FX 認識の視座のお話


北海道の街は白い雪化粧になりました。^^
今年も早くもクリスマスを迎える時節になりましたね。

●先週12月13日(月)〜12月17日(金)の気になる出来事

<12月13日(月)>

週末に発表された中国消費者物価指数(11月)は、
前年比で市場予想より強い+5.1%になりました。
英ライトムーブ住宅価格(12月)は−3.0%になりました。
米10年債利回りが3.340%を上回り半年ぶりの高水準になりました。
ドルが徐々に買われる相場展開になりました。
日経平均は前週末比+81.94円で取引を終えました。
中国上海株式市場が前週末比+2.9%の大幅高になりました。
ルクセンブルクの外相が、
「ユーロは危機的状況。共同で対処する必要。
ユーロ圏共通債券について再び話すことがないことを希望。
ユーロ圏が悪い方向へ進んだなら独に更にコストがかかる可能性。」
などの認識を示しました。
スイス生産者輸入価格(11月)は予想より弱い−0.2%になりました。
OECD経済協力開発機構が、
「中期的インフレの上方リスクが顕在化したならば、
ECBの金融刺激策は解除されるべき。
ECBの非標準的措置は段階的に縮小されるべき。
短期的に成長に影響があってもユーロ圏は財政再建が必要。」
などの見解を発表しました。
英生産者仕入価格(11月)は市場予想より強い0.9%になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの銀行の見通しは依然としてネガティブ。」
との見解を発表しました。
中国の外為当局が、
「海外資本フローの監視を強化。投機マネー流入に積極的に対抗。」
などの指針を発表しました。
独政府のスポークスマンが、
「欧州金融安定化ファシリティー拡大が検討されてはいないと認識。
ユーロ圏共通債券に独が年間170億ユーロ負担するとの報道を否定。」
などドイツ政府の見解を発表しました。
独連銀が、
「独GDP成長率は2010年に3.6%、2011年に2%の見通し。
独の失業者数は2012年までに300万人を下回る可能性。
独インフレ率は2010年に平均1.1%、2011年に平均1.7%の見通し。
2010年第4四半期の成長は拡大。2011年第1四半期は減速の可能性。」
などの見解を発表しました。
英BOEの副総裁が、
「インフレは短期的に上昇が持続する可能性。
急激な引き締めは景気回復を妨げる可能性。
英国の景気回復は第4四半期でも継続する見込み。
BOEが更に量的緩和を行うことは可能。
見通しには両サイドのリスク。
ある時点では刺激策の解除が適切になる。」
などの認識を示しました。
加第3四半期設備稼働率は市場予想より強い78.1%になりました。
スペイン中銀総裁が、
「金融危機がスペインに与えた影響は他国に比べると大きくはない。
スペイン経済は他の域内国よりも早く成長に復帰する可能性。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「米の税制は米AAA格付けに2年間、ネガティブの可能性を高める。」
との見解を発表しました。
米ドルが売られる相場展開になりました。
加BOC総裁が、
「為替政策が主要国のディスインフレを引き起こしている。
カナダの債務の脆弱性は急速に高まっている。
BOCは刺激策の解除を慎重に決めなければならない。
主要先進国の低金利政策は長期間続く可能性。
執拗な通貨高は生産性を弱め貿易の足枷となる可能性。」
などの認識を示しました。
独の財務相が「ユーロの防衛はドイツの国益。」
との見解を示しました。
カナダの首相が、
「加の政策金利はこれより下がることはない可能性。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「英経済の不透明により英の銀行システムの見通しはネガティブ。」
との見解を発表しました。
NYダウは前週末比+18.24ドルで取引を終えました。

<12月14日(火)>

NZ小売売上高(10月)は市場予想より弱い−2.5%になりました。
NZ政府が、
「2010〜2011年のNZ政府の借入は10億NZドル増加の135億NZドル、
2010〜2011年の純負債はGDPの20.8%、
2014〜2015年のピーク時にはGDPの28.5%になると予想。」
との見通しを発表しました。
NZドルが軟調になりました。
英RICS住宅価格(11月)は市場予想よりは強い−44.0になりました。
NZの財務相が、
「経済と財政の見通しは予算での見通しより弱くなる可能性。
NZ政府の財政赤字は2010〜2011年にピークになる可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
豪NAB企業景況感(11月)は4、同じく信頼感(11月)は6になりました。
豪第3四半期新規住宅は市場予想より弱い−13.2%になりました。
日鉱工業生産確報(10月)は−2.0%になりました。
日経平均は前日比+22.88円で取引を終えました。
スイス政府が、
「2011年のスイスGDP成長率見通しを1.5%へ引き上げ。
2012年のスイスGDP成長率の見通しは1.9%。」
などを発表しました。
スペイン中銀が、
「11月のスペインの銀行のECBからの借り入れ額は、
10月より減少して645億ユーロ。」
になったことを発表しました。
中国国家発展改革委員会が、
「2011年の中国消費者物価指数の目標を4%前後に設定。
2011年の中国GDPの目標を8%前後に設定。」
することを発表しました。
英消費者物価指数(11月)は0.4%、英小売物価指数(11月)は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英DCLG住宅価格(10月)は前年比で市場予想より弱い5.5%になりました。
独IFO経済研究所が、
「ECBは2011年末頃に0.25%の利上げの可能性。
2010年の独GDPは+3.7%、2011年の独GDPは+2.4%と予想。
ECBの政策は2011年も引き続き拡張的になる可能性。」
などの予測を発表しました。
独ZEW景況感調査(12月)は市場予想より強い4.3%になりました。
欧鉱工業生産(10月)は市場予想より弱い結果になりました。
欧ZEW景況感調査(12月)は市場予想よりかなり強い15.5になりました。
ユーロがしばらく堅調に推移しました。
欧州連合リポートでは、
「ユーロ圏の景気回復は定着しつつあるが更なる財政再建が必要。」
などが報告されました。
格付け会社のS&Pが
「ベルギーの格付け見通しをネガティブに引き下げる。
ベルギーが政権を発足できい場合は6ヶ月以内に格下げの可能性。」
などを発表しました。
トリシェECB総裁が、
「ECBは欧州安定ファシリティーの柔軟性と最大限の規模を求める。
ECBはユーロ圏共同債券を必ずしも適切とは認識していない。
金利と流動性措置はそれぞれ独立したツールである。
一部の国の財政赤字を懸念。資金供給中毒の銀行の問題を分析。」
などの主旨の発言をしました。
独政府が、
「独は永続的に強いユーロを求める。
独はユーロのためにできる限りのことを行う。
ECBの資本金積み増し要請は前向なものと認識。
現在の救済メカニズムの拡大の議論は必要がないと認識。
欧州金融安定ファシリティーの変更は必要ないと認識。」
などの見解を発表しました。
イタリア議会が内閣不信任案を否決しました。
英センタンスBOE委員が、
「金利を上げる必要がある。利上げはBOEの信頼性を強化させる。」
などの見解を示しました。
米小売売上高(11月)は0.8%、米生産者物価(11月)は0.8%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加景気先行指標指数(11月)は市場予想より弱い0.3%、
加第3四半期労働生産性は市場予想より強い0.1%になりました。
米企業在庫(10月)は市場予想より弱い0.7%になりました。
しだいにドルが買われる相場展開になりました。
FOMCは政策金利を0%-0.25%の範囲に据え置くことを決定しました。
FOMC声明では、
「2011年6月期限の総額6000億ドルの米国債買入れに変更はない。
国債買入れペースと全体の規模は定期的に見直す。
異例の低金利が正当化される可能性。インフ率は低下の傾向。
住宅市場は引き続き抑制。失業率は上昇。
今回の決定ではカンザスシティ連銀総裁が反対。」
などが示されました。
NYダウは前日比+47.98ドルで取引を終えました。

<12月15日(水)>

日第三次産業活動指数(10月)は0.5%、
日銀短観の第4四半期大企業製造業業況判断は5、
第4四半期大企業非製造業業況判断は1、
第4四半期大企業非製造業先行判断は−1、
第4四半期大企業全産業設備投資は2.9%と、
それぞれ市場予想より強い結果になりました。
第4四半期大企業製造業先行判断は予想より弱い−2になりました。
市場反応は限定的でした。
米10年債利回りが3.5%超になり7ヶ月ぶりの高水準になりました。
中国商務省が、
「11月の対中国直接投資は前年同月比で+38.2%の97億ドル。
2010年の対中国直接投資は1000億ドルに達する見込み。」
などを発表しました。
日経平均は前日比−6.99円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの格付けを引き下げの方向で見直す。
スペインには資金調達の脆弱性がある。
公的債務比率が上昇する可能性。支払い能力は危機的ではない。
スペインは欧州金融安定ファシリティーに支援を要請しない可能性。
EUへの支援要請することはシナリオにないが排除しない。
スペインは2011年に約1700億ユーロの調達が必要になる可能性。
スペインは他のストレス下の域内国よりは信用力がある。」
などの発表しました。
ユーロが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
英失業保険申請件数推移(11月)は予想より弱い−0.12%、
英失業率(11月)は市場予想とおりの4.5%になりました。
独の首相が、
「独は欧州とユーロから特別な恩恵を受けている。
ユーロは長期的な平均よりも高い水準。
恒久的な危機メカニズムはユーロ圏を強くする。
危機メカニズムのために限定的な条約改正が必要。
危機メカニズムでは投資家は特定のケースで関与することになる。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者物価指数(11月)は市場予想より弱い0.1%、
NY連銀製造業景気指数(12月)は市場予想より強い10.57になりました。
ただ、構成項目の雇用や新規受注は弱い内容となりました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
米ネットTICフロー(10月)は市場予想より弱い75億ドル、
ネット長期TICフロー(10月 対米証券投資)は276億ドルになりました。
米鉱工業生産(11月)は0.4%、米設備稼働率(11月)は75.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「英国の地方自治体は予算削減とガバナンスの変更のリスクに直面。」
との認識を示す発表をしました。
アイルランド議会がEU・IMFによる支援策を可決しました。
米NAHB住宅市場指数(12月)は市場予想とおりの16になりました。
米上院が減税延長法案を可決しました。
NYダウは前日比−19.07ドルで取引を終えました。

<12月16日(木)>

豪インフレ期待(12月)は前回値より弱い2.8%になりました。
豪第4四半期報告書で「数年間、豪公共料金の大幅上昇の可能性。」
が示されました。
NBNZ企業信頼感(12月)は29.5になりました。
日経平均は前日比+1.51円で取引を終えました。
日11年度税制改正大綱では、
「法人税率の5%減税。証券優遇税制の2年延長。
環境税の11年10月から3年半かけて段階的導入。」
などが示されました。
ユーログループ議長が、
「金融市場はユーロ圏のファンダメンタルズを見失っている。
EU首脳会議ではユーロ圏の安定への決意を示すことが重要。
ユーロ圏共同債券は流動性のある市場をつくり、
独を含むユーロ圏の債務負担を軽減させる。
ユーロ圏には国家財政を再建する以外の選択肢は存在しない。」
などの見解を示しました。
中国とインドが、
「中印は2015年までに1000億ドルの貿易を目指す。
中印は中国への輸出拡大を振興することで合意。」
などの共同声明を発表しました。
格付け会社のS&Pが中国の長期ソブリン格付けと
香港の格付けを引き上げて、ともに見通しを安定的としました。
スイス第3四半期鉱工業生産は予想より強い1.8%になりました。
格付け会社のS&Pが、
「独経済は上昇を継続する見通し。
独の2011年の実質GDPは2.4%の見通し。
独の経済拡大は広範でバランスされたものになる見通し。」
などの見解を発表しました。
独製造業PMI速報(12月)は市場予想より強い60.9、
独サービス業PMI速報(12月)は市場予想より弱い58.3になりました。
スイスSNBが政策金利を0.25%で据え置きました。
スイスSNB声明では、
「2011年のスイスGDPは1.5%前後の見込み。
2011年のインフレは0.4%の見込み。
金融市場の緊張を背景にスイスフランは再び上昇している。
デフレの脅威が顕在化した場合は物価安定に必要な措置をとる。」
などが示されました。
欧製造業PMI速報(12月)は市場予想より強い56.8、
欧サービス業PMI速報(12月)は市場予想より弱い53.7になりました。
ポーゼンBOE金融政策委員が、
「金融政策はインフレに過剰反応すべきではない。
英国の家計支出は財政再建に応じて減少する可能性。
単位労働コストの減少がインフレを押し下げている。
英経済には埋めるべき大きな需給ギャップがある。
消費者物価指数は2年後に2%の目標を大幅に下回る可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
独経済省が「独第4四半期は著しい成長を予想する。」
と発表しました。
英小売売上高(11月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
英BOEが「11月のインフレ期待は2008年8月以来で最高の+3.9%。」
になったことを発表しました。
ポンドがしばらく堅調に推移しました。
中国人民銀行総裁が「利上げの要求にジレンマを感じる。」
との認識を示しました。
欧消費者物価指数(11月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
スイスSNB総裁が、
「弱い輸出は著しい(経済)減速を示すものである。
減速の理由の中にスイスフラン高がある。
スイスフランは2010年初めから急激に上昇。
2011〜2012年のスイスのインフレは引き続き低い可能性。
景気回復が持続可能かどうかは依然として不透明。
インフレ見通しは重要な指標。SNBの責務は物価の安定の確保。」
などの認識を示しました。
ユーログループ議長が、
「スペインとポルトガルは市場沈静化へ構造改革を明確にすべき。」
との認識を示しました。
米住宅着工件数(11月)は市場予想より強い55.5万件、
米建設許可件数(11月)は市場予想より弱い53.0万件になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い42.0万件、
米第3四半期経常収支は予想より弱い−1272億ドルになりました。
加国際証券取扱高(10月)は予想より弱い95.1億加ドルになりました。
ECBが資本を50億ユーロ拡大して107.6億ユーロとしました。
フィラデルフィア連銀指数(12月)は予想より強い24.3になりましたが、
構成項目の雇用指数に悪化が見られました。
欧州システミックリスク理事会(ESRB)で、
議長にECB総裁、副議長に英BOE総裁が就任することが決定しました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインのバルセロナを格下げする可能性がある。
ギリシャのソブリン債格付けを引き下げる可能性がある。」
ことなどを発表しました。
IMF国際通貨基金が、
「アイルランドへの225億ユーロの支援を承認。
58億ユーロは直ぐにでも利用可能。」
になったことを発表しました。
NYダウは前日比+41.78ドルで取引を終えました。

<12月17日(金)>

トリシェECB総裁が、
「ECBの増資は正当化される。ECBは非常に堅固で強い機関である。」
との認識を示しました。
中国人民銀行総裁が、
「預金準備率と金利を同時引き上げることはない。」
と明言しました。
ファンロンパイEU大統領が、
「将来的な欧州安定機構は現行のメカニズムをベースに構築。
欧州安定機構にはIMFも含まれる見通し。
EU首脳は銀行部門の新たなストレステストを行うことを合意。
EU首脳はユーロ圏安定化へ必要な措置を取ること準備している。」
などの報告をしました。
英ネーションワイド消費者信頼感(11月)は
市場予想より弱い45になりました。
英BOE金融安定報告では、
「英国の金融システムはさらに回復力を有するものになる可能性。
先進国の低い国債利回りは新興国などのバブルを引き起こす可能性。
銀行は賃金や配当の引き下げによって資本の引き上げを行うべき。」
などが示されました。
米下院民主党がブッシュ減税延長法案の採決を先送りしました。
中国人民銀行総裁が、
「今後5年で政策金利での市場に基づく目だった進展がある可能性。」
との主旨の発言をしました。
中国の銀行業監督管理委員長が、
「中国は構造的なインフレ見通しに直面しているが、
中国はインフレを妥当な水準に維持できる見通し。
投機マネーの流入は中国の安定成長の維持の妨げになる。」
などの見解を示しました。
ドルがしばらく軟調傾向で推移しました。
米下院が(ブッシュ)減税延長法案を可決しました。
日経平均は前日比−7.46円の10303.83円で週の取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「アイルランドの格付を5段階引き下げ見通しをネガティブにする。
アイルランドの債務比率は2013年には120%へと増加する可能性。」
などを発表しました。
独連銀総裁が、
「ユーロ圏共同債券は国家の財政責任を損なう恐れがある。
債務が早急に削減されなければ金利リスクが高まる可能性。
ユーロ圏共同債券は市場の信頼を高めない可能性。
独の潜在成長率は2012年までに1%に回復も危機前の水準を下回る。」
などの見解を示す発言をしました。
独の首相が、
「昨日、欧州首脳は安定した強いユーロの重要性で合意した。
段階を追って共通の経済政策へ近づけることが重要。」
などの認識を示しました。
独IFO景気動向(12月)は109.9、同現況評価値は112.9と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ユーロが上下動しながらもしばらく上昇しました。
EU首脳会議の共同声明の草案に
「加盟国は新発行債券の満期を中期的に長期化することで合意した。」
との文言が盛り込まれることになりました。
欧建設支出(10月)は0.0%に、
欧貿易収支(10月)は36億ユーロになりました。
仏大統領が、
「ユーロ圏には経済政策のガバナンスが必要。
ユーロ圏には競争力の格差に取り組む課題がある。
決してユーロは破綻しない。欧州ではデフレの恐れはない。」
などの認識を示しました。
独の首相が、
「EUは更に共通の経済政策に向かって進む。
恒久的なメカニズムは説得力のある規模にする必要。」
などの見解を示しました。
NY時間になるあたりからユーロやポンドが下落しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャの6の銀行を格下げする可能性がある。」
との発表をしました。
米景気先行指標総合指数(11月)は予想とおりの1.1%になりました。
IMF国際通貨基金が、
「アイルランド危機は重大な伝染のリスクがある。
影響を受けやすいのはギリシャ、ポルトガル、スペインの可能性。
アイルランドのシステミックリスクは拡大。
独、米、仏、英、などの銀行にアイルランドへの被リスク融資がある。
アイルランドの回復ペースには重大なダウンサイドリスクがある。」
などの見解を発表しました。
英ロイズ・バンキング・グループが、
「アイルランド問題でアイルランド関連資産が10%毀損する可能性。」
との発表をしました。
ユーロやポンドが急落しました。
オバマ米大統領が8580億ドル規模の減税の延長法案に署名しました。
NY原油(WTI)は88ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−7.34ドルの11491.91ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<12月20日(月)の主な予定>

午後2時に日景気一致CI指数確報(10月)、日景気先行CI指数(10月)、
午後4時に独生産者物価指数(11月)、
午後6時に欧経常収支(10月)、
夜10時半に米シカゴ連銀全米活動指数(11月)、
同夜10時半に加卸売売上高(10月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(12月)
などの経済指標が発表されます。

<12月21日(火)の主な予定>

朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(10月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(12月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
正午過ぎに日銀政策金利、日銀声明、
午後1時半に日全産業活動指数(10月)、
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(1月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(11月)、輸出(11月)、輸入(11月)、
午後6時半に英公共部門ネット負債(11月)、
夜9時に加消費者物価指数(11月)、
夜10時半に加小売売上高(10月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(日)・加の指標には注目です。

<12月22日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ第3四半期経常収支、
朝8時半に豪Westpac先行指数(10月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(11月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後6時半に英BOE議事録、英第3四半期GDP確報、
同午後6時半に英第3四半期経常収支、
夜10時半に米第3四半期GDP確報、米第3四半期個人消費確報、
同夜10時半に米第3四半期GDP価格指数、米第3四半期コアPCE確報、
深夜12時に米中古住宅販売件数(11月)、米住宅価格指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<12月23日(木)の主な予定>

東京市場は祝日でお休みです。
朝6時45分にNZ第3四半期GDP、
夜10時半に米耐久財受注(11月)、米個人所得(11月)、米個人支出(11月)
同夜10時半に米PCEコア・デフレータ(11月)、米新規失業保険申請件数
同夜10時半に加GDP(10月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・加・米の指標には注目です。
また、この日は米債券市場などが時間短縮取引になります。

<12月24日(金)の主な予定>

クリスマス(の振り替え休日)で欧米など多くの市場がお休みです。
注目される経済指標の発表は予定されていません。


さて、先週もいろいろなことがありました。

13日に、格付け会社ムーディーズが「スペインの銀行の見通しは依然
としてネガティブ。」、また、「米の税制(ブッシュ減税延長)は米AAA
格付けに2年間、ネガティブの可能性を高める。」、「英経済の不透明
により英の銀行システムの見通しはネガティブ。」などの見解を発表
しました。

14日に、格付け会社のS&Pが「ベルギーの格付け見通しをネガティブに
引き下げる。ベルギーが政権を発足できい場合は6ヶ月以内に格下げの
可能性。」などを発表しました。
また、FOMC声明では「2011年6月期限の総額6000億ドルの米国債買入れに
変更はない。」と発表されました。

15日に、格付け会社のムーディーズが「スペインの格付けを引き下げの
方向で見直す。」と発表しました。
また、アイルランド議会がEU・IMFによる支援策を可決しました。
そして米上院が減税延長法案を可決しました。

16日に、中国人民銀行総裁が「利上げの要求にジレンマを感じる。」
との認識を示しました。
また、ECBが資本を50億ユーロ拡大して107.6億ユーロとしました。
そしてIMFが「アイルランドへの225億ユーロの支援を承認。58億ユーロ
は直ぐにでも利用可能。」になったことを発表しました。

17日に、中国人民銀行総裁が「預金準備率と金利を同時引き上げること
はない。」と明言しました。
また、米下院が8580億ドル規模の減税延長法案を可決しました。
そして格付け会社のムーディーズが「アイルランドの格付を5段階引き
下げて見通しをネガティブにする。」、「ギリシャの6の銀行を格下げ
する可能性がある。」などの発表をしました。
また、IMFが「アイルランド危機は重大な伝染のリスクがある。」
との見解を発表しました。

先週は、全般上下動の忙しい動きになり、週前半ではドル売り優勢、
週後半ではドル買い優勢で、米長期金利にも影響されるドルテーマ
での相場展開になりました。また、格付け会社やIMFなどの発表で
欧州通貨が揺れる展開になりました。

米国の減税の2年間の時限延長が決定して米経済の押し上げ効果が
期待されるとともに、米長期金利が上昇傾向にありますが、
4%台に乗せるのかどうかが次の焦点となりそうです。
年末の米ドルのレパトリーの動きとあいまってドル買い優勢ですが、
米国の財政懸念から「悪い金利上昇」で金利上昇がドル売り材料に
転じると懸念する向きも一部にはあるようで注目されます。

また、EU首脳会議が閉幕して「欧州版IMF」が2013年から常設される
ことが決定しましたが、アイルランドのカウエン政権の支持率低下
などの「政治リスク」、アイルランドやスペインなど不動産バブルに
起因する金融機関の不良債権問題などの「金融リスク」、そして、
ポルトガルやスペインが来年の4〜5月に大量の国債償還資金が必要
になるなどの「財政リスク」などの課題があるようで、来年にかけて
市場テーマとなる可能性があり注目されます。

さて、欧米の投資家が休暇にはいるクリスマスとなる今週ですが、
市場の取引量が縮小して流動性が薄くなる傾向がありますので、
膠着感のある状況になりがちとともに、突如として大玉に揺れる
チョッピーな動きの上下動もある相場となる可能性がありそうです。

また、韓国の排他的経済水域で操業していた中国の漁船が韓国の海洋
警察庁の警備艇に衝突して沈没した事件や、朝鮮半島問題で国連安保
理の緊急会合を開く報道もありましたので、地政学的リスクの情勢
にも一応の注意をしておきたいものです。

トレードする場合には、チャートポイントなどでの急転に注意して
機敏に対応していきたいものです。


さて今日は、認識の視座のお話です。

今年も早くもクリスマスを迎える時節になり、
2010年も残り少なくなってきましたね。

よく「年を重ねるほど一年が早く感じられる」と言いますが、

19世紀のフランスの哲学者のポール・ジャネの法則ならずとも
物理的時間では同じ1年のはずなのに、あくせく生活していますと、
本当に月日のたつのが早く感じられるものです。

特に、私のように50歳も過ぎますとその思いはひとしおです。(苦笑)

さて…、

人が何かを認識しようとするときには、
その状況や知識から物事を観て認識することになりますが、

言葉を換えますと、認識とは相対的なもので、
おかれている状況や持つ知識で「認識自体が変わる」もののようです。

たとえば友人からの電話も、仕事が忙しいという状況では、
「ゴメン、今は取り込み中なんだよ。」と
煩わしく感じられることもありますが、

休みの日ではその友人からの電話がともて嬉しいことがありますね。

そして、トレードでも視点や視座を換えると、
同じ事象が全く違うものとして認識できることがあります。

たとえば、動きの少ない膠着感のある相場では、
価格変動の差益をトレードするという意味では良い状態とは言えず、

「なんだぁ。保ち合いかよ。さっぱり動かなくて、
 チャートを見るのも嫌になっちゃうぜ。」

ということになるものですが、(笑)

ボラティリティが静からやがては動へと必ず移行していくことを
知っているトレーダーにとっては、

「よしよし。レートの動きが均衡したな。今は様子見とするが、
 絶対はない相場でも、膠着の均衡はいつかは必ず解き放たれて、
 上か下かはともあれ、やがて必ずといってよいほど大きく動くぞ。
 そのタイミングを静かにじっと待つことにしよう。」

と、膠着をエントリー待つ前段の予兆的な状況と
認識できることもあるようです。

かたや「膠着を忌み嫌う人がいて」、
かたや「膠着をトレードチャンスの予兆として捉える人がいる」

ということは、ほとんど真逆の認識とも言えそうですが、
興味深い認識の差異ですね。

また…、

トレーダーであるならば、
当然ながら誰しもトレードで儲けることを目指しますので、

「なんとかエントリーのチャンスはないものか。」

という視座でチャートを見ることが多いものですが、

口座の毀損が負けトレードによってもたらされることを
しっかりと認識している人の中には、

「勝つことよりも、できるだけ負けトレードを排除しよう。」

という視座でチャートを観ている人もいるものです。

(勝っているトレーダーは、この場合、
おそらく両方の視座でチャートを観ているものと思われますが、)

かたや「エントリーチャンス(だけ)を探している人がいて」、
かたや「負けトレードをなるべく排除しようとして観ている」

ということは、これも興味深い視座と認識の差異となりそうです。

同様に、「負け」それ自体に対する認識も、

初心の頃は「負け」を受け入れられずに、損切りを躊躇して、
口座を飛ばすほど「1回のトレードで大きく負ける」ことが
あるものですが、

損切りできずに口座を何度か飛ばしたり、(苦笑)
負けの経験も充分に積んだトレーダーは、

しだいに「負け」をトレードの一部として認識して、
それを受け入れられるようになって、

建て玉も保守的な範囲を守りながら、
勝ちと負けとで織り成す「トータルとしての勝ち」を
しだいに目指そうとするもので、

そして、負けを受け入れられるようになるとともに、

トレードを休む大切さも知り、

また、勝つことよりもなるべく負けを排除しようと
指向するようになるようです。

「150Pipsゲットォォォ! 10Pipsや20Pipsなんてショボいぜ。」
と、意気軒昂で血気盛んな頃があっても、

負けるときにも大きくて、もしも口座残高が増えていなかったり、
損失を出しているとしたら、

それは、トータル収支としての平均的には、
「そのあざ笑う10Pipsや20Pipsさえも取れていない」
ということに嫌がおうでも気づかされることになるからですね。

まぁ、もっとも、より良い状況を待って慎重にトレードしても
負けるときには負けて、負けを完全に排除などはできないものですが、

視座が勝つことだけからしだいに負けの方にも意識されて、

少なくとも、口座を飛ばす原因ともなる
適切に損切りしないことによる「一度のトレードで大きく負けること」
だけはしだいにしなくなるものです。

負けを完全に排除することはできなくとも、
「大きく」負けることは損切りを執行しようとする
トレーダーの意志しだいで回避が可能なのですね。

もしかしますと、トレーダーとして最もやってはいけないことが、
この「大きく」負けるということなのかもしれません。

勝率が100%でない限りどんなに勝率が良いトレーダーでも、
損切りをしないならば、いつかは口座を飛ばすくらいの損を蒙る
可能性があって、市場での長期的な生存率がほとんどないからですね。

ときに、認識を別の視座からもしてみて、
トレーダーとしての自身を見つめなおしてみると、
新たな発見と価値ある気づきを得れる場合があるようです。

「うーん。なるほどねぇ…。視点を換えて見るのかぁ。
 そういえば、体重140Kgのマツコ・デラックスってさぁ、
 横顔はとても端整で美人に見えるよね。」

「もう…。そういうことじゃなくてさぁ…。 (-_-;) 」

「あははっ。ゴメンゴメン。そう怒りなさんなって。
 冗談言ってからかってみただけだよ。」(爆)


<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

「マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されることになりました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。

この記事へのコメント
ぼくもバルサルの破産確率表は少し参考にしました (>人<;)
Posted by KENJI at 2010年12月20日 14:02
いつもご訪問ありがとうございます。
良いお年をお迎えくださいませ。
Posted by 管理人 at 2010年12月26日 21:18
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