FX トレードと凡事のお話 その7


G8で米国に一番乗りしたオランド仏新大統領ですが、
会食の席ではオバマ米大統領のすぐ横だったそうです。
将来、「オバンド」とか新造語ができるかもしれませんね。^^

●先週の主な出来事

<5月14日(月)>

独の最大州のノルトライン・ウェストファーレンでの議会選挙では
メルケル首相率いるCDUが大敗しました。
ドル買い動意が優勢で市場が始まりました。
ユーロが下窓を空けて始まり1.29台を割り込みました。
ドル円が小さな上窓を空けて始まりました。
ダウ先物が下落して始まりました。
欧州委員会が、
「ギリシャのリアルニュース日曜版が伝えた、EU、IMF、ECBが
欧州寄りの政権が誕生した場合に金融支援合意について
6つの重要な見直しを行なう用意がある、との報道を否定する。」
との発表をしました。
NZ第1四半期小売売上高は予想より弱い−1.5%になりました。
NZドル売り反応がみられました。
読売新聞が、
「ギリシャ総選挙後の連立交渉は第3党の財政緊縮策支持派の
全ギリシャ社会主義運動のエバンゲロス・ベニゼロス党首が、
パプリアス大統領に会い交渉の失敗を報告。
大統領は13日に全政党党首と会談して連立政権樹立に向けた
最後の調整に乗り出す。調整は不調に終わるとの見方が大勢。
再選挙はほぼ不可避な情勢となっている。」
との観測報道をしました。
その後、ユーロドルなどドルストレートが反発しました。
ユーロドルが一時1.29台を回復しました。
ドル円が上昇して80円台を回復しました。
クロス円が反発しました。
ダウ先物が反発をみせました。
日国内企業物価指数(4月)は予想よりは強い−0.2%になりました。
日経平均は前週末比プラス圏で始まりました。
仲値を過ぎた頃から主要通貨ペアが反落する展開になりました。
豪住宅ローン許可件数(3月)は予想より強い+0.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
ユーロドルが再び1.29台を割り込みました。
豪ドル米ドルが一時パリティを割り込む場面がありました。
ドル円が反落して一時80円台をわずかに割り込む場面がありました。
クロス円が反落しました。
アジア株式市場は上昇して始まった後に反落する展開になりました。
ダウ先物がやや反落して揉み合いになりました。
日経平均が前週末比マイナス圏へ反落しました。
原油先物は軟調傾向で推移しました。
その後、ドルストレートがやや反発をみせて揉み合いました。
上海株式市場や香港株式市場などが再びプラス圏へ反発しました。
東京時間午後は日経平均が前週末比プラス圏へ反発しました。
格付け会社のフィッチが、
「中国の今年のGDP成長率は8%を予想する。
中国のハードランディングは予想していない。
中国の短期的な見通しはそれほど懸念していないが、
中国の中・長期の見通しには一段と懸念している。」
などの見解を発表しました。
東京時間後半はややドル売り傾向での揉み合いになりました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャのユーロ離脱リスクは同国の銀行にマイナス。
債務負担増による銀行支援はスペインの格付けにマイナス。
欧州での衝撃的な出来事はアジア格付け見通しに打撃はない
ギリシャの総選挙の結果はユーロ離脱リスクが上昇。」
などの見解を発表しました。
ドル円が一時80円台を割り込みました。
日工作機械受注速報(4月)は前年比で前月より弱い+0.5%でした。
日経平均は前週末比+20.53円で大引けになりました。
独卸売物価指数(4月)は前年比で前月より強い+2.4%でした。
午後3時過ぎにドル円が反発して80円台を再び回復しました。
豪ドル米ドルなどドルストレートがやや反落して揉み合いました。
上海株式市場や香港株式市場などが再びマイナス圏へ反落しました。
ダウ先物や原油先物は軟調傾向で推移しました。
欧州の株式市場は下落して始まり軟調に推移しました。
仏経常収支(3月)は−41億ユーロになりました。
仏中銀総裁が「ギリシャは仏の銀行に問題とはならない。」
との認識を示しました。
独とギリシャの10年債利回り格差が2358bpに拡大しました。
午後4時頃からドルストレートに反落の動きがみられました。
豪ドル米ドルがパリティを割り込み下落しました。
ポンドドルはやや軟調傾向の揉み合いになりました。
スイス生産者輸入価格(4月)は予想より弱い−2.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
午後4時半頃からドル円が上昇しました。
一部メディアが、
「4月スペインの銀行のECBからのネット借入れは2635億ユーロ。」
との報道をしました。
午後5時過ぎにユーロドルや豪ドル米ドルが一段安になりました。
その後、ドル円がしだいに反落する展開になりました。
スペイン10年物国債の利回りが6.2%に上昇しました。
ダウ先物が軟調に推移しました。
スぺイン短期債の入札では、
「目標上限30億ユーロに対して合計29億ユーロの発行。
12ヶ月物では、利回りが前回より高い2.985%、
応札倍率が前回より低い1.8倍。」などになりました。
原油先物が一時94ドル台を割り込み下落しました。
欧鉱工業生産指数(3月)は予想より弱い−0.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
伊国債の入札では、
「合計52.5億ユーロ発行。
そのうち3年債では35億ユーロ発行されて、
平均利回りが前回より高い3.91%、
応札倍率が前回より高い1.52倍。
10年債では6.51億ユーロ発行されて落札利回り5.66%。」
などの結果になりました。
英10年債利回りが一時過去最低の1.874%に低下しました。
一部メディアが、
「ギリシャ左派連合が極右を除く全ての政党との話し合いに
参加を表明した。」との報道をしました。
午後6時過ぎユーロドルなどドルストレートが一時反発しました。
独の6ヶ月物短期証券の入札では、
「発行高33億ユーロ。平均利回りが前回より低い0.037%、
応札倍率が前回より高い1.5倍。」になりました。
午後7時半過ぎにドル円が80円台を割り込み下落していきました。
ユーロ円が102円台へ下落するなどクロス円が軟調に推移しました。
ギリシャの株式市場が5%近く下落しました。
欧州の株式市場が軟調に推移しました。
LIBORドル3ヶ月物金利が0.46585%に低下しました。
NY時間序盤は主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
ユーロドルが1.28台前半へ下落しました。
ユーロポンドが軟調傾向で推移しました。
NYダウは下落して始まり軟調に推移しました。
ポンドが堅調に推移しました。
米10年債利回りは一時1.73%近くまで低下しました。
午後11時半頃から主要通貨ペアが反発をみせました。
NYダウが下落幅を縮小しました。
原油先物がやや反発しました。
ギリシャの急進左派連合の党首が、
「欧州は緊縮策を再検討すべき。
目標はギリシャをユーロにとどめること。」
との発言をしました。
オーストリアの財務相が、
「ギリシャは厳しい局面だがEUとの約束に真摯に向き合う必要。
そうしなければこれ以上資金を得ることはできないだろう。」
との発言をしました。
スイスSNB総裁が、
「ユーロスイスで1.20というスイスフランの上限設定は
市場の歪曲への一時的な措置。その1.20の水準でも過剰評価。
スイスフランの上限設定に関して無制限に対応する用意がある。
必要なら更なるステップもある。」
などの発言をしました。
ややスイスフラン売り反応がみられました。
ベルギー中銀総裁が、
「ギリシャのユーロ離脱は可能性がある。その場合の主なリスクは
他のメンバー国に対してユーロ離脱の前例を作ってしまうこと。」
との見解を示しました。
NY時間後半は主要通貨ペアが揉み合い傾向で推移しました。
ギリシャの国営TVが「ギリシャ大統領は15日も連立協議を継続。」
との報道をしました。
一部メディアが、ベニゼロス氏の話として、
「ギリシャ大統領は実務者による救国政府樹立を提案した。」
との報道をしました。
ギリシャ急進左派党首が実務者でつくる政府の案を拒否しました。
NYダウが終盤にかけて下げ幅を再び拡大しました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
ドル円は小幅な揉み合いになりました。
米10年債利回りは1.768%になりました。
NY原油(WTI)は94ドル台後半で引けました。
NYダウは前週末比−125.25ドルでこの日の取引を終えました。

<5月15日(火)>

格付け会社のムーディーズが、
「伊の銀行26行を格下げする。見通しはネガティブ。」
との発表をしました。
ユーロ売り反応がみられました。
ドルストレートがやや下落しました。
レーン欧州委員が、
「ギリシャのユーロ残留を望むのは明白なこと。
EUとIMFのギリシャ支援はユーロの連帯を示す。
ギリシャは条件を満たし連帯は相互的なもの。
ギリシャの政治は支援の合意内容を遵守する必要。」
などの発言をしました。
ユーログループ議長が、
「ユーログループはギリシャの組閣を期待している。
ユーロ圏各国は財務相会合でギリシャに引き続きコミットした。
残りの支援は6月末までに実行される。」
などの発言をしました。
ドルストレートがやや反発をみせました。
ドル円は小幅な揉み合いが続きました。
ダウ先物に反発の動きがみられました。
読売新聞が、
「G8首脳会議ではギリシャ問題が主要議題の1つになる。」
との報道をしました。
日経平均は前日比マイナス圏で始まり軟調に推移しました。
東京時間序盤は主要通貨ペアがやや上昇をみせ揉み合いました。
仲値頃からドルストレートが反落する展開になりました。
ダウ先物に一時反落の動きがみられました。
豪RBA議事録では、
「世界経済のセンチメントは依然として脆弱。
欧州の債務問題が悪化するリスクが残っている。
雇用の成長は短期的に抑制されている。世界経済は依然不透明。
インフレは今後2〜3年はRBAターゲット下限で推移すると予想。
銀行の資本調達コストは低下したが2011年半ばの水準より高い。
中国の成長は一段の鈍化の見通し。」などが示されました。
限定的ながら発表後に豪ドル売り反応がみられました。
アジアの株式市場は下落して始まりました。
その後、主要通貨ペアがやや戻して揉み合い推移になりました。
豪ドル米ドルが反発をみせました。
ポンドドルはやや軟調傾向で揉み合いました。
ダウ先物がやや反発をみせて揉み合いました。
原油先物は94ドル台前半で揉み合いました。
シンガポールや香港の株式市場が前日比プラス圏へ反発しました。
日消費者態度指数(4月)は予想より弱い40.0になりました。
市場反応は限定的でした。
仏第1四半期GDP速報は前期比で予想とおりの±0.0%でした。
市場反応は限定的でした。
東京時間終盤にかけてドルストレートが上昇しました。
日経平均は前日比−73.10円で大引けになりました。
独第1四半期GDP速報は前期比で予想より強い+0.5%でした。
ユーロ買い反応がみられました。
豪ドル米ドルがパリティを回復しました。
ダウ先物や原油先物が反発上昇しました。
中国上海株式市場が終盤に下げ幅を縮小していきました。
欧州の株式市場は上昇して始まり堅調傾向で推移しました。
ドルストレートなど主要通貨ペアが堅調に推移しました。
オランダの10年債利回りが過去最低の1.949%に低下しました。
独とギリシャの10年債利回り格差が2664bpに拡大しました。
伊第1四半期GDP速報は前期比で予想より弱い−0.8%になりました。
ダウ先物や欧州の株式市場に反落の動きがみられました。
独の株式市場が前日比マイナス圏へ一時反落しました。
ドルストレートが反落する展開になりました。
豪ドル米ドルが再びパリティを割り込みました。
英商品貿易収支(3月9は予想より弱い−85.64億ポンドでした。
ポンド売り反応がみられました。
独ZEW景況感調査(5月)は予想より弱い10.8、
欧ZEW景況感調査(5月)は前回値より弱い−2.4、
欧第1四半期GDP速報は前期比で予想より強い±0.0%でした。
強弱混在して市場反応は限定的でしたが、
その後、ユーロドルが軟調傾向になりました。
独ZEWが、
「ここ数週間で経済的リスクが増した。
ギリシャとフランスの選挙がユーロ圏の不透明感を広げ、
景況感指数の低下をもたらした。」
との見解を発表しました。
ギリシャの3ヶ月短期証券の入札では、
目標上限10億ユーロに対して13億ユーロ発行。
(非競争入札3億ユーロ含む)
平均利回りが前回より高い4.34%、
応札倍率が前回より低い2.32倍。」との結果になりました。
ダウ先物や欧州の株式市場が揉み合い推移になりました。
ロイター通信が、ギリシャ政府の匿名の当局者の情報として、
「5月15日に満期を迎える国債4.3億ユーロ相当を償還する。」
と報じました。
ポンドドルが軟調に推移しました。
EFSFの5年債の入札では、
「9.6億ユーロ発行。平均利回り1.83%、応札倍率2.73倍。」
などになりました。
LIBORドル3ヶ月物金利は前日と同水準の0.46585%でした。
米消費者物価指数速報(4月)は前年比で予想とおりの+2.3%、
米消費者物価指数速報コア(4月)は前年比で予想とおりの+2.3%、
米小売売上高(4月)は予想とおりの+0.1%、
NY連銀製造業景気指数(5月)は予想より強い+1709になりました。
ドル買い反応がみられました。
ドル円が上昇して80円台を回復しました。
ギリシャ大統領報道官が、
「ギリシャ連立協議まとまらず、来月に再選挙実施へ。」
との発表をしました。
ドルストレートが急落しました。
ユーロ円が1.28台を割り込み下落しました。
ダウ先物が急落しました。
欧州の株式市場が前日比マイナス圏へ下落しました。
対米証券投資(3月)は予想より強い+362億ドルになりました。
NYダウは前日終値を挟んでの上下動の揉み合いになりました。
FRBのデューク理事が、
「米住宅需要は依然として弱い。
政治家は住宅市場安定に向けて努力する必要。
住宅建設はやや回復の兆候がみられる。」
などの見解を示しました。
米企業在庫(3月)は予想より弱い+0.3%、
米NAHB住宅市場指数(5月)は予想より強い29になりました。
市場反応は限定的でした。
ドル買い動意が優勢の展開になりました。
米10年債利回りが一時1.7791%になりました。
原油先物は上下動の揉み合いになりました。
IMFのラガルド専務理事が、
「ギリシャのユーロ離脱の影響は計り知れない。
ギリシャがユーロ圏に残ることを望むが、
あらゆる事態には技術的に用意しなければならない。」
などの発言をしました。
NY時間後半もドル買い動意が優勢の展開になりました。
ドル円が上昇してドルストレートが軟調傾向で推移しました。
原油先物が93ドル台に下落しました。
メルケル独首相とオランド新仏大統領の会談後の会見では、
「メルケル首相は仏独が6月サミットで
欧州の成長に関する考えを提示することが重要と述べ、
オランド仏大統領もギリシャがユーロ圏にとどまることを
希望しているとしている。可能な限り構造・成長促進策で
ギリシャを支援する用意がある。」
などの発言をしました。
NY時間終盤にかけてNYダウが下落する展開になりました。
ドルストレートの軟調傾向が続きました。
ポンドドルが1.60の大台を割り込みました。
米10年債利回りは1.738%になりました。
NY原油(WTI)は93ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比−63.35ドルでこの日の取引を終えました。

<5月16日(水)>

加の財務相が、
「先日の加の雇用統計の結果には励まされる。
加の回復は緩やかなものになる可能性。
加の自動車産業は好調を持続している。」
などの発言をしました。
ロイター通信が、フィッチの四半期調査を基に、
「最近のユーロ圏危機の再燃を受けECBが向こう1年以内に
3回目の3年物長期資金供給オペLTROを実施するとの観測が
銀行関係者や投資家の間で高まっている。」
との観測報道をしました。
オセアニア時間では主要通貨ペアが揉み合い傾向で推移しました。
ダウ先物はやや反発をみせました。
日第三次産業活動指数(3月)は予想より弱い−0.6%、
日機械受注(3月)は予想より強い−2.8%になりました。
やや円売り反応がみられましたが限定的でした。
日経平均は前日比マイナス圏で始まりました。
原油先物は軟調傾向の揉み合いで推移しました。
東京時間前半はドル買い動意が優勢の展開になりました。
ドル円が堅調傾向で推移しました。
ドルストレートが軟調に推移しました。
豪Westpac消費者信頼感指数(5月)は前月より強い95.3でした。
アジアの株式市場は前日比マイナス圏で始まり軟調に推移しました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
原油先物が93ドル台を割り込み下落しました。
独の財務相が、
「ギリシャはユーロ残留の決断を下すべき。
ギリシャ救済計画は再交渉できない。
ギリシャは支援を受け入れる準備が必要。」
との見解を示しました。
ダウ先物やアジアの株式市場が下げ幅を拡大していきました。
ドルストレートが軟調を強めていきました。
日経平均は前日比−99.57円で大引けになりました。
午後3時過ぎにドルストレートが一段安になりました。
ユーロドルが1.27台を割り込みました。
クロス円が軟調に推移しました。
ユーロ円が一時102円台を割り込む場面がありました。
ドル円は揉み合いが続きました。
伊10年債利回りが6%台に上昇しました。
スペイン10年債利回りが6.49%に上昇しました。
英10年債利回りが一時過去最低の1.857%まで低下しました。
欧州の株式市場は下落して始まり軟調に推移しました。
ギリシャ2023年償還債の利回りが初の30%台乗せになりました。
原油先物が一時92ドル台を割り込む場面がありました。
スペイン首相はが、
「スペインは天文学的な借り入れコストのリスクに直面。」
との懸念を表明しました。
市場の一部でECBが緊急会合を開催するとの噂が飛び交いました。
午後4時半頃からユーロドルなどに反発の動きがみられました。
ドル円に反落の動きがみられました。
ダウ先物や欧州株式市場に反発の動きがみられました。
ユーロドルが1.27台を回復しました。
伊貿易収支(3月)は前月より強い+20.64億ユーロになりました。
英失業率(4月)は予想より強い4.9%、
英失業保険申請件数(4月)は予想より強い−1.37万件でした。
指標発表直後ではポンド買い反応がみられました。
その後、ドルストレートが再びやや反落して揉み合いました。
ドル円が反発をみせました。
スペイン首相が、
「ギリシャがユーロを離脱すれば大きな間違いになる。」
との認識を示しました。
中国人民銀行総裁が、
「金融セクターの収益性は改善している。
1-3月の経済成長は健全でマクロ目標に沿うものである。」
などの見解を示しました。
欧消費者物価指数確報(4月)は予想とおりの+2.6%、
欧消費者物価指数コア確報(4月)は予想より強い+1.6%、
欧貿易収支(3月)は季調前で予想より強い+86億ユーロになりました。
スイスZEW経済期待指数(5月)は前月より弱い−4.0になりました。
市場反応は限定的でした。
仏国債の入札では、
「合計79.96億ユーロ発行で、目標額達成。
2014年償還債は25.05億ユーロ発行されて、
利回りは前回より低い0.74%、
2017年償還債は36.51億ユーロ発行されて、
利回りが前回より低い1.72%。」などの結果になりました。
仏株式市場のCAC40指数が前日比プラス圏へ反発しました。
英BOE四半期インフレリポートでは、
「インフレ率は今後2年で2%を下回る見込み。
金利が市場予想通りに推移すれば2年で1.6%前後になる可能性。
英インフレ率は今後1年は2%の目標を上回って推移する見込み。
無秩序なユーロ圏の状況展開のリスクが続く見込み。
英経済成長見通しは極めて不透明。
英GDP成長は今後2年で2.7%前後になる見込み。」
などが示されました。
ポンドが急落して1.59台を割り込み下落しました。
ユーロドルなどドルストレートに連れ安の動きがみられました。
ダウ先物が上下動の揉み合いになりました。
独10年債の入札では、
「41.07億ユーロ発行。
平均利回りが前回より低い過去最低水準の1.47%、
応札倍率が前回より高い1.5倍。」になりました。
午後7時過ぎドルストレートがやや反発をみせて揉み合いました。
ドル円が80.50円あたりまで上昇しました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.46685%に上昇しました。
ダウ先物や欧州の株式市場が徐々に反発していきました。
一部メディアが「ギリシャの再選挙は6月17日に実施される。」
との報道をしました。
NY時間が近づく頃からドルストレートが反発上昇しました。
独株式市場のDAX指数が前日比プラス圏へ反発しました。
豪ドルや加ドルなど資源国通貨が堅調に推移しました。
NY時間序盤はポンドドルが一時再び反落しました。
米住宅着工件数(4月)は予想より強い71.7万件、
米建設許可件数(4月)は予想より弱い71.5万件になりました。
主要通貨ペアにやや上昇反応がみられました。
加製造業売上高(3月)は予想より強い+1.9%でした。
市場反応は限定的でした。
その後、ポンドが再び反発をみせました。
ロイター通信が、16日公表のギリシャの世論調査の結果として、
「6月に実施が予定されている再選挙では、緊縮財政反対を掲げる
急進左派連合が第1党に躍り出る見通し。」と報道しました。
米鉱工業生産指数(4月)は予想より強い+1.1%、
米設備稼働率(4月)は予想より強い79.2%でした。
市場反応は限定的でした。
NYダウは前日比プラス圏で始まり揉み合い後に上昇しました。
ドル円がしだいに反落する展開になりました。
ドラギECB総裁が「ECBはギリシャのユーロ残留を強く望む。」
と発言しました。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が+213万バレルになりました。
原油先物が一時下落しましたがその後に反発をみせました。
米10年債利回りが1.7997%あたりに上昇しました。
一部メディアが、
「ECBは資本増強を行っていない一部ギリシャの銀行への
金融政策オペを中止する。」との観測報道をしました。
一部メディアが、関係者の話として、
「ECBは現行の政策スタンスを維持するが手段は見直す。
政策の見直しを6月もしくは7月に完了する模様。
ECBは現時点では追加の刺激策を実施する計画はない。」
などの観測報道をしました。
ユーロドルが一時再び1.27台を割り込む場面がありました。
ドルストレートが再び反落して揉み合いました。
ロンドンフィックス前頃にNYダウが反落して揉み合いになりました。
欧州の株式市場にやや反落の動きがみられました。
ECBが、
「一部のギリシャ銀は緊急の流動性支援に移行。
ギリシャの銀行への支援は続ける。
ギリシャ市中銀行は資本増強後に通常の資金供給に戻れる。
資本増強は近く最終段階となる。」
との発表をしました。
ロイター通信が、
「ギリシャの銀行支援基金の責任者が、
ギリシャ4大銀行への支援に向け、
180億ユーロのつなぎ資金を来週までに割り当てる。」
との報道をしました。
ユーロドルが1.27台半ばあたりまで反発しました。
深夜2時過ぎドルストレートが再び反落する展開になりました。
一部メディアが、
「米政府はG8各国に戦略石油備蓄の放出準備を要請。
米政府がEUの7月からのイラン産原油輸入全面禁止に対応のため、
G8各国に戦略石油備蓄の放出準備を要請した。」
との観測報道をしました。
原油先物が反落する展開になりました。
との観測報道をしました。
米FOMC議事録では、
「経済が失速もしくは見通しへの下方リスクが増大した場合は
追加刺激必要との認識(数名)。
少なくとも2014年終盤までFF金利を例外的な低水準に維持すること
が適切との認識(約半数のメンバー)。
米経済は緩やかに拡大。見通しは3月会合時点からほぼ変わらない。
失業ギャップの穴埋めにの期間は5〜6年(ほとんどのメンバー)。
欧州状況に起因する世界金融市場の緊張は大幅な下方リスク。
GDP見通しへのリスクについて約半数のメンバーが概ね均衡と認識。
その他はほぼ全員が下向きと認識。
議長が経済見通し要旨の改善の検討を要請。
年内と2013年のFOMC会合は2日間開催に変更。
3月、6月、9月、12月に見通し発表。」
などが示されました。
NYダウが軟調傾向で推移しました。
主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
セントルイス連銀総裁が、
「失業対策ではQEよりも労働市場の政策が重要。
FOMCの緩和政策はやり過ぎの可能性もある。
ゼロ金利はゆがみの原因。貯蓄を損なう。
FOMCの政策は70年代式のインフレと不安定の原因になる可能性。」
などの見解を示しました。
米10年債利回りは1.759%になりました。
NY原油(WTI)は92ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比−33.45ドルでこの日の取引を終えました。

<5月17日(木)>

IMFのラガルド専務理事が、
「IMFはギリシャのユーロ離脱の可能性に対する技術的な
対応は用意をしているが離脱を前提としたものではない。
全てのケースを考慮しているということ。
ギリシャのユーロ離脱は望ましいことではない。
最善の解決策はギリシャで誕生する新政府が合意を遵守して、
ユーロに留まること。」などの発言をしました。
米当局者がG8サミット前の会見で、
「独はギリシャのユーロ残留望んでいる。
ギリシャはユーロ圏に関し後戻りできない段階を越えていない。
ギリシャの問題の解決は時間を要する可能性。」
などの見解を示しました。
オセアニア時間はドル円など主要通貨ペアがやや反発をみせました。
ダウ先物がやや反発をみせました。
NZの第1四半期生産者物価仕入指数は予想より強い+0.3%、
NZの第1四半期生産者物価出荷指数は予想より弱い−0.1%でした。
市場反応は限定的でした。
東京時間が近づく頃に一時ドル円に反落の動きがみられました。
ドルストレートが緩やかに反発上昇しました。
日第1四半期GDP速報は前期比で市場予想より強い+1.0%、
日第1四半期GDP速報は前年比年率で市場予想より強い+4.1%、
日第1四半期GDPデフレータ速報は予想よりは強い−1.2%でした。
指標発表前に買われた円に、売り戻しの動きがみられました。
日経平均は小幅安で始まり前日終値レベルで揉み合いました。
東京時間序盤はドル売りがやや優勢の展開になりました。
日経済財政相が、
「緩やかなデフレとの認識は変わらない。
物価下落圧力は続いているが下落テンポは緩和している。」
などの認識を示しました。
日首相が、
「日銀には適時適切に果断な金融政策講じていただけると期待。
日銀総裁と話す機会を心して増やしている。」
との発言をしました。
仲値過ぎからは主要通貨ペアが揉み合い傾向で推移しました。
アジアの株式市場は前日比プラス圏で揉み合いになりました。
ダウ先物が小幅な揉み合い推移になりました。
WSJ紙が、
「ホワイトハウスが銀行規制に厳格な解決を求める。
ホワイトハウスと米財務省がJPモルガンに関して集中的に協議。」
との報道をしました。
東京時間後半はややドル売り傾向の揉み合いになりました。
日鉱工業生産指数確報(3月)は速報値より強い+1.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
アジア株式市場やダウ先物や原油先物がやや堅調に推移しました。
日経平均が反発をみせました。
豪ドル米ドルが堅調傾向で推移しました。
ユーロドルやポンドドルは小幅な揉み合いで推移しました。
東京時間終盤にドル円がやや反発をみせました。
日工作機械受注確報(4月)は速報値より弱い+0.4%でした。
日経平均は前日比+75.42円で大引けになりました。
午後3時半過ぎドルストレートにやや反落の動きがみられました。
ポンドドルが1.59台を再び割り込みました。
ダウ先もが反落する展開になりました。
香港の株式市場が前日比マイナス圏へ反落しました。
欧州株式市場は上昇して始まりましたがマイナス圏へ反落しました。
仏のモスコビシ新財務相が、
「ユーロを防衛し財政を真剣に管理する必要。
同時に経済成長の促進も必要。
独仏はギリシャがユーロ圏にとどまることを望んでいる。」
などの発言をしました。
スペイン第1四半期GDP確報値は速報値と同じ前期比−0.3%でした。
ダウ先物や欧州株式場が軟調傾向の揉み合いになりました。
スペイン国債の入札では、
「目標上限総額25億ユーロに対して24.9億ユーロ発行。
2015年7月償還債では10.24億ユーロ発行。
平均利回りが前回より高い4.376%、
応札倍率が前回より高い3.0倍。
2016年4月償還債では10.98億ユーロ発行。
落札利回りが前回より高い5.106%、
応札倍率が前回より低い2.5倍。」
などの結果になりました。
ドルストレートに一時やや反発の動きがみられました。
入札後にスペイン10年国債利回りが6.33%に上昇しました。
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いになりました。
ポルトガルのディアリオ・エコノミコ紙が、
「EU、ECB、IMFのトロイカ当局者は、ギリシャがユーロ圏を
離脱した場合にポルトガルを守る緊急時対応策を検討する。」
との観測報道をしました。
ダウ先物や欧州の株式市場が下落しました。
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
ドル円が80円台前半に下落しました。
ユーロドルが1.27台を割り込み下落しました。
ユーロ円が102円台を割り込みました。
スペインのエクスパンシオン紙が、
「ムーディーズがスペインの銀行を17日にも格下げする可能性。
最大21行の格下げもありえる。」
との観測報道をしました。
LIBORドル3ヶ月物金利は前日と同水準の0.46685%になりました。
独10年債利回りが過去最低の1.433%まで低下しました。
ポンドドルが一時1.58台を割り込む場面がありました。
ICAPがギリシャのドラクマ取引の準備を完了しました。
NY時間序盤は主要通貨ペアが反発をみせました。
米新規失業保険申請件数は予想より弱い37.0万件になりました。
市場反応は限定的でした。
加卸売売上高(3月)は予想より強い+0.4%でした。
市場反応は限定的でした。
ダウ先物や欧州の株式市場が反発しました。
ユーロドルが1.27台を回復しました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
NYダウは小幅高で始まった後にマイナス圏へ反落しました。
ユーロドルなどドルストレートが反落しました。
フィラデルフィア連銀製造業景況指数(5月)は予想より弱い−5.8に、
その構成項目の雇用指数が−1.3に大きく低下しました。
米景気先行指標総合指数(4月)は予想より弱い−0.1%になりました。
ドル円が80円台を割り込み急落する展開になりました。
クロス円が下落しました。
ドルストレートは揉み合いになりました。
米10年債利回りが1.7432%あたりに低下しました。
加BOCの四半期レビューでは、
「異例な状態に陥ればBOCは金融政策を発動する必要がある。
この異例な状態とは低金利によるクレジットブームで
家計負債が過剰に積み上がっていること。」
などが示されました。
英BOEのフィッシャー理事が、
「もしも深刻な景気後退のリスクが生じたならば、
量的緩和の再開を求めるがその状態には至っていない。
デフレのリスクがないならば資産買取の勢いは弱まる。
ポンドの持続的な上昇は英中銀を不快にさせる。」
などの発言をしました。
NYダウが軟調に推移しました。
ユーロ円が101円台を割り込み軟調に推移しました。
深夜1時頃から主要通貨ペアが一時反発をみせました。
NYダウが下落幅を一時縮小しました。
セントルイス連銀総裁が、
「米経済は2012年の序盤に関しては期待以上に好調。
労働市場は改善して回復過程にある。
米国は欧州や自国の財政状況からのリスクに直面している。
長期間に渡ってのゼロ金利継続には警戒。
欧州の景気後退にも関わらず米経済は好調維持が可能。」
などの発言をしました。
米10年物TIPSの入札では、
「最高落札利回りはマイナス0.391%と過去最低。
応札倍率は3.01倍。」になりました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャの長期外貨建て・自国通貨建て発行体格付けを
BマイナスからCCCに引き下げる。もしも再選挙で新政府が
緊縮策を拒否した場合は通貨同盟には留まれない。
同国がユーロ離脱なら民間部門とユーロ建てソブリン債の
広範なデフォルトを引き起こす公算が大きい。」
などの見解を発表しました。
NYダウが再び下落幅を拡大していきました。
ドルストレートが再び下落しました。
ユーロドルが再び1.27台を割り込みました。
ポンドドルが再び1.58台を割り込みました。
一部メディアが、
「ギリシャの最新の世論調査では反緊縮財政を
強硬に主張している急進左派が支持を失っている。
MARC・ALPHA社が5月15日〜17日にかけて実施した世論調査では、
26.1%が元第一党のサマラス党首の新民主主義党に投票すると回答。
ツィプラス党首の急進左派連合の23.7%を上回った。」
との報道をしました。
独政府報道官が、
「独首相と仏大統領と英首相と伊首相はG8サミット前の会合を開き
成長と緊縮策の双方が必要との認識で合意した。」
との発表をしました。
米議会上院が、オバマ大統領が指名したFRB理事候補の
ハーバード大学経済学部教授ジェレミー・スタイン氏と
投資会社の元幹部ジェローム・パウエル氏を賛成多数で承認しました。
米10年債利回りは1.689%に低下しました。
NY原油(WTI)は92ドル台半ばで引けました。
NYダウは前日比−156.06ドルでこの日の取引を終えました。

<5月18日(金)>

格付け会社のムーディーズが、
「スペインの銀行16行を格下げする。見通しはネガティブ。
さらに格下げ方向で見直しを継続する。
サンタンデール銀行の英子会社も格下する。」
などの発表をしました。
ドルストレートが軟調に推移しました。
ドル円は小幅な揉み合いになりました。
米WSJ紙が、
「フェイスブック新規株式公開IPO価格を仮条件の上限である
38ドルに設定した。公開価格から算出した企業価値は1040億ドル。
米企業のIPO時の時価総額では過去最大。」
との報道をしました。
東京時間が近づく頃からユーロドルなどが反発をみせました。
日経平均は大幅に落して始まりました。
ダウ先物はやや反発をみせた後に反落して揉み合いになりました。
ドル円は一時やや反落した後に揉み合いになりました。
ユーロドルが一時反発をみせた後に反落して揉み合いになりました。
豪ドル米ドルが下落して軟調に推移しました。
東京時間前半はドルストレートが軟調に推移しました。
日10年債利回りが2003年7月以来の0.81%に低下しました。
アジアの株式市場は下落して始まりました。
日政府の月例経済報告では、
「景気は依然として厳しい状況にあるが
復興需要等を背景として穏やかに回復しつつある。」
と基調判断を9ヶ月ぶりに引き上げました。
午前11時頃からドルストレートがやや反発して揉み合いました。
日財務相が、
「ギリシャのユーロ離脱は簡単とは思っていない。
ギリシャ情勢は世界経済や日本経済にとってプラスではない。
昨晩からの急激な円高は投機筋が過剰に反応している。
為替の過度な変動は望ましくないのはG7全体で確認されている。
為替市場動向には一層緊張感をもち適時適切に対応する。」
などの発言をしました。
日経平均やアジアの株式市場が軟調傾向で推移しました。
韓国株式市場が年初来安値を更新しました。
東京時間後半はダウ先物が一段安になりました。
原油先物が92ドル台を割り込み下落しました。
ポンドドルなどドルストレートが一段安になりました。
ドル円も反落する展開になりました。
豪ドル円が78円台を割り込むなどクロス円が下落しました。
午後2時半頃からユーロドルなどが反発をみせました。
ダウ先物がやや反発をみせました。
日経平均は前日比−265.28円の8611.31円で週取引を終えました。
日経平均は今年最大の下げ幅になりました。
独生産者物価指数(4月)は予想より弱い+2.4%になりました。
午後3時過ぎにドルストレートが再び反落する展開になりました。
独の財務相が、
「仏が財政協定を尊重することを確信。
ギリシャがユーロに留まることを望む。
G8では欧州が共通の立場にたつことが重要。」
などの認識を示しました。
欧州の株式市場は下落して始まりました。
独10年国債利回りが過去最低の1.396%に低下しました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアの下落が一服になりました。
ドルストレートがしだいに反発する展開になりました。
ダウ先物はしばらく反発上昇が続きました。
原油先物が反発しました。
欧州の株式市場が下落幅を縮小して揉み合いました。
英BOEのボーゼン委員が、
「これまでの金融緩和策が充分であったかの検討が必要。
英経済見通しが楽観的過ぎた可能性もある。
英経済の基調は従来の想定よりも弱くなってきている。
直近の金融緩和の影響力は薄れてきている。
コアインフレは予想よりも底堅いが低下していくと確信。」
などの見解を示しました。
一部メディアが、通商担当欧州委員からの情報として、
「ECBとEUがギリシャのユーロ圏離脱の緊急シナリオで作業中。」
との観測報道をしました。
午後5時半頃にユーロドルなどが一時反落しました。
ダウ先物が一時反落しました。
その後、ダウ先物が再び反発して揉み合う展開になりました。
ドルストレートが再び反発して揉み合いました。
ユーロドルが一時1.27台を回復しました。
ポンドドルが1.58台を回復しました。
ドル円は小幅な揉み合いが続きました。
仏や独の株式市場が前日比プラス圏へ反発しました。
LIBORドル3ヶ月物金利は前日と同水準の0.46685%になりました。
ECBのゴンザレスパラモB専務理事が、
「ECBはギリシャがユーロ圏にとどまることを強く希望している。
財政協定にはユーロ離脱は想定されていない。
欧州には成長鈍化やソブリン危機悪化のリスクがある。」
などの発言をしました。
加消費者物価指数(4月)は予想より強い+2.0%、
加消費者物価指数コア(4月)は予想より強い+2.1%になりました。
指標発表直後に加ドル買い反応がみられましたが限定的でした。
NY時間序盤はドルストレートがやや反落して揉み合いになりました。
ダウ先物や欧州の株式市場がやや反落して揉み合いました。
米10年債利回りが1.7295%あたりに上昇しました。
NYダウは小幅上昇で始まり揉み合う展開になりました。
原油先物が92ドル台を割り込み軟調傾向で推移しました。
ポーゼン英BOE委員が米ピーターソン国際経済研究所所長に
就任することになり英BOEを8月末に退任することになりました。
ロンドンフィックス前に一時NYダウが上昇しました。
ユーロドルが揉み合いの後にやや上昇しました。
ドル円は軟調推移になりました。
格付け会社のS&Pが「2012年の米GDP成長率見通しは2.1%。」
との発表をしました。
ロンドンフィックス過ぎにNYダウがマイナス圏へ反落しました。
ドルストレートに一時反落の動きがみられました。
フェイスブックはIPO価格より上昇するも伸び悩みになりました。
レーン欧州委員が、
「スペインはEUに対して資金援助を求めてきてはいない。
スペインの金融システムの沈静化支援も必要はない。
スペインの地方財政も目標のラインにある。
ギリシャについてはEUは財政規律を遵守するよう求め続ける。
ギリシャがユーロ圏に残るよう働きかける。
ギリシャの全ての政党はEUとの確約を遵守する必要。
欧州委はギリシャ離脱のシナリオを検討などはしていない。」
などの発言をしました。
ユーロドルが再び反発しました。
格付け会社フィッチが「ギリシャの銀行5行をCCCに格下げする。」
と発表しました。
為替市場での反応は限定的でした。
NYダウはしだいに軟調傾向になっていきました。
一部メディアが、
「G8サミット前の米仏首脳会談で、米仏大統領は世界経済に対し
ユーロ圏が極めて重要との認識で一致。
仏大統領は米大統領に経済成長が優先課題であることと、
ギリシャはユーロ圏に残留する必要があるとの認識を伝えた。」
などの報道をしました。
一部メディアが、
「ギリシャ新民主主義党のサマラス党首は、
ギリシャのユーロ存続について国民投票を実施して決定という
メルケル独首相の考えを拒否した。」との報道をしました。
独政府が「首相からそのような提案はしていない。」
と報道を否定しました。
NYダウが一時100ドル超の下落になりました。
オランド仏大統領が、
「ギリシャのユーロ圏残留に向けあらゆること行う必要。」
との見解を示しました。
NY時間終盤にかけてユーロドルがG8のイベントも意識したか、
ユーロクロスでのユーロ上昇を背景に急上昇しました。
ドルストレートに反発の動きがみられました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
米10年債の利回りは1.7226%になりました。
NY原油(WTI)は91ドル台半ばで週の取引を終えました。
NYダウは前日比−73.11ドルの12369.38ドルで週取引を終えました。
NYダウは前週から6日続落になりました。


●今週の主な予定

<5月21日(月)>

※加(カナダ)が祝日になります。

朝8時01分にライトムーブ住宅価格(5月)、
午後1時半に日全産業活動指数(3月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(3月)、日景気先行CI指数確報、
午後6時に欧建設支出(3月)、
などが予定されています。

<5月22日(火)>

昼12時にRBNZ第2四半期インフレ期待(2年間)、
午後5時半に英消費者物価指数(4月)、英消費者物価指数コア(4月)、
同午後5時半に英小売物価指数(4月)、
夜11時に中古住宅販売件数(4月)、リッチモンド連銀製造業指数(5月)
同夜11時に欧消費者信頼感指数速報(5月)、
深夜2時に米2年債の入札、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。

<5月23日(水)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(4月)、
正午過ぎ(時間未定)に日銀政策金利、日銀声明、
夕方(時間未定)に日銀総裁の記者会見、
午後5時に欧経常収支(3月)、
午後5時半に英BOE議事録、欧小売売上高指数(4月)、
夜9時半に加小売売上高(3月)、加景気先行指標指数(4月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(4月)、米住宅価格指数(3月)、
深夜2時に米5年債の入札、
同深夜2時からEU非公式首脳会議、
などが予定されています。
日・英・加・米の指標には注目です。

<5月24日(木)>

朝7時45分にNZ貿易収支(4月)、
午前11時半に中国HSBC製造業PMI速報(5月)、
午後2時に日銀金融経済月報(5月)、
午後3時に独第1四半期GDP確報、独第1四半期個人消費、
同午後3時にスイス貿易収支(4月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(5月)、独サービス業PMI速報(5月)、
午後5時に独IFO景気動向指数(5月)、
同午後5時に欧製造業PMI速報(5月)、欧サービス業PMI速報(5月)、
午後5時半に英第1四半期GDP確報、英第1四半期個人消費、
夜9時半に米耐久財受注(4月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半からドラギECB総裁の記者会見、
深夜2時に米7年債の入札、
などが予定されています。
NZ・中国・独・英・米の指標には注目です。

<5月25日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(4月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(6月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数確報(5月)、
などが予定されています。
この日は米債券市場が短縮取引になります。

欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://www.forexpros.jp/economic-calendar/
が参考になります。


<先週のドル・円・ユーロの総括と今週の注目点>

米ドルについては、先週、ドルインデックスが先々週から上昇を継
ぎ81.29まで続伸するリスク回避の米ドル高の1週間になりました。
また、LIBORドル3ヶ月物金利は前週と同水準の0.46685%になりま
した。そして、米10年債利回りは1.7226%と60年ぶりのレベルに迫
るあたりまで低下しました。一方、先週NYダウは先週から6日続落
となって週間で今年最大の下げ幅となる451ドルほど下落する展開に
なりました。

先週の米主要経済指標では、15日の消費者物価指数(4月)が+2.3%、
米小売売上高(4月)が+0.1%と共に予想とおりになり、NY連銀製造
業景気指数(5月)が予想よりかなり強い+17.09、対米証券投資(3月)
が+362億ドル、16日の住宅着工件数(4月)が予想より強い71.7万件、
米建設許可件数(4月)が予想より強い79.2%、米鉱工業生産指数(4月)
が予想より強い+1.1%、米設備稼働率(4月)が予想より強い79.2%、
17日の米新規失業保険申請件数が予想より弱い37.0万件、米景気先
行指標総合指数(4月)は予想より弱い−0.1%、フィラデルフィア連銀
製造業景況指数(5月)が予想よりかなり弱い−5.8で構成項目の雇用指
数が−1.3に大きく低下、などの結果になりました。強弱混在で市場
予想より強い指数も多いものの、製造業景気指数と雇用関連指数の
弱さが目立ちました。

先週の米要人発言では、15日にFRBのデューク理事が「米住宅需要は
依然として弱い。政治家は住宅市場安定に向けて努力する必要。住宅
建設はやや回復の兆候がみられる。」との見解を示し、16日にセン
トルイス連銀総裁が「失業対策ではQEよりも労働市場の政策が重要。
FOMCの緩和政策はやり過ぎの可能性も。ゼロ金利はゆがみの原因。
貯蓄を損なう。FOMCの政策は70年代式のインフレと不安定の原因に
なる可能性。」などタカ派の見解を示し、17日にセントルイス連銀
総裁が「米経済は2012年の序盤に関しては期待以上に好調。労働市
場は改善して回復過程にある。米国は欧州や自国の財政状況からの
リスクに直面している。長期間に渡ってのゼロ金利継続には警戒。
欧州の景気後退にも関わらず米経済は好調維持が可能。」など経済
回復の認識とタカ派の見解を示すなど、報道された米要人の発言は
少なめでしたが米の要人達のスタンスに特に変化はみられていない
ようです。

そして、16日の米FOMC議事録では「経済が失速もしくは見通しへの
下方リスクが増大した場合は追加刺激必要との認識(数名)。少なく
とも2014年終盤までFF金利を例外的な低水準に維持することが適切
との認識(約半数のメンバー)。米経済は緩やかに拡大。見通しは3
月会合時点からほぼ変わらない。失業ギャップの穴埋めにの期間は
5から6年(ほとんどのメンバー)。欧州状況に起因する世界金融市
場の緊張は大幅な下方リスク。GDP見通しへのリスクについて約半数
のメンバーが概ね均衡と認識。その他はほぼ全員が下向きと認識。
議長が経済見通し要旨の改善の検討を要請。年内と2013年のFOMC会
合は2日間開催に変更。3月、6月、9月、12月に見通し発表。」
などが示されました。ややドル買いの市場反応が見られましたが、
限定的でした。

今週の米主要経済指標では、22日の米中古住宅販売件数(4月)にリッ
チモンド連銀製造業景況指数(5月)、23日の新築住宅販売件数(4月)、
24日の米耐久財受注(4月)に米新規失業保険申請件数、25日のミシガ
ン大学消費者信頼感指数確報(5月)などが注目されます。

円については、日経済指標では、17日の日第1四半期GDP速報が前期
比で予想より強い+1.0%、日第1四半期GDPデフレータ速報が予想
より強い−1.2%、日鉱工業生産指数確報(3月)が速報値より強い
+1.3%になるなど、市場予想を上回る結果がみられました。
日要人発言では、17日に日経済財政相が「緩やかなデフレとの認識
は変わらない。物価下落圧力は続いているが下落テンポは緩和して
いる。」などの認識を示し、同日に日首相が「日銀には適時適切に
果断な金融政策講じていただけると期待。日銀総裁と話す機会を心
して増やしている。」との発言をして、18日に日財務相が「ギリシ
ャのユーロ離脱は簡単とは思っていない。ギリシャ情勢は世界経済
や日本経済にとってプラスではない。昨晩からの急激な円高は投機
筋が過剰に反応している。為替の過度な変動は望ましくないのはG7
全体で確認されている。為替市場動向には一層緊張感をもち適時適
切に対応する。」との円高牽制の発言などがありました。
また、日政府の月例経済報告では「景気は依然として厳しい状況に
あるが復興需要等を背景として穏やかに回復しつつある。」と、
基調判断が9ヶ月ぶりに引き上げられました。

先週のドル円相場は、週初14日に小さな上窓を空けて東京時間の仲
値にかけて80円台に乗せてその後にやや反落しましたが、ロンドン
時間序盤に80.18円まで上昇しました。その後、リスク回避の動意で
クロス円の下落に連れて、ドル円は80円台を割り込みNY時間前半に
79.70円まで下落しました。その後はドル買い動意で反発に転じて、
16日のNY時間序盤に80円台半ばあたりまで上昇しました。その後は
やや再び反落して17日のNY時間序盤にかけて80円台前半での小幅な
揉み合いになりました。そして、発表されたフィラデルフィア連銀
製造業景況指数(5月)が市場予想よりかなり弱い−5.8になったこと
を契機に反落して、ストップを巻き込みながらロンドンフックスを
過ぎる頃に79円台前半まで急落する展開になりました。その後は、
緩やかに反発をみせるも株式市場の軟調を背景としたリスク回避の
円買い動意に再びドル円は軟調傾向の推移となって、97.01円で週
の取引を終えました。

今週の円にかかわる指標発表では、23日の日貿易収支(4月)と同日の
日銀の政策金利の発表および日銀声明が注目されますが、4月27日
の日銀総裁の記者会見で「追加緩和は毎月毎月やっていくわけで
はない。」と明言されていることから、今回の日銀声明では追加緩
和の発表の可能性は低そうです。

今週ドル円相場では、2月1日から3月15日の上昇波動のフィボナ
ッチ61.8%戻し水準になる79.15-25アラウンドを下抜けつつありま
すが、週初まずは79.00の「00」ポイントでの売り買いの攻防が注目
されます。反発上昇した場合は、79.50アラウンドのポイント、ここ
を上抜けた場合は、80.00円の大台の節目「000」ポイント、ここを
超えた場合は、4日高値の80.39円から3日高値の80.55および2日
高値80.61円の「80.39-80.61」アラウンドのゾーンが注目ポイント
になりそうです。また、下落となった場合は、78.50のポイント、
ここを下抜けた場合は、昨年12月後半高値と1月25日高値のゾーン
「78.30-20」アラウンド、ここを下抜けた場合は、78.00の「00」
ポイント、さらに下落した場合は、昨年の後半の77円アラウンド
をコアとするレンジ内に回帰することになりそうです。

ユーロについては、先週のユーロドル相場では、ギリシャの連立政権
の樹立の失敗と、独の最大州ノルトライン・ウェストファーレンでの
地方議会選挙でメルケル首相率いるCDU大敗などを受けて、下窓を空
けて始まりました。一時、中国人民銀行による預金準備率0.5%引き
下げを織り込む反発の動きもみられましたが、下降動意が優勢になり
1.29のサポートを割り込む展開になりました。その後も、格付け会社
ムーディーズが「ギリシャのユーロ離脱リスクは同国の銀行にマイナ
ス。債務負担増による銀行支援はスペインの格付けにマイナス。ギリ
シャ総選挙の結果はユーロ離脱リスクが上昇。」などの見解の発表を
して、さらに、独とギリシャの10年債利回り格差が2358bpに拡大して
スペイン10年債の利回りも6.2%に上昇するなど、リスク回避の動き
が昂進していきました。また、追い討ちをかけるようにベルギー中銀
総裁の「ギリシャのユーロ離脱は可能性がある。」との発言、そして
15日に格付け会社のムーディーズの「伊の銀行26行を格下げする。
見通しはネガティブ。」との発表、また、伊第1四半期GDP速報が前
期比で予想より弱い−0.8%になり、また、独ZEW景況感調査(5月)が
予想より弱い10.8になるなど、一時、15日の東京時間終盤からロンド
ン時間序盤にかけて反発をみせる場面もありましたが、株式市場の
下落と相俟ってネガティブ材料の続出に、ユーロドルは1.28台をも
割り込み大きく下落する展開になりました。

その後も、15日のNY時間にIMFのラガルド専務理事が「ギリシャの
ユーロ離脱の影響は計り知れない。ギリシャがユーロ圏に残ることを
望むが、あらゆる事態には技術的に用意しなければならない。」との
発言があり、16日には伊10年債利回りが6%台に上昇して、スペイン
10年債利回りも6.49%に上昇、また、ギリシャ2023年償還債の利回り
が初の30%台乗せになるなどリスク回避の強い動意に、ユーロドルは
16日のロンドン時間序盤に1.27台を割り込み下落しました。

その後、下落は一服になって、ロイター通信による16日公表のギリシ
ャの世論調査の結果として「6月に実施が予定されている再選挙では
緊縮財政反対を掲げる急進左派連合が第1党に躍り出る見通し。」
との報道や、一部メディアの「ECBは資本増強を行っていない一部の
ギリシャの銀行への金融政策オペを中止する。」との観測報道、及び
ECBによる「一部のギリシャ銀は緊急の流動性支援に移行。ギリシャ
の銀行への支援は続ける。ギリシャ市中銀行は資本増強後に通常の資
金供給に戻れる。資本増強は近く最終段階となる。」との発表や、
ロイター通信による「ギリシャの銀行支援基金の責任者が、ギリシャ
4大銀行への支援に向け180億ユーロのつなぎ資金を来週までに割り
当てる。」との報道などに揺れながら、ユーロドルは上下動の揉み
合い推移になりました。

その後、17日のロンドン時間序盤にスペイン10年国債利回りが6.33%
に上昇したことや、スペインのエクスパンシオン紙が「ムーディーズ
がスペインの銀行を格下げする可能性。最大21行の格下げもある。」
との観測報道をしたことを背景にユーロドルは一時1.2666あたりまで
下落する展開になりました。その後、NY時間に反発をみせましたが、
NY時間の後半に格付け会社のフィッチが「ギリシャの長期外貨建て・
自国通貨建て発行体格付けをBマイナスからCCCに引き下げる。もしも
再選挙で新政府が緊縮策を拒否した場合は通貨同盟には留まれない。
同国がユーロ離脱なら民間部門とユーロ建てソブリン債の広範なデフ
ォルトを引き起こす公算が大きい。」などの見解を発表したことや、
格付け会社のムーディーズが「スペインの銀行16行を格下げする。
見通しはネガティブ。さらに格下げ方向で見直しを継続する。サン
タンデール銀行の英子会社も格下する。」との発などがあり、株式
市場の下落なども背景にユーロドルは再び軟調を強め、18日の東京
時間終盤に1.2642まで下落する展開になりました。

その後、ロンドン時間からはG8サミットのイベントも意識されたか、
ダウ先物の反発上昇やユーロクロスでのユーロの上昇を背景として、
しだいに週末調整のショートカバーが入り、ユーロドルは一転して
反発上昇して1.27台を回復する展開になりました。そして、レーン
欧州委員による「スペインはEUに対して資金援助を求めてきてはい
ない。スペインの金融システムの沈静化支援も必要はない。スペイ
ンの地方財政も目標のラインにある。ギリシャについてはEUは財政
規律を遵守するよう求め続ける。ギリシャがユーロ圏に残るよう働
きかける。ギリシャの全ての政党はEUとの確約を遵守する必要。欧
州委はギリシャ離脱のシナリオを検討などはしていない。」などの
発言も追い風に、格付け会社フィッチの「ギリシャの銀行5行をCCC
に格下げする。」と発表での反応も限定的となって、NYダウの下落
にもかかわらずショートカバーが進み、ユーロドルは1.2779で週の
取引を終えました。

今週のユーロでは、週初まずはG8サミットでの「財政再建と成長との
両立」の合意などに対して、その織り込みによる相場展開が注目され
ますが、ユーロにかかわる経済指標では、24日の中国HSBC製造業PMI
速報、独第1四半期GDP確報、独製造業PMI速報(5月)、独サービス業
PMI速報(5月)、独IFO景気動向指数(5月)、欧製造業PMI速報(5月)、
欧サービス業PMI速報(5月)、25日の独GFK消費者信頼感調査(6月)など
が注目されます。

さて、先週のユーロドルは週初に下窓を空けて始まり大きく下落し
ましたが、週末には大きめに戻す相場展開になりました。

この相場展開に関しまして、先週初来の下落では「ギリシャ再選挙
→ギリシャ反緊縮派の政権樹立の可能性→ギリシャのユーロ離脱の
可能性、および追加支援を受けられないことでのギリシャのデフォ
ルト可能性」などのシナリオ、さらには英国で紙幣を印刷している
会社がギリシャの「旧ドラクマの印刷準備をはじめた」との報道ま
であったことで、「リスク回避の動き」が主体でしたが、

先週末のユーロドルの急反発では、G8のイベントを控えてこれを一応
の材料として週末調整としてショート・カバーが入った格好ながら、
一方、この巻き戻しの動きの背景には、先般2回にわたり実施された
ECBによる3年物長期資金供給オペLTROでの資金を用いて、金融機関
や短期筋を中心に行われていた「ユーロを売り豪ドルなどを買う」、
いわゆるユーロ・キャリーが「リスク回避」と「欧州の金融機関の
資本増強の必要性」などで解消が進んだことで、ユーロ・クロスで
反対売買によりユーロが上昇したことも、その背景にあるようです。

また、現在は前述のように「ギリシャ再選挙→ギリシャ反緊縮派の
政権樹立の可能性→ギリシャのユーロ離脱の可能性と、追加支援を
受けられないことでのギリシャのデフォルト可能性」が市場の懸念
ではありますが、失業率が42%にもなり、たまりかねて反緊縮の方
向に動いていたギリシャ世論ながら、少しずつ時を経て「ユーロ離
脱となったときの恐ろしさ。」にギリシャ国民が気づきはじめたか、
ギリシャ世論に徐々に変化が現れてきている点には一応の注意が要
りそうです。

MARC・ALPHA社が5月15日-17日にかけて実施したギリシャ最新の世論
調査では、「26.1%のギリシャ国民が元第一党のサマラス党首が率い
る新民主主義党に投票すると回答して、ツィプラス党首の急進左派
連合へ投票するとの回答の23.7%を上回った。」との報道がされて
いて、ギリシャの最新の世論調査では、反緊縮財政を強硬に主張し
ている急進左派が支持を失ってきている事実が判明してきたことで、
今後の展開が注目されます。

「ギリシャ再選挙→ギリシャ反緊縮派の政権樹立の可能性」という
市場の懸念の根元がもし仮に崩れることになりますと、市場で主流
となっている「ギリシャのユーロ離脱の可能性」の筋書きも崩れる
ことになって、巻き戻しによるショート・カバーの動きが昂進する
可能性も排除ができなくなる場合もありそうです。
先週後半までの市場コンセンサスに従うならば、戻ったところでは
どこかで売るのが定石にはなりますが、ギリシャの最新の世論調査
などによって、市場コンセンサスの前提が崩れる場合には、(まだ、
市場の主流のコンセンサスはギリシャのユーロ離脱説とは思われま
すものの) シナリオが変ってしまうアナザー・ストリーの可能性に
も、一応には過ぎませんが注意だけは必要なのかもしれません。
また、一部で市場動向に鑑みて、日米欧など中銀が協調行動に出る
可能性の指摘もあるようで、こちらにも一応の注意は要りそうです。

今週のユーロドル相場では、週初まずは1.28の「00」ポイントを巡る
売り買いの攻防が注目されます。上昇となった場合では、1.2850アラ
ウンドのポイント、ここを上抜けた場合は、先々週にバリアとなって
いた1.29の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は、1月16日の安値
から2月28日高値の上昇波61.8%戻しの1.2950アラウンド、さらに
上昇した場合は、1.3000の「000」ポイントが注目されます。
また、下落となった場合は1.27の「00」ポイントが注目されますが、
ここを下抜けた場合は1月16日の安値から2月28日高値の上昇波の
全戻しとなる1.2625アラウンドが重要ポイントとして注目されます。
さらに下落した場合は、1.26の「00」ポイントが注目されますが、
ここを下抜けた場合は下落が強まる可能性がありそうです。

そのほか今週は、22日の英消費者物価指数(4月)や、23日の英BOE
議事録、24日の英第1四半期GDP改訂値など、英国の経済指標が注目
されます。そして、引き続き、スペインなど重債務国の金利が再び
上昇傾向になっていますので国債の金利動向も注目されます。
また、週末の米英連休前での調整の動きにも注意したいものです。


さて今回は、トレードと凡事のお話 その7 です。

前回からの続きのお話です。

投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。

「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」

相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。

今回は「トレードと凡事」その第七話です。

それでは、はじまり、はじまり〜。^^


「えーと、重要なダマシの話じゃったのう…。」

『重要なダマシには意味があるとか何とかの話さ。』

「価格が安値を更新した場合は下落が進む可能性が高いわけじゃが、
 ところが安値を更新したにもかかわらず、
 陽線で終値となる『キー・リバーサル』と呼ばれるものや、
 揉み合い後に満を持して下落したのにブレークが不発となり、
 逆に反発上昇に転じる『フェイク・アウト&シェイク・アウト』
 と呼ばれるものもある…。
 後者は『ダマシのブレークアウト』などとも
 呼ばれることがあるようじゃのう。」

『……。』

「ところがじゃ…。これらの個々のダマシを確認できたら、
 ダマシと逆方向へすぐさまドテンのポジションを持ったりすると、
 これまた返り討ちのダマシにあうこともままあるものじゃ。」

『えっ? ダマシのダマシ?
 おい、ジンさんよ。話が複雑すぎてよく解んねぇぜ。』

「ふむ。そうじゃのう…。ところで、ちょっとお前さんに聞くが、
 ドテンをしてダマシにあったことはないかね。」

『それはしょっちゅう…、じゃぁなくて、
 オレ様クラスでも、まぁ、そんなこともタマにはあるぜ。』

「例えば、『上でなければ下』という判断をしたとしても、
 相場は上げ下げ二者択一ではなく、不明もしくは
 トレード自体を避けるべき第三の状況もあるのじゃのう。」

『……。』

「買っても売っても負けるときは、それはマーケットからの
 『トレードをすべき状況でない』というメッセージなのじゃ。」

『……。』

「このようなトレードすべきではない状況で、
 頭に血が登り、ムキになって怒りのトレードを繰り返すと、
 口座資金を毀損してしまうものじゃ。」

『で…、どうすりゃいいってんだよ。』

「『ダマシを活用できるようになる状況』を見定めることじゃ。」

『えっ? ダマシを活用できる状況って、いったい何だよ。』

「それは、状況の『複合』もしくは『重合』じゃ。」

『……?』

「例えば、揉み合いの後に満を持して下落したのに、
 下降ブレークが不発となる『ダマシのブレークアウト』における
 『キー・リバーサル』+『スパイク(実体より長いヒゲ)』など、
 状況証拠が複合する状況じゃ…。」

『……!』

「単一のダマシのエビデンスよりも、それらが複合している状況、
 つまり、『ダマシのブレークアウト』+『キー・リバーサル』
 +『スパイク』などのエビデンスが複合する状況のほうが
 よりダマシの確認が確かとなるというわけじゃのう。」

『あははっ。ジイさん、あんたの言葉も「確」がダブってるぜ。』

「それにじゃ…、価格の『勢い』も重要じゃ。
 価格の勢いなどと言うと、曖昧との謗りを受けるものじゃが、
 バン・K・タープ博士の『魔術師たちの心理学』でも
 述べられているのじゃ。」

『ポイントを抜けるにしても、反転するにしても、
 価格の勢い(スピード)は大切というわけだな…。』

「そういうことじゃ…。
 複数のダマシが重合して起こり、かつ『反転に勢い』もある、
 このような状況がダマシを活用できる状況と言ってよかろう。」

『状況証拠のエビデンスは単一よりも、複合の方が確かさが増す。
 これは当たり前のこと、ってワケだね。』

「ふむ。そう言って良いのではなかろうかのう…。
 ところで、この『複合』もしくは『重合』という考え方は、
 ダマシの確認に限らず、トレードでは有効な考え方の1つじゃ。」

『……?』

「例えば、上値を何度も止めたレジスタンスと、
 ピボット・ポイントR1(2)と、+3σが重合している場合なども、
 抵抗のポイントとして重要度が高くなるものじゃ。」

『いろいろな手法を用いているトレーダー達が
 それぞれに注目しているポイントが重なると
 注目度も高いポイントになる、そーゆーワケだな…。』

「そういうことじゃ…。
 ただ、誤解しないように言っておくがのう、
 ポイントが重合すると反転の可能性は高まるけれども、
 必ず反転するとは限らないものじゃ。
 そこを突き抜けるダマシとなった場合、
 『それだけ動意が強い』ということになるのじゃ。
 それとじゃが、次にこれも話しておかねばなるまい…。」

『おい、ジイさん、話が今回もかなり長くなってるぜ。
 次の話は来週にでもしたらどうなんだい。』

「そうすることにしようかのう…。
 来週は…、気が変らなければじゃが…、
 ファンダメンタルズでのダマシの話と、
 相場はブルとベアの戦いの話でもしようかのう。
 ポイントでは勢いを伴い一気に抜けたり、反転することもあるが、
 ちょっと抜けてはまた戻り、ポイントを巡ってブルとベアの
 戦いが繰り広げられるものじゃが、
 その戦いに決着がつく頃にあるエビデンスが現れるのじゃ…。」

『ジイさん、あんた良く気が変るからねぇ…。
 ずっと前に言っていた点と線の話なんかも飛んじゃってるし…、
 楽しみにしておいてやるから、話のテーマを忘れんなよ。』


なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m

ではまた来週。


<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されています。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
FX情報をもっと見る
過去ログ
2019年09月(3)
2019年08月(3)
2019年07月(4)
2019年06月(5)
2019年05月(4)
2019年04月(3)
2019年03月(5)
2019年02月(4)
2019年01月(4)
2018年12月(4)
2018年11月(4)
2018年10月(4)
2018年09月(5)
2018年08月(3)
2018年07月(5)
2018年06月(4)
2018年05月(4)
2018年04月(4)
2018年03月(4)
2018年02月(4)
2018年01月(4)
2017年12月(4)
2017年11月(4)
2017年10月(5)
2017年09月(4)
2017年08月(3)
2017年07月(5)
2017年06月(4)
2017年05月(4)
2017年04月(4)
2017年03月(4)
2017年02月(4)
2017年01月(4)
2016年12月(4)
2016年11月(4)
2016年10月(5)
2016年09月(4)
2016年08月(2)
2016年07月(5)
2016年06月(4)
2016年05月(4)
2016年04月(4)
2016年03月(4)
2016年02月(4)
2016年01月(5)
2015年12月(3)
2015年11月(4)
2015年10月(4)
2015年09月(3)
2015年08月(4)
2015年07月(4)
2015年06月(4)
2015年05月(4)
2015年04月(4)
2015年03月(4)
2015年02月(4)
2015年01月(3)
2014年12月(3)
2014年11月(4)
2014年10月(4)
2014年09月(4)
2014年08月(4)
2014年07月(4)
2014年06月(4)
2014年05月(3)
2014年04月(4)
2014年03月(4)
2014年02月(4)
2014年01月(4)
2013年12月(3)
2013年11月(4)
2013年10月(4)
2013年09月(5)
2013年08月(3)
2013年07月(4)
2013年06月(4)
2013年05月(4)
2013年04月(4)
2013年03月(5)
2013年02月(4)
2013年01月(4)
2012年12月(4)
2012年11月(3)
2012年10月(4)
2012年09月(5)
2012年08月(3)
2012年07月(5)
2012年06月(3)
2012年05月(4)
2012年04月(5)
2012年03月(4)
2012年02月(4)
2012年01月(4)
2011年12月(4)
2011年11月(4)
2011年10月(5)
2011年09月(4)
2011年08月(3)
2011年07月(5)
2011年06月(4)