先週末のロンドン時間ではパニック的な円高となりました。
1929年の10月24日の米株価暴落の日から
ちょうど79年目となる先週末の10月24日は、
奇しくもまたもや歴史的暴落の日となりましたね。
<先週末24日(金)の主な出来事>
前日のNYダウの反発を背景に、ドル円やクロス円が
早朝のオセアニア時間で反発する場面がありました。
格付け機関のS&PがNYタイムズの格付けを
ジャンク級へ格下げしました。
ショートカバーが一巡後は、ドル円とクロス円が
再び軟調となりました。
日経平均がしだいに下落して8000円台を割り込んでいきました。
リスク回避の動意に円高が急速に進んでいきました。
日経平均は前日比−811.90円で取引を終えました。
ロンドン時間では、一段と円高が進みました。
BOE政策委員から
「英国は深刻なリセッションに陥るリスクが高まった。
企業への悪影響を将来の金利決定で考慮する必要がある。」
との発言がありました。
仏財務相から「ECBはFRBより利下げを行う余地がある。
インフレは急速に低下。」との発言がありました。
午後5時半に発表された英GDPの速報値は、市場予想より悪い
16年ぶりのマイナス成長となる−0.5%という結果になりました。
パニック的なリスク回避の動意に、
ボンド円が一時141円台前半まで下落しました。
ユーロ円が一時113円台後半まで下落しました。
ドル円が一時91円台を割り込みました。
主要通貨のドルストレートも軒並み下落しました。
欧州株も軒並みの下落となりました。
OPECが原油の日量150万バレル減産で
合意となったことが伝えられました。
ASEMアジア欧州会合での声明草案が、
「金融危機の経済への影響を懸念。危機は克服できると確信。
金融全般の監督規制が必要。
国際的金融システムの包括的改革を約束。」
となることが伝えられました。
NY時間はNYダウが軒並み下落してのスタートとなりました。
ヘッジファンドなどの真偽不明の噂も飛び交いました。
午後11時の米中古住宅販売件数は51.8万件と、
市場予想より強い結果となりました。
NYダウの下落も一服となったことも影響したか、
ショートカバーも入って、
ドル円とクロス円が反発していきました。
格付け会社のフィッチがスイスUBSを格下げしましたが、
見通しは「安定的」としました。
米財務省が保険会社を含む米金融機関約20の株式取得を
検討していることが報じられました。
NY原油は64ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−312.30ドルで取引を終えました。
<週はじめの今日27日(月)の主な予定>
NZがレイバー・デーで休場です。
朝の8時50分に日企業向けサービス価格指数、
午後6時に独IFO景気動向、独IFO現況評価値、独IFO予想値、
夜の11時に米新築住宅販売件数、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
<明日28日(火)の主な予定>
朝の8時50分に日小売業販売額、小売業販売額指数、自動車生産、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査、
午後4時45分に仏住宅着工件数、
午後6時にスイスUBS消費指数、
夜の10時米S&Pケースシラー住宅価格、
夜の11時に米消費者信頼感指数、米リッチモンド連銀製造業指数、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。
今週の10月29日(水)からの主な注目材料は、
29日(水)に、日鉱工業生産(速報)、独消費者物価指数(速報)、
米耐久財受注、米週間原油在庫、米FOMC、
30日(木)に、NZ貿易収支、NZ住宅建設許可、米GDP(速報)、
米個人消費(速報)、米新規失業保険申請件数、
31日(金)に、日全国消費者物価指数、日政策金利、
欧消費者物価指数(速報)、加GDP、米個人所得、米個人支出、
米PCEデフレータ、シカゴ購買部協会景気指数、
ミシガン大学消費者信頼感指数、
などがあります。
さて、先週末は凄い相場となりました。
日経平均は8,000円台を割り込み、
バブル崩壊後の最安値にあと40円と少し
というところまで下落しました。
優良株の多くがPBRで解散価値を示すといわれる
「1」を割り込む、異常な事態となりました。
一方為替市場も、一時的ながらたった一日で、
ポンド円が約20円、ユーロ円が約14円、ドル円が約7円もの
下落となるパニック的な円高となる場面がありました。
恐らく将来に語り草となる歴史的1日となりました。
報道によりますと、世界の時価総額は昨年の10月以来、
負の連鎖が続き、なんと円換算で3,000兆円!が
消失してしまったとのことです。
さて、世銀とIMFも金融危機が及んでいる
途上国への緊急融資を拡大する動きや、
11月15日にワシントンエリアで開催される
緊急金融サミットでは、
「為替も議題となる」との見通しともなって
(仏サルコジ大統領談話)、
また、米金融安定化策も具体的行動として
今週から企業のコマーシャルペーパーの買取に動いたり、
米連邦預金保険公社が住宅差し押さえ防止策を講ずるなど、
金融危機へ向けての懸命の取り組みがされていますが、
NYクローズ時のVIX指数(恐怖指数)も
79.13と過去最悪となっていて、
今後も波乱があるなお厳しい状況が続くと
みる向きも多いようです。
そして、今月8日の緊急利下げ後となる
29日(水)の米FOMCも注目されます。
すでに1.5%にまでになっているFF金利ですが、
0.25〜0.5%の追加利下げが予想されています。
超過準備への利払いなどもあり、頭の痛いFRBですが
米国は経常赤字国のため、実質「0金利」となると
米国から資金流出を招きかねないとする指摘や、
金利の底打ち感による市場影響を指摘する声まであるようで、
今後のFRBの金融政策はさらには難しくなりそうです。
さて一方、100年に一度とも言われる経済有事は、
絶好の買い場とする向きもあるようで、
悲観と期待が大きく交錯して、
相場が大きな高下となる展開の可能性もありそうです。
株式市場など各マーケットの動きを睨みながら、
為替相場の流れに乗って機敏にトレードしていきたいものです。
今日のコラムはお休みさせていただきます。m(_ _)m
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