FX 「ありがとう」のお話


中国がクリスマスの25日(土)に0.25%の追加利上げをしましたね。

●先週12月20日(月)〜12月24日(金)の気になる出来事

<12月20日(月)>

19日にEU大統領が、
「ユーロ加盟国が是正勧告を無視した場合には、
GDPの0.5%を科料にする可能性がある。追加の制裁は必要ない。」
ことなどを示しました。
19日にスイスSNBの副総裁が、
「物価安定の確保のため金利を低く維持する必要。」
との認識を示しました。
中国上海株式市場が午前中に一時前週末比で3%程下落しました。
韓国軍が延坪島での射撃訓練を行いましたが無事に終了しました。
日経平均は前週末比−87.42円で取引を終えました。
英産業同盟CBIの要人が、
「英11月インフレは3.3%で政府目標3.0%を9ヶ月間上回っている。
BOEはインフレ抑制のため6ヶ月以内に金利引き上げ開始の可能性。」
などの見解を発表しました。
ポンドがしばらく堅調に推移しました。
独生産者物価指数(11月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
トリシェECB総裁が、
「ユーロは信頼できる通貨。金融危機はユーロの危機ではない。
各国政府は支出管理に責任を持って行動すべき。
危機は全ての先進諸国に影響するが深刻な危機はあと2年半続く。」
などの認識を示しました。
独の財務省が「2010年の独連邦債務は過去最高水準になる。」
と発表しました。
ファイナンシャル・タイムズ紙が、
「EUはアイルランド救済のために数日中に30億EURの債券発行を計画。
1月はEU諸国の政府の債券発行も重なり多量の債券発行が見込まれる。
欧州金融安定ファシリティーは初回に50億EUR、
次回に80億EURの債券発行を計画している。」
などを報道しました。
欧経常収支(10月)は−23億ユーロになりました。
英産業同盟CBIが、
「2011年第1四半期の英GDP成長率見通しを0.2%に下方修正する。
英BOEは来年春に金利を引き上げる見込み。」
などの観測を発表しました。
OECD経済協力開発機構が、
「スペインはさらなる再建措置のため税を引き上げる可能性。
スペインの成長率は今後数年にわたって弱い可能性。
スペインの銀行は危機にうまく持ちこたえている。
スペインのGDPは2010年に−0.2%、2011年に+0.9%の見通し。」
などの観測を発表しました。
セントルイス連銀総裁が、
「2011年の米GDP成長率は市場予想より強くなる可能性。
米国は依然として労働市場が低迷。欧州の危機は非常に深刻。
商品価格に量的緩和が及ぼす影響を懸念。
データで正当化されたならFRBはさらに緩和を行う意志がある。」
などの見解を示しました。
格付け会社のフィッチが「世界経済の回復は順調に進んでいる。」
との見解を発表しました。
加卸売売上高(10月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
シカゴ連銀全米活動指数(11月)は予想より弱い−0.46になりました。
フランスの5年国債のCDSが過去最大の107bpに拡大しました。
ユーロが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
欧消費者信頼感速報(12月)は市場予想より弱い−11.0になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「複数のアイルランドの銀行格付けをさらに引下げする可能性。
スペインの30の銀行の優先債格付けを引下げる可能性。」
などを発表しました。
カナダの財務相が「カナダの経済回復は他国よりも速い。」
との認識を示しました。
ギリシャの財務省が1〜11月の財政について、
「財政赤字は前年同期比で27.1%縮小。財政赤字は187億ユーロ。
歳入は4.8%増の454億ユーロ。」
などの発表を行いました。
NYダウは前週末比−13.78ドルで取引を終えました。

<12月21日(火)>

英GFK消費者信頼感調査(12月)は予想よりは強い−21になりました。
豪RBA議事録では、
「住宅金利の上昇や豪ドル水準を勘案して政策は緩やかに引締め的。
家計消費や借入れは抑制されていて貯蓄率は著しく上昇。
鉄鉱石や石炭価格の上昇は交易条件と名目GDPのアップサイドリスク。
雇用の成長は強い。賃金の上昇も加速する可能性。
住宅市場は沈静化して価格は落ち着いてきている。」
などが示されました。
中国の副首相が、
「中国はドーハラウンド協議の進展を望んでいる。
中国政府はマクロ経済の統制を強化している。
EU債務支援への具体的行動を取っている。」
などの主旨の発言をしました。
ユーロや豪ドルがしばらく堅調に推移しました。
日銀が政策金利を0〜0.10%に据え置くことを決定しました。
日全産業活動指数(10月)は市場予想とおりの−0.2%になりました。
日経平均は前日比+154.12円で取引を終えました。
英GFK消費者信頼感調査(1月)は市場予想より弱い5.4になりました。
格付け会社のムーディーズが、スペインの一部の州の格付けを
引き下げて見通しをネガティブにすると発表しました。
日銀総裁が記者会見で、
「日長期金利上昇は米経済の悲観論後退での米金利上昇に連れたもの。
日本の長期金利は欧米に比べて上昇幅は大きくはない。
REITの買い入れには呼び水効果が観察できる。
欧州での財政金融と実体経済の負の相乗作用が怖い。」
などの認識を示す発言をしました。
スイス貿易収支(11月)は193億スイスフランになりました。
シュタルクECB専務理事が、
「国債購入プログラムは一時的継続するが、
このプログラムは永続する手段ではない。
ECBの任務は政府をファイナンスすることではない。
ユーロ圏内の全ての国は自国の債務に責任を負うべき。
ECBは物価安定が脅威となった場合には金利を引き上げる。」
などの見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの格付けを引き下げ方向(1段階か2段階)で見直する。
銀行支援の影響を懸念。ポルトガルが支援要請をするかは不明。」
などの発表をしました。
ユーロが軟調になりました。
英公的部門借入額(11月)は市場予想より弱い228億ポンドになりました。
スペインの財務相が、
「ムーディーズは大げさだ。銀行の強さを認識すべき。
2011年に借り換え問題は発生せず。2011年1.3%成長見通しを堅持。」
などの発言をしました。
格付け会社のフィッチが仏の一部地方の格付けを引き下げました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの5地域と自治政府を格下げ方向で見直す。」
と発表しました。
加消費者物価指数(11月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
加小売売上高(10月)は市場予想より強い0.8%になりました。
米FRBが英・欧・加・日・スイスの中銀などと、
ドルスワップ協定を来年8月まで延長すると発表しました。
IMFが2009年9月に承認した金売却プログラムに基づいて、
IMFの金準備の8分の1に相当する403.30トンの金を売却したと
発表しました。
ユーログループ議長が、
「ユーロは危機に陥っていない。ダメージも受けていない。
ユーロの存続が脅かされているとの観測は事実無根。」
との主旨の発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの複数のカバードボンドの格付けを引下げる可能性。」
との発表をしました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャの発行体格付けをジャンク級へと引下げる可能性。」
との発表をしました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
スイスフランが堅調傾向で推移しました。
NYダウは前日比+55.03ドルで取引を終えました。

<12月22日(水)>

NZ第3四半期経常収支は予想よりは強い−17.7億NZDになりました。
日通関ベース貿易収支(11月)は予想より弱い1628億円になりました。
日銀金融経済月報では、
「ターム物金利は一部強含んでいるが総じて低水準。
生産はやや減少。企業の景況感は製造業中心に弱め。
1〜3月期の生産は実勢で増加に転じると予想。不確実性大きい。」
などが示されました。
中国の商務省が、
「2011年は貿易収支均衡ため積極的に輸入を拡大。
外貨準備の活用拡大を検討。
2011年には欧州債務危機によるリスクがあると予想。」
などの見解を発表しました。
日経平均は前日比−24.05円で取引を終えました。
中国政府が、
「不動産市場での海外投資家の投機を抑制していく。
不動産市場への資本流入監視を強化していく。」
などを発表しました。
独輸入物価指数(11月)は市場予想より強い1.2%になりました。
英第3四半期GDP確報は0.7%、英第3四半期経常収支は−96億ポンド、
とともに市場予想よりも弱い結果になりました。
英第3四半期総合事業投資確報は予想より強い3.1%になりました。
英BOE議事録では、
「センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
ポーゼン委員が資産買い入れ枠の500億ポンド拡大を主張。
金融政策の現状維持を7対1対1で決定。
中期的なインフレリスクが上向きに変化した可能性もある。
ユーロ圏の動向は下振れリスクを増大。」
などが示されました。
ポルドガルの地元紙が、
「中国は40〜50億ユーロのポルトガル債を購入する用意がある。」
との観測報道をしました。
ユーロが一時堅調に転じました。
中国人民銀行がこの報道へのコメントを拒否しました。
独商工会議所が、
「欧州の寒波は独第4四半期の経済成長率を0.5%押し下げる可能性。」
との観測を発表しました。
ユーロが再び軟調傾向になっていきました。
米第3四半期GDP確報は2.6%、米第3四半期個人消費確報は2.4%、
米第3四半期GDP価格指数は2.1%、米第3四半期コアPCEは0.5%と、
いづれも市場予想より弱い結果になりました。
米ドルが対豪ドルなどで売られました。
米中古住宅販売件数(11月)は予想より弱い468万件になりましたが、
2010年6月以来の高水準になりました。
IMF国際通貨基金が、
「加の2010年GDPは3.0%、2011年は2.3%と予想。
加経済のリスクは消費者債務と米国による需要の減退。
加経済が減速すれば景気刺激策が必要になる可能性。
加政府には景気刺激策を実施する余地が充分にある。」
などの見解を発表しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「2011年の米経済成長は3.0〜3.5%と予想。
持続的な回復に対する信頼感が高まった。
デフレの脅威は懸念していない。
2011年のインフレ率は1.5〜2.0%を予想。
徐々に緩和策を引き上げていくことが課題。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比+26.33ドルで取引を終えました。

<12月23日(木)>

NZ第3四半期GDPは市場予想より弱い−0.2%になりました。
予想外のマイナス成長に一時NZドルが軟調になりました。
ギリシャ議会が2011年度予算を承認しました。
東京市場は祝日の休場で全般的に動意の弱い相場になりました。
円や豪ドルが堅調傾向で推移しました。
フィッシャー英BOE委員が、
「2011年の1四半期がマイナス成長になることもあり得なくはない。」
との見解を示す発言をしました。
中国外務省が、
「中国はユーロ圏経済の健全性の回復を助ける。
ユーロ圏は中国の外貨投資の重要な地域の1つである。」
との認識を発表しました。
独財務相が、
「欧州経済政府という構想は正しいプロジェクトではない。
ユーロの持続可能な保護が必要。
救済メカニズムには独立性と透明性が必要。」
などの認識を示しました。
格付け会社のフィッチが、
「ハンガリーの格付けを引き下げて見通しをネガティブとする。
ハンガリーの財政計画は間違った方向に行っている。
2013年でGDP成長率5%のハンガリー政府の想定は楽観的過ぎる。
信頼できる中期的な財政措置を実行しないと格下げを招く可能性。」
などの発表しました。
加GDP(10月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
米耐久財受注(11月)は−1.3%、米個人支出(11月)は0.4%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米個人所得(11月)は市場予想より強い0.3%になりました。
米PCEコア・デフレータ(11月)は0.1%、
米新規実業保険申請件数は42.0万件と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガルの25の資産担保証券の格付け引下げの可能性がある。」
と発表しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)は、
市場予想とおりの74.5になりました。
米新築住宅販売件数(11月)は予想より弱い29.0万件になりました。
アイルランド政府が、
「アライド・アイリッシュ銀に37億ユーロ注入して実質国有化する。」
と発表しました。
格付け会社のフィッチが、
「ポルトガルの長期格付けを引下げて見通しをネガティブにする。
ポルトガルの2011年の財政目標は難問で来年に景気後退に陥る可能性。
ポルトガルがEU・IMFの支援を要請するとは認識していない。
ポルトガルは2012年に持続的な成長に回帰する可能性。」
などの発表をしました。
ポルトガルの財務省が
「フィッチのポルトガル格下げは理解に苦しむ。
ポルトガルの銀行はは堅固で快活。」
との声明を出しました。
格付け会社のS&Pがフランスの格付けをAAAに据え置いて、
見通しを安定的としました。
NY原油(WTI)は2年2ヶ月ぶりの高値になる91ドル台半ばで
取引を終えました。
NYダウは前日比+14.00ドルの11573.49ドルで週の取引を終えました。

<12月24日(金)>

アイルランドの財務相が、
「アイルランドの選択肢に銀行上位債務の不履行などは全くない。
ばかげた議論はやめる必要がある。」
などの認識を示しました。
日2011年度予算案で5兆円程度に為替介入枠を拡大する案が
盛り込まれるとの報道がありました。
中国商務省が、
「欧州債務問題は来年の1月〜2月に深刻化する恐れがある。
問題を抱えた欧州諸国による国債発行では解決策にならない可能性。」
との見解を発表しました。
日経平均は前々日比−67.29円の10279.19円で週の取引を終えました。
中国商務省が、
「2010年の中国対外投資は500億ドルに達する可能性がある。」
ことを発表しました。
全般動意薄ながらポンドやスイスにポジション調整がみられました。
中国人民銀行が、
「資産バブルを防止。金融政策を穏健とする必要。
政策手段として対象を限定した預金準備率を活用する。
中国は国内外で過剰流動性に直面している。」
などの方針と認識を示しました。
日2011年度の予算案では、
「新規国債発行額は国際公約にもなる44兆2980億円を順守。
一般会計総額は過去最大の92兆4116億円とする。」
などになりました。
スイスSNBが、
「ユーロ圏の緊張がスイスフラン高を招いている。
緊張悪化はスイスの経済成長に影響を及ぼす可能性。
必要ならばデフレに対抗する措置をとる用意がある。」
などの見解を示しました。
NY時間はクリスマスの振り替え休日で米国の株式市場・
債券市場・商品市場がお休みで動意薄の相場が続きました。

●今週の主な予定

<12月27日(月)の主な予定>

※NZ、豪、英、加などの市場がクリスマスの振り替えでお休みです。

朝8時50分に日銀政策会合議事録、日企業向サービス価格(11月)、
午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(12月)、
午後2時に日住宅着工戸数(11月)、日建設工事受注(11月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(12月)、
などの経済指標が発表されます。

<12月28日(火)の主な予定>

※NZ、豪、英、加などの市場がボクシングデー振り替えでお休みです。

朝8時半に日失業率(11月)、日全国消費者物価指数(11月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(11月)、日小売業販売額(11月)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(10月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(12月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(12月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<12月29日(水)の主な予定>

午後6時に欧マネーサプライM3(11月 前年比)、
午後7時15分にスイスKOF先行指数(12月)、
が発表されます。

また、発表時間が未定(通常はNY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(12月)が発表予定です。

<12月30日(木)の主な予定>

夜10時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(11月 成約)、
などが発表されます。
米の指標には注目です。

<12月31日(金)の主な予定>

※東京市場は大晦日でお休みです。
※米債券市場は短縮取引になります。

主要通貨では特に経済指標の発表が予定されていません。

さて、先週もいろいろなことがありました。

20日に、英産業同盟CBIが「2011年第1四半期の英GDP成長率見通しを
0.2%に下方修正する。英BOEは来年春に金利を引き上げる見込み。」
などの観測を発表しました。
また、格付け会社のムーディーズが「複数のアイルランドの銀行の
格付けをさらに引下げする可能性。スペインの30の銀行の優先債
格付けを引下げる可能性。」などを発表しました。

21日に、中国の副首相が「中国はドーハラウンド協議の進展を望んで
いる。EU債務支援への具体的行動を取っている。」などの主旨の発言
をしました。
一方、格付け会社のムーディーズが「ポルトガルの格付けを引き下げ
方向(1段階か2段階)で見直する。スペインの複数のカバードボンドの
格付けを引下げる可能性。」などの発表をしました。
また、格付け会社のフィッチが「ギリシャの発行体格付けをジャンク級
へと引下げる可能性。」との発表をしました。

22日に、中国の商務省が「2011年には欧州債務危機によるリスクがある
と予想。」などの見解を発表しました。
また、ポルドガルの地元紙が「中国は40〜50億ユーロのポルトガル債を
購入する用意がある。」との観測報道をしました。
そして、中国人民銀行がこの報道へのコメントを拒否しました。
また、独商工会議所が「欧州の寒波は独第4四半期の経済成長率を
0.5%押し下げる可能性。」との観測を発表しました。

23日に、ギリシャ議会が2011年度予算を承認しました。
また、格付け会社のフィッチが「ハンガリーの格付けを引き下げて
見通しをネガティブとする。ポルトガルの長期格付けを引下げて
見通しをネガティブにする。」などの発表をしました。
そして、格付け会社のムーディーズが「ポルトガルの25の資産担保証券
の格付け引下げの可能性がある。」と発表しました。

24日に、中国商務省が「欧州債務問題は来年の1月〜2月に深刻化する
恐れがある。」との見解を発表しました。
また中国人民銀行が「資産バブルを防止。金融政策を穏健とする必要。
政策手段として対象を限定した預金準備率を活用する。中国は国内外で
過剰流動性に直面している。」などの方針と認識を示しました。

先週は、クリスマスの週で市場が薄い状況でしたが、円高傾向と
原油などのコモディティ市場の堅調を背景に豪ドル高、そして、
格付け会社による格下げ発表のラッシュで、ユーロがリズミカルな
上下動をしながらも軟調傾向になりました。

そして、24日に中国の短期金利が急上昇していましたが、クリスマスの
25日(土)に、中国が10月20日以来、2ヶ月ぶりに金利を0.25%引き上げ
ると発表して、期間一年の基準金利が貸出しで5.81%、預金で2.75%
になりました。中国消費者物価指数の高騰と資産バブル抑制目的を
背景としていますが、市場では来年の末までにさらに3〜4回の追加
利上げを行うとの観測があるようです。

また、21日にFRBが英・欧・加・日・スイスの中銀とドルスワップ協定
を来年8月まで延長すると発表して、金融有事に備えてのドル供給体勢
を継続することが発表され、金融危機への警戒を解いていないことが
示されました。

先週の格付け会社による格下げ発表のラッシュでユーロは軟調には
なったものの、クリスマス休暇を控えてのポジション調整もあったか、
下げ渋りの兆しも観られていたようですが、さらなるユーロの下落には
まだ警戒は解けないのかもしれません。

20日に格付け会社のフィッチが「世界経済の回復は順調に進んでいる」
との見解を発表していますが、米株式市場では景気回復期待と緩和策
による過剰流動性資金で2011年は最大15%上昇すると観測があり、
また英国株も月間で8%強上昇して2年半ぶりの高値をつけ、
また、コモディティ市場も強く、株式と商品ともに先高感は根強い
ようです。

さて、2010年の最終盤となる今週ですが、アナリスト予想では円高の
可能性が高いとの見方が優勢のようですが、週初には米国債入札も
相次ぎ、米長期金利の動向にも影響を受ける可能性もありそうです。

また、中国の利上げで資源国通貨にもいったん調整が入りそうですが、
商品市況の先高感からまた買戻しが入る可能性もありそうです。

円高、ドル高が継続する可能性がありそうですが、市場が薄くなって
いますので、トレードする場合にはチョッピーで急激な動きにも
注意したいものです。膠着感が強いとともに、ときに急激に動く
静と動の著しい相場展開になる可能性がありそうです。


さて今日は、「ありがとう」のお話です。

今年も残すところあと僅かになりましたね。

2010年も振り返りますといろいろありましたが、
文字とおり「あっという間」に過ぎた感じがします。

寅年の今年の京都清水寺での恒例の「今年の漢字」は、
猛暑の年でもあったので、「暑」という字が選ばれました。

また、新語・流行語大賞のほうでは、

池上彰さんの定型句「いい質問ですねぇ。」や、
ねづっちの「ととのいました」や、
ツイッターでの定型句「〜なう」などの候補のひしめく中、

NHKの連ドラの水木しげるさんの半生を描く「ゲゲゲの女房」の
「ゲゲゲの」が大賞に輝きました。

そして、この「ゲゲゲの女房」の主題歌が、
いきものががりの「ありがとう」という歌でした。

作詞作曲は水野良樹さんで

"ありがとう"って伝えたくて あなたを見つめるけど ♪
繋がれた右手は 誰よりも優しく ほら この声を受け止めている ♪

という、よくある言葉の「ありがとう」が
新鮮で心地よい響きで歌われていました。

ところで、この「ありがとう。」という言葉は不思議な言葉で、

商業的には日常、感謝を意味して
最も多く使われる言葉のひとつですが、

身近な人へ「心をこめて」この言葉を言うのは照れくさくもあり、
案外と言いづらい言葉でもあります。

ある意味、軽々しく使うことはあっても、

「ありがとう。」と「ごめんなさい。」の2つの言葉は、

なかなか「心を込めて」は言いづらい言葉でもあるようです。

心では少しは思っていても、(笑)
「ありがとう。」と身近な人に言うのは妙に照れくさいものですし、

「あっ、間違えた。」と思っていても、
理屈をあれこれこねる言葉は口から出てくるものですが、(苦笑)
身近な人に素直に「ごめんなさい。」とは言いづらいものですし、

感謝と、過ちを認める言葉は、なかなか言えそうでいて、
「言えねぇ。言えねぇ。もう言えねぇ。」の言葉のようですね。

ただ、これらの言葉は魔法の言葉で、
人間関係をとても円滑にするといわれているようです。

さて、

トレードでも解っていながら実行しづらいことがあります。

そのひとつは、自ら過ちを認める「損切り」ですが、
できない人は口座を飛ばすくらい大きく負けるまで
身につかないこともあります。

人によってはそのくらい難しいものです。

また、相場を愛し感謝するということもなかなか難しいものです。

「へっ、相場を愛するだぁ。そんなの関係ないや。」
とも思うものですが、

どの分野に限らず、その道で成功するには、
意識するとしないにかかわらず、その道が好きで好きでたまらない、
という人が多いように思います。

日本将棋連盟の会長を勤める米長邦雄さんが
かつてこんなユニークな語録を残しています。

「幸せの女神はね。努力する人に訪れると思っているでしょ。
 でも、そうじゃないんです。
 努力とは嫌なことを一生懸命すること。
 女神はね。好きなことに夢中になっている人に惚れるんです。」

まぁ、うまいことをいうものですが、(笑)

そういえば、大リーガーのイチロー選手も、
事実かどうかはわかりませんが、話に聞くところによりますと、

用事のない限りシーズンオフでの休暇はたったの3日で、
ランニングやストレッチや素振りなどの基礎練習を
シーズンオフの早々から始めるのだそうです。

きっと、大リーガーになった今でも野球が好きで好きで、
そして、基礎トレーニングの大切さを熟知しているのでしょうね。

また、よく聞く話では、ピアニストやバレリーナも

「1日練習を休めば自分でわかる。
 2日練習を休めば仲間にわかる。
 3日練習を休めば観客がわかる。」

などといわれているようで、基礎練習は怠れないもののようです。

そして、私の好きな将棋の世界でも、
かつて1971年にアマ名人になったことのある
北海道立工業試験場に務めるТさんが
体調を崩されて入院されたときに、

見舞いに行った棋友からこんな話を聞いたことがありました。

「琴似の病院にТさんの見舞いに行ったらさぁ。
 いやぁ、驚いたよ。」

「えっ、何かあったの?」

「まぁ、病状は順調に回復に向かっていたんだけど。
 Тさんといえばさぁ、沖元二さんとか強豪を下してさぁ、
 全国アマ名人になった人じゃない。
 それがさぁ、ベッドで読んでる棋書がさぁ、
 なんと五手詰めの初心者向けの詰め将棋の本なんだよ。」

「ふーん。」

「伊藤宗看の将棋無双かなんかに挑戦しているなら、
 このレベルの人ならそうなのかなぁ、とも思うけど、
 初心者向けの五手詰めの棋書を見ているとはねぇ。」

「……。」

「でもさぁ、俺、思ったんだけどさぁ。
 なんとなくТさんの強さの秘密を見たような感じがしたよ。」

もしかしますと…、

基礎を怠らずトレーニングすることこそが
奇跡を生むのかもしれませんね。

あれまぁ、また話が長くなりました。 m(_ _)m

良いお年をお迎えくださいませ。

そして、心を込めてこの言葉をいわせてください。 f(^_^)

「ありがとうございます!」

来年は卯年です。トレードでも躍進したいものですね。(笑)

それでは、また来年。。。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

「マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されることになりました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。

※12月29日(水)の0時から値上げとなります。


この記事へのコメント
こんばんわ。
今年の締めの記事楽しく拝見させて戴きました。毎週面白深いお話をありがとうございます。
私は兎とは正反対の亀の様な進歩ですが、一歩一歩確実に前へ進んでいけたら…と思っています(笑)
本格的な寒い時期に入りましたが、お体に気を付けて良い年をお迎えください。
Posted by tori at 2010年12月26日 22:51
今年は大変お世話になりました。
また来年もよろしくお願いします (^-^)/
では、良いお年を
Posted by KENJI at 2010年12月27日 22:39
toriさん、KENJIさん、いつもご訪問ありがとうございます。
2011年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m
Posted by 管理人 at 2011年01月02日 21:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
FX情報をもっと見る
過去ログ
2019年09月(3)
2019年08月(3)
2019年07月(4)
2019年06月(5)
2019年05月(4)
2019年04月(3)
2019年03月(5)
2019年02月(4)
2019年01月(4)
2018年12月(4)
2018年11月(4)
2018年10月(4)
2018年09月(5)
2018年08月(3)
2018年07月(5)
2018年06月(4)
2018年05月(4)
2018年04月(4)
2018年03月(4)
2018年02月(4)
2018年01月(4)
2017年12月(4)
2017年11月(4)
2017年10月(5)
2017年09月(4)
2017年08月(3)
2017年07月(5)
2017年06月(4)
2017年05月(4)
2017年04月(4)
2017年03月(4)
2017年02月(4)
2017年01月(4)
2016年12月(4)
2016年11月(4)
2016年10月(5)
2016年09月(4)
2016年08月(2)
2016年07月(5)
2016年06月(4)
2016年05月(4)
2016年04月(4)
2016年03月(4)
2016年02月(4)
2016年01月(5)
2015年12月(3)
2015年11月(4)
2015年10月(4)
2015年09月(3)
2015年08月(4)
2015年07月(4)
2015年06月(4)
2015年05月(4)
2015年04月(4)
2015年03月(4)
2015年02月(4)
2015年01月(3)
2014年12月(3)
2014年11月(4)
2014年10月(4)
2014年09月(4)
2014年08月(4)
2014年07月(4)
2014年06月(4)
2014年05月(3)
2014年04月(4)
2014年03月(4)
2014年02月(4)
2014年01月(4)
2013年12月(3)
2013年11月(4)
2013年10月(4)
2013年09月(5)
2013年08月(3)
2013年07月(4)
2013年06月(4)
2013年05月(4)
2013年04月(4)
2013年03月(5)
2013年02月(4)
2013年01月(4)
2012年12月(4)
2012年11月(3)
2012年10月(4)
2012年09月(5)
2012年08月(3)
2012年07月(5)
2012年06月(3)
2012年05月(4)
2012年04月(5)
2012年03月(4)
2012年02月(4)
2012年01月(4)
2011年12月(4)
2011年11月(4)
2011年10月(5)
2011年09月(4)
2011年08月(3)
2011年07月(5)
2011年06月(4)