FX ヘンダーランドの処世術のお話


本年はたいへんにお世話になりました。

ところで、「家政婦のミタ」の最終回の視聴率が
なんと40%超えたのだそうで話題となりましたね。


●先週の主な出来事

<12月19日(月)>

米上院が17日に年末期限となっていた給与税減税の
2ヶ月間延長法案を賛成多数で可決しました。
英FT紙が、
「ECBのドラギ総裁が銀行はECBの融資で債券を購入する可能性。
それはECBによる債券購入と同じことになるとの認識を示した。」
と報じました。
NZ第3四半期消費者信頼感指数は前期より弱い101.3になりました。
オセアニア時間はドルストレートがやや反落して揉み合いました。
ダウ先物が小幅に上昇して始まった後に揉み合いました。
英ライトムーブ住宅価格(12月)は前回値より強い−2.7%でした。
市場反応は限定的でした。
ドラギECB総裁が、英紙FTのインタビューで、
「ユーロを離脱する国は急激なインフレに見舞われる可能性。
より大きな困難に直面し弱い立場での構造改革の実行が余儀ない。」
との見解を示しました。
NBNZ企業景況感(12月)は前月より弱い16.9になりました。
日経平均は前週末比マイナス圏で推移しました。
東京時間序盤はドル買い優勢の展開になりました。
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いになりました。
ドル円が反発をみせました。
ダウ先物が反落して揉み合いになりました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
加の財務相が、
「欧州の状況は極めて深刻。
欧州は危機の解決に自身の財源を使用すべき。
IMFは欧州諸国の財政状況の監視をすべき。」
などの見解を示しました。
アジアの株式市場は前週末比マイナス圏で推移しました。
北朝鮮の金正日総書記死去との報道がありました。
ドル買い動意の展開になりました。
ドル円が上昇して、ドルストレートが軟調になりました。
スイスフランが買われました。
韓国株式市場などアジア株式市場が下落する展開になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「金総書記の死去でも韓国のファンダメンタルズは変わらない。
韓国での戦争などのイベントリスクの可能性は非常に低い。」
などの見解を示しました。
東京時間後半はドルストレートが反発してドル円が反落しました。
日経平均は前週末比−105.60円で大引けになりました。
その後、ダウ先物や中国上海株式市場などが反発をみせました。
原油先物にやや反発の動きがみられました。
独財務相が、
「アイルランドとポルトガルは救済が機能していることを示す。
ギリシャは例外的なケース。IMFに資金を補強する必要があるが、
米国が補助する可能性はない。」
などの認識を示しました。
ロンドン時間序盤はドルストレートの反発がしばらく続きました。
ドル円の反落がしばらく続きました。
欧州株式市場は下げて始まり、その後下げ幅を縮小しました。
仏中銀総裁が、
「銀行システムの流動性に影響を与える危機を抑制するために、
ECBは介入しているし今後もするだろう。しかしながら、
大規模な国債購入は最後の貸し手としてのECBの役割を逸脱する。」
などの見解を示しました。
欧経常収支(10月)は前回値より強い+17億ユーロになりました。
市場反応は限定的でした。
英BOEのフィッシャー政策委員が、
「現在の状況は2008年よりも危険である。
ユーロ圏から生じる景気の下振れリスクは
インフレリスクを上回っている。」
などの認識を示しました。
一時、ポンドが反落しました。
欧州株式市場が前週末比プラス圏に上昇しました。
ダウ先物や原油先物の反発がしばらく続きました。
その後、主要通貨ペアが揉み合いになっていきました。
午後8時頃からドルストレートに一時反落の動きがみられました。
ダウ先物や原油先物に一時反落の動きがみられました。
独連銀の月報では、
「欧州債務危機や世界的な景気減速にもかかわらず、
独は深刻な景気後退に陥ることは回避できる。」
との見解を示しました。
NY時間が近づく頃にドルストレートが再び反発しました。
加卸売売上高(10月)は市場予想より強い+0.9%になりました。
加ドル買い反応がみられました。
午後11時頃からドルストレートがやや反落しました。
NYダウは前週末比プラス圏で揉み合いになりました。
仏の短期国債入札は順調に消化されました。
スイス中銀総裁が、
「為替レートのターゲット死守のために可能なことは全て実行。
ユーロ圏の崩壊はないと思うが全ての可能性を注視している。
来年の数四半期はインフレの低下を見込んでいる。」
などの発言をしました。
スイスフラン売り反応がみられました。
NY時間前半は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
米NAHB住宅市場指数(12月)は市場予想より強い21になりました。
市場反応は限定的でした。
ロンドンフィックス前からにNYダウがマイナス圏に反落しました。
ドルストレートに反落の動きがみられました。
欧州株式市場がマイナス圏に反落しました。
ドラギECB総裁が、
「ユーロ圏の経済見通しには大きな下方リスクが存在する。
インフレについては概ねECBのターゲット付近に抑制。
ECBの政策は銀行の資金調達を安定的にして
企業や家計への融資をサポートすること。
首脳会議でのEFSFやESMの決定を歓迎。
格付け会社の格付けをECBが使用するかどうかは自由な判断。
ECBの国債買い入れは時限措置で無制限ではない。」
などの見解を示しました。
コンスタンシオECB副総裁が、
「ECBが新たに導入する3年物資金供給に著しい需要がある。
信用逼迫の兆しを示す兆候が一段と強く見られる。」
などの発言をしました。
ユーロ売り反応がみられました。
米2年債の入札では、最高落札利回りが0.240%、
応札倍率が前回より低い3.45倍になりました。
リッチモンド連銀総裁が、
「来年の成長見通しは2〜2.5%を予想している。
この予想は欧州の著しい減速を織り込んでいる。
インフレは平均2%程度の見込みでリスクは上向き。
金融政策の成長への影響には限界がある。」
などの見解を示しました。
ギリシャのカシメリニ紙が、
「ギリシャの国際監査団は同国政府が来年初めに20億ユーロの
財政緊縮策を追加しなければならないとの見方を明らかにした。」
との報道をしました。
ユーロ圏財務相の電話会合では、
「先のEU首脳会議で決定した2000億ユーロのIMFへの融資のうち、
ユーロ加盟国が負担する1500億ユーロの融資を承認した。
内訳は独が415億ユーロ、仏が314億ユーロ、伊が235億ユーロなど。
ユーロ非加盟国の融資へ、スウェーデン、デンマーク、
ポーランド、チェコが参加する。
英国は2012年始めにG20の枠組みで決定する。
G20やIMF加盟国へも追加拠出を求める。」
などが合意されました。
市場反応は限定的でした。
一部メディアが、
「ギリシャ、ポルトガル、アイルランドはIMFに拠出しない。」
と報じました。
NYダウが終盤にかけて下落が強まりました。
バンク・オブ・アメリカの株価が5ドル割れとなりました。
NY時間の終盤にかけてドルストレートの下落が強まりました。
米10年債利回りが1.81あたりまで低下しました。
NY原油(WTI)は93ドル台後半で引けました。
NYダウは前週末比−100.13ドルでこの日の取引を終えました。

<12月20日(火)>

日本経済新聞が、
「日本は中国国債を最大100億ドルで購入することを
25日の首脳会談で合意する予定。」
との観測報道をしました。
オセアニア時間ではドル売り傾向の揉み合いになりました。
豪景気先行指数(10月)は前回値と同じ+0.6%になりました。
英ネーションワイド消費者信頼感指数(11月)は、
市場予想より強い40になりました。
指示用反応は限定的でした。
オセアニア時間ではドルストレートがやや反発をみせました。
東京時間序盤は主要通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
ダウ先物や原油先物が反発をみせました。
豪RBA議事録では、
「小幅の利下げ決定は欧州からの下方リスクの高まりが理由。
鉱山投資ブームのトレンドに沿った国内経済成長は
貿易相手国の堅調な成長がその要因。
一部の要因は利下げの強い必要性を示唆していない。
欧州問題を集中検討。欧州には深刻な景気後退のリスク。
世界経済成長は今後数年にわたり弱まる公算。
アジアの成長は引き続き堅調。中国の指標はGDPの伸びと一致。
豪経済指標は年央より若干強くなりトレンド並みの成長を示す。
資源投資は異例に強い伸び。他のセクターでも投資が活発。」
インフレは向こう2年の目標と合致する見込み。」
などが示されました。
豪ドル買い反応がみられました。
仲値を過ぎからドルストレートに反落の動きがみられました。
アジアの株式市場はしばらく前日比プラス圏で揉み合いました。
日政府が補正で為替介入の原資のFB枠を195兆円へ引き上げました。
日財務相が、
「為替について、いつでも果断な決断できるよう準備している。」
との発言をしました。
東京時間後半は主要通貨ペアが動意薄の揉み合いになりました。
日全産業活動指数(10月)は市場予想より弱い0.8%になりました。
日景気一致CI指数確報(10月)は前回値より強い91.4、
日景気先行CI指数確報(10月)は前回値より強い92.0になりました。
東京時間終盤にかけてややドル売り動意がみられました。
日経平均は前日比+40.36円で大引けになりました。
ロンドン時間前半はドルストレートが反発をみせました。
ポンドが堅調に推移しました。
ドル円に反落の動きがみられました。
韓国を除くアジアの株式市場に反落の動きがみられました。
独生産者物価指数(11月)は市場予想とおりの+5.2%、
独GFK消費者信頼感調査(1月)は予想より強い5.6になりました。
スイス貿易収支(11月)は予想より強い+30億フランになりました。
市場反応は限定的でした。
独2年物国債利回りが0.20%とユーロ導入後で最低になりました。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で始まりました。
独IFO景気動向指数(12月)は市場予想より強い107.2、
独IFO現況指数(12月)は市場予想より強い116.7になりました。
指標反応としては限定的でした。
英市場を除く欧州株式市場がしだいに反発をみせました。
ダウ先物や原油先物が堅調傾向で推移しました。
スイスフランが堅調傾向で推移しました。
スペイン短期の入札では、
目標45億ユーロに対して56.4億ユーロが調達されて、
「3ヶ月物は平均落札利回りが前回よりかなり低い1.735%で、
応札倍率が前回と同じ2.9倍。
6ヶ月物は平均落札利回りが前回よりかなり低い2.435%で、
応札倍率が前回より低い4.1倍。」と好調な結果になりました。
ユーロに上昇反応がみられました。
ドルストレートがしばらく堅調に推移しました。
ギリシャ3ヶ月物国債入札では
平均落札利回り4.68%で応札倍率が2.91倍になりました。
格付け会社のフィッチが、
「EFSFの格下げリスクが高まった。
最上級格付けを維持するかは仏の格付け次第。
ユーロ圏の更なる金融市場の変動を見込む。
ユーロ危機は他の世界のソブリン市場に影響を及ぼす。」
などの見解を発表しました。
ユーロの上昇が一服になりました。
ドルストレートの上昇が一服になり揉み合う展開になりました。
加消費者物価指数(11月)は市場予想とおりの+2.9%、
加消費者物価指数コア(11月)は予想より弱い+2.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
米住宅着工件数(11月)は市場予想より強い68.5万件、
米建設許可件数(11月)は市場予想より強い68.1万件になりました。
市場反応は限定的でした。
英BOEのビーン副総裁が、
「2012年も厳しい年になると考えるのには一理あるが、
今年ほど厳しくはない可能性。インフレは急低下して、
それが成長を助けることになる。ユーロ危機は深刻な状況だが
悪化するような状況に備えた措置をBOEは有している。」
などの発言をしました。
NY時間序盤はドルストレートが再び堅調傾向で推移しました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
ドル全面安の展開になりました。
ダウ先物や原油先物や欧州株式市場が堅調傾向で推移しました。
NYダウが堅調に推移しました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「米経済に関してはやや楽観的。2012年は3.0%成長近傍と見込む。
追加緩和には躊躇がある。もしインフレが弱まり雇用が悪化なら、
追加緩和が必要になる。2013年の失業率は7.5%を見込んでいる。」
などの見解を示しました。
ドンドンフィックス前あたりからユーロドルが反落しました。
ポンドドルにも反落の動きがみられました。
豪ドルなど資源国通貨は堅調傾向で推移しました。
格付け会社のムーディーズが、年次報告書で、
「英国のAAA格付けを確認。見通しは安定的。」
との報告をしました。
米下院が給与減税の2ヶ月延長法案を否決しました。
米5年債の入札では、最高落札利回りが0.880%、
応札倍率が2.86倍になりました。
市場反応は限定的でした。
NY時間終盤にかけて主要通貨ペアが揉み合いになりました。
英BOEのブロードベント委員が、
「英国は景気後退に陥るリスクに直面している。」
との認識を示しました。
ピムコのエラリアン氏が、
「欧州がリーマン型危機を引き起こす恐れもある。
12年の欧州経済は1〜2%縮小する公算が高い。」
などの見解を発表しました。
NYダウの堅調推移は続きました。
米10年債利回りが1.92%を回復しました。
NY原油(WTI)は上昇して97ドル台前半で引けました。
NYダウは大幅上昇して前日比+337.32ドルで取引を終えました。

<12月21日(水)>

オセアニア時間は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
NZ第3四半期経常収支は予想より弱いマイナス45.99ドルでした。
限定的ながらNZドル売り反応がみられました。
豪Westpac先行指数(10月)は前回値より強い+0.1%になりました。
豪ドル買い反応がみられました。
日通関ベース貿易収支(11月)は予想より弱い−6847億円でした。
英GFK消費者信頼感調査(12月)は予想より弱い−33になりました。
市場反応は限定的でした。
東京時間序盤はユーロドルなどドルストレートが上昇しました。
日経平均は前日比プラス圏で推移しました。
ダウ先物や原油先物が前日高値圏で揉み合いになりました。
ダウ・ジョーンズが、
「ECBとユーロ圏17ヶ国の中銀で構成されるユーロシステムの
バランスシートは16日までの1週間に再び拡大し過去最大規模へ。
ユーロ圏加盟国の国債買い入れや銀行への流動性供給が背景。」
との観測報道をしました。
アジアの株式市場が前日比プラス圏で推移しました。
仲値頃から主要通貨ペアがやや反落をみせ揉み合いになりました。
日銀が政策金利を0.00%〜0.10%で据え置きました。
日銀声明では、
「金融政策を現状維持。全員一致で決定。
日本経済は持ち直しの動きが一服している。
企業の業況感は全体として改善の動きが鈍化。
欧州ソブリン問題は世界経済の下振れもたらす可能性。
米国経済は減速が長引く可能性。
日本経済の先行きは緩やかな回復経路に復していくと考えられる。
物価安定が展望てきるまで実質ゼロ金利政策を継続。
資産買入基金の規模を増額し金融資産の買い入れを進めている。
国際金融資本市場の緊張度は引き続き高い。」
などが示されました。
市場反応は限定的でした。
日政府が、経済見通しを下方修正して、
「2011年度は−0.1%、2012年度は+2.2%とする。」
との発表をしました。
日本の格付投資情報センターR&Iが、
「日本の発行体格付けをAA+に引き下げ、方向性は安定的。」
との発表をしました。
日経平均は前日比+123.50円で大引けになりました。
ロンドン時間序盤はドル売り動意が優勢の展開になりました。
ドルストレートが揉み合いの後に堅調に推移しました。
ドル円は軟調傾向で推移しました。
資源国通貨が堅調傾向で推移しました。
ダウ先物が堅調傾向で推移しました。
中国上海株式市場が終盤に反落する展開になりました。
独輸入物価指数(11月)は前年比で予想より強い+6.0%でした。
市場反応は限定的でした。
日銀総裁の記者会では、
「国内金融機関のドル資金繰りは全く問題ない。
最大のリスク要因は引き続き欧州ソブリン問題。
欧州危機への対応遅れれば世界経済に大きな影響与える。
米ドル以外の通貨供給の必要性は現在は高まっていない。」
などが示されました。
欧州株式市場は前日比プラス圏で推移しました。
午後6時頃から主要通貨ペアが揉み合いになりました。
中国人民銀行総裁が、
「金利を段階的に自由化する。
2012年も穏健な金融政策を維持する。」
との発表をしました。
英公共部門ネット負債(11月)は予想より弱い+152億ポンドでした。
英BOE議事録では、
「政策金利の据え置きは全会一致。
資産購入規模の据え置きは全会一致。
一部の委員は見通しの悪化でいずれ追加量的緩和が正当化される
可能性があると指摘。何人かの委員はインフレリスクは
中期的に均衡がとれているとして、
インフレは予想よりも緩やかに落ちる可能性を指摘。」
などが示されました。
市場反応は限定的でした。
ECBが期間14日のドル供給オペで330.04億ドルを供給しました。
ECBが始めて実施した3年物の資金供給オペでは、供給額が
4892億ユーロと市場予想2500億ユーロを上回る需要があり、
応札銀行は523行になりました。
株式市場に一時上昇反応がみられました。
一時、ドルストレートが急上昇する場面がありました。
その後、ユーロドルなどドルストレートが
事実売りを浴びて急反落していきました。
ドル円に反発の動きがみられました。
株式市場や原油先物や金価格に反落の動きがみられました。
LIBORドル3ヶ月物物金利が0.57125%に上昇しました。
加小売売上高(10月)は市場予想より強い+1.0%になりました。
指標発表直後に加ドルがやや買われるも市場反応は限定的でした。
ECBが伊国債を購入しているとの観測がありました。
NY時間序盤はドルストレートが揉み合いになりました。
ドル円の反発がしばらく続きました。
NYダウは前日比マイナス圏で揉み合いになりました。
欧消費者信頼感速報(12月)は予想より弱い−21.2になりました。
米中古住宅販売件数(11月)年率は予想より弱い442万件、
米中古住宅販売件数(11月)前月比は予想より強い+4.0%でした。
指標発表直後にドル買い反応となるも限定的でした。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫1057万バレル減少になりました。
記録的な在庫減に原油先物が反発しました。
スイス財務相が「作業部会はマイナス金利を検討している。」
との発言をしました。
スイスフランに一時売り反応がみられました。
深夜2時頃からNYダウが反発して下げ幅を縮小していきました。
ユーロドルなどドルストレートに一時反発の動きがみられました。
その後、スイス議会が政府が提案のマイナス金利を可能にする
2つの枠組みを否決しました。
スイスフランに買い戻しの動きがみられました。
伊の銀行が本日のECBによる3年物オペで1100億ユーロ超を
調達したとの市場観測がありました。
格付け会社のフィッチが、
「米財政赤字は2010年代末までにGDP比90%を超える可能性。」
との見解を発表しました。
格付け会社S&Pのディレクターのカリナン氏が、
「仏が格下げになって場合はEFSFの支援規模は当初の3分の1の
2930億ユーロまで縮小する可能性がある。」
との見解を示しました。
米7年債の入札では、最高落札利回りが1.430%、
応札倍率が前回より低い2.68倍になりました。
ホワイトハウスのカーニー報道官が、
「オバマ大統領は1年間給与減税延長を求めている。
米共和党に対して上院で可決している2ヶ月間の延長案に
下院でも賛成するよう求めている。」
などの発表をしました。
格付け会社S&Pが、
「ハンガリーの格付けをBB+に引き下げる。見通しはネガティブ。」
との発表をしました。
NY時間終盤にかけて反発していたユーロドルが反落しました。
ドル円は堅調傾向で推移しました。
格付け会社のムーディーズが「豪州のAAA格付けを確認した。」
との発表をしました。
豪ドルが緩やかに反発をみせました。
米10年債利回りは1.98あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は上昇して98ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+4.16ドルでこの日の取引を終えました。

<12月22日(木)>

格付け会社のフィッチが、
「もしも赤字削減策がなければ、米国のAAA格付けは、
2013年を待つまでに格下げもありえる。」
との発表をしました。
一時ドル売り反応がみられました。
米共和党のベイナー下院議長がオバマ米大統領と電話で会談で
給与税減税の2ヶ月間延長に反対する姿勢を改めて表明しました。
NZ第3四半期GDPは市場予想より強い+0.8%にりました。
指標発表直後はNZドルに上昇反応がみられましたが限定的でした。
オセアニア時間ではドル円が前日高値圏で揉み合いになりました。
ドルストレートは一時やや反発をみせた後に反落しました。
ダウ先物が揉み合い傾向で推移しました。
日経平均は小幅安で始まりました。
東京時間序盤は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
格付け会社のフィッチが、
「仏のソブリン信用格付けが引き下げられた場合、
仏系の金融大手ソシエテ・ジェネラルとBPCEグループの格付けも
引き下げられる可能性がある。」
との見解を発表しました。
アジアの株式市場は前日比マイナス圏で揉み合いになりました。
日銀総裁が、
「日本経済は現在は持ち直しの動きが一服。
最大のリスク要因は欧州債務危機の影響。
欧州債務危機は財政への見方が非連続的に変化する貴重な教訓。
急速な円高などで中核工場や企業の海外移転には注意が必要。
対外直接投資の拡大は重要な課題。
日米欧ともに金融緩和が成長率に結びつきにくい課題に直面。
グローバルな金融システムの安定が世界経済安定の前提。」
などの認識を示しました。
東京時間後半は主要通貨ペアが膠着的な状態になりました。
フィンランドの首相が「フィンランドはESMと不可分である。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−64.82円で大引けになりました。
中国上海株式市場が一時前日比プラス圏になる場面がありました。
独の財務省が、
「11月の税収は前年同月比+7.6%の増加。景気減速は一時的。」
との報告と見解を示しました。
ロンドン時間序盤はドルストレートが一時急反発しました。
ダウ先物が反発上昇しました。
欧州株式市場が前日比プラス圏で推移しました。
英第3期半期GDP確報は市場予想より強い+0.6%、
英第3四半期経常収支は予想より弱い−152億ポンドになりました。
限定的ながらポンド売り反応がみられました。
その後、ドルストレートが反落する展開になりました。
ドル円は小幅揉み合いが続きました。
LIBORドル3ヶ月物物金利が0.57375%に上昇しました。
NY時間が近づく頃から主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
米第3四半期GDP確報は市場予想より弱い+1.8%、
米第3四半期個人消費確報は市場予想より弱い+1.7%、
米第3四半期GDP価格指数確報は市場予想より強い+2.6%、
米第3四半期PCEコア・デフレータ確報は予想より強い+2.1%、
米新規失業保険申請件数は予想より強い36.4万件になりました。
ややドル買い反応がみられました。
伊の上院が賛成多数でモンティ政権の財政包括案を承認しました。
NYダウは前日比プラス圏で揉み合う展開になりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)は予想より強い69.9、
米景気先行指標総合指数(11月)は予想より強い+0.5%、
米住宅価格指数(10月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
ややドル売り反応がみられました。
ロンドンフィックス前あたりから一時ドル売り動意がみられました。
英BOE総裁が、
「金融市場の状況はさらに悪化している。成長見通しも劣化して、
金融市場の悪化が実体経済に波及している兆候が見られる。」
などの認識を示しました。
IMFの加経済に関するレポートでは、
「加GDP見通しは2011年は2.2%、2012年は1.9%と緩やかな回復。
欧州危機や家計の負債の高さはリスク。必要なら追加緩和も。
加ドルについてはファンダメンタルズの力強い局面が反映。」
などの見解を示しました。
加ドルが堅調傾向で推移しました。
ECBの翌日物預金残高が3469.9億ユーロと今年最大になりました。
原油先物が一時100ドルをつけた後に終盤に上昇幅を縮小しました。
ECBのビニスマギ理事が英FT紙でのインタビューで、
「3年物オペが信頼回復の兆候となることに期待。
デフレリスクが確認できるならば追加緩和をためらう理由はない。
ユーロ共同債が適切な解決策となるかは不確か。
ECBは銀行に対する最終貸し手となっても、
政府に対する最終貸し手となってはならない。」
などの見解を示しました。
NY時間終盤は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
NY原油(WTI)は99ドル台半ばで引けました。
NYダウは前日比+61.91ドルでこの日の取引を終えました。

<12月23日(金)>

格付け会社のS&Pが「ゴールドマンサックスをA+に格下げする。」
との発表をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「スロベニアをA1に格下げする。見通しはネガティブ。」
との発表をしました。
市場反応は限定的でした。
ブルバーグ通信が「米議会は給与税減税延長問題で合意が近い。」
との関係者の情報とする観測報道をしました。
ロイター通信が、
「伊の銀行はECBの3年物流動性オペで1160億ユーロを落札。
2012年の必要調達額の半分近くを確保したもよう。」
との観測報道をしました。
オセアニア時間は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
東京市場は祝日で休みでした。
ダウ先物は堅調傾向で推移しました。
東京時間前半はドル売り傾向の揉み合いになりました。
NZクライストチャーチの周辺でM5.9の地震が発生しました。
一時、NZドルが下落する反応になりました。
豪ドルが一時上昇しました。
アジア株式市場は上海市場を除き前日比プラス圏で推移しました。
その後、上海株式市場が前日比プラス圏へ反発しました。
ドルストレートの反発が一時強まりました。
ドル円がしだいに反落する展開になりました。
東京時間後半からはドルストレートがやや反落して揉み合いました。
格付け会社のムーディーズが、
「オーストリアは最上級の格付けAAAを維持する。見通しは安定的。
広範囲に広がってきたユーロ危機からの影響は受けている。」
などの見解を発表しました。
ロンドン時間序盤はドルストレートが一時反発しました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ユーロ圏は誤った道に入っている可能性。
最近の経済指標には良い意味で驚いている。
流動性供給は物価安定への脅威とはならない。」
などの見解を示しました。
ダウ先物は堅調傾向での揉み合いになりました。
仏第3四半期実質GDPは前期比で予想より弱い+0.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
ロイター通信が、
「英銀バークレイズの投資銀行部門バークレイズ・キャピタルが、
銅やアルミなど金属先物相場の取引で巨額の損失を出した。」
との報道をしました。
その後、ドルストレートが反落をみせて揉み合いになりました。
欧州の株式市場は前日比プラス圏で揉み合いになりました。
スイスSNBが、
「ユーロスイスの下限は1.2000であることを再度示す。
政策金利としている3ヶ月物のLIBORレートを
ゼロに近づける政策を採り続ける。
いかなる時でも更なる方法を採用する準備がある。」
との発表をしました。
スイスフラン売り反応がみられました。
ユーロスイスが一時反発をみせました。
ダウ先物が一時やや反落してその後に再び反発しました。
NY原油先物が時間外取引で一時100ドル超に上昇しました。
ドル円は軟調傾向の揉み合いが続きました。
英10年債利回りが一時1.997%に低下し初の2%割れとなりました。
LIBORドル3ヶ月物物金利が0.57575%に上昇しました。
ロイター通信が、
「格付け会社S&Pは先日クレジットウォッチ・ネガティブに指定の
ユーロ圏15ヶ国の格付けについて1月に結果を発表する見通し。」
との報道をしました。
伊10年債利回りが警戒水準である7%台に再び上昇しました。
NY時間序盤はややドル買い動意の揉み合いになりました。
米格付け会社のムーディーズが、
「NZのソブリン格付けをAaaに据え置く。見通しは安定的。」
との発表をしました。
米耐久財受注(11月)は市場予想より強い+3.8%、
米PCEコア・デフレータ(11月)は予想とおりの+1.7%、
米個人消費支出(11月)は市場予想より弱い+0.1%、
米個人所得(11月)は市場予想より弱い+0.1%になりました。
加GDP(10月)は市場予想より弱い±0.0%になりました。
ややドル買い反応がみられました。
ドルストレートがやや下落して、ドル円がやや反発しました。
米上院が給与税減税の2ヶ月延長法案を可決しました。
NYダウは検証傾向で推移しました。
米新築住宅販売件数(11月)季調済は年率で市場予想とおりの31.5万件、
米新築住宅販売件数(11月)前月比は予想より弱い+1.6%でした。
ドル買い反応がみられました。
その後、ロンドフィックスからドル売り傾向の展開になりました。
ドル円が反落して、ドルストレートに反発がみられました。
加財務省による10月の財政収支の発表では、
「財政赤字は22億カナダドルに縮小。歳入が前年比で8.1%増加。
歳出も雇用保険の支払い減少で改善している。
4-10月の財政赤字は154億加ドルと前年の215億加ドルから改善。」
などが示されました。
スイスSNBが、
「ヒルデブランド総裁が9月6日から実施しているスイスフランの
上限設定に絡んで私的な利益を得たとの噂を否定する。
SNBの調査では総裁は禁じられている取引を行った気配はない。」
との声明を発表しました。
オバマ米大統領が、給与減税延長法案の可決後の談話として、
「税の問題はさらに実施しなければならないことがある。
経済にポジティブな兆候もあるがそう早く問題は改善しない。」
との見解を示しました。
NY時間終盤にかけて再びドル買い動意がみられました。
スイスフランにやや買戻しの動きがみられました。
短縮取引となったNY原油(WTI)は99ドル台後半で引けました。
米10年債利回りは上昇して2%台を回復しました。
NYダウが終盤にかけて上昇しました。
NYダウは前日比+124.35ドルの12294.00ドルで週取引を終えました。

<12月24日(土)>

日印が緊急時に最大100億ドルのドル資金の相互供給する
「通貨スワップ協定」を結ぶ検討に入りました。
日政府が一般会計総額が90兆3339億円の2012年度予算案を
閣議決定しました。


●今週の主な予定

<12月26日(月)>

※NZ・豪・香港・スイス・独・ロンドン・仏・加・米
 など主要市場の多くが休日です。

午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(12月)、
などが予定されています。

<12月27日(火)>

※NZ・豪・香港・英・加などが休日です。

朝8時50分に日企業向けサービス価格(11月)、
同朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後2時に日住宅着工戸数(11月)、日建設工事受注(11月)、
夜11時にS&Pケースシラー住宅価格(10月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(12月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(12月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(12月)、
などが予定されています。
米の指標には注目です。

<12月28日(水)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(11月)、日失業率(11月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(11月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(11月)、日大型小売店販売額(11月)
午後7時半にスイスKOF先行指数(12月)、
などが予定されています。

<12月29日(木)>

朝8時50分に日小売業販売額(11月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(11月 成約)、
などが予定されています。
米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常はNY時間前半)ですが
独消費者物価指数速報(12月)の発表も予定されています。

<12月30日(金)>

午後4時に英ネーションワイド住宅価格(12月)、
などが予定されています。


<先週のユーロドルのサマリー>

さて先週、ユーロドルは週はじめの19日にオセアニア時間で揉み合い
となった後に、北朝鮮の金正日総書記死去との報道を背景としたドル
買い動意にやや下落する展開になりました。その後、格付け会社の
ムーディーズが「金総書記の死去でも韓国のファンダメンタルズは
変わらない。韓国での戦争などのイベントリスクの可能性は非常に
低い。」との見解を示しこともあって19日のロンドン時間にかけて
持ち直すも、しばらく上下動の揉み合いが続きました。ユーロ圏財
務相の電話会合では「先のEU首脳会議で決定した2000億ユーロの
IMFへの融資のうち、ユーロ加盟国が負担する1500億ユーロの融資
を承認。G20やIMF加盟国へも追加拠出を求める。」との結果になり
ましたが市場反応は限定的でした。

20日の東京時間も前日の流れを継いで揉み合い傾向の相場が続き、
ロンドン時間に発表された独IFO景気動向指数が107.2と市場予想
より強い結果となるも指標反応としては限定的でしたが、スペイン
短期の入札で平均落札利回りが低下したことと、ダウ先物や欧州株
式市場の多くが堅調傾向で推移したことを背景にユーロドルはしだ
いに反発する展開になりました。その後、格付け会社のフィッチが
「EFSFの格下げリスクが高まった。最上級格付けを維持するかは仏
の格付け次第。ユーロ圏の更なる金融市場の変動を見込む。」との
見解を発表したことで一時上昇一服となるも、20日のNY時間に発表
された米住宅着工件数などが市場予想より強い結果となったことも
あってNYダウが堅調に推移したことで、NY時間前半はユーロドルが
堅調傾向で推移することになりました。その後、深夜のロンドンフ
ィックス前あたりからユーロドルが反落して調整となりました。

21日オセアニア時間では小幅な揉み合いとなりましたが、東京時間
に入ると、ユーロドルはダウ先物やアジア株式市場などの堅調を背景
に上下動しながらも堅調傾向で推移しました。その後、ECBが始めて
実施する3年物の資金供給オペが行われ、供給額が4892億ユーロで
応札銀行が523行と、市場予想2500億ユーロを上回る需要があったこ
とで、一時ユーロドルは1.32に迫るまで急伸しましたが、ほどなく
事実売りを浴びて急落する激しい相場展開になりました。NYダウも
前日比マイナス圏で始まったことでしばらくユーロドルの軟調が続
きましたが、その後に発表されたEIA週間石油在庫統計で原油在庫が
記録的な1057万バレルの減少となったことで原油価格が急反発した
ことや、ロンドンフィックス後にNYダウが反発して下げ幅を縮小し
たことを背景に21日のNY時間後半はユーロドルの下落が一服となり
揉み合う展開となりました。

22日のオセアニア時間に格付け会社のフィッチが「もしも赤字削減
がなければ、米国のAAA格付けは2013年を待つまでに格下げもあり
える。」との発表をしたことでのドル売り動意に、一時ユーロドル
がやや反発をみせるも限定的で、東京時間にかけて揉み合いが続く
ことになりました。ロンドン時間序盤に独の財務省が「11月の税収
は前年同月比+7.6%の増加。景気減速は一時的。」との報告と見解
を示したことで、一時ユーロドルに反発の動きがみられましたが、
ほどなく調整となって、上下に揺れながらも揉み合い相場が続き、
ECBのビニスマギ理事の「3年物オペが信頼回復の兆候となることに
期待。デフレリスクが確認できるならば追加緩和をためらう理由は
ない。ユーロ共同債が適切な解決策となるかは不確か。ECBは銀行
に対する最終貸し手となっても、政府に対する最終貸し手となって
はならない。」などの見解にも反応薄でした。

クリスマス休暇を控える週末23日では、格付け会社S&Pが「ゴール
ドマンサックスをA+に格下げする。」との発表や、ムーディーズの
「スロベニアをA1に格下げする。見通しはネガティブ。」との発表
などにも反応は限定的でした。その後、ダウ先物やアジア株式市場
の堅調傾向を受けてユーロドルがやや反発をみせて、ロンドン時間
序盤に格付け会社のムーディーズが「オーストリアは最上級の格付
けAAAを維持する。見通しは安定的。」との発表に一時上値を伸ばす
も限定的で、伊10年債利回りが警戒水準である7%台に再び上昇す
るとユーロドルは反落して揉み合う展開になりました。その後は、
米個人消費支出が市場予想より弱い+0.1%となったことや米新築
住宅販売件数が前月比で予想より弱い+1.6%となっことを契機と
したドル買い動意にユーロドルは反落しましたが、ロンドフィック
スを過ぎた頃からドル売り動意に反発をみせた後に、NY時間終盤に
かけて反落する揉み合いとなって週の取引を終えました。


<今週の注目点>

さて、先週のドル円は週初19日の東京時間前半に北朝鮮の金正日総
書記死去との報道を背景としたドル買い動意に78円台前半まで上昇
しましたが、その後は上下動しながらも20日のNY時間前半に77円台
後半まで反落する展開になりました。その後に揉み合いを経て、21
日のロンドン時間からNY時間にかけて急反発した後に、22日は上下
動の揉み合いとなって高値では78.20円をトライするも超えられず、
週末23日の東京時間前半に一時78.20超えとなった後に反落して、
その後の23日NY時間前半に78.15アラウンドまで反発した後に、NY
時間後半から78円をわずかに下回るあたりまで下落して終盤にまた
戻す上下動の揉み合いで週の取引を終えましたが、週間での値幅が
50銭ほどの低ボラティリティの展開でした。

今週も引き続き77円台ミドルから78円台前半のレンジでの売り買い
の攻防がどちらに抜けていくかが注目されますが、下値の77.00アラ
ウンドには強い抵抗がありそうで、また、78円台前半の短期レジス
タンスも比較的強いようで、もうしばらくレンジ相場が続く可能性が
ありそうです。そして、今週は週前半はクリスマス休暇の国も多く、
また週中からは年末で市場参加者が少なくなり流動性が低下すること
が予想されますので動意薄の状況になりがちであるとともに、年末の
駆け込みでのポジション調整と、市場が薄いことでときに急に動いて
はまた急に戻すチョッピーな展開となる可能性もありますのでトレー
ドする場合には注意をしたいものです。

米ドルについては、格付け会社のフィッチの「もしも赤字削減策が
なければ米のAAA格付けは2013年を待つまでに格下げもありえる。」
との発表で一時ドル売り反応がみられるも、まだ将来のことと反応
は限定的であったとともに、米給与税減税2ヶ月延長法案が可決に
なり、まずは一段落といったところですが、21日に年末のオペとし
てECBが期間14日のドル供給オペで330.04億ドルを供給したものの、
週末23日のLIBORドル3ヶ月物物金利が0.57575%に上昇するなど、
中銀のドル供給金利の0.6%で天井になるとの観測はありますが、
欧州の財政・金融危機を受けたドル資金調達の緊張と、年末のドル
需要、および新興国の経済減速など世界的な経済成長鈍化に伴う米
ドル資金の還流など、ドル買い圧力は根強いようです。
ただ、ドルインデックスが80アラウンドで一進一退となっていて、
駆け込みでのポジション調整の動きの可能性はありますが、何がし
かの事件がない限り、休暇モードに入っている年末にかけて一方向
に大きく動く可能性は少なそうです。

ユーロについては先週も、北朝鮮の金正日総書記死去との報道など
のニュースヘッドラインや格付け会社の発表、そしてECBが始めて
実施した3年物の資金供給オペなどのイベントや、クリスマス休暇
を控えたポジション調整などに揺れる展開となりましたが、ユーロ
ドルり週間の価格変動は1.30〜1.32アラウンドの範囲で、週のボラ
ティリティとしましては市場参加者の少ない年末とあって比較的小
さな相場展開になりました。

20日に格付け会社のフィッチが「EFSFの格下げリスクが高まった。
最上級格付けを維持するかは仏の格付け次第。」との発表をしたこ
とで、今後はEFSF格下げのリスクや仏格下げリスクなどが注目され
るとともに、また、先日S&Pがクレジットウォッチ・ネガティブに
指定したユーロ圏15ヶ国の格付けなども材料とはなりそうですが、
後者については23日にロイター通信が「S&Pのユーロ圏15ヶ国の格
付けについて1月に結果を発表する見通し。」との報道をしている
ことで、年内は格付け会社の大きな発表はない可能性のほうが高そ
うで、今週のユーロドル相場については、何がしか事件がない限り、
休暇モードに入っている年末にかけては比較的狭い範囲でのレンジ
相場となりそうです。ただ、まだ売り玉に偏向がみられることで、
年末の駆け込みでのポジション調整と、市場参加者が少なく流動性
が低下することによって、ときに急に動いてはまた急に戻すチョッ
ピーな相場展開となる可能性もありますのでトレードする場合には
注意をしたいものです。目先のチャートポイントでは、1.3120アラ
ウンドでの売り買いの攻防が注目されます。


経済指標関連では、27日のS&Pケースシラー住宅価格と
米消費者信頼感指数に米リッチモンド連銀製造業指数、
29日の米新規失業保険申請件数に米シカゴ購買部協会景気指数と
米中古住宅販売保留(成約)、などが注目されます。


さて今回は、ヘンダーランドの処世術のお話です。

2011年も暮れ往きますが、
少し振り返ってみるだけでも、

サムライ・ジャパンがサッカーのアジアカップで優勝。
NZのクライストチャーチで大きな地震。
そして、東日本大震災と原発事故…。 m(_ _)m

英ウィリアムズ王子の結婚。
ビンラディン容疑者の殺害。
サッカーで「なでしこジャパン」がW杯初優勝。
アップルのジョブズ氏の死去。
リビアのカダフィ大佐の死亡。
世界の人口が70億人を突破。
北朝鮮の金正日総書記の死去。

などなど…、

激動の年でいろいろなことがありました。

相場でも米国の格下げや欧州債務危機など、
いろいろなことがありましたが、

来年2012年はどのような年になるのでしょうか…。

さて、

本年最後のお話はヘンダーランドの処世術のお話です。

ヘンダーランドとは、アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場する
「ヘンな世界」のことですが、

相場の世界は、ロジカルな一面や
一般の価値観と同じようなところもある反面、

ヘンダーランドのように普通の世界とは異なる所もあるものです。

たとえば「逃避(逃げる)」といいますと、
普通は良くない意味で使われることが多いものですが、

相場の世界では、リスク回避として
逃げ足の速さは資金を守る大切な行為で、
むしろトレードの巧拙の重要な要素となるものであり、

普通は良いこととされる「貫徹」によって、
逃げ遅れて大きな損失を蒙ってしまうこともあるものです。

また、「風見鶏(かざみどり)」などといいますと、
「大勢に迎合する不定見の輩」の象徴として、
その多くで批判の言葉として使われるものですが、

相場の世界では、ある意味、
理想のトレードのひとつの形となることがあります。

私の好きなエピソードのひとつで、
以前にもご紹介したことがありますが、

RSIやパラボリックなどのテクニカル指標の
開発者として知られるJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアが、
ジム・スローマンから100万ドル! で買ったといわれる
有名なアダム・セオリーの第3章に載っているお話に、
このようなものがあります。

シカゴ商品取引所の場外トレーダーであったジム・スローマンと
毎週巨額の利益を上げているトレーダーのロバートのお話です。

トレードしようとしていたS&P500のその日の動きについて、
スローマンがベスト・トレーダーのロバートに尋ねました。

「今日はどう動くだろうか。」と
スローマンがロバートに尋ねると
信じられないような回答が帰ってきたといいます。

「(相場が)今日どう動くかなんて分らないよ…。スローマン。」

「それは…、私には答えたくないという意味かい?」

予測ができないで、相場に勝ち続けられるわけがないと、
食い下がるスローマンにロバートがこう言いました。

「そうじゃないよ。スローマン。本当のことを言っているんだ。
 今日マーケットがどう動くかなんて、そんなの分らないさ。」

「だってロバート。あなたはシカゴで最も成功している
 トレーダーのひとりじゃないですか。
 それでも今日の相場がどう動くかまったく分らないと?」

「でも、ほんとうにそうなんだ…。分らない。」

「じゃぁ…。何を基準にトレードしているだい?」

そして、シカゴ商品取引所のベスト・トレーダーのロバートが
語りだしたことは、驚くべきことでした。

「もしもマーケットが上昇すれば買う。
 そしてもっと上昇すれば、もっと買う。
 さらに上げればさらに買う。」

「……?!」

「もしもマーケットが下落すれば売る。
 そしてもっと下落すれば、もっと売る。
 さらに下げればさらに売る。」

「……?!」

ばかげている話にも聞こえ、困惑するスローマン。

「じゃぁ、ロバート。
 買ったとたんに下げたらどうするんだい?」

「あぁ、もちろんすぐに下げたら手仕舞いで売るだけさ。
 ただ、断っておくけど、上げ下げはっきりしないときは
 僕は決して相場には手出しはしないよ。」

「……!」

「いいかいスローマン。
 マーケットはこっちに動くはずだなんて思っても、
 思いとおりには動かないものなんだ。」

「……!!」

「君は相場が予測のゲームと思っているかもしれないけれど、
 僕は相場観や予測ではトレードしないんだ。
 マーケットに身を任せているだけなんだよ…。
 ただ、それだけさ。」

予測はせずに、ただマーケットに身を任せているだけ―。
トレードとはマーケットに身を任せること―。

ヘンダーランドの相場の世界では、

もしかしますと、あれこれ複雑に考えることよりも、

危険を察知したら卑怯といわれようと機敏に逃げるも、
基本的には相場の流れに身を任せることこそが、

その重要な処世術となるのかもしれませんね。


良いお年をお迎え下さいませ。
本年はありがとうございました。



<お知らせ>

2012年1月1日の更新はお休みさせていただきまして、
新年は1月8日(日)からとさせていただきます。
よろしくお願いいたします。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


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