FX トレードと凡事のお話 その270


今年もクリスマス・ソングが聞かれる時節になりましたね。
今週はFOMC、BOE、ECBなど重要イベントが目白押しです。



●今週(12月11日から12月15日)の主な予定


<12月11日(月)>

朝8時50分に日第4四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第4四半期大企業製造業景況判断BSI、
午後4時にトルコ第3四半期GDP、
などが予定されています。トルコの指標には注目です。


<12月12日(火)>

朝8時50分に日国内企業物価指数
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(11月)、
同午前9時半に豪第3四半期住宅価格指数、
午後1時半に日第三次産業活動指数(10月)、
午後3時半に仏第3四半期非農業部門雇用者改定値、
午後6時半に英消費者物価指数(11月)、英生産者物価指数(11月)、
同午後6時半に英小売物価指数(11月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(12月)、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(12月)、
夜10時半に米生産者物価指数(11月)、米生産者物価指数コア(11月)、
深夜4時に米月次財政収支(11月)、
などが予定されています。
豪・英・独・欧・米の指標には注目です。


<12月13日(水)>

朝8時50分に日機械受注(10月)、
午後4時に独消費者物価指数改定値(11月)、
午後6時半に英失業者数(11月)、英失業率(11月)、
午後6時半に英ILO方式失業率(11月)、
午後7時に欧鉱工業生産(10月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米消費者物価指数(11月)、米消費者物価指数コア(11月)、
深夜4時に米FOMC政策金利発表、米FOMC声明、
深夜4時半にイエレンFRB議長の定例記者会見、
などが予定されています。
(日)・(独)・英・欧・米の指標と
イエレンFRB議長の定例記者会見には注目です。
また、OPEC月報の発表も予定されています。


<12月14日(木)>

午前9時01分に英RICS住宅価格(11月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(11月)、豪失業率(11月)、
午前11時に中国小売売上高(11月)、中国鉱工業生産(11月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(10月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(11月)、
午後5時に仏製造業PMI速報(12月)、仏サービス業PMI速報(12月)
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(11月)、
午後5時半にスイスSNB政策金利発表、スイスSNB声明、
午後5時半に独製造業PMI速報(12月)、独サービス業PMI速報(12月)
午後6時に欧製造業PMI速報(12月)、欧サービス業PMI速報(12月)
午後6時半に英小売売上高指数(11月)、
午後8時にトルコ中銀政策金利発表、
夜9時に英BOE政策金利発表、英BOE資産買取プログラム規模、
同夜9時に英BOE議事録要旨、
夜9時45分に欧ECB金融政策発表、
夜10時半からドラギECB総裁の定例記者会見、
夜10時半に米小売売上高(11月)、米小売売上高(除自動車 11月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(11月)、米輸出物価指数(11月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(10月)、
深夜12時に米企業在庫(10月)、
などが予定されています。
豪・中国・仏・スイス・独・英・欧・トルコ・欧・米
の指標には注目です。そしてEU首脳会議も予定されています。


<12月15日(金)>

朝6時半にNZ企業景況感(11月)、
朝8時50分に日銀短観大企業製造業業況判断、
同朝8時50分に日銀短観大企業非製造業業況判断、
同朝8時50分に日銀短観大企業全産業設備投資、
午後7時に欧貿易収支(10月)、
夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(12月)、
同夜10時半に加製造業出荷(10月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(11月)、米設備稼働率(11月)、
早朝6時に対米証券投資(10月)、
日・米の指標には注目です。
独CSU党大会も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(12月4日から12月8日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.06で始まり、堅調傾向で推移して
93.84で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.378%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)1月限は週の終値で57.36ドルに下落しました。
NYダウは週間97.57ドル上昇、24329.16ドルで週の取引を終える。



<12月4日(月)>

米10年債利回りは一時2.41%台へ上昇。
ドル円は112円台後半へ上昇して始まる。
日経平均は24.50円高で寄り付き111.87円安の22707.16で大引け。
ダウ先物が200ドル超の上昇。原油先物は57ドル台へ下落。
仏中銀総裁
「景気回復の勢いが増しつつある。現在の景気の順風は力強い。
 ただし、満足できる余地はまだない。
 金融政策はユーロ圏経済を支えてきた」
独仏の株式市場が1%超の上昇。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
安倍首相
「日中が協力してアジアのインフラ需要に応えていく」
報道
「IMM円ショートは2013年以来の高水準から2週減。
 IMMユーロロングは2011年以来の高水準で高止まり」
英インディペンデント紙
「BTCの現在の価値はボーイング社やNZ経済を上回るもの」
EUバルニエ氏
「英離脱交渉で本日中の進展の可能性がある」
ポンド買い反応。
アイルランド政府
「英国側からの明確な言葉を期待している」
日経
「中国、一斉に水増しを修正か。省の3分の2が成長減速」
リッチモンド連銀
「次期総裁にマッキンゼーのバーキン氏を指名」
NYダウが一時300ドル超の上昇。
BBC「今日は、英国のEU離脱交渉は不成立」
ポンド売り反応。
ユンケル欧州委員長
「完全な合意を結ぶことは不可能だった。
 12月のEUサミットまでには進展可能」
報道
「米CMEが12月18日、米CBOTが12月10日から
 BTCの先物の取引を開始する。BTCは最高値を更新」
米10年債利回りは2.37%台へ低下。
メイ英首相
「週内にもう一度会議を招集する。
 ポジティブな結果が出ると前向きに捉えている」
NYダウは58.46ドル高の24290.05で取引を終える。最高値を更新。


<12月5日(火)>

日経平均は111.83円安で寄り付き84.78円安の22622.38で大引け。
米10年債利回りは2.37%から2.39%台で推移。
原油先物は57ドル台半ばで推移。
米下院
「上下両院がそれぞれの独自案を可決した税制改革法案について、
 一本化に向けて両院協議会で審議を行うことについての動議を可決。
 賛成222、反対192となった」
スペンサーNZ中銀総裁代行
「雇用の最大化を中銀の責務とする新政府方針に関して、
 NZ中銀によるインフレ目標について柔軟性が増している。
 生産、雇用、金融安定性に一段の重点を置いていく。
 物価安定で信認保つことが重要」
豪RBA声明
「低金利が引き続き豪経済を支える。
 持続可能な経済成長に向けて姿勢に変更はない。
 インフレ目標についての変更はない。経済成長に伴って物価は上昇。
 高い豪ドルはインフレや経済成長を鈍化させる可能性がある。
 第3四半期までの今年の経済成長はおおよそトレンドに沿う。
 非鉱業部門への投資は改善していくと見込まれる」
ロンドン時間はポンドドルが一時1.34台を割り込む。
報道
「英DUPと英政府との話し合いはまだ続いている」
AFP
「スペイン最高裁判所はカタルーニャ前首相の欧州逮捕状を取り下げ」
メイ英首相 (英議会にて)
「英国は(EUと)離脱協議で合意に極めて近づいている」
インターファクス通信
「ロシア法務省は米国メディア9社をスパイ機関を意味する
 外国のエージェントに指定」
米上院銀行委員会
「次期FRB議長にパウエルFRB理事を承認」
メイ英首相
「週内にはEU離脱交渉を再開する」
NY時間終盤に米10年債利回りは2.35%台へ低下。
アトランタ連銀GDPナウの第4四半期のGDP見通しは3.2%。
ライアン下院議長
「共和党指導部は短期的な暫定予算案について、
 メンバーと良い話し合いを持った」
NYダウは109.41ドル安の24180.64で取引を終える。


<12月6日(水)>

日経平均は97.00円安で寄り付き445.34円安の22177.04で大引け。
日経平均は今年最大の下げ幅で3日続落。
豪第3四半期GDPは予想より弱い前年同期比2.8%。豪ドル売り反応。
政井日銀委員
「海外経済情勢は総じてみれば緩やかな成長が続いている。
 海外経済の下振れリスクは全体として低下。
 我が国の経済物価情勢は所得から支出への前向きの循環メカニズムが
 働くもとで緩やかに拡大している。個人消費は底堅さ増す。
 2018年度までの期間を中心に潜在成長率を上回る成長を維持する。
 消費者物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで
 マネタリーベースの拡大方針を維持する。
 (オーバーシュート型コミットメント)
 長短金利の操作を行う。(イールドカーブ・コントロール)
 量的・質的金融緩和は、導入後5年近く経ち、
 その効果と副作用については引き続き肌理細かくみていく必要」
報道
「トランプ大統領が現地時間6日にイスラエルの首都を
 現在のテルアビブではなくエルサレムと公式に認定する」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.33%台へ低下。
独の株式市場が一時1%超の下落。
アイルランド財務相
「(国境についての)英国との合意は維持されなければならない」
メルシュECB理事
「個人的には、これ以上の期間の資産購入は必要ない。
 実体経済進展への期待の改善に沿った政策アプローチをとっている。
 金融刺激策を時期尚早かつ早過ぎるペースで解除することは、
 資産価格の急落と金利の急上昇を招く。
 一方で、資産購入プログラムが長引けばリスクも増大する。
 出口戦略についての信頼できる見通しが必要とされている」
英紙サン
「国境問題について、英DUPの今週中の合意はないだろう」
ポンドが軟調に推移。
原油先物が56ドル台へ下落。
報道
「プーチン大統領は任期6年となるロシア大統領選に出馬すると表明」
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
加BOC声明
「利上げに関して注意深くなり続ける。
 10月の見通しよりも成長は緩やか。
 インフレは一時的要因で予想よりもやや上昇。
 貿易や地政学リスクに相当程度の不透明さがある。
 カナダドルの水準について言及せず。雇用が改善もスラックは残る」
加ドル売り反応。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が561万バレルの減少。
原油先物は55ドル台後半へ下落。
トランプ米大統領
「エルサレムはイスラエルの首都と認識するとき。
 米大使館をエルサレムに移転するプロセスを開始へ。
 イスラエルとパレスチナ双方が合意した2国家共存解決案を支持
 数日中にペンス副大統領が中東訪問。
 中東の平和を望む人々は過激派を追放しなければならない」
米上院
「税制改革法案の両院協議会の審議入り動議を可決」
米シティCFO
「上院案で成立なら200億ドルの損失が見込まれる」
NYダウは39.73ドル安の24140.91で取引を終える。


<12月7日(木)>

米10年債利回りは2.33%から2.34%台で推移。
日経平均は140.11円高で寄り付き320.99円高の22498.03で大引け。
黒田日銀総裁
「物価は弱めの動きが続いている。金融環境はきわめて緩和的であり、
 景気は改善を続けている。力強い金融緩和を粘り強く続けていく。
 海外経済は昨年半ば以降、着実な改善を続ける。
 日本経済は世界経済同様、バランスのよい成長を続けている。
 需給ギャップ、昨年後半に長期的な平均であるゼロ%を超えた後、
 足もとにかけてプラス幅が拡大」
朝鮮中央通信
「残る問題は、いつ戦争が起きるかだ。
 戦争を望んではいないがそこから逃げるつもりもない。
 米国がわれわれの忍耐力について見込み違いをし、
 核戦争の導火線に火をつければ、
 われわれの強力な核能力によって米国は高い代価を払うことになる」
原油先物は56ドル台前半で推移。
トランプ米大統領
「(予算切れによる政府閉鎖は)起こりうる。
 米民主党は非常に危険なことを考えている」
米民主党下院のペロシ院内総務 (ツイッターにて)
「政府閉鎖と言っているのはトランプ氏だけ」
ブルームバーグ
「メイ英首相が交渉の瀬戸際になって別の提案を用意している」
ロイター通信
「英運輸相、EU離脱交渉を巡って悪い取引には署名しない。
 たとえ合意しなくても英国経済はうまくいくだろう」
EU
「離脱交渉の期限に延長はない。
 引き続き英国とEU27カ国との話し合いが行われている」
EU報道官
「英国の提案期限は10日に。合意はまだできず」
ポンドが上下動。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
一部報道
「英国における欧州裁判所の役割の問題に関して解決、
 残るはアイルランドの国境問題のみ」
ポンド買い反応。
報道
「ドイツ社会民主党(SPD)は本日開催した党大会で、
 メルケル首相率いる与党との連立協議を行うことを支持」
一時ユーロ買い反応。
EU「英EU離脱交渉は進展はしているがまだ十分ではない」
一部報道
「国境問題で英国とアイルランドが合意する可能性がある」
トランプ米大統領
「来年1月30日の一般教書演説までに道路や橋、
 空港などの改修を行うインフラ整備計画を発表したい」
米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。
NYダウは70.57ドル高の24211.48で取引を終える。


<12月8日(金)>

WSJ
「米下院つなぎ予算案を可決。政府閉鎖回避へ」
報道「米上院、暫定予算案を可決」
米10年債利回りは2.37%台で推移。
日第3四半期GDP二次速報は予想より強い年率換算2.5%。
日経平均は129.92円高で寄り付き313.05円高の22811.08で大引け。
BTCが17000ドルを突破。最高値を更新。
中国貿易収支(11月)は予想より強い402.1億ドル。
EU
「通商交渉の段階に進むかどうか速やかに協議する用意」
ユンケル欧州委員長
「英国はアイルランド国境での厳格な管理を回避するとコミット。
 英国に在留するEU市民の権利を確保」
メイ英首相
「アイルランド国境で厳格な管理は無いことを保証。
 交渉が通商協議の段階に移行できる見通し歓迎」
ポンドが上下動。
ロイター
「英国とEUは離脱交渉を巡り、清算金、在英EU市民と権利、
 アイルランドの国境問題の3分野で合意」
EU大統領
「英EU離脱交渉が前進した。
 英国は移行期間中はEU法、予算などを遵守すべき。
 速やかに通商交渉の段階に移行を」
報道
「独SPD、CDU・CSUと13日に連立に向けた予備協議行う」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
原油先物は57ドル台へ上昇。
報道
「メイ英首相は厳格な国境管理を回避としたが具体的方策は先送り」
ポンドが軟調に推移。
米国務長官
「在イスラエル米大使館の移転は今年来年の可能性は低い」
米非農業部門雇用者数(11月)は予想より強い22.8万人、
米失業率(11月)は予想とおりの4.1%、
米平均時給(11月)は予想より弱い前月比0.2%。
米10年債利回りは一時2.36%台へ低下。ドル売り反応。
コーン国家経済会議(NEC)委員長
「今四半期のGDPは3%超で推移している。
 我々はFRBと伴に良好な時期にいる。
 ビットコインについては言及を控える」
アトランタ連銀GDPナウの第4四半期GDP見通しは2.9%。
報道
「トランプ大統領は上下両院で可決した12月22日までの
 暫定予算案に署名。ひとまず政府機関の閉鎖は回避」
報道
「国連安保理は緊急会合を開催。エルサレム宣言に批判相次ぐ。
 英のライクロフト国連大使は米国の動きは和平に寄与しないとし、
 英は東エルサレムをパレスチナ領域の一部とみなしていると述べた」
NY原油先物1月限の終値は57.36ドル。
米10年債利回りは2.378%で取引を終える。
NYダウは117.68ドル高の24329.16で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、米上院本会議で2日未明に税制改革法案が可決となっ
たことを背景に週初4日に上窓を空けて112.82で始まりNY時間序盤
にかけて112.91へ上昇しましたが、その後、反落して、揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して、「トランプ大統領がイスラエルの首都を現在
のテルアビブではなくエルサレムと公式に認定」との報道を背景に6日
のロンドン時間にかけて週安値となる111.99へ下落する展開になりま
した。その後、切り返し堅調傾向で推移して、8日のロンドン時間序盤
にかけて週高値となる113.59へ上昇する展開になりました。その後、
米雇用統計の発表後に一時113.13へ反落しましたが反発して113.48
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初4日に下窓を空けて1.1862レベルで始まり
東京時間に1.1878へ反発した後にNY時間前半にかけて1.1829へ下落
する展開になりました。その後、5日の東京時間にかけて1.1876へ反
発しましたが、NY時間後半にかけて1.1800へ下落する展開になりま
した。その後、6日の東京時間にかけて1.1848へ反発しましたが、
その後、再び反落し軟調傾向で推移して7日のNY時間序盤にかけて
1.1776へ下落する展開になりました。その後、NY時間後半に一時
1.1814へ反発しましたが、その後に再び反落して8日の米雇用統計の
発表後に週安値となる1.1730へ下落する展開になりました。その後、
反発して1.1772レベルで週の取引を終えました。




●今週(12月11日から12月15日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値の113.59を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は114.00の「00」ポイント
さらに上昇した場合は7月11日の高値114.49、ここを上抜けた場合は
11月6日の高値114.73、さらに上昇した場合は115.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは8日の米雇用統計後の安値113.13を巡
る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合113.00の「00」ポイント
さらに下落した場合は5日の高値112.86、ここを下抜けた場合は5日
の安値112.30、さらに下落した場合は先週安値の111.99を巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、12日の米生産者物
価指数と米月次財政収支、13日の日機械受注と米消費者物価指数と米
FOMC政策金利発表とFOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会
見、14日の中国小売売上高と中国鉱工業生産と米小売売上高と米新規
失業保険申請件数、15日の日銀短観とNY連銀製造業景況指数と米鉱
工業生産と対米証券投資、などが注目されます。


先週のドル円は2日未明に米上院本会議で税制改革法案が可決となっ
たことを背景に上窓を空けて始まりましたが、6日の「トランプ大統領
がイスラエルの首都をエルサレムと公式に認定」との報道を背景に下落
して一時112円台を割り込む展開になりました。しかし、その後に切
り返して週末にかけて113円台後半へと上昇しました。そして、米雇
用統計の発表後に一時113円台前半へ反落しましたが、その後、米上
下両院で暫定予算案が可決され政府機関の閉鎖が回避されたことも背景
に反発して113円台半ばで週の取引を終えました。

さて今週は、13日の米消費者物価指数および米FOMC政策金利発表と
FOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会、そして14日の米小売
売上高など重要イベントが目白押しです。

米FOMC政策金利発表では0.25%の利上げが確実視されていますが、
市場はほぼ完全に織り込んでいる状況で、FOMCメンバー金利見通し
ドット・プロットやイエレンFRB議長の定例記者会見が注目の焦点に
なりそうです。

先週後半のドル買いは、年末やイベントに向けた事前のファンド勢の
ドルショートの巻き戻しの動きとの観測も聞かれますので、利上げ後
の一旦のセル・ザ・ファクトの動きにも注意したいものです。

また、ロシアゲート問題を巡る動向、米上下両院共和党内の米減税に
かかわる時期を巡る擦り合わせの進展、そしてエルサレムを巡る情勢
および北朝鮮の動向なども引き続き注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1800の「00」ポイ
ントから7日の高値1.1814を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合は6日の高値1.1848、さらに上昇した場合は5日高値1.1876か
ら4日の高値1.1878、ここを上抜けた場合は1.1900の「00」ポイント
さらに上昇した場合は1日の高値1.1940、ここを上抜けた場合は11月
27日の高値1.1960を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1730を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は11月21日の安値1.1713から1.1700
の「00」ポイント、さらに下落した場合は10月6日の安値1.1669、
ここを下抜けた場合は1.1600の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、12日の独・欧
ZEW景気期待指数、13日の独消費者物価指数改定値と欧鉱工業生産、
14日の仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧サービス業PMI速報
とECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例記者会見、などが注目
されますが、対ドル通貨ペアとして、12日の米生産者物価指数と米
月次財政収支、13日の米消費者物価指数と米FOMC政策金利発表と
FOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会見、14日の中国小売売上
高と中国鉱工業生産と米小売売上高と米新規失業保険申請件数、15日
のNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産と対米証券投資、などが注目
されます。


先週のユーロドルは、年末に向け2011年以来の高水準で高止まりとな
っていたIMMユーロ・ロングのポジション調整、および米10年債利
回りの上昇も背景にイベントに向けた事前のファンド勢のドルショート
の巻き戻しの動きもあったか軟調傾向で推移して、8日の米雇用統計の
発表後に週安値となる1.17台前半へ下落した後に1.17台後半に戻して
週の取引を終えました。

さて今週は、13日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の会見が
注目の焦点になりますが、ECBスタッフ経済見通しも注目されます。
そして、対ドル通貨ペアとして13日の米消費者物価指数およびFOMC
政策金利発表とFOMCメンバー金利見通しドット・プロットとイエレ
ンFRB議長の定例記者会見、そして14日の米小売売上高などが注目
されます。次第よってはボラタイルな相場展開になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その270 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、米上院本会議で税制改革法案が
 可決となった事で上昇して始まった後に、週半ばにトランプ大統領が
 イスラエルの首都をエルサレムと公式に認定したことで一時112円
 円台を割り込んだが、その後は113円台半ばへ上昇したよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先週末の米雇用統計では上下動とはなったが…、今月22日までの
 暫定予算案が成立して、ひとまず政府機関の閉鎖が回避されて、
 米10年債利回りが上昇してNYダウも最高値を更新したことも
 ドル円の上昇の背景となったのではあるまいかのう…」


『先週6日の日経平均は445円安と今年最大の下げ幅で驚いたけど、
 その後はしっかり持ち直した格好だよな。今後もロシアゲート問題や
 エルサレムを巡る情勢、北朝鮮の動向などには注意が要ると思うけど
 さて今週はビッグイベントが盛りだくさんだよな。ジイさん。』


「FOMC、BOE、ECBの金融政策、そして米CPIに米小売売上高など
 重要指標が多く、今週は年末最大のイベント・ウィークじゃのう。
 次第によってはボラタイルな相場展開になるのではなかろうか…」


『ビットコインの話もしたいところだが長くなるといけねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 ペンディングになっていた「情報の氾濫のお話」とやらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらいたいと思っとるのじゃが、
 今日は『シンプルの価値』のお話でもさせてもらうとしようかのう」


『まぁ、よろしい…。聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「日本語で『単純』と言うとあまり良い印象を受けないものじゃが、
 よく『シンプル・イズ・ベスト』などと言われているように、
 簡潔、純粋こそ最良で、価値あるものとされる事があるのじゃのう」


『シンプルには、無駄が削ぎ落された「精髄(エッセンス)」なんて
 意味合いも、もしかしたらあるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「ふむ。料理などでも一流のシェフが腕によりをかけて丁寧に
 作り込んだものは素晴らしく深き味わいとなろうが…、
 一方、和食のお刺身も美味の極みと言われることがあるのじゃのう」


『あははっ。かなりひねくれた見方をすれば、刺身なんて新鮮な生魚を
 ただ切り揃え盛りつけただけで手抜き料理と言えなくもないけれど、
 お刺身に生ワサビをつけてダシ醤油や旨塩をつけて一口頬張れば
 新鮮な魚のとろけるような本来の旨味が口一杯に広がって
 思わず「これは美味い!」と舌鼓を打つことになるだろうよ…。
 もしかしたら、料理は手間をどれだけかけて作り込んだのかよりも
 「どれだけ美味いのか」ということが大切なのかもしれないよな…』


「このようなことは投資系の教材にも言える場合があってのう…。
 あくまでも仮の例えじゃが、『他の教材の追従を許さない圧倒的な
 ボリューム全3000ページ。ガートレー・チャートパターン222、
 エリオット波動、フィボナッチリトレースメントとエクステンション
 タイムサイクル理論、ボリンジャーバンド、移動平均線、MACD、
 RSI、RCI、そしてKu-chart、IMM通貨先物ポジションの見方と活用
 米10年債利回りとドルの相関など、動画詳細解説付きの総合学習』、
 という教材に対して、『トレードエッセンスをまとめた全3ページ、
 動画解説付き』という教材があったとして、ともに価値があるもので
 しかも同じ価格であった場合、さてどちらが選ばれるであろうか…」


『あははっ。かなり極端すぎる例だけれども、そりゃぁ多くの人が
 コンテンツ的にもお得な前者を選ぶんじゃないかな…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、恐らくはそうなることであろうのう…。
 一概には言えないことかもしれぬが、前者は総合学習教材として
 価値のあるものになろう。ただ、この膨大なコンテンツを学習して
 学習者自身の具体的なトレード手法に洗練させ昇華していくことは
 容易なことではない場合もあるのかもしれぬ…。
 一方、後者はコンテンツボリューム的に遥かに見劣りがするけれども
 学習の目的が相場の物知りになる事やアナリストになる事ではなく
 トレードで収益を上げる事であるならば、筆者の人の膨大な学習から
 シンプルで具体的なトレード手法として、削ぎ落しのプロセスを経て
 精髄(エッセンス)にまとめ上げられているものの方が価値あることも
 ある場合もあるのやも知れぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『大型書店の相場関連の書籍を100冊読んでも勝てない人は勝てない
 と言われることのあるトレードだけど…、目的が膨大な学習をする
 という事ではなく、トレードで収益を上げるという事であれば、
 3トンの原石よりも磨き抜かれた1つのダイヤモンドそのものの方が
 価値があり、それこそ求めていたものという事もあるだろうからな』


「ふむ。チャートでもより良いものを求めて有効とされるテクニカルを
 数多く重ねるように、一目均衡表、ボリンジャーバンド、ピボット、
 パラボリック、複数の移動平均線、MACD、RSIなどを表示させる
 トレーダーさんがいるが…、これは『(相互補完の)ワークの問題』
 だけではなく、これらのコンプレックス(複雑)な判断要素で総合的に
 『買うべき、売るべき、待つべき』の判断の帰結を得るためには
 かなりのトレーダー自身の判断の力量が必要で…、混乱してしまう
 という場合があることもよく聞く話で…、削ぎ落しのプロセスを経て
 精髄(エッセンス)としてシンプルにまとめ上げた方が判断が明瞭で
 結果的にかえって戦績が良くなるという場合もあるのじゃのう…」


『チャートでの判断が予想ではなく「買うべき、売るべき、待つべき」
 という示唆や判断の結論を得るという事であるならば…、
 コンプレックス(複雑)&ベストを目指すのも1つのトレード思想なら
 ディスラプション(創造に向けた破壊)の削ぎ落しのプロセスを経て
 シンプル&ベターを目指すのも1つの考え方になるかもしれないな』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。





<お知らせ>

おかげさまでマエストロFXが発売以来7年目を迎えまして、、
メンバーサイトで毎週、更新され続けている動画も400本を超えました。

近日中に「シンプルトレードの新手法」を公開する予定です。

http://www.w-crew.com/mfx/

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