FX 防御の技術と邪道のお話(1)


東日本大震災で米軍の救援活動「トモダチ作戦」を指揮した
ロバート・ウィラード司令官が9日に退任されたそうですね。

今日は東日本大震災からちょうど1年目。
私達は決してあの日を忘れないことでしょう。 m(_ _)m
ガンバレ東北。ガンバレ日本。


●先週の主な出来事

<3月5日(月)>

4日ロシア大統領選挙でプーチン首相が過半数の票を獲得しました。
独シュピーゲル誌が、
「独首相と独財務相ともに5000億ユーロのESM拡大に応じる公算。
財務相はESMと暫定的な基金のEFSFを併存させ規模を7500億ユーロ
とすることを提案している。」と報じました。
英FT紙が、
「ギリシャ債民間投資家の債務減免への参加ペースは鈍い。
債権者は迅速な債務減免を約束してはいない。」と報じました。
ユーロがやや軟調に始まりました。
市場オープニングでは主要通貨ペアが静かなスタートになりました。
豪AIGサービス業指数(2月)は前月より弱い46.7になりました。
一時、豪ドル売り反応がみられました。
オセアニア時間はドル円に反落の動きがみられました。
中国政府が、
「今年のGDP成長率目標を7.5%に引き下げ。
経済政策の方針として積極的な財政政策と穏健な金融政策を維持。
人民元の為替レートの基本的な安定を維持。
人民元の双方向の柔軟性を拡大する。
住宅価格の合理的な水準への引き下げを目指す。」
などの発表をしました。
東京時間が近づく頃に主要通貨ペアが一時下落しました。
日経平均は下落して始まり軟調傾向で推移しました。
東京時間序盤はユーロドルが反発をみせました。
アジアの株式市場はまちまちに始まりました。
中国上海株式市場は上昇して始まりました。
日銀の企画局長が、
「強い円は企業マインドと収益を悪化させ経済にマイナス影響。
日本で高すぎる物価目標を掲げることは経済を不安定化させる。」
などの見解を示しました。
午前11時頃からドルストレートが反落しました。
ダウ先物やアジアの株式市場が軟調傾向になりました。
中国HSBC非製造業PMI(2月)は前月より強い53.9になりました。
市場反応は限定的でした。
格付け会社のムーディーズが、
「ECBの3年物資金供給はクレジットポジティブ。
ECBのギリシャ債担保停止は銀行に対してリスクを増加させる。」
などの見解を発表しました。
東京時間後半はドル円やクロス円が下落しました。
日経平均は前週末比−78.44円で大引けになりました。
東京時間終盤にドルストレートが反発をみせて揉み合いました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアが一時揉み合いになりました。
日財務副大臣が、
「円安の背景は追加緩和などいろいろな要因がある。
為替の動向は引き続き注視。決して楽観はできない。」
などの認識を示しました。
スイス実質小売売上高(1月)は前回値より強い+4.4%になりました。
一時、フラン買い反応がみられましたが限定的でした。
欧州株式市場は前週末比マイナス圏で始まりました。
ドル円は81円台前半で軟調傾向の揉み合いになりました。
独サービス業PMI確報(2月)は予想より強い52.8になりました。
欧サービス業PMI確報(2月)は予想より弱い48.8になりました。
市場反応は限定的でした。
英サービス業PMI(2月)は予想より弱い53.8になりました。
市場反応は限定的でした。
欧州の株式市場が軟調傾向で推移しました。
ダウ先物や原油先物が軟調に推移しました。
ドルストレートやクロス円が軟調傾向で推移しました。
ECBのパラモ専務理事が、
「今回の危機はソブリン債務によるもの。
ユーロ自体の危機ではない。」との発言をしました。
独ウェルト紙が、
「独メルケル政権は欧州のファイアウォールの規模を
5000億ユーロから拡大させる方向で妥協する用意がある。
EMSが5000億ユーロ全額を利用することを認め、
EFSFがすでに融資を決めている2000億ユーロとあわせて
全体を7000億ユーロとする案が浮上している。」
との観測報道をしました。
午後6時半過ぎからユーロドルやポンドドルが反発をみせました。
クロス円にやや反発がみられました。
資源国通貨は軟調傾向で推移しました。
ダウ先物や欧州株式市場の下落が一服になりました。
欧小売売上高(1月)は予想より強い+0.3%になりました。
ユーロ買い反応がみられました。
ECBのパラモ専務理事が「ユーロ共同債は現在は選択肢にはない。」
との発言をしました。
その後、ドルストレートがやや反落して揉み合いました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47455%に低下しました。
独政府の報道官が、
「スペインは財政赤字に関する協定に従う義務がある。」
との独政府見解を発表しました。
新華社通信が、
「中国人民銀行の周総裁は人民元の値幅拡大を検討している。」
と報じました。
ロイター通信が、関係筋の情報として、
「大半の独銀はギリシャの債務交換に応じる見通し。
独銀行やコメルツ銀行が債務交換に応じる方針を明らかにしている。
独銀で債権者となっているFMSも週内に債務交換に応じる見通し。」
との報道をしました。
国際金融協会加盟の12行がギリシャ国債交換参加を表明しました。
NY時間が近づく頃から主要通貨ペアが反発する展開になりました。
ユーロドルやポンドドルなどドルストレートが上昇しました。
ダウ先物や欧州株式市場や原油先物が下げ幅を縮小しました。
ECBが「先週の債券購入プログラムによる国債購入はなかった。」
との発表をしました。
NYダウが始まる頃に主要通貨ペアの上昇が一服になりました。
NYダウは前週末比マイナス圏で始まり揉み合いになりました。
ドル円など主要通貨ペアにやや反落の動きがみられました。
米ISM非製造業総合景況指数(2月)は予想より強い57.3でした。
米ISMの構成項目の雇用指数は55.7に低下しました。
米製造業受注指数(1月)は予想より強い−1.0%になりました。
ドル買い反応がみられました。
NYダウが一時下げ幅を縮小しました。
ギリシャの財務相が、
「債務交換が最良かつ唯一の提案であるが、
ギリシャ債交換に関して集団行動条項CACの行使の準備を始めた。
対GDP120%の赤字目標については現実的で達成可能。
債務交換後は第3次救済が不要になる。」などの発言をしました。
NYダウに反落の動きがみられました。
米10年債利回りが一時1.97%近くまで低下しました。
ユーロドルや豪ドル米ドルなどドルストレートが反落しました。
アイルランドの新聞社の共同の世論調査では、
「EU財政条項の批准に関して、国民の37〜44%は賛成、
26〜29%が反対、残りは態度保留。」などの結果になりました。
NYダウが徐々に下げ幅を縮小しました。
ロンドンフィックス頃からユーロドルが反発して揉み合いました。
ポンドドルも反発をみせて揉み合いになりました。
米10年債利回りが2.00%あたりまで上昇しました。
資源国通貨は軟調傾向が続きました。
ドル円がしばらく小幅な揉み合いになりました。
オバマ米大統領が、イスラエルのネタニヤフ首相との会見で、
「イランの核兵器は容認できない。すべての選択肢排除しない。
イランめぐりイスラエルと常に協調している。
イラン問題に関してイスラエルと米国は結束している。」
などの発言をしました。
ダラス連銀総裁が、
「一段の政策緩和は必要ない。
一段の政策行動は状況が最もひどい場合のみ必要。
指標が引き続き段階的に改善すれば、
市場は一段と引き締め気味の政策に備えるべき。」
との発言をしました。
NY時間後半はややドル買い傾向の揉み合いになりました。
ドル円が緩やかに反発しました。
NYダウや緩やかに下げ幅を縮小していきました。
原油先物が揉み合いながら反発していきました。
米10年債利回りは2.00%あたりに上昇しました。
NY原油(WTI)は106ドル台後半で引けました。
NYダウは前週末比−14.76ドルでこの日の取引を終えました。

<3月6日(火)>

一部メディアが、
「米大統領はG8首脳を5月18-19日にキャンプデービッドに招待。」
との報道をしました。
NHKニュースが、
「イランの議会選挙では最高指導者のハメネイ師を後ろ盾とする、
より強硬な勢力が圧勝して欧米やイスラエルとの緊張が
一層高まることが懸念されている。」と報じました。
オセアニア時間は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
日経平均は小幅高で始まり揉み合いになりました。
東京時間序盤は豪ドルやNZドルが一時反発をみせました。
豪第4四半期経常収支は予想より弱い−83.74億豪ドルでした。
同期の豪GDP純輸出は改善しました。
限定的ながら一時豪ドル買い反応がみられました。
ダウ先物がやや反発をみせました。
その後、ややドル売り傾向での推移になりました。
ドル円やクロス円が仲値頃から反落する展開になりました。
仲値を過ぎた頃に豪ドルやNZドルなど資源国通貨が下落しました。
日経平均や韓国の株式市場が前日比マイナス圏に反落しました。
アジアの株式市場が前日比マイナス圏で軟調に推移しました。
ダウ先物に反落の動きがみられました。
その後、ユーロドルなどドルストレートが反落する展開になりました。
ドル円は下落が一服になり揉み合いになりました。
豪RBA政策金利は市場予想とおり4.25%で据え置きになりました。
豪RBA声明では、
「金融政策は当面適切。
インフレ見通しは必要なら緩和の余地を提供。」
需要が大幅に弱まればさらなる政策緩和の余地がある。
CPI上昇率は向こう2四半期にさらに低下の見込み。」
インフレは目標近くとなる見通し。成長はトレンド近辺。
世界経済で深い下振れリスクは想定していない。
中国の成長は穏やかなペースになった。」
などが示されました。
豪ドル米ドルが瞬間的に反発した後に一段急落になりました。
他のドルストレートに連れ安の動きがみられました。
豪ドル円などクロス円が下落しました。
ドル円は上下動の揉み合いになりました。
午後2時半過ぎにドルストレートやクロス円が一時反発しました。
日経平均は前日比−60.96円で大引けになりました。
ロンドン時間序盤はドル円が反落しました。
ユーロドルなどドルストレートが軟調推移になりました。
ユーロ円などクロス円が軟調に推移しました。
原油先物は上下動の揉み合いになりました。
英ハリファックス住宅価格(2月)は予想より弱い−0.5%でした。
ポンド売り反応がみられました。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で始まり軟調に推移しました。
ダウ先物の下落がしばらく続きました。
原油先物が下落しました。
午後6時半過ぎにドル円が81円台を割り込みました。
欧第4四半期GDP改訂値は予想とおり前期比−0.3%になりました。
市場反応自体は限定的でした。
ギリシャ財務省当局者が、
「8日の国債交換参加期限を延長する計画を否定する。」
との発表をしました。
5年物ギリシャ国債CDSの保証料が76%と過去最高になりました。
午後7時過ぎからドルストレートが一段の急落になりました。
ECBが65行に175.41億ユーロの7日物資金供給オペ実施しました。
午後7時半過ぎに主要通貨ペアの下落が一服になりました。
午後8時過ぎにドル円が一時81円台を回復しました。
EFSFの3ヶ月物証券の入札では、
「目標上限35億ユーロに対して34.4億ユーロ発行されて、
平均利回りが0.0516%、応札倍率が2.0倍。」になりました。
NY時間が近づく頃に主要通貨ペアが一時反発して揉み合いました。
ECBのバランスシートが発表されて、
「過去最大となる3.02兆ユーロ規模に拡大。」
と(FRBより大きく)動性供給が記録的な水準になりました。
NY時間序盤は主要通貨ペアが再び反落する展開になりました。
ダウ先物や欧州株式市場の下落が強まりました。
NYダウは大きく下落して始まりました。
米10年債利回り1.95%あたりまで低下しました。
加Ivey購買部協会指数(2月)は予想より強い66.5になりました。
限定的ながら一時加ドル買い反応がみられました。
その後、ドル円の下落が強まる展開になりました。
ドルストレートの下落は一服になりました。
共同通信が、
「米国防長官はイランの核兵器保有阻止に向けた全ての外交努力が
失敗すれば米国は武力行使に踏み切るとの方針を表明する。」
との観測報道をしました。
深夜2時過ぎにNYダウが200ドル超の下落になりました。
主要通貨ペアの下落が強まりました。
英の首相が、議会の答弁で、
「イランへの制裁は効果的だが機能するにはしばらく時間が必要。
イスラエルによる軍事行動は正しい選択とは言い難いが、全ての
可能性は机上にある。イランから原油を購入しないことが必要。」
などの見解を示しました。
米エネルギー情報局EIAが第2四半期の米石油需要予測を発表して、
「2月に示した0.6%上昇から下方修正する。
日量1883万バレルの前年比0.4%の上昇を見込んでいる。」
との発表をしました。
深夜3時頃に主要通貨ペアの下落が一服になりました。
ドル円やクロス円が反発をみせました。
独与党キリスト教民主同盟CDUの当局者が、
「独首相はギリシャの債務交換は順調に進むとの見方を示した。
独首相は債務交換の参加率が目標に達しない場合は
新たな問題が引き起こされるであろうと指摘。
独首相はESMの規模拡大を求める動きに抵抗していると発言。
5000億ユーロの基金上限の引き上げを求める国際的な圧力がある。」
などの独首相の談話を示しました。
ギリシャ財務省が、
「ギリシャの6大銀行は債券交換に自主的に応じる。
民間部門との債務交換の取引は予定通りに終了する見込み。
債務交換に応じない民間債権者には公的な支援は実施されない。」
との発表をしました。
米10年債利回りは1.94%あたりに低下しました。
NY原油(WTI)は下落して104ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比−203.66ドルでこの日の取引を終えました。

<3月7日(水)>

ポルトガルBPI銀行がギリシャ債務交換に参加すると表明しました。
豪RBAの副総裁が、
「豪RBAは豪ドルの過度の上昇に警戒する必要。
為替レートはオーバーシュートの可能性。
豪ドル高が経済ファンダメンタルズと不整合との主張は難しい。
為替介入へのハードルは高い。
必要なら政策金利の引き下げ余地はあるが労働市場の環境しだい。」
などの見解を示しました。
市場反応は限定的でした。
オセアニア時間はややドル売り傾向での揉み合いになりました。
午前8時前からドル円が急反落しました。
WSJ紙が、消息筋からの情報として、
「ギリシャ政府は8日を期限の債務交換への民間投資家の参加率が
75〜80%と予想している。この債務交換はギリシャ法に基づき
発行された1770億ユーロの債務を半分以上の減免を意図している。」
との報道をしました。
日経平均は下落して始まりました。
東京時間序盤はドル売り優勢の相場展開になりました。
ドル円が軟調に推移しました。
ドルストレートが反発をみせました。
豪第4四半期GDPは予想より弱い前期比+0.4%になりました。
豪ドル米ドルや豪ドル円が急落しました。
仲値前あたりからドル円が反発をみせました。
ダウ先物や原油先物が反発をみせました。
ユーロドルなど主要通貨ペアが反発する展開になりました。
豪ドルが下落幅を縮小しました。
アジアの株式市場は下落して始まり揉み合いになりました。
日5年債利回りが0.28%と2010年11月以来の低水準になりました。
その後、アジアの株式市場が反発して下げ幅を縮小しました。
WSJ紙が、
「ギリシャは期限までに債券保有者の全てからは
債務交換の合意が得られない見通しになった。」
との観測報道をしました。
東京時間午後から主要通貨ペアにやや反落の動きがみられました。
ドル円や豪ドル円などが再び軟化しました。
ダウ先物に一時反落の動きがみられました。
日景気一致CI指数速報(1月)は予想より弱い93.1、
日景気先行CI指数速報(1月)は予想より強い95.1になりました。
市場反応は限定的でした。
その後、ダウ先物に再び反発の動きがみられました。
主要通貨ペアが再び反発をみせる揉み合いになりました。
日経平均は前日比−61.57円で大引けになりました。
スイス失業率(2月)は予想とおりの3.4%になりました。
市場反応は限定的でした。
アジアの株式市場が再び軟調になりました。
伊の証券取引所が一時ギリシャ債の取引を停止すると発表しました。
ロンドン時間序盤はユーロが一時反落しました。
仏の株式市場が前日比プラス圏で始まりました。
午後5時から主要通貨ペアが一時反発をみせる場面がありました。
独や英の株式市場は前日比マイナス圏で始まりました。
主要通貨ペアが反落する展開になりました。
伊中銀総裁が、
「高齢化が進むため伊は成長を促進すべき。若年層の雇用を憂慮。
南伊では若年層の4分の1以下しか就業できていない。」
などの認識を示しました。
その後、欧州株式市場が前日比プラス圏に反発して揉み合いました。
原油先物が揉み合いながらも堅調に推移しました。
主要通貨の反落が一服になりました。
独メルケル政権が閣議でEU財政協定を承認しました。
独保険大手のアリアンツとミュンヘン再保険が
ギリシャ債務交換への参加を表明しました。
その後、ややドル売り優勢の展開になりました。
ダウ先物が堅調に推移しました。
ECBが7日物ドル供給オペを実施して7金融機関の応札で
15.96億ドルが供給されました。
午後7時頃からドルストレートが一時反発しました。
ドル円は揉み合いがしばらく続きました。
独5年債の入札では、33.12億ユーロ発行されて、
「平均利回りが前回より低い0.79%、応札倍率が前回と同1.8倍。」
などの結果になりました。
ギリシャ2年債利回りが252.61%あたりまで上昇しました。
独製造業受注指数(1月)は予想より弱い−2.7%になりました。
ユーロドルやユーロ円が反落しました。
ポンドドルなどドルストレートに連れ安の動きがみられました。
独の経済技術相が、
「新規受注の落ち込みは主に大型案件がなかったことによるもの。」
との認識を示しました。
レーン欧州委員が「ギリシャPSIは目標を達成できると確信。」
との発言をしました。
国際金融協会が、
「7日現在でギリシャ債務削減対象の債権の39.3%を保有する
30の金融機関が参加を表明している。」との発表をしました。
その後もユーロの軟調がしばらく続きました。
米ADP雇用統計(2月)は予想よりやや強い+21.6万人になりました。
ややドル買い反応がみられましたが限定的でした。
米第4四半期非農業部門労働生産性は予想より強い+0.9%、
米第4四半期単位労働コストは予想より強い+2.8%になりました。
発表直後の市場反応は限定的でした。
加住宅建設許可件数(1月)は予想より弱い−12.3%になりました。
加ドル売り反応がみられましたが限定的でした。
ダウ先物や欧州の株式市場が堅調傾向で推移しました。
NY時間序盤はドル円など主要通貨ペアが一時反発をみせました。
午後11時頃からドルストレートが再び反落する展開になりました。
ダウ先物や欧州の株式市場や原油先物が反落しました。
NYダウは小幅高で始まり揉み合いになりました。
ドル買い傾向の揉み合いがしばらく続きました。
ユーロドルが一時1.31を割り込みました。
ギリシャ財務省が、
「8日に期限を迎える民間債権団のギリシャ債交換は
75%を間違いなく上回るだろう。」との見解を示しました。
米EIA週間石油在庫統計では原油在庫が、
「市場予想より少ない83万2000バレルの増加。」になりました。
原油先物に反発の動きがみられました。
ブルームバーグが、
「ギリシャ債交換への参加率が58%へ上昇。
集団行動条項CACの発動の最低ラインとされる66%に近づいた。」
などの報道をしました。
ロイター通信が、
「銀行や年金などギリシャ債を保有する主要30社が
債務交換に参加する意向を明らかにした。」
との報道をしました。
ロンドンフィックス前頃からNYダウが上昇しました。
ユーロ主導で主要通貨ペアが反発上昇しました。
WSJ紙が、
「FRBはもしも景気が落ち込んだ場合の対応策として、
これまでのQE3ではなく同時に不胎化も実施して、
将来のインフレに備えた不胎化QEも検討している。
足元の米経済指標の底堅さから近々に打ち出す可能性は低いが、
万一の場合の将来のインフレにも配慮したオペを検討している。」
との観測報道をしました。
独の財務相が、
「さらなる流動性供給や財政支出は事態の解決にはならない。
財政協定がユーロ圏の安定に繋がる。
ギリシャのユーロ加盟は誤りであったかもしれない。
ギリシャの財務相とユーロ離脱について率直に話し合った。
ギリシャ側は100%の存続を希望した。
ギリシャの債務交換に関しては極めて楽観視している。」
などの発言をしました。
NY時間後半はNYダウや原油先物が堅調傾向で推移しました。
ドル円など主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
米消費者信用残高(1月)は予想より強い177.76億ドルになりました。
市場反応は限定的でした。
米10年債利回りは1.97%あたりに上昇しました。
NY原油(WTI)は106ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+78.18ドルでこの日の取引を終えました。

<3月8日(木)>

早朝5時にRBNZが政策金利を2.50%に据え置きました。
RBNZ声明では、
「据え置きが賢明。国内経済は回復の兆しがみられる。
インフレはターゲットレンジの中央付近で落ち着いている。
90日間の短期金利見通しは12月が3.00%、
13年6月が3.20%、2013年12月が3.30%。
NZドル高は利上げの必要性を減少させる。
NZドル高は貿易に悪影響。GDPと経済の不均衡を招く。
景気回復の兆候や成長がみられる。
欧州債務危機へのリスクは緩んだが世界経済のリスクは残る。」
などの見解が示されました。
NZドルが下落しました。
AFP通信が「ギリシャの年金基金5団体が債務交換の参加を拒否。」
との報道をしました。
NZ第4四半期製造業売上高は前回値より強い+1.2%になりました。
市場反応は限定的でした。
オセアニア時間はドル円がやや反落しました。
主要通貨ペアの多くが揉み合い傾向で推移しました。
米FT紙が、関係筋からの情報として、
「中国が人民元の利用拡大を目指して他のBRICs諸国向けに
人民元建て融資の実行を計画している。」との観測報道をしました。
日第4四半期GDP改訂値は予想とおりの前期比−0.2%、
日第4四半期GDPデフレータ改訂値は予想より弱い−1.8%、
日国際貿易収支(1月)は予想より弱い−1兆3816億円、
日国際経常収支(1月)は予想より弱い−4373億円になりました。
経常収支は2009年1月以来の赤字転落で赤字額は過去最大でした。
円売り反応がみられました。
ドル円が上昇しました。
ドルストレートにやや反落の動きがみられました。
日経平均は前日比プラス圏で始まりました。
東京時間序盤はドル円がやや反落して揉み合いになりました。
RBNZの総裁の議会緒言では、
「競争の激しい金融刺激策に懸念。世界的な流動性の現象を懸念。
NZ経済は信用成長の鈍化により抑制されている。
インフレ(の状況)は金融政策での対応を必要としていない。
通貨高は製造業と観光業を損なう。
2.5%の金利は2012年の長期間維持される可能性。
欧州からのアジアへの悪影響を予想していない。」
などの見解が示されました。
一部メディアが、
「現時点で2月経常収支も赤字が継続すると断ずるのは早計。
2月も輸入の伸びは継続する見込み。輸出は確定的に言えない。」
などの日財務省幹部の見解を報じました。
豪新規雇用者数(2月)は予想より弱い−1.54万人、
豪失業率(2月)は予想とおりの5.2%になりました。
豪ドルが下落しました。
アジアの株式市場は前日比プラス圏で始まり堅調に推移しました。
ダウ先物が揉み合いから反発しました。
午前11時半頃からドルストレートやクロス円が反発しました。
豪ドル米ドルや豪ドル円も反発する展開になりました。
ユーロ円が107円台を回復しました。
ドル円はしばらく揉み合いが続きました。
日景気ウォッチャー調査現状判断DI(1月)は予想より弱い45.9、
同先行き判断DI(1月)は前回値より強い50.1でした。
市場反応は限定的でした。
ドルストレートの堅調が続きました。
東京時間終盤にかけてダウ先物がやや反落しました。
ドル円に再び上昇の動きがみられました。
日工作機械受注速報(2月)は前回値より弱い−8.6%になりました。
日経平均は前日比+192.90円で大引けになりました。
日銀総裁が、
「今後ともデフレ脱却に全力で取り組んで行く。
デフレ脱却の強い思い示すため2月14日に緩和を行った。
デフレ脱却が極めて重要な課題。」などの発言をしました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアが上昇後反落して揉み合いました。
ギリシャ政府当局者が「国債交換は順調。非常に高い参加率。」
との発表をしました。
ダウ先物や原油先物が反発上昇しました。
欧州の株式市場が上昇して始まり堅調に推移しました。
豪ドルが堅調に推移しました。
仏貿易収支(1月)は予想より弱い−53.24億ユーロになりました。
ユーロドルはしばらく頭の重い状況が続きました。
ドル円が再び反発して、クロス円が堅調に推移しました。
スイス消費者物価指数(2月)は予想よりは強い−0.9%になりました。
市場反応は限定的でした。
独政府経済諮問のボーフィンガー委員が、
「市場はリスクに気がついている。
ギリシャの債務交換は実行されるだろう。
CACが発動されても驚きではない。」
などの発言をしました。
日12年度予算案が衆議院を通過しました。
午後6時過ぎにドルストレートやクロス円が急伸しました。
ユーロドルが1.32台を回復しました。
ドル円が午後6時半過ぎに一時反落しました。
ダウ先物が急伸しました。
スイスSNBが、
「スイスフランの極端な過大評価を阻止すべく
昨年の2011年に外貨購入に約178億フランを投じた。」
との発表をしました。
スイスSNBの総裁代行が、
「対ユーロ1.20のスイスの上限設定は市場に信頼されている。
2011年のスイス中銀決算の安定化にも寄与した。
次期総裁人事は政府の専管事項。」などの発言をしました。
午後7時過ぎからポンドが反落しました。
その後も主要通貨ペアの上昇がしばらく続きました。
独鉱工業産指数(1月)は予想より強い+1.6%になりました。
ユーロ買い反応がみられました。
ユーロ円が108円台を回復しました。
ポンドが反発しました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47355%に低下しました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置きました。
英BOEが資産買入規模を3250億ポンドに据え置きました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
午後9時半過ぎにダウ先物に反落の動きがみられました。
ドルストレートがやや反落する展開になりました。
豪ドルが軟調になっていきました。
ダラーラIIF専務理事が、
「ギリシャの債務交換が成功裏に実施されること望む。
欧州のファイアウォールに関する取り組みは不充分。
ギリシャ債務交換には高水準の参加が見込まれる。
一部の投資家はいまだに参加の判断を保留している。」
などの発言をしました。
加住宅着工件数(2月)は予想よりやや強い20.11万件になりました。
市場反応は限定的でした。
米新規失業保険申請件数は予想より弱い36.2万件になりました。
ドル円など主要通貨ペアに一時反落の動きがみられました。
加新築住宅価格指数(1月)は予想とおりの+0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
ドラギECB総裁の記者会見では、
「経済に安定化の兆しがみられる。経済見通しには下振れリスク。
インフレには上振れリスクがある。景気は段階的に回復する。
2012年のインフレ率は引き続き2%を上回る可能性。
2回の長期流動性オペの初期的な影響はプラス。
長期流動性オペは今後もユーロ圏を支援する。
インフレへのリスクは引き続き概ね均衡。
物価安定の上振れリスクを回避する手段が利用可能。
財政健全化と改革をさらに進める緊急な必要性がある。
全ての異例の措置は一時的なもの。
2度目の長期流動性オペに独の460行が参加。
ファイアウオールで努力が実を結ぶと確信する必要。
債券市場の緊張が成長を抑制。政策金利変更は協議しなかった。
為替のために金融政策を行うことはない。
リスク環境は改善。ユーロ圏への信頼が戻りつつある。
バランスシートへのリスクが高いというのは誤り。
外需と低金利が景気を支援している。
ギリシャ債を再び担保として受け入れる見込み。」
などが示されました。
ECBのスタッフ予想では、
「12年ユーロ圏GDP伸び率見通しを−0.5%〜+0.3%に下方修正。
12年のユーロ圏インフレ率見通しを2.1%〜2.7%に上方修正。」
などが示されました。
ユーロが振幅のある上下動になりました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
その後、ユーロドルやドル円が反落する展開になりました。
加BOCが政策金利を1.00%に据え置きました。
加BOC声明では、
「インフレは予想より安定している。
1月のリポートよりも加経済の見通しは改善している。
政策金利誘導目標が過去最低に近い水準にある。
金融システムは順調に機能していることを考慮すれば、
加には金融政策に刺激の余地が存在する。」
などの見解が示されました。
加ドル買い反応がみられました。
NYダウは上昇して始まりました。
ドルストレートに一時反発の動きがみられました。
その後、NYダウが上昇幅を縮小しました。
主要通貨ペアがやや反落して揉み合いになりました。
豪ドルは軟調に推移しました。
一部メディアが、ギリシャ政府当局者の話として、
「ギリシャの債務交換提案の受け入れ状況は良好。
民間債権者の債務交換は現時点で75%を超えた。」
との報道をしました。
ロンドンフィックスが近づく頃にユーロが上昇しました。
ドル円が一時反落しました。
NYダウが緩やかに再上昇する展開になりました。
ロンドンフィックス過ぎにドル円が反発して揉み合いました。
豪ドルが反発上昇する展開になりました。
ユーロドルが揉み合いになっていきました。
IMFが「15日にギリシャへの第2次支援について理事会を開催。」
との発表をしました。
NY時間終盤に英FT紙が「ギリシャ債務交換に約80%が合意。」
との報道をしました。
主要通貨ペアに上昇反応がみられました。
一部メディアが、ギリシャの銀行関係者の情報として、
「債務交換の参加率は約85%にのぼる。」と観測報道をしました。
米10年債利回りは2.01%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は106ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+70.61ドルでこの日の取引を終えました。

<3月9日(金)>

CNBCが「ギリシャ当局者が債務交換の参加率は90%と語った。」
との報道をしました。
オセアニア時間は主要通貨ペアがやや反落して揉み合いました。
日経平均は上昇して始まりました。
ダウ先物がやや反落して揉み合いになりました。
東京時間序盤はややドル買い傾向の揉み合いになりました。
資源国通貨が軟調傾向で推移しました。
豪貿易収支(1月)は予想より弱い−6.73億豪ドルになりました。
豪ドル米ドルなどが下落しました。
IMF専務理事が「12年の米成長予想を1.8%から上方修正の可能性。」
との見解を発表しました。
中国消費者物価指数(2月)は予想より弱い+3.2%、
中国生産者物価指数(2月)は予想とおりの+0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
アジアの株式市場は前日比プラス圏で揉み合いになりました。
ダウ先物は緩やかに反発する展開になりました。
日経平均が昨年8月1日以来の9900円台を回復しました。
ドル円やクロス円が堅調傾向で推移しました。
NZ中銀総裁が、
「NZドルがさらに上昇すれば利下げもあり得るが、
現在検討中の事項ではない。」と発言しました。
東京時間後半はユーロドルは小幅な揉み合いが続きました。
豪ドル米ドルが緩やかに反発しました。
ドル円はやや反落して揉み合いになりました。
中国小売売上高(2月)は予想より弱い+14.7%、
中国鉱工業生産(2月)は予想より弱い+11.4%になりました。
限定的ながらドル買い反応がみられました。
日経平均は前日比+160.78円の9929.74円で週取引を終えました。
東京時間の終盤にギリシャ政府が、
「ギリシャは債務交換を完了した。
1720億ユーロの債務交換の申し出があった。
ギリシャ法に基づく債務交換の参加率は85.8%だった。
非ギリシャ法に基づく債務交換の参加率は69%だった。
CAC発動後の債務交換の参加率は95.7%。
外国法準拠国債と国有企業発行債の受付期限を3月23日まで延長。
国内法準拠国債の債務交換の期限は延長しない。
国有企業発行債を国内法準拠国債と同様に修正する。」
などの発表をしました。
その後、材料出尽くしで主要通貨ペアが急落する展開になりました。
ダウ先物に反落の動きがみられました。
独貿易収支(1月)は予想より強い+131億ユーロ、
独経常収支(1月)は予想より弱い+80億ユーロになりました。
独消費者物価指数確報(2月)は予想とおりの前月比+0.7%でした。
市場反応は限定的でした。
IIFから「ギリシャ債務交換の結果を歓迎。」との声明がありました。
仏経済相が
「ギリシャ債務交換は良いニュース。デフォルトリスクを回避。」
との発言をしました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアに一時反発の動きがみられました。
ダウ先物が反発をみせました。
その後、ダウ先物が再び反落して揉み合いになりました。
主要通貨ペアが再び反落して揉み合いました。
独財務省が、
「ギリシャの債務交換結果を歓迎。債務交換は安定化へ大きな一歩。
債務交換はギリシャに歴史的なチャンスを開く。
トロイカは債務交換参加率がユーログループ要求に達したか判断へ。
ユーログループは電話協議でギリシャに関してどう進めるか決定。」
などの声明を発表しました。
欧州の株式市場は前日終値レベルでの揉み合いで始まりました。
午後5時半頃からドル買い傾向での神経質な相場展開になりました。
ドル円が反発上昇しました。
英鉱工業生産指数(1月)は予想より弱い−0.4%、
英製造業生産高(1月)は予想より弱い+0.1%、
英生産者物価指数コア(1月)は予想より強い+3.0%になりました。
ポンドが下落しました。
午後7時半頃からポンドドルが反発上昇しました。
独の首相が「ギリシャ債務交換の結果は心強い。」と発言しました。
レーン欧州委員が「債務交換の結果に満足。」と発言しました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47355%と前日同水準になりました。
加雇用ネット変化率(2月)は予想より弱い−2800人、
加失業率(2月)は予想より強い7.4%になりました。
加ドルが上下に振れた後にやや加ドル買いになりました。
ダウ先物が揉み合いながら反発する展開になりました。
ギリシャ第4四半期GDPは季調前で前年同期比−7.5%になりました。
一部メディアが、
「ユーロ圏諸国はギリシャ救済の承認手続きを開始へ。」
との報道をしました。
ロイター通信が、独政府報道官の発言として、
「ギリシャの債務交換については12日のユーロ圏財務相会合で
同国向け2次支援について決定する。」
との報道をしました。
独の財務相が、
「ギリシャは例外なしでCAC発動へ。
今日の電話会議にはラガルドIMF専務理事も参加した。
IMFがギリシャ第2次支援に大きな貢献をすること期待。
ISDAのギリシャCDS判定は支援に影響しない。」
との発言をしました。
午後10時過ぎにユーロドルが1.32を割り込み下落しました。
米非農業部門雇用者数変化NFP(2月)は予想より強い+22.7万人、
米失業率(2月)は予想とおりの8.3%、
米民間部門雇用者数変化(2月)は予想より強い+23.3万人、
米貿易収支(1月)は3年3ヶ月ぶりの弱い水準の−526億ドルでした。
また、NFPの前月値が28.4万人(+4.1万人)に上方修正されました。
米ドル買い反応になりました。
ドル円が82円台に上昇しました。
ユーロドルなどドルストレートが下落しました。
加第4四半期労働生産性指数は予想より強い+0.7%、
加国際商品貿易(1月)は予想より強い+21.0億加ドルになりました。
加ドル買い反応になりました。
ダウ先物や欧州株式市場が反発の後に反落して揉み合いました。
ユーロドルが1.315を割り込みました。
米10年債利回りが一時2.05%に上昇しました。
米経済諮問委員会CEAの委員長が、
「雇用統計は底堅い内容だったがより早い失業率の低下が見たい。」
との発言をしました。
NYダウは小幅高で始まり揉み合いになりました。
米卸売在庫(1月)は予想より弱い+0.4%になりました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャをCから一部債務不履行のRDに格下げする。」
との発表をしました。
ドルストレートが軟調に推移してドル円が堅調に推移しました。
深夜12時過ぎにNYダウや原油先物が上昇幅を拡大しました。
欧州株式市場が上昇幅を拡大しました。
一部メディアが、
「ギリシャは集団行動条項CACの発動を承認した。」と報じました。
ドル買い動意が続きました。
ロンドンフィックス過ぎにユーロドルが一時1.31を割り込みました。
NY時間後半はドルストレートがやや反発して揉み合いました。
NYダウや原油先物が揉み合いになりました。
欧州の株式市場が終盤にやや上げ幅を縮小しました。
加の首相が、
「回復は依然として脆弱。加の予算案は雇用創出策を数多く含む。」
などの認識を示しました。
一部メディアが、
「ISDAはギリシャに関して信用事由が発生したとして、
判定委員会は19日に入札実施を決定した。」と報道しました。
一部メディアが、
「IMFはギリシャ救済で367億ユーロの拠出を勧告した。」
との報道をしました。
NY時間終盤にかけてNYダウが上げ幅を縮小しました。
米10年債利回りは2.04%あたりになりました。
NY原油(WTI)は107ドル台前半で週取引を終えました。
NYダウは前日比+14.08ドルの12922.02ドルで週取引を終えました。


●今週の主な予定

※今週から米と加が夏時間(サマータイム)に移行します。

<3月12日(月)>

※豪シドニーが休場です。

朝8時50分に日機械受注(1月)、日国内企業物価指数(2月)、
午後2時に日消費者態度指数(2月)、
午後4時に独卸売物価指数(2月)、
深夜1時からユーロ圏財務相会合、
深夜2時に米3年債の入札、
深夜3時に米月次財政収支(2月)、
などが予定されています。

<3月13日(火)>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(1月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(2月)、
午前9時半に豪住宅ローン許可件数(1月)、
正午過ぎ(時間未定)に日銀政策金利、日銀声明、
夕方(時間未定)に日銀総裁記者会見、
午後5時からEU財務相会合、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(2月)、
午後6時半に英商品貿易収支(1月)、英DCLG住宅価格(1月)、
午後7時に欧ZEW景況感調査(3月)、
同夜7時に欧ZEW景況感調査(3月)、
夜9時半に米小売売上高(2月)、
夜10時からバイトマン独連銀総裁の講演、
夜11時に米企業在庫(1月)、
深夜2時に米10年債の入札、
深夜3時15分に米FOMC、FOMC声明、
などが予定されています。
(日)・独・米の指標には注目です。

<3月14日(水)>

午前9時半に豪第4四半期新規住宅、
午後1時半に日鉱工業生産指数確報(1月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後3時に日工作機械受注確報(2月)、
午後6時半に英失業率(2月)、英失業保険申請件数(2月)、
午後7時に欧鉱工業生産指数(1月)、欧消費者物価指数確報(2月)、
同午後7時に欧消費者物価指数コア(2月)、
夜9時半に米輸入物価指数(2月)、米第4四半期経常収支、
同夜9時半に加第4四半期設備稼働率、
夜10時からバーナンキFRB議長の講演、
深夜2時に米30年債の入札、
などが予定されています。
英・(欧)・米の指標には注目です。

<3月15日(木)>

午後5時半にスイスSNB政策金利、SNB声明、
午後6時にECB月例報告、
夜9時半にNY連銀製造業景気指数(3月)、米生産者物価指数コア(2月)
同夜9時半に米生産者物価指数(2月)、米新規失業保険申請件数、
夜10時に米ネット長期TICフロー(1月 対米証券投資)、
夜11時にフィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月)、
などが予定されています。
(スイス)・米の指標には注目です。

<3月16日(金)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録(要旨)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(1月)、同先行CI指数確報(1月)
午後7時に欧貿易収支(1月)、
夜9時半に米消費者物価指数(2月)、米消費者物価指数コア(2月)、
同夜9時半に加製造業売上高(1月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(2月)、米設備稼働率(2月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)、
などが予定されています。
米の指標には注目です。


<先週のユーロドルのサマリー>

先週のユーロドルは、週初5日に英FT紙が「ギリシャ債民間投資家の
債務減免への参加ペースは鈍い。」と報じたことや、オセアニア時間
に中国政府が「今年GDP成長率目標を7.5%に引き下げる。」と全人代
のテキストを発表したことでや軟調に始まりました。東京時間序盤に
一時反発をしましたが、ユーロドルはロンドン時間序盤まで揉み合い
ながらも軟調推移になりました。その後、独ウェルト紙が「独政権は
欧州のファイアウォールの規模を5000億ユーロから拡大させる方向で
妥協する用意。全体を7000億ユーロとする案が浮上している。」との
観測報道を契機として、ユーロドルはNY時間序盤にかけて1.32台前半
まで反発する展開になりました。その後、ギリシャの財務相の「ギリ
シャ債交換に関して集団行動条項CACの行使の準備を始めた。」との
発言にユーロドルが反落して、その後のロンドンフィックスにかけて
再び反発しました。NY時間後半はダラス連銀総裁の「一段の政策緩和
は必要ない。市場は一段と引き締め気味の政策に備えるべき。」との
発言によるドル買い動意も影響したか、ユーロドルはやや軟調傾向の
揉み合いになっていきました。

6日は、オセアニア時間から東京時間前半にユーロドルは小幅な揉み
合いとなりましたが、その後、アジアの株式市場の軟調やダウ先物の
反落を背景に、東京時間後半はユーロドルが軟調推移になりました。
その後、ロンドン時間序盤にギリシャ財務省当局者が「8日の国債
交換参加期限を延長する計画を否定する。」との発表をしたことで
「5年物ギリシャ国債CDSの保証料が76%と過去最高になった」こと
を契機にユーロドルが急落する展開になりました。その後「ECBが65
行に175.41億ユーロの7日物資金供給オペ実施」したことでリスク
回避が一服になり、一時、ユーロドルの下落が一服になりましたが、
NYダウが大きく下落して始まり軟調推移になったことや、またECBの
バランスシートが「過去最大となる3.02兆ユーロ規模に拡大。」との
報道もあって、ロンドンフィックスを過ぎるあたりまでユーロドルは
軟調推移になり1.31に迫るあたりまで下落しました。そしてNY時間の
終盤は揉み合いになりました。

7日は、ポルトガルBPI銀行がギリシャ債務交換に参加すると表明し
たことや、WSJ紙の「ギリシャ政府は8日を期限の債務交換への民間
投資家の参加率が75〜80%と予想している。」との観測報道などが
あったことで、オセアニア時間から東京時間前半にかけてユーロドル
が反発する展開になりました。その後、WSJ紙が「ギリシャは期限ま
でに債券保有者の全てからは債務交換の合意が得られない見通しにな
った。」との観測報道や、伊の証券取引所が一時ギリシャ債の取引
を停止すると発表したことなどのネガティブ材料と、独保険大手の
アリアンツとミュンヘン再保険がギリシャ債務交換への参加を表明
したことや、独メルケル政権が閣議でEU財政協定を承認したことなど
のポジティブ材料が交錯して、ユーロドルは神経質な上下動の展開に
なりましたが、その後に発表された独製造業受注指数が弱かったこと
や、ギリシャ2年債利回りが252.61%あたりまで上昇したことを契機
にユーロドルは再び軟調になって深夜12時にかけて一時1.31を割り込
むあたりまで下落しました。その後、ギリシャ財務省が「8日に期限
を迎えるギリシャ債交換は75%を間違いなく上回るだろう。」との見
解を示し、またブルームバーグが「ギリシャ債交換への参加率が58%
へ上昇。」と報じて、ロイター通信も「銀行や年金などギリシャ債を
保有する主要30社が債務交換に参加する意向を明らかにした。」との
報道をしたことで、ロンドンフィックス前頃から一転してユーロドル
が反発上昇する展開になりました。そしてユーロドルはNY時間終盤に
かけて揉み合い推移になりました。

8日は、AFP通信が「ギリシャの年金基金5団体が債務交換の参加を
拒否。」との報道をしたことで、オセアニア時間から東京時間序盤に
かけてやや軟調な揉み合いになりましたが、アジアの株式市場が堅調
に推移してダウ先物が揉み合いから反発に転じたことを契機に、東京
時間後半からユーロドルが反発上昇する展開になりました。その後、
一旦の揉み合いを経ましたが、ロンドン時間序盤にギリシャ政府当
局者から「国債交換は順調。非常に高い参加率。」との発表があり、
欧州の株式市場が上昇して始まり堅調に推移して、ダウ先物や原油
先物が反発上昇したことを背景に、午後6時過ぎからユーロドルが
急上昇する展開になり、独鉱工業産指数も強い結果となって、午後
9時頃まで堅調推移になりました。その後、ドラギECB総裁の記者会
見で「経済に安定化の兆候。経済見通しには下振れリスク。2012年
のインフレ率は引き続き2%を上回る可能性。物価安定の上振れリ
スクを回避する手段が利用可能。全ての異例の措置は一時的なもの。
ギリシャ債を再び担保として受け入れる見込み。」との発言や、ECB
のスタッフ予想で「12年ユーロ圏GDP伸び率見通しを−0.5%〜+0.3
%に下方修正。12年のユーロ圏インフレ率見通しを2.1%〜2.7%に
上方修正。」との好悪混在する内容にユーロドルは激しい上下動と
なった後に一旦下落する展開になりました。その後、一部メディア
が「ギリシャの債務交換提案の受け入れ状況は良好。民間債権者の
債務交換は現時点で75%を超えた。」との報道があり、ユーロドル
が急反発する展開になりました。その後、NY時間後半に揉み合いを
経て、NY時間終盤に英FT紙が「ギリシャ債務交換に約80%が合意。」
との報道をしたことでユーロドルは1.32台後半まで上昇しました。

9日は、オセアニア時間から東京時間にかけてユーロドルは小幅な
揉み合いになりましたが、東京時間終盤午後3時にギリシャ政府が
「ギリシャは債務交換を完了した。1720億ユーロの債務交換の申し
出があった。ギリシャ法に基づく債務交換の参加率は85.8%だった。
非ギリシャ法に基づく債務交換の参加率は69%だった。CAC発動後の
債務交換の参加率は95.7%。国内法準拠国債の債務交換の期限は延
長しない。」との発表をしたことを契機に、米雇用統計の発表が控
えていることも意識されたか、材料出尽くしで一旦の頂点と観る向
きの利食い売りの“Sell the fact”を浴びることになって、ユーロ
が急落する展開になりました。その後、ロンドン時間序盤に下落一服
となりましたが、NY時間が近づく頃から再び下落をしてユーロドルは
1.32を割り込み、米雇用統計を迎えることになりました。米雇用統計
ではNFPが市場予想より強い+22.7万人になったことに加えて、前回
値が+4.1万人の上方が修正されたことで、強いドル買い動意になり、
ユーロドルはロンドンフィックスにかけて一時1.31を割り込むあたり
まで急落する展開になりました。その後、一部メディアによる「ギリ
シャは集団行動条項CACの発動を承認した。」、「ISDAはギリシャに
関して信用事由が発生したとして判定委員会は19日に入札実施を決定
した。」などの報道がありましたが、ユーロドルはNY時間後半に揉み
合い推移になり終盤にやや反発して1.3122で週の取引を終えました。


<ドル円の簡易サマリー>

先週のドル円は、昨年4月の高値と10月末の安値の下落波動の61.8%
の戻りの81.60〜70円アラウンドのフッボナッチのポイントのアラウ
ンドに再び戻った週初の動向が注目されましたが、オセアニア時間
に中国政府が「今年GDP成長率目標を7.5%に引き下げる。」と全人代
のテキストを発表したことで、クロス円の下落に連れてドル円は反落
しました。その後、東京時間序盤に一時反発を試しましたが続かず、
ロンドン時間序盤にかけて下落する展開になりました。その後、午後
8時頃からクロス円の反発に連れてNY時間序盤にかけてドル円も反発
して、そして米ISM非製造業総合景況指数が市場予想より強かったこ
とで81円台半ばまで上昇しましたが、NYダウが軟調傾向で推移して、
米10年債利回りが一時1.97%近くまで低下したこともあって、ドル円
は反落してNY時間後半にかけて揉み合い推移になりました。その後、
NY時間終盤にダラス連銀総裁が「一段の政策緩和は必要ない。市場は
一段と引き締め気味の政策に備えるべき。」との発言にドル買い動意
となって、再びドル円は81円台半ばに反発する展開になりました。

6日のドル円は、仲値を過ぎたあたりからクロス円の下落に連れて反
落してロンドン時間序盤まで小幅に揉み合う展開になりました。
その後、ロンドン時間序盤に主要通貨ペアが下落したことで、ドル円
も81円を割り込み下落する展開になりました。その後、午後8時過ぎ
からドル円は一時やや反発を試しましたが、ダウ先物や欧州株式市場
が下落して、米10年債利回りが一時1.95%近くまで低下したこともあ
って、クロス円の下落に連れてドル円はロンドンフィックスを過ぎる
頃にかけて80円台半ばに迫るあたりまで下落する展開になりました。
その後、NY時間終盤にかけてクロス円の反発に連れてドル円も反発を
試す動きとなりました。

7日のドル円は、オセアニア時間に反落して東京時間の仲値にかけて
再び反発する上下動になった後、仲値を過ぎた頃から軟調傾向の揉み
合い推移になりました。その後、ロンドン時間序盤に一時80円台半ば
に迫るあたりまで下落しましたが、ダウ先物や欧州の株式市場が堅調
傾向で推移したことでクロス円が反発したことでドル円も持ち直しす
展開になりました。そして、その後に発表された米ADP雇用統計が市
場予想より強かったことでドル円は反発して、その後の揉み合いを経
て、ギリシャの債務交換の進展でクロス円が反発上昇する展開の中、
ドル円も81円台前半まで反発上昇する展開になりました。

8日のドル円は、オセアニア時間に一時反落しましたが、日国際貿易
収支が市場予想より弱く、日国際経常収支がは2009年1月以来の赤字
転落で赤字額が過去最大になったことで、円売り動意にドル円が反発
上昇する展開になりました。東京時間前半にドル円は反落して揉み合
いになりましたが、その後、ユーロ円が107円台を回復するなどクロ
ス円の堅調を背景にドル円はNY時間が近づく頃まで揉み合いながらも
堅調傾向で推移して81円台後半まで上昇する展開になりました。
その後、米新規失業保険申請件数が市場予想より弱かったことや、
ドラギECB総裁の記者会見後にユーロ円が反落して、ダウ先物が軟調
傾向で推移する中、ドル円は81円台前半まで下落しました。
ロンドンフィックス頃からNYダウが緩やかに再上昇する展開になり、
英FT紙の「ギリシャ債務交換に約80%が合意。」との報道もあり、
ユーロ円などクロス円が反発して、ドル円は揉み合いながらも堅調
傾向で推移する展開になりました。

9日のドル円は、オセアニア時間から東京時間序盤での揉み合いを
経て、ダウ先物が緩やかに反発する中、日経平均が昨年8月1日以来
の9900円台を回復して、仲値過ぎからドル円が81円台後半まで反発す
る展開になりました。その後の東京時間後半からドル円は揉み合いと
なりましたが、東京時間の終盤にギリシャ政府が「ギリシャは債務交
換を完了した。」との発表をして、“Sell the fact”でユーロ円が
下落したことでドル円は81円台半ばまで下落する展開になりました。
その後、ロンドン時間序盤でドル円は揉み合いとなりましたが、ダウ
先物が揉み合いながらも反発したことでドル円も持ち直して、米雇用
統計の発表を迎えることになりました。米雇用統計ではNFPが市場予
想より強い+22.7万人になったことに加えて、前回値が+4.1万人の
上方修正がされたことで、強いドル買い動意になり、ドル円は82円台
半ばまで急上昇する展開になりました。深夜2時過ぎからやや反落し
て揉み合いになりましたが、ドル円は週間で82円44銭に上昇して週の
取引を終えました。


<今週の注目点>

米ドルについては、先週はドルインデックスが週中に一時79に迫る
あたりまで下落しましたが週末にかけて節目となる80.0超に上昇す
る展開になりました。LIBORドル3ヶ月物金利は0.47355%と金融市
場の緊張が緩和していることもあって再び低下傾向にはありますが、
ドル買い傾向の1週間になりました。また、米10年債利回りも2.04
あたりまで上昇する展開になりました。

そして、NYダウについては、中国全人代での目標成長率の7.5%への
引き下げやギリシャの債務交換の完了などのイベントがありましたが
13000ドルの大台は視野に入っているも週間で−55.55ドルと、やや
軟調な足踏み状態になりました。金融緩和が下支えする金融相場との
指摘もある中での米景気回復の持続力および今後の株式市場の動向が
注目されます。

米指標では、8日の米新規失業保険申請件数や9日の貿易収支など
は弱かったものの、5日の米ISM非製造業総合景況指数や7日の米
ADP雇用統計および第4四半期非農業部門労働生産性確報、そして
週末の米雇用統計などはいずれも強い結果となって、主要マクロに
改善が見られ米経済が緩やかながらも回復が進んでいることが示さ
れることになりました。

また、米要人発言では、FOMC前のブラック・アウト期間入りのため
5日のダラス連銀総裁がの「一段の政策緩和は必要ない。一段の政
策行動は状況が最もひどい場合のみ必要。指標が引き続き段階的に
改善すれば、市場は一段と引き締め気味の政策に備えるべき。」と
の発言くらいではありましたが、米要人達の金融政策の認識の軸足
がハト派寄りからややタカ派寄りへと変化しつつあることが覗われ
て、13日深夜3時15分に発表される米FOMCおよびFOMC声明で米景気
判断がどのように表現されるか注目されます。


円については、1月25日に発表された日貿易収支で年ベースで31年
ぶりの赤字となったこと、および2月14日の日銀による金融緩和の
発表により、円安へと中期的トレンドが転換している状況のようで
す。8日の日貿易収支および日経常収支はともに弱い結果になり、
特に日経常収支は2009年1月以来の過去最大の赤字で、円安基調が
続きそうではありますが、同日に日財務省幹部が「現時点で2月経常
収支も赤字が継続すると断ずるのは早計。」との見解を示していて、
今後とも日経常収支が恒常的な赤字転換になったと認識することは
できないようで、13日の日銀声明や日銀総裁の記者会見での日経済
への認識が注目されます。

ドル円は先週、週初に「行って来い」で再上昇で戻ってきた、昨年
4月の高値と10月末の安値の下落波動の61.8%の戻りの81.60〜70円
アラウンドでの動向が注目されましたが、先週前半は81円を下抜け
一時80円台半ばに迫る調整とはなりました。しかしその後、7日の
ロンドン時間から反発上昇に転じて、先週末9日の米雇用統計が市
場予想を上回る好結果になったことで、82円台半ばに迫るあたりま
で上昇する展開になりました。

上値では日本企業の年度末リパトリによる調整の動きの指摘もある
ことから調整への注意がいるとともに、一部エコノミストがドル円
の購買力平価から割り出した円の適性水準は79円前後という指摘も
あるようで(日経新聞3月11日)、もしも再び昨年4月の高値と10月
末の安値の下落波動の61.8%の戻りの81.60〜70円アラウンドを下
抜けて反落するような場合は、4時間足レベルでの三尊形となる可
能性をまだ秘めていることで過度の楽観はできないようですが、
日国内機関投資家の外国証券投資が2ヶ月連続の買越となっている
など、全般的な動向からはドル円の中期的上昇トレンドが継続する
可能性が高いようです。
上昇の場合は2011年2月高値の83.90円、および84.00の「00」ポイ
ント、85.00の「00」ポイントなどでの動向が注目されます。


ユーロについては、先週8日のECB政策金利の発表とドラギECB総裁
の記者会見、およびギリシャの民間債務交換の2つのビッグ・イベン
トを経過しましたが、週後半は“Buy the Rumor,Sell the fact”の
「噂や思惑で買って事実で売る」を地で行く相場展開になりました。

今後のイベントとしましては、今週初の「ギリシャ債務減免の実施」
「ユーロ圏財務相会合」、4月20日「G20財務相め中央銀行総裁会議」
4月22日「仏大統領選挙(第1回目投票)」、4月下旬の「ギリシャ
総選挙」などになりますが、まずはギリシャの債務交換後の相場動向
が注目されます。

ギリシャの債務交換では民間投資家の83.5%が自発的という形で債務
削減に応じることとなりましたが、ギリシャの再建計画で債務残高を
2020年にGDP比120%以下に引き下げるために、さらに債務削減をする
必要があることで、集団行動条項CACの行使に踏み切り、クレジット
・デフォルト・スワップのCDSが発動されることになったことから、
「格付け会社の一部債務不履行(デフォルト)の認定」「ユーロ圏の
他の重債務国の国債金利の上昇」などが注目されます。

ギリシャCDSの発動に関しましては全体規模が32億ドルと小さいこと
で大過なく経過する可能性がありますが、格付け会社のギリシャ一部
債務不履行の認定については先週末にフィッチがギリシャをRDに格下
げすることを発表して、また、ユーロ圏の他の重債務国の国債金利に
ついては2月中旬に12%前後であったポルトガル10年債利回りが14%
に上昇していて、ギリシャの無秩序なデフォルトが回避されることに
なったといっても楽観が許されない状況もあるようです。

また、8日のドラギECB総裁の記者会見において、スタッフ予想で
「12年ユーロ圏GDP伸び率見通しが−0.5%〜+0.3%に下方修正。」
されていることで、投機筋が次なるネガティブ・テーマ探しをする
可能性も排除はできないようです。

ユーロドルのチャートポイントしましては、まずは週初の1.31を巡
る動向が注目されます。上昇した場合では1.3200および1.3300の
「00」ポイントが注目されますが、下落した場合では2月1日および
の2月6日の安値アラウンドになる1.3050、そして2月16日の安値
アラウンドになる1.3000の「000」ポントが注目されます。


経済指標関連では、13日の日銀声明および日銀総裁の会見と
欧ZEW景況感調査に米小売売上高と米FOMCおよびFOMC声明、
14日の英失業率と英失業保険申請件数、
15日のスイスSNB政策金利にSNB声明と
NY連銀製造業景気指数に米生産者物価指数に
米新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景況指数、
16日の米消費者物価指数に米鉱工業生産指数と
ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


さて今回は、防御の技術と邪道のお話(その1)です。


多くの著名なトレーダーがほとんど異口同音に
「損切り」の重要性を説いています。

米国のテキサスはラフキンの綿花農家に生まれ、
1914年の世界大戦の金融恐慌を予見して、
そして1929年の世界恐慌をも予見していたとも言われる
天才トレーダーといわれたウィリアム D. ギャンの
価値ある28のルールの一部には異を唱える人達がいますが、

その2番目の「損切り」に異を唱える人は少ないものです。

また、ギャンと同じく綿花農家に生まれ、
また同じく1929年の世界恐慌を予見したと言われる、
幾度も破産と成功を繰り返したジェシー・リバモアも

「私が全財産を失ったのは、
 唯一、自分で自分のルールを破った時だった。」

と語っていて、

著名トレーダー達が「損切り」の重要性を説くその裏には、
自身の手痛い失敗の経験があるようで、
もしかしますと、損切りは「命の教え」なのかもしれません。

いまさらながらではありますが、
著名トレーダー達がなぜ損切りの重要性を説くのか、
ご一緒に考えてみたいと思います。

今回はそのお話の1回目です。

それでは、はじまり、はじまり〜。^^

『なになに。今回のテーマは損切りだってか。
 結論が見えてる話はつまらないぜ。ジイさんよ。』

「あははっ。これこれ、そうは言わずにお聞きなされ。」

『ったくもう…。じゃぁ、聞いてやるよ。』

「じつはのう…。
 損切りができないトレーダーは存外に多いのじゃ。
 個人トレーダーの最大の悪癖といわれる
 『コツコツ、ドカーン』の原因は、無限難平と並んで
 損切りができないことによることがとても多いのじゃ。」

『……。』

「それもそうじゃ。ポジションのことを宝物になぞらえて
 『(宝)玉』と呼ぶように、命から2番めに大切なお金を
 マーケットの中に解き放つのじゃからして、
 持ったポジションを大切に大切にしたいと思うことは
 ある意味、自然なことじゃからのう…。」

『……。』

「まぁ、損切りできない人の名誉のために言っておくが、
 損切りできない人は物事を大切にして、
 案外まじめで律儀でケチな人が多いのじゃ。」

『褒めてんだか、けなしてんだか…。
 でも、その擁護の物言いは。ははーん。ジイさん、
 あんたも損切りできなかったクチだね。』

「そうじゃ…。長いことできんかった…。
 コツコツ、ドカーンもたくさん経験したものじゃて。」

『やっぱりそうだったのかい…。
 経験者は語るで損切りの重要性を説こうっていうんだね。
 ところでさぁ。まずはお約束の話しからしてよな。』

「はて…?」

『すっとぼけんじゃないよ。損切りしなくてすむ話だよ。
 オレ様はそっちの話のほうがずっと興味あるんだよね。』

「ふむ…。あまり気が進まんがのう…。
 まぁ、詳述はまたの機会とするが、確かに一分野として、
 そのようなことを研究している人たちはおるよ。
 『つなぎ売り』『順相関通貨ペアでの擬似両建て』
 『ロング&ショート』…、などじゃ。」

『……。』

「じつはわしも若い頃、そんなことばっかり考えていてのう。
 その他にも、『両建て増し玉&難平』なんてのもあるぞよ。」

『なんだそりぁ?』

「リスク管理をしたうえで行うにはノウハウがいることじゃが、
 簡単に言うと、1つの通貨ペアを両建てできる口座か
 もしくは2つの口座を使って、
 売りと買い両方のポジションを持って、
 値動きとともに買い増し玉(売り増し玉)するとともに、
 逆サイドのポジションのほうを難平していく手法じゃよ。」

『そんなの玉数ばっか増えてプラマイ・ゼロで意味ないじゃん。』

「ただ、そうでもないのじゃ…。
 値動き順行のポジションは増し玉で含み益が多く乗って、
 逆サイドのポジションのほうは難平で含み損が膨らむが、
 難平の効果で逆サイドのポジションのほうは現在レートの
 位置のほうに(難平しないより)近づいているから、
 トレンド転換を確認後に、増し球して利の乗ったほうを
 利食いで片外しをして、残った含み損の玉のほうを
 戻しの波動で損失を減ずることができれば、
 利食いと減じた含み損の差分を確定利益とできる手法じゃよ。」

『……!』

「難平の効果で逆サイドのポジションのほうは
 現在レートの位置のほうに近づいていて、
 玉数も増えているから、トレンドさえ変れば
 少しの戻りで含み損を減じやすいというわけじゃよ。」

『……。』

「いわば、同一通貨ペアでの完全ヘッジで、
 時間差でサヤ取りをするようなものじゃ。」

『でも、トレンド転換だと思ってダマシだったら…?』

「また、順方向へ逆サイドと同数の建て玉をすれば、
 つまり、両建てとして元に戻せば、
 その時点でその含み損はフィックスされる。
 既に確定した利益と合わせれば、
 判断誤差での含み損が少し多くはなるが、
 ほぼ元の両建てと同じじゃ。」

『でも、トレンドが何ヶ月も何年も続く場合は
 双玉が増えすぎて口座資金量をオーバーしてしまうのでは?』

「そのような心配はいらぬのじゃ。そのような場合には、
 全決済の両外しでプラマイ・ゼロでトレードを全て終える
 執行がトレーダーの意志でいつでも可能なのじゃ。
 つまり、ゼロ決済の執行権がいつでも手中にあるのじゃよ。」

『……!』

「しかし、これは邪道じゃ…。悪魔の手法じゃ。
 もうこのくらいでよかろう…。
 来週に話したいと思うが、じつはこのような方法よりも、
 損切りを駆使してトレードするほうがよほどよいのじゃ。
 なぜ、こんなことばかりお前さんは聞きたがるのじゃろう…。
 それに、今日テーマからあまりに話が逸脱しておるぞ。」

『はいはい。わかったよ。
 勝率100%の方法なんかも聞きたかったけどね。』

「またまた、たわけたことをのう…。
 お前さんがへんなことを聞くから、
 今回もあまりに話がながくなっておる。
 それに、ぜんぜん話が前に進まんかったぞな。」

『すまんな、ジイさん。』

「来週は『点と線』の話でもしようと思ったが、
 来週も今回の話の続きじゃー。」

『へぇ。松本清張のサスペンスですかぁ?』

「相場の話に決まっちょるじゃろうがっ!」


なーんちゃって。
またお話が長くなりました。 m(_ _)m

ではまた来週。



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私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
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より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


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