FX 100対99のお話


国連教育科学文化機関の第35回世界遺産委員会が、
中尊寺の金色堂などがある岩手県平泉町の「平泉の文化遺産」を
世界文化遺産として認定しましたね。

●先週の主な出来事

<6月20日(月)>

NZ第1四半期製造業売上高は前回より弱い2.9%になりました。
英ライトムーブ住宅価格(6月)は前回より弱い0.6%になりました。
市場反応は限定的でした。
日通関ベース貿易収支(5月)は予想より弱い−8537億円になりました。
ドル円が仲値にかけて上昇しました。
ユーログループが、
「ギリシャへの次回融資実行を7月半ばと想定。
ギリシャへの新たな融資を7月初旬に決定する。
ギリシャの全政党に財政措置の支持をするよう呼びかける。
民間セクターの関与の追及は歓迎する。」
などの発表をしました。
ベルギーの財務相が、
「ギリシャ次回融資はギリシャ議会の決定を待ち7月初に決定。
ギリシャ支援の決定は同国の歳出削減策の議会通過しだい。
民間セクターの役割には合意が必要。」
などの発言をしました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャは必要とされる条件の履行が必要。
ギリシャが義務を果たしているか7月に検討する。」
などの発表をしました。
ユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援の基本合意となりましたが、
ギリシャ議会の歳出削減策の通過待ちになり、
融資の決定は7月に持ち越されることになりました。
ユーロは下げては戻す上下動になりました。
格付け会社のフィッチが、
「欧州銀のギリシャ債のエクスポージャーは大きくなく、
欧州銀はギリシャ債の債務再編に対応が可能。
欧州銀にとって債務再編よりも市場の混乱がリスク。」
などの見解を発表しました。
香港経済日報が、
「6月第2週の豚肉価格が前年同期比63.3%上昇。
中国の6月の消費者物価指数が6%を超える可能性。」
との観測報道をしました。
オランダの財務相が、
「ユーログループの声明はギリシャ金融支援を保証してはいない。」
との見解を示しました。
ダウ先物はやや軟調傾向で推移しました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
英インディペンド紙が、
「ユーロ圏はギリシャ支援の後にリセッションに陥るリスク。」
との観測報道をしました。
日景気一致CI指数確報(4月)は103.6、同先行CI指数(4月)は96.2と、
ともに速報値よりやや弱い結果になりました。
日経平均は前週末比+2.92円で大引けました。
中国上海株式市場が軟調傾向で推移しました。
独生産者物価指数(5月)は前年比で予想より弱い6.1%になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャには重要な国内政治リスクが存在。」
との見解を発表しました。
英外務相が、「英国はギリシャ支援の資金は拠出しない。」
との発表をしました。
レーン欧州委員が
「ギリシャは財政緊縮策が可決できれば支援を受け取れる。」
との発言をしました。
東日本大震災復興基本法が成立しました。
独財務相が、
「ギリシャについて良い結果に至ると確信している。
ギリシャ向け支援で債券保有者の関与の条件の確保を目指すべき。」
などの見解を示しました。
欧経常収支(4月季調前)は前回値より弱い−65億ユーロになりました。
日本政府が6月の月例経済報告を発表して、
「サプライチェーンの復旧で4ヶ月ぶりに総括判断を上方修正する。」
と発表しました。
ギリシャ10年債の利回りが17.329%になりました。
欧州株価が軟調傾向で推移しました。
一部の報道機関が、
「ギリシャ与野党が大連立で合意する可能性。」
との観測報道をしました。
ロンドン時間前半はドルストレートが上下動になりました。
独連銀が、
「独経済の回復は広範にわたっている。
4-6月期の独経済成長のモメンタムは弱まる可能性。」
など見解を発表しました。
ギリシャ政府のスポークスマンが、
「EUとIMFとECBは中期計画について技術的な面を討議。
野党側からは選挙についての反応は特にない。
ポリシーミックス運営について変化は特にない。」
などの発表をしました。
NY時間は経済指標の発表がありませんでした。
ユーログループ議長が、
「欧州安定化メカニズム(ESM)についてユーロ圏財務相は合意。
ESMは2013年半ばに完全に機能するようになる。
ギリシャ債のロールオーバーは自発的なものになる。
次回の追加会合は7月3日に開催予定。
7月3日までにギリシャ議会は(財政緊縮)法案を承認すべき。
ギリシャが支援獲得に必要な措置をとると確信している。
イタリアが危険な状況にあるとは思っていない。」
などの発表をしました。
レーン欧州委員が、
「合意実行の検証のためギリシャに技術チームを派遣する。」
との発表をしました。
NY時間ではユーロドルなどドルストレートが反発しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ブラジルをBAA2に格上げ。見通しはポジティブを維持。」
との発表をしました。
IMF国際通貨基金が、
「欧州債務危機は断固たる行動をしなければ世的に影響の可能性。
ECBの金利正常化は段階的かつ慎重に行うべき。」
などの見解を発表しました。
NYダウは軟調に始まった後に堅調に転じました。
加財務相が、
「カナダの住宅市場は落ち着いて満足。
金利は上昇する可能性。」との認識を示しました。
独財務相が、
「ギリシャの決定に関わらずEUは対応の準備がある。
EUはギリシャ再生へ時間を与える準備ができている。
ギリシャは救済を受ける条件を満たす必要。
ギリシャ債保有者に奨励策は必要ない可能性。」
などの発言をしました。
関係筋の情報として、
「欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の実質的な貸し付け能力を
4,400億ユーロから7800億ユーロに拡大する。」
との報道がありました。
ECBのシュタルク理事が、
「インフレリスクは依然として上向き。強い警戒が必要。
ECBはインフレ対策に素早い行動を起こす。
また、全ての主要国は債務問題に直面している。」
などの見解を示しました。
レーン欧州委員が、
「ストレステストは欧州各国の破綻を想起させない。」
との認識を示しました。
米ホワイトハウスが、
「ギリシャ問題は世界経済にとって大きな逆風。
しかし、欧州は解決に導くだろう。」
との声明を出しました。
NY原油(WTI)は93ドル台前半まで上昇しました。
NYダウは前週末比+76.02ドルで取引を終えました。

<6月21日(火)>

ギリシャの首相が、
「危機を乗り切る決意をして政治的コンセンサスを国民に求める。」
との発言をしました。
欧州委員長が、
「ギリシャ国内でのコンセンサスが必要。
危機を脱するよりも容易な道はない。
ギリシャは行うべきことが多く残っている。
現政権が信任を得ると確信している。」
などの発言をしました。
オセアニア時間にドルストレートが堅調に推移しました。
「G7の財務相電話会議が行われギリシャ問題などの説明がされた。」
の報道がありました。
東京時間前半ではドル円がじり安になりました。
豪RBA議事録では、
「6月の金利据え置きは賢明。資源以外の経済分野で活動が低迷。
中期的な国内見通しでは成長は引き続きトレンドを上回っている。
インフレは穏やかに上向き。ある時点で一段の引き締めが必要。
国内指標は利上げを正当化する緊急性を示していない。
世界経済の指標は弱まった。下振れリスクがギリシャを中心に顕著。」
などが示されました。
豪ドルがRBA議事録の発表を受けて下落しました。
豪ドル米ドルなどドルストレートが軟調になりました。
格付け会社のフィツチが、
「ギリシャの債務再編や自発的繰り延べはデフォルトとみなす。
米連邦債務上限が引き上げられデフォルトを回避する可能性が高い。
しかしながら、8月2日までに米連邦債務の引き上げがなければ、
米国を格下げ方向で見直す。」
などの発表をしました。
日財務相が、
「為替水準についてはコメントを控える。
円高にはメリットとデメリットがある。為替市場を注視。
過度な変動や無秩序な動きには断固とした措置をとる。
外為特会による復興ドル債購入には慎重。」
などの見解を表明しました。
日経平均やアジアの株式市場が堅調傾向で推移しました。
日全産業活動指数(4月)は市場予想より弱い1.5%になりました。
東京時間ではドル円が下げては戻す展開になりました。
東京時間後半からドルストレートが堅調傾向になりました。
FT紙の独版が、
「独銀は政府保証なければギリシャ支援へ参加を拒否する可能性。」
との観測報道をしました。
日経平均は前日比+105.34円で取引を終えました。
中国の外務相が、
「中国は欧州の安定成長への支援を厭わない。」
との発言をしました。
ロンドン時間ではダウ先物が堅調傾向で推移しました。
中国上海株式市場が5営業日ぶりに反発しました。
英FT紙が、
「中国政府は今年1-4月に対外金融資産の多様化を本格化させ、
米ドル建て債を上回る額の欧州国債を購入した。」
との英スタンダードチャータード銀行の推計を報道しました。
英BOEのフッシャー委員が、
「英インフレ率は今年と来年に目標を上回る可能性。
BOEはCPI上昇率を目標の2%に戻す決意。
英経済の見通しは不透明。現在のインフレは一時的。
インフレは向こう数ヶ月加速する可能性。
利上げをしたなら変動が高まったただけだろう。
対外不均衡の環境下ではポンド安が必要。
国内経済が弱含めば追加の量的緩和の選択肢がある。」
などの見解を示しました。
英公共部門ネット負債(5月)は市場予想より少ない152億ポンド
でしたが過去最大値になりました。
ポンドドルが反落しました。
独ZEW景況感調査(6月)は−9.0、欧ZEW景況感調査(6月)は−5.9と、
ともに市場予想よりかなり弱い結果になりました。
ユーロドルが一時反落しました。
スイスのKOFが、
「スイス2012年成長予測を従来の2.3%から1.9%へと下方修正。
2011年に関してはこれまでの2.8%成長との予測を維持。」
などの発表をしました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャのロールオーバーはデフォルト事由になる公算。
ロールオーバーでギリシャ銀行がすぐにデフォルトにはならない。
ECB資金供給でギリシャ銀行のデフォルトが回避できる可能性。」
などの見解を発表しました。
ユーロが反発しました。
欧州株式市場が堅調傾向で推移しました。
ギリシャ政府の報道官が「中期的計画の採決は来週になる。」
と発表しました。
英キャメロン首相が、
「健全かつ安定したユーロ圏は英国の利益。
(しかしながら)英国はギリシャ支援に関与すべきでない。」
との発言をしました。
独のメンケル首相が、
「ギリシャ問題の解決策を見つけることには楽観的。」
との認識を示しました。
米財務長官が「米国は夏のデフォルトリスクを回避するだろう。
米議会は歳出合意へと近づきつつある。」
などの認識を示しました。
加小売売上高(4月)は市場予想より弱い0.3%、
加景気先行指標指数(5月)は市場予想より強い1.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
NY時間序盤にドル売り動意が見られましたが、
その後一時ドルが買い戻されました。
英財務相が「赤字予算を削減する軌道に乗った。」
との認識を示しました。
米中古住宅販売件数(5月)は予想よりやや強い481万件になりました。
市場反応は限定的でした。
NYダウは堅調傾向で推移しました。
独債とPIIGS各国債の利回り格差が低下しました。
NY時間はドルストレートが堅調に推移しました。
スイスSNB総裁が、
「中銀のバランスシートは非常にボラタイルな状況。
介入により積み上がった外貨建て資産の損失が気がかり。
物価安定の責務のために中銀の独立性は必要不可欠。」
などの認識を示しました。
IMFのリプスキー専務理事代行が、
「ギリシャの調整プログラムは非常に野心的。
ギリシャの基本的な財政プログラムは崩壊しているが収束可能。
ギリシャ支援がフルに導入されれば成功の確率は高い。
ギリシャ民間部門の役割に期待。
スペイン経済の修復は未完成で相当なリスク残る。調査する必要。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は93ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+109.63ドルで取引を終えました。

<6月22日(水)>

ギリシャ最大野党のサマラス党首が、
「中期財政計画に反対票を投じる。」と発言しました。
ギリシャ議会に集まった群衆にギリシャ警察が排除のため
催涙ガスを使用しました。
ギリシャの首相が、
「格付け会社は民主的なプロセスを無視している。
12年のプライマリーバランスの黒字が財政目標。
ギリシャはEUの支持を得ている。」
などの見解を示しました。
ギリシャのパパンドレウ内閣の信任投票では、
賛成が155で反対が143となって信認されることになりました。
バローゾ欧州委員長が、
「ギリシャ議会の信任で不確実性が除去された。
信任はEUとギリシャに良い結果。」
との認識を示しました。
ユーロドルが利食いや事実売りで反落しました。
NZ第1四半期経常収支は予想より強い−0.97億NZドルになりました。
NZドルが一時上昇しましたが市場反応は限定的でした。
バローゾ欧州委員長が、
「投機の抑制と政府の歳入増のため金融取引税の導入を夏に提案。
そうすればEUが直接的な補助を通じてギリシャを支援できる。」
などの見解を示しました。
スペイン中央銀行が、
「欧州全体のストレステストにより、どの程度の金融機関が
さらなる資本を必要とするかが示される。」
との認識を示しました。
日経平均は堅調傾向で推移しました。
東京時間前半はドル円が堅調傾向で推移しました。
豪Westpac先行指数(4月)は前月より弱い0.2%になりました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.4683元の切上後最高値になりました。
NZクレジットカード支出(5月)は前月より弱い5.1%になりました。
IMFのリプスキー専務理事代行が、
「ユーロ圏の危機は周縁の小国で競争力が低下していることが原因。
アイルランド、ポルトガル、ギリシャの3ヶ国の
根本的な問題は単一通貨の下での競争力の低下。
危機を克服するにはこうした傾向を反転させることが重要。」
などの見解を示しました。
東京時間後半からドルストレートが反発する展開になりました。
日経平均は3日続伸の前日比+169.77円で大引けました。
アジアの株式市場も堅調傾向で推移しました。
英FT紙が、
「ギリシャでは政府のデフォルトと銀行の取り付け騒ぎに備え、
市民が銀行預金を引き出して金を買う動きが活発になっている。」
との報道をしました。
野村証券が顧客向けレポートで、
「中国の6月のインフレ率が6%を越える可能性がかなり高い。」
との報告をしました。
英BOE議事録では、
「7対2で金利据え置きを決定。
8対1で資産購入規模の据え置きを決定。
デール委員とウィール委員が25bpの利上げを主張。
キング総裁を含む残り7人が金利据え置き票を投じた。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産購入規模拡大を主張。
多くの委員が英経済の低迷が予想以上に長引く公算と認識。」
などが示されました。
ポンドが下落しました。
ロンドン時間前半ではドルストレートが軟調傾向で推移しました。
欧鉱工業新規受注(4月)は市場予想より弱い0.7%になりました。
スイスZEW景況感指数(6月)は前回値より弱い−24.3になりました。
独連邦債とPIIGS各国の利回り格差では、
ギリシャが縮小しましたがポルトガルは拡大しました。
独のメンケル首相が、
「ギリシャ内閣信任は重要な一歩。今後は財政緊縮策を推進する必要。
EUサミットではギリシャの最終決定を下さない見込み。
サミットでは13年のESM仕組みについて取り組む。
ECBの合意がなければ民間部門の関与を求めることはできない。
ギリシャのプログラムが100%機能するとは確信できない。
無秩序なデフォルトには警戒。
独はギリシャ支援を7月4日の週に採決予定。」
などの発言をしました。
ユーロが軟調になりました。
仏の報道官が「仏はギリシャ債務のデフォルトを受け入れない。」
との発表をしました。
EUが「ギリシャに対する代替計画はない。」との発表をしました。
中国紙が「中国の政策金利は年後半に一段と引き締め方向へ。」
との観測報道をしました。
独財務省報道官が、
「ギリシャ支援で民間と協議が継続中。7月3日の終了を目指す。」
との発表をしました。
NY時間に入るあたりからFOMCが意識されたかドルか売られて
ドルストレートが反発しました。ドル円が軟調傾向で推移しました。
NY金が1550ドル台に乗せました。
欧消費者信頼感指数速報(6月)は予想よりは強い−10.0になりました。
米住宅価格指数(4月)は市場予想より強い0.8%になりました。
米議会予算局が、
「米連邦政府の公的債務残高が今年末までにGDP比69%に達し、
最悪の水準を更新する見込み。」
との発表をしました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャ問題の感染リスクを警告。
劇的に増幅する可能性が潜んでいる。」
との発言をしました。
FOMCを前にしてドルストレートに調整の動きがみられました。
米FOMCでは予想とおり政策金利が0.00〜0.25%に据え置かれました。
米FOMC声明では、
「国債買取は予定通り終了。保有証券の償還資金の再投を資継続。
景気回復は緩やかなペースで進行。想定より減速。
景気減速は一時的に留まる可能性。
最近の労働市場は想定以上に弱まった。
インフレは商品高と輸入物価上昇でここ数ヶ月で高まった。
インフレ期待は安定的。インフレ基調は抑制。
長期にわたる異例の低金利が正当化される可能性。」
などが示されました。
FOMC予測では、
「11年実質GDP2.7〜2.9%に下方修正。11年失業率8.6〜8.9%に悪修正。
12年実質GDP3.3〜3.7に下方修正。12年失業率7.8〜8.2%に悪修正。
11年コアPCEインフレ率は1.5〜1.8%、長期見通しは変らない。」
などが発表されました。
しだいにドル買い反応となってドル円が堅調に推移しました。
ドルストレートは先行織り込みもあって上下動になりました。
トリシェECB総裁が、
「銀行とソブリン債の結びつきで安定が脅かされる恐れがある。」
との認識を示しました。
ECBのシュタルク理事が、
「改革なき救済措置は致命的。
ギリシャは相当な努力を払わなければならない。」
などの見解を示しました。
FRB議長の記者会見ではFOMC声明をほぼ踏襲した内容になりました。
「逆風は予想より強い可能性がある。
インフレターゲットを定めるのに障壁はない。
財政赤字の削減は時間をかけて実行すべき。
欧州における無秩序なデフォルトは世界の市場を混乱させる。
長期とは少なくとも2〜3回(のFOMC)を意味する。」
などが示されました。
ドル買い動意でユーロドルなどドルストレートが下落して
ドル円が上昇しました。
NY原油(WTI)は95ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−80.34ドルで取引を終えました。

<6月23日(木)>

加の中銀総裁が、
「景気について短期的には減速する可能性。
下期は回復が加速する可能性。加ドル高は輸出企業へ悪影響。」
などの認識を示しました。
英FT紙が、
「ギリシャ最大野党の民主主義党のサマラス党首はパパンドレウ政権
が承認した中期5ヶ年財政計画に対して反対する意向。」
との報道をしました。
ユーロがさらに軟調になりました。
WSJ紙が、
「ギリシャの債務再編問題で独仏などのユーロ圏政府が
ギリシャ国債や同国の民間債を保有する欧州民間金融機関と
返済繰り延べなど負担の分担に関する協議を始めた。」
との報道をしました。
豪景気先行指数(4月)は前回値より弱い0.1%になりました。
中国HSBC製造業PMI(6月)は前回値よりやや弱い50.1になりました。
東京時間前半ではドル買い動意が優勢な相場展開になりました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
ロイター通信が、
「ギリシャがデフォルトとなっても
欧州の銀行は耐えられる体力を持っている。」
との米格付け会社S&Pのアナリストの見解を報じました。
日経平均は前日比−32.69円で大引けました。
スイス貿易収支(5月)は前回値より強い33.1億フランになりました。
独製造業PMI速報(6月)は市場予想より弱い54.9になりました。
独サービス業PMI速報(6月)は市場予想より強い58.3になりました。
ロンドン時間前半ではドル買い動意になりました。
ユーロドルなどドルストレートが軟調傾向で推移して、
ドル円が堅調傾向で推移しました。
中国上海株式市場は1.47%続伸して引けました。
NYダウが軟調傾向で推移しました。
欧製造業PMI速報(6月)は市場予想より弱い52.0になりました。
欧サービス業PMI速報(6月)は市場予想より強い54.2になりました。
NY原油が時間外取引で軟調に推移しました。
英BBA住宅ローン承認件数(5月)は予想より強い30509件になりました。
英CBI小売指数(6月)は市場予想よりかなり弱い−2になりました。
アイルランドと独10年債の利回格差が882bpと過去最大になりました。
ギリシャのカティメリニ紙が、
「EUとIMFの当局者がギリシャ政府による財政赤字削減の措置の
実現性に疑義を示した。」と報道しました。
欧州株式市場が軟調に推移しました。
格付け会社のS&Pが、
「アングロ・アイリッシュ銀行の格付けをCCCに格下げする。」
との発表をしました。
ドル円が80円台後半まで上昇しました。
IEAが戦略的石油備蓄の6000万バレルの放出を発表しました。
原油価格がIEAの緊急会合の報を受けて下落しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い42.9万件になりました。
ユーロドルなどドルストレートの軟調が続きました。
NYダウが軟調に推移しました。
ドル円も反落していきました。
米新築住宅販売件数(5月)は予想よりやや強い31.9万件になりました。
ギリシャ政府の報道官が、
「アテネ入りしている欧州および国際機関の代表団から、
緊縮財政計画では2011年予算に350億ユーロの欠損が生じると
警告を受けた。現在その修正について大詰めの協議を行っている。」
との発表をしました。
NY時間後半からドルストレートが反発しました。
米政府が「(石油備蓄放出は)状況によりさらなる行動をする。」
との発表をしました。
ギリシャの財務相が、
「中期財政計画を6月30日までに通過させることが重要。
税制改革については所得税に1〜5%の連帯税を賦課する。」
などの発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「イタリアの銀行16行を格下げ方向で見直す。」
との発表をしました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャ政府が提出の中期財政計画に反対しているギリシャ野党に
ネガティブな姿勢を断念するよう要望する。」
との発言をしました。
加中銀副総裁が「加経済は下期に成長を加速させる見通し。」
との見解を示しました。
一部海外メディアが、
「ギリシャとIMF・EU調査団が緊縮財政5ヶ年計画で合意した。」
との報道をしました。
ギリシャ報道官が「ギリシャとIMF・EU調査団は緊縮財政で合意。」
と報道を肯定しました。
大幅下落していたNYダウが下げ幅を縮小していきました。
ユーロドルなどドルストレートが反発上昇しました。
NY原油(WTI)は91ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−59.67ドルで取引を終えました。

<6月24日(金)>

EU首脳会談では、
「自発的な(ロールオーバーへの)民間セクターの関与の計画を支持。
ギリシャに必要な調整措置を実行するよう求める。
ギリシャの調整プログラムへの強いコミットを歓迎。
ギリシャの7月の需要満たすために必要なこと行うと約束。」
などが示されました。
欧州委が、
「財政緊縮策のギリシャ議会での来週の投票を楽しみにしている。
ギリシャとIMF・EU・ECBの合意が具体的な立法になることを期待。
財政緊縮でギリシャは合意した目標を満たすことが可能になる。」
などの見解を示しました。
日企業向サービス価格(5月)は予想より弱い−0.9%になりました。
シカゴ連銀総裁が、
「米国の州や自治体はリセッション後も深刻な問題を抱えている。
州政府などは財政への問題認識が遅い。」
との見解を示しました。
IMFが「30日までに次期専務理事の選定を行う予定。
候補者はラガルド氏とカルステン氏の両名。」
との発表をしました。
東京時間前半は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
格付け会社のフィッチが、
「日本の政治状況は弱まっている。
日本の財政改革が格付け変更の鍵となる。」
との見解を発表しました。
中国上海株式市場が堅調に推移しました。
中国MNI企業景況感調査(6月)は前回値より弱い57.76になりました。
豪RBAの総裁補佐が、
「経済不振の一部は豪ドル高と個人消費の減速による。
過去20年間で低いインフレを維持したことが豪経済の成功の要因。
より強い成長が示現した場合には利上げが必要。」
などの見解を示しました。
市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比+81.97円の9678.71円で週の取引を終えました。
EUが次期IMF専務理事候補に伊中銀のドラギ氏を正式指名しました。
ロンドン時間前半ではドルストレートが軟調になりました。
スペインのバイス紙が、
「スペイン政府が国内銀行にギリシャ5債年保有を要求。
銀行も同意。」との匿名情報を報じました。
一部の通信社が、
「ギリシャ国債の債務問題に関して独の複数の銀行が
ロールオーバー提案の作成を要請されている。」
との報道をしました。
アイルランドと独10年債利回り格差が最大の906bpに拡大しました。
ダウ先物や欧州の株価は堅調傾向で推移しました。
スイス中銀の四半期報告では、
「欧州債務危機は経済の下振れリスク。スイスフラン高は脅威。
国内の不動産市場の過熱は危険性をはらむ。」
などを示しました。
独IFO景気動向指数(6月)は市場予想より強い114.5になりました。
しだいにドルが売られてユーロなどドルストレートが反発しました。
ドル円が軟調になりました。
英BOEのボーゼン委員が、
「ギリシャ救済より各国政府は銀行の資本増強を図るべき。
ギリシャはリスクが増していて大惨事になる可能性。」
などの見解を示しました。
英BOEの金融行政委員会の会合議事録では、
「欧州債務危機が英金融安定にとって最大かつ差し迫ったリスク。
銀行にソブリン債保有について一層の情報開示を求める。
欧州ストレステストに含まれない中小金融機関も開示をすべき。
商業用不動産市場には過熱リスク。
世界の景気回復は継続しているが下振れリスクは拡大。」
などが示されました。
英BOE総裁が、
「将来の金融危機を回避することはできないが、
回復力を下支えすることは可能。」
との認識を示しました。
ECBのゴンザレスパラモ理事が「危機の終りは近くはない。」
との見解を示しました。
一部の通信社が、
「ギリシャ与党の一部の議員が来週に予定されている
緊縮財政法案に反対票を投じる見通し。」
との観測報道をしました。
一部の通信社が、
「複数のイタリア系銀行が株式市場で取引停止になった。」
との報道をしました。
ユーロドルが反落して他のドルストレートも連れて反落しました。
伊紙コリエレ・デラ・セラが、
「ビニスマギECB専務理事は年末までに退任へ。」
との観測報道をしました。
独の首相が、
「ユーロを守るため必要な措置は全て行う予定。
支援の総額はギリシャの採決を終えるまで判らない。」
などの発言をしました。
仏大統領が「7月始めにギリシャ救済を実施できる準備が整った。」
との発言をしました。
伊と独の10年債利回り格差がユーロ導入後で最大になりました。
米耐久消費財受注(5月)は市場予想より強い1.9%、
米第1四半期GDP確報は市場予想とおりの1.9%、
米第1四半期個人消費確報は市場予想とおりの2.2%、
米第1四半期GDP価格指数確報は市場予想より強い2.0%、
米第1四半期PCEコア・デフレータ確報は市場予想より強い1.6%、
などの結果になりました。
限定的ながら一時ドルストレートに反発がみられました。
NYダウが軟調に推移しました。
ドルストレートが軟調になってドル円が反発する展開になりました。
ギリシャの首相が、
「追加支援の規模は第1次支援と同じ最大1100億ユーロの可能性。」
との認識を示しました。
ECBのシュタルク理事が、
「救済措置はギリシャの最後のチャンス。
ECBはデフォルト評価のギリシャ債の受け入れは困難。」
などの発言をしました。
加中銀総裁が、
「需給ギャップを縮小させるために金融政策は緩和的である必要。」
との認識をWSJ紙のインタビューで示しました。
独の首相が、
「ヘアカット(債務減免)の支持者はその副作用を考慮すべき。
その副作用をコントロール可能にするツールはない。
ギリシャが正常な金融状態に戻ることが欧州共通の利益。」
などの見解を示しました。
ギリシャ議会の職員が、
「280億ユーロ規模の5ヶ年緊縮財政計画の議会投票は
29日に行われる予定。」と明らかにしました。
FRBが
「バーナンキ議長の議会証言が7月13日に予定されているため、
FOMC議事録公表を1日前倒し(日本時間7月13日午前3時)で公表。」
すると発表しました。
ガイトナー米財務長官が、
「米経済は逆風にさらされている。
日本の震災や原油価格の高騰や悪天候などが要因と思われる。
上半期は2%の成長を見込んでいる。しかし、減速は一時的。
下期は3〜4%の成長を見込んでいる。
債務上限引き上げなど予算の問題は解決すると確信している。」
などの発言をしました。
NY金先物は辛うじて1500ドルを維持して週の取引を終えました。
NY原油(WTI)は91ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−115.42ドルの11934.58ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<6月27日(月)>

朝7時45分にNZ貿易収支(5月)、NZ輸出(5月)、NZ輸入(5月)、
夜9時半に米個人支出(5月)、米個人所得(5月)、
同夜9時半に米PCEデフレータ(5月)、米PCEコア・デフレータ(5月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(6月)、
深夜2時に米2年債入札、
などが予定されています。
NZ・米の指標には注目です。

<6月28日(火)>

朝8時50分に日小売業販売額(5月 前年比)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(7月)、独輸入物価指数(5月)、
午後5時半に英第1四半期経常収支、英第1四半期GDP確報、
同午後5時半に英第1四半期総合事業投資確報、
午後6時から英BOE総裁の講演、
午後8時からトリシェECB総裁の講演、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(4月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(6月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(6月)、
深夜2時に米5年債入札、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定ですが(通常NY時間前半)、
独消費者物価指数速報(6月)の発表も予定されていて注目されます。

<6月29日(水)>

朝8時50分に日鉱工業生産指数速報(5月)、
午後5時半に英消費者信用残高(5月)、英住宅ローン承認件数(5月)、
午後6時に欧業況判断指数(6月)、消費者信頼感確報(6月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(6月)、欧サービス業信頼感(6月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(6月)、
午後8時に加消費者物価指数(5月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(5月 成約)、
深夜2時に米7年債入札、
などが予定されています。
(欧)・加・米の指標には注目です。

<6月30日(木)>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(5月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(6月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(6月)、
午後2時に日住宅着工戸数(5月)、日建設工事受注(5月)、
午後3時に独小売売上高指数(5月)、
午後4時からトリシェECB総裁の講演、
午後4時55分に独失業率(6月)、独失業者数(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(6月 前年比)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加GDP(4月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(6月)、
などが予定されています。
(NZ)・独・欧・米・加の指標には注目です。

<7月1日(金)>

※香港と加が祝日です。

朝8時半に日失業率(5月)、日全国消費者物価指数(5月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(5月)、
朝8時50分に日銀短観(大企業製造業業況判断ほか)、
午前10時に中国製造業PMI(6月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(6月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(6月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(6月)、
午後5時半に英製造業PMI(6月)、
午後6時に欧失業率(5月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数確報(6月)も
夜11時に米ISM製造業景況指数(6月)、米建設支出(5月)、
などが予定されています。
日・(中)・(英)・米の指標には注目です。

さて先週は、ドル円では週はじめから週中まで80円台前半で推移して
週後半に一時80円台後半まで上昇した後に揉み合いを経て週末にまた
80円台前半まで下落した後に80円台半ばあたりまで戻す展開となり
ましたが、週間での変動幅が小さな状況が続きました。

一方、ユーロドルは、週はじめに一時軟調となった後に週中まで堅調
に推移して1.4400を超えるあたりまで上昇しましたが、FOMC後のドル
巻き戻しの動きもあり、週中から軟調に推移して週末に一時戻しを試す
も再び下落する、ギリシャ関連の情報と米FOMCと要人発言と思惑など
に揺れるボラタイルな相場展開になりました。

他方、ポンドドルは、週はじめに一時軟調となった後に週前半まで
堅調に推移して1.62台半ばまで上昇しましたが、週後半から要人発言
や英BOE議事録、そしてFOMC後のドル巻き戻しの動きなどで軟調に推移
して、週末に一時戻しを試すも再下落して、1.60の大台も割り込む
軟調な相場展開になりました。

そして、豪ドル米ドルは、週はじめに一時軟調となった後に上下動
しながらも週前半まで堅調に推移して1.065あたりまで上昇しました
が、その後豪RBA議事録やFOMC後のドル巻き戻しの動きとともに、
IEAによる戦略的石油備蓄の6000万バレルの放出の発表などもあり
軟調に推移して、週末に一時戻しを試すも再下落して1.05台を割り
込むあたりまで下落する軟調傾向の上下動の相場展開になりました。

さて今週ですが、円については引き続き日本の政局不安や財政不安な
どによる円売りの潜在圧力や、日本の中長期債利回りが低下している
ことによる円安圧力、そして火力発電需要の高まりによる原油輸入の
増加での外貨需要にかかわる円安圧力などがある一方、日本の生産回
復と輸出に伴い為替予約が活発になることによる円高圧力および、
最近はリスク回避の受け皿としての円の役割に変化が見られながらも、
欧州問題などのリスク回避の動きによる円買い圧力や、各国中銀の
円資産の積み増し傾向による円高圧力もあり、引き続き、強弱材料が
交錯しているようです。

米ドルについては、先週の米指標が中古住宅販売件数や住宅価格指数
や新築住宅販売件数など住宅関連指標や耐久財受注などが市場予想
より強い結果となったものの、新規失業保険申請件数が市場予想より
弱く雇用市場が低迷しているとともにNYダウが軟調となっているなど
米国経済がマダラ模様の回復状況となっているとともに、

また、注目されていた米FOMCでは国債購入のQE2は予定とおり6月末
で終了することが決定され、そして保有証券の償還資金の再投資は
継続するとして緩和姿勢は継続となって、ほぼ市場予想に近い結果と
なりましたが、2011年のGDP予測を2.7〜2.9%に下方修正するなどが
発表されたものの一部で期待されていたQE3への言及はなく、長期と
は「少なくとも2〜3回(のFOMC)を意味する。」として、しばらくの
金融政策の維持が示されることになりました。

市場反応は先行織り込みでのドル売りを事実で巻き戻すとともに、
欧州不安などリスク回避で基軸通貨としての米ドルが買い戻される
展開になりましたが、今後の緩和策QE2終了後の市場の思惑と動向が
注目されます。

ドル円相場では、リスク回避の受け皿としての円の役割の低下がやや
みられているようで米ドル主導の展開となる可能性がありそうですが
今週は四半期末での実需筋の動向もあり材料の混在で読みにくい状況
ながら、80円台下限のサポートが比較的堅い印象で、80.00〜79.80
アラウンドのサポート・ゾーンを割り込むと79円台レベルのレンジへ
と下落とはなりそうですが、下抜けられなかった場合は今週も80円台
のレンジを中心として上昇へのトライとなる可能性がありそうです。

ユーロについては、先週はじめにユーロ圏財務相会合でギリシャ支援
が基本合意になり一安心となるも、21日に格付け会社のフィッチが
「ギリシャの債務再編や自発的繰り延べはデフォルトとみなす。」と
見解を発表したり、FT紙の独版が「独銀は政府保証なければギリシャ
支援へ参加を拒否する可能性。」との観測報道をしたりと揺れる中で
22日にギリシャのパパンドレウ内閣の信任投票では賛成155で反対143
と辛うじて信認されることになりましたが、ユーロドルでは利食いや
事実売りがあったとともに、FOMC後のドルの巻き戻しの動きに加えて
23日に英FT紙が「ギリシャ最大野党の民主主義党のサマラス党首は
パパンドレウ政権が承認した中期5ヶ年財政計画に反対する意向。」
との報道をしたこともあってユーロドルが軟調となりました。

また、23日に格付け会社のムーディーズが「イタリアの銀行16行を格
下げ方向で見直す。」との発表をしたり、24日にアイルランドと独10
年債の利回格差が906bpと過去最大になったり、伊と独の10年債利回り
格差がユーロ導入後で最大となったり、「STOXX欧州600指数」が8週
連続での下落となっているなど、市場のリスク回避の動きが高まって
いて軟調傾向が続く可能性がありますが、ニュースや情報などに揺れ
る相場展開となる可能性も高い状況となっているようです。
そして、週末にギリシャ議会の職員の情報としてダウ・ジョーンズが
「280億ユーロ規模の5ヶ年緊縮財政計画の議会討議は27日に始まり、
29日午前まで続く。その後、採決する。投票は(現地時間の)29日に
行われる予定。」であると報道したことなどがありますので、今後の
焦点は「ギリシャ5ヶ年緊縮財政計画の議会での採決がどうなるか」
となりそうです。

信認されたハパンドレウ政権は一応の多数派ながらも、ギリシャ最大
野党の民主主義党の党首は同法案に反対の意向を示していて、また、
一部報道ではギリシャ与党の中にも同法案への反対派がいるとの情報
もあり、IMF・EU・ECBのトロイカによるギリシャ支援の条件となって
いる同法案の議会通過が注目されます。同法案がギリシャ議会通過と
なればユーロドルが急伸する可能性があり、逆に同法案が議会で否決
されれば下落が強まる可能性が高くなりそうで、(現地時間の)29日は
ギリシャ問題の明暗を分かつ節目の日となりそうで、29日を前にした
思惑の動きも含めて今週は相場が大きく動く可能性がありそうです。

ポンドについては、英BOE議事録で英経済の低迷が予想以上に長引く
公算との認識が示されたことともに、ポンドドルではFOMC後のドルの
巻き戻しの動きもあり、1.60の大台も下抜けつつあるようで、軟調
傾向がさらに続きそうではありますが、1.60台を割り込んだあたり
では揉み合いとなっていて、1.60台を再び回復した場合では戻り試し
となる可能性があるとともに、ギリシャの緊縮財政計画が議会通過
となった場合はユーロドルに連れ高となる可能性もあり、ニュースや
情報に揺れる展開となる可能性もありそうです。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、地合いはあまり強い様子
はないようで、原油価格が91ドル台前半と軟調傾向で推移しているこ
とや、利上げ期待の後退および新興国の経済減速懸念、そしてNYダウ
や新興国の株価が冴えないことによるリスク選好度の低下などのネガ
ティブ材料の方が優勢の感がありますが、IEAによる戦略的石油備蓄
の6000万バレルの放出の発表は言わば中銀の為替介入のように一過性
と見る向きもあるようで、今後の原油価格など商品市場の動向が注目
されます。

また14日に中国国営ラジオ放送が「中国は6月後半ないし7月初めに
追加利上げへ」との観測報道をしているネガティブ材料がある一方、
欧州問題の行方もあり、ギリシャの緊縮財政計画が議会通過となった
場合では豪ドル米ドルなどドルストレートはリスク選好のドル売りで
ユーロドルに連れ高となる可能性もあって、不確実性がありながらも
材料視されやすい要素がありますので柔軟にトレードしていきたい
ものです。

経済指標関連では、27日のNZ貿易収支に米個人支出、
28日の英第1四半期GDP確報に独消費者物価指数速報と
米S&Pケースシラー住宅価格に米消費者信頼感指数、
29日の加消費者物価指数と米中古住宅販売保留(成約)、
30日のNZ住宅建設許可に欧消費者物価指数速報と加GDPに
米新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気指数、
そして週末7月1日の日銀短観に中国製造業PMIと英製造業PMと
ミシガン大学消費者信頼感指数確報に米ISM製造業景況指数、
などが注目されます。


さて今日は、100対99のお話です。

勝ちと負けとのある物事では、

ときに敵味方が協調して双方が勝つ「WIN-WIN」となることや、
あるいは戦争のように双方が傷つき勝者なき戦いとなる、
ことなどもありますが、

その多くではどちらかが勝ちどちらかが負けることになります。

たとえば将棋にしても、
千日手や持将棋の引き分けということもありますが、
その多くはどちらかが勝ってどちらかが負けます。

ボクシングにしても柔道の試合にしても同様ですね。

そして、たとえそれらがどんなに善戦だったとしても、
また双方がどんなに懸命に努力して頑張ったとしても、
勝ちと負けとに分かれる結果となるということは、
峻厳な勝負の世界の掟(おきて)ともいうべき事実のようです。

合格ラインにわずか数点足りなかった受験生は落第になり、
たった数点だけ合格ラインを超えた受験生は合格の勝者となります。

勝ちと負けとが決まったとき、
そのときの結果だけを見るならば、そこには冷酷な事実が横たわり、
「100対99」ではあっても、「100対ゼロ」であっても、
勝ちと負けとの振り分けでは、
結果として「100対ゼロ」と同じになります。

たとえそれがわずかな差であっても大差であっても、
勝ちは勝ち、負けは負けということになり、
わずかな差であっても勝ちと負けとを分かつことがあるのですね。

もちろん、圧倒的な力の差という場合もありますが、

負けているほうも決して努力を怠っているとは限らなく、
「僅差」で勝敗が決まってしまっていることも
少なくはないようです。

トレードでも似たようなことがあります。

そのレベルに到達するまでは負けに負けを続けるものですが、
突然変異をするように勝てるようになるときが来ることがあります。

勝ちと負けとのある物事では、受験生の合格ラインのように
僅差であってもそこに足りなければ負けてしまうものですが、

「僅差であるゆえに」わずかな修正や気づきで、

結果が良いほうに激変してしまうことがあるわけですね。

あまり良い例えではありませんが、

これはちょうどアントニー・ウインという人の著した
「キプロスの蜂」というミステリー小説に
そのプロセスだけに限れば少しだけ似ているのかもしれません。

この小説の登場人物である犯人は、毒物に関する知見があって、
完全犯罪を計画します。

この小説の犯人は被害者にハチの予防注射だと偽って
致死量未満のハチ毒を注射します。

そして、数日後を見計らって犯人は被害者の車の中にハチを放ち、
被害者がそのハチに刺されてアナフィラキシー・ショックで
殺害されてしまうがこの犯人にはアリバイがあるという筋書きで、

殺人を題材のミステリー小説に似ているなどとは物騒ですが、

「下地がある」「少し加える」ということで、
「情況が激変する結果になる」という意味では、

少しだけ似ているように思えます。

そうです…。

勝ちと負けとのある物事では、
そのときどきの結果だけを見るならば、
「100対99」ではあっても、「100対ゼロ」であっても、
勝ちと負けとの振り分けでは、負けたということは
結果として「100対ゼロ」と同じになりますが、

「下地」、つまり積み上げて蓄積したものがある場合、

その後の試合では、僅差であるゆえに「わずかな修正や気づき」で、

あたかも地表に押さえつけられていたマグマが噴出するように、
結果が激変していくことがあるのですね。

99はわずか2違うだけで101になるというわけです。

負けて負けて…、負け続けていた人が、
突如として勝ち続けれるようになることがあるのです。

「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」の著者のひとりで
その昔、凄腕の裁量女性トレーダーであった
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキがこう語ります。

「そして、ある日突然、最もミステリアスな形で
 目の前の霧が晴れていくかのように、
 最も難しいと思われていたことが、
 とてもシンプルなことに思えてくるのです。
 消し去るプロセスを経ながら学んでいきます。」

「いいですか。いつかは必ずその時が来ます。
 ただ、最初の3年間に関して言えば、
 毎年、一貫して利益を上げられるような人はほとんどいません。」

難解極まりないトレードが

「とてもシンプルに思えてくる、
 そんな時が必ずいつの日か来る」というのですね。

あのゲーリー・スミスでさえ安定して利益を出せるように
なるまでに20年もかかったといわれるトレーディングが、
簡単に思えるようになる、というわけです。

ところが、結果が良いほうに激変するようになったといっても、

その本人さえもどこがどうと答えられないほどの
「わずかな修正や気づき」であることが多いので、

「勝てるようになった秘訣は?」と尋ねられても、

多くの勝ち組トレーダーは具体的に語れないことがあります。

「そう聞かれてもなんと答えたらよいか…。
 やっていることは以前と何ら大きくは変らないですよ。
 何か特別な魔法を得たというわけでは決してありません。」

「……。」

「ただ…。何ていうのかなぁ。
 トレードチャンスは100のうち70ほどがダマシと紙一重で、
 より確かな残りの30ほどを待って選りすぐれるようになった、
 というような感じというか…。別の言い方をすると
 チャンスもどきを排除できるようになったというか…。
 そのほかにも思うことはあるけれども、
 言えば教科書的なことになるのに何ら変りはなく。
 特別な秘訣なんてそのようなことはうまく言えませんよ。」

うーん。そういうものなのでしょうね。

そういえば、子供の頃に自転車に乗れるようになったときも、
ちょっとしたペダルの漕ぎ出しと、ちょっとした重心の取り方と、
ちょっとしたハンドルさばきであったような…。

壁の厚さは各々異なれど、小さくも大きな違いとなる
その「僅かで堅い壁」をめげずに乗り越えて行きたいものですね。

苦しいときこそもう少しで壁を越えれるときなのかもしれません。



<ご案内>
私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。



<コマーシャル>
FX攻略オンライン


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