FX トレードと凡事のお話 その274


先週はNYダウが最高値を更新して25803ドルへ上昇しましたが、
ドル円は一時111円台を割り込む展開になりました。



●今週(1月15日から1月19日)の主な予定


<1月15日(月)>

※ NYはキング牧師誕生記念祝日で休場。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(1月)、
午後7時に欧貿易収支(11月)、
などが予定されています。
そして、黒田日銀総裁の発言も予定されています。


<1月16日(火)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(12月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(11月)、
午後4時に独消費者物価指数改定値(12月)、
午後4時45分に仏財政収支(11月)、
午後6時半に英消費者物価指数(12月)、英生産者物価指数(12月)、
同午後6時半に英小売物価指数(12月)、
夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(1月)、
などが予定されています。
独・英・米の指標には注目です。
そして、米シティグループの四半期決算発表も予定されています。


<1月17日(水)>

朝8時50分に日機械受注(11月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(12月)、欧建設支出(11月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時15分に米鉱工業生産(12月)、米設備稼働率(12月)、
深夜12時に加BOC政策金利発表、加BOC声明、
同深夜12時に米NAHB住宅市場指数(1月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
早朝6時に対米証券投資(11月)、
などが予定されています。
日・欧・加・米の指標には注目です。
そして、バンク・オブ・アメリカやゴールドマン・サックスの
四半期決算発表も予定されています。


<1月18日(木)>

午前9時01分に英RICS住宅価格指数(12月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(12月)、豪失業率(12月)、
午前11時に中国第4四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(12月)、中国小売売上高(12月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(11月)、
夜10時半に米住宅着工件数(12月)、米建設許可件数(12月)、
同夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(1月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
豪・中国・米の指標には注目です。
そして、モルガン・スタンレーの四半期決算発表も予定されています。


<1月19日(金)>

朝6時半にNZ企業景況感(12月)、
午後4時に独生産者物価指数(12月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(12月)、
午後6時に欧経常収支(11月)、
午後6時半に英小売売上高指数(12月)、
夜10時半に加国際証券取引高(11月)、加製造業出荷(11月)、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
そして、この日に米暫定予算期限切れを迎えます。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(1月8日から1月12日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.67で始まり、92.36へ上昇した後に
下落して90.62で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.550%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)2月限は週の終値で64.30ドルに上昇しました。
NYダウは週間507.32ドル上昇、25803.19ドルで週の取引を終える。



<1月8日(月)>

東京は成人の日で休場。
東京時間はドル買いが優勢。ドルストレートが軟調傾向で推移。
スペイン紙ムンド
「バイトマン独連銀総裁がQE終了の明確な期日設定は正当と発言」
欧小売売上高(11月)は予想より強い前年同月比2.8%。
英首相報道官
「メイ英首相、8日に内閣改造を実施する」
米10年債利回りは2.48%台へ上昇の後に2.46%台へ低下。
NY時間序盤にドル円が一時113円台を割り込む。
原油先物は61ドル台半ばから後半で推移。
報道
「メイ首相は内閣改造を開始、離脱交渉が不調に終わった場合の
 危機管理を担う決裂担当相を新設する方針。
 ハモンド財務相、デービスEU離脱担当相、ラッド内相は留任予定」
NY時間はポンドが反発して揉み合う。BTCは軟調に推移。
アトランタ連銀総裁
「3、4回の利上げは必要ない可能性。
 金融政策はより中立的スタンスに近づいている。
 減税は緩やかな成長をもたらす。緩やかな緩和解除が好ましい」
ブルームバーグ
「ホワイトハウスはFRB副議長の指名が近づいている」
S&P
「米国の今年の実質GDP伸び率は2.8%と予想」
NY時間後半に米10年債利回りは2.48%台へ上昇。
WSJ
「米当局者は朝鮮半島での全面戦争ではなく、
 北朝鮮に限定的な軍事攻撃を行うことが可能か議論している」
NYダウは12.87ドル安の25283.00で取引を終える。
NASDAQとS&P500は最高値を更新。


<1月9日(火)>

ワシントン・ポスト
「米特別検察官、露疑惑でトランプ大統領の直接聴取を検討。
 限定的な質問を数週間以内に行う可能性がある」
日経平均は234.44円高で寄り付き135.46円高の23849.99で大引け。
日経平均は26年ぶり高値を連日更新。
米10年債利回りは2.48%台で推移。
麻生財務相
「速いペースで株価は上昇している」
報道
「日銀オペ、国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,900億円に減額。
 国債買入(残存25年超)は800億円に減額。
 残存期間10年超25年の国債買いオペ減額は2016年12月以来」
東京時間にドル円が112円台へ下落。
マクロン仏大統領 (中国を公式訪問中)
「マーケットの中国とのアクセスはアンバランス」
原油先物は62ドル台前半から61ドル台後半で推移。
報道
「日銀、2018年見通しで成長率引き上げを検討」
ロンドン間時間序盤に米10年債利回りは一時2.50%台へ上昇。
ロイター通信
「韓国外務省は、来月の平昌冬季オリンピックへの
 北朝鮮の参加を円滑にするために、
 必要なら同国への政策の一時解除を検討する方針を明らかにした」
報道
「北朝鮮が平昌冬季オリンピックへ参加決定」
ミネアポリス連銀総裁
「今の職務に満足していて変えるつもりはない。
 低過ぎるインフレは高過ぎるインフレより懸念が大きい。
 低インフレは世界中で起こっていて米国だけの問題ではない」
トランプ大統領
「数日内に移民法案が提出される。超党派による移民法改正を見たい。
 国境の壁は180億ドル未満で建設可能」
NYタイムズ
「トランプ大統領は世界経済フォーラム(ダボス会議)に出席する計画。
 ダボス会議は1月23日から4日間の日程で開催」
米3年債入札では最高落札利回り2.080%、応札倍率3.13倍。
報道
「翌日物金利スワップ(OIS)市場では来週のカナダ中銀の利上げ確率を
 80%超で織り込む動き」
原油先物は一時63ドル台へ上昇。14年12月以来の高値に。
NY時間後半にかけて米10年債利回りは2.55%台へ上昇。
NYダウは102.80ドル高の25385.80で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。
VIX指数(恐怖指数)は10.08へ上昇。


<1月10日(水)>

日経平均は17.18円安で寄り付き61.79円安の23788.20で大引け。
東京時間にドル円は112円台前半へ下落。
報道「ホンジュラスでM7.8の地震が発生」
原油先物は63ドル台半ばで推移。
ロンドン時間にドル円が111円台へ下落。
中国当局
「債券投資はこれまでほど魅力的ではなくなるだろう」
ロンドン時間序盤に米10年債利回りは2.59%台へ上昇。
独仏の株式市場は軟調傾向で推移。
報道
「南ア、ズマ大統領が退陣要求に対する予防的措置を打ち出す」
ダラス連銀総裁
「今年3回の利上げが依然としてベストシナリオ。
 イールドカーブのフラット化は世界的な過剰流動性が一部要因。
 18、19年の労働市場は過熱ぎみに推移する可能性。
 減税は投資の活発化を支援する可能性。
 負債によってファイナンスされた減税には懸念。
 循環的なインフレ圧力があることは疑いない。
 テクノロジーはインフレにとって一部逆風」
ブロードベント英中銀副総裁
「家計負債の高さは政策金利に大きく影響しない。
 英住宅市場はバブルではない。
 家計負債の高さで英中銀が利上げを止めることはない。
 目標に到達するために何でも行う。
 英中銀の見通しは追加利上げを示唆」
シカゴ連銀総裁
「利上げを今年半ばまで先送りするのが良いと前回会合で考慮。
 今年は2.5%成長を予想。
 減税案可決で現時点で勢いを加速させる材料はない。
 一過性のインフレ鈍化が解消すれば確信を強められる」
米10年債入札では最高落札利回り2.579%、応札倍率2.69倍。
ロイター通信 (関係者の話)
「カナダ当局は米国がNAFTAを離脱するとの見方を強めている。
 近いうちにトランプ大統領が発表するようだ。
 ただ、大統領は、条約改定のための協議を1月下旬に
 開催することも同時に発表するのではないか」
加ドル売り反応。ドルカナダが上昇。
セントルイス連銀総裁
「石油高で物価上昇を見込む。インフレ期待がやや上昇。
 過去5年間の穴埋めのためインフレ目標の引き上げ検討を」
CNBC
「ウォーレンバフェット氏は仮想通貨について
 ほぼ確実に悪い結末を迎えると述べた」
米10年債利回りは2.55%台。原油先物2月限の終値は63.57ドル。
NYダウは16.67ドル安の25369.13で取引を終える。


<1月11日(木)>

日経平均は131.81円安で寄り付き77.77円安の23710.43で大引け。
豪小売売上高(11月)は予想より強い前月比1.2%。豪ドル買い反応。
報道
「トランプ米大統領はイランに対する経済制裁再開を見送る見通し」
東京時間に米10年債利回りは一時2.53%台へ低下。
メルケル独首相
「連立を模索する協議には依然として障害が残っている。
 連立協議でできることは何でも行う方針」
原油先物は一時64ドル台へ上昇。
英首相報道官
「EU離脱をめぐる2回目の国民投票は行わない」
発表直後はポンド売り反応。
ECB理事会議事録要旨
「2018年の早い時期にガイダンスの段階的なシフトについて検討。
 リフレが継続すれば市場とのコミュニケーションに変化が必要」
ユーロ買い反応。ユーロドルが1.20台を回復。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.56%台へ上昇。
米生産者物価指数(12月)は予想より弱い前月比−0.1%。
ドル売り反応。
報道「北海ブレントが2014年以来の70ドル台に」
NY時間終盤に米10年債利回りは一時2.52%台へ低下。
ドル円は111円台前半へ下落。
ダドリーNY連銀総裁
「今年の米GDP伸び率を2.50%から2.75%とみている。
 成長が過熱化するリスクを警戒。
 依然として緩やかな利上げが継続するという論拠は強い。
 資産価値は特に懸念していない。
 インフレは目標である2%に向けて上昇圧力が高まるとみている。
 最近のイールドカーブのフラットニングは懸念していない。
 今後の状況にもよるが2018年中に3回の利上げが合理的な出発点。
 データ次第では遅くなったり早くなったりする」
NYダウは205.60ドル高の25574.73で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。


<1月12日(金)>

WSJ紙
「トランプ大統領はインフラ支出がなすべきリストの
 優先順位のトップであると発言」
日経平均は9.23円高で寄り付き56.61円安の23653.82で大引け。
日経平均は3日続落。
米10年債利回りは2.55%から2.54%台で推移。
麻生財務・金融相
「(仮想通貨を)何でもかんでも規制すればいいとは思わない。
 利用者保護とイノベーションのバランスを
 注意しながらやっていかなければいけない」
中国貿易収支(12月)は予想より強い546.9億ドル。
原油先物は63ドル台半ばで推移。
ブルームバーグ
「独メルケル首相とSPD、暫定合意に達した」
ユーロドルが1.21台へ上昇。2014年12月以来の高値水準。
ロンドン時間にポンドドルが1.36台へ上昇。
ドル円が一時111円台を割り込む。
JPモルガン第4四半期調整後1株利益1.76ドル、
第4四半期調整後収入254.5億ドル(予想255.1億ドル)
第4四半期投資銀行収入16.4億ドル(予想16.6億ドル)
ダラス連銀総裁
「今年の米経済成長率見通しは2.5%から2.75%。
 今年の利上げ回数は3回との見方を繰り返す」
米ウェルズファーゴ第4四半期1株利益1.16ドル
第4四半期収入220.5億ドル(予想223.5億ドル)
米消費者物価指数(12月)は予想とおりの前月比0.1%、
米消費者物価指数コア(12月)は予想より強い前月比0.3%、
米小売売上高(12月)は予想より弱い前月比0.4%、
米小売売上高(除自動車 12月)は予想より強い前月比0.4%。
米10年債利回りは一時2.59%台へ上昇。ドル買い反応。
独仏英の株式市場は堅調傾向で推移。
フィラデルフィア連銀総裁
「米国の雇用に若干のスラックが残っている。
 年2回の利上げが適切であると再表明」
NY原油先物2月限の終値は64.30ドル。
米10年債利回りは2.550%に低下。ドル売り優勢。
ドル円が一時再び111円台を割り込む。ポンドドルが1.37台へ上昇。
日経新聞(観測報道)
「日銀は今月22日、23日開かれる金融政策決定会合で
 2018年の経済成長見通しを現行の+1.4%から
 0.1から0.2%ポイント引き上げへ」
ボストン連銀総裁
「フラットニングはリセッションを意味しない」
終盤にユーロドルが1.22台へ上昇。
NYダウは228.46ドル高の25803.19で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。VIX指数は10.16。

週末の報道
「米国は核の役割拡大へ。通常兵器への反撃にも」



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初8日に113.13レベルで始まり、ロンドン時間に
週高値となる113.38へ上昇しましたが、その後、反落して、9日の
日銀オペで長期債買入減額の発表も背景に揉み合いながらも軟調傾向で
推移して10日のNY時間にかけて111円台前半へ下落する展開になり
ました。その後、11日のロンドン時間序盤にかけて111.87へ反発しま
したが、その後、再び反落して12日のロンドン時間に一時111円台を
割り込む展開になりました。その後、NY時間序盤にかけて111.69へ
反発しましたが、NY時間終盤にかけて週安値となる110.91へ下落し
て111.05レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初8日に1.2028レベルで始まり、揉み合いな
がらも軟調傾向で推移して9日のNY時間序盤にかけて週安値となる
1.1915へ下落しましたが、その後、揉み合いながらも切り返して10日
のNY時間序盤にかけて1.2018へ反発する展開になました。その後、
再び反落して、11日のロンドン時間序盤にかけて1.1929へ下押しまし
たが、その後、再び反発して上伸し堅調に推移して週末の終盤にかけて
週高値となる1.2218へ上昇して1.2201レベルで週の取引を終えまし
た。




●今週(1月15日から1月19日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは12日の高値111.69を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は11日の高値111.87、
さらに上昇した場合は112.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
10日の高値112.78、さらに上昇した場合は9日のロンドン時間の戻り
高値112.96から113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されま
す。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントから12日の
安値110.91を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は11月
27日の安値110.84、さらに下落した場合は8月31日の高値110.67、
ここを下抜けた場合は9月15日の安値109.55、さらに下落した場合は
109.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場にかかわる経済指標では、16日のNY連銀製造業景
況指数、17日の日機械受注と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と
米地区連銀経済報告と対米証券投資、18日の中国第4四半期GDPと
中国鉱工業生産と中国小売売上高と米住宅着工件数と米建設許可件数
とフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数、19日
のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


さて、先週のドル円は113円台前半で始まるも9日に日銀が長期債の
買入減額の発表をしたことが円買いのトリガーとなった格好で軟調傾向
で推移して週末には一時110円台へ下落する展開になりました。

一方、日経平均は先週後半に3日続落となるも、NYダウは史上最高値
を更新して25803ドルへ上昇して、米10年債利回りも一時2.597%に
上昇する状況で、ドル円の下落ではコリレーションの一部に崩れが見ら
れているようです。

NYダウはNASDAQとS&P500とともに連日のように史上最高値を
更新していますが、週足レベルで38.2%はもちろんのこと23.6%さえ
調整らしい調整がなく高値を更新していて、グランビルの8法則におい
ても高値が警戒される状況になってきているようです。

ドル円は戻し試しをする可能性はありますが、もしも仮にNYダウが
調整入りとなった場合はドル円のさらなる重しとなる可能性には注意が
要りそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値1.2218を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2014年12月第4週
の高値1.2272、ここを上抜けた場合は1.2300の「00」ポイント、
さらに上昇した場合は2014年11月第2週の安値1.2358、ここを上抜
けた場合は1.2400の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは12日のNY時間の押し安値1.2111を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.2100の「00」ポイ
ント、さらに下落した場合は12日の東京時間の高値1.2066から11日
の高値1.2059、ここを下抜けた場合10日の高値1.2018、さらに下落
した場合は1.2000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場にかかわる経済指標では、16日の独消費者物価
指数改定値、17日の欧消費者物価指数確報、などが注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、16日のNY連銀製造業景況指数、17日の米鉱
工業生産と米NAHB住宅市場指数と米地区連銀経済報告と対米証券投
資、18日の中国第4四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高と
米住宅着工件数と米建設許可件数とフィラデルフィア連銀製造業指数と
米新規失業保険申請件数、19日のミシガン大学消費者信頼感指数速報
などが注目されます。


さて、先週のユーロドルは週前半に1.19台から1.20台前半揉み合いと
なりましたが週後半からはポンドドルなどとともに堅調に推移して、
11日のECB理事会議事録要旨で「2018年の早い時期にガイダンスの
段階的なシフトについて検討。リフレが継続すれば市場とのコミュニ
ケーションに変化が必要」などが示されたことがユーロ買いのトリガー
となったか2017年高値でもある9月8日の高値1.2092を上方ブレー
クして、週末にブルームバーグが「独メルケル首相とSPD、暫定合意
に達した」との報道で独10年債利回りが0.51%台へと上昇したことも
背景に1.22台へと上昇する展開になりました。

独連立協議は端緒についたばかりで、また3月4日にイタリアで総選
挙が予定されているなど今年の欧州は今後とも政治リスクには注意が
要りますが、今後1年半の間にECB理事の多数が入れ替わることも
ありユーロの上昇期待は根強いようです。

IMM通貨先物ポジションではユーロは買い越しに傾いていて、今後も
調整の動きもあるとは思われますが、2017年高値の1.2092を上方ブレ
ークしたことで、このアラウンドがロールリバーサルで下値支持となれ
ば、ユーロの上昇トレンドが継続する可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その274 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はNYダウが史上最高値を更新して25803
 ドルへと上昇して、NASDAQとS&P500も連日のように史上最高値
 を更新して債券利回りが上昇したが…、ドル安、円高、ユーロ高、
 ポンド高、資源国通貨高…、そして原油高の一週間だったよな』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 円買いでは9日に日銀が長期債の買入減額の発表をしたことが
 トリガーとなったようで…、またユーロ買いでは11日にECB理事会
 議事録要旨で『2018年の早い時期にガイダンスの段階的なシフトに
 ついて検討。リフレが継続すれば市場とのコミュニケーションに変化
 が必要』などが示されたことがトリガーとなったようじゃ…」


『ドル円の下落では日銀の長期債の買入減額の発表があったとはいえ、
 NYダウが史上最高値を更新して米10年債利回りも一時2.6%に迫る
 くらいに上昇したのに、なんか違和感も感じる相場だったが…、
 コリレーションの一部に崩れもあるようだな…。ジイさん』


「ふむ…。先週のドル円はNYダウが堅調な中でも軟調に推移して
 なんとなく違和感も感じる状況もあったようじゃのう…。
 ただ、NYダウは連日のように史上最高値を更新しておるが…、
 これまで38.2%はもちろんのこと23.6%さえ調整らしい調整がなく
 高値を更新していて、グランビル8法則でも高値が警戒される状況で
 もしも仮にNYダウが調整入りとなることでコリレーションの崩れが
 解消に向かうとするならば、ドル円のさらなる重しとなるその可能性
 には注意が要りそうじゃのう…。溜口剛太郎殿」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。ペンディングになってる『情報氾濫のお話』
 もいつかはさせてもらいたいと思っておるのじゃが…、今日は
 『行動と習慣と節目での判断のお話』でもさせてもらうとしよう…」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…』


「松井秀喜選手や野村克也監督やウィリアム・ジェームズ氏、
 そして、マハトマ・ガンジーの名言としても有名じゃが…、
 『行動が変われば習慣が変わる』という言葉をご存知の事じゃろう。
 多くの著名人が語るこの言葉じゃが、語源は定かではないが
 おそらくどうもインドのヒンズー教の教えのようなのじゃのう…」


『まぁ、「行動が変われば習慣が変わる」なんちゃらという言葉は
 いろいろアレンジされてよく聞く言葉だよなぁ…』


「そして環境や人や情報との出会いや運も小さくはない要素ではあるが
 『今のあなたの状況は、これまでの人生であなたがしてきた思考と
 行動と習慣と、節目での判断の結果である』とも言われることがあり
 トレードでも行動と習慣の要素はかなり大きいものなのじゃのう…」


『よく「知ってるか知らないかの違い」などとも言われるけど、
 学習しても行動と習慣化がなければ知っていることが出来るよう
 には決してならないからな…。それに、就職や起業や結婚など
 人生の節目での判断が人生においても大きな影響となるように、
 トレードや投資でも節目での判断は大切な事になるもんだよな…』


「また、習慣が大切な節目の場面でも大きな作用として働くと考えると
 行動の習慣化という意味では『練習』が必要となることになろう…。
 まぁ、トレーダーや投資家としてとして、日々の情報収集と学習と、
 身に覚え込ませる練習は何年たっても必要なのではあるまいかのう」


『2017年の仮想通貨投資でも情報収集していても石橋を叩いて渡らず
 後悔することになった人も少なからずいたと聞くからなぁ…。
 大切な節目で決断出来るか出来ないかは大きな差となるものだよな。
 また、世の中が日進月歩というよりも、人工知能、自動運転、IoT、
 通信の5G、TVの8K、VR、ビッグデータ、量子コンピューター、
 そして、ブロックチェーンによるフィンテック革命などなど…、
 大きく変化する中で「もうこれで良いなどという事はあり得なく」、
 世の中もマーケットも日々、留まることなく変化している以上、
 トレーダーや投資家も「常に前進して学び続けなければ相対的後退」
 となってしまう、ということにもなるだろうからな…』


「ふむ…。2013年頃、『1.01と0.99の法則』という事がネットで
 話題となったことがあってのう…。わずか日々0.01%の微差ながら、
 日々0.01%減少した場合1年経つと1が約0.0255に減じてしまい、
 日々0.01%増加した場合1年経つと1が約37.783に増加する、
 ことになり、わずかな差は経年で大きな差になるというワケじゃが、
 トレーダーや投資家もまた、『前進なき相対的な後退とならぬよう』、
 ともどもに学び続けて、そして、身に覚え込ませる練習を
 粛々と怠りなく積み重ねて進めていきたいものじゃのう…」


『オレ様はこれからも、情報収集、学習と自身に対する訓練は
 怠りなく、ちょびっとづつでもずーっと続けていくつもりだぜ…』


「流石(さすが)じゃ…、溜口剛太郎殿。ジイも溜口殿を見習って
 これからの人生で今が一番若いとの思いで頑張っていきますぞ」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。





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