FX 歴史的チャートポイントのお話

南太平洋のサモア諸島沖でマグニチュード7.9の
大きな地震がありましたね。

<お詫び>

前号のコラムの記載内容につきまして、
よく内容を吟味して掲載すべきとのご批判をいただきました。

<週はじめの一昨日28日(月)の主な出来事>

ドル円は市場オープン後のオセアニア時間に下落して、
東京時間でしだいに反発する展開となりました。
ドルストレート通貨ペアは東京時間では軟調傾向で推移しました。
ドル円が一時88円台前半まで下落しました。
英ホームトラック住宅調査(9月)は0.2%となりました。
豪RBA総裁が、
「金利の低水準が長期間留まり過ぎれば不均衡となる可能性。
刺激策は民需の拡大に伴い解除が必要になるが、
景気刺激策の拙速な解除は望まない。」
との主旨の発言をしました。
日財務相が
「為替レートに人為的影響を及ぼすのは間違いだか、
円高是認とは言っていない。
為替はやや一方的に偏ってきている。
為替は安定的であることが望ましい。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均は辛うじて1万円台を維持して
前週末比−256.46円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
中国上海株価は前週末比−75.32ポイントで引けました。
日首相が
「モラトリアムまでは合意していないが、
中小企業が資金繰りに困っている実態がある。」
との認識を示しました。
英財務相が
「回復が強固となる前に支援を止めれば再び景気後退になる可能性。
財政赤字は新たな財務責任法が毎年削減することになる。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアの上下動の揉み合いが続きました。
米シカゴ連銀全米活動指数(8月)は−0.90となりました。
発表時間が未定であった独消費者物価指数速報(9月)が
午後10時半頃に発表されて市場予想より弱い−0.4%となりました。
米ダラス連銀製造業活動指数(9月)は前回値より改善したものの、
市場予想より弱い−6.4%となりました。
トリシェECB総裁が
「経済状況は3月に比べて改善したが
景気回復のペースは非常に緩やかとなる可能性。
景気刺激策を永久に続けることは不可能。
今は出口戦略を実施する時ではない。
ECBはで口戦略を有している。
現在の政策金利は適切である。
(準備通貨として)強いドルはとても重要。」
などの認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズがリトアニアの債務格付けを引き下げ、
見通しをネガティブと発表しました。
カナダBOC総裁が
「カナダドル高はカナダ経済に悪影響。
下半期のカナダ経済は予想より強い可能性。
政策金利の見通しはインフレ見通しによって変化するが、
カナダの政策金利は2010年6月まで0.25%を維持する。」
などの見解を示す発言をしました。
NY原油は66ドル台後半で取引を終えました。
NYダウはM&Aの発表が相次いだことが背景となったか、
前週末比+124.17ドルで取引を終えました。

<昨日29日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
NZ住宅建設許可(8月)は1.7%となりました。
日全国消費者物価指数(8月)は
市場予想とおりの−2.2%となりました。
日財務相が
「為替介入は異常事態ではあり得る。
現在の為替の動きは急激。円高是認など一言も言っていない。」
などの発言をしました。
豪RBA経済分析局長が
「住宅価格には望まない強い伸びのリスクが見られる。
金利が現在の低水準に永くとどまる予想は非合理。
金利が正常化に向かって上昇すれば住宅価格は値ごろ感を醸成。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比+90.68円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが上下に揉み合う展開となりましたが、
ユーロが軟調となり、ポンドが反発をみせました。
独輸入物価指数(8月)は市場予想より強い1.3%となりました。
英第2四半期GDP確報は市場予想とおりの−0.6%となりました。
英第2四半期経常収支は−114億ポンド、
英消費者信用残高(8月)は−0.3億ポンドと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
中国人民銀行が
「経済回復の足元は固まっていない。
過度に緩和的な金融政策を維持して信用の伸びを促す。」
などの見解を示しました。
欧業況判断指数(9月)は−2.07、欧消費者信頼感(9月)は−19と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
英BOEが金融機関のエコノミストを招いて会合を開きました。
出席した複数のエコノミストが
「BOEは準備預金金利の変更は当面予定していない。」
との主旨のコメントをしました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏の経済状況は安定化してきている。
回復の持続には不確実性がある。
出口戦略をいつ行うかは不確定。
ユーロ圏は世界経済不均衡を縮小へ向け行動すべき。」
などの見解を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が反発した後に揉み合いとなって、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(7月)は
前年比で市場予想よりは強い−13.30%となりました。
米ダラス連銀総裁が
「FRBによる住宅市場の救済には限界がある。
FRBはバランスシートの縮小を早急に開始するべき。
米経済に対する楽観論には警鐘を促したい。
長期間の低成長が続く見込み。ディスインフレのリスクがある。
失業率は10%に達する可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信頼感指数(9月)は構成項目の雇用関連が弱く
市場予想より弱い53.1となりました。
英財務相が「英国の失業率は2010年にかけて悪化する可能性。」
との認識を示しました。
NY原油は66ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−47.16ドルで取引を終えました。

<月末でゴトウ日の今日30日(水)の主な予定>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(9月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(8月)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(7月)、
午前10時半に豪小売売上高(8月)、豪住宅建設許可件数(8月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(9月)、
午後1時に日自動車生産(8月)、
午後2時に日住宅着工戸数(8月)、日建設工事受注(8月)、
午後4時55分に独失業者数(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(9月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(9月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(9月)、
夜9時半に米第2四半期GDP確報、米第2四半期個人消費確報、
同夜9時半に加GDP(7月)、加鉱工業製品価格(8月)、
加原料価格指数(8月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・欧・加・米の指標には注目です。

<月初の明日10月1日(木)の主な予定>

朝8時50分に日銀第3四半期短観、日小売業販売額(8月)、
午後2時に日自動車販売台数(9月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(9月)、
午後4時55分に独製造業PMI確報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI確報(9月)、
午後5時半に英製造業PMI(9月)、
午後6時に欧失業率(8月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(9月)、
夜9時半に米個人所得・支出(8月)、PCEデフレータ、
新規失業保険申請件数
夜10時からバーナンキFRB議長議会証言、
夜11時に米ISM製造業景況指数(9月)、米中古住宅販売保留(8月)、
などの経済指標が発表されます。
日・欧・米の指標には注目です。
また、この日から中国上海市場が8日間の連休入りとなります。

<週末2日(金)の主な予定>

朝8時半に日失業率(8月)、
午後3時に英ネーションワイド住宅価格(9月)、
午後5時半に英建設業PMI(9月)、
午後6時に欧生産者物価指数(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(9月)、米失業率(9月)、
夜11時に米製造業受注指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・米の指標には注目です。

さて、月末・月初と、週末に米雇用統計のイベントを控える
市場ですが、一部では米国の早期利上げ観測が後退して、
米長期金利が低下傾向になってドル売り要因になるとなると
見る向きがあるとともに、株価の不安定さを背景に
市場の関心が債券市場に向いてきているとして、
株価の不安定さがリスク回避の動きとなるのではないか
と指摘する声もあるようです。

一方、ここのところの原油など資源価格上昇に一服感が出て
きたようで、9月に対ドルで年初来高値をつけたユーロが
持ち高調整の動きが進むと見る向きもあるようです。

他方、豪RBAが11月および12月に利上げをするとの観測をする
向きがあるとのことです。

また、米国が対外不均衡の是正を打ち出したことで、
経常収支に市場の関心が集まると見る向きもあり、
経常収支不均衡の是正には為替調整を伴うことになることから、
(経常黒字は日本よりも中国が大きいものの、
人民元が自由な変動相場となっていないことで)
市場では円買いの仕掛けを誘いやすいと指摘する声もあるようです。

いろいろとファンダメンタルズ要因が交錯していて、
週末にかけて短期的に振れの大きな相場となる可能性もありそうで、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、歴史的チャートポイントのお話です。

週はじめの28日の月曜日の東京時間が始まろうとする前に
ドル円が、一時、今年の1月26日(月)以来となる
88円台の前半まで下落しましたね。

ドル円の過去最安値は、日本のバブル崩壊直後で
米国のクリントン大統領の時代の1995年4月19日の
79円75銭ですが、まだそこまではある程度の幅があるものの、

「やがて歴史的安値水準まで行くのではないか。」

と見ている人も少なからずいらっしゃるようです。

今後、どのような展開になるかは判りませんが、
とても興味深いですね。

さて、

チャート・ポイントには、
レジスタンスやサポートラインと呼ばれるものや、
バンドやチャネルの上限や下限、
トレンドラインやネックライン、
フェボナッチポイントやピボットのポイントなどなど、
いろいろありますが、

「歴史的な安値(高値)のポイント」だけは別格のようです。

たとえば、ドル円の1995年4月19日の79円75銭などは、
過去14年以上にわたり破られたことのなかったポイントである、
とともに、歴史においての最安値ですから、
チャートポイントの中でも注目度が違います。

いわゆる80円アラウンドには、歴史的な絶好の買い場とみて
買いオーダーが並ぶことでしょうし、

中には、

「ここを下げれば仕方がないよ。
 歴史的ポイントで買えることはそうあることではないから、
 記念ということでも根性入れて買ってみるさ。」

なーんていう人もいらっしゃるかもしれませんね。(笑)

また、売っていて含み益が大きくなった人でも、

「ここまで下げてくれりゃ、利大の極みだな。
 ここいらで利食うとするか。」

という気持ちにもなろうというもので、

「歴史的な安値のポイント」では、

新規の買い方やばかりではなく、売り方も利食いの買い決済で、
売り方、買い方ともに「こぞって買う」買い一色のポイント
となりやすいようです。

ところが、

もしもこの歴史的安値をはっきりと下抜けてしまったら、
売り方も買い方も心理状態が一変してしまいます。

「いんらなんでも、歴史的水準は下抜けないだろう…。」

と含み損に耐えて忍んで踏ん張ってきた
手持ちの買い玉のある買い方もついに観念して投げそうですし、

新規の買い方も、「あらっ、こりゃマズい。」と、
仕切り直しの損切りすることがありそうで、

そして、この動きに乗じる新規の売りも入って、

歴史的最安値という支えを失った市場は
パニック的な売り一色となる場合もありそうです。

鳥羽一郎さんの「男の港」(作詩 穂積淳/結城忍 さん) の

「板子一枚 生命(いのち)をはった〜
 男度胸の 海が呼ぶ〜♪ ………」

ではないですが、(笑)

「板子一枚」でガラリと相場が変わる
ほんとうの重要ポイントが歴史的チャートポイントなのですね。

ドル円は板子のポイントまでたどり着けるか否か―。
そして、その命運や如何に―。

相場劇場がますます面白くなってきそうですね。


<お知らせ>

北海道の書店では入荷が遅れているようで、
私自身まだ見ていないのですが、(^^;)
ダイアプレス社の「稼ぐFXマスター」という本に
私の教材の紹介ページが掲載されています。

いろいろなFX関連のノウハウが掲載されているとのことで、
発売早々にアマゾンでは完売となってしまったそうです。

楽天ブックスヤフーブックス などではまだ在庫があるようです。


FX 「予言の書」のお話

G20サミットが閉幕したと思ったら、
今週は9月期末に続く第4四半期の月初に週末の米雇用統計と
相変わらず忙しいマーケットですね。

<先週末25日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下動しながらも軟調傾向となりました。
ドルストレート通貨ペアが堅調の後に反発しました。
ポンドが一時1.6000台を割り込みました。
ガイトナー米債務長官が
「世界経済および米国で回復の初期の兆候が見られる。
米提案の持続可能で均衡の取れた成長の枠組みにG20で支持。
G20では明確な規制基準の合意が必要。
IMFは世界経済の変化を反映すべき。
米国は支援プログラムを必要期間で維持。
強いドルは米国にとって重要。
米ドルの基軸通貨としての役割を長期維持することが重要。」
などの認識を示す発言をしました。
NZ貿易収支(8月)は市場予想より弱い−7.25億NZドルとなりました。
日銀政策会合議事録では
「時限措置の見直しと金融緩和政策転換の結びつけは不適切。
需給ギャップが拡大して、デフレリスクにも留意が必要。
金融調節では市場機能の自律回復を阻害しないようにすべき。」
などの意見が公表されました。
日経平均は前日比−278.24円の大幅安で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円の軟調傾向が続き、
他の主要通貨ペアも軟調傾向の揉み合いとなりました。
中国人民銀行の当局者が
「米ドルの安定は世界経済の回復に影響を及ぼすため、
米国は政策決定で準備通貨としてのドルの地位に配慮すべき。」
との主旨の発言をしました。
独GFK消費者信頼感調査(10月)は好結果の4.3となりました。
中国上海株式市場は前日比−14.71ポイントで引けました。
英第2四半期総合事業投資(確報)は、
ほぼ市場予想とおりの−10.2%となりました。
ドル円が90円台を割り込みました。

ニューヨーク時間では、
ドル円とポンド関連通貨ペアの軟調傾向が続き、
ドルストレート通貨の多くが上下動の揉み合いとなりました。
米耐久財受注(8月)は市場予想より弱い−2.4%となりました。
バーナンキFRB議長が
「経済支援プログラムの利用は収束しつつあるが、
証券化支援のTALFの必要性は依然として強い。」
との見解を示す発言をしました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)は
市場予想より強い73.5となりました。
米新築住宅販売件数(8月)は
市場予想より弱い42.9万件となりました。
英財務相が「ポンド安を意図的に行う政策はない。」
との主旨の発言をしました。
中国の国家主席が
「各国はマクロ的経済政策で協調して景気刺激策を継続すべき。
準備通貨の発行国はバランスのある通貨政策とするべき。」
などの主旨の発言をしました。
米FRB理事が「出口戦略は必要性が明確となる以前に行う必要。」
との認識を示しました。
NY原油は66ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−42.25ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日28日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅調査(9月)、
朝8時15分から豪RBA総裁講演、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(8月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(9月)、
同夜11時半からトリシェECB総裁議会証言、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間は未定(通常NY時間)ですが、
独消費者物価指数速報(9月)が発表される予定です。
独・米の指標には注目です。

<明日29日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅許可件数(8月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(8月)、日東京消費者物価指数(9月)
午後3時に独輸入物価指数(8月)、
午後5時半に英第2四半期GDP(確報)、英第2四半期経常収支、他
午後6時に欧業況判断指数(9月)、欧消費者信頼感(9月)、
欧鉱工業信頼感、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(7月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・欧・米の指標には注目です。

そして、今週の30日(水)からの主な注目材料は、

30日(水)に、英GFK消費者信頼感調査、日鉱工業生産速報、
豪小売売上高、豪建設許可件数、NBNZ企業信頼感、
日住宅着工件数、日建設工事受注、独失業者数、
欧消費者物価指数速報、スイスKOF先行指数、米ADP雇用統計、
加GDP、加鉱工業製品価格、米第2四半期GDP確報、
米第2四半期個人消費確報、米第2四半期PCEコアデフレータ確報、
米シカゴ購買部協会景気指数、

1日(木)に、日銀第3四半期短観、日小売業販売額、
スイスSVME購買部協会景気指数、独製造業PMI確報、
欧製造業PMI確報、英製造業PMI、欧失業率、
米チャレンジャー人員削減数、米個人所得、米個人支出、
米PCEデフレータ、米新規失業保険申請件数、
バーナンキFRB議長議会証言、米ISM製造業景況指数、
米中古住宅販売保留、米建設支出、

2日(金)に、日失業率、英ネーションワイド住宅価格、
英建設業PMI、欧生産者物価指数、米非農業部門雇用者数変化、
米失業率、米製造業雇用者数変化、米製造業受注指数、

などがあります。

さて、24〜25日に米ピッツバーグで行われたG20サミットでは、
「持続力のある回復が確実になるまで政策対応を維持。
出口戦略を準備するも刺激策を時期尚早に解除しない。
強力かつ持続的で均衡のある成長策を採用。
G20を国際的経済協力の首脳フォーラムとする。
金融機関の資本基準を引き上げて、過度なリスクテイクを
防止するため厳しい報酬基準を実施する。
2010年ドーハラウンド妥結を求め金融セクターを
保護主義に陥らせない。」などの主旨の声明として閉幕しました。

金融安定化理事会(FSB)が打ち出した金融機関のリスク経営抑制
のための「報酬基準」がG20で支持されることになったことで、
金融機関の活力への圧力となるのではないかと見る向きが
あるようです。

また、報道によりますと、野村ホールディングスが事業拡大と
財務基盤強化のために最大5000億円の公募増資発表するとして、
市場の一部では、今後、「他の証券や金融の大手も追従する
動きとなるのではないか。」との憶測で
日金融セクターの株価が軟調となりました。
そして、揺れてはいるものの、借金返済を3年程度猶予する
モラトリアムの法案提出の動きもあり、また、日銀の試算では、
今後3年間の不良債権処理損失が同じ期間の本業のコア業務純益を
上回る可能性があるとして、まだ金融セクターでは厳しい状況が
あるようです。

一方、「英国はAAAの格付けを失う寸前」
「英銀の見通しはネガティブ」など格付け会社の見解とともに、
「ポンド安は輸出主導の英経済に有効」とのBOE総裁の
ポンド安を容認する発言もあり、ポンドの軟調傾向が続き、
一部では「英景気の低迷の長期化の懸念がユーロ圏や東欧諸国にも
飛び火しかねない。」との憶測もあり、
欧州通貨安となるのではないか、と見る向きもあるようですが、
足元の米ドル安とのせめぎあいが注目されます。

さて、今週のアナリスト予想では、
G20で「世界経済の不均衡是正」が決まったこともあり、
経常黒字国の通貨「円」への上昇圧力になる可能性もあるとして、
また、4月の日本の税制改正で海外子会社からの配当への課税免除を
背景とした9月末の期末要因が90円台を割り込んだ円高を昂進させる
のではないか、との見方がある一方、
G20で金融機関の報酬規制が確認されたことで金融機関の
行政圧力懸念なよるリスク回避のドル買いの懸念もあり、
また積極的な円買い材料ではなく、短期の投機マネーが主導した
円高は一時的となりやすいと見るむきもあり、
今後の円とドルを巡る相場展開が注目されますが、
月末と月初で短期的な流れが変わる可能性もありそうです。


さて今日は、「予言の書」のお話です。

いつも堅い話ばかりなので、
今日は面白話をお届けいたします。

漫画週刊誌のビッグコミック・スピリッツに連載されていた
浦沢直樹さん原作のSFサスペンス「20世紀少年」が映画化されて、

その映画の3作目となる「20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗」が
8月の末頃から上映されていますが、
遅ればせながらようやく観ることができました。^^

ケンヂら少年たちが空想した「よげんの書」を中心に
展開されるSF物語ですが、

ケンヂら少年たちの時代が私の少年期でもあり、
妙な懐かしさがあって、私の好きな物語です。

さて…、

このような予言にまつわるお話は
SFの世界や映画だけかと思っていましたら、

先日、メンバーのYさんから
とても興味深い内容のメールをいただきました。

「佐野さん、Van de Meer博士を知っていますか?」

「博士は昨年の9月来の世界経済のフリーホールを
 10ヶ月前から予測していた方なのですが、
 その博士が米国破産がもうじき現実に始まるというのです…。」

リーマンの破綻以来、米国をはじめ世界が
しばらくフリーフォールの状態の経済危機となって、
米国が弱っているのはわかっていましたが、

ここのところは、仮に表面的ではあっても
経済回復の兆しが強まっているようにも見えて、

「えっ?」

と驚いてしまいました。

これからそのお話をご紹介しますが、

人によっては「あははっ。そんなのトンデモ話だよ。」と、

バッサリ切って捨てられる方もいらっしゃると思いますし、
むしろそのように思われるのがあたりまえとも思います。

しかし、

2007年のフォーチュン誌で「最も賞賛されるべき証券会社」と
紹介されたこともあるリーマン・ブラザーズが
2008年9月15日に突如として破綻したり、

ウォール街の象徴でもあった投資銀行が
銀行持株会社に移行するなどして
昨年9月のわずか1週間で消え去ってしまうなど、

ときに思いもよらぬことが現実に起こるものです。

2007年後半にサブプライム問題が惹起した頃でさえ、
「リーマンは2008年には破綻する。」といえば、
きっとキチガイ扱いされたことでしょう。

これからご紹介することは、少し過激な表現もあるようで、
ご覧になられて「世間を惑わすな。」と
不快に感じられたりするかもしれませんが、

「興味深いこんな話もあるものだ。」と、
面白話としてご覧いただくのもよいかもしれません。

メンバーのYさんからの興味深い内容のメールに
記(しる)されていたのは、このサイトでした。

世界で唯一の核兵器行使国として核軍縮の演説を行い、
今月24日の国連安保理で「核拡散防止と核軍縮」の提案をした
オバマ米大統領が古代へブライ語で「悪魔」という意味である
ということも驚きですが、

Van de Meer博士が米連銀の破綻による米国の9月30日の破産を
予測していることはさらに驚きです。

あとたった2日で「その時」が来るのですから、

昨年の9月来の世界経済のフリーホールを
オカルト的な予言ではなく、いろいろと調査の上で
10ヶ月前から予測していたというVan de Meer博士の予想なだけに、

なんとも不気味な感じがしますとともに、
興味津々との思いも禁じ得ません。

一説では、Van de Meer博士の予想は
いろいろな情報に基づいてはいても、
「けっこう外れることもある」との声もあるようですが、(苦笑)

予測(予言)の期日がここまで近いものを見れるのは、
そうあることでもなく、興味深いお話ではありますね。

今のところはこの期日での予想は外れるようにも思われますが、
水面下での逼迫状況の存在も垣間見られるようで、

「そんなのよくあるトンデモ話さ。」と
簡単に切って捨てることもできないのかもしれません。

「木の幹が割れるのは9月30日になるが、
 枝が地面に落ちるのは10月7日と10月27日、
 または11月になるであろう。」

とのことですが、その予言の事実の結末や如何に…。

「信じるも信じないもあなたしだいです。」

なーんちゃって。(爆)


FX 自己観念を外すと見える事のお話

日本では今週はシルバーウィークの連休ですね。
週後半の24日〜25日には米ピッツバーグで
G20サミットが開催されます。

<先週末18日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円がやや軟調傾向となり、
ドルストレート通貨ペアの多くも上下動しながら、
軟調傾向での推移となりました。
米WSJ紙の電子版が
「ポンドが新たなキャリートレード通貨となる可能性。」
との観測報道をしました。
米FT紙が「英銀ロイズ・バンキンググループが
不良資産保障スキームを申請する可能性。」
との観測報道をしました。
日銀金融経済月報(9月)では
「生産を上方修正して、景気の改善見通し」
を示す内容となりました。
日景気先行CI指数確報(7月)は82.5、
日景気一致CI指数確報(7月)は89.8、となりました。
中国上海株価は軟調傾向で推移しました。
日経平均は前日比−73.26円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くがいったん反発を見せて
揉み合う相場展開となりました。
独生産者物価指数(8月)は市場予想より強い0.5%となりました。
中国の銀監会が
「中国の国内銀行に対して融資急増のリスク増大を警告した。」
ことを発表しました。
中国上海株価は前日比−3.19%で取引を終えました。
欧経常収支(7月)は88億ユーロとなりました。
日財務相が
「為替相場は経済の実勢に合わせて決まるのが自然。
円高是認と報道されるのは心外。」との主旨の発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動の揉み合となり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
カナダ卸売売上高(7月)は市場予想より強い2.8%となりました。
IMFの専務理事が
「今は出口戦略を実行すべき時期ではない。
世界経済は2010年中頃より早く回復する可能性があるが、
金融規制の進展はまだ充分ではない。」
との認識を示しました。
NY原油は72ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+36.28ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日21日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(9月)、
午前10時半に豪新車販売台数(8月)、
夜9時半に加国際証券取扱高(7月)、
夜11時に加景気先行指標総合指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。

<22日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期経常収支、
朝11時にNZ第3四半期ウェストパック消費者信頼感指数、
午後3時15分にスイス貿易収支(8月)、
夜9時半に加小売売上高(7月)、
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(9月)、米住宅価格指数(7月)
などの経済指標が発表されます。
NZ・加・米の指標には注目です。

<23日(水)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期GDP、
午後4時半に独製造業PMI速報(9月)、独サービス業PMI速報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(9月)、欧サービス業PMI速報(9月)、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧鉱工業新規受注(7月)、
夜10時半にガイトナー米財務長官議会証言、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、(市場予想は0.25%で据え置き)
などの経済指標が発表されます。
NZ・(独)・(欧)・英・米の指標には注目です。
FOMC声明は特に注目されます。

<24日(木)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(8月)、
午前10時に豪HIA新築住宅販売(8月)、
午前10時半に豪RBA金融安定についての発表、
午後1時半に日全産業活動指数(7月)、
午後5時に独IFO景気動向(9月)、独IFO現況評価値(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売件数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・米の指標には注目です。
この日から米ピッツバーグで
G20サミット(首脳会合)が開催されます。

<週末のゴトウ日の25日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ貿易収支(8月)、NZ輸入(8月)、NZ輸出(8月)、
朝8時50分に日銀政策会合議事録(8月分)、
日企業向サービス価格指数(8月)
午後5時半に英第2四半期総合事業投資(確報)、
夜9時半に米耐久財受注(8月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(9月 確報)、
夜11時に米新築住宅販売件数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、G20サミットの声明にも注目されます。

さて、報道によりますと、欧州連合(EU)が
金融システムの安定化のために
金融機関の高リスク経営を抑制して
「高額報酬を支払う銀行に対する制裁を含めた是正措置」を
24日〜25日に米ピッツバーグで開催されるG20サミットで
提案するとのことです。
G20サミットでは、経済・金融の主要議題のほか、
原油価格や地球温暖化問題など幅広い議論がされる予定ですが、
週末25日(金)のG20声明が注目されます。

また、景気が一応の回復基調にあることを背景に
新興諸国への投資が増加して、
対米証券投資が大幅減となるとともに、
ドルが売られて他国通貨が買われる中期的な動きが続いていますが、
先週末にはドル買戻しの動きも見られ、
今週の米ドルを巡る動向が注目されます。

そして、報道によりますと、中国株投信などに
1,000億円の資金が集まったとのことで、
今月末にかけて外貨投信による円安圧力の観測もある一方、
日新政権の財務相の「日本は基本的に円高の方が良い。」
との主旨の発言に加えて、白川日銀総裁が記者会見で
「円高は短期的にはデフレ的圧力だが、
中長期的には経済を押し上げる力もある」と
述べたことなどを背景に、一部では日本の休場の期間に
ドル円が下値試しに動く可能性があるとの観測もあるようで、
今週前半のドル円の動向が注目されます。

さて、今週のアナリスト予想では、ドル余剰感が継続して
低金利通貨の米ドルを売って他国に投資するリスク選好の
ドルキャリートレードで米ドル安と見る向きがある一方で、
米FOMCで米国の出口戦略の近さが確認されれば
米ドルの巻き戻しもあると見る向きとともに、
G20で銀行の自己資本規律の強化の方向が固まれば
銀行経営に悪影響があるとして、
リスク回避の米ドル買いの動きとなる可能性を指摘する向きもあり、
意見は割れていますが、ドル円では軟調と見る向きが
やや優勢のようです。

23日(水)深夜3時15分の米FOMCでの声明と、
FOMC前と後での相場動向が注目されますが、
今週は上下に振幅のある相場となると予想する向きも
あるようですので、流れに乗りながらも
短期的には機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、自己観念を外すと見える事のお話です。

アレキサンダー・エルダー博士の著書の「投資苑」には、
翻訳者の福井 強 さんの影響もあると思いますが、
優しい言葉でサラリと文章が綴られていて、(笑)

読み手がうっかりすると、大切なところを
つい読み流してしまうことがありますね。

第3章の「20. トレーディング・レンジ」の
「トレードすべきか様子見すべきか」には、
こんなことがサラリと書かれています。

〜引用はここから〜

「上昇トレンド発見し、買いに入る決心をしたとき、
 いますぐ買うのか、下がったところを買うのかを
 決めなければなりません。
 すぐに買う場合、トレンドに乗り遅れずに済みますが、
 ストップを置くレベル(例えば間近のサポートの下)は、
 多分買値よりも相当離れたところになってしまい、
 潜在的な損の大きさは下がってから買うよりも
 大きなものとなります。」

「(しかし)もし下がったところを拾おうとするなら、
 値下がりのリスクは軽減されますが、
 あなたは次に挙げる4種類の競争相手と対決することになります。
 つまり、既に買ったもののさらに買い増ししたい人たち、
 売ったものの引かされ下がれば元値で手仕舞いたいと
 考えている人たち、まだ買っていない人たち、
 買っていたものの早く売りすぎてしまい、また下がったら
 買おうとしている人たちの4種類の集団です。」

「価格が調整するのを待っている、こうした人たちで、
 『待合室』はごった返しているのです。
 マーケットは慈善事業のために存在しているのではありませんし、
 今度の大幅な価格の調整は実はトレンドの反転の始まりを
 意味しているのかもしれません。」

〜引用はここまで〜

多くのトレーダーがトレンドに乗ろうとして悩む場面ですが、

「押し目待ちに押し目なし」とも言われ、
押しをあまりに待ちすぎれば、4種類の集団の素早い動きに
エントリー・チャンスを失ってしまうこともありますし、

「これは思惑とおり」との押しも、
トレンド反転の始まりであることもあり、

トレードはいつも、なんとも悩ましいものです。(苦笑)

「ベストのタイミング」は存在しているかもしれませんが、
それをいつも捉えることは難しいものです。

また、「早すぎれば騙される。遅すぎれば利幅がない。」
なんてこともありますね。

もしかしますと、

案外と「ベストを求めようとすること」自体が
無理を求めることとなり、
悩みの種となってしまうこともあるものですが、

この悩みにアレキサンダー・エルダー博士は
さりげなくヒントを与えてくれています。

「どのような方法を採用するにせよ、
 ここにあなたを最も危険なトレードから守ってくれる
 マネー・マネジメント・ルールが存在します。」

とリスク管理を促した上で、

「ブレイクアウトを期待して、それが起こる前に仕込むか、
 ブレイクアウトし始めたら買うのか、
 またはその後の押し目を待って買うのかを
 決めなくてはなりませんが、
 もし複数のポジションをトレードするつもりなら、
 1/3を事前に買い、次の1/3をブレイクアウト(初期)で買い、
 最後の1/3をその後の押しで買うということも可能です。」

とアドバイスされています。

不確定なマーケットにベストタイミングを求めようとせずに、
「要所のポイントで分割エントリーしてみては」ということで、
知ってしまえば簡単なことですが、

「ベストを求めよう」との自己の固定観念があると、
なかなか分割エントリーという方法を
見つけられなくなってしまうこともありますね。

また、

少し似たようなことがトレードのタームでの
エントリー・チャンスを見つけようとするときにも
起こる場合があります。

「俺はスイング・タームでしかトレードしない」

との固定観念があると、
なかなかエントリーチャンスがなくても、

自己の固定観念を外してしまうと、
エントリー・チャンスが見えてくることがありますね。

もしも、トレードのタームを
「俺はスイングだ。」「私はデイトレよ。」と決めないで、
相場状況に応じて決めるようにして、

ターム(期間)の数だけトレンドの方向と、
その正解となるトレードがあるとするならば、

たとえば、

少し複雑なマルチタイム・フレーム分析でも、

「長い足と中間の足が下向きで、そして短い足が上向きかよ。
 なんか頭がこんがらがって、何がなんだか判らないよー。」

と嘆かずに、(苦笑)

月足と週足のトレンド方向が整合をしていれば、
日足のトレンドが方向同調したときにスイングを狙う。

月足と週足のトレンド方向が整合していなければ、
(あるいは月足の方向が不明ならば)

今度は週足と日足を見て、トレンド方向が整合していれば
4時間足などのトレンドが方向同調したときに短期スイングを狙う。

週足と日足のトレンド方向が整合していなければ、
(あるいは週足の方向が不明ならば)

今度は日足と4時間足を見て、トレンド方向が整合していれば、
30分足などのトレンドが方向同調したときにデイトレを狙う。

日足と4時間足の方向が整合していなければ、
(あるいは日足の方向が不明ならば)

今度は4時間足と30分足などを見て、
トレンド方向が整合していれば、
5分足などのトレンドが方向同調したときに、
タイミングを見計ってスキャルを狙う。

そして、どうもこうにも
時間軸に整合がないバラバラの相場なら、
ダマシにあいやすいので、
(よほど強い動意があるとき以外は)基本的にトレードを休む。

などの、相場の状態に応じて、

今、どのタームでトレードをすれば良いかを
「相場に聞いてトレードのタームを決める」
という方法もありそうです。

自分自身にとっての難問は、

案外と、一度、自己の固定観念を外してしまうと

「なーんだ。そういうことかぁ。」

と回答が見えてくる場合もあるようですね。


<お知らせ> 次回のブログの更新は9月28日(月)を予定しています。


FX 勝ち組への階段のお話

週はじめに米シアトルマリナーズのイチロー外野手が、
大リーグ史上初の9シーズン連続200安打の偉業を達成しましたね。

<一昨日の週はじめ14日(月)の主な出来事>

市場オープンではドル円が下窓を空け、
ユーロドルが上窓を空けてのスタートとなりました。
東京時間では、
ドル円がショートカバーで反発する動きとなって、
ドルストレート通貨ペアが軟調に推移しました。
NZ小売売上高(7月)は市場予想より弱い
2ヶ月連続マイナスの−0.5%となりました。
IMFの専務理事が
「独仏の一時の指標は良好も世界的な経済危機が続く可能性。
出口戦略の検討は必要だが直ぐに実行すべきではない。
失業は2010年にピークとなる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均が軟調に推移しました。
日鉱工業生産確報(7月)は2.1%となりました。
日経平均は前週末比マイナス242.27円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向で推移しました。
ドルストレートの多くが揉み合いとなりましたが、
ポンドが軟調に推移しました。
スイス生産者輸入価格(8月)は市場予想とおり0.1%となりました。
中国上海株価が小幅続伸しました。
格付け会社のムーディーズが、
英銀行の見通しを引き続きネガティブと発表しました。
欧鉱工業生産(7月)は市場予想より弱い−0.3%となりました。
欧州委員会が「ユーロ圏の経済は転換点にある。
景気回復は不安定または低水準。経済の刺激策は続けるべき。」
などの見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調となって、
ドルストレートが反発する相場展開となりました。
加第2四半期設備稼働率は市場予想より強い67.4%となりました。
中国から輸入されるタイヤ製品に最大35%の関税を課す
米国の先週末のセーフガードの決定に対して、
中国側がWTOに提訴して、
米中貿易の一部に摩擦懸念が生じることになりました。
米財務省が「金融システム破綻防止策を段階的に縮小」
することを発表しました。
ガイトナー米財務長官が
「年内に金融機関の包括的規制改革法案の可決が必要。」
との認識を示しました。
オバマ米大統領が
「過去2年間の金融の嵐は終わろうとしている。
経済の回復にはさらに時間と労力が必要。
年内の金融規制改革が必要。
金融にはまだ支援が必要だが必要性は後退している。
第2弾の景気刺激策は実施しない意向。」
などの認識を示す演説をウォール街で行いました。
サンフランシスコ連銀総裁が
「米経済はいまだショックに対して脆弱な状態。
失業率は数年間上昇する可能性。信用市場の逼迫が成長を抑制。
景気後退はこの夏で終了した可能性。米経済は下半期に拡大へ。
住宅差し押さえは峠を越えていない。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は続落して68ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+21.39ドルで取引を終えました。

<昨日のゴトウ日15日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
豪財務相が「豪政策金利は緊急的な低水準。
必要に応じてRBAは金利を調整する。」
との認識を示しました。
NZ第2四半期製造業売上高は
統計開始以来の減少率となる−4.8%となりました。
英RICS住宅価格は市場予想よりかなり強い10.7%となりました。
米財務省が救済時に取得した米シティ株を
売却する意向であることが報道されました。
日財務相が「急激な為替変動は好ましくない。」
との認識を示しました。
豪RBA議事録では
「良い経済状況が続けば拡張的でない金融政策とする必要。
国内外の経済見通しには一部に不透明感がある。
経済状況は将来の利上げ示している。
緩和政策継続のリスクと早期引き締めリスクとのバランスが必要。」
などの見解が示され、早期利上げ示唆はありませんでした。
中国商務省が「海外からの対中直接投資8月は前年比+7.0%」
となったことを発表しました。
日経平均は前日比+15.56円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
揉み合いとなる通貨ペアの多い中、ポンドが急落しました。
スイス第2四半期鉱工業生産は
市場予想よりはかなり弱い2.7%となりました。
中国上海株価は小幅ながら3営業日続伸で取引を終えました。
英消費者物価指数(8月)は0.4%、英小売物価指数(8月)は0.5%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
中国人民銀行が「元を国際通貨として普及することには慎重。」
との認識を発表しました。
独ZEW景況感調査(9月)は市場予想より弱い57.7となりました。
欧ZEW景況感調査(9月)は市場予想より弱い59.6となりました。
欧州経済センター(ZEW)が「景気見通しはさらに安定してきている。」
との見解を発表しました。
英BOE総裁が
「金利の引き下げはさらなる短期債の購入を意味する。
BOEは準備預金に対しての金利引き下げを検討している。
景気後退よって銀行はさらに損害を蒙る可能性。
英経済は第3四半期に成長を再開する可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
ポンドが急落しました。
トリシェECB総裁が
「金融セクターの規制に関する行動をしていく。
危機が過ぎ去ったととの断言は時期尚早。」
との見解を示しました。
欧州委員が「ロイズとRBSは英銀行支援スキームに加入見込み。」
と発言しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇した後に軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが上下動の揉み合いの後に堅調となる
相場展開になりました。
加新車販売台数(7月)は市場予想より強い5.3%となりました。
米生産者物価指数(8月)は1.7%、米小売売上高(8月)は2.7%、
NY連銀製造業景気指数(9月)は18.88と、
もとに市場予想より強い結果となりました。
加BOC副総裁が
「加ドル高はカナダ経済にとって向かい風。
順調な世界経済の回復は確信できない。」
などの認識を示す発言をしました。
米企業在庫(7月)は市場予想より弱い−1.0%となりました。
バーナンキFRB議長が
「金融規制改革が実現すると確信。
米国の景気後退は恐らく終わった。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は71ドルに迫るあたりで取引を終えました。
NYダウは前日比+56.61ドルで取引を終えました。

<今日16日(水)の主な予定>

午前10時に豪Westpac先行指数(7月)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(7月)、
午後5時半に英失業率(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数(8月)、
午後6時にスイスZEW景況感調査(9月)、
夜9時半に加製造業出荷(7月)、
同夜9時半に米消費者物価指数(8月)、米第2四半期経常収支、
夜10時に米ネット長期TICフロー(7月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(8月)、米設備稼働率(8月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(9月)、
英・欧・米の指標には注目です。

<明日17日(木)の主な予定>

朝8時50分に日第3四半期景況判断BSI、日第三次産業活動指数(7月)
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は0.10%で据え置き)
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時半に英小売売上高指数(8月)、
午後6時に欧貿易収支(7月)、欧建設支出(7月)、
午後8時に加消費者物価指数(8月)、
夜9時にスイスSNB政策金利、(市場予想は0.25%で据え置き)
夜9時半に加景気先行指標指数(8月)、
同夜9時半に米住宅着工件数(8月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(9月)、
などの経済指標が発表されます。
日・英・加・スイス・米の指標には注目です。

<週末18日(金)の主な予定>

午後2時に日景気先行・一致CI指数(7月 確報)、日銀金融経済月報、
午後3時に独生産者物価指数(8月)、
午後5時に欧経常収支(7月)、
午後5時半に英マネーサプライ速報(8月)、
夜9時半に加卸売売上高(7月)、
などの経済指標が発表されます。

さて、欧州連合(EU)の欧州委員会は、09年後半のユーロ圏16ヵ国の
四半期ベースの実質経済成長率が前期比0.1〜0.2%の
プラス転換すると発表して、
「景気回復は不安定で不確実性に満ちている。」としながらも、
景気後退局面から脱却して緩やかな回復に向かうとの
見解を示しました。

一方、オバマ米大統領も14日にウォール街で「過去2年間の
金融の嵐は終わろうとしている。」と金融危機から脱却しつつある
ことを宣言して、また同時に「経済の回復にはさらに時間と労力が
必要。年内の金融規制改革が必要。金融にはまだ支援が必要だが
必要性は後退している。第2弾の景気刺激策は実施しない意向。」
などの認識を示す演説を行いました。

また、報道によりますと、ここのところのドル円相場は
従来の構図である「株高→投資家のリスク許容度の高まり
→安全通貨の円売り(他通貨買い)」という
米株価と円の逆相関関係が、米長期金利の低下観測を背景に、
市場の関心が長期金利に向かっているためか、
必ずしも経験則が通用しない場面も見られてきているとのことで、
株価と円の相関も注目されます。

そして、報道によりますと、次の危機の種とも言われている
米不動産ローンの延滞が急増して、米地銀の破綻が相次ぎ、
米連邦預金保険公社(FDIC)によりますと2009年だけで92行が破綻し、
破たん処理の費用が急増して、基金が底をつきかけているとのことで
今後の市場のテーマとなる可能性もあり、
問題の今後の動向が注目されます。

さて、今週はドル売り動意の中でドル買戻しの動きも
時折見られていますが、また、日本の新政権での
円の動向も見ながら、チャートの動きをよく見て、
相場の流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、勝ち組への階段のお話です。

相場を数理的に考察したり分析したりする
金融工学という分野もありますが、

トレードにはトレーダーとトレーダーの
戦いの場である側面もあって、

トレードに参加するということは、
プロ筋のマネーバトルに参戦することでもありますね。

かの有名なウォーレン・バフェット氏も、
ポーカーのテーブルに着いたときに、
ぐるりと周りを見渡して、
もしも誰が負けるかすぐに解らなかったら、
それは自分自身だと述べていますが、

トレードには確かに鉄火場的な側面もあるようで、

あたかもタバコの紫煙が立ち込めるカジノの
テーブルに着いたときのように、

ニヤリと不適な笑みを浮かべて
「見慣れんヤツだな。彼はニューカマー(新参者)だ。」と
目配せしてほくそ笑むつわものたちの中で
ポーカーをする様子にもどことなく似ているようです。

ところで、

私はマージャンはやらないのですが、
私の悪友にめっぽうマージャンに強い奴がいて、

仕事熱心ではあるものの、
金曜日の夜からは毎週のように徹夜のマージャンで遊び興じて、

あるとき金曜の夜から月曜の朝まで
3日も徹夜したことがあると自慢げに語っていました。(笑)

「自分の牌が目の前に一列に並んでいるだろう。
 あれがさぁ、三晩目の徹夜になると
 豆粒の行列のように小さく歪んで見えるんだよ。
 そして、カラスが生ゴミをあさる明け方ころに帰るんだけど、
 太陽が黄色く見えるんだぜ。」

こいつほんとうに筋金入りのバカだなぁ、と思いましたが、

ときに徹夜でトレードすることもある私には、
「お前、バカじゃないのか。」と偉らそうなことは
言えるわけがありません。(爆)

その悪友の彼ですが、あるときこんなことを言っていました。

「そりぁ、最初はカモもよいとこだったよ。
 弱いくせに、でかいマージャンや3人マージャンやって、
 田舎の家一軒くらいは授業料を払うようにやられたね。
 でもね、運三割五分、技術六割五分のマージャンだけど
 負けても負けても頑張ってるとさ。(苦笑)
 十年以上もかかったけど、だんだん相手の捨て牌で
 相手の手が透けて見えるように判ってくるんだ…。」

麻雀の世界で20年間無敗だったといわれる桜井章一氏の
「伏せ牌すら透けて見えた」という逸話までではないにしても、(笑)

「ふーん。そんなものかねぇ…。」

と思わせる話を悪友が語っていたことがありました。

どういうわけか、

トレードは簡単という風潮があるようですが、

世界のプロ筋とのマネーバトルに参戦するトレードも、
マージャンに負けず劣らず、(笑)

かのゲーリー・スミスが利益を安定的に出せるようになるのに
かなりの年月がかかったと述懐しているように、
トレードをある程度のレベルまで極めるには
それ相応の時間と努力が要るのが普通でもあるようですね。

さて、

投資は企業活動を支援して富の創造に寄与することはありますが、

為替相場の投機のトレード自体は、
流動性への寄与や経済の血液などと綺麗事を並べてみても、
通貨交換だけでは企業活動のような富の創造はなく、

「勝者の利得は、敗者が支払い」
「敗者の損失は、勝者の利得となる」、
勝者と敗者によるマネー・ゲームといってもよいようで、

もしかしますと、
本質的にはマージャンと変わらないのかも知れません。

そして、もしもそうであるならば、

しばらくの間は授業料をマーケットに支払ったとしても、
少しでも早く少数の勝者の「勝ち組の階級」へと
トレード・レベルの階段を駆け上がりたいものですが、

それには、

負けをバネとする「したたかさ」とともに、
ある程度の期間は狂気のジャン士のように(笑)
勝てるトレード技術を粘り強く集中して
習得していく必要がありそうですね。


FX 鈍感の効能のお話

今週はリーマン・ブラザーズ破綻から一年目となりますね。
また、先週末はドル円が一時90円台前半まで下落しました。

<先週末11日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートが堅調傾向での推移となりました。
RBNZの総裁が「NZドルの上昇は好ましくない。」
と発言をしました。
ガイトナー米財務長官が
「金融機関のリスク選好の制限は金融システムの健全化に重要」
との認識を示しました。
日第2四半期実質GDP確報は市場予想より弱い0.6%となりました。
中国政府が
「中国の人民元建て新規融資8月は4104億元。
8月末時点の人民元建て融資残高は前年比+34.1%。」
と発表しました。
中国駐在財務公使が
「米債への需要を懸念している」と発言しました。
日消費者態度指数(8月)は市場予想よりやや強い40.4となりました。
ドル円が91円台を割り込みました。
日経平均は前日比−69.34円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いとなりました。
独卸売物価指数(8月)は0.7%となりました。
上海の株価が前日比+2.26%で取引を終えました。
英生産者仕入価格(8月)は市場予想より強い2.2%、
英生産者出荷価格(8月)は市場予想よりやや弱い0.2%となりました。
IMFの専務理事が
「明るい兆しが見えていたとしても、危機は継続している。
公的な経済支援を終了すべきでない。」
との見解を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が下落した後に反発を見せて、
ドルストレートが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
米輸入物価指数(8月)は市場予想より強い2.0%となりました。
加新築住宅価格指数(7月)は市場予想より強い0.3%となりました。
金の価格が1008ドルを超えて18ヶ月ぶりの高値となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)は
市場予想より強い70.2となりました。
米卸売在庫(7月)は市場予想より弱い−1.4%となりました。
カナダ財務相が「カナダ経済は脆弱で刺激策が必要。
現在のユーロ水準は景気回復にとって脅威ではない。」
との認識を示す発言をしました。
ユーログループ議長が「危機の終息が近い兆候が見られる。」
との認識を示しました。
米月次財政収支(8月)は
市場予想よりは強い−1114億ドルとなりました。
NY原油は下落して69ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−22.07ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日14日(月)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(7月)、
午後1時半に日鉱工業生産(7月 確報)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(8月)、
午後6時に欧鉱工業生産(7月)、
夜9時半に加第2四半期設備稼働率、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧の指標には注目です。

<コドウ日の明日15日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期製造業売上高、
朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、
午前10時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注(8月 確報)、
午後4時15分にスイス第2四半期鉱工業生産、
午後5時半に英消費者物価指数(8月)、英小売物価指数(8月)、
午後5時45分から英BOE総裁議会証言、
午後6時に独ZEW景況感調査(9月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(9月)、
夜9時半に米小売売上高(8月)、米生産者物価指数(8月)、
米NZ連銀製造業景気指数(9月)、
同夜9時半に加新車販売台数(7月)、
夜11時に米企業在庫(7月)、
同夜11時からバーナンキFRB議長講演、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・米の指標には注目です。

そして、今週の16日(水)からの主な注目材料は、

16日(水)に、豪Westpac先行指数、スイス実質小売売上高、
英失業率、欧消費者物価指数、スイスZEW景況感調査、
加製造業出荷、米消費者物価指数、米第2四半期経常収支、
米ネット長期TICフロー、米鉱工業生産、米設備稼働率、
米NAHB住宅市場指数、

17日(木)に、日第3四半期景況判断BSI、日第三次産業活動指数、
日政策金利、日銀総裁記者会見、英小売売上高指数、
欧貿易収支、欧建設支出、加消費者物価指数、スイスSNB政策金利、
加景気先行指標指数、米住宅着工件数、米建設許可件数、
米新規失業保険申請件数、米フィラデルフィア連銀指数、

18日(金)に、日景気先行CI指数、日景気一致CI指数、
日銀金融経済月報、独生産者物価指数、欧経常収支、加卸売売上高、

などがあります。

さて、今週にリーマン・ブラザーズ破綻から1年目を迎える
市場ですが、先週はドル売り動意で相場が大きく動きました。
株式市場では、米欧がリーマン・ショック前を約10%下回る水準で、
日株価も同じく約15%下回るレベルですが、
中国上海の株価は2月にリーマン・ショック以前のレベルを回復して
以来おおむね堅調で、直近は軟調となる場面もあったものの、
リーマン・ショック前を約40%も上回る水準まで上昇しています。

為替相場でも、リーマン・ショック後の不透明感による
ドル買い傾向から、今年の3月あたりからドルを売って
他国通貨を買い投資するドル・キャリートレードの動きも
あったようでドル売り傾向に転じていますが、
ドル円相場では、新政権の財務相に就任する可能性のある
最高顧問の「日本は基本的に円高の方が良い。」との主旨の
発言があったことも後押しとなったか、
ドル売り動意の強まりに、ここのところはドル円の軟調が
昂進することとなりました。

一方、報道によりますと、金融・財政政策を平時に戻す
「出口戦略」は、時期尚早としながらも、
米財務省は貯蓄型の投資信託MMFの元本保証を今月内で
打ち切る方針を発表して、米金融当局が金融危機に拡充した
緊急対策の縮小に動き始めてきて、
今後の市場の思惑と反応が注目されます。

また、先週末は休みを前にした調整との観測もあるものの、
原油先物価格が前日比で3.68%下落して、
原油価格と連動性の強い資源国通貨やドルストレート通貨ペアの
今週の動向が注目されます。

リーマンの破綻から1年目となる市場は、回復を見せていますが、
「平時を装う市場、足元には危機が潜む」とみている識者も
依然多く、米国だけでGDPの1/3にあたる4.7兆ドル(430兆円強)の
経済支援策での持ち直しが本物となるか、
今後こそが正念場と見る向きもあるようです。

さて、アナリストの予想では、ドル余剰感が継続して
いったんはドル円が90円割れとなると見る向きが多いようですが、
その後の展開については意見が割れているようで、
チャートを良く見て相場の流れに乗ってトレードして
いきたいものです。


さて今日は、鈍感の効能のお話です。

北海道にも深いゆかりがあり、
札幌医科大学にお勤めされていたこともある作家の渡辺淳一さんは、
「失楽園」や「愛の流刑地」など
ちょっとエッチな作品もありますが、(笑)
「鈍感力」と題したエッセー集でも有名ですね。

「鈍感」というと、
一般的にマイナスのイメージがあるものですが、

渡辺淳一さんによれば、「鈍感」にもりっぱな効能があり、
世知辛い現代を生き抜くには、
必要な力であり能力であると説いています。

ところで、

似たような効能がテクニカル指標でもありますね。

テクニカルを勉強していく過程で、
私もそうでしたが、
多くのトレーダーが一度は思うことがあります。

「ほんとうに、このテクニカル・インジケーターは
 このパラメーターでよいのだろうか。
 なんか、ずいぶん遅行するような気がするなぁ。
 もっと期間設定を早めたほうがよいのじゃないのだろうか…。」

テクニカル・インジケーターには、
モメンタムという指標や予測オシレーターという指標など、
過去のレートの動きを基にした描画でも
先行的に動くテクニカルもありますが、

比較的メジャーなテクニカル指標には遅行指標も多く、
レートの動きの二次的な描画の遅行指標のその動きが
どうも「鈍感に感じられる」ということがあります。

それで、いろいろとパラメーターをいじって、
短期化にしたりするのですが、

こんどは鋭敏すぎてダマシが連発するという
不都合が生じたりすることがあります。(苦笑)

まぁ、もしも鋭敏ほど優れているのであれば、
レートの二次的な描画のテクニカルよりも、
レートそのものの動きが最も鋭敏で最も良いということにも
なりそうですが、

テクニカル指標には、振動しながら動くレートの動きを
ある程度なだらかにして、ブレを平滑化するという、
「鈍感力」のような大切な効用があるようですね。

また、

「鋭敏」や「鈍感」といいますと、
テクニカル指標のパラメーター設定だけではなく、
チャートの時間軸にも深いかかわりがありますね。

あたりまえのことですが、月足よりも週足は鋭敏で、
そして、日足よりも分足は鋭敏となります。

日本のほとんどのFX取り扱い会社のチャートは
1分足までのところが多いですが、

海外の会社のチャートには、
たとえばアメリカのOANDAという会社などでは、
5秒足というのもあるようです。

数Pipsを抜く高速スキャルピングでは
ときに秒足も有効と聞きますが、

ある程度の動意を捉えるタームでのトレードでは、
「大いなる鈍」の月足や週足にも、(笑)
りっぱな効用があるものです。

相場の局所の短い足の動きでも、同じ相場の
大きな相場の流れの中の一部であることを思えば、

たとえば日足で下降トレンドであれば、
分足も下降となっていたことが多かったことを示していて、
長い足の「鈍」の動きも参考とすべきなのかもしれませんね。

(スキャルピングもりっぱなトレード手法であり、
否定するものではありませんが)

ときに、鋭敏だけに目を奪われていては、
森はおろか木も見ずに、葉を見るが如く、
トレードが矮小化してしまったり、
相場の中の立ち位置を見失ってしまうこともありそうです。

短期トレードをしていますと、

「週足だぁ? そんな悠長なもの関係ないや。」

と思ってしまうものですが、(苦笑)

もしかしますと「長期か、短期か」という
どちらが優れているかという二元を決着させようとするよりも、

長短や鈍鋭、それぞれの効用を認めて、
賢く利用するほうが良いのかもしれません。

世の中には、「慎重かつ大胆に。」とか「急がば回れ。」など、
物理的に無理な背反命題を推奨する格言がありますが、(大笑)

「鋭の効用」とともに「鈍の効用」も利用したほうが良い、
という意味もこめられているのかもしれませんね。

「森も見て木も見て葉も見る」ように
複眼的な視点で相場を見ていきたいものです。(爆)


FX ジョン・F・カーター氏の毒舌のお話

昨日8日はドル売り動意となりましたね。
また、ドルと逆相関傾向にある金価格が1000ドル超となりました。

<週はじめの一昨日7日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下に揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
ポンドドルが軟調傾向で推移しました。
6日に英紙が「BOEは回復の芽を摘み取らぬようゼロ金利にすべき。」
との英国商業会議所のコメントを掲載しました。
中国上海株価などアジア株式市場が堅調傾向の推移となりました。
NZの財務省が「NZ経済は第3四半期に拡大の可能性。
NZ失業率は7.5%でピークの可能性。」との見通しを発表しました。
日経平均は4営業日ぶりに反発して、
前週末比+133.83円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上昇の後に軟調傾向の揉み合いに転じて、
ポンドが揉み合いながらも反発しました。
独製造業新規受注(7月)は市場予想より強い3.5%となりました。
トリシェECB総裁が
「世界的に指標は改善している。世界経済は急降下の時期を脱した。
不透明感は強く慎重であるべき。財政再建は信頼回復に必要。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
レイバー・デーで米・加が休場となりました。
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ポンドが再び下落して終盤に揉み合う展開となりました。
クウェート石油相が「OPEC総会では追加減産しない方向でほぼ合意。」
との見通しを発表しました。

<昨日8日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが小幅に揉み合う展開となりました。
英財務相が「回復となったら財務の再構築をしなくてはならないが、
今、支出削減をすると経済回復を駄目にする可能性。」
との見解を示しました。
日国際経常収支(7月)は兆2656億円、同貿易収支は4373億円と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
金の先物価格が1000ドルに上昇しました。
豪NAB企業景況感指数(8月)は4、
豪NAB企業信頼感指数(8月)は18となりました。
中国財務省が「香港でを60億元規模の人民元建て債権を発行する」
ことを発表しました。
日企業倒産件数(8月)は前年比で−1.0%となりました。
ECB専務理事が
「市場は明るい経済指標に過度に反応している可能性。
政府が改革を実施しなければ持続的成長は不可能。」
との認識を示す発言をしました。
日景気ウォッチャー調査の現況判断DIは市場予想より弱い41.7、
同先行判断DIは市場予想とおりの44.0となりました。
スイス失業率(8月 季調済)は市場予想よりは強い4.0%となりました。
日経平均は前日比+72.29円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルが売られ、ドル円が下落して、
ドルストレート通貨ペアが上昇しました。
独貿易収支(7月)は139億ユーロ、独経常収支(7月)は110億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果となりました。
仏中央銀行が「仏第3四半期の経済成長率は+0.3%」
との見通しを発表しました。
英紙が「国連は米ドルに替わる新たな世界通貨を望んでいる。」
との記事を掲載しました。
中国上海株価は5営業日続伸して前日比+1.71%で引けました。
英鉱工業生産(7月)は0.5%、英製造業生産高(7月)は0.9%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
独鉱工業生産(7月)は市場予想よりかなり弱い−0.9%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円の下落が一服となり、ドルストレートの上昇も一服となって
揉み合う相場展開となりました。
カナダの住宅建設許可(7月)は
市場予想よりかなり弱い−11.4%となりました。
独財務相が「09年の独GDPは5〜6%落ち込む見込み。」
との見解を示す発言をしました。
英財務相が「経済は依然として景気刺激策を必要としている。」
との認識を示しました。
英NIESRのGDP予想(8月)が前倒し発表されて
08年5月以来のプラスの0.2%となりました。
独連銀総裁が
「経済の急降下が終息した確実性は高まっているが、
ECBの景気支援策終了と金融危機終了宣言は時期尚早。
状況は改善して独とユーロ圏にクレジットクランチは見られない。」
などの認識を示す発言をしました。
IMFの世界経済見通しの草案で
「ユーロ圏成長率09年−4.2%、10年0%と引き上げ、
ユーロ圏の失業率が09年10%超、10年に約12%の見込み。」
となることが報道されました。
格付け会社のムーディーズが
ノルウェーの4銀行を格下げしました。
米国の3年債の応札率が3.02倍となり、
落札利回りが1.487%となりました。
米消費者信用残高(7月)は市場予想より弱い
6ヶ月連続のマイナスとなる−216億ドルとなりました。
NY原油は71ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+56.07ドルで取引を終えました。

<今日9日(水)の主な予定>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(8月)、
午前10時に豪Westpac消費者信頼感指数(9月)、
午前10時半に豪小売売上高(7月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(7月)、日景気一致CI指数速報(7月)、
午後3時に日工作機械受注速報(8月)、
同午後3時に独消費者物価指数確報(8月)、
午後5時半に英商品貿易収支(7月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(8月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・米の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日10日(木)の主な予定>

朝6時にRBNZ政策金利、(市場予想は2.50%で据え置き)
朝8時50分に日機械受注(7月)、日国内企業物価指数(8月)、
午前10時に豪消費者インフレ期待(9月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(8月)、豪失業率(8月)、
豪労働参加率(8月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は0.50%で据え置き)
夜9時半に米貿易収支(7月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際商品貿易(7月)、
夜10時に加BOC政策金利、(市場予想は0.25%で据え置き)
深夜2時にガイトナー米財務長官議会証言、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・米・加の指標には注目です。

<週末11日(金)の主な予定>

朝8時50分に日第2四半期実質GDP(確報)、
日第2四半期名目GDP(確報)、
午後2時に日消費者態度指数(8月)、
午後5時に欧ECB月例報告(9月)、
午後5時半に英生産者物価指数(8月)、英生産者仕入・出荷価格(8月)、
夜9時半に米輸入物価指数(8月)、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(7月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)、
夜11時に米卸売在庫(7月)、
深夜3時に米月次財政収支(8月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

さて、昨日8日は「国連が米ドルに替わる新たな世界通貨を
望んでいる。」との報道があったことや、
8〜10日の3日間で総額700億ドル規模の米国債の入札による
需給懸念もあるようで、米ドルが売られ、
また、上昇傾向にあった金価格が1000ドルの大台となって、
ドル円が下落してドルストレートが堅調となるなど、
相場が大きく動くこととなりました。
一部では週末までにはいったんドル円やドルストレートに
反動の動きがあるのではないかとの観測があるとのことです。

また、スイスのバーゼルで開かれていた国際決済銀行(BIS)の
総裁会議では不確実性が高いとしながらも
「世界経済が最悪期を脱した」との認識で一致することとなりました。

一方、報道によりますと、中国の8月の新車販売台数が前年
同月比81.7%増となるなどの経済回復を示す経済指標がある一方、
香港市場に株式を上場している中国大手銀行の発表した
1-6月期決算では、貸出残高は半年で25%の増加となりましたが、
貸出金利の低下に伴う利ザヤ縮小で6行中4行が前年同期比で
減益となり、中国の景気回復がずれ込んで金融緩和が長期化すれば
銀行収益がさらに低迷する可能性があるとして、
融資拡大のペースを落とす方針を打ち出す銀行も現れるなど、
経済へのブレーキとなる影響を懸念する声もあるようです。

また、豪ドルが対ドルでリーマン・ショック以前の水準に
回復するなど、資源高を背景に、利上げ期待もあって
資源国通貨が堅調ですが、一部では「機関投資家がバスを
降りようとしている。」との観測もあるようで、
流れに乗りながらも、一応の警戒は忘れずにいたいものです。

週後半は、9日深夜の米地区連銀経済報告(ベージュブック)や、
10日のRBNZ政策金利、豪雇用統計、英BOE政策金利、加BOC政策金利、
などがあり、各国政策金利の市場予想は据え置きですが、
中銀声明などが注目されます。


さて今日は、ジョン・F・カーター氏の毒舌のお話です。

トレード・ザ・マーケッツ社の社長でもあり
トレーダーでもあるジョン・F・カーター氏は
辛口の語り手としても知られています。

まぁ、歯に衣着せずに言いたいことをおっしゃるわけですが、
思わず笑ってしまうユーモアも持ち合わせているようです。
彼の著作の"Mastering the Trade"でも毒舌が冴えています。(笑)

「トレードは一般社会の通念とは無関係である。
 損をすれば失敗、利益を上げれば成功、と考えるのが一般社会だ。
 金を儲けたか損をしたかによって人を分類するこの一般社会の
 考え方を気にするトレーダーたちは、自らを破滅へと追いやる
 悪習という名の罠にいとも簡単にはまってしまう。」

「ブレイクイーブンで手仕舞いできることを期待して
 ストップを取り消すという悪習は、トレーダーたちが犯す
 最も悪い習慣のひとつだ。失敗すればひとたまりもない。」

「トレード以外の世界では金を失うのは悪いこととみなされるが、
 トレードでは小さい損失は成功の前兆なのである。」

なんだぁ、また損切り礼賛の話かぁ、とも思えますが、(苦笑)

次の一文が笑えるほどユーモラスです。

「でも、こういったことはトレード以外の世界では理解されない
 ことが多いので、『昨日は2000ドルばかり損をしたが、
 これは自分のサクセスプランの一環なのだ。』などと
 親類縁者に言って時間を無駄にしないようにしよう。
 もちろんこれは、あなたがちゃんと(トレードいう)仕事を
 している証拠だが、太陽が東から昇る限り、
 外部の人々がこれを理解することはないだろう。」

まぁ、たしかにトレードを知らない人にとっては

「こいつ、相場で損をしたことを体(てい)良く言い訳してやがる。」

と、思われるのがオチのようですね。(苦笑)

また、異論もあるかもしれませんが、
ドルコスト平均法についても手厳しく批判されています。

「フィナンシャルプランナーたちは
 よくドルコスト平均法の話をするが、
 私に言わせればそれは『ドル損失平均法』だ。
 勝ちトレードとなっている場合に増し玉するのはかまわないが、
 負けトレードとなっているときに増し玉するのはバカげている。
 あなたから盗みを働こうとしている従業員を捕まえたら、
 あなたはその従業員を昇給させるだろうか。」

そして、こんな面白いことも記されています。(要約)

「ストップには従えるようになった、
 しかし、仕掛けに問題がある、と気づいたとき、
 アルコール依存患者の言う『覚醒の瞬間』に達したことになる。
 仕掛けに問題があるということは、
 使っているインディケーターに問題があるという
 ことのように見える。だから、もっと良いインディケーターや
 手法を見つけにかかる。こうして聖杯探しが始まるのである。」

「どのトレードにも使える絶対確実なインディケーター探しは、
 山のような死体、破れた夢、あほうどもがゴロゴロ転がる
 迷宮へとトレーダーを誘い込む。残りの人生をこの探求に費やす
 トレーダーは少なくない。皮肉にもこの段階のトレーダーたちは
 自分がトレーダーとして進歩していると思い込んでいる。
 しかし、実際には彼らのトレーダーとしての進歩は停止して
 しまっているのが現実だ。この段階にいるトレーダーは、
 泥沼にはまり、何年も、何十年も、長い期間を過ごすことになる。」

「次にベストなものは何かと飽くことなく探し続けるというのが、
 この段階にいるトレーダーの特徴だ。
 彼らが探しているのは磁石のように金を引き寄せる
 夢のようなインディケーターやシステムだ。
 いろいろなトレーディングシステムやアイデアに見境なく
 飛びついて、マジックを紡ぎだすまで永遠にいじりまわすのだ。」

「そしてやがて、全てが報われるときがやってくる。
 探していたものをついに発見するのだ。
 『パラメーターはこうでなきゃいけないんだ。』
 さっそく、ヒストリカルデータに適用してみると良い結果だ。
 次のトレーディングデイを心待ちにする。」

「しかし、これが現実のトレードでうまくいかないことが分ると、
 今度は15分足チャートから13分足チャートに鞍替えする。
 これでもうまくいかないことが分ると、
 取引市場をEミニS&PからEミニナスダックに変更する。
 これでもうまくいかなければ、金投資に変更する。
 なぜって? 金こそが唯一本物の金だからだ。」

少し皮肉っぽく面白おかしく極端には書かれているとは思いますが、
「じゃぁ、どうすりゃいいのさ」とツッコミを入れたくなりますね。

詳しくはジョン・F・カーター氏の
著作を読んでいただく以外にありませんが、(笑)

「トレーダーと市場との関係はダンスに似ている。
 市場とうまくダンスするには、市場にリードしてもらうのが
 ベストだ。セットアップはシンプルなもので充分だ。
 ビジョンよりはまずは規律である。2つのルールが大切だ。
 感情によらないセットアップのルールと
 マネーマネジメントのルールだ。
 ルールに従う習慣がつき、自分を信じられるようになれば、
 提供される市場機会に集中できるようになる。(要約)」

「次なる聖杯探しをやめ、各トレードにおけるリスク管理を
 しっかり行うことである。これができて
 初めてプロへの道が開かれるのだ。」

そして、第1部の基礎編では、
ジョージ・S・パットン将軍の言葉を引用して結んでいます。

大きなことは規律づけられず、
小さなことは規律づけられるということはない。
勇敢な者でも規律を持っていなければ、
規律と勇気を持った者には太刀打ちできない。
わずか数人の警官で大衆を取り締まっているのを
見たことがあるだろうか―。

ふーん。そうかぁ…。

聖杯探しよりもトレードの規律こそが大切なことなのですね。


<参考>

パンローリング社 ジョン・F・カーター著 
「フルタイムトレーダー完全マニュアル」


FX 相場と大衆のお話

米シアトルマリナーズのイチロー外野手が
来季に日本球界に復帰するという噂があるそうですね。

<先週末4日(金)の主な出来事>

東京時間では
主要通貨ペアが小幅な上下動のの揉み合いとなりました。
米財務省が金融機関に対する国際的な資本基準の提案を
検討していることを表明しました。
日第2四半期法人設備投資は、
前年比で市場予想よりは強い−21.7%となりました。
米ダラス連銀総裁が
「米経済は長期的に緩やかな成長入りとなる見通し。
米失業率は当面は高水準にとどまる可能性。
金融市場は効率性を取り戻してはいない。
巨額の財政赤字により金利上昇は長期的なリスクがある。」
などの認識を示す発言をしました。
日経平均は3日続落して前日比−27.53円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
中国国家為替管理局が、
海外投資家による人民元建て株式への投資規制を緩和して、
1投資家あたりの投資枠を8億ドルから10億ドルに引き上げました。
トリシェECB総裁が、
「危機が終わったとの認識には時期尚早。
現在は非標準的措置を解除する時期ではない。
ECBは出口戦略を有するが然るべき時に行動。」
などの認識を示しました。
スイス消費者物価指数(8月)は市場予想より弱い0.1%となりました。
英財務相が
「英経済は今年末頃に景気後退を脱する可能性。
金融システムの回復が経済回復の鍵となる。
金融規制は今までより引き締める必要。」
などの見解を示す発言をしました。
IMFの専務理事が
「刺激策の拙速な緩和は経済成長と失業率を狂わす可能性。
緩和政策からの撤退は明確な経済回復と失業率下落の以降。
危機の中での米ドルは比肩なきセーフヘイブン。
外貨準備過剰は不確実性要因となる。
金融改革は充分な速さではない。
2010年上半期での回復を確信している。」
などの認識を示す発言和しました。
カナダ雇用ネット変化率(8月)は2.71万人、カナダ失業率は8.7%と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
カナダドルが上昇しました。
IMFが、「09年世界GDP予想を−1.3%に上方修正。
米2009年米GDP予想を−2.9%に下方修正。
09年ユーロ圏GDP予想を−4.2%に上方修正。
2010年の世界・米・ユーロ圏のGDP予想をそれぞれ上方修正。」
することを発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが大きな上下振幅をしながらも堅調傾向で推移しました。
米非農業部門雇用者数変化(8月)は
市場予想よりは強い−21.6万人となりました。
米失業率(8月)は市場予想より弱い9.7%となりました。
米製造業雇用者数変化(8月)は
市場予想より弱い−6.3万人となりました。
非農業部門雇用者数変化の7月と6月分が下方修正されました。
ECB専務理事が
「早期回復の可能性はあるが一時的要因に因る。
最悪期は過ぎた可能性はあるが多大な課題がある。
潜在成長率は低下する見通し。」
などの見解を示す発言をしました。
加IVey購買部協会指数(8月)は市場予想より強い55.7となりました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+96.66ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日7日(月)の主な予定>

午後7時に独製造業新規受注(7月)、
今日は米国とカナダがレイバー・デーで休場です。

<明日8日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、
朝8時50分に日(国際)経常収支(7月)、日(国際)貿易収支(7月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(8月)、
豪NAB企業景信頼感指数(8月)、
午後1時半に日企業倒産件数(8月)、
午後2時に日景気ウォッチャー現況判断DI(8月)、同先行判断DI(8月)、
午後2時45分にスイス失業率(8月 季調済)、
午後3時に独貿易収支(7月)、独経常収支(7月)、
午後5時半に英鉱工業生産(7月)、英製造業生産高(7月)、
夜7時に独鉱工業生産(7月)、
夜9時半に加住宅建設許可(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(7月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独の指標には注目です。

そして、今週の9月9日(水)からの主な注目材料は、

9日(水)に、豪小売売上高、日景気CI指数(先行・一致)、
日工作機械受注、独消費者物価指数、英商品貿易収支、
加住宅着工件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、

10日(木)に、RBNZ政策金利、日機械受注、日国内企業物価指数、
豪新規雇用者数、豪失業率、英BOE政策金利、米貿易収支、
米新規失業保険申請件数、加国際商品貿易、加BOC政策金利、
ガイトナー米財務長官議会証言、

11日(金)に、日第2四半期実質GDP(確報)、
日第2四半期名目GDP(確報)、日第2四半期GDPデフレータ(確報)、
日消費者態度指数、欧ECB月例報告、英生産者物価指数、
加新築住宅価格指数、米輸入物価指数、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)、米卸売在庫、
米月次財政収支、

などがあります。

さて、注目されていた先週末の米雇用統計は「失業率(8月)が9.7%、
製造業雇用者数変化(8月)が−6.3万人とともに悪化して、
非農業部門雇用者数変化の7月と6月分が下方修正されたものの、
足元の雇用情勢を示す8月の非農業部門雇用者数変化が、
市場予想よりは強い−21.6万人となって、週明けの7日(月)の
米レイバー・デーの休場を前にしたNYダウが反発をみせたこともあり、
リスク選好動意の円売りドル売り反応で、
主要通貨ペアが上昇する結果となりました。

また、週末にロンドンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議
には、当初、日閣僚は欠席とのことでしたが、急遽、竹下財務
副大臣が、白川日銀総裁とともに参加することとなりました。
同G20では、「世界経済は改善しているが、成長と雇用情勢の
先行きは懸念される。景気回復が確実になるまでは財政拡大や
金融緩和の継続が必要。」との共同認識と、
「(リスク経営を抑制するために)金融機関の報酬に関する
国際基準の策定の必要。」との共同認識を盛り込む声明で合意して
閉幕となりました。

一方、報道によりますと、中国国家為替管理局が、「海外投資家
による人民元建て株式への投資規制を緩和して、1投資家あたりの
投資枠を8億ドルから10億ドルに引き上げる。」ことを発表したり、
中国人民銀行(中国中銀)が、これまで中国系銀行に限定していた
人民元の国際貿易決済業務を外資系銀行にも解禁すると発表して、
元建て決済の門戸を開いて、外資の中国株式市場へのさらなる導入を
促すとともに、人民元の国際化を徐々に促す政策を採ることと
なりました。

他方、報道によりますと、米国で商業用不動産向け融資を裏付け
とした証券化商品の「商業用不動産ローン担保証券(CMBS)」は
約7000億ドル発行されているとのことですが、
不況の長期化を背景にCMBSの延滞率が、過去1年間で約6倍にまで
上昇しているとのことで、金融機関の保有する商業用不動産向け
融資と商業用不動産ローン担保証券(CMBS)を合わせた残高が、
金融危機の発端ともなったサブプライム・ローンの約2倍近い
2兆ドルにもなることから、金融システムの今後の不安材料として、
強く懸念される状況になってきているとのことです。

さて、今週のアナリスト予想では、「米雇用不安による米市場金利の
低下が一巡して、また中国株も下げ止まり、悲観相場の反動での
円安。」と見る向きがある一方、「米経済指標の結果はまちまちで、
しばらく続いた実体経済の回復期待の過剰な織り込みの反動で
円が買われやすい。」と見る向きもあり、
意見は割れているようですが、短期的にはやや円買いと見る向きが
優勢のようです。しかしながら、揺れる展開もありそうで、
しっかりチャートを見て流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、相場と大衆のお話です。

2007年のフォーチュン誌で「最も賞賛されるべき証券会社」と
紹介されたこともあるリーマン・ブラザーズが
2008年9月15日に破綻してから、
早くも1年がたとうとしていますね。

1933年のグラス・スティーガル法以来、
米国では銀行と証券会社の兼業が禁止されていましたが、

2008年の金融危機の猛威は、
メリルリンチがバンカメに買収されることになって、
モルガン・スタンレーも三菱UFJからの出資を受け入れ、
ゴールドマン・サックスとともに、
FRBの規制と保護を受ける銀行持株会社に移行して、

昨2008年9月は、ウォール街の象徴であった
投資銀行がわずか1週間で消え去る激動の月となりました。

その後、株式市場は暴落して、
2008年秋には日経平均も海外の機関投資家の投売りで、
バブル崩壊後の最安値が更新され、総弱気とも思える中、
一時、証券会社の口座開設数が月間で10万口座近くも増えて、

日本の個人投資家は年末年始にかけて買い向かい、
金融危機の猛威にあっても08年通年では18年ぶりの
「邦人買い越し」となって、日個人投資家の果敢な闘志を
印象づけることとなりました。

そして、2009年の3月安値にかけて
売り抜ける個人投資家も少なくはなかったようで、

個人家計金融資産の統計を見る限り、
個人投資家の全体パイでの運用では、
個人家計金融資産での損失は6%以下にとどめていたようで、

多数のアナリストを擁して、金融工学を駆使する
欧米の機関投資家でさえ破綻する時期でも、
個人投資家は悪いながらも大健闘していたようです。

「素人だからできた逆張り好きの離れ業」
との声もあったようですが、
事実としてこの時期の欧米の機関投資家などのプロ筋より
優れた運用成績であったことは、

「個人投資家、侮(あなど)りかたし。」

で凄いことですね。(驚)

また、このようなことは昨年に限らず、

元メリルリンチとソロモン・ブラザーズで活躍されていた
歯に衣着せぬ論調で知られる松藤民輔さんと、
元ニューヨーク州立大学の助教授でいらっしゃった
アナリストの増田悦佐さんとの対談の
「2010年世界経済大予言」(ビジネス社)によりますと、

個人世帯の金融資産に占める株の比率の推移では、

「88年まではリスクを取り、89年からはリスク回避に転じ、
97〜99年までリスクを取り、2000年にはリスク回避に転じ、
03〜05年まではリスクを取り、06年にはリスク回避に転じている。」

のだそうで、個々の個人投資家のパフォーマンスはともあれ、
ネットの視点での売買では絶妙なタイミングとなっているそうです。

ところで、

相場では「大衆は常に間違う」とも言われることがあり、
ポジションの偏りは相場が逆方向に動きやすい傾向もあって、
ポジションの著しい偏りを逆張り指標とすることがありますが、

ときにはプロの機関投資家が
「大衆」となってしまうこともあるのかもしれませんね。

さて、

報道によりますと、8月末には、
2年ぶりの高水準の11億ドルに膨らんでいた
「くりっく365」でのドル円取引でのドルの買い越額ですが、

9月に入って急速に縮小して、
9月3日時点でのドル円取引でのドルの買い越額が
1億ドル強と9割ほど減少しているとのことで、

今週の相場展開が注目されます。

「個人投資家 VS 機関投資家―。
 いったい大衆とは誰のことなのでしょう。」

相場観の勝敗は如何に…。


FX テクニカルの妥当性の誤認のお話

ロンドンで今週末開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議に
日本の閣僚が欠席することになたのだそうですね。

<週はじめで月末の8月31日(月)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
日衆議院総選挙では民主党が圧勝となりました。
RBNZ総裁が
「NZ経済は緩やかに回復しているも漸進的。
NZの通貨高は輸出に悪影響を及ぼす可能性。
10日の声明は将来の金利動向を明確に示すものとなる。」
などの見解を示しました。
英ホームトラック住宅価格(8月)は0.1%となりました。
日鉱工業生産(7月 速報)は5ヵ月連続の改善となって
市場予想より強い1.9%となりました。
日経平均が一時前週末比+200円超の上昇となりましたが、
その後に反落しました。
中国上海株価が軟調に推移しました。
NBNZ企業信頼感(8月)は34.2となりました。
日自動車生産(7月)は前年比で−31.9%となりました。
日住宅着工件数(7月)は前年比で
市場予想より弱い−32.1%となりました。
日経平均は前週末比−41.61円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が揉み合いながらも反発して、
ドルストレートは上下動の揉み合いとなりました。
日銀総裁の講演では
「日景気は回復の兆しを見せている。
持ち直しの動きは緩やかになる可能性。
中国など新興国経済は予想よりも強めの動きとなっている。」
などの認識を示しました。
中国上海株価が前週末比−6.74%で引けました。
中国国家為替管理局が
「中国は外貨準備の長期的リターンの向上を目指す」
と発表しました。
欧消費者物価指数速報(8月)は
市場予想よりは強い−0.2%となりました。
NY連銀総裁が「FEDの買入プログラム取りやめの判断は時期尚早。」
との認識を示しました。
独財務相が
「インフレ圧力の対処のため政策委員に金融引き締めを要請した。
G20では公共財政赤字を削減することを明言すべき。」
などの発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
カナダGDP(6月)は市場予想より弱い0.1%となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(8月)は
市場予想より強い50.0となりました。
米ダラス連銀製造魚活動指数(8月)は
市場予想よりは強い−9.1%となりました。
オーストリア中銀総裁が
「金融危機終了の言及は時期尚早。
困難な状況は続いていて満足する余地はない。
失業への対策が優先課題。」
などの認識を示す発言をしました。
独首相が「G20では政策金利について議論する可能性。」
との認識を示しました。
NY原油は下落して69ドル台後半で取引を終えました。
Nyダウは前週末比−47.92ドルで取引を終えました。

<月初めの昨日9月1日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートの多くが堅調傾向で推移しました。
豪ドルが上昇傾向の後に軟調となりました。
中国製造業PMI(8月)が54.0と好結果になりました。
豪第2四半期経常収支は
市場予想より弱い−122.47豪ドルとなりました。
豪住宅建設許可件数(7月)は市場予想より強い7.7%となりました。
豪政策金利は3.00%に据え置きとなりました。
豪RBA声明では、
「世界経済は成長が再開しつつある。
中国の経済成長は力強い。豪経済も予想以上に強い。
失業率は予想ほどは上昇していない。
2010年の豪経済成長は堅調となる見込み。」
との見解が発表されました。
一部で利上げ期待もあったためか、豪ドルが軟調となりました。
日自動車販売台数(8月)は前年比で+2.3%となりました。
スイス第2四半期GDPは市場予想よりは強い−0.3%となりました。
日経平均は前日比+37.53円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートの多くが堅調の後に反落する展開となりました。
豪ドルは軟調傾向が続きました。
独小売売上高指数(7月)は市場予想とおりの0.7%となりましたが、
前年比では市場予想より強い−1.0%となりました。
中国上海株は前日比+0.60%で引けました。
スイスSVME購買部協会景気指数(8月)は
市場予想より強い50.2となりました。
独製造業PMI確報(8月)は市場予想よりやや強い49.2となりました。
独失業率(8月)は市場予想より強い8.3%となりました。
欧製造業PMI確報(8月)は市場予想より強い48.2となりました。
英製造業PMI(8月)は市場予想より弱い49.7となりました。
英消費者信用残高(7月)は
市場予想よりかなり弱い−2億ポンドとなりました。
ポンドが軟調となりました。
欧失業率(7月)は市場予想とおりの9.5%となりました。
中国の温家宝首相が
「中国は経済回復で重要な段階にあり、
経済政策の方向性は変更しない。」
と発言しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発をみせた後に
軟調傾向で揉み合う相場展開となりました。
独財務相が
「金融状況はより困難になっていて更に悪化する可能性がある。
独経済はまだ困難な時期を脱していない。」
との認識を示す発言をしました。
米ISM製造業景況指数(8月)は52.9、
米中古住宅販売保留(7月)は3.2%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米建設支出(7月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。
米AIGの株価が急落しました。
NYダウが前日比プラス圏から急落しました。
米セントルイス連銀総裁が
「米国の利上げはかなり先となる可能性。」
との認識を示しました。
G20サミットが9月24-25日に米ピッツバーグで開催することを
米国政府が発表しました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−185.68ドルで取引を終えました。

<今日2日(水)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期GDP、
午後5時半に英建設業PMI(8月)、
午後6時に欧第2四半期GDP(改正値)、欧生産者物価指数(7月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(8月)、
米MBA住宅ローン申請数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(8月)、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性(確報)、
同米単位労働費用、
夜11時に米製造業受注指数(7月)、
深夜3時に米FOMC議事録(8月12日分)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<明日3日(木)の主な予定>

午前10時半に豪貿易収支(7月)、
午後4時53分に独サービス業PMI(8月 確報)、
午後4時58分に欧サービス業PMI(8月 確報)、
午後5時28分に英サービス業PMI、
午後6時に欧小売売上高(7月)、
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半からトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<週末4日(金)の主な予定>

朝8時50分に日第2四半期法人設備投資、
午後3時45分からトリシェECB総裁講演、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(8月)、
午後8時に加失業率(8月)、加雇用ネット変化率(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(8月)、米失業率(8月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。
また、4〜5日にかけてG20財務相・中央銀行総裁会議が
ロンドンで開催されます。
そして、週明け7日が米レイバーデーで休場となり、
4日が米市場連休の直前日となります。

さて、週はじめはリスク回避の動きとなった後に主要通貨ペアは
反発を見せ上下動の相場となりました。月初め9月1日は
中国製造業PMI(8月)が54.0と好結果になったこともあって、
市場にリスク選好の動きが見られましたが、
一部で利上げ期待もあった豪ドルが軟調傾向となって、
また英製造業PMIが節目の50を割り込んで、
さらに英消費者信用残高(7月)も市場予想よりもかなり弱い
−2億ポンドとなったことなとでポンドが急落したり、
米AIGの株価が急落したり、NYダウも軟調傾向となるなど、
市場にはリスクを畏怖するナーバスなセンチメントが
覗えるようです。

経済回復期待と疑心暗鬼が交錯して、強気と弱気の激突で
上下に揺れる相場展開となっているようです。
週中の米ADP雇用統計と米FOMC議事録、週後半の欧小売売上高と
ECB政策金利の発表とトリシェECB総裁の記者会見に
米ISM非製造業景況指数、そして週末の米雇用統計と注目材料が多く、
週中から週後半にかけても大きく揺れる相場展開となる
可能性もありそうです。


さて今日は、テクニカルの妥当性の誤認のお話です。

オカルトや迷信と笑う人もいるものの、
今年も8月相場はアノマリーとおりとなって、
経済回復期待の中、ドル円では月足で陰線となりましたね。

9月からのアノマリーは、
9月の月足が陰線なら年末まで下げ基調となり、
9月の月足が陽線なら年末まで上げ基調となる、
確率が過去13年間で80%以上になるとのことで、
9月は年末までの動向を占う月となるのだそうです。

さて、

テクニカル分析はアノマリーではありませんが、
昨今、相場の世界でも市民権を得てきているテクニカル分析も、

いまなお、経済学者や一部の著名な知識人には

「テクニカルなどは星占いレベルのもの」

と、手厳しい批判を受けることがありますね。

まぁ、今では星占いも金融アストロジーとして
トレードに活用しようとする研究があるくらですが、

学者先生の中のアンチ・テクニカル派は
まだまだ、けっこういらっしゃるようです。(苦笑)

「相場は常にランダムであり、ダブルトップやボトム、
 そして、トレンド等々は乱数から導き出された
 チャートパターンでも描けるものである…。」

バートン・マルキール氏の著書
「ウォール街のランダムウォーカー」でも、

誤読を恐れず書くならば、

トレードそのものが

「ほとんど不可能なことを行おうとする愚行」

に近いくらいのニュアンスで
書かれているようにさえ思えます。(汗)

まぁ、学者の中にもロシュミット氏やツェルメロ氏など、
ランダムウォーク理論への学術的な反論をされる方も
いらっしゃるようですが、

テクニカル分析それ自体への手厳しい批判があるのは
事実のようです。

そのテクニカル分析への批判の1つに、
「妥当性の誤認」というものがあります。

「過去の値動きのアーカイブであるチャートによって、
 『反転する前にシグナルが発せられていた』などのたわごとは、
 『シグナルが発せられていたので反転する』とする
 原因と結果を取り違えた『妥当性の誤認』なのであ〜る。」

「チャートがそうなっていたから、
 価格(レート)がこう動いたのではないのだ。
 価格がこう動いたのでチャートがそうなったのに過ぎない。
 原因と結果を取り違えて論ずるテクニカルは
 こじつけであって、非科学的なものなのであ〜る。」

うーん。オーマイガ。(苦笑)

「その証拠にダブル・トップなどのチャートパターンを
 コンピューティングで過去の相場を徹底検証して
 統計学的見地によって分析してみるとよいだろう。
 ダブル・トップを形成後に価格がネックラインを割り込んで、
 そして下落することも確かにあるが、
 しかし、そうならないこと(上昇してしまうこと)もあって、
 チャートパターンには統計学的な有意は
 何ら存在していないのだよ。君〜ぃ。」

おぉ〜、手厳しい。(苦笑)

でもでもでも、(爆)

「人間のトレードする相場」には、
たとえば、ダブル・トップならずとも
前回高値安値などが意識されていることは
トレードしていて理屈抜きに肌で感じることです。

田舎トレーダーの私などには
壮大なテーマで恐れ多いことですが、(苦笑)

学者先生は大切なことを知っていらっしゃらないように
思えてなりません。

「テクニカルは事前予想しているのではなく、
 チャートポイントで反転するなどと
 テクニカルは確定的に一義規定などはしていない。」

「チャートポイントその時点での予測をしているのではなく、
 チャートポイントを『戻るか、抜けるか』の
 価格の動きの事実を見て、『対応』しているのである。」

「チャートポイントで戻ることもあれば、抜けることもある。
 抜ければポイントブレークで強い動意の示唆となるのであって、
 チャートポイントはたんに注目ポイントであって、
 どちらかの方向を事前に一義的に示唆するものではない。
 チャートポイント、その後の動きこそが肝要で、
 原因と結果を取り違えた『妥当性の誤認』には該当しない。」

「また、移動平均線やオシレーターなどについても、
 人のトレードする相場の傾向示唆として扱うが、
 テクニカル示唆は間違うことがあることも想定している。
 事実としてテクニカルの間違いが判明したときには、
 損小のうちにリスクを限定するのである。」

なーんちやって言っても、
学者先生には簡単に一蹴されそうです。(大笑)

でも、

ラリー・ウィリアムズ氏、マーセル・リンク氏、
アレキサンダー・エルダー博士、ジョン・F・カーター氏、
キャシー・リーエン氏、リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ氏、
ジョー・ディナポリ氏などなど、
テクニカル派のトレーダー達の常勝している事実は
どう説明するのでしょう。

「あははっ。ある程度テクニカル派として
 富を成した人達はそりぁいるだろうさ。
 何のことはない、彼ら常勝トレーダーの存在は
 たんに数十年の時間範囲において、
 確率的な意味であり得る7σの人達であるというだけだよ。」

「それに…、こんなこと言っちぁなんだがね。
 歴史的に相場で巨富をなした人には、
 ウォーレン・バフェット氏、ピーター・リンチ氏、
 そして、ビル・グロース氏、ジョージ・ソロス氏などがいるが、
 これらの人達は皆、ファンダメンタルズ派なのだよ。
 テクニカル派で彼らに匹敵するくらい巨富を成した人物は
 誰がいるというのだね。」

「ジョセフ・グランビル氏かね。エリオット氏かね。
 ロバート・プレクター氏なのだろうか。ギャン氏かね。
 それともエレイン・ギャザレー氏かな…。誰がいる?」

ふーっ。

とても論戦ではかないそうもありませんね。(汗)

頭の固い理屈精巧で意地悪な学者先生には困ったものです。
私は非テクニカル派の学者が嫌いです。(笑)

それでも、テクニカルは私達個人トレーダーにとって
必要なアイテムのように思いますがどうなのでしょう。

情報の末端となることの多い私達個人トレーダーが、
情報に多額の資金を使っているファンド筋と
ファンダメンダルズだけでどうやって伍して戦えるのでしょうか。

テクニカル分析は、

1.) 値動きは、全てを織り込む
2.) 値動きは、トレンドを形成する
3.) 歴史は繰り返す

の3つを前提とした
ドグマ信仰の上に成り立っているものですが、(苦笑)

ガリレオみたいな人が現代にもいたらよいですね。

「それでも、テクニカルは有効に回っている…。」

なーんちゃって。(爆)


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