FX トレードと凡事のお話 その272


本年はたいへんにお世話になりました。m(_ _)m
明年2018もどうぞよろしくお願い致します。



●今週(12月25日から12月29日)の主な予定


<12月25日(月)>

※ クリスマスで日本以外の主要市場の多くが休場。

午後2時に日景気先行指数確報(10月)、日景気一致指数確報(10月)、
などが予定されています。


<12月26日(火)>

※ ボクシングデーなどで日米以外の主要市場の多くが休場。

朝8時半に日全国消費者物価指数(11月)、日失業率(11月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(11月)、
朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
同朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(11月)、
午後1時から黒田日銀総裁の発言、
夜11時に米ケースシラー住宅価格指数(10月)、
深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(12月)、
などが予定されています。
日・米の指標と黒田日銀総裁の発言には注目です。


<12月27日(水)>

午後2時に日新設住宅着工戸数(11月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(12月)、米中古住宅販売成約(11月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<12月28日(木)>

朝8時50分に日鉱工業生産速報(11月)、日小売業販売額(11月)、
午後6時に欧ECB月報、
夜10時半に米卸売在庫(11月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(12月)、
などが予定されています。
日・米の指標には注目です。


<12月29日(金)>

※ 東京証券取引所が大納会。
  英株式市場が短縮取引。米債券市場が短縮取引。

夜10時に独消費者物価指数速報(12月)、
が予定されています。独の指標には注目です。


<12月31日(日)>

午前10時に中国製造業PMI(12月)、中国非製造業PMI(12月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(12月18日から12月22日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.50で始まり、揉み合いながらも軟調
傾向で推移して92.88で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.487%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)2月限は週の終値で58.47ドルに上昇しました。
NYダウは週間102.32ドル上昇、24754.06ドルで週の取引を終える。



<12月18日(月)>

CMEで開始したビットコイン18年1月物の始値は20,650ドル。
日通関ベース貿易収支(11月)は予想より強い1134億円。
日経平均は217.22円高で寄り付き348.55円高の22901.77で大引け。
米10年債利回りは2.36%から2.37%台で推移。
インドのセンセックス指数が2%超の下落。
ECB
「英国のEU離脱は2018年の銀行監督の主要課題に」
独仏の株式市場は1%超の上昇。
原油先物は57ドル台後半で推移。
フィンランド連銀総裁
「ユーロ圏の景気回復の強さがインフレを下支え。
 中期的にインフレ支えるには十分な金融緩和が依然必要に」
英CBI製造業受注指数(12月)は1988年8月以来の高水準の17。
ポンド買い反応。
ミネアポリス連銀総裁
「低インフレとイールドカーブフラット化がFOMCで反対した理由。
 利上げは賃金の伸びを不必要に抑える可能性。
 米国債市場はリセッションのリスク上昇を示唆。
 現段階では金融市場の安定に差迫ったリスクがあるとは見ていない」
サンフランシスコ連銀総裁
「来年3回の利上げは妥当。来年の米国経済のモメンタムは良好」
NY時間後半に米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
トランプ大統領
「北朝鮮封じ込めであらゆる必要な措置をとる。
 反勢力は中国とロシア。イスラム国との戦いでは良い仕事をした。
 GDPの成長も米国の最大の武器の一つ。
 南部国境の安全保障で壁建設が必要」
NYダウは140.46ドル高の24792.20で取引を終える。最高値を更新。


<12月19日(火)>

米10年債利回りは2.39%から2.40%台で推移。
日経平均は59.70円高で寄り付き33.77円安の22868.00で大引け。
麻生財務相
「ビットコインについて、定義されていなくて扱いづらい問題。
 通貨になり得るか証明されていない。
 もうしばらく見ていかないといけない」
独IFO景況感指数(12月)は予想より弱い117.2。
一時ユーロ売り反応。
エストニア中銀総裁
「ECBの金融政策のガイダンスを徐々に調整することが重要。
 賃金や物価は依然伸び悩んでいる」
米ダラス地区連銀総裁
「段階的かつ辛抱強い金融緩和の解消を予想。
 2018年は3回の利上げを予想。
 税制改革で自身の成長予測をやや上方修」
米住宅着工件数(11月)は予想より強い129.7万件、
米建設許可件数(11月)は予想より強い129.8万件。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.42%台へ上昇。ドル買い優勢。
原油先物は57ドル台半ばで推移。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期は3.3%へ上昇。
NY時間後半に米10年債利回りは一時2.47%台へ上昇。
ドル円が一時113円台へ上昇。
報道
「米下院が税制改革の修正法案を一旦可決」
NYダウは37.45ドル安の24754.75で取引を終える。


<12月20日(水)>

NZ貿易収支(11月)は予想より弱い−11.93億NZドル。NZドル売り。
米10年債利回りは2.45%台で推移。
日経平均は33.07円安で寄り付き23.72円高の22891.72で大引け。
報道
「米上院が税制改革法案を可決」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.46%台へ上昇。
ドル円が113円台へ上昇。
新華社
「中国は慎重かつ中立的な金融政策を続けると再表明」
ハモンド英財務相
「英国は生産性で深刻な問題を抱えている」
EU
「英国のEU離脱移行期間は2020年12月末で終了へ」
コーン氏
「共和党の税制改革計画は賃金と成長を押し上げる」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.49%台へ上昇。
原油先物は47ドル台後半で推移。
ユーロドルが一時1.19台へ上昇。独の株式市場は1%超の下落。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が649.5万バレルの減少。
原油先物2月限は揉み合いの後に58ドル台前半へ上昇。
報道
「メイ政権ナンバー2とされるダミアン・グリーン筆頭国務相が辞任」
報道
「NY証券取引所がビットコインのETFを申請」
報道
「米下院は税制改革法案を再採決で可決」
トランプ大統領
「税制改革法案は特別なもの。
 法案成立後に少なくとも4兆ドルが米国に戻る」
米10年債利回りは一時2.50%台へ上昇。
NYダウは28.10ドル安の24726.65で取引を終える。


<12月21日(木)>

NZ第3四半期GDPは市場予想とおりの0.6%。NZドル台反応。
日経平均は39.71円安で寄り付き25.62円安の22866.10で大引け。
米10年債利回りは2.49%から2.48%台で推移。
ロイター
「独2大政党、大連立を協議へ。1月7日から予備折衝」
日銀金融政策決定会合
「片岡委員が長短金利操作の現状維持に反対。
 10年超の国債金利幅広く下げるように買い入れが適当と主張。
 わが国の景気は所得から支出への前向きのメカニズムが働き、
 緩やかに拡大。海外経済は総じて緩やかな成長継続。
 個人消費は雇用・所得環境の着実な改善を背景に振れを伴いながら
 緩やかに増加。住宅投資は横ばい。
 公共投資は高め水準を維持しつつ横ばい。
 労働需給は着実な引き締まり。
 先行きのわが国経済は緩やかな拡大続ける。
 消費者物価指数の前年比はマクロギャップの改善や中長期的な
 予想物価上昇率の高まり亜飛駅にプラス派の拡大基調継し、
 2%に向けて上昇率を高めていく。
 リスク要因は米経済政策運営やその及ぼす影響、
 新興国・資源国経済動向、英国のEU離脱交渉、欧州債務問題。
 今後とも部下安定の目標に向けたモメンタムを維持するため、
 必要な政策の調整を行う」
黒田日銀総裁
「景気は緩やかに拡大している。
 経済全体では人手不足は経済活動の制約になるとは考えず。
 この1年で日本経済は着実に改善。物価についてもある程度改善。
 長期的成長の観点からは生産性の向上が必要。
 今後も経済、物価、金融情勢踏まえて必要な政策調整おこなう。
 リバーサル・レートはは興味深い学術的な分析。
 リバーサル・レートは金利操作の見直しとの意味ではない。
 過去5年で一貫した金融緩和が現在の状況に奏功している。
 物価2%目標までまだ距離あり粘り強く緩和継続。
 金融仲介機能、近い将来に問題生じるとは考えず。
 株価水準はバブルではない。
 今のビットコインは投機の対象になっている」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.50%台へ上昇。
独10年債利回りは11月14日以来の0.428%へ上昇。
米第3四半期GDP確報は予想より弱い3.2%。ドル売り反応。
加CPIと加小売売上高は市場予想より強い。加ドル買い反応。
原油先物は一時57ドル台後半へ下落。
トランプ大統領
「ペイゴー原則の問題解決なら明日22日に税制法案署名の意向。
 ※ペイゴー原則とは新たな歳出に財源確保を義務付ける原則」
報道
「米下院は現地時間の夕方に暫定予算案の採決を計画」
米上院共和党のフレーク議員
「1月までの暫定予算案の採決は明日にずれ込む可能性」
米CNBC
「ホワイトハウスは空席のFRB副議長として
 ラリー・リンゼー元FRB理事の指名を検討している」
ブルームバーグ
「ゴールドマンが仮想通貨のトレーディング部を創設へ」
NYダウは55.64ドル高の24782.29で取引を終える。


<12月22日(金)>

報道
「カタルーニャ州の州議会選挙で独立賛成派が過半数を確保」
報道
「米下院が来年1月19日までの暫定予算案を可決」
米10年債利回りは2.48%台で推移。
日経平均は15.37円安で寄り付き36.66円高の22902.76で大引け。
東京時間序盤にユーロドルが1.18台前半へ下落。
原油先物は58ドル台前半で推移。
独仏の株式市場は小幅安で推移。
英第3四半期GDP確報は市場予想より強い前年同期比1.7%。
ポンド買い反応。
報道
「ビットコインは22日の取引で1万3000ドルを割り込み、
 週初から時価総額の3分の1が失われた」
独シュピーゲル紙
「ドイツ主要3政党が1月3日に連立協議へ」
米個人消費支出(11月)は予想より強い前月比0.6%、
米コアPCEデフレータ(11月)は予想とおりの前月比0.1%、
米耐久財受注(11月)は予想より弱い前月比1.3%。
市場反応は限定的。
加月次GDP(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
加ドル売り反応。
報道
「ビットコインは17日に1万9783ドルの過去最高値を付けて以来
 の大幅安。この日のビットコインの安値は1万776ドル。
 日中安値でイーサリアムは36%安、ライトコインは43%安」
米新築住宅販売件数(11月)は市場予想より強い73.3万件、
ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)は予想より弱い95.9。
市場反応は限定的。
報道
「トランプ大統領が1月19日までの暫定予算案に署名。
 トランプ大統領が税制改革法案に署名。」
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期は22日時点で2.8%。
報道
「国連安保理は北朝鮮が11月に実施したミサイル発射実験に対して
 新たな制裁を導入することを決議。制裁は原油の輸入や
 海外へ派遣している北朝鮮の労働者に制限を与える内容」
原油先物2月限の終値は58.47ドル。
米10年債利回りは2.487%。
NYダウは28.23ドル安の24754.06で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初18日に112.73レベルで始まりロンドンフィック
スにかけて週安値となる112.31へ下落しましたが、その後、切り返し
て、揉み合いながらも堅調傾向で推移して21日のロンドン時間に週高
値となる113.63へ上昇する展開になりました。その後、反落して揉み
合いとなり113.29レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初18日に1.1744レベルで始まり週安値となる
1.1738へ下落した後に切り返してNY時間前半にかけて1.1834へ上昇
する展開になりました。その後、NY時間終盤にかけて1.1775へ反落
しましたが、揉み合いながらも反発して20日のNY時間前半にかけて
週高値となる1.1901へ上昇する展開になりました。その後、反落して
揉み合いとなった後に22日の東京時間序盤に一時1.1817へ下落する
展開になりました。その後、反発して揉み合いになり1.1862レベルで
週の取引を終えました。




●今週(12月25日から12月29日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは21日の高値113.63を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は12日の高値113.74、
さらに上昇した場合は114.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
11月7日の高値114.33、さらに上昇した場合は10月27日の高値の
114.45から7月11日の高値114.49、ここを上抜けた場合は11月6日
の高値114.73を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは113.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は13日の安値112.49、さらに下落
した場合は18日の安値112.34、ここを下抜けた場合は15日の安値の
112.03から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は10月
16日の安値111.65を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場にかかわる経済指標および要人発言では、26日の
日全国消費者物価指数と日失業率と日銀金融政策決定会合議事録要旨と
黒田日銀総裁の発言と米ケースシラー住宅価格指数とリッチモンド連銀
製造業指数、27日の米消費者信頼感指数と米中古住宅販売成約、28日
の日鉱工業生産速報と米新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気
指数、などが注目されます。


先週のドル円は、週初に112円台前半へ下落しましたが、米10年債利
回りの上昇を背景に切り返して、米税制改革法案が上下両院で可決と
なった事で揉み合いながらも堅調傾向で推移して、日銀金融政策決定
会合も無事に通過して週後半にかけて113円台後半へ上昇する展開に
なりました。その後、週末はやや下押しとなりましたが、1月19日ま
での暫定予算案も成立して動意薄のなか113円台前半で週の取引を終
えました。


さて、本年最後の週となる今週ですが、25日はクリスマスで日本以外
の主要市場のほとんどが休みで、26日もボクシングデーなどで日本と
米国以外の多くの主要市場が休みとなります。流動性が低下して動意薄
となりがちですが市場の薄みを衝くチョッピーな値動きには注意したい
ものです。27日からは本邦勢は年末モードとなりますが、クリスマス
を終えた欧米勢が動き出して動意づくこともありそうです。

また、国連安保理が22日に北朝鮮への輸出の9割を減らすなど厳しい
内容の追加制裁を採択して、中国では北朝鮮との国境地帯に軍駐留施設
を増設するとともに、数十万人を収容できる難民キャンプの設営準備を
始めたとのことで半島有事を想定した動きが見られますので、年末では
ありますが、国連安保理に反発する北朝鮮の核実験やICBMの発射など
北朝鮮の動向には注意をしたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは20日の高値1.1901
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1日の高値1.1940
さらに上昇した場合は11月27日の高値1.1960、ここを上抜けた場合
1.2000の「000」ポイントから9月22日の高値1.2004、さらに上昇し
た場合は9月20日の高値1.2034を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは22日のNY時間の安値1.1828を巡る攻防
が注目されます。ここを下抜けた場合は22日の安値1.1817、さらに下
落した場合は1.1800の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は18日
の安値1.1738、さらに下落した場合は12日の安値1.1717、ここを下
抜けた場合は1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場にかかわる経済指標では、29日の独消費者物価
指数速報、が注目されますが、対ドル通貨ペアとして、26日の米ケー
スシラー住宅価格指数とリッチモンド連銀製造業指数、27日の米消費
者信頼感指数と米中古住宅販売成約、28日の米新規失業保険申請件数
とシカゴ購買部協会景気指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週初に1.17台前半へ下押しましたが、その後、
切り返して堅調傾向で推移して週半ばに一時1.19台へ上昇する展開に
なりました。その後、やや下押して揉み合いとなり、週末に「カタルー
ニャ州の州議会選挙で独立賛成派が過半数を確保」との報道を背景に
一時1.18台前半へ反落しましたが、その後、1.18台後半へ戻して週の
取引を終えました。


さて、本年最後の週の今週は、25日はクリスマスで日本以外の主要市
場のほとんどが休みで、26日もボクシングデーなどで日本と米国以外
の多くの主要市場が休みとなります。ドル円と同様に流動性が低下して
動意薄となりがちですが市場の薄みを衝くチョッピーな値動きには注意
したいものです。27日からはクリスマスを終えた欧米勢が動き出して
ユーロドルが動意づくこともありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その272 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。今年もあとわずか1週間ほどで暮れ征くけれど、
 2017年もマーケットではいろいろな事があったよな…。
 先週22日には一時、BTCが歴史的な暴落となったしな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 22日のシカゴ・マーカンタイル取引所のBTC先物の売買高は
 ファンド勢の売り浴びせがあったか前日の2.5倍にもなり、
 BTCがたった1日で一時29%もの大幅下落となったが…、
 これは15年1月のスイスフラン・ショック時のスイスフラン円の
 為替変動率さえもはるかに凌ぐものであったのう…」


『まぁ、それでも先週は米税制改革法案と1月19日迄の米暫定予算案
 が成立して今年も何とか無事にクリスマスを迎えることになったが、
 年末年始の市場が平穏に経過すると良いよな…。ジイさん。』


「ふむ。そうありたいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。
 ただ、27日からは本邦勢は年末モードとなるが、クリスマスを
 終えた欧米勢が動き出して動意づくことはあるやもしれぬのう…。
 それと、22日に国連安保理が北朝鮮への輸出の9割を減らすなど
 厳しい内容の追加制裁を採択したが、中国では北朝鮮との国境地帯に
 軍駐留施設を増設するとともに、数十万人を収容できる難民キャンプ
 の設営準備を始めたとの事で半島有事を想定した動きが見られるゆえ
 国連安保理決議に反発する北朝鮮の核実験やICBMの発射など
 北朝鮮の動向には一応ながら注意だけは怠らずにいたいものじゃ…」


『ところで…、今年も新語・流行語があったけど…、これにちなみ
 ジイさんに1つ2つダメ出しをしておいてやらぁ…。』


「ほう。何か言い間違えでもあったかのう…。溜口剛太郎殿」


『あははっ。まず1つ目は、先週、仮想通貨のお話の中で
 「基本ガチ保で下落時にショートでトレードする戦略」という
 くだりがあったけど、「ガチ保」は「がっちりホールドする事」で
 「ガチ保」は「ガチホ」と言うべきであり…、そして、
 「20012年にFXがそれまでの雑所得扱いから申告分離課税扱い」
 というくだりでは、「20012年」は「2012年」と言うべきであり…、
 流行語的には「ちーがーうーだーろー!」ということになるぜぃ』


「あははっ。18000年ほど言い間違えてしもうたようじゃのう…。
 『20012年』は2012年の事と忖度(そんたく)を願いたいものじゃ。」


『冗談はさておき、来年2018はどんな年になるんだろうな…』


「ふむ。2018年がどうなるか確かなことは誰にもわからぬことじゃ。
 トランプ米大統領の公約である米税制改革法案が成立したことが
 一旦の頂点になりドル円は利益確定で売られるやも知れぬし…、
 あるいはレパトリの動きなどでドル円は上昇するやも知れぬ…。
 また、北朝鮮が軍事挑発行動を強めて戦火となるやも知れぬし、
 ウクライナ問題やエルサレム問題の火種が大きくなるやも知れぬ…。
 NYダウに調整が起こるやも知れぬし、地震が起こるやも知れぬ…。
 トレーダーとして大切なのは予測して当てようとする事ではなく、
 変化に対応する行動ができるかどうかという事ではあるまいか…」


『チャールズ・ダーウィンも「生き残る種とは最も強いものではない。
 最も知的なものでもない。それは変化に最よく適応したものである」
 と言っているからなぁ…。変化に対応する事こそが大切なのかもな』


「そして、我々は相場に詳しい人になる事を目指しているわけではなく
 相場(トレード)で稼げる人を目指しているワケであり…、
 トレーダーとして成長していくためには、why(なぜ)からhowへ、
 更にknow-how(知識)からcan-do(出来る)へ進化して行かねばならず
 また利益追求とともに損失抑制の無駄トレード排除も目指せばならぬ
 のではなかろうかのう…。どのようなものじゃろう。溜口剛太郎殿」


『市場や相場つきは常に変化しているので、我々トレーダーもまた
 常に成長と進歩を目指していかねばならないということか…』


「相場を山に例えるならジイも溜口殿も4合目を汗かき歩む登山者で、
 来年2018も共々に常に成長と進歩を目指していこうではないか…」


『今日は陸王の最終回でクリスマスイブでもあるいう事で、少し早いが
 じゃぁ、ジイさん。来年2018にまた会おうぜ。良い年を迎えなよ』


「溜口剛太郎殿、ありがとう…。どうぞ良いお年をお迎えくだされ」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


本年はたいへんにお世話になりました。

ではまた来年1月7日に。

FX トレードと凡事のお話 その271


先週末、2018年に連邦法人税を21%へ引き下げる
米共和党の税制改革の最終法案がまとまりましたね。



●今週(12月18日から12月22日)の主な予定


<12月18日(月)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(11月)、
夜10時半に加国際証券取引高(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(12月)、
などが予定されています。
日・欧・米の指標には注目です。


<12月19日(火)>

午前9時にNBNZ企業信頼感(12月)、
午前9時半に豪RBA議事録要旨、
午後6時に独IFO景況感指数(12月)、
午後7時に欧建設支出(10月)、
夜10時半に米住宅着工件数(11月)、米建設許可件数(11月)、
同夜10時半に米第3四半期経常収支、
などが予定されています。
豪・独・米の指標には注目です。


<12月20日(水)>

朝6時45分にNZ貿易収支(11月)、NZ第3四半期経常収支、
午後1時半に日全産業活動指数(10月)、
午後4時に独生産者物価指数(11月)、
午後6時に欧経常収支(10月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に加卸売売上高(10月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(11月)、
などが予定されています。
NZ・米の指標には注目です。


<12月21日(木)>

朝6時45分にNZ第3四半期GDP、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感(12月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後3時半に黒田日銀総裁の定例記者会見、
午後4時にスイス貿易収支(11月)、
午後4時45分に仏企業景況感(12月)、
午後6時半に英財政収支(11月)、
夜10時半に米第3四半期GDP確報、米第3四半期個人消費確報、
同夜10時半に米第3四半期GDPデフレータ確報、
同夜10時半に米第3四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(12月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加消費者物価指数(11月)、
同夜10時半に加小売売上高(10月)、加小売売上高(除自動車 10月)、
夜11時に米住宅価格指数(10月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(12月)、
同深夜12時に米景気先行指標総合指数(11月)、
などが予定されています。
NZ・日・米・加・欧の指標と黒田日銀総裁の会見には注目です。
そして、スペイン・カタルーニャ州議会選挙も予定されています。


<12月22日(金)>

午後4時に独GFK消費者信頼感調査(1月)、
午後4時45分に仏第3四半期GDP確報、
同午後4時45分に仏卸売物価指数(11月)、仏消費支出(11月)、
午後5時にスイスKOF景気先行指数(12月)、
午後6時半に英第3四半期GDP確報、英第3四半期経常収支、
夜10時半に米個人所得(11月)、米個人消費支出(11月)、
同夜10時半に米コアPCEデフレータ(11月)、
同夜10時半に米耐久財受注(11月)、
同夜10時半に米耐久財受注(除輸送用機器 11月)
同夜10時半に加月次GDP(10月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(11月)、
同深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)、
などが予定されていまする
(仏)・英・米・加の指標には注目です。
英株式市場は短縮取引になります。米債券市場が短縮取引になります。
そして、この日に米暫定予算の期限を迎えます。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(12月11日から12月15日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.87で始まり94.21へ上昇した後に
93.28へ下落して、その後、93.96へ反発して週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.351%に低下しました。
NY原油先物(WTI)1月限は週の終値で57.30ドルに下落しました。
NYダウは週間322.58ドル上昇、24651.74ドルで週の取引を終える。



<12月11日(月)>

CBOEがビットコイン先物取引をスタート、始値は15,460ドル。
米10年債利回りは2.38%台で推移。
日経平均は83.22円高で寄り付き127.65円高の22938.73で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
NZ財務相
「ウィーラーNZ中銀総裁が任期で辞任した後を受けた新総裁として、
 エイドリアン・オア元副総裁(現老齢年金基金トップ)を指名する。
 オア氏は来年3月27日に就任し、任期は5年」
NZドル買い反応。
アジアの株式市場は前週末比プラス圏で推移。
原油先物は57ドル台前半で推移。
英の株式市場は前週末比プラス圏で推移。
デービス英離脱担当相
「EU離脱移行交渉は21ヶ月かかる見込み」
一時、ポンド売り反応。
オーストリア中銀総裁
「低金利の巻き戻しは慎重に行うべき」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.35%台へ低下。
メルケル独首相
「CDU指導層はSPDとの連携でコンセンサスがとれている」
英10年債利回りが今月の最低水準まで低下。ポンドが軟調に推移。
米CB雇用トレンド指数(11月)は前月より弱い135.88。
米3年債の入札では最高落札利回り1.932%、応札倍率3.15倍。
原油先物は57ドル台後半へ上昇。
米10年債の入札では最高落札利回り2.384%、応札倍率2.37倍。
米10年債利回りは2.38%台へ上昇。ドル買い優勢。
報道
「NASA、40年ぶり有人月面探査へ。トランプ大統領が指示」
NYダウは56.87ドル高の24386.03で取引を終える。最高値を更新。
S&P500とNASDAQも最高値を更新。


<12月12日(火)>

日経平均は2.32円安で寄り付き72.56円安の22866.17で大引け。
原油先物は58ドル台へ上昇。
中国上海株式市場が1.25%の下落。
報道
「アラバマ州連邦上院補欠選挙は、共和党候補であるムーア氏と、
 民主党候補であるジョーンズ氏の支持が拮抗」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ低下。
英消費者物価指数(11月)は予想より強い前年同月比3.1%、
英生産者物価指数(11月)は予想とおりの前年同月比2.2%、
英小売物価指数(11月)は予想より弱い前年同月比3.9%。
ポンドが一時上昇の後に一時下落。
独ZEW景気期待指数(12月)は予想より弱い17.4、
欧ZEW景気期待指数(12月)は前回値より弱い29.0。
ユーロ売り反応。
米生産者物価指数(11月)は予想より強い前月比0.4%。
NY時間に米10年債利回りは一時2.42%台へ上昇。
一時ドル買い優勢。
原油先物は57ドル台へ反落。
米30年債入札では最高落札利回り2.804%、応札倍率2.48倍。
ティラーソン米国務長官
「北朝鮮が選択を誤れば軍事的な準備がある」
NYダウは118.77ドル高の24504.80で取引を終える。最高値を更新。


<12月13日(水)>

トランプ大統領
「軍事増強とミサイル防衛を強化へ」
米10年債利回りは2.39%から2.40%台で推移。
日経平均は13.10円高で寄り付き108.10円安の22758.07で大引け。
報道
「アラバマ州連邦上院補欠選挙、民主党ジョーンズ候補に当確」
米10年債利回りは一時2.38%台へ低下。一時ドル売り反応。
伊ジェンティローニ首相
「英国の次の交渉段階(通商交渉)は、より困難なものとなるだろう」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.42%台へ上昇。
伊紙
「来年3月4日にイタリア総選挙実施へ」
黒田日銀総裁
「経済実体に合わせた適切な政策を打つ」
英失業統計は強弱まちまちの結果に。
欧州議会
「英EU離脱交渉の第2フェーズの開始を承認」
米消費者物価指数コア(11月)は予想より弱い前月比0.1%。
米10年債利回りは一時2.37%台へ低下。ドル売り反応。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が511.7万バレルの減少。
米司法省副長官 (議会証言)
「モラー特別検察官を解任する根拠はない。
 特別検察官が何を行っているか承知している。
 もしも不適切な行動をしているならば行動する」
トランプ大統領
「米税制改革成立に非常に非常に近づいている。
 新法人税は非常に印象的。経済の成長には長い道のり。
 21%の法人税を支持」
FRBは政策金利を1.25%-1.50%に0.25%利上げ。
FOMCメンバー金利見通し(ドット・プロット)
「2018年は、1.125% 1人、1.375% 1人、1.625% 1人、
 1.875% 3人、2.125% 6人、2.250% 0人、2.375% 3人、
 2.625% 1人、中央値は2.125%。来年3回利上げ」
FOMC経済見通し
「実質GDPは17年2.5%増(2.4%増)、18年は2.5%増(2.1%増)、
 19年は2.1%増(2.0%増)、20年は2.0%増(1.8%増)、
 長期では2.0%増(1.8%増)、
 失業率は17年4.1%(4.3%)、18年は3.9%(4.1%)、
 19年は3.9%(4.1%)、20年は4.0%、長期では4.6%(4.6%)、
 PCEは17年1.7%(1.6%)、18年は1.9%(1.9%)、
 19年は2.0%(2.0%)、20年は2.0%、長期では2.0%(2.0%)、
 PCEコアは17年1.5%(1.5%)、18年は1.9%(1.9%)、
 19年は2.0%(2.0%)、20年は2.0%(2.0%)」
FOMC声明
「労働市場は力強さを維持。インフレは中長期的に2%目標へ向かう。
 短期的なリスクは概ね均衡。
 シカゴ連銀総裁とミネアポリス連銀総裁が反対。据え置き主張」
イエレンFRB議長
「第2、第3四半期の成長は底堅かった。
 米税制改革はこの先数年、経済を浮揚させる。
 米税制改革法案のマクロ経済への影響は不透明。
 利上げは段階的引き締めが適切。労働市場は向こう数年力強い。
 雇用の増加はいずれ緩やかになる。
 必要に応じて金融政策を調整する用意。
 税制改革は緩やかな成長引き上げを支援。
 経済見通しはかなり不透明。政策は事前に決めていない。
 インフレ鈍化は一時的な要因を反映。  
 直近の賃金指標は緩やかな上昇を示すのみ。  
 税制改革は需要を引き上げると見ている。
 税制改革は供給も一部上昇すると見ている。
 ビットコインは極めて投機的資産。 
 個人的には米国の債務状況を懸念している」
米10年債利回りは2.34%台へ低下。ドル売り反応。
トランプ大統領
「議会が税制改革法案に関して合意に達した。数日中の実現を望む」
原油先物は56ドル台半ばへ下落。
NYダウは80.63ドル高の24585.43で取引を終える。最高値を更新。


<12月14日(木)>

日経平均は58.77円安で寄り付き63.62円安の22694.45で大引け。
豪雇用統計では新規雇用者数が予想より強い。豪ドル買い反応。
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.38%台へ反発。
英小売売上高指数(11月)は予想より強い前月比1.1%。
発表直後はポンド買い反応。
英BOE政策金利は0.50%に据え置き。
英BOE
「政策金利据え置きは9対0で決定。
 資産購入枠の据え置きは9対0で決定。
 EU離脱が英経済見通しの最大の課題。
 交渉の進展は無秩序な離脱の可能性を低減。
 離脱交渉の進展は消費と企業信頼感を下支えするだろう。
 利上げは段階的かつ限定的となる見込み」
ポンド売り反応。
欧ECBは政策金利を0.00%に据え置き。
ECB
「見通し悪化すればQEの規模拡大や期間延長をする可能性。
 300億ユーロ規模のQEを来年1月から9月まで実施。
 金利はQE終了後も相当期間にわたり現在の水準を維持。
 QE終了後も長期間、保有債券の償還元本を再投資する。
 QEはインフレが持続的に調整されるようになるまで続ける」
米小売売上高(11月)は予想より強い前月比0.8%。
ECBスタッフ経済予測
「2017年のインフレ見通しを1.5%に据え置き。
 2018年のインフレ見通しを1.2%から1.4%に引き上げ。
 2019年のインフレ見通しを1.5%に据え置き。
 2017年の成長見通しを2.2%から2.4%に引き上げ。
 2018年の成長見通しを1.8%から2.3%に引き上げ。
 2019年の成長見通しを1.7%から1.9%に引き上げ。
 2020年のコアインフレの見通しは1.8%」
一時ユーロ買い反応。
ドラギECB総裁
「現在の金利水準はQE終了後もしばらく継続。
 極めて良好な金融環境が必要とされている。
 インフレ上昇のために引き続き大規模な緩和が必要。
 経済のモメンタムはしっかりと広範にわたっている。
 金利に関するガイダンス、重要性高まるだろう。
 需給ギャップは来年中に解消する。
 2ヵ月前に比べ目標に到達できる公算高まった。
 資産購入を300億ユーロから突然停止は議論したことない。
 賃金上昇の抑制がインフレ見通しに影響を与えた」
ユーロ売り反応。
IMF
「米減税の影響を予想するのは時期尚早。
 米減税は1月の世界予測に影響する可能性。
 FOMCは適切な軌道上にあり直近の利上げ決定を支持する。
 FOMCの今後の政策、漸進的なものになるべき」
加BOC総裁
「いずれ刺激策を縮小する必要があるとの信頼感が増している」
加ドル買い反応。
IEAた月報
「来年前半は供給過剰が続くが来年後半にかけて供給不足の見通し」
原油先物1月限の終値は57.04ドル。
NY時間に米10年債利回りは2.34%台へ低下。ドル円が軟調に推移。
NYダウは76.77ドル安の24508.66で取引を終える。


<12月15日(金)>

日銀短観大企業製造業業況判断は予想より強い25、
日銀短観大企業全産業設備投資は予想より弱い前年度比7.4%。
日経平均は73.09円安で寄り付き141.23円安の22553.22で大引け。
米10年債利回りは2.35%から2.36%台で推移。
ドイツ銀行グループの研究報告
「中国の金融危機の発生確率は、他の主要経済体と比べて2倍高い」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ低下。
ユンケル欧州委員長
「メイ英首相の多大な努力について認識すべき。
 英EU離脱は英国議会および国民次第。
 昨晩はEU首脳らは英EU離脱問題について議論しなかった」
オーストリア中銀総裁
「ECBは石油価格がインフレに与える影響を注意深くみるべき」
ドイツ連銀
「ドイツの2017年GDP成長率は2.6%(従来1.9%)
 2018年GDP成長率は2.5%(従来1.7%)
 2019年GDP成長率は1.7%(従来1.6%)
 2018年まで基調的な高成長が続く見通し。
 2019年以降は高水準の稼働率は、
 労働力不足によって抑制される見通し」
EU首脳会議
「英EU交渉の第2フェーズ入りを承認、全会一致」
ポンドは軟調に推移。
ドイツSPD指導部
「メルケル首相との連立への暫定交渉開始を支持」
NY時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。
メイ英首相
「通商交渉はこの先直ちに始まるだろう」
トランプ大統領
「北朝鮮問題でロシアの支援を得たい」
シカゴ連銀総裁
「利上げをしなかったらインフレ期待に寄与していた。
 インフレ鈍化基調を懸念。インフレは低過ぎ、かなり長期間に渡る」
ブレイディ米下院歳入委員長が
「共和党の税制改革法案の最終案が完成した。
 全ての上院議員から支持があるはずだ」
米CNBC
「ルビオ上院議員はチャイルドケアの税額控除修正後の
 税制法案を支持すると述べた」
BTCが最高値を更新。
報道
「上院共和党の税制改革法案に唯一反対票を投じていた
 共和党のコーカー上院議員が今回の修正案には賛成する意向」
原油先物1月限の終値は57.30ドル。米10年債利回りは2.351%。
NYダウは143.08ドル高の24651.74で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初11日に113.54レベルで始まり、揉み合いの後に
12日のNY時間前半に週高値となる113.74へ上昇しましたが、その後
反落して13日FOMC発表後に112.46へ下落する展開になりました。
その後、14日のロンドン時間前半にかけて112.88反発しましたが、
その後、再び反落して、15日のロンドン時間序盤にかけて週安値とな
る112.03へ下落する展開になりました。その後、反発して112.60レベ
ルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初11日に1.1765レベルで始まりNY時間前半に
かけて1.1811へ上昇しましたが、その後、揉み合いながらも反落して
12日のロンドンフィックスにかけて週安値となる1.1717へ下落する展
開になりました。その後、揉み合いながらも反発し13日の米FOMCの
発表後に上伸して14日のECB理事会後に週高値となる1.1862へ一時
上昇しましたが、その後、15日のオセアニア時間にかけて1.1764へ
反落する展開になりました。その後、揉み合いながらもロンドン時間に
かけて1.1812へ反発しましたが、その後、再び反落して1.1749レベル
で週の取引を終えました。




●今週(12月18日から12月22日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは14日の高値112.88を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は113.00の「00」ポイン
ト、さらに上昇した場合は先週高値の113.74、ここを上抜けた場合は
114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の112.03から112.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合10月16日
の安値111.65、さらに下落した場合は111.00の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。


今週のドル円相場にかかわる経済指標および要人発言では、18日の
日通関ベース貿易収支と米NAHB住宅市場指数、19日の米住宅着工
件数と米建設許可件数と米第3四半期経常収支、20日の米中古住宅販
売件数、21日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見と米第3
四半期GDP確報と米第3四半期個人消費確報と米第3四半期コアPCE
デフレータ確報と米フィラデルフィア連銀製造業景気指数と米新規失業
保険申請件数と米景気先行指標総合指数、22日の米個人消費支出と米
コアPCEデフレータと米耐久財受注と米新築住宅販売件数とミシガン
大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、週初11日に113円台後半で始まり揉み合いとなった
後に13日のFOMCとイエレンFRB議長の会見を経て軟調に推移して
15日のロンドン時間に112.03へ下落しましたが、その後、2018年に
連邦法人税を21%へ引き下げて国際物品税も見送る内容の米共和党の
税制改革の最終法案がまとまり、ルビオ上院議員とコーカー上院議員が
今回の修正案には賛成する意向を示したことを背景に112円台後半へ
反発して週の取引を終えました。


さて、FOMCなどビッグイベントを終えた今週ですが、米共和党の
税制改革の最終法案が上下両院で可決となるのか注目されます。

10年で1.5兆ドル規模減税の税制改革法案ですが、その一方で企業の
借入金の支払利息の損金算入を制限するなど控除を見直すことで差し
引きでの企業減税規模は10年で実質6500億ドル程度となることへの
今後の市場反応が注目されます。

そして、21日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見ですが、
無事に通過すると思われるものの、一部の観測報道で「出口論は時期
尚早も、一方で追加緩和は不要との説明を全面に出す可能性」が指摘さ
れていましたので注目されます。

また、ロシアゲート問題を巡る動向、および北朝鮮の動向なども引き続
き注目されますが、22日に期限を迎えることで米暫定予算についても
一応注目されます。今週はクリスマス週となることで手仕舞いの動きや
流動性の低下によるチョッピーな値動きにも留意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは15日の安値1.1764
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1800から15日
の高値1.1812、さらに上昇した場合は14日の東京時間の高値1.1843
ここを上抜けた場合は先週高値の1.1862、さらに上昇した場合1.1900
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1717を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落
した場合は10月6日の安値1.1669、ここを下抜けた場合は1.1600の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場にかかわる経済指標では、18日の欧消費者物価
指数確報、19日の独IFO景況感指数、21日の欧消費者信頼感速報、
22日の仏第3四半期GDP確報、などが注目されますが、対ドル通貨
ペアとして、18日の米NAHB住宅市場指数、19日の米住宅着工件数と
米建設許可件数と米第3四半期経常収支、20日の米中古住宅販売件数
21日の米第3四半期GDP確報と米第3四半期個人消費確報と米第3
四半期コアPCEデフレータ確報と米フィラデルフィア連銀製造業景気
指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数、22日の米
個人消費支出と米コアPCEデフレータと米耐久財受注と米新築住宅販
売件数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週初11日に1.17台後半で始まった後にイベント
前のユーロ・ロングのポジション調整の動きもあったか、12日のNY
時間に1.17台前半へと下落するも、その後、切り返して米FOMC後に
上伸しECB理事会の後に一時1.18台後半へ上昇しましたが、その後、
ドラギECB総裁の定例会見で「現在の金利水準はQE終了後も暫く
継続。極めて良好な金融環境が必要とされている。インフレ上昇のため
に引き続き大規模な緩和が必要。(後略)」などが示されたことで反落し
て揉み合いながらも軟調傾向で推移して1.17台半ばで週の取引を終え
ました。


さて、FOMCおよびECB理事会のビッグイベントを終えた今週ですが
12月12日の時点のIMM通貨先物のユーロの買い越しが113889枚と
大幅増となっていますのでクリスマスを前にしたポジション調整の動き
には注意が要りそうです。また、21日にスペイン・カタルーニャ州議
会選挙も予定されて相場への影響は大きくないと思われますが一応なが
ら注目したいものです。

今週はクリスマス週となることで流動性の低下によるチョッピーな値
動きにも留意したいものです。





さて今回は、トレードと凡事のお話 その271 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円はFOMCでの利上げとイエレン議長
 の会見の後にセル・ザ・ファクトとなって112.03へ下落したけど、
 その後、週末に上院案をほぼ踏襲する格好で2018年に連邦法人税を
 21%へ引き下げる米共和党の税制改革の最終法案がまとまり、
 ルビオ上院議員とコーカー上院議員が賛成する意向を示したことで
 NYダウも最高値を更新してドル円も112円台後半へ戻したよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米共和党の税制改革の最終案では国際物品税も見送るとのことで
 10年で1.5兆ドル規模減税となる内容じゃったが…、
 その一方で、企業の借入金の支払利息の損金算入を制限するなど
 控除を見直すことで差し引きでの企業減税規模は10年で
 実質、6500億ドル程度となるとの見込み (17日の日経1面) で、
 上下両院本会議での採決と今後の市場反応が注目されるのう…」


『FOMCとイエレンFRB議長の会見を経過したドル円だけどさぁ、
 今週はいったいどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「21日に日銀金融政策発表と黒田総裁の会見が予定されておるが…、
 無事に通過すると思われるものの、一部の観測報道で『出口論は
 時期尚早も、一方で追加緩和は不要との説明を全面に出す可能性』
 が指摘されておるようで、一応ながらも注目されよう…。
 そして、ロシアゲート問題を巡る動向や北朝鮮の動向なども
 引き続き注目されるが、今週はクリスマス週となることで
 手仕舞いの動きや流動性の低下によるチョッピーな値動きにも
 留意したいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 ペンディングになっていた「情報の氾濫のお話」とやらかい?』


「ふむ。そうじゃのう…。『情報の氾濫のお話』もいつかはさせて
 もらおうと思っとるのじゃが、今日は今話題の『仮想通貨のお話』
 でもザックリとさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『今週はBTCが高騰して1BTCで220万円に迫っているからなぁ。
 「仮想通貨のお話」とやらを聞いてやるとしようじゃないか…』


「ジイは仮想通貨については後学であり、詳しい人はたくさんいて、
 あくまでもジイ的な視点でのザックリとしたお話ではあるが…、
 2017年の初めころ10万円程度であったビットコインが12月の今や
 22倍にもなっているのは溜口剛太郎殿もご存知のとおりじゃ…」


『22倍といえばさぁ、100万円が2200万円相当にもなったわけで…、
 石橋を叩いて渡らなかった人達の中にはチャンスを逃してしまったと
 悔しがっている人も少なからずいるんじゃないかなぁ…。
 でも、2017年初めは10万円でも既に高くなり過ぎていた気がしたし
 仮想通貨なんてオランダのチューリップ・バブルのようなもんだ、
 なんて揶揄するアンチ仮想通貨の評論家の声もあったからなぁ…』


「我々が勇気をもって飛び込んだFX為替取引でもそうであったように
 どのような分野にもいつの時代でもアンチの声はあるものじゃが…、
 仮想通貨の代表格のBTCは今月18日に米シカゴ・マーカンタイル
 取引所で先物の上場が決定していて、2018年には米ナスダックでも
 上場計画が報じらており、かつてのチューリップ・バブルのような
 一過性の幻想などではない事は確かなことではなかろうかのう…」


『でもさぁ、BTCが先物に上場されるという事はファンド勢によって
 売り浴びせになるんじゃないかと危惧する声も聞こえるぜぃ…』


「まぁ、上昇を煽ったその後に、将来、そうなる事があるやも知れぬが
 そして先物の下落に慄いて現物のパニック売りになる事態も、将来、
 短期的にあるやも知れぬが…、ただ、先物のショートはやがて必ず
 買い戻されるということと、仮想通貨の市場規模が拡大している
 事実は無視はできなく注目すべき事であろう…。溜口剛太郎殿」


『今、仮想通貨市場はいったいどのくらいに拡大しているんだい?』


「ふむ…。2016年で仮想通貨市場は10兆円相当と言われておったが
 今や10日現在でBTCの時価総額は2830億ドルで仮想通貨市場全体
 では60兆円相当の規模になっていると言われておるようじゃのう。
 ただ…、東京証券取引所の規模の約600兆円と比べてもまだ1/10で
 仮想通貨が世界的に普及していくするならば、まだ市場拡大の端緒と
 言ってもよいのかもしれぬのう…。溜口剛太郎殿」


『ふーん。先日、JPモルガンのダイモンCEOがビットコインは詐欺だ
 なんて言っていたけど、そのJPモルガンでさえ仮想通貨の取り扱い
 を検討しているらしいからなぁ。まだまだ市場は拡大するのかもな』


「仮想通貨市場が拡大過程にあるという事では、やや出遅れたとは言え
 まだ参入していない人にとっても、まだまだ参入する価値がある
 市場という事になるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿」


『1BTCが約220万円近くになったといっても、1BTC単位ではなく
 少額分でも購入して市場に参入できるワケだし…、そしてもしも
 先物主導で短期的に暴落してくれたなら、絶好の買い場という事も
 あるかもしれないからな…。ジイさん。』


「ふむ…。まずは小額からでも初めてみるのは良いのではなかろうか」


『仮想通貨ではどのような戦略が有効になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。今現在、BTCが仮想通貨の主要通貨である事は明らかだが
 トランザクションの詰まりや遅延、送金手数料の上昇などもあり…、
 ブルームバーグによればBTCの4割は1000人に保有されていて
 また報道によればBTCの4割は円建てで日本人が保有している事で
 投機色が高く偏向した状況であるとともに、やがて将来的に
 決済スピードの速い仮想通貨や、量子コンピュータの普及が始まった
 ならばよりセキュリティの高い仮想通貨が主流になるとも限らない
 ことで、上場している有力と思われる仮想通貨を複数で保有する
 ポートフォリオを組む事は有効な戦略となるのではあるまいかのう」


『BTCオンリーや特定の1つの仮想通貨に惚れこんで投資するよりも
 「仮想通貨市場の拡大にベットする」という意味で、上場している
 有力と思われる仮想通貨を複数でポートフォリオを組んで保有する
 方が良い場合もあるという事か…。で、未上場のICOはどうよ。』


「仮想通貨によるICOも有力な1つの分野とは思っておるが…、
 また、例えば1単位0.2円程度の仮想通貨が50円以上にもなる
 大化となって、いわゆる『億り人』を作る可能性もあるが…、
 注意しなくてはならない事は、上場に至ることが出来なかった
 仮想通貨のICOやプレセールは法定通貨に1円さえも換金できない
 電子クズとなる場合もあることで、儲けるにしても損するにしても
 リスクが高い投資であるということは認識すべきであろうのう…。
 まぁ、ICOもポートフォリオの1つに組み入れてリスク資産として
 わきまえた上で保有するならよい場合もあるのではあるまいかのう」


『ICOは儲けるにしても損するにしてもリスクは高いという事か…』


「もちろんICOを否定しているわけではなく、ジイも保有しておるが
 ジイ的にはベンチャー企業にIPOのように投資する事に興味はなく
 銀行の口座の保有率が3割程度のアジアなどの諸国で送金手段として
 本当に使われる可能性があるのかなどともに、通貨本来の価値である
 モノやサービスが買える通貨としてその仮想通貨が成長するのか…、
 あるいはトランザクションの遅延のあるBTCに代わって将来的に
 『ポストBTC』になりうる可能性のある仮想通貨はどれなのか…、
 などという視点でプレセールの選別をしているワケなのじゃのう…」


『仮想通貨の保有だけではなく、トレーディングではどうよ…』


「ふむ…。仮想通貨市場が拡大期にあることで基本はガチ保でも、
 相場ならば下落することもある事で、下落時に現物保有を担保として
 信用売りする、基本ガチ保で下落時にショートでトレードする戦略は
 仮想通貨市場では有効となるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿」


『その他、仮想通貨に関して何かあるかい? ジイさん。』


「話も長くなってきておるが…、税金に関して一言いわせてもらおう。
 今現在、仮想通貨による利益は税率の高い雑所得扱いではあるが…、
 20012年にFXがそれまでの雑所得扱いから申告分離課税扱いとなり
 利益に対する税金が実質的に軽減された経緯があるように…、
 もしかすると、仮想通貨による利益もやがて数年後には申告分離課税
 扱いとなる可能性もあるのではないかと思っておってのう…。
 そうなった場合は、仮想通貨を手仕舞って法定通貨の円などに替える
 大きな両替の好機となるやもしれぬと思っておるのじゃ…。」


『あははっ。ジイさんもいろいろ考えているんだなぁ…』


「ただ…、20012年にFXが申告分離課税扱いとなる前には、
 金融庁が2009年に店頭FX事業者に対して法定調書の提出を
 義務付けた経緯もあって…、もしも同様に仮想通貨取引所に対して
 法定調書の提出を義務付けがされたなら、仮想通貨で誰がいくら
 儲けたのが税務署に筒抜けになることで、当然と言えば当然じゃが
 納税申告は偽りなく正しく行うべきであろう…。溜口剛太郎殿」


『あははっ。不正申告がバレて追徴課税されるのは怖いからな…。
 もちろん、善良なオレ様は正しく申告してキチンと納税するぜぃ』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その270


今年もクリスマス・ソングが聞かれる時節になりましたね。
今週はFOMC、BOE、ECBなど重要イベントが目白押しです。



●今週(12月11日から12月15日)の主な予定


<12月11日(月)>

朝8時50分に日第4四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第4四半期大企業製造業景況判断BSI、
午後4時にトルコ第3四半期GDP、
などが予定されています。トルコの指標には注目です。


<12月12日(火)>

朝8時50分に日国内企業物価指数
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(11月)、
同午前9時半に豪第3四半期住宅価格指数、
午後1時半に日第三次産業活動指数(10月)、
午後3時半に仏第3四半期非農業部門雇用者改定値、
午後6時半に英消費者物価指数(11月)、英生産者物価指数(11月)、
同午後6時半に英小売物価指数(11月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(12月)、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(12月)、
夜10時半に米生産者物価指数(11月)、米生産者物価指数コア(11月)、
深夜4時に米月次財政収支(11月)、
などが予定されています。
豪・英・独・欧・米の指標には注目です。


<12月13日(水)>

朝8時50分に日機械受注(10月)、
午後4時に独消費者物価指数改定値(11月)、
午後6時半に英失業者数(11月)、英失業率(11月)、
午後6時半に英ILO方式失業率(11月)、
午後7時に欧鉱工業生産(10月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米消費者物価指数(11月)、米消費者物価指数コア(11月)、
深夜4時に米FOMC政策金利発表、米FOMC声明、
深夜4時半にイエレンFRB議長の定例記者会見、
などが予定されています。
(日)・(独)・英・欧・米の指標と
イエレンFRB議長の定例記者会見には注目です。
また、OPEC月報の発表も予定されています。


<12月14日(木)>

午前9時01分に英RICS住宅価格(11月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(11月)、豪失業率(11月)、
午前11時に中国小売売上高(11月)、中国鉱工業生産(11月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(10月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(11月)、
午後5時に仏製造業PMI速報(12月)、仏サービス業PMI速報(12月)
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(11月)、
午後5時半にスイスSNB政策金利発表、スイスSNB声明、
午後5時半に独製造業PMI速報(12月)、独サービス業PMI速報(12月)
午後6時に欧製造業PMI速報(12月)、欧サービス業PMI速報(12月)
午後6時半に英小売売上高指数(11月)、
午後8時にトルコ中銀政策金利発表、
夜9時に英BOE政策金利発表、英BOE資産買取プログラム規模、
同夜9時に英BOE議事録要旨、
夜9時45分に欧ECB金融政策発表、
夜10時半からドラギECB総裁の定例記者会見、
夜10時半に米小売売上高(11月)、米小売売上高(除自動車 11月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(11月)、米輸出物価指数(11月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(10月)、
深夜12時に米企業在庫(10月)、
などが予定されています。
豪・中国・仏・スイス・独・英・欧・トルコ・欧・米
の指標には注目です。そしてEU首脳会議も予定されています。


<12月15日(金)>

朝6時半にNZ企業景況感(11月)、
朝8時50分に日銀短観大企業製造業業況判断、
同朝8時50分に日銀短観大企業非製造業業況判断、
同朝8時50分に日銀短観大企業全産業設備投資、
午後7時に欧貿易収支(10月)、
夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(12月)、
同夜10時半に加製造業出荷(10月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(11月)、米設備稼働率(11月)、
早朝6時に対米証券投資(10月)、
日・米の指標には注目です。
独CSU党大会も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(12月4日から12月8日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.06で始まり、堅調傾向で推移して
93.84で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.378%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)1月限は週の終値で57.36ドルに下落しました。
NYダウは週間97.57ドル上昇、24329.16ドルで週の取引を終える。



<12月4日(月)>

米10年債利回りは一時2.41%台へ上昇。
ドル円は112円台後半へ上昇して始まる。
日経平均は24.50円高で寄り付き111.87円安の22707.16で大引け。
ダウ先物が200ドル超の上昇。原油先物は57ドル台へ下落。
仏中銀総裁
「景気回復の勢いが増しつつある。現在の景気の順風は力強い。
 ただし、満足できる余地はまだない。
 金融政策はユーロ圏経済を支えてきた」
独仏の株式市場が1%超の上昇。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
安倍首相
「日中が協力してアジアのインフラ需要に応えていく」
報道
「IMM円ショートは2013年以来の高水準から2週減。
 IMMユーロロングは2011年以来の高水準で高止まり」
英インディペンデント紙
「BTCの現在の価値はボーイング社やNZ経済を上回るもの」
EUバルニエ氏
「英離脱交渉で本日中の進展の可能性がある」
ポンド買い反応。
アイルランド政府
「英国側からの明確な言葉を期待している」
日経
「中国、一斉に水増しを修正か。省の3分の2が成長減速」
リッチモンド連銀
「次期総裁にマッキンゼーのバーキン氏を指名」
NYダウが一時300ドル超の上昇。
BBC「今日は、英国のEU離脱交渉は不成立」
ポンド売り反応。
ユンケル欧州委員長
「完全な合意を結ぶことは不可能だった。
 12月のEUサミットまでには進展可能」
報道
「米CMEが12月18日、米CBOTが12月10日から
 BTCの先物の取引を開始する。BTCは最高値を更新」
米10年債利回りは2.37%台へ低下。
メイ英首相
「週内にもう一度会議を招集する。
 ポジティブな結果が出ると前向きに捉えている」
NYダウは58.46ドル高の24290.05で取引を終える。最高値を更新。


<12月5日(火)>

日経平均は111.83円安で寄り付き84.78円安の22622.38で大引け。
米10年債利回りは2.37%から2.39%台で推移。
原油先物は57ドル台半ばで推移。
米下院
「上下両院がそれぞれの独自案を可決した税制改革法案について、
 一本化に向けて両院協議会で審議を行うことについての動議を可決。
 賛成222、反対192となった」
スペンサーNZ中銀総裁代行
「雇用の最大化を中銀の責務とする新政府方針に関して、
 NZ中銀によるインフレ目標について柔軟性が増している。
 生産、雇用、金融安定性に一段の重点を置いていく。
 物価安定で信認保つことが重要」
豪RBA声明
「低金利が引き続き豪経済を支える。
 持続可能な経済成長に向けて姿勢に変更はない。
 インフレ目標についての変更はない。経済成長に伴って物価は上昇。
 高い豪ドルはインフレや経済成長を鈍化させる可能性がある。
 第3四半期までの今年の経済成長はおおよそトレンドに沿う。
 非鉱業部門への投資は改善していくと見込まれる」
ロンドン時間はポンドドルが一時1.34台を割り込む。
報道
「英DUPと英政府との話し合いはまだ続いている」
AFP
「スペイン最高裁判所はカタルーニャ前首相の欧州逮捕状を取り下げ」
メイ英首相 (英議会にて)
「英国は(EUと)離脱協議で合意に極めて近づいている」
インターファクス通信
「ロシア法務省は米国メディア9社をスパイ機関を意味する
 外国のエージェントに指定」
米上院銀行委員会
「次期FRB議長にパウエルFRB理事を承認」
メイ英首相
「週内にはEU離脱交渉を再開する」
NY時間終盤に米10年債利回りは2.35%台へ低下。
アトランタ連銀GDPナウの第4四半期のGDP見通しは3.2%。
ライアン下院議長
「共和党指導部は短期的な暫定予算案について、
 メンバーと良い話し合いを持った」
NYダウは109.41ドル安の24180.64で取引を終える。


<12月6日(水)>

日経平均は97.00円安で寄り付き445.34円安の22177.04で大引け。
日経平均は今年最大の下げ幅で3日続落。
豪第3四半期GDPは予想より弱い前年同期比2.8%。豪ドル売り反応。
政井日銀委員
「海外経済情勢は総じてみれば緩やかな成長が続いている。
 海外経済の下振れリスクは全体として低下。
 我が国の経済物価情勢は所得から支出への前向きの循環メカニズムが
 働くもとで緩やかに拡大している。個人消費は底堅さ増す。
 2018年度までの期間を中心に潜在成長率を上回る成長を維持する。
 消費者物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで
 マネタリーベースの拡大方針を維持する。
 (オーバーシュート型コミットメント)
 長短金利の操作を行う。(イールドカーブ・コントロール)
 量的・質的金融緩和は、導入後5年近く経ち、
 その効果と副作用については引き続き肌理細かくみていく必要」
報道
「トランプ大統領が現地時間6日にイスラエルの首都を
 現在のテルアビブではなくエルサレムと公式に認定する」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.33%台へ低下。
独の株式市場が一時1%超の下落。
アイルランド財務相
「(国境についての)英国との合意は維持されなければならない」
メルシュECB理事
「個人的には、これ以上の期間の資産購入は必要ない。
 実体経済進展への期待の改善に沿った政策アプローチをとっている。
 金融刺激策を時期尚早かつ早過ぎるペースで解除することは、
 資産価格の急落と金利の急上昇を招く。
 一方で、資産購入プログラムが長引けばリスクも増大する。
 出口戦略についての信頼できる見通しが必要とされている」
英紙サン
「国境問題について、英DUPの今週中の合意はないだろう」
ポンドが軟調に推移。
原油先物が56ドル台へ下落。
報道
「プーチン大統領は任期6年となるロシア大統領選に出馬すると表明」
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
加BOC声明
「利上げに関して注意深くなり続ける。
 10月の見通しよりも成長は緩やか。
 インフレは一時的要因で予想よりもやや上昇。
 貿易や地政学リスクに相当程度の不透明さがある。
 カナダドルの水準について言及せず。雇用が改善もスラックは残る」
加ドル売り反応。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が561万バレルの減少。
原油先物は55ドル台後半へ下落。
トランプ米大統領
「エルサレムはイスラエルの首都と認識するとき。
 米大使館をエルサレムに移転するプロセスを開始へ。
 イスラエルとパレスチナ双方が合意した2国家共存解決案を支持
 数日中にペンス副大統領が中東訪問。
 中東の平和を望む人々は過激派を追放しなければならない」
米上院
「税制改革法案の両院協議会の審議入り動議を可決」
米シティCFO
「上院案で成立なら200億ドルの損失が見込まれる」
NYダウは39.73ドル安の24140.91で取引を終える。


<12月7日(木)>

米10年債利回りは2.33%から2.34%台で推移。
日経平均は140.11円高で寄り付き320.99円高の22498.03で大引け。
黒田日銀総裁
「物価は弱めの動きが続いている。金融環境はきわめて緩和的であり、
 景気は改善を続けている。力強い金融緩和を粘り強く続けていく。
 海外経済は昨年半ば以降、着実な改善を続ける。
 日本経済は世界経済同様、バランスのよい成長を続けている。
 需給ギャップ、昨年後半に長期的な平均であるゼロ%を超えた後、
 足もとにかけてプラス幅が拡大」
朝鮮中央通信
「残る問題は、いつ戦争が起きるかだ。
 戦争を望んではいないがそこから逃げるつもりもない。
 米国がわれわれの忍耐力について見込み違いをし、
 核戦争の導火線に火をつければ、
 われわれの強力な核能力によって米国は高い代価を払うことになる」
原油先物は56ドル台前半で推移。
トランプ米大統領
「(予算切れによる政府閉鎖は)起こりうる。
 米民主党は非常に危険なことを考えている」
米民主党下院のペロシ院内総務 (ツイッターにて)
「政府閉鎖と言っているのはトランプ氏だけ」
ブルームバーグ
「メイ英首相が交渉の瀬戸際になって別の提案を用意している」
ロイター通信
「英運輸相、EU離脱交渉を巡って悪い取引には署名しない。
 たとえ合意しなくても英国経済はうまくいくだろう」
EU
「離脱交渉の期限に延長はない。
 引き続き英国とEU27カ国との話し合いが行われている」
EU報道官
「英国の提案期限は10日に。合意はまだできず」
ポンドが上下動。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
一部報道
「英国における欧州裁判所の役割の問題に関して解決、
 残るはアイルランドの国境問題のみ」
ポンド買い反応。
報道
「ドイツ社会民主党(SPD)は本日開催した党大会で、
 メルケル首相率いる与党との連立協議を行うことを支持」
一時ユーロ買い反応。
EU「英EU離脱交渉は進展はしているがまだ十分ではない」
一部報道
「国境問題で英国とアイルランドが合意する可能性がある」
トランプ米大統領
「来年1月30日の一般教書演説までに道路や橋、
 空港などの改修を行うインフラ整備計画を発表したい」
米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。
NYダウは70.57ドル高の24211.48で取引を終える。


<12月8日(金)>

WSJ
「米下院つなぎ予算案を可決。政府閉鎖回避へ」
報道「米上院、暫定予算案を可決」
米10年債利回りは2.37%台で推移。
日第3四半期GDP二次速報は予想より強い年率換算2.5%。
日経平均は129.92円高で寄り付き313.05円高の22811.08で大引け。
BTCが17000ドルを突破。最高値を更新。
中国貿易収支(11月)は予想より強い402.1億ドル。
EU
「通商交渉の段階に進むかどうか速やかに協議する用意」
ユンケル欧州委員長
「英国はアイルランド国境での厳格な管理を回避するとコミット。
 英国に在留するEU市民の権利を確保」
メイ英首相
「アイルランド国境で厳格な管理は無いことを保証。
 交渉が通商協議の段階に移行できる見通し歓迎」
ポンドが上下動。
ロイター
「英国とEUは離脱交渉を巡り、清算金、在英EU市民と権利、
 アイルランドの国境問題の3分野で合意」
EU大統領
「英EU離脱交渉が前進した。
 英国は移行期間中はEU法、予算などを遵守すべき。
 速やかに通商交渉の段階に移行を」
報道
「独SPD、CDU・CSUと13日に連立に向けた予備協議行う」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
原油先物は57ドル台へ上昇。
報道
「メイ英首相は厳格な国境管理を回避としたが具体的方策は先送り」
ポンドが軟調に推移。
米国務長官
「在イスラエル米大使館の移転は今年来年の可能性は低い」
米非農業部門雇用者数(11月)は予想より強い22.8万人、
米失業率(11月)は予想とおりの4.1%、
米平均時給(11月)は予想より弱い前月比0.2%。
米10年債利回りは一時2.36%台へ低下。ドル売り反応。
コーン国家経済会議(NEC)委員長
「今四半期のGDPは3%超で推移している。
 我々はFRBと伴に良好な時期にいる。
 ビットコインについては言及を控える」
アトランタ連銀GDPナウの第4四半期GDP見通しは2.9%。
報道
「トランプ大統領は上下両院で可決した12月22日までの
 暫定予算案に署名。ひとまず政府機関の閉鎖は回避」
報道
「国連安保理は緊急会合を開催。エルサレム宣言に批判相次ぐ。
 英のライクロフト国連大使は米国の動きは和平に寄与しないとし、
 英は東エルサレムをパレスチナ領域の一部とみなしていると述べた」
NY原油先物1月限の終値は57.36ドル。
米10年債利回りは2.378%で取引を終える。
NYダウは117.68ドル高の24329.16で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、米上院本会議で2日未明に税制改革法案が可決となっ
たことを背景に週初4日に上窓を空けて112.82で始まりNY時間序盤
にかけて112.91へ上昇しましたが、その後、反落して、揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して、「トランプ大統領がイスラエルの首都を現在
のテルアビブではなくエルサレムと公式に認定」との報道を背景に6日
のロンドン時間にかけて週安値となる111.99へ下落する展開になりま
した。その後、切り返し堅調傾向で推移して、8日のロンドン時間序盤
にかけて週高値となる113.59へ上昇する展開になりました。その後、
米雇用統計の発表後に一時113.13へ反落しましたが反発して113.48
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初4日に下窓を空けて1.1862レベルで始まり
東京時間に1.1878へ反発した後にNY時間前半にかけて1.1829へ下落
する展開になりました。その後、5日の東京時間にかけて1.1876へ反
発しましたが、NY時間後半にかけて1.1800へ下落する展開になりま
した。その後、6日の東京時間にかけて1.1848へ反発しましたが、
その後、再び反落し軟調傾向で推移して7日のNY時間序盤にかけて
1.1776へ下落する展開になりました。その後、NY時間後半に一時
1.1814へ反発しましたが、その後に再び反落して8日の米雇用統計の
発表後に週安値となる1.1730へ下落する展開になりました。その後、
反発して1.1772レベルで週の取引を終えました。




●今週(12月11日から12月15日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値の113.59を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は114.00の「00」ポイント
さらに上昇した場合は7月11日の高値114.49、ここを上抜けた場合は
11月6日の高値114.73、さらに上昇した場合は115.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは8日の米雇用統計後の安値113.13を巡
る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合113.00の「00」ポイント
さらに下落した場合は5日の高値112.86、ここを下抜けた場合は5日
の安値112.30、さらに下落した場合は先週安値の111.99を巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、12日の米生産者物
価指数と米月次財政収支、13日の日機械受注と米消費者物価指数と米
FOMC政策金利発表とFOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会
見、14日の中国小売売上高と中国鉱工業生産と米小売売上高と米新規
失業保険申請件数、15日の日銀短観とNY連銀製造業景況指数と米鉱
工業生産と対米証券投資、などが注目されます。


先週のドル円は2日未明に米上院本会議で税制改革法案が可決となっ
たことを背景に上窓を空けて始まりましたが、6日の「トランプ大統領
がイスラエルの首都をエルサレムと公式に認定」との報道を背景に下落
して一時112円台を割り込む展開になりました。しかし、その後に切
り返して週末にかけて113円台後半へと上昇しました。そして、米雇
用統計の発表後に一時113円台前半へ反落しましたが、その後、米上
下両院で暫定予算案が可決され政府機関の閉鎖が回避されたことも背景
に反発して113円台半ばで週の取引を終えました。

さて今週は、13日の米消費者物価指数および米FOMC政策金利発表と
FOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会、そして14日の米小売
売上高など重要イベントが目白押しです。

米FOMC政策金利発表では0.25%の利上げが確実視されていますが、
市場はほぼ完全に織り込んでいる状況で、FOMCメンバー金利見通し
ドット・プロットやイエレンFRB議長の定例記者会見が注目の焦点に
なりそうです。

先週後半のドル買いは、年末やイベントに向けた事前のファンド勢の
ドルショートの巻き戻しの動きとの観測も聞かれますので、利上げ後
の一旦のセル・ザ・ファクトの動きにも注意したいものです。

また、ロシアゲート問題を巡る動向、米上下両院共和党内の米減税に
かかわる時期を巡る擦り合わせの進展、そしてエルサレムを巡る情勢
および北朝鮮の動向なども引き続き注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1800の「00」ポイ
ントから7日の高値1.1814を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合は6日の高値1.1848、さらに上昇した場合は5日高値1.1876か
ら4日の高値1.1878、ここを上抜けた場合は1.1900の「00」ポイント
さらに上昇した場合は1日の高値1.1940、ここを上抜けた場合は11月
27日の高値1.1960を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1730を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は11月21日の安値1.1713から1.1700
の「00」ポイント、さらに下落した場合は10月6日の安値1.1669、
ここを下抜けた場合は1.1600の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、12日の独・欧
ZEW景気期待指数、13日の独消費者物価指数改定値と欧鉱工業生産、
14日の仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧サービス業PMI速報
とECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例記者会見、などが注目
されますが、対ドル通貨ペアとして、12日の米生産者物価指数と米
月次財政収支、13日の米消費者物価指数と米FOMC政策金利発表と
FOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会見、14日の中国小売売上
高と中国鉱工業生産と米小売売上高と米新規失業保険申請件数、15日
のNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産と対米証券投資、などが注目
されます。


先週のユーロドルは、年末に向け2011年以来の高水準で高止まりとな
っていたIMMユーロ・ロングのポジション調整、および米10年債利
回りの上昇も背景にイベントに向けた事前のファンド勢のドルショート
の巻き戻しの動きもあったか軟調傾向で推移して、8日の米雇用統計の
発表後に週安値となる1.17台前半へ下落した後に1.17台後半に戻して
週の取引を終えました。

さて今週は、13日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の会見が
注目の焦点になりますが、ECBスタッフ経済見通しも注目されます。
そして、対ドル通貨ペアとして13日の米消費者物価指数およびFOMC
政策金利発表とFOMCメンバー金利見通しドット・プロットとイエレ
ンFRB議長の定例記者会見、そして14日の米小売売上高などが注目
されます。次第よってはボラタイルな相場展開になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その270 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、米上院本会議で税制改革法案が
 可決となった事で上昇して始まった後に、週半ばにトランプ大統領が
 イスラエルの首都をエルサレムと公式に認定したことで一時112円
 円台を割り込んだが、その後は113円台半ばへ上昇したよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先週末の米雇用統計では上下動とはなったが…、今月22日までの
 暫定予算案が成立して、ひとまず政府機関の閉鎖が回避されて、
 米10年債利回りが上昇してNYダウも最高値を更新したことも
 ドル円の上昇の背景となったのではあるまいかのう…」


『先週6日の日経平均は445円安と今年最大の下げ幅で驚いたけど、
 その後はしっかり持ち直した格好だよな。今後もロシアゲート問題や
 エルサレムを巡る情勢、北朝鮮の動向などには注意が要ると思うけど
 さて今週はビッグイベントが盛りだくさんだよな。ジイさん。』


「FOMC、BOE、ECBの金融政策、そして米CPIに米小売売上高など
 重要指標が多く、今週は年末最大のイベント・ウィークじゃのう。
 次第によってはボラタイルな相場展開になるのではなかろうか…」


『ビットコインの話もしたいところだが長くなるといけねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 ペンディングになっていた「情報の氾濫のお話」とやらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらいたいと思っとるのじゃが、
 今日は『シンプルの価値』のお話でもさせてもらうとしようかのう」


『まぁ、よろしい…。聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「日本語で『単純』と言うとあまり良い印象を受けないものじゃが、
 よく『シンプル・イズ・ベスト』などと言われているように、
 簡潔、純粋こそ最良で、価値あるものとされる事があるのじゃのう」


『シンプルには、無駄が削ぎ落された「精髄(エッセンス)」なんて
 意味合いも、もしかしたらあるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「ふむ。料理などでも一流のシェフが腕によりをかけて丁寧に
 作り込んだものは素晴らしく深き味わいとなろうが…、
 一方、和食のお刺身も美味の極みと言われることがあるのじゃのう」


『あははっ。かなりひねくれた見方をすれば、刺身なんて新鮮な生魚を
 ただ切り揃え盛りつけただけで手抜き料理と言えなくもないけれど、
 お刺身に生ワサビをつけてダシ醤油や旨塩をつけて一口頬張れば
 新鮮な魚のとろけるような本来の旨味が口一杯に広がって
 思わず「これは美味い!」と舌鼓を打つことになるだろうよ…。
 もしかしたら、料理は手間をどれだけかけて作り込んだのかよりも
 「どれだけ美味いのか」ということが大切なのかもしれないよな…』


「このようなことは投資系の教材にも言える場合があってのう…。
 あくまでも仮の例えじゃが、『他の教材の追従を許さない圧倒的な
 ボリューム全3000ページ。ガートレー・チャートパターン222、
 エリオット波動、フィボナッチリトレースメントとエクステンション
 タイムサイクル理論、ボリンジャーバンド、移動平均線、MACD、
 RSI、RCI、そしてKu-chart、IMM通貨先物ポジションの見方と活用
 米10年債利回りとドルの相関など、動画詳細解説付きの総合学習』、
 という教材に対して、『トレードエッセンスをまとめた全3ページ、
 動画解説付き』という教材があったとして、ともに価値があるもので
 しかも同じ価格であった場合、さてどちらが選ばれるであろうか…」


『あははっ。かなり極端すぎる例だけれども、そりゃぁ多くの人が
 コンテンツ的にもお得な前者を選ぶんじゃないかな…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、恐らくはそうなることであろうのう…。
 一概には言えないことかもしれぬが、前者は総合学習教材として
 価値のあるものになろう。ただ、この膨大なコンテンツを学習して
 学習者自身の具体的なトレード手法に洗練させ昇華していくことは
 容易なことではない場合もあるのかもしれぬ…。
 一方、後者はコンテンツボリューム的に遥かに見劣りがするけれども
 学習の目的が相場の物知りになる事やアナリストになる事ではなく
 トレードで収益を上げる事であるならば、筆者の人の膨大な学習から
 シンプルで具体的なトレード手法として、削ぎ落しのプロセスを経て
 精髄(エッセンス)にまとめ上げられているものの方が価値あることも
 ある場合もあるのやも知れぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『大型書店の相場関連の書籍を100冊読んでも勝てない人は勝てない
 と言われることのあるトレードだけど…、目的が膨大な学習をする
 という事ではなく、トレードで収益を上げるという事であれば、
 3トンの原石よりも磨き抜かれた1つのダイヤモンドそのものの方が
 価値があり、それこそ求めていたものという事もあるだろうからな』


「ふむ。チャートでもより良いものを求めて有効とされるテクニカルを
 数多く重ねるように、一目均衡表、ボリンジャーバンド、ピボット、
 パラボリック、複数の移動平均線、MACD、RSIなどを表示させる
 トレーダーさんがいるが…、これは『(相互補完の)ワークの問題』
 だけではなく、これらのコンプレックス(複雑)な判断要素で総合的に
 『買うべき、売るべき、待つべき』の判断の帰結を得るためには
 かなりのトレーダー自身の判断の力量が必要で…、混乱してしまう
 という場合があることもよく聞く話で…、削ぎ落しのプロセスを経て
 精髄(エッセンス)としてシンプルにまとめ上げた方が判断が明瞭で
 結果的にかえって戦績が良くなるという場合もあるのじゃのう…」


『チャートでの判断が予想ではなく「買うべき、売るべき、待つべき」
 という示唆や判断の結論を得るという事であるならば…、
 コンプレックス(複雑)&ベストを目指すのも1つのトレード思想なら
 ディスラプション(創造に向けた破壊)の削ぎ落しのプロセスを経て
 シンプル&ベターを目指すのも1つの考え方になるかもしれないな』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。





<お知らせ>

おかげさまでマエストロFXが発売以来7年目を迎えまして、、
メンバーサイトで毎週、更新され続けている動画も400本を超えました。

近日中に「シンプルトレードの新手法」を公開する予定です。

http://www.w-crew.com/mfx/

FX トレードと凡事のお話 その269


米上院本会議で2日未明に税制改革法案が僅差で可決となりましたが
週初の動向および今週末の2017年最後の米雇用統計が注目されます。



●今週(12月4日から12月8日)の主な予定


<12月4日(月)>

午後2時に日消費者態度指数(11月)、
午後6時半に英建設業PMI(11月)、
午後7時に欧生産者物価指数(10月)、
深夜12時に米製造業新規受注(10月)、
などが予定されています。
英・欧・米の指標には注目です。
そして、メイ英首相とユンケル欧州委員長の会談と
ユーロ圏財務相会合も予定されています。


<12月5日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(11月)、
午前9時半に豪小売売上高(10月)、豪第3四半期経常収支、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(11月)、
昼12時半に豪RBA政策金利発表、豪RBA声明、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(11月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(11月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(11月)、
午後6時半に英サービス業PMI(11月)、
午後7時に欧第3四半期GDP改定値、欧小売売上高(10月)、
夜10時半に米貿易収支(10月)、
同夜10時半に加貿易収支(10月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(11月)、
などが予定されています。
豪・中国・英・欧・米の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会も予定されています。


<12月6日(水)>

午前9時半に豪第3四半期GDP、
午後4時に独製造業新規受注(10月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(11月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時15分に米ADP雇用統計、
夜10時半に米第3四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第3四半期単位労働コスト確報、
同夜10時半に加第3四半期労働生産性指数、
深夜12時に加BOC政策金利発表、加BOC声明、
などが予定されています。
豪・独・スイス・米・加の指標には注目です。


<12月7日(木)>

午前9時半に豪貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数速報(10月)、日景気一致指数速報(10月)、
午後3時45分にスイス失業率(11月)、
午後4時に独鉱工業生産(10月)、
午後4時45分に仏貿易収支(10月)、仏経常収支(10月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減予定数(11月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加住宅建設許可件数(10月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(11月)、
早朝5時に米消費者信用残高(10月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<12月8日(金)>

朝6時45分にNZ第3四半期製造業売上高、
朝8時50分に日第3四半期GDP二次速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ二次速報、
午前9時半に豪住宅ローン件数(10月)、
(時間未定) 中国貿易収支(11月)、
午後2時に日景気現状判断DI(11月)、日景気先行き判断DI(11月)、
午後4時に独貿易収支(10月)、独経常収支(10月)、
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(10月)、仏財政収支(10月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(10月)、英製造業生産指数(10月)、
同午後6時半に英貿易収支(10月)、
夜10時に英NIESRのGDP予想、
夜10時15分に加住宅着工件数(11月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数(11月)、米失業率(11月)、
同夜10時半に米平均時給(11月)、
同夜10時半に加第3四半期設備稼働率、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)、
同深夜12時に米卸売売上高(10月)、米卸売在庫(10月)、
などが予定されています。
日・中国・英・米の指標には注目です。
そして、週末のこの日が米暫定予算の期限と
債務上限の適用停止の期限になります。


<12月9日(土)>

午前10時半に中国消費者物価指数(11月)、
同午前10時半に中国生産者物価指数(11月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月27日から12月1日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.80で始まり、93.46へ上昇した後に
92.43へ下落して92.81で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.363%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)は週の終値で58.36ドルに下落しました。
NYダウは週間673.6ドル上昇、24231.59ドルで週の取引を終える。



<11月27日(月)>

BTCが100万円台に上昇。
日経平均は106.23円高で寄り付き54.86円安の22495.99で大引け。
米10年債利回りは2.34%台で推移。
中国上海株式市場は0.94%安で取引を終える。
ハモンド英財務相
「英国の経済規模は2017年にフランスに抜かれ世界6位に低下」
ズマ南ア大統領
「週末の格下げを受けて財政支出削減などの計画策定を指示」
ランド円が上昇。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇後2.32%台へ低下。
米新築住宅販売件数(10月)は予想より強い68.5万件。
NY時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。
TBSテレビ
「政府が北朝鮮の弾道ミサイル発射準備とみられる信号を感知し警戒。
 電波信号は27日に捕捉されたが、現在のところ特異な兆候はない」
米10年債利回りは再び2.32%台へ低下。
原油先物は一時57ドル台へ下落。
米2年債入札では最高落札利回り1.765%、応札倍率2.73倍。
米5年債入札では最高落札利回り2.066%、応札倍率2.46倍。
ダラス連銀総裁
「近い将来の追加利上げが適切。雇用市場は数ヵ月先に過熱が進む。
 ビハインド・ザ・カーブに回ることを留意」
トランプ大統領 (ツイッター)
「減税法案は非常にうまくいっている。
 手を加えるだけで中間層や雇用創出者が得られるお金は増える。
 パススルー条項は一段と簡素化され非常にうまく機能する」
報道
「世界の運用資産が1.6京円へ。世界GDPの約2倍に達する見通し」
NYダウは22.79ドル高の23580.78で取引を終える。


<11月28日(火)>

パウエルFRB理事 (上院での次期FRB議長指名承認公聴会にて)
「金利は更に幾分の上昇を見込む。
 新たな経済上の脅威には断固として対応していく。
 不確実性に備え、政策設定には柔軟性が必要となる。
 ランスシートの規模は徐々に縮小へ」
日経平均は21.25円安で寄り付き9.75円安の22486.24で大引け。
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
原油先物は57ドル台で推移。
黒田日銀総裁
「世界経済は回復を続け、金融システムは安定性維持している。
 アジアの経済成長は、世界の経済成長に対して最も貢献している。
 今後の20年でアジアの経済統合がさらに進む。
 アジアの金融市場もそうした経済の発展と統合に合わせて、
 発展・統合がさらに追及されるべきである。
 アジア金融市場が効率的で流動性に富んだ市場に育つことを期待」
NY連銀総裁
「FRB議長の交代に向けた動きはこれまで順調。全く心配はない。
 FRB及びFOMCに関して適切な政策の道筋で強く団結している。
 当局が良い仕事をすればドルの信認は高いままである。
 ドットフランク法の撤廃を望んでいない。
 資本や流動性の強化策は堅持するべき。
 世界の中銀間でのコミュニケーションについては改善が必要である。
 米国は完全雇用の状態にある。
 インフレ率が目標を少々下回っても懸念はしない。
 労働市場がさらにひっ迫し、賃金の伸びが加速していく。
 税制上の刺激策は現状では不要」
黒田日銀総裁 
「長期金利が1%上昇すると24.6兆円の損失。
 現時点で金融仲介機能が阻害されているとは思わない。
 リバーサルレートは参考となり得る一つの理論」
安倍首相
「2%目標は現時点においても妥当で、改定は必要ない。
 同目標に関する政府と日銀の共同声明の内容は今も妥当。
 日銀に対しては大胆な緩和を着実に推進することを期待。
 具体的な手法については日銀に委ねられるべき」
英BOE
「英各銀行は現在のバランスシート基準でストレステストに合格。
 RBSとバークレイズは16年度末のデータが基準に達成できず」
カーニーBOE総裁
「秩序なきブレグジットは誰も望まない。
 ブレグジット移行期間の交渉開始は早いほどよい。
 移行期間は18−24ケ月必要に。
 フィンテック革命のリスクについて留意
 秩序無きブレグジットはポンド下落と英経済弱体化につながる」
ポンド売り反応。
OECD
「2018年世界成長率+3.7%、19年+3.6%と予測。
 20188年日本の成長率+1.2%、19年+1.0%と予測。
 2018年米国の成長率+2.5%、19年+2.1%と予測。
 2018年成長は減税が押し上げと想定。
 2019年は労働力の伸び鈍化、個人消費の抑制を想定。
 2018年ドイツの成長率+2.3%、19年+1.9%と予測。
 2018年英国の成長率+1.2%、19年+1.1%と予測
 消費者物価(前年比)の伸びは2018年+2.6%、19年+2.2%と予想」
関係筋
「OPECの全加盟国が9ヶ月の減産延長を支持、ロシア待ち」
NY時間に米10年債利回りは2.31%台へ低下。
パウエル理事 (指名承認公聴会)
「FRBは最大の米国債保有者。
 バランスシート調整には3〜4年かかる。
 バランスシートは2.5兆〜3兆ドル規模に。
 ボルカー・ルルーは最も大きなトレーダーに最も強く適用すべき。
 減税の経済への影響については予見を所持していない。
 FRBの独立性に強くコミットする。
 トランプ政権は誰もFRBの独立性を脅かしてはいない。
 4.1%またはそれ以下が自然失業率。
 25歳から54歳の男性の労働者には依然としてスラックがある。
 賃金は労働市場のひっ迫を示唆していない。景気に過熱感はない。
 FRBは金利を正常化するとき。財政赤字の長期的な持続性を懸念。
 利上げに対する忍耐強さはFOMCに役立っている。
 12月利上げの論拠は強まっている。
 今年のGDP伸び率は2.5%、来年もそれに近い伸びを見込む。
 ボルカールールの修正を支持。強い成長が段階的な利上げを正当化。
 市場はバランスシート縮小にまだ反応していない。
 インフレの弱さが一時的かどうか注意深く見ている。
 インフレ基調が弱いと判断すれば、利上げはより緩やかになる」
報道
「シューマー民主上院院内総務とぺロシ下院民主院内総務が
 トランプ大統領のツイッターを受けて会合への出席を拒否」
英テレグラフ紙「英国とEUが離脱に伴う精算金で合意」
ポンド買い反応。
英FT紙「英国の負担金は最大1000億ユーロ」
英当局
「英国の負担金は最大1000億ユーロとの報道内容は承知していない」
米7年債入札では最高落札利回り2.230%、応札倍率2.36倍。
韓国の聯合ニュース
「北朝鮮が弾道ミサイルを発射」
報道
「発射されたミサイルは米本土全域を攻撃できる
 大型の核弾頭の装着が可能な新型のICBM火星15型」
円買い反応。
ボブ・コーカー米上院議員
「上院予算委員会では共和党の税制改革法案を支持する」
報道
「米上院予算委員会が共和党の税制改革法案を可決。本会議に送付へ」
米10年債利回りは2.33%台へ上昇。ドル買い反応。
NYダウは255.93ドル高の23836.71で取引を終える。最高値を更新。
S&P500とNASDAQも最高値を更新。


<11月29日(水)>

米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
日経平均は127.72円高で寄り付き110.96円高の22597.20で大引け。
韓国の聯合ニュース
「北朝鮮が午後0時半位に重大発表」円買い反応。
北朝鮮
「新しい形のICBM(大陸間弾道弾)火星15を発射した。
 火星15は米全体を射程にいれた。核戦力を完成」
金委員長
「国家核武力完成の歴史的な偉業、ミサイル強国の偉業が実現した」
S&P
「朝鮮半島での戦争は無い見通し」
カンリフ英BOE副総裁
「(英国の)経済の潜在成長率は低下している。
 国内のコスト圧力はまだ高まっていない」
EUのバルニエ主席交渉官
「英国の離脱清算金、数日中に合意を報告したい。交渉は継続中。
 合意しなければ次の移行交渉フェーズに進めない。
 支払い条件についてはまだ交渉中。
 アイルランドと北アイルランドの国境について保障を」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.34%台へ上昇。
ECB金融安定報告
「ユーロ圏ソブリン債市場への圧力は金融危機依然の水準まで低下。
 主要国の国政選挙を終えて、懸念が後退。
 ECBの緩和的な金融政策の継続が下支え。
 金利上昇が各国の債務履行能力に懸念広げるリスクがある。
 これまでと違った政治の断片化のリスクがある」
イエレンFRB議長
「緩やかな金利上昇が適切。米景気拡大は一層の広がりをみせている。
 金融セクターの脆弱性は大きくないだろう」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.39%台へ上昇。
米第3四半期GDP改定値は予想より強い前期比年率3.3%。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が342.9万バレルの減少。
原油先物は57ドル台前半で推移。
イエレンFRB議長 (質疑応答)
「政策金利は徐々に中立に近づけることが重要。
 直近の失業率の低下は非常に望ましいこと。
 強い雇用は経済格差の消去を支援。
 労働市場からのサインに励まされる。
 強く安定的な雇用を望む。賃金の上昇圧力は緩やか。
 労働市場も経済も過熱していない。・生産性の低さの理由は不明。
 法人税率の引き下げは議会の課題」
バイトマン独連銀総裁
「ECBが量的緩和(QE)を続けていることに疑問。
 強い指標がECBの成長見通し引き上げの可能性を示唆」
メイ英首相
「負担金についてEUとの交渉が続いている」
一部報道
「米ナスダックもビットコインの先物を来年上場する予定。
 導入は早ければ4−6月期の可能性。
 ナスダックの先物取引所NFXで取引される」
米地区連銀報告
「米景気は緩やかなペースで拡大。先行きの見通しは若干改善。
 労働市場のひっ迫が広範の地域で報告される。
 個人消費は横這い。ホリデーシーズンに楽観的。
 インフレ圧力は前回から強まった。賃金上昇は大半の地域で緩やか」
サンフランシスコ連銀総裁
「賃金の伸び率が3〜3.5%に加速すると予想。
 米経済は良好な位置にありFRBは拡大を維持しなければならない」
ミネアポリス連銀総裁
「労働市場にには我々の認識よりもスラックがある公算。
 もしも、他の手段が尽きたならばマイナス金利も排除しない」
トランプ大統領「小さいロケットマンは病気の小犬」
オランダ中銀総裁
「2018年9月以降の資産購入停止は妥当。
 インフレ見通しは物価安定への脅威なし」
NYダウは103.97ドル高の23940.68で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQは1.27%の下落。


<11月30日(木)>

NBNZ企業信頼感(11月)は予想より弱い−39.3。NZドル売り反応。
日経平均は4.63円高で寄り付き127.76円高の22724.96で大引け。
米10年債利回りは2.38%から2.39%台で推移。
原田日銀審議委員
「円は量的・質的緩和以降、ほぼ110円程度で安定している。
 今後、物価の上昇とともに金利の上昇が期待できる。
 金融政策で景気が改善し人手が不足するならば、
 規制緩和などの動きも取りやすい。
 現行の2%目標の修正について、日本だけより低い物価目標を持てば
 円高をもたらす可能性が高い。
 物価が上がらないのは人手不足が不十分だからである。
 現行政策続ければ賃金と物価ともに上昇局面が現れる」
欧消費者物価指数速報(11月)は予想より弱い前年同月比1.5%。
プラートECB理事
「ユーロ圏の景気拡大は広範にわたっている。
 国や業種ごとの成長率のばらつきは過去20年間で最も低水準。
 高い成長率に収斂。金融政策は引き続き回復力持続に重要。
 金融政策以外の方策も成長には必要」
OPEC代表「減産延長2018年末までで合意」
ロンドンフィックスにかけてドル円が一時111円台後半へ反落。
ブルームバーグ
「ホワイトハウスはティラーソン国務長官に代わり
 ポンペオCIA長官を国務長官の起用を検討している。
 CIA長官の後任にはコットン上院議員の起用を検討。
 この件についてはケリー首席補佐官が取りまとめている」
イラクのルアイビ石油相
「OPEC総会で9ヵ月の減産延長を確認した」
原油先物は57ドル台で推移。
WSJ
「ケリー首席補佐官はティラーソン長官の更迭計画を否定した」
一部報道
「共和党のマケイン上院議員が減税賛成への意向を示した。
 市場は年内の法案成立への期待感を高めている」
ダラス連銀総裁
「労働参加率は61%以下に低下する可能性。
 FRBにとって大きな問題は完全雇用がそれに近い状態にあること。
 完全雇用と低インフレの困難に直面している。
 GDPに対する家計負債の割合は良好な状態。
 金融機関は良好な状態。企業はやや負債が多い。
 石油は世界的に均衡あるいはそれに近い状態。
 財政赤字が成長の足かせになって行くことに懸念。
 減税は短期的な浮揚を提供する可能性」
クリーブランド連銀総裁
「税制改革案は成長に大きな影響与えない。
 金融政策は予防的である必要。
 12月利上げの可能性があることには賛同する。
 インフレ期待は適切に抑制されている。個人消費は堅持されている」
サンダース大統領報道官
「政府は仮想通貨を監視している。
 ボサート大統領補佐官のチームが監視にあたっている。
 今回の税制改革法案では大統領が控除を失う」
米10年債利回りは一時2.43%台へ上昇。VIX指数は11.33へ上昇。
NYダウは331.67ドル高の24272.35で取引を終える。最高値を更新。


<12月1日(金)>

WSJ
「米下院共和党、12月22日までのつなぎ予算提案へ」
日経平均は191.97円高で寄り付き94.07円高の22819.03で大引け。
米10年債利回りは2.41%から2.40%台で推移。
麻生財務相
「円建ての通貨スワップについて
 円の通貨としての価値が上がりつつある。
 確実に円の信用を広めていく」
英通信社
「英国とEUとの離脱負担金について、
 500億ユーロ前後で基本合意とEU高官が発言」
クリーブランド連銀総裁
「株価や資産価格上昇には警戒しているが、
 イールドカーブのフラット化については懸念していない」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.39%台へ低下。
報道
「ギリシャの10年債利回り格差が拡大、10月末以来の511bp」
独ビルト紙
「メルケル独首相とシュルツSPD党首と連立協議開始で合意」
ブルームバーグ
「ビットコイン先物、CMEとCBOEでの取引を米規制当局が認可へ」
加雇用統計は市場予想より強い。加ドル買い反応。
セントルイス連銀総裁
「利上げ継続は逆イールドのリスクもたらす。
 逆イールドになるほどの金融引き締めは不要。
 もしも、9月FOMCの金利予測通りに利上げを実施すれば
 18年の後半には逆イールドになる可能性。
 長期金利は政策金利に追随しない可能性」
米ISM製造業景況指数(11月)は予想より弱い58.2.。
NY時間に米10年債利回りは一時2.42%台へ上昇。
ブルームバーグ
「前米大統領補佐官のマイケル・フリン氏は、
 ロシア大使とのやりとりについてFBI捜査官に虚偽の発言をしたと
 今日、ワシントンの法廷で有罪を認める見通し」
フリン前米大統領補佐官 (ロシア疑惑に関する裁判所での有罪証言)
「トランプ大統領の当選後に当時の駐米ロシア大使と会い、
 対ロシア制裁やロシア側の対応について協議した。
 その後、トランプ大統領の別荘「マー・ア・ラゴ」で
 政権移行チームに対応を協議するよう電話した」
米10年債利回りは一時2.319%へ低下。ドル売り反応。
NYダウが一時350ドル超の下落。独仏の株式市場は1%超の下落。
マコネル上院院内総務
「米税制改革法案の可決に必要な共和党票を確保した」
米10年債利回りは2.363%。NY原油先物の終値は58.36ドル。
NYダウは40.76ドル安の24231.59で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初27日に111.51レベルで始まりロンドンフィック
スにかけて週安値となる110.84へ下落しましたが、その後、揉み合い
ながらも切り返して30日のロンドン時間前半にかけて112.48へ上昇
する展開になりました。その後、NY時間前半に111.73へ下押しまし
たが、その後、再び反発して、1日のNY時間前半にかけて週高値とな
る112.87へ上昇する展開になりました。その後、111.40へ急反落した
後に反発して112.16レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初27日に1.1926レベルで始まりNY時間序盤に
かけて週高値となる1.1961へと上昇しましたが、その後、反落して、
28日のNY時間終盤にかけて1.1827へ下落する展開になりました。
その後、29日のロンドン時間前半にかけて1.1882へ反発しましたが、
その後、NY時間序盤にかけて1.1816へ反落する展開になりました。
その後、再び反発して揉み合いになりましたが、30日のロンドン時間
前半に週安値となる1.1809へ下落する展開になりました。その後、
反発して1日のロンドン時間序盤にかけて1.1940へ上昇しましたが、
NY時間前半にかけて1.1851へ反落した後に1.1934へ急反発する上下
動の揉み合いとなって1.1895レベルで週の取引を終えました。




●今週(12月4日から12月8日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値の112.87を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は113.00の「00」ポイント
さらに上昇した場合は10月6日の高値113.43、ここを上抜けた場合は
11月14日の高値113.91、さらに上昇した場合は114.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは112.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は10月16日の安値111.65、さら
に下落した場合は1日の安値111.40、ここを下抜けた場合は111.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は先週安値の110.84、ここを下
抜けた場合は8月31日の高値110.67、さらに下落した場合は110.00
の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、4日の米製造業新規受注、5日の
中国財新サービス業PMIと米貿易収支と米ISM非製造業景況指数、
6日の米ADP雇用統計、7日の米新規失業保険申請件数、8日の日第
3四半期GDP二次速報と中国貿易収支と米非農業部門雇用者数と米
失業率と米平均時給と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが
注目されます。


先週のドル円は週初に一時111円台を割り込みましたが、その後は
切り返して、北朝鮮のミサイル発射があるも週末のNY時間前半にか
けて112円台後半へと反発して、その後、フリン前米大統領補佐官の
ロシア疑惑に関する裁判所での有罪証言で111円台前半へ急落して、
その後、マコネル上院院内総務の「米税制改革法案の可決に必要な共和
党票を確保した」との発言を背景に112円台を回復する相場展開にな
りました。

さて今週は、2日未明に米上院本会議で2019年から法人税率を20%に
下げる税制改革法案が賛成51、反対49の僅差で可決となったことで
週初の動向が注目されますが、今週末8日の本年最後の米雇用統計が
注目されます。また、ロシアゲート問題を巡る動向、米上下両院共和党
内の米減税にかかわる時期を巡る擦り合わせの進展、そして今後、核実
験をする可能性のある北朝鮮の動向、などが注目されますとともに、
米債務上限問題で導入した暫定予算の期限を今週末の8日に迎えること
で、米債務上限問題にかかわる動向も注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1日の高値1.1940を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の1.1961、
さらに上昇した場合は1.2000の「000」ポイントから9月22日の高値
1.2004、ここを上抜けた場合は9月20日の高値1.2034、さらに上昇し
た場合は8月29日の高値1.2070、ここを上抜けた場合は9月8日の
高値1.2092を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1日の安値1.1851を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は11月29日の安値1.1816、さらに下落
した場合は先週安値の1.1809から1.1800の「00」ポイント、ここを
下抜けた場合は10月23日の安値1.1725から11月21日安値1.1713
さらに下落した場合は1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、4日の欧生産者物価指数、
5日の欧第3四半期GDP改定値と欧小売売上高、6日の独製造業新規
受注、7日の独鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨ペアと
して、4日の米製造業新規受注、5日の中国財新サービス業PMIと米
貿易収支と米ISM非製造業景況指数、6日の米ADP雇用統計、7日の
米新規失業保険申請件数、8日の中国貿易収支と米非農業部門雇用者数
と米失業率と米平均時給とミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


先週のユーロドルは週初に1.1961へ上昇しましたが、その後、1.18台
前半へと下落した後に反発して1.19を挟む上下動の揉み合いとなって
1.18台後半で週の取引を終えました。

さて今週は、メルケル独首相率いる与党のキリスト教民主・社会同盟
(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)との大連立政権の樹立に向け
た協議の進展の動向が引き続き注目されますが、対ドル通貨ペアとして
今週末8日の本年最後の米雇用統計の結果が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その269 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は週初に一時111円台を割り込むも
 その後は北朝鮮によるICBM発射などがあったが112円台後半へと
 反発して、そして週末は上下に振れる波乱の展開になったよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先週末はフリン前米大統領補佐官のロシア疑惑に関する裁判所での
 有罪証言で111円台前半へ急落したが、その後、マコネル上院院内
 総務の『米税制改革法案の可決に必要な共和党票を確保した』との
 発言を背景に112円台を回復する波乱の相場展開になったのう…」


『今週のドル円はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。米上院本会議で米国時間の2日未明に税制改革法案が可決
 となったことで週初のドル円は上昇して始まる可能性があろうが
 今週末8日の2017年最後の米雇用統計が注目されよう…。
 また、ロシアゲート問題を巡る動向、米減税の時期を巡る上下両院
 共和党内の擦り合わせの進展、そして今後、核実験をする可能性の
 ある北朝鮮の動向、また、米債務上限問題で導入した暫定予算の期限
 を今週末に迎える事で米債務上限問題に係わる動向も注目されよう」


『米上院本会議で税制改革法案が可決となった事は大きな前進だけど
 米下院にはフリーダム・コーカス派の厄介な連中もいるから…、
 上下両院共和党内の米減税に係わる時期協議の進展は注目されるぜ。
 また、今週末に迎える米債務上限問題もリスク要因ではあるよな…。
 さてところで…。ジイさん。今日はいったい何のお話だい?』


「ふむ…。溜口殿にお会いするまでは『情報の氾濫のお話』でも
 させてもらおうと思っとったのじゃが、また気が変わってのう…。
 今日は『金融工学が追い求めた数式トゥルース』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『いつもと随分と違ったテーマじゃないかよ。ジイさん。
 まぁ、よろしい。聞いてやるとしようじゃないか…』


「トレーダーが存在しないと知りながら密かに追い求めているものが
 絶対不敗の完全なトレード手法である『聖杯』であるならば…、
 全てを統一できると科学者たちが金融工学で追い求めたものが
 真実という名の数式『トゥルース』であろう…。溜口剛太郎殿。」


『金融工学でも聖杯のように絶対の数式を追い求めていたという事か』


「ウォール街がファンダと勘と度胸で相場を張る時代から、
 金融工学を取り入れるようになったその起こりは1960年代に
 ブラック・ジャックの必勝法をヒントにエドワード・ソープが
 考案した数式と言われておるが…、その後、フィッシャー・ブラック
 とマイロン・ショールズによって1973年に発表された数式、
 ブラック・ショールズ方程式が『トゥルース』と言われておった
 時期があったのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『マイロン・ショールズ氏は1997年にノーベル経済学賞を受賞して、
 ブラック・ショールズ方程式は様々なデリバティブにも応用できる
 めっちゃ有名な金融工学の数式だよな…。ジイさん。』


「ふむ…。その後年、ブラック・ショールズ方程式で実際に市場で
 運用をはじめたドリーム・ファンドがLTCMであったが…、
 計算上では確率的には100万年に僅か3回の確率でしか起こらない
 とされた危機(1998年ロシア危機)で破綻に至ってしまったことは
 皮肉な歴史的実験の結末というワケじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『LTCMの時のみならず、リーマンショックの時もショールズ氏が
 かかわるファンドがまたしても破綻してしまった事も有名な話だぜ』


「ただ、ブラック・ショールズ方程式それ自体はとても優れたもので、
 数式は特許にできないことでファンドごとに秘密にされておるが
 現代でも活躍する金融工学の数式の元となるものはブラック・
 ショールズ方程式だと言われておるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『でも…、破綻という歴史的な実績があるんだからなぁ…』


「金融工学の数式はその前提(仮定)となる条件の上で成り立つもので、
 その前提とは『(金融市場の)平常時』であり、危機という異常時では
 成り立たなくなる場合があるという事なのじゃ。溜口剛太郎殿。」


『欲望と恐怖が渦巻く市場と物理は似て非なるものかもしれないが、
 物理法則がブラックホールで成立しなくなるのと似ているのかもな』


「ニュートンが南海泡沫事件で損失を被った時に語ったとされる
 『星の動きは計算できるが、人間の狂気は計算できない』との
 言葉があるが、恐怖が引き起こすパニック相場は特別なのじゃのう」


『ところで…、今日は何でこんな話をしたんだい? ジイさん。』


「ふむ…。金融工学によってデリバティブなど金融派生商品は
 500兆ドル以上と、円換算すると京の単位にまで肥大している事と
 NYダウでの信用買い残が信用売り残の3倍超にもなっていて
 ひとたび手仕舞いの動きとなれば巨大な売り圧力になる要素を秘め
 『パニック相場はある日、突然にやってくる』ことで…、
 楽観に過度に浸らず、『治に居て乱を忘れず』の思いだけは
 忘れずにいたいものだと、『戒め』を思ったからなのじゃのう…」


『…で、ついでながらに聞くけど、ジイさんは金融工学に
 いったいどのような所見を持っているんだい?』


「浅学の身に所見などというような大そうなものはないが…、
 相場が波を描くということがもしも仮に正しいとするなら、
 波を描くのであれば、大なり小なり部分的に価格の連動性がある事で
 相場に於る価格の上昇(下降)の強まりと減衰を1つの単位波動として
 微分的に切り取り、それらを積算して利大を目指すという考え方は
 もしかすると有効なのやも知れぬとは思っておるがのう…」


『あははっ。浅学は浅学の身なりにいろいろと考えているんだなぁ』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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