FX トレードと凡事のお話 その268


先週は、ドルインデックスが軟調に推移して
ドル円が111円台に下落、ユーロドルが1.19台へ上昇しました。



●今週(11月27日から12月1日)の主な予定


<11月27日(月)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(10月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(10月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<11月28日(火)>

午後4時45分に仏消費者信頼感指数(11月)、
夜9時に独GFK消費者信頼感調査(12月)、
夜10時半に米卸売在庫(10月)、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(10月)、加原料価格指数(10月)、
夜11時に米第3四半期住宅価格指数、米住宅価格指数(9月)、
同夜11時に米ケースシラー住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(11月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(11月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
また、パウエル次期FRB議長の指名承認公聴会も予定されています。


<11月29日(水)>

朝8時50分に日小売業販売額(10月)、
午後4時45分に仏第3四半期GDP改定値、仏消費支出(10月)、
午後6時半に英消費者信用残高(10月)、
午後7時に欧経済信頼感(11月)、欧消費者信頼感確報(11月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時に独消費者物価指数速報(11月)、
夜10時半に米第3四半期GDP改定値、米第3四半期個人消費改定値
同夜10時半に米第3四半期GDPデフレータ改定値、
同夜10時半に米第3四半期コアPCEデフレータ改定値、
深夜12時に米中古住宅販売成約(10月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
仏・独・米の指標には注目です。
そして、英首相の党首討論と、イエレンFRB議長の
上下両院合同経済委員会での証言も予定されていて注目されます。


<11月30日(木)>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(10月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(10月)、
午前9時にNBNZ企業信頼感(11月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(11月)、
午前9時半に豪第3四半期民間設備投資、豪住宅建設許可件数(10月)
午前10時に中国製造業PMI(11月)、中国非製造業PMI(11月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(10月)、
午後3時45分にスイス第3四半期GDP、
午後4時45分に仏消費者物価指数速報(11月)、仏卸売物価指数(10月)
午後5時にスイスKOF景気先行指数(11月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(10月)、
午後5時55分に独失業者数(11月)、独失業率(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(11月)、欧失業率(10月)、
夜10時半に米個人所得(10月)、米個人消費支出(10月)、
同夜10時半に米コアPCEデフレータ(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加第3四半期経常収支、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(11月)、
などが予定されています。
NZ・日・豪・中国・スイス・独・欧・米の指標には注目です。
また、OPEC総会も予定されています。


<12月1日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(10月)、日失業率(10月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(10月)、
朝8時50分に日第3四半期法人企業統計設備投資、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(11月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(11月)、
午後5時50分に仏製造業PMI改定値(11月)、
午後5時55分に独製造業PMI改定値(11月)、
午後6時に欧製造業PMI改定値(11月)、
午後6時半に英製造業PMI(11月)、
夜10時半に加第3四半期GDP、加GDP(9月)、
同夜10時半に加新規雇用者数(11月)、加失業率(11月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(11月)、米建設支出(10月)、
などが予定されています。
日・中国・英・加・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月20日から11月24日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.84で始まり、軟調傾向で推移して
92.72で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.340%に低下しました。
NY原油先物(WTI)1月限は週の終値で58.95ドルに上昇しました。
NYダウは週間199.75ドル上昇、23557.99ドルで週の取引を終える。



<11月20日(月)>

独メディア
「独首相が進める連立協議で連立への参加が有力視されていた
 独自由民主党(FDP)が連立協議から離脱。」
ユーロ売り反応。
日経平均は116.82円安で寄り付き135.04円安の22261.76で大引け。
東京時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
メルケル独首相
「これまで交渉を行っていた政党と共通の解決策がないことは遺憾。
 大統領に明日、協議の決裂を報告する。
 (自身が率いる)CDUは引き続き責務を果たしていく。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
独FDP幹部のベーア氏「野党に転じることを恐れていない。」
独ビルト紙
「FPD、メルケル首相の少数政権をサポートする」
ユーロ買い反応。
EUバルニエ氏
「英EU離脱は銀行のEUパスポートの喪失を意味する」
ポンド売り反応。
報道「円ショートが2013年12月以来の高水準」
メルケル独首相
「首相を続ける用意はある。少数与党での政権樹立は予定しない。
 再度の大連立樹立にはオープン。少数与党よりも再選挙の方がまし」
ユーロが軟調に推移。
NY時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。ドル買い優勢。
原油先物は一時55ドル台後半へ下落も56ドル台へ反発。
トランプ米大統領
「北朝鮮をテロ支援国家に指定して制裁および罰則を強化する。
 米財務省が北朝鮮への追加制裁を発表、非常に大規模なものになる」
NYダウは72.09ドル高の23430.33で取引を終える。


<11月21日(火)>

イエレンFRB議長
「パウエル次期議長の就任をもって理事も退任する。
 米経済が危機以降、著しく回復したことを喜ばしいと感じている。
 最大雇用と物価安定の二つの目標が達成されつつある」
日経平均は195.03円高で寄り付き154.72円高の22416.48で大引け。
米10年債利回りは2.36%台で推移。
豪RBA議事録要旨
「賃金圧力を巡りかなりの不確実性が見られる。
 3Qの消費の伸びは2Qを下回る公算が大きい。
 インフレは加速が見込まれるがそのペースはゆっくりしたものに。
 小売マージンやコストに対する競争がインフレ加速の重し」
独公共放送ARD
「メルケル首相、少数政権には懐疑的。連立協議決裂で再選挙を主張」
麻生財務相
「高齢化と働き方の多様化に対応した形で、
 税の在り方の検討を行っていく。控除の在り方も検討。
 設備投資を促進するにあたり一括償却は大きい材料」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ低下。
独仏の債券利回り格差が2009年以来最小に。
ロイター
「イランのロウハニ大統領、イスラム国の終焉を宣言」
豪RBA総裁
「緩和的な政策の継続が適切。
 近い将来に政策を調整する強い理由はない。
 金融政策の次の一手はどちらかと言えば利上げの方向の可能性。
 しばらくの間、インフレは抑制される見込み」
豪ドル買い反応。
カンリフ英BOE副総裁
「英国のインフレは今年第4四半期にピークをむかえるだろう。
 英国の賃金動向を注視している」
サンダース英政策委員
「CPIはしばらくの間、目標を上回る状態続くだろう。
 引き締めは限定的かつ段階的に」
マカファティー英政策委員
「均衡的な失業率はおそらく4.5%以下」
ブリハ英政策委員
「賃金の上昇は3%に達する見込み。
 ゆるやかな金融引き締めとなる見通し。
 労働市場に逼迫の兆候があり、賃金に影響する可能性」
NY時間に米10年債利回り2.36%台へ上昇後に一時2.33%台へ低下。
原油先物1月限は一時57ドル台へ上昇。
クーレECB専務理事
「資産購入は特別な措置であって恒久的な金融政策ではない。
 金利に関するガイダンスがいずれ重要になる。
 異なる手段のトレードオフの関係を利用するのがより良い」
独自由民主党(FDP)のリントナー党首
「メルケル首相率いるCDU、CSUは
 FDPと緑の党との3党での連立を模索したが、
 FDPと緑の党が考えが合わず頓挫している」
NYダウは160.50ドル高の23590.83で取引を終える。最高値を更新。


<11月22日(水)>

イエレンFRB議長
「バランスシート縮小について、直近ではうまくいっている。
 FRBは市場に対して開かれた姿勢を維持する必要。
 市場の見通しに対してワナを仕掛けてはいけない。
 中立金利の推計値低下で政策を再考。
 非常に大事なことは経済状況が時間とともに不変ではないこと。
 我々は常にアジャストを考えることが重要。
 インフレ目標と雇用の最大化の目標におおむね近づいている。
 インフレ率は目標を下回っており、段階的な利上げが適切。
 目標に届かないことを容認することは非常に危険。
 速すぎる引き締めはインフレ率を目標である2%に届かず、
 2%未満でとどめる可能性がある。
 引き締めが遅くなりすぎると労働市場が過熱する可能性がある。
 インフレ期待が大幅に下振れしたとは思わないが、
 下振れしている一部の兆候がある。低インフレが一時的と確信せず。
 長期の正常な金利の推計を下方修正している」
WSJ
「特別検察官はクシュナー氏の海外指導者との接触を調査」
米10年債利回りは2.34%から2.35%台で推移。ドル売りやや優勢。
日経平均は185.07円高で寄り付き106.67円高の22523.15で大引け。
原油先物1月限は57ドル台で推移。
北朝鮮外務省報道官
「米政府によるテロ支援国家再指定は我が国に対する重大な挑発。
 米国の敵視政策が続く限り我々の抑止力は一層強化されるだろう」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
ハモンド英財務相
「ブレグジットは重要な局面にある。
 今後2年間のEU離脱準備で30ポンドを計上」
英政府経済見通し
「2017年成長率見通し+1.5%(3月時点+2.0%)
 2018年成長率見通し+1.4%(3月時点+1.6%)
 2019年成長率見通し+1.3%(3月時点+1.7%)
 2020年成長率見通し+1.3%(3月時点+1.9%)
 来年には財政赤字がGDPの2%以下に」
一時ポンド売り反応。
ハモンド英財務相「初回住宅購入者に対する印紙税を廃止」
EIA石油在庫統計では原油在庫が185.5万バレルの減少。
FOMC議事録要旨
「多くは当面の利上げが正当化されると見ている。
 数人が弱いインフレで当面の利上げに反対。
 低いインフレ期待を幾人かが懸念。
 大半がインフレ率が目標を下回る時期が長引く可能性を指摘。
 労働市場はひっ迫し、インフレは上昇すると予想。
 米税制改革は設備投資を押し上げる可能性」
米10年債利回りは2.32%台へ低下。ドル売り反応。
原油先物は58ドル台へ上昇。
NYダウは64.65ドル安の23526.18で取引を終える。


<11月23日(木)>

日経平均は勤労感謝の日で休場。
新華社
「中国、外相会議で韓国のミサイルシステムの追加配備を牽制」
韓国大統領府
「五輪期間中の米韓軍事演習の中断を検討」
中国上海株式市場は2.28%の下落。中国債も下落。
独SPD
「メルケル政権との協議の場は開かれている」
ECB理事会議事録要旨
「QE期限を厳密に決めることを市場が引き締めと捉えることを懸念。
 市場がより一層のQE延長を期待していることを懸念。
 QEで民間社債を購入することは主旨に沿わない」
報道
「中国、北朝鮮からの10月の輸入が前年同月比62%減。制裁影響」
ユーロ圏のPMIは6年半ぶりの高水準に。
米国は感謝祭で休場。
クーレECB理事「ユーロ圏の回復はしっかりとして均一的」


<11月24日(金)>

日経平均は133.01円安で寄り付き27.70円高の22550.85で大引け。
米10年債利回りは2.34%台へ上昇。ドル買いがやや優勢。
テンレイロ英政策委員
「11月利上げは時期尚早ではない、市場は理解。
 賃金上昇、CPI上昇圧力の兆候も。
 今後3年間で2回の利上げが適切とみられる。
 EU離脱が今後のCPIに与える影響は不確か」
メイ英首相 (EU首脳会談の前に記者団に)
「EU離脱交渉はともに前進することが必要。
 英国は欧州の安全保障の維持にコミットする」
ポンド買い反応。
独IFO景況感指数(11月)は予想より強い117.5。過去最高水準。
ユーロ買い反応。
朝鮮中央通信
「北朝鮮の核戦力の完成は既成事実となりつつある」
シュルツ独SPD党首
「メルケル政権との連立には党員投票が必要」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
OPEC関係者
「OPECとロシアは来年3月末までとなっている
 協調減産の来年末までの延長の枠組みで合意」
ムーディーズ
「南アフリカの格付けをジャンク級に引き下げる可能性がある」
ブラックフライデーでNY市場は短縮取引。
原油先物は58.95ドルで取引を終える。米10年債利回りは2.340%。
NYダウは31.81ドル高の23557.99で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初20日に112.14レベルで始まり111.89へ下落し
た後にNY時間終盤にかけて週高値となる112.72へ上昇しましたが、
その後、揉み合いながらも軟調傾向で推移して、23日の東京時間序盤
にかけて週安値となる111.06下落する展開になりました。その後、
揉み合いが続きましたが、24日の東京時間から反発して111.52レベル
で週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初20日に1.1787レベルで始まり1.1722へ
下落した後にロンドン時間序盤にかけて1.1808へ反発しましたが、
その後、反落して、21日のNY時間序盤にかけて週安値となる1.1713
へ下落する展開になりました。その後、反発して揉み合いになりました
が、22日のNY時間から堅調傾向で推移して、24日のロンドンフィッ
クスにかけて週高値となる1.1944へ上昇して1.1932レベルで週の取引
を終えました。




●今週(11月27日から12月1日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは20日の安値111.89から
112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は22日のロンドン時間の戻り高値112.17、さらに上昇した場合は
先週高値の112.72、ここを上抜けた場合は113.00の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の111.06から111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は8月31日
の高値110.67、さらに下落した場合は110.00の「000」ポイントを巡
る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、27日の米新築住宅
販売件数、28日のケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数と
リッチモンド連銀製造業指数とパウエル次期FRB議長の指名承認公聴
会、29日の米第3四半期GDP改定値と米第3四半期個人消費改定値
と米第3四半期GDPデフレータ改定値と米第3四半期コアPCEデフ
レータ改定値と米中古住宅販売成約とイエレンFRB議長の上下両院
合同経済委員会での証言と米地区連銀経済報告、30日の日鉱工業生産
速報と中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米個人消費支出と米コア
PCEデフレータと米新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気指
数、1日の日全国消費者物価指数と日失業率と中国財新製造業PMIと
米ISM製造業景況指数、などが注目されます。


先週のドル円はドル安を背景に111円台へ下落する展開になりまし
た。今週のドル円は、28日のパウエル次期FRB議長の指名承認公聴会
29日の米経済指標およびイエレンFRB議長の上下両院合同経済委員会
での証言と、30日の米経済指標などが注目の焦点になりますが、引き
続きロシアゲート問題を巡る動向、イールドカーブのフラット化が続い
ている米債利回りの動向、および米減税法案を巡る上下両院共和党の
擦り合わせの状況なども目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値1.1944を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.2000の「000」ポイ
ントから9月22日の高値1.2004、さらに上昇した場合は9月20日の
高値1.2034、ここを上抜けた場合は9月8日の高値1.2092を巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は24日のロンドン時間序盤の押し
安値1.1837、さらに下落した場合20日のロンドン時間の高値1.1808
から1.1800の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は22日のロンド
ン時間の戻り高値1.1773を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、29日の仏第3四半期GDP改定
値と独消費者物価指数速報、30日の独失業者数と独失業率と欧消費者
物価指数速報と欧失業率、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、27日の米新築住宅販売件数、28日のケースシラー住宅価格指数と
米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数、29日の米第3四
半期GDP改定値と米第3四半期個人消費改定値と米第3四半期GDP
デフレータ改定値と米第3四半期コアPCEデフレータ改定値と米中古
住宅販売成約とイエレンFRB議長の上下両院合同経済委員会での証言
と米地区連銀経済報告30日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと
米個人消費支出と米コアPCEデフレータと米新規失業保険申請件数と
シカゴ購買部協会景気指数、1日の中国財新製造業PMIと米ISM製造
業景況指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、メルケル独首相が進めている連立協議で独自由
民主党(FDP)との協議が決裂となりましたが、再選挙を避けるため
シュタインマイヤー大統領の呼びかけで独第2党の社会民主党 (SPD)
と大連立協議を行うことになったことや、堅調な独欧経済指標および
ドル安を背景に1.19台前半へ上昇する展開になりました。

今週のユーロドルは29日の独消費者物価指数速報と30日の欧消費者
物価指数速報などが注目材料になりますが、難航の可能性もある独連立
協議を巡る動向と、対ドル通貨ペアとして、28日のパウエル次期FRB
議長の指名承認公聴会、29日の米経済指標およびイエレンFRB議長の
上下両院合同経済委員会での証言と、30日の米経済指標などが注目さ
れます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その268 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はドルインデックスが軟調に推移して、
 ドル円が111円台に下落、ユーロドルが1.19台へ上昇したよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドル円では先週前半に反発する場面も見られておったが…、
 22日にイエレンFRB議長が『低インフレが一時的と確信せず。
 長期の正常な金利の推計を下方修正している』と発言したことが
 ドル売りを誘うことになったのやも知れぬのう…」


『ユーロでも、メルケル独首相が進めている連立協議で独自由民主党
 との協議が決裂となって一旦はユーロ売りとなったけど…、
 再選挙を避けるため、シュタインマイヤー大統領の呼びかけで
 独第2党の社会民主党と大連立協議を行うことになって、
 その期待でユーロドルが上昇したこともドル売りとなったようだな』


「シュルツ独社会民主党(SPD)党首によれば『メルケル政権との
 大連立には党員投票が必要』とのことであるが…、今後、
 メルケル独首相とSPDとの話し合いがどうなるか注目されるのう」


『先週の20日時点では円ショートが2013年12月以来の高水準と
 なっていたことも気になる所で…、今週末から12月に入るが、
 今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん』


「ふむ…。28日のパウエル次期FRB議長の指名承認公聴会、そして
 29日の米経済指標とイエレンFRB議長の上下両院合同経済委員会
 での証言と、30日の米経済指標などが注目されるが…、
 安易に予想するのではなく、相場についていこうではないか」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう。今日は『ファンダ予想とチャート対応のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。ジイさん』


「さて、『今後、相場はどう動くのだろうか?』ということは、
 トレーダーなら誰しも最も気になる所で…、そのために
 いろいろとファンダメンタルズ的な情報収集をすることがあろう」


『まぁな…。オレ様もいろいろとファンダ情報を収集しているぜ…。
 「20日時点で円ショートが2013年12月以来の高水準となってる」
 「世界の債務残高がリーマンショック時よりはるかに大きい
  226兆ドルに拡大して、全世界のGDPの324%にもなっている」
 「NYダウでの信用買い残が信用売り残の3倍超にもなっていて
  ひとたび手仕舞いの動きとなれば巨大な売り圧力になる」
 「全世界のGDPの24.4%は米国で世界一の経済大国は米国である」
 「30年前の大量の米債の償還が2017年10月から始まっている」
 「レパトリ減税が成立すれば、次年度、大きなドル買い圧力になる」
 などなど、いろいろと調べているんだぜ。ジイさん』


「ほほう。溜口剛太郎殿はなかなかの勉強家じゃのう…」


『挙げれば切りがないくらいだが…、まだまだあるぞ。
 「購買力平価よればドル円は95円前後が適正ということになる」
 「日本の経常収支はザクっと言って+20兆円程度と大きいが、
  欧州経常収支は+50兆円相当にもなる。これはユーロ買い要因」
 「ドイツ銀行の破綻は一旦回避されたが問題が解決したわけでない」
 「(24日の記事要旨) 中国中央政府は経済政策の軸足を景気下支え
  からリスク抑制に移しつつあり、官民パートナーシップPPPの
  見直しの為、地方のインフラ事業1000件を停止に追い込んだ。
  そして、中国では住宅販売も減速している。」
 「サウジ・リスクも世界経済に大きな衝撃となる可能性がある」
 などというファンダメンタルズ要因もあるぜ…。ジイさん』


「まぁまぁ、切りもなかろう。それくらいでよいではないか…。
 トレードのためにいろいろと情報収集をすることは、
 もちろん良い事ではあるのじゃが…、ただ、忘れてはならぬのは、
 『ファンダメンタルズ要因は好悪が混在している』、
 『ファンド勢は我々が知り得たよりもはるかに早くかつ多く
  ファンダ要因を把握していて、そして市場は織り込んでいる』
 ということじゃよ。溜口剛太郎殿」


『…てことは、ファンダの情報収集は無駄なこととでも言うのかい』


「そういう意味ではないのじゃよ…。勉強することは良い事じゃ。
 優秀なプロップ・トレーダーはファンダメンタルズ要因を駆使するが
 ただ、我々一般トレーダーが好悪のファンダ要因を総合的に勘案して
 正確に相場動向を『予想する事』は容易なことではないのじゃのう」


『まぁ、常に正確な予想ができるアナリストさんはほぼ皆無だし、
 暴落を予言のように的中させたというアナリストさんも現れるが、
 「常日頃から暴落論者だった」ということもあるからなぁ…』


「ふむ…。特に我々のような一般トレーダーは、総合勘案は至難の業で
 例えば『米国は利上げに入り日本は緩和継続で円売りとなるはずだ』
 という1つの思考バイアスに囚われてしまうと、ドル円が事実として
 下落しているにもかかわらず、下げるほどに買い向かうという
 心理的に偏向したトレードをしてしまう場合もあるものでのう…」


『そう言われてみれば、そんな経験もあるにはあるけどな…』


「偏向した『こうなるはず』という思考バイアスは恐ろしいもので、
 ときに口座資金を飛ばすに至るまで治らない場合もあるのじゃのう」


『……』


「ファンダメンタルズ要因は好悪が混在しているとともに…、
 ダウ理論が示しているように『平均(価格)は全ての事象を織り込む』
 ということで、未然が徐々に織り込まれ征くこともあるけれども、
 『我々が知り得た事は既に価格に織り込まれている』可能性が高い
 ことを認識して、『そしてここから』と、価格そのものの動きである
 『チャートに対応してトレードする事』が賢明なのではあるまいか」


『知り得たファンダ要因がどうであろうと、そして誰が何と言おうと
 「価格の動きのみが真実」で、トレーダーは価格自体の動きである
 チャートに対応してトレードすべきという事か…。ジイさん。』


「ふむ。それが賢明な事ではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿」


『…で、チャートに対応してトレードする、とはどういう事さ』


「ふむ…。それはじゃ、ファンダ要因はそれとして認識するとしても、
 トレードでは、予想することなく『チャート自体に素直に従う』
 という事になるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その267


今年も早いもので米国の感謝祭のシーズンとなりましたが、
再び燻り始めたロシアゲート問題、そしてイールドカーブの
フラット化が続いている米債利回りの動向が注目されます。



●今週(11月20日から11月24日)の主な予定


<11月20日(月)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(10月)、
午後4時に独生産者物価指数(10月)、
夜11時からドラギECB総裁の発言、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(10月)、
などが予定されています。
日・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<11月21日(火)>

午前9時半に豪RBA議事録要旨、
午後1時半に日全産業活動指数(9月)、
午後4時にスイス貿易収支(10月)、
午後6時半に英財政収支(10月)、
夜10時半に加卸売売上高(9月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(10月)、
などが予定されています。
豪・米の指標には注目です。


<11月22日(水)>

朝8時からイエレンFRB議長の発言、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米耐久財受注(10月)、米耐久財受注(除輸送用機器 10月)
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に欧消費者信頼感指数速報(11月)、
同深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)、
深夜4時に米FOMC議事録要旨、
などが予定されています。
欧・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<11月23日(木)>

※ 東京市場は勤労感謝の日で休場。
  NYは感謝祭で休場。

早朝6時45分にNZ第3四半期小売売上高指数、
午後4時に独第3四半期GDP確報、
午後4時45分に仏企業景況感指数(11月)、
午後5時に仏製造業PMI速報(11月)、仏サービス業PMI速報(11月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(11月)、独サービス業PMI速報(11月)
午後6時に欧製造業PMI速報(11月)、欧サービス業PMI速報(11月)、
午後6時半に英第3四半期GDP改定値、
夜9時半に欧ECB理事会議事録要旨、
夜10時半に加小売売上高(9月)、加小売売上高(除自動車 9月)、
などが予定されています。
NZ・独・欧・英・加の指標には注目です。


<11月24日(金)>

※ 米国の株式と債券市場はブラックフライデーで短縮取引。

早朝6時45分にNZ貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(9月)、日景気一致指数改定値(9月)
午後5時15分にスイス第3四半期鉱工業生産、
午後6時に独IFO景況感指数(11月)、
などが予定されています。
NZ・独の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月13日から11月17日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.47で始まり、軟調傾向で推移して
93.61で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.345%に低下しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で56.55ドルに低下しました。
NYダウは週間63.97ドル下落、23358.24ドルで週の取引を終える。



<11月13日(月)>

英紙サンデー・タイムズ
「英国議会の保守党議員40人がメイ首相に対する
 不信任を表明する書簡の署名に同意した。」
仏紙報道
「EUのバルニエ主席交渉官が、私の望む選択肢ではないが、
 英離脱交渉は失敗の可能性があると述べた。」
ポンド売り反応。
日経平均は73.86円安で寄り付き300.43円安の22380.99で大引け。
米10年債利回りは2.39%から2.38%台で推移。
フィラデルフィア連銀総裁
「年内にもう一回の利上げを見込んでいる。
 今後のバランスシート縮小については退屈なものになる。
 労働市場のたるみは非常にわずか。インフレ率は依然として
 当局の目標を下回っていて引き続き警戒が必要。
 労働市場がここまでひっ迫すると、
 どこかの時点でインフレの上昇が顕在化する可能性が高い。」
デベル豪RBA副総裁
「鉱山関連以外の設備投資はここ数年堅調な上向き軌道。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ低下。
独仏の株式市場は軟調傾向で推移。
報道「トランプ大統領は厚生長官にアザール氏を指名」
デービスEU離脱担当相
「12月までに英国とEUと合意できるかは半々といったところ」
黒田日銀総裁 (スイスにて)
「日銀は強力な金融緩和を押し進めている。
 2%のインフレ目標にはまだ長い道のり。
 企業の賃金、価格設定スタンスは次第に積極的に。
 仮想通貨はいまのところ深刻な問題は見られない。
 仮想通貨の状況を注意深く見守っている。
 対GDP比の債務残高の高さは持続不可能。」
報道
「世界のドルの量を示すワールドダラーは
 10月末で約6.9兆ドル、10年で3.4倍に。」
原油先物は56ドル台後半で推移。
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
NYダウは下げて始まるも17.49ドル高の23439.70で取引を終える。


<11月14日(火)>

ブルームバーグ
「トランプ大統領は16日に下院共和党と税制で協議する」
米10年債利回りは一時2.41%台へ上昇。
日経平均は38.06円安で寄り付き0.98円安の22380.01で大引け。
ムニューシン米財務長官
「政権の目標は米経済の3%超の成長。
 法人減税の実施については来年からが望ましい。
 現状の下院と上院における税制法案の相違はわずか。
 下院での今週の税制法案の可決を楽しみにしている」
報道「小池東京都知事が希望の党の代表を辞任」
独第3四半期GDP速報は予想より強い前年同期比2.8%。
ユーロ買い反応。
英CPIなど物価指数が予想より弱い結果に。ポンド売り反応。
ドラギECB総裁
「フォワードガイダンスは政策手段として十分に定着している」
黒田日銀総裁
「フォワードガイダンスはある程度機能した。
 インフレ期待は小幅に上昇してきている。強力な緩和策を継続する」
イエレンFRB議長
「あらゆるガンダンスは景気見通し次第であるべき。
 想定される政策の先行きについて伝えることは有益。
 FOMCの政策議論はきわめて健全に行われている
 米当局者からの発言多すぎると混乱をまねく。
 米当局は政策決定に対して市場にあらかじめ準備させようと意図」
カーニー英BOE総裁
「コミュニケーションの成功には複数の異なる手段を持つ必要」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
米生産者物価指数(10月)は予想より強い前月比0.4%。
セントルイス連銀総裁
「今年下期成長は予想上回る可能性。
 来年の米成長は今年下期よりは鈍化しそうだ。
 現状の政策金利が短期的には適切に。
 低インフレ継続、利上げの必要はない。
 賃金上昇のためには生産性向上が必須。
 追加利上げがインフレ期待を落とさないか懸念。
 FRBは9月の経済見通しを修正すべき。
 12月の利上げがインフレ期待を目標以下に押し下げる可能性」
ダウジョーンズ
「ホワイトハウスは次期FRB副議長の候補の1人に
 独アリアンツのエルエリアン首席経済顧問を検討している」
カンリフ英BOE副総裁
「国内での消費者物価指数からの圧力は低い。
 利上げの前に賃金上昇の証拠を確認したい」
アトランタ連銀総裁
「完全雇用に近く、成長は2%をやや上回る水準見込む。
 財政政策の影響を予想するのは時期尚早。
 企業は総じて成長の急加速を予想していない」
IEA月報
「石油価格の上昇と比較的穏やかな冬期の気候を背景に
 需要見通しを下方修正。2017年と2018年の需要見通しの伸びを
 それぞれ日量10万バレル引き下げ」
原油先物が55ドル台へ下落。米10年債利回りは2.37%台へ低下。
NYダウは30.23ドル安の23409.47ドルで取引を終える。


<11月15日(水)>

日第3四半期GDP速報は予想より弱い前期比年率1.4%。
日経平均は129.03円安で寄り付き351.69円安の22028.32で大引け。
日経平均は6日続落。
米10年債利回りは2.36%台に低下。
豪第3四半期賃金コスト指数は予想より弱い前期比+0.5%。
豪ドル売り反応。
報道
「アフリカ南部のジンバブエで国営放送局を兵士らが占拠」
一部報道
「ジンバブエのムガベ大統領が辞任の用意」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.33%台へ低下。ドル売り優勢。
欧州の株式市場は軟調に推移。
シカゴ連銀総裁
「目標を下回るインフレ期待に直面。
 インフレを継続的に抑制する材料を懸念。
 米経済はしっかりとした足取りを示している。
 2%目標は象徴的な目標であり上限ではないこと強調すべき。
 金融安定性について金利以外の方策もある」
プラートECB理事
「今後フォワードガイダンスの重要性が増す」
ブロードベント英BOE委員
「ブレグジットの消費者物価への影響は不明確。
 英国の消費者物価は目標を上回っている。余剰資源は次第に減少。
 金利に対するリスクのバランスは不明確。
 ブレグジットは短期的に生産性に打撃与える可能性。
 今月の会合での利上げは正当なもの」
米消費者物価指数(10月)は予想とおりの前月比0.1%、
米小売売上高(10月)は予想より強い前月比0.2%、
NY連銀製造業景況指数(11月)は予想より弱い19.4。
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
ブルームバーグ
「ソフトバンクは向こう3〜4年でサウジアラビアに
 最大250億ドルを投資する計画」
EIA石油在庫統計では原油在庫が185.4万バレルの増加。
原油先物は一時55ドル台を割り込む。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期3.2%成長の見通し。
ウィルキンス・加BOC上級副総裁
「経済は力強く進展している。
 オイルショックの影響はほぼ後退した。
 金融刺激策の解除は適切。更なる引締めには注意深くなる。
 インフレと労働市場の間の関係は失われていない。
 NAFTAの不透さは明らかに景気に影響。
 仮想通貨は資産であり通貨ではない」
トランプ大統領
「株価上昇やGDP伸び、国防支出を称賛。米国は再び将来を楽観。
 習中国国家主席は核問題で北朝鮮に圧力と約束。
 われわれは2度と貿易上の不正に目をつぶることはない。
 貿易に関するメッセージはアジアに響いた
 米国が利用される日々は終わった」
VIX指数は13.15へ上昇。
NYダウは138.19ドル安の23271.28で取引を終える。


<11月16日(木)>

ボストン連銀総裁
「経済情勢は緩やかな利上げ継続を正当化。
 見通しは12月の利上げ予想と合致。
 失業率低下はインフレや資産価格を押し上げへ。
 一時的要因が低インフレの主因。
 失業率が4%を割り込む可能性は極めて大きい」
日経平均は53.09円安で寄り付き322.80円高の22351.12で大引け。
米10年債利回りは2.32%から2.34%台で推移。
ウィルキンス・加BOC上級副総裁
「長期間に代わって物価が低迷している場合、
 中銀は下向きリスクによりウェイトを置く。
 現状のような不透明感が強いときには慎重な施策が必要。
 但し慎重さには制限がある」
ポリティコ
「EUは英国との貿易協定で特別扱いはしない」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
報道
「欧州新車登録台数(10月)は前年比5.9%増」
メルシュECB理事
「さらなるQE延長を見込む市場は誤っている」
一部報道で
「メイ英首相がEU離脱に関する支払額を200億ポンド引き上げ、
 倍増させる可能性がある」
プラートECB理事
「QEの再調整はインフレ見通しへの自信が強まっていること示す。
 インフレの進展は成長に比べると抑制されている。
 ECBは辛抱強く継続性もって政策実施を」
クリーブランド連銀総裁
「段階的な利上げは理にかなっている。
 段階的な利上げは均衡と取れたアプローチ。
 インフレが2%に向かうと確信」
下院共和党のロス議員
「トランプ大統領は下院共和党との会合を行い、
 減税後のステップとして福祉予算の削減を主張した」
オーストリア中銀総裁
「ユーロの回復は今後2年間は続くことが見込まれる」
カーニー英BOE総裁
「追加利上げは向こう数年間は可能。
 利上げは経済が予想通り進展するか次第。
 EU離脱交渉の結果は経済に影響」
ダラス連銀総裁
「米成長率は今年2.5%、来年2%超を予想。
 家計部門は健全で労働市場もタイト。
 FOMCは人々の中の変化を吸収するよう設計した。
 パウエル氏の議長選出は継続のサイン」
報道「米下院、共和党の税制改革法案を可決」
NY時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
原油先物は一時55ドル台を割り込む。
NYダウは187.08ドル高の23458.36で取引を終える。


<11月17日(金)>

日経平均は252.18円高で寄り付き45.68円高の22396.80で大引け。
WSJ
「モラー特別検察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状」
米10年債利回りは2.35%台へ低下。ドル円が下落。
報道
「米上院の財政委員会は財政改革法案を賛成14反対12で可決。
 27日からの週に本会議での採決が行われる見込み」
ドンブレット独連銀理事
「銀行監督の観点からは低金利は問題。
 12月中にEU離脱交渉が次の局面に移行できるかは不確実」
ドラギECB総裁
「ユーロ圏は確固たる経済拡大の最中。回復への信頼感が増している。
 インフレはまだ自律的に上昇しているわけではない。
 財政政策の助けが必要なタイミング」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.36%台へ上昇。
ブルームバーグ
「英EU離脱担当のデイビス氏はEU側に譲歩を求めていて、
 交渉は行き詰まり状態となっている」
アイルランドのコベニー外相
「英EU離脱交渉は次の段階に進む状況にない」ポンド売り反応。
バイトマン独連銀総裁
「緩和的なECBの政策が引き続き適切。
 インフレ圧力は引き続き抑制されている。
 ドイツ経済の回復は期間、力強さにおいて印象的。
 インフレよりも回復の進展が先んじている」
米住宅着工件数(10月)は予想より強い129.万件。
NY時間に米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。
ダラス連銀総裁
「米10年債利回りは将来の成長に対する悲観を反映。
 米国の債務の対GDP比率は歴史的な水準に照らして高い。
 パウエル理事は優れたリーダーになるだろう」
2−10年債の利回り格差は62とフラット化が進行。
NY原油先物12月限は56.55ドル。米10年債利回りは2.345%。
NYダウは100.12ドル安の23358.24で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初13日に113.50レベルで始まり揉み合いながら
も14日のロンドン時間に週高値となる113.91へ上昇しましたが、
その後、反落して、15日のNY時間序盤にかけて112.47へ下落する
展開になりました。その後、揉み合いながらも反発して16日のロンド
ン時間にかけて113.32へ上昇しましたが、その後、再び反落して、
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、17日のNY時間後半に週安値
となる111.94へ下落して、112.09レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初13日に1.1658レベルで始まりロンドン時
間序盤にかけて1.1637へ下落しましたが、その後、切り返して、堅調
傾向で推移して15日のNY時間序盤にかけて週高値となる1.1861へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、16日のロンドン時間
にかけて1.1756へ下押しましたが、その後、揉み合いながらも反発し
て17日の東京時間前半に1.1821へ上昇する展開になりました。
その後、反落して揉み合いとなって1.1789レベルで週の取引を終えま
した。




●今週(11月20日から11月24日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは17日のNY時間序盤の
戻り高値112.68を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
113.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は17日のオセアニア
時間の戻り高値113.14、ここを上抜けた場合は16日の高値113.32、
さらに上昇した場合は15日の東京時間序盤の戻り高値113.49、ここ
を上抜けた場合は14日の高値113.91を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の111.94を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は10月16日の安値111.65、さらに下落
した場合は9月25日の安値111.47、ここを下抜けた場合は111.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は8月31日の戻り高値110.67、
ここを下抜けた場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目さ
れます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、20日の日通関ベー
ス貿易収支と米景気先行指標総合指数、21日の米中古住宅販売件数、
22日のイエレンFRB議長の発言と米耐久財受注と米新規失業保険申請
件数と米ミシガン大学消費者信頼感指数確報と米FOMC議事録要旨、
などが注目されます。


先週のドル円は、揉み合いの後に軟調傾向で推移して、「モラー特別検
察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状」との報道も背景に一時112
円台を割り込む相場展開になりました。

さて今週は、引き続きロシアゲート問題を巡る動向、およびイールド
カーブのフラット化が続いている米債利回りの動向が注目されますが、
22日のイエレンFRB議長の発言と米FOMC議事録要旨、および米国
の年末商戦のスタートとなる感謝祭(サンクスギビング)での小売動向も
注目されます。また、北朝鮮の動向についても引き続き一応ながら注意
だけはしておきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日の高値1.1821
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値でもある
15日の高値1.1861、さらに上昇した場合は12日の高値1.1879、ここ
を上抜けた場合は1.1900の「00」ポイント、さらに上昇した場合は
9月25日の高値1.1936を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは16日安値1.1756を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落
した場合は10日の高値1.1677、さらに下落した場合は10日の安値の
1.1623を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、20日のドラギ
ECB総裁の発言、22日の欧消費者信頼感指数速報、23日の独第3四半
期GDP確報と独・欧の製造業PMI速報と独・欧のサービス業PMI速
報とECB理事会議事録要旨、24日の独IFO景況感指数、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、20日の米景気先行指標総合指数、
21日の米中古住宅販売件数、22日のイエレンFRB議長の発言と米耐
久財受注と米新規失業保険申請件数と米ミシガン大学消費者信頼感指数
確報と米FOMC議事録要旨、などが注目されます。


先週のユーロドルは、揉み合いを経た後に、ユーロ圏経済成長見通しの
改善とドル安を背景に週半ばにかけて一時1.18台後半へと上昇して、
その後、1.18を挟む揉み合いになりました。

さて今週は、20日のドラギECB総裁の発言および欧消費者信頼感指数
速報とPMI速報などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、再び
燻り始めたロシアゲート問題を巡る動向およびイールドカーブのフラッ
ト化が続いている米債利回りの動向、22日のイエレンFRB議長の発言
とFOMC議事録要旨、および米国の感謝祭での小売動向が注目されま
す。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その267 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、揉み合いながらも
 軟調傾向で推移して一時112円台を割り込んだよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先週はNYダウが週足で2週連続の陰線となって…、
 米10年債利回りも低下してイールドカーブのフラット化が進み、
 週末の『モラー特別検察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状』
 との報道も背景にドル円は一時112円台を割り込んだのう…。」


『今年も早いもので、今週は米国の感謝祭ウイークだけど…、
 どんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。米国の感謝祭は年末商戦のスタートとなるが…、
 ブラックフライデーでは米国の株式と債券市場は短縮取引で、
 週末と合わせて連休を取る投資家が多く、手仕舞いの動きや
 流動性の低下には少しばかり留意が要るやも知れぬのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『弱点の克服のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『ふん。以前からペンディングとなっていたテーマだな。
 まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「人とはある意味では不思議なもので…、自分自身のことを
 誰よりも知っているようで案外と知らないものでのう…。」


『あははっ。検査を受けないと自分自身の血糖値もわからないし…、
 また背中にいくつホクロがあるかさえも案外と知らないもんだぜ。』


「同様に、トレードにおける自分自身の長所弱点も知っているようで
 案外とわかっていないという場合があるものなのじゃのう…。」


『まぁな…。自分自身のトレードの弱点や改善点ついて、
 自分自身でわかっているようで実は何もわかっていない、
 という事もあるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「そうして、トレードを企業活動に例えるならば…、最も弱い部分、
 つまり弱点が全体の制約や足枷となるという事があるのじゃのう。」


『まぁ。商品企画や製造がいくら優秀でも、営業販売がまるでダメなら
 企業として全体の業績はなかなか向上しないだろうからなぁ…。』


「ふむ…。長所こそ伸ばすべき、という考え方があるその一方で、
 克服すべきは弱点やネックであるという考え方があるのじゃのう。」


『企業活動で例えるなら、商品企画や製造品質が優秀な会社において、
 さらに商品企画や製造品質に力を入れて改善を重ねたとしても、
 ダメな営業販売部門の改善を補うことはできないだろうからな…。』


「ふむ…。トレードを企業活動に例えるならば…、
 マーケットにおける収益が業績であり、もしも収益が悪い場合は、
 どこかに必ず、改善すべきネック(弱点)があるという事になり、
 まずは自身のトレードにおけるネックを見つけねばならぬのじゃ…」


『それにはどうしたら良いんだい? ジイさん。』


「己を知るためには、トレード日誌をつけることが必要となろう…。
 例えば、勝率は悪くないのに収益が向上していないのであれば、
 リスク・リワード比に問題がある可能性が高く、
 損切りが深過ぎたり、チキン利食いとなっているやも知れず…、
 またもしも、1回の大負けで収支がガタガタになっていたとしたら、
 資金管理やリスク管理に問題がある可能性があろうのう…。」


『その他にも過剰頻度トレード癖がネックになっている場合もあろうが
 トレード日誌によって改善すべきネック洗い出しができていないのに
 トレードの改善を目指そうとすることは、企業に例えるなら
 商品企画や製造が優秀なのに営業販売がまるでダメな会社で
 営業販売の改善をせず商品企画や製造の改善を目指そうとするような
 的外れな改善となってしまう場合もあるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。問題のネックが資金管理やリスク管理であるにもかかわらず
 自己に対する検証なき思い込みで、『良い手法さえ得れれば…』と
 手法探しの旅人となっても問題は解決できないものなのじゃのう。」


『でも…、これって逆に言えば、問題点のネックの改善さえできれば
 大きな飛躍となるという事でもあるんじゃないかな…。ジイさん。』


「おお、そのとおりじゃ! 溜口剛太郎殿。
 切れているチェーンを針金などで繋いでもまたそこで切れてしまうが
 本物のチェーン・ブロックがガチっとはまったならば、
 トレードは今まで勉強してきたことが活性化するかのように
 順調に回転して収支が向上していくことであろう…。」


『孫子の兵法風に言うならば「己を知り改善すれば百戦危うからず」
 ということにも通ずるのかもしれないな…。ジイさん。』


「あははっ。溜口剛太郎殿も面白いことを言うものじゃのう。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その266


APECでは「あらゆる不公正貿易慣行を含む保護主義に対抗する」
との共同声明が採択され閉幕となりました。


●今週(11月13日から11月17日)の主な予定


<11月13日(月)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(10月)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(11月)、
午後4時に独卸売物価指数(10月)、
深夜2時45分から黒田日銀総裁の発言、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などが予定されています。
そして、OPEC月報が発表予定です。


<11月14日(火)>

午前9時半に豪NAB企業景況感指数(10月)、
午前11時に中国鉱工業生産(10月)、中国小売売上高(10月)、
午後4時に独第3四半期GDP速報、独消費者物価指数改定値(10月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(10月)、
午後6時半に英消費者物価指数(10月)、英生産者物価指数(10月)、
同午後6時半に英小売物価指数(10月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(11月)、
同午後7時に欧第3四半期GDP改定値、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(11月)、欧鉱工業生産(9月)、
同午後7時からドラギECB総裁の発言、
同午後7時からイエレンFRB議長の発言、
同午後7時からカーニーBOE総裁の発言、
同午後7時から黒田日銀総裁の発言、
夜10時半に米生産者物価指数(10月)、米生産者物価指数コア(10月)、
などが予定されています。
中国・独・英・欧・米の指標と
米・欧・英・日の中銀総裁のパネル討論会での発言には注目です。


<11月15日(水)>

朝8時50分に日第3四半期GDP一次速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ一次速報、
午後1時半に日鉱工業生産確報(9月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(10月)、
午後6時半に英失業者数(10月)、英失業率(10月)、英ILO失業率(9月)
午後7時に欧貿易収支(9月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米消費者物価指数(10月)、米消費者物価指数コア(10月)、
同夜10時半に米小売売上高(10月)、米小売売上高(除自動車 10月)、
同夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(11月)、
深夜12時に米企業在庫(9月)、
早朝6時に対米証券投資(9月)、
などが予定されています。
日・英・米の指標には注目です。


<11月16日(木)>

午前9時半に豪新規雇用者数(10月)、豪失業率(10月)、
午後3時半に仏第3四半期失業率、
午後6時半に英小売売上高指数(10月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(10月)、
夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(11月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(10月)、米輸出物価指数(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際証券取引高(9月)、加製造業出荷(9月)、
夜11時からカーニーBOE総裁の発言、
夜11時15分に米鉱工業生産(10月)、米設備稼働率(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(11月)、
などが予定されています。
豪・英・欧・米の指標とカーニーBOE総裁の発言には注目です。


<11月17日(金)>

早朝6時半にNZ企業景況感(10月)、
早朝6時45分にNZ第3四半期生産者物価指数、
午後5時半からドラギECB総裁の発言、
午後6時に欧経常収支(9月)、
午後7時に欧建設支出(9月)、
夜10時半に米住宅着工件数(10月)、米建設許可件数(10月)、
同夜10時半に加消費者物価指数(10月)、
などが予定されています。
NZ・米・加の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月6日から11月10日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.90で始まり、軟調傾向で推移して
94.30で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.402%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で56.74ドルに上昇しました。
NYダウは週間116.98ドル下落、23422.21ドルで週の取引を終える。



<11月6日(月)>

報道「ダドリーNY連銀総裁が早ければ2018年春に辞任へ。」
報道
「全世界の債務残高が226兆米ドルに拡大して
 全世界のGDPの324%に。IIFは危険なレベルと指摘。」
日経平均は73.84円高で寄り付き9.23円高の22548.35で大引け。
日経平均は一時100円超の下落も年初来高値を更新。
米10年債利回りは一時2.35%へ上昇。原油先物は55ドル台後半。
ドル円が一時114円台後半へ上昇。
トランプ米大統領 (日本の財界トップとの会談)
「現在、日本との貿易は公平でなく開かれていない。
 米国はインフラ計画の承認を加速化していく。
 米自動車産業は非常によくやっており、製品は素晴らしい。
 経済連携の将来を非常に楽観している。
 貿易を迅速かつ友好的に交渉する必要あるのは疑いない。
 TPP協定については良いアイデアとは考えていない。」
黒田日銀総裁
「低金利継続が金融仲介に与える影響今後も注視。
 日本経済外需と内需がバランス良く景気を牽引。
 物価を押し上げる力は徐々に強まっている。
 緩和的な金融環境のもと景気は緩やかな拡大続く。」
 現在の政策の継続で物価目標を達成できる。
 今年の春闘は期待できる。
 FRBは新議長の下で適切な政策を運営していく。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
原油先物は一時56ドル台へ上昇。
プラートECB理事
「デフレリスクは消えたが、インフレ圧力は引き続き抑制。
 大規模な緩和策は依然として必要。」
S&P
「世界の金融引き締め局面に最も脆弱な国々の新フラジャイル5は
 トルコが筆頭、アルゼンチン、パキスタン、エジプト、カタール。」
サンフランシスコ連銀総裁
「FOMCは12月に利上げをすべき。」
ダドリーNY連銀総裁
「来年半ばに引退を表明。後任探しのプロセスは現在進行中。
 FOMCの空席は政策に影響しない。
 米経済は完全雇用に近く、インフレは不可解。
 インフレ抑制維持へ2%を小幅に上回る必要。」
米10年債利回りは2.31%台へ低下。ドル円が113円台へ下落。
報道
「サウジアラビア政府が王子や現職閣僚を汚職の疑いで一斉に逮捕。」
NY原油先物12月限の終値は57.35ドル。
NYダウは9.23ドル高の23548.42で取引を終える。最高値を更新。


<11月7日(火)>

日経平均は29.60円安で寄り付き389.25円高の22937.60で大引け。
日経平均はバブル崩壊後の戻り高値を上抜け25年10カ月ぶり高値。
米10年債利回りは2.32%台で推移。
NZアーダーン政権
「RBNZの責務について、現行求められている物価安定の実現に加え
 完全雇用の達成を目標とする二本立てとすることを検討している。」
NZ財務相
「金融政策の決定について、現行方式である総裁単独での決定から、
 委員会形式の政策決定モデルへ変更する。
 その後責務の追加について調査する二段構えで見直す方針。」
安倍首相 (米FOXとのインタビュー)
「日本と米国との同盟の強化を望んでいる。
 北朝鮮は武器開発の時間稼ぎのために対話を利用している。
 制裁の厳格な履行が必要である。
 対話のため対話は無意味となっている。」
麻生財務相は
「日米の貿易赤字について、経済対話で話すことで合意している。
 両国間の貿易不均衡の是正はFTAで行うことは考えていない。
 事実として日米間に貿易不均衡がある。
 ただ、対日赤字が大部分を占めていた時代とは違う。」
豪RBA声明
「当面インフレは低水準を維持。低金利は豪経済を引き続きサポート。
 豪ドル高は生産と雇用の重石。シドニーの住宅市場の状況は緩和。
 金利の据え置きは将来的なCPI目標と合致している。
 非鉱山投資はより活発化している。メルボルン住宅価格は依然上昇。
 家計消費の先行きは不透明。」
日本テレビ
「安倍首相との会談の中で、トランプ大統領は北朝鮮がアメリカ本土に
 届くICBMを完成させることは絶対に許さないとの考えを伝えた。」
ロンドン時間に米10年債利回り一時2.33%台へ上昇。ドル買い優勢。
ドラギECB総裁
「ユーロ圏に信用創造による住宅バブルの兆候はない。」
ラウテンシュレーガーECB理事
「出口を明確に示すべきだった。」
トランプ米大統領
「北朝鮮が交渉のテーブルに着くことは
 同国や全世界の市民にとって良い事。」
OPEC
「減産による価格上昇後、米シェール生産は大幅増加の見通し。」
原油先物は57ドル台前半で推移。
NY時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。ドル円が反落。
米3年債の入札では最高落札利回り1.750%、応札倍率2.76倍。
加BOC総裁
「利上げに関して注意深くなっている。
 インフレの状況は許容範囲。経済的能力を評価するのは指標次第。
 いずれ刺激策が必要とされなくなる。
 余剰生産能力のしつこさに驚いている。基調インフレは目標内。
 労働市場のスラックが無くなるまで成長の足かせは続く可能性。」
報道
「イエレンFRB議長は金融政策や景気見通しに言及せず。」
NYダウは8.81ドル高の23557.23で取引を終える。最高値を更新。


<11月8日(水)>

ワシントンポスト
「米上院が法人税の減税について、
 実施を一年先送りすることを検討している。」
米10年債利回りは一時2.30%台へ低下。
日経平均は87.69円安で寄り付き23.78円安の22913.82で大引け。
トランプ大統領 (韓国の国会演説テキスト)
「我々を過小評価するべきではないと北朝鮮に対して伝える。
 米国の都市が脅威にさらされることは許さない。
 危険に共に立ち向かうことがわれわれの責務である。
 責任ある国家は北朝鮮政権の孤立化に参加する必要がある。
 北朝鮮への支援などを断つ必要。
 文大統領とは、貿易、軍事で生産的な協議を行った。
 中国はなぜ北朝鮮支援の義務があると感じているのか。」
フィラデルフィア連銀総裁
「物価上昇が加速する兆候を確認したい。
 次回12月の利上げについては支持する。」
日銀の布野審議委員
「物価2%に到達するまで全く変更しないというわけではない。
 現時点では追加緩和は必要ない。」
サンダース米報道官
「トランプ大統領が北朝鮮に対して、
 テロ支援国家に再認定するかどうか、アジア歴訪終了時には決定。」
ロシア世論調査 (ロシア革命100年)
「ロシア革命を誇りに思わないと答えたロシア人は94%に上り、
 否定的な意見が大多数を占めた。」
ドイツの政府経済諮問委員会(5賢人委員会)
「2017年の同国成長率見通しを1.4%から2.0%に上方修正。
 2018年の成長率見通しも1.6%から2.2%に上方修正。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が223.7万バレルの増加。
原油先物は56ドル台後半で推移。
ブルームバーグ
「トランプ大統領の訪中に合わせ、米企業が今週中国でまとめる商談は
 規模2500億ドルを上回ると、米政権当局者が明らかにした。」
ムニューシン米財務長官
「新たな法人税率は来年のスタートが好ましい。
 ドル高の一部は好調な米経済を反映。
 貿易における為替の影響には短期的な懸念がある。
 イエレンFRB議長が理事として残るとは思わない。
 12月に債務上限引き上げを望む。
 少なくとも1月までは賄うことはできる。」
ワシントン・ポスト
「米税制改革法案の法人税引き下げを1年延期する可能性がある。」
米10年債の入札では最高落札利回り2.314%、応札倍率2.48倍。
報道
「明日からのEU離脱交渉再開を前にメイ政権の足元が揺らいでいる。
 先日はセクハラ問題でファロン英国防相が辞任した。
 パテル国際開発相がネタニヤフ首相を含むイスラエル政府当局者と
 無許可で会談を行っていたこと明らかになっている。」
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
報道「パテル英国際開発相が辞任。」
政治専門サイトのポリティコ
「上院共和党が新たな税制改革案を明日提示する計画。」
RBNZは政策金利を1.75%に据え置き。
RBNZ声明
「利上げ予想を2019年第2四半期に前倒し。従来19年第3四半期。
 多くの不確実性が残り、政策は調整が必要な可能性。
 住宅価格の鈍化は続く見通し。
 消費者物価の見通しは目標レンジの中間で変わらず。
 第4四半期のGDP見通しを従来の1.0%から0.9%に下方修正。
 NZドル安が持続的なら貿易可能な製品のインフレ上昇。」
NZドル買い反応。
NYダウは6.13ドル高の23563.36で取引を終える。最高値を更新。


<11月9日(木)>

米10年債利回りは2.32%台で推移。
日経平均は75.62円高で寄り付き45.11円安の22868.71で大引け。
日経平均は一時23300円台へ上昇するも終盤に反落。
ECB経済報告
「着実で広範な経済拡大がユーロ圏で続いている。
 各データは今年下半期の成長の勢いに衰えはみられないこと示唆。
 ECBの緩和策は引き続き内需を下支え。
 インフレは中期的に2%に接近する。雇用の強さが消費を下支え。
 緩和的金融環境が投資に寄与。
 成長見通しへのリスクはバランスしている。」
EU
「ユーロ圏成長見通しは、2017年2.2%(従来1.7%)、
 2018年2.1%(従来1.8%)にそれぞれ上方修正。」
クーレECB専務理事
「ユーロ圏の回復はここ20年で最強。」
報道
「トランプ米大統領の訪中で米企業が28兆円相当の商談成立。」
マカファティ英BOE委員
「政治や経済の不安定は企業活動、投資、経済に有害。
 来年春までに確実な進展がなければ事態は先立ち動き始めるだろう。
 銀行はロンドンから出てゆく動きも。」
英FT紙
「EU交渉担当幹部は英国に離脱の支払い額を
 2から3週間以内に提示を要求している。これは非公式の期限。」
欧州の株式市場は軟調に推移。
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
メルシュECB理事
「ECBは引き続き銀行の不良債権圧縮を推進する。」
原油先物は57ドル台前半へ上昇。
コンスタンシオECB副総裁
「最近のデータには励まされる。
 最近のデータは成長が加速している兆候を示唆。」
ライアン米下院議長
「下院歳入委員会が本日遅くに税制改革法案の投票を実施。
 法案の詳細に関しては解決している。
 法案はゴールラインに到達するだろう。
 今回の法案は全階層で平均的に減税されていると分析。」
米上院共和党のカシディ議員
「上院が提出する税制改革法案は、法人税減税を
 2019年に先送りする案を盛り込むだろう。」
米10年債利回りは一時2.31%度台へ低下。ドル売り反応。
米30年債の入札では最高落札利回り2.801%、応札倍率2.23倍。
米下院歳入委員会の修正案
「企業が海外に留保している資産を
 米国内に還流する場面の一時的減税措置について、
 当初の案では現金など流動性資産には12%、
 非流動資産には5%の暫定的課税となっていたが、
 それぞれ14%、7%に2%引き上げるよう要請。」
米上院共和党の米税制改革法案概要
「法人税減税については2019年からの適用で1年先延ばし。
 住宅ローン減税は現行のまま最大100万ドルのローンまで適用。
 所得税の課税区分は現行の7区分。
 税率は若干引き下げ(最高税率:38.5%)」
報道
「米下院歳入委員会は修正法案を可決。採決は賛成24、反対16。」
NYダウは101.42ドル安の23461.94で取引を終える。


<11月10日(金)>

米10年債利回りは2.33%から2.34%台で推移。
日経平均は288.01円安で寄り付き187.29円安の22681.42で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁
「来年2月に就任するパウエル次期議長の下での政策金利動向は
 将来的に2.5%前後の通常水準に戻る。
 FRBの独立性については政策の決定と金融政策の戦略作成において
 FRBが強いコンセンサスを引き続き持つ。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
英鉱工業生産指数(9月)は予想より強い前月比0.7%。
独BDI
「英EU離脱交渉は2年の期限内にまとまることは不可能。」
独首相報道官
「EU離脱交渉の次の局面入りのカギは引き続き英国が握っている。」
オーストリア中銀総裁
「ECBはQE終了の意思を示すべきだった。
 ECBガイダンスは2019年以前の利上げの可能性を排除している。」
メイ英首相
「EU離脱は2019年3月29日午後11時(現地時間)に。」
EUバルニエ氏
「我々の最優先課題は12月までに合意に至ること。
 市民の権利について幾分かの進展があったが更なる作業が必要。」
英デイビス氏
「支払いについて手続き上の進展も。
 いまは政治的な交渉が必要とされている。」
英NIESRの8−10月GDP推計は前期比0.5%(前回0.4%)。
米国はベテランズデーの振り替え休日。
NY時間に米10年債利回りは2.40%台へ上昇。
セントルイス連銀総裁
「インフレは年末までに改善しないだろう。
 12月に利上げすればインフレ期待を抑制する恐れ。」
NY原油先物12月限の終値は56.74ドル。
米10年債利回りは2.402%で取引を終える。
NYダウは39.73ドル安の23422.21で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初6日に114.02レベルで始まり東京時間前半に
週高値となる114.73へ上昇しましたが、その後、反落して、7日の
オセアニア時間にかけて113.69へ下落する展開になりました。
その後、ロンドン時間前半にかけて114.33へ反発しましたが、
その後、再び反落して、8日のNY時間序盤にかけて113.39へ下落
する展開になりました。その後、9日の東京時間前半にかけて114.06
へ反発しましたが、その後、再び反落して、NY時間後半にかけて
週安値となる113.09へ下落する展開になりました。その後、反発して
揉み合いにになり113.53レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初6日に1.1615レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して7日ロンドン時間前半に週安値となる1.1554
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、8日のオセアニア
時間に一時1.16台を回復して1.16を挟む揉み合いが続きました。
その後、9日のロンドン時間前半から上伸して、揉み合いながらも堅調
傾向で推移して10日のNY時間前半にかけて週高値となる1.1677へ
上昇する展開になり1.1664レベルで週の取引を終えました。




●今週(11月13日から11月17日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から9日の戻り高値114.06を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合7日の戻り高値114.33、さらに上昇した場合は先週高値114.73
ここを上抜けた場合は115.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、先週安値の113.09を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は113.00の「00」ポイントから10月31日の
安値112.96、さらに下落した場合は10月19日の安値112.29、ここを
下抜けた場合は112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、14日の中国鉱工業
生産と中国小売売上高とイエレンFRB議長の発言と黒田日銀総裁の発
言と米生産者物価指数、15日の日第3四半期GDP一次速報と日第3四
半期GDPデフレータ一次速報と米消費者物価指数と米小売売上高と
NY連銀製造業景況指数と対米証券投資、16日のフィラデルフィア連銀
製造業指数と米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅
市場指数、17日の米住宅着工件数と米建設許可件数、などが注目され
ます。


先週のドル円は、トランプ米大統領が日本などアジア歴訪の中、週初に
7月11日の高値を一時上抜け114.73へ上昇ましたが、その後は軟調傾
向で推移して113円台半ばで週の取引を終えました。


さて今週は、10月31日の安値112.96で下支えされるかが注目されま
すが、14日の中銀総裁のパネル討論会でのイエレンFRB議長の発言、
15日の日第3四半期GDP速報と米消費者物価指数と米小売売上高が
主な注目材料になりそうです。

また、先週はドルインデックスが軟調に推移するも、米10年債利回り
は週レベルで2.402%に上昇する状況となっていて、今週の米債利回り
の動向が注目されますとともに、先週はNYダウが週足で陰線を示現し
たこともあり今週の株式市場の動向が注目されます。

そして、先週は米上院共和党が米税制改革法案で「法人税減税について
2019年からの適用で1年先延ばし。」を示しましたが、上下両院の米税
制改革法案の擦り合わせが今後どうなっていくのか注目されます。

また、ここのところ軍事挑発行動をしていない北朝鮮ですが、11日に
北朝鮮外務省の報道官が「我々の思想と制度を全面拒否する妄言を並べ
立て、わが国を悪魔化した。わが共和国の自衛的な核抑止力を奪おうと
する好戦狂の対決行為。トランプの妄言は、われわれを、核武力建設の
偉業の完成へと、さらに疾走させる。」と発言して、核・ミサイル開発
を加速させる姿勢を改めて強調していることから、北朝鮮の動向には
一応ながら引き続き注意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1677
から3日の高値1.1690を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は1.1700の「00」ポイント、さらに上昇した場合は10月23日の
安値1.1725から10月18日安値1.1730、ここを上抜けた場合は10月
24日の高値1.1793、さらに上昇した場合は1.1800の「00」ポイント
ここを上抜けた場合は10月26日の高値1.1836を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは10日のロンドン時間の押し安値1.1623
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.1600の「00」
ポイント、さらに下落した場合は8日のロンドンフィックスでの安値
1.1579、ここを下抜けた場合は先週安値の1.1554、さらに下落した場
合は1.1500の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、14日の独第3
四半期GDP速報と独消費者物価指数改定値と独・欧ZEW景気期待指
数と欧第3四半期GDP改定値と欧鉱工業生産とドラギECB総裁の発
言、16日の欧消費者物価指数確報、17日のドラギECB総裁の発言、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、14日の中国鉱工業生
産と中国小売売上高とイエレンFRB議長の発言と米生産者物価指数、
15日の米消費者物価指数と米小売売上高とNY連銀製造業景況指数と
対米証券投資、16日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業
保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数、17日の米住宅
着工件数と米建設許可件数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週前半に1.1554へと下落しましたが、その後、
切り返して、EUによるユーロ圏経済成長見通しの上方修正、および
クーレECB専務理事の「ユーロ圏の回復は、ここ20年で最強」との
発言も背景に揉み合いながらも堅調傾向で推移して1.16台後半へ戻す
相場展開になりました。


さて今週は、14日の独第3四半期GDP速報および中銀総裁のパネル
討論会でのドラギECB総裁の発言などが注目されますが、対ドル通貨
ペアとして15日の米消費者物価指数と米小売売上高が主な注目材料に
なりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その266 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はトランプ米大統領のアジア歴訪をはじめ
 「ダドリーNY連銀総裁が2018年に辞任するとの表明」、
 「サウジアラビア政府が王子や現職閣僚を汚職の疑いで一斉逮捕」、
 「米上院共和党が米税制改革法案で法人税減税を1年先延ばし」、
 「NYダウが週足で陰線を示現」などいろいろあったがよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そしてドル円は、週初に7月11日の高値を一時上抜け114.73へ
 上昇するもその後は113円台半ばへ反落する展開になったのう…。」


『トランプ米大統領のアジア歴訪では中国が最上級のもてなしをして、
 そして、米企業が28兆円相当もの商談成立となったようだな…。』


「ふむ…。中国のトランプ米大統領へのもてなしはまさに桁違いで、
 APECを終えてASEAN首脳会議へ向かう米大統領専用機内にて
 『私は習近平国家主席が好きだ。毛沢東以来の最強の指導者だ。
 毛より力を持っていると言う人もいる。(中略) 巨額の対中貿易赤字
 については私が解消する。』と発言したとの報道もあり、
 トランプ米大統領はたいそうご満悦のようであったのう…。」


『そして、米上院共和党が米法人税減税案について19年からの適用で
 1年先延ばしとしたが、米下院と足並みがそろっていないようで、
 なんとも気になるところだよな…。ジイさん。』


「ふむ。今後の上下両院の減税案の擦り合わせが注目されるのう…。」


『今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ドル円では、10月31日の安値112.96で下支えされるか注目じゃ。
 14日の中銀総裁のパネル討論会でのイエレンFRB議長の発言、
 15日の米消費者物価指数と米小売売上高などの次第によっては
 それなりにボラタイルな相場展開になるやも知れぬのう…。」


『NYダウとBTCの相場はどことなく似ているとの話もしたいが…、
 長くなるといけねぇ。さてところで…、今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『不合理な選択のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よかろう…。聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「人間とは不思議なもので『解っているのに不合理な選択をする』
 という事がときにあるものでのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな…。人間は感情の動物なんて言うからなぁ…。
 トレードなんかでもさぁ、結構ありがちな事だよな。』


「その後がわかっている過去チャートによる検証や練習では
 かなり合理的にトレードが出来たとしても…、
 未来が未確定の今現在動いているチャートを前にすると
 とたんに合理的な判断が出来なくなり、
 『1Pipでも先んじようとフライングをしたり』、
 『慎重になり過ぎて出遅れたり』、
 『完璧を求めようとして決定(判断)できなかったり』、
 『ついついグリードになってポジポジ病になったり』、
 『上昇(下降)の事実を観ながら予想が脳内にこだまして渦巻いたり』
 などということがあるものでのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。耳が痛い話だが、そういうことってあるよなぁ…。
 過去チャートと未来が未確定の今現在動いているチャートでは
 全く別の世界と言ってよいくらいに心理的には違うものだぜ…。』


「ポジションを持ってからも、このようなことがあって、
 『トレンドが継続しているのに反転を恐れてチキン利食いしたり』
 『損切るべきと解っていても損切りを遅延したり出来なかったり』
 『何とか負けポジションを助けようと無理なナンピンをしたり』、
 などということもあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな。そういうこともあるわなぁ…。で、こうしてみると
 負けるトレーダーは「知っている事とやっている事がまるで違う」
 結局、自己流のトレードをしてしまっているとも言えそうだな…。』


「ふむ。人の観念や潜在的意識は恐れや不安ベースとなりやすく…、
 また一方、人は含み損に対してはプロスペクト理論が示すように
 リスクテイカーになりやすいという習性があるものなのじゃのう…。
 そして、これらの『解っているのに不合理な選択をする』習性は
 潜在意識に根付くもので、なかなか容易に治らないものなのじゃ。」


『で…、どうすりゃよいのさ。ジイさん。』


「まぁ、おそらくは『ルールを守ろう』、『規律を守ろう』、
 『ちゃんと切るべきところでは損切りをしよう』、
 『無理な難平はやめよう』などと百回唱えても治ることはなかろう。
 潜在意識に深く根付いたものはそれほど強固なものなのじゃ。」


『だからさぁ…。いったいどうすりゃいいんだよ。ジイさん。』


「それには、この世で全勝できる人はただの1人もいないことを知り、
 『トレードは勝ちと負けとのトータル収支で勝ちを目指すもの』、
 『損切りこそが資金を守る唯一の技術』、
 『大負けはルール破りの結果であり、無理な難平は慎むべき』
 ということを心底わかり潜在意識レベルに刷り込むために
 小ロットでの実弾トレードや過去チャートの検証や練習によって
 『繰り返し潜在意識にインプットする必要』があるのじゃのう…。」


『繰り返し潜在意識にインプットする事が検証や練習の意義なのか。』


「ふむ。『こうしなくてはならない』、『これはしてはならい』、
 などという意識レベルでのマストではなく…、意識の抵抗がなく
 『無意識にできるまで検証や練習は必要』なのじゃのう…。そうして
 最終的にトレーダーとして解る(実感できる)べき事こそが…。」


『それは何だ! ジイさん。』


「それは…、『ちゃんとやればトータル収支で本当に勝てるんだ!!』
 ということが無意識レベルでしっかりと実感できる事であろう…。」


『ちゃんとやれば勝ち負けのトータル収支で勝てる事が確信できた時、
 勝てるトレーダーへの扉が初めて開くという事か…。』


「これこそが、トレードへの確信と自信となるのではなかろうか…。
 これが得られた時、『解っているのに不合理な選択をする』という
 悪しき習性から解放され、自然に合理的な選択ができるトレーダーへ
 となっていけるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その265〜


次期FRB議長候補はパウエル氏となりましたね。
さて、今週からは米国やカナダも冬時間に移行します。


●今週(11月6日から11月10日)の主な予定


<11月6日(月)>

※ 米国・カナダが冬時間に移行。

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午前10時から黒田日銀総裁の発言、
午後4時に独製造業新規受注(9月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(10月)、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(10月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(10月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(10月)、
午後7時に欧生産者物価指数(9月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(10月)、
などが予定されています。
日・独・スイス・欧の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合が予定されています。


<11月7日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(10月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時に独鉱工業生産(9月)、
午後4時45分に仏財政収支(9月)、
午後6時からドラギECB総裁の発言、
午後7時に欧小売売上高(9月)、
早朝5時に米消費者信用残高(9月)、
などが予定されています。
豪・独・欧の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
そして、EU財務相理事会と
トランプ米大統領の韓国訪問が予定されています。


<11月8日(水)>

(時間未定) 中国貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数速報(9月)、日景気一致指数速報(9月)、
午後4時45分に仏貿易収支(9月)、仏経常収支(9月)、
夜9時に米住宅ローン申請指数、
夜10時15分に加住宅着工件数(10月)、
夜10時半に加住宅建設許可件数(9月)、
などが予定されています。
中国・(加)の指標には注目です。
そして、トランプ米大統領の中国訪問が予定されています。


<11月9日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時50分に日国際貿易収支(9月)、日国際経常収支(9月)、
同朝8時50分に日機械受注(9月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(10月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(9月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(10月)、中国生産者物価指数(10月)
午後2時に日景気現状判断DI(10月)、
午後3時45分にスイス失業率(10月)、
午後4時に独貿易収支(9月)、独経常収支(9月)、
午後6時に欧ECB月報、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米卸売売上高(9月)、米卸売在庫(9月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・米の指標には注目です。


<11月10日(金)>

午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後1時半に日第三次産業活動指数(9月)、
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(9月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(9月)、英製造業生産指数(9月)、
同午後6時半に英貿易収支(9月)、
夜10時に英NIESRのGDP予想、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などが予定されています。
豪・英・米の指標には注目です。
そして、APEC首脳会議が11日まで予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月30日から11月3日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.75で始まり、94.31へ下げた後に
反発して94.83で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.333%に低下しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で55.64ドルに上昇しました。
NYダウは週間105ドル上昇、23539.19ドルで週の取引を終える。



<10月30日(月)>

日経平均は39.50円高で寄り付き3.22円高の22011.67で大引け。
米10年債利回りは2.41%から2.39%台で推移。
英・欧が冬時間に移行。
スペイン紙「カタルーニャの独立支持は33.5%。」
フィッチ「英国がEU離脱で合意しないなら格下げも。」
スペイン検察「カタルーニャ州首相を訴追。」
英首相報道官
「英内閣は明日、ブレグジットのプランについて話し合う。」
原油先物は53ドル台後半から54ドル台前半で推移。
米コアPCEデフレータ(9月)は予想とおりの前月比0.1%。
独消費者物価指数速報(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
報道「カタルーニャ州首相のプチデモン氏、ベルギーで亡命申請へ。」
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期は年率換算で2.9%の予想。
安倍首相(トランプ大統領との電話会談)
「米大統領訪日を機に日米で連携の強力なメッセージを発出したい。」
ホワイトハウス当局者
「次期FRB議長を2日に発表へ。」
ブルームバーグ報道
「法人税を現在の35%から20%への引き下げることについて
 下院が協議に入り、素案として2018年から2033年までの
 5年間で毎年3%づつ引き下げる案が検討されている。」
ムニューシン米財務長官
「超長期債への関心が小さいのは驚き。
 もう少し市場動向の監視を続ける。」
米商務省
「中国経済は市場原理で運営されていない。中国経済は非市場経済。」
報道
「露ゲート疑惑でトランプ陣営元選対本部長マナフォート氏を起訴。」
日経新聞
「ソフトバンクは傘下のスプリントと
 TモバイルUSの統合中止を申し入れた。」
サンダース報道官
「(米下院が5年間の段階的導入検討との報道に対して)
 トランプ大統領の方針に段階的法人税減税は認めていない。」
米10年債利回りは2.36%台に低下。
NYダウは85.45ドル安の23348.74で取引を終える。


<10月31日(火)>

トランプ大統領の弁護士セクロー氏
「大統領はモラー特別検察官を解任しないと語った。」
日経平均は114.38円安で寄り付き0.06円安の22011.61で大引け。
日銀展望レポート
「18年度までの期間潜在成長率を上回る成長を維持。
 19年度は成長ペース鈍化も景気拡大続く。CPIは弱めの動き続く。
 マクロ的な需給ギャップが改善続ける下で、
 賃金・価格設定スタンスが次第に積極化し、
 中長期的な予想物価上昇率も上昇。
 従来の見通しと比べ、成長率は概ね不変、
 物価は17年度について幾分下振れ、18年度、19年度は概ね不変。
 物価安定目標に向けたモメンタムは維持も、力強さに欠け、
 引き続き注意深く点検。
 2018年、コアCPI見通し+1.4%。GDP見通し+1.4%。」
日銀政策金利は市場予想とおり-0.1%に据え置き。
米10年債利回りは2.36%台で推移。原油先物は54ドル台前半。
報道
「日銀金融政策会合では片岡委員が前回に続いて反対。
 片岡委員は15年物国債金利が0.2%以下で推移するように
 買い入れすることを主張。」
黒田日銀総裁
「所得から支出への前向きなメカニズム働いている。
 景気は緩やかに拡大している。
 物価については下振れリスク、力強さに欠けており注意深くみる。
 経済はおおむね上下にバランスしている。
 今後も経済、物価、金融情勢踏まえ必要な政策調整行う。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く進めていく方針。
 これまでの株式市場で過度の期待の強気化は観察されず。
 株価は基本的に将来の企業業績の見通しを反映。
 ETF購入額年間6兆円、特定の時期を定めていない。」
独は休場。ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.38%台へ上昇。
欧第3四半期GDP速報は予想より強い前年同期比2.5%。
欧消費者物価指数速報(10月)は予想より弱い前年同月比1.4%。
伊中銀総裁
「ECBはQE調整後もきわめて緩和的姿勢維持へ。
 ユーロ圏の低インフレはイタリアなど数カ国で
 賃金圧力が極めて弱いこと反映。
 労働市場のスラックは依然として大きい。」
プチデモン氏
「スペインはカタルーニャへの激しい攻撃を計画していた。
 暴力に上に共和国を樹立することはできない。
 ベルギーには亡命申請しない。
 我々は分離独立の動きから逃げることはしない。
 正義が保障されればスペインに戻る。」
米消費者信頼感指数(10月)は予想より強い125.9。
カナダ中銀総裁
「金利調整に関しては注意深くなる。労働市場にスラックの兆候。
 我々は景気サイクルにおいて重要な時点に立っている。」
トランプ大統領
「段階的導入は一部の人々が言及したことで、
 それについては検討していない。」
原油先物は54ドル台前半で推移。
NYダウは28.50ドル高の23377.24で取引を終える。


<11月1日(水)>

NZの雇用統計は予想より強い結果に。NZドル買い反応。
英BOE
「EU離脱で英金融業界は最大7.5万人失業と予想。」
報道「米CME、年末までにビットコイン先物を上場へ。」
日経平均は133.31円高で寄り付き408.47円高の22420.08で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
報道
「衆議院本会議で安倍晋三氏を第98代首相に指名。」
ロンドン時間に原油先物が一時55ドル台へ上昇。
独の株式市場が1.5%超の上昇。
米ADP雇用統計(10月)は予想より強い23.5万人。ドル買い反応。
安倍首相
「閣議で新しい政策パッケージを策定する。
 2020年までを生産性革命集中投資期間と位置づける。
 これからも経済最優先、三本の矢を放ち続ける。
 賃上げの勢いを力強いものとし、デフレ脱却を目指す。
 憲法改正は、スケジュールありきではない。
 黒田日銀総裁の手腕を信頼している。」
米自動車販売(10月)は予想より強い1809万台。
報道
「米5年債−30年の債利回りスプレッドが
 2007年11月以来の一時83bp割れまで縮小。
 米債利回り曲線のフラットニング化が進んでいる。」
米ISM製造業景況指数(10月)は予想より弱い58.7。
米10年債利回りは一時2.35%台へ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が243.5万バレル減少。
原油先物は54ドル台で推移。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期見通しは4.5%に上昇。
FRB政策金利は1.00-1.25%に据え置き。
FOMC声明
「経済活動はハリケーンにもかかわらず底堅い。
 インフレは食品、エネルギー以外の項目で鈍化。
 労働市場は依然として底堅く推移。失業率は低下。
 消費は緩やかに上昇。設備投資は上昇。
 段階的な利上げが正当化される経済を予想。」
米10年債利回りは2.37%台。
NYダウは57.77ドル高の23435.01で取引を終える。


<11月2日(木)>

WSJ
「トランプ大統領は次期FRB議長にパウエル氏指名を正式に通知。」
日経平均は92.10円高で寄り付き119.04円高の22539.12で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.36%から2.35%台で推移。
原油先物は54ドル台で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
英BOEは政策金利を25bp引き上げ0.50%に。
英BOEが資産買取プログラム規模を4350ポンドに据え置き。
英BOE議事録要旨
「7対2で政策金利の引き上げを決定。
 据え置き票は、カンリフ氏とラムスデン氏。
 全会一致で資産購入枠の維持を決定。」
英BOEインフレ報告
「2017年成長見通しは1.5%(前回1.3%)
 2018年成長見通しは1.7%(前回1.8%)
 2019年成長見通しは1.7%(前回1.7%)
 2020年成長見通しは1.7%
 2017年インフレ見通しは3.0%(前回2.8%)
 2018年インフレ見通しは2.4%(前回2.5%)
 2019年インフレ見通しは2.2%(前回2.2%)
 2020年インフレ見通しは2.1%」
カーニー英BOE総裁
「英企業投資にEU離脱の不透明性が影響与える。
 国内のインフレ圧力は今後数年にわたって増加する可能性が高い。
 経済状況は正常とはいえない。
 8月時点よりも経済のスラックはわずかに減少。
 国内のインフレ圧力は今後数年で高まる公算。
 利上げの影響が通常よりも大きいと考える根拠はない。
 英中銀がアクセルから足を離すときにきている。
 利上げで家計の状況は改善する見込み。
 英国民の実質所得の下落は最悪期を終えた。
 EU離脱が英経済見通しの最大の決定要因。」
英10年債利回りは1.265%に低下。ポンド売り反応。
パウエルFRB理事は経済見通しや金融政策の言及せず。
米下院共和党の税制改革法案概要
「法人税は20%へ引き下げ、
 401KやIRA(個人退職年金)への課税は変更なし。
 住宅ローン控除は夫婦で100万ドルから50万ドルに引き下げ。
 海外留保資金の米国回帰を促す一度限りの減税措置が12%
 大学基金に1.4%の新税を導入すると提案。」
米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。一時ドル売り反応。
トランプ米大統領
「感謝祭までに法案が机の前に着くことを望む。
 民主党が反対するのは困難だろう。
 共和党の税制改革法案は大幅な修正は必要ない。」
ムニューシン米財務長官(税制改革法案に関して)
「小規模事業主の圧迫を緩和する。全体的な改革が必要。
 海外の雇用へのインセンティブを排除。
 超党派の議題にすべきではない。大量の資金が米国に流入する。
 数兆ドルの資本が米国に還流。労働参加率の上昇を誘発。
 今日は改革に向けた最初の日。年内に大統領に法案を留ける必要。
 富裕層への優遇はない。」
報道
「米大統領は次期FRB議長にパウエル氏を指名する人事を発表。」
ホワイトハウス高官
「FRB副議長の人事は今週発表しない。
 トランプ大統領は候補と金利についは話さなかった。
 トランプ大統領はFRBの独立性を尊重。
 トランプ大統領はパウエル氏が最も心地よかった。」
トランプ米大統領
「パウエル氏は強力で意欲的、賢い人物だ。
 パウエル氏は健全な政策のために合意を形成する。
 パウエル氏は独立したFRBを率いていく。
 イエレン議長は素晴しい仕事をした。」
パウエル次期FRB議長候補
「FRBの2大責務の達成を目指す決意。
 米金融当局は市場の変化を引き続き警戒へ。
 客観的かつ独立心をもって判断。」
NYダウは81.25ドル高の23516.26で取引を終える。最高値を更新。


<11月3日(金)>

日経平均は文化の日で取引なし。
米10年債利回りは2.34%%台で推移。
原油先物は54ドル台で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。
オーストリア中銀総裁
「QEの終了時期の検討は時期尚早。」
米非農業部門雇用者数(10月)は予想より弱い26.1万人、
米失業率(10月)は予想より強い4.1%、
米平均時給(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
米ISM非製造業景況指数(10月)は予想より強い60.1。
WSJ
「スプリントとTモバイルUSは合併協議を再開させ、
 数週間以内に合意に達する可能性がある。」
米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
ミネアポリス連銀総裁
「パウエル理事は議長として素晴らしい仕事をするだろう。
 パウエル氏は非常にまじめで思慮深い政策当局者だ。
 パウエル議長で金融政策の運営方法に大きな変化は見込んでいない。
 労働市場にはまだスラックの兆候が残っている可能性がある。
 インフレがここ数ヵ月に減速していることに留意。」
コーンNEC委員長
 コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「パウエル次期FRB 議長について大統領は素晴らしい人選を行った。
 大統領は副議長の人選に非常に精力的に取り組んでおり、
 年内に何らかの発表があるだろう。」
原油先物12月限の終値は55.64ドル。米10年債利回りは2.333%。
NYダウは22.93ドル高の23539.19で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初30日に113.73レベルで始まり揉み合いながら
も軟調傾向で推移して31日のロンドン時間序盤に週安値となる112.96
へ下落しましたが、その後、切り返して、1日のNY時間序盤にかけて
114.28へ上昇する展開になりました。その後、114円を挟む上下動の
揉み合いとなって2日のNY時間前半に113.54へ下押した後に再び戻
して114円を挟む揉み合いが続きました。その後、3日の米雇用統計の
発表後に一時113.64へ下押しましたが、その後、反発して、週高値と
なる114.42へ上昇する展開になりました。その後、反落して114.07
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初30日に1.1609レベルで始まり週安値とな
る1.1594へ下落した後に揉み合いながらも反発して31日のNY時間
前半に1.1661へ上昇しましたが、その後、1日のNY時間序盤にかけ
て1.1606反落する上下動の揉み合いになりました。その後、揉み合い
ながらも反発して2日のNY時間序盤にかけて1.1687へ上昇しました
が、その後、やや下押して揉み合う展開になりました。その後、3日の
米雇用統計の発表後に週高値となる1.1690へ上昇しましたが、その後
反落して1.1607レベルで週の取引を終えました。




●今週(11月6日から11月10日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週の米雇用統計後の高値
114.42から10月27日の高値114.45および7月11日の高値114.49
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は115.00の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週の米雇用統計後の安値113.64から
2日の安値113.54を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は
113.00の「00」ポイントから10月31日の安値112.96、さらに下落し
た場合は10月19日の安値112.29を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、6日の日銀金融政策
決定会合議事録要旨と黒田日銀総裁の発言、8日の中国貿易収支、9日
の日国際貿易収支と日機械受注と中国消費者物価指数と米新規失業保険
申請件数、10日のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目さ
れます。


先週のドル円は、日銀金融政策発表、FOMC、米下院共和党の税制改革
法案の発表、次期FRB議長候補の発表、そして週末の米雇用統計など
数々の重要イベントを経過して、相場は下げては上げる揉み合いとなっ
て週の始値と終値では34Pipsほどの上昇となりました。


さて今週は、先週に重要イベントを経過して材料は少なめですが、トラ
ンプ米大統領の日本をはじめとする韓国と中国の訪問を巡る市場動向が
注目されます。また、米海軍が原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えて
いて、北朝鮮の軍事挑発行動は抑制されていますが、一応ながら北朝鮮
の軍事挑発行動には注意をしておきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週の米雇用統計後の
高値1.1690から1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が注目されま
す。ここを上抜けた場合は10月23日の安値1.1725から10月18日の
安値1.1730を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは3日の安値1.1599を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は10月27日の安値1.1574、さらに下落
した場合は1.1500の「00」ポイント、ここを下抜けた場合7月12日
の高値1.1489から7月20日の安値1.1479、ここを下抜けた場合は
6月30日の高値1.1445を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、6日の独製造業
新規受注と欧生産者物価指数、7日の独鉱工業生産とドラギECB総裁
の発言と欧小売売上高、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、8日の中国貿易収支、9日中国消費者物価指数と米新規失業保険申
請件数、10日のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目され
ます。


先週のユーロドルは、カタルーニャ問題はあまり材料視されなかった
ようで、対ドル通貨ペアとして、FOMC、米下院共和党の税制改革法案
の発表、次期FRB議長候補の発表、米雇用統計などを経過して1.16台
を中心とする揉み合いとなり上へ行って来いの相場で、週の始値と終値
では僅か2Pipsの下げで週足では上ヒゲのある十字線となりました。


今週は、先週までの重要イベントを経過して材料不足の感がありますが
7日のドラギECB総裁の発言は注目されそうです。




さて今回は、■トレードと凡事のお話 その265 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は日銀金融政策発表、FOMC、
 米下院共和党の税制改革法案の発表、次期FRB議長候補の発表、
 そして週末の米雇用統計など数々の重要イベントがあったが…、
 週の始値と終値では34Pipsほどの上昇で大きな動きとはならなく
 イベントが無事に通過したといったような印象だったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 次期FRB議長候補も最終的にパウエル氏に決定したが…、
 これも大方の市場予想とおりで、値動きは限定的じゃったのう。
 そして、114円台半ばのレジスタンスが強固な印象じゃった…。」


『北朝鮮は1カ月以上にわたって不気味なくらいに大人しいが…、
 今週からトランプ米大統領のアジア歴訪がいよいよ始まるよな…。』


「ふむ…。米海軍が原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えていて、
 北朝鮮のミサイル発射などの挑発行動は暫く抑制されておるが、
 一応ながらも、注意だけは忘れずにいたいものじゃのう…。」


『そして、先週、NYダウは23539ドルと史上最高値を更新して
 日経平均も22539円へと上昇して株式市場は総じて堅調だよな…。』


「ふむ…。11月1日に『米5年債と30年の債利回りスプレッドが
 2007年11月以来の一時83bp割れまで縮小。』との報道もあり…、
 米債利回り曲線のフラットニング化が進んでいるのは不気味じゃが、
 事実として株式市場はなんとも堅調ではあるのう…。」


『米債利回り曲線フラットニング化が進んでいても株式が堅調なのは
 いわゆるニュー・ノーマルってやつなのかもしれないが…、
 まぁ、少しばかりは気味が悪いところはあるようだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。溜口剛太郎殿には、『攻守のバランスのお話』や
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『全体思考のお話』、
 そして、『弱点の克服のお話』、などなど…、
 いろいろとさせてもらいたいお話があるのじゃが…、今日は相場の
 『イナーシャの法則お話』でもさせてもらうとしようかのう。」


『イナーシャの法則だって? それってロシアの少女のお話かい?』


「何でも英語のカタカナ表記をする傾向がある昨今じゃが、
 どういうワケかこの言葉は馴染みが少ないようで…、
 イナーシャとは、『慣性』、『惰性』という意味の英単語で、
 いわば、『状態が継続する』ことを意味するのじゃのう…。」


『で…、相場には「イナーシャの法則」があると?』


「ふむ…。価格はもちろん物質ではなく、値動きは物理法則で
 動ているというワケではないのじゃが…、
 相場は状態が継続することが少なくないものなのじゃのう。」


『まぁ、上昇トレンドも下降トレンドも言ってみれば状態継続で…、
 延々と続くレンジ相場も状態継続と言えるのかもしれないよな。』


「ふむ…。ダウ理論でも『トレンドは明確な転換シグナルが
 発生するまでは継続する』とされていて…、
 相場は疑似的ながらもイナーシャの法則のように惰性的で
 『状態が継続する』ことが少なくないのじゃのう。但しじゃ…。」


『但しって何だよ…。ジイさん。』


「ふむ…。相場には状態が継続しやすい傾向があるものじゃが…、
 但し『いつかは必ずその状態は変化する』ものなのじゃのう…。」


『その相場(価格の動き)に変化たらしめるものは何なのさ?』


「その1つは価格の節目で、そこで跳ね返されるのか突破するのか…、
 レジスタンスやサポートと呼ばれているチャートポイントの節目は
 相場動向に変化をもたらす事があることが知られていよう…。」


『チャートには見えない壁があって、それを視覚化するものが、
 レジスタンス(サポート)ラインやトレンドラインという事だな…。
 そこで跳ね返されれば反発で、突破すればブレークというワケか。』


「ふむ。そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 そして、2つ目がファンダメンタルズ的インパクト(衝撃)であり、
 重要経済指標の発表や重要要人発言や突発的なニュースなどで…、
 相場はこれらによって変化することがあるものなのじゃのう…。」


『不測の突発的なニュースにも相場は影響を受けることがあり…、
 相場は過去の動向のみで数学的に完全に解明はできなく、
 ときに損切りも技術として必要になる場合があるというワケか…。』


「そして、3つ目が『時間の節目』じゃ。溜口剛太郎殿。」


『えっ。時間の節目だって?』


「ふむ。日々、観られるものに『市場替わりの相場動向の変化』
 があるが…、これらの他に、9、17、26、52の日数(時間)や
 よく言われておる3週間、3ヶ月などの日柄の節目のことじゃ…。」


『まぁ、どんな理屈かは分からないが…、3週間、3ヶ月などで
 トレンドが変わるなど相場が変化することはあるもんだよな…。』


「ファンド勢の四半期決算などの影響もあるのやも知れぬが…、
 相場が一旦、エネルギーを放出してしまうかのように、
 日柄(時間)が相場に与える影響は否定できないようじゃのう…。」


『トレンドも若いトレンドなどと言う事があるが…、こうしてみると
 日柄や時間はどことなく人の生活サイクルにも似ているよなぁ…。
 睡眠や休息をとっているような小幅揉み合いが続くこともあり、
 あたかも出社して仕事をしているように活発な活動の時期もあり、
 そして、少し長いタームでは、何かをきっかけに転職したり、
 あるいは長い会社勤めもいつかは定年でピリオドとなるように…。』


「あははっ。溜口剛太郎殿も面白い例え話をするものじゃのう…。」


『「相場の状態は継続する傾向があるが、いつかは必ず変化する」
 ということで、相場に於ける「イナーシャと変化の法則」として、
 1. 価格の節目(チャート・ポイント)はどこなのか
 2. 経済指標や要人発言やニュース等のファンダメンタルズの変化
 3. 時間(日柄)の節目(タイム・ポイント)はいつなのか
 の3つのファクターにしっかり着目してトレードしてやるぜ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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