FX トレードと凡事のお話 その239


今週初めはフランスの大統領選挙の結果が注目されますが、
日本時間24日の早朝から午前中にかけて判明する見込みです。


●今週の主な予定

<4月24日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(4月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(2月)、景気一致指数改定値(2月)、
午後5時に独IFO景況感指数(4月)、
午後6時に欧2016年対GDP比政府債務、
夜9時半に加卸売売上高(2月)、
などが予定されています。独の指標には注目です。


<4月25日(火)>

※ NZ・豪がアンザック・デーで休場。

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(3月)、
午後3時45分に仏企業景況感指数(4月)、
午後5時半に英財政収支(3月)、
夜10時に米住宅価格指数(2月)、米ケースシラー住宅価格指数(2月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(3月)、米消費者信頼感指数(4月)、
同夜11時にリッチモンド連銀製造業指数(4月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<4月26日(水)>

午前10時半に豪第1四半期消費者物価指数、
午後1時半に日全産業活動指数(2月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加小売売上高(2月)、加小売売上高(除自動車 2月)、
などが予定されています。
豪・加の指標には注目です。
そして、トランプ米大統領が税制改革案を公表予定で注目です。


<4月27日(木)>

午前10時半に豪第1四半期輸入物価指数、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後3時にスイス貿易収支(3月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(5月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後6時に欧経済信頼感(4月)、欧消費者信頼感確報(4月)、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時に独消費者物価指数速報(4月)、
夜9時半からドラギECB総裁の定例会見、
夜9時半に米耐久財受注(3月)、米耐久財受注(除輸送用機器 3月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(3月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(3月)、
などが予定されています。
日・欧・独・米の指標と日・欧の中銀総裁の会見には注目です。


<4月28日(金)>

朝7時45分にNZ貿易収支(3月)、NZ住宅建設許可件数(3月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感(4月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(3月)、日失業率(3月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(3月)、日小売業販売額(3月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(4月)、
午前10時半に豪第1四半期生産者物価指数、
午後2時に日新設住宅着工戸数(3月)、
午後2時半に仏第1四半期GDP速報、
午後3時に独小売売上高指数(3月)、独輸入物価指数(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数速報(4月)、
同午後3時45分に仏卸売物価指数(3月)、仏消費支出(3月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(4月)、
午後5時半に英第1四半期GDP速報、
午後6時に欧消費者物価指数速報(4月)、
夜9時半に米第1四半期GDP速報、
同夜9時半に米第1四半期GDPデフレータ速報、
同夜9時半に米第1四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第1四半期コアPCEデフレータ速報、
同夜9時半に米第1四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に加GDP(2月)、加鉱工業製品価格(3月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(4月)、


<4月29日(土)>


EU首脳会議が予定されています。


<4月30日(日)>

午前10時に中国製造儀容PMI(4月)、中国非製造業PMI(4月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月24日から4月28日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.41で始まり、軟調傾向で推移して
99.29へ下落した後に99.88で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.246%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで49.62ドルへ下落しました。
NYダウは週間94.51ドル上昇、20547.76ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値でもある21日の
高値109.49を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は12日
のNY時間後半の戻り高値109.87から110.00の「000」ポイント、
ここを上抜けた場合は7日の安値110.13から6日の安値110.29、
さらに上昇した場合は111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは21日の安値108.88から20日の安値の
108.72を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は18日の安値
108.32から先週安値でもある17日の安値108.13、さらに下落した場
合は108.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は2016年11月
9日〜12月15日の61.8%押しの107.86、さらに下落した場合2016年
7月21日の高値107.49、ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、25日の米ケースシ
ラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指
数、26日のトランプ米大統領の税制改革案公表、27日の日銀金融政策
発表と黒田日銀総裁の定例会見と米耐久財受注と米新規失業保険申請
件数と米中古住宅販売成約、28日の日全国消費者物価指数と日失業率
と日鉱工業生産速報と米第1四半期GDP速報と米第1四半期個人消費
速報と米第1四半期コアPCEデフレータ速報とシカゴ購買部協会景気
指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初17日に108.73で始まり、米10年債利
回りが2.19%台へ低下したことを背景に東京時間前半に週安値となる
108.13へ下落しましたが、その後、黒田日銀総裁の「物価安定の目標
までにはなお距離があり、現在の金融市場調節方針のもとで、強力な
金融緩和を推進していくことが適切。」との発言もあるなか米10年債
利回りの反発を背景に切り返して、イースターマンデーで欧州が休場
のなか揉み合うも、NY時間に米国務省の「米国は北朝鮮との紛争も
体制変換も求めていない。米国の目標は朝鮮半島の非核化。」との発表
や、ムニューシン米財務長官の英FT紙インタビューで「年内の税制改
革実施をなお予想。赤字より経済成長を重視。強いドルは長期的には
良いこと。」などが示されるなか、NYダウが183ドル上昇して、NY時
間終盤にかけて米10年債利回りが一時2.26%へ上昇したことも背景に
堅調傾向で推移して、翌18日の東京時間序盤に109.22へ上昇する展
開になりました。その後、日米経済対話で「近いうちに具体的成果で
一致。貿易ルール・共同戦略・分野別協力で構成することで一致。貿
易と投資の高い基準に関する2国間枠組みの議論で一致。」するも米国
側は改めてTPPを否定して会談に具体策なく、ドル円は揉み合いなが
らも反落する展開になりました。その後、メイ英首相が「6月8日に
総選挙を実施する。」との発表してポンドが上昇して英株式市場が2%
超の下落となるなか軟調傾向で推移して、その後、カンザスシティー
連銀総裁の「年内のバランスシート縮小を支持。(中略) 年内の利上げ
回数は経済次第。FOMCはドル相場を目標とせず。」との発言もある中
ゴールドマンサックスの第1四半期決算が大幅増益ながらトレーディ
ング部門が不振で市場予想を下回ったことも背景にNYダウが100ド
ル超の下落となったことも背景に下げ幅を拡大して、英ガーディアン
紙の「米軍は北朝鮮が核実験を実施した場合、その後のミサイル実験
でミサイルを撃墜することを熟考している。」との報道や、トランプ米
大統領が米製品を購入し米国人を雇用する「バイ・アメリカン」の大
統領令に署名との報道もあるなか、米10年債利回りが一時2.16%台へ
低下したことを背景にNY時間終盤にかけて108.32へ下落する展開に
なりました。その後、翌19日に日経平均が小幅ながらも3日続伸とな
ったことも背景に揉み合いながらも切り返して、NY時間序盤に米10
年債利回りが一時2.22%へ上昇したことを背景に109.18へ反発しまし
たが、その後、反落して、ボストン連銀総裁の「バランスシートは極
めてゆっくり縮小するべき。段階的な縮小は利上げ軌道の維持を助け
る。金利を主要政策手段として使うのは理にかなう。」との発言や、米
地区連銀経済報告で「米経済は3月末まで緩慢ないし緩やかに成長。
雇用は適度に緩やかな改善もまだ厳しい。製造業は緩やかなペースで
の拡大続く。(中略) 物価は適度に上昇している。(後略)」などが示さ
れるも、米IBMが大幅安となりNYダウが100ドル超の下落となった
ことや原油先物が50ドル台半ばへ下落したことも背景に108.69へ下
押しする展開になりました。その後、揉み合いながらも切り返して、
翌20日にのNY時間にダラス連銀総裁の「今年3回の利上げの基本的
見解を堅持。(後略)」との発言や、黒田日銀総裁の「資産購入やマネタ
リーベース拡大ペースは当面現状維持。(後略)」との発言や、ムニュー
シン米財務長官の「税制改革に日夜取り組んでいる。減税に伴う歳入
不足は成長で補う。まもなく税制改革案を公表する。年内には法案は
成立するであろう。医療保険法案の有無にかかわらず税制改革はやり
遂げる。インフラは大きな最優先課題。」との発言や、コーンNEC委
員長の「我々の目標は変わっていない。雇用に焦点。ヘルスケア、税
制改革、インフラに焦点をあてている。(中略) 法人税の税率引き下げ
に焦点を絞るべき。」との発言があるなか、NYダウが150ドル超上昇
して米10年債利回りが一時2.25%台へ上昇したことも背景にNY時間
後半にかけて週高値となる109.49へ上昇する展開になりました。
その後、翌21日に日経平均が一時200円超の上昇となるなか109円台
前半から半ばの揉み合いとなりましたが、ロンドン時間から反落して
NY時間にフィッシャーFRB副議長の「今年の利上げ回数への見方変わ
らない。(あと2回) 向こう数回のFOMCでバランスシートについて決
定。」との発言はあるも、ロンドンフィックス過ぎに米10年債利回り
が一時2.20%台へ低下して原油先物が49ドル台へ下落するなか108.88
へ下押す展開になりました。その後、ムニューシン米財務長官の「税
制改革案の公表はかなり近い。税規制の負担が重すぎれば是正する。
住宅市場改革はトランプ政権にとって非常に重要な課題。」との発言や
トランプ米大統領の「ドッド・フランク法の被害検証へ。税規制の検
証命じる大統領令にも署名。税制改革案は26日に公表。」との発言に
米10年債利回りが一時2.25%へ上昇したことを背景に109.32へ反発
して109.11レベルで週の取引を終えました。


ワシントンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議では共同声明
は発表されませんでしたが、「世界経済の見通しが回復基調にある」、
「為替政策では通貨安競争の回避確認。過度な変動は経済に悪影響」
「北朝鮮情勢など緊迫化する国際情勢が将来のリスクになり得るため
各国が経済を強固にして備えを固めていく必要」などが確認されまし
た。無難に通過した印象ですが、一部報道ではG20と並行して米共和
党関係者や学者ら100人弱が集まってドル高是正の「新プラザ合意」
ともいえる構想が議論されていたようです。


さて、今週初は仏大統領選の結果が注目の焦点になりますが、投票締
め切りは日本時間24日午前3時で、結果は早朝から午前中にかけて
判明する見込みです。

また、25日は朝鮮人民軍創設85周年ですが、15日に軍事パレードを
終えていることから、中国などの圧力で平穏に経過する可能性もある
ものの、もしもミサイルの発射や核実験を行った場合は米国が制裁行
動をとる可能性もありますので、24日から25日にかけて記念日に向け
た北朝鮮の動向が注目されます。

今週初めのドル円は良きにしても悪しきにしてもボラタイルな相場展
開になる可能性がありそうです。

そして、先週末にトランプ米大統領が「税制改革案を26日に公表。」
と発言していることから米時間26日のドル円の動向が注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは21日の高値1.0738
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合20日の高値1.0777、
さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイント、さらに上昇した場合
2月2日の高値1.0829、ここを上抜けた場合3月28日の高値1.0872
さらに上昇した場合は1.0900の「00」ポイントから3月27日の高値
1.0906を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、21日の安値1.0682を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は17日のNY時間終盤の押し安値1.0635、
さらに下落した場合17日の安値1.0603から1.0600の「00」ポイント
ここを下抜けた場合は10日の安値1.0570、さらに下落した場合は3月
9日の安値1.0525を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、24日の独IFO
景況感指数、27日の欧消費者信頼感確報と欧ECB金融政策発表と独消
費者物価指数速報とドラギECB総裁の定例会見、28日の仏第1四半期
GDP速報と独小売売上高指数と欧消費者物価指数速報、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、25日の米ケースシラー住宅価格指
数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数、26日のトラ
ンプ米大統領の税制改革案公表、27日の米耐久財受注と米新規失業保
険申請件数と米中古住宅販売成約、28日の米第1四半期GDP速報と
米第1四半期個人消費速報と米第1四半期コアPCEデフレータ速報と
シカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初17日に1.0617レベ
ルで始まり週安値となる1.0603へ下落した後に切り返して、イースタ
ーマンデーで欧州休場のなか「ルペン氏の支持率が22.5%に低下」との
報道も背景に揉み合いながらも堅調傾向で推移して、ロンドンフィッ
クスにかけて1.0670へ上昇する展開になりました。その後、ムニュー
シン米財務長官の英FT紙インタビューも背景に米10年債利回りが上
昇したことで1.06台半ばへ下押して、翌18日にラガルド専務理事の
「仏政局は明らかに不透明。この状況がユーロの重しとなっている。
ギリシャ債務については再編が必要。」との発言があるなか小幅な揉み
合いとなるも、ロンドン時間にメイ英首相が(EU離脱交渉の基盤強化
を図るために)「6月8日に総選挙を実施する。」と発言したことを背景
にポンドドルが上昇したことを背景に連れ高となってNY時間後半にか
けて1.0736へ上昇する展開になりました。その後、やや反落して揉み
合いになり、翌19日のロンドン時間序盤に1.0737へ反発した後に下
押して、NY時間にプラートECB専務理事の「欧州の景気回復のモメ
ンタムが上昇。長期的なリスクは均衡だが、やや下振れも。世界経済
は良好になっている。マイナス金利は逆効果は見られていない。労働
市場の改革が機能している兆候。」との発言があるなか、1.0700へ反落
しましたが、その後、切り返して揉み合いになり、翌20日のロンドン
時間前半に「(仏大統領選で)マクロン氏の支持率が1ポイント上昇。」
との報道も背景に週高値となる1.0777へ上昇する展開になりました。
その後、1.0740へ下押した後にロンドンフィックスにかけて1.0776へ
再上昇しましたが、その後、米10年債利回りが一時2.25%台へ上昇し
たことも背景に反落して、時間足レベルのダブルトップを形成して、
1.07台前半へ下落して揉み合う展開になりました。その後、翌21日の
ロンドン時間序盤に仏・独・製造業PMIが市場予想より強い結果とな
ったことを背景に1.0738へ反発しましたが、その後、再び反落して、
1.07を挟む揉み合いとなって、ロンドンフィックス過ぎに1.0682へ
下押しましたが、IFOPの仏大統領選世論調査 (支持率) で「ルペン氏
22.5%、マクロン氏24.5% (+0.5%)、フィリョン氏19.5%、メラン
ション氏18.5%、」との発表も背景にNYクローズ後に反発して1.0727
で週の取引を終えました。


今週初めのユーロドルの注目の焦点は何といっても仏大統領選の結果
になりますが、仏でのテロ事件が移民の制限を唱えるルペン氏に有利
に働くとの観測もあり、また仏有権者の1/3が投票を決めかねている
との観測もあって、サイレント・マジョリティーは世論調査に反映さ
れにくいとの経験則もあることから、世論調査ではマクロン氏が優勢
ながら、投資家の一部では反EUのルペン、メランション両氏の決選投
票という悪魔のシナリオを懸念している向きもあるようで、対立軸を
「景気・EU・移民」とする仏大統領選挙の第1回投票の結果が大いに
注目されます。その結果を受けてユーロドルは週初からボラタイルな
相場展開になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その239 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週の相場やG20やTPP11の事はさておくが…、
 今週初めはまずはフランスの大統領選挙の結果が注目されるな。』


「ふむ。そうじゃのう…。溜口剛太郎殿。
 仏世論調査では4候補の混戦ながらマクロン氏が一歩リード、
 といった状況のようじゃが…、先般の米大統領選での逆転劇もあり
 投資家の一部では、反EUを唱えるルペン、メランション両氏の
 決選投票という悪魔のシナリオを懸念する声もあるようじゃのう。」


『まぁ、さすがにマクロン氏は決選投票に残ると思われるが…、
 先般の米大統領選では、優勢が伝えられていたクリントン氏の
 メール問題の再燃も影響して、隠れトランプ支持者の
 サイレント・マジョリティーにしてやられた格好だったからな…。』


「ふむ…。今回の仏大統領選でも偶然なのか計画的なのか…、
 パリのシャンゼリゼ通りで日本時間21日未明にテロ事件が発生して
 仏当局は確認していないとされるも、過激派組織「イスラム国」の
 犯行声明によればベルギー出身のアブ・ユスフ・アルバルジキ
 による犯行とされ、このテロ事件が仏大統領選で移民の制限を
 唱えるルペン氏に有利に働くとの観測もあるようで…、
 候補者の誰に投票するか考えあぐねていると言わている
 仏有権者の1/3の投票行動に影響があるやもしれぬのう…。」


『仏大統領選の第1回目の投票の結果は日本時間24日の早朝から
 午前中にかけて判明する見込みのようだが…、
 良きにせよ悪しきにせよ、米大統領選の時のように
 その結果によって東京市場がボラタイルな展開になりそうだな…。』


「ふむ…。仏大統領選の第1回目投票の開票結果は東京時間に
 ユーロドルのみならずドル円にも大きな影響となろうのう…。」


『ところで、話は変わるが…、25日は朝鮮人民軍創設85周年だけど
 北朝鮮の故・金日成主席の生誕105年を記念した軍事パレードは
 15日に既に終えているが…、25日の人民軍創設記念日に向けて
 北朝鮮はミサイル発射や核実験などの行動をとるのかねぇ…。』


「中国が水面下で交渉と圧力をかけている可能性があり、
 平穏に経過する可能性もあろうが…、もしやすると
 何らかの行動をとる場合もあるのではなかろうかのう…。」


『もしもそうなった場合、米国がどのような行動とるのか、
 マーケットとしても重要な関心事になるよな…。』


「ふむ…。18日の英ガーディアン紙によれば
 『米軍は北朝鮮が核実験を実施した場合、その後のミサイル実験で
  ミサイルを撃墜することを熟考している。』とのことで…、
 これを裏読みすると、北朝鮮が核実験を実施しても
 米軍は即時行動はとらなく、その後のミサイル実験でミサイルを
 撃墜することを熟考している、ということになろうが…、
 北朝鮮が核実験を実施した場合はリスク回避にドル円が下落する
 その可能性はあるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『米国が制裁行動に出た場合、北朝鮮も報復行動をとる可能性があり
 場合によっては有事に発展する場合もあろうからな…。
 内閣官房の国民保護サイト http://www.kokuminhogo.go.jp/
 にも、最近はアクセスが急増しているそうで、
 平穏かつ無事に経過することを願うが…、ともあれ、
 24日から25日は要注意日という事になりそうだな…。』


「ふむ…。無事に25日が経過することを願いたいものじゃが…、
 25日が無事に経過した場合は北朝鮮を巡るリスクは大きく低下して
 ドル円が巻き戻しで買われる場合もあろうのう…。
 また、先週末にトランプ米大統領が『税制改革案を26日に公表。』
 と発言していることから米国時間26日の動向が注目されよう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。『下位時間軸から上位時間軸へサインのバトンタッチ』
 のお話でもさせてもらおうと思っておったが…、
 今日は前段のお話が長くなり過ぎてしもうたようじゃ…。
 また、次回にでもさせてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『じゃぁ…、また来週にでも聞くとするぜ。ジイさん。』


「ふむ。来週の4月30日なのじゃが…、ゴールデン・ウィークで
 1週だけお休みをもらうと思っておってのう…。
 5月7日(日)にまたお会いしようぞ。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。人並みにゴールデン・ウィークってか。
 じゃぁ、5月7日(日)にまた会おうぜ。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週…、ではなくて、また再来週。

FX トレードと凡事のお話 その238


報道によりますと「米政権は2カ月にわたり政策を再点検した結果、
北朝鮮の体制転換を目指さない方針を決定した。」そうですね。


●今週の主な予定

<4月17日(月)>

※ NZ・豪・スイス・欧州・英などがイースター休暇。

午前11時に中国第1四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(3月)、中国小売売上高(3月)、
午後3時15分から黒田日銀総裁の発言、
夜9時半にNY連銀製造業景況指数(4月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(4月)、
早朝5時に対米証券投資(2月)、
などが予定されています。
中国・米の指標には注目です。


<4月18日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録、
夜9時半に米住宅着工件数(3月)、米建設許可件数(3月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(2月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(3月)、米設備稼働率(3月)、
などが予定されています。
豪・米の指標には注目です。
そして、ペンス米副大統領が来日して行われる日米経済対話と、
IMF世界経済見通しの発表も予定されています。


<4月19日(水)>

午後6時に欧消費者物価指数確報(3月)、欧貿易収支(2月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
欧・米の指標には注目です。



<4月20日(木)>

朝7時45分にNZ第1四半期消費者物価指数、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(3月)、
午後3時に独生産者物価指数(3月)、
午後6時に欧建設支出(2月)、
午後7時半からカーニー英BOE総裁の発言、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(4月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米景気先行指標総合指数(3月)、
同夜11時に欧消費者信頼感速報(4月)、
などが予定されています。
NZ・日・米・欧の指標には注目です。
そして、ワシントンでG20財務相・中銀総裁会議が
21日まで開催の予定です。


<4月21日(金)>

午後1時半に日第三次産業活動指数(2月)、
午後4時に仏製造業PMI速報(4月)、仏サービス業PMI速報(4月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(4月)、独サービス業PMI速報(4月)、
午後5時に製造業PMI速報(4月)、欧サービス業PMI速報(4月)、
同午後5時に欧経常収支(2月)、
午後5時半に英小売売上高(3月)、
夜9時半に加消費者物価指数(3月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(3月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・英・加・米の指標には注目です。
そして、IMF・世銀、春季総会が予定されています。


<4月23日(日)>

仏大統領選挙第1回投票、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月17日から4月21日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.12で始まり、軟調傾向で推移して
99.93へ下落した後に100.46で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.232%に低下しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで53.18(52.89)ドルへ上昇しました。
NYダウは週間202.85ドル低下、20453.25ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは109.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合13日の高値109.39、
さらに上昇した場合12日の高値109.86、ここを上抜けた場合110.00
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは108.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は2016年11月9日〜12月15日
の61.8%押しの107.86、さらに下落した場合2016年7月21日の高値
107.49、ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、17日の中国第1四
半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高と黒田日銀総裁の発言と
NY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、
18日の日米経済対話と米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生
産、19日の米地区連銀経済報告、20日の日通関ベース貿易収支と米
フィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と米景気
先行指標総合指数とG20財務相・中銀総裁会議、21日の米中古住宅販
売件数、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初10日に111.06で始まり東京時間前半に
日経平均が一時150円超上昇して米10年債利回りが一時2.39%台へ上
昇するなか週高値となる111.58へ上昇しましたが、その後、米10年
債利回りの低下を背景に反落して、NY時間に米報道官の「露はシリア
北朝鮮、イランを支持。」との発言があるなか次第に軟調傾向で推移し
て一時111円台を割り込む展開になりました。その後、翌11日の早朝
5時過ぎにイエレンFRB議長の「米経済は非常に健全。経済は緩やか
なペースで拡大。(中略) 緩やかな利上げが適切。金利で後手に回りた
くはない。GDPの低迷は雇用の伸びの高さを考慮すれば驚き。生産性
の低さが非常に問題。潜在成長率は恐らく2%を下回っている。(中略)
急激な利上げは望ましくない。」との発言があるなか、111円を挟む揉
み合いになりましたが、その後、再び111円台を割り込む展開になり
ました。その後も軟調傾向が続き、NY時間序盤に米10年債利回りが
一時2.29%台へ下落して、NYダウが一時150ドル超の下落となるなか
110円台を割り込む展開になりました。その後、米国務省高官の「中国
が北朝鮮への圧力を強化するか、米国が攻撃するか、2つに1つの選
択肢しかないと説明。同方針をトランプ大統領から中国の習近平国家
主席にも伝達する。」との発言が伝わるなか109円台後半で揉み合いに
なり、翌12日の東京時間に日経平均が一時250円超の下落となるなか
109円台前半から半ばを範囲とする揉み合いが続き、その後、「習国家
主席、トランプ大統領と電話会談、協力強化へ」との報道も背景に、
ロンドン時間から反発して、NY時間にダラス連銀総裁の「年内にバラ
ンスシート縮小を開始できる。失業率は4.5%より低くなる可能性。
2017年の米GDP成長率は2%超に。」との発言もあるなか109.86へ
反発しましたが、NY時間終盤にトランプ大統領の「ドルは強すぎる。
中国を為替操作国に認定しない。イエレン議長を敬愛している。(中略)
中銀の低金利政策は好ましい。」との発言を背景に反落して、翌13日
の東京時間前半に日経平均が一時200円超の下落となるなか108.72へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、NY時間序盤に市場
予想より強い米JPモルガンや米シティグループの第1四半期1株利益
が発表されて、トランプ大統領の「中国の習主席は北朝鮮問題の解決
に向けて懸命に取り組むと思う。」との発言もあるなか、109.39へ反発
しましたが、米財務省当局者の「為替の問題は公正な世界経済にとっ
て重要。G20でのコミュニケは想定していない。ムニューシン長官は
約12の2国間協議を予定。」との発言や「アフガニスタン(イスラム国)
に向け米軍が特殊爆弾を投下。」との報道があるなか、NYダウが100
ドル超下落して米10年債利回りが一時2.22%台へ低下したことも背景
に一時108.96へ下落する展開になりました。その後、109円台前半で
揉み合いになり、翌14日の東京時間後半に日経平均が年初来安値を更
新するなか109円台を割り込み、欧州の株式市場がイースターのグッ
ドフライデーで休場のなか揉み合いになりましたが、NY時間の序盤に
発表された米CPIなど米指標が市場予想より弱い結果となったことで
下落して、その後は小幅な揉み合いとなって108.62レベルで週の取引
を終えました。


先週のドル円は地政学的リスクとトランプ大統領発言などで軟調な展
開になりました。

15日の北朝鮮の故金日成国家主席生誕105年記念式典では新型ICBM
が公開され、米国の原子力空母カール・ビンソンも近海へと到着して
緊張が高まりましたが、15日までは懸念されていた北朝鮮による式典
に向けたミサイルの発射や核実験などは行われませんでした。
(その後、一部報道で、16日午前、北朝鮮東部・咸鏡南道新浦付近から
ミサイルを発射したが失敗したとの報道はありました。)

中国も、「1〜3月期の北朝鮮からの石炭輸入量を前年比51.6%減とす
る」、「15日の北朝鮮の軍事パレードに視察団を送らない」、「北京と
北朝鮮の首都を結ぶ航空便の運航停止」など米国に協力姿勢を示し、
米メディアによりますと「米政権は2カ月にわたり政策を再点検した
結果、北朝鮮の体制転換を目指さない方針を決定した。」とのことで、
25日の朝鮮人民軍創設85周年に向けた挑発行動の可能性はまだある
ものの、一旦、リスク回避が収まる可能性もありそうです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは14日の高値1.0629
から13日のNY時間序盤の戻り高値1.0635を巡る攻防が注目されま
す。ここを上抜けた場合は13日の高値1.0677、さらに上昇した場合は
1.0700の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は3月30日のNY時間
の戻り高値1.0753、ここを上抜けた場合は3月30日のロンドン時間の
戻り高値1.0768から29日のNY時間の戻り高値の1.0773、さらに上
昇した場合は1.0800の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.0600の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は10日の安値1.0570、さらに下落
した場合は3月9日の安値1.0525、ここを下抜けた場合は1.0500の
「00」ポイントから2月22日の安値1.0493、さらに下落した場合は
1月11日の安値1.0453を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、19日の欧消費者物価指数確報
20日の欧消費者信頼感速報、21日の仏・独・欧の製造業PMI速報と
仏・独・欧のサービス業PMI速報、などが注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、17日の中国第1四半期GDPと中国鉱工業生産と
中国小売売上高とNY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生
産、19日の米地区連銀経済報告、20日のフィラデルフィア連銀製造業
指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数とG20財務
相・中銀総裁会議、21日の米中古住宅販売件数、などが注目されま
す。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初10日に1.0588で始
まり週安値となる1.0570へ下落しましたが、米10年債利回りの低下
も背景にNY時間から切り返して、翌11日の独・欧ZEW景況感調査
が予想より強い結果となったことも背景に揉み合いながらも堅調傾向
で推移してロンドンフィックスにかけて1.0630へ上昇する展開になり
ました。その後、「仏大統領選で極右のメランション氏が躍進して上位
4人の支持率が接近。」との報道もあるなか、反落して上下動の揉み合
いになり、翌12日のNY時間後半にかけて1.0588へ下落しましたが
NY時間終盤にトランプ大統領の「ドルは強すぎる。(中略) 中銀の低金
利政策は好ましい。」との発言を背景に急伸して、翌13日の東京時間
に週高値となる1.0677へ上昇する展開になりました。その後、ロンド
ン時間から反落してNY時間前半にかけて1.06台前半へ下落して揉み
合う展開になりました。その後、翌14日も欧州の株式市場などがイー
スターのグッドフライデーで休場のなか小幅な揉み合いが続き1.0615
レベルで週の取引を終えました。


注目の23日の仏大統領選挙がいよいよ迫っていますが、仏調査会社の
IFOPの13日の世論調査によりますと、極右国民戦線のルペン氏の支
持率が23.5%、中道系独立候補のマクロン氏の支持率が22.5%、共和党
(中道右派)のフィヨン氏の支持率が19.0%、急進左派のメランション氏
の支持率が19.0%と、仏大統領選の第1回目投票の支持率は4人の混
戦状況となっているようです。対立軸は「景気・EU・移民」ですが、
引き続き仏大統領選挙を巡る世論調査や関連するニュース・ヘッド・
ラインが注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その238 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、地政学的リスクとともに、
 トランプ大統領の「ドルは強過ぎる。低金利政策は好ましい。」
 との発言などで108円台へ下落する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 15日の北朝鮮の故金日成国家主席生誕105年記念式典では
 新型の大陸弾道ミサイル(ICBM)が公開され、そして…、
 米国の原子力空母カール・ビンソンも近海へと到着して
 緊張が高まったが…、15日までは懸念されていた北朝鮮による
 式典に向けたミサイルの発射や核実験などは行われなかった
 ようじゃのう…。ただ、その後…、一部報道で、16日午前、
 北朝鮮東部・咸鏡南道新浦付近からミサイルを発射したが失敗した
 との報道はあったがのう…。」


『えっ。北朝鮮は16日にこの時期に及んでミサイル発射したってか。
 それにかかわる週初の市場動向が注目されるが…、
 でも、まぁ、14日の米メディアによれば「米政権は2カ月にわたり
 政策を再点検した結果、北朝鮮の体制転換を目指さない方針を
 決定。」とのことで、一旦、リスク回避も収まるかもしれないな。』


「ふむ…。北朝鮮の25日の朝鮮人民軍創設85周年に向けて
 再びミサイルを発射するなどの挑発行動の可能性はまだあるも…、
 北朝鮮がそのようなことをしなければ、一旦、リスク回避が
 収束して鎮静化する可能性はあるのではなかろうかのう…。」


『中国も、「北朝鮮からの石炭輸入量を前年比51.6%減とする」、
「北朝鮮軍事パレードに視察団を送らない」、「北京と北朝鮮の首都を
 結ぶ航空便の停止」など米に協力姿勢を示しているようだしな…。
 ところで話は変わるが、23日の仏大統領選が迫ってきているよな。』


「ふむ…。対立軸を『景気・EU・移民』とする仏大統領選挙では
 13日の世論調査によると、極右国民戦線ルペン氏の支持率が23.5%
 中道系独立候補のマクロン氏の支持率が22.5%、共和党(中道右派)の
 フィヨン氏の支持率が19.0%、急進左派のメランション氏の支持率が
 19.0%と、仏大統領選の第1回目投票の支持率は4人の混戦状況と
 なっているようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『EU懐疑派はルペン氏とメランション氏だが…、5月7日の最終投票
 ではEU統合を唱えているマクロン氏が勝つとの市場予想ながら、
 混戦となっている仏大統領選の第1回目投票を巡る世論調査や
 関連のニュースが引き続き注目されそうだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『マイ・ルールのお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。』


「トレーダーは各々、性格も好みも資金量もトレード可能時間も違い
 兼業・専業も含めて環境が異なっているゆえ…、3つのМの
 『メソッド(Method)』、『マネー(Money)』、『マインド (Mind)』…、
 すなわち『手法』、『資金管理』、『マインドと自己規律』にかかわる
 『マイ・ルール』は策定しておく必要があるのではなかろうか…。」


『まぁ、トレーダー毎の環境や好みは確かに異なってるからなぁ…。
 世界一の美女や美男が自身にとって最良の配偶者とならないように
 また、お金持ちでも高級ホテル最上階でロマネコンティを飲むより
 焼き鳥の煙が立ち込める居酒屋で一杯の方が好きな人もいて…、
 トレードの「手法」、「資金管理」、「自己規律(マインド)」にかかわる
 「マイ・ルール」もトレーダー毎に自分自身に合ったものを
 策定する必要があるのかもしれないな…。』


「ふむ…。正統とされる『手法』、『資金管理』、『自己規律』を
 踏まえながらも、自身のトレード・ノートを検証したうえで
 自分自身のトレードの傾向を把握して、自分自身に合った
 『マイ・ルール』を策定していくのが良いのではなかろうか…。」


『……。』


「ここで大切なのは、自分自身で実行できる事にするは当然ながら…
 たとえば、手法をカスタマイズするには『シンプル』ということが
 とても重要になるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『たとえば、どういうことよ…。ジイさん。』


「ふむ…。知能が高い人ほど陥りやすい誤謬として…、
 『複雑=高度=優れている』と思い込む複雑信仰があるが…、
 勝っているトレーダーの思考は意外なほどシンプルなことが多く、
 『シンプル』ということは、むしろ思考が精錬されていて
 優れている場合が多いという事を知るべきなのではあるまいか…。」


『……。』


「たとえば、スイング・パターンを観る手法としてハーモニック・
 トレーディングというものがあるが…、М字型(w型)の4本の
 ライン(波動)で構成されるガートレーのパターンは222あるとされ
 これを実際にトレーディングに役立てる事は容易なことではなく…
 基点から4本目が78.6%押し(戻し)の基本形、そして、さらに
 押し(戻し)が進み4本目が88.6%押し(戻し)となったBatと呼ばれる
 パターン、そしてМ字型(w型)の起点を超過(エクステンション)して
 4本目が128.2%押し(戻し)となったButterflyと呼ばれるパターン、
 そして、4本目が161.8%押し(戻し)のCrabと呼ばれるパターンなど
 主要4パターンに絞り込んだり…、あるいはさらに思考を精錬させ
 シンプル化して、『価格がスイングの起点を割り込まない限り、
 フィボナッチ・リトレースメントのポイントで(トレンド方向へ)
 反転することが多い』、『価格がスイングの起点を割り込んだ場合は
 フィボナッチ・エクステンションのポイントでスイングの起点を
 目途にプルバックとなることが多い。そして、その後はエクステン
 ション方向へ再上昇(再下降)することが多い』、などと認識して、
 ハーモニックの主意を単純思考化して、ポイントからのプライス・
 アクションを観ていくほうが、むしろ、実際のトレードに
 役立つ場合もあるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『最近はハーモニック・パターンを知らせるソフトもあるようだが、
 確かに222パターンを識別することは容易なことではなく、
 また、そのパターンなっても必ず価格が反発(反転)するわけでもなく
 反発(反転)するパターンと認識しつつも、そのポイントからの
 プライス・アクションは観る必要があるだろうからな…。』


「異論もあろうが…、ともあれシンプルや単純は劣ったものではなく
 精錬や主要エッセンスという意味では複雑から昇華したもので、
 ときにむしろ、シンプル化や単純化は優れている場合も
 あるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『自分自身が実行できるという意味でも、マイ・ルールにおける
 シンプル化は大切な指針となるのかもしれないよな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その237


米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されましたが、
対北朝鮮問題では協力強化で一致も具体的合意に至りませんでした。


●今週の主な予定

<4月10日(月)>

朝8時50分に日国際貿易収支(2月)、日国際経常収支(2月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(2月)、
午後2時に日景気現状判断DI(3月)、日景気先行き判断DI(3月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(3月)、
夜11時に米労働市場情勢指数LMCI(3月)、
などが予定されています。
日貿易収支と米の指標には一応注目です。
そして、黒田日銀総裁の発言(時間未定)や、伊でのG7外相会合、
IMFの世界経済見通しの発表なども予定されています。


<4月11日(火)>

早朝5時からイエレンFRB議長の講演、
朝8時01分に英BRC小売売上高調査(3月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(3月)、
午後5時半に英消費者物価指数(3月)、英生産者物価指数コア(3月)、
同午後5時半に英小売物価指数(3月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(4月)、
同午後6時に欧鉱工業生産(2月)、欧ZEW景況感調査(4月)、
などが予定されています。
イエレンFRB議長の講演と英・独・欧の指標には注目です。


<4月12日(水)>

朝8時50分に日機械受注(2月)、日国内企業物価指数(3月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(3月)、中国生産者物価指数(3月)、
午後3時に独卸売物価指数(3月)、
午後5時半に英失業者数(3月)、英失業率(3月)、
同午後5時半に英ILO失業率(3カ月 3月)、
同午後5時半からカーニー英BOE総裁の発言、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米輸入物価指数(3月)、米輸出物価指数(3月)、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜3時に米月次財政収支(3月)、
などが予定されています。
(日)・中国・英・加の指標には注目です。


<4月13日(木)>

朝7時半にNZ企業景況感(3月)、
朝8時01分に英RICS住宅価格(3月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(3月)、豪失業率(3月)、
(時間未定) 中国貿易収支(3月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(3月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(3月)、
夜9時半に米生産者物価指数(3月)、米生産者物価指数コア(3月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(2月)、加製造業出荷(2月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(4月)、
などが予定されています。
豪・中国・独・米の指標には注目です。


<4月14日(金)>

※ NZ・豪・英・欧・米・加がイースターのグッドフライデーで休場。

午後1時半に日鉱工業生産確報(2月)、
夜9時半に米消費者物価指数(3月)、米消費者物価指数コア(3月)、
同夜9時半に米小売売上高(3月)、米小売売上高(除自動車 3月)、
夜11時に米企業在庫(2月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月10日から4月14日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.35で始まり、揉み合いながらも堅調
傾向で推移して101.08で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.382%に低下しました。
NY原油先物(WTI)5月限は週レベルで52.24ドルへ上昇しました。
NYダウは週間7.12ドル低下、20656.10ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは7日の高値111.36を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は5日の高値111.45から
3日の高値111.58、さらに上昇した場合は112.00の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合は3月31日の高値112.20を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は6日の安値110.29から4日安値
110.27、さらに下落した場合は7日の米雇用統計後の安値110.16から
7日の安値110.13、ここを下抜けた場合は110.00の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、10日の日国際貿易
収支と米労働市場情勢指数LMCI、11日早朝のイエレンFRB議長の講
演、12日の日機械受注と中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、
13日の中国貿易収支と米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数と
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、14日の米消費者物価指数と米
小売売上高、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初3日に111.42レベルで始まりロンドン
時間序盤に米10年債利回りが一時2.40%台へ上昇したことを背景に週
高値となる111.58へ上昇しましたが、NY時間に入り米自動車販売が
市場予想を下回ったことなどでNYダウが一時100ドル超下落となり
米10年債利回りが2.33%台へ低下したことを背景に111円台を割り込
む展開になりました。その後も軟調傾向で推移して、翌4日の日経平
均が172円安となり、ロンドン時間に米10年債利回りが2.31%台へ
低下したことを背景に110.27へ下落する展開になりました。その後、
米10年債利回りの反発を背景に切り返して、NY時間にトランプ米大
統領の「周主席と北朝鮮問題で協議。中国との貿易赤字問題は進展さ
せなければならない。インフラ整備法案の規模は1兆ドルを超える可
能性。大型パイプライン建設で4万2000人の雇用を創出。」との発言
や、リッチモンド連銀総裁の突然の辞任の報道などがあるなか、揉み
合いながらも堅調傾向で推移して、翌5日のオセアニア時間にかけて
110.91へ反発する展開になりました。その後、東京時間からロンドン
時間序盤にかけて110円台半ば近くまで押しとなるも、米10年債利回
りが2.36%台へ上昇したことを背景に反発して、NY時間序盤に発表さ
れた米ADP雇用統計が予想より強い結果となったことや、NYダウが
一時200ドル近い上昇となったことを背景に上伸して、タルーロFRB
理事の「バランスシートについて考え始めることが賢明に。バランス
シートについての示唆はイールドカーブに影響する可能性。」との発言
もあるなか111.43へ上昇する展開になりました。その後、ISM非製造
業景況指数が予想より弱い結果となったことで反落して111円台前半
で揉み合いとなって米FOMC議事録の発表を迎えました。FOMC議事
録では「一部から株価は非常に高いとの指摘。再投資の変更は年内に
正当化されると大半が判断。(中略) 緩やかな利上げが適切。」などが示
されるなか、一時111.45へ上昇するも、NYダウがマイナス圏へ反落
して米10年債利回りが一時2.32%台へ低下したことを背景に反落して
翌6日の日経平均が年初来安値を更新するなか東京時間序盤にかけて
110.29へ下落する展開になりました。その後、ロンドン時間から切り
返して、ロンドンフィックスにかけて米10年債利回りが2.36%台へ
上昇したことを背景に111.14へ反発しましたが、「米大統領がシリア
への軍事行動を検討するよう議員らに通知」との報道が伝わり、米10
年債利回りが2.34%台へ低下したことを背景に111円台を割り込み、
揉み合う展開になりました。その後、翌7日の東京時間午前10時過ぎ
に「米国がシリアの科学兵器使用に対応してアサド政権の軍事施設を
爆撃。」との報道や「ロシアが米国のシリア攻撃は重大な結果を招くと
警告。」などの報道があるなか、米10年債利回りが一時2.29%台へ急
落したことも背景に、リスク回避の円買い動意も相俟って週安値とな
る110.13へ下落する展開になりました。その後、一時マイナス圏へ反
落していた日経平均が持ち直したことや、米10年債周りが2.3%台を
回復したことなどを背景に切り返して、ロンドン時間に米10年債利回
りが一時2.33%台へ上昇したことも背景に110円台後半へ戻して米雇
用統計の発表を迎えました。米雇用統計では米失業率が予想より強い
4.5%となるもNFPが予想より弱い9.8万人となって、米10年債利回
りが一時2.27%へ低下したことも背景に110.16へ急落しましたが、
米10年債利回りが2.3%台へ持ち直したことを背景に反発して、NY
連銀総裁の「FOMCはまだバランスシート計画策定中。FRBの政策手
段の優先は金利でありバランスシートではない。(中略) バランスシー
ト縮小は今年終盤か来年始めに開始するであろう。」との発言や、ムニ
ューシン米財務長官の「非常に近い将来に中国の為替報告を発表。貿
易均衡にはさらなる努力必要との認識で米中は一致。シリア、北朝鮮
への制裁は重要な手段。」との発言もあるなか、米中首脳会談が緊張下
で一応ながら無難に進行したことや、米10年債利回りが2.38%台へと
上昇したことも背景にNY時間後半にかけて111.36へ上昇して111.10
レベルで週の取引を終えました。

米中首脳会談や米雇用統計など重要イベントや、そして米国が科学兵
器攻撃に対応してシリアのアサド政権の軍事施設を爆撃をするなどの
報道があった先週ですが、ドル円は110円台を維持して110円台前半
から111円台半ばを範囲とするレンジ相場となりました。

米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されましたが、
対北朝鮮問題では協力強化で一致するも、「単独行動も辞さず」とする
米国と「対話解決を堅持」すべきとする中国との見解が相違して、具
体的合意にまでは至りませんでした。

週初、まずは米中首脳会談を終えた後の市場反応が注目されますが、
引き続き米10年差利回りの動向が注目されます。そして、今週末は
欧米がイースター休暇入りとなりますので、週後半にかけて短期筋の
ポジション調整などの動向が注目されますとともに、15日に故金日成
国家主席生誕105年記念式典を迎えることで米中首脳会談後の北朝鮮
の動静も注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.0600の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は6日の安値の
1.0529から7日NY時間序盤の戻り高値1.0633、さらに上昇した場合
7日の東京時間の戻り高値1.0660、ここを上抜けた場合は7日の米雇
用統計後の高値1.0666(チャートによっては1.0675)、さらに上昇した
場合は5日の高値1.0689、ここを上抜けた場合は1.0700の「00」ポイ
ントから3月31日の高値1.0702を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは7日の安値1.0580を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は3月9日の安値1.0525、さらに下落し
た場合は1.0500の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は2月22日
の安値1.0493から3月2日安値1.0495を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、11日の独・欧ZEW景況感調
査と欧鉱工業生産、13日の独消費者物価指数改定値、などが注目され
ますが、対ドル通貨ペアとして、10日の米労働市場情勢指数LMCI、
11日早朝のイエレンFRB議長の講演、12日の中国消費者物価指数と
中国生産者物価指数、13日の中国貿易収支と米生産者物価指数と米
新規失業保険申請件数とミシガン大学消費者信頼感指数速報、14日の
米消費者物価指数と米小売売上高、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初3日に1.0661レベル
で始まり上下動の揉み合いとなって、1.0635から週の高値となる5日
ロンドン時間の1.0689を範囲とするレンジ相場が6日の東京時間終盤
まで続きましたが、6日ロンドン時間にドラギECB総裁の「政策変更
にはより一層のインフレ信頼感が必要に。インフレ見通しを変化させ
るに十分な証拠はそろっていない。ECBの金融政策はうまく機能して
いる。経済見通しは緩やかに改善してきている。インフレについての
成功を宣言するには時期尚早。フォワードガイダンスの文言に変更を
加える必要はない。」との発言を背景にECB出口戦略への期待が後退し
て1.0629へ下落する展開になりました。その後、プラートECB理事
の「フォワードガイダンスはQEとマイナス金利の補完に有効。金利は
現状もしくはより低い水準で維持。」との発言や、仏調査会社オピニオ
ンウェイの「ルペン氏支持が25%に低下。」との発表に揺れながらも
1.06台後半へ戻しましたが、ECB理事会議事要旨で「3月の段階では
金利の下方バイアスを取り除くには時期尚早。コアインフレの見通し
にとって賃金上昇がカギとなる。将来には正常化の議論を行うことに
ついて合意。」などが示されたことを背景に揉み合いながらも再び軟調
傾向で推移しました。その後、翌7日の東京時間に「米国が科学兵器
攻撃に対応してシリアのアサド政権の軍事施設を爆撃。」との報道に
1.06台半ばで上下動の揉み合いになりましたが、ロンドン時間から再
び軟調に推移して1.06台前半に下落して米雇用統計の発表を迎えまし
た。米雇用統計では米失業率が予想より強い4.5%となるもNFPが予想
より弱い9.8万人となって、米10年債利回りが一時2.27%へ低下した
ことを背景に一時1.0666(チャートによっては1.0675)へ上昇しました
が、米10年債利回りが2.3%台へ持ち直したことを背景に反落して、
NY連銀総裁の「(前略) バランスシート縮小は今年終盤か来年始めに
開始するであろう。」との発言や、ムニューシン米財務長官の発言もあ
るなか、米中首脳会談が緊張下で一応ながら無難に進行したも背景に
米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことに伴うドル買いに1.0580
へ下落して1.0592で週の取引を終えました。

先週のユーロドルは週後半にかけて1.06台前半から1.06台後半を範囲
とするレンジ相場になりましたが、週末に米雇用統計後に一時反発す
るも、米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことに伴うドル買いに
1.06台を割り込む相場展開になりました。

5日に独連銀総裁が「(前略) ECB政策の巻き返しの時期が近づいてい
る。債券購入プログラムがあと1年間で終了することを歓迎。」と発言
するも、6日にはドラギECB総裁が「政策変更にはより一層のインフ
レ信頼感が必要に。インフレ見通しを変化させるに十分な証拠はそろ
っていない。」と発言して、ECB要人達の見解は整合していませんが、
3月30日のノボトニー総裁の「時期尚早な利上げという失敗は望まな
い。」との発言も含めてECB出口戦略への期待がやや後退しているよう
で、今後のECB要人達の発言が注目されますとともに、2週間後に仏
大統領選挙が迫っていることで世論調査の動向など関連報道が注目さ
れます。そして、今週末は欧州もイースター休暇入りとなりますので
週後半にかけて短期筋のポジション調整などの動向も注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その237 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週末は米国がシリアの科学兵器使用に対応して
 アサド政権の軍事施設を爆撃したが、それが米中首脳会談の夕食会
 のさなかで驚きのタイミングだったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米国が『状況によれば軍事行動も躊躇しない』ことを示して、
 軍拡する中国や核武装を目指す北朝鮮への牽制もあったか、
 米中首脳会談のさなかのタイミングであったのう…。」


『米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されて、
 対北朝鮮問題では協力強化で一致するも、「単独行動も辞さず」
 とする米国と「対話解決を堅持」すべきとする中国との見解が
 相違して、具体的合意にまでは至らなかったようだが…、
 米中首脳会談は、まぁ、何とか無難に通過した印象だな…。』


「ふむ。米国のシリアへの軍事施設爆撃で米ロの緊張関係は
 深まることとはなったが…、溜口殿が言うように
 米中首脳会談は何とか無難に通過した印象じゃのう…。」


『米中首脳会談と米雇用統計のビッグイベントを通過した今週だけど
 どんな展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「今週末は欧米がイースター休暇入りとなることで、週後半にかけて
 短期筋のポジション調整などの動向が注目されるとともに、
 15日に故金日成国家主席生誕105年記念式典を迎えることで
 米中首脳会談後の北朝鮮の動静も注目されるのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『選球眼と段階的進歩のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『野球になぞらえてのお話と思うけど…、まぁ、よろしい。
 「選球眼と段階的進歩のお話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「優れたバッターはどんな球でも打てるというわけではなく、
 打撃能力だけではなく、ヒットや長打や高打率のその背景には
 自身にとって打ちやすい球を選ぶ優れた選球眼があるものでのう。
 トレードでも自身にとって『勝てる状況と時を選ぶ』ということが
 とても大切になるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『そりゃあ、そうだろうよ…。』


「勝てるようになったトレーダーがほぼ異口同音で言うことに
 『無駄トレードが減ってトレード数が少なくなりました。』
 という言葉あるが…、トレードでは、『買う』と『売る』以外に、
 トレードに良い状況と時を選ぶために『待つ』という事が大切で、
 負けトレードが多い、収支が向上しない、と嘆くトレーダほど
 この『待つ』という事が苦手な場合が多いものなのじゃのう…。」


『数多くトレードすれば儲かると思っているのはじつは誤謬で、
 無駄トレードが多いポジポジ病ではなかなか収支が向上しない、
 と言われているが…、無駄トレードを抑制するためにも
 「良い状況と時を待つ」という事はとても大切で、もしかすると、
 待てる能力の差が収支の明暗を分けているのかもしれないよな…。』


「まぁ…、何百ものトレードの果てにマイナス収支となるよりも
 たとえ僅かなトレード数でもプラス収支で終える方が優れている、
 というわけじゃが…、なかなか収支が向上しない場合は、
 何とかエントリーしてやろうという視点でチャートを観るよりも、
 むしろ、トレードを控えるべき状況と時という事に視点を切り替え
 フォーカスしていくほうが収支向上の特効薬となる場合も
 あるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……!』


「そして、『トレードに良い状況』と『トレードを控えるべき状況』
 にはトレーダーごとに異なる場合があるゆえ、
 トレード日誌やトレードノートをつけて、自分自身にとっての
 『勝ちやすい状況と、負けやすい苦手な状況』を把握することが
 とても有効になるもので、テクニカルの学習とともに、
 『自分自身のトレード傾向を知る』ことが大切となろうのう…。」


『「敵を知り、己(おのれ)を知らば…」ってやつだな。』


「ふむ。一般的なトレンドが発生しているなど勝ちやすい状況や
 ローソク足も小さく上下にヒゲも多いなど勝ち辛い状況、
 というものもあるが、自分自身にとって『勝ちやすい 負けやすい』
 ということもあるゆえ、それらの把握のために
 トレード日誌をつける事は大切な習慣となるものなのじゃのう…。」


『……。』


「そして、トレード日誌をつけていると次第に判ることじゃが…、
 自分自身にとって『勝ちやすい状況や負けやすい状況』のほかに、
 自分自身にとって『勝ちやすい時間帯や時』に気づく事ができると
 収支向上に大いに役立つことがあるものなのじゃ…。」


『今現在の自分自身の実力不相応なオールラウンド・プレーヤーを
 はじめから無理をして目指そうとするよりも、まずは
 自分自身にとって得意な状況や得意な時間帯でのトレードに絞り
 「チャンスは少なくても自分でも勝てそうなところだけ!」を
 トレードして収支向上に努める方がお利口さんというワケか…。』


「ふむ…。そうして、そこにずーっと留まるということではなく、
 トレードの学習を少しずつ深化させることによって、
 好みの手法とともに、自分自身にとって得意な状況や守備範囲、
 というものを一歩、また一歩と『段階的に拡大していく』のが
 賢明なトレーダーとしての進歩となるのではあるまいかのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その236


4月になり桜前線も徐々に北上していますね。
さて、今週は7日の米雇用統計が注目されます。


●今週の主な予定

<4月3日(月)>

※ 清明節で上海が休場。

朝8時50分に日銀短観四半期大企業製造業業況判断、
同朝8時50分に日銀短観四半期大企業製造業先行き、
同朝8時50分に日銀短観四半期大企業非製造業業況判断D
同朝8時50分に日銀短観大四半期全産業企業設備投資、
午前10時半に豪小売売上高(2月)、豪住宅建設許可件数(2月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(3月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(2月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(3月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(3月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(3月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(3月)、
午後5時半に英製造業PMI(3月)、
午後6時に欧失業率(2月)、欧生産者物価指数(2月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(3月)、米建設支出(2月)、
などが予定されています。
日・豪・中国・英・欧・米の指標には注目です。


<4月4日(火)>

※ 清明節で香港と上海が休場。

午前10時半に豪貿易収支(2月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後5時半に英建設業PMI(3月)、
午後6時に欧小売売上高(2月)、
夜9時半に米貿易収支(2月)、
同夜9時半に加貿易収支(2月)、
夜11時に米製造業新規受注(2月)、
などが予定されています。
豪・英・欧・米の指標には注目です。


<4月5日(水)>

午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(3月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(3月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(3月)、
午後5時半に英サービス業PMI(3月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(3月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(3月)、
深夜3時に米FOMC議事録、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。


<4月6日(木)>

午前10時45分に中国財新サービス業PMI(3月)、
午後2時に日消費者態度指数(3月)、
午後3時に独製造業新規受注(2月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(3月)、
午後8時半に欧ECB理事会議事要旨、
同午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(3月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可件数(2月)、
などが予定されています。
中国・独・スイス・米の指標とECB理事会議事要旨には注目です。


<4月7日(金)>

午後2時に日景気先行指数速報(2月)、日景気一致指数速報(2月)、
午後2時45分にスイス失業率(3月)、
午後3時に独鉱工業生産(2月)、独貿易収支(2月)、独経常収支(2月)、
午後3時45分に仏貿易収支(2月)、仏経常収支(2月)、
同午後3時45分に仏財政収支(2月)、仏鉱工業生産指数(2月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(2月)、英製造業生産指数(2月)、
同午後5時半に英貿易収支(2月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(3月)、米失業率(3月)、
同夜9時半に米平均時給(3月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(3月)、加失業率(3月)、
夜11時に米卸売売上高(2月)、米卸売在庫(2月)、
同夜11時に加Ivey購買部景況指数(3月)、
深夜4時に米消費者信用残高(2月)、
などが予定されています。
独・英・米・加の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会(非公式)と
ユーロ圏財務相会合が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月3日から4月7日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが99.33で始まり、98.67へ下落した後に
100.50へ反発して100.22で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.387 %に低下しました。
NY原油先物(WTI)5月限は週レベルで50.60ドルへ上昇しました。
NYダウは週間66.5ドル上昇、20663.22ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは31日のオセアニア時間の
押し安値111.70を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は先週高値の112.20、
ここを上抜けた場合は1月24日の安値112.53、さらに上昇した場合は
113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は29日のロンドン時間の押し安値
110.71、さらに下落した場合28日のNY時間の押し安値110.17から
先週安値の110.11、ここを下抜けた場合は110.00の「000」ポイント
さらに下落した場合は2016年11月9日〜12月15日の50%押しの
109.92、ここを下抜けた場合は11月16日の高値109.75を巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、3日の日銀短観(四半期)と中国財新
製造業PMIと米ISM製造業景況指数、4日の米貿易収支と米製造業新
規受注、5日の米ADP雇用統計と米ISM非製造業景況指数と米FOMC
議事録、6日の中国財新サービス業PMIと米新規失業保険申請件数、
7日の米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給、などが注目され
ます。


先週のドル円 (概況) は、週初27日に110.91レベルで始まり軟調傾向
で推移して、日経平均が一時300円超の下落したことや米10年債利回
りが2.35%台へ低下したことを背景にNY時間序盤にかけて週安値とな
る110.11へ下落しましたが、その後、切り返して、シカゴ連銀総裁の
「景気回復が本格的に進めば、年4回の利上げもあり得る。今年の経
済成長率については2.25%と予想している。」との発言があるなか150
ドル超下落していたNYダウが下げ幅を縮小して、米10年債利回りが
2.38%台へ上昇したことを背景に翌28日のオセアニア時間にかけて
110.83へ反発する展開になりました。その後、日経平均が200円超の
上昇となるなか揉み合いとなりましたが、ロンドン時間から反落して
NY時間序盤に米10年債利回りが一時2.35%台へ低下するなか110.17
へ下落する展開になりました。その後、米消費者信頼感指数などが市
場予想より強い結果となったことや米10年債利回りが2.38%台へ上昇
したことを背景に反発して、ライアン下院議長の「オバマケア廃止に
向けて今後は期限を設けない。共和党は今後、税制改革に取り組むと
コミットする。」との発言を背景に堅調に推移して、イエレンFRB議長
の「雇用はリセッション以来明らかに改善。米経済は全般的に改善。」
との発言や、カンザスシティー連銀総裁の「米経済は持続的成長が可
能な段階に達している。個人消費は堅調で経済を支えている。」との発
言があるなか、米10年債利回りが2.41%台へ上昇してNYダウが9日
ぶり反発して150ドル超の上昇となるなか111円台へ乗せて、翌29日
の東京時間前半に111.31へ上昇する展開になりました。その後、ロン
ドン時間に英のEU離脱通告がされて、米10年債利回りが2.38%台へ
低下するなか110.95へ反落しましたが、その後、切り返して、ボスト
ン連銀総の「今年4回の利上げはFRBの示している緩やかな軌道と合
致する。」との発言や、サンフランシスコ連銀総裁の「2017年中に3
回を超える利上げはルールに外れていない。上方へのリスクを考える
と4回は可能。」との発言があるなか堅調傾向で推移して、翌30日の
東京時間前半に111.42へ上昇する展開になりました。その後、日経平
均が150円超の下落してロンドン時間に米10年債利回りが一時2.37%
台へ低下したことを背景に110.94へ反落しましたが、その後、切り返
して、米第4四半期GDP確報など米指標が市場予想より強い結果とな
ったことを背景に堅調に推移して、「トランプ大統領が為替操作国を
処罰する方法を検討。」との報道があるなか、NY時間終盤に米10年債
利回りが2.42%台へ上昇したことを背景に111円台後半へと上昇する
展開になりました。その後、翌31日のオセアニア時間に一時押すも、
東京時間の仲値にかけて期末要因もあったか上伸して、正午過ぎに週
高値となる112.20へ上昇しましたが、その後、日経平均が150円超
下落して19000円台を割り込んだことを背景に112円台を割り込み、
ロンドン時間に米10年債利回りが一時2.43%台へ上昇したことを背景
に一時112円台を回復するも、NY時間にNY連銀総裁の「年内あと2
回の利上げが適切。金融政策を引き締める緊急性は強くない。バラン
スシート縮小は2017年後半には開始可能に。」との発言や、セントル
イス連銀総裁の「米経済が活発化しているように思えない、低成長モ
ードに。予防的な利上げは必要ない。」との発言や、「トランプ大統領
公正な貿易に関する大統領令に署名。貿易赤字の国に対して各ごとの
原因調査を命じる反ダンピング罰則強化を実施。」との報道があるなか
軟調傾向で推移して、NY時間終盤にかけて米10年債利回りが2.38%
台へ低下したことも背景に111.24へ下落した後に111.39レベルで週
の取引を終えました。


前週の米ヘルスケア法案(オバマケア代替法案)の撤回に続き、先週は
トランプ政権の看板政策の1つであったメキシコ国境の壁建設も今年
度予算への計上が見送られることになり、トランプ政権の税制改革や
インフラ投資への懸念が台頭してきているとともに、4月末には暫定予
算が期限切れを迎えることで米政府機関の一部閉鎖も次第に現実味を
帯びてきているようです。ただ、いわゆるレパトリ減税の本国投資法
(HIA)への期待は低下していないようで今後の進展が注目されます。

そして、2017年の米利上げ回数に対するFEDの要人達の見解が割れて
いることで5日深夜の米FOMC議事録が注目されますが、FEDの要人
達の利上げ観測を後押しすることになるかどうか7日の米雇用統計が
注目されます。次第によっては大きめに相場が動く可能性がありそう
です。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは31日のロンドン時間
の押し安値1.0670を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
1.0700の「00」ポイントから31日の高値1.0702、さらに上昇した場
合は30日のNY時間の戻り高値1.0753、ここを上抜けた場合は30日
のロンドン時間の戻り高値1.0768から29日のNY時間の戻り高値の
1.0773、さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは6日の高値1.0639を巡る攻防が注目さ
れます。、さらに下落した場合は14日の安値でもある1.0600の「00」
ポイント、ここを下抜けた場合は9日の安値1.0525、さらに下落した
場合は1.0500の「00」ポイントから2月22日の安値1.0493を巡る
攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、3日の欧失業率と欧生産者物価
指数、4日の欧小売売上高、6日の独製造業新規受注と欧ECB理事会
議事要旨、7日の独鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨ペ
アとして、3日の中国財新製造業PMIと米ISM製造業景況指数、4日
の米貿易収支と米製造業新規受注、5日の米ADP雇用統計と米ISM非
製造業景況指数と米FOMC議事録、6日の中国財新サービス業PMIと
米新規失業保険申請件数、7日の米非農業部門雇用者数と米失業率と
米平均時給、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週末の独州議会選挙で与党が勝利したこ
ともあって週初27日に上窓を空けて1.0839で始まり、米10年債利回
りが2.35%台へ低下したことを背景に堅調傾向で推移してNY時間序盤
に週高値となる1.0906へ上昇しましたが、ブラードECB専務理事の
「インフレは一時的な要因によるもので、今後は衰えるとみられる。
大規模なな金融政策のサポートが引き続き必要。」との発言もあるなか
米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことも背景に1.08台後半へ反
落して、翌28日にスロバキア中銀総裁の「ECBは現在の政策スタンス
を継続すべき。」との発言もあるなか軟調傾向での揉み合いが続く展開
になりました。その後、NY時間にライアン下院議長の「共和党は今後
税制改革に取り組むとコミットする。」との発言や、イエレンFRB議長
の「雇用はリセッション以来明らかに改善。米経済は全般的に改善。」
との発言などがあるなか、米10年債利回りが2.41%台へ上昇したこと
を背景に軟調に推移して、NY時間後半に1.0799へ下落する展開にな
りました。その後、1.08台前半での揉み合いが続きましたが、翌29日
のロンドン時間に英のEU離脱通告がされたことを背景に再び軟調に
推移して、関係筋の「ECBは異例な金融刺激策がまだ終了しないこと
を市場に再確認する意向。」との発言が伝わるなかNY時間序盤にかけ
て1.0740へ下落する展開になりました。その後、1.07台半ばでの揉み
合いが続きましたが、翌30日のロンドン時間にノボトニー総裁の「時
期尚早な利上げという失敗は望まない。」との発言があるなか再び下落
して、独消費者物価指数が市場予想より弱い結果になったことや、米
第4四半期GDP確報など米指標が市場予想より強い結果となったこと
も背景に軟調傾向で推移してNY時間終盤に米10年債利回りが2.42%
台へ上昇したことも背景に1.0672へ下落する展開になりました。
その後、揉み合いが続きましたが、翌31日のロンドン時間に発表され
た欧消費者物価指数速報が市場予想より弱い+1.5%となったことを背
景に1.0670へ下落する展開になりました。その後、NY時間にNY連
銀総裁の「年内あと2回の利上げが適切。金融政策を引き締める緊急
性は強くない。(後略)」との発言や、セントルイス連銀総裁の「米経済
が活発化しているように思えない、低成長モードに。予防的な利上げ
は必要ない。」との発言や米10年債利回りの低下を背景にロンドンフ
ィックスにかけて1.0702へ反発しましたが、その後、期末要因もあっ
たか、ユーロポンドの下落も背景に再び反落して1.0653レベルで週の
取引を終えました。


前週末の独州議会選挙で与党が勝利したこともあって欧州政治リスク
は後退しているようですが、先週は、27日のブラードECB専務理事の
「インフレは一時的な要因によるもので、今後は衰えるとみられる。
大規模なな金融政策のサポートが引き続き必要。」との発言や、28日の
スロバキア中銀総裁の「ECBは現在の政策スタンスを継続すべき。」と
の発言や、30日のノボトニー総裁の「時期尚早な利上げという失敗は
望まない。」との発言、および欧消費者物価指数速報が市場予想より弱
い結果となったことや、英のEU離脱の欧州に対する懸念、などを背景
にユーロドルは3月3日から27日の上昇波動の節目となる61.8%押し
アラウンドとなる1.0653レベルまで下落する展開になりました。

ユーロドルの下落の背景には期末要因もあった可能性がありますが、
ここのところECB要人のネガティブ発言が目立っていますので6日の
ECB理事会議事要旨が注目されますとともに、対ドル通貨ペアとして
週末7日の米雇用統計が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その236 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は米下院議長やFED要人達の発言に
 揺れる展開となって、下げては上げてまた下げる相場になったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FEDの要人達の見解が割れていることで5日深夜の米FOMC議事録
 が注目されるとともに、FEDの要人達の利上げ観測を後押しする
 ことになるかどうか7日の米雇用統計が注目されるのう…。」


『一方、ユーロドルは先週初に一時1.09台に乗せるも、
 その後はECBの要人達の発言や、欧消費者物価指数速報が
 市場予想より弱い結果となったことなどで軟調な推移になったな。』


「ふむ。英のEU離脱が欧州に与える影響への懸念や、期末要因なども
 あったと思われるが、3日から27日の上昇波動の61.8%押しとなる
 節目あたりの1.0653レベルまで下落する展開になったのう…。
 ユーロドルでは6日のECB理事会議事要旨が注目されよう…。
 桜の便りも聞かれる今週は、4月に入り第2四半期の始まりとなるが
 なかなか予想の難しい状況ゆえ、チャートの事実をしっかり観て
 トレードしていきたいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『モデリングのお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「モデリングとは、何がしかの対象物を見本(モデル)として、
 その動作や行動を見て同じような動作や行動をすること、
 と定義されると思われるが…、子供が親の真似をして学習したり、
 寿司屋の見習いさんが寿司職人さんの動作を見て握りを覚えていく
 のもモデリングとなろうし…、『門前の小僧、習わぬ経を読む』
 という故事もモデリングの一種となるのではあるまいか…。」


『まぁ、習字なんかも見本を見ながら練習するモデリング学習だし、
 レシピを見ながら料理を作るのも、ある意味、モデリング行為で
 また憧れのスターのファッションを真似るのも一種のモデリングで
 こうしてみるとモデリングしていることは結構多いよなあ…。』


「ふむ。例えば、寿司じゃが…。素人目には酢飯を握りネタをのせる
 だけのように思われるが、『米の選定』、『ネタの仕入れ』、
 『ネタのさばき』、『合わせ酢の選定と配分量』、
 『握りの大きさ・堅さ』、『軍艦では海苔の選定』、
 『ネタのせ後の一締め(握り)』、『炙りでは火加減』などなど、
 寿司は酢飯を握りネタをのせるだけなどと思っていたら大間違いで
 様々なノウハウが結集して寿司となっているものなのじゃのう…。」


『まぁ、そうなんだろうな…。料理のレシピでも、「小さじ一杯」、
 などと定量が記載されているが、「塩、少々」の違いで味は変わるし
 レシピに忠実に料理を作っていながら、炒め加減や煮加減など、
 一流コックさんが作る料理と同じようにはいかないもんだぜ…。』


「トレードもまた、ある意味、モデリング学習となろうが…、
 実践して初めて判ることや、わずかな違いが大きな違いとなる
 『不文のコツ』のようなものがあるもので、理論や理屈以外に
 練習をして試行錯誤で学んでいくことも多いのではなかろうか…。」


『まぁ、そういうことはあると思うぜ。ジイさん。』


「じゃが…、トレードでは『勝率よりも損小利大を目指せ。』や
 『損切の重要性』など、よく言われているトレードにおける正しい
 とされる考え方は、先人トレーダー達の試行錯誤の末の結論とも
 いえる事で、いわば先人達が後世に残した経験からの叫びであり、
 トレードでは実践練習によって学び知ることも多いけれども、
 応用や裏技などを知ろうとしたり、聖杯を求めようとする前に、
 『重要な基礎はしっかりと学習していく必要』があろう…。」


『守破離でも、守もできずに破離はできるわけがなく、
 何事も「基礎なくば応用なし」とも言うからな…。』


「ふむ…。ダグ・レモフやエリカ・ウールウェイらの共著の
 『成功する練習の法則 最高の成果を引き出す42のルール』
 という書籍があるが…、その中に (一部引用)
 『ただ繰り返すだけでは上達しないということだ。
  必要なのは練習だ。単なる繰り返しではなく、本物の練習。
  マイケル・ジョーダンは言った。
 「1日8時間シュートの練習はできる。でもやり方が間違っていたら
  間違ったシュートが上手くなるだけだ。」という一説があるが…、
 この言葉は、基礎を学ばなければ練習さえもできない、という、
 「基礎を学ぶ重要性」を如実に物語っているのではなかろうか…。』


『モデリング学習では、正しき基礎を学ぶことが優先課題になる、
 ということか…。ジイさん。』


「ふむ…。もしも、何年もトレードを学んだり実践をしていて、
 迷宮をさまよっている状況であれば、自己流のカスタマイズの前に
 今一度、基礎に立ち返ることこそが課題や問題の解決になる、
 のではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『企業でも、行き詰ったら原点に返れ、というからなぁ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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