FX 相場の神様とトレードの学習のお話


先週はNZでの大地震や中東のリビア問題などで
相場も大きく動いた1週間になりましたね。

●先週の気になる出来事

<2月21日(月)>

20日にトリシェECB総裁が、
「ECBは金利引き上げを躊躇しない。ユーロ離脱の国は困窮する。
ユーロ圏の諸国には大きな総意が必要。中東の混乱は世界経済へ影響。」
などの認識を示しました。
エジプトの財務相が、
「反乱から景気回復は難航。欧州委員会へ債務の切捨の検討を要請。」
との発表をしました。
日全産業活動指数(12月)は−0.2%になりました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「経済成長と雇用は予想よりも良い。インフレが予想よりも高い。
食料品価格の上昇は長く続く可能性。先進国はインフレに直面。」
などの見解を示しました。
日経平均は前週末比+14.73円で取引を終えました。
キプロス中銀総裁が、
「インフレ率が予想期間を越えて目標の2%以上であることは驚き。」
との認識を示しました。
英の財務相が、
「インフレの先を見越して過去最低の政策金利に据え置き、
景気回復を後押しする英BOEは正しい。」
との認識を示しました。
独製造業PMI速報(2月)は市場予想より強い62.6、
独サービス業PMI速報(2月)は市場予想より弱い59.5になりました。
欧製造業PMI速報(2月)は59.0、欧サービス業PMI速報(2月)は57.2と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独IFO景気動向(2月)は111.2、独IFO現況評価値(2月)は114.7と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独IFOのエコノミストが、
「独国内ではインフレは問題とはなっていない。
ECBは金利を据え置きで維持するべきである。」
との見解を示す発言をしました。
中東の反政府運動の激化で市場ではリスク回避の動きが見られました。
独連銀による12ヵ月物国債入札では、
平均落札利回りが前回より高い0.8864%、
応札倍率が前回より低い1.8倍になりました。
ウィール英BOE政策委員が、
「利上げしてもCPIをすぐにターゲットに戻すことはできないが、
小幅な金利の引き上げは後に大幅に引き上げる必要性をなくす。」
との見解を示しました。
格付け会社のフィッチがリビアの格付けを引き下げ
見通しをネガティブにしました。
ECBのシュタルク専務理事が、
「インフレの2次的影響の兆候が示現すればECBは迅速に行動する。
経済回復は自律性を高めている。インフレ上ブレの兆候は続いている。
ECBはインフレの警戒シグナルを深刻に受け止めるべき。
低金利を過度に続けることは重大なリスクになる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
ユーロが堅調傾向で推移しました。
米株式市場はプレジデンツ・デーでお休みでした。

<2月22日(火)>

リビア軍将校グループが兵士達にカダフィ大佐の退陣求める運動に
参加するよう促しました。
ポルトガルの財務相が、
「4月と6月の国債償還に必要な資金の2/3を確保した。」
と発表しました。
NZのクライストチャーチで強い地震が起こりました。
NZドルが大幅下落して連れ安で豪ドルも軟調になりました。
また、円や米ドルやスイスフランが堅調になりました。
格付け会社のムーディーズが、
日本の格付け見通しをネガティブに引き下げました。
ドル円が上下動になりましたが軟調傾向で推移しました。
国連安保理がリビアに関する非公開会合を行うと発表しました。
ECBのビニスマギ専務理事が、
「ギリシャとアイルランドへの支援を強化する必要。」
との認識を示しました。
格付け会社のフィッチが、
「地震の影響がNZのソブリン格付け引下を招くと予想していない。」
との発表をしました。
「イラン海軍の艦艇2隻がスエズ運河に入り地中海に向かっている。」
との報道がありました。
IEA国際エネルギー機関のチーフエコノミストが、
「中東の混乱が続けば原油価格はさらに上昇する可能性。
原油価格の上昇は世界経済の回復に重大なリスク。」
との見解を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本のメガバンクの格付け見通しをネガティブにする。」
と発表をしました。
日経平均は前日比−192.83円の大幅下落で取引を終えました。
独GFK消費者信頼感調査(3月)は市場予想より強い6.0になりました。
ルクセンブルク中銀総裁が、
「3月3日のECB会合ではインフレリスクの警戒を示す可能性。
次回の会合でECBは出口戦略に関しての表明を行う可能性。
ECBは政策のスタンスをリバランスさせる必要。
過度の低金利は経済を歪める。危機の処置が整えば利上げも可能。」
などの見解を示しました。
全般的にはリスク回避の動意で、
円、米ドル、スイスフランが堅調傾向で推移しましたが、
ロンドン時間以降からはユーロが堅調傾向で推移しました。
米ウォルマートの第4四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い1.41ドルになりました。
加小売売上高(12月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(12月)は、
市場予想よりは強い−0.41%になりました。
米消費者信頼感指数(2月)は70.4、
リッチモンド連銀製造業指数(2月)は25と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ギリシャ中銀総裁が、
「ギリシャは債務再編をする予定はないが、
市場での資金調達に回帰することは難しい。
2011年は(ギリシャにとって)困難な年になる。」
との認識を示しました。
英BOEのポーゼン政策委員が、
「早計な利上げは間違った判断である。
データはインフレ期待が抑制されていることを示している。」
との見解を示す発言をしました。
格付け会社のS&Pが、
「スペインのAA格付けには重大なダウサイドのリスクがある。」
との見解を発表しました。
英BOEの副総裁が、
「CPIを引下げるためにBOEは利上げを急ぐ必要がある可能性。
中東情勢が原油価格を押し上げる可能性。
英経済は昨年に比べて健全性を増している。」
などの認識を示しました。
米2年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い0.745%、
応札倍率が前回より低い3.03倍になりました。
米FRBの公定歩合議事録では、
「雇用は緩慢。個人消費は拡大傾向。インフレはとても低い水準。
データは景気回復の持続性を示唆。
ダラス連銀とカンザスシティー連銀が公定歩合の引き上げを要求。」
などが示されました。
NYダウは前週末比−178.46ドルで取引を終えました。

<2月23日(水)>

NZの首相が地震被害に対して非常事態を宣言しました。
豪RBA総裁が、
「交易条件は20世紀の平均より約65%高い。
資源投資は今後数年の間GDPの1〜2%上昇する可能性。
豪ドルの上昇はインフレ抑制に役立っている。」
などの認識を示しました。
RBNZの総裁が、
「金融市場の安定維持に努力。資金の安定供給をしていく。
(地震で)資金の清算と決済システムには問題はない。」
などの発言をしました。
日企業向サービス価格(1月)は前年比で予想よりは強い−1.1%、
日通関ベース貿易収支(1月)は予想より弱い−4714億円になりました。
豪第4四半期賃金コスト指数は市場予想より強い1.0%になりました。
NZの財務相が、
「景気回復は商品価格が助けになるが回復は遅れる可能性。
政策金利の決定に地震を考慮する可能性。」
との認識を示しました。
NZドルが軟調傾向で推移しました。
また、ドル円の軟調傾向とユーロの堅調傾向が続きました。
日経平均は前日比−85.60円で取引を終えました。
スイス生産者輸入価格(1月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
英BOE議事録では、
「金利は6対3で据え置きを決定。
資産買い入れ枠の現状維持は8対1で決定。
中期的インフレリスクが高まったとの認識で一致。」
などが示されました。
米中古住宅販売件数(1月)は市場予想より強い536万件になりました。
独連銀総裁が、
「独のGDPは年末に危機前の水準を回復する可能性。
2011年の独のGDPは2.5%水準と予想。ユーロは危機に晒されていない。
債務危機でありユーロ危機ではない。」
などの認識を示しました。
NY原油(WTI)が1バレル100ドルあたりまで上昇しました。
米長期金利が軟調になりました。
米5年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い2.190%、
応札倍率が前回より低い2.69倍になりました。
英BOEのマイルズ政策委員が、
「英国のインフレを深く懸念。成長見通しに下方リスクが存在。
急激に利上げすることは間違っている。緩やかな利上げを支持。」
などの見解を示しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「経済が強くなればQE2の期限前終了の可能性は排除しない。
高い失業率でも政策変更が必要になる可能性がある。」
との認識を示す発言をしました。
IMF国際通貨基金が、
「ドルはファンダメンタルズに則して強い。
ドルの下落は経常赤字を削減させる可能性。
米国の債務と赤字削減の進展は不充分。
日本の債務と赤字削減の進展も不充分。」
などの見解を発表しました。
NYダウは続落して前日比−107.01ドルで取引を終えました。

<2月24日(木)>

豪第4四半期民間設備投資は市場予想より弱い1.3%になりました。
米ドルがしばらく軟調に推移しました。
スイスフランや円が買われる相場展開になりました。
日経平均は前日比−126.39円で取引を終えました。
独第4四半期GDP確報は0.4%、独第4四半期個人消費は0.2%と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
格付け会社のムーディーズがキプロスの格付けを引き下げ
見通しを安定的としました。
欧業況判断指数(2月)は市場予想より弱い1.45、
欧消費者信頼感確報(2月)は市場予想とおりの−10.0になりました。
米耐久財受注(1月)は2.7%、シカゴ連銀全米活動指数(1月)は−0.16、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い39.1万件になりました。
セントルイス連銀総裁が、
「世界的なインフレが米国の物価を押し上げる可能性。
6000億ドルの国債買入れプランは漸減する必要になる可能性。
QEについて会合毎に調整の協議。経済見通しは11月時点に比べ良好。」
などの認識を示しました。
米新築住宅販売件数(1月)は市場予想より弱い28.4万件になりました。
独連銀総裁が「政策金利は上げることのみ可能。」と発言しました。
格付け会社のムーディーズが、
「議会の行き詰まりでデフォルトの可能性が高った場合は、
米国の格付けを見直す可能性がある。」
との発表をしました。
格付け会社のS&Pが
「米国の格付けを変更する予定はない。」と発表しました。
英BOEのウィール政策委員が、
「英国の債務は1月末時点で対GDP比58%だが90%に達する可能性。」
との見解を示しました。
ポンドが軟調になりました。
市場に「カダフィ大佐が死亡」との噂が出回りました。
米7年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い2.854%、
応札倍率が前回よりやや高い2.86倍になりました。
英BOEのセンタンス政策委員が、
「金利を引き上げるときが来た。インフレ見通しは悪化している。
世界的な物価圧力に抗するために利上げすべき。」
との見解を示しました。
米フレディマックの10-12月期決算では
1株当たり53セントの赤字になりました。
また、米GMの10-12月期決算では純利益が前期の1/4になったものの、
最終損益が5.1億ドルの黒字になり、4四半期連続の黒字になりました。
NYダウは続落して前日比−37.28ドルで取引を終えました。

<2月25日(金)>

格付け会社のS&Pが、
「NZの格付けは地震に左右されない。
NZの一部の金融機関の格付けに圧力がかかる可能性。」
との見解を発表しました。
NZドルにしばらく反発の動きが見られました。
また全般、リスク回避の動きが一服になりました。
日全国消費者物価指数(1月)は市場予想より強い0.0%になりました。
英GFK消費者信頼感調査(2月)は市場予想より弱い−28になりました。
日経平均は前日比+74.05円の10526.76円で週の取引を終えました。
ロシア中銀が金利を0.25%引き上げて8.00%にしました。
英第4四半期GDP改訂値は市場予想より弱い−0.6%、
英第4四半期個人消費改訂値は市場予想よりは強い−0.1%、
英第4四半期総合事業投資は市場予想より弱い−0.25%になりました。
ポンドが下落する市場反応になりました。
ユーロも軟調になって行きました。
スイスKOF先行指数(2月)は市場予想より強い2.18になりました。
サウジアラビアが原油生産を今までの日量860万バレルから
日量900万バレル以上にまで増産する、との報道がありました。
独消費者物価指数速報(2月)は市場予想とおりの0.5%になりました。
リッチモンド連銀総裁が、
「ある時点でFRBは刺激策を巻き戻す必要。
経済状況の改善によりQE2への反対にスタンスを傾ける。」
との見解を表明しました。
米第4四半期GDP改訂値は2.8%、米第4四半期個人消費改訂値は4.1%
と共に市場予想より弱い結果になりました。
米第4四半期GDP価格指数改訂値は0.4%、米第4四半期コアPCEは0.5%
と共に市場予想より強い結果になりました。
リスク回避の市場反応が見られました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(2月)は、
市場予想より強い77.5になりました。
しだいにポンドが反発していきました。
また、ユーロは反発を見せるも軟調傾向での推移になりましたが、
資源国通貨中心にドルストレート通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
FRBの副議長が、
「景気回復が充分に根付いて引き締めが近くなったならば、
FRBは長期間との文言を修正する。
FRBはインフレに対しリスクが存在していることを理解している。
また、FOMCでは定期的に資産買い入れについて点検していく。
QE2の終了が重大な影響を及ぼすとは予想していない。」
などの見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「JPモルガンの格付け見通しをネガティブから安定的に引き上げる。」
との発表をしました。
NY原油(WTI)は今週に一時100ドルに迫る場面がありましたが、
一旦、原油高騰が一服になって97ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+61.95ドルの12130.45ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<2月28日(月)>

朝6時45分にNZ貿易収支(1月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(1月)、日小売業販売額(1月 前年比)、
午後2時に日住宅着工戸数(1月 前年比)、日建設工事受注(1月 前年比)
午後4時に独輸入物価指数(1月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(1月)、
夜10時半に米個人支出(1月)、米個人所得(1月)、米PCEデフレータ(1月)
同夜10時半に加GDP(12月)、加第4四半期GDP(年率換算)、
同夜10時半に加第4四半期経常収支、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(2月)、
深夜12時に米中古住宅販売保留(1月 成約)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(2月)、
などの経済指標が発表されます。
米・加の指標には注目です。

<3月1日(火)>

朝8時半に日失業率(1月)、日有効求人倍率(1月)、日消費支出(1月)、
午前9時半に豪小売売上高(1月)、豪第4四半期経常収支、
午前10時に中国の製造業PMI(2月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、
午後3時45分にスイス第4四半期GDP、
午後4時に英ネーションワイド住宅価格(2月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(2月)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(2月)、独失業率(2月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(2月)、
午後6時半に英製造業PMI(2月)、英消費者信用残高(1月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(2月 前年比)、欧失業率(1月)、
夜11時に加BOC政策金利、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(2月)、米建設支出(1月)、
同深夜12時からバーナンキFRB議長の米上院での議会証言、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・加・米の指標には注目です。
また、バーナンキFRB議長の議会証言が注目されます。

<3月2日(水)>

午前9時半に豪第4四半期GDP、
午後6時半に英建設業PMI(2月)、
午後7時に欧生産者物価指数(1月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減数(2月 前年比)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
夜10時半に加鉱工業製品価格(1月)、加原材料価格指数(1月)、
深夜12時からバーナンキFRB議長の議会証言、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

<3月3日(木)>

午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(2月)、
午前9時半に豪貿易収支(1月)、豪住宅建設許可件数(1月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(1月 前年比)、
午前10時に中国の非製造業PMI(2月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(2月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(2月)、
午後6時半に英サービス業PMI(2月)、
午後7時に欧第4四半期GDP改訂値、欧小売売上高(1月)、
夜9時45分に欧ECB政策金利、
夜10時半にトリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働費用確報、米新規失業保険申請件数
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(スイス)・欧・米の指標には注目です。

<3月4日(金)>

夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(2月)、米失業率(2月)、
同夜10時半に米民間部門雇用主数編か(2月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(2月)、米週平均労働時間(2月)、
深夜12時に米製造業受注指数(1月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(2月)、加製造業受注指数(1月)、
深夜12時45分からトリシェECB総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

20日に、トリシェECB総裁が「ECBは金利引き上げを躊躇しない。
ユーロ圏の諸国には大きな総意が必要。中東の混乱は世界経済へ影響。」
などの認識を示しました。

21日に、英の財務相が「インフレの先を見越して過去最低の政策金利に
据え置き景気回復を後押しするBOEは正しい。」との認識を示しました。
また、ECBのシュタルク専務理事が「インフレの2次的影響の兆候が
示現すればECBは迅速に行動する。低金利を過度に続けることは
重大なリスクになる可能性。」などの認識を示す発言をしました。

22日に、NZのクライストチャーチで強い地震が起こりました。
IEA国際エネルギー機関のチーフエコノミストが「中東の混乱が続けば
原油価格はさらに上昇する可能性。原油価格の上昇は世界経済の回復に
重大なリスク。」との見解を示す発言をしました。
また、ルクセンブルク中銀総裁が「3月3日のECB会合ではインフレ
リスクの警戒を示す可能性。次回の会合でECBは出口戦略に関しての
表明を行う可能性。」などの見解を示しました。
そして、格付け会社のS&Pが「スペインのAA格付けには重大な
ダウサイドのリスクがある。」との見解を発表しました。

23日に、豪RBA総裁が「豪ドルの上昇はインフレ抑制に役立っている。」
との認識を示しました。
また、NZの財務相が「政策金利の決定に地震を考慮する可能性。」
との認識を示しました。
そして、NY原油(WTI)が1バレル100ドルあたりまで上昇しました。

24日に、格付け会社のムーディーズがキプロスの格付けを引き下げ
見通しを安定的としました。
また、格付け会社のムーディーズが「議会の行き詰まりでデフォルトの
可能性が高った場合は、米国の格付けを見直す可能性がある。」
との発表をしました。一方、格付け会社のS&Pが
「米国の格付けを変更する予定はない。」と発表しました。
そして、英BOEのウィール政策委員が「英国の債務は1月末時点で
対GDP比58%だが90%に達する可能性。」との見解を示しました。

25日に、格付け会社のS&Pが「NZの格付けは地震に左右されない。」
との見解を発表しました。
また、英第4四半期GDP改訂値が予想より弱い−0.6%になりました。
一方、米第4四半期GDP改訂値が市場予想より弱い2.8%になりました。
また、リッチモンド連銀総裁が「経済状況の改善によりQE2への
反対にスタンスを傾ける。」との見解を表明しました。
そして、サウジアラビアが「原油生産を日量900万バレル以上にまで
増産する。」との報道があり、原油高騰が一服になりました。

先週は、ドル円が週を通じて全般に軟調傾向での推移となって、
ユーロドルが週前半に軟調になるも週後半にかけて上昇して、
週末に調整となる相場展開になり、また、豪ドル米ドルが週前半で
軟調になるも週中から堅調な推移となって、スイスフランが堅調傾向
で推移する1週間になりました。

中東のリビア問題が昂進するとともに、NZでの大地震などもあり、
リスク回避で円やスイスフランの買いが目立つ相場展開になりました。

さて今週ですが、リビアでカダフィ大佐の政権側と反体制派との衝突が
続いていて、さらに中東からドミノのように北アフリカや北朝鮮など
にも波及する民主化運動の激化による地政学的リスクが注目されると
ともに、サウジアラビアによる原油増産の報を受けて、一旦、高騰が
一服となった原油価格ですが、燻り続けている南欧諸国の財政懸念を
含めて引き続きリスク回避による市場動向が注目されます。

また、アイルランドの下院総選挙では14年間政権を担ってきた与党が
惨敗して、最大野党の統一アイルランド党が第一党になることになり
ました。過半数には至らなかったため、中道左派の労働党と連立政権
を組む可能性がありますが、EU支援での融資利率の再交渉や、問題銀行
の普通社債を保有する投資家に損失負担を求める構想も表明していた
だけに、こちらの方も市場のリスク回避の動向が注目されます。

リスク回避の動きが強まれば円買いやスイスフラン買い、そしてドル
ストレート通貨ペアでの米ドル買いが進む可能性がありますが、
リスク回避が後退した場合は、買い進まれていた円やスイスフランに
巻き戻しの売りの動きがある可能性がありそうで、今週もリスクテーマ
主体の相場展開で大き目の動きになりそうです。

今週のアナリスト予想では、円についてリスク回避の動きと相俟って
3月入りで日本企業が年度末を迎えることから円買いが進むと見る向き
があると見る向きががある一方、貿易で得た外貨の「円転」がある程度
進んでいることや、リスク回避の動きが後退した場合は、スイスフラン
や円を買い進んだ動きに巻き戻しがあると見る向きもあるようです。

ドル円ではリスク回避の円買いがひとまず沈静化するとの見方が多い
ようですが、80〜84円のレンジと見る向きが大勢ながら、81円の円高の
目安を下抜けた場合は個人投資家の投げを誘発して円高が加速すると
観る向きもあるようです。

また、南欧諸国の財政懸念がありながらもユーロ圏の要人発言などから
しばらく堅調となっていたユーロが先週末には調整となって、今後の
動きが注目されますが、3月3日のECB政策金利発表の市場予想は
据え置きながら、トリシェECB総裁の記者会見でECBの政策スタンスの
方向性が確認されることになりそうです。

資源国通貨については、中国の経済指標や金価格や原油価格の動向など
によっては一旦の調整となる可能性もありそうですが、世界的な資源の
需要と資源価格高の後押しもあって、上下動しながらも堅調傾向が続く
と見る向きが多いようです。

今週の経済指標関連では、28日の米個人支出(1月)、加GDP(12月)、
3月1日の豪RBA政策金利、欧消費者物価指数速報、加BOC政策金利、
そして、バーナンキFRB議長の議会証言、
2日の豪第4四半期GDP、米ADP雇用統計(2月)、米ベージュブック、
3日の欧第4四半期GDP改訂値に欧小売売上高(1月)、欧ECB政策金利と
トリシェECB総裁記者会見、米ISM非製造業景況指数(2月)、
4日の米雇用統計などが特に注目されます。


さて今日は、相場の神様とトレードの学習のお話です。

相場の世界に神様が棲んでいるのかどうかは知りませんが、
もしもいたとすると、トイレにいるといわれる綺麗な神様ではなく、
その神様はかなりヒネていて意地悪な神様のようです。(笑)

まぁ、欲望と恐怖とが渦巻くヘンダーランドの相場の世界ですから、
そこに棲む神様も、まともな性格ではないのも
あたりまえなのかもしれませんね。

損切りが大切だということで実行しようと決意すると、
損切りをしたとたんに、あざ笑うかのようにレートは反転して、(苦笑)

「ちぇっ、やっぱ損切りしなきゃよかった…。」と、

悔しい思いをさせて学習を阻(はば)もうとします。

ならばと、損切りを躊躇しているとドカーンとやられて、

「あ〜っ、やはりあそこで損切りしときゃ良かったなぁ…。」と、

大きな痛みのお仕置きをして学習を強います。

また、

利大を目指すことが大切だということで、
それを実行しようとすると、

利確目標にあともう少しというところでレートが反転して、
結局、損切りをしなくてはならないことになり、

「あ〜っ、無理しないで利食っておけばよかった…。」と、

悔しい思いをさせて学習を阻もうとします。

ならばと、ビビリのトレードばかりしていては、
さっぱり儲からないばかりか、ときに

「えーっ、なんだこりゃ。降りたとたんに爆上げ(爆下げ)かよ。
 やっぱりそのままポジション持ってりゃ良かった…。」と、

取りこぼした大きな利益を示して学習を強いることがあります。

ほんとうに、相場の神様を呪いたくなることがあるものですね。(笑)

トレードの学習をしていく過程では、
「学べば学ぶほど、何が何だか解らなくなっってしまった…。」と、
迷宮に迷い込んでしまうことがあるものです。(苦笑)

そして、

トレードの手法も万能というものはないようで、
ときには有効であることがあっても、ときに無効であることがあり、
学習しようとする者を翻弄することがあります。

相場には大まかに分類すると3つの状態があって、

トレンドが発生している状態では、
トレンド系の手法の有効度が高くなる傾向がありますが、

レンジの状態ではよほど大きなボラティリティでもない限り
動きを追えば反転して、トレンド系の手法が通用しないことが多く、

また逆に、

レンジの状態ではレンジ系の手法の有効度が
高くなる傾向がありますが、

トレンドが発生している状態でレンジ系の手法を適用しても
通用しないことが少なくなく、良い結果にならないことがあります。

そして、

はっきりとトレンド状態ともレンジ状態ともつかなく、
トレンド系の手法もレンジ系の手法もともに通用しづらい
相場の状態が移行過程のグレーゾーンのような
トレード自体を控えたほうが良い状態もありますね。

このグレーゾーンで安易にトレードに手出ししますと、
相場に翻弄されて買っても売っても負けてしまうことがあります。

つまり、相場には、

トレンド的思考でトレードすべき状態と、
レンジ的思考でトレードすべき状態と、
トレードを休み待って見定めるべき状態とがあるのですね。

こうして見ますと、

まったく相場の性質そのものが異なる
「相場の状態を知ること」がとても大切になるようです。

これをいつも相場が単一の状態であるかのように学習しますと、
何が何だか解らなくなってしまうわけですね。

『相場の状態認識と場合での適用』」こそが大事というわけです。

トレンドの発生している状態では利大を目指すことが有効でも、
レンジの状態では利大よりも機敏に利確した方が良い場合があり、

また、トレンドの発生している状態では
トレンドに逆らうナンピンは一発退場の危険がありますが、

レンジの状態の相場では、ときに損切りするよりも、
ナンピンをすることで負けトレードを
勝ちトレードにできる場合もあるものです。

しかしながら、相場の状態は途中で変化をすることがあり、

劇薬ともなるナンピンは特にそうですが、
想定と異なった場合での「規律」は厳格執行する必要はありますね。

そして、3番目の相場の状態の

「トレードを休み待って見定めるべき状態」は、

血気盛んなときやポジシポジ病にかかっているときには
なかなか見えないものですが、

「待てるようになってから
 ようやくトレードに勝てるようになった。」

というトレーダーも少なくないようで、

これも大切な状態識別の1つになるようですね。

ただ、まぁ…、

相場の3つの状態といっても、
これらの状態は時間軸の数だけあるといってもよく、

相場の神様のパズルは単純なものではないために、
一朝一夕に簡単に学習はできないものですが、

トレードでの上がるか下がるかの判断をする際に、

「今はどの状態なのだろう。」という思考を
判断のプロセスの初めにおいておく必要はありそうです。

「へぇー、そうなんだぁ。相場にはヒネた神様がいるんだね。」

「あぁ、そうともさ…。
 まともな人が上がると思えば下げて、
 まともな人が上げ止まると思えばさらに上げるのが相場さ。」

「……。」

「相場には それはそれはヒネた神様がいるんやで〜♪」

なーんちやって。。。(爆)



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トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX トレーダーの階段のお話


中東の民主化デモのツールにもなっていたSNS最大手のFacebookが、
来年以降にも新規株式上場するとの観測があるそうですね。

●先週の気になる出来事

<2月14日(月)>

NZ第4四半期小売売上高は市場予想よりは強い−0.4%、
NZ小売売上高(12月)は市場予想より弱い−1.1%になりました。
NZドルが軟調になりました。
豪ドルはしばらく堅調傾向で推移しました。
日第4四半期実質GDP速報は市場予想よりは強い−0.3%、
日第4四半期名目GDP速報は市場予想より弱い−0.6%、
日第4四半期GDPデフレータ速報は予想より弱い−1.6%になりました。
実質GDPが5四半期ぶりのマイナス成長になりましたが、
市場反応は限定的でした。
中国輸出総額(1月)は前年比で37.7%、
中国輸入総額(1月)は前年比で51.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日経平均は前営業日比+119.89円で取引を終えました。
アジアの株式市場も堅調に推移しました。
欧鉱工業生産(12月)は市場予想よりやや弱い−0.1%になりました。
独の州立銀行ウエストLBの再構築の不透明感もあって
ユーロが軟調になりました。
アイルランド財務相が、
「債務再交渉に関する市場の憶測は誤解である。」
との認識を示しました。
米予算教書では、
「2011年度の財政赤字予想を1兆6000億ドル。
2011年のGDP予想を2.7%、2011年のインフレ率平均は1.3%、
2011年の失業率平均予想を9.3%、として、
12の優遇税制廃止と富裕層対象の減税案を盛り込み、
3.7兆ドル規模の予算として議会に提出する。」
ことなどが示されました。
NY連銀総裁が、
「米国の住宅産業は低い水準で膠着。家計債務は回復を開始。
米経済成長には加速の兆候。インフレ期待は安定。
労働市場の緩みを吸収するには時間が必要。」
などの見解を示しました。
ユーログループ議長が、
「経済回復は自律的回復の度合いを高めている。
欧州安定メカニズムはIMFも関与して融資能力は5000億ユーロで合意。
欧州金融安定ファシリティーの弾力性に向けた合意はできていない。」
などの発言をしました。
NYダウは前週末比−5.07ドルで取引を終えました。

<2月15日(火)>

豪RBA議事録では、
「政策はやや引き締めを維持するのが適切と判断。
中期的にはトレンドを上回って経済が成長する可能性。
商品価格の上昇圧力で交易条件の見通しを上方修正。
10年第4四半期と11年第1四半期は洪水の影響でGDPが鈍化の可能性。
11年第2四半期のGDPはとても強い見通し。」
などが示されました。
豪ドルの市場反応は限定的でした。
豪の首相が
「NZと米国とチリも含めてTPPの拡大を実現させたい。」
との発言をしました。
中国消費者物価指数(1月)は前年比で予想より弱い+4.9%、
中国生産者物価指数(1月)は前年比で予想より強い+6.6%、
という結果になりました。
また、中国消費者物価指数では食品価格の比重が変更されましたが、
中国国家統計局は「ウェートの変更がCPIを押し下げた」との報道を
否定する発表をしました。
中国の経済指標発表での市場反応は限定的でした。
日銀の政策金利は市場予想とおり0〜0.10%に据え置かれました。
日銀の声明では、
「景気は改善テンポの鈍化した状態から徐々に脱しつつある。
輸出や生産は増加基調に復する動きがみられる。
世界経済の成長率は新興国資源国に牽引され再び高まってきている。
物価は消費者物価の前年比下落幅が縮小していく可能性。」
などが示されました。
日経平均は前日比+21.13円で取引を終えました。
仏第4四半期実質GDPは市場予想より弱い0.3%になりました。
独第4四半期GDP速報は市場予想より弱い0.4%になりました。
ユーロがしばらく軟調傾向で推移しました。
英消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの0.1%、
英小売物価指数(1月)は市場予想より強い0.3%、
英DCLG住宅価格(12月 前年比)は予想より強い3.8%になりました。
独ZEW景況感調査現況(2月)は予想より強い85.2、
独ZEW景況感調査(2月)は予想より弱い15.7になりました。
欧ZEW景況感調査(2月)は予想より強い29.5、
欧第4四半期GDP速報は予想より弱い0.3%、
欧貿易収支(12月)は予想より弱い−5億ユーロになりました。
英BOE総裁の英財務相への書簡では、
「高水準の消費者物価指数はVAT付加価値税引き上げや
過去のポンド安や最近の商品価格上昇に起因している。
これらの要因を除けば消費者物価指数は目標の2%を下回る可能性。
英消費者物価指数は商品やエネルギー価格で4〜5%に上昇の可能性。
必要になれば金融政策を調整する。中期的にインフレは緩和の可能性。
インフレ見通しには多くの不確実性がある。」
などが示されました。
ポンドが上昇する市場反応になりました。
米小売売上高(1月)は市場予想より弱い0.3%、
米輸入物価指数(1月)は市場予想より強い1.5%、
NY連銀製造業景気指数(2月)は市場予想より強い15.43になりました。
米ドルが上下動になりました。
レーン欧州委員が、
「経済成長はやや弱まっている。
経済指標は成長を示唆しているが充分ではない。
ソブリン市場にはまだ嵐が残っている。」
などの見解を示しました。
米ネットTIC長期フロー(12月 対米証券投資)は
市場予想より強い659億ドルになりました。
米企業在庫(12月)は市場予想より強い0.8%、
米NAHB住宅市場指数(2月)は市場予想より弱い16になりました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国の赤字は持続不能だが過度な赤字削減は景気回復を阻害する。
米国の税制には多くの不公正が存在する。
米議会が国債発行の上限を引き上げると確信。」
などの認識を示しました。
NYダウは前日比−41.55ドルで取引を終えました。

<2月16日(水)>

独の州立銀行ウエストLBの再編が合意されたとの報道がありました。
独の副財務相が、
「ウエストLBの再編計画は欧州委員会に提出された。
欧州委員会はウエストLBの計画を評価する必要。
評価は短期間ではできない。選択には売却と規模変更も含まれる。」
などの見解を示しました。
独ウエストLBが、
「規模縮小の選択では資産が約3分の1になる可能性。
4つのユニットに分割されることを提案した。」
などの発表をしました。
日第三次産業活動指数(12月)は予想より弱い−0.8%になりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(1月)は予想より弱い47になりました。
ポルトガル中銀総裁が、
「ポルトガル国内銀行には揺ぎはない。
バランスシートのリスクに見合うだけの資本を保有。
2011年ポルトガルはリセッションの見通しではある。」
などの認識を示しました。
スイスSNB総裁が、
「強いスイスフランの問題は簡単には解決できない。
インフレ圧力は増加しているがスイスフラン高でインフレ率は低い。
インフレが実体化した場合は金利の正常化を始める必要。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比+61.62円で取引を終えました。
ベルギー中銀総裁が、
「ユーロ圏17カ国のインフレ見通しは慎重。
2011年下半期には次第に減速していく可能性。
ECBの国債購入は当面の間は必要。」
などの見解を示す発言をしました。
中国が以下取引センターが、
「4月1日より銀行間市場での中国人民元のオプション取引を開始。」
するとの発表をしました。
格付け会社のムーディーズが
「豪とNZの大手銀行の格付けを引き下げ方向で見直す。」
との発表をしました。
オセアニア通貨が軟調になりました。
英失業率(1月)は市場予想とおりの4.5%、
英新規失業保険申請件数(1月)は予想より弱い0.24万人になりました。
ポルトガルが4月と6月償還の国債の一部の買い戻しをしました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「2年後の消費者物価指数の上昇率は1.7%前後。
消費者物価指数は中期的に低下の可能性。リスクは上方に傾斜。
消費者物価指数は11年半ばに4〜5%まで上昇もその後は低下の見通し。
11年のGDP見通しは11月の時点より弱い。」
などが示されました。
英BOE総裁が、
「英景気回復が円滑になる可能性は低い。
(インフレの)リスクが顕在化したならばMPCは対応する。
ポンドの下落は英国のリバランスに必要な調整。
市場の英金利への見通しを支持しない。
BOEは利上げの土台を築いていない。
金融引締めのタイミングの判断は明らかではない。」
などの発言をしました。
利上げ期待が後退してポンドが軟調になりました。
格付け会社のフィッチが、
「日本のソブリン格付は財政計画を実行できるかどうかが主要問題。
日本国債利回りは依然として低い。日本国債の格付見通しは安定的。
日本政府の財政改革計画の進展が重要。」
などの見解を発表しました。
独首相が次期独連銀総裁にワイドマン氏を任命すると発表しました。
米住宅着工件数(1月)は59.6万件、米建設許可件数(1月)は56.2万件と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米生産者物価指数(1月)は市場予想とおりの0.8%になりました。
加景気先行指標指数(1月)は市場予想より弱い0.3%、
加国際証券取扱高(12月)は予想より強い96.3億加ドルになりました。
米鉱工業生産(1月)は−0.1%、米設備稼働率(1月)は76.1%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
イスラエル外相が
「イランの軍艦が2隻スエズ運河の通過を計画。軍艦航行は挑発行為。」
との声明を出しましたが、
スエズ運河当局が「イラン軍艦は通過していない。」と発表しました。
ユーロが下げては上げる上下動になりました。
米FOMC議事録では、
「今年の成長率予測を引き上げるが雇用市場は失望的。
失業率はゆっくりと低下。インフレ期待は抑制されている。
経済のダウンサイドリスクは減少。
経済成長は2011〜2013年にかけて加速する可能性。
ディスインフレが進行するリスクは減少。」
などが示されました。
NYダウは前日比+61.53ドルで取引を終えました。

<2月17日(木)>

豪RBAの総裁補佐が、
「商品価格高騰は持続する可能性。第2四半期の強いGDP回復を期待。
今年は消費者物価指数が3%へ上昇の見通し。
住宅許可件数は拡大の見通し。完全雇用へ近づいている。」
などの見解を示す発言をしました。
NZの財務相が、
「強いNZドルはNZ経済にとって有益ではない。
消費者の買い控えやNZドル高による輸出抑制でNZの経済回復は減速。
(しかしながら)2011年の経済成長率は堅調になる可能性。
2011年の経済成長率を3%超と予想。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比+28.35円で取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが、
「独コメルツ銀行グループの格付けを引き下げ方向で見直す。」
との発表をしました。
欧経常収支(12月)は−1億ユーロになりました。
タカ派のセンタンス英BOE金融政策委員が、
「消費者物価指数を目標に戻すためには予想以上の利上げが必要。
BOEのインフレ見通しは楽観的に過ぎる。インフレ上振れを低く評価。
インフレがすぐに緩和することはありそうにない。
利上げでポンドが上昇すると世界的な物価圧力を軽減。
英国はインフレ目標を堅持すべき。」
などの見解を示しました。
ポンドが堅調に推移しました。
米消費者物価指数(1月)は市場予想より強い0.4%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い41.0万件になりました。
加卸売売上高(12月)は市場予想より弱い0.8%になりました。
バーレーンで反政府デモが激化しました。
イラン海軍の「スエズ運河に艦艇が向かっている。」との報が伝わり、
地政学的リスクの回避でスイスフランンが上昇する場面がありました。
スエズ運河当局者が「イラン艦艇に航行許可はしていない。」と
イラン海軍の発表を否定する発言をしました。
米景気先行指標総合指数(1月)は市場予想より弱い0.1%、
フィラデルフィア連銀指数(2月)は予想より強い35.9になりました。
欧消費者信頼感速報(2月)は市場予想よりは強い−9.9になりました。
米ドルが軟調になりました。
IMF国際通貨基金が、
「中国人民元は実効為替レートで大幅に過小評価。
ユーロと円の為替水準は概ねファンダメンタルズに一致。
米ドルの一定の下落は均衡のとれた成長の一助になる可能性。」
などの見解を発表しました。
バーナンキFRB議長が、
「地域銀行への規制は最少にすることが重要だが、
リスクを内包する金融機関を特定する必要。
経常収支の不均衡にはリスクの可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
シカゴ連銀総裁が、
「景気回復ペースを加速させるために刺激策が必要。
緩和的な金融政策は有効。金融市場の状況は改善。
FRBにはインフレが急激に上昇した場合に対処する手段がある。
国債買入れプログラムを6月以降も続ける必要はない可能性。」
などの見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが「独の23の銀行の劣後債を格下げする。」
との発表をしました。
NYダウは前日比+29.97ドルで取引を終えました。

<2月18日(金)>

NZの財務相が、
「経済の停滞で税収が抑制される。」
との認識を示しました。
人民元の対ドル基準値が切り上げ後で最高値の6.5781元になりました。
中国景気先行指数(12月)は154.3になりました。
仏の財務相が、
「(G20財務相会合では)世界規模の経済不均衡是正のため
負債・赤字・外貨準備・貯蓄率・経済成長格差など
いくつかの指標で合意する必要がある。」
との見解を示しました。
日経平均は前日比+6.16円10843.80円で週の取引を終えました。
独生産者物価指数(1月)は市場予想より強い1.2%になりました。
ECBが「翌日物貸出残高が160.09億ユーロで前日に続き高水準。」
であると発表しました。
ユーロがしばらく軟調に推移しました。
英小売売上高(1月)は市場予想より強い1.6%になりました。
独IFOの所長が、
「多くの欧州諸国が深刻な困難にある状況では、
ECBは当面の間は金利を変更すべきではない。」
との見解を示しました。
中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げました。
豪ドルなどが一時軟調になりましたが市場反応は限定的でした。
英の首相が、
「英国の景気回復は不安定。このことはBOEが
低金利政策を長く維持できることを意味する。」
との発言をしました。
加消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
ビ−ニスマギECB専務理事が、
「物価圧力が高まればECBは利上げする可能性がある。
必要であればECBは先行策をとることもできる。」
との主旨の発言をしました。
軟調傾向であったユーロが急伸しました。
米国債が堅調で米長期金利が低下したこともあって、
ドルストレート通貨ペアが連れ高になり米ドルが軟調になりました。
バーナンキFRB議長が、
「人民元安を維持する中国の政策を批判する。柔軟性を容認すべき。
国際金融システムの再構築する必要。持続的な財政政策が必要。
資本フローが経済や金融の安定性に課題をもたらしている。」
などの認識を示しました。
日財務相が「日本は欧EFSF債の購入を続ける計画。」
との発言をしました。
エジプト当局がイラン艦艇のスエズ運河航行を許可する、
との報道がありました。
NY原油(WTI)は86ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+73.11ドルの12391.25ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<2月21日(月)主な予定>

※米市場がプレジデンツ・デーで休みです。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(2月)、
午前11時にNZクレジットカード支出(1月)、
午後1時半に日全産業活動指数(12月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(2月)、独サービス業PMI速報(2月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(2月)、欧サービス業PMI速報(2月)、
午後6時に独IFO景気動向(2月)、独IFO現況評価値(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独の指標には注目です。

<2月22日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(3月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(1月)、
午後6時にビーニ・スマギECB専務理事の講演、
午後6時半に英公共部門ネット負債(1月)、
夜10時半に加小売売上高(12月)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(12月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(2月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(2月)、
深夜3時に米2年債入札、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。

<2月23日(水)の主な予定>

朝7時に豪RBA総裁の講演、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(1月)、日企業向サービス価格(1月)
午前9時半に豪第4四半期賃金コスト指数、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(1月)、
午後6時半に英BOE議事録、
午後7時に欧鉱工業新規受注(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(1月)、
深夜2時にトリシェECB総裁の講演、
深夜3時に米5年債入札、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<2月24日(木)の主な予定>

朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(12月)、
午後4時に独第4四半期GDP確報、独第4四半期個人消費確報、
午後7時に欧業況判断指数(2月)、欧鉱工業信頼感(2月)、
同午後7時に欧消費者信頼感確報(2月)、欧サービス業信頼感(2月)、
夜10時半に米耐久財受注(1月)、シカゴ連銀全米活動指数(1月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米新築住宅販売件数(1月)、米第4四半期住宅価格指数、
深夜3時に米7年債入札、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<2月25日(金)の主な予定>

朝8時半に日全国消費者物価指数(1月 前年比)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後6時半に英第4四半期GDP改訂値、英第4四半期個人消費改訂値、
同午後6時半に英第4四半期政府支出改訂値、
同午後6時半に英第4四半期輸出改訂値、英第4四半期輸入改訂値、
同午後6時半に英第4四半期総合事業投資速報値、
午後7時半にスイスKOF先行指数(2月)、
夜10時半に米第4四半期GDP改訂値、米第4四半期個人消費改訂値、
同夜10時半に米第4四半期GDP価格指数改訂値、
同夜10時半に米第4四半期コアPCE改訂値、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(2月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には(改訂値ながら)注目です。
また、発表時間が未定ですが(通常NY時間前半)、
独消費者物価指数速報(2月)の発表も予定されています。

さて、先週もいろいろなことがありました。

14日に、日第4四半期実質GDP速報が−0.3%と5四半期ぶりの
マイナス成長になりましたが市場反応は限定的でした。
また、独の州立銀行ウエストLBの再構築に関する報道がありました。
ユーログループ議長が「欧州安定メカニズムはIMFも関与して
融資能力は5000億ユーロで合意。欧州金融安定ファシリティーの弾力性
に向けた合意はできていない。」などの発言をしました。

15日に、豪RBA議事録では「中期的にはトレンドを上回って経済が成長
する可能性。10年第4四半期と11年第1四半期は洪水の影響でGDPが
鈍化の可能性。11年第2四半期のGDPはとても強い見通し。」
などが示されました。
英BOE総裁の英財務相への書簡では「英消費者物価指数は商品やエネル
ギー価格で4〜5%に上昇の可能性。必要になれば金融政策を調整。
中期的にインフレは緩和の可能性。インフレには不確実性がある。」
などが示されました。

16日に、格付け会社のムーディーズが「豪とNZの大手銀行の格付けを
引き下げ方向で見直す。」との発表をしました。
英BOE総裁が「英景気回復が円滑になる可能性は低い。ポンドの下落は
英国のリバランスに必要な調整。英金利への市場見通しを支持しない。
BOEは利上げの土台を築いていない。」などの発言をしました。
また、FOMC議事録では「成長率予測を引き上げるが雇用市場は失望的。
インフレ期待は抑制されている。経済のダウンサイドリスクは減少。
経済成長は2011〜2013年に加速する可能性。」などが示されました。

17日に、豪RBAの総裁補佐が「第2四半期の強いGDP回復を期待。
今年は消費者物価指数が3%へ上昇の見通し。住宅許可件数は
拡大の見通し。完全雇用へ近づいている。」などの見解を示しました。
格付け会社のムーディーズが「独コメルツ銀行グループの格付けを
引き下げ方向で見直す。」との発表をしました。
タカ派のセンタンス英BOE金融政策委員が「消費者物価指数を目標に
戻すためには予想以上の利上げが必要。」などの見解を示しました。
バーレーンで反政府デモが激化しました。
格付け会社のムーディーズが「独の23の銀行の劣後債を格下げする。」
との発表をしました。

18日に、中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げました。
英の首相が「英国の景気回復は不安定。このことはBOEが低金利政策を
長く維持できることを意味する。」との発言をしました。
ビ−ニスマギECB専務理事が「物価圧力が高まればECBは利上げする
可能性がある。必要であればECBは先行策をとることもできる。」
との主旨の発言をしました。

先週は、ドル円が週半ばまで堅調でしたが週後半にかけて軟調になり、
ユーロドルが週はじめに下落した後に上下動しながらも堅調になって、
豪ドル米ドルは週半ばまで軟調でしたが週後半にかけて堅調になり、
総じて週半ばからは米ドルが売られる相場展開になりました。

株式市場の堅調によるリスク許容度の増加で、リスク選好のドル売り
の動きも見られたようです。

そして、欧金融市場の機能低下を示すECBの翌日物貸出の増加や、
独の州立銀行ウエストLB問題や、格付け会社のムーディーズによる
独コメルツ銀行の格付けを引き下げ方向で見直すとの発表なども
ありましたが、要人発言から欧州通貨に利上げ観測が台頭しました。

また、中国人民銀行が8日の利上げに続き、預金準備率を0.50%
引き上げましたが市場反応は限定的でした。

一方、バーレーンで反政府の民主化要求デモが激化して地政学的
リスク回避でスイスフランの上昇などがみられましたが、リスク
回避の動きは限定的でした。

また、18日〜19日にパリで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議では
「世界経済の回復は強まっているが下振れリスクもある。」との認識
で合意して、懸案となっていた世界経済の不均衡の是正については、
「世界経済の不均衡是正に向けた参考指標について基本合意。
公的債務と財政赤字、民間貯蓄率と民間債務、為替も考慮しつつ、
貿易収支と投資所得の収支などで構成される対外収支を採用する。」
ことになりました。

ただ、先進国と新興国の間での意見の対立もあり、経常収支を一定の
範囲内に収める数値目標の米提案は導入見送りになり貿易収支にすり
替わりとなって、また外貨準備と実質為替レートを参考指標に盛り込む
ことについては為替水準は採用されたようですが、明確な合意に至ら
なかったもようで、具体的な参考指針の策定と監視対象国の選定に
ついては、4月にワシントンで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議
に持ち越されることになったようです。

さて今週ですが、週はじめはG20への市場反応がまず注目されます。
限定的になると見る向きが多いようですがいかがなりますか。

また、バーレーンでの反政府デモやイラン艦艇のスエズ運河航行など
中東問題への地政学的リスクを回避する動きも限定的ながら見られ、
今のところそれほど市場反応は強くはありませんが、原油価格などへ
の影響の可能性があり、引き続き一応の注意はしておきたいものです。

今週のアナリスト予想では、日本企業の年度末も近づいていることや、
日米の長期金利に金利差はあるものの米長期金利にやや低下傾向の兆し
もみられてきていることや、世界の株式市場の堅調などでリスク許容度
の増加によるリスク選好のドル売りで、ドル円がしばらく軟調になり
やすいと見る向きがあるとともに、また、欧州通貨では要人発言から
欧州通貨に利上観測が台頭していて、ドルストレート通貨ペアの堅調
地合が続くと見る向きがあるようです。

一方、日本の輸出企業の円買いが先週にある程度の消化がされたとの
指摘や、日本の政局不安での円売りの見方があるとともに、

また、米景気の回復期待も根強く、株式市場で高値警戒感から調整と
なった場合や、中東問題などの動向によってはドル買いになる可能性
の指摘もあるようです。

今週の経済指標では、21日の独欧のPMI速報と独IFO景気動向(2月)、
22日の加小売売上高(12月)とに米S&Pケースシラー住宅価格(12月)に
米消費者信頼感指数(2月)と米2年債入札、
23日の英BOE議事録と米中古住宅販売件数(1月)に米5年債入札、
24日の独第4四半期GDP確報、米耐久財受注(1月)と
米新規失業保険申請件数に米新築住宅販売件数と米7年債入札、
25日の英第4四半期GDP改訂値と米第4四半期GDP改訂値に
米第4四半期個人消費改訂値、などが注目されます。


さて今日は、トレーダーの階段のお話です。

どのような分野の一流と呼ばれる人でも、
初心の時期というものがありますね。

世界のイチロー選手も、愛知県とよなり小学校時代の作文によれば、
3歳の時にはじめて野球のボールと出会いました。

また、1996年に史上初の将棋の七大タイトル制覇を成し遂げた
埼玉県出身の天才棋士、羽生善治さんも小学一年生のときに
はじめて将棋の駒と出会いました。

キラリと輝く才能の芽はあったと思われますが、
もちろん、はじめから天才的技能を持っていたわけでは
なかったようです。

同じように、どんなベテランのトレーダーにも

「あぁ、これがローソク足というものなんだね。」

「へぇーっ、価格を平均化して描画する
 移動平均線というものがあるんだねぇ。」

という初心の時期があるものです。(笑)

そして、ワケもわからなくトレードする時期を経て、
いろいろなことを学んでいきます。

けっこう初めは相場をシンプルに観ることができて、
案外と簡単に勝てることもあるものです。

勝つことしか考えず、数多くトレードチャンスを捕まえようと、
ダボハゼのようなポジポジ病にかかるのもこの頃が多いようですが、

しだいにトレードでの負けの経験を積み重ねて、
相場の難しさを身に染みて知っていきます。

そして、中にはトレードが萎縮してしまって、
ポジポジ病とは正反対のエントリー恐怖症になる人もいます。

この段階で相場から離れていってしまう人もいますが、

テクニカルの勉強を真剣に始めるのも
この時期のトレーダーのようです。

この時期のトレーダーは、相場を勉強するにつれて
だんだん複雑に相場を考えるようになって、

また、各々独自の考えを持つようになります。

最適なパラメーターがあるはずだと研究する人、
そして、魔法のテクニカルを探す人などもいますが、

数多いテクニカルをチャートに装備させれば、
トレードに勝てるのではないかと、
チャートにたくさんのテクニカルを表示させて、
重装備のチャートにするのも
この時期のトレーダーに多いようです。(苦笑)

それでも多くのトレーダーはなかなか勝てずに苦悩しますが、

今度はしだいに小さな時間軸の鋭敏さに着目するようになって、

「日足など、悠長すぎて見ていられない…。」と、

トレードがどんどん短期化指向へとなっていく人もいます。

トレードのタームにはトレーダーごとの適正があるようで、
この段階で短期トレードに目覚めて、
優秀な短期トレーダーになる人もいますが、

一方、数Pipsを得る短期トレードでのスプレッドの重さに
押し潰されてしまうトレーダーもいます。

そうです。

たとえ1〜2Pipsのスプレッドでも
数Pipsというリワードのトレードではその比重がとても大きく、

同じ比重と仮定すると、50Pipsのリワードのトレードで
10〜20Pipsもスプレッドがあるのと同じだからですね。

ここで「トレードで勝つなんて不可能なこと。」と、
自ら結論を出してマーケットを去り往く人もいますが、

さらに踏ん張ってトレードの研鑽をする人がいます。

短期トレードに目覚めて優秀な短期トレーダーになれた人は
そのまま短期トレードを極めていくことが多いようですが、

また、別の次の段階へと歩みを進めるトレーダーもいます…。

* 素直にシンプルに相場を観ることの重要性を知り。

* 動意の集積のある大きな時間軸の価値を知り。

* 予測ではなく、対応すべきことを知り。

* チャートポイントとボラティリティの大切さを知り。

* テクニカルを否定するのではなく、
  補足としてのテクニカルの効能を知り。

* 相場の不確実性と確率的思考法を知り。

* 損切りの本当の有用性を知り。

* チャンスを待つことの大切さを知り。

* トレードを休むことの効果を知り。

* 資金管理の最重要性を知り。

* トレードに完成はないことを知り。

トレーダーとして成長していきます。

どれもこれも最初に学んだことばかり…、(笑)

ただ、原点への回帰を心深く知りえてくるのですね。

このトレーダーの階段ともいうべきことについて、

最強の女性トレーダーと言われた
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ氏が書籍の中で語ります。

「難解極まりないトレードが
 とてもシンプルに思えてくるのです。」

「消し去るプロセスを経ながら学んでいきます。」

「いいですか。いつかは必ずその時が来ます。
 ただ、最初の3年間に関して言えば、
 毎年、一貫して利益を上げられるような人は
 ほとんどいません。」

たくさんの先端トレーディング手法に精通していた
そのミセス・ラシュキ氏が最後に到達したのは、
古典的なチャートパターンであったのだそうです。

「そう。どんなに時代が変わっても、これらのパターンは、
 今日もちゃんとチャート上に現れますもの。」

と、彼女はあっさりと言い切りますが、
あのラシュキ氏であるだけに言葉の重みが響いてきます。

そして、「KISS "Keep it simple,stupid" の哲学を信じています。」
とも語っていて、

また、こんな言葉も残しています。

「(トレードは) ポーカーをプレーするときとよく似ていますね。
 本当の規律とは、良い手が来るまで待ち続けることなのです。
 (中略)
 有利な状況でなければ、儲けることを考えるべきではありません。」

(「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」198ページ)

ラシュキ氏の言葉はあたりまえのことのようですが、
待つことの重要性が解るのに何年も何年もかかるトレーダーがいます。

もしかしますと…、
先進のその先はネイキッドへの回帰なのかもしれませんね。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


FX 優位性とトレードのお話


「2.11」奇しくも32年前に革命でイランで王制が倒れたその日、
エジプトのムバラク大統領がついに辞任することになりましたね。
民衆の力が30年近く続いた独裁政権にピリオドを打たせました。

●先週の気になる出来事

<2月7日(月)>

6日に英商工会議所が、
「景気回復は脆弱。BOEは政策金利を据え置くべき。
金利引き上げは景気回復を頓挫させる恐れがある。」
との見解を発表しました。
豪小売売上高(12月)は0.2%、豪第4四半期小売売上高は−0.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
日銀総裁が、
「日本経済は踊り場から脱却する蓋然性が高まってきた。
デフレは中央銀行の潤沢な資金供給だけでは解決できない。
どこの国も永久に財政赤字を続けることはできない。」
などの認識を示しました。
日景気一致CI指数速報(12月)は103.1、
日景気先行CI指数速報(12月)は101.4と、
ともに市場予想とおりの結果になりました。
日経平均は前週末比+48.52円で取引を終えました。
中国の市場は春節で休みでした。
米10年債の利回りが上昇しました。
格付け会社のフィッチが、
「ギリシャの住宅ローン債権担保証券は悪化の兆しを示す。」
との発表をしました。
ギリシャの副首相が
「独仏の債務上限に関する提案を拒否する。」
との発言をしました。
独製造業受注(12月)は市場予想より弱い−3.4%になりました。
ユーロが軟調になりました。
独経済相が、
「受注のトレンドは明確に上向き傾向で、
第4四半期は第3四半期よりも強くなる。」
との認識を示しました。
独連銀総裁が、
「各国政府は赤字を迅速に削減する必要。
また、EU安定協定改革は充分に野心的とはいえない。」
などの見解を示しました。
加住宅建設許可(12月)は市場予想より弱い2.4%になりました。
レーン欧州委員が、
「EU首脳会議では欧州金融安定ファシリティー強化で包括的な
支持があった。3月に実質融資能力の増強を承認する決定を期待。」
などの発言をしました。
米ダラス連銀総裁が、
「二番底とデフレのリスクは後退。さらなる金融緩和を支持する
可能性は低い。一段の量的緩和に反対する。」
などの見解を示しました。
米消費者信用残高(12月)は市場予想より強い61億ドルになりました。
NYダウが堅調でリスク選好のドル売りが見られました。
ルクセンブルク中銀総裁が、
「ECBは流動性の支援措置を解除しなくても利上げが可能。
インフレ圧力は明らかに高まっている。
ECBは年末までにインフレ率は2%を下回ると予想しているが、
商品価格の上昇で二次的な影響となった場合にECBは行動する必要。」
などの認識を示しました。
ユーロが堅調傾向になりました。
NYダウは2年8ヶ月ぶりの高値の前週末比+69.48ドルになりました。

<2月8日(火)>

豪財務相が、
「熱帯低気圧や水で石炭や農業輸出産業に70億豪ドル規模の影響。
第1四半期の豪経済は縮小に陥る可能性。悲観論は排除できない。」
などの認識を示しました。
アイルランド財務相が、
「我が国は欧州諸国に非政府保証の銀行シニア債の価格削減を要請。」
していることを発表しました。
日国際経常収支(12月)は市場予想より強い1兆1953億円に、
日国際貿易収支(12月)は市場予想より弱い7688億円になりました。
英RICS住宅価格(1月)は市場予想よりは強い−31%になりました。
豪RBAの政策委員が、
「洪水の影響は長続きしない。RBAは長期的に焦点を合わせている。」
との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「2011年は日本企業の格付けの安定が進展すると予想している。」
との発表をしました。
日経平均は前日比+43.94円で取引を終えました。
中国の市場は春節で休みでした。
スイス失業率(1月)は市場予想とおりの3.8%になりました。
ギリシャやスペインやポルトガルのCDSのbpが拡大しました。
ギリシャの国債入札では、
「落札利回りが前回より低い4.64%、応札倍率が前回より高い4.54倍」
と比較的に好調でした。
中国が1年物預金金利と1年物貸出金利を0.25%利上げしました。
豪ドルが軟調になりました。
独鉱工業生産(12月)は市場予想より弱い−1.50%になりました。
加住宅着工件数(1月)は市場予想より弱い17.04万件になりました。
EU大統領が、
「経済見通しは大幅に改善。措置は成果を挙げている。」
との認識を示しました。
米リッチモンド連銀総裁が、
「米経済は着実にペースを上げて成長。労働市場は改善。
個人消費は2011年に拡大する見込み。
経済の著しい改善はFRBのQE2プログラム再検討を示唆している。
刺激策の解除のタイミングは難しい。
最近の雇用統計は天候の問題で異常だ。」
などの認識を示しました。
ポンドがしばらく軟調に推移しました。
米3年債入札が不調になり米長期金利が上昇しました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
米ダラス連銀総裁が、
「現在の状況を踏まえると一段のFRBの金融緩和には反対。
1月の雇用統計は雇用創出の過小評価になっている可能性。」
などの発言をしました。
米アトランタ連銀総裁が、
「今は緩和的な政策から脱却する時ではない。
経済が見通し通りに推移すれば追加量的緩和の必要はない。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+71.52ドルで取引を終えました。

<2月9日(水)>

NZの財務相が、
「景気回復にはいくつかの課題が存在。
新規投資の生み出しまでは新規雇用が望めない。
2010年第4四半期は景気後退になる可能性。」
との認識を示しました。
NZドルが軟調になりました。
英産業連盟が、
「英第1四半期GDP成長率予想を+0.6%に上方修正。
2011年の英GDP成長率予想を+1.8%に下方修正。
英第1四半期の平均インフレを4.2%と予想。
BOEは第2四半期から金利を引き上げ段階的に1.25%にすると予想。」
などの発表をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「日本の債務縮小への財政対応の欠如は格付けへの圧力になる。
日本の財政政策を妨げる政治状況は格付けにとってネガティブ。
日本の財政問題が危機に発展するにはまだ時間がある。」
などの見解を発表しました。
日経平均は前日比−18.15円で取引を終えました。
独経常収支(12月)は市場予想より強い176億ユーロに、
独貿易収支(12月)は市場予想より弱い119億ユーロになりました。
中国上海株式市場は春節前比の安値圏で取引を終えました。
英商品貿易収支(12月)は予想より弱い−92.47億ポンドになりました。
タカ派のウェーバー独連銀総裁がECB総裁の後任候補から外れた、
との観測がありました。
ユーロが軟調に推移しました。
ロンドン証券取引所とトロント証券取引所のTMXグループとが
経営統合するとの報道がありました。
ガイトナー米財務長官が、
「米国は欧州と日本の2倍の速さで成長。経済の状況は改善。
失業率は2012年に低下へ。将来の成長を損なう削減は支持しない。」
などの見解を示しました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
「インフレは物価安定水準以下が続く可能性。
米失業率は高過ぎインフレ率は低過ぎる。
12月と1月の米失業率は著しく低下。景気回復は強くなっている。
持続的な雇用創出が安定した回復に不可欠。
雇用が正常な水準に戻るには4〜5年かかる可能性。
ある時点で財政の調整が必要。国債利回り上昇は成長への期待を反映。
QE2は一時的措置でいずれ解除。金利上昇は将来の成長期待による。
米国債利回りの上昇は懸念していない。利上げ前に量的緩和を終了。」
などが示されました。
米10年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い3.665%、
応札倍率は前回より弱い3.23倍という結果になりました。
米長期金利が低下しました。
しだいに米ドルが売られる相場展開になりました。
ECBの専務理事が、
「デフォルトと債務再編は欧州債務危機を解決するプランにはなるが、
1国のデフォルトのリスクは他国のデフォルトリスクを増大させる。
ソブリンのデフォルトは大手銀行に損失を与える可能性。
市場の圧力によりアイルランドとギリシャは行動した。」
などの見解を示しました。
NYダウは8日続伸して前日比+6.74ドルで取引を終えました。

<2月10日(木)>

NY連銀の執行副総裁が、
「市場は早期金利引き上げを織り込んでいる。
債券利回り上昇はインフレ懸念によるものではない。
インフレ期待はFRBの政策目標と一致。」
などの認識を示しました。
日機械受注(12月)は市場予想より弱い1.7%、
日国内企業物価指数(1月)は市場予想より強い0.5%になりました。
豪雇用者数変化(1月)は市場予想より強い2.40万人、
豪失業率(1月)は市場予想とおりの5.0万人になりました。
豪ドルが一時的に上昇しました。
全般にドル買い動意が優勢になり、ドル円が上昇して
ユーロなどドルストレート通貨ペアが軟調な相場展開になりました。
日経平均は前日比−12.18円の10605.65円で週の取引を終えました。
スイスSECO消費者信頼感(1月)は市場予想とおりの10になりました。
スイス消費者物価指数(1月)は予想より弱い−0.4%になりました。
ECB月例報告(2月)では、
「政策金利は適切。インフレリスクを注視する必要。
インフレ率は一時的に上昇する可能性。成長へのリスクはまだ下向き。
金融政策スタンスは引き続き緩和的。」
などが報告されました。
英鉱工業生産(12月は市場予想とおりの0.5%、
英製造業生産高(12月))は市場予想より弱い−0.1%になりました。
英BOEは政策金利を市場予想とおり0.50%に据え置きました。
また、英資産買入プログラムの規模も2000億ポンドに据え置きました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い38.3万件になりました。
ドル買い動意が強まりました。
加新築住宅価格指数(12月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
オーストリア中銀総裁が、
「国債利回りスプレッドは行き過ぎ。国債買入は量的緩和ではない。」
などの見解を示しました。
ECB次期総裁候補に関する観測や憶測が飛び交いました。
トリシェECB総裁が、
「インフレに短期的な上方圧力の兆候。上振れの可能性。
ECBの次期総裁に関する決定は重要。責任は欧州首脳にある。」
などの認識を示しました。
米卸売在庫(12月)は市場予想より強い1.0%になりました。
エジプトのムバラク大統領の去就に関する憶測が飛び交いました。
米30年債の入札では、最高落札利回りが前回より高い4.750%、
応札倍率が前回より低い2.51倍になりました。
米月次財政収支(1月)は市場予想よりは強い−498億ドルになりました。
オバマ米大統領がエジプトの民主化に支持を表明しました。
エジプトのムバラク大統領が、
「次期大統領選に出馬しないが9月まで職にとどまる。
憲法に基づきスレイマン副大統領に権限を委譲。
誰からも指図を受けない。憲法の6つの条項を変更するよう求める。」
などの表明をしました。
NYダウは前日比−10.60ドルで取引を終えました。

<2月11日(金)>

RBA総裁の議会証言では、
「世界経済は拡大。米国経済は勢いを増しているが問題も抱えている。
商品市場はここ数ヶ月上昇。洪水の影響は拡大していない。
洪水やサイクロンの影響は2010年後半には好転の見込み。
RBAは金利引き上げを考えていない。為替相場はピーク水準にある。
消費者は先の見えない見通しに警戒。雇用成長はやや鈍化している。」
などの認識が示されました。
豪ドルがパリティを割り込み軟調になりました。
全般、ドル買い動意の相場展開になりました。
東京市場は祝日で休みでした。
中国のさらなる利上げ観測が市場に台頭しました。
独消費者物価指数確報(1月)は予想よりは強い−0.4%になりました。
スペイン第4四半期GDPは市場予想より強い0.2%になりました。
英生産者仕入価格(1月)は1.7%、英生産者出荷価格(1月)は1.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米貿易収支(12月)はほぼ市場予想とおりの−406億ドルになりました。
加国際商品貿易(12月)は市場予想より強い30億加ドルになりました。
カナダドルが堅調になりました。
EUとIMFとECBが、
「ギリシャは進歩を遂げているが重要な課題は残っている。
民営化と税制改革を早める必要。
国の支配下の銀行の安定性と効率性の向上に取り組む必要。」
などの共同声明を発しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)は、
市場予想よりやや強い75.1になりました。
ウェーバー独連銀総裁が4月30日で退任するとの報道がありました。
エジプトのムバラク大統領がついに辞任するとの報道がありました。
スレイマン副大統領は権限を軍に委譲したと発表しました。
トリシェECB総裁が、
「インフレのリスクはほぼ均衡。インフレのリスクは上方の可能性。
警戒態勢のままである必要があるが、2011年と2012年のインフレ率は
2%を下回ったままと予想している。」
などの見解を示しました。
オバマ米大統領が、
「エジプトは大きく変わる可能性。エジプトは市民の権利を守る必要。
米国はエジプトの友でありパートナーであり続ける。」
などの声明を発しました。
NY原油(WTI)は85ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+43.97ドルの12273.26ドルで週の取引を終えました。
NYダウは週の終値で約2年8ヶ月ぶりの高値になりました。

●今週の主な予定

<2月14日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期小売売上高、NZ小売売上高(12月)、
朝8時50分に日第4四半期実質GDP速報、日第4四半期名目GDP速報、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ速報、
午後7時に欧鉱工業生産(12月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(日)・欧の指標には注目です。
また、発表時間が未定ですが中国の貿易収支(1月)の
発表も予定されています。

<2月15日(火)の主な予定>

午前9時半に豪RBA議事録、
同午前9時半に豪NAB企業景況感指数(1月)、豪NAB企業信頼感指数(1月)
午前11時に中国消費者物価指数(1月)、中国生産者物価指数(1月)、
同午前11時に中国小売売上高(1月)、中国鉱工業生産(1月)、
正午過ぎに日政策金利、
午後1時半に日鉱工業生産確報(12月)、日稼働率指数確報(1月)、
午後3時半から日銀総裁記者会見、
午後4時に独第4四半期GDP速報、
午後6時半に英消費者物価指数(1月)、英小売物価指数(1月)、
同午後6時半に英DCLG住宅価格(12月 前年比)、
午後7時に欧第4四半期GDP速報、
同午後7時に独ZEW景況感調査(2月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(2月)、欧貿易収支(12月)、
夜10時半に米小売売上高(1月)、NY連銀製造業景気指数(2月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(1月)、
夜11時に米ネットTIC長期フロー(12月 対米証券投資)、
深夜12時に米企業在庫(12月)、米NAHB住宅市場指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・中国・(日)・独・英・欧・米の指標に値は注目です。
また、英バークレイズの10-12月期決算が予定されています。

<2月16日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(12月)、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(12月)、
午前9時半に豪消費者インフレ期待(2月)、豪新車販売台数(1月)、
午後2時に日銀金融経済月報(2月)、
午後6時半に英失業率(1月)、英失業保険申請件数推移(1月)、
午後7時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜10時半に米住宅着工件数(1月)、米建設許可件数(1月)、
同夜10時半に米生産者物価指数(1月)、
同夜10時半に加景気先行指標指数(1月)、加製造業出荷(12月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(1月)、米設備稼働率(1月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<2月17日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ第4四半期生産者物価、
午前11時にNZ消費者信頼感指数(2月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(12月)、日景気先攻CI指数確報(12月)
午後6時に欧経常収支(12月)、
午後7時に欧建設支出(12月)、
夜10時半に米消費者物価指数(1月)、米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加卸売売上高(12月)、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(1月)、
同深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数(2月)、
同深夜12時に欧消費者信頼感速報(2月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。
また、仏BNPパリバのの10-12月期決算が予定されています。
そして、発表時間が未定ですが
NY時間にバーナンキFRB議長の議会証言が予定されています。


<2月18日(金)の主な予定>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後4時に独生産者物価指数(1月)、
午後6時半に英小売売上高(1月)、
夜9時に加消費者物価指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

7日に、格付け会社のフィッチが「ギリシャの住宅ローン債権担保証券
は悪化の兆しを示す。」との発表をしました。
米ダラス連銀総裁が「二番底とデフレのリスクは後退。さらなる
金融緩和を支持する可能性は低い。一段の量的緩和に反対する。」
などの見解を示しました。
ルクセンブルク中銀総裁が「ECBは流動性の支援措置を解除しなくても
利上げが可能。インフレ圧力は明らかに高まっている。」
などの認識を示しました。

8日に、豪財務相が「熱帯低気圧や水で石炭や農業輸出産業に
70億豪ドル規模の影響。第1四半期の豪経済は縮小に陥る可能性。」
などの認識を示しました。
ギリシャの国債入札では「落札利回りが前回より低い4.64%、
応札倍率が前回より高い4.54倍」と比較的に好調でした。
中国が1年物預金金利と1年物貸出金利を0.25%利上げしました。
米3年債入札が不調になり米長期金利が上昇しました。

9日に、NZの財務相が「景気回復にはいくつかの課題が存在。
新規投資の生み出しまでは新規雇用が望めない。2010年第4四半期は
景気後退になる可能性。」との認識を示しました。
英産業連盟が「BOEは第2四半期から金利を引き上げ段階的に
1.25%にすると予想。」などの発表をしました。
タカ派のウェーバー独連銀総裁がECB総裁の後任候補から外れた、
との観測がありました。
バーナンキFRB議長の議会証言では「雇用が正常な水準に戻るには
4〜5年かかる可能性。QE2は一時的措置でいずれ解除。
金利上昇は将来の成長期待による。利上げ前に量的緩和を終了。」
などが示されました。

10日に、NY連銀の執行副総裁が「市場は早期金利引き上げを織り込んで
いる。債券利回り上昇はインフレ懸念によるものではない。」
などの認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が「国債利回りスプレッドは行き過ぎ。
国債買入は量的緩和ではない。」などの見解を示しました。
エジプトのムバラク大統領の去就に関する憶測が飛び交いました。

11日に、RBA総裁の議会証言では「RBAは金利引き上げを考えていない。
為替相場はピーク水準にある。雇用成長はやや鈍化している。」
などの認識が示されました。
中国のさらなる利上げ観測が市場に台頭しました。
ウェーバー独連銀総裁が4月30日で退任するとの報道がありました。
エジプトのムバラク大統領がついに辞任するとの報道がありました。

先週は、ドル円が週初めに軟調になるも上昇傾向での推移になり、
ユーロドルが週初めに軟調になった後に反発上昇しましたが、
週後半からは軟調傾向での推移になりました。
ポンドドルは上下動しながらも軟調傾向での推移になって、
豪ドル米ドルは週初めに揉み合うもしだいに下落していきました。
カナダドルは週中まで軟調でしたが週末に急反発しました。
為替市場では米長期金利の動向に敏感な傾向も見られたようです。

また、中国が1年物預金金利と1年物貸出金利を0.25%利上げ
しましたが、市場反応は限定的な範囲であったようです。

そして、タカ派のウェーバー独連銀総裁の次期ECB総裁候補への憶測が
飛び交いましたが、次期ECB総裁候補とならないばかりか、
独連銀総裁も辞任されることになり、ユーロの重石になったようです。

さて今週ですが、エジプトのムバラク大統領がついに辞任することに
なり、これについて先週の市場反応は限定的でしたが、リスク懸念は
いったん緩和に向かいそうです。

ただ、チュニジアに続きエジプトの政権も崩壊したことから、
ヨルダン、イエメン、アルジェリアに広がる強権崩壊のドミノで
中東の政治力学の変化を懸念する向きもあるようです。

一方、主要企業の業績もおおむね好調で、NYダウが約2年8ヶ月ぶり
の高値になるなど、株式市場は堅調傾向で、リスク許容度(選好度)は
高まっていて、主要通貨ペアが上昇する可能性がありそうですが、
為替市場はここのところ米長期金利の動向に敏感でドルテーマで動く
傾向が強くなっていて、米長期金利が軟調になる場合は、
ドルストレート通貨ペアが反発上昇すると見る向きもあるようです。

また、8日に中国が利上げをしましたが、人民元の対ドル基準値も
上昇していて、一部ではさらに3月中にもう一回の利上げがあると
観測する向きもあり、15日の中国経済指標の発表が注目されます。

そして、18日〜19日にパリで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議も
投機マネーの流入規制もテーマの1つになる可能性があり、こちらも
注目材料になりそうです。

一方、2月15日あたりでは米国債の償還・利払いがあり、今年は200
〜250億ドル規模となりそうだとのことで、償還・利払いで受け取った
米ドルのうちある程度を円に換える「円転」の動きとなる可能性が
あり、日本の企業の年度末も近づいていることから、
「ドル売り円買い」の呼び水となると指摘する向きがあり、
ドル円が堅調傾向ではありますが、2月15日前後のドル円の動向には
一応の注目がいりそうです。

今週の経済指標関連では、15日の中国経済指標に独第4四半期GDP速報
そして英消費者物価指数と米小売売上高、
16日の英雇用統計と英BOE四半期インフレ報告、米住宅着工件数と
米鉱工業生産、そして米FOMC議事録、
17日の米消費者物価指数と米新規失業保険申請件数、
18日の英小売売上高に加消費者物価指数などが注目されます。


さて今日は、優位性とトレードのお話です。

トレードではよく
「優位性のある状況でトレードしましょう。」
などと言うことがあったり、

また、少し独特の言い回しですが、
「エッジのある状況でトレードしましょう。」
などと言われることがありますね。

このエッジ(edge)という言葉は、
「刃」とか「端」などという意味のほかに
「鋭さ」「激しさ」「ぎりぎり」などと
いろいろな意味があるそうですが、

トレードでは、「優勢」とか
「強み」などという意味で用いることが多いようで、
ほぼ「優位性」という言葉と同義になるようです。

また一方、

市場には不確実性やランダム性があるとも言われることがあり、

「不確実性の中におけるエッジ」などということは、

一見、命題が矛盾しているようにさえ思えて、
まるで禅問答のようにも思えるものです。(笑)

このことに関して、マーク・ダグラスという人の著した
「ゾーン 勝つ 相場心理学入門」という本の中で、

(プロのカジノディーラーはルーレットでも
自在に目が出せるんだぜ、という話はさておいて) (^^;)

カジノには、連勝する人や大勝する人、そして小勝ちの人、
また、大負けして帰る人やちょい負けの人など
さまざまな人(プレーヤー)がいるわけですが、

個々のプレーは「ランダムな結果で不確実性がある」にもかかわらず、
カジノが一貫した収益を残せることを例に、

ランダムな結果に一貫した収益を残せるのは、
「確率的なエッジ」があるから、と説いています。

ルーレットであれば出目の中の「0」と「00」、
ブラックジャックでは、約4.5%の親(ディラー)の利(付け目)
などがエッジとなるというわけですね。

では、トレードでのエッジとはなんでしょうか。

マーク・ダグラス氏は、こう説きます。

それは…、

「Trader's Edge : Thinking In Probabilities」であると。

つまり…、

「エッジは確率的思考の中に存在する。」というわけですね。

似たようなことをパチプロの人からも聞いたことがあります。

(台の演出する波とか、ホールコンピューターなどの話も
巷にはあるようですが…、それはさておき)

そのパチプロの人がおっしゃるには、

「パチンコは相場と似ているところが多く、
 勝ち続けるのは決して『運』ではありません。」

「複数の『釘』の組み合わせを判断して、
 期待値がある日でなければ店を変えるか打たずに帰ります。」

「どれだけハマっても期待値があればハマり続け、
 あっさりと玉が出ても期待値があれば打ち続けます。
 玉が出る事によっての感情はありますが、
 それによって続行するか止めるかの判断や行動は変わりません。」

「ただ、手法が正しくても忠実に執行することは難しく
 (パチンコの場合の手法はほぼ1通りしかないのですが)
 プロとしての最初は『もうギブアップして帰りたい』」とか、
 『勝ち逃げしたい』」なんて毎日のように思いましたが、
 半年ほど経って振り返ってみたところ、
 毎月「+50万円」程の結果が付いてきており、
 自身が半信半疑ながらようやくトータルで勝つということが
 理解できるようになっていました。」

とのことで、

私の場合は、パチンコはよく解らないのですが、(汗)

パチンコでは「釘」の状況が大切で、釘が読めて、
『釘の状況にエッジがある台を選別して打てば』
運ではなくてトータル収支として勝ち続けることができる、
と解釈しました。

まぁ、個々の事象では、釘の状況が悪くても、
それこそ、たまたまの運で大当たりの確変を引いて
パチンコに大勝することがあったり、

また、よく回る台であっても1000回転で1回も大当たりしない
大ハマリとなることも事実してあるものですが、(苦笑)

長い期間での収支では、パチンコの場合は、
「良い釘の状況」ということがエッジになり、

パチンコが「クジ引き」のゲームであるならば、
なるべく少ない投資でなるべく多い抽選ができることになる
「良い釘の台を打つ」ということがエッジとなるのでしょうね。

さて…、

トレードでエッジのある状況といいますと、

たとえば、「複数時間軸の方向同調の状態」も
何人もの著名トレーダーがエッジのある状態として挙げていて、
その1つになると思われますが、

しかしながら、複数時間軸が方向同調していても、
無限に続くトレンドは無く、どこかのチャートポイントでは
トレンドの転換となることもあって、

エッジのある状況といっても単純ではないだけではなく、

複数時間軸が方向同調していても、
トレードに入るタイミングが悪ければ
負けることがあるものです。

このようなエッジのある状況での負けに遭遇しますと、

相場の手法に絶対性や聖杯を求めていると、

「エッジがあるったってさぁ、事実して負けたじゃないか…。
 手法に照らして、いったいオレのどこが悪いって言うんだい。
 へっ、こんな手法も全くあてにならないものだな…。」

などと思ってしまうものですが、(苦笑)

個々の事実で断定的な否定の結論をしてしまうのではなく、

マーク・ダグラス氏の言うように、

「Trader's Edge : Thinking In Probabilities」であるならば、

トレードはトータル収支として、

確率的に考えるべきものなのでしょうね。

1つの勝ちトレードで狂喜乱舞したり、
また1つの負けトレードで怒りや悲嘆にくれたり、
個々のトレードに感情を揺さぶられるのではなく、

エッジのある優位な状態を学び知り、その状態を厳選して、

ときに損切りとなることがあっても、

トータル収支で考えて一喜一憂することなく
淡々とエッジのある状態でトレードを繰り返していく…、

これがトレードをするということなのかもしれませんね。



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八百長相撲の解明の難航や社会的影響の広がりを考慮して、
大相撲の春場所が取り止めになるそうですね。

●先週1月24日(月)〜1月28日(金)の気になる出来事

<1月31日(月)>

NZ住宅建設許可(12月)は−18.6%、NZ貿易収支(12月)は−2.5億NZドル
と、ともに市場予想より弱い結果になりました。
日鉱工業生産速報(12月)は市場予想より強い3.1%になりました。
日住宅着工件数(12月)は7.5%、日建設工事受注(12月)は13.1%と、
ともに前年比で市場予想より強い結果になりました。
しばらくエジプト問題を意識してかリスク回避の動きが見られました。
日経平均は前週末比−122.42円で取引を終えました。
しだいに市場のリスク回避の動きが後退していきました。
独小売売上高指数(12月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
格付け会社のムーディーズが、
「エジプトの格付けを格下げして見通しをネガティブとする。」
と発表しました。
市場反応は限定的でした。
欧州通貨が堅調に推移しました。
欧消費者物価指数速報(1月 前年比)は予想より強い2.4%になりました。
アイルランド中銀が、
「2010年のGDP見通を−0.3%、2011年のGDP見通しを1.0%、
2011年の消費者物価指数の見通しを0.8%と、それぞれ引き下げる。」
ことを発表しました。
米個人所得(12月)は市場予想とおりの0.4%、
米個人支出(12月)は市場予想より強い0.7%、
米PCEコア・デフレータ(12月)は市場予想より弱い0.0%、
などの結果になりました。
加GDP(11月)は市場予想より強い0.4%になりました。
英BOEのウォール政策委員が、
「適度な利上げが必要な状況になりつつある。」
との認識を示す発言をしました。
米シカゴ購買部協会景気指数(1月)は予想より強い68.8になりました。
米ダラス連銀製造業活動(1月)は市場予想より弱い10.9になりました。
ブレント原油が1バレル100ドルをつけました。
NY原油(WTI)は92ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+68.23ドルで取引を終えました。

<2月1日(火)>

NIESR英国立経済社会研究所が、
「2011年に英BOEは1.25%まで3回の金利引き上げ実施を予想する。」
との発表をしました。
ポンドが堅調に推移しました。
豪第4四半期住宅価格指数は市場予想より強い0.7%になりました。
中国の製造業PMI(1月)は市場予想より弱い52.9になりました。
中国人民元の対ドル基準値が最高値の1ドル6.5860元になりました。
豪RBAが政策金利を市場予想とおり4.75%に据え置きました。
豪RBA声明では、
「(金融)政策は適切。2010年の世界の生産は拡大。
商品価格は引き続き高水準。豪交易条件は高水準。
洪水の影響については評価中。民間投資が拡大し始めた兆候。
インフレは目標に沿って推移の見込み。欧州の債務危機は懸念。」
などが示されました。
豪ドルが堅調に推移しました。
日経平均は前日比+36.58円で取引を終えました。
IMF国際通貨基金の専務理事が、
「日本では財政問題の調整が緊急課題。
エジプト問題が世界的に影響を及ぼすとは見ていない。」
などの認識を示しました。
英ネーションワイド住宅価格(1月)は、
市場予想よりは強い−0.1%になりました。
スイス実質小売売上高(12月)は前年比で−0.4%になりました。
スイス購買部協会景気指数(1月)は予想より強い60.5になりました。
独製造業PMI確報(1月)は市場予想より強い60.5になりました。
独失業者数(1月)は−1.3%、独失業率(1月)は7.4%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧製造業PMI確報(1月)は市場予想より強い57.3になりました。
英製造業PMI(1月)は市場予想よりかなり強い62.0になりました。
ポンドが堅調に推移しました。
英消費者信用残高(12月)は市場予想より強い2億ポンドになりました。
格付け会社のS&Pが、
「エジプトの格付けを引き下げ見通しをネガティブにする。
政治的な不安定さが増せば今後3ヶ月以内にエジプトの格付けを
さらに一段階引き下げる可能性がある。
また、スペインの格付けは据え置くが見通しをネガティブにする。」
などの発表をしました。
米ISM製造業景況指数(1月)は市場予想より強い60.8になりました。
米建設支出(12月)は市場予想より弱い−2.5%になりました。
米ISMの製造業調査委員長が、
「現在の製造業の水準はその持続が難しい可能性。」
との見解を示しました。
オーストリア中銀総裁が、
「インフレは危険。デフレはさらに危険。」
との認識を示しました。
エジプト大統領が再選を目指さないことを表明しました。
タカ派であったカンザスシティー連銀総裁が、
「経済データが失望的であれば追加緩和のQE3が議論される可能性。」
との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが米フォードの格付けを引き上げました。
NYダウは前日比+148.23ドルで取引を終えました。

<2月2日(水)>

オバマ米大統領が、
「ムバラク・エジプト大統領の状況は継続不可能。」
との認識を示しました。
豪で大型サイクロン「ヤシ」が発生しました。
中国の本土市場は春節でお休みでした。
英BOEのタカ派のセンタンス政策委員が、
「突然の大幅利上げを避けるため金利を徐々に引き上げる必要。」
との見解を示しました。
日経平均は前日比+182.86円で取引を終えました。
英BOEの副総裁が、
「問題が生じなければインフレはターゲットへ回帰する。
景気回復の脆弱性からはBOEの政策金利は賢明である。
商品価格上昇続けば政策金利の引上げを迫られる可能性はある。」
などの認識を示しました。
英建設業PMI(1月)は市場予想より強い53.7になりました。
ポンドが堅調に推移しました。
欧生産者物価指数(12月)は市場予想より強い0.8%になりました。
ポルトガルの国債入札は前回よりも好調でした。
格付け会社のS&Pが、
「アイルランドの国債格付けを引き下げて見通しネガティブを継続。
4月に再評価の予定。投資適格の水準には残ると予想。」
などの発表をしました。
格付け会社のムーディーズが、
「エジプト国内5銀行を格下げ。さらに格下げになる可能性。」
との発表をしました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
米ADP雇用統計(1月)は市場予想より強い18.7万人になりました。
また、ADP雇用統計の前回値が5万人も下方修正されました。
NYダウは前日比+1.81ドルで取引を終えました。

<2月3日(木)>

NZ第4四半期失業率は6.8%、NZ第4四半期労働参加率は67.9%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪住宅建設許可件数(12月)は予想よりかなり強い8.7%になりました。
豪貿易収支(12月)も市場予想より強い19.81億豪ドルになりました。
NZ財務相が、
「NZの成長と税収は地震の復興などで上向く見込み。
NZドル高は輸出産業に向かい風。商品価格はバブルになる危険性。
財政圧縮は金融引き締めの必要性の低減と為替圧力を緩和になる。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−26.00円で取引を終えました。
スイス貿易収支(12月)は12.8億スイスフランになりました。
独サービス業PMI確報(1月)は予想よりやや強い60.3になりました。
欧サービス業PMI確報(1月)は予想よりやや強い55.9になりました。
英サービス業PMI(1月)は予想より強い54.5になりました。
英・仏・独・伊・スペイン首脳が、
「エジプト情勢悪化に懸念。エジプトは迅速に政権移行すべき。」
との共同声明を発しました。
欧小売売上高(12月)市場予想より弱い−0.6%になりました。
新日本製鉄と住友金属工業との2012年10月合併が報道されました。
欧ECBは政策金利を市場の予想とおり1.00%に据え置きました。
米第4四半期非農業部門労働生産性速報は2.6%、
米新規失業保険申請件数は41.5万件と、
ともに予想より強い結果になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「金利は引き続き適切。金利に関する決定は全会一致。
インフレには短期的な上振れの圧力があるが、
ECBはインフレが抑制されているとの見方を変えていない。
データは経済に前向き基調だが不透明性は高まっている。
金融政策は引き続き緩和的。経済見通しのリスクは下方に傾斜。
金融市場の緊張は下向きリスク。国債買い入れプログラムは継続中。
独だけではなくユーロ圏全体を見ている。
銀行のECBへの依存は段階的に解消すべき。
信頼に値する財政政策を実行することが重要。
ECBは伝統的手段と非伝統的手段を分けて決定を下す。
3月に標準的措置についての決定を下す。
ユーロに対する世界の評価は改善していく見込み。」
などが示されました。
早期の利上げ期待が後退してユーロが軟調になりました。
米ISM非製造業景況指数(1月)は59.4、製造業受注指数(12月)は0.2%と
ともに市場予想より強い結果になりました。
金先物が堅調に推移しました。
豪ドルが堅調傾向で推移しました。
独首相が、「スペインは救済基金の利用申請を検討している」との
市場観測を否定しました。
バーナンキFRB議長の会見では、
「強い雇用創出が堅調な景気回復には不可欠。
個人消費と企業支出は堅調になっていく可能性。
経済はここ数ヶ月で強くなった可能性。インフレはとても低い。
QE追加緩和策は経済と雇用市場の支援に寄与。
住宅差押さえが住宅価格の重石となっている。
雇用主はまだ雇用の拡大に消極的。雇用者の雇用意欲は増している。
雇用統計が近く改善すると予想している。
FRBは物価安定に強い決意がある。
失業率を一定に保つには2.5%の成長が必要。
米国がデフォルトに陥る確率はとても低い。」
などが示されました。
NYダウは前日比+20.29ドルで取引を終えました。

<2月4日(金)>

豪RBA四半期金融政策報告では、
「2010年のGDP伸び率予想を2.75%に下方修正。
2011年のGDP伸び率予想を4.25%に上方修正。
金融政策決定では自然災害の短期的な影響より中期的見通しを重視。
経済は第2四半期から勢いを回復すると予想。
2011年消費者物価指数の上昇率予想を3%に上方修正。
2011年の基調インフレ率の予想は2.75%に据え置き。
洪水は第1四半期のインフレ率を0.25%前後押し上げる可能性。
(洪水の)影響はすぐに収まる見込み。労働市場は力強い。」
などが示されました。
豪ドルが堅調傾向で推移しました。
米国がムバラク・エジプト大統領の即時辞任と副大統領へ権力継承、
および野党を含めた暫定政府へ移行することを提案しました。
日経平均は前日比+112.16円の10543.52円で週の取引を終えました。
英ハリファックス住宅価格(1月)は予想より強い0.8%になりました。
米調査会社のECRIが、
「英国のインフレ圧力は5ヶ月ぶりの高水準になっている。」
との発表をしました。
加雇用ネット変化率(1月)は市場予想より強い6.92万人になりました。
加失業率(1月)は市場予想より弱い7.8%になりました。
米非農業部門雇用者数変化(1月)は予想より弱い3.6万人になりました。
米失業率(1月)は市場予想より強い9.0%になりました。
米民間部門雇用者数変化(1月)は予想より弱い5.0万人になりました。
米製造業雇用者数変化(1月)は予想より強い4.9万人になりました。
まちまちの結果に上下動しながらもドル買い優勢になりました。
加Ivey購買部協会指数(1月)は市場予想より弱い41.4になりました。
ファンロンパイEU大統領が、
「EUは金融市場の問題を解決することを決意している。
経済見通しは大幅に改善したがやるべきことは多い。
野心的な銀行ストレステストを計画している。
EUは協調的な経済行動の必要性で合意している。
ユーロの唯一の弱点は相違にある。」
などの発言をしました。
米財務省為替報告書では中国を為替操作国に認定しませんでした。
NY原油(WTI)は89ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+29.89ドルの12092.15ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<2月7日(月)の主な予定>

※中国市場は春節でお休みです。

午前9時半に豪小売売上高(12月)、豪第4四半期小売売上高、
昼12時半から日銀総裁の講演、
午後2時に日景気一致CI指数速報(12月)、日景気先行CI指数速報(12月)
午後6時からトリシェECB総裁の講演、
午後8時に独製造業受注(12月)、
夜10時半に加住宅建設許可(12月)、
翌朝5時に米消費者信用残高(12月)、
などが予定されています。
豪の指標には注目です。

<2月8日(火)の主な予定>

※中国市場は春節でお休みです。

朝8時50分に日国際経常収支(12月)、日国際貿易収支(12月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(1月)、
午後3時45分にスイス失業率(1月)、
午後8時に独鉱工業生産指数(12月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(1月)、
深夜3時に米3年債の入札、
などが予定されています。
独の指標には注目です。

<2月9日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感指数(2月)、
午後2時に日消費者態度指数(1月)、
午後3時に日工作機械受注速報(1月 前年比)、
午後4時に独経常収支(12月)、独貿易収支(12月)、
午後6時半に英商品貿易収支(12月)、
深夜12時からバーナンキFRB議長の議会証言、
深夜3時に米10年債の入札、
などが予定されています。
春節後の中国市場の動向とFRB議長の議会証言には注目です。

<2月10日(木)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(1月)、日機械受注(12月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(1月)、豪失業率(1月)、
午後3時45分にスイスSECO消費者信頼感(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(1月)、
午後6時に欧ECB月例報告(2月)、
午後6時半に英鉱工業生産(12月)、英製造業生産高(12月)、
夜9時に英BOE政策金利、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(12月)、
深夜12時に米卸売在庫(12月)、
深夜3時に米30年債の入札、
深夜4時に米月次財政収支(1月)、
などが予定されています。
豪・英・米の指標には注目です。
また、この日は中国の貿易収支の発表が予定されています。

<2月11日(金)の主な予定>

※東京市場は祝日でお休みです。

午前9時半から豪RBA総裁の議会証言、
午後4時に独消費者物価指数確報(1月)、
午後6時半に英生産者物価指数(1月 仕入・出荷)、
夜10時半に米貿易収支(12月)、
同夜10時半に加国際商品貿易(12月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)、
深夜2時半からトリシェECB総裁の講演、
などが予定されています。米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

1月31日に、格付け会社のムーディーズが「エジプトの格付けを
格下げして見通しをネガティブとする。」と発表しましたが、
市場反応は限定的でした。
また、ブレント原油が1バレル100ドルをつけました。

2月1日に、NIESR英国立経済社会研究所が「2011年に英BOEは1.25%
まで3回の金利引き上げ実施を予想する。」との発表をしました。
豪RBA声明では「豪交易条件は高水準。洪水の影響については評価中。
民間投資が拡大し始めた兆候。インフレは目標に沿って推移の見込。」
などが示されました。
また、格付け会社のS&Pが「エジプトの格付けを引き下げ見通しを
ネガティブにする。」と発表しましたが市場反応は限定的でした。
そして、タカ派のカンザスシティー連銀総裁が「経済データが失望的で
あれば追加緩和のQE3が議論される可能性。」との発言しました。

2日に、オバマ大統領が「ムバラク・エジプト大統領は継続不可能。」
との認識を示しました。
また、英BOEのタカ派のセンタンス政策委員が「突然の大幅利上げを
避けるため金利を徐々に引き上げる必要。」との見解を示しました。
米ADP雇用統計(1月)は市場予想より強い18.7万人になりました。
また、ADP雇用統計の前回値が約5万人もの下方修正がされました。

3日に、英・仏・独・伊・スペイン首脳が「エジプト情勢悪化に懸念。
エジプトは迅速に政権移行すべき。」との共同声明を発しました。
また、トリシェECB総裁の記者会見では利上げの示唆の言及がなく、
早期の利上げ期待が後退してユーロが軟調になりました。
そして、バーナンキFRB議長の会見では「雇用主はまだ雇用の拡大に
消極的。雇用者の雇用意欲は増している。雇用統計が近く改善すると
予想している。」などが示されました。

4日に、豪RBA四半期金融政策報告で「(洪水の)影響はすぐに収まる
見込み。労働市場は力強い。」などが示されました。
また、米雇用統計では、まちまちの結果に上下動しながらも、
ドル買い優勢になりました。

先週は、ドル円が週前半に下げて週後半に上げる上下動になりました。
欧州通貨が週前半に上げて週後半に下げる上下動になりました。
また、豪ドルなど資源国通貨は堅調傾向での推移になりました。

エジプトのムバラク大統領に続き、イエメンのサレハ大統領が2日に
次期大統領への不出馬をするなど、チュニジア政変に端を発した
中東での政権緊張ですが、エジプトのカイロで4日にムバラク大統領の
即時退陣を求める百万人に迫る規模のデモではとりあえず大きな混乱は
なかったようです。

ムバラク大統領はエジプト与党のNDPの党首は辞任したもようですが、
反政府派の求めには直ぐには応じない構えで、まだ大統領職には留まり
事態がしばらく膠着する可能性があるものの、市場動向をみますと、
(今後も注目は必要ですが)リスク回避の動きは鎮静しているようです。

また、ユーロ関連では、3日のトリシェECB総裁の記者会見で利上げへの
示唆の言及がなく、早期の利上げ期待が後退することになりました。

そして、4日のEU臨時首脳会議では、包括的なユーロ安定化策が大筋で
合意になり、EFSFを利用できる融資枠の上限を4400億ユーロに引き上げ
ることや、ギリシャなどに自国の国債の買戻し資金ができるように使途
を拡大することや、独仏の「債務ブレーキ法」などが、3月下旬のEU
首脳会議で協議・決定される予定となりました。

一方、先週末の米雇用統計では、米非農業部門雇用者数変化(1月)が
市場予想より弱い3.6万人、米失業率(1月)が市場予想より強い9.0%と、
チグハグな結果になり、相場は上下動になりましたが、ドル買い優勢と
なっていきました。

雇用者数は事業者から集計した数字であり、失業率のほうは労働人口に
対する失業者数の割合で、違う統計ではありますが、米国での1月の
大雪の影響で就職活動を取りやめた人も多かったために失業率が低下
した可能性があるとのことのようです。

金融危機以降に失った米雇用の回復には、なお700万人以上の雇用が
必要とのことで、ここのところ3ヶ月間の雇用増は月平均で8.3万人で
あることから、今のペースでは700万人の雇用創出に7年ほどかかる
計算になり、米経済の安定回復へはハードルがあるようです。

他方、景気回復を先行織り込みする株式市場では、NYダウとS&P500が
約2年半ぶり、ナスダックは3年ぶりの高値を更新して、日本の上場
企業の経常益も、日経新聞調べでは10-12月期で24%増の5期連続増益
で、リスク選好度は上向きになってきているようです。

さて今週は、米雇用統計の月初のイベントも終えて、またエジプト問題
による中東懸念もいったん沈静化した状況で、9日深夜のバーナンキFRB
議長の(雇用統計後の)米下院予算委員会での議会証言が注目されます。

アナリスト予想では、米雇用統計が様々に解釈できることとともに、
エジプト問題もいったん沈静化したことで揉み合い相場を予想する
向きがある一方、NYダウなど株式市場が堅調で米経済の回復期待が
高まり、リスク選好度が増して資源国通貨などを中心に為替も堅調
傾向になると観る向きがあるようです。

他方、トリシェECB総裁の記者会見で早期の利上げ期待が後退して、
米雇用統計後のドル買いで軟調になったユーロですが、さらに下落
して1.3500を目指すと見る向きがある一方、3日のトリシェECB総裁の
記者会見では「ECBは伝統的手段と非伝統的手段を分けて決定を下す。
3月に標準的措置についての決定を下す。ユーロに対する世界の評価
は改善していく見込み。」とコード・ワードともとれることも述べて
いて、エジプトのリスク懸念の沈静化となる中、NYダウなど株式市場が
堅調に推移すればリスク選好度が増して、3月のECB政策金利の発表に
向けて徐々に反発するする可能性があると見る向きもあるようです。

また、春節(旧正月)明けには中国が利上げするとの観測も燻っている
ようで、中国の利上げでは主要通貨ペアが揺り動かされるだけに、
利上げの時期は不測のことながら、一応の注意は必要なようです。


さて今日はチャートのサインのお話です。

いろいろな分野でサインという印(しるし)がありますね。

野球の監督が試合中に帽子に触ったり肩に手を当てたり、
キャッチャーがミットの下でグー・チョキ・パーを出したり
するのもサインですし、(笑)

会議中に口に人差し指を当てながら目配せするのも、
「余計なことを喋るなよ。」という
サインであることがあるようですし、(苦笑)

また、熱心にセールスする営業マンに訪問先の人が
「しばらく検討させていただきます。」というのも、
遠まわしのお断りのサインである場合もあるようです。

さて、チャートにもいろいろなサインがあって、

トレードでは、これらのチャートの発するサインを
見定めることが大切になりますが、

また、トレード手法とはチャートのサインを見つけて
売買の判断をする技法といってよいのかもしれませんね。

オーソドックスなサポート・レジスタンスや
トレンドラインやチャネルラインで、
反転するのか、あるいはブレークするのかを見たり、

手法が規定したり推奨するテクニカル・インジケーターが
ある状況になったら、売買のサインとするものや、

フィボナッチやピボットやバンドなどで到達点を予測的に見る
方法などが主流となっているようですが、

また、1つだけのテクニカル示唆だけではなく、
複数のテクニカルの示唆の「合致」で判断したり、

あるいは1つだけのチャートポイントだけではなく、
複数の手法のチャートポイントが「合点」となるところを重視したり、

そして、トレードするタームの時間軸だけではなく、
複数の時間軸を見てトレード判断する方法もあって、

チャートのサインを見る方法もいろいろありますね。

そのようなわけで、最近のトレーダーのチャートは、
テクニカル指標の重装備となっていることが多いものですが、

案外とベテランになると、ネイキッド(素)をまた指向し始めて、
とてもシンプルな手法に回帰していくこともあるようです。

かつて最先端を行く先物の女性トレーダーと呼ばれ、
高度なトレーディング手法を駆使して一躍名を馳せていた
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ氏もその1人で、

テクニカルを複雑に駆使していた当時は、
タートル・スープやモメンタム・ピンホール、
ADXギッパー、ウォルフ波動、ブレイクアウト・モード、
などのいろいろな手法を相場の適所で使い分けていましたが、

「難解極まりないトレードがとてもシンプルに思えてきた。」

ということで、後年には、

「ある日突然、最もミステリアスな形で
 目の前の霧が晴れていくかのように、
 最も難しいと思われていたことが、
 とてもシンプルなことに思えてくるのです。
 消し去るプロセスを経ながら学んでいきます。」

と、「魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門」の著述の中で語り、

古典的なブルフラッグやベアフラッグなどのチャート・パターン
を中心にトレードするようになったことを述懐しています。

最新手法を駆使していた人が、行き詰ったわけではないのに、
「ネイキッドの重要性に気づいて」レート(価格)そのものの動きや、
古典的でオーソドックスな手法に回帰していくことは、
とても興味深いことです。

ところで…、

チャートのサインといいますと、
売買サインとほとんど同義に扱われますが、

もう1つの重要なサインを発していることがあります。
それは、「トレードをしていけないサイン」です。

負けトレードが損失に繋がるので、当然と言えば当然ですが、

トレードでは誰しも負けトレードを完全に避けることは
できないものの、いかにして負けトレードを減じていくか、
ということは、ネガティブなようでありながら重要なことで、

勝つことだけしか考えずに、
なんとか数多くトレードチャンスを見つけて、
ダボハゼのように食らいついてトレードしようとする
血気盛んな時期を過ぎると、(笑)

しだいに、負けることにも意識をフォーカスできるようになって、
チャートから「トレードしていけないサイン」を見つけるように
指向するようになるもののようです。

まぁ、最近は保ち合い相場でも数Pipsを積み重ねていく
高速スキャルピングという手法もあって一概には言えませんが、

たとえば、陽線や陰線が狭い範囲で混合する局所的な保ち合いは、
毒のある「ガラガラ蛇」とも呼ばれるダマシの温床で、
トレードに危険な状態となっていることがあるものです。

そして…、

ファンダメンタルズでも、
格付け会社が何度もネガティブな発表をしても、
下げ渋っている場合などでは、
やがて来る反発上昇の印(しるし)となることがあったり、

あるいは、良い経済指標の発表があっても上げない、
悪い経済指標の発表があっても下げない、などの

「成るべきことが成るようにならない時」や

そして、注目度のそれほど高くない経済指標が少し良いと急騰する、
注目度のそれほど高くない経済指標が少し悪いと急落する、などの

「普通と違う動きの時」なども、

やがて起こることの予兆的なサインとなることがあるものです。

また、テクニカルのダマシもサインとなることがありますね。

チャートを充分に検討して、確信の持てるような
チャートのサインであってもダマシとなることがあって、

そのような場面に遭遇すると、

「チクショー、頭にきたぜ。
 この手法もあてにならないものだな!」

と、怒りがこみ上げてくるものですが、(苦笑)

「ダマシが重要なサインなることもある」ものです。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラの著書の
「デイトレード」の中の一節には、

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、
 突然、下抜けしたとしよう。しかし、それは
 支持線の概念が機能しないことを示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、
 テクニカル分析の概念として、
 最も価値のあるメッセージなのである。」

「このメッセージは、相場の『変化』を伝えているのである。」

と、書かれています。

何度も機能した支持線では下値が阻まれることが多くても、
その有効であった支持線をレートが下抜けたということは、
それだけ強い下降動意であったことを示すと見ることは
合理的である場合があるわけですね。

似たようなことが、
複数時間軸の分析でのトレードでも起こることがあります。

上位時間軸も強い下降示唆で、
下位時間軸も下降で同調しているからと、
売りしかないとショートしても負けるときには、

トレンドが下降から上昇へと転換していくことや、
下降トレンドがいったん休止してレンジ相場へと移行することなどを
示している重要なサインである場合があります。

まぁ、ある意味こじつけのようでもあり、
宗教の言い訳のようでもあり、(苦笑)
直ぐには納得できない場合がありますものの、

ダマシが冷静に考えると貴重なサインとなることはあるものです。

広く柔軟な知見でサインを見ていけるようになりたいものです。



<ご案内>

私が講師を務めていましたeラーニング講座の
"勝つためのFXチャート分析講座"が「DVDと製本」になりまして、

マエストロFX (Maestro FX)」という教材名で
ウィニングクルー株式会社(関東財務局長(金商)第2098号)から
発売されました。

トレードの根っこになる重要な基礎とコアの部分を中心に
より深く体系的に学んでいただければと思います。


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