FX タイム・ポイント(時間の節目)のお話


地球から約16.5万光年離れた大マゼラン銀河のタランチュラ星雲で、
質量が太陽の265倍!もある恒星が発見されたそうですね。

●先週7月19日(月)〜23日(金)の気になる出来事

<19日(月)>

NZの労働省が「今後、失業率が上昇する可能性がある。」
ことを発表しました。
日本の市場は海の日で休場でした。
独財務省のフィナンシャル・リポートで、
「第2四半期GDPは第1四半期よりも強くなる可能性。
輸出はさらに上昇する可能性。個人消費は脆弱だが上昇する可能性。
消費者物価指数は穏やかな進展になる可能性。」
などが発表されました。
格付け会社のムーディーズがアイルランドの格付けを引き下げ、
見通しを安定的としました。
独連銀が「財政強化だけがユーロ圏の市場の信頼を取り戻す。」
との見解を発表しました。
格付け会社のフィッチがエストニアの格付けを引き上げました。
ハンガリー政府が追加の緊縮財政措置を拒否して、
EUとIMFによる緊急融資の協議が中断しました。
加国際証券取扱高(5月)は231.56億カナダドルになりました。
米NAHB住宅市場指数(7月)は市場予想より弱い14になりました。
欧州銀行監督委員会がストレステストの結果を23日の深夜1時に
発表すると報告しました。
バーナンキFRB議長の議会証言が21日深夜3時に延期されました。
米IBMの第2四半期決算では、売上高が市場予想より弱い237.2億ドル、
1株当たり利益が市場予想より強い2.61ドルになりました。
NYダウは前週末比+56.53ドルで取引を終えました。

<20日(火)>

格付け会社のムーディーズが
「日民主党の参院選の敗北は財政見通しに不確実性をもたらす。」
との見解を発表しました。
豪RBA議事録では
「基調インフレは3%以下になると予想。
豪住宅市場は落ち着いてきた可能性。豪の雇用は強い。
欧州ストレステストは信頼感に大きな影響になる可能性。
アジアの成長は持続可能なペースへ減速。」
などの認識が示されました。
中国商務省が「輸出はユーロ圏の緊縮財政で下半期に鈍化の見通し。」
との認識を示す発表をしました。
豪RBA総裁が
「豪ははトレンド成長を達成。中期的な見通しは全般にかなり明るい。
政策決定では消費者物価指数以外の情報も考慮。」
などの見解を示す発言をしました。
日経平均が3営業日続落になりました。
独生産者物価指数(6月)は市場予想より強い0.6%になりました。
ハンガリーの3ヶ月物国債入札が目標を下回りました。
オーストリア中銀総裁が
「ユーロ圏での二番底のシナリオを予想していない。
金融市場での金利上昇を懸念していない。
ストレステストへの市場の肯定的な反応を期待。」
などの発言をしました。
米ゴールドマン・サックスの第2四半期決算では、
純利益が前年同期比−82%の6.13億ドル、
1株当たり利益が市場予想よりかなり弱い0.78ドルになりました。
米住宅着工件数(6月)は市場予想より弱い54.9万件、
米建設許可件数(6月)は市場予想より強い58.6万件になりました。
加BOCが政策金利を市場予想とおり0.25%引き上げました。
加BOC声明では
「一段の刺激策の解除は国内及び世界経済の推移による。
インフレは予想に沿っている。本年のGDP見通しを3.5%に下方修正。
2011年後半に加経済はさらに回復。雇用は再開。
住宅市場の活動は顕著に減退。」などの見解が発表されました。
英BOEの政策委員が
「遠くない後に利上げの可能性がある。
英の景気が二番底に陥るリスクを除外しない。」
などの見解を示す発言をしました。
米FRBの公定歩合議事録では
「景気は緩やかな回復を継続。景気の見通しに警戒感。
雇用は引き続き抑制。多くの連銀総裁が緩和スタンスを支持。」
などの見解が公表されました。
NYダウは前日比+75.53ドルになりました。
NYクローズ後の米ヤフーの第2四半期決算発表では、
1株当たり利益が市場予想より強い15セント、
売上高(一部除外)は市場予想より弱い11.3億ドルになりました。
米アップルの第2四半期決算発表では、
1株当たり利益が3.51ドル、売上高が157億ドルと、
ともに市場予想より強い結果になりました。

<21日(水)>

日銀政策会合議事録では、
「欧州経済は先行き下振れる可能性。新興国は上振れ気味。
日本の経済のリスクは上下両方向に拡大。
不動産価格抑制策の効果で中国経済の過熱感は抑制される可能性。
先進国の金融緩和の長期化は新興国と資源国の景気を過熱させ、
その後に急激な巻き戻しが発生するリスクがある。」
などの見解が発表されました。
日経平均が4営業日続落になりました。
スイスSNBが
「SNBは半期で約40億スイスフランの損失の可能性。
スイスフランの対ユーロでの急激な上昇が
140億スイスフランを超える為替差損をもたらした。」
ことなどを発表しました。
格付け会社のS&Pが
「2010年後半は中国の不動産市場が調整入の可能性。
中国の新規住宅価格は10〜15%下落の見込み。」
などの見解を発表しました。
英BOE議事録では
「政策金利据え置きを7対1で決定。
センタンス委員が0.25%の利上げを主張。
資産買い入れ枠の据え置きを8対0で決定。
GDP成長は悪化する可能性。インフレはしばらく高止まる可能性。
余剰生産能力が中期的な消費者物価指数を押し下げる可能性。」
などの見解が公表されました。
独首相が
「独経済の回復は力強い。労働市場の状況は危機前よりも良好。
財政再建は計画通りに実行されるだろう。」
などの発言をしました。
米モルガン・スタンレーの第2四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い1.09ドルになりました。
米ウェルズ・ファーゴ決算の第2四半期決算では、
1株当たり利益が市場予想より強い0.55ドルになりました。
加卸売売上高(5月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
格付け会社のS&Pがキプロスを
クレジットウォッチでネガティブに指定しました。
オバマ米大統領が金融規制改革法案に署名しました。
IMFが
「ユーロ圏の緊縮財政は数年の経済成長率を切り下げる可能性。
初期の景気回復は市場の緊張により減速する可能性。
ユーロ圏の経済成長にダウンサイドリスクが高まっている。」
などの見解を発表しました。
延期となっていたバーナンキFRB議長の議会証言では、
「経済見通しは異常なほど不透明。
必要に応じて一段の政策対応の用意がある。
景気拡大は緩やかなペースで進展。雇用回復の弱さが消費を抑制。
失業率は緩やかに低下。ある時点で緩和的金融政策の解除の必要。
欧州に対する市場の懸念は弱まった。米財政赤字に対処する必要。
米大手金融機関の資本状況は改善。景気二番底リスクは高くない。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比−109.43ドルで取引を終えました。

<22日(木)>

英BOEの理事が
「2011年末まで英インフレ率はターゲットを上回る。
成長とインフレはここ数ヶ月間悪化している。」
などの認識を示す発言をしました。
日全産業活動指数(5月)は市場予想より強い0.2%になりました。
ハンガリー経済相が
IMFとEUを含めた国際機関との協議を継続すると発表しました。
日経平均が5営業日続落になりました。
独製造業PMI速報(7月)は61.2、独サービス業PMI速報(7月)は57.3と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
欧製造業PMI速報(7月)は56.5、独サービス業PMI速報(7月)は56.0と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英小売売上高(6月)は市場予想より強い1.0%になりました。
欧鉱工業新規受注(5月)は市場予想より強い3.8%になりました。
WTO世界貿易機関の事務局長が
「2010年の世界貿易の伸びは+10%を超える。」と発表しました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い46.4万件になりました。
加小売売上高(5月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
欧消費者信頼感速報(7月)は市場予想よりは強い−14になりました。
米中古住宅販売件数(6月)は537万件、
米景気先行指標指数(6月)は−0.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NY連銀総裁が
「景気が二番底に陥るリスクは軽微。
第3四半期の米経済成長は上期よりも劣る可能性。
米雇用の回復は低調。NYの製造業は回復しつつある。
金融システムは昨年より著しく改善。」
などの見解を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長の議会証言では、
ほぼ前日を踏襲する内容になりましたが、
「緩和策の選択肢として準備預金金利の引下げを検討。」
との発言をしました。
加BOC金融政策報告では
「徐々に金融政策を引き締。インフレは2012年まで2%付近で推移。
2010年第2四半期のGDPは年率で3%、
2011年半ばまでGDPは年率で3%。商品価格は見通しほど強くない。
カナダドルの下落は輸出を支援。」
などの見解が公表されました。
加BOC総裁が
「将来の金利変更は慎重に実施。個人消費は減速する可能性。
金融政策は2%のインフレターゲットを目指す。
カナダが二番底に陥る可能性はとても小さい。」
などの認識を示す発言をしました。
NYダウは前日比+201.77ドルで取引を終えました。
NY市場クローズ後に発表された米マイクロソフトのは四半期決算では
売上高が160.4億ドル、1株当たり利益が0.51ドルと、
ともに市場予想より強い結果なりました。

<23日(金)>

トリシェECB総裁が
「各国は緊縮財政を開始すべき。
景気刺激策を維持し続けることには同意できない。」
との見解を示す発言をしました。
豪第2四半期輸入物価指数は市場予想より強い1.9%になりました。
スペイン紙が「スペインの貯蓄銀行はストレステストに不合格。」
との観測報道をしました。
欧ストレステストを控えて為替のポジション調整が見られました。
日経平均が6営業日ぶりに上昇して、
9430.96円で週の取引を終えました。
格付け会社のムーディーズが
ハンガリーを格下げする可能性があると発表しました。
独IFO景気動向(7月)は市場予想より強い106.2になりました。
英第2四半期GDP速報は市場予想より強い1.1%になりました。
ユーロとポンドが上昇しました。
ストレステストがソブリン債のデフォルトを想定していなく、
また、償還まで保有する債券を除外して取引債券の損失に限定する
条件であることが関係者から明かされました。
ユーロが一時下落しました。
欧州銀行監督委員会が
「ストレステストでは、20%株価下落や
銀行の証券化資産の4ノッチの格下げなどを想定している。」
ことを発表しました。
深夜1時に発表された欧州ストレステストでは、
91行中で、独1行、ギリシャ1行、スペイン5行、の計7行が
不合格になったものの、市場予想より強い結果になりました。
米ホワイトハウスが、
「2010年の失業率の見通しを9.7%に上方修正。
2010年のGDPの見通しを3.2%に上方修正。
2010年の消費者物価指数の見通しを1.6%に下方修正。」
することなどを発表しました。
NY原油(WTI)は78ドル台後半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+102.32ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<26日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(7月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(6月)、
午前10時半に豪第2四半期生産者物価指数、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(6月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(6月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(7月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・米の指標には注目です。

<27日(火)の主な予定>

朝8時50分に日企業向サービス価格(6月 前年比)、
午前9時に豪景気先行指数(5月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(8月)、
夜10時にS&Pケースシラー住宅価格(5月 前年比)、
夜11時に米消費者信頼感指数(7月)、リッチモンド連銀製造業指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
米の指標には注目です。

<28日(水)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期消費者物価
昼12時にNBNZ企業信頼感(7月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数(前週比)、
夜9時半に米耐久財受注(6月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常NY時間前半)ですが、
独消費者物価指数速報(7月)の発表も予定されています。

<29日(木)の主な予定>

朝6時にRBNZ政策金利、(市場予想は0.25%の利上げ)
朝7時45分にNZ貿易収支(6月)、NZ輸入(6月)、NZ輸出(6月)、
朝8時50分に日小売業販売額(6月 前年比)、
午後4時55分に独失業率(7月)、独失業者数(7月)、
午後5時半に英消費者信用残高(6月)、英モーゲージ承認件数(6月)、
午後6時に欧業況判断指数(7月)、欧鉱工業生産(7月)、
同午後6時に欧消費者信頼感確報(7月)、欧経済信頼感(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(6月 前年比)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・(欧)・米の指標には注目です。
※ニュース・ソースによっては29日深夜3時に
 米ベージュブック公表の予定になっているようです。

<30日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(6月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(7月)、
朝8時半に日失業率、日全国消費者物価指数(6月)、日消費支出(6月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(6月)、
午後2時に日住宅着工戸数(6月 前年比)、日建設工事受注(6月 前年比)、
午後6時に欧失業率(6月)、欧消費者物価指数速報(7月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(7月)、
夜9時半に米第2四半期GDP速報、米第2四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第2四半期GDP価格指数、米第2四半期コアPCE速報、
同夜9時半に加GDP(5月)、
夜10時45分米シカゴ購買部協会景気指数(7月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(7月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米・加の指標には注目です。

さて、欧州の金融機関のストレス・テストが先週末に発表されて、
91行中で、独1行、ギリシャ1行、スペイン5行、の
計7行が不合格になりましたが、
一応は市場予想より強い結果になりました。

先週末のNY時間では、ホワイトハウスによる米GDPの見通しの
上方修正とあいまって、欧州ストレス・テストの結果を一応好感して、
NYダウ上昇の後押しもあって主要通貨ペアが
上下動しながらも堅調傾向になりましたが、
一部では「欧州のストレス・テストの査定基準自体に甘さがある。」
との指摘があるようで、今週の市場反応が注目されます。

その指摘によりますと、「もめていたのか、ぎりまで公表されなかった
査定基準だが、欧州銀の多くはギリシャなどの国債の大半を満期まで
保有するのに、償還まで保有する債券を除外して、査定では取引債券の
損失リスクだけに限定している。」
「欧州金融危機はギリシャなどのデフォルト懸念を発端としていたのに、
ソブリン債のデフォルト・リスクを全く想定していない。」
「7月上旬の米JPモルガンによる試算の欧州の上場銀行36行中
17行で合計400億ユーロの資本積み増しがあるとの予想と、
ストレス・テストの結果があまりにもかけ離れすぎているとともに、
自己資本比率が6.0〜6.5%の不合格ぎりぎりの水準の銀行が
イタリア・アイルランド・ドイツ・ギリシャ・スペインに
10行以上がひしめいていて(7/25日経)、
査定基準に恣意性が感じられる。」など、厳しい意見もあり、
今後、査定基準の「そもそも論」による蒸し返しの動きの
可能性もありそうです。

他方、先週の21日には米大手金融機関6社の第2四半期決算が出揃い、
市場予想よりも良い金融機関もあったものの、
純営業収益ではモルガン・スタンレーを除く5行が
前年同期比で減収になり、
純利益でもJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーを除く
4行が前年同期比で減益になりました。
今後、金融規制改革法の施行の重荷を背負いながらの
米金融機関の業績動向が注目されます。

今週のアナリスト予想では、米の景況感の悪化によるドル安と見る向き、
そして、評価する声もあるものの、
ストレステスト基準の蒸し返しによるユーロ安と見る向き、
消去法的な円高と見る向きなどの見方があるようですが、
状況が交錯していて上下に振れの大きな相場にもなりそうで、
チャートをしっかり見てトレードして行きたいものです。

経済指標では、26日の米新築住宅販売件数(6月)、
27日のS&Pケースシラー住宅価格(5月)と米消費者信頼感指数(7月)、
28日の豪第2四半期消費者物価と
米耐久財受注(6月)と米地区連銀経済報告、
29日のRBNZ政策金利と独失業率(7月)と米新規失業保険申請件数、
30日の欧失業率(6月)に欧消費者物価指数速報(7月)と
米第2四半期GDP速報に加GDP(5月)などが注目されます。


さて今日は、タイム・ポイント(時間の節目)のお話です。

チャートにはローソク足のような時系列チャートと
ポイント&フィギュアのような非時系列チャートがあって、

あたりまえではありますが、時系列チャートには
縦の価格軸だけではなく横には時間軸があり、

時系列チャートは、価格と時間とのグラフとして描画され
構成されています。

そして、トレード手法の多くは、
価格と時間のうち、価格の方に重点を置いていて、

一目均衡表のように時間を重点にすえたものや、
メリマンのサイクル理論のように時間をテーマとしたものありますが、

ダウ理論に代表されるトレードの考え方の多くは
価格のレジスタンスやサポートを意識するなど、
どちらかといいますと価格の方が主役になっているようです。

ところで、あくまでも参考ではありますが、

デイトレードのような短期トレードでも、
ときに時間という要素も役に立つことがありますね。

日銀・BISの2007年サーベイ(4年に一度発表)によりますと、
為替の取引量は、ロンドンが34.1%、ニューヨークが16.6%、
そして東京が6.0%、シンガポールが5.8%、ドイツが2.5%、
香港が4.4%、シドニーが4.2%、スイスが6.1%、
フランスが3.0%、その他、となっていて、

近年は東京市場での為替取引量がロンドンやニューヨークに
けっこう大きく水をあけられ、
東京・ロンドン・ニューヨークを世界の3大市場と呼ぶには
いささか躊躇されますが、(苦笑)

一応、東京・ロンドン・ニューヨークを主要なマーケットとして
これらの市場の活動時間で見ていきますと、

タイム・ポイントでも言うのでしょうか、
「デイタームとしての時間の節目」というものがあるようです。

1. (サマータイム)午前5時のNYクローズからの
  オセアニア時間での動き、

2. 午前9時からの東京時間のオープニングからの動き、

3. 午前9時55分の仲値を巡る動き、

4. 午前10時半からの上海市場オープン後の動き、
  (+ 午前11時の中国経済指標発表による動き)

5. 午後2時半頃からの東京マーケットのクローズでの動き、

6. 午後3時からの(サマータイム)ロンドン早出勢による動き、

7. 午後4時からのロンドン勢の本格参入の時間帯での動き、

8. 午後4時半からの欧州株式市場オープンによる動き、

9. 午後9時からのNY早出勢による動き、

10. 午後9時半の米経済指標による動き、

11. (サマータイム)
  午後10時半からのNYダウ・オープニングからの動き、

12. 午後11時の米経済指標による動き、

13. (サマータイム)深夜12時のロンドン・フィックスからの動き

などがありまして、

これらの「時間の節目」では、価格が反転したり昂進したり、
価格が行くか戻るかの時間的ポイントになることが少なくなく、

相場の時間的な節目となりえる時間のポイントを押さえておくと、
トレードの判断のヒントになることがあります。

「なーんだぁ。いつも時間の節目じゃないか。」
という感じもしなくはありませんが、(苦笑)

何時間も「時間の節目」が離れていることがあって、
のべつ幕なしに時間を意識するのではなく、
特定の時間のポイントとして意識していくことはできそうです。

まぁ、13項目の時間のポイントを意識していくことは、
いささかたいへんではありますが、(笑)

さらに時間を「市場という大括(くく)り」で大雑把に大別して、

東京時間、ロンドン時間、
そして、ニューヨーク時間(ロンドンとも重複)の動き、
として捉えますと、

日々の相場の動きは、この3市場の織り成す動きで
構成されていることになります。

そして、東京・ロンドン・ニューヨークで、
それぞれ「上げる」「下げる」「横這い」のパターンを

たとえば、東京で下げてロンドンで上げてニューヨークで下げる…、
というように分類していきますと、

東京(横這)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(上昇)、
東京(横這)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(横這)、
東京(横這)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(下降)、
東京(横這)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(上昇)、
東京(横這)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(横這)、
東京(横這)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(下降)、
東京(横這)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(上昇)、
東京(横這)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(横這)、
東京(横這)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(下降)、
東京(上昇)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(上昇)、
東京(上昇)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(横這)、
東京(上昇)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(下降)、
東京(上昇)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(上昇)、
東京(上昇)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(横這)、
東京(上昇)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(下降)、
東京(上昇)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(上昇)、
東京(上昇)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(横這)、
東京(上昇)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(下降)、
東京(下降)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(上昇)、
東京(下降)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(横這)、
東京(下降)→ロンドン(上昇)→ニューヨーク(下降)、
東京(下降)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(上昇)、
東京(下降)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(横這)、
東京(下降)→ロンドン(横這)→ニューヨーク(下降)、
東京(下降)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(上昇)、
東京(下降)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(横這)、
東京(下降)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(下降)、

の全27パターンがあり、

(おいおい、3市場の単純パターンでもこんなにあるのかよ…。)^^

たとえば、

東京で下落して、さらにロンドンでも下落して、
これをニューヨークでも突っ込んで売れるパターンは

「東京(下降)→ロンドン(下降)→ニューヨーク(下降)」の
デイ・タームレベルでの下落の大相場のときなど
「27分の1の状況」であることから、

NYの早出勢が参入してくる時間帯など、
「市場参加者の主役が替われば相場も変わる」
可能性があるということで、

価格のチャートポイントともに、
「違う市場参加者が参入してくる時間帯」など、
時間のポイントの節目を意識すると、

(たとえば) 突っ込み売りでの安値つかみなどを
時間の節目として警戒することができそうです。

また、どのパターンも均等に出現するのではなく、
出現パターンに偏りがあったり、
けっこう、同じパターンが数日続くこともあって、

時間のポイントの節目で、「今日はどのパターンになるか」を
価格のテクニカルとともに、時間の節目として考察してみるのも
ひとつのトレード戦略のヒントにできそうですね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX クリティカル・ポイントと副指標のお話


石川遼君も健闘しているゴルフの全英オープンですが、
一時は選手生命が危ぶまれながらも3連覇をかけて出場した
タイガー・ウッズ選手もさすがに苦戦している模様ですね。

●先週7月12日(月)〜16日(金)の気になる出来事

<12日(月)>

前日の衆議院選挙で与党の議席が減少しました。
豪住宅ローン(5月)は市場予想より強い1.9%になりました。
格付け会社のS&Pが
「菅氏の敗北は日本の格付けにマイナスになる可能性。
与党の敗北で政治的な手詰まり状態になる可能性。
財政状況がさらに蝕まれれば日本の格付けを引き下げる可能性。」
などの見解を発表しました。
英第1四半期GDP確報は市場予想とおりの0.3%になりました。
英第1四半期経常収支は市場予想より弱い−96億GBPになりました。
独財務相が
「ストレステストは市場の不透明性を晴らすために重要。
ユーロ圏の支援策への同意をスロバキアに強く求める可能性。」
などの見解を示す発言をしました。
EU支援メカニズムが7月中に使用可能になることが発表されました。
バーナンキFRB議長が
「小規模企業は借入が非常に困難な状況。
銀行は信用ある企業には最大限の対応をすべき。」
との発言をしました。
ギリシャ財務省が「1-6月期の財政赤字は46%減。」
になったことを発表しました。
英BOE政策委員が「英経済は再度の不振に陥る可能性がある。」
との認識を示しました。
格付け会社のS&Pが英国の格付けをAAAに据え置きましたが、
見通しをネガティブとしました。
スペインの経済財務相が
「スペインの銀行のストレステストに自信をもっている。」
と発言しました。
欧州委員が
「ストレステストはとても重要。
事前判断はしないが、各国政府は問題が出る可能性に備えるべき。
経済回復には信頼感の増強が必要。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前週末比+18.24ドルで取引を終えました。

<13日(火)>

NYクローズ後に発表された米アルコアの第2四半期決算では、
市場予想より強い売上高51.9億ドルと
1株当たり利益が13セントになりました。
ギリシャ財務相が
「ギリシャの銀行は非常に良い形でストレステストを通過見込み。」
との認識を示す発言をしました。
英RICS住宅価格(6月)は市場予想よりかなり弱い9%になりました。
格付け会社のフィッチが
「参院選の結果で日本の財政健全化がより困難になる可能性。
年内に信頼できる財政健全化計画がなければ日本の格下げリスク。」
などの見解を発表しました。
日鉱工業生産確報(5月)は0.1%、日稼働率確報(5月)は0.8%、
という結果になりました。
トリシェECB総裁が
「格付けに起因する過度の市場変動をなくすべき。
格付け機関の寡占は終わらせるべき。
欧州を過小評価するべきではない。」
などの認識を示しました。
独卸売物価指数(6月)は市場予想より弱い−0.2%になりました。
オーストリア財務相が
「ストレステストはEU金融セクターの健全性を証明する。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズがポルトガルの格付けを
2段階引き下げて見通しを安定的としました。
英消費者物価指数(6月)は0.1%、英小売物価指数(6月)は0.2%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
英予算責任局の局長が
「英経済の見通しは二番底の可能性と
強い景気回復の(両方の)可能性を含む。」と発言しました。
独ZEW景況感調査(7月)は市場予想より弱い21.2になりました。
欧ZEW景況感調査(7月)は市場予想より弱い10.7になりました。
ZEW欧州経済センターが
「指標は歴史的な平均の27.4を下回って推移。
第2四半期には期待できる経済的進展が見られる。
専門家の61.4%が金利の変更がないと予想。
景況感は二番底のシナリオを示していない。」
などの見解を発表しました。
ギリシャが6カ月物短期証券の入札を
EU・IMFによる緊急融資の金利5%を下回る金利で無事に終えて、
16.25億ユーロを発行しました。
ユーロが上昇しました。
オーストリア中銀総裁が
「ストレステストでは非常に悲観的なシナリオを含む。」
との認識を示しました。
米貿易収支(5月)は市場予想より弱い−423億ドルになりました。
加商品貿易(5月)は市場予想より弱い−5億加ドルになりました。
ポルトガル中銀が
「2010年の経済成長率予測を0.9%に上方修正。
2011年までに再度の景気後退に陥るリスクも存在。」
などの発表をしました。
米月次財政収支(6月)は市場予想より強い−684億ドルになりました。
米インテルの第2四半期決算発表では
売上高が107.7億ドル、1株当たり利益が51セントと、
ともに市場予想より強い結果になりました。
NYダウは前日比+146.75ドルで取引を終えました。

<14日(水)>

NZ小売売上高(5月)は市場予想より弱い0.4%になりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(6月)は
市場予想よりやや強い63になりました。
日経平均が堅調に推移しました。
英BOEの政策委員が
「経済の状況はかなり改善。経済に対する支援を見直す必要。
超低水準の金利の引き上げプロセスに着手する必要。」
などの見解を示す発言をしました。
英失業保険(6月)は市場予想とおりの4.5%、
英失業保険申請推移(6月)は
市場予想より強い−2.08万件になりました。
欧消費者物価指数(6月)は市場予想とおりの0.0%、
欧鉱工業生産(5月)は市場予想より弱い0.9%になりました。
スペインの首相が
「最近のデータは第2四半期の成長を示す。
金融システムは強固。不動産市場は正常化を開始。
失業は政府の最大の懸念。市場の安定が景気回復に必要。」
などの認識を示しました。
ポルトガルが2012・19年債を発行して
平均落札利回りが前回から上昇しましたが、
予定を上回る16.8億ユーロの調達に成功しました。
米小売売上高(6月)は−0.5%、米輸入物価指数(6月)は−1.3%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
格付け会社のフィッチが
「スペインの格付け見通しは安定している。」
との見解を発表しました。
米企業在庫(5月)は市場予想より弱い0.1%になりました。
IMFが「アイルランドの経済は安定化しつつある。」
との見解を示す発表をしました。
中国の15日発表の経済指標のリークの噂が市場に流れました。
米FOMC議事録では、
「多くのメンバーがリスクは下振れに転じたと認識。
見通しが悪化した場合にさらなる緩和が必要かを検討。
金融の緊張により成長見通しを下方修正。
ある程度のデフレリスクが存在。」
などややネガティブな見解が示されました。
NYダウは前日比+3.70ドルで取引を終えました。

<15日(木)>

中国農業銀行が上海株式市場に上場しました。
中国実質GDP(上半期)は前年比で市場予想とおりの11.1%になりました。
中国生産者物価指数(6月)は前年比で6.4%、
中国消費者物価指数(6月)は前年比で2.9%、
中国小売売上高(6月)は前年比で18.3%、
中国鉱工業生産(6月)は前年比で13.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
中国国家統計局が
「積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を維持。
中国の不動産価格の上昇の勢いは落ち着いた。
中国の第2四半期のGDP伸び率は満足できる範囲。
通年のインフレ目標3%の達成は可能。中国は政策の安定を維持。」
などの見解を発表しました。
日銀が政策金利を0.10%で据え置きました。
日銀の声明では
「政策金利の決定は全員一致。
長期国債の購入額は月1.8兆円で据え置き。
緩やかな回復の兆しがさらに見られる。
デフレは重要な課題。緩和的な金融状況を維持。」
などを発表しました。
日経平均が軟調に推移しました。
スロバキア政府が欧金融安定ファシリティー署名を承認しました。
米JPモルガン・チェースの第2四半期決算では、
純利益が前年同期比+76%増の47.95億ドル、
1株当たり利益が1.09ドルと、市場予想より強い結果になりました。
スペインの15年国債の入札では
落札利回りが上昇しましたが資金調達が無事にできました。
米JPモルガン・チェースのCEOが
クレジット部門に慎重な認識を示しました。
米生産者物価指数(6月)は市場予想より弱い−0.5%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い42.9万件、
そして、NY連銀製造業景気指数(7月)が
市場予想よりかなり弱い5.08になりました。
米鉱工業生産(6月)は市場予想より強い0.1%になりました。
米フィラデルフィア連銀指数(7月)は
市場予想より弱い5.1になりました。
米金融規制改革法案が米上院を通過しました。
米グーグルの第2四半期決算発表では、
売上高(一部除外)は市場予想より強い50.9億ドル、
調整後の1株当たり利益が市場予想より弱い6.45ドルになりました。
米ゴールドマン・サックスが5.5億ドルを支払うことで
米証券取引委員会と和解になりました。
NYダウは前日比−7.41ドルで取引を終えました。

<16日(金)>

日第三次産業活動指数(5月)は
市場予想より弱い−0.9%になりました。
英財務相が
「英国の銀行が政府支援を必要とする可能性は低い見込み。」
との見解を示しました。
中国農業銀行が香港株式市場にも上場しました。
温家宝中国首相が
「中国はEUの経済安定化政策を支持。
ユーロは今後も中国の重要な投資の選択肢。」
との認識を示しました。
日経平均が軟調に推移して9408.36円で週の取引を終えました。
ドル円が軟調に推移しました。
ユーログループ議長が
「ストレス・テストからの大惨事は予想していない。
ユーロは危機に晒されていない。ユーロ圏離脱を望む国はない。」
などの見解を示す発言をしました。
欧貿易収支(5月)は市場予想より弱い−34億ユーロになりました。
IMFの専務理事が
「ストレス・テストはユーロ圏の全てのメジャーな銀行の
確かさを充分に示す可能性。」との見解を示しました。
米シティ・グループの第2四半期決算では、
純利益が前年同期比の37%減の26.97億ドルになりました。
また、米バンク・オブ・アメリカの第2四半期決算では、
純利益が前年同期比の3%減の31.23億ドルになりました。
米消費者物価指数(6月)は市場予想とおりの−0.1%になりました。
加景気先行指標指数(6月)は市場予想より強い1.0%になりました。
米ネット長期フロー(5月 対米証券投資)は
市場予想より弱い354億ドルになりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)は
市場予想より弱い66.5になりました。
NY原油(WTI)は76ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−261.41ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<19日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(7月)、
午後5時に欧経常収支(5月)、
午後6時に欧建設支出(5月)、
夜9時半に加国際証券取扱高(5月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
東京市場は海の日で休場です。

<20日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA議事録、
昼12時05分から豪RBA総裁講演、
午後2時に日景気先行CI指数確報(5月)、日景気一致CI指数確報(5月)、
午後3時に独生産者物価指数(6月)、
午後3時15分にスイス貿易収支(6月)、
午後7時半に米バンク・オブ・NYメロン第2四半期決算発表、
夜9時に米ゴールドマン・サックス第2四半期決算発表、
夜9時半に米住宅着工件数(6月)、米建設許可件数(6月)、
夜10時に加BOC政策金利、(市場予想は0.25%の利上げ)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米・加の指標と米企業の四半期決算には注目です。
また、発表時間が未定ですが、
米ステート・ストリートの第2四半期決算発表も予定されています。

<21日(水)の主な予定>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録(要旨)、
午前9時半に豪Westpac先行指数(5月)、
午後5時半に英BOE議事録、
夜9時に米モルガン・スタンレー第2四半期決算発表、
同夜9時に米ウェルズ・ファーゴ第2四半期決算発表、
夜9時半に加卸売売上高(5月)、
夜11時からバーナンキFRB議長の議会証言、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間が未定ですが、
USバンコープの第2四半期決算発表も予定されています。
英の議事録・米企業の四半期決算・議会証言には注目です。

<22日(木)の主な予定>

午後1時半に日全産業活動指数(5月)、
午後4時半に独サービス業PMI速報(7月)、独建設業PMI速報(7月)、
午後5時に欧サービス業PMI速報(7月)、欧建設業PMI速報(7月)、
午後5時半に英小売売上高指数(6月)、
午後6時に欧鉱工業新規受注(5月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加小売売上高(5月)、
夜10時半からバーナンキFRB議長の議会証言、
夜11時に米中古住宅販売件数(6月)、米景気先行指標総合指数(6月)、
同夜11時に欧消費者信頼感速報(7月)、
夜11時半に加BOC金融政策報告、
深夜12時15分から加BOC総裁会見、
などの経済指標が発表されます。
英・米・加・(欧)の指標には注目です。

<23日(金)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期輸入物価指数、豪第2四半期輸出物価指数、
午後5時に独IFO景気動向(7月)、独IFO現況評価値(7月)、
午後5時半に英第2四半期GDP速報、
午後8時に加消費者物価指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・加の指標には注目です。

さて、先週は参議院選挙で与党が議席を減らしたり、
米企業の第2四半期決算が相次いで発表されたり、
中国の主要指標が発表されたりと、いろいろなことがありましたが、
相場の方も膠着したかと思うと大きく動いたり、
それなりに動きのあった1週間になりました。

欧州銀91行のストレス・テストへの期待、
ギリシャ・ポルトガル・スペインなどの国債発行が無事こなせたこと、
そして、米主要企業のおおむね良い四半期決算の発表の中での
米指標の悪化やネガティブなFOMC議事録などで
ユーロと円が強く、ドルが軟調傾向の為替相場の展開となりました。

今週も20日に米ゴールドマン・サックスと米ステート・ストリート、
21日に米モルガン・スタンレーと米ウェルズ・ファーゴにUSバンコープ、
などの四半期決算が予定されていて注目されますが、また、週末23日に
発表予定の欧州銀行のストレス・テストなどが焦点となりそうです。

欧州銀行のストレス・テストでは、オーストリア中銀総裁の
「ストレステストでは非常に悲観的なシナリオを含む。」との
ネガティブな発言以外では、各要人の発言はポジティブで、
前向きな観測が大勢を占めていて、無事に経過できそうですが、
(一部では真偽不明ながら91行中11行が資本不足の査定になるとの
噂もあるようです)
また、相場が期待感を織り込んだ後に「噂で買って、事実で売る。」
短期筋の手口もあることから、過度の楽観モードには警戒が必要で、
ユーロドルも節目の1.3000をつけて、
今週は一波乱になる可能性もありそうです。

また、21日と22日のバーナンキFRB議長の米景気などに関する
議会証言も焦点の1つになりそうです。

今週のアナリスト予想では、ドル安と円高と見る向きが
優勢のようですが、米主要企業の第2四半期決算発表・
FRB議長の議会証言・欧州ストレス・テストの発表と
注目材料が多く揺れる相場展開になる可能性も高そうです。

経済指標では、20日の豪RBA議事録、米住宅着工件数、加BOC政策金利、
21日の英BOE議事録、22日の英小売売上高、加小売売上高に
米中古住宅販売件数、加BOC金融政策報告、
23日の独IFO景気動向、英第2四半期GDP速報、などが注目されます。


さて今日は、クリティカル・ポイントと副指標のお話です。

クリティカル・ポイントとは「判断のポイント」という意味ですが、
テクニカル分析での主要なテーマのひとつであることには、
あまり異論はないようです。

オーソドックスな手法のレジスタンス・ラインやサポート・ライン
などはこのクリティカル・ポイントを把握しようということで
古くからトレーダーに使われていますが、

そして、方向も示すトレンド・ラインも、
いわば斜めのレジスタンス・サポートのラインでもあって、
クリティカル・ポイントを教えてくれます。

クリティカル・ポイントは、
いわゆるチャート・ポイントでもありますが、

クリティカルの名のとおり判断のポイントで、

このポイントを価格(レート)が抜けれるか押し戻されるか、
の分岐ポイントになることが多く、

ふざけているようですが、「抜けるまでは抵抗線として有効で」(笑)
価格帯のレベルが維持されることが多く、

そして、「抜けたら次の価格帯へのステージへと移行」する
ことが多いですね。

つまり、クリティカル・ポイントでは、
価格帯が維持されることが多いものの、抜けることがあり、

大切なのは「維持されるか、抜けるか」の事実の認識で、

ポイントに達しただけでは、(維持される可能性のほうが高いものの)
最終判断はできないということになりそうです。

こうして見ますと、テクニカル分析では
「クリティカル・ポイントはいったい何処なのか」
そして「価格はクリティカル・ポイントからどう動くか(動いたか)」
ということを認識することが重要ということが解ります。

ところで、代表的なテクニカル指標には、
トレンドの方向と強さを認識しようとするトレンド系指標と、

過去のレートの動きを関数的に処理をして
レンジの振幅における反転の可能性を探るオシレーター系指標に
大別されることがありますが、

フィボナッチ、ピボット、一目均衡標やボリンジャーバンド、
などのテクニカル指標では、

(移動平均線などトレンド系指標や
RSIなどのオシレーター系指標とは少し異質で)

クリティカル・ポイント自体を認識しようとする主題があり、

これらの示すクリティカル・ポイントと

古典的なレジスタンス・サポート・トレンドのラインの示す
クリティカル・ポイントが「重合するポイント」は、

「より注目度の高いクリティカル・ポイント」となりそうです。

どれが優れているかとの選別よりも、

(結論への帰納のためある程度の絞込みは必要ですが)

テクニカルは相互補足して用いるのが有効なのかもしれませんね。

さて、相互補足といいますと、

過去の価格(レート)の動きを処理して、
過去の価格に対して自己完結的に描画するテクニカルのほか、

価格形成の外部要因として、経済指標の発表以外にも、
別の市場の動きを副指標としてトレードの参考にすることができますね。

リスク許容度のバロメーターとしてのNY市場オープン時のNYダウ

そして、同じくNY時間外のNYダウ先物

通貨の強弱を示すチャート

ドルの買われやすさとしての参考 Liborチャート
(ロンドン市場のドルの銀行間取引金利レート)

などは、トレードしようとする通貨ペアのチャート以外の
テクニカル指標として参考にできそうです。

買うか売るかの帰納的な結論を得るには、シンプル化も大切で、
参考の要素があまり多いと混乱の元にもなりますが、(苦笑)

トレードする通貨ペアのチャートが第一ではあっても、

これらのチャートも混乱しない限り、(笑)
知略の戦いのマネーバトルでのもうひとつの武器にできそうですね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX M氏の女房のお話


常用していましたパソコンがクラッシュしまして、
書き溜めたお話が消失してしまいました。(泣)

●先週7月5日(月)〜9日(金)の気になる出来事

<5日(月)>

NZの財務省が
「短期的な成長へのリスクは以前よりも高い。」
との見解を発表しました。
中国国家外為管理局が中国の経常黒字を
536億ドルへ上方修正しました。
スイス実質小売売上高(5月)は前年比で
市場予想よりも強い3.8%になりました。
独サービス業PMI確報(6月)は54.8、
欧サービス業PMI確報(6月)は55.5と、
ともに市場予想よりやや強い結果になりました。
英サービス業PMI(6月)は市場予想より弱い54.4になりました。
欧小売売上高(5月)は市場予想より弱い0.2%になりました。
ギリシャの財務省が
「本年度の財政赤字削減は達成できると確信する。」
と発表しました。
欧州91銀行のストレス・テストの結果が
23日に発表されるとの報道がありました。
NYダウは独立記念日の振り替え休日で休場でした。

<6日(火)>

日本経済新聞が「中国が日本国債の購入を拡大」との記事を
掲載しました。
豪貿易収支(5月)は市場予想より強い16.45億豪ドルになりました。
豪RBAが政策金を4.50%に据え置きました。
豪RBA声明では
「金融政策は適切。世界経済はここ数ヶ月拡大を継続。
中国の成長には減速の兆候。ユーロ圏の銀行に圧力。
米国の雇用回復は緩慢。初期の緩和策の効果は希薄になった。
労働市場は徐々に底堅くなってきている。
消費者物価指数の上昇率は短期的に3%より少し上の可能性。」
などの見解が発表されました。
日景気先行CI指数速報(5月)は市場予想より弱い98.7になりました。
日景気一致CI指数速報(5月)は市場予想通りの101.2になりました。
スイス消費者物価指数(6月)は
市場予想より弱い−0.4%になりました。
仏中銀総裁が「仏銀はストレス・テストにパスする可能性。」
との認識を示しました。
加住宅建設許可(5月)は市場予想より弱い−10.8%になりました。
米ISM非製造業景況指数(6月)は
市場予想より弱い53.8%になりました。
格付け会社のフィッチがウクライナの格付けを引き上げました。
NYダウは前週末比+57.14ドルで取引を終えました。

<7日(水)>

ガイトナー米財務長官が
「米経済の成長継続に自信。
欧州債務危機が米国に与える影響をやや懸念。
中国・インド・ブラジル・メキシコは力強い。」
などの認識を示す発言をしました。
中国国家外為管理局が
「米国の緩和政策からの適切な脱却を望む。
米国債市場は中国にとって引き続き重要。
金は中国外貨準備の主要な投資対象ではない。」
などの見解を発表しました。
欧州委員会が
「ギリシャ改革プログラムはほぼ順調に進捗。
ギリシャの財政・構造・年金改革に進展が見られる。」
などの見解を発表しました。
欧第1四半期GDP確報は市場予想とおりの0.2%になりました。
独製造業受注(5月)は市場予想より弱い−0.5%になりました。
加Ivey購買部協会指数(6月)は市場予想より弱い58.9になりました。
ダラス連銀総裁が
「米国の在庫調整は進んでいる。
経済が再び景気後退に陥るとは予測していない。
米経済は引き続き不透明さが支配的。」
などの認識を示す発言をしました。
米金融大手のステート・ストリートが
「決算見通しが好調。」と発表しました。
格付け会社のフィッチが
「人民元改革は世界経済の拡大に良い影響を与える。」
との見解を発表しました。
アイルランド政府が2010年のGDP見通しを+1.0%へ
上方修正することを発表しました。
NYダウが前日比+274.66ドルで取引を終えて、
1万ドルの大台を回復しました。

<8日(木)>

日機械受注(5月)は市場予想より弱い−9.1%になりました。
日経常収支(5月)は市場予想より弱い1兆2053億円になりました。
日銀総裁が、
「緩和的な金融環境を維持。
物価安定のもとでの持続的成長経路復帰が重要。
先進国の回復は緩やか。新興国は力強い成長。」
などの認識を示しました。
豪雇用者数変化(6月)は4.59万人、豪失業率(6月)は5.1%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
日経平均が9500円台を回復しました。
「2010年の世界成長率見通しを4.6%に上方修正。
同じく米国の成長率見通しを3.3%に上方修正。
同じく日本の成長率見通しを2.4%に上方修正。
同じく中国の成長率見通しを10.5%に上方修正。」
することをIMFが発表しました。
スイス失業率(6月)は市場予想とおりの3.7%になりました。
独貿易収支(5月)は97億ユーロ、独経常収支(5月)は22億ユーロと、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
英鉱工業生産(5月)は市場予想より強い0.7%になりました。
英製造業生産高(5月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
独鉱工業生産(5月)は市場予想より強い2.6%になりました。
英BOEが政策金利を0.50%に据え置きました。
欧ECBが政策金利を1.00%に据え置きました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い45.4万件になりました。
加新築住宅価格指数(5月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
トリシェECB総裁の記者会見では
「金利は引き続き適切。物価動向は当面穏やかな状態。
流動性は適切に調整。成長見通しのリスクはほぼ均衡。
各国政府は財政緊縮計画を順守する必要。
ストレス・テスト後には必要に応じて適切な措置が必要。
第2四半期のユーロ圏は第1四半期より好調。
データは悲観的な見方を支持していない。」
「米ドルは中期的にやや過大評価。
米景気回復への下振れリスクは高まった。
数ヶ月弱い指標が続けば米経済への予想修正を検討。」
などの見解をIMFが発表しました。
米消費者信用残高(5月)は
市場予想より弱い−91億ドルになりました。
NYダウは前日比+120.71ドルで取引を終えました。

<9日(金)>

米財務省為替報告では、
「主要貿易相手国で為替相場を操作している国はない。
中国人民元は引き続き過小評価。
中国は先月に人民元に関する大きな一歩を踏み出した。
米国は中国への輸出を推進。
日・独は成長を押し上げの一段の措置が必要。」
などの見解が発表されました。
中国国家外為管理局が
「中国の巨額な国際収支黒字は持続可能ではない。」
との認識を示す発表をしました。
独消費者物価指数(6月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
トリシェECB総裁が
「危機の終了宣言には依然として時期尚早。
すべての国に不安感は存在。
ストレス・テストは透明性を高め欧州の銀行セクターの信頼強化。
必要に応じ銀行は国家の諸機関から支援を受けるべき。
公的支出の削減は成長を妨げるとの見解に同意できない。」
などの認識を示す発言をしました。
英商品貿易収支(5月)は
市場予想より弱−80.62億ポンドになりました。
英生産者仕入価格(6月)は市場予想より強い−0.2%になりました。
英生産者出荷価格(6月)は市場予想より弱い−0.3%になりました。
ECBの専務理事が
「市場は銀行ストレステストで安心する可能性。」
との認識を示しました。
加雇用ネット変化率(6月)は9.32万人、加失業率(6月)は7.9%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
加住宅着工件数(6月)は市場予想より弱い18.93万件になりました。
米卸売在庫(5月)は市場予想より強い0.5%になりました。
ECBの副総裁が
「金融市場での金利上昇は政策変更のシグナルではない。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油(WTI)は
76ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比+59.04ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<7月12日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(6月)、
午前10時半に豪住宅ローン(5月)、
午後3時45分に仏経常収支(5月)、
午後5時半に英第1四半期GDP確報、英第1四半期経常収支、
夜10時からバーナンキFRB議長挨拶、
などの経済指標が発表されます。
英の指標には注目です。

<13日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(6月)、
午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(6月)、豪NAB企業景況感指数(6月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(5月)、日稼働率指数確報(5月)、
午後2時に日消費者態度指数(6月)、
午後3時に独卸売物価指数(6月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(6月 前年比)
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(6月)、
午後5時半に英消費者物価指数(6月)、英小売物価指数(6月)、
同午後5時半に英DCLG住宅価格(5月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(7月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(7月)、
夜9時半に米貿易収支(5月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(5月)、
深夜3時に米月次財政収支(6月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独・米の指標には注目です。

<14日(水)の主な予定>

この日はパリが休場です。
朝7時45分にNZ小売売上高(5月)、
午前9時半に豪westpac消費者信頼感指数(7月)、
午後5時半に英失業率(6月)、英失業保険申請件数推移(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数(6月)、欧鉱工業生産(5月)、
夜9時半に米小売売上高(6月)、米輸入物価指数(6月)、
夜11時に米企業在庫(5月)、
深夜3時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
NZ・英・欧・米の指標には注目です。

<15日(木)の主な予定>

正午過ぎに日政策金利、
午後3時に日工作機械受注確報(6月 前年比)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時に欧ECB月報、
午後7時半に米JPモルガン・チェース第2四半期決算発表、
夜9時半に米生産者物価指数(6月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半にNY連銀製造業景気指数(7月)、
同夜9時半に加新車販売台数(5月)、加製造業出荷(5月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(6月)、米設備稼働率(6月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・米の指標には注目です。

<16日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期消費者物価、
朝8時50分に第三次産業活動指数(5月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後6時に欧貿易収支(5月)、
夜9時に米シティ・グループ第2四半期決算発表、
夜9時半に米消費者物価指数(6月)、
同夜9時半に加景気先行指標指数(6月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(5月 対米証券投資)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・(加)・米の指標には注目です。
また、時間が未定ですがバンク・オブ・アメリカの
第2四半期決算発表も予定されています。

さて、先週は米金融大手のステート・ストリートの好決算の見込みが報道
されたことなどで米大手金融機関の第2四半期決算への期待と、23日に
発表予定の欧州91銀行のストレス・テストの結果への思惑からか、NYダウ
が1週間で511ドル(5.3%)上昇するなど、リスク回避が後退する相場展開
になりました。

トムソン・ロイターによりますと、米主要企業500社は第2四半期も
27%の増益の見通しになっていますが、前期の第1四半期の58%の増益
からみますと、増益ペースは鈍化しているようで、期待の織り込みの後に
相次いで発表されていく実際の四半期決算に市場がどのように反応するか、
注目されます。

今週のアナリスト予想では、ドル円やクロス円での円売りと、豪ドルや
ユーロが買われやすいとの見方が優勢のようですが、米金融機関を中心
とした米主要企業の第2四半期決算に神経質な相場展開になると見る向き
もあるようで、振れの大きな相場展開になる場面もありそうです。

経済指標では、12日の確報ながら英第1四半期GDP、
13日の英消費者物価指数(6月)に独ZEW景況感調査(7月)、
14日のにNZ小売売上高(5月)に英雇用統計と米小売売上高(6月)に
米FOMC議事録、15日の米生産者物価指数(6月)と米新規失業保険申請件数
にNY連銀製造業景気指数(7月)と米鉱工業生産(6月)、
16日のNZ第2四半期消費者物価と米消費者物価指数(6月)に対米証券投資
にミシガン大学消費者信頼感速報などが注目されます。


さて今日は、M氏の女房のお話です。

またもや変な題名ですみません。

今回はテクニカルについて書きたかったのですが、
常用していましたパソコンがクラッシュしまして、
書きためていたお話が消滅してしまいましたので、(泣)

急遽、お話をかえさせていただきます。
雑談的とはなりますが、お付き合いくださいませ。 m(_ _)m

私の古くからの悪友に株式会社は名ばかりの(苦笑)

従業員はいるのですが、社長自ら営業までこなして
ほとんど一人社長の会社を経営しているM氏がいます。

そのM氏は、麻雀、競馬、パチンコと無類の勝負好きで、
下手の横好きと言いますか、研究の甲斐なく、(笑)
大負けもしないかわりに、さりとて勝っているわけでもなく、
勝負事の収支はご多分にもれず徐々に右肩下がりで、

それでも、よくもまぁ会社を飛ばさず、
この不況の中を会社経営しているなぁ、
と変に関心していたものでした。

そのM氏には、会社で経理を担当している
しっかり者の女房殿がいて、

そして、この女房殿がM氏が破目を外さないかと
たまに監視役にM氏の勝負事に付き合うのですが、

ミイラ取りがミイラになったわけではないものの、
やがて、M氏の女房殿も少しずつ
パチンコだけはたしなむようになりました。(笑)

「いやぁ、うちの女房には驚いたよ。」

「どうしたの…?」

「あいつさぁ、パチンコに勝つんだよ。」

「へぇ。」

「それがね。パチンコを釘だとか波だとか、
 研究しているわけではないんだけど、
 妙に勝つんだよ。年間収支でほんとうにプラスなんだぜ。」

「へぇ、俺のやってる相場にもどこか通じるところが
 あるかもしれない。興味深いね、どうやってるの。」

「いやぁ、何も特別なことはないんだよ。」

そうして、彼が語りはじめた女房殿のパチンコの秘密は…、(笑)

「あいつさぁ、釘も読めないだろ。
 だからさぁ、500円打って回らない台は打たないんだ。
 そしてさぁ、はまり台は打たない。」

「ふーん…。」

「時短中にスーパーリーチが
 3回以上出ない台は即やめ。」

「なんだぁ、雑誌に書いてあるようなことだね。(笑)」

「それと、たまたまかもしれないけど、
 特定のシマが明らかに他のシマよりよく出ていることあるだろ。
 女房に言わせれば、あれはどうも不自然だというんだ。
 それで、新台でも旧台でもなるべく
 よく出ているシマの台に座りたがるね。
 でも、そのシマの空き台で良さそうなのがなかったら、
 決して打たない。」

「……。」

「それと…、俺には出来ないことなんだけど…、
 ホール全般にあまり出していない日は、
 『今日はダメね。』と言って、休憩コーナーで
 俺が打っている間中、黙ってテレビを見てるよ。
 俺はさぁ、行った日は何でもかんでも打つけどね。」

「……。」

「それだけじゃないよ。
 さっき時短中にスーパーリーチが3回以上出ない台は即やめ、
 と言ったろう。でも大当たり後に良さそうと思っても、
 その後、ダメだと思ったら、あいつはさぁ、
 たとえ残り玉が箱3分の1でも換金するんだ。
 俺はそんなこと恰好悪くって絶対できないな。
 必ず残り玉なくなるまで全部いっちゃう。(笑)」

「あはははっ。」

「まだあるよ。軍資金はその日で最大2万円までなんだ。
 俺もさぁ、一緒に行くと絶対それ以上は打たしてくれない。
 もう出そうだからと言っても、何の根拠だと一蹴さ。
 これじゃ、他の良さそうな台も物色できないよ。」

どうも、M氏の女房殿の立ち回りは
これらだけではなさそうで、M氏に言わせれば
オカルト的な勘もあるそうですが、(笑)
年間に何十万円かは本当にプラスになっているそうです。

よくは判りませんが、不確定なものに立ち向かうには
不確実ながらも少しでも良さそうな状態を狙うとともに、
悪そうなときには決して無理をせず、
そして、やはり「リスクの管理」が大切なようで…。

M氏の女房殿が相場をやったら、
もしかすると良いトレーダーになるかもしれない、
ふと、そんな気がしました。(爆)

次回は、もっとまともな話題にしたいと思います。

今回はどうもすみません。 m(_ _)m


私も講師を務めさせていただくことになりました。

トップトレーダーの手法を動画で学べる YenLearning

チャート分析を体系的に深く掘り下げて解説した内容です。


FX 「けっこう真逆」のお話


"2010 FIFA World Cup"がクライマックスを迎えますね。^^
日本はPK戦で惜敗しましたが見事な試合を見せてくれました。


●先週6月28日(月)〜7月2日(金)の気になる出来事

<28日(月)>

G20声明では
「世界経済にはまだ深刻な課題があり回復は一様ではなく脆弱。
先進国は13年までに財政赤字を半減させることを確約。
先進国は16年までに政府債務のGDP比率を安定もしくは削減を確約。
財政計画は各国により異なる。成長促進策に焦点。
日本の状況を認識。日本の新たな財政計画を歓迎。」
などが発表されました。
日小売業販売額(5月)は前年比で市場予想より弱い2.8%になりました。
中国人民元の対ドル基準値が1ドル6.7890元になりました。
独消費者物価指数速報(6月)は市場予想とおりの0.1%になりました。
米PCEデフレータ(5月)は市場予想より強い0.2%になりました。
米個人支出(5月)は市場予想より強い0.2%になりました。
シカゴ連銀全米活動指数(5月)は市場予想より弱い0.21になりました。
イタリア国債入札で応札倍率が前回を下回りました。
独連銀総裁が
「経済の回復は驚くほど強い。債務危機は景気回復を阻害していない。
ドイツのGDPは2013年に危機前の水準に回帰する可能性。
(ユーロ圏諸国の)赤字規定の違反には厳しい処罰が必要。」
などの見解を示す発言をしました。
リッチモンド連銀総裁が
「長期間との文言は今ではなくとも近いうちに撤回すべき。
米国のデフレ危機はやや過大評価。景気回復は軌道に乗っている。」
などの認識を示しました。
NYダウは前週末比−5.29ドルで取引を終えました。

<29日(火)>

日失業率(5月)は5.2%、日消費支出(5月)は前年比で−0.7%と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
日有効求人倍率(5月)は市場予想より強い0.50になりました。
日鉱工業生産速報(5月)は市場予想より弱い−0.1%になりました。
中国人民元の対ドル基準値が1ドル6.7901元になりました。
日経平均やアジア株式市場が軟調になりました。
ドル円やクロス円が軟調になりました。
仏中銀総裁が
「各国は債務の増加を止める必要。仏銀行に大きな問題はない。」
などの認識を示す発言をしました。
英消費者信用残高(5月)は市場予想より強い3億ポンド、
英モーゲージ承認件数(5月)は
市場予想より弱い4.98万件になりました。
欧業況判断指数(6月)は市場予想より強い0.37、
欧消費者信頼感確報(6月)は市場予想とおりの−17になりました。
欧州委員会がスペイン貯蓄銀2行の再編救済を承認しました。
オーストリア中銀総裁が
「ファンドの多くは数日以内に格下げによって
ギリシャ国債却を強いられる可能性など、
債券市場での懸念を予期しなければならない。」
との見解を示す発言をしました。
S&Pケースシラー住宅価格(4月)は
前年比で市場予想より強い3.81%になりました。
米消費者信頼感指数(6月)は
市場予想よりかなり弱い52.9になりました。
オバマ米大統領が
「米経済は、現在、回復期にある。
米経済は力強さを増しているとの認識でFRB議長と合意。
雇用創出を加速させるためにも経済成長の拡大が必要。」
などの認識を示しました。
米下院が住宅購入者向け税控除措置の9月末延長を可決しました。
NYダウは前日比−268.22ドルで取引を終え、
1万ドルの大台を割り込みました。

<30日(水)>

RBNZ総裁が「刺激策からの巻き戻しを継続していく。」
との発言をしました。
日経平均やアジア株式市場が軟調に推移しました。
中国首相が
「中国経済は期待通りの方向に進んでいる。
中国は安定的なマクロ経済政策を維持する。」
と発言しました。
日住宅着工戸数(5月)は前年比で
市場予想よりかなり弱い−4.6%になりました。
ユーロがしだいに堅調になりました。
英ネーションワイド住宅価格(6月)は
市場予想より弱い0.1%になりました。
独失業者数(6月)は市場予想よりは強い−2.1万人になりました。
独失業率(6月)は市場予想とおりの7.7%になりました。
英BOE政策委員が
「英国経済は一時的に回復もリセッションに陥る可能性。
デフレ圧力があるが英国のインフレは上昇。」
などの見解を示す発言をしました。
欧消費者物価指数速報(6月)は
前年比で市場予想より弱い1.4%になりました。
欧ECBが3ヶ月物オペで1319.33億ユーロを市場に供給しました。
スイスKOF先行指数(6月)は市場予想より強い2.25になりました。
米ADP雇用統計(6月)は市場予想よりかなり弱い1.3万人になりました。
格付け会社のフィッチが
「世界経済の回復は進んでいるが下方リスクが高まっている。」
との見解を発表しました。
カナダGDP(4月)は市場予想より弱い0.0%になりました。
シカゴ連銀総裁が
「米経済の回復は確実に進んでいる。
欧州危機は米国にとって追加的なリスク。
インフレは物価安定水準を下回っている。
刺激策は効果的だった。
FRBは既に大規模な緩和策を実施。追加措置は困難。」
などの見解を示す発言をしました。
シカゴ購買部協会景気指数(6月)は
ほぼ市場予想とおりの59.1になりました。
トリシェECB総裁が
「1年物資金供給の終了に伴う移行は正常。
3ヶ月物資金に対する需要は市場予想よりも低かった。
カバードボンドのプログラムは完了した。」
などを発表しました。
格付け会社のムーディーズが
「スペインの格下げの可能性を視野に格付けを見直す。
格下げになる場合は1〜2段階。結論は3ヶ月以内になる可能性。」
スペイン副財務相が
「スペインがデフォルトするリスクはまったくない。
また、ストレステストで劇的な結果が出ると思っていない。」
などの見解を示す発言をしました。
NYダウは前日比−96.28ドルで取引を終えました。

<1日(木)>

米下院が金融規制改革法案を可決しました。
日銀短観では
「第2四半期大企業製造業業況判断が1、
第2四半期大企業製造業先行きが3、
第2四半期大企業非製造業業況判断が−5、
第2四半期大企業非製造業先行きが−4、
第2四半期大企業全産業設備投資が4.4、」
などになり、日製造業の市場予想より強い回復が示されました。
また、2010年度の大企業製造業の想定為替レートは
1ドル90.18円であることが示されました。
中国の製造業PMI(6月)は市場予想より弱い52.1になりました。
中国人民元の対ドル基準値が1ドル6.7858元になり、
2005年7月以来の元高になりました。
豪小売売上高(5月)は0.2%、豪住宅建設許可(5月)は−6.6%と、
ともに市場予想より弱い数字になりました。
日経平均やアジア株式市場が軟調に推移しました。
格付け会社のフィッチが
「欧州の債務問題はリセッションのリスクを高める。
世界経済や信用の見通しは不確実。」
などの見解を発表しました。
独小売売上高(5月)は市場予想とおりの0.4%になりましたが、
対前年比では市場予想より弱い−2.4%になりました。
スイスSVME購買部協会景気指数(6月)は
市場予想とおりの65.7になりました。
独製造業PMI確報(6月)は市場予想より強い58.4になりました。
欧製造業PMI確報(6月)は市場予想とおりの55.6になりました。
英製造業PMI(6月)は市場予想とおりの57.5になりました。
英BOEの政策委員が
「調査の結果は英国の成長が続くことを示唆。
経済成長のペースは増す可能性。」との認識を示しました。
欧ECBが期間6日のオペで1112.37億ユーロを市場に供給しました。
格付け会社のムーディーズが
「スペインの格下げの再検討は中期の脆弱な回復を反映。
スペインの5地方の格付けを引き下げる。」などの発表をしました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い47.2万件になりました。
米ISM製造業景況指数(6月)は56.2、
米中古住宅販売保留(5月)は−30.0%と、
ともに市場予想よりかなり弱い結果になりました。
NYダウは前日比−41.49ドルで取引を終えました。

<2日(金)>

豪首相が
「資源税に関し鉱山会社と合意。
資源超過利潤税の税率は30%、
資源税は鉄鉱石・石炭・石油・ガス事業などに適用。
石油資源使用税は40%とする。」などを発表しました。
日経平均は6営業日ぶりに小幅高になり、
9203.71円で週の取引を終えました。
中国国家統計局が2009年のGDP伸び率を9.1%に上方修正しました。
欧失業率(5月)は市場予想より強い10.0%になりました。
欧生産者物価指数(5月)は市場予想とおりの0.3%になりました。
欧ECBの専務理事が
「銀行のストレステストは市場を沈静化させると確信。
ユーロ圏は国家が債務不履行に陥ることを容認できない。」
などの見解を示す発言をしました。
米非農業部門雇用者数変化(6月)は−12.5万人、
米失業率(6月)は9.5%と、ともに市場予想より強い結果になりました。
一方、米民間部門雇用者数変化(6月)は8.3万人、
米製造業雇用者数変化(6月)は0.9万人と、
ともに市場予想より弱い結果になりました。
オバマ米大統領が
「雇用統計は国勢調査に関する雇用の減少を反映。
米経済は正しい方向に向かっている。逆風と戦っていく。」
などの認識を表明しました。
米製造業受注指数(5月)は市場予想より弱い−1.4%になりました。
格付け会社のムーディーズが
「英政府が財政削減策を実施できればAAA格付けの維持が可能。
英経済の回復はGDP統計が示すよりも速くなる可能性。
緊縮財政が景気へ影響を与えるリスクは存在する。」
などの見解を発表しました。
米大統領経済諮問委員会の委員長が
「米経済は逆風に直面しているが経済が二番底に陥る兆候はない。」
との認識を示しました。
NY原油(WTI)は72ドル台前半で週の取引を終えました。
NYダウは前日比−46.05ドルで取引を終えました。

●今週の主な予定

<7月5日(月)の主な予定>

午前10時半に豪ANZ求人広告件数(6月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(5月 前年比)、
午後4時55分に独サービス業PMI確報(6月)、
午後5時に欧サービス業PMI確報(6月)、
午後5時半に英サービス業PMI(6月)、
午後6時に欧小売売上高(5月)、
などの経済指標が発表されます。
欧指標には一応注目です。
※この日は米国が独立記念日の振り替え休日で休場です。

<6日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
同午前10時半に豪貿易収支(5月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(5月)、日景気一致CI指数速報(5月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(6月)、
夜9時半に加住宅建設許可(5月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。

<7日(水)の主な予定>

午後6時に欧第1四半期GDP確報、
午後7時に独製造業受注(5月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・加の指標には一応注目です。

<8日(木)の主な予定>

朝8時50分に日国際貿易収支(5月)、日国際経常収支(5月)、
同朝8時50分に日機械受注(5月)、
午前10時半に豪雇用者数変化(6月)、豪失業率(6月)、
午後2時45分にスイス失業率(6月)、
午後3時日工作機械受注速報(6月 前年比)、
同午後3時に独貿易収支(5月)、独経常収支(5月)、
午後5時半に英鉱工業生産(5月)、英製造業生産高(5月)、
午後7時に独鉱工業生産(5月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(5月)、
深夜4時に米消費者信用残高(5月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。
また、発表時間が未定(通常午後2時頃)ですが、
日景気ウォッチャー調査(現況・先行き判断DI)が予定されています。

<9日(金)の主な予定>

午後3時に独消費者物価指数確報(6月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(5月)、
午後5時半に英商品貿易収支(5月)、英生産者物価指数(6月 前年比)、
午後8時に加雇用ネット変化率(6月)、加失業率(6月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(6月)、
夜11時に米卸売在庫(5月)、
などの経済指標が発表されます。
(英)・加の指標には注目です。

さて、前週末のNYダウはここのところの米指標の冴えない結果を
背景に米国の景気減速懸念から7日続落して
約9ヶ月ぶりの安値となりましたが、
株式市場の低迷は日経平均も同様で、
週末2日に6営業日ぶりに小幅高になったものの、
総じてしばらく軟調が続いています。

また、世界経済を牽引している中国でも、
週末2日に上海株式市場が小幅反発を見せましたが、
6月の中国の製造業PMIが2ヶ月連続で低下して、
週単位では先週の下落率は6.7%に達して
2009年4月以来の下落になり、年初からの下落率が27%を超えていて
主要各国の株式市場の軟調が懸念されます。

このような先行き不透明感によるリスク回避と、
日米・日独の長期金利の1年1ヶ月ぶりの金利差縮小を背景に
円の実効為替レート(日経通貨インデックス)では、
ドバイ・ショックで1ドル84円をつけた昨年11月の水準を超える
水準までの円高となっているようです。

一方、ユーロはIMFの外貨準備の統計によりますと、
今年3月末時点で、新興国のユーロの保有残高は6392億ドル相当で
3ヶ月前を0.8%下回り、先進国が2.2%増やしていて、
先進国が外貨準備についてユーロを下支えしているのに対して、
新興国のユーロ離れが進んでいる格好ですが、

外国為替取引市場では、米国の景気減速懸念からドルが売られる一方、
懸念されていたスペインの国債入札もなんとか無事に乗り越えて、
半期末と半期初めを順調に経過できたことから、
欧州の金融不安がひとまず後退することになって、
ユーロドルが約1ヶ月ぶりの高値の1.25レベルまで反発をみせました。

今週のアナリスト予想では、ドル円に関しては、
米景気の減速懸念と日欧の金利差縮小から
円のじり高と見る向きが優勢のようですが、
一部では米景気減速が過剰に織り込まれた可能性があり、
また週末の米雇用統計後の市場センチメントの悪化が
限定的であったことから、ドルが対円で買い戻されると見る
向きもあるようで、不安定な上下動になる可能性もありそうです。

そして、ユーロに関しては、ECBがストレス・テストの公表に際して、
資金供給オペを実施する可能性があり、
これが流動性リスクに対する安心感を醸成して、
この半年間で巨大になっていたドル買いユーロ売りの
ポジション調整がさらに進みユーロドルが上昇する
と見る向きがある一方、

逆にこの資金供給オペが欧州金利の押し下げ要因になって、
欧州の長期金利の低下観測になる可能性の指摘があるとともに、
また、ここのところのユーロの上昇には
この半年間で巨大になっていたドル買いユーロ売りに対する
半期末での一時の持ち高調整であるとの指摘もあって、
欧州銀行のストレス・テストの結果が判るまでは
不安心理が強まりやすく、ユーロ売りが強まりやすいと
見る向きもあるようで、混沌としていますが、
売り方と買い方の激突で決着がつくまで
不安定な相場になる可能性もありそうです。

経済指標では、6日の豪RBA政策金利と豪貿易収支に
ISM非製造業景況指数、
8日の豪雇用統計と英BOE政策金利に欧ECB政策金利と
トリシェECB総裁の記者会見に米新規失業保険申請件数、
9日のカナダ雇用統計などが注目されます。


さて今日は、「けっこう真逆」のお話です。

ヘンな題名ですみません。 m(_ _)m

どういうわけかヘンダーランドの相場の世界では、
世間一般に言われていることが非常識になることがあるものです。

たとえば、一般にはネガティブであるよりも、
ポジティブであることのほうが良いとされていて、

よく成功したベンチャー企業の経営者が講演会などで

「いいですか。皆さん!
 積極果敢にリスクを取りにいくことが大切なんです。
 行動なくして成功無し、なんですよ。
 臆病者や挑戦しない人には絶対に成功は訪れないんです。
 行動しないとラット・レースから永久に抜け出せないんです。
 そうです。逆境や困難こそがチャンスなんですよ。
 リスクをチャンスに変えれる人だけが成功するんです。」

なんてもっともらしく力説していることがありますね。(苦笑)

「ふん。お前はたまたまうまくいったから、
 そんなことが言えるんだぜ。
 アイデアと挑戦のタイミングが幸運にも時流に乗れて、
 スタッフや取り巻きに恵まれていただけさ。
 ベンチャー企業家なんて言ってるけど、
 ある意味、危険を顧みない冒険のアドベンチャー野郎だぜ。
 果敢に起業して失敗している人の方が
 統計的にどれだけ多いか知らないんじゃないのか。」

なんて、皮肉屋さんでもそんな言葉をつぶやけないほど、
公演の会場は熱気に溢れているものです。(苦笑)

ところで、一方、相場の世界では、

世界有数の投資家のひとりで、
世界最大級の投資持株会社のバークシャー・ハザウェイの
オマハの賢人とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏や、

王様の親分みたいな名前の(笑) キング・ドン氏は、
こんなことをおっしゃっていますね。

「第一の目標は資金を守ること。
 第二の目標も資金を守ること。
 そして、第三の目標は、第一の目標を守ること。」

まぁ、なんというネガティブ発言でしょうか。

これがほんとうに投資の世界の成功者の言葉か、
と思うほどですね。(大笑)

このような考え方は長期投資だけではなく、
FXの小鬼たちでも紹介されて有名な
トレーダーのロブ・ブッカー氏なども

「トレードの機会が多いほど、利益が増えるというのは
 錯覚でしかありません。
 むしろリスクが多くなるばかりで、資産を毀損してしまう
 可能性のほうが高いのです。」

と、その著書「アメリカ最強のFX理論 扶桑社」で
述べていて、(202ページ)

リスク・テイクを抑えるべきであると主張されています。

もちろん、トレードのスキルを磨き、
行くべきところでは果敢にリスクを選好しないと
トレードで収益を上げることはできませんが、

これは当然としながらも、

それよりもなるべく損をしないように心掛けることが
過剰なリスク選好に勝ると説く著名トレーダーは多いものです。

そしてもしも、そうであるならば、

たとえトレード数が少なくなっても、
トレードを厳選することが大切で、

トータル収支の向上のためには
「良くない状態のトレードをどこまで排除できるか」
が大切になるようです。

より多く勝とうとすると負けやすく、
損をなるべく少なくしようとする人が
最終的に収益を上げられる場合があるのですね。

もしかしますと、負けてるトレーダーほど
「なんとかエントリーしてやろう。」と
チャートを見る目も積極的で、

逆に安定的に勝っているトレーダーほど
「なんとか負けやすい悪い状況でのトレードを排除しよう。」
とネガティブにチャートを見ているかもしれなく、

もしかしますと、
チャートを見る視点と思考がまったく異なっていて、

トレードのスキル向上は当然としても
このあたりが勝ち組と負け組みのトレーダーを分かつ
重要な違いになっている可能性すらありそうです。

また、ロブ・ブッカー氏の著書によりますと、

「たかが10Pips、されど10Pips」であるとして、

10万円の元手でも、1万通貨単位で1日10Pipsをこなせるなら、
1年でその口座資金が3.4倍にもなると、
薄利でも勝つことの大切さを説いています。

まぁ、勝つときには大きくても、
過剰トレードで負けトレードも多ければ収支はマイナスで、

負けトレーダーは、ショボイとあざ笑うその「日10Pips」さえも
平均で取れていないわけですから、当然と言えば当然ですね。

このほかにも、相場の世界には
「けっこう真逆」なことが多いようで、

ボラティリティの小さな静かな相場は
金融工学で言うところの
損益分布範囲としてのリスクが小さい状態ですが、

価格変動の差益を得ようとする実際のトレードでは
ボラが小さい状況は浮動も多くなりがちで勝ちにくく、
危険という意味でのリスクでは負けやすい状態でもあり、

逆に、損益分布範囲としてのリスクが増大する
ボラティリティの大きな状態のほうが、
価格変動の差益を得ようとする実際のトレードでは
勝ちやすい状況であることがあって、

金融工学の先生には怒られそうですが、(苦笑)
低ボラはトレーダーにとって危険なリスク状態で、
ボラティリティの増大する状況はトレードにとって
ときに勝ちやすいという意味で低リスクになることがあります。

ヘンダーランドの相場の世界では、

ポジティブがネガティブに及ばず、
リスクを恐れない積極果敢がときに大きな利を得ても、
やがてマーケットの海の藻屑に消えることがあり、

「攻」よりも「守」が功を奏して、
リスクを恐れる臆病が身を守り市場での命を永らえることがあり、

数多いトレードが数少ないトレードの利益よりも
少なくなることがあり、

また、大勝するトレーダーが、トータルでは
ショボい薄利トレーダーに負けてしまうことがあり、

低ボラの静かな相場が実際のトレードではリスクが高いことがあり、

「けっこう真逆」なことが多いようです。

そういえば、ウォーレン・バフェット氏は、
こうも語っていました。

「我々がすべきことは単純だ。
 他人が強欲なときに臆病になり、
 他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。」

(バフェットの教訓 徳間書店)

これは長期投資における逆張りの思考で、
短期トレードでの順張りを否定するものではないと思われますが、

市場センチメントに対して「逆」を指向するわけで、
相場のヘンダーランドで勝つためには
「逆」の思考も必要なのかもしれませんね。


私も講師を務めさせていただくことになりました。

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