FX トレードと凡事のお話 その232


先週はFEDの要人達やイエレンFRB議長の発言を背景に
3月FOMCでの利上げ観測が一気に高まりましたね。


●今週の主な予定

<3月6日(月)>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可(1月)、
午前9時半に豪小売売上高(1月)、
深夜12時に米製造業新規受注(1月)、
などが予定されています。
NZ・豪・米の指標には注目です。


<3月7日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(2月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時に独製造業新規受注(1月)、
午後4時45分に仏財政収支(1月)、
午後7時に欧第4四半期GDP確定値、
夜10時半に米貿易収支(1月)、
同夜10時半に加貿易収支(1月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(2月)、
早朝5時に米消費者信用残高(1月)、
豪・独・欧・米の指標には注目です。
また、OECD経済見通しが公表予定です。


<3月8日(水)>

早朝6時45分にNZ第4四半期製造業売上高、
朝8時50分に日第4四半期GDP改定値、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ改定値、
同朝8時50分に日国際貿易収支(1月)、日国際経常収支(1月)、
(時間未定) 中国貿易収支(2月)、
午後2時に日景気先行指数速報(1月)、日景気一致指数速報(1月)、
午後3時に日景気現状判断DI(2月)、日景気先行き判断DI(2月)、
午後4時に独鉱工業生産(1月)、
午後4時45分に仏貿易収支(1月)、仏経常収支(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
同夜10時15分に加住宅着工件数(2月)、
夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働コスト確報、
同夜10時半に加建設許可件数(1月)、加第4四半期労働生産性指数、
深夜12時に米卸売売上高(1月)、米卸売在庫(1月)、
などが予定されています。
日・中国・独・スイス・米の指標には注目です。


<3月9日(木)>

午前9時01分に英RICS住宅価格指数(2月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(2月)、中国生産者物価指数(2月)、
午後3時半に仏第4四半期非農業部門雇用者改定値、
午後3時45分にスイス失業率(2月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減予定数(2月)、
夜9時45分に欧ECB金融政策発表、
夜10時半からドラギECB総裁の定例会見、
同夜10時半に米輸入物価指数(2月)、米輸出物価指数(2月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(1月)、加第4四半期設備稼働率、
などが予定されています。
中国・欧・米の指標には注目です。
また、EU首脳会議が10日まで開催予定です。


<3月10日(金)>

朝8時50分に日第1四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第1四半期大企業製造業景況判断BSI、
午前9時半に豪住宅ローン件数(1月)、
午後4時に独貿易収支(1月)、独経常収支(1月)、独卸売物価指数(2月)
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(1月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(1月)、英製造業生産指数(1月)、
同午後6時半に英貿易収支(1月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数(2月)、米失業率(2月)、
同夜10時半に米平均時給(2月)、
同夜10時半に加新規雇用者数(2月)、加失業率(2月)、
深夜12時に英NIESRのGDP予想、
深夜4時に米月次財政収支(2月)、
などが予定されています。
英・米・加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月6日から3月10日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.16で始まり、102.27へ上昇た後に
週末に101.33へ反落して101.55で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.480%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)4月限は53.33ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間183.95ドル上昇、21005.71ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは3月2日の高値114.59を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の114.75、
さらに上昇した場合は2月15日高値114.95から115.00の「00」ポイ
ント、ここを上抜けた場合は1月27日高値115.37、さらに上昇した
場合は1月19日高値115.62、ここを上抜けた場合は116.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは3日の安値113.81を巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は2日のNY時間後半の押し安値113.47、
さらに下落した場合は113.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
1日の東京時間の押し安値112.77、さらに下落した場合は112.00の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、6日の米製造業新規受注、7日の米
貿易収支、8日の日第4四半期GDP改定値と日国際貿易収支と中国貿
易収支と米ADP雇用統計、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物
価指数と米新規失業保険申請件数、10日の米非農業部門雇用者数と
米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初2月27日に112.15レベルで始まり小幅
な揉み合いを経た後にトランプ大統領の「インフラに大きく支出する
つもりだ。国防費を540億ドル増額へ。」との発言もあるなか、NYダ
ウが12連騰となって米10年債利回りも2.36%台に上昇したことを背
景にNY時間後半に112.84へ上昇しましたが、その後、翌28日の
日銀による「(日国債)10年超25年以下の1回オファーは1500億から
2500億円程度。25年超の1回オファーは500億から1500億円程度。
実施日予告も。」との発表への反応は限定的で次第に軟調推移となって
NY時間に発表された米第4四半期GDP改定値が市場予想を下回った
ことやNYダウが反落したことを背景に週安値となる111.69へ下落す
る展開になりました。その後、切り返して、サンフランシスコ連銀総
裁の「3月利上げを真剣に検討する公算。」との発言があるなか、米10
年債利回りが2.39%台へと上昇したことを背景に113円台を回復して
日本時間3月1日午前11時のトランプ米大統領の上下両院合同会議で
の演説を迎えました。トランプ米大統領の演説では「議会に1兆ドル
のインフラ投資求めていく。崩れつつある米国のインフラを刷新。中
間層を対象とした減税をしていく。移民法は巨額な巨額な節約とコミ
ュニティのすべての人の安全に寄与。」などが示され、減税の具体的な
数値は示されませんでしたが、一時反落した後に堅調推移となって、
その後、米10年債利回りが一時2.46%台へ上昇したことやNYダウが
大幅上昇となったことを背景にNY時間前半に114円台前半へ上昇す
る展開になりました。その後、利食い売りに113.47へ反落しましたが
米地区連銀経済報告で「経済は緩慢ないし緩やかに成長。一部の地区
で労働力不足が拡大。(中略) 賃金の伸びが加速したと一部が指摘。
企業は今後数ヵ月に物価は緩やかに上昇と予想。エネルギー、住宅建
設、住宅販売は緩やかに成長。」などが示され、再び反発する展開にな
りました。その後、翌2日に日経平均が一時200円超上昇したことも
背景に堅調傾向で推移して、NY時間にハト派で知られるブレイナード
FRB理事の「利上げについてすぐに適切になりそう。早期利上げの準
備は整った。」との発言も背景に、NYダウは100ドル超下落するも
米10年債利回りが一時2.5%台へ上昇したことを背景にNY時間後半に
かけて114.59へ上昇する展開になりました。その後、翌3日の東京時
間に日経平均の軟調を背景に114.07へ下押しましたが、その後、揉み
合いながらも反発してイエレンFRB議長の講演を迎えました。イエレ
ンFRB議長の講演では「経済が予想通りなら3月利上げは適切。緩や
かなペースでの緩和解除がなお適切となりそう。国外からのリスクは
いくらか後退したもよう。雇用はかなり堅調、経済見通しは明るい。」
などが示されて、一時週高値となる114.75へ上昇しましたが、その後
上昇していた米10年債利回りが上げ幅を縮小したことや、イエレン
FRB議長の質疑応答で「財政政策の変更を巡り不透明感が強い。労働
力人口の増加基調は鈍化している。米潜在成長率は2%を若干下回る
水準。トランプ大統領の経済政策にはかなりの不確実性がある。」など
が示されたことも背景に、週末の利益確定売りもあったか113.81へ
反落して114.01レベルで週の取引を終えました。

先週はトランプ大統領の上下両院合同会議での演説を無事に通過して
NYダウが21000ドル台へと上昇して、FEDの要人達やイエレンFRB
議長の発言を背景に、CMEがFF金利先物取引から算出しているFED
ウォッチでの3月FOMCでの利上げ確率が一気に82%に上昇して、
「3月FOMCでの利上げが確実視」される状況になりました。

今週は10日の米雇用統計が注目の焦点になりますが、3月に入り期末
を控えてリパトリーの時節にもなり、先週末のドル円は米10年債利回
りが上げ幅を縮小したことも背景に利益確定売りの動きも見られまし
たので、ドル円と相関の強い米10年債利回りの動向に留意してトレー
ドしていきたいものです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは2月28日高値1.0630
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2月17日の高値の
1.0676から2月16日の高値1.0679、さらに上昇した場合は1.0700の
「00」ポイント、ここを上抜けた場合は1月18日の高値1.0712から
1月17日の高値1.0719、さらに上昇した場合は1月23日高値1.0772
から1月24日の高値1.0775、ここを上抜けた場合は1.0800の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は2月2日の高値1.0829を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合、まずは3日のNY時間後半の押し安値1.0543を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は2日の安値1.0495
から2月22日の安値1.0493、さらに下落した場合は1月11日の安値
1.0453、ここを下抜けた場合は1.0400の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、7日の独製造業
新規受注と欧第4四半期GDP確定値、8日の独鉱工業生産、9日の欧
ECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見、などが注目されます
が、対ドル通貨ペアとして、6日の米製造業新規受注、7日の米貿易収
支、8日の中国貿易収支と米ADP雇用統計、9日の中国消費者物価指
数と中国生産者物価指数と米新規失業保険申請件数、10日の米非農業
部門雇用者数と米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初2月27日に1.0563レベルで始まり
1.0551へ下落した後に切り返して、仏大統領選の投票調査で「マクロ
ン氏がルペン氏に2ポイント差で追い上げている。」との報道も背景に
ロンドンフィックスにかけて1.0630へ上昇しましたが、その後、反落
して翌28日の東京時間序盤に1.0569へ下落する展開になりました。
その後、再び切り返して、「オランダの極右政党ウィルダース氏の支持
率が上昇。」との報道に揺れながらもNY時間前半に1.0630へ上昇しま
したが、ロンドンフィックスから再び反落して、サンフランシスコ連
銀総裁の「3月利上げを真剣に検討する公算。」との発言を背景に米10
年債利回りが2.39%台へ上昇したことで翌3月1日の東京時間序盤に
1.0555へ下落する展開になりました。その後、トランプ米大統領の上
下両院合同会議での演説時に一時1.0589へ反発するも、その後、再び
反落して、米10年債利回りが一時2.46%台へ上昇したことも背景に
NY時間序盤にかけて1.0514へ下落する展開になりました。その後、
仏世論調査の「ルペン氏とマクロン氏の差は1%に縮まる。」との報道
もあるなか、ドル円の調整反落に伴うドル売りも背景に1.0571へ反発
しましたが、米地区連銀経済報告の発表を契機にドル円が反発したこ
とに伴うドル売りも背景に再び反落して、翌2日にハト派で知られる
ブレイナードFRB理事の「早期利上げの準備は整った。」との発言も
あるなか、米10年債利回りが一時2.5%台へ上昇したことを背景にNY
時間後半にかけて週安値となる1.0495へ下落する展開になりました。
その後、揉み合いながらも切り返して、翌3日のロンドン時間に一部
世論調査で「仏大統領選の第1回投票ではマクロン前経済相が極右政
党の国民戦線(FN)のルペン党首に勝利へ。」との発表を背景に1.05台
後半へ反発してイエレンFRB議長の講演を迎えました。イエレンFRB
議長の講演では「経済が予想通りなら3月利上げは適切。」などが示さ
れて、一時1.0543へ反落しましたが、その後、上昇していた米10年
債利回りが上げ幅を縮小したことや、イエレンFRB議長の質疑応答で
「米財政政策の変更を巡り不透明感が強い。」などが示され、ドル円が
反落したことに伴うドル売りも背景に再び上伸して1.0623レベルで
週の取引を終えました。

引き続き15日に迫るオランダ総選挙を巡る観測や、仏大統領選を巡る
世論調査報道などが注目されますが、今週のユーロに関わる注目の焦
点は9日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見会見で、
欧州の景気認識と欧州の政治リスクへの認識、および将来的なテーパ
リングを仄めかす言及があるかどうかが注目されます。また、対ドル
通貨ペアとして、米10年債利回りの動向や10日の米雇用統計と市場
反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その232です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はトランプ米大統領の上下両院合同会議での
 演説も無事に通過して、FED要人達やイエレンFRB議長の講演を
 経て『3月FOMCでの利上げが確実視』されるようになったよな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドル円相場は週末にイエレンFRB議長の講演を確認した後に
 上昇していた米10年債利回りが上げ幅を縮小したことも背景に
 利益確定セル・ザ・ファクトを先取りするような動きも見られたが
 CMEがFF金利先物取引から算出しているFEDウォッチでの
 利上げ確率が一気に82%に上昇して、3月のFOMCでの利上げは
 確実になったと言ってよいのではなかろうか…。」


『先週はハト派で知られるブレイナードFRB理事も
 「早期利上げの準備は整った。」と発言していたが…、
 なぜゆえにFEDは3月利上げに前向きになったんだろうな…。』


「ふむ…。米経済が好調である事とともに、欧州政治リスクでFRBの
 手足が縛られてしまう前に行動してしまおうという意図もあり…、
 そして、金融規制担当のタルーロ理事が4月初旬に退任することに
 なっていてFRBの理事の空席が3つに増えるが、その理事の空席に
 ドル高と金利上昇を警戒するトランプ政権が利上げに慎重なハト派
 を送り込んでくる可能性などを鑑みて、3月利上げへ傾斜していった
 のではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『いろいろな観点から「待ち過ぎるリスク」を警戒して、
 「利上げをできるうちにしておこう」というワケか…。
 ところで…、先週のトランプ大統領の議会演説では
 「議会に1兆ドルのインフラ投資求めていく。」とは発言したけど、
 9日に「目を見張るような税制改正案を出す」としていながら、
 議会演説では減税などに具体的な数値が示されなかったよな…。』


「ふむ…。トランプ大統領は米共和党幹部と減税の具体案について
 すり合わせをしているものと思われるが…、
 議会演説でも中間層を対象とした減税には言及していて、
 今月半ばの予算教書では具体的数値が示されるのではなかろうか。
 また、もしかすると『目を見張るような税制改正案』の一環として
 これまで市場観測では2018年の実行と目(もく)されていた
 本国投資法(HIA)に係る減税を本年実行とするなどの検討も
 水面下で密かに検討されている可能性もあるやもしれぬのう…。」


『ところで、その他の話題とはなるが…、日経の4日の報道によると
 仮想通貨のビットコインが史上最高値を更新したそうで、
 日本のビットコイン保有者も数十万人になっていて、
 大手取引所のビットフライヤーでは2月の取引高が前年同月比で
 なんと50倍にも増えたそうだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。今年は仮想通貨(暗号通貨)元年ともいわれておるが、
 米国でビットコインの上場投資信託(ETF)が認可されるとの
 観測もあり、ビットコインを安全資産ととらえる動きが活発化
 しているようじゃのう…。
 ただ、取引量の増加によってビットコイン送受信後の
 pendingステータスから完了ステータスになかなかならない
 未確認取引状態も増えているようで、
 https://blockchain.info/unconfirmed-transactions
 今後、ビットコインは中国の富裕層の利用を背景に
 ますます需要が高まって価格も高騰していくと思われるが、
 ビットコインのブロックチェーンを用いた承認(決済)システムPOW
 の決済遅延がやがて大きな課題となるやもしれぬのう…。』


『仮想通貨(暗号通貨)の承認(決済)システムには種類があるのかい?』


「ふむ…。ブロックチェーンを用いたPOW方式が代表的なようじゃが
 決済遅延問題の解決を目指すPOSという承認(決済)システムを
 用いた仮想通貨(暗号通貨)もあるようじゃのう…。
 http://bit.ly/2jsdHdD (ニュース記事 http://bit.ly/2m7DNU7 )
 仮想通貨(暗号通貨)はビットコインのように実際に世の中で
 使えるようになるインフラが整備されないと『おもちゃのお金』に
 なってしまうゆえ、仮想通貨(暗号通貨)への投資には注意がいるも、
 まぁ、ジイも少しばかり仮想通貨(暗号通貨)への投資をしているが、
 航空会社もファウンデーションに参画しているとともに、
 POS承認(決済)システムを用いるものは今後有望なものとなろう。」


『ふーん。さて、前段の話が少し長くなってしまったが…、
 ところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。有名な孫子の兵法に『知彼知己者、百戰不殆』という
 言葉があるが…、『彼を知りて我を知れば、百戦危うからず』
 という意味で、溜口剛太郎殿もご存知のことであろう…。
 相場は決して『敵ではない』が、相場に臨むには
 相場のことを知る(学ぶ)とともに、自分自身のことも知っておく、
 その必要があるようなのじゃのう…。」


『チャート分析だけではなく、自己分析も必要ということか…。』


「ある意味、自分自身ほど未知なるものはなく…、
 たとえば、自分自身の頭髪の本数や全身のホクロの数は誰も知らず
 また体調不良の時も自分自身の体でありながらその原因がわからず
 医師の診察によってはじめて病気が判るということもあるもので
 トレードにおいても、自分自身を知る『自己分析』は
 必要な要素となることがあるものなのじゃのう…。」


『……。』


「トレーダーは勝ち負けの原因を手法に求める傾向があるが…、
 負けを受け入れることができずに損切を躊躇してナンピンするなど
 ときに勝ち負けの原因が自分自身にある場合もあり…、
 自分自身の過去のトレードを検証して、その時の感情の動きや
 自分自身のクセや傾向やミスのパターンを客観的に知ることは、
 有効な改善点の発見に寄与することがあるものなのじゃのう…。」


『たくさん学んでも、結局「オレ様流」ということもあるからな…。』


「自分自身を知る『自己分析』ではトレード・ノートをつけることが
 よいとされておるが…、トレード・ノートをつけていると、
 自分自身のトレードにおいて、たとえば午前7時過ぎのオセアニア
 時間が大きな利とはならずとも、薄利ながら結構勝ちやすいとか、
 ロンドン時間初動ではブレーク以外に手を出すと負けやすいとか、
 NY時間のロンドンフィックス以降はFOMCなど重要イベントが
 ある場合は別として、大相場以外では逆張りで勝ちやすいなど…、
 いろいろな気づきも得れる場合もあるものなのじゃのう…。」


『うん。自分自身と時間帯の相性みたいなものもあるんだろうな…。
 それに、大きめの建玉でトレードするとつい薄利決済してしまう
 なんて自分自身のトレード傾向も認識できる場合もあるだろうし、
 トレード・ノートをつけることは決して無駄にならないというか、
 自分自身のトレードに対する気づきや発見のためにも必要なことで
 価値のある事なのかもしれないよな…。ジイさん。』


「知己のために『自己分析』は一度は取り組むべきではなかろうか。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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