FX 防御の技術と戦略的活用のお話


伊のヴェッキオ宮殿のジョルジョ・ヴァザーリの壁画の裏に
ダビンチの失われた壁画が隠れているらしいのですが、
市民の反対があって穴あけ調査は中止になっているようです。

●先週の主な出来事

<3月19日(月)>

独の首相が、ウェブサイトで
「ユーロ圏の危機はもはや独予算への脅威ではない。
独は新たな借り入れを削減できると確信している。」
との見解を示しました。
ギリシャ中銀総裁が、ギリシャのトビマ紙のインタビーで、
「ギリシャには経済再始動させる強力な火力がある。
債務交換後の環境会以前で最大150億ユーロが生み出される可能性。
ギリシャ債務を2020年までに対GDP比116.5%に低下させる目標。
楽観的すぎるとは思わない。逆に良い数字になると考えている。」
などの発言をしました。
ビニスマギ前ECB理事が、
「アイルランドが国民投票によって新しい財政協定を拒否すれば
欧州における影響力を失うことになる。」
との見解を示しました。
為替市場は前週末終値レベルで静かなスタートになりました。
NZ第1四半期Westpac消費者信頼感指数は前期より強い102.4でした。
オセアニア時間はドル円やクロス円が堅調傾向で推移しました。
ユーロ円が一時昨年10月以来の110円台に乗せました。
ギリシャ首相が、英FT紙のインタビューで、
「ギリシャ経済は景気回復に向けて半分以上前進した。
今後2年足らずでプラス成長を回復できる可能性。
2015年までに金融市場に復帰できない場合は、
外部からのさらなる支援を必要とする可能性はあるが、
今回の改革プログラムで経済成長と財政再建が進む。」
などの発言しました。
ユーログループ議長が、ギリシャ紙のインタビューで、
「私自身はIMFの関与を望まなかったが、
独とオランダがIMFによるギリシャへの金融支援を望んだ。」
との発言をしました。
東京時間が近づく頃にドル円やクロス円に反落がみられました。
日経平均は小幅高で始まりました。
ダウ先物が反発をみせました。
東京時間序盤は主要通貨ペアがやや軟調傾向で推移しました。
アジアの株式市場はまちまちの展開になりました。
中国上海株式市場が前週末比マイナス圏で始まりました。
朱IMF副専務理事が、
「世界の経済成長は改善しているが緩慢。リスクは依然下向き。
米国の経済指標は改善している。
新興国の経済成長は強いが期待ほど強くはない。
欧州の金融市場は依然として非常にもろい。欧州は構造改革が必要。
中国経済はソフトランディングに向かっている。
中国のインフレと投資は減速しつつある。
中国は経済のリバランスがとても重要。
日本の債務は極めて高く持続不可能。日本の強い成長を予想。
日本は高水準の債務に対処する財政計画が必要。」
などの見解を示しました。
ダウ先物が揉み合いになっていきました。
中国上海株式市場が下げ幅をやや縮小して揉み合いました。
ドルストレートが一時反発をみせて揉み合いました。
ドル円は上下動の揉み合いになりました。
格付け会社のムーディーズが、
「日銀によるドル供給計画は日メガバンクにとって特に重要。
低コストのドル資金調達の選択肢となる。邦銀格付にもプラス。」
などの見解を示しました。
豪RBA総裁が、
「豪経済はそれほど悪くない。GDPは経済成長がややトレンドを
下回っていることを示唆しているが他のデータは成長を指摘。
金融政策はインフレを考慮する必要があるが需要をサポートするもの。
豪ドルの水準はいくつかの分野の再編を促した。
国際資本の流入は豪ドルの上昇を招き利益を相殺する。
中国経済の成長は当面平均すれば強い成長の見込み。
豪の今後数年間のインフレは2-3%の目標にとどまると予想。
最近の豪経済指標はまちまち。
中国の減速はすでに豪ドルに反映されている。
豪ドル相場は米ドルに大きく左右される。」
などの認識を示しました。
一時、限定的ながら豪ドル買い反応がみられました。
東京時間後半は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
日経平均が上げ幅を縮小しました。
日経平均は前週末比+12.16円で大引けになりました。
中国上海株式市場が終盤に反発しました。
時間外取引で米2年債の金利が低下しました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアが軟調に推移しました。
ドル円が下落してクロス円も下落しました。
ダウ先物や原油先物やアジアの株式市場が反落しました。
ドルストレートにも反落の動きがみられました。
欧州の株式市場は下落して始まりました。
欧経常収支(1月)は季調前で前回より弱い−123億ユーロでした。
市場反応は限定的でした。
その後、ドルストレートが反発をみせて揉み合いました。
ダウ先物がやや反発して揉み合いました。
欧州の株式市場は前週末比マイナス圏で揉み合いました。
欧建設支出(1月)は前月比で前回値よりは強い−0.8%になりました。
ESFS関係者が、
「EFSFは最大15億ユーロの20年債を発行する方向。
利回りはスワップ金利に約120bp上乗せする可能性。」
との発表をしました。
午後7時頃からドル円やクロス円が反発をみせて揉み合いました。
ポンドが上昇しました。
一部メディアが、
「ギリシャCDSの清算入札では暫定値で額面1ユーロあたり
21.75セントの価格がついた。」と報道をしました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47365%の前週末と同水準になりました。
加卸売売上高(1月)は予想より弱い−1.0%になりました。
限定的ながら加ドル売り反応がみられました。
NY連銀総裁が、
「米経済はようやくやや基盤が強固になりつつある可能性。
困難な状況を脱したと結論付けるのはあまりに時期尚早。
ガソリン価格が引き続き上昇。消費者の購買力を奪う可能性。
追加債券購入に関して何の決定もされていない。
QE3は経済の動向次第。低金利の継続が早期回復への最善の道。」
などの見解を示しました。
NY時間序盤はドル買いが優勢の展開になりました。
ドル円が反発を強めていきました。
ドルストレートがやや反落して揉み合いになりました。
クロス円が徐々に反発しました。
ポンドに反落の動きがみられました。
原油先物に反発の動きがみられました。
NYダウは前週末比マイナス圏で始まり揉み合いになりました。
米NAHB住宅指数(3月)は予想より弱い28になりました。
午後11時頃からドル円に反落の動きがみられました。
ドルストレートが反発上昇しました。
ECBが「先週の債券購入プログラムによる国債購入はゼロ。」
との発表をしました。
ユーロドルが1.32台半ばまで上昇しました。
ユーロポンドが急反発しました。
CDS決済入札でギリシャ債の価値は額面の21.5%に最終決定されました。
EFSFが20年債15億ユーロを起債しました。
その後、NYダウが反発して前週末比プラス圏に上昇しました。
ドル円が反発をみせました。
クロス円が堅調に推移しました。
米10年債利回りが2.35%あたりに上昇しました。
欧州の株式市場が終盤にかけて下げ幅を縮小していきました。
ダラス連銀総裁が、
「市場の流動性は充分にある。
米経済はこれ以上の流動性を必要としていない。」
などの見解を示しました。
ギリシャ中銀の年次報告書では、
「2011年財政赤字は対GDP比10.6%に達する見込み。
経済成長率は2012年が−4.5%、13年は−0.5%と予測。
2012年の失業率は19%以上に高止まりする。」
などが示されました。
しだいにドル円が上下動の揉み合いになっていきました。
NYダウが終盤にかけて上げ幅を縮小しました。
豪ドル米ドルなどドルストレートが上昇幅をやや縮小しました。
米10年債利回りは2.38%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は108ドル台に乗せて引けました。
NYダウは前週末比+6.51ドルでこの日の取引を終えました。

<3月20日(火)>

オセアニア時間は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
豪景気先行指数(1月)は前回値より強い+1.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
東京時間が近づく頃から豪ドルに反落の動きがみられました。
他のドルストレートにもやや反落の動きがみられました。
東京市場は祝日で休みでした。
東京時間序盤は主要通貨ペアがやや反発をみせて揉み合いました。
豪RBA議事録では、
「下振れリスクが具体化する可能性はやや低下。
必要に応じて金融緩和実施する余地は充分にある。
喫緊の追加利下げの必要はない。
欧州が非常に悪い状態に陥るリスクは低下。
世界経済の見通しは改善している。
失業率は低い水準を保ち、インフレも抑制されている。」
などが示されました。
豪ドル買い反応がみられました。
その後、ダウ先物に反落の動きがみられました。
韓国株式市場は上昇して始まりましたが反落しました。
豪英系資源大手のBHPビリトンが、
「中国の鉄鉱石需要の成長が一桁台に低下した。」
との発表をしました。
中国上海株式市場は下落して始まり軟調に推移しました。
アジアの株式市場が軟調推移になりました。
午前10時半頃から豪ドルなど資源国通貨が反落する展開になりました。
ユーロドルにやや反落の動きがみられました。
ドル円にやや反発の動きがみられました。
中国人民銀行総裁が、
「資本流出の経路を拡大へ。人民元の兌換性を着実に推し進める。」
との発言をしました。
その後、ダウ先物がやや反発をみせました。
12時過ぎにドルストレートが反発をみせて揉み合いました。
ドル円がやや反落して揉み合いました。
中国財政省が、
「金融を除く国有企業の1-2月の利益は
前年比−10.9%減の3635億元(約575億ドル)となった。」
との発表をしました。
東京時間終盤は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
独生産者物価指数(2月)は予想とおりの+3.2%になりました。
市場反応は限定的でした。
ロンドン時間序盤は資源国通貨が軟調傾向で推移しました。
ダウ先物や原油先物が軟調傾向で推移しました。
午後4時半頃からドル買い動意が優勢の展開になりました。
ドル円が反発をみせてドルストレートが反落しました。
スイス第4四半期鉱工業生産は予想より強い+7.9%になりました。
市場反応は限定的でした。
欧州の株式市場が下落して始まり軟調傾向で推移しました。
午後5時半頃にドルストレートが一時反発をみせました。
ドル円は83円台後半まで上昇しました。
ユーロ円が110円台後半まで上昇しました。
英消費者物価指数(2月)は予想より強い+3.4%、
英消費者物価指数コア(2月)は予想より+2.4%、
英小売物価指数(2月)は予想より強い+0.8%になりました。
ポンド買い反応がみられました。
スペイン債の入札では、
「目標上限55億ユーロに対して50.4億ユーロ発行。
12ヶ月債では、発行額が35.98億ユーロ、
平均落札利回りが前回より低い1.418%、
応札倍率が前回より低い2.14倍。」などになりました。
午後7時過ぎからユーロドルが下落一服になりました。
ドル円に反落の動きがみられました。
豪ドルなど資源国通貨の軟調は続きました。
クロス円が反落しました。
ダウ先物や欧州株式市場や原油先物の軟調が続きました。
オーストリア中銀総裁が、
「ギリシャはスペインや伊と比較できない。
ポルトガルはギリシャよりもかなり良い状態にある。
PIMCOのポルトガル見通しは大変に疑わしい。」
などの発言をしました。
午後8時半からドル買いが再び優勢になりました。
ドルストレートが再び反落しました。
ドル円がやや反発して揉み合いになりました。
LIBORドル3ヶ月物金利が0.47415%に上昇しました。
米住宅着工件数(2月)は予想より弱い69.8万件、
米建設許可件数(2月)は予想より強い71.7万件になりました。
限定的ながらドル売り反応がみられました。
ドル円がやや反落してドルストレーがやや反発をみせました。
NYダウは下落して始まり揉み合いになりました。
ギリシャ政府当局者が、
「ギリシャは第二次支援に基づく最初の融資75億ユーロを受領。
ユーロ圏から59億ユーロ、IMFから16億ユーロを受け取った。
このうち46.6億ユーロを20日償還の元本償還金として
ECBと各国中銀に支払う。2億ユーロは同利払いに充てる。
残りは歳出に回す。」などの発表をしました。
NY時間序盤はドル売り動意が優勢の展開になりました。
ユーロドルが反発上昇しました。
ドル円が反落しました。
資源国通貨は軟調傾向が続きました。
ポンドは揉み合い傾向が続きました。
原油先物の軟調傾向がしばらく続きました。
ガイトナー米財務長官が、
「原油供給増加に向けたサウジの取り組みを歓迎する。
欧州支援のためIMFの原資を増加させる必要性は想定していない。
ボルカールールが欧州などの流動性に影響すると思っていない。
欧州が最悪の事態に陥るリスクは遠のいたが、
多くの欧州諸国の成長は長期にわたり非常に弱い公算。」
などの見解を示しました。
午後11時半頃からドル円が反発をみせました。
ECBのプラート専務理事が、
「ユーロ圏は非常に厳しい改革の過程にある。
銀行セクターでは大規模なリストラが実施されている。
ソブリン債務が金融システムの中心的役割を担う。」
などの発言をしました。
深夜12時頃からユーロドルがやや反落しました。
ECBが、
「3月16日時点のユーロ圏各国中央銀行の純外貨資産は
前週比10億ユーロ増の2507億ユーロ。金準備は4234億4900万ユーロ。
ユーロシステムのバランスシートは2兆9860億ユーロ。」
との発表をしました。
ロンドンフィックス頃からユーロがやや反発して揉み合いました。
ドル円の反発がしばらく続きました。
クロス円が反発しました。
米10年債利回りが一時2.39%あたりまで上昇しました。
IMFがスイス経済に関する年次調査報告書で、
「デフレ圧力が緩和し成長が上向き次第、
スイスフラン相場の上限目標を撤廃すべき。」
との見解を示しました。
バーナンキFRB議長が、
「経済状況は依然として非常に困難なもの。
米国経済の長期的な見通しは非常に良好。
深刻な景気後退後での早急な緩和策反転の回避は歴史の教訓。」
との見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインの財政見通しは2012年の財政赤字目標を緩和した今も
依然厳しく年内に大幅な財政調整を行う必要がある。」
との見解を示しました。
メキシコでM7.6の地震が発生しました。
NY時間終盤は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
米10年債利回りは2.37%あたりになりました。
NY原油(WTI)は下落して105ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比−68.94ドルでこの日の取引を終えました。

<3月21日(水)>

オセアニア時間は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「金融と金融以外の政策は労働需要の低下を防ぐため協力が必要。
政策金利を適切な時期に引き上げることでインフレの抑制が可能に。
現時点でもう一段の金融緩和が必要であるとは認識していない。
2012-13年にゼロ金利政策からの出口政策を開始する根拠がある。
今すぐ引き締めを望んでいることを意味しない。
原油高のインフレへの影響は一時的。」
などの見解を示しました。
バーナンキFRB議長が、米下院の委員会で
「欧州の金融の緊張は和らいだ。欧州銀の更なる強化が必要。
欧州のファイアウォールの増強が必要。成長と競争力の向上が必要。
欧州の金融情勢は引き続き厳しい。
政策担当者がコミットメントを遂行することが不可欠。
米銀の欧州周辺国へのエクスポージャーは限定的。
ドルスワップラインで欧州の資金繰りが緩和。
米マネーファンドは欧州危機に対して脆弱。」
などの見解を示しました。
NZ第4四半期経常収支は市場予想より強い−27.63億NZドルでした。
市場反応は限定的でした。
豪Westpac先行指数(1月)は前月より弱い+0.6%になりました。
東京時間が近づく頃からドル売り動意が優勢の展開になりました。
東京時間序盤はドル円が反落してユーロドルなどが反発しました。
日経平均は前日比マイナス圏で始まりました。
日経済産業相が、
「米政府から日本の努力への理解をいただき歓迎している。
過去5年でイランから輸入40%削減。この傾向が続くと米国に説明。
イランからの輸入直ちにゼロになるわけではない。」
などの発言をしました。
ダウ先物に反発の動きがみられました。
ユーロドルなどドルストレートの反発が強まりました。
ドル円の反落が一服になりました。
アジアの株式市場はまちまちの展開になりました。
中国上海株式市場は前日比プラス圏で始まり揉み合いました。
午前11時半頃からドル円が反発をみせました。
クロス円が堅調に推移しました。
ユーロ円が111円台に乗せました。
日銀のドル供給オペでは応札がありませんでした。
その後、アジアの株式市場に反落の動きがみられました。
ダウ先物にやや反落の動きがみられました。
ドルストレートがやや反落して揉み合いになりました。
ドル円の反発が一服になりクロス円の上昇も一服になりました。
豪ドルが反発した後に軟調推移になりました。
日全産業活動指数(1月)は予想より弱い−1.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
アスナール元スペイン首相が、
「スペインは経済危機から回復が可能。
ECBの行動はスペインにとって非常に有益。」
などの発言をしました。
東京時間後半は主要通貨ペアが揉み合い傾向の展開になりました。
日経平均は前日比−55.50円で大引けになりました。
中国上海株式市場が下げ幅を縮小して前日比プラス圏になりました。
ロンドン時間序盤はドル円が一時反落しました。
ユーロドルなどドルストレートが一時反落しました。
ポンドが揉み合いの後に反発上昇しました。
欧州の株式市場は前日比プラス圏で始まりました。
ダウ先物に反発の動きがみられました。
ドル円など主要通貨ペアに反発の動きがみられました。
ギリシャ国営アテネ通信社が、
「ギリシャの新財務相にサキニディス氏が就任する見通し。」
との報道をしました。
ECBのアスムセン専務理事が、
「出口戦略を練るのには時期尚早。出口の時期は市場成長次第。
ECBのバランスシートは増加しているがコントロール下にある。」
などの見解を示しました。
午後6時過ぎにポンドドルやユーロドルが反落しました。
ダウ先物や欧州株式市場が反落して上げ幅を縮小しました。
英公共部門ネット負債(2月)は予想より弱い+129億ポンドでした。
英財政赤字(2月)は予想より弱い152億ポンドになりました。
英BOE議事録では、
「全会一致で金利の据え置きを決定。
7対2で資産購入規模の3250億ポンド据え置きを決定。
ポーゼン委員とマイルズ委員は250億ポンドの拡大を主張。」
などが示されました。
ポンド売り反応がみられました。
独2年債の入札では、
「発行額が41.08億ユーロ、
平均落札利回りが前回より高い0.31%、
応札倍率が前回と同じ1.8倍。」になりました。
ポルトガルの短期債入札では、
「12ヶ月債で発行額が16.1億ユーロ、
平均落札利回りが前回より低い3.652%、
応札倍率が前回より高い2.5倍。」などになりました。
しだいにドル買い動意が強まりました。
ドル円が上昇して84円台に乗せました。
ユーロドルなどドルストレートが下落しました。
LIBORドル3ヶ月物金利は前日と同水準の0.47415%になりました。
加景気先行指標指数(2月)は予想とおりの+0.6%になりました。
市場反応は限定的でした。
英の財務相が、
「今年の英成長率の政府見通しは0.8%、
2013年の成長率見通しは2%、
財政赤字は来年に対GDP比で7.6%の見通し。
英インフレ率見通しは今年2.8%、来年は1.9%。
法人税率は4月から24%に下がる。法人税率は14年までに22%へ。」
などの発表をしました。
欧州の株式市場が前日比マイナス圏へ下落しました。
午後10時頃からドル売り動意がみられました。
ドル円が83円台へ反落しました。
ドルストレートに反発の動きがみられました。
NYダウは小幅高で始まり揉み合いの後に反落する展開になりました。
米中古住宅販売件数(2月)は予想より弱い459万件になりました。
米中古住宅販売件数(2月)前月比は予想より弱い−0.9%でした。
NY時間序盤はドル売り動意が強まる展開になりました。
ドル円が下落してドルストレートが反発しました。
豪ドルなど資源国通貨は軟調傾向で推移しました。
米10年債利回りが2.32%あたりに低下しました。
ロイター通信が、
「ポルトガル財務省は2012年1-2月の中核の公的部門赤字が
7億9900万ユーロになったと発表。前年同期のからほぼ3倍増。
同国が財政目標を達成できずギリシャと同様に
追加支援の要請を余儀なくされる可能性。」
との観測報道をしました。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が116.2万バレルの減少でした。
原油先物が反発していきました。
しだいにNYダウが下落幅を拡大しました。
ドルストレートが再び下落する展開になりました。
クロス円が軟調傾向で推移しました。
ドル円がしだいに反落を強めました。
バーナンキFRB議長が、
「状況が求めれば米金融市場の安定を支えるために
(FRBとしての)道具を行使する用意がある。
欧州の金融情勢はまだ困難なまま。
ECBとのスワップ協定は非常に有益である。
欧州はもっと行動の強化が必要。
エネルギー価格高騰はインフレ圧力を生じる。
エネルギー高騰はおそらく短期的に成長を押し下げる。
ユーロは独の輸出を有利にしている。
現在の米財政赤字は持続不可能。
米債務を対GDP比75%に削減すべき。
ソブリン債務不履行の回避に向けてECBが
インフレもたらすほどの紙幣増刷する危険性はない。
経済が上向けば金利が上昇。ドルは金利の変化に反応する。
FRBの政策はドルの価値を損なっていない。
FRBは責務遂行によって強いドルに貢献する。」
などの見解を示しました。
NYダウが下げ幅を縮小して揉み合いになりました。
欧州の株式市場が終盤にかけて反発しました。
ロンドンフィックスから主要通貨ペアがやや反発をみせました。
ポンドドルやユーロドルが緩やかに反発しました。
その後、ドル円やクロス円が再び下落する展開になりました。
FRBのタルーロ理事が、
「適切な自己資本保有の義務付けが救済回避の最善策。
監督当局者はボルカールールへの懸念を検討する必要。」
などの見解を示しました。
NYダウが終盤にかけて再び下げ幅を拡大しました。
米10年債利回りは2.29%あたりに低下しました。
NY原油(WTI)は107ドル台前半で引けました。
Nyダウは前日比−45.57ドルで取引を終えました。

<3月22日(木)>

オセアニア時間は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
ドル円がやや反発して小幅な揉み合いました。
ドルストレートは小幅な揉み合いになりました。
NZ第4四半期GDPは前期比で予想より弱い+0.3%になりました。
NZドルが下落しました。
豪RBAの総裁補佐が、
「銀行の資本調達コストはRBAの豪政策金利に比べ上昇している。
RBAは政策金利の設定で資金調達コスト上昇を考慮する。」
との発言をしました。
市場反応は限定的でした。
格付け会社のフィッチが、
「発表された英国予算案は現行のAAA格付けに対して影響しない。」
との見解を発表しました。
ボルカー元FRB議長が、
「米国は金融制度改革や住宅ローン市場などの
さらなる改革を必要としている。」と発言しました。
NZの財務相が、
「NZ経済はほどよい状況。2012年これからは拡大していく。
NZ経済は輸出と投資から利益を得ている。
主要輸出品である農産物などの商品への需要がある。」
などの発言をしました。
NZドルに買戻しの動きがみられました。
ギリシャの財務省が、
「1-2月の財政赤字が前年同期の11億ユーロから4.9億ユーロに減少。
2月に年間歳出計画で修正した目標の8.79億ユーロを下回った。」
との発表をしました。
日通関ベース貿易収支(2月)は予想より強い+329億円になりました。
日輸出が5兆4409億円で前年比−2.7%の5ヶ月連続減少、
日輸入が5兆4079億円で前年比+9.2%の26ヶ月連続増加でした。
円買い反応がみられました。
ドル円やクロス円が下落しました。
日経平均は小幅安で始まった後に前日比プラス圏へ反発しました。
東京時間序盤はドル円が反発してクロス円も反発しました。
ユーロドルなどドルストレートが反発しました。
ダウ先物がやや反発をみせて揉み合いました。
独連銀総裁が、南独新聞のインタビューで、
「独政府の2013-16年予算計画について、
財政赤字をより迅速に削減する必要がある。
財政均衡を16年までに達成という政府計画は充分意欲的ではない。」
との見解を示しました。
仲値過ぎからドル円が再び反落して揉み合いました。
ドルストレートの反発がしばらく続きました。
アジアの株式市場はまちまちに始まりました。
中国HSBC製造業PMI速報(3月)は前回値より弱い48.1になりました。
豪ドルやNZドルなど資源国通貨が急落しました。
ドルストレートに反落の動きがみられました。
アジアの株式市場が前日比マイナス圏で揉み合いになりました。
ダウ先物や原油先物に反落の動きがみられました。
中国人民銀と豪RBAが2000億元規模の通貨スワップ協定をしました。
日経平均がやや反落して前日比終値レベルで揉み合いました。
東京時間後半はダウ先物やアジアの株式市場がやや反発しました。
主要通貨ペアがやや反発する展開になりました。
森本日銀審議委員が「原油価格上昇は日経済下押しに大きな影響。」
との認識を示しました。
日経平均は終盤にやや反発して前日比+40.59円で大引けました。
午後3時過ぎから主要通貨ペアに反落の動きがみられました。
日銀総裁が、
「ボルカールールで米当局が適切に対応するよう期待している。
デフレ脱却は成長力の強化と金融の下支えで初めて実現する。
日銀はデフレ脱却に全力を尽くしていてこれからも全力尽くす。
財政ファイナンスを目的とした国債の買い入れは行っていない。」
などの発言をしました。
中国上海株式市場が小幅安で引けました。
スイス貿易収支(2月)は予想より強い+26.8億フランになりました。
市場反応は限定的でした。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で始まりました。
仏製造業PMI速報(3月)は予想より弱い47.6になりました。
ユーロドルやドル円が軟調に推移しました。
独製造業PMI速報(3月)は予想より弱い48.1、
独サービス業PMI速報(3月)は予想より弱い51.8になりました。
ユーロが急落してユーロドルが1.31台半ばまで下落しました。
ユーロドル主導でドルストレートやクロス円が軟調に推移しました。
ドル円が83円台を割り込みました。
ユーロ円が109円台を割り込みました。
ダウ先物や原油先物に反落の動きがみられました。
欧製造業PMI速報(3月)は予想より弱い47.7、
欧独サービス業PMI速報(3月)は予想より弱い48.7になりました。
ユーロ主導で主要通貨ペアの下落が続きました。
英小売売上高(2月)は予想より弱い−0.8%になりました。
ポンド売り反応がみられました。
欧鉱工業受注(1月)は予想より弱い−2.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
午後7時頃から主要通貨ペアに反発の動きがみられました。
ダウ先物や欧州株式市場に一時やや反発の動きがみられました。
午後8時過ぎからドル円が再び反落する場面がありました。
LIBORドル3ヶ月物金利が0.47365%に低下しました。
米新規失業保険申請件数は予想より強い34.8万件になりました。
ドル円が反発して83円台を回復しました。
ドルストレートが一時反落の後にやや反発して揉み合いました。
クロス円が反発しました。
加小売売上高(1月)は予想より弱い+0.5%になりました。
加ドル売り反応がみられました。
午後10時頃から主要通貨ペアが再びやや反落して揉み合いました。
NYダウは大きく下落して始まりました。
原油先物が一時105ドルを割り込みました。
資源国通貨が軟調傾向で推移しました。
米景気先行指標総合指数(2月)は予想より強い+0.7%、
米住宅価格指数(1月)は予想より弱い±0.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
その後、NYダウが下げ幅をやや拡大しました。
独とスペインの10年債利回り格差が361bpに拡大しました。
ドル円やクロス円が再び下落する展開になりました。
ドル円が83円を再び割り込み下落しました。
深夜12時前あたりからNYダウが下げ幅を縮小する展開になりました。
ESRB欧州システミックリスク委員会が、
「12月時点よりもユーロ圏経済に安定化の兆候。
マーケットの状況は改善してきている。
不透明で脆弱な環境は継続。悪循環が続くリスクはある。
銀行は資本基盤の強化が必要。
銀行が市場からの資金調達に復帰する兆候もある。」
などの見解を発表しました。
ユーロドルなどドルストレートが反発上昇しました。
欧消費者信頼感指数速報(3月)は予想よりは強い−19.0でした。
市場反応は限定的でした。
しだいにドル売り動意が強まりました。
ドル円が一時82円台前半まで下落しました。
米10年債利回りは低下して2.27%あたりで揉み合いました。
ロンドンフィックス頃からドルストレートが反発しました。
カナダ財務相
歳出カットは急激ではなく緩やかなものになる。
中期的な財政均衡を目指す。予算は年金、資源開発、移民対策や研
究開発による競争力改善などに振り向ける。」
などの発表をしました。
米10年インフレ連動債の入札では、
「130億ドル発行。最高利回りが過去最低の−0.089%、
応札倍率が2.81倍。」などの結果になりました。
スイスSNBのダンシン理事が、
「スイスフランの上限設定が為替相場の変動を抑制した。
フラン高は大きな困難もたらす。無制限に介入する用意がある。
デフレリスクがあれば一段の措置もある。
スイス経済は明らかにデフレ状態ではない。
今後インフレが戻ってくる見通し。」
などの発言をしました。
市場反応は限定的でした。
シカゴ連銀総裁が、
「引き締めガイダンスはインフレを抑制する可能性。
景気回復支援のため一段の金融緩和が適切なのは明白。」
などの発言をしました。
ダラス連銀総裁が、
「米経済は以前よりも良い状況になっている。
経済が改善していて一段の量的緩和は正当化できない。
インフレは2%前後に低下する見通し。」
などの見解を示しました。
深夜3時過ぎからドル円が反発をみせました。
クロス円が反発しました。
NYダウが後半に下げ幅を拡大しました。
セントルイス連銀総裁が、
「先進国の主要中央銀行が金融政策の緩和を推進しているため、
米国とそのほかの地域で年末にかけインフレリスクは増大する。」
との見解を示しました。
バーナンキFRB議長が、
「米消費は依然危機前の水準を大幅に下回っている。
経済は需要の源泉を欠いている。
透明性は金融政策をより良く機能させる可能性。」
などの発言をしました。
ECBのゴンザレスパラモ専務理事が、
「ユーロ圏の成長は安定してきているが依然として脆弱。
改革が進展していてスペインがデフォルトするとは思わない。
政府がどう行動するかの重要な決定は来週になる。」
などの発言をしました。
NYダウが終盤にかけて下げ幅を縮小しました。
米10年債利回りは2.28%あたりになりました。
NY原油(WTI)は終盤にやや反発して105円台前半で引けました。
NYダウは前日比−78.48ドルでこの日の取引を終えました。

<3月23日(金)>

オセアニア時間は主要通貨ペアがやや反発して揉み合いました。
INSEE仏国立統計経済研究所が、
「仏は2012年上半期にリセッションを回避する見込み。
輸出と個人消費は堅調。1-3月期はゼロ成長、
4-6月期は前期比0.2%成長を見込む。」
などの予想を発表しました。
NY連銀総裁が、
「店頭デリバティブ取引の標準化と
清算機関CCP経由での清算義務だけでは不充分。
大規模な混乱や極端な市場の状況でも対応できる用意を整え、
万全のものなる必要がある。」との見解を示しました。
オセアニア時間はダウ先物や原油先物がやや反発しました。
東京時間が近づく頃にドル売り動意がやや優勢になりました。
ドル円が一時やや反落して揉み合いました。
ドルストレートに反発の動きがみられました。
英ネーションワイド消費者信頼感(2月)は予想より弱い44でした。
市場反応は限定的でした。
日財務相が、
「景気は上向きつつある。株価も上昇気流。」
との認識を示しました。
日経済相が、
「原油高の日本経済に対する影響に留意したい。
今の段階で対策をすぐやるとは考えていない。
日銀にはCPI1%実現に向けて金融資産買入も含めた
果断な対応を期待している。」との発言をしました。
日首相が、
「日銀と円高克服でデフレ脱却の問題の意識共有することが大事。
日銀は果断な対応をしている。適時適切な対応を期待している。」
などの発言をしました。
英FT紙が、
「欧州委員会はユーロ圏救済基金の規模を5000億ユーロから
9400億ユーロに増額すべきと勧告した。」と報道しました。
日経平均は下落して始まりました。
東京時間序盤は主要通貨ペアが反発上昇する展開になりました。
午前9時半頃からドルストレートがやや反落して揉み合いました。
ドル円の反発上昇が続きました。
日銀総裁が、参議院予算委員会で、
「デフレ脱却へ成長力強化と企業の取り組みが大事。
政府、日銀は認識を共通している。今後もしっかり取り組みたい。
日銀の金融政策は効果があると信じて実行している
金融政策の効果が発揮されるまでには時間がかかる。
日銀の金融政策が財政ファイナンスと受け止められると
長期金利が上昇して政策目的と矛盾する。
ツイストオペは短期金利上昇の可能性があり適切でない。
物価安定を中長期的に実現する。」
などの発言をしました。
日財務相が、
「日銀は目指すCPIと時間軸を設定した。
実質的なインフレターゲットと判断した。」
との発言をしました。
アジアの株式市場は前日比マイナス圏で始まり揉み合いました。
シンガポールの株式市場は前日比プラス圏で推移しました。
セントルイス連銀総裁が、
「金融政策は転機にある可能性。経済見通しは夏以来大幅に改善。
超緩和的政策は現在まで適切だったが常に適切とは限らない。
今年の米GDP成長率は3%に達する可能性がある。
失業率の削減に急激な成長は必要がない。プラス成長で充分。
低成長でのインフレ率上昇はGDPギャップが小さいことを示唆。
インフレ見通しが金利決定の主要な要因となる。
金融政策を失業率にのみ関連づけない慎重な対応が必要。
米経済が大幅に悪化しない限りQE3はない。
米国の最初の利上げの時期は早まる可能性。
2013年終盤になる可能性が高い。」などの見解を示しました。
ドラギECB総裁が、
「ギリシャはユーロを離脱しても状況は改善しない。
ユーロ共同債は1、2ヶ国が支払い、残りの国は費やす。
全ての資金はユーロ共同債で賄われることになる可能性。」
などの見解を示しました。
中国人民元が1ドル6.2891元と切り上げ後の最高値を更新しました。
中国商務次官が「人民元相場は基本的に安定し続ける。」
との発言をしました。
昼12時頃からドル円がやや反落して揉み合いました。
東京時間後半にドルストレートがやや反落して揉み合いました。
日経平均は前日比−115.61円の10011.47円で週取引を終えました。
中国上海株式市場が終盤にかけて下げ幅を拡大しました。
ダウ先物がやや反落する展開になりました。
ロンドン時間序盤はドル売り優勢の展開になりました。
午後4時からユーロドルなどドルストレートが上昇しました。
ドルストレートの上昇に連れてクロス円も上昇しました。
ドル円は反落する展開になりました。
ダウ先物が反発しました。
ユーロドルが1.32台後半まで上昇しました。
欧州株式市場は前日比プラス圏で始まりました。
スイスSNBの四半期政策レポートでは、
「ユーロでのスイスフランの上限を1.20に維持。
為替で無制限の介入を行う準備。
いつでも更なる方策を採る準備がある。」
などが示されました。
市場反応は限定的でした。
伊小売売上高(1月)は前月比で予想より強い+0.7%になりました。
午後6時頃からダウ先物が反落しました。
欧州の株式市場が前日比マイナス圏へ反落しました。
ドルストレートに反落の動きがみられました。
ドル円は軟調傾向で推移しました。
英住宅ローン承認件数(2月)は予想より弱い3万3103件でした。
市場反応は限定的でした。
ギリシャ10年債利回りが債務交換後で初めて20%に達しました。
伊10年債利回りが今月初以来となる5.16%まで上昇しました。
加消費者物価指数(2月)は予想より弱い+2.6%、
加消費者物価指数コア(2月)は予想より強い+2.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
LIBORドル3ヶ月物金利が0.47315%に低下しました。
米10年債利回りが2.25%を下回りました。
午後9時過ぎにユーロドルなどドルストレートが反発をみせました。
ダウ先物や欧州株式市場がやや反発しました。
米国シンクタンクのピーターソン国際経済研究所の中国担当が、
「中国経済が不動産市場の急落を受け崩壊する可能性に関して、
中国の市場アナリストは甘く見すぎている。
中国では不動産価格の大幅修正の可能性を否定しているが
下振れリスクとして数年の期間に及ぶ減速が見込まれる。」
などの認識を示しました。
ロイター通信が、
「ギリシャ新国債10年物の債券価格が下落。利回りが20%に急上昇。
債務再編がギリシャ経済を持続可能な軌道に乗せるには
不充分との悲観的な見方を反映しているとみられる。」
との観測報道をしました。
オバマ米大統領がダートマス大学のジム・ヨン・キム総長の
世銀総裁候補指名を正式に発表しました。 
午後10時過ぎにユーロドルが再び反落して揉み合いました。
NYダウは前日終値を挟んでの上下動の揉み合いになりました。
米新築住宅販売件数(2月)は予想より弱い31.3万件になりました。
ドル円の下落が強まりクロス円が軟調に推移しました。
ドル円が一時82円を割り込む場面がありました。
NYダウが前日比マイナス圏に反落しました。
欧州株式市場が下げ幅を拡大しました。
午後11時半頃からNYダウが反発して前日比プラス圏へ上昇しました。
欧州株式市場が下げ幅を縮小しました。
ECBが、
「EUおよびIMFから支援を受けているユーロ参加国が
保証する銀行債を担保として受け入れる義務は
ユーロ圏諸国の中銀にはない。」との発表をしました。
イラン原油輸出が3月14%減少の報道に原油先物が反発しました。
ドルストレートが反発する展開になりました。
豪ドルが堅調に推移しました。
深夜12時頃からドル円が反発していきました。
ポンドドルやユーロドルにやや反落の動きがみられました。
伊モンティ政権が閣議で雇用市場の刷新を承認しました。
一部メディアが、外交筋からの情報として、
「来週金曜日にコペンハーゲンでのユーロ圏財務相会合に向けて
ユーロ圏救済基金を合計融資能力約7000億ユーロとする
妥協案での合意が間近。」との観測報道をしました。
ECBのゴンザレスパラモ専務理事が、
「インフレ動向を注視しているが現状ではインフレ期待は抑制。
追加の3年物資金供給オペについては考えていない。
現状では出口戦略の詳細についての議論はない。」
などの発言をしました。
英BOEのウィール委員が、英地方紙バース・クロニクルで、
「昨年10-12月期は0.2%のマイナス成長となったが、
今年1-3月期の経済動向は想定より好調。
プラス成長の可能性の方が高いと思う。」など認識を示しました。
欧州の株式市場が小幅高で取引を終えました。
バーナンキFRB議長が、
「金融システムの機能のもろさについて多く学ぶべき。」
との発言をしました。
ギリシャ政府が「外国法に基づく債務交換期限を4月4日に延長。」
との発表をしました。
アトランタ連銀総裁が、
「米経済は持ち直してきている。
成長率のレンジは2.5%から3.0%と予測。
方向性はプラスだが望ましい水準には達していない。
消費活動は底堅い。インフレは満足すべき範囲に留まっている。
金融引き締めを時期尚早かつ不用意に実施しないことが重要。
労働市場は引き続ききわめて弱い。
FRBのバランスシートは懸念を受けて増加。
バランスシートの規模は現状程度までにとどめるべき。
欧州からのリスクは数ヶ月前より緩和されている。
追加緩和の可能性を排除しない。
ただし判断を下す前に経済状況の進展を充分に検証すべき。」
などの見解を示しました。
NY時間終盤にかけてドル円が再びやや反落しました。
ドルストレートは緩やかに上昇して揉み合いました。
米10年債利回りは2.2335%になりました。
NY原油(WTI)は106ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+34.59ドルの13080.73ドルで週取引を終えました。


●今週の主な予定

※欧・英・スイスが夏時間に移行します。

<3月26日(月)>

朝6時45分にNZ貿易収支(2月)、
午後5時に独IFO景況指数(3月)、
夜9時からバーナンキFRB議長の講演、
夜11時に米中古住宅販売保留(2月 成約)、
深夜1時からドラギECB総裁の講演、
などが予定されています。
NZ・独の指標には注目です。

<3月27日(火)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(2月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
夜10時にS&Pケースシラー住宅価格指数(1月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(3月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業景況指数(3月)、
深夜2時に米2年債の入札、
などが予定されています。
米の指標には注目です。

<3月28日(水)>

午後2時半に仏第4四半期GDP確報、
午後5時半に英第4四半期GDP確報、英第4四半期経常収支確報、
夜9時に独消費者物価指数速報(3月)、
夜9時半に米耐久財受注(2月)、
深夜2時に米5年債の入札、
などが予定されています。
英・独・米の指標には注目です。

<3月29日(木)>

午前9時にNBNZ企業信頼感(3月)、
午後4時55分に独失業者数(3月)、独失業率(3月)、
午後5時半に英消費者信用残高(2月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(3月)、
夜9時半に米第4四半期GDP改訂値、米第4四半期個人消費改訂値、
同夜9時半に米第4四半期GDP価格指数改訂値、
同夜9時半に米第4四半期コア・デフレータ改訂値、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加鉱工業製品価格指数(2月)、加原材料価格指数(2月)、
深夜2時に米7年債の入札、
などが予定されています。
(独)・米の指標には注目です。

<3月30日(金)>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(2月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(3月)、
朝8時半に日失業率(2月)、日全国消費者物価指数(2月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(2月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(3月)、
同午後4時からユーロ圏財務相会合、
午後6時に欧消費者物価指数速報(3月)、
午後7時半からEU非公式財務相会合、
夜9時半に米個人所得(2月)、米個人消費支出(2月)、
同夜9時半に米PCEデフレータ(2月)、米PCEコア・デフレータ(2月)、
同夜9時半に加GDP(1月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(3月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数確報(3月)、
などが予定されています。
(日)・欧・米・加の指標には注目です。


<先週のユーロドルのサマリー>

先週のユーロドルは、週初の19日は静かなスタートになりました。
ギリシャ中銀総裁が「「ギリシャには経済再始動させる強力な火力
がある。債務交換後の環境会以前で最大150億ユーロが生み出される
可能性。ギリシャ債務を2020年までに対GDP比116.5%に低下させる
目標。」との見解を示した一方、ビニスマギ前ECB理事が「アイルラ
ンドが国民投票によって新しい財政協定を拒否すれば欧州における
影響力を失うことになる。」との見解を示しました。オセアニア時間
ではやや上昇する展開になりました。東京時間ではユーロドルはやや
軟調傾向での小幅な揉み合いになりました。ロンドン時間序盤はダウ
先物や原油先物の反落を背景にユーロドルは一時1.315を割り込みま
した。その後「ギリシャCDSの清算入札では暫定値で額面1ユーロあ
たり21.75セントの価格がついた。」があり、ダウ先物の反発を契機
にユーロドルが反発をみせてNY時間序盤にかけて小幅上下動の揉み合
いになりました。その後にECBが「先週の債券購入プログラムによる
国債購入はゼロ。」との発表や、CDS決済入札でギリシャ債の価値が
額面の21.5%に最終決定されとの報道があり、NYダウが前週末比マイ
ナス圏からプラス圏へと反発したことを契機に、クロス円の上昇に
連れてロンドンフィックスにかけてユーロドルが1.32台半ばあたり
まで上昇する展開になりました。その後、NY時間後半はユーロドルは
やや反落した後に小幅な揉み合いになっていきました。

20日は、オセアニア時間にユーロドルはやや下げた後に、東京時間の
序盤に一時小反発をみせましたが、豪英系資源大手のBHPビリトンが
「中国の鉄鉱石需要の成長が一桁台に低下した。」との発表をしたこ
とで豪ドルが下落して、それに連れてユーロドルは仲値過ぎに再び小
反落して東京時間後半まで小幅な揉み合いになりました。ロンドン時
間序盤はドル買い動意が優勢になり、欧州の株式市場の軟調を背景に
ユーロドルは揉み合いながらも下落して1.32を割り込む展開になりま
した。その後、スペイン債の入札が無事に通過したことで一時反発を
みせましたが、ダウ先物や欧州株式市場や原油先物の軟調が続き、ユ
ロドルは1.31台後半まで下落しました。その後、NY時間序盤にギリシ
ャ政府当局者が「ギリシャは第二次支援に基づく最初の融資75億ユー
ロを受領した。」との発表をしたことを契機に、ユーロドルは一時
1.325をつけるあたりまで上昇する展開になりました。その後、ロン
ドンフィックス頃からやや反落して、格付け会社のムーディーズの
「スペインの財政見通しは2012年の財政赤字目標を緩和した今も依然
厳しく年内に大幅な財政調整を行う必要がある。」との発表に揺れな
がら上下動の揉み合いなっていきました。

21日は、オセアニア時間での小幅揉み合いを経て、東京時間前半に
ダウ先物の反発を契機にユーロ円の上昇に連れてユーロドルは1.32台
後半まで上昇しました。ユーロ円が111円台に乗せました。その後、
東京時間後半はユーロドルは小幅揉み合いになりました。ロンドン時
間序盤は一時反落して、その後に欧州の株式市場が前日比プラス圏で
始まったことやダウ先物の反発を背景にユーロドルは反発する上下動
となった後、独2年債やポルトガルの短期債入札が無事に通過しまし
たが、ダウ先物や欧州株式市場が反落して、ドル買い動意に押される
格好でユーロドルは1.32台前半まで反落する展開になりました。
市場替わりのNY時間に入るとドル売り動意に一時1.32台半ばまでユー
ロドルは反発をみせましたが、その後にロイターが「ポルトガル財務
省は2012年1-2月の中核の公的部門赤字が7億9900万ユーロになったと
発表。前年同期のからほぼ3倍増。同国が財政目標を達成できずギリ
シャと同様に追加支援の要請を余儀なくされる可能性。」との観測報
道をして、NYダウが軟調推移になったことも背景にユーロドルは一時
1.32を割り込むあたりまで下落する展開になりました。ロンドンフィ
ックス頃からNY時間後半にかけて、欧州株式市場が反発してNYダウも
下げ幅を縮小したことを背景にユーロドルは緩やかに反発しました。

22日は、オセアニア時間では小幅揉み合いとなりましたが、ギリシャ
の財務省が「1-2月の財政赤字が前年同期の11億ユーロから4.9億ユー
ロに減少。2月に年間歳出計画で修正した目標の8.79億ユーロを下回
った。」との発表をして、ダウ先物や日経平均が反発したことを契機
にユーロドルは小幅反発する展開になりました。その後、中国HSBC製
造業PMI速報が弱い結果となって、アジアの株式市場やダウ先物が軟
調推移となったことを背景に一時反落となりましたが、東京時間終盤
にかけてユーロドルは1.32台半ばまで反発しました。その後、市場替
わりのロンドン時間に入ると発表された独PMI速報が弱い結果となっ
たことを契機に、ユーロドルは1.31台半ばまで急落する展開になりま
した。その後、NY時間が始まる頃まで小幅な揉み合いになって、発表
された米新規失業保険申請件数が強い結果となったことでのドル買い
動意や、独とスペインの10年債利回り格差が361bpに拡大したことや
NYダウが大きく下落したことを背景に、ユーロドルは一時再び1.315
を割り込むあたりまで反落しましたが、その後にNYダウが下げ幅を縮
小したことや、ドル円の下落に伴うドル売り動意に、ロンドンフィッ
クスにかけて1.32に迫るあたりまでユーロドルは反発する展開になり
ました。その後、やや反落して、NY時間後半はECBゴンザレスパラモ
専務理事の「ユーロ圏の成長は安定してきているが依然として脆弱。
改革が進展していてスペインがデフォルトするとは思わない。政府が
どう行動するかの重要な決定は来週になる。」との発言に揺れながら
ユーロドルは揉み合いになっていきました。

23日は、オセアニア時間の小幅揉み合いを経て、東京時間が始まる前
に英FT紙の「欧州委員会はユーロ圏救済基金の規模を5000億ユーロか
ら9400億ユーロに増額すべきと勧告した。」と報道があり、ユーロド
ルは小幅上昇しましたが、その後にドラギECB総裁の「ユーロ共同債
は1、2ヶ国が支払い、残りの国は費やす。全ての資金はユーロ共同
債で賄われることになる可能性。」とのユーロ共同債への否定的な発
言が伝わり、ユーロドルは小幅反落して東京時間後半まで揉み合いに
にりました。市場替わりのロンドン時間に入ると、ダウ先物の反発や
欧州の株式市場が前日比プラス圏で始まったことを契機に、ユーロド
ルは1.32台後半まで上昇する展開になりました。その後、午後6時過
ぎ頃からダウ先物や欧州株式市場が反落したことや、ギリシャ10年債
利回りが債務交換後で初めて20%に達しことや、伊10年債利回りが今
月初以来となる5.16%まで上昇したことなどを背景に、1.32台前半ま
で反落しました。その後、市場替わりのNY時間に入ると、ダウ先物や
欧州株式市場がやや反発したことを背景にユーロドルは反発をみせま
したが、ロイター通信の「ギリシャ新国債10年物の債券価格が下落。
利回りが20%に急上昇。債務再編がギリシャ経済を持続可能な軌道に
乗せるには不充分との悲観的な見方を反映しているとみられる。」
との観測報道などもあり、NYダウが前日終値を挟んでの揉み合いで
始まったことで上下に揺れる展開になりました。
その後、一部メディアが「来週金曜日にコペンハーゲンでのユーロ圏
財務相会合に向けてユーロ圏救済基金を合計融資能力約7000億ユーロ
とする妥協案での合意が間近。」との観測報道や、NYダウが反発上昇
して前日比プラス圏での推移になったことを背景に、午後11時過ぎか
らユーロドルは1.32台後半まで反発上昇しました。その後、NY時間の
後半はやや反落した後に小幅揉み合いになって週取引を終えました。


<ドル円の簡易サマリー>

先週のドル円は、週初19日のオセアニア時間にクロス円の上昇に伴い
83円台半ばまで上昇しましたが、東京時間が近づく頃にやや反落して
仲値にかけて再び反発を試すも東京時間は軟調傾向の揉み合いになり
ました。その後、ロンドン時間序盤は主要通貨が軟調推移になって、
ドル円も83円に迫るあたりまで下落しましたが、NY時間序盤にかけて
クロス円の反発に連れてドル円も83円台半ばまで反発する展開になり
ました。その後、午後11時頃からドル円は83円台前半まで反落して、
ダラス連銀総裁の「市場の流動性は充分にある。米経済はこれ以上の
流動性を必要していない。」との発言などもありNYダウの揉み合いに
上下動しながら三角保ち合いを形成していきました。

20日は、オセアニア時間から東京時間序盤にかけてドル円は小幅な揉
み合いになって、仲値過ぎにやや反発を試すも再び小反落して東京時
間は揉み合い推移になりました。その後、ロンドン時間序盤はドル買
い動意が優勢になってドルストレートが下落する中、ドル円は83円台
後半まで反発しました。その後、NY時間に発表された米住宅着工件数
や米建設許可件数には反応薄でドル円はやや反落するに留まりました
が、ギリシャ政府当局者が「「ギリシャは第二次支援に基づく最初の
融資75億ユーロを受領。」との報道を受けてユーロドルが反発して、
ドル売り動意となったことでドル円は83円台前半まで反落する展開に
なりました。その後、午後11時半頃からNY時間後半にかけて再び反発
していきましたが、その後、バーナンキFRB議長の「経済状況は依然
として非常に困難なもの。米国経済の長期的な見通しは非常に良好。
深刻な景気後退後での早急な緩和策反転の回避は歴史の教訓。」との
発言もやや意識されたか上げ止まり、ドル円は83円台後半での小幅な
揉み合いになりました。

21日は、オセアニア時間、ミネアポリス連銀総裁の「現時点でもう
一段の金融緩和が必要であるとは認識していない。2012-13年にゼロ
金利政策からの出口政策を開始する根拠がある。」との発言には反
応薄で、東京時間の午前11時頃までドル円はやや軟調傾向の小幅な
揉み合いとなった後、ユーロ円が111円台に乗せるなどクロス円の
堅調に連れてドル円もやや反発をみせましたが、東京時間後半も揉
み合い推移になりました。ロンドン時間序盤に一時反落しましたが、
午後4時半頃からクロス円などが反発するに伴いドル円も反発して
NY時間が近づく頃に一時84円台を超えるあたりまで上昇する展開に
なりました。その後、市場替わりのNY時間に入ると一転してドル売
り動意が優勢になりドル円が反落して、米中古住宅販売件数も弱い
結果となったことで下落が強まる展開になりました。ロンドンフィ
ックス過ぎに一時ドル円は反発をみせましたが、バーナンキFRB議長
の「状況が求めれば米金融市場の安定を支えるために(FRBとしての)
道具を行使する用意がある。」との発言もあり、その後も続落して
NY時間後半にかけてドル円は83円台前半まで下落して行きました。

22日は、オセアニア時間に下落小康になり揉み合いになりましたが、
日通関ベース貿易収支が市場予想より強い+329億円とプラス収支
になったことで円買い動意になって、東京時間序盤にドル円は再び
下落する展開になりました。その後、一旦切り返しの反発をみせて、
中国HSBC製造業PMI速報の弱い結果には反応薄でしたが、東京時間の
後半までドル円はやや振幅のある上下動の揉み合いになりました。
その後、市場替わりのロンドン時間序盤にユーロ円が109円台を割り
込み下落して、ドル円も82円台前半まで下落する展開になりました。
その後、午後7時頃に主要通貨ペアの反発に伴いドル円も反発をみせ
ましたが、再び反落しました。そして市場替わりのNY時間に入ると
再び反発をみせて、発表された米新規失業保険申請件数が市場予想
より強い結果となったことで83円台前半まで反発しましたが、午後
10時過ぎからの主要通貨ペアの反落に伴ってドル円はロンドンフィ
ックスを過ぎる頃まで軟調推移になり82円台前半まで下落する展開
になりました。その後、ダラス連銀総裁の「米経済は以前よりも良
い状況になっている。経済が改善していて一段の量的緩和は正当化
できない。」との発言もあり午後3時頃からやや反発して、ドル円
は83円台半ばでの揉み合いになっていきました。

23日は、オセアニア時間の小幅な上下動の後に、東京時間に日経済相
の「日銀にはCPI1%実現に向けて金融資産買入も含めた果断な対応
を期待している。」との発言や、日首相の「日銀は果断な対応をして
いる。適時適切な対応を期待している。」との発言などがあったこと
も影響してか、東京時間前半にドル円が83円に迫るあたりまで反発す
る展開になり、東京時間後半に小幅上下動の揉み合いになりました。
そして市場替わりのロンドン時間に入るとドルストレートの上昇に伴
うドル売り動意にドル円は反落しました。その後、市場替わりのNY時
間に入ってもその流れが続き、米新築住宅販売件数が市場予想より弱
い結果となったことで一時82円台を瞬間割り込むあたりまで下落する
展開になりました。その後、深夜12時過ぎから反発して82円台半ば
あたりまで反発した後、NY時間終盤にかけて軟調傾向の揉み合いと
なってドル円は82.32円で週の取引を終えました。

※新年度4月になる来週からユーロドルとドル円のサマリーは
 ブログが長くなりすぎることで割愛させていただきます。


<先週のドル・円・ユーロの総括と今週の注目点>

米ドルについては、先週はドルインデックスが週初に下落して週中に
80.0に迫るあたりまで反発しましたが週末に再び下落して79.3あたり
になり、週足でMA200にほぼ接する陰線になりました。そしてLIBOR
ドル3ヶ月物金利は週末にが0.47315%に低下しました。また米長期
金利は上昇傾向にありますが、先週の米10年債利回りは2.2335%と
週間で低下しました。そして、NYダウについては週間で151.89ドルの
下落になりましたが13000ドルの大台は維持しました。

米の主要経済指標では、先週は20日の米建設許可件数(2月)は71.7万
件と市場予想より強かったものの、米住宅着工件数(2月)は69.8万件
で、21日の米中古住宅販売件数(2月)は459万件で、21日の米住宅価
格指数(1月)は±0.0%で、23日の米新築住宅販売件数(2月)は31.3
万件といずれも弱く、米住宅市場の低迷が覗える結果になりました。
一方、22日の米新規失業保険申請件数は34.8万件で、米景気先行指
標総合指数(2月)は+0.7%と、雇用と景気は改善しつつあるること
が覗われる結果になりました。

また、米要人発言では、19日にNY連銀総裁が「米経済はようやくやや
基盤が強固になりつつある可能性。困難な状況を脱したと結論付ける
のはあまりに時期尚早。ガソリン価格が引き続き上昇。消費者の購買
力を奪う可能性。追加債券購入に関して何の決定もされていない。
QE3は経済の動向次第。低金利の継続が早期回復への最善の道。」と
米経済回復の認識を示すも低金利継続を示唆して、同日にダラス連銀
総裁が「市場の流動性は充分にある。米経済はこれ以上の流動性を
必要としていない。」とタカ派の見解を示し、20日にバーナンキFRB
議長が「経済状況は依然として非常に困難なもの。米国経済の長期的
な見通しは非常に良好。深刻な景気後退後での早急な緩和策反転の
回避は歴史の教訓。」と長期見通しは良好としながらもハト派の見解
を示し、21日にミネアポリス連銀総裁が「現時点でもう一段の金融
緩和が必要であるとは認識していない。2012-13年にゼロ金利政策か
らの出口政策を開始する根拠がある。今すぐ引き締めを望んでいる
ことを意味しない。原油高のインフレへの影響は一時的。」と慎重
ながらややタカ派の見解を示し、同日にバーナンキFRB議長が「状況
が求めれば米金融市場の安定を支えるために(FRBとしての)道具を行
使する用意がある。(中略)経済が上向けば金利が上昇。ドルは金利
の変化に反応する。FRBの政策はドルの価値を損なっていない。FRB
は責務遂行によって強いドルに貢献する。」と状況によっての追加
緩和の可能性とともに強いドルへの貢献を示し、22日にシカゴ連銀
総裁が「景気回復支援のため一段の金融緩和が適切なのは明白。」
とハト派の見解を示し、同日にダラス連銀総裁が「経済が改善して
いて一段の量的緩和は正当化できない。インフレは2%前後に低下
する見通し。」とタカ派の見解を示し、23日にセントルイス連銀総
裁が「超緩和的政策は現在まで適切だったが常に適切とは限らない。
今年の米GDP成長率は3%に達する可能性がある。米経済が大幅に悪
化しない限りQE3はない。米国最初の利上げ時期は早まる可能性。」
とタカ派の見解を示し、同日にアトランタ連銀総裁が「米経済は持ち
直してきている。方向性はプラスだが望ましい水準には達していな
い。金融引き締めを時期尚早かつ不用意に実施しないことが重要。
追加緩和の可能性を排除しない。」と経済回復を認識しながらもハト
派の見解を示し、先週の要人発言に関してはハト派とタカ派が混在
していて金融政策に対する見解が均衡的な対立となりました。


円については、19日に朱IMF副専務理事が「日本の債務は極めて高く
持続不可能。日本の強い成長を予想。日本は高水準の債務に対処する
財政計画が必要。」と、債務対処の必要性とともに日本の強い成長の
観測を示しました。また、22日の日通関ベース貿易収支(2月)は5ヶ
月ぶりの黒字で市場予想より強い+329億円になり、2月の輸出額は
前年同月を下回りはしましたが輸出数量指数ベースで前月比4%増と
持ち直しがみられました。中国向け輸出は14%減になりました。
日要人発言では、23日に日財務相が「景気は上向きつつある。株価も
上昇気流。」との認識を示し、同日に日経済相が「日銀にはCPI1%
実現に向けて金融資産買入も含めた果断な対応を期待している。」と
の発言があり、同日に日首相が「日銀は果断な対応をしている。適時
適切な対応を期待している。」との発言をして、同日に日銀総裁が
「デフレ脱却へ成長力強化と企業の取り組みが大事。政府、日銀は
認識を共通している。今後もしっかり取り組みたい。」と発言して、
緩和策の継続が示されることになりました。

ドル円は、先週21日に再び一時84円台に乗せる場面がありましたが、
2010年11月下旬から12月中旬および2011年2月中旬のトライでも強固
な上値抵抗となった84円アラウンドの壁は強く、週後半にかけて下落
して週末に一時82円台を瞬間割り込み、82円台前半で週取引を終える
相場展開になりました。

米経済は住宅市場には低迷が見られますが総体的に回復傾向にあり、
また米短期金は低下傾向にありますが、先週はやや低下とはなった
ものの米長期金利は上昇傾向にあり、一方、日銀の緩和指向は継続
していて、日米に金利差があることで中期的な円安トレンドはまだ
ついえていないものと思われますが、織り込みが進んできたことと、
先週の米要人発言は金融政策に対する見解が均衡的な対立となった
ことも影響してか、先週のドル円は週間で軟調な展開になりました。

83.00円の節目を割り込んできたことで、今後さらに下落となる場合
は、2011年5月下旬の価格抵抗となった82.00円アラウンドでもある
3月13日の安値の81.96円や、さらに下落となった場合は昨年4月高
値と10月末安値の下落波動の61.8%の戻りの81.60-70円アラウンドが
サポートとしてあらためて注目されることになりそうです。
また、反発上昇となった場合は、83.00円の節目や2010年11月下旬
から12月中旬および2011年2月中旬のトライでも強固な上値抵抗と
なった84円アラウンドの壁が再度レジスタンスとして注目されます。


ユーロについては、19日にCDS決済入札でギリシャ債の価値が額面の
21.5%に最終決定されたとともに、20日にギリシャが第二次支援に
基づく最初の融資75億ユーロを受領して国債償還が無事通過となっ
たことで一安心になり、市場センチメントが改善したことに加え、
先週はドル安傾向になったことでユーロドルは上下動しながらも週
間で上昇する展開になりました。

ただ、3月も終盤になったことで、ギリシャ与党の支持が低下してい
る中での4月の「ギリシャ総選挙」も視野の中に意識される時期に入
ってくることと、ポルドガル10年債利回りが約13%に上昇していて、
また、スペインの10年債の利回りが22日には2ヶ月半ぶりに5.5%を
超えているとともに、ユーロ圏の中で唯一スペインが昨年末比で株価
が下落していることに加え、ECBの域内銀行への融資残高でもその半
分がスペイン銀行向けになっていることで、スペインへの懸念が高ま
っていていることや、IMFの試算でもユーロ圏2012年の経済成長予測
が0.5%のマイナスとなっていて、心配の種は抱えています。

一方、「最悪期は過ぎた」との観測で市場センチメントが改善してい
るとともに、ユーロ共同債構想への期待や、欧州ファイアーウォール
に関して、30日のコペンハーゲンでのユーロ圏財務相会合に向けて
「ユーロ圏の救済基金を合計融資能力を約7000億ユーロとする妥協案
での合意が間近。」との観測報道もあり、期待感からユーロが上昇す
る要因もあることがら、ドルとの動向とともに、今週も好悪材料の綱
引きによるアップダウンの相場展開となる可能性がありそうで、機敏
に対応してトレードしたいものです。

ユーロドルのチャートポイントしましては、上昇となった場合は、
3月9日と21日と23日の高値アラウンドの1.3280から1.33の「00」
のポイントが注目されますが、ここの抵抗は過去に何度も上値を阻
んできただけになかなか強い関門となりそうです。そして、ここを
上抜けた場合は1.34の「00」のポイント、および2月29日の高値の
1.3480-90と、直上1.35「00」のポイントが注目されます。
また、下落となった場合は1.32の「00」ポイント、および3月22日
の安値の1.3133、1.31の「00」のポイント、そして2月16日と3月
15日に下値を阻まれた1.30の「000」トリプルゼロのポイントが注目
されます。トリプルゼロは底堅そうです。


経済指標関連では、26日のNZ貿易収支に独IFO景況指数と
米中古住宅販売保留(成約)、
27日の米消費者信頼感指数、
28日の英第4四半期GDP確報に独消費者物価指数速報と米耐久財受注
29日の米第4四半期GDP改訂値に米第4四半期個人消費改訂値と
米新規失業保険申請件数、
30日のNZ住宅建設許可に欧消費者物価指数速報と
米シカゴ購買部協会景気指数にミシガンと加月次GDP、
などが注目されます。



さて今回は、防御の技術と戦略的活用のお話です。


多くの著名なトレーダーがほとんど異口同音に
「損切り」の重要性を説いていますが、

なぜ、彼らはそれほどまで「損切りが重要」と言うのでしょう。

今回は「損切り」の第三話です。

それでは、はじまり、はじまり〜。^^

「確かにお前さんの言うように、
 誰も好き好んで損切りをしているわけはない…。
 ということじゃが、はたしてどうなのじゃろう。」

『まぁ、口座資金を守るって建前は解るんだけどさぁ、
 好んで損切りをしているヤツはこの世にいないと思うよ。』

「ふむ。どうやらお前さんは損切りはただ忌み嫌うものとして、
 損切りの活用や効能を知らんようじゃのう。」

『損切りの活用だって? 何だよそれ。』

「ふむ。お前さんにこの話をする前に、
 まずは玉手箱の話をせねばなるまい。」

『あの浦島太郎の?』

「まぁ、そうじゃ…。
 トレードで売りか買いかを決めてその決済を1年後とする、
 その間、チャートを見てはいけない。
 どうじゃ、これはポジションの玉手箱にならんかのう。」

『あははっ。非現実的なことだけど、なんか面白い想定の話だね。
 でも開けるときなんか怖い感じがするよ。』

「そうじゃ…。
 大儲けとなっているか大損となっているかは
 玉手箱を開けるまで判らないことじゃが、
 同値であるよりは大きな価格変動となっている
 その可能性のほうが圧倒的に高いのじゃ。」

『まぁ、そうなっているだろうな。』

「これはとても重要なことじゃ。
 日々、ランダムとも思える価格変動が、
 『時』を経て上昇方向もしくは下降方向へ大きく偏り、
 変移している、ということを意味しているのじゃ。」

『だから損切りは必要だって言うんだろう。』

「まぁ、そういうことでもあるのじゃが、
 結論を急ぎなさんな。これから話すことは別のことじゃ。」

『……。』

「価格変動は『時間』にも相関している、
 ということになるのじゃが…。ときにトレンドとは何かね?」

『ジョー・ディナポリ氏ばりの質問だけど、
 トレンドは時間軸の数だけ存在していて、
 時間軸を限定せずにトレンドを言うことは無意味だ、
 なんてオチじゃないだろうな。』

「あれあれ、これはこれは…。では質問を変えよう。
 上昇トレンドとは何かね?」

『そんなの決まってんだろう。
 高値を切り上げ、安値も切り上げている状態のことさ。
 移動平均線が右方上がりで上昇トレンドラインが引ける状態さ。』

「ふむ…。価格グラフを読むチャーチスト的な定義では
 そういうことになるのう。」

『他に何があるって言うんだい。』

「時間での定義では、時間とともに価格のアベレージが
 上昇している状況が上昇トレンドじゃ。」

『時間論的にはそういうことか…。』

「でじゃ…。時間とともに価格が変動すると仮定をするならば、
 ポートフォリオのフィルタリングに応用できないじゃろうか。」

『話が唐突すぎて解りゃしねぇよ。』

「そうじゃのう。こりゃすまんすまん…。
 さて、ここに猿がダーツを投げて決めたような
 ランダムなポートフォリオ…、
 まぁ、為替の複数ポジションがあったとしよう。」

『適当でいい加減な複数のポジションてわけだな。』

「そして、分散投資の考え方をさらに拡張させて、
 買いポジションだけではなく、売りポジションも含め、
 ランダムなポートフォリオとする場合、
 ある特徴が現れるのじゃ。」

『ランダムなのに特徴があるだって?
 そんなのありえねーし。』

「特徴がないという特徴じゃよ。
 儲かりも損もしないポートフォリオじゃ。」

『なーんだぁ、言葉遊びかよ。
 それにそんなポートフォリオは意味ねーし。』

「いやいや言葉遊びではない。
 模擬的に行うならば、例えばドルストレートを6つほど選び、
 そのうち適当な3つを買い、残りの3つを売る、
 というように売り買いがバランスするように
 ポジションを持つわけじゃ。」

『そんなことして、いったいぜんたい何になるんだよ。』

「そして、時間と価格の事実のフィルターにかけて、
 時間とともに損失となるポジションを切るのじゃ。
 そうすると儲けの出ているポジションだけが残るわけじゃ。
 このとき行うことになる損切りは損切りの活用となるのじゃ。」

『話としては解るけど、大切なリアル口座で
 そのフィルタリングの作業をする気にはならないね。』

「なにもリアル口座でフィルタリング作業をする必要はないのじゃ。
 デモ口座でランダム・ポートフォリオのフィルタリングをして、
 定義する時間とともに儲けの出てきたポジションを
 リアル口座に実際に移植する感覚で良いポジション群の
 ポートフォリオを構築していけばよいのじゃ。」

『でも、短・中期的にでもトレンドが変ることもあるし…。』

「それゆえ、リアル口座では、
 一定の利益となった成績上位のポジションの利食いをしたり、
 フィルタリングを経ても一定の損失となったポジションを切り、
 それらをランダム・ポートフォリオのほうへ移し、
 そしてランダム・ポートフォリオから
 またフィルタリングすることによって
 よい成績のポジションをリアル口座に移管する作業を
 常に繰り返していくのじゃ。」

『ふーん。あたかも野球チームの一軍と二軍で、
 常にベストメンバーのチームを編成していくようなもんだな。
 利食ったポジションも本当に強ければまた一軍に昇格してくるし、
 弱かったヤツも強くなれば一軍へ昇格ってわけだ。面白いね。』

「ただ、ここで言いたいことは、
 こんな手法のことなどではないのじゃ。
 損切りは忌み嫌うだけのものではなく、応用もでき、
 価値ある戦略的な活用もできるということじゃ。」

『あっ、ジイさん、やべーよ。話がバカ長になってるぜ。』

「あれまぁ、こりゃいかん。続きはまた来週じゃ。」

『おいおい、また来週も損切りの話かよー。
 点と線の話はいつのことやら…。』


なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m

ではまた来週。




<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


FX 防御の技術と機会利益のお話


日経平均が週足ベースで10週連続の陽線となりましたね。
これは1987年の17週連続陽線以来の25年ぶりのことだそうです。

●先週の主な出来事

<3月12日(月)>

米と加の市場がサマータイムに移行しました。
ユーロドルや豪ドル米ドルなどがやや下窓を空けて始まりました。
その後、オセアニア時間に窓が埋められました。
中国海関総署が10日に発表した貿易収支(2月)は、
314億8000万ドルの赤字になりました。
オセアニア時間は主要通貨ペアが前週終値レベルで揉み合いました。
ロイター通信が、
「JPモルガンが9日に公表したリポートでは、
2月の米プライムMMFのユーロ圏銀行債保有が2ヶ月連続で増加。」
と報道しました。
新華社が、
「中国の格付け会社大公国際資信評価が
ギリシャ国債をデフォルトに陥ったことを示すDに格下げした。」
との報道をしました。
毎日新聞が、
「市場では保険金支払いでの金融システムへの影響は限定的との
見方が多いが債務の強制削減がポルトガルなど他の財政悪化国にも
適用されるのではと波及を懸念する声も出ている。」
との観測報道をしました。
日機械受注(1月)は予想より強い+3.4%、
日国内企業物価指数(2月)は予想とおりの+0.6%になりました。
東京時間が近づく頃にドル円やクロス円が反落しました。
豪ドルが軟調に推移しました。
原油先物やダウ先物が軟調に推移しました。
日経平均は前週末比プラス圏で軟調に推移しました。
東京時間序盤は主要通貨ペアに反落の動きがみられました。
日経平均が上げ幅を縮小していきました。
ドル円やクロス円が下落しました。
アジアの株式市場は前週末比マイナス圏で始まりました。
ユーロドルが一時1.31台を割り込み下落しました。
中国人民銀行が、
「2012年の金融政策運営では為替相場と預金準備率を用いる、
適切な時期に金融政策を微調整する。金利の自由化を進め、
徐々に人民元レートのメカニズムの改革を推進する。」
などの発表をしました。
日首相が「基調的にはまだ円は高めの評価。」と認識を示しました。
日財務相が、
「欧州危機が為替に反映。単に投機的動きでない。」
との認識を示しました。
中国人民銀行総裁が、
「預金準備率変更は緩和のシグナルではない。
預金準備率の調整は主に市場の流動性調整を目的としている。
預金準備率の引き下げは株式市場や不動産セクターの押し上げが
目的ではない。人民元相場には一段の柔軟性必要。
人民元の上昇が終わったというのは単純すぎる。
人民元相場はより均衡のとれた水準になれば介入は減る見込み。
預金準備率は20%台に達していて理論的には引き下げ余地は大きい。」
などの発言をしました。
午前11時半頃からドル円やクロス円の下げが一服になりました。
中国外為当局者が、
「1-2月期の中国貿易赤字は人民元が均衡水準に
近づいていることを示す明るい証拠。
中国は互恵原則に基づいて日本国債市場に投資する。
円の急激な上昇の際には日本国債の購入を減らす。
日本側が必要とすれば日本国債をさらに購入することも可能。」
など発言をしました。
日消費者態度指数(2月)は予想より弱い39.5になりました。
日経平均が前週末比マイナス圏に反落しました。
インドの大統領が、
「インドの11-12年度成長率は前年度の8.4%から
約7%に減速する見通し。」との見解を発表しました。
東京時間後半はドルストレートが軟調傾向で揉み合いました。
日経平均は前週末比−39.88円で大引けになりました。
東京時間終盤にアジア株式市場やダウ先物が下げ幅を縮小しました。
ドルストレートに反発の動きがみられました。
ユーロドルが1.31を回復しました。
独卸売物価指数(1月)は予想とおりの+1.0%になりました。
欧州の株式市場が前週末比マイナス圏で始まりました。
ロンドン時間序盤に主要通貨ペアが一時反落しました。
その後、欧州の株式市場が前週末比プラス圏へ反発しました。
ダウ先物に反発の動きがみられました。
ギリシャ2023年償還新発債の利回りが18.40-18.83%になりました。
独6ヶ月物国債の入札では、
「発行額が34.93億ユーロ。平均落札利回りが前回より低い0.053%、
応札倍率が前回より高い1.6倍。」との結果で好調でした。
主要通貨ペアが反発上昇する展開になりました。
午後7時近くからドルストレートが反落して揉み合いました。
ポンドが軟調に推移しました。
豪ドル米ドルが一時1.05を割り込みました。
ドル円はやや軟調傾向の揉み合いになりました。
ダウ先物や欧州の株式市場に反落の動きがみられました。
原油先物は軟調傾向が続きました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47355%と前週末と同水準になりました。
スイスNSBが、新たなコンプライアンス規則として、
「5月1日から理事による個人的な取引を規制する。
四半期ベースで個人資産を公表する。」などの発表をしました。
NY時間に入る頃からダウ先物や欧州株式市場が反発をみせました。
ドルストレートに反発の動きがみられました。
ECBが「先週は2700万ユーロの国債購入をした。」と発表しました。
NYダウは小幅高での揉み合いになりました。
欧州の株式市場が前週末終値レベルで揉み合いになりました。
主要通貨ペアが揉み合いになりました。
米10年債利回りが一時2.00%あたりまで低下しました。
ギリシャ政府が、
「国内法のもと民間との1772.5億ユーロの債務交換を完了した。」
との発表をしました。
独財務相が、
「ギリシャの第2次支援プログラムは週内に署名されるだろう。
ユーロ圏財務相会合では金融取引税に関する決定事項はない。
金融取引税に関する最終目標はEU27国レベルになる。」
などの発言をしました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャ向けの最終決定は14日になるだろう。
ユーロ圏のファイアオール規模について30日会合で議論される。」
などの発言をしました。
ユーロ圏財務相会合が始まるロンドンフィックスにかけて
ユーロドルが堅調推移になりました。
米3年債の入札では、
「最高落札利回りが0.456%、応札倍率が前回より高い3.44倍。」
などの結果になりました。
NYダウが揉み合いながらやや上昇しました。
ポンドドルや豪ドル米ドルがやや反発して揉み合いになりました。
ドル円は揉み合いが続きました。
米月次財政収支(2月)は前年比4.1%増の−2317億ドルになりました。
市場反応は限定的でした。
NY時間終盤にかけて主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
米10年債利回りは2.03%あたりになりました。
NY原油(WTI)は106ドル台前半で引けました。
NYダウは終盤に上げ幅を縮小し前週末比+37.69ドルで引けました。

<3月13日(火)>

FRBが、
「住宅価格が21%下落、失業率は13%、株価が50%下落など
厳しい経済条件を仮定した米銀19行のストレステストの結果を
15日に公表する。」と発表しました。
オセアニア時間は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
ユーログループ議長が、ユーロ圏財務相会合の後に、
「ギリシャへの新たな支援プログラムがユーログループによって
今夜承認された。正式なギリシャ第2次支援は14日に承認される。
民間の債券交換で2020年のギリシャ累積債務は117%まで低下する。
IMFの大きな強力を期待。280億ユーロ支援というIMF提案を歓迎。
ユーロ圏の防火壁を強化する必要がある。
スペインの2013年財政赤字目標をGDP3%維持することに合意。
スペインは赤字を削減することが重要。」
などの発表をしました。
午前8時半過ぎにユーロドルなどドルストレートが反発しました。
ドル円もやや反発をみせてクロス円が反発しました。
日第三次産業活動指数(1月)は予想より弱い−1.7%になりました。
英RICS住宅価格指数(2月)は予想よりは強い−13.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
日財務相が、
「中国当局が中国国債購入枠650億人民元を許可した。
当面は購入枠の範囲内で小額から(日国債購入を)開始する。」
との発表をしました。
日経平均は前日比プラス圏で始まり堅調に推移しました。
東京時間序盤はドルストレートがやや反落して揉み合いました。
豪住宅ローン許可件数(1月)き予想より弱い−1.2%になりました。
一時、豪ドル売り反応がみられましたが限定的でした。
アジアの株式市場が前日比プラス圏で推移しました。
ダウ先物や原油先物が堅調傾向で推移しました。
しだいに主要通貨ペアが堅調傾向の揉み合いになりました。
日経平均が一時10000円台を回復しました。
午前11時近くからドル売り動意が優勢になりました。
ドル円が反落してドルストレートがやや反発を強めました。
格付け会社のS&Pが、
「中国の銀行に関しては低迷を克服できるはず。
2012年も健全さが続く。見通しは引き続き安定的。
中国の緩和はインフレの低下につれて今年も継続する。
中国の預金準備率は19%を下回る可能性 。」
などの見解が示されました。
日銀の政策発表がいつもの月より遅くなりました。
ドル円が神経質な上下動になりました。
東京時間午後からはややドルが買い戻され揉み合いになりました。
一部メディアが、
「昨年の輸出トップは中国で世界の輸出の約11%を占めた。
2位の米国は8.4%、独は8.3%だった。」と報じました。
午後2時過ぎに日銀が政策金利の据え置きを発表しました。
日銀声明では、
「(政策金利据え置きの)決定は全会一致。
前回10兆円増額した資産買入基金65億円は据え置く。
日銀保有の米ドル資金で新たにドル建て貸付枠1兆円の導入をして、
円貨・外貨の両面の拡充で貸付額の総額を3兆5000億円から
5兆5000億円に2兆円増額する。
成長基盤強化の従来型融資の受付期限を14年3月末まで2年延長。
日本経済の先行きは横ばい圏内の動きを脱し緩やかな回復経路へ。
CPI1%目指し実質ゼロ金利政策や資産買入れで金融緩和を推進。
デフレからの脱却は成長力強化の努力と金融面の後押しで実現へ。
海外経済は減速から脱していないが米国に改善の動き。
欧州も停滞感の強まりに歯止めがかかりつつある。
欧州債務問題の展開など世界経済をめぐる不確実性が大きい。
宮尾審議委員が基金増額5兆円を提案したが反対多数で否決。」
などが示されました。
日銀の発表後、ドル円主導で主要通貨ペアが反落しました。
ドル円が一時82円台を割り込む場面がありました。
日経平均が上昇幅を縮小しました。
日経平均は前日比+9.22円で大引けになりました。
独連銀総裁が、FAZ紙のインタビューで、
「支援が改革を遅らせる言い訳になるべきでない。
リスクに関する決定は各国政府が下す必要。
弱い銀行を存続させることは金融政策の役割ではない。
金融政策措置は限定的で一時的な必要。」
などの見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「日本は名目GDPがプラス成長にならないと本格的財政再建は困難。
数年内の可能性低いが将来に通年で経常赤字に転落の可能性もある。
12年に日本の経常収支の黒字幅はやや回復すると予測。
12年の日本の実質GDPは2.0%と小幅プラス成長に戻ると予想。」
などの見解を示しました。
東京時間終盤は主要通貨ペアがやや反発をみせて揉み合いました。
ダウ先物や原油先物は堅調傾向の揉み合い推移が続きました。
格付け会社のムーディーズが、
「キプロス格付をBaa3からBa1に引き下げる。見通しネガティブ。」
との発表をしました。
市場反応は限定的でした。
日銀総裁が、記者会見で、
「物価1%上昇は一朝一夕に実現出来るわけではない。
前回会合で決定した金融緩和強化と今回の成長力強化はパッケージ。
欧州債務問題の展開引き続き大きなリスク。
中銀が政治的な圧力意識して金融政策を運営することは自殺行為。
日銀のデフレ脱却への構えは一貫してして真剣。」
などの発言をしました。
ロンドン時間序盤はドル買い動意が優勢の展開になりました。
ドル円が反発上昇してドルストレートが反落しました。
スイス生産者輸入価格(2月)は予想より強い−1.9%になりました。
欧州の株式市場は前日比プラス圏で堅調に推移しました。
ダウ先物も堅調に推移しました。
ドル円が82円台後半まで上昇しました。
EUとIMFによる分析が発表されて、
「ギリシャ債務は基本シナリオでは2020年に対GDP比で116.5%へ。
2030年には90%を下回る見込み。
好ましくないシナリオでは、ギリシャ債務の削減には
大きなリスクがあり2020年に145%になる恐れがある。
ギリシャがプログラム終了時に市場での資金調達が可能になるか
見通しは不確実。」などが示されました。
午後6時からドル売り動意になりました。
ドル円がやや反落してドルストレートがやや反発しました。
英商品貿易収支(1月)は予想よりは強い−75.32億ポンド、
英DCLG住宅価格(1月)は前回値より強い+0.2%になりました。
市場反応は限定的でした。
伊の短期債の入札では、目標上限の120億ユーロ調達されて、
「1年物では85億ユーロ発行されて、
落札利回りが前回より低い1.405%、
応札倍率が前回より高い1.38倍。」などになりました。
独ZEW景況感調査(3月)は予想よりとても強い+22.3、
独ZEW現況指数(3月)は予想より弱い+37.6、
欧ZEW景況感調査(3月)は予想より強い+11.0になりました。
一時、限定的ながらユーロドルが反発を強める場面がありました。
その後、程なくユーロドルが再び反落する展開になりました。
ポンドドルや豪ドル米ドルがやや連れ安となって揉み合いました。
ドル円が反発をみせました。
EUの報道官が、
「昨年のスペインの債務削減計画では大きなずれが生じていた。」
と発言をしました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47365%に上昇しました。
午後9時過ぎにユーロドルが1.31を割り込み下落しました。
他のドルストレートもしだいに軟調になりました。
欧州委報告では、
「ギリシャ政府は6月までに必要な歳出削減措置を特定。
2013-14年予算で実施。財政目標達成には13-14年に
対GDP比5.5%の歳出削減が必要。」などが示されました。
米小売売上高(2月)は予想とおりの+1.1%になりました。
ドル買い反応がみられました。
バイトマン独連銀総裁が、
「ECBは緊急措置を一部解除する方法について協議中。
ECBの出口戦略は幾つかの要素に左右される。
ギリシャは特別なケース。現状で二次的影響はみられない。」
などの発言をしました。
欧州委員会のレーン副委員長が、
「アイルランドは自らの約束と義務を果たすべき。
アイルランド政府が金融危機の際に国内銀行を救済するため
利用した約束手形は約束を守り必ず返済しなければならない。」
との発言をしました。
NY時間序盤はFOMCが意識されてかドル買い優勢の展開になりました。
ユーロドルが1.30台半ばまで急落しました。
ユーロポンドが下落しました。
ダウ先物や欧州株式市場や原油先物に反落の動きがみられました。
NYダウは上昇して始まり13000ドルの大台を回復しました。
ポンドドルなどドルストレートが反発上昇しました。
ユーロドルが1.31台を回復しました。
ドル円は当日高値圏で揉み合いが続きました。
欧州の株式市場が再上昇しました。
米10年債利回りが2.08%あたりまで上昇しました。
原油先物が反発しました。
米企業在庫(1月)は予想より強い+0.7%になりました。
EU財務相会合が、
「13年にハンガリー支援基金の一部を停止へ。
インフラ助成停止で妥協が成立。」との発表をしました。
米労働省が、
「1月の米失業率は全米で45州が低下した。
NY州だけは上昇している。その他は変わらず。
雇用者数は37の州で増加して13の州は減少している。」
などの発表をしました。
ギリシャの財務相が、
「1300億ユーロの第2次支援に加えて、
2015年までIMFから82億ユーロ支援される。」
との発言をしました。
各付け会社のフィッチが、
「ギリシャをRDからB−に格上げする。見通しは安定的。」
との発表をしました。
米10年債の入札では、
「最高落札利回り2.067%、応札倍率は前回より高い3.24倍。」
になりました。
NYダウは堅調に推移しました。
ロイターが、
「オランダ議会はEU財政協定採決で過半数を確保できない可能性。」
との観測報道をしました。
FOMCは政策金利を0.25%で据え置きの決定しました。
FOMC声明では、
「経済は緩やかに拡大してきていることを示している。
失業率は目に見えて低下したが依然として高い水準。
世界市場の歪みは緩和したがリスクを示唆。
少なくとも2014年遅くまで異例な低金利を正当化。
原油とガソリンの上昇が一時的にインフレ押し上げる。
インフレは原油とガソリン上昇でも抑制されている。
国際金融市場の緊張は和らいだが著しい下振れリスク。
オペレーションツイストを計画通り維持。
MBSと政府機関債の償還資金をMBSに再投資維持。
米国債の償還資金を米国債に再投資維持。
保有証券の規模と構成を定期的に再検討し調整。」
などが示されました。
一部で噂されていた「不胎化QE3」などの示唆はありませんでした。
上下動となりながらもドル買い反応になりました。
ドル円が上昇してドルストレートが反落しました。
ドル円が一時83円台をつけました。
NY時間終盤にJPモルガンが、
「150億ドル相当の自社株買いを設定する。
このことについてFRBの反対はなかった。」
との発表をしました。
NYダウが一段と上昇しました。
NY時間終盤はドル売り動意がやや優勢になりました。
ドルストレートがやや反発してドル円がやや反落しました。
米10年債利回りは2.13%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は106ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+217.97ドルでこの日の取引を終えました。
NYダウは4年ぶりの高値になりました。

<3月14日(水)>

FRBが米銀大手19のストレステストの結果を前倒しで公表して、
「テストでは失業率13%、株価50%下落、住宅価格21%下落を想定。
19社のうち15社が資本規制の最低基準に合格。
テストの条件下では、シティグループ、アリー、サントラストは
中核的自己資本が5%を下回る。
メットライフがストレステストで基準満たさなかった。」
などが示されました。
シティグループの株価が時間外取引で4%程度下落しました。
シティグループが、
「資本計画の修正案をFRBへ年内に提出する。」と発表しました。
ドル円にやや反落の動きがみられました。
米石油協会APIが、
「米週間石油在庫統計は原油在庫が280万バレル増。」
との発表をしました。
オセアニア時間では主要通貨ペアが揉み合いになりました。
豪Westpac消費者信頼感指数(3月)は前月より弱い96.1になりました。
東京時間が始まる前にややドル買い優勢の動きになりました。
日経平均は大幅上昇して始まりました。
東京時間序盤はドル買い優勢の展開が続きました。
ドル円が83円台に乗せました。
ドルストレートが反落しました。
豪第4四半期新規住宅は予想より弱い−6.9%になりました。
市場反応は限定的でした。
仲値過ぎに一時ドル売りになる場面がみられました。
その後、再びドル買い優勢の相場展開になりました。
アジアの株式市場は上昇して始まりました。
ダウ先物は当日高値圏で小幅な揉み合いになりました。
格付け会社のムーディーズが、
「キプロスの格付けをBaa3から投機的水準のBa1に1段階引き下げ。
見通しはネガティブ。」との発表をしました。
東京時間午後は一時ややドル売り傾向になりました。
その後、再びドル買い優勢の相場展開になりました。
中国の温家宝首相が、
「不動産バブルが崩壊すれば経済への打撃になる。
住宅価格を妥当な水準まで下落するにはほど遠い状況。
規制の手を緩めれば住宅市場の混乱を引き起こす恐れがある。
中国経済の変革を達成するには7.5%のGDP伸び率目標達成が必要。
質の高い成長を達成するには構造調整が必要。
ユーロ圏危機や海外市場の収縮が、中国経済の下押し圧力。
中国の均衡のとれた成長は世界経済にプラス。」
などの認識を示しました。
日鉱工業生産指数確報(1月)は速報値より弱い+1.9%、
日設備稼働率指数確報(1月)は前月値より強い3.4%になりました。
市場反応は限定的でした。
日銀金融経済月報では、
「4-6月生産は増加基調続ける。4-6月生産は自動車は高水準を維持。
日本経済は持ち直しに向けた動き見られているがなお横ばい圏内。
個人消費は自動車需要刺激策などで底堅さ増す。
日本経済の先行き次第に横ばい圏内脱し緩やかな回復経路に復す。
内外需要のもと生産は緩やかに増加していく。
海外経済は全体としてなお減速した状態脱していない。」
などの見解が示されました。
中国上海株式市場が急反落しました。
東京時間終盤はユーロドルなどドルストレートが下落しました。
ドル円もやや反落してクロス円が下落しました。
日工作機械受注確報(2月)は速報値と同じ−8.6%になりました。
日経平均は前日比+151.44円で終値で1万円台を回復しました。
ダウ先物や原油先物にやや反落の動きがみられました。
ブルームバーグが、
「中国は大手銀行の融資能力抑制を緩和させる方向となった。」
との観測報道をしました。
ロンドン時間序盤はポンドドルやユーロドルなどが反発しました。
豪ドル米ドルや米ドル加ドルなど資源国通貨は軟調に推移しました。
ドル円も再上昇してポンド円などが反発上昇しました。
ドル円が83円台半ばまで上昇しました。
ユーロポンドが軟調に推移しました。
ユーロスイスは堅調に推移しました。
欧州の株式市場は上昇して始まり堅調推移になりました。
ダウ先物が反発をみせました。
金価格が軟調に推移しました。
午後6時頃からドル円の上昇が一服になりました。
英失業率(2月)は予想とおりの5.0%、
英失業保険申請件数(2月)は予想より弱い+0.72万件になりました。
ポンドに売り反応がみられました。
欧生産者物価指数確報(2月)は予想とおりの+2.7%、
欧生産者物価指数コア確報(2月)は予想より弱い+1.5%、
欧鉱工業生産指数(1月)は予想より弱い+0.2%になりました。
市場反応は限定的でした。
伊国債の入札では、目標上限の60億ユーロが発行されて、
「3年債では発行額が50億ユーロ、落札利回が前回より低い2.76%、
応札倍率が前回より高い1.56倍。」になりました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャ第2次追加支援は正式に承認された。
EFSFは394億ユーロをギリシャに拠出できる。
プログラムによってギリシャは持続可能は軌道に復帰する。」
との発表をしました。
午後7時半頃からユーロドルやポンドドルが反発しました。
ドル円が再び上昇しました。
NY時間が近づく頃にドル買い優勢の展開になりました。
ユーロドルやポンドルなどドルストレートが反落しました。
ドル円は堅調に推移しました。
資源国通貨は軟調推移が続きました。
欧州の株式市場やダウ先物にやや反落の動きがみられました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47365%の前日同水準になりました。
米輸入物価指数(2月)は予想より弱い+0.4%、
米第4四半期経常収支は予想より弱い−1241億ドルになりました。
加第4四半期設備稼働率は予想より弱い80.5%になりました。
市場反応は限定的でした。
NY時間に入ると欧州の株式市場が反発をみせて揉み合いました。
NY時間序盤はドル買い傾向の揉み合いになりました。
NYダウは前日比プラス圏で始まりしばらく堅調に推移しました。
米10年債利回りが2.23%あたりに上昇しました。
バーナンキFRB議長が、
「米景気回復は最近は改善の兆しも苛立たしいほど緩慢。
収益性のある融資機会を制限している。
新たな規制が中小銀行にも適用されるか明確にする方針。
ドッド・フランク法は主に大手行に適用されるもので、
大半の新基準の中小行への適用は不適切。」
などの見解を示しました。
EIA週間石油在庫統計は原油在庫が予想より多い175万バレルでした。
ロンドンフィックス前あたりからNYダウが一時反落しました。
ドルストレートが軟調に推移しました。
ドル円が83円台後半まで上昇しました。
深夜1時半頃からドル売りが一時優勢になる場面がありました。
NYダウが一時再び反発をみせました。
オバマ米大統領が、英首相との共同記者会見で、
「核兵器開発が疑われるイランに圧力をかけ続ける。
外交的解決の余地はまだある。」との発言をしました。
米30年債の入札では、
「最高落札利回りが3.383%、応札倍率が前回より高い2.70倍。」
になりました。
その後、NYダウが再び反落して揉み合いになりました。
ドルストレートが再び反落して上下動の揉み合いになりました。
ドル円も小幅な上下動の揉み合いになっていきました。
米10年債利回りは2.27%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は105ドル台半ばで引けました。
NYダウは前日比+16.42ドルでこの日の取引を終えました。

<3月15日(木)>

レーン欧州委員が、
「ポルトガルの財政再建は規定どおりに進んで信頼を回復している。
重要なのは今年の目標を遵守すること。」との発言をしました。
格付け会社のフィッチが、
「英国のAAA格付けを確認。見通しはネガティブ。
英国の債務水準が高く、景気回復が見通しよりも弱まる可能性。
累積債務が2014〜15年に対GDP比で94%前後でピークとなれば
AAAで安定する。」などの発表をしました。
ポンドに限定的ながら売り反応がみられました。
英財務省が、
「予算編成で財政の緩みは格下げにつながる。
財政再建の計画を堅持することが重要。」との発表をしました。
オセアニア時間は主要通貨ペアが小幅な揉み合いにりました。
NBNZ企業景況感(2月)は前月値より強い57.7になりました。
NZドルが緩やかに反発しました。
時事通信が、
「ギリシャのベニゼロス財務相は18日に最大与党PASOKの
党首に選出されるのを受けて財務相を辞任すると表明。」
との報道をしました。
東京時間が近づく頃からドル買い優勢の相場展開になりました。
ドル円が上昇してドルストレートが反落しました。
クロス円は上昇しました。
豪消費者インフレ期待(3月)は前月より強い+2.7%になりました。
ANZ消費者信頼感指数(3月)は前月より弱い110.2になりました。
日経平均は前日比プラス圏で揉み合いになりました。
ドル円が昨年4月13日以来の84円台に上昇しました。
ダウ先物に反発の動きがみられました。
原油先物は軟調傾向で推移しました。
アジア株式市場は前日終値あたりで軟調な揉み合いになりました。
午前10時半頃から豪ドル米ドルなどドルストレートが反発しました。
クロス円が堅調傾向で推移しました。
中国商務省が、
「1-2月の対中直接投資は前年比−0.56%、
2月の対中直接投資、前年比−0.9%、
1-2月のEUからの対中直接投資、前年比−33.3%の9.06億ドル、
1-2月の対外投資は前年比+41.1%、
2月の貿易赤字は一時的。今後も続く公算は小さい。
中国は今年貿易黒字を計上する見通しだが規模は縮小へ。」
などの発表をしました。
午前11時過ぎにドル円が一時84円台を割り込む場面がありました。
東京時間午後は主要通貨ペアが揉み合い傾向の展開になりました。
午後2時頃ドルストレートやクロス円に反落の動きがみられました。
インドの株式市場が下落しました。
東京時間終盤にドル売り動意が優勢になりました。
ドル円が反落してドルストレートが反発しました。
ドル円が84円台を割り込みました。
クロス円はやや反落して揉み合いになりました。
日経平均は前日比+72.76円で大引けになりました。
ダウ先物に一時反落の動きがみられました。
スイス政府が、
「経済は景気後退には陥らないだろう。
2012年のGDPを従来予想の0.5%から0.8%%に上方修正。
指標はいくつかの安定したサインを出している。」
などの発表をしました。
スイスフラン買い反応がみられました。
ロンドン時間序盤はドル売り動意が強まる展開になりました。
ドルストレートの反発が強まりました。
午後4時半頃からドル買戻しの動きがみられました。
ユーロドルなどドルストレートが反落しました。
ドル円がやや反発する展開になりました。
中尾財務官が、
「G7は必要なら協調介入を行う可能性。市場の動きを注視する必要。
行き過ぎた無秩序な為替変動は望ましくないとのコンセンサス。」
などの発言をしました。
欧州の株式市場は前日終値レベルでまちまちに始まりました。
独株式市場は前日比プラス圏で推移しました。
ダウ先物が上下動の揉み合いになりました。
スイスSNBが政策金利を0.00%に据え置きました。
スイスSNB声明では、
「スイスフランの現在の水準は依然として高い。
更なる措置を講ずる用意がある。」などが示されました。
ユーロスイスなどが下落の後に反発しました。
欧州の株式市場はしだいに前日比プラス圏での推移になりました。
ECBの月報では、
「インフレに上振れリスクが残る。
インフレ率はおそらく年内2%を超える状況となる見込み。
ユーロ圏経済に安定化の兆候がみられる。」
などが示されました。
フィンランド中銀総裁が、
「ECBは必要であれば利下げの余地がある。
ECBは危機対応時には適時かつ管理された出口が必要。」
などの見解を示しました。
スペイン債の入札では、
「目標上限35億ユーロに対して30億ユーロ調達。
2015年償還債では、発行額が10.04億ユーロ、
平均落札利回りが前回より低い2.44%、
応札倍率が前回より高い5.0倍。
2016年償還債では、発行額が9.76億ユーロ、
平均落札利回りが前回より低い3.374%、
応札倍率が前回より高い4.1倍。」などになりました。
仏の2017年2月償還債の平均利回りは前回より低い1.78%でした。
その後、欧州株式市場が反落して揉み合いになりました。
ドル円やクロス円が下落する展開になりました。
ドル円が83.50円を割り込み下落しました。
ドルストレートが反発しました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47365%の前日同水準になりました。
午後8時半頃からドル買戻しの動きがみられました。
ドル円が反発をみせました。
米生産者物価指数(2月)は予想とおりの+3.3%、
米生産者物価指数コア(2月)は予想より強い+3.0%、
米NY連銀製造業景気指数(3月)は予想より強い+20.21、
米失業保険申請件数は予想より強い35.1万件になりました。
直後にドル買い反応となりましたがドル売りとなっていきました。
ドル円が反落してドルストレートが反発する展開になりました。
米10年債利回りが2.29%超に上昇しましたがその後に低下しました。
対米証券投資(1月)は予想より強い+1010億ドルになりました。
市場反応は限定的でした。
NYダウは前日比終値レベルの揉み合いの後に軟調になりました。
ドル円やクロス円が軟調傾向で推移しました。
フィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月)は
市場予想より強い+12.5になりました。
限定的ながらドル売り反応がみられました。
その後、NYダウが前日比プラス圏へ反発上昇しました。
欧州の株式市場が終盤に反発しました。
ユーロドルなどドルストレートが反発上昇をみせました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
ロイター通信が、英関係筋の話として、
「英政府が米国とともに戦略石油備蓄SPRを放出することを決定。」
との観測報道をしました。
原油先物が下落しました。
IMFが「IMFの負担分である280億ユーロのギリシャ支援を承認。」
との発表をしました。
ユーロドルが上昇して1.31台を回復しました。
米政府当局者が「米英の戦略備蓄放出の報道は不正確。」
との発表をしました。
原油先物が反発しました。
格付け会社のS&Pが、
「ギリシャ格付けは引き続き選択的デフォルト。
新発債の格付けはCCC。」との発表をしました。
市場反応は限定的でした。
オーストリア中銀総裁が、
「ECBは長期流動性供給LTROからの出口戦略は検討しているが、
タイミングは物価と金融市場の状況しだいになる。
ECBは追加の流動性供給の検討はしていない。
ECBは政策金利の引き下げは検討していない。
今年の南欧経済は厳しい局面に立たされるが、
独やオランダなど北部の経済がサポートする。」
などの発言をしました。
EU欧州連合が、
「資産凍結の対象となるイランの個人および企業による
送金サービスの利用禁止を決定した。」との発表をしました。
深夜3時時近くからユーロドルが反落する展開になりました。
ユーロドルが再び1.31台を割り込みました。
ドルストレートが徐々に反落する展開になりました。
ドル円が徐々に反発しました。
米10年債利回りは2.28%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は105ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+58.66ドルでこの日の取引を終えました。

<3月16日(金)>

欧州委員会のバローゾ委員長が、
「ユーロ圏の状況は危機対応の観点から前進がみられる。
以前より改善はしているが依然として脆弱。
ユーロは安定した通貨。そうあり続けることを確信。」
などの発言をしました。
IMF専務理事が、
「ギリシャ向けの救済プログラムには遅延の余地はない。」
との発言をしました。
ガイトナー米財務長官が、
「石油価格の上昇は依然として危険で不確実な世界に直面している
ことを示す。石油コストを引き下げる簡単な解決策は存在しない。
米失業率が非常に高く改善の速度も望むより遅いが、
米経済の見通しは心強い。中国元は人民元の柔軟性を高める必要。
持続可能な財政の実現には増税と歳出削減の組み合わせが必要。
景気回復のダウンサイドが世界的に薄れた。」
などの認識を示しました。
一部メディアが、
「日政府は人民元を日本で取引できるオフショア市場設立を検討。」
との観測報道をしました。
オセアニア時間はややドル買い傾向での推移になりました。
東京時間が近づく頃にユーロドルがやや反発をみせ揉み合いました。
ドル円に反落の動きがみられました。
日財務相が、
「株式市場や外国為替市場は2月半ば以降は堅調に推移も、
なお予断を許さない。長期金利動向を注意しながら見ていく。」
などの認識を示しました。
日銀金融政策決定会合議事録(要旨)では、
「より長い目では目指すべき物価上昇1%を上回る。
今後も必要に応じて追加的手段講じていく。
物価目標1-2%という表現も一案。
日銀の物価安定に関する基本的考え変わらない。
国債購入は政策姿勢明確化を裏付けるために望ましい。」
などが示されました。
日経平均は小幅安で始まりました。
午前9時半頃からドル円が反発をみせて揉み合いました。
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いになりました。
その後、日経平均は前日終値を挟んでの上下動になりました。
アジアの株式市場はまちまちの展開になりました。
中国上海株式市場は前日比プラス圏で推移しました。
他のアジアの株式市場は軟調傾向で推移しました。
ダウ先物や原油先物は小幅な揉みあいが続きました。
中国の陳商務次官が、
「ユーロ圏の債務危機は悪化していて金融危機は続いている。
ここ4ヶ月連続で対中直接投資が減少しているがこれは短期的。
中国の投資環境は改善してして資本流出の問題はなく、
依然として資本は流入している。
中国の輸出は大きな圧力に直面していて、
貿易の10%拡大の目標達成は簡単ではないが達成できると確信。」
などの見解を示しました。
市場反応は限定的でした。
午前11時前頃からドルストレートが反発する展開になりました。
ドル円に反落の動きがみられました。
WTOのラミー事務局長が、
「世界中で保護主義圧力が強まっている。世界の危機対応は不足。
WTOは米中間の通貨問題について協議しているが問題は複雑。」
などの発言をしました。
リッチモンド連銀総裁が、ホームページ上で、
「長期間にわたる異例の低金利は妥当ではない。
2014年を通しては必要ないと思う。
インフレ圧力を回避するために金利は上昇が必要。
米国のインフレ率はFOMCが掲げる2%の目標に近い。
2013年には金利の引き上げが必要となる可能性が高い。」
などの見解を示しました。
東京時間午後はややドル買い優勢の展開になりました。
ドルストレートがやや反落してドル円がやや反発しました。
日銀総裁が、
「金利上昇は財政信任低下と景気が良い場合とで(意味が)異なる。」
との見解を示しました。
日景気一致CI指数確報(1月)は速報値より弱い92.7、
日景気先行CI指数確報(1月)は速報値より弱い94.4になりました。
中国上海株式市場が後半にかけて一時やや上げ幅を縮小しました。
日経平均は前日比+6.55円の10129.83円で週取引を終えました。
その後、中国上海株式市場が終盤にかけて再び反発上昇しました。
ドルストレートが再びやや反発をみせい揉み合いました。
独FTD紙が、
「独首相はユーログループのユンケル議長の後任に
ショイブレ独財務相を推す考え。
仏の大統領はこの提案にまだ同意していない。」
などの観測報道をしました。
インド政府の予算案では、
「2011-12年度の成長率は6.9%の見込み。
インド経済は1-3月期に持ち直しの兆し。
2011-12年度の経常赤字は対GDP比約3.6%の見通し。」
などの見通しが示されました。
インドの株式市場が軟調傾向で推移しました。
ロンドン時間序盤はドル買い傾向で上下動の揉み合いになりました。
フィンランド中銀総裁が、ブルームバーグのインタビューで、
「ECBは危機対応措置から慎重かつタイムリーに脱却する必要。
追加LTROについてはすでに大量に行った。
前回の会議で金利変更は議論されず。
ユーロ圏はなお長く深い危機の中にある。
LTROで政府にさらなる改革進める余裕がある。
政府の約束は堅持しなければならない。
ECBの全ての危機対応策は暫定的なもの。
債務危機で成長に下振れリスク。
ECBのバランスシートは管理されている。
本当の課題は不均衡と経常収支赤字である。」
などの見解を示しました。
欧州の株式市場は揉み合いながらも小幅高推移になりました。
午後5時からドル買い動意が優勢になりました。
ドル円が堅調傾向で推移してユーロドルなどが軟調に推移しました。
独連銀が「3月19日に20億規模のEFSF短期証券の入札を実施予定。」
との発表をしました。 
欧貿易収支(1月)季調前は予想より弱い−76億ユーロになりました。
伊の経常収支(1月)は前月よりかなり弱い79.53億ユーロの赤字でした。
一時、ユーロドルなどドルストレートが下落する場面がありました。
その後、ダウ先物や欧州株式市場が堅調推移になっていきました。
ユーロドルなどドルストレートが反発しました。
ドル円が堅調に推移しました。
クロス円が堅調傾向で推移しました。
独連邦債10年物利回りが2%超に上昇しました。
独の首相が、
「独にはESMの規模拡大を望む人はいない。
独はEMSの上限5000億ユーロの引き上げに反対だが、
EUはESMとEFSF統合への可能性を協議している。」
などの発言をしました。
米消費者物価指数(2月)前月比は予想とおりの+0.4%、
米消費者物価指数コア(2月)前月比は予想より弱い+0.1%でした。
ドル売り反応がみられました。
ドルストレートが上昇してドル円が反落しました。
ダウ先物が上昇しました。
加製造業売上高(1月)前月比は予想より弱い−0.9%、
加国際証券取扱高は予想より弱い−41.9億加ドルになりました。
瞬間的に加ドル売りがみられましたが限定的でした。
ドル売り動意にドルカナダが下落しました。
ユーロ圏当局筋が、
「ユーロ圏は拡大に反対するドイツに配慮した妥協案として
ESMとEFSFの合計融資能力を現行の5000億ユーロから
7000億ユーロ近くに拡大する可能性がある。
30-31日のEU財務相非公式理事会で協議される見込み。」
との発表をしました。
米鉱工業生産(2月)は予想より弱い±0.0%、
米設備稼働率(2月)は予想より78.7%になりました。
限定的ながら一時ドル買い戻し反応がみられました。
NYダウは小幅高で始まりました。
米10年債利回りが一時2.35%あたりに上昇しました。
ドル売り動意が続きました。
ユーロドルが1.31台後半まで上昇しました。
原油先物が反発しました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)予想より弱い74.3でした。
ドル売り動意が続きました。
その後、NYダウが前日比終値あたりでの上下動になりました。
欧州の株式市場にやや上げ幅を縮小する動きがみられました。
バローゾ欧州委員長が、
「債務危機は鮮明には解決していない。
EUは金融安全網で一段前進。EUの焦点は成長。」
などの認識を示しました。
深夜12時前頃からドル円がやや反発をみせて揉み合いになりました。
ドルストレートがやや反落して小幅な揉み合いになっていきました。
シカゴ連銀総裁が、
「経済が強化されるようにさらなる刺激策を要求する。
流動性の落とし穴に陥っているのかどうか判らない。
インフレ見通しは抑制されている。
失業率が7%を下回れば緩和の程度を縮小するべきかもしれない。
インフレ率は中期的な見通しとして3%が望ましい。」
などの見解を示しました。
NYダウが終盤にやや反落しました。
米10年債利回りは2.30%あたりになりました。
NY原油(WTI)は上昇して107ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−20.14ドルの13232.62ドルで週取引を終えました。


●今週の主な予定

<3月19日(月)>

午後2時から豪RBA総裁の講演、
午後6時に欧経常収支(1月)、
午後7時に欧建設支出(1月)、
夜9時半に加卸売売上高(1月)、
夜9時35分からNY連銀総裁(ハト派)の講演、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(3月)、
などが予定されています。

<3月20日(火)>

※東京市場はお休みです。

朝8時に豪景気先行指数(1月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後4時に独生産者物価指数(2月)、
午後5時15分にスイス第4四半期鉱工業生産、
午後6時半に英消費者物価指数(2月)、英小売物価指数(2月)、
夜9時半に米住宅着工件数(2月)、米建設許可件数(2月)、
などが予定されています。
豪・英・米の指標には注目です。

<3月21日(水)>

朝6時45分にNZ第4四半期経常収支、
午後1時半に日全産業活動指数(1月)、
午後6時半に英BOE議事録、英公共部門ネット負債、
夜9時半に加景気先行指標指数(2月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(2月)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。

<3月22日(木)>

朝6時45分にNZ第4四半期GDP、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(2月)、
午後4時にスイス貿易収支(2月)、
午後5時28分に独製造業PMI速報(3月)、独サービス業PMI速報(3月)
午後5時58分に欧製造業PMI速報(3月)、欧サービス業PMI速報(3月)
午後6時半に英小売売上高指数(2月)、
午後7時に欧鉱工業受注(1月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加小売売上高(1月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(2月)、米住宅価格指数(1月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(3月)、
深夜5時にシカゴ連銀総裁(ハト派)の講演、
などが予定されています。
NZ・(日)・独・英・米・加の指標には注目です。

<3月23日(金)>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感指数(2月)、
夜8時に加消費者物価指数(2月)、加消費者物価指数コア(2月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(2月)、
などが予定されています。
加・米の指標には注目です。


<先週のユーロドルのサマリー>

先週のユーロドルは、中国の海関総署が10日に発表した貿易収支が
314.8億ドルの赤字になったことも影響したか下窓を空けて始まり
ました。その後、オセアニア時間にいったん窓埋めとなりましたが、
週初12日の東京時間前半にユーロドルは再び反落して、1.31を割り
込みました。その後、下落一服になりましたがインド政府が11-12
年度成長率について約7%に減速する見通しと発表したことで、新
興国の経済減速懸念からドルストレート全般の軟調に連れて、ユー
ロドルも軟調傾向の揉み合い推移になりました。その後、東京時間
終盤にアジア株式市場やダウ先物が下げ幅を縮小したことや、独の
短期債の入札が好調であったことなどを背景にユーロドルは1.31台
前半まで反発しました。その後、ダウ先物や欧州の株式市場が反落
となったことでNY時間が始まる前あたりまでユーロドルは再び反落
する展開になりました。その後、ギリシャ政府の「国内法のもと民
間との1772.5億ユーロの債務交換を完了。」との発表や、独財務相
の「ギリシャ第2次支援プログラムは週内に署名されるだろう。」
との発言などがあり、ロンドンフィックスにかけてユーロドルは堅
調推移になって1.31台半ばを回復しました。その後、NY時間後半は
小幅揉み合いでの推移になりました。

13日、オセアニア時間にユーロドルは保ち合い推移になりましたが
ユーロ圏財務相会合の後にユーログループ議長が「ギリシャへの新
たな支援プログラムがユーログループによって承認された。正式な
ギリシャ第2次支援は14日に承認される。民間の債券交換で2020年の
ギリシャ累積債務は117%まで低下する。IMFの大きな強力を期待。
280億ユーロ支援というIMF提案を歓迎。スペインの2013年財政赤字
目標をGDP3%維持することに合意。」との発表をしたことで、東京
時間前半にかけてユーロドルは1.31台後半まで上昇する展開になり
ました。東京時間後半は日銀の政策金利の発表後のユーロ円の下落
もあってユーロドルは反落する展開になりました。その後ロンドン
時間序盤にかけていったん上下動の揉み合いとなった後に、EUとIMF
による分析が発表されて「ギリシャ債務は基本シナリオでは2020年に
対GDP比で116.5%へ。2030年には90%を下回る見込み。好ましくない
シナリオでは、ギリシャ債務の削減には大きなリスクがあり2020年に
145%になる恐れがある。ギリシャがプログラム終了時に市場での資
金調達が可能になるか見通しは不確実。」などが示され、ユーロドル
は下落する展開になりました。その後、伊の短期債入札で目標上限の
120億ユーロが無事に調達されたことで下落が一服になりました。
その後、独ZEW景況感調査が発表され市場予想よりとても強い+22.3
になったことで一時ユーロドルは反発しましたが、EU報道官の「昨年
のスペインの債務削減計画では大きなずれが生じていた。」との発表
を契機としたか、ユーロドルはFOMCを意識したと思われるポジション
調整で下落する展開になりました。その後に発表された米小売売上高
は市場予想とおりの+1.1%でしたが、ユーロドルは1.30台半ばまで
下落する展開になりました。その後、NYダウが堅調推移で上昇して、
13000ドルの大台回復したことや、ギリシャ財務相が「1300億ユーロ
の第2次支援に加えて、2015年までIMFから82億ユーロ支援される。」
との発表をしたことや、各付け会社のフィッチが「ギリシャをRDから
B−に格上げする。見通しは安定的。」との発表などポジティブ材料
が重なりユーロドルは1.31台前半まで反発する展開になりました。
その後、ロイターが「オランダ議会はEU財政協定採決で過半数を確保
できない可能性。」との観測報道をした後に、米FOMCが発表されて、
声明で「米経済は緩やかに拡大してきていることを示している。原油
とガソリンの上昇が一時的にインフレ押し上げる。」など、米経済回
復の認識とインフレ懸念が示されたことや、「少なくとも2014年遅く
まで異例な低金利を正当化。」とはしながらも一部で噂されていた
「不胎化QE3」の示唆がなく、ドル買い動意にユーロドルは再び反落
して、1.30台半ばに迫るあたりまで下落する展開になりました。
その後、NY時間終盤にやや戻して揉み合いとなっていきました。

14日は、オセアニア時間で小幅揉み合いとなりましたが、東京時間に
格付け会社のムーディーズが「キプロスの格付けをBaa3から投機的
水準のBa1に1段階引き下げる。見通しはネガティブ。」との発表を
したこともあって、東京時間前半はやや反落した後に軟調傾向の揉み
合い推移になりました。その後、中国の温家宝首相が「不動産バブル
が崩壊すれば経済への打撃になる。住宅価格を妥当な水準まで下落す
るにはほど遠い状況。中国経済の変革を達成するには7.5%のGDP伸び
率目標達成が必要。質の高い成長を達成するには構造調整が必要。」
などの発言をしたことで中国上海株式市場が急反落して、リスク回避
の動意にユーロドルは1.30台前半まで下落する展開になりました。
その後、ブルームバーグの「中国は大手銀行の融資能力抑制を緩和さ
せる方向となった。」との観測報道や、欧州の株式市場が上昇して始
まり堅調推移になったことや、伊の国債入札で目標上限60億ユーロが
無事に調達できたことや、ユーログループ議長が「ギリシャ第2次
追加支援は正式に承認された。EFSFは394億ユーロをギリシャに拠出
できる。プログラムによってギリシャは持続可能は軌道に復帰する」
との発表をしたことを背景に、ユーロドルは1.30台後半まで反発しま
した。その後、市場替わりのNY時間が近づく頃からユーロドルは再び
反落する展開になりました。NYダウの取引が始まると一時反発をみせ
て揉み合いになりましたが、米長期金利の上昇を背景としたドル買い
動意と、ロンドフィックスにかけてのNYダウの軟調にユーロドルは
1.30台前半まで下落する展開になりました。その後、NYダウが反発
をみせたことでユーロドルは一時やや反発しましたがその後に再び
やや反落して1.30台前半での小幅揉み合いになりました。

15日は、オセアニア時間での揉み合いを経た後に、一部メディアの
「ギリシャのベニゼロス財務相は18日に最大与党PASOKの党首に選出
されるのを受けて財務相を辞任すると表明。」との報道も材料となっ
たか、東京時間序盤にドル買い動意を背景にユーロドルが1.30にほぼ
迫るあたりまで下落する展開になりました。しかし1.30を下抜けるこ
となくトリプルゼロのバリアに下落を阻まれて東京時間後半にかけて
ユーロドルは揉み合いながら緩やかに反発する展開になりました。
その後、新興国インドの株式市場の急落にユーロドルも下押されまし
たが、市場替わりのロンドン勢参入で1.30台後半まで反発しました。
その後、スペイン債や仏債の入札が無事に経過したものの、NY時間が
始まるまで上下動の揉み合い推移になりました。その後、市場替わり
のNY勢の参入でユーロドルは再び堅調推移になって、米経済指標が
強い結果となったことを背景に揉み合いながらもNYダウが上昇をした
ことで、リスク選好動意にユーロドル堅調傾向で推移して、IMFの
「IMFの負担分である280億ユーロのギリシャ支援を承認した。」との
発表もあり、深夜2時頃にかけてユーロドルは1.31台前半まで上昇す
る展開になりました。その後、格付け会社のS&Pの「ギリシャ格付け
は引き続き選択的デフォルト。新発債の格付けはCCC。」との発表も
あり、米長期金利の上昇によるドル買いもあったか、ユーロドルは
徐々に反落して再び1.31台を割り込む展開になりました。

16日は、オセアニア時間から東京時間序盤にかけての小幅な上下動の
揉み合いを経て、午前11時頃からユーロドルが反発をみせましたが、
リッチモンド連銀総裁がホームページ上で「長期間にわたる異例の
低金利は妥当ではない。2014年を通しては必要ないと思う。インフレ
圧力を回避するために金利は上昇が必要。米国のインフレ率はFOMCが
掲げる2%の目標に近い。2013年には金利の引き上げが必要となる
可能性が高い。」などの見解を示したことも影響したか、ドル買いの
動意にユーロドルがしだいに軟調傾向になっていきました。その後、
市場替わりのロンドン時間になってもドル買い動意が続いて、欧貿易
収支や伊の経常収支が弱い蹴った異なったこともあって、ユーロドル
は1.30台半ばまで下落する展開になりました。その後、市場替わりの
NY勢参入でユーロドルがやや反発をみせた後に米消費者物価指数コア
が前月比で予想より弱い+0.1%となったことでのドル売りに加えて、
ユーロ圏当局筋が「ユーロ圏は拡大に反対するドイツに配慮した妥協
案としてESMとEFSFの合計融資能力を現行の5000億ユーロから7000億
ユーロ近くに拡大する可能性がある。30-31日のEU財務相非公式理事
会で協議される見込み。」との発表をしたことを契機にユーロドルは
急反発する展開となって、深夜12時頃までストップを巻き込みながら
1.31台後半まで上昇する展開になりました。その後、やや反落して
小幅な上下動の揉み合いとなってユーロドルは週取引を終えました。


<ドル円の簡易サマリー>

先週のドル円は、中国海関総署が10日に発表した貿易収支が314.8億
ドルの赤字になったことも影響したか、リスク回避の動意とともに、
また、中国外為当局者の「中国は互恵原則に基づいて日本国債市場に
投資する。」などの報道もあり、週初12日の東京時間前半までやや
円買い優勢でドル円は軟調推移になりました。その後、一時反発と
なって、東京時間終盤からNY時間になるまでドル円はやや軟調な小幅
揉み合いになりました。そしてNY時間前半にやや反発をみせた後に、
再び小幅な揉み合い相場になりました。

13日は東京時間序盤に一時反発をみせましたが、日銀の政策発表を
前にしたポジション調整もあったか、昼前にドル円がやや反落して、
その後、日銀の政策発表がいつもの月より遅くなったことで、追加
緩和期待にやや戻す神経質な展開となった後に日銀の金融政策が発
表されることになりました。政策金利は市場予想とおり据え置きと
なりましたが、日銀声明で「前回10兆円増額した資産買入基金65億
円は据え置く。円貨・外貨の両面の拡充で貸付額の総額を3兆5000
億円から5兆5000億円に2兆円増額する。CPI1%目指し実質ゼロ
金利政策や資産買入れで金融緩和を推進。宮尾審議委員が基金増額
5兆円を提案したが反対多数で否決。」などが示されると、ドル円
は82円台を一時割り込むあたりまで下落する展開になりました。
その後、東京時間終盤から反発して、市場替わりのロンドン勢の参
入で為替市場全般のドル買い動意を背景にドル円は82円台後半まで
上昇する展開になりました。その後、午後6時からドル買い動意で
82円台半ばまで押されましたが、NY時間序盤まで堅調推移になりま
した。その後、米FOMCの発表まで小幅な揉み合いになりました。
米FOMCでは「米経済は緩やかに拡大してきていることを示している。
原油とガソリンの上昇が一時的にインフレ押し上げる。」など、米
経済回復の認識とインフレ懸念が示されたことや「少なくとも2014
年遅くまで異例な低金利を正当化。」とはしながらも一部で噂され
ていた「不胎化QE3」の示唆がなくドル買い動意になって、ドル円
は83円を一時回復するあたりまで上昇する展開になりました。
その後、NY時間終盤にやや押しが入り揉み合いとなりました。

14日は、オセアニア時間の小幅揉み合いを経て、東京時間に入ると
ドル買い動意になってドル円は82円台前半まで上昇する展開になり
ました。そして東京時間終盤に中国の温家宝首相が「不動産バブル
が崩壊すれば経済への打撃になる。住宅価格を妥当な水準まで下落す
るにはほど遠い状況。中国経済の変革を達成するには7.5%のGDP伸び
率目標達成が必要。質の高い成長を達成するには構造調整が必要。」
などの発言をしたことで中国上海株式市場が急反落して、リスク回避
の動意にドル円はやや反落しましたが、ブルームバーグの「中国は
大手銀行の融資能力抑制を緩和させる方向となった。」との観測報道
や欧州の株式市場は上昇して始まり堅調推移になったことで、リスク
回避の動きが後退してドル円は再び反発する展開になり、ロンドン
フィックスにかけて83円台後半まで上昇しました。その後、NY時間の
後半からオセアニア時間にかけて揉み合い推移になりました。

15日は、東京時間が近づく頃からドル買い動意になって、仲値を過ぎ
にかけて84円台前半まで上昇する展開になりました。その後に一時
84円台を割り込むあたりまで反落した後に、昼頃にかけて上昇の再
トライがありましたが上昇は続かず、為替市場の全般的なドル売りの
動意にしだいにドル円は反落する展開になりました。その後、市場替
わりのロンドン勢の参入で午後4時半頃から反発をみせましたが、
再び反落してドル円は83円台前半まで下落する展開になりました。
その後、市場替わりのNY勢の参入で83円台半ば過ぎまで反発しました
が、為替市場全般のドル売り動意に83円台前半まで押されて、その後
小幅な揉み合い相場になりました。そしてNY時間終盤からドル円は
83円台半ばまで反発する展開になりました。

16日は、オセアニア時間のややドル買い傾向の揉み合いを経て、東京
時間の近づく頃から為替市場全般のドル売り動意にドル円は反落しま
した。その後、仲値にかけて一時ドル円は反発をみせましたが、再び
ドル売り動意に反落して昼過ぎにかけて83円台前半まで下落する展開
になりました。その後、リッチモンド連銀総裁がホームページ上で
「長期間にわたる異例の低金利は妥当ではない。2014年を通しては必
要ないと思う。インフレ圧力を回避するために金利は上昇が必要。
米国のインフレ率はFOMCが掲げる2%の目標に近い。2013年には金利
の引き上げが必要となる可能性が高い。」などの見解を示したことも
影響したか、ドル買い動意にドル円は83円台半ばまで反発しました。
その後、揉み合いを経て市場替わりのロンドン勢の参入でNY時間序盤
にかけて83円台後半まで上昇する展開になりました。
そしてNY時間に発表された米消費者物価指数コアが前月比で予想より
弱い+0.1%になり、為替市場全般がドル売り動意となったことで、
午後11時過ぎあたりにかけてドル円は83円台前半まで下落する展開に
なりました。その後は小幅な上下動の揉み合いとなって、終盤にかけ
て83.42円あたりに小幅反発してドル円は週取引を終えました。


<今週の注目点>

米ドルについては、先週はドルインデックスが週中に80.5超まで上昇
しましたが週末にかけて79.8あたりまで下落する展開になり、週足レ
ベルで上下にヒゲを伴う小さな陰線になりました。また、LIBORドル
3ヶ月物金利は13日から16日まで0.47365%と変らず下げ止まりになり
ました。そして、米10年債利回りは2.2976%と週間で上昇する展開
になりました。そして、NY連銀によりますとFRBが各国の主要中銀に
供給するドル資金が3月14日時点の残高で649億ドルと前週末比で
9%の減少になり、米短期金利は低下する傾向になりました。

そして、NYダウについては週間で310ドル高となり、ようやく4年ぶ
りに13000ドルの大台に乗せて、週末の終値で13232.62ドルになりま
した。

米指標では、13日の米小売売上高は+1.1%、15日の米生産者物価
指数は+3.3%、16日の米消費者物価指数は前月比で+0.4%と、
それぞれ市場予想とおりで、また、13日の米小売売上高(除自動車)
は+0.9%、13日の企業在庫は+0.7%、15日の米新規失業保険申請
件数は35.1万件、同日の対米証券投資は+1010億ドル、同日のフィ
ラデルフィア連銀製造業景況指数は+12.5と、それぞれ市場予想よ
り強い結果となりましたが、14日の輸入物価指数は+0.4%、16日
の米消費者物価指数コアは前月比で+0.1%、同日の米鉱工業生産
は±0.0%、同日のミシガン大学消費者信頼感指数速報は74.3と、
それぞれ市場予想より弱い結果となり、先週は好悪が混在する状況
になりました。

また、米要人発言では、14日にバーナンキFRB議長が「米景気回復は
最近は改善の兆しも苛立たしいほど緩慢。」との認識を示し、16日
にシカゴ連銀総裁が「経済が強化されるように更なる刺激策を要求
する。インフレ見通しは抑制されている。失業率が7%を下回れば
緩和の程度を縮小するべきかもしれない。インフレ率は中期的な見
通しとして3%が望ましい。」などの発言をして、ハト派の見解な
がら条件付で緩和縮小に言及して、そして16日にガイトナー米財務
長官が「米失業率が非常に高く改善の速度も望むより遅いが、米経
済の見通しは心強い。」との米経済回復の認識を示し、また同日に
タカ派のリッチモンド連銀総裁がホームページ上で「長期間にわた
る異例の低金利は妥当ではない。2014年を通しては必要ないと思う。
インフレ圧力を回避するために金利は上昇が必要。米国のインフレ
率はFOMCが掲げる2%の目標に近い。2013年には金利の引き上げが
必要となる可能性が高い。」との認識を示し、先週も要人達の発言
に米経済回復の認識と金融政策に対する軸足がハト派寄りから少し
ずつタカ派寄りへと変化しつつあることが覗われました。

そして、注目の米FOMCでは「「米経済は緩やかに拡大してきている
ことを示している。原油とガソリンの上昇が一時的にインフレ押し
上げる。」など米経済回復の認識とインフレ懸念が示され、「失業
率は目に見えて低下したが依然として高い水準。少なくとも2014年
遅くまで異例な低金利を正当化。」とはしながらも、緩和策につい
ては「オペレーションツイストを計画通り維持。MBSと政府機関債の
償還資金をMBSに再投資維持。米国債の償還資金を米国債に再投資を
維持。」と従来の緩和策の維持に留まり、一部で噂されていた
「不胎化QE3」など追加の緩和を示唆する内容はありませんでした。


円については、13日の日銀声明で「前回10兆円増額した資産買入基
金65億円は据え置く。円貨・外貨の両面の拡充で貸付額の総額を3
兆5000億円から5兆5000億円に2兆円増額する。CPI1%目指し実質
ゼロ金利政策や資産買入れで金融緩和を推進。宮尾審議委員が基金
増額5兆円を提案したが反対多数で否決。」などが示され、一部で
更なる日銀の追加緩和への期待があったことで、やや失望する向き
もありましたが、先週も週間で円安となって中期的な円安トレンド
が継続することになりました。

ドル円は先週に一時84円台に乗せる場面がありましたが、週終値で
は週間1円ほどの上昇になりました。84円台乗せでは2010年11月下
旬から12月中旬および2011年2月中旬のトライでも強固な上値抵抗
とりましたが、先週のトライでも一旦押し戻されることになり、
84.00円の抵抗の強さがあらためて示されることになりました。

米経済も回復しつつあり、また米短期金は低下傾向にありますが、
米長期金利は上昇傾向にあり、FRBよりも日銀の追加緩和観測の方
が根強いとともに、日米に金利差があることで、中期的な円安トレ
ンドは継続していると思われますが、スポットでは今週は日本企業
の年度末の3月後半になり、駆け込みのリパトリによる調整の動き
には注意が要りそうです。

まずは「84円台の壁を越えれるかどうか」が注目されますが、超え
れた場合は、85.00円の節目および昨年4月の高値の85.50-55円で
の動向が注目されます。また、84円台の壁をどうしても越えられず
失速した場合は、83.00円の節目や、2011年5月下旬の価格抵抗と
なった82.00円アラウンドおよび、昨年4月高値と10月末安値の下
落波動の61.8%の戻りの81.60-70円アラウンドがサポートのポイン
トとしてあらためて注目されることになりそうです。

先週のドル円はドル主導の動きが観られましたが、円の動向として
(以前は市場の関心が高くなかった) 日本の貿易収支や経常収支へ
市場の関心度が高くなっていることから、22日の日通関ベース貿易
収支が注目されます。


ユーロについては、先週、ギリシャが民間との1772.5億ユーロの
債務交換を完了をして、ようやくギリシャへの第2次支援が正式に
決定されて、EFSFが394億ユーロをギリシャに拠出することになり、
また、15日にIMFが負担分の280億ユーロのギリシャ支援を承認して、
3月20日のギリシャ国債償還が無事に通過できることになりました。
また、各付け会社のフィッチが「ギリシャをRDからB−に格上げす
る。見通しは安定的。」との発表をして、そして先週は独・伊・
スペイン・仏などの国債入札も無事に通過して、ユーロに対する
市場センチメントは一応の改善とはなったようです。ユーロドルは
先週、週足で小さな陽線を示現することになりました。

ただ、一旦のヤマバは越えることになりましたが、スペインの2011
年の対GDP比の財政赤字が8.5%と伊の3.9%より大きく、ユーロ圏
財務相会合で「スペインの2013年財政赤字目標をGDP3%維持する
ことに合意。」とはなったものの、スペインの国債利回りが伊を上
回るようになって「スペイン財政への懸念が強まっている」ことや、
ポルトガルの10年物国債利回りが14%前後で取引価格が額面の50%
ほどと「デフォルトが意識される水準」にあることや、、EUとIMF
による分析の悲観シナリオのほうでは「ギリシャ債務の削減には大
きなリスクがあり2020年に145%になる恐れがある。ギリシャがプロ
グラム終了時に市場での資金調達が可能になるか見通しは不確実。」
とされ、また13日にはロイターが「オランダ議会はEU財政協定採決
で過半数を確保できない可能性。」との観測報道をしていることも
あり、そして先のECBのスタッフ予想では「12年ユーロ圏GDP伸び率
見通しが−0.5%〜+0.3%に下方修正。」され、またギリシャ与党
の支持が低下している中で、4月下旬に「ギリシャ総選挙」が行わ
れる予定であるなど「いばらの道」はまだ遠く続いているようです。

ユーロドルのチャートポイントしましては、先週末の終値レベルで
3月13日の高値と肩を並べたことで、週初、まずは1.3180-90での
売り買いの攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.32の「00」
ポイントおよび3月5日の高値の1.3240-50、そして3月9日高値の
1.3290から1.33の「00」のポイント、および1.34の「00」のポイント
などが注目されます。また、反落した場合は、1.31の「00」のポイン
トおよび1.30の「000」トリプルゼロのポイントが注目されます。
トリプルゼロは底堅そうですが、ここを下抜けた場合は、2月16日
の安値でもある、1月16日から2月29日の上昇波動のフィボナッチ
61.8%戻しの1.2950-60のポイントが注目されます。

また、3月20日のギリシャ国債償還は無事に通過することになりま
したが、ユーロについてはこれまでここを巡り市場が動いてきたこ
とから、その一里塚へ到達した当日以降の一旦の手仕舞いの動きや、
利益確定の動き、および市場の新たなテーマ探しなども注目されそ
うです。


経済指標関連では、20日の豪RBA議事録に英CPIと米住宅着工件数、
21日の英BOE議事録と米中古住宅販売件数、
22日のNZ第4四半期GDPに日通関ベース貿易収支と独PMI速報と
英小売売上高指数に米新規失業保険申請件数と加小売売上高、
23日の加消費者物価指数と米新築住宅販売件数、
などが注目されます。


さて今回は、防御の技術と機会利益のお話です。

多くの著名なトレーダーがほとんど異口同音に
「損切り」の重要性を説いていますが、

なぜ、彼らはそれほどまで「損切りが重要」と言うのでしょう。

今回は「損切り」の第二話です。

それでは、はじまり、はじまり〜。^^

「そうなのじゃ…。
 まぁ、LTCMの場合は巨額資金にさらにレバレッジをかけて
 市場の流動性を超えたポジションを有したが故に
 受け手なく損切りしようにもできなかったようじゃが、
 名だたる著名なトレーダー達の中にも自分は負けるわけがないと
 ユーフォリアの慢心にとりつかれ、市場を去り往くばかりか
 リバモアのように自ら命を絶つ者までいるのが相場なのじゃ。」

『……。』

「おそらくは、損切りを説く著名トレーダー達の教えは
 辛酸を舐めたつわもの達の命の叫びなのかもしれぬのう…。」

『……。』

「ところで…、お前さんの話の端々に損切りを忌み嫌い、
 勝率を重視するようなところを感じるが、どうなのじゃ?」

『そりゃそうだろう。ジイさんよ。
 どこの世界に損切りを好むヤツなんかいるものか。
 損切りを奨めるヤツらだって嫌々やっているに決まってるぜ。
 それに、勝率が良いことにこしたぁことはないじゃないか。』

「ふむ…。なるほどのう。
 後日、また重要なテーマとして取り上げたいと思うけれども、
 『トレードの目的』の定義にかかわることじゃが、
 もしもそれが勝つことではなく『収益を上げること』、
 であるならば損切りは防御の技術として必要なのじゃ。」

『何だそれ。どうゆーことだよ。』

「損切りせずにトレードをするということは
 100%勝とうとすることを意味し目指すということにもなるが、
 不確実性のある相場では勝率100%など
 ほとんど不可能であるだけではなく、
 トレードにおいて大切なものを失うことになるのじゃ。
 そして、不思議なことに100%勝つことが
 必ずしも最善とはならないこともあるのじゃ。」

『……??』

「そうじゃのう…。例えば判りやすく、
 現在レート100円の通貨ペアがあったとして、
 そしてその通貨ペアを目一杯ロング(買い)持ちしたとしよう。
 それが300Pips下落して97円になったとすると、
 損切りしていなければ、建て玉数×300Pipsの含み損じゃ。」

『まぁ、そうはなるな。』

「その後さらに下落して口座を飛ばす可能性もあったけれども、
 祈りが効いてレートが戻ってきたとしよう。」

『冷や汗も引いてくるってもんだ。』

「さぁ、何を願う?」

『そんなの決まってんだろう…。
 神様お願いだ、なんとかゼロ決済させてくれー、だよ。』

「目一杯の建て玉で口座資金の余力はないから、
 別にトレードするなんてことも考えられず、
 頭の中はゼロ決済になることを願い一杯となろうのう。」

『まぁ、そうだろうな。』

「そして果たして、レートは元の100円に戻り、
 さらに勢いづいて100円20銭となった。どうじゃね。」

『天恵の戻りに+20Pipsなら、喜んで決済するよ。』

「ふむ。そうすることじゃろう。
 建て玉数×20Pipsの実利となったことになるのう。
 そしてこのトレードに限ればお前さんの好きな勝率100%じゃ。」
 
『強運のオレ様によくあるパターンだ。』

「ところがじゃ。
 同じところをトレードしていたB氏がいたとしよう。
 B氏は99円70銭で損切りした。1敗で30Pipsの実損じゃ。」

『肝っ玉の据わらない小心者だな。』

「そしてB氏は下落の様子をしばらく観ていて、
 まだ下げると恐る恐るショート(売り)持ちをした。
 そして下落に乗った後に利確して30Pipsの実利を得た。
 これが1勝目じゃ。」

『プラマイ・ゼロになったってわけか。
 そんなこともあるかもな。』

「その後も下落する相場をジッと観ていたB氏じゃが、
 まだ下がりそうだとショートをした。
 ところがじゃ、あいにく相場は反発に転じて
 30Pipsの実損となった。2敗目じゃ。」

『B氏は欲張って突っ込みすぎて踏まれたってわけだ。』

「その後の反発上昇をジッと観ていたB氏じゃが、
 この反発は本物だとロングをして、
 30Pips上昇したところでビビリで利確した。
 これで2勝2敗となるのう。」

『ふん。そんなこともあるだろうな。』

「その後も上昇が続いて降りねばよかったと後悔しながら、
 またしばらくしてB氏はロングを持って、
 そして、お前さんと同じ100円20銭のところで利確して
 30Pipsの実利となったとしよう。3勝2敗となるのう。」

『ビビリのB氏の話はストーリーとしてはありえることだが、
 おいおい、さっきの含み損を抱えて冷や汗かいて
 命からがら20Pips取ったってのはオレ様のことかよ。』

「わっはっは。こりゃ失礼。仮にの話じゃよ。
 そう怒りなさんな。」

『ったくもう…。で、どうだっていうのさ。』

「さて、ここで検証してみようかのう。
 命からがら勝ったお前さんは1勝ゼロ敗の勝率100%で、
 獲得利益は20Pipsとなる。
 一方、ビビリのB氏は3勝2敗の勝率60%で
 獲得利益は30Pipsということになる。」

『うん。まぁ、そういうことになるなぁ…。』

「確かにお世辞にもトレードがうまいとは言えず
 お前さんがビビリと笑い勝率も劣るB氏のほうが
 暴挙と奇跡の強運のお前さんの獲得Pipsより
 勝ち負けトータルの獲得Pipsにおいて勝っているのだよ。」

『おいおい、ちょっとちょっと。
 話に紛れてオレ様のこと悪口言っていない?』

「わっはっは。仮にの話じゃて。そう怒りなさんな。」

『うん。仮にの話だったね。そうかぁ、勝率が劣っているのに
 実利に勝るってことはあるわけだぁ…。』

「そうじゃ、確かに勝率は高いにこしたことはないが、
 トレードは勝つことや勝率が全てではないのじゃ。
 トレードの1つのファクターに過ぎんのじゃ。
 勝率だけに限ればリスク・リワード比で損大利小とすれば
 勝率を高めることはそう難しいことではないのじゃ。
 肝心なのは『収益を上げること』なのじゃよ。」

『で…、さっき言ってた勝率にこだわり失うものって何よ。』

「ふむ…。過剰にリスクを選好することで
 夜に寝れないくらい精神の活力が奪われるだけではなく、
 『機会利益』を損失するのじゃよ。
 つまり、辛い含み損に耐えてそれでたとえ勝ったとしても、
 その間の『トレードチャンス』と『時間』を失うのじゃ。」

『……!』

「先ほどのビビリのB氏とお前さんのトレードでは
 機会利益に差があったのじゃ。
 辛い含み損に耐えてそれでたとえ勝ったとしても
 マインドは疲れに疲れズタズタに疲弊して、
 さらに機会利益の損失となることがあるのじゃよ。
 それゆえに損切りは大切なのじゃ。」

『そういうことか…。
 あっ、ジイさん今日は話がメチャ長になってるぜ。』

「おやおや、いつのまにかそうじゃのう。
 では来週は『ランダム・ポートフォリオと戦略的損切り』
 についてじゃ。」

『なんだそれ。ランダム・ポートフォリオだって?
 それにまた損切りの話かい。点と線の話はどうするのさ。』

「またいつの日かじゃ。」


なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m

ではまた来週。




<ご案内>その1

「使っているチャートはどこのですか?」
というご質問をよくいただきます。

私の使っているチャートはGFT系のefx.comの「DealBook」
というチャートです。

※サザインベストメント社が「efx.com」に社名変更しました。

(オープン直後でアクセスが集中して表示しづらいことがあります)

チャートはトレーダーの大切なツール(道具)になりますが、
描画のノーマルさとフィーリングが気に入っています。

無料でチャート・フィーリングを試してみることができます。

「DealBook」



<ご案内>その2

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


FX 防御の技術と邪道のお話(1)


東日本大震災で米軍の救援活動「トモダチ作戦」を指揮した
ロバート・ウィラード司令官が9日に退任されたそうですね。

今日は東日本大震災からちょうど1年目。
私達は決してあの日を忘れないことでしょう。 m(_ _)m
ガンバレ東北。ガンバレ日本。


●先週の主な出来事

<3月5日(月)>

4日ロシア大統領選挙でプーチン首相が過半数の票を獲得しました。
独シュピーゲル誌が、
「独首相と独財務相ともに5000億ユーロのESM拡大に応じる公算。
財務相はESMと暫定的な基金のEFSFを併存させ規模を7500億ユーロ
とすることを提案している。」と報じました。
英FT紙が、
「ギリシャ債民間投資家の債務減免への参加ペースは鈍い。
債権者は迅速な債務減免を約束してはいない。」と報じました。
ユーロがやや軟調に始まりました。
市場オープニングでは主要通貨ペアが静かなスタートになりました。
豪AIGサービス業指数(2月)は前月より弱い46.7になりました。
一時、豪ドル売り反応がみられました。
オセアニア時間はドル円に反落の動きがみられました。
中国政府が、
「今年のGDP成長率目標を7.5%に引き下げ。
経済政策の方針として積極的な財政政策と穏健な金融政策を維持。
人民元の為替レートの基本的な安定を維持。
人民元の双方向の柔軟性を拡大する。
住宅価格の合理的な水準への引き下げを目指す。」
などの発表をしました。
東京時間が近づく頃に主要通貨ペアが一時下落しました。
日経平均は下落して始まり軟調傾向で推移しました。
東京時間序盤はユーロドルが反発をみせました。
アジアの株式市場はまちまちに始まりました。
中国上海株式市場は上昇して始まりました。
日銀の企画局長が、
「強い円は企業マインドと収益を悪化させ経済にマイナス影響。
日本で高すぎる物価目標を掲げることは経済を不安定化させる。」
などの見解を示しました。
午前11時頃からドルストレートが反落しました。
ダウ先物やアジアの株式市場が軟調傾向になりました。
中国HSBC非製造業PMI(2月)は前月より強い53.9になりました。
市場反応は限定的でした。
格付け会社のムーディーズが、
「ECBの3年物資金供給はクレジットポジティブ。
ECBのギリシャ債担保停止は銀行に対してリスクを増加させる。」
などの見解を発表しました。
東京時間後半はドル円やクロス円が下落しました。
日経平均は前週末比−78.44円で大引けになりました。
東京時間終盤にドルストレートが反発をみせて揉み合いました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアが一時揉み合いになりました。
日財務副大臣が、
「円安の背景は追加緩和などいろいろな要因がある。
為替の動向は引き続き注視。決して楽観はできない。」
などの認識を示しました。
スイス実質小売売上高(1月)は前回値より強い+4.4%になりました。
一時、フラン買い反応がみられましたが限定的でした。
欧州株式市場は前週末比マイナス圏で始まりました。
ドル円は81円台前半で軟調傾向の揉み合いになりました。
独サービス業PMI確報(2月)は予想より強い52.8になりました。
欧サービス業PMI確報(2月)は予想より弱い48.8になりました。
市場反応は限定的でした。
英サービス業PMI(2月)は予想より弱い53.8になりました。
市場反応は限定的でした。
欧州の株式市場が軟調傾向で推移しました。
ダウ先物や原油先物が軟調に推移しました。
ドルストレートやクロス円が軟調傾向で推移しました。
ECBのパラモ専務理事が、
「今回の危機はソブリン債務によるもの。
ユーロ自体の危機ではない。」との発言をしました。
独ウェルト紙が、
「独メルケル政権は欧州のファイアウォールの規模を
5000億ユーロから拡大させる方向で妥協する用意がある。
EMSが5000億ユーロ全額を利用することを認め、
EFSFがすでに融資を決めている2000億ユーロとあわせて
全体を7000億ユーロとする案が浮上している。」
との観測報道をしました。
午後6時半過ぎからユーロドルやポンドドルが反発をみせました。
クロス円にやや反発がみられました。
資源国通貨は軟調傾向で推移しました。
ダウ先物や欧州株式市場の下落が一服になりました。
欧小売売上高(1月)は予想より強い+0.3%になりました。
ユーロ買い反応がみられました。
ECBのパラモ専務理事が「ユーロ共同債は現在は選択肢にはない。」
との発言をしました。
その後、ドルストレートがやや反落して揉み合いました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47455%に低下しました。
独政府の報道官が、
「スペインは財政赤字に関する協定に従う義務がある。」
との独政府見解を発表しました。
新華社通信が、
「中国人民銀行の周総裁は人民元の値幅拡大を検討している。」
と報じました。
ロイター通信が、関係筋の情報として、
「大半の独銀はギリシャの債務交換に応じる見通し。
独銀行やコメルツ銀行が債務交換に応じる方針を明らかにしている。
独銀で債権者となっているFMSも週内に債務交換に応じる見通し。」
との報道をしました。
国際金融協会加盟の12行がギリシャ国債交換参加を表明しました。
NY時間が近づく頃から主要通貨ペアが反発する展開になりました。
ユーロドルやポンドドルなどドルストレートが上昇しました。
ダウ先物や欧州株式市場や原油先物が下げ幅を縮小しました。
ECBが「先週の債券購入プログラムによる国債購入はなかった。」
との発表をしました。
NYダウが始まる頃に主要通貨ペアの上昇が一服になりました。
NYダウは前週末比マイナス圏で始まり揉み合いになりました。
ドル円など主要通貨ペアにやや反落の動きがみられました。
米ISM非製造業総合景況指数(2月)は予想より強い57.3でした。
米ISMの構成項目の雇用指数は55.7に低下しました。
米製造業受注指数(1月)は予想より強い−1.0%になりました。
ドル買い反応がみられました。
NYダウが一時下げ幅を縮小しました。
ギリシャの財務相が、
「債務交換が最良かつ唯一の提案であるが、
ギリシャ債交換に関して集団行動条項CACの行使の準備を始めた。
対GDP120%の赤字目標については現実的で達成可能。
債務交換後は第3次救済が不要になる。」などの発言をしました。
NYダウに反落の動きがみられました。
米10年債利回りが一時1.97%近くまで低下しました。
ユーロドルや豪ドル米ドルなどドルストレートが反落しました。
アイルランドの新聞社の共同の世論調査では、
「EU財政条項の批准に関して、国民の37〜44%は賛成、
26〜29%が反対、残りは態度保留。」などの結果になりました。
NYダウが徐々に下げ幅を縮小しました。
ロンドンフィックス頃からユーロドルが反発して揉み合いました。
ポンドドルも反発をみせて揉み合いになりました。
米10年債利回りが2.00%あたりまで上昇しました。
資源国通貨は軟調傾向が続きました。
ドル円がしばらく小幅な揉み合いになりました。
オバマ米大統領が、イスラエルのネタニヤフ首相との会見で、
「イランの核兵器は容認できない。すべての選択肢排除しない。
イランめぐりイスラエルと常に協調している。
イラン問題に関してイスラエルと米国は結束している。」
などの発言をしました。
ダラス連銀総裁が、
「一段の政策緩和は必要ない。
一段の政策行動は状況が最もひどい場合のみ必要。
指標が引き続き段階的に改善すれば、
市場は一段と引き締め気味の政策に備えるべき。」
との発言をしました。
NY時間後半はややドル買い傾向の揉み合いになりました。
ドル円が緩やかに反発しました。
NYダウや緩やかに下げ幅を縮小していきました。
原油先物が揉み合いながら反発していきました。
米10年債利回りは2.00%あたりに上昇しました。
NY原油(WTI)は106ドル台後半で引けました。
NYダウは前週末比−14.76ドルでこの日の取引を終えました。

<3月6日(火)>

一部メディアが、
「米大統領はG8首脳を5月18-19日にキャンプデービッドに招待。」
との報道をしました。
NHKニュースが、
「イランの議会選挙では最高指導者のハメネイ師を後ろ盾とする、
より強硬な勢力が圧勝して欧米やイスラエルとの緊張が
一層高まることが懸念されている。」と報じました。
オセアニア時間は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
日経平均は小幅高で始まり揉み合いになりました。
東京時間序盤は豪ドルやNZドルが一時反発をみせました。
豪第4四半期経常収支は予想より弱い−83.74億豪ドルでした。
同期の豪GDP純輸出は改善しました。
限定的ながら一時豪ドル買い反応がみられました。
ダウ先物がやや反発をみせました。
その後、ややドル売り傾向での推移になりました。
ドル円やクロス円が仲値頃から反落する展開になりました。
仲値を過ぎた頃に豪ドルやNZドルなど資源国通貨が下落しました。
日経平均や韓国の株式市場が前日比マイナス圏に反落しました。
アジアの株式市場が前日比マイナス圏で軟調に推移しました。
ダウ先物に反落の動きがみられました。
その後、ユーロドルなどドルストレートが反落する展開になりました。
ドル円は下落が一服になり揉み合いになりました。
豪RBA政策金利は市場予想とおり4.25%で据え置きになりました。
豪RBA声明では、
「金融政策は当面適切。
インフレ見通しは必要なら緩和の余地を提供。」
需要が大幅に弱まればさらなる政策緩和の余地がある。
CPI上昇率は向こう2四半期にさらに低下の見込み。」
インフレは目標近くとなる見通し。成長はトレンド近辺。
世界経済で深い下振れリスクは想定していない。
中国の成長は穏やかなペースになった。」
などが示されました。
豪ドル米ドルが瞬間的に反発した後に一段急落になりました。
他のドルストレートに連れ安の動きがみられました。
豪ドル円などクロス円が下落しました。
ドル円は上下動の揉み合いになりました。
午後2時半過ぎにドルストレートやクロス円が一時反発しました。
日経平均は前日比−60.96円で大引けになりました。
ロンドン時間序盤はドル円が反落しました。
ユーロドルなどドルストレートが軟調推移になりました。
ユーロ円などクロス円が軟調に推移しました。
原油先物は上下動の揉み合いになりました。
英ハリファックス住宅価格(2月)は予想より弱い−0.5%でした。
ポンド売り反応がみられました。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で始まり軟調に推移しました。
ダウ先物の下落がしばらく続きました。
原油先物が下落しました。
午後6時半過ぎにドル円が81円台を割り込みました。
欧第4四半期GDP改訂値は予想とおり前期比−0.3%になりました。
市場反応自体は限定的でした。
ギリシャ財務省当局者が、
「8日の国債交換参加期限を延長する計画を否定する。」
との発表をしました。
5年物ギリシャ国債CDSの保証料が76%と過去最高になりました。
午後7時過ぎからドルストレートが一段の急落になりました。
ECBが65行に175.41億ユーロの7日物資金供給オペ実施しました。
午後7時半過ぎに主要通貨ペアの下落が一服になりました。
午後8時過ぎにドル円が一時81円台を回復しました。
EFSFの3ヶ月物証券の入札では、
「目標上限35億ユーロに対して34.4億ユーロ発行されて、
平均利回りが0.0516%、応札倍率が2.0倍。」になりました。
NY時間が近づく頃に主要通貨ペアが一時反発して揉み合いました。
ECBのバランスシートが発表されて、
「過去最大となる3.02兆ユーロ規模に拡大。」
と(FRBより大きく)動性供給が記録的な水準になりました。
NY時間序盤は主要通貨ペアが再び反落する展開になりました。
ダウ先物や欧州株式市場の下落が強まりました。
NYダウは大きく下落して始まりました。
米10年債利回り1.95%あたりまで低下しました。
加Ivey購買部協会指数(2月)は予想より強い66.5になりました。
限定的ながら一時加ドル買い反応がみられました。
その後、ドル円の下落が強まる展開になりました。
ドルストレートの下落は一服になりました。
共同通信が、
「米国防長官はイランの核兵器保有阻止に向けた全ての外交努力が
失敗すれば米国は武力行使に踏み切るとの方針を表明する。」
との観測報道をしました。
深夜2時過ぎにNYダウが200ドル超の下落になりました。
主要通貨ペアの下落が強まりました。
英の首相が、議会の答弁で、
「イランへの制裁は効果的だが機能するにはしばらく時間が必要。
イスラエルによる軍事行動は正しい選択とは言い難いが、全ての
可能性は机上にある。イランから原油を購入しないことが必要。」
などの見解を示しました。
米エネルギー情報局EIAが第2四半期の米石油需要予測を発表して、
「2月に示した0.6%上昇から下方修正する。
日量1883万バレルの前年比0.4%の上昇を見込んでいる。」
との発表をしました。
深夜3時頃に主要通貨ペアの下落が一服になりました。
ドル円やクロス円が反発をみせました。
独与党キリスト教民主同盟CDUの当局者が、
「独首相はギリシャの債務交換は順調に進むとの見方を示した。
独首相は債務交換の参加率が目標に達しない場合は
新たな問題が引き起こされるであろうと指摘。
独首相はESMの規模拡大を求める動きに抵抗していると発言。
5000億ユーロの基金上限の引き上げを求める国際的な圧力がある。」
などの独首相の談話を示しました。
ギリシャ財務省が、
「ギリシャの6大銀行は債券交換に自主的に応じる。
民間部門との債務交換の取引は予定通りに終了する見込み。
債務交換に応じない民間債権者には公的な支援は実施されない。」
との発表をしました。
米10年債利回りは1.94%あたりに低下しました。
NY原油(WTI)は下落して104ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比−203.66ドルでこの日の取引を終えました。

<3月7日(水)>

ポルトガルBPI銀行がギリシャ債務交換に参加すると表明しました。
豪RBAの副総裁が、
「豪RBAは豪ドルの過度の上昇に警戒する必要。
為替レートはオーバーシュートの可能性。
豪ドル高が経済ファンダメンタルズと不整合との主張は難しい。
為替介入へのハードルは高い。
必要なら政策金利の引き下げ余地はあるが労働市場の環境しだい。」
などの見解を示しました。
市場反応は限定的でした。
オセアニア時間はややドル売り傾向での揉み合いになりました。
午前8時前からドル円が急反落しました。
WSJ紙が、消息筋からの情報として、
「ギリシャ政府は8日を期限の債務交換への民間投資家の参加率が
75〜80%と予想している。この債務交換はギリシャ法に基づき
発行された1770億ユーロの債務を半分以上の減免を意図している。」
との報道をしました。
日経平均は下落して始まりました。
東京時間序盤はドル売り優勢の相場展開になりました。
ドル円が軟調に推移しました。
ドルストレートが反発をみせました。
豪第4四半期GDPは予想より弱い前期比+0.4%になりました。
豪ドル米ドルや豪ドル円が急落しました。
仲値前あたりからドル円が反発をみせました。
ダウ先物や原油先物が反発をみせました。
ユーロドルなど主要通貨ペアが反発する展開になりました。
豪ドルが下落幅を縮小しました。
アジアの株式市場は下落して始まり揉み合いになりました。
日5年債利回りが0.28%と2010年11月以来の低水準になりました。
その後、アジアの株式市場が反発して下げ幅を縮小しました。
WSJ紙が、
「ギリシャは期限までに債券保有者の全てからは
債務交換の合意が得られない見通しになった。」
との観測報道をしました。
東京時間午後から主要通貨ペアにやや反落の動きがみられました。
ドル円や豪ドル円などが再び軟化しました。
ダウ先物に一時反落の動きがみられました。
日景気一致CI指数速報(1月)は予想より弱い93.1、
日景気先行CI指数速報(1月)は予想より強い95.1になりました。
市場反応は限定的でした。
その後、ダウ先物に再び反発の動きがみられました。
主要通貨ペアが再び反発をみせる揉み合いになりました。
日経平均は前日比−61.57円で大引けになりました。
スイス失業率(2月)は予想とおりの3.4%になりました。
市場反応は限定的でした。
アジアの株式市場が再び軟調になりました。
伊の証券取引所が一時ギリシャ債の取引を停止すると発表しました。
ロンドン時間序盤はユーロが一時反落しました。
仏の株式市場が前日比プラス圏で始まりました。
午後5時から主要通貨ペアが一時反発をみせる場面がありました。
独や英の株式市場は前日比マイナス圏で始まりました。
主要通貨ペアが反落する展開になりました。
伊中銀総裁が、
「高齢化が進むため伊は成長を促進すべき。若年層の雇用を憂慮。
南伊では若年層の4分の1以下しか就業できていない。」
などの認識を示しました。
その後、欧州株式市場が前日比プラス圏に反発して揉み合いました。
原油先物が揉み合いながらも堅調に推移しました。
主要通貨の反落が一服になりました。
独メルケル政権が閣議でEU財政協定を承認しました。
独保険大手のアリアンツとミュンヘン再保険が
ギリシャ債務交換への参加を表明しました。
その後、ややドル売り優勢の展開になりました。
ダウ先物が堅調に推移しました。
ECBが7日物ドル供給オペを実施して7金融機関の応札で
15.96億ドルが供給されました。
午後7時頃からドルストレートが一時反発しました。
ドル円は揉み合いがしばらく続きました。
独5年債の入札では、33.12億ユーロ発行されて、
「平均利回りが前回より低い0.79%、応札倍率が前回と同1.8倍。」
などの結果になりました。
ギリシャ2年債利回りが252.61%あたりまで上昇しました。
独製造業受注指数(1月)は予想より弱い−2.7%になりました。
ユーロドルやユーロ円が反落しました。
ポンドドルなどドルストレートに連れ安の動きがみられました。
独の経済技術相が、
「新規受注の落ち込みは主に大型案件がなかったことによるもの。」
との認識を示しました。
レーン欧州委員が「ギリシャPSIは目標を達成できると確信。」
との発言をしました。
国際金融協会が、
「7日現在でギリシャ債務削減対象の債権の39.3%を保有する
30の金融機関が参加を表明している。」との発表をしました。
その後もユーロの軟調がしばらく続きました。
米ADP雇用統計(2月)は予想よりやや強い+21.6万人になりました。
ややドル買い反応がみられましたが限定的でした。
米第4四半期非農業部門労働生産性は予想より強い+0.9%、
米第4四半期単位労働コストは予想より強い+2.8%になりました。
発表直後の市場反応は限定的でした。
加住宅建設許可件数(1月)は予想より弱い−12.3%になりました。
加ドル売り反応がみられましたが限定的でした。
ダウ先物や欧州の株式市場が堅調傾向で推移しました。
NY時間序盤はドル円など主要通貨ペアが一時反発をみせました。
午後11時頃からドルストレートが再び反落する展開になりました。
ダウ先物や欧州の株式市場や原油先物が反落しました。
NYダウは小幅高で始まり揉み合いになりました。
ドル買い傾向の揉み合いがしばらく続きました。
ユーロドルが一時1.31を割り込みました。
ギリシャ財務省が、
「8日に期限を迎える民間債権団のギリシャ債交換は
75%を間違いなく上回るだろう。」との見解を示しました。
米EIA週間石油在庫統計では原油在庫が、
「市場予想より少ない83万2000バレルの増加。」になりました。
原油先物に反発の動きがみられました。
ブルームバーグが、
「ギリシャ債交換への参加率が58%へ上昇。
集団行動条項CACの発動の最低ラインとされる66%に近づいた。」
などの報道をしました。
ロイター通信が、
「銀行や年金などギリシャ債を保有する主要30社が
債務交換に参加する意向を明らかにした。」
との報道をしました。
ロンドンフィックス前頃からNYダウが上昇しました。
ユーロ主導で主要通貨ペアが反発上昇しました。
WSJ紙が、
「FRBはもしも景気が落ち込んだ場合の対応策として、
これまでのQE3ではなく同時に不胎化も実施して、
将来のインフレに備えた不胎化QEも検討している。
足元の米経済指標の底堅さから近々に打ち出す可能性は低いが、
万一の場合の将来のインフレにも配慮したオペを検討している。」
との観測報道をしました。
独の財務相が、
「さらなる流動性供給や財政支出は事態の解決にはならない。
財政協定がユーロ圏の安定に繋がる。
ギリシャのユーロ加盟は誤りであったかもしれない。
ギリシャの財務相とユーロ離脱について率直に話し合った。
ギリシャ側は100%の存続を希望した。
ギリシャの債務交換に関しては極めて楽観視している。」
などの発言をしました。
NY時間後半はNYダウや原油先物が堅調傾向で推移しました。
ドル円など主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
米消費者信用残高(1月)は予想より強い177.76億ドルになりました。
市場反応は限定的でした。
米10年債利回りは1.97%あたりに上昇しました。
NY原油(WTI)は106ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+78.18ドルでこの日の取引を終えました。

<3月8日(木)>

早朝5時にRBNZが政策金利を2.50%に据え置きました。
RBNZ声明では、
「据え置きが賢明。国内経済は回復の兆しがみられる。
インフレはターゲットレンジの中央付近で落ち着いている。
90日間の短期金利見通しは12月が3.00%、
13年6月が3.20%、2013年12月が3.30%。
NZドル高は利上げの必要性を減少させる。
NZドル高は貿易に悪影響。GDPと経済の不均衡を招く。
景気回復の兆候や成長がみられる。
欧州債務危機へのリスクは緩んだが世界経済のリスクは残る。」
などの見解が示されました。
NZドルが下落しました。
AFP通信が「ギリシャの年金基金5団体が債務交換の参加を拒否。」
との報道をしました。
NZ第4四半期製造業売上高は前回値より強い+1.2%になりました。
市場反応は限定的でした。
オセアニア時間はドル円がやや反落しました。
主要通貨ペアの多くが揉み合い傾向で推移しました。
米FT紙が、関係筋からの情報として、
「中国が人民元の利用拡大を目指して他のBRICs諸国向けに
人民元建て融資の実行を計画している。」との観測報道をしました。
日第4四半期GDP改訂値は予想とおりの前期比−0.2%、
日第4四半期GDPデフレータ改訂値は予想より弱い−1.8%、
日国際貿易収支(1月)は予想より弱い−1兆3816億円、
日国際経常収支(1月)は予想より弱い−4373億円になりました。
経常収支は2009年1月以来の赤字転落で赤字額は過去最大でした。
円売り反応がみられました。
ドル円が上昇しました。
ドルストレートにやや反落の動きがみられました。
日経平均は前日比プラス圏で始まりました。
東京時間序盤はドル円がやや反落して揉み合いになりました。
RBNZの総裁の議会緒言では、
「競争の激しい金融刺激策に懸念。世界的な流動性の現象を懸念。
NZ経済は信用成長の鈍化により抑制されている。
インフレ(の状況)は金融政策での対応を必要としていない。
通貨高は製造業と観光業を損なう。
2.5%の金利は2012年の長期間維持される可能性。
欧州からのアジアへの悪影響を予想していない。」
などの見解が示されました。
一部メディアが、
「現時点で2月経常収支も赤字が継続すると断ずるのは早計。
2月も輸入の伸びは継続する見込み。輸出は確定的に言えない。」
などの日財務省幹部の見解を報じました。
豪新規雇用者数(2月)は予想より弱い−1.54万人、
豪失業率(2月)は予想とおりの5.2%になりました。
豪ドルが下落しました。
アジアの株式市場は前日比プラス圏で始まり堅調に推移しました。
ダウ先物が揉み合いから反発しました。
午前11時半頃からドルストレートやクロス円が反発しました。
豪ドル米ドルや豪ドル円も反発する展開になりました。
ユーロ円が107円台を回復しました。
ドル円はしばらく揉み合いが続きました。
日景気ウォッチャー調査現状判断DI(1月)は予想より弱い45.9、
同先行き判断DI(1月)は前回値より強い50.1でした。
市場反応は限定的でした。
ドルストレートの堅調が続きました。
東京時間終盤にかけてダウ先物がやや反落しました。
ドル円に再び上昇の動きがみられました。
日工作機械受注速報(2月)は前回値より弱い−8.6%になりました。
日経平均は前日比+192.90円で大引けになりました。
日銀総裁が、
「今後ともデフレ脱却に全力で取り組んで行く。
デフレ脱却の強い思い示すため2月14日に緩和を行った。
デフレ脱却が極めて重要な課題。」などの発言をしました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアが上昇後反落して揉み合いました。
ギリシャ政府当局者が「国債交換は順調。非常に高い参加率。」
との発表をしました。
ダウ先物や原油先物が反発上昇しました。
欧州の株式市場が上昇して始まり堅調に推移しました。
豪ドルが堅調に推移しました。
仏貿易収支(1月)は予想より弱い−53.24億ユーロになりました。
ユーロドルはしばらく頭の重い状況が続きました。
ドル円が再び反発して、クロス円が堅調に推移しました。
スイス消費者物価指数(2月)は予想よりは強い−0.9%になりました。
市場反応は限定的でした。
独政府経済諮問のボーフィンガー委員が、
「市場はリスクに気がついている。
ギリシャの債務交換は実行されるだろう。
CACが発動されても驚きではない。」
などの発言をしました。
日12年度予算案が衆議院を通過しました。
午後6時過ぎにドルストレートやクロス円が急伸しました。
ユーロドルが1.32台を回復しました。
ドル円が午後6時半過ぎに一時反落しました。
ダウ先物が急伸しました。
スイスSNBが、
「スイスフランの極端な過大評価を阻止すべく
昨年の2011年に外貨購入に約178億フランを投じた。」
との発表をしました。
スイスSNBの総裁代行が、
「対ユーロ1.20のスイスの上限設定は市場に信頼されている。
2011年のスイス中銀決算の安定化にも寄与した。
次期総裁人事は政府の専管事項。」などの発言をしました。
午後7時過ぎからポンドが反落しました。
その後も主要通貨ペアの上昇がしばらく続きました。
独鉱工業産指数(1月)は予想より強い+1.6%になりました。
ユーロ買い反応がみられました。
ユーロ円が108円台を回復しました。
ポンドが反発しました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47355%に低下しました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置きました。
英BOEが資産買入規模を3250億ポンドに据え置きました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
午後9時半過ぎにダウ先物に反落の動きがみられました。
ドルストレートがやや反落する展開になりました。
豪ドルが軟調になっていきました。
ダラーラIIF専務理事が、
「ギリシャの債務交換が成功裏に実施されること望む。
欧州のファイアウォールに関する取り組みは不充分。
ギリシャ債務交換には高水準の参加が見込まれる。
一部の投資家はいまだに参加の判断を保留している。」
などの発言をしました。
加住宅着工件数(2月)は予想よりやや強い20.11万件になりました。
市場反応は限定的でした。
米新規失業保険申請件数は予想より弱い36.2万件になりました。
ドル円など主要通貨ペアに一時反落の動きがみられました。
加新築住宅価格指数(1月)は予想とおりの+0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
ドラギECB総裁の記者会見では、
「経済に安定化の兆しがみられる。経済見通しには下振れリスク。
インフレには上振れリスクがある。景気は段階的に回復する。
2012年のインフレ率は引き続き2%を上回る可能性。
2回の長期流動性オペの初期的な影響はプラス。
長期流動性オペは今後もユーロ圏を支援する。
インフレへのリスクは引き続き概ね均衡。
物価安定の上振れリスクを回避する手段が利用可能。
財政健全化と改革をさらに進める緊急な必要性がある。
全ての異例の措置は一時的なもの。
2度目の長期流動性オペに独の460行が参加。
ファイアウオールで努力が実を結ぶと確信する必要。
債券市場の緊張が成長を抑制。政策金利変更は協議しなかった。
為替のために金融政策を行うことはない。
リスク環境は改善。ユーロ圏への信頼が戻りつつある。
バランスシートへのリスクが高いというのは誤り。
外需と低金利が景気を支援している。
ギリシャ債を再び担保として受け入れる見込み。」
などが示されました。
ECBのスタッフ予想では、
「12年ユーロ圏GDP伸び率見通しを−0.5%〜+0.3%に下方修正。
12年のユーロ圏インフレ率見通しを2.1%〜2.7%に上方修正。」
などが示されました。
ユーロが振幅のある上下動になりました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
その後、ユーロドルやドル円が反落する展開になりました。
加BOCが政策金利を1.00%に据え置きました。
加BOC声明では、
「インフレは予想より安定している。
1月のリポートよりも加経済の見通しは改善している。
政策金利誘導目標が過去最低に近い水準にある。
金融システムは順調に機能していることを考慮すれば、
加には金融政策に刺激の余地が存在する。」
などの見解が示されました。
加ドル買い反応がみられました。
NYダウは上昇して始まりました。
ドルストレートに一時反発の動きがみられました。
その後、NYダウが上昇幅を縮小しました。
主要通貨ペアがやや反落して揉み合いになりました。
豪ドルは軟調に推移しました。
一部メディアが、ギリシャ政府当局者の話として、
「ギリシャの債務交換提案の受け入れ状況は良好。
民間債権者の債務交換は現時点で75%を超えた。」
との報道をしました。
ロンドンフィックスが近づく頃にユーロが上昇しました。
ドル円が一時反落しました。
NYダウが緩やかに再上昇する展開になりました。
ロンドンフィックス過ぎにドル円が反発して揉み合いました。
豪ドルが反発上昇する展開になりました。
ユーロドルが揉み合いになっていきました。
IMFが「15日にギリシャへの第2次支援について理事会を開催。」
との発表をしました。
NY時間終盤に英FT紙が「ギリシャ債務交換に約80%が合意。」
との報道をしました。
主要通貨ペアに上昇反応がみられました。
一部メディアが、ギリシャの銀行関係者の情報として、
「債務交換の参加率は約85%にのぼる。」と観測報道をしました。
米10年債利回りは2.01%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は106ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+70.61ドルでこの日の取引を終えました。

<3月9日(金)>

CNBCが「ギリシャ当局者が債務交換の参加率は90%と語った。」
との報道をしました。
オセアニア時間は主要通貨ペアがやや反落して揉み合いました。
日経平均は上昇して始まりました。
ダウ先物がやや反落して揉み合いになりました。
東京時間序盤はややドル買い傾向の揉み合いになりました。
資源国通貨が軟調傾向で推移しました。
豪貿易収支(1月)は予想より弱い−6.73億豪ドルになりました。
豪ドル米ドルなどが下落しました。
IMF専務理事が「12年の米成長予想を1.8%から上方修正の可能性。」
との見解を発表しました。
中国消費者物価指数(2月)は予想より弱い+3.2%、
中国生産者物価指数(2月)は予想とおりの+0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
アジアの株式市場は前日比プラス圏で揉み合いになりました。
ダウ先物は緩やかに反発する展開になりました。
日経平均が昨年8月1日以来の9900円台を回復しました。
ドル円やクロス円が堅調傾向で推移しました。
NZ中銀総裁が、
「NZドルがさらに上昇すれば利下げもあり得るが、
現在検討中の事項ではない。」と発言しました。
東京時間後半はユーロドルは小幅な揉み合いが続きました。
豪ドル米ドルが緩やかに反発しました。
ドル円はやや反落して揉み合いになりました。
中国小売売上高(2月)は予想より弱い+14.7%、
中国鉱工業生産(2月)は予想より弱い+11.4%になりました。
限定的ながらドル買い反応がみられました。
日経平均は前日比+160.78円の9929.74円で週取引を終えました。
東京時間の終盤にギリシャ政府が、
「ギリシャは債務交換を完了した。
1720億ユーロの債務交換の申し出があった。
ギリシャ法に基づく債務交換の参加率は85.8%だった。
非ギリシャ法に基づく債務交換の参加率は69%だった。
CAC発動後の債務交換の参加率は95.7%。
外国法準拠国債と国有企業発行債の受付期限を3月23日まで延長。
国内法準拠国債の債務交換の期限は延長しない。
国有企業発行債を国内法準拠国債と同様に修正する。」
などの発表をしました。
その後、材料出尽くしで主要通貨ペアが急落する展開になりました。
ダウ先物に反落の動きがみられました。
独貿易収支(1月)は予想より強い+131億ユーロ、
独経常収支(1月)は予想より弱い+80億ユーロになりました。
独消費者物価指数確報(2月)は予想とおりの前月比+0.7%でした。
市場反応は限定的でした。
IIFから「ギリシャ債務交換の結果を歓迎。」との声明がありました。
仏経済相が
「ギリシャ債務交換は良いニュース。デフォルトリスクを回避。」
との発言をしました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアに一時反発の動きがみられました。
ダウ先物が反発をみせました。
その後、ダウ先物が再び反落して揉み合いになりました。
主要通貨ペアが再び反落して揉み合いました。
独財務省が、
「ギリシャの債務交換結果を歓迎。債務交換は安定化へ大きな一歩。
債務交換はギリシャに歴史的なチャンスを開く。
トロイカは債務交換参加率がユーログループ要求に達したか判断へ。
ユーログループは電話協議でギリシャに関してどう進めるか決定。」
などの声明を発表しました。
欧州の株式市場は前日終値レベルでの揉み合いで始まりました。
午後5時半頃からドル買い傾向での神経質な相場展開になりました。
ドル円が反発上昇しました。
英鉱工業生産指数(1月)は予想より弱い−0.4%、
英製造業生産高(1月)は予想より弱い+0.1%、
英生産者物価指数コア(1月)は予想より強い+3.0%になりました。
ポンドが下落しました。
午後7時半頃からポンドドルが反発上昇しました。
独の首相が「ギリシャ債務交換の結果は心強い。」と発言しました。
レーン欧州委員が「債務交換の結果に満足。」と発言しました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47355%と前日同水準になりました。
加雇用ネット変化率(2月)は予想より弱い−2800人、
加失業率(2月)は予想より強い7.4%になりました。
加ドルが上下に振れた後にやや加ドル買いになりました。
ダウ先物が揉み合いながら反発する展開になりました。
ギリシャ第4四半期GDPは季調前で前年同期比−7.5%になりました。
一部メディアが、
「ユーロ圏諸国はギリシャ救済の承認手続きを開始へ。」
との報道をしました。
ロイター通信が、独政府報道官の発言として、
「ギリシャの債務交換については12日のユーロ圏財務相会合で
同国向け2次支援について決定する。」
との報道をしました。
独の財務相が、
「ギリシャは例外なしでCAC発動へ。
今日の電話会議にはラガルドIMF専務理事も参加した。
IMFがギリシャ第2次支援に大きな貢献をすること期待。
ISDAのギリシャCDS判定は支援に影響しない。」
との発言をしました。
午後10時過ぎにユーロドルが1.32を割り込み下落しました。
米非農業部門雇用者数変化NFP(2月)は予想より強い+22.7万人、
米失業率(2月)は予想とおりの8.3%、
米民間部門雇用者数変化(2月)は予想より強い+23.3万人、
米貿易収支(1月)は3年3ヶ月ぶりの弱い水準の−526億ドルでした。
また、NFPの前月値が28.4万人(+4.1万人)に上方修正されました。
米ドル買い反応になりました。
ドル円が82円台に上昇しました。
ユーロドルなどドルストレートが下落しました。
加第4四半期労働生産性指数は予想より強い+0.7%、
加国際商品貿易(1月)は予想より強い+21.0億加ドルになりました。
加ドル買い反応になりました。
ダウ先物や欧州株式市場が反発の後に反落して揉み合いました。
ユーロドルが1.315を割り込みました。
米10年債利回りが一時2.05%に上昇しました。
米経済諮問委員会CEAの委員長が、
「雇用統計は底堅い内容だったがより早い失業率の低下が見たい。」
との発言をしました。
NYダウは小幅高で始まり揉み合いになりました。
米卸売在庫(1月)は予想より弱い+0.4%になりました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャをCから一部債務不履行のRDに格下げする。」
との発表をしました。
ドルストレートが軟調に推移してドル円が堅調に推移しました。
深夜12時過ぎにNYダウや原油先物が上昇幅を拡大しました。
欧州株式市場が上昇幅を拡大しました。
一部メディアが、
「ギリシャは集団行動条項CACの発動を承認した。」と報じました。
ドル買い動意が続きました。
ロンドンフィックス過ぎにユーロドルが一時1.31を割り込みました。
NY時間後半はドルストレートがやや反発して揉み合いました。
NYダウや原油先物が揉み合いになりました。
欧州の株式市場が終盤にやや上げ幅を縮小しました。
加の首相が、
「回復は依然として脆弱。加の予算案は雇用創出策を数多く含む。」
などの認識を示しました。
一部メディアが、
「ISDAはギリシャに関して信用事由が発生したとして、
判定委員会は19日に入札実施を決定した。」と報道しました。
一部メディアが、
「IMFはギリシャ救済で367億ユーロの拠出を勧告した。」
との報道をしました。
NY時間終盤にかけてNYダウが上げ幅を縮小しました。
米10年債利回りは2.04%あたりになりました。
NY原油(WTI)は107ドル台前半で週取引を終えました。
NYダウは前日比+14.08ドルの12922.02ドルで週取引を終えました。


●今週の主な予定

※今週から米と加が夏時間(サマータイム)に移行します。

<3月12日(月)>

※豪シドニーが休場です。

朝8時50分に日機械受注(1月)、日国内企業物価指数(2月)、
午後2時に日消費者態度指数(2月)、
午後4時に独卸売物価指数(2月)、
深夜1時からユーロ圏財務相会合、
深夜2時に米3年債の入札、
深夜3時に米月次財政収支(2月)、
などが予定されています。

<3月13日(火)>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(1月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(2月)、
午前9時半に豪住宅ローン許可件数(1月)、
正午過ぎ(時間未定)に日銀政策金利、日銀声明、
夕方(時間未定)に日銀総裁記者会見、
午後5時からEU財務相会合、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(2月)、
午後6時半に英商品貿易収支(1月)、英DCLG住宅価格(1月)、
午後7時に欧ZEW景況感調査(3月)、
同夜7時に欧ZEW景況感調査(3月)、
夜9時半に米小売売上高(2月)、
夜10時からバイトマン独連銀総裁の講演、
夜11時に米企業在庫(1月)、
深夜2時に米10年債の入札、
深夜3時15分に米FOMC、FOMC声明、
などが予定されています。
(日)・独・米の指標には注目です。

<3月14日(水)>

午前9時半に豪第4四半期新規住宅、
午後1時半に日鉱工業生産指数確報(1月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後3時に日工作機械受注確報(2月)、
午後6時半に英失業率(2月)、英失業保険申請件数(2月)、
午後7時に欧鉱工業生産指数(1月)、欧消費者物価指数確報(2月)、
同午後7時に欧消費者物価指数コア(2月)、
夜9時半に米輸入物価指数(2月)、米第4四半期経常収支、
同夜9時半に加第4四半期設備稼働率、
夜10時からバーナンキFRB議長の講演、
深夜2時に米30年債の入札、
などが予定されています。
英・(欧)・米の指標には注目です。

<3月15日(木)>

午後5時半にスイスSNB政策金利、SNB声明、
午後6時にECB月例報告、
夜9時半にNY連銀製造業景気指数(3月)、米生産者物価指数コア(2月)
同夜9時半に米生産者物価指数(2月)、米新規失業保険申請件数、
夜10時に米ネット長期TICフロー(1月 対米証券投資)、
夜11時にフィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月)、
などが予定されています。
(スイス)・米の指標には注目です。

<3月16日(金)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録(要旨)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(1月)、同先行CI指数確報(1月)
午後7時に欧貿易収支(1月)、
夜9時半に米消費者物価指数(2月)、米消費者物価指数コア(2月)、
同夜9時半に加製造業売上高(1月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(2月)、米設備稼働率(2月)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)、
などが予定されています。
米の指標には注目です。


<先週のユーロドルのサマリー>

先週のユーロドルは、週初5日に英FT紙が「ギリシャ債民間投資家の
債務減免への参加ペースは鈍い。」と報じたことや、オセアニア時間
に中国政府が「今年GDP成長率目標を7.5%に引き下げる。」と全人代
のテキストを発表したことでや軟調に始まりました。東京時間序盤に
一時反発をしましたが、ユーロドルはロンドン時間序盤まで揉み合い
ながらも軟調推移になりました。その後、独ウェルト紙が「独政権は
欧州のファイアウォールの規模を5000億ユーロから拡大させる方向で
妥協する用意。全体を7000億ユーロとする案が浮上している。」との
観測報道を契機として、ユーロドルはNY時間序盤にかけて1.32台前半
まで反発する展開になりました。その後、ギリシャの財務相の「ギリ
シャ債交換に関して集団行動条項CACの行使の準備を始めた。」との
発言にユーロドルが反落して、その後のロンドンフィックスにかけて
再び反発しました。NY時間後半はダラス連銀総裁の「一段の政策緩和
は必要ない。市場は一段と引き締め気味の政策に備えるべき。」との
発言によるドル買い動意も影響したか、ユーロドルはやや軟調傾向の
揉み合いになっていきました。

6日は、オセアニア時間から東京時間前半にユーロドルは小幅な揉み
合いとなりましたが、その後、アジアの株式市場の軟調やダウ先物の
反落を背景に、東京時間後半はユーロドルが軟調推移になりました。
その後、ロンドン時間序盤にギリシャ財務省当局者が「8日の国債
交換参加期限を延長する計画を否定する。」との発表をしたことで
「5年物ギリシャ国債CDSの保証料が76%と過去最高になった」こと
を契機にユーロドルが急落する展開になりました。その後「ECBが65
行に175.41億ユーロの7日物資金供給オペ実施」したことでリスク
回避が一服になり、一時、ユーロドルの下落が一服になりましたが、
NYダウが大きく下落して始まり軟調推移になったことや、またECBの
バランスシートが「過去最大となる3.02兆ユーロ規模に拡大。」との
報道もあって、ロンドンフィックスを過ぎるあたりまでユーロドルは
軟調推移になり1.31に迫るあたりまで下落しました。そしてNY時間の
終盤は揉み合いになりました。

7日は、ポルトガルBPI銀行がギリシャ債務交換に参加すると表明し
たことや、WSJ紙の「ギリシャ政府は8日を期限の債務交換への民間
投資家の参加率が75〜80%と予想している。」との観測報道などが
あったことで、オセアニア時間から東京時間前半にかけてユーロドル
が反発する展開になりました。その後、WSJ紙が「ギリシャは期限ま
でに債券保有者の全てからは債務交換の合意が得られない見通しにな
った。」との観測報道や、伊の証券取引所が一時ギリシャ債の取引
を停止すると発表したことなどのネガティブ材料と、独保険大手の
アリアンツとミュンヘン再保険がギリシャ債務交換への参加を表明
したことや、独メルケル政権が閣議でEU財政協定を承認したことなど
のポジティブ材料が交錯して、ユーロドルは神経質な上下動の展開に
なりましたが、その後に発表された独製造業受注指数が弱かったこと
や、ギリシャ2年債利回りが252.61%あたりまで上昇したことを契機
にユーロドルは再び軟調になって深夜12時にかけて一時1.31を割り込
むあたりまで下落しました。その後、ギリシャ財務省が「8日に期限
を迎えるギリシャ債交換は75%を間違いなく上回るだろう。」との見
解を示し、またブルームバーグが「ギリシャ債交換への参加率が58%
へ上昇。」と報じて、ロイター通信も「銀行や年金などギリシャ債を
保有する主要30社が債務交換に参加する意向を明らかにした。」との
報道をしたことで、ロンドンフィックス前頃から一転してユーロドル
が反発上昇する展開になりました。そしてユーロドルはNY時間終盤に
かけて揉み合い推移になりました。

8日は、AFP通信が「ギリシャの年金基金5団体が債務交換の参加を
拒否。」との報道をしたことで、オセアニア時間から東京時間序盤に
かけてやや軟調な揉み合いになりましたが、アジアの株式市場が堅調
に推移してダウ先物が揉み合いから反発に転じたことを契機に、東京
時間後半からユーロドルが反発上昇する展開になりました。その後、
一旦の揉み合いを経ましたが、ロンドン時間序盤にギリシャ政府当
局者から「国債交換は順調。非常に高い参加率。」との発表があり、
欧州の株式市場が上昇して始まり堅調に推移して、ダウ先物や原油
先物が反発上昇したことを背景に、午後6時過ぎからユーロドルが
急上昇する展開になり、独鉱工業産指数も強い結果となって、午後
9時頃まで堅調推移になりました。その後、ドラギECB総裁の記者会
見で「経済に安定化の兆候。経済見通しには下振れリスク。2012年
のインフレ率は引き続き2%を上回る可能性。物価安定の上振れリ
スクを回避する手段が利用可能。全ての異例の措置は一時的なもの。
ギリシャ債を再び担保として受け入れる見込み。」との発言や、ECB
のスタッフ予想で「12年ユーロ圏GDP伸び率見通しを−0.5%〜+0.3
%に下方修正。12年のユーロ圏インフレ率見通しを2.1%〜2.7%に
上方修正。」との好悪混在する内容にユーロドルは激しい上下動と
なった後に一旦下落する展開になりました。その後、一部メディア
が「ギリシャの債務交換提案の受け入れ状況は良好。民間債権者の
債務交換は現時点で75%を超えた。」との報道があり、ユーロドル
が急反発する展開になりました。その後、NY時間後半に揉み合いを
経て、NY時間終盤に英FT紙が「ギリシャ債務交換に約80%が合意。」
との報道をしたことでユーロドルは1.32台後半まで上昇しました。

9日は、オセアニア時間から東京時間にかけてユーロドルは小幅な
揉み合いになりましたが、東京時間終盤午後3時にギリシャ政府が
「ギリシャは債務交換を完了した。1720億ユーロの債務交換の申し
出があった。ギリシャ法に基づく債務交換の参加率は85.8%だった。
非ギリシャ法に基づく債務交換の参加率は69%だった。CAC発動後の
債務交換の参加率は95.7%。国内法準拠国債の債務交換の期限は延
長しない。」との発表をしたことを契機に、米雇用統計の発表が控
えていることも意識されたか、材料出尽くしで一旦の頂点と観る向
きの利食い売りの“Sell the fact”を浴びることになって、ユーロ
が急落する展開になりました。その後、ロンドン時間序盤に下落一服
となりましたが、NY時間が近づく頃から再び下落をしてユーロドルは
1.32を割り込み、米雇用統計を迎えることになりました。米雇用統計
ではNFPが市場予想より強い+22.7万人になったことに加えて、前回
値が+4.1万人の上方が修正されたことで、強いドル買い動意になり、
ユーロドルはロンドンフィックスにかけて一時1.31を割り込むあたり
まで急落する展開になりました。その後、一部メディアによる「ギリ
シャは集団行動条項CACの発動を承認した。」、「ISDAはギリシャに
関して信用事由が発生したとして判定委員会は19日に入札実施を決定
した。」などの報道がありましたが、ユーロドルはNY時間後半に揉み
合い推移になり終盤にやや反発して1.3122で週の取引を終えました。


<ドル円の簡易サマリー>

先週のドル円は、昨年4月の高値と10月末の安値の下落波動の61.8%
の戻りの81.60〜70円アラウンドのフッボナッチのポイントのアラウ
ンドに再び戻った週初の動向が注目されましたが、オセアニア時間
に中国政府が「今年GDP成長率目標を7.5%に引き下げる。」と全人代
のテキストを発表したことで、クロス円の下落に連れてドル円は反落
しました。その後、東京時間序盤に一時反発を試しましたが続かず、
ロンドン時間序盤にかけて下落する展開になりました。その後、午後
8時頃からクロス円の反発に連れてNY時間序盤にかけてドル円も反発
して、そして米ISM非製造業総合景況指数が市場予想より強かったこ
とで81円台半ばまで上昇しましたが、NYダウが軟調傾向で推移して、
米10年債利回りが一時1.97%近くまで低下したこともあって、ドル円
は反落してNY時間後半にかけて揉み合い推移になりました。その後、
NY時間終盤にダラス連銀総裁が「一段の政策緩和は必要ない。市場は
一段と引き締め気味の政策に備えるべき。」との発言にドル買い動意
となって、再びドル円は81円台半ばに反発する展開になりました。

6日のドル円は、仲値を過ぎたあたりからクロス円の下落に連れて反
落してロンドン時間序盤まで小幅に揉み合う展開になりました。
その後、ロンドン時間序盤に主要通貨ペアが下落したことで、ドル円
も81円を割り込み下落する展開になりました。その後、午後8時過ぎ
からドル円は一時やや反発を試しましたが、ダウ先物や欧州株式市場
が下落して、米10年債利回りが一時1.95%近くまで低下したこともあ
って、クロス円の下落に連れてドル円はロンドンフィックスを過ぎる
頃にかけて80円台半ばに迫るあたりまで下落する展開になりました。
その後、NY時間終盤にかけてクロス円の反発に連れてドル円も反発を
試す動きとなりました。

7日のドル円は、オセアニア時間に反落して東京時間の仲値にかけて
再び反発する上下動になった後、仲値を過ぎた頃から軟調傾向の揉み
合い推移になりました。その後、ロンドン時間序盤に一時80円台半ば
に迫るあたりまで下落しましたが、ダウ先物や欧州の株式市場が堅調
傾向で推移したことでクロス円が反発したことでドル円も持ち直しす
展開になりました。そして、その後に発表された米ADP雇用統計が市
場予想より強かったことでドル円は反発して、その後の揉み合いを経
て、ギリシャの債務交換の進展でクロス円が反発上昇する展開の中、
ドル円も81円台前半まで反発上昇する展開になりました。

8日のドル円は、オセアニア時間に一時反落しましたが、日国際貿易
収支が市場予想より弱く、日国際経常収支がは2009年1月以来の赤字
転落で赤字額が過去最大になったことで、円売り動意にドル円が反発
上昇する展開になりました。東京時間前半にドル円は反落して揉み合
いになりましたが、その後、ユーロ円が107円台を回復するなどクロ
ス円の堅調を背景にドル円はNY時間が近づく頃まで揉み合いながらも
堅調傾向で推移して81円台後半まで上昇する展開になりました。
その後、米新規失業保険申請件数が市場予想より弱かったことや、
ドラギECB総裁の記者会見後にユーロ円が反落して、ダウ先物が軟調
傾向で推移する中、ドル円は81円台前半まで下落しました。
ロンドンフィックス頃からNYダウが緩やかに再上昇する展開になり、
英FT紙の「ギリシャ債務交換に約80%が合意。」との報道もあり、
ユーロ円などクロス円が反発して、ドル円は揉み合いながらも堅調
傾向で推移する展開になりました。

9日のドル円は、オセアニア時間から東京時間序盤での揉み合いを
経て、ダウ先物が緩やかに反発する中、日経平均が昨年8月1日以来
の9900円台を回復して、仲値過ぎからドル円が81円台後半まで反発す
る展開になりました。その後の東京時間後半からドル円は揉み合いと
なりましたが、東京時間の終盤にギリシャ政府が「ギリシャは債務交
換を完了した。」との発表をして、“Sell the fact”でユーロ円が
下落したことでドル円は81円台半ばまで下落する展開になりました。
その後、ロンドン時間序盤でドル円は揉み合いとなりましたが、ダウ
先物が揉み合いながらも反発したことでドル円も持ち直して、米雇用
統計の発表を迎えることになりました。米雇用統計ではNFPが市場予
想より強い+22.7万人になったことに加えて、前回値が+4.1万人の
上方修正がされたことで、強いドル買い動意になり、ドル円は82円台
半ばまで急上昇する展開になりました。深夜2時過ぎからやや反落し
て揉み合いになりましたが、ドル円は週間で82円44銭に上昇して週の
取引を終えました。


<今週の注目点>

米ドルについては、先週はドルインデックスが週中に一時79に迫る
あたりまで下落しましたが週末にかけて節目となる80.0超に上昇す
る展開になりました。LIBORドル3ヶ月物金利は0.47355%と金融市
場の緊張が緩和していることもあって再び低下傾向にはありますが、
ドル買い傾向の1週間になりました。また、米10年債利回りも2.04
あたりまで上昇する展開になりました。

そして、NYダウについては、中国全人代での目標成長率の7.5%への
引き下げやギリシャの債務交換の完了などのイベントがありましたが
13000ドルの大台は視野に入っているも週間で−55.55ドルと、やや
軟調な足踏み状態になりました。金融緩和が下支えする金融相場との
指摘もある中での米景気回復の持続力および今後の株式市場の動向が
注目されます。

米指標では、8日の米新規失業保険申請件数や9日の貿易収支など
は弱かったものの、5日の米ISM非製造業総合景況指数や7日の米
ADP雇用統計および第4四半期非農業部門労働生産性確報、そして
週末の米雇用統計などはいずれも強い結果となって、主要マクロに
改善が見られ米経済が緩やかながらも回復が進んでいることが示さ
れることになりました。

また、米要人発言では、FOMC前のブラック・アウト期間入りのため
5日のダラス連銀総裁がの「一段の政策緩和は必要ない。一段の政
策行動は状況が最もひどい場合のみ必要。指標が引き続き段階的に
改善すれば、市場は一段と引き締め気味の政策に備えるべき。」と
の発言くらいではありましたが、米要人達の金融政策の認識の軸足
がハト派寄りからややタカ派寄りへと変化しつつあることが覗われ
て、13日深夜3時15分に発表される米FOMCおよびFOMC声明で米景気
判断がどのように表現されるか注目されます。


円については、1月25日に発表された日貿易収支で年ベースで31年
ぶりの赤字となったこと、および2月14日の日銀による金融緩和の
発表により、円安へと中期的トレンドが転換している状況のようで
す。8日の日貿易収支および日経常収支はともに弱い結果になり、
特に日経常収支は2009年1月以来の過去最大の赤字で、円安基調が
続きそうではありますが、同日に日財務省幹部が「現時点で2月経常
収支も赤字が継続すると断ずるのは早計。」との見解を示していて、
今後とも日経常収支が恒常的な赤字転換になったと認識することは
できないようで、13日の日銀声明や日銀総裁の記者会見での日経済
への認識が注目されます。

ドル円は先週、週初に「行って来い」で再上昇で戻ってきた、昨年
4月の高値と10月末の安値の下落波動の61.8%の戻りの81.60〜70円
アラウンドでの動向が注目されましたが、先週前半は81円を下抜け
一時80円台半ばに迫る調整とはなりました。しかしその後、7日の
ロンドン時間から反発上昇に転じて、先週末9日の米雇用統計が市
場予想を上回る好結果になったことで、82円台半ばに迫るあたりま
で上昇する展開になりました。

上値では日本企業の年度末リパトリによる調整の動きの指摘もある
ことから調整への注意がいるとともに、一部エコノミストがドル円
の購買力平価から割り出した円の適性水準は79円前後という指摘も
あるようで(日経新聞3月11日)、もしも再び昨年4月の高値と10月
末の安値の下落波動の61.8%の戻りの81.60〜70円アラウンドを下
抜けて反落するような場合は、4時間足レベルでの三尊形となる可
能性をまだ秘めていることで過度の楽観はできないようですが、
日国内機関投資家の外国証券投資が2ヶ月連続の買越となっている
など、全般的な動向からはドル円の中期的上昇トレンドが継続する
可能性が高いようです。
上昇の場合は2011年2月高値の83.90円、および84.00の「00」ポイ
ント、85.00の「00」ポイントなどでの動向が注目されます。


ユーロについては、先週8日のECB政策金利の発表とドラギECB総裁
の記者会見、およびギリシャの民間債務交換の2つのビッグ・イベン
トを経過しましたが、週後半は“Buy the Rumor,Sell the fact”の
「噂や思惑で買って事実で売る」を地で行く相場展開になりました。

今後のイベントとしましては、今週初の「ギリシャ債務減免の実施」
「ユーロ圏財務相会合」、4月20日「G20財務相め中央銀行総裁会議」
4月22日「仏大統領選挙(第1回目投票)」、4月下旬の「ギリシャ
総選挙」などになりますが、まずはギリシャの債務交換後の相場動向
が注目されます。

ギリシャの債務交換では民間投資家の83.5%が自発的という形で債務
削減に応じることとなりましたが、ギリシャの再建計画で債務残高を
2020年にGDP比120%以下に引き下げるために、さらに債務削減をする
必要があることで、集団行動条項CACの行使に踏み切り、クレジット
・デフォルト・スワップのCDSが発動されることになったことから、
「格付け会社の一部債務不履行(デフォルト)の認定」「ユーロ圏の
他の重債務国の国債金利の上昇」などが注目されます。

ギリシャCDSの発動に関しましては全体規模が32億ドルと小さいこと
で大過なく経過する可能性がありますが、格付け会社のギリシャ一部
債務不履行の認定については先週末にフィッチがギリシャをRDに格下
げすることを発表して、また、ユーロ圏の他の重債務国の国債金利に
ついては2月中旬に12%前後であったポルトガル10年債利回りが14%
に上昇していて、ギリシャの無秩序なデフォルトが回避されることに
なったといっても楽観が許されない状況もあるようです。

また、8日のドラギECB総裁の記者会見において、スタッフ予想で
「12年ユーロ圏GDP伸び率見通しが−0.5%〜+0.3%に下方修正。」
されていることで、投機筋が次なるネガティブ・テーマ探しをする
可能性も排除はできないようです。

ユーロドルのチャートポイントしましては、まずは週初の1.31を巡
る動向が注目されます。上昇した場合では1.3200および1.3300の
「00」ポイントが注目されますが、下落した場合では2月1日および
の2月6日の安値アラウンドになる1.3050、そして2月16日の安値
アラウンドになる1.3000の「000」ポントが注目されます。


経済指標関連では、13日の日銀声明および日銀総裁の会見と
欧ZEW景況感調査に米小売売上高と米FOMCおよびFOMC声明、
14日の英失業率と英失業保険申請件数、
15日のスイスSNB政策金利にSNB声明と
NY連銀製造業景気指数に米生産者物価指数に
米新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景況指数、
16日の米消費者物価指数に米鉱工業生産指数と
ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


さて今回は、防御の技術と邪道のお話(その1)です。


多くの著名なトレーダーがほとんど異口同音に
「損切り」の重要性を説いています。

米国のテキサスはラフキンの綿花農家に生まれ、
1914年の世界大戦の金融恐慌を予見して、
そして1929年の世界恐慌をも予見していたとも言われる
天才トレーダーといわれたウィリアム D. ギャンの
価値ある28のルールの一部には異を唱える人達がいますが、

その2番目の「損切り」に異を唱える人は少ないものです。

また、ギャンと同じく綿花農家に生まれ、
また同じく1929年の世界恐慌を予見したと言われる、
幾度も破産と成功を繰り返したジェシー・リバモアも

「私が全財産を失ったのは、
 唯一、自分で自分のルールを破った時だった。」

と語っていて、

著名トレーダー達が「損切り」の重要性を説くその裏には、
自身の手痛い失敗の経験があるようで、
もしかしますと、損切りは「命の教え」なのかもしれません。

いまさらながらではありますが、
著名トレーダー達がなぜ損切りの重要性を説くのか、
ご一緒に考えてみたいと思います。

今回はそのお話の1回目です。

それでは、はじまり、はじまり〜。^^

『なになに。今回のテーマは損切りだってか。
 結論が見えてる話はつまらないぜ。ジイさんよ。』

「あははっ。これこれ、そうは言わずにお聞きなされ。」

『ったくもう…。じゃぁ、聞いてやるよ。』

「じつはのう…。
 損切りができないトレーダーは存外に多いのじゃ。
 個人トレーダーの最大の悪癖といわれる
 『コツコツ、ドカーン』の原因は、無限難平と並んで
 損切りができないことによることがとても多いのじゃ。」

『……。』

「それもそうじゃ。ポジションのことを宝物になぞらえて
 『(宝)玉』と呼ぶように、命から2番めに大切なお金を
 マーケットの中に解き放つのじゃからして、
 持ったポジションを大切に大切にしたいと思うことは
 ある意味、自然なことじゃからのう…。」

『……。』

「まぁ、損切りできない人の名誉のために言っておくが、
 損切りできない人は物事を大切にして、
 案外まじめで律儀でケチな人が多いのじゃ。」

『褒めてんだか、けなしてんだか…。
 でも、その擁護の物言いは。ははーん。ジイさん、
 あんたも損切りできなかったクチだね。』

「そうじゃ…。長いことできんかった…。
 コツコツ、ドカーンもたくさん経験したものじゃて。」

『やっぱりそうだったのかい…。
 経験者は語るで損切りの重要性を説こうっていうんだね。
 ところでさぁ。まずはお約束の話しからしてよな。』

「はて…?」

『すっとぼけんじゃないよ。損切りしなくてすむ話だよ。
 オレ様はそっちの話のほうがずっと興味あるんだよね。』

「ふむ…。あまり気が進まんがのう…。
 まぁ、詳述はまたの機会とするが、確かに一分野として、
 そのようなことを研究している人たちはおるよ。
 『つなぎ売り』『順相関通貨ペアでの擬似両建て』
 『ロング&ショート』…、などじゃ。」

『……。』

「じつはわしも若い頃、そんなことばっかり考えていてのう。
 その他にも、『両建て増し玉&難平』なんてのもあるぞよ。」

『なんだそりぁ?』

「リスク管理をしたうえで行うにはノウハウがいることじゃが、
 簡単に言うと、1つの通貨ペアを両建てできる口座か
 もしくは2つの口座を使って、
 売りと買い両方のポジションを持って、
 値動きとともに買い増し玉(売り増し玉)するとともに、
 逆サイドのポジションのほうを難平していく手法じゃよ。」

『そんなの玉数ばっか増えてプラマイ・ゼロで意味ないじゃん。』

「ただ、そうでもないのじゃ…。
 値動き順行のポジションは増し玉で含み益が多く乗って、
 逆サイドのポジションのほうは難平で含み損が膨らむが、
 難平の効果で逆サイドのポジションのほうは現在レートの
 位置のほうに(難平しないより)近づいているから、
 トレンド転換を確認後に、増し球して利の乗ったほうを
 利食いで片外しをして、残った含み損の玉のほうを
 戻しの波動で損失を減ずることができれば、
 利食いと減じた含み損の差分を確定利益とできる手法じゃよ。」

『……!』

「難平の効果で逆サイドのポジションのほうは
 現在レートの位置のほうに近づいていて、
 玉数も増えているから、トレンドさえ変れば
 少しの戻りで含み損を減じやすいというわけじゃよ。」

『……。』

「いわば、同一通貨ペアでの完全ヘッジで、
 時間差でサヤ取りをするようなものじゃ。」

『でも、トレンド転換だと思ってダマシだったら…?』

「また、順方向へ逆サイドと同数の建て玉をすれば、
 つまり、両建てとして元に戻せば、
 その時点でその含み損はフィックスされる。
 既に確定した利益と合わせれば、
 判断誤差での含み損が少し多くはなるが、
 ほぼ元の両建てと同じじゃ。」

『でも、トレンドが何ヶ月も何年も続く場合は
 双玉が増えすぎて口座資金量をオーバーしてしまうのでは?』

「そのような心配はいらぬのじゃ。そのような場合には、
 全決済の両外しでプラマイ・ゼロでトレードを全て終える
 執行がトレーダーの意志でいつでも可能なのじゃ。
 つまり、ゼロ決済の執行権がいつでも手中にあるのじゃよ。」

『……!』

「しかし、これは邪道じゃ…。悪魔の手法じゃ。
 もうこのくらいでよかろう…。
 来週に話したいと思うが、じつはこのような方法よりも、
 損切りを駆使してトレードするほうがよほどよいのじゃ。
 なぜ、こんなことばかりお前さんは聞きたがるのじゃろう…。
 それに、今日テーマからあまりに話が逸脱しておるぞ。」

『はいはい。わかったよ。
 勝率100%の方法なんかも聞きたかったけどね。』

「またまた、たわけたことをのう…。
 お前さんがへんなことを聞くから、
 今回もあまりに話がながくなっておる。
 それに、ぜんぜん話が前に進まんかったぞな。」

『すまんな、ジイさん。』

「来週は『点と線』の話でもしようと思ったが、
 来週も今回の話の続きじゃー。」

『へぇ。松本清張のサスペンスですかぁ?』

「相場の話に決まっちょるじゃろうがっ!」


なーんちゃって。
またお話が長くなりました。 m(_ _)m

ではまた来週。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。


FX ポジション・クラスターと3作用のお話


ロゴマークのリンゴの形のiPadが今年発売になるのだそうで、
アップル社の製品開発の早さは凄いですね。


●先週の主な出来事

<2月27日(月)>

市場のオープニングでは主要通貨ペアが小さな上窓を空けました。
オセアニア時間ではドル円やクロス円が堅調推移になりました。
ドル円が一時81円台半ばまで上昇しました。
NZ貿易収支(1月)は予想より弱い−1.99億NZドルになりました。
市場反応は限定的でした。
ブルームバーグが、IMF当局者の話として、
「第2次ギリシャ支援に関する協議日程は暫定的に3月13日。」
との報道をしました。
週末メキシコで開かれていたG20の声明では、
「4月にIMF資金枠増強について必要性を検討する。
IMF出資枠の改革で努力を継続する。
ギリシャを持続的な経路に置くための進展や
欧州の財政状況の重要な進展を歓迎。
多くの国で失業が依然として多過ぎることや
債務水準の高さが引き続き成長見通しを抑制することを警告。
2012年の世界経済の成長見通しは緩やかで下振れリスクが高い。
欧州に関して3月にファイアウォールの強さを検討。」
などが示されました。
中国人民銀行総裁が「中国はIMF資金枠増強で役割を果たす。」
との発言をしました。
ドラギECB総裁が、
「成長は一時的に安定する見通し。ユーロ圏は落ち着きつつある。
金融市場ではユーロへの信認戻りつつある。
潤沢な流動性が経済リスクにつながるとは考えていない。
長期オペは金融市場の安定に貢献。」
などの認識を示しました。
ガイトナー米財務長官が、
「IMFは欧州のファイアウォール増強の代替にはならない。
米経済は徐々に力強くなりつつある。
IMFの資本増額を議会に要請しない。その必要性を感じない。
欧州の債務危機に対応するためには
金融ファイアウォールと持続的な経済改革が必要。
中国にとって元高容認の継続は国益。
柔軟な為替市場は持続的な回復にとって重要。」
などの発言をしました。
レーン欧州委員が、
「G20財務相はEUへの支援を表明。市場で安定化の兆候が増大。
2012年後半にプラス成長に復帰と予想。ギリシャの実行必要。
アイルランドは来年に市場復帰予想できる。
ファイアウォールがG20の中心だった。
EU首脳は3月にファイアウォール適切性を見直す予定。」
などの見解を示しました。
ヘラルド紙が「豪与党の労働党の党首選でギラード首相が勝利。」
との報道をしました。
IMFのラガルド専務理事が、
「IMF資金枠の具体的決定はユーロ圏の行動待ち。
世界経済はリスクが残るが安定性を見せてきている。
石油価格が成長への脅威なのは明白。
IMF資金枠増強の必要性をG20各国が確認。」
などの見解を示しました。
英ホームトラック住宅調査(2月)は前回値と同じ±0.0%でした。
東京時間序盤は主要通貨ペアに反落の動きがみられました。
日経平均は前週末比プラス圏で始まりました。
アジアの株式市場はまちまちの展開になりました。
中国上海株式市場は前週末比プラス圏で推移しました。
韓国の株式市場は軟調傾向での推移になりました。
ダウ先物はやや軟調推移になりました。
ゼーリック世界銀行総裁が、
「中国の現行の成長モデルは持続可能なものではない。」
との見解を示しました。
午前11時半頃からドル円が反発をみせて揉み合いました。
ドルストレートは揉み合う展開になりました。
日エルピーダが会社更生法を申請しました。
日経平均が上げ幅を縮小していきました。
原油先物が緩やかに反落しました。
東京時間後半は主要通貨ペアがやや軟調な揉み合いになりました。
日経平均は前週末比−13.45円で大引けになりました。
ロンドン時間序盤は主要通貨ペアが一時反発をみせました。
上海株式市場が終盤に上げ幅を縮小しました。
格付け会社ムーディーズが、週報で
「ギリシャのデフォルトのリスクは依然として高い。」
との見解を示しました。
欧州の株式市場は前週末比マイナス圏で推移しました。
ダウ先物や原油先物が軟調傾向で推移しました。
午後5時過ぎからユーロドルやドル円が下落しました。
主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
ドル円が81円を割り込みました。
伊景況感指数(2月)は予想より弱い91.5になりました。
しだいにドル円の下落が強まりました。
豪ドル米ドルなど資源国通貨が反発をみせました。
伊短期債の入札では、目標上限額とおりの発行となって、
「8月償還債が87.5億ユーロ発行。
落札利回りが前回より低い1.202%、応札倍率が1.357倍。」
などの結果になりました。
独1年物国債の入札では、25.45億ユーロ発行されて、
「平均落札利回りが前回より高い0.077%、
応札倍率が前回より低い1.9倍。」などの結果になりました。
EURIBOR3ヶ月物が0.997%に低下してECB政策金利を下回りました。
独政府の報道官が、
「メルケル内閣はギリシャ支援策を完全に支える。
独の目的はギリシャをユーロ圏内で安定させること。」
との政府見解を発表しました。
バローゾ欧州委員長が、
「3月中に欧州諸国は防火壁を構成出来ると見ているが、
3月1日と2日のEU首脳会議上ではない。
ギリシャ債務再編の情報が鮮明になれば
EFSFとESMの補強も容易になる可能性。」
などの見解を示しました。
ユーロドルが1.34を一時割り込みました。
ユーロ円が108円を一時割り込みました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.48910%に低下しました。
原油先物が反発をみせました。
NY時間序盤もドル円やユーロドルが軟調に推移しました。
独の首相が、議会の答弁で、
「ギリシャ救済の否決は世界的な危機を招く。
ギリシャ救済の成功は100%の保証はない。」
などの発言をしました。
NYダウは下落して始まりました。
原油先物がやや反落して揉み合いました。
米10年債利回りが前週末より低下しました。
深夜12時近くからユーロドルが反発をみせました。
米中古住宅販売保留(1月 成約)は予想より強い+2.0%でした。
全米不動産業者協会が、中古住宅販売の見通しを発表して、
「2012年の販売戸数は前年比6.8%増の455万戸の見込み。
13年は3.3%増の470万戸の見込み。」などを示しました。
NYダウが下げ幅を縮小しました。
豪ドル米ドルなど資源国通貨が急反発しました。
ECBが「先週、ECBによる国債購入はなかった。」と発表しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(2月)は予想より強い17.8%でした。
ロンドンフィックスにかけて主要通貨ペアが一時反発上昇しました。
欧州の株市場が終盤にかけて下げ幅を縮小しました。
NYダウが前週末比プラス圏に上昇しました。
独下院が対ギリシャ第2次支援策を承認しました。
ユーロなどに上昇反応がみられましたが限定的でした。
格付け会社のS&Pが、
「EFSF債の見通しをネガティブに下方修正。
EFSFの格付けを「AA+/A-1」に据え置く。
措置は仏とオーストリアの見通しを反映。」
などの発表をしました。
ユーロドルがやや反落して揉み合いになりました。
NY時間後半はドルストレートがやや反落して揉み合いになりました。
ドル円が上下動の揉み合いになりました。
原油先物は軟調に推移しました。
NYダウは小幅高での揉み合いがしばらく続きました。
NY時間終盤はドル円にやや反発の動きがみられました。
米10年債利回りが1.92%あたりまで低下しました。
NY原油(WTI)は8日ぶりに反落して108ドル台半ばで引けました。
NYダウは前週末比−1.44ドルでこの日の取引を終えました。

<2月28日(火)>

格付け会社のS&Pが、
「ギリシャをCCから選択的債務不履行のSDに格下げする。
充分な債券保有者が交換応じなければ完全なデフォルトもある。」
との発表をしました。
市場反応は限定的でした。
オセアニア時間は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
ユーログループ議長が、
「S&Pのギリシャ格下げは民間部門関与の計画で予想されていた。」
との発言をしました。
東京時間が近づく頃にドルストレートが反発をみせました。
ドル円がやや反落しました。
日小売業販売額(1月)は前年比で+1.9%になりました。
原油先物が軟調傾向の揉み合いになりました。
日経平均は前日比マイナス圏で始まりました。
東京時間序盤はドル売り傾向での揉み合いになりました。
日財務相が、
「G20では為替を激しく議論しあう状況ではなかった。
日本のスタンスには何ら変わりはない。
過度な変動や投機的な動きに断固たる措置とると伝えた。」
などの発言をしました。
韓国の株式市場が寄り付き後に反発して揉み合いました。
仲値が近づく頃からドル円の下落が強まりました。
クロス円が反落しました。
午前11時近くからドル円やクロス円に反発の動きがみられました。
中国上海株式市場は揉み合いの後に軟調傾向になりました。
他のアジアの株式市場は前日比プラス圏で推移しました。
東京時間昼頃からユーロドルなどドルストレートが反発しました。
ダウ先物や原油先物にやや反発がみられました。
日経平均が前日比プラス圏へ反発しました。
東京時間後半は主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
ユーロ円が108円台を回復しました。
日経平均は前日比+88.59円で大引けになりました。
独GFK消費者信頼感調査(3月)は市場予想とおりの30になりました。
市場反応は限定的でした。
ECBが「ギリシャ国債の担保としての受け入れを一時停止する。」
との発表をしました。
一時、ユーロが下落する場面がありました。
ドル円が揉み合いながらも堅調に推移しました。
アジアの株式市場が終盤にかけて反発上昇しました。
クロス円が堅調傾向で推移しました。
ユーロやポンドや加ドルが堅調傾向で推移しました。
オセアニア通貨は堅調傾向での揉み合いになりました。
欧州の株式市場は前日比プラス圏で揉み合いになりました。
独最高裁が「ユーロ圏支援の特別委員会の設置は違憲。」
との裁決を下しました。
午後5時半過ぎにユーロドルなどが反落して揉み合いになりました。
AFP通信が「ユーロ圏首脳はEUサミット後に会合を開かない方針。」
との観測報道をしました。
欧州の株式市場にやや反落の動きがみられました。
欧消費者信頼感指数確報(2月)は予想より弱い−20.3、
欧業況判断指数(2月)は予想より弱い−0.18になりました。
市場反応は限定的でした。
午後7時過ぎからドル円が反落しました。
伊国債の入札では、
「10年債が25億ユーロ発行されて、
落札利回りが前回より低い5.5%、応札倍率が前回より低い1.4倍。」
などの結果になました。
市場反応は限定的でした。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.48750%に低下しました。
ダウ先物は当日高値圏で小幅な揉み合いになりました。
オーストリア中銀総裁が、
「2012年のユーロ圏は穏やかな景気後退へ。
ECBの使命は物価安定が第一。更なる利下げに利点はない。
現時点で政策金利を1%未満にする必要はない。
ECBは貸し出しに対して長期間の影響を懸念している。
二度目の3年物資金供給オペは実体経済に重要となる可能性。
債券市場に介入する必要はない。」
などの見解を示しました。
NY時間が近づく頃からドル売り傾向の揉み合いになりました。
独消費者物価指数速報(2月)は前月比で予想より強い+0.7%でした。
米耐久財受注(1月)は予想より弱い−4.0%になりました。
主要通貨ペアが上下動となった後に反落する展開になりました。
ダウ先物や欧州株式市場に反落の動きがみられました。
米10年債利回りが1.91%あたりに低下しました。
米ケースシラー住宅価格指数(12月)は予想より弱い−3.99%でした。
主要通貨ペアの反落が一時強まりました。
欧州の株式市場が前日比マイナス圏に反落しました。
NYダウは前日終値あたりでの上下動になりました。
主要通貨ペアがやや軟調傾向で推移しました。
米消費者信頼感指数(2月)は予想より強い70.8になりました。
リッチモンド連銀製造業景況指数(2月)は予想より強い+20でした。
NYダウや欧州株式市場が反発しました。
ドル円が反発しました。
アイルランドの首相が、
「数週間以内にEU財政協定について国民投票を行うだろう。」
との発言をしました。
ユーロドルなどドルストレートが下落しました。
一部メディアが、
「ポルトガルはEU・IMF調査団の審査に合格。
支援要請はしない。」との報道をしました。
深夜12時半頃からユーロドルなどドルストレートが反発しました。
ドル円に反落の動きがみられました。
レーン欧州委員が、
「ポルトガルは2013年にプラス成長を回復する見通し。」
との見解を示しました。
欧州委員会の報道官が、
「スペインは2011年の財政赤字拡大の理由を説明する必要がある。」
との発表をしました。
深夜3時過ぎに原油先物が下落しました。
NYダウが前日終値あたりに一時反落しました。
豪ドル米ドルなどドルストレートに一時反落の動きがみられました。
NYダウが終盤にかけて再び反発しました。
ドルストレートが再び反発しました。
ドル円は揉み合いが続きました。
スイスSNBの暫定総裁が、
「スイスフランは過剰に割高に推移している。
現在の対ユーロでのスイスフランの上限を断固として維持する。
長期的にスイスフランは下落して行く。
ユーロ崩壊のシナリオは想定していない。
スイスフランの上限目標突破は容認できない。」
などの発言をしました。
市場反応は限定的でした。
米10年債利回りは徐々に上昇して1.93%あたりになりました。
NY原油(WTI)は下落して106ドル台半ばで引けました。
NYダウは前日比+23.61ドルでこの日の取引を終えました。

<2月29日(水)>

英BOEのタッカー副総裁が、
「景気強くなった際に刺激策を徐々に解除する準備が必要。
ユーロの脅威の長期化が銀行をリスク伴う環境に。
インフレ予想は2%の目標に安定させる必要。
銀行は内部留保から資本積み立てる必要。」
などの見解を示しました。
ポンドにやや上昇反応がみられました。
NZ住宅建設許可件数(1月)は予想より強い+8.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
ギリシャ議会が財政緊縮策実施法案を可決しました。
オーストリア中銀総裁が、英タイムズ紙のインタビューで、
「ECBは利上げの必要はない。ECBの3回目の3年物オペは必要ない。
ユーロ圏は下期に改善するだろう。伊の情勢は安定化しつつある。」
などの見解を示しました。
英BOEのブロードベント委員が、
「ユーロ圏は引き続き英国経済にとって最大のリスク。
ECBの銀行支援は極めて重要。欧州は危機で重要な措置を講じた。
英国の国内消費は年内に上向く見通し。」
などの見解を示しました。
オセアニア時間はドルストレートが堅調に推移しました。
ドル円は小幅な揉み合いが続きました。
日鉱工業生産指数速報(1月)は予想より強い+2.0になりました。
英GFK消費者信頼感調査(2月)は予想より弱い−29になりました。
市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比プラス圏で始まりました。
東京時間序盤はややドル買い傾向の揉み合いになりました。
豪小売売上高(1月)は予想とおりの+0.3%になりました。
豪ドル買い反応になって豪ドル米ドルが1.08台に乗せました。
米クリーブランド連銀総裁が、
「米GDPの伸び率は2012年で2.5%、13年は3%を予想。
インフレ見通しにはやや勇気付けられる。
景気回復はいらいらさせられるほど遅い。
インフレ率は今後数年間2%近辺にとどまる。
失業率約6%の最大雇用達成には4〜5年かかる可能性。」
などの見解を示した。
アジアの株式市場はまちまちの展開になりました。
中国上海株式市場は前日比マイナス圏で推移しました。
韓国や香港の株式市場が前日比プラス圏で推移しました。
NYダウはやや堅調傾向で推移しました。
国際スワップデリバティブ協会が、
「ギリシャの債務再編が同国国債に対するCDSの支払いにつながる
信用事由にあたるかどうかについて検討することに合意する。」
との発表をしました。
日経平均が一時9800円台に乗せました。
その後、ドルストレートが堅調傾向の揉み合いになりました。
ドル円がしだいに反落する展開になりました。
日銀の亀崎審議委員が、
「日本国債の安定消化は今後も心配ないと考えるのは適切でない。
日本国債に対する信認は非連続的に変化し得る。
日銀の大量国債買い入れは財政ファイナンスの目的ではない。
景気の最大のリスク要因は欧州債務問題の今後の展開。
イラン情勢など地政学リスクで国際商品市況が上昇して、
国内物価が上振れる可能性。」などの認識を示しました。
日住宅着工戸数(1月)は予想より強い年率82.2万件になりました。
日建設工事受注(1月)は前年比で予想より強い+24.6%でした。
市場反応は限定的でした。
午後2時半頃からダウ先物やアジアの株式市場がやや反落しました。
日経平均は終盤にかけて反落して前日比+0.72円で大引けました。
ユーロドルなどドルストレートがやや反落しました。
クロス円が軟調になりました。
ボルカー氏が、
「銀行の自己勘定取引を制限するボルカー・ルールは
銀行のマーケットメイクを止めるものではない。
新規証券の引き受けを阻害するものではない。」
などの見解を示しました。
独輸入物価指数(1月)は予想より強い+1.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
ロンドン時間序盤はドル買い動意がやや優勢の展開になりました。
ユーロポンドが軟調傾向で推移しました。
ダウ先物が反発をみせました。
スイスKOF先行指数(2月)は予想より弱い−0.12%になりました。
市場反応は限定的でした。
欧州の株式市場は前日比プラス圏での推移になりました。
伊2年債利回りが2.25%と2010年11月以来の水準に低下しました。
独失業率(2月)は市場予想より弱い6.8%になりました。
市場反応は限定的でした。
ユーロがLTROを意識してか軟調推移になりました。
英国の株式市場が一時反落しました。
英消費者信用残高(1月)は予想より弱い+1.48億ポンドでした。
英住宅ローン承認件数(1月)は予想より強い5.87万件になりました。
市場反応は限定的でした。
英BOEのビーン副総裁が、
「英経済は徐々に強くなっていく。
近いうちにインフレ率は目標値に下がると見ている。」
との見解を示しました。
英BOEのタッカー副総裁が、
「ECBの長期資金供給オペは大変に救いになる。
見通しは引き続き高い不透明性がある。」
との認識を示しました。
英BOEポーゼン委員が「英国のQE2はQW1同様に成功する可能性。」
との認識を示しました。
ポンドや豪ドルがジリ高推移になりました。
欧消費者物価指数確報(1月)は予想より弱い+2.6%
欧消費者物価指数コア確報(1月)は予想より弱い+1.5%でした。
市場反応は限定的でした。
ECBの3年物資金供給オペでは、
市場予想を上回る5295億ユーロが供給されました。
ユーロドルが上下動の揉み合いの後に下落しました。
ドルストレートに一時連れ安の動きがみられました。
ユーロ円やユーロポンドが下落しました。
ダウ先物や欧州の株式市場に一時上昇反応がみられました。
独10年債の入札では、
「32.58億ユーロ発行。平均落札利回りが前回より高い1.83%、
応札倍率が前回と同じ1.4倍。」などの結果になりました。
ユーロに一時やや買戻しが入りました。
その後、ダウ先物や欧州株式市場がやや反落して揉み合いました。
ポンドドルや豪ドル米ドルなどに反落の動きがみられました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.48425%に低下しました。
ドル円が反落しました。
フィンランド議会がギリシャ第2次支援策を可決承認しました。
午後9時頃にユーロドルが一時反発をみせて揉み合いました。
EU当局筋が、
「ギリシャ向けのプログラムはEU首脳会議の前の
1日のユーロ圏財務相会合で最終決定がなされる公算。」
との発表をしました。
米第4四半期GDP改訂値は予想より強い+3.0%、
米第4四半期個人消費改定値は予想より強い+2.1%、
米第4四半期コア・デフレータ改定値は予想より強い+1.3%、
米米第4四半期GDP価格指数改訂値は予想より強い+0.9%でした。
市場反応は限定的でした。
独の高官が、
「ESMの上限を考える時期ではなく、
EU首脳会議ではESM増額の検討を除外はしないが
決定することもないだろう。」との発言をしました。
ECBがポルトガル国債を購入したとの市場観測がありました。
NY時間序盤はポンドドルやポンド円に上昇がみられました。
NYダウは前日比プラス圏で始まりました。
独政府筋が、
「IMFがギリシャ支援に参加しないリスクはない。
ギリシャに対するマーシャルプランのような計画は
優先事項としてはない。3月のユーロ圏首脳会合では
特に決定事項はない。」などを示しました。
シカゴ購買部協会景気指数(2月)は予想より強い64.0になりました。
構成項目の雇用指数が64.2と大きく改善しました。
NYダウに上昇反応がみられました。
主要通貨ペアに上昇反応がみられました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「過去数ヶ月の雇用増加は比較的広範囲だが、
雇用市場は依然正常からは程遠い。
過去1年の失業率低下は成長のペースからは予想よりやや速い。
最近のガソリン価格上昇はインフレを一時的に加速させて、
消費者の購買力低下させる可能性。
家計収入や消費者信頼等の消費を支援するファンダメンタルズ弱い。
極めて緩和的な金融スタンスの持続は、
雇用とインフレの目標促進と整合する。
FF金利は2014年終盤まで0〜0.25%に維持することが引き続き適切。
今年の失業率が更に著しく低下するとは予想していない。
FRBは低金利の影響を注視。条件しだいでは政策変更は可能。
CDSとギリシャ危機波及阻止の両面で市場の信頼感維持が重要。」
などが示されました。
QE3の可能性についての言及はありませんでした。
ガソリン価格などインフレ懸念を示しました。
正常からは程遠いとしながらも雇用に改善の認識を示しました。
強いドル買い動意になりました。
ユーロドルなどドルストレートが急落しました。
ドル円が反発上昇しました。
ユーロポンドが急落しました。
NYダウが前日比マイナス圏に反落しました。
米10年債利回りが上昇しました。
欧州の株式市場が前日比マイナス圏に反落しました。
EIA週間石油在庫統計では、
「原油在庫が予想より多い416万バレルの増加。」
になりました。
ユーロドルが1.335を割り込み下落しました。
ユーロポンドの下落でポンドドルが一時急反発しました。
ドル円が81円台を回復しました。
クロス円はやや堅調傾向の上下動の揉み合いになりました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャがEUの要求を満たすと確信。
ギリシャは3月9日までに66%の債務交換が必要。
(条件が満たされれば)3月20日までに支払われる。
首脳会合では救済基金の上限に関しては協議しないだろう。」
などの発言をしました。
英BOEのウィール委員が、
「5月に追加緩和の可能性はないかもしれない。
もしもインフレの上振れ懸念が現実のものとなれば、
2014年中盤前に利上げの可能性も。」
などの発言をしました。
米地区連銀経済報告では、
「経済活動は引き続き緩慢から緩やかなペースで拡大。
製造業は引き続き堅調なペースで拡大。
特に自動車関連産業など資本支出増えた地区があった。
金融以外のサービス業は変わらない。ないしはやや伸びた。
個人消費は季節物商品の販売を除けば概して改善。
住宅販売が増えた地区や建設が増えた地区があった。
商用不動産市場は改善を示した地区があった。
雇用活動はいくつかの地区でやや増加した。」
などが示されました。
NY時間後半に一時NYダウが前日終値あたりまで反発しました。
ドル買い動意が一服になりました。
NY時間終盤にかけてNYダウが再び反落しました。
再びドル買い動意が優勢になりました。
米10年債利回りは1.98%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は終盤にかけて反発して107ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−53.05ドルでこの日の取引を終えました。

<3月1日(木)>

フィラデルフィア連銀総裁(今年は議決権なし)が、
「FRBは2012年に金利引き上げが必要になる公算。
金融政策の平常への復帰は望ましい。
政策を特定の期日と結びつけることに反対。
経済見通しは慎重ながらも楽観。経済は以前よりもはるかに良好。」
などの見解を示しました。
オセアニア時間はドルストレートが小幅な揉み合いになりました。
ドル円は揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
英BOEのウィール委員が、
「2月の金融政策会合で決定した500億ポンドの追加資産買取が
終了した後は追加の買取は必要ない公算。
購入した債券の売却よりも利上げが先になる公算。」
などの発言をしました。
市場反応は限定的でした。
IMFのラガルド専務理事が「欧州債務危機は緩和されつつある。」
との認識を示しました。
伊の首相が、
「独はEU首脳会合でファイアーウォール増強議論をしたくない意向。
3月中に議論しないというわけではない。」
との認識を示す発言をしました。
独フランクフルター・アルゲマイネ紙が、
「バイトマン独連銀総裁がドラギECB総裁に
ECBが資金供給オペの担保基準を緩和したことで
リスクが高まっていると書簡を送り指摘した。」と報じました。
ギリシャ議会が年金・医療修正案を可決しました。
東京時間序盤はドル売り動意がやや優勢の展開になりました。
ドル円がやや反落しました。
ユーロドルなどドルストレートがやや反発をみせました。
日経平均は前日比プラス圏で始まりました。
豪住宅建設許可件数(1月)は予想より弱い+0.9%、
豪第4四半期民間設備投資は予想より弱い−0.3%になりました。
豪ドルに売り反応がみられました。
中国製造業PMI(2月)は予想より強い51.0になりました。
仲値頃から豪ドルなどドルストレートがやや反発をみせました。
ダウ先物に一時反発の動きがみられました。
アジアの株式市場はまちまちの展開で始まりました。
上海や香港の株式市場が前日比マイナス圏での推移になりました。
中国HSBC製造業PMI確報(2月)は速報値より弱い49.6になりました。
市場反応は限定的でした。
東京時間前半はややドル売り傾向での揉み合いになりました。
その後、日経平均が上昇幅を縮小しました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
中国上海株式市場が前日比プラス圏に反発しました。
東京時間後半はドル円が軟調に推移して一時81円を割り込みました。
ドルストレートはやや堅調傾向の揉み合いになりました。
日経平均は前日比−15.87円で大引けになりました。
東京時間終盤にドル円がやや反発をみせて81円台を回復しました。
東京時間終盤にドルストレートが反落しました。
アジアの株式市場が終盤にかけて反落してマイナス圏になりました。
スイス第4四半期GDPは市場予想より強い+0.1%になりました。
対ユーロでフラン買いの反応がみられましたが限定的でした。
英ネーションワイド住宅価格(2月)は予想より強い+0.6%でした。
市場反応は限定的でした。
欧州の株式市場は前日比マイナス圏で始まりました。
スイスSVME購買担当者景況指数(2月)は予想より強い49.0でした。
市場反応は限定的でした。
独製造業PMI確報(2月)は予想より強い50.2、
欧製造業PMI確報(2月)は予想とおりの49.0になりました。
ユーロ買い反応がみられました。
ダウ先物や欧州の株式市場が反発をみせました。
欧州の株式市場が前日比プラス圏に上昇しました、
伊2年債利回りが低下して2010年10月以来の1.97%になりました。
ドルストレートが反発をみせました。
加ドルなど資源国通貨がしだいに反発上昇しました。
ドル円は81.00円を挟んでの上下動の揉み合いになりました。
英製造業PMI確報(2月)は予想より弱い51.2になりました。
限定的ながら一時ポンド売り反応がみられました。
その後、ポンドが反発をみせました。
スペイン国債入札では、目標とおり45億ユーロが発行されて、
「2015年償還債では発行額が19.10億ユーロ。
平均落札利回りが前回より低い2.617%、
応札倍率が前回より高い2.4倍。」などになりました。
仏2022年償の入札で平均利回りが前回より低い2.91%になりました。
欧消費者物価指数速報(2月)は予想より強い+2.7%、
欧失業率(2月)は予想より弱い10.7%になりました。
市場反応は限定的でした。
その後、主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
午後7時半頃からユーロがやや反落する展開になりました。
伊10年債利回りが昨年8月以来の5%割れに低下しました。
その後、主要通貨ペアが揉み合い傾向で推移しました。
NY時間が始まる頃に国際スワップデリバティブ協会ISDAが、
「ギリシャの債務交換はクレジットイベントに該当しない。
ギリシャ債CDSで決済は起こらない。」との発表をしました。
CDS支払いがないことに嫌気してかユーロがやや売られました。
ドル円は揉み合い傾向の相場が続きました。
ダウ先物や欧州株式市場や原油先物は堅調傾向で推移しました。
クリーブランド連銀総裁が、
「現時点での一段の政策措置は過度のインフレリスクをもたらす。
雇用を最大化するには4〜5年は必要。
今年の成長は2.5%の見込み。13年は3%の見込み。」
などの見解を示しました。
米個人消費支出(1月)は予想より弱い+0.2%、
米個人所得(1月)は予想より弱い+0.3%、
米PCEコア・デフレータ(1月)は予想より強い+1.9%、
米新規失業保険申請件数は予想より強い35.1万件になりました。
ドル買い反応になりました。
ドル円がやや上昇してドルストレートがやや反落しました。
ユーロドルが一時1.33を割り込む場面がありました。
加第4四半期経常収支は予想より弱い−103億加ドル、
加鉱工業製品価格指数(1月)は予想とおりの+0.3%、
加原材料価格指数(1月)は予想より弱い+0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
NYダウが始まる前にドルストレートに反発の動きがみられました。
NYダウは前日比プラス圏で始まりました。
ドルストレートやクロス円が反発上昇して揉み合う展開になりました。
ドル円は押した後に上昇する展開になりました。
米ISM製造業景況指数(2月)は予想より弱い52.4、
米建設支出(1月)は予想より弱い−0.1%になりました。
ISMの雇用指数は53.2、新規受注は54.9と前回値より低下しました。
NYダウが上昇幅を縮小して揉み合いになりました。
ドル円が反落する展開になりました。
クロス円が一時反落する展開になりました。
ドルストレートは押した後に反発して揉み合う展開になりました。
バーナンキFRB議長の上院銀行委員会での証言は
前日の下院での証言を踏襲した内容になりました。
バーナンキFRB議長の質疑応答では、
「成長はさほど強くない。失業率の改善は望むほど速くない。
米経済の回復はまだ完了していない。欧州危機に注目している。
米銀の欧州国債への直接的エクスポージャーは極めて限定的。
また充分にヘッジされている。」などが示されました。
ユンケル議長が、
「ギリシャ国債交換のPSI計画のためのEFSF債発行を承認した。」
との発表をしました。
ロンドンフィックス頃にドル円やクロス円が反発をみせました。
IMFの報告では、
「世界経済の急速な減速リスクは低下。
ユーロ圏問題は世界の景気回復を引き続き脅威にさらしている。
ECBは金融安定支援に向け引き続き流動性供給して、
債券買い入れを完全に実施し続けるべき。
必要に応じ一段と低い政策金利余地が存在。
下振れリスク具現化した場合は、日・米・英の中銀は
非標準的支援の拡大を用意するべき。」
などの見解が示されました。
ロンドンフィックスを過ぎてドルストレートがやや反落しました。
アトランタ連銀総裁が、
「米経済は勢い増しつつあるが自律的な回復の途上。
低金利政策の効果はコスト上回っていると引き続き考えている。
今年の米成長率は2.5〜3%と予想する。」
などの発言をしました。
NY時間後半は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
原油先物は堅調に推移して一時110ドル半ばまで上昇しました。
NYダウは前日比プラス圏での揉み合いが続きました。
独の財務相が、
「ギリシャ第2次支援について欧州首脳は3月9日の電話会議で
最終決定を行う。第2次支援は民間債権者による債務交換への
参加率がどの程度になるかにかかっている。」
などの見解を示しました。
オバマ米大統領が、
「数週間以内に原油高を誘発している障害を軽減して、
価格低下を促進するためのできる限りの措置を発表する。」
と発言しました。
EU首脳がファンロンパイ大統領の2期目の続投を決定しました。
NYダウは終盤にかけて一時反落する場面がありました。
米10年債利回りは2.04%あたりまで上昇しました。
NY原油(WTI)は108ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+28.23ドルでこの日の取引を終えました。

<3月2日(金)>

ドラギECB総裁が、
「脆弱ながら安定化の暫定的な兆候が見られる。
多くの不確実さが存在する。3年物オペには満足している。
オペに参加した銀行は極めて多数だった。
環境は昨年11月以来大幅に改善している。」
などの認識を示しました。
オセアニア時間ではややドル売り傾向の揉み合いになりました。
ドルストレートが緩やかに反発しました。
ドル円は小幅な揉み合いが続きました。
ファンロンパイEU大統領が、
「現在の経済危機との闘いと将来の混乱回避への準備が改善。
ユーロとEUは後戻りできないプロジェクトである深い信念を共有。
セルビアがEU加盟候補国とすることを承認した。
EUはギリシャの財政緊縮への努力を称賛。
第2次ギリシャ支援で議論している。
EUは単一市場を最大限活用する必要がある。
EU首脳会合では幅広い問題を議論。
ユーロ圏首脳は救済基金上限を見直しへ。」
などの発言をしました。
ユーロ買い反応がみられました。
ユーログループ議長が、
「ギリシャの民間債務交換が失敗した場合は別プラン(B)になる。
ESMへの早期支払い時期を明日に決定する。
スペインについては2013年赤字目標を遵守する必要。
赤字で失われた時間を取り戻す必要がある。」
などの発言をしました。
スペインの首相が、
「スペインは複雑で困難な状況にある。
赤字をコントロールして改革実行が必要。
スペインの労働法が雇用を創出すると確信。」
などの発言をしました。
日本経済新聞が、
「IMFが日本の金融機関に対して金利が上昇した場合、
保有の日本国債で損失がいくら生じるか試算を提示するよう要請。」
との報道をしました。
日失業率(1月)は予想より弱い4.6%になりました。
日全国消費者物価指数(1月)は予想より強い−0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比プラス圏で始まりました。
東京時間序盤はドル買いが優勢の展開になりました。
ドル円が反発してドルストレートがやや反落して揉み合いました。
古川経済財政担当相が、
「デフレ傾向があまりにも長く期待インフレが低くなっている。」
との認識を示しました。
仲値を過ぎた頃からドル円がやや反落して揉み合いになりました。
アジアの株式市場は前日比プラス圏で推移しました。
日財務相が、
「欧州のファイアウォールへの対応を踏まえてIMFに貢献していく。
今後ともEFSF債購入を状況みながら検討したい。」
などの発言をしました。
格付け会社のフィッチが、
「英銀大手HSBCの格付け見通しをネガティブに引き下げる。」
との発表をしました。
ユーロドルなどに売り反応がみられました。
日銀総裁が、衆議院の財務金融委員会で、
「需給ギャップは大きな方向として縮小に向かっている。
物価は少しずつプラス幅拡大へ向かっている。
金融政策が物価の長期的な経路を決めるうえで重要。
CPI1%が見通せるまで金融緩和を続ける。
原油高で物価が上昇しても直ちに緩和政策を修正することはない。
現状の原油高地政学的な要因の面が大きい。」
などの見解を示しました。
正午近くからドル円が再び反発していく展開になりました。
日首相が「2012年の日本経済は1.7%の成長見込まれる。」
との認識を示しました。
東京時間後半はドル買い優勢の展開になりました。
ドル円が上昇して、ドルストレートが軟調に推移しました。
ユーロドルが1.33を割り込みました。
サンフランシスコ連銀総裁(FOMC投票権あり)が、
「景気刺激策を積極的に講じ続けねばならない状況は明らか。
今後に景気回復が弱まったりインフレ率が2%をかなり下回る水準で
推移し続けた場合は追加策を講じる必要がある。
今年の経済は成長率見通しよりも悪化するリスクがある。
欧州情勢が最大のリスク。失業率は来年も8%台の見込み。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比+69.66円の9777.03円で週取引を終えました。
ダウ先物はやや軟調傾向の小幅な揉み合いが続きました。
アジアの株式市場は前日比プラス圏で揉み合いが続きました。
東京時間終盤は主要通貨ペアが揉み合いになりました。
独小売売上高指数(1月)は予想より弱い−1.6%になりました。
ユーロ売り反応がみられました。
ロンドン時間序盤はドル買い動意が優勢の展開になりました。
ユーロドルなどドルストレートが下落しました。
ドル円が週初の高値を超えて一時81.70をつけました。
クロス円は揉み合いになりました。
ギリシャ10年債利回りが39.22%とユーロ導入後最高になりました。
伊2年債利回りは1.94%、伊10年債は4.94%水準で推移しました。
欧州株式市場は前日終値あたりでしばらく揉み合いになりました。
EU加盟の英とチェコを除く25ヶ国が新財政協定に署名しました。
バローゾ欧州委員長が、
「財政協定は欧州財政を再び堅固にする。
協定でユーロは後戻りできないものになる。」
などの発言をしました。
午後5時過ぎからドル円が反落して揉み合いになりました。
ダウ先物は軟調傾向で推移しました。
英建設業PMI(2月)は予想より強い54.3になりました。
市場反応は限定的でした。
午後6時半過ぎにドルストレートが反発をみせる場面がありました。
欧生産者物価指数(1月)は予想より強い+3.7%になりました。
限定的ながら一時ユーロ買い反応がみられました。
仏大統領が、
「我々は金融危機において新たなページをめくっている。
伊やスペインや仏やアイルランドを見ると
スプレッドは昨年夏の水準に戻している。
欧州の決断は依然より速い。ECBの流動性オペは効果がある。」
などの発言をしました。
その後、主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いになりました。
LIBORドル3ヶ月物金利は0.47575%に低下しました。
独の首相が、
「EUはESMへの払い込みを2012年内に2回実施で合意。
ユーロ圏の状況は依然として脆弱。
ユーロ圏はまだ正常には戻っていない。さらなるステップが必要。」
などの発言をしました。
EU大統領が「ユーロ圏財務相は月内にESM・EFSFの規模を見直す。」
との発表をしました。
ユーログループ議長が、
「今月末までにはファイア・ウォールの規模を決定する必要。
ユーロ圏が市場流動性を一段と拡大することはない。
独はESM割り当て分の全額拠出を用意。他国の払い込みが前提。
ユーロ圏財務相は9日に電話会議を行う。
もうユーログループ議長を続けたいとは思わない。」
などの発言をしました。
その後、欧州の株式市場が軟調になりました。
ユーロドルなどドルストレートが再び下落する展開になりました。
ドル円が再び反発をみせて揉み合いました。
ギリシャの首相が、
「国民は救済プログラムは難しいが必要だと認識している。
プログラムは全うされなければならない。」
などの認識を示しました。
スペイン筋が、
「マイナス成長は今年第3四半期まで続く可能性。
ラホイ首相は2012年の財政赤字見通しについてEUに示した削減目標
4.4%を上回るGDP比5.8%に引き上げた。」
などの発表をしました。
加GDP(12月)は予想より強い+0.4%、
加第4四半期GDPは予想とおりの+1.8%になりました。
市場反応は限定的でした。
NY時間に入る頃にダウ先物が一時反発をみせました。
欧州の株式市場は前日終値レベルでの揉み合いが続きました。
NY時間序盤はドル円が上昇しました。
ユーロドルなどドルストレートが軟調傾向で推移しました。
NYダウは小幅安で始まり揉み合いになりました。
米10年債利回りは2.00%を割り込みました。
一部メディアが、
「ギリシャ債CDSは前払い分が76%と過去最高を記録した。」
との報道をしました。
ユーロドルが一時1.32を割り込みました。
NYダウがしだいに軟調傾向になりました。
スペイン10年債債利回りが伊10年債利回りを上回りました。
IMFの副専務理事が、
「米国の包括的な財政再建計画の欠如は中期的な米経済のリスク。
米景気回復は依然として緩慢。住宅価格は再び下落する可能性も。
欧州経済について2012年は緩やかな景気後退を予想。
欧州危機が深刻化すれば中国の成長は最大で4%下落する可能性。
過剰流動性については2007年の水準を超えている。」
などの見解を示しました。
セントルイス連銀総裁が、
「FRBは全ての選択肢がテーブル上にある。
2012年は緩やかな成長を予想。ユーロ崩壊の可能性は低減した。
政策金利は経済情勢しだい。調整の用意はして置く必要。
米国は依然として欧州リスクに直面しているが、
米経済は欧州の景気後退に対処することが可能。
今年の住宅市場については鈍い改善が期待される。」
などの見解を示しました。
NY時間後半はドル買い傾向での揉み合いになりました。
NYダウがしだいに下げ幅を縮小しました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
NYダウが終盤に前日比で一時プラス圏になる場面がありました。
ドル円が終盤に71.80あたりまで上昇しました。
米10年債利回りは1.99%あたりに低下しました。
NY原油(WTI)は下落して106ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−2.73ドルの12977.57ドルで週取引を終えました。


●今週の主な予定

<3月5日(月)>

午前11時半に中国HSBCサービス業PMI(2月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(1月)、
午後5時53分に独サービス業PMI確報(2月)、
午後5時58分にサービス業PMI確報(2月)、
午後6時28分に英サービス業PMI(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
深夜12時に米ISM非製造業総合景況指数(2月)、
同深夜12時に米製造業受注指数(1月)
などが予定されています。
(英)・(欧)・米の指標には注目です。
また、この日から中国全人代が開幕になります。

<3月6日(火)>

午前9時半に豪第4四半期経常収支、
午後12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後7時に欧第4四半期GDP改訂値、
深夜12時に加Ivey購買部協会指数(2月)、
などが予定されています。
豪・欧の指標には注目です。

<3月7日(水)>

午前9時半に豪第4四半期GDP、
午後2時に日景気一致CI指数速報(1月)、日景気先行CI指数速報(1月)
午後3時45分にスイス失業率(2月)、
午後8時に独製造業受注指数(1月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働費用確報、
同夜10時半に加住宅建設許可件数(1月)、
未明5時に米消費者信用残高(1月)、
などが予定されています。
豪・米・の指標には注目です。

<3月8日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝6時45分にNZ第4四半期製造業売上高、
朝8時50分に日国際貿易収支(1月)、日国際経常収支(1月)、
同朝8時50分に日第4四半期GDP改訂値、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ改訂値、
午前9時05分からRBNZ総裁の議会証言、
午前9時半に豪新規雇用者数(2月)、豪失業率(2月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(2月 現状判断DI・先行判断DI)
午後3時に日工作機械受注速報(2月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
午後8時に独鉱工業生産指数(1月)、
夜9時に英BOE政策金利、英BOE資産買入規模発表、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(2月)、
夜9時45分に欧ECB政策金利、
夜10時15分に加住宅着工件数(2月)、
夜10時半からECBドラギ総裁の記者会見、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(1月)
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
などが予定されています。
NZ・(日)・豪・英・欧・米・加の指標には注目です。

<3月9日(金)>

午前9時半に豪貿易収支(1月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(2月)、中国生産者物価指数(2月)
午後2時半に中国鉱工業生産(2月)、中国小売売上高(2月)、
午後4時に独消費者物価指数確報(2月)、
午後5時に独貿易収支(1月)、独経常収支(1月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(1月)、英製造業生産高(1月)、
同午後6時半に英生産者物価指数コア(2月)、
夜9時に加雇用ネット変化率(2月)、加失業率(2月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(2月)、米失業率(2月)、
同夜10時半に米民間部門雇用者数(2月)、
同夜10時半に米貿易収支(1月)、
同夜10時半に加国際商品貿易(1月)、加第4四半期労働生産指数、
深夜12時に米卸売在庫(1月)、
などが予定されています。
豪・中国・英・加・米の指標には注目です。
また、この日にユーロ圏財務相の電話会合が予定されています。


<先週のユーロドルのサマリー>

先週のユーロドルはG20明けになる週初27日に上窓を空けて始まり
ましたが、ドラギECB総裁の「成長は一時的に安定する見通し。
ユーロ圏は落ち着きつつある。金融市場ではユーロへの信認戻りつ
つある。」との発言や、レーン欧州委員の「G20財務相はEUへの支
援を表明。市場で安定化の兆候が増大。」との発言にも反応薄で、
オセアニア時間から東京時間にかけてやや軟調傾向の揉み合いが続く
展開になりました。ロンドン時間序盤に一時ユーロドルが反発をみ
せる場面がありましたが、格付け会社ムーディーズが週報で「ギリ
シャのデフォルトのリスクは依然として高い。」との見解を示した
こともあって、伊と独の国債入札が無事に通過したにもかかわらず
ダウ先物や欧州株式市場の軟調を背景にユーロドルは下落する展開
になりました。その後、独政府の報道官が「メルケル内閣はギリシ
ャ支援策を完全に支える。独の目的はギリシャをユーロ圏内で安定
させること。」との政府見解を発表したことで一時持ち直しをみせ
ましたが、独の首相が議会の答弁で「ギリシャ救済の否決は世界的
な危機を招く。ギリシャ救済の成功は100%の保証はない。」との発
言をしたことが伝わり、その後も続落してNY時間前半にユーロドル
は1.34を割り込む展開になりました。その後、独下院が対ギリシャ
第2次支援策を承認したことが報道されて、NYダウが反発したこと
を背景にユーロドルはロンドンフィックスにかけて反発上昇する展
開になりました。その後、格付け会社のS&Pが「EFSF債の見通しを
ネガティブに下方修正する。」と発表したことを契機にユーロドル
は反落してNY時間後半は揉み合い推移になりました。

28日は、オセアニア時間に格付け会社のS&Pが「ギリシャをCCから
選択的債務不履行のSDに格下げする。充分な債券保有者が交換応じ
なければ完全なデフォルトもある。」との発表をしましたが、織り
込み済であったか反応薄で東京時間前半までユーロドルは揉み合う
展開になりました。その後、東京時間午後からユーロドルは反発し
て、ECBの「ギリシャ国債の担保としての受け入れを一時停止。」
との発表に揺れながらも堅調傾向での推移になりました。
その後、ロンドン時間序盤に独最高裁が「ユーロ圏支援の特別委員
会の設置は違憲。」との裁決を下したことで、一時ユーロドルに反
落の動きがみられましたが、オーストリア中銀総裁が「2012年のユ
ーロ圏は穏やかな景気後退へ。更なる利下げに利点はない。現時点
で政策金利を1%未満にする必要はない。」とのタカ派の見解を示
したことにも支えられ揉み合い推移になりました。
NY時間序盤では米耐久財受注など米指標が弱く株式市場が低迷した
地合いの状況のところで、アイルランドの首相が「数週間以内にEU
財政協定について国民投票を行うだろう。」との発言をしたことを
契機にユーロドルが一時1.34を割り込むあたりまで下落しました。
その後、一部メディアが「ポルトガルはEU・IMF調査団の審査に合
格。支援要請はしない。」との報道をしたとともに、レーン欧州委
員が「ポルトガルは2013年にプラス成長を回復する見通し。」との
見解を示したことで、ユーロドルがロンドンフィックスにかけて急
反発する展開になりました。その後、欧州委員会の報道官の「スペ
インは2011年の財政赤字拡大の理由を説明する必要がある。」との
発表に揺れながらNY時間後半は揉み合い推移になりました。

29日は、オセアニア時間から東京時間後半までユーロドルはやや堅
調傾向での揉み合いになりました。東京時間の終盤にダウ先物やア
ジアの株式市場がやや反落したことを契機に、ユーロドルはECBに
よるLTROを意識したポジション調整の動きもあったか軟調推移にな
りました。午後7時過ぎのECBの3年物資金供給オペLTROでは、
市場予想を上回る5295億ユーロが供給されて、ユーロドルは上下動
の揉み合いの後にやや下落する展開になりましたが、LTROの市場反
応は比較的限定的な印象でした。その後、フィンランド議会がギリ
シャ第2次支援策を可決承認したことや、ECBが半月ぶりにポルトガ
ル国債を購入したとの観測が伝わり、ユーロドルは揉み合いながらも
やや反発をみせる展開になりました。
その後、深夜12時からのバーナンキFRB議長の議会証言で、ガソリン
価格などインフレ懸念が示され、QE3の可能性について言及がなく、
正常から程遠いとしながらも米雇用に改善の認識が示されたことで、
強いドル買い動意になって、ユーロドルが1.335を割り込み急落する
展開になりました。その後、一時NYダウが前日終値あたりまで反発
したことを背景に戻りを試すも続かず、NYダウの再下落もあって、
ユーロドルはNY時間の終盤にかけて1.33台前半まで下落する展開に
なりました。

3月1日は、オセアニア時間から東京時間の午後にかけて、ユーロ
ドルは「ギリシャ議会が年金・医療修正案を可決」との報道も支えに
揉み合いながらもやや反発をみせて1.335あたりまで戻りを試しまし
たが、アジアの株式市場が前日比マイナス圏に転落したこともあって
ユーロドルは1.33に迫るあたりまで反落する展開になりました。
その後、独製造業PMIが予想より強い結果となって、またダウ先物や
欧州の株式市場が反発をみせて、伊2年債利回りが2010年10月以来
の1.97%に低下したことなどを背景に、一時再び1.335あたりまで
戻りましたが、国際スワップデリバティブ協会ISDAが「ギリシャの
債務交換はクレジットイベントに該当しない。ギリシャ債CDSで決済
は起こらない。」との発表をしたことも嫌気されたか、ユーロドルは
1.33を割り込むあたりまで下落する展開になりました。
その後、NYダウの始まる前頃からユーロドルは反発をみせましたが、
米ISM製造業景況指数が弱い結果となって、NYダウが上昇幅を縮小し
ていくとユーロドルもやや反落して、ユンケル議長の「ギリシャ国債
交換のPSI計画のためのEFSF債発行を承認した。」との報道にも反応
薄で軟調傾向の揉み合いになって行きました。

週末2日は、オセアニア時間の小幅な揉み合いを経て、EU大統領の
「ユーロとEUは後戻りできないプロジェクトとの深い信念を共有。」
などのEU首脳会議の初日後の発言に一時ユーロドルは反発を試すも、
スペインの首相による「スペインは複雑で困難な状況にある。」と
の発言もあって揉み合い傾向の展開になりました。
その後、ドル買いに押される動きの中、格付け会社のフィッチが、
「英銀大手HSBCの格付け見通しをネガティブに引き下げる。」との
発表をしたこともあり、東京時間後半に再び1.33を割り込む展開に
なりました。その後、ロンドン時間序盤では、独小売売上高指数が
マイナスに転落する結果となって、また、ギリシャ10年債利回りが
39.22%とユーロ導入後で最高になるなど、ネガティブ材料が重なっ
たことで、ユーロドルは1.33を割り込み下落する展開になりました。
その後の「EU加盟の英とチェコを除く25ヶ国が新財政協定に署名。」
との報道には反応薄でしたが、仏大統領の「伊やスペインや仏やア
イルランドを見るとスプレッドは昨年夏の水準に戻している。」
との発言や、独の首相の「EUはESMへの払い込みを2012年内に2回
実施で合意。」との発言がなどがあり、1.325アラウンドで一時戻し
を試して揉み合いになりました。
その後、ユーログループ議長が「ユーロ圏が市場流動性を一段と拡
大することはない。独はESM割り当て分の全額拠出を用意。ただし
他国の払い込みが前提。そして、もう私はユーログループ議長を続
けたいとは思わない。」との発言があり、また、スペイン筋が「マ
イナス成長は今年第3四半期まで続く可能性。ラホイ首相は2012年
の財政赤字見通しについてEUに示した削減目標4.4%を上回るGDP比
5.8%に引き上げた。」との発表や、「ギリシャ債CDSは前払い分が
76%と過去最高を記録した。」との報道などがあり、ユーロドルが
一時1.32を割り込むあたりまで下落する展開になりました。
その後、NY時間後半は1.32を巡る小幅揉み合いになり、ユーロドル
は週の取引を終えました。


<ドル円の簡易サマリー>

先週のドル円は、週初27日のオセアニア時間に昨年4月の高値と10
月末の安値の下落波動の61.8%の戻りの81.60〜70円アラウンドの
上抜けをトライする動きがありましたが、上抜けならず失速して、
2月末の実需の売りの影響もあったか、東京時間及びロンドン時間
前半、そして、NY時間の前半まで軟調に推移して、80.20円アラウン
ドまで下落する展開になりました。その後、NYダウが始まる頃から
ロンドンフィックスにかけてドル円は反発をみせましたが、その後
は再び反落して、そして28日オセアニア時間にかけて反発する上下
動になりました。

28日のオセアニア時間から東京時間序盤にかけてドル円は軟調に推
移して、一時80.00円に迫るあたりまで下落しました。
その後、仲値を過ぎた頃からドル円は反発して、ロンドン時間序盤
に80円台後半まで反発する展開になりましたが、その後、29日のNY
時間が始まる頃まで、ドル円は80円台前半から後半をレンジとする
上下動の展開になりました。

そして、バーナンキFRB議長の半期に一度の議会証言を迎えることに
なり、「ガソリン価格などインフレ懸念が示されこと。」「QE3の可
能性について言及が全くなかったこと。」「正常から程遠いとしな
がらも米雇用に改善の認識が示されたこと。」などで強いドル買いの
動意になって、ドル円は81.00円も上抜けて上昇する相場展開になり
ました。その後、ロンドンフィックスを過ぎた頃から一時押しが入り
揉み合いになりましたが、米地区連銀経済報告で「米経済の緩やかな
回復の認識が示されたこと。」とともに「米雇用の改善の認識が示さ
れたこと。」で、ドル円は再び堅調になって29日のオセアニア時間に
81.40円に迫るあたりまで上昇しました。

2月1日は、東京時間序盤から午後2時過ぎにかけて81.00円を下抜
けて一時80.83円まで下落する展開になりましたが、その後に反発を
みせてNY時間序盤までやや堅調傾向での揉み合いになりました。
その後、米ISM製造業景況指数が市場予想より弱い結果になり、その
構成項目の雇用指数も弱かったことでロンドンフィックスにかけて
下落する展開になりましたが、その後に反発をみせてドル円は2日
のオセアニア時間まで小幅な揉み合いになりました。

週末2日は、ドル円は東京時間序盤に仲値にかけて上昇をみせた後に
一時押しが入りましたが、日銀総裁が衆議院の財務金融委員会で、
「CPI1%が見通せるまで金融緩和を続ける。原油高で物価が上昇し
ても直ちに緩和政策を修正することはない。」などの発言もあり、
正午近くからロンドン時間序盤にかけてドル円は堅調に推移して、
週初の高値の81.70アラウンドまで上昇する展開になりました。
その後、ドル円はやや反落して揉み合う展開になりましたが、NY時
間が始まる頃から堅調傾向になって、揉み合いを経た後にNY時間の
終盤にかけて、昨年4月の高値と10月末の安値の下落波動の61.8%
の戻りの81.60〜70円アラウンドの上抜けをトライして、ドル円は
81.78円あたりで週の取引を終えました。週間で81.60〜70円アラウ
ンドのフッボナッチのポイントを基点とした「行って来い」の上下
動の相場展開になりました。


<今週の注目点>

米ドルについては、先週はドルインデックスが週中に78.1あたりまで
下落しましたが週後半にかけて79.5に迫るあたりまで上昇する展開に
なりました。LIBORドル3ヶ月物金利は金融市場の緊張が緩和してい
ることもあって再び低下傾向にはありますが、ドル買い傾向の1週間
になりました。また、米10年債利回りも週初1.93%から週末1.99%と
いまだに2%は近辺ではありますが上昇傾向になりました。

そして、NYダウについては、先週末のG20および29日のECBの3年物
資金供給オペLTROやバーナンキFRB議長の半期に一度の政策報告の米
下院金融委員会での議会証言など3つのイベントがありましたが、
またもや13000ドルの大台を目前に週間で−5.38ドルと、先週も足踏
み状態になりました。

米指標では、先週は米耐久財受注や米個人消費支出や米新規失業保険
申請件数および米ISM製造業景況指数は市場予想よりも弱かった一方、
中古住宅販売保留(成約)や消費者信頼感や米第4四半期GDP改訂値や
米第4四半期個人消費などやシカゴ購買部協会景気指数などが強く、
マダラ模様とはなっていますが、地区連銀経済報告(ベージュブック)
では米経済の緩やかな改善が示されました。

また、米要人発言では、先週末にサンフランシスコ連銀総裁が「景気
刺激策を積極的に講じ続けねばならない状況は明らか。今後に景気回
復が弱まったりインフレ率が2%をかなり下回る水準で推移し続けた
場合は追加策を講じる必要がある。今年の経済は成長率見通しよりも
悪化するリスクがある。欧州情勢が最大のリスク。失業率は来年も
8%台の見込み。」とのやや悲観的でハト派の発言も見られますが、
29日に注目のバーナンキFRB議長の半期に一度の政策報告の米下院金
融委員会での議会証言が行われて「ガソリン価格などインフレ懸念が
示され。」「QE3の可能性について言及が全くなく。」「正常から程
遠いとしながらも米雇用に改善の認識が示され。」、米要人の金融
政策の認識の軸足がハト派優勢からタカ派へとわずかに変化しつつ
あることが覗われることになりました。

今週は米ドルに関してビッグイベントになる米雇用統計が、イレギュ
ラーで第2週の金曜日の9日に発表されますが、29日のシカゴ購買部
協会景気指数の構成項目の雇用指数では64.2と大きく改善を示してい
る一方、1日の米ISM製造業景況指数の構成項目の雇用指数は53.2と
前回値よりもやや弱くマダラ模様ながら、バーナンキFRB議長の議会
証言で「雇用市場は依然正常からは程遠い。」としながらも、「過去
数ヶ月の雇用増加は比較的広範囲。」「過去1年の失業率低下は成長
のペースからは予想よりやや速い。」との認識を示していて、NFPの
市場予想は前回値より低い+20.6万人ですが、もしかしますと、市場
予想よりやや強い数字になる可能性もわずかながらにありそうです。

米雇用統計はリスク選好・回避の動意としてよりも、その強(弱)が
米ドル買い(売り)の動意として働くことが多く、発表日の当日だけで
はなく事前の織り込みの動きを含めて注目されます。


円については、2月14日の日銀による「資産買入れ等基金を55兆円か
ら10兆円増額して65兆円にする。物価安定の理解を「めど」に変更。
当面1%を目指す。」との金融政策の発表から円安傾向が強まり、
その後、2週目となる先週に調整がみられましたが、なお中期的な
円安基調は続いているようです。いつもは為替市場として注目度は
あまり高くはありませんが8日の日国際貿易収支が注目されます。

ドル円は先週、昨年4月の高値と10月末の安値の下落波動の61.8%の
戻りの81.60〜70円アラウンドのフッボナッチのポイントを基点とし
た「行って来い」の相場展開になりましたが、先週末に81.78円終値
になり上抜けつつあるように思われますが、まだチャートポイント
の範疇であることから、週初の動向がまずは注目されます。
ここをしっかり上抜けできれば一段高となる可能性があるとともに、
ここで反落すれば4時間足でのWトップや三尊形に発展する可能性も
秘めているだけに注目されます。もしも反落となった場合では81.00
と80.00の「00」ポイントの節目での動向が注目されます。仮に特に
80.00を下抜けるようになった場合は中期的な上昇トレンドが変化
することになる可能性があり下値の注目ポイントになりそうです。
ただ、ドル円の堅調を予想する向きのほうが多いようです。

上値では日本企業の年度末リパトリによる調整の動きの指摘がある
一方、下値では日本企業のM&Aへの思惑や、原油価格高と相俟って
日本のエネルギー関連企業によるドル調達の指摘などが聞かれます。


ユーロについては、G20明けとなった先週、レーン欧州委員の発言に
みられるように「G20財務相はEUへの支援を表明。市場で安定化の
兆候が増大。」になり、ユーロドルに上値をトライする動きがみら
れましたが、“Sell the fact”の動きもあったか一旦反落する展開
になりました。その後、28日のS&Pの「EFSF債の見通しをネガティブ
に下方修正する。」「ギリシャをCCから選択的債務不履行のSDに格下
げする。」との格付け発表リスクもこなして、29日の東京時間では
再び上値をトライするも1.35上抜けはできませんでした。

そして、29日のECBによる第2回目の3年物オペのLTROの第二弾の
「ビッグ・パーサ」では、市場予想を上回る5295億ユーロが供給さ
れ、ユーロ売り動意とともに、一時7%超になっていた伊2年債利
回りが2%ほどに低下するなど、リスク選好動意との綱引きになり、
上下動の揉み合いとなって、その後にやや反落するも一旦は小康と
なって無事にイベント通過とはなりましたが、その後のバーナンキ
FRB議長の半期に一度の議会証言で「ガソリン価格などインフレ懸念
が示され」「QE3の可能性について言及が全くなく」「正常から程遠
いとしながらも、米雇用に改善の認識が示され」、強いドル買い動意
となったことを契機に、ユーロドルは4時間足でWトップのフォー
メーションを形成して週間で下落する展開になりました。

そして、EU首脳会議では英とチェコを除く加盟25ヶ国で新条約「財政
協定」が署名され、安定・成長協定に基づく約束を尊重することなど
で合意になりましたが、ESMとEFSFについては中核国の独が議論を
(今回は)拒んだことで、「ユーロ圏財務相は月内にESM・EFSの規模
を見直す。」とファイアー・ウォールの協議が延期になりました。
また、スペインが「マイナス成長は今年第3四半期まで続く可能性。
2012年の財政赤字見通しについてEUに示した削減目標4.4%を上回る
GDP比5.8%に引き上げた。」などの発表もあり、そしてユーログル
ープのユンケル議長が「もうユーログループ議長を続けたいとは思
わない。」と退任の意向を示唆して、市場に懸念の火種が灯ること
になりました。

順次イベントがこなされていますが、今後は「ユーロ圏財務相による
月内のESM・EFSFの規模見直し。」「EU新条約の各国による批准。」
「ギリシャの第2次支援の条件の追加緊縮策の実行。」「ギリシャの
第2次支援の条件の民間債権者による債務交換PSIの参加率の問題。」
など、残る宿題が注目材料になりそうです。

そして、29日にオーストリア中銀総裁が「ECBに利上げは必要ない。
ECBの3回目の3年物オペは必要ない。」との見解を示していますが
今週のユーロ関連のイベントでは8日のECB政策金利とECBドラギ総裁
の記者会見が注目されます。

ユーロドルのチャートポイントしましては、先週の終値で1.3200アラ
ウンドに到達して、週初まずはこの「00」ポイントを巡る攻防が注目
されます。反発上昇した場合では1.33および1.3400の「00」ポイント
の節目および1.35を超えられるかが注目されますが、1.3200のポイン
トを下抜けた場合は1.3100の「00」ポイントおよび1.3000の「000」
ポントなどが節目となりそうです。Wトップを形成したようにも思わ
れますが、1.3200アラウンドで下支えされた場合には、一旦レンジ
相場となる可能性もありそうです。


経済指標関連では、5日の米ISM非製造業総合景況指数、
6日の豪RBA政策金利にRBA声明と欧第4四半期GDP改訂値、
7日の豪第4四半期GDPと米ADP雇用統計、
8日のRBNZ政策金利にRBNZ声明と日貿易収支に豪雇用統計と
英BOE政策金利とECB政策金利にドラギ総裁の記者会見と
米新規失業保険申請件数に加BOC政策金利と加BOC声明、
9日の豪貿易収支に中国消費者物価指数に英鉱工業生産指数と
加雇用統計に米雇用統計などが注目されます。


さて今回は、ポジション・クラスターと3作用のお話です。


過去の価格(レート)推移の履歴であり、
価格推移のグラフともいえるチャートですが、

そこには過去のディールによって売買が完結された
既決ポジションが無数にあるとともに、

またそこには過去に短期派や長期派の多くのトレーダーに
よって作られた「未決済のポジション」が残存しています。

そして、この「未決済のポジション」は
均等に分布しているわけではなく、

過去の相場の変動の中で、いろいろな価格レベルに不均衡に
しかも大きさも様々に群をなして分布しています。

これらは「ポジション・クラスター群」と
呼ばれることがありますが、

このポジション・クラスター群の多くでは
実需の買い切りや売り切りの玉よりも、
はるかに投機玉が多いことが知られていて、

それら投機玉はいつかは必ず反対売買で
決済される必要があることから、

将来の価格推移に影響を与えることがあります。

「ポジション・クラスター群」という見えない構造は
将来の価格(レート)に3つの作用としては働きます。

今回はそのお話です。

それでは、はじまり、はじまり〜。^^

「ランダム・ウォーク理論というのを聞いたことがあるかね?」

『あぁ、もちろんあるともさ。
 マルキール氏や学者達が主張している理論だろう。』

「そうじゃ…。
 値動きはどの時点においても長期的にも短期的にも
 上昇と下降の可能性がほぼ同じで確率的に独立した事象であり、
 過去の値動きから将来の値動きを予測することは不可能…。
 市場は効率的であり、その時点の価格にはあらゆる情報が
 既に織り込まれていて、どのような方法を用いても、
 超過収益を恒常的に得ることは不可能…。
 という、あの理論じゃよ…。」

『それがどうしたというんだい?』

「まぁ、確かに将来価格(レート)は
 現在から一歩未来となるときには、
 不確実性のある『未来要素』」が加わっていくわけで、
 過去の価格の動きから未来の価格の動きを
 完全に予測することは不可能ではあるが、
 市場には投機玉の過去の未決済ポジションが膨大に存在していて
 その『潜在的影響』は無視はできないどころか、
 多大に将来の価格形成に影響している可能性も
 排除はできないのではないだろうか…。
 そう思うことはないかね。」

『……。』

「つまり、学者達は過去を含めた全ての事象は価格に織り込まれ
 既に現在価格において顕在化している、と主張しているが、
 過去の未決済のポジションによる『潜在的影響』も
 無視はできないのではないかということじゃよ。」

『へっ、そんな学者達の屁理屈などオレ様にはどうでもいいよ。
 そんなこたぁ、オレ様にとって関係ないね。
 今日、儲けれるかどうかが興味の焦点でそれこそが問題さ。』

「ふむ。もっともで、まっとうな考え方じゃ。
 でも、今日儲けれるかどうかにもかかわることじゃからして、
 しばし興味を持たれて聞かれよ。」

『……。』

「ところで…、レンジ・ブレークとかブレーク・アウト、
 なんて言葉を聞いたことがあるじゃろう?」

『おいおい、バカにするんじゃないよ。
 ブレーク狙いはオレ様の得意な手法だよ。』

「戦績はどうじゃね?」

『うん…。ブレーク狙いもそんなに簡単じゃぁないよ。
 抜けたと思えばまた戻り、戻ったかと思えば抜けて行き…、
 けっこう難しいものだよ…。』

「ふむ。そうなのじゃ…。
 ブレーク・ポイントはレジスタンスなどの
 価格抵抗となるポイントなわけじゃが、
 ブレークを狙う向きにとってはブレーク・ポイントでも、
 同時にレンジが続くと観る向きにとっては
 反転を期待するポイントでもあって、
 結果的にどちらかが負けて、どちらかが勝つのじゃが…。」

『そりゃそうだろうな…。どっちかは勝つよ。』

「でも、上値抵抗のレジスタンスとなっていたということは、
 それまでその上値を頂点としてレンジと観ていた向きが
 多かったことを示していることになるようにも思われるが、
 そしてもしもそのレジスタンスを価格が突破した場合では、
 どういうことが起こるのじゃろう?」

『レンジと観ていた向きは損失になるな…。
 損切るやつもいれば、再度の反落を期待して塩漬けもあるさ。』

「そのとおりじゃ…。
 損失を限定回避しようと損切りが執行されることがあるのじゃ。
 すると相場はどうなるのかのう?」

『レンジと観て反転を期待しレジスタンスから売りを仕掛けていた
 やつらが損切るわけだから、反対売買の「買い」になるよ。』

「そうなのじゃ。だからブレークして価格が上昇した場合には、
 売り方の損切りによる反対売買の買いも手伝って、
 ブレーク方向へ価格の動きが『加速』することになるのじゃ。」

『ふむ…。』

「ファンダメンタルズの衝撃などによって価格がブレークして、
 売り方の損切りによる作用での価格上昇初動の加速の動きは
 レンジが続くと観ていた向きのポジション・クラスター群での
 損切りを食って成長するが、それがあらかた済んでしまうと、
 一旦、価格の動きが一服となって停滞することが多いのじゃ。
 そして、ここからが問題じゃ。」

『……。』

「相場の成り行きをジッと観ていたトレーダー達の新規の買いが
 入ってこないと、含み益となったトレーダーによる
 利益を確定しようという動きが現れることになって、
 今度は買い方の利食いによる反対売買の売りによって、
 上昇の動きにブレーキがかかり失速する場合があるのじゃ。
 損切りを食っての上昇が一服後に『新規の買いが入るかどうか』
 がポイントになるのじゃのう。」

『……。』

「新規の買いが入ってくれば、新規の買いでの価格の上昇と、
 さらなる上昇によって、堪えていた売り方の損切りをも食って、
 価格はいわば買い方と売り方の双方により押し上げられていくが、
 新規の買いが入ってこないと、やがていわゆる利益確定売りで、
 レートは元のポジション・クラスター群のほうへ
 『引き寄せられる(引き戻される)』作用を受けることになる…。」

『……。』

「そうすると、再び新規の買いが入らない限り、
 価格は反落して、そして場合によっては、
 反落の動き自体に乗ろうとする新規の売りも加わって、
 価格が下落していくことになるが、
 その後、どういうことになるのじゃろう。」

『うん…。さらに価格が上昇すると思っていた買い方が、
 反落のレベルによって、減じた含み益を慌てて
 反転売買の売りで利食ったり、あるいは損失となってしまった
 場合は今度は買い方が反転売買での売りで損切りしていく
 ことにり価格は下落していくことになるんだろうなぁ…。』

「そして、価格が元のポジション・クラスター群に回帰してきて、
 元のレジスタンスに到達する頃ではどうなるのじゃろう。」

『えっ? ブレークのスタート地点で元のレンジの上辺かい…。
 そこではまた事情が違うことになるよ。』

「どういう事情となるのかね?」

『当初の上昇ブレークで含み損となっていた塩漬け玉が
 プラス・マイナス・イーブンでようやく手仕舞えるポイントだし、
 ここまで押せばレンジ内に復帰する可能性とともに、
 またチャートポイントとして反発の可能性も出てくることに
 なるんじゃないのかな…。』

「売り方の塩漬け派がポジション解消の『やれやれ手仕舞い買い』
 でポジション解消ができるポイントになるとともに、
 抜けるか戻るかのチャートポイントを再び迎えるというわけで、
 価格(下値)抵抗の作用として働くことになるというわけじゃね。」

『そうさ…。ジイさん、よく解ってるじゃないか。』

「あははっ。お褒めにあずかりありがとう。
 このように、『加速』『引き寄せ(引き戻り)』『抵抗』
 の潜在的な価格に働く3つの力がどうもありそうじゃのう。」

『……!』

「市場は過去の価格を覚えていると言われることがあるけれども、
 その背景にはこれら3つの潜在的な価格に働く力が影響して
 いるのかもしれないのう。
 そして、価格水準や抵抗となるところを確認する水平線は
 価格に働く3つの力を認識する上で大切なものとなりそうじゃ。」

『今回は特に長くなったね、ジイさん。』

「そうじゃのう…。
 来週はお前さんの好きなアレの話じゃ。」

『ウザイ話をしようってんだね。
 損切りしないですむ方法も教えてよ。』


なーんちゃって。

またお話が長くなりました。 m(_ _)m

ではまた来週。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に19時間学んでいただければと思います。



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