FX 「トレードの呪縛を断ち切る秘術」のお話


グアテマラにあるマヤ文明のナクム遺跡で
古代マヤの女王の墓が発見されたのだそうですね。

●先週の主な出来事

<9月19日(月)>

ギリシャ首相の国連総会の出席が国内事情で取りやめになりました。
市場のオープニングではドルストレートが大きめの下窓を空けて、
ドル円が上窓を空けてのスタートになりました。
NZ第3四半期消費者信頼感指数は前回値と同じ112.0になりました。
英ライトムーブ住宅価格(9月)は前回値より強い0.7%になりました。
市場反応は限定的でした。
ダウ先物が下窓を空けて軟調傾向で推移しました。
東京の株式市場などは敬老の日で休みでした。
一部通信社が、
「オバマ大統領は年間100万ドル以上の富裕層へ課税する
通称バフェット税を米議会に提案する。」との報道をしました。
東京時間前半ではドルストレートが軟調傾向で推移しました。
ドル円は上下動の揉み合いになりました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
ダウ先物が一時170ドル以上の下落になりました。
アジアの株式市場も軟調傾向で推移しました。
その後、一時ダウ先物が下げ幅を縮小しました。
ロンドン時間に入る頃からドル円が軟調傾向で推移しました。
ロンドン序盤ではドルストレートが一時反発しました。
欧州の株式市場は軟調傾向で推移しました。
ギリシャの財務相が、
「危機に関する悪循環を直ちに断ち切るべき。
7月21日のEUスキームがギリシャ財政の継続性を保証。
ギリシャ経済にとっては流動性問題が最重要課題。」
などの見解を示しました。
ダウ先物や原油先物に一時反発の動きが見られました。
フィンランドの中銀総裁が、
「世界経済見通しは急速に悪化。
ユーロ圏経済成長のリスクは非常に下向いている。
事態を非常に注意深く監視する。
銀行の信頼回復には資本増強が欠かせない。
欧州ソブリン危機は一国の問題ではなくユーロ圏の構造的な問題。
欧州が信頼回復しなければ世界的なリセッションもありえる。」
などの見解を示しました。
ドルストレートが再び反落する展開になりました。
ドル円は軟調傾向が続いた後に一時反発する場面がありました。
ポルトガル中銀総裁が、
「ユーロ圏の統治能力が不十分。より一層の政治統合が必要。
銀行の安定が経済成長のエッセンス。銀行に対する監督が重要。
金融システムは流動性と資本の問題を抱えている。
信頼感の回復のためには銀行に十分な資本が必要。」
などの認識を示しました。
NY時間の序盤では主要通貨ペアが下落しました。
NYダウが200ドル以上の下落となって軟調傾向で推移しました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
独の首相が「ユーロが崩壊すれば欧州も崩壊する。」
との認識を示しました。
ECBの先週の債券購入額は約98億ユーロと前週より減少しました。
米NAHB住宅市場指数(9月)は市場予想より弱い14になりました。
米2年債の金利が一時は0.1491%と過去最低水準を更新しました。
米10年債の利回りが2.0%を下回りました。
しだいにドル円の下落が強まっていきました。
金先物が1800ドルの大台を割り込み軟調になりました。
オバマ米大統領が、
「財政赤字の削減に向けて行動は最優先事項になるだろう。」
との認識を示しました。
ゼーリック世界銀行総裁が、
「ユーロ圏は自身の問題を解決できると信じている。
ユーロ圏はファンダメンタルズの問題に向き合わなくてはならない。
新興市場への波及が見られる。景気回復は脆弱。」
などの見解を示しました。
ロンドンフィキシング前に一時NYダウや原油先物が反発しました。
ドルストレートが一時反発する相場展開になりました。
伊の政府関係者が「2011年GDP見通しを0.7%に下方修正の可能性。」
との見解を発表しました。
独連邦銀行総裁でECB理事のバイトマン氏が、
「救済策を受ける前提条件を満たしていない加盟国のデフォルトを
可能とすべき。」との見解を示しました。
独の首相が、
「金融取引税は世界的実施が良いが少なくともEU内では実施すべき。
ユーロ離脱は政治的に悲惨なメッセージを流すことになる。
場当たり的な判断をすべきではない。再建には時間がかかる。」
などの見解を示しました。
一時NYダウや原油先物が再び下落しました。
オバマ米大統領が、
「雇用対策法案を可決して今後10年間で財政赤字を最大3兆ドル
削減する計画を承認するよう議会に要望する。
税制の見直しと法人税率引き下げで議会と協調していく。
赤字削減のためいかなる合意も歳入を増加させる内容である必要。
税制上の特例措置を全て撤廃すれば法人税を引き下げれる。
富裕層に対する税率は1990年代の水準に戻すべき。」
などの発表をしました。
ロシアのクドリン財務相が、
「BRICS新興市場国のブラジルとロシアとインドと中国は、
EU欧州連合への資金援助を検討する可能性がある。」
との見解を示しました。
ギリシャとEUとIMFとECBによる電話会談が行われて、
「会議は生産的で実のある内容だった。」
との短いコメントをギリシャ政府が発表しました。
ロイター通信が、ギリシャ財務省筋の話として、
「ギリシャはIMFなど3機関との合意が近い。」と報じました。
NYダウが下げ幅を縮小していきました。
ドルストレートやドル円など主要通貨ペアが反発しました。
NY原油(WTI)は下落して85ドル台後半で引けました。
NYダウは前週末比−108.08ドルでこの日の取引を終えました。

<9月20日(火)>

ホワイトハウスが、
「オバマ大統領は欧州危機についてメルケル独首相と会談。
今後数ヶ月以内に協調行動が必要との点で合意をした。」
との発表をしました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国は欧州の衝撃に対応が可能。
米国は欧州の解決策に多大な利害関係がある。
欧州は米国の危機から教訓を得るだろう。
オバマ大統領は米国をよりよい投資先にしようとしている。
米国の債務問題の早期解決は米国の信頼感にとってプラス。
米議会は早急に税制改革に動くべき。
米議会が自国の債務問題に解決策を見いださなければ、
米国の経済成長と投資がリスクにさらされる。」
などの見解を示しました。
ギリシャの首相が、地元紙のカティメリで、
「債務危機対応を継続するかユーロを離脱するかの国民投票を検討。
国民投票で緊縮政策継続への賛成得られるよう期待している。」
との発表をしました。
格付け会社のS&Pが、
「伊国債の格付けを1段階引き下げAとする。見通しはネガティブ。」
との発表をしました。
オセアニア時間では一時ユーロなどドルストレートが急落しました。
日経産相が、
「投機的な為替に対しては金融庁や日銀と連携して対応していく。」
との認識を示しました。
オセアニア時間ではドル円が堅調傾向で推移しました。
中国のチャイナ・デーリー紙が、
「中国は自国のために欧州債を購入すべき。
22日にはワシントンでBRICS諸国の財務相がユーロ救済のために
協議を持つ予定。」と報じました。
ユーロの下落が一服になりました。
東京時間序盤ではドル売り動意が優勢の相場展開になりました。
ユーロドルが反発して、ドル円が軟調に推移しました。
日経平均は軟調傾向で推移しました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
豪RBA議事録では、
「中銀は世界や国内の経済リスクへの対応を行う必要。
豪ドル高で主要企業が事業計画を見直し。
世界の経済見通しは大幅により不鮮明になってきている。
中期的なインフレ見通しへの懸念をあらためて表明する。」
などが示されました。
豪ドル買いの反応が一時見られました。
日政府の発表した円高総合対策では、
「立地補助金の拡充等による競争力の強化。
農林水産業の痛みの緩和。復興需要の早期発現。
省エネ・新エネ導入支援の強化による需要の前倒し。
世界オンリーワン企業・技術の育成。世界市場への挑戦支援。
総合特区推進での国際競争力強化。海外M&Aの支援。」
などが発表されました。
市場反応は限定的でした。
中国上海株式市場などアジアの株式市場が軟調傾向で推移しました。
人民日報が「中国は米国債の購入を続ける」と観測報道をしました。
ロイター通信が、関係筋による話として、
「中国の大手国有銀行が欧州債務問題への懸念から
BNPパリバやUBSなど複数の欧州銀行との為替フォワード
およびスワップ取引を停止した。」と報じました。
ドルストレートが反落して揉み合う展開になりました。
海外円の東京銀行間取引金利(TIBOR)3ヶ月物が0.32929%と、
半年ぶりのレベルまで上昇しました。円高傾向が続きました。
東京時間の後半からアジアの株式市場が反発しました。
日景気一致CI指数確報(7月)は107.1、同先行指数は104.6と、
とも速報値よりも弱い結果になりました。
英FT紙が、
「独シーメンスは2週間前に仏大手銀行から5億ユーロを超す
現預金を引き出し欧州中銀(ECB)に預け替えた。
企業がいかに安全な資金の逃避先を求めているかを示す出来事。」
との報道をしました。
スイス経済省経済管轄局の2011年の経済見通しでは、
「経済は何四半期か縮小の可能性。
経済見通しは悪化しているが景気後退はない見通し。
スイスフランは引き続き非常に過大評価されている。
2012年のインフレリスクは非常に低い。」
などの見解が示されました。
トリシェECB総裁が、
「ECBはユーロ圏で無制限の流動性を固定レートで供給している。
FRBとECBは密接に協力している。
ユーロ圏の銀行はバランスシートを強固にしなければならない。
スペインの状況はかなり改善したが構造改革を続ける必要。
ギリシャはプログラムを厳格に適用しなければならない。
スペインの銀行には注視が必要。
スペインの銀行の状況は改善している。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−142.92円で大引けになりました。
スイス貿易収支(8月)は前回値より弱い+8.1億フランになりました。
独生産者物価指数(8月)は市場予想より弱い+5.5%になりました。
ともに市場反応は限定的でした。
伊の首相が、
「S&Pの見解は現実よりもメディアの見方を反映している。
伊はすでに財政均衡のための措置を実施している。
景気支援策もまもなく承認される。」
などの発言をしました。
ギリシャ政府報道官が、
「ユーロ加盟継続を問う国民投票を検討との報道を否定する。」
との発表をしました。
欧州株式市場は下げて始まった後に堅調傾向で推移しました。
ダウ先物が反発上昇しました。
ロンドン時間序盤ではドルストレートが堅調傾向で推移しました。
ドル円はしばらく揉み合いが続きました。
スペイン短期債の入札では、44.6億ユーロの調達がされて、
「12ヶ月証券の平均利回りが前回より高い3.591%、
応札倍率が前回より高い2.8倍。
18ヶ月証券の平均利回りが前回より高い3.807%、
応札倍率が前回より低い2.7倍。」という結果になりました。
独ZEW景況感調査(9月)は市場予想よりは強い−43.3、
独ZEW現況指数(9月)は43.6市場予想より弱い43.6になりました。
欧ZEW景況感調査(9月)は前月値より弱い−44.6になりました。
限定的ながら一時ユーロ買い反応になりました。
ZEWのエコノミストが、
「期待感は次第に安定しつつある。
インフレ期待およびECBの利上げ見通しは大きく後退。
今後6ヶ月間は金利据え置きの可能性。
景況感が悪化する余地はあるがリスクは織り込まれている可能性。」
などの見解を示しました。
ギリシャ政府が9月20日期日のギリシャ国債利払いの
7億6900万ユーロを完済しました。
ドル売りが優勢の相場展開になりました。
ユーロなどドルストレートが堅調傾向で推移しました。
ドル円が一時軟調になりましたがその後に反発しました。
NY時間に入った頃スイスフランが急落しました。
スイスフランの動きについてSNBがコメントを拒否しました。
米住宅着工件数(8月)は市場予想より弱い57.1万件、
米建設許可件数(8月)は市場予想より強い62万件になりました。
限定的ながら主要通貨ペアに一時上昇反応が見られました。
加景気先行指標指数(8月)は市場予想より弱い0.0%、
加卸売売上高(7月)は市場予想とおりの+0.8%になりました。
市場反応は限定的でした。
IMF国際通貨基金の発表した経済見通しでは、
「世界経済の成長率を下方修正。2011年4.0%、2012年4.0%。
米国の成長率見通しを下方修正。2011年1.5%、2012年1.8%。
米国の失業率を2012年末まで平均9%以上と予想。
米国の消費者物価上昇率を2011年3%、12年1.2%と予想。
米国は下振れリスクが拡大している。
ユーロ圏の成長率を下方修正。2011年1.6%、2012年1.1%。
欧州の成長は景気次第でさらに悪化する可能性。
債務危機が長引くようならECBは利下げの必要。
中国の成長率予想を引き下げる。元は過小評価されている。
日本の2011年成長率は−0.5%に上方修正。
ユーロ圏の信用危機拡大や米国経済の急減速が新興国にも波及して
世界経済は新たな危険局面にある。
ユーロ圏が見舞われている圧力は日米への警告。」
などの発表をしました。
NYダウは一時軟調になった後に反発しました。
NY時間前半は主要通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
原油先物が堅調傾向で推移しました。
スペインの上院がEFSFの拡充案を承認しました。
ギリシャの財務相が、
「ギリシャのユーロ圏のメンバーシップの取り消しなどできない。
ギリシャは財政問題に立ち向かう決意をしている。」
との認識を示しました。
格付け会社のフィッチが「独のAAA格付けを確認した。」
と発表しました。
加中銀総裁が、
「加経済はダウサイドに傾くリスクがある。
通貨高が輸出セクターの重石。加経済は下半期に成長を再開。
米国の回復は弱さが継続すると予想。
米国のリセッションのリスクは拡大した。
欧州は脆弱だが危機の解決は可能。
欧州銀の資金調達圧力が欧州危機を増幅。
欧州銀に対して資本増強を要望する。」
などの見解を示しました。
英ビジネス・イノベーション担当相が、
「もしも刺激策が必要となれば最善策は量的緩和の可能性。
英国はまだ市場の信頼を失ってはいない。財政規律は遵守すべき。」
などの見解を示しました。
NYダウが終盤にかけて上昇幅を縮小しました。
アテネの地元メディアが、
「EU、IMF、ECBのトロイカ調査団は10月に再度アテネ入りして
最終的な見解を決める方針。」と報道しました。
NY金先物が1800ドル台を回復しました。
NY原油(WTI)は86ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+7.65ドルで取引を終えました。

<9月21日(水)>

ギリシャとトロイカとの電話会談の終了後のEUの声明では、
「ギリシャとの協議で良い進展が見られた。
来週、EUとIMFの正式代表がアテネ入りして技術的な議論を継続。」
との発表をしました。
ギリシャの声明では、
「EU、IMF、ECBとの電話会談では満足な進展が見られた。
今週のワシントンで開かれるIMF総会でも協議が継続される。」
と発表されました。
NYクローズ後に一時ユーロが買われる動きが見られました。
米CNBCが、
「米共和党がFRBの景気刺激策に懸念を表明。
FRBがさらに行動すれば問題が悪化して経済に打撃与える恐れ。
最近の量的緩和は経済の不透明感強めた可能性。
さらなる介入控えるよう米共和党はFRB議長へ書簡を送付。
その他、ギリシャは目標達成のため一部財政措置を加速の公算。」
などの報道をしました。
オセアニア時間では主要通貨ペアが揉み合いになりました。
豪の財務相が、
「豪の経済の基礎は強い。世界経済に重要なのは信頼感の回復。」
との認識を示しました。
NZ第2四半期経常収支は予想より弱い−9.21億NZドルになりました。
限定的ながら一時NZドル売り反応が見られました。
ポルトガルの首相が、
「ギリシャで非常に深刻な事態が起きた場合は、
ポルトガルが第二次支援を必要とすることも否定できない。」
との認識を示しました。
英ネーションワイド消費者信頼感指数(8月)は、
市場予想より強い48になりました。市場反応は限定でした。
日通関ベース貿易収支(8月)予想より弱い−7753億円になりました。
日経平均は前日終値を挟んでの上下動になりました。
英BBCが、一部の閣僚によるものとして、
「英政府が景気を刺激するため50億ポンドを投資する方法について
検討している。」と報じました。
豪Westpac先行指数(7月)は前月より強い+0.5%になりました。
東京時間前半ではドル売り動意が優勢の相場展開になりました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
日銀がレートチェックするのではとの噂がありました。
ドル円が午前10時20分頃に一時急反発する場面がありました。
日財務相が、
「円相場については注意深く見ている。
必要があれば断固たる措置を取る。」
との発言をしました。
NZクレジットカード支出(8月)は前月より弱い+4.7%になりました。
中国上海株式市場は下落して始まりましたがその後に反発しました。
東京時間午後からは日経平均が反発しました。
ダウ先物も一時反発する展開になりました。
スイスフランが軟調傾向で推移しました。
日全産業活動指数(7月)は市場予想より弱い+0.4%になりました。
東京時間の終盤にドルストレートが反落しました。
日経平均は前日比+19.92円で大引けになりました。
ロンドン時間の序盤ではドルストレートが下落しました。
欧州の株式市場が軟調傾向で推移しました。
フィンランド財務相が、
「議会は来週にもEFSFの新規措置を承認する見込み。」
との認識を示しました。
英公共部門ネット負債(8月)は+132億ポンドになりました。
英BOE議事録では、
「9対0で金利の据え置きが決定。
8対1で資産購入規模の据え置きが決定。
ポーゼン委員が資産買い入れ額を2500億ポンドへ拡大を主張。
多数派はある時点で追加量的緩和が必要との認識。
必要に応じてその他の緩和措置も検討。
中期的なインフレ下方リスクが強まった。
メインシナリオでは2012年にはCPIが2%以下に。
年後半の経済成長は8月時点より鈍化する見通し。」
などが示されました。
ポンドが一時急落しました。
ドイツ連銀が、
「景気への下向きリスクは顕著に増した。
独の7〜9月については堅固な成長を見込む。
ECBへ国債購入拡大求めるIMFの呼びかけを拒否する。」
などの見解を発表しました。
その後、ドルストレートが反発をみせる展開になりました。
独のフランクフルター・アールゲマイネ紙が、
「ECB政策委員会メンバーであるバイトマン独連銀総裁が、
ECBの国債購入に反対する政策委員メンバーに会議を呼びかけた。」
と報じました。
ポルトガル短期証券の入札では、
「3ヶ月物の平均利回りは前回よりやや低い4.931%、
応札倍率が前回より低い1.7倍。
6ヶ月物の平均利回りは前回より高い5.249%、
応札倍率が前回より低い4.5倍。」
という結果になりました。
ユーロが反落する展開になりました。
加生産者物価指数(8月)は+3.1%、同じくコア(8月)は+1.9%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
市場反応は限定的でした。
ダウ先物が反落していきました。
しだいにドル買い動意がやや優勢の相場展開になっていきました。
ギリシャ議会がEFSF拡充案を承認しました。
英BOEのデール政策委員が、
「経済状況が悪化する場合は一段の金融緩和も必要。
刺激策の決定には高インフレの面も勘案すべき。
最近数ヶ月で需要見通しは極めて弱まった。
米欧の成長鈍化がグローバルな銀行システムの懸念材料。
金融危機が英銀行の資金調達を圧迫。
家計および企業信頼感は一段と低下している。」
などの見解を示しました。
ギリシャの主要労働組合が緊縮財政策に反対するために
10月5日と19日に24時間ストライキ実施を呼びかけると発表しました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
NY時間が近づく頃から欧州株式市場が一時下げ幅を縮小しました。
ユーロに反発の動きが見られました。
IMFが推計として、
「危機の影響でギリシャなどの国債価格下落に伴う
欧州銀行の損失は2000億ユーロ規模。
信用リスク額は3000億ユーロ規模。
いくつかの銀行は資本増強が必要。」
などを発表しました。
NYダウがしばらく前日終値を挟んでの上下動になりました。
米中古住宅販売件数(8月)は市場予想より強い503万件になりました。
限定的ながら一時ドル買い反応になりました。
米ドル加ドルが一時パリティ(1.000)になりました。
NYダウがしだいに軟調傾向になって行きました。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が−734万バレルになり、
現先物が堅調に推移しました。
FOMCを控えての調整もあったかユーロドルが反発しました。
米10年債が1.8765%と過去最低レベルを更新しました。
しだいにドル売り優勢の相場展開になりました。
ロイター通信が、
「EUは2014年までに債券・株の取引への課税を提言。」
との報道をしました。
格付け会社のムーディーズが、
バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴの
長期債務格付けを引き下げる。
シティグループの短期債務格付けを引き下げる。」
などの発表をしました。
ギリシャが2012年度までの財政削減に関する措置を承認しました。
ギリシャ政府報道官が、
「トロイカ調査団が来週始めにギリシャ入りして、
次回融資実施に向けた協議を完了する見通し。
ギリシャは2014年までの支援計画の条件を満たすことが可能になる。
ギリシャはユーロ圏にとどまる。」
などの発表をしました。
格付け会社のS&Pが、
「伊の7行の長期格付けを引き下げ、見通しをネガティブにする。」
との発表をしました。
加の首相が、
「加は通貨の投機的変動には行動するだろう。
2007年のような加ドル高は望んでいない。」
との発言をしました。
米FOMCが政策金利を市場予想とおり0.00〜0.25%に据え置きました。
米FOMC声明では、
「保有米国債の平均償還期間を長期化する。
12年6月末まで長期国債4000億ドル購入、短期国債4000億ドル売却。
経済状況が異例な低水準のFF金利維持を正当化。
異例の低金利を2013年まで維持する可能性が高い。
投票メンバー10人のうち賛成7名、反対3名。
反対は、フィッシャー総裁、コチャラコタ総裁、プロッサー総裁。
反対の3名は現時点で追加的な緩和政策支持せず。
経済見通しのダウサイド・リスクは大きい。
家計支出は緩やかなペースでしか増加していない。
労働市場は引き続き弱く失業率も高止まりしている。」
などが示されました。
ドル買い反応になりました。
ドルストレートが急落して、ドル円が上昇しました。
緩和策がツイスト・オペに留まったことでNYダウが下落しました。
米30年債利回りが2009年以来となる3%を下回りました。
NY原油(WTI)は下落して85ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比−283.82ドルで取引を終えました。

<9月22日(木)>

ギリシャ政府が、
「3万人の公務員の給与削減する。
月間1200ユーロ上回る年金を20%削減する。
IMFなどからの次回融資実行のため赤字削減策を加速する。
55歳未満の年金受給者への支払額を40%削減する。」
などの発表をしました。
NZ第2四半期GDPは前期比で市場予想より弱い+0.1%になりました。
NZドルが売られる市場反応になりました。
仏大統領が、
「ユーロ圏の危機には世界的な戦略必要。
G20で具体的な解決策求める。
7月21日のギリシャ救済合意へのコミットを確認。」
などの発言をしました。
オセアニア時間に一時ドル売り動意が見られました。
東京時間が近づく頃から再びドル買い優勢の相場展開になりました。
ドル円が堅調に推移して、ドルストレートの軟調が続きました。
韓国当局がウォン支援でドル売り介入をしたとの観測がありました。
日経平均が軟調傾向で推移しました。
IMFの専務理事が「米国と欧州は危機的状況に直面している。」
との認識を示しました。
アジアの株式市場が軟調傾向で推移しました。
香港株式市場は2年ぶりの安値になりました。
ダウ先物も軟調傾向での推移になりました。
日10年物国債利回りが0.965%と昨年11月以来の水準に低下しました。
中国HSBC製造業PMI速報(9月)は前月より弱い49.4になりました。
豪ドル米ドルが8月9日以来となるパリティを割り込みました。
日経平均は前日比−180.90円の8560.26円で週の取引を終えました。
ギリシャを査定しているEUの調査団長が、
「ギリシャは改革を実施するという強い意思を持っている。」
との認識を示しました。
ロンドン時間序盤ではドル円など主要通貨ペアが軟調になりました。
豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨も売られました。
スイスフランが軟調に推移しました。
欧州の株式市場が軟調傾向で推移しました。
独ベルゼン紙が「ユーロ10年後に存在しない可能性。」
との著名投資家ジム・ロジャーズ氏の見解を記事で掲載しました。
独製造業PMI速報(9月)は市場予想より弱い50.3、
独サービス業PMI速報(9月)は市場予想より強い50.8になりました。
限定的ながらユーロ売り反応になりました。
欧造業PMI速報(9月)は市場予想やや弱い48.4、
欧サービス業PMI速報(9月)は市場予想とおりの51.0になりました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
NZ国債の格下げの噂が飛び交いました。
伊債のCDSスプレッドが過去最高の544bpまで拡大しました。
独10年債利回りが過去最低水準の1.675%を更新しました。
欧鉱工業受注(7月)は市場予想より弱い−2.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
英CBI工業受注調査(9月)は市場予想より弱い−9になりました。
ロンドン時間前半ではダウ先物や欧州株式市場が下落が強まり、
リスク回避で主要通貨ペアが全面安になる相場展開になりました。
ロンドン銀行間出し金利3ヶ月物が0.35806%に上昇しました。
NY時間が近づく頃に主要通貨ペアに一時反発の動きが見られました。
米新規失業保険申請件数は市場予想よりやや弱い42.3万件
加小売売上高(7月)は市場予想予想より弱い−0.6%になりました。
ドル買い動意がしばらく続きました。
ゼーリック世界銀行総裁が、
「世界経済は危険な状況にある。発展途上国は向かい風に直面。」
などの認識を示しました。
ガイトナー米財務長官が、
「欧州全体の危機が米国に悪影響を与えている。
これはギリシャ一国の問題ではない。
IMFには大きな支援能力がある。
欧州はEFSFの拡充に動くと確信。
一部の国には迅速な財政緊縮以外の選択肢はない。
その他の諸国は時間をかけて解決することが可能。」
などの発言をしました。
その後にドルストレートが一時反発する展開になりました。
NYダウは大幅下落して始まりました。
欧消費者信頼感指数速報(9月)は予想より弱い−18.9になりました。
米景気先行指標総合指数(8月)は市場予想より強い+0.3%、
米住宅価格指数(7月)は市場予想より強い+0.8%になりました。
ともに市場反応は限定的でした。
IMF専務理事が、
「世界経済回復への道は狭まり危険な段階に入りつつある。
先進諸国にはしっかりとした財政規律の回復が必要。
成長を下支えするために銀行には資本増強をすべき。
金融改革の遅れが投資家の不安感を増幅している。」
などの認識を示しました。
原油先物や金先物が軟調に推移しました。
豪ドル円が震災後の安値を一時割り込みました。
ユーロ円が一時10年ぶりの安値をつけました。
ポンド円が一時リーマンショック後の安値を割り込みました。
ダウの動きにつれドルストレートも上下動の揉み合いになりました。
レーン欧州委員が、
「伊がEUとIMFの緊急融資が必要になるとは予想していない。
国債購入については短期的にはECBとEFSFの両方が必要になるが、
長期的にはEFSFだけになる可能性。米国は重大な減速に直面。」
などの見解を示しました。
米10年物インフレ連動債の入札では、
最高落札利回りが前回よりかなり低い0.078%、
応札倍率が前回よりやや低い2.61倍になりました。
日財務相がワシントンで、
「円の過度な上昇には断固として行動する。
日本経済のファンダメンタルを正当に評価することが望まれる。
高い水準の円は日本の経済に悪影響。
欧州がギリシャ問題の解決を進展させれば
日本はEFSF債の購入拡大の可能性。」
などの発言をしました。
NYダウが一時500ドルを超える下落になりました。
米10年物国債利回り一時1.696%の安値をつけました。
豪ドルなど資源国通貨が軟調に推移しました。
ECBのコンスタンスシオ副総裁が、
「マーケットの状況は悪化した。
いくつかの国の国債市場の取引は低ボリューム。
市場の緊張は2010年5月よりも広範囲。
ECBによる国債買い入れは問題を先に延ばすことに過ぎない。
ECBは通貨の信認や質を毀損することはしない。」
などの発言をしました。
英FT紙が欧州当局者の話として、
「先の欧州ストレステストで不合格に近かった大手欧州銀16行に、
資本増強を行う計画を加速させるもよう。」
との観測報道をしました。
一時ユーロやポンドが反発しました。
EU当局が
「大手欧州銀16行に資本増強を行う計画を加速させる計画はない。」
との否定発表をしました。
ユーロやポンドが再び反落しました。
BRICS会議の声明では、
「世界的な金融安定危機への対処でIMFを通じた支援検討の用意。
先進国は世界的な過剰流動性の創出を回避すべき。
成長と雇用創出促進への改革が必要。」
などが示されました。
NY原油(WTI)は大幅に下落して80ドル台半ばで引けました。
NYダウは前日比−391.01ドルで取引を終えました。

<9月23日(金)>

G24声明では、
「ユーロ加盟国は断固たる一段の行動が必要。
世界の景気回復への脅威が懸念される。
先進国での信頼感の危機が新興国へ及ぶことへの対処として
組織的な協調行動が必要。」などが示されました。
オセアニア時間ではダウ先物や原油先物が反発しました。
ユーロドルなどドルストレートに反発の動きが見られました。
ドル円は76円台前半での揉み合いが続きました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(7月)は
前回値よりは強い−0.1%になりました。
豪RBA金融安定化報告では、
「銀行はリーマンショック前よりも信用と資産面で脆弱。
新たな混乱が深刻な危機の始まりかどうか言及するのは時期尚早。」
などが示されました。
東京市場は秋分の日で休みでした。
アジアの株式市場は前日比マイナス圏での揉み合いになりました。
東京時間の序盤ではダウ先物が一時反落して揉み合いました。
東京時間前半では主要通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
原油先物はしばらく軟調傾向で推移しました。
G20財務相・中央銀行総裁会議の声明では、
「力強く協調した対応にコミット。
世界の課題に対して力強い協調した対応を約束。
ソブリン危機により景気下振れリスクが増大。
金融システムには脆弱性がある。
金融セクターの安定へ向け必要なあらゆる措置を講じる。
経済が直面している新たな課題に対応。
ユーロ圏は次回のG20までにEFSFの措置を実行。
過度の為替変動は経済安定を損なう。
新興国は世界の成長に貢献する。」
などが示されました。市場反応は限定的でした。
格付け会社のS&Pが、
「豪(オーストラリア)の格付けをAAAに維持する。」
と発表しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャの銀行8行の長期預金・優先債務格付けを
2段階引き下げる。見通しは全てネガティブ。」
との発表をしました。
東京時間の半ばあたりからダウ先物が反落しました。
ユーロドルなどドルストレートがしだいに軟調になりました。
ロンドン時間に入る頃からダウ先物や原油先物が反発をみせました。
ロンドン時間序盤ではドルストレートが一時反発しました。
ドル円は軟調傾向の揉み合いが続きました。
欧州の株式市場は上昇して始まった後に上げ幅を縮小しました。
スイスSNBがの四半期報告では、
「フランは依然として高く弱くあり続けるべき。
フラン上限を断固として防衛。無制限に為替介入の用意がある。」
などが示されました。市場反応は限定的でした。
ギリシャ財務省が、
「ギリシャは7月21日合意の実行に努める。
50%ヘアカットを伴う事実上のデフォルトが選択肢との観測を否定。
それは噂に過ぎない。」と発表しました。
ベルギー中銀総裁が、
「指標による予想が悪化ならECBは10月に行動する可能性。
利下げの可能性は排除されない。」
との発言をしました。
その後、ダウ先物と欧州株式市場と原油先物が軟調になりました。
主要通貨ペアが軟調になりました。
欧州委員会が、
「欧州の銀行には4200億ユーロが2008年から資本注入されている。
欧州の銀行の資本増強は続いている。すべての欧州銀行システムに
資本増強が必要との市場の観測は妥当ではない。」
との見解を示しました。
中国政府が、
「BRICS諸国はインフレや資本流入に柔軟かつ効果的に対処すべき。
先進諸国は金融の安定および景気回復への動きを持続すべき。
先進諸国は債務問題について適切に処置すべき。」
などの見解を示しました。
金先物が1700ドルの大台を割り込みました。
米10年債利回りが一時1.7%を割り込みました。
NY時間に入るとドルストレートが反発しました。
ダウ先物や原油先物が下げ幅を縮小しました。
欧州の株式市場が反発しました。
オーストリア中銀総裁が、
「ECBが通常3ヶ月程度の流動性供給を
1年などより長期間とすることを検討している。」
との発言をしました。
バイトマン独連銀総裁が、
「新たなリセッションの可能性は低い。
追加刺激策の見送りはG20で広く支持を得た。
市場の嵐が実体経済に波及するリスクはある。
ECBは長期の流動性供給を提供することを示したが、
新たに1年物の流動性供給を事前発表したわけではない。
銀行の機能を持ったEFSFには問題がある。」
などの認識を示しました。
独財務相が、
「G20では高水準の財政赤字が危機の主因と認識で一致。
赤字削減を継続することで一致。
G20は7月の欧州首脳会談でのEFSFの拡充合意を歓迎。
早期の実施を求める。欧州財務相は10月初頭に状況を話し合う。」
などの発言をしました。
NYダウは前日終値を挟んでの揉み合いになりました。
主要通貨ペアが反発の後に揉み合いになりました。
その後、週末調整のショートカバーからかドル円が反発しました。
金先物が軟調に推移しました。
米国債の利回りが前日より上昇しました。
ダドリーNY連銀総裁が、
「米経済の回復はとても弱い。
景気のブームと破裂のサイクルを断つことは難しい。
金融規制の包括的な改革には長い道のりである。」
との認識を示しました。
独の首相が、
「ギリシャのデフォルトはドミノ倒しに波及する恐れがあり、
ギリシャのデフォルトは選択肢にはない。」と発言しました。
IMFの欧州担当ディレクターのボルヘス氏が、
「ギリシャのデフォルト自体は金融機関への劇的な悪影響はない。
問題はギリシャから波及した場合である。
ギリシャはすべきことをすればユーロ圏の支援でデフォルトは無い。
スペインの労働市場は厳しい状況。アジア諸国へ輸出強化が必要。」
などの見解を示しました。
トリシェECB総裁が、
「債務危機は大国へ移り出している。
この状況にECBは逃げも隠れもせず目を背けてもいない。」
との発言をしました。
NY金先物が下落して1657ドルで引けました。
NY原油(WTI)は79ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+37.65ドルの10771.48ドルで週取引を終えました。

●今週の主な予定

<9月26日(月)>

※NZが夏時間になります。

朝6時45分にNZ貿易収支(8月)、NZ輸出(8月)、NZ輸入(8月)、
朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(9月 前年比)、
午後5時に独IFO景気動向(9月)、独IFO現況評価値(9月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(8月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(8月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(9月)、
などが予定されています。
(NZ)・独・米の指標には注目です。

<9月27日(火)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格(8月 前年比)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(10月)、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(7月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(9月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(9月)、
深夜2時に米2年債の入札、
などが予定されています。
(独)・米の指標には注目です。

<9月28日(水)>

午後2時半に仏第2四半期GDP確報、
午後3時に独輸入物価指数(8月 前年比)、
夜9時半に米耐久財受注(8月)、
深夜2時に米5年債の入札、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。
また、時間未定(通常NY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(9月)の発表が予定されています。

<9月29日(木)>

朝6時からバーナンキFRB議長の講演、
朝8時50分に日小売業販売額(8月)、日大型小売店販売額(8月)、
午後4時55分に独失業率(9月)、独失業者数(9月)、
午後5時半に英消費者信用残高(8月)、英住宅ローン承認件数(8月)、
午後6時に欧業況判断指数(9月)、欧消費者信頼感確報(9月)、
同午後6時に欧鉱工業信頼感(9月)、欧サービス業信頼感(9月)、
夜9時半に米第2四半期GDP確報、米第2四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第2四半期コアPCE確報、米第2四半期GDP価格指数、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加鉱工業製品価格指数(8月)、加原材料価格指数(8月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(8月 成約)、
深夜2時に米7年債の入札、
などが予定されています。
(独)・(欧)・米の指標には注目です。

<9月30日(金)>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(8月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(9月)、
朝8時半に日失業率(8月)、日全世帯家計調査支出(8月 前年比)、
同朝8時半に日全国消費者物価指数(8月 前年比)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(8月)、
午後2時に日建設工事受注(8月)、日住宅着工戸数(8月)、
午後3時に独小売売上高指数(8月 前年比)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(9月 前年比)、欧失業率(8月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(9月)、
夜9時半に米個人所得(8月)、米個人支出(8月)、
同夜9時半に米PCEデフレータ(8月)、同コア・デフレータ(8月)、
同夜9時半に加GDP(7月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(9月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)、
などが予定されています。
NZ・独・欧・加・米の指標には注目です。


さて今週ですが、円については、引き続き欧米の経済減速を背景と
した逃避的な「経常黒字国の通貨としての円買い」と、スイスSNB
によるスイスフランの対ユーロでの下限設定の金融政策によっての
「リスク回避時の受け皿としての円の役割の強まり」および今週は
四半期末での実需筋の外貨円転などの潜在的な円高圧力がある一方、
G20財務相・中央銀行総裁会議の声明に「過度の為替変動は経済安定
を損なう。」との一文が盛り込まれ、外部環境的に為替介入がし易く
なったことに加え、22日に日財務相が「円の過度な上昇には断固と
して行動する。」と発言していることから、(76円台を割り込む事態
になった場合などでは) 日政府・日銀の為替介入を含めた円高対策
の実行への可能性と期待は先週よりも強まっているようです。

米ドルについては、21日のFOMCで「保有米国債の平均償還期間を長
期化する。12年6月末まで長期国債4000億ドル購入、短期国債4000
億ドル売却。」とツイスト・オペによる緩和策が示されましたが、
フィッシャー総裁とコチャラコタ総裁とプロッサー総裁の3名が
追加的な緩和政策への不支持を表明したことに加え、「経済見通し
のダウサイド・リスクは大きい。家計支出は緩やかなペースでしか
増加していない。労働市場は引き続き弱く失業率も高止まり。」
など、米経済への悲観的な見通しが示され、緩和策への失望と経済
減速懸念がよりいっそう高まったことでNYダウが大幅下落になり、
「リスク回避のドル買い」が優勢の展開になりました。

ドル円相場では、先週は週間で軟調傾向での推移となった中でFOMC
の発表後にドル買い動意で22日の東京時間にかけて76円台後半まで
反発しましたが、その後の22日のロンドン時間から「リスク回避の
円買い」動意が優勢の展開になり、76円台前半まで下落する展開に
なりました。そしてしばらく軟調傾向の揉み合いとなった後に、
週末23日の深夜あたりから、NYダウの自律反発を背景にリスク回避
が一服となり円買い動意が緩和して、週末の利食い調整もあったか、
ショートカバー優勢で76円台後半まで反発する相場展開になりまし
た。前週まで見られていたドル主導によるユーロドルとドル円との
逆相関の同期が円の動意で崩れることになりました。

先週末のドル円の反発はNYダウの自律反発も背景としたリスク回避
の一服の影響もあるようですが、週末調整の影響との指摘もあり、
76.80円から77.00円のレジスタンスゾーンを上抜けしていく可能性
がありながらも、このゾーンを上抜けできなければ、今週は9月末
の四半期末を控えていることから、実需筋の円転によるドル円の売
りの可能性もあることで、再度の下値トライがあると観る向きもあ
るようです。ただ、しかしながら76円を割り込む事態となった場合
では、日政府・日銀の為替介入が実施されると観ている向きもある
ようで、引き続き76.00は比較的堅いサポートになる可能性はあり
そうです。

ユーロについては、「財政不安」「景気減速」「金融損失」のトリ
レンマ(三重苦)の状況が続いていますが、先週20日ホワイトハウス
が「オバマ大統領が欧州危機についてメルケル独首相と会談。今後
数ヶ月以内に協調行動が必要との合意をした。」との発表をして、
そして、22日に日財務相が「欧州がギリシャ問題の解決を進展させ
れば、日本はEFSF債の購入拡大の可能性。」との発言をしているこ
とで、中期的に米国や日本、そしてBRICS諸国などが「欧州問題は
グローバル化の中では対岸の火事ではない。」との認識で、欧州の
国債を購入するなどで欧州支援を実行するとの観測はあるようです。

ただ、しかしながら、BRICSの一部には欧州の国債購入に慎重論があ
るとともに、足元ではギリシャとトロイカ(EU、IMF、ECB)との電話
会談は進展したものの、大規模なストライキの計画も浮上している
ギリシャが「本当に財政緊縮を合意計画とおりに実行できるのか。」
や、G20財務相・中央銀行総裁会議で次回のG20までにEFSFの措置を
実行するとはされたが「本当に欧州各国でEFSFの拡充の議会承認が
スムーズに得れるのか。」などの懸念は残っているようです。

欧州各国でEFSFの拡充の議会承認の期限は10月10日との市場観測が
ある中、29日に行われる欧州中核国の独における「EFSF拡充法案の
議会採決」が行われる予定ですが、無事通過した場合にはユーロの
支援材料となり、無事に通過する可能性も高いものの、血税を使っ
ての支援拡充へは独国民の中に反対論も根強く、求心力が弱まって
いるメルケル政権がEFSF拡充法案の議会採決に万一失敗すれば市場
への大きな打撃となるだけに、まずは29日の独議会でのEFSF拡充法
案の採決の行方が大いに注目されます。
また、23日にベルギー中銀総裁が「指標による予想が悪化ならECB
は10月に行動する可能性。利下げの可能性は排除されない。」との
発言をしていて、市場のECB利下げ観測の動向にも注目されます。

ユーロドル相場ではいったん自律反発となる可能性もありますが、
NYダウや欧州株式市場の相場動向との同期性が引き続き強い傾向
があり「ダウ上昇ではリスク選好でのドル売り」「ダウ下落では
リスク回避でのドル買い」を意識するとともに、期待と懸念での
上下動に注意しながらのトレードになりそうです。まずは1.35台
半ば〜1.34のレンジ形成をどちらに抜けるかが注目されそうです。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、先週は前半に豪ドル米
ドルでは1.02を下抜けていったんは戻しを試すも、その後の週半ば
にNYダウなど株式市場の下落や現価格の下落を背景に、1.02を再び
下抜けると、リスク回避の動意が一気に高まって、豪ドル米ドルは
パリティ(1.000)も割り込んで0.97も一時割り込むあたりまで下落
する相場展開になりました。

豪ドル米ドルでは、ストップの巻き込みもかなり消化して、今週は
月足のチャートポイントに到達したことで、いったんは自律反発と
なる可能性もありそうですが、一部では豪RBAの利下げ観測もある
ようで、再び0.97を割り込むと下落がさらに進む可能性もあり、
コモディティ(商品)が金を含めて原油など軟調傾向にあるとともに、
株式市場も軟調傾向になっていて、世界の新興国市場からのマネー
の逃避も顕著になってきていることから、再下落にも留意しながら、
引き続きリスクの動向(選好と回避)に敏感なベータ系の通貨として、
NYダウや中国などの株式市場および原油価格の動向なども参考に
トレードしていきたいものです。

経済指標関連では、26日のNZ貿易収支に独IFO景気動向と
米新築住宅販売件数、
27日の米消費者信頼感指数、28日の米耐久財受注、
29日の米第2四半期GDP確報に米第2四半期個人消費確報と
米新規失業保険申請件数に米中古住宅販売保留(成約)、
30日のNZ住宅建設許可と欧消費者物価指数速報に加GDPと
米シカゴ購買部協会景気指数にミシガン大学消費者信頼感指数確報、
などが注目されます。

また、9月30日は月末と四半期末になりますので、ボラタイルな相場
の動きになる可能性がありそうで注目されます。


さて今回は、「輪廻の呪縛を断ち切る秘術」のお話です。

少し前に日経新聞に載っていたコラム(7月23日)ですが、

矢野経済研究所の調べでは2010年3月末時点で
日本のFXの口座総数は約275万にもなるそうで、

かなり1人が複数口座を持っているとは思われるものの、
2005年3月末時点と比べると15倍にもなっているそうです。

また、ドイツ証券の外国為替営業部長の大西氏によりますと、
「日本の(個人の)FXの取引総額は恐らく米国の10倍以上、
 欧州と比べても5倍以上だろう。」とのことで、

どうやら日本の個人のFXの取引総額は世界一のようです。

サブプライム問題以前のキャリートレードが盛んなりし頃は、
日本の個人のFXトレーダーの多くが、スワップポイント狙いの
ドル円やクロス円のロングばかりしていて、

(まぁ、この時期はこれはこれで儲かっていて良かったのですが)

サブプライム問題後に大きな損失を蒙る個人トレーダーが続出して

「日本の個人のトレーダーのレベルは幼稚園レベルだ。
 売ることを知らないトレードはトレードなどではない。」

などとの酷評も多く見られたものでした。

しかしながら現在は、日本のFXトレーダーも買い偏重の人は少なく、
売りも買いもできるトレーダーが多くなって、

おそらく欧米の個人FXトレーダーに引けを取らないレベルにまで
日本の個人トレーダーも技術の進化を遂げているものと思われます。

一部、昨年と今年の日本のFXのレバレッジ規制で、
日本のFXの個人トレーダーが減少したとの観測もあるようですが、

それでも日本の個人のFXの取引総額は世界一のレベルであり、

過当競争での日本のFX業者の淘汰がある一方、
同時に海外のFX業者の日本進出もみられているようです。

そのような海外のFX業者の日本進出の中に、
土日も業者自体がトレードの受け手となって流動性を供給して、
トレードが可能なことでも有名な世界最大級のFX業者に
オアンダ・グループがありますが、

カナダのトロント大学の教授でもある、
同社のマイケル・スタムCEOが、

FX専門誌の「FX攻略ドットコム」でのインタビューで、
とても興味深いお話をされています。

「一般には個人投資家の90%が負けているといわれていますが、
 個々の取引をみると、55%の取引が収益プラスで決済されて
 います。私がみるところでは、個人投資家のみなさんの
 トレードの方向性は間違ってはいません。」

とのことで、

同社の規模からしますと統計調査として
みなしてよいくらいのサンプル数において、

個人トレーダーの統計的中心値として、
55%の取引が収益プラスで決済されているということは、

それだけ優位性のある「エッジのあるトレード」を
多くの個人トレーダーが事実できているということであり、

それは、頑張ってトレードの学習をすれば、
不確実性のあるマーケットではあっても、
勝ちでトレードを終えることが出来るようになる
ことを示しています。

また、この55%には、FXトレードに取り組んで間もない
まだ負けトレードのほうが多いトレーダーの成績も
含まれているとしますと、

推定するところ、勝てるようになったトレーダーは、
55%よりもさらに高い率で収益プラスのトレードを
出来ていることが覗えて、

これは個人のFXトレーダーはトレード技能自体は
ファンドマネージャーなどのプロ達に比しても、
決して劣ってなどはいないことを示しています。

しかし…、オアンダ社のマイケル・スタムCEOはこうも語ります。

「が…、(個人投資家の皆さんは)
 利益と損失のバランスが非常に悪いようです。
 たとえば、銀行やプロのディーラーは相場が思惑と反対方向に
 行くとすぐにポジションを手仕舞いますが、
 一般の投資家は(中略)、ポジションを持ち続けたり、
 ナンピンを繰り返して自滅してしまうケースも多いようです。
 利益と損失のバランスをよくすれば、
 もっといい成績を残せるのではないでしょうか。」

そうです…。

銀行やプロのディーラーは、(会社に管理されていることもあって)
相場が思惑と反対方向となった場合に、
素早く退出行動(損切り執行)できるのに対して、

個人投資家はポジションを持ち続けて自滅することが多く、

55%の取引が収益プラスで決済されているにもかかわらず、
個人投資家の90%が負けているのだというわけです。

つまり、個人トレーダーは損失を限定させる
「負ける技術」がプロ達に比して劣っているわけなのですね。

これこそが「FXで勝てない決定的な事由」であることを
マイケル・スタムCEOはさりげなく明かしています。

また、ファンドマネージャーなどのプロのプロたるところは
「負ける技術の確かさ」であることを示唆しています。

勤勉な国民性もあって、
日本のFXトレーダーは一生懸命に勉強して、
個々の平均値では優位性のあるトレードが出来て、
トレードの技能は成長しているけれども、

その勉強は結果的にエントリーの方法に偏してしまっていて、

貯蓄を好む国民性も影響しているためか(?)、
耳にタコの「損切り」が事実上できてはいなく、

「コツコツ勝って、ドーンとやられる。」

この繰り返しの輪廻の呪縛から抜け出せていないのです。

もしもそうであるならば…、

「コツコツ、ドーン」の繰り返しの輪廻の呪縛を断ち切るために、

学ぶべきはエントリーの技術よりも、
損失を限定させる「負ける技術」のほうであるようです。

トレーダーで負けたくて負ける人はいなく、
誰でも負けることは嫌なことですが、

不確実性のあるマーケットでは100%勝つことはほぼ不可能で、
ときに負けることは避けられないものです。

ただ、ときに負けることは避けられなくても、

「大きく負けることを避ける」ことは損切りによって
トレーダーの意志と執行しだいで出来ることです。

トレードで巨額の損失を出すことは、
リスクを取りすぎた巨大なポジションであったか、
損切りが出来ていなかったことを物語ることであり、

適正な建て玉で損切りをきちんとしてさえいれば、
本来は「巨額の損失を出すことはありえないこと」なのですね。

トレードで勝つための技術の習得も大切なことではありますが、

思惑違いとなった場合に潔く「負けれる人」こそが
最終的に勝てるトレーダーになれることは興味深いことです。

「なーんだぁ。何かと思ったら、
 結局は損切りの話かよ。そんなの聞き飽きたぜ。」

そう…。トレードでは特別な魔法などはそうないものです。
聞き飽きたあたりまえのことこそが大切なのですね。 

「トータル収支で勝つための秘術の損切り」を
本当に出来るトレーダーになっていきたいものです。




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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く19時間体系的に学んでいただければと思います。


FX ブルとベアの戦いのお話


まだまだ残暑が厳しいところも多いと思いますが、
北海道では一雨ごとにしだいに秋が深まってきています。

●先週の主な出来事

<9月12日(月)>

11日にギリシャの政府が、
「ユーロ圏各国などからの金融支援を引き続き受けられるよう、
固定資産税の増税を柱とする追加的な緊縮策を講じる。」
との発表をしました。
独のシュピーゲル誌が、
「独財務省がギリシャがデフォルトに陥った場合での
独経済への影響とユーロ圏の高債務国と銀行に与ええる影響を
封じ込める措置を検討している。」
と報じました。
独のレスラー副首相兼経済技術相が、
「ギリシャの秩序ある破綻はタブーではない。」
との見解を示しました。
週はじめ主要通貨ペアが下窓を空けてのスタートになりました。
日国内企業物価指数(8月)は市場予想より強い+2.6%、
日第三次産業活動指数(7月)は予想より弱い−0.1%になりました。
日銀金融政策決定会合議事録要旨では、
「金融緩和を一段と強化する必要があるとの認識で一致。
世界経済と米経済は減速しつつも回復続けている。
欧州経済は全体としてみれば緩やかに回復も
財政状況に対するリスクは引き続き高い。
日本の景気下ぶれリスクにより留意するべき情勢。
円高の進行は企業マインド大きく悪化させる可能性。
企業の海外シフトを加速する可能性。」
などが示されました。
英FT紙が、
「BOEは英国債以外の購入も含めた更なる金融緩和が必要。」
との英BOEのボーゼン委員の見解を記事として掲載しました。
日経平均は軟調傾向で推移しました。
ダウ先物や原油先物が軟調傾向で推移しました。
豪貿易収支(7月)は市場予想より弱い+18.26億豪ドルになりました。
市場反応は限定的でした。
東京時間前半では主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いになりました。
アジアの株式市場は軟調傾向で推移しました。
中国の株式市場は中秋節で休場でした。
中国人民銀行が、
「物価上昇のペースは緩和したが要因は払拭されていない。
依然としてインフレは高すぎる。穏健な金融政策が必要。」
との見解を発表しました。
NZ中銀総裁が、
「NZドルは過大評価されている。
NZドルが下落すればNZ経済にとってより良い状態になる可能性。」
との認識を示しました。
東京時間後半ではドル円など主要通貨ペアが下落しました。
ユーロ円が一時10年ぶりとなる安値の104円10銭をつけました。
日経平均は前週末比−201.99円で大引けになりました。
ユンケル・ユーログループ議長が、
「EFSF資金増額も含めユーロ防衛に必要なあらゆる手段を講じる。」
との発言をしました。
ギリシャの財務次官が、国内テレビのインタビューで、
「賃金などの支払いを10月中は間違いなくやりくりできるが、
10月に資金が底をつく見通し。EUやIMFによる支援が必要。」
との発言をしました。
ロンドン時間序盤ではドル売り動意が優勢の相場展開になりました。
ドル円の軟調が続き、クロス円も軟調傾向で推移しました。
また、資源国通貨の軟調がしばらく続きました。
原油先物がしばらく軟調傾向で推移しました。
欧州株式指市場が軟調傾向で推移しました。
ギリシャの2年物国債の利回りが70%の大台を超えました。
ECBが伊の国債を購入したとの報道がありました。
伊1年物国債入札では利回りが前回より高い4.153%になりました。
ダウ先物が一時200ドルを超える下落になりました。
独政府が、
「ギリシャのデフォルトを想定していることを否定する。
トロイカ体勢がギリシャ問題を進展させると信じている。
トロイカだけがギリシャを査定できる。
独はギリシャがすべきことを全て行うと見ている。」
などの声明を発表しました。
その後、主要通貨ペアが反発する展開になりました。
ダウ先物と原油先物に反発の動きが見られました。
資源国通貨が買い戻される展開になりました。
独とギリシャの10年債利回り格差が過去最高の1900bpを超えました。
独首相と欧州委員長の対談で、
「ユーロが欧州と独に不可欠だとの認識で一致。
成長と安定がユーロを支えるとの意見で合意。」
との認識が示されました。
仏の核処理施設の爆発で一人が死亡したとの報道がありました。
仏当局が爆発による放射能漏れはないと発表しました。
トリシェECB総裁がBIS主要国総裁会議で、
「最近は下方リスクが増しているが世界的景気後退の兆しはない。
中銀は必要に応じて銀行に(無制限)供給する準備ができている。」
などの認識を示しました。
米10年債利回りが一時1.877%の最低水準に低下しました。
NYダウが軟調傾向の上下動の揉み合いになりました。
NY時間前半では主要通貨ペアが振幅のある揉み合いになりました。
ギリシャ中銀が発表した1〜8月の財政赤字は186億ユーロになり、
前年の156.7億ユーロから拡大しました。
ロンドン銀行間貸出金利LIBOR3ヶ月が0.34%台まで上昇して、
欧州でのドル調達コストが上昇しました。
加財務相が、
「加の経済の見通しは下方修正される可能性もある。
加の財政見通しは軌道に乗っている。
加にはこれ以上の刺激策は必要がない可能性。」
などの見解を示しました。
米3年債の入札では最高落札利回りが前回より低い0.334%、
応札倍率が前回より低い3.15倍になりました。
NY時間後半にしばらくドルストレートが軟調傾向で推移しました。
独財務相が、
「ギリシャにユーロを離脱させることは不可能。
ギリシャは危機の源に立ち向かわなければならない。
我々は合意を実施しなければならない。」
などの認識を示しました。
米FT紙が「伊が中国系ファンドと国債購入などに関して協議。」
との報道をしました。
NY時間終盤にかけてユーロドルなどドルストレートが反発しました。
NYダウが終盤にかけて急反発しました。
OMBホワイトハウス行政管理予算局が、
「米大統領は先日発表した雇用対策の費用4470億ドル捻出のため、
4670億ドルの予算削減を議会に提案する。200億ドルの差は予備。」
との発表をしました。
ダラス連銀総裁が、
「米経済は欧州が銀行問題を解決すること必要とする。
FRBは景気支援を単独で担うことはできない。」
との認識を示しました。
NY原油(WTI)は上昇して88ドル台前半で引けました。
NYダウは終盤に反発して前週末比+68.99ドルで取引を終えました。

<9月13日(火)>

ダラス連銀総裁が、
「追加的な金融政策を私は支持しないだろう。
FOMCでの反対票はおそらく繰り返されるだろう。」
との発言をしました。
NZ第2四半期製造業売上高は前回値より弱い+2.1%になりました。
限定的ながらNZドル売り反応になりました。
オセアニア時間では主要通貨ペアが揉み合いになりました。
一部メディアが、伊の政府筋の情報として、
「中国による伊の債購入は協議の焦点ではなかった。」
との報道をしました。
英RICS住宅価格(8月)は市場予想とおりの−23.0%になりました。
東京時間前半ではドル売り優勢の揉み合いになりました。
ドル円が下落して、ドルスレートが堅調に推移しました。
日経平均は前日比プラス圏での推移になりました。
セントルイス連銀総裁が、
「FRBが金融緩和を行うかどうかまだ決定していない。
景気悪化時には積極的な金融政策が必要となるが、
FOMCはすでに積極策を実施している。」
との(緩和策の限界を示唆する)見解を示しました。
NY原油先物が時間外取引で堅調に推移しました。
豪NAB企業景況感指数(8月)は−8、豪NAB企業信頼感指数−3と、
ともに前回値より弱い結果になりました。
NZ財務相が「低金利政策を長く保つべき。」と発言しました。
中国上海株式市場が軟調傾向で推移しました。
香港と韓国市場は中秋節に伴う祝日で休場でした。
独の首相が、
「ギリシャは適切に課題に取り組んでいると聞いている。
IMF・ ECB・ EUの3者のトロイカ調査機関は今週ギリシャに戻る。
制御されていないギリシャの破綻は他のユーロ圏諸国を痛めつける。
これは避けられるべきである。
ユーロ圏には現在秩序ある破綻のメカニズムはない。
シュタルク専務理事が辞任しても独のECBでの役割は変化がない。」
などの発言をしました。
日経平均は前日比+80.88円で大引けになりました。
ロンドン時間序盤では一時ドル売り傾向の揉み合いになりました。
ギリシャの10年債利回りが一時過去最高の25%を超えました。
その後、主要通貨ペアが軟調になって行きました。
中国外務省が、
「中国政府は欧州を信頼している。
欧州が中国の対欧州投資を確実にすることを期待している。」
との発表をしました。
欧州株式市場は上昇して始まった後に反落しました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
スペインメディアが、
「オバマ米大統領はギリシャ問題は心配だが市場の矛先が伊と
スペインに向かっていることは更なる問題との認識を示した。」
と報じました。
英消費者物価指数(8月)は市場予想とおりの+4.5%、
英小売物価指数(8月)は市場予想とおりの+0.6%、
英商品貿易収支(7月)は市場予想より弱い−89.22億ポンド、
英DCLG住宅価格(7月)は市場予想より弱い−1.5%になりました。
限定的ながら一時ポンド買い反応になりました。
仏BNPパリバの株価が一時約10%下落しまた。
伊の5年債の入札では、落札利回りが前回より高い5.60%、
応札倍率が前回より低い1.28倍と不調になりました。
一時、ユーロ売り反応が見られました。
一部メディアが、関係筋からの情報として、
「伊は債務削減のために国有資産の売却を検討している。
投資家と来週の出来るだけ早いうちに協議する見込み。」
と報じました。
その後にドル売り動意になり、ドルストレートが反発しました。
ドル円は軟調傾向が続きました。
欧州株式市場やダウ先物や原油先物が反発をみせました。
英BOEのボーゼン委員が、
「英成長見通しは悪化の公算。
BOEは500億ポンドで長期国債を購入する量的緩和策を再開すべき。
BOEの資産購入枠を最大1000億ポンド拡大する必要。
英インフレ率は1年以内に目標を下回る公算。
最近の金融市場はQEの必要性を高める状況。
他のG7の中央銀行は一段の量的緩和をするべき。」
などの見解を示しました。
伊のトレモンティ経済・財務相が、
「通貨操作は政府の手から滑り落ちた。」との認識を示しました。
ギリシャの2年国債利回りが過去最高の76%台まで上昇しました。
NY時間序盤ではドル円が77演題を割り込んで軟調に推移しました。
米輸入物価指数(8月)は市場予想よりは強い−0.4%になりました。
市場反応は限定的でした。
一部メディアが、
「ユーロ危機に対処するためブラジル、ロシア、インド、中国、
南アフリカのBRICSの主要新興5ヶ国がユーロ建て債券の購入を
検討する可能性。」との観測報道をしました。
NYダウは前日比マイナス圏の揉み合いの後に反発しました。
ドル売り動意がしばらく続きました。
伊の政府関係者が、
「中国との協議は伊の鉱工業投資についてで債券購入ではない。」
と発言したことが報じられました。
その後、NYダウが一時反落する神経質な展開になりました。
ドルが買い戻されたり売られたり神経質な揉み合いになりました。
格付け会社のフィッチが、
「スペインの格付けリスクはダウンサイド。
地方の赤字が中央政府を圧迫している。」
との見解を発表しました。
モルガンスタンレーがユーロドルの見通しを年末までの目標で1.30、
2012年第1四半期までに1.25へと下方修正しました。
独連銀総裁が、
「ユーロ共同債は必要がない。
ESFSによる国債購入は健全な財政政策の流れを阻害する。
ECBのバランスシートの拡大は危険。リスク資産は減らすべき。」
などの発言をしました。
米10年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い2.000%、
応札倍率が前回より低い3.03倍になりました。
NYダウが前日比プラス圏での推移になりました。
しだいにドルストレートが反発する展開になりました。
ロイター通信が、
「ユーロ圏財務相会合に参加するガイトナー米財務長官は
債務危機回避に向け欧金融安定化基金ESFS増額を求める見通し。」
との観測報道をしました。
米財政収支(8月)は市場予想より弱い1342億ドルになりました。
オランダの財務相が「ギリシャ破綻は回避できないと見ている。」
との発言をしました。
再びユーロドルなどドルストレートが反落しました。
独財務相が、
「ギリシャ支援に関して合意で決まった以外の追加支援はない。」
との発言をしました。
米当局筋が「ガイトナー米財務長官はユーロ圏財務相の会合で
EFSFの拡大は求めない方針。」とロイターの観測を否定しました。
NY原油(WTI)は上昇して90ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+44.73ドルで取引を終えました。

<9月14日(水)>

IMF国際通貨基金が、
「ポルトガルの財政目標は変わらず。歳出削減を強化する必要。
ポルドガル支援プログラムは順調。
ポルトガルは2013年にソブリン債市場に復帰できる可能性。」
などの見解を発表しました。
東京時間序盤では主要通貨ペアが揉み合いになりました。
日経平均は上昇して始まった後に反落しました。
中国の温首が、
「中国は欧州への支援を拡大する用意がある。
中国は欧州に対する投資を今後も拡大していく。」
などの発言をしました。
豪Westpac消費者信頼感指数(9月)は前月より強い96.9になりました。
豪ドルが一時上昇しました。
仲値を過ぎたあたりからドル買い動意が優勢の展開になりました。
豪第2四半期新規住宅は予想よりかなり弱い−4.7%になりました。
豪の統計局が、
「CPI統計の定期見直しの一環として新たな統計手法を導入。
4-6月期の消費者物価指数コアを前期比で0.7%に下方修正。」
との発表をしました。
豪ドルが下落して行きました。
アジアの株式市場が上昇で始まった後に下落する展開になりました。
ダウ先物や原油先物が軟調傾向で推移しました。
ドルストレートが軟調傾向で推移しました。
宮尾日銀審議委員が、
「欧州債務問題リスク拡大。
先進国の回復鈍化による外需減少で日本の景気回復下振れの恐れ。
今後も必要なときに適切な対応が大切。
米債格下げや米金融緩和長期化と欧州債務問題などで
円高が定着すると産業空洞化に懸念が強まる。」
などの見解を示しました。
米WSJ紙が、ラガルドIMF専務理事の発言として、
「新興国が欧州国債購入をする際に独など健全な国だけでなく、
借り入れが困難な周辺国まで対象を拡大することを期待している。」
と報じました。
日鉱工業生産確報(7月)は速報値より弱い+0.4%になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「ソシエテ・ジェネラルの債務預金格付をAa2からAa3に引き下げる。
仏クレディアグリコール長期格付をAa1からAa2に引き下げる。」
などの発表をしました。
東京時間後半はドル円も軟調になりました。
日工作機械受注確報(8月)は速報値より弱い+15.2%になりました。
日経平均は前日比−97.98円で大引けになりました。
インド財務省当局者が、
「BRICSのブラジル・ロシア・インド・中国が
ユーロ圏支援で22日に会合を行う。」との発言をしました。
ロンドン時間に入るとドルストレートが反発をみせました。
欧州株式市場は下落して始まった後に反発しました。
アジアの株式市場が終盤にかけて反発しました。
インド筋が、
「インドは外為ポートフォリオでユーロの投資比率を20%で維持。」
との発言をしたことが報じられました。
ダウ先物や原油先物が一時反発する場面がありました。
中国の李副首相が、
「世界経済の不透明感が高まっている。
一部の国でソブリン債務危機は悪化しているが、
中国は常にユーロを信認している。」
との発言をしました。
バローゾ欧州委員長が、
「債務危機の進行を止める唯一の方法はユーロ圏が一丸となること。
共同債で現在の問題が直ちにすべて解決できるわけではないが、
ユーロ共同債の導入に関しても種々の提案をしていく可能性。」
などの見解を示しました。
スイス生産者輸入価格(8月)は予想より弱い−1.9%になりました。
IMFの高官が、
「トロイカがギリシャの査定に戻るのは必要な条件が整ったから。
トロイカ調査団は財政等の検査のため本日にギリシャ入りの予定。」
との発言をしました。
スペインの首相が「スペインは7〜9月期も低成長を続ける可能性。」
との見解を示しました。
NZの財務相が、
「2012年のNZ成長率は予想より減速する見通し。
NZは政策金利を長期間低くする見通し。」
などの見解を示しました。
オセアニア通貨が上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
英失業率(8月)は4.9%、英失業保険申請件数(8月)は+2.03万人と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ポンド買い反応になりました。
欧鉱工業生産指数(7月)は市場予想より弱い+1.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
独とギリシャの10年物国債の利回り格差が2300bpに拡大しました。
その後、ギリシャ・独・仏の首脳電話会談の期待もあってか、
ドル売り動意になりドルストレートが反発する展開になりました。
欧州の株式市場やダウ先物が堅調傾向になりました。
伊の下院議会が信任投票を行い緊縮策を承認しました。
米小売売上高(8月)は市場予想より弱い0.0%、
米生産者物価指数(8月)は市場予想とおりの+6.5%になりました。
NY時間序盤では限定的ながらリスク回避の動意になりました。
ドル円など主要通貨ペアが軟調になりました。
加第2四半期設備稼働率は市場予想より強い78.4%になりました。
NYダウが上昇して始まった後に反落しました。
米企業在庫(7月)は市場予想より弱い+0.4%になりました。
オーストリア議会委員会がEFSFの強化を承認しませんでした。
オーストリア中銀総裁が、
「ECBの主要な職務は物価の安定。国債購入は一時的な措置。
世界経済の見通しは落ち込んだ。
緊縮財政だけではギリシャ問題を解決できない。」
などの見解を示しました。
格付け会社のフィッチがスペインの地方銀行5行を格下げしました。
ユーロなどドルストレートが下落しました。
独の外相が、
「独政府はギリシャのデフォルトについて複数のシナリオを検討。」
との発言をしました。
オーストリアのフェクター財務相が、
「EFSFの強化の9月中の採決にまだ可能性がある。」
との認識を示しました。
中国国家発展改革委員会の高官が、
「中国は外貨準備でユーロ圏の重債務国の国債を買おうとしている。
世界的な景気の二番底は避けられる。」などの認識を示しました。
ユーロが反発しました。
ロンドンフィキシング前あたりからNYダウが反発しました。
加の財務相が、
「加の下半期の経済成長は緩やかになる可能性。
加の国民は更なる債務削減の必要性を理解。
加の国民は政策金利には上昇の余地しかないことを理解。
加ドルに介入する意思はない。」などの見解を示しました。
スイスSNBの副総裁が、
「現時点ではスイスにインフレ懸念はない。
必要ならばSNBは無制限の流動性創出も吸収もできる。」
などの認識を示しました。
米30年債の入札では、最高落札利回りが前回より低い3.310%、
応札倍率が前回より高い2.85倍と好調になりました。
独首相と仏大統領とギリシャ首相が、電話会談後に、
「ギリシャはユーロ圏の一部。
ギリシャは予算計画を達成するため全ての政策実施を決意。
予算削減はユーロの安定に繋がる。
ギリシャがユーロに留まり続けることを確信。
7月21日の合意事項の実施が不可欠。」
などの共同見解を示しました。
ユーロドルが堅調に推移しました。
他のドルストレートにも反発が見られました。
ドル円は軟調傾向がつつきました。
NY原油(WTI)は88ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+140.88ドルで取引を終えました。

<9月15日(木)>

RBNZ政策金利は2.50%で据え置きになりました。
RBNZ声明では、
「世界情勢のリスクの状況から金利を据え置くことが賢明。
国内経済は比較的良好。2012年のGDP見通しは3.6%、
2013年のGDP見通しは2.6%。NZドル高は輸入物価を緩和。
世界経済は急速に下落するリスクもある。」
などの見解が示されました。
RBNZ総裁が、
「NZの銀行は十分な流動性を確保。
NZドルはファンダメンタルズに対して過大評価。
NZドル高は輸出企業にとってマイナス。
ある時点では政策金利の引き上げは必要。
スイスの政策は興味深い。スイスの為替政策は大胆な試み。
カンタベリー被災の資産は200億NZドル。再興開始を期待。」
などの発言をしました。
市場反応はNZドル売りになりました。
東京時間序盤ではドル買い動意が優勢の揉み合いになりました。
日経平均は堅調傾向で推移しました。
IMF専務理事がAPECにて、
「EU安定には協調した大胆な行動が必要。
回復への道は狭いものとなるが到達は可能である。
新興国には景気過熱のリスクがある。」
などの見解を示しました。
伊の国債が格下げされるとの噂が飛び交いました。
その後、ユーロドルなどドルストレートが一時軟調になりました。
日首相が、
「一方的に偏った円高が続いていていることを懸念している。
円高にはあらゆる処置を排除せず必要あれば断固として行動。」
との発言をしました。
中国上海株式市場は上下動の揉み合いになりました。
アジアの株式市場がほぼ前日比プラス圏で推移しました。
ドル円が上下動の揉み合いになりました。
米格付会社S&Pのシニアディレクターのキムエン・タン氏が、
「米国はデフォルトリスクからほど遠く、
米国債は依然としてもっとも安全なドル資産である。
依然としてAAA格付の資産でさえリスクフリーではない。」
などの見解を示しました。
ムーディーズのアナリストのヒル氏が、
仏の金融機関は大きな流動性準備を保っている。
ECBの支援も受けられる。格付は世界的に見ても高く力強い。」
などの見解を示しました。
ドルストレートが反発して揉み合いになりました。
日経平均は前日比+150.29円で大引けになりました。
ダウ先物や原油先物がしばらく軟調傾向で推移しました。
英FT紙が、
「欧州の銀行が金を放出してドルの調達に走っている。
欧州大陸の金融機関が直面する流動性危機の新たな兆候。」
との観測報道をしました。
スイス第2四半期鉱工業生産指数は前期比で
市場予想より強い+3.6%になりました。
市場反応は限定的でした。
スイス銀のUBSが「トレーディング部門で約20億ドルの損失。」
との発表をしました。
スイスSNB政策金利は予想とおり0.00%で据え置きになりました。
スイスSNB声明では、
「スイスフランに設定した上限を防衛する。
2011年経済成長は+1.5〜2.0%の見込み。
リスクはフランの過大評価。必要なら更なる措置を講じる。
予見可能な将来にインフレリスクはない。
1ユーロ1.20フランは依然として高過ぎる。」
などが示されました。
ユーロスイスが一時上昇しました。
欧州の株式市場は堅調傾向で推移しました。
ロンドン時間序盤ではユーロドルや豪ドル米ドルが反発しました。
ダウ先物や原油先物が反発しました。
ECB月報(9月)では、
「不確実性は特段に高い。下方リスクが強まった。
政策は緩和的。一部の環境は引き締まった。
インフレ率は年内2%超にとどまる可能性。2012年には低下へ。」
などの見解が示されました。
英小売売上高指数(8月)は市場予想よりは強い−0.2%になりました。
ポンド買い反応になりました。
ECBのビニスマギ理事が、
「ECBは国債購入に伴うリスクを承知。
物価安定の責務に変わりはない。EFSFについては一段の調整が必要。
国債購入はECBの責務達成を妨げていない。」
などの認識を示しました。
スペインの国債入札では調達額は約40億ユーロを達成しました。
独の首相が、
「独はユーロ圏の未来を確保するための義務を負っている。
ユーロ危機への即効薬はなく各国が義務を果たさなくてはならない。
ユーロ共同債は絶対に間違っている。」
などの発言をしました。
ユーロが一時上げ幅を縮小する場面がありました。
欧消費者物価指数確報(8月)は予想とおりの+2.5%になりました。
EU欧州連合が、
「2011年のユーロ圏GDP見通しを1.6%で据え置き。
下期の景気見通しは下方修正。
ユーロ圏経済は年末には足踏み状態に近い。見通しは不透明。
最新の経済見通しでユーロ圏7〜9月は0.2%成長。
欧州債務問題は悪化している。」
などの見解を発表しました。
その後もダウ先物と原油先物の堅調が続きました。
ドル売り動意が強まる展開になりました。
ユーロドルなどドルストレートが堅調に推移しました。
ドル円が軟調傾向で推移しました。
スペイン議会がEFSFの拡充策を承認しました。
NY時間が近づく頃にドルストレートに調整の動きが見られました。
米消費者物価指数(8月)は市場予想より強い+3.8%、
米第2四半期経常収支は予想よりは強い−1180億ドル、
米NY連銀製造業景気指数(9月)は市場予想より弱い−8.82、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い42.8万件になりました。
強弱まちまちの結果でしたがドル円が反発する展開になりました。
加製造業出荷(7月)は市場予想より強い+2.7%になりました。
加ドルの堅調が続きました。
ECBが午後10時頃に、
「ECBはドル流動性供給の措置を行う。
ドル流動性供給はFRBとBOEとSNBと日銀とも協調して行う。」
との発表をしました。
日銀が「年末越え3ヶ月物米ドル供給オペの追加発表」をしました。
リスク回避が後退してリスク選好動意になり、
ドル円が急上昇して、ユーロなどドルストレートが急伸しました。
日銀のレートチェックの噂も飛び交いました。
ダウ先物や欧州株価や原油先物も急伸しました。
ギリシャ債と独債の利回り格差が大幅縮小しました。
その後、ドル円はドル売り動意に上げ幅を急速に縮小しました。
NY時間序盤は激しい相場展開になりました。
米10年債利回りが流動性供給を受けて2.11%に上昇しました。
米鉱工業生産指数(8月)は市場予想より強い+0.2%になりました。
米設備稼働率(8月)は市場予想より弱い77.4%になりました。
英BOEのウィール委員が、
「英国経済の見通しはここ数週間で悪くなっている。
景気の二番底リスクは7月以来高くなっている。
潜在的にインフレ率が目標を下回るようなら追加緩和策へ投票。」
などの見解を示しました。
NYダウが堅調傾向で推移しました。
米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(9月)は、
市場予想より弱い−17.5になりました。
激しい動きの後で指標発表直後の市場反応は限定的でした。
その後、NYダウが上昇幅を縮小する場面がありました。
一時ドルストレートが反落する展開になりました。
IMFの専務理事が、
「世界の危機状態は危険な段階に入っているが出口はある。
中銀の流動性供給は非常に必要。金融機関の資本増強は必要。
ギリシャがユーロ圏に留まることは価値がある。」
などの認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「米国には景気刺激策への能力はあまり残っていない可能性。
米国の更なる格下げの可能性は3分の1。
2013年までは格付け変更はない見通し。」
などの見解を発表しました。
ECBのシュタルク理事が、
「ユーロ共同債は債務問題の解決にはならない。
超低金利の一方で流動性供給の拡大は危険である。
自身の辞任は個人的な理由によるもの。
アイルランドとポルトガルは良好な軌道に乗っている。
今の時点ではギリシャの償還に疑問を持つ理由はない。」
などの見解を示しました。
その後、NYダウが再び上昇してドルストレートも再上昇しました。
ドル円は揉み合いになっていきました。
トリシェECB総裁が、
「今回の各国中銀協調による3ヶ月物のドル資金供給は
世界共通の目的に沿ったものである。
バーゼル3の着実な実施とタイミングは非常に困難が伴う。
コンピューター高頻度取引については検証が必要。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は89ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比+186.45ドルで取引を終えました。

<9月16日(金)>

格付け会社のムーディーズが、
「UBSの格付けを引き下げ方向で見直す」との発表をしました。
オセアニア時間では主要通貨ペアが揉み合いになりました。
日経平均は堅調傾向で推移しました。
東京時間序盤では調整的なドル買い傾向の揉み合いになりました。
ドルストレートが軟調に推移してドル円が反発しました。
IMFの専務理事が「中銀は安定化のため出来ることを何でも行う。」
との認識を示しました。
日首相が、
「日銀と連携してあらゆる政策実施をする。
一方的に偏った円高の動きを強く懸念している。
必要な場合には断固とした行動とる。」
との発言をしました。
アジアの株式市場が堅調傾向で推移しました。
東京時間ではダウ先物も堅調傾向で推移しました。
その後、豪ドル米ドルなどドルストレートに反発が見られました。
ドル円は揉み合いになりました。
英BOEのビーン副総裁が、
「現状で4.5%とインフレターゲットを大きく上回っている英CPIは
2012年には低下する可能性。」との見解を示しました。
英のブラウン元首相が、
「欧州の危機は2008年より深刻。
欧州の安定基金は充分ではない。
米欧は政策協調なければ低成長になる可能性。」
などの認識を示しました。
ギリシャの財務相が、
「ギリシャは7月21日に決議事項の実行が不可欠。
我々の決定は債務削減の目標へ向かうものである。」
との発言をしました。
日経平均は前日比+195.30円の8864.16円で週の取引を終えました。
IMFの副専務理事が、
「欧州債務危機は危険な新局面にある。
欧州債務危機の懸念が銀行業界に広がる可能性。
米国経済の二番底は予想していない。」
などの見解を示しました。
一部メディアが、
「米ダラス連銀総裁は低金利を長期間据え置くとした
前回のFOMCの声明について景気刺激につながるとは思えない。」
との見解を示したことを報じました。
欧州株式市場は上昇して始まった後に反落して行きました。
ダウ先物が反落していきました。
ロンドン時間前半ではドルストレートが軟調傾向で推移しました。
欧経常収支(7月)は前回より弱い−32億ユーロになりました。
ECBのパラモ理事が、
「ドル流動性供給は市場の信頼を強める。
ユーロ圏の危機は金融の安定が必要なことを示した。」
などの認識を示しました。
欧貿易収支(7月)は市場予想より強い+43億ユーロになりました。
その後、ダウ先物や欧州株式市場が反発しました。
ドルストレートが反発する展開になりました。
独とギリシャの国債利回り格差が縮小しました。
独の首相が、
「ユーロ共同債はあり得ない。
欧州は独の経済成長に支えられ利益を得ている。
今年の独成長率は2.5%というよりも3%に近い水準。
ユーロの将来のためあらゆることを行う必要がある。
債務危機を解決するには段階的なプロセス。
ユーロ導入国は支援得るには条件満たす必要。」
などの見解を示しました。
ガイトナー米財務長官が、
「欧州はユーロ圏解体について安易な発言は慎むべき。
EUと米国は緊密に協力する必要。
欧州自身が問題解決を選ばねばならない。
欧州は運命を他地域に委ねてはならない。
米経済は今後1年半は潜在力を下回る2%成長の見通し。」
などの発言をしました。
格付け会社のS&Pが、
「不正トレードによる損失発表によりUBSは格下げの可能性。」
との発表をしました。
市場反応は限定的でした。
ユーログループ議長が、
「ユーロ圏各国はEFSFの拡充に関して賛成している。
ギリシャへの10月の支払いは10月3日に決定される見込み。」
との発言をしました。
オーストリアの財務相が、
「ギリシャ向けの次回の融資は10月14日までに実施される方針。
融資実行にはトロイカ(ECB、EU、IMF)の審査次第。」
との発言をしました。
しばらく主要通貨ペアが揉み合う展開になりました。
トリシェECB総裁が、
「7月21日の財務相会合で決定された事項の速やかな実行が必要。
ユーロ圏は正しい方向に向かっている。
中銀がドル流動性供給で協調したのは目的の一致を示している。」
などの見解を示しました。
ダウ先物が再び軟調になりました。
NY時間が近づく頃からドルストレートが反落しました。
加国際証券取扱高(7月)は予想より強い117.8億加ドルになりました。
対米証券投資(7月)は市場予想より弱い+95億ドルになりました。
市場反応は限定的でした。
NY時間に入ると欧州株式市場やダウ先物が再び反発しました。
主要通貨ペアに反発の動きが見られました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)は、
市場予想より強い57.8になりました。
NYダウは上昇して始まりましたがその後に再度反落しました。
欧州株式市場も反落しました。
ルクセンブルクの財務相が、
「ユーロ圏の財務相達はギリシャの債務削減のペースに失望。
EFSFの規模はユーロの政策目標を実行するには充分な規模。」
などの発言をしました。
しだいにドル買い動意になりました。
ドル円が反発して、ユーロドルが反落しました。
格付け会社のムーディーズが、
「ポルトガル経済は景気後退の二番底に向かうと予想する。」
との発表をしました。
一時ユーロドルの下落が強まる場面が見られました。
一部メディアが、国際金融協会筋の情報として、
「第2次ギリシャ支援策に含まれている債券スワップへ
自発的に応じた民間の債券保有者は全体の75%を下回る。」
との報道をしました。
アイルランドの財務相が、
「EFSFに国債の購入を依頼することを検討中。」と発言しました。
ギリシャのベニゼロス財務相が「EUの計画は順調。」
との発言をしました。
その後、NYダウが上げては下げる揉み合いになりました。
ドルストレートも揉み合う展開になりました。
加ドルは堅調傾向で推移しました。
FRBが発表した4〜6月期の資金循環統計では、
米家計部門債務の12四半期連続のマイナスなどが示されました。
トリシェECB総裁が、
「欧州債務危機は世界の緊張の一部。
EUとユーロ圏は経済ガバナンスの改善が必要。
7月21日の決定の早期実施を要請。ECBの最大の責務は物価安定。
各国当局に責務遂行を要請。」
などの発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「伊の国債は格下げ方向での見直しに変わりはない。」
との発表をしました。
一部メディアが、
「ギリシャが財政緊縮策の一環として公務員の退職金や
年金カットなどを打ち出していることで、ギリシャの公務員が
15〜16日の2日間だけで辞表を出したのは1万人以上。」
との報道をしました。
共同通信が、
「EU欧州連合27ヶ国の財務相会合で、EUの財政規律を定めた
財政安定成長協定を改定して、規律に違反した加盟国に対し
ほぼ自動的に制裁を科すことで最終合意。
欧州議会可決とEU首脳会議の承認を経て来年初めに発効の見通し。」
との報道をしました。
ドル円が終盤にかけて反落しました。
NY原油(WTI)は下落して87ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+75.91ドルの11509.09ドルで週取引を終えました。

●今週の主な予定

<9月19日(月)>

※東京市場は敬老の日で休みです。

朝7時にNZ第3四半期Westpac消費者信頼感指数、
朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(9月)、
午後6時に欧建設支出(7月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(9月)、
などが予定されています。

<9月20日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録、
午後2時に日景気一致CI指数確報(7月)、日景気先行CI指数確報、
午後3時に独生産者物価指数(8月)、
同午後3時にスイス貿易収支(8月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(9月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(9月)、
夜9時半に米住宅着工件数(8月)、米建設許可件数(8月)、
同夜9時半に加景気先行指標指数(8月)、加卸売売上高(7月)、
深夜12時半から加BOC総裁の講演、
などが予定されています。
豪・独・(加)・米の指標には注目です。

<9月21日(水)>

朝7時45分にNZ第2四半期経常収支、
朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感指数(8月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(8月)、
午前9時半に豪Westpac先行指数(7月)、
昼12時にNZクレジットカード支出(8月)、
午後1時半に日全産業活動指数(7月)、
午後5時半に英BOE議事録、英公共部門ネット負債(8月)、
午後8時に加消費者物価指数(8月)、加消費者物価指数コア(8月)、
夜10時からRBNZ総裁の講演、
夜11時に米中古住宅販売件数(8月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
英・加・米の指標には注目です。

<9月22日(木)>

朝7時45分にNZ第2四半期GDP、
午後6時に欧鉱工業新規受注(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加小売売上高(7月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(8月)、米住宅価格指数(7月)、
同夜11時に欧消費者信頼感指数速報(9月)、
などが予定されています。
NZ・米・加の指標には注目です。
また、この日にG20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。

<9月23日(金)>

※東京市場は秋分の日で休みです。

午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(7月)、
午後4時28分に独製造業PMI速報(9月)、独サービス業PMI速報(9月)、
午後4時58分に欧製造業PMI速報(9月)、欧サービス業PMI速報(9月)、
深夜2時半からNY連銀総裁の講演、
深夜3時からサンフランシスコ連銀総裁の講演、
深夜5時半からトリシェECB総裁の講演、
などが予定されています。
独・欧の指標には一応注目です。


今回は先週のドル円やユーロドルなどの通貨別の概況につきまして
は日々の市場概況が長くなりましたので割愛させていただきます。

さて今週ですが、円については、引き続き欧米の経済減速を背景と
した逃避的な「経常黒字国の通貨としての円買い」と、今月6日の
スイスSNBによるスイスフランの対ユーロでの下限設定の金融政策
による「リスク回避時の受け皿としての円の役割の強まり」などの
潜在的な円高圧力がある一方、為替介入への市場観測はやや後退し
ているものの、14日には宮尾日銀審議委員が「今後も必要なときに
適切な対応が大切。」との認識を示し、15日に野田首相が「一方的
に偏った円高が続いていていることを懸念。円高にはあらゆる処置
を排除せず、必要があれば断固として行動する。」との発言をして、
16日にも同様の発言を繰り返していることから、(76円台を割り込む
事態になった場合などでは) 日政府・日銀の為替介入を含めた円高
対策実行の可能性と期待は残存していて一応の綱引きにはなりそう
です。

米ドルについては、いよいよ今週の20日と21日にFOMCが開かれます
が、先週は週末のユーロ圏財務相会合への期待とともに、NYダウが
週間で5日連続上昇の517ドル近い上昇になって、リスク選好度が
増したことによる基軸通貨としてのドル売りに加えて、15日にECB
がFRBとBOEとSNBと日銀の協調による「米ドル流動性供給の措置」
を発表したことで、前週までドルインデックスが76.808と6ヶ月
ぶり高水準になっていた状況から一転して、先週はドル売り動意
優勢の展開になりました。

今週は21日深夜に発表されるFOMCとその声明が焦点となりますが、
先週後半からはFOMC前のブラックアウト期間入りのため、先週の米
要人の発言は少なめながら、13日にダラス連銀総裁が「追加的な金
融政策を私は支持しないだろう。FOMCでの反対票はおそらく繰り返
されるだろう。」との発言をして、同日にセントルイス連銀総裁が
「FRBが金融緩和を行うかどうかまだ決定していない。景気悪化時
には積極的な金融政策が必要となるが、FOMCはすでに積極策を実施
している。」との発言をしていることなどから、FOMC内部での追加
の緩和策への不支持も少なからずありそうです。

市場ではQE3の決定は難しいとの観測がありながらも、それでも米景
気を支援するためにツイスト・オペなど何らかの形での追加緩和策
が示されるとの観測はあるようですが、一部では先週のNYダウなど
の上昇で緩和策を先取りするように、ある程度の先行織り込みがな
されてしまったと見る向きもあるようです。

一部ではFOMCで何らか緩和策が発表された場合でも、先行織り込み
されたドルの事実買いによる巻き戻しの可能性があると観測する向
きもあるとともに、また、基軸通貨としての米ドルでは、欧州問題
の動向によるリスク度の状況(選好と回避)の影響も大きく、そのバ
ロメーターとしてNYダウおよびダウ先物の状況により、「ダウ上昇
ではリスク選好でのドル売り」「ダウ下落ではリスク回避でのドル
買い」の相関が強まるとの観測があるようです。

ドル円相場では、16日の日経新聞の17面でも指摘されていたように、
円とユーロは米ドルでの連動性が高まっていて、ユーロが対ドルで
上昇すると円高、ユーロが対ドルで下落すると円安、という米ドル
主導による同期が見られ、ユーロドル相場とドル円相場は逆相関と
なる傾向があり、先週はユーロドルが週末のユーロ圏財務相会合へ
の期待とともに、NYダウが週間で517ドル近い上昇になってリスク
選好度が増したことで米ドルが売られ、ユーロドルの反発、ドル円
の下落という状況になりましたが、リスク選好の米ドル売りが一巡
して再び欧州債務問題の投機攻撃でユーロドルが反落した場合など
では、現在の同期の傾向からドル円が上昇する可能性があると見る
向きもあるようです。

また、米ドル安が更に昂進する可能性はあるものの、ドル円が76円
を割り込む事態となった場合では、日政府・日銀の為替介入が実施
されると見ている向きもあるようで、潜在的なリスクの受け皿として
の円高圧力はあるものの、76.00は比較的堅いサポートになる可能性
はありそうです。

ユーロについては、先週は週末のユーロ圏財務相会合への期待とと
もに、NYダウが週間で517ドル近い上昇になってリスク選好度が増し
たこと、そして中国の欧州支援の表明などに加え、15日にECBがFRB
とBOEとSNBと日銀の協調による「米ドル流動性供給の措置」を発表
したことで、ユーロドルが週間では週足と月足のチャートポイント
でいったん戻す格好で反発する展開になりました。

そして週末16日にはユーロ圏財務相会合でギリシャへ10月14日まで
に融資を実行する基本指針は合意とはなったものの、ギリシャによ
る7月21日の決議事項の実行が不可欠として、また融資実行にはト
ロイカ(ECB、EU、IMF)の審査次第という但し書きが付いて、その最
終決定は10月3日ということになりました。ユーロ圏財務相会合で
は、その決定内容にまだ不透明感が残存しているとともに、イベン
ト後の事実売りもあり、ユーロドルは値を下げて週を終える展開に
なりました。

ユーロドルは週間では反発となりましたが、16日にはIMFの副専務
理事が「(道はあるとしながらも) 欧州債務危機は危険な新局面に
ある。」との認識を示していることに加え「EFSF欧州安定化基金
の拡充問題。」「ユーロ共同債への意見の対立。」「ギリシャ第
2次支援の体制が各国議会の承認を含めて整えられるかどうかの
問題。」「ギリシャ自体の債務削減への取り組みの遅滞。」など、
問題がまだ山積となっているようです。

また、国際金融協会筋によりますと「第2次ギリシャ支援策に含ま
れている債券スワップへ自発的に応じた民間の債券保有者は全体の
75%を下回る。」との報道や、アイルランドの財務相が「EFSFに
国債の購入を依頼することを検討中。」と発言したり、格付け会社
ムーディーズが「伊国債は格下げ方向での見直しに変わりはない。」
との発表や、ギリシャの公務員が15〜16日の2日間だけで辞表を出
したのは1万人以上との一部報道まであり、ECBが懸命に下支えを
しているものの、日経新聞の18日5面の論評のように「財政不安」
「景気減速」「金融損失」のトリレンマ(三重苦)といわざるを得な
い状況にあるようです。

今週は22日のG20財務相・中央銀行総裁会議及びNYダウ連騰後の反動
やイベント通過後の各国の市場反応、そして米FOMCが焦点となりそ
うですが、ユーロドルがリスク選好度の昂進で更に上昇する可能性
もあるものの、先週のユーロドルの上昇は4時間足レベルでの下降
フラッグの形成と見ている向きもあるようで、再び下落する可能性
も強めに存在していて、今週の展開が注目されます。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、豪ドル米ドルが先週の
はじめに1.04のチャートポイントを下抜けて、先週半ばまでの中国
の株式市場の軟調や、原油など資源価格がいまひとつ冴えない動き
となったことに加え、豪の統計局が「4-6月期の消費者物価指数コア
を前期比で0.7%に下方修正する。」と発表したことやを背景に、
1.02アラウンドまで下落しましたが、その後NYダウの堅調によるリ
スク選好度の増加とユーロドルの堅調伴い、豪ドル米ドルが週後半
から反発する相場展開になりました。

週前半に1.04のチャートポイントから下落した後に、週後半にまた
1.04あたりまで戻す、「行って来い」の相場展開となりましたが、
今週も1.04を巡る売り買いの攻防が注目されます。上抜けられなけ
れば1.04〜1.02のレンジを形成する可能性がありますが、上抜けれ
ば一段高となる可能性がありそうです。また、豪ドルはリスクの動
向に敏感なベータ系の通貨ですので、NYダウや中国などの株式市場
および原油価格の動向も参考にしたいものです。

経済指標関連では、20日の豪RBA議事録に独ZEW景況感調査(9月)と、
米住宅着工件数に米建設許可件数、
21日の英BOE議事録に加消費者物価指数と米中古住宅販売件数、
そして米FOMC政策金利に米FOMC声明、
22日のNZ第2四半期GDPに米新規失業保険申請件数と加小売売上高に
米景気先行指標総合指数、そしてG20財務相・中央銀行総裁会議、
23日の独製造業PMI速報に独サービス業PMI速報、
などが注目されます。


さて、今回はブルとベアの戦いのお話です。

戦いが繰り広げられているマーケットでは、
たった2つの勢力……、

上昇させようとする勢力のブル(角を突き上げる雄牛)と、
下落させようとする勢力のベア(手を振り下げる熊)の
勢力だけが存在していて、

そのブルとベアの戦いによって相場が形成されていきます。

また、そのブルとベアの戦いをじっと見ていて、
優勢になる側につき参戦したいと思っている中立勢力がいます。

そして、戦いを既に繰り広げているブルとベアの勢力は
ともに相場動向のチャートを見ていて、

また、情勢への変化のインパクトになるファンダメンタルズも
ともに気にかけ見ています。

ファンダメンタルズは、(インサイダー情報でもない限り)
ブルもベアも双方がまだ知り得なかった
新たなものが加わっていきます。

ですので、ファンダメンタルズのインパクトで
ときにブルもベアも右往左往することになります。

ブルもベアも、ともに利益を得たいと願っていますが、

ブルは相場の上昇によってのみ利益を得ることができて、
ベアは相場の下落によってのみ利益を得ることができます。

逆に、ブルは相場の下落によって損失を蒙り、
ベアは相場の上昇によって損失を蒙ります。

ブルもベアも双方ともに利益を得づらい
膠着(こうちゃく)相場もありますが、

マーケットでは、新たなファンダメンタルズを織り込みながらも、
ブルとベアの勢力図に傾きが生じる場合があります。

そうです。トレンドです。

上昇トレンドのときはブルの勢力が儲けやすく、
下降トレンドのときはベアの勢力が儲けやすいのですが、

これは同時に、

上昇トレンドのときにはベアが苦しくなることと、
下降トレンドのときにはブルが苦しくなることを意味します。

トレンドの逆側にいる勢力が苦しくなりすぎると、
マーケットから退出しようとします。

このとき、必ず手続きが必要になります。

相場の上昇によって苦しくなったベアが退出するときには、
必ず反対売買の「買い」をしなくてはなりません。

また、相場の下落によって苦しくなったブルが退出するときには、
必ず反対売買の「売り」をしなくてはなりません。

そうです。

退出のその瞬間では、ベアは必ず一瞬ブルになり、
ブルは必ず一瞬ベアになるのです。

ですので、上昇トレンドが進むと、
苦しくなったベアの退出の反対売買によって
さらに上昇が噴け上がり、

そして、下降トレンドが進むと
苦しくなったブルの反対売買によって
さらに一段と下落するのです。

そして、ブルとベアの勢力図の傾きのモメンタムを嗅ぎつけた
中立勢力までもが優勢になった側について参戦してきて、
トレンドをさらに勢いづかせます。

そのようなわけで、

上昇トレンドに乗ったブルは、ベアの負けた分までも利益を得て、
下降トレンドに乗ったベアは、ブルの負けた分までも利益を得ます。

ブルは、ベアの負けによって利益を得て、
ベアは、ブルの負けによって利益を得るのです。

ですので、ブルはベアが失敗するのを観察していて、
またベアもブルが失敗するのを観察していて、
ブルとベアは互いに互いを観察し合っています。

押し(一時の下降)を演じて再び相場が上昇すれば、
それはベアの失敗を意味してブルが喜びます。

逆に、戻り(一時の上昇)を演じて再び相場が下落すれば、
それはブルの失敗を意味してベアが喜びます。

そのときのチャートの形は、
「押してからの再上昇」や「戻ってからの再下降」を描きます。

押し戻りから、再びトレンド方向へ相場が向かうのは、
反対勢力の「押し戻りのトライのフェイル(失敗)」を意味します。

上昇では、陰線が示現して再び力強い陽線が示現することによって、
ベアの失敗とブルの優勢が確認できます。

下落では、陽線が示現して再び力強い陰線が示現することによって、
ブルの失敗とベアの優勢が確認できます。

反対勢力のフェイル(失敗)を糧にするなど、
汚い修羅の所業のようですが、
これも綺麗ごとではない相場という名の戦場の一面です。

勝っている反対側には必ず負けている人がいるということは
まがうことなき事実です。

そして、優勢を勝ち得たブルも利益を確定しようとすると、
必ず反対売買の「売り」をしなくてはなりません。

同様に、優勢を勝ち得たベアも利益を確定しようとすると、
必ず反対売買の「買い」をしなくてはなりません。

ブルはいつまでもブルではいられなく、
ベアもいつまでもベアではいられません。

そうです。

ブルが儲けて退出しようとするときには必ず一瞬ベアになり、
ベアが儲けて退出しようとするときには必ず一瞬ブルになります。

ですので、上昇トレンドも下降トレンドもどこかでは反転します。

ゆえに相場は必ず波を描きます。

相場はブルとベアとが織り成す戦いの場なのです。


なーんちゃって。(笑)

今日は雰囲気だけエルダー博士風に綴ってみました。

「どこがエルダー博士風なんだよ?」

あれまぁ…、お後がよろしいようで。。。

では、また…。




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FX トレードのスピリットのお話


今日は2001年9月11日の米多発テロから10年目になりますね。
また、今日は東日本大震災からちょうど半年がたちます。
お亡くなりになられました方々へご冥福をお祈りしたいと思います。

●先週の主な出来事

<9月5日(月)>

4日にギリシャの財務相が電子メールで配布したとされる声明で、
「EUとIMFとECBととギリシャ国政府は危機から完全に抜け出すための
ギリシャ経済のニーズと優先事項を認識している。」
との発表をしました。
日本政府閣僚が「円高対策を早急に策定する必要がある。」
との認識で一致したとの報道がありました。
格付け会社のS&Pが、
「ユーロ共同債が合同保証なら最も弱い国の格付けが反映される。」
との見解を示しました。
オセアニア時間ではドル買い優勢の展開になりました。
豪AIGサービス業指数(8月)は前月より強い52.1になりました。
東京時間前半ではドル売り動意優勢の展開になりました。
日経平均やダウ先物が軟調傾向で推移しました。
アジアの株式市場が軟調傾向で推移しました。
豪ANZ求人広告件数(8月)は前月と同じマイナス0.6%になりました。
バローゾ欧州委員長が、
「ギリシャ政府に関する評価は時期尚早。
欧州でのリセッションは予想していない。
欧州での金融取引税を提案する。」
などの発言をしました。
中国HSBC非製造業PMI(8月)は前月より弱い50.6になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本の証券業界の見通しは引き続きネガティブ。」
との見解を発表しました。
東京時間の終盤からはドル買い優勢の展開になりました。
日経平均は前週末比−166.28円で大引けになりました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
ロンドン時間序盤はドルストレートが軟調傾向で推移しました。
フランが買われる展開になりました。
ゼーリック世界銀行総裁が、
「中国の一部当局者が人民元では問題を解決できないと発言した。
中国の成長は投資と輸出から消費へのシフトが必要。
インフレが中国の目先のリスク。
中国が輸出と投資に依存し続けるのは困難。
欧州は債務と銀行の競争力の組み合わせが問題になる。」
などの認識を示しました。
欧州の株式市場が軟調傾向で推移しました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
独FAZ紙が、
「スイス中銀がスイス・フラン高を阻止するため、
独仏の国債を市場から直接購入した可能性がある。」
との観測報道をしました。
ドルインデックスが75.074と1ヶ月ぶりの高水準になりました。
ドル円に反発上昇の動きが見られました。
独サービス業PMI確報(8月)は市場予想より強い51.1、
欧サービス業PMI確報(8月)は市場予想とおりの51.1になりました。
一時ユーロに反発の動きが見られました。
日財務相が、
「最近の円高は非常に急激。
日本経済が厳しい状況にあることに疑いない。
行き過ぎた円高は世界経済に良い影響を及ぼさない。
円相場の認識は首相と一致。投機的動きには重大な関心持ち対応。
長期的に見て、健全な為替は実態に即したレートで推移する。」
などの見解を示しました。
トリシェECB総裁が、
「物価安定は必要不可欠。ユーロ圏の物価安定の基準は明確。
世界的な債務危機は特に欧州で厳しく見舞われている、
安定化協定が(危機克服の)本質的なものになる。
欧州の労働コストの格差は持続不可能。
各国財務相らは持続的成長を保つべき。
欧州の金融部門はソブリン債務危機からデカップリングされるべき。
将来的には欧州は連邦政府を持つことになる可能性。」
などの見解を示しました。
英サービス業PMI(8月)は市場予想より弱い51.1になりました。
ポンドが一時下落を強めるもその後に反発する場面がありました。
欧小売売上高(7月)は市場予想より強い+0.2%になりました。
市場反応は限定的でした。
NY金先物が時間外取引で一時1900ドルの大台に乗せました。
独銀行のアッカーマンCEOが、
「銀行勘定で保有しているソブリン債を市場価格で再評価する
必要が生じれば多くの欧州銀行が存続できなくなることは明らか。」
との見解を示す発言をしました。
リスク回避のドル買い傾向が続きました。
ギリシャ2年債利回りが50%台とユーロ導入来で最高になりました。
ドラギ伊中銀総裁が、
「金融危機後のリスク回避の亢進が定常化している。
EFSFには潤沢な資金を用意すべき。
ユーロ圏諸国は危機に対する充分な結束が欠けている。
ユーロ圏の財政規律はこれ以上不完全な状態に置くことは不可能。
ECBのイタリア国債購入を一時的な措置。
基礎的な財政規律に抵触することはできない。
EFSFに過度に依存することは誤りで長期的な解決とはならない。
政府は財政危機を迅速に解決させる責任ある行動をとるべき。」
などの認識を示しました。
独の首相が「伊とギリシャは改革の約束を守るべき。」
との発言をしました。
ユーロの軟調傾向が続きました。
米と加の株式市場や債券市場などはレーバー・デイで休みでした。
ドル円の反発上昇がしばらく継続しました。
NY時間にダウ先物が前週末比で一時200ドル以上の下落になりました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
市場の一部で伊の格下げの噂が飛び交いました。
NY時間序盤では一時ユーロの下落が強まりました。
独の首相が、
「我々には強い欧州が必要。ユーロ導入国には一段の協調が必要。
ユーロ圏の崩壊は極めて危険なことになる。
ユーロ圏の崩壊の可能性は想定していない。」
との発言をしました。
一部メディアが、
「伊は公式見通しとしている2011年GDP目標の1.1%と、
2012年GDP目標の1.3%を達成できない可能性。」
との匿名関係者のものとする観測を報道しました。
ロンドンフィキシング前にドルストレートが一時反発をみせました。
ドル円に反落の動きが見られました。
格付け会社のムーディーズが、
「伊の格付けについては引き続きレビュー中である。」
との発表をしました。
一部メディアが、
「独首相はギリシャが救済調整プログラムを達成できなければ
今月の融資は行わない方針。」
との独キリスト教民主同盟関係者筋の談話を報じました。
ロンドンクローズから主要通貨ペアが小幅揉み合いになりました。
トリシェECB総裁が、
「ギリシャには次のステップが必要。状況は解決に至ってはいない。
アイルランドは必要なステップをとった。
欧州の経済ガバナンスには改善が必要。
銀行資本の評価方法はECBとIMFで異なる。」
との見解を示しました。
伊の大統領が、
「伊国債の利回りの拡大を憂慮している。
伊国債の利回りの拡大は警告のサイン。」
との認識を示しました。
NYダウはレーバーデイで休場でした。

<9月6日(火)>

オセアニア時間はドルストレートが軟調に推移しました。
一部メディアが「G7は協調的な為替介入では合意しない公算。」
とのG7筋とする観測を報じました。
米10年債利回りは1.92%台と最低水準で推移しました。
東京時間前半ではドル円が反落する展開になりました。
クロス円が軟調傾向で推移しました。
ドルストレートは揉み合いの展開になりました。
日経平均は軟調傾向で推移しました。
豪第2四半期経常収支は予想より弱い−74.19豪ドル、
豪住宅ローン許可件数(7月)は予想より弱い+1.0%になりました。
一時豪ドルが売られましたが市場反応は限定的でした。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
アジアの株式市場が軟調傾向で推移しました。
日財務相が「行き過ぎた円高に懸念。G7では認識を共有したい。」
との発言をしました。
ゼーリック世界銀行総裁が、
「米国の成長は緩慢だが二番底は予想していない。
ユーロ圏は特に微妙な時期にある。
世界経済は危険な時期に入りつつある。
欧州の成長は政治的判断にかかっている。」
などの認識を示しました。
豪RBA政策金利は市場予想とおり4.75%に据え置きになりました。
豪RBA声明では、
「為替レートは高い。現行の金融政策スタンス維持が賢明。
世界の金融状況は引き締め気味。信用の伸びは鈍化している。
中国の経済成長は底堅さが続く見通し。
世界経済はここ数週間の間に不確定度が高まった。
金融の不安定が主要国の信頼感を低下させている。
住宅を含めて資産価格は軟化。政策金利はやや引き締め気味。
豪州の商品価格は依然高水準。物価はターゲットに沿っている。
インフレ傾向は残存。中期的な物価高を懸念。雇用は抑制傾向。」
などの見解が示されました。
豪ドルが上下動になりましたが市場反応は限定的でした。
東京時間後半はドルストレートが軟調傾向になりました。
ダウ先物が260ドルを超える下落になりました。
日経平均は3日続落して前日比−193.89円で大引けになりました。
スペインの財務相が、
「スペインが救済を必要とする可能性を否定する。
今後数四半期は予想ほど良くならない。
財政再建が優先課題。財政緊縮は成長押し上げよりも重要。」
などの発言をしました。
ロンドン時間序盤はドルストレートに反発の動きが見られました。
仏経済相が「仏には景気後退のリスクはない。」
との認識を示しました。
スイス消費者物価指数(8月)は市場予想より弱い+0.2%になりました。
アジアの株式市場の一部に反発の動きが見られました。
欧州の株式市場がしばらく堅調傾向で推移しました。
午後5時過ぎにスイスSNBが、
「ユーロスイス1.20を最低水準に設定する。
1ユーロ=1.20フランを下回る水準は容認しない。
無制限の外貨購入の用意がある。
スイスフランの過大評価は深刻な脅威とデフレリスクもたらす。
為替ターゲットを最大限の決意で守る。」
などの発表をしました。
フランが急落してユーロスイスやドルスイスが急騰しました。
ユーロスイスは一時1000Pips以上の上昇になりました。
その動きにつれて円が売られドル円が急伸しました。
ドルストレート通貨ペアが急上昇する展開になりました。
クロス円も急上昇する展開になりました。
その後、利食いも入り主要通貨ペアが一時乱高下になりました。
スイスSNBの発表で為替相場が大きく動きました。
一時ダウ先物や原油先物が下げ幅を縮小しました。
欧第2四半期GDP改訂値は前期比で予想とおり+0.2%になりました。
同前年同期比で市場予想より弱い+1.6%になりました。
市場反応は限定的でした。
ECBが伊の国債を購入しているとの一部報道がありました。
「スイス中銀は自らの責任で決定を下した。
対ユーロで1.20フランを超えるフラン高を容認しないとの
スイス中銀の決定に留意する。」
との声明をECBが発表しました。
独製造業受注指数(7月)は市場予想より弱い−2.8%になりました。
市場反応は限定的でした。
しだいにドル買い動意になりドルストレートが反落していきました。
フラン安は継続しました。
ドル円は上下動する展開になりました。
ダウ先物や原油先物が再び軟調傾向で推移しました。
欧州株式市場が反落していきました。
独の首相が「ギリシャのユーロ圏からの離脱を警告する。」
との発言をしました。
英RBSが「ギリシャは財政計画未達で12月にデフォルトの公算。」
との見解を発表しました。
独政府筋が、
「トロイカの結果しだいでギリシャは支援を受けられない可能性。」
との見解を発表しました。
米ISM非製造業総合景況指数(8月)は予想より強い53.3になりました。
NY時間はドル買い優勢の展開になりました。
ドルストレートが軟調傾向で推移して、
ドル円が堅調傾向で推移しました。
ユーロスイスは膠着的な相場が続きました。
ギリシャ2年債利回りが53%とユーロ導入来で最高になりました。
一時NYダウは300ドルほど下落しました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「経済は追加緩和を必要としていない。
8月の決定はインフレ目標と合致していない。
FRBにはインフレ目標についての伝達が必要。」
などの見解を示しました。
NYダウや原油先物が下落幅を縮小していきました。
FRBの公定歩合議事録では、
「経済を取り巻く不透明性は拡大。ここ数ヶ月の経済成長は弱い。
ダウサイド・リスクもある。雇用の見通しは弱い。住宅市場に圧力。
欧州債務危機と米財政問題が景気回復の重石。
ダラス連銀とカンザスシティ連銀が公定歩合の引き上げを要求。」
などが示されました。
バーナンキFRB議長が、
「危機は欧州以外の企業にも影響する可能性があるが、
欧州危機による米企業への影響は管理可能。」
との見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが、
「マルタの格付けをA2に引き下げる。見通しはネガティブ。」
との発表をしました。
ロイター通信が、ユーロ圏筋の話として、
「IMFが欧州銀行セクターに必要な資本推定額を
大幅に引き下げることで合意した。」
との報道をしました。
NY原油(WTI)は86ドル台前半で引けました。
NYダウは3日続落して前週末比−100.96ドルで取引を終えました。

<9月7日(水)>

格付け会社のフッチが、
「加のAAA格付けを確認。見通しは安定的。」
との発表をしました。
オランダの財務相が、
「フィンランドの要求する担保問題で合意は成立していない。
ユーロ圏17ヶ国で全体で担保問題の合意が必要。」
との見解を示しました。
豪AIG建設業指数(8月)は前月より弱い32.1になりました。
オセアニア時間ではドルストレートに反発の動きがみられました。
東京時間序盤ではドル売り動意が優勢の展開になりました。
ドル円が反落して、ドルストレートが反発しました。
豪RBA総裁が、
「需要は8月中旬の見通しより弱い可能性。
市場が大きく変動しているときには政策維持が賢明。
世界の成長見通しは3ヶ月前ほど力強くない可能性。」
などの認識を示しました。
日経平均は反発する展開になりました。
豪第2四半期GDPは市場予想より強い+1.2%になりました。
豪ドル買い反応になりました。
アジアの株式市場が堅調傾向で推移しました。
日財務相が、
「適正な為替レートになるよう監視したい。
日本は円高で非常に厳しい状況にある。」
との発言をしました。
日銀が政策金利を全員一致で市場予想とおり据え置きました。
そして、資産買い入れ等基金を50兆円に据え置きました。
更なる円高対策が示されなかったことでドル円の反落が続きました。
ダウ先物が堅調傾向で推移しました。
日景気一致CI指数速報(7月)は109.0、
日景気先行CI指数速報(7月)は106.0と、
ともに市場予想よりやや強い結果になりました。
市場反応は限定的でした。
豪ドルなどドルストレート通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
日経平均は前日比+172.84円で大引けになりました。
英ハリファックス住宅価格(8月)は
前年比で市場予想より弱い−2.6%になりました。
一時ポンドに売り反応が見られました。
ロンドン時間序盤は一時ドルストレートの上昇が一服になりましたが、
その後もしばらく堅調傾向が続きました。
ドル円はしばらく揉み合う展開になりました。
日銀総裁の記者会見では、
「過去1ヶ月間で世界経済の不確実性はいくぶん高まった。
8月の追加緩和は不確定要因を取り込んだ思い切った措置。
日銀は強力な金融緩和を推進している。
量的に不足しているとの批判は事実に反する。
物価安定が展望できるまでゼロ金利を継続する。
欧州問題は世界経済の大きなリスク要因とG7関係者で認識を共有。
SNB為替政策はフラン高による経済と物価への影響を踏まえた措置。
円高は現実の輸出などに影響はでていないがマインドに影響。」
などの見解を示しました。
英鉱工業生産指数(7月)は市場予想より弱い−0.2%に、
英製造業生産高(7月)は市場予想より強い+0/1%になりました。
市場反応は限定的でした。
欧州の株式市場は堅調傾向で推移しました。
独連邦憲法裁判所が、
「独政府によるユーロ圏の財政赤字国の救済策への参加の
合憲性を問う独議員からの訴訟について訴えを却下する。
この判断は将来の救済参加の承認を意味するものではない。
今後の追加支援等には一件ごとに議会承認が必要。」
などの発表をしました。
ユーロに一時急伸する動きがみられました。
原油先物が堅調傾向で推移しました。
動ドルなど資源国通貨が堅調傾向で推移しました。
独首相が、
「独にはリセッションの兆候はない。
G20では銀行の再編成について話し合う。
デリバティブ規制を推し進める。
連邦憲法裁の判決は独政府の危機対応を確認したものである。
ユーロ圏共同債には断固として反対する。
(共同債は)安定連合ではなく債務連合へとつながる。」
などの発言をしました。
独鉱工業生産指数(7月)は市場予想より強い+4.0%になりました。
一時ユーロが買われるも市場反応は限定的でした。
キプロスの首相が、
「ECBに対して銀行が保有するキプロス国債の買い取りを
要請することを検討している。」との表明をしました。
ユーロドルやポンドドルがしだいに反落していきました。
EUの報道官が、
「ギリシャには追加実施すべき作業がある。
EU・IMF・ECBの調査団がアテネに戻るのはギリシャ政府次第。」
との発表をしました。
加BOCが政策金利を市場予想とおり1.00%に据え置きました。
加BOC声明では、
「利上げの必要性は後退した。
加の経済の下方リスクが顕在化している。
世界経済見通しは弱まっている。米経済成長は弱まっている。
欧州債務危機が深刻化している。インフレは引き続き抑制。
加ドル高は依然として厳しい状況。輸出の弱さが際立っている。
今年の下半期に経済成長が再開する可能性。」
などの見解が示されました。
加ドルが売られる反応になりました。
NY時間前半では主要通貨ペアが揉み合いになりました。
NYダウは堅調傾向で推移しました。
米CNBCニュースが「米当局が米銀大手にストレステストを求めた。」
と報じました。
IMF国際通貨基金が、
「ユーロ圏経済成長率見通しを2011年は1.7に下方修正。
同じく2012年は1.3%に下方修正。
世界経済成長見通しも2011年は4.0%に下方修正
同じく2012年は4.2%に下方修正。」などを発表しました。
加Ivey購買部協会指数(8月)は市場予想より強い57.6になりました。
市場反応は限定的でした。
ユーログループ議長が、
「ギリシャの次回融資は全ての条件が満たされない限り
当然実施されると考えるべきでない。
ユーロ圏がリセッション入りするリスクは見られない。」
などの見解を示しました。
ギリシャ2年債利回りがユーロ導入後で最高の55%を上回りました。
米労働省が発表した米求人件数(7月)は、
前月比+5.9万件の323万件になりました。
また、解雇は170万人と前月の177万人から減少しました。
主要通貨ペアの上下動の揉み合いが続きました。
シカゴ連銀総裁が、
「経済情勢は景気後退時と実際に大した違いはない。
FRBは強力な措置を今とる必要がある。
かなり大規模な追加緩和を要請している。」
などの発言をしました。
英国立経済社会研究所が発表した6-8月期のGDPは0.2%と
5-7月期の0.6%から鈍化しました。
スペイン上院が予算に関する憲法改正案を承認しました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
「米経済は緩やかなペースで拡大。
5地区は成長が緩やかとの報告。
7地区は低迷から弱いないしまちまちでリッチモンド地区は減速。
一部の地区で株安や不透明感から企業の短期的見通しを引き下げに。
製造業は多くの地域で減速。インフレ圧力は低下。
多くの地区で消費支出はやや拡大。住宅市場は弱い。
サービス業への需要はポジシティブ。労働市場は総じて変らず。」
などが示されました。
限定的ながらドル売り反応になりました。
一部メディアが、
「伊のベルルスコーニ政権は上院で540億ユーロの歳出削減を含む
財政緊縮計画で過半数を獲得した。」との報道をしました。
サンフランシスコ連銀総裁が、
「下半期の米成長率は2%の見通し。
上半期の米経済は失速の瀬戸際であった。
今後12ヶ月の経済見通しは明るいものではないが、
経済回復のペースは徐々に上向いていく可能性。
失業率は2012年まで8.5%超で推移する可能性。
2012年のインフレ率は好ましい水準を下回り1.5%の可能性。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は上昇して89ドル台前半で引けました。
NYダウは4日ぶりの反発で前日比+275.56ドルで取引を終えました。

<9月8日(木)>

オセアニア時間ではややドル買い傾向の揉み合いになりました。
日国際経常収支(7月)は+9902億円、同貿易収支(7月)は+1233億円、
日機械受注(7月)は−8.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
東京時間序盤はドルが買われる動きの後に揉み合いになりました。
日財務省が発表した対外及び対内証券売買契約等の状況では、
週間で日居住者の海外中長期債の投資額が年初来最高になりました。
日経平均は上昇して始った後に上げ幅を縮小する展開になりました。
WSJ紙が、
「FRBは景気回復のため非伝統的な措置を検討している。
その1つは保有債券の償還期間の長期化。
準備預金の0.25%の金利引き下げも検討する可能性。」
などの観測報道をしました。
豪新規雇用者数変化(8月)は−0.97万人、豪失業率(8月)は5.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪ドルが下落しました。
米FT紙が、
「EUが強大な権限を持つ財政規律担当委員を新設して、
最終的には財政規律を守らない加盟国にユーロ脱退を
強制できる体制を整えるべき。」
とのオランダ首相の見解を記事として掲載しました。
格付け会社のフィッチが、
「予想される資産の悪化が見られた場合、
12〜24ヶ月以内に中国の格下げがあり得る。
中国の地銀が格上げされる可能性はない。
日本の格下げ可能性は50%上回る。
日本が信頼できる財政計画を策定するのを期待。
日本の財政見通しに対する信頼は高くない。」
などの発表をしました。
アジアの株式市場はまちまちの展開になりました。
日景気ウォッチャー調査現状判断DIは47.3、同先行き判断DIは47.1、
ともに前回値より弱い結果になりました。
日銀金融経済月報では、
「先行きの生産ペースは穏やかに増加し続けている。
個人消費は一部弱さ残っているが全体として持ち直している。
生産や輸出は供給制約はほぼ解消して震災前の水準に戻している。」
などが示しされました。
スイス失業率(8月)は市場予想とおりの2.8%になりました。
独独財務相が、
「ギリシャを救済したいが赤字削減の努力の強化は
ギリシャ自体にかかっている。」との見解を示しました。
日経平均は前日比+29.71円で大引けになりました。
独貿易収支(7月)は+104億ユーロ、独経常収支(7月)は+75億ユーロ、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
市場反応は限定的でした。
ロンドン時間序盤は動意薄の小幅揉み合いの相場になりました。
スイスフランとポンドに売りが見られました。
豪ドルなど資源国通貨に反発の動きが見られました。
独の財務相が、
「ギリシャの状況は深刻。次回のギリシャ支援は
条件が整うまで実施できない。
第2次支援計画について議論することは時期尚早。
伊の債務はあまりにも大きすぎる。」
などの見解を示しました。
ギリシャ2年債利回りがユーロ導入後で最高の55.60%になりました。
金先物が堅調傾向で推移しました。
ダウ先物は軟調傾向で推移しました。
欧州株式市場は軟調に始まった後に反発する展開になりました。
伊の内閣が財政収支均衡義務付けの憲法改正案を承認しました。
ギリシャの第2四半期GDP改定値が
前年比で速報値の−6.9%から−7.3%に下方修正されました。
OECDが、
「先進各国の中銀は低金利を維持すべき。
経済が一段と弱まれば利下げも必要。
一段の利下げが不可能な場合は証券市場への介入が選択肢。
G7諸国のGDP成長率は前年比1.6%。第4四半期は0.2%の見通し。」
などの見解を発表しました。
ギリシャ10年債利回りがユーロ導入来最高の20.13%になりました。
一時ポンド買いとユーロ売りが見られました。
ドル円がしだいに軟調になりました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置き、
資産買い入れ規模も200億ポンドに据え置きました。
ポンドが上昇する反応になりました。
ECBが政策金利を市場予想とおり1.50%に据え置きました。
ユーロドルが一時反発をみせた後に軟調になって行きました。
欧州株式市場が反落する展開になりました。
ギリシャ政府報道官が、
「ギリシャはユーロ圏離脱のリスクにされされていない。
EUとIMF調査団との2011-12年予算協議は来週再開する見通し。」
との発表をしました。
米貿易収支(7月)は市場予想よりは強い−448億ドル、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い41.4万件になりました。
ドル買い反応になりました。
加住宅建設許可件数(7月)は市場予想よりかなり強い+6.3%、
加新築住宅価格指数(7月)は市場予想弱い+0.1%、
加国際商品貿易(7月)は予想より強い−7.5億加ドルになりました。
市場反応は加ドル売りになりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「インフレは数ヶ月間2%を超えて推移。インフレは来年低下へ。
経済成長は緩やか。不透明性がとても高い。
ユーロ圏のダウンサイドリスクは高まった。
ECBは全ての動きを注視する。ECBの非伝統的手段は一時的。
いくつかの要因が成長を抑制。リスクは市場の緊迫に起因している。
ユーロ圏の2011年と2012年の成長率見通しを引き下げる。
インフレは均衡しているがもはや上向きではない。
2011年のインフレ率予想は2.5〜2.7%、
2012年のインフレ率予想は1.2〜2.2%、
2012年成長率見通しを+0.4〜2.2%に下方修正。
金融機関は収益の確保と資本の強化が必要。
ECBの流動性供給が銀行を支援。
緊縮措置の実施は不可欠。本日の決定は全会一致。
ECBの政策スタンスは緩和的。ECBは流動性供給において用意がある。
伊政府に財政に関するメッセージを送った。
ギリシャは必要なことを実施することが前提。
金融市場の状況は逼迫している。ECBはSNBの決定を尊重する。
円とスイスフランを比較することはできない。
ECBは常に必要なことを行う準備がある。
成長への影響があっても財政緊縮は必要。」
などが示されました。
ユーロが対スイスフラン以外で急落しました。
ECBが2011年のユーロドルの予想為替レートを1.42、
2912年のユーロドルの予想為替レートを1.43と発表しました。
金先物が堅調傾向で推移しました。
NYダウは前日終値を挟んでの上下動になりました。
しだいにドル買い動意になっていきました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「2013年までの超低金利を確約しているが、
2013年まで景気の悪化が続くとは思えない。
この決定は適切ではないと考えている。
バーナンキ議長の指導力については異議はない。」
などの認識を示しました。
ギリシャの経済相が、
「ギリシャの財政赤字は支援合意時点の見込みより膨らむ可能性。
ユーロ圏各国との合意を遂行しようとすることには間違いはい。
来年の第2四半期には成長の最初の兆候が出ることを切望する。」
などの発言をしました。
加の財務相が「加はスイスの一方的な行動を懸念している。」
との発言をしました。
バーナンキFRB議長の講演では、
「FOMCは一段の景気刺激策への幅広い道具を持っている。
景気回復を促すために行使する用意がある。
経済見通しの下振れリスクが高まっている。
消費者は家計の見通しに悲観的。
過ぎたる財政引き締めは経済や雇用への逆風になる。
FRBは成長と雇用と物価に対して可能な手段を総動員する。
米国の銀行は強固になってきている。
経済成長は今年の下半期に上向く可能性。
恒常的な要因が回復を抑制している。
インフレは今後数四半期落ち着く可能性。
財政政策が市場を破壊することはない。
議会は長期的視点を持つべき。
FOMCには異なった見解がある。中間点を得るために最善を尽くす。」
などが示されました。
QE3が示されなかったことで一時ドル買い昂進の反応になりました。
NYダウがしだいに軟調になっていきました。
仏財務相が、
「G7では景気減速について討議される。
各国独自に状況に応じた適切な政策を採用すべき。」
などの認識を示しました。
NY原油(WTI)は89ドル台前半で引けました。
NYダウは前日比−119.05ドルで取引を終えました。

<9月9日(金)>

加の格付け会社のDBRSが「米国債の格付けはAAAで見通しは安定的。」
と発表しました。
加藤元財務官が「為替介入は各国の理解が難しい。」
との認識を示しました。
朝日新聞が、
「米財務省高官は7日の記者会見で、スイスは欧州の金融危機の
圧力によって不釣り合いな影響を受けている、として
対ユーロでのフラン相場に上限を定めた判断に理解を示した。」
との報道をしました。
日財務相が、
「行き過ぎた動きについて断固たる措置をとるとG7で述べる予定。
為替の投機的な動きについて監視する。」
などの発言をしました。
オバマ米大統領が、
「雇用創出で4470億ドルの支出・減税計画を提案。
従業員負担の給与税減税を1年延長。税率を3.1%に引き下げ。
給与税減税、2012年に2400億ドルの景気刺激効果。
1050億ドルのインフラ投資を提案。
失業者支援を620億ドルに拡充。
小規模企業の98%を対象に雇用主負担の給与税半減。
同じく新規雇用への税優遇措置を要請。
500億ドルの道路・鉄道・空港インフラ投資を提案。
州・地方自治体の教員・警察官解雇防止で350億ドルの投資を提案。
富裕層に応分の税負担をあらためて呼びかけ。
490億ドル規模の長期失業保険給付の延長を提案。
学校近代化で300億ドルの投資。35000の学校を改装提案。」
などの構想を提案する演説をしました。
市場反応は限定的でした。
日第2四半期GDP二次速報は前期比で−0.5%、
日第2四半期GDPデフレータ二次速報は前年同期比で−2.2%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
シュタルクECB専務理事が、
「債券買い入れプログラムは一時的措置だが必要な限り続ける。」
との発言をしました。
AP通信が、
「米政府当局者は、米同時テロ10年にあわせたNYやワシントンを狙った
テロ計画に関する信頼できる情報を入手したと語った。」
との報道をしました。
日経平均は前日終値を挟んでの小幅な揉み合いで推移しました。
東京時間前半ではドル売り優勢の展開になりました。
ドルストレートが反発して、ドル円が仲値後に反落しました。
中国消費者物価指数(8月)は市場予想とおりの+6.2%、
中国生産者物価指数(8月)は市場予想より強い+7.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
アジアの株式市場はまちまちの展開になりました。
東京時間後半は日経平均が軟調傾向で推移しました。
ドルストレートに反落の動きが見られました。
東京時間ではダウ先物は堅調傾向で推移しました。
日消費者態度指数(8月)は前回値と同じ37.0になりました。
中国鉱工業生産(8月)は市場予想より弱い+13.5%、
中国小売売上高(8月)は市場予想とおりの+17.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
日経平均は前日比−55.46円の8737.66円で週の取引を終えました。
独消費者物価指数確報(8月)は市場予想より強い+2.4%、
独卸売物価指数(8月)は前回値より強い+0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
米カリフォルニアで大停電が発生しました。
独10年債とギリシャ10年債の利回り格差が
ユーロ導入後で過去最大の1848bpに拡大しました。
ギリシャ2年債利回りが過去最高の55.84%になりました。
リスク回避のドル買い動意になりました。
ユーロが下落して行きました。ドル円が堅調に推移しました。
IMF専務理事が、
「先進国は財政の維持性を回復すべき。
急激すぎる財政健全化は景気回復を阻害する可能性。
市場の圧力に直面している諸国は財政健全化を進めるべき。
一部の新興国の成長はスピードが速すぎる。
インフレ抑制に向け政策発動する必要。
先進国の金融政策は緩和的であるべき。
英国にとって緊縮財政措置は非常に重要。
米経済状況は下振れリスクか高まった。
ユーロ圏の多くの国には一段の財政措置が必要。
一部の銀行には追加資本が必要。
流動性危機のリスクを無視すべきではない。
非伝統的手段も含めて金融政策発動の準備すべき。」
などの見解を示しました。
英生産者物価指数コア(8月)は予想より強い+3.6%になりました。
英生産者仕入価格指数(8月)は予想より弱い−1.9%になりました。
英生産者出荷価格指数(8月)は予想とおりの+0.1%になりました。
市場反応は限定的でした。
その後、豪ドルやポンドなどドルストレートも下落して行きました。
欧州株式市場やダウ先物や原油先物が軟調に推移しました。
各市場がリスク回避優勢の展開になりました。
ドルインデックスが76.684と7月12日以来の高水準になりました。
加雇用ネット変化率(8月)は−5500人、加失業率(8月)は7.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
加ドルが売られる反応になりました。
中国国家発展改革委高官が、
「中国のインフレは今後数ヶ月間高水準にとどまる見通し。
米FRBが追加緩和実施すればインフレ見通しの不透明性が高まる。」
との認識を示しました。
NY時間が近づく頃からドルストレートに反発の動きが見られました。
ダウ先物に反発の動きが見られました。
加住宅着工件数(8月)は市場予想より弱い18.47万件になりました。
加第2四半期労働生産性指数は予想より弱い−0.9%になりました。
ともに市場反応は限定的でした。
ロイター通信が「ECBのシュタルク専務理事が退任へ。」
との報道をしました。※シュタルク専務理事は国債購入反対だった。
NY時間前半ではドル買い動意が優勢の展開になりました。
ドルストレートが軟調に推移しました。
NYダウが軟調傾向で推移しました。
ドルインデックスが76.808と6ヶ月ぶり高水準になりました。
米卸売在庫(7月)は市場予想より強い+0.8%になりました。
ECBが、
「シュタルク専務理事は個人的理由で退任する。
年末を期限に後継者が指名されるまでは就任を続ける。」
との発表をしました。
ロンドンフィキシングからドル円が反落しました。
ギリシャのデフォルトスワップが3727bpと過去最大になりました。
リスク回避で主要通貨ペアが下落しました。
市場の一部で「今週末にギリシャがユーロを離脱する?」
との怪情報が飛び交いました。
一部メディアが、関係筋の情報として、
「独はギリシャのデフォルトに備えて銀行保護の計画を準備。
独の計画では銀行救済基金の活用を検討。」
と報じました。
ユーロが全面安になりました。
米10年国債の利回りが1.8977%と過去最低になりました。
ギリシャの財務省が、
「救済受け入れの合意事項を完全に実施する。
デフォルトの噂を否定する。
デフォルトの噂は組織的スペキュレーションによるもの。」
との発表をしました。
ユーロが反発をみせました。
セントルイス連銀総裁が、
「米経済は夏季に軟化した。FRBはツイストオペを決定していない。
FRBにとっての課題はさらなる緩和の是非である。
最も有望な手段はQE3である。米国のリセッションの確率は少ない。
下半期の経済成長は2%の可能性がある。
ギリシャのデフォルトの可能性は封じ込めができる可能性。
欧州問題の解決には数年を要する可能性。」
などの認識を示しました。
英財務省が、
「独仏が導入を模索の金融取引税構想に英国は参加しない可能性。」
とま発言をしました。
伊の首相が、
「伊の国債の暴走は先月から始まった。
米銀や米系ファンドが伊国債に警戒心を持ち始めたことがきっかけ。
緊縮財政案は9月14日までに下院を通過する見込み。」
との発言をしました。
豪貿易相が「豪州は豪ドル安に向けた介入は実施しない。」
との見解を示しました。
NY原油(WTI)は下落して87ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−303.68ドルの10992.13ドルで週取引を終えました。

*G7財務相・中央銀行総裁会議の声明(要旨)では、
「赤字削減と成長支援の両輪が必要。
経済減速の兆候は明瞭で協調した取り組みが必要。
ユーロ圏は7月21日の決定(ギリシャ第2次支援)を実施しつつある。
中央銀行は物価の安定を維持して経済成長を支援する。
市場が決定する為替レートを支持。
過度で無秩序な変動は好ましくない。
通貨については連絡を取り合い適切に対応。
金融市場に緊張が見られる。
銀行システムを維持するため必要な行動を取る。」
などが示されました。具体策は示されませんでした。

日財務相が、
「財政の健全性を欠いて成長の達成はない。
投機的な動きには思い切った行動を取るとG7に表明した。
日本がとった思い切った行動に理解を求めた。
強すぎる円は日本の経済回復を損なう恐れがある。
日本が円高で苦労していることをG7は理解してくれたと思う。」
などの発言をしました。

●今週の主な予定

<9月12日(月)>

中国市場が中秋節で休みです。

朝8時50分に日銀政策会合議事録、日国内企業物価指数(8月)、
同朝8時50分に日第3四半期景況判断BSI(全産業・大企業製造業)、
同朝8時50分に日第三次産業活動指数(7月)、
午前10時半に豪貿易収支(7月)、
深夜2時に米3年債の入札、
などが予定されています。
豪の指標には注目です。

<9月13日(火)>

朝7時45分にNZ第2四半期製造業売上高、
朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、
午後5時半に英消費者物価指数(8月)、英小売物価指数(8月)、
同午後5時半に英商品貿易収支(7月)、英DCLG住宅価格(7月)、
夜9時半に米輸入物価指数(8月)、
深夜2時に米10年債の入札、
深夜3時に米月次財政収支(8月)、
などが予定されています。
英の指標には注目です。

<9月14日(水)>

午前9時半に豪Westpac消費者信頼感(9月)、
午前10時半に豪第2四半期新規住宅、
午後1時半に日鉱工業生産確報(7月)、
午後3時に日工作機械受注確報(8月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(8月)、
午後5時半に英失業率(8月)、英失業保険申請件数推移(8月)、
午後6時に欧鉱工業生産指数(7月)、
夜9時半に米小売売上高(8月)、米生産者物価指数(8月)、
同夜9時半に加第2四半期設備稼働率、
夜11時に米企業在庫(7月)、
深夜2時に米30年債の入札、
などが予定されています。
(欧)・英・(欧)・米の指標には注目です。

<9月15日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
午後4時15分にスイス第2四半期鉱工業生産、
午後4時半にスイスSNB政策金利、
午後5時に欧ECB月報(9月)、
午後5時半に英小売売上高(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(8月)、
夜9時半に米消費者物価指数(8月)、米消費者物価指数コア(8月)、
同夜9時半にNY連銀製造業景気指数(9月)、米第2四半期経常収支、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜9時45分からバーナンキFRB議長の挨拶、
夜10時15分に米鉱工業生産(8月)、米設備稼働率(8月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(9月)、
深夜3時からトリシェECB総裁の講演、
などが予定されています。
NZ・スイス・英・米の指標には注目です。

<9月16日(金)>

午後4時からEU財務相会合、
午後5時に欧貿易収支(7月)、欧経常収支(7月)、
夜9時半に加国際証券取扱高(7月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資)、
夜10時55分にミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)、
などが予定されています。
米の指標には注目です。

先週はスイスSNBがユーロスイスで1.20を最低水準に設定したり、
欧州問題が一段と懸念される状況になるなど
激動の1週間になりました。

さて、先週のドル円は、週初は小幅な揉み合いとなりましたが、
6日にスイスSNBがユーロスイス1.20を最低水準に設定するとの発表
をしたことによりスイスフランが暴落したことで、通貨相関および
スイスSNBのフラン高対策に追従する日政府・日銀の円高対策への
期待も醸成されることになったか円も連れ安になり、乱高下を伴い
ながらも77円台後半まで上昇する展開になりました。

その後、7日のオセアニアから東京時間の前半にかけて調整で反落
となった後にドルインデックスの上昇を背景に再び堅調に推移して、
8日のロンドン時間の初めのドルストレートの反発に伴うドル売り
に一時押すも、その後ユーロドルなどドルストレートの下落に伴う
ドル買い動意に9日のNY時間前半まで一時堅調に推移する展開にな
りました。

そして9日深夜0時のロンドンフィキシングを過ぎたあたりから、
ECBのシュタルク専務理事退任の報道や、米10年国債の利回りが
1.8977%と過去最低になったことなどを材料としたリスク回避の
円買い動意に加えて、週末調整の動きも加わったか、77円台前半ま
で急落してその後77円台半ばまで戻す、高下激しい相場展開になり
ました。週間ではドルインデックスが76.808と6ヶ月ぶり高水準に
なったこともあり上下動しながらも堅調傾向での推移になりました。

一方、ユーロドルは、週初から軟調傾向での推移になりました。
5日には一部メディアが「伊は公式見通しとしている2011年GDP目標
の1.1%と2012年GDP目標の1.3%を達成できない可能性。」と報じ、
伊の格下げの噂が飛びかいました。6日にはロンドン時間に入った
ところでスイスSNBが「ユーロスイス1.20を最低水準に設定する。」
との発表をして、ユーロスイスが1000Pips程の暴騰になったことに
連れてユーロドルも一時1.42台半ばまで上昇しましたが、独の首相が
「ギリシャのユーロ圏からの離脱を警告。」との発言に反落する展開
になりました。

その後7日に独連邦憲法裁判所が「独政府によるユーロ圏の財政赤字
国の救済策への参加の合憲性を問う独議員からの訴訟について訴えを
却下する。」との発表や、欧州株式市場の堅調を背景に反発する展開
になりましたが、キプロス首相が「ECBに対して銀行が保有するキプ
ロス国債の買い取りを要請することを検討している。」との表明を
したことや、IMFが「ユーロ圏経済成長率見通しを2011年は1.7に
下方修正。同じく2012年は1.3%に下方修正。」と発表したこと、
そしてユーログループ議長が「ギリシャの次回融資は全ての条件が
満たされない限り当然実施されると考えるべきでない。」との見解を
示したこと、およびギリシャ2年債利回りがユーロ導入後で最高の
55%を上回ったことなどでユーロドルは揉合いになっていきました。

そして8日の東京時間とロンドン時間前半で保ち合いになった後に、
独の財務相が「ギリシャの状況は深刻。次回のギリシャ支援は条件が
整うまで実施できない。また伊の債務はあまりにも大きすぎる。」
と発言したことや、ギリシャの第2四半期GDP改定値が−7.3%に
下方修正されことなどもあって、ギリシャ10年債利回りがユーロ導入
以来で最高の20.13%に上昇して、ユーロドルが再び反落する展開に
なりました。さらにトリシェECB総裁が記者会見で「ユーロ圏のダウ
ンサイドリスクは高まった。インフレは均衡しているがもはや上向き
ではない。」などの発言があったことでユーロドルが急落していきま
した。加えて同日行われたバーナンキFRB議長の講演でQE3が示され
なかったこととNYダウの軟調を背景としたリスク回避のドル買いにも
押される展開になりました。

そして週末の9日にオセアニア時間と東京時間で揉み合った後に、
独10年債とギリシャ10年債の利回り格差がユーロ導入後で過去最大の
1848bpに拡大しましたことや、ギリシャ2年債利回りが過去最高の
55.84%になったことなどで、欧州株式市場やダウ先物や原油先物が
軟調に推移して、リスク回避のドル買い動意にユーロドルが下落して
行きました。その後、ロイター通信が「ECBのシュタルク専務理事が
退任へ。」との報道をしたことや、ギリシャのデフォルトスワップが
3727bpと過去最大になって、一部メディアが、関係筋の情報として、
「独はギリシャのデフォルトに備えて銀行保護の計画を準備。」と
報じ、さらには「今週末にギリシャがユーロを離脱する?」との噂
まで飛び交い、ユーロドルはさらに急落する展開になりました。
その後、ギリシャの財務省が「救済受け入れの合意事項を完全に実施
する。デフォルトの噂を否定する。」の発表に下落一服となりました
が、激動の1週間になりました。

さて今週ですが、円については、欧米の経済減速を背景とした逃避的
な「経常黒字国の通貨としての円買い」に加えて、スイスSNBが
「ユーロスイス1.20を最低水準に設定する。」との政策を行ったこと
で、一部では「しばらくの間はリスク回避の受け皿としてのフランの
選好がし辛く、リスク回避時には円の選好が今後は強まる可能性。」
との指摘などがあり、円買いの潜在圧力ある一方、為替介入への市場
観測は後退しているものの、新内閣の安住財務相は「投機的な動きに
は思い切った行動を取るとG7に表明した。」として、介入のカードは
温存しているようで、日銀は追加の緩和策を今回の政策決定会合で
見送りはしましたが、日政府・日銀の為替介入を含めた円高施策への
期待は残存していて、一応の綱引きにはなりそうです。

米ドルについては、8日のバーナンキFRB議長の講演でもQE3について
の明示がなかったことや、ここのところの市場のリスク回避の動意が
後押しして、ドルインデックスが76.808と6ヶ月ぶり高水準になって
いることで、米景気減速懸念で20日〜21日のFOMCでの緩和期待はあり
ながらも、ドル買い動意が優勢になってきているようです。

先週は米ISM非製造業総合景況指数(8月)が53.3、米貿易収支(7月)が
−448億ドルとともに市場予想より強い結果になりましたが、米失業
保険申請件数は41.4万件と市場予想より弱く、米雇用市場は弱い状況
が続いているようです。今週は14日に米小売売上高(8月)と米生産者
物価指数(8月)、15日に米消費者物価指数(8月)とNY連銀製造業景気
指数(9月)、そして16日には対米証券投資(7月)とミシガン大学消費
者信頼感指数速報(9月)などが発表予定となっていて注目されますが
これらの指標結果による株式市場のNYダウの反応により「ダウ上昇
ではリスク選好でのドル売り」「ダウ下落ではリスク回避でのドル
買い」のいつもながらの図式がしばらく続きそうです。

また、週後半からは20日〜21日のFOMCを意識した緩和策の先行織り
込みの動きにも注意が要りそうです。緩和策がどのようになるかに
ついては不透明感がありますが、9日のセントルイス連銀総裁
(今年はFOMCの投票権なし)によれば「FRBはツイストオペを決定し
ていない。FRBにとっての課題はさらなる緩和の是非である。最も
有望な手段はQE3である。」との発言もあり、FOMCが近づくにつれて
しだいに強めに緩和策を織り込む展開を予想している向きがあるよ
うです。緩和策への期待はダウを押し上げるとともに、通貨ドルの
押し下げ圧力にもなることから、綱引きの行方が注目されます。

ドル円相場では、日財務相は為替介入への意向を示しているものの
市場での日政府・日銀の為替介入観測は後退していることは否めな
いようで、円買いの潜在圧力とドルの動向でのドル円相場の展開が
予想され、先週にドルインデックスが76.808と6ヶ月ぶり高水準に
なってきていることから、しばらく堅調傾向での展開とはなりそう
ですが、上値では実需筋の売り圧力も強いようで、また、FOMCが近
づく週後半からは緩和策の先行織り込みも見込まれることから、
78円前半から76円後半の範囲での上げては下げるレンジ相場になる
と見る向きがあるようです。

また、ユーロについては、引き続き悪材料が目立つ状況が続いている
ようで、先週のトリシェECB総裁の記者会見では「ユーロ圏のダウン
サイドリスクは高まった。インフレは均衡しているがもはや上向き
ではない。」との見解が示され、そしてギリシャ2年債利回りが過去
最高の55.84%にまで上昇して、またギリシャのデフォルトスワップ
が3727bpと過去最大になって、さらには「独はギリシャデフォルト
に備えて銀行保護の計画を準備。」との報道まであり、そして経済
規模で独仏に続くユーロ圏3位と4位の伊とスペインにも危機が波及
してきていて、軟調傾向がまだしばらく続くと見る向きは少なくない
ようです。

ただ、下落圧力が優勢ながらも、ユーロドルでは週足レベルや月足
レベルではいったんの自律調整もありえるチャートポイントに近づ
いて来ているようですので、ポイントを下抜けれるか、あるいは
いったん自律反発するかが注目されます。ポイントを下抜けた場合
は、より深く下落していく可能性がありますが、基本売りのスタンス
ではあっても、次のポイントを抜けるまでは戻りの可能性にも留意
して、戻りを待つなど柔軟に臨んでいきたいものです。

また、フランについては先週にスイスSNBが「ユーロスイス1.20を
最低水準に設定する。無制限の外貨購入の用意がある。」との発表
をしましたが、それまでの8月31日にはスイスのアマン経済相が
「フランの状況はいまだに難しい。2012年には追加の計画を示す。
しばらくは強いスイスフランと共存しなければいけないだろう。
スイスフランの目標はない。」と発言していたこともあって、サプ
ライズ的な決定となりました。スイスがフラン相場に上限を設定す
ることは1978年の対ドイツマルク以来の約30年ぶりの出来事になり
ますが、ECBなどの理解は得てはいるものの、一部では、国を挙げて
の施策ではあっても各国協調でない場合はやがて限界がくるとして、
「たとえ一国の中銀ではあっても市場には最終的には勝てない」と
の過去の歴史の習いを覆すことができるのか、壮大な歴史的実験に
なると将来の展開を興味深く見ている向きもあるようです。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、先週NYダウなど株式市場
が激しい上下動を伴うも週間で軟調になったことや、原油価格も週間
では上昇ながらも不安定な相場展開で、また、世界経済は緩やかに拡
大はしているものの減速懸念も根強く、総体的にリスク選好度が低下
していて、先週の豪ドル米ドルは週前半に軟調に推移した後に7日に
反発上昇するも、その後は上下動の揉み合いを経て週末9日のロンド
ン時間からNY時間にかけて下落する相場展開になりました。

ただ、豪ドル米ドルは先週末での下落は強かったものの、他のドル
ストレート通貨ペアと比較すると、週間での総体的な下落の度合いは
まだ緩やかではあったようです。またチャートでも4時間足や日足
レベルではレンジ性向を維持した状態にはなっているようで、今後、
ユーロドルに連れたリスク回避で軟調が昂進していく可能性もあり
ますが、まだ4時間足以上では下降ブレークにはなっていなく、
NYダウなど株式市場の動向も見ながら押し目を買おうとする向きも
あるようです。1.04アラウンドでの売り買いの攻防が注目されます。
1.04を下抜けた場合は下落が強まる可能性がありそうです。

経済指標関連では、12日の豪貿易収支(7月)、
13日の英消費者物価指数(8月)に英商品貿易収支(7月)、
14日の英雇用関連指標(8月)に米小売売上高(8月)と
米生産者物価指数(8月)、
15日のRBNZ政策金利とスイスSNB政策金利に英小売売上高(8月)と
米消費者物価指数(8月)にNY連銀製造業景気指数(9月)と
米新規失業保険申請件数にフィラデルフィア連銀指数(9月)、
16日の対米証券投資とミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)、
などが注目されます。


さて今回は、トレードのスピリットのお話です。

スピリット"spirit"とは、精神という意味で
使われることが多い言葉ですが、
心的態度や気概や気迫という意味もあるのだそうです。

ところで、私の友人というわけではないのですが、
私の知り合いにパチプロをやっている人がいまして、

その人曰(いわ)く、

「台の波だのホルコンがどうのとか言われるけれども、
 パチンコでは釘読みこそが肝心なんだ。
 やはり回る台でないとダメだよ。
 そうだなぁ…、あんたのやってるトレードでいうと、
 釘読みは、いわばチャート分析ってとこかな。」

「はぁ…。(なんか以前にも聞いたような…)」

「でもさぁ。最近はどこのホールも釘が渋くって、
 妻子持ちでパチンコで食べていくのはたいへんなんだよ。」

「……。」

「まぁ、俺なんかのやってることは非生産的なことだし、
 不労所得といわれればその通りなんだけれども、
 土日の昼過ぎにノコノコ出かけて行って満席に近い状態で
 空いた台に、釘は多少悪くても『まぁ、いいか』と、
 ただやりたいだけでパチンコ台に座るなんて、
 お気楽な運まかせというわけにもいかないし、
 そりゃ、けっこうそれなりにたいへんなものさ。」

「……。」

「まぁ、素人よりは確かに釘はしっかり読めるんだけどさぁ…、
 もちろんパチンコには運の要素もあって、なんと言うか、
 負けるわけにはいかないと思うと、
 いつも追い詰められている感じというかさぁ…。
 誰も助けてはくれないしね。」

「……。」

「楽しみのための娯楽のパチンコと、
 それだけで食べていこうとするパチンコとは…、
 それは全く違うものなんだよね。」

「……。」

「でもさぁ、俺は会社辞めてから
 仕事が見つからなかったこともあって、
 趣味が昂じてこの道に入ったんだけど、
 この先どうなるかと不安なこともあるんだけれどもね…。
 ただ、唯一の心の支えは『俺はこれで6年食ってきた。』
 という自信と気概なんだよね。」

そうです。きっとそうです。

勝負の世界という荒波の中をたった一人で
手漕ぎボートで渡っていくには自信と気概こそが
大切な支えとなるのですね。

パチンコとトレードを同じ土俵で語ることは
できないかもしれませんが、

トレーダーも別に本業のある兼業トレーダーと
ただそれだけで生きていこうとする専業トレーダーとでは、
その気概や思いが全く違うものです。

それが専業であれば、
「まぁ、いいかぁ…。エントリーしちゃえ。」の
お気楽トレードなどできるわけがありません。

慄(おのの)きと焦りのトレード…。
努力が空回りする焦燥感…。
悲壮なまでの孤独感…。
体が疲れていても眠れない苛立ち…。
そして、預金残高が減る恐怖…。

一部の天才的な技能を持っている人や
億単位の資金を持っている人や
強靭な精神力を持っている人は別としても、

専業トレーダーは多かれ少なかれ、
このような経験を一度はするものです。

また、「損切りができません。」などと甘えたことは
言っていられるわけはありません。

そんなことを言っていたら専業として生きてはいけません。

損となるときに限定させる技術を抜きではトレードできません。

もちろん専業となるからには、
それなりに腕に覚えはあるものですが、

不確実性のある勝負の世界で一人で生きていこうとすると、

首筋の後ろから脊髄にかけて、
なんとも得体の知れない冷たいものが走る
不気味なまでの恐怖感が襲ってくるものです。

そして、その恐怖と焦燥の呪縛の鉄鎖を切り、
自身を支えてくれるものこそ「自信と気概」なのですね。

「負けに学び多し」などと悠長なことも言っていられません。

福本伸行さん原作の「カイジ」に登場する利根川の語録の
「勝ったらいいなじゃない…。
 勝たなきゃダメだ。勝たなきゃゴミだ。」は
少し強烈に過ぎる言葉としても、

勝つことによってのみ得られるものがあります。

それこそが「自信と気概」です。

折れそうになる自分自身を支える自信と気概が失(う)せたとき、
勝負師は終わりとなります。

だからこそ、何としても勝たなくてはならないのですね。

「ゴロ寝さん」という専業トレーダーさんは、
1トレードに少なくとも500万通貨単位、
多いときには2000万通貨単位くらいのトレードをされますが、

10Pipsを狙うために、ときに何日も待つ、
という特異なトレードスタイルでいらっしゃいます。

これもきっと、自信と気概に裏打ちされていることと思います。

また、10Pipsを狙うために、そして自分自信を納得させるために、
驚くまでの緻密なデータ収集をされていらっしゃるのですね。

たかが10Pipsと笑える人などいないはずです。
ときに10Pipsで200万円にもなる渾身の10Pipsなのです。

また、一躍有名になったサッカーの「なでしこジャパン」も
勝つことによって自信と気概を高めていっていることと思います。

そのために、彼女達は一生懸命に練習していることと思います。

勝ことによってのみ得られるスピリット――「自信と気概」を
なとしてでも得て、そして維持し続けていきたいものです。

そのために頑張ってトレードの実践研究を続けていきたいものです。



<お知らせ>

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より深く19時間体系的に学んでいただければと思います。


FX トレードセンスのお話


台風12号が日本の各地で豪雨などの猛威となっています。
なぜか今年は世界的に天変地異が多いようで、
私達の地球はどうかしてしまったのでしょうか。。。

●先週の主な出来事

<8月29日(月)>

独シュピーゲル誌が「独政府は2012年GDPを+2%成長継続と予想」
との記事を掲載しました。
NHKの製造業など主な大手企業を対象のアンケート調査では、
想定為替レートが平均で1ドル=81.19円という結果になりました。
英サンデー・タイムズが、
「欧州当局はEFSFを一時活用して銀行が発行した一部債券を
保証することを検討している。」と報じました。
英ホームトラック住宅調査(7月)は前月と同じ−0.1%になりました。
独ビルト紙が、
「独首相は高債務国の支援強化策について議会下院での承認を楽観」
との観測報道をしました。
日政府が、
「為替市場の動向を注視。必要なときには断固たる措置をとる。
日銀に適切かつ果断な政策対応を期待。
円高対策として、雇用の海外流出を防止。中小企業資金繰り支援。
観光業支援。円高メリットの活用。M&Aや資源権益取得促進。
などの検討をしている。」との発表をしました。
豪HIA集計の新築住宅販売は前月よりは強い−8.0%になりました。
豪ドル買い反応が見られました。
格付け会社のムーディーズが、
「スペインで提案された財政規定は格付けにプラス。」
との見解を発表しました。
東京時間ではドル売り傾向の相場展開になりました。
日経平均は前週末比プラス圏で推移しました。
アジアの株式市場は上海を除き堅調傾向で推移しました。
ダウ先物が堅調傾向で推移しました。
東京時間ではユーロが堅調に推移しました。
野田財務相が民主党代表に選出されました。
日経平均は前週末比+53.57円で大引けました。
ロンドン時間ではフランが売られる展開になりました。
英市場はサマーバンクホリデーでした。
欧州の株式市場は堅調傾向で推移しました。
ロンドン時間ではユーロドルが反落する展開になりました。
一部メディアが、
「スイス政府がフラン高是正に向けた協議を開催。
8月31日には何らかの発表がある予定。」
との観測報道をしました。
フランの軟調がしばらく続きました。
ギリシャのEFGユーロバンクとアルファ銀の合併が報道されました。
オーストリア財務省が、
「ユーロ圏債務問題の対応や欧州銀行の再編に関しては、欧州諸国は
IMFと一致した考え(公的資金の注入の必要性)を持っている。」
との見解を示しました。
独消費者物価指数(8月)は市場予想とおりの−0.1%になりました。
米個人所得(7月)は市場予想とおりの+0.3%になりました。
米個人消費支出(7月)は+0.8%、
米PCEコア・デフレータ(7月)は+1.6%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NY時間序盤ではリスク選好で円売りとドル売りが見られました。
フランの軟調が続きました。
トリシェECB総裁が、
「ECBはインフレ期待を抑制する。経済は緩やかに成長する可能性。
不確実性は高い。流動性は潤沢で物価圧力を高める可能性。
今後数ヶ月インフレは2%超にとどまる見通し。
インフレリスクを見直している。
ECBの債券購入は政策効果浸透の回復が目的。
ECBの行動は条約の規定に抵触しない。
ECBの債券購入は財政規律の代替にはならない。
物価安定に対して適切と判断したことを執行している。
受け入れ担保は適切にヘアカット(掛け目率)を実施。
市場の機能不全は政府側に責任がある。」
などの見解を示しました。
NYダウは堅調に推移しました。
ドル円および(スイス円以外の)クロス円が堅調傾向で推移しました。
ドルストレートが堅調傾向で推移しました。
フランが一段安になりました。
米CNBCが、
「IMFは2011年の米GDP見通しを従来の2.5%から1.6%に引き下げた。
2012年の米GDP見通しは2.7%から2.0%に引き下げとなった。
2011年のユーロ圏GDP見通しは1.9%。
2012年のユーロ圏GDP見通しは1.4%。」
などの報道しました。
米銀大手バンク・オブ・アメリカは保有する中国建設銀行株のうち
131億株を売却することで合意しました。
米中古住宅販売保留(7月 成約)は予想より弱い−1.3%になりました。
市場反応は限定的でした。
レーン欧州委員が、
「金融面のリスクが経済に波及することを懸念している。
ユーロ圏の指標は第2半期以降に成長が鈍化するとことを示唆。
ユーロ圏共同債についてはモラルハザードを防止するために、
さらに調査や政策協調が必要になる。」
などの認識を示しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(8月)は、
市場予想より弱い−11.4%になりました。
ユーログループ議長が「ギリシャ担保問題は今週中に解決の見込み」
との見解を示しました。
ロンドンフィキシングを過ぎたあたりからドルストレートや
ドル円に一時調整の動きが見られました。
ロンドンフィキシング過ぎにフランに買戻しの動きが見られました。
オバマ米大統領が、
「来週にもインフラ整備を通した雇用対策案を発表する。」
と発表しました。
ロイター通信が、
「伊政府は2013年の財政均衡化を目指す財政改革計画をめぐり、
高所得者層に対する増税の撤廃と地方政府への支出削減幅の縮小を
することを明らかにした。」と報じました。
豪ドルなど資源国通貨が堅調傾向で推移しました。
金先物は軟調傾向で推移しました。
NY原油(WTI)は続伸となって87ドル台前半で引けました。
NYダウは続伸となって前週末比+254.71ドルで取引を終えました。

<8月30日(火)>

NZ住宅建設許可件数(7月)は前月より強い+13.0%になりました。
NZドルが堅調傾向で推移しました。
オセアニア時間ではリスク選好動意優勢の相場展開になりました。
日失業率(7月)は市場予想より弱い4.7%になりました。
日全世帯家計調査支出(7月)は前年比で−2.1%になりました。
日小売業販売額(7月)は前年比で+0.7%になりました。
ともに市場反応は限定的でした。
東京時間では日経平均が堅調傾向で推移しました。
NZドルが堅調傾向で推移しました。
東京時間前半では主要通貨ペアが揉み合いになりました。
フランに売りが見られました。
人民日報が「中国は一段の経済改革が必要」との見解を示しました。
菅内閣が総辞職しました。
豪住宅建設許可件数(7月)は市場予想より弱い+1.0になりました。
市場反応は限定的でした。
野田民主党新代表が円高対策について、
「新体制発足後に速やかに打ち出したい。」と発言しました。
アジアの株式市場が堅調傾向で推移しました。
格付け会社フィッチのコルクホーン氏が、
「中国の住宅建設は行き過ぎの可能性。」との見解を示しました。
東京時間午後は主要通貨ペアがしばらく揉み合う展開が続きました。
野田佳彦氏が両院の信任を得て第95代総理大臣に指名されました。
日経平均は前日比+102.55円で大引けました。
スイスUBS消費指数(7月)は前月より弱い1.29になりました。
上海株式市場が終盤にかけて下落しました。
英FT紙が、
「一部の欧州銀行は保有ギリシャ国債について
最新の業績発表で示した以上の評価損を計上すべき。
欧州の一部金融機関などが計上したギリシャ国債の評価損は
国際財務報告基準(IFRS)に照らし不十分。」
とのIASB国際会計基準審議会の見解を記事として掲載しました。
ロンドン時間序盤ではユーロが軟調になり、
リスク回避の動意で円と米ドルに買戻しの動きが見られました。
フランにも買戻しの動きが見られました。
主要通貨ペアが軟調になりました。
ダウ先物が反落する展開になりました。
伊中銀総裁が、
「伊の2011年の成長率は1%未満。来年は更に低下の可能性も。
低成長が赤字と債務削減の目標の達成を困難にする。
緊急措置で税負担を減らす(成長を促す)余地がある。」
などの見解を示しました。
ユーロの下落が一時強まりました。
英住宅ローン承認件数(7月)は、
市場予想よりわずかに強い49,239件になりました。
英消費者信用残高(7月)は予想より弱い2億ポンドになりました。
ポンドの下落が一時強まりました。
欧消費者信頼感指数確報(8月)は市場予想よりはやや強い−16.5、
欧業況判断指数(8月)は予想より弱い0.07、
欧鉱工業信頼感(8月)は市場より弱い−2.9、
欧サービス業信頼感(8月)は市場予想より弱い3.7になりました。
欧景況感指数(8月)は前月より4.7ポイント低い98.3になりました。
伊の10年債の入札では、落札利回りが前回より低い5.22%、
応札倍率が前回より低い1.269倍になりました。
直近の10年債利回りを上回ったことからユーロの軟調が続きました。
一部メディアが市場筋の情報として、
「ECBはかなりの規模の伊10年債を購入した。」と報じました。
反発していたフランが再び売られる展開になりました。
ドル円が一時反発する場面がありました。
NY時間に入ると再びドル円が軟調になりました。
加第2四半期経常収支は市場予想より弱い−153億加ドル、
加鉱工業製品価格指数(7月)は市場予想とおりの−0.3%、
加原材料価格指数(7月)は市場予想より弱い−1.2%になりました。
市場反応は限定的でした。
独の首相が、
「欧州はもっと政治的結束が必要。
欧州はユーロを強くしなければいけない。
欧州各国は自国の改革を実施しなければいけない。」
などの発言をしました。
金先物がしだいに反発していきました。
シカゴ連銀総裁が、
「米経済のデータは軟調な結果が続いている。
米経済は横這いの状態が続いている。
労働市場はリセッション以外の言葉で表現するのは難しい。
米経済は流動性の罠にかかっている可能性。
経済は脱出速度に達していない。現時点では強い緩和策が望ましい。
更なる緩和策が必要だと考えている。」
などの発言をしました。米ドル売り反応が見られました。
米S&Pケースシラー住宅価格指数(6月)は、
市場予想よりは強い−4.52%になりました。
市場反応は限定的でした。
NYダウが軟調傾向で始まりました。
米消費者信頼感指数(8月)は市場予想より弱い44.5になりました。
2009年4月以来の低水準になりNYダウの軟調が強まりました。
一時リスク回避の動意で限定的ながらドルが買われました。
ポンドが軟調傾向で推移しました。
NYダウが前日比プラス圏になりドルが売られる展開になりました。
一時フランに買戻しの動きが見られました。
ロンドンフィキシングからは主要通貨ペアが揉み合いになりました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「FRBの2年間の低金利維持の条件付き確約を再検討する理由はない。
2013年半ばまでの低金利維持撤回はFRBの信頼を損なう可能性。
過度に緩和的な政策はインフレを2%超に押し上げるリスクはある。
失業率は不快なほど高い。見通しには不確実性がある。
インフレや失業率のデータはさらなる緩和の必要性を示していない。
私自身が8月の政策決定に反対したのは驚くに値しない。
米国のファンダメンタルズは強くやがて以前の成長水準に戻る。」
などの見解を示しました。
仏中銀総裁が、
「仏の銀行は強固で充分な資本がある。
夏季の金融市場は正常に機能していない。
仏の格付けに対する噂はばかげている。」
などの認識を示しました。
FOMC議事録では、
「少数のメンバーは実質的緩和策も主張。
資産購入・償還期間延長・超過準備金利引き下げも協議。
FRBスタッフは潜在成長率を下方修正。
成長下振れリスク高まったが経済活動の下降予測していない。
現時点で追加刺激は雇用や生産支援せずインフレ招く可能性。
各種の手段のコストと利益の議論で9月会合を2日間に延長。
政策の見通しに失業率やインフレの明確な数値検討。
数値導入すればFOMCの意図一層明確化できる。
どのように適切な数値選択するべきか見当の余地がある。
数値導入は政策金利の調整の柔軟性を奪うものではない。
ここ数四半期で米国の銀行の力は強まった。」
などが示されました。
限定的ながらドル売り反応になりました。
トリシェECB総裁が、
「ユーロは堅固な通貨。政府は財政問題に対処している。
欧州はガバナンスを改善しなければならない。」
などの認識を示しました。
米財務省が、
「ガイトナー米財務長官が9月9日、10日の仏でのG7に出席。
経済成長と雇用、金融安定を協議。」との発表をしました。
NY原油(WTI)は4日続伸して88ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比+20.70ドルで取引を終えました。

<8月31日(水)>

オバマ米大統領がラジオのインタビューで、
「来週に発表する成長と雇用対策は米GDPを1.5%押し上げる可能性。
50万人から100万人の雇用を創出する。」
との発言をしました。
英GFK消費者信頼感調査(8月)は予想よりは強い−31になりました。
毎日新聞が、
「9月23〜24日ワシントンで開催のIMFと世銀の年次総会に合わせ、
主要20ヵ国のG20財務相・中央銀行総裁会議が22日に急遽開催へ。」
との報道をしました。
オセアニア時間は主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
ダウ・ジョーンズが、
「ユーロ圏諸国はギリシャに対する第二次金融支援を確保するため、
ギリシャの銀行株をフィンランドを含む資金支援提供国に担保として
差し入れることを検討している。」
と報じました。
日鉱工業生産速報(7月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
市場反応は限定的でした。
朝日新聞が、
「QE3は今後の経済データ次第であり得る。
その条件としてインフレが抑制されていることを確認する必要。
今年下半期の米経済成長は2.5%となるもよう。」
とのセントルイス連銀総裁の発言を記事として報じました。
日経済産業省が、
「大震災からの生産回復スピードは徐々に緩やかに。
円高の影響で9月生産見込みに一部慎重な企業もある。」
などの見解を示しました。
日経平均はやや軟調傾向で推移しました。
主要通貨ペアがやや軟調傾向の揉み合いになりました。
NBNZ企業景況感(8月)は前月より弱い34.4になりました。
午後から日経平均が下げ幅を縮小して反発しました。
オセアニア通貨が反発する展開になりました。
ドル円の軟調傾向がしばらく続きました。
フランに買戻しの動きが見られました。
アジアの株式市場は堅調傾向で推移しました。
上海株式市場はしばらく軟調傾向の後に戻す動きになりました。
日建設工事受注(7月)は前年比で前月より弱い+5.7%、
日新設住宅着工戸数(7月)は予想より強い95万5000戸になりました。
日経平均は前日比+1.30円で大引けました。
独小売売上高指数(7月)は市場予想より強い0.0%になりました。
一時ユーロ買い反応が見られました。
独失業率(8月)は市場予想とおりの7.0%になりました。
独失業者数(8月)は市場予想よりは強い−0.8万人になりました。
ポーゼン英BOEが、
「G7の中銀は更なる量的緩和の必要ある。
更なるQEは財政問題解決の時間を与える。
FRBとBOEの資産購入はプラス影響及ぼす。
先進国はインフレリスクに直面していない。」
などの見解を示しました。
独の報道官が、
「ユーロ圏EFSF拡大法案の枠組みが閣議で了承された。」
との発表をしました。
ロンドン時間前半は主要通貨ペアが上下動の揉み合いになりました。
フランの買戻しが続きました。
欧州株式市場が前日比プラス圏で推移しました。
欧消費者物価指数速報(8月)は前年比で市場予想とおりの+2.5%、
欧失業率(8月)は市場予想より弱い10.0%になりました。
市場反応は限定的でした。
ギリシャ財務相が「フィンランドの追加支援に対する担保は現金。」
との発表をしました。
日財務省が、
「7月28日〜8月29日の外国為替平衡操作額は4兆5,129億円。」
と発表しました。
米チャレンジャー人員削減数(8月)は、
前回値よりは弱い前年比で+47.0%になりました。
米ADP雇用統計(8月)は市場予想より弱い9.1万人になりました。
市場反応は限定的でした。
オーストリアの財務相が、
「ギリシャ追加支援で問題の担保問題でユーロ圏諸国は協議。
オーストリアもフィンランドと同等の扱いを求める。」
との発言をしました。
加GDP(6月)は市場予想より強い+0.2%
加第2四半期GDP(年率換算)は予想より弱い−0.4%になりました。
一時加ドルが買われる市場反応になりました。
その後、しだいに加ドルが売られる相場展開になりました。
スイスのアマン経済相が、
「フランの状況はいまだに難しい。2012年には追加の計画を示す。
しばらくは強いスイスフランと共存しなければいけないだろう。
フランは依然として高すぎる。スイスフランの目標はない。
SNBだけがフランに短期的なインパクトを与えることができる。」
などの発言をしました。
スイス政府が景気対策の規模を当初の20億フラン規模から
半分以下の8.7億フラン規模に縮小しました。
NY時間序盤はフランの買戻しの動きが強まりました。
NYダウは堅調傾向で推移しました。
原油先物に反発の動きがみられました。
米シカゴ購買部協会景気指数(8月)は予想より強い56.5になりました。
米製造業受注指数(7月)は市場予想より強い+2.4になりました。
NY時間前半ではドル買い動意にドル円に反発の動きがみられました。
NY時間前半では一時フランが再び売られる動きが見られました。
ダウ・ジョーンズ経済通信が、
「ギリシャ支援での担保支払いはユーロ圏諸国で分担する見通し。」
との観測報道をしました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
豪ドルが堅調傾向で推移しました。
ロンドンフィキシングを前に月末要因かドル円が急落しました。
ギリシャの議会予算監査当局が、
「ギリシャの債務力学は制御不能。
ギリシャの債務の対GDP比率は2012年に安定する公算は低い。」
との発表をしました。
仏大統領が、
「アイルランドとポルトガルには大きな進展がある。
伊やスペインの債務問題への攻撃は正当化されない。
ユーロ圏の債務はべ国や日本よりも少ない。」
などの認識を示しました。
アトランタ連銀総裁が、
「金融政策の選択肢はいづれも排除されない。
米国は長期間の景気減速に直面している。
経済成長に対するダウンサイドリスクは上昇している。
新たなリセションは想定していない。
一段と悪化したシナリオでは追加政策緩和が求められる可能性。
金融政策は万能薬ではない。我々は雇用の危機に直面。
インフレより低成長のほうが大きな問題。
2013年半ばとの金利に対するコミットは変更される可能性もある。
リセッションとデフレの脅威がQEの必要性を拡大させる。
変更の前には更なる時間と経済データが必要。」
などの見解を示しました。
ギリシャがユーロを離脱の準備をしているとの噂がありました。
ギリシャ財務省が、
「ギリシャがユーロを離脱するために米国の法律実務所と
契約したとの報道を否定する。」と発表しました。
欧州委員長が「EU委員会はギリシャの財政支援を見直している。」
との発言をしました。
ユーロの軟調が続きました。
NY原油(WTI)は88ドル台後半で引けました。
NYダウは4日続伸して前日比+53.58ドルで取引を終えました。

<9月1日(木)>

オセアニア時間ではドル円などに反発の動きがみられました。
一部メディアが、
「ユーロ圏はギリシャへの追加融資に担保を要求する加盟国に対し、
担保を要求する国の数を最小限に抑える目的のために、
手数料の支払いを求める可能性が高まった。」
とのユーロ圏高官の談話を記事として報じました。
豪AIG製造業指数は前月よりやや弱い43.3になりました。
東京時間序盤はドル買い優勢の展開になりました。
日経平均は堅調傾向で推移しました。
中国の製造業PMI(8月)は市場予想よりやや弱い50.9になりました。
資源国通貨などに売りが見られるも市場反応は限定的でした。
仲値を過ぎるあたりまでドル円が上昇しました。
その後にドル円に反落の動きが見られました。
中国の首相が、
「世界需要の低迷は中国の輸出に打撃。
不動産引き締め政策を緩和することはない。
下半期にインフレのより大幅な低下を目指す。
輸入インフレの著しい鈍化は見込んでいない。」
などの認識を示しました。
豪小売売上高(7月)は市場予想より強い+0.5%になりました。
豪第2四半期民間設備投資は市場予想より強い+4.9%になりました。
豪ドルが一時上昇しました。
アジアの株式市場はまちまちの展開になりました。
中国のHSBC製造業PMI(8月)は速報値よりやや強い49.9になりました。
東京時間後半はドルストレートが揉み合いになりました。
スイス第2四半期GDPは前期比で予想とおりの+0.4%になりました。
日経平均は6日続伸して前日比+105.60円で大引けになりました。
独第2四半期GDP確報は市場予想とおり前期比+0.1%になりました。
英ネーションワイド住宅価格指数(8月)は
前月比で市場予想より弱い−0.6%になりました。
市場反応は限定的でした。
ロンドン時間序盤はドル買い優勢の展開になりました。
FT紙が、
「欧州の銀行部門の健全性をめぐる判断で
IMFとユーロ圏当局の間で緊張が生じている。」
との観測報道をしました。
ユーロが軟調に推移しました。
スイス実質小売売上高(7月)は前回値より弱い+1.9%、
スイスSVME購買部協会景気指数(8月)は、
市場予想より強い51.7になりました。
リスク回避の動意で上下動しながらもフランが買われました。
独製造業PMI確報(8月)は市場予想より弱い50.9になりました。
欧製造業PMI確報(8月)は市場予想より弱い49.0になりました。
ユーロの軟調が続きました。
欧州株式市場は軟調傾向で推移しました。
英製造業PMI(8月)は市場予想とおりの49.0になりました。
限定的ながら一時ポンド買いの動きが見られました。
ドル買い動意にドル円が堅調傾向で推移しました。
スペイン5年債の入札では、
調達額が発行上限40億ユーロに対して36.2億ユーロ、
平均落札利回りが前回より低い4.489%、
応札倍率が前回より低い1.76倍と不調になりました。
ダウ先物が軟調傾向で推移しました。
ギリシャのカシメリニ紙が、
「ギリシャの今年の財政赤字は政府目標のGDP比7.6%を超過。
8.8%に達する見通し。IMFと欧州委員会およびECBの3者による
調査団代表とギリシャ財務省が今年の財政赤字見通しを増額修正。
景気後退の深刻化や構造改革実施の遅れが修正の理由。
3者は6度目の支援を承認することに肯定的な見方を打ち出すのが
難しいと判断しつつある。」
などの観測報道をしました。
米第2四半期非農業部門労働生産性確報は予想より弱い−0.7、
米第2四半期労働コスト確報は予想より強い+3.3%になりました。
米新規失業保険申請件数は予想よりやや強い40.9%になりました。
限定的ながらドル売り反応が見られました。
欧州の株式市場が下げ幅を縮小しました。
中国人民銀行が「世界的な財政赤字がリスクとなりつつある。」
との見解を示しました。
米ISM製造業景況指数(8月)は市場予想より強い50.6、
米建設支出(7月)は市場予想より弱い−1.3%になりました。
ドル買い動意にユーロなどドルストレートが軟調になりました。
米の好指標結果に米緩和策への期待の後退観測がありました。
豪ドルは堅調傾向で推移しました。
NYダウは前日終値を挟んでの上下動の揉み合いになりました。
米ISMのホルコーム氏が、
「受注の低下が生産を脅かし始めている。
調査結果はハリケーンの影響以前のデータによる。
回復速度が戻るには数ヶ月かかる可能性。
輸出の減速を注視する必要。」
などの見解を示しました。
ドル円が上下動の揉み合いになりました。
格付け会社のムーディーズが、
「ギリシャは中期的に重大な支払い能力の問題に直面する可能性。」
との見解を発表しました。
オバマ米大統領が2012年会計年度の予算教書の改定を発表しました。
欧州の決済機関LCHクリアネットがアイルランド国債の
取引証拠金の比率を65%から55%に引き下げました。
ECBが利下げを検討しているとの噂が流れました。
ゴールドマンサックスが米非農業部門雇用者数の予想を
従来の5万人増から2.5万人増に下方修正しました。
ロンドンフィキシングのあたりからドル売り動意になりました。
ドルストレートが反発してドル円が軟調に推移しました。
その後しだいにNYダウが軟調になって行きました。
ドル買戻しの動きが見られました。
FRBのデューク理事が、
「米住宅市場は著しく均衡を欠いている。
住宅関連金融の条件は引き締められている。
住宅市場の回復に向け政府の役割を明確にすべき。」
などの見解を示しました。
ギリシャ議会予算監査局の局長が辞任したとの報道がありました。
ロイター通信が、EU・IMF調査団の関係筋の話として、
「2011年のギリシャ財政赤字は少なくとも対GDP比8.6%の見通し。
目標の7.6%を超過する見通し。
民営化目標の達成についても強い疑念がある。
ギリシャ向け次回融資の実行が危ういか判断するのは時期尚早。
協議は継続している。」
などの報道をしました。
FRBがゴールドマン・サックスに対して、
住宅差し押さえ手続きに誤りがあったとして、
外部のコンサルタントを採用して手続きを見直すように命じました。
ゴールドマン・サックス・グループはNY州の規制当局に
法に基づく審査を行わず差し押さえ書類に署名するロボ・サイナーの
制度の撤廃で合意しました。
オーストリア中銀総裁が、
「全体的な景気見通しは大きく曇ってきた。
国債購入がどれだけ続くかは言及できない。
国債購入によるECBへの資本注入は必要ない。
2012年には目先のインフレは明らかに落ち着いていく可能性。
ECBは伊首相の行動を懸念している。
高所得層向け所得付加税の導入や定年平均年齢の引き上げ制度など、
当初約束していた改革の多くを伊首相は撤回している。
伊の緊縮財政プランには信頼性の問題がある。」
などの見解を示しました。
NY原油(WTI)は88ドル台後半で引けました。
NYダウは前日比−119.96ドルで取引を終えました。

<9月2日(金)>

米新車販売台数(8月)は7.5%増の107万2283台になりました。
オセアニア時間では主要通貨ペアが小幅な揉み合いになりました。
中国人民銀行副総裁が、
「世界経済へのリスクが高まっている。
米景気減速、ユーロ圏債務問題、日本経済低迷などがリスク。
新興国の成長鈍化も世界経済へのリスクを高めている。
世界的なインフレ圧力が引き続き強まる可能性。」
などの見解を示しました。
日経平均やアジアの株式市場が軟調傾向で推移しました。
東京時間序盤はドルストレートやクロス円が反発をみせましたが、
その後しだいに反落する展開になりました。
ドル円は揉み合う展開になりました。
炭素税導入問題や前首相との確執などをめぐり政権運営に支障を
きたしているとの見方が広がっていた豪のギラード首相が、
記者からの辞任するかとの質問に「わたしはどこにも行かない」と
首相としての職責を全うすることを表明しました。
フランに買戻しの動きが見られました。
米WSJ紙が「FRBはバンカメに状況悪化した場合に対策提示を要請。」
との報道をしました。
トリシェECB総裁が、
「欧州諸国は弱点を是正するため相互に監視する必要。
ガバナンスを強化すべき。
ユーロ圏共同債の可能性についての質問には、
欧州に保障されたEFSF債があると回答する。
単一通貨は信頼に足るものである。
将来の姿について議論するときではない。
伊の経済成長は失望を誘うものであり構造改革を必要としている。
伊は8月5日の方策を完全に実行することが肝要。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比−110.06ドルの8950.74円で週の取引を終えました。
ギリシャのタネア紙が、
「ギリシャ政府がGDP1%分の財政赤字を埋めるための
追加緊縮措置の検討を拒否。
EUとIMFは融資実行のためのギリシャ状況の5回目の査定を中止。」
などの報道をしました。
ユーロが下落する展開になりました。
ロンドン時間前半ではドルストレートが軟調になりました。
ドル円など主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
フランの買戻しが強まる展開になりました。
原油先物が軟調傾向で推移しました。
欧州株式市場が軟調傾向で推移しました。
ECBがギリシャと伊の国債を購入していると一部報道がありました。
一時ユーロが反発をみせました。
英建設業PMI(8月)は市場予想より弱い52.6になりました。
一時ポンドが限定的に下落しましたがその後は上昇に転じました。
日首相が「為替介入はこれからも各国と連携を取りながら対応。」
との発言をしました。
ドル円は上下動の揉み合いで推移しました。
欧生産者物価指数(7月)は市場予想とおりの+6.1%になりました。
ギリシャ財務相が記者会見で、
「今年の成長率は−5%となる見通し。
2012年予算は10月に提案される必要。
EUやIMFの調査団と友好に協議している。
協議断絶の報道は正しくない。
今月14日から新しい討議が始まる。
協議再開までの10日間は12年予算案に取り組むためのもの。
リセッションがEU・IMFとの協議の主要議題。」
などを発表しました。
NY大学のルービニ教授が、
「欧州圏を巡る問題は悪化する可能性。
ECBは利下げをすべきであり、利上げは誤りである。」
などの見解を示しました。
ギリシャ2年債利回りがユーロ導入来最高の46.50%に上昇しました。
伊国債のCDSスプレッドが過去最高の399bpに達しました。
米雇用統計の発表を控えていたためか為替への反応は限定的でした。
中国の首相が、
「中国は安定した経済成長を維持できる。
欧州は大きな投資先の一つ。
ユーロ圏と欧州経済に関して信頼している。
世界経済は厳しい時期に直面している。」
などの認識を示しました。
フィンランドの財務相が、
「ギリシャへの追加支援に関して引き続き担保を要請する。」
との発言をしました。
ダウ先物が軟調に推移しました。
米非農業部門雇用者数変化(8月)は±0.0万人、
米民間部門雇用者数変化(8月)は+1.1万人、
米製造業雇用者数変化(8月)は−0.3万人と、
いづれも市場予想よりかなり弱い結果になりました。
米失業率(8月)は市場予想とおりの9.1%になりました。
一時、米ドルが売られドルストレートが上昇しましたが、
その後はリスク回避のドル買い動意になりました。
豪ドル米ドルなどドルストレートが下落する展開になりました。
ドル円は下落の後にドル買い動意で反発する展開になりました。
NY時間ではリスク回避の動意にNYダウが下落しました。
原油先物も軟調に推移しました。
米指標が弱かったことでFRBへの緩和期待も台頭して、
為替の値動きはそれほど大きいものではありませんでした。
民間部門雇用者数の減少について、
「米通信大手ベライゾンのストライキの影響があった可能性。」
との観測がありました。
一時、フランが売られる動きが見られました。
スペインの下院が、
「財政赤字と公的債務の上限設定に向けた憲法改正法案を
賛成多数で可決」しました。(上院の採決は7日の予定)
IMFの関係筋が、
「ギリシャの第2次支援実施において、
フィンランドの支援を取り付けるために
ギリシャが担保を差し出すことにIMFは反対する意向。
それはIMFの優先債権者としての地位を否定し、
他のギリシャ債保有者の権利も冒とくする。」
との見解を示しました。
NY金先物は上昇して1オンス1876.90ドルで引けました。
NY原油(WTI)は下落して86ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日−253.31ドルの11240.26ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<9月5日(月)>

※米・加の市場が勤労感謝の日で休みです。

午前10時半に豪ANZ求人広告件数(8月)、
午前11時半に中国HSBCサービス業PMI(8月)、
午後4時53分に独サービス業PMI確報(8月)、
午後4時58分に欧サービス業PMI確報(8月)、
午後5時からトリシェECB総裁の講演、
午後5時半に英サービス業PMI(8月)、
午後6時に欧小売売上高(7月)、
などが予定されています。
英・欧の指標および講演には一応注目です。

<9月6日(火)>

午前10時半に豪第2四半期経常収支、
午前10時半に豪住宅ローン許可件数(7月)、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(8月)、
午後6時に欧第2四半期GDP改訂値、
午後7時に独製造業受注(7月)、
午後11時に米ISM非製造業景況指数(8月)、
などが予定されています。
豪・(スイス)・(欧)・米の指標には注目です。

<9月7日(水)>

朝8時半から豪RBA総裁の講演、
午前10時半に豪第2四半期GDP、
正午過ぎ(時間未定)に日政策金利、
午後2時に日景気一致CI指数速報(7月)、日景気先行CI指数速報、
夕方(時間未定)に日銀総裁記者会見、
午後5時半に英鉱工業生産(7月)、英製造業生産高(7月)、
午後7時に独鉱工業生産(7月)、
夜10時に加BOC政策金利、加BOC声明、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(8月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
豪・英・独・加・米の指標には注目です。

<9月8日(木)>

朝7時45分にNZ第2四半期製造業売上高、
朝8時50分に日国際経常収支(7月)、日国際貿易収支(7月)、
朝8時50分に日機械受注(7月)、
午前10時半に豪雇用者数変化(8月)、豪失業率(8月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(7月 現況判断DI・先行判断DI)、
午後2時45分にスイス失業率(8月)、
午後3時に独貿易収支(7月)、独経常収支(7月)、
午後8時に英BOE政策金利、資産買入規模発表、
午後8時45分に欧ECB政策金利、
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米貿易収支(7月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可(7月)、加新築住宅価格指数(7月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(7月)、
深夜2時からバーナンキFRB議長の講演、
深夜4時に米消費者信用残高(7月)、
などが予定されています。
豪・英・欧・米・(加)の指標および会見と講演には注目です。

<9月9日(金)>

朝8時にオバマ米大統領の演説(米の経済・雇用対策の発表)、
朝8時50分に日第2四半期実質GDP確報、日第2四半期名目GDP確報、
同朝8時50分に日第2四半期GDPデフレータ確報、
午前11時に中国消費者物価指数(8月)、中国生産者物価指数(8月)、
午後3時に独消費者物価指数確報(8月)、
午後5時半に英生産者物価指数(8月)、生産者仕入価格・出荷価格、
午後8時に加雇用ネット変化率(8月)、加失業率(8月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(8月)、
夜9時半に加第2四半期労働生産性指数、
夜11時に米卸売在庫(7月)、
などが予定されています。
中国・加の指標には注目です。
また、この日から10日まで仏マルセイユで
G7財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。

さて、先週、ドル円は、週はじめの29日に日政府が「為替市場の動向
を注視。必要なときには断固たる措置をとる。」との発表に、介入を
警戒する向きがあるも為替介入は実施されず揉み合いになりました。
同日のNY時間でNYダウの堅調を背景にリスク選好での円売りに、一時
77円になるもその後に反落する展開になりました。30日の野田新総理
誕生にも反応薄で、日米金利差の縮小を背景にしばらく軟調傾向での
推移になり、31日のNY時間前半でのドル買い動意に一時反発するも、
ロンドンフィキシングを前に月末要因からか急落して、その後に反発
に転じて、9月1日の東京時間に月初要因もあったかドル買い動意に
仲値にかけて77円台前半まで上昇する展開になりました。その後、
再び反落して76円後半での上下動の揉み合いになりました。週末2日
は米雇用統計を控えた持ち高調整の動きとともに、ギリシャのタネア
紙の報道によるユーロの下落に伴うリスク回避の動きで軟調傾向で
推移した後に米雇用統計の発表を迎えることになりました。
米雇用統計の発表では市場予想を下回る結果となって、一時76円台の
半ばまで急落して、その後NYダウが軟調に推移したことも背景とした
ドルストレートなどでのリスク回避のドル買いの影響もあり、ドル買
い動意に揉み合いながらも反発する展開になりました。
週間では76円台後半〜77円台前半の範囲のレンジ相場になりました。

一方、ユーロドルは、週はじめに独シュピーゲル誌が「独政府は2012
年のGDPを+2%成長継続と予想」との記事を掲載したことや、英サ
ンデー・タイムズが「欧州当局はEFSFを一時活用して銀行が発行した
一部債券を保証することを検討している。」と報じたこと、そして、
独ビルト紙が「独首相は高債務国の支援強化策について議会下院での
承認を楽観している。」との観測報道や、格付け会社のムーディーズ
が「スペインで提案された財政規定は格付けにプラス。」との見解を
発表したこともあって一時1.45台の半ばあたりまで上昇する展開にな
り、NYダウの堅調も背景に週初は堅調傾向での推移になりましたが、
30日に英FT紙が「欧州の一部金融機関などが計上したギリシャ国債の
評価損は国際財務報告基準(IFRS)に照らし不十分。」との記事や、
伊中銀総裁が「伊の2011年の成長率は1%未満。来年は更に低下の
可能性も。低成長が赤字と債務削減の目標の達成を困難にする。」
との見解を示したことや、伊中期債が入札不調であったことなどで
軟調に転じていきました。31日の東京時間からロンドン時間前半に
かけて揉み合いとなった後に、NY時間にギリシャ議会予算監査当局が
「ギリシャの債務力学は制御不能。ギリシャの債務の対GDP比率は
2012年に安定する公算は低い。」との発表をしたことや、ギリシャが
ユーロを離脱の準備をしているとの噂が流れたことに加えて、
欧州委員長が「EU委員会はギリシャの財政支援を見直している。」
との発言をしたことでユーロの下落が強まっていきました。

9月1日になってもその流れは収まらず、さらにFT紙が「欧州の銀行
部門の健全性をめぐる判断でIMFとユーロ圏当局の間で緊張が生じて
いる。」との観測報道や、スペイン5年債の入札の不調、ギリシャの
カシメリニ紙による「ギリシャの今年の財政赤字は政府目標のGDP比
7.6%を超過。8.8%に達する見通し。」との観測報道、ムーディーズ
による「ギリシャは重大な支払い能力の問題に直面する可能性。」
との見解の発表、オーストリア中銀総裁による「ECBは伊首相の行動
を懸念している。当初約束していた改革の多くを伊首相は撤回してい
る。伊の緊縮財政プランには信頼性の問題がある。」との発言など、
度重なるネガティブ材料にユーロは下落を強めていきました。

そして、週末2日にギリシャのタネア紙が「ギリシャ政府がGDP1%
分の財政赤字を埋めるための追加緊縮措置の検討を拒否。EUとIMFは
融資実行のためのギリシャ状況の5回目の査定を中止。」などの観測
報道があり、ギリシャ財務相が記者会見で「EUやIMFの調査団と友好
に協議している。協議断絶の報道は正しくない。今月14日から新しい
討議が始まる。協議再開までの10日間は12年予算案に取り組むための
もの。」と火消しをするも、同会見で「今年の成長率は−5%となる
見通し。リセッションがEU・IMFとの協議の主要議題。」であること
を示すことになって、ギリシャ2年債利回りがユーロ導入来最高の
46.50%に上昇して、伊国債のCDSスプレッドが過去最高の399bpに達
するなど、金融市場でのリスク回避の動きが強まっていきました。

その後、ECBがギリシャと伊の国債を購入しているとの一部報道に
反発して、米雇用統計の発表を迎えることになりました。米雇用統計
の発表では市場予想を下回る結果となって、一時ドル売り動意に1.42
台の後半まで反発しましたが、NYダウが下落したことも背景にリスク
回避のドル買い動意にユーロドルは軟調に転じていきました。

さて今週ですが、円については、欧米の経済減速を背景とした逃避的
な「経常黒字国の通貨としての円買い」、および名目金利から物価上
昇率を差し引いた実質金利が日米欧ともに2000年半ば以来のマイナス
となる中にあって、米国の実質金利が−3.3%(6月時点)と1年前の
0.8%から大きく低下しているのに対して、日の実質金利はマイナス
ながらも相対的に高く、日本と米国の実質金利の差は3.21%に拡大
(6月時点)していることなど、引き続き円高圧力が継続する背景が
ありますが、29日に日政府が「為替市場の動向を注視。必要なとき
には断固たる措置をとる。」として、また野田新内閣の安住財務相も
円高への取り組みを表明していて、日政府・日銀の為替介入を含めた
円高施策への期待があり、綱引きにはなりそうです。

ただ、先週も為替介入は実施されず、日要人発言のトーンも臨戦の
緊迫感は先の為替介入実施前と比べるとさほど強いともいえなく、
為替介入期待は後退しているようです。しかしながらも、ドル円が
76円台を下回った場合は緊急発動される可能性はあるようで、一応
ながら今週も東京時間前半を中心に為替介入には引き続き注意をし
ておいた方がよさそうです。

米ドルについては、先のバーナンキFRB議長のジャクソンホールでの
講演で「FRBは追加的金融刺激策の検討を続ける。」と明言したこと
で、QE3への市場期待もついえてはいないようですが、30日のシカゴ
連銀総裁の「経済は脱出速度に達していない。現時点では強い緩和策
が望ましい。更なる緩和策が必要だと考えている。」などの発言があ
る一方、同日にミネアポリス連銀総裁は「インフレや失業率のデータ
は更なる緩和の必要性を示していない。米国のファンダメンタルズは
強くやがて以前の成長水準に戻る。」との見解や、また、31日のアト
ランタ連銀総裁のように「金融政策の選択肢はどれも排除されない。
リセッションとデフレの脅威がQEの必要性を拡大させるが、変更の前
には更なる時間と経済データが必要。」との慎重論もあり、米FRBの
緩和策について市場観測も定まってはいないようです。今週あたりか
らは、市場観測が混沌とした状況の中にあって、市場の関心は徐々に
9月20日と21日のFOMCにフォーカスされていくことになりそうです。

また、先週の米経済指標は全般に弱い結果が多い中でも、米個人消費
支出やシカゴ購買部協会景気指数、そして米製造業受注指数や米ISM
製造業景況指数など市場予想よりも強い結果となるものも散見され、
一時、米経済の減速懸念が後退する状況もありましたが、週末の米
雇用統計は市場予想を大きく下回る結果になって米雇用市場の弱さを
あらためて確認することになりました。一部、米雇用統計の結果につ
いて「米通信大手ベライゾンのストライキの影響があった可能性。」
との指摘もあったようですが、NYダウは大きく下落してリスク回避
優勢の市場反応になりました。一部では、緩和策への期待だけでは
株価を支えられないことを示しているとの観測もあるようです。

米FRBの緩和策について市場観測も定まってはいないことから、6日
の米ISM非製造業総合景況指数など米指標の動向と、NYダウなど株式
市場の動向、および週末のG7財務相・中央銀行総裁会議への思惑も
意識した展開となりそうですが、ここのところの欧州懸念の顕在化に
よるリスク回避のドル買いで、今週はドルが少し巻き戻される可能性
もありそうです。

ドル円相場では、日政府・日銀の為替介入観測は後退しているようで
円高圧力と米ドル巻き戻しの圧力との綱引きで76円台後半から77円台
半ばあたりまでのレンジ相場と見る向きがあるようです。

ユーロについては、前述のように悪材料が目立つ状況になっていて、
また、フラン高抑制策の底が露呈したことで、対ドルだけではなく
対フランでも下落して、そして対ポンドでも、また対円でも下落と、
ユーロは総崩れの様相となっているようです。8日のトリシェECB
総裁の記者会見がユーロでは今週の焦点になりますが、8月29日に
トリシェECB総裁が「インフレリスクを見直している。」と発言して
いるとともに、インフレを懸念する欧州要人の発言が鳴りをひそめ
ていることから、一部ではECBの利下げ観測までささやき始められて
きているようで、8日のトリシェECB総裁の記者会見が大いに注目さ
れます。

ユーロ関連の相場では、2日にECBがギリシャと伊の国債を購入して
いると一部報道に短期的に反発する動きが観測されていて、いまだに
ECBによる欧州高債務国の国債購入には上昇反応にはなるようですが、
ギリシャ2年債利回りがユーロ導入来最高の46.50%に上昇したり、
伊国債のCDSスプレッドが過去最高の399bpに達するなど、金融市場
でのリスク回避の動きは強く、ユーロは戻ったところでは売り叩か
れる展開が続いているようで、今週も戻りを売ろうとする向きは
少なくないようです。

そして資源国通貨の豪ドルなどについては、先週NYダウなど株式市場
が軟調になったことや、原油価格も先週末に下落したことで週間での
反発も一服となり、世界経済は緩やかに拡大しているものの減速懸念
も根強く、リスク選好度が低下して、反発傾向にあった豪ドル米ドル
ですが週末にかけて軟調な展開になりました。押し目を買おうとする
向きと、ユーロドルに連れたリスク回避での軟調が続くと見る向きが
あるようで、難しい状況を迎えていますが、今週は豪州に関する重要
経済指標の発表を控えていて、6日の豪RBAの政策金利の発表および
豪RBA声明、そして7日の豪第2四半期GDP、8日の豪雇用統計などが
注目され、指標を睨んでの判断ということになりそうです。

経済指標関連では、5日のトリシェECB総裁の講演、
6日の豪RBAの政策金利に豪RBA声明と米ISM非製造業景況指数、
7日の豪第2四半期GDPと加BOC政策金利に加BOC声明と
米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
8日の豪雇用者数変化に豪失業率と英BOE政策金利に
欧ECB政策金利とトリシェECB総裁記者会見に
米貿易収支と米新規失業保険申請件数、バーナンキFRB議長の講演、
9日の中国消費者物価指数に中国生産者物価指数と
加雇用ネット変化率に加失業率、などが注目されます。


さて今回は、トレードセンスのお話です。

よく「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」
などといわれることがありますね。

将棋の内藤九段もよく大盤解説などで使う言葉ですが、

一昔前に野球の野村監督が試合後の記者のインタビューで
よくこの言葉を用い、すっかり有名になりました。

もともとは剣道の常静子剣談にある言葉なのだそうで、

「道を貴び術を知れば心勇ならずといえども必ず勝つ。
 道に背き術に違えば必ず負く。」

ということを説き、

「剣法に不思議の技はない。」として、

基本を尊ぶことを教えているようです。

さてところで…、

トレードには学術的な「これこそが正しいことである。」
というオーソリティーはないようですが、

数々の辛酸を経験してきたオールド・トレーダー達が
異口同音に語る基本とされるものはありますね。

「含み損が規律に達したら躊躇なく損切りせよ。」

「規律のない難平はするな。」

「トレンドを友とせよ。」

「自分自身に規律を課せ。」

「損小利大を目指せ。」

「暴走はするな。資金管理を大切にせよ。」

などなど、耳にタコのお馴染みのものですが、(苦笑)

「知っていること」と「やっていること」は
多くの場合で違っているもので、

基本を身につけて実行できることは、
ある意味、たいへん難しいことでもありますね。

次から次へとトレードの魔法を求めてあれこれ彷徨った挙句、

最後に到達したのは、やはり「基本」そのものであった、
などという話も決して少なくはないようです。

ただ…、そうとは言っても、

逆説的とはなりますが、

基本を知れば直ぐに勝てるかというとそうではなく、

「気づき」や「体得」という必須の領域はあるようです。

そして、この「気づき」や「体得」や「感得」の領域は、
困ったことに言語や図解だけでは
なかなか身につけることができなく、

自身のトレードで実践を通じて養われていくもののようで、

そういった意味では、野球のバッティングやゴルフのスイング、
あるいは自転車に乗ることに似ているところがあるようです。

さて…、

無類の勉強家でありながらも、
なかなかトレードで良い戦績を上げられなかった
会社勤めもしているトレーダーのМさんが、

2011年8月のトレードから劇的に良い戦績となったのも、
ご自身で「気づき」と「感得」を得たからでした。

Мさんの2011年8月のトレード

会社から帰ってからのNY時間を中心とした
日々、ほんの数時間のトレードでの月間収支ですが、

建て玉数はまだ小さくも、自身も驚くような戦績となってしまって、

(以下、会話風の脚色で綴ります)

「何か気づきがあったのですか?」と尋ねても、

「佐野さんのアドバイスのおかげ」という、
お世辞と社交辞令の言葉を付け加えていただきながらも、(笑)

「いやぁ、じつは自分でもよく分らないんです。
 何で自分自身のトレードが変ってしまったのか…。」

「……。」

「例えば、ユーロ円をトレードするときに、アドバイスのように
 ユーロドルやドル円やポンドドルなどの動きも同時にみると、
 今までは分らなかったことが見えるようになったというか…。」

「……。」

「それに…、トレードしたら危ない状況も
 分るようになったと言いますか、感じられるようになって…。」

「……。」

「気がついたら、トレード数は以前より少なくなったんですけど、
 トータル収支は良くなっちゃって。」

「……。」

「やっていることはそんなに以前と変わらないとは思うのですが、
 行くべき、待つべき、が見えるようになったといいますか。
 なんと言ったらよいのか、うまく説明はできません…。」

そうです。

トレードでの「気づき」や「体得」や「感得」に関しては、

つまり、「トレードのセンスや感覚」については、

野球のバッティングや自転車に乗ることを
言語で説明することが難しいように、

説明を求められてもうまく表現できないものなのですね。

無理に説明しようとすると、

「球に向かって水平方向から力まずに当てる感じでパーンと。」
「前方にハンドルを向けて怖がらずにペダルをグーンと。」

かつてのミスタージャイアンツの長嶋監督のように
擬音の多いなんとももどかしい言葉になってしまうようです。(笑)

ただ…、ここで大切なのは、

トレードのセンスは先天的な素質も否定はできないものの、

「何かをきっかけに後天的に得られるもの」であると言うことです。

何度も引用していますが、

「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」の著者のひとりで
その昔、凄腕の裁量女性トレーダーであった
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキの言葉が想起されます。

「そして、ある日突然、最もミステリアスな形で
 目の前の霧が晴れていくかのように、
 最も難しいと思われていたことが、
 とてもシンプルなことに思えてくるのです。
 消し去るプロセスを経ながら学んでいきます。」

「いいですか。いつかは必ずその時が来ます。
 ただ、最初の3年間に関して言えば、
 毎年、一貫して利益を上げられるような人はほとんどいません。」

難解極まりないトレードが

「とてもシンプルに思えてくる、
 そんな時が必ずいつの日か来る」わけですね。

Мさんもそうであったように、
徐々にではなく「急にその時が訪れる」ということは、
とても興味深いことです。

めげずにトレードに頑張って行きたいものです。

その日は明日かもしれません…。



<お知らせ>

メンバーで税理士をされている井上香織さんが
(東海税理士会藤枝支部所属 登録番号117164)

FX専門の会計事務所を昨年に開設され、
今年の8月から本格的にスタートされました。

井上会計事務所 HPアドレス 
http://www.inoue-kaikei.com/

ブログ FX投資家のための税金教室 
http://inouekaikei.blog.fc2.com/

井上香織税理士事務所
〒426-071
静岡県藤枝市志太2丁目21-20 2階
TEL:054-631-5258
FAX:054-646-3801

業者に対するFX取引の報告書の提出義務化もあり、
FXで規定以上の収入がある場合には税務申告は必須になりますので、

FXでの税金にお悩みの方はご相談されるとよろしいかと思います。

「税のことを知らなく節税の知識がないために、
 せっかくの利益を税務署にいいように持っていかれてしまう。」

「昨年の利益を今年の取引で飛ばしてしまい、
 税金の納付をどうしようかと悩んでいる。」

様々な事例を見て、使命を感じての旗揚げなのだそうです。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く19時間体系的に学んでいただければと思います。


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