本年もたいへんにお世話になりました。 m(_ _)m
明年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
<一昨日24日の主な出来事>
オセアニア時間から東京時間午前中にかけて
ドル円や豪ドル円などクロス円が
レンジの範囲ながら軟調となりました。
ドルストレートは上下動ながらも強含みの展開となりました。
日景況判断BSIの大企業製造業は−44.5、
日景況判断BSIの全産業は−35.7となりました。
日経平均は22日終値比−206.68円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
ポンドが一時軟調となるも、取引が閑散であったか
主要各通貨は上下動の揉み合いの展開となりました。
ニューヨーク時間では、
米個人所得が市場予想より弱い−0.2%、
米個人支出は市場予想よりは強い−0.6%、
米PCEコア・デフレータが市場予想よりやや強い0.0%、
米耐久財受注が市場予想よりは強い−1.0%、
米新規失業保険申請件数が市場予想より弱い58.6万件、
などの結果となりました。
カナダのGDPは市場予想とおりの−0.1%となりました。
主要通貨ペアはレンジの範囲の上下動の揉み合いとなりました。
NY原油は35ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは午後が休場となって
前日比+48.99ドルで取引を終えました。
<昨日25日の主な出来事>
米GM関連の金融会社GMACの銀行持株会社への移行が承認されて、
TARP(不良資産買取プログラム)の対象となりました。
日銀政策会合議事録では
「日経済回復の条件が整うには時間を要する。
生産は減速が速まる可能性。」
などを認識していることが明かされました。
閑散な取引であったようで小幅な値動きの展開となりました。
日自動車生産11月の対前年比は−20.4%となりました。
日住宅着工件数は市場予想より弱い0.0%、
日建設工事受注は−12.5%となりました。
日経平均は前日比+82.40円で取引を終えました。
ロンドンとニューヨークは、
クリスマスで休場となりました。
<週末の今日26日の主な予定>
朝8時半に日失業率、日全国消費者物価指数、日家計調査消費支出、
朝8時50分に日鉱工業生産、日小売業販売額(速報)、
午後2時に日中小企業景況判断、
などの経済指標が発表されます。
日本を除く主要市場が祝日休場です。
米国は金融市場がNY午前中までで休みとなります。
さて、世界的な経済危機となった歴史的な激動の2008年も
暮れようとしています。2009年の経済予想も厳しいものと
なっているようですが、良い兆しの見える新年となることを
期待したいものです。
新年となりますと、いよいよオバマ次期大統領の政権が
スタートしますが、新政権の陣容も固まったようで、
副大統領に上院外交委員長のジョセフ・バイデン氏、
首席補佐官にランボーの異名のあるラーム・エマニュエル氏、
安保担当にNATO軍司令官のジェームズ・ジョーンズ氏、
国家経済会議委員長に元財務長官のローレンス・サマーズ氏、
経済再生諮問会議議長に元FRB議長のポール・ボルカー氏、
そして閣僚は、国務がヒラリー・クリントン氏、
財務にNY連銀総裁のティモシー・ガイトナー氏、などなど、
一部の口の悪いアナリストは第3期クリントン政権と
揶揄する人もいるものの、
超党派で経験重視のそうそうたる面々での船出となります。
1兆ドル規模になるとも言われる大型の景気刺激策も
用意しているとことで大きな期待が集まっているようです。
今年はもうトレード納めとなりました。
本年はお世話になりました。 m(_ _)m
明年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
さて年末の今日は、マエストロと塞翁が馬のお話です。
2008年もクリスマスが終わると、
街の商店街ではもう正月の飾りつけがされて、
世界的な経済危機となっ今年も暮れようとしていますね…。
さて、経済激動の最中(さなか)の2008年10月23日、
米下院の「監視・政府改革委員会」で開かれた公聴会で、
議員による執拗なまでの責任追及に、
深いしわのある一人の男が苦悩の表情で重い口を開きました。
「私は過ちを犯した…。
「金融機関の自己利益の追求が株主や株主資本を
最大限守ることになると思い込んでしまった点で
私は過ちを犯してしまった…。」
その男の名は、アラン・グリーンスパン氏。
米FRBの議長を約18年務め、
市場との巧みな対話で世界経済を成長へと導き、
経済のマエストロと呼ばれたその人でした。
問われたのは、証券化商品を活用した
信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライム)を放置して、
住宅バブルを作ってしまったという「罪」についてでした。
「規制を求めなかった点において、間違いを犯したのではないか」
と議員たちに詰め寄られたのです。
その公聴会で、グリーンスパン氏は中空に目をやり、
あの時を回想していました。
それは、2002年11月6日のFOMCでのことでした。
当時は冷戦も終結して経済のグローバル化が進み、
インフレ率を驚くほど低下させて、デフレの影も忍び寄っていて、
その中での政策金利の決定でしたが、
地区連銀総裁たちの意見を一通り聞いた後、
「それでは私の考えを申し上げる…。」
とマエストロはFOMCの席上で発言しました。
「米国の異例の住宅ブームが将来にわたり
無限に続くことはありえない…。
そして、我々の決定は過ちになるかもしれない。
しかし、動かないことで間違いを犯せば
それはかなり高い代償を払うこととなる…。」
こうして、FOMCは政策金利を1.75%から0.5%引き下げ、
FFレートを1.25%と決定したのでした。
その後、2003年6月にも追加利下げに踏み切り、
1.00%という超低金利政策をおよそ1年間にわたって続ける
こととなりました。
銀行と証券会社の垣根であったグラス・スティーガル法が
1999年になくなるなどの規制緩和の温床の中で、
この米国の超低金利政策で溢れたマネーは、密かに
デリバティブの怪物を大きく成長させていったのでした。
そして、グリーンスパン氏のあとを継いだバーナンキFRB議長も
2007年春のG7の頃まではサブプライムローン残高は
住宅ローン市場全体の一割程度に過ぎなく
問題はないとの認識でしたが、
その後、2007年7月には1000億ドル以上に上る可能性があると
苦悩の表情で議会証言することになりました。
ところが、実態は大手金融機関の損失をあわせただけで
バーナンキFRB議長試算の軽く10倍以上であることが
しだいに明らかとなってきました。
それどころか潜在損失は世界にわたり
6兆ドルにもなるのではないかと
ささやかれる事態となっていきました。
そして、物語は米リーマン・ブラザーズの破綻をトリガーとして
金融危機は世界へ波及して、未曾有の世界経済危機へと進んで、
世界を震撼させることとなりました。
資産膨張は一気に収縮して、
世界の株式時価総額は2008年のたった1年で、
30兆ドルが消滅して半減してしまったのでした。
そう…。
誰も…、否、少なくとも世界の為政者も、
そしてFRB議長でさえも
サブプライム問題がこうまでに至るとは
判ってはいなかったのですね。
* * * * * * *
その世界金融危機という
歴史の大きな1ページの2008年が暮れ行きます…。
さてもしも、中国古書の「淮南子(えなんじ)」に書かれている
「人間(じんかん)万事塞翁が馬」が
時を経てもなお正しい理(ことわり)ならば、
大悪の2008年は、とても善き事の始まりであるわけで、
明年の2009年はしばし厳しいながらも、
大いなる善き事の兆しの曙光が見えてくる1年ともなりそうで、
希望的観測ではあっても、そうなればと願いたいものです。
※ 明年2009年は1月5日(月)から更新させていただく予定です。
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