%、
 18年2.1%に据え置き。
 中国経済成長率見通しについて、2017年6.7%、
 18年6.4%に据え置き。
 世界経済のリスクは中期的にまだ下向き。
 英国の経済成長率見通しについて、 2017年1.7% (下方修正)」
東京時間終盤に米10年債利回りが一時2.24%台へ反発。
報道
「中国北京で18年ぶりに数千人規模の大規模デモ。」
ロンドン時間に独10年債利回りが一時0.48%台へ低下。
ロイター通信
「クシュナー大統領上級顧問は、議会委員会の宛てた
 24日付の声明でロシアとの共謀を否定。
 秘密の連絡ルートも要求していないと述べた。」
ブルームバーグ
「ドイツ銀行が3000億ユーロ規模の資産をロンドンから
 フランクフルトへ移転を計画している。
 2018年9月から実施し、2019年3月には完了する計画。」
NY時間に米10年債利回りが2.25%台へ反発。原油先物は46ドル台。
米国立ハリケーンセンター
「米太平洋岸で発生している熱帯暴風雨ヒラリーが
 ハリケーンに発達した。」
スイス中銀総裁
「スイスフランは過大評価。マイナス金利や介入の方針は維持。
 必要ならバランスシートを調整する余裕がある。」
フィッチ
「カナダの格付けのAAAを確認。見通しも安定的。
 2017年の成長見通しは2.5%を見込む。
 2019年までには1.6%に鈍化する。」
報道
「OPECと非加盟の主要産油国は
 1月から実施中の協調減産の追加策を決定。」
報道
「ギリシャが3年ぶりに国債発行。」
NYダウは66ドル安で取引を終える。NASDAQは史上最高値を更新。


<7月25日(火)>

日銀金融政策決定会合議事要旨
「予想物価上昇率は弱含みの局面が続いている。
 景気は緩やかな拡大に転じつつある。
 物価2%目標に向けたモメンタム、維持されているが力強さ欠ける。
 個人消費は、雇用・所得環境の着実な改善を背景に、
 底堅く推移している。
 物価2%の目標にはなお距離があり強力な金融緩和推進が必要。
 主要先進国が同じ物価上昇率を目指すことは、
 長い目でみると為替レートの安定につながる。
 2%の物価安定目標の実現は日本経済にとって極めて重要。」
日経平均は3.89円高で寄り付き20.47円安で大引け。
米10年債利回りは2.25%台で推移。
NZ第一次産業省
「畜牛14頭がマイコプラズマ感染症、150頭が感染を示唆。
 当該地区で家畜の移動禁止措置が取られている。」
メルシュECB理事
「世界経済の回復は安定し、すそ野を広げつつある。
 ECBの金融緩和策はなお必要とされている。
 ユーロ圏の経済成長見通しはリスクは上向きになっている可能性。
 基調インフレ率は徐々に上昇していく。
 ヘッドラインインフレについてはネルギー価格の低下が頭を抑制。
 賃金の伸びを含むコスト圧力はなお抑制されている。」
鈴木・新日銀審議委員(就任会見)
「物価めぐる環境は徐々に改善していく。
 重たい使命、誠心誠意頑張る。銀行員としての経験役立てる。
 デフレマインドからの脱却に想定以上の時間。」
片岡・新日銀審議委員(就任会見)
「なんとしても2%物価目標達成したい。
 足元の経済環境の改善は日銀金融政策の成果。
 金融政策を通じて物価目標達成に向けて努力。」
トランプ米大統領
「EUは米国に対して非常に保護主義的だ。」
NY時間に米10年債利回りが2.32%台へ上昇。
独10年債利回りが0.56%台へ上昇。原油先物は47ドル台。
オーストリア中銀総裁
「量的緩和終了の期限設定は必要ない。
 FRBも日程を示すことなく量的緩和の拡大ペース縮小を実施。
 アクセルをゆっくりと離していくのが賢明。
 秋に入手できる2018年の経済見通しを確認して判断するが、
 時期ではなく、どのように続けるかが重要。」
米2年債の入札では最高落札利回り1.395%、応札倍率3.06倍。
ワシントンポスト
「トランプ大統領がセッションズ司法長官の解任を検討している。」
報道
「ヘルスケア法案審議の動議が上院で可決。
 現行のオバマケアの廃止だけを目指す審議が開始へ。」
NYダウは100ドル高で取引を終える。4日ぶり反発。
NASDAQとS&Pは高値を更新。


<7月26日(水)>

オセアニア時間に米10年債利回りが一時2.33%台へ上昇。
原油先物は48ドル台へ上昇。
トランプ米大統領
「イエレン議長もコーン委員長も次期FRB議長の最有力候補。」
日経平均は142.94円高で寄り付き94.96円高の20050.16で大引け。
豪RBA総裁(講演テキスト)
「一部中央銀行が金利を上げ始めたことが、
 豪州での利上げを自動的に意味するものではない。
 他の中銀と足並みをそれえることはない。
 消費者物価指数2%は予想範囲。現状の賃金上昇傾向は当面続く。
 電力価格の上昇が第3四半期の消費者物価指数を押し上げる。
 電力価格の上昇がビジネスコストにつながることが懸念される。
 労働市場は極めて良い。低い政策金利が豪経済を助ける。
 低い政策金利は住宅市場へ価格上昇圧力に。
 多くの雇用を呼ぶ現状の政策は好ましい。
 豪ドルの水準がもう少し低いとよりよい。」
中曽日銀副総裁
「見通し期間後半に物価押し上げ圧力が高まる。
 物価上昇モメンタムはしっかり維持されている。
 出来るだけ早期の目標達成が必要。
 個別株式銘柄に偏った影響ないに工夫。
 無担保コール市場はある程度市場規模保っている。
 国債市場の流動性、昨日はひどく低下していない。」
ムニューシン米財務長官
「現在の債務上限でも9月一杯までは政府の運営を担保できる。
 債務上限をそのままにしておくことはコスト。
 債務上限に対する不確実性は市場に負担。
 成長が脆弱であれば経済を担保し続けることはできない。
 財政均衡は非常に重要。」
米5年債の入札では最高落札利回り1.884%、応札倍率2.58倍。
オーストリア中銀総裁
「ユーロ圏の景気は改善したがインフレは抑制。
 ECBはデフレリスクを考慮した政策を見直さなければならない。
 マイナス金利の歪みはリスク。
 量的緩和終了の技術的な側面を協議する必要。
FOMC声明
「バランスシートの正常化を比較的近い時期に開始。
 インフレは総合、コアとも鈍化し、2%下回る水準で推移。
 雇用は堅調。失業率は低下。
 インフレは短期的に2%を幾分下回る水準で推移を再表明。
 個人消費や設備投資は拡大。
 インフレの動向を注意深く見ることを再表明。
 経済は緩やかな利上げを正当化。投票は全会一致。」
米10年債利回りは2.28%台へ低下。ドル売り反応。
NYダウは97ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。
NASDAQとS&Pも高値を更新。


<7月27日(木)>

日経平均は23.58円安で寄り付き29.48円高の20079.64で大引け。
IMFの米国年次経済調査
「米国の労働市場は完全雇用の状態。その中で賃金上昇は緩慢。
 景気の勢いは一時的に鈍化も、その後は上昇に向かった。
 インフレ(PCE)は向こう1年から1年半で2%超に上昇。」
NY時間に米10年債利回りが2.32%台へ上昇。
英金融行動監視機構(FCA)
「英LIBORを、2021年までに廃止する方針。
 廃止後は、より信頼性の高い基準金利に移行する予定。」
プーチン露大統領
「(米下院による対ロシア制裁法案可決について)
 米法の最終的な内容に応じて対応。
 いずれかの時点で米制裁に対応する必要。
 ロシアへの無礼な姿勢は永遠に許容できない。
 ロシアはトランプ氏を大統領として評価する立場にない。」
ムニューシン米財務長官(議会証言)
「インフラ整備計画を近くまとめる。年後半にも支出を検討したい。」
米7年債の入札では最高落札利回り2.126%、応札倍率2.54倍。
報道
「トランプ米政権と与党共和党は法人税の国境調整の導入を見送る。」
JPモルガンのストラテジスト
「過去最低水準のボラティリティーは
 転機が非常に近い可能性を示唆している。」
米経済誌フォーブス
「米アマゾン創業者のJ・ベゾスCEOが世界一の富豪に。」
原油先物は49ドル台へ上昇。
NYダウは85ドル高で取引を終える。史上最高値更新。
NASDAQはハイテク株が売られ反落。


<7月28日(金)>

報道
「米下院はトランプ大統領が要請している国防費増強やク
 リーンエネルギー計画縮小、米国とメキシコ国境での壁建設の予算
 を盛り込んだ総額7880億ドルの歳出法案を可決。
 上院では否決の可能性も。」
ムニューシン米財務長官
「為替操作国と認定された場合、口先だけではなく、
 実際の影響を及ぼす力が必要で、議員が提案している為替操作を
 相殺するための為替介入の法制化は可能性の一つかもしれない。
 ただ、相殺するには規模がかなり巨額になる可能性があるため、
 それを義務付けられることは望んでいない。」
日経平均は31.18円安で寄り付き119.80円安の19959.84で大引け
ロンドン時間に独10年債利回りが一時0.58%台へ上昇。
米10年債利回りが一時2.33%台へ上昇。
米第2四半期GDP速報は予想より弱い2.6%。(予想が上方修正)
報道
「米共和党の指導部が提出したオバマケア撤廃案が
 米上院で共和党議員の造反もあって否決される。」
海上保安庁
「北朝鮮からミサイルが発射され日本周辺海域に着水した可能性。」
米国防総省
「北朝鮮が発射したミサイルは大陸間弾道ミサイル(ICBM)。
 飛行距離は約1000キロで日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下。」
ミネアポリス連銀総裁
「労働市場は依然として強い。インフレの兆候は小さい。
 インフレは目標を下回る水準での推移が続いている。
 バランスシートは緩やかな縮小を望む。」
報道
「米韓、北への軍事対抗措置を検討、異例の声明。」
米10年債利回りは2.289%。原油先物は49.71ドル。
NYダウは33ドル高の21830.31ドルで取引終える。史上最高値更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初24日に111.11レベルで始まり、ロンドン時間
にかけて110.62へ下落する展開になりました。その後、切り返して、
揉み合いながらも堅調に推移して26日深夜のFOMC発表直後に週高
値となる112.19へ上昇しましたが、その後、反落して、27日の東京時
間の正午過ぎに110.78へ下落する展開になりました。その後、切り返
してNY時間のロンドンフィックス過ぎに111.71へ反発しましたが、
その後、再び反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して、28日
のNY時間終盤にかけて週安値となる110.55へ下落して110.67レベル
で週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初24日に1.1667レベルで始まり、1.16台で
の揉み合いが続きましたが、25日のNY時間前半にかけて1.1712へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、26日のロンドン時間
序盤にかけて週安値となる1.1612へ下落しましたが、その後、揉み合
いながらも切り返して、26日深夜のFOMCの発表後に上伸して27日
の東京時間の正午過ぎに週高値となる1.1776へ上昇する展開になりま
した。その後、反落して、27日のNY時間のロンドンフィックス過ぎ
に1.1650へ下押しましたが、その後、反発して、28日のロンドンフィ
ックスにかけて1.1764へ上昇して1.1752レベルで週の取引を終えま
した。




●今週(7月31日から8月4日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは111.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は27日のロンドンフ
ィックス過ぎの戻り高値111.71、さらに上昇した場合112.00の「00」
ポイント、ここを上抜けた場合は26日深夜のFOMC発表直後の高値
112.19、ここを上抜けた場合は20日の高値112.41を巡る攻防が注目
されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の110.55を巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は5月18日の安値110.23、さらに下落した
場合は110.00の「000」ポイント、ここを下抜けた場合は6月15日の
安値109.27から6月7日安値の109.11、さらに下落した場合109.00
の「00」ポイント。ここを下抜けた場合は6月14日の安値108.82を
巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、31日の日鉱工業生産速報と中国製
造業PMIと中国非製造業PMIと米シカゴ購買部協会景気指数と米中古
住宅販売成約、8月1日の中国財新製造業PMIと米個人消費支出と米
コアPCEデフレータと米ISM製造業景況指数、2日の米ADP雇用統
計、3日の米新規失業保険申請件数と米ISM非製造業景況指数と米製
造業新規受注、4日の米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給と
米貿易収支、などが注目されます。


先週は、米FOMC声明の発表後、バランスシートの正常化を比較的近
い時期に開始するとするも、米国のインフレ鈍化懸念を背景に利上げ
観測が後退してドルが売られ、ドル円は米国の国境税の導入見送りと
米上院でのオバマケア撤廃案の否決による財源懸念による米減税観測
の後退も背景に軟調に推移して110円台半ばへ下落する展開になりま
した。

今週も米コアPCEデフレータや米ISM、そして週末には米雇用統計と
イベントが目白押しでその結果次第ではありますが、ドル円は週足レ
ベルでは高値を切り下げ安値は切り上げる揉み合いながら、戻りは売
られる可能性がありそうです。

朝鮮が28日夜に発射したICBMに対して米韓が反発を強めているよ
うで、米国人滞在者もいるとともに、中国が「緊張した情勢をさらに
激化させないよう願う。」との声明を発していることから、すぐに軍事
行動にまでは至らないと思われますが、週初、まずは北朝鮮のICBM
発射問題に対する市場反応が注目されます。

また、日米の政府内の混乱も注目されますとともに、史上最高値を更
新し続けているNYダウではありますが、JPモルガンのクオンツ・ス
トラテジストが「過去最低水準のボラティリティーは転機が非常に近
い可能性を示唆している。」と発表していることもあり、株価の動向に
も留意していきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1776を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合はここを上抜けた場合
1.1800の「00」ポイント、さらに上昇した場合は2015年1月第3週
の高値1.1871、ここを上抜けた場合は1.1900の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは25日の高値1.1712を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落
した場合は27日安値1.1650、ここを下抜けた場合は先週安値1.1612
から1.1600の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、31日の独小売売上高指数と欧
消費者物価指数速報と欧失業率、8月1日の独失業者数と独失業率と
欧第2四半期GDP速報、2日の欧生産者物価指数、3日の欧小売売上
高、4日の独製造業新規受注、などが注目されますが、対ドル通貨ペア
として、31日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米シカゴ購買
部協会景気指数と米中古住宅販売成約、8月1日の中国財新製造業PMI
と米個人消費支出と米コアPCEデフレータと米ISM製造業景況指数、
2日の米ADP雇用統計、3日の米新規失業保険申請件数と米ISM非製
造業景況指数と米製造業新規受注、4日の米非農業部門雇用者数と米失
業率と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


20日のドラギECB総裁の会見で「ECB理事会は秋に(緩和縮小の)議論
を始める。」ことが示されて以来、ユーロドルは1.16台を割り込むこと
なく堅調傾向で推移して、先週は米FOMC声明の発表後にドル売りを
背景に2015年8月の第5週の高値1.1713も上抜けて、その後に一時
1.17台を割り込み押しとなる場面はあるも、1.17台半ばへと上昇する
展開になりました。

緩和縮小開始を前にしたユーロの上昇が回復しつつある欧州の消費者
物価指数の重しとなることから、ユーロ高牽制の不測の欧州要人発言
には引き続き注意が要りますとともに、25日付のIMM通貨先物での
ユーロ買い越しが90842枚にもなっていることも警戒はされますが、
そして、米コアPCEデフレータや米ISMや米雇用統計など米重要経済
指標の結果次第ながらも、押し目は買われる可能性がありそうです。
ただ、深めの調整の動きにも注意していきたいものです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その252 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は米FOMCや米第2四半期GDP速報など
 重要イベントがあったが、ドルが売られる展開になったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMC声明では『バランスシート正常化を比較的近い時期に開始』
 として、9月の資産縮小開始の示唆がされたが、その一方で、
 『インフレは総合、コアとも鈍化し、2%下回る水準で推移。
  インフレは短期的に2%を幾分下回る水準で推移を再表明。
  インフレの動向を注意深く見ることを再表明。』したことによる
 米のインフレ鈍化懸念と、そして、米国の国境税の導入見送りと
 米上院でのオバマケア撤廃案の否決による財源懸念による
 米減税観測の後退も背景にドルが売られる展開になったのう…。」


『ユーロドルやポンドドルはFOMCでのドル売りによる上昇後に
 一旦は調整となったけど、その後は再び上昇して…、
 そして一方、ドル円も110円台半ばへ下落する展開になったよな。』


「ふむ…。米第2四半期GDP速報も事前の市場予想の中央値が
 上方修正されていたことで、前期比年率2.6%の伸び率ではあったが
 ドルが売られることになったからのう…。溜口剛太郎殿。」


『今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ドル安基調がまだ続く可能性はあろうが…、ドル売りには過熱感も
 観られていることから調整の動きには注意が必要ではあろうのう。
 また、北朝鮮のICBM発射問題に対する米韓の反発が強まっている
 ことから、週初、まずは同問題に対する市場反応が注目されよう。
 そして、今週も米コアPCEデフレータや米ISMや米雇用統計など
 米重要経済指標が目白押しで、それらの結果次第でボラタイルな
 相場展開になるのではなかろうかのう…。」


『今週は8月3日が英国の重要経済指標のスーパー・サースデーで
 ポンドもボラティリティが高まりそうだしな…。』


「また、今週末あたりから夏休み入りする欧米勢も多くなることで、
 手仕舞いの動きにも留意が必要であろうのう…。そして、8月は
 月足ベースで豪ドル米ドルが下落することが極めて多いという
 アノマリーのある特異月で、オージーの動きも注目されるのう…。」


『へぇ、オージーにはそんな8月のアノマリーがあるのか…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『リスクの報酬のお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『よろしい。まぁ、聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「トレードでも『リスクを取る』と言われているように…、
 もちろんこれは、リスクを除去するなどという意味ではなく、
 リスク・テイクで積極的にリスクに臨んでいく事を意味するが…、
 リスクを取るという事は、これはまた、不確実性に臨むという事で
 トレード及び投機や投資による報酬は『不確実性に挑戦した報酬』
 ということでもあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『うん。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という言葉があるが…、
 これを英訳すると、冒険なくば勝利も得られないという意味の
 「Nothing venture、nothing win (gain).」となるらしいからな…。』


「ただ、リスク・テイクが無謀な冒険とならないように、
 負けとなる可能性は容認しつつも、トレードの学習を重ねて
 相場の環境認識と手法による確率的思考と、自身に勝つ規律で
 トータル収支で勝ちを目指せるようにならなくてはならないが、
 不確実性が相場の本質であるゆえ、確実性は求められなく、
 『勇気や英断もまた必要な事』なのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『絶対的な法則の執行ではないから、まぁ、そうなんだろうな…。』


「石橋を叩いて渡らずの安全第一主義を志向するのであれば
 投機や投資はしない方が良いが、これでは現状に埋没してしまい、
 より大きな利得の可能性もまたないわけで…、
 為替や株のトレードに限らず、例えばタイムマシンビジネスとして
 かつての日本の高度経済成長期にも似たバングラディッシュなどの
 アジア新興国における不動産投資も、また仮想通貨市場への参入も
 『なんかよく分からない…。』という時期こそ、先行利得を目指す
 参入の好機という場合もあるものなのじゃのう…。」


『よく分からないものに対して扉を開け一歩を踏み出すには、
 勇気が要ることだが、立ち止まってばかりいれば現状打破はできず
 どの分野にせよ、成功者は失敗しつつも初めの一歩を人に先んじ
 踏み出した者であろうからな…。そういう意味では、
 失敗となった場合にも致命的とならない範囲で資金の一部を
 アジア新興国における不動産投資や仮想通貨市場へ投入して
 初めの一歩として踏み出してみることも良いのかもしれないな…。』


「まぁ、仮想通貨も揺籃期で今後は淘汰や分岐を迎える可能性があり
 また、実際に世の中で使えない仮想通貨はおもちゃのお金で終わる
 可能性もあることから、学習して知見を得る必要はあろうが…、
 大手企業の一部も既に参入をしはじめていて興味深い分野ゆえ、
 資金の一部を投入してみる価値はあると思われるがのう…。」


『扉を開け踏み出し初めて見える事や分かる事もあるだろうからな。
 ともあれ、トレードにも投資にも、ときに勇気は必要なようだな。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その251


今週は米FOMCに米第2四半期GDP速報などが注目されますが
その結果次第でボラタイルな相場展開になる可能性がありそうです。


●今週(7月24日から28日)の主な予定

<7月24日(月)>

午後2時に日景気先行指数改定値(5月)、日景気一致指数改定値(5月)
午後4時に仏製造業PMI速報(7月)、仏サービス業PMI速報(7月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(7月)、独サービス業PMI速報(7月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(7月)、欧サービス業PMI速報(7月)、
夜9時半に加卸売売上高(5月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(6月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・米の指標には注目です。


<7月25日(火)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後3時に独輸入物価指数(6月)、
午後3時45分に仏企業景況感指数(7月)、仏卸売物価指数(6月)、
午後5時に独IFO企業景況感指数(7月)、
夜10時に米住宅価格指数(5月)、ケースシラー住宅価格指数(5月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(7月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(7月)、
などが予定されています。
日・独・米の指標には注目です。


<7月26日(水)>

朝7時45分にNZ貿易収支(6月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(6月)、
午前10時半に豪第2四半期消費者物価指数、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(7月)、
午後5時半に英第2四半期GDP速報、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米新築住宅販売件数(6月)、
深夜3時に米FOMC、米FOMC声明、
などが予定されています。
NZ・豪・英・米の指標には注目です。


<7月27日(木)>

午前10時半に豪第2四半期輸入物価指数、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(8月)、
夜9時半に米耐久財受注(6月)、米耐久財受注(除輸送用機器 6月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(6月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<7月28日(金)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(7月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(6月)、日失業率(6月)、
同8時半に日全世帯家計調査消費支出(6月)、
午前8時50分に日小売業販売額(6月)、
午前10時半に豪第2四半期生産者物価指数、
午後2時半に仏第2四半期GDP速報、
午後3時45分に仏消費者物価指数速報(7月)、仏消費支出(6月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(7月)、
午後6時に欧経済信頼感(7月)、欧消費者信頼感確報(7月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(7月)、
夜9時半に米第2四半期GDP速報、米第2四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第2四半期GDPデフレータ速報、
同夜9時半に米第2四半期コアPCEデフレータ速報、
同夜9時半に米第2四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に加月次GDP(5月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
などが予定されています。
日・豪・仏・独・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月17日から21日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.86で始まり、軟調傾向で推移して、
93.78で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.237%に低下しました。
NY原油先物(WTI)9月限は週レベルで45.77ドルへ下落しました。
NYダウは週間57.67ドル下落、21580.07ドルで週の取引を終える。


<7月17日(月)>

東京は海の日で休場。日経平均は取引なし。
ロンドン時間に米10年債利回り2.36%台へ上昇後に2.30%台へ反落。
報道
「FRBがBNPパリバに2007年から2013年にかけて行った
 為替操作に関して2.46億ドルの罰金を課すと発表。」
NYダウは8ドル安で取引を終える。


<7月18日(火)>

日経平均は44.45円安で寄り付き118.95円安の19999円で大引け。
報道
「米共和党マコネル上院院内総務が公表したヘルスケア法案修正案は
 発表後すぐランド・ポール上院議員とスーザン・コリンズ上院議員
 が反対を表明。ここにきて、さらに、マイク・リー上院議員と
 ジェリー・モラン上院議員が反対に回ると表明し、
 過半数確保が事実上できなくなった。」
米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。東京時間はドル売り優勢。
豪RBA議事録要旨
「過去数カ月の世界経済の改善を歓迎すべき展開と受け止め評価。
 豪の成長及びインフレ見通しを踏まえ、労働市場や住宅市場に
 注意深い監視が継続して必要。
 豪ドルの上昇については経済調整を複雑にする。」
豪ドル買い反応。
英CPI(6月)と英小売物価指数(6月)は市場予想より弱い。
英生産者物価指数コア(6月)は市場予想より強い。
ポンド売り反応。
報道
「米BOAの第2四半期調整後FICCトレーディング収入は
 予想より強い22.5億ドル。」
報道
「米ゴールドマンサックスの第2四半期調整後
FICCトレーディング収入は予想より弱い11.6億ドル。
第2四半期1株利益は3.95ドル。」
独仏の株式市場は1%超の下落。
NY時間に米10年債利回りは2.26%台へ低下。
NYダウは54ドル安で取引を終える。
NASDAQとS&Pは最高値を更新。


<7月19日(水)>

日経平均は29.13円安で寄り付き20.95円高で大引け。
内閣府月例経済報告
「景気は緩やかな回復基調が続いている、判断据え置き。」
モルガン・スタンレーの4-6月期決算
「1株利益が0.87ドル。営業収益は予想より強い95億ドル。
 トレーディング部門ではFICCが予想より強い12.4億ドル。」
NY時間に米10年債利回りが一時2.25%台へ低下。
独10年債利回りが0.54%あたりへ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が472.7万バレルの減少。
原油先物が47ドル台へ上昇。
トランプ大統領(上院共和党議員52名との昼食会で)
「オバマケア撤廃・代替すべきだが、撤廃だけでも可能。
 この法案が自身の机に届くまでワシントンを去るべきではない。」
CNN報道
「北朝鮮がミサイルテストを準備している可能性がある。」
ロス米商務長官
「中国ヘ米国製品の輸出を増やし対中貿易赤字の削減を目指す。」
米通商代表部
「NAFTAの再交渉を8月16日から開始。7回の協議を予定。」
ワシントンポスト
「トランプ大統領はシリアの反アサド勢力の武装支援を終了と発言。」
米議会予算局
「オバマケア撤廃で無保険者は2026年までに3200万人増加。」
NYダウは66ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。
NASDAQとS&Pも史上最高値を更新。


<7月20日(木)>

日経平均は26.04円高で寄り付き123.73円高で大引け。
日銀
「景気判断を上方修正。2018年度のコアCPI見通し1.5%。
 物価目標達成時期を18年度中から19年度ごろに先送り。
 金利操作付き量的質的緩和を現状維持。賛成7、反対2。」
日銀展望レポート(要旨)
「我が国経済は海外経済の成長率が緩やかに高まるもとで
 きわめて緩和的な金融環境と政府の大型経済対策の効果を背景に
 景気の拡大が続き、2018年度までの期間を中心に潜在成長率を
 上回る成長を維持するとみられる。
 消費者物価はエネルギー価格上昇の影響を除くと弱めの動き。
 中長期的な寄す物価上昇率の上昇もやや後ずれ。
 従来の見通しに比べると、成長率については幾分上振れている。
 物価については見通しの期間の前半を中心に下振れている。
 リスクバランスは経済・物価ともに下振れリスク。
 金融政策運営は物価安定目標の実現を目指し、
 安定的に持続するために必要な時点まで継続。
 2%に向けて上昇率高める。物価目標に向けたモメンタムは維持。
 金融政策運営上のリスクは海外経済中心に下振れリスクが大きい。
 設備投資は緩やかな増加基調。個人消費は底堅さ増す。
 公共投資は増加に転じつつある。
 経済成長率見通しを上方修正。
 17年度+1.8%(+1.5%〜+1.8%)
 18年度+1.4%(+1.1%〜+1.5%)。」
黒田日銀総裁
「景気は緩やかに拡大している。景気の総括判断を一歩前進させた。
 物価安定目標達成時期を17年頃から19年頃へ6回目の延期。
 経済・物価ともに下振れリスクのほうが大きい。
 2%目標に向けモメンタムに力強さ欠けていて注意深く点検必要。
 モメンタム維持に必要な政策調整も。
 企業の賃金・価格設定の姿勢はなお慎重。
 木内・佐藤両委員が展望リポートで独自案提案も否決。
 今後も強力な金融緩和を粘り強く推進していく。
 長短金利操作は持続可能性が高い金融緩和の枠組み。
 政策金利を大きくマイナスにすることは難しい。」
フォックス英貿易担当相
「EU離脱交渉がなくても我々はサバイブできる。」
報道
「メイ英首相の支持率34%と就任以来最低、不支持59%。」
ECB
「政策金利を0.00%に据え置き。
 上下限金利も据え置き、−0.4%と+0.25%。
 見通し悪化の場合、QEの規模と期間を拡大する。
 QEはインフレ過程が持続的となるまで継続。
 金利はQEの終了後もかなりの期間現行水準に留まる。」
独10年債利回りが一時0.52%台へ低下。ユーロ売り反応。
ドラギECB総裁
「600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
 成長へのリスクはほぼ均衡。
 QEは持続的なインフレ上昇が見られるまで継続。
 極めて大規模な金融緩和が必要。
 景気拡大はまだ物価に波及していない。
 ヘッドラインのインフレはエネルギー価格の影響受けている。
 基調インフレ圧力は引き続き抑制されている。
 コアインフレは中期的には緩やかに上昇。
 景気の一層の上振れに向けた勢いは増している。
 グローバルな回復が貿易・輸出を下支え。
 回復は広範にわたっている。
 ECB理事会は秋に(緩和縮小の)議論を始める。
 QE変更時期を設定しないことで全員一致。
 テーパリングのシナリオは議論されていない。」
独10年債利回りが一時0.55%台へ上昇。ユーロ買い反応。
米10年債利回りは一時2.24%台へ低下。
米当局者
「セッションズ米司法長官、辞任の意向はない。」
ブルームバーグ
「モラー特別検察官は、捜査の対象を拡大し、
 トランプ氏や関係者のビジネスに関わる
 さまざまな取引について調べている。」
ドル売り反応。
報道
「英とEUの2回目の離脱交渉では双方の溝が埋まらず。」
NYダウは28ドル安で取引を終える。


<7月21日(金)>

日経平均は54.73円安で寄り付き44.84円安の20099.75円で大引け。
ジョイスNZ財務相
「NZドルの現在の強さは、NZ経済の強さを反映している。
 NZの企業はNZドルの現水準にうまく対応している。」
ロンドン時間に独10年債利回りが一時0.49%台へ低下。
米10年債利回りは一時2.23%台へ低下。
ECB専門家調査
「インフレ見通し
 2017年1.5%(前回1.6%)、2018年1.4%(前回1.5%)、
 2019年 1.6%(前回1.7%)。
 GDP見通し
 2017年1.9%(前回1.7%)、2018年1.8%(前回1.6%)、
 2019年1.6%(前回1.5%)。」
独仏の株式市場が1.5%超の下落。
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しを2.0%に上方修正。
報道
「スパイサー米報道官が辞任。サンダーズ副報道官が報道官に昇格。」
報道
「IMFが債務負担の軽減を条件にギリシャ融資再開を承認。」
報道(CNN)
「ロシア疑惑を捜査しているモラー特別検察官が
 ホワイトハウスに対し、2016年のトランプ・ジュニア氏と
 ロシア人弁護士らの会談に関連する文書を全て保全するよう要請。
 電子メールやメモ、留守電メッセージのやり取りも保存を要請。」
報道
「米政府は米国民の北朝鮮渡航を禁止すると発表。」
原油先物が45.77ドルへ下落。米10年債利回りは2.237%。
NYダウは31.71ドル安の21580.07ドルで週の取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初17日に112.46レベルで始まり揉み合いの後に
NY時間前半に週高値となる112.87へ上昇しましたが、その後、反落
して揉み合いながらも軟調傾向で推移して、19日のNY時間前半にか
けて111.55へ下落する展開になりました。その後、一旦切り返して
20日のロンドン時間にかけて112.41へ反発しましたが、その後、再び
反落して揉み合いながらも軟調傾向で推移して21日のNY時間後半に
週安値となる111.01へ下落して111.12レベルで週の取引を終えまし
た。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初17日に1.1473レベルで始まりロンドン時
間にかけて週安値となる1.1434へ下落しましたが、その後、切り返し
て18日のNY時間にかけて1.1583へ上昇する展開になりました。
その後、反落して、20日のNY時間序盤にかけて1.1479へ下落しまし
たが、ドラギECB総裁の会見を契機に上伸して21日のNY時間後半
にかけて週高値となる1.1683へ上昇して1.1661レベルで週の取引を
終えました。




●今週(7月24日から28日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは20日ロンドンフィックス
での押し安値111.48を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合
112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は20日高値112.41、
ここを上抜けた場合は17日の高値112.87、さらに上昇した場合は
113.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は7月14日の高値の
113.57を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値111.01から111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は5月18日
の安値110.23、さらに下落した場合は110.00の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は6月15日の安値109.27から6月7日の安値の
109.11、さらに下落した場合109.00の「00」ポイントから6月14日
の安値108.82を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、24日の米中古住宅販売件数、25日
の日銀金融政策決定会合議事録要旨と米ケースシラー住宅価格指数と
米消費者信頼感指数と米リッチモンド連銀製造業指数、26日の米新築
住宅販売件数と米FOMCおよび声明、27日の米耐久財受注と米新規失
業保険申請件数、28日の日全国消費者物価指数と日失業率と米第2四
半期GDP速報と米第2四半期個人消費速報と米第2四半期GDPデフ
レータ速報と米第2四半期コアPCEデフレータ速報と米第2四半期雇
用コスト指数と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目さ
れます。


先週のドル円は米10年債利回りの低下を背景に軟調に推移して、20日
の日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁の会見後に112.41へ戻すも続
かず週末21日には111円割れ寸前まで下落する展開になりました。

ロシアゲート問題が燻っているとともに、米ヘルスケア法修正案も米
上院の4名の共和党議員の反対表明で過半数確保が困難となり採決に
至らず、今後の米減税にかかわる法案成立にも暗雲が垂れ込める状況
となっていて、NYダウは史上最高値を更新するも、ドルの軟調が続い
ていて、ドルの実効レート(日経通貨インデックス)でも今年に入ってか
らの下落率が7.6%と主要通貨でドルの下落が際立っているようです。

そのような状況の中、26日に米FOMCの発表を迎えますが、9月と観
測されているバランスシート縮小(保有資産縮小)への示唆の可能性はあ
っても、市場に動揺を与えない配慮で利上げに慎重なニュアンスとな
る可能性もありそうです。また、12日にイエレンFRB議長が「今後数
カ月の物価動向を注視する。」と発言していることから物価判断の表現
にも注目されます。そして、28日には米第2四半期GDP速報など重
要経済指標の発表が予定されていて注目されます。

今週は米FOMCと米GDP発表の2大イベントでボラタイルな相場展
開になる可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1683を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1700の「00」ポイ
ントから2015年8月24日の高値1.1713、さらに上昇した場合2015
年1月第2週の安値1.1754、ここを上抜けた場合は1.1800の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は2015年1月第3週の高値1.1871を
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは20日のNY時間後半の押し安値1.1617
から2016年5月3日の高値1.1616、ここを下抜けた場合は1.1600の
「00」ポイント、さらに下落した場合は18日の高値1.1583、ここを
下抜けた場合は1.1500の「00」ポイント、さらに下落した場合は20
日の安値1.1479、ここを下抜けた場合17日の安値1.1434を巡る攻防
が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、24日の仏・独・欧の製造業
PMI速報と仏・独・欧のサービス業PMI速報、25日の独IFO企業景
況感指数、28日の仏第2四半期GDP速報と独消費者物価指数速報、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、24日の米中古住宅販
売件数、25日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数と
リッチモンド連銀製造業指数、26日の米新築住宅販売件数と米FOMC
および声明、27日の米耐久財受注と米新規失業保険申請件数、28日の
米第2四半期GDP速報と米第2四半期個人消費速報と米第2四半期
GDPデフレータ速報と米第2四半期コアPCEデフレータ速報と米第2
四半期雇用コスト指数と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


先週のECB理事会後の金融政策の発表では、「見通し悪化の場合、QE
の規模と期間を拡大する。QEはインフレ過程が持続的となるまで継
続。」として、ドラギECB総裁の会見でも慎重姿勢を示し、概ねハト派
的な内容ではありましたが、会見中の「ECB理事会は秋に(緩和縮小
の)議論を始める。」との発言に、鎧に隠された(緩和縮小の)刀を市場が
見透かしたかのように、ユーロが買われドル安も背景にユーロドルが
上昇する展開になりました。


今週はチャート的には押し目買いが戦略になりますが、2016年5月3
日の高値1.1616がサポートとして機能するかが注目されます。

対ドル通貨ペアとして、FOMCと米GDP発表の2大イベントが注目さ
れますが、18日付のIMM通貨先物ではユーロは91321枚の買い越し
となっていて、我先にと緩和縮小を先行で織り込む動きに過熱感も観
られているようですので、緩和縮小開始を前にしたユーロの上昇は回
復しつつある欧州の消費者物価指数の重しとなることから、ユーロ高
牽制の不測の欧州要人発言にも一応ながら注意が要りそうな状況にな
ってきているようです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その251 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はドル円が軟調に推移して、そして、
 ユーロドルは20日のドラギECB総裁の会見後に噴け上がったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドル円は、ロシアゲート問題が燻っているとともに、
 米ヘルスケア修正案も4名の共和党議員の反対表明で採決に至らず
 今後の米減税にかかわる法案成立にも暗雲が垂れ込める状況で、
 米10年債利回りの低下も背景に軟調傾向で推移して…、
 20日の日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁の会見後に反発するも
 その後、週末に111円割れ寸前まで下落する展開になったのう…。
 そして、ユーロドルじゃが、ECB理事会後の金融政策の発表も
 ドラギECB総裁の会見も全般には概ねハト派的ではあったが、
 ドラギ総裁が会見で『ECB理事会は秋に(緩和縮小)議論を始める。』
 と発言したことで、鎧に隠された刀を市場が見透かしたかのように
 ユーロが買われ、ドル安も背景に上昇する展開になったのう…。」


『今週のドル円とユーロドルはどんな相場展開になるのかねぇ…。』


「ドル円は、26日に米FOMCの発表を迎え、9月のバランスシート
 縮小開始への示唆の可能性はあろうが、市場に動揺を与えないよう
 利上げには慎重なニュアンスとなる可能性もありそうじゃのう…。
 また、12日にイエレンFRB議長が『今後数カ月の物価動向を注視
 する。』と発言していることから物価判断の表現にも注目されよう。
 そして、28日には米第2四半期GDP速報など重要経済指標の発表
 が予定されていて、これらの次第よってはボラタイルな相場展開に
 なる可能性がありそうじゃのう…。
 一方、ユーロドルじゃが、チャート的には押し目買いが有力な戦略
 になろうが…、2016年5月3日の高値1.1616がサポートとして
 機能するかが注目されようのう…。
 IMM通貨先物でもユーロの買い越しが膨らんでいて、我先にと
 緩和縮小を先行で織り込む動きには過熱感も観られているようで、
 また、ユーロの上昇は回復しつつある欧州の消費者物価指数の重し
 となることから、ユーロ高牽制の不測の欧州要人発言にも注意が
 要りそうではあるのう…。そして、対ドル通貨ペアとして、
 FOMCと米第2四半期GDP速報など重要経済指標の発表が注目
 されるが、これらの次第よってはユーロドルも上下にボラタイルな
 展開になる可能性がありそうじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。そうじゃのう。今日は『トレードとシナリオのお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「ジイがよく言っているように、相場には『これこそ絶対に正しい』
 というものはなく、トレードに対する考え方にも多様性があるが、
 その1つに『トレードとシナリオ』というものがあってのう…。」


『……。』


「ある考え方では『シナリオを立てるという事は予想する事でもあり
 予想はトレードにバイアスとなる場合もあって、ときに有害となり
 シナリオなど立てずチャートのテクニカル的事実に純粋に従うべき
 で、そもそも予想などは当たらないもので、シナリオを立てるなど
 まったくの時間の無駄である。』という見解もあるのじゃのう…。」


『なるほど、この見解にはこの見解なりに説得力があるわな…。』


「他方…、『シナリオを立てるということは予想することではなく、
 トレードでは変化に遭遇した時に欲と恐怖で判断を錯誤しがち故に
 事実未然のうちに、ここを抜けたら買おう(売ろう)、あるいは
 エントリー後、想定通りに動きここまで到達したら利確をしよう、
 そしてもしも、ここまで逆行してしまったら損切りして撤退しよう
 などを想定して「場合の対応を事前に決めておく」ことであり、
 トレードに際してあらかじめ迷いを除去する有益な作業である。』
 という見解もあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。こう聞けば、これもこれなりに納得できそうだぜ…。』


「さらに…、自ら定めた規定の時間内で利確にも損切りにも
 至らなかったら、揉み合いに捕まってしまったということで、
 上昇(下降)の想定に反するので、一旦、撤収しよう、という、
 タイム・ストップをトレード・ルールに加えたり、あるいは、
 何時には重要経済指標の発表があるので、何分までに利確にも
 損切りにも至らなかったら、一旦手仕舞いをしよう、という、
 重要経済指標の発表時間や、中銀総裁など要人発言時間も考慮した
 ルールを設けることもできるものなのじゃのう…。」


『シナリオにはいろいろな想定の余地があるものなんだな…。』


「事が起こってから慌てふためいて混乱しないように…、
 事前に対処 (場合の対処) を決めておくことは、たとえば
 火災時の避難路を確認しておくことが無駄ではないように、
 ジイは有益な事とは思うが…、このあたりはトレーダーごとの
 考えによるところとなるのやも知れぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『都市伝説のTV番組風に言うならば「シナリオが必要か必要でないか
 それはトレーダーのあなた次第です!」となるのかもしれないが、
 事前の対処として、「場合の対応を事前に決めておく」ことは、
 どうやら、あながち無駄でもなさそうだな…。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その250


猛暑とともに日本の各地域で豪雨災害が発生しています。
被害に遭われた方々へ心よりお見舞いを申し上げます。m(_ _)m



●今週(7月17日から21日)の主な予定

<7月17日(月)>

※ 東京は海の日で休場。

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(7月)、
午前11時に中国第2四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(6月)、中国小売売上高(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数改定値(6月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(7月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(5月)、
などが予定されています。
中国・欧・米の指標には注目です。


<7月18日(火)>

朝7時45分にNZ第2四半期消費者物価指数、
午前10時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時半に英消費者物価指数(6月)、英生産者物価指数コア(6月)、
同午後5時半に英小売物価指数(6月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(7月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(7月)
夜9時半に米輸入物価指数(6月)、米輸出物価指数(6月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(7月)、
早朝5時に対米証券投資(5月)、
などが予定されています。
NZ・豪・英・独・欧・米の指標には注目です。
バンク・オブ・アメリカとゴールドマン・サックスの
決算発表も予定されています。


<7月19日(水)>

午後6時に欧建設支出(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米住宅着工件数(6月)、米建設許可件数(6月)、
同夜9時半に加製造業出荷(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、米中経済対話が予定されています。
モルガン・スタンレーの決算発表も予定されています。


<7月20日(木)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(6月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(6月)、豪失業率(6月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後1時半に日全産業活動指数(5月)、
午後3時にスイス貿易収支(6月)、
同午後3時に独生産者物価指数(6月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後5時に欧経常収支(5月)、
午後5時半に英小売売上高指数(6月)、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(7月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同午後9時半からドラギECB総裁の定例会見、
夜11時に欧消費者信頼感速報(7月)、
同夜11時に米景気先行指標総合指数(6月)、
などが予定されています。
日・豪・英・欧・米の指標、および
黒田日銀総裁とドラギECB総裁の定例会見には注目です。


<7月21日(金)>

午後5時半に英財政収支(6月)、
夜9時半に加消費者物価指数(6月)、
同夜9時半に加小売売上高(5月)、加小売売上高(除自動車 5月)、
などが予定されています。加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月10日から14日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが95.77で始まり、軟調傾向で推移して、
94.90で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.332%に低下しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで46.54ドルへ上昇しました。
NYダウは週間223.4ドル上昇、21637.74ドルで週の取引を終える。


<7月10日(月)>

報道
「モスルのイスラム国の掃討でイラク首相が勝利宣言。」
日経平均は141.35円高で寄り付き151.89円高で大引け。
黒田日銀総裁
「わが国の景気は緩やかな拡大に転じつつある。
 わが国の金融システムは安定性を維持している。
 金融政策運営については、2%の物価安定の目標の実現を目指し、
 これを安定的に持続するために必要な時点まで、
 長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続する。
 消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで
 マネタリーベースの拡大方針を継続する。」
NHK世論調査
「安倍内閣支持率は35%に低下、不支持は48%。」
ロシアのエネルギー相
「現在実施している協調減産について、
 必要なら期間の延長と減産量の追加を検討する。」
NY連銀の消費者調査(6月)
「消費支出の伸びは3.33%増を見込む(前回調査2.6%増)。
 3年先のインフレ期待は2.8%(前回2.5%)。
 1年前よりも良好になったと回答した割合は過去最高。」
日経新聞
「財務省は今夏予定していた日本郵政株の売り出しを延期する方針。」
NYダウは5ドル安で取引を終える。


<7月11日(火)>

日経平均は7.12円安で寄り付き114.50円高で大引け。
報道
「米政府、クォールズ元財務次官をFRB副議長に正式指名。」
サンフランシスコ連銀総裁
「最新の雇用データは米景気の強さを示している。
 年内あと一回の利上げは合理的。
 年内のバランスシート縮小開始は理に適う。
 インフレ率は来年2%への加速を予想。」
報道(イズベスチヤ)
「ロシアが米外交官30人を退去させる可能性。」
S&P
「2019年央まで英中銀の利上げは見込まれない。
 英国の実質賃金の低下が家計支出を抑制。
 超緩和政策スタンスが中期的に続く公算。
 2017年の英成長率は1.4%に鈍化へ。」
クーレECB理
「QEの影響は伝統的金融政策とあまねく同等のもの。
 QEは実質的な資本フローを引き起こした。
 これがユーロの実効為替相場の減価に影響したかどうかは不明。
 為替相場への影響は資本フローより金利差見通しの方が大きい。
 先進国資産購入プログラムが通貨安競争助長との見方は誤解招く。
 通貨安は政策の副作用であり主な経路でも目的でもない。」
メルケル独首相
「債務危機からは脱却した。
 ECB金融政策は望ましい状態にはまだ戻っていない。
 ユーロ圏の全ての諸国が成長に向けた動きとなっている事を歓迎。」
ブロードベント英BOE副総裁
「離脱後にEUとの貿易が減少すれば経済の打撃になるだろう。」
ミネアポリス連銀総裁
「男性の労働参加率の低さは困難な問題。
 労働参加率の低さについて良い答えが見つからない。
 多くの企業が訓練できる従業員を見つけることが出来ていない。
 企業が従業員補充のため賃金を引き上げる兆候はない。」
報道
「トランプ米大統領の長男がロシアの弁護士との面会を仲介した
 ゴールドストン氏との一連のメールのやり取りを公表。
 その中で、ロシア政府がトランプ陣営に対して、
 選挙を支援したい意向を示していたことが明らかとなった。」
ブレイナードFRB理事
「保有資産の縮小開始は早期に適切に。
 保有資産より金利に外為は敏感に反応する可能性。
 最近のインフレ軟化踏まえて金利軌道を検証する
 インフレの動向を注意深くみている。
 追加利上げ決定前にインフレを見極める意向。
 FF金利の正常化はかなり進行していると認識。」
マコーネル上院共和院内総務
「ヘルスケア法案や指名承認など他の問題を解決するため、
 8月の休会を第3週まで2週間延期する
 8月13日にヘルスケア法案の修正案を公表。
 来週、ヘルスケア法案を審議。」
ギリシャ中銀総裁
「ギリシャの債券市場復帰は時期尚早。
 債務削減計画が明らかになれば、
 ECBは年内にギリシャ債購入を検討する可能性。
 7月のECB理事会は政策変更をする時ではない。
 出口戦略についてECB内で大きなコンセンサスが形成されている。
 ドイツは黒字でもっと投資拡大を検討すべき。」
NYダウは一時100ドル超下落するも0.55ドル高で取引を終える。


<7月12日(水)>

日経平均は58.26円安で寄り付き97.10円安で大引け。
トランプ大統領の長男(FOXニュースのインタビュー)
「どのような文書も提出して協力する。
 情報の正確性について不明であった。」
ブロードベント英BOE副総裁
「利上げの準備が出来ていない。
 経済に多くの評価できないものがある。」
イタリア中銀総裁
「ユーロ圏には極めて拡張的な金融政策が必要。」
英ILO失業率が約40年ぶりの低水準に。
イエレンFRB議長 (証言テキスト)
「今後数年間で緩やかな追加利上げが必要に。
 経済に対するインフレの反応が重要な不透明性。
 米国の財政政策も不透明性もたらす要因。
 年内にバランスシート縮小を開始する見込み。
 バランスシートをアクティブな政策手段とすること望まず。
 インフレは目標を下回っており、最近は低下傾向も。
 インフレの状況を注意深くみる。」
米10年債利回りが一時2.30%台へ低下。ドル売り反応。
独10年債利回りが0.51%台へ低下。
加BOCが政策金利を0.25%利上げして0.75%に設定。
加BOC声明
「インフレ鈍化は一時的な要因。
 現在の見通しは利上げを正当化。
 2017年末に需給ギャップは解消する。
 更なる金利調整も予想される。
 経済は潜在成長より早いスピードで拡大。
 17年の成長見通しは2.8%(従来2.6%)
 18年の成長見通しは2.0%(従来1.9%)」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が756.4万バレルの減少。
イエレンFRB議長
「労働市場の強さがいづれ賃金を押し上げる。
 インフレ鈍化は一時的要因。
 インフレ鈍化が続くようであればアプローチを調整。
 2%目標に向かっていないとの判断は時期尚早。
 バランスシート計画は市場の動揺を避けることが目的。 
 高齢の労働人口が参加率に影響。
 バランスシート縮小は年内の比較的早い時期に開始。
 インフレの弱さの一部は一時的要因。」
米10年債入札では最高落札利回り2.325%、応札倍率2.45倍。
米地区連銀報告
「経済は小幅から緩やかなペースで拡大。
 雇用は緩やかなペースで拡大。
 一部の地区がインフレ圧力が小幅に緩和と報告。
 大半の地区で物価は緩やかな上昇を継続。
 大半の地区で個人消費が一時鈍化。」
カンザスシティー連銀総裁
「保有資産の縮小の近い将来の開始を支持。
 金融市場は静かだが警戒すべき理由ある
 低過ぎる金利は金融市場を不均衡にする。
 現在の金利水準は、FRBに次の景気後退に対処するための
 余力を与えていない。
 バランスシート縮小で資産価格に調整が入る可能性はある。」
報道
「日銀が成長率見通しを17〜18年度で0.1〜0.2ポイント上方修正。」
NYダウは123ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<7月13日(木)>

マカファティ英中銀委員 (英タイムズ紙のインタビュー)
「8月のMPCで利上げを支持したいと考えている。
 債券買い入れプログラムQEの解除について、
 より速いペースの解除を支持する。」
日経平均は78.90円高で寄り付き1.43円高で大引け。
独10年債利回りが一時0.58%台へ上昇。
中国人民日報
「中国は元の安定化に向けた圧力にさらされている。」
イエレンFRB議長
「インフレを非常に注意深く見守っている。
 労働市場はかなりタイト。賃金圧力加わる可能性も。
 景気拡大が老化で死ぬことはない。
 財政政策による不確実性が現時点では極めて高い。
 ヘルスケアへのアクセスは雇用流動性にとって重要。
 FRBの二つの責務の間に矛盾はない。
 インフレが目標を下回っていることは認識している。
 2%のインフレ目標は上限ではない。
 バランスシート縮小開始はゆっくりと段階的に行う計画。
 バランスシート縮小で市場を動揺させたくない。
 保有資産の縮小期は長期金利はいくらか上昇へ。
 イールドカーブは金利設定における要素の一つ。
 雇用のミスマッチが存在する。
 働き盛りの男性の労働参加率の低下は長期的な傾向。
 第2四半期の成長は前期比で著しく高くなると予想。
 3%成長なら素晴らしいが、向こう2年間はかなり厳しい。」
WSJ紙
「ECBが来年から資産買い入れを段階的に縮小する方針を
 9月7日の理事会で示唆する公算が大きい。」
石油輸出国機構IEA月報
「2017年の需要の伸びを10万バレル上方修正。」
米30年債の入札では最高落札利回り2.936%、応札倍率2.31倍。
ダラス連銀総裁
「バランスシートの縮小は年内開始が適切。
 最近のインフレ鈍化は一時的の可能性が高い
 インフレは中期的に2%目標達成し上回るべき。」
ブレイナードFRB理事
「保有資産の正常規模は当面、分からない。
 低い中立金利は危機対応の余力に乏しいことを意味する。
 自身はインフレが2%目標を達成するかに焦点。
 フィリップス曲線は非常にフラット化しているようだ。
 他国の中銀と連携してはいない。」
トランプ米大統領
「韓国との協定は悪い取り決め。鉄鋼のダンピングをやめさせる。
 鉄鋼輸入について割当、関税の両方を検討
 壁はメキシコ国境の全域にまたがる必要はない。
 700〜900マイルにすべき。ソーラーパネルの壁を真剣に検討。」
NYダウは20ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<7月14日(金)>

日経平均は58.11円高で寄り付き19.05円高で大引け。
時事世論調査
「安倍内閣支持29.9%に急落、不支持48.6%。」
JPモルガンの第2四半期FICCセールス・トレーディング収入は
予想より弱い32.2億ドル。
米シティグループの第2四半期1株利益予想より強い1.28ドル。
ダラス連銀総裁 (ブルームバーグTVインタビュー)
「最近の弱いインフレ、一過性とそうではないもの混在。
 賃金圧力は今後数ヶ月で高まる見通し。
 バランスシート縮小の市場への影響は限定的であろう。」
米CPI(6月)と米小売売上高(6月)はともに市場予想より弱い結果に。
米10年債利回りは一時2.28%台へ低下。ドル売り。
米FF先物市場での12月利上げ確率が4割程度に低下。
ダラス連銀総裁
「これまでのインフレの進展は不均衡。
 インフレはさらに進展すると確信。ただ、時間がかかる。
 追加利上げの前にインフレ進展の証拠を見たい。
 保有資産の縮小開始は9月が適切になる可能性。」
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しは1.9%(先週1.96%)
シカゴ連銀総裁の
「今年序盤の弱いGDPは一過性の模様。
 弱いインフレは依然として課題。
 2%目標達成に対するコミットを示す必要。」
NYダウは84ドル高の21637.74ドル。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初10日に113.88レベルで始まり、11日のNY時
間前半に週高値となる114.49へ上昇しましたが、ロンドンフィックス
から反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して13日の東京時間
前半にかけて112.86へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て、14日の東京時間前半にかけて113.57へ反発しましたが、その後、
再び反落してNY時間序盤に週安値となる112.26へ下落して、112.53
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初10日に1.1398レベルで始まり、揉み合い
を経た後に翌11日のNY時間から上伸して、12日の東京時間終盤に
かけて週高値となる1.1489へ上昇する展開になりました。その後、
反落して、NY時間前半に1.1391へ下落しましたが、その後、切り返
して、13日のロンドン時間序盤にかけて1.1456へ反発する展開になり
ました。その後、再び反落して週安値となる1.1370へ下落しましたが
その後、切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して、14日の
NY時間から上伸して1.1469レベルで週の取引を終えました。




●今週(7月17日から21日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは14日の戻り高値112.72
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は13日の安値112.86
さらに上昇した場合は113.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
14日の高値113.57から12日のNY時間の戻り高値113.68、さらに上
昇した場合は114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値でもある14日の安値112.26
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は3日の安値112.10
から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は6月30日の安
値111.73、ここを下抜けた場合は6月27日の安値111.46、さらに下
落した場合は6月26日の安値111.14、ここを下抜けた場合は111.00
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、17日の中国第2四
半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高とNY連銀製造業景況指
数、18日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着
工件数と米建設許可件数、20日の日通関ベース貿易収支と日銀金融政
策発表と黒田日銀総裁の定例会見とフィラデルフィア連銀製造業指数
と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数、などが注目さ
れます。


先週のドル円は、週前半に5月10日の高値を一時上抜け114.49へ上
昇するも、その後、イエレンFRB議長が議会証言で「インフレは目標
を下回っており最近は低下傾向も。インフレの状況を注意深くみる。」
と慎重姿勢を示したことや、週末の米CPI(6月)と米小売売上高(6月)
がともに市場予想より弱い結果になったことを背景にドルが売られ、
軟調な相場展開になりました。米FF先物市場での12月米利上げ確率
も4割程度に低下することになりました。

今週も引き続き米経済指標が注目されますとともに、日本を除く主要
各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、20日の日銀金融政策発
表と黒田日銀総裁の定例会見が注目されます。これらの次第ながら、
日銀の緩和継続が再確認された場合は円売り動意再開となる展開もあ
りそうです。

ただ、北朝鮮リスクは一旦後退するも、トランプ大統領の長男のメー
ル公表によりロシア・ゲート問題が燻っているとともに、連日、史上
最高値を更新するNYダウに一部で高値警戒も囁かれているようで、
株式市場の動向や米10年債利回りの動向にも留意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは12日のNY時間の戻
り高値1.1479から12日の高値1.1489を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は1.1500「00」ポイント、さらに上昇した場合は
2016年5月2日の高値1.1536、ここを上抜けた場合1.1600の「00」
ポイントから2016年5月3日の高値1.1616、さらに上昇した場合は
1.1700の「00」ポイントから2015年8月24日の高値1.1713を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは14日のNY時間の押し安値1.1435を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.1400の「00」ポイ
ントから12日の安値1.1391、さらに下落した場合は13日のNY時間
の押し安値1.1382から13日の安値1.1370、ここを下抜けた場合は
5日の高値1.1368から6日の高値1.1355、さらに下落した場合は
6日の安値1.1329、ここを下抜けた場合は5日安値1.1312から1.1300
の「00」ポイント、さらに下落した場合は6月28日の安値1.1291、
ここを下抜けた場合は6月26日の高値1.1219をを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、17日の欧消費
者物価指数改定値、18日の独・欧ZEW景況感調査、20日の欧ECB
金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見と欧消費者信頼感速報、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、17日の中国第2四半
期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高とNY連銀製造業景況指数
18日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工件
数と米建設許可件数、20日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新
規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数などが注目されます。


先週のユーロドルは週間ベースでは1.13台後半から1.14台後半を範囲
とするレンジ相場になりましたが、今週は20日のECB金融政策発表
とドラギECB総裁の定例会見が注目の焦点になります。

先月27日のECB年次フォーラムでドラギ総裁が「デフレ圧力はリフ
レ圧力に置き換わった。緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場
合に限り徐々にしなければならない。」との発言以来、レイヤーを切り
上げたユーロドルですが、13日にWSJ紙が「ECBが来年から資産買
い入れを段階的に縮小する方針を9月7日の理事会で示唆する公算が
大きい。」との観測報道をしていて、今月7月のECB理事会でその前
段の示唆が仄めかされるか注目されます。

IMM通貨先物でユーロの買い越しが83,788枚と2007年以来の高水準
に膨らんでいることで調整の可能性も排除されませんが、今月のECB
理事会の発表の次第によっては2年半ほど続いた月足レベルのレンジ
がブレークとなる可能性もありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その250 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、週前半に5月10日の高値を
 一時上抜け114.49へ上昇したけど、その後、イエレンFRB議長が
 議会証言でインフレ低下懸念を示し、週末の米CPIと米小売売上高
 がともに市場予想より弱い結果になったことでドルが売られて、
 軟調な相場展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドルインデックスも軟調に推移して、米FF先物市場での12月の
 米利上げ確率も4割程度に低下することになったのう…。」


『今週のドル円は、どんな相場展開になるのかねぇ…。』


「ここのところ弱い米指標が多く米経済指標が注目されるとともに、
 日本を除く主要各国の中銀が金融緩和からの出口へ向かう中、
 20日の日銀金融政策と黒田日銀総裁の定例会見が注目されよう…。
 緩和継続が再確認された場合は円売り再開となる展開もあろうが、
 北朝鮮リスクは一旦後退するも、ロシア・ゲート問題が燻っている
 とともに、連日、史上最高値を更新するNYダウに
 一部で高値警戒も囁かれているようで、株式市場の動向や
 米10年債利回りの動向にも留意していきたいものじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今回は『知識の断捨離のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『断捨離とは、必要のないものを断ち、捨てて、執着から離れる事、
 という意味と思うが、まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか。』


「トレードの勉強も長らくしていると、垢や不要なものが溜まったり
 頭の中で知識が不調和となって混乱してしまうこともあってのう。
 ときに、自分自身にとって何が重要で何が不要か洗いなおして
 整理してみることも大切になるのではなかろうかのう…。」


『勝っているトレーダーは複雑なトレードしているわけではなく、
 とてもシンプルな思考でトレードしているとも言うからなぁ…。』


「知識を捨てるためには、まずは学んで溜めなくてはならないが…、
 学んだ後は、シンプル思考に到達するために、自分自身にとって
 不要な知識を捨てる『知識の断捨離』のプロセスが必要になる、
 というわけなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「トレードには『これこそ絶対に正解』というものはなく…、
 小幅レンジであっても、数Pipsを抜く逆張りスキャルの手法もあり
 相場で勝つためには、トレード・チャンスを多く得るためにも、
 相場の7割以上と言われるレンジ相場を究め制さなくてはならない
 という考え方もあり、これはこれで肯定されようが…、
 また一方、前回ご紹介したトレーダーのSさんのように、
 徹底したトレンド・フォローのみのトレードで、
 非トレンド状況とも言える『レンジ相場でのトレードを排する事』
 に徹することよって、勝っているトレーダーもいるのじゃのう…。」


『自分たちを含めて多くのトレーダーは貪欲なもので…、
 レンジでもトレンドでも高勝率で勝つことを目指して、
 できるだけ多くのトレード・チャンスを求めるたがるものだけど、
 それでいながら、トータル収支が向上しない場合は、
 非トレンド状況とも言える「レンジ相場でのトレードを排除する」
 ということは、トレーダーとしての大きなパラダイム転換に
 なるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「ふむ…。トレードは数多く行うほど儲けれるものではなく、
 また、勝率よりも利益率が大切であるならば…、
 ボラティリティのあるワイド・レンジは別としても、
 『小幅レンジ相場でのトレードを徹底して排除』して、
 トレンド・フォローのみに徹することは、むしろ、
 トータル収支向上に繋がることが少なくないのではあるまいか。」


『もしかすると、小幅レンジでのトレードを排することが出来たなら
 揉み合いを抜けて、強い動意で上げれば買う(下げれば売る)、
 ダメだったならば損切るが、トレンドが続いている間は保持して
 反転を確認して利食う、という事を基本とする、
 シンプルなトレードも目指せるのかもしれないよな…。』


「言うは易く行うは難しでトレードはそこまで簡単ではないとしても
 『小幅レンジ相場でのトレードを徹底して排除する』という視点で
 ハイ・ロー・バンドの幅や、ボリバンのバンド幅や、
 EMA5の自身のチャートにおける具体的な傾斜角度規定や、
 ATRの数値規定などを過去チャート検証で見つける事が出来たり、
 上下のラインで括った『ライン幅規定』を見つける事ができたなら
 小幅揉み合いを避けたうえで、トレンド・フォローのみに徹する、
 という、自分自身にとって新たなパラダイムのトレードの可能性も
 開けてくるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『知識の断捨離の過程では新たな発見の可能性もあるという事か…。
 そういうことなら、オレ様も断捨離とやらをしてみるとするぜ。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その249


G20では自由貿易の重要性で一致し保護主義と闘いを続けるとするも
対北朝鮮問題では結束できず、パリ協定は19カ国合意となりました。


●今週(7月10日から14日)の主な予定

<7月10日(月)>

朝8時50分に日国際貿易収支(5月)、日国際経常収支(5月)、
同朝8時50分に日機械受注(5月)、
午前9時半から黒田日銀総裁の発言、
午前10時半に中国消費者物価指数(6月)、中国生産者物価指数(6月)、
午後2時に日景気現状判断DI(6月)、日景気先行き判断DI(6月)、
午後3時に独貿易収支(5月)、独経常収支(5月)、
夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(6月)、
深夜4時に米消費者信用残高(5月)、
などが予定されています。
日・中国・米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。


<7月11日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(6月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感(6月)、豪住宅ローン件数(5月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(6月)、
夜11時に米卸売売上高(5月)、米卸売在庫(5月)、
などが予定されています。
そして、EU財務相理事会も予定されています。


<7月12日(水)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(6月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(5月)、
午後3時に独卸売物価指数(6月)、
午後5時半に英失業者数(6月)、英失業率(6月)、英ILO失業率(5月)、
午後6時に欧鉱工業生産(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
同夜11時からイエレンFRB議長の下院金融委員会での証言、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
英・欧・加の指標および米地区連銀経済報告と
イエレンFRB議長の下院金融委員会での証言には注目です。


<7月13日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格指数(6月)、
(時間未定) 中国貿易収支(6月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(6月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(6月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(6月)、
夜9時半に米生産者物価指数(6月)、米生産者物価指数コア(6月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(5月)、
夜11時からイエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言、
深夜3時に米月次財政収支(6月)、
などが予定されています。
中国・独・米の指標とイエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言
には注目です。


<7月14日(金)>

朝7時半にNZ企業景況感(6月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(5月)、
午後6時に欧貿易収支(5月)、
夜9時半に米消費者物価指数(6月)、米消費者物価指数コア(6月)、
同夜9時半に米小売売上高(6月)、米小売売上高(除自動車 6月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(6月)、米設備稼働率(6月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
同夜11時に米企業在庫(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
(また、7月16日に米中100日計画の期限を迎えます。)



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(7月3日から7日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが95.38で始まり、96.25へ上昇した後に
反落して95.78で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.386%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで44.23ドルへ下落しました。
NYダウは週間64.71ドル上昇、21414.34ドルで週の取引を終える。


<7月3日(月)>

報道
「東京都議会選挙では都民ファーストの会が大勝して第1党に躍進。
 自民党は惨敗して23議席に議席数を減らす。」
日経平均は22.89円高で寄り付き22.37円高で大引け。
報道
「日本の路線価は全国平均では2年連続で上昇。
 銀座中央通り鳩居堂前はバブル期を超えて過去最高に。」
報道
「英BOEの一部業務で7月31日から4日間、ストライキを実施へ。」
カナダが建国記念日で休場。NYの株式・債券市場は短縮取引。
米ISM製造業景況指数(6月)は予想より強い57.8。
独仏の株式市場は1%超の上昇で取引を終える。
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想は3.0%に上方修正。
NYダウは129ドル高で取引を終える。


<7月4日(火)>

英BOEブリハ委員
「個人消費は依然として低迷しており、それを相殺するだけの
 新たな民間投資や輸出は発生していないと思われる。
 時期尚早の利上げは若干遅い利上げより間違い大きくなる可能性。」
日経平均は136.47円高で寄り付き23.45円安で大引け。
防衛省は
「北朝鮮が日本海に向けてミサイルを発射。
 日本の排他的経済水域(EEZ)内に着水した可能性。」
豪RBA
「政策金利の維持は持続的な経済成長に合致している。
 豪ドル高は経済の調整を複雑化。インフレ期待は徐々に上昇。
 豪州経済は徐々に成長。当面は成長を維持する。
 住宅価格は一部で上昇。雇用市場はまちまち、
 雇用者数の拡大傾向はこのところ強い。」
北朝鮮
「大陸間弾道ミサイル火星14号の実験に成功した。」
中国外務省
「中国は国連決議に反する北朝鮮のミサイル発射に反対。」
プラートECB理事
「インフレは緩やかに目標に向かって動いている。
 基調インフレ圧力は引き続き抑制されている。
 ECBは忍耐と継続性が求められている。
 ECBの使命はまだ果たせていない。
 QEプログラムはこれまで効果を発揮してきた。」
NYは独立記念日で休場。


<7月5日(水)>

北朝鮮の金朝鮮労働党委員長
「米国の脅威がなくなるまで交渉はしない。
 独立記念日の贈り物(ミサイル)は気にくわないだろうが、
 2017年中に米国に頻繁に贈り物を届ける。
 米国が譲歩するまで核とミサイルで協議しない。」
米国務省
「北朝鮮はICBMを試射した。行動を強く非難する、
 核武装した北朝鮮を決して容認しない。
 米国は北朝鮮の行動を国連安保理で討議する。」
日経平均は17.28円安で寄り付き49.28円高で大引け。
ロイター通信
「北朝鮮が6回目の核実験を行った可能性がある。」
報道
「日欧EPAが大枠合意。」
クーレECB専務理事
「外貨準備で人民元保有を増やす可能性。
 政策の変更については議論していない。」
IMF
「米経済の成長見通しは4月時点の予測より幾分か弱まった。
 欧州とアジアの成長見通しは小幅改善を見込む。
 世界経済は順調。今年と来年の世界のGDPは3.5%見込む。
 中国の負債は脆弱性を高めている。」
FOMC議事録
「バランスシート縮小開始時期で意見が分かれる。
 インフレ軟化は特殊要因が原因と大半が判断。
 緩やかな利上げを支持。
 一部は数ヵ月以内のバランスシート縮小開始を支持。
 一部はインフレの進展が緩んだ可能性を指摘。数人は株高を指摘。」
報道
「(原油の)追加減産提案が行われた場合にロシアは反対する。」
NYダウは1ドル安で取引を終える。


<7月6日(木)>

日経平均は19.95円安で寄り付き87.57円安で大引け。
仏中銀総裁
「ECBの非伝統的措置は永遠ではない。
 2017年国内成長率予想を1.6%に上方修正(6月時点1.4%)」
プラートECB専務理事
「景気循環的な回復がより力強くなっている。
 インフレ指標は引き続きボラタイル。
 基調的な価格圧力は引き続き抑制されている。
 成長見通しへのリスクは幅広くバランスしている。
 ECBの使命はまだ達成されていない、忍耐が必要。」
ECB議事録
「金融環境に幾分の引き締まりが予想される。
 現状の金融政策スタンスが適切との幅広い合意があった。
 価格安定見通しに本質的な変化はみらないと幅広く意見が一致。
 小さなコミュニケーションの変化が誤解されること懸念。
 見通しが改善すればQE緩和バイアスに見直しも。」
米ADP雇用統計(6月)は予想より弱い15.8万人。
独10年債利回りが0.50%超に上昇。
米ISM非製造業景況指数(6月)は予想より強い57.4。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が629.9万バレルの減少。
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想は2.7%に下方修正。
バイトマン独連銀総裁
「景気回復がECBの出口戦略のドアを開いた。
 出口戦略の時期やペースはインフレの基調が決める。
 信頼のために、インフレが許容すれば
 ECBは出口戦略に動かなければならない。
 刺激策の量や手段に関して意見は分かれている。」
マカファティー英BOE委員
「インフレは急速に上昇した。更に加速するであろう。
 刺激策の若干の解除が必要になる公算。
 ポンド安が物価を3%上昇させた。直近のポンドの戻りは小さい。
 金融政策はアクセルを持っている。
 英国以外からのリスクが最も大きい。
 経済が見通し通りであれば緩やかな利上げを見込む。
 向こう数年で数回の利上げを見込む。」
マティス米国防長官
「北朝鮮のICBM(大陸間弾道弾)の能力では、
 米国を戦争に近づけることはない。
 アラスカのミサイル防衛は十分。
 米国は北朝鮮がミサイルを発射後直ぐに探知した。」
NYダウは158ドル安で取引を終える。


<7月7日(金)>

日経平均は137.41円安で寄り付き64.97円安で大引け。19929.09円。
フィッシャーFRB副議長
「政府の政策の方向性をより明らかにする必要がある。
 方向性の不確実さは企業が投資を鈍化させる一要因になる可能性。」
報道
「日銀が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告。」
日銀指値オペ詳細
「新発10年利付国債347回債、買い入れ利回り0.11%。
 金額に制限を設けず。長期債の指値オペは2月3回らい。
 中期ゾーンは昨年11月17日に実施。」
ドル円が上昇。
報道
「韓国は北朝鮮との間で南北赤十字協議や軍事会議などを検討。」
オランダ中銀総裁
「明らかにリフレがデフレに置き換わった。
 政策決定は経済環境に依存する。」
メルケル独首相
「G20のモットーは相互接続された世界の構築。」
米非農業部門雇用者数(6月)は予想より強い22.2万人、
米失業率(6月)は予想より弱い4.4%、
米平均時給(6月)は予想より弱い前月比+0.2%。
米10年債利回りは2.36%台へ低下の後に2.39%台
原油先物が一時43ドル台下落。
FRB金融政策報告
「直近の金融市場は良好。家計負債は抑制されている。
 社債市場で流動性が低下しているとの証拠はほぼ見られない。
 商業不動産市場で信用ひっ迫の兆候が見られる。
 タームプレミアムの上昇は長期債の価格下落リスクを意味する。」
ティラーソン米国務長官の会見
「米ロ首脳会談でトランプ大統領は大統領選の干渉を持ち出したが、
 プーチン大統領は関与を否定した。
 米ロとヨルダンがシリア南西部の停戦で合意した。」
NYダウは94ドル高の21414.34ドルで取引を終える。


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初3日に下窓を空けて112.11レベルで始まるも、
その後、堅調傾向で推移して翌4日のオセアニア時間にかけて113.47
へ上昇する展開になりました。その後、ロンドン時間にかけて112.74
へ反落して、その後、5日オセアニア時間にかけて113.35へ反発して
その後、東京時間前半に112.82へ反落する揉み合いになりましたが、
ロンドン時間に113.68へ上昇する展開になりました。その後、6日の
東京時間に112.88へ反落しましたが、ロンドン時間にかけて113.47
へ反発する揉み合いが続きました。その後、7日の東京時間前半に日銀
が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告したことを背景
に上伸してロンドンフィックスにかけて週高値となる114.18へ上昇し
て113.94レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初3日に1.1419レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して、5日のロンドン時間にかけて週安値となる
1.1312へ下落する展開になりました。その後、切り返して、揉み合い
ながらも堅調傾向で推移して7日のオセアニア時間にかけて1.14台前
半へ上昇する展開になりました。その後、小幅な揉み合いとなって米
雇用統計の発表を迎えました。米雇用統計の発表後に一時、週高値と
なる1.1439へ上昇しましたが、その後、一時1.1379へと反落して、
1.1404レベルで週の取引を終えました。週間では15Pipsの下落となり
ました。




●今週(7月10日から14日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から先週高値の114.18を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場
合は5月11日の高値114.37、さらに上昇した場合は3月3日の高値
114.75、ここを上抜けた場合は2月15日の高値114.95から115.00の
「00」ポイント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡
る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは7月5日の高値113.68を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は7日米雇用統計後の押し安値113.50
さらに下落した場合は7日のオセアニア時間の押し安値113.10から
113.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は6日の安値112.88
から4日の安値112.74、さらに下落した場合は30日の高値112.60、
ここを下抜けた場合は3日の安値112.10を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、10日の日国際貿易
収支と日機械受注と黒田日銀総裁の発言と中国消費者物価指数と中国
生産者物価指数と米LMCI労働市場情勢指数、12日のイエレンFRB議
長の下院金融委員会での証言と米地区連銀経済報告、13日の中国貿易
収支と米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数とイエレンFRB議
長の上院銀行委員会での証言と米月次財政収支、14日の米消費者物価
指数と米小売売上高と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼感指数
速報、などが注目されます。


先週のドル円は、米10年債利回りの上昇も背景に、7日に日銀が国債
買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告したことによる円安で
一時114円台へ上昇する展開になりました。

日本を除く主要各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、日銀が
緩和を継続することで、円の独歩安となっていますが、北朝鮮問題な
ど地政学的リスクには引き続き留意が必要な状況のようです。


そして、ドイツで開催されていたG20では、自由貿易の重要性で一致
して保護主義と闘いを続けるとするも、その一方で「合法的な貿易保
護手段の役割を認める」としてトランプ大統領の主張にも配慮するこ
ととなりました。また、対北朝鮮問題では結束に至らず、パリ協定に
関しては米を除く19カ国合意ということになりました。

週初、まずはG20を巡る市場反応が注目されますが、今週は12日と
13日の午後11時からのイエレンFRB議長の証言と、14日の米消費者
物価指数と米小売売上高などが注目の焦点になります。

ドル円と日米10年債金利差の推移
http://lets-gold.net/market/chart_gb10yr.php
にも注目してトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは7日のロンドン時間
の高値1.1427を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週
高値でもある米雇用統計後の高値1.1439から3日の高値1.1445、
さらに上昇した場合は2016年4月12日の高値1.1465、ここを上抜け
た場合は2015年10月15日の高値1.1495から1.1500の「00」ポイ
ント、さらに上昇した場合は2016年5月2日の高値1.1536を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは7日の米雇用統計後の押し安値1.1379
から4日の高値1.1377を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場
合は5日の高値1.1368から6日の高値1.1355、さらに下落した場合は
6日の安値1.1329、ここを下抜けた場合は先週安値でもある5日安値
1.1312、さらに下落した場合1.1300の「00」ポイントから6月28日
の安値1.1291、ここを下抜けた場合は6月26日の高値1.1219を巡る
攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、12日の欧鉱工
業生産、13日の独消費者物価指数改定値、などが注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、10日の中国消費者物価指数と中国生産者物価
指数と米LMCI労働市場情勢指数、12日のイエレンFRB議長の下院金
融委員会での証言と米地区連銀経済報告、13日の中国貿易収支と米生
産者物価指数と米新規失業保険申請件数とイエレンFRB議長の上院銀
行委員会での証言と米月次財政収支、14日の米消費者物価指数と米小
売売上高と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


6月27日にドラギECB総裁が「インフレを抑制している要因はすべて
一時的なもの。(中略) デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。緩和
の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り徐々にしなければな
らない。(後略)」と発言したことを背景に6月29日に年初来高値の
1.1445をつけたユーロドルですが、先週は、独10年債利回りは0.57%
台へ上昇するも、米10年債利回りが2.386%へ上昇して、一旦調整と
なって下へ「行って来い」となり、週の始値と終値では僅かに下落す
る展開になりました。


ユーロドルにつきましても、週初、まずはG20を巡る市場反応が注目
されますが、今週のユーロに係わる経済指標の注目度はそれぼ高くな
いようで、対ドル通貨ペアとして、12日と13日の午後11時からの
イエレンFRB議長の証言と、14日の米消費者物価指数と米小売売上高
などが注目の焦点になりそうです。

独10年債利回りチャート
https://jp.investing.com/rates-bonds/germany-10-year-bond-yield
にも注目してトレードしていきたいものです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その249 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、米10年債利回りの上昇も背景に
 7日に日銀が国債買い入れの増額と長期を対象に指値オペを通告した
 ことによる円安で2円近い上昇になったが…、
 現在の「円」は最弱通貨と言ってもよい状況のようだな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 通貨ペア別の強弱を観ても明らかなように
 https://www.barchart.com/forex/performance-leaders#/viewName=chart
 先週は円が弱く、加ドルが強い状況であったのう…。」


『この状況はまだ続くのかねぇ…。』


「主要各国の中銀が緩和縮小へ舵を取ろうとする中、
 日銀が緩和の継続をすることで、その可能性は充分にあるが…、
 現状の全てを織り込んでこのような状況になっているとともに、
 円はリスクの受け皿となる傾向もあるゆえ、株価の動向や、
 北朝鮮問題など地政学的リスクには引き続き留意は必要であろう。」


『今週のドル円はどんな展開になるのかねぇ…。』


「週初、まずはG20を巡る市場反応が注目されようが…、
 今週は12日と13日の午後11時からのイエレンFRB議長の証言と
 週末14日の米CPIと米小売売上高などが注目の焦点になろう…。
 その結果次第で動意づくのではなかろうか…。」


『さて、ところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「今日は勝ち組になられた2人のトレーダーさんから
 実際に頂いたメールの中に、勝ち組になられたその秘密を
 ご一緒に観てみようではないか…。溜口剛太郎殿。」


『それは興味深いな…。それはどんなメールだったんだい?』


「そのお1人は、先週の九州北部の豪雨で災害に遭われたかと
 ジイが心配して熊本市の健軍にお住いのトレーダーのSさんに
 お送りしたメールの返信に記されておった事じゃ…。
 (ここから: 要旨)
 お陰様で私が住んでいる東区はそれほど被害も無く
 私達家族もいつも通り、何の問題もなく過ごせています。
 (中略)
 FXの収支は昨年一年間で資産を倍にすることが出来ました。
 紆余曲折した手法はどんどんシンプルになり
 日足レベルでトレンド時だけにリスクを取る
 トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない(笑)
 (中略)
 トレードチャンスは極端に少なくなりますが、
 一旦ポジションを持つとハッキリトレンドが
 終焉するまで積み増しながら徹底的について行く
 戻ってきたら逆指値で同値撤退か損切り(笑)
 何度も戻ってきてしまい、がっかりすることも多々ありますが、
 私にはスイングののんびりしたトレードが合っているようです。
 (中略)
 10年かかって自分のトレードをハッキリ確立出来た感じです。
 ホントに相場に秘密は無く、
 基本に従えば無理せず利益は積み上がっていきます。
 今後もコツコツ負けて、
 日足トレンド発生にドカンと利益を積み上げます! (ここまで)」


『昨年一年間だけで資産を倍にすることが出来たということか…。』


「勝ち組トレーダーになられたSさんのメールの要旨をまとめると、
 (1) シンプルなトレードをしている。
 (2) 徹底的なトレンド・フォローをしている。
 (3) トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない。
 (4) 基本に従えば無理せず利益は積み上がっていく。
 (5) コツコツ負けて、トレンド発生にドカンと利益を積み上げる。
 というトレードをされていらっしゃるという事なのじゃのう…。」


『トレンド・フォローのみを徹底しているとともに、
 「無駄トレードをしない」という事も徹底されているようだな…。
 文章で観れば、当たり前の事が書かれているようであっても、
 「トレンドがハッキリしない時は何ヶ月も何もしない」という事を
 本当に実践できるということは凄い事だよな…。ジイさん。』


「ふむ…。この事が、もしやすると、資産を倍にすることが出来た
 その秘密なのやも知れぬのう…。溜口剛太郎殿。
 さて次に、トレーダーのFさんから頂いたメールじゃが…。
 (ここから: 要旨)
 6月の月間トータル収支が初めてプラスで終わることが出来ました。
 資金は2倍くらいになりました。もともと資金が少ないので(笑)
 トレードの記録ノートを見ていると今月は結構トレードしました。
 勝率はいつも通りで、4割前後です。
 それなのに、プラスで終える事が出来ました。
 損小利大が出来るようになった事が大きいと思われます。
 これからも負けまくると思いますが、トータルでの勝ちを目指して
 頑張っていきたいと思います! (ここまで)」


『月間で資金は2倍くらいになりましたということは、
 月利100%というワケで、これは凄い事じゃないか…。』


「そればかりではなく…、Fさんの場合は、これまで月間収支で
 負け続けておられたが、突如、勝てるようにならればかりではなく
 月利100%を達成されたという事なのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『何気ない文章のようだが、その秘密が記されているというワケか。』


「もしやすると、月利100%は出来過ぎで、過剰なトレードを
 されていらっしゃったのやも知れぬが…、
 『勝率はいつも通りで、4割前後です。
  それなのに、プラスで終える事が出来ました。』
 ということは、特段に凄い事ではあるまいかのう…。」


『それだけ「損小利大のトレードが出来るようになった」、
 ということなんだろうけど…、勝率が4割ということは
 逆に言えば10回のトレードで6回も負けているということで、
 「トレードで利益を上げる = 高勝率でなければならない。」、
 「負けるトレードはダメなトレードだ。」などと思い込んでいる
 普通のトレーダーなら「こんな手法はダメだ」と手法も捨て、
 検証も「バカバカしい」と放棄するようなところで踏みとどまり、
 そして、多くのトレーダーがなかなか到達できない
 「損小利大」という次のステージに到達したという事は
 じつに凄い事だよな…。ジイさん。』


「ふむ…。世界の3大投資家のジョージ・ソロス氏でさえも
 負けトレードの方がむしろ多いと言われておるようじゃが…、
 トレードは『勝率よりも利益率が重要』ということなのじゃのう。
 『なぜ負けたのだろう。』と1つの負けに思い悩むうちはまだまだで
 『不確実性を本質とする相場では負ける事があるのも当然であり』
 負けることに屈せず、損小利大を目指せるトレーダーこそが、
 勝てるトレーダーという事なのやも知れぬのう…。」


『あははっ。SさんとFさんは一時代前風に言うならば…、
 「トレードは負ける事があると既に心得たり。
  負けながら嘆かず目指すは損小利大なりけり。
  我ついに負けながら勝つステージ(境地)に到達せしなり。」
 ってな事のかもしれないよな…ジイさん。』


「あははっ。それでは一時代前ではなく、まるで二時代前の
 昭和初期か大正あたりの文豪の物言いのようじゃのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その248


2017年も半年が過ぎ7月になりましたが、
今年の夏は「スーパー猛暑」になるそうですね。


●今週(7月3日から7日)の主な予定

<7月3日(月)>

※ カナダが建国記念日で休場。
※ NYの株式・債券市場は短縮取引

朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業製造業業況判断DI、
同朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業非製造業業況判断DI、
同朝8時50分に第2四半期日銀短観大企業設備投資、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(5月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(6月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(5月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(6月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(6月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(6月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(6月)、
午後5時半に英製造業PMI(6月)、
午後6時に欧失業率(5月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(6月)、米建設支出(5月)、
などが予定されています。
日・豪・中国・英・欧・米の指標には注目です。


<7月4日(火)>

※ NYが独立記念日で休場。

午前10時半に豪小売売上高(5月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後5時半に英建設業PMI(6月)、
午後6時に欧生産者物価指数(5月)、
などが予定されています。
豪・英・欧の指標には注目です。


<7月5日(水)>

午前10時45分に中国財新サービス業PMI(6月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(6月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(6月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(6月)、
午後5時半に英サービス業PMI(5月)、
午後6時に欧小売売上高(5月)、
夜11時に米製造業新規受注指数(5月)、
深夜3時に米FOMC議事録要旨、
などが予定されています。
中国・英・欧・米の指標には注目です。
そして、独中首脳会談が予定されています。


<7月6日(木)>

午前10時半に豪貿易収支(5月)、
午後3時に独製造業新規受注(5月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
午後8時半に欧ECB理事会議事要旨、
同午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(6月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(6月)、
夜9時半に米貿易収支(5月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加貿易収支(5月)、加住宅建設許可件数(5月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(6月)、
などが予定されてます。
豪・独・スイス・欧・米の指標には注目です。


<7月7日(金)>

午後2時に日景気先行指数速報(5月)、日景気一致指数速報(5月)、
午後2時45分にスイス失業率(6月)、
午後3時に独鉱工業生産(5月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(5月)、仏貿易収支(5月)、
同午後3時45分に仏経常収支(5月)、仏財政収支(5月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(5月)、英製造業生産指数(5月)、
同午後5時半に英貿易収支(5月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(6月)、米失業率(6月)、
同夜9時半に米平均時給(6月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(6月)、加失業率(6月)、
夜11時に加Ivey購買部景況指数(6月)、
などが予定されています。
独・英・米・加の指標には注目です。
そして、FRBの半期に一度の金融政策報告と
G20首脳会談が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月26日から30日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.93で始まり、軟調傾向で推移して
95.39で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.304%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで46.04ドルへ上昇しました。
NYダウは週間45.13ドル下落、21349.63ドルで週の取引を終える。


<6月26日(月)>

日経平均は0.14円高で寄り付き20.68円高で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁(講演テキスト)
「緩やかな利上げが金融政策の正常化につながり、
 より長期間で持続可能なペースでの経済成長の維持につながる。
 インフレについてはいくつか特殊な一時的要因が押し下げている。
 しかし、これらの要因は弱まりつつあり米経済の堅調さから、
 来年にはインフレ目標2%に到達すると予想している。
 労働市場については極めて強い。
 経済が安定的な制限速度を超え、加熱するリスクを伴う。
 バランスシートの正常化については年内開始の方針を再確認。
 当初は慎重にゆっくりとスタートする見通し。」
英BBC
「英保守党はDUPと合意に達した。」
米耐久財受注速報(5月)は市場予想より弱い。
NY時間序盤に米10年債利回りが一時2.12%台へ低下。
報道
「米最高裁判所は大統領の入国禁止令を部分的認める判断を下した。」
報道
「米上院共和党がヘルスケア法案の修正案を発表。」
CBO
「上院共和党の修正案では2026年までに無保険者が2200万人へ。」
ドラギECB総裁
「金利は成長が回復している間は低くなければならない。」
米2年債入札結果
「高落札利回り1.348%、応札倍率3.03倍。」
バーナンキ前FRB議長
「景気回復は拡大する余地がある。
 FRBは二大目標(インフレ・最大雇用)に近い。
 成長は常に十分という事はないというのが米大統領選で示された。
 米有権者の信頼を勝ち取るにはより良い政策が必要。」
NYダウは14ドル高で取引を終える。


<6月27日(火)>

日経平均は75.77円高で寄り付き71.74円高で大引け。
ドラギECB総裁
「持続的な経済成長を強化することが課題。
 インフレは想定されていた成長の下で一層抑制されている。
 我々の金融政策が機能していることを確信。
 インフレを抑制している要因はすべて一時的なもの。
 刺激策の調整は慎重であるべき。
 デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。
 緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り
 徐々にしなければならない。
 かなりの規模の刺激策が引き続き必要。金融政策は継続性が重要。
 世界経済の要因がユーロ圏のインフレに対する重石。
 供給過剰による原油価格の動向を注視。
 インフレはまだ継続的でも自律的でもない。
 世界経済の不透明感は慎重な政策調整を意味する。
 政策スタンスを変更しないために政策の調整はあり得る。」
独債利回りが急上昇。ユーロ買い反応。
サンフランシスコ連銀総裁
「インフレは来年ごろに2%に上昇する見込み。
 米国経済は完全雇用を取り戻しており、それを超える勢いも。
 FOMCは緩やかな刺激策の解除の過程にある。」
英BOE金融安定化報告
「銀行の資本バッファーを11月から1%に引き上げる。
 カウンターシクリカル資本バッファーを0.5%に引き上げる。」
カーニー英BOE総裁
「ブレグジットが金融安定へのリスク。
 英総選挙ではブレグジット緊急対応プランを変更せず
 現時点では利上げは望ましくない。」
米上院共和党
「ヘルスケア法案の採決を7月4日の独立記念日以降に延期する。」
共和党のライアン下院議長
「ヘルスケア法案に関してマコーニル上院院内総務が示した
 共和党案に反対することはない。
 上院は法案を採決の方向に進めると予想。
 時期については言及しない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「インフレ抑制要因は一時的なもの。
 2%の目標達成予測を18年初期に後ずれ。
 2017年にもう1回の利上げを支持。
 今年の米成長は平均2.3%を予想。
 バランスシート縮小は年内のどこかで開始する。
 現在のドルは問題ではない。
 ドルは自身の危険リスクのリストでは高い位置にはない。」
フィッシャーFRB副議長
「高い資産価格は将来の不安定リスクにつながる恐れ。
 金融市場の脆弱性は過去に比べ和らいだ。」
米5年債入札では最高落札利回り1.828%、応札倍率2.33倍。
イエレンFRB議長
「銀行システムは非常に強く健全。
 新たな金融危機は排除できないがシステムは格段に安全。
 銀行はショックに耐え得るほど良好。
 我々は物価安定をコミットしている。
 多くが低失業率がインフレを上昇させると信じている。
 緩やかなペースの利上げを明確にしている。
 緩やかなペースの利上げを市場は予想している。
 資産価格は幾分高い。」
報道
「米車販売でローン焦げ付きが急増して1割に迫る。」
NYダウは98ドル安で取引を終える。


<6月28日(水)>

ミネアポリス連銀総裁
「低インフレのため、先日のFOMCでは反対票を投じた。
 米経済は景気過熱に近づいていない。
 我々は低いインフレを望んでいるがそれは落ち着いたインフレだ。
 バランスシート縮小がどの程度小さいものなのかまだ分からない。」
日経平均は75.89円安で寄り付き94.68円安で大引け。
コンスタンシオECB副総裁
「米国U-6に相当する失業の広義の概念ではユーロ圏失業率は18%。
 経済のたるみが従前の考えよりも大きいこと示す。
 粘り強さが必要との前日のドラギECB総裁の講演終盤の発言が
 正当化されよう。
 インフレ目標達成のために従来からの金融政策を続ける必要。」
S&P
「ユーロ圏の2017年成長率見通し2%に上方修正(3月時点1.6%)」
サンフランシスコ連銀総裁
「米国は実質賃金の伸びが生産性上昇ペースを上回っている。
 パートタイム労働比率ここ1、2年で減少、フルタイム求人が増加。
 労働市場の引き締まりで賃金の伸びが加速する兆候。」
ECB関係筋
「市場はドラギ総裁講演の刺激策について誤解している。」
ユーロ売り反応。
カーニー英BOE総裁
「ある程度の刺激策の解除が必要となる公算。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が11.8万バレルの増加。
米7年債入札では最高落札利回り2.056%、応札倍率2.46倍。
NYダウは143ドル高で取引を終える。


<6月29日(木)>

報道
「FRBが包括的資本分析(CCAR)の結果を公表し、
 大手34行全ての資本計画を承認。」
日経平均は130.46円高で寄り付き89.89円高で大引け。
マクマスター米大統領補佐官
「北朝鮮は米国を標的にする最も緊迫した脅威。
 大統領から北朝鮮に対して軍事オプションを含めた
 制裁準備の指示を受けた。」
原田日銀審議委員
「日銀の国債購入はデフレ脱却と金利低下が目的。
 需給ギャップと物価の適切化が目的。」
独連銀総裁
「現時点では拡張的金融政策は適切。
 ただ、緩和策の程度の適切さについては意見が異なる。
 従来から述べてきたように国債購入については懐疑的な立場。」
独消費者物価指数速報(6月)は予想より強い前月比+0.2%。
米第1四半期GDP確報は予想より強い1.4%。
米10年債利回りが一時2.29%台へ上昇。
コーン米NEC(国家経済会議)委員長
「ヘルスケア法案で政府と上院は合意できる。
 9月に税制改革のアジェンダに取り組む。
 3%の米成長率はそれほど高い目標ではない。」
ライアン米下院議長
「2018年1月1日までには新税制で臨みたい。」
セントルイス連銀総裁
「現在の政策金利の水準は適切と再度指摘。
 弱いインフレ指標は2%目標到達に疑問生じさせると再度指摘。
 もしも失業率がさらに低下してもインフレへの影響は小さい。」
ムニューシン米財務長官
「北朝鮮が態度をあらためるまで資金を止める。
 北朝鮮の非道な振る舞いは許容できない。
 北朝鮮への制裁で中国を標的にしていない。
 中国とは建設的な協議を続けている。これからもそれを希望する。
 FRB議長に関してはまだ何も決まっていない。」
ホールデン英BOE委員
「インフレに注意を払う理由は低所得者に甚大な影響を及ぼすため。
 高インフレが定着しないように金利を決める必要がある。」
NYダウは167ドル安で取引を終える。


<6月30日(金)>

日経平均194.67円安で寄り付き186.87円安で大引け。2万円台維持。
ロンドン時間に米10年債利回りが一時2.29%台へ上昇。
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「金融政策の正常化が正当化されよう。
 インフレ上昇の安定した動きはまだ顕在化に至っていない。
 異常に緩和的な政策は望ましくない効果もたらす。
 正常化に向けて準備を。」
クーレECB専務理事
「ユーロ圏の経済状況がまちまちであることが金融政策の課題。
 危機を乗り越えて実質所得の収斂が必要に。」
トランプ大統領(米韓首脳会談後の共同声明)
「北朝鮮のミサイル計画に対し決意を持って対応する必要。
 北朝鮮への忍耐の限度を超えた。
 外交、経済的手段を駆使して対応する。」
原油先物8月限は46.04ドル。
NYダウは62ドル高で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初26日に111.19レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して、翌27日の東京時間前半に112.07へ上昇し
ました。その後、ロンドン時間前半にかけて111.46へ下押しましたが
その後、ロンドンフックスにかけて112.46へ上昇する展開になりまし
た。その後、112円台半ばから111.83を範囲とする揉み合いが続きま
したが、29日のロンドン時間から上伸してNY時間前半に週高値とな
る112.92へ上昇する展開になりました。その後、反落して、30日の
東京時間前半にかけて111.73へ下押しする展開になりました。その後
切り返し、NY時間後半にかけて112.60へ反発して、112.36レベルで
週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初26日に1.1200レベルて始まり小幅な揉み
合いが続きましたが、27日のロンドン時間前半から上伸して、28日の
ロンドン時間序盤にかけて1.1388へ上昇する展開になりました。
その後、NY時間序盤に1.1293へ反落しましたが、その後、再び反発
して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して、29日のNY時間後半に
かけて週高値となる1.1445へ上昇する展開になりました。その後、高
値圏で揉み合いが続きましたが、30日のロンドン時間に前半に1.1392
へ反落して、その後、反発して小幅な揉み合いになり1.1426レベルで
週の取引を終えました。




●今週(7月3日から7日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは30日の高値112.60を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高でもある29日の
高値112.92、さらに上昇した場合は113.00の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合2月23日の高値113.46から3月17日の高値113.49、
さらに上昇した場合は2月21日の高値113.78、ここを上抜けた場合は
114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは29日のロンドン時間序盤の押し安値の
112.13から112.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は28日の
安値111.83から30日の安値111.73、さらに下落した場合は27日の
安値111.46から28日のNY時間の押し安値111.35、さらに下落した
場合は21日の安値111.06、ここを下抜けた場合は111.00の「00」ポ
イントから22日の安値110.95、さらに下落した場合は16日NY時間
の押し安値110.64を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、7月3日の日銀短観と中国財新製造
業PMIと米ISM製造業景況指数、5日の中国財新サービス業PMIと米
製造業新規受注指数と米FOMC議事録要旨、6日の米ADP雇用統計と
米貿易収支と米新規失業保険申請件数と米ISM非製造業景況指数、
7日の米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給、などが注目され
ます。


先週は米10年債利回りが2.30%台へ上昇するも、ECBやBOE総裁か
ら出口戦略を示唆する発言があったことでユーロやポンドが上昇した
ことを背景に相対的にドルが弱含み、ドルインデックスが95.39へ下落
しましたが、ドル円は円安を背景に一時112.92へ上昇する展開になり
ました。

今週の注目の焦点は週末の米雇用統計およびFRBの半期に一度の金融
政策報告とG20首脳会談になりますが、トランプ大統領が米韓首脳会
談後の共同声明で「北朝鮮への忍耐の限度を超えた。」と発言して、
29日にマクマスター米大統領補佐官が「北朝鮮は米国を標的にする最
も緊迫した脅威。大統領から北朝鮮に対して軍事オプションを含めた
制裁準備の支持を受けた。」と発表していることから、6月8日以降、
ミサイル発射などをしていなかった北朝鮮の挑発行動の再開が懸念さ
れるとともに、もしもそのような行動があった場合には米国の対応が
注目されます。

米雇用統計では、前回は4月分と3月分のNFPが下方修正されてNFP
の3か月の平均値は+12.1万人と、2012年7月以来、約5年ぶり低水
準となっていることもあり今回のNFPの結果が大いに注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは先週高値でもある
29日と30日の高値1.1445を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合は2016年4月12日の高値1.1465から2016年5月6日の高値
1.1480、さらに上昇した場合は1.1500の「00」ポイント、ここを上抜
けた場合2016年5月2日の高値1.1536、さらに上昇した場合1.1600
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1400の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は30日の安値1.1392から29日の
NY時間の押し安値1.1386、さらに下落した場合は1.1300の「00」ポ
イントから28日の安値1.1293、ここを下抜けた場合5月22日の高値
1.1268から5月21日高値1.1263を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、7月3日の欧失業率、4日の欧
生産者物価指数、5日の欧小売売上高、6日の独製造業新規受注とECB
理事会議事要旨、7日の独鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、7月3日の中国財新製造業PMIと米ISM製造業景況
指数、5日の中国財新サービス業PMIと米製造業新規受注と米FOMC
議事録要旨、6日の米ADP雇用統計と米貿易収支と米新規失業保険申
請件数と米ISM非製造業景況指数、7日の米非農業部門雇用者数と米
失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週は、27日にドラギECB総裁が「インフレを抑制している要因はす
べて一時的なもの。(中略) デフレ圧力はリフレ圧力に置き換わった。
緩和の調整も(景気の)改善基調が安全である場合に限り徐々にしなけれ
ばならない。(後略)」と発言して、翌日にECB関係筋が牽制を試みる
も、ユーロドルは週間で200Pips超上昇する展開になりました。

30日にラウテンシュレーガーECB専務理事が「金融政策の正常化が正
当化されよう。(中略) 正常化に向けて準備を。」と発言するも、同日、
クーレECB専務理事が「ユーロ圏の経済状況がまちまちであることが
金融政策の課題。」とも発言していて、ECB要人には微妙な温度差もあ
るようで、今週も引き続き欧州の要人発言が注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、週末の米雇用統計が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その248 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はユーロドルがドラギECB総裁の発言に
 27日のロンドン時間から上昇して、そしてポンドや豪ドルなども
 上昇したことから相対的にドル安の状況となったが…、
 米10年債利回りは2.30%台へ上昇するも、ドル円は円安を背景に
 一時112.92へ上昇する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そして、『強いドルストレート』と『弱い円』を背景に、
 クロス円は合成的に強い動きとなって堅調に推移したのう…。」


『6月13日にヒンデンブルク・オーメン2年ぶり発生したことで
 話題になっていたが、NYダウは先週こそ45ドルほど下落するも、
 まだ堅調は維持しているようだし、2017年の今年は7のつく年の
 暴落のアノマリーは杞憂になるのかなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。1987年にブラックマンデー、1997年にアジア通貨危機、
 そして、2007年にBNPバリパショックが起ったことで、
 7のつく年には経済危機のアノマリーがあるとされておるが、
 2017年は今のところ、まだ杞憂と言える状況のようじゃのう…。」


『……。』


「ただ…、『米車販売でローン焦げ付きが急増して1割に迫る。』との
 報道がされていたり、トランプ大統領が30日の米韓首脳会談後の
 共同声明で『北朝鮮への忍耐の限度を超えた。』と発言して、
 その前日の29日にマクマスター米大統領補佐官が
 『北朝鮮は米国を標的にする最も緊迫した脅威。大統領から
 北朝鮮に対して軍事オプションを含めた制裁準備の指示を受けた。』
 と発表していることから、有事の火種も燻っていることで…、
 まだ何も起こっていうちに予想や怯えて売る必要はないけれども、
 過度の楽観をすることなく、いつ何時なにが起こってもよいように
 『治に居て乱を忘れず』は心得ておきたいものじゃのう…。」


『市場では何でも起こり得る、とも言われているからなぁ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は先週にペンディングとなっておった
 『サインの強弱のお話』でもさせてもらおうかのう…。」


『宜しい。「サインの強弱の話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「トレードに際しては、相場の環境認識とも呼ばれる
 (1)『トレンドの状況および方向の認識』
 (2)『ボラティリティ(の大小)の認識』
 (3)『抵抗線(抵抗ゾーン)の位置の認識』
 (4)『ローソク足の状況(プライスアクション)の認識』
 (5)『時間(帯)の認識』など、が大切であるが…、
 当然ながら、例えばトレンドにしても、
 強いトレンドや弱いトレンドがあり、いつも同じではなく、
 また、トレードの執行を判断する手法におけるサインにも
 強弱があるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『手法によっては、「ボリバンの±3σにタッチしたら」、
 「ラインにタッチしたら(あるいは抜けたら)」、
 というものもあるけれど…、
 移動平均線などインジケーターを用いる手法では
 その角度など、サインには強弱があるものだよな…。』


「そして、環境認識や手法には絶対性や確実性は求められなく、
 強いトレンドで、手法において強いサインが示現しても
 ときにダマシとなることがあるものじゃが…、一般論として、
 あまり良くない相場環境で弱いサインでトレードするより、
 より良い相場環境で、かつ強いサインでトレードする方が、
 勝率も高くなり、戦績も向上する傾向があるものでのう…。」


『サインには強弱があり、取捨する必要もあるということか…。』


「ふむ…。ただ、より良い相場環境と強いサインだけを選別すると、
 これはこれで無駄トレードを抑制して良いことではありながら…、
 ときにトレード・チャンスを限定し過ぎてしまう場合も
 あるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『数多くトレードすればするほど儲かるという事ではないとしても、
 例えば月に1回のトレード・チャンスじゃ困るってもんだぜ…。
 トレンドの強さやボラティリティなど相場状況によっては、
 例えば、300Pipsの獲得は難しくても、30Pipsなら行けそう、
 なんて場合もあるだろうからな…。』


「ふむ…。一般にタームを小さくするほどトレードチャンスを得られ
 つまり、小さな時間軸にするほどトレードチャンスは得やすいが、
 また、小さな時間軸にするほどノイズ的な動きにも翻弄されやすく
 どの時間軸(ターム)でトレードするかは、時間軸の性向とともに、
 トレーダー自身の性格や好みや、トレードに取り組める時間や
 口座資金量にもよる所となるのではあるまいか…。」


『トレードの時間が充分に取れない場合など、スイング・タームでの
 トレードという選択肢もある一方、口座の資金量が多ければ、
 例えば、「1ロットで1000Pips = 100ロットで10Pips」という、
 スキャル的な思想のトレードもあり得るだろうからな…。』


「ふむ…。トレードは獲得Pips競争ではなく、利益を得るという
 ことでは、パンローリング社の『FXの小鬼たち』に登場する
 フーサイン・ハーネカー氏のトレード・スタイルも肯定されよう。」


『……。』


「ただ、『1ロットで1000Pips = 100ロットで10Pips』という
 考え方の基のトレードでは、さらにより一層、
 『より良い相場環境で、かつ強いサインでトレードする』
 ということが重要になってくるのではあるまいかのう…。」


『相場の環境にはより良い状況とそうではない状況があり、また、
 サインには強弱がある故に「環境とサインを取捨する」という事は
 トレードにおいて大切な技術になるんだろうな…。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その247


話題の中学生のプロ棋士、藤井聡太四段が公式戦29連勝達成となるか
26日の竜王戦決勝トーナメント1回戦が注目されますね。


●今週(6月26日から30日)の主な予定

<6月26日(月)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(5月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(4月)、日景気一致指数改定値(4月)
午後5時に独IFO景況感指数(6月)、
夜9時半に米耐久財受注(5月)、米耐久財受注(除輸送用機器 5月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<6月27日(火)>

朝7時45分にNZ貿易収支(5月)、
午後7時からカーニー英BOE総裁の発言、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(4月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(6月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(6月)、
深夜2時からイエレンFRB議長の講演、
などが予定されています。
NZ・米の指標とイエレンFRB議長の講演には注目です。
そして、中国で29日まで夏季ダボス会議が開催予定です。


<6月28日(水)>

午後3時に独輸入物価指数(5月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米卸売在庫(5月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<6月29日(木)>

朝8時50分に日小売業販売額(5月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(6月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(7月)、
午後5時半に英消費者信用残高(5月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(6月)、欧経済信頼感(6月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(6月)、
夜9時半に米第1四半期GDP確報、米第1四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第1四半期GDPデフレータ確報、
同夜9時半に米第1四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<6月30日(金)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(5月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(6月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(5月)、日失業率(5月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(5月)、
午前10時に中国製造業PMI(6月)、中国非製造業PMI(6月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(5月)、
午後3時に独小売売上高指数(5月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(6月)、仏卸売物価指数(6月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(6月)、
午後4時55分に独失業者数(6月)、独失業率(6月)、
午後5時半に英第1四半期GDP確報、英第1四半期経常収支、
午後6時に欧消費者物価指数速報(6月)、
夜9時半に米個人所得(5月)、米個人消費支出(5月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(5月)、
同夜9時半に加GDP(4月)、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(5月)、加原料価格指数(5月)
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(6月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(6月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・英・欧・米・加の指標には注目です。


<7月2日(日)>

東京都議会議員選挙、投開票



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月19日から23日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.82で始まり、97.52へ上昇した後に
反落して96.98で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.142%に低下しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで43.01ドルへ低下しました。
NYダウは週間10.48ドル上昇、21394.76ドルで週の取引を終える。


<6月19日(月)>

報道
「仏議会選、マクロン新党が単独過半数へ。投票率は過去最低。」
日経平均は31円高で寄り付き124円高で大引け。
豪RBA総裁
「今後数年の豪州の経済成長は力強さを増す可能性が高い。
 世界経済の回復がサポートとなっている。
 鉱業投資については正常な水準への回復がほぼ回復している。」
IMFの日本に対する4条協議
「金融政策は持続的な緩和スタンスを維持するべき。
 日銀はインフレ予測の公表や、買い入れ額への言及中止などを通じ
 コミュニケーションの枠組み強化を。
 インフレ率は中期的にも2%目標を下回る見込み。
 2017年は0.7%、2018年は0.6%と予測する。
 実質実効レートは2015年から2016年にかけて上昇し、
 ファンダメンタルズとの整合性が取れた。
 経済見通しのリスクは下振れ。
 消費税は0.5%か1%ずつ、15%に引き上げを。
 単一税制を維持するべき
 基礎的財政収支は対GDP比で年平均0.5%の改善を。」
ムーディーズ
「豪州の大手4銀行の格付けをAA3からAA2に引き下げる。」
ベルギー中銀総裁
「QEの将来について年内に決める必要がある。
 インフレ期待が低過ぎる状態が長期化することはリスク。
 しっかりと安定する必要。、賃金上昇を注視する。」
英財務省
「フォーブス氏に次のMPCメンバーにSilvana Tenreyro氏を指名。」
ロシア国防省
「シリア軍機の撃墜はシリア主権に対する屈折した侵犯。
 今後、シリア上空を飛行する米主導連合軍の航空機を
 標的にする可能性がある。」
NY連銀総裁
「インフレは米金融当局が望ましいとする水準をやや下回っている。
 米経済は完全雇用の極めて近い状況。
 経済の信頼感の水準は非常に非常に高い。
 経済の拡大は長期的に続くと確信している。
 全般的に雇用市場は比較的良好。
 自動化が雇用を奪うとはそれほど警戒していない。
 労働市場の改善に伴い、賃金と共にインフレは加速する。
 現時点で引き締め策を停止すれば、インフレ高進のリスク増大。
 まだ十分に金融環境を引き締めていない。」
フォーブス英BOE委員
「英中銀はインフレ圧力を過小評価している。
 英消費者物価(CPI)は恐らく3%超に上昇。
 CPIの上昇は一時的なポンド安の影響ではない。
 賃金の伸びは拡大が予想される。」
デービス英EU離脱担当相
「離脱交渉は有望なスタートを切った。
 英国はEUの単一市場と関税同盟から離脱し、
 自由貿易協定の締結を要請。
 EUとの関税同盟離脱は大きな利点になる。」
IMF
「通貨危機防止へ資金供給を早くする新協定を導入へ。」
NYダウは144ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月20日(火)>

シカゴ連銀総裁
「2017年の利上げについて、(年内打ち止めを意味する)2回か、
 3回か、4回かはまだわからない。
 現状は非常に緩やかな利上げをサポート。
 これまでのデータから第2四半期GDPは力強い回復が期待される。
 CPIの鈍化は、来週発表されるPCEにとっても良くない前兆。
 2%のインフレターゲットについて強いコミットを示すべき。
 これまでの8年間2%を下回っていることは大きな失敗。
 非常に低い金利についてリスクがないとは言えない。
 バランスシートの縮小に関しては年内の開始が自然な動き。」
日経平均は166円高で寄り付き162円高で大引け。年初来高値更新。
豪RBA議事録
「経済成長は安定。緩和スタンスを維持。
 コアインフレは依然として低い。
 家計債務の急増を呼んだ住宅市場過熱に慎重なモニタリング必要。
 賃金の伸び鈍化を懸念。豪ドル高は経済の調整を複雑化。」
フィッシャーFRB副議長(講演テキスト)
「いくつかの国で住宅価格は高水準かつ上昇している。
 不良債権は減少しており米国の銀行システムは随分強くなった。
 金融システムの安全のために講ずる措置はまだある。
 住宅価格上昇は長期にわたる低金利が背景。」
カーニー英BOE総裁
「インフレ圧力は抑制、利上げする時ではない。」
スイスSNB総裁
「スイス・フランは引き続きかなり過大評価されている。
 現在の金融政策は必要とされている。
 景気刺激策からの出口については話題にのぼらず。」
英財務相
「金融サービス業界を守ることをEU離脱交渉の中核にする方針。
 金融サービスの分散はEU全体の企業にとってコスト高となる。」
ムニューシン米財務長官
「年内に税制改革を行うことを約束する。
 法人税引き下げなど大規模な税制改革を計画している。
 足元の税収は予想をやや下回っている。
 年後半には税収が回復すると予想。税収については心配してない。
 強いドルはトランプ政権への信任。
 強いドルには輸出などで不利な面も。」
ボストン連銀総裁(講演テキスト)
「低金利は将来の景気後退との戦いに不利。
 低金利は金融による仲介機能や経済にとってリスクとなる。
 低金利は金融の安定にとって不安材料。」
シカゴ連銀総裁
「インフレ率が上昇し2%目標達成することは重要。
 直近のインフレ指標は自身を若干神経質にさせている。
 インフレ圧力は高まる可能性。
 指標を精査し状況改善したか見極める時間はある。
 経済は非常に良好。12月まで待ってそれから判断することも可能。」
ライアン米下院議長
「税制改革を我々は2017年内に達成するだろう。」
トランプ大統領
「北朝鮮問題での中国の取り組みは奏功していない。」
ダラス連銀総裁
「今年のGDPは2%前後の成長率を予想している。
 成長が労働市場からスラックを取り除く。
 米国はほぼ完全雇用。インフレは均一性を欠き、活発ではない。
 インフレの兆候増えるまで辛抱強く待つべきだ。
 インフレ鈍化は一時的である証拠を見たい。
 イールドカーブの形状は気掛かり。」
NYダウは61ドル安で取引を終える。


<6月21日(水)>

報道
「MSCIが中国本土人民元建てA株を新興市場指数に組入れと発表。」
日経平均は38円安で寄り付き91円安で大引け。
黒田日銀総裁
「物価動向を引き続き注意深く点検する必要。
 2%目標までには距離があり強力な金融緩和推進が適切に。
 日本の景気の足取りはよりしっかりとしたものに。」
英メディアのバズフィード
「メイ英首相の政策責任者のゴドフリー氏が辞任する見通し。」
ECB経済報告
「中国経済など新興国の経済状況の回復で全般的なリスクは後退。
 トランプ政権の保護主義的な政策が新たなリスクとなっている。」
英BBC
「英保守党と英DUPとの協議が続くなかで、
 英DUPは医療とインフレ分野に各10億ポンド追加支出を要求。」
ホールデン英BOE政策委員(これまで金利据え置きを主張)
「年後半には刺激策の一部解除が望ましい。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が245.1万バレルの減少。
ライアン米下院議長
「経済成長達成のため税制改革の重要な部分は恒久化される必要。
 税制改革の一部は暫定的になる可能性。
 まだ、詳細は決定されていない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「9月のバランスシート縮小開始の可能性を見込む。
 インフレが鈍化するようであれば望まない。
 バランスシート縮小開始時は利上げの一時停止を望ましい。」
報道「仏4閣僚が辞任へ。」
NYダウは57ドル安で取引を終える。


<6月22日(木)>

RBNZ声明
「政策は相当な期間緩和的。
 多くの不確実性が残り政策は調整が必要な可能性。
 通貨安は成長見通しの均衡を支援。
 実効為替レートは5月以来、3%上昇。成長見通しはポジティブ。
 一時的な要因がインフレを押し上げている。
 長期のインフレ見通しは引き続き安定。
 インフレの総合指数に一部ばらつきが見られる。
 直近の予算変更が成長を支援するだろう。
 2017年の予算は成長を支援。」
日経平均は15円高で寄り付き28円安で大引け。
マクロン大統領
「ユーロ圏はより強力な結びつきが必要。
 ユーロ圏の統一予算が必要。」
岩田日銀副総裁
「国債買入の目途は外さない方が良い。
 インフレ目標達成に向けて必要。」
ECB経済報告
「金融政策は引き続き緩和的。
 世界経済の回復は緩やかな加速を予想。
 米国の経済活動は強含むこと想定。
 英国の実質GDP成長の短期見通しは抑制。
 日本では緩和政策が景気拡大を引き続き下支え。
 中国経済は堅調なペースでの拡大を見込む。
 商品市況は足元で軟調。世界的にインフレ上昇は鈍る傾向に。
 ユーロ相場は貿易加重ベースで3月初頭から2.5%上昇。
 ユーロ圏経済成長は主に内需中心にモメンタム上昇。
 基調インフレには依然として強い上昇のサインみられず。
 ユーロ圏の賃金上昇は引き続き低調。
 HICPは予想ほどの伸びを示していない。
 世界的に政策面での不透明感は増大している。
 ここ数年、地政学リスクの緊張が成長への主要な下方リスク。」
英DUP議員
「保守党との閣外協力交渉は29日までの合意の可能性が高い。」
米上院共和党がまとめたヘルスケア法案
「医療保険市場の安定化へ4年間で500億ドルの予算を充当。
 2019年までコスト負担補助金を設ける。」
セントルイス総裁
「再来年までに3%の政策金利の見通しは不必要にアグレッシブ。
 バランスシート縮小開始は早く始めるべき。
 最近の指標は広範囲でのインフレ鈍化を示している。」
米USTR代表
「日米の2国間貿易交渉の準備は整っていない。
 日本との2国間貿易合意が成立するとは言えない。
 中国との自由貿易交渉は極めて可能性が低い。
 8月17日にもNAFTA交渉を始める意向。
 米国はTPPに戻るつもりはない。」
FRBのパウエル理事
「ボルカールールは削除や緩和の余地がある。
 ボルカールールの改善に向け同ルールを管轄する4当局とともに
 取り組んでいきたい。」
FRB
「大手銀行のストレステストでは34行全てが経済的なショックに
 耐える能力がある。」
NYダウは12ドル安で取引を終える。


<6月23日(金)>

日経平均は42円高で寄り付き22円高で大引け。
EU大統領
「メイ英首相のEU市民在住権の提案は期待に届かず。」
セントルイス総裁
「インフレとインフレ期待は下向きのサプライズ。
 FOMCは経済動向を見極め様子見が可能。
 現行の政策金利は適正水準。
 保有資産の正常化は5年以上を要する可能性。
 イールドカーブは著しくフラット化している。
 アマゾンデフレ(ホールフーズ買収)の見方は恐らく大袈裟な可能性。
 株式市場にバブル発生しているかは不明。
 我々は低金利、低インフレの環境下にいる。
 インフレ率は2018年末までに2%の目標に上昇へ。
 バランスシート縮小は9月開始の可能性。
 選択肢はオープンにしておくべき。
 バランスシート縮小は利上げなしの会合に開始可能。」
クリーブランド連銀総裁
「経済のファンダメンタルズの基調は非常に良好。
 段階的に緩和政策を解除すべき時。
 FRBは米経済を減速させるために利上げを行っていない。
 最近のインフレ指標で自身の見方は変わっていない。
 インフレは緩やかに上昇して行く。
 年内のバランスシート縮小開始を支持。」
NYダウは2ドル安で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初19日に110.91レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して20日のロンドン時間に週高値となる111.78
へ上昇する展開になりました。その後、21日のロンドン時間にかけて
111.06へ反落しましたが、NY時間前半に111.74へ反発する展開にな
りました。その後、22日の東京時間にかけて110.95へ反落した後に
NY時間にかけて111.44へ反発しましたが、その後、揉み合いとなっ
て111.28レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初19日に1.1209レベルで始まり、揉み合い
を経た後にロンドン時間に週高値となる1.1212へ上昇しましたが、
その後、NY時間近くから反落して20日のオセアニア時間にかけて
1.1141へ下落する展開になりました。その後、ロンドン時間序盤に
1.1165へ反発しましたが、NY時間後半にかけて週安値となる1.1118
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、22日のロンドン
時間序盤に1.1178へ上昇しましたが、その後、NY時間後半にかけて
1.1139へ下押す展開になりました。その後、再び反発して、23日の
NY時間序盤にかけて1.1209へ上昇しましたが、その後、小幅な揉み
合いとなって1.1193レベルで週の取引を終えました。




●今週(6月26日から6月30日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは22日NY時間の戻り高値
111.44を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は21日の高値
11.74から先週高値でもある20日の高値111.78、さらに上昇した場合
112.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は5月24日の高値の
112.12から3月31日の高値112.19、さらに上昇した場合は2月17日
の安値112.61を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは22日のNY時間の押し安値111.07から
111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた
場合は22日の安値110.95から19日のNY時間の押し安値110.91、
さらに下落した場合は16日安値110.64、ここを下抜けた場合は14日
の高値110.34、さらに下落した場合は110.00の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標及び要人発言では、26日の米耐久財受注
27日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数とリッチモ
ンド連銀製造業指数とイエレンFRB議長の講演、28日の米中古住宅販
売成約、29日の米第1四半期GDP確報と米第1四半期個人消費確報
と米第1四半期GDPデフレータ確報と米第1四半期コアPCEデフレ
ータ確報と米新規失業保険申請件数、30日の日全国消費者物価指数と
日失業率と日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと中国非製造業PMIと
米個人所得と米個人消費支出と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部
協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目され
ます。


先週のドル円は、110円台後半から111円台後半を範囲とするレンジ
相場になりましたが、中立派のダラス連銀総裁が追加利上げに慎重姿
勢を示すなど見解に変化も見られ、FOMCでは政策の正常化の道筋が
示されるも、コアCPIが前年比で4ヵ月連続で鈍化していることもあ
って、金利先物市場での金利見通しは年内据え置きが50%超となり、
FRBが年内にもう一度利上げをするのか、あるいは据え置きとなるの
か、市場観測は二分している状況のようです。

今週は27日深夜のイエレンFRB議長の発言が注目されますとともに
米税制改革への関門となるヘルスケア法案を米上院が採決する可能性
が指摘されていることから、議員間で賛否が拮抗している状況でその
結果が注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは23日の高値1.1209
から先週高値でもある19日高値1.1212を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は15日の東京時間の戻り高値1.1228から12日の
高値1.1232、さらに上昇した場合は8日の高値1.1269、ここを上抜け
た場合は7日の高値1.1282から14日のFOMC後の高値1.1289、さら
に上昇した場合は14日高値1.1295から1.1300の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合2016年9月8日の高値1.1327を巡る攻防が注目
されます。
一方、下落した場合は、まずは22日の高値1.1178から23日ロンドン
時間の押し安値1.1161を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場
合は22日の安値1.1139、さらに下落した場合は先週安値でもある20
日の安値1.1118、ここを下抜けた場合は1.1100の「00」ポイント、
さらに下落した場合は5月18日の安値1.1075を巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、26日の独IFO景況感指数、
29日の独消費者物価指数速報、30日の独失業者数と独失業率と欧消費
者物価指数速報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
26日の米耐久財受注27日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信
頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数とイエレンFRB議長の講演、
28日の米中古住宅販売成約、29日の米第1四半期GDP確報と米第1
四半期個人消費確報と米第1四半期GDPデフレータ確報と米第1四半
期コアPCEデフレータ確報と米新規失業保険申請件数、30日の中国製
造業PMIと中国非製造業PMIと米個人所得と米個人消費支出と米コア
PCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信
頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、仏下院選挙でマクロン新党が大勝するも週間で
16Pips程下げて、下へ「行って来い」のレンジ性の相場展開になり、
20日時点でのIMM通貨先物ポジションでは34201枚の大幅な買い越
し減となりました。

今週初はイタリア政府によるベネトバンカなど中小2行の破綻処理に
対する市場反応が注目されますが、対ドル通貨ペアとして、27日深夜
のイエレンFRB議長の発言が注目されますとともに、30日の欧消費者
物価指数速報などが焦点になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その247 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円はレンジ幅100Pips程の揉み合いで
 ユーロドルも週間100Pips程の下へ「行って来い」相場だったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先日のFOMCでは政策の正常化の道筋が示されるも、
 コアCPIが前年比で4ヵ月連続で鈍化していることもあって、
 金利先物市場での金利見通しは年内据え置きが50%超となり、
 FRBが年内にもう一度利上げをするのか、据え置きとなるのか…、
 市場観測は二分している状況のようじゃのう…。」


『なんか煮え切らない相場といった印象もあるが…、
 今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「引き続き米重要経済指標が注目されるが、
 27日深夜のイエレンFRB議長の発言が注目されるとともに
 米税制改革への関門となるヘルスケア法案を米上院が採決する
 可能性が指摘されていることから、その結果が注目されよう…。
 次第によっては動意づく場合もあるやもしれぬのう…。」


『ヘルスケア法案では米共和党から3人以上の造反が出れば
 可決できないとも言われているようでどうなるのかなぁ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『サインの強弱のお話』でも
 させてもらおうと思っておったのじゃが…、
 中学生のプロ棋士、藤井聡太四段が公式戦29連勝達成となるか、
 話題となっておるようで、今日は将棋にちなみ、
 『最善手のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『あははっ。そういえばジイさんは将棋のアマ五段だったよな…。
 よろしい。「最善手のお話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「ジイは確かに日本将棋連盟のアマ五段の免状こそは持ってはおるも
 今は将棋から遠ざかっており実力はアマ初段といったところじゃが
 将棋には序盤の戦法の骨格が決まった後からはこれこそ最善という
 『最善手』があるとされておるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『将棋の初手は30通りで、指し手の最多局面では持ち駒の使用も含め
 ルール上の合法手がなんと593通りもあるそうだけど、
 これらの中から「最善手」を探すのは大変なことだよな…。』


「ふむ…。もちろん将棋のプロとて一局の平均手数115手において
 常に『最善手』を指し続けることは事実上不可能で、
 将棋では『悪手なくば勝つ』とも言われておるのじゃが…、
 ただ、将棋の局面において『絶対正解が存在している』という事は
 将棋はやがて数理的な完全解明がされるのやもしれぬのう…。」


『80の115乗の可能性の完全解明か…。興味深い棋譜となると思うが
 創造性の否定にもなりそうで少し寂しい気もするよな…。』


「ところで、トレードでは、その局面においての判断の選択肢は
 『買う』、『売る』、『待つ(見送る)』、のわずか3手であるが…、
 後付け的に過去チャートを観ると『ここで買って、ここで売って』
 そして『ここでは耐えて』、『ここでは一旦、反対売買で利確して』、
 『ここでは再エントリーして』、『ここでは逆張りで入って』など、
 『絶対正解が存在しているかのように思える』ものじゃが…、
 過去チャートではない未来が未確定の現在進行形の動的チャートで
 『最善手』を常に100%判断する事はどんなに数理を駆使しても
 事実上、ほとんど不可能に近いことなのではあるまいかのう…。
 つまり、相場には『唯一無二の絶対正解』というものは
 存在していない、ということではあるまいか…。溜口剛太郎殿。」


『「ここで買って、ここで売って」てな事は、所詮、後付け講釈であり
 動いているリアル相場で全て100%正解し続ける事は不可能だろう。
 後付け講釈師には「じゃぁ、実際にトレードして見せてください。」
 と言ってやればよいのさ…。途端に化けの皮が剥がれるだろうよ。』


「相場の環境認識をして、手法に従って得れる結果や結論は、
 エッジという名の確率的に優位性のある可能性までであり、
 決して『絶対正解』という事ではないのじゃのう…。」


『……。』


「言葉を換えれば、トレードにおいて聖杯は存在していない故に
 手法には『確度の臨界』というものがあり、たとえば勝率80%でも
 100回のトレードで手法とおり執行しても20回は負けるという事で
 『負けることもある事を容認して』、損切りも駆使する必要がある、
 ということなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……!』


「確かに明らかな判断ミスを犯してしまうという場合もあるが…。
 ともすると、常に絶対正解のあった学問に慣れ親しんだ我々は
 『負けたトレードには負けた理由が必ずある』と思い込みがちで、
 負けトレードのたびに修正を加えようとしたり、
 あるいは新たな別の手法へ変遷をしていく人がいるが、これは
 『トレードは確率的思考で臨むもの』という事が理解できていない
 ということになる場合もあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『期せずして、いつのまにか絶対の聖杯を求めてしまっている、
 ということなんだろうけど…、「なぜ負けたんだろう。」と
 負けるたびに手法に修正を加えたり別の手法に変遷していては、
 確かにトレードの一貫性もあったものではないよな…。
 トレードの手法には本来的に『確度の臨界』というものがあり、
 負けたトレードはダメなトレードということではなく、
 確率的思考で臨むトレードでは「負けることもある事を容認して」
 ときに損切りも技術として駆使しながら、トレードは勝ち負け
 トータル収支で勝ちを目指すべきものなんだろうな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その246


先週のドル円は米CPIと米小売売上高で下落しましたが、
FOMC後に一時111円台へ上昇する展開になりましたね。


●今週(6月19日から23日)の主な予定

<6月19日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(6月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(5月)、
午後6時に欧建設支出(4月)、
などが予定されています。日貿易収支には一応注目です。


<6月20日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録要旨、豪第1四半期住宅価格指数、
午後3時に独生産者物価指数(5月)、
午後4時半からカーニー英BOE総裁の発言、
午後5時に欧経常収支(4月)、
夜9時半に米第1四半期経常収支、
同夜9時半に加卸売売上高(4月)、
などが予定されています。
豪・米の指標と英BOE総裁の発言には注目です。
そして、フィッシャーFRB副議長の講演も予定されています。


<6月21日(水)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録、
午後1時半に日全産業活動指数(4月)、
午後3時36分から日銀総裁の発言、
午後5時半に英財政収支(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米中古住宅販売件数(5月)、
などが予定されています。
日銀議事録要旨・米の指標には注目です。


<6月22日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
午後3時にスイス貿易収支(5月)、
午後3時45分に仏企業景況感指数(6月)、
午後5時に欧ECB月報、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加小売売上高(4月)、加小売売上高(除自動車 4月)、
夜10時に米住宅価格指数(4月)、
夜11時に欧消費者信頼感速報(6月)、
同夜11時に米景気先行総合指数(5月)、
などが予定されています。
NZ・加・米・欧の指標には注目です。
そして、EU首脳会議が予定されています。


<6月23日(金)>

午後3時45分に仏第1四半期GDP確報、
午後4時に仏製造業PMI速報(6月)、仏サービス業PMI速報(6月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(6月)、独サービス業PMI速報(6月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(6月)、欧サービス業PMI速報(6月)、
夜9時半に加消費者物価指数(5月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(5月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・加・米の指標には注目です。


<6月25日(日)>

イタリア地方選挙、決選投票



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月12日から16日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.20で始まり、96.31へ低下した後に
97.55へ反発して97.16で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.153%に低下しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで44.74ドルへ低下しました。
NYダウは週間112.31ドル上昇、21384.28ドルで週の取引を終える。


<6月12日(月)>

報道
「仏国民議会(下院)選挙の1回目投票でマクロン大統領が率いる
 新党の共和国前進グループが、全577議席の約7割に当たる
 400議席を獲得の勢いで歴史的な大勝になる可能性。」
日経平均は92円安で寄り付き104円安で大引け。
報道「英保守党はDUPとの合意には至っていない。」
デービス英離脱担当相
「EU単一市場を離脱する方針を貫く。」
ムーディーズ
「英総選挙を受けてEU離脱交渉が遅れること懸念。
 財政赤字縮小の優先順位が下がることも格付けにはマイナス材料。
 ハードブレグジットが緩和されるとの見方はポジティブ。」
S&P
「仏マクロン新党勝利でユーロ圏成長見通し上方修正も。」
報道
「メリーランド州とワシントンDC、
 トランプ氏に重大な訴訟起こすと表明。」
報道
「トランプ大統領の新入国規制、SF連邦高裁が違法と判断。」
ウィルキンス加BOC上級副総裁
「カナダ中銀は刺激策の縮小が必要かどうか評価。
 現時点では刺激策が重要。直近の経済に励まされている。
 多様な成長が回復を力強く安定的にする。」
NYダウは36ドル安で取引を終える。


<6月13日(火)>

ムニューシン米財務長官(議会証言)
「第一目標は経済成長の促進。課題実施後に最低3%の成長を予想。
 より良い貿易協定と税制改革と規制緩和を望む。
 輸入縮小ではなく輸出を拡大したい。
 株高はトランプ大統領の経済政策への信頼感の表れ。
 債務上限引き上げを長引かせることを市場は望んでいない。
 債務上限が引き上げられない事態を想像したくはない。
 イエレンFRB議長とは生産的な協議をした。
 貿易交渉における最優先事項は現在はNAFTA。
 税制改革は税控除のカットを相殺する。」
日経平均は48円安で寄り付き9円安で大引け。
ショイブレ独財務相
「英国がEU離脱を撤回して復帰したい場合、扉は開かれている。」
加BOC総裁
「最近の経済データは勇気付けられるもの。
 住宅ローンの借り換えには少々の金利上昇を見込んだほうがよい。」
ECB
「外貨準備の一部をドルから人民元に移行。」
ムーディ−ズの米金融政策の見通し
「今年も来年も緩やかな利上げを継続。
 2019年までに約3%までの利上げも。」
ムニューシン米財務長官
「議会は8月の休会までに債務上限引き上げを。
 米金融システムの資本は潤沢。
 減税は中間所得層が目標で富裕層ではない。
 トランプ大統領の成長目標は予算巡る難しい決を断伴う公算。
 税制変更が税収に跳ね返ってくる効果の推計の
 ダイナミック・スコアリングは民主、共和で変わらない。」
報道
「セッションズ司法長官はロシア疑惑への関与を否定。」
NYダウは92ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月14日(水)>

日経平均は75円高で寄り付き15円安で大引け。
英BBC
「英政府とDUPの交渉が来週に延期の可能性。」
米小売売上高と米CPIは市場予想より弱い。ドルが売られる。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が166.1万バレル減少。
原油先物が44ドル台へ下落。
ムニューシン米財務長官(議会証言)
「中国との経済対話に真剣に取り組んでいる。
 リバランスが必要なことを明白にしている。
 ロシアとはまだ経済対話はオープンではない。
 米国の外交姿勢において制裁は統合的手段。
 現時点ではロシアへの制裁は強化する意向。」
FOMC政策金利は0.25%の利上げで1.00-1.25%。
FOMC声明
「保有資産の再投資方針を維持、縮小計画を説明。
 カシュカリ総裁は金利据え置きを支持し反対票投じた。
 バランスシートは今年縮小を始める見通し。
 資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。
 (国債60億ドル、政府機関債等40億ドル)
 3ヵ月ごとに縮小額を100億ドル増やす。
 1年後には月額500億ドルの縮小へ。」
FOMC見通し
「今年あと1回の利上げ予想を維持。
 来年は3回の利上げ予想で変わらず。
 実質GDPは17年2.2%増(3月2.1%増)
 18年2.1%増(3月2.1%増)、19年1.9%増(3月1.9%増)、
 長期 1.8%増(3月1.8%増)、
 失業率は17年4.3%(3月4.5%)、18年4.2%(3月4.5%)、
 19年4.2%(3月4.5%)、長期4.6%(3月4.7%)、
 PCEは17年1.6%(3月1.9%)、18年2.0%(3月2.0%)、
 19年2.0%(3月2.0%)、長期2.0%(3月2.0%)
 PCEコアは17年1.7%(3月1.9%)、18年2.0%(3月2.0%)、
 19年2.0%(3月2.0%)、」
FOMCメンバーによる金利見通し(ドットチャート)
「2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。
 2018年の中央値は2.125%、来年3回利上げ。」
イエレン議長
「適切な時期になれば保有資産の正常化に着手。
 コアインフレは小幅に低下した。
 引続き緩やかな利上げが正当化される。
 経済は我々の目標に向かって進展。引続き緩やかな成長を見込む。
 バランスシート縮小を年内に開始する。
 資産縮小の上限設定は金利変動を抑制へ。
 資産縮小の終了は恐らく数年先に。
 数回のインフレ指標に過剰反応しないことが重要
 今日のCPI、多くの分野で弱さ示した。雇用は強い。
 経済は回復を示している。賃金の伸びが依然として低い。
 インフレが上向いた証拠はない。
 保有資産の縮小は比較的早期の実行あり得る。」
NYダウは46ドル高。史上最高値を更新。


<6月15日(木)>

日経平均は67円安で寄り付き51円安で大引け。
英BOE
「政策金利据え置きは5対3で決定。
 サンダース、マカファティ、フォーブス委員が利上げ主張。
 資産買入枠の据え置きは全員一致。
 CPIのオーバーシュートが従来予想より大きくなる懸念。
 タカ派メンバーは労働市場のゆるみが減少していると分析>
 ハト派メンバーは消費落ち込みがどの程度続くのか不透明と分析。」
トランプ大統領
「GDP、とても良い数字を近く発表へ。」
報道
「米上院がロシアとイランへの制裁を強化する法案を可決。」
報道
「米議会予算局は予算と経済に関する最新の予測を29日、
 トランプ大統領の18会計年度の予算教書に関する分析を
 7月半ばにそれぞれ発表する。」
報道
「ユーロ圏財務相会合でギリシャ同国への85億ユーロの追加融資を
 7月から実行再開することで合意。
 ギリシャは同月に予定していた約70億ユーロの国債償還に充てる。
 同国のデフォルト不安が後退し、金融危機の再燃はひとまず回避。」
NYダウは14ドル安で取引を終える。


<6月16日(金)>

日経平均は99円高で寄り付き111円高で大引け。
日銀
「現状の金融政策の維持を決定。
 長短金利操作(賛成7反対2)、反対は佐藤委員、木内委員。
 短期、政策金利残高に−0.1%適用。
 長期、10年物がゼロ%程度で推移するように買い入れ、
 額について概ね現状程度のペース(保有残高増加年額80兆円)目途。
 資産買い入れ(賛成7反対2)なついては、
 EFT・ Jreitはそれぞれ年間約6兆円、年間約900億円。
 CP・社債はそれぞれ年間約2.2兆円、年間約3.2兆円。
 我が国の経済は緩やか拡大を続けるとみられる。
 国内需要は企業、家計両部門において前向き循環メカニズム持続。
 輸出は海外経済の改善を背景に緩やかな増加。
 リスク要因は米経済政策運営と国際金融市場に及ぼす影響、
 および新興国、資源国経済動向、英EU離脱など。
 2%物価安定目標実現と安定的な持続に必要な時点まで
 長短霧操作付き量的質的緩和を継続。」
黒田日銀総裁
「景気は緩やかな拡大に転じつつある。
 2%目標に向けた動き維持のため必要な政策調整行う。
 デフレマインドの転換に時間がかかっている。
 賃金上昇圧力は着実に高まっている。
 物価上昇率は先行き緩やかに高まっていく。
 国債買い入れ額はある程度の幅をもって変動してきている。
 あらかじめ国債買い入れ額を変えていくこと考えていない。
 現時点で出口の収支試算公表するのはかえって混乱招く。」
英FT紙
「EU離脱交渉で英国はEUから996億ユーロの支払いを
 請求される見込み。」
トランプ大統領
「米証券取引委員会SECの委員にへスター・ピアース氏を
 指名する可能性がある。」
ミネアポリス連銀総裁
「バランスシート縮小の開始時期を示すことを望んだ。
 コアインフレの鈍化が一時的なのかは分からない。
 2%の目標に接近しているようには見えない。
 完全雇用を達成したかは不明。
 インフレ指標確認のため利上げを遅らすべきだった。」
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想を2.9%に下方修正。
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しは1.9%に下方修正。
ダラス連銀総裁
「インフレは現在、非常に抑制されている。2%以下にいる。
 第1四半期GDPは弱かったが今年残りは回復を見込む。
 今年は2%成長を見込む。
 追加利上げには非常に注意深く、かつ、忍耐強くあるべき。
 インフレの改善を確認する必要がある。
 バランスシート縮小は年末より前に開始を。
 これで利上げが打ち止めとは見ていない。 
 利上げの前にインフレ改善を確認したい。
 現在の金利水準は心地よい。」
NYダウ24ドル高。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初12日に110.32レベルで始まり、ロンドンフィッ
クスにかけて109.63へ下落しましたが、その後、切り返して、14日の
ロンドン時間にかけて110.34へ反発する展開になりました。その後、
米CPIと米小売売上高が弱い結果となったことを背景に反落して109
円台を割り込み、その後のFOMCの発表直後に週安値となる108.82へ
下落しましたが、その後、切り返して、109円台半ばでの揉み合いを経
た後に15日のロンドン時間から上伸して16日のロンドン時間かけて
週高値となる111.41へ上昇する展開になりました。その後、NY時間
から反落して110.87レベルで週取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初12日に1.1208レベルで始まり、1.1200を
挟む揉み合いになりましたが、14日の米CPIと米小売売上高が弱い結
果となったことを背景に反発してNY時間前半に週高値となる1.1295
へ上昇する展開になりました。その後、FOMCの発表の後に反落して
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、15日のNY時間前半にかけて
週安値となる1.1132へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て小幅な揉み合いを経た後に16日のロンドン時間から反発して1.1197
レベルで週の取引を終えました。



●今週(6月19日から6月23日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは111.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値でもある
16日高値の111.41、さらに上昇した場合は2日の高値111.72、ここを
上抜けた場合は112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は5月
24日の高値112.12から3月31日の高値112.19を巡る攻防が注目さ
れます。
一方、下落した場合は、まずは16日の安値110.64を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は14日の高値110.34、ここを下抜けた
場合は110.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は14日FOMC
後の戻り高値109.86、ここを下抜けた場合は12日の安値109.63を巡
る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、19日の日通関ベース貿易収支、
20日の米第1四半期経常収支、21日の日銀金融政策決定会合議事録と
米中古住宅販売件数、22日の米新規失業保険申請件数と米景気先行総
合指数、23日の米新築住宅販売件数、などが注目されます。


先週、注目の米FOMCでは、「バランスシートは今年縮小を始める見通
し。資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。」などが示される
とともに、FOMCメンバーによる金利見通し (ドットチャート)では
「2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。2018年の中央
値は2.125%、来年3回利上げ。」などが示されて、そして、イエレン
FRB議長の会見では「保有資産の縮小は比較的早期の実行あり得る。」
として、9月からの資産縮小の方針が示唆され、NYダウが史上最高値
を更新して堅調に推移したことも背景にドルが買われる展開になりま
した。

ただ、米CPIや小売売上高など、ここのところの米重要経済指標には
弱い結果も散見されているとともに、米10年債利回りが週間ベースで
は低下していることもあり、FEDの金融正常化への道筋に強引さを指
摘する声もあるようです。

Don't fight the Fed.(FEDには逆らうな)と言われていて、FEDの方針
には素直に従うべきとされていますが、今後の米重要経済指標および
米要人発言、そして米10年債利回りの動向が注目されるとともに、
価格の動きの事実をしっかり観てトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは15日の東京時間の
戻り高値1.1228から12日の高値1.1232を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は8日の高値1.1269、さらに上昇した場合は7日
の高値1.1282から14日のFOMC後の高値1.1289、ここを上抜けた場
合は先週高値でもある14日高値1.1295から1.1300の「00」ポイント
さらに上昇した場合は2016年9月8日の高値1.1327、ここを上抜け
た場合は2016年8月18日の高値1.1366を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは16日のロンドン時間の押し安値1.1157
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合15日の安値1.1132
さらに下落した場合は5月30日の安値1.1109から1.1100の「00」ポ
イント、ここを下抜けた場合は5月18日の安値1.1075、さらに下落し
た場合は5月8日の高値1.1022を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、22日の欧消費者信頼感速報、
23日の仏第1四半期GDP確報と仏・独・欧の製造業PMI速報と仏・
独・欧のサービス業PMI速報、などが注目されますが、対ドル通貨ペ
アとして、20日の米第1四半期経常収支、21日の米中古住宅販売件
数、22日の米新規失業保険申請件数と米景気先行総合指数、23日の
米新築住宅販売件数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週間ベースで上と下へ「行って来い」の相場展
開になりましたが、15日に「ユーロ圏財務相会合でギリシャ同国への
85億ユーロの追加融資を7月から実行を再開することで合意。」となっ
て、ギリシャの7月懸念は後退することとなりました。

前週のECB理事会後にIMM通貨先物でのユーロの買い越しが減少す
るかと思われましたが、6月13日終了週としてユーロの買い越しは
ネットで79,053枚に増加する状況になりました。

引き続き欧州を巡る政治リスクには留意が必要ではありますが、今週
初はマクロン大統領が率いる新党の共和国前進グループの仏国民議会
(下院)選挙の決選投票での獲得議席数が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その246 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は14日の米CPIと米小売売上高が
 弱い結果となったことで109円台を割り込み、その後のFOMCの
 発表直後に週安値となる108.82へ下落したが、その後に切り返して
 16日ロンドン時間に一時111.41へ上昇する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMC発表直後には一時セル・ザ・ファクトの動きも見られたが、
 FOMCでは、『バランスシートは今年縮小を始める見通し。
 資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。』などが示され、
 FOMCメンバーによる金利見通し (ドットチャート)では
 『2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。
  2018年の中央値は2.125%、来年3回利上げ。」となり、
 そして、イエレンFRB議長の会見では「保有資産の縮小は比較的
 早期の実行あり得る。」として、9月からの資産縮小方針が示唆され
 ドル円は16日にかけて一時111.41へ上昇する展開になったのう。」


『NYダウは最高値を更新するも、米10年債利回りは低下傾向にあり
 そして、ここのところ米CPIや小売売上高など米重要経済指標には
 芳しくない弱い結果もみられていることで…、
 FEDの金融正常化への道筋に強引さを指摘する声もあるようだが…
 今後のドル円はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。『 Don't fight the Fed. 』という言葉があるように、
 FEDの方針に逆らうべきではないとされておるが…、
 今後の米重要経済指標の結果、及びダウと米10年債利回りの動向が
 注目されるとともに、米要人発言の変化が注目されようのう…。
 予想や思惑をすることなく、価格の動きの事実をしっかり観て
 トレードしていきたいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。なるほど「 Don't fight the Fed. 」ねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。前回は『投資の世界の不思議』のお話をさせてもらったが、
 少しばかり続きがあってのう。今日はそのお話をさせてもらおう。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…、ジイさん。』


「前回、溜口剛太郎殿が、6月6日の日経新聞の一面のコラムの中に
 『企業の長期の利益水準からみた米国株の割高さは、
  大恐慌が始まった1929年の「暗黒の木曜日」に迫ってきた。』と
 書いてあったとお話されておったが…、
 その他にも、『ブラック・マンデー』の事例もあるように、
 株価はときに突如として大暴落することがあるものなのじゃのう。」


『まぁな。バブルの崩壊を含めて、株価はときに世界的な
 歴史的大暴落になることがあるものだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。バブルと言えば、古くは17世紀にオランダで起こった
 チューリップ・バブルや、バブルの語源にもなったとされる
 18世紀のサウスシー・バブルが有名であるが…、
 近代ではITバブルが記憶に新しく、『バブルはいつか必ず崩壊する』
 と言われることがあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「バブル崩壊の予兆としては、ヒンデンブルク・オーメンが有名で、
 今年の6月13日に2年ぶり発生したことで話題となっておったが、
 https://www.j-cast.com/2017/06/14300576.html
 ヒンデンブルク・オーメンで必ず大暴落となるわけではないものの
 バブル的株価はやがて大きな調整となることがあるものじゃ…。」


『市場におけるバブルはこれからも「生成と崩壊を繰り返していく」
 ものなんだろうな…。ジイさん。
 最近話題の仮想通貨バブルも一度は崩壊するかもしれないな…。』


「ふむ…。『バブルはいつか必ず崩壊する』ということは、
 おそらくは相場の世界の真実(事実)であろうが…、
 17世紀にオランダで起こったチューリップ・バブル崩壊のように
 二度と再び『復興とならない大暴落』もあるものの、
 金融や株価など『主幹市場における大暴落は必ず再生する』
 という事実(史実)は、ある意味『投資の世界の不思議』と言っても
 よいのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、言われてみれば「暗黒の木曜日」も「ブラックマンデー」も
 そして、「ITバブル崩壊」も「リーマン・ショック」の歴史的暴落も
 ある程度時間は要しはしたが再生していくことになったからな…。
 大暴落の最中では市場も終わりかと恐怖で買えないものだが、
 タイム・マシンがあったなら、大暴落の激震後のバーゲンセールで
 今思えば、密かに株を買い持ちしておきたかったくらいだぜ…。』


「ふむ…。じつは世の投資家で巨万の富を得た人達の中には、
 バブルの上昇気流に乗り、うまく売り抜けた人達とともに…、
 タイム・マシンならずとも、歴史的な大暴落の後に
 しっかりと買い持ちをした人達がいるのじゃのう…。」


『天才的な蛮勇の逆張り野郎か、値ごろ感がたまたま当たっただけか
 ただ運が良かっただけ、なんじゃないのかなぁ…。』


「いや…。そうではないのじゃよ。溜口剛太郎殿。
 彼らは歴史的な『ある事』を知っていたのじゃ…。」


『えっ。なんだよそれは。歴史的な「ある事」って…。』


「ふむ…。金融や株価など主幹市場における世を震撼させるほどの
 歴史的な大暴落では、中銀が対策に動いたり政府が財政出動に動き
 『中銀や政府が総力を挙げて市場回復に努める』ということを
 彼らは歴史的に知っておったというわけなのじゃのう…。
 そして彼らは、中銀や政府が対策に動き始めたことを確認して
 買い出動したわけじゃが…、蛮勇の逆張りや、単なる値ごろ感で
 買い持ちしたわけではないということじゃ…。」


『……!』


「各国中銀や政府による市場押上げの力より強いものはあろうか…。
 彼らはこれを知っていて、確認の後に買いを実行したわけじゃ。」


『市場におけるバブルはこれからも『生成と崩壊』を繰り返して、
 「バブルはいつか必ず崩壊する」であろうが…、
 また一方、「中銀や政府が総力を挙げて市場回復に努める」とき、
 「主幹市場における大暴落は必ず再生する」ということは、
 「投資の世界の不思議」ならずとも、トレーダーとして
 歴史が証明している事実と知っておいてもよさそうだな…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その245


先週の英総選挙では英保守党が318議席と過半数割れになりました。
さて今週は14日深夜の米FOMCが注目の焦点になります。



●今週(6月12日から16日)の主な予定

<6月12日(月)>

※ 豪が女王誕生日で休場。

朝8時50分に日機械受注(4月)、日国内企業物価指数(5月)、
深夜3時に米月次財政収支(5月)、
などが予定されています。日機械受注には一応注目です。


<6月13日(火)>

朝8時50分に日第2四半期大企業全産業景況判断BSI、
同8時50分に日第2四半期大企業製造業景況判断BSI、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(5月)、
午後2時半に仏第1四半期非農業部門雇用者数改定値、
午後5時半に英消費者物価指数(5月)、英生産者物価指数コア(5月)、
同午後5時半に英小売物価指数(5月)、
午後6時に独ZEW景気期待指数(6月)、
同午後6時に欧ZEW景気期待指数(6月)、
夜9時半に米生産者物価指数(5月)、米生産者物価指数コア(5月)、
などが予定されています。
英・独・欧・米の指標には注目です。
そして、OPEC月報の公表と
ムニューシン財務長官の公聴会(上院)が予定されています。


<6月14日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期経常収支、
午前11時に中国鉱工業生産(5月)、中国小売売上高(5月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(4月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(5月)、
午後5時半に英失業者数(5月)、英失業率(5月)、英ILO失業率(4月)、
午後6時に欧鉱工業生産指数(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米消費者物価指数(5月)、米消費者物価指数コア(5月)、
同夜9時半に米小売売上高(5月)、米小売売上高(除自動車 5月)、
夜11時に米企業在庫(4月)、
深夜3時に米FOMC、米FOMC声明、
深夜3時半からイエレンFRB議長の定例会見、
などが予定されています。
中国・独・英・欧・米の指標には注目です。


<6月15日(木)>

朝7時45分にNZ第1四半期GDP、
午前10時半に豪新規雇用者数(5月)、豪失業率(5月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(5月)、
午後4時半にスイスSNB政策金利、スイスSNB声明、
午後5時半に英小売売上高指数(5月)、
午後6時に欧貿易収支(4月)、
午後8時に英BOE政策金利、英BOE議事録、
夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(6月)、
同夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(6月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米輸入物価指数(5月)、米輸出物価指数(5月)、
同夜9時半に加製造業出荷(4月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(5月)、米設備稼働率(5月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(6月)、
早朝5時に対米証券投資(4月)、
などが予定されています。
NZ・豪・スイス・英・米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。


<6月16日(金)>

朝7時45分にNZ企業景況感(5月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策の発表、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後6時に欧消費者物価指数確報(5月)、
夜9時半に米住宅着工件数(5月)、米建設許可件数(5月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)、
同夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(5月)、
などが予定されています。
日・欧・米の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会も予定されています。


<6月18日(日)>

仏国民議会下院選挙の決選投票が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月5日から9日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.70で始まり、96.47へ低下した後に
反発して97.24で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.202%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで45.83ドルへ低下しました。
NYダウは週間65.68ドル上昇、21271.97ドルで週の取引を終える。


<6月5日(月)>

報道「日本時間4日午後6時過ぎにロンドンでテロ、7人死亡。」
日経平均は41円安で寄り付き6円安で大引け。
報道「イランとカタールとの関係に対する問題で、サウジアラビア、
UAE、エジプト、バーレーンがカタールと国交断絶。」
スイス・独が休場。
英ユーガブ調査「英保守党305、労働党268議席を獲得する見込み。」
アトランタ連銀にボスティック新総裁が就任。
ISM非製造業の担当責任者ニーブス氏
「企業は上向きを維持。価格決定力が無くなった事実は現在はない。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領はコミー前FRB長官の議会証言に対して、
 拒否する行政特権を行使しない。」
NYダウは22ドル安で取引を終える。


<6月6日(火)>

日経平均は48円安で寄り付き190円安で大引け。2万円台割り込む。
ホワイトハウスのマークショート議会担当補佐官
「8月の議会休会の前に連邦債務の上限引き上げを実施するよう望む。
 税制について中立が重要であるが、より重要なものは成長である。
 減税については米経済を前進させるために重要と確信している。」
豪RBA
「政策金利の現行1.50%での据え置きは
持続的な経済成長見通しと合致するもの。
CPIの長期的な目標達成に寄与。豪ドル高は経済の調整を複雑化。
雇用情勢はまちまち。賃金の伸びは総じて弱いが雇用の伸びは強い。
実質賃金の伸びの弱さが消費を抑制する。
活発な住宅投資はやや緩み始めるサインが出ている。」
英テレグラフ紙「支持率は英保守党が41%、英労働党が40%。」
中国「人民元安定のために米国債購入を増額する用意。」
ムニューシン米財務長官
「トランプ大統領は対中貿易不均衡を明確に問題視。
 対中不均衡の是正へ輸出押し上げが必要。
 短期的には中国経済に懸念はない。
 中国が市場をオープンにするか注視している。
 税制改革で上下議員と毎週協議を行っている。
 我々の政権では為替を真剣に取り扱っている。」
トランプ大統領
「史上最大規模の減税を目指す。国境の壁は建設する。
 惨事になる前にオバマケア代替措置が必要。」
NYダウは47ドル安で取引を終える。


<6月7日(水)>

日経平均は28円安で寄り付き4円高で大引け。
OECD経済見通し
「米国の成長率、今年は2.1%、来年は2.4%と予想。
 日本の成長率、今年は1.4%、来年は1.0%と予想。
 ユーロ圏の成長率、今年は1.8%、来年は1.8%と予想。」
ECB関係筋
「ECBが草案で2019年までのインフレ見通しを下方修正へ。
 インフレ率は2019まで各年1.5%程度となる公算。」
ユーロが一時急落。
ロイター「日銀が景気判断引き上げを検討、来週にも決定へ。」
EIA週間石油在庫統計では原油が329.5万バレル増。
原油先物は45.72ドル台。
報道「スペイン最大手サンタンデール銀が
経営危機のバンコ・ポピュラール・エイパニョール銀を買収救済。」
コミー前FBI長官(議会証言の事前テキスト)
「トランプ大統領が1月27日に自身をディナーに招待。
 トランプ大統領は忠誠を要求。
 2月14日の会合ではトランプ大統領はフリン氏の捜査終了を希望。
 3月30日の電話ではトランプ大統領自身が捜査対象ではないことを
 周知させる方策を探すよう要請。(命令ではなく要請)」
報道「トランプ大統領が新FBI長官に
元司法省高官のクリストファー・レイ氏を指名。」
NYダウは37ドル高で取引を終える。


<6月8日(木)>

早朝に北朝鮮が元山付近から日本海に向け複数のミサイルを発射。
日経平均は63円高で寄り付き75円安で大引け。
麻生財務相
「2%は目標として持っておかなければならない。
 消費増税は予定通りやらせていただきたい。」
ホワイトハウス関係筋
「トランプ大統領がセッションズ司法長官を解任する計画はない。」
ECB政策金利は0.00%に据え置き。上下限金利も−0.4%と+0.25%。
ECB
「金利追加引き下げを示唆するガイダンスを削除。
 金利は長期にわたり現行水準に維持する見込み。
 資産購入額は12月まで月額600億ユーロ、必要に応じ延長。」
ドラギECB総裁
「現行の金利水準はQE終了まで続ける。
 600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
 成長へのリスク評価をほぼ均衡に上方修正。
 基調インフレ圧力は依然として低調。極めて大規模な緩和が必要。
 インフレ見通しの改定は主にエネルギー価格によるもの。
 今回の決定で反対はなかった。
 今後のテーパリングの方針について議論しなかった。
 ガイダンスの変更はデフレリスクが無くなったことが背景。
 ECBは必要なら依然として金利を引き下げることも可能。」
ECBスタッフ予測
「2017年の成長見通しを1.8%から1.9%に引き上げ。
 2018年の成長見通しを1.7%から1.8%に引き上げ。
 2019年の成長見通しを1.6%から1.7%に引き上げ。
 2017年のインフレ見通しを1.7%から1.5%に引き下げ。
 2018年のインフレ見通しを1.6%から1.3%に引き下げ。
 2019年のインフレ見通しを1.7%から1.6%に引き下げ。」
コミー前FBI長官(上院議会証言)
「自分は述べる立場にない。
 (大統領がロシア疑惑の捜査の妨害を試みたかとの質問に)
 大統領は選挙でのロシア疑惑の捜査をやめるよう要請していない。
 大統領が会合について嘘をつくだろうと懸念した。
 それが記録を取った理由。
 大統領はフリン氏捜査の中止を命令しなかった。
 フリン氏に関する大統領の言葉を指示と受け止めた。
 特別検察官の設置につながると思いメモ流出を望んだ。」
黒田日銀総裁(講演原稿)
「物価安定目標の達成にはなお距離がある。
 すでにデフレではなくなっている。
 政策は日本経済を正しい方向に導くもの。
 為替レートの変動を引き続きモニターして行く。
 日銀は為替レートの安定を目的に政策を運営しない。
 為替レート、均衡レンジからの逸脱は懸念になり得る。
 量的・質的緩和は狙い通りの効果。
 今年と来年は1.5%程度の成長に。労働市場は引き続き改善。
 個人消費は期待したほど強くない。
 日銀はこれまで物価水準目標を真剣に検討したことがない。」
NYダウは8ドル高で取引を終える。


<6月9日(金)>

英総選挙の出口調査
「与党保守党が第一党確保も単独過半数に届かず
 314議席(−17議席)を獲得の見込み。
 労働党は266議席(+34議席)の見込み。」
ポンドが急落。
日経平均は43円高で寄り付き104円高で大引け。2万円台を回復。
英BBC「メイ英首相は辞任する意向はない。」
英の株式市場(FTSE100)は一時1%超の上昇。
英選挙結果「与党保守党が318議席、労働党が262議席。」
英ガーディアン紙「メイ英首相は首相続投でDUPと暫定的に合意。」
メイ英首相
「今すぐに組閣を開始する。
 DUP(英北アイルランドのプロテスタント系民主統一党)と協力。
 EU離脱交渉は10日以内に開始へ。」
スペイン・カタルーニャ自治州首相
「独立を問う住民投票を10月1日に実施へ。」
報道「メイ内閣、主要閣僚は全て留任へ。」
アトランタ連銀「GDPPナウ」第2四半期予想を3.0%に下方修正。
ムニューシン米財務長官
「通貨操作をモニターすることは重要
 NAFTAの見直しは米、カナダ両国にとってポジティブ。
 8月の休会までに債務上限引き上げを望む。
 年内に税制改革を成し遂げることにコミットしている。
 税制改革よりも優先するものはない。
 税収の下げをあまり懸念していない。
 コミー氏がメモをリークしていたのは驚きだった。」
トランプ大統領
「コミー氏の証言では司法妨害も共謀も示されなかった。」
NYダウは89ドル高で取引を終える。


<6月10日>

英紙テレグラフ(電子版)
「英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと考えている。
 保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直しを協議。」



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初5日に110.36レベルで始まり、揉み合いを経た
後にしだいに軟調傾向で推移して7日のロンドン時間前半に週安値と
なる109.11へ下落する展開になりました。その後、切り返して、8日
の東京時間序盤に110.01へ反発しましたが、その後、東京時間終盤に
かけて109.38へ反落する展開になりました。その後、再び切り返して
揉み合いながらも堅調傾向で推移して、9日のNY時間序盤にかけて週
高値となる110.81へ上昇しましたが、その後、反落して110.33レベ
ルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初5日に1.1272レベルで始まり、1.12台前半
から1.12台後半を範囲とする揉み合いになりましたが、7日のロンド
ン時間に1.1204へ下落した後にNY時間前半に1.1282へ反発する上下
動になりました。その後、1.25台半ばから1.25台後半の揉み合いにな
りましたが、8日のロンドン時間前半から反落して、ECBの政策金利
発表とドラギECB総裁の会見で上下動となるも、しだいに軟調推移と
なって9日のNY時間序盤に週安値となる1.1166へ反落する展開にな
りました。その後、反発して1.1196レベルで週の取引を終えました。




●今週(6月12日から6月16日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値でもある9日の
高値の110.81を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
111.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は2日の高値111.72、
ここを上抜けた場合は112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合
は5月24日の高値112.12から3月31日の高値112.19を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは110.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は9日の安値109.76、さらに下落
した場合は8日安値109.38、ここを下抜けた場合は7日の安値109.11
から109.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は4月18日安値
108.32、ここを下抜けた場合は4月17日の安値108.13を巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、12日の日機械受注
13日の米生産者物価指数とムニューシン財務長官の公聴会(上院)、
14日の中国鉱工業生産と中国小売売上高と米消費者物価指数と米小売
売上高と米FOMCと米FOMC声明とイエレンFRB議長の定例会見、
15日のNY連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀製造業指数と
米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、16日の日銀金融政策の発表と黒田日銀総裁の定例会見
と米住宅着工件数と米建設許可件数とミシガン大学消費者信頼感指数
速報と米LMCI労働市場情勢指数、などが注目されます。


先週の英国の総選挙ではメイ首相率いる英保守党が318議席と過半数
割れになり、北アイルランドのプロテスタント系民主統一党の協力の
もと政権運営をしていくことになりましたが、10日の英紙テレグラフ
(電子版)によれば「英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと
考えている。保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直
しを協議している。」と報じていてメイ首相の前途は多難なようです。

また、EU離脱に伴う清算金や、英国に住むEU市民の権利保護、新た
な自由貿易協定(FTA)の大枠など、項目だけで5000を超える(日経10
日の記事)と言われている英国のEUとの交渉も多難が予想されます。
英国を巡るリスクには引き続き留意が必要なようです。


さて、先週のコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言は何と
か無事に通過した印象ですが、今週は14日の米消費者物価指数と米小
売売上高と米FOMCおよびFOMC金利予測(ドットチャート)とイエ
レンFRB議長の定例会見が注目の焦点になります。


今回のFOMCでの利上げは確実視されていますが、3月時点での失業
率の長期予測の中央値4.7%に対して5月の雇用統計では4.3%に改善
したその一方で賃金上昇が加速しない労働市場、また、利上げ判断で
重視するとするPCE物価指数は4月分で前年同月比+1.7%と予測の
+2%に届かない状況、そして米CPIの4月は1.9%と2%を割り込んで
いる状況となっていて、FOMCの金利予測(ドットチャート)が注目
されます。その結果とイエレンFRB議長の定例会見での今後の経済見
通しと利上げ見通し次第ながら、場合によってはセル・ザ・ファクト
となる可能性もありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは9日のロンドン時間
の戻り高値1.1216を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
9日の高値1.1237、さらに上昇した場合は8日の高値1.1269、ここを
上抜けた場合は7日の高値1.1282から2日の高値1.1285、さらに上昇
した場合は1.1300の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は2016年
9月8日の高値1.1327、さらに上昇した場合は2016年8月18日の高
値1.1366、ここを上抜けた場合は1.1400の「00」ポイントを巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは9日の安値1.1166を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は5月30日の安値1.1109から1.1100の
「00」ポイント、さらに下落した場合5月18日の安値1.1075、ここ
を下抜けた場合は5月8日の高値1.1022、さらに下落した場合1.1000
の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、13日の独・欧ZEW景気期待
指数、14日の独消費者物価指数改定値と欧鉱工業生産指数、16日の
欧消費者物価指数確報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、13日の米生産者物価指数とムニューシン財務長官の上院公聴会、
14日の中国鉱工業生産と中国小売売上高と米消費者物価指数と米小売
売上高と米FOMCと米FOMC声明とイエレンFRB議長の定例会見、
15日のNY連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀製造業指数と
米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、16日の米住宅着工件数と米建設許可件数とミシガン大
学消費者信頼感指数速報と米LMCI労働市場情勢指数、などが注目さ
れます。


さて、先週のECB理事会ではガイダンスから利下げの可能性を示す文
言が削除され、景気見通しでは「下振れリスクが残る」から「概ね均
衡」になりましたが、「必要なら量的緩和を拡大」の表現は残されると
ともに、2019年までの成長見通しは上方修正されるもインフレ見通し
は下方修正されて、そして、ドラギECB総裁の会見で「現行の金利水
準はQE終了まで続ける。(中略)基調インフレ圧力は依然として低調。
極めて大規模な緩和が必要。今後のテーパリングの方針について議論
しなかった。ECBは必要なら依然として金利を引き下げること可能。」
と緩和姿勢の継続を示したことで、ユーロドルは揉み合いながらも、
やや軟調な相場展開になりました。


シカゴマーカンタイル取引所(CME)のIMM通貨先物ポジションによる
投機筋のユーロの買い越しが5月30日時点で約6年ぶりの高水準の
7万2869枚になっていましたが、先週のECB理事会及びドラギECB
総裁の会見を経て買い越しが減少したと思われます。

伊では来春と目されていた総選挙が早ければ年内にも実施される可能
性が浮上してきたとともに、9日にスペイン・カタルーニャ自治州首相
が「独立を問う住民投票を10月1日に実施へ。」と発表して、欧州を
巡る政治リスクには引き続き留意が必要なようです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その245 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。英国の氷の女王とも言われていたメイ英首相の
 前倒しの総選挙という大きな賭けは失敗して、英保守党は過半数を
 割り込みハングパーラメントとなって、DUP(民主統一党)が協力して
 政権運営をすることになったようだな…。』


「ふむ。英総選挙ではそのような結果になってしまったのう…。
 10日の英紙テレグラフ(電子版)によれば
 『英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと考えている。
  保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直し協議。』
 と報じていて、メイ英首相の前途は多難となりそうじゃのう…。」


『英総選挙を巡る余波にはまだ注意していた方がよさそうだな…。
 一方、先週のイベントの1つのコミー前FBI長官の上院情報特別委
 員会での証言では『大統領から要請は受けたが命令ではなかった。』
 として、何とか無事に通過したという印象だけど…、
 さて、今週はいよいよ米FOMCがあるが、どうなるんだろうね。』


「ふむ…。今回のFOMCでの利上げは既に確実視されており、
 むしろ利上げしないと市場が混乱することになろうが…、
 失業率は長期予測の中央値より改善するも、賃金上昇が加速しない
 労働市場、また、PCE物価指数は4月分で前年同月比+1.7%と
 予測の+2%に届かない状況、そして米CPIの4月は1.9%と
 2%を割り込んでいる状況となっていて…、
 FOMCの金利予測(ドットチャート)が注目されるのう…。
 その結果と、イエレンFRB議長の定例会見での今後の経済見通しと
 利上げ見通しの次第ながら…、場合によってはセル・ザ・ファクト
 となる可能性もありそうじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 6月6日(火)の日経新聞の一面のコラムの中に
 「企業の長期の利益水準からみた米国株の割高さは、
  大恐慌が始まった1929年の『暗黒の木曜日』に迫ってきた。」
 ともあり…、先週にペンディングとなっていた
 「リスクのお話」とか、なんちゃらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらいたいのじゃが…、
 今日は『投資の世界の不思議』のお話でもさせてもらおうかのう。」


『あははっ。また気が変わったというわけか…。
 まぁ、よろしい。「投資の世界の不思議」のお話とやらを
 聞いてやろうじゃないか…ジイさん。』


「ここでジイが述べることは、単に不思議だなと思っていることで、
 何かの批判をしたり、否定をするものではないということで
 聞いてもらいたいのじゃが、その投資の世界の不思議の1つとして
 世界の3大投資家のお話があるのじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『それはどうのようなことだ?』


「ふむ。世界の3大投資家と言えば…、ウォーレン・バフェット氏と
 ジョージ・ソロス氏とジム・ロジャーズ氏と言ってよいと思うが、
 ジョージ・ソロス氏については有名なソロス・チャートがあり、
 テクニカル分析も駆使する投資家であるが…、他の2人、
 ウォーレン・バフェット氏とジム・ロジャーズ氏については
 もちろん価格動向としてチャートは見られるとは思われるも…、
 チャートにおけるテクニカル分析や金融工学を駆使しているとは
 思われず、いったい何を根拠に投資行動をしているかという
 不思議じゃ…。溜口剛太郎殿。」


『昨今はテクニカル分析や金融工学やAIの活用が盛んだが…、
 確かに言われてみれば、ウォーレン・バフェット氏と
 ジム・ロジャーズ氏は、移動平均線がどうだとかこうだとか言う
 テクニカル・トレーダーには思えないよな。』


「さりとて、米雇用統計がどうのCPIがどうの、というわけでもなく
 細かなファンダメンタルズ分析で立ち回っているとも思われず…、
 たとえば、世界の某所は高度経済成長期の直前の状況で
 人口増も見られるから、10年単位で投資する価値があるとか、
 ある産業は時代の流れでこれから大きく伸びる可能性があるとか、
 マクロ的視点とは思われるが…、彼らの投資行動の根幹は実は謎で
 少なくともテクニカル分析派ではない事は特筆すべき事であろう。」


『別の見方をすれば、世界の3大投資家の2人までもが、
 テクニカルを重要視していないことは不思議なことだよな…。
 投資行動を何をもって行っているか、実のところ謎というわけか。
 逆に言えば、テクニカル分析派の多くは、その2人に勝てていない
 ということにもなるだろうからな…。』


「ふむ…。投資において頭脳集団で金融工学も駆使していたであろう
 リーマン・ブラザーズが破綻したことは、トレーダーであれば
 誰もが知っていて…、そして、ソロモン・ブラザーズのトレーダー
 のジョン・メリウェザーの発案により設立され、FRB元副議長の
 デビッド・マリンズも参加して、さらにブラック-ショールズ方程式
 を完成させノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズと
 ロバート・マートンも参加し、ドリームチームと呼ばれたファンド
 LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)が
 アジア通貨危機で破綻に至ったという史実もあるのじゃのう…。」


『LTCMについては、ポジションを取り過ぎて巨鯨となった彼らが、
 身動きが取れなくなって、手仕舞いたくても手仕舞えなかった
 ことが破綻の原因ともいわれているようだが…、期せずして、
 金融工学が万能ではないことを歴史が証明することになったよな。』


「これらの事は冒頭お話したように、テクニカルを否定するとか、
 テクニカルを批判してテクニカル無用論を意味するものではなく、
 単に『不思議な事実がある』と言っているのに過ぎないのじゃが、
 投資の世界にはこのような不思議な事実もあるものなのじゃのう。」


『まぁ、ウォーレン・バフェット氏とジム・ロジャーズ氏のような
 マクロ的視点を持ちえない我々、一般のトレーダーにとっては、
 テクニカルは少なくとも市場に臨む武器になるだろうからな…。』


「さて次に、投資の世界の不思議の2つ目じゃが…、
 『ヘッジ・ファンドには一般に知られない秘密の投資法がある』
 という神話やファンタジーが語られることがあるも…、
 https://zuuonline.com/archives/106813
 などで紹介されているように、
 世界一のグローバル・マクロ・ファンドであるレイ・ダリオ氏の
 ブリッジウォーター・アソシエイツでさえ、
 たとえば2016年1-2月期では7%の損失というのが現状で、
 月利100%だの月利300%などという秘密の投資法は
 果たして本当に存在するのか、という不思議じゃ…。」


『まぁ、月利100%や月利300%などで本当に運用ができたなら、
 ブリッジウォーターを超えるファンドが出てきてもよいものだが、
 実際にはそのようなファンドは事実上、出現していなく、
 また、主催者がフォーブス誌を飾ることもないようで、
 あたかも実在するかように喧伝はされているも、
 「ヘッジ・ファンドには一般に知られない秘密の投資法がある」
 という事は、神話やファンタジーに過ぎないのかもしれないよな。』


「こうしてみると、投資の世界はどうも不思議で満ち溢れている
 ようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その244


先週は日経平均が2万円台を回復して、NYダウも史上最高値を更新
しましたが、NFPが予想より弱くドルが売られる展開になりました。


●今週の主な予定

<6月5日(月)>

※ NZ・スイス・独などが休場です。

午前10時45分に中国Caixinサービス業PMI(5月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(5月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(5月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(5月)、
午後5時半に英サービス業PMI(5月)、
夜9時半に米第1四半期労働生産性確報、
同夜9時半に米第1四半期単位労働コスト確報、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(5月)、米製造業新規受注(5月)、
同夜11時に米労働市場情勢指数LMCI(5月)、
などが予定されています。
中国・英・米の指標には注目です。


<6月6日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(5月)、
午前10時半に豪第1四半期経常収支、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後6時に欧小売売上高(4月)、
夜11時に加Ivey購買部協会景況指数(5月)、
などが予定されています。
豪・欧の指標には注目です。


<6月7日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期製造業売上高、
午前10時半に豪第1四半期GDP、
午後2時に日景気先行指数速報(4月)、日景気一致指数速報(4月)、
午後3時に独製造業新規受注(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加住宅建設許可件数(4月)、
深夜4時に米消費者信用残高(4月)、
などが予定されています。
豪・独の指標には注目です。


<6月8日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格指数(5月)、
朝8時50分に日第1四半期GDP二次速報、
同8時50分に日第1四半期GDPデフレータ二次速報、
同8時50分に日国際貿易収支(4月)、日国際経常収支(4月)、
午前10時半に豪貿易収支(5月)、
(時間未定) 中国貿易収支(5月)、
午後2時に日景気現状判断DI(5月)、日景気先行き判断DI(5月)、
午後2時45分にスイス失業率(5月)、
午後3時に独鉱工業生産指数(4月)、
午後3時45分に仏貿易収支(4月)、仏経常収支(5月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(5月)、
午後6時に欧第1四半期GDP改定値、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時15分に加住宅着工件数(5月)、
夜9時半からドラギECB総裁の定例会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(4月)、
夜11時からコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言、
などが予定されています。
また、英総選挙が予定されています。
日・中国・独・スイス・欧・米の指標と
コミー前FBI長官の証言と英総選挙には注目です。


<6月9日(金)>

午前10時半に中国消費者物価指数(5月)、中国生産者物価指数(5月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(4月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(4月)、
午後3時に独貿易収支(4月)、独経常収支(4月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(4月)、仏財政収支(4月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(4月)、英製造業生産指数(4月)、
同午後5時半に英貿易収支(4月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に加新規雇用者数(5月)、加失業率(5月)、
同夜9時半に加第1四半期設備稼働率、
夜11時に米卸売売上高(4月)、米卸売在庫(4月)、
などが予定されています。
中国・英・加の指標には注目です。


<6月11日(日)>

伊地方選挙と仏国民議会選挙の第1回投票が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(5月29日から6月2日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.34で始まり、97.70へ反発した後に
反落して96.61で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.159%に低下しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで47.66ドルへ低下しました。
NYダウは週間126.01ドル上昇、21206.29ドルで週の取引を終える。


<5月29日(月)>

早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射。
日経平均は10円高で寄り付き4円安で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁
「年内のバランスシート縮小開始を予想している。
 見通しが変わればバランスシートの予定も変更される。
 縮小は、目立たない、落ち着いた形で縮小するべきである。
 米経済はFRBの二つの命題にこれまでになく近づいている。
 米国は完全雇用に達し、それを上回る動き。
 インフレ率は来年までに2%目標にに達するとみられる。
 景気の過熱を防止するために、徐々に金利を引き上げていく。」
上海・英国・NYが休場。
オーストリア中銀総裁
「一国の成長が他国を害するとする考えは危険。
 金融危機後の成長は比較的緩やか。
 金融業のデジタル化は労働力の削減につながるだろう。」
ドラギECB総裁
「ユーロ圏の上向きの動きは底堅さを増している。
 成長への下方リスクは一段と後退。
 幾分かのテイルリスクは測定可能な程度まで後退してきている。
 ECBはユーロ圏に対するサポートが依然必要と強く確信。
 金融解除は時期尚早。」
報道「ギリシャが7月の70億ユーロの支払いができない可能性。」


<5月30日(火)>

日有効求人倍率が43年ぶりの高水準に。
日経平均は1円安で寄り付き4円安で大引け。
香港・上海は休場。
ギリシャ政府報道官
「債務削減がなければ次回分の融資を受け取らない可能性がある、
 との独紙ビルトの報道を否定する。」
ECB関係筋「6月理事会で経済見通しを上方修正へ。」
ブレイナードFRB理事
「バランスシート縮小の時期が近付いているのは明らか。
 世界経済は回復し、リスクバランスもより好ましいものに。
 弱いインフレ率が続くようだと、金利の変化を招く。
 追加利上げは相当すぐに実施。
 金融市場の状況はよりバランスのとれたものに。
 米国のGDPは第2四半期に持ち直す。
 バランスシート縮小は米国債やMBS市場に影響を与えない形で
 徐々に予測可能な方法で実施。
 中立なレートはかなり低く、現行からそれほど離れていない。
 中国は複雑な調整をコントロール。
 中国経済のリスク見通しは継続。
 ユーロ圏景気は力強い。日本でも良い兆候。
 海外からのダウンサイドリスクは低下。」
NYダウは50ドル安。


<5月31日(水)>

日経平均は47円安で寄り付き27円安で大引け。
ダラス連銀総裁
「インフレは緩やかでまだら模様だが、
 トレンド性が損なわれているとは考えず。
 世界的な過剰設備がインフレにとっての逆風に。
 人口構成の高齢化の進展がGDPの伸び鈍化に影響。
 FOMCの金利予測(ドットチャート)はきわめて有用。
 今年、失業率は一段と低下へ。
 今後数年間でインフレ率はゆるやかに2%へと上昇する見込み。
 FOMCの行動はドル相場に影響、注視する。
 緩和解除は忍耐をもってゆっくりと。
 インフレが制御できない事態は想定していない。」
報道「アフガンで爆弾テロ。90人死亡、400人以上負傷。」
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「銀行規制改革は最終段階とすべき。緩和的な金融政策は適切。
 ECBは緩やかな刺激策の解除を準備すべき。
 状況が変化すればフォワードガイダンスも変更すべき。
 躊躇が長引けば新たな問題引き起こす。」
独連銀総裁
「ECBはフォワードガイダンスの調整をいつ始めるのかについて
 議論をスタートするべき。
 直近のインフレ率上昇は一時的なものではない。
 ECBはインフレについてうまく管理できていない。
 ECBのサポートが後退してもインフレ率は上昇していく。」
スイス中銀総裁
「金融危機は世界を変えた。
 マイナス金利はスイスフランの魅力を低下させた。
 スイスフランは明らかに過大評価。過大評価は大きな課題。
 必要とあれば為替市場で介入を実施。」
地区連銀経済報告(ベージュブック)
「米経済については、12の地区ほとんどで4月初めから5月にかけて
 緩やかなペースで拡大を続けた。
 ボストンとシカゴが前回の報告からやや減速とした。
 自動車を除く小売には大きな変化なし。自動車はやや減少。
 住宅緩やかなペースで成長。
 雇用市場は引き締まり継続。幅広い地区で労働不足に陥っている。
 雇用は緩やかなペースで拡大。
 賃金は緩慢もしくは緩やかなペースで拡大。
 物価は総じて変わらず。一部資源価格は上昇。」
ロス商務長官
「トランプ大統領はNAFTAを破棄するとは言っていない。
 貿易黒字は貿易赤字よりも国にとって利益がある。
 7月のNAFTA交渉に向けて議会と議論が必要。」
NYダウは20ドル安。


<6月1日(木)>

日経平均は41円高で寄り付き209円高で大引け。
中国首相
「北朝鮮のあらゆるミサイル発射実験に反対する。
 北朝鮮問題は外交的に解決しなければならない。」
ユーガブ調査「支持率は保守党42%に対して労働党は39%。」
報道「欧州委が伊モンテパスキの公的支援を承認。」
パウエルFRB理事
「世界経済見通しは明るく、米国は完全雇用に接近。
 FOMCでは今後のインフレ指標を注意深く評価。
 インフレ進行が鈍化、停滞しているのかどうか辛抱強く議論。
 経済が軌道上に留まるなら緩やかな利上げが必要。
 見通しへのリスクは以前よりも均衡してきている。」
米ADP雇用統計は予想より強い25.3万人。
報道「トランプ大統領が地球温暖化対策のパリ協定から離脱を表明。」
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期は4.0%を予想。
NYダウは135ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月2日(金)>

日経平均は110円高で寄り付き317円高の20177円で大引け。
英イプソス・モリ調査「英保守党支持45%、英労働党支持は40%。」
米雇用統計では、NFPが予想より弱い13.8万人、
(NFPの前回が21.1万人から17.4万に下方修正)
失業率は予想より強い4.3%、平均時給の前月比は予想とおりの0.2%
米10年債利回りが一時2.14%台へ低下。
コーンNEC委員長
「次期FRB議長人事はホワイトハウスでまだ何も決まっていない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「軟調なインフレ指標巡る懸念は正当化されない。
 インフレ率は年末ごろに目標の2%に達すると予想。
 雇用は依然として強い。あと2回の利上げ予想を再表明。
 5月の13.8万人増は良い数字。
 年内のバランスシート縮小開始を予想。
 インフレは最近の低下にもかかわらず軌道上にある。」
NYダウは62.11ドル高の21206.29ドル。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初5月29日に111.25レベルで始まり、軟調傾向
の揉み合いとなって、31日のロンドンフィックスにかけて110.48へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、6月2日の東京時間
後半にかけて週高値となる111.71へ上昇しましたが、その後、米雇用
統計の発表後のロンドンフィックス過ぎに週安値となる110.33へ下落
して110.40レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初5月29日に1.1175レベルで始まり、30日
のロンドン時間序盤に週安値となる1.1109へ下落しましたが、その後
切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して6月1日の東京時
間前半に1.1256へ上昇する展開になりました。その後、NY時間序盤
にかけて1.1202へ下押した後に小幅な揉み合いとなりましたが、米雇
用統計の発表後に上伸してNY時間終盤にかけて週高値となる1.1285
へ上昇して1.1281レベルで週の取引を終えました。



●今週(6月5日から6月9日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは2日のNY時間後半の戻り
高値110.57を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は111.00
の「00」ポイント、さらに上昇した場合は5月31の高値111.22から
5月30日のNY時間の戻り高値111.24、ここを上抜けた場合は1日の
NY時間序盤の高値111.48、さらに上昇した場合は2日の高値111.71
ここを上抜けた場合は5月25日の高値111.95から112.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは2日の安値110.33から5月18日の安
値110.23を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は110.00
の「000」ポイント、さらに下落した場合4月25日の安値109.59、
ここを下抜けた場合は109.00の「00」ポイント、さらに下落した場合
は4月20日の安値108.72を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、5日の中国Caixin
サービス業PMIと米ISM非製造業景況指数と米製造業新規受注と米
労働市場情勢指数LMCI、8日の日第1四半期GDP二次速報と日第1
四半期GDPデフレータ二次速報と日国際貿易収支と中国貿易収支と
米新規失業保険申請件数とコミー前FBI長官の上院情報特別委員会で
の証言と英総選挙の結果、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物価
指数、などが注目されます。


先週は、週末に日経平均が1年半ぶりに2万円の大台を回復して、NY
ダウも史上最高値を更新しましたが、米雇用統計では米失業率が16年
ぶりの低水準となるもNFPが市場予想より弱く前回値も下方修正され
たことを受けてドルが売られドル円が下落する展開になりました。

CMEのFEDウォッチでの6月FOMCでの利上げ確率は、雇用統計後
も95%超の水準で、6月利上げは濃厚ですが、今週はリスク・イベン
トとして8日の日本時間午後11時からのコミー前FBI長官の上院情報
特別委員会での証言と、9日未明から東京時間序盤にかけて判明する英
総選挙の結果が注目されます。

コミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言では、特別検察官に
任命されたモラー元FBI長官が捜査を進めていて、コミー氏が捜査に
支障となる事実の開示は避けるとの観測もありますが、トランプ大統
領から大統領補佐官だったフリン氏への捜査を中止するよう求められ
たとされる疑惑において、トランプ大統領がFBIの捜査を妨害する意
図があったことが証言で裏付けされた場合はトランプ大統領の弾劾に
発展する可能性もありますので注目されます。

一方、英総選挙については、調査会社により差異はあるも、英保守党
がリードながら英労働党が猛追していて、政党支持率が拮抗してきて
いることで、当初の「メイ首相が率いる英保守党の圧勝シナリオ」が
大きく揺らいでいるようです。英保守党が辛勝するとは思われますが
2016年のEU離脱を問う国民投票での逆転劇もあったことから、過度
の予断なく結果を見届けたいものです。英総選挙の結果は主にポンド
の動向に影響を与えますが、リスク・イベントとしてドル円にも影響
することが想定され、その結果が注目されます。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1300の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合2016年9月8日
の高値1.1327、さらに上昇した場合は2016年8月18日の高値1.1366
ここを上抜けた場合は1.1400の「00」ポイント、さらに上昇した場合
2016年6月23日の高値1.1427、ここを上抜けた場合は2016年5月
11日の高値1.1446を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは2日の米雇用統計後の押し安値1.1254
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は2日の米雇用統計
直前の押し安値1.1205から1.1200の「00」ポイント、さらに下落し
た場合は5月31日のの安値1.1164、ここを下抜けた場合は5月30日
の安値1.1109を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、6日の欧小売売
上高、7日の独製造業新規受注、8日の独鉱工業生産指数と欧第1四半
期GDP改定値と欧ECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見と
英総選挙の結果、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
5日の中国Caixinサービス業PMIと米ISM非製造業景況指数と米製造
業新規受注と米労働市場情勢指数LMCI、8日の中国貿易収支と米新規
失業保険申請件数とコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言
9日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、などが注目されま
す。


先週のユーロドルは、米雇用統計でNFPが市場予想より弱い結果とな
ったことも背景に1.12台後半へ上昇して年初来高値を更新しましたが
今週は8日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見が注目
の焦点になります。

5月31日にラウテンシュレーガーECB専務理事が「緩和的な金融政策
は適切。」としながらも、「ECBは緩やかな刺激策の解除を準備すべ
き。状況が変化すればフォワードガイダンスも変更すべき。(要旨)」
と発言していることから、ドラギECB総裁は慎重姿勢ながらフォワー
ドガイダンスを出口戦略に向けて変更する可能性もありそうです。

そして、対ドル通貨ペアとして、コミー前FBI長官の上院情報特別委
員会での証言が注目されますとともに、英総選挙の結果が大いに注目
されます。8日から9日かけてユーロドルはボラタイルな相場展開に
なりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その244 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は米ADP雇用統計が強い結果だったのに、
 週末の米雇用統計では米失業率が16年ぶりの低水準となるも、
 NFPが予想よりかなり弱く前回値も下方修正されたことでドルが
 売られる展開になったが…、6月利上げはどうなるんだろうな…。』


「ふむ。米ADP雇用統計が強い結果であっただけに、NFPの弱い
 結果はネガティブ・サプライズでドルが売られる展開になったが、
 CMEのFEDウォッチでの来週の6月FOMCでの利上げ確率は、
 雇用統計後も95%超の水準で、6月利上げは濃厚であろう…。
 ただ、6月14日その後の利上げ観測には諸説あるようで、
 来週のFOMCではドットチャートとイエレンFRB議長の定例会見
 での発言が注目されることになろうのう…。」


『今週は週末にメジャーSQがあるが、リスク・イベントとして
 8日の日本時間午後11時からのコミー前FBI長官の上院での証言と
 そして、英総選挙の結果が注目材料になりそうだな…。ジイさん。』


「ふむ。トランプ大統領が大統領補佐官だったフリン氏への捜査を
 中止するようコミー前FBI長官に求めたとされる疑惑については、
 特別検察官に任命されたモラー元FBI長官が捜査を進めていて、
 コミー氏が捜査に支障となる事実の開示は避けるとの観測も
 あるようじゃが…、もしも、8日のコミー氏の議会証言で
 トランプ大統領がFBIの捜査を妨害する意図があったことが
 裏付けされた場合は、トランプ大統領の弾劾に発展する
 その可能性もあるゆえ注目されるのう…。溜口剛太郎殿。」


『8日は「ロシアゲート」問題の1つのヤマ場になりそうだが…、
 トランプ大統領は地球温暖化対策のパリ協定から離脱を表明した
 ことで支持率もさらに低迷しているようで、
 8日はトランプ大統領にとっても重要な日になりそうだな…。
 ところで…、8日には英総選挙もあるがどうなるんだろうな。』


「ふむ。調査会社により差異があり…、6月1日の調査会社ユーガブ
 よれば、8日の英総選挙でメイ首相率いる保守党の獲得議席数は
 過半数に9議席足りない見通しとも報じられていて…、
 英保守党がリードながら英労働党が猛追していて、政党支持率が
 拮抗してきていることで、当初の『英保守党の圧勝シナリオ』が
 大きく揺らいでいるようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『英保守党が政権公約で社会保障負担の増加を打ち出したことなどが
 影響しているようだが…、英保守党が辛勝すると思われるも、
 2016年EU離脱を問う国民投票で逆転劇もあった英国の選挙だけに
 安易な予断はできないのかもしれないな…。ジイさん。』


「ふむ…。8日の英総選挙の結果は9日未明から東京時間序盤にかけて
 判明すると思われるが、ポンドのみならず、リスクイベントとして
 ドル円やユーロドル相場にも影響を与えることになろうのう…。」


『またところで…、5月31日にラウテンシュレーガーECB専務理事が
 「緩和的な金融政策は適切。」としながらも、「ECBは緩やかな刺激
 策の解除を準備すべき。状況が変化すればフォワードガイダンスも
 変更すべき。(要旨)」と発言していたが…、8日のECB政策金利の
 発表およびドラギECB総裁の定例会見ではフォワードガイダンスが
 変更さるのかなぁ。ジイさん。』


「ふむ…。29日にドラギECB総裁は『ユーロ圏の上向きの動きは
 底堅さを増している。成長への下方リスクは一段と後退。』と
 しながらも、『ECBはユーロ圏に対するサポートが依然必要と
 強く確信。金融解除は時期尚早。』と発言していて…、
 慎重姿勢ではあるが、景気の下振れリスクを『均衡』に変更する
 とともに、もしかすると、フォワードガイダンスを変更する
 その可能性もあるのやもしれぬのう…。」


『もしもフォワードガイダンスが変更となったとしたら、
 ユーロドルはさらに上伸するのかねぇ…。ジイさん。』


「その可能性もなきにもしあらずじゃが…、先行織り込みの動きも
 見られているゆえ、フォワードガイダンスの変更内容の次第、
 ということになるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『事前予想するのではなく、相場の動き自体に聞けってか…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「NYダウが史上最高値を更新しているのに、米10年債利回りは
 2.15%台と低迷していて、これにちなみ
 今日は『コナンドラムのお話』、もしくは『リスクのお話』でも
 させてもらおうと思っておったが…、
 前段のお話に花が咲き、既に長くなり過ぎてしもうたようじゃ。
 それらのお話はまたの機会にさせてもらうとしよう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その243


G7首脳会議では自由で公正な貿易の推進を目指すことで一致して、
保護主義と闘うとの文言が盛り込まれることになりましたね。


●今週の主な予定

<5月29日(月)>

※ 上海・ロンドン・NYが休場。


<5月30日(火)>

※ 香港・上海が休場。

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(4月)、
朝8時半に日消費支出(4月)、日失業率(4月)、日小売業販売額(4月)、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(4月)、
午後3時に独輸入物価指数(4月)、
午後3時45分に仏第1四半期GDP改定値、
同午後3時45分に仏消費者信頼感指数(5月)、仏消費支出(4月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(5月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(5月)、欧経済信頼感(5月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(5月)、
夜9時半に米個人消費支出(4月)、米個人所得(4月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(4月)、
同夜9時半に加第1四半期経常収支、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(4月)、加原料価格指数(4月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(3月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(5月)、
などが予定されています。
NZ・(日)・豪・仏GDP・独・米の指標には注目です。


<5月31日(水)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感(5月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(4月)、
午前10時に中国製造業PMI(5月)、中国非製造業PMI(5月)、
同午前10時にANZ企業景況感(5月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(4月)、
午後3時に独小売売上高指数(4月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(5月)、仏卸売物価指数(4月)、
午後4時55分に独失業者数(5月)、独失業率(5月)、
午後5時半に英消費者信用残高(4月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(5月)、欧失業率(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加第1四半期GDP、加GDP(3月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(5月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(4月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
日・中国・独・欧・加・米の指標には注目です。


<6月1日(木)>

朝8時50分に日第1四半期法人企業統計設備投資、
午前10時半に豪小売売上高(4月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(5月)、
午後2時45分にスイス第1四半期GDP、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(4月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(5月)、
同午後4時半にスイス製造業PMI(5月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(5月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(5月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(5月)、
午後5時半に英製造業PMI(5月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(5月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(5月)、
夜9時半に米第1四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜9時半に米第1四半期単位労働コスト確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米ISM製造業景況指数(5月)、米建設支出(4月)、
などが予定されています。
豪・中国・スイスGDP・英・米の指標には注目です。
そして、EU・中国首脳会議が予定されています。


<6月2日(金)>

午後2時に日消費者態度指数(5月)、
午後5時半に英建設業PMI(5月)、
午後6時に欧生産者物価指数(4月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(5月)、米失業率(5月)、
同夜9時半に米平均時給(5月)、米貿易収支(4月)、
同夜9時半に加貿易収支(4月)、加第1四半期労働生産性指数、
などが予定されています。
英・欧・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.03で始まり、96.70へ下落した後に
反発して97.36で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.250%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで49.80ドルへ低下しました。
NYダウは週間275.44ドル上昇、21080.28ドルで週の取引を終える。


<5月22日(月)>

報道「21日午後4時59分に北朝鮮がミサイルを1発を発射。」
日経平均は79円高で寄り付き87円高で大引け。
メルケル独首相
「ユーロ相場は安すぎる。独製品をより安価にしている。」
ダラス連銀総裁
「今年あと2回の利上げが適切。
 3、4月のインフレ低下はトレンド弱まり示さず。
 今年の原油価格は40ドル台半ばから50ドル台半ばを予想。
 バランスシートは年内に縮小開始するべき。
 完全雇用にかなり近づいている。」
バイトマン独連銀総裁
「回復が賃金を上昇させるようなら、正常化は近づく。
 ユーロ圏のインフレ圧力は弱まっている。」
報道「トランプ大統領の支持率は37%まで低下。」
NYダウは89ドル高で取引を終える。


<5月23日(火)>

報道「英国マンチェスターアリーナで爆破事件が発生。」
日経平均は30円安で寄り付き65円安で大引け。
麻生財務相「G7で自由貿易に関する力強いメッセージを出す。」
シカゴ連銀総裁
「金利の実効的な下限が金融当局者にとって大きな課題となる。
 回復力のある経済と安全な金融システムのために、
 名目金利が実効的な下限を上回る必要。
 目標達成のためにあらゆる政策を実行すべき。」
メイ英首相「マンチェスターでの自爆テロは北イングランド最悪。」
ムニューシン米財務長官
「10年で米財政に均衡をもたらす必要。年内の税制改革完了を望む。
 予算案に税制変更を織り込むのは時期尚早。
 キャピタルゲイン課税は最も非効率的。
 国境調整税は為替を動かす可能性が懸念されている。
 大統領は給付金制度を変更の意向はない。」
18会計年度の米予算教書
「10年間で3.6兆億ドルの歳出削減に取り組む。
 21年以降は3%成長を実現。10年後に財政収支を黒字化。
 インフラ投資は10年間で計2千億ドルを投じる。
 インフラ投資は10年間で総額1兆ドルとした目標の8割は
 民間資金で賄う方針。
 歳出削減策ではオバマケアの見直しと
 低所得者向けメディケイドの支出を大幅に削減。
 連邦政府の累積債務は27年度にGDP比60%を下回る。
 国防費は18年度に540億ドル増やす。
 地球温暖化対策などの予算は削減。
 メキシコ国境の壁建設する費用として16億ドルを投じる。
 法人税率を現行の35%から15%に引き下げる。
 所得税は10、25、35%の3段階に簡素化。」
NYダウは43ドル高で取引を終える。


<5月24日(水)>

日経平均は164円高で寄り付き129円高で大引け。
プラートECB理事
「基調インフレは引き続き抑制されている。デフレリスクは解消。
 しっかりとした循環的景気回復が強まっている。
 外部ショックからの回復力はきわめてしっかりしている。
 調査では強い第2四半期成長が見込まれている。」
コンスタンシオECB副総裁
「金融政策の目標はインフレ、金融安定ではない。
 銀行の収益性は金融政策の伝播を阻害していない。
 時期尚早な刺激策の解除には注意しなければならない。」
ドラギECB総裁
「フォワードガイダンスから離れる理由はない。
 銀行の収益性は金融政策の伝播を阻害していない。
 時期尚早な刺激策の解除には注意しなければならない。
カナダ中銀声明
「現在の刺激策は現段階では適切。直近のデータは心強い。
 4月の金融政策報告で指摘した不確実性が見通しをなお不透明に。
 原油安に対する調整は概ね完了した。
 住宅市場の動きは依然として沈静下していない。
 第1四半期は強い成長から、第2四半期はある程度緩むと予想。」
FOMC議事録
「引き締めは近く適切になる公算大。
 景気減速が一過性であるという証拠を待つのが賢明。
 大半はインフレのデータは一時的な現象と判断。
 バランスシート縮小規模を3ヵ月ごとに引き上げも。
 スタッフのバランスシート縮小計画は徐々に再投資を縮小。
 大半は年内の資産縮小開始を支持。
 大半は世界経済のリスクは更に後退と判断。
 個人消費は今後数ヵ月で回復と予想。」
ムニューシン米財務長官
「議会休会前に債務上限の引き上げを。
 暫定的な税制改革の方が何もないよりはまし。
 富裕層はやすやすと税逃れをすることはできないと確信。
 ボーイング、エアバスのイラン関連ライセンスを調査中。
 50年と100年物の超長期債の発行を検討。」
NYダウは74ドル高で取引を終える。


<5月25日(木)>

日経平均は5円安で寄り付き70円高で大引け。
ダラス連銀総裁
「今年3回の利上げが私の基本的なシナリオ。
 中立的な金利は2%から3%の間にある。
 まだ2%のインフレターゲットを下回っている。
 緩和政策の解除については急がずに辛抱強く行う必要がある。
 バランスシート縮小は市場の影響を最小化させる方法で行うべき。
 労働市場はほぼ完全雇用に近づいている。
 これ以上財政赤字を拡大する形でのGDPの押し上げはできない。
 カナダやメキシコとの貿易は、米国の国際競争力を押し上げる。」
岩田日銀副総裁
「出口戦略について市場が混乱するようなことがないよう進めたい。
 心配されるようなことはないと確信している。
 仮想通貨について動向を今後とも研究。決済への利用は限定的。
 付利金利を引き上げると長期金利も相応に上昇する。
 保有国債も高利回りに入れ替わり受け取り利息増加する。
 物価2%時の付利金利水準を現時点で言及することは困難。」
文部科学省の前川喜平前事務次官
「安倍首相の友人が理事長を務める学校法人加計学園の
 獣医学部新設計画を巡る記録文書は確実に存在していた。」
報道「ムーディーズが中国の国債を28年ぶりにA1に格下げ。」
報道「OPEC総会で減産の9ヶ月延長を合意。」
ブレイナードFRB理事
「現在の世界経済は明るくなっている。日本には安定化が見られる。」
ムニューシン米財務長官(上院議会証言)
「税制改革は成長目標に対して大きな役割を果たす。
 税制改革は簡素で、より競争力のあるものにする。
 雇用が拡大するような超党派の税制計画を希望する。
 トランプ大統領の目標は3%成長。」
米連邦高裁「トランプ大統領の入国制限令の執行差し止めを支持。」
コンスタンシオECB副総裁
「全体的なリスクはなお下向き。
 インフレ調整を確かなものにするには刺激策は重要。」
NYダウは70ドル高で取引を終える。


<5月26日(金)>

日経平均は14円安で寄り付き126円安で大引け。
ロンドン時間に原油先物が49ドル台へ反発。
米第1四半期のGDP改定値や個人消費改定値は市場予想より強い。
G7「テロと過激主義への対策は優先課題。北は新たな段階の脅威に。」
NYダウは2ドル安で取引を終える。


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初22日に111.03レベルで始まり揉み合いとなっ
て翌23日のオセアニア時間に週安値となる110.86へ下落しましたが
その後、揉み合いながらも反発して、24日のロンドンフィックスに
かけて週高値となる112.12へ上昇する展開になりました。その後、
反落して、翌25日のオセアニア時間に111.48へ下押しましたが、
その後、切り返して、NY時間にかけて111.95へ反発する展開になり
ました。その後、小幅な揉み合いとなりましたが、翌26日の東京時間
後半から軟調推移となってロンドン時間に110.88へ下落する展開にな
りました。その後、反発して111.33レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初22日に1.1196レベルで始まりロンドン時
間に1.1161へ下落しましたが、その後、反発してNY時間に1.1263へ
上昇する展開になりました。その後、揉み合いを経て翌23日のロンド
ン時間序盤に週高値となる1.1268へ上昇しましたが、その後、反落し
て翌24日のロンドンフィックスにかけて1.1168へ下落する展開にな
りました。その後、切り返して、翌25日のロンドン時間序盤にかけて
1.1250へ反発しましたが、その後、反落して、翌26日の東京時間前半
に1.1185へ下押しする展開になりました。その後、切り返して、ロン
ドン時間序盤に1.1234へ反発しましたが、その後再び反落して揉み合
いになり1.1183レベルで週の取引を終えました。



●今週(5月29日から6月2日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは25日のオセアニア時間の
安値111.48を巡る攻防が注目されます。さらに上昇した場合は25日
のNY時間の戻り高値111.95から112.00の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は先週高値でもある25日の高値112.12、さらに上昇した
場合は17日のロンドン時間の揉み合い上辺112.54、ここを上抜けた場
合は113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は26日の安値110.88から23日の
安値110.86、さらに下落した場合は18日の安値110.23、ここを下抜
けた場合は110.00の「000」ポイント、さらに下落した場合4月25日
の安値109.59を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、30日の米個人消費支出と米個人所
得と米コアPCEデフレータと米ケースシラー住宅価格指数と米消費者
信頼感指数、31日の日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと中国非製造
業PMIと米シカゴ購買部協会景気指数と米中古住宅販売成約と米地区
連銀経済報告、6月1日の中国財新製造業PMIと米ADP雇用統計と
米新規失業保険申請件数と米ISM製造業景況指数、2日の米非農業部
門雇用者数と米失業率と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


さて、イタリアで開催されたG7首脳会議では、北朝鮮が新たな段階の
脅威になっているとの認識で一致するとともに、自由で公正な貿易の
推進を目指すことで一致して、「あらゆる」という文言は削除されまし
たが、保護主義と闘うとの文言が宣言に盛り込まれることになりまし
た。

週初、まずはG7首脳会議を巡る市場反応が注目されます。
そして、引き続きトランプ米大統領の「ロシアゲート」問題が注目さ
れますが、先週は文部科学省の前川前事務次官の爆弾発言があり加計
学園問題が安倍政権の思わぬアキレス腱となる可能性もありますので
今後の展開が注目されます。そして、FF金利先物の動向から計算され
るCMEのFedwatchでは6月14日FOMCでの米利上げ確率が90%
近くになっていますが、今週末の米雇用統計の結果が注目されます。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1200の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は26日の高値の
1.1234、さらに上昇した場合は25日の高値1.1250、ここを上抜けた場
合は先週高値でもある23日の高値1.1268、さらに上昇した場合2016
年9月26日の高値1.1279、ここを上抜けた場合は1.1300の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は2016年9月8日の高値1.1327、ここ
を上抜けた場合は2016年8月18日の高値1.1366を巡る攻防が注目さ
れます。
一方、下落した場合は、まずは26日の安値1.1160を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は18日のNY時間の戻り高値1.1138、
さらに下落した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
17日ロンドン時間の安値1.1081から18日の安値1.1075、さらに下落
した場合は1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、30日の仏第1四半期GDP改
定値と独消費者物価指数速報、31日の独失業者数と独失業率と欧消費
者物価指数速報と欧失業率、6月2日の欧生産者物価指数、などが注目
されますが、対ドル通貨ペアとして、30日の米個人消費支出と米個人
所得と米コアPCEデフレータと米ケースシラー住宅価格指数と米消費
者信頼感指数、31日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米シカ
ゴ購買部協会景気指数と米中古住宅販売成約と米地区連銀経済報告、
6月1日の中国財新製造業PMIと米ADP雇用統計と米新規失業保険申
請件数と米ISM製造業景況指数、2日の米非農業部門雇用者数と米失
業率と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


さて、6月の仏議会選挙が近づいていますが、IMM通貨先物ポジショ
ン http://zai.diamond.jp/list/fxmarket/imm ではユーロドルの買い
越しが続いています。また、2019年の任期満了を向かえるドラギECB
総裁の後任にタカ派で知られるバイトマン独連銀総裁が就くとの観測
がありますが、先週のユーロドルは1.12を挟むレンジ性の相場展開に
なりました。今週は対ドル通貨ペアとして、引き続きトランプ米大統
領の「ロシアゲート」問題が注目されますとともに、6月14日FOMC
前のイベントとして今週末の米雇用統計の結果が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その243 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円やユーロドルは上下動のレンジ性の
 相場展開だったが…、今週も「ロシアゲート」問題が引き続き
 注目されるけど、週初まずはイタリアで開催されていたG7首脳会議
 を巡る市場反応が注目されそうだな…。』


「ふむ。G7では地球温暖化対策については一致には至らなかったが、
 『北朝鮮が新たな段階の脅威になっている』との認識で一致すると
 ともに『自由で公正な貿易の推進を目指す』ことで一致して…、
 「あらゆる」という文言は削除されるも、米国が折れる格好で
 『保護主義と闘う』との文言が宣言に盛り込まれることになった
 ようで…、週初はG7首脳会議を巡る市場反応が注目されよう…。」


『もしかすると、トランプ大統領は今後、「アメリカ・ファーストは
 保護主義ではない。」なんて強弁をするのかもしれないよな…。
 ところで話は変わるが…、先週は文部科学省の前川前事務次官の
 「安倍首相の友人が理事長を務める学校法人加計学園の
  獣医学部新設計画を巡る記録文書は確実に存在していた。」
 とする爆弾発言があったよな…。ジイさん。』


「ふむ…。野党の追及も厳しくなってきて、森友学園問題に続き、
 加計学園を巡る問題が安倍政権の思わぬアキレス腱となる可能性も
 あるやしれぬ…。少し心配じゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。『トレード手法の好みと相性のお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。』


「トレーダー各々、トレード手法には好みや相性があるものでのう。
 高勝率を好む人、高獲得Pipsを好む人、低ドローダウンを好む人、
 また、より多いトレードチャンスを好む人など、様々であるが…、
 全てを完璧に満たす聖杯は存在しない故に、トレード手法では
 好みや相性も大切なファクターになるものなのじゃのう…。」


『まぁ、いくら高勝率でペイオフ・レシオやプロフィット・
 ファクターが優れていても、トレードチャンスが例えば月1回など
 極端に少なくては期間パフォーマンスとしては良いとは言えず…、
 また、高獲得Pipsでも大きなドローダウンでは危険なトレードで、
 そして、いくらトレードチャンスが多くても勝率が悪ければ
 決して良いトレード手法とは言えないだろうからな…。』


「ふむ。それにトレーダーにはそれぞれ資金量やライフスタイルなど
 トレード環境が異なるとともに、好みも異なるもので…、
 そしてトレード手法には相性というものもあるものなのじゃのう。」


『……。』


「例えば…、ドル円では輸出企業の円転などで、毎月23日から
 月末までは、午前9時に売り、午後3時に手仕舞うことを
 淡々と繰り返すことによって、勝ち負けのトータル収支で
 統計上、月利3%ほどの利益になると言われておるが…、もちろん、
 円売り材料が出た場合はこの間でもドル円は上昇するワケで、
 いくら統計上、月利3%ほどの利益になると言われていても
 ドル円を午前9時に売り午後3時に手仕舞うことを機械的に淡々と
 繰り返すという事を実行するトレーダーは少ないことじゃろう…。」


『まぁな…。トレーダーの9割近くは負けているともいわれていて、
 月利3%…、単純計算で年利36%は実は凄いことだけど…、
 その日の動意を観てトレードする方がより儲けられそうな気もして
 毎月23日から月末まで午前9時に売り午後3時に手仕舞うことを
 機械的に行うことには抵抗があるトレーダーも多いことだろうよ。』


「ふむ…。このようにトレードでは、知っていてもなかなか出来ない
 ということもあるものなのじゃのう…。
 また、いくらパフォーマンスに優れた手法でも煩雑であったり、
 脳内並行処理要素が多い場合は、人によっては難し過ぎて出来ない
 とか、混乱してしまうということもあるものなのじゃ…。」


『まぁ、そういうこともあるんだろうな…。』


「新進気鋭の頃はより良き最善を求めようとするものじゃが…、
 トレーダーも経験を経てくると、自分自身のトレード環境や
 好みや手法との相性も鑑みて、次第に『落し処』というものが判り
 ベストならずとも、自分自身にとってのベターな手法に
 落ち着いてくることが多いものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『憧れのスターが必ずしも自分自身の配偶者に相応しいわけではなく
 自分自身にとって良き妻や良き夫がいるのと同じようなものか…。』


「あははっ。溜口剛太郎殿のたとえ話が適切かどうかはわからぬが…、
 よく、移動平均線に始まり移動平均線に終わるとか…、
 ラインに始まりラインに終わるとか、ダウに始まりダウに終わる、
 などと言われることがあるように…、
 いろいろな手法の変遷を経て、最終的に移動平均線や
 水平線などのラインや、ダウ理論やプライスアクションなど
 シンプルな手法を基本とするトレーダーは少なくないようで…、
 これは、より良き最善のベストならずとも、
 『自分自身にとってのベターな手法として落し処を見つけた』
 ということになるのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」


『手法の選定では、より良きものを追求していくのみならず、
 自分自身のトレード環境や好みや能力や手法との相性も鑑みて、
 「自分自身にとってベターな手法として落し処を見つけていく」
 ということは大切な事なのかもしれないよな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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