FX トレードと凡事のお話 その42


ロシアに隕石が落下して負傷者1200名超の惨事となりましたが、
隕石の大気圏突入前の重さは1万トンもあったそうですね。

●先週の要人発言・ニュース・相場動向の週間レポート

<2月11日(月)>

報道「日財務省は国債など国の借金は997兆2181億円と発表。」
オセアニア時間はドル円やクロス円がやや下落。
ドルストレートは揉み合い。
ダウ先物は小幅な揉み合い。
東京市場は祝日で休み。
東京時間序盤はドル円やクロス円がやや反発。
原油先物は95ドル台後半で推移。
シカゴ日経平均先物はやや上昇。
豪住宅ローン許可件数(12月)は予想より弱い−1.5%。
市場反応は限定的。
その後、ドル円やクロス円がやや反落して揉み合う。
中国などアジアの市場が春節で休み。
レーン欧州委員「通貨安競争の危険性を認識。
最近、円安に向けた措置に対し日本政府に警告を発してきた。」
報道「24-25日に行われる伊の総選挙では、ベルサニ氏率いる
中道左派がベルルスコーニ陣営を抑えて勝利の見通し。」
主要通貨ペアが揉み合い推移。
東京時間午後は豪ドルやNZドルが軟調に推移。
豪ドル米ドルが1.03台を割り込む。
ダウ先物は揉み合い推移。
日銀総裁候補の黒田アジア開発銀行総裁
「現在の職務に満足している。
日銀は物価目標達成のため年内の追加緩和を正当化できる。
日銀は目標達成のための手段はたくさん持っている。」
ドル円は92円台半ばで揉み合い。
ユーロドルが小幅に反発。
ロンドン時間序盤はポンドドルや豪ドル米ドルが軟調に推移。
ユーロポンドが上昇。
仏鉱工業生産(12月)は予想より強い−0.1%。
市場反応は限定的。
WSJ紙「G7当局者が通貨安誘導牽制の共同声明を検討。」
伊10年債利回りが4.587%に上昇。
スペイン10年債利回りは5.422%に上昇。
ユーロドルがやや反落。ドルストレートが軟調に推移。
ポンドドルが下落。豪ドル米ドルが軟調に推移。
ドル円は揉み合い推移。
欧州の株式市場はまちまちの展開で始まる。
独英の株式市場は前週末比マイナス圏で始まる。
その後、英の株式市場がプラス圏へ反発。
午後5時半頃からドル円やクロス円が反発。
ドル円が83円台を回復。
ユーロドルが反発して揉み合う。
ポンドドルが1.57台前半へ下落。
ダウ先物がやや反落した後に反発上昇。
独の株式市場が前週末比プラス圏へ反発。
ユーロドルが一時1.34台を回復。ユーロ円が124円台後半へ反発。
独経済省の月報「ECBはユーロ高で圧力を受けてはいけない。
独の経済見通しは世界景気の回復により改良されている。」
ユーログループのダイセルブルーム議長
「本日の財務相会合でユーロ相場について協議される可能性。
キプロス支援については3月に決定されるだろう。」
その後、ダウ先物がやや反落。欧州の株式市場が上げ幅を縮小。
ユーロドルがやや反落して揉み合う。
ポンドドルが1.57台を割り込む。
原油先物は一時95ドル台前半へ下落。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.29310%に上昇。
午後8時半頃から豪ドル米ドルがやや反発。
仏財務相「ユーログループは為替相場について緊密な協調が必要。
今日の財務相会合で協議されるだろう。」
NY時間序盤はユーロが堅調に推移。
ユーロ円が125円台を回復。ユーロドルが一時再び1.34台を回復。
ダウ先物が再び上昇して揉み合う。英仏の株式市場が再び上昇。
ドル円は堅調傾向で推移。
ロイター「週末のG20では市場原理に基づく為替相場への
コミットメントを再表明することを検討する。
当局者の一人は通貨を誘導する政策を講じないことに
焦点が置かれると発言。」
午後10時頃からユーロドルが再び1.34台を割り込み反落。
ユーロ円が125円台を割り込み反落。
ドル円やクロス円がやや反落。
ダウ先物や欧州の株式市場が反落。独株式市場はマイナス圏へ。
オーストリア財務相「為替は協議されるだろう。
技術的にユーロを押し下げることには反対する。」
ルクセンブルク財務相「ユーロの強さは経済に損害を与えてない。」
NYダウは前週末比マイナス圏で始まる。
米10年債利回りは1.96%あたりで推移。
ユーロドルやユーロ円がやや下落。
主要通貨ペアがやや軟調に推移。ポンドドルが下落。
深夜12時頃からユーロドルやドル円が反発。
独連銀総裁「ユーロは著しく過大評価はされていない。
ユーロ安を目指すのはインフレを加速させる恐れ。
ECBは債務危機への対応でこれ以上の行動をとるべきではない。」
ロンドンフィックスからユーロが急伸。
ユーロ円が125円台を再び回復。ユーロドルが34台を回復。
NYダウが下げ幅を縮小。欧州の株式市場が反発。
豪ドル米ドルが反発。
英仏の株式市場が前週末比プラス圏で取引を終える。
独の株式市場は前週末比マイナス圏で取引を終える。
原油先物が反発上昇。
S&P「アイルランドの見通しをネガティブから安定的に変更。」
市場反応は限定的。
ユーログループのダイセルブルーム議長
「ユーロ圏財務相会合ではESMによる銀行への直接の資金注入に
関して議論。ESMの限界も設定する可能性。
3月の会合ではアイルランド、ポルトガルについて協議の予定。
ユーロ圏財務相会合でユーロを議論した。
今週のG20での議題にするということで終わった。」
仏財務相「ユーログループはユーロ高の景気への影響を監視すべき。
為替相場はファンダメンタルズを反映すべき。」
ユーロドルが反落。
イエレンFRB副議長「雇用市場の改善はあまりににも遅いが進展。
健全な雇用市場に戻るまでの道のりは長い。
雇用最大化の達成促進を政策運営の中心とするのは適切。
緩やかなドル安は米経常赤字の縮小に貢献。
財政赤字の大きな要因は弱い経済が原因。
必要な時はFRBは刺激策を解除するための道具を所持している。」
市場反応は限定的。
NY時間終盤に豪ドル米ドルが再び下落。
ポンドドルは軟調傾向の揉み合い。
NY時間終盤にかけてNYダウが下げ幅を縮小。
ブレイナード米財務次官「G7は異例な状況を除き、
市場原理に基づく変動的な為替レートに非常にコミット。
日本の成長支援・デフレ脱却に向けた措置を支持。
米国は日本やその他のG7加盟国と緊密に連絡とっている。」
ドル円やクロス円が急上昇。
米10年債利回りは1.959%。
NY原油(WTI)は97ドルあたりで引ける。
NYダウは前週末比−21.73ドルで取引を終える。

<2月12日(火)>

ドル円やクロス円が堅調に推移。
ドル円が94円台を回復。ユーロ円が126円台を回復。
ユーロドルが反発して一時1.34台を回復。
豪ドル米ドルは軟調に推移。
レーン欧州委員「市場環境は着実に正常化に向かっている。」
ダウ先物は揉み合い。原油先物は96ドル台後半で推移。
午後7時半頃から豪ドル米ドルがやや反発。
その後、主要通貨ペアが揉み合い推移。
日財務相「G20ではデフレ脱却に向かって対応すると伝える。」
英RICS住宅価格(1月)は予想より弱い−4%。
市場反応は限定的。
日経平均は前日比+190円超の大幅上昇で始まり堅調に推移。
日経平均が堅調に推移。
東京時間序盤は主要通貨ペアが揉み合い推移。
ダウ先物はやや反落して揉み合う。
豪ドル米ドルが再びやや反落。
豪NAB企業景況感指数(1月)は前月より強い−2。
限定的ながら豪ドル買い反応。
韓国の株式市場はプラス圏で推移。
中国上海株式市場は春節で休み。
日経平均は上げ幅をやや縮小も高値圏で揉み合い。
日首相「金融政策で2%の物価安定目標に到達することは可能。
為替が是正されて、企業は相当の為替差益が出ている。」
ドル円は94円台前半で揉み合い推移。
午前11時頃から豪ドル米ドルが再び軟調に推移。
報道「北朝鮮でM4.9の地震を観測。核実験が実施された可能性。」
正午頃から地政学的リスクによるドル買い反応。
韓国の株式市場がマイナス圏へ反落。
日経平均は一時300円超の上昇。
ユーロドルが1.34台を再び割り込む。ユーロ円が反落。
新華社「韓国国防省が北朝鮮の核実験を確認。」
ダウ先物が下落。日経平均が上げ幅を縮小。
日消費者態度指数(1月)は前回値より強い43.3。
市場反応は限定的。
東京時間後半は主要通貨ペアが軟調に推移。
ユーロ円が126円台を割り込む。ドル円が一時94円台を割り込む。
東京時間終盤に豪ドル米ドルが一時やや反発。
日工作機械受注速報(1月)は前回値より強い−26.1%。
市場反応は限定的。
日経平均は前日比+215.96円で大引け。
ダウ先物が下げ一服。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアが揉み合い推移。
ダウ先物がやや反発。
ドル円が94円台を回復。ユーロ円が一時126円台を回復。
その後、ダウ先物が再びやや反落して揉み合う。
ユーロドルがやや下落。ユーロ円が再び126円台を割り込む。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で始まる。
原油先物は96ドル台後半で推移。
スイス消費者物価指数(1月)は予想とおりの−0.3%。
市場反応は限定的。
主要通貨ペアがやや軟調傾向の揉み合い。
ドル円が一時再び94円台を割り込む。
コンスタンシオECB副総裁「為替を政策の目的にすべきではない。
経済成長には下振れリスクがある。通貨戦争は回避すべき。」
仏財務相「為替相場の不規則な値動きに反対だが、
ECBに市場に介入するよう働きかけてはいない。」
ユーロドルが反発。
ポンドドルや豪ドル米ドルが軟調に推移。
ドル円は94円台を回復。ユーロ円が一時再び126円台を回復。
ユーロドルが一時1.34台を回復。
ダウ先物や欧州の株式市場がやや反発して揉み合う。
午後6時過ぎにポンドドルが1.56台を割り込む。
ユーロポンドが上昇。
英消費者物価指数(1月)は予想とおりの2.7%、
英消費者物価指数コア(1月)は予想より弱い2.3%、
英生産者物価指数コア(1月)は予想とおりの1.4%、
英小売物価指数(1月)は予想より強い−0.4%。
発表直後はポンド買い反応となるも限定的。
ユーロドルが再び1.34台を割り込み揉み合う。
スペイン債の入札では目標55億ユーロに対して55.7億ユーロ調達。
市場反応は限定的。
午後7時のG7声明では
「市場が決定する為替相場の尊重を再確認。
為替水準について目標を定めない。
各国の財政・金融政策は為替レートではなく国内に向けられる。
G7は為替市場における行動に関して緊密に連絡を取りあう。」
日財務相「日本のデフレ脱却対策は為替を目的としていないことが
G7各国から認識されたことに意義がある。
G7各国の財政・金融政策は為替レートではなく国内市場などの
目的を達成することに向けられることを再確認した。」
その後、ドル円が反発上昇。ユーロ円が126円台後半へ上昇。
ユーロドルが1.34台後半へ上昇。
ダウ先物が上昇。欧州の株式市場が前日比プラス圏へ上昇。
原油先物が97ドル台を回復。加ドルが反発。
ポンドドルが1.56台を回復。豪ドル米ドルが反発。
NY時間が近づく頃からユーロドルやユーロ円がやや反落。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.29210%に低下。
ポンドドルが再び1.56台を割り込む。
独の株式市場が反落。ダウ先物がやや反落。
独財務相「欧州に為替レートの問題はない。」
午後10時半頃からユーロドルやユーロ円が一時反発。
ダウ先物や欧州の株式市場が再び上昇。
伊10年債利回りが4.496%に低下。
一部通信社がG7当局者の話として
「G7声明は誤解されている。声明は円の過度な動きに対する
懸念を示唆したもの。日本はモスクワG20会合で焦点となる。」
午後10時55分頃からドル円やクロス円が急落。
ドル円が94円台を割り込む。ユーロドルが反落。
ユーロ円が一時125円台前半まで下落。
豪ドル米ドルが堅調に推移。
その後、ドル円やクロス円が下げ幅を縮小。
加中銀総裁「ただちに利上げが必要という状況にはない。
刺激策の緩やかな解除はいずれ必要になるだろう。雇用は良好。
G20で円について協議する公算は大きい。」
NYダウは小幅高で始まり前日終値レベルで揉み合う。
米10年債利回りは1.98%あたりで推移。
ドル円やクロス円が再び下落。ドル円は93円台前半へ下落。
NYダウはプラス圏推移に。
ドラギECB総裁「スペインは正しい軌道にある。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
ユーロのレートは長期的な平均前後にある。
ユーロ高がインフレリスクに影響するか評価する必要。
ECBの金融政策は緩和的。
ユーロに関する一部のコメントは意味がない。」
深夜12時頃からユーロドルが反発。ポンドドルが1.56台を回復。
ドル円が一時93円台を割り込む。
ユーロ円が瞬間的に1.25台を割り込む。
豪ドル米ドルが1.03台を回復。ドルストレートが堅調。
ロンドンフィックス頃から主要通貨ペアが揉み合う。
国連安保理「北朝鮮の核実験を重大な決議違反で強く非難する。」 
欧州の株式市場は前日比プラス圏で取引を終える。
NYダウが堅調に推移。
英当局「G7声明は固有の通貨や国に関してではない。」
円売り反応。ドル円やクロス円にやや反発の動き。
米3年債の入札「最高落札利回り0.411%。応札倍率3.59倍。」
NY時間後半はユーロドルがやや反落して揉み合う。
ドル円は93円台半ばへ反発。ユーロ円は125円台後半へ反発。
NY時間終盤にかけてNYダウが上げ幅をやや縮小。
米月次財政収支(1月)は予想より強い+28.8億ドル。
アトランタ連銀総裁
「経済政策担当者の遅過ぎる対応は弱い景気回復を更に複雑に。
米経済にはまだ弱さが残り今年の成長は2.0%〜2.5%を見込む。
現時点でインフレの問題はない。円相場へのコメントはしない。
通貨安戦争はない。日本の回復は米国と世界に利益。
日本がデフレサイクルを打破することが重要。」
ドル円やクロス円は小幅な揉み合いに。
米10年債利回りは1.975%。
NY原油(WTI)は97ドル台半ばで引ける。
NYダウは前日比+47.46ドルで取引を終える。

<2月13日(水)>

ルー次期米財務長官「米国は財政の持続性の経路が必要。
米国は世界の金融の安定でG20と協力が必要。」
仏財務相「為替相場の不安定な動きは望ましくない。
為替市場に介入するようECBに圧力はかけていない。」
加財務省高官「G7声明の目的は為替介入しないという
従来のコミットメントを再確認することであり、
為替の目標を設定することではない。
G7声明は市場が誤った認識に基づき
間違った決定をしないことを目指している。」
S&P「スロベニアの格付けをA−に引き下げる。」
市場反応は限定的。
ダウ先物はやや上昇。原油先物は97ドル台で推移。
オセアニア時間はポンドドルなどドルストレートがやや反発。
午前7時半頃からドル円やクロス円がやや反落。
ユーロドルがやや反落して揉み合う。
ホワイトハウス「オバマ米大統領は景気刺激策を提案へ。
米大統領が提案する景気刺激策は赤字拡大につながらず幅広い
分野の成長へ投資。成長が財政赤字縮小の最善の戦略と主張。」
午前8時頃からドル円やクロス円がやや反発して揉み合う。
豪Westpac消費者信頼感指数(2月)は前月より強い108.3%。
豪ドル買い反応。豪ドル米ドルが上昇。
日国内企業物価指数(1月)は予想より強い−0.2%、
日第三次産業活動指数(12月)は予想より強い+1.4%。
市場反応は限定的。
日経平均は前日比マイナス圏で始まる。
ダウ先物は小幅な揉み合い。
東京時間序盤は主要通貨ペアが揉み合う。
英産業連盟「四半期経済見通しを1.4%から1.0%に下方修正。」
市場反応は限定的。
日経平均が下げ幅を縮小して揉み合う。
豪ドルが堅調に推移。
韓国の株式市場はプラス圏で推移。
中国上海株式市場は春節で休み。
中尾財務官「為替レートは市場によって決定されるべき。
G7は金融政策は為替ではなく国内目的に向けられることで合意。」
フィラデルフィア連銀総裁「FRBの将来の金利ガイダンスが、
インフレ期待を高めている証拠はほとんどない。
緩和策を解除するまでは引き締め実施を始めることはできない。
FRBは財政政策を行っていると批判されてきたがその意図はない。
失業率は年内に7%近くに下がる見通し。」
オバマ大統領「最低賃金を2015年までに時給9ドルに
引き上げることを提案。EUとの貿易・投資協定を追及する。
500億ドルのインフラ投資を提案。
海外利益に対する最低税率の設定を提案。
核実験を非難する。ミサイル防衛強化を表明。」
主要通貨ペアが揉み合い推移。
午前11時半頃からドル円やクロス円がやや反落。
豪ドル米ドルやユーロドルがやや反落して揉み合う。
東京時間午後はドル円やクロス円が下落。
ドル円が93円台を割り込む。ユーロ円が125円台を割り込む。
豪ドル米ドルが再び反発。ドルストレートに反発の動き。
自民党幹事長「過度な円高水準は脱しつつある。」
午後2時頃から豪ドルがやや反落。
日経平均が一時170円超の下落。ダウ先物は揉み合い。
日首相「消費者がデフレ期待からインフレ期待に変ってきた。」
日経平均が下げ幅を縮小。
東京時間終盤にかけてドル円が83円台を回復。
日経平均は前日比−117.71円で大引け。
ソシエテ・ジェネラル第4四半期純損失4.76億ユーロ。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアが揉み合い。
ダウ先物が揉み合う。
ドル円が一時再び93円台を割り込む。
独卸売物価指数(1月)は前回値より強い前月比+0.3%。
市場反応は限定的。
ドル円がやや反発。ユーロ円や豪ドル円が反発。
仏財務相「為替は経済のファンダメンタルズを反映すべき。」 
午後4時半頃からユーロドルが上昇。ポンドドルが下落。
欧州の株式市場はまちまちの展開で始まる。
英仏の株式市場は前日比マイナス圏で推移。
独の株式市場は小幅高で推移。
ユーロドルが揉み合う推移。
スイス生産者輸入価格(1月)は予想より弱い+0.8%。
スイスフラン売り反応。
スペイン10年債利回りはやや低下して5.257%あたりで推移。
伊10年債利回りはやや低下して4.442%で推移。
ユーロドルが再び上昇。
ダウ先物は反発の後にやや反落して揉み合う。
原油先物は97ドル台で推移。
中尾財務官「先進国が国内問題を解決することが世界経済に役立つ。
世界経済は楽観的になったが慢心は出来ない。
為替相場は市場が決めるべき。コメントはしない。」
ドル円は93円台前半で揉み合い。
欧鉱工業生産指数(12月)は予想より強い+0.7%。
市場反応は限定的。
伊3年債の入札では平均落札利回りが2.3%に上昇。
午後7時過ぎからユーロが反落。
英BOE四半期インフレ・レポート
「2年後のインフレ率は金利が予想とおり推移すれば2.3%前後。
インフレ率は上昇する見通し。今後二年は2%を上回る水準。
二年後の英GDPは金利が予想とおり推移すれば1.9%前後になる。
回復は緩慢だが持続すると予想。リスクは下向き。
必要なら追加刺激策を実施する用意がある。」
ポンドが一時上昇するもその後に急落。
ポンドドルが1.56台を割り込み下落。
ユーロポンドが急上昇。ユーロドルが反発上昇。
ロシア財務省高官「円は明らかに過大評価がされてきた。
ロシアは日本が為替介入していないことを重要と考える。」
ドル円が93円台後半へ上昇。ユーロ円が126円台を回復。
ダウ先物が堅調傾向で推移。
豪ドル米ドルがやや反落。
英BOE総裁「G7は単独介入はしないと言明。
相場が動くことは大変重要。政策とレートにおいて柔軟性が必要。
いくつかの政策は為替レートにインパクトを与えるだろう。」
独当局筋「為替についてG7内で不合意はない。
G7諸国は為替レートは市場原理と認識している。
G7諸国は為替レートが政策目標でないことを受け入れている。」
LIBORドル3ヶ月物金利は0.29010%に低下。
午後9時過ぎにユーロドルが1.35台を回復。
ユーロ円が126円台後半へ上昇。
欧州の株式市場がプラス圏推移に。
原油先物が97ドル台後半へ上昇。
独のビルト紙「ECBはユーロ高が危機に見舞われた諸国の回復を
損ねると懸念している。」
午後9時半過ぎからユーロドルやユーロ円が反落。
ユーロドルが1.35台を割り込む。ユーロ円が126円台を割り込む。
ドル円がやや反落。ダウ先物がやや反落。
豪ドル米ドルがやや反発。
米小売売上高(1月)は予想とおりの+0.1%、
米輸入物価指数(1月)は予想より弱い+0.6%。
市場反応は限定的。
午後11時頃からドル円やクロス円がやや反発。
NYダウは小幅高で始まり前日終値レベルで揉み合う。
米10年債利回りは2.02%あたりで推移。
主要通貨ペアが揉み合い推移。
加財務相「G7声明は見解の一致示すもの。
日本を名指しする意図はない。」
ルー次期米財務長官「雇用創出と経済成長の促進による景気回復
の強化が優先課題。連邦財政を持続可能な道筋に戻す必要。
強いドルは米成長と競争力向上にとって最大の利益。」
米企業在庫(12月)は予想より弱い+0.1%。
市場反応は限定的。
独社会民主党がESMによる銀行への直接資金注入案を阻止に動く噂。
深夜12時過ぎ頃からユーロドルやユーロ円が反落。
ドル円がやや反落。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が56万バレル増。
原油先物が一時98ドル台に上昇。
NYダウがマイナス圏へ下落して軟調に推移。
原油先物は97ドル台前半へ反落。
深夜1時半頃からユーロドルやユーロ円がやや反発して揉み合う。
欧州株式市場は上げ幅を縮小もプラス圏で取引を終える。
前独連銀総裁「ギリシャの債務はまだ安定的な状況にはない。
おそらく独選挙後に追加支援が必要になるだろう。」
オーストリア中銀総裁「為替レートに関しては現状では
ECBが行動を起こす必要はないだろう。」
米10年債の入札「最高落札利回り2.046%、応札倍率2.68倍。」
NY時間後半は主要通貨ペアが揉み合い推移。
米10年債利回りは2.026%と2%台を回復。
NY原油(WTI)は97ドルあたりで引ける。
NYダウは前日比−35.79ドルで取引を終える。

<2月14日(木)>

オセアニア時間は豪ドル米ドルがやや上昇。
NZビジネスPMI(1月)は前月よりかなり強い55.2。
NZドルが上昇して堅調に推移。
WSJ紙「G7声明は円安のオーバーシュート回避が目的だった。」
午前7時頃からドル円やクロス円がやや下落。
日第4四半期GDP速報は予想より弱い前期比−0.1%、
日第4四半期GDPデフレータは予想とおりの−0.6%。
一時円売り反応となるも限定的。
内閣府「2012年第4四半期実質GDPは3期連続マイナス。
第4四半期名目GDPは3四半期連続マイナス。
民間最終消費が2四半期ぶりプラスへ。
冬物衣料など季節要因が押し上げ。
設備投資は4四半期連続マイナス。」
日経平均は前日比プラス圏で始まる。
豪ドル米ドルが反落。ポンドドルが軟調傾向で推移。
報道「緊急経済対策などを盛り込んだ2012年度補正予算案が
衆議院予算委員会で可決。」
日本経済研究センター理事長(岩田前日銀副総裁)
「1ドル90円から100円までは均衡への回帰。
目標物価2%の達成には円高是正が必要不可欠。
金融拡大策として政府・日銀共同基金での外債購入も。」
日経平均が上げ幅をやや拡大。
仲値過ぎにドル円やユーロ円などクロス円が反発上昇。
原油先物は97ドル台前半で推移。
アジアの株式市場はまちまちの展開。
中国上海株式市場は春節で休み。
ダウ先物がやや堅調傾向の揉み合い。
韓国中銀「日本の拡張的な政策は経済に不透明感を与える。」
11時頃からドル円やクロス円がやや反落。
日銀が政策金利と金融政策を据え置く。
日銀声明「資産購入基金等の規模を全会一致で据え置き。
景気は下げ止まりつつある。
海外経済は持ち直しに向け動きも見られる。
物価目標のもと金融緩和推進し早期の実現を目指していく。」
宮尾委員が物価2%を見通せるまでゼロ金利継続を提案も否決に。
日経平均が一時100円超の上昇もその後に上げ幅を縮小。
ドル円やクロス円が一時上昇も限定的。
ドルストレートがやや軟調傾向の揉み合い。
日経平均は前日比+55.87円で取引を終える。
BNPパリバ第4四半期決算では純利益が5.14億ユーロ。
ダウ先物はやや軟調な揉み合い。
仏第4四半期GDP速報は予想より弱い前期比−0.3%。
市場反応は限定的。
ドル円やクロス円が堅調傾向で推移。
午後4時近くからユーロドルなどドルストレートが下落。
独第4四半期GDP速報は予想より弱い前期比−0.6%。
ユーロ売り反応。ユーロドルが1.34台を割り込む。
ユーロ円が125円台前半へ下落。ドル円がやや反落。
ダウ先物が軟調に推移。
ギリシャ失業率(11月)は過去最悪の27.0%。
日銀総裁「金融政策は為替に影響を与えるのが目的ではない。
金融政策はあくまで自国経済の安定のため。
14年度中に物価目標1%に達する可能性が開けつつある。」
ドル円は揉み合い。
仏第4四半期非農業部門雇用者は予想とおりの前期比−0.2%。
市場反応は限定的。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で始まる。
ユーロ円やユーロドルががやや反発。
ポンドドルが一時1.55台を割り込む。
欧州の株式市場が反発上昇。ダウ先物がやや反発。
ドルストレートやクロス円が反発。NZドルが堅調に推移。
ユーロドルが1.34台を回復。ポンドドルが1.55台を回復。
伊第4四半期GDP速報は予想より弱い前期比−0.9%。
欧ECB月例報告「金融政策は依然として緩和的。
ユーロの上昇はインフレを下振れさせるリスク。
2013年インフレ率を1.8%に下方修正。
2013年GDPを0.0%に下方修正。2013年失業率を12.1%に悪化修正。」
ユーロ売り反応。ユーロドルが再び1.34台を割り込む。
欧州の株式市場やダウ先物が再び反落。
欧第4四半期GDP速報は予想より弱い前期比−0.6%。
ユーロ売り反応。ユーロ円が125円台を割り込む。
欧州の株式市場がマイナス圏推移。
豪ドル米ドルが反落。
報道「G20は外債購入が為替市場に与える影響を協議する見込み。」
コンスタンシオECB副総裁
「日本が為替レートを目標にしているとは言い難い。
政策は為替に影響し得る。通貨戦争の話は大げさ。
為替レートは政策目標になるべきでない。
マイナス金利は常に可能。ECBは為替レートを目標としない。」
午後7時半頃からユーロ円が124円台前半へ下落。
ドル円が下落。クロス円が軟調に推移。
LIBORドル3ヶ月物金利は前日と同水準の0.29010%。
原油先物は96ドル台で推移。
NY時間が近づく頃からドル円やクロス円がやや反発。
ドルストレートがやや反発。
ダウ先物や欧州の株式市場がやや反発。
伊10年債利回りはやや低下して4.394%あたりで推移。
米新規失業保険申請件数は予想より強い34.1万件。
発表直後はドル買い反応となるも限定的。
その後、ドル円やクロス円がやや反落。
豪ドル米ドルは反発。ボンドドルが再び1.55台を割り込む。
NYダウは前日比マイナス圏で始まる。
米10年債利回りは2.03%あたりで推移。
原油先物は97ドル台で推移。
ドル円が一時93円台を割り込む。
ユーロ円が一時124円台を割り込む。
G20草案「通貨安戦争の自制を確約。不均衡是正をコミット。
為替レートの不均衡回避。全ての面で保護主義を否定。
日米は財政不均衡解消を。G20諸国は重大なリスクが残存。
世界経済の成長が依然弱いと認識。」
NYダウが下げ幅を縮小。
ドル円やクロス円は軟調に推移。
IMF報道官「通貨は適正から大きく乖離していない。
通貨安戦争の議論は過熱気味。」
英BOEのブロードベント委員
「英BOEは英国を支援する新たな政策にオープン。
英経済は2013年に改善する可能性。」
ポンドドルは1.55を挟んでの上下動の揉み合い後に再び軟調。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で取引を終える。
豪ドル米ドルがやや反落。
NY時間後半にドル円やクロス円がやや反発。
米30年債の入札「最高落札利回り3.180%、応札倍率2.74倍。」
セントルイス連銀総裁「FRBは無制限の債券買い入れに転じ、
利上げ開始に関する数値目標も導入。現在の政策スタンスは
2012年と比べて大幅に緩和的。」
NY時間終盤にかけてドル円やクロス円が再び下落。
ドル円が93円台を割り込む。ユーロ円が124円台を一時割り込む。
IMF「加は景気悪化の場合に一段の金融緩和の余地。
家計債務の上昇には行動する必要。
加の住宅価格はファンダメンタルズを10から15%上回る水準。」
加の経済見通しへのリスクは下向き。」
市場反応は限定的。
米10年債利回りは1.997%。
NY原油(WTI)は97ドル台前半で引ける。
NYダウは前日比−9.52ドルで取引を終える。

<2月15日(月)>

NZ第4四半期小売売上高指数は予想より強い+2.1%。
NZドル買い反応。NZドルが堅調に推移。
オセアニア時間はドル円やクロス円がやや反発。
ドルストレートがやや反発。
ユーロ円が124円台を回復。
ダウ先物は小幅な揉み合い。
東京時間が近づく頃からドルストレートがやや反落。
豪RBAのエドワーズ理事「豪ドルの水準は信じられないほど高い。
輸出企業にとって障害となっている。」
豪ドル売り反応。
日経平均は前日比マイナス圏で始まり軟調に推移。
東京時間序盤は一時ドル円やクロス円が反発。
ドル円が一時93円台を回復。
WSJ紙「安倍首相が次期日銀総裁をめぐり麻生財務相と対立。」
仲値前にドル円やクロス円がやや反落。
ドル円が再び93円台を割り込む。ユーロ円が124円台を割り込む。
日経平均が一時120円超の下落。
アジアの株式市場は軟調ながらまちまちの展開。
中国上海株式市場は春節で休み。
ダウ先物がやや反落。
午前10時半過ぎからドル円やクロス円がやや反発。
山本元経済産業副大臣「各国が金融緩和による通貨安競争を
展開することは世界経済の成長に資するもので問題ない。
1ドルは95円から100円程度が適正水準。」
ドル円が一時93円台を回復。ユーロ円が124円台を回復。
日経平均が前引けにかけて下げ幅をやや縮小。
午前11時半頃からドルスレートがやや反発。
ポンドドルが1.55台を回復。豪ドル米ドルが反発。
ロイター「日銀総裁人事は最終局面。
元財務次官で前日銀副総裁の武藤氏を中心に絞り込みが進む。」
正午頃からドル円やクロス円が一段安。
ドル円が一時92円台前半へ下落。
ユーロ円が一時123円台前半へ下落。
日経平均は240円超の下落。ダウ先物が反落。
日鉱工業生産確報(12月)は速報値より弱い+2.4%。
日銀金融経済月報「景気の現状判断を2ヶ月連続で上方修正。
景気は下げ止まりつつある。輸出の先行きは海外経済が
減速から脱していくにつれ持ち直しに転じていく。
生産の先行きは輸出の改善にあわせて次第に持ち直していく。」
一部通信社がロシア財務次官の談話として
「G20為替声明の文言に日本への特別な言及はない見通し。
G20のコミュニケでは通貨戦争という文言はないだろう。」
午後2時頃からドル円やクロス円が反発。
日経平均が下げ幅を縮小。
ドルストレートがやや反落。
日経平均は前日比−133.45円の11173.83円で週取引を終える。
ダウ先物がやや反発。原油先物は97ドル台で推移。
独連銀総裁「ECBはユーロの為替レートの操作は慎む。
ユーロの相場はファンダメンタルズにほぼ一致。
ECBはユーロを押し下げるために利下げをしないだろう。」
ユーロが一時急伸。ユーロ円が一時124円台を回復。
ドル円がやや上昇。
オーストリア中銀総裁「2013年のユーロ圏の経済成長率は
−0.2%から−0.3%になるだろう。」
ユーロが上昇幅を縮小して反落。
日官房長官「日銀人事は任期に間に合うように指示する。
市場の評価ではなく大胆な緩和に協調できるかを念頭。」
午後4時過ぎからドル円やクロス円が再び反落。
欧州の株式市場は前日終値レベルでまちまちの展開で始まる。
スペイン10年債利回りは5.210%に上昇。
欧州の株式市場が下落して前日比マイナス圏推移に。
後5時過ぎにユーロドルが下落。ユーロ円が下落。
ドル円が92円台前半へ下落。ユーロ円が一時123円台を割り込む。
原油先物は97ドル台前半で推移。
ドラギECB総裁「ユーロの為替レートは目標ではない。
ユーロ相場は長期平均の付近。
為替レートに関する騒ぎは自滅的な結果につながる。
為替は成長とインフレにとって重要。
政策金利は実際にそうとうに低い。」
ユーロの下落が一服。
欧州の株式市場が一時やや下げ幅を縮小。
ダウ先物は軟調傾向の揉み合い。
その後、ユーロが再び軟調に推移。
英小売売上高指数(1月)は予想より弱い前月比−0.6%。
ポンド売り反応。ポンドドルが1.55台を割り込み下落。
ポンド円が143円台を割り込む。
原油先物は96ドル台へ下落。豪ドル米ドルが反落。
欧州の株式市場が軟調に推移。
欧貿易収支(12月)は予想より弱い+117億ユーロ。
伊経常収支(12月)は前月よりかなり強い23.62億ユーロ。
豪財務相「日本が国内目的で財政・金融政策を使う限り適切。」
午後7時頃からドル円やユーロ円などクロス円が反発。
ダウ先物や欧州の株式市場が反発をみせて揉み合う。
ドル買いがやや優勢の揉み合い推移。豪ドル米ドルがやや軟調。
LIBORドル3ヶ月物金利は前日と同水準の0.29010%。
NY時間序盤はドルストレートがやや軟調に推移。
一部通信社がG20筋の情報として
「金融政策の目的についての文言は除外。
為替の過度な変動や無秩序な動きを回避するとの前回の文言再表明。
為替レートをターゲットにしないとのコミットメントに言及はない。
G20は声明を巡る議論で日本を名指ししなかった。」
午後10時過ぎにドル円が上昇して93円台を回復。クロス円が反発。
ユーロドルが一時反発。ユーロ円が124円台を回復。
ダウ先物や欧州の株式市場がやや反発。
バーナンキFRB議長「米経済は健全かつ力強い状況からは程遠いが、
米経済の回復は世界経済の回復に寄与している。」
米NY連銀製造業景気指数(2月)は予想よりかなり強い+10.04。
ドル円やクロス円が上昇。ユーロドルが反発上昇。
加製造業売上高(12月)は予想より弱い前月比−3.1%。
加ドル売り反応。豪ドルは軟調に推移。
原油先物は95ドル台に下落。
IMF専務理事「最近のユーロの上昇と円の下落は政策の結果。」
対米証券投資(12月 ネット長期フロー)は予想より強い+642億ドル。
米鉱工業生産指数(1月)は予想より弱い−0.1%、
米設備稼働率(1月)は予想より強い79.1%。
市場反応は限定的。ドル円やクロス円は堅調に推移。
NYダウは小幅高で始まる。
米10年債利回りは2.01%あたりで推移。
ポンドドルが1.55台を回復。
クリーブランド連銀総裁「2013年の米成長率は2.5%を若干上回る。
来年は3%程度を期待。失業率は今年は7.5%。来年末に7.0%程度。
FRBの資産購入からの利益はいずれ喪失する可能性。
QE3には信用リスクや金利やインフレリスクが内包。」
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)は予想より強い76.3。
市場反応は限定的。
浜田内閣官房参与「最近の日本の株高や円安は、金融政策が
経済に実質的な効果をもたらし得ることを示している。
日本が国内の物価目標に焦点をあてている限り為替操作ではない。」
深夜12時頃からドル円やクロス円が再び上昇。
ユーロドルやポンドドルが上昇。豪ドル米ドルが1.03を割り込む。
ユーロ円が125円台を回復。ポンド円が145円台を回復。
その後、欧州の株式市場が反落。NYダウが上げ幅を縮小。
ロンドンフィックス頃からドル円やクロス円がやや反落して揉み合う。
独仏の株式市場が前日比マイナス圏で取引を終える。
英の株式市場は前日終値レベルの小幅高で取引を終える。
NYダウが前日比マイナス圏へ一時反落。
日財務相「日本の政策の説明に対して賛成とか反対とか
特に意見はなかった。日本の政策目標はデフレであり通貨ではない。
円安は政策の結果として起こっていてターゲットではない。
新興国側から先進国政策の波及効果に
留意すべきとの意見があった。」
米3連休を控えNY時間終盤にかけて主要通貨ペアが揉み合い推移。
加BOC総裁「住宅市場は今後2から3年で一段の調整の可能性。」
米10年債利回りは2.007%。
NY原油(WTI)は95ドル台後半で引ける。
NYダウは前日比+8.37ドルの13981.76ドルで週取引を終える。


●今週の主な予定

<2月18日(月)>

※米・加が休日です。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(2月)、
午後3時に日機械受注確報(1月)、
午後6時に欧経常収支(12月)、
夜11時半からドラギECB総裁の公聴会での証言、
などが予定されています。

<2月19日(火)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨(1月分)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後2時に日景気先行CI指数改訂値(12月)、
同午後2時に日景気一致CI指数改訂値(12月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(2月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(2月)、欧建設支出(12月)、
夜10時半に加卸売売上高(12月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(2月)、
深夜2時15分からスイスSNB総裁の講演、
などが予定されています。
豪・独の指標には注目です。

<2月20日(水)>

朝6時45分にNZ第4四半期生産者物価指数、
朝8時に豪景気先行指数(12月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(1月)、
午後1時半に日全産業活動指数(12月)、
午後4時に独消費者物価指数(1月)、独生産者物価指数(1月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数(1月)、
午後6時半に英失業率(1月)、英失業保険申請件数(1月)、
同午後6時半に英BOE議事録、
夜10時半に米住宅着工件数(1月)、米建設許可件数(1月)、
同夜10時半に米生産者物価指数(1月)、米生産者物価指数コア(1月)、
深夜12時に欧消費者信頼感指数速報(2月)、
深夜4時に米FOMC議事録(1月分)、
などが予定されています。
(日)・英・米の指標には注目です。

<2月21日(木)>

午後4時にスイス貿易収支(1月)、
午後5時半前に独製造業PMI速報(2月)、
同午後5時半前に独サービス業PMI速報(2月)、
午後6時前に欧製造業PMI速報(2月)、
同午後6時半前に欧サービス業PMI速報(2月)、
夜10時半に米消費者物価指数(1月)、米消費者物価指数コア(1月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米中古住宅販売件数(1月)、米景気先行指標総合指数(1月)、
同深夜12時に米フィラデルフィア連銀景況指数(2月)、
などが予定されています。
独・(欧)・米の指標には注目です。

<2月22日(金)>

朝7時半に豪RBA総裁の講演、
午後4時に独第4四半期GDP確報、独第4四半期個人消費確報、
午後6時に独IFO景況指数(2月)、
夜10時半に加消費者物価指数(1月)、加小売売上高(12月)、
などが予定されています。
独・加の指標には注目です。
そして、日米首脳会談が予定されています。
また、24日(日)には伊の総選挙が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://www.forexpros.jp/economic-calendar/
が参考になります。


<今週(2月18日-2月22日)のドル・円・ユーロの注目点>

米ドルについては、先週はドルインデックスが80.25で始まり週半ば
にかけて79.84あたりまで下落しましたが、その後は週末にかけて堅
調に推移して80.58で週の終値となりました。
LIBORドル3ヶ月物金利は低下して週末に0.29010%になりました。
また、米10年債利回りは週末に2.007%と2%台を回復しました。
そして、NYダウは週間で11.21ドル下落して13981.76ドルと前週に続
き揉み合い相場になりました。

先週のドル円相場は週初11日に92.73で始まり東京市場が休みの中、
やや軟調傾向の揉み合いを経て、ロンドン時間に日銀総裁候補の黒田
アジア開発銀行総裁の「日銀は物価目標達成のため年内の追加緩和を
正当化できる。」との発言も材料視されたか堅調推移となって83円台
を回復しました。その後、揉み合いとなりましたが、NY時間終盤に
ブレイナード米財務次官が「日本の成長支援・デフレ脱却に向けた措
置を支持する。」と発言したことを契機に急伸して12日のオセアニア
時間に週高値となる94.46まで上昇しました。その後、日経平均の堅調
の中、北朝鮮の核実験の実施報道に地政学的リスクを回避する動きも
あり一時94円台を割り込み上下動の揉み合いになりました。その後、
ロンドン時間前半にG7声明が発表されて、日財務相の「日本のデフレ
脱却対策は為替を目的としていないことがG7各国から認識されたこと
に意義がある。」との発言に94.40まで上昇しましたが、その後に
一部通信社がG7当局者の話として「G7声明は誤解されている。声明は
円の過度な動きに対する懸念を示唆したもの。日本はモスクワG20会合
で焦点となる。」と報道したことを契機に反落して、ロンドンフィッ
クスにかけて一時83演台を割り込み下落しました。その後、英当局が
「G7声明は固有の通貨や国に関してではない。」との見解を示したこ
とやアトランタ連銀総裁の「通貨安戦争はない。日本の回復は米国と
世界に利益。日本がデフレサイクルを打破することが重要。」との
発言もあり93円台半ばへと反発して揉み合いになりました。その後、
13日の東京時間は日経平均が一時170円超の下落となったこともあっ
て再び83円台を割り込みましたが、ロンドン時間前半にロシア財務省
高官の「円は明らかに過大評価かされてきた。ロシアは日本が為替介
入していないことを重要と考える。」との発言や、独当局筋の「G7
諸国は為替レートが政策目標でないことを受け入れている。」との
発言に93円台後半へ反発する展開になりました。その後、加財務相
の「G7声明は見解の一致を示す。日本を名指しする意図はない。」
との発言や、ルー次期米財務長官の「強いドルは米成長と競争力向
上に最大の利益。」との発言や、弱い結果となった日第4四半期GDP
速報には反応薄でしたが、岩田前日銀副総裁の「1ドル90円から100
円までは均衡への回帰。目標物価2%達成には円高是正が不可欠。
金融の拡大策として政府・日銀共同基金での外債購入も。」との発言
に上昇をみせるも、コンスタンシオECB副総裁の「日本が為替レート
を目標にしているとは言い難い。」との発言にも反応薄で、14日のロ
ンドン時間序盤まで93円台半ばでの上下動の揉み合いが続きました。
その後、G20草案の「通貨安戦争の自制を確約。不均衡是正をコミッ
ト。為替レートの不均衡回避。」などが伝わると軟調推移となって、
15日のオセアニア時間に93円台を割り込む展開になりました。
その後、山本元経済産業副大臣が「各国が金融緩和による通貨安競争
を展開することは世界経済の成長に資するもので問題ない。1ドルは
95円から100円程度が適正水準。」と発言したことを契機に一時93円
台を回復するも、日経平均の軟調を背景に、「日銀総裁人事は最終局
面。元財務次官で前日銀副総裁の武藤氏を中心に絞り込みが進む。」
との報道を契機に軟調推移となり92円台前半まで下落しました。
その後、一部通信社がロシア財務次官の談話として「G20為替声明の
文言に日本への特別な言及はない見通し。」と報じたことで反発を
みせるも、再び下落してロンドン時間前半に週安値となる92.22まで
下落する展開になりました。その後、一部通信社がG20筋の情報とし
て「金融政策の目的についての文言は除外。G20は声明を巡る議論で
日本を名指ししなかった。」と報じたことを契機に急反発に転じて、
浜田内閣官房参与の「日本が国内の物価目標に焦点をあてている限り
為替操作ではない。」との発言や、NY連銀製造業景気指数が予想より
かなり強い+10.04となったことも後押ししてロンドンフィックスに
かけて93.83まで上昇しました。その後、米3連休を控えての調整も
あったか93.50で週の取引を終えました。

今週のドル円相場では、上昇になった場合は、まずは週末高値93.83
のポイント及び94.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は先週高値の94.46のポイント、さらに上昇した
場合は2010年5月5日の終値の93.83から95.00の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。95.00は購買力平価での均衡水準でもあり、
ターゲット・ポイントになりますので強い上値抵抗となりそうです。
一方、下落となった場合は、まずは14日東京時間の揉み合い下辺の
93.15アラウンドから93.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は13日安値の92.90のポイント、さらに
下落した場合は先週安値の92.22から8日安値の92.17のポイント、
ここを下抜けた場合は92.00の「00」を巡る攻防が注目されます。

さて、先週のドル円はG7やG20を巡る要人発言やニュース・ヘッド
ラインに揺れる相場展開になりましたが、16日に発表されたG20声明
では金融政策での「日本名指し」は回避されて、「為替レートの継続
したファンダメンタルズからの乖離を避けるため、市場が決定する
為替相場精度や為替の柔軟性にいっそう迅速に移行する。(中略)通
貨安競争を回避する。競争的な目的に為替レートを用いない。(中略)
国内の目的のために実施された政策が他国に及ぼす負の波及効果に
関する作業の結果を見守る。欧州や米国、日本の重要な政策行動、
中国経済のおかげで世界経済に対するテールリスクが後退し金融市
場の状況も改善した。」(引用:ロイター)との文言になりました。
ビッグイベントが無事に通過となったことで、一旦のターゲットと
なる95.00を目指しての相場展開となる可能性がありそうです。

ただ、日本政府が月内にも次期日銀総裁の人事案を提出する予定とな
っていて、先週末には「日銀総裁人事は最終局面。元財務次官で前日
銀副総裁の武藤氏を中心に絞り込みが進んでいる。」との報道に円買
い動意となる場面がみられたように、次期日銀総裁人事を巡るニュー
ス・ヘッドラインには注意が必要となりそうです。市場では「金融緩
和に積極的な学者なら円売り継続、財務省OBなら円買い。」とのコン
センサスが形成されているようです。

また先週、「ソロス・ファンド、円安見込む取引で10億ドルの利益」
(WSJ紙)という記事も話題となっていましたが、11月14日の野田前首
相の解散発言以来の円安も対ドルで20%ほど進行していることで、
利食いの動きとなる可能性も排除はできなく、一旦のターゲットと
なる95.00手前あたりでは利食い反落の動きにも注意が要りそうです。


先週のユーロドル相場は、週初11日に1.3368で始まりNY時間のロンド
ンフィックス頃に独連銀総裁が「ユーロは著しく過大評価はされてい
ない。ユーロ安を目指すのはインフレを加速させる恐れ。ECBは債務
危機への対応でこれ以上の行動をとるべきではない。」との発言に
一時1.3427まで急伸しましたが、その後に仏財務相の「ユーログルー
プはユーロ高の景気への影響を監視すべき。」との発言や、翌12日に
北朝鮮の核実験に絡む地政学的リスクを回避するドル買い動意もあり
しばらく揉み合いが続く展開になりました。その後、12日のロンドン
時間前半にG7声明が発表されて、日財務相の「日本のデフレ脱却対策
は為替を目的としていないことがG7各国から認識されたことに意義が
ある。」との発言にユーロ円が126円台後半へ上昇して、ダウ先物や
欧州の株式市場も反発したことで、ユーロ円の急伸に伴う連れ高と
リスク選好動意に1.3466あたりまで上昇する展開になりました。
その後、一部通信社がG7当局者の話として「G7声明は誤解されてい
る。声明は円の過度な動きに対する懸念を示唆したもの。日本はモ
スクワG20会合で焦点となる。」と報じたことでユーロ円が下落して
ユーロドルが連れ安となるも、ドラギECB総裁の「スペインは正しい
軌道にある。(中略)ユーロのレートは長期的な平均前後にある。
ユーロに関する一部のコメントは意味がない。」との発言もあり、
NYダウの堅調も背景に再び反発して1.3475あたりまで上昇しました。
その後、しばらく揉み合いとなりましたが、翌13日のロンドン時間
前半の英BOE四半期インフレ・レポートに伴うポンドの下落にユーロ
ポンドが急上昇して、またロシア財務省高官の発言に伴うユーロ円
の上昇もあり、ダウ先物の堅調も背景に、NY時間序盤にかけて週高値
となる1.3519まで上昇する展開になりました。しかしその後、独のビ
ルト紙が「ECBはユーロ高が危機に見舞われた諸国の回復を損ねると
懸念している。」と報じたことを契機に反落して、独社会民主党が
ESMによる銀行への直接資金注入案を阻止に動くとの噂も飛び交った
ことでロンドンフィックスにかけて1.3426まで下落しました。
その後、翌14日の東京時間にかけて小幅な揉み合いとなりましたが、
ロンドン時間に相次いで発表された仏独欧の第4四半期GDP速報が弱
い結果となり、ギリシャ失業率も過去最悪の27.0%となり、ECB月例
報告で「ユーロの上昇はインフレを下振れさせるリスク。2013年イン
フレ率を1.8%に下方修正。2013年GDPを0.0%に下方修正。2013年失
業率を12.1%に悪化修正。」が示されたこともあって、1.24台を割り
込み急落して、NY時間が始まる前頃に1.3315まで下落する展開になり
ました。その後、揉み合いながらも上昇に転じ、翌15日のロンドン時
間序盤に独連銀総裁が「ECBはユーロの為替レートの操作は慎む。ユ
ーロの相場はファンダメンタルズにほぼ一致。ECBはユーロを押し下
げるために利下げをしないだろう。」との発言に1.3392まで反発する
展開になりました。しかしその後、オーストリア中銀総裁の「2013年
のユーロ圏の経済成長率は−0.2%から−0.3%になるだろう。」との
発言や、スペイン10年債利回りが5.210%に上昇したことなどで反落
して、NY時間序盤に週安値となる1.3306まで下落する展開になりまし
た。その後、一部通信社がG20筋の情報として「金融政策の目的につい
ての文言は除外。G20は声明を巡る議論で日本を名指ししなかった。」
と報じたことを契機にユーロ円が急反発に伴う連れ高でロンドンフィ
ックス前に1.3375まで上昇して、1.3358で週の取引を終えました。

今週のユーロドルでは、上昇になった場合は、まずは先週末15日高値
の1.3392から1.3400の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は、14日のロンドン時間のターニングポイントの
1.3413から13日安値の1.3426のポイント、さらに上昇した場合は14日
のオセアニア時間から東京時間にかけての揉み合い上辺の1.3450アラ
ウンドのポイント、ここを上抜けた場合は1.3500の「00」ポイントか
ら先週高値の1.3519のポイント、ここを上抜けた場合は7日高値の
1.3577のポイントさらに上昇した場合は1.3600の「00」ポイントで
の攻防が注目されます。
一方、下落となった場合は、まずは先週安値の1.3306から1.3300の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は
1月24日ロンドン時間の安値1.3286のポイント、さらに下落した場
合は1月23日ロンドンフィックスの安値1.3264から1月16日安値の
1.3256のポイント、ここを下抜けた場合は1.3200の「00」ポイント、
さらに下落した場合は12月21日ロンドンフィックスの1.3158のポイ
ントを巡る攻防が注目されます。

さて、先週のユーロドルは、ユーロ高懸念やG7やG20にかかわる要人
発言およびニュース・ヘッドラインに揺れるも、週足レベルでは、
わずか10Pips下落の「行って来い」相場となりました。

ユーロ圏諸国の第4四半期GDP速報がこぞって弱かったことは注目さ
れましたが、底打ちしつつあるとの観測もあるようです。ユーロ高
懸念については「景気への影響を監視すべき。」とはしながらも、
「レートの水準は長期的な平均前後にある。」として、「ユーロの
相場はファンダメンタルズにほぼ一致。ECBはユーロを押し下げる
ために利下げはしない。」ということで一件落着となったようです。

G7とG20とイベントが通過したことで、要人発言リスクは低下して、
24日の伊の総選挙や重要経済指標へ市場の関心が向かいそうですが、
18日の夜11時半からドラギECB総裁の公聴会での証言や、19日の独の
ZEW景況感調査、21日の独製造業PMI速報や独サービス業PMI速報、
そして22日の独IFO景況指数などが材料とはなるも、今週もレンジ
相場となる可能性がありそうです。


さて今回は、トレードと凡事のお話 その42 です。

前回からの続きのお話です。

投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。

「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」

相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。

今回は「トレードと凡事」その第四十二話です。

それでは、はじまり、はじまり〜。^^


『おい、ジイさん。先週はG7やG20や次期日銀総裁人事を巡る
 ニュースや要人発言に相場がけっこう揺れたな。』

「ふむ。週足レベルではそれほどの動きでもなかったようじゃが、
 上げ下げ忙しい相場じゃったのう…。」


『さて、今日はいよいよハーネカー氏にも似た
 「偉大なる10Pips」の“あの人”の話だな。』

「ふむ…。その予定ではあったのじゃが、
 その前に大切な“あの事”も話しておかねばなるまい…。」

『大切な“あの事”だって?』

「前回四十一話では、日あたり勝ち負けトータルでの
 『アベレージ+10Pips』は決してバカにできるものではなく、
 口座資金に対してレバレッジ10倍程度の運用の場合では
 1年で口座資金が3.4倍にもなる可能性のお話をしたが…。」

『……。』

「これは、レバレッジ10倍程度の運用の場合では、
 日あたり勝ち負けトータルでの『アベレージ+5Pips』でも
 1年で口座資金が2倍以上になる可能性があることを示し、
 また、レバレッジ5倍程度に抑えた運用の場合でも、
 日あたり勝ち負けトータルでの『アベレージ+10Pips』では、
 1年で口座資金が2倍以上になる可能性を示すものなのじゃ。」

『言い換えれば、レバレッジ10倍程度の運用の場合では、
 「2日でわずか+10Pips」でさえも、
 1年で口座資金が2倍以上になる可能性ということになるが、
 感覚的にはにわかに信じられないくらいだなぁ…。』

「トレーダーであれば、5Pipsや10Pipsを獲得したことは
 ほとんど誰もが日常的に経験しているものじゃが、これが、
 日あたり勝ち負けトータルでのアベレージということでは、
 まさに『たかが10Pipsされど10Pips』ということじゃのう…。」

『誰もが「すぐそこに手を伸ばせば届きそう」なくらいだ…。』

「ところがじゃ。現実は違う…。正確な統計調査は知らぬが、
 トレーダーの9割近くが資金を減らしておるのが現実じゃ。」

『鼻で笑う5Pipsや10Pipsの獲得はおろか、実際はトータルで
 マイナス獲得Pipsのトレーダーがほとんどということか…。』

「そうじゃ…。とても奇妙なことだとは思わぬかね?
 ナゼこうなってしまうのか?」

『ちょっと考えると不思議なくらいだなぁ。
 5Pipsや10Pipsなんて手を伸ばせばすぐに届きそうなのに、
 トータル収支ではマイナス獲得Pipsとなってしまう…。』

「なぜそうなってしまうのか…。
 それは『たった2つの理由』によるものなのじゃ…。」

『おい、ジイさん。それは何だ?』

「それはじゃのう…。」

『おい、気を持たせるなよ。早く言えよ。』

「『勝つことしか考えていない』ことと、
 『負けることを極端に忌み嫌う』からじゃ。」

『さっぱ、意味わかんねーし。』

「『勝つことしか考えていない』ゆえに、
 勝とうとばかり考えて、待つ休むができずに、
 『過剰頻度のトレード』を繰り返してしまう。」

『……。』

「そして、『負けることを極端に忌み嫌う』ゆえに、
 結果として損切りを遅延させて『損大』となったり、
 トレンドに逆らうナンピンをして『致命的損大』となることを
 いつまでたっても繰り返してしまうからなのじゃ…。」

『……。』

「また、負けたことに怖気(おじけ)づいて固まり、やって来た
 『真のチャンスに乗れない』などということもあるがのう…。」

『……!』

「つまりじゃ…、
 『過剰頻度のトレード』と『損大』こそが
 いつまでたっても勝てない2大事由なのじゃのう。」

『……。』

「過剰頻度の無駄トレードは、自らの意思により、
 トレードを厳選していくことで抑えていくことが出来るし、
 また、不確実性のある相場では
 利大は簡単ではないとしても、『損大を避ける』ことは
 トレーダーの自らの意志だけで出来ることじゃ。」

『……。』

「これらは、手法の問題などではなく
 トレーダー自身のマインドの問題であり、
 その気になればいつでも解決できる事ながら、
 かつてジイもいやというほど経験してきたがのう…、
 それがいつまでたっても出来ないものなのじゃよ。
 負けているトレーダーのうちは…。」

『……。』

「でも、この重要な問題の根底が、
 自身のマインドにあることには気づかず、
 手法ばかりを追い求めてしまうものなのじゃのう…。」

『じゃぁ、『過剰頻度のトレード』と『損大』さえ、
 トレーダー自らの意思で治していけば、
 トレードにトータルで勝てる可能性があるということか?』

「ふむ…。それさえ出来れば、
 鼻で笑う「2日でわずか+10Pips」でさえもよいのじゃよ。
 『手を伸ばせばすぐに届きそうな』その目標は、
 達成できる可能性が充分にあるのではなかろうかのう…。」

『……!』

「それでは次回にいよいよハーネカー氏にも似た
 「偉大なる10Pips」の“あの人”の話をさせてもらうとしよう。」

『今日も話が長くなってるが、また“あの人”の話はお預けかい。
 連ドラみたいに、ずいぶん話を引っ張るもんだぜ。
 しかたねぇ、来週もまた楽しみにしておいてやらぁ…。』


なーんちゃって。
またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m

ではまた来週。

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