FX ダマシの軽減のお話


インフルエンザが全国的に流行していますね。
「R-1」というヨーグルトが品薄状態となっているそうです。


●先週の主な出来事

<2月6日(月)>

独シュピーゲル紙が4日付けで、
「ユンケル議長はギリシャが必要な改革を実施できなければ
ユーロ圏からの連帯はもはや期待できないと述べた。」
との報道をしました。
ダウ・ジョーンズが、
「独の経済相はギリシャの債務再編に関して、
ソブリン債権者はすでに危機の解決に多大の寄与を行っているとして
ソブリンの債権者が関与することに反対する姿勢を示した。」
との報道をしました。
市場のオープニングではドル買い優勢でスタートしました。
ユーロドルなどドルストレートが下窓を空けて始まりました。
オセアニア時間ではややドル売り傾向の揉み合いになりました。
NHKニュースが、
「深刻な財政危機が続くギリシャで5日に連立与党の党首が、
追加的な支援の条件となっている緊縮策について協議。
歳出の大幅な削減で一致したがなお検討が必要で6日に再び協議。」
と報じました。
ダウ先物がやや下落して始まり軟調傾向の揉み合いになりました。
東京時間序盤は主要通貨ペアが軟調になりました。
日経平均は上昇して始まりました。
豪第4四半期小売売上高は予想より弱い+0.4%になりました。
市場反応は限定的でした。
仲値を過ぎたあたりからドル円が反発しました。
ドルストレートは軟調傾向で推移しました。
アジアの株式市場は上昇して始まった後に揉み合いになりました。
東京時間後半はドル買い傾向での揉み合いになりました。
アジアの株式市場がしだいに上げ幅を縮小しました。
米格付け会社のムーディーズが週報で、
「スペインの銀行の再編計画は格付けにプラス。」
との見解を発表しました。
独ビルト紙が、
「EU、ECB、IMFのトロイカによる最新報告によると、
節減の目標が未達成でギリシャ財政は壊滅的な状況。」
との報道をしました。
2時半過ぎからユーロが一段安になりました。
ドル円が反落する展開になりました。
日経平均は前週末比+97.27円で大引けになりました。
ロンドン時間序盤は一時ドル売り動意が優勢の展開になりました。
ユードルなどドルストレートが反発して、ドル円の反落が続きました。
ダウ先物が一時反発をみせました。
その後、ギリシャの会合への不透明感からか、
午後5時頃から一転してドル買い動意が優勢の展開になりました。
ユーロドルなどドルストレートが再び下落しました。
ドル円がやや反発をみせた後に再び反落して揉み合いました。
英ハリファックス住宅価格(1月)は予想より強い+0.6%でした。
市場反応は限定的でした。
一部メディアが、
「ギリシャの2大労組が7日に24時間ゼネスト実施を呼び掛けた。」
との報道をしました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャは秩序だった債務再編を実行しているが、
ギリシャの無秩序なデフォルトの可能性を完全には排除できない。」
との見解を発表しました。
欧州株式市場は前週末比マイナス圏で揉み合いになりました。
原油先物がやや軟調傾向で推移しました。
ダウ先物が下落した後に反発して揉み合いになりました。
ドルストレートが下落の後に反発して揉み合いになりました。
独製造業受注指数(12月)は予想より強い+1.7%になりました。
市場反応は限定的でした。
仏2年債利回りが0.569%とユーロ導入後の最低水準になりました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.52325%に低下しました。
欧州委員会が、
「ギリシャに関してのデッドラインはすでに過ぎている。
支援についてはすでにギリシャ当局者に委ねられている。
解決に至るまで昼夜を問わず作業をすへき。
財務相会合の前に決定をすべき。」との見解を示しました。
仏大統領が、
「ギリシャの首相と全政党は合意を守らねばならない。
ギリシャ合意失敗は考えられない。ギリシャに選択肢はない。」
などの発言をしました。
欧州委員会が「ギリシャのユーロ離脱計画に取り組んではいない。」
との発表をしました。
その後、ドル売りが優勢になりました。
ドルストレートが反発して、ドル円が軟調になりました。
日本経済新聞が、
「IMFが中国の経済見通しを発表。欧州債務危機が一段と
深刻化した場合、今年の中国の実質GDP成長率が4%台に
悪化する恐れがあると警告。」との報道をしました。
NY時間序盤では再びドルストレートが反落する展開になりました。
午後11時頃からドルストレートが反発をみせました。
NYダウは下落して始まりました。
セントルイス連銀総裁が、
「ゼロ金利政策の長期化は経済の根本的な意思決定を損なう。
需給ギャップに事実上のゼロ金利維持の合理的な根拠はない。
米国のインフレは現在やや目標を上回っている。
インフレ目標はインフレを長期的に低く安定的に維持させる。
失業率は年末までに8%下回ると予想。成長見通しは3%を予想。」
などの見解を示しました。
加Ivey購買部協会指数(12月)は予想より強い64.1になりました。
指標発表直後に限定的ながら加ドル買い反応がみられました。
独の首相が、TVインタビューで、
「ギリシャの倒産は認めることも受け入れることできない。」
との発言をしました。
FOXビジネスネットワークが、
「ギリシャ連立与党は債権団が要請している1万5000人の
公務員削減を受け入れる方針。」との観測報道をしました。
一部メディアが、
「独と仏の首脳がギリシャ債務返済用のエスクローと呼ばれる
特別勘定の設定を提案。」との観測報道をしました。
ロンドンフィックス前頃からユーロやポンドが急伸しました。
ドル円がやや反落しました。
NYダウや欧州株式市場が下げ幅を縮小しました。
独仏両首脳が、TVインタビューで、
「ギリシャを支援するために我々は行動しているが、
構造改革なしにギリシャ支援はあり得ない。
トロイカとの協調がない限りは支援は出来ない。」
などの見解を示しました。
深夜3時頃から米10年債利回りが低下しました。
NYダウが一時再び反落をみせるもその後に下げ幅を縮小しました。
NY時間後半は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
ギリシャの財務相が、
「トロイカとの交渉は困難なものになっている。
ギリシャと国民に強い圧力となる。
ユーロ内での位置保全と国を救うために大きな犠牲を求められる。」
などの認識を示しました。
米10年債利回りは1.90%あたりまで低下しました。
NY原油(WTI)は下落して96ドル台後半で引けました。
NYダウは前週末比−17.10ドルでこの日の取引を終えました。

<2月7日(火)>

一部メディアが、全ギリシャ社会主義運動党の幹部の話として、
「ギリシャのパパデモス首相はユーロを放棄した場合の
経済的影響について報告書をまとめるよう財務省に指示した。」
との観測報道をしました。
EU統計局が、加盟27ヶ国の11年9月時点での債務データを公表して、
「欧州債務危機の発端となり現在も問題を引きずるギリシャは、
債務がGDP比率で前年比20.3P上昇。年末に160%突破はほぼ確実。」
などが示されました。
産経新聞が、
「ギリシャでIMFやEUなどによる第2次支援の調整が続いている。
支援条件としてEUなどがギリシャ政府に求める追加緊縮策について
同国の意見集約が難航。パパデモス首相は回答期限とされた6日に
事態打開を図ったが決着は7日以降にずれ込むことになった。」
との報道をしました。
オセアニア時間はドルストレートが揉み合い後にやや反落しました。
ドル円は76円台半ばあたりでの揉み合いになりました。
東京時間序盤は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
日経平均は前日比マイナス圏で揉み合いになりました。
日財務省が、
「外国為替平衡操作では、10月31日は8兆722億円(過去最大規模)、
11月1日に2826億円、2日に2279億円、3日に2028億円、
4日に3062億円の円売りドル買い介入を実施。
2012年1月の外貨準備高では1兆3066億6800万ドル。(過去最高)」
などを発表しました。
発表直後は反応薄でしたがその後にややドル円が上昇しました。
アジアの株式市場はまちまちに始まり軟調傾向で推移しました。
ダウ先物は上昇の後にやや反落する展開になりました。
日財務相が「為替の介入は自身の方針で行う。」と発言しました。
午前11時過ぎ頃からドルストレートが反落する展開になりました。
原油先物に反落の動きがみられました。
豪RBAが予想に反して政策金利を4.25%に据え置きました。
豪ドルが急反発しました。
一時、他のドルストレートも連れ高になる場面がありました。
その後ほどなく他のドルストレートが連れ高の上昇を消しました。
ユーロ豪ドルが市場最安値を更新しました。
豪RBA声明では、
「欧州経済の状況は弱まっている。
需要が低下すればインフレ動向からみて利下げ余地が生じる。
欧州のリスクは依然として下向き。当面、現在の政策は適切と判断。
予想成長はトレンドに近づいていてインフレ目標にも近づいている。
中国経済は予想通り鈍化も昨年下半期は多くの指標がかなり力強い。
商品価格は依然としてかなり高水準にある。
豪ドル高はユーロの下落を反映している。
今後2年間の基調インフレ率は2〜3%の見通し。」
などが示されました。
日景気一致CI指数速報(12月)は予想よりやや強い93.2、
日景気先行CI指数速報(12月)は予想とおりの93.8になりました。
市場反応は限定的でした。
東京時間後半は主要通貨ペアがやや反発をみせて揉み合いました。
日経平均は前日比−11.68円で大引けになりました。
中国上海株式市場は前日比1.68%安になり下落して引けました。
EUのクルース委員が、オランダ紙のフォルクスクラントで、
「ギリシャが退場したとしてもユーロ圏に大きな問題はない可能性。
それで世界が終わるわけではない。
現時点ではユーロからドラクマへの転換は好ましくない。」
などの見解を示しました。
ロンドン時間序盤はドル売りが優勢の展開になりました。
ユーロ圏の財務相会合への期待もあったか、
ユーロドルなどドルストレートが反発しました。
ドル円は小幅な上下動の揉み合いになりました。
ダウ先物や原油先物が一時反発をみせました。
その後、主要通貨ペアがしばらく揉み合い傾向での推移になりました。
ダウ先物や原油先物が上下動の揉み合いになりました。
欧州の株式市場は小幅高で始まった後に反落して揉み合いました。
ギリシャの6ヶ月債の入札では、
発行額8.125億ユーロ発行。落札利回りが前回より低い4.86%、
応札倍率が前回より低い2.72倍。」などになりました。
その後、しだいにドル買い動意が優勢の展開になりました。
ドルストレートが揉み合いの後に反落しました。
ドル円が反発上昇していきました。
ECBのクーレ専務理事が、
「余剰外貨準備をIMF資金に充当できる可能性がある。」
との発言をしました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.52000%に低下しました。
独鉱工業生産指数(12月)は予想より弱い−2.9%になりました。
ユーロに売りの反応がみられました。
スイスSNBのジョルダン暫定総裁が、
「必要に応じて一段の措置講じる準備。
フラン高抑制で外貨を無制限に購入する準備。
1ユーロを1.20フランとする上限を死守する。」
との発言をしました。
予想された内容であったか市場反応は限定的でした。
NY時間が近づく頃にダウ先物や原油先物の下落が強まりました。
ドル買戻しの動意が強まりました。
複数のメディアが、ギリシャ政府筋の話として、
「ギリシャ政府は救済策に関する合意文書を策定中。
政治指導者が7日中に提出する見込み。」と報じました。
ユーロが急伸しました。
ドルストレートが反発してドル円が反落しました。
ダウ先物や原油先物が反発をみせました。
加住宅建設許可件数(12月)は予想より強い+11.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
NYダウは前日比マイナス圏でしばらく推移しました。
NY時間序盤ではドル円が再び反発して上昇しました。
ドルストレートの上昇が一服になりました。
深夜12時頃からユーロドルが再上昇して1.32台に乗せました。
バーナンキFRB議長の上院予算委員会での証言では、
米雇用統計の内容については触れなく、
2日の下院の証言の内容とほぼ同じでした。
バーナンキFRB議長の質疑応答では、
「12〜13年はインフレが2%下回る可能性。
インフレ抑制と雇用の最大化の2大政策目標の双方を
目標水準に戻すため努力。2大目標に均衡が取れる対応をする。
雇用優先のためインフレ上昇は容認しない。
8.3%の失業率は労働市場の弱さを過小申告している。
回復支援を継続しようとすることが引き続き重要。」
などが示されました。
NYダウが前日比プラス圏に反発しました。
原油先物も反発上昇しました。
ロンドンフィックス前からユーロドルやポンドドルが上伸しました。
ショイブレ独財務相が「独はギリシャ支援の拡大には反対する。」
との発言をしました。
米EIAが、
「2012年の世界の原油需要の増加幅を日量5万バレル上方修正。
前年比で日量132万バレル増加。」などの見通し発表をしました。
米3年債の入札では、
「最高落札利回りが0.347%、応札倍率が前回より低い3.30倍。」
になりました。
一部メディアが、
「ECBはEFSFとの間でギリシャ国債の交換を検討している。」
との観測報道をしました。
独の首相が、
「欧州債務危機は一夜にして解決できない。
過剰債務や競争力の欠如など問題の根幹に対処する必要。
欧州は問題に対処し始めたばかり。」との発言をしました。
一部メディアが、
「救済策に関する合意文書の草案の策定が完了できていないため、
ギリシャ連立与党の協議が延期された。」との報道をしました。
ユーログループ議長が、
9日より前に財務相会合を開く予定はない。
すべての材料が揃わない限り開催することはできない。」
との発表をしました。
NY時間後半はドルストレートが揉み合いになりました。
ドル円が終盤にかけて反落しました。
IIF国際金融協会が、
「ギリシャ債務交換協議は建設的な進展を見せている。
投資家と伴にパリで継続している。」との発表をしました。
米10年債利回りは一時1.90%割れの後に1.97%に上昇しました。
NY原油(WTI)は98ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+33.07ドルでこの日の取引を終えました。

<2月8日(水)>

米下院金融委員会が、
「バーナンキFRB議長が経済見通しと金融政策について
半年に一度定例で議会証言する公聴会を29日に開催する。」
と発表しました。
オセアニア時間は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
日国際貿易収支(12月)は予想より弱い−1458億円、
日国際経常収支(12月)は予想より弱い+3035億円になりました。
市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比プラス圏で揉み合いになりました。
東京時間序盤はドル円が反発をみせました。
独版のFT紙が「EUは110億ユーロの予算不足が生じている。」
との観測報道をしました。
独ビルド紙が、
「EUとIMFとECBのトロイカはギリシャの改革の進展状況に
不満を持っている。」との観測報道をしました。
アジアの株式市場は小幅高で始まり堅調傾向で推移しました。
ダウ先物や原油先物は当日高値圏で揉み合いになりました。
ドルストレートはしばらく小幅な揉み合いになりました。
中国清華大学の袁教授が、インタビューで、
「中国の投資は1000億ユーロに達している。自身の予想ではあるが、
EFSFに数百億ユーロをさらに投じる可能性がある。」
との見解を示しました。
独ウェルト紙が、IFWの推計を引用して、
「独はギリシャ国債で250億ユーロ以上のコストに直面する可能性。」
との観測報道をしました。
東京時間後半はドル円が堅調傾向で推移して77円台に乗せました。
クロス円も堅調に推移しました。
日経平均が9000円台をつけました。
日景気ウォッチャー調査の現状判断DI(1月)は予想より弱い44.1、
同先行き判断DI(1月)は予想より強い47.1になりました。
市場反応は限定的でした。
ダウ先物や原油先物が緩やかに上昇しました。
東京時間終盤にかけてドルストレートが上昇をみせました。
主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+98.07円で大引けになりました。
中国上海株式市場が後半に上昇を強めました。
スイス失業率(1月)は予想より強い3.4%になりました。
一時、フラン買いがみられましたが限定的でした。
独貿易収支(12月)は予想より弱い+129億ユーロ、
独経常収支(12月)は予想より強い+193億ユーロになりました。
市場反応は限定的でした。
ロンドン時間序盤はドル円が上下動の揉み合いになりました。
ドルストレートは上昇の後に反落して揉み合いになりました。
一部メディアが、
「EU、ECB、IMF当局者はギリシャの各政党党首と個別会談を希望。」
との報道をしました。
仏政府が「2011年12月末時点での財政赤字は908.3億ユーロ。」
との発表をしました。
欧州の株式市場は前日比プラス圏で揉み合いになりました。
ECBが期間7日の41.383億ドルの供給オペ実施しました。
独5年債の入札では、
「応札総額58.7億ユーロ。落札利回りが前回より高い0.91%、
応札倍率が前回より低い1.8倍。」などの結果になりました。
9日のBOE会合を意識されてかポンドが反落する展開になりました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.51325%に低下しました。
ドル円が午後8時過ぎに77円を下抜けて急落する展開になりました。
クロス円が軟調傾向になりました。
日財務相が、
「必要ならば日本は介入の準備がある。
日銀は世界に先駆けて量的緩和を実施するなど努力している。
市中にカネが出すぎると通貨の信認問題や価値を毀損する。」
などの発言をしました。
ダウ先物や原油先物は当日高値圏での揉み合いが続きました。
EU欧州連合が、
「ギリシャ問題は具体策をテーブルにのせることが必要。
ギリシャをめぐり欧州委内で不協和音はない。
ギリシャのユーロ圏残留を望む。」などの声明を出しました。
ポーランド中銀が政策金利を予想とおり4.50%に据え置きました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャ協議で最終的な合意が得られてはじめて
ユーロ圏財務相会合を開催することができる。」
との発言をしました。
NY時間が始まる頃にドル円やクロス円が一時反発をみせました。
加住宅着工件数(1月)は予想より強い19.79万件になりました。
加ドル買い反応がみられました。
NY時間序盤では主要通貨ペアが一時堅調傾向で推移しました。
その後、ダウ先物が反落する展開になりました。
英FT指数や独DAX指数が一時前日比マイナス圏に反落しました。
主要通貨ペアが反落して揉み合う展開になりました。
ロイター通信が、
「日銀は13〜14日に開く金融政策決定会合で追加緩和を検討する。
ギリシャ情勢の緊迫化など世界経済の先行きに不透明感が広がって
いることに加えてFRBの金融政策運営に関する情報発信強化を受けて
円高圧力の再燃懸念も高まりつつあることによる。」
との観測報道をしました。
ドル円が揉み合いながら反発をみせました。
ブルームバーグが、
「独の議員が来週にもギリシャ関連法案で3件の採決を検討。」
との観測報道をしました。
NYダウは前日終値あたりでしばらく揉み合いになりました。
格付け会社のS&Pが、
「債務交換完了後にギリシャを選択的デフォルトから格上の可能性。
新たな格付けは債務が持続可能な水準まで削減されたかによる。
ただし新たなギリシャの格付けは引き続き低い見通し。
また、伊と仏の信用状況は引き続き悪化している。」
などの見解を発表しました。
一部メディアが、
「ECBがギリシャ国債交換に応じる計画はまだ決定事項ではない。」
との観測報道をしました。
深夜12時頃からNYダウが前日比マイナス圏での推移になりました。
原油先物が反落する展開になりました。
ポンドや豪ドルが下落して軟調に推移しました。
ロンドンフックス頃にドルストレートの下落が強まりました。
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
サンフランシスコ連銀総裁が、
「失業率は高く今後数年間にわたり高止まりする。
経済成長については12年2.25%、13年2.75%程度を予測。
失業率は来年まで8%上回り14年末でも7%以上を予測。
インフレはFRBが目指す2%やや下回ると予測。
雇用と物価安定のため利用可能な道具すべての活用が重要。
景気が弱まるかインフレが2%相当を下回れば追加緩和が必要。」
などの見解を示しました。
ユーログループ議長が、
「ユーロ圏財務相会合を9日にブリュッセルで開催する。」
との発表をしました。
深夜2時近くからNYダウが反発して下げ幅を縮小していきました。
ユーロドルなどドルストレートが反発をみせました。
IMFの報道官が、
「9日のユーロ圏財務相会合にラガルドIMF専務理事も参加。」
との発表をしました。
米10年債の入札では、
「最高落札利回りが2.020%、応札倍率が前回より低い3.05倍。」
になりました。
深夜3時頃から再びドルストレートが反落してして揉み合いました。
ドル円は深夜4時頃まで反発してその後に揉み合いになりました。
リッチモンド連銀総裁が、
「米経済は上昇の傾向にありFRBはインフレに注意を払う必要。
現状では量的緩和のQE3は必要がない可能性が高い。」
との見解を示しました。
一部メディアが、トロイカ合意草案について、
「2012年のギリシャGDPを最大−5%と想定。
ギリシャ経済は2013年に成長軌道に戻ると想定。
2012年に公務員1万5000人を削減を公約。
最低賃金の20%引き下げを公約。」
などになったと報じました。
NY原油(WTI)は98ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+5.75ドルでこの日の取引を終えました。

<2月9日(木)>

一部メディアが、
「独財務次官はギリシャ債務交換について、民間債権者に
来週、正式な提案を目指すと発言した。」と報じました。
NZ第4四半期失業率は予想より強い6.3%になりました。
指標発表直後にNZドルが急伸しましたが程なく戻りました。
ギリシャ国営TVが、
「第2次支援に関するギリシャ連立与党の党首会談が終了。
トロイカがギリシャ首相府に到着しギリシャ首相との協議に入る。
ギリシャ新民主主義党党首は問題は依然として(年金問題が)未解決
と述べた。」などの報道をしました。
オセアニア時間はややドル買いが優勢の揉み合いになりました。
東京時間前にドルストレートの下落トライの動きがみられました。
その後、ドルストレートが戻しをみせる展開になりました。
ドル円が再び77円台を回復してしばらく堅調に推移しました。
日機械受注(12月)は予想より弱い−7.1%になりました。
日財務省が、
「先週、非居住者による中長期債の買い越し額が
1兆221億円と昨年5月以来の額になった。」
との発表をしました。
東京時間序盤はドル買い優勢の展開になりました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
豪ドル米ドルが軟調に推移しました。
日経平均は前日比マイナス圏で推移しました。
アジアの株式市場は前日比マイナス圏で始まりました。
ダウ先物がしばらくやや軟調傾向で推移しました。
中国消費者物価指数(1月)は予想より強い+4.5%、
中国生産者物価指数(1月)は予想より弱い+0.7%になりました。
指標発表直後に豪ドルなどに売りの反応がみられました。
その後、ドルストレートに反発をみせて揉み合いになりました。
アジアの株式市場がしだいに下げ幅を縮小する展開になりました。
ブルームバーグが、
「EU・IMF・ECBのトロイカ当局者とギリシャ首相との会談が
終了したもよう。」との観測報道をしました。
ギリシャ政府当局者が、
「決定が必要な問題は依然あるが1項目を除きすべての問題で合意。
ギリシャ首相はトロイカとの会談中に連立与党の政党指導者と
電話で接触したが、今日は政党指導者と新たな会談の予定はない。
ギリシャ政府はユーログループが合意を承認すると確信している。」
などの発表をしました。
IMF、EU、ECBのトロイカ調査団が、
「ギリシャは年金を3億ユーロ削減する必要がある。」
との指摘をしました。
東京時間時間後半はダウ先物がやや反発をみせる展開になりました。
ユーロドルや豪ドル米ドルなどドルストレートが反発上昇しました。
ドル円は堅調傾向で推移しました。
主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
日消費者態度指数(1月)は予想より強い40.0になりました。
日工作機械受注速報(1月)は前回値より弱い−6.6%になりました。
日経平均は前日比−13.35円で大引けになりました。
アジアの株式市場が一時前日比プラス圏へ反発しました。
東京時間終盤はドル売り動意が優勢になりました。
ドルストレートの上昇動意が強まりました。
ユーロドルが一時1.33台に乗せました。
ユーロクロスが堅調傾向で推移しました。
スイスSECO消費者信頼感指数(1月)は予想より強い−19でした。
市場反応は限定的でした。
ロンドン時間序盤はドルストレートが一時反落しました。
ギリシャの当局者が、
「ギリシャデフォルトはユーロ圏財務相会合の議題にはならない。」
との認識を示しました。
欧州の株式市場は前日比プラス圏で推移しました。
ダウ先物が堅調傾向で推移しました。
ドルストレートが再び上昇をみせて揉み合いになりました。
ドル円に反落の動きがみられました。
英鉱工業生産指数(12月)は予想より強い+0.5%、
英製造業生産高(12月)は予想より強い+1.0%、
英商品貿易収支(12月)は予想より強い−71.11億ポンドでした。
ポンド買い反応がみられました。
一部メディアが、独の高官の話として、
「本日のユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援に関する
決定には至らない可能性。」との観測報道をしました。
午後6時半頃からユーロドルが下落する展開になりました。
他のドルストレートは揉み合いになりました。
ダウ先物に反落の動きがみられました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.51000%に低下しました。
ギリシャ2労組が10日〜11日に48時間ストを行うと発表しました。
英BOEが政策金利を予想とおり0.50%に据え置きました。
英BOEが資産買入規模を予想とおり500億ポンド拡大して
3250億ポンドに決定しました。
一部で750億ポンド観測がありポンド買い反応がみられました。
英BOE声明では、
「英経済の大幅な軟化が続くと予想される。
消費者物価指数の軟化を防ぐため追加的な刺激策が必要だった。」
などが示されました。
午後9時頃からドル円が反発しました。
欧ECBが政策金利を市場予想とおり1.00%に据え置きました。
ユーロ買い反応がみられました。
英FT紙が、
「ギリシャの政治家らは緊急策で合意に達したもよう。
ギリシャ政府は間もなく緊縮策の合意を発表する。」
との観測報道をしました。
ユーロが一時急反発する展開になりました。
米新規失業保険申請件数は予想より強い35.8万件になりました。
指標発表後はドル買い動意がみられました。
一時、ドルストレートに反落の動きがみられました。
ダウ先物や欧州株式市場や原油先物が上昇しました。
ほどなくドルストレートが反発に転じる展開になりました。
加新築住宅価格指数(12月)は予想より弱い+0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
ドラギECB総裁の記者会見では、
「インフレは今後数ヶ月2%を上回るがその後2%を下回る公算。
経済安定化の一時的な兆候がみられる。
経済見通しは先行き不透明感強く下振れリスクがある。
ユーロ圏経済は2012年を通して非常に緩やかに回復する見通し。
インフレリスクは概ね均衡している。
3年物オペの効果はまだ明らかになりつつある過程。
ギリシャ債の扱いについてはコメント控える。
ギリシャ党首らは合意に達した。
ECBは担保で一段のリスクをとる。担保状況を6ヶ月ごとに見直す。
ユーロ圏の7ヶ国(アイルランド・スペイン・仏・伊・キプロス・
オーストリア・ポルトガル)の適格担保を拡大する。
ECBは信用の減速を懸念。
銀行の融資状況は長期資金供給オペを完全に反映していない。
ECB理事会は金利変更を協議しなかった。
3年物オペの第2回目の規模は初回と同様になる見込み。
ECBが損失負担するとの話には法的根拠がない。
非標準的措置が永久に続いてはならない。」
などが示されました。
ユーロドルが上下動の揉み合いの後に上昇しました。
午後11時頃からドル売りが優勢になりました。
ドル円が一時反落して、ドルストレートが反発しました。
NYダウは小幅高で始まり揉み合いになりました。
ギリシャ連立与党がEU・IMFと支援条件の改革案で合意しました。
米卸売在庫(12月)は予想より強い+1.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
IMF国際通貨基金が、
「IMFはギリシャとの協議を継続中。
ユーロ圏財務相会合の結果を見極めたい。
ECBには一段の金融緩和余地があると引き続きみている。
ECBは金融市場の秩序確保に向け非標準的な金融政策の行使を
ためらうべきでない。」などの見解を発表しました。
独の財務相が、
「ギリシャが2020年までにGDPの120%に債務が減らせるか
依然として明確ではない。」との認識を示しました。
ユーログループ議長が、
「今日はギリシャに関しての最終決定はない可能性。
ただし決裂もないということも強調する。」
との発言をしました。
NYダウが前日終値を挟んでの上下動の揉み合いになりました。
ドルストレートが上下動の揉み合いになりました。
ドル円は堅調に推移して77円台半ばに上昇しました。
レーン欧州委員が、
「ギリシャの緊縮財政合意に関してユーロ圏財務相は徹底的に
議論する。ギリシャが緊縮財政を実行可能かどうかを
ユーロ圏諸国に確信させ得るかどうかはギリシャしだい。」
との発言をしました。
米30年債の入札では、
「最高落札利回りが3.240%、応札倍率が前回より低い2.47倍。」
になりました。
NY時間後半はドルストレートが緩やかに反落しました。
ドル円が当日高値圏で揉み合いになりました。
独の首相が、
「ESMの上限は3月に検証。今年の独経済は鈍化するが
リセッションはない。ユーロ圏はギリシャ協議の成功を望んでいる。
EU財務相は金融取引税について今月協議する。」
などの発言をしました。
ギリシャ首相が、
「回復には多くの作業がまだ残っている。
ギリシャは道半ばの状態にある。」との認識を示しました。
米10年債利回りは2.05%あたりに上昇しました。
NY原油(WTI)は99ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+6.51ドルでこの日の取引を終えました。

<2月10日(金)>

ユーログループ議長が、(ユーロ圏財務相会合の閉会後に)
「EUはギリシャの強い政治的確約を必要としている。
ギリシャ第2次支援決定に必要な要因が
9日時点ではすべてはそろっていなかった。
ユーログループはギリシャが全ての要求満たせば会合を開く。
決定は来週(15日)にも可能となる可能性。
ギリシャ支援の支払いは条件満たされるまで行われない。
第2次支援は民間債権者との債務減免交渉の成功が必要条件。
ギリシャの債務は2020年までにGDP比120%まで削減されるべき。
ギリシャは15日まで3.25億ユーロの追加歳出削減策を決定の必要。」
などの発言をしました。
ギリシャ財務相が、
「ギリシャはユーロにとどまる是非の選択肢に直面している。
15日までにギリシャ議会での採決を行う必要がある。」
などの認識を示しました。
レーン欧州委員が、
「懸案の民間債権者との債務減免交渉は事実上まとまった。
来週、包括パッケージとして正式に承認される見込み。」
などの発言をしました。
オセアニア時間ではドルストレートが軟調傾向で推移しました。
午前8時過ぎにドルストレートの下落が強まる場面がありました。
日国内企業物価指数(1月)は予想より弱い+0.5%になりました。
日住財務相が、
「私の判断で適時適切に介入している。
このところ為替は乱高下が大きい。1日当たりの変動が大きい。
安定してどちらかのトレンドに行っているとは思わない。
注視をしている。」などの発言をしました。
東京時間序盤はドル円が再上昇をみせた後に反落しました。
ドルストレートは反落後に反発をみせて揉み合いになりました。
日経平均は小幅高で始まった後に反落して揉み合いになりました。
ダウ先物が軟調傾向の揉み合いになりました。
豪RBA議事録では、
「2012年のGDPの伸び率とインフレ予想を引き下げる。
当面は金利据え置きが適切。
CPI見通しは需要鈍化なら利下げ余地を示唆している。
中国の成長とインフレは緩やかになってきた。
2012年のGDP伸び率の見通しは3〜3.5%。
資源ブームと豪ドル高の影響を判断するのは困難。
上下シナリオのどちらもありうる。
豪ドル高がインフレ率に与える影響は徐々に薄れる見込み。
雇用に関して短期的に低迷が続き2012年は失業率が若干上昇。」
などが示されました。
豪ドル売り反応がみられました。
アジアの株式市場は軟調傾向の揉み合いになりました。
日財務相が、
「前回の為替介入では75.63円の時点で市場介入を指示した。
78.20円でやめたが3円近く値を戻し一定の効果があった。
円高に関しては必要なら日本の判断で断固たる措置とるが、
各国と協調して為替介入してもらう努力をしなければならない。
今の為替レートは日本経済の実態を反映していない。
投機的な動きで為替を変動させている時は躊躇なく介入する。」
などの発言をしました。
日銀総裁が、衆院予算委員会で、
「2%以下で中心1%の物価上昇を目指して政策運営している。」
との発言をしました。
格付け会社のフィッチが「ギリシャはデフォルトする。」
との見通しを改めて示しました。
市場反応は限定的でした。
中国貿易収支(1月)は予想より強い+2728億ドルになりました。
中国輸入は前年同月比−15.3%になりました。
中国上海株式市場が反発をみせました。
ダウ先物は軟調傾向で推移しました。
東京時間後半は主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いになりました。
週末調整もあったか豪ドルやユーロなどが軟調に推移しました。
ドル円は揉み合いが続きました。
日財務省が、
「昨年12月末時点での国の債務残高が958兆6385億円だった。
との発表をして、過去最大を更新したことが示されました。
日経平均は前日比−55.07円の8947.17円で週取引を終えました。
独消費者物価指数確報(1月)は予想よりやや強い+2.1%でした。
一時ユーロ買い反応がみられましたが限定的でした。
東京時間終盤はドル買い動意が優勢の展開になりました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
日財務相が、
「(介入)水準など一切言っていない。必要ならいつでも介入する。」
との発言をしました。
仏中銀総裁が「ECBは流動性確保に向け全力を尽くす。」
との発言をしました。
独10年債とポルトガル10年債の利回格差が1159bpに拡大しました。
スイス消費者物価指数(1月)は市場予想とおり−0.8%になりました。
ロンドン時間序盤にユーロドルやポンドドルが反発をみせました。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で揉み合いになりました。
ダウ先物や原油先物が軟調傾向で推移しました。
独野党のエルンスト党首が、独首相との会談後、
「独議会は今月27日にギリシャ支援について審議する。」
との見通しを示しました。
独財務相が「ギリシャは債務目標未達」と議会に説明しました。
午後6時過ぎからユーロドルが反落しました。
英生産者物価指数コア(1月)は予想より強い+2.4%になりました。
ポンド買い反応がみられました。
ポンドドルやポンド円がしばらく堅調推移しました。
午後7時半頃からユーロが反発をみせて揉み合いになりました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.50600%に低下しました。
一部メディアが、関係筋の話として、
「独首相は、第2次ギリシャ支援策が完了することを希望する。
ギリシャ支援が途切れれば制御不能となる恐れ。などと述べた。」
との報道をしました。
一部メディアが、
「ギリシャ連立与党の国民正当派運動党の党首がトロイカとの
合意の支援条件には賛成票を投じることはできないと述べた。」
との報道をしました。
午後9時頃からドルストレートが急落しました。
ユーロドルが1.3240のサポートを抜け1.32台を割込み下落しました。
欧州株式市場やダウ先物や原油先物が軟調に推移しました。
一部メディアが、
「ギリシャの国民正当派運動のカラザフェリス党首は
内閣改造を要請した上で、パパデモス・ギリシャ首相を
支持し続けると発言した。」との報道をしました。
米貿易収支(12月)は予想よりやや弱い−488億ドルになりました。
市場反応は限定的でした。
加国際商品貿易(12月)は予想より強い+26.9億加ドルになりました。
一時、加ドル買い反応がみられましたが限定的でした。
米商務省が、
「2011年通年の米貿易赤字は5580.2億ドルで2008年以来の高水準。
2011年の対中赤字は過去最大の2955億ドル。」
などの発表をしました。
NY時間序盤はドルストレートの下落が一服になり反発をみせました。
NYダウは大きく下落して始まりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)は予想より弱い72.5でした。
一時ドル買い動意がみられるも市場反応は限定的でした。
米10年債利回りが2%を割り込み低下しました。
ロンドンフィックスからドルストレートが反落して揉み合いました。
ポンドが軟調傾向で推移しました。
ドル円にやや反落の動きがみられました。
バーナンキFRB議長の講演では、
「景気拡大のペースは苛立たしいほどに遅い。
失業率は歴史的水準からみて極めて高く留まっている。
住宅市場の不調が景気回復ががっかりさせられる理由の一つ。
信用厳格化でFRBの強力な行動の効果を弱める。」
などが示されました。
過日の議会証言の内容を踏襲したもので市場反応は限定的でした。
クリーブランド連銀総裁が、
「住宅市場問題は景気回復に著しい逆風。
住宅問題は引き続き銀行収益と信用の質に影響を及ぼす。」
などの見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「伊の37銀行のうち34行を格下げする。
最大手のウニクレディトは「BBB+/A-2」とする。」
などの発表をしました。
ややユーロ売り反応がみられました。
米財政収支(1月)は市場予想よりは強い−274億ドルになりました。
ロイター通信が、
「ギリシャはEUとIMFが1300億ユーロの第2次支援策の条件として
要求していた経済改革の実施を盛り込んだ法案を閣議で承認。
議会採決は12日に予定されている。
また、EUはギリシャに対して3億2500万ユーロの追加歳出削減策を
策定するとともに、連立与党党首から改革実行に対する明確な約束
を取り付けることも求めている。」などの報道しました。
NYダウが終盤にかけて反発をみせて下げ幅を縮小しました。
ドルストレート反発をみせて下げ幅を縮小しました。
NY原油(WTI)は98ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−89.23ドルの12801.23ドルで週取引を終えました。


●今週の主な予定

<2月13日(月)>

朝8時50分に日第4四半期実質GDP速報、日第4四半期名目GDP速報、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ確報、
同朝8時50分に日第三次産業活動指数(12月)、
午前9時半に豪住宅ローン許可件数(12月)、
午後4時に独卸売物価指数(1月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(1月)、
などが予定されています。
日の指標には注目です。
また、伊・仏・独の国債入札が予定されています。
そしてギリシャ債務交換の最終案の提示期限日となっています。

<2月14日(火)>

午前9時01分に英RICS住宅価格(1月)、
正午過ぎ(時間未定)に日政策金利、日銀声明、
午後1時半に日鉱工業生産確報(12月)、
夕方(時間未定)に日銀総裁記者会見、
午後4時45分に仏第4四半期非農業部門雇用者、
午後6時半に英消費者物価指数(1月)、英消費者物価指数コア(1月)、
同午後6時半に英小売物価指数(1月)、英DCLG住宅価格(12月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(2月)、
同午後7時に欧鉱工業生産(12月)、欧ZEW景況感調査(2月)、
夜10時半に米小売売上高(1月)、米輸入物価指数(1月)、
深夜12時に米企業在庫(12月)、
などが予定されています。
(日)・英・独・(欧)・米の指標には注目です。
またEU大統領と欧州委員長と中国要人との会談が予定されています。
そして中国国家副主席とオバマ米大統領の会談も予定されています。

<2月15日(水)>

朝6時45分にNZ第4四半期小売売上高指数、
朝8時50分に豪Westpac消費者信頼感(1月)、
同朝8時50分に豪Westpac先行指数(12月)、
午後2時に日金融経済月報(2月)、
午後3時に日工作機械受注確報(1月)、
午後4時に独第4四半期GDP速報、
午後6時半に英失業率(1月)、英失業保険申請件数推移(1月)、
午後7時に欧第4四半期GDP速報、欧貿易収支(12月)、
午後7時半に英BOE半期インフレリポート、
夜10時半に米NY連銀製造業景気指数(2月)、
夜11時に米ネット長期TICフロー(12月 対米証券投資)、
夜11時15分に米鉱工業生産(1月)、米設備稼働率(1月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(2月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などが予定されています。
NZ・独・英・欧・米の指標には注目です。
米3年債336億ドルと米10年債247億ドルの償還日になっています。
そしてユーロ圏の財務相会合が予定されていて注目されます。

<2月16日(木)>

午前9時にANZ消費者信頼感指数(9月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(1月)、豪失業率(1月)、
午後6時にECB月例報告、
夜10時半に米生産者物価指数(1月)、米生産者物価指数コア(1月)、
同夜10時半に米住宅着工件数(1月)、米建設許可件数(1月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加製造業売上高(12月)、
夜11時からバーナンキFRB議長の講演、
深夜12時にフィラデルフィア連銀指数(1月)、
などが予定されています。
豪・(欧)・米の指標には注目です。
また、米30年物の物価連動債90億ドルの入札も予定されています。

<2月17日(金)>

午前8時にRBNZ総裁の講演、
朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後4時に独生産者物価指数(1月)、
午後6時に欧経常収支(12月)、
午後6時半に英小売売上高指数(1月)、
夜9時に加消費者物価指数(1月)、加消費者物価指数コア(1月)、
夜10時半に米消費者物価指数(1月)、米消費者物価指数コア(1月)、
同夜10時半に加景気先行指標指数(1月)、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(1月)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
また、ギリシャの13億ユーロの国債償還が予定されています。


<先週のユーロドルのサマリー>

先週のユーロドルは、ギリシャの債務減免交渉がまとまることなく、
継続協議をするということで週が始まり、週末に独シュピーゲル紙の
「ユンケル議長はギリシャが必要な改革を実施できなければ、ユーロ
圏からの連帯はもはや期待できないと述べた。」とのネガティブな
報道もあって、下窓を空けてのスタートになりました。その後、一時
窓埋めのトライも見られたものの窓は埋まらず、また東京時間に独の
ビルト紙の「EU、ECB、IMFのトロイカによる最新報告によると、節減
の目標が未達成でギリシャ財政は壊滅的な状況。」との報道もあり、
ユーロドルは軟調に推移しました。ロンドン時間序盤で一時反発を
みせるも続かず、ギリシャ2大労組による24時間ゼネスト実施の報道
や、格付け会社のフィッチの「ギリシャは秩序だった債務再編を実行
しているが、ギリシャの無秩序なデフォルトの可能性を完全には排除
できない。」との見解の発表があったことに加えて、欧州株式市場が
前週末比マイナス圏で推移したことで、ユーロドルは1.30台前半まで
下落する展開になりました。

その後、欧州委員会の「ギリシャに関してのデッドラインはすでに過
ぎている。支援についてはすでにギリシャ当局者に委ねられている。
解決に至るまで昼夜を問わず作業をすへき。財務相会合の前に決定を
すべき。」との声明にユーロドルの軟調は続くも、欧州委員会による
「ギリシャのユーロ離脱計画に取り組んではいない。」との発表や、
仏大統領の「ギリシャ合意失敗は考えられない。ギリシャに選択肢は
ない。」などの発言にユーロドルは下げ止まりをみせて、NY時間に
ダウが下落して始まったのにもかかわらず、FOXビジネスネットワー
クの「ギリシャ連立与党は債権団が要請している1万5000人の公務員
削減を受け入れる方針。」との観測報道や、一部メディアによる「独
と仏の首脳がギリシャ債務返済用のエスクローと呼ばれる特別勘定の
設定を提案。」との観測報道があり、ロンドンフィックス前頃から
ユーロドルが急伸する展開になりました。その後、独仏両首脳がTV
インタビューで「ギリシャを支援するために我々は行動しているが、
構造改革なしにギリシャ支援はあり得ない。トロイカとの協調がない
限りは支援は出来ない。」などの見解を示したことや、ギリシャの
財務相の「トロイカとの交渉は困難なものになっている。」との発言
もあり、ユーロドル揉み合いとなりました。

7日は、一部メディアが、全ギリシャ社会主義運動党の幹部の話と
して「ギリシャのパパデモス首相はユーロを放棄した場合の経済的
影響について報告書をまとめるよう財務省に指示した。」との観測
報道や、EU統計局による「11年9月時点での債務データでは、欧州債
務危機の発端となり現在も問題を引きずるギリシャは、GDP比率で前
年比20.3P上昇。年末時点160%突破はほぼ確実。」との発表もあり、
オセアニア時間から東京時間前半にかけてユーロドルは軟調推移に
なりました。その後、東京時間後半に豪RBA政策金利の発表で豪ドル
が急伸したことでユーロドルも連れ高となる場面がありましたが、
再び軟調推移となって、ロンドン時間序盤にユーロ圏の財務相会合
への期待もあったか反発をみせて揉み合いになりました。
その後、NY時間前半に複数のメディアがギリシャ政府筋の話として、
「ギリシャ政府は救済策に関する合意文書を策定中。政治指導者が
7日中に提出する見込み。」と報じたことを契機に、ユーロドルは
1.32台後半まで急上昇する相場展開になりました。
その後、上昇一服となるも、一部メディアの「ECBはEFSFとの間で
ギリシャ国債の交換を検討している。」との観測報道に、ロンドン
フィックス前頃から再上昇しましたが、その後、「救済策に関する
合意文書の草案の策定が完了できていないため、ギリシャ連立与党
の協議が延期された。」との報道や、IIF国際金融協会の「ギリシャ
債務交換協議は建設的な進展を見せている。」との発表に、上下動の
揉み合いになっていきました。

8日は、オセアニア時間と東京時間前半にかけて小幅な揉み合いに
なった後に、ユーロドルは東京時間終盤からロンドン時間序盤にか
けて上昇するも続かず揉み合い傾向の相場展開が続きました。独5
年債の入札はやや不調ながら無事に通過しましたが反応薄でした。
欧州の株式市場も前日比プラス圏で揉み合いになりました。EUの
「ギリシャ問題は具体策をテーブルにのせることが必要。ギリシャ
をめぐり欧州委内で不協和音はない。ギリシャのユーロ圏残留を望
む。」との声明にも反応薄となりました。NY時間序盤ではダウ先物
や英FT指数や独DAX指数が一時前日比マイナス圏に反落したこともあ
って、ユーロドルはやや軟調に推移しました。その後、格付け会社
のS&Pが「債務交換完了後にギリシャを選択的デフォルトから格上
の可能性。新たな格付けは債務が持続可能な水準まで削減されたか
による。ただし新たなギリシャの格付けは引き続き低い見通し。
また、伊と仏の信用状況は引き続き悪化している。」などの見解を
発表したことや、一部メディアが「ECBがギリシャ国債交換に応じる
計画はまだ決定事項ではない。」との観測報道をしたことで、ロン
ドンフックス頃にユーロドルの下落が強まる場面がありましたが、
1.32台前半のサポートに支持されて大きく崩れることなく、一部の
メディアが「2012年のギリシャGDPを最大−5%と想定。ギリシャ
経済は2013年に成長軌道に戻ると想定。2012年に公務員1万5000人
を削減を公約。最低賃金の20%引き下げを公約。」とトロイカ合意
草案について発表したことや、ユーログループ議長による「ユーロ
圏財務相会合を9日にブリュッセルで開催する。」との発表に、
ユーロドルは持ち直しをみせて揉み合い相場が続きました。

9日は、ギリシャ国営TVが「第2次支援に関するギリシャ連立与党の
党首会談が終了。トロイカがギリシャ首相府に到着しギリシャ首相
との協議に入る。ギリシャ新民主主義党党首は問題は依然として
(年金問題が)未解決と述べた。」などの報道があり、東京時間の始
まる前にユーロドルが一時軟調になりましたが、再び1.32台前半の
サポートに支持されて、東京時間序盤は揉み合いになりました。
その後、ブルームバーグが「EU・IMF・ECBのトロイカ当局者とギリ
シャ首相との会談が終了したもよう。」との観測報道をしたことや、
ギリシャ政府当局者が「決定必要な問題は依然あるが1項目を除き
すべての問題で合意。ギリシャ政府はユーログループが合意を承認
すると確信。」などの発表をしたことで、ユーロドルは上昇して、
一時1.33台に乗せましたが、その後、ロンドン時間時序盤に一部メデ
ィアが、独の高官の話として「本日のユーロ圏財務相会合ではギリ
シャ支援に関する決定には至らない可能性。」との観測報道をした
ことで、ユーロドルは軟調になりました。その後、ECBが政策金利を
市場予想とおり1.00%に据え置きましたが、一部で利下げ観測もあ
ったためか反発をみせて、その後、英FT紙が「ギリシャの政治家ら
は緊急策で合意に達したもよう。」と観測報道をしたことで、ユー
ロドルが急伸して一時再び1.33台に乗せる場面がありました。

そして、ドラギECB総裁の記者会見では「インフレは今後数ヶ月2%
を上回るがその後2%を下回る公算。経済安定化の一時的な兆候が
みられる。経済見通しは先行き不透明感強く下振れリスクがある。
ECBは担保で一段のリスクをとる。担保状況を6ヶ月ごとに見直す。
ユーロ圏の7ヶ国(アイルランド・スペイン・仏・伊・キプロス・
オーストリア・ポルトガル)の適格担保を拡大する。ECB理事会は
金利変更を協議しなかった。3年物オペの第2回目の規模は初回と
同様になる見込み。ECBが損失負担するとの話には法的根拠がない。
非標準的措置が永久に続いてはならない。」などが示されて、
ユーロドルは上下動の揉み合いの後に一時1.33台前半まで上昇する
展開になりました。その後、IMFが「IMFはギリシャとの協議を継続
中。ユーロ圏財務相会合の結果を見極めたい。」との声明を出して、
また、独の財務相が「ギリシャが2020年までにGDPの120%に債務が
減らせるか依然として明確ではない。」との認識を示したことや、
レーン欧州委員の「ギリシャの緊縮財政合意に関してユーロ圏財務相
は徹底的に議論する。ギリシャが緊縮財政を実行可能かどうかをユー
ロ圏諸国に確信させ得るかどうかはギリシャしだい。」との発言など
があったことで、ユーロドルは上下動の揉み合いにりましたが、
しだいに緩やかに下落していく展開になりました。

10日は、ユーログループ議長がユーロ圏財務相会合の閉会後に、
「EUはギリシャの強い政治的確約を必要としている。ギリシャ第2
次支援決定に必要な要因が9日時点ではすべてはそろっていなかっ
た。ユーログループはギリシャが全ての要求満たせば会合を開く。
決定は来週(15日)にも可能となる可能性。ギリシャ支援の支払いは
条件満たされるまで行われない。第2次支援は民間債権者との債務
減免交渉の成功が必要条件。ギリシャの債務は2020年までにGDP比
120%まで削減されるべき。ギリシャは15日まで3.25億ユーロの追加
歳出削減策を決定の必要。」と発表をしたことで、レーン欧州委員の
「懸案の民間債権者との債務減免交渉は事実上まとまった。来週、
包括パッケージとして正式に承認される見込み。」との発言に揺れ
ながらも、オセアニア時間から東京時間にかけてユーロドルは軟調
傾向で推移しました。

ロンドン時間序盤にユーロドルは一時反発を試すも、独10年債とポル
トガル10年債の利回格差が1159bpに拡大したり、独財務相が「ギリシ
ャは債務目標未達」と議会に説明したとの報道や、一部メディアの
「独首相は第2次ギリシャ支援策が完了することを希望する。ギリ
シャ支援が途切れれば制御不能となる恐れ。などと述べた。」との
報道があり、また、ポンド買いによるユーロポンドでのユーロの下落
も相俟って、ユーロドルは再び軟調となっていきました。
その後、一部メディアが「ギリシャ連立与党の国民正当派運動党の党
首がトロイカとの合意の支援条件には賛成票を投じることはできない
と述べた。」との報道を契機に、ユーロドルは1.3240のサポートを下
抜けて1.32台を割込み急落する展開になりました。その後、NY時間の
前半から反発をみせて揉み合いになりました。そしてNY時間後半に
格付け会社のS&Pが「伊の37銀行のうち34行を格下げする。最大手の
ウニクレディトは「BBB+/A-2」とする。」との発表に反落するも、
その後、ロイター通信によって「ギリシャはEUとIMFが1300億ユーロの
第2次支援策の条件として要求していた経済改革の実施を盛り込んだ
法案を閣議で承認。」と報道されたことで、ユーロドルは1.32への
反発を試みて、週の取引を終えました。


<今週の注目点>

先週、ドル円は米雇用統計明けとなる週初のオセアニア時間で揉み
合いとなった後に東京時間の仲値頃から上昇して、その後、東京時間
の終盤から翌7日のオセアニア時間まで軟調傾向の揉み合いになりま
したが、7日の東京時間に日財務省の発表した外国為替平衡操作で、
2011年11月1日に2826億円、2日に2279億円、3日に2028億円、4日
に3062億円の円売りドル買い介入のいわゆる「覆面介入」が実施され
ていたことが示されたことも影響してか、再び反発をみせました。
その後、ロンドン時間序盤にかけて反落するも、NY時間にかけて再び
上昇する展開になりました。その後のNY時間終盤にかけて反落しまし
たが、オセアニア時間の小幅揉み合いを経て、8日の東京時間から
ロンドン時間序盤にかけて再び上昇して77円台前半をつけました。
しかしその後に日財務相が「必要ならば日本は介入の準備がある。」
としながらも「市中にカネが出すぎると通貨の信認問題や価値を毀損
する。」との発言をして、ドル円は76円台後半まで下落する展開に
なりました。その後、8日のNY時間にロイター通信が「日銀は13〜
14日に開く金融政策決定会合で追加緩和を検討する。」と観測報道を
したこともあって、9日のロンドン時間序盤にかけて反発して、再び
77円台前半まで上昇しました。その後やや押しとなった後に、NY時間
に77円台後半まで堅調に推移しました。
週末10日は東京時間に日財務相が「前回の為替介入では75.63円の時
点で市場介入を指示した。78.20円でやめたが3円近く値を戻し一定
の効果があった。」との発言をして、介入レベルを示すものと受け
止める向きがありましたが、「(介入)水準など一切言っていない。
必要ならいつでも介入する。」との火消し発言がされて、ドル円は
77円台後半での揉み合いとなって週の取引を終えました。

米ドルについては、先週は米雇用統計のイベント明けの週となりまし
た。6日にセントルイス連銀総裁が「ゼロ金利政策の長期化は経済の
根本的な意思決定を損なう。需給ギャップに事実上のゼロ金利維持の
合理的な根拠はない。」とタカ派発言をしましたが、7日のバーナン
キFRB議長の上院予算委員会での証言では2日下院での証言を踏襲す
る内容となり、質疑応答で「8.3%の失業率は労働市場の弱さを控え
めに示している。回復支援を継続しようとすることが重要。」として
緩和政策維持を示し、また、8日にサンフランシスコ連銀総裁が、
「失業率は高く今後数年間にわたり高止まりする。雇用と物価安定
のため利用可能な道具全ての活用が重要。景気が弱まるかインフレ
が2%相当を下回れば追加緩和が必要。」とのハト派見解を示して、

8日のリッチモンド連銀総裁の「米経済は上昇の傾向にあり、FRBは
インフレに注意を払う必要。現状では量的緩和のQE3は必要がない
可能性が高い。」とのタカ派見解もみられますが、NYダウが週間で
61ドル安とはなるも12800ドル台を維持していることでQE3の実施は
まだ先となるとしても、強い結果となった米雇用統計後も緩和政策
維持の路線が継続されそうです。

ただ、先週はドルインデックスが軟調推移ながら週末終値で79.0を
回復して、LIBORドル3ヶ月物金利は先週末時点で0.50600%と低下
傾向にありますが、ドル安の動きも一服しつつあるようです。欧州
の動向及び14日の米小売売上高や17日の米CPIなどが注目されます。

円については、先週末に日財務相が「前回の為替介入では75.63円の
時点で市場介入を指示した。78.20円でやめたが3円近く値を戻し、
一定の効果があった。」との発言をしたことで、今後は、投機筋の
目安として「75円ミドル〜78円前半」のレンジが意識される可能性
がありそうですが、オプション市場で「円を売る権利」の需要が増
えてきていることで、円安傾向が続く示唆と見る向きがあるようで
す。ただ、欧州問題の成り行きによってはリスク回避の受け皿とし
て再び円買い動意となる可能性も排除はできないようで今後の動向
が注目されますが、目先は78円台に乗せれるかどうか、そして78円
台乗せとなった場合は78.20円の短期レジスタンスを巡る攻防が注目
されます。また、8日のNY時間にロイター通信が「日銀は13〜14日
に開く金融政策決定会合で追加緩和を検討する。」と観測報道をし
ていることで、14日の日政策金利発表と日銀声明が注目されます。

ユーロについては、ギリシャを巡るニュースヘッドラインに揺れる
展開となっていますが、まとめてみますと
「9日のユーロ圏財務相会合では、ギリシャ第2次支援決定に必要
な要因が全てはそろっていなかったことで決定は15日に延期となっ
た。」「その未決事項はギリシャの年金削減問題。ユーロ圏財務相
らは法案の議会通過だけではなく、歳出削減の明確化と連立与党の
党首らの(個別の)実行の約束も求めている。」「ギリシャ支援の
支払いは条件が満たされるまで行われない。」「第2次支援では
民間債権者との債務減免交渉の成功も必要条件。」「民間債権者
との債務減免交渉の最終提案は13日に示される。」「ギリシャの
債務は2020年までにGDP比120%まで削減されるべき。ギリシャは
15日まで3.25億ユーロの追加歳出削減策を決定の必要。」、

そして、10日にロイター通信が「ギリシャはEUとIMFが1300億ユー
ロの第2次支援策の条件として要求していた経済改革の実施を盛り
込んだ法案を10日に閣議で承認した。」との報道をして、
「ギリシャ経済改革法案は12日にギリシャ議会で本採決がされる。」
などになりますが、

12日のギリシャ議会での第2次支援策の条件として要求されている
経済改革法案の本採決の結果については、この原稿を書いている時
点では未来のことで不明ですが、情報によれば本採決は決定となる
見込みで、また、13日の民間債権者との債務減免交渉の最終提案と
その合意については、波乱の要素を抱えながらも、10日レーン欧州
委員が「懸案の民間債権者との債務減免交渉は事実上まとまった。」
と発言していることから、民間債権者との債務減免交渉も合意となる
見込みとなりそうです。

そして、ギリシャの年金削減問題の決定については明示とはなって
いないようですが、ロイターの報道では「ギリシャ第2次支援策の
条件として要求していた経済改革の実施を盛り込んだ法案が10日に
閣議承認された。」とのことで、3.25億ユーロの追加歳出削減策
とともに、ギリシャの年金問題についても合意され条件が満たされ
ていると思われ、延期となったギリシャ第2次支援策が15日のユー
ロ圏財務相会合で最終決定となる公算が高そうです。

また、万一の場合も、10日に独のメルケル首相が「ギリシャ支援が
途切れれば制御不能となる恐れ。」との認識を示していて、妥協的
な措置がとられる可能性もあり、ギリシャ第2次支援はすったもん
だの後に最終決定され、とりあえず、3月20日のギリシャ債償還
(144.35億ユーロ+利息約6.2億ユーロ)における無秩序なデフォルト
は回避となる可能性が高そうです。

これらはユーロドルの上昇要因となりそうですが、まずは12日の
ギリシャ議会での経済改革法案の本採決の結果が注目されます。
また、不安要素も抱えていることで過度の楽観はできないと共に、
先週末10日に格付け会社のS&Pが「伊の37銀行のうち34行を格下げ
する。」と発表していることから、週明けの東京およびロンドンで
の市場反応が注目されます。

ユーロドルが反発となった場合、チャート的には先週末の10日に
11年10月27日〜12年1月16日にかけての下落のフィボナッチ38.2%
戻しの1.3230〜40の水準の節目を再下降して下抜けていることから、
反発上昇となった場合ではこの価格水準がレジスタンスに置換され
ることで、まずはこのレベルでの売り買いの攻防が注目されます。

そして、15日のユーロ圏財務相会合後はいったんの好材料出尽くしと
なる可能性も排除できないことから、1月27日にギリシャ政府筋が
「第2次支援の実行の後は資金不足でもEUから支援はない可能性。」
との認識も示していて、週末にかけての“Sell the fact”のいった
んの事実売り(利益確定売り)の動きには注意が必要になりそうです。

また、13日のロンドン時間には伊・仏・独の国債入札が予定されて
いて、債券市場での金利動向も注目されます。そして、15日の独第
4四半期GDP速報も注目されます。また、引き続きダウ先物の動向
などもリスク選好度のバロメーターとして参考にしたいものです。
今週のユーロドルはひとつの山場を迎えそうです。


経済指標関連では、13日の日第4四半期実質GDP速報、
14日の日政策金利と日銀声明に英消費者物価指数と
独ZEW景況感調査に欧鉱工業生産と米小売売上高、
15日のNZ第4四半期小売売上高指数に独第4四半期GDP速報と
英雇用統計に英BOE半期インフレリポートと欧第4四半期GDP速報と
米NY連銀製造業景気指数に米鉱工業生産と米FOMC議事録、
16日の豪雇用統計と米生産者物価指数に米住宅着工件数と
米新規失業保険申請件数にフィラデルフィア連銀指数、
17日の英小売売上高指数に加消費者物価指数と米消費者物価指数、
などが注目されます。


さて今回は、ダマシの軽減のお話です。


前回からの続きのお話です。

イゴール・トシュチャコフ氏というトレーダーが
『実戦FXトレーディング』という著書の78ページで

『相場が現行の方向で現行の動きを続ける確率は、
 相場がすぐに反対方向へ転換する確率よりも高い』

と語るように、

相場の動きには、継続性という(1つの)性質があって、

移動平均線が明確な上昇や下降を示すときや、
トレンドラインとチャネルラインが引ける状態のとき、

たとえば、移動平均線が明確な上昇を示している場合、
陽線の示現率が高くなるとともに、
陽線が単独ではなく2本以上の連なりで出現することが多い、

ということが、どうやら言えるようなのですが、

ところが、相場には「不確実性」という性質もあって、

過去の価格の動きの記録であるチャートを精緻に分析しても、
その価格の先端のローソク足の形成においては、

新たな未来の要素が次々と織り込まれていくことで、

過去の価格の記録のチャートで未来の価格の動きを
100%予測することはなかなか困難なことであり、

傾向と確率に従ってトレードしても、
ときに損切りとなることはある意味避けられないことですが、

なんとかダマシを軽減したい、ということは、
多くのトレーダーが望むところでもあるものです。

それでは、はじまり、はじまり〜。^^

『ダマシを軽減する方法なんてものはあるものですかね。』

「そりぁ、あるさ…。100%軽減する方法もある。
 手法の話は後回しにして、まずはこれを話すとしよう。」

『えっ? 不確実性とか何とかいってるのに、
 そんなのあるんですか。100%そんなのありえねーし。』

「あははっ。それはトレードをしないことだよ。」

『ふざけないでよ。それでは機会利益も得られないじゃないか!』

「もちろん、これは半分冗談さ。でも半分はこのとおりだ。
 アレキサンダー・エルダー博士が、何ページであったかな…、
 投資苑という本で語っていることだが、
 スランプに陥ったトレーダーの処方箋として、
 トレーディングのレクチャーではなく、
 建て玉制限でのトレードのトレーニングの提案をして、
 見事にトレーダーが復活したエピソードがあるのだよ。」

『……。』

「スランプの原因はトレードのテクニックよりはむしろ、
 ポジションサイジングを含めたリスクレベルの大きさにある、
 とエルダー博士は看破したのじゃよ。」
 
『……。』

「トレーダーにはそれぞれ、手法以前のマインドにかかわる
 リスク・キャパシティーみたいなものがあって、
 過剰リスク選好が不調の原因であることはとても多いのだね。」

『……。』

「玉を大きくしたとたんに勝てなくなったりということもあるが、
 また、過剰リスク選好にはポジションサイジングとともに、
 トレードの過剰頻度のリスクというものがあって、
 よく言われることだが…、ダボハゼのようにチャンスに貪欲な
 ポジポジ病にかかるととたんに勝てなくなるものなのだ。」

『……。』

「ときにトレード頻度を少なくすることがダマシやスランプの
 特効薬となることがあるものなのだよ。」

『スキャルピングを否定するのですか?』

「そんなことは一言もいっておらんよ。
 それぞれの行っているトレードタームで、
 過剰頻度のリスクを抑えるべきと言っているのだよ。」

『……。』

「たとえば日30トレードのスキャルピングをしていて、
 もしも不調となったなら、15トレードくらいに減ずれば
 おのずとトレードを厳選して行うようになり、
 不調を脱することができることが多いのだね。」

『そんなもんですかねぇ。
 ところでダマシを軽減する方法についてはどうなんです?』

「あははっ。すぐ、そっちのほうを聞きたがるね。」

『たとえば、レジスタンスを抜けたかと思えばまた戻ったりして
 ダマシにあうことが少なくないと思うんですが…。』

「ポイントの抜けをしっかり確認するには2つの要素がある。
 1つは『ポイントを抜けたという事実の確認』、
 2つ目は『ポイントに戻らないという確認』だよ。」

『……?』

「たとえば、何度も過去に価格の下落を止めた
 サポートラインがあったとしよう。
 そして、そのラインを価格が下抜けたとしよう。
 これを確認するのが『抜けた事実の確認』だね。」

『まぁ、そうなるのでしょうね…。』

「ここで抜けたということで、リスクを選好して、
 ショート(売り)を仕掛ける選択肢はある…。
 また、これを奨める手法も少なくはない。」
 
『……。』

「ところが、価格がすぐに戻ってダマシとなることもある。」

『そうそう。それが問題なんですよ。』

「この抜けた後の戻り試の動きのことを
 スローバックというのじゃが、
 この戻り試の動きが先ほど抜けたサポートを上抜けることなく、
 再び下降したら、一気にサポートの下抜けが確実となるのだね。
 これが2つ目の『ポイントに戻らないという確認』
 ということになるのだよ。」

『でも…。』

「あぁ、何を言いたいかは解っとるよ。それでも、
 揉み合いとなった後に戻ってしまってダマシとなることもある。」

『そう。そうですよ。』

「相場には絶対はないのだよ…。
 『ポイントを抜けたという事実の確認』と
 『ポイントに戻らないという確認』をすることによって、
 ポイントの抜けの確度は高くなると言っているのだよ。」

『……。』

「それに…、これを話すと頭が混乱すると思うが、
 抜けた後にまったく戻りを試さず、
 そのままドンドン抜けが進んでしまうこともある…。」

『そうだ。そういうこともありますね!
 ならば、ポイントに戻らないという確認は不要では?』

「そういうことでもないよ。
 ダマシ軽減という観点を重視するならば、
 『ポイントに戻らないという確認』は有効じゃよ。」

『うーん。納得できるようなできないような…。』

「まぁ、こう言いたいのじゃろう…。
 ドンドン行くときはチャンスも逃したくはなし。
 さりとてダマシにもあいたくはなし。
 ということなのじゃろう。」

『そうです。そうですとも!』

「まぁ、魔法が知りたいということなのじゃろうが、
 その方法もなくはなく、分割建て玉による難平もしくは増し玉で
 ポジションをチューニングしながらトレードする方法はあるが、
 詳しくはホグワーツにでも行ってポッターにでも聞くとよいさ。
 上位時間軸の状況が早期リスク選好のキーポイントになる、
 とだけ、ここでは言っておこう。」

『……。』

「そして…、あくまで傾向としての話じゃが…。
 『初回のポイント抜けのトライはダマシとなることが多い。』
 ということは覚えておくと良いじゃろう。」

『初回の抜けのトライにダマシ多し、と…。』

「あくまで傾向としてじゃが、そのとおりだ。」

『……。』

「今回も話がまたまた長くなってしまったのう。
 今日の最後に話に出てきたホグワーツにちなんで、
 3つだけトレードの呪文をお教えしよう。」

『……。』


「相場はブルとベアの戦いじゃ。
 ブルのしくじりはベアの好物。ベアのしくじりはブルの好物。」

「逆線(陽線に対する陰線など)示現は判断の好機。
 『押してからの再上昇』『戻してからの再下降』を狙え。」

「ブルとベアの混合するところは決着未然でトレードを待て。
 そして、勝ったほうにちゃっかりついて行くべし。』

『……!』


「来週は、相場の価格平均についてお話しよう。
 移動平均線は設定した期間の価格の平均なはずなのに、
 なぜか価格は移動平均線の近傍に滞在するより、
 価格平均を離れたがる性質があるという、
 相場の不思議な性質についてのお話じゃよ。」


なーんちゃって。

またお話が長くなりました。 m(_ _)m

ではまた来週。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


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