FX トレードとサーフィンのお話

自動車レースF1で、負傷したドライバーの代役ながら、
元王者のシューマッハーがフェラーリで一時復帰するそうですね。

<一昨日29日(水)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上昇してはじまった後に軟調傾向となりました。
米財務省が「米中は経済回復が本格化するまで刺激策を維持。
米国は財政赤字を2013年までに維持可能な水準に削減する方針。
中国は市場に基づく金融システムの構築に向けた措置を指向。
米中はエネルギーと気候変動関連の協力を強化する。」
などの米中対話の合意を発表しました。
NZ住宅建設許可(6月)は市場予想より弱い−9.5%となりました。
日小売業販売額(6月)は
前年比で市場予想より弱い−3.0%となりました。
欧ECB副総裁が
「ECBは充分な余裕をもって出口戦略を策定。
すぐに流動性引上げの事由と計画はない。」
との認識を示す発言をしました。
NBNZ企業信頼感(7月)は18.7の好結果となりました。
日経平均は前日比+25.98円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となった後に反発上昇して、
ドルストレートが上下動しながらも軟調傾向で推移しました。
中国の主要商業銀行のうちの2行が
貸出し制限を課せられたことが報道されました。
英消費者信用残高(6月)は
市場予想より弱い1億ポンドとなりました。
スイスSNB理事が、
「国外経済の安定化の兆候の高まりでスイス経済の底打ちを見込む。
SNBは必要に応じ対ユーロでのCHF上昇に対抗する介入を続ける。」
などの認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが
スペイン国債格付けをAAAに据え置きました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動しながらも堅調傾向で推移して、
ドルストレートが上下動しながらも軟調傾向となりました。
米耐久財受注(6月)は市場予想より弱い−2.5%となりました。
米NY連銀総裁が
「経済回復のペースが遅滞することを多くの要因が示唆。
政策調整から脱却する時について語るのは時期尚早。
早期に金利を引き上げる必要はない。」
などの見解を示す発言をしました。
発表時間が未定であった独消費者物価指数速報(7月)は、
市場予想より弱い−0.1%となりました。
オバマ米大統領が「米国には景気後退の終わりの始まりが見られる」
との認識を示す発言をしました。
米5年債の入札では「落札最高利回り2.689%、応札倍率が1.92倍」
となりました。
IMF専務理事が
「米ドルがしばらく世界の準備通貨にとどまる。
SDRが米ドルに代替するとは考えていない。」
との見解を示しました。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
「大半の地区で景気後退ペースは鈍化ないし低水準で安定。
多くのセクターで雇用減少が続いている。
製造部門は低迷しているが明るい状況も見られる。」
などの見解が示される内容となりました。
NY原油は下落して63ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−26.00ドルで取引を終えました。

<昨日30日(木)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
RBNZ政策金利は市場予想とおり2.50%で据え置きとなりました。
RBNZ声明では、
「政策金利は2010年終盤まで低水準の見込み。
見通しは不透明で経済は引続き弱い。
政策金利は緩やかに引下げる可能性。」
などの見解を表明しました。
日鉱工業生産速報(6月)は市場予想より弱い2.4%となりました。
中国人民銀行が「適切な緩和措置を維持していく。」
と発表しました。
豪住宅建設許可(6月)は市場予想より強い9.3%となりました。
日自動車生産(6月)は前年比で−34.0%となりました。
日経平均は前日比+51.97円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円やユーロドルが上下動の揉み合いとなって、
ポンドや豪ドルが堅調傾向で推移しました。
英ネーションワイド住宅価格(7月)は
市場予想よりかなり強い1.3%となりました。
独失業率(7月)は市場予想より強い8.3%となりました。
中国の銀行監督当局が「運転資金融資に対する規制を強化する」
と発表しました。
欧業況判断指数(7月)は−2.71、欧消費者信頼感(7月)は−23、
となるなど市場予想より強い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円が上昇の後に調整の動きとなって、
ドルストレートの多くが揉み合いとなりましたが、
終盤に調整の動きが見られました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い58.4万件となりました。
カナダ鉱工業製品価格(6月)は0.7%、
カナダ原料価格指数(6月)は6.2%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
IMFリポートでは
「ディスインフレ圧力がある限りECBは低金利水準を維持すべき。
金利を低く保つには期限を設けない資金供給。
ユーロは0〜15%過大評価されている。」
などの見解を示しました。
NYダウが、一時、年初来高値をつけました。
英BOEが「APCP買い取りプログラムを8月3日から導入して
信用市場の回復まで継続する」ことを発表しました。
米7年債の入札では「落札最高利回り3.369%、応札倍率が2.63倍」
となりました。
IMFが「各国は経済回復まで経済刺激をすべきであるが、
支払い能力維持のための負債抑制政策も必要。
G20は10年から14年までに債務比率を85%程に安定させるべき。」
との見解を発表しました。
NY原油は67ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+83.74ドルで取引を終えました。

<週末で月末の今日31日(金)の主な予定>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(7月)、
朝8時半に日失業率(6月)、日全国消費者物価指数(6月)、
午後2時に日住宅着工戸数(6月)、日建設工事受注(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(7月)、欧失業率(6月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(7月)、
夜9時半に米第2四半期GDP速報、米第2四半期個人消費速報、
同夜9時半に加GDP(5月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・米・加の指標には注目です。
また、メリルリンチ(時間未定)と米GM(時間未定)などの
第2四半期決算も予定されています。

さて、29日はニューヨーク・マーカンタイル取引所で、
米週間石油在庫統計での在庫の大幅増などにより、
原油先物が4月20日以来となる一時6%近い下落となり、
一時ユーロや資源国通貨の下落圧力となったようです。

一方、インドでは5月の製造業指数が2.5%上昇して企業生産の
回復の兆しを示したり、韓国のサムスン重工業では仏テクニップと
共同で英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルから液化天然ガスの
生産プラントの大型受注を受けるなど
新興国を中心に経済回復の兆候を示していますが、
先進国側では、米耐久消費財受注(6月)が−2.5%となったり、
独ダイムラー社が第2四半期の最終損益で10億6200万ユーロの赤字
となったり、景気回復はまだ「まだら模様」となっているようです。

また、米主要企業の第2四半期決算の発表が続々とされていますが、
決算発表を行った米主要企業の76.4%が第1四半期より改善している
とのことです。ただ、業績改善の背景には各主要企業の人員削減
などのリストラによるところが強いとして、人員削減が一巡した後の
企業業績に対して懸念する向きや、雇用なき景気回復の継続性を
疑問視する声もあるようです。

他方、29日に上海株式市場が約5%の下落となったものの、
世界的な景気回復期待で米機関投資家などによる
新興国への投資が続いているとのことで、
中期的な「ドル売り新興国通貨買い」でのドル売り圧力と
なると見る向きがあるそうです。

さて、今日7月31日は週末で月末ですが、
ロンドンフィックスなど節目の時間での調整の動きの
可能性にも注意してトレードしていきたいものです。


さて今日は、トレードとサーフィンのお話です。

昨日7月30日は東京で猛暑となったようですね。

北海道の今年の夏は例年より少し涼しい感じですが、
それでもさすがに暑い日には海に行きたくなります。 (^-^)

さて、

クレヨンしんちゃんの漫画には
変な国の「ヘンダーランド」が登場しますが、(笑)

相場の世界もどうもヘンダーランドのようで、
一般の世界とかなり異なっているところがあります。

リスクという言葉も、
一般には「危険」という意味で使われますが、

相場では、リスクは「損益分布の範囲」として、

「危険とともに利益が存在する」ことが、
金融工学などで示されていますね。

基本的には「リスクなくば利益なし」で、

ごく一部に、売り買いのスワップ金利の付かない証券会社と
買いでのプラス・スワップを得れる一般証券会社とで

同一通貨ペアを片方で売りポジション、
もう一方で買いポジションを持つなどの
限りなく無リスクに近い状況でリターンを得る方法などが
なくはありませんが、

やはり普通は、

「ローリスクであればローリターン」
「ハイリスクであればハイリターン」

といういうのが一般的のようで、

一応、「ローリスク・ハイリターン」はあり得ないか、
仮にあってもすぐに裁定が働いてその状況が喪失してしまう
ことになっているようです。

そのようなわけで、

為替差益を大きく得ようとするならば、

損益分布範囲という意味でのリスクが高くなる、

価格変動率の小さな低ボラティリティの状態が、
価格変動率の大きくなる高ボラティリティの状態へと移行していく
「ボラティリティ拡大の過程」での順張りトレードか、

あるいは、大きく価格が動いた後の
強い回帰の過程での逆張りトレードなどが

良いということになります。

逆に、価格変動の少ない状態であれば、

低リスクゆえに、一見、安全そうですが、
為替差益を得れるリターンの可能性も小さくなってしまいます。

まぁ、このような価格変動の少ない状態で、
トレードの回転率を上げて、薄利を数多く積み重ねる
高速スキャルピングの手法もあることにはありますが、

一般的には(一方向への)価格変動が大きくなりつつあるときが
トレードの「好機到来」となるようですね。

そういった意味では、

為替差益を得れるリターンの可能性の小さな
低ボラティリティの状態では、
「骨折り損のくたびれ儲け」となりがちで、

トレードにとっては、いわゆる一般に言うところの
リスクの意味での「危険」な状態と言って良く、

価格変動が大きくなりつつある
高ボラティリティの状態へと移行していく過程こそが、

(損失の可能性が同在していながらも)
リターンを得れる可能性も大きく
トレードすべき状態となるようです。

ヘンダーランドの相場の世界(笑)では、

波が荒れ狂うように相場が動くときが
「相場の船の出航の好機」で、

逆に大凪(おおなぎ)の相場のときは
「船が出港すべきではない」のですね。

相場が大凪(おおなぎ)やさざ波のときには「ジッと待ち」
ビッグウェーブが来たときに海に乗り出すことは、
まるでサーファーのようでもありますが、

下手なサーファーほどさざ波でチャプチャプ
海水浴の水遊びをするようにコケて、

ビックウェーブには恐れをなして
指をくわえて大波をただ見つめてしまうものですね。(苦笑)

逆に、

上手なサーファーはさざ波ではそっぽを向いていても、
ビックウェーブの到来では、
恐れるどころか喜んで海に飛び込んでいきます。

トレードでも、

低ボラティリティの「待つべき状態」では
しっかり待って、

「ボラティリティ拡大の過程」の
ビッグウェーブが来たときには、
それをしっかり捉えるサーファーのように
トレードしていきたいものですね。


FX マーケットの屍を食らう鬼たちのお話

第三のビールが売れ行き好調なようですね。 (^-^)
7-9月期の生産予定では3〜4割増となるとのことです。

<週はじめの一昨日27日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが下げた後に反発上昇する展開となりました。
英ホームトラック住宅価格(7月)は0.0%となりました。
バーナンキFRB議長が
「FRBには金融政策運営の独立性が必要。
『大き過ぎて潰せない』問題の解決が優先事項。
FRBは過度な景気刺激策を望まない。
09年下半期は1%の経済成長を予想。
失業率は10%を超える可能性。
住宅差押さえ問題は依然として深刻な状況。
米経済は数年以内に力強い成長を取り戻す可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
日企業向サービス価格指数(6月)は
前年比で市場予想より強い−3.2%となりました。
日経平均は9営業日続伸して
前週末比+144.11円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが堅調傾向で推移して、
ポンドトルが上下動の揉み合いとなりました。
独輸入物価指数(6月)は市場予想より弱い0.4%となりました。
独GFK消費者信頼感調査(8月)は
市場予想より強い3.5となりました。
中国の国家統計局が
「中国都市部の1人当たり消費支出は上期に前年比で+8.9%」
と発表しました。
英BOEが「英企業クレジット市場の状況は第2四半期で改善見込み」
と発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇して始まった後に軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが軟調に始まった後に
反発して揉み合う展開となりました。
ガイトナー米財務長官が
「米中は回復が根付くまで強い政策の維持を目指す。
中国が内需主導型成長に転換すれば中国と世界経済に貢献。」
などの見解を示す発言をしました。
オバマ米大統領が
「米国と中国は回復を維持して相互利益を協力して進める。
自由で公平な貿易を推進することで
ドーハラウンドの妥結を目指ことができる。」
などの認識を示しました。
米新築住宅販売件数(6月)は
市場予想より強い38.5万件となりました。
米ダラス連銀製造業活動指数(7月)は
市場予想よりかなり弱い−25.5%となりました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「米失業率は09年末から2010年初めにピークの見込み。
遠くない時期に失業率が高水準でも利上げが必要となる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+15.27ドルで取引を終えました。

<昨日28日(火)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で始まりましたが、
その後、しだいに反発して上昇する展開になりました。
NZ貿易収支(6月)は輸入増により、
市場予想より弱い−4.17億NZドルとなりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(5月)は−0.1%となりました。
豪NAB第2四半期企業信頼感指数は−4となりました。
豪RBA総裁が
「豪経済は下方リスクを相殺できるほど上方リスクが想定可能。
企業の信頼感は改善している。」
などの認識を示す発言をしました。
ドイツ銀行の第2四半期決算では、
純利益が市場予想より強い
前年同月比68%増となる10億9200万ユーロとなりました。
日経平均は前日比−1.40円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が急落して、その他の主要通貨ペアも軟調に推移しました。
石油メジャーの英BPの第2四半期決算では、
純利益が前年同月比53%減の43億8500万ドルとなりました。
中国の国家統計局が
「1-6月期の中国港工業部門の利益が減少ペースが鈍化して
前年比で−21.2%」となったことを発表しました。
中国人民銀行が
「第2四半期の経済回復は予想より力強い。
第2四半期の中国経済の成長率は年率で14.9%(季調済)。
CPIは第3四半期末に底入れする見込み。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが下落して、後半に反発を見せる展開となりました。
リトアニア統計局が「第2四半期GDPが前年比−22.4%」
となったことを発表しました。
米S&Pケースシラー住宅価格(5月)は前年比で
市場予想より強い−17.06%となりました。
中国の副首相が
「世界の金融危機の最悪期は終わった。見通しは不透明。
経済成長促進に内需の拡大目指す。
米国からの輸入拡大に取り組む。」
などの見解を表明しました。
米消費者信頼感指数(7月)は5ヵ月ぶりの低水準となって、
2ヶ月連続低下となる市場予想より弱い46.6となりました。
米リッチモンド連銀製造業指数(7月)は5ヵ月連続で改善して、
市場予想より強い14となりました。
サンフランシスコ連銀総裁が、
「リセッションの終了と景気回復は遅くなる可能性があるが、
適切な時期に引き締めは必要と認識。
景気の二番底を予想していない。
米国債への世界的需要は強いと見込んでいる。」
との見解を示す発言をしました。
NY原油は67ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−11.79ドルで取引を終えました。

<今日29日(水)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(6月)、
朝8時50分に日小売業販売額(6月)、
昼12時にNBNZ企業信頼感(7月)、
午後3時45分に仏生産者物価指数(6月)、
午後5時半に英消費者信用残高(6月)、
夜9時半に米耐久消費財(6月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
そして、時間未定(通常NY時間夜10時頃)ですが、
独消費者物価指数速報(7月)の発表も予定されています。
独・米の指標には注目です。
また、今日29日は米5年債入札と、
為替7月スポット最終取引日となります。

<明日ゴトウ日30日(木)の主な予定>

朝6時にRBNZ政策金利、(市場予想は据え置き)
朝8時50分に日鉱工業生産速報(6月)、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(6月)、
午後1時に日自動車生産(6月)、
午後4時55分に独失業率(7月)、独失業者数(7月)、
午後6時に欧消費者信頼感(7月)、欧業況判断指数(7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(6月)、加原料価格指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
そして、時間未定ですが、
独小売売上高指数(6月)の発表も予定されているようです。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。
また、30日は米7年債入札も予定されています。

さて、米中の首脳による「戦略・経済対話」が27日から
米ワシントンで行われていますが、オバマ米大統領が
「米中関係は世界中のどの二国間関係にも劣らず重要で、
ともに思い責任を負っている。」との認識を示しました。

そして、中国の胡錦濤国家主席も
「世界で最も影響力のある国として、両国は人類の平和と発展に
重要な責任を負っている。」との声明を発表して、
この声明に対してオバマ米大統領も
「米中は持続可能な景気回復へ、さらに協力できる。」と、
金融安定や自由貿易の促進で協調を深める考えを示しました。

また、サンフランシスコ連銀総裁が、リセッションの終了と
景気回復は遅くなる可能性があるとしながらも、
「景気の二番底は予想していない。」との強い発言をしました。

そして、世界各国の株式市場では、
上海株式市場が年初来82%の上昇となったり、
インド株式市場では年初来55%の上昇となるなど、
またコモディティ市場も堅調傾向となって、
世界の景気回復期待にリスク選好許容を増す動きが
おおむね続いています。

しかしながら、一部では過熱感を指摘する向きもあり、
リスク回避の動きとなる可能性もあるようで、
過度に楽観することなく一応の警戒感は持っておいたほうが
よいのかもしれません。


さて今日は、マーケットの屍を食らう鬼たちのお話です。

マーケットでの価格の動きは、
市場参加者の売り買いによって形成されますが、

その市場参加者には、
金融機関や機関投資家やファンド筋だけではなく、
多くの個人投資家や投機家もいますね。

そして、これらの市場参加者の中には、
少数の勝者と多数の敗者がいるとされています。

ところで、

投資行動について、

カーネマンや故人となったトヴェルスキーの
「プロスペクト理論」によりますと、

敗者となるトレーダーには
典型的な特性があることが示されていますが、

それは、

「含み益となったときにはリスクを嫌い
 早めに利確してしまう。」

「含み損となったときにはリスクを選好して、
 損切りが遅くなってしまう。」

という2大特性です。

このマーケットで多数を占める敗者の2大特性により、
マーケットのポジションはトレンドが発生すると、
ほぼ必然的に「偏り」が発生することになります。

たとえば、相場が下降トレンドに転換して行った時には、
それまでの相場の上昇過程の末期での
買いポジションが存在しますが、

その買いポジションが相場の下落によって、
含み損となっても、

「含み損となったときにはリスクが選好されて
 その買いポジションは保持されやすく」

相場の下降トレンドでの売りポジションは、

「早めに利確されて」手仕舞いで消失することとなって、

そして、

相場の下降トレンドでの一時の戻りで
また、新規の買いポジションが作られることがありますが、

短期で利確できた(新規の)買いポジションの建て玉を除き、
その後、相場がまた下降トレンドに回帰していく過程で、

決済に遅れた(新規の)買いポジションが

「含み損となっても買いポジションは保持されやすく」

下降トレンドが強固な場合は、
上下にスイングしながら下落していくにつれて、

新規の売りポジションとともに、

下降トレンドでの逆張りのポジションである
「未決済の含み損の買いポジション」も
どんどんマーケットに積み増され(残されて)ていく
ことになります。

いわゆるシコリ玉ですが、

下降トレンドが強く長いほど、
「未決済の含み損の買いポジション」が
マーケットに積み増されて(残されて)いくという、
なんとも奇怪なことが起こるわけですね。(苦笑)

そして、ある時点で、

相場が上昇トレンドに転じてくれたときには、
損益イーブンとなるあたりで、

「溜まりに溜まった買いポジションの
 やれやれ決済による手仕舞いの反転売買の売り」で

上昇トレンドに抵抗が生じて、
レジスタンスラインを形成したりしますが、

ところが逆に、ある時点で

相場がさらに下降トレンドが強くなって下落したときには、

「溜まりに溜まった買いポジションの
 こりゃたまらんの投売りや、強制ロスカットの売り」で

下降トレンドが急激に強くなり、急落や暴落となります。

また、上昇トレンドの場合では、溜まったの売りポジションの
踏み上げで相場が急上昇することがあります。

重要経済指標の発表などのファンダメンタルズでの
急落や急騰もありますが、

そうではない場合のテクニカル的な急落や急騰は、
新規ポジションによるよりも、

トレンド方向に逆行して溜まった既存ポジション(シコリ玉)の
投げや踏み上げや強制ロスカットによることのほうが
多いようですね。

そうして、強制的な手仕舞いの反対売買によって、
シコリ玉が整理されてマーケットから消失した後は、

皮肉なことに、

手ぐすねを引いて待っていた屍を食らうプロトレーダー達の
逆張りの新規建て玉によって、
急反発や急反転していくことがあります。(苦笑)

彼らマーケットの鬼たちに食われない唯一の方法は、

不良な建て玉を自分の意思で早めに整理する「損切」で、

言い古されていても負け組みでいるうちは
なかなか実行できないものですが、

ゴールデンルール「損小利大」が鬼退散の呪文となるようですね。

「鬼は外〜」なんちやって、(爆)

「おいおい、今は節分からはほど遠い真夏だよ。」

「あははっ。こりゃまた失礼しました。」(笑)

「ところで、こういうことならば、たとえば下降トレンドで
 今までの下降トレンドにも増してグーンと下落したときには
 マーケットの不良玉がある程度整理されたと見て、
 逆張りもありかねぇ。」

「うーん。トレードは順張りが基本だけど、
 下降トレンド初期ではまだ不良玉が
 整理されたかどうかは怪しいものの、
 それまでの上昇トレンドに比して
 ある程度下降トレンドが進んだ後の急落は
 投げによるものも多いと見て、
 逆張りできる場合もあるんじゃないかな。」

「そうかぁ。よーし。」

「もしかしてあなたも鬼志望なのですね。(笑)
 それならポジションの偏りを見てみると参考になるかも。」


FX 天邪鬼とケルベロスのお話

米女子ゴルフのエビアン・マスターズで、
宮里藍さんが悲願の初優勝をしましたね。 (^-^)

<先週末24日(金)の主な出来事>

23日NY市場クローズ後に発表された
マイクロソフトの第2四半期決算では、
売上高が前年比3.2%減の584億3700万ドル、
純利益は17.6%減の145億6900万ドルと減収減益になりました。

東京時間では、
主要通貨ペアが下げては上げる上下動の揉み合いになりました。
日全産業活動指数(5月)は市場予想より弱い0.7%となりました。
日経平均は8日続伸となって
前日比+151.61円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが堅調にはじまった後に
軟調傾向で揉み合う展開となりました。
独製造業PMI速報(7月)は45.2、独サービス業PMI速報(7月)は48.4と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
欧製造業PMI速報(7月)は46.0、欧サービス業PMI速報(7月)は45.6と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
独IFO景気動向(7月)は87.3、独IFO現況評価値(7月)は84.3と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
英第2四半期GDP速報は市場予想より弱い−0.8%となりました。
英財務副大臣が
「英国の経済成長は今年末頃に回復すると確信。
英第2四半期GDPは世界的な経済の悪化を示すが、
落込みのペースが鈍化していることも示している。」
との主旨の見解を表明しました。
欧ECB専務理事が
「金利は適切。リスクが去れば金融政策を変更するが時期尚早。
経済減速は弱まってきているが経済が底打ちは定かではない。」
との主旨の認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアの多くが上下動で揉み合う展開となりました。
ガイトナー米財務長官が
「金融市場のリスク低下のためには資本を引き上げる必要。」
との認識を示しました。
オーストリア中銀総裁が
「景気見通しはここ数ヶ月で改善してきていて、
世界経済の見通しも改善してきているが、
景気回復について言及するには時期尚早。」
との認識を示す発言をしました。
カナダ財務相が「カナダドルの変動を懸念している。」
と発言しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(7月 確報)は
市場予想よりやや強い66.0となりました。
NY原油は68ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+23.95ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日27日(月)の主な予定>

朝8時01分に英ホームトラック住宅価格(7月)、
朝8時50分に日企業向サービス価格指数(6月)、
午後3時に独輸入物価指数(6月)、
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査(8月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(6月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。独・米の指標には注目です。
また、米中戦略対話がこの日から29日まで行われます。
そして、NY時間に予定されているバーナンキFRB議長の講演も
注目されます。

<明日28日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ貿易収支(6月)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(5月)、
午前10時半に豪第2四半期NAB企業信頼感指数、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(5月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(7月)、リッチモンド連銀製造業指数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、豪RBA総裁の講演が予定されています。
そして、ドイツ銀行の決算発表も注目されます。
また、この日もバーナンキFRB議長の
テレビ講演(2日目)が予定されています。

そして、今週の7月29日(水)からの主な注目材料は、

29日(水)に、NZ住宅建設許可、日小売売上高(速報)、
NBNZ企業信頼感、英消費者信用残高、米耐久財受注、
独消費者物価指数(速報)、米5年債入札、米企業第2四半期決算、
バーナンキFRB議長テレビ講演(3日目)、米地区連銀経済報告、
為替7月スポット最終取引日、

30日(木)に、RBNZ政策金利、日鉱工業生産(速報)、豪住宅建設許可、
独小売売上高指数、独失業率、独失業者数、欧業況判断指数、
欧消費者信頼感、米新規失業保険申請件数、
加鉱工業製品価格、米企業第2四半期決算、米7年債入札、

31日(金)に、英GFK消費者信頼感調査、日全国消費者物価指数、
日失業率、日住宅着工戸数、欧消費者物価指数(速報)、欧失業率、
スイスKOF先行指数、加GDP、米第2四半期GDP速報、
米第2四半期個人消費速報、米第2四半期コアPCE速報、
米シカゴ連銀購買部協会景気指数、米企業第2四半期決算、

などがあります。

さて、米主要企業の第2四半期決算発表はまだ続いているものの、
23日に発表された米新聞大手のNYタイムズの4-6月期決算では、
純利益が前年同期比85%増の3,900万ドルになるなど
好業績企業も多く、NYダウが23日の終値で9,000ドル台を回復して、
東京株式市場でも8日続伸するなど、世界的に株式市場が
期待織り込みによるリスク選好で上昇基調となってきているようです。

ただ、景気回復期待がありながらも、マイクロソフトが
第2四半期決算で売上高が前年比3.2%減の584億3700万ドルとなって
純利益は17.6%減の145億6900万ドルの減収減益となるなど
不振の企業もあり、また米信用調査会社のダンアンドブラッド
ストリートがまとめた6月の米企業倒産件数は、
前月比15%増で前年同月比では45%増となっている実態もあり、
アナリストの一部では株式市場の1本調子の上昇に過熱感がある
として、上昇の持続性には警戒感があって、
潜在的な戻り売り圧力も消えていないと見る向きもあるようです。

また、世界の経済回復の牽引期待が高まる中国でも、
24日の中国人事社会保障省の発表によりますと、
1-6月期の都市部の登録失業率では昨年末より弱い
4.3%となっているとのことで、4-6月期は1-3月期よりも
失業状況は改善しているものの、大卒の3割が就職できない状況に
なっているそうで、世界的に雇用環境は厳しいものがあるようです。

一方、IMFの発表によりますと、2009年3月末時点での各国の
金融当局が保有する外貨準備における米ドルの保有比率は
0.9ポイント上昇して65%となり、2007年6月以来の高水準に
なっているとのことです。

2001年には70%を超えていた各国の外貨準備での米ドル保有率は、
2002年以降は減少傾向となっていましたが、各国金融当局の
米ドル保有率の持ち直しの背景には、
多額の米ドル資産を保有する国々が資産価値の下落を警戒して、
「ドル売り」に慎重になっていることがあるそうです。
ただ、新興国の台頭で経済の米国集中は弱まっていて、
長期的には各国の外貨準備の米ドル保有比率は低下傾向となる
との見方が多いようです。

さて、アナリストの為替予測の見解は、米企業の第2四半期の
決算発表のピークが過ぎ、目先の不透明感が和らいで
米実体経済の回復への楽観論が広がりやすく円が売られやすいと
見る向きも多い一方、日貿易における円建て取引の比率が、
輸入で24%超、輸出で40%超、と円需要も増加していて、
また、ここのところの1本調子の株式市場動向に
警戒感を持つ向きもあるなど、円安となるとの見解が優勢ながらも、
見解は様々なようです。


さて今日は、天邪鬼とケルベロスのお話です。

天邪鬼(あまのじゃく)とは
中国の海若(かいじゃく)がルーツという説もあるそうですが、
記紀にある天稚彦(あめのわかひこ)や天探女(あまのさぐめ)に
由来するという説もあるようですね。

「人の心を見計らって悪戯をしかける子鬼」という意味から転じて、
へそ曲がりやひねくれ者という意味で用いられることがあります。(笑)

ところで、

相場もとても天邪鬼なところがありますね。

新聞の観測報道やアナリストの見解が
強気弱気の混交から強気一色になってきたころに

皮肉なことに、
相場が調整となったり下落することがあります。

このようなときには

「ファンダメンタルズが良くなって来ているのに
 ここで下落するとは市場が間違っている。」

と思ってしまうものですが、(苦笑)

相場は現在の経済動向を織り込むとともに、
「先行きの思惑」で動くところが大きく、

現在の状況という視点だけで相場を見てしまうと、
「相場とは不可解なものなり。」
ということになってしまうようです。

相場はむしろ「先行きの思惑」という
市場心理の将来指向で動いている面が強いのですね。

企業が潰れないことは大前提となりますが、
もしも、ある企業が現在最悪であれば、

「最悪ならばこれ以上は悪くはならない。ならば買いだ。」

と考える投資家も出てくる場合がありますし、

もしもまた、
ある企業が、現在、未曾有(みぞう)の絶好調であれば、

「どこぞの総理が言うように、みぞうゆー(笑)の好業績ならば、
 今がとりあえずの頂点である可能性があるな。
 ならば利食いの好機だ。」

と考える投資家も出てくることがあるようです。

大方の投資家の知り得るところのファンダメンタルズは
もうとっくに織り込まれている場合もあって、

またあるいは、

経済指標が市場予想より少し良くても、
瞬間織り込んで上昇しても、
その後に下げてしまうなんてこともありますね。

ウォール街に古くから伝わる
"Buy the Rumor,Sell the Fact"(噂で買って、事実で売れ) なども、

ある意味、「天邪鬼のススメ」にも思えます。(笑)

まぁ、

「ひねくれろ」
「大衆は常に間違っているのだ。大衆と逆を行け」

までは極端としましても、(苦笑)

明確な事実となった後のあと乗りは、
トランプの「ババつかみ」ならぬ「高値(安値)つかみ」
となってしまうことは少なからずあるようです。

むしろ、

「ファンダメンタルズ的にはまだ判然とはしないが、
 ここのところ上げて(下げて)来ているな。」

という、思惑の織り込みの過程に乗るのが
よい場合もあるのかもしれませんね。

歌の文句ではありませんが、(笑)

「そして、これから…。」という視点で相場は見るべきで、

現在のファンダメンタルズの視点では不可解な動きでも、

未然の未来を織り込もうとして動く
「チャートという価格の事実の動き」こそが

唯一の事実なのかもしれませんね。

そうすると相場の動きは天邪鬼ではなく、

相場は、過去(pareltho)と現在(torinos)と未確定の未来(mellon)の
3つの頭を持つギリシャ神話の怪物ケルベロスのようであることが、
少し見えてきそうな気がします。

「なんだ。やっぱり相場は怪物じゃないか。」

「うーん。そうとも言うかも〜。」 (by クレヨンしんちゃん)

怪物であるかどうかは別としましても、
相場は普通の世界の常識があまり通用しない
ヘンダーランドであることには違いないかもしれませんね。(笑)


FX 通貨の強弱マトリックスのお話

太陽から活動程度を示す黒点が消えている状態が続いているそうで、
光エネルギーの減衰も観測されて、太陽が100年ぶりの活動低調期に
入った可能性があるそうですね。

<一昨日22日(水)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアの多くが上下動の揉み合いとなりました。
ポンドが軟調傾向での推移となりました。
豪第2四半期消費者物価指数は市場予想とおり0.5%となりました。
ニュージーランド首相が
「リセッションを脱しても失業率は上昇する可能性。」
との認識を示しました。
英BOE副総裁が「景気回復の確かな兆候はあまりみられない。」
との主旨の発言をしました。
豪財務相が「短期的にインフレは抑制された水準が継続する可能性」
との認識を示しました。
日経平均は6日続伸して前日比+71.14円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが下げては反発する上下動となりました。
豪ドルが軟調傾向の揉み合いとなりました。
英BOE議事録では、「政策金利据え置きは全会一致。
資産買入プログラムの規模据え置きは全会一致。
量的緩和の増額を支持する証拠はない。8月に再評価。
第2四半期のGDPの落込みは5月予想よりも緩和。」
などの見解が講評されました。
ポンドが英BOE議事録発表後に上昇しました。
欧鉱工業新規受注(5月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが軟調にはじまった後に
反発して揉み合う展開となりました。
米モルガン・スタンレーの第2四半期決算では、
収入が市場予想より強い54億ドル、
1株損失は市場予想より弱い1.37ドルの赤字となりました。
予定より遅れて発表された米ウェルズ・ファーゴの
第2四半期決算では、収入が225億ドル、
1株損失は市場予想より弱い0.57ドルの赤字となりました。
カナダ小売売上高(5月)は市場予想より強い1.2%となりました。
米住宅価格指数(5月)は市場予想より強い0.9%となりました。
バーナンキFRB議長の米上院での議会証言は、
前日の米下院での証言の踏襲となりました。
「失業は現在の問題の中で最も困難な課題。
商業用不動産も困難な問題の一つ。
最近の経済データには勇気づけられる。
経済状況が弱くても必要なら利上げは可能。」
などの認識を示しました。
ペルー中銀が「外貨準備の米ドルの割合を62%に引き下げる」
ことを発表しました。
IMFが「中国人民元は過小評価されている。
中国には2010年までに景気刺激策を拡大させる余地がある。」
などの見解を発表しました。
NY原油は65ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−34.68ドルで取引を終えました。

<昨日23日(木)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で推移しました。
日通関ベース貿易収支(6月)は
市場予想より弱い5080億円となりました。
ニュージーランド財務相が、
「輸出の伸び促進のためにNZドルの下落が必要。」
との認識を示しました。
日経平均は7日続伸して前日比+69.78円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上昇してはじまった後に揉み合う展開となり、
その後、ドルストレートに調整の動きが見られました。
クレディ・スイスの第2四半期決算では、
純利益が第1四半期より22%減少したものの、
市場予想より強い前年同期比29%増の
16億スイスフランとなりました。
フォルクスワーゲンの子会社化で財務を悪化させたポルシェの
のヴィーデキング社長が引責辞任しました。
欧経常収支(5月)は−130億ユーロとなりました。
英小売売上高(6月)は市場予想より強い1.2%となりました。
独財務相が
「危機後も米ドルは主要通貨の立場を維持する見込みだが
中国元とユーロも重要性を増してきている。」
との認識を示す発言をしました。
中国の国務院が「中国経済にはよりポジティブな兆候。
中国の経済回復は重要な時期。」などの見解を発表しました。
フォード・モーターの第2四半期決算では、
純利益が23億ドル、1株あたり損失が0.21ドルとなりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調に推移して、
ドルストレートは振幅の大きな上下動の揉み合いとなりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや強い55.4万件となりました。
米中古住宅販売件数(6月)は
市場予想より強い489万件となりました。
NYダウが9,000ドル台に上昇しました。
カナダBOC金融政策報告では、
「カナダのリセッションは第3四半期に終了する。
今四半期の物価指数は年率で−0.7%の見込み。
09年のカナダGDPは−2.3%の見込み。
カナダドルの上昇は経済成長を抑制。
米経済は底を打った兆候がある。」
などの見解が公表されました。
英BOE政策委員が「見通しによっては国債購入停止の可能性。」
との認識を示す発言をしました。
カナダ中銀総裁が、
「世界経済は底打ちに近い可能性。
カナダドルの上昇と高い変動率が重要なリスク。
カナダ経済のリスクはほぼ均衡しているがダウンサイド寄り。
2010年中頃までリセッション前の経済水準に回復しない見込み。」
などの認識を示す発言をしました。
米ダラス連銀総裁が
「米経済が安定してきている確かな兆候がある。
FRBによる3,000億ドルの国債購入計画の拡大や延長は望まない。
GDPへの住宅市場の悪影響は止まった可能性。
失業率の上昇にはとても苦悩している。
米景気回復は貧血のように快活さが欠ける可能性。」
などの認識を示しました。
NY原油は67ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは9,000ドル台を回復して、
前日比+188.03ドルで取引を終えました。

<週末の今日24日(金)の主な予定>

午後1時半に日全産業活動指数(5月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(7月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(7月)、独サービス業PMI速報(7月)、
午後5時に独IFO景気動向(7月)、独IFO現況評価値(7月)、
同午後5時に欧製造業PMI速報(7月)、欧サービス業PMI速報(7月)、
午後5時半に英第2四半期GDP速報、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(7月 確報)、
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。

さて、米主要企業の四半期決算発表はこの後も続くものの、
米モルガン・スタンレーと米ウェルズ・ファーゴの
第2四半期決算は市場予想を下回る結果となりましたが、
米主要金融機関の四半期決算発表のイベントを終えることと
なりました。

米金融大手のシティグループ、ゴールドマン・サックス、バンク・
オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェース、
モルガン・スタンレーの6社の最終損益はいずれも黒字となり、
金融危機から脱しつつあることを印象づけることとなりました。

ただ、一部のアナリストによりますと「シティやバンカメなど
4-6月期は事業売却などの一時利益に支えられたことによる
黒字の金融機関もあり、またウェルズ・ファーゴなどでは
商業ローンの不良債権の増加も見られ、金融機関の業績が
再び悪化する懸念もある。」と見る向きもあるようです。

また、報道によりますと、各国政府と中央銀行による
米国債の保有残高は、5月末時点で2兆2287億ドルとなり、
1年前から約3割増加しているとのことですが、
中国が昨年8月末から今年5月までで短期債の割合を
3%から26%に高めるなど、新興国を中心に米国債の保有では
運用の機動性の高い短期債の購入へシフトの傾向が見られるとして、
背景には米財政赤字の拡大などによる各国のドル下落への
警戒感があったと見る向きもあるようです。


さて今日は、通貨の強弱マトリックスのお話です。

マトリックス"Matrix"とは、ラテン語の子宮を意味する言葉が
語源となっているそうで、「生み出すもの」という意味ですが、

アルゴリズム的な分析でも
この言葉が用いられることがあるようですね。

さて、為替相場でのトレードにおける通貨ペア選択は
ある意味、株式での銘柄選択にあたるところがあるようで、(笑)

為替差益を得る短期トレードでは、
一般にその時点で動きの良い通貨ペアを選んだりしますが、

もう少し、ロジカルに通貨ペアを選択する手法が
ありますのでご紹介いたします。

まず、トレード対象とする通貨ペアを構成する
「通貨」をいくつか選びますが、

解りやすいように、
たとえば「米ドルとユーロと円」としますと、

「米ドル」「ユーロ」「円」の3つの通貨の
強弱のマトリックスを調べるには、

ユーロドルとドル円とユーロ円の「3つの通貨ペア」の
強弱を見ていきます。

トレードを行おうとする時間軸で

もしもその時点での
ユーロドルの移動平均線が上昇していれば、
EUR(強)/USD(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ドル円の移動平均線が上昇していれば、
USD(強)/JPY(弱)とメモします。

そしてその次に、もしもその時点での
ユーロ円が上昇していれば、
EUR(強)/JPY(弱)とメモします。

そうすると、

USDは「弱が1つ、強が1つ」
EURは「強が2つ」
JPYは「弱が2つ」

となりますので、

「EUR>USD>JPY」という3つの通貨の強弱関係が導かれます。

この場合は、最も強いユーロを買って、最も弱い円を売るのが
このときの通貨の強弱関係では合理的と判別されますので、

(この時点でのこの場合は)
EUR/JPYのロングが良いことになります。

同様に、

たとえば「米ドルとユーロとポンドと円」としますと、

「米ドル」「ユーロ」「ポンド」「円」の4つの通貨の
強弱のマトリックスを調べるには、

ユーロドル、ドル円、ユーロ円、
ポンドドル、ポンド円、ユーロポンドの
「6つの通貨ペア」の強弱を見ていきます。

「ややこしやー。」という感じですが、(笑)

トレードを行おうとする時間軸で

もしもその時点での
ユーロドルの移動平均線が上昇していれば、
EUR(強)/USD(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ドル円の移動平均線が上昇していれば、
USD(強)/JPY(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ユーロ円が上昇していれば、
EUR(強)/JPY(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ポンドドルが上昇していれば、
GBP(強)/USD(弱)とメモします。

次に、もしもその時点での
ポンド円が上昇していれば、
GBP(強)/JPY(弱)とメモします。

そして次に、もしもその時点での
ユーロポンドが下落していれば、
EUR(弱)/GBP(強)とメモします。

そうすると、

USDは「弱が2つ、強が1つ」
EURは「弱1つ、強が2つ」
JPYは「弱が3つ」
GBPは「強が3つ」

となりますので、

「GBP>EUR>USD>JPY」という
4つの通貨の強弱関係が導かれます。

この場合は、最も強いポンドを買って、最も弱い円を売るのが
このときの通貨の強弱関係では合理的と判別されますので、

(この時点でのこの場合は)
GBP/JPYのロングが良いことになります。

「なんだこりゃ。マトリックス分析とか格好つけちゃっても、
 三頭と四頭に絞った馬券を買うみたいじゃないか。」

「あはははっ。でも、競馬は強い馬を何頭か選ぶけど、
 この通貨マトリックス分析では
『なるべく強い通貨』と『なるべく弱い通貨』を選ぶんですね。」

「ふーん。」

「強い通貨と弱い通貨で構成される通貨ペアは、
 強い通貨側がより相対的に上昇しやすいというわけです。」

「ところで、移動平均線が平坦の通貨ペアは
 どうするのさ?」

「該当の通貨に▲とでもメモするとよいかも。」

「穴馬というわけだね。」

「うーん。そうとも言う…。(クレヨンしんちゃん風)」(笑)

「でも、ちょっと面白そうだね。」

「長中短の複数時間軸で通貨の強弱関係を調べてみると
 ちょっと面倒くさいけど、トレードすべき通貨ペアが
 もっと確信的に見えてくる場合がありますよ。」

「ふーん。」

「通貨ペアの選定ができたら、
 もちろんその通貨ペアのチャートをじっくり分析して
 INのタイミングを見計らうんですけど…。
 通貨の強弱とともにトレードすべき方向感も見えているので、
 チャート分析もしやすいかもしれませんね。」


FX トレードのもう1つの指針のお話

今日22日は奄美大島北部やトカラ列島で
皆既日食が観察できるそうで、
日本では1963年7月21日の北海道東部での
皆既日食以来とのことです。
また、部分日食は日本各地で見れるそうですが、
少し天気が心配ですね。

<週はじめの一昨日20日(月)の主な出来事>

東京時間では、日市場が休みでしたが、
米主要企業の好決算でリスク選好動意となったか
主要通貨ペアが堅調傾向での推移となりました。
英ライトムーブ住宅価格(7月)はロンドンの住宅価格が前年比で
プラスに転じたことなどで0.6%となりました。
豪第2四半期生産者物価指数は2期連続のマイナスとなって、
市場予想より弱い−0.8%となりました。
CFTCが「IMM通貨先物でドルが主要通貨に対して94億ドルの売り越し」
となって1年ぶりの高水準であることを発表しました。

ロンドン時間では、
ドル円が上昇した後に軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
米ノンバンク大手のCITグループが破綻の回避に債券保有者から
30億ドルの融資を受けられる可能性があることが報じられました。
独生産者物価指数(6月)は市場予想より弱い−0.1%となりました。
ドイツ連銀が「独経済は第1四半期から第2四半期にかけて
経済がわずかに縮小した可能性。」との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向で推移して、
ドルストレートが下げては上げてまた下げる
上下動の揉み合いとなりました。
カナダ国際証券取扱高(5月)は188.93カナダドル、
カナダ卸売売上高(5月)は−0.3%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米景気先行指標総合指数(6月)は
市場予想より強い0.7%となりました。
英BOE副総裁が「政策金利の今後の動向は判らないが、
低金利の維持は可能な限り短い期間にすべき。
BOEの調査員は経済の底打ちと報告。」
などの主旨の発言をしました。
米アトランタ連銀総裁が「米経済は安定してきて底に近い。
第2四半期の米経済はわずかに落ち込んだ可能性。
労働市場の懸念が消費者信頼感の重石。
住宅市場は改善しつつも依然として脆弱。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は63ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+104.21ドルで取引を終えました。

<昨日21日(火)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が軟調傾向で推移した後に反発をみせる展開となり、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
S&P500の構成銘柄からCITグループが除外されて、
レッドハットが採用されることになりました。
米CTIが債権者から30億ドルの融資を受けることを発表しました。
日銀金融政策会合議事録(6月)では、
「臨時措置は措置ごとの取り扱いの検討が必要。
既存設備の陳腐化では需給ギャップが過大に計測されている可能性。
引き続き日銀は適切かつ機動的な金融政策の運営をすべき。」
などの討議があったことが公開されました。
バーナンキFRB議長が
「景気回復が定着すれば金融政策引き締めが必要。」
との認識を示しました。
豪RBA議事録(7月)では、
「現在の政策は持続的な成長や低インフレを促す。
インフレの見通しは追加利下げの余地を示唆。
経済活動は予想ほどは弱くない。年内の緩やかな景気回復を予想。
中国経済は力強く成長していて豪輸出を支援。」
などの見解が示されました。
豪新車販売台数(6月)は5.7%となりました。
日衆議院が解散されて、8月30日の総選挙が決定されました。
日経平均は5日続伸して前日比+256.70円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円など主要通貨ペアの多くが
軟調傾向から反発を見せる展開となりましたが、
ポンドがしばらく軟調傾向での推移となりました。
スイス貿易収支(6月)は15.7億スイスフランとなりました。
中国政府が「中国の貿易収支は今年度は下落が予想される。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが堅調傾向で始まった後に軟調傾向に転じて、
終盤に反発を見せる展開となりました。
米シカゴ連銀全米活動指数(6月)は
市場予想より弱い−1.80となりました。
英BOE副総裁が「英第2四半期GDPはほぼ確実にマイナス。
現在のポンドの水準は経済が均衡を取り戻すことを支援。
住宅市場に一部安定化が見られるが永続性は不確実。
インフレリスクが2%の上方となった時に
量的緩和を巻き戻す可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
カナダBOC政策金利は市場予想とおり0.25%の据え置きとなりました。
カナダBOC声明では「2010年中旬まで金利を据え置くことを約束。
急激な上昇の文言は除外するが上昇する加ドルは成長を著しく抑制。
2009年の経済成長予想は−2.3%に引き上げる。」
などの見解が発表されました。
米ノンバンク大手のCITが
「第2四半期決算で15億ドルを超える損失となる見通し。
8月の債務交渉の結果によっては破産法適用申請の可能性もある。
などの発表をしました。
バーナンキFRB議長の米下院での議会証言では、
「経済見通しと金融市場の状況は改善。
失業率は年末にピークつける可能性があるが、
2011年まで持続可能水準を上回る可能性。
異例な低水準の金利は長期間維持となる可能性。
労働市場が改善すれば金融政策は引き締めに移行。
個人消費の見通しはダウンサイドリスクがある。
住宅差し押さえは2010年にいくぶん低下の見込み。
出口戦略の時期見極めについてインフレ指標も注視。
AIGとベア・スターンズへの介入でFRBは若干の損失。
他の全ての融資は順調な利益となっている。
FRBには購入した国債など長期債券を直ちに売却する計画はない。
今年と来年の米財政赤字への対処には手立てがない。
米債務の対GDP比率は今後数年で60%を超える見込み。」
などの認識を示しました。
NY原油は64ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+67.79ドルで取引を終えました。

<今日22日(水)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期消費者物価指数、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時に欧鉱工業新規受注(5月)、
夜9時半に加小売売上高(5月)、
夜11時に米住宅価格指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・加の指標には注目です。
また、2日目ですがバーナンキFRB議長の
議会証言(上院銀行委員会)が夜11時に予定されています、
そして、モルガンスタンレー(時間未定)と
ウェルズファーゴ(午後6時予定)などの
米大手企業の第2四半期決算も注目されます。

<明日23日(木)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(6月)、
午後5時に欧経常収支(5月)、
午後5時半に英小売売上高指数(6月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売件数(6月)、
夜11時半に加BOC金融政策報告、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標に地は注目です。
また、クレディ・スイスの第2四半期決算発表や、
アメリカン・エキスプレス(翌朝6時予定)、
マイクロソフト(翌朝6時半予定)など
米主要企業の第2四半期決算発表も注目されます。

さて、先週末は米GEが前年同期比47%の減益となるなど
決算状況が弱い企業もあったものの、
金融セクターでは米シティー・グループとバンク・オブ・アメリカの
第2四半期決算では、貸倒引当金は急増しながらも、
2期連続の黒字となるなど、米主要企業の第2四半期決算は
おおむね市場予想より強い内容となる企業が多い状況と
なっているようです。

また、米ノンバンク大手CITグループはS&P500の構成から
除外されることとなりましたが、同社の債券保有者から
30億ドルの融資を受けることとなって
破綻の懸念が一時後退することとなりました。
しかしその後、CITグループは、第2四半期決算で15億ドルを超える
損失となる見通しや、8月の債務交渉の結果によっては
破産法適用申請の可能性もあるなどの発表をしました。

一方、米財務省の発表によりますと、中国が外貨準備高が
2兆ドルを超えたことを背景に5月末の中国の米国債保有残高は、
前月末時点と比べて380億ドル増の8,015億ドルとなって、
過去最高となる8,000億ドル台を突破したとのことで、
新たな世界の準備通貨待望論で揺らいでいた米ドルの信認問題も
とりあえずの一服感となっているようです。

今週はじめは、先週後半に引き続き米主要企業の第2四半期決算を
織り込む動きの後に、バーナンキFRB議長の議会証言が
焦点となりましたが、同議長の証言では
「経済見通しと金融市場の状況は改善している」としながらも、
「失業率は2011年まで持続可能水準を上回る可能性があるとして、
異例な低水準の金利は長期間維持されることになる
可能性を示唆して、個人消費の見通しにダウンサイドリスクがある。
米債務対GDP比率は今後数年で60%を超える見込み」などの
認識を示す発言がありました。

NYダウは前日比プラス圏で引けましたが、
為替ではリスクを回避する動きも一時見られました。


さて今日は、トレードのもう1つの指針のお話です。

ROOKIES(ルーキーズ)という青春映画が人気となっていて、
熱血教師の川藤幸一のせりふ

「夢にときめけ、明日に輝け」

もすっかり有名となりましたね。

青春時代には「夢を抱け」と励まされ、
夢や希望はとても大切な人生の原動力となりますが、

大人になると「いつまでも夢を見ているな」と
悲しく諭されることがあります。(苦笑)

さて、

米国のトップ・トレーダーたちのトレードに対する教訓も
大人を対象としているためか、(笑)
ポジティブなものよりも、
一見、ネガティブと思われるものが多いものです。

言葉は違えども、

「損切りをきちんとしなさい。」
「建て玉は大き過ぎないようにしなさい。」
「トレードのし過ぎに注意しなさい。」
「感情的にトレードしてはいけない。」
「口座資金を失うようなことはしてはいけない。」
「悪い勝ち方の癖をつけてはいけない。」

などなど、

「うるせーな。耳にタコだぜ」と言いたくなるほど、
親が子供を諭すような言葉が多いものですね。(苦笑)

まぁ、現在はトップ・トレーダーの彼らも、
そのトレードをマスターしていく過程で
「おぞましい」ほどの悪い状況を経てきている人が
ほとんどのようで、

その経験から親の小言のようになってしまうのかもしれません。

トップ・トレーダーのひとりのマーセル・リンクも
" Preserving Precious Capital "と書いた紙を
トレード画面の横に貼り付けて、

「儲けるためには損をしないようにしなさい。」

ということをトレードの第一の指針としていたと
その著書で語っています。

これは「マーセル・リンクのPPC」のエピソード
として知られていますが、

学生時代のテニスのコーチの言葉

「いいか。点を取ろうとするな。
 ライン内に球を入れることだけ考えろ!
 勝とうとする気持ちから、
 負けないようにする気持ちに切り替えろ。
 そうすれば、勝利は自ずとついてくる。
 君が負けなければ、相手が負けるだけだ。
 君が毎回勝とうとすれば、ラインを外れる球を増やすだけだ。」

に由来しているそうです。

お世辞にもポジティブ思考の言葉ではありませんが、(苦笑)

似たような言葉は私の好きな将棋の世界にも
「悪手なくば勝つ」という格言があります。

ところで、

トレードではもちろん「儲けよう」とする欲望が
トレードの意欲やインセンティブとなるものですが、

バン・K・タープ博士が指摘しているように

大きく儲けようと、意欲がグリードまで変容してしまうと
「損をする最も基本的な原因」と
なってしまうこともあるようですね。

「もっともっと」のグリード指向によって、
過剰なトレードをしてしまったり、
口座資金に対して大きすぎるポジションを持ったり、
損を嫌って損切りの執行を躊躇してしまったりして、

トレード自体の技能は上達しているのに
マインド由来の大きな損失を蒙ってしまうことがあります。

トレードはそれぞれのレベルにおいて
課題や悩みが尽きないものですが、

「もっと」いうポジティブ思考だけではなく、

* 自身で判らない相場には手を出さないでトレードを「控える」。

* 自身で判る状況となるまで「待つ」。

* 懸念が多いと感じたときにはトレードを「休む」。

* 雇用統計などの重要経済指標の直前は「様子を見る」。

などの、一見、ネガティブ思考が

なかなか抜け出せなかった「壁」を乗り越える力となったり、
負けトレードが減って
結果的に戦績が著しく向上することがあるようです。

「恐れてばかりじゃどうしようもない。」のも確かですが、
ポジティブなだけでもどうも駄目なようで、

良いトレードはポジティブとネガティブの狭間に
あるものかもしれませんね。


FX バン・K・タープ博士の研究のお話

ゴルフの全英オープンがターンベリーで開幕となりましたね。
石川遼君は同組となったタイガー・ウッズを
初日では上回る成績となって活躍が期待されます。^^

<一昨日ゴトウ日の15日(水)の主な出来事>

NYクローズ直後に発表された米インテルの第2四半期決算発表が
売上高80億ドル、1株利益0.18ドルと市場予想より強い結果になって
主要通貨ペアが上昇しました。
東京時間では、主要通貨ペアは上下動の揉み合いが続きましたが、
ロンドン時間直前にドルストレートが堅調になりました。
英BOE副総裁が「量的緩和の継続については8月に決定する。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが米カリフォルニアの格付けを引き下げ、
さらに引き下げる方向で検討していることを発表しました。
中国が「6月の人民元建て貸し出しは前年比+34.4%の1.53兆元。
6月の中国外貨準備は2.13兆ドル。6月外貨準備は421億ドル増加。」
と発表しました。
豪ウエストパック先行指数(5月)は−0.2%となりました。
NZ財務相が「NZドルが弱くなることを望む。」
との主旨の発言をしました。
日政策金利は市場予想とおり0.10%の据え置きとなりました。
日銀が「社債やCP買い入れの企業金融支援特別オペの期限を
12月末まで延長。」するなどの緩和策の期限の延長を発表しました。
日銀声明では「景気は下げ止まっている。
金融環境はなお厳しい状態にあるが改善の動きが見られる。」
などの見解が示されました。
米商務長官が「米中の貿易不均衡は持続不可能。」
との認識を示しました。
日工作機械受注(6月)は前年比で−72.8%となりました。
日経平均は前日比+7.44円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなりましたが、
ドルストレートが揉み合いながらも堅調に推移しました。
日銀総裁記者会見では
「今後、状況がさらに改善すれば年末には時限措置を終了や見直。
先行きの金融経済情勢は不確実性が大きい。
状況が改善しなければ時限措置の再延長も検討。
CPや社債の市場機能は着実に回復してきている。」
などの認識を示しました。
スイス実質小売売上高(5月)は−1.4%となりました。
英失業率(6月)は97年11月以来の高水準となったものの、
市場予想よりは強い4.8%となりました。
欧消費者物価指数(6月)は市場予想とおり0.2%となりました。
露中銀副総裁が
「近い将来においてはドルとユーロに代わる準備通貨はない。」
との認識を示しました。
ポルトガル中銀総裁が
「経済の不透明感は依然として高い。
最近、再び透明感が高まっている。
世界経済の不均衡が解決されない場合は新たな金融危機の可能性。」
などの認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアの多くが揉み合いながらも堅調に推移しました。
ポンドドルは上昇した後に揉み合う展開となりました。
米消費者物価指数(6月)は市場予想より強い0.7%、
NY連銀製造業景気指数(7月)は
市場予想よりかなり強い−0.55%となりました。
カナダ製造業出荷(5月)は市場予想より弱い−6.0%となりました。
米鉱工業生産(6月)は−0.4%、米設備稼働率(6月)は68.0%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
ガイトナー米財務長官が「米国は強いドルを目指す。
湾岸諸国は今後も米ドルを主要準備通貨とするとの見解。」
との主旨の発言をしました。
米FOMC議事録では、「経済への下向きリスクは顕著だが低下。
コアインフレは当面抑制。雇用状況は当面弱いと予測。
経済が潜在成長率回復するまでに5〜6年かかると予測。」
などの政策委員の認識が示され、
09年米GDP見通しが−1.5%〜−1.0%に上方修正されました。
09年米失業率見通しは9.8%〜10.1%に下方修正されました。
IMFが「日09年成長率見通しを−6%、10年を+1.75%として、
日本経済は安定化の兆しがあるが見通しは不透明。」
などの見解を発表しました。
NY原油は上昇して61ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウも堅調となって前日比+256.72ドルで取引を終えました。

<昨日16日(木)の主な出来事>

東京時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向となりました。
NZ第2四半期消費者物価は市場予想より強い0.6%となりました。
日第三次産業活動指数(5月)は
市場予想より弱い−0.1%となりました。
中国の第2四半期実質GDPは市場予想より強い7.9%となりました。
CNBCが「米大手ノンバンクのCITが17日に連邦破産法の申請の可能性」
を報道しました。
格付け会社のフィッチが「NZは大きな経常赤字を抱えていて、
NZの対外債務は拡大している。」として、
NZの長期格付け見通しを引き下げることを発表しました。
日銀金融経済月報(7月)では、
「日景気は持ち直しに向かう見通し。
企業の資金繰りや金融機関の貸出態度は厳しいながらいくぶん改善。
海外の経済は全体として下げ止まっている。」
などの見解が発表されました。
日経平均は前日比+74.91円で取引を終えました。

ロンドン時間では
主要通貨ペアの揉み合いがしばらく続きましたが、
その後、JPモルガンの好決算に急反発する展開となりました。
米JPモルガン・チェースの第2四半期決算では、
収入が市場予想より強い280億ドル、
最終利益が前年同期比36%増の27億2100万ドル、
1株あたり利益が市場予想よりかなり強い0.28ドルとなりました。
ガイトナー米財務長官が「強いドルにコミットする。
米ドルは引き続き主要準備通貨にとどまる。
これには米国が景気回復後に財政赤字削減する必要。
米国が金融システムへの信用を維持する必要。」
などの見解を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが下げては上げる揉み合いとなりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より強い52.2万件となりました。
対米証券投資(ネット長期TICフロー 5月)は
市場予想より弱い−198億ドルとなりました。
米フィラデルフィア連銀指数(7月)は
市場予想より弱い−7.5となりました。
格付け会社のS&Pが米金融CITグループの格付けを引き下げました。
米NAHB住宅市場指数(7月)は、市場予想より強い17となりました。
IMFが英国の2009年の経済成長見通しを−4.2%に維持して、
2010年の同見通しを+0.2%とすることを発表しました。
NY原油は62ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+95.61ドルで取引を終えました。

<週末の今日17日(金)の主な予定>

午前10時半に豪第2四半期輸入物価指数、
午後2時に日景気一致CI指数(5月 確報)、
日景気先行CI指数(5月 確報)、
午後6時に欧貿易収支(5月)、欧建設支出(5月)、
午後8時に加消費者物価指数(6月)、
夜9時半に米住宅着工件数(6月)、米建設許可件数(6月)、
同夜9時半に加景気先行指標指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
(豪)・加・米の指標には注目です。
また、米シティグループの決算発表(夜9時の予定)や
その他発表される米主要企業の第2四半期決算も注目されます。

さて、14日のNYクローズ直後に発表されたインテルの第2四半期の
決算発表では、売上高80億ドル、1株利益0.18ドルと
市場予想より強い結果となって、
16日の米JPモルガン・チェースの第2四半期決算でも、
収入が市場予想より強い280億ドル、
最終利益が前年同期比36%増の27億2100万ドルとなるなど

米主要企業の第2四半期決算発表は今のところおおむね良い
内容となっていますが、CNBCが米大手ノンバンクのCITの
連邦破産法の申請の可能性を観測報道するなどの悪材料も
散見されるようです。

また、14日に発表された米ゴールドマン・サックスの
4-6月期決算では、事前予想を大きく上回り過去最高益を
記録しましたが、金融商品のトレーディングや
自己資金を使った投機収益によるところが強いとして、
巧みなリスク管理と市場の読みで最高益を達成したものの
「高リスク経営」に対して今後も高収益を維持できるかどうか
疑問符が付くと懸念する見方も、一部にはあるようです。

一方、報道によりますと15日に欧州自動工業会が発表した
6月の欧州の主要18ヶ国の新車販売台数は、
ドイツの新車買い替え奨励制度などが功を奏したこともあって、
前年同月比で4.6%増と14ヶ月ぶりにプラスに転じるなど、
良いニュースも聞かれます。

さて、今日は週末ですが、米シティ・グループ(夜9時の予定)など
米主要企業の第2四半期決済発表が続きます。
今のところ良い発表が多いながら、一部のアナリストでは
「多くの業種がまだ不況を脱してなく、製造業を中心に
第2四半期の業績は期待できない。」との見方もあるようで、
米株式市場の動向も睨みながら機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、バン・K・タープ博士の研究のお話です。

バン・K・タープ博士のトレーダーの心理に関する研究は、

博士自身がオプションのトレードで

「いつも、あっと言う間に損をしてしまったので、
 そのことは私自身と何か関係があるとしか考えられなった。」

という経験に由来しているのだそうで、(苦笑)

博士自身が「トレードでどのようにしてお金を失っていくか」を
人体実験的に調べたことからはじまっているのだそうです。

バン・K・タープ博士は自身のトレードの経験から、
トレードが技能だけではなく、「トレードのときの心理」にも
原因が潜んでいるのではないか、と考察していったわけです。

博士の述懐によれば、

まず投資に関するある本の中に記載されていた
トレードで成功するための10の重要な要因を学び、

そして、博士自身がたくさんのトレーダーを研究して得たデータを
統計的に分析した結果、

それら10の要因が「心理的要因」「自己管理要因」「意思決定要因」
の3つに大きく分類できることを発見して、

さらに第11番目の要因に
「直観」を付け加えることになったのだそうです。

心理だの直感だのと言いますと、

理数派にとっては「そんな曖昧なものはどうでもよい」
という思いも湧くものですが、(苦笑)

バン・K・タープ博士は、人の行為であるトレードは
「技術だけでは勝てない」ことを研究で見出したのですね。

たとえば、「意思決定要因」には、
テクニカルな面についてのしっかりした知識、
偏見にとらわれず論理的に決断する能力、
そして、独立した考え方のできる能力、などの3つがあるそうで、

また、「自己管理要因」には
リスク・コントロールの能力、忍耐力、
そして、(「あれっ?」という感じですが)「直感」という
3つの要因があるとのことですが、

単にテクニカルな面が優れているだけでは
高いテスト・スコアとならないことを
たくさんのトレーダーの調査から発見したのだそうです。
 
さて、

ジャック・D・シュワッガーのインタビューで

「儲けることのできないトレーダーには
 どういう特徴があるのでしょう?」

との問いに、バン・K・タープ博士はこう答えます。

「非常に強い緊張を強いられていてリラックスできない。
 悲観的な人生観を持っていていつも最悪の事態を想定してしまう。
 心の中にたくさんの矛盾を持っている。
 物事がうまくいかなくなったときに他人のせいにしてしまう。
 などの特徴があります。
 また、彼らは計画的ではありませんし、忍耐強くもありません。
 すぐに行動しようとしてしまいます。」

「………。」

「しかし、儲けることのできないトレーダーの多くが、
 今述べたような悪い面をすべて持っているわけではありません。
 一部分を持っているのに過ぎないのです。」

シュワッガーが続いて質問します。

「トレードでの成功を難しいものにしている最も大きな
 心理的障害は何ですか?」

「たとえばトレーディング・システムを持っている場合でも、
 出たシグナルに基づいて決定を下すとき、結局は日頃の
 自分自身が行っているやり方(や問題)を持ち込んでいるのです。」

「………!」

「1つの問題は、ストレスをどう扱うかということです。
 ストレスは2つの形態をとっています。
 心配事と生物学上の勝負逃避行動です。
 私達の脳が情報を処理できる能力は限られています。
 もし心配事で頭が一杯であれば、
 正しい決定をするための余地は極めて限られてしまい、
 効果的な行動を決定することは非常に難しくなるでしょう。」

「………。」

「また、ほとんどのトレーダーが直面する基本的な問題に、
 リスクをどう扱うかという問題があります。
 例えば、スペキュレーションで成功するためには
 『損切りは素早く、利食いはゆっくり』という
 基本的な2つのルールがあります。
 しかし、多くの人はこの2つのルールに従うことができません。
 つまり、成功するためにすべきことと
 正反対のことをしてしまうのです。」

「………!!」

「もしも、あなたがトレードのことをゲームだと考え、
 失敗したのはゲームのルールに反していたからだと考えれば、
 その2つのルールに従うことが簡単になるはずです。
 あなたは1日の初めに、自分のルールを
 心の中で読み返してみるべきですし、
 1日の終わりに自分のトレードを振り返ることも必要です。」

そして、シュワッガーがこう質問をしました。

「それでは、どうすればトレードで成功できるのですか?」

「トレードで成功するためには、(トレード技術の他に)
 (心理面の)3つの不可欠な要素があります。
 それは、その人の信念、精神状態、メンタル・ストラテジーです。
 もしもあなたが優秀なトレーダーにこの3つの要素について学び、
 それを真似ればトレードの成果もまた優秀なトレーダーと
 同様なものになるのです。これをモデリングと言います。」

「………!」

「何かに熟練している人に共通して言えることは、
 それを無意識のうちに行っているということです。
 特別うまくやろうと意識することなく、
 自然と彼らは行っているのです。
 例えば、多くの人が無意識に車を運転しているのと同じです。」

「………!!」

「トップ・トレーダーの信念としては次のようなものが
 挙げられると思います。」

「………。」
 
「お金が全てではないと思っている。
 相場で損してもあまり気にしない。
 トレードはゲームであると思っている。
 成功するためには心理的なリハーサルが不可欠と思っている。
 トレードを行う前から勝っている。」

「………?!」

「この他にもたくさん挙げられますが、
 この5つが最も大切だと思っています。」

「………。」

「なぜ心理的なリハーサルや綿密な計画が大切かというと、
 トップ・トレーダーはトレードを始める前に
 すでに心の中で全て起こりうる状況を想定し、
 それについて試行錯誤を繰り返しているのです。」

「………。」

「そして、ほとんどの人が大きく儲けようとして
 トレードを始めますが、
 それは損をする最も基本的な原因なのです。
 なぜなら、お金を非常に大切に考えている人は、
 損切りすることや含み益を伸ばすことに
 抵抗を感じてしまうからです。」

「………!」

「それとは対照的に、トレードをゲームだと考え、
 しっかりとしたルールに従ってトレードを行えば、
 2つの黄金律の『損切りは素早く、利食いはゆっくり』に
 従うことはより容易となることでしょう。」

うーむ…。

「そうはいってもなぁ…。」とも思うものですが、(苦笑)

『トレードをゲームとして捉える』とは、
ある意味、トレードに対する思考のパラダイムを
変えるほどのすごい考え方ですね。

また、「負けそうだ」と
おっかなびっくりトレードする場合は、
結果もそのようになることは誰でも経験するものですが、(苦笑)

トップ・トレーダーが心理的な意味において、
「トレードを行う前から勝っている。」というのも驚きです。

そして、

損益の数字は確かにお金そのものではあっても、
数字をお金であると意識し過ぎてしまうと、

恐怖感が湧いてきてマインドに強い悪影響と
なってしまうことがあるのですね。

(なかなか言うほどたやすくはできませんが、)

トレードをゲームとして捉えて、

『損切りは素早く、利食いはゆっくり』の黄金律に則り
トレードを行えるようになることによって、

なんとか儲けてやろうとする餓鬼のトレードから、
ただ単にルールに基づいた良いトレードをしようとすることで、

マネーと言う名の結果は、嫌がうえでも後からついて来て、(笑)
手に入るものなのかもしれませんね。


<参考>
パンローリング社 ジャック・D・シュワッガー著
「マーケットの魔術師」米トップ・トレーダーが語る成功の秘訣

<お知らせ>
7月20日(月)祝日のブログの更新はお休みいたします。


FX 専業トレーダーと手漕ぎボートのお話

マイクロソフト社が統合ソフト「オフィス」の無償版を
リリースするそうですね。

<週はじめの昨日13日(月)の主な出来事>

東京時間では、
ドル円が仲値まで堅調でしたがその後軟調となりました。
その他の主要通貨ペアも軟調傾向での推移となりました。
12日に英紙が「英銀大手のロイズが130億ポンドの損失を
公表する可能性」との観測報道をしました。
12日にNYタイムズが「ゴールドマン・サックスの四半期決算では
20億ドル以上の黒字決算の可能性」との観測報道をしました。
NZ小売売上高(5月)は市場予想より強い0.8%となりました。
中国人民銀行が「人民元の安定を維持しつつも、
市場の流動性に応じ柔軟に金利や預金準備率を調整。」
との見解を発表しました。
格付け会社のS&Pが
「中国の銀行のクレジットリスクが高まっている」
との観測を発表しました。
日衆議院が7月21日解散されることとなって、
総選挙が8月30日に行われると報道されました。
日鉱工業生産(5月 確報)は5.7%となりました。
日消費者態度指数(6月)は38.1となりました。
日経平均は9日続落して前週末比−236.95円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移した後、反発する展開となりました。
スイス生産者輸入価格(6月)は市場予想より弱い0.0%となりました。
日月例報告では「景気の足元は持ち直しの動きが見られる」に
上方修正されました。
トリシェECB総裁が「世界経済は依然として厳しい未知の領域。
経済は09年内は低迷するがて2010年半ばにはプラスの見通し。
カバーボンド買い入れプログラムは徐々に行う。
金利は適切。経済が回復したときには流動性を吸収する。」
との見解を示しました。
英財務相が「年末には成長の回復を確信するが、
世界には多くの不確実性がある。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調に推移しました。
ガイトナー米財務長官が
「「世界経済の回復には依然としてリスクや困難があるが、
米国と世界経済は向こう2四半期で成長再開の充分な可能性がある」
との認識を示しました。
英財務省が「(G20サミット首脳会議とは別に)9月4・5日に
ロンドンでG20財務相会合を開く」ことを発表しました。
英BOEの副総裁が「刺激策の拙速な撤退は回復の芽を摘み取る。
資産買い取りプログラムの増額の必要性を注視している。
量的緩和の効果の判断は時期尚早。失業率の上昇を回避する必要。」
などの認識を示す発言をしました。
米月次財政収支(6月)は
市場予想よりは強い−947億ドルとなりましたが、
6月の赤字額としては統計開始以来で最大となりました。
NY原油は59ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+185.16ドルで取引を終えました。

<昨日14日(火)の主な出来事>

東京時間では
主要通貨ペアが上げて下げて反発する
上下動の揉み合いとなりました。
RBNZ総裁が「NZ経済の回復は貿易相手国より早い可能性。
世界的に景気回復の兆しが見られる。」
との認識を示しました。
英RICS住宅価格(6月)は
市場予想よりかなり強い−18.1%となりました。
豪財務相が「中国などアジア経済を楽観視している。
商品需要は大幅に増加すると予測。」
との見解を示す発言をしました。
豪NAB企業景況感指数(6月)は−2、
豪NAB企業信頼感指数(6月)は4と、良い数字となりました。
日経平均は10日ぶりに反発して
前日比+211.48円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが下げては反発する上下動の揉み合いとなりました。
ポンドが上下動しながらも堅調傾向となりました。
ガイトナー米財務長官が
「リセッションは緩和しているが世界経済は大きな問題に直面。
景気回復は米国の金融システムの安定にかかっている。
経済情勢の回復は予想より早いが経済回復には多くの時間を要する。
米国は開かれた経済の維持にコミットする。
景気回復を促す持続的な措置が必要。
米国の政策は強いドルの再構築を意図している。」
などの認識を示す発言をしました。
英消費者物価指数(6月)は市場予想とおりの0.3%となりました。
英DCLG住宅価格(5月)は前年比で
市場予想よりはやや強い−12.5%となりました。
独ZEW景況感調査(7月)は市場予想より弱い39.5となりました。
欧ZEW景況感調査(7月)は39.5、
欧鉱工業生産(5月)は0.5%と9ヶ月ぶりの増加となりましたが、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
アイルランド中銀総裁が
「09年のアイルランドのGDPは8.3%縮小の見込み。
2010年のGDPは3%縮小の見込み。
失業率は平均で09年約13%で、2010年約15%の見通し。
必要な限りユーロ圏の金融政策は実体経済への支援を続ける必要。
金利は持続的な回復の兆しがあるまで上げるべきではない。」
などの見解を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが前半に上下動激しい揉み合いとなりましたが、
その後、ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなって、
ドル円が堅調傾向の揉み合いになりました。
米ゴールドマン・サックスの第2四半期決算発表は
予定より少し早く発表されて、最終利益が34億3500万ドルで、
前年3-5月期比65%の増加、純営業利益は137億6100万ドル、
普通株1株利益はアナリスト予想より強い4.93ドルとなりました。
米小売売上高(6月)は0.6%、米生産者物価指数(6月)は1.8%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
カナダ新車販売台数(5月)は市場予想とおりの1.0%となりました。
米企業在庫(5月)は市場予想とおりの−1.0%となりました。
オバマ米大統領が「米失業率は向こう数ヶ月間上昇する見込み。」
との認識を示す発言をしました。
ルクセンブルク中銀総裁が「現在の金利は適切。金利を引き下げて、
さらなる効果が得れるかは疑わしい。」との認識を示しました。
米カンザスシティ連銀総裁が「米第2四半期GDPは楽観的と予想。」
との認識を示しました。
NY原油は59ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+27.81ドルで取引を終えました。

<今日ゴトウ日15日(水)の主な予定>

午前10時に豪ウエストパック先行指数(5月)、
正午過ぎに日銀政策金利、(市場予想は据え置)
午後3時に日工作機械受注(6月 確報)、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(5月)、
午後4時半から日銀総裁記者会見、
午後5時半に英失業率(6月)、英失業保険申請件数(6月)、
午後6時に欧消費者物価指数(6月 確報)、
夜9時半に米消費者物価指数(6月)、米NY連銀製造業景気指数(7月)
同夜9時半に加製造業出荷(5月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(6月)、米設備稼働率(6月)、
深夜3時に米FOMC議事録(6月24日分)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・英・欧・米の指標には注目です。

<明日16日(木)の主な予定>

朝7時45分にNZ第2四半期消費者物価、
朝8時50分に日第三次産業活動指数(5月)、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後3時45分に仏消費者物価指数(前年比)、
午後6時にスイスZEW景況感調査(予想 7月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜10時に対米証券投資(ネット長期TICフロー 5月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(7月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(7月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・米の指標には注目です。
また、JPモルガン(午後7時半の予定)、IBM(深夜5時半の予定)、
そして、グーグルなどの決算発表も注目されます。

さて、ガイトナー米財務長官の欧州・中東訪問が今週スタートして
いますが、13日はロンドンでブラウン英首相らと世界の景気回復の
今後の対応策などについて協議したこのことです。
また、中東では政府系ファンドのアブダビ投資庁の幹部と会談して
ドル資産投資の安全性について理解を求めるとのことです。
9月に米ピッツバーグで開かれるG20金融サミットに向け、
各国との政策協調を進めるとのことです。

また、報道によりますと欧ECBの潤沢な資金供給を背景に
ユーロ圏の翌日物金利が6月末から急低下しているとのことで、
日米との金利差が縮小して、一部ではユーロもドルや円と並んで
「低金利通貨」の仲間入りをしたとの見方でユーロの先安観測を
する向きもあるようです。今後のユーロの相場動向が注目されます。

さて、先週末から米主要企業の第2四半期決算発表がはじまって
いますが、14日の米ゴールドマン・サックスの第2四半期決算発表
では、最終利益が34億3500万ドルで前年3-5月期比65%の増加、
純営業利益137億6100万ドル、普通株1株利益はアナリスト予想
より強い4.93ドルとなりました。
明日16日にもJPモルガン(午後7時半)やIBM(深夜5時半)などが
予定されているとのことで、決算発表の結果や米株式市場の反応が
注目されます。株式市場の動向もにらみながらトレードしていきたい
ものです。

今日15日(水)の米FOMC議事録での経済観測もいつも以上に
注目されます。


さて今日は、専業トレーダーと手漕ぎボートのお話です。

現在、企業業績が少しずつ回復してきているようですが、
その裏面の一つにはいわゆるリストラによる雇用縮小があって、

企業という名の箱舟から離脱を余儀なくされている人たちがいる、
という厳しい現実があります。

米上院のシェルビー議員がバーナンキFRB議長と会談した際に、
「雇用なき回復になるだろうか。」と議員が尋ねたところ、
議長は「その可能性がある。」と答えたとのことで、
米国でも雇用の問題の根深さと深刻さが覗えます。

もちろん、日本でもこのような実情は例外ではなく、
とても厳しい雇用情勢となっているようです。

企業という名の箱舟から離脱することは、
昨今ではメンツをかなぐり捨てて新たな就職先を探すか、
就職せずに何らかの個人事業などをしていくことになりますが、

経済荒れ狂う大海原に手漕ぎボートで一人旅立つにも似て、
厳しい現実がありますね。

まぁ、若い世代の方でしたら、

「オレを切るだと。上等じゃないか。ちょうどいいぜ。
 こんなヨタレの会社にはこちらのほうからおさらばグッバイだ。
 よーし、この機会に独立しよう!」

と意気盛んに三行半(みくだりはん)を叩きつけることもできますが、

熟年世代にとっては深刻な問題です。

「会社がどうの」「賃金がどうの」など
なんだかんだと言っても、安定収入は生活にとって大切なことです。

仮に1,000万円くらいの蓄えがあったとしても、
収入がないと細々暮らして3年もすれば枯渇してしまいます。

首筋の後ろから脊髄にかけて、なんとも言えない冷たいものが走り、
不気味なまでの恐怖が襲ってきます。

ところで、話はいったんガラリと変わりますが、

「プロ・トレーダーとは何ぞや」

との論議がされることがありますね。

特に定まった定義はないものの、
専業であれ、仕事を持っていての傍らでのトレードであれ、
「プラス収支のトレーダーはプロのトレーダー」
と言ってよいようです。

トレードで儲けている人のみをプロと呼ぶという考え方で、
専業とか副業とか、そんなことは関係ないというわけです。

一方、専業トレーダーは、
トレードの腕にそれなりの覚えがあって始めるものですが、

その始まりで、仕事を持っていての傍らでのトレードでは
全く感じたことのなかった感情を経験するものです。

もう、会社からの給料という安定収入はなく、

ある程度の蓄えがあったとしても、
それを原資に是が非でもトレードだけで収益を上げて
生きていかなくてはならないからです。

収支トントンではやがては困窮しますし、
無理して原資が尽きれば
専業トレーダーとしては生きていけなくなります。

でも、何が何でもどうしても
トレードで稼がなくてはならないのです。

(専業トレーダーとして順風満帆の
スタートとなる人もいるとは思いますが)

専業トレーダーとしてのはじまりは、
企業のリストラにあってしまって、
経済荒れ狂う大海原に手漕ぎボートで
一人旅立つことになってしまった状況と同じような

首筋の後ろから脊髄にかけて、
なんとも得体の知れない冷たいものが走る
不気味なまでの恐怖感が襲ってくるものです。

慄(おのの)きと焦りのトレード…。
努力が空回りする焦燥感…。
悲壮なまでの孤独感…。
体が疲れていても眠れない苛立ち…。
そして、預金残高が減る恐怖…。

一部の天才的な技能を持っている人や
億単位の資金を持っている人や
強靭な精神力を持っている人は別としても、

専業トレーダーは多かれ少なかれ、
スタートでは多くの人がこのような経験をするものです。

仕事を持っていての傍らでのトレードのときとは
トレードの感覚も変わってきます。

お気楽で過剰な娯楽トレードを楽しめなくなりますが、(苦笑)

ようやく、
トレードをしてはいけない状況を認識できるようになって、
防御こそが攻めるよりも大切なことを身に染みて解ったり、
トレードを厳選できるようになります。

日々、たった20Pipsの損益トータルでの
プラス収支を得る難しさを知り、

そして、わずか日々20Pipsで生きていけることができる
尊さを知るようになります。

また、原資がなくなれば生きていけませんから、

損切りの規律も守れるようになるものの、
エントリーの執行にとてつもない躊躇と恐れの念が
生まれることもあります。

また、利が乗ったときには、以前にも増して
早く利益を確定したくなります。

利小決済に悩み、ならばと、
建て玉の枚数を増やして数Pipsで決済する
トレードスタイルになっていくこともあります。

華やかにも見える憧れの専業トレーダーも
マーセル・リンクなど多くの著名トレーダーたちでさえ
経験してきているように、そのはじまりは、
厳しい状況からのスタートであることがあります。

現在、生き残っている専業トレーダーは
このはじまりの厳しい時期を歯を食いしばり
涙を流しながら乗り越えてきているのです。

もちろん、私も経験してきました。

ですので、

できればしばらくは仕事を持っていての傍らでの
トレードをしていただきたいと思っています。

専業トレーダーになるために、
いきなり仕事を辞めるなどの冒険はせずに

しばらく仕事を持っていてのプロ・トレーダーでも
良いのではないかと思います。

安定収入のあるなしは、
トレードでの精神状態がぜんぜん違うものです。

「仕事を持っていて小額の口座資金をまずは2倍にできるのが
 専業トレーダーとしての最低のライセンスだ。」

と聞くこともありますが、

それさえできていなかったり、損切りができないのであれば
すぐに専業トレーダーになろうなどとは考えが甘すぎるようです。

また、たとえそれができた人であってもでも
専業でのトレードとなったとたんに
マインド的には厳しい状態に直面することになります。

しかしながら、

リストラにあっても立派に個人事業主として
活躍していらっしゃる人もいるように、

専業トレーダーも勉学と精神力と技能を身につければできますが、

専業トレーダーとなるためには、

成功行きの切符を買い求めるように
聖杯の手法や奇跡のトレードソフトを捜し求めるだけではなく、

経済荒れ狂う大海原に手漕ぎボートで一人旅立ち、
そして生き抜いていくような
「強い決意」と「泣きの入った努力」は必要なようです。


FX ポジションの非対称性のお話

キリンとサントリーが経営統合するそうですね。

<先週末10日(金)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが上下動しながらも軟調に推移しました。
日国内企業物価指数(6月)は市場予想より弱い−0.3%となりました。
日経済担当相が「デフレ懸念が現実にならないよう経済運営。
日本経済は底を打ち、反転への正念場。」
などの発言をしました。
スイスSNB総裁が「デフレ回避のためスイスフランの上昇を望まない。
SNBは断固としてその政策を堅持する。
国際金融市場にポジティブな兆候がみられるが、
依然として政策金利の転換点は遠い。」などの見解を示しました。
日経平均は8日続落となって
前日比−3.78円の小幅安で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがしばらく軟調に推移した後、
NY時間前に反発の動きが見られ揉み合う展開となりました。
独卸売物価指数(6月)は0.9%となりました。
新華社が「中国輸出(6月)は前年比−21.4%、
中国輸入(6月)は前年比−13.2%、1-6月期中国貿易黒字は−1.3%。
減少ペースは鈍化している。」と報道しました。
英生産者仕入価格(6月)は市場予想より強い1.5%、
英生産者出荷価格(6月)は市場予想より弱い−0.2%となりました。
加失業率(6月)は8.6%、加雇用ネット変化率(6月)は−0.74万人と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも反発する展開となりました。
加国際商品貿易(5月)は市場予想より弱い−14億カナダドル、
加新築住宅価格指数(5月)は市場予想より強い−0.1%となりました。
オバマ米大統領が
「景気刺激策の解消開始は時期尚早。
世界は経済の崩壊を回避したが、完全な回復は遠い。」
との認識を示す発言をしました。
米貿易収支(5月)は−260億ドル、米輸入物価指数(6月)は3.2%と、
雇用悪化を示しながらも、ともに市場予想より強い結果となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)は
市場予想より弱い64.6となりました。
カナダの首相が「景気回復すればカナダの財政は均衡状態へ回帰。
財政赤字は長期には続けない。カナダの労働市場は米国よりは良好。」
などの認識を示す発言をしました。
ガイトナー米財務長官が「強いドルは米国の国益。
世界的な新通貨の議論の高まりは懸念していない。」
などの発言をしました。
NY原油は59ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−36.65ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日13日(月)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(5月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(5月)、日稼働率指数確報(5月)、
午後2時に日消費者態度指数(6月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(6月)、
深夜3時に米月次財政収支(6月)、
などの経済指標が発表されます。
NZの指標には注目です。
この日は、トリシェECB総裁の講演が予定されているようです。

<明日14日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(6月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(6月)、豪NAB企業信頼感指数(6月)、
午後5時半に英消費者信物価指数(6月)、英小売物価指数(5月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(7月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(7月 現況)、欧鉱工業生産(5月)、
夜9時半に米小売売上高(6月)、米生産者物価指数(6月)、
同夜9時半に加新車販売台数(5月)、
夜11時に米企業在庫(5月)、
などの経済指標が発表されます。
英・独・米の指標には注目です。
また、この日はフランス革命記念日でパリ市場がお休みです。
米ゴールドマン・サックス決算発表(夜9時半の予定)や、
米インテルなどの決算発表(NYクローズ後)も注目されます。

そして、今週の7月15日(水)からの主な注目材料は、

15日(水)に、日銀政策金利、日工作機械受注、スイス実質小売売上高、
日銀総裁記者会見、英失業率、英失業保険申請件数、
欧消費者物価指数、米消費者物価指数、米NY連銀製造業景気指数、
加製造業出荷、米鉱工業生産、米設備稼働率、米FOMC議事録、

16日(木)に、NZ第2四半期消費者物価、中国第2四半期GDP、
日金融経済月報、スイスZEW景況感調査、欧ECB理事会、
米JPモルガン決算発表(午後7時半)、グーグル決算発表、
米IBM決算発表、米新規失業保険申請件数、
対米証券投資(ネット長期フロー)、
米フィラデルフィア連銀景況指数、米NAHB住宅市場指数、

17日(金)に、豪四半期輸入物価指数、中国小売売上高、
中国鉱工業生産、日景気動向指数(CI指数 改訂値)、欧貿易収支、
欧建設支出、シティグループ決算発表(夜9時)、米GE決算発表、
バンク・オブ・アメリカ決算発表、加消費者物価指数、
米住宅着工件数、米建設許可件数、加景気先行指標指数、

などがあります。

さて、イタリアのラクイラでのG8・G14首脳会合も終わりましたが、
地球温暖化問題や通貨などの懸案で各国の隔たりが鮮明となって、
景気低迷で各国とも自国の利害にを損なう合意には抵抗を強めて、
妥協点に苦しむ会合となったようです。
主要国と新興国の共同宣言では「安定した国際通貨体制」の必要性を
盛り込むこととなりましたが、意見の対立もあったようで
9月に開かれるG20首脳会合でも議論が再燃しそうです。
基軸通貨ドルにかかわる問題でもあるだけに今後も注目されます。

そして、報道によりますと、米GMはわずか約40日間で法的整理を
終えて、同社の優良ブランドや優良資産を新会社に譲渡する手続きを
完了して「新生GM」が発足することとなりました。

一方、需要期に入っても燃料消費が低迷していて、米国のガソリン
在庫が過去5年間の振幅の上限に近い状況となっていることもあって
NY原油は一週間で一割ほども下落して、穀物や金を含めたコモディ
ティ(商品)市場から投機マネーが安全資産とされる債券市場へと
向かうフローがみられるようです。

さて、今週のアナリスト予想は「円急騰の反動が出やすい」として
円安と見る向きもありますが、「米景気回復への期待感が薄れ」
じりじりと円高になると見る向きもあるようで
見解が対立しているようです。

14日に発表される米景気動向を反映する米小売売上高をはじめ、
米金融当局の景気見通しが明らかにされる15日のFOMC議事録とともに
14日の米ゴールドマン・サックス決算発表や、
その後の16〜17日の米金融機関や主要企業の決算発表が注目されます。
揺れる相場展開となる可能性もありそうで、
機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、ポジションの非対称性のお話です。

1992年9月16日のポンド危機で
当時、イングランド銀行をつぶした男と呼ばれたこともある
クォンタム・ファンドの総帥のジョージ・ソロス氏が、
新たに著した本が出版されましたので読んでみました。

昨2008年に出版された「ソロスは警告する」の続編で、
「ソロスは警告する2009」という著作です。

その内容につきましてはまた別の機会にお話したいと思いますが、

第一章の「クラッシュを読み解く三つのステップ」
の中に興味深いことが記述されていました。

株式市場における買いポジションと
売りポジション「の非対称性」についてのことでした。

売りと買いのポジションは対称ではないというわけです。

買いポジションの場合は、
どこまで上昇するかということは別としまして、
「絶対上限」というものがないのに対して、

売りポジションの場合は、無限に下落することはなく、
「価格ゼロという絶対下限」があるということの
事実に関しての記述でした。

買いの場合は無限とはいえないまでも
「絶対上限」がないのに対して、

売りの場合は価格ゼロという、
「絶対下限」があるということは、

言われてみればそのとおりですが、

これは、

買いポジションの場合は「利益上限なし、リスク有限」、
売りポジションの場合は「利益有限、リスク上限なし」、

ということでもあり、

大手ファンドが株式では基本的に買いポジションであることの
幾つかあるであろう理由の1つともなっているのかもしれません。

(株式では企業破綻というリスクもあるものの)
買いポジションの場合は、価格がゼロに近づくほど
価格という面でのリスクはより限定されて、
利益の可能性は増大することになりますので、

「下げれば下げるほど買い場が近くなってきている」
と言えるのかもしれませんね。

一方、為替取引の場合は、通貨交換ですから、

ドル円を買うということは、
「USDを買ってJPYを売る」ことで、

ドル円を売るということは、
「USDを売ってJPYを買う」ことで、

為替のトレードでは、買うにしても売るにしても
どちらも買いの要素も売りの要素もあって、
なんか「ややこしやー」という感じですが、(苦笑)

為替取引という「通貨の相対価値のトレード」でも、

やはり、

USD/JPYでは現在値から92円50銭ほど下が現在の「絶対下限」で、
たとえばNZD/JPYでは現在値から58円少々下が、
(現在の)「絶対下限」となりますね。

価格はゼロ以下には絶対に下がりませんが、
たとえば1NZDが遠い将来にも絶対に150円にはならないと
言い切ることはできないようです。

そういう意味では、為替も
「下げれば下げるほど買い場が近くなってきている」
と言えるのかもしれませんね。

もっとも、これは巨視的で理論的な視点での話で、
かなり安くなってきているとはいえ、
まだまだ絶対下限には何十円もの余地がありますから、

買いポジションを安易に持って、
仮に10円も下げたなら酷いことになってしまいます。(苦笑)

まぁ、理論的にはこのようなポジションの非対称性の
視点もあるということで、

価格の上げ下げの「部分を切り取るトレード」では、
もちろん、ときには売ることも大切な戦略となります。

また、ポジションを持つにあたっては
やはり感覚的で曖昧な「値ごろ感」ではなく、

株式ではPERやPBRといった理論的な分析や
景気動向や相場状況を映すチャートを見てトレードする
必要がありそうですし、

為替のトレードでは、
たとえばポンド円が2007年7月に251円をつけていたものが、
2009年1月に118円台をつけるなど、
ときに13,000Pips以上もの長く巨大なトレンドと
なることがありますので、

ときには短期的に逆張りをすることはあっても、
基本的にはトレンドに逆らわないように、
相場の方向をよく分析してトレードする必要がありそうですね。

それにしても、ジョージ・ソロス氏は
「ポジションの非対称性」という
大きな視点でも相場を見ているものなのですね。(驚)


FX トレードと認識のお話

マイクロソフト社が今年の10月からパソコンの新たなOSの
「ウィンドウズ7(セブン)」を発売予定ですが、
インターネット検索大手のグーグル社も「グーグル・クローム」
という無償OSの提供を開始するそうですね。

<一昨日8日(水)の主な出来事>

東京時間ではドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
他の主要通貨ペアも上下動の揉み合いとなりました。
中国の新疆の暴動のため中国国家主席が急遽イタリアから
帰国することとなってサミットを欠席することになり、
戴国務委員が国家主席の代理として
出席することが報道されました。
英ネーションワイド消費者信頼感(5月)は
市場予想より強い08年10月以来の高水準となる58となりました。
日機械受注(5月)は市場予想より弱い−3.0%となりました。
日国際経常収支(5月)は市場予想よりやや弱い1兆3018億円、
日国際貿易収支(5月)は市場予想より弱い3873億円となりました。
豪Westpac消費者信頼感指数(7月)は
07年12月以来の高水準の9.3となりました。
企業倒産件数(6月)は前年比で7.4%となりました。
景気ウォッチャー調査(6月 現状判断DI)は市場予想より強い42.2、
景気ウォッチャー調査-6月 先行判断DI)は45.6となりました。
スイス失業率(6月 季調済)は市場予想より弱い3.8となりました。
日経平均は前日比−227.04円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動激しい揉み合いとなりました。
欧ECBの専務理事が「回復への見通しは非常に不確実性が高い。
原油価格と失業率上昇はリスク。
中・長期にわたり銀行システムが自助的に利益を出すことは不可能」
などの認識を示す発言をしました。
G8の声明草案が
「株式市場の回復を含め安定の兆しがみられるが、
経済および金融の安定には多大なリスクが残存。
各国財政の持続可能性を確実なものにするコトを目指す。
物価安定と財政の持続性に沿った景気刺激策を提供。
ドーハラウンドの早期妥結にコミット」
などとなることが発表されましたが、
通貨や為替についての直接言及は草案段階では除外されました。
欧四半期GDP(確報)は市場予想とおりの−2.5%となりました。
独鉱工業生産(5月)は市場予想よりかなり強い3.7%となりました。
中国人民銀行が6月の新規融資が1.53兆元に達したと発表しました。
IMFが09年は1.4%のマイナス成長としながらも、
2010年の世界成長率を+2.5%に上方修正しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円など主要通貨ペアが急落して、
その後、後半に反発傾向の揉み合いとなりました。
日政府筋から「G8では基軸通貨についての議論はなかった」
ことが報告されました。
NYダウが前日比マイナス圏への転落を契機に
主要通貨ペアで売りが仕掛けられドル円などが急落しました。
米シカゴ連銀総裁が「09年下半期は緩やかな成長を予想。
2010年はやや強い成長になる可能性。
失業率は09年後半も上昇続ける可能性。
非伝統的手段に関してはFRBは様子見。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(5月)は
市場予想よりは強い−32億ドルとなりました。
NY原油は60ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは後半に反発して前日比+14.81ドルで取引を終えました。

<昨日9日(木)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが上下動しながらも
反発が継続する展開となりました。
米財務省が最大400億ドル規模の不良債権買い入れプログラムを
発表しました。
豪消費者インフレ期待(7月)は
08年11月以来の高水準となる3.2%となりました。
豪失業率(6月)は市場予想より強い5.8%、
豪新規雇用者数(6月)は
市場予想よりやや弱い−2.14万人となりました。
ロシア財務相が露銀行への資本注入のため
4600億ルーブル相当の特別国債を発行すると発表しました。
日官房長官が「為替相場の過度の変動は好ましくない。
経済や金融に悪影響となる。為替市場の動向を引き続き注視する」
との発言をしました。
日経平均は7日続落となる前日比−129.69円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調となりました。
独消費者物価指数(6月 確報)は市場予想とおり0.4%となりました。
独経常収支(5月)は市場予想より弱い37億ユーロ、
独貿易収支(5月)は市場予想より強い96億ユーロとなりました。
OECD事務総長が「米ドルは引き続き主要な準備通貨。」
との見解を示しました。
英商品貿易収支(5月)は市場予想よりは強い
−62.63億ポンドとなりました。
英BOE政策金利は市場予想とおり0.50%に据え置きとなりました。
また、資産買い入れプログラムの増額については、
8月会合で検討するとして、今回は増額となりませんでした。
G8・G5声明の草案が発表されて
「保護主義に抵抗し開放市場を促進。
競争的な為替相場抑制を回避。
安定的に機能する国際金融システムを促進。」
が盛り込まれる見通しとなりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが堅調傾向での推移となりました。
カナダ住宅着工件数(6月)は
市場予想より強い14.07万件となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より強い56.5万件となりました。
FRB理事が「金融システムの信頼感は危機前水準には
戻っていないが、マーケットは緩やかに改善の兆候を示す。」
との認識を示す発言をしました。
米卸売在庫(5月)は市場予想よりは強い−0.8%となりました。
オーストリア中銀総裁が
「2011年まで経済成長は低水準の可能性。
ユーロ圏の失業率は10%以上になると予想。」
との認識を示す発言をしました。
G8・G5声明では、
「金融規制の強化として国際金融機関の改革にコミット。
需要促進のために民間支出の拡大を促す。
回復が確実となった時点に向け出口戦略の導入を準備。
競争的な通貨切り下げを控える。」
などが表明されました。
ミネアポリス連銀総裁が
「米財務省は大きすぎて潰せない問題に対処すべき。
バブルは抑制していかなくてはならないが、
これは利上げを意味することになる。」
などの見解を示しました。
NY原油は60ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+5.06ドルで取引を終えました。

<週末でゴトウ日の今日10日(金)の主な予定>

朝8時50分に日国内企業物価指数(6月)、
午後5時半に英生産者仕入価格(6月)、英生産者出荷価格(6月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(5月)、仏経常収支(5月)、
仏財政収支(5月)、
午後8時に加失業率(6月)、加雇用ネット変化率(6月)、
夜9時半に米貿易収支(5月)、米輸入物価指数(6月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(5月)、加新築住宅価格指数(5月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(7月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加・米の指標には注目です。

さて、イタリアのラクイラでG8主要国首脳会議が開催されて、
世界経済や地球温暖化問題などが討議されていますが、
経済分野の首脳宣言では、「世界経済に安定化を示す兆候があるが
状況は不確実。大きなリスク存在。成長の回復と金融安定に
あらゆる措置をとる。雇用の促進にさらなる行動。
景気回復後の出口戦略が必要。保護主義防止を再確認。
WTO交渉早期妥結」などを採択しました。

G8・G14拡大会合でもWTO(世界貿易機関)交渉の
早期妥結について討議されて、ドーハ・ラウンド(多角的通商交渉)
を2010年中に妥結させることが確認されました。
また、同拡大会合では、通貨の切り下げ競争を回避する
ことを確認するとともに、中国の国家主席代理の戴国務委員が
ドルを基軸とした国際通貨制度改革の必要性について言及して、
「安定した国際通貨システム」が必要との認識も宣言に
盛り込まれることとなりました。

今後、ドル基軸体制を巡る議論が先進国と新興国の間で高まる
可能性が出てきたとのことです。(日経新聞7/10)
9日はドル安となりましたが、今後のドルの信認についての
市場動向が注目されます。

その他、報道によりますと、米商品先物取引委員会(CFTC)が
原油先物など金融派生商品(デリバティブ)取引をめぐる投機的な
動きへの規制を検討しているのだそうで、持ち高制限のほか、
すべての取引参加者の売買実態を把握できるように
「口座背番号制」の導入を検討しているとのことです。


さて今日は、トレードと認識のお話です。

認識とは、物事を見定めることや物事の意味を理解することですね。

認識のその基となるものは情報ですが、

「2009年6月24日の米FOMCでFF金利が
 0.00%〜0.25%の範囲で据え置きとなった。」

「2009年6月末日に71ドル台半ばであった原油価格は、
 2009年7月9日に一時60ドル台を割り込むほど下落した。」

「ドル円の2009年3月19日〜2009年7月7日の最安値は93円半ばで、
 ドル円は2009年7月8日にそれを下抜け91円後半の安値をつけた。」

という情報と、

「経済は底打ちしたので、年内には米国は利上げする。」

「原油はまだ高値圏にある。」

「ドル円は安値圏になった。」

などの情報はまったく異質なものです。

前者は「事実の客観的な情報」で、
後者は「思惑の主観的な情報」なのですね。

他人の意見でもある思惑の主観的な情報では
「認識」が歪められて、自身の判断にバイアスの認識が
形成されてしまうことがあります。

事実の客観的な情報を七面倒くさく分析するよりも、
ひとつの結論でもある他人の判断による思惑の情報のほうを
むしろ、知りたくなるものですが、(苦笑)

他人の思惑の情報は、そもそも予想や相対的評価や
他人の思い込みでもあるわけで、

ときにアタリることがあっても、
ハズレの見解となることもあって、

「有名なあのアナリストが上昇すると言っていたのだから…。」

と、現実に相場が下落しているのにいつまでも買い向かう、
なんてことをバイアス思考でヤラかしてしまう
こともあり得ることで、とても危険な情報となる場合がありますね。

また、

情報にはインターネットが普及している現代であっても
「時間格差」や「質の格差」は存在しているようで、

株式相場での「○○社が過去最高益を達成。」
為替での「仲値にかけて300本の大幅不足。」

などの情報も、仮にそれが事実であっても
あまり役に立たないこともあります。

株式投資のベテランであればあり得ないことですが、

「おぉ、そうかぁ○○社が過去最高益となったんだな。
 よし、じゃぁ買っておくとするか…。」

などとやりますと、(苦笑)

すでにとっくにニュースが相場に織り込まれていて、
買ったとたんに利益確定の利食いをあびて、
下落するなどということは日常茶飯事ですね。

情報入手のタイミングは人によって異なり、
メディアに掲載されるころには、
すでに多くの人が知っている情報で、

個人トレーダーが「最後のニュース受信者」と
なってしまうこともあるようです。

市場に反映されるのが遅い、遅効性のある情報もありますが、
無料で得れるレベルの情報は、一般の人が認知する頃には
もうすでに古い情報となっていることが多いのですね。

情報収集に多額の費用をかけているマーケットの巨人達と
情報で戦おうとすることは戦車と竹槍の戦いとなることもあって、

同じ速さで得ることのできる情報は
ほとんど「価格(レート)の動き」と言ってよいようです。

個人トレーダーにとって最も重要な最速の「事実の情報」は、
チャートの動きとなるのかもしれませんね。

さて、

このチャートの事実の情報をどう料理して、
トレード判断をしていくかが問題となりますが、

これにはアレキサンダー・エルダー博士は
3つのMが大切と説いていますね。

この3つのMとは、

「マインド (Mind)」「メソッド(Method)」「マネー(Money)」
の頭文字のことで、

「トレーダーとしての心理」「トレード手法」「資金管理」
となりますが、

これらを身につけるには、ある程度の期間におよぶ努力と
実践的トレーニングが必要となります。

医学の勉強や司法の勉強やスポーツの上達などと同じで、
専門分野となるトレードにも
かなりの勉学とトレーニングが必要なものですが、

ところがどういうわけか、

トレードは「簡単にすぐ覚えられる」という
誤謬の認識が広くはびこっているようですね。

「もう、トレードを1ヶ月も勉強したのに…。」

というのは認識の誤謬である場合もあって、
まだたったの1ヵ月目と認識すべきなのかもしれません。

アレキサンダー・エルダー博士の
投資苑3の226ページには、こう記されいます。

同僚の眼科の医局長がこう尋ねました。

「私は眼科医で、医局のトップにいます。
 あなたの教えを習得するにはどのくらいの期間が必要でしょうか。」

すると、エルダー博士はこう答えました。

「1〜2年で習得する人もいれば、何年たっても習得できない
 人もいます。(トレードは)ほかの分野よりも多くの時間、
 集中力、謙虚さが必要です。
 また、医学部と同じくらい授業料がかかるかもしれません。
 (医学部の)実習生時代、途方もない時間を過ごしたでしょう?
 当時、(医学を)学習するのにどのくらいの時間を要しましたか?
 優秀なトレーダーになるには、
 それくらいの時間がかかるものです。」

モデリングによる加速学習では期間は短縮できるものですが、
それでも、ある程度の期間にわたる学習の努力とともに、

本だけ読んでゴルフが上達しないように
実践的なトレーニングも必要となるなどの
トレードに対する「認識」のほうがどうも正しいようですね。


FX 「身の丈(たけ)」のお話

今日8日(水)からイタリアの人口7万人の小さな町のラクイラで、
G8サミットとG14首脳会議がはじまりますね。

ラクイラは3ヶ月ほど前に大地震があり中心部は閉鎖されていて、
オバマ米大統領や日首相もお風呂のない警察研修所に
宿泊するそうです。

<週はじめの一昨日6日(月)の主な出来事>

東京時間では、ドル円とクロス円が軟調となり、
ドルストレートが上下動の揉み合いとなりました。
ロシア大統領が「より多くの準備通貨が必要だが、
現段階ではドルやユーロに代わるものはない。」
との認識を示す発言をしました。
日銀総裁が「景気は大幅に悪化した後に下げ止まりつつある。」
との認識を示しました。
米ニューヨークタイムズ紙が
「米裁判所がGMの新会社への優良資産売却を承認した」
ことを報道しました。
日景気先行CI指数速報(5月)は77.0、
日景気一致CI指数速報(5月)は86.9と、
ともに市場予想とおりの結果となりました。
中国外務次官が
「ドルは長年にわたり主要準備通貨であり続けると信じる。
中国は米ドルの安定を求めている。
新準備通貨は中国政府の姿勢ではない。」
との見解を示す発言をしました。
日経平均は前週末比−135.20円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが下落する展開となりました。
世界銀行総裁が「G8各国は09年依然危険な状況。
2010年の景気回復のペースは不確実。
新興国の回復が近いと見なすには時期尚早。」
などの認識を示しました。
欧州委員長が「EU経済は年末までマイナス圏の状態が続く可能性」
との見解を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が下落した後に反発上昇して、
ドルストレートも反発する相場展開となりました。
米ISM非製造業景況指数(6月)は
市場予想より強い47.0となりました。
NYダウが下落した後に反発する展開となりまた。
独財務相が「米ドルは主導的な役割維持する。
ユーロと人民元はしだいにその役割を拡大する可能性。」
との認識を示す発言をしました。
IMFの副専務理事が「中国を含むアジア諸国で景気底入れの兆候。
日米の経済見通しは数ヶ月前より若干改善。」
などの見解を示しました。
ルクセンブルク中銀総裁が
「2010年のインフレ率は非常に強くなる可能性。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のフィッチが米カリフォルニアの
債務格付けを引き下げました。
NY原油は64ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週営業日末比+44.13ドルで取引を終えました。

<昨日7日(火)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
NZIER四半期企業景況感は
1974年第4四半期以来の低水準の−25となりました。
豪RBA政策金利は市場予想とおり3.00%に据え置きとなりました。
豪RBA声明では「インフレ見通しに対し追加利下げの余地がある。
世界経済は安定しつつある。中国経済はかなり拡大の傾向。
豪経済のダウンサイドリスクは低下。信用状況は引き続きタイト」
などの見解が発表されました。
日経平均は前日比−33.08円で5日続落して取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロが堅調となって、
その他の主要通貨ペアの多くが軟調となった後に反発して、
揉み合う相場展開となりました。
スペイン中銀総裁が「世界経済の回復は2010年初めと予想。
しかし、大きな不確実性がある。緩和政策を続ける必要。」
などの認識を示す発言をしました。
英鉱工業生産(5月)は−0.6%、英製造業生産高(5月)は−0.5%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
ロシアの大統領筋の談話として
「ロシアにはドルの価値を弱めるような計画はない。
露・中はG8で新たな準備通貨の段階的発展の必要性は強調予定。」
などが伝えられました。
ブラジル大統領が「米ドルは今後数十年にわたり重要な通貨。
米ドルに代替する通貨は必要だが長期にわたる議論が必要。」
との見解を示す発言をしました。
独製造業受注(5月)は市場予想よりかなり強い4.4%となりました。
独財務相が「(過剰な)流動性を吸収するために、
将来的に利上げが必要となる可能性。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で揉み合う展開となりました。
カナダ住宅建設許可(5月)は
市場予想よりかなり強い14.8%となりました。
英NIESRのGDP予想(6月)が前倒しで発表されて、
前回値より強い−0.4%となりました。
カナダIvey購買部協会指数(6月)は
市場予想より強い58.2となりました。
米商品先物取引委員会が原油などの投機的取引抑制の制限を
設ける措置を検討していることが報道されました。
独連銀総裁が「独にはクレジットクランチはない。」
との見解を示す発言をしました。
NY原油は62ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−161.27ドルで取引を終えました。

<今日8日(水)の主な予定>

朝8時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(6月)、
朝8時50分に日機械受注(5月)、日経常収支(5月)、日貿易収支(5月)
午前10時に豪Westpac消費者信頼感指数(7月)、
午後1時に日企業倒産件数(6月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査
現況判断DI(6月)・先行判断DI(6月)、
午後2時45分にスイス失業率(6月)、
午後6時に欧四半期GDP(確報)、
午後7時に独鉱工業生産(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜4時に米消費者信用残高(5月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・独の指標には注目です。
また、今日はイタリアG8サミットの初日です。

<明日9日(木)の主な予定>

午前10時に豪消費者インフレ期待(7月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(6月)、豪失業率(6月)、
豪労働参加率(6月)、
午後3時に日工作機械受注(6月)、
午後3時に独経常収支(5月)、独貿易収支(5月)、
独消費者物価指数(6月)、
午後5時に欧ECB月例報告(7月)、
午後5時半に英商品貿易収支(5月)、
午後8時に英BOE政策金利、(市場予想は据え置き)
夜9時15分に加住宅着工件数(6月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数
夜11時に米卸売在庫(5月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・欧・英・米の指標には注目です。
また、この日は米30年債の入札日です。

さて、報道によりますと、欧米が行き過ぎた信用創造を抑制して、
金融機関の破綻を回避することを目的に規制強化に動いている
とのことですが、英金融サービス機構(FSA)が課す、英国内で
活動する金融機関に対しての「一定の流動性資産の確保の義務付け」
などは、自国・地域の金融安定化を優先させようとする
「金融保護主義」の兆しも見えるとして、
懸念する向きもあるとのことです。

また、EU欧州連合の7日の財務相理事会では、ハンガリーや
リトアニアや、そしてルーマニアやラトビアやポーランドなど
金融危機に直面して財政悪化となった中・東欧の国々の
財政健全化のために、遅くとも2012年までに単年度の財政赤字を
GDP比3%以下にするなどの目標を取り決めたそうです。

そして、今日8日(水)からイタリアのラクイラで、G8サミットと
G14首脳会議がはじまります。議題は世界経済の現状、金融規制、
緩和の出口戦略、地球温暖化対策、貿易、4月の金融サミットの
合意後の実行点検、開発など、多岐に及ぶとされていますが、
声明には盛り込まれないとする観測が多いものの、
準備通貨問題について話し合われることになるのかが注目されます。

また、9月に米ピッツバーグでG20首脳会合の「金融サミット」が
予定されているとのことで、温暖化問題に併せて軍縮も議論される
とのことです。


さて今日は、「身の丈(たけ)」のお話です。

トレードがとてもうまくいったときに

「ちぇっ、口座資金にまだまだ余力があったんだから、
 もっと大きく建て玉をしておけば、
 ガッツリ利益をゲットできたのになぁ…。」

と、勝って悔しい思いをすることがあるものですね。(苦笑)

10万通貨単位でなくて50万通貨単位にしていれば、
たとえば5万円の利益が25万円になっていたというわけです。

ただ、このような考え方は、ときに欲に目隠しされた
危険な心理状態となることがあって、

リターン5倍の可能性の背後では、
常にリスクもそれなりに増大していて、

リスクの増大の可能性のほうが
ユーフォリアの高揚によって見えなくなってしまうと、
「コツコツ、ドカーン」と資金を減らしてしまうことも
ないわけではありません。

グレートベアの異名を持っていた
稀代の相場師ジェシー・リバモアですら、
伝記を読みますと桁が違えど例外ではなかったようで、

大勝負には大負けの危険が潜んでいるものです。

それだけ「欲」とは、
相場で儲ける意欲の原動力となることもあるものの、
ときにリスクを顧(かえり)みることを忘れてしまうと、
とても危険な感情となることがあるのですね。

また、口座資金に対してばかりではなく、
自身のマインドの許容範囲を超えた建て玉は、

いつもならきちんと損切りできていた人でさえ、
損切りのタイミングを躊躇して逃してしまったり、

大玉ゆえにトレード判断がいつもとは違ってしまって、
判断に狂いが生じてしまうことすらあるようです。

口座資金に対して何%というリスク管理面の
建て玉数だけではなく、

トレーダーにはトレーダーごとの身の丈の
マインド・キャパシティ(マインドの容範囲)となる
建て玉数というものがあるようで、

夜も寝られないくらいの建て玉数はとんでもない話ですが、
リラックスしてトレードできるまでが
そのトレーダーの適正な建て玉範囲なのかもしれません。

トレーダーによっては1万通貨単位でも
精神的なプレッシャーでストレスとなることがありますが、

また、トレーダーによっては50万通貨単位でも、
ほとんどデモトレードと変わらなく、
リラックスしてトレードできる人もいます。

この建て玉範囲は、口座資金や慣れや
自信や経済環境などによって変わり行くものですが、
自身の身の丈にあわせて、
焦らず徐々に増やしていくのが良いようですね。

ところで、

相場の分析でも「身の丈」というものがあります。

「なんだこりゃ〜。上げたと思ったら急に下げて、
 今日の相場は何がなんだかさっぱり判らないよ。」

と、思うような相場つきのときもありますが、(苦笑)

これはこれでとても良い判断であることがあります。

「判らないときはトレードしていけないサインであり、
 トレードをしないのが最善の選択」

であることが少なくないからです。

判らないところでも何でもかんでもトレードしてしまうと
負けトレードの増産につながってしまうことがありますね。

「自分が判らないときには絶対にトレードしない。」
という規律だけでも勝率は大きく向上するものです。

たとえば自身の得意パターンが、
仮に、ブレーク狙い一本槍であっても、
得意の状況のそうなるまで「待て」ば良いのですね。

それを技能がまだ未熟なのに、
オールラウンド・プレーヤーのようにトレードするほうが
良くない結果を招くことになるものです。

学習と経験を積むことによって身の丈は成長して、
少しずつ相場での判る範囲は拡大していくものですから、
焦らずに「自身に時間を与える」ことも大切となります。

トレードでは「身の丈」ということが
いろいろな面で大切なようですね。


FX 米国3つの別シナリオのお話

米ロサンゼルスで7日行われるマイケル・ジャクソン氏の
追悼式の登録用のウェブサイトには3日の受け付け開始後90分で
5億件ものアクセスがあり、8750人の枠に対して
160万人以上が登録したそうですね。

<先週末3日(金)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが反発する展開となりました。
世界銀行総裁が
「世界経済の回復の兆候はあるが不透明性は依然高い。
保護貿易主義が懸念される。」との見解の発言をしました。
日経済相が「米経済はまだ底打ちしていない可能性。」
との認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比−60.08円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で揉み合う展開となりました。
スイス消費者物価指数(6月)は市場予想より強い0.2%となりました。
独サービス業PMI(6月 確報)は市場予想より強い45.2となりました。
欧サービス業PMI(6月 確報)は市場予想より強い44.7となりました。
英サービス業PMI(6月)は市場予想よりやや強い51.6となりました。
欧小売売上高(5月)市場予想より弱い−0.4%となりました。
一時、EUR/CHFが介入の噂によるためか上昇する場面がありました。

ニューヨーク時間では、
米市場が独立記念日の振り替え休日で休場のため、
主要通貨ペアが比較的小幅に揉み合う相場となりました。
トリシェECB総裁が「経済回復には信用回復が鍵となる。
銀行は中銀から提供された流動性を反映させるべき。」
との認識を示す発言をしました。
カナダ財務相が
「準備通貨問題がG8やG14で取り上げられる可能性。
経済回復を前にしてグローバルに金融制度を整理する必要。
加ドルは世界的な通貨再編の一部として評価される可能性。」
などの認識を示す発言をしました。

<週はじめの今日6日(月)の主な予定>

午後2時に日景気先行CI指数速報(5月)、日景気一致CI指数速報(5月)
夜11時に米ISM非製造業景況指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。
また、この日は日銀総裁の講演が予定されています。

<明日7日(火)の主な予定>

朝7時にNZIER第2四半期企業景況感、
午後1時半に豪RBA政策金利、(市場予想は据え置き)
午後5時半に英鉱工業生産(5月)、英製造業生産高(5月)、
午後7時に独製造業受注(5月 季調済)、
夜9時半に加住宅建設許可(5月)、
夜11時に加Ivey購買部協会指数(6月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英の指標には注目です。
また、この日はIMFの経済見通しの発表が予定されています。
そして、EU財務相理事会がブリュッセルで行われます。

そして、今週の7月8日(水)からの主な注目材料は、

8日(水)に、英ネーションワイド消費者信頼感、英NIESRのGDP予想、
日機械受注、日経常収支、日貿易収支、スイス失業率、
欧四半期GDP(確報)、独鉱工業生産、米消費者信用残高、
イタリアG8サミット初日、

9日(木)に、豪失業率、豪新規雇用者数、独消費者物価指数、
独貿易収支、独経常収支、欧ECB月例報告、英貿易収支、
英BOE政策金利、英BOE声明、加住宅着工件数、
米新規失業保険申請件数、米卸売在庫、米30年債入札、
イタリアG8サミット2日目、

10日(金)に、日企業物価指数、英生産者物価指数、
英生産者出荷価格、加失業率、加雇用ネット変化、
加国際商品貿易、加新築住宅価格指数、米貿易収支、
米輸入物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、
米GM優良資産の「新生GM」への譲渡承認期限日、イタリアG8声明、

などがあります。

さて、先週2日の米雇用統計で景気回復期待先行の市場に
冷や水が注がれることになり、その後の週末もリスク回避傾向の
相場展開となりました。

一部指標では景気底打ちの兆しも示し続けていることや、
また、第2四半期の決算発表も控えていていることから、
今週は「一喜一憂相場」の揺れる相場展開となるとの見方もある
ようで、9日(木)の米新規失業保険申請件数や米30年債入札結果、
そして米貿易収支や米ミシガン大学消費者信頼感指数速報など
経済指標への注目もいつも以上に高まる可能性がありそうです。

また、今週は8日(水)からイタリアのラクイラで行われる
G8サミットが注目イベントとなりますが、同時に開催される
インド・中国・ブラジル・南ア・メキシコ・エジプトなどが加わる
G14で「準備通貨問題」が取り上げられるかどうかも注目されます。

一部G8の関係筋からは、今回G8では地球温暖化や経済では
「出口戦略」をめぐる議論が主題であり、また4月の金融サミットの
合意後を点検する中間報告的な性格のものであり、
G8声明には準備通貨問題については盛り込まれないとの
観測がありますが、世界の基軸通貨の米ドルの今後の信認にかかわる
問題であるだけに、G14各国首脳の討議の成り行きによっては
ドルの動向に影響が強まる可能性もありそうです。

一方、報道によりますと、米地銀の破綻が相次いでいるとのことで、
米イリノイ州の6つの銀行やテキサス州での1行など、
年初来の米銀破たん件数は52行にもなっていて、
08年の米銀破綻件数25件を09年半年にしてすでに超える状況と
なっているようです。

また、米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が
「州財政は7月末までに現金が底をつく」として、
借用書に該当する将来の支払いを約束する「IOU」を発行すると
発表するなど、米地方財政は悪化しているようで、
FRBも「借用書乱発が金融システムを揺さぶりかねないとみて警戒」
しているとのことで(日経新聞)、今後の市場テーマのひとつとなる
可能性もありそうです。

アナリスト予想では、米ドルについて売られやすいと見る向きが
ある一方、リスク回避の動意が強まった場合では円とともに
避難通貨として米ドルが買われやすくなると見る向きもあるようで、
見解はまちまちのようですが、円に関しては円高予想が優勢の
ようです。いかがなりますか注目されます。


さて今日は、米国3つの別シナリオのお話です。

ぶらり書店に行きますと、世が世の状況を反映してか、
最近は経済をテーマにした書籍がとても多く驚かせられます。

一部の投資関連の月刊誌では、100年に1度の絶好の買い場との
論調のものもありますが、

ハードカバーの書籍では、おぞましいくらいに(苦笑)
悲観的な論調の本が多いようですね。

それらの本の中に出てくる数字も
兆の上の「京」という単位まであって、
私などにはその数字の真偽はまったく判りませんが、
驚くことしきりでしばし立ち読みしてしまいます。(笑)

立ち読みは本屋さんに申し訳ないので、
「積読(つんどく)」となるかもしれないと思いながらも
何冊か購入したのですが、

興味ある内容のものがありましたので、
少しご紹介したいと思います。

さて現在、

BRICsなどで新たな準備通貨の必要性の討議もされていますが、

経済施策のための財政問題に苦しみながらも
各国政府は既存体制を原則維持させながら、
「回復と蘇生のための経済政策」に取り組んでいて、
その効果もあって良い兆しも見られるようになってきています。

いまだ経済は収縮の状態から脱しているとは言えないようですが、
この「回復と蘇生」を目指していることは「1つの主要シナリオ」
であることは間違いはないようです。

ただ、

このたった1つのシナリオとおりに絶対にコトが運ぶかというと、
必ずしもそうとは言い切れないとする考えもあるようですね。

メリルリンチ時代に"Chairman's Club"や
Million Doller Producer's Club"に
メンバーとして招待されたことのある菅下清廣さんが書いた
フォレスト出版の「2011年まで待ちなさい!」(2009年5月30日初版)
という本の中に興味深い記述がありました。

「不良債権がアメリカには500兆円(相当)あり、
 全世界ではその3倍、1,500兆円に上るという推計があるいっぽう、
 アメリカの不良債権は1,000兆円を超え、
 世界全体では2,000兆円を超えるという推計も発表されています。
 1,000兆円といえばざっとアメリカのGDPに相当する金額です。
 ガイトナー財務長官が発表した官民共同の不良債権買い取り
 基金の上限が2兆ドル(180兆円)ですから、
 これが充分とはいえないことははっきりしています。」

「金融市場の楽観をよそに、世界経済の状況は
 刻一刻と厳しさを増しているようです。
 エコノミストたちからは09年末からの景気回復を予想する
 強気の発言が目立ちますが、
 私は、08年春の戻り相場のときと非常によく似ていると感じます。
 あのときもエコノミストたちは、3月につけた日経平均11,691円が
 大底になったとして、年後半の景気回復を強気で唱えたものです。
 その後、楽観が徐々にはがれ、悲観相場にと突入していった事実を
 私たちはもうわすれてしまったかのようです。」

「ただし、(中略) 私は、案外、ぎりぎりのところで
 世界恐慌は回避できるのではないか、と考えています。
 それは、アメリカという国は常に(施策の)最終兵器を用意している
 国である、という歴史的な認識に基づいています。」

「71年のニクソン・ショックで第二次大戦後のブレトンウッズ体制が
 崩壊したときのことを思い起こしてください。(中略)
 ニクソン大統領はこのとき、ドルと金の交換停止を宣言、(中略)
 固定相場制の終了と変動相場制への移行を電撃的に発表しました。」

「85年のプラザ合意のときも同様です。
 アメリカが望むドル安水準を実現するために、
 G5にドルを売り、自国通貨買いの協調介入を行うことを合意させ、
 むりやりドル安を導く離れ業を行っています。(中略)
 アメリカが節目、節目できわめてしたたかな経済戦略を描き、
 世界があっと驚く"転身"を図った典型例といえます。(中略)
 世界恐慌を目前にすれば、アメリカが再び世界が驚くような
 手段を使って、それを回避する策に打って出る可能性が
 十分にあるということです。」

と著書に記述されていまして、

米国の政策転換の3つの可能性を指摘されています。

* 世界経済の安定的成長のための「国際通貨体制の変更の可能性」

(基軸通貨としての利得を得ているアメリカですが、
IMFの特別引出権であるSDRや主要通貨のバスケット通貨構想など
世界統一通貨構想に、世界恐慌の回避の大義名文で、
突如、賛同に回る可能性も排除できないのかもしれません)

* 経済危機の元凶となっている不良債権問題を一掃すめための
 外貨建て特別米国債「500兆円規模のオバマ・ボンド設立の可能性」

* 90年代のクリントン政権以来からの強いドル政策を一転して、
 金融立国から米輸出競争力を高めるため「ドル安の放置の可能性」

などの主要シナリオとは別の3つのシナリオの可能性です。

なぜ、このような可能性の指摘ができるのかは、
菅下清廣さん著「2011年まで待ちなさい!」(フォレスト出版)を
お読みいただきたいと思いますが、(笑)

金融緩和によって不景気の中で起こる株高現象の
「金融相場」に関する記述もあり、

一般の表面的事実のニュースの背後にうごめくものが
少し垣間見られるような気もして興味深いです。

「あははっ。
 書店に並ぶ一般人好みの経済関連の本なんてのは、
 半分以上がセンセーショナルに煽って書き立てている
 興味本位のトンデモ本じゃないか…。」

という声もあるようですが、(苦笑)

中には面白さだけではなく、役に立つものもありそうですね。


FX 勝つ人負ける人の違いのお話

国際原子力機関(IAEA)の事務局長の選挙で、
日本人では初となる天野氏が当選しましたね。

<一昨日1日(水)の主な出来事>

東京時間では、ドル円が堅調となり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
日銀短観の第2四半期大企業製造業業況判断は、
2年半ぶりに改善したものの、市場予想より弱い−48となりました。
第2四半期大企業製造業先行きは
市場予想より強い−30となりました。
中国製造業PMI(6月)は前回よりやや強い53.2となりました。
サンフランシスコ連銀総裁が
「金融市場は改善。リセッションは09年後半には終了見込み。
失業率は数年間高い水準となる可能性。早期の金融引締めはリスク。
FF金利は2年ほどゼロ付近となる可能性。
さらなる措置の可能性もある。
FRBは出口戦略のための手段を有している。」
などの見解を示す発言をしました。
豪小売売上高(5月)は市場予想より強い1.0%となりました。
豪住宅建設許可件数(5月)は
市場予想よりかなり弱い−12.5%となりました。
英ガーディアン紙が「英経済の落ち込みここ50年で最も速い」
と観測報道しました。
格付け会社のフィッチが日トヨタの優先債務格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとしました。
日経平均は前日比−18.51円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
独小売売上高指数(5月)は市場予想より強い0.4%となりましたが、
前年比では市場予想より弱い−2.9%となりました。
独連銀総裁が「2010年半ば前のプラス成長は予想できない。」
との見解を示す発言をしました。
スイスSVME購買部協会景気指数(6月)は
市場予想より強い41.8となりました。
独製造業PMI(6月 確報)は市場予想より強い40.9となりました。
欧製造業PMI(6月 確報)は市場予想より強い42.6となりました。
英製造業PMI(6月)は市場予想より強い47.0となりました。
独財務相が「独経済は下半期に信用状況が厳しくなる可能性がある」
との認識を示しました。
米チャレンジャー人員削減数(6月)は前年比で−9.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
米ADP雇用統計(6月)は前月より改善したものの、
市場予想よりかなり弱い−47.3万人となりました。
米ISM製造業景況指数(6月)は市場予想より強い44.8となりました。
米中古住宅販売保留(5月)は0.1%、米建設支出(5月)は−0.9%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
7月8日〜10日にイタリアのラクイラで行われるG8で
「中国が新しい準備通貨について提案する」との
観測報道がありました。
IMFが「理事会はIMF債発行のためのフレームワークを承認。
IMF債は支援が必要な時のみ発行されるが、上限は設定しない。
中央銀行など公的セクターで取引可能。」と発表しました。
米30年債は4.3379%となりました。
NY原油は69ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+57.06ドルで取引を終えました。

<昨日2日(木)の主な出来事>

東京時間では、ドル円がやや堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
豪貿易収支(5月)は市場予想より弱い−5.56億豪ドルとなりました。
中国外務次官が
「将来的には準備通貨の多様化を望んではいるが、
米ドルは世界の主要準備通貨。
世界の主要準備通貨が引続き安定することを期待している。」
との見解を示す発言をしました。
トリシェECB総裁の記者会見や米雇用と受けを控え、
様子見的な展開の通貨ペアも見られました。
日経平均は前日比−63.78円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が上下動の揉み合いとなって、
ポンドドルなどドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
スウェーデン中銀が政策金利を0.25%引き下げました。
スイスSNB理事が
「スイスフラン上昇と戦うために介入を続ける用意がある。
大規模な量的緩和を続ける姿勢を持っている。」
とのコメントを出しました。
英建設業PMI(6月)は市場予想より弱い44.5となりました。
欧失業率(5月)は9.5%、欧生産者物価指数(5月)は−0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
北朝鮮が短距離ミサイルを発射したことが報道されました。
格付け会社のムーディーズがアイルランドをAA1に格下げしました。
欧ECB政策金利は市場予想とおり0.25%に据え置きとなりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が急落して、
その他の主要通貨ペアも軟調になりました。
米失業率(6月)は市場予想より強い9.5%となりましたが、
米非農業部門雇用者数変化(6月)は
市場予想より弱い−46.7万人となりました。
米製造業雇用者数変化(6月)は
市場予想より強い−13.6万人となりました。
米新規失業保険申請件数は市場予想より強い61.4万件となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「09年下期の経済の落ち込みは上期より和らぐ見通し。
最近のデータは年内の経済活動の低迷を示唆。
労働市場は今後さらに悪化する可能性。
インフレ率がマイナスは短期的。
信頼感は予想以上に早く回復する可能性があるが、
実体経済は引き続き懸念が残る。
カバードボンドの期間は3年から10年になる可能性。
現在の政策金利を最低とは決定していない。」
などの見解が公表されました。
米製造業受注指数(5月)は市場予想より強い1.2%となりました。
ホワイトハウスが「2〜3ヶ月以内に失業率が10%に達する見込み」
と見解を発表しました。
NY原油は下落して66ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−223.32ドルで取引を終えました。

<週末の今日3日(金)の主な予定>

午後4時15分にスイス消費者物価指数(6月)、
午後4時55分に独サービス業PMI(6月 確報)、
午後5時に欧サービス業PMI(6月 確報)、欧複合PMI(6月)、
午後5時半に英サービス業PMI(6月)、
午後6時に欧小売売上高(5月)、
などの経済指標が発表されます。
欧の指標には注目です。
また、今日は米国が米独立記念日振り替え休日で休場です。

さて、欧ECB政策金利の発表・トリシェECB総裁の記者会見と
米雇用統計のビッグ・イベントを終えた市場ですが、
リスク回避傾向となりました。

また、報道によりますと、世界銀行は08年7月〜09年6月期の
融資額が、途上国などからの支援要請が相次ぎ54%増の
590億ドルとなり、過去最大となったことを発表しました。
そして、ゼーリック総裁は「景気回復ペースはかなり不透明で、
この傾向は2010年も続く見通し」との声明を出しました。

一方、中国の商業銀行による人民元の貸し出しも急増していて、
3月の増加額は前年同月比の約7倍にあたる1兆8900億元に
達するなど、1-6月期の人民元の融資増加額は7兆元となり、
08年の通年実績の1.4倍になっているとのことで、
資金の大半が株式や不動産に流れ込んでいるとみられ、
資産バブルの懸念も浮上してきて、中国政府は金融危機対応の
緊急措置を終わらせる出口戦略に苦慮しているようです。(日経新聞)

また、米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は
財政非常事態宣言を発して、263億ドルに拡大した財政赤字に
対処するため特別会議の開催をすることとなりました。
また、州当局は納入業者などへの支払いを停止し、
将来の支払いを約束する「IOU」を発行することになるとのことで
財政が厳しい事態となっているようです。


さて今日は、勝つ人負ける人の違いのお話です。

たった400ドルから数十億ドルに資産を増やした逸話を持つ
リチャード・デニス氏と、
彼の同僚のウィリアム・エックハート氏が、

「トレーダーは養成することが可能かどうか」賭けをしたことで
20世紀の末頃に誕生したとされるトレーダー集団がありました。

このトレーダーズ集団はタートルズと言われていますが、
カーティス・フェイス氏など
優れたトレーダーが輩出されましたことでも有名となりました。

さて、

タートルズは、1000人を超えるトレーダーの一般公募の中から、
アンケート形式の紙面テストで40名に候補生が絞られ、
その中から、さらに10人だけが選りすぐられることになりました。

しかし、10人の精鋭たちですが、
彼らの約半分が満足にトレードできなかったそうで、

落ちこぼれとなったタートルズの中には、

「カーティス・フェイスら極一部のものだけが
 特別にリチャード・デニスから
 トレードの秘密を伝授されたに違いない…。」

と思い込む人がいたそうです。

ところが、

カーティス・フェイス氏の著書によりますと、
そのような事実はまったくなく

「みな同じ教育を受けていた。」のだそうで、
同じトレード法を使っていながら結果に天地の差が出るのは、

「トレードでの心理的な面において、
 一貫性や規律を貫けたかどうかの差であった。
 そして、どこまで執行できたかの差であった。」

という意味のことをカーティス・フェイス氏は語っています。

精鋭たちの半分は、自己の思惑や恐怖という
心理が生じてしまったために執行に一貫性を保てなかったわけです。

もっとも、これはトレーディングの手法が有効であるという
大前提が必須ですが、(苦笑)

勝つ人負ける人には、それぞれの共通点があると、
指摘されることがあります。

たとえば、含み損となっているポジションが、
「5%の含み損」「10%の含み損」「15%の含み損」の
3種類あると仮定して、どれを最初に損切るか、
という設問では、

勝ち組のトレーダーは、
最も大きな含み損となっている「15%の含み損」を切る選択をして、

負け組のトレーダーは、
逆に最も大きな含み損のほうを残したがる傾向があるのだそうです。

また、利益が出ているポジションの場合では、

勝ち組のトレーダーは、
なるべく利を伸ばそうとするのに対して、

負け組のトレーダーは、
なるべく早めに利益を確定したがる傾向があるそうです。

つまり、

勝ち組トレーダーは、含み損に対してはリスクを選好したがらず、
含み益に対してはリスクを選好したがる傾向があり、

負け組トレーダーは、含み損に対してはリスクを選好したがり、
含み益に対してはリスクを選好したがらないという、

真逆の傾向があるとされています。

このような傾向があるからか、
トレードの先進国でもある米国では、

"Take Our Profits Slowly, Cut Off Losses At once"
(利益はゆっくり得て、損失はただちに断ち切れ。)

と、頭文字を取って、コカコーラならぬ、(笑)
「TOPS COLA」をトレードの基本中の基本として
教えているようですね。

その他にも、勝つ人負ける人には、
それぞれの際立った特徴があるとされています。

勝ち組のトレーダーは、
ときに大胆でもけっこう臆病で、
勝つことよりも負けないことを心がける傾向があり、
判らないところではジッと待って無闇にトレードに手を出さない。

負け組のトレーダーは、
常に無謀なまでに勇猛果敢で、
勝とうとすることばかり考える傾向があり、
待つことができず、焦り急ぎ、
チャンスを逃すまいと数多くトレードしたがる。

(あるいは逆に、良いチャンスでもビビッて執行できない。)

勝ち組のトレーダーは、
リスクをコントロールする資金管理を重要視する傾向があり、
ポジションを小さめに取ろうとする。

負け組のトレーダーは、
勝つための手段や方法を重要視する傾向があり、
勝ったときの利益を大きくしようと
口座資金に対して大きくポジションを取りたがる。

勝ち組のトレーダーは、
自己努力を惜しまず
他人の意見よりも自身の分析を重んじる傾向があり、
失敗を受け入れ自省的な傾向がある。

負け組のトレーダーは、
自己努力による判断よりも簡単即席を好み
他人の意見を聞きたがり、
失敗を受け入れたがらず外罰的な傾向がある。

勝ち組のトレーダーは、
負けたトレードを反省はするが気持ちにシコリを作らない。

負け組のトレーダーは、
負けたトレードをあまり反省はしないが、
感情的になり、気持ちに怒りのシコリを作りやすい。

勝ち組のトレーダーは、
勝ってもあまり調子に乗らず淡々としている傾向がある。

負け組のトレーダーは、
勝てばとても気分が良くなり、
調子に乗り高揚しやすい傾向がある。

勝ち組のトレーダーは、
ときにネガティブで連敗するとポジションを小さくするか、
もしくはトレードを休もうとする傾向がある。

負け組のトレーダーは、
多くはポジティブで連敗すると一発逆転を狙って
ポジションをさらに大きく取りたがり、
負けを早く取り戻そうともっと多くトレードをしたがる。

勝ち組のトレーダーは、トレンドを好む傾向がある。

負け組のトレーダーは、天底狙いを好む傾向がある。

うーん…。

必ずしもこうだとばかりも言えないところもありそうですが、
いくつかはそんなところもあるかなぁ、
と思うフシも少しはありそうですね。

でも、負け組みトレーダーのほうがとても人間的な感じもして、
勝ち組トレーダーのほうが
人間感情としては異常な感じもするものです。(笑)

それだけ、相場の世界はヘンな世界なのでしょうね。

ちなみに私は、かつて負け組のかなり多くの項目に該当する
典型的な駄目トレーダーでしたが、(苦笑)

トレード手法以前の問題として、
勝つ人負ける人のマインドや行動習慣は、
ほとんど真逆なようですね。

さてところで、

マインドや行動習慣を勝ち組のそれに転換するには
どうしたらよいのか、という難問への回答ですが、

カーティス・フェイス氏ら多くの著名トレーダーたちは
唯一、「自己規律」していく以外にはないと説いているようです。


FX 謎のビルダーバーグのお話

米GMがトヨタ自動車との合弁会社"NUMMI"から撤退するとのことで、
トヨタは北米戦略で厳しい選択を迫られることとなりそうですね。

<週はじめの一昨日29日(月)の主な出来事>

東京時間では、ドル円が上昇傾向の上下動の揉み合いとなって、
ドルストレートが揉み合いながらも軟調傾向で推移しました。
NZ貿易収支(5月)は市場予想より強い8.58億NZドルとなりました。
NZ住宅建設許可は3.5%と好結果になりました。
英ホームトラック住宅価格は0.0%となりました。
日小売販売額(5月)は
前年比で市場予想より弱い−2.8%となりました。
日鉱工業生産速報(5月)は市場予想よりは強い5.9%となりましが、
前年比では市場予想より弱い−29.5%となりました。
日自動車生産(5月)は前年比で−41.4%となりました。
中国国家外為管理局が「米ドルは世界の金融市場で優位性を維持。」
との認識を示しました。
日経平均は前週末比−93.92円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円がやや軟調傾向揉み合いとなり、
ドルストレートは上下に揉み合いながらも堅調傾向となりました。
欧州委員が「金融市場はポジティブな反応を示しているが、
欧経済は数四半期マイナス成長になると予想。
失業は増加し続けると予想。追加の刺激策を排除すべきでない。
出口戦略は議論すべき時で行う時ではない。
欧州では米国より危機からの回復に時間がかかる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
英消費者信用残高(5月)は市場予想とおりの3億ポンドとなり、
英モーゲージ承認件数(5月)は
市場予想より弱い4.34万件となりました。
欧業況判断指数(6月)は−2.97、欧消費者信頼感(6月)は−25と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
欧鉱工業信頼感(6月)は市場予想とおりの−32となりました。
欧州委員会が「ユーロ圏の収縮の最悪期は過去のものとなったが、
危機が去ったと言うには時期尚早。」との見解を発表しました。
国際決済銀行BISの年次報告では、
「景気刺激策が一時的に成長を押し上げるが、
見通しは不確実で長期低迷の可能性がある。
各国政府や中央銀行は景気刺激策からの出口戦略が必要。」
などの見解を発表しました

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇して、ドルストレートは揉み合いながらも
堅調傾向となりました。
米シカゴ連銀全米活動指数(5月)は−2.30となりました。
米ボストン連銀総裁が
「米GDPは09年後半にプラスに転じると予想。
米失業率は2010年にピークとなると予想。」
との認識を示しました。
米ダラス連銀製造業活動指数(6月)は
市場予想より弱い−20.4となりました。
米30年債は4.2852%となりました。
NY原油は71ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比+90.99ドルで取引を終えました。

<月末の昨日30日(火)の主な出来事>

東京時間ではドル円が軟調となり、
ポンドは堅調傾向の推移となったものの、
その他のドルストレートは上げては下げる揉み合いとなりました。
予定時間より早く発表されたNZ企業信頼感(6月)は
5.5の好結果となりました。
英GFK消費者信頼感調査(6月)は
市場予想とおりの−25となりました。
日失業率(5月)は市場予想とおりの5.2%となりました。
日住宅着戸数(5月)は
前年比で市場予想より弱い−30.8%となりました。
日建設工事受注(5月)は前年比で−41.9%となりました。
日経平均は前日比+174.97円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が下落した後に反発して、
ポンドが上昇の後に急落して、
ユーロドルが上げては下げる揉み合いとなりました。
英ネーションワイド住宅価格(6月)は
市場予想よりかなり強い0.9%となりました。
独失業率(6月)は市場予想とおりの8.3%となりました。
英四半期GDP(確報)は−2.4%、
英四半期経常収支は−85億ポンドと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
欧消費者物価指数速報(6月)は
前年比で市場予想より強い−0.1%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇して、ドルストレートが下落しました。
カナダGDP(4月)は市場予想とおりの−0.1%、
カナダ鉱工業製品価格(5月)は
市場予想より弱い−1.1%となりました。
米S&Pケースシラー住宅価格(4月)は
前年比で市場予想よりは強い−18.12%となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(6月)は
市場予想より強い39.9%となりました。
米消費者信頼感指数(6月)は市場予想より弱い49.3となりました。
米セントルイス地区連銀総裁が
「出口戦略は必要だが、長期金利を押し上げるなら
現時点では逆効果。米財政赤字は大規模。
FRBのバランスシート管理では資産売却が適切。
夏の経済データを精査してから資産購入プログラムを
どうするか検討するようになる見込み。」
などの認識を示しました。
NY原油は69ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−81.85ドルで取引を終えました。

<月初めの今日7月1日(水)の主な予定>

朝8時50分に日銀短観(第2四半期大企業業況判断・先行き・
設備投資)、
午前10時半に豪小売売上高(5月)、豪住宅建設許可件数(5月)、
午後2時に日自動車販売台数(6月)、
午後3時に独小売売上高指数(5月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(6月)、
午後4時55分に独製造業PMI(6月 確報)、
午後5時に欧製造業PMI(6月 確報)、
午後5時半に英製造業PMI(6月)、
午後8時半に英チャレンジャー人員削減数(6月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(6月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(6月)、中古住宅販売保留(5月)、
建設支出、
などの経済指標が発表されます。
日・豪・独・米の指標には注目です。
今日はカナダのトロント市場がお休みです。

<明日2日(木)の主な予定>

午前10時半に豪貿易収支(5月)、
午後5時半に英建設業PMI(6月)、
午後6時に欧失業率(5月)、欧生産者物価指数(5月)、
午後8時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は1.00%で据え置き)
夜9時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜9時半に米非農業部門雇用者数変化(6月)、失業率(6月)、
米製造業雇用者数変化(6月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時に米製造業受注指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。
また、翌日の米市場が米独立記念日振り替え休日となるため、
この日は米市場の連休の前日となります。

さて、月末30日(火)の英国立統計局が発表した
第1四半期GDP(確報)では、1958年の第2四半期以来の50年ぶり
となる落ち込みとなって、前期比−2.4%という結果となり
ポンドが急落するサプライズとなりました。

また、報道によりますと、ここのところの世界的な景気回復期待の
高まりにより、それまで日国内機関投資家が保有する
外貨建て資産の為替変動リスクを回避するため行っていた
「外貨売り円買いによるヘッジ」を解消する動きがあることや、
今週からの欧米各国での国債入札を控えていることから、
日国内投資家の外貨需要などで、これらが円安圧力となると
見る向きがあるようです。

一方、近頃、中国人民銀行が「1つの通貨の世界の金融システム
独占には深刻な問題がある。一部の準備通貨への依存の低減を
世界に求める。」としていましたが、
中国国家外為管理局が「米ドルは世界の金融市場で優位性を維持。」
との認識を示し、米ドル擁護の姿勢を示すなど、
中国の米ドル対する考え方も揺れているようです。

そして、国際決済銀行BISの年次報告では「景気刺激策が一時的に
成長を押し上げるが、見通しは不確実で長期低迷の可能性がある。」
としていて、また、アルムニア欧州委員が「金融市場はポジティブな
反応を示しているが、欧経済は数四半期マイナス成長になると予想。
失業は増加し続けると予想。追加の刺激策を排除すべきでない。
出口戦略は議論すべき時で行う時ではない。欧州では米国より
危機からの回復に時間がかかる可能性。」とも述べていて、
良い兆しは認めつつも楽観は時期尚早なのかもしれません。

さて、今日1日(水)の米ADP雇用統計(6月)や米ADP雇用統計(6月)に
続き、明日2日(木)はECB政策金利とトリシェECB総裁記者会見と、
3日(金)が米独立記念日振り替え休日で米市場が休みとなることから
今週のメイン・イベントの米雇用統計も2日(木)に併せて発表される
ことになっていて、相場が大きく動く可能性もあり、
2日(木)は注目の一日となりそうです。


さて今日は、謎のビルダーバーグのお話です。

たまに面白話を1つお届けいたします。^^

なんかハンバーグみたいな名称ですが、(笑)

1954年にオランダのユリアナ女王の夫君のベルンハルト氏や、
オランダのベルナルド王子や
ジョセフ・レティンガー氏たちによって、
米国と欧州の北大西洋条約機構(NATO)加盟国の橋渡しのために、
創始されたとされるビルダーバーグ・ソサエティとも呼ばれる
非公開の秘密会議のことで、

王立国際問題研究所や外交問題評議会や三極委員会などにも
関係があるとされていますが、
欧米のジャーナリストも招待されるものの、
会議での討議内容は非公開で記事になることはないそうです。

毎年一回開催されているそうですが、
第1回目がオランダのオーステルベークの
ビルダーバーグ・ホテルで行われたことから、
ビルダーバーグ会議と呼ばれています。

50年以上も続くこの秘密会議の代々の出席者が
あまりにも世界的に影響力をもつな要人たちであることから、
「陰のサミット」と呼ばれることもあるそうですね。

デービッド・ロックフェラー、ロスチャイルド財閥、
ヘンリー・キッシンジャー、アイゼンハワー以降の歴代米国大統領、

トニー・ブレア英国首相、ハビエル・ソラナ前EU理事会事務総長、
トリシェ欧ECB総裁、英BOE総裁、世界銀行総裁、NATO事務総長、
などの他にイギリスのフィリップ殿下や欧州の全王室、
そして、ゴールドマンサックスCEOやビル・ゲイツ夫妻、
ロイヤル・ダッチ・シェル会長たちも参加していたのだそうで、

そうそうたる面々には驚いてしまいます。

ロックフェラー家やロスチャイルド財閥も出席することから、
トンデモ本でよくありかちなユダヤ陰謀説と結びつけて
ビルダーバーグ会議を謎めいて紹介されることも多いようですが、

いろいろといわくの噂があるようですね。

70年代に批判的記事を書いた英フィナンシャル・タイムズ紙
の記者が辞職に追い込まれた噂。

イラク戦争が起こる2年前のビルダーバーグ会議で
「イラク戦争」が主要議題となっていたとする参加者の談話。

約8兆円もの公的資金を注入された後に
平成10年に破綻した旧長銀を10億円の破格の安値で買い取り、
その後、新生銀行として上場を成し遂げ、
2200億円もの利益を手にしたといわれている
「ハゲタカ・ファンド」リップルウッドの
創業者ティモシー・コリンズの影に見える、
ビルダーバーグ会議の常任理事のバーノン・ジョーダンの噂。

そして、

ビル・クリントン、ジョージ・ブッシュ、
英元首相ジョン・メージャー、マーガレット・サッチャーたちが、
なぜか大統領や首相となる前に
ビルダーバーグ会議に招かれている事実。

などを見聞きしますと、

「もしや、この秘密会議で…。」と
かんぐりたくなりますね。(苦笑)

バラク・オバマ米大統領がこの会議に招かれたどうかは
伝わっていませんが、

なにやら秘密のベールに包まれた会議ではありますね。

ダニエル・エスチューリン氏の
「ビルダーバーグ倶楽部 世界を支配する陰のグローバル政府」
によれば、

「何もかも見通す監視機能を備えた陰のグローバル政府だ。
 密室の年次総会では、悪魔的な計画をいかに実行するかが決まる。
 決まれば、すべてが必然となる。戦争、飢饉、貧困、政府転覆、
 それに加えて思わぬ政変や社会変動、あるいは通貨価値の変動
 などが突然起こるのだ。」

とされていて、(驚)

にわかには信じがたいトンデモ本の香りもしますが、(苦笑)

もしも、通貨価値の変動などが
突然起こるように計画されているとすると
私達トレーダーにとっても気になりますね。

今年の5月の世界金融危機の最中に
ギリシャで行われたビルダーバーグ会議では、
ティモシー・ガイトナー財務長官も出席されたようですが、
何が議題となり、どのように決議されたのでしょうか…。(謎)

いろいろな噂や憶測があるようですね。

なにやら、真偽不明ながらも、

世界経済を再構築するために、いったん

「世界を数十年間にわたる経済的停滞とさせる案」

「短期的な大恐慌にして、一時的なドル大暴落も辞さず、
 その後、継続可能な新たな世界経済体制を構築する案。」

の二案が協議されたのだとか…。

まるで、「生まれ変わるためには一度死ななければならない」
との破壊を正当化するカルト思想のようでもあり、

表向きに各国が行っている「蘇生のための経済政策」とは
真逆のような感じもして、にわかには信じがたいお話ですが、

世の中には興味深いトンデモなお話があるものですね。


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