FX トレーダーのオフ会のお話

第45回衆議院総選挙では民主党の圧勝となって、
政権交代となりましたね。

<先週末28日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上げては下げる上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが保ち合い傾向の相場となりました。
米セントルイス連銀総裁が
「FRBは成長支援のため長期間ゼロに近い金利を継続。
FRBは2010年にかけて手口戦略の視点にシフトしていく。
個人消費は底を打つも回復は低水準。受託市場は底に近い。
雇用の減少ペースは鈍化。利上げには時間を要する。
リセッションが終了したとする楽観論には要注意。
FRBが米銀行の預金準備率を引き上げる可能性は低い。」
などの認識を示しました。
NZ住宅建設許可(7月)は市場予想より弱い5.0%となりました。
英GFK消費者信頼感調査(8月)は
市場予想よりやや弱い−25となりました。
日失業率(7月)は市場予想より弱い5.7%となりました。
日全国消費者物価指数(7月)は
前年比で市場予想とおりの−2.2%となりました。
上海株価が軟調に推移しました。
日経平均は前日比+60.17円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上げては下げる上下動となって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
上海株価が前日比−2.90%で取引を終えました。
英第2四半期GDP改定値は−0.7%、
英第2四半期個人消費改定値は−0.7%と
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
英第2四半期輸出改定値は−2.7%、同輸入は−3.2%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
欧業況判断指数(8月)は市場予想よりは強い−2.21、
欧消費者信頼感(8月)は市場予想より弱い−22となりました。
スイスKOF先行指数(8月)は
市場予想より強い−0.04%となりました。
ECBリポートでは、
「見通しは不確実性が高いが
景気後退のペースが鈍化している可能性。
CDFの査定には情報開示と透明性が必要。」
などの見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で揉み合う相場展開となりました。
米個人所得(7月)は市場予想より弱い0.0%、
米個人支出(7月)は市場予想とおりの0.2%、
米PCEデフレータ(7月)は
前年比で市場予想より強い−0.8%となりました。
カナダ第2四半期経常収支は−112億カナダドル、
カナダ鉱工業製品価格(7月)は−0.5%と、
ともに市場予想とおりの結果となりました。
米インテル社が第3四半期の売り上げ予想を上方修正しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(8月)は
市場予想より強い65.7となりました。
NY原油は72ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−36.43ドルで取引を終えました。

<今日週はじめで月末の31日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅価格(8月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(7月)、日小売業販売額(7月)、
昼12時にNZNB企業信頼感(7月)、
午後1時に日自動車生産(7月)、
午後2時に日住宅着工戸数(7月)、日建設工事受注(7月)、
午後2時半から日銀総裁講演、
午後6時に欧消費者物価指数速報(8月)、
夜9時半に加GDP(6月)、加第2四半期GDP(年率換算)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(8月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動(8月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・加・米の指標には注目です。
ロンドン市場がサマー・バンク・ホリデーでお休みです。

<月初めの明日9月1日(火)の主な予定>

午前10時半に豪住宅建設許可件数(7月)、豪第2四半期経常収支、
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後2時に日自動車販売台数(8月)、
午後2時45分にスイス第2四半期GDP、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(8月)、
午後4時55分に独失業率(8月)、独失業者数(8月)、
独製造業PMI(8月 確報)
午後4時58分に欧製造業PMI(8月 確報)、
午後5時半に英製造業PMI(8月)、英消費者信用残高(7月)、
午後6時に欧失業率(7月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(8月)、米中古住宅販売保留(7月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・スイス・独・欧・米の指標には注目です。

そして、今週の9月2日(水)からの主な注目材料は、

2日(水)に、豪第2四半期GDP、欧第2四半期GDP改定値、
欧生産者物価指数、米チャレンジャー人員削減数、
米ADP雇用統計、米第2四半期非農業部門労働生産性(確報)、
米製造業受注指数、アトランタ連銀総裁講演、米FOMC議事録、

3日(木)に、豪貿易収支、欧小売売上高、欧ECB政策金利、
トリシェECB総裁記者会見、米新規失業保険申請件数、
米ISM非製造業景況指数(総合)、

4日(金)に、トリシェECB総裁講演、スイス消費者物価指数、
加失業率、加雇用ネット変化率、米非農業部門雇用者数変化、
米失業率、米製造業雇用者数変化、加Ivey購買部協会指数、
週明け7日米レイバーデーによる米市場連休直前日、
ロンドンG20財務相会合、

などがあります。

さて、海外子会社からの配当を95%分を非課税とする日本の
税制改正に伴う日企業の資金還流報道などもあり、
27日には円高となる動きがありましたが
また、同日にはくりっく365などで個人投資家のドル円の
買いの持ち高が月初の約2倍の13兆8000億ドルに膨らみ
2年ぶりの高水準となっているようです。

市場では円の上昇余地が乏しいとの見方がある一方、
逆にドルの買い手がこれ以上増えにくく円は下支えされやすい
との見方もあって、29日の報道では、外貨投信の不調が報道され、
円売り圧力の弱まりと見る向きもあるようで、
一部には個人投資家のドル円の買い持ちは「大衆は間違う」の
表れであるとの手厳しい意見もあるようで、
思惑が交錯しているようです。

一方、28日には、日本の公的年金の4-6月期の運用利回りが
株式市場の堅調を背景に+4.85%と4四半期ぶりに改善して、
運用収益が4兆4921億円になったとの報道がありました。

また、ここのところの米経済指標も、26日の米新築住宅販売(7月)
では市場予想より強い9.6%と4ヵ月連続の増加となって、
米耐久財受注(7月)も市場予想より強い4.9%増の1684億2800万ドル
となって、米第2四半期GDPの改定値も−1.0%と
市場予想よりもマイナス幅が縮小することとなるなど、
(市場予想を下回る指標結果もあるものの) 市場予想より強い
指標が多く、経済回復をうかがわせる内容となっていますが、
米新車販売補助の終了で反動を懸念する向きもあるとのことです。

一方、中国政府の金融政策で「成長優先か、バブル抑止か」
の不透明感もあるためか、中国株式市場が乱高下していて、
揺れる相場展開となっているようです。
他方、米金融機関での高額報酬が復活していて、
米シティ・グループの商品トレーダーが約1億ドルの年棒に
達したり、米AIGのCEOが1050万ドルもの年棒を得たりと、
政府から資本注入を受けながらの高リスク経営への懸念と
高額報酬に批判が高まっているようです。

さて今週は、ECB政策金利とトリシェECB総裁記者会見や、
週末の米雇用統計など注目材料が比較的多いですが、
アナリスト予想では円安と見る向きが多いようです。
しかしながら、ここのところの為替市場は株式市場の動向や
経済指標の発表結果とちぐはぐな動きとなることもあるようで、
チャートをよく見て流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、トレーダーのオフ会のお話です。

トレーダー同士は案外とリアルな交流が少ないものですが、
先週末にトレーダーの方々とお会いする機会がありました。

FX関連の企画をされている社長さんと、
2人のトレーダーの方にお会いしましたが、

そのお1人は私の地元の北海道は札幌のトレーダー方で、
けっこう近くにもトレーダーの方がいらっしゃるものなのだなぁ、
と思いました。

その札幌のトレーダーはKさんというイケメンの方で、
食事はカップラーメンが主食とのことでしたが、 (^^;)
私よりも20歳以上もお若いのに億の資産を運用されていて、

「東京時間でのトレードでも300万くらいは稼げますよね。」

と、気負いもなく何気ないようにお話しされていて、
東京時間ではあまりトレードしない私には驚きでしたが、
FXだけではなく株価指数もトレードされているとのことでした。

お話していて、株式や商品先物や株価指数などの
差金決済取引(Contract for Difference) にも
取り組んだほうがよいのかなぁ、と思いました。

稼ぐ人は私のようにバカの一つ覚えのFXだけではなく、(笑)
いろいろな分野で、それぞれ動きのある時間帯に
トレードしているものなのだなぁ、と感心しました。

お話しぶりから、ハッタリや嘘は微塵も感じませんでしたが、
私よりはトレード経験は浅いものの、
裁量トレードで今まで大負けの経験はないとのことで、

大豆の先物以来、10年以上も負け組みトレーダーの
経験のある私などとは違い、
羨ましく思うくらいに才能溢れる方でした。

そして、もう1人のトレーダーの方は、
MT4を使ったシステム・トレードをされていらっしゃる
頭の回転の早いエネルギッシュで愉快な方で、

「先日、ハイレバでスキャルやっていて、
 トイレに行っている間にストップ入れていなかったものだから、
 ほんとにガッツリいかれちゃいましたよ。あははっ。」

と、あっけらかんとお話されていました。(笑)

それ以来、ハイレバ・スキャルでは、
トイレに行くときにはストップを必ず入れている
とのことでした。(苦笑)

いろいろな話題で盛り上がって、

「○○理論ではドル円はまだ売りなんだよねぇ。」とか、
「某米系の金融機関には経済指標が事前リークされている。」とか、

よくあるトンデモ話も愉快に語りましたが、(爆)

「トレードの何か新しい手法のアイデアはないの?」

なんていう話にもなって、

「うーん。複数時間軸のポイントを見るのも面倒くさいから、
 複数時間軸のフェボナッチやピボットとか、
 レジスタンスやサポートやトレンドラインやネックライン、
 そしてボリンジャーバンドの2や3などの主要ポイントを
 ぜーんぶ1つの時間軸に表示させて…。」

「あははっ。それじゃ、ラインだらけで
 何がなんだか判らなくなるよね。」

「だからね。それらが重なるポイントがあるじゃない。
 各手法で重なったポイントは重要度も高くなるよね。
 重なったところだけピンポイント表示できないものだろうか。」

「うーん。そうだなぁ。やってみなきゃ解らないけど、
 もしかしたからMT4でも出来るかもしれないなぁ…。」

「それらのポイントを抜けたらブレーク順張りで、
 それらのポイント抜けがフェイラーとなったら、
 逆張るなんて手法は面白いと思うけどなぁ。」

「それに…。こんな方法もあるよね…。」などなど、

話は尽きなく4時間以上も楽しい時間を過ごしました。

たまには、トレーダーとのオフ会の交流も面白いものですね。 (^-^)


FX 市場の4匹の動物達のお話

オバマ米大統領がバーナンキFRB議長の再任を発表しましたね。

<週はじめの一昨日24日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が堅調傾向で推移して、
ドルストレートが上げては下げる上下動の揉み合いとなりました。
日経平均やアジア株式市場が堅調に推移しました。
豪新車販売台数(7月)は−6.9%となりました。
日経平均は前週末比+342.85円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが下げては上げる上下動の揉み合いとなりました。
上海総合指数は前週末比+1.10%で引けました。
中国首相が
「中国経済は好調に推移しているが安定はしていない。
輸出需要の鈍化により圧力を受けている。
短期的に内需を拡大することは難しい。
中国経済は新たな多くの困難に直面している。
景気回復を楽観する理由はない。」
などの認識を示す発言をしました。
欧鉱工業新規受注(6月)は市場予想より強い3.1%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも軟調に推移しました。
米シカゴ連銀全米活動指数(7月)は−0.74となりました。
カナダの小売売上高(6月)は市場予想より強い1.0%となりました。
英タイムズ紙が
「英国の税収が英政府予想より弱い20%減となる可能性。」
との観測報道をしました。
ルクセンブルク中銀総裁が
「景気の落込みは落ち着くも過度な楽観は避けるべき。
現在の回復は景気対策や金融政策によるもので、
持続不可能となる可能性もある。
今のところ独・仏には持続可能な回復は見られていない。」
などの主旨の見解を示す発言をしました。
米銀サントラスト・バンクスのCEOが
「金融危機終了宣言は時期尚早。米銀は信用損失拡大リスクに直面」
などのネガティブな発言をしました。
NY原油は74ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+3.32ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の昨日25日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向で推移して、ドルストレートが
下げては上げてまた下げる上下動の揉み合いとなりました。
米ホワイトハウスがバーナンキFRB議長を
再指名すると発表しました。
上海株価が一時5%超の下落となって軟調に推移しました。
日経平均は前日比−83.69円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円とクロス円が揉み合いながらも反発して、
ドルストレートが上下動しながら反発する相場展開となりました。
独第2四半期GDP(確報値)は市場予想とおりの0.3%となりました。
上海株価は終盤に下げ幅を縮小して2.59%安で引けました。
ECBの専務理事が
「独・仏には経済成長の明るい兆しがあるが、
欧経済の見通しは不透明。危機からの脱出には財政改革も必要。」
などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上昇してはじまった後に
軟調傾向で揉み合う相場展開となりました。
オバマ米大統領がバーナンキFRB議長の再任を発表しました。
S&Pケースシラー住宅価格(6月)は
市場予想よりは強い−15.44%となりました。
米政府が中間予算の見通しとして、
「2011-16年は持続的に正常水準を上回る見込み。
失業率は09年第4四半期に10%でピークを迎える見込み。
GDPは09年末までにプラスへ回復の見通し。
GDPの年間予想は、09年−2.8%、10年+2.0%。」
などの見解を発表しました。
米消費者信頼感指数(8月)は市場予想より強い54.1となりました。
リッチモンド連銀製造業指数(8月)は
市場予想より弱い14となりました。
米住宅価格指数(6月)は市場予想より強い0.5%となりました。
米議会予算局が
「09年度の米財政赤字は1兆6000億ドルの見込み。
10年度の米経済成長は2.8%の見込み。
10年度の米失業率は10.2%の見込み。」
などの予想を発表しました。
タルーロFRB理事が
「米の経済回復は緩やかで抑制される可能性。
失業率は当面悪化となる可能性。
住宅差し押さえ件数は増加継続の見込み。」
などの見解を示す発言をしました。
NY原油は72ドルあたりで取引を終えました。
NYダウは前日比+30.01ドルで取引を終えました。

<今日26日(水)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(7月)、
日企業向けサービス価格指数、
午後5時に独IFO景気動向(8月)、独IFO現況評価値(8月)、
夜9時半に米耐久財受注(7月)、
夜11時に米新築住宅価格指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

<明日27日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ貿易収支(7月)、NZ輸入(7月)、NZ輸出(7月)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(6月)、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査(9月)、
午後5時半に英第2四半期総合事業投資速報、
夜9時半に米第2四半期GDP(改定値)、
米第2四半期個人消費(改定値)、米第2四半期コアPCE(改定値)、
米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
また、発表時間が未定ですが(通常はNY時間)、
独消費者物価指数速報(8月)の発表が予定されています。
NZ・米の指標には注目です。

<週末28日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(7月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(8月)、
朝8時半に日失業率(7月)、日全国消費者物価指数(7月)、
午後5時に欧業況判断指数
午後5時半に英第2四半期GDP(改定値)、
英第2四半期個人消費(改定値)、
午後6時に欧消費者信頼感(8月)、欧業況判断指数(8月)、
欧鉱工業信頼感、
午後6時半にスイスKOF先行指数(8月)、
夜9時半に米個人所得(7月)、米個人支出(7月)、
米PCEデフレータ(7月)、
同夜9時半に加第2四半期経常収支、加鉱工業製品価格(7月)、
夜10時55分にに米ミシガン大学消費者信頼感指数(8月 確報)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・欧・米の指標には注目です。

さて、先週末の米中古住宅販売件数とバーナンキFRB議長の
発言などで、リスク選好となった市場でしたが、
トリシェECB総裁の「経済の若芽の正常回帰の観測には懸念がある」
との発言や、中国首相の「中国経済は好調に推移しているが
安定はしていない。中国経済は新たな多くの困難に直面している。
景気回復を楽観する理由はない。」との発言、

そして、ルクセンブルク中銀総裁の「景気の落込みは落ち着くも
過度な楽観は避けるべき。現在の回復は景気対策や金融政策に
よるもので持続不可能となる可能性もある。」など、
ネガティブな発言が相次いで、

25日には上海株価も軟調となって、マーケットに再びリスク懸念が
生じることとなりました。強気と弱気が交錯して、
各国の要人発言と中国株価やNYダウなどの株価に揺れる
相場展開ですが、流れに乗ってトレードしていきたいものです。


さて今日は、市場の4匹の動物達のお話です。

ウォール街という名称は、
マンハッタン島の南端の入植地から家畜が迷い出ないようにと
壁があったことに由来しているそうですね。

その名残なのかどうかは判りませんが、
市場参加者を動物に例えることがあります。(笑)

強気筋の象徴として、角を突き上げる雄牛の「ブル」、
弱気筋の象徴として、前足を振り下げる熊の「ベア」、
欲張りの象徴として、何でも食らうブタの「ホッグ」、
優柔不断の象徴として、臆病で気迷う羊の「シープ」、

などですが、日本ではシープの代わりに「チキン」などと
言うことがあったり、なんかユーモラスですね。

ブルは買い方(買い手)のことで、
価格の上昇によって利益を得ようとする人たち、

ベアは売り方(売り手)のことで、
価格の下落によって利益を得ようとする人たちで、

ともに、相場観には一定のバイアスがあるようです。

対しまして、ホッグとシープやチキンには、
相場観には強いバイアスはないようで、

ホッグは買いでも売りでもチャンスと見ると食らいつきますが、
なにせ欲張りなので、大玉で大食いしたり、
過剰トレードで過食したりと、ときどき腹痛を起こすようです。(笑)

シープやチキンは、従順ですが臆病で、
他人の意見や指示を求めたがります。

ときにブルの角をつけたり、ベアの毛皮をまといますが、
荒くれのブルやベアや、やんちゃなホッグに、
踏みにじられてしまうことがあります。

多くのトレーダーはこれらのマーケットの動物達の
どこかの種族に属しているようですが、(笑)

高所俯瞰の「イーグル」や
小ズルく優勢側につく「コバンザメ」など、
新種に属するトレーダーもいるようです。

私は「コバンザメ」か、良い意味での「風見鶏」に
なりたいと思っています。(爆)

ところで、

マーケットにトレーダーの動物達の群集がいるのならば、
そのリーダー役の調教師がいそうなものですが、

トニー・プライマーの著書「金融市場予測」
(副題: テクニカル分析の背後に潜む真実)

"Forecasting Financial Market ―
The Truth Behind Technical Analysis"

という古典の中には

「マーケットの主たるリーダーは価格そのものである。」

と書かれていますので、マーケットの真のリーダーは、
マーケットメーカーでも著名アナリストでもなく、

「価格(レート)そのもの」なのかもしれませんね。

そして、

この価格(レート)がうねりながら相場を形成していきますが、

利益というご褒美にあずかるには、
相場がときに理不尽で不可解な動きであろうとも、
自己の主張ではなく、リーダーである価格という名の相場意思に
従順についていくことが必要なようです。

マーク・ダグラスは、その著書「規律あるトレーダー」
"The Disciplined Trader"の中でこう語ります。

「もしも、マーケットの振る舞いが
 あなたにとって不可解に見えるならば、
 それはあなた自身の行動が、不可解で統制不可能なためなのだ。
 自分が次に何をなすべきか分っていないのに、
 マーケットが次に何をするかを判断することは
 本当に不可能なことだ。」

「あなたがコントロールできる唯一のことは
 あなた自身のことである。(中略)
 継続してカネを稼ぐことができるトレーダーは、(中略)
 トレーディングに対して精神的な規律という観点から
 アプローチしている。」

なにやら難しい語り口ですが、(苦笑)

どうやら、

相場の振る舞いが不可解と感じているうちはダメである。
コントロールできるのはトレーダー自身だけであって、
何でも起こりえる相場では、相場をコントロールしようとしたり、
希望的観測を持ったり、相場と戦おうとするのではなくて、
参加者側が自身を律してトレードに参加しなくてはならない。

相場に付き従い、負け方を学び、ランダムな結果を受け入れよ。
自己規律なく、感情に任せランダムにトレードして、
継続的な結果を望んではならない。

ということなのかもしれませんね。


FX 戦績を向上させるずるい勝ち方のお話

新型インフルエンザに感染して医療機関で受診した患者数が、
10日〜16日の1週間だけで11万人に達したとのことで、
新型インフルエンザが全国的に流行入りしたようですね。

<先週19日(水)〜20日(木)までのサマリー>

19日の東京時間では、
為替相場が中国株価に影響される相場展開となりました。
前日のNYダウの反発で円安傾向で始まった後、
中国株価が一時4%程下落したことを受けて、
主要通貨ペアが軟調傾向に転ずる動きとなりました。

19日のロンドン時間では、
中国株価が5%超下落したこともあって、
リスク回避の動きが強まり、円買いとドル買い動意となって、
主要通貨ペアの軟調傾向が続きました。
英BOE議事録では資産買収額についてキング総裁を含む3名が
750億ポンド規模の増額を支持していたことが明らかとなり、
ポンドが下落する相場展開となりました。

19日のニューヨーク時間では、
リスク回避の動きが後退して、リスク選好の相場展開となり、
ドル売り動意にドルストレートが反発して、
クロス円も反発する展開となりました。
NYダウも前日比で60ドルほど反発しました。

20日の東京時間では、
中国株価と日経平均が反発したことで、
リスク選好動意となって主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
中国株価は一時4%ほど上昇して、
日経平均も一時200円近く上昇しました。

20日のロンドン時間では
一転してリスク回避の動きとなって、
主要通貨ペアが軟調傾向となりました。
英小売売上高は0.4%となったものの、
英財政赤字懸念からポンドが売られました。
また、中国株価は反発を見せたものの、
米小売大手のシアーズの決算が市場予想を下回ったことなどで、
リスク回避の円買いの動きも見られました。

20日のニューヨーク時間では、
米新規失業保険申請件数は市場予想を下回ったものの、
米フィラデルフィア連銀景況指数が良かったことで、
リスク回避の動きが後退して、
主要通貨ペアが揉み合いながらも反発する展開となりました。
NY原油は72ドル台半ば手取引を終え、
NYダウは前日比で70ドルほど上昇しました。

<先週末21日(金)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
英財務相が
「独仏のGDPに改善の兆候が見られるが
景気回復については慎重であるべき。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
「豪州の格付けは歳入の落込みで圧力を受けている。」
との見解を発表しました。
「中国が銀行の資本基準引き上げを計画している。」
との観測報道がありました。
日経平均は前日比−145.21円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が反発した後に軟調となって、
ドルストレート通貨ペアが堅調に推移しました。
中国株価が前日に続き続伸しました。
独製造業PMI速報(8月)は49.0、独サービス業PMI速報(8月)は54.1と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
欧製造業PMI速報(8月)は47.9、欧サービス業PMI速報(8月)は49.5と、
ともに市場予想より強い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調の後に急伸しました。
ドルストレートは一時上昇した後にドル買い動意に反落して、
その後に揉み合う相場展開となりました。
米セントルイス連銀総裁が
「米第3四半期と第4四半期はプラス成長の可能性。」
との認識を示す発言をしました。
米中古住宅販売件数(7月)は市場予想より強い
前月比+7.2%の524万件となりました。
バーナンキ米FRB議長の講演では
「世界経済と米経済は景気後退から脱却しつつある。
金融システム崩壊の不安は明らかに薄れた。
世界の金融市場にはまだ圧力が存在している。
金融機関は損失拡大の可能性に直面している。
短期的な経済成長の回復の見通しは良いが、
回復の初期は緩やかに進行する可能性。」
などの認識を示しました。
トリシェECB総裁が
「経済の若芽についての正常回帰の観測には懸念がある。
引き続きやるべきことがたくさんある。行動的であるべき。」
などの認識を示す発言をしました。
独連銀総裁が
「2010年の経済成長見通しは上方修正の可能性。
経済の急落は収まっているが、全てが解決したとの結論は時期尚早」
などの見解を表明しました。
NY原油は73ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは年初来高値を更新して、
前日比+155.91ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日24日(月)の主な予定>

午前10時半に豪新車販売台数(7月)、
午後6時に欧鉱工業新規受注(6月)、
夜9時半に米シカゴ連銀全米活動指数(7月)、
同夜9時半に加小売売上高(6月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・加・米の指標には注目です。
また、米2年債の入札状況も注目されます。

<ゴトウ日の明日25日(火)の主な予定>

昼12時にRBNZ第3四半期インフレ期待、
午後3時に独第2四半期GDP(確報)、独第2四半期個人消費、
午後4時15分にスイス第2四半期雇用数順、スイス第2四半期失業率、
午後5時半に英BBA住宅ローン承認件数、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(6月)、
米S&Pケースシラー総合20、
夜11時に米消費者信頼感指数(8月)、
米リッチモンド連銀製造業指数(8月)、米住宅価格指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・スイス・米の指標には注目です。
また、米5年債の入札状況も注目されます。

そして、今週の8月26日(水)からの主な注目材料は、

26日(水)に、日通関ベース貿易収支、独IFO景気動向、
独IFO現況評価値、米耐久財受注、米新築住宅販売件数、
米7年債入札、米アトランタ連銀総裁の経済関連の講演、

27日(木)に、NZ貿易収支、豪コンファレンスボード景気先行指数、
豪第2四半期民間設備投資、独GFK消費者信頼感調査、
英第2四半期総合事業投資速報、米第2四半期GDP(改定値)、
米第2四半期個人消費(改定値)、米第2四半期コアPCE(改定値)、
米新規失業保険申請件数、独消費者物価指数速報、

28日(金)に、NZ住宅建設許可、英GFK消費者信頼感調査、
日失業率、日全国消費者物価指数、欧業況判断指数、
英第2四半期GDP(改定値)、英第2四半期個人消費(改定値)、
英第2四半期輸出・輸入、欧消費者信頼感、欧鉱工業信頼感、
スイスKOF先行指数、米個人所得、米個人支出、米PCEデフレータ、
加第2四半期経常収支、加鉱工業製品価格、
ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)、
米ゼネラルモーターズの決算発表、

などがあります。

さて、先週は中国の株価やBOE議事録や、中国の銀行規制案の
観測報道、そして米中古住宅販売件数とバーナンキFRB議長の
講演での発言などで、揺れる相場展開となりました。

また、21日には米短期金利の上昇が見られたものの、
先週は日米の銀行間取引の短期金利が16年ぶりに急接近したことや、
スイスUSBが課税回避支援の疑惑を晴らすため、
顧客情報4,450人を米国へ開示することなども話題となりました。

そして、株価の揺れている中国では世界最大の米国債保有国ながら、
6月末の米国債保有残高は前月末比251億ドル減となったことが
報道され、9年ぶりの大幅減となって政策転換も若干覗わせて
いるようです。

また、中国財政省によりますと、6月の中国国有企業の
営業収入総額は前年同月実績を上回ったものの、
7月では再び落ち込んで、前年同月比で4.9%減となる
1兆8437億元となったとのことで、
景気刺激策の効果で4-6月期の経済成長率が
前期6.1%から今期7.9%に回復していながらも、
個人消費や設備投資が増える好循環にはまだ入っていないようで、
CPIの低下傾向とともに厳しい側面も並存しているようです。

そして、中国は適度に緩和的な金融政策を維持する観測ですが、
金融緩和の継続によって資産バブル懸念もあるようで、
出口戦略の時期の模索もされていることが
要人発言に垣間見られますが、ここのところの中国株価は
一頃の過熱感を調整する動きが見られ、市場がナーバスとなって、
神経質な一面もあるために金融政策の舵取りも難しいところが
ありそうです。

さて、先週末21日の中古住宅販売件数の好調とともに、
リスク回避を和らげるバーナンキFRB議長発言があったことなどで、
今週のアナリスト予想ではリスク選好での円安とみる向きが
優勢ながら、中国株価と為替相場に強い相関が見られるだけに、
中国株価の動向も睨んでトレードしていきたいものです。

また、独・米・英のGDP発表は改定値ながら、
訂正値の大きさを懸念する向きもあるとのことで
結果発表が注目されます。


さて今日は、戦績を向上させる「ずるい勝ち方」のお話です。

へんな題名ですみません。 m(_ _)m

多くの勝負事には「正攻法的な勝ち方」と
「ずるい勝ち方」がありますね。(笑)

私は若い頃に将棋に凝っていた時期がありまして、
よく将棋道場に通っていたのですが、

強い人と弱い人との対局を数多くこなしていると、

アマチュアの将棋大会などで、
初手合いの段位不明の人と対局するときでも、
最初の数手で相手の実力がおぼろげに判る感覚が
いつしか身についてきて、

角道を通す「3四歩」や飛車先をつく「8四歩」などの
誰でも指すあたりまえの一手でも、
その手つきや間合いの雰囲気で、
「この人はかなり強そうだなぁ…。」とか「この人は弱いな。」
などが判るようになりました。

まぁ、

中には人差し指と中指で凛とした駒捌きなのに将棋は弱い
「手つき五段」という人や、(笑)

人差し指と親指のぎこちない手つきで駒をつまんで指してはいても、
めっぽう強いオヤジなどもいて、判別率は100%ではないのですが、

ある程度はほんの数手の指し手だけで相手の実力が判ったものでした。

勝負事としての正攻法であれば、その道で自身を鍛錬して、
相手が強かろうと弱かろうと最善を尽くすべきものと思いますが、

「ははーん。どうも手つきからすると、この人は弱そうだな。
 ならば、高段者には通用しないがハメ手でもいってやろうか。」

などとやっていました。(苦笑)

ところで、

ケンカなどでもこのような感覚があるようで、

路上で殴り合いのケンカをする
米国などのストリートファイター同士では、
犬同士ではありませんが、(笑)
目と体格や腕のキズなどをチラッと見ただけで、
自分に勝てる相手か勝てない相手か瞬時に判るのだそうですね。

この一瞬にして「勝てるか勝てないか」が判る感覚は、
卑怯といわれようと、命を賭けるケンカ道では大切なもので、

ボクシングなどの格闘技のスポーツでは、
チャンピオンになるためには
その階級で誰にも負けないように自身を鍛錬して
技と体力とマインドを強くしていかなくてはなりませんが、

ケンカ道では弱い者とだけ戦うのが、
勝ち抜く秘訣となるようです。(苦笑)

私などはケンカはほとんどしたことがなくめっぽう弱いのですが、
それでも小学生の低学年までならばなんとか勝てそうです。(大笑)

さて、

これらのお話に似たような勝つための概念や
自身を見据えた現実的な戦法がトレードにもあるようで、

投資関連書籍を何十冊と読み、トレードの研究をたくさんして、
1日に何時間もチャートとにらめっこして
トレード技術の向上に努めても、

パソコンの向こう側にいるトレードの相手は、
ファンド筋の世界のプロトレーダー達や金融工学の天才達もいて、
すべての相場状況で連戦連勝とはなかなかいかないものですが、

マーケットを全方位的に対象とした勝つための研究だけではなく、
自身のトレードの傾向の検証(把握)が
勝率を大きく向上させることがあります。

つまり、

どのような相場の状態でも勝てるようになるのが理想ですが、
それはトレーダーの永遠のテーマの見果てぬ夢ともなりがちで、

それよりも、自身の現在のレベルで
勝ちトレードを現実的に増やしていくために、

自身のトレードの傾向を把握して、
「自身で勝ちやすい状況」と
「自身でよくミスる状況」を検証的に認識して、

自身のトレードの傾向において、

「負けやすい状況を排除して、
 自身の負けやすいところではトレードしない」

ようにすると、勝率が劇的に向上する場合があります。

ある人にとってはブレーク狙いは苦手でも
レンジの上下動が勝ちやすい場合もありますし、

またある人にとってはレンジのトレードは苦手でも
ブレークが勝ちやすい場合もあるわけです。

またたとえば、山と谷で形成されるスイングの波動を
買いでも売りでも取れることは理想ですが、

大きな相場のトレンドが上昇(下降)の場合は、
買い(売り)だけを基本的に狙う、などということも、
勝ちやすいところだけトレードすることに通じる場合もあります。

ケンカで言いますと、
全ての相手と戦わずに、勝てそうな相手を選別して戦い、
自分自身にとって強そうで負けそうな相手からは逃げる、
というわけですが、(苦笑)

己(おのれ)の実力を認識するという意味では、
孫子の兵法にも少し通じるところがありそうですね。

より多くの場面で勝てるようになるために
「取」を重ねて正攻法的な向上を目指すことも大切ですが、

「負け少なければトータルで勝つ」わけで、

ときに、負けを排除するための「捨」こそが
勝つチャンスを数多く求めることよりも
現実的にトレードの収支を向上させる場合があります。

自身のトレードの得手と不得手の傾向を謙虚に見つめ、
負けトレードを出来るだけ減らすことを目指す、
「ずるい勝ち方」も必要なようですね。(笑)

壁にぶつかってなかなか抜け出せないときなどでは、
さらに勉強してより多くの勝ちを求めるよりも
負けを減らすことを目指してみるほうが現実的に効果があって、
トレードの戦績向上のための大きなヒントとなることがあります。

勝負は勝ってナンボの世界であるならば、
良い意味での「ずるい勝ち方」も大いに結構ではないですか。(笑)


FX 標本値と誤謬のお話

世界陸上のベルリン大会では、ボルトが100mで驚異の9秒58の
世界新記録を出すなど様々なドラマが展開されていますね。^^

<週はじめの一昨日17日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートやクロス円が軟調な相場展開となりました。
英ライトムーブ住宅価格(8月)は−2.2%となりました。
独連銀総裁が
「独経済は低ポイントを過ぎた。
第3四半期の独GDPは予想よりも良い可能性。」
との認識を示しました。
日第2四半期GDP速報は市場予想より弱い結果となったものの、
5四半期ぶりにプラスとなって0.9%となり、
年率では3.7%となりました。
中国商務省が
「7月の海外からの対中国直接投資は前年比−35.7%、
1-7月期の海外からの対中国直接投資は前年比−20.3%」
と発表しました。
日経平均は前週末比−328.72円の大幅下落で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートやクロス円が軟調な相場展開となりました。
スイス実質小売売上高(6月)は前年比で0.9%となりました。
中国上海総合指数が前週末比−5.8%の大幅下落で取引を終えました。
欧貿易収支(6月)は46億ユーロとなりました。
欧州株価も一時2%超の下落となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上げては下げてその後に反発する揉み合いとなって、
ドルストレートがやや反発して揉み合う相場展開となりました。
米NY連銀製造業景気指数(8月)は
市場予想よりかなり強い12.08となりました。
米ネット長期TICフロー(対米証券投資 6月)は
市場予想より強い907億ドルとなりました。
米政府が「新発CMBS担保の米TALFを10年6月30日まで延期。
新発ABSと既発CMBS担保のTALFを3月31日まで延長。」
することを発表しました。
格付け会社のムーディーズが
「米地銀大手のBB&Tの格付け見通しをネガティブ」
とすることを発表しました。
米NAHB住宅市場指数(8月)は市場予想とおりの18となりました。
米リーダーズ・ダイジェストが破
産法を申請することが報じられました。
NY原油は66ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−186.06ドルで取引を終えました。

<昨日18日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調に推移しました。
豪RBA議事録では、
「追加利下げの可能性は低下。
回復が予想通りとなれば拡大的スタンスの緩和が必要。
早期の引締めは信頼感と需要に打撃を与えるリスクがあるため、
バランスをとる必要。中国経済の強さが豪の輸出を支援。
輸出、設備投資、家計支出、住宅投資など予想以上となっている。
労働市場の不振は年初予測ほど弱いものではない。」
などの見解が示されました。
日景気先行CI指数(6月 確報)は市場予想とおりの79.9、
日景気一致CI指数(6月 確報)は市場予想よりやや強い88.0、
となりました。
日経平均は前日比+16.35円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円やユーロドルや豪ドル米ドルなどが上下動の揉み合いとって、
ポンドが揉み合いながらも堅調傾向で推移するなど、
各通貨ペアがまちまちな展開となりました。
格付け会社のS&Pが中国の格付け見通しを安定的と発表しました。
英消費者物価指数(7月)は0.0%、英小売物価指数(7月)も0.0%と、
ともに市場予想より強い結果になりました。
独ZEW景況感調査(8月)は市場予想より強い56.1となりました。
欧ZEW景況感調査(8月)は市場予想より強い54.9となりました。
独財務相が
「信用状況は2010年上半期に悪化する可能性。
中銀と政府は信用懸念の緩和策を検討している。」
との主旨の発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円など主要通貨ペアが軟調にはじまりましたが、その後、
ポンドなどドルストレート通貨ペアが反発する展開となりました。
米生産者物価指数(7月)は−0.9%となり、
米住宅着工件数(7月)は58.1万件と5ヵ月連続の増加となりましたが
ともに市場予想より弱い結果となりました。
カナダ国際証券取扱高(6月)は
市場予想より強い105.11億カナダドルとなりました。
スイスSNB理事が
「米欧の景気後退は緩和。スイス経済に海外から良い刺激がある。
09年のスイスGDPは−2.5〜−3.0%と予想。
経済成長にはダウンサイドリスクがある。
ゼロ金利と現在の為替政策を継続。
現在のユーロスイスのレンジに満足しているが、
SNBは引き続き為替介入実施の用意がある。」
などの認識を示す発言をしました。
米ホーム・デポの第2四半期決算では、
市場予想よりも強かったものの、
純利益が前年同期比より減益となる11億ドル、
1株当たり利益が0.66ドルとなりました。
英財務相が「英経済は09年末までに依然として成長再開の見通し。」
との認識を示しました。
IMFのチーフ・エコノミストが
「世界経済の回復がスタートした。
しかし、潜在成長率は経済危機前より低減した可能性がある。
経済成長は失業率を改善させるほど強くはない可能性。」
などの見解を示しました。
NY原油は69ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+82.60ドルで取引を終えました。

<今日19日(水)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期生産者物価、
午前10時に豪Westpac先行指数(6月)、
午後1時半に日全産業活動指数(6月)、
午後3時に日工作機械受注(7月 確報)、
同午後3時に独生産者物価指数(7月)、
午後5時に欧経常収支(6月)、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧建設支出(6月)、
午後8時に加消費者物価指数(7月)、
夜9時半に加景気先行指標指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加の指標には注目です。

<明日20日(木)の主な予定>

午後3時15分にスイス貿易収支(7月)、
午後5時半に英小売売上高指数(7月)、英マネーサプライ速報(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加卸売売上高(6月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(7月)、
フィラデルフィア連銀指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、米財務省による米国債入札予定額の発表も注目されます。

<週末21日(金)の主な予定>

午後4時半に独製造業PMI速報(8月)、独サービス業PMI速報(8月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(8月)、欧サービス業PMI速報(8月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
独欧・米の指標には注目です。
また、NY時間の米バーナンキFRB議長の講演も注目されます。

さて、日GDP第2四半期速報では5期ぶりにプラスに転じるなど
経済回復を示す指標が発表される反面、
しばらく堅調であった株式市場ですが、上海総合指数が
8月4日の直近のピークから2週間ほどで17%近く下落したり、
週明けの日経平均やNYダウも大幅下落となるなど、
回復期待に陰りが見られる場面も見受けられるようで、
18日には反発を見せて基調転換との見方は限定的で
一時の調整と見る向きが多いものの、
経済回復の持続力が市場の関心のテーマとなりそうです。

また、最近は歯に衣着せぬグリーン・スパン元FRB議長ですが、
ロイターのインタビューで、在庫の急激での増産の必要性が
最大の根拠だとして、「住宅・自動車販売の回復は、
建設業者の在庫処分が進んでいたり、新車買い替え促進策など
政府の対策もあり、米経済は今年下半期におそらく
力強い成長を遂げる。」との認識を示すとともに、
「ただ、こうした動きには持続性がない。米国内自動車市場に
ついて、乗用車・小型トラックの台数が自動車免許を持つ人の数を
20%上回って飽和状態にあり、新車の買い替え策の効果が薄れれば、
自動車販売が再び低迷する可能性がある。
住宅建設も、米国内の持家比率が住宅ブーム時の水準まで
戻ることはなく、来年は景気の腰が折れる可能性がある。」として
「年内成長・来年不透明」との認識を示しました。


さて今日は、標本値と誤謬のお話です。

「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、
ときに事実ではあっても、とても奇なることがあるようで、

「事実だから」と普遍的な扱いをしてしまうと、
間違いを犯してしまうことがありますね。

個別の事実は、それが少数のサンプルである場合、
確率的に特異である場合もあるようです。

たとえば、ある人が117歳まで生きた事実があったとしても、
多数のサンプリングでは、寿命がもっと短い事実のほうが多く、
「117歳まで生きた事実」は、統計的には平均値から乖離した
特異な事実である場合があります。

またもしも、

「九星術で良い日を割り出し、宝くじ購入当日の
 早朝5時に剃髪して冷水を浴びて身を清め、
 黒塗りの車で宝くじ売り場へ向かい、
 黄色の服のご婦人が買った次に宝くじを買ったら、
 その宝くじが見事に3億円に当選した。」
 
人がいて、そして、それがほんとうの事実だったとしても、

これが必ずしも宝くじに当たる必勝法とはならないことは、
良識ある人ならば明らかにわかりますが、

事(こと)、投資や投機にかかわる手法では、
このような「私はこうして宝くじに当たった」の類のような
手法に心動かされてしまうことがありますね。(笑)

「△万円を3ヶ月で1億円にした秘密の投資法」(仮の例)

などという宣伝を見ると、

少し投資に詳しい人ならば、

「この人はもしかするとリスク管理も何もわからない素人で、
 たまたま暴走トレードがウマくいっただけの
 強運の偏差7σ の人かもしれない。」

と思うものですが、(苦笑)

このような投資法に心が動かされる人も少なくないようです。

また、キャリー・トレードの盛ん成りし頃、

「損切りなんてバカのやること。
 スワップ金利の援護を受けて、ジッと買い持ちしてりゃ、
 日本と資源国では金利差があるんだから、
 またやがて相場はちゃんと上昇するものさ。」

という風潮がありましたし、

「ナンピンに負けなし。ナンピンこそが必勝法だ。
 ただ、狭くナンピンしていちゃいけないよ。
 資金に応じて50〜100Pips離して買い下がれば、
 スワップも得れるわけだし絶対に負けることはない。
 相場は波を描いて戻る、これが回帰理論なのであ〜る。」

などという手法も横行したものでした。(笑)

そして、その頃でも
小さな資金で退場となってしまった人もいたものの、
ある程度の資金がある場合では、

なんとこれらの手法が「事実」として有効であった
時期も何年間もあったようで、
ある程度の富を得た人がいたのもこれまた事実でした。

しかし、

時がたち、サブプライム問題後や
世界的な金融危機となってからは、
このような手法がほとんど通用しなくなりました。

そして、時と状況が変わったのに、
かつて事実有効であったこれらの手法を実行し続けた人は
マーケットから手厳しい洗礼を受けることとなりました。

それらの手法は、特異な状態での
一定期間にだけに通用していたもので、
それまで事実ではあったとしても、
普遍的ではない「標本値」に過ぎなかったわけです。

まぁ、ある状況や期間だけに通用する邪道ではあっても
王道的なオーソドックスな手法よりも
その一時期に劇薬のように効果のある場合もあって、
使える間は使って、通用しなくなった状況では切り替える、
という考え方もありますが、

劇薬は常習性があるもので、
事実に基づくとも標本値的な危ない手法には
手を染めないというスタンスも
大切な選ぶべき選択肢となりそうですね。

また、

両建て塩漬け法も裏技的に密かに流行ったことがありましたね。

トレードに失敗したとき、普通は損切りしますが、

両建てで損失額が膨らまないようにして
塩漬けしてしまうというものです。

(どうしても戻る見込みがないときは
両建てをいっぺんに決済して実質の損切りとしますが)

ただの塩漬けならば含み損が増大して口座が飛ぶ危険があるものの、
両建てなので損失が膨らまず口座が飛ぶ危険が少なくなるため、

ほったらかしで様子を見て、首尾よく相場が戻ってきたら、
両建てした片方も損益ゼロに近づくので、これを外して、
当初の思惑のほうへ相場が動けば残した片玉を利確するというもので、

口座資金が潤沢であれば、
失敗玉の両建てで様子を見ている間に
新たに別のトレードもすることができて、
資金固定による機会利益の損失もないというものです。

まぁ、トレードが下手だと両建て玉ばかりが増えるので、(笑)
トレードの腕を磨くのが本来と思いますが、

これなどは劇薬性も比較的少なく(笑)
うまくトレードできない人にとっては
まだ使える方法なのかもしれませんね。


さてところで、(ガラリと話は変わります)

個別のランダムな「標本値」に対して、

起こりえることを集合的標本値の偏差で見る確率がありますが、

10年後の特定のAさんの生死を予見することは出来ないけれども、
集合的標本値が多くなればなるほど、
より正確に集合としての死亡率を予測することができるのだそうで、
個々の予見はできなくても、集合での傾向は明確に判る、
ということは面白いですね。

8月20日の東京の午後1時の正確な気温は予測できなくても、
長期間の当該地の気温データがあれば、
28℃〜32℃の範囲では75%とか、
26℃〜34℃の範囲では96%とか判るのですね。

相場でいいますと、次の一瞬のレートの動きは
ランダム・ウォークで判らないけれども、
レートを確率範囲として捉えることはできるわけです。

その確率範囲は動的なもので時間軸の数だけありそうですが、

グッピー氏のGMMA"Guppy Multiple Moving Average"ならぬ
多重EMAとその確率偏差でレートを網で絞るように相場を見る
多重ボリンジャーバンドという手法があります。

レートという名の犯人(笑)の行く手を
確率偏差という何人もの探偵が捜査網を絞るように
捉えようとする探偵物語のような手法ですが、

また長くなりそうですので、
このお話は、いつかまた別の機会といたしましょう。


<お知らせ> 
体力的な事情でしばらくの間、ブログの更新を
週2回(月曜日・水曜日)とさせていただきます。



FX 敗者のゲームのお話

今日から夏季休暇後の仕事始めという方も多いことと思います。
お盆休みも終わってみればあっという間でしたね。
でも世界的にはこれから夏休みのところも多いようです。

<先週10日(月)〜13日(木)までのサマリー>

週明け10日のドル円は前週末の米雇用統計での上昇を
調整する動きがみられました。
英テレグラフ紙の
「英BOEインフレ報告では成長率予想を下方修正の可能性」
との観測報道があり、ポンドが軟調になりました。
NY時間ではドル買い動意となってドルストレートが
軟調傾向となりました。
米CITの破綻観測が再燃しました。
ドル円が97円台を割り込みました。

11日の東京市場では円買い動意にドル円やクロス円が
軟調傾向での推移となりました。
日政策金利は市場予想とおり据え置きとなりました。
ロンドン時間も円高傾向での推移となりました。
ポンドが軟調傾向で推移しました。
ニューヨーク時間も主要通貨ペアは軟調傾向となりました。

12日の東京時間では日経平均やアジア株式市場の軟調も背景に、
ドル円とクロス円が軟調傾向での推移となりました。
ロンドン時間では主要通貨ペアが反発する相場展開となりました。
英BOEインフレ報告では、
インフレの中期見通しは前回報告とほぼ同水準となって、
英GDP見通しは10日の英テレグラフ紙の観測報道に反して
上方修正されましたが、
BOE総裁が利上げ観測は時期尚早との認識を示しました。
ニューヨーク時間でも主要通貨がしばらく堅調に推移しました。
FOMCでは市場予想とおりFF金利は据え置かれましたが、
FOMC声明では、米国債買入額の据え置きとともに、
購入期間が10月末まで遠地要されました。
FOMC発表直後はドル買いとドル売りに揺れる展開となりました。

13日の東京時間では主要通貨ペアが小幅な揉み合いとなりました。
ロンドン時間では主要通貨ペアが堅調傾向での推移となりました。
独仏のGDPや欧GDPが市場予想より強い結果となりました。
ニューヨーク時間では、
米小売売上高や米新規失業保険申請件数が
市場予想より弱い結果となって、
ドル円やクロス円が軟調となりました。
米30年債の入札が好調となって利回りが低下しました。

<先週末14日(金)の主な出来事>

東京時間では
主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いとなりました。
NZの小売売上高(6月)は0.1%、
NZの第2四半期小売売上高は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
豪RBA総裁の半期議会証言では、
「世界経済は改善に向かっている可能性。
豪の輸出と国内需要は強い。
豪の第2四半期GDPは拡大した可能性。
見通しに不透明感があるが将来的に利上げが適切となる可能性。
豪の失業率は8.5%以下の水準でピークとなる可能性。
向こう2四半期は経済が落ち込む可能性も残存。」
などの認識を示しました。
日第三次産業活動指数(6月)は市場層より強い0.1%となりました。
上海株式市場が軟調に推移しました。
日経平均は年初来高値を更新して
前日比+80.14円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となって、ドルストレート通貨ペアが
軟調となった後に反発上昇する相場展開となりました。
スペインの第2四半期GDP速報は
市場予想より弱い−1.0%となりました。
欧消費者物価指数(7月)は市場予想より弱い−0.7%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがしばらく軟調に推移して、
終盤にかけて反発上昇する相場展開となりました。
米消費者物価指数(7月)は市場予想とおりの0.0%、
米消費者物価指数(7月)前年比は
市場予想より弱い−2.1%となりました。
カナダ製造業出荷(6月)は1.9%、
カナダ新車販売台数(6月)は−0.6%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米鉱工業生産(7月)は08年10月以来のプラスとなる0.5%、
米設備稼働率(7月)は68.5%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
ミシガン大学消費者信頼感指数速報(8月)は、
市場予想より弱い63.2となりました。
終盤は週末のポジション調整もあったか、
NYダウの下げ幅縮小に伴うように主要通貨ペアが反発しました。
NY原油は下落して67ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−76.79ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日17日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(8月)、
朝8時50分に日第2四半期実質GDP速報、
日第2四半期GDPデフレータ速報、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(6月)、
午後6時に欧貿易収支(6月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(8月)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(対米証券投資 6月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
日・米の指標には注目です。

<明日18日(火)の主な予定>

午前10時半に豪RBA議事録、
午後2時に日景気先行CI指数(6月 確報)、
日景気一致CI指数(6月 確報)、
午後5時半に英消費者物価指数(7月)、英小売物価指数(7月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(8月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(8月)、
夜9時半に米生産者物価指数(7月)、米住宅着工件数(7月)、
同夜9時半に加国際証券取扱高(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独欧・米の指標には注目です。

そして、今週の8月19日(水)からの主な注目材料は、

19日(水)に、NZ第2四半期生産者物価指数、豪Westpac先行指数、
日全産業活動指数、日工作機械受注、独生産者物価指数、
欧経常収支、英BOE議事録、欧建設支出、加消費者物価指数、
加景気先行指標指数、

20日(木)に、スイス貿易収支、英小売売上高指数、英マネーサプライ
スイスZEW景況感調査、加卸売売上高、米新規失業保険申請件数、
米景気先行指標総合指数、米フィラデルフィア連銀指数、
米財務省による米国債入札予定額の発表、

21日(金)に、独製造業PMI速報、独サービス業PMI速報、
欧製造業PMI速報、欧独サービス業PMI速報、米中古住宅販売件数、
米バーナンキFRB議長の講演、

などがあります。

さて、先週末14日の米鉱工業生産は在庫調整の進展とともに、
米政府による低燃費車の買い替え支援などもあって
9ヶ月ぶりのプラスとなりましたが、ミシガン大学消費者信頼感指数
速報が市場予想より弱い結果となったり、
また。前日13日の米小売売上高や米新規失業保険申請件数も
市場予想より弱い結果となるなど、景気回復にはマダラ模様も
見られるようです。

景気回復期待は先行織り込みがある程度進んでいて、
弱い指標発表に敏感となりやすいとの声もあるようですが、
経済指標の発表で一喜一憂相場となる可能性もありそうです。

また、ドルのポジションが大きく売り持ちに傾斜していた
ことの反動か、先日の米雇用統計の発表では
「米国買い」的なドル買いの動きもあったようで、
株価が上昇すればリスク選好となって
低金利通貨のドルや円が売られやすいというパターンに
変化も見られたようです。

さて、今週のアナリスト予想では、中国株式市場が
ここのところ軟調傾向が見られることから、
景気回復期待がやや後退してリスク回避の円高と見る向きや、
FOMCで金融緩和策の継続が決定されたことで
ドル余剰感によるドル売りと円買いが出やすいと見る向き、
米長期金利が低下すると円が上昇する傾向があって、
米雇用統計以降で米長期金利が低下しているので
円高になると見る向き、また逆に、米国債の入札予定額が
市場予想より大きくなれば需給悪化懸念で米長期金利が上昇して、
日米金利差によるドル買い円売りとなりやすいと見る向き、
など様々のようですが、アナリスト予想では円高と見る向きが
少し優勢となっているようです。


さて今日は、敗者のゲームのお話です。

敗者のゲームとは、原書は"Winning the Loser's Game"で
チャールズ・エリスが著した運用哲学のことです。

原型は1975年の株式投資にかかわるエリスの論文ですが
「敗者のゲーム」にはとても興味深いことが記されています。

1960年代以降の株式市場は、
それまでの個人投資家が大多数で
機関投資家が少数というマーケットの構造が
すっかり変わってしまって、

近年では、機関投資家やファンドや金融機関など
いわゆる「プロ筋」が(売買量では)9割にもなる大多数となり、
個人投資家の市場に占める「比率」が相対的に減少して、

プロ筋でさえ簡単に従来の「勝者のゲーム」のやり方では
マーケットで収益を上げることが困難な
時代となってしまったとのことです。

プロ筋は明晰な頭脳を集めてマーケットに挑戦しますが、

アクティブ運用では、短期間は良いパフォーマンスと
なることはあっても、ある程度長い統計的調査では、
ほぼことごとく、ただインデックス・ファンドに投資している
パフォーマンスに負けて、マーケットに打ち負かされてしまう、
という事実をエリスは様々な資料で示します。

エリスはその理由を明快に解説します。

(機関投資家などプロ筋たちが市場参加者の多くを占める現代では)

「なぜなら、機関投資家そのものが市場となってしまったのだから、
 機関投資家全体としては、自分自身に打ち勝つことが
 できないのだ。」

「数多くの同業者がしのぎを削る機関投資家の世界で
 資産運用はもはや『勝者を目指すゲーム』とはなりえない。
 敗者にならないようにするゲームとなったのである。」

まるで巨大魚がほとんどの池になってしまった
というわけですが、(笑)

エリスはその市場のゲームの特性について語ります。

テニスを統計的に分析したラモー博士の研究を引用して、

「プロはウィニング・ショットで
 得点を勝ち取ることによってゲームに勝つのに対して、
 アマはミスによって得点を失い負けることが多く、
 ミスの少ないほうが勝つ。」

プロのテニスはウィニング・ショットを狙う「勝者のゲーム」で、
アマのテニスは相手のミスで勝つ「敗者のゲーム」であり、

エリスはマーケットはもはや
「敗者のゲーム」となってしまったと説きます。

アマチュア・ゴルフでもトミー・アーマーの言うように

「勝つための最善の方法は、ミス・ショットを
 できるだけ少なくすること。」

なのだそうで、「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」では、
勝ち方が根本的に違うというわけですね。

さて、

為替市場での機関投資家やファンドや金融機関など
いわゆる「プロ筋」と、
私達個人トレーダーの市場に占める比率は判りませんが、

個人トレーダーも参加しているとは言え、
売買量では、プロ筋が多数で個人投資家は少数派である
構図は変わらないようで、

プロ筋が市場そのものとなっている状況であるならば、
為替市場も「敗者のゲーム」となっている可能性がありそうです。

ところで、

為替のトレードも「敗者のゲーム」であるとすると、

いつも同じような時間にチャートを開き、
マーケットに勤務するように、(笑)
難しい状況でも何でもかんでも無理やりトレードしていては、

(いつも同じ時間にトレードに良い状況となっているとは限らず)

せっかくの勝ちトレードでの利益を
無理して行った負けトレードで台無しにしてしまう
ことも少なくないようで、

「いかに負けないようにするか」が大切となりそうですね。

天底を取ったり、上下に振動するスイングを
買いと売りとで波乗りするように
ファイン・プレーで勝とうとすることよりも、

プロ筋が作るトレンドに奴隷のように付き従い、(苦笑)

下落(上昇)トレンドでは、基本的に売り(買い)
だけを選択するようにトレードして、

「勝つことよりも、ミスしないことを第一目標に」

「判らないときは休む」ことをもっぱらとして、

「自身で確信の持てる状況だけをトレードする」
ことが大切となるようで、

これらが、

負けないようにすることが勝つことになる
「敗者のゲーム」で生き残るための
基本指針となるのかもしれませんね。


そしてまた、

チャールズ・エリスは「敗者のゲーム」のマーケットで
他の市場参加者を出し抜く唯一の方法を説きます。

それは、

「他の市場参加者のミスを利用すること」

なのだそうです。(苦笑)

これに習うと、市場参加者のミスの現われでもあるダマシが
絶好の逆方向へのサインとなる場合もありそうですが、

ダマシのダマシとなる上下動の乱高下もあって、(笑)
一筋縄ではいかないことも少なくないようです。

やはり、「敗者のゲーム」なれば、
ダマシを利用して勝とうとするよりも、
ダマシは「そちら方向は違う」ということを認識する
「負けないための活用」までがよく、

トレードの執行ではダマシの後の動きもよく見て
判断していく必要があるのかも知れませんね。


FX デジャヴュのお話

日本の南海上にあった熱帯低気圧が発達して
台風9号となりましたね。

<先週末7日(金)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
トリシェECB総裁が
「警戒を怠ることは出来ない。
ユーロ圏の経済情勢は依然として厳しい状況にある。
フリーフォールは終わったが警戒し続ける必要。
ユーロ圏は国によって異なる状況に直面。」
など見解を示す発言をしました。
オバマ米大統領が
「景気後退の終わりの始まりを迎えつつある。
金融システムは崩壊の瀬戸際を脱した。」
との認識を示しました。
米上院が自動車買い替え支援策拡大法案を可決しました。
豪RBA四半期金融政策報告では、
「追加利下げが必要になる可能性は低下。
持続的な景気回復となれば正常な金融政策に移行。
09年GDP予想は+0.5%に除法修正。
雇用統計は悪化が緩和してきていることを示す。
見通しは不透明だが経済へのリスクは安定してきている。」
などの見解を発表しました。
スイス失業率(7月 季調済)は市場予想とおり3.9%となりました。
日経平均は前日比+24.00円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがやや軟調傾向の揉み合いとなりました。
独貿易収支は122億ユーロ、独経常収支133億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果となりました。
英RBSの1-6月期決算では10.42億ポンドの損失となりました。
中国人民銀行の副総裁が
「中国の金融政策は信頼感と内需の回復を支援。
銀行融資の総量規制を再導入することはない。」
などの認識を示しました。
上海株式市場が前日に続き軟調に推移しました。
英生産者仕入価格(7月)は市場予想より弱い−1.4%となりました。
独鉱工業生産(6月)は市場予想より弱い−0.1%となりました。
カナダ失業率(7月)は市場予想より強い8.6%となりましたが、
カナダ雇用ネット変化率(7月)は
市場予想より弱い−4.45万人となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調となり、ドルストレートが軟調になりました。
米失業率(7月)は9.4%、
米非農業部門雇用者数変化(7月)は−24.7万人と、
ともに市場予想よりかなり強い結果となりました。
米AIGの第2四半期決算では、最終利益が18億2200万ドルとなって、
7四半期ぶりに黒字となりました。
カナダIvey購買部協会指数(7月)は
市場予想より弱い51.8となりました。
IMFが「豪経済は中期的なファンダメンタルにほぼ一致。
豪経済は他国よりも金融危機の影響が少ない。
積極的な政策行動が経済の落込みを限定化。
2010年の豪経済成長見通しは1.5%。
豪は必要な場合に追加景気策を実施できる強い状況。
豪は経常赤字と短期的対外債務がリスク。」
などの見解を発表しました。
米ホワイトハウスが
「失業率は年内に10%に達すると依然として予想。」
との見解を発表しました。
オバマ米大統領が
「米雇用統計は最悪期を過ぎたことを示唆している可能性。」
との認識を示しました。
米消費者信用残高(6月)は
市場予想より弱い−103億ドルとなりました。
NY原油は70ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+113.81ドルで取引を終えました。

<週はじめゴトウ日の10日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際貿易収支(6月)、日経常収支(6月)、
日機械受注(6月)、
午後1時半に日企業倒産件数(7月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査 現況判断DI(7月)・
先行判断DI(7月)、
午後3時に日工作機械受注(7月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(6月)、
などの経済指標が発表されます。
また、東京時間午前中に発表予定の
中国消費者物価指数が注目されます。

<明日11日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(7月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(7月)、
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は据え置き)
午後2時に日消費者態度指数(7月)、
午後3時に独消費者物価指数(7月 確報)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時半に英商品貿易収支(6月)、英DCLG住宅価格(6月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(7月)、
夜9時半に米第2四半期非農業部門労働生産性、
米2四半期単位労働費用、
夜11時に米卸売在庫(6月)、米IBD/TIPP景気楽観指数(8月)、
などの経済指標が発表されます。
また、東京時間午前中に発表予定の中国貿易収支も注目されます。

そして、今週の8月12日(水)からの主な注目材料は、

12日(水)に、日国内企業物価指数、豪Westpac消費者信頼感指数、
中国小売売上高、中国鉱工業生産、日鉱工業生産、日銀月例報告、
英失業率、欧鉱工業生産、英BOE四半期インフレ報告、米貿易収支、
加国際商品貿易、加新築住宅価格指数、米月次財政収支、
米FOMC・声明、

13日(木)に、豪消費者インフレ期待、スイス生産者輸入価格、
独第2四半期GDP速報、欧ECB月例報告、欧第2四半期GDP速報、
米小売売上高、米輸入物価指数、米新規失業保険申請件数、
米企業在庫、30年債入札、米ウォールマート決算発表、

14日(金)に、NZ小売売上高、豪RBA総裁の議会証言、
日銀政策会合議事録、日第三次産業活動指数、
仏第2四半期非農業部門雇用者速報、欧消費者物価指数、
米消費者物価指数、加製造業出荷、加新車販売台数、米鉱工業生産、
米設備稼働率、米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
(米国債償還直前日)、

などがあります。

さて、先週末7日の米雇用統計では、米主要企業のリストラの
ピークが過ぎたためか、米失業率(7月)が9.4%、
米非農業部門雇用者数変化(7月)が−24.7万人と、
ともに市場予想より強い好結果となりました。
そして、オバマ米大統領が「雇用統計の結果は最悪期を
過ぎたことを示唆」するとの認識を示して、
ドルが堅調に推移することとなりました。

この米雇用統計の結果に米政府公認ディーラーでは
「FRBの国債買入規模の拡大はない。」との見解が87.5%、
「ターム物資産担保証券貸出制度の延長はある」との見解が86.7%、
米GDPがプラス成長に転じる時期は
09年第3四半期との見解が93.8%となったとのことです。

一部では12日のFOMC声明で「国債買入休止もしくは次期での示唆」も
考えられるとして、金融緩和政策の解除の出口戦略の一歩が示される
可能性もあるのではないかとの思惑も台頭してきたようです。
まだ時期尚早と思われますものの、そうなった場合は
相場が大きく動く可能性を秘めているだけに、
一応の可能性は警戒する必要もありそうです。

また、米ホワイトハウスが「失業率は年内に10%に達すると
依然予想。」との見解を発表するなど、
アナリストの多くも失業率のピークは09年第4四半期となる
との見方が多数を占めているようです。

さて、今週のアナリスト予想ではドル高と見る見解が大多数と
なっているようですが、一部には楽観論への行き過ぎを警戒する
向きもあるようです。
また、日輸出企業も今週から夏休みに入るところが多く、
ドル円は下がりにくい時期となっているとの見解もあるようです。

経済指標によって揺れる展開もありそうで、
12日のBOE四半期インフレ報告と深夜の米FOMC、
13日の欧第2四半期GDP速報と米小売売上高、
14日の米鉱工業生産と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
などが注目されます。

夏季休暇の時期でもあり、揉み合いと市場の薄みでの大玉で
揺れる展開となる場合もありそうです。


さて今日は、デジャヴュのお話です。

デジャヴュ"Deja vu" とは、「既視感」という意味ですが、

過去に行ったことがないはずの風景を見たときや、
会話の1シーンなどで

「このシーンはどうも一度見たことがあるような気がするなぁ。」

と、あたかも記憶が呼び覚まされるように感じることがありますね。

超常現象として捉えられる場合もあるようですが、
心理学的には記憶異常として扱われているようです。

一部ではある程度ストーリー性のある
短編動画のようなデジャヴュもあるようですが、

まぁ、ほとんどが写真に切り取られたような
1つのシーンとして一度見たような気がするだけで、

「この人がこう言ったのはデジャヴュとして記憶にあるけど、
 その後、どういう展開になったんだっけなぁ…。」

と、その後の展開はわからないということが
ほとんどのようですね。(笑)

ところで、

相場でも過去と現在のチャートの状態が酷似することがあって、

デジャヴュというわけではないですが、(苦笑)
古来からヘッド&ショルダーやペナントやフラッグなどの
チャートパターンが研究されてきました。

また、伝統的なチャートへの直線の書き込みでの
チャートパターン認識だけではなく、

近年になって、レートの曲線的な動きそのものを
類似型のパターンとして見ていく方法も
研究されていているようです。

最近では、伊藤忠グループのFXプライムさんで
本口座を持っている人に「ぱっと見テクニカル」という、
データから自動的に過去の類似したチャートを探し出して、
将来の相場をチャート上に予測表示する新ツールが提供されていて、
参考になると活用されているトレーダーも多いようですね。

私のブログにも書き込みをいただき、
チャートパターンで相場を予測するツールが
とても役に立っているとご紹介いただきました。


さて、話はガラリと変わりますが、(笑)

とても興味深いお話が日経新聞のコラムに載っていました。

「1993年、今年と相似?」と題したものですが、

1993年と今年の状況が気持ちの悪いくらい、(苦笑)
あまりにも似ているというものでした。

日本のバブル崩壊後の1993年、
金融不安が一巡して日経平均が株価が回復。

そして、政府が景気の下げ止まりを宣言しました。

一方で冷夏や(短期的な意味ではない)円高などが
企業収益や個人消費にマイナスの影響を与えていました。

政権も交代しましたが、経済情勢が急展開する中で
新政権もその運営に難しさがあったようです。

(ちなみに1993年当時の細川新政権の場合では
比較的短命の9ヶ月で終わりました)

特に日経平均の推移が酷似しているとのことで、

1993年は1月に16,000円つけて以降、
景気回復期待から急速に上値を追い、
5月に21,000円台となりましたが、

今年2009年は3月に7,000円台であった日経平均が、
6月に10,000円台を回復していて、

両年とも金融不安の後退が株高の契機となりました。

1993年当時は住専への公的資金注入で
バブル崩壊後の危機意識が和らぎ、

経済活動の水準が低く、下振れリスクは抱えていたものの、

今年と同様に、在庫調整の進展と公共投資の積み増しで、
景気の下げ止まり感が出て、

当時の細川政権が「景気の底入れ」の宣言をしたのですが、

しかしその後、

冷夏による個人消費の低迷や、円高で企業収益は伸び悩みとなり、
当時の細川政権は「景気底入れ宣言を撤回」することとなって、

規制緩和などの対策を講じましたが目立った効果はなく、
細川政権当時では、発足後3ヶ月で
株価は26%も下落してしまいました。

後の部分の政権については今年のこの後、
どうなるかはわかりませんが、

背景的状況はどうも似ているような気もしますね。

「こら、何を言う。景気が世界的に回復してきているときに、
 水を差すような縁起でもないことを言うなよ!」

と、怒られそうですが

1993年と2009年は今のところ
共通点があることは完全に否定も出来ないのかもしれません。

経済の中に生きる人として

「あははっ。やっぱりただのそら似だっただけじゃないか。
 世界は100年に1度の経済危機を乗り切ったのだよ。
 歴史がいつも繰り返すとは限らないのさ。」

という結末となって欲しいものですが、

でも、今年のここまでのストーリー展開は、
なんとなく不気味なところもあるようで、
稀にあるという未来記憶のような予見のデジャヴュと
ならないことを願いたいものです。


<お知らせ>
8月12日(水)・14日(金)のブログの更新は
お盆でお休みとさせていただきます。



FX マーケットからのメッセージのお話

ビル・クリントン元米大統領が訪問していた北朝鮮が
米国人女性記者ローラ・リンさんとユナ・リーさんの2人を解放して
元大統領と女性記者2人がロサンゼルスに到着しましたね。

<一昨日5日(水)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円など主要通貨ペアが揉み合いの後に軟調傾向となりました。
豪財務相が
「低金利が景気回復を支援。
豪経済は企業投資の低下や失業率上昇など課題に直面。」
などの認識を示しました。
カナダ首相が
「不況は底打ちした可能性があるが、まだ一時的。
失業率が上昇する可能性。」
などの見解を表明しました。
英ネーションワイド消費者信頼感(7月)は
市場予想より強い60となりました。
豪貿易収支(6月)は3ヶ月連続のマイナスながら、
市場予想より強い−4.41億豪ドルとなりました。
アジア株式場が軟調となりました。
日経平均は前日比−122.48円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円など主要通貨ペアが反発する展開となりました。
ポンドが堅調に推移しました。
独サービス業PMI(7月 確報)は
市場予想よりやや弱い48.1となりました。
欧サービス業PMI(7月 確報)は
市場予想よりやや強い45.7となりました。
英サービス業PMI(7月)は市場予想より強い53.2となりました。
英鉱工業生産(6月)は0.5%、英製造業生産高(6月)は0.4%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
欧小売売上高(6月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。
中国人民銀行が
「緩和的な金融政策を維持。経済の強い示唆は増加。
外需は弱い。民間投資は強い。
主要通貨の動向を見て人民元の柔軟性を高める方向。」
などの見解を発表しました。
仏ソシエテ・ジェネラルの第2四半期決算では、
最終利益が前年同期比52%減となる3億900万ユーロとなりました。
英ロイズ・バンキング・グループの1-6月期決算では、
31億2400万ポンドの最終損失となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が下落した後に軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
米チャレンジャー人員削減数(7月)は前年比で−5.7%となりました。
米ADP雇用統計(7月)は市場予想より弱い−37.1万人になりました。
英NIESRのGDP予想(7月)が前倒し発表されて−0.4%となりました。
米ISM非製造業景況指数(7月)は市場予想より弱い46.4、
米製造業受注指数(6月)は市場予想より強い0.4%となりました。
S&P500でAIGの株価が上昇しました。
NY原油は71ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−39.22ドルで取引を終えました。

<昨日6日(木)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが下げてしだいに反発する展開となりました。
NZ第2四半期失業率は2000年第3四半期以来の水準となる
市場予想より弱い6.0%となりました。
豪新規雇用者数(7月)は市場予想より強い3.22万人、
豪失業率(7月)は5.8%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
日景気先行CI指数速報(6月)は4ヵ月連続の改善となって、
市場予想よりやや強い79.8となりました。
日景気一致CI指数速報(6月)は市場予想より弱い87.8となりました。
くりっく365での「円買いドル売り」の持ち高が
過去最大の10億ドルを超えました。
アジア株式市場はまちまちながら、
上海株式市場が軟調となりました。
豪株式市場は堅調となりました。
日経平均は3月のバブル後最安値から47%の上昇となる
年初来高値を更新して、前日比+135.56円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりましたが、
その後、ポンドが急落しました。
独製造業受注(6月)は市場予想よりかなり強い4.5%となりました。
独コメルツ銀行の第2四半期決算発表では、
最終損益が7億4600万ユーロの赤字となりました。
英BOE政策金利の発表では
市場予想とおりの0.50%で据え置きとなりましたが、
資産買入プログラムの規模を
1750億ポンドに拡大することを発表しました。
英BOE声明では
「金融市場の状況は改善したが脆弱。
家計と企業の信頼感は好転。
景気後退は以前考えていたよりも深刻。
英BOEは購入する英国債の種類を拡大する必要。」
などの見解を発表しました。
ポンドが急落しました。
欧ECB政策金利は市場予想とおり1.00%で据え置きとなりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動しながらも堅調傾向で推移して、
ドルストレートは軟調傾向の揉み合いとなりました。
終盤、ドル円がやや軟調となりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い55.0万件となりました。
カナダ住宅建設許可(6月)は市場予想より強い1.0%となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「現在の政策金利は適切。インフレ期待は抑制。
経済縮小ペースは鈍化。09年末まで経済活動は弱い可能性。
2010年には緩やかに回復となる見通し。
信頼感は上方リスクへ。銀行融資は低調。
世界的に景気底入れの兆候が増加。
各国政府は財政面で現実的な出口戦略を準備すべき。
ECBは見通しに対する警戒を緩めず。
失業率が大幅に増加する可能性。
2010年のGDP予想変更には時期尚早。」
などの見解を発表しました。
オバマ米大統領が
「失業率はやがて10%を超えると確信。」
との認識を示しました。
NY原油は72ドルに迫るあたりで取引を終えました。
NYダウは前日比−24.71ドルで取引を終えました。

<週末の今日7日(金)の主な予定>

午前10時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時45分にスイス失業率(7月 季調済)、
午後3時に独貿易収支(6月)、独経常収支(6月)、
午後5時半に英生産者仕入価格(7月)、英生産者出荷価格(7月)、
午後3時56分に仏貿易収支(6月)、
午後7時に独鉱工業生産(6月)、
午後8時に加雇用ネット変化率(7月)、加失業率(7月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(7月)、米失業率(7月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(7月)、
深夜4時に米消費者信用残高(7月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・加・米の指標には注目です。

さて、過熱感もささやかれる中、景気先行回復期待で
新興国・資源国に投資マネーが向かい、
豪ドルが対ドルで昨年9月下旬以来の高値となったり、
南アフリカランドが対ドルで約1年ぶりの高値をつけ、
ブラジルレアルが対ドルで11ヶ月ぶりの高値をつけるなど、
新興国・資源国の通貨が中期的に上昇傾向にあるようです。
また、インドネシアが0.25%の利下げをしましたが、
今後は新興国・資源国が利上げに転じていくのではないか
との見方が早くも浮上してきているとのことです。

また、景気回復期待が根強いものの、
米ISM非製造業景況指数(7月)が市場予想より弱い46.4となったことや
米ADP雇用統計(7月)が市場予想より弱い
−37.1万人となっていることから、
景気回復のずれ込みの可能性を指摘する声もあるようです。

さて、米主要企業の第2四半期決算もヤマバを超え、
景気回復期待を先行織り込みしている市場ですが、
5日の米ADP雇用統計後の市場反応では、
強気一辺倒ではなく悪い指標発表には
ナーバスに反応することも覗えて、
政策効果で回復してきた経済回復の勢いを
雇用や消費の改善につなげるサイクル入りできるのか、
週末の今日7日の米雇用統計の結果が注目されます。

米雇用統計の結果次第ながら、前月7月の米非農業部門雇用者数では
市場予想を10万7000人も減となるサプライズであっただけに、
景気回復が本格的に好サイクル入りするか、
あるいは早期に好循環に入ることができなければ、
国債の大量発行による金利上昇により
米経済が悪影響を受けていくのか、
はたまた夏季休暇を控えた手仕舞いの契機となるのか、
大きな相場の節目となる可能性もありそうです。


さて今日は、マーケットからのメッセージのお話です。

昔々のその昔、昭和の高度経済成長の時代、
当時は演歌や歌謡曲が流行していたものですが、
バーブ佐竹さんという歌手がいました。

2003年に故人となられましたが、
北海道は釧路市の出身で、
第7回レコード大賞新人賞を受賞したことのある人です。

厳(いか)ついお顔ながら(笑)
ムード歌謡というジャンルの歌だったと思いますが、

「どうせ、私を騙すなら〜、騙し続けて欲しかったぁ〜。♪」

とのフレーズの「女心の歌」が当時はヒットしたものでした。

まぁ、いつの世もプレーボーイ諸君には困ったもので、
古今にわたり女性は苦労しているようです。

さて、

相場でもダマシというものがありますね。(苦笑)

「チクショー!
 レジスタンスを上抜けたと思ってロングしたら、
 どこかで俺のエントリーを見ていたかのように、
 ポジッたとたんに売り方の攻勢が増して急反転で損切りだよ。
 まったく、嫌になっちまうぜ。」

「あら〜。なんでぇ〜。
 レンジが続くと思ってレンジの上限で逆張りしたら、
 レンジを破って相場がどんどん行っちゃったわ。」

ほんとうにダマシには困ったもので、
ダマシは多くのトレーダーにとって宿敵となるものですね。

ところで、

絶対はないと言われる相場ですが、

「どんなに強いトレンドでも永遠に続くものはただの1つもなく、
 また、どんなに長く固そうなレンジでもいつかは必ず破られる」

ということは間違いがないようです。

ある著名な元ファンドのチーフ・トレーダーであった方が
投資の教育をされているですが、

生徒さんから、
レジスタンス・ラインなど抵抗線の有効性について問われたとき、

「破られるまでは有効です。」

と答えていました。

まぁ、聞き方によっては

「おいおい、バカにしているのか?
 ふざけるなよ!」

という感じですが、(苦笑)

簡単な言葉ながら、
この言葉にはとても重要な意味がこめられているようです。

よく「相場のことは相場に聞け」と言われますが、

ダマシにも効用があって、
ダマシは相場自身が語るメッセージである場合があります。

強いトレンドでのトレンドラインや移動平均線を
レートが逆方向へ突き破ったということは、

「トレンドが終焉したり、トレンドが変わるかも知れないですよ。」

というマーケットのメッセージであることもあり、

いつ果てるかもしれなく長く続いていたレンジや
固く越えられないと思われていた歴史的な重要チャートポイントを
レートが突き破っていったときは、

「重要なポイントを突き破るほどの
 それだけ強い動意が生じて、
 その方向へのトレンドが発生したかも知れないですよ。」

というマーケットのメッセージであることもあるようです。

「あははっ。何だって?
 そんなありきたりの教科書的なことは百も二百も承知だよ!
 そんなんで、トレードできりゃ苦労はしないぜ。
 レンジを抜けてブレークしたかと思ってエントリーしたら、
 とたんにレートが逆に動いたりすることがあって
 そのダマシに苦労しているんじゃないか!」

「それも、メッセージなのですよ。」

「??!!」

「エントリーのタイミングが早いか、まだレンジが続くのか、
 あるいは今はあなたのその手法が通用しない相場の状態か、
 あなたのトレードがよくないという、
 マーケットからあなたへのメッセージである場合があります。」

「えっ? ダマシが俺様のトレードへのメッセージだって?」

「はい。たとえばインサイドデイなのに
 ブレークばかりを狙ってはほとんどことごとくやられますし、
 逆に、アウトサイドデイに逆張りばかりをやりますと
 痛い目にあうことがあります。
 その日が終わってみないと判らない
 インサイドデイなのかアウトサイドデイなのかを
 ダマシはその日の過程で教えてくれることがあります。」

「でも、ブレーク狙いがダマシで否定されたと思って、
 逆方向にエントリーしても、それもまたダマシにあって
 上もダメ、下もダメで、
 往復ビンタを食らうこともあるじゃないか!」

「それもメッセージである場合があります。」

「???」

「今は浮動のある状態でトレードすべき時ではない、
 トレードを休むべき時である、
 というマーケットのメッセージである場合があります。」

「うーん…。
 じゃぁ、良いメッセージもあるのかよ。」

「エントリーして利が乗ったら
 マーケットからの良いメッセージである場合があります。」

「あははっ。ついに出たな。後付(あとづけ)解釈!
 そんなの結果論じゃないか。
 エントリーの前にダマシにあわないようにしたいと
 言っているんじゃないか。」

「打診売買というのをご存知ですか?
 クサビを入れるということをご存知ですか?」

「………??」

「その時点で可能性の高いトレードの方向
 というのはありますが、
 相場を100%当てれる人は恐らく1人もいません。
 プロとて同じです。」

「………。」

「チャートを見て思考実験的なトレードもある程度可能ですが、
 現実にマーケットに参加してポジションを持たないと
 肌や感情で感じられない感覚もあります。
 たとえば、他人のケンカの高見の見物をしているときと、
 自分自身がケンカしているときでは得れる感覚が全く違うのです。」

「………?」
 
「現実にマーケットに参加して初めて感じることの出来る
 感覚を得るためや、また、その日の自身の相場観や
 手法とマーケットの整合を試すために、
 あたかもスポーツでのウォーミングアップをするように
 プロの一部では打診やクサビのための小さなポジションを入れて、
 マーケットからのメッセージを得ようとすることがあるのです。」

「………。」

「ほんの小さなポジションを立てることによって
 ダマシとなるか、利が乗るかの
 マーケットからのメッセージを受け取って、
 それからその日の本格的なトレードをしようというわけです。」

「………。」

「もしかしますと、あなたはトレードで
 なんとか全て勝とうとしているのではありませんか?
 だから、騙されまいと、エントリーもビビるのでしょう?」

「おいおい。静かな口調で
 ハートにズキンとくるようなことを言いやがるね…。
 負けようと思ってエントリーするワケがないじゃないか。
 そりゃぁ、全て勝とうと思ってトレードしているさ。」

「ほんの小さな建て玉でマーケットに打診をするのならば、
 そんなに騙されはしないかとビビって構えることはないのです。
 ブレークし始めたら、ルールに則り
 あれこれ考えずに小さく玉を建ててみればよいのです。
 ダマシとなって、『あなたは間違っている』という
 マーケットからのメッセージを受け取ったら、
 メーセージ代やテスト代として損切ればよいだけのことです。
 小さな建て玉なら気持ちよく損切りも出来るというものです。」

「………。」

「そしてもしも、利が乗って、
 マーケットから良いメッセージを受け取ったら、
 はじめから大きく建て玉しときゃよかったなどと悔しがらずに(笑)
 増し玉をすればよいのです。」

「ふーん。そんなもんかねぇ。
 そんなふうに考えりゃ、ダマシも効用ってわけか…。
 ごく小さく建て玉してその日の相場の具合を
 実地テストするわけだな。
 でも、利が少し乗ってから追撃するのも、
 追撃したとたんにダマシにあうこともあるのでは?」

「それもマーケットからのブレーク不発のメッセージとなります。
 本物のブレークなら、短期トレードでも100Pips以上動くことが
 それほど珍しいことではありません。」

「………。」

「トレーダーの中には、打診売買によってダマシを確認して、
 ブレークがダマシとなったなら、逆方向へのブレークアウトを狙う
 『ダマシのブレークアウト』という手法でトレードする人や、
 テクニカル的には完璧に近いのに、ダマシとなっときに
 『パーフェクト・フェイラー』と呼んで、
 相場の異変の早期の察知や、トレンド転換のセンサーとして
 扱っているトレーダーも一部にはいるようですよ。」

スキャルピングような超短期トレードでは
使えない場合もあると思いますが、

デイターム以上のタームでのトレードで、
経済指標発表時のトレードではない、
いわゆるザラ場でのトレードでは、

ごく小さな建て玉での打診売買やクサビ打ちで、
マーケットからのメッセージを聞いてみるのも
ひとつの実戦的な戦術となる場合もあるのかもしれませんね。

また、今日の負け分をはじめに負けておけ、
といわけではありませんが、(苦笑)

その日のリアルトレードの前に
デモトレードでその日の感触を実地的に試してから、
リアルトレード入るという方法もありそうです。

さて、

オリバー・ベレスとグレッグ・カプラは、
その著書「デイトレード」の中でこう記(しる)しています。

「充分に知識を持たない初心者は、
 たとえば支持線などのテクニカルが
 うまく機能しなかった場合に、テクニカル分析は信用できず、
 使えないといった誤った認識を持つが、
 これは大きな間違いである。」

「たとえば支持線が4回続けて機能した後、
 突然、下抜けしたとしよう。
 しかし、それは支持線の概念が機能しないことを
 示すものではない。
 それは極めて価値のある有効な情報であり、
 テクニカル分析の概念として、
 最も価値のあるメッセージなのである。」


FX 8月相場のアノマリーのお話

日本の裁判に新たな歴史を刻む裁判員裁判の審理が、
裁判員法の成立から5年余を経てスタートとなりましたね。

<一昨日の週はじめ3日(月)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
豪財務相が
「RBAによる将来的な金利引き上げは明白なことである。」
との認識を示す発言をしました。
日自動車販売台数(7月)は前年比で−4.2%となりました。
日経平均は前週末比−4.36円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが一時軟調となるも、その後は堅調に推移しました。
英バークレイズの1-6月期決算では、
市場予想より弱かったものの純利益が18億8800万ポンドと
前年同期比9.9%増となりました。
英HSBCの1-6月期決算では、
純利益が33億4700万ドルと前年同期比57%減益となりました。
独小売売上高指数(6月)は市場予想より弱い−1.8%となりました。
スイスSVME購買部協会景気指数(7月)は
市場予想より強い44.3となりました。
独製造業PMI確報(7月)は市場予想より強い45.7となりました。
欧製造業PMI確報(7月)は市場予想より強い46.3となりました。
英製造業PMI(7月)は市場予想より強い50.8となりました。
格付け会社のフィッチが
スペインの長期発行体デフォルト格付けを
AAAとして、見通しを安定的と発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
米ISM製造業景況指数(7月)は48.9、米建設支出(6月)は0.3%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
S&P500が2009年11月以来となる1000台乗せとなりました。
独財務省が「経済活動の上向く兆候が拡大している。」
との見解を発表しました。
米証券取引委員会がメリルリンチ買収に関する虚偽報告の疑いで
バンク・オブ・アメリカを提訴しましたが、
その後、3,300万ドルで和解となりました。
米ホワイトハウスが
「米国において今後さらに数十万人の雇用が失われる可能性。」
との見解を発表しました。
NY原油は71ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比+114.95ドルで取引を終えました。

<昨日4日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
豪財務相が「豪は他国に比べて金融政策での行動の余地がある。
豪経済は少しずつポジティブな兆候が増えてきている。
豪政策金利は世界の金利に沿って上昇する。」」
との認識を示す発言をしました。
豪小売売上高(6月)は市場予想より弱い−1.4%となりました。
豪第2四半期住宅価格指数は市場予想より強い4.2%となりました。
豪ドル米ドルやポンドドルが年初来高値を更新しました。
豪RBA政策金利は市場予想とおり3.00%の据え置きとなりました。
豪RBA声明では
「一段の金融緩和余地の文言を削除。
世界経済の下振れリスクは薄らぎ安定に向かっている。
米経済が転換点に近づいている可能性。
ここ数ヶ月の中国の経済成長は力強い。」
などの見解が発表されました。
BNBバリバの第2四半期決算では、
売上総利益が市場予想より強い40.6億ユーロ、
純利益が前年同月比6.6%増となる16億4000万ユーロとなりました。
UBSの第2四半期決算では、
純損失が市場予想より弱い140億スイスフランとなりました。
日経平均は午前中の上げ幅を縮小して
前日比+22.54円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調傾向での推移となって、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
スイス消費者物価指数(7月)は
市場予想より弱い−0.7%となりました。
英建設業PMI(7月)は市場予想より強い47.0となりました。
欧生産者物価指数(6月)は市場予想より強い0.3%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円が反発する展開となりました。
米個人支出(6月)は市場予想より強い0.4%となりました。
米個人所得(6月)は−1.3%、
米PCEデフレータ(6月)は前年比で−0.4%と
統計開始以来のマイナスとなって、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
米中古住宅販売保留(契約ベース中古住宅販売 6月)は
市場予想よりかなり強い3.6%となりました。
カナダ財務相が
「経済には勇気付けられる兆候がある。
しなしながら、カナダドルの対米ドルでの急変動を懸念。
数ヶ月間は失業率が上昇する可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
カナダドルが軟調となりました。
NY原油は71ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+33.63ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の今日5日(水)の主な予定>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(7月)、
午前10時半に豪貿易収支(6月)、
午後4時55分に独サービス業PMI(7月 確報)、
午後5時に欧サービス業PMI(7月 確報)、欧複合PMI(7月)、
午後5時半に英鉱工業生産(6月)、英製造業生産高、
英サービス業PMI(7月)
午後6時に欧小売売上高(6月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減数(7月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(7月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(7月)、米製造業受注指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。
また、ソシエテ・ジェネラル(午後2時予定)と
ロイズ・バンキング・グループ(午後3時予定)の
決算発表が予定されています。

<明日6日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期失業率、
朝8時01分に英NIESRのGDP予想(7月)、
午前10時半に豪失業率(7月)、豪新規雇用者数(7月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(6月)、日景気一致CI指数速報(6月)
午後7時に独製造業受注(6月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時半にトリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加住宅建設許可(6月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・欧・米の指標には注目です。
また、米AIGの第2四半期の決算発表が予定されています。

さて、日米欧の株価指数が年初来高値を更新するなど、
世界的な株式市場の堅調にリスク選好度が高まり、
円安ドル安の動意となって、豪ドルやポンドで年初来高値を更新して
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調傾向での推移となっています。

一方、報道によりますと、2日にグリーンスパン前FRB議長が
「米住宅価格は、今後一段と下落する可能性がある。」との
認識を示したり、格付け会社のムーディーズが
ニュージャージー州の格付け見通しをネガティブに引下げたり、
英HSBCの1-6月期決算では融資焦げ付きの拡大により前年同期比で
純利益が57%減少するなど、回復基調にはまだら模様も
見え隠れしているようです。

さて、今週半ばから後半は5日の米ADP雇用統計や
6日の英欧政策金利の発表とトリシェECB総裁記者会見、
そして週末の米雇用統計と、イベントが続き、
また世界的な夏季休暇時期もはじまりますので、
上げ潮ムードではありますが、調整の動きにも
一応の注意をしてトレードしていきたいものです。


さて今日は、8月相場のアノマリーのお話です。

アノマリー"anomaly"とは、
合理的に説明の難しい事象のことですが、

「そんなの迷信や偶然だよ。」

と簡単に切って捨てることはできないようです。

たとえば、

道に10円玉が落ちていることはよくあることですが、(笑)

もしもそれが、10枚直線で並んでいたり、
3枚重ねで等間隔で並んでいたりしたならば、

わけのわからないイタズラのようでもありながら、
なんとなく不気味で、何か意味有り気(げ)ではありますね。

そのようなことが相場でもあることが知られています。

8月相場のアノマリーです。

例えばドル円では、過去を振り返りますと、

1972年〜1990年の18年間の月足での
陰線出現率は8月が突出していて78%と最も高く、

2001年〜2007年の月足では、
2006年を除いて全ての年で8月が陰線で、

昨年の8月は月足で陽線であったものの、
それまでの戻り反発が、
上ヒゲを出して再下降となりはじめて、
リーマンショックへと向かう転換点の月となりました。

また、これら月足での8月の陰線は、

「月初高、月末安」で「お盆あたりが転換点」

となっている特長があるそうです。

これらはもしかしますと、お盆なので、
お化けの仕業(しわざ)かもしれませんが、(冗談)

「米国債償還の9月中間期末が近いからではないのか。」

などとも言われていますけれども、
なかなか合理的な説明を出来るまでには至っていないようです。

そのほか、

なぜか8月は何がしかの事件が勃発しやすい傾向もあるようです。

古くはニクソン・ショックも8月でしたし、
1990年のイラクのクウェート侵攻も8月でしたし、
また、1998年のロシア通貨危機も8月でした。

さて、

為替市場では貿易などの実需筋による
輸出で得たドルを円に換えたり、
輸入のために円をドルに換えるなどの
手仕舞いの反対売買のない「一方通行の取引」もありますが、

為替市場の取引の90%ほどは
仮需による投機的な売買であるとも言われていまして、

その投機によるほとんどのポジションは、
保有期間の長短こそあれ、

利益確定や損切り際して、

「買われた建て玉は、必ず手仕舞いで売られる」
「売られた建て玉は、必ず手仕舞いで買われる」

という手仕舞いでの反対売買がありますので、

「欧米勢の夏季休暇」
「日本の盆休」
「年度中間期末」

などを前にすれば、

「玉を持っていちゃ、ゆっくり休んでもいられない。
 休暇前には手仕舞いをしておこうか。」

というのも、人の動かす相場なればありえることのようで、

もしかしますと、8月のアノマリーは

休暇を前にしたトレーダー達のいったんの手仕舞と、
休暇後の新たな狙いでの仕込みによるものなのかもしれませんね。

今年の8月も例年のようなアノマリーとなるのかは判りませんが、

夏のお化けの仕業(しわざ)ならずとも、(笑)

相場の潮目が変わることが多い8月相場のアノマリーにはご用心。


FX パラメーターとロバスト性のお話

金融庁で検討されていたFX取引証拠金倍率(レバレッジ)ですが、
意見募集では709団体・個人の90%が反対したものの、
「2010年8月に50倍、2011年8月に25倍」と2段階移行することに
正式決定となったそうですね。(日経新聞8月1日)

<先週末31日(金)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円がやや軟調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートがやや堅調傾向の揉み合いとなりました。
オバマ米大統領が「第2四半期のGDPは落込みが縮小するが
引き続き失業率が問題として示される。」と発言しました。
英GFK消費者信頼感調査(7月)は
市場予想より弱い−25となりました。
日失業率(6月)は市場予想より弱い5.4%となりました。
日全国消費者物価指数(6月)は、
前年比で市場予想とおりの−1.8%となりました。
日住宅着工戸数(6月)は前年比で市場予想より弱い−32.4%、
日建設工事受注(6月)は前年比で−28.0%となりました。
日経平均は前日比+191.62円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調に転じて、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
米ゴールドマン・サックスが
ドル円の105円超で買いを推奨しました。
欧消費者物価指数速報(7月)は前年比で市場予想より弱い−0.6%、
欧失業率(6月)は市場予想より強い9.4%となりました。
スイスKOF先行指数(7月)は市場予想より強い−0.99となりました。
格付け会社のフィッチが英国の格付けをAAAに据え置き、
見通しを安定的としました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が下落して、ドルストレートが一時軟調となった後に
上昇する展開となりました。
米第2四半期GDP速報は市場予想より強い−1.0%、
米第2四半期個人消費速報は市場予想より弱い−1.2%、
米第2四半期コアPCE速報は市場予想より弱い2.0%となりました。
また、各当該米指標の前回値が下方修正されました。
カナダGDP(5月)は市場予想より弱い−0.5%となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(7月)は、
08年9月以来の水準となる市場予想より強い43.4となりました。
IMFが「米生産の急激な落込みは終息に向かっているが、
2010年第2四半期までは持続的成長とならない可能性。
米ドルは金融危機の逃避買いでやや過大評価の状況。
リスクは悪化方向にあり、潜在的な成長はかなりの期間、
過去の趨勢を大幅に下回る可能性。
景気が悪化した場合は金融緩和維持と追加刺激策を検討すべき。」
などの見解を発表しました。
米ホワイトハウスが「経済状況は改善しているが、
雇用統計では多くの失業が報告される見通し。」
との認識を示しました。
NY原油は上昇して69ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+17.15ドルで取引を終えました。

<週はじめ8月3日(月)の主な予定>

午前10時半に日勤労統計(6月)、
午後2時に日自動車販売台数(7月)、
午後3時に独小売売上高指数(6月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(7月)、
午後4時55分に独製造業PMI(7月 確報)、
午後5時に欧製造業PMI(7月 確報)、
午後5時半に英製造業PMI(7月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(7月)、米建設支出(6月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
今日はシドニーとトロント市場がお休みです。
また、英国のHSBCとバークレイズの
第2四半期決算が発表予定です。

<明日4日(火)の主な予定>

午前10時半に豪小売売上高(6月)、豪第2四半期住宅価格指数
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後4時15分にスイス消費者物価指数(7月)、
午後5時半に英建設業PMI(7月)、
午後6時に欧生産者物価指数(6月)、
夜9時半に米個人所得(6月)、米個人支出(6月)、
米PCEデフレータ(6月)、
夜11時に米中古住宅販売保留(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・米の指標には注目です。
また、仏BNPパリバとスイスUBSの
第2四半期決算が発表予定です。

そして、今週の8月5日(水)からの主な注目材料は、

5日(水)に、英ネーションワイド消費者信頼感、豪貿易収支、
独サービス業PMI、欧サービス業PMI、英サービス業PMI、
ソシエテ・ジェネラル決算発表、ロイズ決算発表、英鉱工業生産、
英製造業生産高、欧小売売上高、米ADP雇用統計、
米ISM非製造業景況指数、米製造業受注指数、

6日(木)に、NZ第2四半期失業率、英NIESRのGDP予想、
豪新規雇用者数、豪失業率、日景気先行CI指数、日景気一致CI指数、
独製造業受注、英BOE政策金利、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、加住宅建設許可、
米新規失業保険申請件数、米AIG決算発表、

7日(金)に、豪RBA四半期金融政策報告、スイス失業率、独貿易収支、
独経常収支、RBS決算発表、英生産者物価指数、英生産者仕入価格、
英生産者出荷価格、独鉱工業生産、加雇用ネット変化率、加失業率、
ファニーメイ決算発表、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
加Ivey購買部協会指数、米消費者信用残高、

などがあります。

さて、先週末の米第2四半期GDP速報では、市場予想より強い
−1.0%となり、米経済の落込みの緩和を示す結果となりましたが、
米GDPの70%を占める個人消費が雇用不安を反映したか
2期ぶりにマイナスに転じ、市場予想より弱い−1.2%となって、
また、GDPや個人消費の前回値も下方修正されたことや、
IMFの「米ドルはやや過大評価。リスクは悪化方向にある。」
との見解もあったことや、米(市場)金利動向などで
ドルが売られる展開となりました。

また、報道によりますと、日輸出企業では4-6月期の決算発表に
あわせて、今まで95円程度としいたドル円の想定為替レートを
円高方向に2〜5円の修正をする企業が増えているとのことです。
背景には「後になって円高で業績を下方修正しなくてよいように」
ということがあるようですが、日輸出企業の想定為替レートが
修正されることで、今まで売りにくかったレベルでも
日輸出勢がドル売りに動けるようになるために
円高圧力になるとの指摘があるようです。

一方、米調査会社のトムソン・ロイターの集計によりますと、
米主要500社の第2四半期最終減益率は前年同期比の29.5%と
決算発表が本格化する前の7月1日と比べると
6ポイント改善しているとのことです。
31日までに67%の主要企業が決算発表を終えていますが、
そのうち74%で市場予想より強い結果となって、
業績が急速に改善していることを示しているとのことです。
しかしながら、「リストラ依存度が高く、売上高は低迷している」
との指摘もあり、業績動向の先行きを不安視する声も根強い
とのことです。

さて、今週のアナリスト予想では、景況感の改善での株高による
投資家のリスク選好度の高まりにより円安になると見る向きや、
東京株式市場などで1989年以来のサイコロジカル90%超は
行き過ぎで調整となると見る向き、米利上げはしばらく先で
ドルの上昇余地は少ないと見る向き、中国の融資規制などで
商品相場が下げる可能性もあり、豪ドルやユーロは頭打ちと
見る向きなど様々のようですが、週後半のトリシェECB総裁の
記者会見や、米雇用統計が焦点となりそうです。


さて今日は、パラメーターとロバスト性のお話です。

パラメーター"parameter"とは、
「媒介変数」とか「引数」とか「動作指定数」や
「プログラム変数」などと訳されますが、

相場の動きを見るチャートのテクニカル指標などでも
パラメーターがテーマとなることがありますね。

たとえば、基本的な移動平均線でも、
SMAやEMAの選定だけではなく、
20日(本)や200日(本)など期間指定によって、
描かれる移動平均線の位置や曲線が異なります。

そこで、
「どの期間パラメーターが1番良いのだろうか?」
というテーマが話題になることがありますが、

方向性を見るのか、抵抗線としての働きとして見るのか、
複数表示での交差や乖離でセットアップとして用いるのか、
などでも期間パラメーターは異なる可能性がありますし、

いわゆる「相場つき」自体がが変化することから、

ある時期や状態では
「Aという期間パラメーターが最も相場の動きを捉えていても」

また別の時期や状態では
「Bという期間パラメーターが最も相場の動きを捉えている」

などという可能性もあり、

「どの期間パラメーターが1番良いのだろうか?」という
「1つのベストが存在するという前提の」問い自体が
間違っている可能性すらあるのかもしれません。

また、たくさんの移動平均線を表示させて相場の流れを見る
「Guppy氏のGMMAというシステム」もあるわけで、

たとえば

「5期間の移動平均線がベストか」
「13期間の移動平均線がベストか」
「20期間の移動平均線がベストか」
「25期間の移動平均線がベストか」

などと単独のベストを求めることは、
あくまでも用法による流儀であり、
経験則の域を出るものではく、

短期線の鋭敏性のメリットはときにダマシ多発のデメリットとなり、
中長期線はダマシは軽減されても鈍感であるデメリットもあり、
好みと志向による所もあるかもしれません。

また、パラメーターのベストの証明は、
検証を経たものであっても、
あくまでもその検証期間におけるもので、

時が経ったり、状態の変化により、
その時点でのテクニカルの1つのベストを求めるためには
パラメーター自体を対応変化させる必要がありそうです。

ただ、このいわゆる最適化は、
その方法論や適用も問題となるだけではなく、

(状況変化による最適化の手間は別としましても)

未来でパラメーター設定ができないために、(笑)

「一定の過去の状態に依存して最適化することが
 これからの未来の運用において必ずしも最適とはいえない」

ということもあり得る可能性があります。

ちょうど、服飾で例えるなら、

残暑厳しい夏の終わりにはベストであった半袖シャツが
数週間後に秋風が吹くと、
季節はずれとなってしまうことに似ています。

むしろ、

冬のダウン・ジャケットでもなく、夏の半袖シャツでもない、
長袖シャツ程度を裁量で「ときに腕まくりして」運用するほうが(笑)
汎用とロバスト性からは、良い場合もあるのかもしれませんし、

Guppy氏のように、ダウン・ジャケットから半袖まで
複数の服飾アイテムをそろえているほうが良い場合もありそうですね。

さて、

今までの例は単に移動平均線だけについてですが、
トレードのシステムでは、通常はいくつものテクニカル指標に
基づいてトレード判断することが多く、

複数のテクニカル全ての過剰最適化されたパラメーター設定は、
陳腐化の早いカーブ・フィッティングとなってしまうと
嫌われることもあるようで、

良い意味で「ある程度のパラメーター設定のアバウトさ」も、
システムの汎用とロバスト性の観点では必要なのかもしれませんね。

ところで、

先日、蔵書が100万冊を超える大型書店の
投資関連書籍のコーナーで立ち読みしていましたら、(大笑)

裁量系のトレードを奨める書籍の中に
驚くような読者への問いかけが載っていました。

「最近のシステムは、良いパフォーマンスを演出しようとして、
 過剰に最適化してカーブフィッティングされたものが多い。
 購入後、パラメーター設定を変えないで、
 3年間有効性を保ち当初のパフォーマンスを維持できたシステムが
 もし1つでもあるならば教えて欲しい。」

という意味のものでした。

書名はあえて伏せますが、すごいフレーズに驚きました。

その本(著者)によりますと、

「トレンドライン」や「レジスタンス(サポート)・ライン」
などのオーソドックスな手法のほうが、

何期間とかのパラメーターがそもそも存在しないゆえに
未来にわたり有効性は失われることはないとの論調でした。

適正な例えとなるかは判りませんが、

自動車のようなハイテク製品には環境対応など、
常に技術の次の一歩があり、そういう意味で未完であるが、

自転車のようなものであれば、
ほとんどすでに基本的には究極系に近いというわけのようです。

「チャート自体が、価格を縦軸に時間を横軸とした構成で
 少なくとも時間という変数は存在していて、
 トレンドも時間軸ごとに存在してそれぞれ異なるじゃないか。
 パラメーターが全く存在しないと言えるのだろうか…。」

とも思いましたが、(苦笑)

もしも、

「トレンドライン」や「レジスタンス(サポート)・ライン」
「チャート・フォーメーションやパターン」など
非パラメーター系だけで構成されているような

マルチ・タイム・フレームで分析して
トレードを自動判断するシステムがあれば、

(精緻性では仮に劣っていたとしても)

きっとロバスト性では優れていて長期使用でき、
「システムのベンチマーク」としても
面白いかもしれないと思いました。

まぁ、私の場合は、服飾の例での
汎用性の高い長袖シャツのようなパラメーター系指標を
「ときに腕まくりしたり、袖を伸ばしたりするように」(爆)

裁量で、あたかもチューニングするように運用する
「裁量トレード」が分析の楽しみもあって好きなのですが…、

もしかしますと、このような非パラメーター系システムが
どこかにすでに存在しているのかもしれませんね。(謎)


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