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FX ニュース・リバーサルのお話

米金融安化法案は、今週のアジア市場のオープン前への
可決に向けて最終調整が続いているようで、
朝には可決となっているかもしれませんね。

<先週末26日(金)の主な出来事>

JPモルガンが、経営が破綻した全米最大の貯蓄金融機関である
ワシントン・ミューチュアルの預金・資産・一部負債を取得して、
80億ドルの資本調達を実施を買収することを発表しました。
米金融安定化法案の可決が難航しているとの思惑もあってか、
ドル円とクロス円がリスク回避の動意で軟調となりました。
米連邦預金保険公社の総裁が米ワシントン・ミューチュアルは
全米過去最大の銀行破綻であったことコメントしました。
日経平均は、前日比−113.37円で取引を終えました。

ロンドン時間では、ECB副総裁による「ユーロ圏の経済減速は
金融機関危機が原因で長期化の可能性。」との発言や、
ベルギー財務相による
「オランダ・ベルギー系の銀行大手フォルティスについて
当局や中銀と連絡を取り合っている。」との発言があって、
欧州での金融懸念にこれが影響したか、欧州株価も下落して、
ユーロも一時軟調となりましたが、その後は反発に転じました。

NY時間に発表された米GDP(確報値)は2.8%、
米個人消費が1.2%と、ともに市場予想を下回りました。
また、米コアPCEは2.2%と市場予想より強い結果となりました。
その後発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数は70.3と、
市場予想より弱い結果となりました。
米金融安定化法案への思惑もあったか、
軟調傾向であったドル円とクロス円が一転して急上昇しました。
米民主党の院内総務から「米東部時間28日午後6時(
日本29日午前7時)までの合意を期待。」との発言がありました。
NY原油は106ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは終盤に上昇して前日比+121.07ドルで取引を終えました。

週はじめの今日29日(月)は、
朝の6時45分にNZ貿易収支、
朝の8時50分に日小売業販売額(速報)、
午後5時半に英消費者信用残高、モーゲージ承認件数、
マネーサプライ、
午後6時に欧業況判断指数、消費者信頼感、経済信頼感、
経済信頼感、
夜の9時半に米個人所得、米個人支出、米PCEコア・デフレータ、
などの経済指標が発表されます、
NZ・米の指標には注目です。

月末でゴトウ日の明日30日(火)は、
朝の6時45分にNZ住宅建設許可、
朝の8時01分に英GFK消費者信頼感調査、
朝の8時半に日失業率、鉱工業生産(速報値)、
午前10時半に豪小売売上高、豪住宅建設許可件数、
昼の12時にNBNZ企業信頼感、
午後1時に日自動車生産、
午後2時に日住宅着工件数、建設工事受注、中小企業業況判断、
午後4時55分に独失業率、独失業者数、
午後5時半に英GDP(確報値)、英経常収支、英総合事業投資、
午後6時に欧消費者物価指数速報、
夜の9時半に加GDP、加鉱工業製品価格、加原料価格指数、
夜の10時に米S&Pケースシラー住宅価格、
午後10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
夜の11時に米消費者信頼感指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・英・欧・加・米の指標には注目です。

今週の10月1日(水)からの主な注目材料は、

1日(水)に、日銀短観、欧失業率、米ADP全国雇用者数、
米ISM製造業景況指数、米建設支出、米週間原油在庫、

2日(木)に、豪貿易収支、欧生産者物価指数、欧ECB政策金利、
トリシェECB総裁記者会見、米新規失業保険申請件数、
米製造業受注指数、

3日(金)に、スイス消費者物価指数、欧小売売上高、米失業率、
米非農業部門雇用者数、米ISM非製造業景況指数、

などがあります。

さて、このブログを書いている時点では、
米金融安化法案は大筋では合意となっている模様ですが、
金融機関の経営者の報酬制限問題や株式引受権(ワラント)の
米政府取得および保険制度の導入などの修正案や
公的資金運用の監視のための第三者機関の設立などがあって、
7000億ドルもの法案でもあるだけに、
可決に時間がかかっているようで、
米金融安化法案は成立はまだなものの、
今週のアジア市場のオープン前へ
の可決に向けて最終調整が続いているようです。

また、一連の救済策の資金負担は、これで一兆8000億ドルと、
米政府予算の半分以上にもなるとの試算があるようです

そして、米の法案成立後は米の財政問題などや
ワコビアなど米金融機関や銀行大手フォルティスの動向などへ
市場の関心が移り、また期末でもあることから、
思惑が交錯して乱高下となる可能性もありそうですので、
注意しながら機敏にトレードしていきたいものです。

また、今週の後半には
2日(木)の欧ECB政策金利発表の後に
トリシェECB総裁の定例記者会見、
そして週末3日(金)には米雇用統計と、
ビッグ・イベントを控えボラタイルな相場となって
レートが大きく動く可能性もありそうです。


さて今日は、ニュース・リバーサルのお話です。

ウォール街には、「噂で買って、事実で売れ」という
古くからある相場の格言がありますね。

トレーダーであれば多くの人が知っている格言ですが、

"Buy the Rumor,Sell the Fact"

というのだそうです。

また、「噂で売って、事実で買え」というのもあって、

"Sell the Rumor,Buy the Fact" となるわけですが、

こちらはNYダウなどの株式相場では、
最近は「空売り規制」もあって、ままならないようで、(苦笑)
困ったと嘆いているトレーダーもいそうですね。

また、これらの格言は、相場がファクターを市場参加者の思惑で
先行的に織り込んでいくことを象徴しているかのようで、

もしも、中途半端に悪くて(笑)、
「もっと悪くなるかもしれない」との思惑が市場参加者にあると、
さらに売られることもあるわけですが、

株でも整理ポスト入りするものは、まぁ別としましても、
少し極端なお話ですが、とりあえず潰れることはないとして、

もしもある時点でその株が「最低最悪」ならば、
後は、すくなくとも最低最悪よりは「良くなる一方」
となる可能性があって、「買いだ!」となるのですね。

単純な事実関係だけでいくと、悪いニュースだから、
「相場が上昇した」という不可解なこととなるわけですが、

その裏には、「悪い」という織り込みが既に進んでいたことと、

とりあえずの「最低最悪」であるのか、
「さらに悪くなる可能性のある最低最悪に至る過程」
の中途半端な状況であるのか、という思惑の交錯において、

「これがとりあえずの最低」という思惑が優勢となると
相場は上昇ということになるのですね。

さて、似たようなことが人生でもあるようで、(苦笑)
「最悪」が「良き事の兆し」となることもあるようです。

海援隊の武田鉄矢さんが、
トーク番組で語っていたエピソードによりますと、

昭和49年の大晦日のNHK紅白歌合戦に
「母に捧げるバラード」で初出場した翌年のこと、
どうしたことか、さっぱり売れなくなって、

なんと、とある居酒屋の厨房で皿洗いの仕事を
夫婦でしたことがあるそうなのですが、(驚)

仕事を終えて厨房の洗い場から帰ろうとするときに、
裏口のドアを開けたもの悲しい薄暗闇の中で、

武田鉄矢さんの奥さんが、

「あんた、これ以上落ちることはなかばい…。
 だけん、今のこの景色ば忘れたらダメばい。
 苦しみと悲しみを心の底にちゃーんと刻んとかんと…。」

↑(うる覚えです) (^^;)

と(いう意味のことを)おっしゃったのだそうで、

その後は、「あんたが大将」の歌がヒットしたり、
山田洋次監督の「幸せの黄色いハンカチ」に出演したり、
TVドラマの「3年B組金八先生」や、その主題歌の「贈る言葉」で
大ブレークして、みごとに復活されました。

株で言えば、武田鉄矢さんの昭和50年ころはドン底で
「絶好の買い場」であったというわけです。(笑)
そして、最初に買いを入れたのが山田洋次監督であった、
というわけですね。(流石お目が高い)^^

さて、話は相場に戻りますが、

プロは噂に基づいて買い、事実に基づいて売る
習性があるのだそうで、好材料が出たときの一瞬跳ねに、
一般投資家が食らいついて噴け上がったその後は、

虎視眈々と織り込み後の売り抜けのタイミングを
計っていることもしばしばで、(怖)

良いニュースの後に下落することは良くあって、
「ニュース・リバーサル」などと呼ばれているようです。

経済指標の発表などでもけっこう見られますね。

まぁ、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に出てくる
「人間万事塞翁が馬」の占い師の老人にも
どことなく少しだけ似ていそうな話ですが、

「最悪」が「良き事の予兆」となることがあるように、
また逆に「良き事」が、ときに
「最悪の予兆」ともなることもあるようで、

まったくもって、「ややこしやー。」ですね。(笑)

はてはて、米金融安化法案可決後のマーケットは
どのような反応となりますやら…。注目ですね。


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