FX トレードと凡事のお話 その234


先週はFOMCを経過してドルが売られる展開になりました。
今週初はG20を巡る市場反応がまずは注目されます。


●今週の主な予定

<3月20日(月)>

※東京市場が春分の日で休場。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(3月)、
午後4時に独生産者物価指数(2月)、
夜9時半に加卸売売上高(1月)、
などが予定されています。


<3月21日(火)>

午前9時半に豪RBA議事録、豪第4四半期住宅価格指数、
午後4時にスイス貿易収支(2月)、
午後6時半に英消費者物価指数(2月)、英小売物価指数(2月)、
同午後6時半に英生産者物価指数(2月)、英財政収支(2月)、
夜9時半に米第4四半期経常収支、
同夜9時半に加小売売上高(1月)、加小売売上高(除自動車 1月)、
などが予定されています。
豪・英・米・加の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会が開催予定です。
また安倍首相と欧州委員長・EU大統領との会談も予定されています。


<3月22日(水)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(2月)、
同朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後1時半に日全産業活動指数(1月)、
午後6時に欧経常収支(1月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時に米住宅価格指数(1月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(2月)、
などが予定されています。
日・米のの指標には注目です。


<3月23日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
午後4時45分に仏企業景況感指数(3月)、
午後6時に欧ECB月報、
午後6時半に英小売売上高(2月)、
夜9時からイエレンFRB議長の発言、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米新築住宅販売件数(2月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(3月)、
などが予定されています。
NZ・英・米・欧の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<3月24日(金)>

早朝6時45分にNZ貿易収支(2月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(1月)、日景気一致指数改定値(1月)
午後4時45分に仏第4四半期GDP確報、
午後5時に仏製造業PMI速報(3月)、仏サービス業PMI速報(3月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(3月)、独サービス業PMI速報(3月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(3月)、欧サービス業PMI速報(3月)、
夜9時半に米耐久財受注(2月)、米耐久財受注(除輸送用機器 2月)、
同夜9時半に加消費者物価指数(2月)、
などが予定されています。
NZ・仏・独・欧・米・加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月20日から3月24日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.12で始まり、101.66へ上昇した後に
反落して100.14で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.501%に低下しました。
NY原油先物(WTI)4月限は48.78ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間11.64ドル上昇、20914.62ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は17日の東京時間の
高値113.49から16日のロンドン時間の高値113.54、さらに上昇した
場合は114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは17日の安値112.56から1月23日の安値
112.52を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は112.00の
「00」ポイントから2月27日の安値111.92、さらに下落した場合は
2月28日の安値111.69から2月7日の安値111.59、ここを下抜けた
場合11月28日の安値111.36、さらに下落した場合111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、21日の米第4四半
期経常収支、22日の日通関ベース貿易収支と日銀金融政策決定会合議
事録要旨と米中古住宅販売件数、23日のイエレンFRB議長の発言と
米新規失業保険申請件数と米新築住宅販売件数、24日の米耐久財受注
などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初13日に114.77レベルで始まりロンドン
時間に米10年債利回りが2.56%へ低下したことを背景に114.48へ下
落しましたが、その後、切り返して、翌14日ロンドン時間に米10年
債利回りが一時2.63%台へ上昇したことを背景に週高値となる115.19
へ上昇する展開になりました。その後、欧州の株式市場およびNYダウ
が軟調に推移するなか米10年債利回りの低下を背景にロンドンフィッ
クスにかけて114.52へ反落した後に114円台後半で揉み合いとなって
15日深夜のFOMCを迎えました。FOMCでは市場予想とおり0.25%の
利上げとなりましたが、ドットチャートの中央値が1.375%となり年内
あと2回の利上げ見通しに留まったことでセル・ザ・ファクトとなり
イエレンFRB議長の会見で「再投資の方針がいずれ変更することにつ
いて協議した。」とするも「金融政策は利上げ後も緩和的であり続け
る。(今回を含め)年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言え
る。」などが示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだこ
とも背景に113.17へ下落する展開になりました。その後、オランダの
下院議会選挙で与党の自由民主国民党が7議席を失うも第1党を維持
したとの報道があるなか、113円台前半で揉み合う展開になりました。
その後、翌16日の米予算教書への反応は限定的で、日銀が金融政策を
現状維持とすることを発表した後の黒田日銀総裁の会見で「マイナス
金利の深堀り、現時点では考えられない。」との発言に反応したか、
ロンドン時間序盤に一時112.90へ下落して、その後戻して再び113円
台前半で揉み合いなりましたが、その後、ロンドンフィックスにかけ
て一時113円台を割り込む展開になりました。その後、ムニューシン
米財務長官の「ドル高は長期的には良いことだが、短期的には問題も
ある。安定的な準備通貨として位置付けに注目している。安定的な米
成長は3%からそれ以上になる公算。税制改革は成長を刺激するため
の最優先事項。」との発言があるなか反発して、再び113円台前半で
揉み合う展開になりました。その後、翌17日のロンドン時間から次第
に軟調推移となり、「競争的な通貨切り下げへの反対と、為替相場の過
度の変動回避をあらためて訴える」とのG20の為替にかかわる草案が
報道されるなか、NY時間に米10年債利回りが2.49%台へ低下したこ
とを背景に週安値となる112.56へ下落する展開になりました。
その後、小幅な揉み合いとなって112.67で週の取引を終えました。

先週は3/15のFOMCなど重要イベントを経過して米ドルが売られる
相場展開になりました。

ドイツ南西部のバーデンバーデンで開かれていたG20財務相・中央銀
行総裁会議では、保護主義を巡り議論の応酬となりましたが、中国な
どが保護主義に反対するも、声明文からこれまでの「保護主義に対抗
する。」とする文言が削除されることになり、保護主義的な政策を掲げ
る米トランプ政権に配慮した形となりました。
週初まずはこのG20の声明を受けた市場反応が注目されます。

また、森友学園を巡る問題が安倍政権の信任問題に発展する可能性も
ありますので23日に行われる籠池理事長の証人喚問も注目材料になり
そうです。そして今週は、20日にシカゴ連銀総裁の講演、21日にNY
連銀総裁がパネルディスカッションに参加、同日にクリーブランド連
銀総裁とカンザスシティ連銀総裁の講演、23日にイエレン議長の講演
のほか、ダラス連銀総裁とミネアポリス連銀総裁の講演、24日にシカ
ゴ連銀総裁とセントルイス連銀総裁の講演、などが予定されています
ので、一連のFED要人発言およびその市場反応が注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日のNY時間の戻
り高値1.0756巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週の
高値1.0782、さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は2月2日の高値1.0829、さらに上昇した場合2016年
12月8日の高値1.0874、ここを上抜けた場合は1.0900の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは13日の高値1.0714を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合16日の安値1.0705から1.0700の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。さらに下落した場合は15日の
NY時間の押し安値1.0607から15日の安値1.0600、ここを下抜けた
場合9日NY時間後半の押し安値1.0566を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、23日の欧消費者信頼感速報、
24日の仏・独・欧の製造業PMI速報とサービス業PMI速報、などが
注目されますが、対ドル通貨ペアとして、21日の米第4四半期経常収
支、22日の米中古住宅販売件数、23日のイエレンFRB議長の発言と
米新規失業保険申請件数と米新築住宅販売件数、24日の米耐久財受注
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初13日に1.0678で始まり、ロンドン
時間に米10年債利回りの低下も背景に1.0714へ上昇しましたが、
その後、仏中銀総裁の「ユーロ圏のインフレ懸念は誇張されており、
引き続き活発な金融政策が必要。ECB会合での協議をめぐる報道につ
いては臆測を過剰評価することは控えたい。」との発言もあるなか、
米10年債利回りの上昇を背景に次第に軟調に推移となって、翌14日
に「フィヨン元仏首相が公金横領の罪で起訴される。」、「オランダの世
論調査でルッテ首相率いる自由民主党がリード。」、「EUは6月20日の
EU首脳会談で正式に英離脱通知を認可へ。」などの報道があるなか、
軟調推移が続き、翌15日のオセアニア時間に週安値となる1.0600へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、ロンドン時間序盤
にかけて米10年債利回りが2.58%あたりで揉み合うなか1.0639へ
反発しましたが、その後、プラートECB理事の「現行のインフレ見通
しは金融政策の見直しを正当化しない。」との発言もあるなか1.0607
へ反落する揉み合いになりました。その後、米10年債利回りが2.56%
台へ低下したことや原油先物が一時49ドル台へ反発したことを背景に
反発してFOMCの発表を迎えました。FOMCでは予想とおり0.25%の
利上げとなりましたが、ドットチャートの中央値が1.375%となり年内
あと2回の利上げ見通しに留まったことでドル売りとなり、イエレン
FRB議長の会見で「再投資の方針がいずれ変更することについて協議
した。」とするも「金融政策は利上げ後も緩和的であり続ける。(今回
を含め)年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言える。」など
が示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだことも背景
に上伸して、オランダの下院議会選挙で与党の自由民主国民党が7議
席を失うも第1党を維持したことも背景に翌16日の東京時間序盤にか
けて1.0746へ上昇する展開になりました。その後、反落して米予算教
書が発表されるなか揉み合いとなってロンドン時間序盤に米10年債利
回りが2.53%台へ上昇したことを背景に一時1.0705へ下押しした後に
オーストリア中銀総裁の「ユーロ圏にはこれ以上のデフレリスクはな
い。緩やかな正常化が好ましい。資産購入を突如中止するのは非現実
的。ECBは償還期限まで債券を保有する公算。」との発言があるなか
NY時間序盤に1.0743へ反発する展開になりました。しかしその後、
ムニューシン米財務長官の「ドル高は長期的には良いことだが、短期
的には問題もある。安定的な準備通貨として位置付けに注目。安定的
な米成長は3%からそれ以上になる公算。税制改革は成長を刺激する
ための最優先事項。」との発言があるなか1.0707へ反落して、上下動
の揉み合いになりましたが、その後、オーストリア中銀総裁の独紙で
のインタビューで「政策金利であるリファレンスレートを引き上げる
前に、マイナス金利を実施している預金金利を引き上げる可能性があ
る。」との見解が報じられたことを背景に上伸して、翌17日のロンド
ン時間序盤にかけて週高値となる1.0782へ上昇する展開になりまし
た。その後、「競争的な通貨切り下げへの反対と、為替相場の過度の変
動回避をあらためて訴える」とのG20の為替にかかわる草案が報道さ
れるなか、週末調整の動きもあったかNY時間序盤にかけて1.0727へ
反落して、その後、小幅な揉み合いとなって1.0737レベルで週の取引
を終えました。


先週は3/15のFOMCなど重要イベントを経過して米ドルが売られる
とともに、オーストリア中銀総裁の独紙インタビューも背景にユーロ
ドルは1.07台へ上昇する展開になりました。

オランダ下院議会選挙は無事に通過しましたが、引き続き仏大統領選
挙を巡る世論調査が注目されます。また、対ドル通貨ペアとして、
23日のイエレン議長の講演などFEDの要人発言および市場反応が注目
されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その234 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はFOMCを経過して米ドルが売られ、
 ドル円が下落する相場展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMCでは市場予想とおり0.25%の利上げとはなったが…、
 ドットチャートの中央値が1.375%となり年内あと2回の利上げ
 見通しに留まったことや、そして、イエレンFRB議長の会見で
 『再投資の方針がいずれ変更することについて協議した。』とするも
 『金融政策は利上げ後も緩和的であり続ける。(今回を含め)
  年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言える。』
 などが示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだこと
 も背景に米ドルが売られ、また、週末にはG20も意識されたか、
 ドル円は112円台へと下落する展開になったのう…。」


『そして今週だけど…、独で開催されていたG20で、
 声明文からこれまでの「保護主義に対抗する。」とする文言が
 削除されることになったことで…、週初、まずはG20への
 市場反応が注目されるよな…。ジイさん。』


「ふむ…。中国などが保護主義に反対するも、保護主義的な政策を
 掲げる米トランプ政権に配慮した形で『保護主義に対抗する。』
 とする文言が削除されたが、週初、G20に対する市場反応が
 まずは注目されよう…。そして、今週はFOMC後として、
 FEDの要人達の発言が多数予定されており、これも注目されよう。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。『集合(総合)として観る(考える)のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『なんのこっちゃ、よく分からないが…、
 まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「よくアナリストさん達が彼らの注目している根拠(論拠)に基づき
 マーケットを解説されて予想を示してくれることがあろう…。」


『まぁな…。アナリストさん達にもドル高論者やドル安論者がいるが
 聞いているとそれぞれ説得力があり惚れ惚れすることさえあるも、
 実際のトレードで役に立つかと聞かれればそうなることも、
 逆に偏ったバイアスとなってしまうこともあるよな…。ジイさん。』


「『いいですか皆さん、日本は緩和を継続して、米国は緩やかながら
  利上げサイクル入りしたのですよ。日米金利差を考えれば…。』
 などど聞けば、ドル円が上昇するように思えたり…、また、
 『インフレを加味した日米実質金利とドル円相場を見れば、現在、
  ドル円は高過ぎるレベルで、105円あたりが適正になるのです。』
 などと聞けば、ドル円は下落すべきと思えたり…、そして、
 購買力平価による論述を聞けばそのようになるべきと思えたり…、
 また一方、『テーラールールによれば米FF金利は3.8065%が適正で
 そして、やがてFRBはこれまで購入してきた国債などの資産圧縮へ
 向かわねばならず、2018年には約4250億ドル相当の米国債の満期
 償還を控えていて、これを再投資しなければ…、』などと聞いたり、
 『いいですか皆さん、トランプ政権は様々な減税策の一環として
  ブッシュ政権時のように本国投資法(HIA)を検討しているんです。
  2005年のHIAでは3000億ドルもの資金が米国へ還流して
  そのときドル円は何円上昇したと思っているんですか…。』
 と聞けば、ドル円が上昇するように思えるものでのう…。」


『まぁな、それぞれ論拠を示していることで説得力があるが…、
 いろいろと聞けば聞くほど混乱してしまうこともあるよな。』


「いろいろなファクターを総合的に論じるアナリストさんは少なく、
 また、1つ2つの少ないファクターを論拠に論じる方が論旨明確で
 聞いていて小気味良いものではあるが…、少ない要素での論述は
 ときに論旨が偏ってしまう場合もあるものなのじゃのう…。」


『まぁ、いろいろとゴチャゴチャ、あーでもない、こうでもないと
 論じられるより、たとえ偏っていたとしても、特定の論点で
 スパッと切るように論じるアナリストさんの方が聞いてて心地よく
 むしろ人気があるんじゃないかなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、そうではあるが…、日米実質金利差の論拠にしても
 購買力平価の論拠にしても、テーラールールなどの論拠にしても、
 実際のドル円相場とは事実上『常に乖離している』といってよく、
 『相場は理論通りには動かない。』、『価格こそが真実である。』
 ということを認識して、聞き手の方で
 『そういう観方もあるのだな。』と『総合の一部として捉えて』
 そして、トレード判断は予想することなく、
 チャートの事実に従っていく必要があるのやもしれぬのう…。」


『それが今日のテーマの「集合(総合)として観る(考える)」
 ということか…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、ファンダメンタルズ的な予想のみならず、
 チャートに従うトレード自体も『集合(総合)として観る(考える)』
 その必要があるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『どういうことだよ。ジイさん。』


「1つに偏すると大切なことを忘れたり見誤ってしまうゆえ、
 トレードでも『集合(総合)として観る(考える)』必要があり…、
 つまり、1つのトレードとしてではなく、トレードは
 『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく必要』が
 あるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「1つのトレードの勝ちに固執すると、勝率重視となりがちで
 負けを少なくするために深いストップにしたり、
 また、価格が逆行したときになんとか負けトレードを
 勝ちにもっていこうと際限なき難平もしてしまう…、
 などということにもなりがちじゃが…、トレードを
 『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』ことができると、
 全く別の発想でトレードを捉えれるようになるものなのじゃ…。」


『……。』


「誰人も全てのトレードに全勝することなどはできなく…、
 不確実性のある相場では負けることもあるのは、ある意味、必然で
 トレードを『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』ならば
 『トータル収支のために浅い損切で損小を目指そう。』、
 『トータル収支のために負けるときは潔く負けよう。』、
 『トータル収支のために(利大を目指して利小となることもあるが)
  利確の誘惑に耐えてなんとかできる限り利大を目指そう。』、
 『トータル収支のためになんとかポジポジ病を克服して
  より良い状況を待って、厳選してトレードしよう。』
 『トータル収支のためにたとえトレード数が少なくなっても
  自身の得意パターンに絞ってトレードしよう。』
 『トータル収支のために勝率よりリスクリワード比を重視しよう』
 などを目指す発想の転換もできるようになるものなのじゃのう…。」


『負けているトレーダはポジポジ病でありながら
 1つのトレードに執着しがちで、負けることを極端に嫌い、
 それがかえって損大を招く元凶になっていると聞くけど…、
 不確実性のある相場では負けることもあるのは、ある意味、必然で
 トレードを『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』
 ことができるようになる…、つまり、トレードを
 「集合(総合)として観る(考える)」るという発想の転換は
 もしかすると、とても大切なことかもしれないな…。ジイさん。』


「ふむ…。トレードを『集合(総合)として観る(考える)』
 ことができるようになる事は、勝ち組トレーダーへの
 大切なはじめの一歩になるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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