FX シンプル思考のお話


ピカピカの一年生がほほえましい入学式の季節が過ぎたと思ったら、
早いものでもう今週末からゴールデン・ウィークになるのですね。

●先週の気になる出来事

<4月18日(月)>

先週のフィンランドの選挙では、
EUによる財政悪化国への金融支援に反対する野党が躍進しました。
17日にギリシャの財務相が、
「ギリシャ経済は重大な岐路に立っている。
2011年にGDPは3%のマイナスになる可能性。
EUとIMFは債務再編を支持していない。
債務再編のコストは利益分よりも大きい可能性。
事実に寄り添うことが必要。」
などの認識を示しました。
NZ第1四半期消費者物価は市場予想より弱い0.8%になりました。
主要通貨ペアがしだいに軟調になっていきました。
日経平均は前週末比−34.87円で大引けました。
格付け会社のムーディーズが、
「アイルランドの銀行の格付けを2段階引き下げる。」
との発表をしました。
ギリシャの地元紙が、IMF筋の情報として
「ギリシャが財務相会合でEUとIMFに債務再編を要請。
ガイトナー米財務長官がギリシャの債務再編を支持。」
との観測報道をしました。
ユーロが一段と下落して行きました。
ギリシャの財務省がギリシャ地元紙の報道を否定しました。
イタリアのシンクタンクが、
「イタリアの2011年GDP成長率見通しを0.7%と確認。
2012年のGDP成長率見通しを1.1%から0.9%に下方修正する。」
との見解を発表しました。
格付け会社のフィッチが、
「アイルランドの支払能力は脆弱。
アイルランドの債務は2013〜14年に対GDP比116%に達する可能性。
アイルランドは景気回復への重大な脅威に直面している。」
との見解を発表しました。
ギリシャ中銀総裁が、
「ギリシャの債務再編は不要で望ましくない。
債務再編は市場と銀行と年金基金などへ破滅的な影響。
2011年にギリシャの失業率は15%を超える可能性。
2011年に民間部門の信用はネガティブの状態が継続する可能性。」
などの認識を示しました。
ギリシャの2年債の利回りがユーロ導入後最高の20%に到達しました。
欧州委員会が、
「ギリシャ債務再編について、いかなる議論も行われていない。」
との発表をしました。
米シティグループの第1四半期決算では、
純利益が前年同期比32%減の29.99億ドル、
順営業収益が前年同期比22%減の197.26億ドル、
1株利益が市場予想よりは強い0.10ドルになりました。
仏の中銀総裁が、
「財政赤字削減についての悲観論は見当違い。
財政の引き締めはユーロ圏の成長を抑制していない。
スペインの輸出は急上昇している。」
などの見解を示しました。
加国際証券取扱高(2月)は市場予想より弱い25億加ドルになりました。
格付け会社のS&Pが、
「米国の格付け見通しを安定的からネガティブに修正。
格付けは(最上位で)据え置きとする。
米国の債務負担の安定まで数年を要する可能性。
大手金融機関への支援が財政リスクを増加させる可能性。
連邦政府による直接融資と融資保証も重大なリスク。
ファニーとフレディへの再建コストがGDPの3.5%相当になる可能性。
財源不足の社会保障プログラムが長期的圧迫の主因。」
などの発表をしました。
リスク回避の動意になりドル円が下落しました。
米財務次官補が、
「S&Pによる米国の見通しは米政府の指導力を過小評価している。
米政府の首脳部は財務面での試練に対応する。」
との見解を発表しました。
米大統領経済諮問委員会の委員長が、
「米政府と米議会は債務問題について合意に到達できると認識。
債務の上限は引き上げられる見通し。
S&Pによる債務見通しの判断は正しくない。」
などの見解を示しました。
米NAHB住宅市場指数(4月)は市場予想より弱い16になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「米国の格付けと格付け見通しには変更はない。」
との発表をしました。
格付け会社のS&Pが、
「米デフレリスクは後退。FRBはQE2を終了させることが可能。」
との見解を発表しました。
IMF国際通貨基金が、
「中国人民元は依然としてかなり過小評価されている。
ユーロと円の実質実効為替レートは中期的素因に一致。
米ドルは素因において過大の側にある。
過小評価通貨に対する米ドルの下落は経常赤字の削減に寄与。
新興国の資本流入への対応は不充分。」
などの見解を発表しました。
NYダウは前週末比−140.24ドルで取引を終えました。

<4月19日(火)>

日財務相が、
「財政規律守る姿勢を発信することが大切。
米国債は引き続き魅力ある商品だと思っている。」
などの認識を示しました。
豪RBA議事録では、
「強い企業投資と高水準の交易条件を考慮すると金融政策は適切。
失業率は安定。労働市場に関する見通しは楽観的。
内需は堅調なペースで成長。主要輸出品の価格は高水準が続く見通し。
天候による石炭生産の減少は予想より第1四半期のGDPを押し下げた。
製造業や観光業への投資にとっては豪ドル高が重石になる可能性。
日本の震災は足元の世界経済の見通しの不透明感を高めた。」
などが示されました。
市場反応は限定的でした。
主要通貨ペアがしばらく揉み合う展開になりました。
日経平均は前日比−115.62円で大引けました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「ECBの政策金利は1.25%に利上げ後でもなお非常に低い。
債務再編にはとてもコストを要し多くの問題も生み出す。
支援プログラムは債務の持続可能性に基づくもの。
債務が持続不可能ならば支援は受けられない。
支援プログラムを受けている国は支払不能になっていない。
金利の正常化とは段階的な引き上げを意味する。」
との認識を示しました。
ユーロがしだいに堅調になりました。
他のドルストレート通貨ペアも徐々に堅調になっていきました。
ギリシャの地元紙が、EU筋による
「ギリシャは緩やかな債務再編は回避できない。」
との見解を記事として掲載しました。
市場反応は限定的でした。
中国人民銀行が、
「預金準備率の一段の引き上げの余地がある。
長期的な実質マイナス金利はインフレの管理にとって良くない。
CPI上昇率目標4%の達成は通年で大きな問題。
中国のGDP伸び率は通年で8%を上回る可能性。」
などの見解を発表しました。
欧消費者信頼感速報(4月)は市場予想より弱い−11.4%になりました。
独製造業PMI速報(4月)は市場予想より強い61.7に、
独サービス業PMI速報(4月)は市場予想より弱い57.7になりました。
欧製造業PMI速報(4月)は市場予想より強い57.7に、
欧サービス業PMI速報(4月)は市場予想とおりの56.9になりました。
欧経常収支(2月)は−95億ユーロになりました。
トリシェECB総裁が、
「(インフレの)二次的影響を容認しない。
現時点では二次的影響はみられないが注意する必要。
ギリシャは(債務再編ではなく)支援計画を適用すべき。」
などの認識を示しました。
欧州委員会が、
「ギリシャの債務再編は不可避との市場の見方を否定する。」
との発表をしました。
ギリシャの13週間物国債入札では、利回りが前回より高い4.10%、
応札倍率が前回より低い3.45倍になりました。
独財務省筋が「ギリシャ債務再編は不可避」との見解を示しました。
独公営銀行協会会長が、
「ギリシャの債務ヘアカットは独の銀行の終わりにはならない。」
との見解を示しました。
加消費者物価指数(3月)は市場予想より強い1.1%になりました。
加ドルが堅調に推移しました。
米ゴールドマン・サックスの第1四半期決算では、
純利益が前年同期比21%減の27.35億ドル、
順営業収入は前年同期比7%減の118.94億ドル、
1株利益は前年同期の5.59ドルを大きく下回ったものの
市場予想より強い1.56ドルになりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「債務再編は欧州の信頼性を損なう。
債務再編はないと市場に安心感を与える必要。」
との認識を示しました。
米住宅着工件数(3月)は54.9万件、米建設許可件数(3月)は59.4万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
前月に落ち込んでいた反動との観測があり市場反応は限定的でした。
ドル円が上げては下げる相場展開になりました。
加卸売売上高(2月)は市場予想より弱い−0.6%に、
加景気先行指標指数(3月)は市場予想より強い0.8%になりました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国は完全にAAA格付けを維持する。米国はネガティブではない。
我々は信頼感から恩恵を受けている。長期的な赤字への改革は必要。
米国は常に正しいことを実施している。」
などの見解を示しました。
NY金先物が1500ドルの史上最高値を更新しました。
NYダウは前日比+65.16ドルで取引を終えました。

<4月20日(水)>

日通関ベース貿易収支(3月)は市場予想より大幅に弱い1965億円、
日第三次産業活動指数(2月)は市場予想より強い0.8%になりました。
円安とドル安傾向の展開で主要通貨ペアが堅調に推移しました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5294元の切上後最高値になりました。
豪第1四半期輸入物価指数は1.4%、同輸出物価指数は5.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
豪の財務相が「為替レートは高止まりする可能性。」
との認識を示しました。
午後からドル円が軟調傾向になりました。
ドルストレート通貨ペアの堅調は継続しました。
フィンランドの次期首相による
「EUのポルトガルへの救済支援は妨げない。」
とする声明が報道されました。
日経平均は前日比+165.79円で大引けました。
独生産者物価指数(3月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
スウェーデン中銀が政策金利を0.25%引き上げ1.75%としました。
英BOE議事録では、
「政策金利据え置きは6対3で決定。
デール委員とウィール委員が0.25%利上げを主張。
センタンス委員が0.50%利上げを主張。
資産買い入れ枠の据え置きは8対1で決定。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い入れ枠拡大を主張。
第4四半期の減速が一時的かどうかの判断は時期尚早の可能性。
データは様々で第1四半期の景気回復の状況は不透明。
利上げは消費者に悪影響を及ぼす可能性。
賃金の伸びは引き続き抑制。余剰生産能力がインフレを減速。
ユーロ圏から英国への大きなリスクが見られる。
CPIは短期的に5%を超えるリスクの可能性。」
などが示されました。
ポンドが一時下落する場面がありました。
スペインの10年債の入札では、
平均落札利回りが前回より高い5.472%、
応札倍率が前回より高い2.1%という結果になりました。
IMFのチーフエコノミストが、
「米国は財政赤字削減への信頼できる中期計画を欠いている。
ユーロ圏周辺国は生産性を大きく高めることや給与削減が必要。」
などの見解を示しました。
ギリシャ中銀が、
「経常赤字(2月)は前月より改善して19.59億ユーロ。」
との発表をしました。
ギリシャの財務相が、
「2013年末までに歳入150億ユーロを目指す。
ギリシャは債務再編を排除する。債務は完全に持続可能。
早期に市場に復帰できることを望んでいる。」
などの発言をしました。
米中古住宅販売件数(3月)は市場予想より強い510万件になりました。
カナダの首相が「インフレ指標を懸念している。」と発言しました。
キプロス中銀総裁が、
「インフレ上振れリスク拡大は金利の引き上げを正当化する可能性。
さらなる引き締めは経済データ次第。短期的なインフレ圧力は拡大。
長期的なインフレ期待は抑制されている。」
などの認識を示しました。
欧州の決済機関LCHクリアネットが、
「21日からポルトガル国債取引の証拠金を25%に引き上げる。」
との発表をしました。
ユーログループ議長が、
「EUの財政と経済政策は進展している。
アイルランドとポルトガルの状況は異なる。
ポルトガルの主要主問題は成長の喪失で、
アイルランドの主要問題は銀行セクターである。」
などの見解を示しました。
豪ドル米ドルが変動相場制の導入以降での最高値を更新しました。
格付け会社のS&Pが、
「米ファニーメイとフレディマックの
格付け見通しをネガティブに引き下げる。」
との発表をしました。
金やコーヒーなど商品市場が堅調になりました。
リスク選好が目立つ展開になりました。
NYダウは前日比+186.79ドルで取引を終えました。

<4月21日(木)>

人民元の対ドル基準値が1ドル6.5228元の切上後最高値になりました。
豪第1四半期生産者物価は市場予想より強い1.2%になりました。
ユーロドルなどドルストレート通貨ペアが堅調に推移しました。
ドル円は軟調傾向で推移しました。
日銀副総裁が、
「供給制約の回復時期の不確実性が高い。
原発事故の長期化による電力や風評被害に留意する必要。
震災後の資金供給で当座預金残高は量的緩和のピークの36兆円超。
世界経済については金融危機前の10年平均を上回り推移する可能性。」
などの認識を示しました。
OECD経済協力開発機構の事務総長が日本の財政について
「2011年度中に詳細な中期の財政健全化計画が必要。
債務残高安定へ消費税率20%相当まで引上げが求められる可能性。」
などの提案をしました。
ドルインデックスが3年半ぶりの低水準になりました。
日経平均は前日比+78.95円で大引けました。
独IFO景気動向(4月)は市場予想よりやや弱い110.4、
独IFO現況豹値(4月)は市場予想より強い116.3になりました。
独IFOのエコノミストが、
「ユーロ安の方が独輸出にはよいが、独の輸出見通しは非常に良好。
独金利水準はECBの利上げ後も好まく制動効果はないと予想。」
などの見解を示しました。
英小売売上高(3月)は市場予想より強い0.2%になりました。
ポンドが堅調傾向で推移しました。
米ドルは対スイスフランで最安値を更新するなど軟調が続きました。
トリシェECB総裁が、
「世界経済の回復は自律的になってきている。
先進諸国は深刻な問題を抱えている。米国は財政対処できると確信。
ギリシャの経済計画は不可欠。国際的な解決策が必要。
ECBの政策はユーロ圏全体を目的としている。
物価安定は第一の責務。現時点では二次的影響はみられない。
今後の利上げについては決定していない。
強い米ドルは国際社会すべての利益になる。」
などの認識を示しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い40.3万件になりました。
加小売売上高(2月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
ギリシャとポルトガルの国債利回りが過去最高になりました。
ユーロドルがやや軟調傾向になっていきました。
ポンドドルもしだいに軟調傾向になりました。
EU駐在の中国大使が、
「中国は外貨準備のポートフォリオの多様化のため、
ユーロ圏ソブリン債の購入を拡大する可能性。
EUの各国政府が投資の安全性を確保できることを願っている。」
との発言をしました。
格付け会社のS&Pが、
「エストニアの格付け見通しをポジティブに引き上げる。」
ことを発表しました。
米景気先行指標指数(3月)は市場予想より強い0.4%、
米フィラデルフィア連銀指数(4月)は、
市場予想よりかなり弱い18.5になりました。
英BOEのウィール政策委員が、
「英第1四半期GDPは予測よりも弱くなる可能性。
建設セクターが足かせになる可能性。
弱い生産データはサプライズ。
消費者物価指数(3月)の結果を深読みし過ぎてはいけない。
インフレ期待の低下は良いニュースである。」
などの見解を示しました。
米5年物インフレ連動債の入札では、
最高落札利回りが前回より高い−0.180%、
応札倍率は前回より低い2.57になりました。
NY金先物が1503ドル、NY原油が112ドル台前半まで上昇しました。
NYダウは前日比+52.45ドルで取引を終えました。

<4月22日(金)>

日政府が、
「11年度1次補正予算の財源は既定経費減額で捻出して、
歳出規模を4兆158億円として、追加国債発行は回避したい。」
との発表をしました。
人民元の対ドル基準値が1ドル6.5156元の切上後最高値になりました。
中国商務省が、
「2011年は輸入の伸びが輸出の伸びを上回る見込み。
貿易収支は一段と均衡していく。」
との見通しを発表しました。
日民間調査の集計で、
「日鉱工業生産指数(3月)の推計予想の中央値が
リーマンショックの時以上の前月比−10.5%になり、
28日の日鉱工業生産指数(3月)が大きく落ち込む可能性がる。」
ことが報道されました。
ドル円が一時下げた後に反発して、
他の主要通貨ペアもレンジ内での上下動になりました。
日経平均は前日比−3.56円の9682.21円で週の取引を終えました。
ロンドン時間では主要通貨ペアがやや軟調に推移するも、
祝日であることで動意の薄い相場展開になりました。
仏政府関係筋が、
「4月26日にサルコジ仏大統領がECBへの声明を発する可能性。
ECB次期総裁に伊中銀総裁のマリオ・ドラギ氏を推す可能性。」
があることなどを示唆しました。
NY時間では主要通貨ペアがやや軟調に推移するも
祝日であることで動意薄の相場展開が続きました。
ユーロが最終盤にやや反発を見せました。
主要な経済指標の発表もありませんでした。
株式市場や債券市場や商品市場もお休みでした。

●今週の主な予定

<4月25日(月)>

※イースター・マンデーの祝日で、
 豪・NZ・香港・独・仏・スイス・英など
 オセアニアと欧州市場が休みになります。

朝8時50分に日企業向サービス価格指数(3月 前年比)、
夜11時に米新築住宅販売件数(3月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(4月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<4月26日(火)>

※豪市場がアンザック・デーで休みになります。

午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(2月)、
午後3時にスイス貿易収支(3月)、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(2月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(4月)、リッチモンド連銀製造業指数(4月)
深夜2時に米2年債入札、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<4月27日(水)>

午前10時にNBNZ企業信頼感(4月)、
午前10時半に豪第1四半期消費者物価、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(5月)、
午後5時半に英第1四半期GDP速報、
午後6時に欧鉱工業新規受注(2月)、
夜9時半に米耐久財受注(3月)、
深夜1時半に米FOMC政策金利、FOMC声明、
深夜2時に米5年債入札、
深夜3時15分からバーナンキFRB議長記者会見、
などの経済省が発表されます。
豪・英・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(4月)の発表が予定されています。

<4月28日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(4月)、
朝8時半に日失業率(3月)、日有効求人倍率(3月)、
同朝8時半に全国消費者物価指数(3月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(3月)、
正午過ぎに日銀政策金利、
午後2時に日住宅着工戸数(3月 前年比)、日建設工事受注(3月)、
午後3時に日銀半期展望リポート公表、
同午後3時に独輸入物価指数(3月)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後4時55分に独失業者数(4月)、独失業率(4月)、
夜9時半に米第1四半期GDP速報、米第1四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第1四半期GDP価格指数速報、
同夜9時半に米第1四半期コアPCE速報、新規失業保険申請件数、
同夜9時半にシカゴ連銀全米活動指数(3月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(3月 成約)、
深夜2時に米7年債入札、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(日)・(独)・米の指標には注目です。

<4月29日(金)>

※日市場が祝日で休みになります。
※英国ではロイヤル・ウエディングで一部市場がお休みになります。

朝7時45分にNZ貿易収支(3月)、
午後3時に独小売売上高指数(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(4月)、欧業況判断指数(4月)、
同午後6時に欧消費者信頼感確報(4月)、欧鉱工業信頼感(4月)、
同午後6時に欧経済信頼感(4月)、欧サービス業信頼感(4月)、
同午後6時に欧失業率(3月)
午後6時半にスイスKOF先行指数(4月)、
夜9時半に米個人支出(3月)、米個人所得(3月)、
同夜9時半に米第1四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に米PCEコア・デフレータ
同夜9時半に加GDP(2月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(4月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(4月)、
深夜1時半からバーナンキFRB議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
(独)・欧・米・加の指標には注目です。

さて、先週もいろいろ注目されることがありました。

4月18日に、格付け会社のムーディーズが「アイルランドの銀行の
格付けを2段階引き下げる。」と発表しました。
また、ギリシャの地元紙が、IMF筋の情報として「ギリシャが財務相
会合でEUとIMFに債務再編を要請。ガイトナー米財務長官がギリシャの
債務再編を支持。」との観測報道をしました。
ギリシャの2年債の利回りがユーロ導入後最高の20%に到達しました。
ギリシャの財務省がギリシャ地元紙の報道を否定しました。
そして、格付け会社のS&Pが「米国の格付け見通しを安定的から
ネガティブに修正。格付けは(最上位で)据え置きとする。」
と発表しました。
一方、格付け会社のムーディーズは「米国の格付けと格付け見通し
には変更はない。」との発表をしました。

4月19日に、ECBのシュタルク専務理事が「ECBの政策金利は1.25%に
利上げ後でもなお非常に低い。金利の正常化とは段階的な引き上げを
意味する。」との認識を示しました。
また、ギリシャの地元紙が、EU筋とする「ギリシャは緩やかな債務の
再編は回避できない。」との見解を記事として掲載しました。
そして、中国人民銀行が「預金準備率には一段の引き上げの余地。」
があるとの見解を発表しました。
欧州委員会が「ギリシャの債務再編は不可避との市場の見方を否定。」
するとの発表をしました。
ガイトナー米財務長官が「米国は完全にAAA格付けを維持する。
米国はネガティブではない。米国は常に正しいことを実施している。」
などの見解を示しました。
NY金先物が1500ドルの史上最高値を更新しました。

4月20日に、豪の財務相が「為替レートは高止まりする可能性。」
との認識を示しました。
また、IMFのチーフエコノミストが「米国は財政赤字削減への信頼
できる中期計画を欠いている。」との見解を示しました。
そして、欧州の決済機関LCHクリアネットが「21日からポルトガル国債
取引の証拠金を25%に引き上げる。」との発表をしました。
豪ドル米ドルが変動相場制の導入以降での最高値を更新しました。
格付け会社のS&Pが「米ファニーメイとフレディマックの格付け見通し
をネガティブに引き下げる。」と発表しました。
金やコーヒーなど商品市場が堅調になりました。

4月21日に、ドルインデックスが3年半ぶりの低水準になりました。
また、トリシェECB総裁が「世界経済の回復は自律的。先進諸国は
深刻な問題を抱えている。米国は財政対処できると確信。
ギリシャの経済計画は不可欠。国際的な解決策が必要。
ECBの政策はユーロ圏全体を目的としている。今後の利上げについては
決定していない。強い米ドルは国際社会すべての利益になる。」
などの認識を示しました。
ギリシャとポルトガルの国債利回りが過去最高になりました。
商品市場が堅調に推移しました。

4月22日に、人民元の対ドル基準値が1ドル6.5156元の切上後での
最高値になりました。
中国商務省が「2011年は輸入の伸びが輸出の伸びを上回る見込み。
貿易収支は一段と均衡していく。」との見通しを発表しました。
欧米の市場では祝日で動意の薄い相場展開になりました。

先週は、ドル円が週はじめから軟調傾向で推移して、週中に一時反発
を見せるも下落が続き、週後半に祝日前調整で下落一服になりました
が、週間では軟調な一週間になりました。一方、ユーロドルは週初に
大きく下落するも、その後は大きく反発上昇する展開になり、週後半
は祝日前調整で上昇が一服になりました。他方、豪ドル米ドルや
ポンドドルも週はじめには一時軟調になるも、その後は反発上昇する
展開になり、週後半は上昇が一服になりました。

ドル円では軟調傾向が続きましたが、ドルストレートではリスク回避と
リスク選好の綱引きで揺れる展開になるも、商品市場や株式市場の堅調
も後押しして、リスク選好が優勢の相場展開になりました。

さて今週ですが、週初はイースター・マンデーで、日米の市場を除き
オセアニアや欧州などの多くの市場が休みとなるため、本格的な動きは
25日の夜からとなりそうですが、週中27日には英第1四半期GDP速報や
米FOMCおよびバーナンキFRB議長記者会見、そして28日に米第1四半期
GDP速報などのイベントが控えていて、今週も相場がやや大き目に動く
可能性がありそうです。

円については、中期的には大震災によりまだしばらく日緩和策の継続
が余儀ない状況であることから円売り圧力は潜在していますが、
先週はドル円ではS&Pによる格付け見通しの引き下げや、欧州懸念に
よるリスク回避の円買いや米ドルインデックスの軟調を背景に、連休
のイースターを前にしたドル円の手仕舞いも後押して、円高が優勢と
なりました。クロス円では、ドルストレート通貨ペアの反発を背景に
円安傾向になる場面も見られましたが、ドル円で81円アラウンドまで
の円高になる可能性があると見る向きは少なくないようです。

ただ、今週はFOMCおよびFOMC声明と、初になるバーナンキFRB議長の
記者会見のイベントが控えていて、次第によってはイースター明けの
ドル円相場が変化する可能性もあり、同イベントが注目されます。
また、週後半は日本の連休を前にした調整にも注意が要りそうです。

一方、米ドルについては、米住宅関連指標など米指標の一部に改善が
見られたり、米アップルや米インテルの好決算などの好材料ある一方、
先週に出揃った米大手金融6機関の純営業収益は6金融機関ともに
減少していて冴えない収益力となっていることや、IMFが2011年の米
成長率の見通しを2.8%に下方修正していることで、米要人の発言は
交錯していますが、ハト派の見解の説得力と正当性が増してきている
と見る向きがあるようです。

ただ、一部には米ドルインデックスが3年半ぶりの低水準になるまで
にドル安が織り込まれてきていることや、欧州懸念などのリスク要因
も潜在していることから、リスク回避のドル買いになる可能性の指摘
も聞かれていて、27日の米FOMCおよびバーナンキFRB議長の記者会見、
そして28日の米第1四半期GDP速報が注目されます。

他方、ユーロについては、アイルランドの銀行の格下げや、ギリシャ
の債務再編への憶測やなどにより、ギリシャの2年債の利回りが
一時ユーロ導入後最高の20%に到達したり、ギリシャとポルトガルの
国債利回りが過去最高になるなど、金融市場でのリスク回避の動きが
高まる中にあって一時軟調になるも、ECBのシュタルク専務理事が
「ECBの政策金利は1.25%に利上げ後でもなお非常に低い。金利の
正常化とは段階的な引き上げを意味する。」と発言したこともあり、
ECBの利上げ期待が高まり、先週のリスク回避とリスク選好との激突
では、リスク選好が優勢となり、今週も株式や商品市場が堅調である
ことによるリスク選好度の高まりも後押しして、堅調傾向が続くと
見る向きが多いようです。

ただ、23日の報道によりますと、過日のG7財務相会合で米国が欧州の
危機回避対応が不充分として「より構造的で抜本的な対応が必要。」
と、欧州側に促していたこともあったようで、また、リスク回避と
リスク選好のポテンシャルがともにとても高いことから、どちらかに
傾くと動きがしばらく一方向に昂進しやすい状況でもあり、時折の
大き目の調整の可能性も秘めていて、注意は必要なようです。

また、豪ドルなど資源国通貨については、先週NY金先物が1503ドル、
NY原油が112ドル台前半まで上昇しているなどコモディティ市場の
堅調が続いていることや、世界経済自体は回復基調にあることや、
やがてのさらなる金利上昇への期待も根強いことから、高値警戒は
ありながらも中期的に堅調が続くと見る向きが優勢のようで、
時折、大き目の調整は経ながらも堅調基調が維持される可能性があり
押したところでは拾っていくことができそうです。

経済指標関連では、25日の米新築住宅販売件数(3月)、
26日の米S&Pケースシラー住宅価格(2月)に米消費者信頼感指数(4月)
27日の豪第1四半期消費者物価と英第1四半期GDP速報に
米耐久財受注(3月)と米FOMC政策金利にFOMC声明とFRB議長記者会見、
28日のNZ政策金利に米第1四半期GDP速報に第1四半期個人消費速報
29日のNZ貿易収支(3月)に欧消費者物価指数速報(4月)と加GDP(2月)、
などが注目され、27日と28日が特に注目されます。


さて今日は、シンプル思考のお話です。

欲望と恐怖とが渦巻く、ある意味、特異な相場の世界では、
一般とは異なっていることが多いものです。

もっと儲けようとグリードになって努力をし過ぎると、
過剰頻度のトレードになってしまって、

努力が逆に仇になり、少ない頻度のトレードの人よりも
収支結果が悪くなくなってしまうなどというのも、
よく聞く話ですし、

テクニカルの勉強をしたことで、
以前には見えていなかった抵抗線が強く意識され過ぎて、
エントリー恐怖症になってしまったなどいうのも、
よく聞く話ですね。

努力と勉強という一般には良いとされることが、
逆に作用することがあることはなんとも皮肉なことですが、

ときに相場の世界では逆思考が良い場合も少なくないようで、
これも相場の世界に特異な一面があるからなのかもしれません。

「もっと儲けるためにトレードを厳選してトレード数を抑える。」

ことは、スキャルピングを否定するものではないものの、
けっこう多くの著名トレーダーが口をそろえて言っているようで、

さしずめ「相場という特異な世界の処世術」といったものに
なるのかもしれませんね。

そして、テクニカルを勉強したことで、
それまで見えていなかった抵抗線が見え過ぎてしまって
エントリー恐怖症になってしまうことについては、

こんなことを言っていたベテラン・トレーダーがいました。

「何でもチャンスとみたら食らいつく、
 恐れを知らない初心の頃のポジポジ病が治りかける頃、
 けっこう多くのトレーダーがこのエントリー恐怖症に
 なるものだけど、これはある意味、成長の証でもあり、
 成長の過程であるともいえるものだと思うよ。」

「ただ、まだこの過程にあるときには、私にも経験があるけれども、
 頭の中が知識のカオスになっていて混沌としているはずだ。
 つまり、主客の認識や要略のプライオリティの整理が
 まだキチンとされていなくて頭の中がゴチャゴチャしていて、
 チャート分析の処理がうまくできていないんだよ。」

「つまり、テクニカル的なトレードの判断とは、
 最終的には3つに帰結するんだよ。
 『買う』『売る』『待つ』のたった3つだ。」

「どんなに複雑なテクニカル要素も最終的には
 この3に帰結されなくてはならないわけで、
 そのプロセスではシンプル化をしていく必要があって、
 『不要を捨てる』『情報の優劣を識別する』『主要認識する』
 などがとても大切になってくるんだよ。」

「一般には単純は劣るものとされ、複雑礼賛の風潮があるけれども
 相場では複雑を『買う』『売る』『待つ』の単純化まで
 集約できてこそ、はじめて価値のあるもの、
 つまり『結論』を得ることができることになるのだよ。
 いつも迷ってばかりいるということは、
 主客の認識ができていなくて、シンプル化のプロセスが
 まだ不全でキチンとなされていないということなんだよ。」

「あぁ、もちろん、現在の相場がレンジ性が強いのか、
 あるいはトレンド性が強いのかの判別なども、
 レンジとトレンドでは適用する手法が異なることがあるので
 これらの認識も必要だけれども、肝心なのはシンプル化と、
 最も大切なことの認識だ。」

「負け続けていた頃を思い出してみてご覧よ。
 『強く上昇しているのに反転を恐れ躊躇してロングしない。』
 『強く下落しているのに反転を恐れ躊躇してショートしない。』
 『大きく含み損となっているのに無理に頑張り耐えている。』
 これで勝てるわけがあるのだろうか、
 こんなんで口座が増えることがあるのだろうか。
 負けるべくして負けていたように思わないかい?」

「この反対が最も大切なことなのだよ。」

「あぁ、抵抗線は確かに意識すべきものさ。
 でも抵抗線には主要なものとそうではないものがあり、
 また、反転する可能性はあっても確定しているわけではない。
 抜けるか戻るかの分岐点であるだけだ。」

「著名トレーダーのイゴール・トシュチャコフがこんなことを
 その著書 " Beat the Odds in Forex Trading "で述べていたよ。
 いいかい…。
 『相場が現行の方向に動き続ける確率は、
  相場がすぐに反対方向へ転換する確率よりも高い』と、
 単純な言葉のようでありながらその意味は深い…。」

「そして、彼の言葉ではないが、こんな言葉を聞いたことが
 あるだろう。"Trend is your friend"、
 そうさ、意図的なダマシさえも企てる敵の多い相場の世界で
 トレンドこそが『友』というわけさ。」

「もちろん逆張りを否定するということではないけれども、
 大切なことは、トレンドが明確に認識されて
 たとえば上昇していれば素直に買うことだ。
 そして、含み損が増えてきたら素直に切ることだ。」

「これこそがトレードの単純にしてしかも要諦となることなのだ。」

「えっ? そんなこと言ったって反転したらどうするんだって?
 それも単純なことだ。損切りゃ良いんだよ。」

「チャートポイントを認識しつつ、
 待つべきところはしっかり待って、
 明確に上昇トレンドが認識されるときには勇気を持って買い。
 明確に下降トレンドが認識されるときには勇気を持って売り。
 そして、含み損となったときには切る。
 これがトレードですべきことの主要なんだよ。」

「そのためのチャート分析なのだ。
 あぁ、解っているさ。疑問が頭に渦巻いていることは…。
 これが心底解るようになるにはかなりの時間がかかるものさ。
 俺もそうだったから…。それはそれは長くかかったよ。」

「いいかい。行き詰ったら原点に戻るんだよ。
 忘れかけた肝心かなめの原点を再確認するんだよ。
 そうすれば道が見えてくるものさ。開けるものさ。
 トレーダーは原点に戻るたびに蘇ることができるんだよ。」

ふーん。

まぁ、直ぐに全ては納得できないけれど、

そういうものなのでしょうね…。



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私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
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より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


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