FX 悪魔の辞典のお話


アナログ放送がついに終了になりましたね。
終了の瞬間から「砂嵐の画面」になるのかと思っていましたら、
アナログ放送での地上デジタルの案内画面になっていました。^^

●先週の主な出来事

<7月18日(月)>

格付け会社のS&Pが、
「米連邦債務上限の引き上げや赤字削減に向けた取り組みが
遅れるようであれば、米国の保険会社や政府系住宅金融機関などの
格付けを引き下げる可能性。」との発表をしました。
NZ第2四半期消費者物価指数は予想より強い+1.0%になりました。
限定的ながら一時NZドルが上昇しました。
英ライトムーブ住宅価格(7月)は前回値より弱い−1.6%にりました。
東京市場は海の日で休みでした。
東京時間に入るとしばらく主要通貨ペアが軟調傾向になりました。
NYダウ先物が軟調傾向で推移しました。
主要通貨ペアが一時反発した後に揉み合う相場展開になりました。
中国上海株式市場が4営業日ぶりに反落しました。
ロンドン時間前半ではユーロが下落の後に反発して揉み合いました。
ドル円が下落の後に反発上昇して揉み合いになりました。
金価格が史上最高値の1600ドルをつけました。
原油先物は軟調傾向で推移しました。
ギリシャ10年債のスプレッドが過去最大になりました。
伊10年債利回りがユーロ導入後で最高水準の6.02%になりました。
スペイン10年債利回りが過去最高水準の6.31%になりました。
独財務相の報道官が、
「ギリシャへの追加支援策はECBとIMFの意向に沿ったものになる。」
との発表をしました。
米10年債利回りが低下傾向で推移しました。
ガイトナー米財務長官が、
「債務上限の引き上げには疑いの余地がない。
8月2日の期限は絶対となる。議会への猶予は尽きた。
米国にデフォルトという選択肢はない。税制には小幅な改革が必要。
規制に関して銀行に耳を傾けてはいけない。
予測可能な将来まで現職に留まる。」
などの見解を示しました。
加国際証券取扱高(5月)は前月より強い154億加ドルになりました。
米ネット長期TICフロー(5月 対米証券投資)は
予想より弱い236億ドルになりました。
欧州の株価が軟調に推移しました。
NY時間前半ではドルが売られる相場展開になりました。
NYダウが一時170ドルの下落となって軟調に推移しました。
しだいにリスク回避のドル買い動意になりました。
ドルストレートが軟調に推移しました。
原油価格が下落して豪ドルが軟調に推移しました。
米NAHB住宅市場指数(7月)は市場予想より強い15になりました。
格付け会社のフィッチが、
「8月2日までに米債務上限引き上げで
政府・共和党が合意すると依然確信している。
もしもそれに失敗して、支払い義務果をたせない場合は
米国の格付けをウォッチネガティブにする見通し。」
との見解を発表しました。
ギリシャ2年債利回りが一時35.19%に上昇しました。
大手シンクタンクが、
「英国の2011年のGDP予想を1.4%に下方修正する。
英国のインフレ見通しは2011年に4.5%、2012年に2.5%へ鈍化。」
などの見通しを発表しました。
ポンドがロンドンフィックス前に急落しました。
バーナンキFRB議長が、
「米国には依然として危機の影響がある。
危機の再発を防ぐことに全力を挙げている。」
などの発言をしました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ギリシャ債の民間債権者に損失の負担を強いることは、
結局は納税者の負担を増加させることになる。」
との認識を示しました。
ECBが前週に証券市場プログラムを通じた債券の買い入れを
行わなかったと発表しました。
ECBの債券購入無しが16週連続となりました。
ロックハート・アトランタ連銀総裁が、
「緩和姿勢はもう2〜3回のFOMCの間は継続すべき。
経済は回復軌道にはあるが緩やか。しばらく緩和姿勢が必要。
今年下期には回復の兆候が見え始め2012年は強いものになる可能性。
追加緩和第3弾のQE3の実施にはハードルが高い。」
などの見解を示しました。
米ゴールドマン・サックスが、
「米国経済の成長見通しを下方修正。二番底にに陥る可能性。」
との見解を発表しました。
米債務問題も影響したか徐々にドル売り動意になりました。
ユーロなどドルストレートが上下動しながらも上昇していきました。
NYダウや原油先物が徐々に下げ幅を縮めていきました。
NY原油(WTI)は95ドル台後半で引けました。
NYダウは前週末比−94.57ドルで取引を終えました。

<7月19日(火)>

シスコシステムズが年間コストの10億ドル削減の一環として、
フルタイム職員9%に相当する約6500人を削減すると発表しました。
IBMの4-6月期の決算では、1株営業利益が予想より強い3.09ドル、
売上高も市場予想より強い266.7億ドルになりました。
オセアニア時間はドル売り傾向で相場が推移しました。
仏財務相が「欧州首脳は今週ギリシャ支援で合意できる可能性。」
との認識を示しました。
ユーロドルの反発上昇が続きました。
トリシェECB総裁がエストニア紙で、
「ギリシャは信用事由や選択的デフォルトを回避する必要。
デフォルト回避策を打ち出すには欧州各国政府にゆだねられている。
債務危機によるリセッションは予想していない。
米国が債務上限引き上げに対処することに疑いないが、
もしも失敗すれば世界全体に多大な影響になる可能性。」
などの認識を示しました。
東京時間前半はドルストレートやクロス円が堅調に推移しました。
ドル円は仲値にかけて反発した後に揉み合いになりました。
日財務相が「引き続き市場の動向を注意深く見ていく。」
と発言しました。
日経平均は軟調傾向で推移しました。
豪RBA議事録では、
「インフレの強さを精査するには更に時間が必要。
現在の若干引き締め気味の政策は適切。
2011年のGDPは予想ほど強くならない狩生製。
世界の経済成長は減速した。家計支出は慎重。住宅市場は弱い。
第2四半期のCPIは将来の政策判断のために重要。
豪の第2四半期の交易条件は過去最高の可能性。
合計材の中期的見通しは強い。労働市場は逼迫していない。」
などが示されました。
発表後に限定的ながら豪ドルが一時下落しました。
中国発展改革委員会マクロ経済研究院の副院長が、
「中国CPIの高止まりにより今年の下期に追加利上げの可能性。」
との見解を示しました。
オーストリア中銀総裁がCNBCのインタビューで、
「ギリシャがデフォルトなら非常に重大な結果を引き起こす。
ECBは完全に格付け会社に依存すべきではない。
ギリシャ債の担保の受け入れの決定はECBしだい。」
などの認識を示しました。
ユーロドルが軟調になりました。
東京時間の後半は主要通貨ペアが軟調になりました。
日経平均は前日比−84.75円で大引けました。
ロンドン時間前半はドル全面安でドルストレートが急反発しました。
ダウ先物が堅調傾向で推移しました。
独債利回りとスペイン債やギリシャ債の利回り格差が縮小しました。
欧州の株式市場が堅調傾向で推移しました。
一部銀行関連で、
「スイスの銀行が未払い税金100億ユーロをドイツ当局に支払う。」
との観測報道がありました。
ユーロスイスが堅調に推移しました。
独ZEW景況感調査(7月)は市場予想より弱い−15.1になりました。
独ZEW現況調査(7月)は市場予想より強い90.6になりました。
欧ZEW景況感調査(7月)は前回値より弱い−7.0になりました。
欧建設支出(5月)は前月より弱い−1.1%になりました。
発表直後は市場反応は限定的でした。
独ZEW経済研究所が「米国の経済と財政状況は重要な課題。」
との認識を示しました。
指標発表後にユーロがさらに上昇した後に揉み合になりました。
ポンドドルがしだいに軟調になりました。
NZドルが堅調に推移しました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
スイス政府が、
「フラン高に直ちに行動しても望ましい結果にならない可能性。
フラン高が強まれば経済成長の鈍化を予想することになるだろう。」
などの見解を表明しました。
ギリシャ3ヶ月債の入札では、落札利回りが前回より低い4.58%、
応札倍率が前回より高い3.08倍になりました。
その後、独10年債とギリシャ10年債の利回り格差が
18.179%とユーロ導入後で過去最大になりました。
米バンク・オブ・ニューヨーク・メロンの4-6月期決算では、
1株当たりの利益が市場予想より強い0.59ドルになりました。
米バンク・オブ・アメリカの4-6月期決算では、
純損益が過去最悪の88億3,000万ドルの赤字になりましたが、
1株当たりの利益が市場予想より強い0.33ドルになりました。
米資産管理大手ステート・ストリートの4-6月期決算では、
1株当たりの利益が市場予想より弱い0.96ドルになりました。
米ウェルズ・ファーゴの4-6月期決算では、
1株当たりの利益が市場予想より強い0.70ドルになりました。
米ゴールドマン・サックスの4-6月期決算では、
77%の増益になりましたが純収入は予想より弱い72億8000万ドル、
1株当たりの利益が市場予想よりかなり弱い1.85ドルになりました。
米住宅着工件数(6月)は62.9万件、米建設許可件数(6月)は62.4万件と
ともに市場予想より強い結果になりました。
限定的ながら主要通貨ペアにリスク選好動意がみられました。
加景気先行指標指数(6月)は市場予想より弱い+0.2%になりました。
市場反応は限定的でした。
NY時間前半はドルストレートが反発した後に揉み合いになりました。
独の首相が、
「21日の会合は大きなステップにはならない可能性。
ユーロ危機は明日にも解決できるほど簡単ではない。」
などの発言をしました。
ユーロドルが一時下落しました。
加BOCが政策金利を1.00%で据え置きました。
加BOC声明では、
「景気刺激策のいくつかが解除されるだろう。
2011年の加経済成長は従来の2.9%から2.8%に下方修正。
上げについては注意深い思慮が必要。
加ドル高が継続すると輸出産業に打撃。
インフレは近く3.0%を超える見通し。」
などが示されました。
加ドル買い反応となりました。
NYダウや原油先物が堅調傾向で推移しました。
ドルストレートがしばらく反発上昇しました。
IMFの年次審査報告では、
「ECBによるユーロ圏赤字国への資金供給は持続不可能。
欧州金融安定ファシリティーの段階的規模拡大へ確約を望む。
市場はギリシャ問題の解決を確信していない。
ユーロ圏に深刻な危機の波及リスク。
ユーロ圏への非伝統的金融支援は継続の必要。
日本の向こう2年のインフレ率をゼロと予想。
日銀はデフレリスクの抑制で資産購入を拡大することが可能。
日本は2012年に消費税を7〜8%に引き上げる必要。
日本の国債は財政再建が遅れれば長期金利が上昇して、
他の重債務国へも波及する可能性。」
などの見解を発表しました。
IMFの発表後のロンドンフィックスを過ぎた頃に
ユーロドルなどドルストレートが下落しました。
ドル円は軟調傾向での上げ下げ激しい乱高下になりました。
上昇していた米10年債利回りが低下していきました。
格付け会社のムーディーズが、
「米国のAaa格付けの5州を格下げの方向で見直す。」
との発表をしました。
オバマ大統領が、
「米上院の超党派案を支持する。
デフォルト回避に向けた債務めぐる協議で一定の進展があった。」
との発表をしました。一時ドル買い動意になりました。
深夜3時頃から一時ドル円が急伸してドルストレートが下落しました。
金価格が下落しました。
FRB公定歩合議事録では、
「最近の経済情報は想定以上に弱い。
今後数ヶ月間の景気改善ペースに慎重な見方。
財政と規制政策の不透明感が企業の投資と雇用に重し。
回復ペース鈍化は一時的とみられるが解消後も緩やかと予測。
インフレは再び和らぐと予測。理事らは金融緩和政策の維持を推奨。
2地区の連銀が公定歩合引き上げを要請。」
などが示されました。
その後、ドル円が上げ幅を縮めドルストレートが再び反発しました。
NY原油(WTI)は97ドル台半ばで引けました。
NYダウは前日比+202.26ドルの今年最大上げ幅で取引を終えました。

<7月20日(水)>

米アップルの4-6月期決算では、1株利益が7.79ドル、
売上高が285.7億ドルで2倍超の増益と、
市場予想より強い結果になりました。
米ヤフーの4-6月期決算では、1株利益が予想とおりの0.11ドル、
売上高は市場予想より弱い10.8億ドルになりました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国の金融システムは強くなっている。
金融改革を弱めることは認められない。」
との認識を示しました。
米カンザスシティー連銀総裁が、
「今年と来年は緩やかなペースで成長する見込み。
2012年および2013年の成長率は2.5%〜3.0%と予想。
インフレ率は緩やかに上昇しつつある。
ゼロ金利はバブルの状況を生み出す。」
などの見解を示しました。
中国証券報が「中国は人民元の変動幅を拡大すべき。」
との見解を示しました。
米下院が共和党主導の赤字削減案を可決しました。
東京時間序盤では一時ドル買い動意になりました。
一時、ドル円が上昇してドルストレートが軟調になりました。
資源国通貨はしばらく堅調傾向で推移しました。
豪Westpac先行指数(5月)は前月より弱い−0.1%になりました。
日経平均が堅調傾向で推移しました。
仲値を過ぎたあたりから限定的ながらドル売りが見られました。
主要通貨ペアが揉み合う相場展開になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4563元の切上後最高値になりました。
IMFのラガルド専務理事が21日のユーロ圏会合に出席の意向、
との報道がありました。
上海株式市場が堅調に推移して一時2800ポイントを回復しましたが、
その後に反落しました。
豪ドルなど資源国通貨が軟調になりました。
バーゼル銀行監督委員会が、
「国際金融システム上重要な銀行とみなされる28行に
上乗せ資本を求めるべき。」との見解を発表しました。
日財務相が「為替の動きは一方的に偏っている。注視していく。」
との発言をしました。
日景気一致CI指数確報(5月)は速報値より強い106.3になりました。
日景気先行CI指数確報(5月)は速報値より弱い99.6になりました。
東京時間の後半は主要通貨ペアがしだいに軟調になりました。
日財務相が「必要ならば断固たる措置をとる。」と発言しました。
日経平均は前日比+116.18円で大引けました。
独生産者物価指数(6月)は前年比で予想より強い+5.6になりました。
英FT紙が、
「EUは救済基金を活用してソブリン債の保証を検討。」
との報道をしました。
仏外相が、
「独仏首脳は会談ではユーロ圏の債務危機で合意となる可能性。」
との見通しの見解を示しました。
ロンドン時間前半ではドル売り動意になって
ドル円が下落してユーロドルが急反発しました。
ギリシャ2年物国債利回りが過去最高の40%台に突入しました。
その後にユーロは堅調傾向で揉み合う展開になりました。
ムーディーズが「伊のRMBSは安定的を維持。」と発表しました。
ポンドが英BOE議事録を前に下落しました。
英BOE議事録では、
「7対2で金利の据え置きを決定。
ウィール委員とデール委員が0.25%の利上げを主張。
8対1で資産購入規模の据え置きを決定。
最近のデータは目先の利上げの必要性を後退させた。
インフレに対する中期的リスクは上下双方に大きい。」
などが示されました。
資産購入規模の拡大支持が前回同様にボーゼン委員だけだったことで
先行下落していたポンドが急反発しました。
加ドルが買われました。
EUの当局者が、
「ギリシャ債に関する選択肢を狭めるため20日に協議を行なう。」
との発表をしました。
21日のユーロ圏首脳会合の開始時間が日本時間の午後8時に
先送りされるとの発表がありました。
米USバンコープの4-6月期決算では1株当たりの利益が
市場予想より強い0.60ドルになりました。
NZドルが対米ドルで30年ぶりの高値圏で推移しました。
中国の米国債保有高が2ヶ月連続積み増しとの報道がありました。
独政府報道官が、
「明日開催のユーロ圏首脳会合では素晴らしい解決策が出ると信頼。
ユーロ圏の債務問題を解消するには長い期間が必要。
明日の会合は大切な一歩だがその後も段階が必要。」
などの発表をしました。
ユーロ圏首脳会合への期待感もあってユーロが堅調に推移しました。
加卸売売上高(5月)は市場予想より強い1.9%になりました。
市場反応は限定的でした。
欧州委員会のバローゾ委員長が、
「21日の首脳会合では債務危機への包括的な解決策を打ち出す必要。
ユーロ圏の安定確保のため必要な手段を講じる約束を果たすとき。
ギリシャ政府の次の緊急措置での民間部門関与を明確にするべき。」
などの見解を示しました。
NY時間前半では主要通貨ペアが揉み合になりました。
格付け会社のフィッチが、
「欧州債務危機はギリシャ危機の解決だけで脅威を止められない。」
との見解を示しました。
ユーロ圏高官が、
「ユーロ圏は柔軟なクレジットラインと
EFSFによる流通市場での債券購入について協議しているが、
独はまだ合意していない。」
との発言をしました。
ユーロが軟調になっていきました。
シュタルクECB専務理事が、
「ECBは規則を変えることはしない可能性。
ギリシャについてはユーロ離脱も債務カットも必要ない。」
などの認識を示しました。
NY時間前半ではドルが買い戻される展開になりました。
NYダウが軟調傾向で推移しました。
欧消費者信頼感指数速報(7月)は予想より弱い−11.4%になました。
米中古住宅販売件数(6月)は市場予想より弱い477万件になりました。
中古住宅販売価格の中央値が前月比+8.9%になりました。
一時ドル売り反応になりましたが限定的でした。
ECBのビニスマギ理事が「ギリシャの債務再編は大惨事になる。」
との認識を示しました。
EIAの週間石油在庫統計では原油在庫が市場予想より減少して
372万7000バレルの減少になりました。
加中銀の金融政策報告では、
「4-6月期のGDP見通しは日震災によるサプライチェーンの障害で
4月時点の2.0%から1.5%に下方修正。下期は回復が加速。
第3四半期2.8%、第4四半期2.9%の見込み。個人消費は堅調。
CPIが2%に達した場合は政策金利を長期的水準に戻せる可能性。
現在採用の大規模な金融刺激策のいくつかは打ち切られる可能性。」
などが示されました。
加中銀総裁が、
「加経済は加ドル高など逆風にさらされている。
現在の緩和的な金利水準は適切。金利の移行に関して注意深く査定。
米経済については弱い回復が続く見込み。」
などの見解を示しました。
ロンドンフィックスから一時ドル売り動意が強まりました。
ドル円が下落してドルストレートが反発しました。
格付け会社のフィッチのアナリストが、
「米政府が債務協議で合意に達してから8月半ばまでに
米国のAAA格付けと財政見通しを見直しの結論を出す方針。」
との発表をしました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「米経済が予想とおり推移すれば2011年下半期に
引き締めを行うことが適切な可能性。下期の成長率は3.0%〜3.5%、
失業率は8.5%近くに低下する見込み。
FRBは米国がデフォルトに陥る可能性への準備をしている。」
などの発言を示しました。
NY原油(WTI)は98ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−15.51ドルで取引を終えました。

<7月21日(木)>

米インテルの4-6月期決算では、売上高は130億ドルと過去最高、
1株利益は市場予想より強い0.54ドルになりました。
ブルムバーグが、
「ベルリンでの独仏首脳会談にトリシェECB総裁も加わっている。」
との報道をしました。
オセアニア時間では首脳会談への期待でユーロが急伸しました。
NZD/USDが最高値をつけるなどオセアニア通貨が堅調になりました。
英ネーションワイド消費者信頼感指数(6月)は
前月より弱くも市場予想より強い51になりました。
独政府のスポークスマンが、
「独首相と仏大統領はギリシャに関して共通の立場を見出した。
両首脳がECB総裁に意見を聞いた。EU大統領とも電話会談した。
独仏の共通の立間は欧州首脳会議で示される。」
などの発表をしました。
日通関ベース貿易収支(6月)は予想より強い+707億円になりました。
東京時間前半ではドルストレートが上下動になりました。
ドル円は軟調傾向の揉み合いになりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4536元の切上後最高値になりました。
独ビルド紙が、
「21日に実施のユーロ圏首脳会議には独銀行のアッカーマンCEOら
欧州の銀行トップも参加する。」
と報道しました。
日経平均は軟調傾向で推移しました。
IMFが、
「より強い中国通貨が中期的に重要。
中国にマクロ経済政策の一段の引き締めを促す。
中国の通貨は大幅に過小評価されている。
中国のインフレ率は今年後半に低下し始める可能性。」
などが示されました。
中国のHSBC製造業PMI速報(7月)は好悪分岐点の50を割り込み、
28ヵ月ぶりの低水準の48.9になりました。
豪ドルなど資源国通貨が軟調になりました。
中国上海株式市場が軟調に推移しました。
スイスの経済相が、
「スイスフランの状況を憂慮。
短期的な措置を取るのはスイス中銀次第。
今後とるべき措置を準備している。」
などの発言をしました。
日全産業活動指数(5月)は市場予想より強い+2.0%になりました。
午後2時過ぎにドル円が一時急伸しました。
日経平均は前日比+4.49円で大引けました。
スイス貿易収支(6月)は前回値より弱い+174億フランになりました。
ロンドン時間序盤ではドルストレートが堅調傾向で推移しました。
その後にドルストレートが反落して揉み合いになりました。
ギリシャ2年債の利回りが37%に低下しました。
IEA事務局長が「必要なら石油戦略備蓄の放出も。」と発言しました。
独製造業PMI速報(7月)は52.1、独サービス業PMI速報(7月)は52.9と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧製造業PMI速報(7月)は50.4、欧サービス業PMI速報(7月)は51.4と
ともに市場予想より弱い結果になりました。
欧経常収支(5月 季調前)は前回より弱い−183億ユーロになりました。
EU当局者が、
「ギリシャへの融資額は民間部門の貢献度合いによる。
融資額は700億ユーロ規模にとどまる公算。」
との発表をしました。
英小売売上高指数(6月)は市場予想より強い+0.7%になりました。
英公共部門ネット負債は予想より多い120億ポンドになりました。
市場反応は限定的ながら一時ポンド買いになりました。
一部メディアが、
「今晩の首脳会合でEFSFの弾抑性強化で合意が成立する可能性が
非常に高い。」とのユーロ圏の関係筋の談話を報道をしました。
ユーログループのユンケル議長が、
「ギリシャの債務再編計画に関するコメントは拒否。
銀行への課税が合意される可能性は低い。
ギリシャの選択的デフォルトは1つの可能性。」
などの発言をしました。
しだいにユーロが主導でドルストレートが下落していきました。
オランダ財務相が、
「独仏首脳もギリシャの選択的デフォルトを容認の方向。」
との発言をしました。
一部メディアが、独関係者の情報として
「ECBはギリシャの選択的デフォルトを受け入れる公算。」
との観測報道をしました。
ユーロドルなどドルストレートが反発していきました。
米モルガン・スタンレーの4-6月期決算では、
1株あたり利益が市場予想よりは強い−0.38ドルになりました。
米AT&Tの4-6月期決算では、
1株あたり利益が市場予想とおりの0.60ドルになりました。
欧州首脳会議草案では、
「欧州金融安定ファシリティー(EFSF)と
ECBしだいで流通市場への介入可能に。
EFSFの融資問題を7.5年から少なくとも15年へ延長。
EFSFは政府への融資を通じて金融機関の資本増強が可能へ。
ギリシャの二次救済策における民間関与は3つのシナリオの
国債交換、ロールオーバー、国債買戻しを検討。
ギリシャへの新たなEFSF融資の金利は3.5%になる見通し。
EUとIMFから支援を受けていない国を含むすべてのユーロ圏諸国に
予防的なクレジットラインを提供することが可能。
EFSFはECBを通じて予備的な介入が可能へ。」
などになりました。
欧州首脳会議の草案の発表後にユーロが急伸しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い41.8万件になりました。
米ドルが売られ、ドル円が下落してドルストレートが上昇しました。
一部メディアが、
「ギリシャ問題は期間数日間のデフォルト協議が焦点になる。」
との関係者を情報元とする観測報道がありました。
米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(7月)は+3.2、
米景気先行指標総合指数(6月)は+0.3%、
米住宅価格指数(5月)は+0.4%と、
いずれも市場予想より強い結果になりました。
NYダウが堅調に推移しました。
米10年債の利回りが3%台を回復しました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「金融システム上重要な機関の監督規則を今年夏に提案。
金融機関破綻時の遺言状の最終規則を今年夏に提案。」
などが示されました。
格付け会社のS&Pが、
「向う3ヶ月以内に米国債の格付けを引き下げる確率は50%」
との見解を示しました。
シカゴ連銀総裁が、
「実体経済に大きな緩みが存在。インフレはアンダーパフォーム。
商品価格の上昇は一時的。必要であれば量的緩和第3弾を支持する。
2012年の後半まで利上げが無くても驚きはない。」
などの見解を示しました。
ドル円の軟調が続きました。
米NYタイムズが「大統領と下院議長は債務交渉の大枠合意に近い。」
との観測報道をしました。
ベイナー米下院議長が「交渉合意報道は間違い。」と発言しました。
ドル円が上下動になりましました。
仏大統領が、
「ギリシャ債務の持続性強化に向け強い措置を取ることを決定。
ECBが許可した場合に欧EFSFは債券発行と流通市場への介入可能。
民間部門は自発金利引き下げとギリシャ国債の償還期限延長で参加。
格付け会社から何らかの反応あれば、各国とも金融機関とECBに絡み
保証をもって介入する。」
などの発言をしました。
ユーロ圏声明では、
「ギリシャの債務負担の軽減を含む第二次支援策で合意。
今回の措置でギリシャは1090億ユーロ規模の支援を受ける。
民間部門は370億規模の支援になる。
ギリシャの銀行流動性のための担保の質強化に向け
信用補完提供される見通し。
国債買い戻しプログラムの寄与額は126億ユーロ。
民間部門の関与総額は2011〜14年に500億ユーロ。
EFSFによるギリシャへの融資の期間は最低15年・最高30年に延長。」
などが発表されました。
トリシェECB総裁が、
「担保のギリシャ債がデフォルトの場合には
ユーロ圏がECBをサポートをすると確約した。
選択的デフォルトになるかについては予断を持つつもりはない。」
などの発言をしました。
NY原油(WTI)は99ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+152.50ドルで取引を終えました。

<7月22日(金)>

マイクロソフトの2四半期決算では、売上高173.7億ドル、30%増益、
1株利益が0.69ドルと、ともに市場予想より強い結果になりました。
IMFが、
「ギリシャに関するEUの行動を歓迎。より望ましい融資条件を歓迎。
ギリシャ支援で引き続きIMFも役割を果たす計画。」
などの声明を発表しました。
独の首相が、
「ギリシャは必要なときにいつでも支援を受けることができる。
ECBとEFSFはともに動く。」
との発言をしました。
ギリシャ首相が、
「ギリシャへの新たな支援は欧州の結束を深める重要な措置。
ユーロ共同債が解決策の可能性。近く発行の決定に達する公算。」
などの見解を示しました。
IIF国際銀行協会の専務理事が、
「ギリシャ救済は感染阻止し他の国々を支援。
選択的デフォルトは重大な結果ではない。」
との認識を示しました。
日財務相が、
「ギリシャ支援を評価。ユーロ安定に期待。
円高については一方的な動きが続いている。
市場の動向を引き続き注視。」
との発言をしました。為替介入への発言はありませんでした。
東京時間前半ではややドルが買い戻される動きがみられました。
日経平均は堅調傾向で推移しました。
一部メディアが、
「大統領と議会指導者は合意に達していない。
両党はブッシュ減税をめぐり依然意見が分かれている。
必要な歳入に関して意見一致していない。」
との米民主党当局者の談話を報じました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4495元の切上後最高値になりました。
豪第2四半期輸入物価指数は市場予想より強い+0.8%になりました。
英FT紙が、
「欧州銀行はギリシャ国債保有で最大1.8兆円の評価損の可能性。」
との観測報道をしました。
仏財務相が、
「EUはギリシャにとって持続的な計画を見出した。
EUの支援計画はギリシャに回復のための時間を与える。」
との認識を示しました。
アジアの株式市場が堅調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+121.72円の10132.11円で週の取引を終えました。
独連邦債とギリシャ10年債の利回り格差が1304bpに縮小しました。
独IFO景気動向指数(7月)は112.9、独IFO現況指数(7月)は121.4と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
独IFO期待指数(7月)は市場予想とおりの105.0になりました。
市場反応は限定的でした。
独IFOのアッベルガー氏が、
「独経済が軟着陸する良い状況にある。
ユーロ危機は独の実質経済に大きな影響を与えていない。」
などの認識を示しました。
新華社が、
「中国は下半期に穏健な金融政策を実施する。
物価の安定が引き続き優先課題。」
との胡錦濤・国家主席の談話を報じました。
ロンドン時間前半では主要通貨の多くが揉み合いになりましたが、
その中でもオセアニア通貨は堅調傾向で推移しました。
ドル円が上値を試した後に軟調になりました。
ギリシャの財務相が、
「昨日、ユーロ圏は市場に対して明確な回答を与えた。
ギリシャは計画に則って民営化など経済の建て直しを行なう必要。
ギリシャの金融システムには保護と資本援助が必要。」
などの発言をしました。
欧鉱工業受注(5月)は市場予想より強い+3.6%になりました。
オーストリア中銀総裁が、
「ECBは選択的デフォルトに陥った債券でも
追加の保証があれば引き続き受け入れることが可能。」
との認識を示しました。
欧州の株式市場が堅調傾向で推移しました。
格付け会社のフィッチが、
「前日のユーロ圏のギリシャ支援に関する合意は安定化へ一歩前進。
ギリシャは引き続き制限的なデフォルトに直面している。」
などの見解を示しました。
加消費者物価指数(6月)は上予想より弱い+3.1%になりました。
加ドルが下落しました。
米ゼネラル・エレクトリックの4-6月期決算では、
1株営業利益が市場予想より強い0.34ドルになりました。
米キャタピラーの4-6月期決算では、
1株営業利益が市場予想より弱い1.72ドルになりました。
加小売売上高(5月)は市場予想より強い+0.1%になりました。
加ドルが一時買い戻されましたが限定的でした。
NY時間序盤ではドルストレートが軟調傾向になりました。
ドル円が下落した後に限定的ながら反発しました。
金先物が堅調に推移しました。
NYダウは軟調傾向で推移しました。
米10年債利回りが低下しました。
NY時間のはじめはドル買い戻しの動きになりました。
格付け会社のフィッチが、
「柔軟性を与えられたEFSFはAAA格付けを損なわない。
ギリシャが数日間制限的デフォルトに陥ることは非現実的ではない。
ギリシャに付与する可能性のある低位の投機的格付けはBかCCC。」
との見解を発表をしました。
仏国立統計経済研究所が発表した仏製造業企業景況感指数(7月)が
前月より弱い105に低下したとの報道がありました。
ベイナー米下院議長が、
「債務上限引き上げ問題でオバマ大統領と合意には至っていない。」
との発言をしました。
米上院民主党が5.8兆ドルの共和党の赤字削減法案を否決しました。
ドルが売られてドルストレートに反発の動きがみられました。
米財務長官とFRB議長とNY連銀総裁が会合を開き、
「債務上限引き上げを確信している。」との共同声明を出しました。
トリシェECB総裁が、
「ECBはユーロ共通債には反対。
ギリシャの処理は稀なケースで他国にも適用するものではない。
数ヵ国に財政問題への懸念がある。」
との認識を示しました。
NY原油(WTI)は4日続伸して99ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−43.25ドルの12681.16ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<7月25日(月)>

朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(7月)、
午前10時半に豪第2四半期生産者物価指数、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(6月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(7月)、
などが予定されています。
豪・(米)の指標には一応注目です。

<7月26日(火)>

朝7時45分にNZ貿易収支(6月)、NZ輸入(6月)、NZ輸出(6月)、
朝8時50分に日企業向サービス価格(6月 前年比)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(5月)、
昼12時05分から豪RBA総裁の講演、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(8月)、
午後5時半に英第2四半期GDP速報、
午後8時に米フォード・モーターの第2四半期決算発表、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(5月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(6月)、米消費者信頼感指数(7月)、
同夜11時にリッチモンド連銀製造業指数(7月)、
深夜2時に米2年債入札、
などが予定されています。
(NZ)・英・米の指標には注目です。

<7月27日(水)>

午前10時にNBNZ企業景況感(7月)、
午前10時半に豪第2四半期消費者物価指数、
午後6時半にスイスKOF先行指数(7月)、
午後8時半に米ボーイングの第2四半期決算発表、
夜9時半に米耐久財受注(6月)、
深夜2時に米5年債入札、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
豪・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(7月)も予定されています。

<7月28日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時50分に日小売業販売額(6月)、
午後4時55分に独失業率(7月)、独失業者数(7月)、
午後6時に欧業況判断指数(7月)、欧消費者信頼感間報(7月)、
同午後6時に欧経済信頼感(7月)、欧鉱工業信頼感(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売保留(6月 成約)、
深夜2時に米7年債入札、
などが予定されています。
NZ・(独)・(欧)・米の指標には注目です。

<7月29日(金)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(6月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(7月)、
朝8時半に日失業率(6月)、日全世帯家計調査消費支出(6月)、
同朝8時半に全国消費者物価指数(6月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(6月)、
午後2時に日住宅着工戸数(6月)、日建設工事受注(6月)、
午後5時半に英消費者信用残高(6月)、英住宅ローン承認件数(6月)
午後6時に欧消費者物価指数速報(7月 前年比)、
夜9時半に米第2四半期GDP速報、米第2四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第2四半期GDP価格指数、米第2四半期コアPCE速報、
同夜9時半に加GDP(5月)、加鉱工業製品価格(6月)、
夜10時45分にシカゴ購買部協会景気指数(7月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数確報(7月)、
などが予定されています。
(NZ)・欧・米・加の指標には注目です。

さて先週は、ドル円は週前半に79円を巡る小幅な動きが続き、そして
週半ばにオバマ大統領が「米上院の超党派案を支持する。デフォルト
回避に向けた債務めぐる協議で一定の進展があった。」との発表をし
たことで一時上値をトライする動きとなりましたが、米債務上限問題
進展がなかったことが重石となったか、上下動しながらも軟調傾向と
なって、78円台前半まで下落する相場展開になりました。
週末の終盤では限定的ながら反発の動きがみられました。

一方、ユーロドルは週初に下落した後に、NYダウなど株式市場の堅調
や米債務上限問題でのドル売りも背景に、要人発言に揺れながらも
ECB総裁や民間金融機関の首脳も出席することになった欧州首脳会議
への期待感が醸成されて堅調な相場展開となっていきました。
その後、21日にユーログループのユンケル議長が「ギリシャの選択的
デフォルトは1つの可能性。」との発言したことに次いでオランダ財
務相が「独仏首脳もギリシャの選択的デフォルトを容認の方向。」と
の発言をしたことで一時反落しましたが、欧州首脳会議の草案が発表
されると急反発して1.44台前半まで上昇しました。週末には利食いも
入ったか上値の重い展開になりました。

他方、ポンドドルは先週初に大手シンクタンクが「英の2011年のGDP
予想を1.4%に下方修正する。」との発表もあって下落しましたが、
その後、米債務上限問題でのドル売りも背景に、他のドルストレート
の堅調に連れて反発に転じる相場展開になりました。
その後、揉み合いを経て英BOE議事録を前に一時先行下落しましたが、
資産購入規模の拡大支持が前回同様にボーゼン委員だけだったことも
あって反発に転じて堅調傾向の揉み合いになっていきました。
その後、21日にユーロドルの下落に一時連れ安になりましたが、欧州
首脳会議を受けたユーロドルの反発に伴ってポンドドルも1.63台前半
まで急反発する相場展開になりました。週末には上下動の揉み合いに
なりました。

そして、豪ドル米ドルは週初に原油価格が軟調であっこともあって、
他のドルストレートに追従するように下落した後に、反発に転じて
いきました。その後は19日の豪RBA議事録の発表で一時押すも、米
債務上限問題でのドル売りも背景に、他のドルストレートやNZドル
の反発に連れて上昇して、原油など商品市場やNYダウの堅調も後押し
に週中も堅調傾向で推移しました。21日にユーロドルの下落に一時
連れ安になりましたが、欧州首脳会議を受けたユーロドルの反発に
伴って豪ドル米ドルも1.08台半ばあたりまで急反発する相場展開に
なりました。週末には上値をトライした後に上下動の揉み合いにな
りました。

さて今週ですが、円については引き続き日本の政局不安や財政不安な
どによる円売りの潜在圧力や、火力発電需要の高まりによる原油輸入
の増加での外貨需要にかかわる円安圧力、また、ここのところ囁きが
強まり始めている日本の国債への信用懸念などがある一方、
自動車を中心とするサプライ・チェーン回復で日本の貿易収支(6月)
が3ヶ月ぶりに黒字転換になって日輸出企業による取得外貨の円転に
よる円高圧力、また、7月10〜16日に海外勢が日短期債を1兆7687
億円買い越している(日財務省報告)ことや日本の株式市場への海外
マネー流入による円高圧力と材料が混在していますが、米債務問題
による経常黒字国通貨としての「円の逃避買い」もあるとともに、
3月の震災後の日米欧の協調介入時と比べて日株価が上昇していて
政府・日銀も為替介入し辛い環境で、月末を控えた輸出企業の円資金
確保の動きなどの月末要因も予想され、円買いが緩みにくい状況とは
なっているようです。

米ドルについては、米指標では住宅着工件数や建設許可件数や住宅
価格指数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数などが市場予想よ
り強かったものの、対米証券投資や中古住宅販売件数や新規失業保
険申請件数などが市場予想より弱く、好悪混在しているようです。
また、米主要企業の第2四半期決算も概ね良好で経過していますが、
現在の最大の焦点となっている「米債務上限問題」では、先週は
ついに実務的な期限になると言われていた7月22日を経ても決着に
至らず、いよいよ最終期限の8月2日が迫り、米財務長官やFRBは
国庫税収を米国債利払いに優先的に充当する非常事態勢を取る準備
をしているとのことです。米ドルの動向ではとにかくも米債務上限
問題がどのような決着になるかが注目されます。

米債務上限問題が無事に米議会で合意になると予想する向きは多い
ものの、1995年には政府機関が一時閉鎖された歴史的事実があるの
だそうで予断は許されないのかもしれません。相場では「タラレバ」
は禁物ですが、合意に至らなければ米国債のパニック売りで金融市場
が大混乱になる可能性も秘めているようです。米国債を大量に保有し
ている中国(1兆1000億ドル相当保有)、日本(9080億ドル相当保有)
にも影響は甚大になり、また、国債買い入れプログラムで膨らんだ
FRB(1兆5000億ドル相当保有)も信認が著しく低下することになりそ
うです。

合意になる観測が高まればドル買いの動意になり、合意の観測が後退
すればドル売り動意になる可能性があるとともに、各格付け会社の
米国債にかかわるレーティング発表にも注意が要りそうです。
また、今週末の米第2四半期GDP速報と米第2四半期個人消費速報も
注目材料となりそうです。

ドル円相場では、長期的な視点での円安観測はあるようですが、
短期的には米債務上限問題の行方次第ということになりそうです。
ただ、米景気回復期待の高まりと、それに伴うインフレ期待などが
醸成されていかない限り上値の重い相場展開が続く可能性がありそ
うです。震災後の歴史的急落となった3月16日の日足の終値レベル
の79円も下抜けて次は78円台を維持できるかどうかが注目されます。
軟調傾向が続く可能性がありますが、米債務上限の合意観測が強ま
った場合や米債務上限が合意となった場合には急反発になる可能性
も秘めているとともに、各格付け会社の突発的な格付け発表に撹乱
される可能性や、日本の外国為替証拠金取引での25倍までのレバレッ
ジ規制施行日も目前に迫ったことで膨らんでいる買い玉が整理され
る可能性など、相場動向への不確実性は高くなっているようです。

ユーロについては、先の欧州銀行ストレステストに次いでギリシャの
第二次支援も3ヶ月のすったもんだの後に合意になり、とりあえずの
一安心ということになりました。そして、20日に一時ギリシャ2年物
国債利回りが過去最高の40%台に突入していたなどの金融市場の異常
事態もいったん収束へ向かうことになり、ユーロが上昇することに
なりました。

ギリシャの第二次支援では、欧州金融安定基金のEFSを活用して民間
の選択的関与も得る内容になって、返済期間も15年(最大30年)に延長
されることになりました。また、民間負担を求める仕組みに対して
格付け会社がデフォルトと認定した場合でも、EUが信用補完してECB
がギリシャ債券を担保として受け入れられる措置も講じることになり
ました。民間関与についてはギリシャ限定ということになりました。
また、ユーロ圏のGDPに占める比率で17%の伊と11%のスペインへの
支援も視野にいれた包括策になりましたが、ESFSの規模拡大は先送り
となり、伊とスペインのユーロ圏における経済規模が大きいため、
現状のESFSの4400億ユーロでは不足と指摘する声がありました。

一部では「ESFSの規模が包括策としては小さすぎる。」「ギリシャは
2014年までに公的債務を260億ドル削減すると表明しているが2010年
の成長率はEUの予想を大きく下回る−4.5%になっていて超緊縮策が
経済を下振れさせることもあり融資返済に実現性があるか不透明。」
「首脳会談での合意事項は各国において議会承認が必要だが、合意
事項が各国議会をすんなり通過するとは限らない。」「決定事項は
混乱収拾のための時間稼ぎに過ぎない。」などの厳しい観測もある
ようで、今後の相場展開が注目されますが、しばらくユーロドルは
米債務上限問題でのドル軟調も背景に強含む可能性もあるものの、
独ZEW景況感調査や独欧の製造業PMI速報や独欧のサービス業PMI速報
や独IFO景気動向指数などがいずれも市場予想より弱く、独欧の経済
減速懸念も指摘する向きがあり、欧州銀行ストレステストとギリシャ
の第二次支援という2つのビッグイベントの経過後の今週は利食いが
入る可能性とともに、米債務上限問題の動向によっては調整の動きと
なる可能性もありそうです。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、中国経済の減速懸念や
先の豪Westpac銀行が「豪RBAは12月に政策金利を0.25%引き下げ、
2012年にも1.00%の利下げを行う見通し」との観測などネガティブ
材料もある一方、NYダウなど株式市場の堅調に伴うリスク選好度の
高まりや原油価格が再び100ドルに迫るなどコモディティ市場の堅調
のポジティブ材料があり綱引きになりそうですが、底堅い動きになる
と見る向きは多いようです。対ドルでは米債務上限問題でのドル売り
も背景に5月2日高値の1.10を再び目指す可能性がありそうですが、
米債務上限問題が合意になる観測が高まればドル買いの動意になって
対ドルでは他のドルストレートともに調整の動きになる可能性もあり
そうです。また、25日の豪第2四半期生産者物価指数と27日の豪第2
四半期消費者物価指数が注目されます。

経済指標関連では、25日の豪第2四半期生産者物価指数、
26日のNZ貿易収支に英第2四半期GDP速報とケースシラー住宅価格に
米消費者信頼感指数と米新築住宅販売件数、
27日の豪第2四半期消費者物価指数と米地区連銀経済報告、
28日のRBNZ政策金利と米新規失業保険申請件数に米中古住宅販売保留
29日のNZ住宅建設許可に欧消費者物価指数速報と加GDPに
米第2四半期GDP速報に米第2四半期個人消費速報、
そして、シカゴ購買部協会景気指数などが注目されます。


さて今回は、悪魔の辞典のお話です。

映画ハリーポッターも先週に最終作が封切りとなりましたが、
10年にもわたるシリーズ作の中でいろいろな名言もありましたね。

『ハリーポッターと賢者の石』の中でダンブルドアが語る

「これは秘密じゃ…。
 秘密ということは皆が知っているということじゃ。」

などというのも印象的で、

「うん。うん。そうだよね。」と思わずクスッと笑える言葉でした。

さて…、

今は昔、1880年代にサンフランシスコの「嘲り笑う悪魔」
と異名があるとされるコラムニストのアンブローズ・ビアスの
1991年の著作に「悪魔の辞典」"The Devil's Dictionary"
という本があります。

ビアス流にいろいろな言葉を風刺を込めて再定義したもので、
ブラック・ユーモアを楽しむ本になっています。

たとえば、このような言葉が綴られています。

* 謝罪: 先々の攻撃のために基礎を固めること。
* 称賛: 他人が自分に似ていることを礼儀正しく認めること。
* 青春: 可能性の期間。
* 戦争: 平和という術策の副作用。
* 卑屈: 強大な力を前にしたときの慣習的で適切な心構え。
* 不合理: 自分自身の意見と明らかに矛盾する陳述。
* 勇気: 安全を確保しておいた人に見られるもっとも顕著な特徴。
* 優柔不断: 成功のための主要素。

etc ……。

全てがそのまま真実ではないにしても
「そんな面もあるよね。」と思わず苦笑いをしてしまいますね。

今日は、そんなビアスの「悪魔の辞典」"The Devil's Dictionary"
のパロディとして「相場の面白辞典」を綴ってみたいと思います。

風刺とブラック・ユーモアとして書きますので、
「そんなところも少しはあるかもね。」という
軽い気持ちで笑い飛ばしていただければと思います。

それでは、はじまり、はじまりぃ〜。 (ほぼ、あいうえお順)^^

* アナリスト: 理路整然と曲がる相場分析の専門家。

* 青天井: 売り方の顔が青くなる相場の状況。

* 板: 見せ掛けの気配。

* 行って来い: ヤカラの仕掛けと利食いが成功したチャートの痕跡。

* 祈り: 叶うこともあるが相場では損切りしたほうが良い状況。

* 陰の極: 陽へと向かう陰の終端。

* 噂: 市場に流れる作為的なポジション・トーク。

* エグジット: 希望と恐怖の結末。ホッとする束の間の安らぎ。

* エントリー: 欲望と恐怖が渦巻く魔界への旅立ち。

* 確実: ほぼ確実なのは多くのことが不確実であるということ。

* 格付け機関: 理路整然と不可解な評定をする組織。

* 過去チャート: 後付解釈用の都合の良い道具。

* 為替介入: 政府・中銀による為替相場への一時的な鎮静剤。

* 経済指標: 相場を揺さぶることがあるビックリ箱。

* 最大の敵: 自分自身の心のささやき。

* 最低: 上げに転じる直前の状況。

* 最良: 下げに転じる直前の状況。

* 裁量: テクニカルにテクニカル外の要素を加えて行う総合判断。

* 材料出尽くし: 既に織り込まれているが次の材料が来る状況。

* サポート: かりそめの不確かな下値の垣根。

* 新高値: 売り方が総負けとなっている状況。

* 新安値: 買い方が総負けとなっている状況。

* スキャルピング: チキンハートが勇敢になれる超短期売買。

* スクエア: 上げても下げてもびくともしない第3のポジション。

* ストップ設定: バンジー・ジャンプの命綱。(伸ばすと危ない)

* スワップ: ポジションを買いに偏重させるささやかな利。

* 相場: 数理だけでもアートだけでもない摩訶不思議な非常識界。

* 損失: 相場実戦学校の高額な授業料。

* 損小利大: 実現が簡単ではないトレードの理想。

* 大衆: マジョリティ合意でもなぜか曲がってしまう人々。

* 高値掴み: いつまでも上昇すると思い込んでしまったその結果。

* 注視: 当局者による「直ぐには行動しません!」という宣言。

* テクニカル: チャートの右端では忘却する解りそうで難しい分析。

* デイトレード: 適度にせっかちな人が好むトレード・ターム。

* 動意: いつでも変り得る気まぐれな動き。

* トレーダー: 世界一難しいことに挑戦してめげずに頑張る狩人。

* トレード: かつてニュートンも嘆いたほどの難しい仕事。

* トレードソフト: 選定には要考慮も思考停止でトレードする道具。

* トレンド: 次のレンジまでの間の価格の旅行。

* トレンドでの逆張り: 極めた者だけができる理外の瞬間芸。

* トンデモ本: 書店に並ぶ理路整然と誇大妄想を記述した本。

* ファンダメンタルズ: いつが判りにくい多岐にわたる基礎分析。

* 曲がり屋: 買えば下げ売れば上がる天才的な負けトレーダー。

* まだはもうなり…: どうとでも解釈できる相場での禅問答。

* 無計画ナンピン: 計画ナンピンと異なり致死率の高い相場の麻薬。

* 儲け: 引き出すのが躊躇(ちゅうちょ)されるかりそめの残高増。

* 陽の極: 陰へと向かう陽の終端。

* 安値掴み: いつまでも下落すると思い込んでしまったその結果。

* 予測: 大いなる希望的観測。

* ランダム・ウォーク: トレーダーではない学者の机上相場論。

* レジスタンス: かりそめの不確かな上値の垣根。

* レバレッジ: 小額で大きなポジションを張れる特典。8月で縮小。

* レンジ: レジ・サポに括られた均衡内の往来でトレンドの前段階。

etc ……。

まだまだありそうですが、

「ゴラァ、何を言うか!」と怒られそうですので
このへんで止めておきます。

夏の夜の「ブラック・ユーモア」として笑い飛ばしてくださいね。

ではまた…。




<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。



<コマーシャルです>

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