FX 不確実性と対応のお話


オバマ米大統領が知人らとのバスケットボールの試合で
唇を12針も縫う怪我をされたそうですね。

●先週11月22日(月)〜11月26日(金)の気になる出来事

<11月22日(月)>

市場オープン前にアイルランドがEU・IMFに支援要請をしました。
IMFの専務理事が
「アイルランドのEUへの支援要請を歓迎。
IMFも複数年融資での支援を用意している。」
とのコメントを発表しました。
ECB欧州中銀が
「審議会はアイルランドの支援要請を歓迎。
支援提供はEUとユーロ圏の金融安定化の正統な理由に該当。」
との声明を出しました。
G7財務相が「アイルランドのEU・IMF支援要請を歓迎。」
との共同声明を出しました。
ユーロが一時上昇しました。
アイルランドの首相が
「(支援を受けるための)4ヵ年計画は
2014年までに150億ユーロの削減になる。」
と発表しました。
日本の法務大臣が辞任しました。
EU財務相とユーログループが、
「アイルランド支援はEFSM欧州金融安定メカニズムによる。
また英国とスウェーデンから二国間融資も受ける可能性。
EU・IMFの支援はアイルランド財政4ヵ年計画に基づきなされる。」
などの声明を発表しました。
格付け会社のS&PがNZの格付け見通しをネガティブに変更しました。
NZの財務相が、
「対外債務への大きな依存を縮小する必要。
対外的な脆弱性を軽減する措置を講じる。
2016年までに財政の黒字化を目指す。」
などのコミットをしました。
日経平均は前週末比+92.80円で取引を終えました。
ユーログループ議長が、
「アイルランドとポルトガルは状況が異なる。
ポルトガルの銀行セクターは比較的良好。
アイルランドの支援パッケージは1000億ユーロ未満になる。
11月末までにアイルランド支援策の詳細を作成。
ポルトガルとスペインに対する投機的な動きは正当化されない。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行政策委員が
「中国の不動産市場の上昇は終了が近い。
2010年の貿易黒字は1800億ドルを下回る可能性。
人民元の急激な上昇は中国と米国に打撃になる。
過度に急激な人民元上昇を容認すべきではない。」
などの見解を示しました。
独財務相が、
「新たなメカニズムは新たな債務のみに適用する。
支援条件について議論するのは有益ではない。」
との発言をしました。
レーン欧州委員が、
「世界の不均衡は再び拡大している。
欧州の景気回復は脆弱で一様ではない。
市場の緊張は信頼回復の緊急性を明確に示す。」
などの認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが
「支援によりアイルランドのソブリン債務負担が増大。
アイルランドの格付けを複数段階引き下げる可能性が大きい。」
などの発表しました。
アイルランドの緑の党が、
「予算案成立後に連立政権を離脱。総選挙を求める。」
と発表しました。
ユーロが軟調になりました。
スウェーデンの財務相が、
「アイルランドは歳出削減とともに増税すべき。」
との見解を示しました。
米シカゴ連銀全米活動指数(10月)は
市場予想より弱い−0.28になりました。
独連銀総裁が、
「アイルランド支援が銀行システムを安定させると確信。
救済はユーロの安定性が脅かされる場合に限定されるべき。
債券保有者は将来の救済コストを負担すべき。」
などの見解を示しました。
欧消費者信頼感速報(11月)は市場予想よりは強い−10になりました。
トリシェECB総裁が、
「為替市場の過度で無秩序な動きは経済成長を妨げる。
米当局による強いドルに関する言及を歓迎。
新興市場の為替相場には一層の柔軟性を求める。」
などの認識を示す発言をしました。
レーン欧州委員が、
「ユーロの実効為替レートは今年に入り7%下落。
現在のユーロの水準はファンダメンタルズでの価値に近い。」
などの見解を示しました。
ECBの専務理事が、
「アイルランド支援には厳しい条件を付帯する。
危機は終わってはいない。新たな形に変わっただけである。
世界経済の推移は依然不透明。
マーケットが回復しだい非伝統的手段を解除していく。
金融市場は改善しつつある。」
などの認識を示しました。
NYダウは前週末比−24.97ドルで取引を終えました。

<11月23日(火)>

スペインの財務相が、
「市場の緊張は改革を加速させる。
スペインは競争力をより高めることが必要。
今年のGDPは見通しを下回る可能性がある。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「NZ政府の資金状況はとてもしっかりしている。」
との発表をしました。
日市場は勤労感謝の日でお休みでした。
フィンランド中銀総裁が、
「アイルランド危機が欧州での負のサイクルに
ならないようにすることが重要。
ユーロ圏が分裂するのは不可能。
ポルトガルは日々市場に試されている。
アイルランドは改革プログラムをコミットする必要。」
などの認識を示しました。
北朝鮮が韓国の延坪島(ヨンピョンド)付近に砲撃をしました。
市場はリスク回避の動意になりドルやスイスフランが上昇しました。
独第3四半期GDP確報は市場予想とおりの0.7%になりました。
独製造業PMI速報(11月)は58.9、独サービス業PMI速報(11月)は58.6と
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧製造業PMI速報(11月)は55.5、欧サービス業PMI速報(11月)は55.2と
ともに市場予想より強い結果になりました。
アイルランド中銀総裁が、
「アイルランドの銀行は自己資本比率の目標を引き上げる必要。
支援策では銀行の自己資本比率と健全性審査が重要な要素になる。」
などの見解を示しました。
スペイン中銀総裁が、
「スペインの銀行問題はアイルランドと類似してはいない。
アイルランドの支援策で市場が沈静化することを期待。」
などの認識を示しました。
EUとECBとIMFが、
「ギリシャと財源の拡大と歳出解消のための新たな措置で合意。」
になったことを発表しました。
独財務相が、
「共通通貨の将来は危うい。赤字と資産バブルが危機の主因。」
などの認識を示しました。
独GFK消費者信頼感調査(12月)は予想より強い5.5になりました。
加消費者物価指数(10月)は市場予想より強い0.4%になりました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最高の233bpに拡大しました。
米第3四半期GDP改訂値は2.5%、第3四半期個人消費改訂値は2.8%と
ともに市場予想より強い結果になりました。
加小売売上高(9月)は市場予想より弱い0.6%になりました。
独首相が、
「ユーロ圏は異常なほど深刻な状況下にある。
アイルランドは大きな懸念の原因。
性急にユーロ圏加盟国を支援することは良いことではない。
ユーロ圏加盟国の支援には厳格な条件を付けるべき。
2013年以降に実施する救済制度からは投資家も分担すべき。
アイルランド問題は金融危機が終わっていないことを示している。」
などの見解を示す発言をしました。
ユーロがさらに軟調になりました。
米中古住宅販売件数(10月)は市場予想より弱い443万件になりました。
リッチモンド連銀製造業指数(11月)は予想より強い9になりました。
IMF国際通貨基金の筆頭副専務理事が、
「欧州のソブリン問題は波及する可能性がある。
ポルトガルから支援の要請は受けていないが、
もしもポルトガルに支援が必要ならその枠組みはある。」
などの認識を示しました。
米FOMC議事録では、
「長期債購入で効果がコストを上回ると予想。
成長の下振れリスクを想定。委員二名がインフレリスクを想定。
利回りターゲットには大きなリスクを伴う可能性を認識。
より小幅かつ頻繁な見直しを行なうかを協議。
バーナンキFRB議長が記者会見をすべきかについて議論。」
などが示されました。
また、FRB経済予測が発表されて、
「2010年実質GDPが2.4〜2.5%に下方修正。
2011年実質GDPが3.0〜3.6%に下方修正。
2010年失業率が9.5〜9.7%に上方(悪化)修正。
2011年失業率が8.9〜9.1%に上方(悪化)修正。」
などが発表されました。
オーストリア中銀総裁が、
「ユーロ圏が分裂することはない。
10年以内にユーロ圏を離脱する国はない。
メルケル独首相の『ユーロは異常なほど深刻な状況下』との
見解には苛立ちをおぼえる。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比−142.21ドルで取引を終えました。

<11月24日(水)>

オーストリア中銀総裁が、
「アイルランドやギリシャとポルトガルを比べることはできない。
市場は負債問題に対して過剰に懸念し過ぎている。」
との認識を示しました。
アイルランドの国営放送が
「EU・IMFはアイルランド支援に向け850億ユーロを供与。
アライド・アイリッシュ銀行はほぼ完全に国有になる公算。
IMFとアイルランドは来週にも合意に達する可能性。」
などの報道をしました。
韓国政府が、
「北朝鮮の攻撃による市場への影響は一時的。」
との見解を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「アイルランドの長期ソブリン格付けを引き下げる。
アイルランドの格付け見通しをネガティブに引き下げる。
状況次第ではさらに格下げする可能性。」
などの発表をしました。
オバマ米大統領が、
「米国は北朝鮮に圧力かけるため国際社会に呼びかける。
北朝鮮は現在進行中の脅威。対処が必要。」
などの認識を示しました。
フィナンシャル・タイムズ紙が、
「アイルランド政府はアイルランド銀行の過半数の株を取得する。」
との観測報道をしました。
日銀が、
「9月末の国内銀行の国債保有残高は過去最高の143兆2427億円」
などの発表をしました。
RBNZが、
「NZは計画よりも早期に黒字へと回帰する可能性。」
との予測を発表しました。
中国外務省が、
「中国は米国と朝鮮半島の平和と安定を目指すことで合意した。」
と発表しました。
オバマ米大統領が、
「韓国と合同軍事演習の実施と訓練強化で合意した。」
と発表しました。
日経平均は前日比−85.08円で取引を終えました。
ユーログループ議長が、
「ユーロが危機にあるとは思わないが大きな不均衡がある。
我々はその危険を過小評価していた。」
との見解を示しました。
ユーロの軟調が続きました。
スペイン財務相が、
「スペインが救済を必要とするリスクはない。
スペイン経済はギリシャやアイルランドとは異なる。」
との認識を示しました。
独IFO景気動向(11月)は109.3、独IFO現況評価値(11月)は112.3と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英第3四半期GDP改訂値は市場予想とおりの0.8%、
英第3四半期個人消費改訂値は予想より弱い0.3%になりました。
欧鉱工業新規受注(9月)は市場予想より弱い−3.8%になりました。
10年物ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最高の481bpに拡大しました。
スペインの財務相が、
「2013年のユーロ圏危機メカニズム実施の話は時期尚早。」
との見解を示しました。
EU欧州連合が、
「アイルランドに計画の一環として増税を期待する。
アイルランドとの協議は11月末頃に終える見込み。
銀行の再編がアイルランドとの協議での根幹になる。
厳しい条件がアイルランド支援策に適用される見込み。」
などの見通しを発表しました。
英BOEのセンタンス政策委員が、
「インフレが段階的な利上げを示唆する。
長期間の緊急時の設定の維持は信頼を損なわせる。
民間部門の需要回復の強さが過小評価されている可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い40.7万件、
米耐久財受注(10月)は市場予想より弱い−3.3%、
米個人所得(10月)は市場予想より強い0.5%、
米個人支出(10月)は市場予想より弱い0.4%、
米PCEコア・デフレータ(10月)は予想とおりの0.0%になりました。
アイルランドの財政再建4ヵ年計画が発表されて、
「2011〜2014年のGDPは平均で2.75%を目指す。
失業率は2014年に10%以下を目指す。
100億ユーロの歳出カットを目指す。
50億ユーロの税収を目指す。法人税率は12.5%で維持。」
などの内容が示されました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)は、
市場予想より強い71.6になりました。
米新築住宅販売件数(10月)は予想より弱い28.3万件になりました。
ロシア中銀の副総裁が、
「数ヶ月以内にカナダドルの保有を増やす可能性。
米ドルは引き続き主要な準備通貨の地位を維持。」
との認識を示しました。
格付け会社のS&Pが、
「スペインのマクロ経済見通しに安定しつつある兆候。
ポルトガルの成長見通しには圧力がかかるリスク。
ユーロ圏が崩壊するとは見ていない。
ユーロ圏から離脱する国が出る可能性は低い。
アイルランドの経済見通しは楽観的過ぎる。」
などの見解を発表しました。
独連銀総裁が、
「将来の救済には厳しい条件を付帯するべき。
将来の救済でき債券の投資家もコストを負担するべき。
迅速で断固とした財政緊縮が必要。
市場にユーロ存続の疑念を持たせてはならない。
7500億ユーロのセーフティーネットが不足なら再考の余地がある。」
などの認識を示しました。
アイルランドの首相が、
「EU・IMFの融資の利回りは6%前後になる可能性。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+150.91ドルで取引を終えました。

<11月25日(木)>

日通関ベース貿易収支(10月)は予想より弱い8219億円なりました。
企業向サービス価格(10月)は前年比で、
市場予想より弱い−1.2%になりました。
北朝鮮が米軍からの協議の申し出を拒否して、
韓国の新たな挑発に対してはさらなる報復の攻撃を行う
と発表しました。
ドル買い円買いのリスク回避の優勢の相場展開になりました。
日経平均は前日比+49.65円で取引を終えました。
中国上海株式市場が1.4%上昇しました。
中国が米韓軍事演習の計画に懸念を表明しました。
格付け会社のフィッチが香港の格付けを引き上げ、
見通しを安定的としました。
スロバキア中銀総裁が、
「ユーロはまだ若干の過大評価。
2ヶ月ぶりの安値に騒ぐことは必要ない。」
との見解を示す発言をしました。
英BOE総裁が、
「刺激策の水準を維持することは適切。
健全な欧州経済が英国にとっても重要。
消費者物価指数はもう1年間にわたり上昇し続ける公算。
経済成長は余剰生産能力をなくすほど強くはならない可能性。
BOEは両方向に政策を調整する用意がある。
ある時点で政策は正常化される必要。
MPCは2%のインフレの責務を堅持することが重要。
インフレを目標に維持するために必要ならば量的緩和も可能。
もしもBOEが要請すれば財務相は量的緩和拡大を承認する。」
などの見解を示しました。
ポンドが軟調になりました。
ユーログループ議長が、
「ドイツが欧州共通の利益を徐々に見失っていることに懸念。
ポルトガルは差し迫ったリスクに直面していない。」
などの認識を示しました。
ロシア中銀総裁が、
「外貨準備として試験的にカナダドルの購入を開始した。」
との発表をしました。
独首相が、
「ユーロ圏に支払不能の恐れがある国はない。
ユーロ圏は危機の前よりもはるかに良い状態。
ドイツは強いユーロを求める。厳しい予算節約措置は必要。
経済危機は終わっていないがEUは債務危機から力強く抜け出す。」
などの認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが、
イタリアの格付け見通しを安定的で維持しました。
欧州決済機関のLCHクリアネットが、
アイルランド国債取引の証拠金を45%へ引き上げました。
米国は感謝祭で休場でした。
ドル円は小幅揉み合いになりました。
独連銀総裁が、
「欧州危機でユーロは盾の役割を担った。
ユーロは危険に晒されてはいない。
安定化基金の資金が枯渇するとのシナリオを否定する。
危機を教訓にメカニズムを改善するべき。安定は域内国の義務。」
などの見解を示しました。

<11月26日(金)>

豪RBA総裁が、
「2010年の世界経済成長は4%を超える可能性。
今後1年間の世界経済の成長は緩やかになる可能性。
豪の2010年実質GDPの伸びは3%を超える可能性。
今後1年間のインフレ率は現在に近いものになる可能性。
中期的なインフレリスクは高過ぎる方向に向かっている。
11月の利上げでは反対と賛成の両方の意見があった。
当面の間の金利は適切と考えている。」
などの認識を示しました。
豪ドルが軟調になりました。
日全国消費者物価指数(10月)は
前年比で市場予想とおりの0.2%になりました。
豪RBAの総裁補佐が、
「来年の中旬までに政策金利を5%にする可能性。」
との見解を示しました。
独版のFT紙が、
「ユーロ圏の過半数の国とECBとEUが
支援を要請するようポルトガルに働きかけている。」
との観測報道をしました。
日経平均は前日比−40.20円の10039.56円で週の取引を終えました。
独輸入物価指数(10月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
ポルトガル政府が
「ポルトガルは欧州諸国から救済要請の圧力は受けていない。」
と独版のFT紙の観測報道を否定しました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最高の265bpに拡大しました。
スペインの首相が、
「スペインの公的債務はEUの平均以下である。
スペインはさらなる増税を計画していない。
スペインは新たな予算措置を講じる予定はない。」
などの見解を発表しました。
スイスKOF先行指数(11月)は予想よりやや強い2.12になりました。
バローゾ欧州委員長が、
「ポルトガル支援の報道は完全に嘘だ。
欧州委員会はポルトガルに支援を求めるよう迫っていない。」
と独版のFT紙の観測報道を完全に否定しました。
10年物アイルランド国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で最高の691bpに拡大しました。
ユーロが軟調に推移しました。
ポルトガル議会が懸案の2011年の予算案を承認しました。
独消費者物価指数速報(11月)は予想より強い0.1%になりました。
格付け会社のS&Pが、
「アングロ・アイリッシュ銀行の格付けを
6段階引下げジャンク級に格下げする。」
などを発表しました。
ドル円が9月下旬以来の94円台になりました。
格付け会社のフィッチが、
「今年にもハンガリーの格付けを引下げる可能性。」
との発表をしました。
米市場は感謝祭で半日営業になりました。
NY原油は83ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−95.28ドルの11092ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月29日(月)の主な予定>

早朝6時45分にNZ貿易収支(10月)、
朝8時50分に日小売業販売額(10月 前年比)、
午前9時01分に英ホームトラック住宅調査(11月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(11月)、
午後6時半に英消費者信用残高(10月)、英住宅ローン承認件数(10月)、
午後7時に欧業況判断指数(11月)、欧消費者信頼感確報(11月)、
同午後7時に欧鉱工業信頼感(11月)、欧サービス業信頼感(11月)、
夜10時半に加第3四半期経常収支、加鉱工業製品価格(10月)、
深夜12時半に米ダラス連銀製造業活動(11月)、
などの経済指標が発表されます。
(NZ)・(欧)の指標には一応注目です。

<11月30日(火)の主な予定>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可(10月)、
朝8時半に日失業率(10月)、日有効求人倍率(10月)、日消費支出(10月)
朝8時50分に日鉱工業生産速報(10月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(11月)、
午前9時半に豪住宅建設許可件数(10月)、豪第3四半期経常収支、
午後2時に日住宅着工戸数(10月 前年比)、日建設工事受注(10月 前年比)
午後5時55分に独失業率(11月)、独失業者数(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(11月 前年比)、欧失業率(10月)、
夜10時半に加GDP(9月)、加第3四半期GDP(年率換算)、
夜11時に米S&Pケースシラー住宅価格(9月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(11月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(11月)、
深夜(未明)5時からバーナンキFRB議長の討論会参加、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・独・欧・加・米の指標には注目です。

<12月1日(水)の主な予定>

午前9時半に豪第3四半期GDP、
午前10時に中国製造業PMI、
午後4時に英ネーションワイド住宅価格(11月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(11月)、
午後5時55分に独製造業PMI確報(11月)、
午後6時に欧製造業PMI確報(11月)、
午後6時半に英製造業PMI(11月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(11月)、
夜10時半に米第3四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第3四半期単位労働費用確報、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(11月)、米建設支出(10月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

<12月2日(木)の主な予定>

午前9時半に豪小売売上高(10月)、豪貿易収支(10月)、
午後3時45分にスイス第3四半期GDP、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(10月 前年比)、
午後6時半に英建設業PMI(11月)、
午後7時に欧第3四半期GDP改訂値、欧生産者物価指数(10月)、
夜9時45分に欧ECB政策金利、
夜10時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米中古住宅販売保留(10月 成約)、
などの経済指標が発表されます。
豪・(スイス)・欧・米の指標には注目です。

<12月3日(金)の主な予定>

午前10時に中国非製造業PMI、
午後4時45分からトリシェECB総裁の講演、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(11月)、
午後5時55分に独サービス業PMI確報(11月)、
午後6時に欧サービス業PMI確報(11月)、
午後6時半に英サービス業PMI(11月)、
午後7時に欧小売売上高(11月)、
夜9時に加雇用ネット変化率(11月)、加失業率(11月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(11月)、米失業率(11月)、
同夜10時半に米民間部門雇用者数変化(11月)、
同夜10時半に米製造業雇用者数変化(11月)、米週平均労働時間(11月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(11月)、米製造業受注指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・加・米の指標には注目です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

22日の市場オープン前にアイルランドがEU・IMFに支援要請をしました。
格付け会社のS&PがNZの格付け見通しをネガティブに変更しました。
格付け会社のムーディーズが「アイルランドの格付けを複数段階
引き下げる可能性が大きい。」などの発表しました。

23日に北朝鮮が韓国の延坪島(ヨンピョンド)付近に砲撃をしました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差がユーロ導入後で
最高の233bpに拡大しました。
FRB経済予測が発表されて「米2010年〜2011年の実質GDP予測が
下方修正、米2010年〜2011年の失業率が上方(悪化)修正」などが
示されました。
メンケル独首相が「ユーロ圏加盟国の支援には厳格な条件を付けるべき。
2013年以降に実施する救済制度からは投資家も分担すべき。」と発言
しました。

24日に格付け会社のS&Pが「アイルランドの長期ソブリン格付けを
引き下げる。」などの発表をしました。
10年物ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差がユーロ導入後で
最高の481bpに拡大しました。
アイルランドの財政再建4ヵ年計画が発表され「2011〜2014年の
GDPは平均で2.75%を目指す。失業率は2014年に10%以下を目指す」
などが示されました。

25日に北朝鮮が米軍からの協議の申し出を拒否して「韓国の新たな
挑発に対してはさらなる報復の攻撃を行う。」と発表しました。
スロバキア中銀総裁が「ユーロはまだ若干の過大評価。2ヶ月ぶりの
安値に騒ぐことは必要ない。」との見解を示す発言をしました。
欧州決済機関のLCHクリアネットが、アイルランド国債取引の証拠金
を45%へ引き上げました。

26日に豪RBA総裁が「今後1年間のインフレ率は現在に近いものに
なる可能性。当面の間の金利は適切と考えている。」と発言しました。
独版のFT紙が「ユーロ圏の過半数の国とECBとEUが支援を要請する
ようポルトガルに働きかけている。」との観測報道をしました。
ポルトガル政府が「ポルトガルは欧州諸国から救済要請の圧力は
受けていない。」と独版のFT紙の観測報道を否定しました。
10年物スペイン国債と独連邦債との利回り格差がユーロ導入後で
最高の265bpに拡大しました。10年物アイルランド国債と独連邦債
との利回り格差がユーロ導入後で最高の691bpに拡大しました。
格付け会社のS&Pが「アングロ・アイリッシュ銀行の格付けを
6段階引下げジャンク級に格下げする。」と発表しました。

先週は、米追加緩和観測の後退に加えて、欧州問題と北朝鮮の
砲撃事件で総じてドルが買われる相場展開になりました。

さて、今週も引き続き「欧州問題」と、米韓両軍の合同訓練実施を
控えての北朝鮮を巡る「地政学的リスク」と、週末の米雇用統計を
メインとした「米景気」などを市場テーマとする相場展開になり
そうです。

QE2などでの緩和されたマネーによる株高も、欧州問題と
朝鮮半島の緊張等で一服となっていますが、株式市場は底堅く
推移するとの観測が根強いようです。

米追加緩和観測の後退を背景にドル実効相場も高水準で推移して、
日米の長期金利に上昇圧力がかかり、今週もドル円は底堅く推移して
一部では85円台に乗せると観測する向きもあるようです。

リスク回避によるドル買い傾向が継続すると見る向きが多い
ようですが、先の11月4日にトリシェECB総裁が記者会見で
述べたように、12月3日にECBが出口戦略を発表するのかに
ついても注目されます。

ただ、欧州問題が再燃する状況の変化もあり、ECBが出口戦略に
踏み込めるのかどうかは不透明なようです。

週末にかけてのニュースとしては、アイルランドの地元紙の
アイリッシュ・タイムズが「金融支援に際して普通債と劣後債の
いずれの保有者も負担の共有を求めるのがEU・IMFの共通の理念。
アイルランドの銀行が発行した普通社債の保有者が損失を蒙る可能性」
と報じていることから、一般に金融資産の中でも安全性が高いと
される普通社債だけに、市場が動揺してリスク回避の動きが
一時昂進する可能性もありそうです。


さて今日は、不確実性と対応のお話です。

経済学では定理とまでは呼べないまでも、
いくつかの「正解」らしきものがありますね。

「失業率が高くなれば、景気が悪くなる。」

「金利が低ければ、マネーは貯蓄から消費に向かいやすい。」

「消費者物価が高騰してインフレになり過ぎれば、
 政策金利を上げるとインフレを制御できる。」

などですが、

ただ、これらも、

景気が悪くなったから失業率が高くなったのかもしれませんし、(笑)

そしてまた、

景気が悪いことに加えて将来への展望が暗ければ、
いくら金利が低くても消費が増えずに、
事実としてディスインフレのような状態が続くことがありますし、

国の信認が失われたハイパー・インフレのような状況では
政策金利でインフレをコントロールすることが
ほとんど不能になってしまうこともあるようです。

おそらく、経済学での正解は「通常の状況であるならば」
ということが前提になっているのかもしれませんね。

また、余談ながら、

近年、金融危機の異常事態の経済対策として、
政策金利を下げるとともに、非伝統的手段として
量的緩和でマネーを溢れさせる金融政策が取られていますが、

量的緩和策の受け皿となる金融機関からの
企業への融資がそれほど増えずに、
行き場を求めるマネーが各国の国債などに流れ、

全世界的に巨大な「国債バブル」の副作用になっているようで、

かつての金融工学のように国債を無リスクとするような
陳腐な前提は通用するはずもなく、

小国のギリシャ問題が世界を震撼させたように世界的な連鎖経済の中、
欧州をはじめとするソブリンリスクが燻り続ける状況で、
もしも将来にこの経済対策の副産物の「国債バブル」がはじけると、

個々の国のデフォルトは歴史的に経験してきてはいても、

人々がいまだ経験したことのない世界規模での金利上昇と
金融市場が凍りつくことによる経済の大惨事になる可能性もあって、
なんか空恐ろしいような不気味な感じがします。

さて、

このようなトンデモ本に書いてあるような大仰な話はさておき、(笑)

トレードでもよく一見理屈に合わないような
分けの判らないことが起きますね。

良い経済指標が発表されたのにその国の通貨が下落する、
などということは日常茶飯事で、(苦笑)

また最近では、米量的緩和のQE2が発表されてほどなくすると、
事実として米ドルが買われる、ということがあって、

これは、事前の先行織り込みと、
事後の将来見通しの思惑のなせる業(わざ)のようですが、

短絡的に見ると、量的緩和は買い材料なのかと錯覚しそうなほど、
一見、理屈に合わないようなことが起こります。

不確実性のあるトレードでは

(理屈とおりの相場展開になることもあるものの)

「理屈に合わないことが起こり得る。」
「不測の事象や不測の変化が起こり得る。」

ことなどがあたりまえの世界なのかもしれませんね。

そして、もしも
市場では「変化による不確実性」が日常的であるとするならば、

未来に対して連立方程式を解くように「絶対正解を求めて」
理詰めで相場を完全に予想しようとするアプローチを
ファンダメンタルズ分析であろうとテクニカル分析であろうと
相場のすべてに完全適用しようとすること自体に無理があって、

「不測の事態があることを受け入れる」「変化に対応する」
必要がありそうです。

不均衡はやがて修正されるにしても、
またたとえ相場が理屈に合わなくても、

目の前で起こっている相場こそが(今は)真実で、

トレードとは、もしかしますと、

未来を予測しようとするゲームではなく、

起こる確率の高い傾向を学び識(し)るも
現実に起こる事象の変化にも応じて

「現実と未来に対応していくゲーム」なのかもしれませんね。

そして、不確実性のある相場に参戦する故に、

相場に対応する技術を高めていくとともに、
資金管理の必要があり、能動的な損切りの必要もあるわけですね。

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラの著書
「デイトレード」中にとても示唆に富んだ一文があります。

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、
 突然、下抜けしたとしよう。しかし、それは
 支持線の概念が機能しないことを示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、
 テクニカル分析の概念として、
 最も価値のあるメッセージなのである。」

そして、このあとに次の言葉がが続きます。

「このメッセージは、相場の『変化』を伝えているのである。
 チャート分析が常に機能すると期待することは愚の骨頂である。
 チャートが常に正しいわけではない。
 時には機能しないこともあるが、それは経験豊かなトレーダーには、
 価値あるメッセージなのである。」

として、最後にこう結んでいます。

「トレーダーは、いかにしてそのメッセージを聞くかを
 学ばなくてはならない。」

ふーむ…。

まぁ、ひねくれて見るとこじつけのようでもありますが、(苦笑)

やはりトレードでは「現実と未来に対応して」行いたいものですね。


FX トレードの魔法の言葉のお話


ハリー・ポッターの最終章「ハリー・ポッターと死の秘法」の
映画が封切になって話題となっていますね。

●先週11月15日(月)〜11月19日(金)の気になる出来事

<11月15日(月)>

14日にAPEC首脳会議宣言が発表されて
「貿易投資の自由化進め経済統合を推進。
アジア太平洋自由貿易圏の実現を推進。
環太平洋経済連携協定などを基礎として発展を目指す。
均衡のとれた持続的成長を確立することが重要。
通貨の切り下げ競争の抑制。」
などが示されました。
NZ小売売上高(9月)は1.6%、NZ第3四半期小売売上高は0.7%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日第3四半期実質GDP速報は0.9%、第3四半期名目GDP速報は0.7%、
と共に市場予想より強い結果になりました。
日第3四半期GDPデフレータ速報は、
前年比で市場予想より弱い−2.0%になりました。
米リッチモンド連銀総裁が
「FRBの金融緩和がドル安誘導目的との主張は公平性を欠く。
FRBの緩和が行き過ぎとの不安は感じないが
QE2のリスクはメリットより大きい可能性。
高い失業率でも引き締めが必要になる可能性。」
などの認識を示しました。
米国の10年債利回りが9月13日以来の高水準になりました。
NZ首相が「NZドルは対ドルで過大評価。」との認識を示しました。
日経平均は前週末比+102.70円で取引を終えました。
アイルランドの地元紙が
「アイルランドは国内銀行支援のためEUに資金を求めることを検討」
との観測記事を掲載しました。
ポルトガルの地元紙が
「ポルトガルの財務相、EU脱退に直面する可能性もあると発言。」
との内容の記事を掲載しました。
スイス生産者輸入価格(10月)は予想より弱い−0.4%になりました。
欧貿易収支(9月)は市場予想より強い29億ユーロになりました。
EU欧州連合が
「2009年のギリシャの財政赤字と債務はEUで最大規模。
2009年のギリシャの財政赤字は対GDP比で15.4%(上方修正)。」
などを発表しました。
ユーロが軟調になりました。
ギリシャ首相が
「ドイツの債務解決に関する姿勢は国家を破綻に追い込む。」
との批判の認識を示しました。
米NY連銀製造業景気指数(11月)は市場予想よりかなり弱い−11.14、
米小売売上高(10月)は市場予想より強い1.2%になりました。
オーストリア中銀総裁が
「アイルランドの場合は銀行の問題でありソブリン問題ではない。
同国の問題が伝染するリスクがある。債務再編の回避を望む。
域内のいくつかの国は資金の再調達問題に直面しているが、
域内の国がデフォルトに陥る危険はないと見込んでいる。」
などの見解を示しました。
米企業在庫(9月)は市場予想より強い0.9%になりました。
ポルトガルの財務相が
「ポルトガルが支援を必要になるリスクは高い。
また、問題がユーロ圏に波及するリスクがある。」
との認識を示す発言をしました。
ユーログループ議長が
「アイルランドは支援を要請していない。
アイルランドが要請すればEUには支援する用意がある。
アイルランドに対して支援を受けるよう圧力をかけてはいけない。
アイルランドからの要請がない限りEUは行動しない。
ポルトガルの銀行の問題はアイルランドと同じではない。
市場はユーロ圏の問題を過大評価している。」
などの見解を示しました。
アイルランドの首相が
「国家財政のための申請をEUに対し行なってはいない。
アイルランドはEUと銀行や財政の安定強化策について協議中。」
などを表明しました。
NYダウは前週末比+9.39ドルで取引を終えました。

<11月16日(火)>

日第三次産業活動指数(9月)は予想より弱い−0.9%になりました。
豪RBA議事録では、
「利上げは微妙なバランスでの決定。インフレに対する先行的選択。
中国経済の下振れリスクは低下して強い成長が見込まれる。
商品価格が上昇。交易条件の予想が上方修正された。
資源セクターの成長と投資の見通しはとても強い。
住宅市場は軟化している。労働市場は引き続き強い。
将来の政策決定では銀行貸出金利の動向も考慮する。」
などが示されました。
FRBの副議長がWSJ紙のインタビューで
「FRBの債券買い入れはドル相場の押し下げを狙ったものではない。
インフレ率は現在の水準に長期間とどまる見通し。
失業率は2012年末までに8%前後となる見込み。
米経済には下振れリスク。成長率がFRBの予想を下回る可能性。
来年は成長加速を予想。二番底はないと見込んでいる。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行総裁が、
「物価上昇が懸念要因。金利改革を進める。
為替レートメカニズムの改善を継続していく。」
などの発言をしました。
ニューヨーク連銀総裁が
「ドルの価値はFRBの政策目的ではない。
FRBはバランスシートの拡大とインフレ問題の回避が可能。
6000億ドルの国債買い入れは0.75%の利下げに相当する。
現在の政策からの脱却には数年が必要になる可能性。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比−30.41円で取引を終えました。
中国上海株式市場が前日比4%に迫る下落になりました。
ECBの副総裁が、
「アイルランドが支援を求めるとは認識していない。
仮にアイルランドが支援されるならば、
600億ユーロのEU安定化基金を手始めに利用する(だろう)。
債券購入プログラムは正常化する過程の中で重要な役割。」
などの認識を示しました。
英消費者物価指数(10月)は市場予想より強い0.3%、
英小売物価指数(10月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
独ZEW景況感調査(11月)は1.8%、独ZEW景況感調査(現況)は81.5と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧消費者物価指数(10月)は0.4%、欧ZEW景況感調査(11月)は13.8と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ZEWのエコノミストが
「アイルランド危機の多大な影響は今回の指標では現れていない。
最も大きな状況の変化は米国の見方をポジティブへと
投資家が変えていることにある。」
などの見解を発表しました。
英BOE総裁が英財務相に宛てた書簡では、
「金融政策委員会は政策をどちらの方向にも調整できるよう準備。
消費者物価指数は来年もターゲットを上回ると予想されるが、
消費者物価指数の見通しにはかなりの不確実性がある。」
などが示されました。
米生産者物価指数(10月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
ユーログループ議長が、
「アイルランドが支援を要請するかどうかを待っている状況。
要請がされたならユーログループは支援する。状況は深刻である。」
などの見解を示す発言をしました。
ユーロが軟調に推移しました。
レーン欧州委員が、
「IMFとEUとECBはアイルランドの銀行問題で協力。
アイルランドの銀行セクターの問題は深刻。
アイルランド問題はユーロ圏の存続を危ぶませることではない。」
などの認識を示しました。
米ネット長期TICフロー(9月 対米証券投資)は、
市場予想より強い810億ドルになりました。
米鉱工業生産(10月)は0.0%、米設備稼働率(10月)は74.8%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
格付け会社のS&Pがキプロスの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブにしました。
シュタルクECB理事が、
「流動性措置を徐々に解除していく。
段階的な解除の決定は市場の改善状況による。
ECBは市場の動向を注意深くモニターしている。」
などの発言をしました。
米NAHB住宅市場指数(11月)は市場予想より弱い16になりました。
英BOE総裁が
「消費者物価指数がターゲットを上回っていることは懸念。
中期的に消費者物価指数が2%へと回帰すると予想。
必要があればBOEはさらなる追加緩和を実施することが可能。
英国の不均衡是正は困難。その達成には5年以上かかる可能性。
英国のアイルランドに対する晒されているリスクは小さくはない。」
などの見解を示しました。
ポンドが軟調になりました。
オーストリアの財務省が
「現行のデータはギリシャ支援の実行を正当化しない。
ギリシャは次回の支援金受け取りの条件を満たしていない。」
との認識を示す発表をしました。
オーストリアの財務相が、
「ギリシャが条件満たさなかった場合は議論の必要。
ギリシャの状況を引き続き調査。
オーストリアにはギリシャ支援を実行する用意はある。」
などの発言をしました。
アイルランドの首相が、
「アイルランドは支援の適用を申請していない。
アイルランドには2011年半ばまでの資金がある。
公的財政のコントロールに問題はない。
政府は赤字を3%にまで減らすことを(すでに)決意表明。
危機が迫っているとの観測は正当ではない。輸出は良好に機能。」
などの声明を発表しました。
セントルイス連銀総裁が、
「追加緩和に対して市場は大きく反応した。
経済に関するニュースがいくぶん明るくなってきている。
国債買入れで6000億ドル全額を使わない可能性もある。
国債買入れは6000億ドルを上回る可能性もある。
資産バブルについて検討することはとても重要。」
などの認識を示しました。
ボストン連銀総裁が、
「国債買入れでの6000億ドル満額使用を確実視している。
量的緩和は失業率を0.50%引下げる可能性。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比−178.47ドルで取引を終えました。

<11月17日(水)>

ユーログループ議長が、
「支援を求めるかどうかはアイルランド政府しだい。
(支援を求めた場合)ユーロ圏すべの国がアイルランド支援を支持。
ポルトガルの財政計画にはさらなる詳細が必要。
独首相は債務再編を巡る発言で誤解を招いた。」
などの認識を示しました。
メルケル独首相が、
「アイルランドの支援要請が近いとは予想していない。
支援を必要とする場合には救済基金がある。
ユーロ圏が危機にあるとは思っていない。」
などの認識を示しました。
米アトランタ連銀総裁が、
「ドルの価値の維持には安定した物価と力強い経済が重要。
FRBのバランスシートでの損失は景気回復で許容可能な範囲。」
などの認識を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「IMFはアイルランドや欧州委員会と会談を実施するが、
会談はアイルランドの要請があってから行われる。
支援が必要な場合での会談では最善の提供方法を決定する。」
などを発表しました。
豪第3四半期賃金コスト指数は予想とおりの1.1%になりました。
米ボストン連銀総裁が、
「見通しが劇的に変化しない限り6000億ドル全額の買い入れを実施。
経済情勢の変化が確信できるまで緩和的な政策を継続。
景気悪化、インフレの低下、失業率上昇なら、
さらなる措置を検討する必要がある。」
などの認識を示しました。
日経平均は前日比+14.56円で取引を終えました。
中国上海株式市場は続落しました。
決済機関LCHクリアネットがアイルランド国債取引の
必要証拠金を30%に引き上げました。
アイルランド財務相が、
「18日にEU/ECB/IMFとの協議が始まる予定。
英国からの支援は英国当局しだいである。」
などの発言をしました。
英財務相が
「英国はアイルランドを支援する用意がある。
アイルランド経済の安定は英国の国益になる。」
などの認識を示しました。
英失業率(10月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請件数推移(10月)は
市場予想より強い−0.37万人になりました。
英BOE議事録では、
「11月の英中銀金融政策委は政策金利据え置きを8対1で決定。
また、資産買い入れ枠の据え置きを8対1で決定した。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
ポーゼン委員が500億ポンドの資産買い入れ枠の拡大を主張。
インフレ期待へのリスクは以前よりも大きい。
資金調達状況はここ数ヶ月で緩和している。」
などが示されました。
ギリシャの財務相が、
「EUからの支援の遅れが資金問題を引き起こすことはない。」
との認識を示しました。
レーン欧州委員が
「ギリシャへの第3弾の支援は(遅れなく)12月に行われる。」
との見解を示しました。
米消費者物価指数(10月)は0.2%、米住宅着工件数(10月)は51.9万件、
米建設許可件数(10月)は55.0万件と、
いずれも市場予想より弱い結果になりました。
バローゾ欧州委員が、
「アイルランドの2014年財政赤字目標は堅実で信頼できる。
アイルランドが近く財政計画を発表すると確信している。」
などの認識を示しました。
ポルトガルの財務相が、
「ポルトガルは自力でマーケットからの資金調達を望んでいる。」
との認識を示しました。
セントルイス連銀総裁が、
「FRBの責務のうち(雇用を除外して)
物価の安定だけにすることは興味深い考えである。」
との見解を示しました。
NZの財務相が
「NZ経済は予想以上に減速している。
NZの財政赤字は予想以上に膨らむ可能性。」
などの見解を発表しました。
NZの農業相が
「キウイフルーツ産業に2500万NZドルの支援を行なう。」
と発表しました。
NYダウは前日比−15.62ドルで取引を終えました。

<11月18日(木)>

NZ第3四半期生産者物価は市場予想より強い0.7%になりました。
豪週平均賃金(8月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
アジアの株式市場が堅調に推移しました。
豪RBAの副総裁が、
「豪経済は全般的に順調。豪経済は数年間は堅調に成長の見込み。
豪の消費者は慎重。信用の伸びは抑制。失業率は一段と低下。
豪ドルの上昇は資源ブームの結果で(豪)経済全般に有益。
アジアは明るい材料。欧州の債務問題は悪化。」
などの認識を示しました。
韓国が外国人債券投資への源泉徴収税を再開すると発表しました。
日経平均は前日比+201.97円で引けて1万円台を回復しました。
スイス貿易収支(10月)は市場予想より強い21.9億CHFになりました。
IMF国際通貨基金が
「香港の不動産市場にバブルはみられない。」
との見解を発表しました。
アイルランド中銀総裁が
「IMFの訪問は国際市場や投資家への安心を取り戻すためである。
IMFはアイルランドに支援を提供するのではない。
仮に合意になった場合にはIMF・ECB・EUは融資を提供する。
融資となった場合は数百億ユーロに達する可能性。
融資に関しての決定は政府による。」
などの見解を示しました。
ユーロ圏の経常収支(9月)は−92億ユーロになりました。
英小売売上高(10月)は市場予想より強い0.3%になりました。
同前年比では市場予想より弱い1.2%になりました。
ギリシャやアイルランドのCDSに縮小が見られました。
OECDが2010年などの主要国の消費者物価指数について、
「ユーロ圏1.5%(0.1%上方修正)、米国1.6%(0.3%下方修正)、
日本−0.9%(0.2%下方修正)。英国3.1%(0.1%上方修正)、」
などを発表しました。
スペインの財務長官が、
「必要ならば財政赤字削減の目標達成のために追加の措置を取る。」
との見解を示しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い43.9万件になりました。
加景気先行指標指数(10月)は0.2%、
加国際証券取扱高(9月)は122.54億加ドルと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
トリシェECB総裁が、
「非伝統的手段は一時的なものである。現在の政策金利は適切。
非伝統的手段からの出口策は金融市場の状況による。
ユーロ圏は財政同盟ではない。支援措置に対する依存性に警戒。
政策金利は物価の安定に基づいて決めていく。
非伝統的措置の解除前に利上げをする可能性がある。」
などの認識を示しました。
米GMが再上場して初値が35ドルになりました。
米景気先行指標総合指数(10月)は市場予想とおりの0.5%、
フィラデルフィア連銀指数(11月)は
市場予想よりかなり強い22.5になりました。
ドルが一時買われる相場展開になりました。
IMF国際通貨基金の報道官が、
「アイルランドから金融支援の要請は(まだ)受けていない。
明日に技術的な話し合いを開始する予定。
スペイン政府は財政コントロールが可能な状況。」
などIMFの見解を発表しました。
格付け会社のフィッチが、
「アイルランドの格付けを救済プログラムを考慮して見直す。」
と発表しました。
英BOEのポーゼン政策委員が、
「英国には量的緩和が必要との意見に変わりはない。
英国にはデフレリスクがある。」
との発言をしました。
ミネアポリス連銀総裁が、
「追加緩和は長期間にわたり低金利に置くことを大きく補完する。
国債買い入れプログラムがインフレを招くとの懸念は間違い。
財政政策を通じて1%利下げと同等の効果実現の可能性。」
などの見解を示しました。
EU欧州連合大統領が
「ユーロ圏経済のファンダメンタルズは健全。
アイルランドが陥っている状況は深刻。
健全な経済がユーロを安定した通貨にする。」
などの認識を示しました。
RBNZの総裁が、
「NZの経済回復は続いているが道程は長くなる可能性。
NZの経済の中期的な見通しは良好。
財政支援の引き上げは数年間の経済成長率を減じる可能性。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比+173.35ドルで取引を終えました。

<11月19日(金)>

フィラデルフィア連銀総裁が、
「ゼロ金利が低過ぎるいうことはあり得る。
追加措置が正しいかどうかはっきりしない。
FRBのバランスシート拡大が将来のインフレに点火する可能性
政策の定期的な見直し計画を真剣に考えている。」
などの認識を示しました。
バーナンキFRB議長が、
「米経済成長の支援はドルを下支えして世界経済の回復を支援。
高い失業率が長期にわたることは容認できない。
インフレ率の低下は実質金利を上昇させ成長を押し下げる。
最近のドル安は春の欧州債務危機を受けたドル上昇の反動。
黒字国の自国通貨の過小評価は必要な調整を阻害する。
為替調整の不充分は一部新興国の自国通貨の押し下げ介入による。
為替を下落させ(資本)流入を呼び込み余分な負担を作っている。
不均衡は一国によって起こされてたものではなく相互作用による。」
などの見解を示す発言をしました。
日全産業活動指数(9月)は市場予想より弱い−0.8%になりました。
日銀総裁が、
「CPIの11年度プラス、12年度プラス拡大の見通しは政府と一致。」
との見解を示しました。
日経平均は前日比+8.07円の10022.39円で週の取引を終えました。
中国の利上げの噂が市場に飛び交いました。
独生産者物価指数(10月)は市場予想より強い0.4%になりました。
アイルランドの地元紙が
「アイルランドとEU・IMFが国内大手銀行の規模縮小と
ECBへの依存度を減少させることについて協議。」
との報道をしました。
ECBの専務理事が、
「支援を受け取るかどうかはアイルランド政府しだいである。」
との認識を示しました。
ギリシャの財務相が、
「欧州の通貨統合が存続することには疑いの余地はない。
債務再編の議論はギリシャや周辺国にダメージを与える。」
との見解を示しました。
中国人民銀行が預金準備率を0.50%引き上げました。
一部、中国が政策金利を上げたとの誤報があり、
ドルが急激に一時買われる場面がありました。
トリシエECB総裁が、
「バーナンキ議長の米ドルに関する発言を聞くことは重要。
為替の柔軟性が不十分な黒字国に対する議長見解を共有。」
などの認識を示しました。
IMF国際通貨基金の専務理事が、
「危機の最悪期が過ぎ去ったとの一部の考えは問題。
成長を支えることは依然として必要である。
多くの国の債務状況を監視する必要がある。」
などの見解を示す発言をしました。
IMF国際通貨基金の専務理事が、
「一部の新興国の為替水準の進展が不均衡是正にとって重要。
欧州での債務危機はまだ終わっていない。
危機解決のためにまだすることがある。
一部の欧州の国では財政赤字を縮小させる必要。
独では国内需要を増加させるべき。」
などの見解を示しました。
独連銀総裁が、
「債券購入プログラムは一時的な措置。
政府に対する融資はECBの任務ではない。」
などの認識を示しました。
欧州復興開発銀行の総裁が、
「救済が全ての問題の解決にはならないが、
アイルランドには救済が必要。」
との見解を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は81ドル台半ばで週の取引を終えました。
NYダウは前日比+22.32ドルの11203.55ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月22日(月)の主な予定>

夜10時半に米シカゴ連銀全米活動指数(10月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(11月)、
などの経済指標が発表されます。

<11月23日(火)の主な予定>

東京市場は勤労感謝の日でお休みです。
午後4時に独第3四半期GDP確報、独第3四半期個人消費確報、
同午後4時に独GFK消費者信頼感調査、
午後5時半に独製造業PMI速報(11月)、独サービス業PMI速報(11月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(11月)、欧サービス業PMI速報(11月)、
夜9時に加消費者物価指数(10月)、
夜10時半に米第3四半期GDP改訂値、米第3四半期個人消費改訂値、
同夜10時半に米第3四半期GDP価格指数改訂値、米第3四半期PCE改訂値、
同夜10時半に加小売売上高(9月)、
深夜12時に米中古住宅販売(10月)、リッチモンド連銀製造業指数(11月)、
深夜4時に米FOMC議事録、※24日からの前倒し発表
などの経済指標が発表されます。
(独)・加・米の指標には注目です。

<11月24日(水)の主な予定>

朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(9月)、
午後6時に独IFO景気動向(11月)、独IFO現況評価値(11月)、
午後6時半に英第3四半期GDP改訂値、英第3四半期個人消費改訂値、
同午後6時半に英第3四半期総合事業投資速報、英第3四半期輸出入、
同午後6時半に欧第3四半期政府支出改訂値、
午後7時に欧鉱工業新規受注(9月)、
夜10時半に米耐久財受注(10月)、米個人所得(10月)、米個人支出(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、米PCEコア・デフレータ(10月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(10月)、米住宅価格指数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。

<11月25日(木)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(10月)、日企業向サービス価格(10月)
午後7時から英BOE総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
この日は米市場が感謝祭でお休みです。

<11月26日(金)の主な予定>

朝8時半に日全国消費者物価指数(10月 前年比)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間が未定(通常NY時間前半頃)ですが、
独消費者物価指数速報(11月)も発表される予定です。

さて、先週もいろいろなことがありました。

15日に米国の10年債利回りが9月13日以来の高水準になりました。
そして、ギリシャの2009年度の財政赤字が対GDP比で15.4%に
悪化したことやアイルランド問題など欧州懸念によりユーロが
軟調になりました。

16日は中国人民銀行総裁が、「物価上昇が懸念要因。金利改革を
進める。為替レートメカニズムの改善を継続していく。」などの
発言をしました。また、欧州の複数の要人から「アイルランドの
銀行セクター問題は深刻。アイルランドが支援を要請するかどうか
を待っている状況。」などの主旨の発言が相次ぎました。

17日に決済機関LCHクリアネットがアイルランド国債取引の
必要証拠金を30%に引き上げました。また、英財務相が
「英国はアイルランドを支援する用意がある。」表明しました。
そして、上海株式市場が続落して4営業日で9.8%安になりました。

18日にはギリシャやアイルランドのCDSの縮小が見られました。
また、トリシェECB総裁が「ECBは非伝統的措置の解除前に
利上げをする可能性がある。」と発言しました。
また、格付け会社のフィッチが「アイルランドの格付けを救済
プログラムを考慮して見直す。」と発表しました。
そして、米GMが再上場しました。

19日にアイルランドの地元紙が「アイルランドとEU・IMFが
国内大手銀行の規模縮小とECBへの依存度を減少させることについて
協議。」をしていると報道しました。
また、中国人民銀行が国内のインフレ懸念から預金準備率を
異例の月内2回目となる引き上げを行って0.50%にしました。

先週はドル円では総じて上昇傾向が続き、ドルストレートは
週前半では軟調で、週後半に欧州懸念がいったん沈静化してきて
戻す相場展開になりました。

また、日経平均がドル円の堅調と、ファンド筋の期末での
米日株式市場のロング&ショート外しの調整と、
過剰流動性などを背景に一週間で
297.58円の3.06%ほど上昇しました。

さて、巨大な国内銀行の支援により財政赤字が膨張して、
信用不安が広がったアイルランドですが、EU・IMF・ECBとの協議が
開始されたことで、支援が実行されるとの観測から欧州懸念も
一服となりつつあるようです。

ただ、アイルランドがEUとIMFが進めようとしている同国の
法人税率上げの受け入れに難色を示し、
またアイルランドがEUやIMFによる管理を嫌っているためか、
この原稿を書いている時点ではまだアイルランド支援は
決定されていなく、今後の展開が注目されます。

また、米国がFOMCで決定したQE2に対して、各国から
「ドル安を狙った政策」と非難の声が高まる中、
バーナンキFRB議長が、「米経済成長の支援はドルを下支えして
世界経済の回復を支援。最近のドル安は春の欧州債務危機を受けた
ドル上昇の反動。黒字国の自国通貨の過小評価は必要な調整を
阻害する。不均衡は一国によって起こされてたものではなく
相互作用による。」と反論にやっきになっていますが、
さらなる米追加緩和の観測は縮小傾向にあるようです。

そして、米長期金利が上昇傾向にありますが、節目の3%に
迫りつつあることから、米長期金利の上昇余地は限られるとの
観測も台頭してきて、年末にかけての手仕舞い調整の時節を
迎えようとする中で、綱引きによる不安定な米長期金利動向に
なりやすいと指摘する声もあるようです。

今週はアイルランド支援の実行の成否と米長期金利動向が
注目されそうですが、上下に振れる相場展開になる可能性が
ありそうです。


さて今日は、トレードの魔法の言葉のお話です。

ハリー・ポッターの最終章「ハリー・ポッターと死の秘法」の
映画が封切になって話題となっていますね。

私は五十代半ばですが、年甲斐もなく (^^;)
ハリー・ポッターのファンで封切を心待ちにしていました。(笑)

最終章は二部構成となっていて、
今回の第一部ではストーリーがいよいよ盛り上がってきたところで、

ボルデモートがダンブルドアの眠る棺(ひつぎ)を開けて
最強の魔力を持つダンブルドアの杖を奪い取り、
それを天空に向けてかざして閃光が夜空に煌くシーンで終わり、

良いところでCMの入る連続ドラマを見るようなもどかしさで
はやく第二部が見たい衝動に駆られました。(大笑)

このハリー・ポッターの原作者は、
一娘を抱え生活に苦労したことのあるJ・K・ローリングという
イギリスに在住の女性作家ですが、
近年では年収で約1億2500万ポンドを稼ぎ出し、
「歴史上で最も多くの報酬を得た作家」として知られています。

約1億2500万ポンドが「年収」ということで驚いてしまいます。

ところで…、

実際にはありえないと言われる「魔法」ですが、
もしも「魔法」があるのなら、

トレーダーならば杖から閃光を出すよりも、(笑)
「未来予知」の魔法が一番身につけたいものになりそうですね。

そのトレードの魔法について、
ラリー・ウィリアムズの「短期売買法」という著述の
219〜220ページにかけて面白いエピソードが紹介されていますので
ご一緒に見てみましょう。

     ☆ ☆ ☆

(以下は、原作を元に脚色しています)

ラリー・ウィリアムズの友人のジェイク・バーンスタインが
ある証券会社が主催したフロリダでのセミナーで講演した際に、
ある農夫に出会いました。

このセミナー会場で「トレードではいつも必ず儲けている」
というある農夫に出会ったのです。

その農夫はどうみても頭脳明晰には見えませんでしたが、(苦笑)
気さくな人柄で、すぐにジェイクと打ち解けました。

「どうだい、先生。俺がどうやってポーク・ベリーで
 儲けているか、見たくはないかい?」

「そりぁ、もちろん。是非、拝見したいですね。」

その農夫に好奇心をいだいたジェイクは、即座に答えました。

「先生さんよ。まぁ入りな。」

招かれた農夫の少し古いいでたちの家に着くと、
おもむろにその農夫は、ポーク・ベリーのチャートを開き、
長い糸の振り子のを取り出して見せました。

「…?!」

「あははっ。よく見てなよ、先生。
 チャートの上でさ。こうかざしてフーチを振って、
 上下に振れたら買い。左右に振れたら売りだ。」

「はぁ……。」

「わははっ。このフーチが俺のトレードに勝つ秘密さ。
 先生さんよ、俺のトレーディング・システムを見てしまったね。」

驚いてしばらく声もなかったジェイクでしたが、
気を取り直して、こう尋ねました。

「……。それだけですか? 他には何もありませんか。」

ちょっと困った顔をした農夫の相場師は、
あまりしゃべりたくはない様子で少し口ごもった後に、

「えーと。もう1つあるけれども…、
 それは大したもんじゃねぇよ。先生。」

「……。」

「まぁ、そうだなぁ…。
 いくつか玉を建てて、その日の終わりで損となっていたら、
 そのトレードは仕切ることにしてるんだ。」

     ☆ ☆ ☆

相場に深い洞察のあるジェイク・バーンスタインは、
すぐに事の次第を理解しました。

農夫がポーク・ベリーなどの商品相場で
儲け続けていたのは確かな事実でしたが、

もちろん、農夫がフーチ(振り子)によるダウジングで
相場を当てて勝ち続けていたわけではありませんでした。

農夫自身はフーチによるダウジングが
相場に勝ち続ける秘訣と思っていたようですが、

フーチによるエントリーは、いわばランダム・エントリーで、
勝ち続けていた真の魔法は、

最後の「いくつか玉を建てて、
その日の終わりで損となっていたら、
そのトレードは仕切ることにしてるんだ。」
という点にあったのですね。

そう…。

その農夫はその日の相場の引けにかけて

「損となっている玉を損切りして」

「益となっている玉を(安く引けるようになるその日まで)
 保有し続けていた」わけです。

相場はよく「ランダム・ウォーク」と呼ばれ、

商品相場の底から天井そしてまた天井から底までの1サイクルでは、

(長期トレンドが上下どちらかに傾いていない限り)

始値より終値が高い割合の確率の歪みはかなり小さく、
1サイクルでの陽線陰線の出現率はほぼ同じになるのですが、

ある研究者によれば、相場にはコイントスの試行で得られる
「表裏」の現れ方とは異なり、

(陽線と陰線が混合する状況もあるものの)

「陽線が現れだすととても陽線が連続しやすく」
「陰線が現れだすととても陰線連続しやすい」

という特徴的な性質があるのだそうで、

その農夫の行っていたトレードは、

損の出た建て玉はその日に手仕舞うも、
日計りとしての短期トレンドを逆線になるまで追い続けるという、

損切りを駆使しながら、儲けの出ている玉は利大追求をする
トレード法であったわけですね。

まぁ…、この農夫のトレードは、失笑されるほど
幼稚な方法であったかもしれません。

でも、あれこれ複雑に予想してトレードしようとするよりも、
「事実に基づき対応する」トレードで最も大切な核心を
実行したものであったようです。

「未来を予想せずに対応してトレードに勝つ」魔法を
この農夫は意識するしないにかかわらず心得ていたというわけです。

言い古されて聞き飽きた耳にタコの言葉ではありますが、

もしかしますと、「損小利大」こそが
トレードの魔法の言葉なのかもしれませんね。

また、もしかしますと、
「これ」を実行し守ろうとすることが「規律」であり、

そして、より可能性の高い相場の方向を探り、
よりよいタイミングでエントリーして
「これ」を効率よく実現させる方法が「手法」ということ
になるのかもしれません。

まぁ、利大を達成しようとすることは
言葉でいうほどそう簡単なことではありませんが、

トレードではせめて「損小利中」くらいは
魔法の言葉として常に心に念じておきたいものですね。



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チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX トレードの矯正のお話


街中では少し気の早いジングルベルが聞こえる時節になりましたね。

●先週11月8日(月)〜11月12日(金)の気になる出来事

<11月8日(月)>

6日のAPEC財務相会合後に、
「市場で決定される為替レートシステムに移行されるべきこと。
通貨の競争的な切り下げを回避していくべきこと。
為替レートの過度の変動や無秩序な動きを監視すること。
過度の不均衡を削減していくこと。
経常収支を持続可能な水準で維持していくこと。」
などの共同声明が発表されました。
日財務省から
「9月15日のドル買い円売り介入では
1日の介入額として過去最大の2兆1249億円。
10月末の外貨準備高は1兆1181億ドル。」
などであったことが発表されました。
NZの現地紙が
「キウイフルーツ果樹園で感染症が発見された。
その果樹感染症が輸出産業を脅かしている。」
との記事を掲載しました。
アイリッシュ・タイムズ紙が
「アイルランドのソブリン見通し懸念の記事」
を掲載しました。
アイルランドやスペインを巡るリスク懸念で
ユーロが軟調に推移しました。
日景気一致CI指数速報(9月)は市場予想とおりの102.0になりました。
日銀金融経済月報では
「景気は回復しつつも改善の動きに一服感がある。
物価の先行きは当面緩やかな上昇基調にある。」
ことなどが報告されました。
日経平均は前週末比+106.93円で取引を終えました。
スイス失業率(10月)は市場予想とおりの3.5%になりました。
独貿易収支(9月)は168億ユーロ、独経常収支は140億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ガイトナー米財務長官が
「米経済は徐々に拡大。雇用統計は心強い。
米住宅市場の調整はほぼ終了。
新興国経済で広範なインフレ圧力が見られ始めた。
市場の過剰なボラティリティや保護主義を監視する枠組みが必要。
中国はG20の不均衡是正の枠組みを支持。
人民元の上昇加速は中国の国益にかなう。」
などの認識を示しました。
独鉱工業生産(9月)は予想よりかなり弱い−0.8%になりました。
アイルランド政府が
「アイルランドの信用金庫は大規模なリストラが必要。」
との見解を発表しました。
世界銀行総裁が
「為替相場の指針となる新たな金本位制の導入を検討すべき。」
との提言を発表しました。
トリシエECB総裁が
「G20参加国で通貨安政策を進めている国はない。
為替の高いボラティリティは成長と安定に悪影響。
G20ではさらなる為替の柔軟性のメッセージが必要。
バーゼル3の銀行ルールに中銀政策委員は
進行中ながらほぼ合意に達した。
世界経済の回復は依然として平坦なものではない。」
などの見解を示しました。
アイルランド国債とポルトガル国債の利回りが
独連邦債に対して過去最大になりました。
加住宅着工件数(10月)は市場予想より弱い16.79万件になりました。
ユーログループ議長が
「出口戦略を堅持も経済成長を阻害するものであってはならない。
為替レートに国家のエゴを含めるべきではない。
為替レートはファンダメンタルズを反映すべき。
ドルの対ユーロ相場は然るべき水準ではない。
FRBの追加緩和はG20の準備決定に沿うものではない可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
セントルイス連銀総裁が
「量的緩和は通常の金融政策の代替になり得る。
量的緩和の利点はリスクよりも大きい可能性。
米国は日本が経験したデフレの事態を回避すべき。
追加緩和はFRBの信認に影響する可能性。」
などの認識を示しました。
ダラス連銀総裁が
「FOMCが決めた追加緩和の意思を尊重するが、
追加資産買入れはリスクの大きい仕事である。
米国が流動性の罠に陥っているとの見方に同意する。」
などの認識を示しました。
レーン欧州委員が
「欧州委員会はアイルランドを支持する。
アイルランドは赤字削減に真剣に努力している。
アイルランドは金融支援を要請していない。」
などの発言をしました。
NYダウは前週末比−37.24ドルで取引を終えました。

<11月9日(火)>

日国際経常収支(9月)は市場予想より強い1兆9598億円になりました。
英RICS住宅価格(10月)は市場予想より弱い−49%になりました。
豪財務相が、
「豪ドルの動向は政府の歳入に影響する。
豪財政見通しは前向きだが豪政府財政は通貨に影響を受ける。
2012〜13年度は31億豪ドルの財政黒字の見通し(下方修正)。
2010〜11年度の豪GDP成長率見通しを3.25%に引き上げる。
2010〜11年度の豪失業率見通しを4.75%に引き下げる。」
などの発表をしました。
中国外為管理当局が、
「投機的な資本流入抑制のための規制を発表する。
新たな規制で企業の短期的な対外債務枠を厳格に管理していく。」
との発表をしました。
円が買われる相場展開になりました。
ユーロもリスク懸念で軟調が続きました。
中国人民銀行副総裁が、
「米金融緩和はバランスされた世界経済成長の圧力になる可能性。
米の追加金融緩和は資産バブルとインフレを招く可能性。」
などの見解を示しました。
日経平均は前日比−38.43円で取引を終えました。
スイス消費者信頼感(10月)は市場予想より弱い7になりました。
独消費者物価指数確報(10月)は市場予想とおり0.1%になりました。
アイルランド国債と独連邦債との利回り格差が
過去最大の571bpになりました。
ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後最大の461bpになりました。
ドルが買われる相場展開になりました。
英商品貿易収支(9月)は市場予想より弱い−82.28億ポンド、
英鉱工業生産(9月)は市場予想とおりの0.4%、
英製造業生産高(9月)は市場予想より弱い0.1%なりました。
シカゴ・マーカンタイル取引所が、
銀先物取引きにかかる証拠金率を30%引き上げると発表ました。
金現物価格が過去最高の1414ドルを超えました。
原油先物が1バレル87.52ドルと2年ぶりの高値をつけました。
加新築住宅価格指数(9月)は市場予想より強い0.2%になりました。
IMF国際通貨基金が、
「英国の成長率見通しは2010年が1.7%、2011年が2.0%になる。
ディスインフレになればBOEは量的緩和を拡大すべき。
英経済の見通しには大幅なリスクがある。」
などの見解を発表しました。
英BOEのインフレ報告のリークの噂が流れました。
米卸売在庫(9月)は市場予想より強い1.5%になりました。
欧州委員が
「アイルランドが危機を乗り越えることには疑問の余地がない。」
との認識を示しました。
独首相が
「通貨を人為的に引下げる政策は近視眼的なもの。
通貨の人為的引き下げは最終的に全ての人々に害を及ぼす。」
との見解を示しました。
米10年債の入札では最高落札利回りが2.636%と
前回入札よりも高くなりました。
加BOC総裁が
「米国の追加緩和が経済成長を促進させると確信。
為替相場の緊張はカナダ経済と各国経済にとってリスクになる。」
との認識を示しました。
RBNZの総裁が
「FRBの政策は他国の通貨に圧力与えている。
NZドルの上昇は輸出の拡大を困難にする。
NZ経済の回復には勢いがない。
NZドルの上昇は利上げ圧力を緩和させる可能性。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比−60.09ドルで取引を終えました。

<11月10日(水)>

RBNZの総裁が
「NZドルは長期的に過大評価されている。
NZドルの上昇は利上げの必要性を後退させる可能性がある。」
との認識を示しました。
NZドルが軟調傾向で推移しました。
「10月の中国都市部の不動産価格は前年比8.6%上昇。」
との報道がありました。
豪住宅ローン(9月)は市場予想より強い1.3%になりました。
中国人民銀行金融政策委員が、
「中国は短期資本の流入に対して課税するべきである。
中国には投機的な動きを罰する必要がある。
中国は不動産投機を歓迎していない。
米国の量的緩和は無責任である。
中国はインフレ対応で金利を適切に調整する必要。」
などの発言をしました。
世界銀行総裁が、
「通貨戦争は見られないが、
通貨の緊張が保護主義を高める可能性。」
との認識を示しました。
中国が一部の銀行に対し預金準備率を11月15日から
0.50%引き上げると通達をしたとの観測報道がありました。
日消費者態度指数(10月)は市場予想よりやや強い41.1になりました。
英財務相が、
「強い米国の経済はアジアと世界の利益になる。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比+136.03円で取引を終えました。
10年物アイルランド国債と独連邦債の利回り格差が
ユーロ導入後最高水準の579bpに拡大しました。
オバマ米大統領が、
「世界経済への貢献のため米国の強い成長が重要。
強いドルは米経済のファンダメンタルの強さによる。
米国は財政健全化にコミットしている。
不均衡と為替合意の詳細についてG20は早急に結論出すべき。」
などの書簡をG20に提示しました。
ギリシャ政府が
「2010年の財政赤字は見通しよりも高くなる。
2010年の財政赤字は対GDP比で9.2〜9.3%になる見込み。」
などの発表をしました。
ECBの専務理事が、
「債券保有者への罰則は市場を不安定にして投機を助長する可能性。
債務再編は劇的な効果があるが支援の前提条件にすべきではない。
モラルハザードを避けるために支援の融資条件を厳しくすべき。」
などの見解を示す発言をしました。
「G20声明では最終的に数値目標は盛り込まない見通し」
であることが報道されました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「今後2年の消費者物価指数の上昇率は上方修正して1.6%前後。
今後2年のGDP伸び率は3%をやや上回る程度。
消費者物価指数は短期的に上昇して2%以上になる見込み。」
などが報告されました。
ポンドが一時堅調になりました。
英BOE総裁が
「国内支出の伸びはさらに鈍化する可能性。
生産高の水準は弱いままの可能性。
断固として消費者物価指数を目標値近辺で維持する。
英国経済は金融政策にサポートされている。
直面する最も大きなリスクは外部要因。
G20では不均衡是正で合意することが重要。
英国には信頼できる財政計画が必要。
インフレに上方リスクと下方リスクがみられる。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行が預金準備率の0.5%引き上げを発表しました。
決済機関のLCHクリアネットが
「アイルランド国債に対する必要証拠金を15%上乗せする」
と発表しました。
ユーロが軟調傾向で推移しました。
EU欧州連合が
「アイルランド銀行の保証を2011年6月30日まで延長する。」
ことを発表しました。
ポルトガルの財務相が
「国債入札はうまく終えたが利回りがとても高い。
ポルトガル政府はIMFへ支援訴えるのを回避するため
赤字削減に集中する必要がある。」
などの認識を示しました。
米貿易収支(9月)は−440億ドル、新規失業保険申請件数は43.5万人、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加国際商品貿易(9月)は予想より弱い−25億加ドルになりました。
欧州委員が
「アイルランドは金融支援要請をしていない。」
とコメントしました。
米10年債の最高落札利回りが前回より高い4.320%になりました。
アイルランドの中央銀行総裁が、
「アイルランドの問題への債券市場の反応は過剰。
アイルランドにはEUによる緊急支援は必要ない。」
などの認識を示しました。
米月次財政収支(10月)は予想より弱い−1404億ドルになりました。
トリシェECB総裁が、
「強いドルは米国とユーロ圏の利益。そして国際社会の利益。」
との認識を示しました。
IMF国際通貨基金が、
「アイルランドはIMFに金融支援を要請していない。」
ことを表明しました。
NYダウは前日比+10.29ドルで取引を終えました。

<11月11日(木)>

グリーンスパン前FRB議長が
「米国はドル安を追及している。
中国の通貨抑制政策とともに保護貿易主義を強める恐れがある。」
との見解を示す発言をしました。
日機械受注(9月)は市場予想より弱い−10.3%、
日国内企業物価指数(10月)は市場予想より強い0.2%になりました。
豪雇用者数変化(10月)は市場予想より強い2.97万人、
豪失業率(10月)は市場予想よりかなり弱い5.4%になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6242元になりました。
中国小売売上高(10月)は前年日で18.6%、
中国鉱工業生産(10月)は前年比で13.1%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
中国消費者物価指数(10月)は前年比で4.4%、
中国生産者物価指数(10月)は前年比で5.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
格付け会社のムーディーズが中国と香港の格付けを引き上げ、
見通しをポジティブとしました。
ガイトナー米財務長官が
「米国は経済成長のためのドル安を求めたりはしていない。
ドル安の一因は安全な逃避先を求めた資本フローの巻き戻しである。」
などの認識を示しました。
中国人民銀行政策委員が、
「中国はさらなる金融引き締めが必要になる見込み。
預金準備率引き上げは過剰流動性とインフレ圧力による。
米の量的緩和は中国のインフレ問題を悪化させる。」
などの見解を示しました。
欧州委員が
「EUにはアイルランドに必要であれば行動する用意がある。」
との認識を表明しました。
日経平均は前日比+30.94円で取引を終えました。
ECBの専務理事が
「異例の措置を解除する前でも金利の変更ありえる。」
との認識を示しました。
ポルトガル国債と独連邦債との利回り格差が
歴史的高水準の489bpになりました。
ユーロが軟調に推移しました。
ECB経済月報では、
「2010年インフレ見通しを1.5%へ上方修正。
2011年インフレ見通しは1.5%、
2010年GDP見通しを1.6%へ上方修正。
2011年GDP見通しを1.5%へ上方修正。」
などが発表されました。
仏財務相が、
「債務再編コストを投資家も負担すべき。」
との見解を示す発言をしました。
アイルランドの10年債の利回りが9%を超えました。
アイルランドの5年物CDSが過去最高の625bpに上昇しました。
ECBの専務理事が、
「ユーロ圏内で不均衡進行しているが、
ユーロは安定した通貨でありユーロ危機は存在しない。」
との認識を示しました。
欧州委員会が、
「アイルランドはいかなる資金援助も必要としていない。
必要ならばアイルランド支援のためのなツールをEUは有している。」
などを発表しました。
ECBの専務理事が、
「危機が終わったとの考えは幻想である。
ECBの一部市場での金融政策的な介入は動機付けられている。
世界経済の見通しには依然として不透明性がある。
支援措置は解除の過程にあるが必要な限りは維持する。」
などの発言をしました。
「生産活動の乖離が早く終了すれば、
FRBは資産買い入れを縮小させる可能性。」
と、一部のメディアからの観測報道がありました。
中国外務省が、
「国際的な経常収支目標の設定は不公平。
数値的な目標設定は非現実的。」
との見解を発表しました。
格付け会社のムーディーズが、
「アイルランドの格付け変更に関して、
4ヵ年財政計画を精査して12月中に結論を出す。」
と発表しました。
NYダウは前日比−73.94ドルで取引を終えました。

<11月12日(金)>

NZでキウイフルーツの伝染病の兆候が
116の果樹園でみつかったとの報道がありました。
英ネーションワイド消費者信頼感(10月)は
市場予想より弱い52になりました。
中国人民元が切り上げ後の最高値の対ドル6.6239元になりました。
中国の国家主席が
「主要な準備通貨を発行する国は責任ある政策を採用するべき。
為替相場の相対的な安定を維持するべき。」
などの見解を表明しました。
日経平均は前日比−136.65円の9724.81円で週の取引を終えました。
中国上海株式市場が5%を超える急落になりました。
主要通貨ペアが下落してドルと円が買われる相場展開になりました。
スイスSNBが為替介入をしたことにより、2010年の最初の3四半期で
850億スイスフランの損失になったことを発表しました。
日経済財政相担当相が、
「円高に日本だけで対応することは難しい。」
との発言をしました。
ドル円やクロス円が軟調になりました。
独第3四半期GDP速報は市場予想より弱い0.7%になりましたが、
前年比では市場予想より強い3.9%になりました。
G20首脳会議の声明が発表されて、
「通貨の競争的な切り下げを回避していく。
準備通貨国を含む先進国は為替の過度な変動や無秩序な動きを監視。
不均衡是正のための参考指針を2011年前半の財務相会合で議論。
2011年中に参考指針に基づき大規模な不均衡を是正・評価する。
新興国への急激な資本流入を抑制のためのマクロ健全性措置を容認。
あらゆる保護主義に対抗。新たな金融規制の枠組みを承認する。」
などが示されました。
カナダの首相が
「G20は通貨問題を解決しなかった。」
との認識を示す発言をしました。
スペインの10年物国債と独連邦債との利回り格差が
ユーロ導入後で高水準の231bpになりました。
ドル円やクロス円ドルストレートが軟調に推移しました。
欧第3四半期GDP速報は市場予想より弱い0.4%になりましたが、
前年比では市場予想とおりの1.9%になりました。
欧鉱工業生産(9月)は市場予想より弱い−0.9%になりました。
独・仏・伊・西(スペイン)・英の5カ国が、
「危機に陥ったユーロ導入国を支援する7500億ユーロの基金による
支援する仕組みは既に整っている。
ユーロ圏の危機解決の体制を巡り、将来どのような議論があっても、
既存債務には適用されない。」
との国債保有者に負担は生じないとする
アイルランド不安に対する共同声明を発表しました。
欧州委員会が
「アイルランド政府から金融支援の要請は受けていない。」
との発表をしました。
ユーロやドル円が反発に転じました。
米インテルが四半期配当を18セントへ引き上げました。
IMFの専務理事が
「アイルランドが問題に直面していることは明らか。
米国の追加緩和は正しい判断だがリスクも存在。」
などの認識を示しました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)は
市場予想より強い69.3になりました。
アイルランド財務省が
「2011年半ばまでの資金は充分に確保している。
EUへ支援についての交渉はしていない。」
ことなどを発表しました。
PIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差が縮小していきました。
NY連銀が72.29億ドル相当の米国債を購入しました。
NY原油(WTI)は84ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−90.52ドルの11192.58ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月15日(月)の主な予定>

早朝6時45分にNZ第3四半期小売売上高、NZ小売売上高(9月)、
朝8時50分に日第3四半期実質GDP速報、日第3四半期名目GDP速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ速報(前年比)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(11月)、
午前9時半に豪新車販売台数(10月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(9月)、日稼働率確報(9月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(10月 前年比)、
午後5時45分から独連銀総裁の講演、
午後7時に欧貿易収支(9月)、
夜10時半に米小売売上高(10月)、米NY連銀製造業景気指数(11月)、
深夜12時に米企業在庫(9月)、
深夜2時からユーログループ議長の講演、
などの経済指標が発表されます。
NZ・日・米の指標には注目です。

<11月16日(火)の主な予定>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(9月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後6時半に英消費者物価指数(10月)、英小売物価指数(10月)、
同午後6時半に英DCLG住宅価格(9月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(11月)、
同午後7時に欧消費者物価指数(10月)、欧ZEW景況感調査(11月)、
夜10時半に米生産者物価指数(10月)、
夜11時に米ネット長期TICフロー(9月 対米証券投資)、
夜11時15分に米鉱工業生産(10月)、米設備稼働率(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(11月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独(欧)・米の指標には注目です。

<11月17日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(9月)、
午後2時に日景気一致CI指数確報(9月)、日景気先行CI指数確報(9月)
午後6時半に英BOE議事録、英失業率(10月)、英失業保険申請件数推移
午後7時に欧建設支出(9月)、
夜10時半に米消費者物価指数(10月)、
同夜10時半に住宅着工件数(10月)、米建設許可件数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月18日(木)の主な予定>

早朝6時45分にNZ第3四半期生産者仕入価格指数、
午前11時にANZ消費者信頼感指数(11月)、
午後4時15分にスイス貿易収支(10月)、
午後6時に欧経常収支(9月)、
午後6時半に英小売売上高(10月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加景気先行指標指数(10月)、加卸売売上高(9月)、
同夜10時半からトリシェECB総裁の講演、
深夜12時に米景気先行指標指数(10月)、
フィラデルフィア連銀指数(11月)
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月19日(金)の主な予定>

午前11時にNZクレジットカード支出(10月)、
午後1時半に日全産業活動指数(9月)、
午後4時に独生産者物価指数(10月)、
午後7時15分からバーナンキFRB議長の講演、
夜9時半からトリシェECB総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
また、この日は米株式先物市場でのSQ精算日になっていて、
これに絡んだNY株式市場の動きによる為替動向も注目されます。


さて、先週もいろいろなことがありました。
8日のニュージーランドでのキウイフルーツ果樹園の感染症の報道。
前週はじめの8日から連日のように更新される独連邦債に対する
アイルランド国債とポルトガル国債などの利回り拡大。
9日中国外為管理当局による「投機資本流入抑制への規制」の発表。
同9日のシカゴ・マーカンタイル取引所による銀先物取引きにかかる
証拠金率の30%引き上げの発表。
10日のギリシャ政府による2010年の財政赤字の見通し悪化の発表。
同10日の中国人民銀行による預金準備率0.5%引き上げの発表。
11日の格付け会社のムーディーズによる中国と香港の格上げ発表。
同11日のアイルランドの10年債利回りの9%超え。
同11日の格付会社ムーディーズによるアイルランド格下げ検討入り発表。
12日の中国上海株式市場での5%を超える急落。
同12日のG20首脳会議の声明の発表。同12日の独・仏・伊・西・英の
5カ国によるアイルランド不安に対する共同声明の発表。
同12日のPIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差の一時的な縮小。

などがあり、米緩和策発表後のいったんの材料出尽くし感と
米雇用統計が強い結果となったことを背景に加えて、
欧州のリスク懸念が再燃したことで、上下動はしながらも
前週初からドル買戻しの相場展開になりました。

また、週末には中国上海株式市場での急落があって
一時リスク回避による強い円買い動意がありました。

そして、独・仏・伊・西(スペイン)・英の5カ国による
アイルランド不安に対する共同声明の発表などで(11/13日経1面)、
PIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差の一時的な縮小になって、
NYダウが1週間で251ドルの下落になる中、
主要通貨ペアはいったんの戻しも演じながら週を終えました。

注目のG20首脳会議では利害の対立が激しかったようで、
一応の共同声明は発表されたものの、カナダの首相が12日に
「G20は通貨問題を解決しなかった。」と語ったように、
具体策は2011年前半のG20財務相会合に持ち越しになって、
市場の予想の範囲の玉虫色の内容に終わったようです。

特に懸案の為替については、G20声明に「通貨の競争的な切り下げを
回避していく。」と一応の明記はしたものの、「マクロ健全性措置を
含む」ともしていて(11/13日経5面)、新興国に配慮した内容になって、
具体的には為替市場介入や資本流入規制を認めることになり、
自由な市場経済を念頭においてきた国際協調の場では異例の合意で、
妥協的な採択内容になりました。

デフレの事態の回避と物価安定と雇用の確保の責務などの大義名文で
FRB内部の反対意見を押し込めて発表された米追加緩和策QE2でしたが、
副作用となる米ドル安によって、独財務相だけではなくグリーンスパン
前FRB議長にまで「米国はドル安を追及している。」と指摘され、
ガイトナー米財務長官が「米国は経済成長のためのドル安を求めたりは
していない。」と弁明に務めるも、
米国が追加緩和QE2を実施したことで、為替市場介入や資本流入規制を
国際的に排除していくには、いささか説得性が弱くならざるを
得なかったようです。

さて、今週の相場ですが、経済指標では15日の日第3四半期実質GDP
の速報や、米小売売上高と米NY連銀製造業景気指数、
16日の豪RBA議事録と英消費者物価指数や対米証券投資と米鉱工業生産、
17日の英BOE議事録と英雇用統計や米消費者物価指数に住宅着工件数、
18日英小売売上高と米新規失業保険申請件数に
フィラデルフィア連銀指数などが注目されますが、

米追加緩和策QE2の発表後、市場の関心は欧州のアイルランドなどの
懸念にフォーカスされているようで、
一部では今年前半のギリシャ問題が「デジャビュ」になる
との指摘も聞かれ、先週末、独・仏・伊・西・英の5カ国による
アイルランド不安に対する共同声明が発表されて、
いったんはPIIGS諸国の国債と独連邦債との利回り格差が
縮小とはなったものの、欧州懸念がアイルランドやポルトガル
だけではなく、一部、スペインやイタリアへの波及までも見られる
ことから、リスク懸念動向が注目されますとともに、
11月がファンド筋の決算月でもあることから、
ストロングポジション(儲けの出ていたポジション)の
手仕舞い調整の動きなどが注目されます。


さて今日はトレードの矯正のお話です。

市場に参加するトレーダーにはいろいろなタイプの人がいて、
まさに十人十色といった感じですね。

トレード・ソフトでシステム・トレードをされている方もいますし、

専用のトレーディング・ルームに飛行機のコックピットのように
たくさんのモニターを配置して、

複数の通貨ペア、複数の時間軸だけではなく、
各国の株式市場にコモディティ市場のチャートや、

さらにはLIBORの金利動向のグラフまで表示させたり、
そして債券市場までモニターしてのいわばフル装備で
トレードに臨むトレーダーさんもいるようですし、

また、パソコン1つでトレードに臨むトレーダーさんもいます。

そして、チャートにしても、たくさんのテクニカル指標を
表示させているトレーダーさんもいますし、

ローソク足に移動平均線だけでトレードするトレーダーさんや、
ローソク足にトレンド・ラインとレジスタンス・サポート・ライン
だけでトレードしているトレーダーさんや、

ローソク足だけでトレードしているトレーダーさんや
ポイント・&・フィギュアだけでトレードする方もいるものです。

数多い情報の統合的な判断ができる人にとっては、
いろいろな情報は有利といえそうですが、

逆に数多い情報が迷いの元になってしまうこともあり、
シンプルであることがむしろ優位性をもたらすこともあります。

必ずしも優れた装備や数多い情報がなければ勝てないかといえば
そうともいえないようです。

パソコン1つで、ローソク足にトレンド・ラインと
レジ・サポ・ラインだけで勝ち続けるトレーダーも確かにいて、

トレードには様々なスタイルがあり、
勝ってさえいれば、それがそのトレーダーにとっての
良いトレードスタイルということになりそうですね。

つまり、勝ち組トレーダーには
十人十色の様々な勝ちのスタイルがあるわけです。

しかし、一方、いわゆる負け組みのトレーダーには
驚くばかりの共通点があるといわれていますね。

つまり、負けているトレーダーには
ある重要な共通点があるのです。

たとえば「損失回避」をしようとするとき…、

トレードでは勝ち組であろうと、負け組みであろうと、
誰しも損となるときには、それを回避しようとしますが、

勝ち組のトレーダーはそのトレードスタイルは様々ではあっても、

損を膨らませないように、
「損を回避するために損切りを行う」

のに対して、

負け組みのトレーダーの多くは

損をするのが嫌なので
「損を回避するために損切りを躊躇する」

という共通的な特性があるといわれています。

私も嫌というほど経験したことですが、(笑)

同じ「損失を回避しよう」というときに、

まったく真逆の行動をとってしまうわけですね。

頭では「損切りせねば」と思っていても、
負け組みの習性でそれを躊躇して、

「もう、これだけ安く(高く)なったから戻るかも。」
と根拠のない思いを抱き、祈るようになります。(苦笑)

そして、挙句の果ては
苦し紛れのナンピンをしてしまうこともあります。

ナンピンはリスク管理をした上で計画的に行うと、
ポジションのチューニングとして
高度なテクニックにもなるものですが、

「いまさら損切りなどしていられない。」との

無計画な苦し紛れのナンピンの多くの場合、
含み損を大きく膨らましていくことになります。

一方、勝ち組のトレーダーは
損切りした後に、状況によっては、

「ダマシを確認できた。」と、

逆に動いた相場に乗って、損切りでの損失を
補って余りあるトレードをしていることもあります。

ただ、ところが苦し紛れのナンピンも
困ったことに(笑)、ときに功を奏することがあって、

負けトレードが勝ちトレードに変わり、
命からがら生還した経験を何度かしていきますと、
これが麻薬のように常習性の悪習慣となって、
トレーダーを廃人へと蝕んでいくようになります。

そして、やがて数千Pipsも動く大相場のときに、
帰らぬ人となってしまいます。

まぁ、ここまでは極端としても、
長らく負け組みであった私の経験から言っても(苦笑)

「大きく負ける」のは、
負け組みトレーダーの共通の特性といえそうです。

そして…、

たとえば「利食い」をしようとするとき…、

これにも負け組みのトレーダーと勝ち組トレーダーの
はっきりとした違いがあるようですね。

これも私は嫌というほど経験したことですが、(笑)

負け組みトレーダーは、反転と損失を恐れるあまり、
振動的なレートの動きが気になってしようがなく、

(スキャルピングを否定するものではありませんが)
どんどん小さな時間軸の蟻の動きに目を奪われるようになります。

たとえば5Pipsも含み益となったときなど、
耳元でもう1人の自分がささやきます。

「もう、利食っておけよ。反転したらどうする。」

なので5Pipsでドキドキしている胸をなでおろして
「ふーっ。」と息を吐きながら利食いを執行します。(苦笑)

「小さくしか勝てない」のは、
負け組みトレーダーの共通の特性といえそうです。

そうです。

負け組みトレーダーの共通の特性とは、

「小さく勝って大きく負ける」なのですね。

そこで負け組みトレーダーは考えます。

「勝ち組のトレーダーが存在していることは確かなようだ。」

「そして、私がトレードに勝てないということは、
 どこかが間違っているということだ。」

素晴らしい気づきです。

しかし、ここからも負け組みトレーダーは誤ります。

「よし。自分に欠けている『何か』を探してみよう。」

そうして、手法探しの勉強の旅が始まります。

「これもダメだ。あれもいまいち…。
 いったい俺に足りない何かはどこにあるんだ…。」

でも…、思い出してみてください。

パソコン1つで、ローソク足にトレンド・ラインと
レジ・サポ・ラインだけで
勝ち続けるトレーダーもいるということを…。

そうです。

足りないわけじゃない。欠けているわけでもない。
足りないことや欠けていることだけが問題の核心ではないのです。

負け組みトレーダーの共通の特性の
「小さく勝って大きく負ける」
この悪習慣こそをまずは自身で矯正しなくてはならないのですね。

これを矯正できないうちは、加えていくら学んでも、
健康を気遣って良いサプリメントを探しながら、
夜な夜な暴飲暴食を繰り返しているようなものです。

これではいくら良いサプリメントを飲んでも、
健康が得られるわけがないのです。

ここを矯正できなければ、
勝ち組トレーダーにはなかなかなれないのです。

長年、身に染み付いた悪習慣の毒素を
その身から追い出さなくてはならないのです。

「しかし…、そうは言ってもなぁ…。」

「エントリーしたとたんに誰かが見ていて操作しているように
 レートがあれよという間にどんどん逆に動くこともあるし、
 そして、狙った方向にレートが動くときには
 どうも遅々としていらいらドキドキすることも多いし…。」

そう…。

負け組みトレーダーがエントリーしたとたんに青くなっている
その反対側には、レートがあれよという間に狙った方向に動いて
ほくそ笑んでいる勝ち組トレーダーがいます。

確かにトレードの技術も学ばなくてはなりません。

しかし、勝ち組トレーダーもいつも勝っているわけではなく、
当然ながら負けることもあるのですね。

ただ、彼らは損を膨らませないように、
「損を回避するために損切りをあたりまえに行う」
ことを習慣としているのです。

「小さく負ける技術」を身につけているのです。

どんなときでも損切りせずに
勝ち続けれることを目指そうなどとは思っていないのです。

損切りは誰でも嫌なものですが、
市場参加のための必須の初めの一歩として
心得て実行しているだけなのです。

ましてや、全部トレードに勝ってやろう、などと
不遜なことは思ってもいないのです。

もしかすると、利大を目指すことは簡単ではないかもしれない…。
でも、「損小」は決意しだいで直ぐにでもできることです。

「損小の実行」は勝ち組トレーダーになる初めの一歩になるのです。

勝てないと嘆く前に、自分自身に棲みついた
基本を逸脱している悪習慣がないかどうかを探さなくてはなりません。

「足りない何か」を探すより、まずは己自身をを知り、
自身の悪いところを矯正しなくてはなりません。

自分自身のトレードの悪習慣の矯正をせずに、
トレードの魔法ばかりを探していては
いつまでも負け組みの迷宮を彷徨い続けることになってしまいます。

「まずは、あたりのまえのことをあたりまえにできるように」

長年、身に染み付いたトレードの悪習慣を追い出す矯正こそが
負け組みを抜け出し勝ち組トレーダーになるために必要なことです。

そうしてこそ、トレード技術の学びが活かされるのですね。


トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning


FX 市場概況


尖閣衝突ビデオが話題となっていますね。

さて、今週から北米でもサマータイムが終わり通常時間になり、
経済指標の発表時間も今までより1時間遅くなります。

●先週11月1日(月)〜11月5日(金)の気になる出来事

<11月1日(月)>

午前9時に介入を思わせるようなドル円の急上昇がありました。
(結果的には為替介入ではありませんでした。)
豪第3四半期住宅価格指数は市場予想より強い0.1%になりました。
(前年比では市場予想より強い11.5%になりました。)
中国製造業PMI(10月)は市場予想より強い54.7になりました。
日経平均は前週末比−47.73円で取引を終えました。
中国商務省が
「通貨戦争が深刻化しているが、
全面的な通商戦争に発展する可能性は低い。」
との見解を発表しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(10月)は
市場予想より弱い59.2になりました。
英製造業PMI(10月)は市場予想より強い54.9になりました。
米個人所得(9月)は−0.1%、米個人支出(9月)は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
ECBの専務理事が
「ECBは状況が改善すれば緊急措置を解除へ向かう。
ユーログループは安定協定の遵守徹底に失敗した。
自動的な手続きによる制裁への移行が必要。
債務再編は秩序あるものではありえなく、
私は債務再編メカニズムを支持しない。」
などの認識を示す発言をしました。
米ISM製造業景況指数(10月)は56.9、米建設支出(9月)は0.5%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
米ドルが買われる相場展開になりました。
ISM製造業調査委員長が
「生産の拡大は在庫積み増しの必要性を示す。
受注の多くは輸出に由来している。
本日の結果は受注が回復したということを示す。」
などの見解を示しました。
米モノライン(金融保証会社)のアムバックが
年内に破産法の適用申請をする可能性があることを発表しました。
NYダウは前週末比+6.13ドルで取引を終えました。

<11月2日(火)>

日銀金融政策会合議事録では、
「円高が経済の下押し圧力として作用する可能性。
持続的成長経路に復する時期が後ずれする可能性。
10-12月に耐久消費財を中心に生産減少の可能性が高い。」
などの見解が示されました。
中国人民銀行のアドバイザーが
「今年の中国の貿易黒字はGDPの4%の見込み。
向こう数年間の中国の貿易黒字はGDPの2〜3%程度の見込み。」
であることなどを発表しました。
豪RBAが政策金利を大方の市場予想に反して、
サプライズとなる0.25%の利上げの決定をしました。
豪ドルが買われる相場展開になりました。
豪RBA声明では、
「世界の成長は今後1年以内にトレンド近辺に鈍化の見込み。
インフレリスクは中期的に高まっている。
ほとんどの商品価格は下落から上昇に転じた。
金融市場のセンチメントは依然として脆弱。豪の労働需要は堅調。
過去のインフレ鈍化は終了に近い。
個人消費は数年にわたり拡大の見込み。」
などの見解が示されました。
日経平均は前日比+5.26円で取引を終えました。
豪財務相が
「豪はもうじき銀行改革を発表する予定。
豪の4大銀行には傲慢さがある。
豪コモンウェルス銀行は社会全体の反発を受ける可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
独製造業PMI確報(10月)は市場予想より強い54.6になりました。
英建設業PMI(10月)は市場予想より弱い51.6になりました。
アイルランド10年物国債と独連邦債の利回りが
486bpとユーロ導入後で過去最大に拡大しました。
ギリシャ10年物国債と独連邦債の利回りが857bpに拡大しました。
中国人民銀行が
「金融政策を危機対応策から徐々に正常化していく。
適度に緩和的な金融政策を継続する。
人民元の相場形成メカニズムの改革を一段と改善していく。」
などの発表をしました。
ニューヨーク大学のルービニ教授が
「新興国は資産バブルに直面。
米国の住宅市場は次の重大な危機に直面する可能性。」
などの見解を発表しました。
ギリシャの首相が
「2009年の財政赤字はGDPの15%もしくはそれ以上になる。」
との認識を示しました。
NYダウは前日比+64.10ドルで取引を終えました。

<11月3日(水)>

東京市場は祝日で休場でした。
豪住宅建設許可件数(9月)は市場予想より弱い−6.6%になりました。
三菱UFJ銀行が英RBSと開発金融部門買収で
交渉していることが報じられました。
米中間選挙で米民主党が上院で過半数を維持したものの、
共和党が4年ぶりに下院を奪還したことが報道されました。
世界銀行が
「2010年の中国GDP伸び率の見通しを+10.0%に上方修正して
2011年の中国GDP伸び率の見通しを+8.7%に上方修正した。」
ことを発表しました。
スイス実質小売売上高(9月)は前年比で3.8%になりました。
英サービス業PMI(10月)は市場予想より強い53.2になりました。
FOMCを控えた調整でドルと円が軟調になりました。
米チャレンジャー人員削減(10月)は前年比で−31.8%になりました。
米ADP雇用統計(10月)は市場予想より強い4.3万人になりました。
米ISM非製造業景況指数(10月)は54.3、
米製造業受注指数(9月)は2.1%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
ISM非製造業景況調査委員会委員長が
「企業は信頼感を回復させていないが設備投資を拡大。
成長は急速な上向きではなく持続的な減速になっている。
今回のデータは成長の減速を示すものである。」
などの見解を発表しました。
スイスSNB副総裁が
「システミック・リスクは今後も繰り返し起こりえる。
システミック・リスクの初期段階を認識することが重要。」
との認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロの対ドルでの変動は予想のとおり。
低金利を長期間続けることはできない。金利は将来再び上昇する。」
との見解を示す発言をしました。
米FOMCでは政策金利を0〜0.25%の範囲に据え置きになりました。
注目されていた米FOMC声明では、
「来年6月まで6000億ドルを限度に追加の資産購入を行う。
追加の資産買入れは月間約750億ドル。異例の低金利を長期間維持。
国債買入れのペースと全体の規模を定期的に見直す。
政策決定は10対1。カンザスシティ連銀総裁が反対を表明。
生産と雇用の回復ペースは減速にある。
失業率は高止まりしている。基調的インフレはやや低い。」
などが示されました。
ドルが上下動しながらも売られる相場展開になりました。
米GMが3.65億株の新規株式公開を申請しました。
NYダウは前日比+26.41ドルで取引を終えました。

<11月4日(木)>

NZ第3四半期失業率は6.4%、NZ第3四半期労働参加率は68.3%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NZドルがしばらく堅調に推移しました。
バーナンキFRB議長がワシントン・ポスト紙で
「経済の緩みは過熱を引き起こさずに
金融政策が景気を支援できることを意味する。
低すぎるインフレ率はデフレと景気停滞の長期化のリスクになる。
労働市場は依然としてかなり弱い。
非伝統的な金融緩和がインフレを招くという懸念は行き過ぎ。
FRBは出口戦略の手段を有している。」
などの認識を示しました。
豪小売売上高(9月)は0.3%、豪貿易収支(9月)は17.60億豪ドルと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
豪ドルが一時軟調になりました。
NZの財務相が
「NZ通貨高を懸念している。NZドルの上昇は輸出業者にとって逆風。
NZの失業率は依然として高いが失業率は低下する可能性。
NZの金利は歴史的低水準。今後12〜18ヶ月に高水準の金利を予想。」
などの認識を示す発言をしました。
日銀総裁が
「TIBORレートは包括緩和発表の以降にさらに弱含んでいる。
リスク資産買い入れは財政政策の色彩があることは否めない。
企業の資金調達コストは低下傾向を続けている。
米経済中心に先行きめぐる不透明感は高い。
基金による資産買い入れを極力早期に実施する。」
などを表明しました。
日経平均は前日比+198.80円の大幅高で取引を終えました。
中国上海株式市場も6ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。
英ハリファックス住宅価格(10月)は
市場予想より強い1.8%になりました。
スイス消費者物価指数(10月)は市場予想より弱い0.5%になりました。
独サービス業PMI確報(10月)は市場予想より弱い56.0になりました。
アイルランド10年物国債と独連邦債の利回りが
529bpとユーロ導入後で過去最大に拡大しました。
欧サービス業PMI確報(10月)は市場予想より強い53.3になりました。
欧生産者物価指数(9月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
独経済相が
「米国が流動性で経済を刺激したいと考えていることは懸念。
米国が金融政策でドルの為替レートに影響与えている批判がある。
通貨戦争は大惨事になる可能性。これを回避する必要。
米国の中間選挙後にさらなる保護主義になる脅威を感じる。」
などの見解を示す発言をしました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置いて、
資産買い入れ枠を2000億ポンドに維持すること決定しました。
米第3四半期非農業部門労働生産性速報は予想より強い1.9%、
米第3四半期単位労働費用速報は市場予想より弱い−0.1%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い45.7万件になりました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「ECBの金利は適切。経済を取り巻く不透明性は高い。
インフレ圧力は中期的に抑制。
最新のデータは基調がポジティブであることを示す。
ECBは金融政策のシグナルを送っていない。
流動性の供給は適切に調整していく。非伝統的手段は一時的。
下半期も実質GDP拡大は続く。高債務国は改革が必要。
アイルランドの財政計画は極めて重要。
FRBがドル安政策を追及しているとは考えていない。
12月の会合でECBは今後の流動性供給策について議論。
出口戦略は状況次第。12月の会合で判断。」
などの認識が示されました。
米ドルが売られる相場展開になりました。
加Ivey購買部協会指数(10月)は市場予想より強い56.7になりました。
スイスSNBの理事が
「スイスフランの強い上昇は著しい景気減速をもたらす可能性。
スイス経済は今年下半期から2011年初旬にかけて弱まる可能性。
見通しには高い不透明性がある。緩和策は永遠には続けられない。」
などの認識を示しました。
IMFのチーフ・エコノミストが
「大幅なリスクを背景に(米国の)量的緩和は必要であった。
量的緩和はシステムに対するより心理的面への影響の方が大きい。」
などの見解を示しました。
NYダウは前日比+219.71ドルの大幅高で取引を終えました。

<11月5日(金)>

豪RBA四半期金融政策報告では
「豪GDP伸び率は2010年3.5%、2011年3.75%の見通し。
豪基調インフレ率は2010年2.5%、2011年2.75%の見通し。
世界の成長見通しは2010年4.75%程度、11年と12年は4%の見込み。
RBAは今後数年間の交易条件の見通しを上方修正。
小幅な引き締めは賢明であった。
豪ドルの一段の上昇は成長とインフレを低下させる可能性。
アジアの見通しに対するダウンサイドリスクは減少。
中国は力強く拡大。豪の強い雇用と収入が豪の消費を支える。」
などの見解が示されました。
日銀が政策金利を据え置きました。
日銀声明では
「週明けから基金による国債の買い入れを開始。
買い入れ対象J-REITはAA格相当以上。
ETF買い入れ限度額は銘柄ごとの時価総額に比例するよう設定。
今後も先行きの経済と物価動向を注意深く点検し適切に政策対応。
消費者物価の前年比下落幅は縮小していく見込み。」
などが発表されました。
中国人民銀行総裁が
「米国の立場に立てば量的緩和第2弾は理解できるが、
世界経済にとっては良い政策でない可能性。」
との認識を示しました。
原油先物が87ドルを超えて約2年ぶりの高値になりました。
日経平均は前日比+267.21円の9625.99円で週の取引を終えました。
中国上海株式市場が約7ヶ月ぶりの高値で引けました。
米ドルがしだいに買い戻される相場展開になりました。
日銀総裁が
「経済と物価情勢が悪化した場合は基金の規模拡大も有力な選択。
先行きの経済と物価点検し適切に政策対応を行う。
REIT買い入れ限度額は(現段階では)500億円が適正規模。」
などの認識が示されました。
英銀RBSが「第3四半期営業損失は1億3200万ポンド」
になることを発表しました。
英生産者仕入価格(10月)は2.1%、英生産者出荷価格(10月)は0.6%、
と共に市場予想より強い結果になりました。
欧小売売上高(9月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
独製造業受注(9月)は市場予想より弱い−4.0%になりました。
加雇用ネット変化率(10月)は市場予想より弱い0.3万人、
加失業率(10月)は市場予想より強い7.9%になりました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロ高は輸出セクターに影響するが、
ユーロは米金融政策の犠牲者ではない。
ECBは為替相場の変動には介入しない。」
との見解を示しました。
米非農業部門雇用者数変化(10月)は
市場予想よりかなり強い15.1万人になりました。
米失業率(10月)は市場予想とおりの9.6%になりました。
米民間部門雇用者数変化(10月)は市場予想より強い15.9万人、
米製造業雇用者数変化(10月)は
市場予想より弱い−0.7万人になりました。
また、過去2回の米非農業部門雇用者数変化が
上方修正されました。
上下動しながらも、やや限定的ながら米ドルが買われる
相場展開になりました。
加住宅建設許可(9月)は予想よりかなり強い15.3%になりました。
カンザスシティ連銀総裁が
「米経済の安定を強めるために金利の引き上げが必要。
住宅産業には市場規律の強化が必要。
住宅市場における政府の役割を大きく後退させていくべき。
追加金融緩和がインフレ環境を作り上げる可能性を懸念。」
などの見解を示す発言をしました。
遅れて発表された中古住宅販売保留(9月 成約)は
市場予想より弱い−1.8%になりました。
バーナンキFRB議長が、
「米経済の回復スピードは速くはない。
インフレ率は健全な水準を下回っている。
強い米経済は世界経済の回復に重要。
金融政策は経済を支援するものであるべき。
強い米経済がドルの最良のファンダメンタルズ。
FRBは世界経済と金融システムにおけるドルの役割を認識。
FRBは必要ならば金融引締めを実施できる。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(9月)は市場予想より強い21億ドルになりました。
NY原油(WTI)は86ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+9.24ドルの11444.08ドルで週の取引を終えました。

●今週の主な予定

<11月8日(月)の主な予定>

午前9時半に豪ANZ求人広告件数(10月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(9月)、日景気一致CI指数速報、
午後3時45分にスイス失業率(10月)、
午後4時に独貿易収支(9月)、独経常収支(9月)、
午後8時に独鉱工業生産(9月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(10月)、
などの経済指標が発表されます。
独・加の指標には一応注目です。

<11月9日(火)の主な予定>

朝8時50分に日国際経常収支(9月)、日国際貿易収支(9月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(10月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(10月)、豪NAB企業信頼感指数、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(10月 現況判断・先行き判断DI)
午後3時に日工作機械受注速報(10月 前年比)、
午後4時に独消費者物価指数確報(10月)、
午後6時半に英鉱工業生産(9月)、英商品貿易収支(9月)、
同午後6時半に英製造業生産高(9月)、
夜10時半に加新築住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米卸売在庫(9月)、
深夜2時15分から加BOC総裁の講演、
などの経済指標が発表されます。
英の指標には注目です。

<11月10日(水)の主な予定>

早朝5時にRBNZ金融安定報告書、
朝8時から米セントルイス連銀総裁の議会証言、
朝8時半に豪Westpac消費者信頼感(11月)、
午後2時に日消費者態度指数(10月)、
午後4時に独卸売物価指数(10月)、
午後7時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜10時半に米貿易収支(9月)、米輸入物価指数(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数
同夜10時半に加国際商品貿易(9月)、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<11月11日(木)の主な予定>

この日は仏パリ・加トロント・米NYなどが休場です。
朝8時50分に日機械受注(9月)、日国内企業物価指数速報(10月)、
午前9時に豪消費者インフレ期待(11月)、
午前9時半に豪雇用者数変化(10月)、豪失業率(10月)、
午前11時に中国消費者物価指数(10月)、中国生産者物価指数(10月)、
同午前11時に中国小売売上高(10月)、中国鉱工業生産(10月)、
午後6時に欧ECBインフレ報告、
などの経済指標が発表されます。
豪・(中国)・(欧)の指標には注目です。
また、この日から12日(金)にかけて
韓国のソウルでG20首脳会議が開催されます。

<11月12日(金)の主な予定>

午前11時にNZ非居住者国債保有率(10月)、
午後4時に独第3四半期GDP速報、
午後7時に欧第3四半期GDP速報、欧鉱工業生産(9月)、
夜11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)、
などの経済指標が発表されます。
独・欧・米の指標には注目です。


さて、先週もいろいろなことがありました。

2日には豪RBAがサプライズとなる0.25%の利上げの決定をしました。
3日には米中間選挙の結果が報道されて、
米民主党が上院で過半数を維持しましたが、
米共和党が4年ぶりに下院を奪還しました。
また、注目されていた米FOMC声明では、
「来年6月まで6000億ドルを限度に追加の資産購入を行う。
追加の資産買入れは月間約750億ドル。
異例の低金利を長期間維持。
国債買入れのペースと全体の規模を定期的に見直す。」
ことが発表されました。

FOMCを巡っては、事前の要人発言に不協和も見られていたものの、
追加緩和への反対票はカンザスシティ連銀総裁のみで、
追加緩和(QE2)の規模は市場予想の上限の7500億ドル〜1兆ドルには
届きませんでしたが、市場予想の下限の5000億ドルは
上回ることになりました。
また、緩和の規模を定期的に見直すとして、
将来のさらなる緩和策にも含みを持たせたことで、
市場は上下動しながらもドル売り反応になるとともに、
株式市場への資金流入を促すことになりました。

一説によりますと、追加緩和1000億ドルあたり、
政策金利で0.1%近い利下げの効果と、
GDPでの0.1ポイント弱の押し上げ効果があるそうです。
また、6000億ドルの購入額は、月にならせば
米国債発行額の4割に相当するとのことで、
FRBの資産が2兆ドルを上回る規模にもなるそうで、
米ドルの信認を不安視する声も一部にはあるようです。

4日の英BOEと欧ECBの政策金利は予想とおり据え置きになりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、米追加緩和への懸念は示されず、
また、「12月の会合でECBは今後の流動性供給策について議論。
出口戦略は状況次第。12月の会合で判断。」と、
米国とは対照的に出口戦略の検討に入ることが示されました。

5日には、日銀により「週明けから基金による国債の買い入れを開始。
買い入れ対象J-REITはAA格相当以上。ETF買い入れ限度額は
銘柄ごとの時価総額に比例するよう設定。
今後も先行きの経済と物価動向を注意深く点検し適切に政策対応。」
することなどが示され、また、日銀総裁からは
「経済と物価情勢が悪化した場合は基金の規模拡大も有力な選択。」
との日緩和策の規模拡大の可能性も示されましたが、
市場では米国の緩和策と比して日緩和策は見劣りする規模と
見る向きもあったようです。

そして、注目の米雇用統計では、米非農業部門雇用者数変化(10月)が
市場予想よりかなり強い15.1万人、米民間部門雇用者数変化(10月)も
市場予想より強い15.9万人、
そして、米失業率(10月)は市場予想とおりの9.6%、という結果に
なりました。上下動しながらも、やや限定的ながら
米ドルが買われる相場展開になりました。

さて今週は、週後半11日〜12日の韓国ソウルで開催される
G20首脳会議がイベントになりますが、
「通貨の競争的な切り下げの回避、新興国への急速な資本流入の抑制、
不均衡是正への経常収支の数値基準の設定。」
などが焦点となりそうです。

ただ、6日に事務レベル協議を残して閉幕したAPEC後の記者会見で、
ガイトナー米財務長官が、(米追加緩和実施への中国など各国による
風あたりの強さを意識してか)「(不均衡が)過剰なのかは単一の
数字では測れない。数週間で解決できる問題ではない。」と
発言して(日経新聞11/7)、不均衡是正への経常収支の数値基準の
設定への主張をトーン・ダウンさせていることから、

一部では「利害が対立して、何も具体策を決められないG20サミット」
になって、先のG20財務相・中央銀行総会議を踏襲した
スローガンの策定に終わるのではないかと見る向きもあるようです。

ところで、今後も大きな流れとしてドル安基調が続きそうな様子ながら、
FOMCや米雇用統計のビッグ・イベントの陰に隠れて今のところ注目度は
あまり高くはないようですが、少し気になる動向が散見されています。

1日に米モノライン(金融保証会社)のアムバックが年内に破産法の
適用申請をする可能性があることを発表したこと。
2日にギリシャ10年物国債と独連邦債の利回りが857bp
に拡大していること。4日にアイルランド10年物国債と独連邦債の
利回りが529bpとユーロ導入後で過去最大に拡大していること。
などですが、これらは市場の関心がリスクテーマに向かうシーズ(種)と
なりうることですので、

NYダウをはじめ世界主要市場の7割で株価が危機前の水準に戻った
安堵の中ではあっても、リスク懸念が今後の注目材料となる可能性も
排除はできなそうで、ドル売りの玉もかなり積み上がっているだけに、
ドル安基調ながら、一応、注目して調整の動きに注意をしておいても
よさそうです。

※今回は体調不良のためコラムはお休みさせていただきます。 m(_ _)m

<お知らせ>

インフォトップというASPでFXのミニ講座を受け持つことになりました。
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