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FX 経済指標の市場反応のお話

お盆休暇を取らせていただいていました。 m(_ _)m
お墓参りをしたり、女房の実家へ帰省したりと
平凡なお盆を過ごしました。

さて先週は、総じて、原油などコモディティ市場価格が
下落したこと、ドルが上昇傾向となったこと、
そして、日欧の4-6月期のGDPがマイナス成長となったこと、
ユーロが下落傾向となったこと、
また、グルジアを巡る動向も印象的でした。

11日(月)は、東京時間でドル買い動意となって
ユーロドルが下落しました。
その後、ロンドン時間でオーストリア中銀総裁の
追加利上げを示唆する発言に
ユーロドルが反発する場面がありました。
その後、NY時間に原油が急落したことなどで、
ドル買い動意となって、
ユーロなどドルストレートが再び軟調となりました。
また、ドル円は堅調でしたが、
クロス円は軟調な展開となりました。

12日(火)は、東京時間で前日に続きドル買い動意となって、
ドルストレートのユーロドルやポンドドルが軟調となりました。
また、商品価格の下落も背景にオセアニア通貨が軟調となりました。
ロンドン時間では、スイスUBSの決算が市場予想を下回り、
リスク回避の円高が進む場面がありました。
NY時間に入っても、米JPモルガンの損失拡大報道や
ダラス連銀総裁が米景気への懸念を
あらためて表明したこともあって、
NYダウが軟調となって、リスク回避の動意に、
ドル円が軟調となり、クロス円が下落傾向となりました。

13日(水)は、東京時間でリスク回避の円高が進み、
クロス円を中心に軟調な展開となりました。
日DGPがマイナス成長となったことや、
日アーバン・コーポが過去最大の負債額で
民事再生法適用を申請したことが報道されました。
その後、ロンドン時間では、英インフレ報告が発表されて、
英経済成長見通しが下方修正されたことで、
ポンドが急落しました。
NY時間の米小売売上高は、
−0.1%と市場予想とおりの結果となりました。
米週間石油在庫統計が弱い数字となって、原油が反発しましたが、
上下動しながらも、一時下げていたドル円は上昇して、
クロス円にもショートカバーの動きが見られました。

14日(木)は、東京時間でドルストレートなど
やや軟調な展開も見られましたが、
ドルが強含みながらも全般にやや動意薄の展開となりました。
ロンドン時間では、株式市場の反発を好感して、
クロス円にも反発が見られました。
欧四半期GDPが、初のマイナス成長となったことが発表されました。
NY時間では、発表された米CPIが
市場予想より強い数字となりましたが、
スタグフレーション懸念とともに、
新規失業保険申請件数が悪い数字で、
一時ドル売りの動きも見られました。
その後、原油が需要の先行き不安から下落して、
ドル買い動意とともに、ユーロ売りの動意となりました。

15日(金)は、東京時間ではドル高と円安傾向の相場となりました。
また、商品市場が軟調となって、
金先物が800ドル割れとなりました。
ロンドン時間では、ポンドドルやユーロドルなどが
軟調となりしました。
ドル円やクロス円が円売りに堅調となりました。
NY時間では、ユーロドルが上下動しながらも下落して、
ポンドドルも一時上下振幅の相場となりました。
また、シカゴ連銀総裁から
「過度に長期間の低金利はインフレのリスク」
との発言がありましたが、
ドル円が110円台での揉み合いとなりました。
クロス円はまちまちな動きで、やや荒っぽい上下動となりました。
ユーロ円が下落して軟調な揉み合い、
オセアニア通貨は、強含みの揉み合いとなりました。
NY原油は、113円台後半で取引を終えました。
NYダウは、前日比+43.97ドルの
11,659.90ドルで週の取引を終えました。

週はじめの今日18日(月)は、
朝の8時に英ライトムーブ住宅価格、
午後2時に日景気先行指数(確報値)、日景気一致指数(確報値)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高、
午後6時に欧貿易収支、
夜の9時半に加国際証券取扱高、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。

明日19日(火)は、
朝の7時45分にNZ生産者物価、
午前10時半に豪RBA議事録、
正午過ぎに日政策金利、(市場コンセンサスは据え置き)
午後3時過ぎに日銀総裁記者会見、
午後3時に独生産者物価指数、
午後6時に独ZEW景況感調査、
同午後6時に欧ZEW景況感調査、
夜の9時半に米生産者物価指数、米住宅着工件数、建設許可件数、
同夜の9時半に加卸売売上高、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・米の指標には注目です。

また、米ホームデポと米ヒューレット・パッカードの
四半期決算も注目されます。

14日の米ウォールマートの四半期決算は、経済収縮の中、
低価格戦略が功を奏して、減税効果も手伝ってか
16.8%の増益となっていますが、
米ホームデポの決算はいかがなりますか注目です。

今週の20日(水)からの主な注目材料は、

20日(水)に、日金融経済月報、英BOE議事録、
加小売売上高・景気先行指数、米週間原油在庫、

21日(木)に、スイス貿易収支、独PMI(速報)、欧PMI(速報)、
英小売売上高、加消費者物価指数、米新規失業保険申請件数、
米景気先行指数、米フィラデルフィア連銀指数、

22日(金)に、日BOJ議事録、英四半期GDP、欧鉱工業受注、

などがあります。

さて、欧州とロシアを結ぶ要衛のグルジアを巡る紛争も、
対ロシア外交で米欧が綱引きとなっていますが
落ち着いてきたようです。

そして、国際商品価格は軒並み下落傾向となって、
マネーがドルへと回帰している動向が見られるようです。

一方、日本と欧州が4-6月期のGDPで、
ともにマイナス成長となって、
G7の先進国の中では、
現在、かろうじてプラス成長となっているのは、
英国と、昨年10-12月期にGDPが落ち込んだ米国だけのようです。

次々に現われるブルータスは(笑)、
世界経済の不振を物語っていますが、
ユーロ圏初のマイナスGDPは、
独の建設不振や製造業の新規受注の不振の影響も強いものの、
一部では、年率換算で2%台後半の伸び率となった
1-3月期の反動減による統計での技術的要因も指摘されていて、
独IWH経済研究所によりますと、
欧州は経済が減速しているが、新興諸国需要に支えられて
輸出は底堅く、08年の経済成長は1%台後半の潜在成長率を
維持して、「欧州はリセッション(景気後退)には陥らない」
との見解もあるようで、
過度のユーロ売りにもいくぶん警戒が必要なのかもしれません。
19日(火)の独ZEW景況感調査や
22日(金)の英四半期GDPが注目されます。

米株の空売り規制が12日で終了していて、
その後の仕掛ける向きの動向や
影響の強い原油価格の動向を睨みながら、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、経済指標の市場反応のお話です。

経済指標の発表では、ときに大きく相場が動くこともあれば、
「ちぇ、なんだぁ…。」というくらい
動かないこともありますね。

前回値とのかかわりもありますが、
主にアナリスト予想の平均値のいわゆる「市場予想」との
乖離の度合いによって、
反応の大小が決まることが多いようです。

経済指標と言ってもいろいろありますが、

一般には、貿易収支は、プラスほど良く、
GDPや小売売上高や住宅着工件数もプラスほど良く
景況指数も強い数字ほど良いものです。

また、雇用ネット変化もプラスほど良いですが、
しかし、当然ながら失業率や新規失業保険申請件数などは
低いほど良いものですね。(笑)

少し厄介なのが、物価にかかわる物価指数で、
GDPがプラスで安定している時には、
一般に消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)が
強い数字のときは、インフレによる利上げ期待で
通貨にとってはプラスに働くということになりますが、

GDPがマイナスに振れている時や低迷している場合は、
スタグフレーション懸念が生じて、
強い数字が逆に悪い結果となることもあるようです。

ですので、経済成長が低迷している場合の物価指数は、
微妙な市場反応となる場合もありますね。

そして、政策金利の上昇は為替市場では好感されますが、
株式市場では嫌気され、
市場によって反応が異なるとともに相関もあることから、

極度に市場に収縮懸念のあったサブプライ問題の当初は
利下げが株式市場に好感され、為替でも結果的に好感された
こともありましたね。

また、ときに株式市場やドルと逆相関となるコモディティ市場も
つまるところは、経済成長と関連しているようですし、

こうしてみますと、単純な図式もあるものの、
最終的には「経済にとってプラスかマイナスか」が、
経済指標の良い悪いの判断となるようで、

あたり前といえばあたり前ですが、
ときに単純な図式とはならないこともあって、
興味深いですね。

そういえば、
単純ではないといいますと、

経済指標の発表には、
慢性病の診断の反応のようなところがあって、(苦笑)

特段に昂進する悪化がなければ、
慢性的ともなると市場反応が鈍ることがありますね。

米貿易赤字もそのようなところがあるようですし、
ここのところの住宅市場関連の指標にも
このようなところが少しみられるようです。

あたかも

「ねぇねぇ、母さん。お父さんは高血圧らしいの。
 しかも、かなり高いそうなのよ。」

「あぁ、お父さんの高血圧ね。
 あの人は、もうずーっとそうなのよ。
 まぁ、無理しなきゃ大丈夫なんじゃない。」

という感じなのかもしれません。(笑)
悪いのは、もうかなり織り込んでいるというわけなのですね。

逆に、悪いながらも改善すると、

「なんかこのごろ、お父さん体調が良くなってきている
 みたいなのよ。良かったわね。♪」

となりそうですし、(笑)

しかしながら、新たな病気には心配もつのるものです。(苦笑)

それにもしも…、

今まで健康と思っていたお母さんが病気にでもなったら、
それはそれは大騒ぎとなるわけです。

「もうたいへんよ。母さんも、診断の結果、
 動脈硬化がかなり進んでいることが分ったんですって。
 高血圧にもなってきているそうよ。どうしよう…。」

近頃のどこかの通貨と少しだけ似ているかもしれませんね。(爆)


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