FX トレードと凡事のお話 その247


話題の中学生のプロ棋士、藤井聡太四段が公式戦29連勝達成となるか
26日の竜王戦決勝トーナメント1回戦が注目されますね。


●今週(6月26日から30日)の主な予定

<6月26日(月)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(5月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(4月)、日景気一致指数改定値(4月)
午後5時に独IFO景況感指数(6月)、
夜9時半に米耐久財受注(5月)、米耐久財受注(除輸送用機器 5月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<6月27日(火)>

朝7時45分にNZ貿易収支(5月)、
午後7時からカーニー英BOE総裁の発言、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(4月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(6月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(6月)、
深夜2時からイエレンFRB議長の講演、
などが予定されています。
NZ・米の指標とイエレンFRB議長の講演には注目です。
そして、中国で29日まで夏季ダボス会議が開催予定です。


<6月28日(水)>

午後3時に独輸入物価指数(5月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(6月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米卸売在庫(5月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(5月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<6月29日(木)>

朝8時50分に日小売業販売額(5月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(6月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(7月)、
午後5時半に英消費者信用残高(5月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(6月)、欧経済信頼感(6月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(6月)、
夜9時半に米第1四半期GDP確報、米第1四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第1四半期GDPデフレータ確報、
同夜9時半に米第1四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<6月30日(金)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(5月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(6月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(5月)、日失業率(5月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(5月)、
午前10時に中国製造業PMI(6月)、中国非製造業PMI(6月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(5月)、
午後3時に独小売売上高指数(5月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(6月)、仏卸売物価指数(6月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(6月)、
午後4時55分に独失業者数(6月)、独失業率(6月)、
午後5時半に英第1四半期GDP確報、英第1四半期経常収支、
午後6時に欧消費者物価指数速報(6月)、
夜9時半に米個人所得(5月)、米個人消費支出(5月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(5月)、
同夜9時半に加GDP(4月)、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(5月)、加原料価格指数(5月)
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(6月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(6月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・英・欧・米・加の指標には注目です。


<7月2日(日)>

東京都議会議員選挙、投開票



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月19日から23日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.82で始まり、97.52へ上昇した後に
反落して96.98で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.142%に低下しました。
NY原油先物(WTI)8月限は週レベルで43.01ドルへ低下しました。
NYダウは週間10.48ドル上昇、21394.76ドルで週の取引を終える。


<6月19日(月)>

報道
「仏議会選、マクロン新党が単独過半数へ。投票率は過去最低。」
日経平均は31円高で寄り付き124円高で大引け。
豪RBA総裁
「今後数年の豪州の経済成長は力強さを増す可能性が高い。
 世界経済の回復がサポートとなっている。
 鉱業投資については正常な水準への回復がほぼ回復している。」
IMFの日本に対する4条協議
「金融政策は持続的な緩和スタンスを維持するべき。
 日銀はインフレ予測の公表や、買い入れ額への言及中止などを通じ
 コミュニケーションの枠組み強化を。
 インフレ率は中期的にも2%目標を下回る見込み。
 2017年は0.7%、2018年は0.6%と予測する。
 実質実効レートは2015年から2016年にかけて上昇し、
 ファンダメンタルズとの整合性が取れた。
 経済見通しのリスクは下振れ。
 消費税は0.5%か1%ずつ、15%に引き上げを。
 単一税制を維持するべき
 基礎的財政収支は対GDP比で年平均0.5%の改善を。」
ムーディーズ
「豪州の大手4銀行の格付けをAA3からAA2に引き下げる。」
ベルギー中銀総裁
「QEの将来について年内に決める必要がある。
 インフレ期待が低過ぎる状態が長期化することはリスク。
 しっかりと安定する必要。、賃金上昇を注視する。」
英財務省
「フォーブス氏に次のMPCメンバーにSilvana Tenreyro氏を指名。」
ロシア国防省
「シリア軍機の撃墜はシリア主権に対する屈折した侵犯。
 今後、シリア上空を飛行する米主導連合軍の航空機を
 標的にする可能性がある。」
NY連銀総裁
「インフレは米金融当局が望ましいとする水準をやや下回っている。
 米経済は完全雇用の極めて近い状況。
 経済の信頼感の水準は非常に非常に高い。
 経済の拡大は長期的に続くと確信している。
 全般的に雇用市場は比較的良好。
 自動化が雇用を奪うとはそれほど警戒していない。
 労働市場の改善に伴い、賃金と共にインフレは加速する。
 現時点で引き締め策を停止すれば、インフレ高進のリスク増大。
 まだ十分に金融環境を引き締めていない。」
フォーブス英BOE委員
「英中銀はインフレ圧力を過小評価している。
 英消費者物価(CPI)は恐らく3%超に上昇。
 CPIの上昇は一時的なポンド安の影響ではない。
 賃金の伸びは拡大が予想される。」
デービス英EU離脱担当相
「離脱交渉は有望なスタートを切った。
 英国はEUの単一市場と関税同盟から離脱し、
 自由貿易協定の締結を要請。
 EUとの関税同盟離脱は大きな利点になる。」
IMF
「通貨危機防止へ資金供給を早くする新協定を導入へ。」
NYダウは144ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月20日(火)>

シカゴ連銀総裁
「2017年の利上げについて、(年内打ち止めを意味する)2回か、
 3回か、4回かはまだわからない。
 現状は非常に緩やかな利上げをサポート。
 これまでのデータから第2四半期GDPは力強い回復が期待される。
 CPIの鈍化は、来週発表されるPCEにとっても良くない前兆。
 2%のインフレターゲットについて強いコミットを示すべき。
 これまでの8年間2%を下回っていることは大きな失敗。
 非常に低い金利についてリスクがないとは言えない。
 バランスシートの縮小に関しては年内の開始が自然な動き。」
日経平均は166円高で寄り付き162円高で大引け。年初来高値更新。
豪RBA議事録
「経済成長は安定。緩和スタンスを維持。
 コアインフレは依然として低い。
 家計債務の急増を呼んだ住宅市場過熱に慎重なモニタリング必要。
 賃金の伸び鈍化を懸念。豪ドル高は経済の調整を複雑化。」
フィッシャーFRB副議長(講演テキスト)
「いくつかの国で住宅価格は高水準かつ上昇している。
 不良債権は減少しており米国の銀行システムは随分強くなった。
 金融システムの安全のために講ずる措置はまだある。
 住宅価格上昇は長期にわたる低金利が背景。」
カーニー英BOE総裁
「インフレ圧力は抑制、利上げする時ではない。」
スイスSNB総裁
「スイス・フランは引き続きかなり過大評価されている。
 現在の金融政策は必要とされている。
 景気刺激策からの出口については話題にのぼらず。」
英財務相
「金融サービス業界を守ることをEU離脱交渉の中核にする方針。
 金融サービスの分散はEU全体の企業にとってコスト高となる。」
ムニューシン米財務長官
「年内に税制改革を行うことを約束する。
 法人税引き下げなど大規模な税制改革を計画している。
 足元の税収は予想をやや下回っている。
 年後半には税収が回復すると予想。税収については心配してない。
 強いドルはトランプ政権への信任。
 強いドルには輸出などで不利な面も。」
ボストン連銀総裁(講演テキスト)
「低金利は将来の景気後退との戦いに不利。
 低金利は金融による仲介機能や経済にとってリスクとなる。
 低金利は金融の安定にとって不安材料。」
シカゴ連銀総裁
「インフレ率が上昇し2%目標達成することは重要。
 直近のインフレ指標は自身を若干神経質にさせている。
 インフレ圧力は高まる可能性。
 指標を精査し状況改善したか見極める時間はある。
 経済は非常に良好。12月まで待ってそれから判断することも可能。」
ライアン米下院議長
「税制改革を我々は2017年内に達成するだろう。」
トランプ大統領
「北朝鮮問題での中国の取り組みは奏功していない。」
ダラス連銀総裁
「今年のGDPは2%前後の成長率を予想している。
 成長が労働市場からスラックを取り除く。
 米国はほぼ完全雇用。インフレは均一性を欠き、活発ではない。
 インフレの兆候増えるまで辛抱強く待つべきだ。
 インフレ鈍化は一時的である証拠を見たい。
 イールドカーブの形状は気掛かり。」
NYダウは61ドル安で取引を終える。


<6月21日(水)>

報道
「MSCIが中国本土人民元建てA株を新興市場指数に組入れと発表。」
日経平均は38円安で寄り付き91円安で大引け。
黒田日銀総裁
「物価動向を引き続き注意深く点検する必要。
 2%目標までには距離があり強力な金融緩和推進が適切に。
 日本の景気の足取りはよりしっかりとしたものに。」
英メディアのバズフィード
「メイ英首相の政策責任者のゴドフリー氏が辞任する見通し。」
ECB経済報告
「中国経済など新興国の経済状況の回復で全般的なリスクは後退。
 トランプ政権の保護主義的な政策が新たなリスクとなっている。」
英BBC
「英保守党と英DUPとの協議が続くなかで、
 英DUPは医療とインフレ分野に各10億ポンド追加支出を要求。」
ホールデン英BOE政策委員(これまで金利据え置きを主張)
「年後半には刺激策の一部解除が望ましい。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が245.1万バレルの減少。
ライアン米下院議長
「経済成長達成のため税制改革の重要な部分は恒久化される必要。
 税制改革の一部は暫定的になる可能性。
 まだ、詳細は決定されていない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「9月のバランスシート縮小開始の可能性を見込む。
 インフレが鈍化するようであれば望まない。
 バランスシート縮小開始時は利上げの一時停止を望ましい。」
報道「仏4閣僚が辞任へ。」
NYダウは57ドル安で取引を終える。


<6月22日(木)>

RBNZ声明
「政策は相当な期間緩和的。
 多くの不確実性が残り政策は調整が必要な可能性。
 通貨安は成長見通しの均衡を支援。
 実効為替レートは5月以来、3%上昇。成長見通しはポジティブ。
 一時的な要因がインフレを押し上げている。
 長期のインフレ見通しは引き続き安定。
 インフレの総合指数に一部ばらつきが見られる。
 直近の予算変更が成長を支援するだろう。
 2017年の予算は成長を支援。」
日経平均は15円高で寄り付き28円安で大引け。
マクロン大統領
「ユーロ圏はより強力な結びつきが必要。
 ユーロ圏の統一予算が必要。」
岩田日銀副総裁
「国債買入の目途は外さない方が良い。
 インフレ目標達成に向けて必要。」
ECB経済報告
「金融政策は引き続き緩和的。
 世界経済の回復は緩やかな加速を予想。
 米国の経済活動は強含むこと想定。
 英国の実質GDP成長の短期見通しは抑制。
 日本では緩和政策が景気拡大を引き続き下支え。
 中国経済は堅調なペースでの拡大を見込む。
 商品市況は足元で軟調。世界的にインフレ上昇は鈍る傾向に。
 ユーロ相場は貿易加重ベースで3月初頭から2.5%上昇。
 ユーロ圏経済成長は主に内需中心にモメンタム上昇。
 基調インフレには依然として強い上昇のサインみられず。
 ユーロ圏の賃金上昇は引き続き低調。
 HICPは予想ほどの伸びを示していない。
 世界的に政策面での不透明感は増大している。
 ここ数年、地政学リスクの緊張が成長への主要な下方リスク。」
英DUP議員
「保守党との閣外協力交渉は29日までの合意の可能性が高い。」
米上院共和党がまとめたヘルスケア法案
「医療保険市場の安定化へ4年間で500億ドルの予算を充当。
 2019年までコスト負担補助金を設ける。」
セントルイス総裁
「再来年までに3%の政策金利の見通しは不必要にアグレッシブ。
 バランスシート縮小開始は早く始めるべき。
 最近の指標は広範囲でのインフレ鈍化を示している。」
米USTR代表
「日米の2国間貿易交渉の準備は整っていない。
 日本との2国間貿易合意が成立するとは言えない。
 中国との自由貿易交渉は極めて可能性が低い。
 8月17日にもNAFTA交渉を始める意向。
 米国はTPPに戻るつもりはない。」
FRBのパウエル理事
「ボルカールールは削除や緩和の余地がある。
 ボルカールールの改善に向け同ルールを管轄する4当局とともに
 取り組んでいきたい。」
FRB
「大手銀行のストレステストでは34行全てが経済的なショックに
 耐える能力がある。」
NYダウは12ドル安で取引を終える。


<6月23日(金)>

日経平均は42円高で寄り付き22円高で大引け。
EU大統領
「メイ英首相のEU市民在住権の提案は期待に届かず。」
セントルイス総裁
「インフレとインフレ期待は下向きのサプライズ。
 FOMCは経済動向を見極め様子見が可能。
 現行の政策金利は適正水準。
 保有資産の正常化は5年以上を要する可能性。
 イールドカーブは著しくフラット化している。
 アマゾンデフレ(ホールフーズ買収)の見方は恐らく大袈裟な可能性。
 株式市場にバブル発生しているかは不明。
 我々は低金利、低インフレの環境下にいる。
 インフレ率は2018年末までに2%の目標に上昇へ。
 バランスシート縮小は9月開始の可能性。
 選択肢はオープンにしておくべき。
 バランスシート縮小は利上げなしの会合に開始可能。」
クリーブランド連銀総裁
「経済のファンダメンタルズの基調は非常に良好。
 段階的に緩和政策を解除すべき時。
 FRBは米経済を減速させるために利上げを行っていない。
 最近のインフレ指標で自身の見方は変わっていない。
 インフレは緩やかに上昇して行く。
 年内のバランスシート縮小開始を支持。」
NYダウは2ドル安で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初19日に110.91レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して20日のロンドン時間に週高値となる111.78
へ上昇する展開になりました。その後、21日のロンドン時間にかけて
111.06へ反落しましたが、NY時間前半に111.74へ反発する展開にな
りました。その後、22日の東京時間にかけて110.95へ反落した後に
NY時間にかけて111.44へ反発しましたが、その後、揉み合いとなっ
て111.28レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初19日に1.1209レベルで始まり、揉み合い
を経た後にロンドン時間に週高値となる1.1212へ上昇しましたが、
その後、NY時間近くから反落して20日のオセアニア時間にかけて
1.1141へ下落する展開になりました。その後、ロンドン時間序盤に
1.1165へ反発しましたが、NY時間後半にかけて週安値となる1.1118
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、22日のロンドン
時間序盤に1.1178へ上昇しましたが、その後、NY時間後半にかけて
1.1139へ下押す展開になりました。その後、再び反発して、23日の
NY時間序盤にかけて1.1209へ上昇しましたが、その後、小幅な揉み
合いとなって1.1193レベルで週の取引を終えました。




●今週(6月26日から6月30日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは22日NY時間の戻り高値
111.44を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は21日の高値
11.74から先週高値でもある20日の高値111.78、さらに上昇した場合
112.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は5月24日の高値の
112.12から3月31日の高値112.19、さらに上昇した場合は2月17日
の安値112.61を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは22日のNY時間の押し安値111.07から
111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた
場合は22日の安値110.95から19日のNY時間の押し安値110.91、
さらに下落した場合は16日安値110.64、ここを下抜けた場合は14日
の高値110.34、さらに下落した場合は110.00の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標及び要人発言では、26日の米耐久財受注
27日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数とリッチモ
ンド連銀製造業指数とイエレンFRB議長の講演、28日の米中古住宅販
売成約、29日の米第1四半期GDP確報と米第1四半期個人消費確報
と米第1四半期GDPデフレータ確報と米第1四半期コアPCEデフレ
ータ確報と米新規失業保険申請件数、30日の日全国消費者物価指数と
日失業率と日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと中国非製造業PMIと
米個人所得と米個人消費支出と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部
協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目され
ます。


先週のドル円は、110円台後半から111円台後半を範囲とするレンジ
相場になりましたが、中立派のダラス連銀総裁が追加利上げに慎重姿
勢を示すなど見解に変化も見られ、FOMCでは政策の正常化の道筋が
示されるも、コアCPIが前年比で4ヵ月連続で鈍化していることもあ
って、金利先物市場での金利見通しは年内据え置きが50%超となり、
FRBが年内にもう一度利上げをするのか、あるいは据え置きとなるの
か、市場観測は二分している状況のようです。

今週は27日深夜のイエレンFRB議長の発言が注目されますとともに
米税制改革への関門となるヘルスケア法案を米上院が採決する可能性
が指摘されていることから、議員間で賛否が拮抗している状況でその
結果が注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは23日の高値1.1209
から先週高値でもある19日高値1.1212を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は15日の東京時間の戻り高値1.1228から12日の
高値1.1232、さらに上昇した場合は8日の高値1.1269、ここを上抜け
た場合は7日の高値1.1282から14日のFOMC後の高値1.1289、さら
に上昇した場合は14日高値1.1295から1.1300の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合2016年9月8日の高値1.1327を巡る攻防が注目
されます。
一方、下落した場合は、まずは22日の高値1.1178から23日ロンドン
時間の押し安値1.1161を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場
合は22日の安値1.1139、さらに下落した場合は先週安値でもある20
日の安値1.1118、ここを下抜けた場合は1.1100の「00」ポイント、
さらに下落した場合は5月18日の安値1.1075を巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、26日の独IFO景況感指数、
29日の独消費者物価指数速報、30日の独失業者数と独失業率と欧消費
者物価指数速報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
26日の米耐久財受注27日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信
頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数とイエレンFRB議長の講演、
28日の米中古住宅販売成約、29日の米第1四半期GDP確報と米第1
四半期個人消費確報と米第1四半期GDPデフレータ確報と米第1四半
期コアPCEデフレータ確報と米新規失業保険申請件数、30日の中国製
造業PMIと中国非製造業PMIと米個人所得と米個人消費支出と米コア
PCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信
頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、仏下院選挙でマクロン新党が大勝するも週間で
16Pips程下げて、下へ「行って来い」のレンジ性の相場展開になり、
20日時点でのIMM通貨先物ポジションでは34201枚の大幅な買い越
し減となりました。

今週初はイタリア政府によるベネトバンカなど中小2行の破綻処理に
対する市場反応が注目されますが、対ドル通貨ペアとして、27日深夜
のイエレンFRB議長の発言が注目されますとともに、30日の欧消費者
物価指数速報などが焦点になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その247 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円はレンジ幅100Pips程の揉み合いで
 ユーロドルも週間100Pips程の下へ「行って来い」相場だったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先日のFOMCでは政策の正常化の道筋が示されるも、
 コアCPIが前年比で4ヵ月連続で鈍化していることもあって、
 金利先物市場での金利見通しは年内据え置きが50%超となり、
 FRBが年内にもう一度利上げをするのか、据え置きとなるのか…、
 市場観測は二分している状況のようじゃのう…。」


『なんか煮え切らない相場といった印象もあるが…、
 今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「引き続き米重要経済指標が注目されるが、
 27日深夜のイエレンFRB議長の発言が注目されるとともに
 米税制改革への関門となるヘルスケア法案を米上院が採決する
 可能性が指摘されていることから、その結果が注目されよう…。
 次第によっては動意づく場合もあるやもしれぬのう…。」


『ヘルスケア法案では米共和党から3人以上の造反が出れば
 可決できないとも言われているようでどうなるのかなぁ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『サインの強弱のお話』でも
 させてもらおうと思っておったのじゃが…、
 中学生のプロ棋士、藤井聡太四段が公式戦29連勝達成となるか、
 話題となっておるようで、今日は将棋にちなみ、
 『最善手のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『あははっ。そういえばジイさんは将棋のアマ五段だったよな…。
 よろしい。「最善手のお話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「ジイは確かに日本将棋連盟のアマ五段の免状こそは持ってはおるも
 今は将棋から遠ざかっており実力はアマ初段といったところじゃが
 将棋には序盤の戦法の骨格が決まった後からはこれこそ最善という
 『最善手』があるとされておるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『将棋の初手は30通りで、指し手の最多局面では持ち駒の使用も含め
 ルール上の合法手がなんと593通りもあるそうだけど、
 これらの中から「最善手」を探すのは大変なことだよな…。』


「ふむ…。もちろん将棋のプロとて一局の平均手数115手において
 常に『最善手』を指し続けることは事実上不可能で、
 将棋では『悪手なくば勝つ』とも言われておるのじゃが…、
 ただ、将棋の局面において『絶対正解が存在している』という事は
 将棋はやがて数理的な完全解明がされるのやもしれぬのう…。」


『80の115乗の可能性の完全解明か…。興味深い棋譜となると思うが
 創造性の否定にもなりそうで少し寂しい気もするよな…。』


「ところで、トレードでは、その局面においての判断の選択肢は
 『買う』、『売る』、『待つ(見送る)』、のわずか3手であるが…、
 後付け的に過去チャートを観ると『ここで買って、ここで売って』
 そして『ここでは耐えて』、『ここでは一旦、反対売買で利確して』、
 『ここでは再エントリーして』、『ここでは逆張りで入って』など、
 『絶対正解が存在しているかのように思える』ものじゃが…、
 過去チャートではない未来が未確定の現在進行形の動的チャートで
 『最善手』を常に100%判断する事はどんなに数理を駆使しても
 事実上、ほとんど不可能に近いことなのではあるまいかのう…。
 つまり、相場には『唯一無二の絶対正解』というものは
 存在していない、ということではあるまいか…。溜口剛太郎殿。」


『「ここで買って、ここで売って」てな事は、所詮、後付け講釈であり
 動いているリアル相場で全て100%正解し続ける事は不可能だろう。
 後付け講釈師には「じゃぁ、実際にトレードして見せてください。」
 と言ってやればよいのさ…。途端に化けの皮が剥がれるだろうよ。』


「相場の環境認識をして、手法に従って得れる結果や結論は、
 エッジという名の確率的に優位性のある可能性までであり、
 決して『絶対正解』という事ではないのじゃのう…。」


『……。』


「言葉を換えれば、トレードにおいて聖杯は存在していない故に
 手法には『確度の臨界』というものがあり、たとえば勝率80%でも
 100回のトレードで手法とおり執行しても20回は負けるという事で
 『負けることもある事を容認して』、損切りも駆使する必要がある、
 ということなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……!』


「確かに明らかな判断ミスを犯してしまうという場合もあるが…。
 ともすると、常に絶対正解のあった学問に慣れ親しんだ我々は
 『負けたトレードには負けた理由が必ずある』と思い込みがちで、
 負けトレードのたびに修正を加えようとしたり、
 あるいは新たな別の手法へ変遷をしていく人がいるが、これは
 『トレードは確率的思考で臨むもの』という事が理解できていない
 ということになる場合もあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『期せずして、いつのまにか絶対の聖杯を求めてしまっている、
 ということなんだろうけど…、「なぜ負けたんだろう。」と
 負けるたびに手法に修正を加えたり別の手法に変遷していては、
 確かにトレードの一貫性もあったものではないよな…。
 トレードの手法には本来的に『確度の臨界』というものがあり、
 負けたトレードはダメなトレードということではなく、
 確率的思考で臨むトレードでは「負けることもある事を容認して」
 ときに損切りも技術として駆使しながら、トレードは勝ち負け
 トータル収支で勝ちを目指すべきものなんだろうな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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